──はいはーい、おっつかれ~。アテシは今日も頑張りました~、っと。なんだよーマスター、周回頑張ってきたんだからベッドで転がるくらいいいじゃーん。ね、許して?
アッハッハッハ、寝落ちたら怒るよって顔だ! わかるよー、だってマスターだからね? へーきへーき、アテシは寝落ちなんてしませんよ。アテシが誰だか忘れちゃった? 嵐と夜の化身がそんな暢気なわけないっしょ。
んん~? なにか気になるのかなぁ、マスター?
……やだなぁ、特に企んでなんかないってば。おっかしーなーアハハハ、信用ないなーアテシ。まぁ自覚はあるよ? 『信用されてないっていう信用』があること。どっちにしても考え方を理解されてて信用されるなら一緒でしょ?
──ねぇ、アテシのスキルのこと、ちゃんと覚えてる?
よぉーく知ってるよねぇ、アテシのマスターだもんねぇ。まっさか忘れたりなんか……してないよね?
『醜い恋のように』────そう、アテシのスキル。恋だとかアテシからしたら理解できないんだから、そんなもの醜いとしか思えないよねぇ? でもね、魔力の溜まる感覚は嫌いじゃないんだなぁコレが。向こうの特異点では集めまくったリソースの使い道は最初から決めてたけど、ここでなら別のことに使えちゃうし?
……さぁて、なにかなぁ?
さっきの戦闘、宝具使うまでもなかったじゃん? 今日のアテシ、結構魔力に余裕があるんだよねぇ。──だぁめ、逃がしません。っていうか、逃げちゃってもいいの? せっかくアテシがお膳立てしてるのに。実は結構期待してたりしなかった? してない? ホントに? ……そっかぁ。
うん、わかってるよ。マスターはそういう人間だよねぇ。でもね、誠実に応えようとしてくれなくたっていいんだ。マスターがどう思ってたって、アテシの気持ちはとっくにここにある、それだけで充分なんだ。全部汲み取ってくれなんてワガママは言わないよ。だから、ちょっとだけアテシのことも、感じて。
アテシの魔力を、隅から隅まで覚えておいて。
ねぇ、マスター。愛してるよ。…………死ぬときは一人になんかしないよ。絶対に。
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