聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#235

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  • 1黒鹿ファン2025/10/22(Wed) 07:02:10ID:UzODc3MjI(1/1)NG報告

    このスレッドはでもにっしょんch発リレーSS「Fate/TV SHOW」シリーズまたは「聖杯大会本戦総合」を円滑に運用する為の雑談場所、相談場所になります。
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    前スレ https://bbs.demonition.com/board/12984/
    過去ログ https://bbs.demonition.com/search2/聖杯大会
    聖杯大会本戦統合スレNO.6
    https://bbs.demonition.com/board/9916/
    ラフム語翻訳機 https://yt8492.github.io/RafmanTranslator

  • 2名無し2025/10/29(Wed) 18:27:03ID:I0NzAxNjc(1/1)NG報告

    浮上

  • 3監獄長◆VENk5mkP7Y2025/10/30(Thu) 04:38:40ID:g3ODQ3NzA(1/7)NG報告

    https://seesaawiki.jp/fatetv/d/%B0%A9%CC%D8

    逢蒙を超絶改修。クラスもアヴェンジャーから別クラスにしました。

  • 4黒鹿ファン2025/10/30(Thu) 13:00:28ID:QwOTY0MDA(1/1)NG報告

    >>3
    (アレがアヴェンジャーから別クラスに……バーサーカーにでもなったかな……)


    ……別モノすぎやしませんこと!?
    ここまで違ってくるならキャラシもばーんと出しちゃっていいのでは…?

  • 5ここのえ@低浮上2025/10/30(Thu) 16:04:58ID:Q5OTMzOTA(1/1)NG報告

    >>3
    羿さんに続き逢蒙さんも...!(ナインソールとか拾われて嬉しい味)

    羿さんオルタ気になるー!!
    でもwikiに載せると中国語は文字化けしやすいという欠点があるんだよなぁ...

  • 6ユージーンです◆H2jQDESDK22025/10/30(Thu) 18:38:09ID:ExOTA0MA=(1/1)NG報告

    お久しぶりです。

    最近全然スレに顔を出せておらず話題に着いていけずに危機感を感じてます。
    なにやら新しいwikiを使うとかなんとか。

  • 7監獄長◆VENk5mkP7Y2025/10/30(Thu) 19:06:00ID:g3ODQ3NzA(2/7)NG報告

    >>4
    ただの改修なのでレスを消費するのもいかがなものかと思いまして……。まあ黒鹿さんの言う通り全然別物になりましたが。

    >>5
    初期鯖は作りが甘いと考えて、今っぽくした結果……なんか羿がモテ男の昼ドラ英雄みたくなりました。
    ナインソールは語呂がもの凄くいい!

    羿オルタは構想はもう頭の中でできてますね。魔獣共を引っ提げて効率的な神罰を行う冷徹な側面って感じの。

    >>6
    お久しぶりです。

  • 8◆B8D4AQBhU22025/10/30(Thu) 22:56:53ID:Y5MzI2OTA(1/17)NG報告

    FGOのQPがほぼ無くなってしまった、稼がねば。
    あと、うーむ、最近スレの活動度合いが凪よりになってて寂しい……、と思ってるとちゃんとレスが投下されるのでそういう時はやっぱり安心する
    >>3
    強い。所感になるけど、マスターすら置いてきぼりにするぐらい大暴れして、戦争舞台を灰燼に帰す大暴れをしそうな印象がありますね、狂化EXだし
    >>6
    お久しぶりです~。
    >なにやら新しいwikiを使うとかなんとか。
    ちょっと前にFC2wikiで通信障害?(人によって閲覧できたり出来なかったり)が起こりまして。一応今は解消してるっぽいですが。
    それで避難場所作ってもいいのでは?→じゃあ作ろう!→いい機会だし、避難所としてではなくて心機一転リニューアルの新設にしませんか。ゲルトさんも復帰できるし
    に一応OKが出たんで新設って感じです。
    ただwikiのページ移植とかはあんまり進んでないんだなコレが……。みんな忙しいってのはあるかもですが。

  • 9ザミエル作成者(一雨)◇ZQbF9tl7Xo2025/10/31(Fri) 00:50:48ID:A3MTg2NDg(1/1)NG報告

    [ゆるハロウィン]レライエ(レラジェ)を名乗るたけのこボウガンナー[と言い張る]

  • 10黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 07:38:06ID:I1NTUwMTk(1/1)NG報告

    >>9
    悪魔が悪魔のコスプレをしておるわ…!
    どこぞの魔神さん連中的に考えるとアサシンクラスの枠に入るそうで、そのへんもピッタリですわね

  • 11レージュ2025/10/31(Fri) 17:46:03ID:IzMzI5MDk(1/83)NG報告

    黒鹿さんいらっしゃいますか……!

  • 12黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 19:03:42ID:I1MTY3MDQ(1/275)NG報告

    >>11
    いまぁす!

  • 13レージュ2025/10/31(Fri) 19:22:24ID:IzMzI5MDk(2/83)NG報告

    >>12
    おまたせいたしました……!
    HAPPY HALLOWEEN!!

  • 14黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 19:40:26ID:I1MTY3MDQ(2/275)NG報告

    >>13
    ウォォオオオオオオオオ!!!(ガッツポーズ)
    黒!!!に!!!赤背景!!!
    なんだってんですかそのせくすぃーなあみあみは!!下書きからはぜったい想像できないあみあみはなんなのですか!!びっくりした!!スカートのとこまでもっと細かくあみあみしてらっしゃる!!
    表情がねぇ……!いいんですよぉ!!耳まで赤くなるほど処理落ち寸前のこの表情がね!!かわいいの!!
    もう眼福にございます
    ただただ感謝するばかりです
    ありがとうございます!!!気合入りました!!!

  • 15黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 19:44:02ID:I1MTY3MDQ(3/275)NG報告

    あとこれはぜったい決して修正してほしい的な意味ではないと前置きした上で

    レージュさんに描いていただいたルナを並べてみると、だんだん胸が大きくなってる気がするのです(小声)

  • 16レージュ2025/10/31(Fri) 19:50:46ID:IzMzI5MDk(3/83)NG報告

    >>14
    こちらこそルナちゃんを描かせていただき、ありがとうございました!
    アイビスさんの素材様々ですよぉ、クオリティが一気に跳ね上がりまする

    >>15






    (目を逸らす)

  • 17レージュ2025/10/31(Fri) 19:52:34ID:IzMzI5MDk(4/83)NG報告

    いやこれでもお胸は盛らないよう意識したんですが申し訳ない……
    魂が盛るペコなのか……

  • 18黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 20:02:05ID:I1MTY3MDQ(4/275)NG報告

    >>16
    やっぱりやってらっしゃったんですわね!?
    このスレに来てすぐに大きいお胸が好きだと言ってたのわたくし覚えておりましてよ!!

    >>17
    でもまぁ本音を言うとちょっと感動してる私もいます
    この「描いてるうちにだんだん大きくなる現象」を自分のキャラで体感できるなんて…と感動してたり
    なのでレージュさんの思うように描いていただければそれが一番です
    さすがに暴走してると感じたらちゃんとNOと言いますので、そういう意味でもお好きに描いてもらって大丈夫です!

  • 19レージュ2025/10/31(Fri) 20:13:53ID:IzMzI5MDk(5/83)NG報告

    >>18
    えへへェ

    そう暖かく受け取ってくださり、ありがとうございます……!
     

  • 20名無し2025/10/31(Fri) 20:52:55ID:cyNDU0NTQ(1/1)NG報告

    >>10
    レラジェは「緑色の服を着た狩人の姿で現れる(Wikipedia)」そうなので普段着もわりとコスプレなのはナイショなのです
    『ザミエル』と名前が付かなければそう名乗ってたかもくらいの縁はなくなくもな...い...?[*要出典]

  • 21レージュ2025/10/31(Fri) 21:01:57ID:IzMzI5MDk(6/83)NG報告

    これは文字無し版でする

    >>20
    キャワイイ〜ん!!

  • 22黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 21:23:15ID:I1MTY3MDQ(5/275)NG報告

    >>20
    カメレオンちっくなコスプレ悪魔さん…
    魔弾の射手さんだったり緑色の狩人さんだったりで悪魔と縁があるなぁ…

    >>21
    文字のなくなった部分を意識すると背中とか気になってきますわね
    ちらっと見える感じだとめっちゃあみあみしてるのかしら…

  • 23レージュ2025/10/31(Fri) 21:53:30ID:IzMzI5MDk(7/83)NG報告

    >>22
    ザカザカっとですがこういう、背中部分が少し空いてるイメージでした

  • 24黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 22:08:52ID:I1MTY3MDQ(6/275)NG報告

    >>23
    (下を見る)
    (上を見る)
    (また下を見る)


    ……これは、えってぃなのでは……?

  • 25レージュ2025/10/31(Fri) 22:17:39ID:IzMzI5MDk(8/83)NG報告

    >>24
    ( ̄ー ̄)ニヤリ

  • 26黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:47:32ID:I1MTY3MDQ(7/275)NG報告

    ギリッギリで間に合いましたぞ2025ハッピーハロウィン!!
    SS投下じゃーい!!

  • 27黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:47:59ID:I1MTY3MDQ(8/275)NG報告

     目を開けば青色が広がっていた。
     空だ。
     空が見える場所で、私は寝っころがっていた。

    「……ん、しょっと」

     ぱっと飛び起きて周囲を確認。
     青い空に白い雲。ほどよく日の差しこむ程度に開けた緑の森。なるほどなるほど、思わず駆け出したくなるような場所だ。……光の加減や風の通り方が不自然でなければ、だけど。
     ……うん、やっぱり魔力の感じ方もどこか馴染みがある。空間拡張
     あとはこの状況が誰の仕業かがわかればやりやすいんだけど、自分でやらかしたって可能性もあるからなぁ……。なにかをトチって前後の記憶が飛ぶくらいはあってもおかしくない。もっとシンプルにただの夢ってこともあるかな。
     自分の状況確認もしとかなくちゃいけない。着慣れた冒険用のポンチョか、あるいは時計塔の制服かと見下ろしてみると───

    「……うひぇっ!?」

     見えてる、見えちゃっている、すっとんきょうな声も出ちゃうくらい肌色が見えている。

  • 28黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:48:25ID:I1MTY3MDQ(9/275)NG報告

    >>27
     胸元なんかもあみあみしてるだけで見えてるところは見えてしまってる。背中や足もあみあみになってるけど、こんなのぜったいに隠しきれてない。そのまま見えるよりもよろしくない気がする。
     お腹あたりはちゃんと隠してくれてる部分も、どこか見慣れない布地でつるつるしてる。なんだなんだと身体のあちこちをペタペタさわってみると頭の上でふわふわと揺れる柔らかいものが二つあった。つまんで目の前まで持ってくると、もっふもふのうさぎ耳のように見える。
     これは、もしや、バニースーツってやつではなかろうか。ちょっと特殊なウェイトレスさんとかちょっと特殊なディーラーさんとかが着てるちょっとえっちなやつ。

    「な、なんで……?」
     
     なんで私がこんなの着てるの? 着ないよ? いや着てるけど自分から着ないよこんなの。
     だって見てごらんなさい。これじゃ足も手も前も後ろも見えちゃいそうだよ。これ見られたらダメなやつだよ。見ないでよ。誰も見てないけど。
     ざっくり肩回りから両腕がひどくすーすーする格好をしている。手には薄地の手袋があるけれど何とも頼りない。
     自覚してしまうとすーすー面積の広さにちぢこまりたくなる。網目になってる部分だって好き放題に風が出入りするからすーすーする。
     うわぁ、わー……すっごいや……わぁー……やだぁ…………。
     というかアレだ、こういうバニー服って見た感じよりもけっこう硬い。骨組みっぽいような……ワイヤーかなんか入ってる? 肩回りはとっても頼りないけど、うっかりぺろんとめくれたりしなさそうなのはありがたい。いやありがたくない。上着がほしい。着替えたい。
     はずかしい。
     はずかしい。
     はずかしいぃぃ……。
     しばらくそのまま身悶えるなどしてみる。そんな場合じゃないと分かってるけど、そうせずにはいられない。着ればわかる、バニースーツってのは着てみると縮こまらずにはいられないんだっ。
     そうしているうちに近くの草むらがガサゴソと揺れた。

  • 29黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:48:59ID:I1MTY3MDQ(10/275)NG報告

    >>28
    「うひょあっ!?」

     びっくりして背筋をピンと伸びる勢いで起立する。直後、自分の格好を思い出してまた腕であちこち隠しながら縮こまった。なにやってんだろ私。
     ひとまず音の発生源を確認する。
     おそるおそる首を回してみれば……そこにはぴょんこぴょんこと跳ねるボール型のうさぎっぽいナニカがいた。一応、顔もついてる。私を見てる。

    「な、なにこれ……?」
    「ン~~……」
    「……?」

    「あいるび~~~……ばーーーっく!!!」

    「しゃべったぁ!」

     正体不明のうさぎ型ボールは喋るらしい。いよいよ夢の可能性を真面目に検討すべきかもしれない。ただぴょんぴょん跳ねる姿は愛らしい。持って帰ってみたい気もする。家に帰れるかどうかって状況だけど。

    「ん!」
    「ん?」
    「フリー・ハグ!」

  • 30黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:49:25ID:I1MTY3MDQ(11/275)NG報告

    >>29
     ボール型ウサギ的イキモノは私の足元まで来てからそんなことを言いだした。ひとまず従ってみる。

    「だっこすればいいの?」
    「いえす」

     会話はできるっぽいのでそのままだっこしてみた。持ち上げてみると案外軽い。もちもちであったかい。

    「おぉ……このまま寝てみたい……」
    「いえいべいべー、古今東西にウサギ娘といえば、わたしだからね!」

     謎の自負がある。そして性別的には女の子らしい。ちょっと丁重に扱おうと思った。
     ……うぅん、いつもならこれがどういう術式で生まれた使い魔なのかとか気にするとこだけど、今はそんな気にはちっともなれない。やっぱり夢かな?
     テーマ:うさぎの夢ならまぁ、ここでもうひと眠りすれば終わるのかも。寝てしまおうか。

    「足がないから、ウサギジャンプはできないけど……でき、ないけど……」

     そんなことを考えていたらウサギ娘さんが落ちこんでしまった。今や私にもついてるおっきなウサギ耳も垂れてしまった。かわいそうだった。

  • 31黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:49:44ID:I1MTY3MDQ(12/275)NG報告

    >>30
    「じゃ、じゃあほら、ウサギ娘さんは何ができるの?」
    「……んぅ、道案内?」
    「道案内?」
    「いえす。今回のわたしはそのために呼ばれた、すぺしゃるげすと」
    「すぺしゃるげすと……」

     やはり謎の自負がある。ゲストってことは、この子は黒幕でも主役でもないって宣言だろうか。
     それはそれで、何のために呼ばれたのか気になるけど……。

    「ウサギといえば、わたしだからね!」
    「そうなんだぁ」

     うん、これ深く考えてもダメなやつだ。

     ◇ ◇ ◇ 

     道案内のウサギ娘さんに従って森を歩いていく。
     指示内容が「あっちにまっすぐ」という大ざっぱなもので途方に暮れそうになった。どうせ初めての場所で行くアテなんかないとはいえ、びみょ~に不安になってしまう。

  • 32黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:49:59ID:I1MTY3MDQ(13/275)NG報告

    >>31
     それでも指示自体は合っていたらしく、しばらく歩いていくと次のウサギさんが現れた。
     木漏れ日をわけて近づいてくるシルエットは人型。私と近い背格好で、でもちゃんとウサギらしいウサ耳ヘアバンドをつけていた。たぶん道案内さんっぽいボール型黒ウサギさんを抱えている。
     首から下は……燕尾服? っていうのかな。バニーはバニーでも、バニーボーイなんて呼ばれる格好をしている。髪の色は金。瞳の色は紫。何度も目にしたその顔は……

    「なんだメレクじゃん!」
    「そちらこそ……とは言うまでもないですね。こんな状況にルナが関わっていないわけもいない」

     この物言い、ぜったいメレク本人だ。
     見た感じだと私と同じような状況で目が覚めて、これまた同じような道案内ウサギさんに連れられてここまできた……とかかな?
     とかなんとか考えていると私とメレクがそれぞれ抱えていた白と黒のウサギがぽーーんと飛び出した。

    「みっしょん、おーるくりあ! わたしたちはここまでね」
    「あとは若いおふたりにおまかせ? そんにゃ風に、どうぞ?」

     白と黒どっちも私より年下っぽいんだけどなぁ……。

    「いくぜぃ、まいふれんど」
    「にゃ」

  • 33黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:50:24ID:I1MTY3MDQ(14/275)NG報告

    >>32
     肝心なところ何一つ説明しないまま、二匹……二羽? のウサギさんたちは茂みの奥に消えていった。なんだったんだろアレ……。
     さて。
     そうなるとこの場に残されてしまったのは私とメレクの二人だけってことになるわけで。お互い気にせずにはいられないことがある。

    「ところで、ルナ?」
    「……なに」
    「よくお似合いですよ。とても愛らしい」
    「なんで言うのさぁ!」

     完璧なニッコリ笑顔でストレートに突いてきた。なんてやつだ。ゆるせん。こっちがひたすらはずかしのを愉しんでるに違いない。

    「言及しないのも不自然でしょう?」
    「そうだとしてもだよ! 好きでこんなカッコしてると思う!?」
    「まぁ……ハロウィンならそういうこともあるのでは?」
    「え。今日ってハロウィンだっけ?」
    「…………」

     フー……と冷たいため息。また日付を忘れるまで何か没頭してたのかと温度を下げた瞳が刺してくる。

  • 34黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:50:39ID:I1MTY3MDQ(15/275)NG報告

    >>33
     ところでいつも通りのうっすら冷たい視線もバニバニしてる格好のせいでなんだか面白くなっちゃってる。シュールだ。超レアなメレクだ。魔術回路に1シーンだけ残しておこう。
     それを知ってか知らずか、すぐに瞳の温度を戻したメレクはじぃっと私を見てくる。

    「……」
    「ん、うぅ……?」

     ……な、なんだ。この格好だと見られるだけでも顔が熱くなる。まさかメレクに限って滅多なことはないだろうけど……。

    「そうは見えないかも知れませんが……本心を伝えているつもりです。今のルナは、かわいいですよ」
    「あ……あり、がと?」

     なんか、なんかおかしいぞ。バニー姿以上にメレクの様子がおかしい。こんなむやみに私の顔を熱くさせようとしないはずだメレクは。
     まさか……!

    「にせもの……? にせメレク……?」
    「褒められた二の句が偽者呼ばわりとは、なかなか挑戦的ですね?」
    「あ、いつものメレクっぽい」
    「何ですかさっきから。……ルナはいつも以上にかわいいですね」
    「変!!!」

  • 35黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:51:03ID:I1MTY3MDQ(16/275)NG報告

    >>34
     やっぱりおかしい。いやそもそもこんなバニバニした格好で平然としていることからおかしい。
     誰かが化けてる……? 洗脳されてるってこともあるかもしれない。だってメレクはそんな私の見た目とかはなんも言わな……でも、水着のときは似合ってるって言ってくれたっけ。
     ……んぅ。
     いやいや。ちがうちがう。
     いまはそんなの思い出してる場合じゃなくてさ。

    「どうしました? ここに留まっても何も変わりませんよ?」
    「いや水、じゃなくてっ……なに!? なんで手ひっぱるの?!」
    「時間は有限ですよルナ。さぁ行きましょう」
    「そうだけど! そうじゃなくて!」

     ……そのまま騒ぎ続けて数分、私がいくらか大人しくなってやっとメレクは手を離してくれた。

     ◇ ◇ ◇

    「先に現状を説明しておきますが」
    「ん?」

     そうして手を離した矢先に、すっと冷たくなったテンションで話し始めた。

  • 36黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:51:23ID:I1MTY3MDQ(17/275)NG報告

    >>35
    「貴女は現在、死霊術と変身術を掛け合わせた新しい魔術を試して軽度の昏睡状態になっています」
    「待って待って待って?」

     かと思えば想像していたよりやばい情報が出てきた。

    「待ちません。よってここは貴女の内面世界と言っていいでしょう」
    「私の心象風景ってウサギまみれでバニーガールなの???」
    「そのように外部から誘導・調整しています。貴女がバニーガールなのも、僕がバニーボーイなのもその一環です」
    「……なんでそんなことしてんの?」
    「でなければショッキングな光景が延々続いていたからですね」
    「……バケモノまみれになってたり?」
    「死霊と怨嗟も込みですね。ハロウィンの夜には相応しくなっていたことでしょう」
    「わーぉ……」

     あぁ、じゃあ……これって私が盛大にやらかしたからこうなってるのか……。ぶっ倒れた私の横でヨモちゃんが泣いたりしてるかもしれない。あとで謝ろう。
     そういえば「ハロウィンだから」でなにか思いついたような記憶があったりなかったりするかもしれない。キョンシーとかできた気がするんだけどなぁ……。

  • 37黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:51:57ID:I1MTY3MDQ(18/275)NG報告

    >>36
    「まとめると今の貴女は救助対象ということです。理解しましたか?」
    「ハイ。ゴメンナサイ。助けてください」
    「よろしい」
    「……で、どうすれば助かるの、これ?」
    「大雑把な表現になってしまいますが悪夢を見ているようなものです。あくまでポジティブに、夢から醒めればいい」
    「……つまり、私が喜べばいいの?」
    「その通りです。先ほどもいくつか試したのですが、成果は出ませんでしたね」
    「先ほどってさ、それもしかしてさ、さっき変だったのってさ、」
    「なので次善策といきましょう」
    「こら。おいこら」
    「そう心配せずとも本心ですよ」
    「えっ……おぅ、……うん」

     ……なんか熱くなりがちだ、今日。一応は、心の中だからか。

    「話を戻します。とにかく僕からのアクションでは上手くいきません。なので貴女から動いてもらいます」
    「なにすればいいの?」
    「好きなことをしてください。今だけは僕をどう扱っても構いませんよ」
    「なんかすごいこといってる」

  • 38黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:52:14ID:I1MTY3MDQ(19/275)NG報告

    >>37
    「治療行為と理解していますから。さぁ、どうぞ?」

     どうぞと言われても。
     そんな風に腕を広げられても困る。
     別にメレク相手にやりたいことがあるかっていうとそんな別に……変なコトして気まずくなるのもヤだし……私とメレクの間で、なんか自然なこと………………あ、あったかも。

    「何してもいいんだよね?」
    「……良識の範囲内ならば」
    「じゃあ、さ。……噛んでもいい?」
    「……なるほど」

     くるりと回って。そして首を傾けて。私がそうしたい場所がよく見えるようにしてくれて。
     それで。
     それで……。
     ……ここから先は、ウサギらしくなくなってしまったので、とても言えやしない。

     目が醒めるようなことは、しちゃったとだけ。

  • 39黒鹿ファン2025/10/31(Fri) 23:53:44ID:I1MTY3MDQ(20/275)NG報告

    >>38
    以上、『バニー・バニー・ハロウィンズ』でした
    過去イチの最高速度で書ききったと断言できまする。ちかれた…

  • 40レージュ2025/11/01(Sat) 23:22:30ID:g3NTQ2Mzk(9/83)NG報告

    >>39
    きゃーっ!!最後なにをしたのー!!?!
    そして何だか何処かで見た事ある気がする白黒のすぺしゃるげすとたち……!

  • 41名無し2025/11/02(Sun) 01:57:56ID:M3MDQ4Nzg(1/1)NG報告

    「マオマーオ、ニャムフニャム(訳:あら、迷子かしら?慈悲深いクイーンオブネコハートは貴方に抱っこの栄誉を許しつつ案内して差し上げてよ)」
    ⇒[...なんて?]
    「あっち、つれてけにゃ。白いウサチャヌ目印、ニャンには理解る」

    ※後ろの娘さんたちはイメージです
    ※シャリのネコ語はネコ界隈ではクール系お嬢様じみています

  • 42黒鹿ファン2025/11/02(Sun) 13:04:44ID:Q1MzY3Njg(21/275)NG報告

    >>40
    なにかは、したんですが、私には、時間的にも覚悟的にも書ききれなかったぁ…不覚
    次があれば現実世界で最後までやったら…やったり…あががが

    もうテーマ:ウサギということであれば呼ばない訳にはいきませんでした
    ウサギとくればの枠はもはや不動なのです

    >>41
    かんわいい〜!!
    ネコチェンがハートの女王は想定しなかったけど似合う…!黒ウサの何考えてるかわかんない目めっちゃ好き…
    うさうさしてる方は何を言わんやというレベル。そら似合う。道案内役ウサギが似合う似合う

  • 43火村の人◆B6zn8Yp5B.2025/11/02(Sun) 21:33:28ID:AzNzA4MDI(1/1)NG報告

    >>39
    何やってんだルナァ!!(某団長風)

    夢ないしそれに近しいナニカにトリップしてるのかなー、と思ってたら想像以上にどえらい事になってましたね…
    まあその結果おいしい?思い出もできたのでオールオッケーというべきなのか(なおヨモちゃんはじめ周囲へのアフターケア)

  • 44あやか◆8UqAuWjxP.2025/11/02(Sun) 21:48:27ID:g4MzYxNTY(1/1)NG報告

    >>39
    よっぽど気に入ってるねぇ…。


    生存報告がてらゆる募。

    1.ロレンシオのキャラシ

    2.アメリカ異聞帯の後日談『大魔縁浪花節 関西地方〜カルデア・ブルース〜』のプロローグ(※宗教的な意味で残虐な描写があります)

    3.リディアの未来の話(大学院卒業後の、20代になったリディアが日本に留学して高校に入学する話)

    どれが見たい?

  • 45黒鹿ファン2025/11/03(Mon) 16:44:27ID:kzNTM5NTI(22/275)NG報告

    大人数を動かすような企画をやりたい気持ちがふつふつと湧いてきつつ
    けど具体案が特に出てこない私…でもなにかやりたいなァ…

    >>43
    ヨモちゃんには本当に申し訳ないと思ってます
    でもちゃんと意味とか狙いあってのことだから…から…

    >>44
    そりゃもう。そこは外せますまいというところです


    じゃあ、1のキャラシで

  • 46黒鹿ファン2025/11/05(Wed) 17:52:21ID:g5ODgzMjA(23/275)NG報告

    前スレ965のルナとノルちゃんの話の続きが書けたので投下投下~

  • 47黒鹿ファン2025/11/05(Wed) 17:52:31ID:g5ODgzMjA(24/275)NG報告

     こけおどしのつもりだった。
     十二に連なってノルに付き従う『幻槍』はその一本一本が強力な神秘を有している。
     まるでネコかウサギかというように身軽に逃げ回る少女を、おどかしてやるのに充分な威力があると考えた。
     たとえ十二分の一だけだとしても不足などあろうはずがない。都合よく空へ飛び上がった少女に一本でも見せつけてやれば、ただそれだけで見上げるべき玉座の主を思い知るだろう、と。
     それがどうだ。
     空中にいる少女は頭と足の上下を逆しまにした態勢でこちらを見ている。
     高く高く離れていく間もその姿は見えている。身体をかたむけて左手を前に、右手を肩越しに後ろへ。まるで遠投の予備動作。身体に隠れて見えない右手の中に、隠しきれない燐光が浮かぶ。
     根拠もなく悟った。

    「まさかとは思いましたが。あなたも"槍"をお持ちですのね」

     なんのつもりか。偶然か。意趣返しか。そこばかりが読み取れず。
     そして、それ以上に不可思議な視線を感じる。見下ろされているはずなのに、見上げられているかのような感覚。その視線に含まれているのは相手を上位の者と認める敬意。そして上にいるからこそ撃ち落としてやろうという数十倍にも及ぶ、不敬。
     再び悟る。これは玉座をかけた挑戦状なのだと。

    「上ォ等ですわ」

     不躾な視線に快活そのものの笑みを返す。

  • 48黒鹿ファン2025/11/05(Wed) 17:52:57ID:g5ODgzMjA(25/275)NG報告

    >>47
     もう一度しかと相手を見定めれば、太陽を背に影を濃くする少女の姿。
     自ら両足をうかせて身一つで空に向かうなど正気とは思えない。ノル自身からすれば想像するだけでも恐ろしい。先の『幻槍』を足場にした空中階段ごっこもそれなりに勇気を奮ったのだ。
     常、挑戦することを是とする自分が、数少ない足のすくむ領域に挑む姿を見せつけられた。
     のみならず……挑戦を受ける側に回されようとは思いもよらなかった。法政科に下手くそな干渉をしてみせた不埒者程度に捉えていたが、なかなかどうして前のめりに生きてみせる。自分とはまた違うタイプで、目が離せない。

     ……この邂逅を終えた後に、お話してみたいな、なんて思ったりして。

     だからといって負けるつもりも驕るつもりもない。
     今からではこの身に秘められた"とっておき"を出す余裕はない。だが足りる。魔力の満ち足りた十二の『幻槍』を思うままに振るえれば挑戦の礼には足りてなお余る。

    「さぁ、正面衝突と参りましょう! いざ尋常にパワー勝負ですわーーーっ!!!」

     ◇ ◇ ◇

    「いいや、まるで足りんな」

     ヘンな感じだ。
     私の意思とは無関係なところで私が喋っている。

  • 49黒鹿ファン2025/11/05(Wed) 17:53:23ID:g5ODgzMjA(26/275)NG報告

    >>48
     自分の身体が自分の意思とは関係ないところで動いてるってだけでもおかしいのに、そのことへの違和感も拒否感も湧いてこない。
     頭を下にしたままボール投げの直前みたいなポーズで止まっている。視界のうしろに持っていかれた右手の中がやたらと熱くて、視線の先ではしっかりとノルの姿を捉えたまま。
     そこまでの動作が不思議なことにしっくりくるんだから絶対おかしい。身体に染みついた動きをなぞるような感覚で、初めてのはずの予備動作をごく自然に取らされている。
     極めつけに"私"がつぶやく。

    「あァ、足りん、足りん。俺様を起こすにゃ力も、贄も、暇さえ足りやしない。仮宿としちゃあ劣悪だ」

     また私じゃない誰かが喋る。
     その"声"の源がどこにあるのか、なんとなくわかる。さっきからうるさく騒ぎ立ててる心臓だ。緊張も恐怖もないくせにドクドクと勢いよく血を巡らせる鼓動には覚えがある。フィンランドでメレクとケンカした時と同じだ。わけわかんないまま心臓ばっかり動いて、早回しに全身が新しくなっていく感じがして……、
     ……ああ、そうだ、あの時もこんな声が聞こえていた。
     私を焚きつけるようにしてなんだかんだと好き勝手なことを言っていた。
     これ、どうなるんだろう? このまま身体を盗られて私の意識は消えるとか? だとしたら、そうなる前に心臓をつぶすくらいはしておきたいけど。

    「物騒だなオイ。心配しなくても長くは保たん、ほんの一時だけだ」

     なんだ、聞こえてるのか。もっと早く言ってよ。
     それに自己紹介くらいはしてほしかったな、勝手に人の身体使ってるんだからさ。

  • 50黒鹿ファン2025/11/05(Wed) 17:53:45ID:g5ODgzMjA(27/275)NG報告

    >>49
    「後でな。ま、あの"お嬢様"の相手をしたら返してやるよ」

     言って、集中された視線の先でノルの姿を見定める。
     向こうはこちらの異変に気付いているのかいないのか、何事かを吠えて、そして迎撃の構えを取った。
     私の中の誰かもそれを受けて構える。高められた魔力が、光が、右手を焼きながらひとつのカタチに集まっていく。
     それを見ていることしかできない。 ───ノルが構えた黄金の光を受けることもできない?
     終わるまで黙って見守るしかない。 ───自分の中の未知ですら手放すことしかできない?
     そんなバカな話が、

    「……あ、っっってたまるかァ!!!」

     動く。
     声も出る。
     私の身体が私の意識に戻ってきた。これが時間切れによるものか、気合でなんとかなるものかはわからない。
     そんなことに構ってられない。
     今はもう、前に、

    「はるか空からであろうとも───仰ぎ見なさい、高貴なるわたくしを! わたくしに付き従う幻槍隊列(ファランクス)を!!」

  • 51黒鹿ファン2025/11/05(Wed) 17:54:05ID:g5ODgzMjA(28/275)NG報告

    >>50
     魔力のうねりを感じる。不可視なれど幻視させる存在感が狙いを定めた。
     私もまた、自分で自分を止められない。止まる気もない。
     未だ名前も知らない"誰か"に動かされた身体は、その動作を最終段階まで進めていた。あとは最後の一押しを、ほんの一瞬きの意志だけでいい。
     心臓が熱くなるに任せて。
     其に纏わる真名の浮かぶまま。
     被せるようにした"誰か"の声が響く。

    「……応えろ! 『黎、世明けの太陽石』!」

     灼かれながら握りしめた右手の光を、一心に前へ、前へ、前へと───放る。
     槍さながらにまっすぐ伸びた光線がノルへと向かった。
     ノルもまた、怯まず。不可視の力を前へと向ける。
     時計塔・考古学科、ロクスロートの直上で展開された結界内にて、黄金の光と赤熱の光がぶつかりあった。
     轟、と風を伴う衝撃があたりを揺らす。並ならぬ魔力が行き交う魔術師たちの視線を上向かせ、そして二色に混じりあった光の渦が惜しげもなくまき散らされた。
     相殺し、花火のように消えた光は2人の魔術師どちらにも届かなかった。
     その光景を私は最高の特等席ですべて焼きつけた。
     時間にすればほんの一瞬で、楽しい時間が終わるのはあっという間だと痛感する。
     そういえば、あの声はもう聞こえてこない。頭の中で呼びかけても返ってこない。また何かの拍子にぽんと出てくるのだろうか、出てきそうだなぁ。

  • 52黒鹿ファン2025/11/05(Wed) 17:54:24ID:g5ODgzMjA(29/275)NG報告

    >>51
     なんとなく力が抜けていくのが心地いい。ふっと楽になってみれば、急速に下から上へと移り変わる視界に気づいた。

     ……そういえば、私、空とんでたっけ。

    「イヤァアアーーッ!!? 墜落してますわーーーっっっ!!!」

     こっちを見てノルがすっごい叫んでる。誰のせいだ。私のせいか。じゃあしょうがないか。
     さっきの勢いはなんだったんだってくらいパニックになっているのが、なんだかおかしい。
     あの不可視の力をこっちに向けようとしているのが見える。あの慌てようならトドメってより助けようとしてくれているんだろうけど、これじゃあどう見ても間に合わない。飛ぶ前に準備した着地用の結界術もあの光のせいでパーになってる。今から集中し直すのは、やっぱり間に合わない。
     せめて『強化』でなるべくケガしないように……って考えていたところで、ガボッと引っかかるようにして落下が止まった。

    「……んっ? えっ? なになに?」
    「なんですのコレ!? 見えないのが絡まってますわー!?」

     ノルが助けてくれたわけではないらしく、私と同じく何かに引っかけられていた。
     使われているのは網目状の結界と連鎖する空気の凝固だろうか。私は空中で、ノルは学術棟の屋根で。それぞれ位置を固定されている。『救助』というよりも『捕獲』に近いやり方を私は知っている。
     私とノルを捕まえた術者は下にいた。
     2メートルをはるか超えていく体躯。奥行きと横幅のすごい筋肉でパツパツになったスーツ。そしてつるりとした頭頂部が特徴的な、私たちの先生。

  • 53黒鹿ファン2025/11/05(Wed) 17:54:51ID:g5ODgzMjA(30/275)NG報告

    >>52
    「そこの庶民共ォ! 学び舎を足蹴にしてまで何をやっておるかぁ!!」

     上空の風音にも負けない怒声を響かせて、我らがモートン・ドラモンド先生のご登場だrr。

    「……まぁ,目立つよねぇ、アレ……」

     さっきの光のぶつかり合いが気づかれないわけがない。私もノルもお互いぎゃーすか騒ぎながらばちばちやり合えばそりゃすぐ見つかる。
     ドラモンド先生が掲げたぶっとい腕と、その先にあるでっかい握り拳がゆっくり下ろされる。それに伴って私とノルの身体がゆっくりと地上に向かっていく。
     浮いた青筋が見える距離まで近づいて、ドラモンド先生が口を開いた。

    「庶民共ォ……ここまでの騒ぎを起こした覚悟はできてるな? 私の貴族的指導をみっちり叩き込んでやろう」
    「しょっ、庶民ン!? こともあろうに、『忘失令嬢(レディ・ロスト)』たるわたくしを庶民呼ばわりですの!?」
    「先生、先生、その子なんか法政科の魔術師っぽいからさ、私といっしょにやさしくしてあげてほしいなーとか思ったり……」
    「施設破壊未遂に『神秘の秘匿』という原則の無視。こんな馬鹿騒ぎを起こす者には学科関係なく同罪だ。庶民呼ばわりですら温情と知れ」

     すっぱりと切り捨てながら私とノルを結界ごと両肩に担ぐ。

  • 54黒鹿ファン2025/11/05(Wed) 17:55:21ID:g5ODgzMjA(31/275)NG報告

    >>53
    「アードゥルには反省文と追加課題と結界の修繕補助を命じる。法政科には正式に抗議文を送ろう。双方、粛々と沙汰に従うように」
    「へぇーい……」
    「嘘でしょう!? 嘘ですわよね!?」
    「……なんかごめんね? 巻き込んじゃって」
    「本当ですわよ! あなたっ、とんでもねぇ女ですわね!?」
    「ごめん! ごめんとしか言えないんだけど、つい、楽しくなっちゃって!」
    「そこは、えぇ、昂るものがあったことは認めますが!」
    「ホントっ? ノルも楽しかった? 私はすっごい楽しかった!」
    「……悪くはありませんでしたわ。今回限りなのが、惜しいくらい」
    「~~っなら、もっかいやろうよ! ノルの魔術がどんなのか気になるもん! 一回と言わずに何回でも───」

    「せめて反省の素振りくらいは見せられんのか貴様ら! このまま法政科に引き渡しても構わんのだぞ!」

    「「……ごめんなさい」」

     2人して怒られて、しゅんと黙る。
     のっしのっしと揺れるドラモンド先生の巨躯の上で、どちらともなく含み笑いが漏れた。

  • 55黒鹿ファン2025/11/05(Wed) 17:55:35ID:g5ODgzMjA(32/275)NG報告

    >>54
    「……その顔、覚えましたわよ。考古学科のルナ・アードゥル」
    「私も覚えたよ。……にひひ、よろしくね、ノル?」
    「えぇ、こちらこそ」

     そこで三度の怒声と共にぷっつん来てしまったせいでドラモンド先生のお説教が伸びに伸びたことになるんだけど……
     それはもう、考えないことにした。

  • 56黒鹿ファン2025/11/05(Wed) 17:56:45ID:g5ODgzMjA(33/275)NG報告

    >>55
    以上~~~

    ……タイトル考えてなかった…!

  • 57火村の人◆B6zn8Yp5B.2025/11/05(Wed) 22:02:55ID:MzMDMxOTU(1/1)NG報告

    >>56
    何やら奇妙なライバル関係が生まれた予感…

    しかし『黎、世明けの太陽石』ですか
    太陽石というと南米の某神々が思い浮かぶ一方、ネーミング的にはギリシャ神代の方を想起させるものがありますね

  • 58アリウム2025/11/05(Wed) 22:20:33ID:YyODUyMjA(1/1)NG報告

    >>56
    逆さまの状態で見下す/見上げる、挑戦する敬意/不敬が両立する構図がオシャレでかっこいい〜!

    星座飛行持ちのルナちゃんと地に足がつかないのが苦手なノルでこういう部分でも対極になってるのは製作者ながら「なるほどな〜」と素直に感嘆してしまいしました
    魔術(?)の撃ち合いへの渇望で身体と意識を取り戻すのもルナちゃんらしい

    >『黎、世明けの太陽石』!
    れ、例の伏字のヤツ……!

    >庶民呼ばわり
    自称お嬢様だからね、仕方ないね……

  • 59レージュ2025/11/06(Thu) 03:05:25ID:QyMTMzMzQ(10/83)NG報告

    情報を得る度にアップデートできるのはしごでき人間の証と聞きました( ー`дー´)キリッ

  • 60黒鹿ファン2025/11/06(Thu) 10:21:43ID:kxNTEyNDA(1/1)NG報告

    >>57
    ルナがやらかしてノルちゃんが凸る黄金図式ができてしまったゆえ…つい…

    もったいぶることでもないので言ってしまうと俺様野郎は南米系列ですわ!
    ちらっと調べたら真名即バレするくらいには情報モロ出しでしてよ!

    >>58
    ノルちゃんのキャラシ見たときから地と空で対比イケる…!と思ってたポイントなので書いててとっても楽しかったです
    最初はもっとマイルドにする予定だったけどノルちゃんに引っ張られてこんなことに…

    (そういえば伏字のままだった)
    ルナ視点で出すのって何気に初…?

    ワンチャン怒られるかもと思いましたが庶民呼ばわりに反応しちゃうノルちゃんが見たかったンだ…!!

    >>59
    ワーォうさぎさんが!!まんまるうさぎさんが!!うさぎ娘仕様とネコチェン仕様になってる!!
    ナイス…!ナイスアップデート…!(拍手)

  • 61レージュ2025/11/06(Thu) 13:51:39ID:QyMTMzMzQ(11/83)NG報告

    >>60
    センキュー!センキューセンキュー!(高速お辞儀)

    ……胸周りも、気持ちすっきりめにした話もあるとかないとか

  • 62黒鹿ファン2025/11/06(Thu) 14:48:59ID:k3NjI2NTA(1/1)NG報告

    >>61
    ……(チラ)

    ……!

    まるめの線が、まっすぐに……!

  • 63レージュ2025/11/06(Thu) 15:13:19ID:QyMTMzMzQ(12/83)NG報告

    >>62
    ニコッ!

  • 64黒鹿ファン2025/11/07(Fri) 11:07:01ID:Y5MjEyMDM(1/1)NG報告

    私が唐突に「幻霊+英霊」or「幻霊+幻霊」のイロモノ複合サーヴァントが欲しいって言い出したら
    だれぞなにか思いつくものがあったりしませんかね…?

  • 65レージュ2025/11/07(Fri) 17:57:34ID:czMDUwNzM(13/83)NG報告

    >>64
    聖杯。
    それ自体が神秘だが、その杯に入れたものを体に取り込む事もまた霊験あらたかな行為───自らの存在を高める儀式でもある。

    「……という理屈で、まさかクリスマスマーケットinカルデアで振る舞われた飲み物(※元凶が勝手に持ち出した聖杯から注いだもの)飲んで、イロモノ複合サーヴァントが誕生するなんて、その時の我々は予想なんて出来なかったのです……」

    ってのを今思いつきました

  • 66監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/07(Fri) 21:06:00ID:c4NDQ1MjA(1/1)NG報告

    >>64
    そもそも公式の英霊と幻霊の境界線は分からない……。サーヴァントだと思ったら格が足りなくて幻霊なんてありますし。

    とりあえず水滸伝の人物と、ホームズ以外の登場人物は幻霊なのは確定。

  • 67黒鹿ファン2025/11/07(Fri) 21:08:52ID:g2MjI2ODg(34/275)NG報告

    >>65
    あっ…あっ…実はその、横浜のいち組織を想定しててカルデアで考えてなかった…ないのです…

  • 68黒鹿ファン2025/11/07(Fri) 21:21:20ID:g2MjI2ODg(35/275)NG報告

    >>66
    おそらく区別するのに明確な基準はない……というか、基準を設けるとそれはそれで別の火種になりそうなので英霊か幻霊かの線引きはフィーリングでいいのではと思います
    体感だと、固有の名前がある概念的存在とか、童話などに出てくるキャラクター単体とかだと幻霊っぽく見られやすい印象

  • 69レージュ2025/11/07(Fri) 21:36:46ID:czMDUwNzM(14/83)NG報告

    >>67
    あ゛っ゛、申し訳ないです……

  • 70アリウム2025/11/07(Fri) 21:38:21ID:Y0MTQ3Nzg(1/2)NG報告

    >>60
    >ワンチャン怒られるかもと思いましたが
    この借りはいずれ別教室のお孫さんに返させていただきますわ……

    >>64
    イロモノ複合サーヴァント……いるにはいる、でもに僕鯖に投げちゃったヤツですが……

  • 71◆B8D4AQBhU22025/11/07(Fri) 21:38:34ID:E0NzI1NjE(2/17)NG報告

    >>64
    ナックラヴィー(スコットランドの悪妖精。ビジュアルがグロい)、デュラハン(皆様ご存知、アイルランドの悪妖精)!夜行さん(日本の妖怪)!
    ジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!!

    というお馬さん幻霊ガッチャンコなライダーというのは一応……。まぁ土台の英霊が思いつかんのだが
    あーでも、ヘシアン・ロボは構成要素全部幻霊になる訳だから、じゃあ妖怪妖精大合体!でもイケそうではあるか……。しかしその場合でも、宝具やキャラクター性とかどうしましょうねぇ

  • 72黒鹿ファン2025/11/07(Fri) 22:07:12ID:g2MjI2ODg(36/275)NG報告

    >>69
    いえ曖昧でボンヤリした言い方になってしまった私が…私が悪いんだぁ…

    それはそれとしてクリスマスに焦点当てるのはいいかもしれません。今からなら一カ月ありますし

    >>70
    >孫
    えっ……え!?
    完全に意識外だった方向で楽しみですわ!!

    僕鯖…は、どうなのでしょう…
    持ち出し禁止ルールとかは無いようなので問題はない…のかな?

    >>71
    もう見るからにキメラちっくなのでいっそごちゃ混ぜ感を推していくと一周回った統一感が出るのではないでしょうか

    あくまで横浜想定でいくのなら幻霊ガッチャンコは問題ないです。テーマ「合体」の魔術を使うヤツが主導しますので

  • 73あやか◆8UqAuWjxP.2025/11/08(Sat) 22:46:46ID:YyMjM3NTY(1/1)NG報告

    リガヤプロのこそこそ話。

    アメリカ留学中、出身地を言った&タララーワの写真を見せた際、友人達のみならず講師からもアルビノ疑惑をかけられたことがある。

  • 74◆B8D4AQBhU22025/11/09(Sun) 01:03:54ID:g4NjMyMDc(3/17)NG報告

    積んでたゲームをとりあえずエンディングまでクリアしたので、いったん積読を崩すか、別の積みゲーに移るか悩み中……。ルナティックも進めたいね
    >>56
    ルナちゃんに友達が増えるのはいいことだ……。競争相手って感じだとあんまり少ないような印象がある(読み逃しあるかも)なので、また交流の範囲が増えたのは今後が楽しみ
    内部の存在もちょびっとずつ情報出てきて考察がしやすくなってきた感
    >>72
    >キメラちっくなのでいっそごちゃ混ぜ感を推していくと一周回った統一感が出るのではないでしょうか
    なるほど。ただまぁ調べたらゾロアスター教にアパオシャって馬&旱魃な悪神がいたので、疑似鯖として人間を依り代にするんじゃなくて幻霊を器にして現界ってのもアリかなぁ、とか。

    ノルちゃんSS、書いてみたくはあるが、題材がいまいち思い浮かばない……。アリウムさん的にこの人との絡み見たい!って人、うちの子にいます?(ヴィクトル以外で)

    あと前スレで伊草エピローグの追加描写あるので、伊草参加者で見てない人がいれば読んでほしいな、とポツリ。問題なければコッチにも貼っちゃうか?

  • 75黒鹿ファン2025/11/09(Sun) 20:03:22ID:gyNTcwNTY(37/275)NG報告

    晩ごはん中にふと「お茶って魔術にならないかな」と思い立った私
    かるーく調べてみるとこだわりポイントが無限に出てきて現実がもう魔術みたいでした
    すごいね、お茶

    >>74
    意外と同い年感覚の絡み相手がいませんからねルナって。一番近いのはヨモちゃんですが、ヨモちゃんはヨモちゃんなので競争相手になりえるわけもなく…
    なのでノルちゃんは本当にちょうどいいポジションに入ってきた感じ

    ……幻霊で擬似鯖って意外とありそうでないかもしれませんね?
    英霊が依代になる前例は術兄貴がいるし、そこからダウングレードすると思えば普通にアリやも…?

  • 76アリウム2025/11/09(Sun) 20:34:21ID:M5NDQ4ODY(2/2)NG報告

    >>74
    境遇的にはヴィクトルに拾われた繋がりでジジェくん、時計塔関係者だと目的消失した人間繋がりで刹那さんとかかなぁ……

    >>75
    近いところで言うと本来は幻霊だが普遍的な地母神の要素を内包しているからサーヴァントまで霊基を昇格されたバニヤン、トリトンと融合したキャプテン・ネモかな……<幻霊で擬似鯖

  • 77黒鹿ファン2025/11/09(Sun) 21:12:12ID:gyNTcwNTY(38/275)NG報告

    >>76
    (そういえばバニヤンそんなプラスアルファあったなぁ…)

    キャプテン・ノアはここからさらにノア要素も外付けされるから豪華だなぁ、となる
    幻霊合体はそういう贅沢仕様なサーヴァントも見てみたかったり

  • 78◆B8D4AQBhU22025/11/09(Sun) 23:23:09ID:g4NjMyMDc(4/17)NG報告

    >>76
    >境遇的にはヴィクトルに拾われた繋がりでジジェくん、時計塔関係者だと目的消失した人間繋がりで刹那さん
    なるほどなるほど……。とりあえずその2名での案を考えつつ、今進行してるノルちゃんヴィクトルの話がある程度の決着を迎えたら本格的に着手、という感じで。脱稿の確約はできませんが……
    >>75
    >英霊が依代になる前例は術兄貴がいるし、そこからダウングレードすると思えば普通にアリやも…?
    人間を依り代に神霊を、ってのよりは自由度高くていいんじゃないかなぁ、と

    幻霊は強度が足りない、神霊は格がありすぎ、的な感じですから、幻霊をベースに神霊パッケージを貼り付けると結構便利にキャラメイクできそうだなぁ、と

    ヘシアン・ロボや呼延灼の例から考えるに、結構見た目も好みのデザインできそうだし
    ……現状の構成要素だと肌無し首無しのグロ人馬がごつい鎧きて馬車を牽いてる、みたいな「神秘の隠匿絶対無理だろ!」なビジュアルとスキル構成になりそうだ……

  • 79レージュ2025/11/09(Sun) 23:27:48ID:M0ODg1NTE(15/83)NG報告

    >>75
    紅茶&抹茶大好きン十年の身ですが、お茶は良いですぞぉ

  • 80黒鹿ファン2025/11/10(Mon) 00:07:20ID:MwNzQyNDA(39/275)NG報告

    >>78
    そう言われるとけっこうなんでもアリになっちゃいそうですね幻霊+神霊
    説得力出すのが一番難しそうやも…

    >>79
    こんな身近なとこに有識者が…
    やっぱり水出し?とかされるんです?

  • 81レージュ2025/11/10(Mon) 00:25:58ID:Y1ODAyOTA(16/83)NG報告

    >>80
    水出しも夏にしましたよぉ
    数時間おかなきゃならないタイプもあれば、10分くらいでドヒャーッと出るタイプもあって楽しいです
    同じフレーバーでも、会社によって感じが変わるのもまた楽しかったり……

    もうすぐクリスマスなのでアドベントカレンダーの紅茶バージョン(クリスマスまでに1日1杯楽しカレンダーのこと)を買おうか悩んだりしてます

  • 82黒鹿ファン2025/11/10(Mon) 01:33:23ID:MwNzQyNDA(40/275)NG報告

    >>81
    あぁ…そうかぁ…季節によっても変わるんだ…盲点でした…そりゃそうだぁ…
    またちょっと調べ直してみたら簡単水出しセットみたいなのがすごい種類出てきましたよ…これひとつひとつこだわれるなら楽しいでしょうな
    カレンダー式なんかは一日のご褒美的なお楽しみ感ありそうで……これ本当に好きなんだなぁって魔術寄りから趣味寄りの思考になってきちゃってますよ

  • 83レージュ2025/11/10(Mon) 02:41:34ID:Y1ODAyOTA(17/83)NG報告

    >>82
    欠点の一つとしては、茶葉1杯分とかティーパック1個分とかで売られていないので、人様におすすめしにくいことですかね……
    せっかく買ったけど不味かった、でもまだ量があるよ……ってなったら申し訳なさでいっぱい

    あと関係ないですが、ルナちゃんには四季折々のお茶を楽しんでもらいたいという妄想があったり……
    きらきら高そうな本格的なアフタヌーンティーを前に、緊張&堪能するルナちゃん……(提案&支払いはメレクで)
    茶道を体験し、「禅に侘び寂び……もしかしたらこの考え、魔術に応用できないかな!」ってなりつつ正座で足が痺れるルナちゃん……(提案&支払いはメレクで)

  • 84黒鹿ファン2025/11/10(Mon) 09:59:59ID:Q1MTYzODA(1/1)NG報告

    >>83
    おぉ…ちょっとリアルな悲しみポイント…
    おうちに来てくれた人に試しで一杯、くらいしか布教チャンスがなさそうですねぇ

    うわ、やりたい…やりたさある
    お茶文化の広がりっぷりを利用して冒険旅行記の合間に国ごとのお茶楽しむミニコーナーとかやりたい……
    そしてそのうちに出来上がってるお茶に精通しまくってるメレ坊…「僕が出しますから」とルナよりも率先してもお茶にハマっていくメレ坊…

  • 85レージュ2025/11/10(Mon) 14:13:03ID:Y1ODAyOTA(18/83)NG報告

    >>84
    かなしいぃ……


    お付きのフェーブスが完璧にセッティングしてくれたお茶会も良し、
    ティーパックのお茶をマグカップに入れただけの、素朴な二人きりの夜更かしもまた良し……

  • 86黒鹿ファン2025/11/10(Mon) 14:51:24ID:I5MTg1NzA(1/1)NG報告

    >>85
    ……あっ、じゃあちょっと思いついたことをストック小話に混ぜて……

    …いやこれ逆になっちゃうかもしれない?
    お紅茶って飲んだら心落ちつく作用は聞くんですが、そのあとは目が覚めるんですっけ? 眠くなっちゃうんですっけ…?

  • 87レージュ2025/11/10(Mon) 20:20:52ID:M1MjMxMTA(1/1)NG報告

    ちなみに自分の家には5〜10種類の茶葉が常にストックされていたりします、あり過ぎィ!!

    >>86
    コーヒーほどでは無いですが、基本的にはカフェインが入っているので目が覚める側ですかね……?
    でもデカフェやノンカフェインの紅茶も売っていて、そちらはカフェインが気になる妊婦さんやおやすみ前一息入れるのに良いとされています

  • 88黒鹿ファン2025/11/10(Mon) 21:45:44ID:MwNzQyNDA(41/275)NG報告

    いつも私基準で考えてある程度自由なほうが動かしやすいと思っていたんですが
    もしやきっちりガッツリ導線あったほうがみんな嬉しかったりするのかな…?

    >>87
    (めっちゃある…思っていたよりガチ勢の方であられる…?)

    なるほどなるほど…じゃあノンカフェインならやりたいことができるかもしれません。かもしれない、くらいの認識で書くのはちょっとアレですが…
    アレなので、お安いアールグレイ(20袋入り)なるものを試しに買ってまいりました。「ククク…よくわかんなかった…」とならないことだけ祈っててください

  • 89◆B8D4AQBhU22025/11/10(Mon) 22:58:44ID:I1NTg1MzA(5/17)NG報告

    >>80
    >なんでもアリになっちゃいそうですね幻霊+神霊
    まぁしかし。FGOの時点で結構色々やってますからね。幻霊周りについては

    英霊+幻霊、幻霊+幻霊はやってますしね。あとはちょっとズレるかもだけど神霊?+英霊もそれっぽい前例はあるっちゃあるので

    >説得力出す
    一応今回のライダー構成要素は概ね馬系。死や旱魃の概念と近しい、あたりの共通項があるので、100%無理筋ではない、と思いたい……。

    しかし自分が作るライダー霊器、基本的にメンタルヤバめな広範囲迷惑野郎ばっかだな……。
    >>88
    現時点ですと、どういう手段を持つ組織でどんな目的があるのかが不明なので、イマイチ入り込みにくい印象はありますね。組織構想のようですから「オッシャー聖杯戦争するどーっ!」って感じでもないですし……。

  • 90黒鹿ファン2025/11/11(Tue) 10:05:56ID:YwMTgxMTM(1/1)NG報告

    お紅茶を飲んだ一口目の感想が「嗚呼…お茶…」しか出てこない自分が本当になさけない…ない…
    それはそれとしてお茶魔術をやるとしても、メインは別に用意して補助に徹したほうが雰囲気出そうだなとも思いました
    お茶が補助に徹するメインってそれはもうお菓子しかないのでは…??

    >>89
    聖杯戦争は、やらないタイプですね…
    前にチラッと中納言さんと話してた「幻霊研究会」ってところの話なんですが、主に違法召喚・複数召喚・霊基改竄あたりで悪どいことしようぜっていうワルの組織
    いわゆるマッドサイエンティスト気質な人が割合多そうなので自由にやらせたほうが……とも思っていたんですが、やっぱり組織としての目標が一個はあった方がいいかもしれない…?

  • 91あやか◆8UqAuWjxP.2025/11/11(Tue) 14:02:58ID:M4MTk0NzY(1/3)NG報告

    紅茶はアールグレイ派(あの人を選ぶ匂いが刺さる)。
    ロレンシオのキャラシを作りつつ、バルベルデ家の各々の趣味をまとめとく

    イノセンシオ:女装(ギャルファッション)
    イスマエル:オカルト
    プリシラ:製菓、エイジプレイ(お世話する専)
    リガヤプロ:ブロック玩具の収集
    ビオランテ:日本の特撮とアニメと漫画、食べること
    ミラグロス:冒険
    バイディワ:絵画

  • 92レージュ2025/11/11(Tue) 15:09:20ID:k2NzIwMjk(19/83)NG報告

    >>88
    >>90
    >>91
    ほう炭酸抜きコーラ、じゃなくてアールグレイティーですか…たいしたものですね(刃牙作画顔)
    ベルガモット独特の香りが駄目な方は方もいるでしょうし自分も偶に刺すような茶葉に出会う事もありますが、口に入れた瞬間華やぐ感覚がたまりませんね
    個人的に日東紅茶とAfternoon Teaのオーガニックアールグレイとマックのアールグレイアイスティーが好きです

    >>90
    紅茶には菓子がつきものですからねぇ……マリアージュ(結婚にちなんで食べ物飲み物の最高な組み合わせを考える)魔術?

    こんな力説してますが、でっかいマグカップに1人ニヤニヤ紅茶入れて満足しているだけの横好きです……

  • 93◆B8D4AQBhU22025/11/11(Tue) 22:07:25ID:YyNTM4NTM(6/17)NG報告

    >>90
    >組織としての目標が一個はあった方がいい
    まぁそうですね。聖杯戦争だと「好きなサーヴァンとマスター組み合わせて暴れる!」って明快なコンセプトがありますが、組織系だと「キャラは作ったが……どうする!?」となりがちな印象が、個人的にありますし

    このスレだとたまにオリジナル組織が設立されましたけども、そういう”目的地”が曖昧だったので結局長続きせず……みたいになってる感覚はあったり。あとは単純に設定面の複雑さ、とか?(流れがちな理由の一つとして)

    WASP組はありがたいことに割とちょくちょくキャラに言及されたりして貰えてますが、初期にキャラが集まった理由としては「型月改造人間作って聖杯戦争しよう!」という目的があった、というのは大きいのかなぁ、と(結局聖杯戦争自体は立ち消えになっちゃいましたが、増えたキャラでワイワイやろう!)みたいなコンセプトは残った訳ですし……。

    なのでマッドサイエンティスト集団、って以外の方向性に関してそれなりの明示はした方がいいのかも、とか考えます。成果物で根源行きたいのか、世界征服するのか、それとも研究自体が目的で作ったヤツはリリースするから超迷惑集団なのか、とか?

    まぁそれで今後がどうなるか、が丸っと解決する訳ではないでしょうが、ある程度の土台があるとやっぱ色々載せやすいよねって

  • 94ここのえ2025/11/11(Tue) 23:29:48ID:Y4MTYwNzE(1/23)NG報告

    寒くなって全体的な活動量が落ちている…

    久しぶりにキャラを投下します~

  • 95ここのえ2025/11/11(Tue) 23:30:39ID:Y4MTYwNzE(2/23)NG報告

    【名前】柳生九仞/ Yagyu Kyujin
    【異名・表記ゆれ】キュージン・ヤギュウ
    【性別】男性
    【方針・属性】秩序・悪
    【魔術回路・質/量】C/C(外付けの回路によりランクが上昇)
    【魔術回路・編成】変質
    【魔術属性】風・水
    【魔術系統】柳生新陰流
    【起源】武
    【代数】6代
    【所属】宇治陵・柳生忍群
    【魔術/魔術礼装/技能など】
    〇宇治入り
    神殿『宇治の宝蔵』にて生きる“現存する神”の一体、宇治殿との契約。
    極東の法術系統で確認されている八つの神體ではなく、現存する神を擁立している宇治陵では彷徨海の秘匿神理と似て非なる保存方法が行われている。『宇治の宝蔵』は神域の陰陽師、安倍晴明の手による異界ともされる。海神・大綿津見神の住まう宮殿である『綿津見宮』に通じるとされる門が固定化されており、これを開く事ができたならば、常世──すなわち神の世界の力が得られる事もあるだろう。宇治殿も正確には現世に存在する訳ではなく、この固定化された『門』の奥から顔を覗くのに収まっているだけ。
    三月三日に行われる『宇治入り』の日のみ、綿津見宮すなわち常世(星の内海)へと繋がることで第五真説要素(真エーテル)を引き出し、これによって物理法則(秩序)から空想を保護し、実践してきたという。その上で、本来ならば摩耗していく神秘を留めていられるのは、純粋に神殿自体が、ひとつひとつ国を買えてしまうほどの聖遺物を幾多も納めることで神代に等しい環境を維持しているからでもある。

  • 96ここのえ2025/11/11(Tue) 23:30:56ID:Y4MTYwNzE(3/23)NG報告

    >>95
    〇水月
    柳生新陰流に於ける極意のひとつ。
    剣者が到達する最高の位。究極の境地。
    立ち向かふ その目をすぐに 緩むまじ これぞまことの 水月の影。
    柳生宗矩が著した『兵法家伝書』の下巻「活人剣」にはこう記されている。「此尺のうちへ踏入り、ぬすみこみ、敵に近づくを、月の水に影をさすにたとへて、水月と云う也。心に水月の場を、立ちあはぬ以前におもひまふけて立あふべし。尺の事は口伝すべし。」と。
    ここで言うところの『水月』とは立ち合いの場における座取り、身を置く場所のこと。
    月の陰が水に映っている時、それに斬りかかっても決して月は斬れない。
    柳生宗在の門弟、佐野勝舊が著した新陰流の形の目録の註釈書『柳生流新秘抄』「九箇必勝」には次のように記されている。「水月と云ふは立相三尺のことなり、互にあたらざる場なり、これを中りかけて行うことを越すと云ふ也、越すところ様々あり、懸待有を以てこす、敵のあそびをこす、遊びと云ふは働きの抜くるところなり、移りうつす真の水月などと云ひ、向上の習ひあり」という。

    〇神視
    元々、“退魔”は脳で身体を書き換えて自己暗示による変体を可能とする。
    脳の“共通認識覚(チャンネル)”の切り替えは異能さえ生み出す。
    限界(いのち)を覗くことができる透視の一種。
    対象の存在規模を視覚化して見ることで、線や点を切ることでエネルギーそのものを直接削ることができる。また他者ではなく自身を視ることで、内外の要因を無視して常に最大値の行動が可能。すべての知性体が持つ高次元への可能性。すなわち魂の限界。霊核(たましい)・霊基(にくたい)こそ人間と変わらないが、神霊に等しくなる。
    剣術に対する神性の付与────柳生新陰流を司る神/カミと化す。
    『水月』の術理を対人魔剣に拡張する。
    ────間合い自在。
    無限遠点の概念を宿した縮地の魔剣。すなわち『無限』の術理なり。

  • 97ここのえ2025/11/11(Tue) 23:31:22ID:Y4MTYwNzE(4/23)NG報告

    >>96
    【解説】
    大和国(奈良県)の国侍、柳生一族。
    菅原道真の第四世、紀伊守重宣の末裔。あるいは播磨国赤松氏と同累の村上源氏とも。その孫である大膳亮・永家が藤原頼通の家司である関係により長暦元年、大和国四カ郷を春日社に寄進して神領とした際、四カ郷のうちの一つ小柳生の庄の奉行に任じられ地名を取り姓としたのを由来とする。
    この柳生庄と呼ばれる隠れ里は伊賀などの忍びの里と隣接した土地柄で、柳生一族は伊賀や甲賀などの土豪、俗に忍者と認識される家柄の家と血縁関係にもあった。
    例えば、柳生宗矩の母・春桃御前(於鍋)は伊賀の土豪・奥原家の出身である。
    剣豪・上泉秀綱を祖とする剣術の流儀「新陰流」は秀綱より柳生石舟斎に技が授けられてのちは代々柳生家により相伝され続けたことから、柳生新陰流の俗称で呼ばれることが多い。門人には柳生家のみならず荒木又右衛門など名立たる剣客も名を連ねる。
    柳生庄の大和柳生、宗家である尾張柳生。そして柳生宗矩を祖とし、徳川将軍家の兵法指南役として隆盛した江戸柳生。光差す「表」の柳生家当主ではなく、薄暗き「裏」の柳生家総帥によって統べられる陰の柳生たる忍者軍団。彼らは直接的な戦闘のみならず、暗殺、斥候、諜報など多彩な技能を有している。

    柳生忍群の一部は、いまだに藤原氏の家司として『宇治の宝蔵』の管理に従事している。
    現実の平等院鳳凰堂と同じく、末法初年に当たると考えられた永承七年(1052年)に建立された『宇治の宝蔵』。宇治川という鏡面結界(鏡界)を隔てて複写された、魔術的に浄土の概念を体現している。そこに納められたのは貴重な宝物や聖遺物だけではなく、ただ在るだけで多くの呪いを放つ酒吞童子(伊吹童子とも)の首、大嶽丸の首、玉藻の前の遺骸といった呪体も含まれていた。稀代の陰陽師・安倍晴明が集めた超抜の職能集団、後の源氏の技術者となる者達の一部など、選りすぐられた藤原氏の家司が代々これを守護する家来衆(候人)となった。宇治殿すなわち宇治川の龍神と化した藤原頼通を奉じる法術系統『宇治陵(うじのみささぎ)』を組織した彼らは藤原氏摂関家の重宝が納められた宝蔵の管理という役目を背景に、歴史の中で揺るぎない地位を獲得してきた。安倍晴明の名声を背景に一大勢力を築いていた源氏が全国に離散した後、柳生氏(後の大和柳生)の一部が支配的となる。

  • 98ここのえ2025/11/11(Tue) 23:31:54ID:Y4MTYwNzE(5/23)NG報告

    >>97
    宇治柳生の麒麟児。
    柳生新陰流に法術系統である退魔を組み合わせた、柳生忍群の『数字持ち(ナンバーズ)』のひとり。宇治陵の主神である宇治殿へ捧げるものとして、神秘狩りを執り行う。
    その対象となるのは────

    〇人物像
    言動は軽薄そのもので、関西弁(京言葉)を常用する。
    魔力のマの字も知らず、のうのうと生きる只人。
    児戯に等しい西暦以後の魔術を修める魔術師。
    『宇治陵(うじのみささぎ)』の“殿上(でんじょう)”に劣る“地下(じげ)”の魔術師。
    初対面・目上の相手であろうが、誰に対しても「〇〇君」「〇〇ちゃん」付けするなど、馴れ馴れしく舐め腐った態度を憚らない。要するに他者を軽んじているのだ。魔術世界にありがちな貴族主義・選民思想に凝り固まっており、力で劣る者を徹底的に見下している。
    上昇志向と実力主義に根差した差別意識を隠そうともしない一方で、宇治陵が奉じる『宇治殿』への信仰心は本物。宇治陵の“退魔”──『神秘狩り』にも積極的なのは宇治殿へ神秘を捧げれば捧げるほど、現世で発揮できる力が増すという実益あってこそ。最強への飽きることのない羨望が故である。逆に言えば、力を与えてくれる存在であれば従うに足ると考えているのだ(もっとも下剋上の意志は露骨なのだが)。

  • 99ここのえ2025/11/11(Tue) 23:32:38ID:Y4MTYwNzE(6/23)NG報告

    >>98
    誕生日:3月3日
    年齢:21
    身長・体重:180cm・78kg
    出身:日本
    イメージカラー:深緑色
    好きな物:独立不羈の強者
    嫌いな物:無知の不知、強さを理解しない弱者
    外見:つり目で切れ長の顔立ちを持つ、若い銀髪の男性。
    願い:最強
       自分のサーヴァントとの果し合い(聖杯戦争参加時)
    決戦の日:柳生秘剣帖

    【台詞例】
    「────魔に寄るんなら、斬るで」
    「神秘狩り。分かるやろ、君は今から狩られる側や」
    「御留流やで? 只人に剣を抜くわけあらへん。抜いたら斬らなあかんやろ」
    「自己暗示による変体、神視の秘奥がこれや。劣化した魂・体を捨てて新しい魂・体に新生する『転生(リポップ)』の儀式。転生の際に心臓(新生体)に魔力を圧縮して、『先代』であったんは魔術刻印になって、『今代』に生体情報が刻まれる。宇治殿のバックアップがなければ一生使えへん大嶽丸の法術や。面白いやろ? 永遠に斬り合うことができる訳やし」
    「勝つんは僕や!」

  • 100ここのえ2025/11/11(Tue) 23:33:11ID:Y4MTYwNzE(7/23)NG報告

    >>99
    【因縁キャラクター】
    シャクラ・ヴィシュヌヤシャス
    「なんやねん、あれ。理屈は分かるで。僕も神代の魔術形式を扱うのやから。それでもあり得へんのは魔術回路と繋がらない高速神言でもない大魔術を連発して、どうして魔術回路が焼き切れへんのや、っていうこと。怪物やわ。人間じゃあらへん」

    荒屋敷ゆきな
    「ちっ。宇治殿は何を考えとるんや、こんなカスに目ェかけても仕方ないやん」

    【登場SS】
    【備考】
    【イメージ人物】
    【テーマソング】
    【製作者】[[ここのえ]]

  • 101ここのえ2025/11/11(Tue) 23:33:58ID:Y4MTYwNzE(8/23)NG報告

    >>100
    アトラス柳生というワードを使いたかったけど、アトラス院の兵器は持ち出し禁止なので「それってアトラス院所属にする意味なくない?」みたいな自己矛盾に陥るなど幾星霜

    やられ役のイメージ
    この退魔師・神秘狩りという動機でどこにでも顔を出せる……ようにしているけど、そうすると逆に使えなくなるという創作あるあるの呪いに掛かりそうな未来しか思い浮かばず笑っている(笑い事ではない)

  • 102レージュ2025/11/12(Wed) 13:13:41ID:M2ODY1Njg(1/1)NG報告

    >>101
    柳生の関係者で口の悪い銀髪キツネ系男子ですって……好きィ!

  • 103黒鹿ファン2025/11/12(Wed) 15:14:59ID:A3NTE4MjQ(1/1)NG報告

    >>92
    組み合わせ…媒介…二つが一つに…
    調和を促す方向での合体魔術がイケる可能性が……??

    横好きでもそんな語らずにはいられないほどの熱量あるのは私とてもイイと思いますの

    >>93
    ふーん、ふんふん……
    そういうことなら足元ある程度固めて、絶対にやることひとつ決めて、それからですね

    やるなら以前に少しだけやった「超短期型リアルタイム制リレー企画」みたいな感じになるかなぁ

    >>101
    なぁるほどぅ?なにやら直結気味の伝承方法が興味深いですね…
    退魔・神秘狩りってことならそりゃもううちの子を全力で凸らせてみたいもんがありありありり

    あとほぼ関係ないですが誕生日が私と一日違いでほんのり親近感…

  • 104ここのえ2025/11/12(Wed) 22:24:50ID:QxNTg2ODA(1/4)NG報告

    >>102
    柳生。地味にレージュさんの十兵衛をリスペクト
    某先行上映見て「やっぱこういうキャラ造形が癖なんだよな〜」っていうのを再確認したりしなかったり
    >>103
    神視を使っていれば欠損・死亡もOKな具合です
    さらっとスレ遡った感じだと横浜で「そらもちろん機神サマを狩りに来させてもうたわ。最強の幻霊つくってそれを狩るのもええね」というパターンもある、かなと

  • 105ここのえ2025/11/13(Thu) 00:16:26ID:U4NDY3OTM(9/23)NG報告

    聖杯大会運営まとめwikiに登録してきました~
    やっぱルビ使えると手間は増えるけど()をルビとは別の(別の言い換え・補足)に使えるようになるのは個人的に好みですわね

    >>103
    一日違ければ『宇治入り』…藤氏長者の儀式の日だったんですか!?
    平等院鳳凰堂で宇治入りの儀式しないと…(謎の勧め)

  • 106黒鹿ファン2025/11/13(Thu) 11:43:54ID:QxMjI2ODQ(1/1)NG報告

    >>104
    なぬ?
    なにィ
    き、来てくれると……? 横浜に来てくれるんですか……?

    >>105
    一日遅ければ儀式の日でしたねぇ…
    バースデーに京都行かなきゃ…(使命感)

  • 107監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/13(Thu) 22:12:23ID:QwNzEwNjc(3/7)NG報告

    他作者様のキャラ使いけど、プロフィール見れないから困った事になってます。

  • 108◆B8D4AQBhU22025/11/13(Thu) 22:20:35ID:M2NDQ0OTk(7/17)NG報告

    >>103
    まぁこういう企画やらだと”解りやすさ”大正義っていうか、やっぱシンプルなのが一番!というか?
    「1+1=2!」ぐらい直観的に情報が入ってくる方面にした方が全体としてのやりやすさはどーしても上な気がする。ま、個人的な意見ですし、だからっつって複雑なのは一切ナシ!というのも良くないだろうって訳ですが。
    >>107
    >他作者様のキャラ使い
    ちなみに誰のキャラとかです?

    ……やっぱ聖杯大会まとめwikiへの移植……。登録に関しては細かい条件は抜きにして「SS使用&登場頻度高いキャラが優先!」なゴーゴーゴー!でええんかな

  • 109黒鹿ファン2025/11/13(Thu) 22:23:28ID:c1MjU3OTI(42/275)NG報告

    >>107
    おまかせあれ…欲しいキャラを挙げてもらえれば貼り付けにいきますよぉ…

  • 110監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/13(Thu) 22:25:15ID:QwNzEwNjc(4/7)NG報告

    >>108
    >>109
    とりあえず、今思い浮かべてるのはクローディアさん所のイダスと、ユージーンさん所のパラス・アテナですかね。

  • 111◆B8D4AQBhU22025/11/13(Thu) 22:32:59ID:M2NDQ0OTk(8/17)NG報告

    >>110
    へいお待ち!このページに見返したいキャラの名前、とかこんな感じのキャラいた気がするので確認したい……、とかあれば可能な限りは対応します。手が回らない場合は黒鹿さんとかお願いします……。
    https://seesaawiki.jp/fatetv/d/%b1%dc%cd%f7%cd%d1

  • 112監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/13(Thu) 22:49:30ID:QwNzEwNjc(5/7)NG報告

    >>111
    ありがとうございます。お手間をかけて申し訳ない。

  • 113黒鹿ファン2025/11/13(Thu) 23:17:47ID:c1MjU3OTI(43/275)NG報告

    数分間ずっと「今編集中だから後にしろ(要約)」と表示され続けた私に悲しき現在…

    それと関係ないよーなあるよーなナニカで裏・冒険旅行記的なのを閃いてしまってどうしましょ…

  • 114◆B8D4AQBhU22025/11/13(Thu) 23:20:06ID:M2NDQ0OTk(9/17)NG報告

    >>112
    コピペするだけですので負担的にはそんなに……。
    >>113
    すまない……。

    >裏・冒険旅行記的なのを閃いてしまってどうしましょ…
    GOGOGOGO!!!!

  • 115愉悦部inクローディアァ!2025/11/14(Fri) 19:50:43ID:AzMzYxMjY(1/3)NG報告

    >>110
    おお、イダスが……、今夜辺りやってみよう。
    編集が楽だといいんだけど。

  • 116◆B8D4AQBhU22025/11/14(Fri) 19:57:43ID:czMzk4MjI(10/17)NG報告

    こーいう時若干勇み足しがちなのが自分の弱点……?

    >>115
    一応ゲルトさん用wikiへの移植はやっちまいました。聖杯大会まとめwikiの方もある程度ルール固めてキャラ&SSの移植スタート!ってやりたいですねー。

  • 117愉悦部inクローディアァ!2025/11/14(Fri) 20:52:41ID:AzMzYxMjY(2/3)NG報告

    >>116
    おぉ、ありがとうございます。

  • 118黒鹿ファン2025/11/14(Fri) 21:35:20ID:IzNDI5NzY(44/275)NG報告

    キマラナイ…冠位弓がキマラナイアルヨ…
    みなさんは…どうですかい…?

    >>114
    >>116
    あ、あれっ?そこまで…?
    そんな風に気にせずともいいんですのよ…?
    私ただ数分ハテナマーク浮かべてただけだったので…

  • 119山星2025/11/14(Fri) 22:44:26ID:Q5MzM1NA=(1/39)NG報告

    ルカ・メルトから遷延の魔眼をデリートしつつここのえさんから借り受けた収斂の魔眼をどうにかして組み込んだキャラ改修を自キャラでやりた〜い

  • 120◆B8D4AQBhU22025/11/15(Sat) 01:23:36ID:EwMzUxNDU(11/17)NG報告

    >>118
    バーヴァン・シーにしましたねー。性能的にも手札多くて強いし。全再臨、好きだし。
    自分はどっちかといえばランサーが決まらんですね。暫定冠位はvsインドラ優先でヴリトラにしたけど、さて自分の癖となれば……どうなんだろう?的な


    >私ただ数分ハテナマーク浮かべてただけ
    それは……自分は結構気にしぃなので……。メンタルの立ち直りは多分かなり早い方だろうけど、ダメージは割と受けやすいタイプなのだ

  • 121愉悦部inクローディアァ!2025/11/15(Sat) 04:10:37ID:M1NTQ3ODU(3/3)NG報告

    >>118
    私はトリスタンです。
    これまで対剣、他のストーリーでも出ずっぱりかつ要所要所で活躍してくれるので。
    >>120
    自分の癖に正直に、ね……。
    私は癖に従い槍黒オルタを冠位にしたので。
    掘り下げがあまり無されてないから解釈のしがいがあるのよ。

  • 122ここのえ2025/11/15(Sat) 08:25:26ID:I0NzM5MjA(1/1)NG報告

    冠位弓はアルジュナ!
    だけど同じ礼装条件のギルとダメージが全然違うと凹むんだぜ!特攻火力くれ

    こそこそ噂話
    神視、神視の魔眼は『現在視』系の異能だったり
    >>119
    壊れちゃった系男子のルカくんの話だったんです!?
    見た〜い!

  • 123ディック2025/11/15(Sat) 08:30:16ID:U1Mzc5NTA(1/1)NG報告

    >>118
    自分はグランドアーチャーをゼノビアにしました。理由は好みだからです。

    >>120
    グランドランサーはスカサハにしました。FGO開始前のCMで一目惚れして以来、大好きでしたから決めました。

  • 124あやか◆8UqAuWjxP.2025/11/15(Sat) 12:17:26ID:M3MzU5NjU(1/1)NG報告

    >>118
    浪漫とノリで超人オリオンに。
    バスタークリティカルが強い強い。

  • 125レージュ2025/11/15(Sat) 13:04:38ID:IwMzg5ODU(20/83)NG報告

    >>118
    推しと推しの推しなので、このペアにしました!

  • 126◆B8D4AQBhU22025/11/15(Sat) 14:51:28ID:EwMzUxNDU(12/17)NG報告

    >>121
    >自分の癖に正直に、ね……。
    現状のランサー、あんまり癖にドンピシャなサーヴァントいないんですよねぇ。強いて言えば上杉景虎とかメリュジーヌですが、イマイチ踏ん切れない


    そんでちょっと現メンバー見てるっぽいですし、聖杯大会まとめwikiのキャラ登録に関する諸々を決めたい。ガチガチの規則は難しいでしょうが、「作ったので登録!」は避けてある程度の制限を付ける、というのはアリだと思うのですが、皆様的にはどうでしょうか?

    ”鯖鱒ともに10登録までは無条件OK!でもそれ以上登録するならSSもちゃんと書いてこう”みたいな感じにはしたい(キャラだけじゃなくてキャラによるストーリーも見たいし)のですが……。

  • 127黒鹿ファン2025/11/15(Sat) 15:28:16ID:cxNjAxNjA(45/275)NG報告

    >>120
    >>121
    >>122
    >>123
    >>124
    >>125
    なんやかんやでみんな割とバラバラなのが楽しかったりする私
    そんな私は最古参エースのアルテミスか推しすぎるツタンくんかで悩みまくってます…キマラナイ…

    >>126
    これは断言する勢いで言いますが絶対に意味ないですよそれ
    SS書いてない人にキャラ数の制限を課したところで「じゃあSS書こう」とはなりません。「じゃあ別のところで作ろう」ってなるだけです
    そもそもキャラを動かすこととキャラを作ることじゃ消費カロリーも使う脳みそも違いすぎるので同列に扱えるわけがありません

    みんなにSS書いてほしいと思うならまず自分からガンガン書いていくしかないんです。根拠あやふやなルールを提示して書いてもらおうだなんて以ての外ですよ
    それでなくても趣味の場なんですからルールで誘導するより、楽しそうな企画なり舞台なり作って引きつけるほうが効果あるに決まってます

  • 128◆B8D4AQBhU22025/11/15(Sat) 15:36:01ID:EwMzUxNDU(13/17)NG報告

    >>127
    そりゃそーだ。そうだよなぁ……。うん……。



    じゃあやっぱ新規聖杯戦争やりますか!?前にちょっと募集したけど結局流れちゃった訳ですし!

  • 129名無し2025/11/15(Sat) 16:32:42ID:I2MzgzMDA(1/1)NG報告

    ウルクに植林するんだよ
    イチイの樹で埋め尽くすんだ



    いつぞやのウサギ娘のお衣装メモです

  • 130黒鹿ファン2025/11/15(Sat) 17:54:35ID:cxNjAxNjA(46/275)NG報告

    >>128
    やるにしても聖杯戦争リレーは一回仕組み丸ごと見直さないといけないと思います
    完結だけを目指していた伊草ですらグダグダになってしまったんですから既存のやり方はもう厳しいでしょう

    >>129
    背中そうなってたんです!?
    まさかまさかのアリス+バニーなハイブリッド衣装とはね……そりゃかわいいに決まっておりますわ……!

  • 131レージュ2025/11/15(Sat) 19:16:41ID:EyMzMwOTA(1/1)NG報告

    >>129
    プルフラス「ワハハハ!中国が幻の菓子、何するものぞ!(お玉ガンガン)」

    ちゃんとつくれるかなあ

  • 132火村の人◆B6zn8Yp5B.2025/11/15(Sat) 19:51:08ID:M4MTAyOTA(1/1)NG報告

    新型コロナでちょっとぶっ倒れてました(唐突な自語り)
    一度かかったのにまたかかるもんですね…。私が言うのも何ですが皆様も今の時期はご注意を

    >>101
    柳生忍群、数字持ち(ナンバーズ)と中々に心くすぐられるワードの数々よ
    彼が「九」という事はこの上にざっと八人くらいはいるって事になるんですかね?

    >>118
    あれこれ候補はいましたが、最終的に一番安牌そうなプトレことプトレマイオスに決めました
    バフ積んでから単体宝具側に切り替えてぶっぱできるのが最高に楽しい

  • 133黒鹿ファン2025/11/15(Sat) 20:58:46ID:cxNjAxNjA(47/275)NG報告

    >>132
    おぉう、ご自愛くだされ…
    この時期は起き抜けに暖かい飲み物をおなかに入れるといいですぞ…最近の私のモーニングルーティーンですぞ…

    本好きおじいちゃんは良いもんですよねぇ
    正直まだちょっと…迷ってたり…

  • 134◆B8D4AQBhU22025/11/15(Sat) 23:02:49ID:EwMzUxNDU(14/17)NG報告

    >>132
    お大事に……。自分はイマントコ深刻状態になった感じはないので……健康気をつけよ

    >>130
    >聖杯戦争リレーは一回仕組み丸ごと見直さないといけない
    >既存のやり方はもう厳しい

    現状の問題点としては企画発足+メンバーや舞台設定の決定は割とすんなり行ってますんで、結局は
    ・(>>127でも言及あるけど)SSを書くには精神&肉体的なリソースが膨大
    ・そもそもメンバーのアクティブ状態がまばらになるんでスムーズに進行しないがち
    辺りですかねー。

    すっげぇ本末転倒感もありますが、リレーSSの目的って”複数人で聖杯戦争のシナリオ作って盛り上がろう”な訳だし、企画参加メンバーの都合がつく日を決めて、そん時にワイワイ相談しつつシナリオを想像、ってすれば一応完走はする、のかなぁ
    それだと結局SS執筆に繋がるのではないだろうけど、最近は個人SSもある訳だし……

  • 135あやか◆8UqAuWjxP.2025/11/15(Sat) 23:34:08ID:U0NjU2NTU(1/6)NG報告

    >>133
    お 待 た せ 。
    NPC枠でロレンシオのキャラシ(暫定)が出来たから投下するよ!

  • 136レージュ2025/11/15(Sat) 23:39:18ID:IwMzg5ODU(21/83)NG報告

    >>132 
    どうかお大事になさってください……!

  • 137あやか◆8UqAuWjxP.2025/11/15(Sat) 23:51:00ID:U0NjU2NTU(2/6)NG報告

    >>135
    では行くよー

    【氏名】ロレンシオ・バルベルデ
    【性別】男
    【年齢】タララーワより歳上
    【出身】スペイン
    【身長・体重】179cm・79kg
    【肌色】白【髪色】浅葱【瞳色】青【外見・容姿】温和な人相だが体格もあって日本人視点だと強面

    【属性】中立・善
    【魔術系統】植物魔術、土魔術、強化魔術、改造魔術
    【魔術属性】土
    【魔術特性】模造と上書きと改修
    【魔術回路】質:A 量:A 編成:正常
    【起源】荒事

    【所属】J.C.バルベルデ

  • 138あやか◆8UqAuWjxP.2025/11/15(Sat) 23:59:41ID:U0NjU2NTU(3/6)NG報告

    >>137

    【魔術】
    ・植物魔術
    ビオランテとほぼ同じ使い方をしているが、農業が本業だけあって品種改良に使うことが多い。
    ・土魔術
    土壌の状態維持や改善に使う。
    悪い使い方をすれば土中に膨大なアルカロイドを発生させたりもできる。
    【外見・容姿の詳細など】
    忍者と極.道の竹本初代組長のアングロサク.ソン版
    【人物像】

    イメージカラー:よもぎ色
    特技:農業、農産物の品種改良と加工、ビジ.ネス(経済侵略)、拷問、殺人、謀略、害虫・害獣の殺処分
    好きなもの:農業、家族(夫婦共有の愛.妾含む)、従業員達一同、銃器収集、ブラック企業の敵対的買収
    嫌いなもの:身内に無用の手出しをするカ.スども、野菜泥棒、敵対的買収被害
    天敵:次女

  • 139あやか◆8UqAuWjxP.2025/11/16(Sun) 00:01:31ID:QwMzYyNTI(4/6)NG報告

    >>138

    【一人称】私 【二人称】君、貴殿、お前 【三人称】あれ、彼、彼女
    台詞例
    「嗚呼〜孫二人を一度に抱けるとか僥倖だろぉ…。ビオランテが結婚した後が楽しみじゃ〜」

    「プリシラ…。お前だってパリに留学したじゃないか。ビオランテの留学先も大きい都市じゃないとアンフェアだろ?」

    「リガヤプロ!殴るならパパだけにしなさい…!!」

    「カンデラリア〜。今夜はどんなプレイでタララーワをヒーヒー言わせようか?」

    「タララーワ。その集合写真に写ってる奴らを全員呪え!」

    「野菜泥棒を一匹殺処分(ひとりころした)だけでも殺人罪は成立するからなぁ」

    「リヒターがな、時計塔を出て行ったって、イスマエルから国際電話来てな…」

  • 140あやか◆8UqAuWjxP.2025/11/16(Sun) 00:03:14ID:QwMzYyNTI(5/6)NG報告

    >>139

    【来歴】
    スペインのアンダルシア州が資産家一族、バルベルデ家の現当主(J.C.バルベルデの理事長と兼任)を務める老紳士で、アンダルシア屈指の大農場『オハ・エスメラルダ』を経営する。
    バルベルデ家は公爵位を持つため、正真正銘の百姓貴族。
    プリシラ、リガヤプロ、ビオランテの実父にして、ミラグロスとバイディワの祖父。
    やれる範囲内で失業率低下に尽力し、前科者でも気にせず雇用するため地元セビリアでは名士・篤志家として有名。
    グループ内での支持も厚く、今や理事会は当人を除き「オハ・エスメラルダを受け継いだ人が次期当主兼理事長だろ」になっている。
    子供の頃から農業に精通・邁進しており、大学進学も農学部一本に絞るつもりだったがバチジェラート(※日本の高等学校にあたる)の恩師に「大規模な農場を経営するなら先に経済学と経営学を勉強なさい。あなたは英語ができてご実家も大富豪ですから、農学はその後でブリテンかアメリカに留学して最先端のを学べばよいのです」と強く勧められ、マドリード中央大学から改名間もないマドリード・コンプルテンセ大学の経営学部へ進学した。
    後に妻となるカンデラリア(獣医学部)との馴れ初めもこの頃。
    卒業後、アメリカへと留学しニューヨーク州にある名門大学で農学を学んだ。
    帰国後に継いだ実家所有の大農場を組織化・企業化する形でオハ・エスメラルダを起業。
    翌年にようやくカンデラリアと結婚。
    経済学・経営学の知識(+アメリカ留学中に読んだ経営学の論文の内容)をフル活用して一族の各々がやっていた仕事も組織化・企業化してまとめ上げ、新興の企業グループ『J.C.バルベルデ』を結成したのもこの頃。
    夫婦共有の愛妾となるタララーワと出会ったのは後に長女プリシラが生まれてからである。
    家庭は円満で輝かしい業績も積んだ一方、その人生はJ.C.バルベルデを結成してから裏で敵対的買収者や野菜泥棒の死体を積み上げる血塗られたものにもなっていった。
    家族ぐるみの付き合いであった友人・イグニス夫妻の仇討ちも即断即決で実行している。

  • 141あやか◆8UqAuWjxP.2025/11/16(Sun) 00:07:11ID:QwMzYyNTI(6/6)NG報告

    >>140

    【性格】
    バルベルデ家らしく温和なお人好しながら外敵には苛烈という傾向が非常に強く、人情と残忍性を兼ね備える。
    家族と会社と従業員に迷惑をかけたくないから自分の犯行だとバレないよう工作するだけで、外敵に対する拷問と殺人は躊躇も後悔もせず、時には爽やかに微笑みながらそういう事をする極めて残虐な側面を持つ。
    さながらスパニッシュマフィアならぬスパニッシュヤクザ。
    家庭ではマイホームパパにして好々爺だが中々にお盛んでもあり、タララーワが腰と股関節の筋肉痛に悩む原因の片割れだったりもする。
    【役どころ・コンセプトなど】
    リアル百姓貴族兼ヨーロピアン極道。

    以上。
    台詞例はこれでもヤバ過ぎるのを削りました。

  • 142ここのえ2025/11/16(Sun) 03:35:08ID:A5MjI3NDA(2/4)NG報告

    >>132
    そうですそうです。中には十兵衛の名跡を継いでいたり、数字が大きい人が『最新の柳生』だったり
    >>141
    やばそうなのを削ってこれ...!?
    怖い怖いよぅ

  • 143ここのえ2025/11/16(Sun) 03:50:06ID:A5MjI3NDA(3/4)NG報告

    七つの塔を持つ古城。
    この七塔には七家があり勢力をお互いに争う。
    日中でGMが用意したアクションを選択。夜間で戦闘が行われた一日が終わり、七日目に聖杯が現れる。
    PC①...◯◯家(後にセイバーを召喚する)に雇われた魔術師である。
    などなど

    リレーSS、TRPG風にハンドアウト渡して用意したシナリオをチャット形式で1日でばっ!と終わらせるのをやってみたい...

  • 144黒鹿ファン2025/11/16(Sun) 11:28:15ID:E5NzczNDQ(48/275)NG報告

    >>134
    うーん……伊草の名前を出しても「相談」「話し合い」だけで何とかなると思っているならちょっと考えなおしてほしいですね
    何ともならなかったでしょう?

    >>143
    いいですねぇ
    とくに1日限定っていうのはめちゃくちゃいいと思います
    最悪の形で大事故を起こしてもその日限りで終われるっていうのは絶対つおい

    >>141
    もったいない…なぜにやばすぎるセリフとやらを削ってしまわれるのか…
    この感じだとスパニッシュヤクザらしく殺意マシマシだったりするのかしら
    …いやちょっと漏れてらっしゃいますわね…

  • 145◆B8D4AQBhU22025/11/16(Sun) 12:45:58ID:Q3MzA0Njg(15/17)NG報告

    >>144
    あーいや。ん~、伝え方が下手でしたねコレ……。
    自分がイメージしてるのはここのえさんの>>143案みたいな感じです

    全員の都合が合う日を決めて(まぁ1日かな?ぐらいの想定)、あとは当日に

    GM「じゃあ開始します。サーヴァント召喚しましたね?よしスタート」→剣陣営「じゃあ自分挑発するんで誰かのります?」→弓、狂「『いきます』」術「自分は偵察で……」→剣+弓+狂「戦闘過程と結果はこうで~、こんな感じ?」部外者陣営「まぁそんな風ですかねぇ」→槍「ウチは初手喧嘩したんで仲直りが終わりました~。喧嘩内容は○○」

    GM「はい各陣営の行動終わりですね~。やり残しは?無い?了解」

    GM「では2日目に移行です。どんな事したいですか?」→各陣営「『○○したい』」→GM「じゃあ騎さんと剣さんがかち合うんでそこに術陣営割り込めるんでは?」→剣+騎+術「大丈夫!」→GM「槍さんと暗さん、弓さんはどーします?」→「ウチは~」

    SS執筆ぐらい時間はかけないけど、ひとことで終わるぐらい短くもない、ぐらいのチャット形式というか……。リレー企画を始める前に「ウチはこういう動きになりそうです」とか構想言うじゃないですか、アレをもうちょっと拡充して、みたいなイメージですね

  • 146あやか◆8UqAuWjxP.2025/11/16(Sun) 14:24:03ID:I3NDMwNTY(2/3)NG報告

    >>142
    危害を加えなければ人畜無害で野菜と肉の規格外品をお裾分けしてくれる百姓ヤクザだよ、怖くないよ〜。(戯言)

    >>144
    別の意味でヤバいものになった気がしたんで削りました(パロディの仕方がアレ)。
    以下、反応が良ければ復活するかもしれない、削った分。

    「おーし従業員達(みんな)ー!野菜窃盗団全殺処分(みなごろし)まで残り僅かだ!頑張るぞぉっ!!」

    「従業員達(みんな)ー!!殺人(かくご)決めろぉおおおおっ!!!」

  • 147火村の人◆B6zn8Yp5B.2025/11/16(Sun) 19:45:42ID:Q3NTY1MzI(1/1)NG報告

    >>133 >>134 >>136
    ありがとうございます、皆様のお気遣い痛み入ります…

    >>141
    野菜泥棒に対する殺意が無慈悲(エゲツネ)ェ…
    盗んだ側も下手な熊よりおっかない御仁に襲われるとは想像だにせんでしょうな

    あとしれっとタララーワさんと何やってんですかこのお祖父ちゃん(白目)

    >>142
    >十兵衛の名跡を継いでいたり、数字が大きい人が『最新の柳生』

    ほほう、それは実に興味深い…

  • 148黒鹿ファン2025/11/17(Mon) 20:25:07ID:Y3OTQ1Mjg(49/275)NG報告

    ほぼほぼ見切り発車でいきます!
    番外っぽさある冒険旅行記のお時間じゃー!


    >>145
    それ、は……たぶん……盛り上がりようがないというか、リレーじゃなく雑談の範疇に収まってしまうと思います……

  • 149黒鹿ファン2025/11/17(Mon) 20:25:14ID:Y3OTQ1Mjg(50/275)NG報告

     side-ヨモ・ヘルメ

     巨木が自分に向かって倒れてくるならこんな光景だろうか。
     夕日が差し込む放課後の教室にて。ヨモ・ヘルメは目の前に見えるものがどうにも受け入れられず、他人事のようにそんなことを考えた。

    「頼みがある」
    「へっ? ……え!?」

     おお、倒れた巨木がしゃべったではないか。 
     いやこれは巨木ではない。巨木と見間違えるほどの大男の名はモートン・ドラモンド。時計塔・考古学科にある名無しの教室を取り仕切る講師である。
     2メートルをゆうゆう超える巨漢。そして貴族の責務とプライドを重視する。物理的にも精神的にも庶民を見下ろす巨漢魔術師。それがモートン・ドラモンドだ。
     そしてヨモは同教室に通う生徒であり、つまり両者の関係性は明確な上下が存在していた。
     その上下関係が今まさにひっくり返っている。
     モートン・ドラモンドが、ヨモ・ヘルメに向かって、頭を下げていたのだ。

    「先生っ、頭、頭を上げてください!」
    「……しかしこれは講師として、」
    「お話は聞きますからぁ!」

  • 150黒鹿ファン2025/11/17(Mon) 20:25:37ID:Y3OTQ1Mjg(51/275)NG報告

    >>149
     思わずいつも以上の声量で悲痛な声をあげる。
     だが、注目する者はいない。ほかの生徒も、講師の姿も見えない。ヨモは居残りの補習という名目でここに呼び出されていた。それが蓋を開けてみれば自分に向かって頭を下げる巨漢講師の姿だ、驚きもする。
     ようやく頭を上げたことでモートンの禿頭が首が痛くなるような位置へ戻っていく。そして出てきたのはまたも予想外の言葉。

    「君は、霊墓アルビオンを知っているかね」
    「……時計塔の地下にあるっていう、迷宮ですか?」
    「そうだ。かの迷宮のいつでも使える出入口はすべて、秘骸解剖局によって管理されている。正式な手続きを踏まねば出入りすることも叶わない」
    「……はあ」

     ちゃんと知っている話と、どこかで聞いたことがあるような話が半々。
     迷宮の出入口の話がいったいどういう"頼み事"に繋がってくるのか。とりあえず最後まで聞くだけは聞こうと続きに耳を傾ける。

    「だが、例外もある」
    「例外?」
    「いつでも使える出入口は管理されている四つのみ。しかし、管理されておらず一時的にのみ使える出入口というものも存在する」
    「そ、それって危ないんじゃ」
    「もちろん危険だ。さらに言えば出入口は現れる時期も規模も不規則であることが厄介だ。これは時計塔が霊墓アルビオンの直上に構えられているために起きる天災のようなものだ」

  • 151黒鹿ファン2025/11/17(Mon) 20:26:06ID:Y3OTQ1Mjg(52/275)NG報告

    >>150
     たとえば地震のような。
     あるいは雷のような。
     避ける、逃げるといったことは叶わず、備えて祈ることしかできない自然の災い。

    「迷宮から時計塔へ向かって浮き上がるように現れることからその出入口は『泡』と呼ばれている」
    「『泡』……」
    「正式な記録はないが現代魔術科ではこの『泡』を通った不埒者の噂話もある。……まぁ、出処はテレータのやつだ。こちらはあまり気に留めずとも良い」
    「はい……あの、その話をどうして私に?」
    「本題はここからだ。その『泡』が多数かつ集中的に現れるという予言がなされた。この考古学科の近辺にだ」
    「へ? ……え!?」
    「こちらの予言の出処はロード・メルアステア。我らが君主の名をもって、考古学科全体に水面下でのお触れが出ている。『泡』の同時多発表出現象───仮称『嵐』が訪れるとな」

     想像を超えて話が大きくなってきて。
     霊墓。ロード。そして『嵐』なんて話まで出てきた。うっすらめまいを覚えるが倒れるわけにはいかない。

    「そ、それ、それって、私が聞いちゃダメなんじゃ、怒られるんじゃ」
    「もちろん、そうだとも。君のような木っ端の生徒にロード直々の知らせを漏らすなど正気の沙汰ではない。このことがバレてしまえばモートン・ドラモンドの名が傷つくだろう」
    「だったら、どうして」
    「そのリスクを呑んででも君に頼みたいことがあるのだよ。ヨモ・ヘルメ」

  • 152黒鹿ファン2025/11/17(Mon) 20:26:27ID:Y3OTQ1Mjg(53/275)NG報告

    >>151
    「む、無理です。迷宮とか、ロード様が出てくるような場に、私ができることなんて」
    「安心しろ、そちらは我々講師陣の仕事だ。……それよりも君は、ルナ・アードゥルと親しいはずだな?」
    「……え? ルナちゃん、ですか?」
    「そうだ」
    「ええっとそれは……はい、仲良くさせてもらってると、思います」
    「ならばルナ・アードゥルの行動方針も理解しているな?」
    「?? はい」
    「想像してみてほしい。迷宮の出入口が多数開かれる『嵐』の最中に、やつを放り込めばどうなるか」

     どうなるかと言われても。
     魔術大好きな少女の姿を思い浮かべながら考える。
     まず間違いなく喜ぶだろう。霊墓アルビオンに、そこを根とする神秘や幻想種の数々に目を輝かせる。そしてすぐに見ているだけでは満足しなくなるだろう、そうなればぽっかり口を開ける迷宮の出入口を無視できるはずもなく…………。

    「……ぁ」
    「気づいたか。そして私も同じ見解だ」
    「ルナちゃんが霊墓アルビオンに……!?」
    「行きかねん、という話だ。秘骸解剖局に"見学"という名目で出した申請書が突っぱねられた記録も確認している」

     それはルナが霊墓の存在を前々から認知しており、かつ興味を示していたという記録。機会さえあれば今すぐにでも足元の地下迷宮へ潜るという証左である。

  • 153黒鹿ファン2025/11/17(Mon) 20:26:48ID:Y3OTQ1Mjg(54/275)NG報告

    >>152
    「予言された日にちの前後は考古学科とそして法政科の人員が回される予定だ」
    「それにルナちゃんが気づいてしまうと……」
    「考古学科と法政科の双方と事を構えたのちに霊墓アルビオンへ不法侵入、あたりが予想できるな。あの猪突猛進庶民はそれ以上のことを引き起こすだろうが」
    「…………」
    「そも、かの迷宮は現代に残った神秘の中でもとびっきりだ。単身で潜れば命はあるまい」
    「そ、そんなのっ!」
    「ああ認められん。そのような事態は是が非でも阻止する。そのために、君が必要なのだ」

     ようやくヨモは自分が呼ばれた理由を理解し始めていた。
     そして、自分がやるべきことも。

    「本来ならば我々講師が生徒の首に縄をかけてでも止めるべきなのだろう。しかしアードゥルに異常がある、と知られるだけでも危険だ」
    「……だから、私、ですか」
    「肯定する。そして、君たちの友情を利用しなくてはならない私の無力を謝罪する。───このとおりだ」

     再び、見上げるほどの巨漢が頭を下げる。
     対するヨモは、もう、頭を上げてくれとは言わなかった。

  • 154黒鹿ファン2025/11/17(Mon) 20:27:07ID:Y3OTQ1Mjg(55/275)NG報告

    >>153
    「今回の主題は『ルナ・アードゥルを冒険を行かせない』ということになる。君の友人の意にも反する形となるが……引き受けてくれるか?」
    「…………」

     想いのまま出そうになる言葉を一度、唇を引き結んで押し込める。
     この場にふさわしい言葉を探して、選んで、そうしてやっと口を開いた。

    「……わかりました」

     暗がりの瞳にひとつの決意が灯る。
     湧き上がるキモチが抑えるための表情を作る。
     頬に、目に、鼻に、口に、舌に、瞼に、いずれかが声を揃えずとも、それで良しとして。

    「私が、ルナちゃんを、止めてみせます」

     そう、言い切った。

  • 155黒鹿ファン2025/11/17(Mon) 20:27:45ID:Y3OTQ1Mjg(56/275)NG報告

    >>154
     ◇ ◇ ◇

     けれど、切った大見得に反して事は簡単ではない。ヨモは寮の自室のベッドでごろごろしながら妙案を探っていた。
     ルナ・アードゥルという少女を引き留める。これは大変な難題だ。
     なにせ一瞬目を離す間にも消えてしまうような少女だ。その行動の早さと好奇心の強さは五歳児と遜色ない。
     そして行動範囲は五歳児とは比較にならないのだから厄介だ。気づけば単身で国外にいた、という前例も一度や二度ではないと言えばその厄介さが少しでも伝わるだろうか。
     ならば『嵐』の日には最初から国外にいてもらえばいいのでは?
     その画期的な閃きを携えて、ルナに次の冒険を聞いたところ返ってきた答えはまぁ間が悪いものだった。

    『クラッフ先輩からの宿題があるからしばらくは時計塔にいる』……と。

     なんと間が悪い。こんな偶然が起きてしまうから世界ではまだ魔術が信じられているのかもしれない。
     そしてこれで問題はふりだし。
     なにかと理由をつけてルナを引き留める、あるいは時計塔そのものから引き離したいが上手い言い訳は思いつかない。
     あるいは『何も聞かずについてきて』と言えばルナは聞いてくれるかもしれない。何事もなくその日をやり過ごせるかもしれない。
     それでも疑われたら? もし万が一にも『嵐』の存在をルナに知られたら? 
     ……想像する。想像してしまう。ロンドンから離れる汽車の中、耐えきれずに事情を説明する自分の姿。一から十までを聞き終えて、そうして天秤の上に『自分』か『魔術』かを乗せるルナの姿。そして乗せたどちらを取るか、なんて考えたくもない。

  • 156黒鹿ファン2025/11/17(Mon) 20:28:14ID:Y3OTQ1Mjg(57/275)NG報告

    >>155
    「うぅ……」

     後ろ向きな考えだ。都合の悪い考えだ。現実的ではなく悲観的な考えだ。そんなことはわかってる。
     わかっていてもどうしようもないのがヨモ・ヘルメという人間だ。あるいは真府四方というタグの付けられた何千何万何億という細胞群だ。どうにかできるなら、とっくにどうかしてしまっている。
     良くない。良くないことを考えている。考えているなら考えなければいいものを自覚しながら思考している。思考しているフリをして自分がなにかやってるフリをしてなにもしてないなにもできない自分を自分を自分を言い訳したくて言いたくなくて言えるわけもなくてそれでもだからどうしてまたくりかえしてやめろやめろやめてやめろやめろやめろやめるながんばれできるぞできないできるできるできないできないできるできる───ほんとうに?

    「……ッ!」

     跳ねるようにして、がたがたと耳ざわりな音と一緒に床を蹴った。机の上に常備した目的の物に手を伸ばす。
     半ば反射で安定剤を服用する。安定を促すのは肉体と精神の両方。そうでなければ『真府四方』は内から外からどこからともなく瓦解する。
     そんな最悪の未来も今しがた落ち着いた。フゥフゥと乱れた呼吸を整え、暴れたりぬとばかりに脈動する心臓を祈るように押さえつける。
     薬を置いて、けれどまたベッドに戻る気にはなれなくて椅子に座った。力なく頬を冷たい机に乗せるようにして脱力する。
     ここでまた思考に集中するとネガティブが堂々巡りすることをヨモは知っていた。力の抜けた身体もすぐには起こせず、せめてもの抵抗に頭を空っぽにして細胞たちが落ちつくのを待つ。

    「………………」

     何も考えない。何の言葉も浮かべない。ただあるがままの視覚情報を脳に送りこむ時間を維持する。

  • 157黒鹿ファン2025/11/17(Mon) 20:28:49ID:Y3OTQ1Mjg(58/275)NG報告

    >>156
     使い込まれて日に焼けた机。
     考古学科の編入の際に新調したペン。
     結論への繋ぎ方に困って中断したレポート。
     夏真っ盛りであることを示す、赤丸のついた八月のカレンダー。

    「…………。………………あっ」

     思いつくものがあった。机から頬を浮かす。
     カレンダーの真ん中あたりに書き加えられた赤丸。それは友人であるルナ・アードゥルの誕生日であることを示すものだった。また、それは悩みの種である『嵐』が訪れる日でもある。
     これを使うことはできないだろうか。
     どこにも行ってほしくない友達を留められないだろうか。
     少なくとも自分がいつもと違う行動をとる理由にはならないだろうか。
     でも。でも。友達の誕生日を、そんな利用するかのように捉えてしまうのは、良くないことではないだろうか。
     生まれてきたことを祝う。それだけでいいんじゃないか。
     そうだろう、そうに決まっている。ただ祝うだけでいい。それが一番いい。できるものなら、それが一番いいはずなんだ。
     ……できない。
     きっとあの友人は自分の誕生日よりも自分を脅かす神秘を優先する。
     ケーキの上で揺れるろうそくの火を消すことよりも、自分という存在そのものの火を焦がすことを求める。

  • 158黒鹿ファン2025/11/17(Mon) 20:29:11ID:Y3OTQ1Mjg(59/275)NG報告

    >>157
     そういう子なのだ。
     そういう子を止めようと思ったとき『ヨモ・ヘルメ』の取れる手段は限られている。
     止めるのなら。
     止めていいのならば。

    「……うん、きめた」

     なにもかも全部を無事に終わらせてから、それから謝る。ぜったいに謝る。
     決断した。決意した。やることは山積みだ。ヨモは椅子をゆらして立ち上がった。
     呼吸はもう、とっくに収まっていた。

  • 159黒鹿ファン2025/11/17(Mon) 20:30:10ID:Y3OTQ1Mjg(60/275)NG報告

    >>158
    という感じにやっていきます時計塔編です
    目指せフルパ

  • 160あやか◆8UqAuWjxP.2025/11/17(Mon) 22:58:08ID:U4NjgwNDI(1/1)NG報告

    >>147
    >下手な熊よりおっかない
    スペインの裏社会では、オハ・エスメラルダから野菜を盗むのは自殺願望持ちかバカのすること。
    よくて四肢を撃たれてから警察に突き出され、下手すれば生きたままジブラルタル海峡に…。

    >何やってんですか
    カンデラリアと一緒にタララーワをヒーヒー言わせてます(意味深)。

  • 161◆B8D4AQBhU22025/11/18(Tue) 11:16:09ID:IxMjExMTQ(16/17)NG報告

    >>148
    まぁそれはそうなんだけど、前例を参考に「みんなで聖杯戦争!」を完走まで&脱落抜きでやりきるならこんな感じでやるしかないのでは?って印象はありまして(個人意見)

    今までを考えると、時間かけるとSS執筆のリソース確保が十分にできなかったり、そもそも予定が合わずに~辺りが原因で尻切れトンボになりそうというか。
    だったらもうSSは個人シナリオ主体でやっていこう!と割り切って、”みんなで聖杯戦争”は1日を目安の短い期間で協力して聖杯戦争のシナリオ作り、に軸をスライドした方が楽しめるのでは?という意見

    別案として出たここのえさんの>>143、チャット形式TRPGもSSを書くって訳じゃなそうですし……。いやここら辺は深堀りするとまた違うかもなので確認はしておきたいですね

  • 162ここのえ2025/11/18(Tue) 15:47:18ID:YyMjc2Nzg(1/3)NG報告

    >>161
    TRPGのリプレイはどちらかというと台本風?
    シャクラ:んじゃオレのターンね。雷霆魔術を使います。Aランクで。「神秘を狩り尽くした先に何がある!?」
    九仞:「知るか、んなもん。未来視でも聞けばええやろ!」1ターン毎にAランク飛んで来るとかどうなってんねん。神視化した無拍子で斬ります。
    GM:九仞の刀って普通の?古刀?
    九仞:あ。普通のでしたわ
    GM:シャクラの雷で焼け落ちるね
    九仞:「ちっ、なんやねんこの男!」

    という風に。TRPGのオンラインセッションでいうテキストツールを使うイメージとか...
    デメリットとして最低二人のスケジュールを合わせる、半日は潰れる、等

  • 163ここのえ2025/11/18(Tue) 15:51:11ID:YyMjc2Nzg(2/3)NG報告

    聖杯遊戯
    マスターが一括で人質になり、これを解放したサーヴァントは願いが叶う
    人質となっているマスターは交信権、3回の令呪行使権と、サーヴァントに「固有スキル(マスター支援スキル)」を追加する

    これで描写するのはサーヴァントだけでいい、とかいう短縮方法、とかちらっと考えたことはあるようなないような

  • 164ここのえ2025/11/18(Tue) 17:10:39ID:QzMDQ3NzA(4/4)NG報告

    >>159
    時計塔最大の神秘といえば霊墓アルビオン
    これに挑戦してしまう日が来た...!?
    アタックメンバーの役割分担も気になるところ

  • 165ここのえ2025/11/19(Wed) 21:55:16ID:I5Mzg5NTk(10/23)NG報告

     雷轟が視界を埋め尽くす。
     それは1000分の1秒という一瞬でありながら、放電路を約30,000度に熱することで周囲の空気が急速に膨張して衝撃波が生じ雷鳴として轟き、10kWh~500kWhにもなるという雷のエネルギーはただの一回で50世帯の1日分の電気を賄えるほどだ。
     大魔術の域にまで詠唱された雷霆など如何なるエネルギーを内包するのかは想像もつかない。人体は魔力で保護されているとはいえ、通常の落雷でさえ人体構造損傷の可能性、心臓の律動異常の発生、呼吸器系等への影響、心室細動電流の発生、心肺停止の可能性が考えられる。
     ましてやエーテルを素粒子まで分解する、電離の絶界。
     焼失した遺体が残れば上出来だろう。

    「キュージンっ!!」
    「なんやねん、君は!!」

     魔術で無理やりに強化、過電流を大地に逃がすアース化した刀剣で『雷切』を成功させる。正直に言って、神視によって限界(ポテンシャル)を引き出しているとはいえ自分でも神業である。この神業を常に出来なければこの化け物を相手に生き残ることはできないという直感がアドレナリンの分泌を加速させた。
     シャクラ・ヴィシュヌヤシャス。
     ある意味では“自分と同じ”────神代の、遺物(レムナント)。

    (ありえへんやろ、マジで。うちも宇治殿サマのお陰で無限の魔力供給しているようなものやけど、魔術回路にも焼き切れがあるのが当然や。メインもサブも全力疾走させているのが2秒も超えていられるのが奇跡なんよ。
     相手側の理屈は分かるで? 神代の魔術は一工程で大魔術クラスっていうのは。
     せやけどこうも連発されているのは、おかしいやろ)

     九仞────柳生九仞は『雷切』で捌き切れず、火傷・感電した四肢を治癒で誤魔化しつつ防戦一方の状態が続いた。魔術師にとって長期戦はよほど好条件でなければ難しい。魔力……生命力のみならず、魔術を行使するための神経・集中力を削られていくからだ。
     九仞も実践派の法術師としてある程度は大魔術を受けた経験はあるが、魔術回路を路としない高速神言のような異能とは相対したことはなかった。そのような横紙破りは彷徨海や山嶺法廷のような世捨て人しか残っていないからだ。

  • 166ここのえ2025/11/19(Wed) 21:55:44ID:I5Mzg5NTk(11/23)NG報告

    >>165
    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇


     東洋に螺旋館あり。
     螺旋館に阿房宮あり。
     かつて始皇帝が仙境を探索したことで持ち帰った成果、扶桑樹。
     これは古代中国の地理書『山海経』に記されている、東海中から海上に伸びる伝説上の巨木のこと。東方の海中に黒歯国があり、その北に「其葉如芥(葉はカラシナに似る)」扶桑という木が立っていたという。その実、神仙の秘密がこの地上に具現化した存在、あらゆる生命の神秘を秘めた智の宝庫。当然ながらそれほど膨大な情報量はただ一本の樹木に収まりきるわけがなく、仙界の神樹はその内部に独自の次元を畳み込んでいるのだ。
     扶桑樹を筆頭に、咸陽には始皇帝が中華全土の隅々から搔き集めた、ありとあらゆる外法・禁術、そして神秘が存在した。
     これを解析し、始皇帝が望んだ不老不死を実現する研究機関が『阿房宮』である。
     不老不死という方向性こそあれ、その実現方法は各々の裁量に任せられている。
     杜牧『阿房宮賦』や、『史記 秦始皇本紀第六』に語られる地上の阿房宮は焼失したが、魔術的に建設された阿房・渭水・咸陽の地下拠点とそれを繋ぐ通路は残されていた。ひとつの拠点に留まるものではないのは、地下の阿房宮を小宇宙とし、天極星中の閣道なる星が天漢すなわち天の川を渡って営室星に至るのを象った、実際の自然界の運行と照応させる風水魔術の原理を用いているからである。当然、大規模な認識改竄にも風水は役立つ。
     螺旋館の学術棟のため、螺旋の形状を取り入れているのは言うまでもない。

     始皇帝は『人間』の究極だった。
     己一人を人とし、その責任を負う。
     極端な個人主義であったが、それも自分こそが『人類の理』と考え、実践したからこそ。肉体的にも精神的にも強者であるのなら、そもそも他人と自分を比較する必要はない。書を焚し、儒を坑す。臣下たちは世界を維持するための労働力で、王に文化を捧げる提供者。始皇帝はそれらを審査したあと、更なる発展を生み出す第一人者となる。
     始皇帝は皇帝として臣下を愛し、人間として種の進化を突き詰めた。
     完全な人──真人となったのだ。

  • 167ここのえ2025/11/19(Wed) 21:56:19ID:I5Mzg5NTk(12/23)NG報告

    >>166
     この惑星(ほし)の最終解答を擬似的な人工神性、すなわち人工の“観測記述装置(アカシックレコード)”である『思想盤』に書き込み、根源へと至らしめる者。
     阿房宮の求める不老不死とはすなわち真人────始皇帝と同じ視座に立つことに他ならない。


    「一曰定百脉、二曰喘不得、三曰突地吼、四曰著即承、五曰失魂胆、六曰實同反、七曰反是實、八曰死猪愁、九曰求即死、十曰求破家。
     ────急急如律令!」

     中華服の意匠を取り入れた現代ファッションに身を包んだ女性、荒屋敷るきな。革製のハーネスベルトや、ピアスやネックレスの金属光の反射、無地の黒服を基調としながらもピンポイントで刺繍された薔薇の模様が派手さを演出する。彼女が自らの皮膚に刻まれた鍵のような紋様、思想鍵紋に触れて思想盤から魔術を構築。
     思想魔術『告密羅織経』。告密羅織経とは酷吏(拷問官)達の指導書に由来し、言わば罪人を作り上げるための、拷問と尋問のハウツー本であった。『(術者は)自由に罪人を生み出せる』という国家的法則の体現に等しいこの大魔術を展開した時、誰に対しても『拷問する者』となり、相対するものは問答無用で『拷問される者』となる。

    「死.に晒せ、豚野郎が────!」
    「要するに概念による重圧って感じやねえ。対魔力・抗魔力の綱引きの前に発動したら無抵抗になる辺りは魅了の系統もあるんやな」

     『封神演義』の聞仲の持つ金鞭に倣い、怪異に近い生態の幻想種である蛟を加工した硬鞭……ある種の棍棒に近い……を振るうルキナの一撃は九仞の内臓を破裂させた。
    (呆気なさ過ぎる。こういうのは自分の手札に自信があるク.ソ野郎だ)

  • 168ここのえ2025/11/19(Wed) 21:56:41ID:I5Mzg5NTk(13/23)NG報告

    >>167
    「君、日本人やろ。魔術師なら大嶽丸の逸話とか知っとるかな。
     自己暗示による変体、神視の秘奥がこれや。劣化した魂・体を捨てて新しい魂・体に新生する『転生(リポップ)』の儀式。転生の際に心臓に魔力を圧縮して、『先代』であったんは魔術刻印になって、『今代』に生体情報が刻まれる。宇治殿のバックアップがなければ一生使えへん大嶽丸の法術や。面白いやろ? 永遠に斬り合うことができる訳やし」
    「気色悪いな、スワンプマンかよ……!」
    「酷いなあ。次代って言ってや」

     返す刀でルキナの身体が袈裟斬りとなり、周囲に血が飛び散る。
     動作には必ずある“起こり”の無い────無拍子は歴戦の思想魔術師であるルキナでさえ反応できず、ただ、斬られた。左肺、心臓、腸、肋骨さえ貫通して背骨さえ断ち切るのは完全に普通の剣術ではない。魔術的な拡張もあるだろう。だが魔力の起こりさえ無い所作は練度の結晶だ。どのような一撃であれ致命傷と成り得る。それが御留流、柳生新陰流の名を背負う『数字持ち(ナンバーズ)』の“当たり前”だった。


    「じゃ、扶桑樹の化石は貰うで────」

     宇治陵の神秘狩り。
     それは退魔と言えば聞こえはいい。
     確かに、世のため人のためになる。魔とは所詮は歪みだ。今はまだ完全に神秘を駆逐するには未熟だが、今後の人理にあっては不要なものになるのは間違いない。だが宇治陵の本心は大源(マナ)が枯れつつある中で自分たちにリソースの一極集中を『退魔という大義名分の下』に行うというものだ。

    「そうはいかない。何故ならオレがいるからな」
    「遅えよ愚図!!」
    「すまないルキナ。金烏の雛たちを鎮めていたら遅くなったようだ」

  • 169ここのえ2025/11/19(Wed) 21:57:00ID:I5Mzg5NTk(14/23)NG報告

    >>168
     雷霆が視界を埋め尽くす。
     魔力の密度が違う。魔力の質が違う。もし神代にタイムスリップしたのならば“それ”が神威であると痛感できただろう。
     シャクラ・ヴィシュヌヤシャス。横紙破りの神代魔術師。現代にありながら竜の因子持つ神象アイラーヴァタの神性を概念受胎した化身。致命傷であったルキナの斬り傷さえ瞬間の内に治癒してしまえる霊薬アムリタの体質の持ち主。魔術形式の差のために相容れないはずの法術、呪術、思想魔術のみならず西洋魔術を修めるオールラウンダー。
     柳生九仞は雷を切り裂いたことで火傷を負った腕を治癒しつつ、調子を崩さない。

    「へえ。ここには金烏もあるんや。選り取り見取りやね?」
    「それだけじゃない。さすが始皇帝の収集した神秘。蚩尤の神體……楓木や、視肉、哪吒太子の残骸。まさに宝の山だ」
    「余計なことを言うなバカが!」
    「んじゃ、君たち殺して狩り尽くそうかな」
    「そう簡単に出来ると思うか、お前…」
    「九仞(キュージン)。柳生九仞。君の首を刎ねる者の名や」
    「そうか。オレはシャクラ・ヴィシュヌヤシャス。お前の企みを退ける者の名だ」

  • 170ここのえ2025/11/19(Wed) 21:59:20ID:I5Mzg5NTk(15/23)NG報告

    >>169
    ss投下おわり
    シャクラvs柳生

    螺旋館もはやく掘り下げ来ないかね…憑依楼のワード以外分からぬぞ??

  • 171監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/22(Sat) 09:23:17ID:gxNDg1MzY(1/11)NG報告

    なんとなくで書いた、特に意味も意義もない小話。

  • 172監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/22(Sat) 09:24:11ID:gxNDg1MzY(2/11)NG報告

     新宿。某所の居酒屋にて、カウンター席で明らかに日本人ではない複数人の客が並んで座っていた。
     大柄で、逆立った紫紺色の髪と炯々たる鋭い双眸を持つ男。目を合わせただけで己が狩猟の獲物だと錯覚してしまうような威容を纏う男は、提供された品々に舌鼓を打ち、子供のように感激している。
     やや小柄で、綺麗な姿勢でビールジョッキを呷る灰色の瞳の美女。真面目な性格なのは発せられる雰囲気だけで読み取れる彼女は、目前に並ぶ大量のビールジョッキを豪快に飲み干していく。
     細身だが華奢ではない、女と見紛う程の中性的な容姿を持つ男。眉間に皺を寄せながらも、次々に提供される卵料理とカレーに手が止まらず、お供のカルーアミルクも呷った後、追加の注文をする。
     そんな彼らを尻目で眺めていた全体的に豪勢な格好をしている男────サーヴァント・キャスターが呆れた様子で呟く。

    「英霊の姿か? これが……」

     などと言いつつも、彼も巧みな箸捌きで魚の身を無駄なく骨から取り除き、洗練された所作で口に運ぶ。
     かつてローマ帝国で贅沢の限りを尽くしたと思っていたが、食事に関しては時代が進めばその限りではないと実感していた。
     旨い。とにかく美味で、酒の種類も富んでいるから片っ端から味合わなければ気が済まない。
     結局サーヴァントも元は人。美味い飯を前に抗う事なんてできないのだ。

    「で、お前たちは何故雁首揃えて多数的孤独のグルメなんぞやっているんだ? 今の流行りはメシの流儀なのを知らないのか? ああ、固有結界を持ち合わせていないお前たちには関係のない話だったかこれは失礼した」
    「……どちら様で? ひとりでに喋って自己完結するような奇異な人物に知り合いはいないのですが」
    「遺憾だか同意する。魔術師というものは口が悪く、態度が悪く、性格も悪いの三拍子に加え、さも苦労人って顔をしているが、終わってみれば一番事態をかき回してる疫病神に等しい」
    「覚えがある。俺の所ではケチ、せせこましい、寝起きが悪い、黴た書物ばかり読んでる暗い偏屈者が追加されるぜ」

  • 173監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/22(Sat) 09:24:49ID:gxNDg1MzY(3/11)NG報告

    >>172
     せっかくの食事に水を差されて気が立つサーヴァントたち。
     彼らのいるカウンター席のみが一触即発の空気に包まれ、人外による爆発が起きようとした────が。

    「お客さん、ウチはどんちゃん騒ぎ禁止なんでやめてください」(CV:津田健次郎)

     目の前で店主が睨みを利かせたので、険悪な空気は霧散した。
     外国人観光客の迷惑行為に厳しい目が向けられるご時世。我らは英霊。人類史に刻まれた、かつてありし人の影。そんな恥を晒す筈ないし、己の矜持を穢すような事などしない。
     その傲りがこうして理解(わか)らせられた。単なるマナー違反の注意。されどマナー違反の注意。
     現実として思い知らされた彼らは一同にこう感じたらしい。

     ────ああ、なんか、恥ずかしい。


    出演者:
    イダス      愉悦部inクローディアァ!作
    パラス・アテナ  ユージーン【大罪戦争ss】作
    ラクシュマナ   私
    シモン・マグス  私

  • 174監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/22(Sat) 09:25:35ID:gxNDg1MzY(4/11)NG報告

    【CLASS】キャスター
    【真名】シモン・マグス/Simon Magus
    【性別】男性
    【身長・体重】178cm・66kg
    【属性】混沌・悪
    【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷C 魔力A+ 幸運EX 宝具A

    【保有スキル】
    陣地作成:A
    魔術師として自ら有利な陣地である「工房」を作り上げる能力。Aランクを所有するため「工房」を上回る「神殿」を構築することが可能。彼にとっては神秘、深淵をより観測する為の穴蔵であり、神の流出を効率的に促す場所。

    道具作成:A
    魔力を帯びた器具を作成する。シモン・マグスは効果的且つ美麗な魔術礼装の他、聖別された道具すらも作成できる。

  • 175監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/22(Sat) 09:25:59ID:gxNDg1MzY(5/11)NG報告

    >>174
    秘蹟/魔術:A
    主の祈りとは異なる秘蹟。西暦初期にて異端の祖と呼ばれたシモン・マグスが体系化させた魔術。異端視された神秘思想とはいえ、奇蹟・秘蹟を基礎としているので世界最大の魔術基盤を使用できる。加えて、共に現界したヘレンと魔術回路を同調させる事により、「主の奇蹟」すらも再現できる。

    神性:D
    神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。「この者は偉大なる神の力(デュナミス・メガレ)」として信奉者を集め、更にはヘレンと合わせて両性具有を体現した事により、このランクを得ている。

    アトラスの思考:A
    エジプトにて魔術を研究した際に修得した思考能力。魔術を行使する際の工程を演算処理し、大魔術であっても一工程で発動できる。また霊子を観測し、計測し、対象の過去・未来を演算によって割り出し見通す事も可能。

    死なずのマグス:EX
    シモン・マグスが自ら首切りの刑を受け、そして蘇った逸話の再現。保存した霊基情報を復元及び召喚する事によって擬似的な復活を遂げる。ただし、皇帝ネロのような特殊な魔力を持たない為、獣の如き筋力は得られない。

  • 176監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/22(Sat) 09:26:51ID:gxNDg1MzY(6/11)NG報告

    >>175
    【宝具】
    聖娼:神の流出(ピスティス・ソフィア・プルニコス)
    ・ランク:A+
    ・種別:魔術宝具
    ・レンジ:-
    ・最大捕捉:1人
    シモン・マグスがフェニキアのツロ(ティルス)で身請けした娼婦が由来。
    普段は「ヘレン」と呼ばれる少女が自我を持って行動している自律系人型の宝具。「プロパトール・エンノイア」とも呼ばれる。
    通常時は霊子及び霊基情報を保存できる媒体として機能し、シモン・マグスが自身の霊基情報を保存し、「死なずのマグス」を用いる事によって消滅しようとも復活できる。またサーヴァントの宝具ではあるが、サーヴァントと同じ出力で戦闘が可能で、魔術による迎撃を行う。
    真名を解放する事でヘレンに搭載された本来の魔術刻印を起動する。
    ヘレンの魔術刻印は地上に降り立った女神エンノイアへと変貌し、至高の女性原理たる“神の流出(バルベーロー)”を体現する。一種の固有結界であり、侵食した領域に流れる全ての魔力はシモン・マゴスが体現する原父たるプロパトールに集束し、完全性の実現により永劫に等しい魔力の循環を得られる。

  • 177監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/22(Sat) 09:27:45ID:gxNDg1MzY(7/11)NG報告

    秘蹟:空洞の亜霊(デイモニオン・クアドリガ)
    ・ランク:A
    ・種別:対軍宝具
    ・レンジ:1〜100
    ・最大捕捉:100人
    シモン・マグスが聖ペトロと対決した際に召喚した四つの翼を持つ悪魔と戦車が由来。
    天使ほどの神格を持たないが、ランクはそれに近しい大霊の一種。ダイモーンとも呼ばれ、伝承では天使とも悪魔とも形容される不定形の存在。
    真名を解放せずとも召喚可能で、人間と神の狭間に位置する亜霊を四体召喚して使役する。
    四体の亜霊は星の内海より生じた精霊の類いなので、戦闘の際は純粋な魔力の奔流を攻撃に転用する。
    戦車は任意で出現させる事が可能で、引かせる事もできるが特に必殺の一撃がある訳でもない。単に空中移動で轢き逃げができる程度である。

    供与:聖職売買(アルカヌム・シモニア)
    ・ランク:EX
    ・種別:契約宝具
    ・レンジ:-
    ・最大捕捉:1人
    シモン・マグスが聖霊の力を得る為に聖ペトロと聖ヨハネへ金銭の供与を持ちかけた逸話が由来。
    対価を用意し、商談によって取引が成立した時、指定した宝具を含むあらゆる神秘を買収する事ができる。
    獲得した神秘はある程度のランクであれば問題なく使用できるが、格の高い宝具を扱う場合、真名を解放できるにしても制御できないかもしれない。
    この宝具のランクがEXなのは神秘の強さではなく「交渉次第であらゆる神秘を買収できる点から何が起きるか判断不能」という理由で付けられている。

  • 178監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/22(Sat) 09:28:28ID:gxNDg1MzY(8/11)NG報告

    >>177
    【解説】
    新約聖書の『使徒行録』に登場する魔術師。一世紀に活躍した人物であり、皇帝ネロの宮廷魔術師、十二使徒の一人であるシモン・ペトロの敵対者として名高い。また『異端反駁』では異端思想の創設者の一人とされている。
    サマリアのギットという村の出身。洗礼者ヨハネに師事する信徒であり、またエジプトのアレクサンドリアにて魔術を研究した魔術師でもあった。
    当時のサマリアでは魔術を用いて信奉者を集め、自らが敷いた神秘思想を説いて大いなる存在として君臨していたが、後にやってきた福音宣教者フィリポによって改宗する。そして使徒ペテロとヨハネが行った聖霊を迎える奇蹟を金銭で買収しようとしたが、「神の奇蹟は金で得られるものではない。悪事を悔いて、主に祈れ」と叱責されてしまう。
    『ペテロ行伝』において、シモン・マグスは皇帝ネロの宮廷魔術師になっており、使徒ペテロとの対立がより深く描かれている。皇帝ネロの目前で使徒ペテロとパウロに勝負を挑み、悪魔を召喚して空を飛ぶが、神に祈りを捧げたペテロにより地上へと堕とされ四方に砕け散ったされる。

    【人物】
    紫をベースに金の意匠が為されたローブを身に纏う男性。
    皇帝ネロ曰く「口は悪い、態度は悪い、性格も悪い」という評価を受ける程度には魔術師らしい人格の持ち主で、当人もその自覚がある。ただし宮廷魔術師として仕えた経験から宮廷作法を身につけており、口も態度も悪いながら紳士的。見方によっては胡散臭い詐欺師に映るかもしれない。
    ただの人間には興味がなく、ある程度何か突出した才能を持つ人物に注目する。魔術の才能があれば自身の弟子として育てる事も厭わない。
    元々は洗礼者ヨハネに師事していた信徒であった事から信仰心は持ち合わせている。ただし、己の思想は当時の使徒たちとは相容れなかったので、結果的に敵対する事となった。
    聖杯に託す望みはない。強いて言えば救世主が齎した聖杯とは異なる願望機自体に興味を持っている。
    マスターに対するスタンスは、才能あふれる魔術師であれば共闘し、興味の範囲外の人材であれば速やかに傀儡にして独断で動くだろう。

    一人称「私(オレ)」
    二人称「お前」
    三人称「奴、彼奴」

  • 179監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/22(Sat) 09:28:59ID:gxNDg1MzY(9/11)NG報告

    >>178
    【能力】
    秘蹟/魔術により主の奇蹟を再現できる。祈りと信仰で発生する魔力による光、シモン・マグスが神の流出と呼ぶ輝きを一瞬にして発動させる。
    如何なる大魔術でも高速演算処理により一工程で展開し、キャスターの不利な点である範囲攻撃の為を帳消しにしている。
    運用次第では魔力の循環の効果で無限に等しいエネルギーを供給できる。そして時間をかける程に魔力の蓄積と、霊基情報保存の重複で何度でも復活する脅威になり得る。

    【補足】
    ローマにおけるマーリン枠。公式から出ている断片的な情報を汲み取った結果の産物。
    ネロの「原初の火」の構成物質の情報からヴェルバーの存在を視認し、過去の飛来、未来(並行世界)での再起動を割り出した情報処理能力は、エジプトのアレクサンドリアで魔術の研究をした経緯からアトラス院由来のものと設定。
    ネロのビースト適性を予見したのも、キリスト昇天後、第一魔法が誕生した西暦初期の時代で世界の裏側について言及できるのも、上述の設定によるもの。
    魔術はグノーシス由来だが、公式が頑なにユダヤ教、キリスト教らに固有名詞を出さないので、ここでの設定文でも敢えて出さないようにしている。
    おそらく根源到達間近だった魔術師。けれど抑止力によって爆散させられた。

  • 180監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/22(Sat) 09:39:10ID:gxNDg1MzY(10/11)NG報告

    >>179
    【関連人物】
    ヘレン
    フェニキアのツロ(ティルス)で身請けした娼婦。その正体はシモン・マグスが手ずから造り上げたホムンクルス。
    元より最高品質の魔術回路を有しており、シモン・マグスと対になって完全性を発揮する魔術刻印を搭載されている。
    臈長けた美貌の持ち主。ホムンクルス故に自己主張の薄い性格だが、良妻賢母が如き働きをする。

    ネロ・クラウディウス
    宮廷魔術師として仕えていたローマ皇帝。
    魔術の才能を見出し、教鞭を振るったが魔術師としての道を歩む事はなかった。
    彼女の特殊な魔力からビーストの適性を見抜き、更にはヴェルバーとの奇数な関連性を見通していた。

    ロクスタ
    同僚。口が悪い同士、言葉の殴り合いをする仲であった。
    茸と毒に関する知識量には舌を巻いていて、茸を食した皇帝が神になった神秘性にも興味津々だった。

    シモン・ペテロ
    思想の相違により決して相容れる事がなかった因縁の相手。
    結果的に彼という抑止力により命を落とした。

  • 181監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/22(Sat) 09:40:19ID:gxNDg1MzY(11/11)NG報告

    >>180
    【セリフ】
    「聖杯に託す願いはない。私(オレ)は聖杯そのものを望んでいるのだ。神の子が齎した聖杯とは異なる万能の願望機。その仕組みに、その構造に、その神秘に興味がある」

    「なんて野蛮な。お前、あの聖人(ゴリラ)共と張り合えるぞ」

    「死なずのマグス! この程度でおっ死ぬと思ったか!
     ────思っただろうな! 生前もこのようにイキッた上で死んだしな!」


    小話はシモン・マグスを発表する為の前ぶりでした。

  • 182レージュ2025/11/23(Sun) 13:54:17ID:Y3NzI4OTc(22/83)NG報告

    私の脳内で、
    『寒い日のルナちゃんは温かい部屋で猫のようにぬくぬくのんびりしてたら可愛い』派
    VS
    『寒い日のルナちゃんは魔術を探して犬のようにキラキラした目で雪かき分けて外出てたら可愛い』派
    の論争が話題に……

  • 183火村の人◆B6zn8Yp5B.2025/11/23(Sun) 23:38:14ID:M5OTM3NTU(1/1)NG報告

    >>159
    モートン先生が頭を下げるのも納得過ぎる理由
    あの(こと魔術に限って言えば)暴走機関車の体現みたいなルナちゃんを何としてでも止めろとは、ヨモちゃんもとてつもない課題を押し付けられたものですな

    >>170
    どっちもやってる事が高度過ぎて理解が追いつかない(白目)
    キュージンの強さもシャクラのとんでもなさもよく表れてるSSだと思いました

    >>181
    根源に近づきながら、道半ばにして抑止力に阻まれた魔術師…
    もしペテロと出会っていなければ、さらに言えば根源に辿り着けていればどうなってたのかと思いを馳せずにはいられませんね

  • 184黒鹿ファン2025/11/24(Mon) 13:45:23ID:A1MTQ4MTY(61/275)NG報告

    >>164
    フフ…どうなるでしょうね…まぁまず挑戦できるかどうかすら未定ですゆえね…

    >>183
    がんばれヨモちゃんマジがんばれ
    いつも手が届かないところで泣くほど心配してくれてるので今回は手だけ届くようにしたいところ

    >>170
    シャラクくんスペックぶっ飛んでるなぁ…が第一印象だったんですが、柳生のキュージンくんが対抗馬になれるレベルとまでは思わなんだよ…
    これ…いつかぶつけてやる時には一手間二手間考えないとだ

    >>181
    マーリン枠と言うだけあって周辺設定すんごいことになってらっしゃる。ネロから飛躍してヴェルバーに、アレクサンドリアからアトラス院……本人もまた根源の渦に迫るとは中々
    ビースト関連も見通してたってことですがその辺どうにかしなかったんでしょうか。どうにもならなかったのかな…

    >>182
    ほぅ…なかなか難しい話をされてらっしゃいますわね…
    ルナの行動力は年がら年中発揮されるので基本的には犬のようにするのがふさわしい……のですが、性質的には犬よりも猫に近いのでこたつにも入ってほしい
    どっちもかわいいだろうなぁ…

  • 185ここのえ2025/11/25(Tue) 12:05:32ID:AwMzExMjU(16/23)NG報告

    >>183
    雷、現象としてつえええ!!ってなりながら書いてましたね。
    え、大気中に反物質(陽電子)も生成されるの……!?
    >>184
    キュージンは技術が柳生クオリティですが、魔術回路Cなので出力勝負されると負けるという説が有力です。この情報は無料です

  • 186ここのえ2025/11/25(Tue) 15:26:48ID:AwMzExMjU(17/23)NG報告

    >>181
    爆散~!売買宝具は使い方次第では化けそう
    もしかしたら「勝負に勝っていれば」本当に根源に至っていたのかもと思うと面白いですね

  • 187監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/25(Tue) 21:27:39ID:EzNDEzNzU(6/7)NG報告

    ちょいと時間できたので返信。

    >>183
    シモン・マグスの思想は使徒とは相容れなかったけど、元々は同じ神を信仰する信徒でもあるので、多分「人類を楽園に引き上げる」になるかも? するとキリ様と似たような感じになりますね。

    >>184
    マーリン枠なのと、公式に出ている断片的な設定と、伝承との整合性を持たせた結果こうなりました。
    ネロ帝に関しては未来の奏者が解決してくれるって分かってたから……。

    >>186
    売買宝具を使うとあら不思議、アポのアストルフォ(アキレウスの盾)が何度もできてしまうではありませんか。おそらく都合よく行かないと思いますが。
    仮にシモン・マグスが勝っていたらネロ帝の世論が変わっていたかもしれません。ロクスタに「オメェが先におっ死んだせいでな!」みたいに言われてた気がしたので。

  • 188監獄長◆VENk5mkP7Y2025/11/25(Tue) 21:28:19ID:EzNDEzNzU(7/7)NG報告

    他の投稿はもう少しゆっくり閲覧したいと思いたく……。

  • 189黒鹿ファン2025/11/25(Tue) 22:10:38ID:UzMzIwMDA(62/275)NG報告

    山星さん…山星さんいらっしゃいますか…
    シウン先生が生徒を呼ぶときってどういう雰囲気なのかお聞きしたく…
    名字呼び捨てがデフォなのかなと思いつつも場合によっては名前+さん付けとかもありそうに思えてきて……どうなんでしょう?

  • 190山星2025/11/26(Wed) 11:42:54ID:YwNzI4Ng=(2/39)NG報告

    >>189
    養父に色々と礼儀を叩き込まれているのでおっしゃる通り場合によって変わると思います
    割と由緒正しき家の格があったり講師だったりには○○さん(苗字)で呼び(ミスター、ミスとかもあり得る)、そうでない子や生徒には苗字呼び捨てがデフォです
    けれども相手のお願い次第では相手の希望の呼び方で呼ぶこともあるでしょう
    エンデくんとかは最初は礼儀正しく呼びながら呼称をこれからどうするか聞いてそうです、家が家ですから

  • 191黒鹿ファン2025/11/26(Wed) 14:49:11ID:Y3NzU2MjY(1/1)NG報告

    >>190
    ほむほむ、ありがとうございます

    その基準だと女子組はみんな名字+呼び捨てになりそうですね
    逆に男子組はけっこうバラけそう…?デセフィオくんもあれで名家だそうですし、セシボンくんはパラチンタ呼びだと食べる方と混ざっちゃいそうだし、クラッフくんは例外的に名前呼びでしょうし……いや生徒と講師って状況だとこれまた変わる…?
    あ、エンデは本人希望で名字の呼び捨てになると思います

  • 192山星2025/11/26(Wed) 18:31:51ID:YwNzI4Ng=(3/39)NG報告

    >>191
    デセフィオくんはあくまで後継者ではないのでおそらく苗字呼び捨てですかね
    クラッフは普通に名前呼び捨てですね…クラッフもシウン呼び捨てだしそこはまあ
    セシボンくんは難しいところがありますがまあパラチンタ被り避けるために名前呼び捨てでもおかしくないところはありますね、そこは臨機応変

  • 193レージュ2025/11/26(Wed) 19:48:34ID:kwNDU4NTg(1/1)NG報告

    あれ、もしかしなくてもあと少しで今年が終わろうとしているのですか???(現実逃避)

    >>184
    公式たる黒鹿さんですら悩むのだから、決着がつかない可愛いさ……!
    かわいいは、つみ……!

  • 194◆B8D4AQBhU22025/11/26(Wed) 20:28:57ID:E2ODM2OTg(17/17)NG報告

    連休中は色々用事があったのとルナティックをチマチマ書いてましたよと生存報告。

    あとFC2wiki→聖杯大会運営まとめwikiへのキャラページ&SS移植はみんな出来るタイミングでやりたいのやろうね、という事で……。(一応、今回のページ移植を機にキャラの整理やブラッシュアップはやっていいと思う立場はそのままマン)

  • 195黒鹿ファン2025/11/26(Wed) 21:20:10ID:AxNDkxODQ(63/275)NG報告

    >>192
    なーるほどなるほど……クラッフくんへの呼び方はストレートに考えてよいと。まぁ周りも「なんかある」と察せられるくらいだしそりゃそうだ……
    総合していくと一部除いて苗字呼び捨てにしていくのが基本になりそうですね

    >>193
    あらヤダ奥様ききまして? 気づけば終章も目前らしいですわよ?
    今年なーんにもできてない気がするや……

    実はあれから考えて猫サイドにかたむいたんですよね(小声)

  • 196レージュ2025/11/26(Wed) 23:38:30ID:YwNDgxMTQ(23/83)NG報告

    >>195
    ミートゥー……

    ───こうして争いは幕を閉じた。猫派時代の到来である。

  • 197山星2025/11/28(Fri) 20:58:35ID:k1OTYwOA=(4/39)NG報告

    >>195
    クラッフもシウンも隠すつもりありませんからねどちらも

  • 198レージュ2025/11/28(Fri) 21:08:37ID:IyMzE1OTI(24/83)NG報告

    生存報告がてら、過去絵をぺたり……
    やはりドット絵は良いですね……

  • 199黒鹿ファン2025/11/28(Fri) 21:30:48ID:k3ODM1NTI(64/275)NG報告

    ルナ以外の人といっぱい喋るメレ坊書いてて「初期の頃こんな感じだったなぁ…」と思い出すなど
    最初は裏がありそうな優しさを発揮するタイプだと意識して書いておりました

    今じゃこんなになっちまって…

    >>197
    素朴な疑問ですが……照れとか、微塵もないのです?

    >>198
    ドット絵でもちゃんと表現できるプルフラスはかわいいですね
    そう、三角形が透けてみえるようで…おにぎりみたい…

  • 200レージュ2025/11/28(Fri) 21:49:43ID:IyMzE1OTI(25/83)NG報告

    >>199
    今ではすっかり丸くなってただのパトロンに……
    ただの、パトロン……?

    パンケーキ魔神柱ならぬ、おにぎり魔神柱もどきですか……

  • 201黒鹿ファン2025/11/28(Fri) 22:14:58ID:k3ODM1NTI(65/275)NG報告

    >>200
    ただの、と付けるにはあまりにも……にも……
    いや正直最初はここまでの関係になるとは思いもしなかったぁ…

  • 202レージュ2025/11/28(Fri) 22:38:18ID:IyMzE1OTI(26/83)NG報告

    >>201
    これが……運命的出会い……いうなれば、『Fate』……!?
    いや、Destiny(明るい意味合い)の方が嬉しいですが!

  • 203山星2025/11/28(Fri) 23:01:00ID:k1OTYwOA=(5/39)NG報告

    >>198
    ドットでも隠せないもちぷる
    >>199
    二人とも照れる要素を相手との関係性に微塵も感じていません
    クラッフにとってシウンは乗り越えるべき壁であり自分に不思議な世界を巡り合わせてくれるスポンサーでありシウンにとってクラッフは乗り越えるべき壁であり自分に面白いものを見せてくれる変数だからです

  • 204黒鹿ファン2025/11/28(Fri) 23:27:32ID:k3ODM1NTI(66/275)NG報告

    >>202
    Fateならやるか…! 運命構図…!
    私も後者のほうになってほしいなーと思いつつ、絶対にコレだけは書きたいってシーンの後どうなっちゃうかまだまだ未定なのでね…えぇ…

    >>203
    なんだか、流れも相まって運命的出会いの先駆けを思い知らされた気分…
    ライバルでありいろんな意味で目が離せない相手……と捉えるのがよさそうですね

  • 205山星2025/11/28(Fri) 23:35:40ID:k1OTYwOA=(6/39)NG報告

    >>204
    片方が先に行けばもう片方が走ってそれを追い越すしそうやって先に行かれたらもう片方が追いついて先に行きます
    クラッフが名無しの教室の生徒になったのでシウンは教師となり、シウンが教師となったのでクラッフもスキュレカリュー教室の教師になったのかもしれませんね

  • 206レージュ2025/11/29(Sat) 00:30:27ID:UzMjMzMzE(27/83)NG報告

    >>203
    機嫌が良いともちぷる感が増すとかなんとか
    (イラストはバニキと!)

    >>204
    親の顔より見た運命構図を……!?
    そんな……どうなってしまうんだあ……

  • 207黒鹿ファン2025/11/30(Sun) 20:41:55ID:k0MTc5MjA(67/275)NG報告

    今日は一日中ずっとクリスマス用のネタを考えていました
    一日の終わりに今年のクリスマスは終章でクリスマスどころじゃないのではと気づきました
    ふふ…鬼が笑ってる…

    つまり、ならば、今からバレンタインのことを考えるのが正解なのでは?

  • 208レージュ2025/11/30(Sun) 23:23:38ID:g0MTUwNzA(28/83)NG報告

    >>207
    こないだお歳暮のカタログ見ていたらもうバレンタイン商品のページがあったので、つまり、それは、正解……!

  • 209レージュ2025/12/01(Mon) 02:31:17ID:c5Mjg1Mzk(29/83)NG報告

    過去絵ですが、12月に入ったということでシュトーレンの妖精ならぬシュトーレンの小悪魔
    きっと一気に食べようとしちゃう人間を狙撃して止めたりする

  • 210黒鹿ファン2025/12/01(Mon) 12:59:03ID:A4ODY2NDI(1/1)NG報告

    >>208
    は、早ぁい…あるところはもうあるんだ…
    余裕をもって今のうちのイチャイチャ成分を過充電せねば…

    >>209
    このかわいい無表情のままパシュッとしてくるのかな…
    …一回くらいおこられてみたい

  • 211レージュ2025/12/01(Mon) 20:19:29ID:A0ODEwNzQ(1/1)NG報告

    >>210
    これには笑っていた鬼も真顔になるくらい早いよぉ世間!

    何処からともなく出した銃を無言で構えたりして…

  • 212名無し2025/12/01(Mon) 21:26:38ID:g0MTEyMTk(1/1)NG報告

    (一日一個だということをあなたに伝えたいちいさな魔BB弾)
    (過去絵再掲)

  • 213黒鹿ファン2025/12/01(Mon) 22:35:45ID:E0Mzc5ODQ(68/275)NG報告

    へぇ…シュトーレンは一日ずつ食べていくお菓子なんですのね…
    へぇ…シュトーレンは一気に食べるとカロリーが激ヤバなんですのね…
    へぇ…シュトーレンは甘さがっつりだから甘さ控えめな飲み物がマルですのね…
    …まさかよもやここで紅茶の伏線回収とな?

    >>211
    >>212
    アッハイ、一切れずついただきます
    おこらないで…でもおこって…

  • 214レージュ2025/12/01(Mon) 23:23:49ID:c5Mjg1Mzk(30/83)NG報告

    >>212
    >>213
    砂糖とバターとドライフルーツの塊ですからねぇ〜〜〜紅茶に合うゆえに、手が、手が止まりま、(狙撃音)

  • 215黒鹿ファン2025/12/02(Tue) 12:11:13ID:g2NTc2MDI(1/1)NG報告

    しかしまぁ一晩置いてもアレですな
    おけつの方に火ィ点ついてきた感じがしますよ

    >>214
    絶対合うのはわかるわかりまする
    ここしばらく紅茶飲んでみて人類がお菓子のお供にしてきた理由を魂で理解しましたよ…

  • 216レージュ2025/12/06(Sat) 13:31:11ID:MzODcyMzQ(31/83)NG報告

    皆さん、冠位編成と日々はいかがお過ごしでしょうか……私は必死こいて寒さ対策考えながらこのような編成が完成しました……サムイ!
    (黒く隠してるとこは絆礼装です)

    >>215
    紅茶の無い生活なんて……!

  • 217黒鹿ファン2025/12/06(Sat) 14:49:39ID:U1MjM5MDQ(69/275)NG報告

    >>216
    おぉ、思ったよりギリシャ勢少ないのが意外…

    ここしばらくは引っ越しのお手伝いをしてました
    それはそれとしてクク……クックック……私は性癖120%の冠位編成が出来上がりましたよ……!

  • 218レージュ2025/12/06(Sat) 19:12:47ID:Q1ODgwNzY(1/1)NG報告

    >>217
    見事な銀髪白髪揃い───!

    ふふふ……おっぱいとか思い出補正とかキャラデザとかおっぱいとか、色々なこだわりがありますのでねぇ

  • 219名無し2025/12/06(Sat) 19:17:41ID:U1MzAxNTI(1/1)NG報告

    >>217
    サポート欄のALLに鯖がいなくて
    メッセージ欄も意味深だったので、心配しましたよ
    良かった…

  • 220ここのえ2025/12/06(Sat) 19:32:30ID:YzNzk3Njg(1/2)NG報告

    >>216 >>217
    他の人の冠位編成は性能と性癖が見えるから面白い...!

    わたくしの冠位編成はこれだ〜!

  • 221黒鹿ファン2025/12/06(Sat) 22:52:10ID:U1MjM5MDQ(70/275)NG報告

    >>218
    おっぱい…!どうしようもなくおっぱい…!
    そうだおっぱい星人であられた…!

    >>219
    エ…? あ、本当だ…サポがズレてる…
    なんだか心配をお掛けしてしまって申し訳ない…私、元気です。いっぱい元気

    >>220
    インドが大好きだとは思ってましたが…やっぱり意外なメンツが紛れますねぇ
    特にキャスターが意外…

  • 222レージュ2025/12/07(Sun) 00:39:07ID:Y0Nzg5NzM(32/83)NG報告

    寒くて顔真っ赤だけどもこもこもふもふ装備でバッチリ!なルナちゃんをください

    >>220
    特に男女比がスンバラシイ〜!

    >>221
    まぁまぁ、おっぱい星人と言ってもD〜Eくらいの巨乳(小)くらいが一番好きなだけであって(以下略)

  • 223島編術陣営 ◆qjazSIB7S22025/12/07(Sun) 00:41:25ID:UzNjUyMDc(1/1)NG報告

    こんにちは
    年末年始休みにwiki弄ろうと思ったら年末年始休みが消えたものです

    こちらは名刺です

  • 224レージュ2025/12/07(Sun) 01:15:21ID:Y0Nzg5NzM(33/83)NG報告

    >>223
    これはこれは麗しい面々……!

  • 225黒鹿ファン2025/12/07(Sun) 02:24:10ID:AzNDEwODg(71/275)NG報告

    >>222
    それは私もホシイ………ニット帽とか被せてあげたいですわね

    でもね、正直ね、私もそのくらいの存在感がベストと(ry

    >>223
    右サイドの納得感と左サイドの驚きが混在しておりますわ!特にセイバー!

  • 226◆B8D4AQBhU22025/12/07(Sun) 13:51:14ID:U5MDk1NDk(1/32)NG報告

    生存報告も兼ねて。
    >>217
    ぜ、全員レベル120……ッ!?すごい……。


    冠位編成、自分は……こう……かなぁ……(キャスターは冠位戦攻略もあるんで一旦そっち優先。好きだから選んでるし、推してるっちゃ推してるけど、熱量MAXな相手ってあんまおらんな……)
    EX1は最初巌窟王だったけど、やっぱマシュやろ!で決着。強いし、唯一の120!とか考えてもやっぱね?みたいなトコある


    なんなら冠位認定戦はキャスター以外ほったらかしだ!!!

  • 227あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/07(Sun) 18:01:57ID:gxMjUyODY(1/1)NG報告

    >>216
    剣と槍だけは最初からシグルドとカルナ一択でした。
    オリオンがアーツ宝具入れたかったからで、残りはたまたま条件クリアしてたの。

  • 228ザミエル作成者(一雨)◆ZQbF9tl7Xo2025/12/07(Sun) 19:11:20ID:c1OTc0MzA(1/1)NG報告

    >>216
    今後入れ替えはあるかもしれないがわしの答えはこうじゃ
    前々から決めてたの1か2枠くらいだったから悩みましたわ

    Wiki引っ越しどうしようね
    移行するの選りすぐるとか何かそのへんから話追えてないですわ
    手持ちは少ないけどほぼどれも動いてないしな

  • 229火村の人◆B6zn8Yp5B.2025/12/07(Sun) 19:30:19ID:k3OTY5MDY(1/34)NG報告

    >>216
    (画像編集のスキルがないので箇条書きで失礼)

    剣:宮本伊織
    弓:プトレマイオス
    槍:メリュジーヌ
    騎:ネモ/ノア
    術:トネリコ(水妃モルガン)
    殺:カーマ
    狂:リリス
    特Ⅰ:スターシエル
    特Ⅱ:U-オルガマリー

    唯一伊織だけが星4なのですがサムレムでの思い入れが強い&他に適任がいなかったので彼になりました

  • 230◆B8D4AQBhU22025/12/07(Sun) 19:40:27ID:U5MDk1NDk(2/32)NG報告

    >>228
    >Wiki引っ越しどうしよう 移行するの選りすぐるとか何かそのへんから話追えてない

    まぁ基本的にはFC2wikiからなんか具体的に細かい制限を!というのはナシで、という方向になってますかね。移植にあたって、既存キャラをある程度厳選したりとか、設定的なブラッシュアップはやってもいいよね、という意見の人も居たり、居なかったり……、ぐらいの温度感です



    さて、今人いるんでしたら、SS投稿してもいいですか!!

  • 231◆B8D4AQBhU22025/12/07(Sun) 20:49:03ID:U5MDk1NDk(3/32)NG報告

    ちょっとドタバタしてしまいました。すまない。ではルナティック最新話行きまーす

    ◆◆◆

    ガチャリ、と伏神教会執務室の扉が開く。ゆっくりとした足取りで部屋に這入ってきたのは、メイド服とカソックが融合したような妙なデザインの黒い祭服を纏った青年だ。顔の造形そのものは可愛らしいのだが、苛つきを隠そうともしない、その苦虫を嚙み潰したような表情がすべてを台無しにしている。
    「あー。面倒くせぇ面倒くせぇ。こっからさらに忙しくなるのがムカつくぜ」
    「まぁ……。なんだか、不景気なツラですね、蒼さん。何か嫌な事でもありましたか?」
    そんな彼を出迎えたのは、執務室で己の使い魔である蟲を愛でていた和装の女性。常世教の当代教主、常世鳳蝶である。いつものように柔和な笑顔で傍らの蝶を撫でていた。ドカドカと荒っぽい歩調で入室してきた神父を心配しつつ、少しだけ茶目っ気を出すかのように揶揄う。
    「さっきサーヴァント召喚が確定してなぁ……。これで目出度く聖杯戦争が本格的に始動するって訳だ、ウゼェ事にな。───って誰が不景気だと、アアン!?俺は現行資産も老後貯金もしっかり運用してるっつーんだよそれを捕まえて不景気って事は俺が貧乏とか努力足りねぇとかいうつもりかオイ!ふざけんなよこの蟲アマァ!!!馬鹿にしてんなら今すぎにテメェの顔面ブチのめして病床にたたっこんでやるぁ!!!」
    「おっと、さすがにタイミングが悪かったですね。すみません蒼さん。ご”清蝶”下さいね?」
    ウンザリしたように不機嫌の原因を伝えた獅堂蒼だが、続いた彼女の言葉にいきなりキレた。だかその怒気もどこ吹く風といった表情で、手元の虫を複数、怒れる神父の傍まで近寄せる。その虫は蝶の姿をしている。既存の種には存在しないサイケデリックな色味をしているが、どこか儚く幻想的な雰囲気も感じさせた。その蝶の羽搏きによって、鱗粉が獅堂蒼の周囲へと舞い落ちている。ハラハラと降り注ぐ光の中で神父は瞳を見開き……
    「……悪ぃ、姐さん。ちょっと気持ちが荒れちまって。やっぱ便利だな、その蝶。精神を安定させてくれるし、ありがてぇわ」

  • 232あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/07(Sun) 20:49:07ID:IyNTI3NDc(1/1)NG報告

    >>230
    チェスト関ヶ原してええのかぁ?

  • 233◆B8D4AQBhU22025/12/07(Sun) 20:50:17ID:U5MDk1NDk(4/32)NG報告

    >>231
    数秒後にフゥ、と息を吐き、頭を掻いた。どうやら落ち着いたようである。首の筋肉を掴み、ニギニギと解す。
    「……えぇ。本業でも、結構便利なんですよ?でも使い過ぎると癖になりますし、製法も企業秘密です。”忘蛾”と合わせて、常世教における、”縁の下の力持ち”ですね」
    ウフフ、と口元に手を当てる常世鳳蝶。一頻り笑い声を響かせた後、彼女は蒼に掌を向け、───それで?と、先の続きを促す。
    「それで……サーヴァントが出そろった、との事ですが。召喚時期や、クラス。マスターの詳細などは判明しているのですか?」
    「おう。んー、基本的には召喚タイミングぐらいだなぁ。いや、伏神の聖杯戦争ってのは余所のと違って割とクラスが絞れるんだが、よく判んねーのが現界したっぽいんだわ」
    驚きによって、今度は鳳蝶が瞳を見開く番だった。伏神聖杯戦争の管理・運営サイドの人間として、異常事態がある事ぐらいは想定していたが。それでもクラス不明が召喚された事は意外だったらしい。
    「ええと……。我らが伏神聖杯戦争は召喚枠がちょっと特殊で……、確か3騎士から2騎、4騎士から2騎、エクストラクラスから2騎、がそれぞれ現界するんでしたよね?詳細不明のクラス、という事はやっぱりエクストラで何か異変があったのでしょうか?」
    鳳蝶の質問を受けて、獅童神父はポリポリと頭を掻く。的を射ているとも見当違いであるとも言いがちな微妙な表情で返事を返した。
    「んーっとだな……。まぁ多分その予想で問題ねぇ、とは思う。あー、先に召喚タイミングの話をすっか。まずは現界したのはアヴェンジャーだ。時期は数日前の深夜。召喚者は不明。深夜にたたき起こされた上に連絡もねぇとかマジ巫山戯んなよバカがこっちの仕事をガン無視決め込みやがって俺が挨拶する価値もねぇ存在だとでも思ってんか、アア!!!?」
    「はい、落ち着いてくださいな、”清蝶”。もう。やっぱり大変ですね、鬼種との混血というのも。しかし、それで清蝶の影響が少ないのはトントン、という事ですかねぇ」
    思い出しストレスによって再度ヒートアップしてきた獅童蒼に、常世鳳蝶はまたしても己が眷属を差し向ける。

  • 234◆B8D4AQBhU22025/12/07(Sun) 20:51:25ID:U5MDk1NDk(5/32)NG報告

    >>233
    「チッ、またか……、すまん。じゃ仕切り直して続けるな?次の召喚はアヴェンジャーの数日後。これはアサシンだった。連絡はナシ!時間帯は夕暮れ時だったんで、ストレス値は少な目。まぁアサシンが召喚されたって事はマスター狙いも増えるだろうし、面倒増えるって点じゃあ変わらん。あー、やっぱ苛々するわ。切り替え切り替え。んで次は……と行きたいトコなんすけど、ここが問題の召喚なんで後回し。ちなみにほぼ同着の召喚だったっすね。んでちょっと前……数日前って事っすよ?にライダーが召喚されました。時間帯は早朝、になるんかね。一般的な朝飯時間帯にはちょい早いぐらいの感じ。召喚者は刹那・ガルドロット。『時計塔』在籍のよーわからんフラフラ迷惑女らしいな。一応、知らねぇ間に手紙で連絡入れてきたんで、個人的には多少好感があるが……、まぁそれは置いとくか。んで丁度さっき、つまりは本日の夜だな……深夜じゃねぇのは嬉しいトコだ、にセイバーが現界。これにて6枠確定?って訳だ。少なくともこっから聖杯戦争が加速していくのは間違いねぇっつー事で……ハァ、うっぜ」
    蒼の報告を、指折り数えてニコニコと聞いている鳳蝶は、いったんの総括が終わった彼の方に向きなおる。
    「アヴェンジャー、アサシン、ライダー、セイバー……。では同時召喚は、3騎士とエクストラの現界、という事ですか。となればやっぱりエクストラに問題があった、と考えていいのでは……。でも歯切れが悪いという事は、3騎士にも異常が?」

  • 235◆B8D4AQBhU22025/12/07(Sun) 20:52:33ID:U5MDk1NDk(6/32)NG報告

    >>234
    「いや、多分エクストラで間違いねぇ……と思う。召喚されたのはアーチャーが後だったしな。んで問題のクラスなんだが、よく判んねぇ訳だ。常に霊器パターンに”揺らぎ”みたいなのが発生しててよぉ……。アーチャー被ってんのか?と思ったらキャスターらしい反応を見せたり、アヴェンジャーっぽいパターンになったと思ったらセイバーみたくなるわ、って感じでさ。ルーラーじみた状態になる事もあった。だから異例で詳細不明。さっきのセイバー召喚でエクストラ枠だろう、ってのは確定したんだが、それもほぼって状況だし、明確にコレ!ってのじゃなく。”違法”、”不法”って意味合いでクラス・イリーガルと呼称する事にしますわ。今後本人から自己申告があったらそっちに変えるが、暫定的には『イリーガル』でカテゴライズする感じで。あー鬱陶しい、既存じゃねぇってことは今後どう動くかって部分の予想がムズいっつー事だから、また面倒増えるしよぉ………」
    左目を開き、右目を眇めつつ歯軋りをする神父。サーヴァントの召喚が完了したことで一旦の節目を迎えたが、それでも面倒が増える状況に変わりは無いので、ストレス過多である事を隠そうともしていない。そんな獅堂に対して蝶の巫女はふとした思いつき、気遣いを告げようと思った。
    「蒼さん、蒼さん」
    「なんスか?」
    クイクイと彼に対して手招きをして、気づいた彼を誘導するかのように、自分の膝を指さした。
    「お疲れでしょうから、私の膝枕で一寝入りしては如何でしょうか?きっと、気持ち良いですよ?」
    「いや、ぁ……。流石にガキじゃねぇんですし、そこまでは。姐さんは普段周りに奉仕しがちだし、自分ぐらいはあんま世話にならんようにしたいっつーか……。ん、んー、でも姐さん的にはそれが好きなんでしたっけ。でも自分で考えると面倒だからなぁ……あー、ク.ソ、苛々してきた。やっぱ自分で」

  • 236◆B8D4AQBhU22025/12/07(Sun) 20:53:36ID:U5MDk1NDk(7/32)NG報告

    >>235
    幼馴染の提案に逡巡している彼を嘲笑うかのように、電話の呼び出し音が執務室に鳴り響いた。瞬間、目をカッ開いてズボンのポケットからスマホを取り出す獅堂である。
    「チッ!誰だよ人がムカついてるトキに電話かけてくるカ.スはよぉ~!!!!」
    スマホを怒鳴りつけながら、表示名も確認せずに通話をオンにし、叩き付けるような音量で返答をする。
    「もしもしぃっ!?誰だテメェはぁっ!!!!」
    『───アッハッハッハ。オレで~す!アオちゃんおっひさ~』
    神父の怒号。しかし、スマホの向こうにいる間が驚いたような雰囲気は無く、それどころかどこかケラケラと嘲るような反応が返ってきた。
    「チッ……テメェかよゲボ蛇女。何の用……、いやこのタイミングだとマスター内定の挨拶ってヤツか?つーかそんならちゃんとコッチに顔見せろっての。久々にスパークリングもしてぇからな」
    『ええ、勿論ですわ。私の方もガチの殴り合いができる機会って少ないですものね。なんでもう到着してるぜ?さっさと扉開けてくれよ』
    「ハァアアアアアアアアア!!!?テッ、テンメェふっざけ腐りやがりやがってこの電話の意味ねぇだろ余計な消費させてくれやがってこの馬鹿ボケが!扉開けたらぶちのめしてやらぁ!!!」
    再びの激怒に、通話中には使い魔たちとの戯れを再開していた鳳蝶は”あちゃ~”と困ったように天を仰ぐ。
    獅堂蒼は、その怒りのままに執務室から飛び出し、ドガドガと物凄い足音を伴いながら教会を駆けていき、そうして勢い任せに扉を大音響とともに開け放った。
    すると眼前には性悪そうな美貌の上に歪んだ笑顔を浮かべた軍服っぽいファッションの女性が立っている
    「よぉ久しぶりだなぁゲボ蛇女ァァアッ!!!」

  • 237◆B8D4AQBhU22025/12/07(Sun) 20:54:09ID:U5MDk1NDk(8/32)NG報告

    >>236
    獅堂蒼がその姿を認めるや否や、すぐさま右手を握りしめてダッシュによって更に加速したストレートを眼前の女性……ポルカ・ドラニコルに対してぶちかます……とその拳が彼女の顔面にクリーンヒットする直前で神父の攻撃は不意に現れた剣によって防がれる。
    「アア!!?」
    「あらあら♪ねーポルカ?この少年が貴女の言ってた不良神父クンかしら。中々可愛らしい雰囲気でおネーさんは結構タイプかもだけど、ちょっと悪戯電話しただけで怒りすぎじゃないかしら」
    「あー。蒼さんは鬼種との混血ですから。ちょっとしいた刺激でキレやすいだよなぁ。まぁ今回はオレがすこぉ~し煽っちゃったのも悪いんだけどよ」
    その剣を持っていたのは、ポルカと同じような凶悪な笑みを浮かべた黒騎士であった。褐色の肌にポニーテールが特徴的で、剣呑な雰囲気を纏った中性的な女性である。
    「テメェがサーヴァントか。クラスはなんだ?真名は?俺は面倒なのが嫌いなんだ、とっとと答えろ、性悪女共」
    「『えぇ~?どうしよっかなぁ~♪』」
    神父の問いかけをおちょくるような反応を返す主従にまたしても獅堂のこめかみに青筋が立ちかけた時……
    「まったく、蒼さんにポルカ、貴方たちは全く……相性悪いんだが良いんだか。スパーリングパートナーとしては悪くないのに、そうでない時はいがみ合って」
    カツカツ、と規則的な足音と共に教会の奥から鳳蝶が歩いてきた。杖を突きながらもその足取りはしゃんとしている。彼女の両隣には先ほどまでと同じように、独特の色をした蝶と蛾がフワフワと漂っている。
    「あ、鳳蝶さん。久しぶりじゃねぇか。ん~だって、しょうがないでしょう?遥と違って、蒼さんは反応が面白いんですから」
    浮遊する蝶によって少々落ち着いてきた彼を横目に、ポルカは茶目っ気たっぷりの笑顔で意地悪そうに答える。

  • 238◆B8D4AQBhU22025/12/07(Sun) 20:54:38ID:U5MDk1NDk(9/32)NG報告

    >>237
    「ねぇねぇポルカ?このお嬢さん、何者?シスターさんってカッコじゃないけど、知り合いではあるのよね?誰子ちゃん?あ、初めましてお嬢さん。私はアサシン。ポルカ・ドラニコルに召喚されたサーヴァントよ♪これからヨロシクね~☆」
    「はい。初めまして、アサシンさん。私の名前は常世鳳蝶。しがない異教の巫女でございます。以後、お見知りおきを」
    白と紅の着物を優雅に靡かせ、彼女は暗殺者の主従にお辞儀をした。儚げなビジュアルに反する、見るものをハッとさせるような、キチリとした挨拶である。
    「ふぅ~ん?結構素敵な女の子じゃない!私みたいなロクデナシと違って、他人を慮れるカッコよくてで可愛い女の子って感じ!」
    「そーだぜ~?アゲハはマジで立派ですのよ。人々を救う為に活動する、現代の聖女ってヤツだ。私も善良って訳じゃねぇから、その輝きが羨ましい、と感じる事も無くは無いっつーか」
    彼女の礼儀を受けて機嫌を良くするアサシン。両手をパン、とたたき合わせて、飛び上がらんばかりの様相であったが、その賞賛を聞いた鳳蝶は、しかし困ったように微笑む。
    「かっこよくて可愛い、なんてそんな。恥ずかしいです……。私は、有り触れた人間ですよ?欲張りで、怒りん坊ですし。割と依怙贔屓もしちゃうような、そんなありきたいの存在です。勿論、こんな私を崇めてくれる皆さんに恥じない存在でありたい、とは思っておりますが……」
    テレテレと頬に手を当ててくすぐったそうに身を捩る巫女の横で、蝶の魔術効果によってかなり冷静さを取り戻した神父が口を開いた。
    「あーっと。盛り上がってるトコ悪いんだが、いつまでもこんなトコでくっちゃべり女子会させる訳にもいかねぇ、とっとと教会の中入れ。コーヒーぐらいは出してやるから、さっさと召喚当時の状況を教えて貰おうか。今後に聖杯戦争をする際、データとして参考にしたいってハルの奴が言ってたんでね。まぁ入れ」
    「え。オレは紅茶派なのですが……」
    「嫌ならテメェで買ってこい!!」
    「アッハッハ!神父様クンって面白い子ねぇ♪」
    比較的穏やかなテンションで提案した蒼に対して、またも毒蛇は茶々を入れ、彼の怒りを再燃させようとする。反射的に怒鳴り声を上げた彼を、鳳蝶がどうどう、と宥めながら一行は教会の中に入っていった。

  • 239◆B8D4AQBhU22025/12/07(Sun) 20:58:49ID:U5MDk1NDk(10/32)NG報告

    >>238
    教会は今後も忙しく、また騒がしくなりそうだ………。






    ◆◆◆

    「ヤッホーヒャッホーコケコッコー!!CQCQ!!?久しぶりだねぇ、傍観者の諸君!!こちらは刹那・ガルドロット、超絶可愛いちゅよつよ妖精さん、だ☆ゼ!」
    雑踏の中、ド派手な恰好をした少女が上機嫌で叫ぶ。いきなりの大声に周囲の雑踏が向ける奇異の目もなんのその、彼女はそのまま虚空に向かって語り掛け続ける。
    「もしかしてこっから召喚描写がカットなダイジェストになると思ってる!?ンな訳(ヾノ・∀・`)ナイナイ!ちゃあんとボクらと我らと彼らに皆の出会いは描かれるから、楽しみにしてくれ給え!!ズビシ!!!」
    ひとしきり喚き、やっぱり空中に向かってキリリと人差し指を伸ばしてから、彼女はふぅ~、と息を吐く。その隣にいるちっこい人影は、連れ合いが仕出かした突然の奇行にビックリして立ち止まっている。
    「ど。うした、の?刹、那?いきな。り変、な事言。ってさ」
    「ん~ん?こっちの話!さ、どっかでお食事タ~イム!と洒落込もうじゃないか!ねぇ、ボクのライダー?」

  • 240◆B8D4AQBhU22025/12/07(Sun) 21:05:08ID:U5MDk1NDk(11/32)NG報告

    以上です!下準備とかが終わり、ようやっと召喚→聖杯戦争バトルのターンに移れる……。
    感想とか質問あれば是非。


    『クラス:イリーガル』については、プリテンダーってノウム・カルデアが暫定的に?定義したクラスであって、厳密に認定されてる訳じゃなくね(少なくともFGO世界以外だと)?という感じで入れました。
    そういう認識で大丈夫、だよな……?


    とりあえず本格的に聖杯戦争できるようになったけど、そろそも積読や積みゲーを崩したくもある気分。
    戦闘描写の勉強も兼ねて、積読してる本には手を付けていきたい……

  • 241レージュ2025/12/09(Tue) 19:21:51ID:I2NjI0NTE(34/83)NG報告

    皆さん、ご無事でしょうか……?

  • 242◆B8D4AQBhU22025/12/09(Tue) 20:11:13ID:kxNjQxNjM(12/32)NG報告

    >>241
    皆無事だと思ったからルナティック最新話投稿したけど感想来てない私に悲しい今……。
    まぁ一応よくてよ付いたから未読スルーではない(やっぱつくと嬉しい)し、ずっと前哨戦とかプロローグ書いてるようなモンで「はよ戦えー!」となるのも解るけども。
    しかし今回からはちゃんとサーヴァントも出てきてるし戦争始動状態ではある筈……!

  • 243火村の人◆B6zn8Yp5B.2025/12/09(Tue) 21:10:10ID:c4NTA0MjI(2/34)NG報告

    >>240
    この神父ずっとキレ散らかしてるなぁ…
    沸点低いを通り越して岩盤ぶち抜いてんじゃね?ってレベルの怒り様である

  • 244レージュ2025/12/09(Tue) 21:54:19ID:I2NjI0NTE(35/83)NG報告

    >>242
    いえ、話を投稿された後(昨日の23時頃)に来た地震の事を言っていたのですが……

    >>240
    みんな賑やかですねぇ

  • 245◆B8D4AQBhU22025/12/09(Tue) 23:02:09ID:kxNjQxNjM(13/32)NG報告

    >>244
    >地震について
    ああ、そういう。自分はほぼ影響ない地域に住んでるんで抜けてましたね……
    >>244
    >みんな賑やか
    伏神聖杯戦争って割と身内ノリというか、あんま部外者いないんですよね(完全無関係は刹那とヴィクトルのみ)なので他と比べるとなんだかんだ和気藹々としてる感
    つーかクッチー蒼にポルカと鳳蝶って多少の時期ズレはあれど幼馴染なんだよなぁ……オカンポジションにいる人(鳳蝶さん)は最年少なんだけどネ!
    >>243
    >ずっとキレ散らかしてる
    まぁ蒼って「聖杯戦争!?絶対反対大反対ー!!!(怒)」ってスタンスの人だから……。
    ハイタスクローリターンな案件に巻き込むんじゃねぇ、で苛々しながら仕事してます。んで基本的には元々キレやすいタイプなので、まぁこうなるよね、という

    これでも多分穏やか(当社比)な方だぞ!おそらくは!

  • 246黒鹿ファン2025/12/09(Tue) 23:30:46ID:k5NzU0NTY(72/275)NG報告

    ふわふわでもこもこなルナについて考えを巡らせて幾星霜
    でもきっと体温高めだろうしだんだんと暑がるようになっていくんだろうな……逆に慢性的な冷え性とかありそうだな……いまだに筋肉少ないっぽいし……
    つまりルナの上がりすぎた体温を利用してメレ坊の手だけでも温めてあげようという展開は必ずある…!
    一石二鳥とでも考えてパッと取った手の温度差で(わっ、ひやっこい)となり、これはちょっとシャレにならないぞと幾分か真面目なきもちでにぎにぎしていく。が、これまたなかなか難物でちょっとそっとやじゃ温まる気配を見せない。それでもとにぎにぎを続けるうちに手をはなすタイミングを見失ってしまい───……

    >>241
    ハイ、そんな感じに私は無事です
    妄想を巡らせる余裕すらありまする

  • 247あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/09(Tue) 23:33:16ID:M4NTYyOTc(1/10)NG報告

    東北より遥か南西にいるため至って無事也。
    執筆欲求のまま書いた、リディアが大学を卒業した後のssが出来たんで投下してみる。
    時系列は聖杯惑星の約7年後。


    ラグタイム・エンローメント・セレモニーを終えて

    日本国、東京都港区白金台。
    プロテスタント系のキリスト教主義学校法人の高等学校。
    職員室で教師たちが話し込んでいた。
    話題は今年度の新入生の内一人。
    アメリカからの留学生であり、かなりの才媛だと願書が来た時点で噂になっていたのである。

    「南カリフォルニア大学経営学部と、ニューヨーク大学の経営大学院を優秀な成績で卒業後、こっちに願書を出してきたんだろう?」

    「そうらしいな。しかも、向こうのジュニアハイスクール卒業後に飛び級で大学に進学したから、まだ21歳あたりだぞ」

    「大学では文系のマイナーなサークルとの掛け持ちでチアリーダーチームに所属…。願書と一緒に来た履歴書を読めば読むほど、非の打ち所がないな」

    「そんな才媛が高校進学のために留学か。キャリアアップ目的じゃないのは明らかだし、わざわざ大学受験じゃなくて高校入学を選んだ理由は何なんだか……」

  • 248あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/09(Tue) 23:34:30ID:M4NTYyOTc(2/10)NG報告

    >>247

    その会話を横で聞いていたこの学校の校長先生。
    件の留学生の関係者から志望理由を聞かされていたのだが、喋っていいのか判断しづらいので、黙って苦笑いしている。

    「まぁ、どんな理由があるにせよ……。彼女の入学で本校に箔が付くのは確かだ。学費もそれなりに高い我が校に迷わず出してくれたから、そこらへんも信用できるだろう。そう言えば、…代理人から駐輪場の使用許可申請も来ていたな」

    「成年だから例外的にって校長先生が許可したやつね。入学式から自転車通学かな?」

    首を傾げる学年主任。
    しかし、明日の入学式で予想の斜め上を行くとは校長先生ですら知る由もない事であった。

  • 249あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/09(Tue) 23:35:31ID:M4NTYyOTc(3/10)NG報告

    >>248



    入学式当日。
    地下階の大幅拡張を含む校舎のフルリノベーション工事が予定よりも早く終わり、仮設校舎は現在解体工事待ちだ。
    保護者同伴で正門を通る新入生たち。
    そこにエンジンの鼓動と駆動音が響く。
    明らかに排気量1000ccオーバーの大型トライクが正門を通ったのだ。
    バイクではない、後輪の位置から明らかに三輪なのでトライクである。
    乗っているのは、学校指定の制服を着た女性。
    ノーヘルのゴーグル着用で、ツーサイドアップにした深紅の長髪を揺らし、学校指定の制服を着ている。
    トライクのサイズとカラーリング(純正カラーではない、ペールグリーンとクリームイエローのツートン)や当人の容姿から視線を引き寄せるには十分な光景だった。
    守衛は前日の内に教職員から「アメリカ人留学生が入学式早々に自転車通学するかもしれない」と伝えられていたので、あんぐりと口を開けつつも止める事はしなかったのである。
    トライクは校舎地下に移設された駐輪場に向かう。
    停車後、降りた女性は後部座席の下にあるラゲッジを開けるとそこからカバンを取り出し、外したゴーグルを代わりにしまった。

  • 250あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/09(Tue) 23:36:54ID:M4NTYyOTc(4/10)NG報告

    >>249



    礼拝堂。
    新入生たちの話題は何割かトライクで通学した女性に集中していた。
    が、そこは難問の入試に合格しただけあり、壇上に教師が上がると静かに成り行きを見守る。
    入学式が始まり、厳粛な雰囲気の中でパイプオルガンによる前奏が響く。
    続いて讃美歌が演奏され、聖書の一節朗読・祈祷を経て式辞・校歌へと続く。
    暫くして祝辞の後、頌栄・二度目の祈祷・後奏を経て入学式が何事もなく終了した。



    クラス写真の撮影が終わり、アメリカ人留学生である赤髪の女性-リディア・シズエ・ツキオカ-をチラ見しながら、新入生たちがそれぞれ雑談に興じている。
    やはりバイク通学ならぬトライク通学(流石にクラス写真撮影前に校長先生から注意された)でかなり目立ったせいか、話題のタネになっており、それでいて気を遣って近づくと露骨に会話を変えるという空気が出来上がりつつあった。
    無論、それはリディアにとって面白いわけがないのだが、20代なので素知らぬ顔という大人の対応をしている。
    そんなリディアに対して、新入生代表だった女子生徒が話しかける。

    「今朝、ヘルメットを着けずにバイクで登校したのは貴女ですよね?」

  • 251あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/09(Tue) 23:38:41ID:M4NTYyOTc(5/10)NG報告

    >>250

    「そうよ。でもあれはバイクじゃなくてトライク。トライクは日本でも法律上ノーヘルで運転できるわ」

    リディアの返答に、女子生徒は言葉が続かなくなり一瞬沈黙が走る。

    「See you。明日の始業礼拝でね」

    別れの挨拶を手短に済ませて、地下駐車場へ向かう。
    2分と掛からずに、リディアの運転するトライクがリズミカルな駆動音を忙しなく鳴らしながら出てくる。
    ステッペンウルフの『ワイルドで行こう!』をア・カペラで口ずさみながら、リディアはトライクで帰路につくのだった。



    港区某所、ラスカシェロス・デ・ミナト・シューワ。
    四棟の塔を屋上含む階層毎に空中庭園で繋げたかの如きチャレンジャーな構造と、現存していない某不動産会社に因んだネーミングに相応しいモダンな外観を併せ持つ野心的な設計の超高層複合ビルである。
    J.C.バルベルデが『アシア(※スペイン語読み)経済共栄計画』の鏑矢として建造した地下含む小規模ショッピングモールと屋内駐車場の下層階、オフィスが並ぶ中層階、下からコンドミニアムホテル・賃貸と分譲が入り混じった高級集合住宅・ペントハウス四棟(賃貸と分譲が半々。賃貸と賃貸、分譲と分譲で向かい合う構図で鬼門と裏鬼門も考慮済み。複数台無料の専用ガレージ付き)となっている高層階、基本的に各ペントハウスの住人たちによる寡占が可能な屋上庭園で構成される。
    オフィスに入っているのはJ.C.バルベルデ傘下やズブズブと言っていいぐらいそれらと親密な関係にあるとこばかりであり、J.C.バルベルデを敵視している部類の視点では『悪の組織の日本支部』か『魔王軍の大幹部直轄の要塞』に見えてくる始末である。
    当然、リディアが名義上借りているペントハウスの管理会社も同じくJ.C.バルベルデ傘下だったりする。

  • 252あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/09(Tue) 23:39:49ID:M4NTYyOTc(6/10)NG報告

    >>251
    ペントハウス自体、家賃も青山学院大学の初年度の学費2人分より高い。
    実際に払っているのはリディア当人でも実家でもなく、第三者だ。
    帰宅して、自室の姿見に映る制服姿を見つめるリディアの左手薬指に光るものを見れば、誰がここの家賃を立て替えてくれているのかは明白だった。

    「この辺り、駐車場が少ないわ高いわで外食は歩いて行った方がお得なのよねぇ…。折角だから着替えないで行こっと」

    制服姿を見せびらかしたいのか、髪と胸を揺らしながらリュックを背負い、すぐに外出した。



    港区芝浦。
    歩道を機嫌よく歩きながら、リディアは周囲を見渡す。
    目立つ色の髪と、加齢でより大きく実った胸、制服姿で注目を集めつつ。
    日本でのJKライフ初日だからアメリカ発のファストフードは遠慮して、坂本九の『上を向いて歩こう』を口ずさんでいたのもあり、視界に入ったすき家に行こうと決めた(※上を向いて歩こうの英題は『SUKIYAKI』)。
    細長い店内は時間のせいか席がそれなりに埋まっており、リディアはカウンター席の真ん中あたりに座る。

    「…………」

  • 253あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/09(Tue) 23:41:10ID:M4NTYyOTc(7/10)NG報告

    >>252

    1mオーバーの胸が台の上に乗ってしまい、周囲からジロジロと見られる始末。
    少し赤面しつつ、タブレットのタッチパネルを操作して牛丼のメガ盛りを注文。
    直後、スマホの着信音が鳴り、表示された名前を見てすぐに出た。

    「All right。ランチができるまでちょっと時間かかるから」(▽。※このマーク付きは英語で喋っています)

    流暢な英語で通話するリディア。
    他の客や店員は「帰国子女かな?」と思う。

    「何言ってんの。私が入った高校は校則で『生徒はスマホの電源OFF』って明記されてるんだから入学式中に電源入れられるわけないでしょ。あなたこそ今関わってる案件、大丈夫?…なら問題ないけど。See you。愛しているわ」(▽)

    英会話ができる人なら遠距離恋愛カップルの会話だと分かる内容の通話を終え、左手薬指にはめた婚約指輪をうっとりとした表情で見つめる。
    それを見て、店内にいた者たちは「婚約者と電話していたんだな」と察することが出来た。

  • 254あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/09(Tue) 23:43:44ID:M4NTYyOTc(8/10)NG報告

    >>253



    時は過ぎ、再び港区某所、ラスカシェロス・デ・ミナト・シューワ。
    最上階ペントハウスの内一つ。
    趣味用の部屋にしている一室にて、アニメショップで買い漁ったグッズや書籍に囲まれ、帰宅して私服に着替えたリディアは悦に浸る。

    「えへ、うへ、うぇへぇ…」

    可愛い声で形容し難い笑い声を上げていた。
    傍から見たら不審者だが、ここに居るのはリディアだけ。

    「二十代だからエロ同人誌もゲドノベも読み放題!エロゲのキャラのコスプレしてもNo problem!日本に留学して良かったわ!」(※本人も言っているように、このssのリディアは二十代です)

    この部屋には成人指定の同人誌やゲームも多数あった。
    それを片っ端から嗜んでいく姿はまさしく趣味に没頭するオタク、それも限界オタクに該当する部類。
    アメリカに持ち込めないのも多数含まれているのだが、帰国する時にどうするかは考えていない。

    「流石にガイダンス週間が終わるまでお酒は自重しとかないと…」

  • 255あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/09(Tue) 23:44:34ID:M4NTYyOTc(9/10)NG報告

    >>254

    急に正気に戻る。

    「下のモールで一通り買えるから晩御飯は控えめにコブサラダと、揚げ物を乗せたインスタントそばかな。お昼御飯、あの後高菜マヨとおろしポン酢とチーズもメガ盛りで頼んじゃったから。後は、セルフ入学祝いでケーキも買っちゃおっと」



    下層階の小規模ショッピングモール。
    その一角にあるケーキ屋、『没個性』。
    「店名に合わせてオリジナリティの無い、それでいて高品質な商品を」というポリシーに則り敢えてありふれた品揃えで勝負し、新規客を獲得しづらい代わりにその確かな味とコスパでリピーターを増やしている。
    ショーケース越しにイチゴのデコレーションケーキを見定めて購入し、上機嫌で帰宅しようとするリディアとすれ違った中年男性が彼女にぶつかろうとする。
    難なく避けるが、中年男性は再度ぶつかろうとしてきたので、リディアは相手のアキレス腱を容赦なく蹴って転倒
    させ、ついでに手を踏む。

    「これぐらいされても仕方ないわよね」

    冷ややかに吐き捨てて、リディアは冷ややかに吐き捨てて、リディアはケーキの入ったケースを大事そうに抱えて帰宅した。

  • 256あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/09(Tue) 23:48:10ID:M4NTYyOTc(10/10)NG報告

    以上です。
    ちなみに、トライクは留学祝いで何が欲しいか聞かれた際、実家に昔からあるサービカーが欲しいとねだったら「アレは歴代の店長が継ぐ物だからダメ」という理由で代わりにプレゼントされた物です。

  • 257レージュ2025/12/10(Wed) 01:08:28ID:U3NTQxOTA(36/83)NG報告

    >>245>>246
    影響無かったり、無事なら良かったですだよ……

    >>246
    あらあらあらぁ~!
    (『犬 雪 埋まる』の検索結果見ながら描いたラフを隠しつつ)

    >>256
    ご機嫌なレディへ突っ込む邪悪横槍ぶつかりおじさん◯すべし、慈悲はない……

  • 258黒鹿ファン2025/12/10(Wed) 12:22:05ID:gxMTE2ODA(1/1)NG報告

    >>256
    1000ccオーバーのトライク…?(検索)
    …でっかぁ!こんなんで乗りつけたらそりゃ目立つよ…目ぇつけられちゃうよリディア嬢…

    >>257
    あんれまぁ!アホ毛を尻尾みたいに揺らしちゃってまぁ!まぁ!かあいいねぇ!
    やっぱりルナは犬っぽい挙動がよく似合うもので…この一つのことしか頭になさそうな顔といったらもう!

  • 259レージュ2025/12/10(Wed) 13:23:09ID:U3NTQxOTA(37/83)NG報告

    >>258
    たぶんこの後、メレクが「遭難する気ですか、一旦帰りますよ」ってリード引っ張る飼い主の如く回収されるんだァ

  • 260黒鹿ファン2025/12/10(Wed) 13:53:00ID:MwNzg2NTA(1/1)NG報告

    >>259
    散歩から帰りたくない大型犬仕草でひっぱりあうやつだコレ
    しかし……ルナとメレクでパワー勝負すると平時はメレクがギリ勝てないぐらいだったはず……
    ……回収しきれるかなぁ……

  • 261レージュ2025/12/10(Wed) 15:20:53ID:U3NTQxOTA(38/83)NG報告

    >>260
    こ、言葉攻め()でどうにか弱み突いてパワーと動きを鈍らせたりするしかない……あるいは助けてフェーブスする

  • 262黒鹿ファン2025/12/10(Wed) 19:00:40ID:Q1OTM1MDA(1/1)NG報告

    >>261
    フッ…かつてのワンコ飼い経験からいくと、こういうときはご褒美で釣るのが一番効きましてよ
    そしてこの吸血鬼娘のご褒美といえば…! いえば………

  • 263レージュ2025/12/10(Wed) 19:13:11ID:Y3NDkwNDA(1/2)NG報告

    >>262

    メレク、ひと肌脱げーーー!!魔術回路観察プレイだーーー!!

  • 264黒鹿ファン2025/12/10(Wed) 19:49:42ID:Q3OTI2NDA(73/275)NG報告

    >>263
    か、体を張りすぎておる…!
    観察……見るだけなんですか!?お触りは!??

  • 265レージュ2025/12/10(Wed) 19:57:42ID:Y3NDkwNDA(2/2)NG報告

    >>264
    「この旅行中僕の言う事を大人しく聞いて、そして無事に帰国できた後なら、触っても良いですよ」的なの言う、あいつならそうお預けする

  • 266黒鹿ファン2025/12/10(Wed) 20:22:14ID:Q3OTI2NDA(74/275)NG報告

    >>265
    素晴らしい、飴と鞭でちゃんと躾ができておるわ…!
    ご褒美チラつかされていいように操られてることに気づけないんだぁ

  • 267レージュ2025/12/11(Thu) 13:13:03ID:g4NDU5Mjk(39/83)NG報告

    >>266
    これでもうこの旅は一安心だなァ!(フラグ)

  • 268黒鹿ファン2025/12/11(Thu) 21:58:56ID:k2MDk4MjQ(75/275)NG報告

    そういえば「次の冒険旅行記はジャパン行くぜ」みたいなこと言っておきながら今なぜか番外編ぽいものを書いてるのは、単純にやりたいこと詰めすぎてプロットが崩壊したからです
    なのでこれからは崩壊したプロットの中からジャパン以外に回せると判断したものを優先してちょこちょこ書いていくと思います

    >>267
    あの時はそう思っていました(回想終了)
    遭難一日目、開始───

  • 269レージュ2025/12/12(Fri) 00:10:17ID:E5Mzc2Njg(40/83)NG報告

    ルナボーイ(ボンドガールみたいなルナに関係する男性キャラをさす)(勝手に作った造語)(そんなものはない)、ふと思いましたがワイルド系俺様男子とメロいヤンデレ男子と王道ナイト男子と実直サムライ男子も追加すればバランスいいのでは???()

    >>268
    わーい、それはそれで楽しみだァーっ!
    どうしてこうなった……

  • 270黒鹿ファン2025/12/12(Fri) 11:14:26ID:AyMjgwNDA(1/1)NG報告

    >>269
    そんな乙女ゲーが始まりそうな特盛りラインナップでバランスとな???
    一応…俺様野郎は体内にいて、サムライはとびっきりの奴を予定してて、ナイトはまぁ横浜に出したいサーヴァントがいるからワンチャン……という感じですが

    「メロいヤンデレ男子」なるものはストックにもいない未踏領域なので逆に挑戦してみたさありますあります
    ……ヤンデレってなにをもってヤンデレなんだぁ……?

  • 271レージュ2025/12/12(Fri) 14:29:59ID:E5Mzc2Njg(41/83)NG報告

    >>270
    みーんなアホな盛り方でバランス取ればだいじょびだいじょび!
    ほほうほう、ほうほう!(興奮)

    「大好きなのは分かった(※ここ重要)が、それは愛情表現としてどうなんだーッ(※ここも重要)!?」ですかね、やっぱり
    「好きだけど自分では幸せに出来ない……せめて君に運命の人が来るまで、二十四時間三百六十五日見守ってあげよう……」とか
    「は?お前は俺のペットだけど?外なんか出してやらねぇよ……そうでもしないと、お前、すぐ死ぬだろうが」とかァ

  • 272黒鹿ファン2025/12/12(Fri) 18:57:35ID:c2ODg5ODg(1/1)NG報告

    >>271
    ふん、ふん、ふん……とりあえず溢れそうな愛情を向けてて、それが行動原理ってのが大前提っぽいとして…
    自己肯定感が低すぎたり価値観が歪だったりで愛情表現がバグってるようなイメージと見てよさそうですかね
    ……で、ここから「メロい」をプラスするのはけっこうむずかしそう……むずかしくない? やってみると意外とカンタン……?

  • 273火村の人◆B6zn8Yp5B.2025/12/12(Fri) 19:32:55ID:k5MzA2OTY(3/34)NG報告

    >>256
    トライクって何ぞ?と検索してみたら……ああー、こういう!
    タイトルは忘れましたが、昔何かの映画で走ってる所見た事ある気がしますわ

    そして相変わらず面倒臭いのに絡まれてるリディア嬢
    もうここまで来るとある種のお約束ですな

  • 274レージュ2025/12/12(Fri) 23:29:01ID:E5Mzc2Njg(42/83)NG報告

    >>272
    大丈夫大丈夫、黒鹿さんならメロい男をきっと書けますよぉ(ニタァ)

  • 275あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/12(Fri) 23:35:48ID:M0NDIwMDg(1/1)NG報告

    >>257 >>273
    これでもリディアはかなり加減してます。
    アメリカだったら場所次第では撃ってた。


    >>258
    まぁ目立つ。
    実際、校長先生から注意されたし。


    ちなみに、リディアがアメリカから持ち込んだのはハーレーダビッドソン トライグライドウルトラ。
    年式は少なくとも2020年以降。

  • 276◆B8D4AQBhU22025/12/13(Sat) 01:17:52ID:U2NzMzOTE(14/32)NG報告

    >>256
    やっぱド派手ねー、この子。婚約者は……誰だろ。
    最近全体的にキャラ関連を把握できていないような気がする……。
    >>271
    >「大好きなのは分かった(※ここ重要)が、それは愛情表現としてどうなんだーッ(※ここも重要)!?」
    それだとクッチーってヤンデレなんだよなぁ、でもアレをヤンデレって形容していいのか?
    描写だけ見てるとちょっと押しに弱かったりするけど案外普通っぽい兄貴やってて、妹にストーカーされてるとかそういう感じな訳だが。難しいね

    あと最近ふと気になって身長比較をしてみたが、ウチの子たちって身長にバリエーションねぇなー、移植を機に伸ばしたり縮めたりするべ
    https://hikaku-sitatter.com/

  • 277黒鹿ファン2025/12/13(Sat) 03:50:31ID:kyNDQxOTI(76/275)NG報告

    >>274
    わぁ、なんてじっとりした期待…
    でもそう言ってくれるならガッカリされない程度にはチャレンジしてみようかな

  • 278あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/13(Sat) 20:07:34ID:YwNDcwNzY(1/1)NG報告

    >>276
    本人は大都会の一角で静かにオタク兼JKライフを過ごしたい模様。
    見た目と性格上、実際は仰るとおりですが。

    既存のキャラでないのは確か。>婚約者
    ニューヨークに昔から居を構える超大金持ち一族の一人で、リディア名義で借りてるペントハウスの家賃(月三百万円以上)をポケットマネーから3年分一括現金払いする程度には稼いでる凄腕商人、とまでは考えております、

  • 279◆B8D4AQBhU22025/12/14(Sun) 00:30:43ID:IzMDA2OTg(15/32)NG報告

    タイミング被らなさそうだし、ルナティック最新話投下しよう

  • 280◆B8D4AQBhU22025/12/14(Sun) 00:31:09ID:IzMDA2OTg(16/32)NG報告

    ふんふんフフフンにゃっははー!!!ヤッホーヒャッホーコケコッコー!!(←気に入った)
    伏神市を分断するように流れる大河を南に望む、商業都心と産業都心部の狭間の空き家で召喚陣を編んでいる美少女は誰?そう!ボクなのでっす!!!
    超絶ぷりてぃーキュート妖精ちゃんな刹那・ガルドロットだよ!今回はボクのサーヴァントを召喚しよう、ってワ☆ケ★……。
    ボクの『都市魔術』としては商業都心部のどっか裏道あたりで儀式をした方がいいかもだけど、それだと人払いの結界とかが面倒そうっつーか他の陣営による「突撃お前が今夜の獲物」されるかもなぁ、的なリスクを考えた結果である。
    まぁぶっちゃけ都市魔術は趣味の範疇っていうか、メイン術式ってノリじゃないしー?ただでも一応都市魔術要素ななんちゃって四神相応な条件は整えた感じではあるんだけど……。
    今回は誉ちゃんって地元の子と同盟組もうよな約束もしたから、割と安全策で行きたい気持ちもあるんだよなー。いやいや、まずは召喚召喚!
    空き家の洗面所で左目付近の令呪を確認してー?今回は偶然だったから聖遺物とかの触媒は無くてー?でも心意気はあってー?勿論覚悟もあってー?いやそれはテキトー言ってるだけだけどー!
    さぁてさてさて?それじゃあ、本日のサーヴァントくんちゃんさん、いらっしゃい!よろしく頼もしくお願いねー!そうして、ボクは詠唱を開始する。

  • 281◆B8D4AQBhU22025/12/14(Sun) 00:31:26ID:IzMDA2OTg(17/32)NG報告

    >>280
    「素に銀と鉄(attention, please!)、 礎に石と契約の大公(Welcome to The World)!!」

    こういう時に、改めて想う。

    ボクは人間ではあるけど、実質的にはほとんど妖精みたいなモンである。なので多分、ボクは厳密には『魔術師』ではないんじゃないだろうか……。
    「異界展開(Ante)。儀式開幕(Bet)。術理変換(Call)。媒質解析(Decode)——境界起動(Enter)っ!!」
    恐らくだけど、ボクは世界の異物なのだ。今後人類が魔導を手放し、取り残して進んでいくとしても、ボクは変わらず結界術が使える気も、出来そうな感覚もある。能力だけあっても、持て余すだけなのに。
    「空間固定(open)、神秘解放(showdown)!!」
    もう、色々と忘れちゃったなぁ……。自分の事も、周囲の事も。あの虚ろで空しい海に身を投げた時から、”人間のボク”って存在は消えてしまった。
    幸いだか災いだか分かんないけど、沈む結果にはならんかった。でも寂しくて苦しくて、辛くて、虚しい……。嫌気が刺してネガティブやりすぎるのもアレだからテンションは上げてるけど。あぁ、ダメだ、ちょっと切り替えないと。───……辛気臭い顔してたら、サーヴァントくんちゃんさんと妙なファーストコンタクトになっちゃうからネ!
    「抑止の輪より来たれ(DOMINATE & CONTROL)——天秤の守り手よ(ENFORCEMENT of The fairy)っっ!!」
    ボクが呪文を詠唱するにつれ、この場に力が満ちていくのが解る。回路にギュルギュルと魔力が巡り、刻印も脈動。召喚陣の中心部に場に満ちたボクのオドとマナが交わり、練り上がり、人の影を形成していった。

    …………結構ちびっちゃいな………。ってうぉおおおお!!!?なんか床がすっごい濡れてるぅ!!!
    サーヴァントの足元から、ドクドクと水が溢れてきていた。ビックリしつつ、結界によって掃除すべきかなぁ、とか考えていると鼻孔に独特の香りが広がった。コレ、磯とか潮の匂いだ。って事は、ボクが召喚したのって、海賊系の英霊なんだろうか?
    疑問符を浮かべつつ、いよいよ実体を帯びてきたサーヴァントくんちゃんさんに向き直る。どんな相手か分からないけど、ボクの呼び声によって来訪してくれた人物なのだ。ヨソに気を取られていないで、歓迎の意を示さなきゃネ!

  • 282◆B8D4AQBhU22025/12/14(Sun) 00:32:30ID:IzMDA2OTg(18/32)NG報告

    >>281
    そうこうしている間に、一瞬の閃光。ちょっと目をつぶっちゃった後。魔法陣の中心部にはサーヴァントくんちゃんさんが存在していた。
    彼は、子供だった。可愛い。小柄で、どこか不安げな表情をしている。おなかや胸元が覗く、少しはだけたワンピースの上に、黒いタコ意匠の雨合羽を羽織り、体のどこかからか、触手が伸びる。首元には古びてさびた厳めしい錠前がネックレスのように回っており、背後には少々不気味な鳥籠のような呪物?がフヨフヨプカプカを浮遊していた。
    そんな少年がオドオドと口を開く。
    「ねぇ?貴。方、がぼくら。を召喚し、たおと。もだち?ぼくた、ちの、名前は。」
    独特の、おかしなペースのしゃべり方だった。変なタイミングでどもり、妙なタイミングで区切らない。吃音症、というヤツとも違う印象を受ける、不安定でどこかゾクゾクとした恐怖感を煽るような言葉遣いだった。で、も。ボクはそんなの気にしない!だってすっごくカワイイし!ユラユラと揺れる触手はチャーミングだし、透き通った肌も幻想的だ。髪の間から覗く珊瑚のような冠もかっこいい!
    こちらの機嫌を伺うような、不安げな彼を落ち着かせる為に、ボクは普段よりもテンションを下げて対応しようと心に決めた。
    「うん、そうだよ~?ボクの名前は刹那・ガルドロット。とってもフリーダムな挙動の妖精さんさ!」
    そうして、君の名前は?と促すと、ボクの台詞にビックリした彼は少シ深呼吸をした後、己が真名を明かしてくれタ。
    「ぼ。くたちの真、名は、デイヴ。ィ・ジョー、ンズ海が。抱かれ、る恐怖。の化身。ヨナの亡霊。ね、貴方はぼく、らの友達。になって、くれ。る?」
    おっかなびっくり、といった風情で質問してくる可愛い彼に、ボクは勿。論肯定の言葉を返すのだ

  • 283◆B8D4AQBhU22025/12/14(Sun) 00:33:24ID:IzMDA2OTg(19/32)NG報告

    >>282
    「勿論、ボクの名前が刹那・ガルドロット!皆大、好きキュートでふざけた妖精サン、さ!ボクはキミの事がカワ(・∀・)イイ!!で大好きになったし、きっとキミと一緒にいたい。って思ってるよ!さぁキミの願いはなに?ボクが一緒に叶えらええる事なら、ちゃああんんと協力するともサ!」
    ニッコリ笑顔で親密に!彼を緊張させないように、ボクは気を遣って言葉を選んでコミュニケーションを開始する。愉しい楽しい、面白い!人生バラ色かっっちょおいいいい!さぁさぁボクと彼とでp@-ティ^だ!
    「ぼく、たちは。ね?ずっ、とい。つも寂しいんだ。友、達がたくさ。ん欲し、いのだから、協。力して、くれると嬉。しい、なぁ?」
    そっか。そうなんだ、デイヴィくんは、ボクとおんなじなんだ。ボクと似てて、友達が欲しくて……ずっと誰kあと一緒にいたいって子、なんだね。なるほどコレが相性召喚ってヤツなのかぁ。ウフフ、少しうれしいような、楽しいような。ボクと近しい願いを持ったサーヴァントくんちゃんさんと契約できるのは、ボクにとtってはすごく僥倖みたいな感じである、。
    「当ッ然!ボクらはもう、友★達、さ!…・・・サーヴァントとマスターってヵん係だけじゃなkUて、共通の理想を目指していける同志として、聖杯戦争、頑張ろうじゃないカ!」
    あぁ、コレでボクの聖杯戦争、きっと面白い、充実し、たモノになってく。れるだろうなぁ!!!

  • 284◆B8D4AQBhU22025/12/14(Sun) 00:35:44ID:IzMDA2OTg(20/32)NG報告

    以上です。感想とかあればくれ
    速い所サーヴァント召喚完了までは行きたいなぁ……。

    ……各々の召喚タイミングがズレてるから、Zeroみたいな同時召喚描写じゃなくなったな……やってみたくはあったけどしゃーない

  • 285黒鹿ファン2025/12/14(Sun) 15:09:51ID:QwNjEzNzY(77/275)NG報告

    ルナ絡みのヤンデレ男子を考えていって、宙ぶらりんになってた天使組のひとりを再利用してそれっぽい形は思いついたんですが
    これヤンデレというか劇場版ヒロインみたいになってる…? 本当にヤンデレと呼べる…? ヤンデレとは一体……うごご状態です

    それはそれとして番外編の続きが書けたので投下~

  • 286黒鹿ファン2025/12/14(Sun) 15:10:00ID:QwNjEzNzY(78/275)NG報告

     ルナ・アードゥルという少女を引き留める。これは大変な難題だ。
     なにせ一瞬目を離すだけで消えてしまうような少女だ。その行動の早さと好奇心の強さは五歳児のそれと遜色ないと言ってもいい。加えて行動範囲が五歳児とは比較にならないのだから厄介だ。気づけば単身で国外にいた、という前例も一度や二度ではないと言えばその厄介さが少しでも伝わるだろうか。
     さらに言えば誰が相手でも物怖じすることはない。伝え聞くところによれば小人や亡霊、博物館の蒐集品や楽師の兵器を前にしてもまっすぐ向かっていったという。この調子では想像できるだけの危険性を伝えても逆効果になるだけだろう。
     行動はまるで読めず。
     読めたとてろくに止められず。
     これを難題と呼ばずして何を呼ぶべきか。一昨日の課題あたりは呼べるかもしれない。さておき、やはり、独力でどうにかできるものじゃないと結論するしかないわけで。
     助言が必要だ。
     彼女の生態に詳しい人間のアドバイスが。

     side-メレク・アルマソフィア

    「それで僕、ですか」

     名無しの教室。時計塔・考古学科に置かれたいち教室……の隅っこで、そんな言葉を発した。
     目の前には深い藍色の髪をふるふると揺らす少女。名をヨモ・ヘルメ。
     非常に珍しいことに、こんな教室の隅まで自分を引っぱってきたのは彼女だった。いつもなら銀髪赤眼の少女が取りそうな行動を先んじてやってみせたのだ。なにかしら火急の要件があるのは考えるまでもない。

  • 287黒鹿ファン2025/12/14(Sun) 15:10:21ID:QwNjEzNzY(79/275)NG報告

    >>286
     いざ蓋を開いてみれば『バースデーにサプライズ』『バレないようルナちゃんの行動を誘導したい』などと言いだすのだから、なるほど、これはよほどの事態と見える。
     当の本人はこの密談が聞こえるかどうかの距離でネズミの先輩と戯れている。まさか今この瞬間にも裏で糸引く黒幕が誕生しようとしているとは思うまい。

    「本当に、ほんのちょっとだけのアドバイスでもいいから……」
    「いえ構いませんよ。友人についての相談と捉えれば、そう珍しいことでもないでしょう」
    「あ……ありがとうっ」
    「ですが、その背景事情を僕にも話せないとは、なかなか難儀なことをおっしゃりますね?」
    「……ご、ごめん、ごめんね。それだけはどうしても、私からは言えないことで……」
    「ふむ……」

     心底申し訳ないといった様子で何度もヘルメさんは頭を下げる。
     その姿を見ている限り、話せない理由とやらは個人的な心情などではないだろう。日ごろから見える彼女の性質は内向的だ、余人に踏みこまれたく部分があるのなら最初から最後までひとりで抱え続けるに違いない。
     何より「言いたくない」ではなく「言えない」と口にしたのは決定的だ。その口ぶりから見える者は個人的などというものとはまったくの逆。人の腹を探り合って、間を抜ける言葉をひとつひとつ選んでいく、政治の匂いがする。
     メレク・アルマソフィアという魔術師にとっては、とっくの昔に慣れ切ってしまった匂いだが……さて。

    「……いえ失礼しました。秘め事は魔術師の常だと理解しておきながら」
    「そそそんな、私こそっ、私から、お願いしてるのに……!」
    「はは、そこはむしろ僕が感謝するところですよ。ルナの誕生日が近いとは知りませんでしたからね」

  • 288黒鹿ファン2025/12/14(Sun) 15:10:38ID:QwNjEzNzY(80/275)NG報告

    >>287
    「……知らなかったの? メレクくんでも?」
    「えぇ知りません。初耳でした。……彼女はああ見えて、僕相手には自分のことを伏せがちなので」

     意図せず語気が強まった自分自身に、すぐ後悔と反省をした。
     最後に付け加えたのは明確に"余計な一言"だ。ヘルメさんの相談事にはなんら関わりのない話であり、また口にしたところでどうとなる話でもない。そんなどうでもいい話なぞ誰のためにもならない。
     秘め事は魔術師の常と今しがた言ったばかりだ。あって当然のものなのだ。あの少女が友達に話していて、けれど自分に話していない事柄などいくらでもあろうに。
     なのにどうしてその程度の事実を、面白くない、などと感じてしまっているのか。まったく、どうかしている。

    「あ、あの……ルナちゃんが、」
    「? はい」
    「ルナちゃんが、そういう風にするのは、メレクくんだけだと、思うから……」
    「それは、……」

     その意味をポジティブに受けとるべきか。ネガティブに捉えるべきか。それをふたつからひとつに決めてしまうには、まだわかり合ったつもりにもなれないだろうから。
     今はまだ、目の前に恐縮しきった顔に沿った言葉だけを選ぶとしよう。

    「……そういうことであれば、前向きに考えておきます」
    「うん……うん!」

  • 289黒鹿ファン2025/12/14(Sun) 15:11:11ID:QwNjEzNzY(81/275)NG報告

    >>288
     こんな作り笑顔ひとつでずいぶんとまぁ喜んでみせる。自分と直接関係のない話でここまで感情が出せる人間は……笑顔を浮かべられるのは、時計塔では希少だろう。
     良し悪しはまた別となるだろうが。

    「ともあれ、そういう意味で言えば今この状況はちょうどいい」
    「そ……そうなの?」
    「まずヘルメさんが僕と二人で密談、という現状からして珍しい。ヘルメさんの言う通りであれば……ルナにとって個別に思うところのある二人が密談をしているわけです。今も気になって仕方ないでしょう」
    「でも、ルナちゃんいつも通りというか……こっちを見てすらいないような……」

     盗み見れば相も変わらずネズミと戯れてばかり。こちらのことなどお構いなしといった様子に見える。そう、見せている。

    「えぇ視線を向けてすらいません。ですがいつの間にか視界の端に収められる席に移動していますし、普段のルナと比較すれば落ち着きすぎている。『強化』した聴覚で聞き耳を立てるくらいはしてるでしょう」
    「えっ、じゃ、じゃあ今までの話も聞かれ……!?」
    「まさか。密談が成立するくらいの小細工はしていますよ」

     ほんのわずか空気を惑わせるだけの……魔術と呼ぶのもためらわれるようなささいなひと手間。
     それでもルナの盗み聞きを妨害するには充分だろう。事実、あちらから聞こえる声はひどく聞き取りにくい雑音になっている。この雑音は彼女の耳にも同様に伝わっているはずだ。
     なんでもないように装う横顔も内心ではどうなっているか。上手くいかない盗み聞きに苛立ちでもしているか、あるいはこちらの意図に気づいて歯嚙みしているだろうか。
     ああ残念だ。そんな表情もまた見応えがあるだろうに、この状況では満足に眺めることもままならない。
     残念、残念、まったくもって残念だ。

  • 290黒鹿ファン2025/12/14(Sun) 15:11:29ID:QwNjEzNzY(82/275)NG報告

    >>289
    「メレクくん……? なんか、笑ってる……?」
    「おっと失礼。つい愉しくなってしまいまして」
    「そ、そうなんだ……」
    「話を戻すと『ルナの興味を引く』というのが現状の正解です。彼女の行動方針は奔放・無軌道が常ですから読もうと思って読めるものではない。ああしろこうしろと言ったところで意味がないのです」
    「だから興味を引いて、誘導する?」
    「そういうことです。ペットをご褒美で釣って誘導したりするでしょう? あれらと同じ感覚と思ってもらえれば」
    「ペット感覚なんだ……」
    「大型犬並の行動力と野良猫並の奔放さで振り回してはきますがね。そこがまた……」
    「……また?」
    「……ともかく、おおよそはそういうった認識で問題ありません」
    「う、うん」
    「さて、ここからは僕の提案です。バースデーパーティーを開きませんか? もちろん教室にケーキを持ち込んで……という小規模なものではなく」
    「社交界みたいにするってこと?」
    「そのものと言ってもいいですね。名目が名目なので呼べる人間はルナの友人知人がせいぜいになるでしょうが」

     言いながらもうっすらとした反論が脳裏を巡る。
     知らず知らずのうちに顔見知りを増やすのもルナの得意技だ。知人友人に限っても予想外の人数が集まる可能性も十分にありえる。かかる費用もそれなりになるだろうが……。

  • 291黒鹿ファン2025/12/14(Sun) 15:11:52ID:QwNjEzNzY(83/275)NG報告

    >>290
    「ああ、パーティーに必要な費用や段取りは僕のほうで都合をつけますよ。今からアルバイトでコツコツ貯めるような時間はないでしょう?」
    「それは無い……けど、でも、だめだよ。そこまでお世話にはなれないし……」
    「遠慮することはありません。諸々の費用分は後々まとめてルナの負債に足しておきますので」
    「えっ」
    「ですのでヘルメさんは何ら憂うことなく僕の提案だけを吟味していただければ……」
    「いっ、いやいや! そんな、勝手に……!」
    「えぇ勝手ですね。正当性などひとつもない、債権者にあるまじき行為です。それでもルナはこの程度の負担は負うべきだと思っています。だって今回の話は、ルナの"尻拭い"が発端なのでしょう?」
    「そっ……!? い、言ってな、」
    「でなければ教室にケーキを持ち込んで終わる話です。大方、ルナがフリーでいるとまずい状況が近いのでしょう。その行動方針は今しがた話した通りですから」
    「…………」
    「当人に隠しているのも、そうしなければルナ自身が飛びこみかねないから。実際にどう動くかはさておき、知らず知らずの間に守ってやらねばならない状況が差し迫っていると見ました。ヘルメさんの現状を正確に把握しているとは言えませんが、それでも相当の苦労があるはず」
    「それは、でも、でも、私が……私、は……」
    「一方でルナは知らず知らずのうちに守られるばかり。これではあまりに不公平だ。せめて魔術師らしく、等価交換の法則には従ってもらいませんと。……もし万が一、このことでルナから不満が出るようならこう言ってやればいいのですよ───……

     ───"日頃の行いが悪い"とね」

     そこまで言えばとうとう言葉を失って口を数度、開閉させるだけになってしまった。そこを見逃してやるほどこちらは甘くはない。

  • 292黒鹿ファン2025/12/14(Sun) 15:12:23ID:QwNjEzNzY(84/275)NG報告

    >>291
    「貴女が主導権を握るのです。貴女が盤面を操るのです。誰に譲ることなく、貴女が中心に立つのです。
     パーティーの『主催者』となってください。その役目のため奔走していれば彼女の視線も自然と奪えるはず」

     諸々の厄介事は可能なかぎりこちらで対処すると念押ししたうえで、とどめの一言を放る。

    「それが一番……ルナのためになるでしょうから」

     今日一番の作り笑顔を受けて、ヘルメさんは小さくうなずいた。

  • 293黒鹿ファン2025/12/14(Sun) 15:12:44ID:QwNjEzNzY(85/275)NG報告

    >>292
     side-エンデ・エルフィリーデ・リヒテンシュタイン

     空気を乱す程度の術、それは確かにルナ・アードゥルに届くはずの声をかき消していた。だが乱れた空気はあくまで乱れただけであり、消失したわけではない。
     消えぬまま流れた先に誰かがいれば……そう、たとえば、美しきを美しいがままにする人物などがいれば、このエンデ・エルフィリーデ・リヒテンシュタインがいればっ、話は別であるッ。

    「フ……空を感じようと窓枠の向こうに出てみれば、よもやよもやだ」

     教室から外に向かって壁一枚を隔てた先で、一種の満足とともにひとりごちる。
     今いるのは学術棟二階部分の外壁である。
     繰り返す。外壁である。見上げる高さの外壁である。さながらトカゲのように張り付いている。これはちょっと美しくないがやむをえない事情がある。
     どうか言い訳をさせてほしい。本音を言えば屋根に上り、そして見上げた視界と広げた全身のすべてをもって晴れ渡る空を感じたかったのだ。
     だがしかし、つい先日のことだ。ルナ嬢と……えーと……なんといったか……ああそうだ、ノル嬢とかいう法政科の新顔が、よりにもよって屋根と空を舞台にドンパチするという騒ぎがあった。
     それからというもの屋根に上がれそうな場所はのきなみ封印されている。屋根自体にも上った者を即時感知する仕掛けがなされた。雨に溶けて流れ落ちてしまえと切に願うが、今のところ叶う兆しはない。

    「よって妥協した。外壁に空を求めた。実に合理的であり───美しくないッ!」

     正直に告白しよう。失敗だったと。これまったく意味ないなと。意味の有無から芸術はなんたらという話につなげたいが恥を重ねるだけになるのだろう、控えることとする。

  • 294黒鹿ファン2025/12/14(Sun) 15:12:58ID:QwNjEzNzY(86/275)NG報告

    >>293
     そんなことよりも今しがた聞こえた話だ。
     盗み聞きするつもりなど微塵もなかったが聞こえてしまったなら仕方ない。まったくもって仕方ない。それもルナ嬢のバースデーをサプライズなんて話ならば乗ってやるしかない。そんな楽しそうなことをスルーできるはずがない。
     だが待て。一旦落ち着こう。心を静めてよく考えるんだエンデ・エルフィリーデ・リヒテンシュタイン。
     ここで「話は聞かせてもらった!」と出ていくのは簡単だ。だがそれは正しいか? 現状の有利を捨てることにならないか? 今ならばルナ嬢にも、そしてヨモ嬢にも秘密のまま、俺だけのサプライズが叶うのだ。
     それを、捨てられるか? 否である。
     ああ答えなど決まり切っているのだ。だってもうワクワクしてしまってどうしようもない。やってやらねば収まるはずもない。

    「たまには見せてしまおうか。リヒテンシュタインの名のもとに───王子様らしさというものを!」

     外壁から空へ向かって高らかに叫ぶ。そろそろ外壁に張り付いた不審者に気づく視線も増えてきたが、まぁ気にしない。
     さぁそうと決まれば誰から巻き込んでやろうか。同じ教室のメンツではサプライズにならないだろう、となれば現代魔術科のアクアステラか、個体基礎科のリモンか、あるいは創造科の……いやどうだ? ヤツの美しさの基準次第だが……。
     ともあれ、どうあれ、うむ、うむ。楽しくなってきたものだ。フフ、フフフ……フハハハハハ……!

     ※即日、外壁も進入禁止になりました。

  • 295黒鹿ファン2025/12/14(Sun) 15:13:56ID:QwNjEzNzY(87/275)NG報告

    >>294
    以上~
    言い忘れてたことですが、この番外編はいつもと違ってルナ以外の視点メインで進んでいきます

  • 296火村の人◆B6zn8Yp5B.2025/12/14(Sun) 19:05:59ID:c5ODQyMTI(4/34)NG報告

    >>284
    なんかすごい不安定な状態で召喚されましたねこのサーヴァント
    これがデイヴィくんのデフォなのか…

    >>295
    あーいいっすねぇこの「知らぬは本人(ルナ)ばかりなり」な感じで進んでいく物語

    特にメレクくんの描写が見ててニマニマさせられました
    この坊ちゃん、愉快すぎる…!

  • 297黒鹿ファン2025/12/14(Sun) 21:17:35ID:QwNjEzNzY(88/275)NG報告

    >>296
    今回ルナはずっとこんな感じです
    きっとエピローグまでいっても「なんでこうなったの!?」とか言ってるでしょう

    彼まだ10代前半なんだよなぁと意識しながら書いてたり。まぁたまに忘れそうになっちゃいますけど…

  • 298◆B8D4AQBhU22025/12/15(Mon) 10:25:27ID:g5MjgwMDU(21/32)NG報告

    >>295
    本人に伝わらなきゃ大丈夫だろうってやってたらルナちゃん以外のいろんな人に広がって結構大事になりそうなヤーツ。今後次第ですが。ルナちゃんは友人に恵まれてますねぇ
    >>296
    >すごい不安定な状態がデイヴィくんのデフォ
    そうですな。デイヴィくんってジャックちゃんの凶悪版というか、被害の多い”海”って概念に対するマイナス感情の集合体みたいなトコありますし
    なんならもうこの時点で刹那はメンタル干渉によって言語能力に異常が発生してますね

    刹那とデイヴィくんはバッググラウンドというか経歴面でのシンパシー的な相性の良さで周辺被害が洒落にならなくなるナカヨシ主従です!!

    ・周辺被害?知らね
    ・マスターの精神を汚染
    ・願い:危険
    こうみるとデイヴィくんって強いかもだけどどっちかってーと外れ鯖だな……

  • 299黒鹿ファン2025/12/15(Mon) 17:41:55ID:gxMDA2MDU(1/1)NG報告

    >>298
    できることなら時計塔の全学科巻き込みたい勢いですよ。さすがに物理的に厳しいですが…
    友人に恵まれてるのは本当に本当にそう。ルナはもっとまわりの人に感謝したほうがいい

  • 300山星2025/12/16(Tue) 09:57:37ID:I0OTExNTI(1/5)NG報告

    >>257
    わんこ…?
    >>256
    毎度ノリがめっちゃ良いリディアさんにジワります
    >>295
    名無しのみんな+αは相変わらずアクティブ極まっててめちゃくちゃおもろいですね
    ヨモちゃんも今回は友達のために行動的にならざるを得ないわけで…頑張ってほしい

    久しぶりにちょっと3〜4つほどの小話の詰め合わせ
    そのうちの一つをここに貼りあとはtelegraphで

  • 301山星2025/12/16(Tue) 09:58:36ID:I0OTExNTI(2/5)NG報告

     ルナ・アードゥルはかつて同じ教室に属していた先輩を目の前に、何を話そうか考えていた。クラッフが教室を卒業してから暫く、彼の研究成果やスキュレカリュー教室なるものについて色々と聞いてみたいことがありすぎたのだ。ありすぎて、どこから聞こうか迷って…とりあえずはクラッフが会話の端を発するまで待つことにした。久しぶりに顔を合わせる風情がギリギリで勝ったらしい。どうせ話し始めたら止まらないのだし。


    「久しぶり、ルナさん。相変わらず?」

    「どうだろう?でも魔術の研究は欠かしてないよ!先輩は相変わらず…ってわけでもないっぽいよね。ヨモちゃんから色々と話とか聞くし」

    「そうだね。もう配慮はいらないから。やりたいようにやればやるだけ色々なものが付いてくる。まあ全部自己責任だけど…」


     クラッフ・フロースという魔術師には引け目があった。研究資金や政治的な立場の全てがとある大家の子飼いとなって握られていたことに引け目を感じていた。自分自身の力ではないという事実が悔しくてその優位性を最大限活かすことが出来なかった。
     けれどもそれも昔の話である。十分な功績を内外に示すことが出来たクラッフは、今や己の才覚のみで十分なリソースを確保し活躍することが出来ていた。何もこれは今までに例を見ないわけでもない。政治も何も気にせず、自身の功績で冠位を取ったものもいる。たかだか二百年と少しの歴史ながらも名を大いに馳せた日本の宝石魔術師だっている。アトラス院と協力し最新の電脳術式を作り上げたものだっている。ただ“そういう生き物”だったというだけだ。


    「大変なのは、そうだね…講師としての仕事のほうが大変かな。前任の引き継ぎだけじゃなくてそれ相応の知識と指導力も求められるんだ。セナさんは講師に求める水準がとても高い。生徒一人一人に寄り添った高度な教育をご所望でね」

    「へー!!魔術師にしてはそれってかなり珍しいよね?」

    「まあね…ただその甲斐あってみんな実力はかなりのものだね。天才揃いと言うべきか。モートン先生のお孫さんもいらっしゃるのはご存知?」

  • 302山星2025/12/16(Tue) 09:59:46ID:I0OTExNTI(3/5)NG報告

    「スキュレカリュー教室に居るんだ!?ねぇねぇ、どんな魔術使うの!?」

    「それは内緒。魔術師だもん、本人に聞いてみて。彼とモートン先生さえよければ今度繋いであげるから」


     聞く気満々のルナを見ていると相変わらずだなぁ、とクラッフは思わず安堵する。こういう底抜けの探究心を見るとなんだか心が休まる気がする。カナリアとの旅路も、それで手に入れた呪体を加工したときも、彼女はいつもこうだった。誰の子飼いになることもなくそうあることを選んだルナを見ているとクラッフは紆余曲折あったけど、やっぱり自分は最初からこうはなれないなと思わず苦笑してしまう。けれどそれで良い。そんなルナ・アードゥルだからこそクラッフも話を持ちかけられる。


    「ルナさんは私の研究成果についてきっと色々と聞きたいんだろうけど、他者の神秘を暴こうとするのは魔術師としてはちょっとマナーがなってないかな」

    「うぐっ」

    「別に良いよ?話しちゃいけないことは話さないから。でも今回はそれよりももっと魅力的なものを提示したくて。……うちの講師の中の一人が今までずっと遠くに現地調査しててね。その内容がとある遺跡の調査らしくて。千年以上も前の魔術師の神秘が埋まってるんだとか」

    「へ?」

     ほら、食いついた。瞳が一気に輝き始めた。

  • 303山星2025/12/16(Tue) 10:00:44ID:I0OTExNTI(4/5)NG報告

    「見つけて満足したっていうか、いざ遺跡の中に入った瞬間“なるほど”って謎に納得して出てきちゃったみたいで。ほとんど手付かずなんだよね。だから色んな人たちが探索するために突入してて…私もセナさんに良い教材を見つけてくるように言われててさ。だから…」

    「行く!絶対行く!そんなの行かないわけがない!」

    「だろうね。セナさんの紹介でもう一人腕利きの同行者がいるけど」

    「腕利き!?大歓迎!」

    「だよねぇ」


     同行人の“詳細”を知ることになれば今以上に跳ね上がりそうだなと、クラッフはなんとなくそう思った。


    https://telegra.ph/%E9%AD%94%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%B0%8F%E8%A9%B1-12-16

    続きはこちらから
    シャクラ・ヴィシュヌヤシャスさんとルナ・アードゥルさんをお借りしました

  • 304黒鹿ファン2025/12/16(Tue) 20:02:28ID:M2OTU3NDQ(89/275)NG報告

    >>300
    できる限り名無し組も動かしていきたいですねぇ、可能な…限り…
    ヨモちゃんには本当にがんばってほしい。今回一番苦労すると思います。ごめんね、がんばれ

    >>303
    クラッフ先p……クラッフ先生もっと言ってやってください!魔術師としてのマナーは終わりに終わってると!
    クラッフくんもルナの扱いがわかってらっしゃる……この子ったらそんなすぐ釣られちゃって

    小話ということですけどこれ頭から見てくとこれ……エリュニさん?あなた何やったんです?
    同行者さんとやらも気になるしこれは続…く…?

  • 305山内2025/12/16(Tue) 23:37:05ID:Q2MTc3Ng=(7/39)NG報告

    >>304
    まあ話したくないことは話さないしそれでも無理やり強行突破してくるならそれ相応の対応でええか…と思ってるので割とスルーしてる節はあります
    二世みたいに魔術を解体する技能を持ってるわけでもないしネ!

    エリュニは遺跡に入った瞬間何が眠ってるかとかどんなものかとか把握して「飽きました」という感じで調査をやめて帰ってきました
    残り(ほとんど)はクラッフと教材代わりとして新しい生徒に任せています
    リディアはもちろん悪霊集め

  • 306ここのえ2025/12/17(Wed) 11:03:41ID:k5ODEwNzY(2/2)NG報告

    >>303
    わあ...!インスピレーションが湧いた〜!!!
    付き人制度は3年までやで、っていう話があったのでどうしようかなと思ってたのですが金剛杵の概念を持ってくるしかあるまいて...!!!!

  • 307山星2025/12/17(Wed) 12:18:26ID:Y5ODM5NDk(5/5)NG報告

    >>306
    アイラーヴァタもヴァジュラも実はインドラの一部なのはFGOでわかってるのでエリュニなら「アイラーヴァタだけではなくどうにかしてヴァジュラの因子も宿せるよう挑戦してみては?」って言うと思ったんですよね

  • 308黒鹿ファン2025/12/18(Thu) 18:40:19ID:MzMzAxMTI(90/275)NG報告

    さすがにドキドキしてきた(遺言)

    それはそれとして、コツコツぼんやりと考えていた騎士サーヴァントで公式と事故起こしそうだからテキトーにボカそうと考えていたポイントがあったのですが
    ……そのポイントをひっくり返すようにしていい感じにできるアイデアを思いついてしまって迷いに迷ってます
    これはこれでいいキャラになりそうなんですが、元々考えていた方向性からズレるどころか別物になる可能性が大

    元の案も問題ないしそのまま行くか、新しい案で冒険するかで思考がぐーるぐる……どうしましょ

  • 309◆B8D4AQBhU22025/12/18(Thu) 19:02:27ID:g4MDk5MjY(22/32)NG報告

    生存報告も兼ねて。
    >>308
    マスターキャラじゃなくてサーヴァントなんでしょ?じゃあ既存案をクラスA(騎士サーヴァントならセイバー辺りか?)、新規案をクラスB(ライダーとか)にする、別側面なんで!これぐらい違い出るっす!にするとか
    セイバーライダー辺りは例示なんで、アチャーやバーサーカーとかでそこら辺は黒鹿さんの好みになるでしょうが

  • 310黒鹿ファン2025/12/18(Thu) 22:25:11ID:MzMzAxMTI(91/275)NG報告

    >>309
    (うまい具合の例えが出てこない顔)

    新案のほうがちょっと特殊なもので、コレをやるなら生前から別人として組み立てないといけないんですよね
    少なくとも同一霊基として両立できるものではないというか
    こう……イーブイの進化先を選ぶような悩みというか……

  • 311火村の人◆B6zn8Yp5B.2025/12/18(Thu) 22:38:00ID:QwOTEyNDQ(5/34)NG報告

    >>303
    アマネくん…君が言うと何か説得力が違いますね…
    はたしてリコリスの求愛が報われる日は来るのでしょうか

  • 312山星2025/12/19(Fri) 22:02:57ID:Q5MDI1OQ=(8/39)NG報告

    ・リコリスはガルヴァエルの五つの家名がどれも与えられないほど無才ではあるが当代の五人姉妹とは実は仲が良い、というか末の弟として可愛がられている

    ・基本親しければ親しいほど自分よりも下に見るし自分より上の存在は何が何でも叩きのめそうとする敵愾心の塊な悪役令嬢モモアーだが唯一自身の領分(黒魔術)で完膚なきまでに叩きのめした場合は逆に好感度がぶっちぎれる、エリュニに「お姉様♡」なのはそのため

    ・クラッフはベルディオールくん(というか彼のガタイ)を見てまず最初に「ドラモンド家ずるい!」と思ったらしい、次にモートン先生の顔の厳つさとは真逆なフェイスに驚いたとか

    >>311
    人間の禁忌に両足突っ込んでるラヴギッドの煮凝りみたいな生まれ方してますからね
    生徒のうちはリコリスは夢破れるんじゃないでしょうか

  • 313あやか◆8UqAuWjxP.2025/12/19(Fri) 23:17:30ID:Q3OTUyOTM(1/1)NG報告

    >>300
    人付き合いもいい。
    ただし、凶暴なので大学進学まで、男連中は及び腰でした。



    ふと気になったこと。
    魔術刻印の複製成功ってどんだけの功績なんだろ?

  • 314黒鹿ファン2025/12/20(Sat) 07:33:47ID:I5NjQ0ODA(92/275)NG報告

    ついに安物のアールグレイを飲みきってしまった、そんな朝でした
    次はミルクティーとやらを試してやろうかしら…

    >>312
    モモアーさん基本的にアレなお人だけどそういう実力主義なとこはスキュレカリュー教室に合ってるなぁって思いますね
    他教室が合わなすぎる気も…しますが…

    モートンの顔がコレ(レージュさん作)だからギャップすごいでしょうなぁ…
    まぁ将来的にはわからないし、逆説的にモートンも若い頃は意外と…?

    >>313
    実際にできるなら偉業か禁忌かの二択だと思います
    世に知れた時点で平穏な生活はふっとびそう

  • 315山星2025/12/20(Sat) 07:56:38ID:E2NjQyMA=(9/39)NG報告

    >>314
    命を奪う気でかけられた呪いを「温い」と一蹴してなおかつお咎めなしで許してくれるセナと「児戯ですね」とお遊びの呪詛返しで三途の川を反復横跳びさせたくせに可愛がってるエリュニがおかしいだけで普通にモモアー自身は誰かに学び従うのは向いてないですね…上下関係をつける以外の人付き合い適性がとても低いです

    なるほど…なるほど…?全ては祖父と孫の間にいる父のビジュアル次第で決まりそう…シュレディンガーの父…

  • 316◆B8D4AQBhU22025/12/20(Sat) 11:41:37ID:IwNjQ1NDA(23/32)NG報告

    >>313 >>314
    >魔術刻印の複製成功→できたら偉業か禁忌かの二択。世に知れた時点で平穏な生活はふっとびそう
    例えばある程度のレベルアップを果たした魔術刻印を複製できてたら、マキリや獅子劫一族の悲劇ってだいぶ軽減された気がするしね……。

    あとそーいえばルナティックに登場するにあたってクラスがまたアーチャーに変動したカリストーのプロフィールブラッシュアップ版が完成したんで、確認して欲しいんだけ今って人いますかね?

  • 317レージュ2025/12/20(Sat) 13:07:51ID:Y2NzE1ODA(43/83)NG報告

    キャラの筆記を考えるなどした今日このごろ……

  • 318黒鹿ファン2025/12/20(Sat) 17:42:16ID:I5NjQ0ODA(93/275)NG報告

    今日という日に間に合った自分をほめてあげたい
    ごはんとお風呂…間に合うか…?

    >>317
    メレ坊の字のそりゃそうでしょうという解釈一致具合
    お兄ちゃんはかっちりとした字を書くなぁ…

  • 319元ロバートの人◆SOkleJ9WDA2025/12/20(Sat) 17:54:18ID:U5NzQ2NDA(1/4)NG報告

    お久しぶりです。
    遅くなりましたが、伊草のライダー陣営エピローグ投下してきました。

    冠位とかアドバンスクエストとかオーディールコール高難易度とかどうにか片付けて終章迎える準備を今日整え、こちらも今日書き終えました

  • 320◆B8D4AQBhU22025/12/20(Sat) 20:43:58ID:IwNjQ1NDA(24/32)NG報告

    >>319
    おー、お久しぶりです。そして本戦スレの方も拝見しました。なるほど、ちょっぴりほろ苦いイメージもありつつ、サッパリとした読後感も与える、いいエンディングですねぇ
    しかし、コレで正式に伊草聖杯戦争が完結した、という状況か……自分がかかわったリレー企画がキチンと終了するのを体験するのは久しぶりな感覚、なんだかんだ嬉しいモンですねぇ

  • 321◆B8D4AQBhU22025/12/20(Sat) 20:50:45ID:IwNjQ1NDA(25/32)NG報告

    そして現状は皆終章行ってそうだけど、途切れさせず投稿できるだろうからアーチャー:カリストーのキャラシート投稿しちゃうぞ!FGOプレイの隙間時間とかで感想くれると嬉しい!


    「がおー、たーべちゃうぞー」
    「私の信条といいますか、経験則なのですが……『愛は善きモノですが、必ずしも良きモノではありません』。何事も適正なルールがあるものなのです」
    「闘争において、蛋白質というエネルギー源は非常に大切です。例えばほら、あそこの茂みで鳴いているコオロギとか。……ええっと……なんでもありません、おやすみなさい。バタン、グ~」
    【元ネタ】ギリシャ神話・『変身物語』
    【CLASS】アーチャー
    【真名】カリストー
    【異名・別名・表記揺れ】カリスト、カッリスト
    【性別】女性
    【身長・体重】165cm・58kg
    【肌色】ギリシャ神話的な色白 【髪色】金髪 【瞳色】黄緑色
    【スリーサイズ】B84/W63/H78
    【外見・容姿】
    デフォルメされた熊のきぐるみパジャマのみを着用した女性。気品を漂わせているが、どこか緩い雰囲気やワイルドさも纏う、掴み処の無い美女
    【地域】ギリシャ
    【属性】中立・悪
    【天地人属性】地
    【ステータス】筋力:C+ 耐久:D+ 敏捷:B+ 魔力:C 幸運:E 宝具:B

  • 322レージュ2025/12/20(Sat) 20:51:32ID:M0NTIwNjA(1/1)NG報告

    >>318
    もっとさらりとして綺麗に書いているイメージですが、これ書いているのが筆記体に馴染みない日本人だから上手く書けないやあ(すっとぼけ)(言い訳)
    かっちりしてるけどなんか見ていて不安なのが兄の文字!

    ルナちゃんはどんな字を書くのかしら……

  • 323◆B8D4AQBhU22025/12/20(Sat) 20:53:22ID:IwNjQ1NDA(26/32)NG報告

    >>321
    【クラス別スキル】
    単独行動:B
    「弓兵」のクラス特性。マスターとの繋がりを解除しても長時間現界していられる能力。依り代や要石、魔力供給がない事による、現世に留まれない「世界からの強制力」を緩和させるスキル。カリストーは野生的な執念により、魂に致命的な損傷を受けても短期間ならば生存できる。
    対魔力:D
    工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
    【固有スキル】
    獣化:A
    常時発動型宝具の影響による、精神・身体に対する「野生」への変質。全パラメーターを2ランクアップさせる。狂化Aランクに匹敵する強さだが、理性を奪われることはなく、冷静な思考を保ち続ける。
    カリストーは熊に変性した結果、思考回路が常人のソレから、野生のルールである弱肉強食論、すなわち「捕食・生存」に置き換わっている為、人間的な道徳観や乙女的な柔和さが多少なりとも欠落している。
    切り込み哲学:C
    先手必勝、見敵必殺。狩人としての技量と野生の反射神経の融合。敵の先手を取り、相手の行動を阻害した上で自分の行使判定を行う。
    “戦い”ではなく“狩り”を得意とした神代の狩人としての技量。このスキルにより、カリストーはあらゆる場面に於いて「先手」を取る事が可能。奇襲や強襲は勿論、一対一の場面だろうと有効。
    カリストーは”獲物”が「戦闘」を意識するより早く「狩り」を開始し、あらゆる場面で先制行動の判定を得る。
    麗しの美貌:C
    主神をも惹きつけた美貌。少々シュールなビジュアルである、着ぐるみパジャマのフードから覗く美しさは、敵対者を油断させ、警戒心を無意識に削ぎ落とす。大神ゼウスをも魅了した彼女の容姿は、交渉や奇襲時に有利な補正を与える。

  • 324◆B8D4AQBhU22025/12/20(Sat) 20:54:06ID:IwNjQ1NDA(27/32)NG報告

    >>323
    【宝具】
    『北斗の七矢(シンシア・アルクトス)』
    ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~99 最大捕捉:一人以上
    天上に輝く北斗七星、すなわち“大熊座の七つ星”から降り注ぐ流星の矢で、7連続攻撃が可能。最初の一撃のみ任意で標的を指定し、以降はその標的に攻撃が集中する。
    基本的に標的は変更できないが、攻撃途中で標的が死亡した場合、残りの攻撃回数はランダムでその場にいる別の標的に振り分けられる。
    ケイローンの「天蠍一射(アンタレス・スナイプ)」のような”一夜につき一度”といった制限はないが、この宝具が最大の威力と効果を発揮するのはその夜最初の発動のみ。七星を撃ち尽くすにつれ、次の狙撃では威力と連射速度、命中精度が次第に劣化していき、”七回目”で放たれた矢は攻撃手段として全く期待できなくなり、”8度目”は射撃を実行する事すら不可能になる。
    ハンターの狙撃は、一度捕捉した生命を仕留めきるまで、冷酷かつ執拗に獲物を追尾し続ける。

  • 325◆B8D4AQBhU22025/12/20(Sat) 20:54:25ID:IwNjQ1NDA(28/32)NG報告

    >>324
    『神罰の荒熊(ディアボロス・メタモルフォシス)』
    ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大補足:一人
    カリストーがクマに変えられた逸話の具現。
    常時発動型の為、バーサーカーはいつも全裸の上に着ぐるみパジャマを着ているような状態。
    熊の爪や牙を持つフィジカル&タフネス重視型の「魔人」となり、獣由来の俊敏な機動速度、ひっかきや噛み付きといったワイルドな攻撃手段を獲得。さらには幸運以外の全ステータスを向上させ、"怪力"や"直感"スキルを取得するに至った。
    カリストーはこの宝具を「狙撃のための究極の安定台座、あるいは移動手段」あるいは「万が一近接戦闘に持ち込まれた場合に有効活用できる反撃用装備」として活用しており、弓兵としての強度を高めている。ただし、この宝具は彼女の逸話における不利益の象徴でもあるので、デメリットも当然存在する。彼女はどのようなタイミングでも、”月の光”を浴びすぎると『熊』の属性が強化され、理性が吹っ飛ぶ。その結果、コミュニケーション能力を喪失し、マスターの指示を全く受け付けず、言葉すら忘れたように唸り声をあげたり感情のままに暴走するのみとなる。乙女狩人としての戦闘経験による知略がなくなり、撤退すらおぼつかなくなるのは相当なデメリット。
    また、月の光を浴びずとも、常に使用者の幸運パラメータを最低値まで下げる効果がある
    また、食生活の好みが女性的なモノから鮭や野草に木の実などの直食いに変化してしまったのが慣れないらしい。気がつくと昆虫といったゲテモノをつまみ食いしてしまったりするので、戦闘時以外も若干気を抜けない。
    【Weapon】
    無銘の弓:アルテミスの従者としての資格を喪失した為、アタランテのように「天穹の弓(タウロポロス)」は所持していない。だがこの弓の無銘ながら質実剛健な武器であり、カリストーが放つ渾身の弓撃に耐える事は可能。
    体術:彼女が野生の中で培った生存&闘争技術。柔軟な体とワイルドな膂力による、かなり”読めない”体術を駆使する。

  • 326◆B8D4AQBhU22025/12/20(Sat) 20:56:17ID:IwNjQ1NDA(29/32)NG報告

    >>325
    【解説】
    大熊座のカリストー。アルカディア王リュカーオーンの娘。
    イタリア語で「最も美しい」という意味のその名の通りのとても美しい乙女だったが、身を飾ることや色恋にはまるで興味を示さず、アルテミスの従者として処女を誓い、狩りに明け暮れる生活をしていた。が、ゼウスに惚れられ、アルテミスの姿を借りる、という方法で関係を強引に結ばされる。しばらくは隠し通せていたが、ある時沐浴を強要され、妊娠がバレる。その結果純潔を純潔を尊ぶアルテミスの怒りにより、あるいはゼウスの妃のヘーラーの嫉妬により、熊となる呪いを受けてしまう。ちなみに熊への変貌の経緯には諸説あり、ヘラの嫉妬、アルテミスの怒り、ゼウスの保護などがある。
    熊になった直後に殺され、ゼウスに天にあげられたとも、息子であるアルカスと熊と狩人という関係で出会ってしまい、避けられぬ悲劇を避ける為に星座になったとされる。
    彼女にとってアルテミスへの誓いは単なる戒律ではなく、生存の根幹であった。ゆえに、それが破られた瞬間に彼女の『人間としての死』は始まった。彼女を熊に変えた原因はヘーラーの嫉妬でも、アルテミスの怒りでも、あるいはゼウスの傲慢でもなく、『神代』の中に存在した生存競争というルールそのものだったのかもしれない。

  • 327◆B8D4AQBhU22025/12/20(Sat) 20:57:17ID:IwNjQ1NDA(30/32)NG報告

    >>326
    【人物像】
    全裸の上に熊の着ぐるみパジャマ(顔が見えるタイプ)を着た女性。割と巨乳だが、外からは見えないので、あんまり関係ない。ワイルドさと気品を漂わせているが、ボヘっとしていると思っていたらいきなり突拍子のない発言をしたり自虐的ジョークを言うなど、掴みどころが無い性格。また、本来は優しい乙女的な価値観を軸に生きていたが、野生生活の影響で弱肉強食的な生き方への傾倒がかなり進んでいる。だが別に”女性らしさ”や母性を完全に失ったという訳ではない。
    ホワホワした雰囲気と温和な口調のまま、冷徹かつ荒々しい、自然の論理で行動する厳然とした狩人。彼女にとっての『聖杯戦争』は”戦う”為の儀式ではなく、獲物を”狩り”、成果を挙げる『サバイバル』、生存競争の舞台なのだ。故にカリストーは正々堂々とした”決闘”や、人間的な倫理観に則ったルールに縛られた”試合”は行わない。
    常に一定の距離を保ちながら敵を狙撃し続けるヒットアンドアウェイ戦法をメインに、獲物を疲労させてミスを誘発させ、推定逃走経路には罠や足止めを用意し、徹底的に追い詰めてから仕留めるという、ハンティング戦術を主に選択する。
    その姿勢は冷酷にすら映るが、それはあくまで彼女が生きたルールがそうさせるのであって、カリストーが不必要な殺戮を行う事を意味しない。彼女は徹底的な合理主義、効率主義者なのである。だがその合理性を阻害する要因が常に彼女の周りに存在している。それは彼女に纏わりつく不運や偶然であり、先述のハンティング戦法を常に実行できるとは限らない。そういった局面に遭遇したカリストーは、コレも己の運命であると諦観と共に受け入れ、その状況で可能な限り理想の「狩り」に近い戦術を実行できるように努力する。
    思考が極度に野生に寄っている女性であるが、母親としての愛情というかも変わらず保持しており、自分の思考回路が一般的な倫理観と乖離している事も理解はしており、自分の野生と他人の人倫的な価値観の衝突を感知した場合、「がお~」と脅かすような発言をして茶化したり、「おやすみなさい」と言って狸寝入りを決め込んだりする。

  • 328◆B8D4AQBhU22025/12/20(Sat) 20:58:19ID:IwNjQ1NDA(31/32)NG報告

    >>327
    カリストーは自分を召喚した術者を、基本的には「願望を叶える、という目的を達成する為に構成された群れのリーダー」として認識する。結果、マスターの能力評価は非常に厳格なモノとなり、”能力不足”と判断した群れの長は切り捨てるか、群れの主導権を乗っ取ろうとする傾向がある。

    ゼウスに見初められたらのは仕方ない事と割り切っていると言うが、嫌いなのは「事前対策とアフターフォローできない男性」らしく、結構根に持ってる事が伺える。狩人としての経験と熊としての生活により、どんな体勢からでも矢を射る事ができる程の柔軟な体を持っており、片手で逆立ちしながら砲弾のようなキックを繰り出したり、立った状態から体を反らして上段に蹴りをお見舞いし、前からの攻撃を体を反らして避ける事などが可能。
    『変身物語』などでは、カリストーは熊にされた後も十数年間生き続け、姿は熊であるため狩人たちからは獲物として狙われるが、心はもとの乙女のままであるため、他の熊たちも含めた野獣たちが怖くてならない、というみじめな思いを強いられたとされているが、本人は否定的。
    「いやぁ、ちょっと前までやるかやられるかだったのに、いざ獲物側になったら怯えるなんてそんな訳ないじゃないですかー」
    とは、本人の弁。女神に仕える狩人ではなく、野生のルールの中で生存する存在としての自己は確立しているようだ。
    また、カリストーは己を熊に変えたヘーラーを恨んではいない。むしろギリシャ神話の絶対的な主神であるゼウスの被害者として(己を熊に変えた加害者であるとしつつも)、共感している。自然界では、強い個体が若い個体をテリトリーから追い出すのはよくあることでしょう?弱肉強食の理、生存戦略としては非常に正しい選択かと。野生の中では「群れ」の規律を乱す”異物”は殺されます。そう考えると、”私の姿を変えた”だけのヘーラー様は、優しいですよね。それに、あの方はゼウス様の隣に居続けなければならない。私なんかよりもずっと大変ですから、寧ろお疲れ様です、と言うべきでは。───……あら?う~ん、おやすみなさい

  • 329◆B8D4AQBhU22025/12/20(Sat) 20:59:06ID:IwNjQ1NDA(32/32)NG報告

    >>328
    特技:狩り、モノ探し
    好きなもの:狩猟行為、木登り、ハチミツ、サケ。
    苦手なもの:事前対策やアフターフォローが出来ない男性、ナンパ、水浴び。ゴリ押しの真っ向勝負
    天敵:ゼウス
    願い:息子アルカスと家族としての対話をする事
    【一人称】私
    【二人称】貴方、リーダー(召喚者に対して)
    【三人称】あの人
    【セリフ例】
    「おや、リーダー。怪我をしていますね。よしよし、痛いの痛いの飛んでいけ~。では、その傷は焼き潰して、余った肉は千切り取りましょう。……麻酔?そんなもの余計な手間ですよ。先ほど”おまじない”をしましたし、ちょっとの痛みは我慢して貰って、さっさと敵を追撃しましょう。チンタラと治療に手間を掛け過ぎるより、早く敵の喉笛に食らいついた方が、生存確率は上がります。……がお~」
    「『やぁやぁ、我こそは……』でしたっけ?なんとも無駄な事を考えますねぇ。そんなものにコストを支払うより、敵を仕留める過程にこそリソースを割けばいいのに……」
    「ふふ。サケのムニエル、ですか。ジュルリ。あのぅ、リーダー。これ、カトラリーを無視し、手づかみでかぶりついてもいいですか?それが一番美味しい食べ方だと思うのです。……いいですよね?」
    「……あ、見つけました。風下、距離300。……リーダー、隠れていてください。ここからは『ハンティング』の時間ですから」
    「リーダー、敵の拠点を発見しました。今晩にでも奇襲をしましょうか。罠を仕掛けて火で燻して……、どうしました、リーダー?『それはちょっと嫌だ?』何故でしょう?栄誉が得られないから。成程、私の理論と不一致がありますね、私の戦術は野蛮である、ですか?ふむふむ……なるほど……おやすみなさい」

    【因縁キャラクター】ゼウス、アルテミスなど
    【他クラス適性、変化傾向】バーサーカー

    以上。なんかこのキャラへの言及欲しい、とかあれば書いたりします

  • 330黒鹿ファン2025/12/21(Sun) 16:20:57ID:c3ODE2NjQ(94/275)NG報告

    >>319
    確認しましたー
    伊草聖杯戦争の決着と、騎陣営の別れまで見届けてさせてもらいました

    もらった…んですが伊草の聖杯は爆弾として書いてたので願いが叶うかどうかの話以前に…
    いやまぁもういいか…?いいのかなぁコレ…?えぇ……うーん……あぁアァ嗚呼

    >>322
    お兄ちゃんの字がちょっと不安なのは生粋のジャパニーズじゃないからでしょうか
    それとも生まれと育ちゆえのメンタル…?

    ルナの書く字はこんな感じですよって私も視覚情報で訴えてみたかった
    授業でノートに取るのは走り書きで乱れ気味、ちゃんとした文章を書くと丸っこくなりがちってのを見せたかったんですよ
    こんな、こんなの…とても見せられない…!!

  • 331愉悦部inクローディアァ!2025/12/22(Mon) 18:50:59ID:MzMzU4OTA(1/2)NG報告

    >>310
    タイプAをFate世界、Bタイプをプロトタイプ世界で分ければいいんだよ──!
    これで彼らは正真正銘異世界同士の別人だけど同一存在です!が成立する。

  • 332火村の人◆B6zn8Yp5B.2025/12/22(Mon) 19:25:48ID:AxOTgyNzY(6/34)NG報告

    >>319
    確認しました
    伊草聖杯戦争ライダー陣営の終着、確かに見届けさせてもらいました

    戦争が終わっても今度は後始末が待っている…
    頑張れ有沙さん、うちのチハヤの治療も含めて色々頑張れ


    >>329
    見た目は着ぐるみパジャマ(熊)なのにやってる事がエグい!コワイ!
    流石ギリシャ神代の狩人…

    後自分を熊に変えたヘラに対する所感が「”私の姿を変えた”だけ」で片づけるのすごいさっぱりしてらっしゃるというか、妙な方向に説得力がありそうというか…

  • 333黒鹿ファン2025/12/22(Mon) 20:27:40ID:I1OTg4NDg(95/275)NG報告

    >>331
    たし、かに
    もうどっちか異聞に…と思ってましたけどそうかどっちも正史ってことにしていいんだ…眼からウロコ…

  • 334◆B8D4AQBhU22025/12/22(Mon) 22:26:04ID:cxNTg4MzI(1/1)NG報告

    >>332
    「私の名前はカリストー。正々堂々手段を選ばす、真っ向から不意打って御覧に入れましょう」
    弱肉強食、生き残ったヤツが正義!なスタンスで聖杯戦争やるから騎士系サーヴァントやらとかとは滅茶苦茶仲悪くなりそう。

    キャラメイクの方法を多少工夫したので、以前版のキャラコンセプト表って感じじゃなくてしっかり「サーヴァントマテリアル」を作れてる感がありますね

    公式マスターで相性いいのは切嗣か……?
    でも案外甘いトコある印象だし、ちょっと辛めの評価になりそうっぽさもある

  • 335元ロバートの人◆SOkleJ9WDA2025/12/23(Tue) 00:54:49ID:kxNzg2NzY(2/4)NG報告

    >>320
    ライダーの消滅とか、刹那ちゃんの出発とかのタイミングは悩みましたが、これが一番綺麗かなと。

    >>330
    一度願いを叶える機能を利用して魔力を抜く必要が有るかなと。
    しかし、有沙では英霊の座の変化は観測すら出来ないので実際の所、願いが叶ったかどうかは……。

    >>332
    聖杯解体はアンジェがメインで動いてくれる上、マグダレーナを始めとして人員も集めてるので、最悪でも魔術協会や聖堂教会を含めた人海戦術でどうにかなる筈……アンジェが居なかったら?過労で倒れますね。
    千早さんの治療は、ソフィが来るので任せても大丈夫……治療魔術だけなら自作マスターだとトップの子です。

  • 336山星2025/12/23(Tue) 02:39:51ID:E5NDkwMw=(10/39)NG報告

    そっと貼る>>301の続き

  • 337山星2025/12/23(Tue) 02:42:27ID:E5NDkwMw=(11/39)NG報告

     魔眼というものは魔眼蒐集列車でしかまともな摘出も移植もできない。これは魔術世界では共通認識であり、自身もそうであることを疑ってこなかった。そんな自分に転機が訪れたのは、兄と慕うルカが壊れてしまってからのこと。いつものように介護と鍛錬と生活を重ねていたとき、過労で頭がおかしくなりそうだった。
     何も見えない、わからない。そんな状態で泣きそうになりながら足掻いていて。エリ・ミィシェーレと呼ばれる少年が寒空の中で眠りについたとき、それは枕元に立っていた。エリを覗き込みながら、微笑んだ。

     随分と面白い運命にある。そうだ、この眼を濡れてやろう。私が館長に内緒で持ってきたものよ。、なに、外法の類だが気にしないでおくれ。多少魂を切り貼りするだけだ。優れたものになることはあっても、劣るものにはならないよ。


     雑踏になる未来を瞳に映し、世界に残影として残す。朧げで不確定な未来を確かな形へと浮かび上がらせる。名を明かさなかった吸血鬼に魂をこねくり回された結果、そんなものがエリには宿った。


     だからといって人生が何もかも好転するわけじゃない。前よりは物事をこなしやすくなった程度で未だに苦しい。やることは沢山あって、それらを全て請け負えるほど自分の両手は大きくない。それどころか、瞳に焼き付く光は脳を直接焦がしてくる。影ばかりが見えていて、まともな顔なんてしていられない。振り回されているわけじゃないけれど、使った後は必ず夢も現実もわからなくなる。
     それで良かった。ルカを守れるならそれで良かったのに。自分だけで抱え切れる限界が来て、そこにあいつがやって来た。今までずっと、実の兄であるルカに目もくれなかったやつ。本心からの慈愛を込めた、柔らかい顔と甘い声。そんな女が分家の俺に命令してきたから。

  • 338山星2025/12/23(Tue) 02:43:05ID:E5NDkwMw=(12/39)NG報告

    ──────約束して。私以外には決してその魔眼の話をしてはいけないと。そして私にも、その魔眼を使った研究の話はしないと。絶対に隠し通して。

     我が師に授かったその助言は、私の魔眼がとても珍しいものだったかららしい。ノウブルカラーの中でも一際上等なもので、下手に乱用すれば“天文台”に観測される。そうすれば最後、私は封印指定になると。私の魔術の腕前とは釣り合わない眼がそこにあった。
     我が師とは聖杯戦争前に巡り会った。私の父が参戦するはずだった枠を、師との話で秘密裏に譲ったのだ。父には内緒で。その条件は口添えによる時計塔の入学、そして師の教室に入ること。幸い、私の素養は師のお眼鏡に適うものだったらしい。無事に父を裏切り入学することができた。父には恨まれるかもしれないが、あの程度の実力であんな聖杯戦争を潜り抜けることなど出来はしなかっただろうから、長い目で見れば普通にプラスだ。そうして、自分の出来る範囲で、誰にも内緒で修練を積み重ねていたのだが…。


     なるほど。過去の可能性を観測する瞳か。不確定な未来に比べて過去はある程度固まっていて別の過去を固定させることは極めて難しい。けれど、ほんの少しだけならば“もしも”で現在を彩ることはできるね!名付けるなら…そうだなぁ、収斂の魔眼とかかな。

     呆気なく、一目見ただけでその全てを暴き立てた。それどころか、私の扱う魔術との親和性すら導き出した。白く柔らかい少女の指先は私の全てを詳らかに解き明かし、その上で毒にも薬にもならない助言をくれた。名前をつけるということは明確な形(イノチ)を与えるということ。そうしてやっと、私の眼はある程度落ち着いてくれたのだ。とはいえ、振り回されてばかりの方がたくさんだけれど…それと肝心の先生にも振り回されっぱなしだけど…

  • 339山星2025/12/23(Tue) 02:44:37ID:E5NDkwMw=(13/39)NG報告

    「ここは…?」
    「誰だお前」

     クラッフ先生と合流するつもりだったのに。私は…桐雪・アムサ・ヒョウカは何故か、既に遺跡の中にいて、しかも他の探索者のセーフハウスに入っていた。

    「……私は桐雪・アムサ・ヒョウカ。とりあえずナイフ下ろしてくんない?」

    「お前が爪を下ろしたらな。……エリ・ミィシェーレだ」

    「(自己紹介はしてくれるんだ…)」

    ─────────────────────────

    「……ねぇクラッフ先輩。遺跡の中に入っちゃダメ?まだ待たなきゃいけない?」

    「良いよ。もう入ろうか」

    「そっかー、やっぱり満喫するならみんなで…えぇ!?」

     『行くな』と言われても行きたいから行くのがルナだが、『合流して一緒に行きたいから待てるか?』と聞かれるとそれはギリギリなんとか待てなくもないぐらいの価値観なのがルナである。だからこそ、待たなくても良いと梯子を外されると逆に慌ててしまう。同行者とやらは入口で合流して一緒に突入する手筈だったのだが…。

  • 340山星2025/12/23(Tue) 02:47:44ID:E5NDkwMw=(14/39)NG報告

    「エリュニさんからの連絡が今来た。“入口では出会わない運命にした”らしいから。どう足掻いてもここじゃ会えないよ。中で合流しよう」

    「何それ!凄くない?」

    「凄いよ。だからどうしようもないんだ」

     正直な話あれを“占い”で通すのは無理があると思うが本人が占いと言うのであればそうなのだろう。下手に掘り下げようとすると死にそうなのでこれ以上は考えるのをやめにする。とりあえず入りながら考えよう。

    「よし!行くぞぉ!」

    「あんまり無礼な入り方すると呪詛飛んでくるらしいから気をつけてね」

    「何それー!?!?」


     枷の外れたルナはこうなる。クラッフは知っていたが敢えて止めることもしなかった。それはルナが嫌いだとかその命に関心がないというわけではない。ただ、どんな状況でも彼女が死ぬことだけは絶対にないと知っている。同行者であるヒョウカの代わりであると言って、エリュニは“彼”を雇ったのだから。
     不敬者を焼こうと降り注いだ焔がルナの真横に逸れ、霧散する。ルナの呪詛返しによるものではない。それよりも早かった。何が起こったのかもわかっていないルナに、純白の手袋で包まれた手が差し出された。

    続きはこちら
    https://telegra.ph/%E9%9C%8A%E5%AE%9D%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%9A%E3%81%93%E3%81%B8-12-22

  • 341黒鹿ファン2025/12/23(Tue) 13:53:02ID:U1NTcyMDg(1/1)NG報告

    >>340
    まぁたこの子はワクワクするところに行きおって…!
    ルネサンスから産業革命までときて、そういえばクラッフくんの家もその直後あたりだったなと思い出す。今回の同行者がメレ坊じゃなくクラッフ先生なのもそういう…?

    エリュニさんが相変わらずやばいというかすごいことしてるし、面白そうなサービスを提供してる組織が出たり、前回聞いた腕利きの子の名前すごいことになってるしで盛り盛りですね
    というかキーキャラっぽいエリくんに魔眼渡したのってダイヤの人…?

  • 342元ロバートの人◆SOkleJ9WDA2025/12/24(Wed) 20:13:11ID:AyNDY2ODg(3/4)NG報告

    このままアルテラ無双を楽しむか、聖夜らしくアルテラサンタによる羊の雨を降らせるか、嬉しい悩みですね。

    >>329
    この発想はなかった。
    理不尽で悲劇的なイメージのあるカリストがこうもほわほわした野生児になるとは。

    >>340
    バックグラウンドではシリアスな話が起きてますが、ルナちゃんはここでもルナちゃんですね。

  • 343山星2025/12/24(Wed) 21:36:00ID:g3MTA2NA=(15/39)NG報告

    >>342
    この話ではルナちゃんには重たいことなにひとつ無いですからね
    >>341
    カロリングルネサンスなのでよくあるルネサンス期よりも前になります
    エリュニが精霊パワー解放せずにここまで出来るのは割と占われた当人の同意ありきだからみたいなとこがあります
    面白半分で渡しておもしろ〜って思ってます、魂を継ぎ接ぎするおおよそまともではない外法を勝手にやって勝手に眺めている

  • 344レージュ2025/12/26(Fri) 20:17:05ID:UyMjIwMTQ(44/83)NG報告

    今年最後の描き納めです……年末年始も労働だぜガッツだぜ

  • 345黒鹿ファン2025/12/26(Fri) 20:43:20ID:E4Njc1ODQ(96/275)NG報告

    >>344
    あまりにもワンコ。こやつ寒空の下のワンコすぎる
    アホ毛までしっぽみたいに揺らしちゃってねぇ…かわいいねぇ…
    というかラフのときは気づかなかったけど夜っぽいですわね?冬の夜にこんな遊びを…!?

    年末年始まで本当にお疲れさまです…!
    そういうことなら、ずっと貰いっぱなし私もなにか書こうかな…

  • 346名無し2025/12/26(Fri) 21:03:24ID:A3NjYxNTQ(1/1)NG報告

    >>345
    そういえば、貴方のサポート欄またズレてましたよ

  • 347レージュ2025/12/26(Fri) 21:28:03ID:UyMjIwMTQ(45/83)NG報告

    >>345
    ふふふ……まだぎりぎり日が落ちる前くらいのイメージで描きまひた

    暖かい言葉をありがとうございます
    でも貰いっぱなしなのは自分の方なのですわァ〜!(照&感謝)

  • 348黒鹿ファン2025/12/26(Fri) 23:15:13ID:E4Njc1ODQ(97/275)NG報告

    >>346
    それリアフレの要請でズラしてるんで気にしないでください

    >>347
    \ゴハンヨー/ な声を無視して遊びつづける散歩ワンコでござったか…
    飼い主さん早く連れて帰ってあげて

    (あるぇ…?絶対こっちに偏ってるはずなのに…?)
    (これが見解の…相違…!?)

  • 349◆B8D4AQBhU22025/12/26(Fri) 23:20:28ID:I5MzIxOTg(1/61)NG報告

    >>342
    まぁほわほわしてるの外見だけで、内面はサファリィ★スーパードラァイなハンターなんですけどね!
    多分だけど、状況次第で魂喰いは普通にしますよこの人(流石に罪悪感ゼロではないとは思うけど)

    しかし、編集者がいるとアイデアの考察が捗るな……。便利。

  • 350レージュ2025/12/26(Fri) 23:56:37ID:UyMjIwMTQ(46/83)NG報告

    >>348
    数時間、毛布のおくるみ状態で暖炉の前に寛ぐルナちゃんの姿が……!

    (冒険シリーズは主役のバディ?スポンサー?ポジなんて、自分にとって贅沢なものでしてよォ!)

  • 351黒鹿ファン2025/12/27(Sat) 08:58:54ID:Y2ODQ3Njg(98/275)NG報告

    最終決戦の折、みなさんいかがお過ごしでしょうか
    私はとうとう林檎の底が見えてきてしまいました
    これを使いきれる日が来るなんて思ってもみなかったぁ…

    >>350
    そばにロッキングチェアまで添えたいワンコ仕草…

    (いやァ…こっちはキャラお借りしてる身なのでそこはむしろ貰ってる判定というか…その上できれいなイラストいっぱい描いてもらえて、あまつさえ担当絵師のつもりでいますなんて言われたらね)
    (返さねば…!ってなっちゃうんですよ)

  • 352◆B8D4AQBhU22025/12/27(Sat) 10:25:29ID:k1NjEyMjE(2/61)NG報告

    >>351
    なんやかんやの変遷があって冠位金時で空想樹殴ってる。最高難度の下ランクだったかな?
    林檎?たくさんある(使い切れる訳ないから、聖晶石と交換してくれないかなぁ……)と思うくらいにはある

  • 353レージュ2025/12/27(Sat) 13:44:30ID:gzMTM3NTM(47/83)NG報告

    >>351 
    貯めたい素材のためにちょっと林檎齧りつつも、いつも通り過ごしてますわぁ

    なんと素敵な冬の安らぎ空間が───!
    (互いに貰いっぱなしと思ってる……これが、これが見解の相違…!?)

  • 354黒鹿ファン2025/12/27(Sat) 17:58:37ID:Y2ODQ3Njg(99/275)NG報告

    ついに林檎が尽きもうした。これより戦線離脱いたす
    みんなぁ…!あとは任せた…!

    >>352
    いいなァ、ほしいなァ、その林檎ォ…
    いやもう林檎あってもお祭り気分を味わうくらいしか旨味がないですけど…

    >>353
    一番平穏な過ごし方してらっしゃる…

    (これはよくない相違っぷりだ…もっと返してバランス取らなきゃ…(泥沼)

  • 355◆B8D4AQBhU22025/12/27(Sat) 18:08:08ID:k1NjEyMjE(3/61)NG報告

    >>354
    確か金銀どっちも1000超えてるから、まぁ有効活用できる人に譲渡できるならあげたいよねって
    そして私はもうちょいレイド参加したさはあるけど、スマホの電源が半分切ったんで充電に移行します……。
    Geminiくんに相談してパロミデスの削りだしやるどー!年始年末で丁度いいんで、個人的に”つかめてない”キャラの掘り下げはしていきたいですね(カリストーみたいな)

    プロフィール内容を充実させていくのだ……。

  • 356愉悦部inクローディアァ!2025/12/28(Sun) 11:43:26ID:UzMzIyNDQ(1/1)NG報告

    連勤で最後ぐらいしかろくすっぽ殴れなかったレイド!
    やる気がどう言われたらそうなんですが釜落とす奴皆殴るの速すぎるじゃろ!

  • 357◆B8D4AQBhU22025/12/28(Sun) 12:05:43ID:YxOTAyNDQ(4/61)NG報告

    >>356
    自分も仕事ではありましたが……やっぱ速度エグかったですわ
    時間神殿レイドは不参加だったので、今回の祭りには参加できて嬉しかったですねぇ

  • 358名無し2025/12/28(Sun) 16:55:25ID:MyNjcwMTI(1/18)NG報告

    終章レイドとストーリー更新もひとまず落ち着いたのを見て生存報告
    アリウムはレイドを横に見つつノル周りの続きを書いてたんですわよ(前回更新から気づけば2ヶ月以上経っててヤバい!)

    >>240
    クラス:イリーガルの概念面白いですね
    その(FGO)世界線にしかないクラス概念を他の世界に当て嵌めるのはやはり新鮮な面白さがある(ボイジャー→フォーリナーやフェイカー→プリテンダーに通じる)

    >>331 >>333
    >タイプAをFate世界、Bタイプをプロトタイプ世界で分ければいいんだよ──!
    >そうかどっちも正史ってことにしていいんだ…

    本家時空とぐだぐだ時空の手もありますわよ!(善住坊さんとノッブを交互に見る顔)

  • 359アリウム2025/12/28(Sun) 18:12:18ID:MyNjcwMTI(2/18)NG報告

    名前入れ忘れた……

    まだ人はこなそうなので(被りも無さそうだし)18:30あたりから前スレ981の続きを投下します

    間が開き過ぎたのでエピソードまとめ(あと2エピソードくらい上げたらWikiにまとめます)
    (前回:ノル渡英編、ロウィリナとの邂逅まで前スレ974〜921)
    https://bbs.demonition.com/board/12984/20/#res974

    (前々回:ヴィクトル、ノル尋問編から渡英まで前スレ621〜627)
    https://bbs.demonition.com/board/12984/13/#res621

    (初回:ヴィクトル・ノル遭遇編 前スレ442〜447)
    https://bbs.demonition.com/board/12984/9/#res442

  • 360アリウム2025/12/28(Sun) 18:31:48ID:MyNjcwMTI(3/18)NG報告

    「わたくし、ずーっとこんな扱いな気がしますわ!」

     古書堂……もとい魔術工房の中央にある祭壇に仰向けになるように寝かされたノルは、最初に意識を取り戻してから続く自身への扱いについてボヤいた。
     そんなノルの呟きをヴィクトルは慣れた様子で完全にスルーし、ロウィリナは「すぐ終わらせるから」と申し訳なさそうに告げる。
     記憶喪失であるノルの素性を解き明かすべく、魔術的な『解析』を得意とするロウィリナの協力を得て行われる儀式。
     万全を期すべくヴィクトルが工房を一つ買い上げ、それ専用に仕立て上げた。
     故にノルを祭壇の中心に寝かせているのも、必要な配置であり、ノルが多少不貞腐れても手順が変更されることはない。

    「『Pulvis et umbra sumus(我は塵なり、我は影なり)』『Cineri gloria sera venit(栄光は汝の遺灰に触れるのみ)』『Quem di diligunt adulescens moritur(才ある者よ、死は斯くも遠からじ)』……」

     ロウィリナも自身の魔術……屍信仰を下敷きとする『屍搾呪(ネクロスクイーズ)』の詠唱を開始し、準備を整える。
      詠唱が響く中、工房内の空気が重く淀み始めた。
     床に描かれた魔術陣が淡く発光し、ノルの身体を包むように魔力が渦巻く。

    「それじゃあ、ノルさん……君の過去(ひみつ)を解析(ときあか)そう」

  • 361アリウム2025/12/28(Sun) 18:32:26ID:MyNjcwMTI(4/18)NG報告

    >>360
     ロウィリナは異名の由来でもあるレザージャケットの袖と皮の手袋に覆われた自身の腕を祭壇に横たわるノルに突きつける。
     彼女の『屍腕手』はその手で触れた他者の外皮から神秘を読み取ることができる。
     本来は腕に打ち込まれた多量の聖釘と『屍搾呪』の併用によって、触れた神秘を腕に留め、解析することで無効化する、あるいは蓄積して利用するという、対魔術・対神秘に特化した魔術だが、今回はあくまで解析の部分に重きを置いている。
     本人すら忘失してしまったノルの生い立ちに神秘の類が関わっていることは間違いなく、それを解き明かせばノルの正体にもグッと近づくことができる。
     彼女の魔術を知っているからこそ、ヴィクトルは今回の件を依頼し、それが今実行されようとしている。
     ロウィリナの手がノルに触れ、その神秘を読み取る……その瞬間だった。

    「 ──── ロウィリナ!!」
    「ッ!?」

     ヴィクトルがその魔術の性質と身につけたマスクが故に、普段出すことのない大声で儀式の最中のロウィリナに呼びかける。
     ロウィリナが声に対して反応すると、そこから少し遅れて、彼女の『屍腕手』を覆う手袋とジャケットの袖を“何か”が切り裂いた。

  • 362アリウム2025/12/28(Sun) 18:33:13ID:MyNjcwMTI(5/18)NG報告

    >>361

    (──尖い。いえ、それ以前に何処から……?)

     腕を覆うモノが裂かれたことで、ロウィリナが隠した……壊死した腕が露出する。
     魔術的には限りなく屍体に近い壊死した腕は『屍搾呪』の触媒として有用ではあるが、同時に痛覚という危機感知(アラート)が機能していない状態であり……ヴィクトルの警告がなければ手袋どころか腕を切り裂かれていても気づくのは遅れていたかもしれない。
     咄嗟のところで危機を回避したロウィリナは先程起こったさながら鎌鼬のような不可視の裂断に対して思考を回す。
     ロウィリナはノルと共に儀式の最中にあり、ノルに集中していたためにその攻撃が何処から行われたかに気づくことが出来なかった。

    (外部からの干渉……? いや、専用の工房化したこの場に第三者が介入する可能性は低いはず、ましてヴィクトルさんも監視についている……)

     外部からの干渉ではない、この場にいるのは自身とヴィクトル、そしてノルの三者のみ。
     ヴィクトルがロウィリナを攻撃する理由も、それをわざわざ教える理由も存在しない……だとすれば。

    (自身の正体を明かされることを嫌ったノルさん自ら儀式の妨害を……? 先刻までのやりとりは私とヴィクトルさんを欺き、出し抜くための演技……?)

     ノルの大胆な振る舞いはとても隠し事に向いているようには見えず、彼女が自身とヴィクトルを謀ったとは考え難い。
     そんな思いを抱きながら、自ら咄嗟に退避して距離を取った相手を再び見据える。

  • 363アリウム2025/12/28(Sun) 18:33:52ID:MyNjcwMTI(6/18)NG報告

    >>362

    「うぅぅぅっ、あっ、頭が……ぐるぐるしますわ、なんなんですのこれぇ……!」

     そこにいたのは奇襲を受けたロウィリナ以上に悶え苦しむ、ノルの姿だった。
     頭を抱え、胸を抑えるその苦悶の表情からはとてもではないが騙し討ちに成功した者としての余裕は感じ取れない。
     しかし、儀式直前にはなんの傾向もなく、突如として起こったノルの苦痛が、先刻の強襲と無関係とは思えない。

    (ノルさん自身は自覚していない自動迎撃(オートカウンター)……? 私の腕を脅威と看做して自動的に発動した……?)

     ロウィリナは『屍搾呪』と『屍腕手』でノルに接触を試みたが、破壊や暴行のために魔術を使用したわけではない。
     単にそれを攻撃と誤認したのか、或いは解析そのものが不都合なのか。

    (だとしたら、それを判別する基準(ライン)は誰が設定しているの……記憶を失う前のノルさん? それとも……あぁ、疑問が多すぎて思考がまとまらない!)

     使用する魔術の性質上、深く思考を巡らせてしまいがちなロウィリナだが、深く息を吸ってから考察を一時中断する。
     分からないことだらけだが、ロウィリナの中で何をすべきかは決まっていた。

  • 364アリウム2025/12/28(Sun) 18:34:20ID:MyNjcwMTI(7/18)NG報告

    >>363

    (ノルさんがあの“よく分からないモノ”に振り回されているのなら、助け出す以外に道はない……!)

     どうあれ、あの不可視の裂断がノルを通じて生まれたというなら、ノルの中の何か……魔力か体力か、ノルの苦しむ様を見るにその両方か、を消費して発動していると受け取れる。
     初撃以降は動きはないが、使用者であるノルは苦しんだままだ。
     おそらくはノルの中の迎撃機能は未だに作動したままなのだろう。
     ロウィリナが距離を取っている故に攻撃は止んでいるが、近づけばまた迎撃を開始するはずだ。
     このまま警戒状態が続く限り、ノルは消耗していくが、下手な行動を起こせばロウィリナが襲われる。

     だからこそ、ロウィリナ・プルウィセトは……ノルに向かって思い切り駆け出した。

    (このまま私が逃げ出せば警戒状態は解かれるかもしれないけど……解析のために用意した工房と祭壇がある限り、ノルさんの迎撃機能は「儀式は続行中である」と判別する可能性もある。体力を消費し続けているノルさんが自力でこの工房の外に出れるかは怪しい……)

     故に、警戒状態を解除するにはノルの身柄を確保して工房から脱出しなければならない。
     そのためにロウィリナは危険を冒してまでノルへの接近を選択した。
     それは儀式に参加したものとしての責任感、そして彼女の持つ苦しむ人間を放ってはおけない根本的な善性の発露。

  • 365アリウム2025/12/28(Sun) 18:35:17ID:MyNjcwMTI(8/18)NG報告

    >>364

    (迎撃が、来る……!)

     覚悟を決めて飛び込んだ先で、ロウィリナは二度目となる不可視の裂断を予見した。
     一度目は無警戒であったが故に手袋を裂かれたが、完全に意識して身構えれば不可視と言えども不可避ではない。
     魔力の流れ、空気の揺れ……目に見えずとも切断という物理現象を発生させる以上、起こらないはずはない予備動作。
     20代にして魔術戦のプロフェッショナル……封印指定執行者として認められた彼女の戦闘勘は、それを見逃さずに捉える。

     ────ガンッ、と。

     ロウィリナが見えざる攻撃に対してジャストミートさせる形で放った足蹴りが硬い音を響かせる。

    (備えていたから冷静に見れるけれど、一撃目は速すぎたから見えなかったわけでも、死角になっていたんでもなく……本当に見えなかったんだ……!)

     ロウィリナの脚、『死腕手』と並び『刺脚』と称される仏舎利を仕込んだ脚が不可視の正体を捉える。
     ロウィリナの脚と衝突したソレは、透明な構造体(オブジェクト)だったのだ。
     そして、こうして『刺脚』による蹴撃を受け止めているという事は物理的な強度を有している
     不可視の裂断とは単純に、透明で視認困難な物体による物理的な切断に他ならない。

  • 366アリウム2025/12/28(Sun) 18:35:59ID:MyNjcwMTI(9/18)NG報告

    >>365
    (しかも、『刺脚』と……仏舎利の神秘と衝突して霧散しないことを考えると、単純な魔術でもないみたい)

     「唯我独尊」の文句を体現するかの如く、絶対的な神秘を有する仏舎利を仕込んだ『刺脚』は、境界記録帯(ゴーストライナー)風に称するならば対魔力Aに匹敵する魔術耐性を持っている。
     生半可な神秘なら消え去る、或いは弾かれる代物だが、見えざるソレは未だに形を保っている。
     自律稼働する不可視の構造体であるため魔術や神秘の産物であることは間違いないが、単に魔力によって形を成すものでもない。

    (まるでアメリカで噂される都市伝説(ネットロア)の怪人みたいに、細くて長い触手か触腕のような器官がノルさんの身体から伸びているんだ……)

     魔術によって強化された肉体が、強化魔術の解除後も失われることはないように。
     この透明な器官もあくまで魔術の恩恵を受けたノルの身体の一部なのだ。

    (何の目的で、どういった形でこれがノルさんの肉体に紐づけられたかは分からない、でも……消えないのなら好都合!)

     ロウィリナは透明なそれを踏み締め、足場代わりにしてノルの元へと跳躍する。
     身体に紐づいた特徴から触手や触腕と称したが、蹴った際に伝わってきた硬度はむしろ人体よりも鉄製の武器に近かった。
     加えて長さもあるならば『透明な槍』と称するのが相応しいだろう。
     ならば射程(リーチ)はあっても小回りが効かない長物への対処の定石……相手の懐に入り込んでしまえばいい。

  • 367アリウム2025/12/28(Sun) 18:37:01ID:MyNjcwMTI(10/18)NG報告

    >>366
     鉄製の槍と同等の硬度の『透明な槍』では自身が突き出された方向と逆方向に曲がってロウィリナを刺し貫く柔軟性は持ちえない。
     あとは執行者として鍛え上げた身体能力でノルの元へと駆け抜けるだけだ。

    「ううぅぅぅっ、苦しいですわぁ……悔しいんですことよぉ……」

     呻き声を上げながら祭壇に留まるノル。

    「ノルさん! 大丈夫、今助け……」

     あと数歩でノルの本体を保護し、工房の外側へ脱出する……その算段がついた瞬間、ロウィリナは気づく、気づいてしまう。
     魔力の巡り、僅かな光の屈折、ロウィリナと『透明な槍』との攻防で舞った埃……それが祭壇の、ノルの周囲を明白にする。


     ────即ち、ノルと周囲を取り囲む、11本の『透明な槍』を。

  • 368アリウム2025/12/28(Sun) 18:37:25ID:MyNjcwMTI(11/18)NG報告

    >>367
    「そん、な……」

     目標達成を目前にしての新たな障害がロウィリナを追い詰める。
     1本目との接触で間合いや性能はある程度把握できている。
     高位の魔術師との戦闘を前提にする執行者でもあるロウィリナにとって、仮に透明であろうが12本あろうが既に見切った槍は脅威であっても死神にはなり得ない。
     だが、ノルにとっては話が別だ。
     顕現させるだけで、1本動くだけで消耗を強いる『透明な槍』を手練であるロウィリナ相手に12本をフルで稼働させれば、恐らくはノルの方が持たない。
     ロウィリナの敗北条件は『透明な槍』による自身の負傷や落命ではなく、『透明な槍』によるノルの疲弊だ。
     つまり、戦闘開始自体が彼女にとって回避しなければならないものであり、まさに絶体絶命であった。

    「……ロウィリナ」

     そんな時、再びロウィリナのもとにヴィクトルの声が降る。
     『透明な槍』との対峙で意識の外に置いてしまった彼の言葉に、ロウィリナは驚きつつも安堵を覚えるという矛盾した感情を抱く。
     ───思えば、出会った頃からその王様は……ロウィリナを助けてくれるのだから。

  • 369アリウム2025/12/28(Sun) 18:38:03ID:MyNjcwMTI(12/18)NG報告

    >>368
     しかし、仮にヴィクトルが戦力としてロウィリナに加担したとしても戦闘が始まってしまえばノルに負担がかかることに代わりはない。
     ヴィクトルに11本の『透明な槍』に包囲されたこの状況を打開する術があるかといえば……無論、ある。
     そして、そんな王と交流を深めてきた執行者もまた、その思惑を理解していた。
     ロウィリナの身体を魔力が巡る。それは身体強化のためではなく、護身の為のプロテクト。
     彼女が自身の策を理解したことに僅かに微笑みながら、ヴィクトルはマスクを外して口を開いた。

    「≪慮外者ドモ、平伏セ】。!」

     王権魔術<王威遂行(コミュニケーション)> 声による人体支配。
     その絶対命令(コマンド)が“魔力で脳を守ったロウィリナ”以外に通達される。
     当然ながらノルはその影響を受け、そして人体支配であるが故に、ノルにとって器官のひとつである『透明な槍』もまた<王威遂行>の影響下にある。
     周囲を漂っていた『透明な槍』は一斉に工房の床に落下していき、そのまま突き刺さった。
     その様子を見届けるとヴィクトルはロウィリナのもとに駆け寄る。

  • 370アリウム2025/12/28(Sun) 18:40:02ID:MyNjcwMTI(13/18)NG報告

    >>369
    「流石ですね、ヴィクトルさん。私、また助けられてしまいしました」
    「ロウィリナだけならば切り抜けられた窮地だろう。むしろ王(オレ)のツレが迷惑をかけてしまったことを謝罪する。すまなかった。」
    「そんな、謝られることなんて……それより、先に工房から離れましょう。ノルさんが危険ですから……!」

     そんなやりとりを経て、二人は魘されるノルを抱えながら、工房を後にした。



    「改めて謝罪しよう。本来は王(オレ)への依頼だったノルの素性を解き明かすことに巻き込み、危険に晒してしまい……すまなかった」

     工房から脱出した後、3人はヴィクトルが所有する別のセーフハウスへと移動した。
     脱出し、儀式が中断されたとはいえ、解析に秀でた『屍腕手』を持つロウィリナがまだいることから『透明な槍』が未だに警戒して発現する可能性も考慮していたが、その後は不可視の攻撃が発生するはなく、杞憂に終わった。
     そうして一連の流れが済んだところで、ヴィクトルはロウィリナへと深々と謝罪した。

  • 371アリウム2025/12/28(Sun) 18:41:09ID:MyNjcwMTI(14/18)NG報告

    >>370
    「ヴィ、ヴィクトルさん!? 頭を上げてください。私もノルさんもヴィクトルさんのお陰で無事だったんですから……」
    「いや、王たる者の頭は軽々しく下げられるべきではないが、必要とあらば低頭を辞さぬのもまた王者の在り方だ。謝らせてくれ」

     畏まったヴィクトルの謝罪に気後れするロウィリナの意見を退け、礼を貫くヴィクトル。
     そんな様子にしばらく何も言えなかったロウィリナだが、一拍置いてから自身の所感を述べた。

    「でも、ヴィクトルさん。実はこういった事態を予見した上で私に依頼をしてくれたんじゃないですか?」
    「ッ!それは……」

     ロウィリナの指摘は事実であった。
     ノルの正体が不明な以上何が起こってもおかしくないとヴィクトルは考えていた。
     単に解析や解明に特化した魔術師であれば他にもいるが、それに加えてノルに関する不測の自体への対応と脅威に対する護身に秀でた魔術師はヴィクトルが知る限り、封印指定執行者でもあるロウィリナが最適解であった。
     そして、ロウィリナ自身もまた、それを察してヴィクトルからの依頼を受け入れたのだ。

    「だから頭を上げてください。私は、ヴィクトルさんに信頼されていると思えて嬉しかったですから。それよりも、ノルさんの方を……」
    「全く、ロウィリナには敵わぬな……それでノル、貴様は……いつまで泣いている?」

     ロウィリナの言葉を受けて頭を上げたヴィクトルはノルな方へ向き直り、涙で目元を腫らしながら尚も泣いている彼女に語りかける。

  • 372アリウム2025/12/28(Sun) 18:41:36ID:MyNjcwMTI(15/18)NG報告

    >>371

    「う゛ぅ〜〜〜! ぐや゛じいですわ〜〜〜!!」

     救出後のノルはずっとこの調子であった。
     苦しいと嘆くわけでも、辛いと叫ぶわけでもなく、悔しいとノルは咆える。

    「わたくしとしたことが〜! 自分自身すら従わせられないだなんてぇ……令嬢失格ですわぁ〜〜っ!!」

     魔力と体力の搾取による生命の危機を体験しながらも、ノルはそれ以上の屈辱に震えて涙を流す。
     ノルの屈辱は儀式の失敗によって自身を知る機会をなくしたことではなく、ヴィクトルの<王威遂行>に屈したことでもない。
     令嬢を、上に立つ者を自ら謳っておきながら己の器官を制御出来ず、その始末を他者に委ねてしまった事実。

    「あろうことか、わたくし自身が美しいと心から認めた相手を、わたくし自身が傷つけるなどぉ……」
    「え? う、美しい……? あ、ありがとうございます、 ノルさん」

     ノルは目覚める前までの記憶や背景を持たない故に、五体と矜恃という数少ない彼女が持ちえる尊厳を貶めてしまうことは命よりも重いのだ。
     そんなノルの様子を見ながら、ヴィクトルは深く考え込んでから呟く。

  • 373アリウム2025/12/28(Sun) 18:42:36ID:MyNjcwMTI(16/18)NG報告

    >>372
    「ノル、貴様はあの『透明な槍』に、己自身に振り回されたことが悔しいか?」
    「さっきからそう言ってますわ〜〜!!」
    「ならば、ノル。貴様は『王権魔術』を習得しろ」
    「……へ?」

     先程から泣き喚いていたノルがヴィクトルからの突然の提案(というには命令口調過ぎるが)を受けてキョトンとし、間の抜けた声を発する。
     そんなノルを気にかけることなく、ヴィクトルは続ける。

    「何かを従わせたいとする野心、従わせられない自身への不甲斐なさ……それもまた王の素養だ。貴様の精神には王権魔術への適性がある」
    「そ、そんなことで……!? いきなり魔術だなんて言われても、わたくし分かりませんわよ!?」
    「それにお前は早急にあの『透明な槍』を従わせる手段を得なければならない。今回のような事態を避けるために……そうだろう?」
    「……それは、そうですけれど」

     ヴィクトルの言うことは性急ではあるが、道理が通っている。
     声による人体操作術を有する王権魔術ならば、先程ヴィクトルが見せたようにあの『透明な槍』を操ることも可能だろう。

    「悪いが王(オレ)は忙しい。これから常に貴様と一緒にいるつもりはない。それとも、貴様はいつまでも俺の世話になり続けるつもりだったのか?」

  • 374アリウム2025/12/28(Sun) 18:43:26ID:MyNjcwMTI(17/18)NG報告

    >>373
     ヴィクトルの煽りを含んだ言葉が、ノルのプライドに火を着ける。

    「なっ!! わかりましたわ……そこまで言うならなってさしあげますわ、魔術師!!」
    「いいのか? 王(オレ)の帝王学(おしえ)は厳しいぞ?」
    「上ォ等ですわぁっ!! さっさと貴方の背を飛び越えて、このわたくしをその気にさせたことを後悔させてさしあげますことよ!!」

     売り言葉に買い言葉でどんどんヒートアップしていくノル。
     気づけばもう涙は引っ込んでおり、いつもの調子を取り戻していた。

    (結局、ノルさんの素性を調べることには失敗してしまったし、デュランベルジェの王権魔術をそんな会話の流れで教えてしまってもいいんだろうか……?)

     傍からその様子を見ていたロウィリナは二人のやりとりに呆気を取られる。
     ロウィリナの胸裡には魔術の世界に身を置き、魔術を身に刻むという決断をノリで決めてしまうノルに対する心配もあった。

    (とはいえ、あの『透明な槍』に対処できるようにするのは懸命な判断だし、なによりノルさん自身が先刻よりも目に見えて元気になってるから、良かったのかな……?)

     或いはヴィクトルの目的は初めから気落ちしていたノルを元気づけるためだったのか……?
     そんな風に捉えて、ロウィリナは今ここで誕生した王権魔術の師弟関係を微笑ましく見つめるのだった。

  • 375アリウム2025/12/28(Sun) 18:44:49ID:MyNjcwMTI(18/18)NG報告

    ここまで〜
    あとはノル修行編・時計塔在籍編が書き上がれば一区切りです(できれば年内更新を目指したい)

  • 376火村の人◆B6zn8Yp5B.2025/12/28(Sun) 19:25:37ID:QzNTg4MjQ(7/34)NG報告

    (FGO終章を巡る色んなタスクが片付いて半ば放心状態)
    気づけば今年もあと3日だし、なんかもう全てがあっという間な一年でしたわ

    >>340
    危うく呪詛で焼かれかけたのに微塵もブレないルナちゃんよ
    この図太さ、見習いたいやら見習いたくないやら…

    >>375
    うーんこの王様、令嬢の扱いが実に上手い
    なんか手慣れてきた感じまであるというか、とりあえずノルに関してはある程度手綱を掴んでる風に見えてきましたな

    そしてノルが出した『透明な槍』と、恐らくその発動条件と思しきロウィリナからの干渉…
    こりゃまだまだきな臭い匂いが半端ないですね

  • 377◆B8D4AQBhU22025/12/29(Mon) 00:09:39ID:I4MTkyNjc(5/61)NG報告

    終章が終わって数時間……いくつかの掲示板感想を漁って疑心暗鬼になってるのが私だ
    いやエンディングよかったけどね!?エコチェン現象かもだけどね!?それはそれこれはこれ
    >>358
    クラス:イリーガルを褒められるの、結構嬉しみ。そうだよね!プリテンダーはカルデアスが作った概念だもの!ほかのアポ世界線とかじゃ観測されてないよな!でそういう感じにしました。
    まぁ多分サタンが「あぁ、己は別の世界では”プリテンダー”などと呼ばれていうそうですよ?」みたいなこと言い出す形になるんでしょうが……。
    >>375
    ま~たロウィリナさんとヴィクトルはイチャイチャしおって~!!(キュンキュン)。そしてやっぱり居丈高でも保護者属性なヴィクトルよ。こういうトコが好きなんだよなぁ。

    しかし、「奇貨居くべし」みたいな計算はあるかもだけど、次期当主とは言え拾われっ子がだいぶ強権振るっとるな……。ヨソの工房買い取ったり、出自不明の存在の師匠に納まったり。ノルちゃんもwikiキャラページに無い情報が割と残ってそうでワクワクですよ

  • 378黒鹿ファン2025/12/29(Mon) 12:50:50ID:YzMTkxMzY(100/275)NG報告

    ひとまず燃え尽き症候群にならなくて一安心な私です
    まだまだ満足できないし天体科の君主が癖に刺さって大変なんですよォ!

    >>356
    ゴメンネ…ひたすらオーキムーンペー‼︎するのが楽しかったの…

    >>358
    素晴らしい…!これで3つ目のパターンが浮かんでも対応できる…!

    >>375
    ノルちゃんはいつ見ても元気が出てきますね…涙を流すときも衰えを知らぬ、ナイス・パワフル…!
    神秘の秘匿的にはあっさり教えすぎてる気もしつつヴィクトルさんはヴィクトルさんで狙いがあるようですし…?

  • 379愉悦部inクローディアァ!2025/12/30(Tue) 12:43:07ID:gyNzM4MzA(1/1)NG報告

    資金が尽きかけたため、コミケ撤退!
    それなりに満足する買い物だったと思う。

    終章ラストバトルも待機中に終わったので良し。
    ローランは、強いね……。

  • 380◆B8D4AQBhU22025/12/30(Tue) 16:46:17ID:k0NDgyOTA(6/61)NG報告

    あとGeminiくんの会話でプロフィールが前よりちょっと充実したパロミデスさん貼る。今人いなさそうだし、来たら確認してくれると嬉しい……。
    方向性とか土台がまるごと変化(カリストーみたいに)した訳じゃないってのは一応。客観的な書きやすさや描写面キャラクター性の掘り下げ削り出しをしてった感じです。

  • 381◆B8D4AQBhU22025/12/30(Tue) 16:52:12ID:k0NDgyOTA(7/61)NG報告

    「はぁい、初めまして。私の名前はパロミデス。円卓第九席にして、異教の騎士。ま、そんな事はどうでもいいわよねぇ~★だって私は、貴方の走狗として戦う為に、ココにいるんだし♪」
    「やっぱ戦いって楽しいわねぇ!!血が舞き上がって、肉が裂けて!円卓に座ってた時の生活も悪くなかったけど、パロミデスさんにはこういう修羅場がお似合い!さぁ、他におネーさんの首が欲しいヤツは居ないのかなぁっ!?」
    【元ネタ】アーサー王伝説
    【CLASS】アサシン
    【真名】パロミデス
    【異名・別名・表記揺れ】パラミティーズ、パラメデス
    【性別】女性
    【身長・体重】175cm・65kg
    【肌色】褐色 【髪色】黒【瞳色】黒
    【外見・容姿】
    褐色肌で中性的な見た目の女性。軽装の鎧を纏ったスレンダーな身体つき。笑顔が凶悪で雰囲気も剣呑。
    【地域】ブリテン
    【年代】5世紀後半から6世紀初め
    【属性】秩序・悪

  • 382◆B8D4AQBhU22025/12/30(Tue) 16:52:24ID:k0NDgyOTA(8/61)NG報告

    >>381
    【ステータス】
    筋力:C 耐久:C+ 敏捷:A+ 魔力:C 幸運:B 宝具:A
    【クラス別スキル】
    気配遮断:B
    【固有スキル】
    奇襲:A
    ・気配遮断と騎士の武略の複合スキル。ありとあらゆる手段を用いて意表を突き、先手を取るスキル。判定に成功すれば、相手の予測、回避系能力の無効化が可能。判定に失敗しても、戦いの中で相手のミスを誘発させ、強引に隙を作る。
    怒れるレオパード:B++
    ・とある試合で最優秀賞を取った際に、アーサー王から受け賜わった称号。騎士道もへったくれもない戦闘理論。相手にやりたい事をさせず、相手が嫌う行為を行う。極端に言うなら騎馬戦で馬を潰し、戦ならば頭を狙う。とにかく相手の弱点・欠点となる戦法を推測、考案し、実行する。

  • 383◆B8D4AQBhU22025/12/30(Tue) 16:52:51ID:k0NDgyOTA(9/61)NG報告

    >>382
    【宝具】
    『戴冠・祝福された聖剣(カーテナ・クラウン)』
    ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:1~ 最大捕捉:1人
    ・パロミデスがトリスタンから受け継いだ聖剣。クルタナ、コルタナとも。この名称はアングロフランス語のcurtein, 遡ればラテン語のcurtus(短くされた、詰められた)に由来し、その名の通り切っ先が無い形状であり、無先刀、無鋒剣などと訳されることもある。
    ・イギリス王家においては、慈悲の剣とも呼ばれ、聖界正義の剣、俗界正義の剣、献納の宝剣、国剣などとともに、戴冠宝器の一つとされており、非常に由緒正しき聖剣。この聖剣はその時その時の担い手によって能力が変化する無冠の剣であり、通常状態においてはその刀身や鍔に宿る天使の力によって使用者を邪悪なるもの、害あるモノから守る(魔術や呪術、毒物、精神の狂乱や肉体的衰弱などの悪影響をオールカット。端的に言えば最上級の対魔力スキルを使用者に付与させる)という権能を保有する。

    『暴毒・堕落されし妖剣(カースド・クラウン)』
    ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人以上
    ・カーテナは本来聖剣である。しかし、パロミデスが担い手となった事により、騎士のドス黒い加虐心や狂気的なまでの闘争心に影響…悪く言えば汚染され、より攻撃的な性質を持つに至った。具体的に言えば、天使の力による加護は防御という形では無く、邪悪なるもの、害あるモノを吸収し喰らう方式で無効化するようになった。そしてソレを凝縮してエネルギーとして貯蔵、騎士の意に応じる”毒の斬撃”によって、敵対者を屠る事を可能とした。
    ・さながら蠱毒のような形式で精製された猛毒は、秩序と混沌を区別せず、善も悪も容赦なく一緒くたに蝕み、呑み込み、呪い、祟り、侵し尽くす。その斬撃がもたらす凄惨な結果は、まるで聖剣の悲鳴のようにも感じるという。
    ・非常に強力な宝具であるが、その攻撃性能は呪詛や毒物などを取り込み、濃縮した結果である為、無尽蔵に発動できる訳ではない、という欠点がある。一撃必殺、一発逆転を狙える宝具だが、ペース配分という点だけはしっかり吟味する必要があると言えるだろう。

  • 384◆B8D4AQBhU22025/12/30(Tue) 16:53:12ID:k0NDgyOTA(10/61)NG報告

    >>383
    『封殺/せし朱羅の騎士(クリムゾン・ナイトハザード)』
    ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1~5最大捕捉:1
    ・槍試合において勝利の為に卑怯な手段を使った、悪役としての逸話の具現。真名解放と共に攻撃した場合、対戦相手に関係するスキル、宝具を使用不可能にし、更に判定に成功すればソレを破壊する。効果は武具は勿論の事、騎乗物・概念宝具・鎧・召喚魔獣など、宝具であると認識したモノ全てに適応される。
    ・言うまでもなく強力な宝具であり、騎士としての技量が昇華された宝具である為、特別な武具を必要とする訳ではない。しかし複数の制約も存在し、『サーヴァント同士の一騎打ちである事』・『戦闘終了と同時に封印及び破壊の効力を失う事』・『同じ相手との再戦時には判定の成功率が減少する事』などがその条件となっている。
    【Weapon】
    ・ロングソード・カーテナ・槍

  • 385◆B8D4AQBhU22025/12/30(Tue) 16:53:33ID:k0NDgyOTA(11/61)NG報告

    >>384
    【解説】
    円卓の騎士第9席。異教の騎士であり、最終的にはランスロット派になる(ちなみにアーサー王が活躍した時期は6世紀頃、ムハンマドの活躍は7世紀、またイスラム教の発展はさらにそれ以降と時系列的な矛盾も存在)。因みに弟のサフィア卿も円卓に所属している。

    トリスタン卿とイゾルデへの愛をめぐって争ったこと、「唸る獣」の探求をしたことで有名。当初はトリスタンの恋人であるイゾルデを恋い慕っていた事から、トリスタンとは非常に仲が悪く、ある槍試合ではトリスタン卿はあえてパロミデス卿の所属していない陣営に参加するなど、不倶戴天の間柄であったが、トリスタン卿に命を助けられたり、一緒に行動しているうちに徐々にトリスタン卿とは友情めいた関係を結び、最終的には、トリスタン卿に敗れたパロミデス卿は、彼の手によってキリスト教の洗礼を受けることになる。
    非常に武勇に優れており、ある槍試合ではガウェイン卿を含めた円卓の騎士を10人も打ち破るなど、ランスロット卿やトリスタン卿、ラモラック卿などの以外には殆ど負けることはないほど。
    しかし物語初期においては悪役としての活躍も目立ち、イゾルデを誘拐したり、騎士道など知らぬのとばかりに槍試合で馬の首を刎ねるわ、仲間になっていたトリスタンとイゾルデで関係に嫉妬してトリスタンを殺そうとするなど、トリスタンを主役とした場合の敵役、といった印象の強い一度狙った敵は生かしてはおかない騎士。

    しかし、全体を通して貴婦人には礼を尽くす人物として知られており、人品が卑しいわけではない。後々には武装していないトリスタン卿との戦いを拒否したりと、単なる悪役ではなく騎士としての面が強調されるようになる。
    また、マロリー版では単身で「真紅の街」へ乗り込み、卑劣なヒーリアス卿・ヒーラック卿の兄弟と二対一で戦い勝利する物語もある。

  • 386◆B8D4AQBhU22025/12/30(Tue) 16:53:51ID:k0NDgyOTA(12/61)NG報告

    >>385
    【外見・容姿の詳細など】
    褐色肌で中性的なビジュアルの女騎士。ライダースーツ、あるいは濃紺のつなぎに軽装の鎧をくっつけたような戦装束を纏っており、メカニカルなサムライと表現できるような騎士としては異様な恰好。常に凶悪な笑顔を浮かべており、ツラは良いのだが近寄りがたい陰惨な雰囲気を漂わせている。
    全体的な露出度は低めで、服装も男っぽく見えるようにしている為、一目で女性と推測される事はあまり無い。絶壁でこそ無いものの、胸はそこまでなく、どちらかと言えば足や尻など、下半身に女性的な魅力が集中している。
    特技:反則攻撃、ルール無視。
    好きなもの:オーバーキル、他人の困り顔、泣き顔。
    苦手なもの:腑抜けた平和。粗食。騎士道の遵守
    天敵:トリスタン(マイペースな人間全般)
    願い:特になし(聖杯戦争での戦闘が望み)
    【一人称】私、おネーさん。主君サマ。
    【二人称】少年、お嬢ちゃん。君。

  • 387◆B8D4AQBhU22025/12/30(Tue) 16:54:26ID:k0NDgyOTA(13/61)NG報告

    >>386
    【性格】
    一言で言えばサディスティックな快楽主義者。挑発的な笑顔で戦闘を楽しむ闇の女騎士。「とりあえず戦えればなんでもいい」と断言する”手段の為に目的を選ばない”危険人物。 一人称は「私」または「おネーさん」であるなど陽気なテンションであるものの、その本性は「命を斬る」ことや「強者との一対一の殺し合い」に激しく執着し、瞳の奥には殺気が見え隠れする血濡れの修羅そのもの。

    彼女にとっての戦闘とは、「本能と頭脳によって生命を変質させる遊戯」である。騎士道などの規範をガン無視し、勝つため・楽しむためなら何でもありというスタンス。不意打ち・裏切り・虐殺も「効率的だったりして面白い」という理由で平然と選択肢に加える等、かなり残虐かつ陰険。しかし、これらはあくまで”手段”の一つであるという思考回路なので、正々堂々とした決闘を嫌うという程では無い。
    しかし結局のところ、「戦いたい、殺/したい」という過程が目的と化した殺戮と闘争の悦楽に取り憑かれている狂人である事に変わりはない。
    戦闘においては宝剣、あるいは妖刀となった『カーテナ』を主武装とした剣術と、鍛え上げた槍術で戦う。剣士としての能力は高く、剣士の技量に獰猛さと”残忍さ”がブレンドされた、己の安全すらシカトする虐殺の為の剣技を振るう。攻撃面に関しては優れている反面、防御はかなり雑で、自前のスキルや宝具で守備的な性能はほとんど保有していない「攻撃は最大の防御」と言わんばかりの構成をしている先手必勝、高火力でゴリ押し、後衛やサポートは周囲に押し付けるな感じの典型的な速攻型。

    サディスティックかつ外道の狂戦士ではあるが、”サーヴァント”としての姿勢は意外にも忠実(もっとも、彼女のルールを破らない限りにおいて)。何故なら、パロミデスという女騎士は徹底的に誠実な”エンジョイ勢”だからである。 「秩序・悪」という属性は、彼女が『契約の等価交換』を現界における絶対ルールとして遵守する点に現れる。主君(マスター)から与えられた報酬(戦場・魔力)に対し、自分はプロとして最高の戦果で応える。この関係性を汚すような不義理や不誠実を、彼女は「悪」だからではなく、単に「楽しくない(興ざめ)」という理由で切り捨てる。

  • 388◆B8D4AQBhU22025/12/30(Tue) 16:54:59ID:k0NDgyOTA(14/61)NG報告

    >>387
    また、救済や同情を向けられることに対しては、強い困惑を示す。 「自分は自分の好きにやっている」という確固たる自意識があるためで、他者からの慈悲などの感情の認識は”理解不能な異物”扱い。相手の善性を否定はしないし、寧ろ本人なりにリスペクトはしているものの、「だから何?」という冷めた距離を保ち、自身の在り方に一ミリも踏み込ませない。

    ”個人”としてのスタンスは『割とどのようなマスターに対してもフレンドリーに振る舞い、相手にもそうするように促す』など、接しやすくはあるタイプ。しかし"使い魔の立場である"という自覚はあってもそれで態度を大きく変える事は無く、寧ろおちょくり翻弄する、困ったおねーさん。
    正義漢との相性の悪さは自覚しており、自分の性質を正直に伝えるが、御咎めを聞き入れる気は更々なく、注意を受けても逆にやりこめにいく。悪党マスター大歓迎!
    要するに、あらゆる意味で敵味方を振り回すキャラクターであり、なおかつ求めるモノがわかりやすい為、好悪がハッキリ出るサーヴァント。報酬が貰える(=他者と戦い、殺/せる)ならビジネスライクな関係性であっても、文字通り奴隷扱いだろうが文句を言うつもりは一切無い。召喚者に「勝利をもたらすこと」を絶対の契約としている。
    そのため、前線で共に戦う、あるいは明確な勝機を示すマスターにはより従順でフレンドリー。しかし、保身のために戦いを避けたり、あるいは令呪で自分を飼い慣らそうとするなど、「己(サーヴァント)を兵器として扱わない」者に対しては、即座に「契約違反」と見なし、主君を単なる魔力供給源へと再定義する。彼女にとっての『忠義』とは、主君(マスター)の意志を汲むことではなく、『主君(マスター)の代わりに敵を屠ること』に集約されている。

  • 389◆B8D4AQBhU22025/12/30(Tue) 16:55:17ID:k0NDgyOTA(15/61)NG報告

    >>388
    ちなみに、戦闘における好みというモノは特に無く、弱い者いじめも好き、とか言っちゃうタイプ。勿論強い相手を返り討ちにする事も好きな、戦闘至上主義の自己完結型。ジャイアントキリング?や圧殺?するのもされるのもOK!!
    女性扱いを受ける事は全く気にせず、色恋沙汰への発展も面白がるが、”女性だから”という理由で戦闘への手心を加えられたりするのには我慢ならないタチで、律儀に訂正を求める。何故ならその姿勢は彼女を「一人の対等な闘争者」として見ていない無礼であり、彼女が人生を賭けて楽しんでいる「殺し合い」という遊戯を冒涜する行為に他ならないからである。

    聖杯にかける願望は「特に無し」。強いて言えば受肉。とりあえず戦えればなんでもいいのでそういう意味では制御不能(まず無いだろが、聖杯戦争で闘争が起こらない場合、マスターをふんじばって戦える相手を探しに行くケースすらある)

    また、ライバルとされるトリスタンの事は「メンドクサイ自由人だけど、間違いなく”善”ではある」として、彼女なりに認めている。

  • 390◆B8D4AQBhU22025/12/30(Tue) 16:55:57ID:k0NDgyOTA(16/61)NG報告

    >>389
    【他クラス適性】セイバー、ランサー。
    【他クラス変化傾向】ランサー、ライダー
    セイバー:戦闘狂の傭兵。
    ”宝具”は『戴冠・祝福された聖剣(カーテナ・クラウン)』と『暴毒・堕落されし妖剣(カースド・クラウン)』
    スタンスは「戦闘中ならセーフ」であり、「騎士」としての最低限の体裁(=相手が武器を手にしていること)をある程度大事にしており、不意打ちや騙し討ちはするが闇討ちはしないなど、”なんでもアリ”には戦場のみ、という規律を持つ。

    ランサー:無頼漢の騎士。
    ”宝具”は『封殺/せし朱羅の騎士(クリムゾン・ナイトハザード)』
    スタンスとしては意外にもタイマン勝負への拘りがある。だがそれは必ずしも尋常の決闘、『正々堂々』を意味しない。相手との一騎打ち、その前後における過程での”なんでもアリ”は実行する。具体的には人質作戦とか。ただし混戦に割り込んでの不意打ちなどは行わない

    アサシン:殺戮狂の剣士。
    ”宝具”は『戴冠・祝福された聖剣(カーテナ・クラウン)』と『封殺/せし朱羅の騎士(クリムゾン・ナイトハザード)』
    スタンスは真の意味で”なんでもアリ”。不意打ち闇討ち騙し討ち。人質作戦に寝込みの奇襲など、マジで手段を選ばない。「このクラスのおネーさんは魔剣や妖刀みたいなモノよ♪」とは本人の弁。「騎士」としての立場すら放り投げたヤベー奴。

  • 391◆B8D4AQBhU22025/12/30(Tue) 16:56:09ID:k0NDgyOTA(17/61)NG報告

    以上。できれば確認よろしく。

  • 392黒鹿ファン2025/12/31(Wed) 12:27:22ID:U5NTM1MDQ(101/275)NG報告

    今年最後のSSが書けたので投下しもす!もすもす!

  • 393黒鹿ファン2025/12/31(Wed) 12:27:32ID:U5NTM1MDQ(102/275)NG報告

    「……む?」

     違和感を覚えてメレク・アルマソフィアは足を止めた。
     自分の感覚に従って周囲を見渡す。
     季節は冬。年の瀬を迎えるロンドンもそれは例外ではなく、石造りの街並みに似つかわしい雪化粧で彩られていた。
     今しがた歩いてきた道にも積もった雪によって足跡がくっきり残っている。いつも通りの道順で、いつも通りの目的地へ向かって歩いてきた。ここまでなにもおかしなことはない。
     そして───見つけた。違和感の源泉を視界の端に捉えた。

    「はぁ……」

     呆れ混じりの息を吐く。
     古い街の古い公園。人除けの結界もあって小さな雪原と化した空間。
     そこに見えたのは人の身長と同等以上に積み上げられた雪の山と、それを作るのに使われたであろうスコップ。そして、こちらに向かってぶんぶん手を振る銀髪の少女。

    「おーいメレクー! こっちこっちー!」
    「…………」

     誘われるまま無言で歩いていく。もともと今日はそのつもりだったのだ。他に誰と会う予定もないので問題はない。ないが……。

  • 394黒鹿ファン2025/12/31(Wed) 12:28:02ID:U5NTM1MDQ(103/275)NG報告

    >>393
    「へい! らっしゃーい!」
    「それはどういうテンションで、これはどういうつもりですか、ルナ?」
    「まぁまぁいいからいいから。入って入って」
    「入りませんよ」

     そこにいたのはとっくに見慣れた顔のルナ・アードゥル。いつものポンチョでも時計塔の制服でもない、もこもことした赤い冬用コートに手袋と耳当てという完全武装の構えだった。これで雪遊びをします/しましたと全身で主張している。

    「貴女に呼び出された時点で嫌な予感はしていましたが……」
    「えっ、あれ? もうお疲れ気味?」
    「生憎と多忙の身なんですよ……」

     つい口に出して、しまったと思い閉ざす。
     彼の日々が忙しいのは事実だ。時計塔での勉学。見栄と無駄の多い両親との折衝。そして将来の"事業"のための準備。
     日常的なタスクはいくらでもあるが……それを彼女に知られるのは避けたかった。その感情が魔術師としてのプライドか、もっと別の何かなのかはわからないが。

    「まぁまぁ、いいから入りなよ」
    「ですから入らないと……いやまずなんなんですかこれは?」
    「カマクラって言うんだって。ヨモちゃんに教えてもらったんだー」

  • 395黒鹿ファン2025/12/31(Wed) 12:28:26ID:U5NTM1MDQ(104/275)NG報告

    >>394
     満面の笑みでルナは雪遊びの成果を披露する。
     高く積み上げられた雪の山はなるほど確かに入口らしきものがひとつある。イヌイット式住居を思わせる姿だが造りは見るからに粗雑だ。よくもまぁ崩れないものだと感心する。

    「なんかね、ヨモちゃんの住んでたところと雪質が違うみたいでさ。最初は全然作れなかったんだ」
    「はぁ……ですがそれなりの形を保っているように見えますが?」
    「うん、がんばったんだ」
    「どうやって作ったんですか?」
    「面倒くさいからそれっぽい形の結界張って雪詰め込んだ」
    「あぁ……」

     力技だった。カマクラ(偽)と呼ぶべき代物だった。だが偽物が本物に敵わないなんて道理はないらしいので、これはこれでカマクラなのだろう。
     中を見ると安物で使い古されていそうなカーペットまで敷かれている。
     その上に鎮座するのは寝具を挟んだような形状をとった不可思議なテーブル。異様な空間だった。やや後ずさるメレクを尻目にルナは未知の物体にもぞもぞと入り込んでいく。

    「入ってみなって。カマクラもこたつもあったかいよー?」
    「こたつ……」
    「うんそう。これ。このベッド未満の……机? も、ヨモちゃんから聞いたんだ」
    「……まさかヘルメさんの私物だなんて言いませんよね?」
    「んにゃ? これはクラッフ先輩と作ったやつ」

  • 396黒鹿ファン2025/12/31(Wed) 12:28:54ID:U5NTM1MDQ(105/275)NG報告

    >>395
    「はい?」
    「いいからさっさと入り───なって!」

     有無を言わさず引っぱりこまれた。
     瞬く間に"こたつ"なる物体へ下半身を引き込まれた。これが、なんと、あたたかい。一体如何なる神秘によるものか。
     不愉快に感じることも適切な温度。人体に極めてやさしい温もり。魔に魅入られるとはこのことだと確信した。

    「こ、これは……!」
    「いいでしょ、いいでしょ!?」
    「ぐ、うぅ……!」

     認めざるを得ない。こたつは良いものだと。
     無論こんなものは魔術を用いれば如何様にも再現できる。体温調節など基礎未満。適温を保つことすらできないような魔術師は覚えたての木っ端くらいしかいない。
     ただ、暖かいだけ。驚愕に値することは何一つとて無い。
     無いが、それはそれ、これはこれだ。なんといっても快適である。その事実さえあれば、こたつは、良いものなのだ。

    「……ん、む……?」

  • 397黒鹿ファン2025/12/31(Wed) 12:29:25ID:U5NTM1MDQ(106/275)NG報告

    >>396
     はたと、気づいた。
     こたつばかりに気を取られていたがルナの姿が右にも左にも見えない。前にも見えない。
     いや、いた。後ろにいた。
     引っぱりこまれた時からそうだったのだろう、見事に背中を取った状態でルナはメレクのすぐ背後にいた。

    「……あの」
    「なに?」
    「近いと思わないんですか?」
    「めっちゃ思う。くっついてるし」
    「離れる気はありますか?」
    「メレクがイヤならそうするけど」
    「……別に、嫌悪感などはありませんが」
    「にひ。じゃ、このままね」

     それ以上何も言えず、黙り込んだ。
     メレクは背もたれに体重を預けるような姿勢で、ルナは猫背気味の金髪の頭にあごを乗せて。そのまま落ちつく。
     はて、これは一体どういう時間だろうか。
     快適ではある。カマクラとやらで小さく外界から切り取られたように感じる空間。
     そこにこたつの温もりと背中越しの体温、ルナがいつもより厚着してくれているおかげで必要以上に意識することもない。なるほど快適だ。この状態で五分も続けば眠気を誘うに違いない。……なんのために?

  • 398黒鹿ファン2025/12/31(Wed) 12:29:53ID:U5NTM1MDQ(107/275)NG報告

    >>397
    「……あの」
    「んー?」
    「これはなにをしている時間なんですか?」
    「待ち時間? もうちょいかかりそうな感じで……」
    「はい? なんの話です」
    「あーいや違う、その、ほら、私の出番がしばらくなさそうだから、今出すしかないとかなんとか」
    「本当になんの話ですか?」
    「本当になんの話だろうね?」
    「……貴女、何も考えずに喋っているでしょう?」
    「ばれたか」
    「まったく……」

     嘆息し、そしてまた無言の時間。

    「…………」
    「………ぅ、」

  • 399黒鹿ファン2025/12/31(Wed) 12:30:22ID:U5NTM1MDQ(108/275)NG報告

    >>398
     ぐい、ぐいとルナが静かに身体を寄せる。
     するりと首元に回された腕が柔らかに絡みつく。
     ぱらりと落ちた彼女の髪が視界の端をよぎっていった。
     本当に、なんのつもりか。あの紅い瞳の中でどんな人間に見えているかは知らないが、誰にだって我慢の限界があることは知ってほしい。

    「っ……そろそろ人を呼び出した理由を聞かせてもらえませんかね?」
    「今すぐじゃないとダメ?」
    「ダメです。言えないようならすぐにここから出ます」
    「ぁあああわかった言う、言うから」

     頭に乗っかっていた体重がなくなった。離れたわけではないが、身体の距離も少し空いたように思う。一安心だ。

    「で、なんですか」
    「まぁその、メレク相手に決意表明というか、確認?」
    「なんの?」
    「フィンランドの時、ケンカしちゃったじゃん? ちょっと暴走気味に」
    「『ちょっと』で済まされても困りますが、そうですね。それが?」

  • 400黒鹿ファン2025/12/31(Wed) 12:31:08ID:U5NTM1MDQ(109/275)NG報告

    >>399
    「私、まだまだ走る気なんだけどさ、メレクは一緒に来てくれる? 見ててくれる?」
    「何を今更。ずっと見ていますよ。逃げられると思わないでください」
    「……ん」

     今日のルナはどうにもおかしいようだ。騒がしさと静けさの振れ幅が妙に大きい。いつものように騒ぎ続けてくれないと調子が狂ってしまう。

    「まったく。そんな分かりきったことを確認するためだけに呼び出したですか?」
    「……や、実はもう一個あるんだけど」
    「なんです? もったいぶってないでさっさと全部言いなさい」
    「じゃあ……いま私たち、こたつに入ってるじゃん?」
    「? ええ入っていますが、それが?」

    「言い忘れてたけど、実はこれ『こたつ型自走式魔術礼装』なんだ」

    「は?」

  • 401黒鹿ファン2025/12/31(Wed) 12:31:37ID:U5NTM1MDQ(110/275)NG報告

    >>400
    「クラッフ先輩に手伝ってもらったからちゃんと動くよ。走行テストも終わってる」
    「これが、走ると?」
    「こたつ型だから曲がりにくいし内部機構に火ィ入れるのも時間かかるけどね───今、終わったよ」
    「降ります。停めてください」
    「ばかめ、逃がすか!」

     ルナの両腕が肩越しに巻きつき、そしてクロスした両足はとっくを腹部を捉えていた。
     瞬間、悟る。
     今日見せた"らしくない"行動はすべてこの瞬間を狙っていたのだと。

    「まさかこのために! このためだけに!?」
    「あたぼうさ! こうしなきゃ捕まえられなかったからね!」

     一手も二手も先を読んで仕組まれた罠だった。ルナの両手両足はメレクも気づかぬ内に『強化』の魔術が浸透しており、素の腕力ではどうにもならない。また今から魔術を行使するのも手遅れだろう。
     先ほどよりもはるかに密着した状態でしかし募るは焦燥感ばかり。メレクの脳内で蜘蛛の巣に囚われた蝶のイメージがよぎった。
     足元からがしゃがしゃと金属質な音が噛み合っていく。直後、にわかに目線の高さが変わったことで"準備"が終わったと悟る。車両と化したこたつは今や号令を待つばかりだ。

  • 402黒鹿ファン2025/12/31(Wed) 12:31:53ID:U5NTM1MDQ(111/275)NG報告

    >>401
    「ちゃんと走るって前置きしたからね。見ててくれるんでしょ?」
    「こういう意味だとは聞いていません!」
    「にっひっひ、ドライブデートのお時間だよメレクぅ」
    「何故です、こんなことになんの意味が!?」
    「意味なんかない! 好奇心と遊び心、だーっ!! ───GO!!!」

     出来上がったカマクラを吹っ飛ばして、こたつが走りだした。
     小さな足跡なんて見えない勢いで轍を残す。悲鳴と歓声を共にして。
     ───また、次の冒険に向けて。

  • 403黒鹿ファン2025/12/31(Wed) 12:32:09ID:U5NTM1MDQ(112/275)NG報告

    >>402
    以上~!
    これにて書き収めです!今年はもうなにも書かないぞー!

  • 404火村の人◆B6zn8Yp5B.2025/12/31(Wed) 22:37:20ID:Y0MzkwOTg(8/34)NG報告

    気づけばとうとう今年も今日で最後
    あんまり活動できた感がない……どころか伊草以外ほとんど覗いてレスしてばかりな一年でしたが
    来年もスレが続く限りはよろしくお願いします。皆さま良いお年を

    >>391
    おお、他クラスで呼ばれた時の情報が増えてる
    …かろうじてセイバークラスはマシというか、他のクラスも大概バーサーク過ぎでは?と思いましたわ(白目)

    >>403
    このルナちゃんやりおる…!と思ってたら、最後にとんでもないモノぶち込んできおった!?
    うーんこれは時計塔に(悪い&都市伝説的な意味で)伝説を残す所業…

  • 405黒鹿ファン2026/01/01(Thu) 04:21:09ID:QzNzU1ODQ(113/275)NG報告

    あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします
    ……という挨拶をぐーすか寝落ちしててあちこち周回遅れしたのが私です。こんなんで大丈夫かなぁ、新年……

    初日の出は余裕で見れそうだぞ、やったね!

    >>404
    最後のことばかり考えていたから他に回す意識はなかったという無自覚が最大のトラップ
    各所に動揺を残しながらも自走こたつは完走した模様(怒られた)

  • 406ザミエル作成者(一雨)◆ZQbF9tl7Xo2026/01/01(Thu) 18:22:41ID:M0MjYxNzc(1/1)NG報告

    あけましておめでとうございます
    今年もよろしくお願いします

  • 407◆B8D4AQBhU22026/01/01(Thu) 19:05:08ID:U1MTEzMjM(18/61)NG報告

    あけましておめでとうございます!!!
    個人SSも進めたいし、久しぶりに少数参加な短編リレーあたりはしてみたいですねぇ。
    >>403
    この、ほのぼのしつつも騒々しい感じ……、いいですよねぇ
    これでメレク君の方が年下というのもなんかこう関係性の味として染みてるモノがあるのよな
    >>404
    これで狂化ないんですよこの人。

    自分の想定として一番おとなしいのはランサーかなぁ、という想定ですね。
    とりあえず”一騎打ち”重視で行動してくれるから。
    アサシンとセイバーは建前(完全無防備、丸腰じゃないかどうか)を多少意識するかしないかでほぼ変わらん

  • 408火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/01/01(Thu) 21:11:55ID:M3ODI1NTg(9/34)NG報告

    (もうすっかり夜だけど)あけましておめでとうございます
    今年も一年、よろしくお願いします

  • 409あやか◆8UqAuWjxP.2026/01/01(Thu) 22:40:56ID:g0MTYzMTY(3/3)NG報告

    今年もよろしくお願いします。
    かなり早いけどバレンタイン礼装SS、ゆる募しますぞ。

  • 410ここのえ2026/01/01(Thu) 23:30:02ID:k5MTE0NjE(18/23)NG報告

    明けましておめでとうございます!!
    寒いと必然的に活動量が落ちる冬眠体質であった。春は花粉だし夏は暑さだしで詰んでる

    SS投下!

  • 411ここのえ2026/01/01(Thu) 23:31:53ID:k5MTE0NjE(19/23)NG報告

    「……惜しいですね。
     神象だけでなく、金剛杵もその身に宿せれば良かったのに。
     さすればあなたはさらに近しくなれていた」

    (中略 >>303

    「良ければちょっとオレに付き合ってくれ!もっと話をしよう、ああそうだ、時間があれば魔術戦も───……っと、にべもなく振られてしまったか」
    「そうだな。そういうところだぞ、シャクラ」
    「クラッフ先生」
    「フロース先生、な。エリュニ先生と同じように自分も違和感があったんだ」
    「ほう?」

  • 412ここのえ2026/01/01(Thu) 23:32:15ID:k5MTE0NjE(20/23)NG報告

    >>411
    「君のその魔術回路……神代紋様……はアイラーヴァタのそれだと言う。だけどその発露が火と風の元素である『雷』というのはちょっと“ズレ”ているんじゃないかとね。
     だってそうだろ? 普通に考えればアイラーヴァタは乳海攪拌で誕生した『大海から生まれたもの(アイラーヴァタ)』であり、地底界(パーターラ)の水を汲んで雲を生み出すからこそ『雲の象(アブラマータンガ)』であるはずだ。
     雷はインドラ神の属性で、アイラーヴァタの魔力放出は水の元素なのが自然なんだ。
     しかしスキュレカリュー教室の、特にセナ先生もそれについては何も言わない。ということは何か常識とは異なる────世界を騙すような術式(こと)が起っている訳だ」
    「時計塔の奇宝のような真似は止めた方がいい。バレたところで今語っているのは神秘とは何ひとつ関りないが、導火線の前で松明を振り回すようなものだ」
    「エリュニ先生と同じさ。勿体ないなと思ったんだ。
     自らの肉体を変容させる呪術だろ?
     『アイラーヴァタはインドラ神の乗騎』であるという事実を、『アイラーヴァタが在るところインドラ神も在り』の領域にまで己の肉体……神性を組み替えていた訳だ。
     実際、器用だとは思うさ。メインかサブかは分からないけれど魔術回路を分割させてひとつの纏まりで呪術を走らせ、西洋魔術か思想魔術か、別の基盤へと接続しているんだろうね。でもその魔術回路(さいのう)を自分が持っているのなら、もっと活用できる。宝の持ち腐れは見ていて気分が悪い────まである。」
    「む……」
    「神性っていうのは種だ。基盤であり触媒であるもの。解釈を広げないと」

  • 413ここのえ2026/01/01(Thu) 23:32:38ID:k5MTE0NjE(21/23)NG報告

    >>412
    「問題提起は分かる。才能の無駄遣いもな。
     しかしヴィシュヌヤシャスの命題は英霊召喚……神にも等しき英雄カルキの降臨だ。血脈に引き継げない単一の性能を掘り下げる必要もない。あれは子供の遊びだ」
    「ならやることはひとつだ」
    「ん?」
    「儀式場──魔術師でいうところの工房、神殿。
     それを礼装でつくる。固有結界とは似て非なる大魔術を固定化したものを」
    「なるほどそうか。ヴィシュヌヤシャスの命題に沿った礼装であり誰が使っても一定の効果が見込め、なおかつ所有者が使うことで更に機能を拡張するもの!」
    「そう、テーマは『ヴィシュヌヤシャスの至上礼装』。
     煮詰まったり、術式が破綻したり、鋳造で手助けが必要ならアドバイスするさ」

    「……そうだな、本当に詰んだら助けを請うだろう。
     だが手本ならある。セナ師の『私と私(Another)』が限定化されたものがあるのだから」

  • 414ここのえ2026/01/01(Thu) 23:36:01ID:k5MTE0NjE(22/23)NG報告

    >>413
    以上です方向性の提起みたいな小話
    悩んだ時間に対して文量が少ないのがなんかあれ
    山星さんの文章お借りしています。クラッフ君のエミュはこれで…ええのか…???(初めて動かす故)

  • 415元ロバートの人◆SOkleJ9WDA2026/01/01(Thu) 23:38:32ID:A5ODkyMTI(4/4)NG報告

    あけましておめでとうございます。

    >>375
    調査だと思ってたら、まさかのバトル回。
    ここで、王権魔術が繋がってくるとは……どうなるか楽しみですね。

    >>391
    セイバーならカーテナの性能をフルに引き出せる、ランサーとアサシンなろ逸話再現宝具が使える等、クラス毎の個性がより解りやすくなりましたね。
    伊草のセイバーがこちらだと何処が変化したか……果たして?
    それはそれとして、一見すると宝具が多い分ランサーよりアサシンが強そうにみえて、アサシンだと制御するのがかなり難しくマスターを選ぶタイプの様ですね。

    >>403
    イチャイチャしてると思ったら、急に自走式こたつが出てきた件について。
    いや、何でこんなものが……?

  • 416黒鹿ファン2026/01/02(Fri) 14:22:16ID:kxOTI3Njg(114/275)NG報告

    今年の目標はひとまず番外編を突っ走って時計塔の外に出ることですね
    他には溜まりに溜まったストックキャラをちゃんとした形でひとりでも多く出したい。サーヴァントでもマスターでも…
    溜まってると言えば魔術もそうなんですよね。新作がコツコツ増えてるはひとつは出しておきたい。チーズ魔術とかめっちゃ出したいです
    大きめな野望でいくと横浜を今より手軽に動かせるように『動き』の骨組みをちゃんとして、かつ複数用意したい。そのためにTRPGに触れておきたい
    あとは毎日書くこと。これは絶対
    ……なんかやること多くない? 大丈夫? まぁやれるだけやる感じで……なんとか……

    >>407
    そうなんですよメレ坊これで年下なんですよ……本当に?10代前半?すごぉい
    ルナもこれで年上なんですよ……年下の男の子に全面バックアップしてもらってるのめちゃくちゃ贅沢だと思いますです

  • 417黒鹿ファン2026/01/02(Fri) 14:22:40ID:kxOTI3Njg(115/275)NG報告

    >>415
    自走こたつの制作過程は、

    デセフィオ「なんだこの教室の寒さは!どうなっている!?」
    ヨモ「こたつとかほしいなぁ」
    ルナ「こたつってなに?」
    〜説明中〜
    ルナ「それ今ないの?」
    ヨモ「ない……ごめんね?」
    クラッフ「無いなら作ればいいんだよ(工具ドザー)」
    ルナ「乗った!」
    デセフィオ「なんでもいいから早くなんとかしてくれ!」

    という感じです
    なんでカーペット付きで走るようになったかは先輩陣改造編〜パラチンタを添えて〜をお待ちください

  • 418レージュ2026/01/02(Fri) 17:24:33ID:c0OTczNzg(48/83)NG報告

    明けましておめでとうございます
    今年もよろしくお願いします

    >>403
    あら〜ハニトラに引っ掛かったメレクですかぁ()

  • 419黒鹿ファン2026/01/02(Fri) 19:40:50ID:kxOTI3Njg(116/275)NG報告

    >>418
    引っかけた方はできたてほやほやのモノを「ねぇねぇ見て見て」したかっただけなのになぁ
    どうしてハニトラっぽくなっちゃったんでしょうねぇ

  • 420愉悦部inクローディアァ!2026/01/02(Fri) 20:00:15ID:I5NzU4MjU(1/1)NG報告

    >>391
    褐色肌おねーさん、いいよね……。
    ミロシュが同類をみる目で擦り寄ってきそう(笑)

    ただ、死.闘を愉しみたい・闇討ちはしない戦闘狂とただ殺.しを愉しみたい(自分の手で殺.せるなら)混戦暗.殺.上等の殺.人狂の違いがどうでるか……。

    「どうもオレみたいな同類がいるみたいじゃあないか……。
    アンタもキッチリ大手振って殺.しを愉しみたいクチかい?」

  • 421◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 00:03:40ID:g3NjkzNjk(19/61)NG報告

    よーっしゃルナティック最新話脱稿!投下していいっすか!?ちょっと長めだけど、このエピソードは分割したくないんで……。
    >>415
    ええ。クラスごとの差異は、しっかり練り込んでおきたい部分

    >伊草のセイバーがこちらだと何処が変化したか……果たして?
    例えば伊草(セイバー)だとクッチーの爆弾ブッ込みの後に襲撃をしましたけど、アサシンだと気配遮断でギリッギリまで気づかせずに(≒バーサーカー陣営に行動準備をさせずに)斬りに行ってたとかそういう感じです。セイバーはアレでも自重してたんや……。
    >>420
    >ただ殺.しを愉しみたい(自分の手で殺.せるなら)混戦暗.殺.上等の殺.人狂の違い

    パロミデス「え?おネーさんも割とそのタイプよ?ランサークラスだと、そういう部分は抑え目にしてるだけで♥『命を斬れる』んなら、正直条件は選ばないし、私♪……ところで、貴方はマスターの令呪をぶった斬るサーヴァントってどう思うかしら?パロミデスさんは、聖杯戦争に呼んでおいて『自害せよ』なぁんて契約違反、イラッときて令呪ごと腕ズバーッ!ってしたくなるんだけど♪」

  • 422愉悦部inクローディアァ!2026/01/03(Sat) 17:00:39ID:Q4MjczODU(1/1)NG報告

    >>421
    「そこは状況によるが、基本的にはやってもアリ、だ。
    ほら、オレにとっては積極的に仕事(殺
    .し)を振ってくれるマスターはいいマスター。全く殺.しをさせてくれないマスターは悪いマスターだ。
    最後になるまで殺.せて、さらに隠蔽さえすれば余分まで殺.らせて貰えたって……マスターのやりたいことにそれが必要なら言ってくれりゃあソレも吝かじゃあないさ。
    そういう意味なら魔術師の旦那達は理解のある良いマスターだ。
    それまで愉しませて貰ったし、なにより生前と違って召喚されれば幾らでもやり直せる命だからな!」

    事前説明と仕事振りさえされればトッキーみたいな最後には自害してもらうのは許容範囲っすね。ミロシュは。危険すぎるからとか初見でとかは論外ですが。

  • 423◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 17:23:15ID:g3NjkzNjk(20/61)NG報告

    >>422
    あ、コレは自分の解説ニュアンスのミスですね。パロミデスさんの『自害せよ』→召喚者ズンバラリンは状況としては帝都聖杯戦争の森長可くんと少佐さん的なシチュエーションでの話ですな

    そーいう意図(トッキー的な根源到達目的自害)はまぁ許容範囲ですかねぇ。でもこの人割と鬼武蔵メンタルな感じあるし大丈夫かな……?まぁビジネスパートナーとしてはしっかりしてるイケるっしょ!!!

    あと今は人いないかもっぽいので、ルナティック最新話は今夜あげます

  • 424愉悦部inクローディアァ!2026/01/03(Sat) 19:49:47ID:kzMDc0ODU(2/2)NG報告

    >>423
    あぁ、そりゃ論外ですね。
    令呪切ってマスター殺.して最低のマスターだったなぁ、次探すかになります。

    妖精眼あるから魔力の流れ見て次探す難易度自体はまだ易いからね。

  • 425◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:18:10ID:g3NjkzNjk(21/61)NG報告

    んじゃルナティック最新話投下します!!
    ◆◆◆
    「誉~?夕飯できたぞ~。降りてきてー」
    「はーい!」
    和洋折衷、独特の居様を持つ家屋に、青年の声が響く。彼が持っているフライパンには、オーソドックスなカレーがたっぷりと作られていた。スパイスや火の通った肉と野菜による特徴的で豊かな香りが、キッチンから家中に広がっていく。
    「クンクン……。ん~、やっぱ兄貴のカレーはいつも美味そうだよなぁ。でも手間かけすぎじゃない?完成まで数時間かかってるし。まぁカレーに限らず、煮込み料理は大分こだわるよな、兄貴って」
    「そうねぇ。ま、簡単で、楽だし。あとあんまり見た目に拘らなくていいから、そういう意味でも作りやすいっていうか」
    「でもさぁ、具材は全部別で炒めて最後に混ぜて、んでドロッドロになるまで煮込むのは手間暇かけすぎじゃない?隠し味なんだっけ?」
    「えーっと、味噌チョコ醤油に……あと香味ペーストとか色々。あとは……肉3種使ったりとか。誉が手早く完成カレーが好きなら、今後はそっち優先するけど」
    ん~ん、と否定の意をかるい調子で返す朽崎誉。既に彼女の興味は、兄の煮込み料理へのこだわりではなく、その成果であるカレーへと移っていた。楽しそうな様子で、大皿にはレンチンで解凍した白米をよそい、そのままカレーのルーをお玉で掬ってかける。
    「いや、別に。強いて言えばもうちょっとタマネギ増量して欲しいって感じかなぁ……。兄貴ってばカレー用の玉葱をいつもぶんぶんチョッパー?やらで微塵切り通り越してペーストにしちゃうから食感もなにもねーもん。いやこの味つけが嫌いって訳じゃないんだけど、もうちょい固形のタマネギ残して欲しい」
    オーケー、と。やっぱりカレーをよそいながら、朽崎遥も雑な返事をする。彼の場合は妹と違い、ごはんは少な目、ルーも少な目、である。誉の食べる量が多い(それでも普通の女子高生が食べるよりは多めだが)、というよりは、彼の食べる量が少ないというのが実情だ。
    「あー、そうだね。確かに。僕としてはタマネギをウォオオオ!ってバラバラにするのが好きだからさー。誉がそういうなら、微塵切りにするのは半分ぐらいにするかなぁ。あ、それともタマネギ増量の方がいい?」

  • 426◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:18:39ID:g3NjkzNjk(22/61)NG報告

    >>425
    「そこら辺は別に任せるっていうか……。柵切り玉葱無いのが嫌って程じゃないからさ」
    そんなモンかねぇ、と独り言ちながらカレーを食べる兄。今回の出来もそれなりに満足がいくレベルだったようで、朗らかというほどでは無いが、見る人が見れば満足そうだなと認識する表情をしている。
    「うん、やっぱり兄貴の煮込み料理は美味い!あ、温玉とチーズは勿論用意してるよな?好きなんだよなぁ、チーズカレーと温玉カレー」
    「当然。カレーと温玉、それぐらいの並行調理は魔術使いとしては嗜みでしょ。ついでにイカリングフライとウインナーも作ったけど、食べる?福神漬けもあるけど、どうする?」
    「貰う貰う」
    そうして、彼ら兄妹にとって久しぶりの、穏やかな食卓がしばらく続いた。兄は妹の、妹は兄の笑顔を眺めつつ、思い思いに食を進めていく。


    「んでさ。置き手紙にも書いたけど、僕は今晩サーヴァントの召喚をするから。ちょっと家空けるんで、そこん所はヨロシク。あ、だから今日は久しぶりの帰宅だけど、一緒に寝るのは無理だから、今日の所は一人で寝てくれ。いや、基本的には一人で寝て欲しい訳だけど……」
    「いいじゃ~ん!!兄貴が家にいる時ぐらいだし。しかも初日から数日ぐらい、なんだからさぁ。家族のスキンシップだよ、スキンシップ。だいたい、混浴もOKしてくれるんだから、寝るのも一緒でいいでしょ~?」

  • 427◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:19:06ID:g3NjkzNjk(23/61)NG報告

    >>426



    閑話休題。



    時間は少し過ぎ……。朽崎遥は洞窟の中にいた。
    「さぁて、誉が俺にべったりなのも困ったモンだ。もう華の女子高生なんだし、少しは兄貴離れ、して貰わないといけないよなぁ。この聖杯戦争が終わったら、改善はさせられると思うけど」
    フッフンフ~ン。と、鼻歌まじりに、召喚準備を整える死霊魔術使い。魔術師の骨片と血液で練り上げたチョークで魔法陣を書き上げ、召喚する為の触媒を安置する為の祭壇の用意も完了だ。
    「ヨシヨシ、上々上々。まぁ自分の領地?だし、当然っちゃ当然か。さて、セオリー通りに、魔力の巡りが良い感じになるまでは待機っと」
    そうして、彼は自家製のタバコ風霊薬で一服をした

  • 428◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:19:41ID:g3NjkzNjk(24/61)NG報告

    >>427
    ◆◆◆



    「さぁてさてさて!!そんじゃあやりますか!なっ、ラ~ニカ」
    『おう、そーだナ。諸々の準備は整ってる筈だから、あとは誉が詠唱とかすればサーヴァントが召喚できる筈だゼ』
    死霊魔術使いの兄が外出した後の朽崎宅の一室……朽崎誉の趣味部屋②では、少女とぬいぐるみがワイワイと話し合いをしている。ラニカと朽崎誉だ。
    彼女が今いる部屋は、彼女が独自に編み出した魔術の修練をするための場所である。礼装や使い魔たちの保管庫であり、両親の書庫からパチッてきた魔導書や兄が買ってきた魔術関係の書類を溜め込んだりしている部屋である。彼女は他にも何部屋か自分専用の個室をもっているが、今回の儀式はこの場所のみで完結するのだ。
    ぬいぐるみや魔導書を片付けた部屋の中心には、緻密なデザインの魔法陣が二つ。片方には消去の中に退去、退去の陣を四つ刻んで召喚の陣で囲む、とオーソドックスな陣であり、もう片方の魔法陣はそれとは違う文様が描かれた別種のモノだった。
    「なぁラニカ?この魔法陣、なに?兄貴のメモにあったのだと、こっちの召喚陣だけで十分、みたいな事書いてあったんだが……」
    『あー、それかカ?サーヴァントの召喚って、結構大変かもだろ?不慮の事故とかが起こったら嫌だし、誉が危険な目に合わないようにする為の防御結界って感じだナ。疑問に思わなくても良ーゼ』
    なるほど……、と納得したように頷く誉。それっきり気にした風でもなく、魔力回路を励起させていく。
    『触媒の用意だけど、ギリシャ神話系の布って感じだナ。遥の保存場所からかっぱらってきただけだから、どんな英霊の逸話かは不明って状況だゼ。悪ぃな』
    「ううん、大丈夫。アタシは兄貴にバレないように動くしかなかったんで、そういうのの用意は出来てなかった訳だし。ありがとな」
    『気にすんなヨ!これが俺の役割ってヤツだからナ。誉のサポートするってのがオレの幸せってヤツだ』
    そんな問答を繰り返した後、主はしゃがみ込み、使い魔は背伸びして。二人は”イエーイ!”とハイタッチで儀式の開始を祝う。

    そうして。死霊魔術師と降霊術師の兄妹の召喚タイミングは、奇しくもほとんど同時刻に為される事となったのだ。

  • 429◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:20:02ID:g3NjkzNjk(25/61)NG報告

    >>428
    洞窟の中と家屋の一画に、それぞれの魔力が満ちていく。洞窟に広がる魔力は禍々しく、令嬢の部屋に拡散していく魔力は澄んでいる。
    「素に骨と毒。屍に鬼と契約の大公。朽ち行く墓には泥を。四方の門は墜ち、王国に至る三叉路は荒廃せよ」
    「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王国に至る三叉路は循環せよ」
    兄の詠唱は悍ましく。妹の詠唱は正統派。兄妹間の仲の良さとは裏腹に、その儀式の性質は真反対であった。
    「腐れ(みたせ)。腐れ(みたせ)。腐れ(みたせ)。腐れ(みたせ)。腐れ(みたせ)。」
    「閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。」
    それぞれの魔術師の眼前に、光が灯る。兄の瞳に映る光は焔のように顏を焦がし、妹の頬を撫でる風は森の匂いを漂わせていた。遥の起源は『破壊』で、誉の起源は『接続』だ。その違いが、召喚の過程にも表れている、という事なのかもしれない。
    「虚構を此処に。我は常世総ての善を識る者、我は常世総ての悪を為す者。汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ」
    「誓いを此処に……。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者……。汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より……来たれ、天秤の守り手よ──!……あっ──!?」
    死霊魔術使いは、吐き捨てるように。特殊な降霊術師は、選手宣誓をするかのように。それぞれがそれぞれの想いを胸に、詠唱を完了させた。だが、その結果には、明らかな違いがあった。兄はつらつらと、つまらなさそうな顔で儀式を続けていたが、妹の詠唱は覚束なかった。ハァハァ、と。疲労と苦痛の色がその表情に広がっていく。そうして、最後には寄り集まった光から巻き広がる風によって、結界から弾き飛ばされ、最後にはクタリと気絶してしまった。

  • 430◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:22:28ID:g3NjkzNjk(26/61)NG報告

    >>429
    対する兄は平然としている。ゴキゴキと首を鳴らしながら、吹き上がった焔のような魔力が凪ぐ。そうして現界を果たした人影は、歪なシルエットをしていた。
    黒白が入り混じった髪色、紅玉めいた輝きを放つ瞳。整った顔立ちは穏やかな表情を浮かべている。だが、その正体が尋常な者であるとは思えない。何故なら、その姿はどう見ても歪だったからである。先ほどの、平穏そうな美貌から受ける印象からはかけ離れた、背中の双翼(ツバサ)と、頭の大角(ツノ)。
    羽根は各々が黒と白に染まり、山羊のソレをより雄々しくしたような大角。それぞれから受ける印象は非常に禍々しく、邪悪な雰囲気をいっぱいに主張していた。
    「──サーヴァント、サタン。召喚の招きに従い、この度参上致しました。汝様が、己を召喚したマスター様でしょうか?おやおや、コレは……。クフフ。なかなかに、歪んだ性根のようで……」
    人間離れした容貌とは裏腹に、口から吐かれた言葉は、礼儀正しいモノだった。紳士的な口調だが、その瞳は喜色を湛えていた。自らの召喚者を見る眼差しは歪んでいて、その雰囲気は慇懃無礼。マスターとなるべき主を眺める視線は、まるで値踏みをするようで、終いには青年の精神性を侮辱する始末である。
    「アン?あのさぁ、確かに僕はロクデナシのヒトデナシだけど、いきなり現れたサーヴァントにそうやって腐されるのは、流石に御免なんだけど」
    初対面の相手に自分の精神性を酷評されるのは流石に嫌なのか、死霊魔術使いは苦虫を嚙み潰したような表情で言葉を返す。
    「つーか、サタン……サタン!?あの魔王の?マジで?その割には堕天使っぽいっつーか、そもそもクラスを先に宣告するのが先だと思うんだけど、そこんトコ、どうなのさ?」
    朽崎遥の返事を聞いたサタンと名乗った人影は、ああ。と言葉を漏らすが、それに続く言葉をネクロマンサーは聞き続けることは出来なかった。
    「確かに。そうですね。失礼致しました。己(おのれ)のクラスは……、さて。どうでしたかねぇ?どう名乗るべきか。少々迷いますが。貴方の生き様、魂。それに相応しい霊基は、そうですね。では、■■■■、と。……おやおや?……クフフッ」
    「ゴ、ブ……ッ!?は、ぁ?なんだ、よ。コレぇ?」

  • 431◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:22:57ID:g3NjkzNjk(27/61)NG報告

    >>430
    サタンが名乗ったクラスを示す音は、彼の耳から遠ざかり、まるで鼓膜に響かない。朽崎遥の体は、急激な魔力消費と吐血によってゆったりと倒れていく。混乱の中で、彼は視認した情報と現状の誤差への疑問が浮かんでいく。
    (だけど、今は後回しだ……。まずは、回復、しないと……)
    倒れた体を仰向けに裏返し、ハッ、ハッ、と息を吐く。片腕を目元に乗せ、深呼吸。ゆったりと、体調の不良を戻していった。その様を、サタンは面白そうに鑑賞している。手を貸そうだとか、回復させようだとか。そのような雰囲気は見られない。
    「ク.ソ、手ぇ貸せよ、お前……!サーヴァントだろうが」
    「おっと、そうですね。コレは申し訳ございません。汝様の在り様を拝見させて頂いておりました。中々、面白い御仁ですね、陛下は」
    悪戯好きそうな表情で、主の悪態に言葉を返すサタン。サーヴァントという立場でありながら、彼は目の前の魔術師の苦境を面白そうに見入っているだけである。暫くして、青年は息を整え終わる。
    「その態度を止めろ、テメェ。人の苦痛を楽しんでるんじゃねぇっつーの。んで、悪いな、大魔王。俺はお前のクラス名、ちゃんと聞こえてなかったわ。もっぺん、お前のクラスを教えてくれ」
    「あぁ、かしこまりました。では、改めて。己はサーヴァント、サタン。此度は、あー……、そう、ですね。別世界においては、”プリテンダー”なる呼称で呼ばれるクラスとして現界致しました。これから、よろしくお願い申し上げますね、マスター?」
    「あぁ、よろしく。魔王サマ。ま、お互いビジネスライクにやろう。現状だとアンタ、僕をマスターだって、認めた訳じゃないだろ?」
    己の従僕であろう存在を睨みつける死霊魔術師の視線にも、堕天使たるサタンは面白そうに口角を歪めるだけだ。
    「いえいえ、そんな事は。しかし……汝様の愛。フフッ……汝様の愛は、随分と遠ぉくまで、届いているのですねぇ?あぁ、そういえば。陛下の名前をまだ伺っておりませんでした。改めて、自己紹介と参りましょうか。我が名はサタン!あるいはルシファー。ルチフェロ、などでも構いませんが。それで、汝様の名前は?己は、貴方をどう呼称すれば宜しいでしょうか?」
    「……遥、だ。朽崎遥。まぁ、短い間になるだろうけど、ヨロシク」
    仰向けから膝を曲げ、立ち上がろうとする主を、魔王はその手を握ってサポートする。ここに、契約は成立した

  • 432◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:24:07ID:g3NjkzNjk(28/61)NG報告

    >>431
    一方、そのころ。朽崎宅。先ほど儀式を行った部屋から場所を移した、誉の寝室である。召喚の際に発生した余波によって気絶してしまった部屋の主を、ぬいぐるみたちと共に一人の女性が看病していた。寝室には似合っているが、どこか現代ではアンバランスな着ぐるみパジャマ。茶色っぽいカラーリングの熊を模した衣を着用しており、優し気な美貌を覗かせている。誉の事も穏やかな眼差しで見守っており、彼女の額に濡れたタオルなどを被せるぬいぐるみ達を甲斐甲斐しく手助けしている。そうこうしている間に、彼女は口を開いた。
    「しかし。リーダー、誉様に負傷を与えてしまった事は、少々痛手ですね。今後のサバイバルに、悪影響が無ければ良いのですが」
    『まぁ、その点については大丈夫だろ。誉は優しーからナ。これぐらいのダメージなら、笑って……かは解んねぇけど、ちゃんとアンタの事は受け入れてくれる筈ダぜ、アーチャー』
    そうこうしている間に、失神している誉がウウン……と呻いた。どうやら、失神している状態から回復し始めたようだ。
    「あ、起きたナ。大丈夫か、誉?」
    「おや、それは良かった。リーダーとしても、このような状態が続くのは、本意では無い。……そうですもんねー?」
    い痛……、と頭を押さえながら起き上がる少女は、うっすらと瞳を開いていく。フウ、と一息を吐きながら自分を看病してくれていた相手を視認した。ぬいぐるみたちそれぞれに感謝を伝え、代表者であるラニカの頭を撫でる。そうして最後には現界を果たしたサーヴァントに向き合い、居住まいを正す。
    「……うん。ヨシ、と。さて、いきなりこんな醜態を見せちゃって御免な、アタシのサーヴァント。えーっと、クラスは……」
    「あぁ、そうですね。サーヴァントとして、まずは私の方から自己紹介をすべきでした。我が真名はカリストー。アルテミス様と共に狩りをしていた従者であり、そして追放された乙女です。クラスは、アーチャー。今後ともよろしくお願いしますね、誉さん」

  • 433◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:24:37ID:g3NjkzNjk(29/61)NG報告

    >>432
    少しだけ自嘲的な笑みを浮かべながらの自己紹介を始めた美女。そのままの流れで、片手を朽崎誉に差し出した。着ぐるみには手元を熊の肉球などで隠せるオプションが付いているのだが、それを外しての握手の要求である。
    「カリストー……。あー、大熊座の。えっと、よろしくね。私は聖杯戦争って儀式に滅茶苦茶詳しいって訳じゃないから、マスターとして色々命令するんじゃなくて、貴女の意見も参考にして聖杯戦争を戦っていくみたいな感じになると思うんだけど、それで大丈夫かな?」
    あ、そうだ。と、服を捲って自分の脇腹にある令呪を確認して貰いながら、自分のサーヴァントとの会話を続ける少女に、弓兵は返事を返した。
    「そうですね。私としても、その方がありがたい。私も、こういった魔術に詳しい訳ではありませんから、お互いに助け合って行きましょう。ね、誉さん?」
    「うん。よろしくな!そういえば、なんでアタシの名前……」
    不思議そうに呟く彼女に、カリストーは返答した。
    「確かに。その質問は尤もです。ええと、まずはその疑問への回答から始めましょうか。その後はお互いの方針ですとか、聖杯に託す願望についてなどの摺り合わせという流れで良いでしょうか?」
    『あー、ソレなんだけどナ、誉。おれが教えたんだ。同ジ陣営として、まずは自己紹介をしよーカナって思っちゃっテ。ホラ、オレは誉の王子様だけど、普通だと変な存在ダロ?だから、オレは「誉の使い魔のラニカだー」って言っちまった、っつー訳ダ。先走って悪ィ』
    カリストーと誉の会話を遮るように、使い魔であるラニカが言葉を発した。そのおずおずと、若干不安げな雰囲気を纏って現状の理由を伝えた従者を、降霊術師が責める事は無い。
    「いやいや、こんなの、怒る事じゃないよ。むしろ、アタシがコミュニケーションできない間に親睦を深めてくれてるってのは別に問題じゃないよ。寧ろ、アタシ以外の同陣営のメンバーが仲良くしてくれてるのは良い事だ。だろ?アーチャー」
    「そうですね。誉さん。同じく”願望を果たす為に協力する群れ”として、チームワークというのは大事です。とても大事です。そうですよね、リーダー?」

  • 434◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:25:01ID:g3NjkzNjk(30/61)NG報告

    >>433
    自分とは違う間柄を築いている二人を、微笑ましそうに見る弓兵。そのまま、彼女たちが抱える願望についての問答へと移っていった。
    「ところで、誉?貴方の望みはなんでしょう。貴方は、何を願ってこの”サバイバル”に参加したのでしょうか?私は……『息子であるアルカスと、親子としての会話がしたい』というのが理由です。やっぱり、諦め切れないモノですから」
    「そっか。そうだよな。家族を大事にしたいっていうのは、アタシも共感出来る。アタシはさ。『この聖杯戦争に参加している兄ちゃんを、この聖杯戦争から穏便に離脱させたい』ってのが理由だ。だから、聖杯そのものに対しての望みは……」
    逡巡するような口調で、自分の望みを己のサーヴァントに伝える朽崎誉。困ったように、しかし辛そうな表情で言葉を濁す彼女。”自分は聖杯戦争に参加したい動機は無い”という趣旨の発言に対して怪訝な顔で疑問符を浮かべた弓兵に、彼女は自らが抱える事情をポツリポツリと語り出した。「自分の兄もまた魔術師であり、マスターである事」。「妹である自分や、周囲に対しては親愛を示すが、間違い無く危険人物である事」、そして「自分はそんな兄を大事に思っており、兄が問題を起こす前に聖杯戦争から排除したい」という事などをつらつらと語り出す。そららの情報を統合したカリストーは「ふむ」と得心したように頷いた。
    「把握しました。誉はお兄様を”安全”な状態にしたい、というのが望みという訳ですか……。では、話は簡単では?貴方はヘラ様では無いし、お兄様はゼウス様ではありません。ならば、寝込みを襲い、足や腕の腱を断ち切ってしまえばいいでしょう?……がお~」
    きょとん、と。まるで「1+1は2だろう?」とでも言うかのように、小首を傾げて問い返すカリストー。その提案をした後、「しまった」とでも言うように、数瞬だけ虚空を見つめて茶化すように軽く吠えた。その物騒な意見に虚を付かれた降霊術師の少女は、数ミリ程度の驚愕をその顔に浮かべた。
    「あー、うーん。成程……。兄貴を聖杯戦争から離脱させるんじゃなくて……。そもそも変な事やらかさないように無力化しちゃえば良い、と」
    カリストーの言葉を受け、顎に手を当てて考え込む少女。発言を失敗したか……、と自分の性を悔やむ野生児だが、ベッドの上で布団を見詰める彼女が告げた二の句は、彼女にとっては驚くべき事だった。

  • 435◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:25:28ID:g3NjkzNjk(31/61)NG報告

    >>434
    「アリだな。そっか、そうすりゃ兄貴は絶対妙な事しないし……兄ちゃんはアタシが居ないと何にもできない状態になる訳だろ?食事とか、お風呂とか。アタシが世話して上げて、ずっと一緒に居られる!!うん、それはいい案だな、アーチャー。目から鱗が落ちたような気分だ、うん」
    今度は弓兵が困惑する番だった。まさか己に染み付いた野生を肯定してくれる人物と同じ”群れ”として過ごせるのが意外だったからである。そんな彼女の驚愕を余所に、朽崎誉は納得したような顔を崩して笑う。
    「ハハ、まぁでも、それは最後の手段だな。割とアリな判断ではあるけど、やっぱり兄貴に怪我をさせるのは避けたい気持ちはある」
    「道理ですね。私としても、貴方のような子供に、そのような手段を積極的に採って欲しい訳ではありませんから」
    『オレは別に、それでもいーと思うけど。あんなロクデナシ。家の中で要介護野郎になっちまうべきダッテ!』
    文句をいうラニカを宥めつつ、誉はカリストーが差し出していた手を改めて握り返す。ここに、聖杯戦争の主催を狩る事を目的とした”群れ”の契約が完了した。
    「『それじゃあ、よろしく』」

  • 436◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:26:11ID:g3NjkzNjk(32/61)NG報告

    >>435
    ◆◆◆


    「ゴホッ、ゴホ……ッ。お前……、こんなに魔力消費の激しいサーヴァントだったのか。いや、まぁ。当然か……。主たる神に反逆したり、地獄の権力者やってる大悪魔、だもんな……。お前は単独行動スキル持ってるっぽいけど、それでもこの負担。納得といえば納得」
    「あぁ、その件ですか。確かに己(おのれ)は単独行動スキルを保持していますし、己の魔力消費が軽いモノではない、というのもその通りですが……汝(なんじ)様の体調不良は、己が全ての起因という訳ではありませんよ?クフフ……ッ」
    洞窟内部での召喚儀式が終わった後、死霊魔術使いと魔王の主従は下山していた。急激な魔力の欠乏によって歩くのが覚束なくなった朽崎遥に、サタンがその肩を貸す形で歩いている。咳き込むと同時に発されたマスターの言葉に、魔王は否定の意を示した。その返答に、朽崎遥は愕然とする。
    「お前、どういう事だ!?俺の負荷は、お前が理由じゃない、ってのは。つー事は、なにか?アンタは、召喚者たる僕に忠誠を誓っていない、とでもっ!?」

  • 437◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:26:18ID:g3NjkzNjk(33/61)NG報告

    >>436
    ビタリ!と。少なくない苛立ちを示したマスターに、プリテンダーは傷跡の目立つ掌、その指先に生えた鋭利な爪をネクロマンサーの瞳の前に突き立てた。
    「勘違いなさっているようですが。己は魔王ですよ?汝様が己の全てを差配できる、などとは思い上がらないように。確かに己は汝様の従僕であり汝様の指示に従って敵を穿つ剣でありますが。……同時に、汝様の前に立ち塞がる”試練”であり、汝様が乗り越えるべき毒の盃でもあります。その点、どうかお忘れなきように。そうそう、今も陛下はキツそうですが、これからもソレが軽くなる、なんて事態にはならないでしょう。なので、心の準備をしておくべきですねぇ、フフッ」
    意地悪そうに嗤う魔王の瞳に映る喜色は、紛れもなく悪魔的な美貌そのものだった。死霊魔術使いは歯を噛み締め、覚悟を決める。どうやら、自分はかなりのジョーカーを引いてしまったらしい。
    (ま、強さと引き換えなら、悪くは無い、と考えるべきかなぁ。どっちにしろ、サーヴァントなんて強大な使い魔、魔術使い風情が御しきれるモンじゃない、か)
    「です、が。”ノーヒント”というのも、不親切ですねぇ?では、答えに繋がる欠片程の助言は零しておきましょうか。汝様の魔力消耗。それは、己(おのれ)が理由ではありません。……そう!貴方様に問題があるのです。……ねぇ、遥様?クフフッ。えぇ、己は傍観者である、という訳です。汝様の前に聳える試練に喝采を、汝様の命に祝福を。応援していますよ、陛下?」

  • 438◆B8D4AQBhU22026/01/03(Sat) 23:26:49ID:g3NjkzNjk(34/61)NG報告

    以上です。感想募集。

  • 439名無し2026/01/06(Tue) 22:52:18ID:M5MTYzNDg(10/34)NG報告

    >>438
    とうとうこの兄妹もサーヴァント召喚しましたかー
    兄の方は地獄の大魔王、妹の方はギリシャ神話の女狩人

    はたしてどう転ぶ事やら

  • 440◆B8D4AQBhU22026/01/09(Fri) 22:03:05ID:g1NDM1MDc(35/61)NG報告

    感想やらが来て一安心!色々あって返信は遅れた、すまない。
    >>439
    とうとう召喚しましたとも!でもこの2陣営って、どっちも仲間に対して何かしら隠し事してるんですよねー。
    クッチーの激重魔力消費の理由を知ってるサタンが解りやすいですが、クッチーとカリストーはそれぞれ誉に隠しておきたい情報を持ってたりします。


    フハハハハハそしてルナティックにもちょびっと出演するWASPメンバーな伊織と椿のプロフィールブラッシュアップもほぼほぼ完了したどー!設定的な情報量が桁違いになったのだ!
    この調子で聖杯大会運営まとめwiki移植用の諸々を詰める&移植をチマチマでもいいから進めて今年中にはFC2wiki→SeeSaawikiへの移動を完了させたいですねー

  • 441◆B8D4AQBhU22026/01/10(Sat) 22:29:56ID:UxNzI1MzA(36/61)NG報告

    つーわけで伊織さんの改訂版プロフィールを投稿するぞ!あしたは椿さんかなぁ

    【氏名】裂月・C・ダークローズ・伊織
    【性別】女性
    【年齢】20歳程度
    【出身】イタリア
    【身長・体重】172cm・79kg
    【肌色】白色人種【髪色】緑【瞳色】赤
    【スリーサイズ】//
    【外見・容姿】
    ・雰囲気はクールっぽいが、同時にだらしない印象もある女性
    【令呪の位置】
    左の太股
    【属性】秩序・悪
    【魔術系統】呪術の変種
    【魔術属性】水
    【魔術特性】呪詛、伸縮
    【魔術回路】質:C 量:C 編成:正常
    【起源】虚空
    【所属】「施設」→”WASP”

  • 442◆B8D4AQBhU22026/01/10(Sat) 22:30:13ID:UxNzI1MzA(37/61)NG報告

    >>441
    【礼装・装備など】
    ・”武装”「死滅六道」
    鬼が持つような金棒を連想させる釘バット。通常?のモノとは違い、全てが金属で出来ている完全一体型。えげつないレベルの超重量であるが、伊織は軽々と扱い、敵対者をボコボコにする。基本的には近接戦の補助用装備。閉所などだと扱い難い場合もある。
    ・”魔術礼装”「ラプラスの眼」:両目に埋め込まれた戦闘用魔術式義眼。演算により、所持者に1秒を最大2000秒(普段は抑えている)に感じさせるなどの複数の機能を持ち、多数のセンサー類で視覚情報をアシストする。
    ・”魔術義体”「アグニ」
    両足の戦闘用義足。装着者は内蔵されたカートリッジ(計20発)の炸裂による超人的攻撃力及び高速機動能力を獲得する。
    【外見・容姿の詳細など】
    テキトーにカットした緑の長髪や赤い瞳と鋭い犬歯が目を引くクールっぽい雰囲気の美女。浅葱色のキャミソールと黒い和服を赤い帯で締め、首元には鈴のチョーカーを巻いている。狐の面と、歯が高めの黒下駄も特徴的。
    服のサイズが全体的に小さめなので、下着が結構露出しているなど、全体の印象としては結構煽情的。

  • 443◆B8D4AQBhU22026/01/10(Sat) 22:31:38ID:UxNzI1MzA(38/61)NG報告

    >>442
    【魔術】
    穢液呪法:呪術の一種。
    ・血液、唾液、涙など、体液は呪術の媒介・生命力の象徴として扱われた歴史が存在し、それを利用した魔術。生命体の体液に呪詛を込め、自由自在に操作する術式。
    言ってしまえば術者の血液を液体金属状の魔術礼装とするような戦闘用魔術で、攻守と体内操作などを両立する万能性を持っているが、行使者には失血死といった血液関連のリスクが付き纏う。その為、伊織は対策として特製の造血ガムをよく噛んでいる。
    様々な機能を発揮できる魔術ではあるが、伊織が戦闘で行使する際は基本的に3パターンの技に限定している。彼女は技の名称を華の名前にしているが、稀に検体時代の呼称をしてしまう事もある。

    ・「柊」:血液の鎧/(検体自体の名称は「マギカ:A」)
    体表に巡らせた血液を硬化し、頑強な鎧を構築する。場合によっては棘状の刃を追加する事も可能。基本的には防御用の術。
    ”柊”の花言葉は『用心深さ』と『保護』。戦闘部隊の前衛、”盾”として動きがちだが、本質的には小心者な彼女の守りの側面。

    ・「牡丹」:遠距離・広域攻撃/(検体自体の名称は「マギカ:B」)
    圧縮した血液を放出する攻撃技。空中に待機させたり、握り込んだ血液の塊を解放し、射出する。その性質はビームだったり散弾だったりする。ロングレンジ攻撃に用いられる。
    ”牡丹”の花言葉は『王者の風格』や『誠実』など。自分の機能を誇示しつつ、他者を始末するなら「自滅を誘うのでは無く、己の手を汚すべき」と考える彼女の弾丸。

    ・「睡蓮」:内面操作/(検体自体の名称は「マギカ:C」)
    血中成分や脈動の操作、あるいは呪詛によって身体能力を強化したり、敵対者に変調を起こしたりする。更には自己暗示による痛覚遮断も可能。また、成功率は低いが、負傷者の裂傷などに作用し、縫合したりする事も出来る。
    ”睡蓮”の花言葉は『滅亡』や『清純な心』。戦闘において様々な影響をもたらすサポート技。自分や他人を破壊する前段階であり、麻薬のような術式。伊織はこの術式をまず行使する。彼女の精神を”人間”から”戦士”に切り替えるスイッチ。伊織は戦闘時以外にも、この能力でラリっている場面が度々目撃されている(現行犯逮捕された事はない)

  • 444◆B8D4AQBhU22026/01/10(Sat) 22:32:03ID:UxNzI1MzA(39/61)NG報告

    >>443
    【人物像】
    イメージカラー:深緑
    特技:土下座・ギャンブル
    好きなもの:ソシャゲの課金、恋バナ色々、お酒
    苦手なもの:強制命令、閉所、コンテンツの終了
    天敵:冷酷な人間
    願い:仲間の平穏
    【一人称】伊織さん、私 【二人称】アナタ、呼び捨て 【三人称】○○さん、ちゃん、など
    台詞例
    【来歴】
    「施設」第一期生。そして「WASP」戦闘部隊のリーダー格の1人(威厳は無い)。「施設」時代には所属の魔術師に首輪をつけられて、始末部隊として行動していた。
    現在でもその過去は引き摺っており、様々な悪事に加担していた自分に対する嫌悪感は強め。

  • 445◆B8D4AQBhU22026/01/10(Sat) 22:32:17ID:UxNzI1MzA(40/61)NG報告

    >>444
    【性格】
    周囲を振り回すちゃらんぽらんな守銭奴。ズボラで面倒くさがり屋……という自分の”外面”を意識し、強調した振舞いをしている節もある。
    結構人懐っこめだが、戦闘においては容赦無く対象を殲滅する。好む依頼はバトル系が多めで、細かい作業は趣味ではない。
    戦闘では頼りになる反面、事務仕事では全く役に立たない。基本的には理論派ではなく行動派で、頭脳労働が苦手。結果、仕事の書類を使った紙飛行機や折り紙で遊んだり、サインのミスが頻発して最後には寝るなど、怠慢が目立つ。勿論怒られる訳だが、その場合は土下座と”泣き落とし”で何とかやり過ごす。
    結構自罰的で、『悪人』として自分を認識している。その為責められたりすると割と安心する歪んだマゾ気質という精神的な欠点を抱えている。自己評価が低い為、自分の事は度外視しがちで、掃除や治療などは自分を後回しにしがちなので、自室が割と殺風景で、彼女の認識はほぼ”寝るだけの場所”。彼女の私物や娯楽類はWASP保有の船の中にほっぽってある(例えば思い出の写真を纏めたアルバムなどは資料室の片隅に収納している、といった感じ)が、同時に自室で寝る事もあんま無く。人の喧騒が聞こえる広い場所で寝る方が好き。
    ヘラヘラとした陽気さで隠しているが、彼女の性根はどちらかといえば臆病者。自称が「悪人」だとか「ダメ人間」であるとするのは、自分の過去によって己を”善”の立ち位置に置く事をが許せないから。しかし同時に冷徹な「人間兵器」に戻る事の恐怖がかなり強い為、『人間』ではいたいとする気持ちの表れである。
    私物が散らかって居たり、ソシャゲの課金をガッツリするのはそういった過去への伊織なりの反抗。”施設”の清潔で無機質な真っ白な屋内の見た目や、「管理されている個人」であるゲーム内キャラクターを強くしたり、お洒落をさせる事で”完璧な幸福”を得る事が出来なかった(これから得られるかも不安)な自分たち検体の将来に対する代替手段のようなモノである(あまり本人に自覚はない)

  • 446◆B8D4AQBhU22026/01/10(Sat) 22:33:01ID:UxNzI1MzA(41/61)NG報告

    >>445
    【行動規範・行動方針】
    概ね『善』であろうとするが、過去の”穢れ”によってそうなりきれないという認識でもあり、明確な『悪』に対しては結構苛烈な対応をしがちな時もある(善悪評価の判断を保留する事はある)。
    『善人』であるとした相手には(彼女基準で)割と寛大。また、WASPの身内にも(分かりにくい時もあるが)かなり献身的であろうとする。が、同時に甘えてもいるので、私生活はグータラになりがち。
    椿・スノウハミングに好意を寄せているが、報われるべきではない(が、報われたい)と思っている

    【参戦理由】
    依頼を受ける、または巻き込まれるなど

    以上です。よければ感想欲しいなぁ、と。

  • 447あやか◆8UqAuWjxP.2026/01/10(Sat) 22:53:34ID:M5MDAwNDA(1/1)NG報告

    >>446
    いやぁ、ビオランテなら迷うことなく善人判定しますわこの人…。
    ふっつーに仲いいのもあるし。

  • 448◆B8D4AQBhU22026/01/10(Sat) 22:58:24ID:UxNzI1MzA(42/61)NG報告

    >>447
    まぁ客観的な意見な兎も角ね。トラウマ的な部分はどーしよーもないから。
    ここら辺は伊織さんとクッチーの精神構造が割と似てるんだよなぁ……客観的な善悪評価は真逆でしょうが

  • 449火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/01/10(Sat) 23:30:58ID:AwMjMzODA(11/34)NG報告

    >>446
    自由奔放なようでいて結構お労しい所も抱えているお人…
    何というか、下手に内面をつつかれるとかなり危うい事になりそうな予感がしますな

  • 450◆B8D4AQBhU22026/01/11(Sun) 00:21:06ID:E4MDE1NTM(43/61)NG報告

    >>449
    そうですね。余裕ぶってるけど過去の所業やらに関して精神つつかれたら多分早い段階でメンタルが酷い事になるタイプかと。戦闘能力は強いんですけどね。

  • 451◆B8D4AQBhU22026/01/11(Sun) 19:04:46ID:E4MDE1NTM(44/61)NG報告

    さてじゃあ椿さんのプロフィールを投稿するか。

    「クールに、慎重に、そして入念に。それが私の方針です。かつては感情のままに突ッ走ッた事もありましたが」
    「私が体を隠す理由ですか?それは簡単。過去にバカをやらかした結果である傷痕が醜ゐから、ですかね。まァそれだけでもなゐですが」
    【氏名】椿・スノウハミング
    【性別】男性
    【年齢】21歳前後
    【出身】ドイツ
    【身長・体重】
    250(紙袋含む。肉体のみの身長は198)cm・97kg
    【肌色】白色人種【髪色】黒【瞳色】紺色
    【外見・容姿】方向性が迷子なファッションで、全身どころか素顔すらを隠して生活している、長身の男性。
    【令呪の位置】うなじ

    【属性】秩序・中庸
    【魔術系統】電気魔術(変質)
    【魔術属性】火・風
    【魔術特性】変化(磁力)
    【魔術回路】質:B++ 量:C 編成:異常(エンチャントに特化)
    【起源】遠景

  • 452◆B8D4AQBhU22026/01/11(Sun) 19:05:00ID:E4MDE1NTM(45/61)NG報告

    >>451
    【所属】「施設」→”WASP”
    【魔術・特殊技能・特性など】
    ・磁気魔術(変質)
    椿・スノウハミングの本来の魔術は電気魔術である。原始電池などの流れを汲む身体活性(肉体強化や治癒)を行えたが、”施設”研究者による改造で変質。電力から発展した、磁力を扱う魔術を行使するようになった。その影響で磁力に対してはかなりの適性を持つようになたが、反面その他の魔術には強いマイナス補正がかかる。
    磁気魔術は応用性が高いが、難点としてスマホなどの電子機器を所持していると高確率で壊れる。
    ”基礎術式”
    ・属性付与(エンチャント)
    本来は物に属性を付与するだけのありふれた魔術だが、前述の磁力の力により磁力を付与した物同士を引き合わせたり反発させたり出来る。特に“弾丸”に対して付与するのが得意。
    ・磁弾装填(バレットエンチャント)
    弾丸に対しての磁力付与。磁力の弾丸は弾丸そのものの威力よりも『被弾したものに磁力を付与する』という効果の方がメイン。主に弾丸や直接触れた相手に磁力を付与した後、魔術効果で妨害や弾丸の必中化を実現する。

  • 453◆B8D4AQBhU22026/01/11(Sun) 19:05:17ID:E4MDE1NTM(46/61)NG報告

    >>452
    【礼装・装備など】
    ・椿は両腕が義手となっている。
    ”右腕”超電磁射撃義手『ヌンキ(旧名:マスティグ)』
    ・「攻撃」に特化した右腕。前腕部が超電磁加速(レールガン)用の銃身(バレル)に変形する。威力と速度に秀でるが、射撃の際は神経などに負荷がかかり、その影響によって幻肢痛などの症状が発生するのが欠点。『スワロキン』を連結・ドッキングをする事で、そういった反動や射撃のブレを抑える事は可能。
    ”左腕”磁力万能義手『スワロキン(旧名:ネフィラ)』
    「防衛」の為の左腕。内部に数百~数千の微細なビットを多数収納している。展開・拡散する事で魔術行使の前準備を行う。
    主な活用法としてはステルス隠密や探知レーダー、防御など。これらのビットは『ヌンキ』の弾丸でもある。
    ・ナイフ類:何の変哲もない刃物。近接戦闘用。ポケット内部に色々な種類・形状のモノを揃えて収納している
    【外見・容姿の詳細など】
    ワインレッドの改造燕尾服に裾細の軍用ズボンを着用した、長身瘦躯の男性。燕尾服やズボンの至る所にポケットが付属しており、宛らドラえもんの四次元ポケットの如く色々なモノを収納している。
    燕尾服と軍用ズボンという妙な出で立ちだが、彼をより目立たせているのがその頭部。戦闘などが関係しない日常生活では笑顔や泣き顔を表面に印刷した紙袋を縦に3つ重ねて被り、戦闘時は顔全体を覆うタイプの古風なガスマスクを着用して行動しているので、雑踏の中に居てもその長身と異様な恰好で滅茶苦茶に目立つ。

  • 454◆B8D4AQBhU22026/01/11(Sun) 19:05:42ID:E4MDE1NTM(47/61)NG報告

    >>453
    【人物像】
    イメージカラー:真紅
    特技:戦闘技術全般、カクテル作り、
    好きなもの:芋類や果実などの皮むき、映画鑑賞、筋トレ
    苦手なもの:雨、焼き魚の骨、手を直接使うタイプの食事
    天敵:高圧的な人間(非常にムカつく)
    願い:伊織の平穏

    【一人称】私【二人称】貴方、○○さん、名前の呼び捨て 【三人称】○○さん、名前の呼び捨て


    【来歴】
    「施設」第一期生。現在はWASP戦闘班のまとめ役であり、若干の苦労人気質(周りがフリーダムな為)。周囲が困っていると積極的にサポートに回るタイプだが、これは彼の過去に原因がある。伊織を助けようと周囲のメンバーを切り捨てて、二人きりの「施設」逃亡を図った事があり、その行為に後ろめたさがあるから。

  • 455◆B8D4AQBhU22026/01/11(Sun) 19:06:08ID:E4MDE1NTM(48/61)NG報告

    >>454
    【性格】
    周囲に振り回されがちな苦労人、ではあるが、割と我も強い世話焼き気質の青年。温厚かつクールな、サポート係または裏方気質。
    堅実さと平穏を重視し、騒動は苦手寄りではあるが、荒事が不得手な訳ではなく、寧ろ友人知人間で大規模かつ重度なトラブルが起こると喧嘩両成敗理論で全方位を制圧してから経緯を聞いたり仲裁をするタイプで、普通に喧嘩も強い。
    もっとも、軽い口論程度ならば普通のアドバイスなどに留まるなど、暴力行使の優先順位は低く、基本的には宥めて賺して喧騒を治める委員長タイプ。
    じゃあ個性派揃いのWASPでまともかといえば別に全部がそうという訳ではなく、彼もまた変人ではある。その主な理由は日常生活では自分の性格をチューニングしているという点がそれにあたる。
    普段の生活で素顔を隠している3つの紙袋には表面にはデフォルメされた笑顔、泣き顔、怒り顔などがプリントされており、それらの組み合わせによって若干振る舞いの癖が変化する。怒り顔が下段なら苛つきが態度に出やすくなり、泣き顔が下段なら涙もろくなる。とかそんな感じ。現時点では顔のバリエーションは10パターンぐらいあり、彼本来の気分で毎日組み合わせが変わる。

  • 456◆B8D4AQBhU22026/01/11(Sun) 19:06:15ID:E4MDE1NTM(49/61)NG報告

    >>455
    どうしてそんな事をしているかというと、「過去に自分のエゴによって周囲を傷つけた私は、あまり自分本来の感情をそのまま表現すべきではない」という信条がある為。椿は「施設」所属の際に他の検体を見捨て、伊織と二人っきりの逃避行を敢行した事があるから。しかしその結果は無惨にも失敗。椿は両腕を、伊織は両足を”見せしめ”として切断されてしまった(なので二人は現在、それぞれ腕と足を戦闘用義体を装着している)
    ”主犯”である椿は伊織とは別に罰として過酷な拷問を受け、火傷に切り傷、毒による腐食や片目の失明など、身体中に悲惨な古傷がいまだに残留しており、困ったようが笑顔が似合う端正な美貌も多少痛ましい状況になっている。
    しかし椿本人はそれらの後遺症を「”伊織の為”という理由で同じ境遇の仲間を切り捨てたツケ」として達観しており、また治療も拒否している(メディカルチェックそのものは受診している)。体表だけでなく内部の機能不全もそれなりに残存しており、顕著なのは声帯。単純な喉頭外傷の他にも反回神経麻痺や心因性失声症が深刻で、稀に発声が妙な事になったり、上手く喋れなくなったりすることがある(具体的には「ぁ」が「ァ」、「い」が「ゐ」に、「え」が「ゑ」になるなど)
    頻度は低いが、『ヌンキ』使用外のタイミングでも幻肢痛が発生することがある。コレは(同じく欠損者である)伊織も同様の筈だが、彼女は幻肢痛の申告をしていない。その理由はなぜかといえば、椿が『スワロキン』内のビットによって常時彼女の幻肢痛を抑える対応をしているから。
    なので彼は『スワロキン』の整備には『ヌンキ』の倍以上の時間をかける。これは伊織を守るためであり、『スワロキン』を装着している左腕は伊織との逃避行の際、彼女の掌をずっと握っていた方の手でもあるからである。

  • 457◆B8D4AQBhU22026/01/11(Sun) 19:07:10ID:E4MDE1NTM(50/61)NG報告

    >>456
    【行動規範・行動方針】
    基本方針はWASPの安全。その中でも、特に裂月・C・ダークローズ・伊織の安心を非常に重視している。”冷静沈着、損得勘定と理詰めで動く”を旨としているが、WASPのピンチには不利な状況や罠の予測があっても助けに向かう仲間想いな一面もある。
    特に伊織が危険になるとブレーキが吹っ飛び、逆に周囲に止められるの事態が常。

    【参戦理由】
    依頼を受ける、または巻き込まれるなど



    以上!感想よろしく!………明日はフリー枠なNTR竿役おにいさんを投稿する予定である

  • 458黒鹿ファン2026/01/11(Sun) 23:06:00ID:I1NDc0MjQ(117/275)NG報告

    毎日ちゃんと書く生活を十日ほどやってみたところ思考・行動がどんどん特化していってて調子が良すぎる。こんな暮らしを続けてたら人間ではなくなってしまいそう
    ならばと気分転換にヤンデレへ対する意識調査などをしてみたんですよ
    すると「お前はヤンデレに向きすぎてるから気をつけたほうがいい(意訳)」と言われまして

    私って…ヤンデレだったんですか…?

  • 459◆B8D4AQBhU22026/01/11(Sun) 23:29:10ID:E4MDE1NTM(51/61)NG報告

    >>458
    >私って…ヤンデレだったんですか…?
    少なくとも会話してる印象としてはそんなイメージはないですかね。

    ……ちなみに自分は多分メンヘラ

  • 460黒鹿ファン2026/01/12(Mon) 09:19:00ID:czNjQ2MDg(118/275)NG報告

    >>459
    ですよねぇ、私もそんな自覚まるで無いのですよ
    でも自覚なきヤンデレって不幸ルート一直線っぽいじゃないですか
    自分の中にそんな自分も知らない怪物がいると思うと…………それはちょっとワクワクしてきたな…!

  • 461レージュ2026/01/12(Mon) 13:39:14ID:g0MTQ3Njg(49/83)NG報告

    >>458
    >>460
    えぇ、ええ。自分が知らない自分の中の怪物、実に良いですね(ニコッ)

  • 462黒鹿ファン2026/01/12(Mon) 14:18:58ID:czNjQ2MDg(119/275)NG報告

    >>461
    (なんか手招きしてるように見える…)

    レージュさんにも私はヤンデレいけるみたいなこと言ってくれてましたが…それも「素質あるよ」的視点でのことだったり…?

  • 463◆B8D4AQBhU22026/01/12(Mon) 14:21:37ID:g0MzA1NzY(52/61)NG報告

    >>461
    実生活に不調を与えてくるっつーか、ガチ目に心身を蝕む系の怪物なんだよな私の場合……。

  • 464レージュ2026/01/12(Mon) 14:45:20ID:g0MTQ3Njg(50/83)NG報告

    >>462
    ハハハ、嫌だなあ、まさかそんなァ……

    >>463
    あまり詳しくは無いのでアドバイスにならないと思いますが、私生活に悪影響が出て困るレベルならば専門の所へ行ったりするのも良いのではないでしょうか……?

  • 465◆B8D4AQBhU22026/01/12(Mon) 14:50:24ID:g0MzA1NzY(53/61)NG報告

    >>464
    あぁ大丈夫、今は回復したから。
    年始年末の時のルナティック最新話に対して「感想こねぇ~ッ!!」→「感想来たぁ……」の落差で若干メンタル決壊した程度。
    つまりは(仕事上のちょっとしたミス+年始年末での肉体的鈍りあたりも加えた)トリプ……クワトロパンチか?でKOされただけなので、あんまり心配しないでいいぞ!!

  • 466レージュ2026/01/12(Mon) 20:17:49ID:MyMjMyMzI(1/1)NG報告

    ちなみに今なんか流行ってる「ラブタイプ診断」なるものをしてみたら「溺愛系恋愛モンスター」なるタイプになりました

    オデ……ニンゲン……アイシタイ……ダケナノニ……ウゥッ

    みたいなやべーやつかなぁ(白目)

  • 467火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/01/12(Mon) 20:58:52ID:gwNzY4OTY(12/34)NG報告

    >>457
    重い……色々な意味でこの人重い……
    ほんとにWASP関係者は過去が過去だけにプロフィール内容も一際重苦しいですね

  • 468◆B8D4AQBhU22026/01/12(Mon) 21:05:53ID:g0MzA1NzY(54/61)NG報告

    >>467
    他のWASPメンバーは曲がりなりにも前向いてそうな中、椿さんだけは後ろ(過去)向きってのがコンセプトになるんかなぁ、とかブラッシュアップしてて思った。
    この調子で(まだまだ先だけど)ソラやタゲリアさんも重ッ苦しくしていきたいモノですねぇ
    流石に優先度はルナティックの方ですが。

  • 469◆B8D4AQBhU22026/01/12(Mon) 21:07:55ID:g0MzA1NzY(55/61)NG報告

    んで最近のブラッシュアップアップムーブなりの副産物として発生したキャラクターも投下してしまおう!!この人はまぁ……、完全フリーに使っていいですよなNPC枠ですね

    フリー枠なNTR竿役おにいさん……NTRというよりはKTRになるんかなぁ

  • 470◆B8D4AQBhU22026/01/12(Mon) 21:09:17ID:g0MzA1NzY(56/61)NG報告

    「ク/ズ肉が……俺の邪魔をするな」
    「……早くしろ。腹が減って死にそうだ」
    「俺を満足させる料理(結果)を持ってこいッ!!!」
    「もっと肉(敵)を狩ってこい!!魚に羊、サラダも用意しろ。あぁ~あぁあッ!デザートも忘れるなァ!」

    【氏名】王 龍牙(ワン・ロンヤ / Wang Longya)
    【性別】男性
    【年齢】26歳
    【出身】香港
    【身長・体重】182cm・63kg
    【肌色】病的な蒼白 
    【髪色】黒(艶がなく、乱れている) 
    【瞳色】暗い茶色(常に飢餓感で血走っている)
    【スリーサイズ】//
    【外見・容姿】 高級なイタリア製スーツを着崩し、一見するとモデルのように整った顔立ちをしているが、その頬は不健康にこけ、眼窩は窪んでいる。 左腕には常に魔術的な点滴『餓竜の点滴』が接続されており、移動時は部下に車椅子を押させるか、ソファに深く沈み込んでいることが多い。
    【令呪の位置】舌の表面(鮮やかな赤色が、味蕾を焼き切るように刻まれている)
    【属性】混沌・悪
    【魔術系統】大陸魔術(練丹術の亜種)、捕食魔術
    【魔術属性】地、火
    【魔術特性】吸収、破壊

  • 471◆B8D4AQBhU22026/01/12(Mon) 21:09:47ID:g0MzA1NzY(57/61)NG報告

    >>470
    【魔術回路】質:B 量:A+ 編成:接木・融合型
    かつて他者の回路や霊基を「捕食」して強引に自身へ繋げたため、ツギハギだらけで歪な編成をしている。容量は膨大だが、稼働させるたびに激痛と吐き気を伴う。
    【起源】『飢渇(きかつ)』
    【所属】香港マフィア『黒竜会(ヘイロンフイ)』
    【階位・称号・二つ名】若頭(ドラゴンヘッド)、暴食龍
    【魔術・特殊技能・特性など】
    『暴食魔術(グラトニー・アーツ)』
    他者の生命力(オド)や魔術構造物を「咀嚼」し、自身の魔力として嚥下する外法。 顎の力は物理的な硬度を無視し、概念的な守りさえも「食い破る」特性を持つ。
    『悪食:A』 有機・無機を問わず、あらゆるものをエネルギー源として摂取できるスキル。 ただし現在の彼は味覚と消化機能を喪失しているため、このスキルを使用することは「泥を啜る」ような苦痛を伴う。
    『黄金律(裏):B』 裏社会における財産形成能力。莫大な資金力を持つが、それを使っても自身の空腹を満たすことはできない。

  • 472◆B8D4AQBhU22026/01/12(Mon) 21:10:09ID:g0MzA1NzY(58/61)NG報告

    >>471
    【礼装・装備など】
    魔術礼装『餓竜の点滴(ドラゴンズ・ドリップ)』
    常に左腕に接続されている生命維持装置。 中身は過去に捕食した魔術師の血液や霊基を精製した「高純度魔力液」。彼はこれでギリギリの栄養と魔力を補給しているが、決して満腹感は得られない。
    【外見・容姿の詳細など】
    痩身躯。かつては鍛え上げられた肉体を持っていたが、現在は見る影もなく衰えている。 指先は常に微かに震えており(低血糖に近い症状)、苛立つと自身の爪を噛む癖がある。
    【人物像】
    かつては「暴食龍」と恐れられた健啖家にして武闘派のマフィア。 現在は呪いにより「味覚」と「消化能力」を奪われ、何を口にしても「乾いた砂の味」しかせず、固形物を摂取すると激しい拒絶反応(嘔吐)を起こす廃人寸前の亡霊。 失われた幸福(食)への執着だけで生きており、その精神構造は極めて神経質かつ暴力的。

  • 473◆B8D4AQBhU22026/01/12(Mon) 21:10:32ID:g0MzA1NzY(59/61)NG報告

    >>472
    イメージカラー:燻んだ赤、灰
    特技:組織運営、拷問(解体ショーに近い)
    好きなもの:極上のステーキ、フカヒレの姿煮などの美食(すべて過去形)
    苦手なもの:砂の味、点滴、同情、空腹
    天敵:美味そうに飯を食う人間、裏切り者
    願い:もう一度、温かい食事を「美味い」と感じて飲み込むこと。

    【一人称】俺(おれ) 【二人称】貴様、お前、テメェ、または料理名(「おい雑炊」「そこの肉」など) 【三人称】アイツ、あのゴ/ミ

    台詞例
    「……砂だ。どいつもこいつも、砂の味しかしねぇ」
    「サーヴァントなんてのはな、所詮は高級食材だ。俺の舌を満足させられねぇなら、ただの残飯だろうが」
    「食わせろ。……俺に、"生きている"という実感を、食わせろぉぉぉッ!!」
    「不味い。貴様の魔力は泥の味がする。……ッ、オェッ。……次だ、次の皿を持ってこい!」

  • 474◆B8D4AQBhU22026/01/12(Mon) 21:11:23ID:g0MzA1NzY(60/61)NG報告

    >>473
    【来歴】 香港のスラム街から成り上がり、敵対者を物理的・魔術的に「食らう」ことで組織の頂点に立った男。 3年前、信頼していた腹心の裏切りにより、食事に『五感剥奪の呪毒』を盛られる。 即座に裏切り者を殺/害し解毒を試みたが、呪いは彼の「味覚」と「消化器」のみを破壊して定着した。 以来、彼は生ける餓鬼となり、失われた感覚を取り戻すために聖杯戦争への参加を決めた。
    【性格】
    傲慢・短気・独裁的
    自身の欠損(食べられないこと)へのコンプレックスから、他者に対して攻撃的。 特に「食事」に関しては異常な執着を見せ、部下に豪華な食事を強要してはその感想を聞き出し、嫉妬で暴力を振るうというサディスティックな代償行為を繰り返している。
    【行動規範・行動方針】
    「俺を満たすか、俺の餌になるか」
    全ての行動原理は「食欲(あるいはその代替行為)」に基づいている。 聖杯戦争においても、敵マスターやサーヴァントを「食材」として品定めし、より美味そうな(魔力の高い)獲物を優先して狙う傾向がある。

  • 475◆B8D4AQBhU22026/01/12(Mon) 21:12:10ID:g0MzA1NzY(61/61)NG報告

    >>474
    【参戦理由】
    聖杯の奇跡によって、呪われた肉体を治療し、再び食事の喜びを取り戻すため。 世界征服や根源への到達には一切興味がなく、彼の望みは「"美味い"と言って死にたい」という一点に集約される。

    【サーヴァントへの態度】
    「道具」、あるいは「料理人」
    サーヴァントを「高魔力を含有した高級食材」あるいは「自分に食事を提供する係」として扱う。 敬意は一切払わず、自身の空腹感を満たせない場合は容赦なく罵倒し、令呪による自害(あるいは自食)すら命じかねない危うさを孕んでいる。 しかし深層心理では、自身の孤独と飢えを理解してくれる存在を求めており、もし彼の為に「食べられる料理(概念的なもの含む)」を提供するサーヴァントが現れれば、歪んだ依存関係に陥る可能性がある。


    なかなか面白い誕生・成立経緯の人です。こんなキャラは如何でしょうか?

  • 476黒鹿ファン2026/01/13(Tue) 14:47:45ID:g4OTEyOTA(1/1)NG報告

    お借りしたキャラとお借りしたキャラの会話シーンとかを書いてると自我が迷子になるぅ…
    我は汝…汝は我…解釈違いコワイ…

    >>466
    好きなものに向かって全力疾走…みたいな意味ならけっこうイメージ通りでしてよ?

    ついでに私もやってみたら「魅惑系隠れベイビー」などと出たんですが
    魅惑…?小悪魔感…?ミステリアス…?そんなわけなくないです???
    やっぱり診断系はキャラ心理になりきって遊ぶのがいい感じですわね。恋愛主軸のストックキャラで何パターンか試してみようかな…

  • 477ここのえ2026/01/13(Tue) 20:51:08ID:QwOTU3OTM(23/23)NG報告

    久しぶりに時間できたから感想書けそう────いや投下数多いな!?
    余談ですがシャクラ・ヴィシュヌヤシャスを『聖杯大会運営まとめwiki』に移行したので外部URL貼ってます(その影響でスキュレカリュー教室も更新されています)

    ここのえの持ちネタを全部投入するかの勢いだが「スキュレカリュー教室で編み出した結論・決着術式」を何も考えていなかったことに気付いてしまったので構築ミスった

    >>375
    習得秘話ですわね~屍搾呪でノルちゃんを作った人も気になるのですわ~
    やっぱ魔術を解体している時が、この手札があるからこの描写!感があっていいよね…いい…(略奪公はNG)
    >>403
    事実上のこたつデートやないけ~!?!?こいつらコタツしたんだ!!(画像略)
    >>438
    足や腕の腱を断ち切ってしまえばいい──で同意される兄。残当すぎる。(ヤンデレは見なかったことにした)
    >>475
    起源覚醒者っぽい感じの芸風で中華マフィアだと「暴」の勢いが強くて良き~

  • 478火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/01/13(Tue) 21:25:25ID:IxMDM2NTQ(13/34)NG報告

    >>475
    悪人ではあるけれど、どこか憐みの方が勝りそうなお人だ…
    生きる上で最大の楽しみとも言える『食』が実質封じられてるとか、自害を選んでもおかしくなさそうな有り様でしょうに

  • 479黒鹿ファン2026/01/14(Wed) 12:29:26ID:IwMzc1MTg(1/2)NG報告

    山星さん…山星さん…(エコー)
    シウン先生の憑き物って呪い主体の使い魔みたいなイメージでいたんですが合ってますでしょうか
    あと憑き物ってことならシウン先生から大きく離れられないみたいな制約もあったりするんでしょうか?

    >>477
    コタツデートからのドライブデート(悲鳴つき)ですとも!
    このあとコタツがぶっ壊れるまでコタツしましたぁ!

  • 480レージュ2026/01/14(Wed) 13:23:26ID:Q1OTgyNDY(51/83)NG報告

    >>476
    えへへバレテーラ……

    ほほぅ、魅惑で小悪魔感…ルナちゃんのことだな!!(集中線)

  • 481黒鹿ファン2026/01/14(Wed) 14:43:02ID:IwMzc1MTg(2/2)NG報告

    >>480
    HAHAHAそんなヴァカなと言いたいところだけど
    ルナ思考でやってみたところ「魅惑系主役体質」なんて出ちゃったのでちょっと言葉につまるぅ…

  • 482山星2026/01/15(Thu) 15:00:50ID:YxODUxNQ=(16/39)NG報告

    >>479
    wikiに載ってる六匹は使い魔じゃなくてもうほぼシウンの一部みたいなものでシウンの体としっかり融合してます
    それとは別に雑霊を使い魔のノリで使役したりはします

    後者は普通に遠隔で使役できますが前者はあんまり遠くには離れられません

  • 483黒鹿ファン2026/01/15(Thu) 18:35:55ID:AzMDA0OTA(1/1)NG報告

    >>482
    なるほどぉ……となるとメインの六匹が離れられるのはポケットWiFiくらいの感覚なんでしょうか
    それともさらにせまい…?ワンルーム感覚…?

  • 484山星2026/01/15(Thu) 21:33:10ID:YxODUxNQ=(17/39)NG報告

    >>483
    ポケットWi-Fiよりちょっと広いぐらいかもですね

  • 485黒鹿ファン2026/01/16(Fri) 08:02:13ID:kyMDM3OTI(1/1)NG報告

    >>484
    そのくらいだとバスケのコートの端から端までイケる……って感じでしょうか
    これは縦の長さというか、高さも同じくらいですか?

  • 486山星2026/01/16(Fri) 09:29:12ID:I5NDY3Ng=(18/39)NG報告

    >>485
    おそらくは

  • 487黒鹿ファン2026/01/16(Fri) 10:20:21ID:A2OTcxNzI(1/1)NG報告

    >>486
    かしこまり!ありがとうございます!
    そのくらいの感覚でちょっくら詰め直してまいりますわ!

  • 488◆B8D4AQBhU22026/01/17(Sat) 10:32:30ID:MzNzExMzA(1/14)NG報告

    >>477
    >足や腕の腱を断ち切ってしまえばいい──で同意される兄。残当すぎる。(ヤンデレは見なかったことにした)
    まぁクッチーは誉さんのヤンデレ発動も受け入れるから……。
    「流石にトイレとお風呂は自分でしたいから、せめて片手の腱は残しといてくれると嬉しいんだけど。えーっと……首輪に手錠、後は足枷か。必要だよね、買ってこようか?」
    とかは普通に言う。
    >>477
    >「暴」の勢いが強い
    ヴィクトルさんとは違うタイプの支配者系マスターです。あっちが覇王型だとすると、龍牙は暴君型。でも自分の部下はヴィクトルが市販の玩具を使い魔にしてて、龍牙が人間だろう、というのも面白い対比。


    >>478
    >『食』が実質封じられてる
    ですが……っ!なんと……っ!異聞帯(私のPC内SS)に限り……!特別に……っ!
    まぁココでは投稿できないんですがね、そのSS。多少設定変更も起こした感あるし、内容がちょっと問題多いだろう、あたりが理由で。
    あと実は龍牙さんは共作というかなんというかで、割と自分じゃなくて私執筆個人SS、「Fate/Requiem」キャラ提供者さんの協力も大きいのです、マジで(具体的には7割ぐらいか?)

  • 489黒鹿ファン2026/01/18(Sun) 15:20:30ID:YyNjc3MTI(120/275)NG報告

    諸事情でテンションがブチ上がっております
    ちょっと中納言さんが好きそうだなとかも思いました

    そんなわけで番外編の続きを投下ー!!!

  • 490黒鹿ファン2026/01/18(Sun) 15:20:44ID:YyNjc3MTI(121/275)NG報告

     side-セシボン・トゥー・ザ・パラチンタ

    「サプライズ、なぁ?」
    「す、すいません、今のうちに、人手がほしくて……」
    「いや謝ることでもないんだが」

     ヘルメのやつがまごまごしながら、うつむきがちな体勢で俺と会話を続ける。
     ……ンだが、たたでさえ身長差がある上にビクビクとか細い声で続けるからイマイチ聞き取りにくい。まぁアードゥルのやつの誕生日を祝うってとこまではなんとか聞き取れた。
     だがそこから先が進まん。

    「ですので、あの、あの、えぇっと、せ、先輩の……」
    「あーなんだヘルメ。すまんがもうちょっとデカい声で頼む」
    「う、っあ、せっ、先輩のっ! いつも使って……うぅ……」
    「おう、なんだ? いつも使って……なんだ? パラチンタか?」
    「───! は、はい! パラチンタです!」
    「ったく、それならそうと言え。腹減ってたんだな?」
    「ちがっ違います!」
    「あァ? なにが違う? パラチンタじゃないのか?」

  • 491黒鹿ファン2026/01/18(Sun) 15:21:17ID:YyNjc3MTI(122/275)NG報告

    >>490
    「パラ、チンタ……なんです、が……」
    「?? 食いたいんだろ? あーいや、誕生日って話だったか。じゃあバースデーパラチンタだな? そうなんだろ? ロウソクを立てたサプライズバースデーパラチンタ、これだろ?」
    「でも、なく、て……あぅぅ……」

     ああくそ、また声が聞き取れなくなってきた。
     結局なんなんだ? 俺に何をしてほしいんだ? サプライズだから黙ってろってんなら従うし、人手が足りないから力仕事をってんならまぁ手伝ってやってもいいが。だが中身もわからん内は生地で包むことも出来ん、パラチンタと同じだ。
     そう、パラチンタだ。パラチンタには反応したから間違っていないはずだ。
     改めてヘルメの藍色ぽんぽん頭を見下ろす。
     自分で食いたいって訳じゃなさそうなんだよな、バースデーパラチンタも正解ではなさそうだからこれは……そうか!

    「作ってみたいんだな!?」
    「へぅっ!?」

     びくりとヘルメの肩が跳ねた。今まで一番大きいリアクション。どうやらこれが正解みたいだな。

    「ははぁ、パラチンタ作りの弟子入りか。なるほど俺に頼むわけだ」
    「え、えっ? いや、そうじゃなく、て……」
    「なに任せてくれ。俺のパラチンタもまだ道半ばだが、ダチの誕生日を祝えるくらいのモンは伝えてやれるさ」

  • 492黒鹿ファン2026/01/18(Sun) 15:21:53ID:YyNjc3MTI(123/275)NG報告

    >>491
    「あの、あの……!」
    「おいおいセシボン、さすがに一方的すぎるだろう?」

     銀縁の眼鏡をきらりと光らせて歩み寄ってくるのはライカ・サオトメ。
     救世主にでも会ったかのように、表情が柔らかくさせたヘルメが小走りで駆け寄る。理不尽にひとり取り残された気がしてほなんだかさびしくなった。

    「んぁ? なんだよサオトメ。お前も一緒にパラチンタを、」
    「だからそういうところだって。一旦パラチンタから離れよう?」
    「……じゃあ、なんだ? パラチンタ以外で俺に用があるってか?」
    「あるから、話しかけたんじゃないか。どうだいヨモ?」
    「はっ……はいっあります。パラチンタ以外で、セシボン先輩にお願いが!」
    「お願いィ? なんだ?」

    「誕生日当日に、ルナちゃんを連行してきてほしいんです!」

    「っえー……?」
    「それは……送迎とかの言い間違いではなく、かな?」
    「連行で合ってます。ルナちゃんを捕まえて、絶対に逃げられないようにして、会場まで連れていってほしいんです」

  • 493黒鹿ファン2026/01/18(Sun) 15:22:30ID:YyNjc3MTI(124/275)NG報告

    >>492
     ヘルメのうつむきがちな顔が少しだけ上がる。その表情はマジだ。本気と書いてから読むような表情だ。らしくないジョークで笑いを取りに来たわけではないらしい。
     ……なのに連行なぁ。

    「なぁヨモ? 僕のイメージじゃ首に縄かけてルナを引っぱっていくような画なんだけど……」
    「それで、大丈夫ですっ」
    「そっかぁー……大丈夫かー……大丈夫じゃないほうがよかったなぁ」
    「そ、そのくらいじゃないと、ルナちゃんはどこへ行くかわからないので……」
    「まぁそうだね。目を離すとすぐにいなくなるような子では、あるけれど」
    「だから、セシボン先輩に連行してきてほしくて……」
    「オイ待て。じゃあ腕っぷしで選ばれたのか俺?」
    「戦闘力基準なら、うん、適任じゃないかな? この教室でなんでもアリの乱闘ならセシボンが一番だろう?」
    「セシボン先輩ならルナちゃんが逃げても勝てます……よね?」
    「あのなぁ……『殴る』と『捕まえる』じゃまるで違う仕事だぞ。軽く言うな」
    「む、難しそう……ですか?」
    「ンなこた言ってねぇ。ひとりじゃ手間ってだけだ」

     ああそうだ。手間だ。たった二本の腕で逃げようとするノラ猫を捕まえるなんざ、手間以外の何物でもない。
     だったら対策は単純だ。二本で手間なら、四本に増やして挟めばいい。

  • 494黒鹿ファン2026/01/18(Sun) 15:22:55ID:YyNjc3MTI(125/275)NG報告

    >>493
    「なあヘルメよ」
    「は、はい?」
    「この誕生日はサプライズでやるんだよな?」
    「そうですけど……」
    「ひとりくらいなら増やしてもいいか?」
    「へ?」
    「捕り物ってんなら俺より向いてるはずだ。クラッフのやつも混ぜていいか?」

     side-アクアステラ=リキッドクラウン

    「なんだか仲間外れにされてる気がする……!」

     なんの脈絡もなく銀髪の自称・王子であるエンデ・エルフィリーデ・リヒテンシュタインがつぶやいた。繰り返すが脈絡はない。こいつが勝手に謎電波を受信しただけだ。
     
    「というか、仲間外れにしているのはお前のほうだろ?」
    「ふゥん? ま、一理あるな?」

     目の前で俺の机をはさんで座っている男は考古学科に所属している。
     だがここは考古学科ではなく現代魔術科のエルメロイ教室だ。そして俺ことアクアステラ=リキッドクラウンもまたエルメロイ教室の所属になる。

  • 495黒鹿ファン2026/01/18(Sun) 15:23:16ID:YyNjc3MTI(126/275)NG報告

    >>494
     自分からホーム外に飛び込んでいるのはむしろエンデだ。同じ教室の仲間に『言えない話』とやらを持ってきたのもエンデのほうなのだ。どの口が仲間外れなどと言うのか。

    「だがそれも君の腕を見込んでのことだ、アクアステラ=リキッドクラウン。俺の計画、俺の秘策、俺の演出に、君のスライムがどうしても要る」
    「そりゃいいけどよ……改めて聞くが、やるのはバースデーパーティーなんだよな?」
    「情報漏洩を防ぐために主役は明かせんがね。ま、俺ではないとだけ言っておこう」
    「なのにやるのがこの"迷宮"かぁ?」
    「あぁ、俺からのプレゼントは"迷宮"だとも」

     エンデ考案の『言えない話』の全貌はあらかた聞いた。本気かよと思った。面白そうじゃねぇかと思った。つまりはノリノリだ。
     そして現場はあくまで考古学科の敷地内。我らがエルメロイ教室の名物講師にバレる可能性は限りなく低い。となればこれはもうやるっきゃない。名前もわからない生徒Xの誕生日を祝うのもやぶさかではない。

    「だが考古学科の結界もあるんじゃないか? 人除けのやつとか」
    「あるだろうな。下手に干渉してトチっても騒ぎになるだろう」
    「……その言い方なら、やっぱ目星はつけてきたか?」
    「すでに"迷宮"を置く中心と中継点は選出済みさ。でなければこんな話はもってこない」
    「へェ。準備万端ってわけだ」
    「まぁ……俺が探知できない術式など走ってればご破算だが」
    「おいこら。急にダメそうな流れを作るな」

  • 496黒鹿ファン2026/01/18(Sun) 15:23:43ID:YyNjc3MTI(127/275)NG報告

    >>495
     選出済みの場所とやらは俺も確認しておかないとマズイだろうな。サプライズという前提だけにリハーサルもできない一発勝負だ、不安要素はできるだけ取り除いておきたい。
     それに、不安要素といえばもうひとつ。

    「なぁエンデよ」
    「なんだアクアステラ」
    「お前の計画通りにいけば、この"迷宮"は相当大掛かりな仕掛けになるだろ」
    「大部分は俺の描いたハリボテだが。範囲だけならば、まぁ、広大だな」
    「なら、金が足りない」
    「むん?」
    「この規模だぞ。お前の言うとおりに進行するなら維持する時間も長く取らないといけない。それだけの儀式を成立させる魔力と触媒にアテがあるか?」
    「…………あっ」
    「ウソだろオイなにも考えてないのか!?」
    「それはまずい、まずいな? 俺たちの気合でなんとかならんか?」
    「なるわけねーだろ。数分で干からびるっつの」

     これは計画頓挫するやつだ。それはもう仕方ない。だがこれでいいのかもしれない。
     ありきたりだがバースデーを祝う気持ちがあればそれでいいとも思う。無理な金策に精を出すなど───

  • 497黒鹿ファン2026/01/18(Sun) 15:24:03ID:YyNjc3MTI(128/275)NG報告

    >>496
    「そうだ。バイトしよう」
    「今から!? 短期で!?」
    「ほら、マグロ漁とか」
    「イギリス国内でのマグロ漁業は禁じられているッ!」
    「それは知らなかった。ヨーロッパ圏はどこもアウトなのか?」
    「……地中海の一部はセーフ」
    「じゃあ地中海だ。ギリシャなんて俺に似合うと思わないか? 白と青のコントラスト」
    「まじかよ。本気で行くってのかい?」
    「もちろん、君も来てくれるのだろう?」
    「オイオイ常識的に考えてくれって。そんなバカみてぇな話───乗るに決まってるだろうが!」
    「友よ、そう言ってくれると信じていた」

     俺たちは固い握手を交わした。もう言葉は要らなかった。
     昂る気持ちのままに教室を出た。大した長さもない廊下を歩いて外へ出て、空港を目指す。
     現代魔術科と考古学科でそれぞれ一人ずつ生徒がいないと判明したのは、それから約二時間後のことだった。

  • 498黒鹿ファン2026/01/18(Sun) 15:24:23ID:YyNjc3MTI(129/275)NG報告

    >>497
     side-シウン・ヴィルクレツィア

    「では、本当に話してしまったのですね?」
    「巻き込んだ、という表現が相応しい。私の独断によってヨモ・ヘルメは無関係ではいられなくなった」

     考古学科の学術棟に置かれたモートン・ドラモンドの私室にて。シウン・ヴィルクレツィアは本日分の報告を終えていた。
     一通りの報告を聞き終えて、彼は深い息と共に背もたれに体重を預けた。
     ドラモンドの名にふさわしい巨躯に対して一般に流通する調度品はみな無力である。特注の品でなければその筋肉的厚みには耐えられない。

    「心底から力不足を恥じるばかりだ。いざという時に庶民ひとりの手綱すら握れぬ有様ではドラモンドの名に申し訳が立たん」
    「力不足だなんてそんな……ずいぶんとお優しい誤魔化し方をするのですね」
    「なんのことだね?」
    「先ほど報告したとおりです。『ヘルメの不安定な性質に改善の目途は立たず』……と」
    「話が見えてこないな」
    「彼女の不安定さは緊急時の脆さに直結している。それこそ今回のような状況を知らぬままいれば不測のアクシデントに繋がりやすいとは思いませんこと?」
    「同意はするが。それがどう私への評価に転ずるのかね」
    「本件はすでにヘルメにとっての"不測"ではなくなった。当日、あの子は進んで危険から遠ざかるよう動くでしょう。ミスター・ドラモンドが事前に知らせていたことで、ね」

  • 499黒鹿ファン2026/01/18(Sun) 15:24:42ID:YyNjc3MTI(130/275)NG報告

    >>498
     意地の悪い笑みが浮かんでしまっていたのだろうか。座っているにも関わらず自分とほど近い高さにある強面が、一段と掘りを深めていた。
     肯定のつもりだろうか、一拍置いて彼は両手をあげた。

    「……ヘルメの不安定な性質は未だ改善できておらん。万一巻き込まれた場合、誰より早く飛びこむのがアードゥルならば、誰より逃げ遅れやすいのがヘルメだ。多少、強化魔術に長けたところで発作でも起こそうものならまず助からん」
    「だから、わざわざ生徒に頭を下げたのでしょう? 片や知らせないことで本件から遠ざけ、片や知らせることで本件から遠ざけた。力不足なんてうそぶきながらその実、2人の生徒を逃がしているだけなんですもの」
    「そこまで理解しているなら、魔術師らしく合理的と評してほしいがね」
    「ほら、そういうところがお優しいと言っているんです」
    「…………」

     一度は上げたはずの両手が下ろされ、胸の前でがっちり組まれて沈黙してしまった。すこし、笑ってしまいそうになる。

    「暢気な話をしている場合ではなかろう、シウン・ヴィルクレツィア?」
    「えぇ心得ています。これまでの話はただの保険に過ぎず、ここからが私たちの仕事、でしょう?」
    「そうだ。万一の場合、実力行使で生徒を止める役は我々が担う」
    「後のお二方は?」
    「ダグラスは私の補助に回す。テレータは事前と事後に裏方として走らせるのが最も効果的だ。翻して、貴様の憑物は現場での使い道が多かろう。……加えて言えば、私を切り捨てる必要に迫られても決断できると信じている」
    「まあ。そのように冷酷な女だと思われていたのなら、そうね、心外よ?」
    「即断即決を実践できる魔術師だと評価している。違ったかね?」

  • 500黒鹿ファン2026/01/18(Sun) 15:24:58ID:YyNjc3MTI(131/275)NG報告

    >>499
     ささいな抗議も届いているのかいないのか。
     単に責任を取るだけの話ならば、目の前の上司を切り捨てろという結論にはなるまい。最悪のケースを見越して単身で霊墓アルビオンに潜るくらいのことは考えているだろう。かの迷宮の性質からして、それは、身を投げることと大差ない。

    「ドラモンドの名声にも翳りが見えるでしょう?」
    「心配は要らん。我がドラモンドの次期当主は非常に優秀なのでな。ふふん、自慢の孫だとも」
    「風変わりな教室に入ったと聞きましたが」
    「ン、まぁ、スキュレカリューの猟犬なぞにあの子を預けるのも業腹ではあるが……」
    「どうです? お孫さんが心配なうちは無茶もできないのではなくて?」
    「不安はあるが、心配などしておらんよ。あの子はすでにドラモンドの正道を成せる魔術師だ。スキュレカリューの名も呑み込むくらいはやってみせようさ。……となれば、この身の使い道もそう多くはないということだ」

     だから使い捨ててもいい、と決断するのはいきすぎだろう。
     非常勤の講師ごときに求めすぎだと思う。だが口にはしない。この程度で愚痴を吐いて、アイツに聞かれでもしようものなら、腹の底からムカついて収まらない。

    「……はぁ。なら、そんな決断は不要にしないといけませんね」
    「無論だ。そのための準備はいくらでもあり、しかし手は足りん。───働いてもらうぞ」

  • 501黒鹿ファン2026/01/18(Sun) 15:26:18ID:YyNjc3MTI(132/275)NG報告

    >>500
    以上~
    動くキャラが過去最多になりそうなので心が指の数をこえる~

  • 502愉悦部inクローディアァ!2026/01/20(Tue) 13:02:47ID:Y5MDQwMDA(1/16)NG報告

    クチサッキーレベルのヒャッハーマスター誰か居たっけか……。
    アガサ・クリスティのリメイクしてたらこれゆーれいさんとは相性悪くはないんだけど筆が乗らなそうってのが出てきた。

  • 503◆B8D4AQBhU22026/01/20(Tue) 13:23:07ID:E2MjY4MDA(2/14)NG報告

    >>502
    クッチーは割とじっとり系の狂人ですぜ。
    ウチでヒャッハーさすならポルカさんのが適性は上だったりする

  • 504愉悦部inクローディアァ!2026/01/20(Tue) 14:02:16ID:E5MjY3MjA(1/1)NG報告

    >>503
    クチサッキーはなんとなく伝奇系シリアルキラーの気がするんすよ。隠密うまそうというか暴れまわって破壊するんじゃなくて日常からいきなりポップする感じの。
    ポルカさんも推理小説好きだったりアガサ側をエッチな百合堕ち出来そうでそそりはするんですが

  • 505ここのえ2026/01/20(Tue) 16:38:17ID:U3ODEzMjA(1/1)NG報告

    カルナの鎧がアムリタで出来ている(原典設定)のを思い出してサンスクリット語探したら該当箇所見つけたわい!!!さすが無駄に細かい設定厨インド神話!!!
    シャクラくん錬金術師(鉱石科)になれる!
    卒論術式はできたけど連鎖式詠唱のコンセプトは引き継ぎたいので魔術は練り直しだよな〜という

    >>501
    動かしている面子が多〜い!
    ここのえはMAX二〜三人が限界なのでこれは凄い
    マグロ漁業side()の化学反応が楽しみ〜

  • 506黒鹿ファン2026/01/20(Tue) 20:03:09ID:E5MzU5NjA(1/1)NG報告

    >>502
    倫理観ガン無視で暴れるだけでいいなら自キャラからジャックとか出せましてよ?
    でも刹那的にヒャッハーするかとか性癖的にヒャッハーするかとか色々変わってきそうですし……どういうタイプがお好みで?

    >>505
    動かしてる(動かせるとは言ってない)なのでね…ふふ…初挑戦なのでいつキャパオーバーするか私にもわからないの…
    漁船は予定してる活用ができ、き…できるといいなぁ…!

  • 507火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/01/20(Tue) 21:45:46ID:AyOTA5NjA(14/34)NG報告

    >>501
    おおすごい、この方々で人が動いてる感正しく群像劇って空気が半端ないですね
    そして逆に言えばこれだけの人達を動かしてしまってるルナちゃんよ…。罪な女ですわ

    >>502
    ゆーれいさんは起源故に歪んでしまったって所が大きいので…
    もし起源覚醒しなければちょっと影が薄いけど何だかんだ普通の人として社会に溶け込んでた可能性が高かったのはあるかもしれません

    そういう意味では根っからの狂人とは言い難いかもですね

  • 508愉悦部inクローディアァ!2026/01/20(Tue) 22:34:39ID:Y5MDQwMDA(2/16)NG報告

    >>506
    嗜好的ヒャッハーだけどちゃんと戦況は理解して潜伏が出来るタイプですかね。
    見境なしに暴れるのはあまり止したいか
    女性だと嬉しいですね。

    あ、サーヴァントととなるリメイクアガサあげます。

  • 509愉悦部inクローディアァ!2026/01/20(Tue) 22:35:38ID:Y5MDQwMDA(3/16)NG報告

    【元ネタ】史実
    【CLASS】キャスター
    【真名】アガサ・クリスティ
    【性別】女性
    【身長・体重】145cm・37kg
    【肌色】白【髪色】橙【瞳色】碧
    【スリーサイズ】63/50/69
    【外見・容姿】
    橙色の髪を伸ばした少女。両もみあげの髪をウェーブがかった巻髪にしている。
    【地域】イギリス
    【年代】1890年〜1976年
    【属性】混沌・中庸
    【天地人属性】人
    【その他属性】人型
    【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:D 魔力:B 幸運:B(D) 宝具:B
    【クラス別スキル】
    陣地作成:D
     魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
     彼女は魔術師ではないため、作り上げるのは物語を執筆する“書斎”である。

  • 510愉悦部inクローディアァ!2026/01/20(Tue) 22:36:05ID:Y5MDQwMDA(4/16)NG報告

    >>509
    アイテム作成:C+
     魔術的な道具を作成する技能。
     殺.人トリックに必要な物品を作成する。
     物品は神秘の宿っているナイフや銃、贋作品ではあるがヒュドラの毒矢とピンからキリまである。
     また、魔術に依らないが医療薬や毒薬も作成できる技術(スキル)も有する。
    【固有スキル】
    精神異常:D
     精神を病んでいる。
     通常のバーサーカーに付加された狂化とは異なる。
     世間一般からズレた教育を受けたことによる独特な感性。
     他人の痛みを感じず、周囲の空気を読めなくなっている。
     それでも閾値を越えるような精神的ストレスを与える事態の場合は該当する事態に纏わるものを『忘却』することで精神負荷をリセットする。
     愛する母親を喪った折にキャスターは現在の『家族』を忘却することで世間を賑わせた失踪事件を起こした。

  • 511愉悦部inクローディアァ!2026/01/20(Tue) 22:36:36ID:Y5MDQwMDA(5/16)NG報告

    >>510
    高速詠唱:B
     魔術詠唱を早める技術。
     キャスターの場合、魔術ではなく原稿の進みに恩恵を得ている。
     生涯に長編小説66作、中短編156作、戯曲15作。別名義を含めればさらに小説8作、他3作と膨大な作品を書き上げたキャスターは稀に見る執筆速度の速さを持つ。

    空想上の彼女達:C
     イマジナリーフレンド。ザ・キトゥンズ。
     空想の友達。あるいは怪物。
     キャスターにしか認識出来ない空想上の人猫(キャットガール)のような友達を使い魔として複数体使役する。
    【宝具】
    『陽だまりと隣り合わせの殺.人(ザ・マーダー・オブ・ロジャー・アクロイド)』
    ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜40 最大捕捉:12人
     強化宝具。
     対象を殺.人事件の『犯人』とし『被害者』を殺.害可能なパラメーターとCランク相応の諜報スキルを付与する。
     『犯人』ないし殺.人事件は『被害者』が出なければ発生しない因果から『予定被害者』に対して強力な優位概念を保有する。
     この宝具効果は事件発生後、対となる形で発生する『探偵』に犯人であると告発されるまで維持される。

  • 512愉悦部inクローディアァ!2026/01/20(Tue) 22:37:13ID:Y5MDQwMDA(6/16)NG報告

    >>511
    『眠れる死(スリーピング・マーダー)』
    ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1人
     死.亡予言書。因果逆転宝具。キャスター曰く使えない方の宝具。
     現界直後対象の死.を入神(トランス)状態になったキャスターが本に書き記し、本来の死.亡時刻が過ぎた不特定なタイミングに第三者の前に出現、第三者に開かれ書かれた死.が観測された時点で対象はその通りに死.亡する。
     対象は過去に既に死.亡していたことになる為対象が直接的に関わった結果は無かったことに改変される。
     この宝具の内容をキャスターは開封することが出来ず、第三者に開かれるまでの所在も感知することが出来ない。
     予言対象はキャスターを除いた完全ランダムであり、この宝具はキャスターが消滅した後であろうとも効果発動まで現界し続ける。

     本来対象を指定することのできない宝具であるが変則的な使い方が存在する。
     キャスターの召喚以前に既に死.亡が確定している相手であれば令呪で対象にすることは可能であり、その場合何故死.ぬことになったのか、過去そこで何があったのかを対象の心情ごと暴き出すこともできる。
    【Weapon】
    万年筆
    【解説】
    英国が誇るミステリー界の女王。
    その多感な少女期の側面で召喚されている。

  • 513愉悦部inクローディアァ!2026/01/20(Tue) 22:38:48ID:Y5MDQwMDA(7/16)NG報告

    >>512
    【人物像】
    内向的で人見知りな性格。
    妄想癖がありその思考は暗鬱としながらもある種の好奇性を希求している。

    「殺.人に興味がないなんて人間はいない」──生前の小説の登場人物に発させた台詞はまさにアガサの生来からの嗜好性そのものであった。
    コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズに影響を受け小説家への道を志したのも空想であればいくら殺.しても支障はない、という自身の嗜好を正当性の下満たすため。
    “ノンフィクションは書かない”──生前の自らの戒めとしていたのもノンフィクションを描けば最後、自身の殺.人嗜好は空想の域を超え現実(リアル)のモノとなる危機感があったからである。
    ──最も、一度死.を迎えサーヴァントとなったアガサ・クリスティに上述の縛りは存在せず己が欲求のままにマスターと共に他マスターやサーヴァントの殺.害計画に協賛する魔作家と化している。
    特技:ひとり遊び
    好きなもの:母親、本
    嫌いなもの:自らの愛する親しい者の死
    天敵:世間という常識
    願い:人類史上最悪の殺.人事件をしたい
    【一人称】わたし【二人称】あなた
    【セリフ例】
    (ICV:河野ひより)
    「あっはっはっは!えぇ?嘘!このドン詰まった状況からまだ暴れるの?
    犯人の最期の抵抗もそれはそれで華!うーん、ミステリーじゃなくてピカレスクロマン?サイコホラー?ジャンルは変わるけどまぁ、良いや。
    書く気がモリモリ湧いてきたぁ!どんどんいくよ、マスター!」

  • 514愉悦部inクローディアァ!2026/01/20(Tue) 22:40:33ID:Y5MDQwMDA(8/16)NG報告

    >>513
    「スゴイ大物が混ざってるなぁ。
    ま、任せてよマスター。相手が半神だらうとどれだけ強大な英雄だろうと──、それが空想で人ならわたしが殺.してあげる」
    「わたしじゃない大人になったアガサ・クリスティ。
    空想を描く身でありながら自分自身が空想以上の虚構(フィクション)に成り果てた、か……。ああ(怪物に)はなりたくないよね……。

    だいたいさぁ!ママ以外の親の下に生まれてぬくぬくと過ごすとかあり得なくない?」
    [[アガサ・クリスティ(フォーリナー)]]に対して
    【因縁キャラクター】
    コナン・ドイル
    アガサが探偵小説を好むようになった『シャーロック・ホームズ』シリーズの作者。
    英霊となった今でも彼は自身のリスペクトする先輩作家である。

    キュロス二世
    ある聖杯戦争においてアーチャーで召喚された救世主。
    聖杯戦争優勝者。先にキャスターが脱落していなければ黒幕が台パンしていた理不尽。
    マブ・ザ・クイーン
    ある聖杯戦争においてバーサーカーで召喚された妖精女王。
    自身の魔殻英雄の軍勢と引き込んだセイバーとで一大勢力をなし得たが故に他陣営の結託を良しとしてしまった。
    今回のレイド枠。

  • 515愉悦部inクローディアァ!2026/01/20(Tue) 22:41:52ID:Y5MDQwMDA(9/16)NG報告

    >>514
    ペーレウス
    ある聖杯戦争においてセイバーで召喚された大英雄。
    女難の相が極まっておりバーサーカーの蜂蜜酒に魅力されたと思えば今度はマスターがランサーに吸血されるとあっちこっちに引っ張りだこという在り様。
    それでも各局面で一騎当千の強さを見せ優勝一歩手前まで行った辺り名に違わぬ兵であった。

    ミラーカ
    ある聖杯戦争においてランサーで召喚された吸血婦人。
    バーサーカー討伐のゴタゴタで彼女の陣営を一部取り込みセイバーのマスターとキャスターを吸血鬼と化させた。
    ……三日天下とばかりにアーチャーと叛逆したセイバーに殲滅される。
    【製作者】愉悦部inクローディアァ!

    以上です。ゆーれいさん作者の火村さんからも意見は聞きたいですね。

  • 516◆B8D4AQBhU22026/01/21(Wed) 09:51:17ID:QzNzg2OTA(3/14)NG報告

    ネッタバレ~(テッテレー)♪。龍牙くん、実はAIキャラでーす。
    Gemini Proのチャットにな……、俺のFate/Requiemのデータを全部ブッコんでな……。コレをこう(閲覧&評価して欲しいよオーダー)して……こう(Requiem鯖に合うマスター作ってオーダー)じゃ!
    はい完成。腹ペコ香港マフィア、王龍牙くんです。


    >>501
    色々なキャラが巻き込まれてワチャワチャしてるのを見るのは楽しい!
    ……うちの刹ちゃんもいっちょ噛みしてて欲しいが、どうなるかね?出て欲しいですね。ルナちゃん拘束できるよ……。

  • 517◆B8D4AQBhU22026/01/21(Wed) 09:52:32ID:QzNzg2OTA(4/14)NG報告

    >>503
    >クチサッキーはなんとなく伝奇系シリアルキラーの気
    ああ、そういう。まー確かにどっからでもポップするタイプの人ですからね、クッチーは。「シナリオになんか裏社会要員欲しいなぁ……せや!」で出せます。
    基本寝てないからね。24時間365日、世界の闇を遊泳中。……マグロかな?
    >>508
    >嗜好的ヒャッハーだけどちゃんと戦況は理解して潜伏が出来るタイプ
    ほなやっぱポルカ・ドラニコルかぁ……。割と癖で犠牲者選んでるし、証拠隠滅もしてるっつーか、ほぼほぼモグモグ!なタイプだから犯行がバレにくい。

    >>515
    マスター相性や聖杯戦争の盤面状況次第でガッチリ嵌れば大暴れしそうなTHE・作家キャスター感。
    ザックリ(かもしれない)?参戦聖杯戦争シナリオ構想が既にあるのも強い。

    戦略戦術としてはマスターを強化しまくって「さぁ殺れ殺れ殺れ殺れ!」って感じか。コンセプトが似てるアンデルセンよりは聖杯戦争で暴れそうだけど、『探偵』って明確に有利とられそうな敵が発生するのがネックか。

  • 518愉悦部inクローディアァ!2026/01/21(Wed) 12:37:25ID:IyMjUxMTY(1/2)NG報告

    >>517
    マスターだけでなくそこらの一般人も犯人に出来る全力攻性宝具ですぜ。第一は。
    お前アサシンじゃねーの?は疑問点ですが自分の手は汚さず他者を配置(キャスト)するからキャスターです。
    まだアンデルセンより有情ですね。

    ……と言いたいですが問題の第二宝具。
    これ幸運(ガチャ)次第で上振れればアキレウスすら過去死.んでたことになる最強の過去改変(後出し)宝具なのですが幸運次第で呼び出したマスターが対象になってたという開幕ワンチャン絶詰み化するんですよね。
    召喚された段階でマスターかサーヴァントかはたまたその関係者か誰が1人は確実に持っていくとかけば強そうに感じるんですが、うん!使いづらぇ!
    過去が改編された結果、現在の状態は変わらなくともそれまでの過程がどう辻褄合わせされるかも不明ですから。

  • 519◆B8D4AQBhU22026/01/21(Wed) 12:42:02ID:QzNzg2OTA(5/14)NG報告

    >>518
    >マスターだけでなくそこらの一般人も犯人に出来る全力攻性宝具
    あ、やっぱりそうなんだ。……対象としか書かれてないからね。仕方ないね。


    ……ルナティックで登場させる予定のマスクデータ設定使えば、クッチーはある程度は問題ないな、そのデメリット……。

  • 520愉悦部inクローディアァ!2026/01/21(Wed) 13:02:01ID:IyMjUxMTY(2/2)NG報告

    >>519
    マスターを殺.すだけなら居所さえ判明すれば客観的には突発的殺.人事件が起こっただけだから神秘の秘匿の労力も少なく真っ昼間にでも襲撃出来るコスパ最強の第一とリスク最悪だけど運と状況次第で最強の相手を屠ったり脱落したはずが敗者復活できる(自分だけでなく他陣営にもだが)第二と極端すぎるんすよね(笑)

  • 521◆B8D4AQBhU22026/01/21(Wed) 13:08:31ID:QzNzg2OTA(6/14)NG報告

    >>520
    まぁ複数武器を持つなら、似たような能力よりは方向性違う方が良いでしょうし……。

    クッチーのマスクデータの話とか、ウチの傍観談話室来てくれればしますが。
    あと現状だとクリスティ&クッチーは不採用っぽいですが、理由とかお聞きしても……?

  • 522愉悦部inクローディアァ!2026/01/21(Wed) 13:12:54ID:c4OTE5NTk(1/1)NG報告

    >>521
    シンプルにミラーカがいるからやるなら女性主従で吸血鬼堕ちさせた方が滾るなって……(性癖)

  • 523黒鹿ファン2026/01/21(Wed) 14:02:54ID:A1Nzk1NzM(1/1)NG報告

    >>507
    (あ、そうかこれって群像劇なんだ…そうかぁ…)

    今回こういう話を書いてるので複数のキャラ目線でルナがどういうヤツかというのを考えること多かったんですが
    こやつけっこう悪いヤツなんだなって思ったり…思わせぶりなことしがち…しがちでない??

    >>516
    あらかじめ言ってしまうとメインで動くのは名無しメンバー+aです!欲張るとキャパオーバーするので!
    なので申し訳ないのですが出ても名前だけレベルかと……ハイ……

    >>515
    >>518
    これ第二宝具がすっごい悪さできそう
    敗者復活もあり得るなら敗者が起こした影響度合いも変わるわけですよね?
    バタフライエフェクトとまではいかずとも玉突き事故で色々やれるのでは…

    >>522
    性癖込みで探すならいざその瞬間が来たときに一番滾りそうな子を選んでみるのもアリですよアリ
    なんやかんやで性癖満たすのはエンジンかかりやすいですよぉ…

  • 524愉悦部inクローディアァ!2026/01/21(Wed) 18:28:23ID:IwMjgyMDA(10/16)NG報告

    >>523
    悪さできそうというかその辺りはマジで数奇な運命だったね……、でするしかなたい。
    自発発動型じゃないからいつ爆発するかも分からないし文字通り盤上がひっくり返るかもしれないし大した影響及ぼさずにカ.ス当たりになるかもしれない。

    敗者復活言ってもたまたま対象になった奴がたまたま他サーヴァントを討ち取る前の時系列で死.んだことになったってだけですし。
    これ大した影響した行動もなく数時間前に死.んでましたとか出ることもありますからね。
    知ってた所でまるで当てにならない宝具っすよ。

  • 525火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/01/21(Wed) 19:05:52ID:QzMTc3MTg(15/34)NG報告

    >>515
    はえー、なんかすっごく狂言回しに向いてそうなサーヴァント…
    直接表に立ってあれこれ動き回るというより、舞台から一歩引いた立場で俯瞰しながら状況を解説してそうな姿が半端なく浮かんできますな

    そしてゆーれいさんとの相性ですが、まあ悪くないのではないかと
    第一宝具の性能と考えるに、ゆーれいさんを『犯人』に定めて他陣営同士で揉め合って弱った所に現れて『犯人』として引導を渡していく…な感じになるんですかね?
    その場合、単なる聖杯戦争と言うより聖杯殺.人事件とでも呼ぶべきストーリーになりそうですが

    何にしても面白いサーヴァントになったと思います!

  • 526あやか◆8UqAuWjxP.2026/01/21(Wed) 22:36:02ID:U3MzI3NTc(1/1)NG報告

    >>515
    クリスティ(フォーリナー)「私も好きで生きて2度目の人生過ごしたわけじゃないけどね。後、あなたが同類になるとか、ヌトセ=カームブルに頼まれても願い下げだわ」
    割と言いたい放題言ってきたのでこちらのクリスティも口尖らせてます。

    生存報告がてら、中学生になったミラグロス&バイディワを主人公に新作のタイトル『冒険画廊(ガレリア・アベンチュラール)フォージェリー・オア・レプリカ』を思いついてしまった

  • 527◆B8D4AQBhU22026/01/22(Thu) 09:02:58ID:cxMzA1ODA(7/14)NG報告

    >>512
    Now Loading……。これってキャスター召喚後だろうが死ぬ事決まってる生命も対象にできそうだな……。
    ってこたぁ(ソレが真なら)クリスティさん、クッチーが絶対契約したい奴じゃん!!!”変則的な使い方”が公式だし、この解釈は多分行けそう

    クッチー「キャスター鬼つええ!このままガンガン殺/人事件起こしてこうぜ!!!聖杯?あげちゃうあげちゃう!!(テンションがん上げ)」
    意味不明無差別級連続殺/人事件、開★幕!!

  • 528愉悦部inクローディアァ!2026/01/22(Thu) 13:16:13ID:M2NzQwMjQ(1/1)NG報告

    >>526
    まぁ、このクリスティは幼少期の家の外に出されずに母親の教育を受けていた時期の側面なのでお前それ面と人に言っていいんか!?ってことを歯止め利かずに口に出す幼稚なコミュ症の表れですね。

    あやかさんのクリスティを悪く言いたいんじゃなく外界との対人接触断禁されてたらそこら辺育たないんじゃいかいう考察と。
    さしもの大人の側面になったらこんな事言いませんよ。
    >>527
    この変則的な使い方というのは区切り分けられている変則と言う言葉通り通常の宝具効果とは異なるものなんですよね。
    これより先の未来に対する過去干渉ではなく明確に終了している過去に干渉する。
    誰かの死.を予言するのではなく本当に過去そこで何があったかを暴くだけです。
    通常効果が予言書なら変則効果は死.者の強制自白日記帳。

  • 529◆B8D4AQBhU22026/01/22(Thu) 13:46:52ID:cxMzA1ODA(8/14)NG報告

    >>528
    要するに過去の死因や死亡タイミングを改変できる、という理解でOK?

  • 530愉悦部inクローディアァ!2026/01/22(Thu) 18:33:36ID:k0NDc4NDI(1/1)NG報告

    >>529
    んー、結果的には部分的にはそう見えるんだけれど厳密に突き詰めると違うというか……。
    複雑ですけどロジックは有りまして、
    ①キャスターが誰かしかの死を無意識で宝具に書く。
    ②本に書かれた時間を過ぎた不特定なタイミングで第三者が開き観測する。
    ③この“誰か”が今現在も生きている人物であった場合矛盾が発生しそれを嫌う世界が修正する為に過去側である宝具に合わせる
    ④結果その誰かは既に死.んでいることになる。オマケにその時系列間にあったことも改編されることになる。

    『眠れる死』単体が起こしているのは①、②までなので厳密な宝具効果は『死.者の死.の間際の情報を暴く』だけなのです。
    変則的使い方というのはこの誰かを既に亡くなっている故人に対象指定するということ。
    第5次で言うなら衛宮切嗣や遠坂時臣を指定するようなものです。
    この場合特に何の矛盾も発生しないので彼らがいつ、どこで、どのように死.したのかがポンと出てきて終わるだけです。

  • 531黒鹿ファン2026/01/22(Thu) 19:48:55ID:U1MzY0NDg(133/275)NG報告

    どうしてこんなときに限ってエアコンから風が出てこないんだぁ…?
    くそぅキーボードに当たる指先がつめたくってつらい…ちょっと痛い気もしてきた
    ダレカ……ダレカアタタメテ……

    >>530
    あー…そういうロジックだから使えない宝具呼ばわりになるわけですか
    聖杯戦争じゃ人死になんて当たり前ですもんね。ハズレを引くとただの先出し日記帳になっちゃうのか…

  • 532愉悦部inクローディアァ!2026/01/22(Thu) 20:32:26ID:cxNTI0MDA(11/16)NG報告

    >>531
    一応令呪での変則使用をしない限りは聖杯戦争関係者(マスターorサーヴァントorマスターの舞台範囲内の関係者)に限定されるのでメリット自体はあります。

    どのみち対象指定も任意発動も出来ない、どんな時間や状況が書かれてるのは分からないのでメリット差っ引いても考慮するに値しない使えない宝具ってだけで。
    自動操縦型スタンドみたいなもんですからね。

  • 533ここのえ2026/01/22(Thu) 22:43:25ID:UyNjQzNjI(3/3)NG報告

    >>515
    なるほど〜
    ここのえはあえて既に亡くなった黒幕(マリスビリーみたいな)にぶつけたい宝具ですわね

  • 534◆B8D4AQBhU22026/01/23(Fri) 18:01:18ID:k4ODI0NzA(9/14)NG報告

    >>530 >>532
    あー、なるほど。つまり令呪の変則使用をした場合、「過去改変」が可能になる訳じゃないのか
    〇聖杯戦争の前日、ブラック労働を苦に飛び降り自殺をした会社員S氏→宝具+令呪で対象にする→家族に囲まれ、少し穏やかに永眠なさいました、という結果に改竄
    ×聖杯戦争の前日、ブラック労働を苦に飛び降り自殺をした会社員S氏→宝具+令呪で対象にする→飛び降りを実行した際のS氏のモノローグや周辺状況などが事細かに書かれた本の出来上がり!
    って感じですか

    ……それでもクッチーは欲しがりそうではある

  • 535黒鹿ファン2026/01/23(Fri) 23:56:59ID:AzNTM2MzI(134/275)NG報告

    巷でショタを成長させるのはそのスジの人にとってド級の地雷という話を聞いて私はちょっと震えています
    ビビっています
    も、もしかしてやらかしてしまっていたのか…?知らず知らずのうちに…?

  • 536◆B8D4AQBhU22026/01/24(Sat) 09:31:25ID:I2MzQzNjA(10/14)NG報告

    >>534
    解釈に対する〇と×逆やんけ
    >>535
    おねショタ物の逆転とかと同じ感覚かしら……。

  • 537黒鹿ファン2026/01/24(Sat) 13:12:56ID:UxNzA4MTY(135/275)NG報告

    >>536
    おねショタ逆転モノは私的にはジャンル:ゴブリンの系統だと思うのでたぶん違う話になってきますね…

    「ショタが成長したらショタじゃなかろう」という話だったんですが私が聞きかじりのままアレコレ広げると大事故起こしそうなので有識者の言葉を待ちたいところ

  • 538◆B8D4AQBhU22026/01/24(Sat) 13:20:18ID:I2MzQzNjA(11/14)NG報告

    >>537
    >おねショタ逆転モノは私的にはジャンル:ゴブリンの系統

    そ。、こを直結させられるのは、私とはしては少し……。いやそういうタイプの作品もあるのは知ってるけれど、も……。必ずしも全部が”そう”じゃないって言うかぁ、逆転による旨味みたいんもやっぱりある訳でぇ……。珍しいしそこまで大手じゃないだろうってのはそうですけどもぉ……。



    自分でも結構ダメージ受けてて驚く

  • 539黒鹿ファン2026/01/24(Sat) 13:35:05ID:UxNzA4MTY(136/275)NG報告

    >>538
    あー……んー……たぶんお互い想像しているものが食い違ってる気がしますわねコレ
    人にとって地雷級の「おねショタ逆転」で私は想像しちゃってたのでその辺でズレてるのかなーと
    もっとシンプルな受け攻めの入れ替わり立ち替わりに収まるものは私も大好きですよ

  • 540愉悦部inクローディアァ!2026/01/24(Sat) 13:49:20ID:U3NjMyNjg(1/1)NG報告

    >>533
    マリスビリーが死の間際どの程度かにもよりますが計画のこと回顧想起してたらカルデアス計画のことが書かれますからね。
    時と場合によってはマジで墓の底に葬ったモノが掘り起こされるという。
    >>534
    マジか。クチサッキーそれでも欲しい代物なのか……。意外でしたわ。

  • 541◆B8D4AQBhU22026/01/24(Sat) 14:05:33ID:I2MzQzNjA(12/14)NG報告

    >>539
    >シンプルな受け攻めの入れ替わり立ち替わりに収まるもの
    良かったり~。自分もそういう枠の認識ですね→おねショタ逆転
    >>540
    >それでも欲しい代物なのか……。意外
    幼稚園児が東大の赤本読むような感じになりそうですが、それでも読みたいと思います

    「欲張るなら2冊欲しいね~。……それが可能なのでしたら、3画目も譲渡いたします、女王陛下」

  • 542黒鹿ファン2026/01/24(Sat) 20:39:30ID:UxNzA4MTY(137/275)NG報告

    続きの続きが書けたったったったので投下~

  • 543黒鹿ファン2026/01/24(Sat) 20:40:09ID:UxNzA4MTY(138/275)NG報告

     side-テレータ・タブロイエフ

    「ふぅん、バースデーパーティーねぇ」
    「は、はい、サプライズでやりたくて……」

     夏の盛り。周辺設備にろくすっぽ金をかけられない名無しの教室は、今日も今日とて空調がまんべんなく行き届いていない。
     せめてもの抵抗にと窓を開いた教室に流れたのは涼やかな風などではなく、ヨモ・ヘルメからもたらされた内緒話だった。

    「アードゥルの誕生日をわざわざ全体基礎科の一室を借りて、と。まぁまぁ大掛かりだねぇ」
    「その、メレクくんも手伝ってくれることになりまして……」
    「へぇえ」

     生徒でもないのに教室によく遊びにくる少年の名前まで出てきた。まぁここはそんな連中のほうが多いくらいかもしれないが、とにかく仲良きことは美しき哉、っと。
     それにしても偶然というべきか。このパーティーの日付は少し前に知らされた機密事項と同日だ。目下、考古学科の至るところに話が通っている『霊墓の件』はテレータもよく知るところである。それとピタリ被っているというのはなんとも作為的な。

    (……ああ、そういやヘルメには話しておくとかって我らがドラモンド先生も言ってたような……)

  • 544黒鹿ファン2026/01/24(Sat) 20:40:47ID:UxNzA4MTY(139/275)NG報告

    >>543
     ような、気もするが、テレータはちゃんと覚えてはいなかった。
     誤解することなかれ。テレータ・タブロイエフという男は噂話を聞きそして話すことを趣味としている。耳が遠いということは無く、人の口から出た言葉は一言一句余さずに耳に入っているのだ。大して興味のない話がもう片方の耳から出るだけで。
     テレータは業務上のかっちりした報告があまり好みではなかった。

    「まぁいいんじゃないの。学生っぽい学生っぽい……けど、それ、おれに言っていいの?」
    「……あんまり、良くないんですが、そのぅ」
    「信用ないなぁ」

     これはかなしい。
     日頃の趣味が趣味だけに口が軽い自覚はあるが、人のお楽しみを無下にするようなことはしない。テレータ・タブロイエフはその辺の線引きをしっかりしている。
     ……ということを今ここで伝えても特に信用されないのが日頃の行いというものだ。やっぱりかなしい。

    「オホン。じゃあ、良くないとしても、おれに聞きたいことがあるのね?」
    「そっ、そうなんです。ルナちゃんの知り合いの人に、もっと声をかけておこうと思って」
    「? そこでなんでおれに?」
    「えっと、ルナちゃんって知ってる人、多そうじゃないですか?」
    「あー……まぁそうね。友達百人って感じの子だし」
    「だから私が知らないルナちゃんの知り合いもいっぱいいると思って。どういう人がいるか聞きたいなぁ、なんて……」

  • 545黒鹿ファン2026/01/24(Sat) 20:41:18ID:UxNzA4MTY(140/275)NG報告

    >>544
    「……えっ? だからおれ? アードゥルの交友関係を、おれに?」
    「知ってそうかな……って……」
    「いやさすがに生徒の個人的な交友関係は……まぁ知らないこともないけどさぁ……」

     法政科への報告絡みで知っておいた話というのは伏せておく。内緒話にややこしい話を持ち込むとすれ違いがちだ。

    「……まぁ教えてもいいか。悪用とかしないだろうし」
    「しっ、しません! ぜったい!」
    「うんうん、ならヨシ。ヘルメくんが特に知らなそうなトコでいくと、まずは天体科の───……」

     ひとり、ふたりと名前と所属をあげていけばそれを必死にメモ帳へ落とし込んでいく。
     その姿は友達のためにがんばろうとしている健気な姿そのものだが、しかし間近で見るテレータの心に響くものはなく。

    (これで外交問題とかになったら、おれの責任とか言われちゃうのかなぁ。やだなぁ)

     なんてことばかり考えていた。

  • 546黒鹿ファン2026/01/24(Sat) 20:41:45ID:UxNzA4MTY(141/275)NG報告

    >>545
     side-ルーカス・ソーラァイト

    「確かに面識はあるけどね? 以前に彼女を天体科へ誘ったときだけだよ。それも断られたしね」
    「ああいや……だから招待を受けない、なんて話に繋げたりしないよ。そこは安心して?」
    「ただちょっと意外でね。次の縁があるのなら、旅先の話になると思っていたから」

     side-ブリュンヒルド・ヤルンテイン

    「あ、あたしにドレスの依頼? 造れないとは言わないけどなんで……は、ハロウィンの縁ン?」
    「……そんな前のこと忘れてるんじゃないの? えっ忘れてないの? ほんと? それなら、ちょっとくらい……でも」
    「え。へ? ローザが来てる? ローザって、ローザ・ユスティングリー? なんでなんで? もう決まってる!? どういうこと!? ねぇ!?」

     side-ガオケレナ(inメルチミス・ゲルルセミッツ)

    「へっ、へぅ、私もお呼ばれしちゃって、いいんですか……?」
    「で、でででも私こんなんですし……ガオと一緒じゃ、こわがらせちゃうかもしれないし……」
    「えェ? えェえ? そういうのが、好き? これをよろこぶんです、か? どうして……? どうして……?」

  • 547黒鹿ファン2026/01/24(Sat) 20:42:09ID:UxNzA4MTY(142/275)NG報告

    >>546
     side-名無しの教室のスパイ

    「あぁ聞いたよヨモさん。例の連行の件。僕も手伝わせてもらうね」
    「うん? 確かに僕はスパイとしてこの教室に来たけど……そう、民主主義派の家でグローリアンっていう……」
    「……えっ? あ、会うの? ヨモさんが自分で招待したいってこと? っ~……どう、かなぁ。まず時間を割いてくれるかだけど……うぅん」

     side-「『揺蕩女王(ランドレス・クイーン)』とお呼びくださいまし!」

    「あら? ちらとどこかで見た顔ですわね? しかしヨモ・ヘルメと聞いてもピンと来ませんが……?」
    「ふむ、考古学科で? 名無しの教室……ッ思い出しましたわ! わたくしを庶民呼ばわりした無礼巨漢の根城! あそこの生徒ですの!?」
    「もちろんわたくしとバチバチやりあったルナ・アードゥルも忘れておりませんことよ!再戦がお望みってンならいつでも───え? お誕生日ですの?」
    「……まあ! まあ! まあ! お誕生日にパーティー! サプライズの社交界! とぉってもいいじゃありませんの! 当然わたくしもとっておきのドレスで参加させていただきますわ!」
    「と、なればこうしちゃいられません!! 二足歩行を始めたばかりのウブな小娘と侮られるわけにはまいりませんの!! 法政科として関係者共々に面通しもしておきませんと!! というわけで失礼させていただきますわぁ~~~!!」

     side-ヨモ・ヘルメ

    「……こ、こわかったぁ……」

  • 548黒鹿ファン2026/01/24(Sat) 20:42:29ID:UxNzA4MTY(143/275)NG報告

    >>547
     side-アンゼリカ・K・シェリンガム

     心を読むという行為はとかく神秘的な色を帯びやすい。
     これは超常の力が働いていると傍目にもわかりやすく、また一方で種も仕掛けもあるだろうと色目を向けられやすいからだ。
     だから読心の魔術は界隈ではそれなりにポピュラーである。読心魔術への対策と、対策の対策が広く周知されている程度にはポピュラーである。
     アンゼリカ・K・シェリンガムが有する神秘も、そのような力があった。

    (ま、私の場合はいちいち読まずに受信してるだけだけどねぇ)

     どうあれ彼女は周囲の声を拾う力がある。それもポピュラーとされた対策をすり抜ける形式のものが。
     今日も今日とて降霊科の声がまばらに届く。貴族主義に属していることもあり、選民思想にまみれた悪霊どものささやきは耳ざわりな内容も多い。
     だが、今日に限ってはいつもと違っていた。
     飽きるほどに慣れた空気は鳴りを潜めて別種の空が渦巻いている。感じるままを言葉にすれば、それは好奇心と呼べるものだった。

    (……ふぅん……?)

     アンゼリカは知っている。こういう雰囲気になっているときは無視できない規模のウワサが流れているときだと。
     さっそく出力を上げて感じ取れる範囲を広げてみる、と───

  • 549黒鹿ファン2026/01/24(Sat) 20:43:49ID:UxNzA4MTY(144/275)NG報告

    >>548
    「(全体基礎科で社交界がある?)」「(あるから、なんだ? 時計塔の社交界などいくらでもある)」「(正確には社交界ではないというが)」「(考古学科から出た話らしい)」「(中立主義の引きこもりが?)」「(政略結婚の可能性も)」「(あのグローリアンも絡んでいるとか)」「(その話を聞いたのは創造科だ。やはり民主主義派が)」「(ひとりの女が矢面に立つと)」「(民主主義派が主導するのではないのか)」「(またロード・トランベリオの新しい夫人だろう)」「(まさか"鞍替え"するとでも?)」「(これは情報操作だ)」「(誕生日が)」「(飛躍しすぎている)」「(だが万一、事実なら)」「(腰の引けたメルアステアがそんな悪目立ちなど)」「(どこぞの略奪公ならともかく)」「(社交界か? 披露宴か?)」「(天体科にも誘いが)」「(鉱石科も無関係ではいられまい)」「(想像に想像を重ねすぎている)」「(事実無根と? これだけの憶測が飛び交う中で?)」「(鉱石科と言えばアルマソフィアとかいう家が関わっていると)」「(不確かな情報が多すぎる)」「(二つの学科が同時に?)」「(時計塔が傾くぞ)」


    (あーらら……)

     いくつもの内なる声───多少は念話も混じっているが───は、想像以上の騒がしさに包まれていた。
     うわさ話につきものの尾ひれが何枚重ねになっているのやら。アンゼリカの所感では九割がたは肥大化したものだと思う。
     さてさて、残る一割に何があるのか。周囲の危機感とは裏腹に、盛大に足を踏み外すような真相が待ちかまえていそうな気配ではあるが。

    (それにしてはなーんか、広まりすぎてる気もするのよねぇ……)

     時計塔がひとつの建物に収まる組織なら不自然でもない。
     だが実情はロンドンを中心としていくつもの衛星都市にまたがって存在している。閉鎖的な在り方をしながらも、その実態は広く、深い。

  • 550黒鹿ファン2026/01/24(Sat) 20:44:07ID:UxNzA4MTY(145/275)NG報告

    >>549
     かつての鉱石科のロードの死と、それに伴うエルメロイ家の失墜。そのくらいセンセーショナルなニュースだったなら派閥間を超えて広まるのもわかる。
     けれど周りから聞こえてくる"声"のほとんどが具体性を持たない。いかに魔術師が不確かなるものに馴染んだ存在とはいえ、これは不自然だ。いやいっそ作為的ですらあるような……。

    「……先輩? アンゼリカ先輩ー?」
    「ん、なぁによセダムぅ」

     ちょっと集中してしまっていたらしい。後輩のセダム・ガブリエールが近づいていたことにも気づいていなかった。
     若草色の髪を揺らす少年がちょいちょいと出入り口に向けて指をさす。

    「お客さんが来てますよ。先輩と、僕に」
    「私たちに? お客さぁん?」

     指でさされた先にいたのは、ひとりの少女だった。暗い藍色のおさげをいじりながら恐縮しきった様子で、こちらに視線を向けている。よく遊びにいく考古学科の教室で見た顔だ。名前はたしか、ヨモ・ヘルメ。
     同教室に在籍している銀髪の少女に連れられて、というわけでもなさそうだ。これはいよいよ普通じゃない。
     普通じゃないから、たのしくなってきた。

    「ねぇセダム?」
    「ハイ?」
    「お祭りみたいになるわよぉ、きっと」

  • 551黒鹿ファン2026/01/24(Sat) 20:44:39ID:UxNzA4MTY(146/275)NG報告

    >>550
    ここまで~
    次回あたりまでは仕込み回~

  • 552火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/01/24(Sat) 21:34:20ID:YzOTc5OTI(16/34)NG報告

    >>551
    ルナちゃん一人を抑え込むだけの筈だった話が、いつの間にかとんでもない事になっとる…

  • 553山星2026/01/24(Sat) 22:24:28ID:cwMzk2NA=(19/39)NG報告

    >>551
    すみません…クラッフはどこの家のスパイかは明かしてません…明かしたらどこぞの末っ子に殺されてしまいます…

    それはそれとしてとんでもないことになっておる

  • 554黒鹿ファン2026/01/25(Sun) 08:39:06ID:k5ODgwMDA(147/275)NG報告

    >>552
    大変なことになってきました。でも必要なんです
    時計塔のみなさまには胡乱な方向を見てもらわないと後が困る…

    >>553
    な、なんですと
    それは申し訳ない……修正しておきます……!

  • 555名無し2026/01/27(Tue) 20:49:16ID:Q3MTU3NjI(1/22)NG報告

    あけましておめでとうございます(激遅&生存報告)

    前回のノルの続き書いてたらまた一月経ってしまった……
    返信しつつ、21時頃になったら投下します

    >>376
    僅かながらも濃密な時間を過ごせば手綱を握れるのも王の素養……

    『透明な槍』こと『幻槍』はこの時点だとノルの意思を介さない自動操縦(フルオート)……製造時の条件付けでそのまま発動しているという……(きな臭さ)

    >>377
    ヴィクトルさんの保護者属性にだいぶ助けられてる……ヴィクトルさんとロウィリナさんを書くならやっぱり特有の繋がりの描写はしたいよね、と
    工房の買い上げについてはオーランド署長と獅子劫さんがヒュドラ毒ダガーをやり取りしてたようにあくまで魔術師個人間でのやり取りなのでセーフ……という認識(ノルの扱いについてはおいおいね)

    >>378
    ノルのパワーに書き手が引っ張られてる感も無くはない、でも泣くなら静かに歯を食いしばったせず豪快に泣き喚くほうだろうなって……
    ノルが十中八九魔術関連の産物なので大別して魔術師判定になるので大丈夫かなって(神秘の隠匿)

  • 556アリウム2026/01/27(Tue) 21:00:19ID:Q3MTU3NjI(2/22)NG報告

    >>414
    至上礼装という単語が出てくると
    一代の傑物の能力を一定の再現性を持ったものに落とし込むっていうのは凄く現代魔術っぽさ(ふわふわ)を感じる

    >>415
    せっかく封印指定執行者出したからにはバトルさせたいので!
    王権魔術に関しても<王威遂行>が人体支配と知ったあたりでノルの(魔術的な)人体の一部である『幻槍』をひれ伏させるのはやりたいと思ってました

    >>477
    魔術戦の考察と自分の手札&余力に対する理解ありきの展開はサーヴァント戦とはまた違った楽しさがあります
    ぶっちゃけロウィリナさんは封印指定執行者なので本気でやられたら暴走ノル(幻槍)では勝ち目ないのでノル本人をハンデとして押し付ける調整

    >>551
    おぉ、どんどん広がっていく……そしてside:表記にまで干渉してくる揺蕩女王の主張の強さよ……

  • 557アリウム2026/01/27(Tue) 21:01:31ID:Q3MTU3NjI(3/22)NG報告

    そろそろノルの話投下します
    前回はこちら>>359>>375

  • 558アリウム2026/01/27(Tue) 21:02:33ID:Q3MTU3NjI(4/22)NG報告

    「『幻槍(ファンタジア)』! お行きなさい!」

     ヴィクトルの知己である魔術師 ロウィリナ・プルウィセトの手を借りて行われたノルの正体に迫る儀式から既に3ヶ月が経過していた。
     儀式はノル自身も知りえなかった『透明な槍』という脳裏の暴走によって中断されてしまい、彼女の素性を知ることは叶わなかった。
     同時にこの暴走を契機としてノルは『透明な槍』の制御を目的としてヴィクトルが使用する『王権魔術(ゴッズ・マンデート)』という魔術について教えを乞うこととなった。
     そんな経緯でノルは現在、デュランベルジェ家の私有地で魔術の研鑽に励んでいる。
     3ヶ月の魔術鍛錬によってノルが習得したのはヴィクトルが<王威遂行(コミュニケーション)>と称する声による人体支配の魔術である。
     『透明な槍』は魔術的にはノルの身体に紐づいた“人体”の一部として扱われるため、<王威遂行>の効果適応範囲であり、以前の暴走もヴィクトルがソレを用いて『透明な槍』を封じ込めた。
     ノルは何よりも優先してまずその魔術を習得し、『透明な槍』の制御権を得る必要があった。
     結果としてノルは他者の身体を操作するまでには至っていないものの、自己暗示の如く、自身の体の一器官である『透明な槍』を支配した。
     また、『透明な槍』に「不可視の幻が如き槍」として『幻槍(ファンタジア)』の名を与えることでその存在を安定化させ、命令を与え易くしている。
     いまやノルが一声かけるだけで総数十二本の『幻槍』を自在に動かせるようになっていた。
     そんな彼女は今、修練により手にした王権魔術と自在に操れるようになった自分の力を以て魔術戦を行っている。

  • 559アリウム2026/01/27(Tue) 21:03:18ID:Q3MTU3NjI(5/22)NG報告

    >>558

    「その程度か……ただ槍を飛ばすだけの脆い王権(まじゅつ)など、革命の露と消えるぞ?」

     飛来する幻槍をガンドで弾きながらノルを扱き下ろす……ノルの相手は自身の魔術の師でもあるヴィクトルであった。
     今現在行われている魔術戦はノルの魔術師としての成長を測るためのものであり、デュランベルジェの私有地で行われている。
     ノルはこの3ヶ月で魔術を扱う者として十分に成長しているが、それでも王権魔術の本家本元であるヴィクトルにその攻撃が届くことはない。
     ヴィクトルが<死刑執行(オーダー)>と称する王権の概念を取り入れたガンドは、彼自身が”王(オレ)のギロチン”と呼ぶのに相応しく、まるで分厚く重い刃のようにノルの幻槍の切っ先をシャットアウトしてしまう。
     幻槍は不可視である上に、指弾であるガンドに対して鉄槍相当の質量という優位性があってなお、攻めあぐねる実力差がそこには存在する。

    「まだ、終わりませんわよ……《王冠領(クラウン・コロニー)》!」

     しかし、だからといって実力差を認めてここで膝を屈するほどノルは素直ではないし、諦めもよくない。

    「ここはもうわたくしの所領(モノ)ですわよ〜!!」

     《王冠領(クラウン・コロニー)》。「王冠の領土」という概念の魔術化であり、 自身の周囲数メートルを一工程(シングルアクション)で陣地、結界化する。

  • 560アリウム2026/01/27(Tue) 21:04:13ID:Q3MTU3NjI(6/22)NG報告

    >>559
     一工程であるため強度は低いものの、一瞬で人払い・隔離・自身の魔術の出力向上を可能とする結界を展開。
     今回は魔術師の私有地であり人避けも済ませてあるため、その他の効果は意味をなさず、純粋に魔術の出力を上げるためだけの展開である。

    「フッハッ! 《幻槍隊列(ファランクス)》で終わらせますわ!!!」

     ノルの周囲を浮遊する幻槍の動きが、より統率の取れたものへと変化する。
     結界により強化されたノルの王権魔術がより精密かつ戦術的な幻槍の操作を可能とするのだ。
     ただ槍で突き刺し、薙ぎ払い、擲つのは戦士の戦い方に過ぎない。
     一糸乱れぬ集団陣形の指揮による制圧こそが王たる者の戦略。
     《幻槍隊列(ファランクス)》と名付けられたそのソレは王の麾下であるという概念を槍に組み込むことでよりシステマチックに運用される幻槍の密集陣形。
     不可視の槍衾が前方の敵をその物量によって圧倒し、同時に背後に立つノルを守護する障壁となる攻防一体の大技である。

    「力こそパワーですのよーーーっ!ぶっ潰れてくださいましーーーーっ!!」

     ノルの盛大な叫びと共に隊列が押し寄せるが、尚もヴィクトルは悠然と王らしく受けて立つ。

  • 561アリウム2026/01/27(Tue) 21:05:00ID:Q3MTU3NjI(7/22)NG報告

    >>560

    「数を束ねてこの王(オレ)に挑むか……時に貴様は……革命の折、粛清(ギロチン)の刃が何度振り下ろされたか知っているか?」

     投げかけられた問いと同時にヴィクトルの指弾(ガンド)が乱舞する。
     先程の最小限の魔術で幻槍を凌いでいた時とは打って変わって、ヴィクトルは眼前の幻槍隊列に連射を浴びせかける。

    「なっ!? あくまで数による押し合いで勝つつもりですの!? 舐められたものですわ……!」

     如何にヴィクトルがノルより練度の高い魔術師だとしても、そもそも物理的な影響力を持ったところで指先から発する程度の呪いであるガンドと不可視なれども鉄槍と同等の強度と重量を持つ幻槍では規模(スケール)が違う。
     まして幻槍を束ね上げた隊列を押しのけるなど、ピストルの弾丸で走行する車輌を受け止めるようなものだ。
     故に技巧を競うならまだしも、単純な力押しで負ける道理はない。

  • 562アリウム2026/01/27(Tue) 21:05:26ID:Q3MTU3NjI(8/22)NG報告

    >>561

    (だというのに……!)

     絶えず幻槍隊列へと撃ち込まれるガンド、驚くべきその速度と連射性。
     王権を魔術的に捉え、その特性を概念化する王権魔術によって、ヴィクトルは自身のガンドに歴史に名高い「太陽王」の異名、それを由来とする特性を組み込んでいた。
     即ち、陽光による魔力の充填と光に匹敵する弾速を獲得した指弾である。
     十二本の槍によって成された隊列を、一つ一つの威力は劣っていようとも総弾数で大きく上回る指弾によって撃ち破ろうとしていた。

    「それでも、まだこちらが有利なことには変わりありませんわ〜っ!」

     だが、ノルとてやられっぱなしではいない。
     結界によって緻密な制御を可能としている幻槍の陣形を崩さないまま、切っ先を操ることで飛来するガンドを弾いてみせる。
     如何に数が多くとも、まともに食らわなければ影響を受けることはない。
     そうして、ガンドを弾き、担い手であるノルを庇いながら幻槍隊列はヴィクトルに迫っていく……が、しかし。

  • 563アリウム2026/01/27(Tue) 21:06:11ID:Q3MTU3NjI(9/22)NG報告

    >>562

    「槍の支配は随分と上達したようだが……王権魔術を担う王(モノ)ならば、視野は広く持った方がいい」

     ヴィクトルの忠言と共に──パキッ、と何かが割れる音が響いた。

    「そんな、まさか!? わたくしの所領が〜〜っ! これでは……」

     それはヴィクトルが幻槍隊列を撃つと見せかけて、弾かれたガンドの跳弾による破壊を狙っていたもの───《王冠領》、即ちノルの結界が崩れた音だった。
     結界による魔術の底上げを以てして成立させていた幻槍の統制が乱れる。
     そして、そこから生まれた隙をヴィクトルは見逃さず、槍の隙間を縫うようにして指先から放たれた閃光がノルを小突いた。

    「王手(チェックメイト)だ」
    「ぎゃんっっ!!」

     此度の魔術戦でもまたノルが師であるヴィクトルを超えることは叶わなかった……。

  • 564アリウム2026/01/27(Tue) 21:07:08ID:Q3MTU3NjI(10/22)NG報告

    >>563

    「ぐや゛じい゛でずわ゛〜〜! わたくしともあろうものが、まだ届かないなんて〜〜っ!!」

     なんともデジャヴを感じる唸り声を上げながら、ノルは敗北の屈辱に震える。
     すぐにでも魔術の師であるヴィクトルのその背を飛び越え、出藍の誉れを味あわせてやると息巻いたというのに、未だにその結果に辿り着くことはなかった。

    「この王(オレ)との比較とはいえ、そう自分を卑下するな。日が昇っていなければ勝負は分からなかったぞ」

     そんなノルをヴィクトルがフォローしてみせる。
     陽光による魔力の充填がガンドの連射を支えていたのは間違いなく、ある意味でその評価は妥当なものだ。

    「下手な慰めは不要ですわっ! あなたは結局ガンドばかりで、玩具兵団(グランダルメ)も使っていないというのに! 」

     だが、それもヴィクトルが攻性魔術である<死刑執行(オーダー)>のみでノルの相手をしていたからに過ぎない。
     チェスの駒やトランプを媒介としたヴィクトルの使い魔、玩具兵団(グランダルメ)を使用していたのならより一方的な戦いになっていたかもしれない。
     少なくとも、ノルからすれば使い魔を使用しないヴィクトルにも勝てないようでは、成長しているとは言えない。

  • 565アリウム2026/01/27(Tue) 21:07:33ID:Q3MTU3NjI(11/22)NG報告

    >>564

    「次こそは一本取って、あなたに吠え面かかせて差し上げますわ〜〜っ!! 」
    「………… 」

     現在進行形で吠え面をかいているノルの言葉に、ヴィクトルは意味深な沈黙を挟んだ後に口を開く。

    「いや、次はもうない。 王(オレ)が貴様の魔術を見てやるのは今日で最後だ」
    「え? 」

     ヴィクトルの突然の発言にしばし呆然とした後、慌てて捲し立てる。

    「は、破門ということですのっ!? わたくしがいつまでもあなたに勝てなかったから見込みなしと看做して!? そんなのあんまりですわ〜〜っ!! 」
    「落ち着け、むしろ逆だ。 免許皆伝というやつだ」
    「め、免許皆伝……? わたくし、勝てていませんのに?」

     破門ではないと聞いて安堵しつつも、それはそれで納得がいかないという様子のノルにヴィクトルは仕方なしに説明する。

  • 566アリウム2026/01/27(Tue) 21:08:34ID:Q3MTU3NjI(12/22)NG報告

    >>565

    「そもそも、勝つことを条件になどしていないし、3ヶ月程度の修練で王(オレ)に勝とうなど烏滸がましいにも程がある」

     その傲慢さは王権魔術(おう)の素質ではあるがな、と呟きつつ続ける。

    「貴様の魔術は元より『透明な槍』……『幻槍』の暴走を食い止めるための処置にすぎん。それを応用する術式まで編み出す練度があるならば、当初の目的は達成していると言っていい」
    「それは、そうかもしれませんけれど……わたくし、まだスタートラインに立てたという感じで魔術師として大成したワケではありませんわよ?」

     はじめは暴走に対する対処策として王権魔術を習得するという話であった。
     しかし、ノルとしては煽られて啖呵を切った以上、自分がこの魔術で到達できるところまで極めてみたいというのが現在の心持ちだ。
     少なくとも、ヴィクトルのように他者に干渉する<王威遂行(コミュニケーション)>や玩具兵団(グランダルメ)のような使い魔を扱う術を持たない今のノルが免許皆伝と言われてもとても満足できそうにない。
     そんなノルの抗議にヴィクトルは溜息を吐いた後に更なる理由を告げる。

    「魔術を教える前にも言ったが、王(オレ)は忙しいと言っただろう? つまるところ時間切れ(タイムオーバー)というヤツだ」
    「……じ、時間切れ!? たった3ヶ月で!?」
    「貴様の素性を調べるという一度引き受けた依頼を半ばで終えてしまうのは不本意極まりないが……引き際を見極める判断力も王たる者には必要だからな」
    「なんでも王を引き合いに出せばいいと思ってませんこと!? さんざん人をその気にさせておいて、それはないんではなくて!」

  • 567アリウム2026/01/27(Tue) 21:09:25ID:Q3MTU3NjI(13/22)NG報告

    >>566
     ヴィクトルにも個人のスケジュールがある上で、自身の指導を行っていたという認識はノルには当然あるが、それはそれとして半端な形で放り出されるのは気分が悪い、と異議を唱える。
     興奮するノルを宥め賺すようにヴィクトルが諭す。

    「まぁ待て。何も、貴様の魔術師としての研鑽を止めるつもりも、素性を探ることをやめるつもりもない」
    「……どういうことですの? 」
    「ノル、これから王(オレ)は貴様を時計塔に送り出すつもりだ」
    「と、時計塔〜〜!?」

     ────時計塔。
     かつてノルとヴィクトルが訪れたブリテン島に存在する魔術協会の巨大学院。
     魔術協会の三大部門の中でも現代の魔術に最も適応した組織であり、西暦以後の西洋魔術における学びの宝庫。
     ヴィクトルはそこにノルを送り込もうというのだ。

  • 568アリウム2026/01/27(Tue) 21:10:01ID:Q3MTU3NjI(14/22)NG報告

    >>567

    「時計塔の集合知があれば貴様の何物かを解き明かすこともできるかもしれない。だが、それ以上に、時計塔で学びと経験を得れば……貴様自身が何者で在りたいかを定めることもできるだろう」

    「わたくし自身が、何者で在りたいか……」
    「そうだ、貴様は何も覚えていないし、まだ何も持ちえないが……それは何者にもなれるということだ。これからは王(オレ)ではなく貴様がノルという存在が何者かを探せ。魔窟たる時計塔でそれが出来る実力が貴様にはあると、王(オレ)がそう判断した」
    「ぐ、ぐぅ……」

     矢継ぎ早なヴィクトルの言葉に、ノルは正直、自分は都合の良いように言いくるめられてるのでは?と思った。
     しかし、同時にその言葉はノルの核心を突いてもいる。
     記憶がなく、寄る辺もないノルにとって自身が何者であるかを、何がしたいかを自分で探すというのはとても惹かれる事柄だ。
     ノルがヴィクトルを超えることを目的にしているのも、煽られたからムキになっている面もあるが、何より「それ以外の目的がない」からという点が大きい。
     そこにきて新天地での自分探しという提案は非常に魅力的であった。

    (この方が忙しいというのも、あながち嘘ではないでしょうし……)

     仮にヴィクトルの多忙が事実ではなかったとしても、彼を超えるためには彼に教わり続けるだけの関係では足りないだろう。

  • 569アリウム2026/01/27(Tue) 21:11:22ID:Q3MTU3NjI(15/22)NG報告

    >>568
    「貴様が自分自身を見定め、己の魔術を深化させられる時がくれば、その時はまた王(オレ)が相手をしてやろう」

     ノルの内面を見透かすように、ヴィクトルが発破をかける。
     やはり見聞を広め、伝え聞くだけでなく自らの経験を取り込んでこそ、この王(オトコ)を凌駕するに値する自分になれるはずだ。

    「いいでしょう! あなたに騙されてさしあげますわ! 時計塔なる魔境でメキメキと成長し、名声を高めるわたくしに、せいぜい震えるがいいですわ〜〜っ!!」

     気づけばノルはそう返答していた。
     脳裏には既に新たな場所で女王として君臨する己の姿がありありと浮かんでいた。

     ノルはまだ知らない。────ヴィクトルに手配されたロンドン行きの飛行機で、盛大に乗り物酔いをする未来を……。

  • 570アリウム2026/01/27(Tue) 21:12:14ID:Q3MTU3NjI(16/22)NG報告

    >>569

    「さて、上手くノせることは出来たが……」

     ノルを送り出したヴィクトルはデュランベルジェ家の私有地、そこにある別邸で独りごつ。
     素性不明の彼女を時計塔へと送るという作戦が成功したことに、一先ず安堵していた。

     漂着したノルを拾い上げ、ヴィクトルへと調査を依頼した人物には既に「彼女はデュランベルジェの末席に連なる者である」と説明し、ヴィクトルのポケットマネーから謝礼を支払い、納得させた。
     依頼人を騙すようでヴィクトルとしても気分がいい行いではないが、ノルの真実には辿り着けておらず、また彼女の特異性を鑑みれば下手に知らせる必要はないという判断だった。

     とはいえ、実際にノルをデュランベルジェ家の人間に加えるわけにもいかない。
     それはノルの正体が未だに不明であることもそうだが、何より養子であるヴィクトルが更に養子を迎え入れるという行為が一族の人間に歓迎されないからだ。
     先代当主に見込まれたとはいえ、スラム街で拾われた身で次期当主に選ばれたヴィクトルは身の振り方を考える必要がある。
     彼自身は王たる傲慢さを持ってこそいるが、それでも当主でありながら一族の人間の立場や面子を考えない横暴を繰り返せば、それは王であっても暴君や暗君の振る舞いとなってしまう。
     大恩ある先代の顔に泥を塗らないためにも、媚びることはなくとも顧みる必要はあるのだ。

  • 571アリウム2026/01/27(Tue) 21:12:52ID:Q3MTU3NjI(17/22)NG報告

    >>570
     よって、ノルを一族に加えるなどということは本来出来ないのだが、しかし暴走を制御するためとはいえ、既にデュランベルジェの家伝たる王権魔術を伝授してしまっている。
     故にヴィクトルはノルがデュランベルジェにとって有用な存在となることを一族に示さねばならず、そのための策が時計塔への留学である。
     魔術協会の一部門にして最大勢力である時計塔だが、しかしデュランベルジェ家はそこに属してはいない。
     それはデュランベルジェ家が元より各国の王家と縁を持つ由緒正しき貴族であり、社会の影に潜む魔術師とは違い、社会に携わる野心を持った一族だからである。
     魔術の隠匿には配慮こそすれど、この積極的に社会に関わり、権力を求めるデュランベルジェの在り方は時計塔───特に神秘を管理統制する「魔術師を統べる魔術師」たる法政科とは大変折り合いが悪い。
     法政科は時として魔術と権力をもって現実社会への介入を行うこともあるが、古くから王侯貴族といった既得権益と結びついているデュランベルジェ家とは利害がかち合うこともあり、緊張状態が続いていた。

     そこでヴィクトルはノルを対外的にはデュランベルジェ家の一員と扱い、留学のテイで送り出すことで、両者の間の楔とすることを立案した。
     デュランベルジェ家から時計塔・法政科へと差し出す人質の役割だが、実際にはデュランベルジェ家の一員ではないため失っても痛くは無い人員である。
     人質を差し出すことで関係を築きつつ、同時にノルを時計塔や法政科の内部を監視するデュランベルジェの「目」として利用する。
     ノルにはその真相を一切伝えぬまま、その存在を冷酷なまでに最大限利用することで、一族の人間に彼女の価値を認めさせるという策だった。

     だが、ヴィクトルがノルを差し向けたのはそれだけが理由ではない。

  • 572アリウム2026/01/27(Tue) 21:13:20ID:Q3MTU3NjI(18/22)NG報告

    >>571
     それは3ヶ月前の儀式でロウィリナから聞かされた情報。

     ───ノルさんがあの調子でしたので、あの場では言えませんでしたが……私はノルさんのあの『透明な槍』に触れて、わかったことがあります。

     失敗に思えた儀式だったが、ロウィリナは僅かではあるが、確かにノルの解析を行っていた。

     ───あの『透明な槍』の構成には、屍搾呪(ネクロスクイーズ)が使われています。

     そう、他ならぬ屍搾呪の使い手であるロウィリナが告げた。
     屍信仰に基づく魔術を取り込んで、人体に槍を模した器官を後付けする。
     如何なる目的なのかは分からないが、それが尋常ならざるモノであることはヴィクトルにも理解できた。

    「そして、王権魔術への適正もまた尋常なものではない、か……」

     魔術は身につけるものではなく、身に刻むもの。一朝一夕で扱えるものではない。
     だというのに、ノルは僅か3ヶ月の修練でヴィクトルには及ばないまでも、魔術師として十分な域に到達している。
     『幻想』が王権魔術によって制御可能である点も踏まえて、まるでそうなるように誂えられたかのように。

  • 573アリウム2026/01/27(Tue) 21:14:07ID:Q3MTU3NjI(19/22)NG報告

    >>572

    「屍搾呪と王権魔術……複数の魔術を跨いだ作為的なまでの関連性。なんともまぁきな臭い話だ」

     ノルの存在に魔術が関与していると予見してはいたものの、思った以上に複数の魔術師が関与している可能性が高い。
     王権魔術の適正から考えて、デュランベルジェ一族の者が一枚噛んでいてもおかしくは無い。
     である以上は、デュランベルジェ家にノルを置いておくわけにもいかないだろう。
     しかし、だとすればこの身元不明かつ何らかの陰謀を仕組まれたと思わしい少女を保護するのに相応しい場所はあるのか……

    「まったく、木を隠すなら森の中というやつだな」

     陰謀を抱えたノルを隠すのであれば、陰謀の坩堝たる時計塔をおいて他にない。
     一度でも時計塔の一生徒として籍を置いてしまえば、ノルの出自に関わる魔術師も手を出しづらくはなるだろう。
     ノルを家名と一族のための人身御供の如く利用しつつも、ヴィクトルはノル自身を危険から遠ざける為に彼女を放り込んだのだ。

    「我ながら、あの小娘のために世話を焼きすぎたな……まぁ、今度はお望み通り倫敦観光くらいはできるだろうよ」

     色々と理由を並べ立てたが、結局のところ……彼女が新天地へと漕ぎ出せたのは、何者でも彼女が、何かを見つけられるよう、見聞を広めさせるために送り出すある魔術師のお節介であった。

  • 574アリウム2026/01/27(Tue) 21:16:22ID:Q3MTU3NjI(20/22)NG報告

    以上、ここまでが忘失令嬢立志編でした

    ここから時計塔に渡って色んな揉め事に首突っ込む話も、やりたい……!

  • 575◆B8D4AQBhU22026/01/27(Tue) 22:58:54ID:A4OTAwMzA(13/14)NG報告

    >>574
    >時計塔に渡って色んな揉め事に首突っ込む話も、やりたい……!
    私も見たい!刹那と絡めてみよーぜって話は前希望もあったし、書いてみたくはありますね。
    どんな話がいいんだろ……。悩む。

    そしてやっぱつよいねヴィクトル。そーいうスキルセットにしたの自分だけども。オールラウンダー型で。強いて言えばフィジカルがそんななのは明確な欠点だろうか、タッパもないし……。

    あと思ってたよりも一族内政治ちゃんとしてるな。ヴィクトルの事情を掘り下げが出来てそこは新発見だったり。こっちでも考えていきたいですな。

    ついでに言えばノルちゃんはビシッと決めたと思ったらなんかオチがあるねぇ……。そーいう所も魅力だ。あとツッコミも上手い。

  • 576◆B8D4AQBhU22026/01/27(Tue) 23:03:22ID:A4OTAwMzA(14/14)NG報告

    んでノルちゃんとヴィクトルの身長差ってどうだったっけ、と思ってFC2wiki確認したら、どーもゲルトさんのFC2wikiとの接続復活したっぽい?もしそうならめでたい事かな。

    その場合は聖杯大会運営まとめwiki(Seesaawiki)は……、まぁ避難所としてwiki自体は残しとくか。
    皆さん暇なときに重要キャラの移植しといてくださいねー。

  • 577監獄長◆VENk5mkP7Y2026/01/27(Tue) 23:50:33ID:k0NDA1MzI(1/1)NG報告

    >>576
    あ、いえ、日本へ観光に来ていたので、ちょこっと改修しておこうかなと。

  • 578黒鹿ファン2026/01/28(Wed) 11:10:52ID:cxMzA0MDA(1/1)NG報告

    >>556
    せっかく使ってみたside表記だからいろいろ遊んでみたいなぁ…と
    出会い頭にこの圧でこられてヨモちゃんは終始ビビってたそうな

    >>574
    ノルちゃん狡猾に使われていらっしゃる…
    どう転んでも損をしない形で利用するとはヴィクトルさんも上手いことやってて、それが結局はお節介でまとまるのがいいもんですね
    ここから時計塔に渡ったノルちゃんが何やらかしてくれるか楽しみ楽しみ。法政科ってことはどこでも行けるってことですし…!

  • 579アリウム2026/01/29(Thu) 23:26:17ID:IyNDU3NzQ(21/22)NG報告

    >>575
    実質魔術協会から独立してるデュランベルジェの(次期と冠するとはいえ)当主なので魔術戦はイケイケの印象で書かせてもらいました<やっぱつよいねヴィクトル

    組織構造が時計塔に在籍する魔術師とは根本的に違う(表の権力者との繋がり)のが面白くて一族内政治に関しても筆が乗りました
    微妙に締まらないコメディリリーフな感じもノルらしさかなぁと

    >>578
    色々と政治的な事情はありますが、ノルが想定通りにデュランベルジェのスパイとして動いてくれるかと言うと……なので、ヴィクトルさんの方便な面が大きいです<結局はお節介でまとまる

    まずはスキュレカリュー教室に行ってみたいですわねぇ……

  • 580黒鹿ファン2026/01/30(Fri) 21:45:55ID:QwNzM5MjA(148/275)NG報告

    ポメラ……なんてかわいいんだポメラ……
    だんだん本気になってきちゃったよポメラ……
    ちょっと怪獣っぽい響きがあるんじゃないかポメラぁ……

    そんなポメラで書いてみた番外編を投下~

    >>579
    ずっと前から言ってましたもんねスキュレカリュー教室
    孫とどうなるかも気になりますがセナ先生からどんな評価されるかも気になったり…

  • 581黒鹿ファン2026/01/30(Fri) 21:46:07ID:QwNzM5MjA(149/275)NG報告

     side-デセフィオ・カロレンツ・ウェルペン

    「みんなが最近ゼッタイなんかおかしい!」

     本日も名無しの教室の名物問題児、ルナ・アードゥルはやかましく生きている。
     机をぺしぺしと弱めに叩いて声を張る。よくもまぁ毎日毎日毎日毎日これだけ騒げるものだ。僕なら人類としてのプライドが許せなくなると思う。
     お前は人としてアレなんだぞという思いを視線に乗せてぶつけてやるが、しかしアードゥルが気づく様子はない。なんと憎らしい。
     
    「なーに熱心にルナ見つめてんのよ」
    「ハァ!? アードゥルを、僕がァ!? 一秒たりとも見つめるわけないだろうが!!」
    「聞いてよちょっとー!」

     今ここにいるのは僕、デセフィオ・カロレンツ・ウェルペンと、先輩と姉を名乗る小汚いネズミのカヴン・プラミア、言うまでもないルナ・アードゥルの3人だ。
     3人、だけなのだ。
     いつもならこの倍くらい……なぜか他所の科からもわらわらと集まってくる面子も足せば倍くらいの人数になる。1人くらいサボるくらいはままあるが、これほどの人数が同時に姿を見せないことは珍しい。

    「やっぱみんなでなんかやってると思うの!」
    「なんかってなによ」
    「なんか!」

  • 582黒鹿ファン2026/01/30(Fri) 21:46:26ID:QwNzM5MjA(150/275)NG報告

    >>581
     具体性がない。はん、アードゥルなんて所詮その程度のものだ。
     僕は極めて品格ある動きで背筋を伸ばした。1cmでも高みへ至った視界をもって見下ろしながら、言う。

    「大方いつもの思い込みと勘違いだろう。あまり軽率に巻き込まないでほしいねぇ」
    「なにさ、デセフィオだってさびしがってるくせにー」
    「はっ、ぁ、ぇあ!? なんだってぇ!?」
    「裏返りすぎでしょ、声」
    「~~~っ! き、君こそどうなんだアードゥル!? ヘルメくんがいなくてさびしいんじゃないか?!」
    「そりゃさびしいけど……さびしい以上にあやしいんだよ!」
    「あやしいってどのあたりが?」
    「この前はメレクとなんかコソコソしてたし、先輩たちともコソコソしてたし、気づけば教室から消えてるし!」
    「いつもアンタがやってることじゃない」
    「えっ、私たち……入れ替わってる……?」
    「落ちつけアードゥル。君は君だろ」
    「とにかくあやしいんだって! なんかが! ぜったいに!」
    「うーん……まぁ、ヘルメくんだけならともかく、先輩方もまとめて動いているようだしな」
    「そういえばモートンのヤツも顔見せないわね最近。この頃はテレータばっかだわ」

  • 583黒鹿ファン2026/01/30(Fri) 21:46:48ID:QwNzM5MjA(151/275)NG報告

    >>582
     巷のうわさではエンデ先輩も海に出たと聞いたし……なんで海だ? バカンスなのかな?
     ともあれ、それなりの人数が秘密裏に動いているのは間違いないようだ。こうなってくるとむしろ少数派なのはここにいる僕たち3人なのかもしれない。

    「一回考えだすと気になってくるわね。ハブられてたらムカつくし」
    「でしょ!? でしょ!?」
    「けど怪しいからってなにすんの。今も逃げられてるのに」
    「ふっふっふ……そこはね、考えがあるんだ!」
    「…………」

     ……これは、アレだな。罠をしかけて捕まえようとか言いだす流れだろう。ちょうどよく新しい術式が完成したんだーとか言い出すアードゥルのにこにこ笑顔が目に浮かぶ。たぶん五秒後におなじ顔をしてる。

    「ちょうどよくね、足止めに使えそうな術式が──「すまないが、それは別の機会にしてほしいな」──……あり? ライカ先輩?」

     騒いでいて教室に入ってきたことも気づかなかったか。そこにいたのは赤毛に銀縁眼鏡がよく似合うサオトメ先輩がいた。

    「やぁルナ。突然だけど、今夜は一緒にパジャマパーティーなんてどうかな?」
    「へ?」
    「ちなみにこれはヨモからの提案なんだ。女子だけで夜更かししたいってね。───聞きたいことがあるんじゃないかい?」

  • 584黒鹿ファン2026/01/30(Fri) 21:47:09ID:QwNzM5MjA(152/275)NG報告

    >>583
    「行く! ぜったい行く!」
    「OK決まりだ。カヴン先輩は、どうします?」
    「行くわよ。言いたいこともあるし」

     あれよあれよという間に話が進んでいく。詳細はわからないが女子だけの話ということなら立ち聞きしているのものまずいのか? どうなんだ? 
     ……と、サオトメ先輩がこちらに向く。次いで、残酷な宣言。

    「そういうわけだデセフィオ、乙女の花園に君は入れないんだよ」
    「……え? 置いてけぼり? 僕だけが? ほんとうに?」
    「本当にすまないと思っている」
    「ウソだろう???」

     どうかウソであってくれ。頼む。

     side-ライカ・サオトメ

    「ウソでしょヨモちゃん!? ライカ先輩!? これなに!? どういうこと!?」

  • 585黒鹿ファン2026/01/30(Fri) 21:47:32ID:QwNzM5MjA(153/275)NG報告

    >>584
     女子会。
     パジャマパーティー。
     そんな単語を並べるとどんな風に想像してもらえるだろうか。仲睦まじく友情を確かめるか、近しい人間の愚痴に花開かせるか、そこに想像の余地はあるだろうけど、大きく外れることは無いと思う。
     少なくとも……寮の一室で女子ひとりを拘束するような図には、ならないと思うんだ。

    「なんで私ぐるぐる巻きにされてんの!?」
    「ルナちゃんが悪いんだよ……」

     黒猫のニットパーカーごとぐるぐる巻きにされて横たわったルナに、こちらは白兎のニットパーカーを着たヨモが詰めていく。何かしらの法に触れそうなワンシーンだ、ぜひ録画しておきたい。
     ちなみに僕が着ているのはセットらしい柴犬のニットパーカー。セットというが何をもってこの三種類パーカーをセット呼ばわりするのかはちょっとわからない。そしてカヴン先輩は僕の頭の上だ。これはちょっと珍しい。
     そうこうしている間にもルナの抗議は続く。

    「わ、私なにも悪くないよ! 悪いことしてない!」
    「メレクくんも言ってたんだから……ルナちゃんが悪いって……」
    「私!? 私なの!? なにもしてないのに!?」
    「ルナちゃんの日頃の行いが悪いって」
    「それは…………うん!」

  • 586黒鹿ファン2026/01/30(Fri) 21:47:56ID:QwNzM5MjA(154/275)NG報告

    >>585
     納得しちゃうんだ。
     普段教室で見える部分だけ相当なものだけど、見えないところでもどれだけやらかしているのやら。
     さて、窓の外はすでにとっぷりと暗く沈んでいる。また騒ぎ始めてトラブルになっても困るしそろそろ割り込もうか。

    「まぁ安心してくれよルナ。パジャマパーティーっていうのはウソじゃないからさ」
    「じゃあなんで私だけ縛られてるの……?」
    「そうしないと逃げるかもしれないからね。まぁ明日の朝まで我慢しておくれ」
    「明日? 朝? なんかあるの?」
    「パラチンタの馬車が迎えに来るんだ。そしてみんなで楽しいところに行く」
    「とっくに魔法がとけてそうな時間なのに……」
    「シンデレラは約束できないけどね。でもヨモの発案なんだ、どうか騙されてくれないかい?」
    「……ヨモちゃんの? ほんとに?」
    「うん。だから───どこにも行かないでほしいの」

     真剣で切実そのものの声だった。張り上げたわけでもない声が、ひどくひどく重く聞こえる。
     これにルナが、そして僕も面食らった。

    「ずっとここにいてほしいの。危ないことも、痛いことも、何もない場所にいてくれれば、それでいいの。それだけでいいから……」

  • 587黒鹿ファン2026/01/30(Fri) 21:48:34ID:QwNzM5MjA(155/275)NG報告

    >>586
    「……ヨモちゃん?」
    「冒険に、行かないでほしいの」
    「それって……」

     なにかが溢れてしまいそうな様子のヨモにかける言葉を見失う。
     だってそうだろう。ヨモから聞かされていた話ではあくまでバースデーパーティーをサプライズ、という話だったはずだ。クラッフも、セシボンも、その認識で今回の件に乗っかっていたはずだ。
     そのサプライズをひかえて緊張してる、なんてレベルじゃない。もっと切迫した……ある種の危機感すら漂わせているように感じられる。ヨモは一体何を考えている?
     明日、僕たちを待っているのはお誕生日会だけなのか?

    「それ、どこでやんの?」

     と。ここまで静かにしていたカヴン先輩が口を開いた。
     こちらもまた日常的に聞く声音と違う。少なくとも教室に入ってから一度も聞いたことのないような声だった。

    「ミスティール……全体基礎科の一番大きい学舎だよ。ちょっとしたお出かけだね」
    「そ。ならいいわ」
    「? 全体基礎科になにかあるのかい?」
    「べつに。アンタら全員、明日はこの辺に近づかないほうがいいわよ」
    「ふん?」

  • 588黒鹿ファン2026/01/30(Fri) 21:49:09ID:QwNzM5MjA(156/275)NG報告

    >>587
     これは先輩なりの警告だろうか。
     まるで予言者のような口ぶりだが、このネズミの先輩に占術の才能があるなんて話は聞いたことはない。あるいはネズミ的な野生の本能かもしれない。聞いたところで答えてくれるとは思えないが。

    「???」
    「っ……」

     ルナもよくわからないといった様子で目をぱちくりさせている。
     一方のヨモは思うところがありそうだけれど……さっきの妙な雰囲気のこともある。今すぐに話してくれるとは思えない。
     意味深な先輩、意味深な後輩、なにかの渦中にあるらしい後輩、そして実情をなにも知らない僕……か。ああ、いい予感がしないな。
     ……これは、ただのお誕生日会じゃすまないかもしれないね。

     side-観測球ルクスカルタ

     ───報告。
     ───ロクスロート郊外に『夜』の暴発・連鎖を観測。
     ───4分と27秒後に反応消失。
     ───以降、同質の連鎖事象は観測されていない。

  • 589黒鹿ファン2026/01/30(Fri) 21:49:43ID:QwNzM5MjA(157/275)NG報告

    >>588
    以上以上
    そろそろギアを上げていかねば…

  • 590火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/01/31(Sat) 13:19:25ID:Q1ODUyOTg(17/34)NG報告

    >>574
    ノル嬢免許皆伝、そして巣立ちの時…
    からの盛大な乗り物酔いというワードに思わずずっこけそうになりました

    大丈夫かなぁこの忘却令嬢

    >>588
    >冒険に、行かないでほしいの

    ここら辺のじっとりした感じよ…
    字面だけでもひしひしと感じられるヨモ→ルナの湿度が半端ないですな

  • 591アリウム2026/01/31(Sat) 19:13:47ID:k3NzU3ODY(22/22)NG報告

    >>580
    時系列的にはノル立志編→(セナ先生と『冒険』的な接触)→シャクラくんとの諸々(ここのえさん『その王座に誰が座るのか』)→ルナちゃんと一悶着→お孫さん絡みとかを想定してます

    >>590
    暴走は制御できても乗り物が苦手なのは据え置きなのでね……時計塔は地に足がつかない乗り物とかないから大丈夫……本当か?

    >>581
    ルナ子が悪いんだよ……
    誕生日サプライズと聞いてこんな湿度マシマシなやり取り見せられたらそりゃ困惑してしまう

    そして、限定型魔術礼装さんがなんか不穏な報告してま゛すー゛ー゛!゛!゛

  • 592黒鹿ファン2026/01/31(Sat) 23:01:10ID:g4OTExMDQ(158/275)NG報告

    >>590
    中納言さん公認でヨモちゃんはしっとりしてるとのことですので私も遠慮しません
    キャラクターイメージが『雨』な女の子は伊達ではないとね…言ってやりたいのですよ…

    >>591
    ルナは自分に向けられる感情に無自覚がちなので本当に悪いヤツです
    メレ坊もそうだそうだと言ってる気がします

    ハイそしてコレは翌日の話
    やることは変わらないので覚えてても覚えてなくてもどっちでもいいです

  • 593黒鹿ファン2026/02/01(Sun) 21:53:09ID:YwOTM5ODQ(159/275)NG報告

    イギリスのバレンタインは男性→女性で贈るのが一般的と聞いて椅子からプチ横転中
    もう……もうあと2週間もないのですよ……??

  • 594◆B8D4AQBhU22026/02/05(Thu) 11:32:31ID:I1MzQxNjA(1/1)NG報告

    お疲れ様です。えー、発表。以前投稿した王龍牙ですが……。
    こことは別のシリーズでメイン?やる事になったので、コッチの聖杯戦争やらで出すのはしないかもです……。
    >>588
    多少不穏な雰囲気もありますが、割と無事にサプライズ成功できそう……?なんにせよ続きが楽しみ
    >>593
    そうですなー。そろそろバレンタインイベントの時期!
    サタンのチョコシナリオ辺りでも書いてみるかなぁ……。

  • 595黒鹿ファン2026/02/05(Thu) 12:37:43ID:I3MzI5NTU(1/1)NG報告

    >>594
    これは特に意味のないネタバレですがサプライズは成功します
    誰が一番びっくりするかは私にも謎です

    そろそろ私はバレンタインくんちゃんが何考えてるかわかんなくなってきましたよ
    お菓子会社の陰謀がほにゃららとか言うなら時計塔もなんか陰謀走らせたっていいのでは…?例のランキングみたいなノリで…

  • 596黒鹿ファン2026/02/05(Thu) 20:44:22ID:UzNjI3MjA(160/275)NG報告

    本番直前の緊張感みたいなのって書くのむずかしいな……ハラハラしてる感じを出すのむつかしい……
    ハイそんなわけで更新分を投下投下ー

  • 597黒鹿ファン2026/02/05(Thu) 20:44:33ID:UzNjI3MjA(161/275)NG報告

     side-お集まりいただいた時計塔の皆様

     それは明朝のことだ。
     時計塔・全体基礎科の管理するひときわ大きな学舎の周辺では、通常、ありえない人数の魔術師が集まりつつあった。
     彼ら彼女らは明確な目的があるわけでない。また利益が得られる目算もない。それでもこうして一定の人数が集まっているのは"なにか"があると感じているからだ。
     この場の魔術師たちが誰ともなく視線を交わす。皆、殺気にも近しい意欲をみなぎらせている。互いが互いにこの場へ赴いたことが正しかったと確認し直していた。
     時計塔には学科と派閥で振り分けられて集まる人員は偏りがちだ。だがこの場においてはそういった偏りは見られない。つまり"なにか"の内容次第では派閥争いからより直接的な抗争まで発展する可能性まで秘めている。
     ここにいる全員がその可能性を承知のうえでここへ来た。すなわち、荒事にある程度慣れたメンバーが多いということでもある。綺麗に仕立てられたスーツの懐には、色とりどりの魔杖や呪符が仕込まれていることだろう。

     ……まさかこの集まりが、ただのお誕生日会だとも知らずに。

     現状をそのように把握し、メレク・アルマソフィアは周囲に気取られることのないよう細い細い息を吐きだす。
     周囲の観察をしながらも足は止めない。今のメレクは諸事情で『これから旅行へ行く少年』そのものに見える服装をしていた。やや活発な印象を与える帽子も、顔が見えにくくなるようにと選んだものだ。
     そこへ、やはり大きく見える荷物を持ったお付きの老爺、フェーブスが小声で報告をする。

  • 598黒鹿ファン2026/02/05(Thu) 20:44:55ID:UzNjI3MjA(162/275)NG報告

    >>597
    「坊ちゃまの言われたとおりです。想定を大きく超えた人数が動いています」
    「意図的なものでしょうね。こちらの思惑に便乗して"噂"を広げた者がいると見ていい」
    「……その者を、敵と見ますか?」
    「いえ、心当たりはあります。放置して構わない手合いですし、広い目で見れば味方とも言える」
    「この現状を見ても味方と判断しますか?」
    「えぇ見ますとも。まだ会場を開くまで時間はある。ここにいる全員が"噂"だよりの状況なら大きく動くことはあり得ません。彼らは魔術師であると共に、プライド高い貴族達なのですから」
    「先んじて品位を落とすような振る舞いはしない……と?」
    「それが不利になる状況ですから。その不利すら理解できない粗忽者の対処はフェーブス、貴方に任せます」
    「お任せを」

     恭しく礼をすることはない。この場ではメレクとフェーブスは旅行前の孫と爺のように見えてなければならない。
     この後は周囲の魔術師の意識から外れる場所まで行き、そこで改めて別行動を取る予定だった。

    「時間も近い。僕はそろそろ待ち合わせに行きます」
    「そのことですが。実はもうひとつ報告があります」
    「?? なぜまとめて報告しなかったのです?」
    「坊ちゃまの判断力を確保するためです。この話は、冷静さを失うこともあろうかと思いまして」
    「……不思議ですね。ひどく嫌な予感がしてきましたよ」
    「その直感は大正解にございます。つい先ほど考古学科にて…………」

  • 599黒鹿ファン2026/02/05(Thu) 20:45:18ID:UzNjI3MjA(163/275)NG報告

    >>598
     side-ヨモ・ヘルメ

     ルナちゃんがいなくなった。
     今朝起きてすぐ気づいた。部屋の主であるルナちゃんは私たちを置いてどこかへ消えた。
     悪ふざけの可能性も考えた。いち早く目が覚めたのでかくれておどろかせてやろうとしている。そんな風に考えた。でもさして広くない寮の自室でかくれる場所なんていくらもない。ものの数分でその可能性は否定された。
     その広くもない部屋の床には昨晩着ていたニットパーカーが脱ぎ捨てられている。
     着替えて、外へ出た。
     状況を見ればそうなってしまう。

    「うーん、本当にじっとしていられない子だなぁ」

     ライカ先輩が軽い調子でこぼす。
     いつもなら、その評価に相槌をうっていたと思う。『そうですね』『あんなに言ったのに』『でもそういうところが』……そんな言葉を並べていたと思うけど、今だけは別だ。
     だって今日はルナちゃんの誕生日だ。
     そして、霊墓アルビオンからの不規則な出入口とされる"泡"が同時多発的に現れる日だ。
     こんな日にルナちゃんがひとりで出歩く? 考えるだけでおそろしい。きっとただじゃすまない。考古学科のもっと上の魔術師と問題になるかもしれない。"泡"を通して地上にまで浮いてきたアルビオンの怪物に襲われてしまうかもしれない。いや、ルナちゃんなら状況を理解してしまえば、自分から"泡"に飛びこんでいくことだって……───

  • 600黒鹿ファン2026/02/05(Thu) 20:46:08ID:UzNjI3MjA(164/275)NG報告

    >>599
    「───すぐ捜しましょう!」
    「んっ? そうだね、そうしようか」

     怪訝そうにしながらもライカ先輩はついてきてくれた。カヴン先輩は起きたときからずっと気配がないけど、今はそっちに意識を向けてはいられない。
     メッセージアプリを立ち上げてルナちゃんにごく短い連絡を複数回入れる。通話もかける。出る気配は……ナシ。
     焦りが表情に出ていたのか、事情を知らないライカ先輩にも「大丈夫だよ」なんて言わせてしまう。情けなさと申し訳なさで胸がいっぱいだ。

    「ほら下にはもうセシボンとクラッフが、あのキッチンカーで来てくれてるみたいだから」
    「はい……はいっ」

     廊下を走って、階段を飛び降りた。
     寮のすぐそばの駐車場に2人の先輩の姿が見えた。朝の挨拶も、こうして朝早くから来てくれたことも、見慣れない私服姿へのコメントもぜんぶ飛ばして、勢いよく詰めよる。

    「ルナちゃんっ、ルナちゃんが先に来てませんか!?」
    「おうっ? 来てねぇが……今日なんか元気だなヘルメ」
    「いえそれよりも、ヨモさん? ルナさんはいないんですか? 寮の部屋にも?」
    「いないんですっ! 鍵も閉めて縛っておいたのにそれでも……!」
    「一部気になりますがとにかくルナさんはいないんですね? 部屋に隠れてる訳でもなく」
    「はいっ、どこにも……!」

  • 601黒鹿ファン2026/02/05(Thu) 20:46:40ID:UzNjI3MjA(165/275)NG報告

    >>600
     そのとき、ヴーと音を立ててポケットが揺れる。ついさっきしまったばかりのスマートフォンに通知が届いたのだ。

    「っ!」

     ぱっと手にとって画面を見る。3人の先輩がたも同様に覗きこんできた。
     はたして画面に表示されていた名前は、期待通りにルナちゃんだった。ひとまずは無事であることを喜びつつ、送られてきたばかりのメッセージをみんなで読む。
     そこに表示されたメッセージは……───

    <ごめん! メレクのおにーさんに会っちゃったから遅れそう! 本当ごめん!>

     ───……などという内容で。

    「…………」
    「…………」
    「…………」
    「…………………はぁぁぁぁっ?!!?」

     私は本当の本当に、いつもなら絶対上げないような叫び声を、朝焼けのロンドンに響かせた。

  • 602黒鹿ファン2026/02/05(Thu) 20:47:02ID:UzNjI3MjA(166/275)NG報告

    >>601
    以上~
    ここで切りたかったので今回は短めです

  • 603◆B8D4AQBhU22026/02/08(Sun) 23:17:13ID:Y3NDAwMDA(1/2)NG報告

    最近若干別タスクが忙し目。先日のニンテンドーダイレクトでは喜ばしい事があったし、買いたい新作ゲームが増えた
    >>602
    ルナちゃんってば、本当に一つ所に留めてはおけないなぁ……。
    無軌道&乱反射のスーパーボールみたいな子ですわ

  • 604黒鹿ファン2026/02/09(Mon) 14:08:17ID:UxOTc4Njc(1/1)NG報告

    >>603
    なのでヨモちゃんが心配しまくるわけでね…
    どうにかなっちゃう前に頑張ってこやつを捕まえないといけない

  • 605ここのえ2026/02/11(Wed) 23:22:35ID:E5MTMxNTA(1/36)NG報告

    縮地使いの魔術師つくりたいねぇ…なんて考えていたら全然考えがまとまらないワケダ
    寒いし花粉症だしでROMりそうな春の波動

    >>574
    ここからノル嬢の時計塔デイズがはじまる…!
    魔術の応酬もさることながら時計塔行きの理由が「なるほど!」となるなった。ノルを作った魔術的背景も気になる伏線が────
    >>602
    泡に飛び込むのを確信するある種の信頼関係よ
    あれこれアルビオンで誕生日パーティーするやつ…??

  • 606火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/02/12(Thu) 00:36:21ID:A3NTI2OTY(18/34)NG報告

    >>602
    メレク、ナイスフォローと言っていいのかどうか
    フェーブスさんが伝えた「悪い予感」の正体とは…?

  • 607黒鹿ファン2026/02/13(Fri) 14:48:33ID:g5NTE0NTg(1/10)NG報告

    13日の金曜日ネタでなにかやろうとしても毎回半年以上は先なので毎回忘れちゃう鳥頭の悲劇
    とか思ってたら来月もあるそうですわね13日の金曜日
    …どうしよ…

    あ、続き投下しますです

    >>605
    付き合いも長いのでね、そりゃあねぇ
    アルビオンは…行くかなぁ、どうかなぁ…

    >>606
    アッ…そ、それそんな深い意味のものではなく…
    お兄様のことを言ってるつもりでした…

  • 608黒鹿ファン2026/02/13(Fri) 14:48:44ID:g5NTE0NTg(2/10)NG報告

     時をいくらか巻き戻し。

     side-間久部理仁

     ……道に迷った。
     手に持ったスマートフォンに視線を落とす。目的地である赤色の目じるしから遠くはなれた地点に自分がいると表示されている。
     地図アプリは便利だが万能じゃない。使う人間次第で利便性は変わり、それすなわち使う人間次第で迷ってしまうこともあると思うんだ。いやまぁ、一番デカい原因は列車を乗り間違えたことだろうけど。

    「だってしょうがないだろ、もう日本暮らしのほうが長いくらいなんだからさ……」

     誰も聞いていないのにぶつくさとぼやく。
     オレは生まれこそギリシャの方になるが、今じゃ日本語をぺらぺらしゃべって日本食を三食あじわってジャパニーズ・コミックに慣れ親しんでる。10歳になる前からそんな生活をしていたから、それなりにニホンジン意識が根付いている。
     なんでそんなことになったかというと、家庭の事情だ。
     そしてギリシャから日本に移り住んだオレが今、イギリスのロンドンなんかに来てしまっているのも、まぁ、家庭の事情だ。
     オレは、弟に会いに来た。

    「……ハァ……またネチネチ言われんだろうなぁ……」

  • 609黒鹿ファン2026/02/13(Fri) 14:49:10ID:g5NTE0NTg(3/10)NG報告

    >>608
     弟の顔を思い浮かべた瞬間ため息がもれた。
     嫌味ったらしい言葉を並べておいてその実、正論で殴って抉ってくるのがイヤなとこだ。
     なんとも面倒くさい家庭の事情で、オレたち兄弟は顔を合わすだけでも気を遣わなきゃならない。これがまぁまぁ手間がかかる。そのあたりの段取りを整えたのも弟だ。
     弟の指示───実際の連絡はお付きの執事からもらった───で、オレは浮かれた観光客になりきってここまで来た。おかげさまで、さして中身の入っていないキャリーバッグが伝統あるロンドンの石畳を踏んで揺れる揺れる。風情もなにもあったもんじゃない。
     日取りから道順まですべて弟が決めたしさらに言えば飛行機のチケットまで手配済みだった。オレのしたことなんて一泊分の荷造りしかない。……お兄ちゃんはなにもしないのかって? ああごもっともな疑問だ、オレだってそう思う。できることなら弟の世話とかしてみたいとも思う。でもな、必要ないんだ。
     そんな必要なんていらないくらいにあの弟は優秀なんだ。それこそ"家庭の事情"が発生するレベルで優秀だったから、オレは今こうなってるわけで。
     ……あー、なんか軽く死にたくなってきたな。死なないけど。このまま迷いっぱなしだと死に目に遭うかもしれないけど。

    「とりま、動くか」

     このままウロウロしてても状況は変わらない。足だけでも動かそう。歩こう。
     いやいっそ走っていこうか。幸いにも目的地だけはわかっているし『強化』を使えば街の一つ二つを跨ぐくらいは余裕でいける。まっすぐ走るだけならカンタンだ。めちゃくちゃ名案な気がしてきたな。走るか、走ろう!
     よし、じゃあ走ろうと両足に力をこめた───そのときだった。

  • 610黒鹿ファン2026/02/13(Fri) 14:49:27ID:g5NTE0NTg(4/10)NG報告

    >>609
    「……ん?」

     目の前に人がいた。
     いやもちろん街中で人がいることは全然おかしくない。おかしいのはその足取りだ。道に迷ってうろうろしているオレよりもよっぽどふらついた……見ていて不安になるような千鳥足だ。酔っぱらいのおっさんのほうがまだマシに歩けるだろう。
     顔はうつむかせていて見えないが、それでも年が近そうな女子らしいことはわかった。真っ白なポンチョを羽織って、なお白い長髪をゆらしながら歩いている。
     その姿はなんとも不気味というか……もうぶっちゃけて言うと白い貞子さんみたいになっていた。そんな人が視界に入ればそりゃ注目せずにはいられないってもんで。
     ってか、さすがに、ちょっと心配になった。
     いや若い女の子だから声かけるとかそーゆーアレじゃない。あんな今にも車道によろけていきそうな姿を見てしまえば誰だって大丈夫ですか、の一声くらいかけるだろう。
     なにもないならそれが一番。けろっと「これがロンドンの流行りなんです」とか言われればそれでこの話は終わりだ。

    「───ふぎょっ!?」

     まるで今まで夢を見ていたかのように。
     少女が人間らしい挙動を取り戻した。そのままバランスを崩して、頭から石畳へ───

    「危ねぇ!」

  • 611黒鹿ファン2026/02/13(Fri) 14:49:42ID:g5NTE0NTg(5/10)NG報告

    >>610
     走ろうと考えていたのは本当に名案だった。おかげで反射的に起動した『強化』も過不足なく身体になじむ。
     石畳を蹴った。一度跳び、二度跳び、三歩目を踏んだときにはもう少女に手がとどく距離。
     加速しきった勢いを下半身で殺し、少女の身体をやわらかく構えた上半身で受けとめた。オレもこの子も、ケガはない……はずだ。
     いまいち状況を理解してないのか、紅の瞳をまるくしている。ぽかんとしたまま、ゆっくり口が開いていく。
     この状況で悲鳴とかあげられたら社会的に死ぬなぁ。なんて考えていたオレの耳に届いたのは、

    「……メレクとおんなじだ……」
    「へっ??」

     これから会う予定だった、弟の名前だった。

  • 612黒鹿ファン2026/02/13(Fri) 14:50:03ID:g5NTE0NTg(6/10)NG報告

    >>611
     side-ダグラス・ブリージス

     本日の業務はあらかじめ予定されていた早番の超超超早朝出勤。そして日を跨ぐこと請け合いの超超超深夜残業だ。気が重いなんてもんじゃない。今すぐに暖かな布団の中に帰りたい。あるいは吸血鬼よろしく棺桶の中で時が過ぎるのを待っていたい。
     そんなわけにはいかないのが大人の責任というもので。ああなんと世知辛い。でもやるしかない。なんといってもこれから迎えるのは、かの霊墓より昇りくる怪物たちなのだ。

    「くぅぅ……い、胃が……っ」

     胃腸への負担を最大限まで配慮した朝食───やわらかいバゲットに温かなコーンスープ───を収めたはずの内臓が、早くも悲鳴を訴えていた。
     常用してる胃薬の量が足りなかったのかもしれない。この仕事が終わったら植物科の薬師に追加で頼んでおこうと決意する。

    「深呼吸をひとつしたまえダグラス・ブリージス。貴様の役はあくまで私の後始末、補助に徹すればいい」
    「そうは言いますがねドラモンド先生、そも魔術師が矢面に出て戦うのが間違っているとは思いませんか。こんな荒事は魔術使いなり使い魔なりに任せりゃいいんですよ」
    「雇われの傭兵では情報漏洩のリスクが増す。使い魔だけでは手が足りん。よって出せるものはすべて出す合同業務だ。うれしかろう? 貴様の好む最大効率というものだ」
    「余裕ゼロの総力戦に効率もなにもないでしょうに……今日の仕事で最後まで保つような人がどれだけいるかって話ですよ」
    「無論全員だ。欠員が出ては困る」
    「そりゃそうでしょうけどねぇ……」

  • 613黒鹿ファン2026/02/13(Fri) 14:50:27ID:g5NTE0NTg(7/10)NG報告

    >>612
     筋骨隆々の冗談みたいな体躯を見上げて嘆息する。これでも隣に立つモートン・ドラモンドは俺にとって直接的な上司だ、わざとらしいため息なぞつけるはずがない。
     見上げた空は白んできているが、夜の気配もそう遠ざかってはいない。日が昇りきるまでまだまだ間がある。このような夜と日の移り変わりを"魔法の時間"などと呼ぶのだったか……ああ魔術師としては笑いのもれるような呼称だ。
     もっとも、笑っていられるのも今のうちだが。

    「はぁぁ……テレータ先生でもシウン先生でもこっちに来てくれればいいのに」
    「テレータの仕事は情報操作とかく乱だ。代えが利かん。シウン・ヴィルクレツィアは……後ほど合流するだろう」
    「遅刻ですかぁ?」
    「追加業務だ。……位置関係は頭に入っているな?」
    「お互いの位置とそこまでの最短ルート、各結界の中継点までまるっと脳みそと魔術回路で二重に保存してますよ」
    「うむ。その中で最も重要なポイントは?」
    「件の"泡"が最も浮かんでくると予言された場所。……我々がいるこの大通りです」
    「よろしい」

     満足気にうなずいて、そして巨漢講師は人っ子ひとりいない大通りへ目を向けた。俺もまたそれにならう。
     考古学科が置かれるロクスロートは、イギリスの伝統を誇る古い石造りの街並みだ。古びてこそいるが、それは一過性の流れに左右されない力強さの証明でもある。そこに住まう住民も同様であり、そこには魔術師も一般人も関係ない。

     ないのだが……今は、魔術師のためだけに街を空けてもらわねばならない。

     ほぼ確実にこの街は一時、荒れる。一般の住民が残っていればたやすく不幸を呼びこむだろう。

  • 614黒鹿ファン2026/02/13(Fri) 14:50:47ID:g5NTE0NTg(8/10)NG報告

    >>613
     しかし幸いにも近隣住民はひとり残らず家を空けていた。旅行、葬儀、夜逃げ、改装工事などなど……理由はさまざまだが皆一様に、急遽、決まったものらしい。実に素晴らしい、神秘の秘匿とはかくあるべしと賛辞に拍手をつけて贈りたい。
     静かだ。今から『嵐』が来るとは思えない。……ああいや、そういった静けさを表す故事もあったような気がする。
     ならば必然と思うしかない。やるだけやってやるしかない。覚悟と裏腹に愚痴をこぼす口はしばらく止まらないだろうが、手さえ動かしていれば文句もあるまい。
     かすかな振動が伝わった。
     まるでこちらが腹をくくるのを待っていたように。魔力の乱れが顔をだす。

    「……来たな」
    「来ましたね」

     すぐに異質と感じられる魔力と、むせるほどにただよう果実の芳香が周囲にあふれる。雪解けをむかえた春の草花のようにメギメギと音を立てて巨木が伸びた。
     幹か、根か、とっさには判断のつかぬそれが折れ曲がってロンドンの石畳を踏む。
     鈍足な歩行。あるいは急速な成長によって巨体が動く。見る者によってはそれなりに面白い見世物だろう。いやかくいう俺もそれなりの興味が引かれている。霊墓アルビオンとその迷宮に跋扈する神秘なぞ、大抵の魔術師にはやすやすと触れられぬ神秘の宝庫だ。許されるなら成長記録をつけてレポートにまとめてみたい。
     無論、時と場合によってそれは許されない。かの迷宮に住まう魔物どもを、これから自分たちは抑えつけねばならないのだから。

    「……はぁ、早引きしたくなってきた」
    「諦めろ。それと、言い忘れていたが」
    「なんです?」

  • 615黒鹿ファン2026/02/13(Fri) 14:51:09ID:g5NTE0NTg(9/10)NG報告

    >>614
    「この仕事はロード・メルアステアの名の下に人員が動かされている。裏を返せばロードが注目する仕事ということだ。……つまり、だ」
    「この仕事次第で超超超スピード出世に繋がると?」
    「断言はできんよ。ただ名を覚えられるチャンスであるというだけだ」
    「───そゥれを早く言ってくださいよドラモンド先生! そういうことならやりますよ! やってやりますよ! 考古学科・名無しの教室に廻水卿ダグラス・ブリージスあり! と! 大いに轟かせてやりますよ!! フゥ!!」

     早朝出勤? 深夜残業? ボーナスタイムなら全然ウェルカム。今日という日は大きな転機となるだろう。人生とは、運命とは、この時のためにある言葉だと心の底から断言できる。
     逸る。目に見えぬ力が背中を押す。今この瞬間に現われようとするメギメギメギギという巨木のこすれる音も、祝福を知らせるラッパの音色となんら変わらない。
     効率的で、合理的な、ダグラス・ブリージスの人生はここからはじまるのだ……!

    「……オイ、後方支援と言ったぞ。わかっているのか?」
    「えぇお任せください! 霊墓アルビオンがなにするものぞ! 俺が、いえわたくしダグラス・ブリージスが! まるっと討ち取ってみせましょう!!」
    「……(ため息)(結界の準備)(拳を握りしめる音)」

     直後、静かな朝に落とされる拳骨と怒号。それはそのまま、開戦の号砲となってロクスロートに鳴り響いた。

  • 616黒鹿ファン2026/02/13(Fri) 14:52:20ID:g5NTE0NTg(10/10)NG報告

    >>615
    以上ー
    …過去イチから3歩ほど引いて解釈違いがこわい…!

  • 617アリウム2026/02/13(Fri) 20:27:18ID:YzMTI2Njg(1/29)NG報告

    そういえば結構経過したけどこのスレで終章の話ってどこまでOKなんだろう……
    スレ産異聞帯の^@.s/egyh@とか考えたかったり……

    >>595
    >例のランキングみたいなノリ

    つまり、法政科……ってことですわね!?

    >>605
    ノルの所属(法政科)についてはスレでも皆さんに相談させてもらって色々意見をいただいたのと、デュランベルジェ家について中納言さんやrequiemさんに色々聞いたのもあって大変捗りましたね……
    出生の秘密については、いずれ……!

    >>608
    ルナちゃんは何故ふらついた状態でロンドンの街中まで……
    ついに始まる"泡"の浮上……そして、ロクスロートかぁ……(観測球の報告を思い出しつつ)

  • 618黒鹿ファン2026/02/13(Fri) 22:21:50ID:M5MDAxOTI(167/275)NG報告

    >>617
    2週間ルール的にはもう全部いいんじゃないでしょうか?
    いろいろ判明したからこそ異聞帯まわり考えてみたさありますあります

    けっこう本気で法政科方面で考えてたんですよね
    それぞれの関係値とか探るのにちょうどよさそうなイベントだなぁって…

    ふらつきながら部屋を抜け出した理由は次回〜
    今回メインはずっと考古学科のロクスロートです

  • 619火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/02/13(Fri) 22:43:34ID:Q3Nzk0NTQ(19/34)NG報告

    >>607
    >>616
    >お兄様

    ああ、そっちかぁ…。これは勘違いお恥ずかしい
    そしてついに始まった(始まってしまった)アルビオンからの"泡"、はてさてどう転ぶ事やら…

    >>617
    とりあえず無難な所では公式が提示してるレイドバトル決着後の展開以外は解禁って事でいいんじゃないでしょうか

    しかし今更ではありますが、2部終章もとうとう完結とは…
    2部始まって間もない頃、何も分かってないのに異聞帯やらクリプターやらの情報で盛り上がりながら色々アイデアこねくり回してた頃が懐かしいですな(学園SSほったらかしてる自分が言うのも何ですが)

  • 620◆B8D4AQBhU22026/02/14(Sat) 00:06:27ID:MyMzI1MDA(2/2)NG報告

    サタンとマルフィーザのバレンタインシナリオは書きたいな、という気持ち……。
    いいネタ浮かんだし。書きてー、でも時間ねー(明日は家族とドライブです)。

    2部も終わりましたなー。今やってるエピソードが終わったらどーなるんだろ。もうゴールテープは切ってる訳で、ゆったりサービス終了になるんかねぇ
    >>604
    >頑張ってこやつを捕まえないといけない
    捕まえるまでは出来るかもだけど、”捕まり続けて”くれるかどうか。今回もちょっと寝て起きただけでどっか行ってるし

  • 621黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:34:18ID:g3MTczNzY(168/275)NG報告

    スレ始まりだった2018年の自分に「2部終章まで終わっても聖杯大会スレで書いてるよ」って言ってもたぶん信じないと思います
    信じないだろうけどいろいろあったんだぁ…あったと言っても今からが本番なんだぁ…
    そんな2018年って8年前なんですよ
    8年…?
    何を言っている…?

    >>619
    いいんです…わかりにくくしちゃってた私が…私がががが

    これからどう転ぶかって展開はそうですね、チェックポイントらしきものはいくつかあるんですがね
    細かいところは今から考えるんですよ…!

    >>620
    (そこも大変だよねという顔)
    (その前段階も忙しいよねの顔)
    (まず開始から割と結構アレな顔)
    (つまり結局話せることがなにもない顔)

    待て!!!次回!!!

  • 622黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:39:58ID:g3MTczNzY(169/275)NG報告

    さてさてそして今年のバレンタインはァ!
    去年のクリスマス前から考えてましたァ!(ちゃんと書けたのは昨日)

    というわけで投下じゃオラー!

  • 623黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:40:27ID:g3MTczNzY(170/275)NG報告

     それは、わたしがいまより小さいときの思い出。
     陽の見えない地下都市で、たき火を囲んでいたときのこと。

    「いいかよく聞け、この菓子を成立させるには完全な真円が必要だ」
    「そんなきっちりしなくても」
    「いいや要る。完全な真円を描くことは、星を巡らせることと同じだからな」
    「ちがうよ、ぜったいちがう」
    「ほら見ろ……見ろよぉ……きれいな円じゃないか、もっと早く描けていれば……ああ、きれいだァ……」
    「目やばいって」

     わたしがかってに師匠とよんだ人は、自称ガリレオの変な人だ。
     変だけどいい人で、でもこういうときはやっぱりやばい。魔術よりも陰謀よりも、きれいなまるいものに目ぇぎらぎらさせるのは、ぜったい頭のおかしい人だと思う。
     いうだけあって師匠のお菓子作りはきれいだった。ぐーるぐーると円を描くラインは、さっきからまったくズレてないように見える。

    「こら、火力が乱れてるぞ。一定にしろと言ったろ」
    「師匠の目がこわいからだよ」
    「関係あるかンなもん。あと師匠言うな」

  • 624黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:40:57ID:g3MTczNzY(171/275)NG報告

    >>623
     集中しろ、と言われてわたしは目のまえのたき火を見る。
     師匠特製『魔力喰い』の火に、わたしが自前のオドをながしていく。魔力をあつかうための初歩的な訓練って師匠はいうけど、半分いじょうはお菓子つくりに利用されてるだけだと思う。

    「なんでそんなバウムクーヘンばっかり食べたがるの」
    「前にも言ったぞ。こんなにも真円を表した菓子は他にない。つまり───」
    「からだこわしちゃうよって言いたいんだけど」
    「なら大きなお世話だ。お前にはちゃんとしたもの食わせてるだろ」
    「わたしは師匠をしんぱいしてんのにー」
    「だから師匠言うなっての」

     そんな大したオチもない堂々めぐりの一幕。
     ぱちぱちと爆ぜるたき火にひもづいた記憶。
     あるいは、意外とこういうのが、忘れられない思い出になっていくのかと、そんなことを思った。

     ◇ ◇ ◇

     ぱちぱちと爆ぜるたき火をはさんで、彼女と向き合う。
     場所は時計塔からも遠く離れた高原のキャンプ場。時刻は……とっぷりと暮れた夜だった。

  • 625黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:41:18ID:g3MTczNzY(172/275)NG報告

    >>624
    「ほらメレク、止めっぱなしだと焦げるって」
    「はぁ」

     言われるがままに、アルミホイルを巻いた木の棒をぐーるぐーると回していく。
     棒の中心部ではすでに黄色いカタマリができていた。そこに、ルナが頃合いを見て同色の生地を垂らしていく。
     作っている品目はバウムクーヘンだった。
     ……なぜ?

    「いや本当になぜなんです?」
    「なにが?」
    「なぜキャンプに来てまで僕たちはバウムクーヘンを焼いているんですか?」
    「だってバレンタインだし」

     そう、バレンタインだ。
     バレンタインという名目をあらかじめ聞いていたから今日の予定も空けていたのだ。
     するとどうだろう。待ち合わせの場所・時刻に現れたのは、ラッピングされたチョコを握る少女ではなく、アウトドア装備で全身を固めた少女だった。
     説明を求める間もなく、あれよあれよと手を引かれるままにしていたら……気づいたときには、こうしてたき火を囲んでバウムクーヘンを焼いていた。
     ……やっぱり、なんで?

  • 626黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:41:42ID:g3MTczNzY(173/275)NG報告

    >>625
    「まぁフツーに買ってみんなに配ってもよかったけど……やっぱり手作りのほうが喜ばれるっぽいし」
    「一応聞きますがチョコでは駄目だったんですか?」
    「私が作れるお菓子っていったらコレしかないからね!」
    「逆になぜコレだけ作れるのか、大いに気になるところですが……」
    「師匠がよく作ってたから。ついでに手伝わされたから」
    「……では、これは思い出の味ということですか」
    「そだね。だからたき火で作りたかったなってのもあるし、あとみんなに配るからひとりで作るの大変だし」
    「だからって贈る側にも手伝わせますか、普通?」
    「だっ……て、さぁ~~……」
    「なにがだって、ですか」
    「一番最初は、メレクに食べてもらいたかったし……」
    「……」

     ああ、よくないことを考えた。忘れよう。

    「……はぁ、いいですよ。本気で迷惑に思うならとっくに帰ってますから」

     それに正直なところ迷惑なんてとんでもない。
     悪くないとすら思う。

  • 627黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:42:05ID:g3MTczNzY(174/275)NG報告

    >>626
     2人で息をあわせてのお菓子作り。それも魔術を用いていない、わざわざ用意したたき火を利用してだ。
     思いがけず、楽しい。
     アウトドア体験としては中々だ。バレンタインにキャンプとはどういうつもりかと身構えたが……こういう形の贈り物ならうれしい誤算だ。ありがたく受け取ろう。

    「さて」

     ふと、仕切り直すようにルナが声をあげた。

    「本日はここからが本題です」
    「はい? このバウムクーヘンは?」
    「デザートはクライマックス。大トリのメインイベンターです」
    「はぁ」
    「今からするのは昔話と、重い話と、思い出話なんだけど」
    「最初と最後は重複していませんか?」
    「別物だからいいの! ───で、昔話からはじめるけど、実は私って昔は超超超天才だったんだ」

     本当になんの話をしているんでしょうか。
     わからないままぐーるぐーるとバウムクーヘンを回す。タイミングを見計らってまたルナが生地をたらし、続ける。

  • 628黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:42:26ID:g3MTczNzY(175/275)NG報告

    >>627
    「歩くより先に身体を浮かせて、喋るより先に呪文を短縮してみせて、ただ息をしてるだけでオドが溢れてまわりの人を酔わせて……みたいな、もう生きてるだけで魔術に愛されてるみたいなスーパーウルトラ天才児だったの」
    「誇大表現に満ちた昔話ですね」
    「たぶんあの時ならメレクにも勝てたよ。余裕のボロ勝ち」
    「ほう……ほう。過去の栄光ごときで僕の上に立てると? それはまた思い上がられたものですね?」
    「昔の話だってば。っていうか、そんな私でも一回殺されたしね」
    「いつか聞いた話ですね。あれは……死霊病棟の時でしたか」
    「うん。その時にも言ったと思うけど、私は一回殺されて、でもなんでか生きてて、そして魔術が使えなくなってた」
    「…………」
    「あっ、コラ! 手ぇ止めたら焦げるって!」
    「……そうは言いますがね」

     魔術が使えない。
     さらりと口にした内容がどれほどの重みをもつか。
     泳げない魚。飛べない鳥。息のできない人間。魔術が使えない魔術師とは、そういう存在だ。明確な欠陥品だ。だれに聞いても廃棄するしかないと言うだろう。
     当事者ならきっと、僕もその判断を下している。迷う余地は一寸もない。

    「いいじゃん! 今は使えてるんだから!」
    「……ですが、元通りになったわけではない。誇大とすら思える語り口にあった"天才児"も今はいない」

  • 629黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:42:47ID:g3MTczNzY(176/275)NG報告

    >>628
    「それはまぁ、そうなんだけどね。でも、」
    「えぇ、それでも貴女は立った。その一歩を、僕は賞賛します。きっと、誰にでもできることはないでしょう」
    「……ぇ。ぅ……あ、ありがと?」
    「なに照れてるんですか」
    「そこで褒められると思わなかったの! これ前置きなのに!」
    「はい? 前置き? これが?」
    「そだよ、『重い話』の前置き! 魔術が使えなくなった私じゃなくて、周りの反応の話!」
    「……あえて言葉を選ばず言ってしまいますが」
    「ん? うん」
    「見捨てられたのでしょう?」
    「うん、みんな魔術師だからね。まぁ、放っておかれたこともそうだけど、私的には期待されなくなったのが、しんどかったな」
    「期待、ですか」
    「メレクはない? いずれ家名を、一族全部を背負う子に向けられる、特大の期待ってヤツ」

     ……ああ。
     ああ、それは、ひどく覚えのある話で。

  • 630黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:43:04ID:g3MTczNzY(177/275)NG報告

    >>629
    「……ありますね、現在進行形で」
    「私のときはそれがまるごとなくなってさ。もう自分も周りもギャップがすごいのなんのって。特にお母さんからは自分の子どもじゃないみたいにされて……ショックだったよ。それこそ期待されるのが、こわくなるくらいに」
    「……」
    「でさ、メレク」
    「……はい?」
    「メレクも私になんか期待してるよね?」
    「……それが、今日の『本題』ですか?」

     たしかに、そうだ。
     僕は彼女に期待している。魔術師としての合理性なんて欠片もない、いっそ子供じみた……ひどいエゴイズムにあふれた、期待が。
     ルナの狙いがなんとなくわかった気がした。
     さすがの僕でも、このような高原のキャンプ場に連れてこられれば、適当な理由を作って逃れることはできない。
     もちろん物理的に逃げることはできようが、そうすれば目の前のバウムクーヘンを焦がしてしまう。バレンタインにそれは、あんまりだろう。

    「自分の気持ちを伝える日……ではありますが。まったく人が悪い、このように手を込まずとも貴女の不満から逃げたりしませんよ」
    「んっ? ……あり? 不満??」
    「……そういう話だったでしょう? 僕からの期待は、不満を覚えるものだったのでは」
    「ぁ。あー、いや、ちがくて。そりゃ期待されるのはこわいけど、メレクのはそういうのとちがくて、」

  • 631黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:43:34ID:g3MTczNzY(178/275)NG報告

    >>630
    「違う?」
    「こっから最後の『思い出話』になるんだけど……その、私たちけっこう色々やってきたでしょ」
    「まぁ……そうですね。冒険では西から東をまたぎ、時計塔では学科も教室もとびこえて。たしかに、色々と重ねてきたものです」
    「で、あの、えーっと、いっしょに礼装作ったり、喧嘩したりでさ、そういうひとつひとつに、なんとも思わないわけじゃなくて……いやそれも自覚したのは私自身いつのまにかやらって感じで……あー、うー」
    「……? 珍しく煮え切らないですね。結局なにが言いたいんです?」
    「それが、その……ぅー、あーもう!」

     感情のありったけを出すような声に、顔を上げる。紅い瞳と、目が合った。

    「だから! 気づいたの! メレクには、期待されるのもイヤじゃないって! むしろ期待されるなら応えたいなって!」
    「……はぁ……。は?」

     その結論に、つい、間の抜けた返事をしてしまう。
     ぽかんとしたまま目を合わせていると、全力で視線をそらされた。あまりにも勢いがよすぎて、長く伸ばした銀の髪がふわりと舞うほどだった。
     そうしてたき火に照らされた横顔は、今まで重ねてきた記憶にもそうは無いほどに、朱が差しているように見えて。

  • 632黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:43:58ID:g3MTczNzY(179/275)NG報告

    >>631
    「もしや、とは思いますが、」
    「………………それが」
    「突然こんなところでバウムクーヘンを焼いたり、らしくもない昔話をしてみたり、」
    「………………なにさ」
    「ここまでの前置きすべて、照れ隠しのために費やしていたのですか?」
    「……~~~っ! ねぇ! もう! なんで言っちゃうの! そういうことをさぁ!」
    「いえ失礼。らしくない、と思っていた原因がそのように可愛らしいものとは思わず、つい」
    「今いらない! いまだけは可愛いって言われてもうれしくない! あーもー言わなきゃよかったー!!」

     荒ぶる感情に身をまかせてジタバタと……暴れたりはしない。彼女は手はまだバウムクーヘン用の生地が入ったボウルを持っている。こぼすわけにはいかない。
     自棄になったように、それを気持ち多めにたらした。
     どうやら本気で恥ずかしいらしい。ぁーぁーぅーぅーと聞き覚えのない鳴き声を発するイキモノになってしまってる。

    「そんな風になるくらいなら、黙っていればよかったでしょうに」
    「……だって、こんな日でもないとこんなの一生言わないし」
    「あぁ、バレンタインですからね」

  • 633黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:44:35ID:g3MTczNzY(180/275)NG報告

    >>632
     きっと世間一般のそれとは大きく違うものだろう。
     ここまで引っ張っておいて、ただ小さな本心を打ち明けただけ、なんて。聞く人が聞けばお笑いぐさに違いない。
     そんなことだけで内心浮かれてしまってる、自分も自分だけれども。

    「あ、感想とかいらないからね! 聞かないからね!」
    「そんなことをおっしゃらないでください。僕なりに喜びを噛みしめているのですよ? ルナの中でそこまでの気持ちを募らせて、どころか貴女なりに応えてくれようとしてるはつゆしらず───」
    「わーざーとらーしーい!! そこまで言うんだったらさぁ!!」

     ぐーるぐーると回しながら。
     息を合わせてまたひとつ重ねながら。
     照らされて形になっていく"それ"の完成はまだ遠いのだとしても。

    「私から目ぇ離さないでよね! ぜったい期待以上のもの見せてやるから!」
    「望むところです。元より手放すつもりなどありませんから」

  • 634黒鹿ファン2026/02/14(Sat) 01:45:26ID:g3MTczNzY(181/275)NG報告

    >>633
    という感じのバレンタインSS『重ねたものを切りわけて』でした
    好きなもの:バウムクーヘンです。対戦よろしくお願いします

  • 635ここのえ2026/02/15(Sun) 14:19:20ID:A1NTI5MDY(2/36)NG報告

    『ファーストサーヴァントは譲れない。』好評発売中!!
    >>616
    理仁くんとルナちゃんの出会いだー!なるほどロクスロート防衛戦というわけかー!!
    >>634
    バウムクーヘンの空洞はルナちゃんの過去と現在に繋がっておるのじゃ(ぐるぐる目)
    >>617
    2部終章のネタバレ、色々ある。
    うむ。流石ソロモン王の弟子から受け継がれてきたロード家系の全財産というべきか

    ────魔術回路を神代域に逆行接続とか、ありなんかい!?シャクラ前に知りたかったなそれ……

  • 636ここのえ2026/02/15(Sun) 14:20:02ID:A1NTI5MDY(3/36)NG報告

    【名前】ノルドナイト・デーンロウ/ Nordnite Danelaw
    【異名・表記ゆれ】ノルディ(Nordi)
    【性別】男性
    【方針・属性】混沌・善
    【魔術回路・質/量】B+/C
    【魔術回路・編成】正常
    【魔術属性】空
    【魔術系統】幻術
    【所属】時計塔
    【魔術/魔術礼装/技能など】
    〇幽世魔術(クヴェルフィング)
    魔術属性:空
    魔術特性:置換
    魔術系統:幻術
    ᛋᛁᚢᚾ-ᚼᚢᛁᚱᚠᛁᚾᚴ (sjón-hverfing/ション・クヴェルフィング/目の惑わし、錯視、幻覚)とも。
    幻術。人を惑わす魔術である。精神への介入、現実世界への虚像投影などを指す。精神世界における悪夢はもちろん、現実においてもひとつの村程度の虚像を作り上げて人々を欺くことも、夢のセーフティをつけておくことで運命的な負債は蓄積するが夢オチ化することも、対象の肉体・霊基を強制的に夢の世界の精神体(幻と同じ存在階梯)に変化させ現実での実行力を停止させることも可能。かつてウートガルザ・ロキは幻術で、野火や老いといった現象をヒトのカタチに改竄(擬人化)し、限定された空間の距離・位相そのものを操ることで角杯の底を海中に繋げたという。錬金術から派生した魔術特性だが原理的には劣化交換にしか至れない下位の基礎魔術である『置換魔術(フラッシュ・エア)』と、夢で啓示を得る『幻視行(ビジョンクエスト)』を組み合わせた術式。
    幽世の存在である虚像(幻)と実像を置換する。
    無限遠点・遠近写実の概念を利用した空間置換。
    場所と場所を繋いで飛ぶことによる強制的な超高速座標移動、対象の縮小化・拡大化、対象物の移動することによる地形操作などを可能とする。通常は視界内(あるいは“小源(オド)”の届く範囲)に限られるが、工房や霊脈と接続することで射程を拡大し、原子・分子間の距離さえ操るという。積み木のオモチャで遊ぶように都市をビルド&クラッシュする力は、かつて存在したとされる神霊の持つ『国造りの権能』に酷似する。
    人間のもつ箱の中の知覚を越えて、俯瞰の知覚によって自我が肥大化してしまうと幻視(ヒュプノス)が現死(タナトス)に変わり、どちらがどちらなのか曖昧になって結果判別がつかなくなるという危険性を持つ。

  • 637ここのえ2026/02/15(Sun) 14:20:21ID:A1NTI5MDY(4/36)NG報告

    >>636
    〇モックルカールヴィ
    魔銀(ミスリル)製。
    疑似人格がプログラミングされたゴーレム。
    外付けの心臓・魔力炉心の性質によってその様相を大きく変える。
    馬の心臓を移植すれば馬の形態になる、という様に代替身体・拡張身体といった趣が強い。

    〇限界機動(ベルセルク)
    特殊体質。
    ヴァイキングに受け継がれる異能。
    バーサーカーの語源になった狂戦士の代名詞。
    姿を変化させたり、怒りに駆られている間だけは誰も抵抗ができないほど強いが、一旦それが止むと平常よりも弱くなると言われている。人によっては、激怒が鎮まると自らの行った戦いの反動で、床に臥さねばならないほど弱くなる者も存在したという。
    実質的に無敵なようなものだが、正確には先送り・遅延といった表現が正しい。
    実験室で三徹余裕でした(反動で三日寝込む)。

  • 638ここのえ2026/02/15(Sun) 14:20:41ID:A1NTI5MDY(5/36)NG報告

    >>637
    【解説】
    “幻作りの”デーンロウ。
    彷徨海の魔術師トルキルの末裔。
    かつて天地創造の素材となった“原初の巨人(ユミル)”という巨人種の神秘。より正確には天地そのものがひとつのカタチとなった存在。この根源への路という虚像を実像(カタチ)にすることで真理たる根源に挑戦する魔術師の一族。
    『ゲスタ・ダノールム(デンマーク人の事績)』が語るところによると、シャルルマーニュ王(カール大帝)と同世代のゴトリク王の父、ゴルム王の時代(推定8世紀頃)にトゥーレ、すなわちアイスランド人の冒険家トルキルは、ウートガルザ・ロキの髭を持ち帰ったという。ウートガルザ・ロキは紛れもなく神代の“霜の巨人(ヨトゥン種)”であり、トロールに零落する前の神々に等しい存在だった。その彼が星の内海に還らず、西暦にして8世紀頃に存在する理由は定かではないが、少なくともその時代にも実体を持つ“神”と契約する機会が北欧にあったことを示している。ウートガルザ・ロキと契約し彷徨海に所属したトルキル。残された彼の子孫はヴァイキングとして大異教軍に参戦し、霊墓アルビオンの資源を求めてブリテン島に上陸。魔術協会の総本山にして最高学府となった時計塔に合流する。
    大異教軍が征服した“デーンロウ(デーン人の秩序)”の由来となるブリテン島の一級霊地の管理人(セカンドオーナー)であり、霊脈上の要所として権利を押さえてあった地所を積極的に貸し出している。行き届いた霊脈管理によって悪運や災難、霊障の類から保護されているからこそ生み出される金銭的利潤はまさに魔術あってこそ成立する現代の封建制度である。

    〇人物像
    近年の魔術世界では『内部の空間を歪曲させて通常の二倍のスペースを確保する』といった用途で扱われるほど、魔術基盤が衰退した『縮地』の魔術概念の再構築を実践し、時計塔の神童と呼ばれる。幻術は他者認識のフィルタリングの影響が強く出る分野であり、魔術行使は単なる術式の確認作業ではなく、魔術理論の仮説→実験・観測→検証・修正のための手段である。
    時計塔のアカデミックな品位からは真逆のプラクティカルな方向性。
    という評判に反して、その態度は不良。
    善悪の判断基準は社会のルールではなく、理にかなった結果や自己の探究心。そのため他者を意図的に傷つけることは少ないが、目的達成のためには非常識な手段も躊躇しない。

  • 639ここのえ2026/02/15(Sun) 14:21:30ID:A1NTI5MDY(6/36)NG報告

    >>638
    階位:開位(研究成果が認められ次第、上の階位にも手が届く)
    所属学科:考古学科(アステア)/創造科(バリュエ)
    誕生日:2月21日
    年齢:19歳
    身長・体重:182cm・78kg
    出身:イギリス(祖先にデーン人)
    イメージカラー:銀
    好きな物:イドゥンを連想させる林檎、黒パンと塩漬け肉
    嫌いな物:責任のない理想論、神にすがるだけの人間
    外見:一見すると不良学生。逆立った銀髪と三白眼が特徴的な男。魔術協会の時計塔が優秀と認めた生徒に贈られる魔術協会制服を着崩しているが、汚れてはいない。その上にトールの槌を模したかのような“狼十字架(Vargkorset)”を架けたシンプルな出で立ち。首元など衣類の下からはタトゥー代わりのルーン文字が見える(擦るだけで使えるように)。
    願い:根源到達
    決戦の日:神々の黄昏

  • 640ここのえ2026/02/15(Sun) 14:24:27ID:A1NTI5MDY(7/36)NG報告

    >>639
    「もっとシンプルでいいだろう。贈るのなら林檎だ」
    「なるほどな、リスペクトってことか」
    「見世物じゃねえ」
    「あ゛~~~?? 知らねえよ」
    「神代の神殿ってのは自分と契約した神を迎え、接続を再調整するための場だろ?
     つまりは根源と繋がり実体をもつ神を許容できる場なわけだ。神殿さえ構築できれば神の向こう側に在る根源にも至れるということだよなァ~!?」
    「俺たちは自分を救うだけの神を、自分の魔術だけを司る神を作るために魔術に奉仕してんだよ。馬鹿らしいことを真面目にやってきたんだよ。それを他の誰にも、祖先の、偉い魔術師のあんたにだろうが馬鹿になんてさせねえ」
    「魔術刻印、励起。魔術回路を神代域に逆行接続。ウートガルザ・ロキの神理を回せ!
     ────『泥の姫の天梯(デュンコンゲンス・ダッタ)』!!」

    【因縁キャラクター】
    【製作者】[[ここのえ]]

    テーマは普通の、時計塔の、魔術師にヤンキーを添えて。
    拙作フリーヤ・シグルザルドッティル・ヴィゾールヴをリメイク────跡形もねえ
    して、マイブームの縮地をセットにしていたら監獄長のウートガルザ・ロキにリメイク速度で負けた…!

  • 641ここのえ2026/02/15(Sun) 14:52:28ID:QzOTcyMzA(1/1)NG報告

    やっぱ爺キャラでも良かったな...ううむ悩む

  • 642愉悦部inクローディアァ!2026/02/15(Sun) 15:53:51ID:Y2Njc5NTk(1/1)NG報告

    >>617
    2週間ルールがOKなら話して良いのかと。
    私も終章周りは話したいんすよね。
    ^@.s/egyh@周りも確かに考えたい。

  • 643火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/02/19(Thu) 23:21:24ID:g5NDAwMDI(20/34)NG報告

    >>634
    あっついなぁ。あっつあつだなぁ(何が、とは決して言うまい)

    あれ程までに過酷と呼ぶも生温い過去を背負っているルナちゃんが、今こうして仲良く駄弁り合える関係の男子と一緒に居られるってのが無性に染み渡りますな…

    >>640
    限界機動の正しい意味での等価交換っぷりよ
    便利というかどこか本末転倒みあると言いますか、狂戦士の名にふさわしい能力だと思いました

  • 644愉悦部inクローディアァ!2026/02/20(Fri) 18:46:00ID:AxMzU0ODA(1/1)NG報告

    やっぱ旅行はいいね。
    自宅にいるより筆が若干捗る……気がする

  • 645ここのえ2026/02/20(Fri) 22:56:19ID:E5MDA1ODA(1/1)NG報告

    チャットGPT君でキャラ作りやってみたというので、個人的に永遠の課題だった「アトラス院の滅びに対抗するための兵器による滅び」をぶん投げてみました!(これがネックでアトラス院のは作れなかった)

    ...うむ、これ解答に至るまで結構たいへんだ
    完成形があるやつを補強したい時に使うのが早い
    >>643
    徹夜の反動を自分が喰らった時に「これヴァイキングやね...」と思ったとかなんとか

  • 646◆B8D4AQBhU22026/02/20(Fri) 23:06:51ID:YzMjIyNjA(1/14)NG報告

    >>644
    私は最近Ksafeを買いました。
    >>645
    AIでキャラ作りやってみたってのが私の話だとすると使ったのはGeminiのProですね
    念のため。

  • 647愉悦部inクローディアァ!2026/02/21(Sat) 05:20:24ID:U5MDg3OTI(1/1)NG報告

    >>646
    何かを断つ感じですかね?

  • 648◆B8D4AQBhU22026/02/21(Sat) 08:26:19ID:AwMTY1NDM(2/14)NG報告

    >>647
    寝る前とか創作中でのダラダラネットサーフィンwithスマートフォンの頻度が大分減らせた感じがしますね

    無為な時間の浪費が(今までよりは体感として)少なくなったよーな気がする……。

    土日中にマルフィーザとサタンのバレンタインシナリオを投稿したい!最近自前で全然かけてないし!
    という宣言もしておくか

  • 649◆B8D4AQBhU22026/02/22(Sun) 12:53:48ID:M3MTA4MjY(3/14)NG報告

    とりあえずはマルフィーザを。カルデアの日常って書くの難しい……。最近自分執筆がご無沙汰だったのもあるかもだけど。じゃ、いくべぇ


    ◆◆◆
    ▶甘い予感がする……。

    >>「ちょっと疲れたな……」
    ここは人理保障組織、カルデア。とある部屋で、一人の青年が椅子に座って一息ついていた。彼の名前は藤丸立香。人類最後のマスターであった。そんな彼のプライベートルームに、ノックの音が響いた。
    >>「はーい」
      「誰だろう?」
    返答とほぼ同時に入室してきたのは、一人の騎士だ。緋色の髪と金色の瞳。そして全身に着込んだ細身でスタイリッシュだが同時にドアが勢いよく開かれる
    「同盟者!邪魔させて貰おう!」
    元気と覇気をいっぱいに主張している彼女の名前はマルフィーザ。シャルルマーニュ伝説に登場する女戦士である。

  • 650◆B8D4AQBhU22026/02/22(Sun) 12:53:55ID:M3MTA4MjY(4/14)NG報告

    >>649
    「疲れている、みたいだな。両手に花ならぬ、体にチョコ、という訳だ!モテる男は大変だな」
    ハハハ!と豪快に笑いつつ、彼女は藤丸の背中を叩いた。思い切りが良いので、当然は彼は咽る羽目になる
    「ま、オレの要件も同じなんだがな!義理チョコ、というヤツだ。オレの本命は戦だし。……まぁグイっと一杯飲んでくれ。」
      「コーヒー?」
    >>「甘い香りがする……」
    彼女が机の上にコトリ、と置いた一杯のコップの中から、芳しい香りが漂ってくる。
    「あぁ、チョコ入りコーヒーだ。当世では、カフェモカ、と言うそうだな。オレがいつも飲んでる万能ドリンクで……疲労回復、ダイエット関連、体作りに栄養補給と八面六臂の大活躍!という訳だ。さ、まずは一献」
      「いただきまーす」
    >>「美味しそう!」
    ゴクリとイッキするカルデアのマスター。そのとなりでマルフィーザはどこか悪戯っぽく、ニヤリと笑った。
    「ところで、だ。同盟者。そのコーヒー、中に果肉が入っているんだが、気づいたか?」
    >>「まさか……」
      「面白い食感だったよ」
    「クックック……そう!すりおろし林檎を入れてある!バレンタインの息抜きに、ちょっとシミュレーターでオレの戦闘訓練に付き合って貰おう!なぁに心配するな、一戦で終わらせる!」
    >>「たすけてー!!!」
      「お手柔らかにお願いします……」

  • 651◆B8D4AQBhU22026/02/22(Sun) 12:55:00ID:M3MTA4MjY(5/14)NG報告

    >>650
    【女帝流チョココーヒー・闘魂プロテイン入り】
    マルフィーザからのバレンタインの贈り物。
    チョコクリームなどが入った、苦めのコーヒー。甘苦く、安心できるあったかさが丁度よい美味しさ。
    普段マルフィーザも飲んでいる万能ドリンクで、疲労回復、健康増進、ダイエットに体力回復、体作りなど、オールマイティーに体をメンテナンスしてくれる

    冷凍すればチョコバーっぽくなるので日持ちもするぞ!
    今回は味のアクセントに金・銀・銅と青色の林檎のすりおろしも加えられている。

    なんか淡泊だけど、まぁ自分の対カルデアスタンスを考えるとこんなモンかな、って感じもする。感想くれると嬉しいな!

  • 652愉悦部inクローディアァ!2026/02/22(Sun) 13:36:14ID:Y4MzUzNTg(1/11)NG報告

    deep shineの最新話あげます!

    ──それは正しく“光”であった。

    「ハッ……、ハハハ!良いぞ、良いぞ!」

    初手から全速力(トップスピード)に突入したランサーの破壊力は目を見張るものがある。
    おそらく魔力放出のスキル。光を放出し倉庫街を縦横無尽に駆け巡るだけ。
    なれど積み上げられたコンテナは擦過するだけで破壊されるに飽き足らず内部へと溶解し、同じように地面も炙られるように熱を上げる。
    認めよう。一撃の攻撃力という点ではバーサーカーは己が1枚上手であると言える。
    だが、速度では自身よりも上を行く。なにせ姿を完全には捉えることが出来ない。
    原初のルーンによって強化した身体能力を持ってしても視認出来るのは光の尾と髪の先がせいぜい。故にバーサーカーは攻めを捨て、見に回っていた。
    その上で。

    「フッ!」

    槍撃を捌く僅かな隙を付き剣による斬撃を加えるも、その手応えは何も無い。

    「…………………チッ!」

  • 653愉悦部inクローディアァ!2026/02/22(Sun) 13:38:00ID:Y4MzUzNTg(2/11)NG報告

    >>652
    舌打ちし無理やりにでも懐に踏み込み横薙ぎの筋にて強引に距離を開かせる。
    ランサー自身には間違いなく直撃している。しかしまるで水面に打ちつけるかの如く実体を斬ったという手応えがない。
    おそらくは何らかの加護による絶対性。
    古今東西様々な英雄達の持つありきたりな特性。
    その正体を、英霊の真名をバーサーカーは紐解かんと思案する。
    神など腐るほど見てきたバーサーカーは加護の正体を水に纏わる神……、それも木端の神ではなくオーディンやトール、フレイヤに通ずる主神クラス──海の権能であると判断した。
    だが……

    (解せんな)

    理解出来ないのはもう一つの特質。
    海と光を併せ持つ神霊などファブニールの叡智にはない。ならば。

    (これは、それぞれ別の神か!)

    勢いを増し更なる刺突を繰り出すランサーに対し剣を合わせ矛先を滑らせるように逸らす。
    火花が散り双方の距離が瞬く間に縮まり──。

  • 654愉悦部inクローディアァ!2026/02/22(Sun) 13:39:14ID:Y4MzUzNTg(3/11)NG報告

    >>653
    「スゥ………………」
    「……………………??」
    すれ違いざまに拳にh(ハガル)のルーンを刻み吹き荒れる暴風と化した裏拳を叩き込む。
    が、避けられる。
    再度距離が開き幾度目かの仕切り直しになる。
    嵐の魔力は光の魔力を反らしランサーに届いたが軽傷も軽傷といった所。効果が無い訳では無いが目立ったダメージにならないのはその高い対魔力と神性故だろう。

    (しかし、何故今儂の臭いを嗅いだのだ……?)
    「いや、なるほど儂と同じ聖杯戦争に呼ばれるだけのことはある。
    その2つの神性、神霊の核にすら通ずるだろうよ。余程神に愛されているなランサー」
    「あら、話が分かるわね。
    私は偉大なる父様達から祝福を授かってるもの。良いわ、父様達を讃えるのはより高らかにしなさい?
    貴方の宝具では私に傷1つつけられないのだから」
    みるみるうちに機嫌を良くしたランサーは饒舌に口を回しだす。
    「ハッ!驕りが過ぎるな女」
    「驕りじゃないわ。純然たる事実というものよ」
    一理はある。ランサーの言う通りバーサーカーの宝具である魔剣で傷を付けることは不可能であろう。真名を解放すればどうか、という意味でもあの水の神性だけならいざ知らず複合されている光の神性によって半減に近い結果になるだろう。
    だが。
    ………………解は既に導いた。

  • 655愉悦部inクローディアァ!2026/02/22(Sun) 13:40:50ID:Y4MzUzNTg(4/11)NG報告

    >>654
    「…………?何のつもり?」

    ランサーの疑は当然のことだ。バーサーカーは自身の武装を解除したのだから。
    闘志は消えた訳ではなく濃度を圧縮したように平に均されている。
    風もなく波紋もない水面の様に、バーサーカーはただ凪いでいた。

    「知れたことよ。ランサー、このままでは儂とて気が収まらん。
    この前戯の締となる一撃をお前にくれてやろう」
    「そう、なら通してみせなさい?」

    瞬きすら置き去りにするランサーの刺突は熱を帯びながらバーサーカーの身体を貫かんとする。
    対しバーサーカーは回避の素振りすらせず最低限、致命傷をずらしつつも芯を引き拳に力を籠める。
    そして2つが重なり合う。

    「グッ……」

    大気は引き裂かれ、積み上げられたコンテナは力の衝突の余波に耐えられないかのように溶解しながら内へと沈む。
    バーサーカーの身体を貫いた大槍は肉を抉り半ばまで突き貫く。
    そして、対するランサーは。

  • 656愉悦部inクローディアァ!2026/02/22(Sun) 13:41:26ID:Y4MzUzNTg(5/11)NG報告

    >>655
    「ッ…………、カハッ!」

    込み上げるモノを口端から出しながらその顔は苦悶の表情を彩っていた。
    ……傷が、付いたのだ。

    「やはりその祝福、武器の類を寄せ付けぬモノだったか」
    一矢をついたバーサーカーとてその対価は尋常ではない。
    腕は閃光で焼き切れ、大槍は身体の半ばまで貫いている。戦闘行動自体は続行できるがこれがこの身ではなく生半可な英霊であれば戦闘行動など不可能であり、その先に待つのは自明の理だ。

    「あなたも存外にしぶといのね、けれど……これで終わりよ」
    「───────ぬっ」

    大槍がさらなる魔力を練り上げる。螺旋の渦のように、大海で荒れ狂う渦のように。
    それに気づいたバーサーカーは片手の剣を捨て、ルーンを刻みながら縫われた状態で少しでも距離を離すように身をよぎる。
    そして。

    ────爆ぜた。

  • 657愉悦部inクローディアァ!2026/02/22(Sun) 13:42:17ID:Y4MzUzNTg(6/11)NG報告

    >>656
    “霧”を吹き飛ばしながら抉り抜いた魔力にバーサーカーは地面のコンクリートごとめくり上げられ、倉庫街外の海へと沈み落ちる。

    「…………………………」

    ランサーは槍の構えこそ解かず、親指で口元の血を拭い油断なくバーサーカーの沈んだ水面を見やる。
    そして、

    「ハッ─、ハハハハハハハハハッ!」

    海面が爆発するかの如く打ち上げられ、豪笑を上げながら、バーサーカーは尚もその姿を現した。
    左腰腕は消し飛び、辛うじて足が繋がっている程度、半ば到達しうる半身にまで負傷を受けながらもその戦意は劣ることなく逆に滾りながら彼は地に足をつけ、戦場である一画に再び踏み入れる。

    「いや、中々はあった。凡百のサーヴァントであれば十分に座に還っていたろうよ。
    まぁ儂には通じん道理だが」
    「莫迦みたいな頑丈さね。神の加護でもなくただの頑丈さ……という訳では無さそう。
    さっきの一瞬のアレ、父様達と近いモノを感じたのだけれど。それに貴方、本当は女だったワケ?」
    「……ん?
    儂は正真正銘の男であるとも。アレは所詮因果の借用よ。儂から連なる浅薄にも黄金に欲を焚べた者達の、な」
    クツクツと笑いながら燎原の如き炎を宿す紫瞳の女性、黒と白のツートンヘアーの眼鏡をかけた戦鎧の男へと幻影のように姿を変化させるバーサーカーは徐々にではあるがその身体から流れる血が止まりゆく。

  • 658愉悦部inクローディアァ!2026/02/22(Sun) 13:43:14ID:Y4MzUzNTg(7/11)NG報告

    >>657
    「マスターの治癒ね。
    私は魔術に疎い身ではあるけれど、私のマスターより大したことのないようね」
    「然り然り。あの凡夫ではこの程度であろう。そういう貴様は既に全快だな。
    が、それでも観るべき所はあったのでな。喜劇の慰み程度には丁度良い」
    戦の間話はここまでとでも言うようにどちらともなく方や槍を握り直し、方や残った拳に力を込める。
    そして、どちらでもないその空間に深緑の火柱が登り立つ。

    「いやーッははははははは!」
    高笑いを上げながら炎から現れたるは新たな参戦者──、即ちサーヴァント。
    蝶を思わせる豪奢な衣装、ともすれば戦場には似つかわしくなく街の劇場檀の上にこそ相応しいと思われる役者の如き男。
    ただ喜悦にのみ彩られた貌はひどく人間らしい……、否。箍が外れたかのように“喜色”のみが現れたソレはむしろヒトの枠を外れ歪な狂気を生み出し周囲の空気を歪ませている。
    「ハハハハハ、ハッハッハ。ああ笑った笑った。
    現界してからというもの多少の暇つぶしはしたんだがやっぱりサーヴァントとしては戦いだよな。
    という訳でどちらでもいいぜ!いややっぱ両方だ、俺も戦いに混ぜてくれ!」

    笑顔が固定化されたように絶やさないまま男は深緑の炎を剣と盾の形に具象化し振り回すように構える。

    「俺のクラスはフォーリナー!真名はサルダナパール!
    さぁさぁ、楽しくいこうぜ!」

  • 659愉悦部inクローディアァ!2026/02/22(Sun) 13:44:55ID:Y4MzUzNTg(8/11)NG報告

    >>658
    ────────。
    空気が、死んだ。
    この男あろうことか真名を自分から暴露した。何かの嘘(ブラフ)かと疑念が過ったが初見ながら理解する。この男は何も考えていないだけだ。

    「いや、嘘でしょう……?」
    「クク……」

    あまりの考えなしに唖然としたランサーに苦笑いを浮かべるバーサーカー。
    そして、この場に集った“5騎”のサーヴァント達と“3人”のマスター(人間)達。

    「オイオイ……、真名明かすとか正気じゃねぇなぁ」
    その内の1騎。
    倉庫の屋根に片膝を立て腕を乗せ身を屈めるように潜む銀髪褐色の青年は戦略ってモンがないのかと口元を引き攣らせる。
    サルダナパールあるいはサルダナパロス。
    紀元前7世紀に生きた伝説的な王。
    その生涯を浪費と放蕩、退廃に費やしたとされる、その最期は自らが放った炎の中でその財産と共に狂宴で狂い果てた、とも。
    なるほど、政略戦略にほど遠いのは自明の理だ……。
    自然なまでに空気に溶け込みその気配を一切悟らせないその技量は正しく気配遮断。
    その青年こそは此度の聖杯戦争に召喚された暗.殺者(アサシン)のサーヴァントに他ならない。

  • 660愉悦部inクローディアァ!2026/02/22(Sun) 13:45:56ID:Y4MzUzNTg(9/11)NG報告

    >>659
    「旦那(マスター)の指示は様子見って話なんだよなぁ」

    アサシンは自らのマスターの方針に従い戦いに参加せず情報収集に徹している。
    逸る思いこそあるが彼としても殺.す対象のことを知り確実に殺.したいのは合致していた。
    何より、こちらの“仕事”に理解があり、嗜好を満たす協力もしてくれている。こんなアタリのマスターであるならば率先して意を合わせるのは苦ではない。

    (それに、他にも魔力反応はあるしなぁ)

    彼の“眼”に映るこの場に集う複数の命(美食)に、アサシンは選り取り見取りとでも言うかのように舌なめずりをした。



    「…………………ん」

    ふと。目が覚めた。
    十五は布団を巡りながら冴えてしまった頭を揺らしながら寝静まっている同居人を起こさないように音を立てず、階下の店へと足を向ける。
    慣れない急な休みで寝付けなかったのか、目が覚めてしまったのは仕方ないとし、気晴らし代わりに店の在庫の確認をする。

  • 661愉悦部inクローディアァ!2026/02/22(Sun) 13:47:09ID:Y4MzUzNTg(10/11)NG報告

    >>660
    「予備の食材とスパイスがいくつか足りないか……?」
    これなら少し先の深夜営業スーパーに出向けば済みそうだとパッとスマホを点灯させ、現在時刻を確かめ……、そこでネットニュースの通知が目に入る。

    『現代の連続殺.人鬼(シリアルキラー)発生!?連続行方不明事件勃発〜〜』
    「連続行方不明……?」

    随分物騒な見出しだと思い、大通りを優先して通りあまり余計な寄り道はせずにすぐに帰ってこようという方針を立て、店の裏口からコッソリと街へと繰り出した。
    そんな十五の姿を褐色の少女、劉と茶髪をサイドテールに纏めた日本人らしい少女、古辻真里歌が影からその姿を見届ける。
    「“マスター”。やっぱり彼は聖杯戦争に関わることになるようですね」
    「元から”聖杯戦争のマスター“に近しい関係者の立場に割込みをかける形で入り込む形になっていたから、どのみち彼には聖杯戦争に参加してもらわなかったら困る。
    託宣でもそう出てたでしょう?

    ……ひょっとしてまだ怒ってる?」
    「…………もちろんです。アナタがアメリカ政府の──汎人類の依頼を受ける必要は無かったのですから。
    そういったことは“カルデアのマスター”がやれば良かったんだ」
    「あはは。自分でも損な取引だったのは分かってる。
    けど、本当に自分でも“何かを成せる”機会(チャンス)が回ってきたのなら……、やってみたいの。
    それでも助けてくれる?私の最初のサーヴァント」
    「不用说(ブー・ヨン・シュオ)。サーヴァントはマスターを助ける。当たり前のことです」

  • 662愉悦部inクローディアァ!2026/02/22(Sun) 13:55:00ID:Y4MzUzNTg(11/11)NG報告

    >>661
    以上です!
    旅行効果ヤベェよ。作家をホテルや旅館に缶詰は合理的だったんだな。

    >>651
    初めの方のバレシナだったり短めのものは存在するから淡白でも大丈夫かと。
    皆が皆重い思い入れを残すものじゃないですしね。
    淡白だろうと相手を相手を想った贈り物ならOK!ですわん。

  • 663火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/02/22(Sun) 19:29:13ID:EwMjAyNzY(21/34)NG報告

    >>651
    リンゴはリンゴでもそっちのリンゴかい!
    哀れ主人公…。強く生きろ

    >>662
    いきなり乱入してきたと思ったら爆速で真名明かすとは…
    どこぞの征服王並みの自由人過ぎる

  • 664監獄長◆VENk5mkP7Y2026/02/22(Sun) 19:38:12ID:IyNjQ0NzI(1/7)NG報告

    ナチスの聖杯戦争の為に色々と調べていたら、当時の非道なものがゴロゴロ出てきて唖然としてますわ。

    >>640
    私が作成したウートガルザ・ロキはあくまで異聞帯設定のものなので……大丈夫です!

  • 665愉悦部inクローディアァ!2026/02/22(Sun) 19:41:54ID:k1NzI0MDA(12/16)NG報告

    >>663
    逸話的にもキャラ的にもそういう駆け引きに無縁そうなので言うかなぁと……。

  • 666◆B8D4AQBhU22026/02/22(Sun) 19:50:08ID:M3MTA4MjY(6/14)NG報告

    >>662
    やっぱり聖杯戦争といったらバトルですわなぁ!!!ルナティックもそろそろセイバー現界させて前哨戦と洒落込みたくはある……。でも全体的にのんびりしてるんだよな、ルナティック陣営って
    >>662
    >淡白だろうと相手を相手を想った贈り物
    実際マルフィーザさんはさっぱり爽快サーヴァントなので、まぁ重さや湿度とは無縁ですしね、ヨシ!
    >>663
    >リンゴはリンゴでもそっちのリンゴかい!
    マルフィーザ「さぁ!戦の時間だ!!」
    これでもチョコいっぱいによる胃の負担とか軽減できるように考えたんです……。体を動かしてレッツリフレッシュ。

    つー訳でサタンのバレンタインSSも投稿しまーす

  • 667◆B8D4AQBhU22026/02/22(Sun) 19:51:57ID:M3MTA4MjY(7/14)NG報告

    ▶甘い予感がする……。

    カルデアの廊下歩いていると、向こうから人影が歩いてくるのが見えた。そして何処かツンとくるアルコールの匂い……。
    向かってきた人物はメイド服の女性である。黒と白を基調とした、クラシカルとカジュアルの中間にあるようなファッションだ。美人なツラの側面には二つの大角、背中には大きな黒翼を広げている。
    最近召喚されたサーヴァント、サタン=ルシファーである。片手にはなにやら大きな袋を持っており、逆の手には4本の瓶を指の間で挟むようにしてぶら下げている。あ、呑んだ。

    「陛下ではありませんか。探していたのですよ?」
    ケラケラと微笑みながら、片手で掴んでいたボトルをグイっと飲みだした。駄メイドである。
      「うわっ酒臭!」
    >>「ごきげんですね」
    「えぇ、本日はバレンタイン。人が他者と愛を確かめ合う、なかなかに楽しい記念日でしょう?己も気分が良くなってついつい口が緩むというモノです。白と赤のワインに林檎酒、そして蜂蜜酒。どれも美味しいですよ?陛下もどうでしょうか?」
    >>「遠慮しとく」
      「未成年だから」
    それは残念、と唇に手を当てて笑うサタンに、彼はどんな要件だったのかを質問する
    「ああぁ、それはですね……はいっ!」
    いきなり口の中の甘い欠片が突っ込まれた。非常に美味しい。今まで食べた中でも、最上級の甘味と旨味である。しかし、同時になにか嫌な予感もする。
    >>「………もしかして、貴方も?」
      「抱えてる袋の中には、もっとあるんですか?」
    「勿論そうですとも。まぁ、己は己ですからね。当然、美味しいだけではなく、”試練”も一緒にもたらすのが己です」
    では、どうぞ?と少し引きずるような形で保持していた大き目の袋を手渡してくる。

  • 668◆B8D4AQBhU22026/02/22(Sun) 19:54:19ID:M3MTA4MjY(8/14)NG報告

    >>「袋を開けるのがすっごく大変なんですよね?」
      「ヴリトラの試練みたいなチョコ……再来っ……!!!」
    覚悟をもって受け取る彼に、サタンは意外そうに眼を細める。
    「いえいえ、この包装は簡単に開きますよ?ほら!」
    そうして見えた袋の中には、夥しい数のチョコの欠片が詰まっていた
    >>「パズルのピース?」
      「これ、全部チョコ?」
    そうですとも!!と上機嫌になったサタンはいつのまにか飲み干していた酒瓶を床に置いた後、楽しそうに自らが制作したチョコの解説を始めた。
    「己はヴリトラ様のように厳しくはありません。そのチョコパズル、基本はいつ食べても大丈夫です。ペナルティー無しの美味チョコですとも。しかし……」
    >>「しかし……?」
      「完成させるともっと美味しくなる?」
    恐る恐る聞くと、魔王は意地悪そうに口角を歪める。
    「このチョコ製ジグソーパズルを完成させれば!なんと美味しさ無限大に!という趣向でございます。一時の快感を選ぶか、それとも最大の甘露を目指すか。は、汝様次第ですよ?どちらを選ぶのか、楽しみに観察させていただきます」
    【甘美な試練のチョコパズル】
    サタンからのバレンタインの贈り物。
    ヴリトラのバレンタインチョコのように、一度口にすればその甘さで魂が震え、多幸感が全身を駆け巡り、もっともっと食べたいと涎が止まらなくなる悪魔的なまでに美味なるチョコ……だがまだ完成はしていない。
    これはチョコ製のジグソーパズル。ピース数は”食べたいだけ”で、望めばいくらでも包装の袋から取り出せるミルクパズル。
    途中で食べてしまった段階で味が固定&生産が停止してしまうので、超絶美味な大判チョコを完成させて味わうか、それともピースを事前にたくさん出してから、ほんのりとした後悔と共にチビチビとつまむか、ある程度の完成チョコパズルと多量のチョコピースを味わうかは貴方次第。
    ヴリトラと違い、物理的な難易度ではなく、自分の食欲との我慢比べが主体の意地悪チョコ
    「どのような選択をしても、決して間違いではありませんよ?汝様がどのような形で試練を決着させるか、楽しみに眺めさせていただきますとも!」

  • 669◆B8D4AQBhU22026/02/22(Sun) 19:55:21ID:M3MTA4MjY(9/14)NG報告

    ちなみにメイドサタンのビジュアルはこんな感じ

  • 670愉悦部inクローディアァ!2026/02/22(Sun) 20:39:31ID:k1NzI0MDA(13/16)NG報告

    >>669
    これは男が女装している感じ……?

  • 671◆B8D4AQBhU22026/02/22(Sun) 20:59:20ID:M3MTA4MjY(10/14)NG報告

    >>670
    どちらかと言えばカーマちゃん的な男性態って感じですかね……。

  • 672レージュ2026/02/24(Tue) 23:42:55ID:Q2ODk1MzY(52/83)NG報告

    はぁ…はぁ…お久しぶりです……
    2月からシングルタスクにはめちゃくちゃ荷が重い仕事任されてどうにかなりそうです……人、増えて……

    (これは既存のフォントに置き換えてみた過去のイラスト)

  • 673レージュ2026/02/25(Wed) 00:01:15ID:c3ODEyNzU(53/83)NG報告

    >>634
    おほほほぉ〜!じんわりとあんまぁ〜い




    それはそれとして理仁がロンドンにぃ!?!?!?

  • 674ここのえ2026/02/26(Thu) 21:26:22ID:QzMTIyMzY(8/36)NG報告

    >>662
    >因果の借用よ
    うおー!かっけえ!
    キュクノス含めてランサーとバーサーカーがいかに情報で優位に立つかを実践している中で堂々と名乗ってまう暗殺者(アサシン)よ…
    >>669
    このチョコの発想は面白い~
    試練を与える者としてのサタンの悪魔性よ
    >>672
    人手不足は…最近の世の習い故…。うむ、我が社もなんだなあ……
    神秘的ミステリー物で良い~良いっすね(部外者第三者目線)

  • 675愉悦部inクローディアァ!2026/02/26(Thu) 21:33:40ID:AwNjkyMDA(14/16)NG報告

    >>674
    名乗ったのは降臨者(フォーリナー)ですね。
    アサシンは訂正通り情報収集に徹してます。

  • 676ここのえ2026/02/26(Thu) 21:41:05ID:QzMTIyMzY(9/36)NG報告

    「────Die Augen täten ihm sinken,(王のまなこは深く閉じられ)
     ────Trank nie einen Tropfen mehr.(もはや再び夢が醒めることもない)
     ゲーテの『Der König in Thule』が僕には一番、自己暗示には合っていてね」
                                        ノルドナイト・デーンロウ

    ちょっとずつデータベース化しているののの。不良から眼鏡系優男へクラスチェンジしたのは内緒だ
    https://seesaawiki.jp/grail-tournament_management/d/%a5%ce%a5%eb%a5%c9%a5%ca%a5%a4%a5%c8%a1%a6%a5%c7%a1%bc%a5%f3%a5%ed%a5%a6

    山星さん見てるかしら
    デーンロウ家と交友関係にあるスキュレカリュー家のセナ一級講師に「アトラス院の錬金術を選ぶべきよ」と言われ、彼女のコネクションでパラケルスス学派に弟子入りした。という感じでセナ先生をノルドナイトのザ・恩師にしたいんですが不都合ありますかしらかしら────!?!?

  • 677ここのえ2026/02/26(Thu) 21:42:57ID:QzMTIyMzY(10/36)NG報告

    >>675
    てへぺろ────☆(申し訳ない)
    名前のところに連続していて見落とすとは…

  • 678黒鹿ファン2026/02/27(Fri) 20:36:12ID:EzNDA3Njg(182/275)NG報告

    ちょっとだけお久しぶりです
    なんやかんやで帰る家がなくなってメンタル崩壊して流行り病こじらせてダウンしまくってました
    4月あたりからまた環境の変化が起きそうでなんかもうボロボロです
    でも一応元気です
    元気ったら元気なんです
    (´;ω;`)

  • 679火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/02/27(Fri) 20:59:44ID:ExNTQwNjY(22/34)NG報告

    >>668
    食欲に抗うジグソーパズル…!
    これはまた(色んな意味で)高難易度だぁ

    >>678
    お、おう…。その、なんと申し上げればいいものか
    あまり気の利いたことは言えませんが、つらい時は好きなだけつらいと吐き出してもいいんですよとだけお伝えします…

  • 680黒鹿ファン2026/02/27(Fri) 21:52:07ID:EzNDA3Njg(183/275)NG報告

    >>679
    今はそう言ってもらえるだけでありがたいです…
    あんまり溜め込みすぎると人里から離れるしかなくなると今回学んだので、今後は小まめにやっていこうと思います。ハイ…

  • 681レージュ2026/02/27(Fri) 23:58:08ID:M5NjQ3NTM(54/83)NG報告

    >>674
    辛い……
    ありがとうございます〜

    >>678
    お久しぶりです、なんと申し上げて良いか分かりませんが……どうかご自愛ください……

  • 682黒鹿ファン2026/02/28(Sat) 07:52:05ID:YxNTc5NTI(184/275)NG報告

    なんか書き方を間違えたかもしれない…
    物騒な事件があったとか住居消失で生活がやばいみたいな話ではないのでそこはご安心ください
    私がひざを抱えてただけという話ですゆえ…ええ…

    >>681
    ありがとうございます…
    こんなですが人里に降りられるくらいには元気です
    でもちょっと自分を甘やかそうと思います

  • 683◆B8D4AQBhU22026/02/28(Sat) 11:21:32ID:U4NzY1MjQ(11/14)NG報告

    >>674
    このチョコパズル、”不正解”がないってのが一番いやらしいと思う……。
    サタンはただ見てるだけで、なにやっても何かしら後悔残るから(完成させれば、もっとたくさん食べたかった……など)
    >>679
    ヴリトラとどっちが意地悪なんだろうか。

    そーおやマルフィーザのチョココーヒー、テスカトリポカのと似てるな。
    >>678 >>682
    まずは睡眠食事をしっかりとって貰って……。お大事に

  • 684黒鹿ファン2026/02/28(Sat) 14:47:23ID:YxNTc5NTI(185/275)NG報告

    >>683
    ありがたやありがたや…
    ちゃんと食べてるしちゃんと寝てるので体はけっこう元気です
    心は時間が解決してくれます

  • 685アリウム2026/02/28(Sat) 16:43:55ID:YzMjk0OTY(1/10)NG報告

    以前話題に上げた某作家サーヴァントを投げます

    【元ネタ】近代史
    【CLASS】アサシン/アルターエゴ
    【真名】アーサー・コナン・ドイル
    【異名・別名・表記揺れ】コナン・ドイル、探偵殺.し
    【性別】男性
    【身長・体重】185cm・107kg
    【肌色】白 【髪色】黒 【瞳色】碧
    【外見・容姿】
     無数の黒白の雛菊(デイジー)を咲かせたスーツ姿のモノクロ英国紳士。
    【地域】イギリス・アメリカ或いはスイス
    【年代】19世紀中頃から20世紀初頭または20世紀中頃
    【属性】秩序・中庸
    【天地人属性】星
    【その他属性】人型、サーヴァント、アーサー、超巨大、特別な星の力
    【ステータス】筋力:C 耐久:B 敏捷:B+ 魔力:C+ 幸運:D++ 宝具:A

  • 686アリウム2026/02/28(Sat) 16:44:31ID:YzMjk0OTY(2/10)NG報告

    >>685
    【クラス別スキル】
    気配遮断(著者):EX
     サーヴァントとしての気配を断つ。
     ドイルの場合は「物語の登場人物は往々にして誰よりも密接に物語に関わっているはずの著者の存在を認識できないとする不文律」を盾にすることで他者から認識されなくなる。
     亜種・第四の壁。執筆を怠る、やめると気配遮断のランクは大きく落ちる。

    陣地作成:C
     魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
     だが彼が作るのは工房ではなく、物語を紡ぐ“書斎”である。

    狂化:A+
     凶暴化する事で能力をアップさせるスキル。
     通常時は意思疎通が可能だが、複合された概念により視座が広がり過ぎているため、
     根本的な部分で人間と価値観を共有できない。
     自分自身の制御の為に、他の生命を利用する……ひいては抹消することも厭わない精神性は時として災害になりえる。

  • 687アリウム2026/02/28(Sat) 16:45:09ID:YzMjk0OTY(3/10)NG報告

    >>686
    【固有スキル】
    医術:C
     生前に会得した様々な医療技術。
     なお、このスキルは現代の基準で比較するのではなく、サーヴァントの生きた時代の基準で判断するものとする。
     ドイルは元々医師であり、小説の執筆は本業の片手間、患者の待ち時間中に書いていたのが始まりであったとされる。

    時代観察:A
     人間観察ではなく、時代の流れそのものを観察し、作品へと組み込むスキル。
     自身の身の置き方よりも執筆する小説の内容にその力を注ぐ為、私生活にはあまり影響しない。
     時代小説家としてのスキルだが、アサシンが執筆した探偵小説もまた、
     科学捜査が台頭する時代を先取りし、民心を掴んでいたと言える。
     たとえ本人がそれを望んでいなかったとしても……。

    まだらの紐:B
     ドイルの著作『まだらの紐』に由来するスキル。
     特殊な調教能力により犯行のための『凶器』として足り得る生物を自在に使役することができる。

  • 688アリウム2026/02/28(Sat) 16:45:41ID:YzMjk0OTY(4/10)NG報告

    >>687
    黒白の雛菊:EX
     モデル環境:デイジー・ワールド。
     複合された概念に由来するスキルであり、周辺の環境を自身の意思で調整することができる。
     特定の種の植物(花)のみが咲く環境を作る、或いは特定の種以外を環境から排除するなど。
     非常に強力な能力だが、サーヴァントの霊基出力で行われるため、規模は小さい。
     また環境さら排除される対象も一時的に世界から認識されなくなるという仮定を被せられた状態のため、
     このスキルが解除した際には何事もなく活動を再会出来る
     
    【宝具】
    『失われた世界(ザ・ロスト・ワールド)』
    ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50  最大捕捉:100人
     ドイルの著書、並びに彼の古生物学や秘境冒険小説への興味・関心が複合された概念によって後押しされ宝具となったもの。
     恐竜や猿人のような古生物を模した使い魔が跋扈する巨大な台地を展開する結界の一種。
     本来は秘境全体を再現する固有結界を望んでいたがドイルの英霊としてのパーソナリティが
     「シャーロック・ホームズの生みの親」という部分に偏っているため、これが限界であった。
     獰猛な肉食恐竜や猿人が襲いかかり、対象の冒険を阻害する試練となる。

  • 689アリウム2026/02/28(Sat) 16:47:46ID:YzMjk0OTY(5/10)NG報告

    >>688
    『最後の事件(ザ・ファイナル・プロブレム)』
    ランク:A 種別:概念宝具 レンジ:1〜999 最大捕捉: 1人
     『惑星統制機構(プラネット・コントロール・システム)』とも。
     著者(ドイル)にとっての登場人物(ホームズ)、大自然(ホシ)にとっての生命(ニンゲン)、二つの概念を重ね合わせ、
     「生命を生み育てた親が如き存在は、その生命を抹.殺.する権利を有する」という絶対的な殺.害権利を主張する宝具。

     たとえば、虫の羽音が集中を阻害する、植物の枝葉が視界を妨げる、やけに空気が身体にまとわりつくように感じ、身体が重く感じる……など、
     周囲の動植物、果ては大気や重力を局所的に操作し、対象が死.に至る環境を強引に作り上げる。
     誘い出された者はライヘンバッハの滝壺に身を投げ出した名探偵の如く、大自然の中にその命を放り出す末路を迎える。
     自然干渉の一種であるため、同様に自然霊である神霊や精霊、あるいはその加護を受けた者、または同様に高位の自然干渉術によって抵抗可能。

     かの犯罪皇帝は人の身で惑星(ホシ)を砕くことを目論んだが、ドイルは皮肉にも真逆のアプローチを採った。
     即ち、生命を生み出した雄大な大自然(ホシ)の力を使ってただ一人の探偵(ニンゲン)を抹.殺.するという殺.人計画である。

    【Weapon】
    『まだらの紐』『悪魔の足の根』
     どちらもドイル自身の著作に由来する致死毒を持った動植物。
     この霊基でのドイルは著作の中でも特に自然物に由来する武器(凶器)を好む。

  • 690アリウム2026/02/28(Sat) 16:48:25ID:YzMjk0OTY(6/10)NG報告

    >>689
    『徒手空拳』
     ドイルは生前から体格に恵まれており、スポーツを好んだとされる。
     特に互いに武器を持たず殴り合うボクシングは彼の騎士道精神と非常に相性が良かったようで、アマチュアながらかなりの強さを誇った。
     バリツでもなんでも使ってかかってくるがいい!

    【解説】
     言わずと知れた偉大なる名探偵 シャーロック・ホームズの生みの親。
     『ホームズ』シリーズをはじめとする推理小説のみならず、歴史小説やSF小説も手がける作家。
     また、小説を執筆する以前は船医・開業医を務めており、小説家として成功した後には政治活動家として活動、
     果てはホームズの如き推理で冤罪を解決するなど、その生涯は波乱万丈であった。

     ホームズが実在の人物として召喚される世界でのドイルの立ち位置は判然としないが、
     それでもホームズの名を広めたのは『アーサー・コナン・ドイル』の名で記された作品群であることに違いはない。
     キャスターで召喚された際には『シャーロック・ホームズの生みの親』としての側面が強調された作家サーヴァントとして召喚されるだろう。

  • 691アリウム2026/02/28(Sat) 16:49:01ID:YzMjk0OTY(7/10)NG報告

    >>690
     しかし、此度の召喚では『最後の事件』を執筆し、『探偵(ホームズ)を(一度)殺した作者』という側面で召喚されている。
     『最後の事件』執筆当時、ドイルは世間のホームズ人気と自身のもっと高邁な作品を執筆したいという願望の乖離に苦しみ、ホームズの存在を疎んでいたとされる。
     後年のドイルは一度殺したホームズを復活させたことに対して後悔はしていないと語り、
     彼と和解したとされているが、側面を切り取られたアサシン/アルターエゴとしての召喚では
     精神がその境地には達しておらず、ホームズの抹殺を口にして憚らない人格となっている。

     アルターエゴとして複合された霊基は神魔英雄、いずれにも属さない理論の概念化、概念が昇華されたモノ。
     ガイア・セオリー。地球が持つ自己制御機能を生命活動と解釈し、星そのものを一つの生命と定義する仮説。
     魔術世界における抑止力の片割れ『ガイア』に通じる概念であるが、あくまで科学文明社会で提唱された理論に基づくため、
     言うならば「人から見た(人が解釈した)星の意思」であり、真なるガイアの抑止力とは厳密には異なる。
     コナン・ドイルから「ホームズの生みの親」という要素が欠けたことで生まれた大幅な穴を埋めるためのエッセンス、
     このエッセンスが加わることで「生み出した生命の生殺与奪権を持つモノ」という共通点で両者は結び付けられた。
     また、生前に訪れた景勝地たるライヘンバッハの滝に強い感銘を受けたドイルは
     雄大な大自然そのものであるガイア・セオリーを受け入れ、同時にかつてライヘンバッハの滝(滝壺)を利用してホームズを葬ったように、
     ガイア・セオリーの環境操作や自然干渉の能力を探偵を亡き者にするためのトリックとして利用する。

  • 692アリウム2026/02/28(Sat) 16:49:41ID:YzMjk0OTY(8/10)NG報告

    >>691
    【人物像】
     平時は至ってまともな英国紳士。
     強者を尊び、弱者を庇護する騎士道を重んじており、時として相手を「守られるべき弱き者」と見ることはあってもそこに悪意は無い。
     作家サーヴァントに分類されるが、生前から恵まれた体格を持ち、スポーツを好んでいた点は変わらず身体を動かすことにも積極的。
     こういった点から互いに武器を持たず正々堂々と戦うボクシングを率先して戦闘に取り入れている。

     とはいえ、これらのパーソナリティは生前のドイルのものに過ぎず、複合されたガイア・セオリーの視点はそれらよりも優先される位置する。
     自らの恒常性を保つために星の生物全体を用いて環境を制御するシステムはサーヴァントの彼にも適応される。
     自身の目的のために他の生命を利用することは当然と考える……否、考えることすらなく実行に移す。
     彼の目的とは自身の恒常性の維持、それを脅かすストレスの排除であり、つまるところ探偵(ホームズ)の抹殺である。
     自身の周りにあるものすべて、人間も動植物も地形や気候といった環境すら殺人トリックに利用する、恐るべき探偵殺し。

    特技:執筆
    好きなもの:歴史小説・身体を動かすこと
    嫌いなもの:ホームズ
    天敵:ホームズ
    願い:ホームズを抹殺.する

  • 693アリウム2026/02/28(Sat) 16:50:16ID:YzMjk0OTY(9/10)NG報告

    >>692
    【一人称】私 【二人称】君 【三人称】彼/彼女/奴
    【イメージCV】宮本充
    【セリフ例】
    「『シャーロック・ホームズの生みの親』か……私はその肩書きで呼ばれることが一番許せんのだよ」
    「探偵殺し、とでも呼びたまえ。さぁ、名探偵……『最後の事件』の時間だよ」
    「丸顔の神父紐を弄る老人、もじゃ髪の博士、生真面目な紳士、それに灰色の脳細胞……本旨に反するが探偵殺しを騙る以上、誰が来ようと相手になるとも」

    「えーい!探偵の執筆に専念していたら他のことなど手につかんのだ!なんだこの使いづらいスキルは!」

    【因縁キャラクター】
    シャーロック・ホームズ
     お前を殺.す。

    ジェームズ・モリアーティ
     ある意味では探偵殺しの共犯者。
     ホームズのように問答無用で殺意を向けることはないが、目的が惑星破壊なので曲がりなりにも星を宿したドイルにとっては食えない相手。
     しかし、名前が『ジェームズ』なのはつくづく皮肉とも思っている。

  • 694アリウム2026/02/28(Sat) 16:50:42ID:YzMjk0OTY(10/10)NG報告

    >>693
    モードレッド
     父王に一矢報いた叛逆の騎士。
     ドイルの宝具および霊基が持つ「親は子の生殺与奪権を持つ」という概念に真っ向から反発する存在。
     ちょっと待ちたまえ、そのアーサー特攻というのはなんだね!完全にとばっちりではないか!!

    フォウ
     真なる星の抑止力。ガイアの怪物の幼生。
     我が目的はただ一つ、今一度目を瞑っていただきたい。

    【製作者】アリウム

  • 695山星2026/02/28(Sat) 23:35:22ID:AyNDcwOA=(20/39)NG報告

    >>676
    悪くはないむしろあり…なのですがセナ単体だとそこまでアトラス関係の錬金術師との交流がないのでセナが相談してセオリが「じゃあ…」みたいな感じで二人がかりのコネクション形成になりそうな予感がします
    あとセナは自分の教室の生徒にならない限り割と塩というか魔術師らしく等価交換を求めがちなのでセナの下で学ばないのならもうちょっとセナとのプライベートな仲の良さというか関係性の定義づけの掘り下げはいるかもですね
    それさえあれば自分の生徒ではないけど人生の恩師的なノリでそういうことはします

  • 696ここのえ2026/03/01(Sun) 08:41:23ID:QzMDU2Mjk(1/1)NG報告

    >>694
    創作者には創作物をころころする権利がある理論、最近の型月界隈の「魔法って創作理論なんじゃない説」を擦っているここのえにめっちゃ刺さる...楽しい...
    ライヘンバッハの滝(自然)が武器!ガイア理論が結びついてコカインが美味い
    >>695
    プトレみたいに分割思考は最初から持っていて良いんだよな...そしたらアトラス院挟まずに直で鉱石科で良いのか...

    ちょっと方向性は再度考えるんですけど、最終的にはスキュレカリュー教室入りな感じで想定してもらえたらなと!

  • 697黒鹿ファン2026/03/01(Sun) 12:43:40ID:c4MTIzODQ(186/275)NG報告

    ちょっくら気分転換にTRPGにふれてみようと思い立ちました
    かるーく調べてみたら思っていた以上に広すぎ&深すぎで何から手をつけたものかという状態に…
    この新世界の初心者向きって……なに……?

    >>694
    アクティブに動ける作家サーヴァントすきぃ
    殺.人計画っていう遠大な視点を星のそれと絡めるワザマエがお見事…
    例の名探偵の存在が中核になるキャラだけど、名探偵ありきではないところが素敵

  • 698レージュ2026/03/01(Sun) 12:58:07ID:I3NTM0Mzk(55/83)NG報告

    >>697
    よ う こ そ こ の 沼 へ

    というのはさておき、「TRPGの初心者向きは何か」ですか……う〜ん
    それは「どの作品が時間的にもルール的にも遊びやすいか」という意味ですか?

  • 699黒鹿ファン2026/03/01(Sun) 13:23:23ID:c4MTIzODQ(187/275)NG報告

    >>698
    そうですねぇ……どう言うべきかな。実際にプレイする以前の話といいますか
    遊び方とか、楽しみ方とか、そういう基本的なポイントを感覚で理解しやすいものはないかなーと

    Fate初心者が事件簿シリーズ見てもよくわからなくて混乱する……みたいな事故をよけたい気持ちがつよいです
    なんなら今「そうか時間も気にしないといけないんだ…」ってなってますからね
    そんなドのつく初心者ですゆえ…

  • 700レージュ2026/03/01(Sun) 13:46:11ID:I3NTM0Mzk(56/83)NG報告

    >>699
    でしたら、ネットに上がっているセッション動画や公式で出ているリプレイ本とかに触れるのはいかがでしょうか?

    もしお時間いただければ、個人的におすすめの動画&リプレイ本を紹介しますが、いかがでしょうか?
    (ただ、中にはゆっくりボイス…いわゆる機械音を使っていたり、様々な既存のアニメキャラたちをバンバン使用していたり、ストリーマーやVチューバーが絡んでたり、そういうのが苦手でしたら申し訳ない)

  • 701レージュ2026/03/01(Sun) 13:47:47ID:I3NTM0Mzk(57/83)NG報告

    (ただこんだけ鼻息荒くしていて実際に遊んだ回数は数える程度&積みゲーならぬ積みルールブックしていたのは、内緒なんだなぁ)

  • 702◆B8D4AQBhU22026/03/01(Sun) 13:54:32ID:U1NTkxODM(12/14)NG報告

    昔付き合いのあった女性がTRPG好きだったな……自分はあんまりセッションとかして関わらずだったが

    レージュさんに多少経験があるんなら、TRPGのルールを土台にしたラストまでしっかり走れるリレーSSって舞台を整えるのもアリか?初代GMをレージュさんに任せる感じで……

  • 703レージュ2026/03/01(Sun) 14:01:21ID:I3NTM0Mzk(58/83)NG報告

    >>702
    すごい重荷なので、もし本当にやるというなら辞退します

  • 704黒鹿ファン2026/03/01(Sun) 14:07:12ID:c4MTIzODQ(188/275)NG報告

    >>700
    えっ、聞きたい聞きたい
    おすすめされたいです
    ゆっくりでも配信者の方でも忌避感とかはないのでぜんぜん大丈夫です

    >>701
    (今から少しずつ崩せばいいじゃない)

  • 705レージュ2026/03/01(Sun) 14:26:37ID:I3NTM0Mzk(59/83)NG報告

    >>704
    では明日の深夜までに纏めますので、少々いただければ……っ

  • 706黒鹿ファン2026/03/01(Sun) 14:32:48ID:c4MTIzODQ(189/275)NG報告

    >>705
    やったぁ
    楽しみに待ってまーす

  • 707◆B8D4AQBhU22026/03/01(Sun) 22:05:35ID:U1NTkxODM(13/14)NG報告

    >>703
    はい、了解です。では撤回で

    リレーSSなぁ……

  • 708ここのえ2026/03/01(Sun) 23:40:51ID:A0OTg1MjU(1/2)NG報告

    ここのえ的なおすすめはニコニコだと『アイドルinエレシア』がめっちゃ好き

    本だと『ダブルクロス・リプレイ・ジパング』!
    fgoのゲストライターの田中天さんが書いたリプレイなので、夏の呼延灼とかほぼ田中天さんやないか...!というのが分かると思う。トンチキ

    ダブルクロス3rd...厨二病はこれ。シンドロームの組み合わせとか好き。

    クトゥルフTRPG...個人的には詳しくなく。界隈での知名度は抜群。クトゥルフと言えばクトゥルフTRPGを指す場合もある(fgoイベで楊貴妃のエルドリッチパワーが云々とかもろ)

  • 709火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/03/02(Mon) 00:33:05ID:MxNjA5MTY(23/34)NG報告

    >>694
    『アーサー』繋がりでモーさんから思わぬとばっちり受けてるのおもろい

    希望だった歴史小説書きたさ故にホームズ作品を疎んでたってのはコナン・ドイル関係の有名な話ですがこれがこんな形で昇華されようとは
    こういうのも英霊、ひいてはサーヴァント故の業と言うべきですかね

  • 710レージュ2026/03/02(Mon) 01:45:44ID:U4NDUxNzg(60/83)NG報告

    はぁはぁ、とりあえずその1をこっそり投下します

    TRPGでもマダミスでも狂気山脈シリーズは良いぞ(ダイマ)

    『ナポリの男たちの「狂気山脈〜邪神の山嶺〜」【TRPGリプレイ】」』
    投稿場所:YouTube
    肉声/ゆっくりボイス:◯/☓
    動画時間:合計4時間ほど
    登場人物:ゲーム実況者
    使用システム:クトゥルフ神話TRPG
    ポイント:
    山登り×クトゥルフ!
    一番心震えたのは、動画作りがすごい。
    絵や写真、動きに効果で分かりやすい。どんだけ絵を描いたんだ……と震え上がりました。
    そして参加するのは、「ゲーム実況者」というジャンルの最古参に入る(であろう)四人の古強者たち。
    本人たちの普段の会話を知っていたら演技おもろ、あっ、このグダグダやギスギス具合はいつものナポリや!ってなります。

  • 711レージュ2026/03/02(Mon) 01:47:16ID:U4NDUxNzg(61/83)NG報告

    >>710
    『演技に力が入りすぎて全く推理できないせめよん#せめ4島​ 【※ネタバレあり】」』
    投稿場所:YouTube
    肉声/ゆっくりボイス:◯/☓
    動画時間:1時間半ほど
    登場人物:ストリーマー、Vチューバー
    使用システム:マーダーミステリー
    ポイント:
    せんせー!今のもう一回言って!
    演技する推理ゲームなのでTRPGとはまた違うゲームですが、ロールプレイしながら時にふざけ、時に真面目にゲームをするってこういう感じだよねってのが分か、……こいつら、全然、推理しねぇ〜〜〜!って進行役の苦労と爆笑が偲ばれます。
    「続編のモリア手達の夜」もおすすめ、ホームズやモリアーティの推理(???)が見れるよ!

    (その2に続く)

    >>708
    あ〜!皆良いですよねぇ〜!!

  • 712レージュ2026/03/02(Mon) 01:54:27ID:U4NDUxNzg(62/83)NG報告

    >>710
    ちなみに元の『ナポリの男たちの「狂気山脈〜邪神の山嶺〜」【クトゥルフ神話TRPG】」』の方も勿論おすすめです、7時間超えますが

  • 713黒鹿ファン2026/03/02(Mon) 02:59:33ID:I2Mjk1Njg(190/275)NG報告

    >>710
    >>711
    >>712
    (想像以上にガチめにまとめてくれてる…)
    (ついてゆけるだろうか…この熱量に…)

    ありがてぇありがてぇ
    上から順番に見ていこうと思います〜

  • 714あやか◆8UqAuWjxP.2026/03/02(Mon) 05:46:44ID:YyNTU2NzI(1/1)NG報告

    >>697
    つべでリプレイ動画を探すと息抜きにうってつけレベルの笑える物がわんさか出てくる。
    個人的にオススメのTRPGはフタリソウサとガラクティア。
    つべのチャンネルならディズムとありゃまジオ。

  • 715黒鹿ファン2026/03/02(Mon) 12:42:00ID:A4MjU0OTg(1/1)NG報告

    4月から環境が変わります(悲報)
    3月の本日は私のばーすでーです(朗報)
    無理矢理にでもテンションをブチ上げてまいりますわ!!!

    >>714
    見事に知らない名前しかない…!
    上でここのえさんが挙げてるダブルクロスなるものはちょっとだけ見覚えあるけど、それ以外はもう本当に知らないものばっかりだぁ…

  • 716レージュ2026/03/02(Mon) 16:56:02ID:U4NDUxNzg(63/83)NG報告

    >>711
    次はニコニコ動画から
    『ゆるふわ卓シリーズ』
    投稿者:ごんずい
    肉声/ゆっくりボイス:☓/◯
    動画時間:1本あたり10分〜20分程度
    使用システム:クトゥルフ神話TRPG、(シノビガミ、雀魂など)
    ポイント:
    この呼び名のとおりゆるくふわふわした会話とイラスト、なのにさくさく進むし、ちゃんと背中に忍び寄る恐怖描写が素晴らしい。

    『日露共同クトゥルフ戦線シリーズ』
    投稿者:
    肉声/ゆっくりボイス:☓/◯
    動画時間:1本あたり
    使用システム:クトゥルフ神話TRPG
    ポイント:
    蛙っぽい日本人中学生と謎が多いムキムキロシア人の二人が怪奇に巻き込まれるシリーズ。
    小説を観ているかのような緻密な描写が魅力的。時折入るギャグとご飯描写がたまらない。おなか空く。
    (続く)

  • 717レージュ2026/03/02(Mon) 16:57:43ID:U4NDUxNzg(64/83)NG報告

    >>715
    えぇ!?そんな

    えぇ!!おめでとうございます!!!祝いじゃ宴じゃあ!

  • 718レージュ2026/03/02(Mon) 17:04:37ID:U4NDUxNzg(65/83)NG報告

    >>716
    訂正します、申し訳ない…

    『日露共同クトゥルフ戦線シリーズ』
    投稿者:Haru-SAN
    動画時間:1本あたり20〜30分程度

  • 719レージュ2026/03/02(Mon) 17:15:35ID:U4NDUxNzg(66/83)NG報告

    >>716
    『小鳥さんのGM奮闘記』シリーズ
    『続・小鳥さんのGM奮闘記』シリーズ
    投稿者:ブリッツP
    肉声/ゆっくりボイス:☓/☓
    動画時間:1本あたり10分〜20分程度
    使用システム:ソード・ワールド、ソード・ワールド2.0
    ポイント:
    もしも、アイマスキャラたちがTRPGを遊んだら、というシリーズ作品。
    投稿者の名前通り、電撃の如く動画がさくさく投稿されていて驚いた当時。
    そして編集や立ち絵も次第にパワーアップしていくのが見ていて楽しい作品です。

    跳躍卓とか他も紹介しようと思いましたがキリがないのと、あと非公開にされていた作品もあったりして、ニコニコ編は一旦ここまでにします

  • 720火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/03/02(Mon) 18:49:39ID:MxNjA5MTY(24/34)NG報告

    >>715
    お誕生日おめでとうございます!

  • 721黒鹿ファン2026/03/02(Mon) 21:18:54ID:I2Mjk1Njg(191/275)NG報告

    >>717
    >>720
    いやっふぅ!!ありがとうございまーす!!

    >>716
    >>719
    さーてやることやったし見てみるかーと思った矢先にもう次が来ておる…!?
    ニコニコ編「は」ってあたりからもう沼の深さがうかがえるぅ…
    これ誕プレくらいの気持ちでありがたく受け取らせてもらいやす

  • 722レージュ2026/03/02(Mon) 22:16:55ID:U4NDUxNzg(67/83)NG報告

    ただいま最後のご紹介をまとめ中

    D&Dもシャドウランもヴァンパイアマスカレードも良いぞ……

    >>721
    本当に沼ですよぉ

  • 723レージュ2026/03/02(Mon) 22:33:52ID:U4NDUxNzg(68/83)NG報告

    >>719
    書籍紹介で締めさせていただきます!
    『新ソード・ワールドRPGリプレイ』
    会社:グループSNE
    使用システム:
    ポイント:
    剣と魔法ものとして有名なソード・ワールドRPGを用いたリプレイ。
    これは、人類最強の筋力を持つ神官戦士娘をはじめ、個性豊かな冒険者パーティー(通称へっぽこーず)が、良い意味でへっぽこなまま大英雄になる物語……。

    ドラマCDも出てますが、ヒース兄さん(捻くれ者な青年魔術師)が子安さんでたまげたけど解釈一致。


    『ダブルクロス・リプレイ(2003年)』
    会社:F.E.A.R.
    使用システム:ダブルクロス The 2nd Edition
    ポイント:
    現代異能バトルものとして有名なダブルクロス(のThe 2nd Edition)を用いたリプレイ。
    横道にノンブレーキで走るような茶番シーンと、ここぞという場面でダイス運が爆発するシーンは爆笑間違い無し。
    主人公キャラとヒロインキャラの甘酸っぺぇやり取りも必見!

  • 724◆B8D4AQBhU22026/03/02(Mon) 22:38:26ID:kyNTM0NjY(14/14)NG報告

    >>715
    誕生日おめでとうございます。
    色々と大変になるかもですが、頑張ってください。

  • 725山星2026/03/03(Tue) 02:18:48ID:czNjc4Mw=(21/39)NG報告

    >>696
    「考古学科/創造科」という所属はめちゃくちゃ美味しいので鉱石科所属にはしなくていいと思います
    前々からずっと言ってますけど別にスキュレカリュー教室は鉱石科に絶対所属しないといけないわけじゃないですからね、バリバリ貴族主義の化け物だっているしそこはぶらさなくていいと思います

    あと「あなたの生徒になりたい」がちゃんとベースにあるならそれをもとにセナは「じゃああなたアトラスの錬金術適性ありだしそれを学べるツテ探すわね〜」ってなりますからwikiのままの経歴で何も問題ないです
    なんせウリューに「私は思想魔術を教えられないけど思想魔術の知識と思想鍵紋を思想魔術師と戦って勝ち取れば良いんじゃない?」って言う人なので
    それはそれとしてセナ自身にはぐれ錬金術師としてのツテはあんまりないのでセオリとコンタクトは取ることにもなりそうですが…

  • 726黒鹿ファン2026/03/03(Tue) 12:17:40ID:M1NTE4MTg(1/2)NG報告

    確実に動けるのが3月いっぱいまでになってしまったからどうしようか悩み悩み
    ちょっとがんばってバースデー編を一気に書ききってしまうか、それとも無理せずスローペースでいくか…うぅん

    >>723
    (あっ、好きになりそう)

    書籍ということでおいくらほどかと調べたらめちゃくちゃいっぱいある…
    聞くかぎり王道っぽい雰囲気みたいだしそれだけ広げられる幅があるってことなんでしょうが…いやすごいなぁ…

    >>724
    ……うん、そうね!ありがとうございます!

    >>725
    (ならむしろ鉱石科じゃないけど教室所属してるよってキャラを考えるのもアリやナシや…?)

  • 727レージュ2026/03/03(Tue) 13:55:44ID:g5MzY5MTc(69/83)NG報告

    >>726
    ふふふ……どんなジャンルのTRPGであれ、ルールブックもサプリメント本もリプレイ本も集めようとすると、すごいですよ、出費(白目)

  • 728黒鹿ファン2026/03/03(Tue) 14:48:00ID:M1NTE4MTg(2/2)NG報告

    >>727
    ホントだろうなぁとしか思えない規模で…(サプリメント本…?DLC的な…?)
    しばらくは動画で知見を広げるターンですわね
    これはこれでハンパなく時間かかっちゃいそうですが…

  • 729レージュ2026/03/03(Tue) 15:38:11ID:g5MzY5MTc(70/83)NG報告

    >>728
    そうですね、追加ルールとか拡張パックとかそういう意味合いの本です
    例えば、有名なクトゥルフ神話TRPGには、舞台が中世ヨーロッパや戦国時代の日本や1920年代のアメリカでがっつり遊べるような追加書籍があったり、
    現代異能バトルもののダブルクロスには、舞台が平安時代の日本やMMORPGの中で遊べるような追加書籍があったりします(早口)

  • 730黒鹿ファン2026/03/03(Tue) 21:29:29ID:c0NDY3NTI(192/275)NG報告

    >>729
    ほえー……追加要素ってことでキャラやアイテムの+aな感覚でいたけどちょっと毛色ちがうんですね
    舞台からガラリと変えて新鮮味を出すあたりがボードゲームちっくなのかな…

  • 731山星2026/03/03(Tue) 21:39:30ID:czNjc4Mw=(22/39)NG報告

    >>726
    (むしろどころかスキュレカリュー教室の設定作って公開した時からずっと「鉱石科じゃなくていい」は言っています…)

    自作の生徒みんな鉱石科じゃないですしね

  • 732ここのえ2026/03/03(Tue) 21:52:24ID:A2Mjc1NDc(11/36)NG報告

    『D&D』の同レベルまでの呪文効果を再現できるリミテッド・ウィッシュ、メイジ・オブ・アーケイン・オーダーの呪文を入れ替える呪文プールとかやってみたい時はあるんだけど、今の環境だと思想魔術っぽいんだよなとか。『天下繚乱』の怪獣使いとか。
    『ダブルクロス』でハイロー(EXILE映画)っぽい舞台がサプリ本で追加された時は笑った

    アイデアの引き出しを増やすという意味でもTRPGは結構好き
    >>725
    了解です~
    とりあえず方向性はありと…

  • 733山星2026/03/03(Tue) 22:07:45ID:czNjc4Mw=(23/39)NG報告

    久々に>>340の続き

  • 734山星2026/03/03(Tue) 22:08:20ID:czNjc4Mw=(24/39)NG報告

    「アンタあれ?ハーフか何か?桐雪って苗字はかなり日系ぽいけど」

    「まあそんなとこ。詳しい話は知らないけど。アンタは?ミィシェーレってフランスだもんね」


     ヒョウカとエリ。見知らぬ魔術師同士ということで一触即発だった彼らはひとまず無駄に暴れるよりは手を組む方向性で落ち着いたのである。二人とも戦闘に長けているわけではない。ここで無駄な消耗をするよりは、互いの手が取り合えなくなるその時まで手を取り合う方が良いという判断だろう。焚き火を囲みながら、他愛もない話をする。


    「あいにく今は分家の子飼い入りしちゃってるけどね。……で?やっぱ金稼ぎなわけ?そんなごっついもの身につけてさ」

    「フィールドワーク。これでも魔術師なの」


     少なくとも、ヒョウカの自認は魔術師だ。魔術使いではなく魔術を探究する類の。ただ周りからそう見えないのはヒョウカの手足に纏っている衣服や装飾品のせいだろう。腕から手にかけてはローズクォーツのような鉤爪が、脚には仄かに青く燃えるブーツがどちらも呪いを放っているから。戦闘用の魔術礼装を常時展開しているようにしか見えない。ヒョウカからしてみればこれは身体の一部であって、断じて武装などではないのだ。呪いを垂れ流す器官というのも如何なものかとは思っているが。


    「これは生まれてすぐに父につけられたもの。見た目は厳ついけど魔術師か霊視できる人じゃないと見えないから。見た目のセンスは私に言わないで?」

    「大変なんだな。そんなんじゃ普通の生き方はできないだろうに」

  • 735山星2026/03/03(Tue) 22:08:56ID:czNjc4Mw=(25/39)NG報告

    「……普通ねぇ」
     ヒョウカからして見ればエリの方が普通とは思えない。どうしてここに潜るまでに防護術式の一つも施さず、身に纏うものにもそれに類するものがないのか。本当にただのラフな格好だ。自信があるとかそういうのじゃない、そんな気迫は感じない。むしろこの場を正しく己の命を奪うに値する場所だと理解し怯えている。ただ、魔術的なものを嫌がっているような。なんだか、ヒョウカの手脚をひどく疎んでいるような視線がたびたび感じられる。ヒョウカへの嫌悪でも侮蔑でもない、何か別の感情だ。

    「魔術師、辞めたいの?」

    「なんで?魔術師の家系に生まれたからにはその責務は全うしないとでしょ」

    「難しいでしょ、普通の生き方との両立は」

    「できるよ。しないといけないだろ」

     しないといけないとエリは言う。なんだか強迫観念に満ち満ちていたから、薄ら怖くてヒョウカはそれ以上聞くのをやめた。どうせクラッフ先生たちと合流するまでの間だけの関係だから。殺し合ったり背後から刺されなければそれでいい。

    「行こっか。武器は持ってる?」

    「拳銃とナイフがある。俺は正面戦闘は苦手だからよろしく」

    「まあ…うん。だろうね?別に女の子だからって差別するつもりは毛頭ないけどその軽装じゃあ…」

    「男だっつーの!!!」

  • 736山星2026/03/03(Tue) 22:09:25ID:czNjc4Mw=(26/39)NG報告

    「エリュニ?また私の知らないところでやらかしてくれたわね」

    「大丈夫。ちゃんと占った。万事問題なし、だよ」


     もちろん、未来というものは不確定だ。因果に干渉できる範疇にも限りはあるし、あくまで魔術師の括りであるが故に大層なことはできない。ただ眺めて、いじって、見守るだけ。それに、教師としての役目を忘れたわけでもない。


    「今のままじゃヒョウカは才能を開花させることはできない。こればかりは専門のオレから言わせてもらう。どれだけ教師の面々が尽力してもね。だから起爆剤が必要なんだ」

    「……女…いや、わかりにくいけど骨格や歩き方は男、かしら?」

    「うん。彼も、そしてヒョウカも、ちゃんと自分の運命を捻じ曲げることを選ばないと。じゃないと死ん.でも蛹のままだから」

  • 737山星2026/03/03(Tue) 22:10:55ID:czNjc4Mw=(27/39)NG報告

    「カロリング=ルネサンス。文化復興としてよくルネサンスのそれと混合されるけど実態はかなり違うかな。後者はさまざまな芸術や思想、文化の再解釈や創造を成したのに対して、前者は古典文化の復興を目指しただけのもの。学問や信仰を盛り上げ広く充実させるためのもの。この霊廟の祖は、そんな折の魔術師であり神学者だったという」

    「あ、聞いたことあるよ。昔は今よりも例の宗教の教徒で魔術師って人が多かったんだって」

    「聖堂教会との諍いなども相まって神学と魔術の融合が排斥される例も目立つようになりました。とはいえ、魔術世界においては強固な基盤を持った魔術の成立を目指して天使などの概念を一つの形、力の指向性として採用することも少なくありません。今は亡きアッシュボーンは…失礼しました。少々出過ぎた発言です」

    「(もっと聞きたいから黙ってたのに…)」


     主への愛を、主の創ったこの世界への愛を、かつての魔術師は綴ったのだという。主の愛を理解して綴ったのではない。それは極めて主観的なもので…けれど主の絶対的な正しさを解くために床や天井、壁に一つの隙間もなくラテン語で思いの丈を書き連ねた。その結果、ここはとんでもない工房になってしまった。


    続きはこちら
    https://telegra.ph/%E7%86%B1%E3%81%84%E6%B0%B7-03-03

  • 738黒鹿ファン2026/03/04(Wed) 09:32:12ID:g4OTQxNzY(1/1)NG報告

    >>731
    なぬ、それは…鳥頭で申し訳ない…
    それじゃあ次を考えるなら天体科か呪詛科でいこうかな…

    >>737
    おぉー…「魔術師」+「信仰」の霊廟とかえぐい隙間にすべりこんできましたね…
    目をつけられれば協会と教会どっちからもシメられそうな存在が現代まで残ってるんだからこれは確かに奇跡でしかない
    そりゃそんな場所ならルナはいいエサになるよね…そりゃそんな場所ならウキウキになっちゃうよね…でも話聞きたいから黙りっぱなしは欲望に忠実すぎるぞルナぁ…

  • 739あやか◆8UqAuWjxP.2026/03/04(Wed) 21:20:06ID:gzMzc4ODg(1/1)NG報告

    >>738
    オススメのリプレイ動画。
    なんで再生とコメントの数伸び悩んでるのか理解できないぐらい笑えるよ!
    YouTubehttps://youtu.be/ss38RLjD4fY?si=x2_s0tRUESItKtBG

  • 740火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/03/04(Wed) 21:31:07ID:EyMTQ0MzI(25/34)NG報告

    >>737
    魔術世界版九龍城砦……あるいはスクラディオファミリーの総合芸術、そのもっとすごい版とでも呼ぶべきですかね?
    増改築に関わった魔術師全員方向性も在り方も違ってたでしょうに、とんでもない話ですな

  • 741黒鹿ファン2026/03/05(Thu) 12:42:19ID:k5Njc1NDA(1/1)NG報告

    ちなみに突然TRPG云々を言い出したのは、いつかどこかのなにかでTRPG利用してやるぜ…クク…というふわふわした悪巧みがあるからです
    「なるほどこういう感じね」という知見を得るほどに実現ラインが遠ざかってる気がします
    ふふ…先は長いね…

    >>739
    また見るものが増えた(朗報)(絶望)(風雲)
    そろそろ影分身の術を修得しないと何もかもに間に合わない…もう時間買いたい…

  • 742レージュ2026/03/05(Thu) 15:57:22ID:g3NzY3NDA(1/1)NG報告

    >>741
    な、なんという、怖ろしい悪巧みを……
    長いのかあ(´・ω・`)

  • 743黒鹿ファン2026/03/05(Thu) 18:19:56ID:cwODExMjA(193/275)NG報告

    >>742
    TRPGの仕組みをいい感じに利用(あやふや)してキャラ動かしやすい舞台を作りたい、くらいしか考えてないもので…
    既存のものを丸ごと流用とかできたら話が早いんですけどね、ただこのスレ産のキャラを動かすこと考えると微調整で地獄見そうだなーと
    時間……かかりそうだなぁ……と

    いやキャラはもう新しく作ったほうがいいのか…?

  • 744レージュ2026/03/05(Thu) 20:38:15ID:UxMjAzOTU(71/83)NG報告

    >>743
    ひぃ、緻密な作業と理解力が要求されるやつじゃないですか……!

    そう言えば、聖杯大会も知らない頃、聖杯戦争をTRPG化できたらなんて考えて秒で挫折しましたねぇ昔……

  • 745黒鹿ファン2026/03/05(Thu) 22:17:14ID:cwODExMjA(194/275)NG報告

    >>744
    ふふ……現時点で「コレ無理では??」ってなってるの……ふふふ……

    このスレでも何度か似たような話題は出てましたけど、未だに一度も実現してないから本気で難しいんでしょうね聖杯先生TRPG化…
    私が作るにしてもオーソドックスなバトロワ形式はやらないです。絶対にめんどうくさい(本音)

    やるとしたら協力プレイかなぁ、探索とか討伐とか脱出とかそういう感じの…
    じゃないと私じゃ100%まとめきれない…

  • 746アリウム2026/03/05(Thu) 22:55:03ID:I2OTU5ODA(2/29)NG報告

    >>696
    殺.す権利がある(殺しきれるとは言ってない)
    ホームズを終わらせたい作者+ライヘンバッハの滝!霊基の後押しにかつてはFakeウォッチャーの真名がガイア・セオリー説もあったので採用!超エキサイティング!

    >>697
    アクティブに動ける(史実)は強い……
    型月モリアーティが人の身で惑星破壊を企てる者なのでその反対という感じでティンと来ました<殺.人計画

    >>709
    『アルトリア顔』に対して『アーサー特性』以外と割合低いな……と思って設定したら、『父(作者/地球)に叛逆する子(作品/生物)』というドイル/ガイア・セオリーに刺さる要素になってるのが思いのほか気に入ってます

    ホームズを疎んだ逸話の知名度に反して、実は後々結構ホームズに対しての態度が軟化してる事実もあるんですが、どの側面を切り取るかで精神性が変化・固定されるのもサーヴァントの妙だなぁと

  • 747アリウム2026/03/05(Thu) 22:58:48ID:I2OTU5ODA(3/29)NG報告

    >>725
    質問なんですが、スキュレカリュー教室って法政科所属・出身の人間っているんでしょうか?
    ノルのSS書く上で気になったので……

  • 748レージュ2026/03/06(Fri) 00:15:43ID:gyMTIxMzQ(72/83)NG報告

    >>745
    数値化と管理の複雑さを考えるならば、いっそ「サーヴァントはプレイヤーではなく、マスターとなるプレイヤーの必殺技、超強力なマジックアイテム、装備品扱いにしてしまう(あるいは逆に、サーヴァントの装備品枠にマスターが入る)」みたいな簡略化も考えましたが、難しいですよねぇ

  • 749あやか◆8UqAuWjxP.2026/03/06(Fri) 01:53:04ID:I4NDkyMjQ(1/1)NG報告

    >>741
    ここってTRPGのシナリオ使った二次SSってNGになるよね?
    何回か思いついたから気になったんで。

  • 750山星2026/03/06(Fri) 09:30:53ID:c2NTI2Ng=(28/39)NG報告

    >>738
    ルナちゃん以外でも良かったけどルナちゃんなら絶対揉めないだろうなという信頼で呼びました

    >>740
    信仰の繋がりという一点で奇跡的にその全てが組み上がって成立してます
    >>747
    講師にはいません、法政科の役割を考えると講師を雇う意味合いをセナがあまり見出せていないので
    生徒にも今のところいない(考えてない)ですが…セナ的にはノルさんの最も輝ける場が法政科であるというのであればそこで輝けるように育てるということで教室入りは受け入れそうではあります

  • 751ここのえ2026/03/06(Fri) 11:19:37ID:QyMTM5NTY(1/1)NG報告

    詠唱がドイツ語→元々のキャラ設定がゲルマン・北欧神話圏の魔術師→公式にトゥーレ協会っていうのあった気がする→第三帝国系魔術師...?→超人計画あるじゃん!→人間の母体を使った烈士ホムンクルスか...?
    マジカルバナナが止まらんとき一番困るけど考えている時が一番楽しいんよね

    >>737
    霊脈に刻まれた魔術理論を魔術基盤という。ならその限定された空間に刻まれた信仰も、一種の魔術基盤なのだ(胡乱な目)

  • 752黒鹿ファン2026/03/06(Fri) 14:46:23ID:I2ODkyNjQ(1/1)NG報告

    >>748
    そういう形ならサーヴァントとマスターでもシンプルにできそうではあるんですが、まずTRPG形式で2人1組をロールプレイするのが激ムズになりそうなんですよね……
    仮にできたとしても各々のプレイヤーが自陣営の操作にかかりきりになって、他陣営と絡み減りそうなのもマズいかなーって

    なのでやるならプレイヤー1人につきキャラ1人が原則になると思います
    どうにかマスターとサーヴァントを関係を作るなら、GMがマスターやって複数契約してる形にするとかかなぁ…

    >>749
    んー……?
    TRPGのシナリオを使う……っていうのがどういう意味かにもよるかと
    他所で生まれたキャラをこっちに引っ張ってくるみたいな話なら全力でNGだと思います

  • 753あやか◆8UqAuWjxP.2026/03/06(Fri) 17:52:58ID:E3NDIxMjQ(1/1)NG報告

    >>752
    シナリオに出てくるNPCをここのssに出すのはアウトってとこでしょうか

  • 754ここのえ2026/03/06(Fri) 17:56:18ID:M5NTM2NTA(2/2)NG報告

    >>748 >>752
    やはりここはここのえ秘蔵の聖杯遊戯システムを引っ張り出すか...

    サーヴァントが基本PC。マスターとは通信で繋がっており、マスタースキル・令呪という形でサポートが可能
    マスターを解放する(サーヴァントは願いを叶える)のがゴールとなるデスゲーム
    みたいな与太話

  • 755アリウム2026/03/06(Fri) 19:55:34ID:E0NjEwMTY(4/29)NG報告

    >>750
    お答えいただきありがとうございます
    なんとなくノル時計塔へ渡航→法政科所属→法政科としての活動中(北欧辺りで)セナ先生と知り合う→スキュレカリュー教室所属or内弟子にみたいな流れを想定してます

  • 756山星2026/03/07(Sat) 09:22:01ID:Q0MTQyNw=(29/39)NG報告

    >>755
    多分それで大丈夫ではあると思います

  • 757黒鹿ファン2026/03/07(Sat) 20:03:00ID:Y0ODc2OTc(1/1)NG報告

    そういえばバレンタインイベも終わったので文化祭について触れたい私
    時計塔の!学生寮での!文化祭!!!
    そんな私特効カードみたいな概念をいただいてよろしいのか…?イベント風景を見て連想したってことは少なくとも暗い雰囲気ではないってことですよね??
    ワイワイしちゃっていいんですね……!!?
    いままでナイショにしてきましたが私はそういうの大ッ好きなんですよ

    >>753
    まぁ…なんというかアウトかセーフかって話なら二次創作全般グレーだと思うんですが
    それ以前に、反応に困るだろうなぁとは、思いますね…

    >>754
    そういえばいつだったか大元になるシステム作ってるみたいな話をしてましたね…

    その形式だとマスターの存在がある意味で「ゴール」になるようなイメージでいいんですかね?

  • 758アリウム2026/03/08(Sun) 21:57:14ID:g5OTEwODg(5/29)NG報告

    (よくよく考えると法政科であるゴッフがロード・メルアステアの教え子になってるあたり、その辺割と自由なのか……?)

  • 759黒鹿ファン2026/03/08(Sun) 22:41:23ID:E1MzI2NzI(195/275)NG報告

    >>758
    (その二人って鉱石科繋がりだと思ってました…)

  • 760レージュ2026/03/08(Sun) 23:32:48ID:QzOTU2MTI(73/83)NG報告

    >>757
    いただいてよろすぃのですよ!!!
    じゃんじゃんばりばり書いてよろすぃのですよ!!!!

  • 761黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 12:46:39ID:c3MTQ1NDk(1/1)NG報告

    >>760
    ならばやってしまいますか…腕が鳴るなぁ…
    …怒られないといいなぁ…

    ところでオススメしてもらった狂気山脈のリプレイ動画2週目が終わりました
    めちゃんこ面白かったです

  • 762レージュ2026/03/09(Mon) 15:14:15ID:c0ODczNTE(74/83)NG報告

    >>761
    大丈夫大丈夫〜!(キャッキャ)

    良かったです……!
    ファンによっては登場人物や話が良すぎるあまり「下山できない」「あの山に囚われ続けてます」って声が未だに絶えませんからね……

    狂気山脈〜邪神の山嶺〜は良いぞ(ダイマ)

  • 763黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 15:37:16ID:c2NjYyNDg(1/1)NG報告

    >>762
    もう納得のクオリティでした
    学ばせてもらうつもりで見始めたのに「この二人に注目して見返してェ…」で2週目入るほどでした
    TRPGのリプレイ動画ってジャンルの第一印象がコレになって良かったです

    そしてコレが基準になったらマズいだろうという予感もあり…

  • 764レージュ2026/03/09(Mon) 16:06:55ID:c0ODczNTE(75/83)NG報告

    >>763
    わ、私はなんというものを初めにお勧めしてしまったのだろうか…………

    けれど実際、プレイヤー側でもキーパー側でもあれくらい面白く遊んで♡ついでに動画作って♡って言われたら吐血しちゃう

  • 765黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 16:37:57ID:c2MDg4OTc(1/1)NG報告

    >>764
    フフ…後悔してももう遅いのですよ…
    おかげで新世界が拓けて感謝ばかりですよ…

    それは本当にそうなんですよ…いざ自分がプレイする側に回ることを考えると無理では…?ってなるんですよ…
    まぁ「やってみたい…!」って気持ちもメラメラしたりしてますが

  • 766レージュ2026/03/09(Mon) 18:12:32ID:c0ODczNTE(76/83)NG報告

    >>765
    ふふふ……リプレイ動画を捜したり、実際にルールブックを買って遊んだり、是非ともこの沼で時間とお金を溶かすが良い良い良いよい……(エコー)

  • 767黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 19:58:11ID:YzNDk4NTY(196/275)NG報告

    なんやかんやで前回からかなり間が空いてしまいましたが、ようやく続きが書けました
    というわけで番外編を投下~

    >>766
    ま、まだだ、まだそこまでの沼には……
    でも有名どころなら買っておいて損はないんじゃないかと考え始めてる……!

  • 768黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 19:58:23ID:YzNDk4NTY(197/275)NG報告

     side-ヨ■・ヘ■メ

    『頼みがある』

     先生にそう言われて、その頼み事を聞いて、私はチャンスだと思った。
     期待と喜びで胸がはずんだのは間違いない。あのときの私は表面上こそ困惑していたけど、内心じゃ嬉しいと思ってしまっていた。
     頼ってもらえたからではなく、選んでもらえたからでもない。
     ただ、しょうがない、と。
     先生が言うんだからしょうがない。友達のためだからしょうがない。それは必要なことだからしょうがない。理由があるんだからしょうがない。これで言い訳ができてしまうからしょうがないしょうがないしょうがない。

     これでルナちゃんを邪魔してもいい、なんて本音を隠したまま。

     ……応援したいって気持ちもある。それもホント。
     でも強く感じるのは自分の欲望を叶えてもいいっていう/そう結局は自分が安心したいがための言葉で/あってないような罪悪感から目を背けてもいいんだから/もうとっくにイヤになってる心配するのも不安になるのも帰ってこないときを考えるのもイヤだイヤだイヤだ/だってこんなの私のワガママでしかないし/でもでもだってけどいやそれもなにがなんでどうしてなんだっけいいんだっけわるいんだっけ
     なんだろう。
     どうするんだっけ。
     ああそうだ、とにかく今は、ルナちゃんを……

  • 769黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 19:58:49ID:YzNDk4NTY(198/275)NG報告

    >>768
     side-ヨモ・ヘルメ

    「…………ヨモ! おいこらヨモ! 寝ぼけてる場合じゃないぞ!」
    「っ……ぅ、あ」

     ライカ先輩に肩をゆらされたことで内側の声たちから目がそれた。あたりの景色が視界に入ってくる。
     手のとどく距離にあるシンクや調理器具が、小刻みな振動を受けてかたかたとゆれているのが見えた。下から伝わる振動は私もライカ先輩も等しくゆれている。移動にともなう振動だった。
     私たちはセシボン先輩が使うキッチンカーに乗っている。
     ああそうだ。ルナちゃんの連絡を見て、私はまた自分ばっかりイヤになるような声を聴いて、夢うつつにこの車に乗り込んだんだった。

    「主催者がそんな調子じゃ今日はなにもはじまらないぞ?」

     心配してくれる先輩のやさしさが痛い。後悔と罪悪感でまた内側に引きこもりたくなってしまう。……そんな場合じゃない、と自分を叱咤して、また悩む。

     だって私は、嘘をついているんだから。

     ルナちゃんの誕生日も、それをお祝いするパーティーも本当のこと。でも、全部じゃない。
     本当の目的は、今日一日だけロクスロートに浮いて近づいてくる霊墓アルビオンから、ルナちゃんを遠ざけること。
     見ようによっては善行なのかもしれない。だからといって人を騙しているという事実が肯定されるはずもない。

  • 770黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 19:59:10ID:YzNDk4NTY(199/275)NG報告

    >>769
     悩む余地なんかない。モートン先生に聞かされた話のとおりなら、このロクスロートは日常から離れている。かなり近くまで浮き上がった霊墓アルビオンの裂け目が、そこら中に発生しかねない危険地帯なんだ。
     信じてもらえるかどうかは関係ない。知る限りのすべてを話して、ここが危険であること最優先で知らせなきゃいけない。なにも知らないまま地下迷宮の怪物に遭遇すれば危険極まりない。逆に、知ってさえいれば先輩たちなら対処できる可能性がある。
     ……今、こうしているのは、やっぱりルナちゃんからの連絡が発端だ。まだ近くにいるなら迎えに行こうと、私たちはセシボン先輩のキッチンカーに乗った。もともとの予定でもこのキッチンカーで全体基礎科まで送迎してもらうはずだった。
     今は私にとっても大事な"本日の主役"を探すために走っている。

    「おぅヘルメよ、このままアードゥルを迎えに行っていいんだなっ?」
    「前! 前見て! ヨモさんには自分が聞くからとにかく前ッ!」

     助手席にすわったクラッフ先輩がハンドルを握るセシボン先輩に注意を飛ばす。
     この2人にも、まだ言えていない。キッチンカーを走らせている道路にもいつ裂け目が現れるか、私が本当にやりたかったことはなんなのか、そんなことすらも、まだ。
     言えていない? 言いたくないの間違いなのにね。
     どうせまた自分ばっかりかわいいからこわがってるんだよね。でも、じゃあ、その悩みはカンタンにできるはずだよ。自分のためにこわがってしまうのなら、友達のためにがんばってるってすり替えてしまえばいいんだよ。要は気分を変えるだけだけど、そんなものでも意外と効果があるものさ。
     だって、どんなことでもポジティブに受けとめてしまえる人を、そんな姿を応援したい人を、ずっと見てきたんでしょう?
     ……ああ五月蠅い。
     わかってるんだ。弱くて脆くて不安定な自分にできることはいくらもない。並べられた選択肢を前に『どっちも』なんて言えやしない。弱い人間らしく、たったひとつだけを選ぶしかない。
     自分が嫌われるのは当たり前。先輩たちを危険にさらすのも已む無しで。そのうえで助けに行きたい友達がいる。

    「……あのッ!」

  • 771黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 19:59:47ID:YzNDk4NTY(200/275)NG報告

    >>770
     声を張る。
     突然の大声にみんながおどろく───でもなく。
     とても頼もしい私の先輩たちが、ゆっくりと続く言葉をまっている。

    「聞いてほしい話がっ、あるんです!!」

     side-間久部理仁

    「め、めめ、メレクの、お、お、おにいさん~~~~~!?!!??」

     少女の絶叫がびりびりと鼓膜をゆらす。
     あの後、オレたちはお互いにかるーい自己紹介をすませていた。ルナと名乗った弟の知り合いらしき子はすんごい感情豊かにびっくりしてる。
     さっきまでの不気味な気配はどこへやらだ。飼い主が帰ってきたワンコみたいなハイテンションでオレの顔をガン見してくる。

    「えー! へー! 似てるよーな似てないよーな、でも言われてみたらそんな感じも……あっ目! 目もとそっくり! わぁ、わー!」
    「…………」

     いや距離近ぇなこの子! 初対面だよな!?

  • 772黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 20:00:18ID:YzNDk4NTY(201/275)NG報告

    >>771
     生物学的なものとはちがう意味で人種の差を感じる。たぶん誰相手でも同じテンションだろこの子。
     いつもなら美人局とか疑うとこだが、なんか目ぇキラッキラしてるし素なんだろうなコレ……これがぁ? まじでぇ……? 
     ひとまず距離をとりたい。この距離感まるで慣れない。オレは身体をゆっくり傾けながら気になってたことを口にした。

    「そ、そうだ。さっきの、オレの何が弟と同じって言ってたんだ?」
    「ん? んー……『強化』使うときのクセがそっくりだなぁって」
    「……クセとかあんの? どんな感じで?」
    「なんかね、2人ともぐるぐるしてるよ」
    「ぐるぐる」

     わかるようでわからない。根っからの魔術師なら今ので通じるのか? それこそあの弟ならすぐ理解してんのかも。
     ……今さらだがこのルナって子、あいつと知り合いなんだよな……? 目の前にいる太陽少女と鉄面皮で毒吐く弟がいっしょ話してるトコがまるで想像つかない。どういう関係なんだ? お友達でいいのか?

    「な、なあ」
    「なに?」
    「ええっと、ルナも時計塔の魔術師ってことでいいんだよな?」
    「そだよ、考古学科なんだー」

  • 773黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 20:00:47ID:YzNDk4NTY(202/275)NG報告

    >>772
    「……鉱石科じゃなくてか?」
    「? なんで鉱石科?」
    「いやほら、あいつと顔見知りなんだろ? 同じ教室に通ってんのかなーって」
    「ぜーんぜん? メレクとは学科から教室まで全部ちがうよ」
    「……」

     接点どこよ???
     同じ教室のお友達ってセンが消えるなら他には……え? いやいやマジか? マジなのか? これ後になって親族一同へ正式にご紹介あそばれる関係だったりすんのか?
     いやー見えない……イマイチ何考えてるかわかりにくい弟だったけど、こういう子がタイプだったとかそんなん全然見えない。もっと畏まったお相手と政略結婚とか予定してるもんだと思ってた。
     いやでもそうなると下手なこと言えないよな。今回ロンドンに呼びつけられたのもこの子のこと込みかもしれないし……あ、ヤバい、謎に緊張してきたぞ。

    「私からも聞いていい?」
    「ん!? お、おう、なんだ?」
    「おにーさんってさぁ、メレクと兄弟なのにファミリーネーム違うようね? もしかして家伝の魔術も違ったりする? あ、メレクの使う魔術が宝石魔術ってのは知ってるからそこはごまかさなくていいよ。メレクは『強化』使うときもたまに宝石入れてるけどさっきのおにーさんはちがったよね? いやそりゃ普通はそうだけど例外があるならそこから見ていきたいのが乙女心っていうか。というか聞いてばっかりじゃダメだよね。私の魔術は灯明魔術って言うんだけど、これがまた家で伝わってるやつとはちょっと変わってるというかアレンジしててね───……」
    「すげぇグイグイくるな、ってか待った、ちょっと待って。『おにーさん』?」
    「? メレクのおにーさんなんでしょ?」
    「そう、ではあるけど……」

  • 774黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 20:01:07ID:YzNDk4NTY(203/275)NG報告

    >>773
    「なんかダメだった?」
    「ダメ、でもないけど……」
    「じゃあおにーさんって呼ぶね♪」
    「……ハイ、ドウゾ」

     ダメだ、どうしたって二重の意味に聞こえてしまってしょうがない。具体的には義理のってついてきそうな方向で。
     お兄様らしく『弟を頼む』みたいなこと言うべきなのか……? いや初対面じゃ重いか……? いやいや……

    「あと、もうひとつ聞いていい?」
    「ア、ハイ、ナンデモドウゾ……」
    「私、ここで何してた?」
    「ん? 朝の散歩……とかじゃないのか?」
    「それがわかんないの。いつの間にか着替えてるし」
    「……ふらついてはいたけど。自分の足で歩いてたように見えたぞ」
    「ん-、となるとやっぱアレかな。夢遊病的な」
    「……一応確認するけど、寝ぼけてた可能性とかはないのか?」
    「なんでかわからないけど記憶ないんだよね。昨日友達とパジャマパーティーしてたとこまでしか覚えてない」
    「……イヤ。イヤイヤそれやばくないか……?」

  • 775黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 20:01:33ID:YzNDk4NTY(204/275)NG報告

    >>774
     きな臭くなってきたぞオイ。本人が言うように夢遊病だってんなら病院に、ってかそもそも魔術師って普通の病院とか行っていいものなのか? 専門の人が診なきゃダメとかあるのか?
     いや家に帰してやるのが先か? 家族とかいるのか? いっそ弟をここに呼ぶか? さっきは友達とパジャマパーティーとかって言ってたし近くにいるなら……。

    「……友達?」
    「なに?」
    「その友達、心配してるんじゃないか?」
    「ぁっ」

     やっちまったという顔をしてあちこちのポケットをあさって、そうしてスマートフォンを取り出した。「通知やばー!」という悲鳴とともにやや不慣れな様子でメッセージを返す。
     最初は通話をかけようとしていたがそれを一旦止めて、短いメッセージのやりとりだけで終わったらしい。ルナはいそいそと端末をしまった。

    「……もういいのか?」
    「ああ。いいさ」
    「でも、病院とか行かなくて大丈夫か? なんならオレ、送っていくけど……」
    「そう言うなよ。せっかくこうして会えたんだ、もう少しくらいお楽しみがあってもいいだろう?」
    「いやいや身体壊したりしたらそれこそ……んんっ?」

     はて。なにかおかしい。
     雰囲気がちがっているような、口調がどこかおかしいような、初対面ということを差っ引いてもさっきと性格ごと変わっているような……。

  • 776黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 20:01:46ID:YzNDk4NTY(205/275)NG報告

    >>775
     目の前の困惑もどこ吹く風。まっすぐ伸ばしたルナの白い指先が、オレの鼻の頭をツンとついた。

    「そんなことよりもお前だ、お前だよ」
    「なっ、突然、なに……」

     ルビーを思わせる紅の瞳がぎらりと妖しい光をおびた、ように見えた。
     ぶつかる視線は決して睨まれているわけじゃない。笑っているようにすら見える。でも、でも、なにかがおかしい。さっきと今で感じる距離の近さがまるで別物だ。
     いよいよもって目の前の少女と、あの弟の関係性がわからない。時計塔によくいそうなタイプとも、アルマソフィアに必要なタイプとも思えない。
     嗚呼、なあ、メレクよ。わが弟よ。

    「やたらと引き留めてくるお友達なんかよりもな……"俺様"は、お前に興味があるんだよ」
    「……んんんっ?」

     お前の人間関係は本当の本当の本当にッ、マジでなにがどうなっているんだ……!?

  • 777黒鹿ファン2026/03/09(Mon) 20:02:20ID:YzNDk4NTY(206/275)NG報告

    >>776
    ここまで~
    そしてまた続きを書くターンだ…!

  • 778山星2026/03/09(Mon) 20:56:58ID:c5Mzc0OQ=(30/39)NG報告

    >>777
    流石の食いつき方、勢いの良さといったところ
    と思ったらなんだか裏返ってやーね!これだから夜は恐ろしいわ!
    そういえば以前理仁がロンドン行くならルピアもみたいな話あったけど…期待して、いいんですか…!?

  • 779レージュ2026/03/09(Mon) 22:48:48ID:c0ODczNTE(77/83)NG報告

    >>777
    >>778
    理仁「……父さん……母さん……ルピアさん、ロンドンって怖いとこなんすね……(遠い目)」

  • 780火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/03/09(Mon) 22:56:34ID:EzNDgyMjI(26/34)NG報告

    >>777
    やはり理仁くんにルナちゃんの相手は荷が勝ちすぎたか…
    とか思ってたらなんかヤバいの漏れ出てるー!?

    どうなっちゃうんだこれ

  • 781黒鹿ファン2026/03/10(Tue) 11:21:06ID:Q4MzU3MzA(1/1)NG報告

    >>778
    これからはオルタ的なものと思ってください。でも見た目は変わりません

    おっとその辺はね…私の口からはなんともね…
    なんともね…!

    >>779
    時計塔の魔術師が誤解されそうなファーストコンタクトでごめん…ごめんね…
    本当はもっと慎ましくて貴族的だからさ…

    >>780
    普段から手綱にぎってくれる存在のありがたみたるや…いつもありがとうメレ坊…
    今後どうなっちゃうかは…………どうなるんだろうなぁ…

  • 782黒鹿ファン2026/03/16(Mon) 00:41:03ID:AwNzAxNDQ(207/275)NG報告

    ふ、ふふ………なんか集中してたら3話分くらい一気に書けちゃった…お外まっくらだぁ
    でもこれで折り返しは超えてるはずだし最後までダッシュで書ききってからまとめて出すとかもできるやもしれん…!

    それはそれとしてというか
    それがあっての自分ご褒美に勢いでポチっちゃいましたよ、ダブルクロス…3rd editionなるものを…

  • 783レージュ2026/03/16(Mon) 01:15:28ID:kxMjk1MjQ(78/83)NG報告

    ぐぎぎ……
    「ぽこあポケモンやりたい!Switch2買いたい!メタモンとモジャンボかわいい!」と駄々こねる自分と「そんな時間と余裕、どこにあるの!!」と叱る自分が戦ってる……

    >>782
    ようこそ、日常と非日常の二つを裏切りし者たちの世界へ……

  • 784黒鹿ファン2026/03/16(Mon) 10:23:01ID:IxMDcwMDQ(1/1)NG報告

    >>783
    やっておしまいなさい…
    ぽこあしちゃいなよyou…
    自分語りふくめると「◯◯やりたいなァ…」って頭の片隅に放置したままにして、ありとあらゆるパフォーマンスが共倒れとか全然あるので、いっそ最優先で手を出すのもいいと思いますです

    あ、でもリアル生活がままならないレベルの話なら私も心を鬼としますが…

    ところでルールブックというものを買ったのも初めてなんですが、これ開いていきなりネタバレばーん!とかってあったりします…?

  • 785レージュ2026/03/16(Mon) 14:34:56ID:kxMjk1MjQ(79/83)NG報告

    >>784
    まじでリアルが終わりそうな予感しか……きっと睡眠時間と創作活動が削られる予感があ……
    そ、ソフトだけ……とりあえずソフトだけなら……(ぐるぐる目)

    ルールブックって基本は「世界観、公式キャラクター、遊び方、それぞれの能力やら数値やら、すぐ遊ぶためのシナリオ」って構成になってたと思うのですが、ネタバレ気にするとしたら「すぐ遊ぶためのシナリオ」くらいですかね
    でも、もしプレイヤー側として遊ぶつもりが無ければルールブックを最後まで見ちゃっても大丈夫かと!

  • 786黒鹿ファン2026/03/16(Mon) 15:53:50ID:MyMDcwNTI(1/1)NG報告

    >>785
    ならば鬼となりましょう。寝なさい。寝てください
    睡眠、大事
    ゲームは一日一時間までよ!(おかあさん並感)

    なるほどなるほど、ひとまず大部分は見ても大丈夫そうですね
    ただ正直…プレイヤー側として遊んでみたさは大いにあります…!初見のまま飛びこむワクワク感が…!

  • 787レージュ2026/03/16(Mon) 16:14:49ID:kxMjk1MjQ(80/83)NG報告

    >>786
    ヒェッ、カーチャン!(鳴き声)

    ふふふ……わくわくと目を輝かせておるのう(後方腕組み先輩面)

  • 788◆B8D4AQBhU22026/03/16(Mon) 20:15:10ID:UzNDgyOTI(1/17)NG報告

    ハッピーバースデートゥーミー。コレにて目出度く?明確アラサーか。
    今月には今手をつけてる別件創作終わらせて、ルナティック執筆を進めたい所……。

    7月にはゲームも2作買うつもりだがちゃんと消化出来るかなぁ。

  • 789黒鹿ファン2026/03/16(Mon) 20:52:59ID:AwNzAxNDQ(208/275)NG報告

    >>787
    家帰ったらもう届いてましたー!!!(喜)

    超能力持ちが生まれる経緯と前半のデータ部分をパラパラと見てますが…いやぁ厨二心への刺激がすごい…!
    こんなん作りたくなっちゃうに決まってるじゃないですか

    >>788
    おぉ、おめでとうございまーす!

  • 790黒鹿ファン2026/03/19(Thu) 15:59:27ID:Q1MjE2OTY(209/275)NG報告

    いっっっろんなものとお別れしてきました
    清々しました
    こういう日に世界が滅べばいいなと思いました

    そんなこんなで番外編の続きを投下ー!

  • 791黒鹿ファン2026/03/19(Thu) 15:59:37ID:Q1MjE2OTY(210/275)NG報告

     side-トラウィスカルパンテクートリ

     タガが外れた。
     最初にそう感じたのは、やはり、あの白夜での大喧嘩からだ。
     俺様が依代とする銀髪の小娘と、それに相対した金髪の小僧。
     どれだけ星をぐるぐる廻しても沈まない太陽。繰りて光をかえす赤い空。太陽を越えてなお輝かんとする焔の剣。そしてなにより滅びと紐づけられた神話。
     時代も、風土も、様式も、信仰すらも悉くが的外れだが、呼び水としては悪くない。手順や解釈を間違えて神を怒らせるくらいでちょうどいい。楽師どもの演奏も好みに合うもんじゃなかったが、目覚まし代わりくらいには聞くに堪えるモノだった。
     だから、俺様は許してやるのさ。
     だから、俺様は許しがたいのさ。
     寝覚めは悪くなかった。今の依代も悪くないと思えた。しばらくは黙って眺めてやろうと思わないでもなかった。
     それがこの無様だ。それだけしかない有様だ。
     あの妙に喧しい黄金の小娘との邂逅も、終いには一歩踏みだすには至らなかった。
     何も血を、首を捧げよと言いたいわけじゃあない。趣味でもない。だが心臓代わりに昼も夜もなく命を廻すのにも飽きはくる。
     だから、許しがたい。貴様はたび重なる選択を間違えた。よって神の怒りを招いたことを俺様が手ずから知らせてやろう。
     だから、許してやる。人類なんてそんなものだ。苦渋と煩悶、決断と後悔。幾度も滅びと新生を迎えておきながら悲嘆と祈りを募らせる。こんな滑稽な生き物を放っておいてやれるほど神様ってのは無欲じゃないのさ。

  • 792黒鹿ファン2026/03/19(Thu) 15:59:56ID:Q1MjE2OTY(211/275)NG報告

    >>791
     そら、そら、興じてみせろよ人間ども。
     らしくもなくつらつらと聞こえてのいい愛の言葉を綴って並べてやったんだ。ここまで見聞きして勘違いの余地もねぇだろうよ。
     愚かであれ。
     憐れであれ。
     千の決断に万の失敗を重ねてみせろ。
     ついつい笑い転げてしまうような無様を愛してやろう。
     その無様こそが正しいと誰はばかることなく肯定してやろう。
     いつだって間違いを犯すのが、ヒトの正しい機能ってやつなんだろう?
     
     side-間久部理仁

     一体どういう状況なのか。
     オレは弟のメレク・アルマソフィアに会いにロンドンまで来た。
     そこで弟の知り合いであるというルナ・アードゥルって女の子に会った。
     オーケー、ここまではいい。どう見ても健全でおかしい部分はどこにもない。これならいい旅の土産話になるだろう。
     問題はここからだ。

    「そう驚いてくれるなよ。はじめましてすらまだ途中だぜ?」

  • 793黒鹿ファン2026/03/19(Thu) 16:00:14ID:Q1MjE2OTY(212/275)NG報告

    >>792
     ひどく近い距離でルナが、そう、言う。
     先ほどまでの天真爛漫な様子から打って変わって、どこか高圧的な荒っぽい喋り方。知り合ってまだ間もない間柄ではあるけれど、これはさすがに"違う"と感じる。即興の演技や冗談とは思えない変貌ぶり。
     二重人格というやつか。いやルナが魔術師であるなら生まれつきの体質や副作用ってこともあるかもしれない。……場合によっちゃ、悪霊に乗っ取られたなんて可能性まである。動くなら慎重にだ。

    「敵ってわけじゃないんだ。俺様としちゃ積極的なコミュニケーションを求めてんだがなァ」

     少女の顔、少女の声に似合わない口調が冗談みたいに聞こえる。あっけにとられたまま、知らず知らずに気圧された。ふと我に返ったときはとっくに尻もちをつかされている。
     あごの先をルナの細い指でつまんだ。
     顔をのぞきこまれている。
     至近距離で目が合う。
     大きくひらいた紅の瞳に、自分の顔が反射するまで近づいて、

    「ま、待った!」
    「あァ?」
    「はじめましてって言うなら名前からだろ! オレまだ聞いてないぞ!」
    「俺様は聞いたぞ? 貴様がリヒトで、こっちはルナだ。それじゃ不満か?」
    「不満だらけだ! 仲良くなりたいなら、まずそっからだ!」
    「……ふぅん?」

  • 794黒鹿ファン2026/03/19(Thu) 16:00:32ID:Q1MjE2OTY(213/275)NG報告

    >>793
     なにか意外そうにルナの顔をしたなにかが少しだけ考えるそぶりを見せる。そのまま離れる───ことはなく、さらにグッと顔を寄せた。

    「ちょっ……!?」

     互いの頬が当たりそうな近さ。耳打ちでもしそうな密着一歩手前でとまる。
     初対面とは思えない距離感って意味で言えば、さっきと変わらない。でもやっぱり何かが違う。さっきがじゃれてきた犬なら今は獲物の臭いをたしかめる熊か狼だ。次の瞬間にはガブリと嚙みつかれることだって……、

    「トラウィスカルパンテクートリ」
    「……へ? トラ……パン、なんて?」
    「名前だ名前。言われたとおり名乗ったろう、お前が望んだことだぜ?」
    「あ、あぁ……そりゃどうも。いやでも呼びにくいな……」
    「トラウィスでいい。神の呼びかけとしては不敬極まるが元より原義から離れた身、そう堅苦しくするもんでもないさ」
    「そうか、そうなのか。じゃあ、トラウィスで」
    「うん、よし」

     な、なんか素直だな。というかなんだその名前? どこで区切るかもわかんねぇし文化圏の違いを如実に感じる。
     てかさらっと神とか自称したなこいつ。ネタかマジか判断つかねぇぞ。

  • 795黒鹿ファン2026/03/19(Thu) 16:00:57ID:Q1MjE2OTY(214/275)NG報告

    >>794
    「さて本題だ。俺様はこれから」
    「待った。待って。その前に一回はなれろ、ガチで」
    「なぜだ?」
    「わかれよ! 女子が近ぇと緊張するんだよ! お願いだからはなれて下さい!」
    「気にするな」
    「気にするなァ!?」
    「それより本題だ。貴様に、これから赴く冒険の供を許す」
    「オイだから……え、は? 冒険?」
    「つまり趣味だ。この依代にとっては大変意義のあることらしい。それを俺様が代行する」
    「……?? それオレ関係なくね?」
    「ないな。それが?」
    「関係ないのに行かなきゃダメなのか?」
    「貴様は何を聴いていた。俺様は供を許す、と言ったぞ」
    「そりゃ拒否権なんかねぇよってコトか?」
    「ますますもって会話が成立せんな。俺様は許可を与えた、それを受けるも除けるも貴様の自由意志に依る。
     拒否権などとほざいたな? そんなもの、あるに決まってンだろうが」
    「……えらく寛容なんだな。神とか言うクセに」
    「だからこそだ。選択の余地を失った人間は飽いた。霊長を名乗るならもっと"なんでも"やってくれないと愉しみがないのさ。……それで? 貴様はどうだ?」

  • 796黒鹿ファン2026/03/19(Thu) 16:01:27ID:Q1MjE2OTY(215/275)NG報告

    >>795
    「オレ? オレにも選べって?」
    「当然。なにを選びどう間違えようとも、その人間らしい一歩を愛する。さぁ、どうする?」
    「……って言われてもね……」

     どう答えるのが正解なのかやらだ。
     聞くかぎりじゃYESでもNOでもトラウィスとかいう自称:神の行動は変わらない。オレがついていくかどうかってだけだ。
     いろんな意味で危ないヤツなのは確かだ。
     YESと答えて見張っておくのが正解か? NOと答えて人を……それこそ弟を呼ぶのが正解か?
     わからない。
     わからないが。
     でも、そうだ、こいつがそんな風に言うのなら、聞かなきゃいけないことがひとつある。

    「なぁ」
    「ン?」
    「その子に自由意志ってやつはないのか?」
    「なんだ? 自分より俺様の依代を気にかけるか?」
    「だってそうだろ。お前の言葉を信じるなら、そのルナって子にも選択の余地がないとダメだ。それともその依代って状態がその子の選択か?」
    「否だな。そも俺様の存在をどれだけ自覚できているか」

  • 797黒鹿ファン2026/03/19(Thu) 16:01:40ID:Q1MjE2OTY(216/275)NG報告

    >>796
    「…………なら、お前の言葉は信じられない。選択の余地を与えるのがオレだけなら理屈が合わないだろ」
    「供をしない、が答えでいいんだな?」
    「それもNOだ。今すぐその子に───身体を返してもらう!」

     言葉を声にして、それでようやくいろんな緊張感がふっとんだ。
     転がるように跳ねて身体をおこす。荒っぽく『強化』を込めながら両の拳を構えた。
     一方のトラウィスは自然体のまま。敵対行動をとってみせたオレに対して気を悪くしてる風でもない。愉しげに細められた眼が、八重歯まで見えるほどに開かれた笑みが、ただただオレに向けられる。

    「単に"これ"は選択を先延ばしにしてるだけなんだが……ま、今更聞くような顔じゃねぇなァ?」
    「弟が世話になってるみたいなんでな。ちっとはお兄ちゃんらしいトコ見せたいんだよ」

     また一段と笑みが深くする。少女の身体に魔力がみなぎっていくのを感じる。
     啖呵切ったところで何ができるやら。解呪やら封印やらが要るなら専門ってわけじゃねぇし、そうなったらオレひとりじゃどうにもならない。
     だから、それでも、なるようにしかならない。ならやるだけやってやろう。
     オレは決意と一緒に、拳をにぎった。

  • 798黒鹿ファン2026/03/19(Thu) 16:02:21ID:Q1MjE2OTY(217/275)NG報告

    >>797
     side-メレク・アルマソフィア

    「フェーブス、急いでください」
    「は」

     唯一信頼できる従者が、注文通りに車のスピードを上げた。車体が揺れる。
     フェーブスの運転からこれほど丁寧さが陰るのは、およそ記憶にない。現状では取り繕った運転を維持するよりもなりふり構わず速度を上げるほうが、主の不興を買わないと正しく理解している。
     だが、もうひとりの"彼女"はどうだろうか。

    「お許しを、レディ。しばらく揺れます」
    「いいわ。私も急いでいるのは同じだもの」

     鷹揚に答えたその少女は自分と隣りあう形で後部座席にすわっている。
     目元に浮かんだ隈、痛々しく巻かれた包帯。悲壮に写ってしまいそうな特徴を、煮詰めた砂糖水のような空気である種の魔を感じさせる。そんな少女がいた。
     名を、ルピア・ヴィルガルム。

  • 799黒鹿ファン2026/03/19(Thu) 16:02:37ID:Q1MjE2OTY(218/275)NG報告

    >>798
    「顔合わせの直前で迷子、なんて。理仁もこんな時ばっかり振り回してくれるわね」
    「至らぬ兄で、申し訳ありません」
    「あら嫌味に聞こえた? 惚気のつもりだったのだけれど」
    「……そこは、ノーコメントでお許しいただければ」

     僕の返事に気を悪くするでもなく、くすくすと笑う。
     僕と彼女の関係は、敵でも味方でもない、時計塔においてよくあるものだった。
     互いに陰謀という札を伏せて卓についた者同士。益があれば利用するし、損が見えれば距離を取る。そういう類のものだ。笑顔の仮面しか見せないほど冷えてはいないが、腹の内をさらして暖めるほどのこともない。
     ただ、ここに兄の理仁が加わることで切っても切れない関係になってしまうのだが。

    「それにしても意外ね」
    「意外、ですか?」
    「えぇ。貴方が理仁のことでそんなに焦るなんてイメージになかったもの。……それとも、気にかかるのは風のうわさに聞いた"お気に入り"のほうなのかしら」
    「……」

     風のうわさとはまた随分とあからさまだ。
     知っているぞというアピールにしても直接的すぎる。彼女なりに面倒なやりとりを省略した結果か。

  • 800黒鹿ファン2026/03/19(Thu) 16:03:03ID:Q1MjE2OTY(219/275)NG報告

    >>799
    「……どうでしょう。魔術師として己が血族を大事に扱う、その一点は重く捉えているつもりですが」
    「そ」

     それ以上の追及はない。事の真偽にさほどの興味はないのだろう。自分の札を開示してみせただけのポーズだ。あるいは、これから向かう先で互いの齟齬を出さないための前置き。
     目的地である考古学科・ロクスロートには、兄である理仁と件の"お気に入り"がそろっているという面倒な状況にあるのだ。

    「どっちでもいいわ。今回は理仁をゆずってくれるなら、それで」
    「えぇ、元よりその予定でしたから」
    「予定というなら本当はもっと楽しいサプライズだったのに」
    「それは……やはり、至らぬ兄で申し訳ありません」

     今回、兄をこのロンドンまで呼びつけたのは僕自身だ。
     家庭の事情で両親を眼をごまかす必要があり、そのため兄の視点では『日本からイギリスを経由してスコットランドへ向かう海外旅行』ということにしている。
     必要だったのは兄とロンドンで会うところ"まで"だ。そこから先の部分。スコットランドを楽しむ観光旅行は、彼女───ルピア・ヴィルガルムに任せることになっていた。

    「本当に残念よ。とびっきりの、おどろく顔が見れると思っていたのに」
    「心から同意します。おかげで貴女の存在を伏せた苦労が、水の泡となった」

  • 801黒鹿ファン2026/03/19(Thu) 16:03:18ID:Q1MjE2OTY(220/275)NG報告

    >>800
     本来ならば2人して企てたサプライズになる予定だった。理仁の反応を楽しむという趣味と、示し合わせたアリバイ作りという実益を兼ねた、素晴らしい計画であったはずなのに。

    「あぁムカついてきちゃった。本当にスコットランドにいる間は、ぜぇんぶ私の好きにしていいのよね?」
    「死なない程度に収めてくれるのならば、いくらでも」
    「やった。ふふ、たのしみ」

     ルピアはまるで童女のように無邪気な笑みを見せた。その内心にうずまくものはあえて見ないフリをして、代わりに兄への黙祷を捧げた。
     言葉と行動の選択、その結果。つまり自業自得を自覚するがいい人たらし。

    「なら、すぐに確保してあげなくちゃね」
    「もちろんです。揺れを許容していただけたおかげで、もうすぐ着きますよ」
    「よかった。私が声をかけた人手も、間に合いそうね」
    「……人手? 法政科のですか?」
    「そうよ。すごく元気で王様みたいな、新人のコ」

  • 802黒鹿ファン2026/03/19(Thu) 16:03:47ID:Q1MjE2OTY(221/275)NG報告

    >>801
    ここまで~
    次はけっこう長くなりそう…

  • 803あやか◆8UqAuWjxP.2026/03/19(Thu) 21:49:27ID:AyMDQyODY(1/1)NG報告

    >>788
    生存報告も兼ねて、ハッピーバースデー・トゥ・ユー、ハッピーバースデー・トゥ・ユー。

  • 804◆B8D4AQBhU22026/03/20(Fri) 15:13:33ID:E4NjM4NDA(2/17)NG報告

    >>789 >>803
    ありがとうございます。ルナティック進めて……を頑張らねば。先の話過ぎるけど、自キャラオンリーじゃないオリジナル聖杯戦争もまた創作したいしね
    >>802
    ……明確にルナちゃんに埋め込まれた『何者か』の名前が出たのは初、だったかな……?(追い切れてなかったりする部分あるからアレだけど)
    しかしトラウィスカルパンテクートリ。アステカ神話に伝わる破壊神ですか
    クッチー「ふぅーん?ちょっと親近感がなくもないかもしれないねぇ。ま、俺は人格乗っ取られたりはしないけど」

    そしてノルちゃんにも登場フラグが!!
    ヴィクトル「ふん……。あの子の交友範囲が広がるのは、悪くないな。喜ばしい事だ」

  • 805アリウム2026/03/20(Fri) 18:51:06ID:YwMjYyNDA(1/1)NG報告

    >>802
    えっ!? 真名出ちゃってますよ!!俺様さん、気づいて!!

    こういう神霊特有の外側からの人間観が好きですね(アーテーとかポカニキとか海幸彦とかも好き)
    熱を奪われ霜(冷気)の神になった神格というのもルナちゃんの来歴を考えると如何にもといったかんじですね

    自称神の俺様にも物怖じせずに毅然と返答する理仁くん、かっこいいね、お兄さんだね

    妙に喧しい黄金の小娘、いったい何処の忘失令嬢なんだ……
    すごく元気で王様みたいな、新人のコ……いったいどんな揺蕩女王なんだ……

  • 806火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/03/20(Fri) 23:02:22ID:U2NDI1NjA(27/34)NG報告

    >>788
    遅くなってしまいましたがお誕生日おめでとうございます

    >>802
    理仁くんはモテモテだなぁ(現実逃避)

    ルナちゃんの中に宿ってる存在について軽く調べてみましたが、思ってた以上にヤバそうなの出てきましたね…
    間違いなく過去のアレが関係してるのでしょうが何がどうなったらこんな事になるのか

  • 807あやか◆8UqAuWjxP.2026/03/20(Fri) 23:06:01ID:I3MjM1MjA(1/1)NG報告

    そろそろボールスを投下したいけど、結構嫌な奴として作ったからなぁ…。

  • 808黒鹿ファン2026/03/21(Sat) 09:54:44ID:c0NzQ3NjQ(1/1)NG報告

    >>804
    大丈夫です初です!その気になれば即看破できるくらい情報出してたけど初です!

    この神様自体はずーーーっと前から決めてたのでやっと出せたという感慨と…ちょっと今更感がね…

    >>805
    side表記を見通せなかったうぬが不覚よ…

    型月神霊っぽさ出すのいっぱい苦心しました(リテイクn回)
    属性的にも経歴的にも性質的にもルナにピッタリという自負があります

    いったい何者なんだ新人のコ……私はまるでいっさいとんと身に覚えがなく……

    >>806
    お兄様はモテモテでいらっしゃるからよ…

    何がどうなったらの部分はちゃんと説明すると長くなるので今回は割愛しますわ!今回は「トラウィスカルパンテクートリ」がどんなヤツかを覚えていってくださいまし!

  • 809愉悦部inクローディアァ!2026/03/22(Sun) 17:50:00ID:AyOTgxMzI(1/1)NG報告

    >>807
    ボールス君、ええぞええぞ。
    >>694
    私がいつぞや話題にしていたドイルですね。
    早速逸地聖杯戦争のシナリオに組み込ませて頂きます。

  • 810黒鹿ファン2026/03/22(Sun) 22:06:11ID:g5NzMyNDg(222/275)NG報告

    その場の勢いで弾丸四国旅行などに行ってました!!!
    みんなァ…!廃校を再利用した「むろと廃校水族館」はめちゃくちゃgoodだったぞぉ…!
    懐かしさと不可思議が同時に味わえる空間で、インスピレーションがギュンギュンになれる場所なので一度は行ってみてほしい!


    こういうね、こういう遊び心あふれる展示がいっぱいあったんですよ!すごいの!!!

  • 811アリウム2026/03/22(Sun) 22:22:21ID:E3MDE1OTI(6/29)NG報告

    >>809
    >シナリオに組み込ませて頂きます

    某探偵さんへとメタ性能も念頭に置いて構築してたので拾ってもらえてありがたい……!

  • 812ここのえ2026/03/22(Sun) 22:48:14ID:E2NjYzOTA(12/36)NG報告

    >>778
    山星さん、山星さんへ
    実際に使うかは分からないので質問だけなのですが、クォードレス先生について

    ・クォードレスの魔術は北欧の伝承がベースにあります?(ベルセルクとかウールヴヘジンとか)
    ・獣性の継承は、なんかこう…心臓を喰らって調伏した獣霊を随時憑依させる感じ…なんかな…(某シャーマンでキングみたいな)
     それとも昔の魔術師が魔術回路の増築に幻想種を使った系のレベルアップ理論かな…

    ・クォードレス先生の狩りの授業とかありますかね。授業の名前は『狩猟演習Ⅰ』とか??
    ・クォードレス個人の調伏した獣の種類・数、個体名がある獣の設定があったら知りてぇでございます

  • 813ここのえ2026/03/22(Sun) 22:58:13ID:E2NjYzOTA(13/36)NG報告

    うおおおお監獄長さん!
    巨大古代種(ムールクラーケ)のひとつハーヴグーヴァ種は、ミズガルズ海に生息していたヨルムンガンドの“竜の因子”が付着してなおその生態を維持したまま“竜の生態”になったものであるため、イカやタコの形をしていようと竜種……海竜(シーサーペント)に分類される。
    っていう理屈どうかな!?!?(一般北欧魔術学会員並感)

    >>802
    トラウィス(以下略)!?!?
    神體が基盤にのみ使われるパターンと、神體から神の人格がポップするパターンとか世の中には色々ありすぎるワケ

  • 814愉悦部inクローディアァ!2026/03/23(Mon) 11:35:59ID:U0NzI2MzE(1/1)NG報告

    >>811
    終章もあって、真里歌ちゃん周りも独自改変入って異星の使徒を出しやすくなった感はあったので!

  • 815ここのえ2026/03/23(Mon) 14:58:18ID:M4MjYzMjk(14/36)NG報告

    「魔術に対するアプローチは決して、ひとつで完結するものではない。ルーン魔術にしても、全体基礎・個体基礎・降霊科・鉱石科・動物科・植物科・天体科・創造科・呪詛科・考古学科・現代魔術科……伝承科は外れるが……の各観点から多角的にアプローチする余地がある。
     自分自身の命をひとたび捧げ、描かれる文字の形にこそ世界の深奥あり、と大神オーディンが見出した真実を導くカタチ。その解釈法は個人で変わると言われています。原初のルーンを除けば、ルーン文字の中でも最も古い時代に使われていたものをエルダー・フサルクといいますが、その24文字はマザールーンと呼ばれる放射線状の記号の組み合わせで表現できると考えたのが、アサトルなどの新異教主義(ペイガニズム)。“九つの栄光の枝(Nine Glory Twigs)”や“ウルドの網(Web of Wyrd)”と呼ばれる9本のラインが、それぞれ3本ずつの組に分かれて、互いに120度の角度で交差している図形。これを取り入れて速記──多層型自動書記を考案したレンネンハイム氏のように。
     そのため降霊科と動物科に在籍しているクォードレス家でも、こうして学会に所属して発展のために研究を討論する必要があるのです」

    「クォードレスの魔術が“獣の心臓を喰らった者は獣の心を手に入れる”という古典的な風習に根差している────魔術基盤の大本であるのはすぐに分かる話です。でもそれは露見していい部分であるから。
     魔術には二通りありますよね。
     精緻さと複雑さを両立させた高度な魔術理論。
     もう一つが、その魔術回路(にくたい)で有無を言わせない単純かつ絶対さ。
     私の見立てではクォードレス家の魔術は後者。誰も手が出せない神秘──幻想種を喰らうという過程があるからこそ神秘が保たれている。真似したければやってみろ、と。
     隣室の研究室ですら何が行われているかは分からないのが魔術師の研究というもの。私に言わせれば、仕組みを暴露されて解体されたぐらいで意義を失うような低次元の魔術は、ただの、世界への詐術(ペテン)に過ぎないでしょう。学会での研究発表も、魔術特許も、知られていいと思う程度の情報しかないと思うのですが」

  • 816ここのえ2026/03/23(Mon) 14:58:43ID:M4MjYzMjk(15/36)NG報告

    >>815
    「我々の置かれている環境は刻一刻と変わっていく。この二十一世紀は魔術が成立する最後の紀であるとされるように。最新の霊子技術しかり、その年代にのみ成立した魔術というのもある。君の魔術基盤は揺るぎない不変的で普遍的なものだが」

     苔むした岩肌を踏み抜く、トロイトリス・クォードレスに不確かさはない。おそらくは登山に強化魔術さえ使っていないだろう。己が理論、己が魔術式に心血を注ぐ研究魔術師であれば引きこもりで充分だ。しかしクォードレスのような実践派の魔術師であれば、すべての魔術のベースにあるのは自分の肉体だ。確かに魔術師は最強である必要はないが、最強であればそれに越したことはない。当たり前の話だ。
     対するグートルーネ・シュルディングは人を背中に乗せられるほど巨大な猫──その見た目はノルウェージャンフォレストキャット種であろうか──に騎乗して、優雅にくつろいでいる。先ほどは160cmに満たない女性が抱えられるサイズであったので巨大化している。動物科の変身術か、それとも。
     自らが最強である必要はなく、最強のものを従えていればいいというのも真理だ。
     その最強のものを従えるのには別の分野で最強である必要があるだけの話。

    「北欧魔術学会、参加しなければなりませんか?」

    「した方が発見は多いですね。蒼崎橙子のルーン魔術研究を買い取った件は知らない訳ではないでしょう。純粋に別の分野の魔術研究論文を聴くだけでも勉強になりますよ。
     特に貴女の『黄昏神話(ギュルファギニング)』の解釈を広げるきっかけになると私は確信しています」

  • 817ここのえ2026/03/23(Mon) 14:59:06ID:M4MjYzMjk(16/36)NG報告

    >>816
    「でも私は今のような狩りの方が楽しいですよ。
     いいえ失礼、フィールドワークでした」

    「その“猫(コットゥル)”に隠れている獲物を炙り出させ、ガンドで仕留める。悪くない。しかし体表に抗魔力がある幻想種であればどうしますか。魔術と限りなく等質の生得領域、超自然のルールを身に纏っているような神代の獣であればどうします。
     これから向かうは岩石と雪に覆われた幻想種の生態系を保つ自然公園──ヨトゥンハイメン獣苑。魔力がなければ視ることさえできない、連続する複数の異界常識で環境の変化も大きい、まさに異境。アイスランドは氷と炎の妖精の土地ですが、北欧は実に幻想種の宝庫です。かつてレンネンハイム氏はこの北欧固有種の生態系保護に心血を注ぎ────結果として神性が無ければ到達できない神獣ランクを除き、一部の種の先祖返りさえを実現させてしまった。これは増えすぎた種を剪定し、獣苑内の生態系のバランスを取り戻す行為です。我々は狩人(ハンター)ではありますが狩猟対象は限られているということを忘れずに」

    「ええ、もちろん承知しています。シュルディング家の名に恥じない行いと結果をお約束しますわ。『黄金欲界(スヴィーアグリス)』の焦点をコットゥルに。霊基強制再臨・悪竜現象(ファヴニール)────」

  • 818ここのえ2026/03/23(Mon) 15:01:39ID:M4MjYzMjk(17/36)NG報告

    >>817
    お借りした人:クォードレス先生

    ぶっ調和するモンスターなハンターでライダーでレンジャーになってしまった
    幻想種が生息するならアイスランドの内陸部が舞台の方が良かったかも
    キャラ設定の細かいところは置いておいて、こういうことちょっと書いてみたい的な話

    スキュレカリュー教室という学術棟のクォードレス研究室か……?
    授業単位=教室=ゼミナールだから講義ではない……のか……?
    そして研究助手(弟子)か……?
    現実で言うところの学会は魔術結社と呼ぶのではないか……?
    魔術大学・時計塔の仕組みがよく分からないが、授業SSは書きたい……

  • 819黒鹿ファン2026/03/24(Tue) 15:37:38ID:g2MDc2MTY(223/275)NG報告

    旅の疲れってすごい
    丸一日以上も体だけ頭がふわふわしてるのってすごく久々でした
    …冒険旅行記にその辺ふれた小話とかあってもいいかもなぁ…

    >>813
    パターンでいうとアッドに近い気がしなくもないんですけど厳密にするとたぶんいろいろ違うアレ
    トラウィス(ryにもいろいろあったんです

    >>818
    ぱっと見は猫ちゃん風な使い魔が悪竜とな!?相変わらずかましてらっしゃる!

    それに北欧魔術学会ね…へぇ…興味深うございますわね!!北欧の魔術師ならちょっと縁あるキャラをちらりと出せますし…

  • 820アリウム2026/03/24(Tue) 20:32:19ID:kyMzE2NjQ(7/29)NG報告

      Cosmos Tree No.α
    アンドロメダ・ダークサイド
    https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/A.D.1610%20%E6%A5%B5%E9%BB%92%E5%A4%9C%E6%82%AA%E9%AD%94%E5%9F%8E%20%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%BB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%86%EF%BC%9A%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%88

     警告 警告
     敵性物体 が 発生 しています

     解析 内部機能 および 自律思考 有り
     空洞構造体 と 認められません

     空想樹アンドロメダ:
     異聞作成方針(ベルトメイキング) 吸血/常夜によるブラックアウト

     その 盲目的な滅亡路線 に 従って
     敵性物体 を 排除してください

  • 821アリウム2026/03/24(Tue) 20:32:40ID:kyMzE2NjQ(8/29)NG報告

    >>820
      Cosmos Tree No.β
    タッドポール・ウロボロス
    https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E9%9B%B2%E8%80%80%E3%81%AE%E5%A4%AA%E5%88%80%E3%80%81%E5%A5%AE%E8%B5%B7%E3%81%AE%E7%9B%BE
     警告 警告
     敵性物体 が 発生 しています

     解析 内部機能 および 自律思考 有り
     空洞構造体 と 認められません

     空想樹タッドポール:
     異聞作成方針(ベルトメイキング) 下賜/蛇呑によるサクリファイスサイクル

     その 猟奇的な滅亡路線 に 従って
     敵性物体 を 排除してください

    >>617で話したスレ産異聞帯の支柱七樹・異聞作成方針ネタ

  • 822◆B8D4AQBhU22026/03/24(Tue) 22:34:13ID:gzNzkzODg(3/17)NG報告

    >>810
    GW辺りに行ってみようかな……。>むろと廃校水族館
    地元からだと自動車6時間か。まぁ多少無理すりゃ1泊2日ぐらいで……。


    >>819
    でもルナちゃんってバイタリティばりばりな印象あるんで、メレク君のが疲れてそう

  • 823◆B8D4AQBhU22026/03/24(Tue) 22:50:33ID:gzNzkzODg(4/17)NG報告

    遊びで作ったけど今後まずここで登場させる事ないよねってAI共作キャラ紹介第2弾。今回Claude。
    まぁ見てってくれ。

    【氏名】朱鷺崎 律(ときざき りつ)
    【性別】女性
    【年齢】24歳
    【出身】日本/時計塔留学歴あり
    【身長・体重】171cm・54kg
    【肌色】白磁 
    【髪色】青みがかった黒 
    【瞳色】淡い金色
    【スリーサイズ】83/58/85
    【外見・容姿】長身細身。動きに無駄がない。立っているだけで場の空気が変わるような、凛とした美人。
    【属性】秩序・悪
    【魔術系統】呪縛霊装(カース・バインド)
    【魔術属性】風・空
    【魔術特性】対象の魂・意思・行動に呪詛を直接絡みつかせ、自由を奪う。命令するのではなく「そういう状態にする」——鎖を見せない支配。呪詛は時間をかけて深く食い込むほど強度が増す。接触が媒介として最も効率が高い。
    【魔術回路】質:A 量:B+ 編成:正常(整い過ぎている傾向はある)
    【起源】「統べる」
    【所属】朱鷺崎家(日本系名門魔術師家系)/時計塔

  • 824◆B8D4AQBhU22026/03/24(Tue) 22:50:53ID:gzNzkzODg(5/17)NG報告

    >>823
    【魔術・特殊技能・特性など】
    ・呪縛霊装(カース・バインド)
    対象の魂に呪詛の鎖を絡みつかせ、意思・行動・自由を根底から奪う。「逆らえない」のではなく「逆らうという発想が生まれない」状態を作り出す。接触により精度が最大化するが、律は他者に触れることを嫌う——この矛盾を本人は認めていない。
    弱点:「何も失うものがない人間」には刻む場所がない。執着・プライド・恐怖を持たない相手に対して、術式が根を張れない。
    ・刻印解析
    他者の魔術刻印・令呪・呪縛の構造を読み取り、把握・解除する。時間を要する。
    ・完全記憶能力
    会った人間の顔・声・言葉・僅かな表情の変化を正確に記録・保持する。魔術的強化ではなく純粋な生得能力。分類できなかった相手ほど、精度高く記憶している。
    【外見・容姿の詳細】
    服装は白を基調とし、清潔・無機質・隙がない。「汚れるもの」を極端に嫌う——汚れた自分を他者に見せることへの恐怖から来ている。
    笑顔を見せることがある。ただし、目が笑ったことは一度もない。
    視線に「観察している」という質があり、見られた相手は「分類されている」と感じる。
    自分から触れる時——花を活ける手、書を書く手、石を撫でる手——は驚くほど丁寧で繊細だ。生きていないものだけを、壊れ物のように愛でる。猫に懐かれやすい。迷惑そうにはするものの、振り払わない。

  • 825◆B8D4AQBhU22026/03/24(Tue) 22:51:09ID:gzNzkzODg(6/17)NG報告

    >>824
    【人物像】
    イメージカラー:白と薄金色
    特技:書の練習(人に見せたことはない)、空間の異常への即時察知、記憶の正確な再現、相手の感情の微細な変化の読み取り
    好きなもの:雨音、古い建物の石畳、苦いもの全般、夜明け前の誰もいない時間帯、鉱石や古い硝子細工、整った空間に飾られた一輪の花、歌詞のない音楽、雨に濡れた石畳の光沢、割れる直前の緊張感を持ったガラス細工
    苦手なもの:予告なく触れてくる人間、大きな笑い声、中途半端に片付いた部屋、「あなたのためを思って」という言葉、甘いもの(「好きではない」と思い込んでいる)、取り繕いの笑顔、やりかけで放置されたもの
    天敵:「観察力に優れた」人間——矛盾・渇望・孤独を言葉にせず静かに知っている存在。攻撃も責めもしない。ただ見ている。律はその前で透明になる。
    「正しく優しい」人間——無条件の親切、条件のない肯定。受け取り方を知らない律の防衛機制を、じわじわと溶かしていく。
    「支配者」的存在——支配できる、あるいは律を「下」に置ける存在。逃げたいと感じると同時に、逃げたくないとも感じる。この矛盾が律を最も消耗させる。

    願い:「誰にも頼らず完結すること」——これが目標だと思っている。本当は、誰かに「必要だ」と言われることをずっと待っている。聖杯に願うとしたら何か——この問いを自分に向けたことがない。向けた瞬間に答えが出てしまうことを、知っているから。

    【一人称】私 【二人称】お前 【三人称】あの者/あれ

  • 826◆B8D4AQBhU22026/03/24(Tue) 22:52:01ID:gzNzkzODg(7/17)NG報告

    >>825
    【台詞例】
    初対面・値踏み:
    「名前は」「……なるほど。思ったより、使えそうな顔をしている」「期待はしていない。それだけ伝えておく」
    命令・指示:
    「やれ」「二度は言わない」「考えるな。私の判断を信じろ」
    人間不信・距離:
    「信用と期待は別物だ。私はお前に期待していない——だから、使える」「……約束か。人間の言葉の中で、最も信用できない類のものだな」「裏切るなとは言わない。ただ、その時は覚悟しろ」
    隠れた気遣い:
    「……水を飲め。考えが甘くなっている」「その傷、放置するな。使い物にならなくなる」「……今日は、もう休め」
    プライドが刺激された時:
    「……今、何と言った」「撤回しろ。さもなければ——いや、撤回しろ」
    想定外との遭遇:
    「……定義できない」「……お前は、何だ」
    感情の決壊:
    「……もう、いい」
    恋愛に最も近い言葉:
    「……お前は、私の計算を外す。不愉快だ」「お前が死んだとして——その損失を、私は正確に計算できない。それが問題だ」「……消えるな。それだけだ」
    独り言:
    「……汚い」「まだ足りない」「私は、正しい」

  • 827◆B8D4AQBhU22026/03/24(Tue) 22:52:17ID:gzNzkzODg(8/17)NG報告

    >>826
    【来歴】
    名門魔術師家系の一人娘として生まれる。父は厳格な魔術師。母は「感情的すぎる」として父に疎まれ、律が十歳の時に家を出た。見送った時、律は泣かなかった——泣き方を知らなかったからだ。
    それ以来、「感情を見せた方が負ける」を無意識に学習して育つ。父に褒められた記憶がない——正確には、褒められた直後に「次の要求」が来ることを学習したため、褒め言葉を信用しない。しかし褒められると、一瞬だけ胸の奥が温かくなる。その温かさを「不合理だ」と即座に処理する。
    呪縛霊装の才は幼少期から顕在していた。「感情を持たない術者の方が、精度が上がる」と父に言われ、律は感情の切り離しを義務として受け入れた。
    十二歳の時、父の書斎にある資料を無断で持ち出して、汚してしまった。魔術の研究のために必要だと判断した——自分なりの合理的な理由があった。父は怒鳴らなかった。ただ無言で資料を回収し、書斎の鍵を替えた。
    怒られるより、遥かに堪えた。
    今でも、白い紙に染みがついているのを見ると、一瞬だけ手が止まる。
    15歳の頃、ある授業で先生の問いに即答した。完璧な答えだった───ただし、問いの前提を間違えていた。
    正解を自信満々に述べた後、静かに「質問はそういう意味ではない」と訂正された。教室に十数人いた。律はその日のクラスメイト全員について、今も正確に記憶している。
    十八歳で時計塔へ留学。才を認められ、異例の速さで典位を取得。留学中、呪縛が「効かなかった」相手に一度だけ遭遇した。「何も失うものがない人間」——その相手の顔を、律は異常なほど正確に記憶している。また同時期、「律、お前は──────」という一言(内容を思い出さないように努めている)に、反論できなかった経験を持つ。その相手を以来「危険な人間」として分類し、距離を広げた。三年経っても、対処法は見つかっていない。
    聖杯戦争への参加は「家の悲願」ではなく、自身の判断による——「これが私の正しさを証明する場だ」という確信のもとに。しかし最も深い動機は「誰かに、ここにいていいと言わせたい」という、本人が直視できない渇望だ。

  • 828◆B8D4AQBhU22026/03/24(Tue) 22:52:43ID:gzNzkzODg(9/17)NG報告

    >>827
    【性格】
    核心命題:「支配は愛情の代替行動である」
    律が人間を支配しようとする衝動の根っこは、権力欲でも優越感でもない。「失う前に、手の中に収めておきたい」という原始的な恐怖だ。母を「失った」経験が、律に教えたことはひとつ——「自由にさせておくと、いなくなる」。だから律は支配する。それは愛情の表現が、極度に歪んだ形で固定されたものだ。
    完璧さは義務:
    完璧でいることは目標ではなく、義務だ。「完璧でなければ、ここにいる理由がない」という強迫から来ている。父に愛情と評価が完全に一致した形でしか与えられなかったため、「何も成さない自分」に存在価値を見出せない。
    感情の三層構造:
    表層——冷静・合理的・感情なし。中層——人間を観察することに必要以上の時間をかける、これを「分析」と定義しているが実態は「興味」だ。深層——誰かに「いてくれ」と言いたい。誰かに「いて欲しい」と言われたい。その感情に名前をつけることを、ずっと先送りにしている。
    人間不信の構造:
    律にとって人間関係は「先に支配するか、支配されるか」の二択しかない。これは歪んだ認識だと薄々知っているが、代替案を持っていない。先手を打つ——相手が裏切る前に支配する側に立つ。これは戦略ではなく防衛だ。しかしこの防衛機制は、相手が本当に信用できるかどうかを見極める機会を永遠に奪っている。

  • 829◆B8D4AQBhU22026/03/24(Tue) 22:52:55ID:gzNzkzODg(10/17)NG報告

    >>828
    プライドの正体:
    律のプライドは「自分が優れている」という確信ではなく、「優れていなければ存在を許されない」という恐怖から来ている。他者の失敗に対して冷たいのではなく——失敗した自分を許せないために、他者の失敗も直視できない。
    寂しがり屋(自覚なし):
    用もないのに人の気配がある場所の近くで作業する。返事が来ないと分かっていても報告を丁寧に書く。一人で食事をする時、必ず窓際を選ぶ——外の人間が視界に入る席。本人の解釈は「環境の最適化」だ。本当のことは——ただ、誰かの傍にいたい。
    「逃げたい」存在:
    律が最も恐れているのは「傷つくこと」ではない。「傷ついた自分を、誰かに見られること」——それが律の恐怖の核心だ。「観察力に優れた人間」「正しく優しい人間」「支配者的な存在」、この三種が律の防衛機制を最も深く揺るがす。
    恋愛観:
    恋に落ちても自分では最後まで気づかない可能性がある。「好き」という感情を処理する語彙を持っていないからだ。最初は「変数として興味深い」と定義し、やがて「なぜ計算が外れるのか」と訝しみ、「切り捨てられない」ことに初めて気づく。その相手の前だけ指示の言葉が僅かに丁寧になり、疲れていると何も言わず温かいものを置いていき、別の人間と長く話しているとその人間の「有害性」を分析し始める───全て無意識に。

  • 830◆B8D4AQBhU22026/03/24(Tue) 22:53:25ID:gzNzkzODg(11/17)NG報告

    >>829
    【行動規範・行動方針】
    第一規範:「美しくあること」
    判断・行動・結果の全てに「美しさ」の基準を適用する。醜い手段——騙し、泣き落とし、懇願——を嫌う。それは倫理からではなく「そういう手段を使う自分」が許せないから。美しい手段であれば、結果がどれだけ残酷でも自分を正当化できる——これが律の最大の盲点だ。
    美しさへの感性の出処:幼少期、父の書斎だけが「完璧に整った空間」だった。そこにいる時だけ父は穏やかだった。律にとって整った空間は、安全の記憶と直結している。
    第二規範:「先手を取ること」
    関係において常に主導権を握る側に立つ。これは戦略ではなく防衛だ。先に支配すれば、裏切られない——という論理で動いているが、この防衛機制は相手が本当に信用できるかどうかを見極める機会を永遠に奪っている。
    第三規範:「証明し続けること」
    呪縛霊装を行使するたびに「私はここにいていい」を確認する。魔術が使えなくなることは、存在の根拠を失うことと等しい。呪縛を「破られた」「効かなかった」経験が、他のどんな敗北よりも深く傷つく理由はここにある。
    失敗した時の処理:
    表には出さない。直後に思考で蓋をし、数時間かけて「誤りの解体と分析」を行う。夜一人になった後、書を書く——手が安定した時に「終わった」と判断する。他者への謝罪は「事実として誤りがあった、修正する」とだけ言う。感情を込めた謝罪をしない——それは「完璧でなくなること」だと思っているから。
    「律が間違えていること」:
    「支配=愛情」だと無意識に思っているが、それは愛情ではない。「完璧でいれば必要とされる」と思っているが、人間は完璧な人間ではなく脆さを見せてくれる人間を必要とする。「誰にも頼らないことが強さだ」と思っているが、実際は「頼れない」だけで、それを強さと呼んでいる。
    律という人間の本質を一文で:
    「愛し方を知らないまま育った人間が、愛情の代わりに支配を覚えてしまった」───それが朱鷺崎律だ。

  • 831◆B8D4AQBhU22026/03/24(Tue) 22:54:13ID:gzNzkzODg(12/17)NG報告

    >>830
    友人はいない。ただし、限りなく友人に近い存在が一人だけいる可能性がある。
    ・友人ができない理由:
    律の人間関係は「使えるか・使えないか」の二択から始まる。
    友人関係はその分類のどちらにも収まらない──────対価のない関係を、律は処理できない。
    「なぜこの人間と時間を共有するのか」という問いに答えが出ないと、律は不安になる。不安になると、距離を置く。
    ・限りなく友人に近い存在の条件
    律に「用事がなくても傍にいていい」と思わせる人間。
    具体的に───律が距離を置こうとした時に、傷ついた顔もせず、怒った顔もせず、ただ「そうか」と言って待っていられる人間。律はその人間を最初「扱い方が分からない」として警戒する。やがて「害がない」と判断する。そのうち──いなくなると、作業効率が落ちることに気づく。
    それを友人と呼ぶかどうか、律には分からない。ただ、その人間が雨の日に傘を忘れていたら、無言で差し出す程度には───大切にしている。

    酒:飲む
    付き合いでは飲まない。一人で飲む。
    銘柄にこだわる───安いものを量飲みすることを「醜い」と思っているため、少量を丁寧に飲む。
    好みは辛口の日本酒か、癖の強いウイスキー。甘いカクテルは「飲み物の形をした菓子だ」として手を出さない。酔っても表情が変わらない。ただ、独り言の頻度が少し増える。

    煙草:吸わない
    理由は健康管理でも匂いへの嫌悪でもなく——「煙が部屋に残る」から。
    整えた空間が乱れることを許容できない。
    ただし、他者が吸うことを咎めない。他人の選択に興味がない。

  • 832◆B8D4AQBhU22026/03/24(Tue) 22:55:25ID:gzNzkzODg(13/17)NG報告

    以上。wiki登録とかはしないつもり(現状)。「気に入った!欲しい!」という人が居たらどうだろ……。
    うーん、ちょっと悩む。

  • 833ここのえ2026/03/25(Wed) 00:37:34ID:E1MDU5NTA(1/2)NG報告

    >>819
    旅はインプット刺激がめちゃありますよね〜
    悪竜現象はメガシンカみたいなもの(メガシンカ大好き並感)

    北欧魔術学会、別にメタ的に限定する必要は無いかもですが無いとたぶん繋がらないという。時計塔魔術師の緩い繋がり
    ルナちゃん観察同好会、ノルちゃん行動研究会とかでも究極的にはいいんだ(?)
    >>821
    ベルトメイキングの部分で「あ、こりゃ自分には無理」と思ったので、これ文字化できるの凄いです!
    いや思いつかんて...
    >>832
    コミュニケーションがテーマになっていて良いと思う私と、AI君特有の要らない情報を盛り盛りしているので手直しがいるよな〜感もある

  • 834監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/25(Wed) 00:45:52ID:Y0ODM5NzU(1/1)NG報告

    >>813
    良いと思います。ハーヴグーヴァも結局のところ島規模のデケェ怪物って描写があるだけで不定形な生き物ですからね。
    竜の因子があって、タコなどであっても竜種というのは面白い。モンハンの「それ古龍? でも古龍の血が流れてるし古龍か」みたいで。

  • 835アリウム2026/03/25(Wed) 17:26:49ID:c5OTY3MDA(9/29)NG報告

    >>833
    「ハッピーエバーアフター」とか「メリー・バッドエンド」とか絶妙にチープな言い回しなのが意地が悪くて好きなんですよね〜<ベルトメイキングの部分

  • 836◆B8D4AQBhU22026/03/25(Wed) 18:03:56ID:UwMDgyNzU(14/17)NG報告

    >>833
    >AI君特有の要らない情報を盛り盛りしているので手直しがいる
    この場合設定のテキストを出力してね、ってやったのは自分なんで、AI特有か?となると少しズレる気も……。ちなみにどこらへんが不要な情報って印象でした?

    今後自力メイキングの参考になるかもだし、聞きたいですね

  • 837火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/03/25(Wed) 19:29:59ID:U3NzYzNTA(28/34)NG報告

    >>818
    ああ~こういう実力者同士の何気ない世間話好き!
    何気ないやり取りの中でしれっと見え隠れしてるとんでもない力の片鱗がまた良い味出してますわ

    >>821
    いいですねえオリジナル異聞帯の異聞作成方針
    大昔(FGO2部が始まって間もない頃)このスレでオリ異聞帯とか作ってた頃思い出しました…

    >>832
    こういうの見ると生成AIの進歩すごいってなりますね
    ただ私個人の感覚ではありますが、同じような区切り方が目立つのがまたらしいかな?と思いました

  • 838◆B8D4AQBhU22026/03/25(Wed) 21:00:25ID:UwMDgyNzU(15/17)NG報告

    実は律ちゃんは誕生経緯からして幸せになれない系の子……。
    >>837
    >同じような区切り方が目立つのがまたらしい
    あー、確かに文末のバリエーションは少ないかも。

    あとはアレですね。生成AIを壁打ちというか相談相手として利用すると、一人でプロット構築するより自己納得感のあるシナリオを構築できる気がする!!

  • 839黒鹿ファン2026/03/25(Wed) 21:18:19ID:M0MjQ4MDA(224/275)NG報告

    >>821
    タッドポールなんて銀河はじめて聞いたなぁ…(検索)→オタマジャクシ銀河ってなに???(画像検索)→オタマジャクシ銀河だ………

    虹の蛇要素がこんなところにかかってるなんて…

    >>822
    まじで一見の価値アリですけども、無理してでも行くべきとまでは言えません
    位置的にも高知県の端っこというか…右下の尖った部分のほんと先っぽにあるんで…

    やるならメレ坊メインになりそうかなーとは思いますね
    旅の直後に起きたもっとも長い一日的な

  • 840ここのえ2026/03/26(Thu) 00:34:12ID:AzMDYxNDY(18/36)NG報告

    学会のメリットは最先端の研究が知れる・人脈作り…となると
    魔術師的には研究をプレゼンして研究費を募る、階位を認められるための魔術基盤・魔術理論を発表して推薦状を得る⇒冠位決議に提出とか、が基本になるのかな
    ……時計塔の在り方って矛盾してないか?

    >>819
    ネタあります!?
    学会に名前だけでも借りたい……研究している魔術が分かればなお良い……
    こう名前だけ出て来る実力者の情報ってどうして、ときめくのか
    >>834
    そうそうヤマツカミやオストガロア的な
    ちなみに北欧魔術学会に名を連ねて良い時計塔魔術師っていらっしゃいますかね…クレメンタインちゃんとか。ブリュンヒルドちゃんは論文書くタイプには見えぬ…(スゴイ・シツレイ)
    >>836
    【性格】から下は細かい項目が多くて、4スレを2スレぐらいで纏めて良いかな、と
    公式だと性格(ロールプレイの指標)・人物像(来歴など)の二項目に要約されていますね
    >>837
    こういう会話、我も好き!問題は爆速で会話のネタが枯渇するという点でぇ…

  • 841監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/26(Thu) 01:12:47ID:UyNzU1NzY(2/7)NG報告

    >>840
    クレメンタインも魔術に関しては真面目なので論文はしっかりと書きますね。
    後、結構前に投稿したウルワーグというマッチョキャラも実はインテリなので論文は書きます。
    実はもう一人、エックハール・エヴァンメイズという北欧をルーツに持つドイツの魔術師という設定だけのキャラもいます。ルーン魔術より派生した治癒術(ラクヌンガ)を取り扱っている魔術師で、インテリ眼鏡です。

    ブリュンヒルドは……まあ書きませんね、論文。

  • 842ここのえ2026/03/26(Thu) 08:24:12ID:kyMzg3ODA(1/1)NG報告

    【ゆるぽ】学会に出席したり研究発表している(階位持ち)北欧魔術系の時計塔魔術師
    >>841
    了解〜!ありがとうございます、北欧系魔術師として名前使わせて貰います...!
    ラクヌンガ、九つの薬草の呪文や...!

  • 843監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/26(Thu) 13:56:27ID:MyNTg0NDg(1/6)NG報告

    >>842
    ゆるぽしていたので、こちらをどうぞ。

    エックハール・エヴァンメイズ(Eckehárr Evanmeiðr)
    身長:177cm 体重:63kg
    好きな物:野草、調合、お茶
    苦手な物:蛇、不調を治さない人
    国籍:ドイツ
    所属:時計塔
    魔術系統:ルーン魔術より派生したラクヌンガ。
    魔術回路:質:B+/量: B+編成:正常

    【解説】
    エヴァンメイズ家の次期後継に指名されている魔術師。ルーン魔術より派生した治癒術(ラクヌンガ)を取り扱っている。
    北欧にルーツを持つ魔術の家系であり、現在はドイツに拠点を置いている。また表の顔として薬剤師の家業も兼任している。
    時計塔では植物科に所属。

  • 844監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/26(Thu) 13:57:20ID:MyNTg0NDg(2/6)NG報告

    >>843
    【人物】
    眼鏡をかけた痩躯の男性。
    上流階級としての教育を受けた影響で紳士的な口調と物腰をしている。
    理知的な外見に反して、実は野草採取が趣味で意外にもアグレッシブ。また実験と称して毒味、自身に毒を投与するなどマッドサイエンティスト気質でもある。
    扱う魔術の特性上、薬草と薬品のにおいが入り混じった独特の体臭を持つ為、消臭代わりにミントの香りで上書きしている。
    蛇は苦手だが、毒液の抽出などで接触するので触れない事もない。

    【能力】
    ルーン魔術より派生した治療術(ラクヌンガ)を使用する。
    これは十世紀頃に古英語で書かれた「ラクヌンガ」の医療書の中で記されている「九つの薬草の呪文」から来ている。
    かつて大神オーディンが悪しき蛇を打ち払う為に振るった「九つの栄光の枝」がルーンを描く為の図形という説が存在し、エヴァンメイズ家はこの図形を魔術基盤とし、ラクヌンガを発展させている。
    「九つの薬草の呪文」より使用された薬草を用いて魔術を行使する。その殆どは治療や解毒だが、濃度を高めれば毒として転用できるし、また身体強化や薬草そのものを急成長させて物理的な武器としても流用できる。

  • 845監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/26(Thu) 13:58:09ID:MyNTg0NDg(3/6)NG報告

    使用する主な薬草は:
    ◼︎マグウィルト(Mucgwyrt)
    九つの薬草の中で一番始めに登場する薬草であり「第一のもの」と呼ばれる程に古く、重要な役割を持つ。
    効能は他の薬草の出力を底上げし、害となる毒や呪いの座標を特定する。応用すれば魔力の座標をも特定できるが、毒や呪いが関わっていない場合は誰の魔力か判別できない。
    現代ではヨモギと呼ばれる植物。

    ◼︎ウァイブラード(Wagbrade)
    二番目に登場する薬草。いかなる災厄が降りかかろうとも、その全てに打ち勝つ役割を持つ。
    効能は毒や呪いの拒絶。たとえ既に状態異常になっていようとも、それ以上の侵蝕を阻む。
    現代ではオオバコ属に分類される植物。

    ◼︎ステューン(Stune)
    三番目に登場する薬草。それは毒に打ち勝ち、それは毒を打ち破る。
    効能は毒や呪いを燃焼させる。魔術による毒や呪いへのカウンター。所謂「呪い返し」。
    現代ではミチタネツケバナと呼ばれる植物。

    ◼︎スティゼ(Stiðe)
    四番目の薬草。かつて蛇と戦った薬草であり、地をうろつきまわる忌まわしき敵を打ち払う力を持つ。
    効能は魔力を帯びた概念毒の製成。伝承知識と毒の成分を知っていれば大抵の毒を作れる。毒をもって毒を制す力。
    現代ではイラクサ属に分類される植物。

  • 846監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/26(Thu) 13:58:57ID:MyNTg0NDg(4/6)NG報告

    >>845
    ◼︎アトルラーゼ(Attorlaðe)
    五番目の薬草。強き毒も、弱き毒も、それはその双方が癒えるまで働くだろう。
    効能は毒を治癒効果のある薬に反転させる。
    現代ではカッコウソウと呼ばれる植物(カッコウチョロギという説もあり)

    ◼︎マイズ(Mægðe)
    六番目の薬草。それが日々の食事に供されているのならば、その者は病によって命を落とす事はなくなるだろうと言われている。
    効能は鎮静。毒や呪いによって精神汚染、魔力暴走に陥った対象に安定を与える。
    現代ではカモミールと呼ばれる植物。

    ◼︎ウェルグル(Wergulu)
    七番目の薬草。オーディンは九つの輝ける枝をとり、その毒蛇を打って九に引き裂いた。オーディンがそれを為し得たのも、かの林檎が蛇の毒を退けたが故にである。
    効能は魔力や、魔術の隠蔽。魔術的トラッキングを防止できる。
    現代ではクラブアップルと呼ばれる植物(果実)。

    ◼︎フィレ(Fille)
    八番目の薬草であり、最も力を持つ一つの内。大神オーディンが世界樹にて首を吊るした際に生み出したもの。
    効能は肉体の修復。損傷した肉体を“正しい形に戻す”力である。
    現代ではチャービルと呼ばれる植物(諸説あり)。

  • 847監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/26(Thu) 13:59:29ID:MyNTg0NDg(5/6)NG報告

    >>846
    ◼︎フィヌル(Finule)
    九番目の薬草であり、最も力を持つ最後の一つ。大神オーディンが世界樹にて首を吊るした際に生み出したもの。
    効能は視認と看破。毒や呪いをその眼で直接認識する事が可能で、隠蔽されたもの可視できる。これは応用で魔力の流れすらも見れる。
    現代ではフェンネルと呼ばれる植物。

    【根源への到達】
    魔術師なので無論、根源への到達を目指し研鑽している。エックハールが代々継承してきたラクヌンガは、「九つの薬草のルーン」「九つの栄光の枝」そして北欧神話の基盤である「九つの世界」の3つの要素と9つの概念をもって世界に介入する事も目的としたもの。
    北欧神話においても、後に派生したゲルマン人の異教信仰も3と9の数字が重要であり、魔術基盤をより回帰させる事できると考えている。

  • 848監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/26(Thu) 14:00:15ID:MyNTg0NDg(6/6)NG報告

    >>847
    以上になります。久しぶりのキャラクリでした。

  • 849黒鹿ファン2026/03/26(Thu) 22:08:08ID:gyNDE5ODQ(225/275)NG報告

    すごくすっごいどストライクな銀髪っ子を描く方を見つけたんですけど最後に更新された日付が2019ってあって私は泣いた
    救いは…この世に救いはないんですか…っ!?

    >>840
    >>842
    レドガード・バイデンエーグって名前でして、幻日っていう気象現象を基にした魔術を使います。北欧ちっくに言えば太陽狼というやつで、二つ名とかも直球に『北風の太陽』としてました
    なんも捻りもなく動物科・天体科のキャラで考えてましたが階位とかはまだ未設定でしたね…

    >>848
    北欧で9って数字が付くんならそうしちゃいますよね、私でもたぶんやる
    ……とはいえ薬草だけで9種類はシンプルすごいですわね??

  • 850監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/26(Thu) 22:21:55ID:UyNzU1NzY(3/7)NG報告

    >>849
    薬草効能の差別化頑張りました……だって書いてある事が「毒に打ち勝つ!」なのが殆どだったので頭抱えましたよ、はい。

  • 851840(ルネ)2026/03/26(Thu) 22:31:41ID:E0NjgyNzQ(1/4)NG報告

    >>842
    ジーノ・エイヤソール/Jino Eyasól
    身長:152cm 体重:40kg
    好きな物:氷、雪、冬、温泉
    苦手な物:夏、風邪
    国籍:アイスランド
    所属:時計塔
    イメージカラー:グレイシャーブルー
    趣味:コーヒーを淹れる
    特技:図面引き、資料整理、確定申告
    天敵:ポール・バニヤン
    願い: 万年雪に閉ざされた自分だけの家兼工房
    魔術系統:強化、氷の元素変換とそれを用いた外殻形成
    魔術回路 質/量:B/D
    編成:正常
    属性:中立・善

    【解説】
    ギリシャに居を構えるロディゾール家の分家に生まれる。本家は魔術師と言うよりも錬金術師のそれに近い思想をしており「ロードス島の巨人像」の再生・再建造を大義として掲げている。エイヤソール家は彼らの技術体系の中から「人型の巨大構造物、その製造と制御」に関する技術のみを受け継いだ。アイスランドに流れ着き、磨き上げた技術と現地の神秘を結びつけ形にしたものがエイヤソール家の家伝である氷の外骨格「星霜の巨兵(フリムスルス)」である。

  • 852840(ルネ)2026/03/26(Thu) 22:34:35ID:E0NjgyNzQ(2/4)NG報告

    >>851
    【人物像】
    17歳。「だ、ね」「だ、よ」「です、ね」など語尾に特殊なアクセントを持つ喋り方が特徴。
    氷塊で形成した氷の腕や足を振り回す豪快な戦法とは裏腹に自他ともに認める虚弱体質。コントロールが効くようになった今でこそかなり頻度は少なくなったがかつては殴りつけた反動で骨が折れるなどは日常茶飯事だった。
    オックスフォードを飛び級で卒業し時計塔にやって来た才媛であり、事実肉体労働よりも頭脳労働への方が適性が高い。
    「適性がない? ふふん。適性がないからこそ本気になる価値があるんだ、よ?」とは本人の談。
    どこかミステリアスで浮世離れした深窓の令嬢。とらえどころが無いと評される一方で巨大重機、大型建造物、そしてロボなどに理解と浪漫を示す感性を持つ。「魔術師としてもこの世代の女の子としても私はどこかずれている」と自認しており、輪に入りづらいと言う自覚から転じて輪に入ろうとしない、孤独を友とするようになってしまった。
    後述のエイヤソール家の在り方から一族間の仲は良好であり、前述の聖杯への願いもこの環境から身を遠ざけるためのものである。

    「氷の巨像に人のぬくもりは必要ない、でしょ?」

    【根源への到達】
    一族総出で研鑽を極めた星霜の巨兵を使用することで巨人の国(ヨトゥンヘイム)を再現。局所的な神代回帰をもたらすことによって根源へと至ることを目的としている。

    【提出論文】
    「人体工学に基づいた人型使い魔の製造方法」
    「酷暑環境下に置ける氷属性魔術の維持」
    「魔術と建造物の歴史、そして未来」
    など

  • 853840(ルネ)2026/03/26(Thu) 22:36:49ID:E0NjgyNzQ(3/4)NG報告

    >>852
    以上です。本体に辿り着くまでは時間がかかるけど本体に辿り着いたら後は流れで、みたいなイメージ

    >>848
    パラPに通ずるものがあって好みですね
    性格と趣味とマッドな部分のバランスがいい感じで好きです

  • 854監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/26(Thu) 23:05:23ID:UyNzU1NzY(4/7)NG報告

    論文内容忘れてましたわ。

    【提出論文】
    「九つの薬草に宿る残留思念を摘出し、大神が斥けた蛇の再現(補足:これを始めるには、薬草を魔力を蓄積させ、神秘を溜め込まなければならない)」
    「九つの栄光の枝を通して擬似的な世界樹の構築。極小の宇宙のコピー」
    「上記の二つを達成した場合、魔術基盤の神代回帰を実験し、世界樹という一つの宇宙への介入を試み、根源到達を実証する」

    >>853
    ギャップ萌えってやつですねクォレハ……。
    華奢なお嬢様が実は重量級投げコン使いだった的な。

  • 855山星2026/03/27(Fri) 00:01:18ID:k2NDY0Nw=(31/39)NG報告

    >>812
    ・北欧伝承がベースではないですが使われてはいます 本当に各種地域のそういう伝承のちゃんぽん

    ・調伏および喰らうことによる憑依、降霊という手順を通して自分の一部にし、己の魂を鍛え上げ内なる獣性を発露します 過程は降霊術に近く本質は獣性魔術に近い

    ・狩りの授業はありません(意義がない) 希望者には個別でやってます

    ・個体名:兄 姉 弟 妹 父 叔母 祖父 祖母 ペット アルビオンの名も知らぬ幻想種たち 特徴:色々
    >>818
    モンスターでハンターだし猫ちゃんが猫ちゃんしてないわ!wikiの情報を見ると…なんだか随分、鍛えたな…と

    >>802
    ルピアだわ…しかもルピアだわ!めちゃくちゃダウナーな感じでメレクくんの目の前じゃやってるのにいざ理仁に出会うとメスガキ(オスガキ)になるのがこいつ…
    あとなんか割としっかり神様がちゃんと保ってて草(草ではない) これに耐えるルナちゃんの肉体性能ってやっぱすごいんやなって

    >>848
    距離が遠いといい匂いだけど距離が近いと直嗅ぎで鼻がもげそう(偏見)


    >>737の続きでござ

  • 856山星2026/03/27(Fri) 00:05:26ID:k2NDY0Nw=(32/39)NG報告

    「ヒョウカさんってどんな子?」
    「……才能はあるよ。なければセナさんは生徒に勧誘なんてしない。あの人は自分の生徒にはすこぶる甘いけれど、そもそも凡才や少し優等生なぐらいじゃ決して目を向けないし生徒になんてもっての外」

     つまり、優秀であると。その割には、クラッフはどこか煮え切らない態度を取っているが。どれほど問題児であっても優れているならば生徒として受け入れるというのが教室の方針らしいので、手が付けられないなどというわけではなさそうだが。

    「あんまりこういうこと言いたくないんだけどね。性格が魔術師に向いてないかな。正確に言えば、時計塔の魔術師として向いてない」
    「どういうこと?」
    「多分、普通の家庭で普通に生きるのが一番向いてるんだろうなって話。詳しい話は無しだよ。どういう子なのかはルナさんが改めてヒョウカさんと会えたときにすればいい」




    「……本当に、戦わないんだ」
    「向いてねぇって言ってんじゃん?」

     ヒョウカの手爪が機械を引き裂くときも、ヒョウカの踵が魔獣を踏み砕くときも。エリは何もしていない。ただケロッと平気な顔で姿をくらましては現れ、こちらを先導するだけだ。斥候をしてくれているのはわかるが…それにしてももう少し戦闘にも関与してほしい。

    「何だよその顔。俺がアンタの命をどんだけ助けてるのかわかってねぇんだ。贅沢なやつだなオイ」
    「別に疑ってるつもりじゃないけど…」
    「まあいいわ。この先はちょっと一息つけるぞ。死にかけのトレジャーハンターしかいないし」

  • 857山星2026/03/27(Fri) 00:06:37ID:k2NDY0Nw=(33/39)NG報告

     戦闘が終わる度に一息つく暇もなく姿をくらましていたエリが、長々と嫌味をぶつけている。もうとっくに仕事を終えて暇だったらしい。

    「……それ早く言ってよ!」
    「は?どうせ死ぬんだから言っても言わなくても…おい!急に走んなって!」

     もう助からない。腹に大穴が空いている。心臓も脳も無事だが意識もない。刻印が辛うじて生かしているだけでじきに死ぬ。そんな惨状ばかりだ。治療をしようとしていたヒョウカも、すぐに無理だと悟る。無駄な消耗を避けるべきというのは二人ともわかっていたことだった。ただ、そこから先が少し違ったようで。


    「うし、漁らせてもらおうか。なんかいいの見つかるかも。あと刻印は剥ぎ取っておかなきゃな」
    「何言ってんの。ご遺体を返してあげるのが筋じゃない?」
    「お前こそ何言ってんの?」

     遺体を持ち帰るなんて発想になることがおかしい。仲間ならともかく、見ず知らずのものにかけていい優しさではない。ここに居る者たちは皆自分のために生きていて、ここでは並大抵のものは他人に向ける優しさを持ってはならない。そんなことすらわからないというのだろうか。平和ボケしてるだとか甘っちょろいとかじゃない。善性に酔っているわけでもなさそうだ。

    「あ…ごめん、流石にこれは私が状況考えてなさすぎだった。忘れて」
    「別に怒ってない。怒る気力も湧かない。何でそんな考えになったのかがわからんだけだ」
    「……?故人を悼むのは人として“普通”のことじゃない?そりゃあ嫌いだったり殺し合ったりする相手には適応されないけど」
    「は?」

     それが普通だという。世の常においてそれが普通なのだと目の前の女は言う。その言葉がひどくエリの気に障る。だってエリは“普通の人生”を目指しているのに。そんなものが普通だなんて思いつかなかったから。時計塔の魔術師がその結論に至って、自分が気づけない。というか、その話を聞きながらも黙々と死者たちの刻印を剥ぎ取ってしまえている。どうにもそこに腹が立って─────

  • 858山星2026/03/27(Fri) 00:07:31ID:k2NDY0Nw=(34/39)NG報告

    「あっそ。もう行くぞ」
    「ちょ…なんで急に機嫌悪くしてんの?」
    「してねぇよ」



     普通に生きて欲しい。心優しい青年は、分家の男の子にこう言いました。それが嫌なら魔術師として功績を残して欲しい。心優しい青年は、分家の男の子にこうも言いました。それはどちらも青年には成し得ない夢でしたが、男の子には叶えられるかもしれないものだったからです。
     だから、ダメでした。叶えられないものでもなく。叶えられるものでもない。“かもしれない”は猛毒です。目の前にぶら下げられた餌に食いつかない生き物はいませんし。舌先や鼻先が触れてしまえば諦めることはできません。
     青年が壊れてしまった後、彼の影を追うために男の子は両方に手を伸ばしました。魔術師としての“成功”と、人として“普通”の人生を。兄と慕う青年の夢を叶えなくてはならないから。
    ─────でも、どうやって?生まれた時から子飼い、従者、鉄砲玉の自分に、果たして普通がわかるのでしょうか?

    「……そんなの私に言われても困るけど」

     見えすぎるというものは良くない。収斂の魔眼と師に名付けられたヒョウカのそれは“あり得た過去”を映し出す。もしかしたらこうだったかも、を徹底的に暴き出し、収束させる。過去は確定しているものであり、未来と違って改めて捻じ曲げて固定することはできない。ただ、僅かに浮かび上がらせるものはできる。

    「意味ない。だって、彼は今が一番なんだもん」

     両方叶えるという選択肢を取った時点で、もっと良い過去はなかった。もっと悪い過去ばかりあった。ぬるま湯に浸かってなぁなぁにしている今が一番良い選択だった。哀れだと一言で言い切るにはあまりにも雁字搦めで。だから自分にエリは怒ったんだろうなと納得できてしまう。

    「……先生たちにも言われたけど。私ってそんなに普通?」

  • 859山星2026/03/27(Fri) 00:08:10ID:k2NDY0Nw=(35/39)NG報告

    「普通だろ。ムカつくぐらい普通だわ」

     どこぞの化け物の手でエリの魂に直接植え付けられた残光の魔眼。いつかの朧げな未来をここ(現在)に幻視し焼き付ける。頭の中に常に残り続けるモノクロの未来の風景。今と未来が混在して、自分が何処にいるのかわからなくなる。目の前にあるのはいつの出来事か。ひどい時は家の中と外の世界がごちゃごちゃになることだってある。
     そんなエリだが、いま目の前で再生されているものは紛れもなく未来の光景だと確信できた。ヒョウカが、誰かと談笑している。やけに古典的な室内で、見るからに工房だ。これは自分とは無縁なもの。ヒョウカの未来の光景。彼女の身なりに変わりはなく、話している内容も大したことはない。

    「それが普通ってか?ふざけんなバカ。なんでお前は良いとこ取りしてんだよ」

     スキュレカリュー教室で才能を伸ばし、けれども天才と呼ばれるまでではなく。なぁなぁに優秀な魔術師として日本で生きながら、“普通”の価値観を失わずに表舞台も生きている。花開くことを目的としたヒョウカにとっては随分とつまらない結末だが…エリにとっては疎ましい。ヒョウカの要らないものが、自分には何よりも輝いて見える。無いものねだり。羨んでばかり。そんなこと、痛いぐらいわかってる。


    「「ぼやいたって仕方ないけどね」」
    「「えっ」」


     いつの間にか口に出ていた言葉は一言一句全て同じだ。魔眼のコントロールが正確では無いために、不意に発動する。この魔眼に随分と振り回されてきた人生だが、まさか発動する瞬間も見る相手も全部交錯するなんて。……互いに“何かを見られた”ことに気づいてしまった以上、空気が殊更悪くなるのも仕方ない。

    「何見たか聞いていい?」
    「じゃあ教えてくれんの?」
    「やっぱなしで」
    「だよな〜……てかやべ。消えるタイミングミスったわ。3秒後に魔獣が五体接敵。警戒して」

  • 860山星2026/03/27(Fri) 00:09:05ID:k2NDY0Nw=(36/39)NG報告

     終わった。口にせずとも二人の共通の見解だった。不意に魔眼が起動したせいで、二人とも逃げおおせるタイミングを失ってしまった。先ほどまででもヒョウカが相手をしていたのは精々二体。教室の生徒の中でもヒョウカは武闘派ではないし、エリも本人の言葉を信じるのであれば戦闘タイプではない。つまり圧倒的に戦力が足りない。詰んだ。お終い。多分無理だ。

    「まあ、やるしかないか。魔眼・過重照準。墳墓構築。下から上へ。上から下へ」

     足元が冷たく、顔周りが熱くなる。炎が宙に灯り、霜の花が地面に咲く。一見は元素変換の応用に見えるそれらは、冷静に解析すると全てに呪詛が宿っていることがわかる。今は不快止まりのそれは、いずれ敵対者の身体を苛む毒となる。

    『死と寒さは切っても切り離せないもの。その着眼点は面白い。ですがそれだけでは“もったいない”。逃した熱を使いなさい。肉を焦がす焔もまた、死後とは強い繋がりを持つのです』

     ただ冷たいだけだったアムサの魔術。そこに師であるエリュニの教導が加われば、一歩先の段階へと進む。熱量の移動、さらに無駄なく効率よく死を体現するための魔術式。本来のヒョウカではまだ足りないそれを“もしも成功したら”という過去を魔眼で無理やり引っ張り再現する。あり得る未来の固定と違って、すでに確定したものを一瞬だけ書き換えるのだから、尋常じゃなく脳が茹る。未だにコントロールすら出来てないのに正直やれると思えない。
     でもやるしかない。だってやらなければ死ぬから。死ぬのは怖いし、嫌だから。エリは自分よりも戦えないらしいから、そんな彼に押しつけることはできない。というか何より、嫌がる相手に戦わせるのは普通に良くないことだろう。

    「早く、応援呼んで。多分保たない、から」

    「……逃げればよくね?なんで俺が応援呼ぶことに賭けてんの。ってか脚ガクガクじゃん。そっちこそ逃げたら?」

    「殺し合ってるわけでもないのに、犠牲とか、無理、でしょ」

    「あっ、そ…」

     今の自分が、なんだかひどく情けないように見えたから。気づけばエリはナイフを抜き出していた。

  • 861山星2026/03/27(Fri) 00:09:40ID:k2NDY0Nw=(37/39)NG報告

    「お前の脈を撫でる指。お前の髄を食む瞳。死はお前の側にある」

     エリ・ミィシェーレ。その魔術の真髄は隠行。世界と己を同一化させることによる気配の遮断だ。極めて実戦的なこの魔術は自己研鑽による成長は望めても、魔術世界における学術的なものとしての発展性はなかった。そんなただの魔術使いであったミィシェーレを拾い、魔術師としての可能性を示したのがメルト家である。
     ただ世界と同一化するのは難しい。何かしらの指向性を持たせるべきだ。自分を世界に溶け込ませるのと同時に、世界を自分に流し込む。その媒体として周囲の残留思念、土地に焼き付いた情報を用いる。メルト家の降霊術、その一端を借り受けたミィシェーレがたどり着いた道がそれだ。
     虚を突く足捌き、意識の外から滑り込む刃先。殺気が読み取りにくく、挙動が掴みにくい。滑るような動きで、機械人形の頸を掻き切った。それでもなお、止まることはない。エリのナイフと拳銃は魔術が一切付与されていない。一瞬動きを縫い止めるのが精々で……

    「……!」

     その一瞬で十分。エリの瞳が淡く煌めき人形たちの頭が両断されたから。距離が離れていた最後の一体を除いた全てが機能停止する。その最後の一体が、尖った鉄腕でエリの頭蓋を貫こうとするけれど。

    「俺の勝ち。お前の負け」

     ただの一つも動くことなく。人形の額に穴が空く。弾痕のようなそれは火花を迸らせ、爆ぜて散る。さらに奇妙なのは、事が終わったその後に、虚空へ向かってエリがナイフを振り、銃を撃つ動作である。


    「……未来に起こる事象を、持ってきた?」

    「過去のもしもを浮かび上がらせるのも大概だろ。こっちはその後に改めて未来を確定させなきゃならないんだから」

    ……その涼しい表情に。平然と命の奪い合いに身を投げ出し勝利を掴むその姿に。何故だかひどく、ずるいと思った。自分じゃ手が届かない顔をしていたから。

  • 862山星2026/03/27(Fri) 00:12:18ID:k2NDY0Nw=(38/39)NG報告

    ①収斂の魔眼
    ここのえさんより設定をお借りしました
    あり得た過去を見通す魔眼です
    https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E8%8D%92%E5%B1%8B%E6%95%B7%E3%81%BE%E3%81%8D%E3%81%AA

    ②残光の魔眼
    未来視番の泡影の魔眼

    普通のままでいたくない少女と普通に焦がれる少年

  • 863ここのえ2026/03/27(Fri) 11:35:45ID:c0MzA1NzM(1/1)NG報告

    学会ネタが集まって来てありがてぇ〜!!
    >>848 >>854
    詳細な設定ありがとうございます!
    「世界の最小単位を9つの植物と定義可能であると示したエヴァンメイズの魔術基盤は記憶に新しい」とか!
    >>849
    ふんわりとした設定で全然おっけーです!
    「気象現象を獣に見立てた魔術理論でバイデンエーグを知らぬ者はおるまい」みたいな流れなので!
    >>853
    ゆるぽ効果あった...!お久しぶりです...!
    氷の元素と人体工学了解!「神代ならざる当世では重力の影響は免れないが、エイヤソールの論文によれば...」的な!
    >>855
    解答ありがとうございます!
    北欧学会が没にならないだけでも助かるマン
    なるほど魂を近づける系とな。獣たちの名前がもうこれファミリーや
    >>862
    普通に対する見方が違う対比的な二人〜!!
    そして難易度の高い魔術を収斂の魔眼の機能使ってて成功させるネタも回収されてて作者冥利に尽きますね...!

  • 864山星2026/03/27(Fri) 18:47:53ID:k2NDY0Nw=(39/39)NG報告

    >>863
    今の時代にそう強い獣は自然発生でいないもんで…

    何もしなくても割と「普通」なヒョウカと「普通」になれなくて苦しいエリです

  • 865黒鹿ファン2026/03/27(Fri) 20:09:56ID:MwNTkxNjg(226/275)NG報告

    3月中しか動けないんだと思ってからのブーストっぷりがすごいです
    うわさに聞いた締切のパワーは実在したんだ
    はじめからやればいいのに(自虐

    >>855
    ルピア嬢けっこう人に合わせて意識的に態度変えてそうなのでけっこう苦心しつつ…甘えられる相手かどうかで変わってくるのかなぁとか思いましたね
    まぁルナの設定はエルゴくん見て「アカン」ってなって一回弄りましたが!が!今はたぶん大丈夫!

    >>862
    あ〜…うわっちゃ〜…これはこじれにこじれそうなお二人で…
    普通とはって話もいくとこまでいくと自分の中だけの世界観で殴り合うしかないんだし…いやぁ先がこわい

    >>863
    ちなみにこれ「太陽を追いかける狼」がモチーフなのでがっつり神話ネタです
    気象現象扱うのはあくまで媒介的なアレ

  • 866アリウム2026/03/27(Fri) 22:13:26ID:U1MjY3NzI(10/29)NG報告

    北欧だとノルの製作メンバーの中に北欧魔術師いる設定だけど時計塔(魔術協会)非所属設定なので混ざれない哀しみ……

    >>837
    滅亡路線考えるの、タノシイゾイ!(空想樹並み感)
    みんなも考えよう、異聞作成方針(ベルトメイキング)!

    >>839
    個人的には天の川銀河やアンドロメダ銀河と同じか次くらいに馴染み深い(名前も見た目も分かりやすいしね)のでついぞFGOでは来なかったなぁ……という思いの元、空想樹の中に格納しました!
    蛇の特異点にオタマジャクシの空想樹というのも皮肉でお気に入りです

  • 867火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/03/27(Fri) 23:41:21ID:M4Mjk4NjY(29/34)NG報告

    うちのマチルダも一応北欧出身ですが時計塔関係者じゃないので今回はお預けですね…
    無念
    >>848
    自分で毒物を試すとか良い根性してらっしゃる
    どこぞの薬屋猫娘を思い出しますなぁ

    >>853
    何でしょう、触れるとすごく冷やっこそうなイメージがありますね(偏見)

    >>862
    似ているようでいて、しかしどこかで致命的に噛み合わない二人…
    お互い『普通』というものに難儀なものを抱えてる所が猶更そう感じさせますな

  • 868◆B8D4AQBhU22026/03/28(Sat) 00:16:15ID:Q4OTQ5MzY(16/17)NG報告

    >>839
    >まじで一見の価値アリですけども、無理してでも行くべきとまでは
    調べたけど、付近にプラスアルファな観光地があんま無かったですわというのは確かに……。
    どないすっかね
    >>840
    >【性格】から下は細かい項目が多くて
    あー、言われてみれば。自分がキャラメイクする時とかは補足以下の文章は載せないもんなぁ
    行動規範もデカいの一個ガシっと、て感じだし

  • 869黒鹿ファン2026/03/28(Sat) 19:39:20ID:c4NzYzNTI(227/275)NG報告

    ぶっちゃけ私も北欧ということなら時計塔無関係な楽師組の中から誰かしら出したさあるんですよね
    せっかく作ったペリマンニ・コードも使いたいし火焔聖杯戦争用に何人か考えてましたし
    まぁそれでほぼナレ死してるんですが…でも出したいものは出したい(無茶

    >>868
    まぁ選択肢のひとつ程度に覚えていてもらえれば…
    あくまで私にとっては最高だったよ、とだけ

  • 870監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/29(Sun) 11:22:08ID:QzODUwNzY(1/4)NG報告

    ヘルマン・ハーヴリングル(Hermann Hafringur)
    身長:187cm 体重:90kg
    好きな物:海、鯨、海鮮物
    苦手な物:アイスランドにはない暑さ
    国籍:アイスランド
    所属:時計塔
    魔術系統:
    魔術回路:質:B/量B+: 編成:やや変質

    【解説】
    アイスランドのフーサヴィークに居を構える魔術師の家系。ハーヴリングル家は代々より鯨を魔術の題材として研究し、徐々にだがその神秘に近づきつつある。
    表向きは鯨研究の一員としての顔を持つ。
    ハーヴリングル家は魔術の研鑽の際には、この言葉を伝えている。

    「全ての鯨は神の御業によるものではなく、例外的に呪いが受肉したものも存在する。我々はこの神秘を解き明かすべく、命を海に委ねる生涯を送るだろう」

  • 871監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/29(Sun) 11:23:37ID:QzODUwNzY(2/4)NG報告

    >>870
    呪いが受肉したもの、それはアイスランドの民間伝承にて語られる『イルヴェリ』という邪悪な鯨群を指す。
    災厄の前兆として畏怖され、人間を喰らうが、逆に人間はこれを食べる事ができない。超常的な力で肉が消えてしまうからだと伝えられている。
    人間に対して悪意と敵意を向けているが、その理由は定かではない。ハーヴリングル家は北欧神話の創世記にて巨人ユミルを生み出す際に生じた毒「エイトゥル」を継承したヨルムンガンドが原因ではないかと提唱している。
    エイトゥルには「悪意」や「怒り」の概念が内包されており、これを継承したヨルムンガンドの死後、海に流出したエイトゥルが呪いとなってイルヴェリを生み出したと。

    以上の理論をもってハーヴリングル家はイルヴェリについて研究を深め、この神秘を魔術で再現し、深淵への到達を目指している。
    そして、ハーヴリングル家はイルヴェリの遺骸を一つ保有している。
    イルヴェリは『伝承生態』という特殊な性質を持ち、これは死後、魔力に転換されて亡骸が残らないというもの。本来であればイルヴェリの遺骸を残す事はできないのだが、ハーヴリングル家は魔術的処置が施されたホルマリン液に漬けることで保存を可能とした。
    ハーヴリングル家はこれを活用し、遺骸を中心に海底で小さなコロニーに作り出す鯨の生態を、イルヴェリの遺骸にも当てはめた。
    コロニーとは即ち小世界であり、創世に通じるものがある。そしてイルヴェリはエイトゥルの残滓を有しおり、北欧世界の基盤となったユミルを生み出した神秘を通して創世記を観測する事で根源へ至る────これがハーヴリングル家が出した方法である。

  • 872監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/29(Sun) 11:24:17ID:QzODUwNzY(3/4)NG報告

    >>871
    【人物】
    海を連想させる深い青色の瞳を持つ美丈夫。
    魔術師・研究者らしく論理的な性格で言動にもそれが現れている。しかし海の神秘の一角を追うテーマを扱っているので浪漫にも理解がある。
    工房に籠るだけでなく、能動的に調査にも乗り出すので相応に体が鍛えられている。美白。
    時計塔では動物科に所属。
    ヘルマンという名前は「白鯨」の作者ハーマン・メルヴィルからあやかって付けられた。

  • 873監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/29(Sun) 11:25:39ID:QzODUwNzY(4/4)NG報告

    >>872
    調子づいて新しいの作っちゃったけど、肝心の魔術が思いつかない……。

  • 874黒鹿ファン2026/03/29(Sun) 15:22:16ID:I2OTM1MzY(228/275)NG報告

    なぁメレ坊…突然だけどセスナとか運転できたりしないかいメレ坊…
    やっぱり無理があるかなメレ坊…
    ちょっと…2人乗りで空とか飛んでほしいんだけどさ…無理かな…?

    >>873
    クジラ型コロニー……小世界……創世記……これに加えて海のあれこれがお好きということなら、「観察」をテーマにした魔術とか考えたくなりますね
    こう…水槽の中のテラリウムを覗き込むようなイメージで…いやいっそテラリウムそのものを作る方向に伸ばすとかでもアリか…?結界+使い魔的な

    それ以外でわかりやすい魔術を付け足すなら呪術方面でのアプローチを加えてみるとか?

  • 875レージュ2026/03/29(Sun) 18:20:44ID:g3NTI5OTU(1/1)NG報告

    ぽこぽけとSwitch2両方買いにちょっと遠出した結果、風邪を引いて1週間ほど潰れました
    ゲームスンナトイウテンノオツゲカィ……

    >>874
    ハワイで父親(の道楽につき合わされて)に習った系メレクはどうだい!?

  • 876ここのえ2026/03/29(Sun) 21:07:31ID:Y3ODU5NjM(19/36)NG報告

    ○○領域=巨人外殻・領域特性の魔力放出・怪力っていうネタも回収したいんだよな…
    >>866
    Oh…北欧の製作者は伝承保菌者でしたっけ
    スレ産の北欧名家がそれなりにいるので彼らとは知り合いにはなれなさそう……なのかしらん
    >>867
    (キャラシ見る)……Oh…これは確かに無理そう…
    >>869
    あ、ペリマンニ・コード!
    宝石に溜め込む魔力量を調整することで宝石の固有振動数を変えて再現する「宝石魔術(音)」でもええのか
    >>873
    イルヴェリ…!!(知らなかったという顔)
    ヨルムンガンドの因子持ちクラーケン説より良いやないですか…!
    王道を行く支配魔術…かなあ…それかアクアリウム魔術
    >>875
    悲し味…たまにある自らの体力を過信して全然ダメだったパターン…

  • 877黒鹿ファン2026/03/29(Sun) 21:28:42ID:I2OTM1MzY(229/275)NG報告

    >>875
    えっ………ぽこあハマってるんだろうなくらいに思ってたらそんなことに
    それは休んで…体労わってやってください…

    ん、え!?そんなさらっとやっていいんです!?

    >>876
    いいですよいいですよ全然アリですとも
    前提がコミュニケーションのための神秘なので、他者を拒絶するみたいな真逆のことしなければ何でもアリです
    とりあえず音要素があればそれっぽくなる(身も蓋

  • 878あやか◆8UqAuWjxP.2026/03/29(Sun) 22:54:07ID:gzOTUzMzY(1/1)NG報告

    生存報告も兼ねて、ビオランテの仕事に関するエピソード
    ・舞台劇だと嫌がるが、アニメの収録ではノリノリでやる『恋するヒロイン役』
    ・日本のお笑いコンビの冠番組だった、バラエティ番組の1コーナーをリメイクしたくてそのお笑いコンビ・東映アニメーション・ダイナミックプロダクションに交渉したら滅茶苦茶困惑された
    ・特撮番組のリメイク映画で、主役メカ(人間と同じサイズ)のスーツアクトレスを満喫したが汗のかきすぎにより倒れかけた
    ・日本とアメリカの大食い大会で複数回の優勝経験アリ(一度、リディアとの一騎打ちになった)

  • 879レージュ2026/03/30(Mon) 01:24:15ID:I0MTM4NzA(81/83)NG報告

    >>876
    ドウシテ……ドウシテ……

    >>877
    ありがとうございます、まだどっちも同時に買えてないのでしっかり回復したら買ってやるぅ……(執念) 

    なんならいざとなれば万能執事(作者の認識)フェーブスもいるから教わればいいのねん!
    プロ並みといかなくとも、なんか、なんか頑張れメレク!
    よ!頑張れ天才少年!!

  • 880黒鹿ファン2026/03/30(Mon) 13:35:10ID:c1MTA3MjA(230/275)NG報告

    思えばこの頃ちゃんとゲームしてないな…やりたいな…
    番外編書き切ったらいっぱい遊ぶんだぁ…

    >>879
    じゃあそれでいきます!いきましょう!
    がんばれメレク…!冒険モノにはお約束のやつだから一緒に飛ぼうな!!

    にしてもフェーブスさんの重要度どんどん増してる気が……本来あるべき父親ポジにあたる人がアレだから然もありなんですが

  • 881監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/30(Mon) 20:41:59ID:IzNDE3MzA(1/2)NG報告

    色々とアイデアをくださったので、>>872の続きで能力解説。

    【能力】
    鍛えられた体躯をしているが“人間”相手との戦闘はやや不得意。逆に動物的な相手であればその限りではない。
    研究で培われた観察眼は鋭く、身体的動作で対象の傾向を分析し、一手先を読む事ができる。ただし、この先読みは自身がフリーでなくてはできない。
    魔術属性は火と水の二重属性。数多のイルヴェリを模倣した使い魔を使役するが、全てイルカ程度の規模にダウンサイズしている。
    使い魔として模倣できるイルヴェリは:

    ◼︎スヴェルズヴァルル(Sverðhvalur)
    「剣鯨」。フクロウのような顔と尖った吻、凶暴な牙を持ち、マッコウクジラのような体つきをしている。特徴的なのは長く突き出た背鰭で、剣のように鋭利である。主に攻撃に使用する。
    オリジナルの剣鯨はもっとも殺傷能力が高く、その背鰭で船を切り裂き、捕食対象であったシロナガスクジラは舌の肉しか食べたなかったとされている。

    ◼︎スケリュングル(Skeljungur)
    「貝鯨」。全身が貝殻に覆われ、ずんぐりとした体格が特徴的。主に防御に使用。
    オリジナルの貝鯨は人々が包囲されている、また飢餓に苦しんでいるといった絶望的な状況に際してゆっくりと姿を現す。船の進路に立ち塞がって妨害し、その堅牢な鎧をもって船に体を叩きつけていたとされる。また体型に似合わず素早く泳げる。
    余談だが、スケリュングルはザトウクジラの別名でもある。

    ◼︎ラウドケンビングル(Raudkembingur)
    「赤冠鯨」。赤い鬣に、プリオサウルスのような外見をしている。鯨というかほぼ爬虫類。主に追撃に使用。
    オリジナルの赤冠鯨は、馬鯨と並ぶほどの残忍さで、サイズは他のイルヴェリに比べて小さめだが、流線型の体で素早く泳ぎ、鋭い牙で執拗に獲物を狙う。また他の海獣を伴って船を襲っていたとされる。

  • 882監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/30(Mon) 20:45:09ID:IzNDE3MzA(2/2)NG報告

    >>881
    ◼︎カットヴェリ(Katthveli)
    「猫鯨」。鼻先には毛むくじゃらの髭、豹のような口、前胴体部はずんぐりとして、後胴体部は細長い。全体的に丸みを帯びていて、子猫の風体をしている。また猫のような鳴き声をあげる。主に索敵、監視に使用。
    オリジナルの猫鯨は上述の特徴に加えてライオンのような膂力を持ち、イルヴェリの中ではもっとも小さい部類に入る。時折、人間に飼い慣らされる事も。

    ・鯨骸霊柩(アクアリウム)
    ヘルマンが所有する魔術礼装。使い魔はここに収納されている。
    使い魔の収納礼装として認識されているが、この礼装は本来イルヴェリの遺骸を結界として展開し、結界内部を鯨骸のコロニーを形成する。そして結界は“敵”を起点に展開される。
    結界内の鯨骸に囚われた対象は、肉体組織を毒素でゆっくりと分解され、結界の養分となる。ただし毒に対して耐性を持つ者、あるいは結界を強行突破できる術を持つ者であればその限りではない。

    没案に他の鯨もありましたが、数が多すぎる(判明しているイルヴェリは全部で10体、しかも名前だけなら他にもいる)ので、数を絞りました。
    「馬鯨」「牡牛鯨」「手綱鯨」「跳躍鯨」「鼠鯨」「島鯨」とどんだけやねん。

  • 883◆B8D4AQBhU22026/03/30(Mon) 20:52:16ID:gxNTI3MTA(17/17)NG報告

    ……実際問題、こーいう”使い魔の所有数”ってどれぐらいが扱いやすいんだろう、とかは少し思う
    多いと持て余してしまうし、かといって少ないとちょっと物足りない……。
    総数は3~5ぐらいで、その内1~2は使いどころが限られるor使役リソースが重い辺りで制限つける感じがいいのかな?

  • 884監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/30(Mon) 22:10:50ID:A2NjYwMjA(1/1)NG報告

    >>855
    確実にくさ……刺激臭がします。

    >>866
    滅亡路線って意外と考えるの難しい……。

    >>867
    薬草関連に触れる人って自分に先ず投与するイメージ。これも某猫猫娘のせいなんだ。

    >>874
    水槽からイメージを着想を得ました。ありがとうございます。

    >>876
    イルヴェリいいですよね。怪物としての鯨とか海の神秘すぎて。
    アクアリウムから色々と着想を得る事ができました。ありがとうございます。

    >>883
    悩みどころですよね。多く使うならリソースの少ない弱い使い魔を使い、膨大なリソースを伴う使い魔なら一体だけという調整でいいとは思いますが。
    ……公式におかしな例外はいますが(某スカーレットの使い魔の数々)

  • 885アリウム2026/03/30(Mon) 22:59:24ID:E4MjE4ODA(11/29)NG報告

    >>876
    今のところ歴史は長いが協会との接触はなく、便利屋(封印指定執行者)を押し付けられなかったフラガ家……みたいなイメージですね〜(権威はあるが権力はない)
    神代北欧にまつわる伝承保菌者は未知の存在っぽいので(ブリュンヒルデの幕間のアレコレ)

    ノルニルの『運命の糸』由来の能力の予定だけどフラガラック的なハッタリが難しい……

  • 886愉悦部inクローディアァ!2026/03/31(Tue) 13:50:29ID:gxMTAyMDA(15/16)NG報告

    >>821
    便乗ネタを投稿

    Cosmos Tree No.Δ
    ボーデ・ガンエデン
     警告 警告
     敵性物体 が 発生 しています

     解析 内部機能 および 自律思考 有り
     空洞構造体 と 認められません

     空想樹ボーデ:
     異聞作成方針(ベルトメイキング) 集約/廃棄による昇天神化(テオーシス)

     その 潔白的な滅亡路線 に 従って
     敵性物体 を 排除してください

  • 887監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/31(Tue) 15:19:56ID:I1Njc2MDI(1/7)NG報告

    >>821
    載せるだけならタダかなって。

    Cosmos Tree No.Χ

    ワールプール・デカダンス

     警告 警告
 
     敵性物体 が 発生 しています

 

     解析 内部機能 および 自律思考 有り
 
     空洞構造体 と 認められません

 

     空想樹ワールプール:
 
     異聞作成方針(ベルトメイキング) 原罪/悪性によるロスト・メサイア

 

     その 堕落的な滅亡路線 に 従って
 
     敵性物体 を 排除してください



  • 888愉悦部inクローディアァ!2026/03/31(Tue) 15:27:20ID:gxMTAyMDA(16/16)NG報告

    >>887
    ゴフッ!?
    ネタが被った……??
    ちなみにどういう異聞帯でしょうか。

    私の所は1人のホムンクルスに原罪を全部おっ被せて地獄の楔にした結果、人類が罪のない天使に神化した異聞帯なのですが。
    場所はイタリア。

  • 889監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/31(Tue) 15:37:27ID:I1Njc2MDI(2/7)NG報告

    >>888
    私は真逆ですね。超絶不敬ですがヘロデ大王が「神の子」の殺.害を成功させしてしまい、人類の原罪は雪がれず皆んな悪性情報で化け物になっていってる異聞帯ですね。場所はイスラエルです。

  • 890黒鹿ファン2026/03/31(Tue) 18:51:57ID:IzMjc5MDQ(231/275)NG報告

    終わった……終わった〜〜〜!
    なんとか3月中に冒険旅行記の番外編を書き切ってやりました〜〜〜!
    やりましたやりましたと言いつつ見直したら抜けが見つかってしまってぎええええええ!!!(瀕死

    でも九割ほどは終わってるのでこれからポツポツ投下してきます
    今回はロクスロート防衛戦における敵キャラ紹介その1〜

  • 891黒鹿ファン2026/03/31(Tue) 18:52:08ID:IzMjc5MDQ(232/275)NG報告

     side-モートン・ドラモンド

     高山に咲いた花の話がある。
     過酷な環境でなお大輪をひらかせた花があった。それを見つけた登山家は花を持ち帰った。だが庭に植えられた花はどれだけ水と栄養をあたえても、同程度の大輪を咲かせることはなかったという話だ。
     逆境に身を置いてこそ生物は大きく成長する。それは花も人も変わらない……そんな締めくくりで語られた教えのひとつだ。
     当然のことと呑みこんだその話が、今、目の前で現実になろうとしている。

    「リィィィィィィイイイイ!!」

     鳴き声のようなものを響かせて、植物めいた怪物がその全長をますます伸ばしていく。
     先んじて姿を見せたものは"根"であったらしい。らしい、とわかるのは最下部から現れた特徴的な物体のおかげだ。
     花である。
     大輪をつけた巨大な植物。それがこの怪物の全容だった。
     ただし通常の植物とは違って上下が逆さまになっている。つまり根を上に、花を下にしてこの植物は成り立っている。あろうことか、花に相当する部分が石畳をふみつけて自重を支えているのだ。
     形状で言えばヒマワリに近い。丸く広がる中心部から、赤と黄を交互に繰り返す花びらをつけている。これがまた肉厚だ。この花に限って言えば、花びらの一枚すら風にのって舞うようなことはありえまい。
     横から見た一輪車とでも言おうか。見る角度を変えれば重機かなにかにしか思えぬ威圧感を醸している。 
     そしてなによりも大きい。根に負けず劣らずの巨大さを見せる花は、このモートン・ドラモンドをもってしても見上げるほどのサイズになろうとしていた。それは、現在進行形で成長を続けている。

  • 892黒鹿ファン2026/03/31(Tue) 18:52:23ID:IzMjc5MDQ(233/275)NG報告

    >>891
    「こ、こいつは……なんと形容したものか。変則的な樹精? いや擬態の可能性も……」
    「シンプルに"逆さ花"とでも呼んでおけ。どうせ今日限りの間柄だ」
    「いやぁ、魔術師ならもっとこう、叙情的に名付けてやってもいいと思いますがね」
    「同感だが情緒を傾けているほどの余裕もない。……下がって、仕掛けていろ」

     顔を青白くさせるダグラスを尻目に、さらに視線を持ち上げる。見据えるのはタコかイカの足を連想されるほど自由に動く根の先。
     持ち上げた拳をさらに強く細かく握りしめる。ちいさくも小気味いい音を響かせて拳の中の宝石が砕けた。そして、電撃が生まれる。ひと回りもふた回りも大きな拳を象ったそれは、術者が突き出した拳に合わせて放たれた。
     狙いは違わず。大木ほどもある根の一本が、つんざくような音と光に焼ける臭いだけのこして消失した。
     これぞドラモンドの秘法なり。代々受け継いできた宝石魔術の極意をその身で知るがいい。

    「などと、勝ち誇るには早いか」

     やはりアレは"根"と考えていいらしい。
     周囲の魔力が不自然なまでに枯渇していく。吸われているのだろう、あの根に。水や栄養ではなく魔力を自らに取り込むことに特化しているのか。
     さらに吸ったそばからその修復・成長に注いでいると見える、雷撃によって消失したはずの根はすでに回復を兆しを見せていた。これほどの規模ならば一種の再生能力と捉えるべきだろう。
     大気のマナを吸収して自らのものとして扱う。この行為は魔術師ならば誰でも当然にできる。できる、という可否を意識している者すらごく少数であろう。一般人にとっての呼吸に等しいものであり、これができない者は魔術師と名乗る時点で侮辱に等しい。あの"逆さ花"にとっては、生命活動に必須という意味で呼吸に等しいようであるが。
     どうあれ加減はできないらしい。気づけば辺り一帯のマナは残さず"逆さ花"に吸われてしまった。

  • 893黒鹿ファン2026/03/31(Tue) 18:52:52ID:IzMjc5MDQ(234/275)NG報告

    >>892
    「イヤ……イヤイヤ、規模どうなってるんですかアレ、花だの根だのといっても吸いすぎでは?」
    「おそらく、魔力が不足しているのだ」
    「足りないと? これだけの量を今しがた吸っておいて?」
    「アレの生息地は霊墓アルビオンだ。かの迷宮にあふれる魔力が、地上のものと同質であるはずがない。今の環境は"逆さ花"にとってさぞ酷だろう」
    「標高の高い場所だと酸素がうすい、みたいな話ですか?」
    「まさしくそうだ。温室から高山に植え替えられた花に等しい。過酷な環境に適応するため、より迅速に、より強靭に成長していると見るべきだ」
    「つまり、なんです? 霊墓よりも地上に出たほうが強くなる花ってことで?」
    「正しい」
    「えー……過酷な環境だってんなら弱体化してくださいよ……」
    「ぼやく余裕はないぞ。弱体化するのはむしろ我々のほうだ」

     そう、周囲のマナを吸い尽くしたのであれば当然、我々が使うだけのマナも残っていない。これは明確な弱体化だ。
     体内で生成するオドは魔術の発火源として使うのが普通だ。オドだけでは魔術を行使できない……とは言わずとも、通常より早く息切れすることは避けられない。現状が長引けば不利に傾くのは明白だった。
     ならば一瞬、一撃をもって決着とすべし。
     その結論にたどり着くのと同時に"逆さ花"も動いた。

    「曲がっ───回った!?」
    「……奇怪な!」

  • 894黒鹿ファン2026/03/31(Tue) 18:53:12ID:IzMjc5MDQ(235/275)NG報告

    >>893
     我々に対して顔を向けていた花が90度の角度で曲がり、そして回転しはじめたのだ。いよいよ一輪車のごとき姿に様変わりした"逆さ花"は、さらにその回転数を上げていく。
     自重を支える部位が回転するということはつまり、車輪の役割を果たすということだ。
     高速移動が可能となる。
     巨体が加速した。

    「ッ、ぬぅん!」

     前へ出た。正面衝突の形になる。
     両の拳を握りしめながら顔を覆うように重ねる。『強化』と『結界』を合わせたクロスアームブロックを回転し続ける"逆さ花"へぶつけた。
     石畳の砕ける音が耳に届いた。揺れる空気が露出した肌を叩いた。
     続いて、己の口からうめき声がこぼれた。

    「……ぐ、ォ……!」

     そうと感じ取れる程度には、未だ人の形を保てていた。
     "逆さ花"のスタートダッシュを止めることはできた。掲げた両腕は分厚い花びらの回転を押しとどめている。
     少なくとも、今だけは。

  • 895黒鹿ファン2026/03/31(Tue) 18:53:44ID:IzMjc5MDQ(236/275)NG報告

    >>894
    「リ。リ。リ。…………ィィィィイイイ!!」
    「オォ……!」

     重圧が増す。再び回転をはじめようと花が蠢く。なんとも恐るべき強靭性だ。この私の、モートン・ドラモンドの肉体とぶつかっておいて傷ひとつすらつかぬとは只事ではない。
     無論、こちらも傷らしい傷などあるはずがない。ないが……この場から動けないくらいには拮抗している。なによりまずいのは、花びらと花びらの間に食い込んだ両腕だ。互いの力が集約されていることもあり、引き抜くことすらできん。このままでは左右へかわすことも、また後ろへさがってやりすごすということも叶わん。
     すなわち、活路は前と上にあるのだ。

    「オッ、オォ……!」

     全身の筋肉が霊峰さながらの雄大さをもって、膨張していくのを感じる。
     魔力を込める。
     筋力を込める。
     全力を込める。
     ドラモンドの名をもって紡がれてきた肉体のすべてを込める。
     その力をもって、私は、食い止めた姿勢のまま、クロスした両腕で"逆さ花"を持ち上げた。

    「オ、ォ、ォ…………オォ!!」

  • 896黒鹿ファン2026/03/31(Tue) 18:54:00ID:IzMjc5MDQ(237/275)NG報告

    >>895
     見上げるほどの巨体をさらに空へ近づける。
     すべての重量を支える両足もまた、力がみなぎっている。一瞬だけ沈み込むようにして、直後、跳ね上げた。
     跳躍である。
     持ち上げた"逆さ花"ごと跳び上がった。一秒に満たぬ浮遊感、それは両腕を振り下ろすに充分な時間。

    「オォゥ───レイッッッ!!!」

     渾身を込めて"逆さ花"をロクスロートの石畳に叩きつけた。
     それなりのダメージはあったのだろう。奇怪な悲鳴と黄土色の汁をぶちまけながら、苦し気にのたうち回る。手ごたえはあった。だが足りん。

    「……ダグラス!」
    「用意はできてますよ!」

     追い打ちの水弾。高圧で放たれた水の塊が花を、幹を、根を順繰りにえぐっていく。
     私もまたダグラスの射線をさけた側面から拳を振り下ろす。一撃。二撃。横たわったままの"逆さ花"を殺しきるまで殴って殴って殴り続ける。
     水弾と拳。さらに先の一撃。どれかひとつでも致命に届く攻撃であると断言できる。それでも、足りんようだが。

    「ィィ……リ、リ、リィィィイイッ!」

  • 897黒鹿ファン2026/03/31(Tue) 18:54:12ID:IzMjc5MDQ(238/275)NG報告

    >>896
     なんと出鱈目な。
     破壊したそばから修復が成されていく。拳を振り上げた時間で埋められた傷痕に、もう一度拳を振り下ろす。これを繰り返す。ダグラスの水弾も同様のようだ。
     私とダグラスが2人がかりで『壊す』よりも、やつが単独で『治す』ための速度が上回っている。何事においても壊すほうがはるかに簡単というのが我々人類の常識だが、この怪物はそんなものをたやすく覆すらしい。
     ただ元に戻るわけではない。多く傷ついた箇所はより頑丈さと質量を増して再生する。

     …………これでは、勝てんな。

     今は拮抗しているように見えるが、私かダグラスのどちらかが緩めばその瞬間に形勢は傾く。大気のマナも戻っていないの以上、持久力の張り合いにも期待できない。
     この場にシウン・ヴィルクレツィアがいれば彼女を軸に、方針を変更することもできたが、ないものねだりというものだろう。
     進退窮まる、されど手を止めればその瞬間に詰む。
     不甲斐なさを恥じながら、それでも拳を振りつづけた。

  • 898黒鹿ファン2026/03/31(Tue) 18:54:43ID:IzMjc5MDQ(239/275)NG報告

    >>897
    ここまで~
    次は敵キャラ2と3を同時に出すので倍くらいの長さになります

  • 899火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/03/31(Tue) 19:43:39ID:k5MzY4OTg(30/34)NG報告

    >>876
    まあそれ以前に北欧出身である事以外何も引っかかってすらいなかったので…
    無為にご期待させてしまって申し訳ない

    >>898
    こんな(地理的な意味で)高嶺の花があってたまるか、と言いたい
    流石あの霊墓由来と言うべきなのか…

    そして何気にモートン先生とダグラスさんのやり取り好き

  • 900火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/03/31(Tue) 19:52:24ID:k5MzY4OTg(31/34)NG報告

    そしてこっちはおまけ
    最早ほったらかし状態になっている、とある拙作シリーズSSが最後に行き着くかもしれなかった終章のワンシーンみたいなものです

    Cosmos Tree No.5139
    オメガ・スクールデイズ
     警告 警告
 
     敵性物体 が 発生 しています

 

     解析 内部機能 および 自律思考 有り
 
     空洞構造体 と 認められません

 

     空想樹オメガ・スクールデイズ:
 
     異聞作成方針(ベルトメイキング) 編纂時における余剰時空の延長楽園(エンドレス・ブルー)

     その 温かく惰性的な滅亡路線 に 従って
 
     敵性物体 を 排除してください



  • 901ここのえ2026/03/31(Tue) 21:36:55ID:ExMDU4NDI(20/36)NG報告

    異聞作成方針(ベルトメイキング)……お、思いつかなぬぅ……
    地味にネガアースの権能使っているので「ひとつの世界を丸ごと作成するシミュレーション」の難易度がめちゃくちゃ上がってしまった

    >>885
    ぬぅ。致し方なし…
    ポケモンのアンコールのように、決められた行動を取るように呪う/定める予言攻撃
    『運命の縒り糸(ノルナゲスト)』で織られた図面は絶対なのだ(????)
    >>898
    あらこれ普通に強い────まだその2、その3あるのか……!

  • 902ここのえ2026/03/31(Tue) 21:37:24ID:ExMDU4NDI(21/36)NG報告

     ノルディスク・シング(Nordisk þing)。
     俗に北欧魔術学会。
     直訳すれば「北欧の集会」という意味になるだろう。
     魔術師たちが「ゲルマン・北欧圏の魔術」という共通の魔術基盤における研究成果・魔術論文を発表し、議論と情報交換を行う場、あるいはそのための団体組織である。主な目的は魔術基盤の発展と成果の共有であり、研究発表会(学術集会)の開催や論文誌の発行を行う魔術結社である。魔術協会に在籍しているのならば誰でも参加できる。

    「カリフォルニアのコンベンションでは原子力と五大元素についての魔術論文が話題になったのは記憶に新しいでしょう。
     ではグートルーネ君にひとつ問いかけよう。
     ノルディスク・シング……俗に北欧魔術学会が現在の活気を有するようになった原因について答えられますか」

    「“冠位(グランド)”魔術師の蒼崎橙子によるルーン魔術の魔術基盤の再構築と、その研究成果の所有権を“売却した”からですよね。これによってルーン魔術への参入の敷居は大幅に下げられ、研究は加速し、また新時代(ニューエイジ)の魔術師も多く入って来た。
     新時代(ニューエイジ)の功罪については話が逸れるので割愛させていただきますが」

  • 903ここのえ2026/03/31(Tue) 21:37:42ID:ExMDU4NDI(22/36)NG報告

    >>902
     直線のみで形成された魔術刻印。
     ルーンと呼ばれる回路。
     ルーンとは力ある刻印を対象に刻むことにより、刻んだ文字の意味を現実にする魔術だ。
     泣き所は文字を直接書き込まなければならない点で、遠くから文字を重ねるなんて行為は魔術師相手には通用しない。間接的な魔力の働きは、直接的な魔力を体に張り巡らせている魔術師には弾かれてしまうのだ。
     神代の英雄が習得している十八の原初の呪刻(ルーン)ならば異なるだろうが。

    「そう、その通り。蒼崎橙子の偉業以前のルーン魔術は学問としては衰退していました。
     とはいえ北欧にも神代というものはある。神話の再構築をそのままひとつの術式にしてしまう────魔術基盤の構築を成した家系も過去にはあるでしょう。あるいは家伝の魔術のように魔術基盤を利用せず個人の魔術式で成立させている一族は複数いるでしょうね。
     例えば君の、デンマークの伝説的なスキョルドゥング王朝の末裔であるシュルディング家の『黄昏神話(ギュルファギュニング)』や、ヴァンデスカトル家の『追想霊裘(ハムラマ)』が、神代北欧で魔術系統が成立された魔術基盤を利用しているように」

     今回の北欧魔術学会のコンベンションは、スウェーデンのウプサラで行われることとなった。大抵の場合、学会に名を連ねる魔術師が有する霊地で開催されるのだが、その中でも降霊魔術の大家ヴァンデスカトルが有するウプサラは特別だ。
     神殿都市ガムラ・ウプサラ(古ウプサラ)とシグトゥーナを擁し、『ヘイムスクリングラ』において北欧神話の神/カミが降臨した地のひとつ。豊穣神フレイとその子孫ユングリング王朝の聖地である。

  • 904ここのえ2026/03/31(Tue) 21:38:03ID:ExMDU4NDI(23/36)NG報告

    >>903
    「私の魔術が魔術基盤の影響を受ける、という説明は親からはされていませんし、私自身の体感でもありません。でもルーンを利用することで行使の速度や安定感は増します。一工程(シングルアクション)故の強みと弱みはありますよね」

    「かつて神言にも神言術式というのが存在したように、ルーンにも文字の解釈・配列によって成立する術式があります。このコンベンションはルーン魔術で例えるならば、一文字のルーンの解釈の幅を広げる行為でしょうかね。
     北欧の魔術基盤を使うのはひとり、ふたりではありません。
     ルーン魔術の一種である治癒術(ラクヌンガ)の次期後継であるエックハール・エヴァンメイズ氏、人体工学の名門ロディゾール家の分家にして氷使いの才媛ジーノ・エイヤソール氏、幻日という気象現象を基にした太陽狼の使い手レドガード・バイデンエーグ氏、海の伝承生態である邪鯨イルヴェリを使役するヘルマン・ハーヴリングル氏。
     今回のコンベンションでは彼らを代表とする若き才能が集っている。
     レンネンハイムとの共同研究をこうして後進の魔術師に発表できる機会は彼の遺志を継ぐ者として本懐なのです」

    「動物科の典位の魔術師であったレンネンハイムさんの研究というと『アイスランドの内陸部であるランドナーマ区の生態系について』ですよね。
     砂原と溶岩原、山地、氷河を特徴とする火山高原で構成され、この二十一世紀においても人跡未踏であるアイスランドの内陸部(ハイランド)。
     そこはかつての植民したノルウェー人、デンマーク人たちが持ち込んだ“伝承保菌者(ゴッズホルダー)”によって、北欧固有種の生態系が今もなお維持されているという。むしろ妖精種ランドヴェッティルの親である四体の妖精は神代北欧よりも成立が古く、地上にありながら星の内海と同じ霊脈を持つからこそ外来種であっても定着したのではないか、と────」

  • 905ここのえ2026/03/31(Tue) 21:38:22ID:ExMDU4NDI(24/36)NG報告

    >>904
    「やあ、シュルディング。それにクォードレス講師。ご無沙汰しております。二人はヴァンデスカトルの交流会は参加されますかね。スキュレカリュー教室の講師であるクォードレス先生は既にご存知かもしれませんが、スキュレカリュー分家にしてセナ・スキュレカリュー一級講師犬猿の仲ユリアス・ベルフライト氏の従者も参席されるという噂も聞かれますが。
     クォードレス講師は別として、シュルディングには参加しないという選択肢はないだろう?
     若手の魔術師にとっては賛助魔術師(スポンサー)や、共同研究者を見つけることはこの学会の意義のひとつであると考えられるが」
    「じゃあエックハールが資本金出せば済むことじゃない?」
    「無茶を言うなあ、君は…………」

  • 906ここのえ2026/03/31(Tue) 21:39:53ID:ExMDU4NDI(25/36)NG報告

    >>905
    北欧魔術学会!!
    ヨトゥンハイメンゴーレムとかも出したい~!

    スキュレカリュー分家、北欧の“英雄”の家系ですやんこれは拾うしかないですやんということで未許可ゆえにユリアス氏ではなく従者がポンと

  • 907監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/31(Tue) 22:58:18ID:I1Njc2MDI(3/7)NG報告

    >>906
    北欧魔術学会の発表やら討論は楽しそう。外部からやって来た北欧の伝承保菌者のお陰で北欧固有種が保存されている解釈は凄く良いと思いました。

    巫女の予言にある「夏でありながら日の光が暗くなる」の一節が、カトラ火山の噴火により火山灰で太陽が覆い隠されたのでは? とカトラ火山の火山灰=ラグナロクの前兆と考える魔術師を思いついたり。

    エックハール、最後に出て来ました……?

  • 908ここのえ2026/03/31(Tue) 23:30:23ID:k5Mjc2MjA(1/1)NG報告

    >>907
    ひゅっ(致命的ミスをした顔)
    2行ぐらい文章が飛んでました...想像上のエックハールさんを出しちゃったのでエミュはぐにゃぐにゃですわ申し訳ございませんわ

    伝承保菌「植民の書(ランドナーマ・ボーグ)」とかなんとか
    火山灰=ラグナロクの前兆を示す!天候系とか...?
    ぬっ、噴火魔術(霊脈爆破の魔術)でスルトの化身とかどうです?アイスランドに「スルトの島」があるみたい...

  • 909監獄長◆VENk5mkP7Y2026/03/31(Tue) 23:50:39ID:U5MDEwNzM(1/1)NG報告

    >>908
    噴火(溶岩、火炎系)はスルト系列でもいいかもですが、個人的に噴煙(火山灰)はロキ系列がアリだと思っています。
    火山灰は空を覆い、太陽を隠し、暗闇を齎して世界を閉ざす。ロキは元々火の神という説もありますし、名前も「閉ざす者」という意味を持ちますので……断絶型結界で、結界内で幻影(ロキの権能みたいなもの)を作り出すとか。

  • 910ここのえ2026/04/01(Wed) 00:39:59ID:AwNjE5MjY(2/2)NG報告

    >>909
    あー!悪い予兆がロキ神の要素になるのか...!
    いいですね!学会はキャラが一人いれば色んな魔術が出せるので、どんどん出していきたい所存。ここのえは終章で出て来た、九つの霊核を九つの領域に見立てたビフロスト術式やってみたかったりも

  • 911山星2026/04/01(Wed) 20:16:41ID:Q3Mzc0OTg(1/3)NG報告

    >>906
    そういや確かにベルフライトはエインヘリアル的な勇士的なやつと戦争の概念を上手いこと織り交ぜてますね
    ただ一言付け加えるならば別にセナとユリウスは犬猿の仲というわけではなく…ユリウスが勝手にセナのことを憎んでセナは「またやってるわ」ぐらいのノリです
    鬱陶しいなぁと思いつつも本気で喧嘩しようとは思ってない肉食獣に絡んでくる小型犬の子犬ぐらいのノリ

  • 912黒鹿ファン2026/04/02(Thu) 12:54:23ID:UyMTg1NTg(1/1)NG報告

    新生活の洗礼によりグロッキー
    ちょっとやばいです
    けっこうやばいです
    復活のためにかわいい銀髪っ子を要求します(錯乱

    >>899
    せっかく地下のモンスターが地上に、ってシチュエーションなのでそこギミックにしたの出したくて…
    地下にいる間はただの花だと思いますです

    何気に講師同士で書くのが少なかったなぁ…と思いつつ書いてましたね。楽しかった

    >>901
    この花ちゃんと強いです。正面激突だと私作魔術師で真っ当に強いモートンが勝てないくらいには強いです

    >>906
    うーんやっぱりこういう集会的なので名前がズラリ出てくるとワクワクするぅ
    これ場所的に美髪王→ノルちゃんの縁も作れそうな気がしつつ、ペリマンニ組はちょい難しそうでもあり……
    なんとか余裕作ってレドガードのキャラシばーんと出したさもありますねぇ

  • 913ここのえ2026/04/02(Thu) 17:52:08ID:Q0NjE1MTg(26/36)NG報告

    テクスチャを固定するロンゴが星の内海で編まれた魔術(を礼装化したもの)って言うのならば
    テクスチャを剥ぎ取るために星の内海で編まれた魔術レーギャルン、と強弁できなくもないのか…?
    噴火魔術とは理想魔術よりも古き魔術レーギャルンに至るのである────

    >>911
    セナ先生、大人の余裕~!ユリウスの独り相撲でしたかすみませぬ
    ベルフライトがエインヘリヤル的な『闘争』……ノルドナイトの冥界行(ヘルスコール)いけたな……

    ノルドナイトは第三帝国に与した祖父を持つ。祖父は人造英霊(エインヘリヤル)──英雄を人為的に発生させる──の研究をしており、ノルドナイトは祖父の研究の成果である。……とかもいけたのか……

  • 914山星2026/04/02(Thu) 19:04:54ID:Y2NzU3OTY(2/3)NG報告

    >>898
    流石にアルビオンの幻想種
    ゴリゴリに戦闘上手じゃないと大変ですね…
    >>913
    ユリウスもジョセフィンもセナ的には「ただの敗者」です
    生と死と闘争とワルキューレとエインヘリアルを混ぜこぜしていい感じにした…と頭の中にはあるのですが別に出す理由もないので出していません
    ここのえさんにつきましては私作のキャラのあれそれを見てまた新たに魔術設定を作り替えるよりはもう今そちらの中にあるアイデアでやっていただけたらと…

  • 915レージュ2026/04/02(Thu) 20:39:32ID:UwMTkwNzg(82/83)NG報告

    >>912
    ぽこあメタモンならぬぽこあルナモン!

  • 916黒鹿ファン2026/04/02(Thu) 22:28:45ID:QzNDc5Njg(240/275)NG報告

    >>914
    おまけにガッツ重ねてくるタイプなのでパワー第一なモートンじゃ決め手に欠けるという
    デバフ特化な方がいれば…

    >>915
    あらぁ、かーわーいーい〜〜!!!
    細かいパーツのひとつひとつがちゃんとルナ仕様になってるぅ…うれしい…!
    ありがとうございます。もう本当ありがとうございます!

  • 917レージュ2026/04/02(Thu) 22:44:41ID:UwMTkwNzg(83/83)NG報告

    >>916
    いえいえ、元ネタ(ルナちゃん)と元ネタ(ぽこあ)がかわいいからね、当然のかわいさですよ!!!

  • 918840(ルネ)2026/04/02(Thu) 23:22:23ID:MxNzE3OTg(4/4)NG報告

    【落書き】ジーノはこれくらいの体型をイメージしていますというイメージボード。ほぼ裸なんで一応アップローダー噛ませときます
    骨なんてなんぼ浮き出てもええ
    ttps://tadaup.jp/4tJCYmRn.png

    >>854
    薄ぼんやりとメトロイドのサムスのイメージはありましたがサムスじゃなくてギルティのクム・ヘヒョンじゃったか……

    >>863
    お久しぶりです!氷属性って型月魔術的にどういう立ち位置なんだっけという疑問はありますがまあそれはそれで

    >>867
    実際脂肪ついてないし魔術が魔術だしで低体温説はありますあります

    >>873
    鯨憑きとはまた異なる方向性の鯨由来の神秘なのが独自性あっていいですね
    Fakeコラボ目前でメルヴィル拾ってるのもポイント高い

    >>905
    「氷使いの才媛……ふふ。かっこいいです、ね」
    緩募あった時からワクワクしてましたがキャラがドカッと出てくるのはやっぱりいいですね

  • 919あやか◆8UqAuWjxP.2026/04/02(Thu) 23:33:12ID:YyMTU0MDA(1/1)NG報告

    ハッピーバースデー・トゥー・ミー。
    ハッピーバースデー・トゥー・ミー。

  • 920黒鹿ファン2026/04/03(Fri) 07:24:45ID:kxNjUxNTI(241/275)NG報告

    >>917
    ですがそれを両立してるのはレージュさんを絵描きパワーあってこそですから…!
    こんなボヤき未満の何かに応えてくれて……ありがとうございます、おかげさまで完全復活しましたとも!!!

    >>919
    ありゃ!おめでとうございます!

  • 921監獄長◆VENk5mkP7Y2026/04/03(Fri) 12:26:16ID:E2NDUwMjY(4/7)NG報告

    ミャズヴェイグ・ブレントレ(Mjaðveig Brenntre)
    身長:166cm 体重:53kg
    スリーサイズ:B93W59H90(Gカップ)
    好きな物:揶揄われ上手
    苦手な物:自分の名前
    国籍:アイスランド
    所属:時計塔
    魔術系統:基礎的な元素変換、灰煙による結界
    魔術属性:火、風、土
    魔術回路:質:A+/量:A 編成:正常

    【解説】
    アイスランドの首都レイキャビクに居を構える北欧系魔術師の名門の一つ。
    ヴァイキングがアイスランドへ入植した頃に発祥した家系で、その起源は神託と呪術の巫女(ヴォルヴァ)であるとされる。
    ブレントレの特性は一貫して「火」神秘に集約されているが、その方向性は北欧の神秘たるルーンではなく、一つの神代を終わらせた絶対的な「破滅」を内包する火である。

    魔術世界において、ラグナロクは紀元前1000年前後に発生したカトラ火山の大規模噴火に起因する災害が、神秘的解釈を伴って昇華されたものと考察されている。
    この説に基づき、ブレントレは長年にわたりカトラ火山周辺の霊地調査を継続しており、地脈、残留神秘、火山活動と神代の相関関係の解明を主目的としている。
    またブレントレ家の歴代当主たちは、各個人ごとに「火」への解釈を異にしており、それぞれのアプローチから術者ごとに性質が変化するという特異な傾向を示す。

  • 922監獄長◆VENk5mkP7Y2026/04/03(Fri) 12:27:09ID:E2NDUwMjY(5/7)NG報告

    >>921
    【人物】
    赤灰色の髪に憂いを帯びた色気を持つ女性。静謐にして玲瓏だが、同時に退廃的な艶美も兼ね備えた令嬢とまで形容されている。
    その本質は相手を揶揄って反応を楽しむいたずらっ子。自由奔放で揶揄う際にはニヤニヤとした笑顔が絶えない。相手に嫌がらないギリギリのラインを攻める小悪魔。「からかい上手のミャーさん」。
    由緒正しき名門の出なので魔術の研鑽には真面目に取り組んでいる。根源の到達にも前向きだが、研究一辺倒では「灰色のような人生で彩りがない」と合間に遊びも入れている。
    実は可愛らしいデザインの服が好きなのだが、自分の体形では良さを活かせないので諦めている。因みに自分の名前にも内心複雑に思っている。「お姫様の名前だけど、自分では名前負けしている」とは本人の談。
    名前はアイスランドのお伽話に登場するミャズヴェイグが由来。アイスランドにおけるシンデレラである。

  • 923監獄長◆VENk5mkP7Y2026/04/03(Fri) 12:27:33ID:E2NDUwMjY(6/7)NG報告

    >>922
    【能力】
    ブレントレ家の特性である「火」をいじくり回し、完成させた魔術が「灰煙魔術」。噴火の際に放出される火山灰や火砕流から着想を得ている。
    北欧神話において火は火炎領域ムスペルヘイムやその支配者スルトといった破壊の象徴として語られる一方で、トリックスターであるロキとも関連付けられる。
    ロキの名は「閉ざす者」という語源的解釈を持ち、この概念が灰煙魔術の理論的基盤となっている。
    カトラ火山の大噴火より生じた火山灰は上空を覆い尽くし、太陽光を遮断し、昼夜の区別すら曖昧にした。即ち、ラグナロクの前兆とされる「夏であるにも関わらず空が暗黒に覆われた」という神話的記述を、火山灰による日照遮断現象と同一視し、それを魔術的に再現・応用するものである。
    これこそミャズヴェイグが見出した「火」のもう一つの側面。炎によって焼き払うのではなく、灰によって世界を覆い、閉ざし、切り離す魔術である。
    大規模な閉鎖結界を展開する際には「夏でありながら日の光が暗くなる(スヴェルト・ヴェルザ・ソールスキン/svört verða sólskin)」という一節を唱える。

  • 924監獄長◆VENk5mkP7Y2026/04/03(Fri) 12:28:42ID:E2NDUwMjY(7/7)NG報告

    >>923
    無駄に作っている自覚はありますが、思いついてしまったのでどうしてもと思い投下しました。

    >>919
    おめでとう御座います!

  • 925火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/04/03(Fri) 18:55:17ID:k4NjM0NzQ(32/34)NG報告

    >>906
    おお、すごい専門的なやり取り…!
    こうして見ると橙子さんの業績って本当に大きかったんだなと

    >>919
    お誕生日おめでとうございます!

    >>924
    「火」そのものではなく火によって生み出される灰や火砕流に着目した魔術とは新しい
    ロキ神の異名と絡めてる所も神秘面を補強してる所があって面白いと思います

    実際昔火山噴火を題材にした、とある小説にハマってた時期があったのでそういう意味でも興味深かったり(隙自語)

  • 926監獄長◆VENk5mkP7Y2026/04/03(Fri) 19:32:06ID:Y5MjgwMjg(5/7)NG報告

    ちょいちょい修正と入れ忘れ。
    「夏でありながら日の光が暗くなる」→「太陽は暗く閉ざされる」

    ミャズヴェイグは鉱物科に所属。

    【根源到達の理論】
    ミャズヴェイグは灰煙結界を凝縮し、擬似的な外界断絶を作り出して世界から自身を切り離し、観測宇宙・記録宇宙から見えない状態に身を置く事で、こちらから根源を観測するという方法論に行き着く。

    >>925
    カトラ火山の噴火なら色々と使える要素あるやんけ! という思いつきで生まれました。
    興味を持ってくれて有り難いですわ。

  • 927ここのえ2026/04/03(Fri) 23:51:57ID:Y2MjE0NTc(27/36)NG報告

    >>914
    敗者なんだ…ユリウス氏がんばれ…
    その通りで広げすぎると手に負えなくなるんですよねえ…
    >>918
    ネガ・ケラウノス(雷)が火と風の元素なので、氷の元素はたぶん風・水の複合ですかね…
    公式の扱いが分からない…!
    >>924
    作成スピードが速い…!灰かぶり姫(シンデレラ)ネタでもあるんですねこれは
    わたくし、その人ごとに魔術の表出が違うのめっちゃ好きなんですわ(某ボンゴレファミリーを見つつ)
    >>925
    それだけ魔術基盤の再構築はロードにも出来ない偉業(本来ならば根源に至って魔術系統を作るようなもの)なのだということ、という扱いにしています。実際は謎

  • 928ここのえ2026/04/04(Sat) 00:09:34ID:g3ODEzOTY(28/36)NG報告

     『黄昏神話(ギュルファギニング)』
    or『ヴェラルダル・セーグ』
    「En engan mann heyrða ek segja lengra fram frá veraldar sögu.
     これより先の世界の物語について誰も知らないのだから。
     故に語りましょう────『黄昏神話(ギュルファギニング)』!」

    魔術刻印『黄昏神話(ギュルファギニング)』の原型励起。
    幽世領域ウートガルズの地形効果である“仮想現実の構築(シミュレーション)”によって人類種でも例外的に行使可能となる、北欧九領域に準えた九つの大魔術の最後のひとつ。
    神代より古い理想魔術を上回る神秘、星の内海で編まれた魔術。
    地表から神代という現実──“物理法則(テクスチャ)”──を剥ぎ取る。
    物語を終わらせるための締め括りにして、決定された未来を白紙に戻す対因果粛正攻撃。
    カトラ火山の噴火が擬せられた巨人王スルトの神剣も同じ魔術原理から派生したもの。
    龍脈を焼却する性質上、この大魔術の使用後は術者の魔術回路が焼き付き、ウートガルズの効果は強制的に終了となる。

    …という魔術ネタまで書いて『ギュルファギニング』は、大神オーディンが固定化した『予言』すなわち魔術原理『大神宣言(グングニル)』である、でもいいような気がする…聖槍(錨)と聖剣(楔)とはいったい…

  • 929黒鹿ファン2026/04/04(Sat) 21:43:43ID:M5ODIzMzY(242/275)NG報告

    目の前で、ラス1が、買われてゆき…
    嗚呼…

    >>924
    >>926
    ほぅほぅ…火山要素の灰と煙をそう使うとは…!
    煙加減で光自体を誘導させるとかもできそうですね

    見る/見えないって話までプラスされるなら、火山の火口部分が魔眼に通ずる話も入れたりしたいところ

  • 930◆B8D4AQBhU22026/04/04(Sat) 21:49:55ID:M4MzI3OTI(1/3)NG報告

    Fakeや自キャララインナップを見てると、明確に戦闘を生業とする魔術使いキャラ(傭兵?)や真摯に「根源」を目指す魔術師ポジションを作りたくなってくる私がいる……。

    どっちも男性なら更にヨシ

    でもその前に既存キャラのプロフィールの深化やルナティック執筆もとやる事が多い……。
    >>919
    遅くなりましたが、誕生日おめでとうございます。

  • 931黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:06:53ID:g3OTk1MjA(243/275)NG報告

    余裕のあるうちに出していきます
    状況説明+敵キャラ紹介その2とその3をポンポンポンと投下ー

  • 932黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:07:06ID:g3OTk1MjA(244/275)NG報告

     side-クラッフ・フロース

     ヨモさんの話は少なからず驚かされた。
     ルナさんのバースデーパーティーには裏の狙いがあること。
     霊墓アルビオンの不確実な出入口が多数現れる『嵐』の日がくること。
     後者は考古学科内で内々に対処する準備があり、前者は考古学科そのものからルナさんを遠ざけるためだった……と。
     しばし、キッチンカーの揺れる音だけがひびく。自分だけでなく2人の学友も少なからず言葉を失ったようだ。

    「なので……私はここで降ります。みなさんはすぐに、ロクスロートから離れてください」

     そしてその足でルナさんを迎えに行くという。
     自分たちはなにも知らせていなかったらから巻き込めないという。
     少なからず、驚きがあった。
     だってそれは、ヨモさんのやることは魔術師の領分から大きく外れている。教室の外のリスクまで先んじて遠ざけるのは、学友だからで収まる話じゃない。

     そこまでするほどか、とは思う。
     そうでなければルナさんは止められない、とも思う。

  • 933黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:07:37ID:g3OTk1MjA(245/275)NG報告

    >>932
     あの魔術大好き娘の好奇心と行動力はとっくに思い知らされている。同じ教室の魔術師なら彼女のバイタリティは認めるしかないだろう。自分もまたそのひとりであるわけだし。
     同時に危うさも孕んだものだと思う。きっと機会さえあれば十二の君主の誰が相手でも臆さずぶつかっていくんじゃなかろうか。似たような現場は何度も見てきた以上、ヨモさんが過剰なくらい不安を感じるものわからないじゃない。
     ……まぁ、そんなものは自業自得の一言でかたづけてしまってもいいかもしれないけど。魔術師を名乗るなら目指すゴールは究極的な自己完結だ。他者は利用こそすれ、自らに無理を強いてまで助けるものじゃない。そんな些事で道を違えるわけにはいかない。

     それでもついつい足を向けて、寄り道してしまうのは、それだけ視線が奪われるからなんだろう。

     さして深い意味はなく、そして明確な理由もなく。
     ただ、なんとなく目を向けてしまったから。そうせずにはいられない生き方を見せられてしまったから。だから、せめて拍手代わりのおせっかいのひとつでも、焼いてやろうという気持ちになってしまう。
     ヨモさんから見たルナさんがそうであるように、今のヨモさんを見る僕も似たような気持ちになっている。

    「なあフロースよ」
    「はい?」
    「"水くさい"ってこういうときに言っていいんだよな?」
    「……」

     訂正ひとつだ。うん、こんな時くらいは僕たちとまとめても許されるだろう。

  • 934黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:08:01ID:g3OTk1MjA(246/275)NG報告

    >>933
    「えぇ正解です。そういうことは何度でも言うべきだ」
    「へ? いえ、あの……」
    「"いえ"とか"でも"とかは聞かないよ。やることは変わらないし」
    「そ、そんなの、悪い……です。今でさえ危ないのにこれ以上巻き込んだら……」
    「じゃあなおさら急がないとね。」

     それだけ言うと反論らしい反論はなくなった。ちょっと悪い気もするけど、大人しくしてくれるならそれが一番いい。
     もちろん甘やかすつもりはない。自分も彼女も、たまさか行く道がとなりにあった他人同士であることには変わらない。互いにあの名無しの教室に所属する魔術師というだけだ。今あの教室にいる全員がそれぞれの進路を選んで、別れの言葉を交換しながら卒業していくという未来はゆるがない。いつかきっと道が別れる日は来てしまう。あのネズミの先輩すらも永遠という言葉には当てはまらない。
     でも忘れるわけじゃない。いくつかの悔いと一緒に、きっと自分はこの日々を思い出す。
     なら、今だけは、たまさか道を同じくした隣人に、贈るものがあったっていいはずだ。
     たまには先輩らしいとこも見せたいしね?

    「ほらヨモ、いつまでもそうしてると私たちは勝手に動くぞ?」
    「ライカせんぱぁい……」
    「そんな泣きそうな顔しないで。このままルナを迎えに行く、でいいのか?」
    「……は、はい。とにかくルナちゃんを捕まえて……それから、ロクスロートから離れる。まずは、これだけでいいです」

     キッチンカー後部では主催者による作戦会議が進んでる。異論もないので口は挟まない。

  • 935黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:08:24ID:g3OTk1MjA(247/275)NG報告

    >>934
    「件のお兄さんとやらはどうする?」
    「話を聞いてくれるなら、この車に乗ってもらうのがいいんですけど……」
    「向こうからしたら怪しさぷんぷんだろうねぇ。キッチンカーに乗ってきた謎の4人組なわけだから」
    「もし、もし……話を聞いてくれなかったら、そのときは……」
    「ま、友好的であることを祈ろう。近くにルナがいるなら話も早いかもだ」
    「要するに、なんだァ? これからこの街に怪物がわんさか出てくるってことでいいのか?」
    「そういうこともある……って考えてもらえれば」
    「完全な予想は不可能ですよ。確実なのは霊墓アルビオンの出入口が現れるということだけ。そこから先は予想なんていくつも覆される」
    「気をもんでもしょうがないってことだね。自分たちがやることだけ頭に入れよう」
    「怪物がいるから危ない。ルナは危ないトコに自分から行く。だから俺たちはルナを捕まえて全員で逃げる。……そういうことでいいんだな?」
    「「…………」」

     セシボンが要約した目的を後ろの2人はどう受け止めたのか、少しの沈黙があった。

    「なんだ? なんか間違ってたか?」
    「……は、はい。あっいえ! あってます間違ってないです!」
    「じゃあそう言え。ンだよその微妙な反応はよ」
    「思ったよりちゃんとまとめてくれて、びっくりしてるんだよ。ヨモも私もね。……クラッフはそうでもないかな?」

  • 936黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:08:40ID:g3OTk1MjA(248/275)NG報告

    >>935
    「頭の回転が鈍いと感じたことはないので、そのくらいなら、まぁ」
    「えっ……もしかしてスゲー褒めてくれてる?」
    「一定の評価はしてますよ。日頃の勉強にも活かせれば、とも思いますけど」
    「お? やるか? 喧嘩か? おいライカ運転代わってくれ!」
    「代わらないし喧嘩もやめて。前見て。これ動かせるのは君だ、けっ!!?」

     不自然に言葉が途切れた原因は、セシボンが急にハンドルを切ったからだ。
     ここまで一定の速度を保っていたキッチンカーが唸りをあげる。

    「見えたか?」

     自分だけに向けられた主語のない問いかけ。同じ進行方向を見ていたこともあり、ただ肯定だけを返した。
     互いの認識をすり合わせ、対応のため動く。

    「上に出ます」
    「落ちんなよ」

     走行中であるのも構わずドアを開いた。車体の屋根部分を掴み、逆上がりの要領で上に向かって半回転。上手いこと屋根に乗れた。

  • 937黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:09:03ID:g3OTk1MjA(249/275)NG報告

    >>936
     そのまま視線を後方を向ける。
     羊の角が見えた。
     多くの角が見えた。一本や二本ではない、一瞥しただけで十や二十も超えるとわかる。あれは群れだ。羊の群れだ。一様に巻き角を生やした羊たちが、白い羊毛をこすらせながら群れをなして迫る。
     ただし霊墓アルビオンの、と頭につくものであるが。
     
    「キメラの変異種……で、いいんでしょうね」

     迫りくるイキモノたちに共通するのは角と白い羊毛だけ。その他は手足の数から歩行形態まで様々だ。細かく調べれば部位ごとのちがいなんかもわんさと出てくるだろう。
     なかなか知的好奇心がそそられる場面でもある。できることなら時間をかけて分析してみたいが、状況はそれを許さないだろう。
     足場を確かめ、そしてマスケット銃を構えた。
     銃声。
     狙い通りに先頭の個体にヒット。着弾点から濃霧が噴きでる。広がる濃霧は勢いのまま群れの後方まで届くはずだ。
     殺傷を目的にした弾丸ではない。認識阻害に思考低下、そして足取りを鈍らせる過重効果を施した足止め用の弾丸だった。これなら上手くいけば一発ですむ。
     群れだけあってキメラたちは多勢だ。そのすべてを狙って倒すのは現実的ではないし……なにより懐が苦しい。今の弾丸一発だってそれなりに金と時間がかかっているのだ、無駄な浪費をしてられるだけの余裕はない。
     
    「まぁ……これで終わるようなら、霊墓アルビオンの名が畏れられるはずもないですね」

  • 938黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:09:18ID:g3OTk1MjA(250/275)NG報告

    >>937
     群れは止まらない。
     悲鳴のひとつふたつを残して、また複数の角が見えるようになる。察するに、先頭に近かった何頭かには効いたのだろう。それが後続にふみつけられて悲鳴に変わった。
     ならばこれを繰り返すだけで減らせるか。あるいは即座に耐性をつけてくるか。読めない、だが手は止められない。
     状況に合わせた次の弾丸を、装填した。

     side-アロッコ

     ああ、俺はここで死ぬんだな。
     指の一本すら巨獣の骨のような重さを感じる。物理的にではなく、それほどの倦怠感を感じさせるだけのなにかが、こびりついている。
     これは呪いだろうか。へたりこんで伸ばした俺の足に、赤い舌をチロチロ覗かせる蛇が這い回っている。俺の不調がこの蛇に依るものか否か、すぐには判別がつかなかった。
     俺が生きた場所。俺が死にたくなかった場所。あの迷宮では、人が人に向ける呪いなんていちいち気にかけてる余裕はなかった。

    「あなたは、霊墓アルビオンの生還者(サヴァイバー)ですか?」

     そう声をかけてくる女が、呪いの主だった。
     そばに近寄っただけで俺の動きを封じて、そのまま逃げ場のない路地裏まで引っ張り込んだ。
     羽織った白衣と、それと同じくらい白い髪を伸ばした女。頭でっかちな時計塔らしい服装のクセに、長年迷宮でくらしていた俺よりも荒事に慣れた雰囲気がある。
     押し黙っていればチャンスがあると期待したが甘かった。持ち上がった女のブーツが肩に食い込んで、もたれた赤石の壁により押しつけられた。痛みが、思考を鈍らせる。

  • 939黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:09:50ID:g3OTk1MjA(251/275)NG報告

    >>938
    「もう一度聞きます。あなたは生還者ですか? それとも盗掘者ですか?」

     ぐり、とさらにブーツがねじこまれる。痛みで声をあげることは、なんとか耐えた。
     鎖骨のあたりでヘンな音がした。このままダンマリを続けていれば俺の身体はどうなっちまうのか。死ぬと確信しながらも、なお我が身がかわいい自分を皮肉りたくなるが、その前に両腕が肩より上にいかない身体にされるだろう。
     俺は素直に、しかしせめてもの時間稼ぎに、ゆっくりと言葉を吐き出すことにした。

    「……いいや、俺は"逃亡者"だ」
    「逃亡? 霊墓アルビオンから?」
    「不思議がるなよク.ソが。俺はただ、死にたくないだけだ。本家だ分家だのと区切られて、才が薄いからと便利に使い倒されるだけの、ロクに先の見えない生活に、」
    「ああ、誤解されないように」

     再びブーツの圧が増す。今度はうめき声を耐えられずに吐き出す。なんて女だ、血も涙もねぇ。
     全身から呪いをあふれさせながらこの非道ぶり。ここが迷宮なら立派な怪物側だぞテメェ

    「身の上話など聞いていません。聞きたいのは、あなたが非正規の出入り口を使ったかどうか」
    「……こんなトコで待ち構えてたんだ。予想ついてんだろ」
    「えぇ勿論。よければあなたの口から答え合わせを聞きたいですね」
    「あぁ使った、使ったよ。今日が『そういう日』だと知ったから、俺はここにいる」

  • 940黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:10:10ID:g3OTk1MjA(252/275)NG報告

    >>939
    「では、あの羊の群れも逃亡のために、迷宮から持ち出したのですね」
    「……」

     バレている。
     いや、そうか、だからこんな路地裏に連れてきたのか。この狭さじゃ羊のデカさに物言わせるだけの『フィーバー・ファーム』はすぐに来られない。建物を壊そうとしてるあいだに俺の処理は終わるだろう。
     
    「アルビオンの幻想種、その調教師(ハンドラー)といったところですか。あれだけの数を動かせるなら、腕は悪くないでしょうに」
    「へ、へへ……お褒めにあずかゲゥッ!?」
    「ここからが本題です。動かせるなら、止めることもできますか?」
    「止められた、と、してよ……止めると思ってんのか?」
    「選択の余地があると思っていますか?」

     一瞬だけ足を浮かせて生まれた空隙を、またブーツがきれいに埋めた。
     ホンットに容赦のねぇ女だ。人の心もねぇのか? まわりの憑き物どもを使わないあたりは、人の心があるのか?

    「あなたが正規の生還者でなくて本当によかった。おかげで逃走者の捕縛という大義名分が立ち、私は職務に忠実な、ただの非常勤講師でいられる。……何をしようとも、ね」

     ちがうな、やっぱ悪魔だ。迷宮なら三十層より下にいるタイプだ。
     講師とかいうのもただの自称に違いない。こんなバケモンが未来ある若者になにを教えようってんだ。

  • 941黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:10:26ID:g3OTk1MjA(253/275)NG報告

    >>940
    「じゃあ止めてちょうだい。できない、と言うなら……」
    「で、できる。できるし───もう、やったよ」
    「……!」

     反応が早い。やはり慣れている。
     だがもう遅い。アイツは鼻がきく。俺の過度なストレスによる体臭の違いをかぎわけられる程度にはな。

    「ところでよ……あのよく聞くアレ、時計塔でも言われてるか?」
    「なんの話で?」
    「知らねぇか? 『魔術師が最強である必要はない───」
    「───最強のものを作り出せばいい』ってヤツ」

     俺のとっての最強が、相棒が間に合った。
     ちゃかちゃかと爪混じりの足音をつれて、女に襲いかかった。

    「ッ!」

     ほぼ反射で女が飛び退く。ついでのように俺の肩から致命的な音を響かせるが、もうそんなことは気にも留めちゃいない。
     俺を視界の一部に捉えながらも、注目しているのは臨戦態勢に入った俺の相棒。

  • 942黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:11:25ID:g3OTk1MjA(254/275)NG報告

    >>941
    「……ウェアウルフ、か」

     人間と真逆に曲がる関節を備えた脚部で、しかして人間さながらに二本足で立つ相棒を、女はそのように認識した。
     でも残念。狼じゃなくて犬なんだなコレが。

    「『フィーバー・ファーム』は羊の群れ。俺は調教師の羊飼い。なら、その相棒が"牧羊犬"になるのは当然だろうよ」
    「野良犬の類でしたか。道理で臭う」

     臭う、なんてもんじゃないはずだ。
     異臭と悪臭って表現を、ミキサーにかけても混ぜ込んでも足りない腐臭を放っている。
     牙といわず尾といわず。全身余さず毛先一本に至るまでコイツは汚.物と毒にまみれてる。爪先どころか飛沫ひとつで猛毒に犯せる危険物だ。
     反面、肉体を溶かしながら動かすために耐用年数は短い。石畳に残した足跡にも溶けて流れた皮膚片がこぼれている。繊細な相棒なのだ。
     通算で十八体目になる相棒だが、コイツは今回の逃走のために新調したとっておきだ。今日明日に溶けきることはない。
     それに、もう勝負はついてる。

  • 943黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:11:39ID:g3OTk1MjA(255/275)NG報告

    >>942
    「……ちっ」

     つい出てしまったかのような女の舌打ち。やはりだ、やはり当たっていた。
     動揺を誘っての奇襲は、爪先ひとつが掠るだけの成果をあげた。
     迷宮内の亡骸をかき集めて、霊墓アルビオンの化け物たちにも通じるよう調合した特製の呪毒だ。植物に通じた薬師ならいざ知らず、使い魔頼りの呪術師がどうこうできるもんでもない。
     死に物狂いで迷宮を駆けた日々を思えば、あまりにもぬるい。所詮は地上で残り物にすがるだけのカビ臭い時代遅れだ。
     ああ、俺はまだ命を拾えるらしい。なんて幸運なのだろう。

    「アンタのことはすぐに忘れるよ。俺はここから、新しい人生を生きるんだ」
    「そう。できるものならやってご覧なさい。夜毎に思い出すようにしてあげるわ」

  • 944黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 09:12:53ID:g3OTk1MjA(256/275)NG報告

    >>943
    ここまで~
    ……NGワードの見分けが爆速になってて成長を実感しました、なんでこんなとこだけ

  • 945山星2026/04/05(Sun) 12:50:08ID:I0OTA2OTA(3/3)NG報告

    >>944
    わかりますわかりますNGワードって慣れるんですよね
    それはそれとして、シウンの容赦のなさとクラッフのある程度の人間らしさが描写されてて作者冥利につきまする
    でも…クラッフの一人称に「僕」はないです…

  • 946黒鹿ファン2026/04/05(Sun) 14:48:45ID:g3OTk1MjA(257/275)NG報告

    >>945
    あれ?一人称ちゃんと「自分」多めに直し……直ってない!?コピペミスってる!!?

    ごめんなさい。大ポカやらかしました
    wiki登録のときに直しておきます…

  • 947アリウム2026/04/05(Sun) 16:52:00ID:kxOTk1ODA(12/29)NG報告

    >>944
    未だにNGワードに気づかない未熟者です……
    魔術師としての利己を超えた同教室内の関係性いい……成熟した魔術師では出しづらい時計塔の学生ならではといった

    ちょっとしたらノルの小話を上げます

    毒チワワ……ではなく牧羊犬も溶解してるのがおどろおどろしくていいですね
    魔術師と使い魔の在り方をそのまま羊飼いと牧羊犬になぞらえつつ、型月魔術師お馴染みの「魔術師とは最強である必要はない」に重ねてるのが鮮やかです

  • 948アリウム2026/04/05(Sun) 17:02:55ID:kxOTk1ODA(13/29)NG報告

    「実はベルディオール先輩に聞きたいことがあってな」
    「なんですか、急に改まって……」

     ────鉱石科・スキュレカリュー教室

     時計塔の上級講師 セナ・スキュレカリューが受け持つ教室。
     「才ある者に貴賎なし。皆この門を叩くが良い」の信条のもと、鉱石科の教室でありながら学科を問わず才能と探究心を抱く生徒達の受け皿となっている。
     そんな教室の一角で、そこに在籍する者らしく風変わりな魔導の徒達が会話を繰り広げていた。

     一人は身の丈2メートルを超え、特徴的な引き締まった体躯に青灰色肌をした青年。
     シャクラ・ヴィシュヌヤシャス。ヒマラヤ山中、ガンジス河の源流にあるという幻の王国シャンバラ──通称、「シャの国」から時計塔に渡ってきた異邦人。
     西洋魔術文化の外側から来ていながら、かつて自身の驕慢をへし折った因縁を持つ講師 セナ・スキュレカリューを西洋魔術で降すという目的のために時計塔で打倒すべきセナ本人の教室に属し、魔術について学んでいるという奇特な人物である。

     そんな彼に詰問されているもう一人は、大柄なシャクラと並ぶと小さく見えるが、あくまで平均よりやや低い程度の身長に、まだあどけなさの残る顔立ちをした少年。
     ベルディオール・ドラモンド。魔術世界における貴族として由緒正しき伝統を誇るドラモンド家の若き魔術師。
     彼もまた“とある事情”からセナ・スキュレカリューに師事する生徒の一人だ。
     名家の魔術師として才能に秀でていると同時に、貴族としての意識の高さも持ち合わせた少年であり、悪意一つなく他者を見下ろす高貴にして一般からはややズレた感性の人物だ。

  • 949アリウム2026/04/05(Sun) 17:04:15ID:kxOTk1ODA(14/29)NG報告

    >>948
     そんな「才ある者に貴賎なし」を掲げる教室に見合った奇人達は互いに鉱石科所属ということもあり、それとなく会話をすることも多かった。
     そこでシャクラは真剣でありつつも熱に浮かされたような態度で同教室の先輩でもあるベルディオールにあることを訊ねていた。

    「例の『十一番街の魔光騒動』、アレに先輩の祖父君であるモートン講師が関わっていると聞いてな」
    「あぁ、結構な騒ぎになっていたヤツですね。場所が場所ですし、『名無しの教室』絡みの問題ですから祖父も事態の解決に動いていたと思いますが……」

     シャクラがベルディオールに聞きに来たのは彼の親族であるモートン・ドラモンドと彼が関与した事件についてだった。

     モートン・ドラモンド。孫と同じく鉱石科に所属しながらも考古学科の『名無しの教室』を受け持つ講師。
     大男であるシャクラにも勝る上背に、シャクラを引き締まった細マッチョとするなら服の上からでも分かる筋骨隆々といった巨漢。
     鉱石科が考古学科の管理下に置かれたという政治的な事情から『名無しの教室』と呼ばれる古ぼけた教室を宛てがわれた来歴を持つ。
     そしてモートンに宛てがわれた『名無しの教室』というのも異端や問題児を一箇所に集めて監視する考古学科・法政科の共同で管理運営される特殊な教室であった。
     現在は問題児を集めた上でその才能を開花させる現代魔術科のある教室にお株を奪われたカタチになるが、しかし現在の『名無しの教室』に所属する生徒が品行方正な優等生ばかりになったわけではない。
     シャクラが話題にあげた件の『十一番街の魔光騒動』の実行犯の片割れが何を隠そう『名無しの教室』の生徒の一人なのだから。

  • 950アリウム2026/04/05(Sun) 17:06:39ID:kxOTk1ODA(15/29)NG報告

    >>949
     『十一番街の魔光騒動』……時計塔由来の学術都市の中でも考古学科系列の街であるロクスロート直上で観測された大規模な魔力の揺らぎと鮮やかな光の衝突。
     魔術という神秘を扱う時計塔では予想外の事故や事件は少なくないが、それでも『神秘の秘匿』という原則を無視した学び舎と学術都市の真上での堂々たる魔術行使、実行犯が二人にしてはやや規模が大きいこと、
     そして何より、実行犯のもう片割れが『第一原則執行局』の異名を持つ法政科の所属ということもあり、にわかに噂になっていた。
     ベルディオールの祖父であるモートンもまた、噂の渦中にあり、モートンが下手人の女生徒二人を捕縛している所を見たという声もあり、
     普段の筋肉質剛拳……もとい質実剛健な在り方も相まって、彼がこの珍事を収めたものと目されている。

     シャクラもそんな噂を聞いて孫であるベルディオールに真偽を問いにきたのだろう。
     ベルディオールが概ね肯定的な返事をするとシャクラは我が意を得たり!といった風に目を輝かせる。

    「では、モートン講師がその鍛え抜かれた肉体と磨き上げられた魔術で、境界記録帯(ゴーストライナー)の有する宝具、貴き幻想(ノウブル・ファンタズム)に匹敵する魔術の衝突に割って入り、双方を真っ向からねじ伏せたというのも事実か!?」

     その勢いのままシャクラは噂の続きを口にするが、その内容の荒唐無稽さにベルディオールは一瞬固まってから再度呆れたように返答する。

  • 951アリウム2026/04/05(Sun) 17:08:46ID:kxOTk1ODA(16/29)NG報告

    >>950
    「なんですか、それ。境界記録帯に宝具だとか、ただの学生同士の諍いに尾ひれがつきすぎですよ。だいたい、祖父もそんな目立つようなことをする人ではありませんし……」

     境界記録帯、英霊の召喚など現代の魔術師では降霊科であっても不可能な芸当だ。
     あるいは現存する宝具を有する『伝承保菌者(ゴッズホルダー)』なる者もいると言うが、どちらにせよ宝具級の神秘など一学生が為せるものではない。
     そんなシャクラの突拍子もない話に呆れつつも「できない」ではなく「しない」と返すあたりベルディオールの祖父への敬意が感じ取れる。
     返答を受けたシャクラが「いや、片方が宝具の片鱗であることは間違いないはずなんだが……」と要領を得ないことを呟く。

    「というか、なんで僕に聞くんですか? 本人に直接聞けばいいのでは?」

     その様子を眺めつつ、今度はベルディオールの方から問いかける。

    「いや、それはできない。俺はスキュレカリュー教室に所属する魔術師だ。その立場でモートン講師に、彼の生徒達を差し置いて個人的な問いを投げかけることは彼にも『名無しの教室』の魔術師達にも礼を欠く行為だし、セナ・スキュレカリューにも不義理をはたらくことになる」

     生徒同士ならばまだしもなと、ベルディオールの問いかけにシャクラは毅然とした態度でそう応えた。

  • 952アリウム2026/04/05(Sun) 17:09:44ID:kxOTk1ODA(17/29)NG報告

    >>951
    「意外と、そういうところは弁えてるんですね」

     探求のためにその身で魔術を体験するような異様な振る舞いを目にしたこともあるベルディオールからすればシャクラがその手の礼を重んじる姿勢であることは意外であった。
     思えば、シャクラは若輩であるベルディオールにも「先輩」という言葉を使うし、東洋的な魔術に天賦の才を持ちながら、西洋魔術については“郷に入っては郷に従う”とばかりに他者から学び取り入れることを厭わない。
     西洋圏の魔術世界では名門魔術師の従者という庶民としか言えない立ち位置だが、故郷である「シャの国」では由緒ある一族の出身であることも鑑み、「この庶民さんには貴族の才能があるのかもしれない」と、ベルディオールはトンチンカンな感想を抱いた。

    「というか、講師である祖父に聞けないのであれば実行犯の生徒二人に……」

    『スキュレカリュー教室の級友の皆様方、ごきげんよう!! 高貴なるわたくしですわ〜〜!! 』

     聞けばいいのでは?と、ベルディオールがそう告げる直前で扉が開かれ、闊達な挨拶が教室内に木霊した。
     声のする方へ目を向けてみれば、そこにはしなやかなブロンドヘアを持ち、空色のドレスを纏った少女が佇んでいた。
     「高貴なるこのわたくし」という自身の名前すら告げていない不遜な挨拶であったが、そのような奇怪な一人称を使う人物は教室にいる者たちには一人しか思い当たらなかった。

     ノル。法政科に所属する魔術師にして、スキュレカリュー教室の生徒の一人。
     その高慢で世間知らずな令嬢や王女のような振る舞いに反して、時計塔では有力な貴族の後ろ盾を持たない者。
     その在り方に畏敬や嘲笑を込めて、自身の基盤/国を持たない女王様、『揺蕩女王(ランドレス・クイーン)』の二つ名で噂される魔術師である。

  • 953アリウム2026/04/05(Sun) 17:11:23ID:kxOTk1ODA(18/29)NG報告

    >>952
     彼女は法政科の魔術師としての活動の際にセナ・スキュレカリューに見初められ、セナが講師を務めるこの教室に所属していた。
     そして、噂をすれば影がさすと言ったところか例の『十一番街の魔光騒動』の実行犯、その片割れでもあった。

     そんなノルは教室内をキョロキョロと見回すと、彼らに気づいた様子で近づいてくる。
     同時にベルディオールの身に動揺と緊張が襲いかかる。
     生粋の貴族であるベルディオールが自称令嬢のノルの雰囲気に気圧されるわけはなく、まして騒動の実行犯を相手に怖気づいているわけでもない。

     ベルディオール・ドラモンドは異性を強く意識し過ぎててしまうのだ。
     年頃の少年らしい普通の悩みとも言えるが、しかし魔術師でもある彼にとっては将来に関わる真剣な問題であり、それこそがベルディオールがスキュレカリュー教室に所属する切っ掛けにもなった“事情”である。
     スキュレカリュー教室はそんな彼が“数をこなす”ための場として講師であるセナ・スキュレカリューが提供した場であるが、とはいえ距離の詰め方もおかしい自称令嬢の相手は異性間交流初心者のベルディオールには荷が重い。

  • 954アリウム2026/04/05(Sun) 17:12:11ID:kxOTk1ODA(19/29)NG報告

    >>953
    (まぁ、今回は僕一人というわけではないですし……)

     隣を見れば例の騒動に興味津々の大男が目を輝かせていた。

    「ノル嬢、久しいな! さっそくで悪いんだがロクスロートでの魔術戦について詳しく聞きたく……!」
    「シャラップですわ、大男! あなたに用はなくってよ!」

     しかし、ベルディオールの「シャクラに相手をしてもらおう」という希望的観測はノル本人によってアッサリとへし折られてしまう。

    「 え?」

     シャクラの追求を退けたノルはそのままベルディオールに向き合うと、両手のスカートの裾を軽く持ち上げ、いわゆるカーテシーの仕草でベルディオールに礼を取る。

    「ごきげんよう、ベルディオール・ドラモンドさん。こうして直接ご挨拶ができて光栄ですわ」
    「エッ、アッ、ハイ!」

     わからない、なぜこの自称令嬢が自分に向けて語りかけてくるのか……その理由が掴めず、ベルディオールは咄嗟に気の抜けた返事をしてしまう。
     それとなくシャクラにアイコンタクトで助けを求めているが、シャクラはシャクラで女生徒を前にしたベルディオールの挙動不審への困惑とノルからの拒絶もあり、どうしたものかと手をこまねいていた。

  • 955アリウム2026/04/05(Sun) 17:13:17ID:kxOTk1ODA(20/29)NG報告

    >>954
    「本当に、ご挨拶できて光栄ですわ……あなたのおじい様には先日、それはもう、たいへんっ! お世話になりましたので……!」

     そんな二人の様子など気にすることもなく、ノルは怨念を隠す様子もなくベルディオールに接近する。

    (ハッ! 僕ではなく祖父に因縁があるということは先日の騒動の逆恨み、俗に言う“お礼参り”というやつでは……!?)

     聞いた話では騒ぎを起こしたノルを捕縛したのはモートンだとされ、また例の一件で法政科に抗議文を送りつけたとも言う。
     ノルの立場からすれば怨み骨髄といったところだろう。
     しかし、これはベルディオールにとっては好都合であった。
     相手が単なる「同年代の女子生徒」ならともかく、「筋違いな逆怨みを向ける不届き者」であるならばドラモンド家の者としてそのような理不尽に屈するわけにはいかないという闘志が湧くというものだ。
     ハニートラップでも仕掛けてくるならまだしも因縁を付けて何か脅迫でもしてくるならば毅然に受けて立とうとベルディオールは心構えを整えていた。

    「まぁ、あなたのおじい様のことは今はどうでもいいですわ」

    「 へ?」

  • 956アリウム2026/04/05(Sun) 17:15:12ID:kxOTk1ODA(21/29)NG報告

    >>955
     しかし、ノルはまたしても彼の想定を覆してしまう。
     てっきり祖父のことがありきで自身に声をかけてきたのだろうと思い込んでいたベルディオールはノルの言葉に意表を突かれ、隙を見せてしまう。

    「それよりも、あなたのことですわ!ベルディオール・ドラモンドさん!」
    (くぉぉああぁあ近い!女性が、近いッ!)

     そんなベルディオールの隙を見逃さず、ノルは彼との距離を物理的に近づけていく。
     異性を過剰に意識してしまうベルディオールに対しては恐ろしく有効的な責め苦であるが、ノルは無自覚でそれを行っていた。

    「率直にお聞きしましょう!今! このわたくしを見て、どうお思いになりますの!?」
    「なっ、ドドド、どう思っているか、ですか!?」

     年頃の少女が異性に対して「自分のことをどう思っているか?」などと問う状況は相手を意識しているものとしか思えない。
     そんな思わせぶり過ぎる質問を投げかけられたベルディオールは混乱しながらも改めてノルに意識を向ける。
     返答を待ち口を閉ざしている少女は平素の素っ頓狂な振る舞いを忘れてしまうほどに整った容姿をしている。

     絹糸のようなしなやかなブロンドヘアに暖かみのある琥珀の瞳、シミ一つない身体を包む空色(アジュール)のドレスが様になっており、その容貌だけを見るならば彼女が高貴な者であると告げても疑う者はいないだろう。

  • 957アリウム2026/04/05(Sun) 17:18:57ID:kxOTk1ODA(22/29)NG報告

    >>956

    「そ、その……とても可憐で魅力的だとは感じますが……」
    「違いますわ!」
    「チガウ!?」

     異性と接するのが苦手なりに相手を誉めるという選択をすれば間違いないとしたベルディオールだったが、ノルはキッパリと否を突きつけてきた。

    「しらばっくれても無駄ですわ!あなたがお認めになった相手を『貴族』と評価するという噂は筒抜けですことよ!さぁ、高貴なこのわたくしを貴族として評価しあそばせ!」

    ……………………

    「エ、エット………それはつまり、『貴族』と呼ばれたいからわざわざ僕のところまで来たと……?」
    「その通りですわ!」
    (ぐぉぉああぁあぁぁぁ!)

  • 958アリウム2026/04/05(Sun) 17:19:07ID:kxOTk1ODA(23/29)NG報告

    >>957
     恥じることなく宣言するノルの様子ににベルディオールは妙な勘違いをしてしまったと頭を抱える。
     この自称令嬢は貴族である自分に貴族と評価されたいがために、こうして近づいてきたのだという。
     それを知った上でノルに対する評価をさだめるとすれば……

    「それは、あまり『貴族』的行動とは言えませんね」
    「な、な、な……なんですってぇ〜〜っ! 」
    (くぉぉああぁあ!女性の手が僕の肩に触れているッ! くおぉぉおぉぉ!!)

     思わず口をついて出たベルディオールの言葉にノルは心外とばかりに彼の肩を掴み、前後に揺さぶる。
     当のベルディオールはというと、揺れよりもノルのスキンシップに乱されている。
     見かねたシャクラが禁を破るカタチで割って入り、此度の二人のやりとりは一旦終了するのだった。

  • 959アリウム2026/04/05(Sun) 17:29:24ID:kxOTk1ODA(24/29)NG報告

    以上です

    ベルディオール・ドラモンドくんとシャクラ・シャクラ・ヴィシュヌヤシャスくんをお借りしました

    スレ立てしましたので承認、よろしくお願いします

  • 960火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/04/05(Sun) 18:55:49ID:c5MTY5OTA(33/34)NG報告

    >>944
    ここで作品上げたり、そうでなくともコメント投稿するだけでも不可欠ですからねぇ…>NGワードの見分け方
    根本的にドライではあるけれど、それはそれとして人間としての『余分』を捨てない・捨てきらないスタンスっていいものですよね

    そして何やら裏で行われてる不穏なやり取りよ

    >>959
    テンパってるベルディオールくん実に面白い
    そしてお祖父さんがとんでもない盛られ方されとる…

  • 961名無し2026/04/05(Sun) 19:35:17ID:EyNjAxNzU(1/1)NG報告

    次スレ画像がないみたいですけど大丈夫ですか?

  • 962アリウム2026/04/05(Sun) 21:39:13ID:kxOTk1ODA(25/29)NG報告

    >>960
    ベルディオールくんがメイン要素のお話なので正直エミュが心配なくらい滅茶苦茶書いてしまった……

    時計塔は広いし性質的にも噂が遠くに広がるほど尾ひれがつくんだろうな……って

    >>961
    スレ立て久しぶり過ぎて完全にスレ画の概念を失念してました
    親切な方が2レス目でもう貼ってくれてたみたいで助かりました

  • 963ここのえ2026/04/05(Sun) 23:33:21ID:A5NDEzMzU(29/36)NG報告

    しゃあっ、儂もSS投下するぜぃ(保つかスレは?)

    >>944
    霊墓アルビオンの生物を使ったキメラですってぇ!?
    確かにそれは有用で、その発想は無かった…悔しい…
    >>959
    ベルディオール君の女性の弱さをこう使うとは…
    袖にされるシャクラは残当~

  • 964ここのえ2026/04/05(Sun) 23:33:44ID:A5NDEzMzU(30/36)NG報告

     「文明による魔術の進歩・変化を認めず、西暦以前の神秘───神代の魔術のみを魔術とする」を是とする、魔術協会における三大部門の一角。原初の魔術工房最古の魔術棟。北海に隠された神代の島。
     すなわち彷徨海バルトアンデルス。
     五つの扉の先にはそれぞれの異なった神代回帰の工房に繋がっている。彼らにとって神代の魔術はいまだに生きており、彷徨海は神代の魔術の先を作り上げている。彷徨海の魔術師であるということは神代の魔術をどういうアプローチで発展させられるかに尽きるのだ。
     魔術師トルキルは『保存(ゲノン)の扉』に所属していた。
     保存された神の利用法こそが奥義である秘匿神理『聖柩』である。

    「────要するに、だ。
     保存・維持・再生・発展・隷属。
     神を使ってどうしたいかというだけの話だ」

     魔術師というのは大なり小なり、礼装を身に着けることで生命としての強度を、魔術行使のための補助を、担保するものだが、トルキルという男はシンプルな白色のシャツとデニム生地のジーンズ、どのブランドかは知らないが黒いスニーカーというシンプルな出で立ちだった。その全身を一瞥しただけでは魔術のマの字さえ感じられず一般人なのではないかとさえ感じた。
     ともすれば彷徨海の風潮に反して、文明に迎合しているようにも思われる。

  • 965ここのえ2026/04/05(Sun) 23:34:27ID:A5NDEzMzU(31/36)NG報告

    >>964
    「オレは八世紀に産まれた“新しい”人間なんでね。
     とはいえ当時のアイスランドは極めて星の内海に等しい環境──最果て(トゥーレ)と呼ばれる理想郷・惑星(ほし)の固有結界のひとつが表出していた。アーサー王伝説におけるアヴァロン島のようにな──であったんだが、それは置いておこう。
     消費文明への忌避感はない。むしろより発展するべきだとさえ考えている。
     ああ、勘違いするなよ。同じ人理でも魔術世界と──あえて言うならば科学世界か──は別物だ。オレの属するのは神理であって人理ではない。神理であれば古ければ古いほど良いのは当然だ。だが人理であれば社会が複雑になればなるほど魔術も多様性を増す。魔とは歪みであり、聖とは可能性を一択化・確定化する力のことだ。
     魔術師として優先すべきは奥義であり、オレが今の文明を好むのは個人の嗜好さ」

     なぜ、彼は当世を省みるのだろうか。
     文明を好むのは理解できるが、魔道に対する横道に反れるほどの余地は魔術師には許されない。全生涯を捧げて命題へと挑まなければならないはずだ。少なくとも、西洋魔術師であれば祖の託した無念に報いらなければならないはずだ。魔術刻印という一族が残した魔道書であり未完となった命題に対する祈り/呪いのために。

  • 966ここのえ2026/04/05(Sun) 23:35:03ID:A5NDEzMzU(32/36)NG報告

    >>965
    「当世に関与する理由か。
     オレは昔、デンマーク王に仕えていてね。分かるか、『ユングリング・サガ』や『デンマーク人の事績(ゲスタ・ダノールム)』だ。デンマーク王の祖先とはすなわち北欧大神オーディンの息子であり“まれびと”であったスキョルドから端を発したスキョルドゥング一族(スキョルドゥンガル)なのさ。このスキョルドゥング家にはひとつの魔術刻印があった。『スキョルドゥンガ・サガ』においてスキョルドの妻“ゲヴィオネム”──女神ゲヴィウンのことだ──の父とされるギュルヴィから受け継がれた『大神詩篇(ギュルファギニング)』という神秘。破損した魔術刻印を修復するためにオレは海を渡り、王が神と崇拝するウートガルザ・ロキを見つけ出した。
     ただ、修復した魔術刻印を受け継ぐには神秘を宿す回路(にくたい)が要る。王位を継いでしまえば神秘はやがて摩耗する。人々の目に多く触れるからな。そこで当時の王が考えたのが分家……王の影となるべき家系の作成だ。
     スキョルドゥング────古英語でシュルディング。
     『ベーオウルフ』に準えた隠し名だな」

     男はまるで思い出話に花を咲かせるように、クックッと笑った。
     魔術師の中にはパトロンとなった家と関わりを持つ者もいるだろう。科学と魔術が同一視されていた魔術の全盛期である中世は特にその傾向が顕著であったという話も聞く。名家が財産を受け継ぐに値する跡取りの選定を目的として、呪いを掛けることもある。
     当時のトルキルもそういった、今の彷徨海の魔術師としてのトルキルに比べれば、普通の魔術師だったのだろう。資金やあるいは卑俗的な名誉のために王に協力したということか。

  • 967ここのえ2026/04/05(Sun) 23:35:25ID:A5NDEzMzU(33/36)NG報告

    >>966
     だが、ウートガルザ・ロキという神に等しき霜の巨人を見つけ出してしまった。
     彼の巨人外殻である幽世領域ウートガルズの地形効果は物質の情報化……現代風に言うならば疑似霊子変換・魂のデータに変えた電脳化……によって仮想空間を構築することだ。角杯の底を海底に繋げたように異なる位相の情報を、老いや思考といった概念にヒトのカタチを設定すればそれが真となる幻術。ウートガルザ・ロキの魔術とはそのようなものであった。であれば『予言』に、その予言通りの姿を与えるのも不可能なはずはない。
     神代の物理法則(テクスチャ)ならざる現代にあって机上の空論であった『大神詩篇(ギュルファギニング)』は実現可能となってしまった。失われたはずの神秘は復元できてしまった。

    「つまりだ、お前たちの祖に冠位指定(グランドオーダー)を授けたのはオレという訳だ。
     グートルーネ・シュルディング。
     お前たちが千年をかけて修復したその魔術刻印。収穫させてもらうぞ」

    「お、お前のために……シュルディング一族はその命を捧げてきた……?
     根源到達という全ての魔術師が夢見る真理への道を捨ててまで…………?」

    「はっ、おかしなことではあるまいよ。
     そもそも役割が違っただけだ。根源到達というのはその辺の魔術師にでもやらせていればいい。神代の魔術師にとって根源とは繋がっていて当然だ。ウートガルザ・ロキの神理を手繰る術をオレが与えたお前たちは根源に至る必要性はないだろうが」

  • 968ここのえ2026/04/05(Sun) 23:35:49ID:A5NDEzMzU(34/36)NG報告

    >>967
    「────それについては異なる見解ですね。ただ根源に到達すればいいという訳ではありません。我々が繋いだ魔道が根源に到達できる研究(モノ)であると証明する、意味があったのだと祖に報いるための巡礼です。魔術師の一族というのはそのために一族すべての命を無駄遣いしてきた。故に、その前提を覆すような真似は誰であっても許されるものではない……!」

    「エックハール……!」

    「エヴァンメイズの言う通り、でしょ?
     ただ神秘を使うのならば呪術でいい、ただ根源に等しくするのなら思想魔術でいい、ただ繋がっていればいいのなら法術でいい。私たちは魔術基盤に依って立つ西洋魔術師なんだから、さ。人型の巨大構造物、その製造と制御を夢見たロディゾールの術式を受け継いだ責任がエイヤソールにはあるように」

    「ジーノ……!」

    「お前たち彷徨海は西洋魔術を低次元だと物言うが、文明の“新しさ”に追いつけない老人の戯言のようにも聴こえるが。
     故にこそオレも編み出した術式をお前に見せよう。乾季と雨季の相克。永遠不滅の魔である邪竜ヴリトラがある限り、逆説的にマガヴァーンもまた不滅である。堰き止められた世界を雷が解き放つ。これは堰界魔術。堰界という擬似的な断層で対象物をコーディングし、着弾と同時に堰界を解放することで雷が世に満ちる。対スキュレカリュー先生用の簡易契約(テンカウント)である。来たれヴィマーナ。思考の速さで翔ける輝舟!」

    「ヴィシュヌヤシャス……!」

    「よく分かりませんけど、人を泣かすようなデリカシーのない人間は大抵の場合、悪い人っていうのが相場なのですわ~!!!!
     故に! わたくしが!! “王”として沙汰を下しますわ!!!
     幻槍(ファンタジア)展開、『壮麗なる狂戦士(ホールファグレ・ベルセルク)』!!!!」

  • 969ここのえ2026/04/05(Sun) 23:36:09ID:A5NDEzMzU(35/36)NG報告

    >>968
    「ノルちゃん……!
     そうだ。たとえお前がそういう目的でシュルディングを作ったとしても、私たちの研鑽は私たちだけのものだ!
    「En engan mann heyrða ek segja lengra fram frá veraldar sögu.
     (これより先の、世界の物語について誰も知ることはない)
     時間の流れから外れた魔人トルキル、あなたはここで滅びるべきだ。
     対因果粛正攻撃『大神詩篇(ギュルファギニング)』開帳────!!」

    「はっ、いいだろう。
     お前たちが生涯をかけても辿り着けない“果て”を見せてやる。
     ただし授業料として命どころか家の尊厳さえ失うだろうがな……!」

  • 970ここのえ2026/04/05(Sun) 23:38:31ID:A5NDEzMzU(36/36)NG報告

    >>969
    学会最後の夜

    西洋魔術について色々考えていたら総力戦じゃあ!みたいな流れを書いてて「……?」になり、これが筆が乗るってやつかなとか何とか
    シュルディングの成り立ち!魔術!そもそもグートルーネ・シュルディングのキャラシとか投下していない!

  • 971黒鹿ファン2026/04/06(Mon) 21:11:20ID:M2MTY3MDQ(258/275)NG報告

    数ヶ月かもっと先かはわかりませんが時計塔in文化祭やりたい野望をぼんやり見てます
    ってなるといつもの名無しメンツだけじゃ変わり映えしないので、新しい学科なり教室なりに手を出してみたいという野望2nd

    どこがいいかなぁ…

    >>947
    いくらでも若さと青さを振るってられるお年頃なのでね!
    一見無駄なことをいっぱいやってほしい

    >>960
    みんなはひとりのために、的な仲の良さはないけど
    肩貸すくらいなら全然いいよって距離感であってほしいなぁ…と

    >>963
    ちなみにこのキメラは天然モノです
    群れのほうの解説的なものはまた近いうちに

  • 972黒鹿ファン2026/04/06(Mon) 21:11:38ID:M2MTY3MDQ(259/275)NG報告

    >>959
    ノルちゃんが今日もノルちゃんしてらっしゃる。こんな感じで突撃していくんだろうなと思ってたものがお出しされた感
    肩ガクンガクンされるのもベル側からから回っちゃうのもすごくイメージ通りでした
    なので生きろベル…!寝る前にふっとよぎって暴れたくなるだろうけど生きるんだ…!

    それにしても『十一番街の魔光騒動』とな…あの話そんな大事になっちゃったんだなぁ…
    モートンの盛られ方も笑っちゃうんですけど実行犯2人まで含めてだいたい事実なのが、もうね

    >>970
    話がどんどこ大きくなっておる…彷徨海の名前まで出るとは
    現代からすると1000年以上昔のことが新しい呼ばわりとは、これが神代感覚…?

  • 973アリウム2026/04/06(Mon) 22:21:13ID:c5NjQ2MTY(26/29)NG報告

    >>970
    総力戦だ!
    秘匿神理や冠位指定などのワードがならん出ると規模が大きくてワクワクしますね……!
    ノルも活躍してる!スケールについていけてない感ありつつ素朴な視点で頑張ってるのがらしさを感じます

    >>972
    結構やりたい放題やった気がするのでイメージ通りと言ってもらえると嬉しいです
    ベルくんの『異性が苦手』と『貴族判定』の設定を見た時から絶対やりたいネタの一つでした
    そこにきて祖父君とも縁ができちゃったので、ね
    なまじ、宝具に類するものというのも事実だし、事態を収めたのもモートンさんなのも事実、でもそこを繋げると突飛な話になるというのが噂話感が出せたかなぁと

  • 974アリウム2026/04/07(Tue) 01:11:26ID:Y3Mjk2NTI(27/29)NG報告

    SS内だと冗長になるのでカットした時計塔におけるノルの話

    ノルは一応対外的には『デュランベルジェから送り込まれた人質』ですが、見ての通り『デュランベルジェ』の姓を与えられていないため、本家から重要視されていると周囲に思われてないので後ろ盾がないヤツ(揺蕩女王)扱いです
    あとはデュランベルジェが権力を持つのはあくまで時計塔の外の貴族や王室に対する繋がり由来のため、そこも含めて時計塔におけるノルにとっての後ろ盾とは言い難い状況です

    一方で、ノルの扱う王権魔術自体は時計塔との関わりを持たない本家デュランベルジェ家仕込みなので、そこに関しては希少性から重要視されています
    実力は大きく異なるものの、希少な魔術特性から重要視されるのはバゼットさんの『権威はあるけど権力はなく協会に使われる』と同じポジション

  • 975黒鹿ファン2026/04/07(Tue) 12:58:27ID:g0Njg0NzQ(1/1)NG報告

    私が見落としてるだけかもしれませんが
    もしやもしや「ケモミミやしっぽを備えた動物科の生徒」という超わかりやすいキャラって、まだ誰にも作られていない……??
    ありきたりすぎて逆に手付かずになってた金鉱脈の可能性があるのでは……???

    >>973
    ノルちゃんにぐいぐい来られるベルがイメージしやすすぎたもので…
    たぶん私が書いても近い空気感になってたと思います

  • 976アリウム2026/04/07(Tue) 17:48:16ID:Y3Mjk2NTI(28/29)NG報告

    >>963
    ノルが同年代(推定17歳)女子ということもあり活用させてもらいました

    シャクラくん、ベルディオールくんの級友としても魔術的な噂話に敏感という立ち位置としても便利な立ち位置で助かりました
    ノル視点だとシャクラくんは目の前で面倒事起こすお上りさん(自分のことを棚に上げる)の大男ですからね……

  • 977火村の人◆B6zn8Yp5B.2026/04/07(Tue) 19:12:35ID:U5NzA1MDY(34/34)NG報告

    >>970
    心血注いで積み上げてきたものが無情な真実の前に木っ端みじんとなる/なりそうな光景は美しい
    さらに↑を否定し、積み上げてきたものたちが応えてくれる展開はもっと素晴らしい…

  • 978ここのえ2026/04/08(Wed) 22:46:01ID:QzNTQ5MzY(1/1)NG報告

    >>972
    彷徨海のことを真面目に考えるとエントランス島そのものがレイシフトしているのかもしれない...??
    トルキルの「新しい」はあのメンバーに比べればという自嘲もあるかも
    >>973
    お借りした一覧を作ることを忘れておりましたー!(ダイナミック謝罪)
    もしかしたら三人の王を実際にトルキルと会っていたことにして色々語らせることもできたかも...でもキャパオーバーであった...
    >>977
    愉悦部...!
    対トルキルの流れはここのえの中では珍しいのですが、これも熱は熱いうちに...!

  • 979黒鹿ファン2026/04/10(Fri) 20:58:14ID:I4ODU0NDA(260/275)NG報告

    かゆ……うま……
    投…下…

  • 980黒鹿ファン2026/04/10(Fri) 20:58:27ID:I4ODU0NDA(261/275)NG報告

     side-ダグラス・ブリージス

    「く、ぅあっ!」
    「ドラモンド先生!」

     とうとう決定的となった。
     ついに"逆さ花"の回転する花弁は、モートン・ドラモンドの怪力を超えて跳ね飛ばしてみせた。宙にういた巨漢は勢いを乗せて煉瓦造りの壁につっこむ。
     魔術師にとっての戦闘力なんて余録のようなものだ。
     元より我らは根源の渦を目指して稼働するだけの生命体。個と個が競い合うための武力にいかほどの勝ちがあろうか、という話だ。
     そんなものに固執する連中はナンセンスとすら考える。
     思う、ような力すらも、今だけあればと思ってしまった。

    「ィィィ…………リッリッリッリィィィッ!!」

     鬨の声のつもりか。"逆さ花"はひどく耳障りな音をあたり一面に反響させる。
     その姿は、出現したときのそれより一回りも二回りも違う。全力をもって与えたはずの損傷もとうの昔に消え失せていた。
     再生だけではない、成長しているのだ。今このときすらも。
     相対する自分たちは……

  • 981黒鹿ファン2026/04/10(Fri) 20:58:44ID:I4ODU0NDA(262/275)NG報告

    >>980
    「先生……ドラモンド先生!」
    「喚くなダグラス。まだだ、まだ私は立てる」

     がらがらと瓦礫をこぼしながら言葉通りに立ってみせた……立っている、だけだ。やせ我慢もいいところ。隠しきれない膝のふるえがそれを証明している。
     日々自慢していた全身の筋肉は、余すところなく傷だらけだ。加えて小さな傷を治すための治癒を施すだけの魔力だってそうは残っていない。
     激突と迎撃の繰り返しは互角。だが回数を重ねれば重ねるほどに成長していく"逆さ花"に対してこちらは削られていくばかり。
     一方は成長し、一方は削られる。
     収支の見合わぬぶつかり合いを続けていれば天秤が傾くのは明白で。つまるところは……至極単純に競り負けただけという話だった。 
     花弁に押されて拳が砕けた。
     根が腹を穿って魔力を吸われた。
     腕は上がらず、脚は折れかけ、見上げるだけだった禿頭も、いつ自分の足下に落ちるかしれたものではない。
     満身創痍だ。誰が見たってそう思う。

    「下がりましょうドラモンド先生。我らの勝利条件にアレの撃破は含まれない」
    「ならん。"逆さ花"の驚異は明白だ。……ここで、止める」

     そのザマで何を言っているのか。
     いつもの貴族らしい物言いはどうした。
     血にぬれて死に物狂い。そんな表現が似合うような魔術師ではないだろう。

  • 982黒鹿ファン2026/04/10(Fri) 20:59:00ID:I4ODU0NDA(263/275)NG報告

    >>981
    「心配せずとも、こいつの手柄はきちんと、貴様の名を添えてロード・メルアステアに……」
    「誰がそんな心配してますか! 止められないから下がれって言ってんでしょうが! あんた死にますよ!? 死んだら困るでしょ!? 困るんですよ!!」
    「問題は……ない。ないのだ。すでにドラモンドの継承は済んでいる。私は……」
    「自分たちが困るって言ってるんです!」

     どうせ自分たちがいる場所は……名無しの教室と呼ばれるあの職場は、いずれは上へ上へと羽ばたくための踏み台にすぎない。生徒も講師も事情はさまざまあろうが、あの教室に骨を埋めると考える者はひとりだっていないだろう。少なくとも自分はそうだ。
     誰が好き好んであのように古びただけの無価値な教室に固執する? いや価値という観点ならばむしろマイナスだ。底辺ばかりが集められた教室に身を置いていた、その事実だけでどれだけ侮られることか。ああ早くこんなところから出て行ってしまいたい。本当に心からそう思う。
     それでも……最低限の居場所ではある。
     この教室が立ちゆかなくなれば、次こそ右も左もなくさまようだけの日々になるかもしれない。そんなおそろしい未来予想もある。
     だから、だからだ。あっても困るが、なくなってもらっても困る。教室そのものも……そして教室を取りまとめる担当講師にも。

    「せめて! 転職先が見つかるまでは続いてくれなきゃ困るんです! 非常勤でも仕事は仕事なんですから!」
    「……。…………勝手なことを」
    「魔術師なんてみんな揃ってそんなもんでしょうが」
    「…………そうだな。ああ、そうだった」
    「なら───」
    「ああ下がろう。ただし……私の限界までだ。私が動けなくなったら撤退を許可する。そのとき私を見捨てるのも担いでいくのも貴様の自由だ」
    「…………」

  • 983黒鹿ファン2026/04/10(Fri) 20:59:26ID:I4ODU0NDA(264/275)NG報告

    >>982
     ため息が出た。
     そういうことじゃないでしょうと口を開こうとしたが……途中でとめた。止めざるを得なかった。再び"逆さ花"が車輪のごとく回転する花弁をもっと突撃してきたからだ。
     とっさに水弾を放つ。
     放つ。
     止まらない。
     止めることができない。
     なおも勢いを増しながら迫りくる"逆さ花"を前に、自分たちは───……

     side-間久部理仁

     やべえ。
     強え。
     チンピラ相手に繰り返した喧嘩とはまるで違う。
     ルナの身体を使っているらしいトラウィスは、神サマを自称してもいいくらいには強かった。戦闘そのものに慣れ親しんだ動きで、赤熱した光の槍を軽快に振るっている。
     速いうえに、読めない。
     それでもマトモに一発も食らってないのは、ハッキリいって幸運だった。

    「"慣れ"とは恐ろしいなァ人間! ただのヒトの肉体が! 俺様の動きをなぞれるか! 見るだけだった冒険も役に立つ!」

  • 984黒鹿ファン2026/04/10(Fri) 20:59:44ID:I4ODU0NDA(265/275)NG報告

    >>983
     新しいオモチャを手にしたばっかのガキかなんかか? はじめましてのときに見せた人懐っこい笑顔は見る影もなく、獰猛な肉食獣めいた笑みのまま、槍の感触を確かめている。
     突き、引き、薙ぎ……あたりが槍の動きだろうに、こいつのそれは人間が高めた武術に当てはまらない。
     突きは枝分かれしてくるわ、引きは熱風を起こすわ、薙ぎはビームになるわでよけるのに精いっぱいだ。細かい傷ならもういくつもある。

    「存外に動けるじゃぁないか、俺様も───貴様も!」

     くそったれが、はしゃんぐじゃねぇよ。
     そう言って返してやりたくても余裕がない。認められたみたいな物言いも皮肉にしか聞こえない。
     そりゃオレだって使い慣れた『強化』くらいはある。喧嘩慣れもしてる。動けるってのは間違っちゃいない。
     それでもこいつは段違いだ。
     神を気取ってんのもダテじゃないらしい。
     絞めてオトせりゃ早いと思ったがそんな隙はどこにもない。まず、槍のリーチを越えて近づくことすらできない、無傷で近づこうなんて夢のまた夢。
     つまり、

    「捨て身ならッ!」

     被ダメ覚悟でがむしゃらに突っ込んでいく。
     肉を切らせて骨を断つ。

  • 985黒鹿ファン2026/04/10(Fri) 21:00:09ID:I4ODU0NDA(266/275)NG報告

    >>984
     当然こんなマネをすれば大ケガもありうるが……ここは魔術協会の総本山・時計塔。こんな通りすがりをちちんぷいぷいで治してもらえるかは謎だが、とにかく死ななければなんとかなる。
     フェイントも混ぜながら数歩の距離を詰める、詰める、詰める。

    「オォッ!」
    「ほぉ!」

     光の槍がオレの脇腹をかすめていった。
     強い熱と鋭い痛み。自分でもわかるくらいに顔がゆがむ。
     その痛みを代償に、ようやく、オレの腕一本だけがトラウィスの首元まで届いた。

    「……獲った!!」

     密着した距離で、首に触れた箇所を起点に両腕をクロスさせる。
     後ろから組み付いて首を絞め落とす形だ。血流がどうの酸素がどうのと細かい理屈はよく知らんが、とにかく正しい形で首を絞めれば、人間は気絶するようにできている。
     中坊でもやってる『失神ごっこ』がどこまで自称・神に通じるかは謎だが……今はこれしかない。上手くいけばルナの身体を傷つけずにカタをつけられる。

    「いや、いいな」

     だが、くそ。ああくそが、ちくしょうめ、だめなのか。

  • 986黒鹿ファン2026/04/10(Fri) 21:00:26ID:I4ODU0NDA(267/275)NG報告

    >>985
    「暇つぶしよりは楽しめたぞ。やるじゃないか」

     視界の端だった。
     光の槍がくるりと回るのが見えた。
     順手持ちから逆手持ちに。つまり槍の穂先───光の槍にそんな概念があるかは疑問だが───を、自分に向ける格好になる。
     自分の……ルナの身体ごと、オレを貫くための体勢に。

    「───ッ!」

     とっさに跳んだ。
     浮いたオレを追うように持ち上げられた槍が、極上の熱をともなって光を放つ。それはすんでのところでオレをかすめて、そのまま天を貫くような柱となった。
     ような、ではない。
     実際にオレの目には雲を貫いているように見えた。いまこの街で空を見上げる人間がいたなら、同じ景色を共有できただろう。アレにどれだけの力が込められていたのか、そんな想像がそのままおぞけになってオレを襲った。
     今や力の差は明確化された。このまま戦いを続ければ、結果は明らかなもんだろう。

    「だが、許しがたい」

     なのに突如、槍をとめた。トラウィスは一歩飛び退って距離を置く。

  • 987黒鹿ファン2026/04/10(Fri) 21:00:45ID:I4ODU0NDA(268/275)NG報告

    >>986
    「貴様。手を抜いているよな? なァ?」
    「……はぁ?」

     どこをどう見りゃそうなるんだ。絵面だけなら、余裕しゃくしゃくな女の子に一方的にやられる男だぞ。目ん玉抜けてんのか?

    「いや気が抜けていると言うべきか? 俺様と相対しておきながら、俺様を見ていない」
    「なんの話かわかんねぇよ。ずっと目ぇ合ってるだろが」
    「俺様を見ろ。俺様だけを見ていろ。俺様以外に目を向けられちゃあ……嫉妬しちまうぜ?」
    「オイ会話しろよ。さっきから何言ってんだお前」
    「わからないのか? 貴様、ずぅっとこの依代を傷つけないよう、立ち回っているだろう?」
    「っ、そんなの……! 当たり前だろうが!」
    「こんな小娘でも女の顔は張れないか? 弟御の知り合いだから丁寧に扱うか? そんなことのために死ぬのか?」
    「うるせぇ。余計なお世話で大きなお世話だ。いいから黙ってろよ」
    「世話を焼かれる自覚があるなら良し。ならば今すぐ選択を選びなおせ」
    「あぁ?」
    「必死になれよ人類。奥の手があるなら使え。俺様の所業に思うところあれば叫べ。貴様は、より、さらに、やれる人間だろう?」
    「……もう一回言うぞ。余計なお世話だ」

     ああくそ、うるせぇうるせぇ。こちとら小心者の一般人だぞ。御大層なモンにはだいたい"元"ってつくような人間に望みすぎだってんだ。

  • 988黒鹿ファン2026/04/10(Fri) 21:01:02ID:I4ODU0NDA(269/275)NG報告

    >>987
    「択の変更は無し、か。それもまた良し。貴様の犯した間違いを見届けてやろう」

     構え直したオレを見てまた、笑う。
     ぶっちゃけ、あいつの指摘も間違ってはいない。
     いろんな理由で傷つけられないのもそうだけど、神秘の秘匿やら時計塔の立ち位置やらも、ぐるぐると頭の中で回ってる。っていうかビビってる。魔術社会からとっくに離れてたオレはその辺の常識に疎い。このままここで暴れつづけて、時計塔のお偉いさんに目を付けられるんじゃないかとヒヤヒヤだ。
     オレはまだいい。でもあの子からしたら生活とか将来にかかわるかもしれない話だ、そりゃあビビるし、だから止めなきゃと思う。……だからってべつに、一発大逆転の秘策とかは浮かばない。ただ殴り倒せばいいって話なら、宝石魔術を使うこともためらっていられない……。
     そう考えて、なけなしの宝石に手を伸ばした。
     そんな時だ。
     コツ、コツ、と石畳をならす、足音があった。

    「重度の錯乱状態にあると判断します」

     女だった。
     上から白衣、その下は修道服という奇妙な格好をしている。
     見るからにオレよりひと回りは小柄な女だ。だがヴェールの奥から覗く眼光は鋭く、漂わせる気配も刃物のように物々しい。

  • 989黒鹿ファン2026/04/10(Fri) 21:01:17ID:I4ODU0NDA(270/275)NG報告

    >>988
    「支離滅裂な言動。興奮による暴行。人格性の乖離まで見られます」

     そのまま空気まで裂いてしまいそうな視線で、オレとトラウィスをまとめて見やっている。
     足は止めない。遅くなければ早くもない。それ自体が必要な工程であるかのように、粛々と歩を進める。
     その足取りに、手術室へ向かう医者のイメージがよぎった。

    「極めつけは凶器による自傷行為。けして見過ごすことはできません。死なせることなど許せません。よって、」

     ゆらり、と。
     懐から引き抜いた両腕には、鈍い銀光を返してくる両の刃。
     一切の殺意を感じさせず、なのに、むしろ殺意であってほしいほどの圧を放って、女が言う。

     side-ジル・セレナード

    「私がその命を繋ぎましょう───貴女を、殺してでも」

  • 990黒鹿ファン2026/04/10(Fri) 21:01:33ID:I4ODU0NDA(271/275)NG報告
  • 991◆B8D4AQBhU22026/04/11(Sat) 14:21:14ID:MwNzE1Nzg(2/3)NG報告

    >>990
    皆頑張ってるな……しかしどの方面も、終結後の神秘隠匿が大変かもしれない。
    トラウィスに関してはルナちゃん悔しがりそうだ。物凄い格の神秘してるのに現状自分で観測できなさそうだし。
    この騒動、どう納まるか見物ですな。

    私は多分新規キャラじゃなくて既存キャラ削り出しに注力した方が良さそうだよ(n回目)。ガンガン鯖鱒作りたい欲もあるが。
    その一環で、鳳蝶さんの性格面ブラッシュアップしてると「一応常世の”神”の巫女さんだし、神體保有とかしといた方がええんか?」なんて事を考えつつ、冒険シリーズには全く触れられてない悲しみ……。読まないとなぁ。

    あとクッチーの内面考えると”自己愛情表現”に関して言えば”自分が異常だ”って客観視できるこの人みたいな感じがしてきた……。内面滅茶苦茶過ぎんだろ

  • 992アリウム2026/04/11(Sat) 15:10:10ID:E3ODk3OTY(29/29)NG報告

    >>990
    side表記の出し方がカッコよすぎる!!!
    決め台詞が状況にジャストフィットしてるのも流石です

    なんだかんだ言いつつ講師陣にとっても名無しの教室が「居場所」になってるのも良い……

  • 993黒鹿ファン2026/04/11(Sat) 18:56:19ID:c3MDI2MjQ(272/275)NG報告

    平日の間ずっと瀕死of瀕死なのを一刻も早くなんとかしたい私です
    そうだ体力つけよう
    外で走ろう

    >>991
    今回の騒動の収め方は一応考えてて、その辺の話も序盤のほうに出してたりします
    まぁ後始末ならとびきりの人材がいるのでね…なんとかなるといいね…

    >>992
    今回のside表記は我ながら「ええやんええやん」と思えるものでした。思いついたのギリギリもギリギリでしたが…

    でもモートンに直接問いただしたらついつい「ドラモンドの名に相応しくない」とか言っちゃうんですよ

  • 994監獄長◆VENk5mkP7Y2026/04/11(Sat) 18:59:33ID:IyNzA0MDA(1/1)NG報告

    何かしら書きたい意欲はあるけど、題材が何も思いつかない……。

  • 995黒鹿ファン2026/04/11(Sat) 19:25:16ID:c3MDI2MjQ(273/275)NG報告

    >>994
    ごく個人的な話になりますが、そんなときは銀髪っ子を作ると良いですよ
    私は銀髪っ子が大好きですよ(私利私欲)

  • 996監獄長◆VENk5mkP7Y2026/04/11(Sat) 20:12:03ID:E3NzUwMzY(6/7)NG報告

    >>995
    銀髪はブリュンヒルドしかおりゃんです……。

  • 997黒鹿ファン2026/04/11(Sat) 20:37:20ID:c3MDI2MjQ(274/275)NG報告

    >>996
    つまり……ならば……2人目を作るチャンスであると、そうは思いませんか?

  • 998監獄長◆VENk5mkP7Y2026/04/11(Sat) 20:52:06ID:E3NzUwMzY(7/7)NG報告

    >>997
    魔術の在庫がもうねえでござる……聖堂教会しかないでござる。

  • 999黒鹿ファン2026/04/11(Sat) 21:11:59ID:c3MDI2MjQ(275/275)NG報告

    >>998
    あるじゃないですか!!聖堂教会!!あるじゃないですか!!!

  • 1000◆B8D4AQBhU22026/04/11(Sat) 21:13:09ID:MwNzE1Nzg(3/3)NG報告

    1000なら各自のマスター系キャラが魔術関係ない家に生まれてたらどういう職業についたりしてるか構想を話す。

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