Fate/TV SHOW #5

ロンドン☆スターの予想していた通り聖杯戦争が娯楽番組にまで堕とされてしまったifの世界。
優勝賞金1千万＄と聖杯を目指して頑張ってください！
《当聖杯大会について、並びにルールと注意事項》
・開催地はスノーフィールド。誠に勝手にながら交通費は自己負担でお願い致します。
・参加中はカメラが同行します。御了承ください。
・魔術師でない方のために運営から魔力負担する用意があります。ご利用される場合は事前に御連絡ください。
・武器の持ち込みは自由ですがマスターの●害は禁止です。未遂であっても悪質な場合は失格となります。
・大会の進行は参加者が相互にレスを行う形で進みます。
・各陣営の行動に寄る大きな流れは参加者間で相談して決めることがあります。
・令呪消費や無視出来ないダメージ等はマスター役作成元の参加者が最終決定します。

前スレの話題だけど仮に目が覚めたら世間体的にはルーカス君苦労するのは言動が完全に幼妻のそれになってることだよね。
毎日家事洗濯してくれるゾ。

時計塔がよこせって言ってくるかもしれない
インタビュー時の騒動とか事が事だけに聖堂教会の異端狩りの対象になる可能性もあるし幽閉コースあるんじゃないの

そろそろクローディアちゃん逃したヤツのこと知りたいぞい！

>>4
逃した？屋敷からって意味なら単純に力が強すぎて劣化もあったけど結界が耐えられなくなって自然崩壊して野に解き放たれたんやで。
成長すればするほど惹き付けが強くなってゴーストが合体してヒュージ化して→集まってヒュージ化してのループだからね。
止めにいった奴も下手すりゃコロされて仲間入りの悪循環。

>>5
なんという杜撰管理

よくもまあ此処（スノーフィールド）まで連れてこられたものである
船にせよ飛行機にせよ、運んだ機体がそのままゴーストマシンになりそうなのに

>>2
ルーカスくんあんまり世間体とか気にしないゾ☆
本人的に楽しい実験対象ゲットでウッキウキだよ(寧ろ心労かけるのは代表)



>>3
元々考えてた予定通り行った時のエピローグの想定があったんだけどね……ふふ……
発想……悪魔的発想……出来てしまった……ただの論文だったのに……このルートなら「」に届く……渡さんよ……どこにも……ふふ。
彼女の身体は"天体科"のものだ……！

>>6
これ過ぎる…幼女どうやって海を越えて……こわい

>>7
クローディアちゃん無害化できても住む場所ないだろうし、スノーフィールドで幸せ？に暮らせるルート(エセ忍者とビビりリポーターとのアットホーム()なやつ)とかも考えてた時期がわたしにもありました

>>7
今のクローディアはルーカスお兄さんとイチャイチャした生活(意味深)出来ればそれでいいだろうし、実験とか気にしなさそうだなぁ……。

正気だった場合泣き叫んでハイライト消えそうだけど。

>>9
いや、どんな鬼畜陵辱モノだよ(困惑)

ルーカスくん
「失敬な！前も言ったけど対人の実験はちゃんと説明して許可とるし肉体面への配慮くらいするよ！」

>>10
いや、実験材料とか身体は絶対に渡さないとか言ってたからてっきりそっちな感じかと……。

>>11
いや勿体無く無い？せっかくのレア物に不用意に手をつけて変質する方がヤダよ。
それなら比較的緩やかな扱いまでに留めてデータ取った方がいいと思う。

ルーカスくんは手元に置いた身内(そたい)はちゃんと管理するし"人間としての生活"は保証するけれど、そもそも結局素体は素体だから話してて違和感を感じるかも知れないね。
"人間としての生活"を保証するのは、そうした方が素体の状態に余計な負荷がかからないと思ってるからだよ。

あと研究狂ってよりは「実験楽しい！データ取るの楽しい！結果？要るの！？……要るよねゴメン」見たいなタイプ。
なんかすごい発見したいって感じじゃなくて、ひたすらフラスコと薬品いじってて楽しんでる感じ。

多分悪魔的発想とか言っちゃったのがマイナスイメージの原因だと思う。

>>13
カイジっぽいような何かを感じさせるかもしれないアレだっただけ。

でもそろそろいい加減外道(まじゅつし)ムーヴしないとね。
いつまでもヒーローやってるわけにはいかないのよ。
優しく見える？そりゃそういうように行動するべきだと思っているからそう見えるだけで優しさからじゃないよ。





もちろん大会ルールの中でね。ルールを守って楽しく戦闘！

〜現在第一回聖杯大会進行中〜
参加者
セイバー陣営ーロバート・ボラゾン、デュオニシオスⅡ世　脱落
アーチャー陣営ーゲルト・リスコフォス、后羿
ランサー陣営ー黒野双介、山中鹿之介
ライダー陣営ールーカス・ソーラァイト、アイエーテス
キャスター陣営ークローディア・スチュアート、ルドルフ・クラウジス 脱落
アサシン陣営ースティード・メリエール、ヴィルヘルム・テル
バーサーカー陣営ー朽崎遥、ザッハーク
乱入アーチャー陣営ー蓮見静香、ツタンカーメン
運営アサシン陣営ージェームズ・ヘンダーソン、影の軍団
前スレ
https://bbs.demonition.com/board/1932/1/

まとめwiki https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/

次スレは>>950の方よろしくお願いします

「因果報応……？」

撃墜したサーヴァントが発した意味深長な発言に、私は困惑した。隣のアーチャーを見ると何かに気づいたような顔をしている。

「そうか。汝はあの時の……介錯は必要か？」

短くて申し訳ない上に返答待ちになる感じで申し訳ないんですけどどうやってもこの後考えてる文面に繋がらないんですみませんお願いします

#4も終わったのでここまでのシナリオをwikiの方に編集しましたー
……信じられるかい？#4が立った日が3/31だったんだぜ？

「決行日はそれでいいよ。君の作戦だ、存分に悩み、考えるがいいさ」

『申し訳ありません、マスター。私は此処までのようです』
呆然とするマスターに念話で別れを告げたアサシンは、身体が消滅しながらも口を開く。
「いえ、その必要は無さそうです。しかし、此度の聖杯戦争はおかしなものではありますが、それ故に家族や生活の為に戦う良いマスターと出会えた。だからこそ、私は全力で戦った。だが、敵の部下だと思ったとはいえ、貴女を撃ったのは申し訳ない」
そして、身体が消滅し始めながらもアサシンはこう問いかけた。
「イレギュラーとそのマスター、貴方達の願いは何ですかな。いえ、すぐに答えられなくても構いません。ただ、ここから先も戦うのなら、見出すのに時間がかかっても願いを持って戦って欲しい。そう思っただけです」

以上です。
返答の中でアサシンが消滅しても大丈夫ですが、その時はアーチャーが中華の弓使いでツタンカーメンに匹敵する実力の持ち主である事を、最後に言わせて下さい。

-バーサーカー目線-
「さてと、じゃあバーサーカー、移動しようか。場所バレたしね。地下に潜る？ゲルトさんもまさか襲撃直後に戻るとは思わないでしょ………、多分。作戦会議は潜ってから」
マスターは妙にどうでもよさそうな顔で言った。
「了解。ただまぁ、余(オレ)は地下苦手だなぁ、窮屈でさ」
「多少は我慢してよ。さ、行くよ」
　
「で、とりあえずアンタの作戦とやらを聞こうか。どうするんだ？」
「んー、そうだね。ライダーの陣地へ攻め込むのは確定だけど、そっちはバーサーカーだけで行って頂戴。俺はほら、脱落対策うたなきゃね。俺は黒野くんを信じてるけど、保険は必要でしょ。という事で登場するのがこれです。ジャジャーン！朽チ裂ク九相図ー！アーンドスナイパーライフルー！」
そうしてマスターは所々が損傷した死体と禍々しい雰囲気のスナイパーライフルとやらを持ち上げた。ん？でも朽チ裂ク九相図って自走式の爆弾じゃなかったっけか？どう使うんだ？質問するとマスターはこう言った。
「コレを遠隔操作式の戦闘可能な人型爆弾に改造する。名付けて朽チ裂ク駆操図。んじゃ、どうするか説明するから」
「はいはい。説明終わったら、余は寝るぜ。なんかあったら起こせ」
「了解。じゃ、作戦だけど、君がライダーの陣地に攻め込む。で、俺は朽チ裂ク駆操図を操作しつつ遠距離で狙撃。どっちかが危なくなったら令呪を切る。以上。OK？」
「またエラくシンプルだな。他に何か無いのか？」
するとマスターはメンドくさそうに否定する。
「無い。バーサーカーは単体で最強レベルなんだから、基本は俺が脱落しなきゃ問題ナシ。バーサーカーだって、策を巡らして云々、なんてメンドーでしょ？」
「それもそうだな。んじゃ、おやすみ」
「おやすみー」
-cont.-

>>22
-朽崎目線-
さて、朽チ裂ク九相図を改造しつつ、現状の確認だ。まず確実に敵なのはゲルトさんとルーカス。だから、黒野くんが共同戦線を了承したとは言え、信用しすぎるのは悪手だ。ノコノコ行ったら挟み撃ち、なんて展開、無いとは言えない。で、ライダーだけど、まずどっかと組んでいる。バーサーカーへの攻撃。アレのタイミングが良すぎる。協力していた、とするのが妥当だ。消去法でアサシンかキャスター、乱入組。だからこの三騎のどれかとライダー陣営は組んでいると仮定。でも、あの嵐。アレは交戦の根拠だ。多分攻撃したのは乱入組。絵面が派手だから、キャスター、アサシンっぽく無い、ってのが理由だけど、自信ないなぁ。まぁ、あの戦闘での最善は一つ二つの陣営が脱落してる事。最悪はどこも落ちてない事。乱入組とライダー+αが組んでる可能性もあるから警戒。こんなもんかね。とりあえずライダー陣営への攻撃の時は、アサシンの気配遮断と乱入組の攻撃に注意って感じかなぁ。さて、早く完成させなきゃ。
-over.-

浮上させついでに現状確認。
ライダー陣営…キャスターの安否確認
キャスター陣営…キャスター、消滅寸前。マスター、寝てる。
アサシン陣営…サーヴァント消滅寸前。ランチャーとの会話発生？
ランチャー陣営…アサシンを撃破。会話発生？
ランサー＆アーチャー陣営…バーサーカー陣営打倒のために作戦会議。作戦決行時間は未定。
バーサーカー陣営…ライダー陣地へ攻め込む準備中。
運営アサシン…暗躍中

以上の認識であってるでしょうか？だから今はライダーとアーチャー担当さんのSS待ちでいいのかな？

>>20で投稿したので、乱チャー陣営待ちです。

>>20

「ああ……そういうことね」

全てが繋がった。目の前のサーヴァントが弓を持ってるのも、今の発言も、全てあの時に通じてしまった。
だから、今の私に言うことなんて一つしかなくて。

「感謝します。真名(な)も知らぬ偉大な英雄。あなたがいなければ、私は彼と出会うことは出来なかった」

自分を殺しかけたサーヴァントにお礼を言うのがどことなくくすぐったくて。
それでも、告げるべき言葉を告げられたことが誇らしかった。

「わかった。それじゃあ、ちょっといいか？」
　ポケットのスマホを取り出し、軽くゲルトに振って見せる。
「どうする気だい？」
「朽崎達に電話をかける。まとまったら伝えてくるよう、あいつらに言われてたからな」
　伝えるのはゲルト達の了承と、明日の襲撃。それと襲撃の段取り辺りだったか？
　慣れた手つきでスマホを操作し、交換しておいた朽崎の番号をプッシュする。
　程なくして繋がり、朽崎が電話口に出た。
『はいもしもーし』
「もしもし。黒野だけど」
『やあやあ黒野くん、早速の電話ありがとう。人生相談？ 恋愛相談？ そ・れ・と・も～』
「ライダー陣営の件だ。ゲルトからの了承が得られた、明日にでも仕掛けられるってさ」
　脱線しようとする朽崎をぶった切り、手短に用件を伝える。こういう所だよ、朽崎遥。
『連れないなぁ、ちょっとくらいこういうジョークも楽しまないかい？』
「あいにく電話代とデータがもったいないんでね。で、襲撃についてだが――」
　明日の昼過ぎ、ゲルト達と共同戦線で攻撃を仕掛ける事。それらを淡々と説明していく。細かい部分もいくらか詰めつつ、十五分も過ぎる頃には大まかな段取りがまとまっていた。
「こちらからはこんな所だな。そっちは、何か付け加える事あるか？」

とりあえずこんな感じで。朽崎陣営の方、お手数ですが返信よろしくお願いします

まさかの返答に驚くアサシン。
だが、既に身体の九割が消滅しているアサシンに、詳しい事情を聞く時間は無い。
何より、良い関係を築けた主従がすぐに引き離されるのは良くないと思い、アサシンはこう言った。
「もう一人のアーチャーは、一射で建物を破壊する中華の大英雄と思しき弓使い。どうかお気をつけを」
そして、アサシンは消滅した。

アサシン陣営敗退です。
お疲れ様でした。

青年が半壊した家屋の中からクローディア嬢を小脇に抱えて歩いている。
嵐はとうに止んでいる。アサシンは脱落したのだろうと思案を巡らせていく。
(状況から見てキャスターは消滅。外部からの爆風は威力から見るにアーチャーのもの。結論を出すに内輪の自滅か)
「"ライダー、聞こえているな。戦闘終了だ。そろそろ宝具を引っ込めてくれ"」
「"了解したよ。流石に辛いかね"」
まさか。その様な事はあり得ない。あったとしても認識させはしない。
回想は終了だ。次の予定に思考をシフトさせていく。
(侵入者は気配遮断をして居た。聖杯を利用した境界記録帯の召喚を、聖杯の持ち主に悟られずに行うのは不可能だ。故にあの影(仮称)は運営側の手の者の可能性が高い)
シリンダーを回す。弾倉を入れ替える。もっとも、弾倉に入っているのは"自分"なのだが。
(ではなぜ運営側が影(仮称)を召喚する必要があるのか。テレヴィジョン放送の関係上、戦局の管理、八百長は行うとは思えない。やるならやるで開始時点で参加者に伝えて徹底的にだ。中途半端にやって、参加者にバレては元も子もない。つまり予定外。次点。影は攻撃行動はしてこなかった。予定外の召喚と隠密行動性とを合わせて考えると、彼らは情報収集役である。と言ったところか)
モードを切り替える。対人考察に適した"貴族"から、"魔術師"へと戻す。
(マスターはおそらくあの軍人。境界記録帯召喚権の発源令呪の分配は聖杯にしか行えない。軍人から奪っても良いが表と関わりがある以上どうやっても足がつく)
"自分"が考察した情報を"自分"に譲渡する。
(とすると、運営は旧アサシンのマスターを抱き込んで情報を収集している、と)
運営に対するカードを一枚握ったタイミングで、ハスミとアーチャーのいる邸宅外縁までたどり着いた。

>>40
「アサシンは」
「少し前に消滅したわ」
一応の確認を取ると確かにアサシンは脱落したらしい。
「結局君にとどめは渡す形になってしまったか」
「あら、自分達だけで十分仕留められたとでも言いたげね」
「言いたげではなく、暗にそう言っているんだが」
ハスミとアーチャーの表情が剣呑になる。そんな事はどうでもいいのだが。
「次に、こちらが被った損害についてだ」
「損害？」
聞き返すハスミに現状を端的に伝える。
「拠点半壊とキャスターの脱落だな。アサシンは落としたけれど3ー1の戦闘でこの結果なら負けと言っても遜色ないだろう」
ハスミとアーチャーに構わず話を続ける。
「そこでどうだい。対バーサーカーの同盟を続けるなら"お互いの情報を共有した方がいいんじゃないかな"。具体的に言うと宝具の情報などの共有だね。どうするかい？今すぐにとは言わないよ。とりあえず半壊とは言え屋根のあるところに戻ろうか」


ランチャーさん一回パースです。
情報開示なさるか否かをお願いします。
あと次の立ち位置は半壊した屋敷に移動した後から始めていただいても結構です。ではよろしくお願い致します。

なんとなーくわかるようにはしたつもりですが、バーサーカー同盟終了後を見越して軽ーく煽ってます。ハスミンには軽ーくイラッとしていただきたく、かつランチャーさんそのあたり御了解いただけると嬉しいです。

-バーサーカー視点-

ーーー薄暗い。夢を見ていると、自覚する。場所は、何処だ、ここ？あの洞窟か？いや、飽きるほど眺めてたから違うとすぐに理解する。ならマジでなんだよ、この夢。あたりを見渡す。荘厳な魔力が空間に満ち、地面には精緻な魔方陣が描かれている。へぇ、こりゃスゲェな。コレを作った奴はかなりの天才だ。千の魔術を操る余が言うんだから間違いない。しかしこうなるとぼちぼち気づいてくる。こりゃあ、マスターの過去だな。ヘラヘラと笑うあのロクデナシの過去だ。しっかし、コレがどう関わってくるんだ？などと思案していると、大人の女が一人、それに連れ立ってガキが二人………男と女の兄妹か？がこっちへ向かってくる。多分男の方がマスターだろう、若いな。改めてその家族を眺める。ガキの方に注目してると分からなかったが、女、ーーーおそらく母親だろうーーー、は結構な美人だ。まず顔がいいし、体つきも男好きするっつー感じ？でもクールビューティーって言うのかね？あんな雰囲気でもある。なにやら思案しているので、近づいて喋ってる事を聞いてみると、あの魔方陣は「聖杯」と言うらしい。そろそろ問題なく起動させられるレベルの魔力が溜まるそうだ。へぇ、そりゃまt

　

　

余も女も振り向く。

>>51
轟音。

>>52
聖杯の近くにいたマスターがなんかしたのは分かった。で、その結果溜まった魔力の一部が暴走、爆発したんだろう。全体の数パーセント程度で、魔力の漏出は少ないみてーだが。で、今。洞窟は所々が崩落し、妹の方は気絶し、呻いている。まぁ、命に別状はないだろう。聖杯から離れた場所にいたのが幸いしたって感じか。それでマスターの方だが、こちらは壊した本人だから至近距離で爆破の直撃を受ける筈だが、まるっきり無傷である。まぁ、何故かというと、母親が庇ったからだが。

「全く………貴方は駄m『バーサーカーバーサーカー！！黒野くんから電話来たよー！起ーきーろー！』

なんだよ、今いい所なのに………。はぁ………。起きるか。覚醒間際に

「でも、ね。遥。貴方をーーー、××××、…………」

とかなんとか聞こえた。××のところだけよく聞こえなかった。が、まあ文脈的とか流れ的にに愛してる、だろうなぁ、うん。

>>53
「了解了解！こっちからは特に付け加えることは無いかなぁ。バーサーカーにも伝えておくよ。じゃーねー」

マスターは礼装を弄りながら、電話をしている。しっかし、夢の時はまだ純粋でマトモそうだったのに、なんでこうなったんだかねぇ、謎だ。

「あ、バーサーカー起きたんだ。ライダー陣営の陣地に攻め込む時間が決まったよー。昼過ぎだってさ」

「OK、マスター。んじゃま、あとはその礼装を完成させて準備完了、って感じか」

さぁて、暴れるか。まずはあの雑魚蛇どもを殺.しまくってライダーの野郎を潰す。他のはその後だ。

「んー、まぁそうだね。どうする？このあと食事でもする？」

さしあたっては、さっきまで見てた夢の内容についてマスターに聞いてみるかね。

「これでよし、と」
「向こうからは何て？」
「特に付け加える事はない、だとさ。これでひとまず、朽崎への連絡は解決だな」
　後はどうやってルーカス達にこの作戦の事を伝えるか、ぐらいか。
　なんだかんだ言いつつ、あの名門魔術師とここに至るまでほぼ全く接点がない事を思い出す。初日の顔合わせ時に軽く自己紹介し合ったくらいだし、お互い立場が違いすぎて接触しようがなかったしなぁ。
　しかも向こう側には例の乱入者達も合流してるらしい。一筋縄でいかない予感がプンプンするが、だからといってしり込みしててもしょうがない。
　と、いうわけで。
「それじゃゲルト。ルーカス達への接触の件、よろしくお願いしてもいいか？」
　こっちは仮にも朽崎達と手を組んだ身、下手にルーカス陣営に赴いてる所を発見されたら洒落にならない。
　その点ゲルトにはジェームズという接触にうってつけなサーヴァント持ちの協力者がいる。ならばこれを利用しない道理もないだろう。
　……問題があるとすれば、そのサーヴァントと交渉相手の一人に多少いざこざがあったという事か。こればかりはどうしようもない。
　というかサーヴァントを倒したマスターって何だそれ。『あの』サーヴァントを相手に金星上げるとか、リアル超人の類か何かか？ それともそのサーヴァントが群を抜いて弱かったのか？
　昨日の決戦を目の当たりにした俺にしてみれば信じられない出来事だが……まあ世界は広いという事なのだろう。考えてみれば、英霊がいる時点で今更それを超えうる存在がいてもおかしくないのかもしれない。
　で、肝心の交渉についてなんだけど――

ここで区切ります
後はゲルト陣営の人に完全お任せします。黒野陣営の３日目行動はこれで完全終了という事で

>>56
オーケー任された。

「りょーかい」

　双介にルーカスとの接触を任されたのはいいものの、ゲルトはどうするか決め兼ねていた。
　何故なら、こちらは魔術師を狩る執行者であるのに対して、あちら側は生粋の魔術師だ。無闇に会おうとしても警戒されるのは明白だろう。
　故に、ここは一度ジェームズと連絡を取り、連携して事に当たった方が得策なのではないかと思っているが、彼との会合の際にサーヴァントの一体を向かわせたものの、敵対者と認識されて攻撃されとも聞かされているので、一概に同伴するのも正解かと言われれば疑問符を浮かべるしかない。

「うーん……まあ、悩んでも仕方ないし、ジェームズに連絡はしておこう。彼、運営側の人間だから居場所とかその他諸々特定できそうだし」

　携帯を取り出し、ジェームズに連絡を入れる。
　電話のコールが、一、二、三回程鳴ったところで、相手が受話した。

『Hello？　ゲルト殿、随分と早く連絡をくれたでござるな』
「実は君と別れてから直ぐに黒野くんと合流できてね、それで——」

　ゲルトは双介が考案した作戦——朽崎遥、並びにそのサーヴァントであるバーサーカーの討伐らの内容を伝え、その為にライダー陣営との接触が必要な事も伝達した。

「それで、どう？　俺が行くと絶対に警戒されるから。だってほら……」
『執行者であるからか？』
「そゆこと。君が同伴してくれたら、魔術回路を持たない君の事を一般人か、あるいは運営の人間だと想定して警戒を薄め、且つ話し合いに持っていけるかもしれない」

>>59
　楽天的で、楽観的な声音で話すが、ゲルトの話は無視できぬ内容だった。
　それ故に即刻拒否はしなかったし、けれども受容もしなかった。

「無理と言うならば、俺一人で行くけど……ジェームズ、どうする？」


毎回パスばかりで悪いけど、委員会さんお願い！

>>61
ご、ごめんなさい！sorry！perdon！desculpa！

うん、快男児すごく面白かったぞ！掘り下げの少なかったキャラの株がめちゃ上がる。

協力を取り付けたゲルト・リスコファスからの…その同盟関係にある黒野双介の提案は現状取り得る限り最も効果的な手段と言えるだろう。
だが提案した黒野がターゲットである朽崎遥本人と繋がっているため気軽に動けない。そしてゲルトも職業柄ただ単純に接触するのは難しい。更に更に先の戦闘でライダー、キャスター、そして第二のアーチャーを含めた三陣営の同盟に対し影の軍団が露見してしまっているという状況。何より人質に取ろうとした蓮見静香からは完全に敵と認識されているだろう。

（そもそもバトルロワイヤルである聖杯大会、基本的に自分以外みんな敵なのだから戦闘以外の接触って中々難しいで御座るナ……）

だがやる価値はある。あの後アサシンが逃げおおせたかはまだ分からない。……それもじきに分かるだろうが、バーサーカーを仕留める前にこれ以上の戦力低下は望ましくない。

「ゲルト殿、貴殿は確か変装が達者であったな？」

「えっ？ あぁ、グラマラスな美女からスレンダーガール、しわくちゃおばあちゃんだってお手の物さ」

「拙者も既に警戒されていると考えるが、この作戦は是非決行シタイ。故、お互い変装して接触を図りに行くのはどうで御座ろうか」

「だが最終的には変装を解き正体を明かさなければ交渉は出来ない。相手方が俺ら抜きでバーサーカーを仕留められる、その前にノコノコやってきた俺らを潰すと言ってきたら？」

「その時は我がニンジャーにより全力で貴殿だけは逃がそう。だがそうならないために……」

「ために？」

「助っ人を呼ぼうと思うで御座る」ーoverー

>>41
即座にパスを繋げ念話に移行する。
『どうする？アーチャー。正直に言うわね。同盟とはいえ信用できるほどの期間をともに過ごしている訳では無いじゃない？あなたはどう思う？』
『そうだな……ライダーのマスターではなく、余を信じてもらおうか』
『あなたを信じる？』
『ああ。余は汝の────霊格こそ最底辺とはいえ英霊を打倒したマスターのサーヴァントだ。それが最強でないはずがない。ライダーにも、バーサーカーにも、もちろんほかの英霊にも……余が負けることは無い。悪くて相打ち、か』
『……いいわ。あなたを信じます……少年王ツタンカーメン。どうか、かのサーヴァントとマスターに貴方の強さを存分に示して見せなさい』
『心得た。マスター』

そうしてアーチャーは、自信が持っている全ての宝具の情報を開示した。
(ここで言う全てとはWikiに登録してあるものと光輝の大複合神殿になります)

>>68バトンはたしかに受け取ったぜ。


「……っ」
まさか、これほどとは。
吐き出しかけた本音(しんじょう)を、シリンダーを回してブロックする。
問題は無い。無いのだ。いくら規模の大きな英霊といえども境界記録帯でしか無い以上、結局は魔術師(マスター)が勝負を決する。
そしてこの戦いにおいて"純正の"魔術師として最も優秀であるのが自らである限りは、彼女たちが自らにかなう通りは無い。
「情報提供に感謝するよ。このまま対バーサーカーの同盟を続行していれば、まず彼らに負けることはあり得ないだろう」
「あら、お褒めに預かり光栄ね」
情報を明かした=この場において少しばかり不利な、彼女が不敵に笑む。
腹が座っている、強い類の人間だ。
厄介なのだ、降霊科(ユリフィス)のあの女然り、こういうタイプの肝の強い女性は。
満足げなアーチャーを尻目に見ながら、そのアーチャーの宝具で半壊した別荘へと、歩を進めていく。

>>73
「悪いけれど、建物の修復は手伝ってくれないかな。吹きざらしで眠るのはまずいだろう」
「……そうね」
念のため、クローディア嬢を降ろすことなく小脇に抱えたまま即席で壁面を組み上げる。
15分もすれば、とりあえず家の形は取り戻せた。
「手を煩わせたね」
「いいわ。こっちにも一応……」
罰が悪いのか、言い淀むハスミ。
「まあいいさ。どのみちつかい捨てるつもりで買ったんだ」
砂利やガラス片が飛んでいないソファにクローディア嬢を降ろす。
「……………………買った？」
振り返るとハスミが目をパチクリさせていた。
「買った」
「いくらで」
「350万ドル」
「円ドル為替で」
「大体3億9000万円」
どちらも表情が凍っている。片方は平然、片方は絶句の形で。
「まあ一通り終わったらレイライン通して風水的な価値を上げてから転売するか、それとまそのまま抑えるかは考えるけどね」

>>74
幸いにして、比較的キッチンは汚れてはいなかったのでハスミに座るように促してからお茶を淹れる。
「まずアサシンが不意打ちを仕掛けて来た。それに対応して令呪を起動、宝具を展開。次に"正体不明の黒服"が検知されたので、これを破壊した。アサシンが撤退を始めたので追撃を行おうとしたところで、キャスターとのリンクが切れていたので、キャスターの近くに居るはずのクローディア嬢を回収して君に追いついた」
大まかなストーリーを話す。
「記録は取ってある。先に言った、正体不明の黒服の画像データはこれだ」
録画してあるヴィジョンを空中に投影して示す。
「さて、そっち側では一体何が起きたのかな」







一旦バトンを返します。そちら側で何があったか共有なさるか否かはお任せします。
あんまり一人で進めるわけにはいかないのでよろしくです。

これまで起きたことを一つ一つ思い返しながらルーカスに伝えていく。
ああ……思えば本当にいろんなことがあったものだ。

「そうね……屋敷を離れてすぐに近くをサーヴァントが横切った気配がしたわ。今思えばアサシンだったんでしょうね。そこから屋敷へ戻って、アーチャーがさっき言った宝具の……」
「王の紋章だな。真名を明かすことによって迅雷と暴風を生む」

横からフォローを入れてくるアーチャー。本当に、彼とも長い付き合いになったものだ。

「そう。それを使ったの。ほら、まずは自分に有利な陣地を作ってからが勝負だって言うでしょ？……それでキャスターが倒れたのは想定外だったけど……その、ごめんなさい」

うむ、とアーチャーが一呼吸置いて。

「余────いや、僕からも謝罪させてくれ。彼には申し訳ないことをした。これは僕の落ち度だ。本当に済まなかった」

予想外だろう発言に目を見開いて私と彼の顔を何度も見返すルーカス。
なぜだろう。私にとっては不思議と自然ではなかった。

少年王ツタンカーメン。

普段こそ尊大な振る舞いを崩さない王者だけど、寝顔や、夢の中で見せた素顔や、これからの戦いについて無邪気に語る姿は私や同年代の男の子とさほど変わらない。
つまりこれは、王という立場から降りた彼の素の姿なのだろう。

どういう反応するかなんとも言えなかったんで一旦投げますお願いします

>>77
「ああそんなことは別にどうだっていいんだ」
キャスターの脱落は既に彼女たちへのカードに使わせてもらった。これ以上引きずることで発生する利益が無い。
それよりも気になるのはあの"影"だ。聞くに複数体は存在して居るらしい。
(まったく、やっとアサシンを落としたと思えばこれか)
だが、おおよその検討は既につけて居る。新たに得たカードを今度はいつ、どのタイミングで切るか、だ。
「情報の提供に感謝を。今日はこの辺りでお開きにしないかい」
「その前に、私に仕掛けて来たアイツについて、何かわかることとかは無いのかしら」
「……それについてはまたおいおいと、ね。仮説はあるけれどーーー」
「あら、"まだ、話す段階には無い"かしら？」
ニヤリと笑って彼女が遮る。
「先に話してもいいけど、長くなりそうだからね。急を要さない以上確度は上げたいのもね」
まだ予定はあったが、昨日今日とキリがない。運営へのアクセスは明日に回すこととしようと決定する。


/引き続きおつきあいさせてすみません。自分は作中時間3日目の行動はここで止めておこうかと思うのですが、ランチャーさんどうされますか？止めて良いならこのまま行動終了したいのですがいかが致しましょう。

「俺は世界が好きだ！愛してるッ！！」
名前：朽崎遥(くちさき はるか)
性別：男性 年齢：23歳 身長：170cm 体重：60kg
属性：混沌・悪
特技：情報収集
好きな物：美しい物、醜い物 嫌いな物：責任(をとること)
起源：破壊
魔術属性：地 魔術回路 質：B／量：B 編成：正常
　
性格：「破壊」を起源に持つ、飄々とした雰囲気の青年。ヘラヘラと笑いながら「自分は世界の全存在を愛している」と自称する。自分が興味を持った人物や様々な人間関係を観察したり、ちょっかいをかける事が趣味。人間観察をするだけならまだ無害だが、彼は起源の影響で他人の精神、人間観察などを破壊しようとする傾向があり、単純に何かが壊れるのを見るのも好きなため、結構危険な人物である。一応好青年の振りもできるので他人とはそれなりにうまく付き合えるようだ。しかし、彼の知人に危害を加える、あるいはその可能性があると考えた人物に対しては普段と異なる態度を見せる。その凶暴かつ執拗、病的なまでの攻撃性はヒステリックと言っても過言ではない。どうやら彼の経験した過去のある出来事がトラウマとなった結果らしいが………？
　
職業：彼は探偵や情報屋など、人と関わる仕事をしている。探偵を選んだ理由は趣味の人間観察(浮気調査など)をより多く行えるから。情報屋の方はそれらの人間観察の延長である。仕事上様々な人間と関わるため、顔が広く、かなりの人脈を持つ。裏社会にも知り合いがいたり、ツテがあるようだ。
　
魔術師として：彼は動物や魔術師などの死骸を加工した礼装を主に使用する死霊魔術使いである。戦闘での武装は呪いを撒き散らす爆弾や魔術的な加工をした銃器など、近代的、科学的な物の改造品を好む。根源への興味はなく、実家に帰る事も少ないようだ。
　
家族構成：父、母、妹であるが、父母は共に故人。妹をかなり気にかけており、ぶっちゃけかなりシスコン。
　
聖杯大会、聖杯戦争への参加理由：「面白そう」ただそれだけ。どうあっても破壊が起こるため、それを鑑賞する事自体が目的らしい。

ごめんなさいレスの確認怠ってましたリアルが忙しいとはいえ本当に申し訳ない
返答書いたり考える余裕もないので終了でお願いします

>>90
今大会のルーラーってどんなキャラでしたっけ

前にアリエスかけた時に言われてたロクデナシ聖職者だか何だか聞いた覚えしかない……

おはようございます、午前5時のゲルトです。

それじゃあ、委員会さん。会議で三日目締め、お願いしても良いですか。ちょっともう、眠い……。

四日目の日中に狂抜会議やると時間的なインターバル少な過ぎて難しいと思う。それにいつでも万全な状態とかそんな優しい話はないんよ…なぁルーカスぅ！！
まぁ深夜でも実質四日目みたいなもんだからアレだが……取り敢えずずっと俺のターン！ …ｺｯﾌﾃﾞｷﾀ(素振りを欠かさないスタイル
TV SHOW ZEROとか練ってる場合じゃねー！

やだ！小生水着メイヴちゃんやだ！溶ける！アーサーの為に溜めてたのに溶けちゃう！
取り敢えず水着イベ始まる前には投稿できるように頑張りまする〜

「助っ人を呼ぼうと思うで御座る」


………
……
…


ﾌｪｴｴｴｴｴｲﾄｩｵｳ ﾃｴｳﾞｨｲｲｼｮｵｵｵｵｳｩ　ｵｵｵｳ...　ｵｫｫｩ...

「ハーイ！ スノーフィールド、そして番組を見ている五億六千万の視聴者の皆さんコンバンハ！フェイトTVショーのお時間です！」

「えぇ！？ そんなに見てる人が沢山いるならもっと気合い入れてメイクするんだったわ！」

HAHAHAHA

「笑うところ！？！」
ーcont.ー

「ハハッ 可愛いアンナのジョークはさて置き聖杯大会三日目の結果をお送りするよ！」

「同盟を組んだばかりのライダー、キャスター、そして第２のアーチャーが居を構える別荘にアサシンが突撃したのよね」

「あぁ……そして壮絶な戦いの結果、アサシンとキャスターは脱落してしまったんだ」

「詳細についてはコチラのVTRをご覧になって。はい、キュー」

（遠景から巨大な竜巻を映すだけの映像）

「　　　」

「　　　」

「番組スタッフも努力はしたんですが！ ですが内部の様子は一切手に入りませんでした！ 謹んでお詫びします」
ーcont.ー

カーステレオから流れる声に視聴者のブーイングが重なるのを聞いた気がしつつニコラス・マイカルはハンドルを握っていた。
深夜のドライブが常態化するんじゃないかと不安を覚えながらバーガーショップに向かう。そこで２人の男を拾う予定であった。
ジェームズ・ヘンダーソンとゲルト・リスコファスの両名である。ジェームズから策があると呼び出されたのだ。

（自分でやりだした事だが、全然思うようにいかねぇなぁ……）

「……静かだな、魔術師。眠かったら無理して付いて来なくて良かったんだぞ？」

「ぅえ？！ あ、平気！平気ですよボス！」

「そうか？」

運転席側のライトだけが潰れたフィアットが夜のスノーフィールドを走る。その潰れたライトや街灯に時折照らされる市民の姿がある。ラスベガスの短い春を謳歌してる人々の姿だ。
そんな罪も無い市民を洗脳し金儲けの舞台に無責任にも放り込んだ運営の外道共に怒りを燃やしつつハンドルを握り直した。
その外道の１人を隣に乗せているとも知らずに。
ーcont.ー

朽崎遥の思惑であるアーチャーとランサー、ライダーとキャスター、そしてツタンカーメンの同盟同士の潰し合いが実現してしまったらバーサーカー陣営を打倒する事は限り無く難しくなるだろう。ここに漁夫の利狙いであの化け物が殴り込んでくるって言うんだから尚更だ。
思惑に乗らないとしたら、それはバーサーカーを巡ったモグラ叩きを続けるという事になる。
先の二度に渡る戦いぶりや地下での襲撃から逃れた手腕を見るに、これを続けるのは被害をやたらと拡げるだけだ。半端な損傷も即座に回復してしまうと言ったらコチラが消耗するだけ。
逃げ足速く、しぶとい上に単一の戦闘能力で見れば今大会きってのバーサーカー。それがかつて悪政で名を馳せた狂王と犯罪を厭わないマスターの組み合わせと言ったら最悪という言葉では足りないくらいだ。
ならばランサーのマスター、黒野双介の企図した案に乗るのが手っ取り早く、かく確実。恐らくここで袋に出来なかったら確実に打倒する機会は失われるだろう。

（ここから先の会談、必ずモノにしなくては…）

そんな事を思いながら二度目の待ち合わせに同じバーガーショップ、ベリーバーガーを選んだジェームズはハイセンスな漢字Tシャツにジーンズというラフな格好で来ていた。ハイセンスな漢字Tシャツというラフな格好で来ていた……！

「ハァイ。 待ったかしら？」
ーcont.ー

振り返るとそこにはアジア系の偉丈夫を連れた露出過多のナイスバディがいた。ハンバーガーハンバーガーハンバーガーポテトポテトナゲットドリンクドリンクをトレーに載せて。

「ゲルト殿……で、御座るよな？」

「ハハッ この変装を一発で見破るとは流石ニンジャだ」

「恐らくは私とその大量の夜食が判断材料かと…」

「えぇ〜。全然面白くないよアーチャー」

「私のせいでは……」

そんなやり取りをしていたらニコラスの運転する車が到着した。
運営からの使いと言えばルーカスや蓮見も邪険には出来ないだろう。非武装での話し合いに持ち込めば忍びの話術で上手く行く確信もある。

「ところでジェームズ。そのTシャツ、漢字アートのようだけど何て意味なんだい？」

「これは"威"という漢字で御座る。つまり蔵の半分…我が尊敬する大忍者、服部半蔵を意味するので御座るよ」

過ごし易い春の夜に渾身のドヤ顔が炸裂した。ーoverー

ゲルジム会議、ガチで書き出したらメッチャ長い…そして本当に描写が必要か…？？
！　縮める所は一気に縮めればいいんじゃあ！わしゃあ天才じゃあ！！

これから四人を乗せた車で別荘跡に向かいますってシーンまで。
アサシン戦後に現状を確認しにきたカメラスタッフにルーカスがどこまで対応したかはボヤかしたままにしました。
忍者のことを問い合わせしてても、してなくても問題ない流れになってるはず　　　はず！

敗北のショックが拭えない中、気付け代わりにエールを一杯飲み干し、スティードはインタビューへと向かった。
「お疲れ様でした。今回は残念な結果に終わりましたね」
黒髪を後ろで纏めたインタビュアーがそう話しかける。
「ああ、しかし結果は結果だ。受け入れるしかあるまい」
暗い雰囲気に飲まれそうになるインタビュアーだが、勇気を振り絞ってインタビューを続ける。
「はっ、敗因は何だと思いますか？」
「イレギュラー、だな。彼等が居なければ、アサシンはあの翼竜の群れから逃げ切れた。それと、俺の実力不足もある」
「では、貴方から見て、どの陣営が勝つと思いますか？」
「どの陣営にも勝ち目があるとは思うが、実力ではアーチャー陣営が頭一つ抜けてるように思う。だが、アサシンが最期に気にかけたイレギュラー陣営に勝って欲しい。アサシンの視界越しだが、彼等は良い目をしていた」
予め飲んだ酒の効果か、口数が増えていくスティード。
「では、最後に何か言いたい事はありますか？」
「昨日の戦闘は撮影出来なかったらしいが、アサシンは優秀なサーヴァントだった。彼に恥じぬように、俺は実家を立て直すのを諦めない」
「お疲れ様でした。どうか、頑張って下さい」

今後のリアルの忙しさもあり、早いかもしれませんがインタビュー投稿しました。
次以降は参加出来そうにありませんが、これからも応援していきます。
お疲れ様でした。

>>131
お忙しい中ありがとうございました。
バトンはしっかり受け取らせていただきました故、きちんと完結に向けて進行をしていきたいと思います。
重ねて、ありがとうございました。おつかれ様でした。

>>131
今回はルール的な不備やアサシン不利の環境で本当にお疲れ様でした。スティードさん好きです！
人も増えて常設化は出来たと思うので、もし余裕が出来た時にはまたご一緒したいです

>>134
な ぜ き づ か ぬ の だ お れ


アポなしで大丈夫です、出来れば別荘到着してうちの子と接触するまでは勧めてくれるとありがたいです。

先の戦闘により荒れた別荘跡の周りには関係者以外立ち入り禁止のテープが張られていたが、それを律儀に外し、そして張り直して男三人、女一人を乗せた車は進む。
戦闘により薙ぎ倒された木々が多く、ライトが片目潰れた状態の運転では少々危険なのではとも思ったが、自分でも忘れがちだが今では俺も魔術を扱う人間のひとり。夜間視の魔術をかけて一先ず安全なドライブだった。
位置的には目的地の別荘にかなり近付いた位置で一旦車を停める。あまり近付き過ぎて突如攻撃なんてされたらたまったものじゃない。

「さて……クラクションでも鳴らすか？」

「まぁ、アチラのサーヴァントが気配を察知してるだろうから寝こけてる事はないと思うけどね」

同行するカメラは勿論いないが、ドローンも追い払って秘密裏に事を進められる時間帯はそう多くない。もう時計の針は深夜２時を回っている。

「それなら正面からお邪魔しようで御座る。ここまで来て弄す策もあるまい」

待ちきれんと言わんばかりに扉に手を掛けようとするジェームズを慌てて静止する。

「お前が逸ったお陰でこんな事になってるんだからな！？ ……ちょっと待ってろ。俺たち二人が先ず様子見してくるから。リスコスファスもそれで構わないな？」
ーcont.ー

「あぁ、もちろん。お手並み拝見とさせて貰うよ」

あれは別に逸った訳では……とブツブツ言っている声がするが無視して車を出る。
………
助手席側に回ってknock knock

「お前も来るんだぞ魔術師」

「ぅえっ！？ は、はい！」

「……眠いなら来なくて良かったんだぞ。別に誘ってもいないし」

「いえいえ！めっちゃ起きてますって！ 任せて下さいよボス！」

普段から変な奴だが何か今日はやり難いなと感じながらジェームズはキャロラインを連れて車を後にした。
少し歩いて本格的に別荘の惨状が確認できる位置に来ると声がした。

「これ以上近付けば、取り敢えずその眼を焼くけど……どうするお二人さん？ 見ればマスターでもなさそうだけど」
ーcont.ー

「待て待て、俺たちは聖杯大会運営委員会のモンだ。そんな物騒なことはよしてくれ」

両手を挙げて降参のポーズ。
……
隣のキャロラインが突っ立ったままなので小突いて同様に両手を挙げさせる。

「運営の人間がこんな時間になんの用？ 凄く疲れてるんだけど」

「運営の人間なんだが……君たちにオフレコで頼みがある」
ーoverー

>>138
4人。
もっとも、ゲルト・リスコフォスを連れて来ている時点で数は問題外なのだが。
ジェームズの存在を確認した時点で仮説の確認は完了した。ほぼ当たりだろう。
(ここを間違えればたぶん僕死ぬなぁ)
シリンダーを回す。思考を切り替える。
「非礼を詫びさせていただきます。けれど先約(アポイントメント)無しかつこの時間の訪問だ。お互いさまということにしていただきたい」
「それは良い。問題はーーー」
「客人を玄関に立たせ続けるほど礼儀の無い人間だとは思われたくないのでね」
家の中の物音からハスミが用意を整えたことを確認する。
「入ってくださいよ。"外"で話すことでもないんでしょう？」

つい先ほどに片付けられたばかりの客間。その一部屋に6人が集まっている。
「どうぞ」
「かたじけなく候」「ありがとう」
「ありがとうございます」「すまないな」
「わ、私もなんだ。ありがと」
手慣れた動作でコーヒーをテーブルにサーブしていく。宵も宵の静まる深夜だがカップとお皿の音はしていない。
「意外だね。君はこういう事はしないタイプだと思っていたよ」
ゲルトが家主に問いかける。
「必要となればするさ。世話役がいなければ生活ランクが下がるだなんて恥ずかしいだろう？」
「お貴族が結構な事だな。公務員上がりには別宅を買うどころか使用人を雇うにも重過ぎる。聞くに魔術は金食い虫らしいが、そんな金が一体どこから湧いてくるんだ」
「大抵の場合、俗に貴族と呼ばれるような魔術師というのは"表"でも使える顔を持っていることが多いんだ」
メインの客人と会話しながら、家主が席に着く。
「うちの場合は主にアフリカに土地を持っているから、そこでの農業を中心にした一次産業経営からお金を持ってきているよ」
「それは割と本当ですボス。魔術で稼いだお金だけで魔術師をやっていられるかというと結構怪しいところはあります。時計塔とかで本気の政略ゲームをやっているなら話は別ですが」
ニコラスの隣席を抑えているキャロラインが小突いて小声で補足を入れた。
「案外、意外な企業の裏に魔術師が噛んでいる事もあるかもしれないですよ。
ーーーさて、余談はこの辺りにして本題に入りましょう。参加者と運営が組んで一体何をしようというのですか」
そう言うとルーカスはコーヒーに口をつけ本題に切り込んだ。客間の空気が変わっていく。香りの意味でも、緊張感の意味でも。
最終的な味(けつろん)は甘くなるのか苦くなるのか。

とりあえずここまででパースします。
ちなみにコーヒーの受け取り手は

ジェームズ ゲルト
キャロライン ニコラス
ハスミ

です。行数の関係できつきつになってしまってごめんなさい。

ごたついて投稿から間隔が空いちゃいましたけど

このコーヒー、飲み方(飲まないも含めて)でルーカス君からのニコラスさんとキャロラインさんへの心象が変化します。

別にバーサーカー戦(今後の方向)に影響が出るものではないんですけれどね！

あー、コーヒーの"飲み方"ね。完全に理解したわ(分かってない)
今週は身体と眼と指が地獄ですけ、続きは来週で許しておくんなまし

「さて、余談はこの辺りにして本題に入りましょう。参加者と運営が組んで一体何をしようというのですか」


口調は柔らかだが、それでもこの男の核にある冷たいモノを感じさせる言葉だった。先程までの不自然にまで和やかだった空気が切り替わっていく。

「そう、俺たちは何も世間話をしに来たんじゃない」

供されたコーヒーを一口啜って喉を湿らせたニコラス・マイカルは口を開こうとした瞬間

「その前に拙者の話を聞いて欲しいで御座ル」

コスプレ忍者(私服)が突然立ち上がった。変装してるなら口調も直さないとモロバレだろうと内心思いつつニコラスはジェームズのさせるがままにさせることにした。

「先程のアサシンとの戦闘に割り込んだサーヴァントは……拙者の従者なので御座る」

右腕を掲げたジェームズの手の甲には一画欠けた令呪が浮かんでいる。 それが合図であったのだろう。影の軍団の１人が音も無く姿を現した。
ーcont.ー

「コイツは！！？」

思わず立ち上がる蓮見を忍者の出現と共に霊体化を解除したツタンカーメンが制止する。

「落ち着けシズカ。密偵の類が不意打ちもせずこうやった姿を見せたのだ、何か事情があるのだろう」

「わ、分かってるわ……」

少し気不味そうな顔して座る蓮見を確認してからジェームズが再び口を開く。

「ソーラァイト殿は驚かれないので御座るな」

「まぁ、ね……予想はしていたよ」

「ならば話は早イ。拙者のサーヴァント、クラスを"ニンジャー"と申す」
ーcont.ー

………
……
…
沈黙

「あ、アサシンじゃなく……？」

「然り。東洋の神秘、シノビがサーヴァントとして与えらた特殊クラス、ニンジャーで候う」

ここでジェームズ、蓮見にウインクを飛ばすが敢え無くスルーされてしまう。
予想を超えたのか固まったルーカスと腹を捩って笑うのを我慢しているゲルトを尻目に話を続ける。
「拙者は本来なら自らのサーヴァント、アサシンを自害させた時に失格した筈なので御座るが……セップクから回復し意気消沈していた所をニコに教えて貰ったので御座る。知らずの内に再契約していたことを」

「そ、そうだ。我々運営は一般人枠のマスターへの魔力供給も請け負っている。だからサーヴァントを失った筈のジェームズに割り当てられた魔力供給弁が開いている事に気付けた」

「それで、公には脱落した筈の男がこうやってサーヴァントを連れて、僕たちに何の用なんです」

落ち着きを取り戻したルーカスにニコラスはやっと本題に移れると内心安堵する。そう、ここからが本題だ。
ーcont.ー

「ルーカス。君は直接戦ったこともあるから分かるだろうが、バーサーカー陣営は危険な存在だ。奴を野放しにするのは出来ないと俺は結論付けている」

「………確かにあのバーサーカーは強力なサーヴァントですが、運営が討伐命令を出す程の物とは思えないのですが」

「バーサーカー"だけ"なら、な。皆これを見て欲しい」

そう言ってニコラスが自前のブリーフケースから取り出したのは拡大された複数の写真だ。折り重なった写真、その一番上に写し出されたのは４人のアジア系の男女が睨み合っている姿だった。

「こっちの２人は黒野くんとランサーだね。相対しているのはバーサーカーと……」

「女装したバーサーカーのマスター、朽崎遥で御座ル」

ゲルトの言葉にジェームズが補足を入れる。

「はぁ……人の趣味にアレコレ言うつもりはありませんが何か問題でも？ 戦闘したとも聞いていないし、私たちや貴方方が同盟を結んだ様にクチサキも同盟相手を探していた、というだけでは？」
ーcont.ー

「それだけならまだカワイイもんだが……」

重なった写真を指でズラす。そこには先程とは別のアングルの４人の姿が……。

「なに、これは銃、ですか……？」

「いや、だとしても銃口は黒野くんに向けられている。セルフギアススクロールの支配下にある僕らにはーーー」

「そう、まだ状況証拠ではあるが奴はギアスを受けていない。そう判断せざるを得ない」

「俺は門外漢ではあるがあのスクロールを誤魔化すのは簡単なことではないのだろう。そうまでしてこの危険な男が聖杯なんてモノを取りにきている」

「ルーラーは……っ、 ルーラーに対処しては貰えないんですか？」

「上に掛け合ったが無視だ。だが、だからと言って俺個人は無視できない。経験でも直感でも、奴は野放しにして良い人間じゃないと告げている。だから

「奴を倒すために手を貸して欲しいので御座る」

とうとう堪え切れないとゲルトがコーヒーを噴出した。
ーoverー

>>156
返信が遅れて申し訳ない。

ゲルトは多分、噴き出してしまってまた別のコーヒーを出させる。けれど会合での話し合いでスルー……みたいな感じになると思います。

("手を貸す"とは、また抽象的かつ非確定的な提案だな)
表情を固定して思案しつつ、カップを傾ける。数分前に自分で淹れたコーヒーに口をつける。
「おーい、すまない。お代わりってもらえるかな？」
コーヒーを吹き出したゲルトがお代わりを要求する。のんきなものだ。
「ええ構いませんよ。先にこぼしたものを拭いてくだされば」
笑顔で対応するルーカスはポットを、そしてその左側の女を見遣る。
(男性はともかく女性は魔術師だ。向こう側の戦力が一つ増えたとわかっただけか)
湯気と水面の泡の紋様による暗示。
まともに回路を持っている人間なら特別に対策せずとも無意識レジストレベルの、魔術というよりも、大衆催眠術に近い子供騙し。
(女性が男性を小突いたところからするとバレたかな？ でも検証もなしに判るほど強い物でもないし、そもそもかかったどうかも外からは分からないはず)
慣れた動作でカップを置く。音が立つことはない。

>>158「返答前にいくつかの情報開示を求めます。 何故僕たちにまで声をかけたんですか？」
「バーサーカーおよび朽裂遥を確実に討伐しきるための確証を上げるためだ」
ニコラスが答える。女(キャロライン)は動かない。
「極々普通の理由ね」
「では、あなた達をわざわざ動かしてまで僕たちに接触をかけてくるよう提案したのは誰ですか？」
ニコラスはわずかに迷ったが、
「黒野だ」
そう答えるのに時間はかけなかった。
気づかれないレベルで薄くため息をついたのはルーカスだ。
(案の定、かぁ)
二杯目に口をつけたゲルトをみやる。
(アーチャーと組んでいながら"バーサーカーを倒すためだけ"に運営を動かしたとは思えないから運営は運営でバーサーカーを落としたいの事実、として)
「あら、じゃあ運営側が一参加者の小間使いをさせられるほど状況が切迫していると取っても？」
「構わない」
矢継ぎ早な返答。
自らの余裕の無さを露呈してでも、確実に対象を排除しようという意志を感じさせる答えだ。
「君たちにとっても悪い話ではないはずなんだが、どうだ」
ニコラスはハスミとルーカスをしっかりと見据えて再度問いかける。
「……………………断る理由がないですね。僕はその話受けても構いませんが」
「私も構わないわ。囲んでしまえるならそれに越したことはないでしょう」

みなさまコーヒーや紅茶などの準備はよろしいですか？

────抑止の輪より来たれ。天秤の守り手よ────！

ボストン糖蜜災害、召喚！

ルーカス氏との会話を終え。
簡単な食事とシャワーを済ませ、寝巻きの浴衣に着替えると部屋のソファーにアーチャーが座っていた。

「おお。待っていたぞ。さあ、そちらへ座れ」
「アーチャー？　珍しいわね。あなたがこの時間に霊体化していないだなんて」

彼に促されるまま対面へ座る。それを確認して、アーチャーも私と距離を縮めるようにして座り直した。
体感時間で数分。アーチャーは口を開こうとしない。

「あらたまってどうしたの？」

埒が明かないので問いかける。
その答えは。

「うむ……アサシンが言っていたことを確かめようと思ってな。余の願いはエジプトに恒久の平和をもたらすことだ。我が契約者、蓮見静香よ。汝はどうする？汝は、かの万能の願望器に何を願う」

予想より大きく外れた、確信をついたものだった。

「……そうね。あなたに倣って世界平和とでも言っておこうかしら」

嘘ではない。けど、純粋な本音でもない。
本当の願いはこれまでの戦いを経て固まりつつあった。けど、彼の願いの前ではただのエゴの塊でしかなくて。
それを応えるのは恥ずかしいから言葉を濁しただけなのに。

「……嗚呼。良かった。余は……いいや。僕は君と契約できて本当に良かった」

彼はなぜ私の足元にひざまずいて、頭を下げているのだろう。

「誓いを立てよう。これはツタンカーメンとしてではなく、一人のサーヴァントとしてだ。
　誓うのも、ラーやアメン、偉大なる祖たるファラオではなく────僕の名誉と君の命、そして僕達を巡り合わせてくれたこの地に眠る大聖杯にだ」

私は小さくて醜い女。この大局で自分のことしか考えられない子供。
そんな私に、彼が頭を下げることなんてないのに。

「サーヴァント、アーチャー。真名をツタンカーメン。これよりこの身は、マスターである貴女に全てを捧げよう。我が弓も我が力も、我が魂も。この誓い破れぬ限り、僕は君を守り抜こう────」

まったく、なんてことだ。
本当の願い、決まっちゃったじゃない。

「頭を上げてください。ツタンカーメン王」

思わず敬語で接してしまう。思えば、英霊なのだから当たり前のことなのだけど。

「……私は、悩んでたの。さっきは世界平和と言ったけど、もう一つだけ候補があってね？
　でも気づいたの。その願いは、貴方の力があれば叶えられるのよ」

　言って、彼の顔がパアっと明るくなる。
　本当に可愛い人だ。彼が愛おしくてたまらない。
　今ならはっきりと断言できた。
　私は、彼を愛している。

「だから────」

　立ち上がろうとした彼の肩を掴んで、そのまま体重を彼に預け。

「私を、抱いて欲しい────」

　そのまま、彼の唇を奪った────

　腰に走る鋭い痛みに目が覚めた。
　横で大口をあけて眠る彼を見て、心の中が温かくなっていくのがわかる。
　……すごかった。私が初めてで比較対象がいないのを差し引いてもすごかった。

「……ごめんね。父さん、母さん、お姉ちゃん」

　破瓜は、呪術にとって大きな意味をもたらす行為だ。
　お前も呪術を使うのであれば、そのことは覚えておきなさい。

「……しょうがないわよね」

　彼に何度も注ぎ込まれたお腹を撫でながら溜息をつく。
　私は後悔はしてない。これは仕方なかったことなのだ。
　家族の教えには背いたかもしれないけど、それでも構わない。

「バレたら、時計塔にでも行こうかしら」

　聖杯戦争を経験した元マスターなんて、即戦力よね、なんてことを考えていると。

　コンコンコン、と扉をノックする音に、私の思考は一気に現実に引き戻された。

「アメン！ちょっとアメン！早く起きて！」

　隣で眠る英霊────アメンの体を揺さぶって彼を目覚めさせる。

「ぬう……シズカよ、待て、どこに行く……」

　あ、夢の中でも私を見てくれてたんだ────なんてことを考えてる場合じゃない！

「起きてアーチャー！ミスター・ルーカスよ！早く霊体化を！」
「ぬっ！了解した！それではまた後ほどな！」

　アーチャーが霊体化したのと、ルーカスが扉を開けたのはほぼ同時だった。

「……君、すごい格好で寝てるんだな」
「そういう主義なの。放っておいてくださる？」

慌てて毛布をかぶったけど、胸元が隠せているだけで腕や足は丸出しだ。せめてあと5分早く起きるべきだった。

「……個人の主義にとやかく言う趣味はないさ。客人だ。準備をしてくれ」
「わかったわ。シャワーを浴びていくから少し待ってて」

　言われ、スイッチを切り替える。
　楽しかった時間は終わり。
　これからは、この時間をもう一度味わえるように動くことにしよう。

人間よ。我が身を食らい、我が身に呑まれよ。宝具断片────『甘き蜜を浴び、甘美なる死に溺れよ(ボストン・モラッセス・ディザスター)』！！！

というわけでランチャー陣営の幕間でした

おまえら他人ん家でなにヤってんの？
おまえら他人ん家でなにヤってんの！？
おまえら他人ん家でなにヤってんの！！？


カルナさんでも二回通り越して三回言うっスよ！！？？

目覚めの朝に濃いブラックコーヒーとイチャコラ……ｺﾞﾌｫ(急性ラブラブ中毒

続きは待って、待ってつかぁさい…
取り敢えずバーサーカー陣営の分析から入ろうと思って書き始めたんだが(各人どれぐらい把握してるんだ？)と過去エピ漁って確認中なんだ

「……………………断る理由がないですね。僕はその話受けても構いませんが」

「私も構わないわ。囲んでしまえるならそれに越したことはないでしょう」

「なら話は早い。立案者の黒野双介の考案した作戦をコチラは予め聞いているからそれについて説明していこう」

別荘地の概略図をテーブルの上に拡げる。そしてどこから用意したのかジェームズが紙細工のチェスピースの様な何かを配置していく。

「先ずはここを拠点にしている君たちルーカス、蓮見をゲルト、黒野が襲撃する」

ドラゴンとファラオの棺を象ったピースが置かれた中央に弓と槍を構えたピースが追加される。

「黒野の弁によればこの状況で朽崎は乱入することを目論んでいる。突っ込ませたバーサーカーと共に朽崎は狙撃を試みる算段らしいが……」
ーcont.ー

また追加される２つのピース。１つは両肩から蛇が生えた異形だ。

「まんまと誘き出されたところを……」

四騎の中央に移動したバーサーカーのピースを手の平で叩き潰すジェスチャーをするジェームズ。

「単純ですね。あのバーサーカー陣営が乗ってくるでしょうか」

「あまり策を弄しても複雑になるし、演技だとバレてしまうだけでしょう。私たちは役者じゃないんだし」

「あぁ、俺もハスミちゃんに賛成だね。クチサキがどんな手で狙撃しようと考えてるかは知らないが、撃たれてヤバい黒野くんは奴と同盟を結んでるから攻撃される心配はない。なら残った俺たち三人は自前で何とかできるだろうし」
ーcont.ー

「相手がどんな手段を講じてるか確証がない以上断言は出来ませんが…」

「自衛する手段くらい心得ています。伊達に女１人で異国を旅してきた訳じゃありません」

「シズカの手を煩わすこともない。キミは私が全力で守る。傷ひとつ付けさせはしないさ」

「ちょ、ちょっとアーチャー…っ！」

「アーチャー………？」

「えっ、その……ァxx」

最後は小さくなって聞き取れながったが２人の間に只ならぬ空気が流れていることを敢えて無視することにした一同は話を進めた。

「先程から黙ってるがジェームズ、君の意見は？ 軍人として実戦経験のある君の意見は是非参考にしたいが」

ゲルトが気を回したのか本心からか話を回した先のジェームズは腕を組んでテーブルの上を注視していた。
正確にはバーサーカーを。

「そもそも、このバーサーカーとやらは何者なのでござるか？」ーoverー

お待たせしましたー 話した内容より全然進んでないけど取り敢えずここでパス
ザッハークのカッコイイ説明できるひと、おりゅ？って気分でござる

おべべべべどちゃどちゃどちゃどちゃ(口から大量に砂糖を吐く音)

すまねえ、コーヒーが欲しい。とても濃い奴をな。

>>200
自分が書くのと人が書くのでは破壊力が違いますのでね……？

作戦会議中にいちゃつくな馬鹿息子！あとその嫁！

>>214
「俺がライダー陣営に使い魔で情報漏らせばいいんだね？了解了解。それじゃあ明日の午前中にでもやっておくよ。ん？俺がどうやって戦うかって？えー、言う必要ある？信頼の為に必要？わかったって。えっと、俺達バーサーカー陣営は今回の戦いでは基本的にバーサーカーが前衛で暴れて、その隙とかをついて俺が銃器でサポート、アシストをするって作戦かな。銃器は、ほら、アレだよアレ。今日脅しかけた時に披露したヤツとかだって。これでOK？OK。じゃあこっちも明日に向けて色々準備するからもう切るねー。バイバーイ」

　ジェームズの何者発言に会議は静まり返った。

「……ジェームズ、前に話した時は知った素ぶりを見せてたじゃないか」
「いや、名は知っているが、実際に何を成したか詳しい事は知らないのでゴザル」
「あはは、この野郎め」

　ゲルトは苦笑する。その表情には呆れ半分、面白半分が含まれていた。
　そんな二人のやり取りを、周囲は冷ややか視線を送り、それに気づいたゲルトは態とらしく咳を出して話を戻す。

「取り敢えず、バーサーカーの戦法、思考、その他諸々を把握するのに軽く説明しよう」
「うむ」
「バーサーカーの真名は君に前言った通り、シャー・ナーメの暴君ザッハークだ。奴は悪魔との取引で強大な力を獲得し、自国を始めとした凡ゆる国を恐怖によって支配した。けれど、後に英雄フェリドゥーンによって封印される……大雑把に言えばこれが奴の伝説だ」
「本当に大雑把ね」
「静香ちゃんは知ってるからそう言えるだろうけど、分からないのにはこれくらいが丁度いい。一々長々と説明してる時間もないしね。ルーカスくん、少しテーブルを借りるよ」

　テーブルの端に懐から出したペンを走らせ、ザッハークに関する事項を次々と書いていく。

「要点を説明する。ザッハークの注意すべき点は宝具のみ。奴個人の白兵戦は、俺のアーチャーや、黒野くんのランサーと比較すれば格段に劣る。だが、宝具を使われてしまえば技量の有無など意味を成さなくなる。これは頭に入れておいてほしい」

　戦士としての全盛期が過ぎ、王として、暴君として君臨したバーサーカーは歴戦の勇士たちの技量と比べるとやはり劣る。しかし、バーサーカーの宝具は強力無比であり、技量なくしても有り余るだけの戦力差が開く。

>>222
　更に、ゲルトはとある懸念を抱いていた。

「既にバーサーカー陣営は、こちらが真名を把握しているのは承知済みだろう。よって、真名秘匿の為の宝具制限は無いものと見ていい。そしてどういう訳か、朽崎遥はバーサーカーの運営に関してまったく疲労している様子もない。バーサーカークラスの燃費は悪く、一度の戦闘だけでも膨大な魔力を消費する。知名度の高いザッハークなら尚更だ。だが——」
「……ギアススクロールの件といい、彼には何かと裏があるらしい」

　ルーカスは嘆息する。
　魔力の消費については、バーサーカー人身の宝具は絡んでいるのだが、ギアススクロールの件で遥には様々な疑いがかかり、彼に関しては殆どが疑心暗鬼となっている。
　しかし、不確定な事について悩んでも仕方ないので、ゲルトはザッハークの説明に戻った。

「さて、話を戻すけど、ザッハークにはある説が存在する。ジェームズ以外は知っていると思うけど、奴は邪竜アジ・ダガーカの化身であり、人の道から落ちた魔性だ。竜属性に、魔属性、王属性と属性山盛りだろ？」

>>224
というか体調悪い時に無理して書くものじゃないですよ
無理せず体力回復に専念して、本調子に戻ったら再開する方がいいです

開催間もない頃、いきなり風邪でぶっ倒れた自分の実体験込み意見です

アジ・ダハーカの化身……？
そんな疑問を抱いているジェームズに助け舟を出したのはキャロラインだった。

「アジ・ダハーカって言うのは古代ペルシア神話に登場する……まぁ、ザックリ言えば悪いドラゴンです。この悪いドラゴンは魔術に精通し、悪神アンリ・マユの配下として世界の三分の一を滅ぼすとも言われています」

「さ、三分の一……」ｺﾞｸﾘ

ジェームズの生唾を飲む音がリビングに響き渡る。

「……随分ハショったわね」

「まぁどれぐらい脅威かって知って貰うなら十分じゃない？」

一拍置いてその素性を正しく理解している魔術士たちの小言はあったが、脱線した話は復線した。

「……おほん。作戦で御座ったな。数、地の利はこちらにある故、難しい策を弄するのは逆に自軍の動きを硬直化させることに繋がるから妥当であると判断するで御座ルよ」

ジェームズは机上に更にピースを追加する。他のよりも明らかにクオリティの高い、そう。忍者のピースだ。
ーcont.ー

「ただバーサーカーの面制圧も可能にするであろうあの攻撃が厄介で御座るな。拙者のニンジャーでは防ぎきれるものでは御座らん」

ライダーの護竜すらまとめて消し飛ばした『凶鳴毒唱』は録画越しに確認したジェームズにすら脅威に映るものであった。

「恐らくアレは宝具による攻撃だ。でなければあの威力は説明できない」

「宝具というものは拙者よく分からぬが決して安売りできるものではなかろう。そして先ほど２人が言ったようにコイツには裏があるのはカクジツ」

人差し指でバーサーカーのピースを弄ぶジェームズ。

「しかし今までの戦いで決定的なことが１つだけあるで御座る。それは奴が長期戦には応じないこと」

仕留め切れる可能性のある場所で深追いをしないのは優れた戦術眼ではあるのだが、戦い言を交わしたセイバーはここにはいない。直接対峙したライダーではあるがアレでザッハークの狂化が実質無いに等しいと看破するのは困難な話であった。そしてバーサーカークラスであるという先入観がそこから先の事実を曇らせる。

「裏は確かにある。あるが、長期戦に持ち込めば勝機はあると？」

「それも最小限の被害で」

男たちの脳内で算段が立ったのか、お互いを見回して笑みを浮かべる。
決戦は近い。ーcont.ー

「男同士で……ちょっと気持ち悪いわね」

「ところでシズカ。作戦会議が終わったなら寝所に戻らないか？ 明日決行するのならば備えて"寝ないと"イケないだろう？」

「えっ うそ、まだでき…ﾝﾝ、いえ。そうね、余り寝不足で戦闘に臨むわけには行かないわね」

それが睡眠としてなのか魔力供給としてなのか、余人には預かり知らぬ所であったが第２のアーチャー陣営が離席したことで会議はお開きになった。
確かに時間がないのも事実だ。ニコラス、ジェームズ、ゲルトら三人が出て行くと、１人残ったキャロラインが口を開いた。



「ところで、クローディアちゃんですが無事ですか？戦闘に巻き込まれてなんていないのでしょうけど」
ーoverー

(来たか)
運営側がクローディア嬢に接触をかけてくるのは想定内だ。
「ええ、今現在もこの家の中の一室、その結界の中で眠っていますよ」
暗に"保護"の名目を先ずは潰す。
「そうですか、それならば構いませんが」
(……あっさり退いたな。この場は、かな)
「ええ、ご心配無く。"身内の保護"に外の手を借りるほどは弱っていませんので」
退出して行った3人に女が追いつくのを見送る。

(さてと……)
一人残ったルーカスは先の会議での提案を回想する。

「長期戦に持ち込むと言うのには賛同しかねます」
この会議の場所の提供者がまとまりかけた結論に反意を返す。
「先ず第一に、これまでの戦闘傾向から追い込まれたバーサーカーは、令呪で以ってしてでも、撤退へのハードルが低いこと。
次、第二に、今回逃がせばおそらく以後ずっとバーサーカーは潜伏を選ぶであろうこと。
それを受けて第三に、それ以降がモグラ叩きになった場合、先ず間違いなく市街地戦になり、結果としてあなた方が避けたい被害が増大する可能性が大きく残っていることですね」
「だがバーサーカーを速攻で始末というのも土台難しい話で御座ろう？」
「うん、そうだね。けど僕がクチサキを落とせばそれでいいでしょう？」

しばらくの沈黙の後、ニコラスが口を開く。
「朽崎を撃破したとしてもバーサーカーの現界を止められるとは限らないだろう？」
「この大会が、あくまで大会である以上、クチサキが戦闘不能、脱落した時点でバーサーカーの立ち位置は失われますよね。 その状態でバーサーカーだけが残っていると言うのはあなた方よりも上の運営にとって不都合なのでは？ ……まあ、場合によっては令呪を簒奪して契約を切らせますが」

「確実性はあるのか？ マスターをねらうというのなら複数人でかかった方が確実だと思うが」
「複数人でかかったらそれこそ逃げられますよ。 引き際は心得ているようですし、不利と見たら以後はゲリラ戦に切り替えるでしょうね」

「朽崎と戦闘を行うのが君である必要性は？」
「ゲルトさんだとほぼ間違いなく逃げられますよ。 結果逃すかはともかくとして」

「乗ってくると言う保証は？」
「バーサーカーの拘束はライダーの竜とアーチャー二人の牽制で成り立ちます。 僕を始末できればバーサーカーの撤退確率が激増する以上乗らざるを得ません」

「では朽崎がどこに潜伏しているかと言う点は？」
「僕の魔術を忘れてしまったのですか？」

「じゃあ、勝てるのか？」


「あんな半端者にこの僕が負けるとでも？」

ここでストップです。
「バーサーカーの攻めてくるときに家主居ないじゃん！ばれんじゃない！？」
には、幻像置いていくねで返答します。

ゲルトさんには戦場指揮、ハスミンにはお嬢の護衛についていては欲しいなーってくらいです。
くろのんとランサーには、うちの謙案からは、あえて役割は振っては居ません。
作成者的にはバーサーカーに遊撃してくれると助かりますが、ルーカス君的には「意識して数に入れない」様にしております。

ちなみに現在のルーカス君からのランサー陣営は警戒半分ナメてる半分です。
多分そのうちナメてる全部になるのでそうなった暁には是非うちの子を上手いこと横からひっぱたいていただきたく……

年代が同じだから手加減とかその対象と既に死別してるくらいじゃないと説得力皆無ゾ…

>>248
赤の他人ですからねぇ。それくらいの甲斐性があるなら普段からやっていて悪行なんかしない訳で。

>>249
薬漬けの時点で年少者に対して手加減するって前提も説得力なくなるしな…
今は小中じゃないしとか言い出したら本気で想像力ないしこの子

>>250
本当に何事においても中途半端なんですよね。
他人を弄り倒す癖に自分の命の安全は確保したい、行動は悪党そのものなのによく分からない基準で善行めいたことはしてもその結果の責任は取らずに放置だから善行にはなっていないという。
半端に光ムーヴを入れるからどっちつかずでトリックスターとも形容し難くなっているという。

>>251
ここまで描写を積み重ねて来たら、そういう訳のわからないキャラクター性って所を詰めてくしか魅力引き出せなくない？って思う面もあるけど、リアルを生きてる人間だってそんな一律じゃないしな……とも思う、が
ぶっちゃけ言うと「朽崎遥」ってキャラクターじゃなくて「朽崎遥を書いてる作者」の自己投影が強すぎて悪者になるの、嫌われるのが嫌だから紆余曲折してるだけじゃん！ってなるけど
まぁリレーSSとかそんなもんよね

>>252
妹と年下女子はまた別物じゃない？
アリエスはおうさま第一主義者を通してるしジェームズが忍者オタクなのはずっとぶれてない
蓮見も無辜りはしたけど「アーチャーへの恋心が原動力の少女」っていう根底はずっと書いてきてるつもりだよ
くっちーは言動と行動と描写に一貫性が内容に見えるんだよね

>>255
一つ聞いていい？
くっちーのどのへんがみーくんなの？

>>255
混ぜるのは良い、モチーフがあるのは良い、が……自己と自キャラの境界が曖昧だから君は苦しんでいると思うよ
だって俺がどれだけジェームズのこと言われても「いや、だってそう言う設定のキャラだし」で済むし、みんなもジェームズのことを言ってる訳で俺のことをとやかく言ってる訳じゃない(よね？！　　　ぐえー！！

で、本編以外で俺が逆撫でされる理由も君の精神的な在り方に近いから「こいつ…！」ってなるのだな
これは作者以上に頭のいいキャラは作れないって奴だから、まー俺の難癖に近いんだけど

>>258
過去の出来事に理由づける。大丈夫ですよ。
クッチーはまだ描写の機会が有りますし。
作者側で何かあるなら描写で挽回すればいい。今は作者がこういう設定があるんだよ、って出しても実際の描写が無いから実感の無いっていう段階ですから。

結構言い過ぎちゃいましたね。キツイこと言って、すいません。

>>267
　気がつくと、見覚えのない場所にいた。

　水田と街道、そして遠くの山々。それらを一望できる丘の上に立っている。肌に触れる風は冷たいが、今の己にはこの冷たさこそ似合いだと思った。
　顔を上げると、見事な月が浮かんでいた。鮮やかな三日月。星が見えない今宵は、殊更輝いてみえる。
『嗚呼――良い月だ。真に、綺麗な月が浮かんでおる』
　翻って、今の己を顧みる。血と泥に塗れた戦装束。力なく垂れた両腕。何より、今もなおはっきりと感じ取れる涙の後。
　何と惨めで無様な姿か。名月と比べ、あまりにも見苦しい。己一人である事がこれ程有り難く感じる日が来るなど、かつては想像だにしなかった。
　夜に浮かぶ月からも、さぞ滑稽に見えているに違いない。実際、どれだけ嗤われようと仕方のない有様をしていたのだから。
『これから、どうしたものかな』
　主家たる尼子は滅びた。百数十名残っていた家臣団は散り散りとなり、既に己ともはぐれている。ある者は、新たな主を探して。ある者は敵方だった毛利へ下り。またある者は武士である事を捨て百姓になった。

続く

>>268
　己はといえば――何をする気にもなれない。他家に仕え直す事も、百姓になる気概もない。まして憎き毛利方に下るなぞ、七度死.んでも願い下げな屈辱だった。
（待てよ、七度……？）
　ふと、七難八苦という言葉を思い出す。かつて読んだ経典に書かれていた、この世における七つの災難と八の苦難。当時は頭の片隅に流すだけだったが……今は不思議と心に沁みる。
『――この世における災難と苦難。それらは、確かに避けえぬものであるのだろうな』
　空を睨む。煌々と輝く夜の三日月。普段であれば名月と称えるそれが、今は無性に腹立たしい。
　八つ当たりなのは百も承知。だが、今はこの怒りこそ己が糧にふさわしい。
『ならば！ 拙者はその全てをねじ伏せてみせよう！ 災禍とは乗り越えるもの、苦しみは飲み干すもの！ 避けられぬならば、己が全霊を賭して受け止めるまで！』
　月を指差し、決然と叫ぶ。
　落胆など最早ない。全てを受け入れ、覚悟を固めた男の姿がそこにあった。
『我が名は山中鹿之介幸盛！ 尼子に仕え、尼子の再興を求める者！ 故に――どうか月よ！ 我が望み聞き届けたもうたならば、我に七難八苦を与えたまえ！』

　かくして、歴史に語り継がれる試練が幕を開けた。
　それは、生涯苦難に立ち向かい続けた男の物語――。

続く

>>269
「――――」
　そこで、はたと目が覚めた。
　夜空の代わりに、泊まっていた宿の天井が目に留まる。
　わずかに残る眠気を振り切り、ベッドから起き上がる。……が、どうにも気分は冴えないままだった。
（夢、だよな今のは……けどあれって）
　創作物を嗜んでるとはいえ、全ての作品を知ってる訳ではない。歴史に関しても、一通りの知識は持ち合わせていたが、細部に関しては自信がなかった。
　が、そんな俺でも今見た光景に心当たりはあった。三日月、七難八苦、そして誓い。これだけ揃えば考察もたやすい。
　あれはランサー――山中鹿之介にとって重要な、『七難八苦の誓い』だ。かつて主家が滅ぼされた時、三日月に祈ったとされる最も有名な逸話。
　江戸時代においてはその内容から講談の題材にもされ、今日に受け継がれる礎となった話だが……まさか、あれ程鮮明な形で目にする日が来るとは。
（運営から聞いた時は半信半疑だったけど――なんというか、その）
　物凄く気まずい。というか申し訳ない。
　他人事として見れた頃ならあっさりと受け流しもしたが、いざ当事者になってみると後ろめたい気持ちの方が強かった。
　他人の過去なんて覗き見るもんじゃない。内心そうぼやいていたら、当の本人が姿を現した。

続く

>>270
「如何した黒野。どうも眠気が抜けきっていないように思えるが」
「あー……いや、大丈夫だ。別に眠いとかそういうのじゃない」
「しかし――」
「大丈夫だって。気にしないでくれ」
　強引にランサーを振り切り、洗面所へ向かう。ひとまず気分をすっきりさせない事にはどうにもならない。全く、誰のせいでこうなっているというのか。
（そうでなくとも、今日はかつてない大一番になるっていうのに）
　カーテンで遮られた窓。その隙間からはチラチラと光が差し込んでおり、既に夜が明けきってる事を意味している。
　――決戦の四日目。その朝は、後の苛烈さをまるで感じさせない穏やかなものだった。
　

>>271
これで一旦うちはパスです。続きはまた他陣営の動きを見てからという事で

温めに温めていた鹿之介の夢ネタをついに投下。思えばここまで長かった……
というかこっちにSS投下したのも久々ですね。ここの所はずっと見守ってばかりでしたから

手番の件ですが、個人的には黒野さんがもうちょい進めたらウチが騎乱同盟へ使い魔で接触すればいいかなぁと思いますがどうでしょうか？

>>288
　とりあえず一通り準備を整える。
　洗顔、着替え、朝飯に道具確認。昨日散々練習したアーチェリー弓を説明書片手に整備し、矢筒にあるだけ弾を補充する。
　愛用の木刀とスタンガンもばっちりチェックし、後はいよいよゲルト達と合流するだけになった。
「とはいえ、さすがに今からじゃ早すぎるよなぁ」
　現在の時刻は午前十時前。作戦決行時刻は早くて午後の13時からなので、まだ3時間以上の余裕がある。大会ルール上前倒しは出来ないし、何より『向こう側』の準備を考えればこちらが早まるのは無理な話だった。
「されど合流するだけなら問題あるまい。むしろ昨日が昨日だ、早い内に連絡するに越した事はなかろう」
「それもそうか。どれ……」
　スマホを立ち上げ、ゲルトへ通話を試みる。
　朝方という事もあってか昨日よりスムーズに繋がり、あっさり合流場所は決定した。
「じゃあそういう事で。――ああ分かってる。そっちも気をつけてな」
「上手くいったか？」
「ああ。11時までに市内の警察署跡地で待ち合わせだってさ。警察署、ねぇ」

続く

>>289
　かつてスノーフィールドにあったとされる警察署。三層吹き抜けのエントランスが自慢の近代的な作りだったそうだが、今ではもう跡形もない。
　何でも聖杯戦争時に大規模な英霊同士の激突があり、木っ端微塵に吹き飛ばされてしまったらしい。再建しようにも署長をはじめ警察側にも戦争の関係者が混じっていた事もあり、費用が今ひとつ集まらなかったのだという。坊主憎けりゃ何とやらというべきか。
　その後警察署自体は別の場所に新設されたとの事なので、まあその点だけは幸いだったのかもしれない。部外者の俺が言うのも何だけど。
　そんなわけで、現在その警察署があった場所は更地となっている。看板も記念碑もなく、事情が事情だけにこの街の住民達でさえあまり関わりたがらないとの事だが……
「何にせよ待ち合わせにはちょうどいいか」
　かつての聖杯戦争による被害の跡地と、その地へ集う今の聖杯大会に参加している俺たち。
　何ともいえない因果を感じつつ、俺たちは部屋を後にした。

ここでまた打ち切ります。
この後は何事もなければそのまま合流コースでこちらとしては大丈夫です

　——黄昏が、世界を覆っていた。

　朧げなビジョンと、鮮烈な記録が目の前に広がっている。
　枯渇した大地がそこにはあり、旱魃に苦しむ人々がそこはいた。
　空を見上げれば燦々と差し込む日差し——だが、陽の光は一つに非ず、蒼天に浮かぶ日輪は十つ存在していた。
　これは神の悪戯か、それとも神の気紛れか……もしかしたら、どちらでもないかもしれない。
　神はそこにいるだけ、存在しているだ。しかし、その顕現という行いは、人々にとって災厄に映るだろう。

　——嗚呼、なんと悲しいかな。

　英雄（おとこ）がいた。
　その表情には悲嘆、哀傷、慟哭が読み取れる。

『その神威を収める気はないのですね？』

　切実な問いだった。

>>297
　周囲を見渡せば苦痛に声を上げる無辜なる民たちが懇願していた。
　——助けてほしい。
　——子供だけでも。
　——死にたくない。
　湧き上がる声は様々だが、誰もが助けを求めていた。

　しかし、神という天上の存在は人類にとっては理不尽そのものだった。
　十つの太陽は彼の問いに対し、本当に理解できないとばかりの表情を浮かべ、無情な言葉を投げかける。

　——何故、我々が人の為に威を収めなくてはいけない？

>>298
　それが分岐点だったのか、交渉の決裂だったのか、英雄（おとこ）は弓を引いた。
　放たれる一射は白く、眩く、何より神々しい輝きを放ちながら日輪の中心点を穿ち、一つ、また一つと、天の光を落としていった。
　触れるだけで全てを燃やしてしまう羽根は、蝋燭の灯火のように静かに消え、灰となっていく。そして、それは黄昏が生まれた瞬間だった。
　この光景を間近で見た民は歓声をあげ、彼を黄昏の英雄と讃える。

　————彼の下した苦渋の決断に気づかず。

『帝よ……私は——』

>>299
　夢から覚醒する。
　バーサーカー陣営の掃討作戦実行前、ゲルトは後頭部を掻きながらベッドから起き上がる。
　意識の有るようで無い、幻の世界にて自身の相方の過去を垣間見た。
　魔術界の中で、神代はよく研究内容にあがる項目だ。
　一体どのような光景で、どのような空気に満ち溢れていたか現代の魔術師からすれば未知の領域。それ故に逆行の研究を追求する魔術師、並びに神代の魔術のみを良しとする彷徨海などの組織が存在する。全ては過去の神秘を知る為に。
　だが、夢の光景は正にこの世の地獄であった。
　神秘の満ち溢れた世界などではなく、災厄という現象が自我を持ち、生きとし生けるものたちを絶望のドン底へ陥れている……それがゲルトの見た神代だった。

「……伝承としての知識はあったけど、正直嘗めてたよ。まさか、神様ってのは、あそこまで不条理で、尚且つ反則だとはね」

>>300
　夢でありながらも、現実味を感じさせ、神という恐ろしさを実感する。
　皮膚を伝う冷や汗を拭い、深く深呼吸をして息を整える必要がある程、ゲルトにとって脅威であった。

「まったく、死を否認してる俺が、絶望的な死を見せつけられるなんて、アーチャーも意地悪な事するな」

　念の為に言っておくと、夢の件に関してアーチャーは間接的には関与しているが、直接何かした訳ではない。サーヴァントと契約しているマスターは、その繋がり故に相手の過去を夢として見てしまうので、大雑把に言ってしまえば仕方のない事柄なのだ。

>>301
　とはいえ、ゲルトにとって絶対的な『死』というのは決して認められるものではない。
　自由奔放な彼の根本には、強烈なまでの『生』への渇望があるからだ。
　しかし、それを知る者は誰もおらず、またゲルト自身も他言する気はない。核心に触れようとものなら、彼の過去に踏み込まなければならず、且つ当人は蛇蠍の如くその事柄に触れるのを嫌う。
　常に飄々としているゲルト・リスコフォスが、唯一踏み込んで欲しくない領域であり、嫌悪する程の悍ましい過去。
　震える腕をもう片方の腕で抑え、精神を落ち着かせながら呟く。

「大丈夫だ、俺はまだ生きる。この大会に勝ち上がれば……余命の少ないこの体も……」

　落ち着いたような口調であったが、それ精一杯の強がりのようにも見えた。

>>302

　————マスター……。

　心配している相方の視線が、気づかぬくらいに、ゲルトは精神は本当は乱れていた。

>>316
まったく、このあんぽんたんGMはダメダメですね。これから一緒に頑張っていきましょう。

>>317
私はいいですけど、他の方の返答を待ちます。

>>317
いいと思いますよー

>>316
きつい言葉を言います。
にかいでも3回でも確認しなかったのですか？
しかもあの暴言でしょ？
ないっすわ
いつものこととはいえひどすぎる
でかいのは口だけですか
くそですよくそ
だめだめなGMですね
さ
いてーです

>>317
委細承知

>>322
いったね？罵れって言ったね？
ラリパッパなキャラ多すぎません？
すごくぶっとんでますよね
とくにバプロディカさんとか
すきに作るのはいいですけど加減しましょう？
きついですよ見てて
できるでしょ？セーブくらい
すこしは反省しなさい

>>323
蓮見ってキャラいますよね？
見えるに堪えないと思うんですよ
かたくなで鉄みたいで
わかります？
いやですよね、女として見れない
いったい誰が考えたんですね、アレ。

>>324
正直、どうしてこうなったか分からない。

>>316
では遠慮なく

………………………………………………。

もう駄目ですね！ 気の利いた言い回しが全然思いつきません！
なのでストレートに言います

一度や二度の過ちでほいほい見限るような人でなしと思ってくれなさるな
これまでの貢献を無視するような人間に、誰の何を責める資格があるというのです

>>317
おkです
こちらも大丈夫です

はい、雑談34が埋まったので次はコチラ。今日明日あたりで鯖鱒の強さの参考基準を決められたらいいのかな？

とりあえずここから第一回組は下の総合スレへ合流という形でいいのかな？
https://bbs.demonition.com/board/2685/1/

マダオの魔術って既存のものだと多分真言密教に近いと思うんですよね
不動明王火界呪とかそんな感じの
あれも不動明王に祈って彼の力である炎を生むような効果が一般的なわけで
「C神性」があって「C神性を見たラヴクラフト」がいて
マダオのあれは「ラヴクラフトが書いたC神性を見てラヴクラフトフィルターがかかったC神性に捧げられた信仰が元」みたいな……
だからマジで発狂するわけじゃなくて徹夜三日目あたりの謎テンションみたいな……

仕事に一息ついて除いたらメッチャ進んでいたでござる。後、私に対するイメージでの返答で素直に喜べるにが一つだけだという……。

インフレ？技量？私はどちらもマチマチ作ってます。
内で技量最高は多分ウィリアム・マーシャル。

>>335
マハトマ！マハトマね！

>>334
製作者がそうしたいのならば、それでいいんじゃないですかね。
ただ、参戦の意思があるのなら、何かしら致命的なデメリットがないと釣り合いが取れないと私は思います。
狂気云々は意見を求められたから提案したただの案ですので、採用するしないはお好きに。

>>338
魔導書系キャスターはいまだエレナマッマだけ…？

ただ戦うだけのSSでも理由付け難しい、逆に難しい

だから第三者にけしかけられたことにするね！打って付けの人材はいるし狙われるだけの要素は十分あるし！

>>334
でもクトゥルフ神話自体は1900年ぐらいに最初の作品が発表された神話体系で、知らん人は知らんだろうからそこまで神秘あるのかなー、っと疑問はありますね。

>>339
ベートーベンが「結婚したのか、俺以外の奴と」顔をしたかも知れないのは内緒だ！
つーか音波攻撃って下手な物理よりも殺意高めなのじゃが！！

>>341
ジルの旦那も螺湮城教本持ってるから、魔導書系キャスターじゃない？

「風魔小太郎という史実の人物がいます」
「それを元にしたFGOの風魔小太郎がいます」
「そのFGOの風魔小太郎くんに命を捧げる匿名のAさんがいます」
「その人の小太郎くんへの愛に神秘を見出した魔術がマダオのそれです。なのでマダオはイモータルカオス・ブリゲイドが使えます」
「ただしフィクションのそれが大元なので本家に連なるようなことは出来ません」

マダオの魔術を例えるとこんな感じなんだろうけど書いててわからなくなってきたでござる

マスターはそもそも盛るのが苦手なので特に基準決めてないけど、サーヴァントはEXTELLAシリーズのトップサーヴァント及び同格とされそうなサーヴァント達を上限にしてる。
そんな訳で、スルトちゃんはその位の強さとしてみた訳だけど、実際の所そう見えるのだろうか？

ついでにスルトちゃんの現代衣装バージョンを

>>344
音波で鼓膜を脳ごと破壊する技かと思いきや実際は魂やら精神を侵して傷つける精神攻撃魔術。厚い壁挟むだけで音(大音量)が届かず意味がなくなる素敵仕様。

>>345
せやったわ。

>>345
旦那は魔道書ないとキャスターですらないから、正しく魔道書系のキャスターですね

>>344
ミソラ「うんうん、そうだね」(指パッチンで人が死ぬ人)

>>334
それそのものがかなり危ういって言いますか……冗談抜きでクトゥルフだけは慎重に取り扱わざるを得ないんですよ。あれ一つでいくらでも盛れるし出せるしで。

そんで改めて言いますが、クトゥルフ神話信仰を使うってことは神秘を貶めることと同義なんですよ。他の神話群と違って、近年も近年な神話な上に色んな意味でヤバいのしかいないから本来は繋がっただけでアウトなんです。

>>351
混沌魔術は新しい魔術と言うよりは、今までの積み重ねを組み合わせるタイプだし、性質的に魔術基盤も脆弱、らしいです。蝶も結構古くから存在していたっぽいですし、神秘は結構ある方じゃないでしょうか？

fgoのCはニャルやその他の神性を偶々言い当ててただけなのか、旧支配者たち含む神話のストーリーも本当は実在してたのかでかなり変わるからまだ分からないこと多い多い
前者だったらそもそもネフレンカとか存在しないことになるし、後者なら昔からこの世界Cと繋がっとるやんけ！！になるという

クトゥルフ神話テクスチャというものを持ち出してくれば案外…。

キャスター真名H・P・ラヴクラフト
宝具、クトゥルフ神話テクスチャを貼り付ける

急に降ってきたのですがこれって呼び声というやつでは？(SANチェック)

>>355
あかん(あかん)あとそれは多分抑止案件やで！君は大人しく星辰が合った時にでもルルイエに行くと良い。

>>347
スルトちゃんは可愛い。異聞帯のストーカーさんも見習ってほしいくらい。
後、褐色肌なのね……私のスヴィプダーグも褐色肌なんすよ……北欧の鯖なのに。

C神性に関しては前に某所で聞いた佐々木小次郎のイメージが一番しっくり来てなぁ
よく似た能力を持った外宇宙の神性がクトゥルフ神話の神性のコスプレしてる感じ

C議論が混迷してきたので言いますけどちゃぶ台返しというか禁断の落とし所として「術式名が『ラヴクラフトの創作としてのクトゥルフ神話』由来の魔術」ってのも考えてはいました
例えるならばエヌマエリシュ！って叫びながらつむじ風起こすみたいな

もう断言しますけど名前を借りることすら禁忌に触れるなら本当に申し訳ないんですけど瑞希七海はこの企画から消去します
「クトゥルフ由来の必殺技を持つ自堕落な女魔術師」があの子のコンセプトなのでそこがブレるならそれは七海であって七海じゃないので

>>344
うちのローランは、死因が角笛による脳の内出血なので音波攻撃に弱いな。

結論付ける訳じゃないけど、クトゥルフとかの新し目の新概念は公式である程度説明されるのを待ってから、でもいいんじゃないか、って気はしてきましたね……。公式にフォーリナーがいる訳ですから、その詳しい解説が確認できたら、みたいな？

エクスカリバーって叫ぶけど約束された勝利の剣ではなく青子先生みたいなビーム
エヌマエリシュって叫ぶけど天地乖離す開闢の星ではなく風の渦を相手にぶつける
ガラティーンって叫ぶけど転輪する勝利の剣じゃなくて火炎放射

あくまで魔術式の名前が同じ名前なだけ
これならどうですか？

>>358
>>359
クラーケンさんのスキル等にもそれっぽいのを混ぜた私としてはクトゥルフ神話っぽいものは存在していてそれがラヴクラフトの影響で最新の神話としての信仰を得た(無辜の怪物とも言う)というイメージです。

公式から確定した情報が出てこないうちはなんでもやればいいんですよ。情報が出次第辻褄を合わせればいいんです。
別にそれで何かあるわけでもないですしね。
バランスさえ取れていて、現状の公式設定と矛盾しなければ、一緒にやる人も困らないから多少は自分設定と加えてもいいと思いますよ。
私はそう思います。

>>365
私はもう完全異世界みたいな感じで考えてましたね。例えるならfateとポ○モンみたいな。だからこそあちらの神々は北斎親子やらアビーやらBBちゃんみたいにこちら側の何かを依り代として干渉するぐらいしか出来ないんじゃないかな？と思ってます。
でもそうなるとBBちゃんがどうやって見たのか…プレラーティと同じ感じで繋がっちゃったのかな？

我は国境を隔てし守護の騎士。血の戦線から希望を護りし者なり！境界よ、別ちたまえ——『風の清搔への境界（ラーヴタバド・ブリクリウ）』！