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ラフム語翻訳機
https://yt8492.github.io/RafmanTranslator/エクストラクラス……
痴ロリルーラージャック……1人アヴェンジャーズなフレデリック……どう考えても幻霊なBBちゃん……謎ビーストクラムボン……
うっ……頭が……()事情があって名前を開かせないイかれたエクストラクラスのメンバーを紹介して寝るわ!
憑依型舞台役者にしてハジケリスト!フェイカー!
グレートブリテン高飛車女神!ルーラー!
滅亡と滅亡、好きな方を選べ!フォーリナー!
異星からの来訪者絶対許さない!我はいいのだ神だから!アヴェンジャー!
異常よ!
……実質ボーボボなのでは?メンテナンサー(維持者)
モディファイア(創造者)からのアルターエゴ
あとはまだ無い
……アヴェンジャーとか書ける気がしないのだが>>5
(あとはまぁ「季節イベントだから」って言い訳しつつ本当の理由は人ならざる人造人外としての性質が強く出てるからっていう理由でなってるアルターエゴもいるけど、これは今の所は季節イベキャラってことになってるから含めなくていいか……)>>4
これらを抜きにエクストラクラスを出すと:
ルーラー……マグダラのマリア
教会行ってる人なら誰でも知っているであろう著名人。お淑やかで清楚だけれども、同時にエロい雰囲気を纏っている。
アヴェンジャー……イスカリオテのユダ
教会行ってる人なら誰でも知っているであろう悪い意味での著名人。根暗、神の子大好き好きウーマン。
アヴェンジャー……逢蒙
中国神話で羿を裏切った弟子。実は太陽神九体が転生して一つの体に入った人物。当人は羿の事が大好き好きウーマン。
フォーリナー……バスカヴィルの魔犬
幻霊のイッヌ。けど鋭角の次元に住み着いているちょっとヤバい神性とフュージョンした結果サーヴァントに。
シールダー……ヒルデブラント
ディートリッヒの十二勇士の一人。ドS師匠。スレ立て乙!
うちのエクストラクラスを出すと
ウィーラーフ:シールダー
ベオウルフに仕えた騎士で、ベオウルフの竜退治に最後まで同行した騎士。マンドリカルド系陰キャ青年。竜種、炎熱、光属性に極めて優れた防御力を発揮する。
かちかち山のうさぎ:アヴェンジャー
おそらく日本で一番有名な復讐者。タヌキ絶対殺.すガール。強力なカウンター宝具を持つ。
あとジャンヌダルクの身体に憑依した偽ジャンヌはセイバーからアルターエゴにしようかなと考え中。本人とジャンヌとあと何か加えたいな。>>12
まあコルデーと比べて出番はないに等しいですね……エルキドゥの幕間からしてめっさ重い感じがヒシヒシと伝わるんですけども! Strange Fakeをよろしく!(ダイマ)>>19
ああ、ブリテンの……。
しかし、その規模となればボスエネミーレベルの破格になる筈……いや、普通にサーヴァント規格の方が良いけどね。たて乙
ウチの現状唯一のエクストラクラスにして初のサーヴァントであるフォーリナー・スカタクを呼んだかね?(死んだ目)エクストラクラスかぁ、今のところクリームヒルトだけかなあ
うちは四人いるな。>エクストラクラス
>>22
了解です~自作エクストラクラスは
シールダー、ワルキューレ(無銘)!
フォーリナー、甲賀三郎!
アルターエゴ、華侘ちゃん!
どうぞよろしくお願いします!(ダイマ)エクストラクラス……シールダー、アヴェンジャー、ファニーヴァンプ、アルターエゴ、ゲートキーパー、サーヴァント、フォーリナー、ビースト……
こいつアヴェンジャーだけ妙に増やすな(三騎)
前スレ 904(ライオンの巣窟さん)
改めてクリュプティアを書いていただきありがとうございました
クセルクセスの王としての在り方を感じ取りやすくて良かったと思います
互いに互いがリベンジの対象って間柄も熱い
前スレ 942(黒鹿ファンさん)
ドリィの名前が出てきてびっくりしました
『夜』の起源持ちも大変ですね……例によってあんまり作ってないエクストラクラス
エウラリア? あやつはなんかもう別の意味でエクストラなので…
>>31
同じ考古学科なのでちらっとでも出したいなぁ…と
次出すときはもっとしっかりした出番をあげれるよう頑張ります
地味にジェイドさんも出したけど何でも屋じゃ流石に気づかれなかった…>>32
えっ、我がライバル声が良い………ローザ単体ならそこまでの事態は起きないのにプラスでシャフリヤーナが関わってくると火薬庫になる罠
あいつらそれぞれの「美」の在り方を魔術や生き方にしてるのにそれが真反対だからよく喧嘩する>>37
どうぞ~>>37
よくてよー>>37
どうぞ。投げます、先ずは真名隠しバージョン
【CLASS】バーサーカー
【真名】■■■■■■
【出展】ギリシャ神話
【性別】女性
【身長・体重】143cm・37kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力A 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:C
本来は理性と会話能力を引き換えに能力を引き上げるスキルだが、元が怪物である為か意思疎通が可能。
ただし、何故か神様じみた価値観であるため深入りは危険。
女神の神核:C-
生まれながらにして完成した女神であることを現す、神性スキルを含む複合スキル。
一説には雌蛇であり、地母神■■■の仔ともされるためこのスキルを持っていても不思議ではない。不思議ではない。>>41
【保有スキル】
呪毒充填:A
神域の呪詛であり毒素。
通常攻撃に毒を付与し、幸運・魔力判定に失敗した者を蝕む。
ストーキング:B
標的を追い求め続けるためのスキル。
五感と魔力を含めた野生の本能とでも言うべき代物で、バーサーカーは伴ry……大神の子を宿した乙女を追い続ける。
怪力:B
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用することで一時的に筋力を増幅させる。
バーサーカーはその細腕で狩猟の神たるス■■■■■から弓を奪い取る程の力量を誇り……これは■■■■■■とは無関係な逸話である。
使い魔(蛇):C
蛇を使い魔として使役し、感覚共有による遠見、追跡、暗殺などを可能とする。
本来であれば更に多種多様な生物を使い魔と出来るが、この霊基ではこれが限界とは本人の弁。>>42
【宝具】
『是、栄光を穢す怨毒(ポリューション・■■■■)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:1人
『この世、全ての悪』と同質とすら言われる深淵を穿つ呪詛。
大英雄すら狂気の淵に落とした呪詛を形ある毒に加工したモノ。
他者のアライメントを善悪中庸を問わず、狂へと塗り替えるほどのおぞましい毒素であり、効果は激痛のみならず、判定に失敗すれば精神、或いは肉体が原型を保てなくなる。
応用・調整によって他者の強化を可能とするが、毒蛇の特性が強いこの霊基では狂人にするか怪物にするか、どちらにせよ理性を保った状態での強化は不可能。
【weapon】
『釘頭』
■■■■■■の頭部にして武器。
人型の霊基となるにあたって手甲というカタチに収まっている。
【キャラクター】
神性を宿すに相応しい尊大な口調の女性。
だが、それは■■■■■■ピュートーンという霊基に紐づいた性質であり、本人の気質は時に苛烈ではあるものの慎みを持った女性である。
美しい金色の髪を有するが、その肢体の大半は黒々とした硬質の外皮で覆われている(貞淑)!
呪毒による他者の弱体化、使い魔による追跡・不意打ちによる搦手を得意とするが、怪力などから分かるように近接戦も不得手ではない。……………………………………3レス目は見なかったことに出来ませんかね(隠しミスった)
【サンプル台詞】
「我が霊基は母たる■■■色濃く受け継いだ神託者にして番人、妄執に呑まれし毒蛇──地を駆ける追跡者。運命に抗う叛逆者。日輪と月輪が出る様を拒絶するモノ。────狂戦士のサーヴァント ■■■■■■の顕現である。畏怖し、恐慌せよ。」
「我に触れるな。一度目は見逃してやるが、出過ぎた真似をすれば身を滅ぼすぞ?」
「呪毒装填。契約者よ、魔力を贄として捧げよ。」
「あらゆる地を踏破したこの霊基、汝ら如きでは破れぬモノと知れ」
「■■■■の神託を受けし、■■■より生じた幻想種……我が霊基に見通せぬ結末などない」
「神魔英雄、なんとする……神代の呪詛、神話の死毒。我が怨敵を悉く仕留めよ『此、栄光を穢す怨毒(ポリューション・■■■■)』……!」
「嫌いなモノか?片手では足りぬが、それでも聞くか?」真名解放
【CLASS】バーサーカー
【真名】ピュートーン
【出展】ギリシャ神話
【性別】女性
【身長・体重】143cm・37kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力A 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:C
本来は理性と会話能力を引き換えに能力を引き上げるスキルだが、元が怪物である為か意思疎通が可能。
ただし、何故か神様じみた価値観であるため深入りは危険。
女神の神核:C-
生まれながらにして完成した女神であることを現す、神性スキルを含む複合スキル。
一説には雌蛇であり、地母神ガイアの仔ともされるためこのスキルを持っていても不思議ではない。不思議ではない。>>47
【保有スキル】
呪毒充填:A
神域の呪詛であり毒素。
通常攻撃に毒を付与し、幸運・魔力判定に失敗した者を蝕む。
ストーキング:B
標的を追い求め続けるためのスキル。
五感と魔力を含めた野生の本能とでも言うべき代物で、バーサーカーは伴ry……大神の子を宿した乙女を追い続ける。
怪力:B
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用することで一時的に筋力を増幅させる。
バーサーカーはその細腕で狩猟の神たるアルテミスから弓を奪い取る程の力量を誇り……これはピュートーンとは無関係な逸話である。
使い魔(蛇):C
蛇を使い魔として使役し、感覚共有による遠見、追跡、暗殺などを可能とする。
本来であれば更に多種多様な生物を使い魔と出来るが、この霊基ではこれが限界とは本人の弁。>>48
【宝具】
『此、栄光を穢す怨毒(ポリューション・デルポイ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:1人
『この世、全ての悪』と同質とすら言われる深淵を穿つ呪詛。
大英雄すら狂気の淵に落とした呪詛を形ある毒に加工したモノ。
他者のアライメントを善悪中庸を問わず、狂へと塗り替えるほどのおぞましい毒素であり、効果は激痛のみならず、判定に失敗すれば精神、或いは肉体が原型を保てなくなる。
応用・調整によって他者の強化を可能とするが、毒蛇の特性が強いこの霊基では狂人にするか怪物にするか、どちらにせよ理性を保った状態での強化は不可能。
【weapon】
『釘頭』
ピュートーンの頭部にして武器。
人型の霊基となるにあたって手甲というカタチに収まっている。
【解説】
ギリシャ神話に登場する蛇の怪物。
神託所・デルポイの番人であり、女神レートーの子に自身が殺されるという予言を受け、それを阻止する為にレートーを追い回した。
しかし、ゼウスやポセイドンといった神々の庇護によりレートーは無事 アポロンとアルテミスの双子を出産。
アポロンは生まれてすぐに弓矢を取り、母を追い詰めたピュートーンを討ち取り、恨みを果たしたとされる。>>49
予言によって運命られた未来に抗うため奔走したピュートーンだが、一説によるとゼウスの子を懐妊したレートーに嫉妬した女神の命令を受けていたともされる。
事実、その女神はレートーを幾度となく妨害している。
また、レートーとは別の愛人の子を狙うため毒蛇を使役したこともある。
そうした点から考えれば、ピュートーンの追跡もまた、レートーを妬む女神の差し金と言われても違和感はないが…………真相は藪の中である。
【キャラクター】
神性を宿すに相応しい尊大な口調の女性。
だが、それはピュートーンという霊基に紐づいた性質であり、本人の気質は時に苛烈ではあるものの慎みを持った女性である。
美しい金色の髪を有するが、その肢体の大半は黒々とした硬質の外皮で覆われている(貞淑)!
何故か幼児体型であるが、それはこの霊基(すがた)が穢れなき乙女であることを示す為である。
思うにちょっと胸が大きかったり、ちょっと露出度の高い衣装だからってあんな、ふんわり系天然娘に引っかかる大神はどうかと思……
呪毒による他者の弱体化、使い魔による追跡・不意打ちによる搦手を得意とするが、怪力などから分かるように近接戦も不得手ではない。>>50
「我が霊基は母たるガイアを色濃く受け継いだ神託者にして番人、妄執に呑まれし毒蛇──地を駆ける追跡者。運命に抗う叛逆者。日輪と月輪が出る様を拒絶するモノ。────狂戦士のサーヴァント ピュートーンの顕現である。畏怖し、恐慌せよ。」
「我に触れるな。一度目は見逃してやるが、出過ぎた真似をすれば身を滅ぼすぞ?」
「呪毒装填。契約者よ、魔力を贄として捧げよ。」
「あらゆる地を踏破したこの霊基、汝ら如きでは破れぬモノと知れ」
「デルポイの神託を受けし、ガイアより生じた幻想種……我が霊基に見通せぬ結末などない」
「神魔英雄、なんとする……神代の呪詛、神話の死毒。我が怨敵を悉く仕留めよ『此、栄光を穢す怨毒(ポリューション・デルポイ)』……!」
「嫌いなモノか?片手では足りぬが、それでも聞くか?」
「ようやく、落ち着いて話せるわね。……どうかしたのかしら?」
「この霊基は何か、ですって?私は永遠に穢れない処女性を有するモノ。であれば、このような姿こそが相応しいでしょう」
「最優の美を誇るモノとして、より多くを許容する美の姿を象るのは当然でしょう?庇護欲と父性を刺激する美とは最も普遍的な性……うるさいわね、男はみんな幼女愛好者(ロリコン)なのよ……!」
「ちょっと胸が大きくて、ちょっと顔がいいからって大陸の母とかちやほや言われてるけど、あれ本人はちゃんと現実を理解してるのかしらね?」
「顔がいい……ハッ!少々取り乱しましたね」ではでは…
【名前】乾 二十日(いぬい はつか)
【年齢】9歳
【性別】女性
【属性】中立・中庸
【身長・体重】139cm 35kg
【誕生日】11月20日
【特技】どこでも寝られる、家庭料理
【好きなもの】フィナンシエ、ピクニック
【嫌いなもの】冬場の暗い朝
【天敵】クラスの悪ガキ共
【国籍】日本
【所属】一般人/魔眼使い
【起源】虚無
【魔術属性】地
【量・質】量 D 質 A
【編成】異常(神聖、聖霊に耐性有)>>63
【解説】
聖杯戦争が開催される街に住む少女。乾 麒一郎の妹で小学三年生。
学校では皆から慕われる人気者で、一度自分が決めたことは簡単には曲げない芯の強さを持つ。
唯一の肉親である兄を慕っており、どこか抜けた所のある兄に変わって乾家の財布を握り、家庭を支えるしっかり者。
自分の顔を見て辛そうな表情を浮かべる事がある麒一郎を気遣ってか、兄の前では頭巾を被って素顔を見せない様にしている。
麒一郎からやんわり外すよう促されても「自分で決めたことだから」と、きっぱりと固辞する。
頭巾を被っていること以外は魔術とも怪異とも縁遠い普通の子。
しかし実は寝ている間に予知夢を見ることがあり、それを誰にも明かさず隠している。
予知夢は起きる未来を限定する類のものではなく第三者の介入や外的要因によって捻じ曲げる事が可能。
その為予知夢で死ぬ未来が確定してしまった麒一郎を助けようと、夜の街を廻り、次第に聖杯戦争に巻き込まれてゆく。>>65
彼女が見ている予知夢の正体は『未来視の魔眼』。
時間軸を超えて未来を無意識下で予測演算する限定的なラプラスの悪魔は、その精度の高さ故に覚醒状態では眼と脳に大きな負担となってしまう。
二十日の身体は魔眼による負担を出来る限り抑える為、無意識下に限定して魔眼の能力を放出していた。
彼女が自分の魔眼を自覚すれば覚醒時にも魔眼は機能し始めるだろう。
ただし低くない確率で魔眼を抑え切れず、未来と現実の区別がつかなくなる危険を孕んでいる。
【台詞】
「自分で決めたことだから」
二十日が良く使う口癖みたいなもの。怖い時や悩んでいる時、後悔しそうな時に決まって自分を奮い立たせるように口にする。
「へへ。今日は男子にいじめられてたカナちゃんの味方したんだ、凄いでしょ?ぴーすぴーす」>>68
可愛い。いい子や……
>>本当の名前の由来は二十日鼠のハツカ
おっとぉ?闇か?闇深か?お兄さんはこの事を知ってるんですかね?エクストラクラスか…、ウチにはおらんな…。作ってみたくはあるが、そもそもキャラ作るの苦手だ。
>>68
そういえばイコマさん!俺クッチーの新たな一面描写したんですよ!よければ読んで!!
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B2%E3%83%8F%E8%9D%B6%E3%81%A8%E7%8B%82%E9%AC%BC
>>68
めっちゃ不穏が過ぎる。。。
椿「わかります。顔を隠すと案外安心したりしますよね」
キャラメーカーで作った。顔隠せる機能も欲しかった。>>74
期待です
お願いします人いないうちに昨日言ってたやつをば
『童話憑き』
悪魔憑きと似て異なるもの。魂の方向性である『起源』に古今東西の『物語』を持つ存在。
『白雪姫』『人魚姫』『かぐや姫』『アラジン』などその内容は多種多様。『白雪姫』であれば卓越した美貌と触れたものを犯す毒を、『アラジン』であれば金に対する嗅覚と異形の影を従える異能を得るなど起源が発現した際の効果も千差万別である。
また、同じ『白雪姫』でも7体の小人を使役する異能、他者と口付けを交わすことで肉体の損傷を回復させる異能など様々である。
ただしメリットだけではなく『人魚姫』ならば恋が報われない、『かぐや姫』なら実家に縛られるという呪いのような側面が発現することも。
『司書協同組合』
上記の『童話憑き』達による互助会。
異能の制御訓練、暴発により元々のコミニュティから居場所を失くした『童話憑き』の保護、金銭的、あるいは保証人代行などの人間社会で必要な援助―――そして何よりもそれぞれに与えられた『呪い』の踏破を最大の目的とする。
『十二支会』
それぞれ十二支の『号』を持つ呪術師、陰陽師、巫女―――総じて日本古来の魔術を身につけた魔術師の集い。
総代は代々『辰』が務める。死霊や魍魎、他者に害を与える人ならざるものの討伐が存在意義。>>77
『他我顕現(アルターエゴorペルソナ)』
自身の内に眠る多面的な側面を使い魔として使役する魔術。
アルターエゴ、ペルソナ共に「人が持つ本来とは異なる人格」を意味する言葉であり、あくまでも概念的なものでしかない『人格』に形を与えることがこの魔術の効果である。
自己の在り方を自覚し魂を研鑽することで根源へと至ることを目指す。
人は誰しもが仮面を被り本来とは異なる自我を持つもの。魔術師であれば誰しもがこの魔術に素養を持つ。
作り出されるのは魔力で構成された使い魔。姿形は人それぞれで、その能力も個々の素質に依存したものである。
炎を操ることに長けた魔術師が赤き竜を形にすることはあっても、それが水や雷を行使することは無い。
誇り高く、人々を導こうとする騎士であればアーサー・ペンドラゴン。
無辜の民のため自らを犠牲にする英雄であればアーラシュ・カマンガー。
このように、それぞれの持つ人格に則した名を与えることで像を結び使い魔として成立させる。
生命体の創造が本質ではあるがその源流は意外や意外死霊魔術。自身の死を見つめる、という行為から分離したものである。
『人花操縦(オペレート・アルラウネ)』
式神の一種。五行に対応した体色を持つ五つの式神を操る。式神であると同時に植物の一種で、特殊な製法で培養された種子から発芽する。
それぞれ赤は火属性へけセの耐性と任意の場所での発火。
黒は水属性への耐性とエラを持つことによる水中活動。
黄色は龍脈などのエネルギー路への干渉と起爆。
青は高い再生力を持つため分裂することで数を容易に増やせる。
白は一箇所に集まることで壁になり人体に入り込むことで金属中毒を発症させる。ふぇーい、ありがとうございまーす
青なったので行きまーす
【class】ランサー([秘匿クラス]/ルーラー)
【真名】■■■=■■■■■
【性別】女性
【身長・体重】155 cm・44 kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】
筋力D 耐久C 敏捷C 魔力A+ 幸運A 宝具A
【クラススキル】
○対魔力A+
魔術に対する抵抗力。
クラススキルとしてA、頭上できらめくティアラの加護でさらに瞬間的に+補正がかかる、という風に非常に強固な防護スキルとなっている。
【固有スキル】
○女神の神格: EX
完成された女神であることを示すスキル。
本来擬似サーヴァントとして地上に降りてきた彼女はこのスキルを持ち得ないのだが、憑依先の英霊も神性を所持しているため女神としての神格を保つことができている。>>81
○■■の寵愛: EX
■■■■神話の■■■■、■■■によって、彼女は深く愛されている。
彼からの多くの加護をもたらすスキル。本来は同時にとある女神からターゲッティングされ、幸運ランクが下がっていることも示すのだが、この霊器状態で召喚された彼女はディメリットを踏み倒せる状態にある。それゆえにランクがEX(規格外)となっている。
○■■の神: A
神々の■■としてのものや■■、■■の権能が有名であるが、彼女には■■や■■を行う神としての性質も存在する。気に入った者に対して、危難を遠ざけ、行くべき道を示す逸話を持つ。
○■■接続権: B
■■と同等の権力を持つ彼女は、夫の許可を得ずとも地上の存在を■に■■ることが許される。
また、彼女が手ずから■に■■たものについては限定召喚の形で取り扱える。
【宝具】
「神々の■■、神々の■■、貴方の■■として貴方の名を呼びます」
「不忠、不貞、不敬に罰を。私と貴方の名にかけて」
「『■、■を愛した■』」
ーーー
「あーなーたー」
「これ何かしらー?誰に贈った物なのかしらねー?私の言いたいこと分かるわよねー?分かってるわよねー?」
「『■、■を愛した■』」>>82
○■、■を愛した■
ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:5〜50
最大捕捉:5
■■■■■■■■・■■■■■■■。
神妃■■■■■が■■■からの愛を受けた際に受け取った3つの贈りもの、その最後の一つ。
決して尽きることのない投げ槍であり、石打ち、柄、刃、穂先の全てが神鋼■■■■で作られた至高の逸品。
残念ながら贈られた本人は扱うことができず(なんなら持ち上げることも一苦労)、陽光に煌めかせて彼との逢瀬を思い出すくらいにしか用いられなかったのだが、召喚された彼女はこの槍を振るうことができる。
真名解放を行って空に放り投げると、天から■■(■■■■■)の欠片が槍に向かって降下、紫電の雷槍として敵対者を頭上から貫く。■■■■で構成された槍は、■■■■■を受けても溶けることも欠けることもなく(つまり常温安定超電導金属固体)、帯電による静電引力で持ち主の元へと自動で帰る優れものである。
○■、■を説く■
ランク:EX
種別:対星宝具
レンジ:99
最大捕捉:12
(第二宝具は封印済み)
とりあえずここまでですわ。でもこんなのいっらつであられるでしょう?>>84
あたりですわー!では本投稿致しますわー!
【class】ランサー(エンシェント・ゴッド/ルーラー)
【真名】ユノー=エウローペ
【性別】女性
【身長・体重】155 cm・44 kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】
筋力D 耐久C 敏捷C 魔力A+ 幸運A 宝具A
【クラススキル】
○対魔力A+
魔術に対する抵抗力。
クラススキルとしてA、頭上できらめくティアラの加護でさらに瞬間的に+補正がかかる、という風に非常に強固な防護スキルとなっている。
【固有スキル】
○女神の神格: EX
完成された女神であることを示すスキル。
本来擬似サーヴァントとして地上に降りてきた彼女はこのスキルを持ち得ないのだが、憑依先の英霊も神性を所持しているため女神としての神格を保つことができている。>>85
○主神の寵愛: EX
ギリシャ神話の最高存在ゼウスによって、彼女は深く愛されている。
彼からの多くの加護をもたらすスキル。本来は同時にとある女神からターゲッティングされ、幸運ランクが下がっていることも示すのだが、この霊器状態で召喚された彼女はディメリットを踏み倒せる状態にある。それゆえにランクがEX(規格外)となっている。
○助言の神: A
神々の女王としてのものや結婚、出産の権能が有名であるが、彼女には助言や忠告を行う神としての性質も存在する。気に入った者に対して、危難を遠ざけ、行くべき道を示す逸話を持つ。
○星空接続権: B
主神と同等の権力を持つ彼女は、夫の許可を得ずとも地上の存在を星にあげることが許される。また、彼女が手ずから星にあげたものについては限定召喚の形で取り扱える。
【宝具】
「神々の副神、神々の女王、貴方の正妻として貴方の名を呼びます」
「不忠、不貞、不敬に罰を。私と貴方の名にかけて」
「『汝、星を愛した雷』」
ーーー
「あーなーたー」
「これ何かしらー?誰に贈った物なのかしらねー?私の言いたいこと分かるわよねー?分かってるわよねー?」
「『汝、星を愛した雷』」>>86
○汝、星を愛した雷
ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:5〜50
最大捕捉:5
ズュギアクイーン・ペロポネーソス。
神妃エウローペがゼウスからの愛を受けた際に受け取った3つの贈りもの、その最後の一つ。
決して尽きることのない投げ槍であり、石打ち、柄、刃、穂先の全てが神鋼アダマスで作られた至高の逸品。
残念ながら贈られた本人は扱うことができず(なんなら持ち上げることも一苦労)、陽光に煌めかせて彼との逢瀬を思い出すくらいにしか用いられなかったのだが、召喚された彼女はこの槍を振るうことができる。
真名解放を行って空に放り投げると、天から雷霆(ケラウノス)の欠片が槍に向かって降下、紫電の雷槍として敵対者を頭上から貫く。
アダマスで構成された槍は、ケラウノスを受けても溶けることも欠けることもなく(つまり常温安定固体超電導物質)帯電による静電引力で持ち主の元へと自動で帰る優れものである。>>87
「星間航行用管理型機動要塞、ヘラー」
「真体ネットワーク封印 限定解除 」
「対惑星管理機構 限定解除 」
「対星系連携機構 限定解除 」
「対時空接続機構 限定解除 」
「対概念保護機構 限定解除 」
「緊急議会提言発令。『私、星を説く理』」
○私、星を説く理
ランク:EX
種別:対星宝具
レンジ:99
最大捕捉:12
ヒーローズ・エーゲサモス。
オリュンポス十二柱神への緊急議会提言権。本来は大神しか持たない神々の議会の開催権を臨時で借り受ける権能である。自分と12柱の神々によって、彼女が提言した議題について会議を行い、会議の結果を実行に移す宝具。
必ずしも彼女の意見が通るとは限らないが、一度出された議決は極めて強烈な優先権を持っており、彼女を含めた13(14?ヘルメスの扱い次第)神分の権能でもって実行に移される。
なお彼女の持つ両宝具は、ほかの神々とは異なり副神権限で自ら名付けを行なっている。>>88
【真体】
星間戦闘用殲滅型機動要塞ゼウスと対になる概念。
星間航行用管理型機動要塞ヘラー、それが彼女の真の姿であり名である。
オリュンポス宇宙船団における旗艦、意思決定権を持つゼウスに対して同等(より、わずかに下)の立場から、
・ゼウスの決定に対する反論
・ゼウスの選択に対するディメリット
などを提言し、彼を諌めたうえで、それでも実行に移すのかを確認する副知性プログラム、それがヘラーの役割であった。
ゼウスが選択肢Aを選べば、Aの不利な点とBの利点を語り、Bを選べばBの不利な点とAの利点を語る。
ゼウスの意思決定にまったをかけ、十分な考慮を行った彼に対してさらに別の視点から提言を行うカウンターユニットであった。
同時に、一度ゼウスが決定した上で自らも飲み込んだ選択肢に対しては、副官として彼を全力で補佐し支えるバックアップユニットでもあった。
そのような在り方を受けた原星人は、
『別個の知性と対になる概念を持った上で、お互いの意見をすり合わせ、決定後には支え合う存在』
つまり『夫婦』としてゼウスとヘラーを定義した。
この際、父権はゼウスが得たために、彼女は母権、つまり妻、母としての概念を得ることになったのだ。>>89
【女神としての彼女】
結婚、妻、出産、母としての強い権能を所持しており、父権、雄性のゼウスとはバランスの取れた概念……………………
……………………だったのです。
地球に不時着して以降地球の神として振る舞うようになった彼らとヘラーなのだが、そのうちに機体、船の姿とは違う個体としてのカタチを取り始めるようになった。
つまりこれまでは船団の共有機構であったはずの機能について、財産の所有という形で分散が始まったのである。
当然ながら最終兵装を含むケラウノスなどはゼウスの管理下に置かれて、土地を耕す機構は大地母神として崇められたデメテルに、環境管理機構はポセイドンに、廃棄物質管理機構はハーデースに、精神管理機能はアフロディーテにとそれぞれが地球の民に与えられたカタチに応じて財産分与が行われたのだが、ここで大きく不利なのがヘラー、彼女であった。
機神としての彼女はあくまでもゼウスのカウンターユニットかつバックアップユニットであるため、固有の機構を持たず財産の分担について極めて不利な立場にあったのだ。
そこで彼女が活用したのが『機構共有権』、言いかえてみると『夫婦による財産の共有』であった。
これだけ聞くと財産目当てのようでひどい話になってしまうものの、そのままでは副官であるはずの彼女の領有権が本当に0になりかねないという冗談では済まされない事情があった為である。
もちろん旗艦としてもこの問題はスルーすることは出来ない。
何しろ彼女はサブコンピュータ、これまで支え合ってきた仲である。
というわけで、ここに『対概念による資産と未来の共有』、つまり神々における『結婚』がなされたのだ。>>90
以降、女神としての彼女は彼女の妻権を脅かす存在に対しての防衛を行うようになる。
非常に苛烈かつドン引きモノの攻撃性の根幹はここにある。
要するに彼女は、夫を愛し、夫に愛され、子とともに生活し、家庭として寄り添う妻の権利を守っているのだ。
かと言ってはやりすぎではないか、というのはもっともなのだが、彼女にとっての浮気相手やその子供というのは、ギガースやなんなら白い巨人なんかよりももっとずっとヘラーを追い詰める侵略者(エイリアン)なのである。
また、結婚を守る女神として、彼女が参列した婚姻において女性が理不尽な待遇で不利になった際にはそれを守る立場にもなって行く。
基本的にギリシアにおいて結婚式を行えばヘラーが参列するのは当然のことである為、この庇護対象とは『ギリシアにおける全ての妻』に他ならない。
つまり要約すると、
彼女は『理不尽な嫉妬の女神』と呼ぶよりも、
『正規の婚姻を結んだ妻の権利を守護する女神』と言うのが正しいと言える。
また、婚姻とは別に、メインコンピュータに対して提言を行い続けてきた側面から『助言・忠告の女神』としての神格も獲得している。
不意に現れて道を指し示す程度のことなら頼りになるのだが、自らが気に入った人間に対しては職権濫用してでも支援しようとするクセがある。そのため入れ込んだ英雄については返って試練を与えてしまうこともあり、ギリシアで女神に気に入られた英雄は不幸な目に遭うという法則に一役買ってしまっている。>>91
【サーヴァントとしての彼女】
カルデアに召喚された彼女は、主人が愛したとある女の霊器を借りることで擬似サーヴァントとして降臨している。神としてそのまま下界に降りることはできないが故の選択である。
もともとほんわかしていたはずの神妃は、内側の勝ち気かつ気の強い女神の性質で相当に印象が変化した。そのあり方は女性、妻の権利を守る女神のものだが、現代風に言うと『人権活動家』やら『敏腕弁護士』というような姿がイメージしやすいだろう。
元の英霊は非常に薄着であったものも、召喚時において神の妃に相応しいような貞淑なお着せにバージョンアップ。
憑依先の英霊に関しても「夫を誘惑して妻の寝床を汚す娼婦のような格好」だとか、「まともに現実を認識できているか怪しい」だとか散々にこき下ろす。
その一方でこのカタチで召喚されるにあたり憑依先の英霊と極めて綿密に話し合い、やりたいこと、やってもいいこと、やりたくないこと、出来ればやめてほしいこと、絶対に譲れない拒否点、などなどなどについて合意を得てから現世に現れている。この辺りが筋や理を通す彼女らしい点である。
外見の英霊にとっての代名詞とも言える青銅の巨人を持ち込んでいないのも、この話し合いが理由である。
憑依先の英霊に彼女を選んだのは第五異聞帯における縁の要素が7割、残り3割は『最も美しいときの彼女の姿は、ヘラーが最も美しい時期の姿に近づこうとしている時の姿に少し似ている』という理由からであった。
言い方がややこしいが理解してあげてほしい。
なお「どうしてもう1月2月は待てなかったのか」とは本人談。
ヘラーには三相の女神としての性質があり、一年をかけて女性の一生の変化を周期的に繰り返す。カルデアにおいてその性質はは霊器再臨で大きくその姿が変わると言うふうにして反映されている。
召喚時は20代〜30代の『妻』としての姿。この姿が別個にライダークラスとして存在する彼女の外見。
一度再臨を行うと40〜60歳ほどの『母』としての姿。
そして再臨が極まると10〜20歳の最も美しい『乙女』の姿に変貌する。>>92
カルデアの召喚に応じたのは他でもない。第五異聞帯における顛末を理解した上で、汎人類史のゼウスにかわってギリシアの神々の指揮者として道行を照らすためである。
第五異聞帯、人類を『愛玩』した上でカルデアとローマに敗れた夫に対しては、表面上「旦那ざまぁ」(ドッ)などと宣うが、もちろんこれは勝ち気な妻としてのエミュレーションである。
内心では数千年にわたってサブコンピュータ無しで人類を庇護し続けたメインコンピュータを酷く気に病んでおり悲しんでいる。しかし一度こちらに入ると思考回路に深刻な進行障害が発生するため、やはり表面上「旦那ざまぁ」としか言うことができない。
それはそれとして、手ずから手にかけておいて別の女と合体させて復活させていたことについては本気で怒っている。
ちなみにわざわざヘラーではなくユノーを名乗って現れたのは、ゼウスをユピテルとして撃破したカルデアへの意趣返しであり、ある種の当て付け、八つ当たりでもある。
当然のことながら聖杯にかけるような願いなど存在しない(聖杯に願うようなことは旦那に一言お願いすれば大体叶う)のだが、現世の女性は家庭や夫よりも自己を優先出来る環境にあることについては少しだけ寂しんでいる。
「私や主神よりも、あの小憎たらしいミネルウァが地位に着いた方が良いのかも…………」とこぼしてはため息を吐いているご様子。
しかしそれはそれとして彼女は彼女の在り方(ロール)を変えないので、今日も元気に『正妻』の権利を守ろうと熱心に活動している。>>93
【セリフ例】
○ハーデース(ランサー)に対して
「……………………ずいぶんと、若々しくて、生気に満ちた、カタチを、取っているのね?お兄様はお歳であらせられるから、死者の王、骸骨の神としての自覚はお忘れになられたのかしら」
○オリオン(アルテミス)に対して
「言ったのよ?私、何度も何度もあの子には声をかけたの。『神としての在り方を変えたとしても、私は貴女を祝福します』『正妻として貴女は認められないけれど、貴女にも幸せになる権利はある』と何度も言ったの……本当よ」
○オリオンに対して
「甲斐性があるのは良いけれど、浮気はダメよ?…………えっ?声をかけて居るだけ?その段階でもう捕まる?…………あの子、厳しすぎやしないかしら」
○アテナに対して
「1人で生きると強がるのは良いけれど、誰も彼もが貴女のようにあれるわけではないということを知るべきね!!貴女は!!貴女が守れない女性を守るのが私の在り方です」>>94
○エウロペに対して
「私の神格を得たならば、ゼウスに反論するのは当然の機能です。反乱の恨みはありませんし、貸与された身体は粗雑には扱わないわ、だから…………えっ?貴女はギリシアのことは覚えていないの?…………そう。本当に、あなた、何も残せなかったのね、何も…………」
○好きなこと
「好きなこと?そうね……披露宴、結婚式の華やかな催しが好きですわよ」
○嫌いなこと
「嫌いなもの?そんなもの決まって居るでしょう!?私たちの権利を侵害する侵略者たち!夫の浮気相手とその子どもたちよ!!!…………ところで、妻として相手を憎むことと、個神として人格を嫌うことは別個であると付け加えておきます」
というわけで、びんわん人権活動家の弁護士おねーさん、ヘラー妃ですわ炎農もつくりたいなー、と
アルビノ眼鏡お兄さんみたいな北欧異聞帯のssがまた出来たので貼ってもよろし?
ただひたすら好きなこと書いているだけじゃあ神のサーヴァント、考えているだけならばアティス、あとアテナのオルタとかがあります。アティスがサーヴァントになったら山さんのキュベレーとも関わりができますね。
スレ立て乙ですのー。エクストラクラスはルーラーで志賀清林、アヴェンジャーで淡路廃帝の二人しかいないですねー。フォーリナー適性をポーとホレスが持っていますが、クトゥルフからではありません。一体何なんでしょうねぇ…()
あと、前スレで言っていた獣胎憑霊法のキャラ設定ですが、概念と噛み合っていないことに気づきました。具体的に言うと「獣の胎児をベースとしているのに対して自分が考えたのは人間の胎児をベースにしてる」こと。それでもいいなら投下したいですーヘカテは考えてるけど、どうやってデチューンするかが鍵かもしれない。
おーしじゃあいくどー
「体ボロボロですね。女王のスキンシップはなかなかひどい様で」
椅子に腰掛けたラウの背中にぴたりとヒュギエイアの指が触れる。背中に刻まれた爪の跡は出来て新しいのか痛々しい赤色に腫れていた。
「……あれは、単に抱き締めているだけのつもりだ。けど実際は枝を折る様にこちらの体を壊してくる。命がいくつあっても足りない」
ポツポツとつぶやくラウにヒュギエイアは困った様に微笑んだ。彼女の自室は城内でも特に清潔感があり、北欧の寒々しい気候の中でも暖かい。診察をするには申し分ない。
ヒュギエイアがクリームヒルトの眷属となってすぐに取り掛かったのはラウの怪我を診る事だった。医者の目からすれば見るからにラウは不健康であったのだろう、すぐに診察室へと引きずりこまれてしまった。
サーヴァントを眷属とするのは今回が初めてになる。人間の場合はある程度の人格変化が見られたが、今のところヒュギエイアに大きな異変は見られず、眷属となってから数日で従順になった。最初こそ拒否していたが度重なる飢えと怪物に変異しかねない極限状態に耐えきれず、人肉も喰らった。今では何の躊躇いもなく子供であろうとも喰ってしまう様になった。あっという間にこちら側のサーヴァントである。
「お前は以前のマスターを覚えているのか?」
「覚えていますよ。カルデアの彼でしょう?ちょっと引っかかってはいますが、今の主は女王クリームヒルト、ひいてはその右腕である貴方です」
「……そうか。なら良い。家畜の方はどうなんだ」
「そういう話は出来れば今はしないのが私の主義ですが、良いでしょう。投薬により家畜の皆さんの調子はすこぶる良いです。これまでどうしても避けられなかった体格差も克服し、人々に均等に肉が提供されますね」
この小さな世界に住む人々は皆、人間ではない。正確に言えば半人半竜、全員がクリームヒルトの眷属となってしまっている。彼らには定期的に人間の肉を食らう習慣があり、その為に決められた人間達が家畜として育てられているのだ。>>112
。
「それよりも、もしまた女王に誘われる様でしたらきっぱり断るか優しくしてくださいと言うんですよ。さもなければ貴方が死にますから」
「分かっている。俺もまだ死ぬつもりなんてない。カルデアを倒すその日まではな」
「どうでしょうねえ。私が考えるに貴方は無理をしてひどい目に遭うタイプではないでしょうか。妹さんの事をずっと頭の中で考えておけばいざと言う時下手な事をしでかさずに済みますよ」
「そりゃどうも……そう出来れば俺も幸せなんだがなぁ。寒いし女王は捉え所がないし、正直言ってこの土地はヘビーだ」
思わずラウは重苦しくため息をついた。常に張り詰めていた気持ちが緩み、がっくりと項垂れてしまう。カルデアに敵対する素振りを見せつつ可能な限りクリームヒルトの裏をかける様に策を練る、これほど難解な事をこなしていける自信は今のところない。だが妹のミアのためにも、こうするしかないのだ。
苦しげなラウの両肩にそっとヒュギエイアの手が置かれる。吐息が当たりそうな距離でようやくラウは自分が女性と二人きりである事を理解し、ついドキリとした。>>113
「……ところで、ラウさん。気付いていますか?貴方と私だけなんですよ、この部屋。診察中は施錠していますから、外からは誰も入れません」
「あ、ああ」
「更にもう一つ。この部屋で『人間』なのは、貴方だけなのもお気付きですか?」
背筋に悪寒が走る。言葉の意味が即座に理解でき、そして次に何が起きるのかも容易に想像できた。
振り返った直後、凄まじい力でラウは床に押し倒されてしまう。しっかりと両手は固定され、完全に身動きも取れない。
ぽたり、と顔に液体が落ちる。それがヒュギエイアの唾液だと気付きラウは戦慄した。
「ごめんなさい。でも美味しそうで美味しそうで、仕方がなくて。傷跡から血の臭いがするんです。本当に、良い匂いがするんですよ」
眷属と化した証拠である黄金色の瞳がギラギラと輝き、ラウを見つめる。声を出す事も出来ず、ラウはただただ見つめ返した。
「ちょっとだけ、ちょっとだけです。すぐに治してあげますから……あれ、じゃあまた食べても良いんでしょうか?そうですよ、ちょっと食べて治してまた食べれば、ずっと食べていられますよ。あれ、ひょっとして私は天才では?ふふふふふ、あはははは」
大間違いだ。眷属化による影響は確かにあった。本人が隠していただけで、ヒュギエイアは間違いなく変質している。歪んでいる。
がぶり、と肩口に牙が食い込む。何本もの刃で突き刺される様な激痛にラウに視界が白黒に点滅した。ヒュギエイアは勢いよく肩の肉を食いちぎり、恍惚とした表情で咀嚼し始める。
「ああ、美味しい……!さっきも言いましたけど心配しないでくださいね、治してあげますから。だから、だからもう一口、二口、三口……!」
何度も激痛に襲われながらもラウは決して悲鳴をあげなかった。せめてもの抵抗と言わんばかりに唇を噛み締め、自分の助けを待っているであろう妹の顔を思い浮かべながら涙を流した。
「あ、もう食べるところなくなった。じゃあはいひっくり返って、背中のお肉をいただきますね」>>111
設定的な話すればロキやキュベレーにアポロンやらいるからなぁ…()ある処に、獣胎憑霊法の研究を行う魔術師がいた。
彼、或いは彼女は自分以外の人間を厭い、憎み、蔑んでいた。同じ生命とさえ思いたくないほどで、その思想は魔術の研究の方針にも影響を及ぼした。
ずばり、「人間の飼育」による「自分の存在の高次性の確保」。厭わしくて仕方のない人間を自分が「飼い主」として飼育することで、自分は人間より超越的な存在であると、自己肯定をしようと試みた。
しかし、飼育物───「ペット」には愛着が必要であり、その時点でその魔術師は計画が頓挫することになるのではと怖れ、自身の研究対象である獣胎憑霊法を用いた「ペット足り得るための愛玩動物と人間の融合による人間性の希釈」「限りなくペットに近い人間」を生み出そうとし、果たしてその目論みは成功する。
その幼児は、イヌのように従順で、ネコのように気まぐれで、ウサギのように脆く、トリのように警戒心が強く、ハムスターのように好奇心旺盛で、リスのようにこまごまとした───「愛玩動物としての」魅力にあふれていた。幼児に、魔術師は愛着を覚え、庇護欲のままに幼児を飼った。幼児の一挙手一投足に毎日目を細め、癒され、その癒しのために全てを、文字通り、衣食住から金銭、魔術の類に至るまでの全てを棒に振った。
だが、ある時魔術師は幼児の裡にある「人間」という存在を認める。どれだけ希釈化させてもベースが人間である限り幼児はどこまで行っても人間であったのだ。
どうしようもない嫌悪感を思い出し、それと今まで持っていた愛着心との軋轢に悶える魔術師は更に、幼児の中の「人間でない要素全て」の乱雑さを認める。キマイラ、或いはヒト擬き、或いはヒトのなりぞこない。しかしてイヌでもなければネコでもなく、ウサギでもトリでもハムスターでもリスでもない、「動物のなりぞこない」。そして、その存在の愛玩のために、庇護のために捨て去ってしまったものの数々。魔術師は、狂い、幼児を残して自殺した。
それから、幼児は「飼育物」として「飼い主」を探し、見つけ、庇護され、可愛がられ、飼い主の家族たちさえ虜にし、破滅させ続けた。愛玩動物としての手が付けられないほどの庇護欲を飼い主たる見るヒト全てに抱かせ、魅了し、庇護欲のままに暴走させ、やがて根底から根腐れさせ、滅ぼす。そんな「飼育欲」「庇護欲」の病原菌媒介物。>>122
幼児は、自身を求めるヒトも、零落れ、破滅したヒトも須らく「自分以外の別の生命」と認識しており、飼い主さえも「他とは少し違う」程度に見ている。そのため、破滅の道を辿った飼い主のことを思ったり悼んだりもしない。そんな人間性は持ち合わせておらず、また新たな飼い主を探すことに考えを切り替えるだけ。
しかし、根底には動物としての仲間意識、同族意識を朧気ながらも抱いており、「こんな未熟な存在である自分の同族を見つける」ことを夢みている。その同族が偶然にも見つかった場合、互いに思い合える仲となるのか、いがみ合い、排除しあうようになるのかは、まだ誰もわからない。
※ちなみに、私設定ですと人語喋れない(「ぴい」とか言う)中性的な子供です。年齢的には大人ですけど色々な獣の魂が混じったのもあって「成長」の要素が失せました。ついでに「性別」や「生殖」の要素も消えました。
以上です。元ネタはSCP-1076。ペットかぁわいちゃんと登場させて活躍させてあげられるならいいだろ、と思います
少なくとも私はこのポリシーでキュベレーをバプロディカさんとキアラさんとカーマ様との快楽大決戦させました
>>95
勝気な性格とはギャップのある「古き女の在り方」を守る女神なの好き匂わす程度に解説書いた(怪力とか)けどバレなかったしクラス:バーサーカー・ユーノーくらいにしとけば良かったかもしれない……
>>53
ポジション的にゆるふわおばあちゃま無視できないから……
>>54
「アポロンの子か……賛美は受け取る。だが、我が呪毒の餌食になりたくなくば、なるべく離れよ」
>>57 >>56
まぁ、毒とは言うけど本質はヘラクレスを発狂させた呪詛なので……
サーヴァントとしてスケールダウンするにあたって毒というカタチをとっているので『我はすべて毒あるもの、害あるものを絶つ(ナイチンゲール・プレッジ)』とか毒性無効能力で軽減できるようにはなってます
>>60
ギリシャ神話の本場が魔境じゃないわけないよねって
>>61
ゆるふわおばあちゃまに対抗して持ち味を活かした結果です(本体は言わずもがな、ロリも巨乳もへったくれもない姿)セイバー・ヴィーナス(ここのえさんのアイネイアース)
ランサー・ミネルヴァ(うちのディオメーデス)
バーサーカー・ユーノー(アリウムさんのピュートーン)
なるほど……>>52
アンリマユと同レベルの呪詛とかヤベェ(白目)
これ万が一にでも聖杯戦争とかに呼び出せたらそのまま汚染コース待ったなしなのでは?
>>68
(名前の由来を見て)残酷な事だ…
そして未来視の設定を見て余計にそう思わずにいられない。やっぱ未来を知れるってロクなもんじゃないですよね
>>95
こうきたか、という気持ちになりました
苛烈な攻撃性の正体が、機械故の合理性と徹底性の極致とか実に私好みな設定でドストライクです
どこまで行っても機神としての在り方が付いて回る辺り、魔術師さんの矜持というかこだわりを感じる仕上がりだなぁとも
>>115
こんなになってもまだ死.ねないとは魔術師って因果な生き物だなぁ、と
そしてヒュギエイアの手遅れ感というかもうどうにもならなさがまた(冷静に考えると読めないレベルで汚い字の漫画すげえ恥ずかしいな……ペン字の本でも買おうかな……)
極めて個人的な主義としては「神霊霊基とサーヴァント霊基の違い」「そもそもサーヴァントは大体の神秘が強い方々にとてっては弱体化」ってものを認識して「逸話に出てくる武器全部持ってきました!神だから最強です!はい勝ち!」みたいな事さえしないでいれば神レベルの存在も出していいと思うよ。その辺わきまえないで際限なく盛るとかしたら流石にどうかと思うし突っ込むけど。
時に上の「お兄様」って呼称を見てからずっと考えてたんですけど、うちにある書物だと六姉弟の生まれ順ってヘスティア様→デメテル様→ヘラ様→ハデス様→ポセイドン→ゼウス様の順なんですよね。この順で考えるとハデス様は弟者に相当するんですけど、ギリシャ神話の場合「吐き出した順で逆回しになったんでゼウス様が長兄です」っていう話あるじゃないですか。個人的にはこれは逸話と整合性を取りつつ「長兄が王位を得る」という継承権的な正当性も主張するためのものだと思っているんですけど、結局我々はどちらの順を信じてどう扱えばよいのでしょうか。もう全員ワシのママって事でいいんじゃないか?ママだったかもしれん……クリスマス効果でドラゴン属性が増えてきてるイメージがある……ヨルムンガンドの鯖化ももしやイケる?
>>96
……ふぇっ?
>>97>>98
ありがとうございますー!ゼウスが旗艦ならお妃はなんなんだろうって考えてたら出来ました!
>>99
「あああぁぁぁあの女ぁぁぁ!!!あの女に言ってくださります!??『絶対譲れない拒否点(例: 夫以外の殿方に身体を許す、等)をお書きください』って紙送ったら一番上にタロス持ち出し禁止って書いてきてくれやがりましたのよ!!!!あの女ぁぁぁ自分からタロス抜いたら自分の体しか残らないじゃあありませんのよ!!!」
>>100>>101
恐縮ですわ。ありがとうございます。
>>102
ひえっ、誰が出てくるんだろ
>>108>>129
ユノーがお兄様呼びをしたのは生まれ直しを踏まえた上でセリフの前にある『ボケたの?』を重ねた皮肉ですよ。都合のいい時だけ歳上要素を強調したわけですね。
>>119>>128
恐縮なのですわ。
というか矜持もへったくれもございません。手癖でこねこねこねてたら形になったっていういつものパターンなだけです。
代償は総投下数の少なさとなります。>>136
括り的には巨人だけどあの神話の巨人は実質神と同等だからなぁ……>>136
wikiやらpixivには北欧神話の神、って書いてあるのし、余裕で入るのでは…?ヘカテに関して色々調べたら余計に実力者・豪傑のイメージが強くなっていくという罠。
>>136
まあ、オーディンとは義兄弟だけど種族的な括りは巨人ですね。実を言えば、フェンリルとヨルムンガンドも巨人属性持ちだったりする。
>>144
ただロキの母親がアース神族であるという説は有力であるのと、型月がそこら辺どう区分けをするかはわかってない
もしかしたらヴィーザルもロキも「神霊」の扱いになるのかもしれないしその可能性も高いのだけれど、絶対にそうだと言えるわけではないですよと私は言いたいどうしてそんなこと呟いたかと言うと、
なんとなくうちのとこのロキはオーディンによって改造を施され、巨人でも神霊でもない感じにしようかなあとか模索していたり>>144
宗教観的な目線で見ると、ヨートゥンは巨人だけど悪魔的な扱いなので、魔性を入れるべきかもしれない(型月では知らないけど)
ヒンドゥーのアスラ族も「魔」って言われちゃったし。>>95
オフォウ…(特別意訳「メタルスライム(ちょっと書き込んですぐ離席するの意)してる間に神様増えてた」)
流石の作り込みですね。機能面での設定はこれオリュンポスと併せて考えるとサブユニットが無い状態で一万年以上機能し続けてきたゼウスが「ゼウス…あんたってやつは…」となりますね。
ヘラがゼウスの浮気相手に苛烈な理由も納得しかない。素晴らしっ!
これはそろそろ真面目にパラス・アテナ(大嘘)のキャラシ作っといた方がいいかな。うん。
>>108
3コマ目が……が……
>>115
ちょっとこう言うのはなんですが期待してたのはライオンさんの言うように食べたくないけれど食べなければ…それでもっ、となる葛藤部分だったんですよね。
ですがこれはこれでナイス狂気!次々と展開されていくギリシャの神々を見てると「イカロス本当にこんなのに喧嘩売るの…?マジで…?」ってなってくる
ギリシャこわいなー>>152
いやね?それなりに書いていたんだけど個人的に納得できなくて違うなこれ…となったんすよ
感情の動きが描けなくて…>>154
ヘカテは土着というか、中東から移住してきた感がある。(トルコがあるアナトリア半島起源で、同地は女神信仰発祥の地であるとも)>>149
ではでは!
【第一節】
眠りに落ちたままレイシフトしたカルデアのマスター、古辻真里歌。
周囲の建造物から大正時代ということはすぐにわかったが、そこには何故か無数の鎧武者が蠢いていた。
死霊に追いかけられ、袋小路に追い詰められる真里歌。
ダメだと思ったその時、彼女の令呪は赤く輝き―――
「サー……ヴァント……!」
現れたのは和装を纏う風流な物腰の男。
腰に提げた刀を抜くや否や、周囲の敵を瞬く間に切り伏せた。
その場にしゃがみこんだ真里歌に、男は眼帯の下の瞳をギラりと光らせて告げる。
「サーヴァント、セイバー。真名を柳生十兵衛三厳。
お前さんが俺のマスターってことで構わないかい?
ま、気軽によろしく頼むぜ。俺もゆるぅくやっていくからよ!」>>159
「今のを避けるたあ天晴れだ。いやあ流石カルデアのマスター。一筋縄には行かないね」
「なんだぁ……てめえ……お前さん、サーヴァントだろ。渾身の一撃が交わされたんだ。名乗るのが筋ってもんじゃねえのかい」
「ああ、そいつは悪いことをした……俺の名は……いや、あえてこう言おうか。
俺は人斬り……ただの人斬りさ。それ以上でも以下でもない」
「ああそうかい。名乗る気は無し、と。じゃあ、無理矢理ちでも口を割らせるしかないわなあ。剣を向けられて相手の名もわかりませんでしたじゃあ、この柳生十兵衛三厳の名が泣くってもんよ!」
人斬りを名乗った男と斬り結ぶ十兵衛。
戦いはヒートアップし、互いの宝具が抜くか抜かれるかの瀬戸際に陥る。
―――その瞬間、男の動きがピタリと止まった。
「ああ。マスターで。なに? 撤退しろ? ……まあ。あんたが言うなら仕方ないか。
そう言うわけだ。お暇させてもらうとするよ。
―――俺の名は田中新兵衛。覚えておけ、柳生十兵衛。
いかにあんたと言え、お天道様からは逃げられまい―――次は、必ず殺.す」
逃げ去った新兵衛を追わず宝塚へ向かう十兵衛。
その胸の内には「いつでも来いや新兵衛さんよ。俺は逃げも隠れもしねえ―――次は必ず、か。その言葉、そのままお前に返すとしよう」という言葉が渦巻いていた。>>160
【第二節】
宝塚に辿り着いた十兵衛と真里歌。2人はそこでとある女性と出会う。
「お会い出来て本当によかった。私はセイバー。真名を高峰妙子……この特異点を解決すべくこの帝都に呼ばれ馳せ参じたものです」
妙子が語ったのはある一つの推測だった。
この帝都にて噂となっている怪人がいる。男は宝塚の正月公演を妨害するだろう。
その妨害を未然に防ぐことが、特異点解決の鍵となる。
「……状況はわかった。とりあえず、情報を集めよう。味方になってくれるサーヴァントにも出会えるかもだし。十兵衛さんもそれでいい?」
「俺は出来れば酒の一杯でも……と言いたいとこだが。新兵衛の野郎がまたやってくるかもしれねえしな。いいさ、付き合おう」
街へ赴く十兵衛と真里歌。宝塚の周辺を散策したが特に得るものはなく、帰りは夕方時となった。
「うーん……なんもなかったねえ。どうしようか―――っぷ。どうしたの十兵衛さん」
立ち止まる十兵衛の背中に顔を埋める真里歌。見上げると、男はいつに無く真剣な面持ちをしていた。>>161
「ばっ、見るなって言ったろうが! あんなもんはお前さんみたいな」
「子供が見るもんじゃないって言ったら怒るよ? レイシフトするんだからこれくらいは折り込み済みだよ。いやまあ今回は偶然なんだけど」
とにかく、と彼女は前置きして。
「新兵衛に襲われないとも限らないし。貴方を一人には出来ないよ。私はマスター、貴方はサーヴァント。一蓮托生……少なくとも、この特異点ではそういたいと思ってるけど。ダメかな?」
彼女の言葉に返す間もなく目の前の男が口を開く。
十兵衛の胸中には「言葉ではなく行動で証明する」と言う信念があった。
「私は都市国家スパルタが生んだ制度そのもの……未だ炎門の守護者に至らぬモノ。アサシン・クリュプティア。強靭なるスパルタに至る為、一戦御相手仕りたい。可能か?」
男が告げると同時、十兵衛が切りかかる。
片方は国家が生み出した無銘の殺戮者、片方はあらゆる創作物で最強を欲しいがままにした剣豪。
その実力差は語るまでもなかったが、不思議なことに今この時において両者は完全に拮抗していた。
これこそが、宝具『隷族の屠殺者(ファントムキラー・ラケダイモーン)』の有する異能の一つ。
他者を屠れば屠るほど感覚が先鋭化するというその力は、五十を超える死体を生み出した男に柳生十兵衛と渡り合うだけの力を与えていた。>>162
「その容貌……その剣筋……そうか。汝がかの柳生十兵衛か……」
「ああ? ったく、有名人ってのはこれだから辛いねえ――そうだ。この俺が、柳生十兵衛だよ……だとしたら。どうする?」
「音に聞こえし柳生十兵衛……ならば、一切の加減は無用。我等は死を善しとし、殺.すを好しとした国家が産み落とした殺戮者。栄光を得る価値を持たざる者。我は、我等が名は―――『隷族の屠殺者(ファントムキラー・ラケダイモーン)』!!!!」
それは、英霊の本質たる宝具の真名開帳。
語られた言霊は神秘を解き―――クリプュティアと同じ技量を持った無数の亡霊兵士が現れる。
「おいおいおいおい、どうするかねえこれは」
溜め息を吐く十兵衛。その理由は瞭然だ。
彼は一流の剣士ではあるが、多対一は本領では無い。無論そこらの雑兵であれば何人相手にしようと問題は無いが、相手は自身と対等の力を持ったもの。
「どうした。それで終いか。ならばこれ以上の言葉は不要―――我が剣にて屍と化し、我が最強(スパルタ)の轍となれ」
「お前さんは、加減は無用と言ったな? いいぜ。わかった。そっちがその気っていうんなら―――悪いな。抜くぜ?」>>163
「―――我が名。広まりしこと風の如し。
―――我が姿。形の無きこと林の如し。
―――我が剣。苛烈なること火の如し
そして、我が最強―――動かざること山の如し」
曰く、十兵衛は謹慎中と見せかけて、幕府の隠密として暗躍していた。
曰く、十兵衛は魔道に堕ちた輩や魑魅魍魎を切り伏せてきた。
曰く、十兵衛は数々の高名な武芸者たちと競い合った。
世に数多く剣豪あれど、柳生十兵衛に並ぶほど人々が夢を見た剣豪は二人とおらず。
色彩、万華鏡の如し。夢想、穹を駆ける虹の如し。
これこそが、柳生十兵衛を柳生十兵衛たらしめる真髄である。
「我が魔眼(め)に宿すは人々の夢想。それこそが我が理想(さいきょう)の証明なり。やっべ、一部抜けてた
「下がれ。あれはお前さんが見ていいもんじゃねえ。ここは俺が片付ける。今すぐ宝塚に帰れ!」
「いやいや、無理でしょそれは―――うへえ。怖い怖い」
真里歌の視界に入ったのは―――血の海に佇む男の姿。
十を越え五十に届こうとする斬殺体と血と臓物の海の中、男は立ち尽くしていた。
161と162の間にこの文が入ります(起)クリスマスシーズンのカルデア。
世界の危機に瀕して尚、職員たちはお祭りムードに活気付いていた。或いは危機的状況にあるからこそ求めているのかも知れない。
それは召喚されたサーヴァントも等しく………。
現れる新たなサンタ・サーヴァント、微小特異点、、、慣れたものとレイシフトするマスターとサーヴァントたち。
そして特異点……雪に閉ざされたロンドンで目にしたものとは───(プロローグ)
(承)現地に既に召喚されていたサンタ・サーヴァントがプレゼントを配送しようとするが襲われる現場に遭遇する。
話によると複数のサ(ryが現界しているにも関わらず、妨害に会いこどもたちにプレゼントを配ることが出来ずにいるらしい。
横行するサンタ狩りを阻止しつつプレゼント配達を完遂するため新サ(ryと共にマスターは雪夜のロンドンに繰り出す!(周回フェイズ)
(転)活躍もあってサンタ狩りに目を付けられてしまったカルデア一行の危機を救ったのは修道士を名乗る痩男だった。
現地人である修道士──トマス・ホーナーの話とこれまで得た情報を総合すると、この特異点は聖杯を得たヘンリー八世の暴走が起因となっていると推測された。
ホーナーの居宅である豪邸は安全地帯であるらしく、ここを拠点にカルデアは反攻作戦を開始する。(時限解放シナリオ)
(結)とうとうヘンリー八世との直接対決。<<暴食>>の<<大罪症励>>による悪竜現象を進行させたヘンリー八世は完全に竜と化した。
食物だけでなく概念すらその捕食の対象とした暴食のファヴニールに苦戦するカルデアだったが、ホーナーの起死回生の一手で逆転する。
ヘンリー八世を撃破し聖杯を回収したことで特異点は収束に向かい、平和なクリスマスを取り戻したのだった。
───大罪を犯した悪竜。その拭い切れない痼りをカルデアに残しながら(エピローグ)ヘンリー八世の宝具『掌中の悦楽、終幕の磊落』の読み「アイム・ヘンリー・エイツ・アイ・アム」がマザーグースの「good boy am I?」に掛かってるんじゃないの?!なんなの!インテリ!?ってなって我慢出来ずに
<<大罪症励>>→→悪竜現象・大罪症励
七つの大罪、その因子を以って竜種へと変貌したボス・サーヴァントたち。
ビースト、グランドって公式ネタと被らずにボスを作ろうとしたらこうなった。こうなってしまった。
変貌「した」ということは「させた」誰かがいる──という事で黒幕に近づいて行く……みたいな>>154
表でアスPが元々アポロン以前の土着の神だったという話を読んだのですが、そうすると型月的には機神アポロンが原アスクレピオスを「喰って」新たに現在のアスクレピオスとしてコロニスを媒介に産み直したのかもなぁ……と思ったり
メーディアを呑んでアテナを産むとか原典でそういう話があったのでつい妄想してしまいます。唐突ですが禹の改修&追加した設定を投下して寝たい
ので投下しても大丈夫でしょうか…??>>177
ありがとうございます~
以下、禹の追加設定
〇主神の神核:B+…三皇五帝を表現する言葉が出て来なかった…
〇竜種:A
〇禹歩:EX
元々は禹の歩き方を真似た巫が始めたとされる所作。
外界と内界を繋げ、神を取り入れて開放する呼吸や、歩法、そして骨格などの要因によってその存在自体が神意を成す「体現法」の一種。
肉体自体が魔術回路を体現する、魔術以上の神秘。
『禹都陽城(きずけ、そくじょう)』
ランク:EX 種別:対人/対粛正宝具 レンジ:9~99 最大捕捉:1000
息壌を一つの神造兵装と化す宝具。
対象(使用目的)の大きさ、存在規模の尺度に応じて、その質量を増大させる単純な宝具。息壌の身体そのものを大地と同期させ、拡大・増築を思考の速度で行っていく。
アラヤやガイアの抑止力を流し込み、撃ち放たれる膨大なエネルギーを変換した柱、天地を貫く巨大な光の槍は対象を貫き、堰き止める。抑止力の表れそのものとも言えるため、星もしくは人類への破壊行為に反応して威力が激増する。
(由来省略)>>179
「グランドランサー」
冠位霊基グランドランサーとして召喚された際に使用する場合、あらゆる事象を数値化可能なものへと貶める追加効果を得る。死なきものにも限界(いのち)はある。
世界を測るということは、世界を定義するということ。
世界の認識を拡大させ、あらゆる難行を不可能なまま実現可能な出来事に変える。最先端にして最果てでもある境界の概念武装は、無を食い破り、世界を拡げる真理そのもの。異界の上位存在たちですら追い返す、世界の秩序を守るための力となる。
機神とかセファールがなんぼのもんじゃい!こちとら斬撃皇帝やぞ!
【人物像】
中華最古の文明・夏王朝の開祖。
天帝から盗んだ息壌をもって黄河の氾濫を治めようとしたが五行の原理を乱したことで失敗し、尭帝に「方命圮族(命に背き族を崩す)」と評され東方の羽山に追放後、亡くなった“四罪”鯀の遺体から産まれた、人のカタチをした竜種。十三年に渡る治水事業のため、身体が半身不随(偏枯)になり、手足は罅や皸だらけになったという。よろめくように、また片脚で跳ぶようにした歩き方が特徴的。
決して飾らず、王座に就いた人物としては不自然な程に質素。それは威厳がないということではなく、見た目を気にする必要がないぐらいカリスマ性を持つという意味に他ならない。倹約を旨とする一方で、それを他者に強要はせず、むしろ生産性向上のために資本主義を肯定する。合理性の怪物。天界の神々に対しても、押し並べて敬うものではあるが、人と世界(自然)に仇なす障害と見なしたならば排除する程度の価値しかない。そも、自分が神の権能を担えるからである。>>180
人々に尽くしながら、ただ一度も人を愛することなく亡くなった聖人。善性そのものがカタチとなったような存在であるが故に、人間の持つ僅かな悪性ですら許せるはずもなく、民衆をよく治めながらも同時に嫌悪し続けた。しかし内心に如何なる感情を抱いていたとしても、他人にとっては結果として生み出される行為こそが全て。半身が壊死してもなお、黄河の氾濫を鎮めたという事実こそが結局は全てなのである。
洪水によって荒らされた世界を見過ごせなかった、という事実こそが。
余談ですけどSG(シークレットガーデン)はたぶん、潔癖症・完璧主義・人間嫌い
カルナのいなかったアルジュナを、更にアレンジした感じだとより分かりやすいでーす!終了!入眠!>>181
おやすー。今って人はいるでしょうか?
もしよろしければ、改修完了したビーストⅤの設定を見ていただきたいのですが…>>143
ユノー的には美少年ムーブを続けて居る方がいじりがいがあります。
書き手としては両方ともみたいです。
>>152
どうもどうも。
ちなみに婚姻の女神としてはウェスタ(ヘスティアー)・ディアナ(アルテミス)・ミネルウァ(アテナ)・ユースティティア(アストライア)のギリシア神族の未婚女神に対してそれぞれ感情を持っています。
>>151
なそ
にれ
>>174
現界にあたって座でエウローペと話し合った結果、『絶対譲れない拒否点』が三つで合意されまして、それぞれが、
・夫以外の殿方に身体を許すこと
・本現界中に主神の愛人と不義の子に対して能動的に嫌がらせを行うこと
・タロスの持ち出し
なんです……つまりタロス側から行こうとしても座のエウロペからストップがかかっちゃっています。
「あの女ぁ!!何がほんわか系おばあちゃまよ!頑として譲りはしないのよ強情ったらありゃしないのよまったく!!」
というか真名がユノー=エウローペなのも、半分はエウロペというネームを外してはくれませんかというリクエストからです。(もう半分は長母音をつける方がヨーロッパのイントネーションに近づくからです)>>186
【CLASS】ライダー/ビーストⅤナイトメア
【理】妄執
【元ネタ】創作
【真名】ドン・キホーテ(アロンソ・キハーノ)/夢回す風車
【性別】不明(核となるアロンソは男性。それ以外は老若男女あらゆる性別が混ざり合い風車の燃料となっている)
【身長・体重】171cm・62kg(アロンソ)、目測でチェイテピラミッド姫路城と同等、もしくはそれ以上(風車)
【属性】混沌・善(アロンソ)、不明(風車)
【ステータス】アロンソ:筋力D 耐久EX(風車と共有) 敏捷E 魔力EX 幸運C 宝具EX、風車:筋力A 耐久EX 敏捷E 魔力EX 幸運- 宝具EX
【クラス別能力】
獣の権能:A
対人類、とも呼ばれるスキル。
『人類または人類史』に含まれるものに特効性能を発揮する。
単独顕現:B-
単体で現世に現れるスキル。単独行動のウルトラ上位版。
このスキルは“既にどの時空にも存在する”在り方を示しているため、時間旅行を用いたタイムパラドクス等の時間操作系の攻撃を無効にするばかりか、あらゆる即死系攻撃をキャンセルする。>>187
自己改造:A+
自身の肉体に別の肉体を付属・融合させる適性。このスキルのランクが高くなればなるほど、正純の英雄からは遠ざかる。
ビーストⅤ(ドン・キホーテ)の場合、後述の簒奪憑依により取り込んだ対象が保有していたスキル・宝具をも自分のものにする。ただし取り込んだスキルは全て一段階ランクダウンし、宝具の方も真名解放はできない。
ネガ・ドリーム:A
見果てぬ夢、捨てきれない未練が結実した末のスキル
現実を侵し思うがままに改変する侵略型固有結界。
ゲーム的に言えば無敵貫通・防御無視・全攻撃への耐性付与・相手方に防御お呼び魅了耐性デバフ永続追加・自身の攻撃力大幅上昇。
【固有能力】
簒奪憑依:A
本来のクラスであるライダーの騎乗スキルが変質したもの。
ビーストⅤが紡ぐ夢に魅せられた者は漏れなく彼の一部となり、僕としてビーストⅤが消滅しない限り永遠に使役される。さらに憑依対象が保有する魔術・スキル・その他宝具も強制的に取り上げられ、ビーストⅤのものとなる。
輪廻する風時計:EX
風車が持つ固有能力(機能)が昇華されたスキル。
風車の回転を時計の針の動きに見立てたものであり、ダメージが一定レベルを超えて蓄積すると逆回転する仕組みになっている。
このスキルが機能し続けている限り、風車とドン・キホーテに与えられたダメージは自然かつ永遠に回復し続ける。
スキルへの対処法は二つ。一つは逆回転を許さない程の大ダメージを与える事、もう一つは風車の回転そのものを物理的に止めてしまう事。ただし動かないとはいえ風車自体が空想樹に匹敵する大きさの上、風車自体の耐久もあって『外側からの』破壊は困難を極める。>>188
【宝具】
・我が空想よ、現実を超えよ(ドン・キホーテ・ロマンシア)
ランク:EX 種別:対自己宝具 レンジ:- 最大捕捉:(顕現した時代ごとに変動する為、測定不能)
ドン・キホーテ(アロンソ・キハーノ)が保有する宝具。
ドン・キホーテが思い描く理想の自分を具現化する能力であり、発動と同時に自身のステータス・スキルを自由自在に設定する。
また、後述する第二宝具が生み出す世界によってドン・キホーテの姿も変動し、魔物を退治する勇者から現代の兵士に至るまであらゆる姿に成れる。
・風車の夢、牢獄の理想郷(リインカーネーション・ナイトメア)
ランク:EX 種別:空間創造宝具 レンジ:- 最大捕捉:測定不能
ビーストⅤが保有する第二宝具にして真の宝具。
本体である風車を中心に一つの異空間を生み出し、夢などを通じて人間を誘い込む。夢の中に取り込まれた者は時間経過と共に自己を見失っていく効果もあり、最終的には第二宝具を構成する一部として組み込まれてしまう。
また、長時間おらずともビーストⅤの意思次第でいくらでも吸収可能となっており、その場合はビーストⅤの手駒にされるか単純な魔力源として絞り尽くされる。
戦闘面としての効果は催眠などの精神攻撃、および地形・空間そのものによる物理攻撃。前者は対象に悪夢を見せる、あるいは幸せな夢を見せて一生起き上がれなくする。後者は重力を増減したり大地や天候を操って攻撃させるといった手法になる。また、無限にエネミーを生み出す事も可能。
ただし風車であるが故の弱点として、一度でも内部に飛び込まれると地形・空間攻撃は不可能になる。その場合は風車内に仕掛けられた罠やエネミーによる物量戦が主。>>189
【解説・新】
ドン・キホーテとしての姿は、古ぼけた騎士装束を纏った初老の男性。
人格も原典におけるアロンソのそれと大差なく、(形はどうあれ)正義感に燃え騎士道精神に忠実な熱血漢。
ただしこれはあくまで仮初の人格。その正体はドン・キホーテという英霊をベースに、彼の物語において短くも大きな要素を占めた存在――巨人の怪物こと『風車』を抽出・再構成された超抜級侵食型敵性存在。
風車そのものに人格はないが、風車の内部にドン・キホーテを始めとする無数の亡霊が取り込まれており、その全てが夢破れた者の成れの果てである。
老若男女、時代も国も異なる彼ら/彼女らは、『夢を抱き、しかし叶える事なく人生を終えた』この一点で集合し、ビーストを構成する核となっている。
亡霊たちが抱く人類愛、それは『己の夢を通じて抱いた、世界への愛と希望』。
ある者は、愛する両親や恋人、あるいは同郷の人々に報いたいと努力した。
ある者は、己が故郷を脅かす者を退け、愛する者達を守るべく戦いに行った。
ある者は、恵まれない人々を救いたいと、その一心で手を差し伸べ続けた。
そしてまたある者は――今を生きる人々の為、どれだけ時代が移り変わろうと決して変わらぬ者もあるのだと、そう示し導く為に夢へと生きた。
それら無尽蔵の、かつて確かにあった愛はしかし、今や悉く獣を構成する要素に成り果てた。
他者を思い慈しんだ心は、迷い込んだ者を嘲弄し侮辱する悪意となり。
夢を抱き希望を信じ続けた強さは、他者を愚弄し見下す源泉となり。
かつて騎士たらんと生きた老爺は、騎士道のみならずこの世全ての正義を否定する悪鬼畜生へと堕ちた。>>190
――以上をもって、是の真名は確定した。
ドン・キホーテなど最早過去の呼び名。否、今の彼ら/彼女らには呼ぶべき名さえ存在しない。
代わりに与えられた称号は、クラス・ビースト。『妄執』の理を持つ人類悪・ビーストⅤナイトメア。それが、是への真名である。
夢に固執し、固執するが故に、他者へ害なし呪い続ける。それこそが、ナイトメアの持つ悪意であり罪なのだ。
以上が再改修後の解説になります
【解説・その1】は改修前と変わらない為割愛しました
ナイトメアとか名乗ってますが、イメージ的には某ロボボなプラネットのラスボスに近かったり
ご意見・感想などあればどうぞ!>>184
>>184
美少年ムーブを保とうとしている場合:「ま、まだピチピチだよぅ!」
美少年ムーブを外した場合:「……重ねた歳月であれば我等に大差はないであろう。必要であると感じた故に現れ、冥府神としての姿を顕にすれば円滑な意思疎通を妨げる事になると考えた故に熟慮を重ねこうしたまで。……時に。遍くオリュンポスの民の母、大神が妃たる汝こそ、このような場に自ら現れる事の意味を把握しているのか。もし醜態など晒せば、我等全体の面子にも関わるであろうに。………くれぐれも、気をつけて行動する事だな(訳:ボケてないよ。それに、この格好にも役に立つところもあるんだよ?そんな事より君こそこんなところに来ちゃって大丈夫?怪我したらゼウスとか心配すると思うなぁ。気をつけてね)」
……と、こういう風に違いがあります。>>184
>つまりタロス側から行こうとしても座のエウロペからストップがかかっちゃっています。
タロスもおばあちゃまには機械的にも心情的にも優先で従うからね、しょうがないね……
>あの女ぁ!!何がほんわか系おばあちゃまよ!
タロス「彼女はほんわか系ですよ?
ほ ん わ か 系 で す よ ? ? ?」圧を感じる微笑みうーしもう一個ssできたんで貼っても良いですかい
>>199
どうぞーよーし貼っちゃおう
「突然だけど殺人事件発生よ!部屋中血まみれね!」
「突然すぎるよ最悪だよくそったれ」
ライム・シトロングラスとラウの二人は凄惨な殺人現場へとやってきていた。旅先での洋館にて思わぬトラブル発生により死人が出たのである。荘厳な雰囲気を持っていた館の主が使っていた部屋は辺り一面に血が飛び散り、まるで絵画に赤い絵の具がぶちまけられた様だ。お気に入りだったであろう机も、壁に埋められた剥製も何もかも真っ赤である。
ライムは凄まじい状況の事件現場に少々気圧されながらもぐるりと室内を見回していき、傍らで萎縮しているラウへと視線をやる。
「何か分かる?」
「何も分かんねぇよ……吐きそうだ」
「それは私も一緒だけど、まぁあんたの鼻的にかなり辛いわよねこれ」
ラウは部屋に入ってからずっと顔色が悪い。部屋中の血はまだ暖かく、濃厚な鉄臭さで部屋を包み込んでいる。ライムも口元を覆って防いではいるがラウは今にも吐きそうな面持ちだ。しかしラウ自身がついていく、と言い出して現在に至る為にライムはどうしたものかとしばし黙りこくる。
「……戻る?」
「いや良い。やれる事はやった方が良いだろ」
顔色こそ悪いが毅然としたラウに促され、ライムはゆっくりと部屋の真ん中で血だまりを生み出している原因である死体へと歩み寄る。元はスーツを着こなす壮年の男性であったが、今は見る影もない。グロテスクな肉塊と化してしまっている。
「うえぇ、酷い有様……死因は、見ての通りね。体の内側から破裂したんだと思う」
「こういう風に死にたくはないな」
ラウも血だまりを踏みしめながら追いつき、ごくりと唾を飲んでから鼻をくんくんとさせ周囲の匂いをかぎ取っていく。結果はなんとも言えない渋面で、ライムも同じように顔をしかめた。>>203
「駄目だ。匂いがキツすぎる。手がかりもこれじゃあ分からないな……」
「うーむ、間違いわね。これはアレよ、あのセリフの使いどころよ」
「なんとなーく何を言おうとしているのかは分かる。このグロテスクな場でよく言えるなと感心してしまうが、どうぞ」
「ふっふっふ、この現場で大切なのはひとぉつ!『ホワイダニット』ね! くぅう、言ってみたかったのよこれ!」
「うんやっぱそう来るよね。言いたいのは分かるぜ、クールに言ってみたいもんあれ」
ライムのあこがれは長い黒髪のロードである。クールで理知的、グレートビッグベンロンドンスター。ラウは色々あって凄まじい顔をされるのであまり良い印象は持っていないが、口に出すべき事ではなかろう。
ホワイダニット。魔術を用いての事件にどうやって?は愚問である。では何故殺そうとしたのか、根底にある殺意を突き止めるのだ。
「私思ったんだけど、この死体って本当に破裂して死んだのかしら」
「というと?」
「ほら、本当に破裂したのならもっと吹き飛ばない色々と。臓器とか、プラネタリウムみたいに。でもこの死体はまるで体から血を抜き取ってまき散らしたみたい」
「……じゃあ何か、この血はわざと?」
「隠したいものがある、とか?」
つまり犯人は真っ白なキャンバスに何かを描き、それを隠す為に赤い絵の具で塗りつぶしたという事である。では何を塗りつぶしたのか? 真っ赤な絵の具で覆ってしまいたいのは何か?
ライムとラウの視線は部屋の中央へと向けられる。不自然な死を遂げた肉塊に。>>205
「何か匂わない?」
「ちょっと待て、もう少しだけ頑張ってみる。……待て、待て。俺の知っているのとは違う匂いがする。あのおっさんの匂いでもなければ、そもそも人間の匂いかどうかも怪しいぞ」
「―――――なるほど。鼻が良いから、と思って誤魔化してみたのだが駄目だったか」
ライムとラウはぎょっとし、互いに顔を見合わせた。しゃがれた男の声が肉塊から聞こえたのだ。とてもではないが生きているとは思えないが、事実聞こえてしまったものは仕方が無い。
もぞもぞと肉塊が動き出したかと思えば瞬く間にその形を変えていき、オオカミを思わせる体躯へと変形した。
「いやはや……私もまだまだだった様だ」
「嘘……やばっ!」
一体この獣は何者なのか? 館の主の死の真相とは? ライムは事件の解明が出来るのか? ラウの胃袋は度重なるプレッシャーと緊張感に耐えられるのか?
次回『狼牙の館殺人事件』第三話、『ピンチ!狼だらけの奇怪な館!!』にご期待ください。衝動的に書いた変な絡みです
>>194
改修前が人類愛要素薄めだったので、そこを強調する形でリメイクしました
お気に召したのなら幸いです
>>196
人類愛(押しつけ)をばら撒くビースト、これは強い(そして厄介)
夢を見るのは素晴らしい事、だけど夢に囚われるのはよくない。それがこのビーストのコンセプトです
>>198
愛が深い程に、獣としての脅威も増す…
ビーストⅤを構成するのはほとんどが知名度のない人々ですが、数だけは桁外れに多いというバランス
>>204
具体的な討伐手順としては
アロンソと出会う→アロンソ正体表す→アロンソ撃破、だが特異点解決せず→風車の正体発覚。人 類 悪 顕 現→復活したアロンソ&風車攻撃、だが通用せず→「敵の本体は風車の中だ!」
こんな感じで、攻撃をかいくぐって風車内部に突入→最終決戦をイメージしてたり
>>208
ダンジョンというか、似たようなネタなら公式が既にやってましたね>セラフィックスキアラさんとか
人間ではなくダンジョン100パーなタイプだと初めて、でしょうか…?「………ついに、来てしまいましたね。十二機神三機目!ギリシャがメカだという他神話の神勢の認識の根幹!」
「ついにもなにも、有名どころは十二神なのは当たり前だし、当然じゃない?僕らやディオスクロイ、ディオニュソスみたいなのが少ないんだって」
ほのぼのと話しているのはつい最近エウロペの霊基を使い現界した女神ヘラに対するコメントである。テンションが高いのはアナトリアの大地母神キュベレー、気怠そうに相手をしているのは愛の神エロスだ。
「そも、君は別にギリシャ神なんかじゃないだろう。僕は元々のホームスペースがギリシャなのもあってアイツらと……特にアフロディーテとヘラ。ヘラはまだ権能が掠るレベルの一致しかないけど、アフロディーテとはガチガチに被ってたから。それなりには争ったけど……君は違うだろう?」
「そうでもないです!確かに私はギリシャが主な信仰地ではなかったですが、そこにも信者はいますので!そりゃあもう、生死観の違いでハデス君とか、地母神的在り方のそれこれでデメテルちゃんとバチバチしたこともありますよ!ええ!」
「最終的に僕も君も機神達と『同盟条約』を結んだあたり、本当に泥沼だったけどね……」
キュベレーも、エロスも、土着の神。しかも彼らはそれぞれ外宇宙から飛来した機械仕掛けの神々と争えるほどの力があったのだから仕方がない。それなりに闘争を繰り広げ、同盟を結び、そして………「白き巨人。タッシリナジェールの壁画、彼らが外宇宙の飛来物ならばあれはこの宇宙の災厄そのもの。名をセファール」
「まあ、あの化け物が死んだ際に様々な恩恵が各神話に降り注いだらしいけど?神代以降だとアッティラとかね。その代わりギガースなんかも生まれちゃったけどねぇ」
「私たちがこの命を失うことなくそのままあの一万四千年前を生き残れたのはまさしく運がいい、と言うことに尽きるでしょうね。
………何はともあれ、そこで真体を失い、正真正銘の『この地球の神』と成った彼らと、そこで初めて本当の絆を結ぶことができたのです」
「雨降って地固まる、皮肉なもんだよねぇ。その結果僕はアフロディーテの子供というカバーストーリーを作り上げ、君はそれまで主張し続けていたギリシャ地母神の畏敬をそこまで拘らなくなったんだから」
このカルデアにいる三機……ハーデース、ヘスティア、ヘラ。アーテーも含めるとするならば都合四騎のサーヴァントを見て、ため息を漏らす二神。
「…………君は彼らのことが嫌い?」
「まさか。そもそも最初から嫌ってはいないのですよ。彼らが自分達と言う存在のために人の信仰を欲したのはわかっている。私も神です、人がいなくては生きられない。あの時代の人は私がいなくては生きられないから。そして、私はセファールは嫌いです。クトゥルフうんたらとか言う外宇宙の悪意しか秘めていない怪物共も嫌いです。ですが………
あの時、降り立って、人に触れた彼らは。地球や人間を壊そうとする意思がなかった。それかわ彼らの母艦からの命令であるにも関わらず。そんな彼らを、どうして嫌悪することができましょうか」
「そう、そっか。そうだよねぇ」
「あなたは?」
「僕はぁ、とりあえず面白いことがあれば良いかなーって感じだったから。このままだったら人類を愛に狂わせて壊しそうだったし、それを考えてみたらやっぱアイツらが降りてきて良かったかも。プシュケーとも出会えたし、ね」
「………性格、悪いですね」
「悪魔の側面持ちに言われたくないなぁ」ギリシャ機神が増えたことによるうちの土着神の談義
ヘラーから猫の藩士さん作のヘスティアへのセリフとか聞いてみたい気持ちもアルターエゴ召喚シーンがついに完成した。
投下するけど先約はいるかな?なんでもスキル名の後に(聖夜)とかつければその時期イベのキャラになれる説
「魔眼(夏)」「忍術(聖夜)」>>222
ほんじゃ投下するよ。
英霊召喚:未来のイヴ篇
アメリカ合衆国、カリフォルニア州、ロサンゼルス。
ダウンタウンはチャイナタウンの一角に有る中華料理店、「五行薬食酒家(ペンタグラム・CFT)」。
事務所とオーナーシェフの住居がある最上階、オーナーシェフの寝室。
オーナーシェフである伍桃夢(ウー・タオマァン/ドリーン・ウー)が古い常連客であるガンスミス夫婦の一人娘、リディア・ツキオカと一緒に下着姿となっていた。
リディアは大学進学を機に桃夢に誘われて、用心棒としてこの店でバイトを始めたのである。
今、2人の腹部には数日前に配布された令呪があった。
二つは桃夢の下腹部に、一つはリディアの上腹部に。
お互いに令呪の位置を確認するため二人は服を脱いだのだ。
令呪が配布されたのは、リディアのシフトが終わった直後の事であった。
それから次の日、経理担当達と一緒に売り上げを計算していた桃夢と、大学にいたリディアにそれぞれ聖堂教会の者が接触。
2人に聖杯戦争への参加を強要したのだ。
今回の令呪は譲渡できない仕様であるため、と理由は説明されたが2人とも納得できなかったのは言うまでもなかったが。
だが、令呪を放棄しようにも英霊を召喚し、使い切るしかない。
そのため、仕方なく2人とも渋々参加することを決めた。
リディアもその日の内にパスポートを申請するための準備を始め、既に申請も終わっている。>>225
「おへそより上なだけ、マシって考えた方がいいのかな? おへそのすぐ下だったら悪魔か何かのペット兼跡継ぎを産む機械のマークだよ、これ」
「心霊医師を呼んで、へそから下にそれを移し替えたろか? いくらその気が無くとも雇い主を人外か何かの所有物扱いすんなや!」
割と失礼なリディアの物言いに怒る桃夢。
当然であろう。
彼女の分は下腹部にあるのだから。
リディアも慌てて謝罪する。
「す、すみませんでした……」
「良し。せやけど、参加するにしてもリディアはどないする? 大学あるやん」
「問題ないですよ、来月から8月一杯まで夏休みですもん」
「なら二人で日本へ行ってもええな。開催は再来月の半ばや。後は誰を召喚するか、やけど既に当てはあるし」
「触媒、もう入手したのですか?」>>226
服を着てからリディアのスケジュールを聞き、問題がないことを確認する桃夢。
リディアも服を着ながら彼女の説明を聞く。
「外れや。トーマスの遺したメモや記録を整理する、『エジソンプロジェクト』が1978年から続いとる。そのプロジェクトは資料の内、魔術教会と聖堂教会に目を付けられそうなブツを保護・保管するって裏の業務もやっとるんや。この間、本拠地扱いになっとるラトガーズ大学のチームが極めて高度なオートマタの設計図を発見して話題になったやろ?」(※プロジェクト自体は実在します。スミソニアン協会、国立公園局、ニュージャージー歴史委員会、ラトガーズ大学の4機関が主催しているとのこと)
「それを借りて触媒に?」
「その通り。終業式済んだらすぐに準備して、飛行機使うてニュージャージー州のラトガーズ大学に行って、そこで召喚の儀をするで。流石にLAまで持って帰る訳にはあかんさかい」
数日後、ニュージャージー州、ニューブランズウィック。
ラトガーズ・ニュージャージー州立大学、ピスカタウェイ・キャンパスのどこか。
夜の飛行機でLAからニューアークまで行き、空港で朝食を済ませてからタクシーと鉄道を乗り継いで桃夢とリディアはここまで来た。
そこは、キャンパスの一角にある建物。
二人が中に入ると、エジソンプロジェクト関係者が出迎える。
簡単に自己紹介を済ませて、その関係者は本題に入った>>191
あーーーーなるほど、その発想はなかった!
集積型ビーストかぁ、なるほど、なるほど……!
>>195
(第3再臨・ミドルティーンの姿を取りながら)
「あら、やはりお兄様は老けておいでだわ?」
「……時に、それを承知で現界しているのですよ、ハーデス。ロシアで寒地の怪物と化した哀れな皇帝、スカンディナビアで畜産を営んでいた可哀想な氷の女王、可能性の果てで私たちを滅ぼし得た中華民族の真人、私たちと同等のルーツを持つアジアの神を喰らい尽くした黒い人。第二宝具の開廷権を持つ私はゼウスの代わりに彼らの枠にあります。ハーデスこそ、冥府神が地上のことに関わるべきでないなどと詭弁を弄して参議を拒否しないでくださいね?12神では偶数で議決が取れないかも知れませんもの」
「ところでお兄様。その姿をお嫁はご存知なのかしら?(気に入られるのでは?という風な意味合いだけれど貴方がそんなことしてるってあの子知ってるのかしら?と言っているようにも聞こえる言い方)」>>227
「御二人とも。例の設計図と魔方陣は用意済みです」
関係者の発言と共に、壁の一部が開いて地価の隠し部屋へと続く階段が現れる。
この隠し通路及び、そこから行ける隠し部屋と召喚の儀に使う設計図の詳細。
以上の三点に関して他言無用とし、隠し部屋で召喚の儀を執り行うのを条件に桃夢は例の設計図を借りたのだ。
すぐさま桃夢とリディアは隠し部屋へと入り、そのタイミングで壁の一部も閉じられる。
そこには関係者の発言通り床に魔法陣が書かれ、上の階から持ってきたと思しき小さな簡易テーブルの上に触媒となるであろう例の高度なオートマトンの設計図が置かれている。
しかし、分厚そうな鉄製の扉が室内にあるためリディアはそこが気になった。
「エジソンプロジェクトで整理された資料の内、魔術協会と聖堂教会に目ぇ付けられかねへんブツを保護・保管するための施設はこことは別のとこにあるんや」
「ミス・ドリーンが言われたとおりです。そして、この大学からそこに行くルートの入り口こそが、あの扉なんですよ」
桃夢の説明と、関係者の補足を聞いて即座に理解・納得できたリディア。
直後、桃夢と一緒に準備に取り掛かる。>>233
「汝の身は我等が下に、我等が運命は汝の剣に」
「聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うなら答えよ」
「我等が呼び出すは、発明王が造りし汝」
「科学の娘(こ)よ、今こそ地上(げんせ)へと戻る時」
「「誓いを此処に。我等は常世総ての善と成る者達、我等は常世総ての悪を敷く者達。汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」」
二人が詠唱を追えた後、魔方陣から放たれていた光が強くなる。
桃夢が目を見開いた(※桃夢は普段は糸目)直後に光がその場を白く染める。
それから数秒後、魔方陣の上には『絶世の美女』が立っていた。
清楚な雰囲気と服装に反して、男受けする体付きをした金髪碧眼の美女。
その美女は自分のクラスを名乗るが、途中で桃夢の姿を目にした途端に驚愕する。>>234
「サーヴァント、アルターエゴです。真名は……! 貴女が私を呼んだのですね、ドリーンさん」
「そうやで。ワテが隣におるリディア・ツキオカと一緒にあんさんを呼んだんや。久しぶりやな、ハダリー。」
「はい。お久しぶりです」
桃夢の発言に仰天するリディアとプロジェクトの関係者。
2人の反応を他所に桃夢とアルターエゴは再会を喜んでいた。
「やっぱり、あの写真に写っていたのはミス・ドリーンでしたか……」
「どういうことですか?」
「今回お貸しした設計図はオートマタではなく、人造人間のものです。130年以上前に、ミスター・エジソンは外国の友人のためだけに人造人間を開発しました。先日、我々エジソンプロジェクト遂行チームは設計図を始めとした開発計画に関する書類やメモを発見したのです。それ絡みの日記代わりのメモに、とある出張料理人に関する言及が見られました。あちこちを転々としながら、料理で体の不調や病気を治してしまう子供同然に小柄で不思議な女性と記述されています」
関係者がここまで言ったところで、リディアも心当たりに行き着く。
条件に合致する人物は、桃夢しかいないのだ。>>235
「過労や急病により半ばで倒れる危険性を思案したミスター・エジソンはその出張料理人を多額の報酬で雇い、彼女の作る料理のおかげで前よりも健康になった肉体をフル稼働して人造人間を完成させたのです。その感謝の気持ちを物的に残すため、完成直後の人造人間も交えて記念撮影もしました。証拠写真も同時に発見できました」
そういって関係者が見せたのは古いモノクロ写真である。
今の説明が事実であることを、写真は如実に明示していた。
完成したばかりで裸体をシーツで覆ったアルターエゴと、彼女を挟むように男女が笑顔で写っている。
男性は誰がどう見てもトーマス・アルバ・エジソンその人であり、女性は桃夢だ。
挙句の果てに、裏には『ハダリーの完成を祝して、健康面で大いに支えてくれたミス・ドリーン・ウーと一緒に』という一文と共にエジソンのサインまである。
完全に確定事項だ。
「ドリーンさん、幾つなの!?」
「そら勿論、トーマスより年上や。10代になったんは阿片戦争の前やで」
「てことはエジソンと知り合った時点で少なく見積もっても50代!? 計算すると今は180……」
「ストップ! そらもう、完全無欠のババアなのはワテもよう分かっとるし、受け入れとる。でもな、ここまで若さ保っとると、乙女の意地を張りたくなるんや。実は初潮もまだやぞ。だから年齢に関しては禁則事項。ええな?」
「……はい」>>236
驚愕するリディアに対してドリーンは釘を刺す。
180代で初潮がまだというのも極めておかしいが、それを口にせずリディアは復唱した。
このやり取りを見ながら会話のタイミングを伺っていたアルターエゴはリディアの一言の後、即座に話題を変える。
「座から今は21世紀とは聞いています。ですが、あれから全くお変わり無いなんて……」
「仙術も加減間違うたらこれやで。ところであんさん、何のために聖杯を求める?」
「……座はあの事故の後、エワルド様が無事に運命の人とであって幸せになったことも教えてくれました。だから、私は私の運命の人を知りたい」
「なら問題なし。まあ、真名バレはまずいから、あんさんのことは聖杯戦争が終わるまで、他の人がおる時はアルターエゴって呼ぶで」
「問題ありません。そう言えば、ドリーンさんとリディアの願いは何ですか?」
アルターエゴの疑問に対し、桃夢とリディアは一度顔を見合わせてから笑顔で答えた。
「「アルターエゴと一緒」」>>237
2人が自分と同じ目的で聖杯を求めることを知り、納得して笑顔を見せるアルターエゴ。
プロジェクトの関係者も、心なしか安堵している。
「聖杯戦争の開催地は日本。これから3人分の観光ビザも申請するで。リディアのパスポートは発行済み。アルターエゴの偽身分証と偽造パスポートは『そういうことに関わる政府機関』が用意してくれるさかい、問題あらへん」
「飛行機はどうします?」
早速日本へ行くための準備を始める桃夢。
どの便で行くかも既に決めてあるようで、彼女に代わってリディアがアルターエゴの疑問に答える。
「昨日の内に検索済み。LAと東京を結ぶ便があるわ。日本に着いた後は、夜間バスか新幹線で開催地に行く感じね」
サーヴァント、アルターエゴ。
彼女は生前から外見の由来となった女性だけでなく始まりの女と、ピグマリオンが製作した石像の分身でもあった。
故に、アルターエゴの適正を得るという奇跡を起こしたのである。
かつて、エジソンがエワルドのために造り出すも船舶事故で水底に沈み、役目を果たせなかった彼女は未来のイヴ。
理想の女性として造られたからこそ、ペルシア語で『理想』意味する言葉が名前となった。
故に真名は、ハダリー。>>241
端的に言ってしまうとそれ(言われてやっと気付いた&吐血>>239
なるほど……なるほど!!
>>242
わかる
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/キュベレー%2Fアルゴル
普段はいい女神様だけど再臨すると変なとこに繋がっちゃう女神様>>244
まぁ人類愛があるだろう偉人なり英雄なりを見繕って、人類に共通する悪癖みたいなの何にするかを決めて~、キャラとしての格も大事だし~、で考える事も多いですしね。それら全てにある程度説得力が必要な訳だから、手間の段違いではある。
まぁだからそこら辺考慮すれば割とリスクリターンが釣り合ってないと言うか、無理して作る必要もないモンだとは思うというのが個人意見。>>211
今のスレは割と自由ですからね
流石に完全オリジナルなエクストラクラスとなると別ですが、公式が提示したクラスだとこういうのもOKだったり(無論ちゃんと使うのも考慮した上でですが)
>>215
ドン・キホーテはドン・キホーテでもアレです、異聞帯というか有り得た可能性的なドン・キホーテなので!
ぶっちゃけビーストⅤとある通り、本来であれば獣として顕現する筈のないビースト枠だと思って作りました。なのに顕現してる理由は……まあ、お察しと言う事で
>>216
奇しくも迷宮という人が夢を抱きやすい環境を具現したビーストになりました
>>228
改修前にあった、『ドン・キホーテを依代に無数の亡霊が集って構成された人類悪』という部分は変わってないんですよねこれが
何でこんな超ド級エネミーになったのかは自分でも謎。多分今年カービィやらロボプラやらにハマってたせいです>>240
公式という前例があるから強すぎる……なおエロス様もキュベレーも機神達とそれなりに争ったとはいうしヘラー様とハ様にも少し関係あるとは言ったけど権能の主軸がエロス様はVSアフロディーテ、キュベレーはVSデメテルなのである
なので多分そこまで険悪にはならんのである。多分。同盟組んだし>>251
>人類悪ならずとも人類を滅亡寸前まで追い込むことができないわけではない
銀河「せやな」←ルート次第では全宇宙中の生命の半分を無に還す。
九太郎「せやぞ」←解体中の物品の中にはワンタッチで太陽系を滅ぼせるものもある。
メロディア「……(メソラシ」←ルート次第では地球を穏やかかつ平和的に滅ぼす。
ダニエラ「うん…………うん」←ルート次第では文字通りすべてを取り込んで『自分』にする。
皆宮&鍾太郎「こわ……」←自己セーフティやらなんやらで人類滅ぼすとかできないしできてもやらない奴らそういえばギリシャの話で思い出したけどうちのヒッポメネスはアフロディーテにリンゴもらっておきながら舞い上がってライオンにされた訳だけどアフロディーテのビジュアルが出来たおかげでなんか想像しやすくなったというか、あのアフロディーテの事だから指パッチンでライオンにしそうだなと思った
ンンンンン
ビーストについて考えてたらついでに冠位術と冠位殺まで湧いて出てきてしまった……
年末になんちゃって終局やろうかなあ……それまでにリレーと正月イベ特異点と3騎分の設定間に合うかなあ……
とりあえず剣豪作ろ……>>251
あれ、ご存じありませんでしたっけ?
平たく言うと、「ゾロアスター教の善神スプンタ・マンユを騙る、遥か古代の王国で生み出された人工的な『名もなき正義の味方』です
公式アンリ・マユを意識しつつ、されどコンセプト的には真逆な感じで作りました
でも人物設定とか考えた辺りで色々想像力の限界を迎え凍結に…
この辺りの事情については過去スレ175に載ってますので、探してみてください
https://bbs.demonition.com/board/6111/
ビーストⅤ(Ⅱ)はこいつの手で生み出された、半人造ビースト的な存在にしようかなと考えてもいたり>>266
追記:
てっきり山星さん的に好きそうな題材だったから当時も食いついてたものかと思ってました
でも今振り返ったら確かにありませんでしたね、すいません自分もビースト早くお披露目したい(二年寝かせたまま)……ぐれお進めよ……
あ、ぐれお完結に向けてぐれおページにフェリメンカルデア時空の関係SSのリンク載せたいんですけど、「勝手にまとめるなよ!」って人がいたら言ってね(実はこっそりhttps://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%B9%BD%E5%86%A5%E7%A5%9E%E5%BA%A7%E6%B8%93%E8%B0%B7%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%B3 にダイジェストssの原型になる予定の一部置いてるって事を表明した後寝よう)
あ、レージュさん。
この間用意してくださった令呪、ギャラリーでの名義を『伍桃夢』に変更させていただきました。
凄くどうでもいいコソコソ話。
『Fate/Planetary System of Holy Grail~聖杯惑星爆現~』でリディアの上腹部に配布された分は、ハートマーク三段重ねの一番下の部分。>>271
うちだとこの子が
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ケニングフォーク
>>274
ごめんなさい……せっかくいい題材も見つかったので自分でも作りたくなって……
なん……だと……>>271
私のだと碓井貞光の温泉宝具ですかね。>>285
本人は「バリバリ働いちゃいますけどー。なんなら今からでも地球をまっさら真っ平らにしますけどー」とバリバリ過激派の滅亡論者タカ派だから加害者側ネ……(なお怨敵として特別目をつけてる三柱の一角はすでにこのスレで実質サーヴァントとして登場済みかつ残り二柱はFGOの方で顔出し済みのため、実際行動を起こしたらカウンター召喚の可能性が濃厚な模様)触媒一覧も編集したので寝ます。
おやすみなさい~。遅くなり申し訳ありませんがレンタルサーヴァント・レンタル人物の項目に自作キャラを登録いたしました
〜朝のコソコソ話〜
鏡の国って言う一つの世界観の中で頂点に君臨していたジャバウォックっていう『獣』を屠ったアリスってグランドアサシンなのでは?と考えていた時期が私にもありました>>296
ちなみにアコエテスの神話
・海辺で遊んでいた(眠っていた)ディオニュソス、それを見つけた海賊(船乗り)たちは、
「あんな立派な身なりの若者(子供)、さぞや身代金とかたんまり持っているに違いないし奴隷にすれば高く売れるZO!」
とディオニュソスを誘拐し、マストに縛る
・その船に乗っていたアコエテス、ディオニュソスのただならぬ気配を感じ取ったのか、
「や、やめた方が……」と皆を止めるも聞き入れられず。
・縛られたディオニュソス神、あわてず騒がずにこりと微笑めば、
どこかから聞こえるフルートの音色と共に船がブドウの蔓で覆われ、
更には猛獣たちを召喚、そして自身も獅子に変身して船員たちに襲い掛かる
・慌てた船員たちは海へ飛び込むがなんと魚の様な奇怪な生き物……つまりイルカに姿を変えてしまう!
・唯一止めに入ったアコエテスだけが無事だったが、のちにディオニュソスの信者となったとさ。
めでたしめでたしあーぱーファラオ「決闘(ディアハ)!!」
巻き込まれたツタンカーメン「ディ、ディアハッ」
「違う違う!もっとこう、『ドン☆』という効果音が似合う感じでやるのだぞ!」
「むむ」
とかいうカルデアの日常風景を思いついたので。次の日はDIOごっこしてそう>>305
メネス「ツタンカーメンが2人……来るぞマスター!」
とか遊戯王ごっこをまだノリノリでする初代神王
こんなんでもシリアスな時はちゃんとシリアス出来る子だから……>>271
うちならエイルかなあ?>>265
虚木家ご先祖「……正直言ってさ、アレ、宇宙規模の蛮族かなんかじゃない?何らかの理由で宇宙の文明をリセットする機構がバグってああなったとかの方がワシまだ理解できると思うの……」
なお、ここでいう理解できないとはアライメントの違いによる方向性の違いからくるもの。本人は捕食遊星に戦友と育ての親を全員食われているのでセファールに思うところがある模様。>>310
キュベレー「スピーカー、マイク、照明……音楽は?」>>312
あとマスコット的なキャラでもよければ、うちのアテナ(withペーネロペー)もいますね
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%AD%E3%83%9A%E3%83%BC>>315
アレスを作るのであればいずれマルスになることですし、うちのトラヤヌスとも設定を擦り合わせたくなります。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%94%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%8C%E3%82%B9>>298
ハ様的にはセーフ、というか一回協力者を挟んで冥府概念の展開をふわっとした感じに抑えた以上黄泉竈食ひルールは緩和されてる(流石に長く過ごし過ぎたらアウトかもしれないが来園一回分ならまぁ)のでそこからさらに万全を岸他のだなぁって感想になるかな>>323
なんかそれだけ聞くと異聞帯の主がちょうど良い…のか?自分のカニバリズムへの意識を伝えるためにその元になった短歌の出展探してたら寝落ちしてたで候。あと前スレの諸々も拝見いたしたで候。
前スレ>935(ルナちゃんの冒険)
可愛いなぁ!というのが第一印象。時計塔に居ればこんな数奇な邂逅もあるんだなぁ…
不思議な特徴を持つ二人の出会いを通して、ルナちゃんの、自分の特性へのスタンスなんかも理解できたように思えます。あと口開けられて歯確認されるルナちゃん可愛い。確認するアンゼリカちゃんも可愛い。みんな可愛い。幸せ。
前スレ>962(ゴーストバスターズ)
また、幽霊阿鼻叫喚戦々恐々な布陣が出来上がっている…
三者三様、という表現のよく似合う三人組ですね。彼らの珍道中(としか思えない)これからの活動が楽しみです。チャラ男ーズ以外での業平さんについてもわかれて、お得感がありますね。
うちも、ドン・ファンや道灌のチャラ男ーズ以外での姿勢を書こうか…なんか重くなるけど…
>>52
わぁ、ギリシャ()
宝具がとても厄介ですね…ギリシャの毒って厄介なの多くない…?オンオフでのギャップのあるキャラクターも魅力的ですね!あとロリコンは男以外にもいるんだよ、気をつけな(知り合いソース)
>>68
二十日ちゃん…いい子なのに名前の由来が…残酷すぎんよ…
未来が大変不安になりますが、それでも「自分で決めたことだから」という言葉によって自分を奮い立たせる彼女が好きです。あと猪の被り物は色々と危ない…>>79
童話憑きめっっっちゃ好きです…これ、童話なら結構なんでもよかったり…?大好き…ぜひ使いたい…
>>95
ヘラ!ヘラ様だ!私でも知ってる!()
ギリシャ神話内での彼女の行動はそこそこ知っていたのですが、なるほどこういう背景を設けるとは…感服いたしました。強気な奥様、良いですね。ゼウスへの細君としての姿勢も絶妙で…
>>166
十兵衛さんかっこよすぎか…眼帯剣士…いい…絶対帝都に映える…
帝都は本当に素晴らしい。いつか自分も舞台に何かしたい…前に聖杯戦争のネタを考えてたけど、それも詰まってきたしな…華やかなのもいいけど、帝都は暗い感じもいいんだ…(故に我、怪人二十面相の宝具ドンピシャ侍)
あと、小鳩さんの剣豪鯖楽しみです!
>>191
ドン・キホーテ…滑稽話の主役として、それでも騎士道を歩まんとしていた彼がこうなるのは、無常感がある一方、「妄執」に相応しいものでもあるな、と思いました。
風車の原理すごい好き。巨大な造形のボスいいよね…
>>239
恋に生き、結婚を目指す陣営…!新しくて、すごくいいと思います!
アーチャー陣営しかり、結構聖杯戦争そっちのけな組がいますね…そういうのもまた面白いですけど。これから物語がどう展開していくのかな…ワクテカが止まらない!ユミルについて
体のムスペルヘイムの熱とニブルヘイムの寒さが混じり合って生まれた
その肉体の各所よりさまざまな巨人が生まれた
オーディンら三神によって倒されたがその際ユミルから流れた血の洪水でほとんどの巨人が死に至った
遺体の全てが世界を形作った
なんだこやつワクワクする設定しかねえな!>>125
人間はいったいどこから人間なのか…そういうのって、結構曖昧ですよね。そういうのが好きなんでそれを組み込んでみた感じです。Requiemさん的に、どうでしょう?扱いにくいもんだと思いますが…
あと、自分のカニバリズムへのスタンスというか、個人的に求めたいのが「行為自体に戸惑いや躊躇いを持って、けれど最終的に容認する」という形でして…これについては、夢野久作が猟奇歌にて詠った
「腸詰に長い髪毛が交つてゐた
ジツト考へて
喰つてしまつた」
という歌があるのですが、これに凡そが詰まってます。というか、この歌がスタンスの根本と言いますか。
まず、考えてほしいんです。それが偶発的にせよ意図的にせよ、「自分は今から人間を食べるんだ」と自覚してほしいんです。それで、それについてある程度考えてほしい。倫理的なことやら、人道的なことやら。何なら食べられる側のことについてとか。
それで、最終的に人食を容認して食べてほしいんです。それも「仕方ない」みたいに、自分の行いに否定的であってほしくないんです。「まぁいいか」みたいな、放任的な容認であってほしいんです。人道に背くことを完全に認めてほしいんです、一瞬でもいいから。
それで、その出来事についてで一首詠える程度の思いを持っていてほしいんです。どんな感情でもいいから。いや夢野久作が本当に人肉食したかはわかりませんけど。多分してないでしょうけど。
ですから、総合的に言うとポルカさんのそれは自分のカニバリズムのツボとは少し違うかな、と。ポルカさんのは「捕食」とかな感じがします。
三鳥嬢の経歴のそれが、自分の中のカニバリズムにできる限り忠実に表したものであったりします。神聖的で、禁忌的で、それでも、それを踏破してほしい、みたいな。
以上、長々とすいませんなんだろうな…カニバリズムしかり、禁忌的なことは禁忌的なことで、人道に悖る行為であって、それを簡単に、無碍に踏破してほしくないっていうか…人間を作る以上、人道に背くことにある程度の逡巡をしてほしいっていうか…特別性の失せた、儀礼的な要素のなくなったそれはカニバリズムというより「共食い」になっちゃうっていうか…カニバリズムは特別なことであってほしいっていうか…
カニバリズム以外にも、人工授精とか、被造物の生成とか…人間である以上は…魔術師は…?魔術師は自分の中で例外…?人間っていったい…?どこから人間…?>>332
それでは行きまーす!
【CLASS】セイバー【真名】足利義輝
【性別】男性【身長・体重】179cm・75kg
【外見・容姿】30代くらいの青年/鋭く引き締まった冷厳な美男/礼服より遥かに戦装束が似合う
【出典】史実【地域】日本
【年代】室町時代後期(戦国時代)
【属性】混沌・善【天地人属性】人
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法のような大掛かりなものは防げないはずだが、剣豪将軍は妖怪魔術をしばしば一閃する。
騎乗:B
【固有スキル】
鹿島新当流:A++
鹿島新当流の奥義を修めている。剣以外にも小刀、棒、薙刀、格闘術も含む総合格闘技のような多彩さがある武術。本スキルをAランク以上で有する義輝の武芸は些かも揺らぐことはなく、剣のわざのみならず、剣術、弓術、槍術などの近接戦闘力にボーナスを得て、いかなる精神的制約の影響下でも十全の戦闘力を発揮できる。>>334
蒐集者の達眼:B
「コレクター」の亜種スキル。天下五剣をはじめとする数多くの業物を蒐集した義輝は、刀剣の宝具を手にしたときその効果を十全に扱うことができる。
剣豪将軍:EX
史実に残る義輝の異名。彼だけが名乗る名前。剣聖塚原卜伝に師事し、柳生但馬守宗矩が天下に五、六人もいない兵法家と認めた名剣士。宗矩の評価に違わぬ、剣士としての技量の一つの到達点に至った武人。彼は攻撃の起こりを不可視とし、あらゆる回避を不可能とする。
【宝具】
無比斬決・一之太刀(むひざんけつ・ひとつのたち)
ランク:A 種別:対人奥義 レンジ:0~20 最大捕捉:1人
師事した塚原卜伝から伝授された鹿島新当流を学び最高奥義が昇華した宝具。神域に到達した剣聖卜伝が編み出した武技。それは一つ型ではない、千変万化、変幻自在に技は形を変える。最良の間合い、最良のタイミング、最良の挙動、最良の力加減で放たれた、最善にして無比の一太刀。
それ故にあらゆる敵、技への対応して、初見の相手あるいは武器、武装、術の類がどれほど奇妙なものであったとしても、初見ゆえの不利を解消し、すべてを捌き、いなし、躱した上で決死の一撃(クリティカルヒット)へ至る。義輝と同門の林崎甚助重信もこの奥義を修得している。
剣豪将軍・刀八利鋭曼荼羅
ランク:E~A++ 種別:? レンジ:? 最大捕捉:?
天下五剣や鬼切安綱といった生前に蒐集した刀剣の宝具群。それら刀剣の担い手として振るうことができる。『無限の剣製』と異なる点はどれも刀剣は本物であり、使用するときもランクが低下することもない。【略歴】
室町幕府第13代将軍。剣聖塚原卜伝から教えを受けたことから『剣豪将軍』とあだ名される剣士。足利将軍は長らく大名の傀儡であったが、義輝はそうではなかった。たびたび京都を追われ、屈辱を味わいながらも、決してあきらめず、将軍として前に進もうとした。塚原卜伝に剣を学び、人間的にも成長。宿敵である三好長慶を半ば抑え、長尾景虎との出会いで大きな志を抱いた。もう少し彼に時間があれば、政治手腕に長けた英主として名を残したかもしれない。志半ばにして斃れた若者。
【人物】
真っ直ぐで爽やかな気質。非常にマイペースかつ無邪気。たとえ敵でも相手への賞賛を惜しまず、感心した相手の動きを模倣して楽しむところがある。反面、その無邪気さから相手の心に突き刺さるような言葉を発する一面もある。特に英霊となって将軍の立場やしがらみから解放されたこと、聖杯戦争など戦いの場に在れば心が浮き立ちそう言ったところがより顕著になっている。
誰に対しても分け隔てなく平等・寛容に接してくれるが、その相手は清濁関係なくただ一人の人間として見る。そのため相手への敵意・憎悪・憤怒・憐憫・同情・嘲笑などといった負の感情をきっかけとするような異能の対象外になる特異な精神構造を持つ。
義輝は生涯、将軍はどうあるべきかを求め続けていたか。あらゆる武家の頂点に立つ「武家の棟梁」。棟梁としてすべての武家の秩序が守るため将軍主導の幕府政治、秩序再建を願った彼は、三好に屈することなく。最後まで「武家の棟梁」たらんとし、誇りを守るために戦った。
【イメージCV】池田秀一>>337
闇堕ち前セフィロスみたいな容姿性格にすればクールな美男子とさっぱりした巨漢は両立する気がします>>342
別にカリスマは君主の必須スキルじゃないというか寧ろ希少な才能の類なんで……
ヴラド三世や始皇帝なんかはそれこそ個人のカリスマよりも法や権力中心の統治をした人物だから、まぁ持ってなくても納得かと>>304 >>307
あー、偶にありますよね。俺も伏神の話数更新する時に確か一回あった>wikiの編集未反映。
その仮説があってれば、既にレンタルサーヴァントのページはもう文字数限界…?え、じゃあ執筆者枠の増設とかどうすんの???
>>329
あー、面白いアイデアだとは思うのですが(聖杯戦争だと荒らし枠というか諸々滅茶苦茶にするポジションで大暴れしそうな印象ですね。)、もうウチにゃ迅龍くんっている”何かを探し求める人外枠”がもういるので、そういう意味じゃ書きにくいかなぁ、って気持ちはありますかね。。。
獣胎憑霊法自体半ば投げ出しちゃった訳でもありますし。
>>329
でしょうねぇ!!>ポルカのはもうカニバリズムというよりも「捕食」
ルーチンワークって程頻繁でもないですが、ポルカにとっての人喰いって結構普通な感じでやってるし。
>>333
可愛い服をきた男の娘にするか、男装の麗人的なカッコいい系女性にして男女両方っぽく感じるようなエッセンスを加えてキャラメすればいいのでは?(邪神的発想)>>326
感想ありがとうございますありがとうございます!
ルナとアンゼリカちゃんの出会いは最初もうちょっとだけさみしい感じにしようとしてたんですけど、書いてる内にほのぼのしてしまいました。これはこれでヨシセファールユミルなんかピンときたので書いてみようかな、エセアルテラみたいな感じで
>>351
こっちの義輝は政治手腕はあったという設定ですから。まあ、ちゃんと将軍としての権威を取り戻したわけではないのでC~B-くらいにします。>>352
https://demonition.com/blog-entry-52317.html
実はランスロットの宝具はA++からAに修正されてたりする。ハァイ!ほっかほかでさぁ。という訳で投稿しまーす。
>>352
シミュレーター室に入り浸る日本鯖が増える。【CLASS】 バーサーカー
【真名】パラス・アテナ(夏)
【出展】ギリシャ神話
【性別】女性
【身長・体重】……パラスと同じよ
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C++ 耐久A++ 敏捷D+++ 魔力B+ 幸運E(自己申告) 宝具EX
【クラス別スキル】
狂化EX
詳細不明。バーサーカーでありながら流暢に喋ることが可能。
【保有スキル】
女神の神核A
パラスは女神アテナと同一視されることもあり、半ば無理やりこのランクとして現界している。
女神の武錬A+
ランサーのパラス・アテナのものと同一。ただしこちらは後述のスキルにより“人の姿形では不可能な”攻撃が可能となっている。
神造四肢(神鋼)A
戦闘時に神鋼製の義手を二本〜四本精製し通常人間には不可能な可動域での攻撃を可能にする。腕しか精製しないのに神造“四肢”とはこれ如何に?パラス・アテナ(夏)に聞いても頑なにスイムスーツの下を改めさせてはくれない。
「…女神の裸体を暴こうとするなんて、神代だったら神罰ものよ」>>356
【宝具】
『汝、星を砕く鉄塊[ストライク・イーリオス]』
ランク:EX 種別:対星、対人宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:星1つ
別空間に存在する宝具格納庫から神鋼の塊を超高速で射出する宝具。パラス・アテナ(夏)がとある兵器にインスピレーションを得て開発した宝具でありその気になればその名の通り星すら砕きかねない破壊力を秘めるが専ら対人用に制限している。
余談だが本来の宝具は『汝、星を衞る鉄壁[イクスチェンジ・アテーナイ]』
「…神の杖。不遜にも神を名乗るだけあってその威力は中々のものね」
【weapon】
剣、槍、弓、盾etc
【解説】
恒例の夏イベントで召喚された水着霊基のパラス・アテナ。全身をピッチリスイムスーツに包み露出度だけで言うなら別に露出度が高い訳でも無い普段よりも下がっている。
ランサーのパラス・アテナがアテナとの同一視により髪が緑と銀のグラデーションなのに対しこちらは完全に銀髪となっている。これはどこかの世界線でパラスとアテナが完全に同一化を果たしたIFである────と本人は語る。
その正体は紛れも無くアテナ。パラスがアテナとの同一視により神性を引き上げているのとは逆にパラスとの同一視により神性を引き下げパラス・アテナとして現界した。>>357
統括防衛機構にして星間兵器格納艦、オリュンポス宇宙船団の守護を担う艦であった。船団が地球に不時着して以降地球の神として振る舞い出した当初のアテナは非常にシステマチックで融通の効かない性能[せいかく]だった。
それをどうにかしようとゼウスはポセイドンが地球の神との間に設けた子のそのまた子である半神の娘と共に過ごさせる所謂情操教育を計画し、他の十二神の同意の元実行した。
楽しかった、楽しかった、楽しかった────
それまで物事を1か0かでしか見ていなかったアテナの中に感情と呼べるものが芽生え初めた頃であった。
「私が一本取れたら、アテナに言いたいことがある」
そう言って始まった手合わせ。いつになく本気なパラスに釣られてアテナもまた手合わせ用の刃引きした武器ではなく真剣を抜いてしまう。
それが悲劇の始まりだった。
手心など加えていない、油断などある筈もない、純粋にその瞬間パラスの迫真の一撃は確かにアテナすら上回った。上回ってしまった。
『現地知性体からの攻撃を感知、自動反撃形態へ移行します』
ゼウスがヘファイストスに造らせ、アテナの端末に備えさせていた自動防御・自動反撃の神造兵装アイギス。本来アテナとパラスが居る島に外敵が来ることを危惧して持たせていたそれがアテナが真剣を持って対峙している相手を敵と認識してしまい、パラスを殺めてしまった。
パラスの死にアテナは嘆き悲しみ、ハデスの元を訪れパラスの再生を懇願するも断られてしまう。「もう知らない!おじ様の追加武装なんて永遠に格納庫の肥やしにしてやるんだからー!」と捨て台詞を吐きながら走り去る様を見てハデスは「感情豊か過ぎないだろうか」と心配になったとか。
「自動防御なんて要らない、自動反撃も攻撃も要らない、全部マニュアルで操作する!」と次々と自らの機能をパージしていくアテナを見かねたゼウスが宥めようとしたところ、あろうことかアテナはゼウスの人型端末に武器を振るいその頭を砕いてしまう。パラスの死は主神であるゼウスにすら八つ当たりしてしまう程にアテナという機神に深刻なバグを引き起こしていた。
アテナが落ち着く頃にはパージされた機能郡は複数の神造兵装となり後にアテナが気に入った人間へ貸し与えられることとなる。>>358
バーサーカーとして召喚された彼女はこの深刻なバグを起こした時分で召喚されている。狂化EXの理由はこれであり『機神として狂っている』というもの。また、パラスを害するものには苛烈過ぎる攻撃を加える。
外見がパラスそっくりなのは人型端末を作る際に参考にしたのがパラスであるため。しかし当時のアテナは機能性を重視し人間の関節可動域の現界を超えるため俗に言う球体関節を採用しておりスイムスーツの下は神鋼製の球体関節人形となっている。パラスの性癖が歪んだ原因説。
カルデアでは可能な限りパラスを避ける。そして遭遇してしまってもあくまで自分は『水着霊基になったことでアテナを名乗る不審者になったパラス・アテナ』として振る舞う。
他の十二神のサーヴァントと出会うと他人のフリをしてやり過ごそうとするが一度絡まれると気まずそうにしながら白状する。
サーヴァントとして召喚されるにあたってパラスを喪った時期で召喚された為かその後の神話で関係のある人物に関しては記憶はあるが実感が無い所謂リリィの状態であると言える。
「隠す気あるの?」と言いたくなる言動や態度だがパラスにさえバレなければそれでいいというスタンスであり自分がアテナだと気付いた者にはパラスにはバラさないよう頼み、応じなければ『知性体教導用大型端末・霊子情報戦型攻撃機[アフロディーテ]用追加装備』を使い説得()する。>>359
【台詞】
「私はパラス・アテナ。…それだけよ」
「…一応言っておくけど、あっちの私[パラス]に手を出したら頭カチ割るから」
「統括防衛機構停止、星間兵器格納庫へのアクセス開始…承認────射出。開始────『汝、星を砕く鉄塊[ストライク・イーリオス]』!!」
「…ひ、人違いでは?私は水着霊基になったパラス・アテナですよ…?」(十二神サーヴァント)
以下他人のフリ止めた時
「…別に強がってる訳じゃない。誰もが貴女のようになれる訳でもないし貴女と私では守るものが違うというだけ」(ユノー=エウローペ)
「…随分と可愛らしい姿になったわね。私も人のこと言えないけれど。ねぇおじ様、お互い深く詮索しないってことで手を打たない?」(ハーデース)
「…やめて、そんな目で私を見ないで。違うの、本当は全身鎧とかにしようと思ってたの…。でももしかしたらパラスが破廉恥な水着になるかもしれないと思って…」(ヘスティア)
「こっこの羊!今パラスに何しようとしたのっ?こら逃げるな!『汝、星を砕く鉄塊[ストライク・イーリオス]』!」(パリス(アポロン))
「…アポロン貴方、あっちの羊[分霊]何とかしてよ。あろうことかパラスに近寄ったんだから」(アポロン)
「…アルテミス、同じ処女神のよしみよ。オリオンが浮気したら一緒に懲らしめてあげる。え、いらない?…そう。そういうものなの」(オリオン(アルテミス))
「…ちゃんとペーネロペーを守ってあげてね。何か必要なものがあれば出来るだけ都合するから」(ペーネロペー(アテナ))
「…私は彼女とは会わないわ。会えばろくな事にならないから、あなたも編成とか配慮してね?」(アラクネ)
「違います、人違いです、私はパラス・アテナ、アテナ違う、ノットアテナ、水着になって狂ったパラス、OK?ではさらば!(シュンッ」(パラス・アテナ(槍))>>361
カルデアの廊下にて二人の男女が歓談している。正確には少年のファンである少女が少年の話を聞いて小さく喝采していた。
「流石ですハデス様。死後の世界の管理者たるもの厳格でなくてはならない。ですが完全にルール通りにしか裁定しないのであれば心など必要無く機械のままで良い。しかし心を得ることで時には寛大に温情を下さるからこそあなた様の裁定はシステマチックな選別では無く神の裁定足り得るのですね」
少女、パラス・アテナの賛辞に少年、ハーデースは照れ臭そうに頬を掻く。
「年単位で椅子に縛り付けるのが寛大かはさておきそんなに褒められるとちょっとむず痒いな…
ところでパラスちゃん、僕の方からも質問なんだけどポセイドンよりも僕を崇拝してくれるのはいいとしてポセイドンについてはどう思ってるのかな?やっぱりお爺様とか呼ぶのかい?」
「ポセイドン様ですか?確かに私の祖父ですがオリュンポス十二神の一柱に対してお爺様はちょっと…」
パラスのその回答にハーデースが「ふぅん…」と漏らすと目を細める。
「でもさ、それだとおかしいよね?君は普段アテナのことをアテナって呼び捨てにしてるじゃないか。アテナだってオリュンポス十二神の一柱だし君とアテナは叔父従姉妹だ。祖父と孫より家系的には遠いんだよ?」
ハーデースにとっては特に咎める気持ちがあった訳ではなくただ呼び方の線引きが気になっただけであるのだがパラスにとってはそうでは無い。(例え揚げ足取りのようなものとはいえ)尊敬する神に自分の態度を叱責されたように感じたパラスは大きく動揺する。
「え、えっと…その、あの……えと……す、すいませ…(ジワッ」
様々な感情がせめぎ合いなんとか謝罪の言葉を発したパラスの目からは涙が滲み、ハーデースが「(あ、ヤバ…)」と思った時には既にソレは行動を開始していた。>>362
「『汝、星を砕く鉄塊[ストライク・イーリオス]』!!」
対人用、更にカルデア内で使用出来るギリギリまで縮小した鉄塊がハーデースの額に直撃する。同時にハーデースの脳内に通信が届く
『なにパラスを泣かせてるのかしらお・じ・さ・ま?お父様のように頭カチ割られたいのかしら?』
『既にカチ割れそうなのだが?』
『パラスが私をなんと呼ぼうが勝手でしょう。他の誰が許さなくても私が許す。許さない奴は左右から宝具で押し潰してやるわ!』
『分かった、分かったから落ち着け。此度の質問は咎める為ではなく純粋な興味。パラスから其方への気持ちが侮りでなければ良い』
『パラスが私を侮る?ハッ、おじ様も耄碌したものね。もしそうだったらどれだけ良かったことか。あの子を死なせたのは私だってのにパラスったら未だに私のことを…ってそんな事はいいの!そろそろパラスの反応が追い付く頃だからとにかくおじ様はパラスを泣かせたことを謝罪。いいわね?』
以上、両名の脳内で行われた高速通信から抜粋>>363
「────きゃあああっ!?何やってるのバーサーカーの私ぃぃ!!」
「ぐえっ」
突然の出来事に呆気に取られていたパラスが我に返りもう一人の自分(と本人は思っている)が尊敬する神に攻撃している光景に叫び声を上げながら引き剥がして投げ飛ばす。どこで覚えたのか見事な一本背負いであった。
「すみませんっ、すみませんっ!バーサーカーの私がとんでもない事をっ。狂戦士故の凶行をどうかお許しください!罰なら私が──」
「良い…いいよいいよ。今回は僕も言葉が足りなかったから。君がアテナの事を舐めてるんじゃないかと思っただけで」
「アテナを舐めるだなんてとんでもないです。ただ一緒に育ったから親しみが…いえ、やはり十二神を呼び捨てはいけませんよね。これからはちゃんとアテナ様と…」
「あー!今アテナから通信[ゴッドテレフォン]来たんだけど『今まで通りの呼び方で良い』って!寧ろ今まで通りでお願い、ね?ね?」
パラスの後ろで再びバーサーカーのパラス・アテナが構えを取ったのを見て即座にそれを否定する。流石に二度も直撃を食らっては本当に頭が割れる。
「そ、そうですか?ではお言葉に甘えて…。ところでハデス様、通信とはこちらから掛けることも出来るのでしょうか?可能なら私の言葉をアテナに伝えて頂きたいのです」
「えー、あー、どうかなー?着拒されるかもしれないけどとりあえず言ってみようか?」
バーサーカーのパラス・アテナは転移を使って姿を消した。
『掛けてきたらカチ割る。けどパラスのお願いを無碍にしてもカチ割る』
『どうしろと?』>>368
そうです。公式の宗矩、あとうちの林崎と同じく大魔術・儀礼呪法のような大掛かりなものであっても斬って無力化とかできます。これはあくまでも剣技によるものなので何もしないで受け止めたり、斬ることができなければCランクの対魔力でしかありません。
こちらの義輝もイメージCVは池田秀一さんですよ。同門の林崎甚助のイメージCVは緑川光さんだし、新当流はみんな声がいい。>>373
天下五剣の数珠丸恒次、鬼丸国綱、大典太光世辺りをA++にしようかなと思ってます。剣豪鯖の中では小次郎のように技量が凄いけど実戦経験が乏しいタイプです。ギリシャサーヴァントが人気な中、昨日言ってた未来のハツカちゃん投下しても良かでしょうか?
>>381
【解説】
聖杯戦争が開催される街に住む女性。乾 麒一郎の妹にあたる人物。
皆から慕われていた過去の姿は見る影もなく、ある日を境に笑顔を見せない氷の様な女性となった。
ただ一度自分で決めたことは簡単には曲げない芯の強さだけは健在。
過去の聖杯戦争で義兄麒一郎が死んだことで天涯孤独となり、更にその過程で自分の「魔術師が産んだ実験動物」としての生い立ちを知ってしまった。
結果自分が不幸であるにも拘らず平穏に運行する日常を受け入れられず、他者を不幸に陥れ歓びを感じてしまう感性の持ち主と化してしまう。
ただシャーデンフロイデの無意味さは重々承知しており、誰かの不幸に歓びを感じてしまう自分を深く嫌悪している。
その所為なのか不幸を目の当たりにした際は決まって咽び泣く様に笑い崩れる。>>382
時間軸を超えて未来を予測演算し、限りなく真に近い結果を観測する『未来視の魔眼』の持ち主。
その精度の高さは脳の眼に多大なる負担を負わせており、更に少女時代とは違い魔眼を自覚している為日中夜問わず未来を観測し続ける。
非常に強力な魔眼だが先述の通り身体への負担が大きく、時間感覚のズレや精神の汚染という形で顕れている。
聖杯に掲げる願いは「皆んなが自分と同じくらい不幸な世界」。
【台詞】
「悪いけど。自分で、決めた事だから」
昔ながらの芯の強さは健在。
だがその方向性はまるで違う。
誰かを不幸にすると一度決めたら彼女は決して止まらない。
目の前の、自分が手に入れられなかった幸福を台無しにする為なら殺.されるまで止まらない。
「あ───────あは、ははは。ははははははは、あーっははははは!ははは、あ、ああ。ぁぁぁぁぁあっ──────!うああああああ.あああああ!!!」
誰かの不幸を見ると自分が相対的に幸せになった気がして笑いが込み上げる。
今の彼女にとって唯一の心の安らぎにして愉悦。
けれど直ぐに察してしまう、仮に誰かが自分より不幸になったとしても自分の現状が良くなったわけでは無い事実。
あれだけ好きだった血の繋がりのない肉親が、暖かな日常が戻ってくる事はないという事に。>>383
「さあ、鏖(みなごろし)にしなさい。その路筋は私が拓いてみせるわ」
「もう仮面は必要ないもの、覆い隠す物は何もない。
私は私の激情を曝け出すまで!
さあ、さあ────一切合切不幸になれ!私と同じ域(ところ)まで堕ちてきなさい!!」
「……貴方は、明日、殺.す。そういう未来だもの」
【補足】
未来のハツカちゃん、ならぬハツカさん。
数ある世界線の中で一番不幸な目にあったハツカが辿る未来であり、俗に言う闇落ち。
この彼女になる為には
・麒一郎が自分のせいで死ぬ
・自分の生い立ちを知る
・住んでいる街で聖杯戦争が起きる
の条件を満たす必要がある>>367
芝居云々以前にパラス以外に隠す気が無いというか。
>>374
霊衣開放で鎧着たらそれだけでアテナとして成立するくらいにはガチですぞ。水着なのもパラスちゃんが破廉恥な水着鯖にならないように水着枠を消費するためだったり。
しかしピッチリスイムスーツはそれはそれで性的という。
>>377
パラスからアテナへは間違い無くラブの矢印が向いてますがアテナはパラスに対して罪悪感と悔恨から昔のように接することが出来ないという。
これでパラスちゃんからアテナに対して「よくも殺したぁ!」と責めてれば「ごめんね、ほんとごめんね」と謝って済んでたのにパラスちゃんも自分の方が悪いと思って責めない、寧ろ自分の死が原因でアテナが暴走した事を気に病んでるという。>>385
う~ん、やっぱり不穏だった!!なんにせよ、やはり人には誰か大事な人がいて、その人次第で白くも黒くもなる、みたいな一面を感じさせるキャラクターだと思いました。
あとイコマさん。前にも言及したんですが、クッチーに関する新規SS書いたので、目を通して貰えると嬉しいです。>>298
>風車がドン・キホーテを取り込んで~
あながちそう間違った解釈でもないから困る
ドン・キホーテという物語の一要素から『風車』を抽出し、さらにそれを核にしてコネコネしたのがこの人類悪ですからねー
>>339
Oh、クール!
これぞまさに剣豪将軍というか、剣豪としてのスペックも将軍としての威風も持ち合わせるとか何この贅沢仕様って感じですな
>>365
アテナ「…生憎だけど。あたしはあくまでこの子に槍(チカラ)を貸してるだけであって、守るとかそういうのは対象外よ。それにそんなガッツリ肩入れしなきゃならないような子なら、あたしが手助けする間もなく潰れてるもの。人間(オデュペネ)の強さ舐めんな。あとあんた正直バグりすぎてない!? あの頃のあたしこんなに酷かったっけ…?」
こんな風に、パラスアテナに関しては割とドライというか辛辣です
でもこんな事言ってますけど↓
ペーネロペー「え、でもアテナ様。私がピンチに陥ってる時とか困ってる時さり気なくサポートしてくれてますよね? この前も、私が探し物で苦労してたらあの人を呼んで――」
アテナ「あーあーあー! 聞こえない聞こえな―い!」>>392
昨日言っていたアテナ(水着パラス・アテナ)を356から投稿しました。>>392
>334に剣豪を投稿しました。あとイコマさんと鬼さんが新キャラクターを投稿しました。>>399
でも普通の人間でもほんのちょびっとはある感覚らしいですよ、他人の不幸を笑う部分。
多分みんな不幸のどん底に落ちすぎちゃったら、自分が幸せになるって選択肢が思い浮かばないんじゃないかなって思うんですよね。その発想に至らないというか。
だからハツカさんの発想は割と世間ではありふれた、現実よりなんじゃないかな、と私個人は思いますね。
多分無理矢理幸せ空間に放り込んだらストレスで死んじゃうんじゃないかな?「いちゃいけない」って思って。
>>400
それは経験したことのない事から新しいモノを生み出せる一流って事ですよきっと。
ちなみに自分のキャラである亥狛は狼人間ですけど悩みとか性格は人間らしいもんですからね。あと普通の世界線ならハツカちゃんはこうなりません、聖杯戦争が関与しなければ明朗快活で決意極まった変態マスク美少女になるだけですんでご安心ください。
所謂IF、別側面、オルタってヤツですからハツカさんは。>>390
淡路廃帝は凄いシナジー高いですよね。多分容赦なくハツカさんは指示出すでしょうし、自分の代わりに憎悪を振りまいてくれる廃帝とも上手くやっていけそうです。
ただ重い…シリアス路線で作ったキャラとはいえ、ヘヴィーな陣営になりそうな予感笑>>327
反応ありがとうございますー!有名どころですからね、むしろエピソードのインパクトが強いのでそこからできていきました!
>>339
自分の印象としてはカリスマは気になりませんでしたが、日本刀って実はそれ自体に神秘はそんなに乗ってないのでは?って考えがあるのでA++まで行っているのが気になりました。
個人的な考え方ですがエクスカリバーがA++なのは型月世界において星の聖剣であるっていう『事実』と最メジャーの聖剣の一つっていう『信仰』の合わせ技だと思っているので、剣単体で++っていうのはちょっと不思議かも、と。
むしろもう一つの方の宝具とランクを入れ替えて、宝具で持って宝具を打つ時に++補正がかかるようにしても良いかもしれませんよ。
>>365
おーうアテネだー!
パーツパージのくだりから神装宝具への派生していくところが印象的ですね。
ところでかなり女の子女の子してますね。
>>385
おもてぇ…………壊れたまんま動いてるみたいや…………>>407
>334に剣豪を投稿しました。あとイコマさんと鬼さんが新キャラクターを投稿しました。>>410
そういう形容(壊れたまんま動く)が当てはまるのなら割とクッチーがシンパシー感じてそうではある。
まぁ根幹のベクトルは真逆ですが。改修後のビーストⅤ設定をwikiに投げてきました
昨日見そびれた人で興味がある方はどうぞー
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E2%85%A4ゴーストバスターズの後編投稿してもいいですか?
>>414
あ、じゃあお先にどうぞです。>>416
では!
【元ネタ】史実、奈河亀輔『伊賀越乗掛合羽』などの歌舞伎、講談など
【CLASS】アサシン
【真名】荒木又右衛門
【異名・別名・表記揺れ】荒木保和、荒木巳之助、荒木丑之助
【性別】男性
【身長・体重】178cm・80kg
【肌色】白 【髪色】白【瞳色】青
【外見・容姿】黒羽二重の紋付羽織袴に身を包む男性。中性的な美貌……もとい、女性に見えるような容貌を持つが、性別は男である。
その白い髪は鍛錬の果てに至ったものであり、双眸には蒼く煌めく炎が宿っている。
【地域】日本
【年代】慶長〜寛永
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
気配遮断:A>>421
【宝具】
『又右衛門、罷り通る(かぎやさんじゅうろくにんぎり)』
ランク:A 種別:対軍/対城宝具 レンジ:1〜5 最大補足:36人
鍵屋の辻、とも。36人を瞬く間に切り捨てたと語られるアサシンの逸話が宝具となったもの。
第二宝具が剛の剣ならこちらは柔の剣。真名開放によってレンジ内の敵前に転移し、刹那の内に斬り伏せる。
この宝具の肝は36人切りの逸話が形になったものということであり、それはすなわち『36の斬撃が1セットになっている』ということに尽きる。
そのため、複数人いる場合は転移からの自動攻撃という形に。相手が1人の場合は―――36の斬撃を全く同時に放つ文字通りの魔性の剣となる。
縦横斜めあらゆる方向に張り巡らされた斬撃はさながら刃の檻であり、防御も回避も許されない。
人を瞬く間に血霞へと変える魔剣であり、城壁であろうと砂礫と化す。
『魔縁剣・烈火(まえんけん・れっか)』
ランク:A 種別:対人魔剣 レンジ:1〜2 最大補足:1人
セイバーに関する複数の逸話が習合して生まれた魔剣。
一つは、彼が試し斬りをしたことにより生まれた柳生街道の首切り地蔵。
一つは、彼が振るった刀は、木刀で叩き折ることが可能だったという逸話。
後者に関しては鍵屋の辻当時のセイバーの未熟からなる逸話と語られているが、その真相は「義憤を乗せた彼の一撃のあまりの剛剣ぶりに、木刀とぶつかった衝撃で折れてしまった」というもの。
神や仏も畏れぬ剛剣、赫怒の炎を纏う一閃―――それ即ち魔縁の剣。御仏の大敵となる第六天魔王波旬の力が宿る魔剣なり。
大上段から振り下ろす蒼炎の剣。その威力は大地を砕き、神にまつわるものに致命傷を与え、神にまつわる守りをすり抜ける。
などと外連味を増して書いては見たものの、その実態は神性、女神の神核などを持つ相手に対するダメージボーナスと対象の防御行動に対する有利な判定の獲得である。>>422
【解説】
江戸時代初期の武士、剣客、あるいは剣豪。
鍵屋の辻の決闘の主要人物であり、後世で彼を主役にした無数の講談や歌舞伎、映画やドラマなどの創作物が作られるほど人気を博している。
荒木の前に荒木無く、荒木の後に荒木無しと言われるほどの逸物で、鍵屋の辻以外にも様々な逸話を残す伝説的剣豪。
その人柄は一言で言えば、剣豪という言葉の対極にある人となりをした人物。
温厚で物腰柔らかく、武芸者というよりも歌人や学者という方がしっくりくる。かつては剣術指南役も務めていたが、その多くが座学だったという。
どこかのらりくらりとした捉えどころの無い男。基本的には酒を飲むか煙草を吹かすかしている文字通りの昼行灯。
花を愛で、鳥を愛で、風を愛で、月を愛でる。世にこれ以上の趣は無しと断言する風流人。
どこか悟りを開いたような物腰をしているが、義弟の仇討ちに馳せ参じるような人間らしい側面も有しており、どのような形であれ筋を通すことを望む義侠の徒。
何事にも動じず暖簾に腕押し、糠に釘を地で行く物臭な男ではあるが、読書家でもあるので稀覯本などを提示することが出来れば馬車馬のように動き出す…………そういうところだぞ、又右衛門。
剣豪、剣士に良く見られる「強者との死合」を彼は望まない。元より落ち着いた気性ではあるが、それ以上の余裕が見え隠れしている。
その本質は『自信こそが最強だ』という圧倒的な自負から来るもの。己の技、己の刀、己の積み上げた修練を彼は心の底から信じている。
故に彼にとっての死合は「二番」を決めるものであっても「最強」を決めるものでは無い。彼が消極的なのはこのような理由からくるもの。
鍛錬は嫌いではないが、必要以上の斬り合いは無益と思っている。そもそも彼にとっての鍛錬とは己を鍛え磨くためのもの。そこに他者の存在は介在しえない。
その一振りの、その一刀の純度の高さ、混じりけの無さをどこまでも追求している。
最早彼の求める剣は技の先に無く、どこか禅問答めいている。
その求道の先に一念を以て水月を断つあたり、彼は柳生の門弟なのだろう。>>423
【セリフ】
「そうか。これが戦国最強と謳われた男……いや。特には。そもそも私と彼では得物が違う。私は刀、彼は槍。最初から比べようが無いだろう。君は魚と花のどちらが早く泳ぐかを競うのか? 君の言っているのはそう言うことだ」本多忠勝に対して
「―――まるで、刀のような男だな。ああまでして強さを求めるとは、剣豪と言うのは難儀な生き方だよ」林崎甚助
「貴方が前田慶次か。噂通りの快男児ぶりだ。貴方のような男は好ましく感じるよ。どうかな? 良ければ一献」前田慶次
「人は、あそこまで代われるものなのか……まさしく鬼。正しく剣鬼、だな」伊東一刀斎
「二天一流……宮本武蔵……私は月を斬り、彼は燕を斬った。斬れぬものを斬ったということなら私達は同一だ。競り合う理由などないだろう」宮本武蔵
「薬丸の当主は女性だったのか……そうか。なるほど……理解が出来ないな。性別はどうあれ、強ければ当主足りえると思うけどね。それが剣士というものだろう?」薬丸兼武
「柳生……十兵衛……彼とは、いずれ決着をつけなければいけぬような……そんなことは無いような……不思議な気分だ。ふふふ」柳生十兵衛三厳>>424
「不思議なものだ。貴方達と出会うのは初めてだが、まるで初めてという気がしない。私達は、いつかどこかで出会っているのかもしれないな」天草四郎時貞、宮本武蔵、宝蔵院胤舜
「パ……パ……? や、やめてくれないか。君のような娘を持ったつもりは無い! というか、これは事案ではないのか!?」鈴鹿御前に対して
「第六天魔王波旬、かの織田信長公が斯様に可憐な少女だったとは……」織田信長に対して
「君の選んだサーヴァントを信じなさい。私は最強だ。君が呼んだのだから、そこは間違えようがない」
「我が一刀は水月を断つ―――水面の月を斬ることに比べたら、君は些か素直だったな」
「義は、我らにあり!」
「我が剣は疾風の如く敵陣を駆け、瀑布の如く巌を穿つ。故に、我が歩みを止められるものはなく―――『又右衛門、罷り通る』!」
「魔剣、準備―――」
「我、魔なり。我、剣なり。我が義憤、刃となり敵を断つ。魔剣、完了―――『魔縁剣・烈火』
―――燃えろ、飲み込め、何もかも」>>417【チラシの裏】
DXトナカイ_ルドルフ2世™
トナカイの中のトナカイ、トナカイザーを称する謎の神聖ローマ皇帝 イッタイ何ルフ2世ナンダ
DXなトナカイなのでご覧の通りすごく光るしお歌も上手
暗い夜道も約7色(16,777,216色)に照らせばとても安心だと、思うよ?
ポイントはロイヤルなおひげゴーストバスターズSSを投稿しても大丈夫ですか?
投稿します
石造りの大きな屋敷───既に廃墟となっているそこはドアの向こうは、暗黒の世界だった。懐中電灯の明かりが闇をなぐ。淀んだ古い空気が波だって顔を打ったとき業平たちは咳き込みそうになった。
「何か、ここにはいるのは間違いなさそうだな」
「わかるのですか?」
「臭いで」
業平は形のいい鼻の頭に指をあてて笑ってみせた。
「確かに、ここには何かいますね。消化器官を持ったゴーストなど寡聞にして聞いたことがないので幽霊では無さそうですが」
道真が懐中電灯で床を照らすと何か生き物の残骸が転がっていた。傷んではいるがそれが人間の遺体であった。
「足音がします!皆さん、ご注意下さい!」
オリヴィエは剣を抜き放ち、足音のする方向へ向く。迫ってくるのは粗末な剣や槍を持つ獣人たちだった。
殺到してくる獣人たちは、水平に閃いた剣光によって両断された。無軌道に振り回される槍はたやすく柄を断たれ、頭をスイカのように割られた。
「ありがとうございます。オリヴィエ殿」
「いいえ、獣人ごとき、これくらい大したことではありません」
「この遺体は男みたいだが、もしも女性が迷いこんでいたら獣人どもに、ひどい目にあわされてなければいいがな」
男性に対しては無情な在原業平も、女性に対しては人道的な感情にかられるらしい。
そのまま探検は続行することになった。屋敷はだだっ広い場所だけに、かえって方向がわかりにくい。四方に壁がなく、床には無秩序にがらくたや何かの金属片が転がっている。自分の位置を確認する方法がない。斥候や野伏(レンジャー)の技能が必要になるとは誰も思わなかった。
「ところで、ここはどこだと思います?」
「どこだろうと知ったことか。おれが思えば、その場所になるのか、ええ?」
不機嫌そうに業平は道真に答えた。
「この際、幽霊でもいいから出て来て道案内して貰いたいものだ。案内料に、女の幽霊だったらキスしてやるし、男の幽霊だったら清めの灰塩を贈呈するがなあ」>>432
「こういうとき、呻き声とかが聴こえたら手がかりになるんですが……」
オリヴィエがそう言うと、かすかに泣き声が聴こえてきた。救いを求めるような弱々しい響きがあった。オリヴィエが腰の聖剣に手をかけた。
ひとかたまりになった傷んだ家具の陰から、泣き声はもれてくるようだ。道真が持つ懐中電灯の光がその一角に流れ込んだ。
そこにいたのは十歳に満たない少女だった。
「どうしました、お嬢さん」
白南風のような雰囲気を漂わせる業平が微笑みかけた。
「───道真殿、まさか業平殿は……」
「いや、業平殿には少女趣味はありませんよ。……生物学上の牝ならなんでもいいみたいなこともない、はず……」
オリヴィエと道真がこそこそと話しているうちに、業平は少女から事情を聞き出していた。
元々この屋敷は少女の親の持ち物だった。無くした人形を探していたのだと言う。
「それじゃあ、お兄さんたちと探そうか」
「……まあ、彼女を置いてきぼりにはできませんからね」
「私たちも絶賛迷子中ですし……」
道真とオリヴィエは互いに顔を見合せ苦笑する。
業平は少女と手を繋ぎ、四人になった一党が通路を歩く。途中、業平はとある一室へみんなを招きいれた。そうして、お神酒を取り出し円を描きそこに同行者たちを入れる。
「業平殿……?」
「オリヴィエ殿、菅三、お嬢さん、これからめんどくさい輩が通る。だから、おれが言いと言うまでは話さないこと、物音を立てないこと、わかったな?」
神妙な顔で業平が言うので道真たちは頷いた。
しばらくするといくつもの足音がし始めた。足音とともに話し声も聴こえはじめた。>>433
「おい、何か臭わないか?」
「臭い?おれにはわからんが」
「うーむ、気のせいか……人間の臭いがしたのだが」
「拐ってきたやつらは昨日すべて食べてしまっただろう」
「それもそうだ」
「この屋敷の者だって随分前に……」
恐ろしい会話を聞いて少女は思わずヒッ、悲鳴を小さく上げてしまった。
「おい!今の何か聴こえたぞ!」
「ああ、聴こえた!人の子の声だ」
業平が道真、オリヴィエへ視線を飛ばす。二人は少女を守るように側に控える。業平は太刀を手に持ち円から出た。
「ここか!?」
扉を蹴破り、殺到する五頭の獣人たちが業平の前に立ちはだかる。
鞘鳴りが連鎖し、五本の剣光が業平の前に網を作った。したたかというべきだろう、業平は背後に壁をひかえて、四方から包囲されるのを避けている。彼が自分の刀を抜き放ったとき、最初の斬撃が宙を斬り裂いた。
怪物の巣窟となった屋敷で、剣の刃音を二重三重に反響させた。
「ひとつ!」
数える声とともに血飛沫が舞う。
業平の刀が血によって逆さの滝を作った。武人であるオリヴィエには、業平の剣技の冴えを無視することはできなかった。五頭を瞬く間に剣光の下に沈めた。
「これだけ騒いでも獣人が駆けつける様子はない。屋敷に住み着いていた獣人は全滅したようだな」
刀を納め、注意深く辺りを見回した業平がそう言って、オリヴィエたちにもう話して大丈夫だと言った。>>434
「ごめんなさい、お兄さん……」
少女が申し訳無さそうに、俯く。自分が言いつけを守れなかったことで業平が獣人たちの矢面にたったことを悔いていた。
「気にすることはないよ。お嬢さんに大事がなくて本当に良かった」
典雅に微笑む業平を見て、少女は安心したように強張った表情が和らぐ。
◇◆◇
獣人たちを全滅させ、屋敷を探索した業平たちは最後に探していなかった部屋へ入る。この屋敷の主人が使っていた部屋のようだ。
「幽霊騒ぎの正体はこの獣人だったわけですし、もう引き上げませんか?」
「彼女には申し訳ないのですが、例えばオリヴィエ殿や業平殿に一直線に屋敷を壊してもらって外へ繋がる穴を空けて貰うのはいかがですか?」
道真が涼しい顔で物騒な提案をした。
「ダメ……ダメなの、お人形がないと……私……」
「しかし……ここまで探しても見つからないとなると……」
難しい顔をして、少女をどう説得するか悩むオリヴィエをよそに、業平はクローゼットを中を覗き見していた。そっと閉じると、少女のもとへ歩み寄り、彼女と目線を合わせる。
「お嬢さん、きみは既にお人形さんを見つけているんだよ」
「え?」>>436
「これは……」
困惑するオリヴィエに業平は、人形に執着する少女の魂が人形に囚われていたのだと説明した。
道真は先程、業平が覗き見していたクローゼットを開けるとそこには子供の白骨をあったことを確認する。
「私も道真殿も気づけなかったとは……」
「この屋敷の中だったから、特別わかりにくかったのだろう。死者の末期の念や怪異が拠り所にしたこの屋敷では多少、感覚が麻痺しても仕方ない。少女は害意が無かったしとても弱々しい存在だったからな」
業平は人形を拾い上げる。
「人形と遺骨は回収して然るべく供養しよう」
特異点でそのようなことをしても無意味だが、オリヴィエも道真も止めることはしなかった。
人形のほこりを払い、「ごめんね」と業平は笑った。しかし、目は泣いているようにも見えた。
以上です。祓い屋としての業平をクローズアップして見ました。感想がありましたら嬉しいです。>>327
ハダリーは本気、マスター2人は半ば開き直りだったりします。(令呪を剥がせないので)>婚活
言われてみると、割と聖杯そっちのけが多いな・・・。
セイバー陣営:聖杯を求めるのはソフィだけ。ヴィオランテは願いが見つからず悩んでいる。
アーチャー陣営:メレクもホレスも優勝目指す気無し。
ランサー陣営:ランサーの願いのため、フィアナとデクスターもやる気出した。
ライダー陣営:バルバロッサは己の欲望のための聖杯を欲しがる。クラリスとマグダレーナの目的はあくまでもヴィオランテとソフィの保護。
キャスター陣営:和澄の生存が最優先。
アサシン陣営:ビートルは明確な願いがある一方、達龍は優勝すること自体が目的。
バーサーカー陣営:鳳蝶は優勝を目指すつもりだが願いはまだ見つかっていない。百目鬼は鳳蝶の完全治癒という願いが見つかった。
フォーリナー陣営:生き残る方が重要。聖杯に関しては優勝した後で考える。
アルターエゴ陣営:婚 活 成 功 祈 願 。
>>378
あ、ギャラリーに桃夢の絵を登録させていただきました~。ひぃんユミル完成したけどなにこれ…ってなってる
見てみらえませぬか
あと業平かっこいい!こんな業平書きたい!よしとりあえず貼ろう
ちょい長いです【元ネタ】北欧神話
【CLASS】ルーラー
【真名】ユミル
【異名・別名・表記揺れ】氷霜の巨人
【性別】両性
【身長・体重】4〜16m・?kg
【肌色】白 【髪色】茶 【瞳色】青
【スリーサイズ】不明
【外見・容姿】純白の肌に中性的な容姿 服は纏っていない
【地域】北欧
【年代】超古代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】(人型、竜属性、魔性、愛するものなど)超巨大 人類の脅威
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:B 魔力:A 幸運:C 宝具:EX
【クラス別スキル】真名看破
【固有スキル】
万物砕く進撃A
一切防ぐ鎧A
全ては柔く顎は硬くA>>446
【宝具】
『原初の白き巨人(ユミル)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人
力を解放し16メートル級の巨人へと変身する。北欧神話に伝わる始まりにして禁忌と呼ばれるほどに凶暴かつ強力な力を有しており、その体から大地を覆わんと多種多様な巨人が溢れ出し、世界全体を踏み潰していく。文字通り世界の終わりをもたらす宝具である。
ただしこれは魔力効率を一切考慮せずに発動した場合であり、実際は数分間だけ巨人になるのが精一杯である。
【Weapon】
徒手空拳
【解説】
北欧神話における原初の巨人。その肉体はムスペルヘイムの熱とニブルヘイムの冷気が交わる事によって生まれたと言われ、それ故にこの者は混合物(両性具有)とされている。
ユミルは自らの肉体から巨人を生み出す力を持っていた。事実、ベルゲルミルを始めとして多くの巨人がユミルを親として誕生している。
北欧の地に生まれた始祖と言っても良いユミルであったが、その子であるオーディン、ヴィリ、ヴェーの三神はあまりにも気性が荒い巨人族を危険だとみなし自分達の親と言って良いユミルへと反旗を翻してしまう。
巨人と神の壮絶な戦いの末、ユミルはオーディン達によってその身を裂かれ、世界を作る素材となった。この時流れたユミルの血は洪水となって巨人達を飲み込み、そのほとんどを絶滅させたという。
これこそが始祖の巨人ユミルの顛末である。>>447
ここまでは、人々の知る『ユミル』という巨人の物語。最早真実を知る者は古き神を残して消えてしまった。
故に語らねばなるまい。始祖の巨人、その正体を。
ソレはソラから降りてきた。神々が自然の一部として存在していた超古代、遥か彼方より殲滅兵器として。
名はセファール。またの名をアンチセル、ヴァルバー02。
一度は星の聖剣に敗れながらもなお使命を果たすべく巨神は幾百もの眷属と共に北欧の地へと降り立った。
けれども世界は、星は、異物の侵略を二度は許さなかった。すぐさま新たな抑止力によりセファールは撃破、その肉体は新たな地表を作り出す為に利用された。
こうして星の全てが滅ぼされる危機は回避され、セファールはユミルと名を変えて人々に語り継がれていった。
ソレの名は忘れ去られた。異星から現れた白き巨神セファールの名は恐れられ、畏れられ、次第に忘れていき、ユミルという新たな名と偽りの伝承が残ったのである。
そうして伝承は信仰となり、英霊の座に無垢なる原初の巨人が刻み込まれた。
この為ユミルにセファールとしての記憶は残っていない。この個体を形作っているのは人々が語り継いだ伝承であるからだ。
けれどユミルの脳裏にはいつも見知らぬ光景がフラッシュバックする。砕ける大地、燃え上がる空、数多の巨人が跋扈する滅びの情景が。
ルーラーというエクストラクラスに指定された理由はただ一つ。全てを踏み潰し、滅ぼし、何もかもを等しく平らにしてしまうからである。>>448
【人物像】
整った顔からは想像できないほど粗雑で乱暴な性格をしている。気に入らないものは全て破壊しなければ気が済まず、一度でも彼の気に障るとその対象が死ぬまで追い続ける。
ここまでならば非常に危険人物であるが、心を許した対象には寛大で慈悲深い。ただし裏切ろうものなら待っているのは残酷な最期である。
感情の振幅が非常に激しく不安定なので要注意。
特技:破壊
好きなもの:特にない
嫌いなもの:人間 神
天敵:オーディン願い:再び巨人族の時代を
【一人称】ワタシ
【二人称】オマエ
【三人称】アイツ
【セリフ例】
「ワタシは、ユミル。始祖の巨人。答えろ人間。ワタシを使役するつもりなのか?」
「ワタシの嫌いなものを教えてやろう。人間と、人間を愛する神だ」
「ユミル……そう、ワタシの名は、ユミルだ」
「砕け、潰れ、消え失せるが良い!」
「宝具発動。我が血は海、我が体は大地、我が骨は山、我が神は草花、我が頭蓋は天、我こそは汝らの鳥籠である。讃えろ、怯えろ、我が名は……『原初の白き巨人(ユミル)』」>>445
明日は早出なので今日はこの辺で。
おやすみなさい。>>450
好き!
実はユミルについて一つ。結構前に投稿したものですが、ムスペルヘイムの熱気とニヴルヘイムの冷気が衝突して発生した毒というのがあるんですが、これは=創世神話におけるビッグバンのような役割があると考えています。ので:
喚叫する者の悪意(アウルゲルミル・エイトゥル)
原初の巨人ユミルから発せられる毒。その意味は「有害」「悪意」などと様々で、北欧神話における生物の起源であると同時に、あらゆる物質を破壊する呪詛。
気体・液体・結晶体と形状に制限はなく、肉体に触れれば分解し、霊体に触れれば汚染した後に消滅させる程の効力を持つ。
また、この毒を爆発的な魔力を発生させる事によって創世神話における世界創造と同等の規模を誇るエネルギーを放出させることも可能。
なんてのも考えてました。>>454
例えば勇猛や手柄は脚に在りのような近接戦闘力にボーナスとか、先の先ような対応力の強化とかどうでしょうか?又右衛門のエピソードからもそう言う+αがあってもいいと思います。
私の又右衛門が出たきたのは↓これです
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/剣に生き剣に斃れるのは英雄の特権
あと>432にゴーストバスターズの後編(前編は前スレ)を投稿しました。>>450
ん!スキルの全貌が気になりますね……!>>457
各キャラの動きがわかりにくいかもしれなませんが、
業平→少女と遭遇したときに既に看破、内緒で遺体探し
道真→人形が現れて理由を察する、確認のため直近で業平が調べてたクローゼットを確認
オリヴィエ→特殊な事態のため理解が遅れてしまった
ということです。これが戦場の判断ならば一番オリヴィエが速く的確になったと思います。事件簿を揃えた!ので!魔術関連少しは深みが増すといいなぁ!
>>462
>432にゴーストバスターズを投稿しました。
一刀斎も義輝とカルデアにいるとすれば「ハロー」の代わりに斬りあいをしそうですよね。義輝、恋人への抱擁も敵手の頭を叩き割る一撃も等しい思いがこもるヤバい人ですから。最近どうですか
やっぱね、山風と菊地秀行先生はね、男の子としては押さえておきたいですよね
>>455
一意専心とかが彼らしいかと思うのでそんな感じにしようと思います
兼平のお話読みました……なんというか……悲しい話だ……夢枕獏先生の陰陽師でありそうな……
>>457
>>461
山風はいいぞ……忍法帖シリーズもいいぞ……もちろんコミカライズもいいぞ……せがわまさき先生は神……
そして御返事ありがとうございます!
>>462
魔界転生という古今東西の剣豪・剣聖が甦って柳生十兵衛と戦うお話がありまして……
宮本武蔵や宝蔵院胤舜、柳生宗矩なんかと並ぶ形で蘇った剣豪がこの荒木又右衛門なのです……なので超強いよ……
剣豪として珍しいキャラクターなのは、ザ・王道剣豪みたいな柳生十兵衛の真逆を狙ったからですね……着流しがはだけた黒髪の十兵衛の逆でビジュアルも髪は真っ白、服装は紋付袴をきっちり着込んでる感じで……中間の文は省いて結論だけ言うけど大正コソコソうわさ話。「魔界転生」の読みは「まかいてんしょう」なんだって
そういえば長らくやってなかったチャラ男ーズがクリスマススペシャルで帰ってきます
主人公は道灌と業平の日本コンビです>>467
山田風太郎先生いいですよね。忍法帖シリーズや妖説太閤記みたいな歴史ものは夢中になって読みました。山田風太郎、司馬遼太郎、京極夏彦、田中芳樹は私の創作において大きな影響を与えられています。
業平のお話は夢枕獏さんの陰陽師は意識しましたね。あと百鬼夜行抄とか。ここら辺、業平の退魔師としてのスタンスにも関わってました。>>467
ちなみに私は一意専心だと林崎に亜種スキルをつけてます
一意専心(武):A
無念無想、無我の境地、明鏡止水に至った精神の絶対性。超人的な集中力と不屈の意志の源泉。武へと捧げた心は、決して揺るぐことがない。立ち合う際はいかに相手が迅速であろうと、抜刀する秒瞬の前にこちらの一刀が敵に達して斬る。その目的のための超人的な訓練を行った。甚助が刀を抜いて人を斬るに、傍らの人にはただ鍔鳴りの音だけが聞こえて鞘を出入りする刃の色は見えなかったという。>>466
いえす、大魔術師一人の死体を余すことなく再利用した超罰当たりなマジックアイテムです。
出所は決めてないのでそこは好きに決めてもらえばうむ!
チャラ男ーズクリスマススペシャル第一話完成したので貼りますが良いか!よし!いくぞ!
「はーいそれじゃあ毎年恒例Xマスに予定されるXデイについてお話しまーす。全員ぶっころすでよろしいか」
「ロドモンさん、展開早いっす。殺伐っす」
雪が降ろうかという寒々しい十二月。喫茶店『バル・ブライア』にてロドモンはいつもの調子で大虐殺計画を仲間達へと打ち明けていた。
街にはクリスマスキャロルが流れ、プレゼントを求めて親が駆け回る今日、ロドモンは怒り心頭だ。死んだ魚の様な目でコーヒーをずるずる啜る姿は病んでいると称する他にない。
「早くない遅いくらいだ。そうだなんなら今年の初めからこうすべきだったんだ……」
「随分と腐っているなロドモン君は。君はいつもこんな調子なのかい」
紅茶を優雅に口に運びながらドン・ファンが困った様に眉をひそめれば、ロドモンはしかめ面のままで、
「ファンちゃんよ、大した問題ではない。今小の瞬間にも明日を担うキリスト候補共が誕生しているだけの事だ。オレは悪魔なので気に食わん」
「聖人辺りが聞いたらぶち切れそうな事言ってるっすこの人……ファンさんも言ってやってくださいよ、ずっとこの調子で。下手したら本当に人を襲いかねない勢いっすよ」
「いや、道灌君。ロドモン君が拗ねている理由は簡単だよ。モテたいという感情とはまた別のものに君は苛立ちを隠せないんだ、そうだろう?」
ファンの指摘にロドモンはむむ、と初めて渋面を崩した。どうやら図星であるらしく気まずそうにその視線が左右に泳ぎ始める。
「クリスマスというのはロドモン君と絶妙に噛み合わないんだ。彼が好きなのは女子との交流であり、愛ではないからね。恋愛ではなく異性と会話する行為に君は憧れているから、男女が溶け合うクリスマスには若干の苦手意識があるんじゃないかな。けれどそれをどうする事も出来ないのでモヤモヤしている……と」
「う、む、ん」>>477
恐らく肯定であろう唸り声が返ってくる。道灌は思わず口元を手で覆い、ロドモンの居心地が悪そうな横顔をじっと見つめてみるが、視線を合わせてくれようとしない。むしろどんどんその顔が赤くなりつつある。
「え、ロドモンさん意外とピュアなんすね……」
「う、うるへー! まぁぶっちゃけ今年は予定あるからジェノサイドはやんねぇんだよ」
「へ?なんだ、お相手いるんじゃないすか! 誰っすか?」
「ヒッポメネス。独り身で寂しいんだとさ」
「でもヒッポメネスさんって奥さ―――――」
「道ちゃんそれ絶対アイツに言うなよ。倦怠期で絶賛離婚調停中の夫婦に『なんで一緒に生活しないの』とか言うレベルの事だ」
「んあー……確かにそれはキツいっすね」
しばし静寂。ずずず、とロドモンはコーヒーを啜り今度は道灌をじっとねめつける。獲物を探す野獣の様なその眼光と来たら、絶対に良くない輝きである。
「で、道ちゃんはお相手いるわけ。ファンちゃんとまだ来てない業ちゃんには愚問だから聞かせてもらうけど」
「……実を言うとこれから会う予定なんすよね」
「ほうほうこれから、これから!?何その、えぇ……?ちょ、ファンちゃん聞いた今の」
「ちょっと手が震えているすまない、あ、コーヒーこぼれるっ間を置かせて欲しい……素晴らしい事じゃないか、聖夜の祝福を」
「え、ファンさん何すかその慌て方、二人してそんな風に手前を見てたんすか!」
「違う違う、いや、なんつーか……道ちゃんは本当に幸せにって祈りたくなっちまうんだよ」
「決して君を貶めている訳ではないんだ。そこだけは信じてもらいたい」
むむ、と不服そうに腕を組む道灌。グループの間でほんの少し子犬的扱いを受けている様な気がしていただけに内心は酷く不満だった。下に見られている気がしてならないのだ。>>478
「って、もうこんな時間じゃないすか! 手前もう行くっす!」
「彼女によろしくなー」
ロドモンに手を振られながら喫茶店を飛び出し、道灌はこれまでの様に彼女に会うべく街の公園へと駆けていった。
すれ違う様にして店内へと在原業平が足を踏み入れる。慌てた様子で走って行った道灌の背中を首を傾げながら見送り、彼は仲間のテーブルへと向かう。
「道灌君はどうしたんだ?」
「彼女に会いに行くんだとさ。業ちゃんはどしたん、随分遅かったけど」
「私が推測するに、ここ一週間で多発している連続殺人事件に関して調べ物をしていた、というところかな」
ファンの推察に業平は「ご名答」と疲れた調子で答えてどっかりと席に腰掛け、重苦しく溜息をつく。尋常ではない様子にロドモンはファンと顔を見合わせてしまう。常に余裕を顔に浮かべている業平らしくない疲労困憊加減だ。
「んで、連続殺人事件って何。初めて聞いたんだけど」
「一週間前から真夜中に女性を狙っての殺人が起きているんだ。被害者は全員、胸を貫かれ心臓を奪われている」
「クリスマスが近いと言うのに殺伐とした事件だね。犯人に関しては何も掴めていないのかい」
「唯一判明している犯人像は女性という事だけだ。被害者の胸に空けられた穴はちょうど、成人女性の腕と同じくらいなんだ」>>479
道灌が彼女と出会ったのはちょうど一週間ほど前である。クリスマスかぁ、とぼんやり街を彷徨っていたところ噴水が目立つ公園で偶然彼女を目にし、思わず声をかけて現在に至る。
ロドモンは彼女などと言ったが、道灌はそんな関係ではないとはっきり言える。そんな仲に至るほど交流をしてはいないし、そもそもあれほどの美人が自分に振り向いてくれるかどうかも定かではない。そう、友人と言った方が正しいだろう。
公園のベンチに彼女はいつもの様に腰掛けていた。道灌に気付き、ゆっくりと手を振ってくる。
「こんにちは、道灌さん」
「こ、こんにちはっす、タロスさん」
クリスマスまであと四日現在、聖杯惑星の第1話を執筆開始。
麻婆神父にしようと思ってた監督役を、火村さんとこのシスター・ジルに変更して冒頭シーンを執筆中。いきまーす
今、私は怒られている。
怒っている相手は鉱石科の講師レスリー・サルバドーレ・マイトストーン。
怒られているのはもちろん私ことルナ・アードゥル。
季節は夏。そろそろお昼ごはんが待ち遠しくなる時間であり、太陽はぐんぐんと昇っている時間であり、ついでに言うと授業中の時間でもあった。
そして私が今いるこの空間は鉱石科が管理する教室の一つである。足元には割れたガラスの破片や砕かれた花瓶などがある。
完全に授業中の時間の、普段は入らない鉱石科の教室で、明らかな破壊の跡を残しながら、私は一人怒られているという状況だ。
なぜこんなことになってしまったのか。
事の発端はほんの少し前────大体30分前くらいに遡る。
「なんかみんなが冷たい」
今日も今日とて私はあっちこっちで冷遇されていた。
メインで通っている教室を除き、考古学科ひいては時計塔の私に対する扱いはひどいものだった。良く言えば雑、悪く言えば"いないもの"という扱いなのだから。
質問は大体聞き流されるし、課題もなんかやたらめったと多い。自分ではわからないあれこれを聞きたくても避けられる、と。散々だった。
……こういう風に言うと私がイジメかなにかの被害者のようだが、本当のところ原因は半分くらい私自身にある。
ざっくり言ってしまうと時計塔は実力主義だ。時計塔に所属する魔術師が重視されるのものは血統と才能だ。そして私はそのどちらもない。いや昔はあったんだけどね? 今はどっちも無意味になってるだけで。
ともかく血統ナシ才能ナシ実績ナシでオマケにコネのようなもので時計塔にまんまと居座ってる私が冷遇されているのは、まぁほとんど自然の流れだった。>>486
どうぞ!
私も昨日投稿したゴーストバスターズのSSを登録したのでよろしければ読んでみてください。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E6%AD%A3%E4%BD%93%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%82%8A>>489
けどそれを粛々と受け入れて密かに泣きを見るなんてのは絶対にごめんだった。この状況は速やかに打破しなければならない。そのためにあれやこれやと考えて考えて考えて。
ついに私は思いついた。
『実績が無いなら作ればいいじゃない』
と。
そして目を付けたのが魔術による飛行だった。聞くところによると冠位の魔術師ですら魔術を使った自由自在な飛行は実現できていないらしい。これを実現できれば、わかりやすい実績になると私は考えた……のだけれど。
その、思いつくままに行動開始したのが大失敗だったというかなんというか。
途中までは、途中までは良かったのだと自己評価したい。星と星を繋ぐ"星座の線"を用いた副作用的飛行を可能にする魔術式はそこそこ上手くいっていた。最初だけは。
しかし仮にも星に由来する術式を、太陽の輝く朝~昼の時間帯にやるべきではなかった。季節も夏ではなく星の光がよく届く冬に定めるべきだった。そもそも星が見えにくいこの時計塔───ロンドンで成功するはずもなかった。
考えればいくらでもわかるはずの理由を思いつけなかったのは、ひとえにその場の勢いである。……言い訳させてもらえるなら、焦りがあったとか余裕がなかったとかもあるけど。
ともかく。失敗間違いなしの魔術飛行を敢行した私はぐるんぐるんと空を舞い、イカロスよろしく地上に落ちかけたところで奇跡的に鉱石科の教室に墜落、もとい着陸できたという訳だ。
「で? 一体何をどうしたらこの教室を破壊しながら突入する事態になるのかね?」
……ハイ。本当にごめんなさい。着陸できた私は無事だったけど、着陸された教室は無事ではなかったのだ。
もうかれこれ小一時間ほどはお説教されている。『何故こんなことをしたのか』『周囲の安全を考慮しなかったのか』『もし一般人に被害で出ていたらどうするのか』『神秘の秘匿を何だと思っているのか』……等々。耳に痛すぎる正論が私を延々と貫いている。
本当に本当に本当に穴があったら入りたい。反省と後悔と恥ずかしさでどうにかなってしまいそう。いっそどうにかなった方が楽なのでは。
そんなわけにもいかないけど。>>491
「えっと……その、魔術の飛行を試してまして……」
「飛行? 女性魔術師の流行りとは聞いていたが、まだそんなものが続いていたのかね」
「あ、いや、流行りとかじゃなくて」
「ふん。この勢いで落ちながら着陸だけ無事、となればトーコトラベルかそれに近い術式だろう。何をしたのかね?」
「星座をちょっと……利用しました」
「星座、星座ときたか。ならば天体科か」
いえ、違います。天体科にはしっかり拒否されています。でも勘違いしてくれるならそれはそれで、
「それとも考古学科かな?」
ぎくり。
「やはりそうか。カイホスルーくんがアードゥルのたらい回し娘を引き取ったと聞いていたが、お前のことか」
なにその呼び名!
たらい回しにされてたのは本当だけど!
というかたらい回しにしてたのはそっちでしょうに!
こうしている間もずっと無数の視線が私とレスリー先生に集まっている。
教室中の視線が集まるのは初めてではないけれど、それでもやっぱり恥ずかしい。顔から火が出そうだ。
こんなものを涼しげにスルーできるローザさんはどういう精神構造をしているんだろう。それとも何回も問題を起こす内に慣れていくのか。
説教中ほど思考が脇に流れてしまう時間もそうそうない。ハイ、わかってます、こういう現実逃避はよろしくない。よろしくないけど早く終わってほしいぃ……──────ん? んん?>>492
「ふむ。では次の話だ」
そう言ったレスリー先生が指をパチンと鳴らす。
途端、純金の球体がかきんかきんと小気味よい音を立てて組み変わり一つの小さな天象儀を形作った。
すぐさま天象儀はその機構から多方向に光を放ち教室を青白い光で照らした。その光に照らされた箇所の破損が消えていく。
微調整された錬金術の術式を結果だけ転写している───のだろう、おそらく。安易な断言など出来るはずもない。一目で見通すことなど出来ない複雑さと完全性をその魔術礼装は秘めていたからだ。
時が戻っているのでは、と錯覚しかねないほどに正しく綺麗に教室は修復されていた。
……すごい。すごい、すごい、すごい! こんなものを見せられて黙っていられるわけがない!
「今見せた修繕に本来かかる費用は安くない。その賠償を────」
「あの! その魔術礼装がレスリー先生の錬金の完全を成す『黄金天文時計』ですか!? もっと近くで見ていいですか少しだけ触ってみてもいいですか!!」
「こ、こら! なに勝手に」
「ほわぁ……すごい。錬金術をベースに天体魔術を組み込んで……いやそれだけじゃない? なんだろうこれ、位置に左右される魔術に合わさってる。こんな複雑さなのに用途が限定されるどころかむしろ拡がっている。あくまで時計であり天球だからこそ紡がれる術式はどんな形でも一周して"完成"するんだ……すごい、すごい!」
「も、もういいだろう離れたまえ!」
「あぅ」
強引にレスリー先生にぺいっと引きはがされる。ああもっと見たかった……。
「まったく……どんな教育を受けているんだ。他人の魔術礼装の内部を覗き見るなど殺されて当然な行為だぞ」
「ご、ごめんなさい!」>>493
「ふん……だが魔術師であれば当然の反応でもある。それに正しく評価するということは全く悪くない、もっと評価しなさい」
「じゃあもっと見ていいですか!?」
「それとこれとは話が別だ! そもそも賠償の話がまだついてないだろう君!」
「先生」
私とレスリー先生の話に誰かが割り込んできた。"彼"は質問をするかのように片手を上げながら立ち上がった。
「ン? なにかねメレク君」
「その賠償についてですが、僕に任せてくれませんか?」
「なに?」
「え、なんで」
メレク、と呼ばれた男の子は突如不思議な提案をしてきた。もちろん彼と私は縁もゆかりもない。そもそもこれが初対面のはずだ。
少なくとも決して安くないであろう額を肩代わりしてもらうような覚えはない。
「……まぁ、私は誰が支払うかには特に拘らんが」
レスリー先生は我関せず、という態度だった。被害の補填さえされればそれでいいらしい。
「では構いませんね」
「私は構いますけど!」
「なんでしょうレディ。何か不満が?」
「いや……不満というより、ちょっと納得できないというか理解できないというか」
「なるほど。では貴女が納得するように言いましょうか。これは投資ですよ」
「投資?」>>494
「えぇ投資です。貴女の存在がいつか僕の益になると思いましたのでここは一つ救いの手を差し伸べておこう……と、そういう訳です」
「それで、えーと、投資?」
「はい」
私に。
投資。
なるほどなるほど。……別に自虐したいわけじゃないけど、今まさに教室を破壊した人にどうしてそんなことが言えるんだろう。
私ならまず助けない。まぁ慰めたりくらいはするかもしれないがそれだけだ。少なくとも自分の財を投げうってまで助けるなんてありえない。ましてや魔術師が。
あえて言うならよっぽどの物好きか、無駄遣いが好きなのか……それともこういうことを気まぐれで出来るくらいお金持ちだったりして? 時計塔は貴族が多いしこの人もけっこうな名門の出かもしれない。
「…………よし! 納得はしてないけど理解はした! 助けてください!」
あれこれ考えても結局私にとっては渡りに船なのは変わらない。そもそもここで断ったところでお先真っ暗な現状に拍車がかかるだけだし。
「話が早い人は嫌いじゃないですよ。──いいですね? レスリー先生」
「構わんよ」
さっさと済ませろと言いたげなレスリー先生にすっと小切手を取り出すメレク。わー……本当にお金持ちだ……。
「後は僕に、アルマソフィア家にお任せください」
アルマソフィア、そしてメレク。物好きで何考えてるか全然わかんないけど恩人の名前だ。ちゃんと覚えておこう。
「うん、ありがとうメレクくん」
「……くんは要りません」
「そう? じゃあ改めて……ありがとうメレク」
「はい、これで貸し一つですね。"ルナ"」>>495
後に、私は知る。
この時の『貸し一つ』がとてもとてもとても大きかったことに。
重荷になって、助けになって、鎖になって、縁となることを否が応でも知らされることとなる。
それは遠くない未来。
季節がいくつも移ろい、一巡りした時に始まる物語。投稿していいですか
>>501
どうぞ~。ーーー燃え盛る中堂。
喉を焼かれた者達の恨みと命が消える音が響き渡る。
「我が呪詛よ!我が怨嗟よ!地獄に耳あらばどうか聞きたまえ!」
袈裟に身を包んだ、一人の太った男は後ろから火が迫っているのにも関わらず、一心不乱に祈りを込めていた。
そして前には床に刻まれた一つの魔法陣。それは男の信じる宗教体系の文字で構成されていた。
「魔王を殺したまえ!奴こそ真の邪悪!この世にて混沌を齎す悪鬼!我らを救いたまえ!!魔王を殺したまえ!!」
血が滲み出るのも構わず手を握り合わせる。
死が目前にまで近づいた人間はここまでするのだろうかというほどの鬼気迫る表情だった。
だが無理もない。詫びの為の金塊すら一蹴し、全てを灰塵にせんとする魔王の軍勢をその目に見させられたのだから。
「魔王を…!魔王を…!」
そんな男の必死の願いに応えたのだろうか。
揺らめく炎の一部が飛び出て、魔法陣へと吸収された。そして、宝物庫から持ち出されていた黄金の器を取り込んだ魔法陣が光り輝く。
「おお…!!」>>503
現れた光はやがて人の形を成した。
男は驚きと感嘆の声を漏らした。そしてその手を掴もうとして腕を伸ばす。
だが。
「…!?」
その胸には、深々と刀が刺さっていた。突然の鋭い痛みに男は呻きながら倒れる。
「ど、どうして…!?」
確かに助けを求めるだけなら、かの島原の救世主が来たかもしれない。しかし、男が呼んだのは正しき英雄では無く魔王を殺.す為の存在だ。
人を呪わば穴二つ。
男はそんな基本的なことを忘れていた。
「ーーー私が炎の中にて呼ばれるとは。これまた粋な仕込みだな」
「ひ、ひぃ…!!」
「何を怯える。…あぁ、その刀は褒美としてくれてやる。遠慮は無用だ喜べ」
男は怪我を負いながらも思わず後ずさった。炎に囲まれて立っていたその影があまりに恐ろしかったからだ。>>505
「…っ!!」
前触れもなく意識が覚醒する。
そのまま事態を飲み込むよりも早く体を起こした。
人類最後のマスター、フェリーペが目を覚ましたのは見知らぬ山の中だった。
「ここは…?」
見回すが辺りは木々が立っているだけだ。今は昼間で空は晴れている。敵影は目視できる範囲では確認できない。
そしてここまでの状況確認を終えた上でフェリーペはある事に気がついた。
「センパイ…!?」
フェリーぺと共に人理の修復にあたってきた擬似サーヴァント、センパイことメンテーの姿が見当たらない。
この特異点には一緒にレイシフトしたはずだ。
まさか、特異点を作った何者かの干渉か。それともカルデア側で何かトラブルが発生したのか。
これまでに無い事態にフェリーぺは焦りを隠せなかった。>>506
「センパイ!どこにいるんだ!?」
「目が覚めたんですね!マスター!!」
その声に思わず振り返るとそこには一人の女性が立っていた。
水色に花の柄が記された袴を着ている彼女は、フェリーぺを見ると駆け寄ってくる。マスターと呼ぶあたりから恐らくサーヴァントのはずだがーーー
「いやー心配したんですよ?このまま起きなかったらどうしようって!まぁ優秀な私の優秀なマスターなら起きるとは思ってたんですけど!!」
「………」
「ん?どうしました?目の前の如何にも優秀そうなサーヴァントが誰かわからないって顔してますよ?」
「………」
「図星って顔しないでくださいよ!!」
フェリーぺは彼女の言う通り、その寝起きには些かキツいテンションのサーヴァントが誰だか思い出せなかった。
普段ならそんなことは絶対あり得ないはずだ。情報抹消という相手の記憶を消すスキルを持ったサーヴァントもいるが、それがマスターである自分に適応されたと思えない。
「あー…レイシフトの際に色々ありましたからね。一度見たら忘れない事で定評のある優秀な私を一時的に忘れてしまうのも無理はないですね」
「…そうなのか?」
「はい!私は優秀ですよ!見ての通り!」
「いやレイシフトの際にトラブルがあったっていう方だ。…俺、何でレイシフトしたんだっけ?」>>507
すると彼女はフェリーぺに木の近くに座るように促した。フェリーぺはそれに従って木によりかかった。
「じゃあまずは私の真名から思い出してもらいましょうか。目の前の相手が誰かわからないままでは、説明も頭に入ってこないでしょう?」
「それもそうだな…とりあえずアンタが日本人って事はわかるんだが」
紫に近い藍色の髪に、アジア系の顔立ち。
カルデアは日本人のサーヴァントが何故か他の地域と比べると多い。神の血を受け継ぐ者から、サムライ、発明家に作家に役者とバリエーションも多岐にわたる。
袴、という服装からして恐らくは中世の日本を生きていたサーヴァントだろう。
「そうだ!ヒントをあげましょう!これならすぐに分かるはずですよ!安土・桃山時代にて銃の名手と知られた優秀なアーチャーの戦国武将サーヴァントといえば!?」
「またノッブの新しいバリエーションが増えたのか」
「違う違う違う!!よりにもよってその間違いはダメですって!」
どうやら違うらしい。
しかしアーチャーとクラスを名乗った彼女に見覚えがあるのも、また事実だ。
答えが喉元まで出かかった様な感触を覚えたその時だった。>>509
「アーチャー!」
「はい!」
アーチャーの姿が光に包まれたかと思うと一瞬で甲冑が出現し、アーチャーの体に装着される。
そしてそれと同時に一振りの大きな銃が手に握られた。ただの銃ではない。先端には丸を描く様にしてが七つの砲口が付いていた。
「はぁっ!!」
腕力に任せた追撃を躱すと、銃の先をデーモンに向ける。片足を下げてしっかりと地面を踏みしめる。
瞬間、砲口に火花が散り、大量の弾丸が発射された。
「グァァッ!?」
咄嗟に腕で銃弾を防ごうとするデーモンだが、もう遅い。魔力によって織られた弾丸は毎秒数千発と放たれ、当たった先からデーモンの硬い皮膚に穴を開けて崩していく。
「グ…ギ…」
銃撃音にも耳が慣れてきた頃には、既にデーモンは頭の上半分を吹き飛ばされていた。アーチャーは腰に備えていた、半身程の長さの日本刀を取り出すと抜刀して飛びかかる。>>511
◆◆◆
カルデアのミーティングルーム。
特異点にレイシフトする前に必ず立ち寄る場所だ。
そしてフェリーペとメンテーは科学技術顧問であり、フィニス・カルデアの現責任者であるヨハン・ナウマンに呼び出されていた。
「微小特異点だ。聖杯を回収して修正してきてくれ。以上」
「…いや、流石にもう少し説明してくれ」
ナウマンは死んだ魚の様な目でコーヒーを啜っていた。くっきりと刻まれた黒い隈が、どれだけの疲労が溜まっているかを物語っていた。
「…場所は日本の京都。そして時代は西暦1571年。そう、これが問題なんだよ」
「問題?まさかレイシフト自体が難しいとか?」
「いいや、微小だし時代も場所もハッキリしてるからな。レイシフト自体は簡単だ。ただ…どこから漏れたのか知らないが場所を知った日本人のサーヴァント達が『自分を同行させろ』と昨日からうるさくてな。アイツらは茶器で全ての交渉が成り立つと思ってないか?私は言葉を喋れる様になった時からずっとコーヒー派なんだ」
そもそもカルデアに日本人のサーヴァントが多すぎるんだ、それにあんな調子だからどいつもこいつもすぐに特異点に取り込まれるんだろーーーと、ナウマンの愚痴が一通り済むまで、二人はただ黙って聞くことしか出来なかった。>>512
彼の心労が多いことは日頃の様子からも窺えるが、愚痴を吐く事は控えているようだ。ならばせめて最後まで聞くのが人の心だろう。
「…あぁそうだ。特異点だったな。実はこれもちょっとした問題があってな。魔術師のスタッフ曰くこの特異点が出現してからおよそ一週間も経ってないらしいんだ」
特異点とは、人理を破壊する為に歴史を歪められた時代を指す。聖杯の力を借りたサーヴァント達が本来の歴史を浸食していたのが今までフェリーぺ達が修正してきた特異点だ。
だが、出来て一週間とはどういうことだろうか。
「つまりは特異点としてはまだ完全には完成していない。数値上だが、人理定礎値もまだ測れないほど規模も小さいと考えられる」
「なら、修正自体も簡単じゃないのか?それこそ時代に適した日本人のサーヴァント達を同行させればすぐに終わりそうだが」
「我々も最初はそう思ったんだが…」
規模が小さいということは歴史への干渉の度合いもまだ小さいということ。
だが、それは逆に不安定ということだ。完成しきっていない特異点に、外部からサーヴァントが何人も召喚されれば何が起こるかわからない。それこそ特異点ごと崩壊してしまうかもしれない。>>514
◆◆◆
『デーモン、か』
「あぁ。今までの特異点とかで見たのと似たような感じだった。日本ってのはいつの時代も化け物がいたんだな」
「いやいや…天狗とか鬼とかはともかく、流石にあんなのは見たことありませんよ。あ、口元にご飯粒付いてますからちょっとじっとしてくださいね」
川のせせらぎが聞こえる。
二人は腰を下ろしておにぎりを食べていた。アーチャーが事前に用意して持ってきてくれていたらしい。
「これはツナマヨ?」
「はい!先日の網走特異点で釣ってきた幻想種のマグロで作ったものですよ!いやー…優秀な私といえど解体するのは時間がかかりましたねアレ」
『二人ともー?任務中だからほのぼのするなよー?』
デーモンとの戦闘後、カルデアとの通信はすぐに繋がった。フェリーぺはすぐにアーチャーと一緒に現状を報告した。
『とにかく中世の戦国時代はもう神秘がそこまで濃い時代では無い。これは多分ヨーロッパとの交流が本格的に始まったからだろうね』
「じゃあカマクラとは違ってデーモンみたいな魔物は自然に発生しにくいってわけか」
「ご名答!!つまり奴らは魔術師、もしくはキャスターといったサーヴァントの使い魔って考えた方が自然ってわけです!!」>>515
デーモンを操る黒幕の存在。すなわち特異点を作り上げた張本人。
ナウマンはそう言うとコーヒーを飲む手を止め、真剣な顔になる。
『後で具体的な座標を送るが、お前たちのいる場所から聖杯らしき魔力が確認できている地点はそう遠く無い。それよりもだ…』
「レイシフトの際の事故、ですよね!それでマスターも色々と忘れてらっしゃるようですし」
「…そうだ!こんなところでおにぎり食べてる場合じゃない!センパイを探しに行かないと!」
フェリーぺはおにぎりを食べながら立ち上がる。
アーチャーの真名を思い出す事に必死になってしまい、センパイのことをすっかり忘れてしまっていた。これは許されないミスだ。
しかし、焦るフェリーぺに対して通信機越しのナウマンの声は落ち着いていた。
『落ち着け。本当に連絡が取れなかったらお前たちにゆっくりとおにぎりを食べさせたりしてるものか。説明するから座れ』
レイシフトの際、本来は同じ地点にフェリーぺにメンテー、そしてアーチャーを含めた二騎のサーヴァントの合計四人を送る予定だった。
しかし、小さすぎるこの特異点はレイシフトの際に四人を弾いてしまい、結果としてフェリーぺはアーチャーと一緒に別の場所へと転送。その衝撃で一時的に記憶が曖昧になってしまったらしい。
そして肝心のメンテーはーーー>>517
◆◆◆
そうしてフェリーぺとアーチャーがカルデアと通信を取っていた頃。
時を同じくしてメンテーとガンナーは、とある農村の他と比べると少し大きな家に招かれていた。
「この度はなんとお礼申し上げれば良いものか…」
この一帯の集落の長と名乗った老人は二人に対して深々と頭を下げた。後ろに控えている村人たちも同じようにした。
「みんな、頭を上げてほしい。そこまでされるほどでは…」
「それより、村長よ。あのデーモンなる妖がどこから来たか知っているなら答えよ。あれなる存在を私は見たことがない」
メンテーとガンナーは農村の近くの脇道で目を覚ました。後輩とアーチャーがいない事を確認した彼女たちは迅速にカルデアに連絡を取ろうとした。
すると、近くから悲鳴が届いた。思わず見に行くとそこには何体ものデーモンに襲われる村人たちがいた。
『…信長公の領地にて、民草に手出しはさせん』
そう言って飛び出していくガンナーに続いてメンテーもデーモンの群れに突撃。全てを倒し切ったところで村長と名乗る老人に、お礼がしたいと招かれたわけだった。>>518
「ははっ…あの角と翼が生えた妖は七日ほど前より北の山の向こうから現れました。毎日空から来ては年貢用の備蓄を燃やしたり村人を襲うなどと暴虐を繰り返し…」
「七日前、か」
「…この特異点が出来たタイミングと同じだ」
やはり特異点を作り出した何者かがデーモンを送り込んでいることは明らかだった。カルデアに報告するべきだろう。
「ところでお二方は明智光秀様の家臣の方で…?」
ガンナーとメンテーは思わず顔を見合わせた。確かにただの兵士とは思えないほど、豪勢な衣装なはずだ。何より桔梗の家紋がガンナーの服に施されている。
最も、その本人がここに来たとは思わなかったのだろう。
素早くメンテーと目合わせをすると彼は鷹揚に頷いた。
「如何にも。私は明智光秀、そして彼が仕えている織田信長公の命で動いておる。この奇怪な事態を解決せよ、とな。隣にいるのは私の…これまた家臣だ」
「の、信長様が我々を助けに…!?」
「無論。信長公の威光がある所に闇が栄えた試しなし!そして…」
ガンナーの喋りに熱が入って来た。彼の特性はカルデアにいる時からよく知っていたので、メンテーはその隙にナウマンたちと連絡を取るために通信機を開こうとする。
すると、傘を深く被った村人の一人がお茶を出そうとしたのか近づいて来た。メンテーは礼を言うべくそちらに向き直ったのだがーーー>>519
「…!?」
村人の姿が消えていた。いや、残像が残るほどのスピードで一瞬のうちに移動したのだ。そして、話に夢中になっていたガンナーの懐へと飛び込んだ。
「ガンナー!」
「チッ…!」
メンテーがガンナーを腕で突き飛ばす。それに続いて空を斬る音。刹那の間の出来事に村人たちは悲鳴をあげて慄いた。
奇襲が失敗した事を悟ったのか、傘をした村人はそのまま流れるようにして扉を破って外へ飛び出した。
「何奴!」
ガンナーが立ち上がると火縄銃が三丁、空中に出現し浮き上がる。そして三発の銃撃音が並んだ。しかし当たったような音はしない。
「今のは…」
「もしかしたら特異点を作った奴かもしれない!追おう!」
メンテーは盾を持つと、ガンナーと一緒に外へと出る。広い道に家屋が連なるそこを見回すが、もう誰もいない。>>520
「逃げられたか…?」
「農民どもめ、我々を陥れるとはな」
「いや、あの人たちも驚いてたからそんなはずは無いと思うが…」
二人は辺りを警戒する。
あの逃げる手際の良さは常人のそれでは無かった。そして今もこうして外に出て来た二人を狙っているかもしれない。
「っ!!」
第二波は突然だった。
視界の端から飛んでくるものが五つ、それも全てがバラバラの方向から。
「やあっ!!」
メンテーは盾を回転させる事で飛び道具を弾き飛ばし、ガンナーは身を捻る事で回避した。思ったよりも小さいそれは十字に交差した短剣、即ち手裏剣であった。
カルデアにいる忍者のサーヴァントたちが好んで使う暗器の一つだった。
「ガンナー!相手は多分忍者だ!」
「忍びの者か…厄介だ」>>521
すると再び手裏剣が飛んできた。メンテーはまた盾で弾き飛ばしたのだがーーー
「煙幕!?」
辺り一面に濛々と煙が立ち込める。毒などはないようだが周囲は真っ白で、すぐ近くも見ることが出来ない。
そして、その一瞬の隙を突くようにして影は姿を見せた。
「━━━その命、貰った!!」
ぎらりと光る刀の切っ先がガンナーの心臓を真っ直ぐに目掛けて差し迫った。彼がその事に気づき目を見開くが、もう遅い。この至近距離ではどうやっても外れるわけがない。
「悪くないやり方だ」
だが、彼もサーヴァントだ。常識外の事象を平然と起こせる存在だ。
現に今、空中に実体化させた火縄銃を重ね、盾にする事で凶刃を防いでみせたのだから。
「だが甘い」
「……!?」>>522
暗殺者は驚愕を浮かべざるを得なかった。
それでも身体は反射的に動く。動かない刀を手放し、懐から苦無を取り出して握りしめる。しかし、煙の向こうへと遠ざかっていくガンナーの表情は落ち着き払っていた。
「…やぁぁ!!」
傍の煙が突然割れる。
そこにいたのは息を潜めていたメンテーだった。ガンナーが暗殺者からの攻撃を防ぐと、信じていた彼女は思い切り盾を振りかぶる。
奇襲のための煙幕を逆に利用する。特異点での闘いの積み重ねが、咄嗟に機転を効かせた。
「ぐぅぅ…!!」
何度か跳ね飛び、地面に転がる暗殺者。立ち上がって逃げようとするが向けられた幾多の銃口がそうはさせなかった。
「勝負ありだ、忍びよ」
「そうか…やはり、貴様達はサーヴァントか」
暗殺者はそう言ってガンナーを睨みつける。まさかサーヴァントという言葉が出てくるとは思わず、メンテーは足を止めた。
カルデアから来たサーヴァントは自分とアーチャーとガンナーの3人だけだ。
つまりーーー>>523
「あなたはもしかして、はぐれサーヴァントか?」
「…なるほど。何故よりにもよってこの時代に呼ばれたのかわからなかったが、私はそういう部類だそうだ、明智光秀」
暗殺者は独り言のように呟く。そして突然自分の真名を言い当てられたガンナーは、銃の向きはそのままに眉間に皺を寄せた。
暗殺者は頭に被っていた傘を投げた。
「当たりのようだな。しっかし、よりにもよって男の光秀殿と逢うとは。サーヴァントとはどうやら想像以上に数奇な運命を見せてくれるらしい」
「男の光秀殿は始めて見るのではないか。この女である滝川一益を」
そこにいたのは、まだ若い少女だった。>>485
説明、ありがとうございます。
眠くなったのでこの辺で。
それでは。>>531
ちゃんケジメつけるならば、林檎使って自分に勝ってもいい、という遠回しなラブコールかなと私は解釈してました。バーサーカーでも好意的だったし、アタランテは藤丸君に好意的というのが作家の共通認識なのかもしれません。>>481
開幕殺伐。恋人と愛を囁き合い、そして愛を育む聖夜/性夜。ふ──────────────ん、べ、別に私には関係ないし。
最後まさかの待ち人である。
>>497
星座を利用した浮遊移動の魔術……星と星を繋ぐ線をこんな風に応用できるものなんですね。遠坂並みのうっかりで大失敗したけれども。
さて、賠償については何とか切り抜けたルナ。しかし忘れてはいけない……型月世界において、お金の肩代わり程恐ろしいものはないのだと(CCCのガウェイン戦を思い出し)
>>525
ちょっとノッブの新バリエーションだと思われて全力否定してる場面に笑ってしまいました。
色んなところでフェリーペが主人公として起用されて嬉しい……。第■回投下してきました。
この後、剣陣営&術陣営はアーチャー(フォーリナー)陣営がアサシン陣営にカチコミかけるところに遭遇する感じでよろしいでしょうか?フェリーぺ「カルデアの……人類最後のマスター!?」
メンテー「違う、同じじゃない。異界、異世界のカルデアだ!」
異聞帯へと成長しかけている特異点に介入した二人は、レイシフトした先で本来ならば在り得ないはずのマスターとサーヴァントに出会う。
異なる出会いと異なる軌跡をもって、同じ人理修復の旅をする者達。
メンテー「あのデミサーヴァントの持つ盾はそうか、アウグストゥスの――!」
――――混線異界人理ミッシングリンク“カルデアvsカルデア”
…「どちらが早く人理修復するか競争だ」というのがアーケード版5章見てからやりたかった(遺言)
>>440
義輝公ですか、ここのえは画像(戦国妖狐)の様な公方様に思い出補正がありますね~
並の武辺者とは位が違うぜって感じの精神性が良く。ただあの髭切が神秘性でCなのにA++(A+で魔法一歩手前ですよ)が実在している日本刀にあるのかっていう疑問と、複数の業物を使えるという「剣豪将軍のオンリーワン」を利用したメリットが欲しかったかな~という気持ちです七海についてあれこれ考えてるけど、もしかしたら繚乱さんと絡むのが彼女のTRUE√かもしれない……
死徒ではない幻想種の吸血鬼……地中海ではラミュロス種、ということは別の土地では別の種名があるということ……?
>>536
周公旦と鉄牛、後は景清ぐらいかな?>>555
問題なのは、じゃなくて大事なのは、ですね
戦闘力に関しては完全に一般人な黒野君が人気な辺りそれを証明しているかとホレス「聖杯などという、趣味の悪い杯に入れ込むつもりはない。あれは私の美的センスに反する。あれで願いを叶えようとも思わん…が、どうしても、私に捧げたいと?献上したいと言うことがあるのなら?その時ないと言うのは不作法だからな。考えたのだ。ズバリ、『このを世恐怖で満たす』───恐怖の席巻、伝染、遍満!もとより私は、そのために現世に降りてきているのだ。その手伝いくらいはさせてやろう!」
聖杯惑星爆散の本格始動に際して、ホレスがもし聖杯を云々の台詞。この程度のスタンス。あと普通に願いは人理歪ませる系のヤバさ。
>>437
業平さんも道真公もオリヴィエさんも、皆かっこいいな…これが仕事人、プロフェッショナルってやつか…
格好良さと、しんみりとした抒情的なお話でしたね。こういうのは、ある種日本の怪談にもよく見られるもののようにも。日本って一見こわめだけど悲恋なものであったりするの多いですよね…
ドン・ファンもなんか仕込みたいね…でも不用意にあっちの方面を動かすとRになるんだよね…うぅむ。
>>497
ルナちゃんポジティブシンキング!けどそれを発揮するところが明らか違う!
そしてそれが彼女にとっての厄災の階に…いやぁ、人生万事塞翁が馬ですねぇ()
>>481
チャラ男ーズに新メンバー…!?なにそれwktk…
そしてまさかの道灌メイン回!いやはや有難い限りで…子犬系で自称天才っていうと某始末犬が浮かびますが、毛色の違うわんこ系だし、ね!にしてもお相手がタロスさんとは、これはwktk倍増案件ですよ、えぇ!
>>525
ヒャッハー!新鮮なフェリメンだ!
そしてまさかの明智光秀。まさかの自信満々系アーチャー明智光秀。大いにアリだと!思います!滝川一益女体化もしかり、気になるスタートでしたね!>>463
あ、レージュさん。すっごいどうでもいいことですけど、この頃過去スレなんとなく見てたんですよ。
レージュさんの描いてらっしゃったオーディンさん、めっっっちゃ好み、タイプです。性癖にデッドボールしてきました。
眼帯した胡散臭めのお兄さん(おじさん寄り)いいんじゃ…(ローゼンに詰め込んだ勢)
>>536
うちだと、一刀斎(「くりすます?…戦うのか?」とか聞いてくる)がいます。あとは各々絡む相手がいたり、絡みに行ったりしてる。
一刀斎も、名前に恥じないような強さを出したいな…私の語彙力と発想力…構想力…いつになったら私に力を分けてくれるんだ…
あと、うちの鯖共の平均値はおそらく皆さんのそれより1ランクぐらい低いです。トップが阿弖流為、一刀斎、尊氏な時点で結構お察しものだと思いますが>>558
聖杯関連の言及を追加してくださってありがとうございます。
後、重箱の隅だけど爆散じゃねぇ! 爆現だ!www感想ありがとうございまーす!
>>498
今回のは余裕なくなってて現場猫状態になっていたということでひとつ…
ちなみに冒険の方は三人組で行きますよ
聞いて驚け。そして呆れ果てるがいい。未だに三人目は明確に決まっていないのです…!
>>499
……そういうことだと思ってください
どうしても時計塔にいる間に貸しを作らせておきたくて……
>>500 >>529 >>558
どんな負債があってもエログロ展開にはならないからきっと大丈夫(希望的観測)
(チョンボってなんだ…? あ、麻雀用語…)
>>533
あの浮遊魔術って実は今のルナじゃ思いついた失敗の原因全部潰しても使えないんです
人が星座になろうってんだからそれに見合うだけの人物じゃないと術式が安定しないんですよねー
本気で使おうとしたら諸々の条件と魔力を用意して、かつ英霊になってて当然な大英雄クラスの人限定でしか使えません。まぁそんな人は大体自力で飛びますが!
>>534
今回のお話の目的の一つは「メレクくんがルナに興味を持ってもらう」でしたのでそう言ってもらえてなにより
エミュの方はあんな感じでいいでしょうか…?>>573
人間も好きだけどどっちかっていうと異能者・混血寄りになっちゃいますね……
個人的にやってた作品の設定とかキャラをシフトしてもいいなーって思うけど奈須バースでもFateからは遠ざかるし互換しづらくてスン……ってなっている……自分の中のストックの最後、サーヴァントを投下してもよろしいですか?
>>577
【固有スキル】
獣殺し B+
魔獣や野性生物に対する特効。兵十は獣の性質を熟知しており、獣の殺し方も見識が深い。
仙狐の贖い EX
怪異による加護の一種。仙狐ともなれば神霊クラスの恩寵を授ける事も可能である。
本スキルの存在によって彼の幸運ランクは跳ね上げられており、特定の条件なくしては突破できない敵サーヴァントの能力さえ突破可能。
なお彼自身本スキルの存在を認識できない。
支援呪術 C
魔術とは異なるプロセスで為される呪法、サーヴァントの対魔力を無視して攻撃を加えることが可能。
誰からの支援呪術なのかは本人も分からないとのこと。
「きっと神様が俺に助力してくれてんだな、違いねえ」
【宝具】
『恩穿つ仇の一撃(おんうがつあだのいちげき)』
ランク:D 種別:対獣宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:一匹
対獣特効。彼に償いを続ける仙狐を誤射した後悔の一撃。
対象が魔獣・霊獣・神獣の類の場合、概念的な加護や防御宝具を無視して攻撃を加える。
真名解放によって一度だけではあるが獣を対象に回避不可のクリティカルの一撃を与える。ヴァーっ!イベントに関することはネタバレになるから言えないけどこれだけは言わせて
好 き っ ! !
どうも、年末の追い込みで忙しくてスレ覗けてませんが何かありましたか?>>578
『恩還す彼方の君へ(おんかえすかなたのきみへ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自分自身)
誰にも知られる事のない隠された第二宝具。
兵十が命の危機に瀕した時、或いは誰かの力なくして打破不可能な難業が立ちはだかった時、極々低確率で英霊の座からキャスター『ごんぎつね』が現世に駆け付ける。
キャスター『ごんぎつね』が召喚されている間はアーチャーにスキル『戦闘続行』『勇猛』が付与され、不撓不屈の銃兵と化す。
通常の聖杯戦争では兵十はこの宝具を認知しておらず、また宝具の情報自体も封印されている為、マスターですら把握できない。
【Weapon】
ライフルド・マスケット
魔力によって銃弾を作成し再装填・連射が可能の特別製。
生前は火縄銃を愛用していたが誤射した後悔からか使用しない。
【解説】
「ごん、お前だったのか。いつも、栗をくれたのは」
江戸時代から明治頃が舞台の口承文学『ごんぎつね』に登場する猟師。
謹厳実直にして剛毅木訥、母親思いの好青年だが些か察しの悪いところが玉に瑕。公式にクロスカウンターされた感。。。。
>>554
スペック的な強弱やらはおいておいて、そういった弱点があるのなら、wikiに記載しておくべきではないでしょうか?
>>555
わかる。>負ける相手にはスパッと負ける、くらいがマスターとしてもサーヴァントとしてもちょうどいい。問題なのは強さよりも中身よ中身
俺が目指す強キャラの到達目標は市丸ギンの斬魄刀。
しかし、そういう意味じゃ俺ってもうキャラ作り難いんだよなぁ。。。中身重視するなら現状でもう手一杯というか、かなり粗製乱造してる(中身の描写とか活躍出来てない)感強いもの。
>>567
まぁそこら辺はゆっくり決めてもろて>ルナちゃん冒険のチームメイト。(なんなら毎回3人目が変わるゲスト形式でもいいんでは?)>>580
悪戯好きの狐『ごん』はある日悪戯が切っ掛けで彼の母を死なせてしまった事を後悔し、その償いとして毎日山の幸を兵十の家に届けていたのだが、『ごん』がまた悪戯をしに来たと誤解した兵十の手によって射.殺されてしまう。
そして最後に兵十は瀕死の狐の周囲に散らばった山の幸を見て漸く『ごん』がその場に居た理由を察するのである。
妖狐・仙狐の類を射.殺した「獣殺.し」の実績から、ただの猟師でありながら弓兵のサーヴァント適性を獲得するに至った男。
しかし彼本人はその偉業を誇るどころか、後ろ暗い過去と秘して語らない。
毎日山の幸を健気に届けてくれた狐の恩を仇で返す結果となってしまったことを深く後悔しており、聖杯へ願う願望は「面と向かって、謝りたい」。
ぼとりと落ちた火縄銃。
銃煙は天へと伸びて、足元に転がるのは一匹の亡き骸。
あの狐は、何を思って死.んだのだろうか。
その真意を猟師が知る事はなく、ただ真っ赤な血潮が取り返しのつかなさを物語るばかりであった。>>582
【台詞】
「アーチャー、猟師の兵十。召喚に応じて参上した。
数ある英霊の中で俺を呼ぶとは奇特なマスターも居たもんだが、呼ばれたからには全力を尽くすよ。ま、よろしく頼む」
「自分で言うのもどうかと思うけど、俺はあんまり頭が良くない!
間が悪いというか、察しが悪いというか……とにかく知恵を巡らせるのが苦手なんだ。
だからハッキリと、俺にも分かる言葉で言ってくれると助かる。インユ?だのハンゴ?だのは勘弁してくれな」
「………馬鹿な俺でも分かる。アイツは敵だ、目を見れば瞭然」
「なんで一介の猟師が呪術を使えるのかって?そんなのコッチが聞きたいくらいだよっ!
逆になんでか判るか?俺座学はトンと駄目だった筈なんだけど、何故か呪術使えるっていうね。
………一回死.んで賢くなったんかなぁ、お化けってインテリっぽいもんなぁ」び、ビーストクラムボン……
あと昔考えてた召喚地の人々を無差別に『影』へと送るレイドボス不可避のバーサーカーちいちゃん@ちいちゃんのかげおくり……
>>591
\(やったぜ)/
ではでは、以下の3名をお願いします!
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/武井・シグルヴルム・美咲
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/古辻真里歌
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/夏目詩奈
あとあとこちらからも何かありましたら受け付けますー!>>598
きれた!
逆ハーレムの上に百合百合しいルートもあるとは超豪華では!!>>592
ではパウサニアスから兵十へのセリフをお願いします…!
武井・シグルヴルム・美咲
「アンタ、えらく古い匂いを漂わせてんだなぁ。下手すりゃ俺よか歳上だったりする?
ってそりゃ無いかー、ナイナイ!レディーに対して失礼だよな。ごめんごめん」
古辻真里歌
「フルツジって嬢ちゃん、あれは良い子だよな。
どっかの王様だろうと俺みたいな猟師だろうと、差別したりしない。俺はあの子のそんな真っ直ぐな所に心底惚れたね、生前なら嫁っこにしたいくらいよ」
夏目詩奈
「難しい本読んでんだな、何、小説?お前俺がこんなの読んだらアレよ、即ねんねんころりよ。
どれちょっとばかし貸して──────ん?今ケモノの匂いがしたような…んんっ?」
>>596
ごんぎつねのお話は口伝ですので、実在した人物として描写してます。つまりウィリアムテルタイプですねー兵十か…なるほど……
チャラ男クリスマススペシャルこれブレードランナーみたいな展開になりそうこわいロドモンの台詞を書こうとすると意外とチャラく書くのが難しいと実感しますね……
>>604
ありがとうございます。それでは、以下連投失礼いたします>>603
お先にどうぞ!次にロドモンのクリスマスSSを私も書いてみましたが、投稿していいですか?◇太田道灌
ヨーロッパのとある特異点。遠く臨む城塞は火の手が見え、喧騒が聞こえてくるよう。それだけで、マスターたちが無事混乱に乗じ城内へ侵入できたことが確信できる。
かく言う道灌の方はというと、正直そのことを喜べるほどの余裕はない。息も絶え絶え、膝が笑い、滴る汗は髪も服も、携える槍も濡らしている。槍の穂先からは血が垂れ、一方で道灌の方も顔や二の腕、酷いところは右肩から脇腹に至るまでがざっくりと斬られている。こうして立ち、城塞へ目をやれていることさえ奇跡的なものだ。
「…………ここまで来て…っ、マスターの、心配かい?け、健気だね、…」
斃れた男がそう話す。向こうも満身創痍、僅差で道灌の方が体力を保ち、勝者となった状態だ。だというのに、男はそんな状況でも初対面の時から見せていた不敵な笑みを崩さず道灌に向けている。
道灌にしてみれば、この男は見ることすら忌まわしい。
長く伸びた艶やかな髪。驚くほどに整った顔立ち。蠱惑的で、烈日のような熱情的な焔を絶えず灯した眸。紅を基調とした格式ばった素材の服を、「彼」とは違って着崩して。品性を弱めた分、野性的な魅力、一種の罪深さを深めたこの男は、どこまでも、どこまでも、ドン・ファンに似ていて───実際、その人で。
言うには、このドン・ファンは道灌の知るドン・ファンとは厳密には違うらしい。それは、セイバーであるのとライダーであるのとの違いだけでは断じてない。男───本人が積極的に「ドン・ジョヴァンニとでも名乗っておこうか」と言ってはいたため、ドン・ジョヴァンニと呼ぶ───の所業を、道灌は、ドン・ファンと同一の者のものとは思いたくない。「……手前は、信じねぇっ、す。…お前を、ファンさん、とは…同じなんて」
「…は、はは。ファンさん、ね。えらく珍妙な綽名だ。…はは、ハ…」
「笑うんなら、笑えば良いっす」
「は、…いや、失礼、悪かった」
地べたを背にして転がっているドン・ジョヴァンニを睨むと、彼は降参であると手を上にあげる。ドン・ファンも、言い負かされたりするとこんな態度をとる。同じだ。同一なのだから、仕方がない。でも、別なのだから、忌々しい。
敵勢サーヴァント、ライダー。ドン・ジョヴァンニは、召喚主であるこの特異点の首謀者より与えられた土地の下で、女という女を召し抱え、尾籠にして淫靡なる日夜を過ごし、果ては嫌がる女などは嬲り殺.し見せしめにした。その死体の晒し様を見た時は、道灌もマスターも吐き気を噛み殺.すほかなかった。
道灌は知っている。ドン・ファンは、確かに色好みに事欠かず、時々強引に事を進めるような男ではあるが、まかり間違っても命を───それも、女の命を、塵か家畜のように棄てるような者ではないことを。
「答えてください。お前は、本当に…ファンさんと、同じなのか」
「はは…は、は…ハは」
「答えろ」
得体を出し、ひと際強く睨む。ドン・ジョヴァンニは、今度こそ参ったと乾ききった、あやすような含み笑いを止める。
「…事実さ。私はその、ドン・ファンと同一の…もっと言うなら、彼の一部分さ」
「お前なんかが、か?」
「あぁ…そうだとも。君が知る私と比べると…醜いものだが」>>608
そう言いながら、ドン・ジョヴァンニは前髪を大雑把に掻き分ける。ふいに現れた形良い額が、月影に照らされてその美しさを極立たせようとしている。玉のような汗も、その助けをしている。
「なら…あの愚行も?」
「あぁ、あぁ。…君も、モーツァルトの生んだオペラの中での、私の…ドン・ジョヴァンニの声価を知らぬ訳ではないだろう?」
「…要は、事実だと」
「そうだとも。それにしても、あぁ…幾日もの蜜の如く濃き夜伽…限りのない交わり…ははっ、愉しかったなぁ、全く!」
「っ………」
これ見よがしに愉楽に浸ったような破顔に、胴に槍を穿ちたいという情動に駆られる。が、それをなんとか鎮める。今感情のままに動けば、マスターとわざわざ別れ、ドン・ジョヴァンニと一騎打ちをした意味がない。
「…それなら。お前のあの惨殺…見せしめも、ファンさんの、一部だと?」
ドン・ジョヴァンニは道灌が話す間に上体を起こし、気障ったらしく横髪を手遊び、やがて艶かしい目を流す。その色も、昼下がりのような黄金を宿すドン・ファンのそれとは違い、望月に樹蜜を垂らしたようでコケティッシュを多分に含んでいる。視線が何とも粘っこい。
「無論だとも。私は一時の悦楽に心血を捧ぐ…其の邪魔をするというなら、それ相応の仕返しをするというものだ。…其れが、私の役目(もとめられたこと)なのだから」
「何を、抜け抜けと…!」
「私は“愛の運び手”。愛を届けるのが私の役目(うた)であり、愛を謳うのが私の役目(だいほん)であり、愛の自由を訴えるのが私の役目(いみ)だ。それが、君にとっては不快なものに映った、ただそれだけのことだとも」>>609
「お前のあの行いを、求む者があると?笑わせる」
「居るとも。だから…あぁ、だからこそ私は私(ドン・ファン)になれた。私(ドン・ジュアン)であり、私(ドン・ジョヴァンニ)なのだけど、…違いなんて微々たること。求む者(かんきゃく)の見方一つなのだ!」
ざしゅ、と肉を鋭利な刃が穿つ音。かふり、とドン・ジョヴァンニは夥しい血を吐く。乱れた服に色が、また、付く。地にも、また、彩が付く。
ずく、と槍の穂先が肉から離れる音。また、かふりと、血を吐く。鳩尾を一突き。が、
「ハ。…そうか。…なら、せめ、て……一つ。質問させて、くれ」
「……………………聞いてやろう」
「……君の処の、私(ドン・ファン)は。一体、何を求められた、のだろう。…どんな見方を、されたのだろう…なぁ?」
「………………手前は、少なくとも、手前は。それに、マスターは。…ファンさんを。愛を想い、愛を慈しみ…愛を愛するドン・ファン(しゅじんこう)だと、思ってる。信じてる。………っす」
「そうか、そう、か。………なら。それなら、」
口から血を垂らしながら、ドン・ジョヴァンニは、道灌に柔らかく笑む。ふいに、細めた目の縁に引かれた朱が目に付く───
「それなら…あぁ、それならやはり!私(ドン・ジョヴァンニ)と彼(ドン・ファン)は違う(おなじ)じゃないか!」
ざしゅ、と肉を鋭利な刃が穿つ音。くは、と道灌は夥しい血を吐く。鎧の上に色が、また、付く。地にも、また、彩が付く。
何が起きた。誰がやった。脳が廻る。心拍数が増大する。───伏兵か?
とにかく、落ち着かなければ。すぐにでも、宝具を、『かねて亡き身と思い知らずば(かねてなきみとおもいしらずば)』を。そう思い、地に膝をつく道灌に、ドン・ジョヴァンニは軽快な足取りで近づく。手には、長剣が一振り。>>610
ずく、と肉を細い刀身が貫く音。肺を後ろから穿たれ、今度は鳩尾を潰された。針のような刃を、血が波波と伝っていく。蹴飛ばされる形で、剣は引き抜かれ、ごろごろと地べたを転がる。砂利が、砂子が傷口に入っていく。転がる軌跡が赤く色づく。傷口からと、そして口から出る地によって。
「あぁ…だから言ったというに。私は、醜いって。…私は、やはり狡い手を使わせれば無二だ。長口上による引きつけ、一芝居、騙り謀ることにかければ、ようよう右に出る者なし!」
「……っぐ、ぁ……ファン、さんなら、こんなこと…し、ない…!」
「…きっと、その私(ドン・ファン)は、「愛の自由」「愛への情熱」にフォーカスされた者なのだろう。セイバー、だったっけ?なるほど騎士団長と決闘をしたことからだろう。その私は、さぞ自分の思いに、愛に実直なのだろう…この剣のように!」
ぶんと剣を一振るい。周囲に血が、花弁のように散る。
「だがね。私(ドン・ジョヴァンニ)は、この刀身のような澄みを持ってなどいない。どこまでも醜い、どこまでも穢い。私というのは、その愚かしさにこそ愉快を覚えた…娯楽を、自由なぞを見出した奴輩の空想(だいほん)の上の存在だ!」
「それなら、ドン・ファンだって一緒だ。何が自由だ、何が運び手だ!私の自由は空想上(だいほんじょう)!私の愛は想像上(ぶたいじょう)!自由を謳いながら、「自由」からはみ出ることは赦されず!ハハ、は、はハハ」
くるくらと、踊るように月下に演者は喚く。彼の靴が地を蹴る度に、砂埃が舞い、道灌の傷に潜り込む。もはや、のたうち回ることすら出来ない。だが、痛みは身体を動かすことを強要する。そんな無様な、死に体の道灌を見ているわけでもなしに、ドン・ジョヴァンニはただ哄笑う。>>611
意識が遠のいていく。だのに、ドン・ジョヴァンニは道灌の髪を掴み、痛みで目を覚まさせる。歯を食いしばっても、痛みは消えない。口の内を噛んだために、また血の味が広がる。
眼前には、演者の顔。汚れている。泥にまみれて、乾いた血がへばりついている。道灌と同じくらいに穢い。柔らかく、笑んでいる。カーテンコールを迎える演者のように。
「もし…また会うことがあるんなら。私に、彼に、また見えることがあるんなら。…その時は、どうか哀れんでくれ。そして、笑うが良い。どうしたってそれが演者(わたし)なのだから…どこまでも、醜く…」
空には雷雲が渦巻いている。じきに、雷が落ちることだろう。醜い男に、穢い演者に───哀れで、愉快なドン・ジョヴァンニに。>>614
じゃあ半人半獣?な大熊座のカリストーで。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC
あんまりキャラ露出させてないからキャラ掴みにくいかもしれないけど。それでは投稿します
クリスマスで騒ぐ世間。喫茶店『バル・ブライア』から出たロドモンと在原業平はひとしきり人波にもまれて、気づいたときは吹き抜け上階の端にいて下の広場を見下ろしていた。
合金製の手すりから上半身を乗り出させながら、業平は大声を出した。普通の声量では人混みの騒音でとてもではないが聞こえない。
「なあ、ロドモン君、こういう高いところに登って、はるか下界を見下ろしていると……」
「『人がゴ.ミのようだ!』と言いたくなるっていうアレ?わかる~」
「いや、誰かを突き落としてやりたくなる」
ロドモンが三歩下がって業平から距離を取る。
「業ちゃん業ちゃん、考えるのは自由だけど、実行しないでくれよ?」
「努力してみよう」
在原業平の努力の結果かどうかはわからないが、転落死があったという悲報が発生しなかったのは幸いだった。
ロドモンと業平は下へ降り始めたが、階段の途中で業平はブルネットの若い女性と意気投合して、ロドモンを置いて行方をくらませた。
「わかってたよ!野郎同士でクリスマスを迎えるなんてゴメンだよネ!!」
半ベソかきながら、人波にもみくちゃにされながらロドモンはようやく広場に辿りつく。
「お金ない、予定もない……。寒い……、どっかでメシ喰って帰ろう」>>618
見つけた店に入り、シュクメルリをテイクアウトしようと注文したが、通りすがりの分福茶釜を見かけたかちかち山の兎による傍迷惑な狂乱が始まったので、シュクメルリも受け取らず慌てて逃げ出した。大混雑のなかをドン・ファンが年若い美しい姉妹とともに悠々と歩いていた。彼は片手をあげてあいさつをしたが、頭からビールをかぶってずぶぬれで、着衣が乱れていたが、それでも落ち着き払っている。
在原業平が人の渦の外側で、我関せずとばかり、黒い髪の美女とキスしている。
ブッチーン!とロドモンはキレた。
「業平ー!!さっきのブルネットはどうした!?」
ロドモンがプンスカ怒っていると、さらに知人を見つける。大嶽丸はビール瓶片手に女性とダンスしていた。が、しかし、相手が男に変わった途端、指打で男を吹っ飛ばしてしまった。酔っぱらって攻撃的になった半グレの男たちが大嶽丸に群がるが男たちは木の葉のように舞う。死人が出ている様子はなく、身体が千切れる、血飛沫が舞うということもないので大嶽丸も手心を加えているようだ。
「……みんな、楽しそうだな。寒い……」
「騎兵か、心を閉ざした野生動物のような目でしょぼくれている?」
メンタルダメージを負ったロドモンは、少年の取り澄ましたような声を訊いて振り返れば、そこには銀髪の美少年がいた。そしてその横には天をつく大男がいた。>>619
「げっ、王様!」
「げっ、とは何だ。シャーハンシャーに良い度胸だ」
ロドモンに声をかけたのアケネメス朝ペルシャの王。ダレイオス1世だった。そしてその横にいる巨漢が、少年の息子であり同じくペルシャの王クセルクセス1世であった。ダレイオス1世はケーキとローストチキンを持っており、クセルクセス1世はハイネケンビールを段ボール箱一杯に抱えている。腕にはワインボトルを入れた袋をぶら下げている。
「い、いや~なんでもないっすよ。ホントホント」
「父上、王がみたところ、あやつはクリスマスにフリーなことで落ち込んでいるようにみえます」
「ああ、クリスマスにあのディ……げふんげふん舞浜へ一人で行ったような心持なわけだな」
父親とは頭三つ以上高さに違いがある息子は父親を見下ろしていった。父親も得心が言ったように頷く。
「その喩えやめて!傷口に岩塩塗りつけないで!」
胸を抑えて、オロロ~と泣くロドモンにダレイオス1世が嘆息する。
「そなたも王ならば柔弱な振る舞いはよせ」
「だって俺、王様としては小物だし……」
「ふむ、騎士王と同格のカリスマスキルを持ち、征服王と同格の軍略スキルを持つそなたがそのように言うと謙遜も過ぎるぞ」
「ちなみに王も、かの征服王と同格の軍略スキルを持っているぞ父上。本当だぞ」
「知っとるわ。言っておくが余は軍略スキルは持っていない。だが余の武勲はそなたらよりも上だ!他の王たちにも負けてない!」
負けず嫌いなダレイオス1世は強く主張する。現場からの叩き上げとしての意地である。>>620
「まあ、それはそれとして……予定なしならば、余のパーティーへの参加を許そう。孤高の王よ」
孤高の王。物は言いようだ。
「え、いいの?親子でのパーティーにお邪魔して」
「よい、許す。どうせそなたのような今宵フリーな者らを集めている」
参加者には“クリスマスにあぶれている者”、クリスマスでも仕事をしていた“疲れるほど働く者”などが集まっているらしい。
参加者もウィーラーフ、真田幸村、ケニングフォークと結構揃っていた。
「そっか……。それも、いいな」
ロドモンはクセルクセスから荷物を一部受け取り、ダレイオス1世たちについていった。
以上、クリスマスSSでした。チャラ男ーズたちにもこんなクリスマスがあったかもしれない、そんな話。
短くギャグに振ってみましたが感想とかありましたら嬉しいです。うーん、泥シーンがほとんど亥狛君による蘇芳ちゃんへの言葉責めで構成されていく()
まあ蘇芳ちゃんだし仕方ないか……
>>591
ああ、やっぱりそうですよね
元話にそんな話ありませんし
>>614
うちのごんぎつねでもどぞー
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ごんぎつね>>624
投下した時は嵐が巻き起こったぜw
まあ、マスター2名は令呪の仕様上の問題(譲渡不可能)から、開き直ってる部分はある。
ハダリーは最初から大真面目に婚活成就祈願でやる気出してますが。感想ありがとうございます
>>558
フェリメンも書けたら書きたいなぁ…
光秀コンビと滝川一益の活躍にご期待ください>>634
はい。>>616
以前ディックさんがおっしゃっていた「ライダー、アサシンはおりこうでもきれいじゃなさそう」っていうの、アレに触発されました。
道灌は生前の、親しくしたかった景春や忠節を尽くしていた主君と結局分かり合えずじまいだったから、チャラ男ーズの絆が特に(本人思ってる以上に)思い入れが深いんですよね。だから、仲間を傷つけたらとっても怒る。仲間が敵だったら、たとえ別の存在であっても動揺する。マスターのために飲み込みますが、ね…
>>624
ドン・ジョヴァンニの場合は道マンとは少し訳が違いますが、まぁ、一般的なドン・ファンのイメージを煎じ詰めて召喚すればこうなるよ、という標本です。
うちの連中は、結構思い悩んでるのが多いからなぁ…もれなく業の深いお話行きですが。
>>626
畢竟言ってしまうと
ドン・ファン→世間の「ドン・ファン」へのイメージ、信仰、求めるもの(総じて「台本」)のほとんどすべての可能性を習合したおかげで選択肢、容認範囲が標準よりずっと広い&バイロンが書いたりしたような「愛の素晴らしさ、自由に人を愛することの尊さを謳う」者としての方面に寄っているため行動がとても温厚且つ柔軟
ドン・ジョヴァンニ→「ドン・ファン」の中の原初的な「背徳的、乱暴、懶惰」で「普通の人(自分たち)にはできない(あかん方面の)ことを平然とやってのける」者としての台本が渡されているため屈指の選択肢の狭さ、求められているもののシビアさ
こんな感じの違い。だから結局どっちも創作が主体になっているせいでどうしても舞台から降りることができず、観客のニーズに答えないといけなくて、台本外のことをしてもダメ。これが自覚アリなんですから、そりゃあ、ねぇ…ごめんなさい言及先募集してあれなんですけど眠気が限界なんで先に設定だけ投下していいですか
イコマさんにバリバリ刺激されて生まれた日本民話からの刺客です
問題なければ半すぎに投下します>>639
ええ、問題ないでしょう。連続供給嬉しいです!>>642
【宝具】
『白鶴綺譚・雪華夜(はっかくきたん・せっかのとばり)』
ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:1〜2 最大補足:1人
ランサーが有する物語が形となった宝具。柄は純白、持ち手は漆黒、穂先に赤光が宿る薙刀。
ランサーの肉体の一部であり、魔力を通し言霊を紡ぐことで一体化する。その際にはランサーの右腕と融合した騎乗槍のような―――ともすれば、くちばしのように見える。
言霊は「鉄歯離れて恩となり、白羽を紡ぎて報となる」
真名解放によって『激しく雪が降り積もるある日の夜』を結界として展開する。
内部は豪雪が吹雪く夜であり、内部の対象に寒さによる体温低下と感覚麻痺、筋力と敏捷の低下、視覚不良などの様々なバッドステータスを付与する。
片隅にはボロボロの藁葺き屋根の古民家があり、ランサーとそのマスターはそこに滞在することになる
ものみな凍てつく吹雪の夜、しかしランサーとそのマスターにとっては一切影響が出ない。
高位の霊的存在であるランサーの力の一端であるため発動には莫大な魔力が必要となるが、発動後の維持魔力は微々たるものである。
が、吹雪以上に他者を害する要因はなく、それすらも太陽や炎、光にまつわる相手であれば容易くレジストされる。
『物語の一節』を再現する宝具であるため、少なくともこの宝具を発動中、もっと言えば『古民家』の内部にいる限りは他者に害されることは無い。
【Weapon】
『身切羽(みきりばね)』
彼女が有する槍の名前。厳密に言うと上記の宝具の真名は結界としての名称であり、槍自身の名前では無い。
かの新撰組一番隊長に例えるなら、上記が無明・三段突きで、菊一文字則宗が武器としての名前となる。>>644
【解説】
昔々、ある所に貧しい若者が住んでおりました。
ある冬の雪の日、若者が町に薪を売りに出かけると、猟師の罠にかかった一羽の鶴を見つけました。
かわいそうに思った若者は、鶴を罠から逃がしてやりました。
激しく雪が降り積もるある日の夜、美しい娘が若者の家へやってきました。
お父さんとお母さんを亡くし、遠くへ旅に出る途中、道に迷ったので一晩泊めて欲しいと言う娘を、若者は快く家に入れてやりました。
次の日も、また次の日も雪はなかなか止まず、娘は若者の家を出ることができませんでした。
その間、娘は甲斐甲斐しく若者の世話をし、若者を大そう喜ばせました。
ある日娘が、あてもなく旅を続けるより、いっそあなたの積まにして下さい、と言いました。若者は喜び、娘を妻としました。
その後も若者に尽くしていた娘が、ある日「布を織りたいので糸を買ってきて欲しい」と頼むので若者が糸を買って来ると、娘は「絶対に中を覗かないで下さい」と約束を言い渡して部屋にこもり、三日三晩不眠不休で布を一反織り終わりました。
「これを売って、また糸を買ってきて下さい」と彼女が若者に託した布は大変美しく、それはいっそう見事な出来栄えで、たちまち町で評判となり、高く売れました。
しかし、娘が新しい布を織るためにまた部屋にこもると、娘はどうやってあんな美しい布を織っているのだろうと、若者はついに好奇心に勝てず約束を破って覗いてしまいました。
娘の姿があるはずのそこには、一羽の鶴がいました。
鶴は自分の羽毛を抜いて糸の間に織り込み、きらびやかな布を作っていたのでした。羽毛の大部分が抜かれた鶴は大変哀れな姿になっていました。
驚いた若者に娘は自分が若者に助けてもらった鶴だと告白し「このまま貴方の妻でいるつもりでしたが、正体を見られたので去らねばなりません」と言うと、鶴の姿になり、別れを惜しむ若者に見送られ空へと帰っていきましたとさ。おしまい。>>645
【人物】
日本民話「鶴の恩返し」に登場する鶴。
人化が出来ると言う点から、本来は高位の霊的存在なのだが『鶴の恩返し』という物語に縛られているためサーヴァントとしては控えめな能力になっている。
悲劇の白鶴ではなく、シンプルに鶴の化生として召喚されるのであれば今よりはいくらかお役に立てたでしょうと彼女は語る。
楚々として淑やか、奥ゆかしく控えめ。家事全般を得意とし、相手の一歩後ろを付いて歩く。
立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花―――いわば、大和撫子という概念を体現するような女性。
外見通り儚げで、触れれば今にも溶けてしまいそうな新雪の如き女性。神秘的な美貌も相まってどこか高嶺の花という印象がある。
口数が少なく、輪の中心から少し離れた場所で常に穏やかに微笑んでいる。そんな印象を与える人。
聖杯に賭ける願いは「良き伴侶と出会い受肉して共に過ごす」
鶴の恩返しの作中では結局別れることになってしまったが、彼とすごした日々は短くも充実した幸福な時間だった。
願わくば、今度こそ誰かと結ばれたい。出来ることなら、生涯を共にし死がふたりを分かつその時まで側にいたい。
恋を、恋心を―――人を愛するという感情を知った白鶴(しょうじょ)は、良き出会いを求めて聖杯戦争に挑むだろう。
ちなみに、好みの異性の方向性をあげるなら「約束を破らない人」だとかなんとか。
鶴の恩返しにて語られる若者。彼の最大の罪は約束を破り姿を見たことではなく―――彼女に恋心を芽生えさせたことなのかもしれない。>>614
日本の民話で一人……。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/乙姫
>>647
あらまー、お夕さんじゃないですか!>>614
うちには民話伝承地の京丸がいますね。文字通りの伝承地鯖です!
>>625
>>640
私は北欧異聞帯、楽しく拝読させてもらっております。それにライオンさんのように書きたい、表現したいキャラを次から次にと書いていけるのは羨ましいです。
………あと、ヒュギエイアさんのアレが云々なの、個人的に好きです…じゃんじゃん投下して見せてください…
>>647
儚い…鶴の恩返しの知名度は言わずと知れた高さですが、まさか夕子という名前があったとは…!
見た目は自分は画像のようなザ・鶴って感じをイメージしてましたね…なるほどガッキーか…
民話良いよねぇ…民間伝承良いよねぇ…!あぁ欲がふつふつと…鐘撞かないと…108回…>>647
兵十「覗くな!って言われるほど除きたくなるのが人の性(さが)、中々難儀なもんだよな。
俺?俺はそうさな……気になるけど約束なら守るだろうよ。俺みたいなのから実直さを取ったら何にも残らんからな!なっはっは!」追いつけ追いこせ追いついた
>>497
どうしてルナちゃんはそんなに簡単に隙を晒して自分から首輪つけられるフラグを立ててしまうんですか?(現場ネコ並感)
>>525
ガンナー良いですねカッコいいです
単品として見たときの光秀ってやっぱり武将然としてなりますよね
>>585
…………うせやろ………?兵十なんで……?
ときての妖狐を討伐できてしまった実績による、ときてなるほどと思いました
低ランク特攻単体宝具っていいですよね
>>613
悪趣味ですね……だから好きです
渡された台本に従う演者だからこその表現だと思います、単に側面を切り取るだけの実在サーヴァントだとここまではいかないでしょうね
>>621
王様たちもクリスマスですねー
文化が違ったとしても彼らは彼らで楽しんで過ごせそうなのがなんだかよいと思います
>>647
そんなところでなにやってんミス・クレーン?実は前に、糸や布を武器に戦うアサシン鶴の恩返しなら一瞬考えたこと有ります、という懺悔
「おはよう」
「ああ、おはよう。朝飯出来てるぞ」
「わぁい。オムレツ?」
「おう、ふわふわとろとろだ」
朝8時。遅めの起床をした齢13の美しい少年、アドニス・メルクーリが寝ぼけ眼を擦りながらパジャマ姿のまま席に着く。その可愛らしい姿に笑顔を浮かべながら、同じく美しい青年であるジェラールがオムレツやソーセージ、その他の代表的な朝食を並べていく。こちらもこちらでだけを着ているなどと色々とズボラな所があるかもしれない。
「うん、ジェラールの作るオムレツは本当に美味しいなぁ。プロにも負けないんじゃない?」
「さあ、流石にそれはどうかと思うけど。まあ確かに?俺は大体なんだってできるから」
「そうだね。………一つ、聞いていい?」
「お前の言うことならなんだって答えるさ」
「昨日、女の子連れ込んだでしょ。精液臭いよ」
固まる空気。冷え込む空間。普通の家庭であればそうなって、いざこざが起きないとしても何となしにぎこちなく息苦しい雰囲気が渦巻くであろう質問。幼さゆえのデリカシーのなさなのか、それともそれを聞いても良いという信頼感なのか。少年の温和な顔は崩れることもなく、青年の顔も驚きで固まってなどいない。平然としている。
「あー……アドニスがゲームに夢中になっている時にここで、な。1時間前には帰したから気づかないと思ったんだけど」「はぁ……ちゃんと僕に申告してよ、こんなソファで女の子を寝かせるなんてよくないでしょ、言ってくれたらそこらのホテルでも借りるのに」
「俺にとってはお前の楽しみと睡眠を奪う方が重罪なんだよ。俺はお前だけを愛してるんだから、どうしたって優先順位はつくものだろ」
「………とにかく、ちゃんとして。わかった?」
「ハイハイ」
厳しく注意するもどこ吹く風。元々その女にも対して興味はなかったのだろう。ただの体だけの関係。
「………あっちが恋愛感情を持ってるなら、ちゃんと付き合わなきゃダメだよ。責任を取らないのは甲斐性なしだから」
「んなわけないない。あっちも俺も、体の快楽を求めてるだけの関係だ。いわゆる一夜の関係で、それ以上でもそれ以外でもない。そうじゃない女は抱かないし、そうじゃない男には抱かれない。ちゃんと確認は取ってる」
「…………そんなに性欲旺盛なら、僕に手は出さないの?」
そっと手を伸ばそうとすれば、慌てたようにはたき落とされて顔が真っ赤になったジェラールが映る。さっきまでの気怠げなイケメンは何処へ行ったのか、ここに居るのは純情そうな青年そのものである。
「ば、バッカお前、そういうのはちゃんとしたお付き合いのOKをもらった後にまず通話や会話のやりとりを繰り返してですね………」
「ただ欲を満たすだけなら他の人に負担をかけず僕だけにすれば良いのになんで焦ってるの?」
「はぁ!?そりゃあお前は俺の大事な大事な家族だから………ってオイ、ニヤついてんな。オイ」アドニスに対しての純情すぎる思いは他の人間に向けるそれとは全く違う。本当に愛する人に対しては奥手、というものなのだろうか。何せジェラールは愛というものを抱いた対象がアドニス以外にいない。なので、彼にはこの気持ちが情愛なのか敬愛なのか友愛なのか家族愛なのかすらわからないから。
「本当に行くのか、聖杯戦争」
「もちろん。僕たちの一族には未だ拉致されて帰ってこない人ばかり。その希少性から殺されてはいないだろうけれど、そこに人権なんてものはないはずなんだ。だから、出来る限り掬い取らなきゃいけない」
「お前が頑張ることでもない。数十年数百年かけて積み上げていけば良い」
「僕がメルクーリ家当主である以上、それは避けられないよ。
──────この世界に生きるものたちにはそれぞれが課された運命がある。それは自分の生き方で変えられるものかもしれないし、どれだけ足掻いても変わらないものなのかもしれない。でも、今の僕に、当主である僕に課された運命は一族を正しく導くことだ。僕ではなし得なくても、僕以外の人に任せてしまう方がいいのだとしても、諦めることがなによりも幸せなのだとしても、諦めたくない。諦められない。
だから、自分が定めた道ぐらいは誰にも譲らず歩いていきたい。たとえそれが茨の道で、血に濡れたカーペットだったとしても」
「……………馬鹿だよお前」
「ごめんね、僕が決めたことに反対するなんて、ジェラールはできないもんね。汚くてごめん」
自分の中の全てである存在が、そうしたいそうでありたいという願望を口にする。ならばそれに対して断ることなど出来はしない。それがこの獣(ジェラール)で、そんな獣が愛する清らかで無垢なる存在がこの聖人(アドニス)なのだから。「………いつまでも一緒」
「死ぬ時も、生きる時も、苦しむ時も、喜ぶ時も」
「たとえ行き先が地獄でも」
「たとえその先に何もなくても」
「僕は君と共に挑戦し続けることをやめない」
「俺はお前だけのために全てを注ぐことをやめない」
ゆっくりと押し倒されたアドニスの両手に、ジェラールの両手が絡められる。指の一つ一つがしっかりと絡み合って離さないように。しっかりと、強く。
「大好きだよ」
「俺も大好きだ。愛してる」
「僕も」
ジェラールが玩ぶようにアドニスの小さな手を弄れば、それを受け入れるように蹂躙される白魚のような指。
アドニスが小さな掌で包み込むようにジェラールの大きな手を握れば、それが熱した鉄かのようにもがく無骨な指。
指と指が絡み合い、目と目が合って通じ合う。言葉は一言で完結し、耳は相手の動向の音を逃さない。鼻は相手の機敏な心を嗅ぎ取り、口に満ちるは互いの鉄臭い血流。ところで秋特異点の続き今投下してもよろしいでしょうか?
>>678
(これまでの秋特異点SS簡単なあらすじ)
ある日カルデアにいた英霊たちの姿が消えてしまった!
どうやらベルゼブブが作った特異点に全員呼ばれているらしい。
現地で合流できた聖エウラリア(ランサー)、ヒュギエイア、マグダラのマリアの三者と共に解決を目指すフェリーペとメンテー。
5つの試練中、第一・第二の試練を突破し次なる試練を目指す彼らの運命はいかに…?
「あの野郎しばく……絶対ぶちのめす……」
「落ち着け後輩。全力で同意するが、冷静さを欠いたら奴の思う壺だぞ」
「メンテーさんメンテーさん、貴女も目つきがヤバい事になってます」
料理店での諸々からしばらく経った現在。
フェリーペ達は次なる試練の場を求め探索し続けていた。
といっても現状行く当てもなく、できる事といえばたまたま見つけた街道に従う他なかったのだが。
と、そこへ誰ともなく腹の音が響き渡る。決して大きくはないが無視もできないその響きに、一同は思わず足を止めていた。
「……そういえば。腹、減ったな」
「ここまでずっと戦い詰め、移動詰めだったからな。……実を言うと、私も少なからず空腹を感じていた所だった」>>679
この手の生理現象に付き物というべきか、自覚した途端一気に空腹感は増してくる。
さりとて、この特異点にあるものを口にしていいモノかどうか。迂闊に食べてベルゼブブの支配下に置かれたら目も当てられない。
悩むフェリーペとメンテーだったが、解決の手は思わぬところから差し伸べられた。
「――二人とも。お腹が空いてるのでしたらこちらをどうぞ」
「マリアさん?」
「これは――クッキー、か? いやしかし」
「ベルゼブブの呪いでしたらご心配なく。こちらは私が浄化しておいたものです。ですから、食べても問題ありませんよ」
「「マジで!?」」
「マジです。さ、どうぞ遠慮なく」
マリアに進められ、半ばがっつくように味わう二人。
手の平に収まるサイズ故すぐに食べ尽くしてしまったが、飢えかけていた身体には何よりの御馳走だった。
「はぁ、生き返る……。マリアさん、ありがとうございます」
「いえいえ、お気になさらず。――それに、今の私はこれくらいしかお役には立てませんから」
「? それは、どういう」
気になる口ぶりに、思わずフェリーペは聞き返しかける。>>680
が、まさにその瞬間。遠くの方から突如として歓声が響いてきた。
「っ? な、なんだ?」
「向こうの、丘の方からですね……行ってみましょう!」
「あ、おい! エウラリア!」
止める間もなく、聖エウラリアが走り出す。
フェリーペ達もやむを得ず、その後を追いかけていった。
程なくして丘の上にたどり着いた一行が目にしたものは――。
「おおーっと! ここでスノウホワイト・オルタ選手がスピードアップ! 先程の倍、いや数十倍の速さで料理が減っていっております! 何という捕食速度! 恐るべしバーサーカー、恐るべしオルタナティブ・サーヴァント!」
「フッ(ニヒルに笑いつつも、麺をすする事を止めない)」
「う、うっぷ……もう、ダメ、です……」
「わ、私も……限界……おえ」
「さらにここで、許仲琳選手と倭姫命選手が同時に敗退! やはりこの量を食べきるのは無謀だったか!? さあ、残る選手はあと三人! 最後に残るのは、一体誰だー!?」
「「……ナニコレ?」」>>681
そこにいたのは、カルデアでも見覚えのある英霊たちだった。
スノウホワイト・オルタナティブ、クー・フーリン(セイバー)、コンラ(ランサー)、そして気絶状態にある許仲琳と倭姫命。
いずれも名だたる英雄であり――その全員が、一心不乱に目の前に置かれた麺料理にかぶりついていた。
一言で説明すれば、大食い勝負(フードファイト)中である。
「なあセンパイ。どうやら俺、バフォメットへの怒りのせいでおかしくなっちゃったみたいだ。何か見知ったサーヴァント達が大食い対決してる姿が見えるんだけど」
「安心しろ後輩。私にもそう見えている」
これまで数多の特異点・異聞帯を踏破してきたフェリーペとメンテー。
時には「何考えてんの此処作った奴?」と言いたくなるようなトンチキ世界も少なからずあり、その度に抗い乗り越えてきた。
――が。流石に目の前のこれは想定外もいい所である。
「ええと……どうしましょう、これ?」
「あらあら。あんな勢いでたくさん……お腹壊さなければいいのだけど」
聖エウラリアとマグダラのマリアもまた、目の前の光景に目を白黒させていた。どうやら、大食い勝負というものに馴染みがなかったらしい。
困惑、呆気、現実逃避。各々様子は異なれど、この時完全に『四人』の意識は揃って傍観側に回っていた。
ただ、一人を除いては。>>682
「ど」
「? キャスター、さん? どうかし」
「ドクター――――ストーーーップ!!!」
謎の絶叫と共に、わなわなと震えていた最後の一人――ヒュギエイアが走り出す。
どこに? と問われれば一つしかない。すなわち、目の前で開かれている大食い勝負の場に向かって、だ。
「はあ!?」
「んなっ!」
「え、ええ!?」
「あらあら」
突然過ぎる行動に、フェリーペ達も対応が遅れる。
唖然としている間にもヒュギエイアはマッハで接近し、あっという間に大食い勝負の場へと割って入った。
「そこまでです、この不健康極まりない駄患者予備軍!! この私が駆け付けたからには、こんなふざけた催し事は断固中止させて頂きます!!」>>683
唐突、かつ有無を言わさぬ早口での断言。
あまりの剣幕に、その場のほぼ全員が乱入者――ヒュギエイアにくぎ付けとなり、言葉を失くす。
ほぼ、というのは。
「……(ズルズル)」
この状況でも変わらず麺をすすり続ける猛者がいたからである。
無論、誰かと問われれば一人しかいない。氷の冷たさと漆黒の情熱、そしてオルタ族特有(?)の無尽蔵胃袋を持つスノウホワイト・オルタだ。
「ちょっと! そこの貴女、麺をすするのをやめてこっち向きなさい!」
「……(ズルズル)」
ヒュギエイアの憤怒もどこ吹く風。
無表情で淡々と麺を平らげ続ける様はさながら機械のようでいて、同時に生物的な恐ろしさというか底知れなさを存分に見せつけていた。
が、今のヒュギエイアにとっては関係ない。あくまでも食べるのを止めないスノウホワイト・オルタに対し、力ずくでも止めようと手を伸ばし――
「ふぁまふぁ(特別意訳:邪魔だ)」
「――っ!」>>684
次の瞬間、スノウホワイト・オルタを取り囲むように生えた氷柱によって阻まれた。
咄嗟に引き戻した事で難を逃れたものの、あと一歩遅ければ串刺しにされててもおかしくない鋭さ。
それは「邪魔をする者は何人たりとも許さない」という明確な警告であり、どうなっても構わないという意思表示だったが――
「……ああそうですか。あくまで、止めるつもりはないんですね」
残念ながら、ここにいるのはヒートアップした状態のヒュギエイア。
普段は冷静かつ知的、そして温和に対応する彼女だが、そんな彼女にも絶対に許容できない存在というものがあった。
すなわち、『医者の忠告と警告を聞かない駄患者』である。
そしてそんな存在に対し、彼女が取る対応は常に一つ。
「ならば。力ずくで止めさせていただきます!!」
「ストーップッ!!」
「落ち着けヒュギエイア! 冷静に、冷静になれ!」
父親譲りのパンクラチオンでボコボコに――する直前で、駆け付けたフェリーペ達に制止される。
無論それで収まる彼女でもない。上がったボルテージに任せるまま、なおも変わらずスノウホワイト・オルタに襲い掛かる気満々だった。>>685
「放して、放してください二人とも! 私は何としてもこの駄患者に目にものを――!」
「いや頼むから落ち着いてくれ! 周りの人たちどん引いてるから! 呆然通り越して怯えてる人もいるから!」
「きしゃーっ!!」
最早怪獣めいた雄叫びまで上げ始めるヒュギエイア。
いよいよ収拾がつかなくなりかけたその時、再び中空に因縁深い魔王の映像が現れた。
『……ったく。お前らは何を遊んでやがる』
「ベルゼブブ!」
『せっかく良い感じに勝負が盛り上がりそうだってのに、邪魔しに来やがって。おかげで見ろ、興覚めも生ぬるい有り様じゃねえか』
心底呆れた表情でベルゼブブは見下す。
一方で、その言い草に先程から暴れてばかりだったヒュギエイアに変化が生じる。
「……良い感じ、ですって?」
『ああそうさ。この場こそ食の極致、遥か昔より余裕を得た人間が繰り返してやまない究極のバカ騒ぎ。――すなわち、オレ様が用意した第三の試練『無限胃袋遊戯』だ』
第三の試練。
その言葉に、フェリーペ達の顔色が変わる。>>686
「これが、第三の試練だと……!?」
『ああその通り。ここまで二つの試練踏破、実にご苦労だった。全体としてはようやくここで折り返しだが――いい加減腹も空いたろう? 一つ、ここで存分に満たしていくがいい』
ニヤニヤと笑いながら、料理の置かれたテーブルを見せつけるベルゼブブ。
それに対し、怒り心頭のヒュギエイアが指を鳴らしながら前に出る。
「くだらない……こんな勝負、我々が受ける理由があるとでも? 貴方が何と言おうと、この場にいる全員を叩きのめしもとい食事を中断させて正常な状態に戻す。それでここの試練とやらは終わりです。付き合う必要など」
「あー、それはやめておいた方がいいぞ。お姉さん」
と、そこへそれまで食べてばかりだったクー・フーリンが割って入る。
反射的に凄まじい形相でヒュギエイアは睨み返すものの、気にする事なく説明を続けた。
「んな顔で睨みなさんな……オレ達だって、何も好き好んでバクバク同じ料理ばっか食わされてる訳じゃねえ。いや、この黒騎士サマは別かもしれんがよ」
「だったら、すぐ止めればいいだけの事でしょう。それとも何ですか、まさか身体が言う事をきかないとでもいうつもりじゃないでしょうね? 仮にもケルトの大英雄たる二人と、東洋で名の知れた英霊たちが揃ってまで、です」
「「…………」」
ヒュギエイアの指摘に、クー・フーリンのみならずコンラまで気まずそうに横を向く。
心なしか、気絶したまま転がる二人からも似たような気配が漂っていた。>>687
「……ちょっと。貴方たち?」
「はっはっは。いやー、はっはっはっはっは」
「もしかして。本当に動けない、のか?」
苦笑、次いで沈黙。
その態度だけでヒュギエイアの指摘が真実であると全員が理解した。
「何をやってるんですか、貴方たちは!!」
「う、うるせえ! しょうがねえだろ、まさかたまたま見かけた催し事がガッツリ罠でした、なんてよぉ!?」
「いやーこちとら師匠から習ったルーンもあるし、何かあっても神代勢が雁首揃えて集まってるから何とかなる……と、思ったんだが。上手くいかねえもんだなあっはっはっはっは!」
片や逆ギレ、片やヤケク.ソ気味に笑い飛ばすケルトコンビ。倒れたままの東洋勢からは何の反応もなく、スノウホワイト・オルタに至ってはこの期に及んでも黙々と食べ続けていた。
あまりといえばあまりの実情に、荒れ狂っていたヒュギエイアも一周回って冷静さを取り戻す。
「とりあえずこの件に関しては後でお話させて頂きます……それで、やめておいた方がいいというのは? ガードマンか何かいるとでも?」
『ああその通り。――出てこい巨人!』
ヒュギエイアの問いに、ベルゼブブが肯定する。
呼びかけに答え、地揺れと共に建物の影からぬっと何者かが現れた。>>688
「ポール・バニヤン……! 彼、いえ彼女?も招かれていたのですか」
『おうとも。付け加えて言えば、こいつにはこの会場の警備も担わせている。大会後に出る残飯処理を報酬にな』
「ええー」
そんなんでいいのか巨人。そう思うフェリーペ達だったが、当のバニヤンから返ってくるのは無言のサムズアップのみ。
はたしてそれが素の反応なのか、洗脳されたが故の反応なのか。この時のフェリーペ達には見分ける術もなかった。
「どうする後輩。ヒュギエイアの言う通り、戦って解決させるか? 見た所、かなり厳しそうだが」
メンテーが真面目な表情でフェリーペに問いかける。
実際問題、状況は良い方とは言えない。巨人であるバニヤンに加え、洗脳とまではいかずとも動きを掌握された状態にある英霊が5騎。うち2騎は色々な意味でノックダウン中だが、もしフェリーペ達が何か仕出かそうと動けば無理やりにでも戦わされるだろう。
対してこちらの戦力は4人。どう贔屓目に見積もっても、戦力的に良いとは言えなかった。
悩んだ末、フェリーペが下した結論は――。>>689
「――ベルゼブブ。一応確認するけど、この大会の料理は口にしても大丈夫なんだろうな?」
「ちょっ!? マスター!?」
『ああ、保証するとも。せっかくここまで来てもらったんだ、今更屋台村のようなセコい仕込みを繰り返すのも芸がない。この大会に限り、貴様らが口にするモノの安全は約束してやる。』
なんなら、とベルゼブブはそれとなく付け加える。
『そこで突っ立っている聖母にでも浄化させ続ければいい。その程度であれば、今の無力なそいつでも問題なくサーヴァントとして働ける事だろうしな』
「……え?」
聞き捨てならない、そして直前に聞いたものと似たような言葉を受け、フェリーペはベルゼブブを見つめ返す。
だが暴食の魔王はそれ以上答える事はなく、ただ大仰に手を振って指図した。
『――さあ席につけ! やると決めたからにはやり遂げてみせるがいい! これより乱入者の参戦だ、皆奮って盛り上げろ!!』
第三の試練、無限胃袋遊戯が幕を開ける――!因みに今ネタにあるのはフォーリナーとかアルターエゴな李徴。
猛獣化するショタだ。需要はあるかねぇ…。2人ほどドラゴン系サーヴァントはいるけど
1人は心の中のもう一人の自分が「そろそろそういうの良くない?」って言ってるし、もう1人は割と無理筋でどうしようかなってなってます……
まあサーヴァントじゃなくてもドラゴンみたいな(正確には蛇)マスターならいるしいいかなって……現行僕鯖スレ
https://bbs.demonition.com/board/5809/
僕鱒スレ
https://bbs.demonition.com/board/2248/
でもにっしょん僕鯖まとめwiki
ttps://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/
一度投げてみると改善案や作中での役割が見えてくる事もありますぞ。
(過疎りつつある僕鯖スレのリンクを貼りながら)>>707
僕鯖スレだと意見や感想を交換はしにくいというか、投稿して終わりって感じであんまり向いていない気がしてました。>>707
たまに見てる。
剣ヘラクレスとか濡髪童子とか結構好み。だが申し訳ないことに自分はそこまで鯖鱒制作に積極的じゃないんだ…。
他のよく鯖作ってる人に「まずは僕鯖に投げて!」とか言ってあげる感じで…。単純に鯖鱒を作りたいんじゃなく賛なり否なりウケが欲しいんだもんね
自分だけで自キャラ擦り続けるのもそれはそれでたのしいけど
一人相撲はさみしいもんな
もう壁打ちでもいいやって諦めるとちょっと楽になったよ たまにレゾンデートルとか承認欲とかぐらぐらクるけど
皆様にウケの良いものを出せない、皆様に迎合できない自分が悪いのさ きっとねぇテオ聞いてぇ!!
今の今まで割とだらだらやってきた私が十割悪いんだけど、クリスマスまでに仕上げたかったQ&Aが進捗五割で年末までに全部載せたかった異聞帯ダイジェストもどき(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%B9%BD%E5%86%A5%E7%A5%9E%E5%BA%A7%E6%B8%93%E8%B0%B7%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%B3)もまだ五分の一しか載せられてないの!!!しかも他にも色々タスク抱え込んで総評すると進捗がくそ!!!!
あははははははは!!!!>>714
あ…。そうだったのですか。名無しだったので…。誰か分かれなくてすいません…。>>716
ちょっと安易になってしまいますけど、終末まで海底に潜伏(それか爆睡)していたので、アサシンとか……暗殺者とは。>>675
耽美的背徳的がこの二人ですから
>>676
ふへへ……すごい、漂う、背徳感
>>693
アドニスの方は好意が多方面に向いてるけどジェラールの方は生まれてからずっとアドニスにしか向いてないので必然的に第三者がいなければ蚊帳の外ワールドが形成されます
>>694
悪戯にキスするアドニスとそれでキャパオーバーして赤面するジェラールを書こうと思ったのですが─────やめました(それはもうBL味が強すぎる)
>>696
その点は別にwikiに書いてあるので取ってつけた新設定ではないということはご理解いただけると幸いです
>>698
少年と青年が指を恋人繋ぎしつつ体が絡み合って一つに吸収されるのは生々しい
>>691
大食い対決……なるほど?大食い対決か………食い倒れ(敗北)するまで止まらない地獄のグルメレース!
どうしようもない共依存がアドニスとジェラールを表す一言だと思っています我も贅沢言うから、野紀さんが時々訪ねてくる大我んちのお隣さんになりたかったァ……
>>727
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/天輪宙燦宮殿
とか。あと
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/輪廻聖杯博物館パンゲア
とか
>>725
顔面偏差値と立地高そう………(そこじゃない)
>>726
気にしてないですよ、いや本当に年末SPに希望を見た男!デーンデデーンデーンデデーン
色々ハッスルしてキタァァがんばるおおおお>>728
大我のことだから「え?え。うーん……いや俺なんて師匠と違って普通ですよ」とか答えそう>>738
まず知らないといけないならば幹也はあっさりと見つけてしまいそうですね。型月作品が多くなるたびに橙子の工房を探し当てた彼の能力が際立って見えます。パッと見が既に厄ネタ満載な場所なんですね
>>751
道真公!道真公じゃないか!平安京終わってすごい相対的に色々と上昇した道真公!
>>747
遺物の暴走とか脱走とかがね……遺物の奪取に来るならもれなく戦闘が待ってるし
>>749
魔術関係者……そうですね、特に時計塔や聖堂教会に属しているなら別に知っててもおかしくない事実なんですけど
d@84r4<y-s@j5ibkdjieqby:zkeac@h(a94/emy)st;ot@7szq94^e、c;ss:es4kpys42@qe(dzb4d7)、pes@4g94tekq@eb4d7qa、cbibzp@ys3o0;qds7h@ー.qaw@、pefes9f@;.e2@z=/h@lpyc4sme5.^@gq@eg-@us4c4t@6gjdq
djksha94wgiby:zk7zoet@efdjkcs=uimdoue94uthp@zx;qd@94g94ukw@dyv[kvshmgiduemd@s@6ljqvszuhu.3oceq@zqst>>756
レージュさんからお話を聞いて実際、道真ならば祓えそうだなと思って、在原業平のSSで業平が道真にゴーストバスターズの誘いをしたという設定が生えました。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E6%AD%A3%E4%BD%93%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%82%8A>>764
(み、未解決事件まとめで見たアレだ……)>>765
ありがとうございますー
>>669ですが、私はそっちの部類に見えてしまいました…そしてすいません、私は何も言えません…わざわざ教えてくださったのに、すいません…
>>691
食欲の秋をテーマにしているだけあってあるかなとは思っていましたが、やはり来ましたか大食い対決…!
ヒュギエイアさんの荒れ具合が、父親譲りだなぁとほっこりしました。こういう、細かいところで親子なのがわかる感じ、良いですよね…
あと、どうやら只今は異界常識の地についてで盛り上がっているご様子。
私はアーグルトンやらサンディ島やらで考えたことがありますね…あとは、京丸を改修でほんまもんの仙境──異界常識の地にしようかなと思ってたり…>>771
道真「い、いい所もありますよ……」
_(:3 」∠ )_「おのれ……なら煎餅で我慢してやるからよこせ」反不法占拠者「異界を作りたいなら土地囲って100年ぐらい呪詛をしみこませ続ければできるぞ」
本来住んでたものの概念「言うほど簡単に出来るのはお前ぐらいだし人の実家に何をやっているんだ」話題変わりますけど、そちらは後3時間数分でクリスマスです?
>>779
はえー、私は後15時間くらい先です……。>>783
ハクマの食満神父は忙しいですよ。市内にある教会で神父の人柄もあって慕われてますから、教会でのイベントが人気です。カルデアとは不思議な場所だ、と常々思う。
ここには、私達サーヴァントにとって多くの出会いと多くの別れがある。
生前の悲願を成し遂げたもの、かつての旧敵と肩を並べることになったもの―――そして、元々の願いが変わることになったもの。
私がどれに当てはまるかを、これから語ろうと思う。
レイシフトを行う部屋で、見慣れた背中を見つけた。
声をかけ少しばかり談笑した後、私は本題を切り出した。
……本当は、このタイミングを狙っていたのだけど。彼にバレないことを心の片隅で願う。
「お守りです。良ければこれを差し上げたく……受け取って頂けますか?」
いわゆるお守り袋、神社などで売られていそうな形をしたそれを渡す。
生地は私の羽根で織られており、中にはケニングフォークさんから貰ったリナリア……姫金魚草の花を乾燥させたものを入れてある。>>785
「へえ。むしろ俺なんかが貰ってもいいのかい? ……ああ。良いもんだな。誰からのものかはっきりとしてる贈り物ってのは」
感慨深そうな表情でしみじみと語る彼―――アーチャー・兵十。
ごんぎつねという物語が生んだこの弓兵は、匿名での贈り物を受け取ることに抵抗があった。
それは、自らの業が生んだ心の疵。決して忘れることの出来ぬ過ちが、彼の心には棘として突き刺さって抜けなかった。
「ああ、なるほど……良ければ、首から提げてみてください。紐がついていますので」
「お? おお……どうだい? 上手く馴染んでるといいんだが」
「ええ、良くお似合いです。僭越ながら念を込めさせて頂きました。どうか、貴方が無事に帰って来れますように、と」
「そいつはありがたい。見た感じ、この布もあんたお手製なんだろう。あんたの―――夕子さんお手製のお守りとなれば、そいつはもう百人力よ! なっはっは!」
「喜んで頂けてよかった……では、いってらっしゃいませ。どうかご武運を、兵十さん」
「おう。ちょっくら行ってくるよ、夕子さん」
心の中で火打石を切ってゲートへと向かう背中を送り出す。本来は妻や母がやらなければいけないのだけど、心の中ということで相殺出来ると助かる。
嗚呼本当に、我ながらなんて大胆なことをしてしまったのだろう。
願わくば、彼の周りに私がお守りに込めた『意味』を読み解く人が現れませんように。ss投下落ち着いたら柳生石舟斎を投下したいデース!
鬼一法眼をリメイク&リベンジで>>786
◆
レイシフト先でペアとなったセイバー・荒木又右衛門は、その少しの変化に気づいた。
「アーチャー、それは?」
「んん? これか?」
又右衛門の視線の先にあるお守り袋をつまみ上げる。姫金魚草の甘い香りが漂い、『世に二人と居らず』と語られた大剣豪は、事の次第を把握した。
「へえ……隅に置けないな。貴方も」
「隅に置けない? そいつはどういうこった?」
「そうだな……花言葉、というものを知っているかな?」
「ああ。そんで? 生憎と頭の出来が悪くてね。はっきりと言ってくれると助かる。回りくどいのは苦手なもんでさ」
のらりくらりとした又右衛門に、兵十はキッパリと断りを入れる。すると、男はその整った顔立ちを引き締めて。
「では端的に……姫金魚草の花言葉は―――この恋に気づいて、さ。
これを貴方に渡した女性は、貴方を強く慕っているのだろうね」
そんな、とんでもないことを口にした。>>788
「は、はあ!? ゆ、夕子さんが俺を強く慕っているだぁ!? じょ、冗談だろ? あ、あんな別嬪さんが? こんな唐変木を? いやいや流石にねえって」
「……私は姫金魚草の花言葉を口にしただけだ。君がどう思おうが止めはしないさ……だがね。毒を食らわば皿まで、だ。一つだけ忠告をいいかな?」
「ちゅ、忠告だぁ……?」
雲のように捉えどころの無い目の前の男にしては珍しく親身な態度に、狩人は思わず訝しむ。
「ああ……私達サーヴァントは影法師にして現身……つまりはね。せっかく生き返ったようなものなのだから、後悔が無いように生きるといい、ということだよ」
◇
レイシフトから戻った兵十は、文字通り弾丸のような勢いで一直線に駆け出した。
その姿を見て、私は奇妙な気持ちになっていた……いやまさか、私が誰かと誰かの縁を結ぶことになるとは。
夕子さんは気立てのいい女性だし、兵十も気持ちのいい男だ。生まれが近しいこともあり、全く馬が合わないということは無いだろう。
「そういえば、今日は聖なる夜だったか」
食堂の飾りつけを見てふと呟いた。
なるほど……なら、そういう役割も悪くはあるまい。
自らの務めた重責を噛みしめながら、私は日本民話からの恋人の誕生を静かに祈った。>>783
プロテスタントはそんなに。信徒の皆さんとお食事を取ったり、クリスマスミサをやるくらいです。それらの準備もみんなで持ち寄ってやるので、ちょっとしたイベント程度の感覚です。今年はコロナで食事もなく、略式でした。むしろ本職の方が忙しいみたいです。
カトリックは知りません。大きな教会に入っている人も知りません。いきやす!
【CLASS】セイバー
【真名】柳生石舟斎宗厳
【性別】男
【身長・体重】181cm・71kg
【出典】史実
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:B 耐久:D 敏捷:A++ 魔力:E 幸運:B 宝具:B
【クラス別スキル】
〇対魔力:C
〇騎乗:B
【固有スキル】
〇水月:A
うつすとも水は思はず うつるとも月は思はず さる沢の池。
新陰流、後の柳生新陰流を修得した剣者が到達する水月の位。究極の境地。
本スキルをAランク以上で有する石舟斎は、剣の業のみならず精神攻撃への耐性をも有している。参禅を必須とする新陰流の達人は惑わず、迷わず。魔術妖術、忍術、人道惑わす邪魅甘言といった剣心なき技を一刀の下に両断することが可能となる。>>794
〇無拍子:EX
攻撃の起こりを不可視とし、あらゆる回避を不可能とする。上泉伊勢守信綱の口伝を柳生石舟斎宗厳が整理した『新陰流截相口伝書』において、拍子とは一般的に予備動作とされ、無拍子とは予備動作がないことを表す。
石舟斎のそれは彼と師である上泉伊勢守信綱のみが完全に修得できた無刀の極意によって、その拳は光の如き速度に達し、吹き荒れる超真空波の絶対零度は立ちふさがるあらゆる物体を破壊する。
〇天狗変:B+
呼吸や歩法、そして骨格などの要因によって存在自体が神意を成す体現法。
肉体自体が魔術回路を体現する、魔術以上の神秘。外気を体内に取り入れる事(イブキ)は外界と内界を繋げるイメージであり、吸う・吐くという動作は神を取り入れ、開放する動作の一環とされる。
石舟斎は天狗を切ったとされるが、それは人のまま天狗の領域に至ったということに他ならない。
【宝具】
『無刀取り(むとうどり)』
ランク:A 種別:対人奥義 レンジ:0~10 最大捕捉:1
たとえ刀を持たずとも、新陰流の達人は武装した相手に勝つという。
剣聖・上泉信綱が考案し、柳生石舟斎が解明した奥義。無刀にて有刀に克つ、対剣士・対剣豪簡易結界。レンジ内に存在する対象の武装解除ならびに反撃行動。
「武装を奪った」という結果が先に作られてから行われる因果逆転の奥義。人としての技量のみによる権能一歩手前の因果律操作は「対人魔剣」にも等しく、敏捷(AGI)での対抗を不可能に変える。>>795
『大天狗正家(おおてんぐまさいえ)』
ランク:C++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
天石立神社の境内には、石舟斎が三年間この地で毎夜天狗を相手に剣術修行をし、ある夜一刀のもとに天狗を切ったと思えば、全体で長さ八メートル、幅七メートル、高さ二メートルの巨岩が断たれていたという。およそ刀剣には不可能な神業である。
妖怪魔術のみならず、次元の異なる概念(カミ)すら形あるものとして一閃する。
【Weapon】
【解説】
戦国から江戸時代の剣豪。新陰流の大家。いわゆる柳生新陰流の祖と目される。
柳生家は先祖に菅原道真を持つ大和の国、柳生庄の豪族であったが、宗厳は特に剣名で知られる。はじめ富田流の戸田一刀斎、次いで新当流の神取新十郎に剣術を学んだ。宝蔵院流槍術の創始者、胤栄とも友人であったという。その人生の転機となったのは新陰流の祖である上泉信綱との出会いである。信綱どころか、その弟子の疋田景兼にさえ勝てなかった宗厳は、自らの未熟を悟って即座に弟子入りし、新陰流の修行に励み、最終的には一国一人の印可を受け取る。
兵法家である前に豪族であった宗厳は、筒井順慶、松永久秀と仕える先を変え、織田信長の大和の国入りの案内も務めている。しかし、戦傷により隠遁してからは諸勢力から距離を取って独立体制を保った。やがて天下は羽柴秀吉のものとなり、その弟、羽柴秀長が大和の国へと入国。太閤検地の際に隠田が摘発され、その罪で所領を没収されてしまう。柳生庄を失い浪人となった宗厳ではあったが、剣名を高めていたことが幸いし、徳川家康に無刀取りの術技を示す機会を得た。これが家康に気に入られ、知遇を得た宗厳は、息子の宗矩を徳川家に仕えさせることになる。
出家してからは自らを石舟斎と名乗る。>>796
【人物像】
世を渡るわざのなきゆへ兵法を 隠れ家とのみたのむ身ぞ憂き。
柳生石舟斎宗厳。
外向的、強気、消極的。質素にして簡潔。素朴で物静か。
自分を含む全ての物事を達観的・客観的に捉え、現実は変わらずとも、現実の解釈は自分で変えられる意味を知る。自分の力では変わらない出来事を仕方が無いものとして諦念し、現実から逃げることも恨むこともしない人生を肯定する聖者。二元対立の分別による像ではなく、世の理、世の在り方という形而上の相をありのままに観する自在の境地に至った剣聖。「武を極めれば舞に到る」という言葉がある通り、技の動作を切り取った“型”を超え、一挙手一投足の所作全てが“奥義”になる剣理は、既に有限(カタチ)に囚われない。術理とは合理であり、すなわち剣極まれば、自ずと無駄なくすべてが叶う。
これほどの人の目を眩ませる程の才覚を持ってして剣聖と称えられる一方で、苦悩に満ちた不遇の人生を歩んだ人物でもある。悲しみや苦しみ、痛みを感じるただの人間であった。
【台詞例】
「さて、どうかな?」
「やがて星も、宙も死に絶えるというのなら、瞬きの時を誇ったとして何になろうか。
いや、いいや。今この瞬間、君の心を守れたことに意義がある」
「我が刀、抜かねばならないか」
「狭い世界で競うから争いになる。聖(ひじり)の道はなお遠い」
「自分だけで完結した世界は、冷たく、寂しい」
「許しを知らない魂は怨霊だ。意思の運動を上昇する螺旋から、熱量が尽きるまで行き場のない円に閉じてしまう恐ろしい力。逆流する魔力。それが呪いだ」
柳生十兵衛三厳に対して「その眼、その幻想を許容せしめるのは、己自身がそれを現す強さを秘めているに他ならない、のだろう。柳生の名は天下に轟いたか」
伊東一刀斎に対して「師と似たようなことを口にする御仁だ」
林崎甚助に対して「某の剣、天下の御留流にて。御免」>>797
宮本武蔵に対して「某の剣、天下の御留流にて。御免」
諸岡一羽景久/フツノに対して「あれが新当流の正伝、神すら降ろす鹿島の太刀」
果心居士に対して「妖術師殿には松永殿の処で幾度か。私にはただ人にしか見えないが、心の問題に踏み入る気もない」
菅原道真に対して「あの方は柳生氏の祖にして武神、天神。どのような世界を見るのだろうか」
鞍馬天狗に対して「かの牛若丸も修めたという京八流発祥の地、鞍馬山の大天狗。私もいくらか天狗に慣れ親しんだつもりだが、果たして」
【脳内CV】
【イメージソング】
【製作者】ここのえ
コンセプトは、鬼一法眼のリメイク&リベンジ。でも調べていくと「熱血だったけど色々あって悲観的になった人」なんじゃないかという発見もあって、質素な人となりになったというやつですぬぬ!チャラ男ーズスペシャル第二話はってもよろしか!
>>802
ヨシ!あと上の達人カッコいいですぜ!好きですぜ!「タロスさん、寒くないんすか?今日の気温一度らしいっすよ」
「寒さには強い方なので。道灌さんこそ、先程から歯がカタカタと音を鳴らしてるようですが大丈夫ですか」
十二月、寒空の下で道灌はつい一週間前に出会ったばかりの女性、タロスと同じベンチに座り、他愛もない会話を交わしていた。
初めて出会った時、タロスは今日と同じようにベンチに腰掛けて呆と空を見上げていた。どうかしたのかと道灌が声をかけてみるとなんでもない、と素っ気なく言い返されたのだが放っておくに放っておけず何度も話しかけるようになり現在に至るわけである。
冬だというのにタロスは薄い長袖シャツとズボンという出立ち、これでずっとベンチに座っているのだから道行く人達も目を丸くしながら通り過ぎていく。
「どこか暖かいところでお話ししませんか。道灌さんは見るからに寒そうです」
「そ、そうっすね。あ、手前良い喫茶店を……」
そこまで言って道灌の脳裏にロドモンのニヤつきが浮かんだ。今タロスを連れて行こうものなら凄まじい冷やかしを浴びるに違いない。ちょうど何処にでもあるチェーン店が目に止まり、ロドモンはあそこに行こうとタロスを連れて向かった。
暖を取るべく店内はひどく混んでいたが奇跡的に一席が空いていた。ほっと安堵しながら道灌は椅子に座り、向かい側に座るタロスがメニューをまじまじと見つめている事に気付く。
「何か飲むっすか?手前払うっすよ」
「……それでは、この、コーヒーで」
了解、と返事をしつつ道灌はメニュー表に暖かいお茶がない事にがっかりしていた。『バル・ブライア』ならそれはもう美味しいお茶を淹れてもらえたのだか、チェーン店に多くは望むまい。
「じゃあ手前もコーヒーで」
二人分のコーヒーを頼み、道灌はさてどうしたものかとタロスを見つめる。
かれこれ一週間の付き合いになるが彼女は未だに自分について話そうとはしない。いつものらりくらりと躱され、道灌が話してしまうのだ。それだけ自身に干渉してほしくないのだろうか。
「そういえばタロスさん、ずっと公園にいるっすけどちゃんと家には帰っているんすか?」
「家は……ありません。ただ、友人の家に泊まっています。ご心配なく」
「ないんすか家!? 一体なんだってそんな……」
「諸事情です。私にも、色々ありますので
イマイチ会話が繋がらない。恐らくこの調子だとまた質問攻めに遭ってしまうだろう。>>804
「道灌さん。お聞きしたいのですが、25日は空いていますか?」
「えっ!?何すか、急に」
「クリスマスです。空いていますか?」
道灌はギョッとした。タロスは機械みたいに無表情でとんでもない事を言い出した。
「空いては、いるっすけど」
「でしたら今日の様にお会いできますか?」
「お会い、出来るっすけど」
「そうですか。それは……良かったです」
タロスの表情が初めて緩んだ気がした。道灌としては気が気ではない。突然クリスマスのご予定は?などと言われたのだ、返答こそしたが頭の中では予定はどうだったかななどと色んな事がぐるぐるし始めた。
「タロスさん、クリスマスに会う事の意味わかってるっすか」
「……実を言うと皆さん口を揃えて空いているか空いているかと言うので私もそうしてみただけです。何か深い意味があるのですか?」
「ううんと、それはっすね……パーティーっす、パーティーをやるんすよ。チキンとかケーキとか用意して」
「なるほど……パーティー。それは興味深いです、是非やってみたいです」
タロスは興味津々で道灌の話に食いついてくる。その反応ときたら、少なくとも道灌が初めて見る『喜び』である。今日の彼女は随分と喜怒哀楽がはっきりしている。
「それじゃあやってみるっすか、パーティー」
「はい……!」
これって実質そういう事なのではないだろうか。心の底でそんな想いがふと沸いたが、道灌はすぐに煩悩を振り切って楽しいクリスマスパーティーへ思考を巡らせる事にした。
少々気が進まないが、会場を作るとしたらいつものあそこであろう……。>>805
「……犯人の目的は何か。いわゆるホワイダニット、か」
背骨が軋む様な深夜、在原業平は血だまりの中に沈む女性の遺体を見下ろしながらふと呟いていた。犯人を突き止めるべく奔走したものの、手遅れであったらしい。またも心臓をくりぬかれ、無残にも制御を失った死体が転がっている。
ここ一帯に張りめぐらせていた結界が一斉に破られたかと思えばこれである。犯人は恐ろしい速度で移動しながら獲物を求めている。今夜はこれまでより精が出たらしく、一度に三人も殺された。
がしゃり、と業平の背後で何者かの足音が響く。振り返りざまに彼は刀を引き抜き横薙ぎに振り払うが、直後にびりりと腕に痺れが走った。何者かは刀身を鷲づかみにし、業平の動きを完全に押しとどめてしまったのだ。
夜闇の中で妖しく光る一対の目が業平を凝視する。殺意はなく、敵意はなく、興味深そうに。
「……コ、コ、ロ」
殺人鬼から発せられたのは女の声、どうやら推理は正しかったらしい。
「聞く事に意味があるかどうかはわからないが、一応は聞いておく。殺人鬼はお前か?」
「パー、ティー」
「無駄な問いかけだったか」
人を何人も手にかける様な相手にまともな応答を期待するべきではない。むしろクリスマスが近いせいで絶妙に気が緩んでしまっていると気付き業平は嘆息しながら空いている片手で懐から印が刻まれた札を殺人鬼目がけて放つ。>>806
「……ッ」
札が眩く光ったかと思えば殺人鬼の眼前で小規模の爆発を起こし、目をくらませる。刀が自由になるのに合わせ、業平は今度は袈裟に振り下ろした。
確かな感触と共に殺人鬼が真っ二つに崩れ落ちる。業平は殺人鬼の死体に目を凝らし、眉をひそめた。
「機械……オートマタか?」
犯人が機械である事より、業平はその腕に注目した。血だまりに沈む死体の傷口と殺人鬼の腕の太さが一致しない、比べるまでもないほど明らかに違うのだ。
「こいつは犯人ではない、のか」
クリスマスが近いと言うのに、何故こうも厄介事が立て続けに発生するのか。業平はこめかみに手を当て、苦しげに息を吐いた。
「年明けが近いと言うのに、全く」あんま関係ないけど、810の感想書いた直後、「百花繚乱サムライガールズ」の女の子十兵衛の広告が出てきて笑ってしまった
十兵衛「可能性の力って怖いなあ~……」>>798
甚助「新左衛門か、伊勢様から受け継いだ術理は是非味わいたい」
義輝「弾正のもとにしたらしいが知っていれば弾正に頼んで立ち会いたかった。それにしても、技は随分、お利口さんだな」>>819
業平はギャグもシリアスもこなせる人なのです!エミヤみたいに色々と活躍できるキャラクターを目指してます。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/あなたのいない灰色の世界
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/正体見たり
↑はシリアスな業平がたくさん読めますよ!(宣伝)
ダレイオスは人を見下したり悪くいうことはあんまりいいませんね。だけど負けず嫌いだし自分の功績に自信を持っているから、今回みたい軍略スキルないけど余だって武勲は凄いぞ!と張り合う。>>820
どうぞ~
将門公の宝具『真言・北辰妙見菩薩(オン・ソチリシュタ・ソワカ)』解放の詠唱に苦戦中。>>820
どうぞー
ソレが終わったら即興で作ったSSわたしも投下しますねーよっしゃ貼ったろう
いつもそうだ。いつもあと一歩が届かない。どれだけ努力しても、どれだけ踏ん張っても、最後にはどうしようもない事ばかり起きる。努力したって抗えない残酷な運命が、いつもついてくる。
けど今回は違う。俺は勝った、抗った。反吐が出そうな世界に勝ち、その成果が俺の手に握られている。空想樹から奪い取った聖杯と同等の魔力を有するこれならば、きっと俺の望みは叶う。
「ミア、もう少しだ。すぐに元気になるからな」
背負っている妹に声をかけるが返答はない。呼吸もさっきより弱々しく、今にも途切れてしまいそうだ。
「前よりもずっと元気になると思うぞ。なんてったって、あのペーネロペーの体だからな。兄ちゃんよりずっと強くなるんじゃないか」
「……ほしく、ない。他の人の、体なんて」
「―――――」
今のは、聞かなかった事にする。そんな事聞き入れるつもりは毛頭無い。だってそうなったらミアは死ぬ。ぜぇぜぇと息を荒げて、真っ青な顔で、俺を遺して逝ってしまう。そんなの嫌だ、認めない。
ペーネロペーの装甲が重くて仕方が無い。どうも俺の体までボロボロらしい。周囲を見てもカルデアの奴らは見当たらない、振り切った様だ。準備をするとしよう。
指の皮を食い破って雪原に術式を描いていく。中心にミアを置いて、肉体を示す方角にペーネロペーの装甲を配置した。あとはもう、術式を発動させるだけだ。
「―――――発動」
幾つかの詠唱と共に聖杯が眩い光を放ち始める。術式が赤々と輝き始め、大気が一斉に凝結していくのを肌で感じる。キリシュタリアのお墨付き術式だ、失敗するはずがない。受肉したペーネロペーの装甲で傷ついたミアの体を包み、新しい肉体へと変換させる。そうすればもうミアは苦しむ事は無いはずだ。
「ミア、もうすぐだ。もうすぐ、もうすぐ……」
より一層光が強くなり、視界がホワイトアウトする。数秒の後、爆発するかの様な暴風がミアを中心として吹きすさぶ。吹き飛ばされそうになりながらも地面に四つん這いになってなんとか耐えきった俺は、術式が成功したのだと確信した。
術式の中央にいた包帯まみれのミアはどこかへ消え、ピカピカの鎧に包まれていた。昔読んだ医術マンガのヒロインみたいにミアの体は鋼と入れ替えられたのだ。>>825
「やった、やった!ミア!」
ボロボロの体を引きずりながらミアへと駆け寄る。傷一つ無い、文字通り生まれ変わった姿に俺は涙を堪えられず滝の様に涙がこぼれた。
これでもう心配はいらない。あとはカルデアの連中に合図を送れば良い。妹をカルデアで引き取ってもらう、それこそが取引の対価だ。
「兄、さん」
「ミア。俺の、俺の声が聞こえるか? 俺が見えるか? 兄ちゃんだ、お前の兄ちゃんだ」
「……聞こえるよ。私、いらないって言ったのに、やっちゃったんだね」
「良いんだ。お前さえ幸せでいてくれたら、俺は良いんだ。生きてくれれば、それで……」
瞬間。ミアの体がびくりと跳ねた。まるでバネ仕掛けの様に手足が跳び、雪がそこら中に飛び散る。ミアの目がカッと見開かれ、唇から苦悶の声が漏れ始めた。
「に、い、さ、ん」
「ミア? おい、どうしたんだよ。これ、一体何が、ミア!?」
「体が、変なの。あ、が、うっ……」
ぱんっ、と乾いた音と共に俺の顔に生暖かい液体が飛び散る。吐き気を催すほどの鉄臭さを持つそれは血液で、つまるところミアのものだった。最愛の妹は体が内側から破裂したらしくて、ぐしゃぐしゃになって俺の目の前に転がっている。ペーネロペーの装甲だけは傷一つついていなくて、ミアの部分だけが鋼の裏で肉塊と化しているらしい。
「……え?」
何が起きたのかまるで理解出来ず、俺はしばし眼前に転がっている血まみれの鉄塊を見つめてしまう。
術式は間違っていなかった。キリシュタリアが嘘をつくはずもない、じゃあ、一体どうして。
血の臭いで頭が正常に働かず、慌てふためいていると背中に鋭い痛みが幾つも走った。何が、と振り返ってみればそこには見慣れた女狐、コヤンスカヤが立っていた。その手には拳銃が握られていて、銃口からは硝煙が上がっていた。
「あ……」
俺は自分が思っている以上に、愚かだった。コヤンスカヤが俺の動きを察知していないはずがない。俺が何をしようとしているのか探らないはずがない。
術式ではなく、ミアだ。ミアはとっくの昔にコヤンスカヤの手にかかっていた。この時まで、わざと生かしていたのだ。>>827
「う、うあ、あああああ」
思わず叫び声をあげてしまう。うまくいったと喜んでいた自分が、全てを操っていると信じていた自分が、憎らしく憎らしくてしょうがない。
結局、また俺は失敗する。才能でも、努力でもない残酷で理不尽な現実に敗北した。愛していた妹も守れず、惨めにしんでいくのだ。
どうして、どうしてこうなるんだ。一度も良い目になんて遭わなかった。魔術師なんてものに生まれて、大した才能も無くカルデアに呼ばれて、何も出来ずにここまで至った。人理を救う手助けさえも出来なかった。なんで俺は、何も為せないんだ。あんまりじゃないか。こんな現実。誰も助けてくれないから、誰の助けも望めないから独りでも戦い続けたのに、たった一つの希望まで目の前で奪うなんてひどいじゃないか。
背後で撃鉄の音が聞こえる。俺の最期はもうすぐらしい。反撃する元気もなく、俺は涙で目を泣きはらしながら雪原に突っ伏してしまう。
『駄目だ!』
聞き覚えのある声がした。仲間と戦わされ、自分が救った少年に殺されかけた彼女の、あの弱々しくも勇敢な声が聞こえた。こん、と小気味の良い音が聞こえたかと思えば、また聞き覚えのある盾の少女の声が聞こえた。
カルデアの連中だ。くそ、遅いんだよ。もっと早く来ていれば……そう言いかけて、俺はまた泣いた。馬鹿を言え、もう何もかも手遅れだったんだ。
マスターである少女が俺に叫ぶ。肩を貸して立ち上がらせようとする。やめろ、俺はもう良い。死なせてくれ、ミアと一緒に死なせてくれ。ここが俺の死に場所なんだ、頼む。
『駄目だ』
少女は頑として俺の嘆きを聞き入れず、ずんずんと突き進んでいく。
どうしてだ、どうして死なせてくれないんだ。もう疲れたんだ、何もかも嫌なんだ。
もう、これ以上俺に、何をしろと言うんだ。
『生きろ』
意識を失う直前、そんな言葉が投げかけられた。怒りと悲しみが籠もった目で俺を睨み付けながら、アイツは確かにそう言った。ではでは……私のも投下しますね。
小鳩さんのSSのアンサー的なお話です。
「これは……?」
ランサーの不思議そうな声が廊下に響く。
彼女の手元にはアーチャーから手渡されたプレゼントが握られている。
問題はそのプレゼントの内容についてだ。
誰がどうみても路傍に咲いた野花にしか見えないソレを、アーチャーは照れ臭そうに渡してきたのであった。
「こないだのな、お返しだ。サッと積んできたから御守り袋は用意出来なんだが、受け取ってくれ」
さあさ、と寄越した花をまじまじと眺めるランサー。
微かに薫る土の匂いがなんだか季節外れの春を思い起こす。
……冬に生きたランサーには縁遠い季節。
ソレを胸いっぱいに吸い込んで、微笑む。
「ふふ、ありがとうございます。
ところでこのお花は何というお名前なんですか?」
「おや、夕子さんも知らねえか」
「生憎、寡聞にして存じません」
「カブン?いやいや、そんな名前じゃねえさきっと」>>830
「その花の名前だが────実は俺も知らないんだ!」
呵呵大笑。
アーチャーの大きな笑い声が廊下に反響して、通りがかったカルデアの職員が吃驚した表情で振り返っていたがアーチャーは気にする様子もない。
ランサーの頭の上には疑問符が三つくらいぴょんぴょこしている。
「………雑草、ということです?」
「いや雑草にあらず!言うなれば『名もなき花』って奴さ。
こないだアラキの旦那に教えてもらったが、花には其々意味ってのが込められてるんだってな?」
「花言葉ですね」
「そうそれ、ハナコトバ。それで俺なりに感謝の気持ちに沿った花でも見繕うかと思ったんだが」
アーチャー難しそうな表情で頭を掻く。
「悲しいかな、肝心の花の種類が判らねぇときた。薬効のある花とか食べられるキノコの類は詳しいんだが、欧羅巴の花とかはサッパリだ。
──────そういった訳で思い至ったのが、この『名もなき花』よ。誰も名前も知らないんだから自分が好きに意味を込められる!我ながら妙案だなぁ、うん」>>831
つらつらと気持ちよく言葉を垂れるアーチャー。
レイシフト先で積んできた名もなき花には彼が込めた想いが含まれている。
飾りのないありのままのプレゼントはランサーの手元で生き生きと、ついさっき摘み取った様に色付いたままだ。
聞くところによるとレイシフトに同行したプラハのキャスターに頼み込んで魔術で固定化して貰ったらしい。
一生懸命頼み込んだのだろう、そんな彼の姿が容易に想像がつく。
その真心がランサーにとっては何よりも嬉しく思う。
「それで、兵十さんはこのお花にどんな意味を込めたのですか?」
「そりゃあ勿論─────────」
カルデアの外は雪景色。
しかしてその一区画に春は咲く。
ひっそりと、それでいて、瑞々しい恋の芽生え。
世はクリスマスだというのに、何とまあお熱いこって。
見てるこっちの方が浮かされるというモノだわ、全く──────>>832
「…覗き見は良くないんじゃないか、女王リブシェ」
「あら?花を固定化させた報酬くらい貰ったって良いじゃない。錬金術だって安かないのよ」
プラハのキャスターことリブシェはくつくつと微笑う。
気に入った人間をいじくる時の彼女は女王らしさはなりを潜め、何処か年相応の女性らしい部分が顔を出すようだ。
「いやホント他人の恋愛事情ほど見応えのあるものったら無いわね。そうは思わない?セイバー又右衛門」
「…………分からんでもないが、程々にな」
自分自身もアーチャーに発破をかけた身である為、彼女の悪行をとやかく言えないなと思うセイバー。
いつもならもう二手ほど辛辣な返答をしたであろうが、今宵は聖夜だ。それくらいの無礼講は笑って流す一日としよう。
二人の感知しない外の方で見守る影もまた二つ。
そうして各々のクリスマスはそれぞれの楽しみ方で過ぎてゆくのだった。>>829
ぜ、全方位曇らせ…っ!?悲しいなぁ。。。やはり愛情を利用するヤツは須らく悪い文明。
そういう意味で続くかは分からないですが、他のライオンさん選出のクリプター達がどういう反応するのかとかも興味深いですね。
ラウくんがカドックポジションなら、他の旅路はどうなるんだろうか。https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/Fate%252FTV%20SHOW%20Christmas%20Radio%202020
やっほ、入力して文字の色変えたりしているうちに寝落ちしたので残りの文字入れ(と記事化加工)はちゃんと寝て起きたらにするよ
悪いね☆石舟斎の無拍子って(ネタバレ)まんまだった...嘘やん。その部分を多少盛り、性格をつけ加えて冷酷&貪欲に、大天狗正家のレンジを伸ばします。8メートルがレンジ1は流石におかしい
石舟斎「十兵衛、私はセイバーではなくボクサーだったらしい」
十兵衛「ついに耄碌したのか、祖父殿」一応聞きますけどここもネタバレ禁止で匂わすのもアウトですよね?
俺もね!
ロード・エルメロイII世の冒険をね!
語りたいけどね!
早くネタバレ禁止期間終わんないかな!
流石に来月の今くらいならいいよね!誠に申し訳ないのだが私は自分が書いた文章をwikiに載せた際の質量がどうなるかを完全に見誤っていた。どうも行数がやばいらしいので現在のここ(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/Fate%252FTV%20SHOW%20Christmas%20Radio%202020)までで一旦止めて残りは別ページに項目を作らせていただきます。
まる。>>853
お疲れ様です、しゅごい情報と情熱だ……>>866
彦なんとか「呼ばれた!気がした!」
又右衛門が剣心としたら彦斎は抜刀斎がモデルですね……>>808
そういやタロスってライダーさん似だったような…………わぁい何だか嫌な予感が凄いぞぅ!(震え声)https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/『海上のメリークリスマス%E3%80%80~七人のサンタクロース(候補生)たちと聖なる夜~』
レージュさんの海賊クリスマスイベントの案を借りたssを貼りますね
レージュ:アドニス
吾輩と鰐の人:赤ゑい(ファスティトカロン)
ユージーン【大罪戦争ss】:バルバロッサ、クラーケン
監獄長:スキュラ、ドゥリーヨダナ
◆B8D4AQBhU2:デイヴィ・ジョーンズ
山星:アルビダ、カリュブディス、ヒュラス、クリシュナ
が登場します「サンタ……いいじゃない、私は好きよ。何もこの聖なる夜にいたいけな子供から略奪する趣味はないし。そこら辺どう思うのか聞いてみたいわ、反キリストの赤髭さん」
「随分と刺々しいなぁオイ。だがまあ、俺だって別にキリスト教が嫌いで蹂躙したわけじゃねぇ。特に奪うもんもないのなら、子供を泣かせたりなんてしないさ。面倒だろ」
サーヴァント、アルビダとバルバロッサ。この二騎はそれぞれ違う時代なれど名を馳せた海賊であり……そしてまた、正反対の趣味を持つもの同士なのである。そんな二人は今、各々のサンタコスチュームに身を包んだ挙句聖杯主権のレースに敗北し、それぞれ自分を下したベラミーの指示でプレゼントを配り回っている。
「敗北した以上は敗者として勝者の命令に従う。当たり前の摂理だな」
「そうね。でもこういうのも嫌いじゃないし、楽しいわ」
「…………気楽なこったなぁ、浅瀬チャプチャプなお姫さんよ」
「────────あら、海賊に対して浅瀬って言ったのかしら、あなた」
向けた嫌悪もどこ吹く風。何も気に病まない。バルバロッサは王女あがりの海賊に対しての感情を隠さない。
「いやいや、隙がありすぎるだろってことさ。その身に包んだ姫のような服も、海賊としちゃあ甘すぎる対応も。ティーチみてぇに取り繕ってるわけでもない、本当の気質だろう」
「服はあなたも人のことは言えないと思うけれど。その髭が白ければもうサンタそのものよ」
「それはそうだな。……いやしかし、俺の言葉は的を得てると思うんだけどなぁ。海賊らしい気概がない。だからお前、あの時のベラミーとキッドとの四つ巴で誰よりも早く降参したろ」
「……………」
何も言えない者にかける言葉などない。腰抜けは野垂れ死ぬことが然るべきである。それこそが海賊なのだと名のある海賊であるバルバロッサは決めつけ、踵を返し………
その磨き抜かれた本能で、首に向けられた水の刃を防ぐことになるとは思ってもいなかったのだ。「あら、ごめんあそばせ。随分と隙だらけの首だったから。
………なんだったかしら。そう、そうね。私が王族あがりの小生意気な娘だってことかしら。確かにここ最近はあまりまともに海賊としての活動はしていなかったし甘かったかもしれないけれど……
それはね、隙を見せていても私が強いからよ。大海原を思うがままに蹂躙する海賊女王ならば、何故気を張り詰める必要があるのかしら。私は奪われる側ではなく、奪う側よ。ならば気負うな、苦悶するな。いつも悠々と、声高らかに、享楽的に奔放的に生きるべし。勝つも負けるもまた一興。
気概なんて必要なし、ただ思うがままにいればいい。それで私が負けるというなら……それはその時でしょう。今回は聖杯に願いたいこともないから、早めに降参したのだしね。あ、今の一撃は侮りに対する返答ととって頂戴ね」
ただ悠然と、あるがままに漂えばいい。蹂躙したい時は蹂躙し、一人の乙女として楽しみたい時は楽しめばいい。それこそが海賊女王たるアルビダの道であり、強さであると。彼女はそう答える。
「………人というよりは怪物だな、その在り方」
「あら、人でなければ海賊をしてはいけないという決まりがあって?」
「いいや。改めさせてもらうぞ、オメェは確かに海賊だな。図々しいにも程がある」
「褒め言葉として受け取っておくわ」
海賊と呼ばれたならず者共が横行した時代の、そのまたさらに昔に存在した最初の女海賊。王女という身から友であった女貴族たち共に麗しく荒々しい大海賊へと転身した異例のヴィラン。それが彼女なのであると。
「ああ、ならこっちも言わせて。これは私からの謝罪?なのだけれど。………あなた……つまり赤髭(ウルージとハイレディン)をそういう目で見ているわ。二人で一人っていい言葉よね、胸が熱くなる」
「うわぁ出た行き過ぎた見境ない腐女子特有の天元突破妄想力!くわばらくわばら!」
「………でも私、あなたが私と私の団員達で百合妄想しているのを知っているのだけど、ブーメラン大丈夫かしら?百合豚息してる?」
「おっと、藪蛇だなこりゃ。ぶひぶひ」「海魔達のパーティー」
「「「「メリークリスマース!」」」」
「メリークリスマス」
ここはとある海の上。ぷかぷかと浮かぶ島……のように見える生物の上で総勢五騎のサーヴァントがパーティーをしていた。
かつてギリシャの海で多くの船乗りや英雄を蹂躙してきた怪物、スキュラとカリュブディス。
古くから中世に渡り伝わる伝承から成立した海の怪物たるクラーケンと赤ゑい。
そして、幼き亡霊、ヨナの悪魔。そう謳われた少年デイヴィ・ジョーンズである。
「スキュラ、ちゃんと食べてますかぁ?細いんだから私は心配ですぅ」
「心配しないでカリュブディス。というか、私だって生きてた頃はたくさん船の男共を食い散らかしてたし……」
「それは私たちがこの姿を保てていない時の話ですぅ。今は人並みなんですからぁ、食べなきゃ生きていけないんですよお」
「私たちはエーテル体だから……ってむぐぐ、口にターキーを押し込まないの!」
「よいではないかぁ、よいではないかぁ」
スレンダーで背の高い女性……スキュラが蠱惑的な体のロリッ子、カリュブディスに無理やりターキーレッグを口に突っ込まれている姿は何処となく微笑ましい。満更でもない、嬉しそうな顔をして親友との時間を二人とも過ごしているのがその最たる証拠だろう。
もちろん、その姿をサンタであるアルビダとバルバロッサも見ているわけで。ここの海魔達は気性が荒いので、それとなくどことなくプレゼントを置いて帰ろうという算段でお忍びをしている。「無理……尊い……てぇてぇ……神展開ありがとうございます……ありがとう聖ニコラウス……」
「うるさいわよ百合厨。声はうるさくないけど動きがうるさい。あっちでも見てなさいな。女の子以外も見て気持ちを落ち着かせるの」
悶絶しながらそれを眺めているバルバロッサに音が出ない程度にチョップをかますアルビダ。気分を落ち着けるため、ということで指し示したのは残りの三騎の方向だ。
「はい、あーん。……デイヴィ君、美味しいですか?キッシュ」
「おいしい。あったかいしサクサクしてる」
「むぐ、あむ……おい小僧、こっちも食え。ほら、あーん」
「はむ……ケーキもおいしい。甘いしふわふわしてる」
「いやぁ、癒されますねぇ。同じ海魔勢にここまで可愛らしいのがいたとは」
「美しいものを見ると酒と食が進むと鬼が言っていた。私はよくわからんがいずれわかると思いたいな」
かなり背の高い女性二人が、少年であるデイヴィを挟んで食事会をしている。赤ゑいもクラーケンも驚くほどに食べるスピードは速いのに、それに並行して感嘆すべきタイミングでデイヴィに所謂「あーん」をさせて食べさせている。現代の俗な言葉を言えばおねショタ。それで表せるだろう。
「………ふむ、中々絵になる光景ね。………バルバロッサ?」
「あれは百合の間に挟まる男では?処す?処す!」
「落ち着いて!叫ばないで!暴れないでー!誰かー!医者ー!医者呼んでー!!」「美少年と犬猿の仲」
「ねーぇ、クリスマスプレゼントの交換しようよ!」
「嫌だって言ってるでしょう!私はひとりで過ごしたいんです!クリボッチ肯定派なんですぅ!」
「ふふ、微笑ましいですね。そうは思わないか、ドゥリーヨダナ」
「ねぇ、なんで余はお前と一緒にいるの?ねぇ、その笑顔怖すぎるんだが?」
「仕方ないじゃん。公式のCMを見ていないのですか?我が友アルジュナもお前の友カルナもクリイベで忙しいんだ」
「そんな理由で宿敵のお前と一緒に楽しむなんておいやめろチャクラムをぐるぐる回すんじゃあない怖いだろうが!」
神代ギリシャで有数の美少年たる二女神に愛されたアドニスが同じく有数の美少年たるヘラクレスの愛人であるヒュラスに絡み、ウザがられるという公式を横からニコニコと見つめるインドの大英雄、クリシュナとドゥリーヨダナの図である。
なお、なぜ戦争による敵同士だったこの二人が共にいるかというと、それぞれ仲の良いアルジュナとカルナは海賊クリスマスとは別の遠い方向のクリスマスに関係しているからだ。気になるならイベントをプレイしよう。ネタバレ厳禁だから。
「そんな寂しいことを言わないでよ、ヒュラス。僕的には、年齢層の近い君が一番話しやすいし……ね、逃げないでって!」
「っ、おいやめろ!抱きつかないでください!そんな風に甘えてもダメですから!」
「あ、モコモコしてる。ふわふわだぁ」
「あああ自由奔放すぎる!私のマフラーに顔を埋めるな!ペルセポネ神とアフロディーテ神はどんな教育をしてたんですか!」
「二人とも可愛い可愛いって言ってた」
「がああこの温室育ちめが!!そんなだから猪に撥ねられるんです!」
「ムッ………大英雄ヘラクレスと一緒に戦場に出たからってそのマウントの取り方は良くないと思うなぁ!てい!」
「やめろぉっ!冷たっ!雪があるからって押し倒すんじゃない!お前も雪に埋もれて寒がってるじゃないか!ああほら早く起きてあったまって……」馬鹿騒ぎである。アドニスは同じく年齢層が近いヒュラスに対して抱く謎の親近感からよく絡み、ヒュラスはそれに辟易しながらも同年代かつ同じような境遇(寵愛を受ける)だったアドニスに対して激しい拒絶をとることができないのだ。二人とも寒そうな格好のまま雪合戦をしたり防寒具の奪い取りを口角を吊り上げながらやるあたり、やはり仲が良い。
「すこすこすこすこすこすこ!!はぁー気安くオタクを殺さないで!でももっとやって!推ししか勝たん!」
「アレはただの友情だろうが!落ち着け腐女子!気を取り直せ!………ほら見ろよ、あっちの宿敵同士を。きっとそういう妄想が繰り広げられないような暗い展開だぞ」
「さあ行きますよードゥリーヨダナ。クリスマスといえばブラックサンタ。ブラックサンタといえば石炭なのですー」
「だからと言って石炭を投石してくる奴がいてたまるか馬鹿者!そもそもそれは我が友カルナがサンタをしている以上余の役目では!?」
「面白いこと言うんですね。追加で石油ぶっかけてあげます」
「更なる嫌がらせ!地球の貴重な資源の無駄遣い!ええい余にも考えがある!英霊の座婦人会にお前の悪行をバラしてやるわ!余は魔王スキルで女にもなれるから婦人会に参加し放題だもんね!」
「ちょ、それは違うだろオイ!そんなことしたら、俺の妻たちに軽蔑されるじゃないか!ただでさえ妻たちのあの目で見られたら心が痛いのに、お前は悪魔か!魔王なのか!」
「伊達にカリの化身は名乗っておらんわアヴァターラめ!ふはははは!!」
「もう怒った。クリシュナ神のパワーを引き出してやります」
「それは違うだろ卑怯者ォ!俺の友呼ぶぞォ!?」
ストッパーである友人達(カルナとアルジュナ)が遠くのクリスマスでいない上にここもクリスマスの空気だからなのか。悪辣卑劣と謳われた英雄二人がその成分を幾らかマイルドにした上で隠すことなくぶつけ合っているではないか。あの戦争での憎みあいはなんだったのかと言えてしまうほどの男子高校生感である。いや、「はいそれバリアー!」「残念でしたバリア貫通ビームですー!」なみのやり取りはもしかしたらもっと幼いのかもしれない。各サーヴァントのクリスマス
ウィンチェスター夫人「え!一緒にクリスマス?全然良いわ、料理もいっぱい作ってあげる!お友達も呼んでね!ああ、今から楽しみだわ!」
フーディーニ「路上でのマジックショー予定しているんだけど助手とか興味ない?ない?ちぇっ……」
ヒュギエイア「予定、予定……スイーツバイキングに行こうかと思っているんです。1年間がんばりましたねっていうご褒美的な奴でして、えへへへ」
フーシェ「ありますよ予定。仕事があります。なんです私が私の休暇をどう使おうが勝手でしょう」>>890
うーん、美貌優れし者にしか許されないフラッシュと花の背景を背負ってそう
絶体絶命じゃないですかー、やだー!>>893
SANチェックに失敗するフォーリナー(候補生)とかいう珍事態……。
こちらは特にありません。>>894
ありがとうございます。それでは、遅くなりましたが連投失礼します◇カスパー・ハウザー
何故自分がこんな目に遭っているのだろう。
海風が仄かに漂う港町。そこそこ大きな都市のようで、近代的な家々に、舗装されたタイル張りの道路、赤色緑色鮮やかな飾りが視界の限り続いている。そして、前方には身長180cmの、西洋風な街並みには不釣り合いな格好の男が、楽しい気持ちを隠さずに浮き足立って歩いている。
今回の特異点は広範囲に及ぶもので、首謀者が海賊(ライダー)なのもあってアサシンクラスのサーヴァントたちは周回に何にときりきり舞いも良いところで、それはカスパーと前方の男も経験した。今日は、そんな自分たちにマスターがくれた臨時休暇だ。
なのに、なのに何で、よりによってこの男と一緒に自分は歩いているのか、考えるだけで気分が悪くなっていく。
「?カスパーくーん。置いていっちゃいますよ?」
気分が歩く速度に出ていたようで男とはかなりの距離が出来ていた。心配するような声を男は出したが、どうせならこのまま置いていってほしいとすら思う。
カスパーがこの男──────サーヴァント、アサシン。ジョン・ウィリアムズに引き連れられている。この事の発端は昨夜まで遡る。>>898
皆がマスターからの臨時休暇を知らされた時は、それこそ上を下への大騒ぎになった。一日中寝て過ごす、読みかけの本を読破する、鍛錬をする、街に出る、そのついでに新しい服なんかを買う。サーヴァントたちは思い思いの休暇予定にうっとりとしていて、だけれどカスパーだけはそんなことはなかった。
寝る気も起きず、読みかけの本もなく、だからといって鍛錬をするほどの気力もない。なら街の観光、とまではいかずとも散策でもするかと考えていたところで、この男がやって来た。
「お暇なら明日、一緒に街に買い物に行きませんか?」
ジョンとは、今までにも何度か同じパーティになったことがあり、その度に脳天気で底無しに穏やかで、なのに敵には陰険で不敵な立居振る舞いに不快感を覚えてきた。カスパーからすれば、その時に見せていたはにかんだ笑顔さえ忌々しいものであった。
どうして自分が暇なのが分かったのか、それすら訊けぬままにずるずるとなし崩しに事が進んでいき、その結果が今となっている。いっそ返事を面倒くさがった過去の自分を呪ってやりたい。
そんな風に考えていると、先方もじれったくなったのか踵を返してカスパーへ近づき、
「大丈夫ですか?どこか、具合でも?気分が悪かったり?」
「……えぇ。朝からずっと頭痛がするんです、何ででしょうね」
「それは大変!カルデアに戻りますか?」
こんな調子で、カスパーの皮肉が通じたことは今までに一度もない。>>899
「…だ、か、ら、貴方と付き合ってるだけでこっちは頭痛がするんですよ!」
「えぇ!?そんな……」
「脳に花でも詰まってるんですか?こちとら、貴方と初めて会った時から気味が悪かったんです!」
「そんなご無体な。…なら、どうして今日付き合ってくれたんですか?」
「それは……暇だったし…それに、断ってもうるさいでしょうから」
「いよいよもって苛烈!」
ふざけているのか否か、ジョンはよよよ、とわざとらしく裾で顔を覆い悲しむ素振りを見せる。それがすぐ済めば良かったが、ジョンはそのまま一向に立ち直ろうとする気配を見せない。
街中で、奇怪な格好をした男が二人、うち一人が上背の男を誹り相手を泣かせた───少なくとも、事情を何も知らない現地人からすれば、この状況をそう捉えても何らおかしくはない。それはカスパーにとって甚だ不名誉、且つ不都合だ。そうこうしている間にも、店先にいる人々はカスパーたちへ注目してくる。
ここで何より腹が立つのは、ジョンの泣き真似が驚くほど達者であるということ。このせいで人々の視線はより集まる。丸まったために手ごろな位置にある彼の頭をぶん殴りたくなる気持ちを抑えて、口を開く。
「…何も泣くことじゃないでしょ、というか、いい加減その泣き真似止してください。変な目で見られてるじゃないですか」
「…なら、一緒にお買い物続けてくれますか…?」
「良いですよもう。お好きにどうぞ」
「ありがとうございます!では、次はあそこ行きましょう!」
待ってましたと言わんばかりにカスパーの手を掴んで角の店に連れ込むジョンに思わず辟易してしまう。これだと一層変な目で見られることになるのではと思い、泣き真似をするような男捨て置いてさっさとカルデアに一人で戻るべきだったと後悔する。
二人が入った店は、一見すると骨董品店のような古臭さを衆目に晒しているがその実はCDショップ───尤も、今時とされるアイドルがどうのこうのなど一切ないビンテージものばかりを取り揃えていた。中には楽譜、オルゴール、古本、レコードもあり、店主も、見ればなるほど一昔前を好んでいそうだと思えるような初老の男。カスパーたちの騒々しい入店に読んでいた新聞紙から目を離し眉根を僅かに顰めたものの、すぐに「いらっしゃい」とくぐもった調子で呟きまた新聞紙に視線を落とした。>>900
「……ここに何の用が?」
「まぁまぁ、カスパー君はゆっくりしておいてください」
そんな曖昧なことを言って、ジョンは店の奥の棚の方へ向かった。
カスパーは格別音楽を好むようなことはなく、そのため静かに店内に備えられたソファに座ってジョンを待つことにした。ここで帰るのも手ではあるが、そうすると次あった時どれだけ拗ねるかわかったものじゃない。
何で自分があんなヤツの心配なんてしているんだ、と苛立って、それを紛らわせるために傍に積まれた古本の山をぐるりと見回した。音楽の専門雑誌、楽器の入門書、何かの劇の演者のサインの入った台本、オペラや映画のパンフレット───と来て、一冊の本に目が留まる。摘まみ上げ、埃をざっと拭い、店主がこちらに気づいていないことを確認して本のページを捲った。
題は「カスパー・ハウザーについて」。装丁らしい装丁もない、紙の束、論文に近しい形状をしている。筆者の名は経年劣化により読めなくなってしまっている。
内容は、題名の通りカスパー・ハウザーについて、その出自についてを資料などから考察したというもの。結構入念に調べられており、監禁されていたのではないかと言われているピルザッハ城の牢獄の調査から殺.害された場などの接点まで閲されている。そのため枚数も多く、カスパーが本と見紛ったのもその分厚さが原因だ。
ずうと読んでいき、ほどなく読了。が、特に感慨は浮かばなかった。
知らないのだから。この小文に記された説の真偽も、資料や根拠の真相も、何もかも。自分はアサシン、カスパー・ハウザーであるという自覚だけがあって───しかし、マスターが特異点で会ったというアサシン、カスパー・ハウザーの記憶は朧気にしかなく───とても、この小文についてああだこうだと言えるものじゃない。
特異点、と来てふと脳裏にある顔が浮かぶ。落ち着きの払われた青い眸、編み込まれた黒髪。自分は、特異点でその女性に幾度も助けられた。なんだかんだ、お世話になった。名前だって思い出せる。
───だが、それも振り払う。今更仕方のないことだ。それを思い出したって何になる。彼女が、覚えているかどうかも知れないのに。>>901
「お待たせしましたー。日も落ちてきましたし、そろそろ帰りましょうか」
煩悶するカスパーのことなど歯牙にもかけぬ様子で、ジョンが手に何かを携えて戻って来る。屈託のないほくほく顔を見ると、いいやというほどに嫌気が差してくる。
「何買ったんです?そんな浮かれて」
「ふふふ、何だと思います?」
「知りませんよ…」
浮かれていつにも増してウザさの度合いが上がったジョンから目をそらし空を仰ぐと、言っていた通りに日が暮れてきたようで全体的に赤い。そして雲が広がってきている。寒さも増し、肌が降雪を知らせてくる。
「……どうしたんですか?先ほどより随分物憂い様子ですが…」
「…貴方が気にすることじゃありません。ほっといてください」
「……………」
「……何ですか、急に静かになって」
じぃっと凝視られて思わず嘆息すると、ジョンは浮かれ具合はどこへやら、いきなり真面目そうに、そして優し気に笑んで、>>902
「特異点のこと、ですか?」
「…何で分かったんです」
「やっぱり。いえ、なんとなくなのですが…はっきり仰ってくださいな」
「………………………」
「………ねぇ、カスパーくん」
「何ですか」
「サンタさんからプレゼントは貰いましたか?」
「何ですかいきなり…一応は」
今朝、カスパーの枕元には包装された馬のぬいぐるみが置かれていた。
「私は、CDを貰ったんです。とあるミュージシャンの」
「はぁ」
「その人は、私がマスターと出会った特異点で…私が、マスターを襲った時に、彼を助けて、私をその音楽の力で倒したんです」
「敵だったんですか」
「えぇ。音楽が何なんだ…そう思っていましたが。その音楽を聴いた時…歌を聞いた時…思ったんです。思えたんです。“世界は美しいのかもしれない”って」
「はぁ?」
「今まで。世界を美しいだなんて思ったことはなくて。でも、少なくとも、その人の目に映った世界は、その人が歌う世界は、その人が奏で描く世界は、美しいのだろうな、と。そう思って…それで、私は消滅しました。」
「それからです。私が、音楽を追うようになったのは。その人の紡ぐ世界を、聴くようになったのは。」>>903
「ねぇ、カスパーくん」
そうやって、ジョンは手に持ったCDを大事そうに抱えて、
「私は、あの特異点のことは朧気で。その人が私に歌った歌の名前さえ思い出せなくて、歌詞さえ覚えていなくて───それでも。」
「それでも、私は、彼に出会えて良かったと思っています。」
「カスパーくんも、特異点でそんな出会いをしたのなら、それを恥じることはありません。それを忘れようとする必要はありません。」
「その人と、今夜くらい過ごしてみてはいかがです?せっかくの聖夜なのですから」
押し黙る。笑うジョンに、躊躇いの色を濃く顔に映して、
「……でも。覚えているのが、僕だけだったら?彼女は、僕の事、全く覚えていなかったら…?」
「だとしたら…僕は…あの特異点でのことは…」
カスパーは、彼女の最期を見ることは出来なかった。彼女も、カスパーの最期を知ってはいない。それが、カスパーの逡巡の種になっていて。
それでも、ジョンは笑って。>>904
「私は…まだまだ、全然ですけど、貴方のことはある程度知ってます。だから解るんです。」
「貴方が、それほどまでに思う人は、とても優しく、良い人なんだって。貴方にとって、忘れられないほどの思い出を与えた人なんだって。」
「なら、そんな人が、貴方のことを忘れているわけないじゃないですか。………それにね。」
「もし仮に、その人が貴方との記憶を、思い出を持っていなかったとしても。また作れば良いんですよ。今日から、一歩ずつ、一日ずつ」
雪が、ふる、ほと、と降り始めた。
◇◇◇
カルデア、パーティー会場。
急遽開かれたパーティーは、催し物好きなサーヴァントや目立ちたがりなサーヴァント、とにかく楽しいことに目がないサーヴァントによって規模が拡張され、カルデア全体を会場としたパーティーへと変貌した。
メイン会場である食堂から、廊下、管制室に至るまでがサーヴァントたちの賑わいに満ちていた。そんな状況下で彼女を見つけるのは至難の業で、それでも、鵜の目鷹の目でサーヴァントたちの波を掻き分け、足を踏み入れたくもないような場所も通り───そうして、漸く見つけ出した。
彼女は、何も変わっていなかった。サーヴァントなのだからそれはそうなのだが、カスパーの覚えている通りの、理知的な瞳のまま、長い黒髪のまま、遠巻きに騒ぎを見ていた。
胸を撫で、気持ちを落ち着かせる。考えを纏める。呼吸を整える。そして、何と言うことはないような足取りで近づいて、
「……その、お、お久しぶり…ですね。えっと…」
呼びかけられた少女───アサシン、ナイアはカスパーを一瞥し、その沈着冷静な青を沈ませた眼を大きく丸めて、口を半開きにし、>>906
◇ジョン・ウィリアムズ
一方そのころ、カルデアの一郭。
そこは、他と比べても比較できないほどの賑わいを見せていた。何を隠そうライブ会場、古今東西の音楽家のサーヴァントたちが集い、歌い、奏で、観客たちをしきりに湧かせていた。
たった今、一人のサーヴァントのライブが終わった。このライブのルールとして、一度ライブが終わるとステージから降りて他のサーヴァントの演奏を観客たちに交じって観覧することになっており、その男も例にもれずステージから万雷の拍手を浴びながら観客に混ざった。
そこが狙い目であった。
正直、カスパーには大人ぶってあんなことを言ったが、ジョン自身も特異点で出会った音楽家とカルデアに来てから一度も声をかけたことはない。どころか、顔を合わせたことすらない。どうこう言っておきながら、自分も怖くて、恥ずかしいのだ。
だが、カスパーにああ云ってしまった以上もう逃げ続ける気はない。自分も、今日をもって踏ん切りをつけるのだ。
ふぅ、と深く息を吐く。観客たちの熱狂はない。今ステージにはフォーリナー、ベートーヴェンが立ち、ピアノによる淑やかで優しいソナタを弾いているところだ。聖夜にふさわしい穏やかな鍵盤からの音色に、心が落ち着く。イケる。今だ。>>907
「あ、あの…!」
ジョンの声に、男は───アーチャー、エルヴィス・プレスリーは此方に振り返る。一度目を見張り、しかしすぐにいつもの、大胆で溌剌とした笑顔を見せ、
「よぉ、あの時以来じゃあないかな?」
なんて鯔背に話す。
嗚呼、この声だ。ジョンを、あの、フランスの特異点で看取ったのは。ジョンに、世界の美しさを説いたのは。ジョンに、ジョン・ウィリアムズに、話しかけたのは。
涙を堪え、笑い返す。
まだ、この世界を美しいとは思いきれない。自分のような、ジョン・ウィリアムズのような存在がいるこの世界を、美しいとは。
けれど、だけれど、それでも。
「───貴方の世界は美しいって、解りましたよ。私」
聖夜に、数える程度の出会いが。数えきれないほどの奇跡を踏破して、訪れた。- 911あやか『Fate/Planetary System of Holy Grail~聖杯惑星爆現~』◆8UqAuWjxP.2020/12/25(Fri) 23:51:19ID:czMjgyMjU(43/54)NG報告
- 913あやか『Fate/Planetary System of Holy Grail~聖杯惑星爆現~』◆8UqAuWjxP.2020/12/25(Fri) 23:56:07ID:czMjgyMjU(44/54)NG報告
>>912
了解です。 >>915
公式の海賊サーヴァントたちを見ていると、彼らのキャラ付けは悪さやキモさが大切だな~と思いました。>>915
あら?
名前欄が名無しになってた。よし、ようやくwikiの構文ちゃんと仲良くなれたぞ
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E9%81%8B%E7%94%A8%E5%8F%82%E8%80%83%E8%B3%87%E6%96%99%EF%BC%88%E5%B3%B6%E8%A1%93%EF%BC%89
なんか足りなかったら教えてけろ
>>856
エミュが困難かぁ……「ベースとなる人格を想像した上で、その上にさらに別人を塗り重ねてハジケないといけない」って点を考えるとテスピスかなぁ……>>920
正直、今回はちょっと自信が無かったけど反応は上々なので一安心です。>>924
自作が少ないから選ぶの楽だぜというか一人漏れるだけだぜでパロミデス、デイヴィ、サタンにコルテスとカリストーかなぁ…。
特にパロミデスとサタンとデイヴィくん。
デイヴィくんは設定上ムズいけどパロミデスとサタンは別クラスの設定も作って色々活躍させたい。『聖杯惑星爆現』の第1話、WIKIに登録しました。
なのでこの辺で寝ます。
おやすみ~。>>924
むむむ
メネス、バフォメット/ジャック・ド・モレー、アッシュールバニパル、間久部理仁、羅城大我、ロゼとプルフラス
ですかね。何を言うか分かりやすいので台詞や描写がそんなに悩まなくていいは!唐突に閃いた……ワルキューレのように三位一体型サーヴァント「異類婚姻譚」……!
狐娘、蛇娘、雪女の豪華三点セット……!>>924
五人だけとなりますと……ディートリッヒ・フォン・ベルン 、フロールヴ・クラキ、グレンデル、スタルカド、マグダラのマリアですかね。サーヴァントならば厩戸皇子、在原業平、エドワード黒太子、イオラオス、トラヤヌスはお気に入りです。在原業平は一番動かしやすい。他の4人も業平くらい動かせたらいいのに……。
>>928
お気に入りだけど動かし難いキャラクターっていますよね。そのせいでSS書きたくても書けなくなってしまう。おはようございまメリークリスマスでした、どうもこのスレと異なる時間軸を生きる魔術師です
昨日一昨日とこれてなくってごめんなさい、だいたいなんかいろいろあったのはわかっているのでこれからおっついてきますね>>924
ヒュギエイア
ロドモン
ヘグニ
ヒッポメネス
ウィンチェスター夫人
の五人かな?書いていて一番楽しいのはヒュギエイアですね黒鹿さんへ~
唐突ですがルナ・アードゥルのキャラデザを描かせていただいてもよろしいでしょうか?どうもー昨日クトゥルフやって終わったのが2時で起きたのが今です、中納言でございます。
皆さん>>898へのご感想ありがとうございます。まだまだ募集中っすよ!
>>910
サンタは本当に欲しいものを与えたのだ…やはりサンタはすごい()
>>916
というか、この二人に限らずうちの連中は生前関わりのあった人がサーヴァントなのが少なく…
開拓していくしかないよね!
>>923
結構FGOは記憶(記録)引き継ぎがガバいので、それがいい感じに作用しましたね。
思いの力もきっと多分に含まれていますが…
>>932
こちらこそ、二度も素敵な特異点をありがとうございます…!
ジョンは、エルヴィスさんの音楽のおかげで相当丸くなりました。これまで、世界を美しいなんて思わず過ごしてましたから…今やフレンドリーな大型犬です()>>936
たぶん、大丈夫だと思います。それと
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/あなたのいない灰色の世界
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/正体見たり
在原業平には関心ないかもしれませんが、アリウムさんは平安時代辺りにご興味がある印象を持っていますのでこういうSSを書きました、とご連絡させてもらいます。
>>932
メムノーンはトロイア側の戦士にたいしてのスタンスとか態度はどのようなものなのでしょうか?>>924
・エドガー・アラン・ポー(ここに来る前からずっと考えてた。いっぱいすき。中学のガキの頃から好き)
・ジェームズ・ワット(同じく中学のガキの頃から好き。出番はもう少し待っておくれ)
・カスパー・ハウザー(やっぱり一番最初の君は感慨深い。ナイアさんと幸せにおなり)
・柿本人麻呂(自分にしては神話に寄ったキャラ。ハクマ頑張る。貴方の思いをもっと引き出す)
・ホレス・ウォルポール(胡散臭くて怪しいけど程度は知れててでもやっぱり胡散臭い。メレクくんは大丈夫だと思うけどフェリメンは頑張れ)
うちだとこんな感じ。もちろん箱推しです。日本のイメージ強いけど挙げたのだと海外が多い。海外は特に好きな人を選んでるからね(そうじゃないと触れられない)>>936
大丈夫でしょうね、大丈夫だと思うので今から言います。
オリュンポス12柱神以外の神は機械じゃない!!
繰り返します!オリュンポス12神にノミネートされている神さま以外はメタリックボデーではない!!!
やった!!!!勝った!!!!アトランティス!!完!!!!>>938
ヘクトールが討たれる前に到着していれば、あるいは……と思ってるので若干ばつが悪い感じですね
パリスに対しては情けないが亡き兄の意志を継ぐ男、カサンドラに対してはその末路を知っているが故にマモレナカッタ……という気持ちとそれはそれとして何言ってるか分からん……って感じ
>>939
まぁ、だいたいギリシャ神に対する設定についてなんですけど……
・オリュンポス十二機神だけがカオス直系
・それ以外は土着の神の概念を拾ったり、地球にある何らかの概念と端末が合体して新たな神になっている
・ヘラクレスみたいに人間から生まれた英霊は、真体を持っていない
・そもそも真体は異聞帯には残っているけれど、汎人類史ではとっくにぶっ壊れている
ソース:https://www.famitsu.com/news/amp/202012/26211778.php?__twitter_impression=true
このへんが明言されてたので……うちのアーテーは端末と概念が合体して生まれた神が割と合致するのかなって結局……結局私の推しが十二神に数えられた結果弾き出された現実においては十二神の某神々はどういう存在で、どんな感じの方なんですか先生ーっ!!!!教えてください先生ーっ!!!!そこ重要なんですよ先生ーっ!!!
……とはいえはっきりわかっていなかったことをちゃんと明言してもらえると私みたいな読解力がアレな人にもちゃんとわかったのでよかったと思いました。
………じゃああの島の名前特になんの意味もなかったの………?……え………?(混乱)>>945
そこは作中にも言われた通り“人類を想って立ち上がった”ゼウスの采配でしょうね。
無理やりドッキングへ持っていったとはいえ、セファールは始めが一番弱い状態ですから……とはいえ、相性最悪の相手に相打ちを持っていけるのは凄い事ですよね。共生派の機神の残骸に、同じく共生派側の土着神や英雄の名をつけたのでは?って表で見たから個人的にはそれで納得したかな……
まぁ、あくまでFGO 5年目と6年目のインタビューなんで詳しい話はまたいずれの一問一答とかになるのかな……あ、スレ建てましたー
>>924
鶴姫、エイル、ギネヴィア、マリア・テレジア、ベルゼブブあたりですかねえ
鶴姫はいつかちゃんと書いてあげたい鯖No.1です
>>945
「おいやべえぞ!何かよく分からない奴らが来てる!」「マジで!?ちょ、とりあえず何か対策しないと!」「といっても空から来たんでしょ?それなら一回話してみればいいんじゃないの?」「確かにわざわざ壊す理由も無いしな……よし、それで行こう!」
↓
「残念だったなあ!こちとら星の文明を破壊する兵器だぜ!この一撃でお前たちは滅びるのだー!」
「「「「ぐえーっ!!」」」」(※個人的なイメージです)
まあ多分こんな感じじゃないかなあ……
>>946
意味があるとするなら「ポセイドン達共生派の神々の側についた奴らの名前を付けた」程度じゃないですかね
ゼウス達以外で機神だと思われるのは多分ウラノスとかのゼウスの親世代でしょうし>>955
ありがとうございます。もしかしたら、ルナをお借りしてSSを書くかもしれません。主演ではないけどメインの予定。カイホスルーとか伊佐那先輩とも共演。
思ったよりも血色がいい美人さんですね。全体的にモノトーンなイメージでした。
カイホスルーは見た目をあまり考えてないのですが、ちょっと地味めだけど顔立ちは悪くない人で考えてます。ただしストレスが頭髪にも及んでる人。スクルドの設定文の改修と追加文を記入しました。
表の記事でマーリンの人外性と、それと向き合っての人間と関係性があったので、種族的に似ているスクルドにもそういった設定を書いてみました。>>961
聖杯大会本戦統合スレNO.5を立てました。
ついでのコソコソ話。
桃夢は見た目が小学生なのでパスポート等の身分証明書を提示するたびに驚愕される。ヒッポメネス「アタランテが知らない奴と仲良さそうにクリスマスイルミネーションの下で歩いていました。……NTRやないけえええええええけ」
イオラオス「寝てから言えっす」
ヒッポメネス「寝たよおおおおおおお俺最低かよおおおおおお死にたい」>>674
すぅっっっごい、じっとりしてますねぇ……
中納言さんのでもありましたけれど、これくらいの描写なら事前通知込みでここに載せて良い感じですかね、一つの基準としても参考にしてます
>>691
残飯処理を報酬に警備員で雇われてるバニヤンが安上がりすぎる……
>>790
日本文学コラボレーション!??ええんかこれ、ええんですかこれ!?
>>798
大天狗の方の宝具好きですね、刀そのものだけではなくて、でも刀がなくては成立しない、確実に相手を捉えて自ら切断するって感じが剣豪としての技量を感じます。
>>808
穏やかな空気の裏でじわりとひろがる不穏さがいいですね。自分はあなたが無理に悪趣味を作ろうとするよりも、こちら側の雰囲気の方が好きですよ。
>>829
って言ったそばからほらぁ……
>>834
わー!アンサーだ!!いいですよね、こう言うのがここの醍醐味ですよね!二つ合わせて綺麗なお話ですね…………!
>>881
海賊組はこれだからぁ!でも基本的には外から眺めて騒いでいるだけで突っ込もうとしないあたり、騒がしいけれど弁えているロイヤルなオタク感が
>>909
音楽でつながる気持ちや世界ですね
実はこういうのって公式ではないからなんとなく不思議で素敵な気持ちになれました年末だから懺悔します
オリジナルアタランテと彼女に棄てられた息子パルテノパイオスによる悲惨な親子対決、とか一時考えていましたここ最近、SS書くために本を読み返していて生まれた平安鯖の漠然とした設定をフリー設定に置いておこうと思います。
紀貫之
「古今和歌集」の撰者で、日本最古の日記文学「土佐日記」の作者。六歌仙の撰者で三十六歌仙の一人である。日本文学史上最高の歌人の一人。
スキルによって美女の姿になっていて、再臨すると本来の青年の姿になる。バ美肉サーヴァント。
歌人たちを評価するときは辛口なことも多いが歌人や和歌を愛している。自称「愛の鞭」。例としては貫之が古今和歌集を編纂したときは在原業平を「その心余りて言葉足らず(情感があふれているが、言葉が足りない)」と手厳しく評価する一方で、詠んだ歌のバックストーリーや前書きを記した詞書は一人だけ詳しく説明するなど、数多い歌人の中でも破格の扱いをしている。
藤原行成
清少納言のマブダチ(彼のほうが年下)。能吏で書の道に優れており、小野道風・藤原佐理と共に三蹟の一人に数えられる。神域の達人故に彼の文字は概念付与の効果を持つようになった。
無愛想だが真面目で誠実。パリピ耐性持ちの陰キャイケメン。ユーモアのセンスはうまくなく下品な内容の和歌が枕草子によって後世まで残っているのが悩み事。聖杯大会本戦スレ、サムネ忘れてました。
次から気をつけます。「良いかい、お客様は神様だからね!」
「はい!」
からのハーデースはじめとした面々がずらずらやってきて
「お客様が神様だ!」
というところまで考えたけど一発ネタすぎる誰か代わりに書いてけろ>>971
私海賊サーヴァントはオタク成分抜いたら全員混沌・悪のろくでなしになると思ってるのでそういった部分を描写してくれるの嬉しいなのだ。
>>972
どんな聖杯戦争も暗躍する場所が無いとなんのドラマも生まれないからね、是非も無いね。
>>973
やはりバーフバリ、バーフバリは全てを解決する(解決しない)
これは『映画鑑賞会鑑賞会』とかいう新ジャンルが生まれる予感。
>>976
カナディアと菫ちゃんが独自の方法で起源覚醒して魔力を通したものに起源を反映させますね。あとはバックヤード家の人間が起源を自覚することで魔眼の効果を引き上げてたりリンクくんちゃんが起源の影響で“対象と対象を繋ぐ呪術”が得意だったり。
>>979
神迎祭かな?>>977
まあ言ってしまえば難易度ルナティックのクッソゲーみたいなものですからね、スクルドのヒロインムーブ。>>991
血裂弾、某相関図がある以上その二つで破壊のえげつなさすごいのでその二つを使うにあたって考えを巡らせて生じるデメリットや条件よりも条件厳しめだったり使用コストやデメリットの重さを上げていく感じだといいかもしれませんねぇ>>991
柔らかいということはダイヤモンドよりも壊れにくい、という言葉がありますし、硬いものほど破壊は容易で、柔らかい(ふわっとした)ものほど破壊しづらい、とか?>>991
起源を自覚すると起源に引っ張られる、という理屈から意図的に起源を多用すると自分の人間性が破壊される、とかは如何でしょう?
最終的には記憶障害と迷子と人格崩壊を併発して、元の人間とは程遠いナニカになっちゃうとか>>991
起源を利用した魔術の構築であるのなら、何かに限定させた方がいいかもしれません。
公式の起源利用者も幅広く魔術の反映させている訳ではなく、あくま自身が得意としている分野に一点特化させているイメージがありますから。そう限定さえしてしまえば、何かができて何かができないと分かり易く差別化できるのではないでしょうか?民話とか童話とか
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#177
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