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聖杯大会本戦統合スレNO.5
https://bbs.demonition.com/board/6193/
ラフム語翻訳機
https://yt8492.github.io/RafmanTranslator/宝具台詞ですか
フロームンド
「輝きは繊月のごとく、月映え、この輝きに夜よ退け!魔剣限定奥義 『微睡みの夜天、幽幻に揺らぎて(ミスティルテイン・ヴェクタムル)』!」
エドワード黒太子
「忠実なる騎士諸君、英国の鏃を敵陣に送りつけよ!『鋼の神威、黄金獅子に光あれ(ナイト・オブ・ガーター)』!
かちかち山の兎
「おのれ狸おのれ狸おのれ狸おのれ狸おのれ狸おのれ狸おのれ狸!」
設定してたものだとこういう人たちとか前スレ>995
昨日の北欧版アーサー王伝説の話は魅力的でしたからね。監獄長さんと同じベルセルクを題材とするならば、ボズヴァルやヒャルティは被らせたくないのでスヴィプタグですかね。ここで活躍させられるめどが立たなければ僕鯖へ送りますが。スレ立て乙です~、宝具台詞ですか……
メネス
「宝具!……『ゴールデン・スネーク・アイズ』ゥウ!!……え、駄目?」
「王権の象徴たるコブラ、そう!それは紛れもなく……礎(よ)である!!食らうが良い……!!偉大ですっごい、ファラオビーーーム!!!……イェイ!」
「────これなるは統一神王(ファラオ)の威光、とくと味わい逝くが良い。『神威を示す黄金蛇(ウラエウス・ナルメル)』!」前スレ984
確かに、シルヴァさんの支援がなければ聖杯奪ってから逃走するのも出来たかもしれませんね。
何気に最初の魅了強化中に蓄積したダメージが最期まで尾を引いてたりしますし。フロールヴ・クラキ
「魔剣、正式拘束解放────共鳴。
我らは猛る者である(ボズヴァル・ビャルキ)
我らは気高き者である(ヒャルティ)
我らは見る者である(スヴィプダグ)
我らは速き者である(フヴィトセルク)
我らは硬き者である(ベイガズ)
我らは困難を行く者である(フロームンド)
我らは共に歩む者である(フロールヴ)
──── 徹宵の胡蝶(スケヴニング・ヴィズル)!」>>9
ヴェズルフェルニル?宝具セリフ……宝具セリフ……
「―――我が手に星ありき。
星の現身、物見の台、我が天球は門を開く。
あらゆる罪、あらゆる罰は全て消え去れり。
然して―――此処を、理想郷とする!
『遥か遠き大天球』!」
設定としては存在するけどゲーム上では使われない可哀想なやつなら……>>19
こういう時私は日本語を捨てて英語を自力で訳しますね……大変ですけど。>>14
ハダリー「!」(ガタッ)>婚活
宝具台詞……。
今のところ、これだけかな?
ロケット号「我は犯人に非ず。然れど目撃車。気は進まぬが、決して消えぬ記憶となりし厄災をここに再現してみせよう。『世界で初めての災いを君に(ディザスター・フロム・スチーム・ランド)』!!」宝具1
「杯から湧き出よ、救済の泉。あらゆる人々を救いたまえ!『霊薬・不要なりし現世の悲歎』!」
宝具2
「はーい、お薬の時間ですよー!溢れ出るは救済の泉、あまねく病を淘汰せよ!『霊薬・不要なりし現世の悲歎』!用法用量を正しく守っててお使いください、ピンポーン」
こんなところ?????「さあ、あの日の再演といきましょうぞ。『敵は本能寺にあり』!!ファーハハハッ!何もかも燃えてしまえぇ!!」
?????「天っっ!!誅っっ!!キェェェェイッッ!!」
この日本人共よ。下の方は宝具どころか対人魔剣ですらないただのスキルだけど。あと前スレディックさんへ、クトゥルフに興味を持ってくれるのはいちファンとしてすごく嬉しいです!
クトゥルフ神話は原作原典絶対!というジャンルではなく、シェアワールドのジャンルなので設定が本によって違ったり増えたり減ったりしていて(FGOで言うならゴッホのヴルトゥームは原典のラヴクラフト作品にはいない神性です)、少し大変なので何も原典を読もうとしなくてもまずはなんとなくの概要が分かれば良いと思います。それこそTRPG遊んだり、漫画読んだり。
個人的におすすめしたいのは海野なまこさんが描いた「クトゥルフ様がめっちゃ雑に教えてくれるクトゥルフ神話用語辞典」。ラヴクラフト作品についても触れられているので、エピソードから「これ面白そう」と思った作品を読んでみる…とかが出来ます。
それと、今日の午後11時45分からBSプレミアムのダークサイドミステリーという番組でクトゥルフ神話、及びラヴクラフトについて特集していますので視聴してみても良いと思います。これは前スレで確かユージーンさんも仰っていましたが…>>25
>>28
お誕生日おめでとうございます!
誕生日(7/23)もクリスマスも普通に働いてて祝うという考えが抜けて久しいですが、めでたいことは間違いありません!
>>26
本のご紹介ありがとうございます。後学のために読んでみようと思います。
あと前スレで林崎甚助のSSを久しぶりに書きました。一刀斎や石舟斎についても言及したかったのですが、長すぎてしまいカットとなりました……
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E9%A4%93%E3%81%88%E3%81%9F%E7%94%B7>>29
今日は愛酒の日らしいので私は酒粕食べるー!(暴飲暴食)
>>30
ありがとうございます!まあ一週間前っていうのは却って覚えやすいかも…?
SS拝読いたしましたー。甚介さんのストイックさをよく表していますね。普段は表情筋死.んでるのに戦いに赴くにあたって笑うというのがバトルジャンキーっぷりに拍車をかけている…
>>31
ありがとうございます!
最終日の夜に手を痛める人間です…朋友…
>>32
ありがとうございます!ケーキ食べれないってなると食事が大切ですね…自分は逆に物欲強すぎて決めきれないとかよくありました…ある程度大きくなると「自分で買うからお金ちょうだい」になるよね…
>>33
ありがとうございます!
>>34
ありがとうございます!
こうやって祝われるだけでも嬉しいです!ちょうど「Garden of Avalon」の小話みたいなのが書けたので、投下します。因みにフロールヴの話です。
────とある王の話をしよう。
北欧に地にて、未だ黄昏より残留した神秘が香っていた時代。
人類文明が産声をあげ、妖精たちすらも姿を消していった時世。
そこでは大きな力の渦が巻き起こっていた……難しい話ではない、単に支配欲の強い王が君臨して北欧を牛耳っていただけの事だ。
その者は神々の血を引き、王家の者として力を振るう。
人によっては暴君と悪態をつくだろうが、それも一つの王として姿だ。何も間違ってはいないし、北欧の勢力図が過去最大まで書き換えられているのは、その“暴君”の手腕あってこそ。
故に余人からとやかく言われる謂れない筈。
しかし、しかしだ────それも度が過ぎれば、人類にとって猛毒となるだろう。
発端は些細な事だったか、そうではないのか。
彼の者は財を、黄金を求めた。それも手にすれば永遠の富を約束される程の莫大な財貨をだ。
そして王は手に入れてしまった。望むだけの黄金を────果てのない欲望を。>>38
その者の名は輝王アディルス。
スウェーデン王家であるユングリング家に連なる由緒正しき王族であり、北欧の神々の血を引く者でもあった。
彼の王は傲慢であり強欲、そして支配欲の権化というべき存在だ。地上の神とは支配者たる余であると言って憚らない。
正直に言えば、支配だの何だのだけであれば問題はなかったかもしれない。
だが、黄金の蒐集だけは認められなかった。その欲深さは北欧を、ひいては世界にすら破滅を招きかねない厄災と化すだろう。
特に、アディルスが手に入れた黄金の腕輪は看過できるものではない。あれは神々ですら危ぶんだ黄金の破滅────スヴィーアグリス・アンドヴァリそのものなのだから。
しかし輝王に太刀打ちできる者が存在しない以上は手の施しようがない……故に作る事にしたのだ。
黄金を打倒できる、人々の理想を体現した王を────。>>39
デンマークの『ライレ』という地にハールヴダナルと呼ばれる王がいた。
大神オーディンの血を引くスキョルドを祖に持つ半神の直系であり……嘆かわしくも人類史においては暗君の烙印を押されてしまった者だ。
事実、彼はアディルスとの戦に敗れてしまっているが、それだけで愚かな王と揶揄される事はない。
真実を知るのはこの世で……否、きっと誰もいないだろう────神を除いて。
輝王を討ち破れるであろう王を作る為、大神はフラニと名乗る老夫になりすましてハールヴダナルに接近した。こうして全ての計画が始まったと言えるだろう。
「この計画に賛同するという事は、汚名を残すことに他ならないが、それでもお主はやるのか?」
「……それは、この暗黒の時代に光を射す事ができるのであれば」
老夫は先ず、ユルサと呼ばれる少女とハールヴダナルを引き合わせた。
ユルサはこの時知らなかっただろうが、彼女はハールヴダナルの娘であり────新たなる王の母胎となる存在。
偉大なる者を作るにはそれ相応の代償が伴う。よって、ハールヴダナルが支払った代償とは自らの理性である。
人間性を棄てる事によって不純物を取り除き、神性をより強固なものとする。そして同時に獣(ケダモノ)のような理性で親と子が交わるという禁忌を犯す────これが理想の王の誕生秘話だ。
人間にとっては度し難く、唾棄すべき事柄であろうが必要な犠牲だった。故に禁忌と代償なり得たのだ。
まあしかし、後になって僅かながらも取り戻した理性により、良心の呵責に苛まれた結果自害を選んだハールヴダナルを見れば、どれだけ必要な事で、大きく嘯いた後であっても許せないのには変わりないのだろう。
ただ、こうして“理想の王(フロールヴ)”は生誕した────。>>40
前王が死した事で、八歳という年端もゆかぬ子供でありながらも王位に就き、ライレの政権を担った。
幼君という事もあって当然のように反発があったが、フロールヴは小児とは思えない聡明さを発揮し、自らの力で不服の声をねじ伏せた。
末恐ろしい子だ。特殊な出自である事を度外視しても何と能力の高いことか。民衆はフロールヴの異常さに恐れ慄きつつも、心のどこかで期待している部分があった。
────あの子なら、昏き時代を照らす光になってくれる。
実際、フロールヴは幼いながらも民の為に身を削り、汗を流した。
日中から薄暮まで王としての業務と戦闘訓練に身を任せ、夜中から夜明け前まで帝王学を叩き込み、そして就寝────夢の中ではフラニとの訓練が行われる。
常人が聞けばあり得ない、おぞましいと戦慄する生活だが、フロールヴにとってはこれは必要な事であり、当たり前の習慣なのだった。
そうして時が経過し、彼女にとって機転となる日。>>41
フロールヴは丘に立っていた。
一面は緑で生い茂り、穏やかな空間を思わせる場所。
ライレで時間を忘れて寛げるオアシスであり、時には自分を見つめ直す為の、ある種の憩いの場だ。
「準備はできているか。お主が、人々の理想となる瞬間を」
「────ああ、できているとも」
迷いのない目に、恐怖を感じさせない声。
決して人間味を捨てている訳ではないが、どこか人としては遠く離れているような佇まい……そこまで考えて、フラニは思考を取り下げた。
今の自分には無関係だ。関わる権利すら持ち合わせていない。
神とは人類を庇護するが、それは種としてのものであって個人を対象とはしてない。だが、人の身で干渉して、長年の間付き添ってきた影響か何も思わない訳ではなかった。
「……最後の忠告だ。これを手にしたが最後、お主は人間には戻れなくなるぞ? 夢見ることも、“村娘”という刹那の憧憬すらも消えてなくなる────それでもか?」
「ふふ、何を今更……などと言ってしまったら失礼に当たるか? まったく、汝らしくもない。いつものように冷酷に振る舞えばいいというのに、変なところで暖みを見せるのだからな」>>42
彼女は振り返り、躊躇なく“それ”を手にした。
「これは王としての義務。そこに個人の感情を挟む事はない……と、言いたいところではあるが、私は私で誰かの助けになれればと思っているかもしれない、ただ、それが私の定め、私の道を突き進む原動力になるのなら、喜んでその感情に身を捧げよう」
使命でも、存在意義でも、理由は何であれフロールヴは自らの王道をゆくと宣言し、その手に剣を────北欧における魔剣の頂点を納めた。
王の魔剣は彼女を担い手と認め、この時をもって真の意味で理想の王として誕生したのだろう。
常勝の王、ベルセルクたちを統べる戦士の王。
フロールヴの登場により、北欧の勢力図に変化が訪れる。
これこそがフラニが予期し、ハールヴダナルが後に残したもの。
後にある少年によって“クラキ”という渾名を与えられ、自らを『フロールヴ・クラキ』と名乗るまでの未来はそう遠くない。
王の輝かしい栄光を────。
しかし、失念していた。
ハールヴダナルの支払った代償は、思っている以上に強大であったと。
理想の王の影に生まれた、輝王とは異なる破滅が、刻一刻迫っていたなどと……────。>>45
ただ怖いのは自解釈入れまくりなので鋭いのを一発入れられてKOされる事なんですよね。
まあ書いていて楽しいのでモーマンタイなんですが。>>50
GoAとか英霊伝承みたいな話は書きたいですよね。それに加えて設定を物語としてアウトプットできるほど鮮明になってない人たちもちらほらいる……>>51
栄光と破滅は表裏一体。北欧ではよくある話です。悲しい。>>35
センキュー・ソーマッチ!
そういえば一刀斎の宝具のうち『五天』の効果を「極意一つ一つに効果があって、且つ消費することでそれぞれの効果を載せた一刀を振るえるよ!」的なものにしようと思ってるけど少年漫画などに詳しくないから五つも効果思いつかないよ…
ひとまず『妙剣(けんをおのれとみとめること)』は「手足が無くなっても剣が振るえるよ!剣がなくても手足があれば剣として振るえるよ!載せた一刀は剣がなくても手足がなくても一刀斎がいれば振るえるよ!」っていうのに、『独妙剣(おい、おわれるみとなっても、ひとりであること)』は効果自体は微妙に決まらないけど「載せた一刀は特殊なバフは付かないよ!敵のデバフも味方のバフも付かないよ!ただ一刀斎の道が載ってるから当たるとめちゃんこ痛いよ!」っていうロマン系にする予定英霊異聞と言うとジョゼフフーシェのマリーアントワネット処刑の日に関して書いてみたいのだけれどまだ資料充実していないもんだから…怖いから…
ヴリトラのクリスマスで、邪竜と竜殺し=モンハン、がだいたい説明できるみたいなのでそっちで擦っていたら、純血竜=古龍の相似性で刺されたファヴニール君!大欲概念で繋がりそうな「暴食・繁栄」の眷属が竜種なビースト6はまさかのアーケード待ち!!
なぜか太陽属性かつ“真なる”太陽を湛える(暫定)最強の魔剣グラム!銀河系女神の神核をどちゃ破壊する魔剣形式・十連太陽の詳細も不明!
ファヴニール君でやりたいこと色々あるのに……何も……何も書けねえ……ッ!!
>>28
おめでとうございます~
学生時代の夏休み、うっ頭が
>>44
サーヴァントの生前SS好き……
一場面でも掘り下げになるので、集中力と時間がない現代人にはとても向いている……(描写のための資料集め地獄になることから目を逸らしつつ)日本にもファヴニールみたいなポジション狙える存在ないかなーと考えてみても知識不足が悲しい。ヤマタノオロチは公式が色々考えていそうだし、他に心当たりだと九頭竜とか夜刀神とか……
宝具詠唱は全部wikiの格キャラページに載せてるよ。一応宝具考えた以上は入れたいからね!その分ネタ切れ起こしやすいけど!
私的にも特別(知名度的にも効果的にも問題ないよね)なのは
「私を呼ぶ者がいる。
私の名を語り継ぐ者がいる。
私の力を求める者がいる。
私を思い慕う者がいる。
私を「恩人」と謳う者がいる。
嗚呼、それならば。私は、何度だって。
─────立ち上がってみせる。何度倒れ、疲れ果てても。
─────至ってみせる。幾度ぶつかって、敗れ果てても。
─────だって、私は。私の真名(なまえ)は。」
「────────『世界の恩人(ジェームズ・ワット)』なのだから!」
「我らが伝説は永遠(とわ)に、我らが想念は瞬間(いま)に。
我らが向後は人類(ひと)に、我らが真諦は世界(そら)に。
我らが友愛は此方(ここ)に、我らが道程は彼方(さき)に。
我らが盟約は花々(ばら)に、我らが大望は十字(むね)に。
人は導かれ前むに非ず。人は自ずから歩まんとす。故に、我は彼の者の征路を示してむ。彼の者の軌跡を見届けむ。
────拓けよ、望めよ、眺めよ。思うがままに、形成せ!その先を、いざ謳え!いざ仰げ!
────『彼の名と業は未だ賖く(ファーマ・フラテルニタティス)』──── !」小ネタ。
フェリーペはブラジル人なので母国語はポルトガル語。そしてポルトガル語で英雄……ヒーローとヒロインとは「エロイ」と「エロイーナ」です。
日本語感覚がある我々からすると「アレ?」てなりますよね。乾杯がブラジルでは「チ◯チ◯」というのに似ています。>>72
スペイン語でもHを発音しない場合が多いですね。
は行に該当する発音はJですし。>>73
本当ですか!
嬉しい反面、でも火村さんの書きやすい題材+ペースでも大丈夫でしてよ~そういえば、ギリシャ神話でオリュンポス十二神を生んだ(育てた)親的存在は、型月だとどう解釈すれば良いのだろう…
艦隊たちと触れあい、機微とか思想を育んでくれた現地の存在?ビオランテを投下してから気づいたこと。
スペイン人は歴史的背景から、肌が比較的濃い目。>>77
トコトコ歩いたり、フワフワ浮いたり、音も無く滑ったり……?>>81
夏美の妖精眼は心情を判別することはできません。なので郁の本音を見抜く眼力もないです。彼女の眼はモルガンやAAほど高位ではないこと、妖精と人間との性能面のギャップとして差別化しました。ちなみにプロスペローの妖精眼も同様に判別できません。
一言主を倒さなかったのは報復機能の回避&テクスチャの移動をできなくする嫌がらせ、でいいです。スカサハみたいな神殺しで人から外れるとか、日本武尊が征伐の結果神の祟りに遭うようなことを回避しつつ確実に害を与える。本人のフランクな態度と戦いや駆け引きが老獪である設定的にも合っているかなーと。
流刑のこと本当に恨んでるんだな爺さん……
役小角が日本の龍脈の調律などを行っていたという設定を考えてますが、そのときに一言主のことを利用したかも……しれません。前スレで木伽の英霊召喚についてのお話があったー。クラウディオ双子は撮影断るでしょうね。英霊に対してやろうとしてることがアレ(自分達の復讐について話して令呪使ってでも言うこと聞かせる)だもの。それに運営側の心象悪くなるとか知ったこっちゃないしね。問題は召喚場所どこにしようかなと
>>76
ありがとうございます!
思えば第一回参加者の中で一番日常寄りなキャラだったので、穏当な落とし所になったかなと>>86
「鯨憑きたちが集う話とか考えるけど他の鯨憑きたちが鯨とそこまで敵対してないor鯨を有効活用出来ているのに対してうちの鯨憑き二人とも鯨と敵対してて笑えないなっていう」
ふふふ……最近はフロールヴ関連のことばかり書いてたせいか、フロールヴの村娘、水着、ウェディングドレス姿とか色々と描きたい欲求が……。
ふと「アポロン神は魂や本人の輝きとかそういうのを見透かす眼を持って(個人的想定)」いて、それに因んだ「光明(仮)の魔眼」というものを思い付きました。
礼装や本人由来ではない能力(魔術刻印など)を無効果する、みたいな>>100
アポロンの本体(機神体)って、案外ウルボーグ3(リンク先参照)みたいだったりして。
http://obakeblader.com/2020/05/24/post-12285/>>100
自解釈とはいえ、約二名ほどが……。
フロールヴ→栄光とか理想とか色々と頑張ったけど、思わぬところで生まれていた異母妹の手によって謀殺(謀殺は名誉ある死かどうかは不明なのでヴァルハラ行きも不明)
スタルカド→養父として、大神として戦士に育てた。多分情があっただろうからバカみたい祝福授けたけど、それが逆に仇となって戦死できず、最後は燃え尽きた末に詩を聴いてくれた少年に殺させるという道を辿らせる。
フロールヴの父親でさえ、ただの共犯とはいえ自害させてしまっている。別に情とかはそんなにあったかどうかは定かではないけれど。>>107
アニメオリジナルですからね、キングとアリエル。ゲームキューブのベイで一目惚れして一番使ってました。
しかしクイーンとガブリエルは……。魔女PC、どう考えても鉄の魔女のネタが広がらないので、「冬の魔女」にしますねこれ……
>>105
どっちかというとアルテミスが速射型(ラピッド・オルテギュアー)なので、一撃必殺説を推します~
アポロンのことを考えるとパリスについて避けては通れないので!
太陽神の眼(偽)が直感・第六感による危機回避=(真)は心眼っぽく経験則?→並列高速思考よろしく超演算による未来予測だとすると機械っぽい
『トロイア・ヴェロス』が太陽神アポロンの力を借りているため、「如何なる障害をも乗り越え、敵の急所に必ずヒットする」あたりが加護効果なら狙撃型になるはず
サンライズ・オーバーで光子、太陽光線ビームか?などと思うのですがどうか??「◯の魔女」って呼び方ポイント高いですよね
色々考えてみたくなるワクワク感がある
銀のmと、東洋の魔女…
wikiの【監獄長】を更新したました。更新内容については:
・第一回聖杯大会の【完結】
・リューンベル・カースの改修
・Epic of Hrolf Krakiの短編(多分追加話もあるよ)
などなどになります。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/リューンベル・カース
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/Epic%20of%20Hrolf%20Kraki
>>115
ありがとうございます。>>99
そうでしたか、残念です
皆さんの解釈の神様というのも面白い。公式でも触れられた北欧とギリシャがイメージを捗らせるようですね。>>112
アポロンの多様な権能についても説明できるようにしたいですね。高度な演算が予知、射撃機能が砲撃とできるけれど、医術や音楽その他とかが真体の機能か信号による後づけかとか……>>115
狂舞固有結界ミラークイーン(ボソッ)羅生餓天獄門:ユートグリラ・イキュカデノーアとかどうよ?効果全く思いつかねーけど。
万物全てを照らす太陽が特定のモノだけを照らし続ける(一定の場に留まる)ことなど許されないあるいは自らの性質上離れざるをえない、
自身の輝きを見ることは出来ず、しかし他者の輝きに興味を示し近づいてもいずれは焼き尽くす太陽……
「いやでも懸命に輝く人々を見るのは好きだから遠慮しませんが何か?」
的なオリジナルアポロン!>>130
まぁコレ題材が似た場所から持ってきてるから…。そこまで手間掛からんかった。
どうよ!厨二バシバシやろ!かっこええか!それともオサレ系か!>>128
なるほどぉかっけぇ!>>128
魔女だとバーバヤガーはどうなんでしょう?お話だと選択を迫る役だったり、モンスターのごとく攻める側だったりですがネーミングセンスとはどうやって磨けばいいのか分かりませン。
約束された勝利の剣などというネーミングセンスはどうやって身につくのでしょうカ。
ワカリマセン。神話の話といえば私言っておきたいんですけど、ハ様もといその本体をブラコンのシスコンにしたのは別にギャグ用のポンコツ描写とかではなく真面目に考えた上ですからね。
確かにあのお方といえば近代では創作物に出るたびやれヤンデレストーカーだのやれ兄弟を僻んで問題起こす陰キャだの散々な扱いではございますが、しかしながら原典たる古代伝承に立ち返りますと、ギリシャ神話で実際ゼウス様に叛逆行為を行なったきょうだいといえばポセイドンやへーラー様なのです!無論ギリシア征服民族の象徴にして男家長の強権のメタファーでもあるつよつよゼウス様がわからせるまでが一エピソードであるのはトロイア戦争を描く文献で家族をオリュンポスに招集して「逆らったら〆るやで」って宣言しているシーンでお分かりいただける通りではございますが!……まぁポッセに関してはホメロス氏しか言及してないエピソード(はず)なんで彼の創作って説もあるんですけどね!
ここで思い返して欲しいのがティタノマキアー終戦直後のエピソード。オリュンポス世代がティタン神族に勝利を収めた後その終戦処理として今後の支配領域を決めるために行われたのは3界を分けるくじ引きでした。>>136
だがしかし冷静に考えてみますと、レアー様に隠匿され父殺しの英雄にしてこの簒奪の最大の立役者となったゼウス様以外に「天」を任せるのは王権の行き方として不自然以外の何者でもなく、ともすればこの「くじ引き」とはあらかじめ定められた談合にさらなる正当性を加えるという形だけのものであったと考えた方が自然ではないでしょうか。
だがしかし先述した通りポセイドンは割と気性が荒く、冥府なんて任せたらキレて暴れるかもしれない(純度100%の偏見)ので、ここは生まれ順的に正当な長男であるハデス様があえてババを引き活躍度的に正当な王であるゼウス様に一番いいのが行くという形で納得させるのが一番であるという形だったのではないでしょうか。
とはいえそんな理由で死者の領域……バビロニアとかに比べりゃだいぶマシな描写をされているとはいえヤマ神にも代表される通り「いるのは基本死者」「生者が行ったら死ぬ」なんてのが常識な領域にいくのはまるで「理屈のために死を選べ」と言われているようなものです。
そんなのどんな理屈厨であっても愛がなければできねェよなァ〜ッ!?
それを近代の人類どもはやれ「オリュンポスでぱーちーばっかしてるのムカつく」とか「私が天に立つ」とかそんな理由で反逆するキャラに仕立て上げ一方的に「闇属性だから悪そう」みたいな扱いにしよってからに!!!かァ〜ッ!これだから自分が日の当たる場所にいないと気が済まない陽キャ種族は困りますなァ〜ッ!!あくタイプとゴーストタイプじゃ全然別モンだってのはヤケモン界隈じゃ最早基礎知識通り越して物理法則でござるが〜!??!
つまりあの方は理屈厨とかそれ以前にめちゃくちゃ愛情深い!これが黄金の真実ってわけ!おわかりかな?かな?まぁ以上の話全部「原典に忠実に解釈した」「地球に根付いた神々としての」彼らについての話なんで、あくまで異聞帯みたいに機神文明を放棄しないでガンガン使いまくるエイリアン路線のギリシャ神話を模索してる人にはなんの意味もないわけですが……ええ……
私は汎人類史の彼らはもうちょい馴染む努力してたと思うよ?
>>122 >>127 >>125 >>124
はいなのですはいなのです、基本的には冬(と秋?)がもたらす「死と終焉」にその後くる季節がもたらす「誕生と継続」との対比を見出した善悪二元論兼円環構造的神秘なのでリンちくしょうが取り込んだ黒い神様が大元の信仰基盤になるのはある意味当然の帰結なのです
でもなんやかんやで隠れ里化してマリア観音的フェイズが発生したせいで今は冬おじさんと雪ん娘を祀る楽しいサンタクロース宗教みたいになってる土着宗教魔術なのです>>138
お、おう。でもまあ冥府神の解釈は軒並み似てますね、はい。調べれば調べる程「なんで悪役に抜擢されるん?」と疑問符を浮かべるばかりです、はい。神話ポンコツ民な私としては「一言主って本当に日本神話の神性?」となったりする。初出が雄略天皇時代とかいう神代から見てめっちゃ後なのに「悪事も善事も一言」っていうかなりの力を持ってて天皇退かせたりするし。
なのにどんどん扱い悪くなってってしかも霊異記だとまるでこれからの時代神道じゃなくて仏教だよね!の典型例にされたかのように一人の人間にしてやられるし。
そもそも何故葛城山?土着の神性、豪族の権力の神化?にしては出てくるのが雄略天皇時代っていうのは大和の神性っていうのと矛盾するし…同じ言葉関係の神である事代主との関係も気になるけど、事代主がそもそも言及少ないし…
公式で一言主の情報が欲しいよお…型月的真実、叶うなら救いが欲しいよお…エルメロイII世で日本神話言及されても一言主が本当に日本神話の神性なのかも怪しく思えちゃうから安心できないんだよお…そもそも神話伝承ザックリとしか知らんし情報量と調査力もそこまで高くない俺。だからサーヴァントよりマスターに行くし。そもそも魔術の構築も苦手なんですね。
>>141
セファールによって衰退したからこそ新天地として国津神の領域を目指した、とも考えられますね。神代のテクスチャ内で天津神と国津神の争いがあったとしたらギリシャ神みたく神々でぶつかり合いは本当にあったことになるでしょうね。
あと神道だと造化の三神という高天原に出現し、万物生成化育の根源となった三神、天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神がいるのでそれらの位置付けも悩ましい。日本神話だと天津甕星(星《金星》の神、天津神の平定に従わぬまつろわぬ神)が天羽槌雄神(織物の神)に征服されるとか、めちゃくちゃテクスチャ周りの話っぽくて型月的〜と思うんですが、この辺拾われそうな気も拾われなさそうな気もするので手を出しづらい……
最近の魔女事情見るとスネグラーチカも魔女設定でいけたかもなぁと思うこの頃
元ネタである童話でもバーバ・ヤーガの被害者だったりするパターンもあるからそれなりの繋がりはあるんですよね天御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神が天照の上位者だとするとゼウスにおけるカオスを連想してしまいますがそうなると、なんらかの目的で天照やスサノオ、月読を作り出したということになるのではないかな。
>>146
そこも気になる……なんかコヤンの迫害に利用したモノ云々も天津神信仰説もあるし、言わんやrequiemで9割9分の確率でイザナミも控えているというのもある(型月日本神話)
>>150
いやぁスネグラーチカに関しては出番も現行の設定もその発展型もガッツリ予定あるんで変える気はないのです
今のところ魔女設定は面白そうなのでどこか使えたらいいなぁくらいの感覚でして
あれ、まてよ…?「銀の魔女」イケるのでは…?>>143
>>黄泉津比良坂
ありゃ覗いた旦那の方が悪いと思うんじゃ(真顔)
冥府とか死後の世界が結構厳格で融通効かないキャラにされているのは理由があると思うです。
と、いうのも、一般的に「宗教や神話」と呼称されるものは基本的に世界に説明をつけるための思索であるからなのです。この理屈でいえば何事にも科学的に説明をつけることに拘り続けるのも「科学教」みたいなもんですよね。
まぁそういうのは一旦置いておいて、古代社会というものは往々にして生易しいものではありません。疫病災害侵略差別と様々な問題が生じますよね。そういう現世ではもう諦める案件に直面した時、人々が救済を求めるのは死後の世界なのです。死海文書でも知られるクムラン教団の「我々光の子らは終末の時に救済され、敵対者は粉砕されるのだ」なんていう思想なんてもうそれの局地ですよね。つまり、大雑把に言ってしまえばたとえ現世が辛くてもいい子にして頑張っていれば死後の世界で報われるというわけです。「スピリチュアルなんてほっぽって現世利益を追求しよう」なんてのは恵まれた環境だからこそ言える思想なのやも。
さて、そんな死後の世界の最大の救済要素といえば「金持ちだろうが貧乏人だろうが死ぬ」という要素でありますね。
要はあれです、あらゆる人のワンチャンの場として「いい子にしてたら報われる、悪いことしたら罰が降る」の場として設定されている死後に汚職や不平等があったら困るわけですね。
無論そんな中でも「でも、たまには特別であって欲しいナ☆」って思想が働いちゃうからか、定期的に生還エピソードとか死神を騙す話とか作っちゃうが人類ですけど!
>>147
時計塔での扱いとしてはバゼットさんとかその辺に若干近く、「家としての歴史は長いけど、時計塔内での派閥力はないからなぁ…」的なポジションにいますね。田舎の霊地で理論を研ぎ澄ましてるうちに中央の権力からはすっかり取り残されたガラパゴス魔術師と化してるのです。でも本人としては「田舎で先細りするよりは多少下に見られても都会の風持ち込まないとなぁ」って思想だからイギリスまで遠征するのですわ。
協力に関しては、要請されれば(極端に人道にもとる内容でない限り)基本しますね。割と親切ないい人だってのもありますけど、「それができる位置にいて、自分にできる能力があるならやるべき」って感じの思想持ちなので。ちなみになんじゃがどうもメソアメリカ系の神話概念だと死後の世界は明確に悪性寄りの描写があったりするのじゃ(シバルバーの王とその没落とか)
アステカのミクトランなんかは生前の行いの善悪ではなく死因で振り分けられるあたり若干北欧神話(割と戦死者、処女、それ以外って感じだったりするよね)と似ている気がするんじゃが残念ながら我が家の資料コレクションは圧倒的にアジア・ヨーロッパ寄りでアメリカとアフリカはちょっと資料不足なため言及は避けるぞい
>>154
生死のシステムに善悪を持ち込んだ以上、それを恐れたりする人類が出るのは仕方ないよー
私としては特定の宗教とかに思い入れないから悪魔の存在も「人類に障害を与えるべく用意された装置」的な役割理論を支持してるけど、自分を神と聖なる世界に所属するものとして信じてる人にとっては悪はとにかく汚らわしいって思想がありそうなのも理解できるし、そういう概念で育った民族が世界で覇権を握ったら天国じゃない死後の世界を一概に悪と穢れでくくりたがるのが主流にのもわかるさー(許すとは言ってない)
死刑執行人とか肉解体する人とか金貸しが嫌われたり差別を受けた歴史と同じ理屈でしかないさーあと単純に異文化異言語の翻訳ミスというか、そもそも各文明の思想で構造も成り立ちも違う「神話」って概念の「神」とか「冥府」を別の一文化圏にドップリの視点から解釈して概念を理解しようとした事が間違いだったヨー(近代文化人類学の目覚め)
実際その辺でキリスト教宣教師が布教ミス起こした逸話とかあるヨーあとついでのついでだけど死や穢れを遠ざける思想は(特に衛生観念のイマイチ行き渡ってない古代とかにおいては)遠ざけとけば死体や病人に触って変な病気移されないっていう明確なメリットがあると思うよ
具体的な実害範囲が分からなくて単なる出血とかまで遠ざけちゃったり処置方が適切でなく防疫として不適格だったりするのは近代まで手洗いうがいの重要性もわかってなかった人類さんだからしゃーない死は身近にあるものだけど、親しみを覚えたり打ち勝ったり(不老不死とか死者蘇生とか)してはいけないかなと思う個人的思想
しゃっ、冬の魔女(プロトタイプ)投げます~
「あなたは、あなたの好きな事を、やりたい事をやってもいいんだからね」
……魔術師の長子は、生まれながらに次代のランナーとなる。
開祖から始まった根源への到達、あるいは世代を重ねなければ届かないこそが“家”の役目。例え何代かかったとしても至らなければならない命題。それが生命としてのゲームセットとして定められていて、叶わなければゲームオーバーだ。
そのために私の親も、そのまた親も、さらに親も!
皆がそのためだけに命を消費していった。
それを、百年なんて遥かに超える研鑽を、私個人のために無駄にしていい道理はない。
「それでも。それでもね。
わたしは、〇〇ちゃんが笑っている方が良いなあ、って思うの」
母の、困ったような微笑みを今でも覚えている。
気付いていた。私の魔術回路の質や量が、かつてのような優れたものではないことに。魔術回路の衰退、魔術師の家系としての限界が近いということを。先祖代々積み重ねてきた魔術理論にそもそも私が向いていないということも。
だとしても、自分から進んで魔術刻印を移植した。家という呪いに殉じることを選んだ。
……私が、選んだの。
……私が。>>164
〇魅了の魔眼:C+
暗示の一種。
意思を込めて目を合わせた相手を魅了し、短時間ながら意のままに操ることが出来る。
固有結界を体内に展開して使用することで、生物・非生物を問わず対象の行動を拘束。さらに一工程で運動も禁止することができるようになる。
【解説】
冬の魔女の末裔。
太陽を忌避しているかのような雪花石の肌に、肩まで伸ばした白金色の髪、透き通るような青い眼をしており、その出自とは関係なく全体的に色素が薄い。瞳は日差しに耐えられないのでカラーコンタクト、時間がないのならサングラスで調整している。
用いるのは、生き物と生き物を掛け合わせる魔女の壺。ドルイドの知恵が源流であるウィッチクラフトの中でも、陰性の魔術である黒魔術。獲物の追跡、自身の姿の隠匿、死に至る毒、業の腫瘍化、苦痛の増加、不運の前借りなど、基本的に『命を材料にする』術式。生贄を捧げることで、特定の対象に対する災厄の招来および呪殺、悪魔召喚、儀式による精神集中を目的とした魔術である。>>165
誕生日:5/16
年齢:19
身長・体重:152cm・43kg・B82/W53/H80
特技:ウィッチクラフト、ガーデニング
好きな物:観劇(主にミュージカルやバレエ)
嫌いな物:他人からの詮索
決戦の日:嵐の夜
願い:冬の魔女の血を大地や過去に還らせる、あるいは第一に加える
性格:魔女かくあるべし、という理想像の下に生きている。目標が高く、それに追いついていないため視野が狭く、見栄っ張り。負けず嫌いで直情的。勝機があるのなら積極的に戦うタイプ。裏表なく思ったことを率直に口にするが悪意はなく、腹芸なんていうのは特に苦手。
ウィッチクラフトの使用後は不快感で毎回のごとく嘔吐してしまうという。
【台詞例】
一人称:私
二人称;あんた/あなた/〇〇
三人称:彼/彼女/あいつ/〇〇
脳内CV:大地葉
「冬の魔女っていうのは、10月31日……一般的にハロウィンの日に集まった魔女の一派のことで、その中の一人が私の祖に当たるの。この世とあの世の境界がなくなる日、嵐の夜(ワイルドハント)の先触れが、ね」
「春の兆し、夏の憧れ、秋の終わり――そして、冬の訪れ。
永遠に眠るかはあなた次第。毒入りの林檎、お一ついかが?」>>170
まあ魔女の秘術なので、強力な反面返されたらより酷くなって返ってきそうですね。それにしても呪術の中でも報復に特化しているところがスノーホワイトって感じで、改めて見ていいなぁと思いました。
臼鬽泪の魔術も童話にならって雪の女王(スネードゥロニンゲン)にしようかなと思います。
・感情の鏡
・導の白鳩
・記憶と忘却の花
・愛情の涙
とまあ、今思いつく限りですとこんくらいですかね。ただしそれだけど味気ないので、デメリットとして魔術を過度に使えば自身の感情が凍結していき(感情凍結のスキルみたいな症状)、徐々に人間性が失われていって精霊としての面が強くなっていく。
>>176
死徒になりかけのリビングデッドかぁ……聖堂教会に通報しとこ。>>178
雪、凍結は単に止まった状態の比喩ですね〜
愛はここのえの誤読
「冬」に関しては別に被ってないと思います。冬の魔女は種族名であって、魔術や魔術師という感じではないので>>179
いいですね。感情凍結に伴い人間性を失いつつも絶対零度へと力が増していく……そしてリミットを超えてしまえば肉体が完全に凍結して生命機能を停止させる。
何せ魔術と魔術刻印は凄い代物だけど肉体は人間よりだからね、耐えられる訳ないよね!>>160
何世代もかけてのは人の世への移行・アップデートは私のところも同じです。ただその大事業の実施者が具体的に誰かというのが名指しされているのです。
日本武尊
各地の神格、精霊などを討滅して日本に残留する神秘を衰退させて人の領域を広げる。度重なる神殺しによって自然界の報復装置にとって命を落とす。
彼の武勲によって日本における星と人の均衡が崩されて、人が神秘から離れて生存できる可能性を作り出す。
厩戸皇子
神代の神秘を減衰を加速させて人の世界へ移行させる仕掛けを施す。地表の運行を星から人に引き継がせ神秘を排することで、神秘を残し続けて世界から排される事態を未然に防ぐ。
仏教の導入で人々の認知を変化、死後の世界もテクスチャも刷新させて神代から続く黄泉のシステムを更新した。
まだざっくりとした構想ですが。日本武尊の役割、SSに書くときは自作で作り出すか、既に製作している参加者さんからお借りしてその役を担ってもらえるようにお願いするか、そこら辺はまだ未定です。ちょこっと小話を投下します。
自分は、全てを知っていた訳じゃない。
だが自分は、全てを視ていた事は確かだった。
輝王アディルスが俺たちの王の手によって討たれ、北欧の地を圧政による支配から解き放った後の、束の間の時間。
悪い王様は倒されて、それで皆んなハッピーエンド……という訳にはいかない。
最初は誰もが喜んだ。暴君による恐怖政治が終わったのだと、これでより余裕のある生活が送れるのだと、民衆は稀代の王を謳った。
けれども、それは最初だけ。民の不満はすぐに膨れ上がり、謳っていた筈の王に向かって悪態をつき始める。
それもそうだろう。何せ輝王が倒されてからというもの、土地が僅かに痩せてしまっていたからだ。
人々が訝しんで、彼の王様に何かしらの不信感を抱くのは仕方がない……それが例え、胸ク.ソ悪い陰口であっても。>>186
俺は、俺たちは知っていた。
戦場にてアディルス王と戦ったベルセルクの面子は皆知っていた。
黄金の化身、大欲の邪竜を討つということは、内包された黄金という神秘もろとも消滅させる事と同義であると。
そうして討ち取った結果が神秘の急速な衰退────土地が痩せてしまったのはその急激な変化によるものだ。
神秘が衰退し、環境も完全なる人の時代に移り変わる。今起こっている事態は、それによる微かな代償に過ぎない。
何、少し耐え忍べば土地は再び豊かさを取り戻す……誰もがそうやって構えられたら良かったんだが、現実はそう易々と事を運ばない。
この事実を知っているのは俺たちの王と、十二人のベルセルクのみ。もしかすればユルサ王妃もご存知かもしれない。
だが民々は知らない。知らないが故に不満を誰かにぶつけるしかない。
表立って口には出していないが、その対象はフロールヴ王だという事は皆分かっていた……王自らも。
だからなんだろう、王は陰口を甘んじて受け止めていた。そしてその上で現状の打開策を考え、彼らの不安を取り除こうとした。
それが王としての義務だから────嗚呼、本当に立派だよ。俺はそんな王だからこそ、配下として尽力したいと思ったさ。>>187
そして、フロールヴ王は黄金を民たち配った。これで少しは腹の足しになればと、困ったような笑みを一緒に浮かべて。
ああ────これが守るべき民の姿かと辟易した。
しかしすぐに、その姿勢がかつての主君アディルスと同じ見方になるのではないかと危惧して、考えを改めた。
そうだ。王が守ると定めた人々に、あのような感情を向けてしまってはベルセルク失格だ。
少し頭を冷やして心構えを改めて見つめ直そう。
────そうやって、視えていた不安を先延ばしした結果がこれとは、自分への呆れと怒りで笑いが込み上げてくるよ。
白き熊が、憎悪の雄叫びをあげている。
高貴なる者が、悲痛の余り消魂している。
ベルセルクたちが、魔猪によって蹂躙されている。
鉄の魔女が、歓喜の嬌声をあげている。
そして王は────全てを受け入れて、あの時見せた“困ったような笑み”で────。
ああ、これが俺の────罪か。>>184
ベリルの母親はベリルの父親と交わったためか、愛したためか変貌したみたいですし、魔女はその在り方も特殊みたいですよね。古代日本の神話云々で言えば、秦氏は渡来して蚕の養殖を伝えたって話があって、それが秦河勝の常世神討伐と関係があるんじゃないかという話があって、常世神が蚕に姿めっちゃ似てるって記述から「蚕を神化させようとしたのに対して「いや蚕って人間でも扱える生命だから」って否定する」ことが秦氏の人間である河勝にはできて討伐も出来たんじゃないかと。
けれど古代日本で渡来人ってやっぱり史実的にも神話とかのテクスチャ的にもかなり重要な存在で秦河勝の常世神討伐の伝説は「日本で生まれかけた神を異邦人の系譜が打倒する」というポイントが気になるところなんですよね。日本は異邦からの存在、仏や神をナイズする傾向があるし、秦氏他の渡来人の伝承も大陸からのなんらかの存在をナイズしたことを示しているのではないかと思ったりしててそこら辺も以前秦河勝を構想していた身としては知りたいんですよね。
古代日本だと後神道派で廃仏を推奨してた物部氏もどういった存在であったか気になる。それに神話なら明確に大陸から渡来してきたと言われているアメノヒボコノミコトとか。個人的にアメノヒボコノミコトはギリシャの機神の残骸が意思を持ったとか有り得そうだなと思ってるけど。
まあ、明日を楽しみにしとこう。流石にここまでは触れられないだろうけれども落ち着いてよく見ると、
冬(の魔女っ)子のロールタイプ、おぎゃり殺意全一型か煽りあい宇宙型かはともかく、少なくとも口プロレスと情報戦に参加できる程度の動線がない今のままだと、熱血介入路線じゃないかぎり蚊帳の外になるパターンすぎる...自分が神話に苦手意識持ってるのは家系図的なのの整理が苦手だからだと理解した今日。「〇〇は△△と■■の子で、兄の⭐︎⭐︎は〇〇と〜」みたいなのを脳内で把握するの無理…子供産まないで…親言及しないで…嫁娶らないで…婿取らないで…
だから私は一言主好きだよ()
>>168
体内の固有結界を目に発現させることで拘束の魔眼に…というアイデア、すごい…
純正の魅了の魔眼ではないのだし、「凍結の魔眼」とかの名称でも良さそうだなとか考えたり
>>189
あの時一言せめてかけていれば…という後悔は誰しも一度はあるものですよね。けれどこの場合は規模がデカすぎる…癒そうにない後悔なのも辛い…
>>199
あー、なるほどニギハヤヒ系譜の問題ですか…いまいち整理しきれてないところだ…
案外、馴れ初めからして反りが合わなかったりしたのかもしれませんね>>194
どんな王国でも崩壊までがセットなのが叙事詩ですよね。
そしてフロールヴの最期は「そっかぁ(困り顔)」という表情を浮かべながら逝ってしまうという見た人が見たら拗れてしまうような、やるせなくなる気持ちになる終わりでした。
>>196
これはオリジナルなのですが、フロールヴと十二人のベルセルク全滅時にはフラニ(オーディン)が立ち寄っているのですが、フロールヴが困ったような表情、そしてボズヴァル・ビャルキというランスロット枠のベルセルクがどうして憎悪を抱くに至ってしまったのかの理由付けが思いつきません……。
>>200
こういった争いは型月時空においては何かしらの転換点があったのではないかと少し考察してしまいますね。そしてどれもが悲惨に終わる……。あと秦河勝の常世神討伐については秦氏の祖である弓月君は始皇帝の遠縁らしく、異聞帯では「真人」になった始皇帝の血が流れてるっていうのもちょっと絡めて考えてみたいなとも。神でも仏でもない「人」としての究極を目指した者の子孫…の系譜…人属性は天属性に強い…
あと秦氏関係でいえば時々「秦氏、渡来人はユダヤ人だった!」っていう、いわゆる「日ユ同祖論」というのがあるようですがこれに関しては本当にわからねえです。世界史入れないで時系列専門用語その他諸々ついていけない
なんか弓月国などという謎の国についても出てくるし…古代理解らないよ…
>>197
ありがとうございます。けれど、これは完全自分理論なので悪しからず…>>214
どうしてかこういった破滅への過程をスラスラ書けてしまいました。やはり人間は物事が滅ぶ瞬間を一番美しく感じるというの……?>>215
あら涼しげ!>>211
古事記、日本書紀等の内容を包括的にした日本武尊を想定してますが、複数人のヤマトタケルではありませんでした。意外と成り立ちはロビン・フッドみたいですね。>>220
すげぇ上手ぇ!!!>>230
実際、魔女ちゃんはマインスターのように引き継ぐつもりもなかったし、というか自身に他人の一部が混ざってるのも気持ち悪かったのでフェッチで自分の中の魔女(母親)ごと後始末をしてやりたいことをやるために都会入り、という………
そのくせ雨の魔女を名乗っている恥知らずのドノツラガール日本武尊を東征の際に導いた狼が大口真神だという。真神は人間側に助力した神という立ち位置にすると真神にも物語が生まれるかもしれない。
現在魔女ブームに乗っかってオズ作ってるんですがオズの魔法使い型月目線で見るとドロシーのおばさんが魔女について知ってたりで最初からかなりアクセル全開で興奮してます
>>241
魔女が今、人気が高まってますね!
バーバ・ヤーガとかドロシーとか魔女にも色々いますが、種別とか詳しい細分化ができるのかちょっと気にっています。あっ……その、一応いつもの定期的なブームに乗っかっての産物というわけではなく、現在展開中の中編ストーリーのキャラ(魔女)に六章ででた「魔女」の情報から若干の再構成を行なっているという感じですので……
まだストーリーの完全な文章化はできておらずプロットの部分も多いですが、後先考えずに作っているものではないとだけちゃんとキャラとして描写させてあげられるか、既存キャラとの絡む事などは可能か?しっかりと活躍の場を設けてあげられるか、”創って終わり”にならないか、そこら辺をしっかり考えてキャラメイク、スレッドへの投下、wiki登録するかなどを決めるのですぞ~。
ちょっと燃え尽きました……ベルセルク調べるの無理です……異名とか、ポエミーな文章しか見つからない……。
なので私は調べがついている人物に力を注ぎます。ちなみにオズは木伽zeroに登場予定です
枠がまだ全部埋まってないけど>>261
グヴェン自体が光、輝きなどを指す言葉らしいので王の名前としてはぴったりでしょうしね>>260
フロージとかフロースガールとか多い事。かしらの名前が幾つか似通うのは万国共通なんでしょうかね?
因みにグレンデルの襲った王はフロースガール。
>>261
螢とヒャルティのコンビはまた見たいですね……ね!
>>264
ええ、実はヴェッグ(ヴェーグ、ウォッグとも)は円卓枠のベルセルクじゃあないんですよ。しかも彼、最初はフロールヴの事「クラキみたいに細いやつだな」と罵倒しまして、しかしフロールヴが「名前をありがとう。今度からフロールヴ・クラキって名乗るね」と逆に感謝して黄金の腕輪を贈るという。
それで「この王様めっさいい奴やんけ」となったヴェッグは仮にフロールヴが討たれてしまった際、必ずや敵討ちをすると誓うのです。>>266
あっ、ヴェール……ヴェールいい……とてもいい……
我サロメのあれとかアルテラのあれとか好き……めちゃくちゃ豪華になった……
エロスと美しいの境界線みたいなデザインがすごくいいです……
差し替え&登録、Wikiに反映させました
リアムの項目にも反映してますチェコと言えばカール4世、ルクセンブルク家のカール4世がいるよ!プラハを王都として栄えさせた神聖ローマ帝国皇帝で世界遺産であるカルロヴィ・ヴァリの発見者でもあるよ!綺麗な橋であるカレル橋もカール4世のチェコでの名前カレル1世からなんだ!
でもカール4世がプラハの魔術協会とどう接したかは正直わからない!「そっちには関わらないからこっちにも関わらないで」的な方針だったのかな!()
カール4世自身は魔術は使える身ではないけど信仰の補正で使える&キャスター適性があるって設定だよ!>>288
魔女の方は天空固有結界ネバーランドを持つ風の魔女ってことまでは決めてるんですが、混血の方はちょっと纏まってないですね……
王様の方は古代イギリスの王で、コーンウォール、イングランド、スコットランドを統一した人です
これまでも統一した王はいましたが、彼以降その統治は崩れることがなかったって言う今のイギリスの原型を作ったような人です
法を作った人でもあり、その内容は「権利の平等、課税の平等、国民の出国と帰国の許可」「未就学児と老人が住む家には最低限の文化的健康的な生活が保証される」みたいなかなり近代的なものだったとか
神秘的な意味では死者の軍勢を使役してたっていう悪役みたいな逸話もあります()>>293
つ https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ケルトハル・マク・ウテヒル
実はちょっとだけ使ってます……。>>297
紀元前500年〜400年代だとうちではペルシャのダレイオス1世がいますね。神槍持ちのランサーです。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%83%80%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%82%B91%E4%B8%96
ケルトの冥界神……まさかケルヌンノス!?あるいはスケッルスとか。これ余談なんですが、シグルドとフロールヴの活動時期はほぼ同じで、いわゆる同世代にあたる英雄なんですね。
アーサー王が5世紀に活躍して、フロールヴが6世紀と。>>287
Requiem本編の読者だから言わせてもらうけど、ぶっちゃけ天逆鉾関係はRequiemの既刊読んでも全く分からないどころかFGOのエリちの格好すら「何その格好……?そんなの知らない……」状態だからその辺の情報には何の参考にもならないとだけ
なんならRequiem関係で一番アテになる情報が「神霊でも受肉すれば子供が作れる」だったりするからネ
>>289
(ブリューナクって、実は既にSNの時には出てるんやで)
いやまあ、AUOの武器掃射の中に混ざってただけだから詳細は分からんですけど、あの時点で既にメロダックやらヴァジュラやらハルペーやらの古今東西の武器が出てたりするんで、効果はともかくそこに混じってるなら特にそういう特別な力はないんじゃないかなと思う>>283
霊墓アルビオンは流石に冠位竜の遺骸でしかないかと
アレそういう名前がついてるだけで地球誕生の頃から生きてるよく分からん存在だし、同名なだけで接点を見出すのは難しいかなって(アルビオーンならギリシャ神話の神格にもいるしね)
>>304
>神霊でも受肉すれば子供が作れる
正直これも怪しいというか受肉して〜とは言われてないので……エリセ自身奇跡と言われてるだけあってもう一捻りぐらいありそうな気も(神霊の受肉自体はアメミットが半分果たしそうな感じだったし)
>ブリューナク
あれは『ゲイボルグの原典』なのでブリューナクかグングニルかイマイチわかんないやつですね……(エミヤの言的に校舎の可能性が高い)
ゲイボルグの説明の中に『轟く五星(ブリューナク)』という名前は出てきますが……
>>287
引っこ抜くと神代の神秘がってあたりは高千穂に刺さってる方はちょっとそれっぽさあったんですけどね
お竜さん、あなたいつ誰に封印されたの……?>>308
盤ですか、道満や紫式部の陰陽道、玉藻の呪術、ペペや清弦の修験道にも盤や神の欠片があるかも、ということでしょうか。
修験道の開祖役小角はどこかで盤を得たことになるなら、金峯山で金剛蔵王大権現から何かを得たことになるのかな。
>一言主は幽閉されて接続可能な修験道の法術・魔術基盤にした
一言主に意趣返しをしたのは修験道の基礎が作られてもう活用していた時期なのですが、後追いで魔術基盤にできるものなのでしょうか?
>>306
>>307
淡い色合いのほうが塗りかたとも合わさって映えますね。
>>305
高千穂にある矛が聖槍だとすればそれで封印されるお竜さんは何者なのか?彼女を封印した者は何者なのかと別の謎がうまれますよね。
>>304
そうだったんだ……>>304
そもそもブリューナクって日本のローカルネタ説があって。アームストロング船長が月面に刺したあの旗も、見方によっては最果ての槍になるのかな?
ほら、リアル距離的な意味で。フロールヴで擬似キャメロットネタを考えてみたけど、ベディヴィエール枠が大分ロクな目に遭わないですね……。
>>310
>Requiemコラボやるよ!
「えっ!?もうやるの!?早くない!?」(当時まだ1巻のみ)
>ガチャはボイジャー!鬼女紅葉!
「まあ予想通りだけど、モミさんの人間態初めて見るんじゃが?」(この時はまだティラノの姿しか知らない)
>配布はエリセ!
「エリちの宝具が天逆鉾…?というかエリちのその痴女スタイルis何?制服とかスポーツ水着とかはどこに?」(2巻読んでもこの辺の経緯がよく分からない)
↓
マテリアルやコラボや発売された2巻を読む
↓
「ボイボイがフォーリナーの理屈は分かった、モミさんもまあまだ分かる。でもエリちが何で天逆鉾持ってるのかとか痴女服になった経緯とかさっぱり分かんねえ……」(何か分かるのかと思って2巻読んで分かったのが、エリちが準サーヴァントの理由だけ)
本当に現在のRequiem関係で分かるのこんだけですからね、Requiemの世界観はともかくFGOのゲーム内マテリアルとかの方が個々の情報は充実してるという()
それでもなおエリち周りはよく分からんので、本編の新刊待ちという餌を待つ動物状態です()読もう!本編!(ダイマ)
レクイエム2巻、ロード・エルメロイ2世の冒険1と2、クトゥルフ・神道・聖徳太子関係書籍等々、月姫リメイク、買わなければならないもの多すぎる!これで水着イベントが9月にあるのが恐ろしいです。
>>320
熊野や大峰の山々で修行を重て、吉野の金峯山で金剛蔵王大権現を示現して修験道の基礎を築くというのは人々にも知られていることですし、信仰に基づく魔術基盤にもそれは織り込まれていると思うんですよね。ですから、もし一言主を修験道の魔術基盤に利用するならばそれは魔術基盤の補強に使うのではないかなと思います。
LinuxのCPUコア数やRAM容量を変更するみたいに魔術基盤を増強させるように。>>176
返事遅れてたわ。
>保健所の殺処分を見せようとして飛鳥ちゃんがガチ泣きして京介に「加減しろ馬鹿」と怒られるエピソードがあるかも
はないですなー。クッチーは保健所気に入らないので(気に食わないって程ではない。)>>314
私の知る限り隠居したとされてます。
「ぼくのかんがえたそっきょう特異点」
フロールヴ、スクルドの謀殺によりベルセルク諸共全滅。しかし、ここでフロールヴのみトドメをさされずスクルドによって妖精郷に拐われる。
↓
ヴェッグ、戦死したベルセルクたちと置き去りにされた魔剣を発見。彼らを全員埋葬し、魔剣を持ってフロールヴを捜索。
↓
しかしフロールヴは見つからず、魔剣に生気を吸われて道中力尽きる。そこから長い年月が経過し、フラニ(オーディン)の干渉を受けて「これが最後のチャンス」と言われ、特異点へ辿り着く。
↓
ヴェッグ、少しでも長く魔剣を保有する為にフロールヴから貰った黄金の腕輪を介して同調。しかしその影響、代償、余波により肉体が女性の者に変化する。理由は「黄金の力(グルヴェイグ)」に適応するのに。
↓
カルデアと邂逅。本戦開始。>>323
エリちは師匠が槍使いだし……グレイもグリムリーパー使うし
プラハ周りを色々考えてたら生えてきた設定(リブシェ、あんまり関係ない……)
【王墓カレル】
魔術都市プラハにおけるカレル橋の周辺付近に隣接する異界。
伝説的な冒険王 ブルンツヴィークを弔う墓所にして彼が冒険にて得た神秘の秘奥。
ブルンツヴィーク王はある時は無人島に赴き現地の三頭の竜と獅子の争いに介入し、またある時はアフリカに赴き、黄金の剣を手に入れたという伝説を持つ王である。
王は冒険から祖国に帰還した後の数十年、ボヘミアに君臨し、死後もその墓は彼が無人島にて救った獅子が守ったとされる。
この異界はその獅子の死後に生まれたとされる幻想種の魔術工房。
星に還らず神秘が減衰する世界に取り残された幻獣が、朽ちて尚も王を護る為に作り出した忠節の異界。
自らの内と外を入れ替える魔術の世界で言うところの魔術理論・世界卵に近い現象が発生しており、世界の一部でありながら幻想種の体内の如き神秘が表出している。
現代では有り得ざる神秘の温床であり、加えて冒険王が蒐集した神秘も内包していることもあり、ブリテン島の霊墓アルビオンには及ばないまでも魔術世界で重要な位置づけがされている。
内部が探索可能な程の広大な迷宮と化しているのは或いは冒険王と呼ばれたブルンツヴィークへの獅子からの餞別なのかもしれない。
プラハに魔術協会が設置されている一因でもあり、特定の入口を持たず魔術都市プラハ全域で異界との隣接点を発見して接続することは可能(但し門前払いを食らうことの方が多い)。
ブルンツヴィーク王の剣が内包されているという伝説を持つカレル橋からだと比較的に接触しやすいとか。あとエルメロイII世新刊届きました読みましたちょっとよくわかんねえっす!エルメロイスレとか見て整理したい…
>>308
と言っていたらすごく丁寧且つ簡潔な解説が!ありがとうございます!
8個あるっていうのは多分収集効くようにっていうのに同意ですが、なんとなく「八百万」からだったりしたら良いなとも。自分が8好きなだけなのですが。
> 一言主は幽閉されて接続可能な修験道の法術・魔術基盤にした(欠片じゃないから8つからは外れる)
人麻呂「一言主ぃぃぃいいッ!!?」
なるほど納得は出来そう。神體にその神のご利益…みたいなものは影響ないんでしょうかね?法術詳しくないんでなんとも言えないのですが、密教系のように呪文や言霊を重視する系統ってイメージではないので…
これになると、人麻呂ももうちょっと危機感というか、聖杯欲しがりそうだなぁとも。ただ幽閉されているだけならいざ知らず、そうまでなると…元自分でなくても友人だし…いやそれだけで魔術系統一つ潰れるってなると相当だけど…
>>314
性別は…正直考えてない、というか「無い・対峙した人による」みたいなの考えてますね。
初出であろう古事記での描写がまず「雄略天皇とまるで同じ格好」で現れたらしいですし。言葉っていう、人と密接に関わるものの神な訳ですから、対峙した人のイメージに委ねられているのではないかなって。言葉が悪しく使われれば一言主も悪しく、綺麗に使われれば一言主も綺麗な身なりに、みたいな>>251
拝読いたしましたー。
クリスティーナさん、初っ端から躊躇がないですね…でもそれが良いコンビになりそうに見える…奔放な陣営が最優のサーヴァントっていうのは、ある意味での皮肉かも…?
>>259
更新頻度が早い…!追いつかなければ…追いつかなければ…!
いよいよ本命、人狼さんとご対面ですね。辿々しい話し方の化け物は私の好みに深く突き刺さりますねえ!聞いてることを見るとそこまで敵対の意思はないのかな?とも。いや敵対しちゃうのですが…
>>330
嬉しい!wiki登録OKですー
>>331
色々属性や装飾盛って後で「誰だこんな盛ったの!?」ってなる…公式の絵師さんでもそんなことありましたね…
>>332
ブルンツヴィーク王やっぱ凄えや…というかカール4世…どうしよう…結構絡んでるっぽい…絡めたい…あと聖剣云々自分も探してみてロシア伝承に「クォデネンツ」なる魔法剣があると出てきたのですがよくわからないしなんか他の伝承の剣と同一視が〜とか言われて挙げ句の果てにはネブカドネザルだのゲオルギウスだのに触れられてこれ無理だってなりました報告は以上です
>>340
ありがとうございます。こそこそ裏話
武井莉花は小学生の頃から背が高くて、それを理由にクラスメイトの男子男子たちによく弄られたり馬鹿にされてたからコンプレックスに繋がってます>>335
私的妄想プラハの神秘推移
西暦以降大陸の大半で神代が終了
↓
ブルンツヴィーク「ちょっと冒険行ってくる」無人島や未開の地から神秘を引っ張ってきたため一時的に神秘が溢れる
↓
世界「ここちょっと布(テクスチャ)がほつれてるな……」ってなって再度縫い止める為にプラハ用の最果ての塔が生まれる
↓
9世紀にEXランクの千里眼持ち女王リブシェが生まれる。リブシェ、未来視により最果ての塔の影を発見し、それを起点として百塔の街プラハの基礎 プラハ城を築く
↓
10世紀 プラハの民族英雄 ヴァーツラフ1世の台頭。プラハ内の神秘を拾いながらもキリスト教化を推進しプラハの環境を人の時代の為に整える象徴となる。事実上、神秘の時代のプラハの終焉。
↓
神秘の大半は喪失したが、幻想種の残滓や最果ての塔の影響で霊地としては高品質を保っており、ルドルフ二世の時代では魔術都市として繁栄した
って感じですねー、ヴァーツラフ一世までがブリテンにおけるアーサー王の時代って感じでそれ以降はリチャードみたいなイメージ>>266
人焼き春のburn祭り……
邪神ポイント集めたら何か貰えるんですかね。
ベールがついて、より邪悪かつ神秘的な雰囲気になりましたね!黄泉比良坂を塞いだ千引の石は道反大神と言われてますがこれは地表と異界を防ぐ呪体と見るべきか、最果ての柱と考えていいのか、悩ましいです。
修験道の魔術基盤→蔵王大権現から得たもの
一言主→従来の通り縛られ世界の裏側へ移動できない状態
こちらのほうが一言主の扱いもマシなのではないかと>>368
あー。コレから”もし”やるならって話ね。もう実行する予定がある、みたいな風に受け取っちゃった。>>373
別に紹介されなくても彼女作って元気に日常を謳歌してますね。
それはそれ(莉花を弄っていた件)として、一緒にいて面白かったり人並みの良さは持っている、普通の人たちなので>>377
【解説】
古代ブリタニア王。立法王モルムティウス。
イングランド、ウェールズ、スコットランド、コーンウォールを一つに統一し、現代で言う人権と福祉保障を中核に据えた近代的な法を作り上げた人物。
彼が冥界神ガウルスに仕える神官として生を受けたのは、100年にも及ぶブリタニアの内乱の真っ最中だった。
軍属の神官として戦場に赴いた彼は多くの死を見た。
冥界神に仕えた彼にとって死は傍らにあるもの。それに恐怖を感じることは無かった。
彼が抱いたのは嘆きと怒りだった。
死とは誰にでも平等に訪れるべき終わりであり、誰しもが平等に享受すべきもの。
故に戦争とは、彼にとって何よりも唾棄すべき存在だった。
戦争は破壊を生む。
戦争は虐殺を生む。
戦争は、無辜の民の死を生む。
迎えるべき死の剥奪を何よりも嫌った男は、王として国を変えることを望んだ。
元々神官長として卓越した手腕を発揮していた彼は、人々を率いることに何の抵抗も持たなかった。
当初はクルテン王の側近としてその治世に進言することに務めた。
クルテンは善き人ではあったが善き王ではなかった。モルムティウスの中に眠る王の素質を見抜いた彼は、その玉座をモルムティウスに引き渡した。
クルテンの見立て通り、モルムティウスはスコットランド、イングランド、ウェールズを統一した。
モルムティウス以前にも統一した王はいたが、その治世は50年も続かなかった。
彼が作った国は、今もなお続くイギリスという国の原型となったという。>>378
【人物】
天上天下唯我独尊。マイペースマイウェイかつオンリーマイウェイなザ・王様。
「俺が法だ。黙して従え」という言葉通り、自分の振る舞いに絶対的な自負を持っている。
サーヴァントとして召喚されてもナチュラルにマスターを従者として扱うほどの王様メンタルの持ち主。
それは「一度縁が結ばれたなら身内も同義、幕下に対して目端を効かせるのは王たる務め」という面倒みの良さの現れなのだが、それが自身のマスターに気づかれることはあまりない。
王らしい王、民草とは格別された超越した視座を持つ男……のように見えて、意外と俗臭く欲深い。
そも彼が王となった経緯自体が「今の祖国を変えたい」という大それた欲を起因としている。
「玉座の上からではわからぬこともあるまい」と基本的な金銭感覚などは一般人と大差ない。
むしろ、特売に精を出したり、近所の奥様方と井戸端会議に花を咲かせる姿は一般人よりも庶民臭さに溢れている。
神官であるが故に敬虔な神の信徒という側面も持つ。
多神教であるケルト、そこに語られる神々の一人に仕えるということもあって他の神を下に見るということは無い。
むしろ信仰された国土が違うと言うだけで神という枠に変わりはないため、一定の敬意を払うようになる。
また、死に真正面から向き合って、己にとっての答えを出した相手はどういう結果を迎えようが賞賛する。
苦難に心を痛め自らの命を断ったもの、死ぬとわかっていても無謀な戦いに挑んだもの、死を恐れ不老不死を志したもの。
例えどのような結末であれ、彼の価値観ではすべからく寿ぐべき相手になる。>>379
特技:征服、統治、君臨。
趣味:買い物。
好きなもの:聞き分けのいい臣下。
嫌いなもの:神を嗤う者、王を嗤う者、死を嗤う者。とにかく不敬な輩全般。
天敵:無し。強いて言うなら自分
願い:契約者を導くこと、それのみ。
【一人称】俺
【二人称】貴様、御身(認めた相手のみ)
【三人称】奴、彼奴、あれ
【セリフ】
「立法王モルムティウス。貴様が俺を招きし者か、魔術師。嗚呼、いい。肩の力を抜け。貴様も都務めは初めてだろう。多少の無礼は咎めんさ……む? 俺を呼んだのだ。俺が王で貴様が従者なのは当然のことだろう」
「死を視る眼、か。人の身には大それた代物よな……が、王たる御身には相応しくあるように思えるな。王とは民を、民の死を背負うものが故に」バロールに対して
「死を越えた皇帝、か……嗚呼。誤解されるな。私は御身を責めてなどいないよ。死を越える。大いに結構。これはよく誤解されることなのだが、私は必ずしも死を受け入れろとは思わない。死と向き合い、どうやって付き合うかという答えを出すかが肝要だと思っているよ」ルドルフ2世に対して
「冥界神が? 神を喚ぶとは、随分と節操がないのだな。この天文台は……いや、俺からは特に。確かに、俺が仕えたのは冥界神ではあるがね。国が違えば毛色は変わるものだ。思うところがあっても言葉にすべきではないだろう、互いにな」ハデス、アイタリデスに対して
「俺亡き後、ブリテンを統治した者共か。さて、どうだったのだ? 貴様の治世は。この俺に余すこと無く語ってみせよ」英国の王様に対して
「我が国随一の汚点よな。俺が生きていれば、勢力を上げて潰したものを」ジャック・ザ・リッパーに対して
「あれが征服王イスカンダルか。む? マスターを臣下にし、そのものの良き未来を導いた? これはまた。随分と奇特な王もいるものだ」>>382
切れてしまった、ところでステータスやスキル等が無いのはこれからのお楽しみ的な……?>>382
FGOのイベント時空なんかもそうなんですけど、hollowでギルが子供達と馴染んでるのめちゃくちゃ好きなんですよね……一般人の中に溶け込む英霊好き……
性能に関しては「古代王なので弱すぎてもダメだし、古代王だからと言って強すぎてもダメ」って感じなので調整中です
>>384
死に対して一家言持つ王ってことでバロールとは最初に絡ませようと思いましたね……
経歴が経歴なのでこうなるよなって……
>>385
法を作って、戦争を終わらせ、四つの国を統一し、自身は神殿を作るくらいの信徒だったって史実の人物像が名君としての今の人物像にスーっと効いた結果こうなりました
暴君は嫌いますね。浪費家は……国庫に手をつけて国の財政を破産させる、とかでもない限りは許容範囲かな
>>386
基本は「見事」って褒めるか「馬っ鹿じゃねーの(意訳)」って呆れるかのどっちかと思います
彼に一番会わせちゃいけないのは我欲のために神の名を穢したり神を愚弄するようなタイプです
現代でいう宗教法人の教祖だったり、炎上狙いで神社でやらかしちゃうタイプのYouTuberとかがアウト>>387
神官出身ですしキャスターグラスですかね?実力の設定は難しそうですね。公式で参考になるサーヴァントがいれば良いのですが。>>332の裏設定というか大元というか
【竜獅子 カレル】
ブルンツヴィーク王の伝説の一つに無人島へと赴き、三頭の竜を討ち倒し、獅子を供とするものがあるが事実は些か異なっていた。
竜はその名をカレルという……純血の竜種ではなく欲深を理由に竜へと変じた神代の人間だった。
カレルという名も人であった時代の名残。ソレは竜となり尽きることのない欲に従い富を貪った。
そんな悪竜カレルも神秘の減少には耐えきれず、世界の裏側へ向かうことも出来ずに、逃げるように海に囲われ神秘の漏れ出しにくい無人島へと辿り着いた。
しかし自身の欲望を満たせる文明の無い人類未踏の島では強欲な竜は竜としての在り方を見失い、みるみるうちに衰弱していく。
やがて衰弱し、亡骸も同然と化した時……島に一人の男が現れる。
その男こそプラハの冒険王 ブルンツヴィークであった。
竜は男が自身の財宝を求めてやってきたのだと思い、死んだフリをして機を伺い、財宝に手を出した瞬間、死力を振り絞って噛み砕いてやろうと画策する。
しかし、男は財宝に目を輝かせながらも手を出すよりも先に財宝を集め、守ってきた孤独な竜の半死体に対して敬意と弔意を示す礼を行った。
欲深な竜にとってそれは想像もつかない出来事だった。
富に興味を示さない聖者の類ならばまだ納得も出来たが、目の前の男はそうでないと……辺鄙な無人島まで冒険に赴き、そこで発見した宝に目を輝かせるような未知に対する興味と欲に満ちた者であると一目でわかったからだ。
大欲を抱きながらそれを支配する逞しい精神と気高さを失わぬ魂。それは欲に駆られた悪竜が持ち得ないものだった。
竜はその男に、自らが拘っていた財宝などよりも強く惹かれ、その在り方を改めた。
ブルンツヴィークの持つ王としての気風と冒険者としての勇敢さを写し取り、悪竜カレルは勇敢で気高き獅子へと成った。
カレルの竜体を完全に屍だと思い込んでいたブルンツヴィークはその変化に驚くも、竜獅子 カレルを供として、そして友として迎え入れ、共にプラハに帰った。
プラハに帰還した後もカレルはブルンツヴィークに従い続け、ブルンツヴィークが亡くなるとその墓所の守護に徹した。
幻想が薄れつつある環境下で弱ったカレル自身も亡くなると、その遺骸は王墓を囲う異界へと変じ、プラハの一部となった。早朝のこそこそ話
バルベルデ家はみんな無宗教。
元々信仰心が希薄でしたが、フランコ独裁政権時代のカトリックの不寛容に、当時の当主が内心激しく反発。
フランコの死後に>>388の侵略者みたいな司教と口論になったのが引き金となり、「民主化の流れに乗じて俺は無宗教になる!」と家族会議てぶっちゃけたら身内全員が追従したため。>>391
ロンドンと並ぶ神秘の街だから、王墓くらいあっても不思議はない……
とても好きなお話……!
原初のゴーレムを作ったラビ・レーヴが「天使のお告げ」を聞いて町を護るためにゴーレムを作ったり、プラハの町が大火に遭った時に鳩と化した「天使」が火を沈めたりしているそうです。
形を失っても、未だにカレルの遺志が町とお墓を護っているのかもしれませんね!
>>380
「過大な評価痛み入るよ、英国の立法王。……でも、ルドルフ2世は死を乗り越えたわけではないのだ。傲慢で無能な為政者であるルドルフ2世は、あの時完全なる死を迎えた。ここにある『私』は、この体を造った者達が遺した『理想』を体現するためにある。過去、あらゆるしがらみを超えて生まれた奇跡を、今を歩み続ける人々へプレゼントだよ!」
尊大にして偉大な王様。
自分への絶対的な自信が他人を認めるための土台になっている、理知的な人っていう感じです。
その過程で生じる良いところも悪いところも、全部ひっくるめてこの人の魅力になってる!
いいキャラクターですね。ルドルフ2世はラビ・レーヴのことが大好きだけれども、多分ラビ・レーヴはルドルフ2世をめちゃくちゃ嫌っていると思います。
プラハにおけるユダヤ人迫害の遠因を作った人だから仕方ないね!もし国譲りが神代から人代への移行を示しているならば、事代主がそれに従って船を踏み傾け天ノ逆手を打って青柴垣に変えて、その中に隠れてしまったっていうのはまさしく「地球の裏側」に行ったってことになるのかな。となるとこの場合青柴垣が事代主の神體ってことになる?
日本についてとかプラハについてとか考えることが多いねーん!考えられる人すごい…
>>381
この王様、すごいしっかりなさってる…
芯のある価値観、思想を主軸にしているのもあって厳格さを感じさせるお人ですね。だからこそいついかなる時も公平さを欠かさない頼もしさがあります。
どんな人だろうってググってみたら殆どヒットしなかった…ジョーンさんのサーチ能力…
>>390
なんだこの胸熱王道冒険譚は…!悪竜が一人の人間との出会いで人々の住う都の土台になったっていうのは本当に綺麗な物語だ…
カール4世は初めはヴァーツラフって名前だったのをシャルル(カール、カレル)に改名したって言うけど、どっちの名前も色々大きな意味が生まれたなぁ…自分のカール4世の性格的には合ってるけれど(偉大な先人たちにあやかろうとしてそれが責任感になる)王墓と竜獅子をフリー設定の方を更新しました……
>>396 >>394
ロンドンと霊墓アルビオンの関係性、プラハの協会は錬金術が盛ん、同じく錬金術の大家であるアインツベルンはラインの黄金を保有している事実、竜は体内の異界化が可能とかを拾ってたらこんな形に……伝承と型月世界観の擦り合わせ、楽しい……
竜の名前はアルビオンみたいに地名に因んだものにしたかったからブルンツヴィーク王に縁あるカレル橋からとりました(カレルの名を持つ竜としては悪竜化した元人間ということで)
同じカレルの名を持つ王と橋がブルンツヴィークの剣と縁を持ったのは偶然ではあるけど運命的なものも感じさせるように
>>392 >>399
竜が出会いを通じて姿を変えるのはお竜さんやメリュジーヌでもあったので獅子は実は竜が姿を変えた姿!……とかもありかなぁって>>414
よかった!
でもアレを材料にしたパンケーキの味はちょっと気になります。やっぱ玉ねぎは最強至高の食材なんですよっていう話
>>397
最近うだうだ言ってる者ですが自分はないです
一言主って国津なんかな、天津なんかなー…土着っぽくもあるよなぁ…
>>401
カレル橋は当時はカレル橋とは呼ばれずプラハ橋なんかで呼ばれていたそうですが…いや、隔年の後にカレル橋と呼称されるようになったのはある意味運命的…かも
>>402
ほう、渕上さんですか…もう少し低いイメージでしたが、なるほど、なるほど…
>>404
拝読いたしました、そしてお疲れ様でした!
どんな状況でも余裕を崩さず結果を残していくスタイル、やはり侮れないなぁ…公式でもここでも魔術師から外れた魔術師が横溢していますが、ルーカスさんはその中で魔術師らしさをブラさずにいるのはすごく印象的でした
>>410
可愛いなぁ
目の前で平らげたいなぁ()ひいん、前に読んだ蘇芳のssが登録されてなかった…誰かいつ頃のスレか覚えてない…?
>>381
ウィリアム1世「ブリテンの古代王とは、また大人物が呼ばれたもんだ。…そうさな。俺のやった事なんざ、そんな多くねえよ。征服して、土地を整えて、そんでまた次を目指そうとした。それだけの治世さ」
神様の側に近しい存在でありながら、視点が意外と民草のそれに近しいというか根差したものであるという所が斬新だと思いました
>>332 >>390
土着のダンジョン的存在、良い…。本家のアルビオンもそうですが、神秘の薄れつつある現代にこういうのが残ってるのは浪漫を感じます
裏事情を含めるといっそうに
>>404
魔術世界側から見た聖杯大会の所見といった感じで面白かったです
こうして見ると黒野が参戦できたのは紙一重のタイミングだったのかもしれない…>>418
大国主命の子供は事代主です…一言主と事代主は権能は似ていますが同一神ではありません…たぶん…>>426
普通!ごく普通のパンケーキでぇす!>>429
なんか神社に行った時に見た気がしたのですが、見つからないですね……
一応、茨城の神社のHPでちょっとだけ触れてます。
https://hitokoto.or.jp/about/>>432
恨むのなら昨今の社会を騒がさせるアレを恨むのだな(MGMG)ちょっとアディルスの人物像ができたので投下。
【真名】輝王アディルス/King Adils
【性別】男性
【身長・体重】190cm・80kg
【属性】混沌・悪
【保有スキル】
対魔力
騎乗
神性
輝王臨界
悪竜現象
黄金の腕輪>>442
【解説】
「輝王」の異名を持つウプサラの王。スウェーデン王家であるユングリング家の血筋であり、北欧の神々の直系である。
北欧最古の叙事詩『ベオウルフ』でもその名は登場し、ベオウルフの助力を得て叔父オネラから王座を簒奪したとされている。
ライレの王フロールヴ・クラキの最大の敵ともされており、数々のサガにおいて登場している。
偉大な王であると同時に傲慢で強欲な王ともされており、各地の財を蒐集して自らのものとしていた。
ある時ノルウェーの王アーリとの戦争の際、フロールヴに助力を要請する。フロールヴは自身の最大戦力とである十二人のベルセルクを貸与し、後にその見返りとして一部の財を要求したが、アディルスはこれを拒否した為両者との間に確執が生まれ、やがて戦争へと発展した。
ウプサラの城塞を侵攻され、戦場はフューリスの河原まで続く。黄金を持ち出されたので、それを追跡したアディルスはフロールヴ・クラキと十二人のベルセルクたちに追い詰められる。しかし黄金への執着と、有り余る欲望の影響により悪竜現象を発症させ、その身を黄金の竜へと変身させた。
魔剣の魔力を喰らい、星の奔流であるマナさえも喰らって形成を逆転させ、全滅寸前へと追い込むも、起死回生の反撃を受けて動きを封じられてしまい、最後には正式拘束解放されたスケヴニングによって討ち滅ぼされた。
【人物】
人類に心操領域に眠る支配欲の権化。神の血を引き、地上の神とならんとした頂上の傑物。北欧神秘末期に生まれた最後の竜。
北欧における黄金とは生命・欲望・破滅等といった万の概念を司る物質であり、それらを蒐集した黄金の化身こそがアディルスという王である。そして同時にあらゆる神秘を一集させ、北欧に留まっていた神代の残滓の消失に結果的にだが一役買っている。
人間形態では黄金の鎧姿。所持品は猪を象った黄金の兜ヒルディゴルド・ヒルディスヴィーン、如何なる刃も通さない黄金の鎧フィンスレイヴ。当時は最速を誇り、神馬の血を引くグラニと並ぶ名馬とされたスレングヴィル。そして黄金を引き寄せ、造り出す黄金の腕輪スヴィーアグリス・アンドヴァリ。
「輝王」の名に恥じない非常に眩しい黄金の王である。>>443
性格は傲岸不遜にして大胆不敵。自らを地上の王と言って憚らない覇者。王としての手腕は当時の北欧にして敵知らずと言わしめた程であり、各地のベルセルク 、幻想種、巨人をまとめ上げ手中に収めた。しかし反面、余りの傲慢さと強欲さで敵を作り過ぎてしまい、その結果としてフロールヴ・クラキという王を生み出せている。
「全ては王のものであり、地上の神たる世(オレ)に従うべし」という思想のもと、弱者に対して苛烈に振る舞い、強者にはその身に見合うだけの地位を与える。しかし自身に逆らう者は何人たりとも許さず、潰れるまで徹底的に制裁を加える。
金はいくらあっても困らないと豪語する拝金主義者。永遠の富を手にしても集金を欠かさない守銭奴。
といった具合のラスボス枠。サーヴァントにしたら絶対に嫌がられる性能なので、使いません。>>440
百塔の街、絶対に綺麗ですよね!行ってみたい!わあああ!?!?やっとfalling moonの最新話ができたぞお!?
貼っていいですか…青くなったから貼ります…あまりにも遅かったので前回までのあらすじをお話しします
月見市における聖杯戦争に参加するマスターの一人である黒鳥蘇芳は、敵を探して街中を散策しめちゃくちゃ怪しい人物を見つけるのでした…月に添うかの様に佇む女性に私の視線は釘付けになっていた。月光に照らされたその出で立ちは美しく、月下美人という言葉でも表現としては不相応に思えてしまう。常世にあるとは思えない、まさに次元が違う何かがそこにはいた。
間違いなく人間ではない。服装からして現代の人間である可能性はきわめて低く、サーヴァントと考えるのが当然である。
「―――――」
ゆったりと女性が私を見下ろす。マンション屋上から地上までは五〇メートルはあろうかと言うのに、彼女ははっきりとこちらへ視線を向けてきた。途端、心臓を鷲づかみにされた様な圧迫感に襲われ、私は思わず息を呑んでしまう。敵意、殺意、否、もっと別の感情を向けられた。ただそれだけのはずなのに頭から爪先までの全てが、あの女性に警告を発している。『アレは善くない』、と。
女性は一向に動く気配を見せない。というよりかは待ち構えているという表現が正しいのか。彼女は自分から姿を見せ、私を誘っている様だ。
ならば進むしかない。たとえ敵陣の中に進まねばならぬとわかっていても、このまま背中を向ける事の方が我慢ならない。>>452
小綺麗なロビーに進む。オレンジ色のライトに照らされながら屋上へ向かうべくエレベーターへと進む。このマンションの住人達はまさか自分達の住処でこれから戦闘が始まるなど考えもしないだろう。
エレベーターホールに辿り着きボタンを押す。きぃん、と耳が鳴るほどの静寂の中で私はぼうっとこれから自分が命を賭けた戦いに身を投じようとしている事をじわじわと理解し始めていた。
もしも私が死んだら両親は悲しむだろうか。私を娘ではなく跡継ぎの道具としか考えていないあの二人は、私が命を落としたとして涙を流すだろうか。ノーだと思う、きっとどうしてくれるんだとか失望して怒りを露わにするに違いない。
ごうんごうん、と鈍い駆動音に続いてエレベーターが到着した。中には誰も乗っていない。周囲の様子を伺うが、やはり何の気配もない。自分から怪物の口に飛び込もうとしている、そんな現状にありながら私は何の躊躇もなく小さな箱に乗り込み屋上のボタンを押した。決意とは裏腹な軽い感触と共に屋上を示すRが点灯し、エレベーターが上昇を始める。
『え、何、死んだのあいつら。はー、良いんじゃないんですかね別に』
『私の知り合いが絡まれたりしてたんですよぉ、でも安心しましたぁ』
『こういうのもなんですけど、しんで当たり前の奴らでしたからね』
今朝のニュースが脳裏をよぎる。殺されても誰も悲しまない、しんで当然の悪人達。
>>453
『そう!そう!あの邪魔者が死んだのね!よくやったわ蘇芳!ああ、これで蘇芳のことだけに集中出来るわぁ……。そうだわ!あの邪魔者の部屋を片付けて、あなた専用の研究部屋にしてしまいましょう!あなたもその方がいいわよね?』
『……そうか。兄をころしてしまったか。なに、ころしてしまったのなら仕方がない。千寿の死と死体の処理は私がしておこう』
いつかの歓喜が脳裏をよぎる。殺されても誰も悲しまなかった、可哀想な私の兄。けれども私は兄を蘇らせたくてここにいる。願いを叶える願望器、聖杯。夢物語と言われても良い、叶えようがないと言われても良い。もう一度、彼に会いたい。言葉を交わしたい、兄妹でいたい。
たとえ私が、兄を殺した張本人であっても。
───私に殺意はあったのだろうか。
『さて、どうでしょうか。黒鳥さん自身はどう思いますか? あの夜、あの瞬間、貴女は愛する兄を自らの殺意を以て殺めたと?』
>>454
エレベーターが止まった。ゆっくりとドアが動き、春の暖かい風が頬をくすぐる。
しばらく人の出入りがなかったせいか、それなりに時間が経っている様で屋上は殺風景と言う他にない。けれどもある一点、四方を囲む金網に手をかけ私に背を向ける人影が一つ。
煌びやかな着物が闇の中で光っている。後ろ姿だけだと言うのに私の視線は釘付けになり、本来取るべき行動を忘れていた。
「ラ、ラララ……ラ、ラララ」
唄が聞こえる。美しく、それでいて儚げなその声色から着物の人物が女性であると理解した。
「―――――あ」
貴女は、誰?そう問いかけてしまいそうになる。彼女がサーヴァントであろう事は疑う余地が無い。ヒトに見せかけた別のモノ、距離があるにも関わらず言いようも知れぬ感覚が私に押しかけてくる。何故私は、こうも彼女に心を奪われてしまっているのだろうか。
「ラ、ラララ……こんばんは」
唄を止め女性が振り返る。月光を背にして彼女は微笑んでいた。しかしながらその双眸はらんらんと光って私を射貫く。背筋を冷たいものが這う感触に襲われ、思わず身構えてしまった。
違う。言語化出来ないが、彼女は何かが違う。
「こんばんは、良い夜ですね。良い夜、ええ、本当に良い夜です。私の知る夜とは少々異なっていますが、この目を瞑りたくなるほどの灯りは嫌いではありません。貴女はどうでしょう」
女性は笑みを浮かべたまま言葉を紡ぐ。敵意は感じられない、むしろその微笑みが示しているのは慈しみで、なおのこと不気味だった。
同時にどうして彼女は意識があるのか、と疑問を抱く。私のサーヴァントは自我と呼べるものがない。神父が漏らしてくれた情報通りならば、他のマスターのサーヴァントも同様であると言う。では目の前にいる女性は?
「そんなに恐れなくてもいいのです。それとも、貴女としてはこちらの方が良いのですか?」
私が返答する事なく押し黙っていたのが不服だったのだろう。女性はそう言って何かに呼びかける様に手を払う。ごぽりごぽり、という不吉な音に続いて女性を守る様に、幾つもの異形が地面から浮かび上がってきた。鱗に覆われた体、ぎょろついた瞳、この世のものとは思えぬその風貌に、蘇芳は目を見開いた。
「ああ、なんだ」>>455
途端に思考が冷え込む。違和感と敵意を即座に敵意で上書きし、私は刃を突きつけるかの様に手を突き出す。意識を一点に集中、体に刻まれた令呪を励起させる。不定形の存在が形を持つ光景をイメージし、出力する……!
「来て、ランサーッ!」
閃光、衝撃。頭上より彼は流星の如く降り立ち、得物である槍の一振りで異形の怪物を引き裂いてみせる。名はランサー、槍兵の英霊だ。盲目でありながら白濁した双眸はゆっくりと女性へと視線を向け、槍の穂先を構える。
「得体の知れない存在であろうがなんだろうが、貴女の正体は分かった。この街を荒らし回る障害、そして私の敵。それ以上でも以下でもない、それで十分!」
「そうですか、もっとお話したかったのですけれど」
再び異形が湧き上がる。懐に手を忍ばせつつ、傍らに立つランサーへと指示を飛ばす。あくまでも距離を留め、いつでも離脱できる様に構えた。
(ここで倒そうなどとは思わない。あくまでも小手調べ!)
ランサーの槍が闇の中で光の軌跡を描き、異形を切り裂いていく。女性は眼前にまで迫る槍兵に危機感を抱くわけでもなく、また手を払う。か細い体のどこにそんなものが隠されていたのか、海洋生物を思わせる触手が突然現れ、ランサーを捕えんと襲いかかった。
だがランサーとて人類史に刻まれた槍兵が一人、触手を力強い一撃で吹き飛ばす。再び女性へと肉薄する。
(おかしい、あまりにも無防備すぎる。そもそも東洋人のサーヴァントなのに、あの怪物や触手は一体……)
悪い予感は当たるもの。ランサーが私を守れる範囲からほんの僅かだけ離れた、その瞬間である。私を取り囲むように一斉に異形が湧き出し、襲いかかってくる。
勿論、それは想定していた。サーヴァントの使役が予想と異なっていたがマスターとサーヴァントが引き離されるケースなど最初から対策している。>>457
「『墨成炎(アトラメント・フランマ)』!」
掌を懐に忍ばせていた魔術礼装、刻印黒羽で切り裂き、血を吸わせる。途端に黒い羽の端から炎が生じた。周囲に陣を描くかの様に羽を放ち、怪物の爪が届く前にその身を業火が包みこむ。しかしサーヴァントが従えているだけの事はあり、まだ息がある。
「ランサー!」
呼び戻された槍兵がすかさず異形を切り捨てる。自衛に関しては問題無く実行出来た。だがいくら盾を仕上げようとも矛が通らねば戦いに勝利する事は叶わない。敵は傷一つなく健在、決め手に欠ける現状に思わず歯噛みしてしまう。
(雑魚を呼ばれるのが一番厄介……しっかりサーヴァントの弱点がマスターであると分かった上でこちらの出方を窺っている)
となれば、これ以上ここにいる理由はない。聖杯戦争に巣くう異物がどの様な外見であるかは、良く理解出来た。ランサーを実体化させている令呪の効果も間も無く切れるだろう。
「ランサー!着地お願い!」
ランサーの動きは速かった。自我など失われているだろうに私の動きにしっかり追従しただけでなく片手で軽々と抱え、そのまま敵目がけて突撃する。面食らって攻撃を忘れていた女性の目の前で、ランサーは思い切り槍を地面につきたて、棒高跳びの要領で屋上を囲む柵を跳び越えた。>>458
「ああ、待って……!」
顔と顔が触れ合うかという距離まで、近付くがすぐに離れていく。女性が悲痛な声をあげて私に手を伸ばしてくるが、応じる訳が無い。私はかけられた言葉を無視し……ぴしゃりと、手を叩かれた。
「……?」
触手が、眼前にあった。どうやら私目がけて飛ばされたものが、ギリギリ手に触れた様だ。けれど女性は攻撃が失敗したにも関わらず喜ばしげな表情で優しく言った。
「お兄さんに、よろしくね」
「え……?」
大きな大きな月が見える。私が落ちていくのに合わせてそれは次第に遠ざかり、小さくなっていく。
ランサーの実体を維持していた令呪が尽きるのと全く同じタイミングで私は地上に着地する。振り返って屋上を見上げるが、そこにはもう誰の姿もなかった。
「……顔は覚えた」
まだ真名は愚かクラスさえも把握出来ていないが、それでもこんなにも早く事態の原因を特定できるとは思っていなかった。明日教会で神父と相談しよう、と考えをまとめ……
「―――――蘇芳」>>459
「え?」
突然名前を呼ばれる。思わず周囲を見回すが、誰もいない。
「お前は本当にどんくさいなあ。全然変わらないなあ」
聞き覚えのある声だった。けれど姿は何処にも無い。
「なん、で」
「蘇芳、蘇芳、蘇芳、蘇芳」
また声がした。姿は無い。違う、姿など最初から無い。この声は、私の、頭の中から聞こえてくる。
「やめ……!」
「会いに来たよ、蘇芳」
その声は私が殺したはずの兄、黒鳥千寿のものだった。月の表側でしか採れない栄養素を...補給してきた...
>>467
「お前が彼の有名なファヴニールか。その黄金寄越せ」ってなりますね。>>468
私の方も現状を考えてもそれが多いです。wikiに登録されてるフロールヴ周りのサーヴァントもなんだかんだ言って掘り下げの為に作った面もあって……。>>474
なんかこう……パーカーで描きたかったの!
ドッキングで乗っ取られかけでも可です!>>476
BRAVOOOOOOOOO!!!
勝ち気な笑みと眩しい水着姿、小悪魔チックな翼がエクセレント!>>478
カワイイ……ウレシイ……アリガタヤ……!>>478
可愛い!僕鯖スレに倭健命を投稿しました。前々から書いていた古代日本の世界観ネタに関連した英霊です。
↓読んでいただければ幸いです。
https://bbs.demonition.com/board/6963/
むこうで投稿していなかった倭健命の台詞を投稿。こちらのスレのサーヴァントへの台詞もあります。
「あぁ? マスターには従うぜ俺は。お前が無謀なら止める。理にかなってると思ったら、従い、その手助けをする。それが俺の役目だからな。ーーだから、お前はお前の役目を果たせ、考えること、判断すること。そうやって判断したことの責任をきちんと取ること。マスターの役目ってのは、そういうもんだろう」
「マスター迷っているのか? いま迷ってるのは選べる道があるかさ。だから、いくらだって迷えばいいんだ」
「いろんな俺が居るもんだ。何とも奇妙な体験だ……。ま、それが英霊ってもんかね」(→倭健命、日本武尊、ヤマトタケル)
「うおっ! なんだあのタッパのデカい姉ちゃん、ずいぶんとまあ綺麗だなぁ。……お? なんだあの神気……どっかで覚えが、あ! あの大剣……草薙剣じゃあねえか! そっか~、あの姉ちゃん、伊吹山の神か!? なんだよ、どうせ殺.すなら一目姿を見せてもらいたかったぞ」(→伊吹童子)
「ん? ……何!? 思い込みで竜になっただぁ? 異能持ちでも呪具を食べたわけでもなく? ……えー、怖っ」(→清姫)
「アンタがあのジークフリート、異邦の竜殺しか! へぇー、噂に違わぬ。男前だ、良いね。よし、西と東の大英雄同士、今夜は宴だ!」(→ジークフリート)大変長らくお待たせしました
洛陽2節ラストです。第2節 襲来、真黄巾党-4
「…こんな所ですか。」
彼と示し合わせた通りの事は行った。
傷は塞いだし、凱角槍も青紅剣も失ってないみたい。
なら、今私がやれる事はこの位。
「…これ以上やると、あの最低最悪ク.ソヤロウに勘付かれる可能性がありますしねぇ。」
「う…」
目覚めた様だ。じゃあ、私は行くとしますか。
「じゃあ……期待してるぜ、カルデア。」>>483
兵器の残骸が燃え盛り、戦場は猛焔が散る死地と化している。
「デイヴィ君!!これを!!」
黄夫人がスキルによってより鋭く、厚く、強さを増した武器を水に浸した瞬間、それが水滴を垂らしながら浮かび上がる。
「ぶきさん、とんでいけ…!!」
その百以上ある剣や弓矢をデイヴィが操り、水が滴る無数の弾幕を敵に向かって放つ。
「アグニよ!!」
その言葉のみで彼の周囲から炎が生まれ、剣を焼き払う。剣が溶けていく。しかし。
「…そこです!!」
…敵将のキャスターに、勢いよく剣が突き刺さる。
『黄式仰天発明技術』。黄夫人の宝具の1つを使い、生半可な焔では溶けぬ剣を複数作り出していたのだ。
「…ほう。少しはやる様だね。」
しかし、敵将は未だ余裕を崩さずに笑い、呪文を唱える。
「インドラ!!」
唱えた瞬間、複数の雷撃が武器に飛ぶ。命中し、水分が蒸発した剣は地に堕ちる。>>484
「あれ…?」
「やはりね。水さえ落とせば、君の宝具は撃てないって事か。インドラ!!」
雷が、今度はデイヴィに掠る。
「うっ…!!」
「デイヴィ君!!今、礼装で回復を…!!」
「否。既に趨勢は決したぞ、カルデア!!」
声が響き渡る。
「何を…」
と、言おうとした時。
張角が、歩を進めてきた。
左右からは、闘いを終えたらしき大男と女騎士。
それはつまり。
「…趙雲…様は…?」
「そう、俺達が倒した。食えなかったがな。」
大男が笑う。
「そう。あの男は倒れたらしい。そして貴様らのその状況よ。最早これ以上はやらなくても、分かるだろう?」
「そんなの、やってみなきゃ分からない…!!」
「ほう…?我が四禍将、全員と我を前にしてもまだ折れないか。見上げた根性よ。ならば…リシュリュー!!」
「はっ。全軍、現れよ!!」>>487
「先に謝罪しておく。君達を舐めていた事を。そして、これを詫びとしよう。
臥竜の万矢、貰い受ける。是、天をも砕く刃とならん!!『擬似・十万ノ矢』!!」
叫びと共に、壁と見紛う程の大量の矢が青年の周りから飛び、敵陣に襲い掛かる。
「グハァッ!!」
「何だこの矢、追尾してくる!!」
優勢から一転、敵陣は阿鼻叫喚の叫びを浮かべる。一方、カルデアの戦士達は味方らしき者への喜びと驚きの表情を浮かべる。
そこに青年は降り立った。
「君がカルデアのマスターだな。成程、お人好しすぎて自分が損をしそうなタイプではあるが、主としては悪くないな。」
「あ、貴方は?」
青年は落ち着いた笑みを浮かべ、名乗りを上げた。
「俺はライダー、周瑜。黄都を奪還せんとするサーヴァントの一人だ。」>>494
エロ可愛い!>>495
プラモ組み立てたり、風呂入ったりしてました。日本の神について考えをまとめてwikiのほうに更新しておきました。島さんも言及する予定らしい国津神についてもちょっと書きました。
>>495
今日でやっとアルクルートクリアしました
さて、次はシエルルートを進めねば…日本の神様……とりあえず、菅原道真でふわふわと書き連ねた程度だなあ
>>502
6章と7章の間に光っている点があって、これが密かに囁かれている仮にコヤンメインの6.5章だったとしたら、人の神格化とか日本神話とか新しい情報が近いうちに来てほしいなあなんて
わあ~!それは嬉しい&楽しみですねペレス書いてたらなんかパラスちゃんがギャオ顔しながら剣ニキに勝負挑みそうになってりゅ…。ちょっとドロテーアさんに軽くパラスちゃんの相手してもらえるか聞きたいです。
>>495
へぇい。まず今回クッチーが指摘したいであろう弱点は『飛鳥ちゃん自身の身体能力がそこまで高くないこと』と『フィルニースが効かないorフィルニースを掻い潜って攻撃してくる相手にはシャリーファを身体補助に充てないといけないので防戦気味になる』です。
クッチーが知る中で飛鳥ちゃんは強化魔術込みで下の上〜中の下(モブには勝てるけどネームド戦闘キャラには微妙に足りない)くらいの体術ですので身体補助が無いと寄られると辛いです。なのでシャリーファの身体補助が必要になるのですがそうすると飛鳥ちゃんの売りの手数が減ってしまいます。
防御を捨てて攻撃に転じようとしても使い魔達が譲らない(2人にとって飛鳥ちゃんの安全が第一だから)ので今回のようにシャリーファが特効になる相手でもシャリーファを使えません。なのでクッチーとしてはそれに対して何かしら対応策を考えて欲しいといったところですね。
一応案としてはシャリーファではなくフィルニースを身体補助に使う、使い魔達を説得して防御を捨てる、シャリーファを纏ったまま攻撃しに行く等があります。>>504
>481にうちの倭健命について投稿してます。監獄長さんの倭健命への言及もいれました~収穫すれば、枯渇する。
新しい生命(モノ)を望めば、古い生命(モノ)は失われる。
この惑星(ほし)で最も単純な寓話。
――それが冬の魔女■■■■■■■の原理。
自らの血脈に遺伝する術式(いしき)が描き出す心象風景である。
◇◇◇◇
「令呪っていうんでしょう?
聖杯戦争に参加するための権利って」
アスファルトで舗装された道路は氷が張っている。
街路樹下の露出した土砂には降りている。
真夏にも関わらず、吐息は白くなる。
熱帯夜の予報は、彼女の来訪によって覆された。
「何を、馬鹿なことを」>>512
「簡単な話だと思うけど。まだサーヴァントを召喚していない令呪を貰いに伺ったの」
「言っている意味が分かっているのか。セカンドオーナーでないのにも関わらず、私が、私の家が名家だとされるのには理由があるのだぞ」
「そうね。八百年続いた極東の魔術師の家系。失われていく神秘の幾らかを、未だに留めているのでしょう」
「なら――」
この宣戦布告はあまりにも無謀すぎる。
と、声を出そうとした。
「でも、死体の群れの活用方法なんて、それこそ山のようにあるでしょう?」
「貴様――ッ!」
それが交戦の合図だった。
男は奇襲された身であっても、一族を束ねるだけの器だけはある。淀みなく、流れるような詠唱によって魔術礼装を起動する。数秘術の一つであるノタリコンを用いた高速詠唱。
打ち出される真空波は、鉄筋コンクリートだろうが両断する――
それを。
「散れ」
一蹴するのは魔女の秘蹟だった。>>513
(これは対魔力、抗魔力の類ではない。避雷針にも似た、対象の拡散――)
大魔術に繋げるため風の流れる道を作りつつ、男は冷静に考察する。
相手がどのような魔術体系を学び、どのような魔術理論を使っているのかを。
結論としては――
「――呪詛! 貴様、よりにもよって呪術の使い手か!」
魔術世界、特にその大半を支配する時計塔において呪術は下等と、見下される。
「そう決めつけるのは早計じゃないかしら」
魔女の影から、亡霊犬ブラックドッグが雷鳴の轟音とともに現れる。
低級、人工妖精とはいえ魔力食い。あまり魔力放出に頼るべきではない。
「なんであれ同じだろうが……っ!」
◇◇◇◇
結論から言えば、男は善戦した。
だが。
準備不足は魔術師にとって致命傷だ。>>514
そもそもの話、不意打ちされているという点で最初から詰んでいる。
とある幻想種の骨から作られた、明らかに人間以外を攻撃対象とした約3メートルの破城弩弓(バリスタ)を番えた魔女の一撃は、男の霊核(たましい)を寸分違わず貫いた。
遠見の水晶(レンズ)越しに幻視した対象との物理的な距離を無視する、“必中”の概念礼装。
打ち出すのはもはや槍と形容するのが正しいとさえ思わせる矢。
何百年と齢を重ねた“世界樹”の概念と体現する樹木の外皮を加工したものである。
「どんな英霊を召喚されるかしら。
同族嫌悪なんてあったら目も当てられない」
千切れた男の腕を摘まみつつ、自らの手の甲に令呪を移植した。>>511
シルエットから格好良さそうですね。ライバルと戦うためのとっておきにふさわしい。
>>516
たしかにシムカが悪役にも見える立ち回り。登場した概念武装も物騒ですね。
前々から考えて書いていた古代日本の神秘設定に関わる倭健命を僕鯖に投稿しました。
↓よろしければ読んでいただければ幸いです。
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%cf%c1%b7%fa%cc%bf
僕鯖に登録していなかった台詞は>481と↓にここのえさんのサーヴァントへもあります。
「俺たちの後継に大蛇の力を持つ者がいたとはねえ。しかも天叢雲剣まで持っていやがる。だが、ここじゃ竜に転じた者や竜が化身した者もいるんだし、今更驚くことでもないか……いや驚くだろ普通!? だがまあ、あの牙が無辜の人々へ向かわないならば、まあいいかな……」(→安徳天皇、八岐大蛇)>>523
そこの認識の齟齬は仕方ないです。倭健命はホームズみたいな推理ができるわけではないので初見では誤解が生じてしまうかと。
そして彼が何だかんだとあって神秘スレイヤーみたいなことを古代日本の神秘を減衰させて環境変化・秩序の変調をさせたというわけです。>>521
あざといな松明野郎あざとい
モンスターを描くスキルさえあれば炎/ゴーストな感じの人魂どらごんみたいなやつにしたかったのですがゆるキャラに逃げました
意味はいくつでも付けられるので秩序や均衡を燃やしてしまっても良いのですが(彼女らのゲームに馬鹿正直に乗った時点で結末は半ばアンフェアだ的な感じで)
想定する1つめの意味としてはここでのbalanceは「残高」です
儲蓄在燃焼。>>528
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/雨と蛇と魔女の森
でアンティフォノさんをお借りする予定なのですが、たしかコルピヌスに改修を加えていらっしゃいましたよね?
wikiに反映されてなさそうなので出来るならば改修後の文面等ありましたら見せていただけるとうれしいです>>529
セルピヌスでした申し訳ない>>532
ええ、そうなりますね。第一回聖杯大会、4日目の顛末を朽崎陣営退場の所まで登録しましたー
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E7%AC%AC%EF%BC%94%E7%AF%80%20%E8%84%B1%E8%90%BD%E8%80%85%252F%E7%AC%AC%EF%BC%91%E5%9B%9E%E8%81%96%E6%9D%AF%E5%A4%A7%E4%BC%9A
委員会さんいなくなっちゃったし、でもせっかく完結したしで前々からやろうと思ってたタスクにぼちぼちながらも着手
四日目の内容が無茶苦茶多いので、これでやっと半分行くか行かないかといった所ですが、残りも地道に進めていきますね
タイトルとかこっちで適当に付けちゃいましたが、ご不満があればどうぞそちらで好きなように改名しちゃって結構です
何なら残りの分間で進めちゃっても全然OKです。とりあえずざっくり言うと本戦スレNo.2の610スレまでは確認しました
見落としてる所もあるかもしれませんが、もしそうでしたら申し訳ないhttps://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/第十二話%E3%80%80大きな大きな月のそばで
おらさもまとめただあ
前後編にしてはバランス悪いから合体させただあ>>538
ありがとうございます〜
うちの吸血鬼とぶつけよう……>>543
辛いときは続くときは続きますからね。気分転換をして明日に迎えましょう。
ここ数日、皆さんと意見交換をしていた古代日本の世界観について考えをまとめてみました
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki古代日本の世界観を考える
あとその古代日本ネタに関わる倭健命を僕鯖に投稿してます。
↓よろしければ読んでいただければ幸いです。
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%cf%c1%b7%fa%cc%bf
僕鯖に登録していなかった台詞は>481にあります。短編短編、また短編――!
ちょっと3レス程度のSSを、投げます~その男は、氷の彫像のように整った容貌をしていた。
まるで氷河から生まれ落ちた魔人であるかのような、冷ややかな表情は崩れず。
彼の双眸を覆うのは、およそ全知なる神々の智慧が物質化した結晶体である。
それまでの特徴は北欧最大の英雄シグルドと寸分違わない。
しかし、その瞳。
シグルドのものとは異なる“赤”――魔の色が、シグルドではないことを告げていた。
瘴気のように呪層汚染を吐き出す、魔銀(ミスリル)製の植物…ゴーレムの類…を苦もなく切り裂きながら、その歩みは止まることはない。
自動迎撃の域に達した剣技、絶技。
それは間違いなくシグルドのものに他ならない。
「マスターの身に着ける礼装、自浄作用は機能しているか」
「問題はないよ。さすがミケランジェロ。
でも、その言い方をファヴニールがすると違和感があるっていうか」
「そうだろうか。“当方”はいたって真面目なのだが」
「笑っているでしょ」
「――はは、分かるか」
シグルドならざる者、ファヴニールと共にフェリーペが進んでいるのは、魔銀の森。もっとも森と形容できるとはいえ生物ではないのだから、正しくはないのだが。根差す親基と生い茂る子基の関係が作る世界は、森林そのものだ。>>546
「――やはり、原初のルーンと一体化している。
――まるでブリュンヒルデに用いられた、青ざめた戒め。茨のルーンのごとく」
「原初のルーンって、それ、は……」
神代魔術。
現代におけるルーン魔術の数百万倍もの出力を、一工程(シングルアクション)で可能とする文字通りの規格外。というより、一工程で発揮される魔術の効果なら、現代のルーン魔術の方が適性というべきか。
高速神言しかり。いずれにせよ、現代人の知る神秘の法則からは桁外れである。
なにせルーンを食した魔獣が竜種に匹敵するようになるほどだ。
「――魔銀を食べた獣がいたとしたら長丁場になるな。ひとまず、ここで“泉”を張る」
「分かった。頼むよ、ファヴニール」
「――“我、死を以て生を語らん。ミーミルの泉よ、ヤドリギの霊脈よ。過去を断ち、未来に伸びる枝葉とならん。是より九日、一切の愚考を禁ず。黄昏を越えよ――!”」
『大神祭壇(ガンバンテイン・ヴァルホール)』の聖域化は、毒気に満たされた森の中であっても二人分の野営には十分すぎるほどの空間を与える。“泉”、瞑想の場とはつまり、北欧の大神オーディンが世界樹への生贄となった故事、智慧の泉に由来するのだろう。
「ちょっと思ったんだけどさ、ファヴニールは邪竜で、小人だよね」>>547
「――そうだが?」
「原初のルーンを使うのはまあ、色んな人が扱っているから分かるんだけど。たまにオーディンの魔術とか、神々の智慧とか言うよね。あれ、何なの?」
「――ああ、そういうことか。あまり褒められた話ではないが、無言で薪をくべるのもあれだ。ひとつ、昔話をしてやろう」
オーディンとロキ、それからヘーニルを捕らえた折に。
彼らの神性を幾ばくか頂戴してやった。
黄金(グッル)は彼らの身代金――彼らそのものだったからだ。
「“その大欲を後悔する日が来る。この指輪の持ち主には破滅が約束されているからな”
――それが彼らの最後の台詞だった。後のことは分かるな」
「黄金を奪って、竜になって、それからシグルドに刺された?」
「――そうだ。シグルドに儂の命脈を断たれるまでは奴ら、三神の権能を使うことができた。さっきまでのように異能(スキル)の一端としてな。
――といってもタダじゃない。いや儂としてはタダの方がはるかに良いのだが」
「どゆこと?」
「――黄金が失われる」
「あー、守銭奴には耐えられないやつかぁ……」寝落ちしたけど私は元気です
>>445
なるほど…まあ司るものも似通ってますし、途中で姿を隠した神様と途中で現れた神様とに関連性は覚えるものですよね…
プラハは単純に聖ヴィート大聖堂とかプラハ城も良いけどカレル橋も行きたい…あれからカール4世好きになったようなもんだし…
>>461
if蘇芳さんは根が冷めきってないのもあって正規蘇芳さんより精神攻撃に弱そうではありますが、これは覿面すぎる…
しかし、蘇芳さんと対峙した女性サーヴァント…性格的にこういうことしそうにないけど、これは一体…
>>489
デイヴィくんと黄夫人の連携は目から鱗でした…なるほど…こういうのもあるのか…
リシュリューが包囲戦に持ち込もうとしてるの、軍略の内容から取られているようで嬉しい…しかし援軍も来てカルデアも早々簡単には退きませんね。そうでなくては!
>>478
片白ニーハイだと…!?この魔神柱、際どすぎる…!
>>516
わぁ、初期からは想像だにしなかったタイプになっておられる…でもこういうのも冬っぽくて、魔女っぽくて良いですね。見通せない人って感じ>>544
寝たら悲しいことも幾分か軽減されるのが私の長所…
二つとも拝見しました。国譲りが神代から人代への交代劇っていうのは大体自分が考えていたのと同じですね。ただ個人的なことを言わせてもらうと、八百万の神の誕生の経緯はギリシャ神話と似通っている(というかほぼ一緒)なのは差異があった方が良いなぁ、と。どうと言われると難しいですが…
倭健命さんは英雄ですけど性格や所作は人間味があって良いですね。人代への移行の立役者っぽい。
淡路廃帝「神話の英雄…伝説というのは、良い言い方だ。…嗚呼、その爛漫さは、見せてくれるな…」
>>550
フェリーペさんの反応が初々しいなぁ…(難しい話に現実逃避)
>>552
です…けど、悪い理由でってわけじゃないって仰っていたので、いつかまた会えるんじゃないか…なんて願望を持っています…>>556
一応、宇宙由来は別天津神、地球由来が天津神と国津神と分けたのですが、私も着想もとのオリュンポスからもっと離れたいとは思い構想中。
別天津神を読んでたらオリュンポスや南米の神性みたくほかの宇宙由来では?と思えてしまいまして。最低限仕事して退場するのも玉藻がセファールを知っているのでセファール来る前に退場していたのかなと。こそこそキャラ話、プルフラスが好きな食べ物ランキング
1位:ロゼの手料理や手作り菓子
2位:マク○ナルドのハンバーガーとポテト
3位:モ○バーガーのモ○チキン
4位:福○んの炒飯と雲白肉
5位:○亀製麺のゴボ天とかけうどん
栄養バランスはロゼ(と召喚されたサーヴァント)にかかっている!ディートリッヒ掘り下げの際に、意外にも資料集めに苦労したのが推定ヴォーティガーン枠であろう「エルメンリーク」と呼ばれる人物。
なんなんこの人……。>>562
(ヴォ、ヴォーティガーンと言われたのでつい……)
(今ヴォーティガーンが絡む話を書いていたのもあって……)◇
「ああ―――安心した」
我が子を初めてその腕に抱きかかえた時。女の口から漏れたのは、そんな安堵の言葉だった。
その時、彼女は確かに少女の生誕を寿いだ。
この子は良き王になるだろう。この子は良き人になるだろう。
少女が歩む未来に、母である女は何の疑いも持たなかった。
◆
「母上。何故ですか。母上」
かくして、少女の慟哭が戦場へ響き渡った。
貴方は何故、私を認めてくれなかったのですか。
貴方は何故、私に剣を向けるのですか。
貴方は何故―――私を愛してくださらなかったのですか。>>564
「何度言えばいいのですか。貴女は、私の娘ではありません」
なんて、なんて憎らしい言葉。なんて、なんて美しい在り方。
決断は剣のように真っ直ぐと。その王道は分厚い盾のように揺らがない。
王とはかくあるべきだ。民を率いるとはかくあるべきだ――――私を切り捨てたことは決して間違いではない。私だって貴女と同じ選択をするでしょう。
人に称えられた王、人王アルス。
嗚呼、確かに。私が貴女の後を継ぐなど、不相応な望みなのでしょうね。
大それた欲は身を滅ぼす。
自身の業を自覚したその刹那。少女に流れる赤竜(ペンドラゴン)の血が、今この瞬間覚醒した。
終わらせてしまおう。世界の全てを。
滅ぼしてしまおう。このブリテンを。
全て一夜の狂騒ならば。
この国の全てを夢幻の閨に沈めて差し上げましょう。>>565
◆
「■■■■■■■■■■■!!!!」
貴女は何故、私を認めてくれなかったのですか。
貴女は何故、私に剣を向けるのですか。
貴女は何故―――私を愛してくださらなかったのですか。
私に相応しい国などない。ならば、作ってしまえばいい。
妖精の国(アヴァロン・ル・フェ)。誰も病むことも誰も死ぬことも無い理想郷。
私が、それを築きあげてみせましょう。
悪竜現象(ヴォーティガーン)
大それた欲は身を滅ぼす。母を越える女王になりたいと願った娘は、その身に奈落を宿すことになった。
それは、ブリテンの生んだ自滅因子(アポトーシス)
しかして今は、己の国だけを願う無限の残骸(アンリミテッド・レイズ・デッド)
竜となったその時、少女の生は失われた。
今はただ、間際の念に従って全てを滅ぼそうとする、人の姿をした終末装置である。>>566
熱が疾る。光が奔る。
ブリテンの古い物語に現れる竜。獣の姿をした災害が、戦場を文字通りの死地へと塗り替えた。
古き竜の揮う暴威。常人ならば受けることもいなすことも適わなかったが、竜と対峙したのは十以上の戦場を駆けた英雄である。
それ故勝敗の天秤は英雄の方へと傾き―――王の揮った剣は、竜の逆鱗(うろこ)を切り裂いた。
竜と化した肉体が地に還る。
そうして騎士の腕に、少女の骸のみが残った。
「ああ、アルス……アルス……あ、ああ。あああ、ああああぁぁぁぁっっっっ!!!!」
かくして、母の慟哭は戦場に響き渡った。
母の慟哭は、あまりにも娘のそれと似通っていて。
2人が母娘であることを皮肉なほどに証明していた。
これは、どこにでもある悲劇。
全て一夜の狂騒ならば。
いつしか、語り継がれることもあるでしょう。>>567
「愚か者。ええ、貴女は本当に愚か者です。貴女は私の背中なぞ追わず。貴女だけの王道を見つければよかった。
―――貴女は私なぞ、とうの昔に超えていたではないですか。
ええ。そうですとも。独り立ちした子を娘と呼ぶのは、貴女にとって侮辱以外の何者でもないでしょう」
腕の中、永き眠りについた己の娘に、母は静かに語りかける。
返事はない。当然だ。少女の命は、母の手によって断たれたのだから。
母は娘の自立を尊重し、一個人として扱った。
娘は、母から娘として扱われたかった。
これは、どこにでもある悲劇。
母の想う母親としての在り方と、娘の想う母親としての在り方が噛み合わなかっただけの話である。
故に母は何も思わない。
人としての情は、王となった時に切り捨てたから。
故に彼女は、率直な今の感情を口にした。
「今はただ眠るといい。
どうか安らかに―――我が、娘よ」>>568
以上です
監獄長さんやディックさんの北欧・日本神話観に刺激されて自分の思うブリテン観というか、アーサー王以前のブリテンをSSにしてみました。
以下人物設定走り書き
■アルス・ペンドラゴン
アーサー王以前のブリテンを収めた王。物語としてのアーサー王伝説のモデルになった存在。
伝承ではモードレッドが子供だったが、史実ではアニルという少女が子供だったという。
■アニル・ペンドラゴン
アルス・ペンドラゴンの娘。次期ブリテン王。
母(アルス)は彼女を娘として認めていたが、その想いが娘(アニル)に届くことはなく。
「母の後を継ぎたい」「母に娘として認められたい」―――この二つの欲を以て、少女は邪竜へとその身を変えた。
竜になったのは型月解釈だが、アニルという子がいて、その子をアルスが殺したのは文献通りである。
ちなみにモードレッドという名前を持ち、カムランの戦いでアーサーと戦った兵士もいる。
「アーサー王伝説のモードレッド」はメドラウド(史実のモードレッド)とアニルの逸話を融合したものと思われる。皆さま、読んでいただけて本当にありがとうございます。感想にお返しをさせていただきますね。
>>405
ありがとうございます! 流石にもうこの世界の聖杯大会には関わらないかも……公式キャラをちょこちょこっとお借りするのはうちのこだわりなのでそう言っていただけると嬉しいです!
>>406
転んでもっていうかちょっとした段差ですぐ転びそうになった足になったというか、とにかくその辺りの具体的な話は後編で。とりあえずの損害補填と次への軍資金稼ぎですね。この辺りは商売人っぽいかも。
>>415
クローディア嬢後半で出したいんですが、どれくらい心が壊れてるか、あるいはあんまり破綻してるとかえって書きづらいのでどれくらいのバランスで調整したら良いか分からないのです。見ていただいたら相談に乗っていただけませんか?
>>417
この魔術師っほさは自分の中の魔術師信仰も混じってるので純粋なものかどうかは保証出来ないですけれどね。でもそう言っていただけるのは書いた甲斐があってとても嬉しいです。
>>421
ここから聖杯大会そのものがどうなるかって言うのはまだわかりませんが、そうですね、もしかしたら一般人枠みたいなのがなくなってしまう展開もあるかもしれません。そう考えると黒野君の参加がギリギリだったというのも間違いではないのかも。
>>438
ありますよー、まだ続き。前編では時計塔と聖杯大会をどうするかな話しかやれてないので、後編では天体科とルーカスの具体的な負傷量、あとクローディア嬢の処遇とかこの後ルーカスが何やるかまでありますよ。>>570
>>441
その辺りの話を後編で、です。そのうち治るダメージと直しようのない欠損と、外部から補填できる損害とそれぞれありますのでー。
>>531
呪詛と眼は割と自分でなんとかします。目の方は最近ちょっとだけ前振りをしたかもしれません。欠損は……流石に厳しいでしょうが…………とりあえず(少なくとも誰かに力を借りて直さなければ)前線で走れるような身体では無くなってしまいましたね。
>>532
ていうか今更ですけどなんで聖杯大会って時計塔ガンスルーなのに運営できてるんでしょうね? 始まる前からお取り潰しが始まりそうな神秘に対する大損害なのに。負傷はえぐいですあんなん食らったらそらね。
>>535
登録ありがとうございます! こうしてアーカイブ化されると、なんというか本棚に収まったような、不思議な満足感がありますね。
>>536
>あいつ本当くそ野郎だと思いました
君が言うか、コラ。
あーあと、後編をお出しできた段階で元々頭の中にあった「第一回に参加した世界のルーカス」と「僕の『英雄』の『魔導士』やってる世界のルーカス」の違いあたりも周知させていただきたいと思います。よろしくお願いします。では、ちょっとした小話を投下しますね。
感情なき鏡は、愛情の涙によって溶ける────。
ある絵本を読んだ姫君が、凍える城の中で呟く。
ふと思い浮かんだ呟きであり、どういう意味が込められていると訊かれれば、特に何もという他ない程度のもの。
単なる思いつきだもの、特別な感情が込められた訳じゃない。
けれど彼女は、一方でこうも考えた。
────皮肉にも、私程この言葉が似合わない存在はいないでしょう。
姫君は恋をした事はない。愛情も、人と人が育んでいくような感情を抱いた事はない。
冷酷で、血も涙もない人間性か……否、そもそも彼女は人間ですらないのだから、その印象は的外れもいいところだ。寧ろ、試練を与えるだけで人間に対してまだ友好的とも言えるだろう。
そんな姫君────氷の女王たるヴィルギナルが皮肉げに自嘲する言動は、ある結末を垣間見たからに他ならない。>>579
“英雄の王が眠りについた。“
きっと、彼女にとっては唯一とも言える友人であり、己の素顔を曝け出せる相手であった。
強いくせに負けず嫌いで、負けず嫌いなくせに泣き虫。色々な意味で暖かさを感じる勇者だったのに、哀しみに塗れた最期を遂げた。
過去や未来、現在の遍く全てを見通す眼を持っている訳ではないが、それでもある程度見える景色はある。
ヴィルギナルはその一端で友の生き様を見守り……そしてみすみす見捨てた。
いや、見捨てたなどとは人聞きの悪い。彼女に他人の人生へ干渉する義務などないし、勇者たる者の幸福は己で掴むべしと激励するだろう。友人相手なら尚更。
少し思うところがあっただけ……ただそれだけだ。
はてはて前置きが長くなってしまったが、要するにヴィルギナルは、感傷に浸りながらも変わらない自らの在り方に辟易していた。
哀しい筈なのに、心は凍りついた氷像にように無感動という矛盾を孕んだ気分に憂いている。
友に感化された影響か、自身も人間のように喜怒哀楽があると錯覚して、それが全て勘違いだと改めて思い知らされて、そして氷城の玉座にて独り嘆息する。
精霊の本性を知っている者が見れば驚愕に値するだろう光景だ、
しかし、ここは氷に閉ざされた絶界領域。人が安易に踏み込めば命の保証がない神秘の巣窟。故に反応を返す者など誰もいない。>>580
「でも、仕方ないのよね。あの子の死はどうにかできるものではなかった。“あの世界”は、終わっていたも同然の物語だもの」
目を閉じれば思い出す、なんとも奇妙な箱庭。
よくもまあ世界として成立したものだと感心する他ない程、彼女が観測した世界は特異であった。
城の中で幾分か暇を持て余していたヴィルギナルは時折、領域の門を開いて勇士たちを招き入れていた。そして戯れに試練を与え、見事に突破した者へ褒美を贈ることで時間を潰しに興じる……そんなある種のルーティーンを行なっていた時に、それは現れた。
凛とした雰囲気を纏い、それでいて麗しさも兼ね備えた女の騎士が。
この出会いをきっかけに、ヴィルギナルは騎士の世界へ興味を抱いた。
あれ程の強者を生み出したのだ、とても刺激的な情景が広がっているに違いないと、彼女との間にできた縁を辿った結果────そこには、彼女ですら予想だにしなかった物語があった。
一言では語りきれない程の、混交された歴史の畝り。
氷の女王ヴィルギナルは、今一度あの物語を思い返して一つ一つ紐解いてみようと考え、玉座にその身を弛緩させた。>>582
以上が語り部役のヴィルギナルからお送りしました。
次に資料集めが面倒かった王様の人物紹介をば。
エルメンリーク/Ermenric
【性別】男性
【属性】混沌・悪
【解説】
ゴート族の王にして、東ローマ帝国の侵攻を皮切りとし、ローマ帝国の侵略を成功させて見事にその支配権を奪ったローマ王。
勇猛なる姿から「猛王」という異名呼ばれるが、別側面として自己顕示欲が強く、他者を支配して止まない猛獣な人物としても恐れられている。
敵多き王でもあり、中には側近たるシフカさえもエルメンリークの地位を狙っている。だが、それら全てを払い除ける剛の者であり、史実からしても一〇〇以上は存命していた生粋の傑物。その影響力は数々のサガに登場する程のもの。
物語における英雄ディートリッヒ・フォン・ベルンの敵として立ちはだかり、彼女の領土を欲してローマから追放するなどして立ち回る。
しかし、フン族の王アルテラのもとへ一時的に亡命し、後に彼女の強力を得たディートリッヒとの戦争により命を落とす。[1]
北欧のサガである「ヘルヴォルとヘイズレク王のサガ」に登場するアンガンテュールの息子『ヘイズレク・ウールヴハム』とも同一視され、ゴート族の王国を長期にわたって統治した王とされている。[2]
※脚注
[1] 史実においてはフン族の襲撃により自決したとされており、史実と伝承の擦り合わせで色々混交した結果この最期となった。
[2]後世の伝承校訂の際に統合させられたものと見られており、実際の関連性は不明。>>583
【関連人物】
ディートリッヒ・フォン・ベルン
姪。星の抑止力が“保険”として造り出した対巨神兵装。どちらかと言えばオーディンが出自に関わっている。
シフカ
側近。サガにおいてエルメンリークを裏から操っていた黒幕。オディラの夫。
しかしエルメンリーク本人は思惑に最初から勘付いており、ローマの完全統一を達成する駒として敢えてその口車に乗っていた。
実は宮廷仕えの魔術師でもあり、オディラとは“同一人物”である。
アルテラ
フン族の王。彼女の協力を得たディートリッヒとの戦争に敗れ、命を落とすキッカケとなった。
クリームヒルト
エルメンリークの妃であるスニルダの母。
不貞が発覚したスニルダを処断した事で彼女から恨まれており、一度はアルテラを利用して刺客を送ったのだが失敗に終わっている。
余談だが、スニルダはジークフリートとの間にできた娘とされている。>>575
>ルーカス・ソーラァイトのいた廃ビル(20階建て。全長約75m)は巨大な爆音と同時に跡形も無く吹き飛び、消失する。ルーカス・ソーラァイトは朦朧とした意識で、撒き散らされた爆音、爆炎、絶大な呪詛、凶悪な猛毒と共に、自分が地上に向かってグルグルと、真っ逆様に墜ちていくのを知覚した。
最先進国アメリカの建築基準で20階建てのビルが消し飛ぶ威力の自立可動型ヒト型爆弾を至近距離で受けておいてそのまま瓦礫の海に真っ逆さまで『片目ない』『足悪そう』の怪我描写が威力の過大評価……?
>>576
まあそりゃそうでなきゃ普通聖杯大会なんてもんは開催できませんわね。
怪我の件はまた、展開と必要に応じて相談できればと思います。いろいろと考えてくれてありがとうございます。>>589
その認識で合ってます。史実、伝承、仮に型月世界観に落とし込む際の辻褄合わせと擦り合わせが大変でした……。>>571
木伽は成功させる為のちょっとしたからくりがあるので動かせています。
やっぱり魔法使いは凄い。>>602
良いと思うの!の!!>>600
「というわけです、お祖父様。しゃべってください」
「うん?んー、わしは60くらいの初老の見た目してるから、その見た目に合わせたおっさんっぽい喋りかたをしとるなぁ。孫らは上品な喋り方しとるが、おれはその辺りそこまでこだわっとらんよ。スラングなんかは言わんけど。
一人称はフリー、4つまでならブレても構わんよ。君主になる前のイノライとバチバチしとった若い頃はおれ、どっかの君主に決闘(ケンカ)売ってコテンパンにされた後しばらくはわたし、そこから目上の相手に自分を使うようになって、子どもが出来てからはわしも使うようになったぞ。
そもそもわたしは苦労かけたのに息子の立場無くなるの悪いと思って初老の爺やの姿しとるだけで元素掌握でおれの頃にも普通に戻れるからなぁ。
わざと時代がかった話し方はせんが、ついうっかり歳がバレるようなルビの振り方をしてしまうこともあるなぁ。映画(シャシン)とかか。
チョイ役ってことで戦闘用の詠唱は要らんようだが、決闘中に相手を侮辱するような挑発はせんぞ。それと、くだんのコテンパンの折に『相手の命を取るだけの目的で決闘を申し込まない』だとか『君主相手に決闘を申し込むことができない』だとかの禁を結ばれとるからその辺りはよろしく頼むわ。イノライのやつ自分だけさっさと成りやがって……(ぶつぶつ)
一応見た目としては、軍服とスーツの合いの子のような格好をしとって、赤みがかった金髪じゃよ。髭はなし、杖もなし。手には手袋をつけとるが、決闘用に投げるためのもんは150年前から使っとるのが胸元にしまってある。やるぞって時は体内から4つの象徴武器が展開されるぞ。あとおまけじゃが、ルーカスは純金髪、ロバートは赤みがかった金髪、ウルティアはプラチナのような金髪じゃよ。
こんなとこでいいか?」>>612
アルテラは寧ろ最強の戦友枠……。
>原典を同じくする異なる人物
できるんでしょうけど、いざやろうとすれば「???」状態になってしまう罠。ぴえんと泣きたい。>>616
「そもそも実はいない人物だったんじゃねーの?」説も出てきたりしますしねぇ…。
まぁ難しいなら無理に作らなくても良い訳だから…。
よくてよが付いてねぇ……。迅龍くんにムチャやらせ過ぎたかな…。>>621
やはり地域関係なく、何かしら「繋がり」が生まれるんだなって>>624
自分の好みを入れても人物像とかに統一性が欠けるなと思ったら、ギルガメッシュの英雄王と賢王みたいな時期ごとの区別で対応が難しいならばアルトリアに対する獅子王みたいなif存在というアプローチを最近は覚えました。そうして生まれたのが真人の厩戸皇子。ところでレージュさん
黄夫人は周瑜と生前会った事なかったから生前の所業だので比較的うーん…て感じの感情だったけど遭遇して思ったより悪いお人ではないのかも…?って感じになって和解するとかでいいですか?ディードリッヒは日本語版のまとまった資料が欲しいですね。シグレスのサガも日本語版がないっぽい?ですし。
マンドリカルドの原典集成の日本語版が発売されるような昨今、ディードリッヒにも期待したいです。>>637
中本おいしいですよね
地元にお店があるのでちょくちょく通って食べてます、以前北極の辛さ3倍を食べた時は「辛っっっっっっっっっ!!??いやでも、これならもう一段階上も食えるのでは……?」とか思いましたね(辛党派)
というか何か家に辛味系の調味料置いてないと安心出来ないのか、消費に時間はかけますけど手元に必ず何かしらそういうのがありますね(今はアフターデスソースが手元にある)わしもヒュギエイアの資料欲しいなあ…調べてもアスクレピオスの娘くらいしか出てこんなあ
調べ方の問題かもしれん…ふとした疑問。
琴羽っていつ婚約したんだろ?>>672
なるほど、なるほど……周りの変化じななくて自分に対する……>>672
自分自身を変えてしまうのですか。
そういえばこのスレで固有結界を使う人マスターってどれくらいいましたっけ?人間とかベリルみたいな混血(?)だと少なかったような気がしますが。>>692
ありがとうございます。>>696
そこら辺はなんとも言えませんね。欧州と北欧では神秘の基盤も異なっているでしょうし、伝承のディートリッヒの活動時期は四世紀から五世紀からと設定しましたが、シグルドやフロールヴなどの北欧勢は五世紀に活躍した事になっているので……少し時期が違いますね。>>688
ちょっと指摘すると、蘇芳ちゃんが引き摺ってるのは「兄の死を誰も悲しまなかった」というよりは「自分達の子供なのに亡くなったと聞いたら喜んだ父母」の方ですね
ややこしいのですが、千寿君にも彼なりの人付き合いがありその人付き合いの部分で知り合いなり友人なりの人達が悲しんでいたことを葬式で知ったからこそ、父母に対して失望や絶望を抱いたのです
あと一応これは個人的な書き分け程度の問題なのでライオンさんが気にしなくてもいいのですが、基本的に地の文で蘇芳ちゃんが「彼」とか「彼女」とかいうのは身内以外の人間に対してのみです
千寿君には基本的に台詞・地の文どちらでも「兄さん」呼び固定で両親に対しては「お父様、お母様、父母」のどれかですね
まあIF蘇芳ちゃんだと両親のところはあんま気にしなくて良いと思いますが!
>>681
遅レスですが『永久の輝き放つ支配の門』とかどうです?日本神話、古代日本で一つ!
日本にはいつセファールが襲来したのか?その被害はどう現れたのか?というのはいまいちはっきりこれだなと予想はできない状態となっていますが(今のところアマツミカボシが有力候補かな?)、ここで私神武天皇以前にあったという王朝「ウガヤフキアエズ王朝」というものをクローズアップしたいなと思います!
ウガヤフキアエズ王朝は名の通りウガヤフキアエズを祖とする古代王朝らしく、ヒヒイロカネという謎の物質やら何やらが出てくる謎たくさんの王朝です。ウガヤフキアエズは神武天皇の親なので、皇族や大和王朝はその系譜かもしれませんね。
さて、どうやらそこそこに繁栄したらしいウガヤフキアエズ王朝ですが、それに関わらず文献には殆ど載っておりません。神武天皇の親である神の王朝だと言うのに何故ないのか?そう考えて、日本でセファールが襲来してきたのは私ここなのではないかと考えるのです。当時繁栄していたウガヤフキアエズ王朝はセファールによって駆逐され、ヒヒイロカネなどの独自の文化も失い、神々はそれを受けて退避、人々はそれを受けて新たな王朝、より強固な王朝を作ろうとし、文化の失われたウガヤフキアエズ王朝はその中で忘れ去られていったのではないかと!文化も残らなければ、きっと史料も作れないでしょうから。
問題は、このウガヤフキアエズ王朝について記した書物のほぼ全てが学会に「偽書」と判断されているということ!偽書は持ち出せねえわ!
ということで誰も見てないであろう深夜の妄言でしたおやすみなさい>>703
ウガヤフキアエズ王朝を自分はノータッチで考えてましたが扱いはどうしたもんかなと。この際信憑性は『この世界では存在した』で通せますからね。
玉藻というか天照がセファールを知っているようでしたので、私は別天津神が隠れた後にセファールが来て天照たち神々がセファールに遭遇した、と考えてます。中納言さんの設定とすり合わせできますかね?>>704
設定作り方次第ですけど皆無ではないかなとは思います。勿論、数は少ないとは思います。
例えばリュシマコスがカラノスから受け取った馬を神代の幻想種、とか解釈のさせる余地はあるかなとは思います。受け継いだ馬がウッチャイヒシュラヴァスの血統の馬だった、みたいに。ちなみにリュシマコスは武闘派というか将軍で、トラキアやマケドニアの王でした。アーサー王以前は神秘もりもりって考えたら歴史書に竜とか魔法の石臼とか出てきてもおかしくは無い……のか……?
>>710
アーサー王の時代、5世紀~6世紀が完全な節目なんでしょうね。日本史の時代区分では平安時代は古代に分類されて8~12世紀末までが平安時代だったはずなので日本で神秘が濃さを保っていた時代と、公式でも神話と歴史の境目を彷徨っていた最後の王と言われて色濃い神秘に触れていたリチャードが12世紀の人なので時代的にも日本で神秘が濃くてもおかしくないですよね。日本は混血とか「」とか魔法使いとかいるし
イギリスはイギリスでアルビオンとかグレイとかが存在する
日本が、とか、イギリスが、とかじゃなくて根本的に島国がやばい気もしますねえ……>>714
ブリテンはは星のへその緒という特性だからこそなら、日本にも島国以外の何かしらの理由があるかもしれませんね。
アイスランド、インドネシアとか島国はたくさんありますが他も同様なのか、大陸だけどオーストラリアはどうなのかとか細かいところはちょっと気になります。>>712
神話とかの伝承だとどうしても元の時系列の食い違い(メイヴちゃんとクーちゃん)とかの食い違いは絶対に生じてしまうので、そこは型月の世界観に合わせられてるんじゃないでしょうか?
多分、シグルドは他の北欧神話勢やらの色々を見るにラグナロク前の北欧神代の人物じゃないかって
原典はそうでも型月世界観ではそうじゃない、みたいなの割とありますし>>707
確か事件簿のマテリアルに書いてありましたけど神代から人理へと切り替わったのがちょうど某救世主の誕生でそこが最後の契機っぽいので、ソロモンの契機はあくまで想像ですけど「人が神の力に頼らなくなる」ってところが大きいんじゃないかなーと(ソロモンの十の指輪の逸話的にも)
最初のギルの契機が「人が神と袂を分つこと」ですし、信仰やら何やらは置いといても人が段々と神から離れていくのが神代の終焉なのでしょうね
>>710
そもそもケルト神話のアルスターサイクル自体が紀元前1世紀〜1世紀(だいたい西暦100年あたりまで)のお話で、フィニアンサイクルがそこから2、3世紀後のお話だったりするのでケルト神話も存外新しい方の神話だったりする
>>711
そらゲオル先生やマルタさんがアーサー王以前の年代の人ですからねえ……タラスクとかいたことを考えるとありえなくはない
>>712
でも北欧って、一回宗教関係の影響でその辺の伝承が途切れてるじゃないですか
ならその途切れたところから直した人達がいたはずで、それだったら伝承が書かれた年代と実際にその人物が生きていた年代がズレても問題ないのでは?
後から誰かが書き足した付け足したなんてたくさんありますしね北欧神話はもともとゲルマン全体にあった概念だったのがヨーロッパ中央部ではキリスト教伝播で失伝して、ギリギリ残ってたアイスランドあたりからスノッリさんが拾ってきて編纂した「エッダ」がなければアウトだったってのが通説じゃなかったっけか
『聖杯惑星』は最終的に地球が神秘の絶えない星となり、動物戦隊ジュウオウジャーの最終回みたいな状態になるのが確定事項。
2レス程度のss、投げます~
「“グリームヒルドの姦計によって貴殿と当方は結ばれた。だが、その契約も当方の死をもって、終了した”」
誰もが羨むような黄金の日々から一転。
誇り高き戦士の王シグルドとあの女、ブリュンヒルデがともに炎へと入るのをただ眺めていた。邪竜ファヴニールを単身で斃し、竜の心臓を口にして、無敵の力と神々の智慧を手にしたシグルドがあの“気狂い”になされるままだなんて。
信じたくはなかった。
シグルドと、アトリ王と、ヨーナク王と三度に渡って嫁いだことも。
子供たちはことごとく死を迎えた、あるいは死に追いやったことも。
最も愛した、シグルドとの間に生まれた娘スヴァンヒルドでさえ、惨たらしく殺されたことも。イェルムンレク王の妻であったのに、王子ランドヴェールと姦通したと唆されて八つ裂きにされた。ヨーナク王と産んだセルリとエルプ、ハムジルの息子達は、槍も剣も刃が立たないようにしたというのに、石で殴り殺された。
「もう、疲れた……」
ぽつりと口にしたのは紛れもない本心からだった。
彼女は、黄金を巡る、霧の一族(ニヴルング)の破滅の中心にいた。
小人にとっては腕輪でも、人間にとっては指輪になる、そのたった小さな黄金の指輪が、二人の兄弟ファヴニールとレギン、八人の王シグルド、ゴトホルム、グンナル、ヘグニ、アトリ、エルプ、セルリ、ハムジルの死。
それを知っている。
『――“サガ”において、グズルーンはシグルドとの婚礼の後、ファヴニールの心臓を食べたことで余人よりも残忍となり、また賢くなったという。しかし、事実としてファヴニールの心臓はシグルドの心臓そのものと化している。
ならば、グズルーンがファヴニールの心臓を食べる機会は一度しかない』>>721
双眸を覆う、叡智の結晶(イグズル・マール)がそう告げていたのは嘘だと思った。
ブズリの子であるアトリ王は、人ではなかった。
フン族の王であるところの彼女はただ人型というだけで、正しく生き物ですらなかったのだ。叡智が、宙の涙より現れた白き滅び(セファール)なのだと私に伝える。ヴォイドセルから作られたアンチセル、頭脳体のバックアップ。
それがアトリ王の正体。大神オーディンの生み出したワルキューレの長姉ブリュンヒルデの、“姉”。あるいはかつて原初の巨人(ユーミル)であった者。
ぐつぐつ、と。
私の中で仄暗い感情が湧き上がってくる。
アトリ自身に意志はない。ギューキの一族をことごとく亡き者にしたのはフン族の長老達の意志だった。黄金を求めようとする浅ましい心。それだけのためにヘグニは心臓を切り出され、グンナルは蛇に噛まれた。
復讐には力が必要だ。
だからこれは、仕方のないことだ。
かつてシグルドの心臓を食らって、竜の炉心を形成したように。
魔女グリームヒルドの黒魔術と原初のルーンの解釈法によって、この霊基にアルテラの霊子情報を取り込む、自己改造。
ヴォイド化。ヴェルバーによって汚染された証となる、紫色の下地に金色の菱型が刻まれた紋様が体表に出現する。緑・赤・青の三色の光剣も問題なく。
ここにセファールの幼体は零れ落ちた。
「シグルド、ねえ、シグルド。
あの女にあなたが連れて行かれたのは、あの女があなたを殺めたからであって愛しているわけじゃないんでしょう?
――なら、わたしが殺.す。あなたの心臓を壊す。
ふふ、あはは!」>>725
ありだと思いますよ。藤原氏系ですか、髭切のような有名な武器やスキルや宝具になりそうなエピソードがないと難しいですよね。>>727
愛、怖いなあ!
ファヴニールの心臓を食べた、という原典の時点(型月的には亡くなったシグルドの心臓を食べた以外に方法がない)で、これはもうストロングスタイルしかあり得なかったですね…私も小話を投下します。特異点ネタです。
────その黄金に見合うだけの戦士になれ。
その言葉を胸に、僕は永久に歩き続けた。
見つけ出さなければならなかった。僕の誓いを破る訳にはいかず、心身共に摩耗しようとも足を止める事はなかった。
全てはあの日の誓いを果たす為。そして、僕自身の不甲斐なさを正す為でもある。
だから立ち止まる訳には────いかないんだ。
◯●◯●
『この霊基反応は、既に英霊の枠を超えている。さながら……いや、これは神霊そのものと言っても過言ではねえ』
王の間に到着したカルデア一行が目撃した光景は、黄金の玉座にて坐していた黄金王の姿。
彼女を視界入れた瞬間、得体の知れない戦慄が体中を駆け巡り、悪寒を覚えさせる程の重圧。
これが、この特異点における全ての元凶────フロールヴ・クラキであった。>>735
────強大。余りにも目の前の存在は大きい。
いかに数多の特異点を乗り越えた人理を正す者たちといえども、彼女から放たれる神気に気圧されてしまう。
今までは、あくまで”人“が相手であったから対峙できたものの、今回ばかりは前提条件からして違う。
人と神では、生物としての階位が異なる。こちらが見ている事象の、遥か先すらも見据える頂上なる存在……それが今の黄金王だ。
「カルデアの。汝が人理を想い、残されたものを救いと願うのならば、私の手を取るがいい。魔█王の偉業に逆らい、人理焼却を無に還す旅人たちよ」
彼女は言った。
この特異点にて行われた選別は、人々を救う為の処置であると。
神は人なくしては存在し得ない。
国は人なくしては繁栄し得ない。
星は人なくしては存続し得ない。
故に人類を愛し、管理し、保管することを決意した。
無垢なる者、善なる者、罪なき者たちが入る事を許される幻想の果て。
人理焼却からも隔絶される区切られた箱庭。
黄金の王が目指す理想の国は正に、人類を救う為の楽園と言えるだろう……その在り方に目を瞑れば。
「……それはできない。俺は、あなたの標本作成に協力するつもりは……ない! ああ、そうだよ! あなたがやっている事は決して間違っていない! でも俺が人間である限り、そんな方法を許容できる程、俺は人間を諦めたつもりはない!」>>736
カルデアのマスターが啖呵を切る。
この発言を皮切りに、共に対峙していた彼らの雰囲気が切り替わり、完全に分かり合えない者同士として構図が出来上がった。
青年の覚悟を聞いた金色の女性(ヴェーグ)も、これまでの葛藤を過去のものにし、彼の王へ一歩足を進める。
────これが最後。泣いても笑っても、僕の旅路はここで終わる。
「拒むか。それが汝らの行く道であるならば、我が道を阻む障害として取り除こう。
私こそが嵐の王として再誕された者。国を斬り崩し、星の運行を超える者。
刮目するがいい────これぞ、彼方の境と知れ」
【宝具演出】
「輝王臨界。遙けし光、星の運行(アールヴレーズル)を超え、国を斬り崩す。凱歌を奏せよ────『境界にて戦がす剣(シグルリョーミ)』!」>>733
特異点とかであれば、なんとか出動できる……のかな?という訳で即興で考えた上記ssで登場した宝具の能力です。
境界にて戦がす剣(シグルリョーミ)
・ランク:A++
・種別:対城宝具
・レンジ:1〜99
・最大捕捉:1000人
光の剣。彼方へと差し込む光。境界を別ち、次元を区切る塹壕。
フロールヴ・クラキの持つもう一振りの剣であり、魔剣と対をなす聖剣。
この聖剣は魔剣同様に十二の拘束が施されており、解放する事によって秘められた輝きが表面に現出される。そして真名開放時、光は極限にまで高められ、国を切断するが如き一閃を解き放つ。
これは世界を別つ機能を有する所謂「乖離剣」と類似した“国境”を概念とした聖剣であり、本来の能力であれば星に存在すり境界線を斬り崩し、次元すら隔てた妖精郷を生み出す事ができる。洛陽投下します
3節-1のつもりでしたがラストの展開的に区切りいいなと思ったんでこれを2節ラストとします>>755
第2節 襲来、真黄巾党-5
「…どこか見覚えがあると思ったら…貴様、周瑜か。」
「応とも。味方としてまともに顔を合わせるのは赤壁の戦い以来か?趙子龍。」
「…そうだな。」
新たに現れたサーヴァント、ライダー、周瑜を戦場の中で迎えたカルデアは束の間の喜びに包まれた。
「周瑜って…確か名前は聞いた事がある…」
「周瑜、字は公謹。蜀の孔明様、魏の司馬懿を挙げるならば呉は彼と陸遜がまず挙げられるでしょう。味方としては頼りになる戦力です。ですが…」
そう説明した黄夫人の表情は、多少曇っていた。それを見た周瑜は自分の頭を軽く掻きながら言った。
「…まあ、生前が生前だ。多少のわだかまりはあるだろうな…だが、その話は後だ。今の最優先事項はこの場を抜ける事だろ?」
「…ええ、そうですね。まずはこの包囲網を突破する事を考えましょう!!」>>756
「おのれ、人理側のサーヴァントが増えたか…こうなれば、これを使うしかあるまい!!」
立ち上がった張角が、黄色の符を手に握る。すると、呪符から相当な魔力が溢れ出した。
「む…!?」
「我が呪符、我が神仙の力!!思い知るがいい…!!『蒼天必殺ノ札』!!」
そう叫び、2つの呪符を弓に番えて放った。それと同時に、呪符からそれぞれ巨大な竜巻と激しい冷気が現れ、カルデアに突進する。
「マスター、掴まれ!!」
「デイヴィ君!!」
趙雲が立香を、黄夫人がデイヴィを抱え、周瑜を含む5名は一団となって躱す。
しかし、避けた先には黄巾の軍勢。しかも背後には谷があり、今度こそ逃げ場が無くなったかと思われた。
「ここで終わりだァァァァ!!」
「潰せェェェェ!!」
「…凱角槍。」
「待て!!」
趙雲が凱角槍の出力を解放しようとする。しかしそれを周瑜が制した。
「…趙雲、そして少年と御夫人。そしてマスター。一旦休め。俺が道を開く。」
「!!いや、俺は問題な」「問題なんだよ。よく考えろ。君達はあの敵将4騎を一気に相手してるんだ。少し疲弊しているだろ?」「…それは…」
「これは団体戦だ。しかも相手は多勢。1騎でも倒れたら後に響くだろ?それに、君にはやって貰いたい事がある。だから、一旦俺に任せておけ。」
そう言い、前に進んで緋色の軍師は棍を構える。
「…へぇ、結構練兵は悪くないじゃないか。…だが、道を開けて貰おうか。」>>757
「仕留めろお前らァァァァ!!」
雑兵が一斉に周瑜に攻撃する。
「…聴こえる。」
しかし、驚くべき光景がそこにあった。
彼は、振り下ろされた剣を全て回避し、的確に1騎ずつに棍を撃ち込んでいた。
まるで、未来を見ているかの様に。
「何だ…!?何故剣が当たらねぇんだ!!」
「音だよ。」
「は…?」
「それ以上を敵に言う必要があるか?」
冷徹に言い放つと、棍から摩擦で炎が現れ、それを一気に振り放った。
敵兵は燃え、吹き飛ぶ。彼らの周囲の敵は殆ど倒れていた。
黄巾兵は怖気付き、彼らから少し距離を置き始めた。
「…どうだ、マスター?俺はあの孔明にも引けを取らない、特に白兵戦に関しては、彼よりも強いと自負しているが。」
「…」
ジト目で見る黄夫人を他所に、周瑜は一瞬表情を和らげてマスターに笑いかける。
「すごい…」
「ま、気を抜くのはここまでとして。ここからはこの状況をどう抜けるかに関してだ。」>>758
周瑜は再び棍を振り始める。壁の前での戦い故に、敵の攻めてくる角度は狭まる。これも周瑜の作戦通りだった。
「趙雲。一つ聞きたい。」
「何だ?」
「凱角槍は風のエネルギーを使えるんだよな?…おっと。」
軽い声と共に、襲い来る敵を棍で叩き付ける。
「ああ。そうだが?」
「ならば話は早い。その風で、俺達全員をあの壁の上まで上げられるか?」
周瑜が、断崖の上を指す。趙雲はすぐ返答する。
「何らかの足場を作って、それごと凱角で竜巻を起こせば行けるが…足場は?」
「…少しお待ちを!!」
黄夫人がすぐ爆弾を取り出し、背後の巨岩に向かって投げつけた。
激しい爆音と共に、岩が砕ける。背後の敵に破片が直撃し、岩本体は丁度人が複数人乗れる位のサイズとなった。>>759
「ああ…任せろ!!」
すぐに岩に全員飛び乗った瞬間、趙雲が槍を岩に刺す。
「凱角槍…解放!!」
槍に翠の紋様が現れると同時に、岩の周囲に半径7m程の竜巻が巻き起こる。
4騎と1人を乗せた岩は、見事に竜巻に乗って崖の上に吹き飛んだ。
「させるかぁ!!」
それに気付いた張角とインドラジットがそれぞれ呪符と魔術を仕掛ける。
雷と爆炎がカルデアに直進するが、岩に直撃する直前に森の中に飛び込まれ、誰一人として傷を付けるには至らなかった。
逃げられたという事実を知り、四騎の将と教祖は集まる。
「教祖サマ、追うか?俺なら奴らを確実に倒せるが。」
「…否、奴らの概要は知れた。一旦泳がせておいても問題はなかろう。洛陽に戻るぞ。」
張角の判断に、忠誠とは程遠い表情を浮かべながら三騎は頷く。しかし。
「それは賛同いたしかねる。」
「…ふむ?」
四禍将が一柱、枢機卿リシュリューが異論を唱えた。>>760
「私の軍勢だけで構わん。追討を許可されよ、教祖殿。カルデアの軍勢を確実に削ぎ落としてご覧にいれよう。」
「あらぁ、もしかして本気になっちゃったのかしら、宰相ちゃん?」
「うむ。カルデアを一目見て思ったのは、あれは危険だという事だ。あれを放っておけば、貴公らの黄都の計画も邪魔される。そして…」
リシュリューは面白そうにしながら、真剣に言葉を続ける。
「我らの敵は、あの4騎以外にもまだ存在する。そんな気がしてならん。ならば、先にその主格となるであろう大将である敵マスターの首を獲る。それが一番なのではないか?」
「うぅむ…とはいえ、お前は策謀家でもあるだろうに…軍師を失った軍勢は痛手を追うのは分かるだろうが。」
「いや、別にいいんじゃないか?」
黒い肌の男が口を挟む。
「元々俺達四禍将は、そこのライダーを置いて雑兵を必要としない。策も同じだ。それに、こうなったコイツは止められんだろ?」
しばらく考え込んだ張角は、その提案に頷いた。
「…分かった。リシュリュー除く我ら真黄巾党は黄都に戻る。そして、◾️◾️宰相リシュリュー。お前にはカルデア殲滅の任を与える。大軍と『護符』も付けよう。奴らをお前の策で一網打尽にし、カルデアのマスターを討ち取るのだ!!」
こうして、洛陽を守護する四禍将の一角、ライダー、リシュリューはカルデア殲滅に向け動き出す。
4騎のサーヴァント擁する藤丸率いるカルデアと、謎の丞相とアルターエゴ・張角が率いる真黄巾党。そして、未だ水面下で行動する者達。
陰りが見える蒼天の下での長き戦いの火蓋は、切って落とされた。>>753
対界規模の宝具で妖精郷を作れるとか恐ろしい性能ですね!
イリヤー・ムーラミェツの第3宝具を一部改修します。
無窮たる星黎に希え(パスリエードニー・ブィリーナ)
ランク:EX 種別:対軍宝具レンジ:1~999 最大捕捉:1000人
イリヤー・ムーラミェツの物語の最後。イリヤーが起こした奇跡の再現。粛正殲滅の宝具。
祈りを込めて天へ向かって一本の矢を放ち、その矢が小規模ながらも疑似ブラックホールを作り出し、中心に向かってあらゆるものを引き寄せ押しつぶす重力嵐を生み出す。
グランドアーチャーとして召喚された際に使用する場合、対粛正防御を持たない者はより引力が増強されて追加ダメージも与える。無限増殖するタイプの敵にも対応して、レンジ内に存在する限りは重力嵐で飲み込み自動的に殺し続ける。
種別こそ対軍宝具であるが発生する魔力総量と効果範囲は対国宝具に相当し、純粋な威力では対城宝具にも及ぶ。強大な宝具であるがこの殲滅の一矢が敵軍を倒すと引き換えに自身と自軍の身体が石化したように、この宝具を一度放てばイリヤー自身が消滅する。
追加効果はグランドアーチャーとして召喚されたとき限定に変更。元々性能高めだったのでグランドアーチャーが自死と引き換えとしてリスクを引き上げました。あ、そうだ
周瑜の武器と宝具?追加しました
武器(完全創作)
棍「断金」
三国ガジェットの一つ。空気との摩擦のアレコレを色々いじった事で激しく発火させ、軽い炎を纏った棍で攻撃できる。
名前は断金の交から。
宝具(宝具なのかスキルなのか自分でもよく分からなくなった奴)
「擬似・十万ノ矢(ぎじ・せきへきのや)」
赤壁の戦いで使われた十万の矢を召喚し、敵にぶつける。
使ったのは呉で発案したのも周瑜であるが、実際には孔明が十万の矢を集めた故に、擬似となっている。尚孔明がこれを使えるのかは(本物孔明についての公式情報とかほぼない為)定かではない。そういえば木伽の方で1日の終わりとか余裕がある時に運営側から接触する事があるのでよろしくお願いします。
今の所オールドリッチさんと双子はイベントがありそうです。私も上記ssの続きを投下します。色々と飛び飛びで疑問符を浮かべると思いますが、そこは少しキャメロットを連想するのと、考えるな感じろ精神で読んでいただけると……。
地に膝をつける。
激戦により疲弊し、頭を先に垂れてしまったのはカルデアの方であった。
人数では勝っているにも関わらず、圧倒的な攻撃力により一人一人と戦闘不能に陥っていった。
これは神霊にまで至った王の神威。戦力差など悉く覆えす超越者たる者の力。
啖呵を切ったのはいいが、それでも打ち破られてしまったカルデアは、まだ諦めないとばかりに膝に力を入れて奮起する。
『これが星の線引き。国造りの塹壕。やはりその聖剣が、この特異点を世界の層からずらしたものか。こうなれば、魔█王の偉業すらすら届かない妖精の異界領域と変わらないだろうが……いかに神霊とはいえ、この異質な霊基反応は何だ。これは────そうか、ワイルドハントか!』
ナウマンから驚愕の通信が入る。
「どういう事だ? フロールヴ・クラキにワイルドハントの逸話はない筈だ」
「……言っただろ、“嵐の王として再誕された者”とな。答えはそれだ。何者かの手によって、ワイルドハントとして甦ったって事だ」
『成る程、理解した。有力な説を挙げるとすれば────スクルドの蘇生が原因と言うべきか』
「そうさ。皮肉にもあの鉄の魔女こそが、大神オーディンの持つ『嵐の王』の性質を最も引き継いだ神性。そして魔女であるなら、誰か嵐の王として再誕させる事なんて朝飯前だろうよ」
改めて鉄の魔女とも称された妖精妃の規格外さを、もはや魔術ですらない神秘の異常さに驚嘆する。
だがしかし、同時に疑問でもあった。あれ程までの能力を持ちながら、何故フロールヴを王として特異点を編成したのか。
そもそも彼女はフロールヴを謀殺した側だ。その事実を知っている者たちからすれば、疑念しか浮かばないだろう。>>773
「辞世の句は済ませたか。汝らの命はここで潰えるが、我が聖戦の誉れによってヴァルハラへは誘われよう。苦痛なき死をもって逝くがいい」
聖剣を掲げ、天高くまで伸長し、空すらも裂く黄昏の如き輝きが発せられる。
これぞ彼方へ差し込む剣光。織りなされる線引きの光。嵐の王として再誕した女神の力である。
「この解放をもって私は剪定を成す。我が手に集められた生命を保管し、永遠の救済を齎そう。魔█王の偉業すら遠く、我が偉業にて境界は断たれる」
本来であれば、この絶望的な戦況に誰も諦観してしまうだろう……が、この場においては誰もが未だに戦いを破棄していなかった。
「そんな、ことは……させない!」
「何故だ、数多の屍を背負う者よ。魂を重みを知る汝であるからこそ、我が偉業が理解できる筈だ。なのに、何故そこまでして拒む?」
「────決まっている。命ある者の価値は平等だ。選抜して、価値があると定めた者だけを救済する……そんなもの、認められる筈がない!」
「……そうか。ならば汝が主張、正しく思うのであればその盾で守ってみせよ」
天へ伸ばされた光が、その輝きを増幅させる。
「輝王臨界。遙けし光、星の運行(アールヴレーズル)を超え、国を斬り崩す。凱歌を奏せよ────『境界にて戦がす剣(シグルリョーミ)』!」
「それは平等と、不可侵を保証する安息地────顕現せよ、『いまは眠れ死者の帝国(カタコンブ・ド・パリ)』!」>>774
聖剣が、死者の墓標へと振りかざされる。
その衝撃は周囲へ魔力の余波が広がらせる程で、宝具を展開させたメンテーは僅かに押し出されるように後退した。
いかに彼女の盾が死をも破却する帝国の門であっても、その大き過ぎる神秘の差に圧される他ない。
だが、決して諦める事はなかった。
確かに、フロールヴが背負おうとする命の重みはとてつもないだろう。人類救済の道を歩み、そして作ってきたのだから軽い筈がない。
けれども、だからといってメンテーの背負う魂たちが、英霊から託されたこの盾が────その重みに劣っている筈などないのだから。
「はああぁあぁァァ─────────!!!」
メンテーの生命の灯は燃え上がり、決して諦めない心が更なる守護を齎す。
聖剣と死者の門のぶつかり合いは、均衡を保つかのように互角に押し合いを見せているが、徐々にメンテーが力負けしていく。
そんなだった────。
「そうだ、それでいい。アンタはこのまま、あの聖剣を押さえていてくれ」
もう一つの黄金が、王の前に立った。>>762
油断しない敵幹部は手強い、はっきりわかりますね
とはいえ激突はまだ先との事。これはどうなるか気になる…
>>776
宝具同士の真っ向対決、燃えますねこれは…!
>>777
お久しぶりです
ペレスとは関係ありませんが、第一回のSSを現在ちょこちょことまとめてる最中です
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E7%AC%AC%EF%BC%94%E7%AF%80%20%E8%84%B1%E8%90%BD%E8%80%85%2F%E7%AC%AC%EF%BC%91%E5%9B%9E%E8%81%96%E6%9D%AF%E5%A4%A7%E4%BC%9A>>786
【魔術・特殊技能・特性など】
■桜花抄
おうかしょう。『桜』の持つ神秘に着目した魔術師が作り出したもの。
源流は日本古来より伝わる神道儀礼の一つであり、明治~大正時代に日本を訪れた魔術師によって伝えられたケルトのドルイド魔術が習合されている。
日本という国は桜に由来する逸話に事欠かない。
桜という花は、春の象徴であり、花の代名詞であり、日本という国を司る花である。
本居宣長は「敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花」という句を読んだ。
この句には「日本人の心とは何かと人が尋ねるなら、朝日を浴びて輝く山桜の花を見て感動する心と答えます」という意味がある。
元々は祈祷によって火山を司る女神・木花開耶姫の神威を借り受けるというものであり、植物に根ざしたものでありながら火の属性を宿している。
芳乃は魔力を消費して具現化した炎を桜の形に作り替える魔術を得意とする。
1枚1枚が火の粉を散らし、神秘と無縁であるものなら塵一つ残さない超熱量。
それを宿す花弁の嵐が数千枚、数億枚単位で渦を巻く紅蓮の桜吹雪が芳乃の一挙手一投足に合わせ敵を焼き尽くす。
火山は古くから活力の象徴とも扱われ、それに由来する強化・治癒・他者への生命力の譲渡も得意。
魔術師は血の濃さが魔術師としての格に直結する。芙蓉家の歴史の中では数百年に一度とさえ言われる芳乃は、大型のタンクローリーを生身で受け止め、ぶつかった方がスクラップになるほどの強度を有している。
ちなみに、本気を出した時は魔力が全身に行き渡るため髪と瞳が炎の赤に染まる。>>787
【人物像】
一本気で生真面目。大抵の事は人並み以上にこなせる上に、必要とあらば努力も惜しまないという優等生タイプ。
誰に対しても物怖じせず、誰に対しても気後れしない。
芯が強く、我が強い。おまけに負けん気も強い。
基本的には物腰柔らかく兄を除く他者に辛く当たるようなことは無く、兄からは「見た目だけなら完璧な大和撫子」と称される。多分そういうこと言うからキレるんだと思います。
普段は理知的なように振る舞っているが、存外短気で些細なことにキレやすい。その辺は宗二と似通っており、例え血が繋がっていなくても紛れもなく家族なのだろう。
文武両道、齢16で財閥を取り仕切り、おまけに家事全般に優れた大和撫子という出来すぎた妹だが、低血圧で朝に弱いというどうしようもない弱点がある。
総代としての責任感からか普段は他人に弱みを見せることを極度に避けており、これには前述の魔術師としての芙蓉家の在り方が大きく関わっている。
芙蓉家の魔術は時計塔では「継ぎ接ぎ(パッチワーク)」と呼ばれ鼻で笑われるような代物である。
現代において失われつつある古神道の神秘、その穴を埋めるために取り入れた神秘とは言い難い伝承。
例えば、ある高僧の魂を吸い取って花を咲かせたという西行桜の伝説。
例えば、美しい桜の下には死体が埋まっているという血吸い桜の伝説。
それらを取り込んだことで、芙蓉家はその肉体に異常をきたした。
何れも「生命を奪う」という共通点があったためか、現在……正確には代が続けば続くほどに、吸血種のものに近い衝動が濃くなっている。
自制心が強い彼女の美しさは、この衝動に起因するもの。
周囲から何もかも奪いつくす鬼になることを彼女を厭っている。
兄が、家族がいる日常が自分の手で台無しにしてしまうかもしれない。
彼女はそれを何よりも恐れている。>>789
【セリフ】
「そうですか。言葉通りの意味で受け取ってよろしいのですね? ……馬鹿ねあなた。そんなに殺して欲しいのかしら?」
「兄さん? 門限は1時とお伝えしたはずですが? これ以上月のお小遣いを減額するとマイナスになりますよ? 来月からは兄さんが私にお小遣いを支払うことになりますが?」
「ふぁ……兄さん……好きよ……大好き……(寝言)」
「清水寺の地主の花。松吹く風の音羽山。
この峰の名は嵐山。戸無瀬に落つる瀧つ波までも―――吹きすさび雪やかからん!」
「身体が、熱い。喉が、乾い、て……血……血が……血が、血が欲しい!!!!」
「静香さん? もう朝ですよ? そろそろ起きないと無理矢理にでも起こして差し上げ……ちょ、ちょっと! 抱きつかないでください! あ、あなた! どこに手を入れてるんですか! 今すぐその手を胸元から抜きなさい!」
「訂正なさい。確かに兄さんはちゃらんぽらんで、門限一つ守れない出来の悪い愚兄ではありますが―――赤の他人である貴方にそこまで言われる理由は無いわ」
「輸血パック、かあ……私じゃ思いつきもしなかったわ……こんなに新鮮な血がいつでも飲めるなんて、文明の利器ってやつに感謝ねえ……」(ソファーで横になってだらけながら)
「今日は見過ごしてあげますから、大人しく立ち去りなさい……失礼ね。私だって、吸う相手くらい選ぶわよ」>>762
逃げ切ったとはいえ、追い討ちをどう迎えるかカルデア……!ところで宗二くんの門限って午前なんだろうか午後なんだろうか。午前ならだいぶ甘くね?(午前1時なら日付変わってもOK疑惑になるし)
>>801
すばらすぃ……!!引きこもりの女の子がたまたま令呪を宿しちゃってジョン・ウィリアムズを召喚しちゃって「開けないで、入って来ないで」と言ったっきりお互い顔を合わせることもなく扉越しに交流する主従を書きたいなと思いました。ジョンは女の子に尽くしまくる(非合法ダメと言われてないので非合法な手段などで)けど女の子の方は突然現れた理由もなく自分にめっちゃ尽くしてくる存在を有り難く思いながらも信頼し切れていない感じ。持ってきてくれた食事を口まで運ぶ度に寸前で一瞬手が止まる感じ。
ちなみに女の子の家の浴槽には女の子のお父さんとお母さんが詰まってる>>811
偶然なら特段気負う必要もないと思いますよ?それが偶然なのか意図的なのかはさまざまですがこのスレにも本家のキャラとかなり似てるキャラたちはいるので>>811
偶然ならば没にしなくてもいいですよ。○○に似ているからと指摘受けたから取り下げなければない、などというルールなどもここにはありませんからね。>>811
それは失礼しました、こちらの見落としでした
そういう事なら現行の設定で問題ないかと思います
あと時間がない件につきましては、ご愁傷様と…いつもオマージュ()対象ミエミエのキャラ作りが蔓延してるからこういう時信じてもらえないんだと思いますけど
>>809
私は!そういうの!好き!オマージュキャラ……今思えば私の方にもあるなぁ(夏空市聖杯戦争の登場人物はオマージュのごった煮)
オマージュ云々については自キャラにモデルが透けて見えるキャラがちらほら居る身としては耳が痛い。
なんやおまんら見るたび対立してへん?わしに静かにヒロアカを見させてくれ今日は推し声優が結構喋るエピソードなんだ
それはそうと毎度毎度思うんだけど、議論したいならお互い場を設けて「その言葉は強いから無効!」と「相手は冷静じゃないからこっちが正しい!」って反論にもなってない何かを徹底排除した上で議論のしかたのガイドラインに則ってやろうね時間とレスの無駄だからなんかコミュニティの輪を乱したいだけのひとが何ヶ月か前からちょくちょく来てるように見えるんでわたしはこれは議論じゃなくてサークラ目当てに荒らされているんだと思いますわ
そうでなくてもどうもこの場所そのものを批判されているようですし身につまされる人は気にしてそうでないなら我関せずで良いかなと
わたしはスルーしますつ http://iwatam-server.sakura.ne.jp/software/giron/index.html
とりあえずこれの8〜10とか読んでみるといいと思うよ
私はもう疲れたからしばらくどっかに篭るね>>830
いやいや、貴方は大丈夫ですよ
反論も理に叶ってますし納得もしました
ただもうあの手の輩はガチで物申したいから言ったって人もいるかもしれないですが何割かは愉快犯だと思うんでスルーがいいと思います
こちらも日が浅い身で出過ぎた事を言って申し訳ありません…>>832
水着?作ったはいいけどなんかこれちゃうな…となった水着ヒュギエイアの話していい?>>828
自分は大体ヨルシカ聞いてます
きのこが話を書く上で坂本真綾さんに影響を受けてるのは結構有名な話ですが、自分の場合それがヨルシカになります
個人的に「言って」は自分の思うブリテン周りのテーマだと思ってるYouTubehttps://youtu.be/F64yFFnZfkI
>>828
基本何も聞かないかアニメ見ながら考えたのを後でまとめて書いたりですね。戦闘シーンでどんな動きしてるかとかを文章にするのに手間取ることが多いのでアニメの動きを観察したりする感じです。
>>829
ふむ、手始めにうちの医者サーヴァントのお二人がそんな状況に陥ったらどうするかをシミュレートしてみましたが
女医ジャック「この罪深い私の命でこの人が助かるのなら!」
ロルム「目の前で苦しむ患者を見捨てられるような人間だったなら、私は英霊になどなっていないっ!」
こんな感じになりましたね。ただロルム先生の方は他にも患者が大勢いるなら自分の命を捨てずになんとか救えないかと足掻いて結局救えずに凹みつつも次の患者の元へ行って一人でも多く救おうとしますね。
>>832
お、ハ様と遭遇したら気まずくなる水着パラス・アテナちゃん様の出番ですかな?>>828
聴く聴かないも、何を聴くかもその時の気分次第。>>856
ほうほう、成る程。>>864
◆
キャムランの戦い。
現在のコーンウォール、キャメルロード北部で行われた決闘。
アーサー王とモードレッドの果たし合いは、確かに行われていた。
「待ちくたびれたぜ、女王様。さあ抜けよ。腰のそれは飾りか? ん?」
純白の騎馬に乗った老年の女騎士。
今やこのブリテンの王となった幼馴染、アルス・ペンドラゴンに俺は語りかけた。
「私は、戦士としてはもう一線を引いた身だ。叙任仕立ての子にも劣るでしょう。そんな相手と戦っても、貴方の益になるとは思いませんが」
「そうかね? 俺はそうは思わんが」
「答えなさい。メドラウド。貴方は何故私に剣を向けるのですか」
「決まってるさ―――お前との決着はまだついてなかったと思ってな。俺もお前もいつ逝ってもおかしくない歳になっちまった。年寄りの最後のわがまま、聞いてくれんかね?」>>865
「―――答えなさい。メドラウド。貴方は本当に、そんな愚かな理由で私に剣を向けるのですか」
竜がいた。そう錯覚させるほどの覇気が俺の全身を打つ。
何が叙任仕立ての子にも劣るだ、この狸野郎。まだまだ現役バリバリじゃねえか。
畜生、俺が年寄りってのは嘘でも何でもねえってのに。
「愚かな理由ね。はっ、笑わせてくれるぞ。玉座に座りすぎて寝惚けたか?
腰に得物を下げた2人が顔を向き合わせている。そんなもん、やることは一つだろう。なあ?」
もう時間が無いんだよ。長く仕えている俺にはよくわかる。
5年か、10年か、どう軽く見積っても15年保つことは無いだろう。
あの頃と比べたら随分と衰えはしたが―――あんたは老いで死ぬようなタマじゃないだろう。人王。
そうだ―――あんたがいるから、我が主は王になれない。
引導をくれてやるよ、アルス・ペンドラゴン。>>866
結果から言えば、俺はこいつには適わなかった。
圧倒したと言えば確かだが……こいつに止めを刺したその瞬間、隠し持っていた短槍で心臓を貫かれた。
挑んだ側が刺し違えることになった。それは、負け以外のなんでもないだろう。
「見、事……貴公の、勝ちだ。メドラウド」
「はっ、よく言うぜ……この狸女……」
悪いなあ、大将。クネッダ王。我が唯一無二、終生の主よ。
あんたの治世で余生を過ごしたかったが……どうやら、俺はここまでみたいだ。
俺は責務を果たした。俺は筋を通したぞ。
あんたが王になる上で最大の障害になるこの女を、この手で倒してやった。
次は、あんたの番だ。王よ。あんたは俺の独断専行を怒るだろう。咎めるだろう。嘆くだろう。それは当然だ。俺はあんたの妻を殺したのだから。罰は、これから行く地獄でいくらでも受けるとするさ。
だが王よ。どうか忘れてくれるな。
お前がこのメドラウドの死に、僅か一欠片でも慈悲を向けるのであれば。
良き王としてこの国を統治することが、最大の報いと肝に銘じるがいい。>>867
◆
「道を見せることです。この背中を追うべきだと。この背中を追って良かったと示すことこそが、騎士の誉れであると私は思います。
我々は皆、先達たる騎士に憧れて幼少期を過ごしました。ならば、今度は我々があの頃の先達のように振る舞うべきでしょう?」
ああ。そう言えば、そんなことを言ってたっけ。
本当にお前はいい騎士だったし、いい女だったよ。アルス。
お前が良かった。
クネッダ王に不満なんてものは欠片も無いが、それでもお前が良かった。
お前を恋し、お前を愛す。お前を娶り、お前を抱く。
そうして俺達の子が、このブリテンの未来を背負う王となる。
そんな未来を、そんな夢をいつまでも見ていたかった。
もし、輪廻ってやつがあるなら。
その時こそ、俺はお前を―――
悪逆の騎士、反逆の騎士・メドラウド。
その本質はどこまでも忠義に―――そして、どこまでも愛に生きた男だった。>>868
以上です
原典版アーサー王伝説人物紹介SS、メドラウド(モードレッド)編でした
以下人物紹介走り書き
■メドラウド
またの名はモードレッド。アーサー王伝説においては反逆の騎士として悪名高い円卓の一員。
クネッダ王に仕える騎士であり、老い先短い自身の主を玉座に座らせるべく、決闘という手段を以て現在の王であるアルスを打ち破った。
彼が王に剣を向けたのは間違いないが、その理由はクネッダ王への忠義が成せる行為だった。
■クネッダ・メルグィン
ウェールズの王。アルス亡き後に王となった男。
アルス・ペンドラゴンの夫であり、アニル・ペンドラゴン、コンスタンティン3世の父である。
男性ではあるが、その名前やアーサー王と結ばれたという逸話から現在のグィネヴィアのモデルとされる。第一回聖杯大会四日目分SS、ひとまず全部格納完了しました…つ、疲れた…
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E7%AC%AC%EF%BC%94%E7%AF%80%20%E8%84%B1%E8%90%BD%E8%80%85%2F%E7%AC%AC%EF%BC%91%E5%9B%9E%E8%81%96%E6%9D%AF%E5%A4%A7%E4%BC%9A
後は最終日となる5日目分ですが、これはまた明日以降にします
なお、今回の更新分ですが『ゲルト陣営Ⅳ』及び『ルーカス陣営Ⅴ』のSS内容にこちらで独自に修正を入れさせてもらいました。三点リーダーのような、一部記号の修正ではなく内容そのものの修正です
理由はと言いますと、内容の一部(ランサーの槍周りの情報)に展開上の齟齬になる部分が見られたからです。
具体的に説明すると、直前のSSで爆散したと書かれているのに上記SSではまだ健在になってるという…
その為独断ではありますが、こちらで内容に齟齬が生じない程度に修正致しました。
全体の大まかな展開や結末は変わらず、あくまで槍周りの情報を修正しただけです!
監獄長および魔術師さんは上記リンク先よりご確認お願い致します。
事後報告になってしまい申し訳ございません。ご承諾よろしくお願い致します。【CLASS】プリテンダー
【真名】聖エウラリア〔オルタ〕(水着)
【別名】エイプリルフール・サマー
【性別】女性
【身長・体重】143cm・39kg
【肌色】褐色 【髪色】銀髪 【瞳色】碧
【外見・容姿】綺麗に日焼けした銀髪の幼女。霊衣としてパレオ付き水着を着用。
【地域】フランス或いは日本
【年代】1564年或いは2006〜2013年
【属性】混沌・夏
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:A 魔力:EX 幸運:A 宝具:EX
【クラス別スキル】
対真理:EX
人類史ではなく世界の理そのものに喧嘩を売る対真実特効スキル。
プリテンダーという霊基の獲得を経て彼女は世界を騙す反英雄としての真価を発揮する……
はずだが、やっていることは9月を8月(Summer)と誤認させるというかなり浮かれた内容である。>>876
【宝具】
『忌むべき数字(セプテンバー・ファースト)』
ランク:EX 種別:対真理宝具 レンジ:831 最大捕捉:1日
夏が終わって欲しくはない……秋の訪れを拒む感情がエウラリアオルタに集積されたモノ。
「今日は8月32日」だとか「夏休み二周目」だとかそういう嘘・誤魔化し・現実逃避が宝具として昇華されている。
世界を嘘で騙し、8月の延長線を生み出す気休めの宝具。
この宝具を用いてエウラリアオルタは終わらない夏を謳歌する。
【解説】
聖エウラリアのオルタ・サーヴァント……を騙っていた反英雄エイプリル・フールの水着霊基。
本来エイプリル・フールの管轄外である夏の終わりに彼女が顕現したのはある種、4月1日以上に現実逃避(ウソ)が溢れている季節であるゆえ。
自らの夏のやり残しを解消すべくエイプリル・フールはその願いを聞き届け、夏の体現者となった。
聖エウラリアは食欲の秋を取り戻すため……もとい理を乱すオルタの凶行を止めるべく、立ち上がる!
【人物像】
特技:スイカ割り
好きなもの:7月〜8月末にかけて
嫌いなもの:9月1日
天敵:聖エウラリア
願い:8月を永遠に繰り返したい。>>882
スマンダーク○イはネタです>>887
ですよね! 円盤投げの要領で投げればフリスビーだってチャクラムになりますし、同時に犬も飛ばす事だってできますもんね!>>881
残り5日分は黒野とゲルトの最終決戦と後日談だけなので、多分そこまででもないかとー
というか4日目が多すぎる…ビオランテのSSの2話目が完成したぜ!
12:30に投下するでよ。>>888
普通に水着枠です、はい。>>891
時間になったんで投下するよ。
第二幕:アラビアから来た求婚(しんりゃく)者!
ビオランテの自室。
彼女の姉であるプリシラ・バルベルデを交え、琴羽が通訳を兼ねながら会話は随分と盛り上がっていた。
「この子、昔から日本のアニメや特撮に漫画が大好きなのよ。そのせいで男の趣味も悪くなっちゃって……。初恋とかアニメのキャラよ?」(◇)
ビオランテを自分に寄りかからせながら、プリシラは心配していると言わんばかりの表情をしながら思わずため息をつく。
それに対してビオランテはあからさまに眉をひそめた。
「コルテスにピサロ、コロンブスとは比べ物にならないぐらいのいい男よ」(◇)
「比較対象が最低男ばかりじゃない。……ひょっとして、コトハ達もビオランテの初恋が誰なのか、知っているの?」(◇)
自分達の何とも言えないやり取りを見ていたつむぎ達の目を見て、嫌な予感がしたプリシラは思わず尋ねてしまう。
それに対する琴羽の回答は、プリシラの予想通りかつひどい物であった。そういえばアーサー王は12の戦いを乗り越えたと語られてもいるんですが
彼にとって『13』個目の戦いがカムランの戦いなんですよね……
厄いわあ……>>895
莉花とつむぎも割りと容赦なく便乗。
プリシラもビオランテの腰に手を当てながら、そらそうよと言わんばかりの表情になる。
場の空気も微妙になったが、直後にノックの音が聞こえる。
ビオランテよりも先にプリシラが反応してドアを開けると、執事長が姿勢良く立っていた。
「やはりビオランテ様の御部屋でしたか、プリシラ様。皆様、そろそろメリエンダの時間になりますので、食堂へ」(◇)
「もうそんな時間なの。分かったわ」(◇)
メリエンダと聞いてもうそんな時間なのかと思わず室内の時計に目をやるビオランテ。
スペインの食事は1日5回と言われている。
朝食、メリエンダ・メディア・マニャーナ、昼食、メリエンダ、夕食。
20世紀初頭までは正午に昼食、午後7時に夕食だったそうだ。
原因は未だに不明だが、現在はいつの間にか午後2時頃に昼食、早くとも午後9時以降に夕食という形になったのである。>>896
食堂。
如何にも100年以上前のものといった、上品で落ち着いた内装が印象的な室内。
飲み物と菓子がテーブルに並び、椅子の数は7。
そして7つ目は子供椅子。
残り6つの内1つに、大柄な偉丈夫が既に着席してビオランテ達を待っていた。
「戻ったよ、プリシラ。そしておかえり、ビオランテ」(◇)
「おかえりなさい。私のロドリゴ」(◇)
「ただいま、ロドリゴさん」(◇)
その偉丈夫はプリシラの夫である、ロドリゴその人。
ロドリゴはつむぎ達の存在に気付くや、立ち上がって日本語で自己紹介した。
「初めまして、セニョリータス。僕はロドリゴ・バルベルデ。J(ホタ).C(セ).バルベルデ傘下のアニメショップチェーンで、日本から輸入した映像作品や書籍などの翻訳と海外版権交渉を兼任しています」>>898
2人から指摘されて、初めて自分が失礼なことをしたと気付いた莉花は慌てて謝罪しようとする。
が、ビオランテから止められてしまう。
「あー。謝らなくていいわよ。プリシラも私も、物心付く前から色白を珍しがられるのには慣れてるから。バルベルデ家に生まれた者の通過儀礼よ」
ビオランテは完全に笑い話感覚である。
つむぎと琴羽は内心反応に困るが、莉花はそうなんだ程度に思う。
バルベルデ家の色白な肌に関して、今度はロドリゴが説明してくれた。
「それがね、どうも遺伝性の『メラニン細胞の異常で色白以外になれない』特殊な体質みたいで。アルビノじゃないのは確かなんだけど、義親父殿は突然変異の可能性を疑っているよ」
「必ず色白になる突然変異って……」
あからさまに困惑するつむぎを見て、琴羽は今の会話をスペイン語でプリシラに伝える。
すると、プリシラの口から中々酷い発言が飛び出した。
「ビオランテのよりは現実的な推測よ? この子、先祖の中に遺伝子組み換えでそういう体質にされたサイボーグがいたのかも、なんて言った事あるんだから」(◇)>>899
表情を変えぬまま、それでいて吹き出しそうになった琴羽は何事かと思ったつむぎと莉花に、プリシラの発言を日本語に翻訳して伝える。
当たり前だが、つむぎと莉花は普通に笑い出し、琴羽はそっぽを向いてまで笑いを堪えた。
「た、タイムマシンがないと、……無理無理!」
「それ以前にサイボーグと遺伝子組み換えは、イコールじゃないって……!」
流石に少しムッとなるビオランテだが、プリシラがハグしながらなだめる。
ちょうどこのタイミングでドアが開き、メイドが小さな女の子を連れてきた。
どうも昼寝から目を覚ましたばかりのようで、足元が少し覚束ない。
「おかあさま、おとうさま、おかえりなさい」(◇)
「「ただいま、ミラグロス」」(◇)
その女の子-ミラグロス-はプリシラとロドリゴの娘である。
プリシラが抱き上げてからミラグロスをハグし、ロドリゴがミラグロスをつむぎ達に紹介した。>>900
「この子はミラグロス。僕とプリシラの娘だよ」
プリシラに抱きかかえられたまま、彼女につむぎ達を紹介されたでミラグロスはお辞儀する。
その愛くるしい仕草を見てつむぎと莉花は目を輝かせ、琴羽も微笑む。
「ミラグロス。このお姉さんたちはビオランテのお友達。ビオランテより背の高い子がリカ・タケイ。ショートカットの子がツムギ・ミヤノ。一番背の低い子がコトハ・ハナコウジよ」(◇)
莉花を紹介する際の説明を聞いたビオランテは一瞬、思わず眉をひそめる。
彼女の反応を見てプリシラが自分をどんな風に説明したのか莉花は気付くが、悪気は全く無いと分かっているので特に気にしない。
「ビオランテ。プリシラさんに悪気は無いんだから」
当の莉花にこう言われてはプリシラに文句を言うわけにもいかなかった。
莉花の発言でミラグロスはようやくビオランテもいることに気付く。
「ビオランテもおかえりなさい」(◇)
「ただいま、ミラグロス。いつも言ってるでしょ、『叔母様』と呼びなさいって」(◇)>>901
「おじいさまとおばあさまにしかられました。ビオランテはまだわかいから、おばさまとよんじゃダメよって」(◇)
「揃ってプリシラとロドリゴみたいなこと言うんだから……」(◇)
ビオランテは留学前まで、姪であるミラグロスに自分を叔母と呼ぶように言い聞かせていたのだが、姉夫婦のせいで全然上手くいかなかった。
加えて、両親まで姉夫婦と同意見だと知って思わず呆れてしまう。
琴羽が二人の会話をそれとなく通訳し、聞いたつむぎと莉花は思わずまた笑い出した。
「仕方ないよ、ビオランテちゃんもまだ10代なんだから」
「つーか、その歳で『おばさん』って呼ぶように言い聞かせちゃダメじゃん」
ビオランテは2人のリアクションに「笑わなくても」と言いたげな表情になるが、琴羽は2人が笑うのも当然と思っており、プリシラとロドリゴも表情が賛同の意を示している。
「同意してくれる人がセロ(※スペイン語で『0』)って! ……あれ? 椅子が2つ足りないけど」
「義親父殿が、国外の大口顧客の一部を招待したパルティド(※スペイン語で『パーティ』)を開くことになってね。そちらのメリエンダは中庭でやるんだけど、義親父殿は義御袋殿共々そっちだよ」>>902
両親の分の椅子が無いことに気付いたビオランテに、ロドリゴが説明してくれる。
ロレンシオは直売所や加工食品の製造工場を併設した、大規模な農園を経営している。
特に加工食品は海外からの評価が高く、代理店契約の数も相当なものである。
「義親父殿からの伝言だけど、ビオランテが狙われるかもしれないから中庭にはなるべく近づかないようにって。特に、今回は友達が3人も一緒だからね」
「本っ当に引く手数多も考え物よね。てか、琴羽は随分前から婚約してるんだけど」
一気に苦い顔をするビオランテだが、話が見えないつむぎ達はキョトンとなる。
なので詳細の説明を始めた。
「バルベルデ家は代々強運と美形の家系でね。大昔から続いている経済力の強さもあって、政略結婚の申し込みが絶えないのよ。自分で言うのもどうかと思うけど、私も滅茶苦茶難儀したんだから。プリシラとロドリゴの結婚が決まった時も、横槍が激しかったのよねぇ……」
この説明を聞いて、すぐに納得できたつむぎ達。
それを見てロドリゴも今の内とばかりに、つむぎ達へ注意を促す。
「招待客の中には、重婚が認められている国から来た人もいるから、ビオランテのついでとばかりに狙ってくる可能性もあるだろうね。婚約者がいてもお構い無しに。だから君達も気をつけて。夕も、しばらく外で済ませた方がいいかも」>>903
それからすぐに使用人がお菓子と6人分のコーヒー、ミラグロス用の牛乳を持って来た。
なので緊張感を放り投げて、みんなメリエンダを楽しみ始める。
数十分後、メリエンダを終えてビオランテ達は古色蒼然ながら豪華な玄関ホールを経由して、自室及び客間へ戻ろうとした。
途中、中庭のメリエンダを終えたと思しき客人の一部である2人組みと鉢合わせる格好になり、その内の1人からビオランテは挨拶される。
「オラ・ビオランテ。里帰りかい?」(◇)
「ブエナス・タルデス・セニョール・ウェインズ。スィ。夏休みを利用して帰ってきました」(◇)
「そこの御三方は?」(◇)
「留学先で知り合った友人達です。今回の帰省は、色々とあって彼女達の旅行も兼ねていますわ」
挨拶してきた人物はビオランテと面識が合ったようで、彼女の返事には明らかに親近感が込められていた。
お次とばかりに、今度は連れと思しき褐色肌と金髪の男性が日本語でつむぎ達に挨拶する。>>904
「こんにちは、お嬢さん達。僕はアトラム・ガリアスタ。今、ビオランテに挨拶した、虚弱体質なのが目に見えているのはメルヴィン・ウェインズさ」
「花小路琴羽です。お2人は宮野つむぎさんに、武井莉花さんです」
自己紹介してすぐに若干失礼な言い方で、連れであるメルヴィンも紹介するアトラム。
琴羽が挨拶を返し、ついでと言う訳ではないがつむぎと莉花も紹介する。
つむぎと莉花もそれに合わせて、アトラムとメルヴィンにお辞儀した。
「ビオランテちゃん。この人達は?」
「父の顧客で、特に友好的な優良常連トリオの内2人よ」
つむぎの疑問に手短ながら詳しく答えるビオランテ。
が、説明中にふと違和感に気付く。
トリオが揃っていないのだ。
それを思わず口に出したら、メルヴィンが捕捉してくれた。
「あれ? セニョール・ベルベットは?」>>905
「ウェイバーなら、もう少しケーキを味わうからって、まだ中庭だよ。なので私とアトラムはビリヤードルームで待っておこうと思って」
ウェイバー・ベルベットはアトラムとメルヴィンのオマケ状態とはいえ、2人と一緒にロレンシオから招待されることも多い。
それもあってビオランテには2人と併せて、常連トリオとして認識されているのだ。
「ビオランテ女史。久しぶりだね!」
会話に割って入るかの勢いで、少し大きめに声が響く。
声の主は、アトラムとメルヴィンよりも年上の偉丈夫。
服装と肌の色から、アトラム同様にアラビア系であることが分かる。
これ見よがしと言いたげなほどに喜色満面だが、対照的にビオランテは眉をひそめ頬を引きつらせながら無理矢理営業スマイルを作った。
「こちらこそ。セニョール・ヤドリアーフ」
アトラムとメルヴィンはあからさまに「アチャー」と思っているのが分かる表情になり、つむぎ達もビオランテが話しかけてきた男性-ヤドリアーフ-を快く思っていないのにすぐさま気付く。>>909
了解です、ただいまWikiに黄夫人(水着)を登録させていただきました
去年の自作水着鯖とクラス被ったのは内緒内緒>>912
公式だと、イゼルマの一件が切っ掛けでアトラムの方がエルメロイII世(ウェイバー)を個人的に気に入ってたので、『聖杯惑星』世界ではメルヴィンを混ぜるなど関係性を色々アレンジしました。洛陽のトップページ色々更新
四禍将の表記直しとかキャラ紹介の別名を変更したりとかしました
翡翠の護将ってダサいなと思ったので変えてみたものの「これはネタバレなのではないか…?」と思ってしまった俺がいるが気にしてはいけない
そしてもしかしたらまた閑話休題(裏情報開示コーナー)更新するかもです秋葉原の「迷いの森」で、悪魔の少年が迷走する様子を目撃した。少女は、魔法少女のような奇妙な姿で、まるで魔法少女のような姿だった。少年は、悪魔の少年の教えを無視して、迷走する様子を目撃した。
大体合ってる……?
文章を3行で要約してくれるサービスのデモページです。
https://www.digest.elyza.ai/summaries/192780250895371188>>918
ソロモナリエは萌えと電脳の街だった……?
まあロゼ(ロザリー)がメイドだしあってるあってる!>>914
つむぎ、莉花と続きましたからね。
次の予告、誰にしようか……。>>921
スペイン人は歴史的に白人以外の人種との混血が珍しくなかったし、ましてやバルベルデ家の本丸たるセビリアの近くには、日本が語源である『ハポン』姓の方が多数いるコリア・デル・リオ(車で片道30分程度)がありますからね。
なのでバルベルデ家はみんな「エスパーニャ人が白人至上主義とかちゃんちゃらおかしいぜ!」ってなってんですよ。
そういった事情もキリスト教徒を辞めた理由に含まれるんじゃないかな?>>923
ロレンシオの大口顧客の中には、プリシラとビオランテに求婚してきた人がかなりいました。
その内の特に悪質なの(プリシラの結婚に横やりを入れた)はどうやったのかロレンシオが殆んど隠居に追い込んだのですが、ヤドリアーフだけはエスカレートする競争相手達を反面教師にすることで難を逃れました。
メルヴィン達のあのリアクションは、二人がその辺の事情をガッツリ知っているからです(ウェイバーも知っている)。>メルヴィンとアトラムをして水着サーヴァントを勢いでポイ。
【CLASS】アーチャー
【真名】フロールヴ・クラキ/Hrólfr Kraki
【性別】女性
【身長・体重】160cm・46kg
【スリーサイズ】B81/W56/H84(Cカップ)
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A+ 魔力C 幸運B 宝具B
【保有スキル】
対魔力:A
魔術への耐性。ランクAでは魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化してしまい、事実上現代の魔術で傷付ける事は不可能なレベル。
単独行動:B
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。 を失っても、Bランクならば2日は現界可能。偶に愛犬と共にどこかへ走り去ってしまうので注意が必要。>>927
【宝具】
陽光にて駆け抜ける猟犬(フリスビードッグ・グラム)
・ランク:B
・種別:対人宝具
アーチャークラス(水着)の霊基で用意した宝具。
生前にて使役していた猟犬グラムと砂浜で戯れる微笑ましい……筈なのだが、投擲したフリスビーが敵に直撃し、グラムがそれを取るついでに猟犬としての本領を発揮して相手を再起不能にする宝具となってしまっている。
そして、フロールヴは良くできましたと褒めるまでが演出である。背景にて屍となった敵は気にしないようにしましょう。
余談だが、グラムは北欧犬なので暑さにはめっぽう弱いので、冷却のルーンを仕込んだ首輪を着用している。
【解説】
言わずと知れたデンマークの伝説的な王。ただし夏にハメを外した姿なので、いつもより年相応な対応をしている。
乳白色のビキニを着こなし、褐色の肌とのコントラストは夏の日差しの中で眩しく輝く。尚、生前から泳いだ経験がないので泳げず、シュガーレイズドを模した浮き輪を常備している。
グラムとは非常に仲良し。愛犬と戯れる姿にハイになったどこぞの白い熊がカメラを激写させているとかなんとか。
使用しているフリスビーは金色に塗装された……ものではなく純金製である。余っていた黄金で作ったとは本人の談であり普通に鈍器。
カキ氷はブルーハワイ派。カレーは中辛のビーフカレー一択。偶に夏バテ状態になった妹を介抱しに行くらしい。第一回聖杯大会SS、5日目分と幕間、それに後日談分SS
現状上がっている分全てwikiの方に登録完了しました!!(ドンドンパフパフー)
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/SS%E3%81%A7%E3%81%AE%E8%A8%98%E9%8C%B2%2F%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%9B%9E%E8%81%96%E6%9D%AF%E5%A4%A7%E4%BC%9A
これにて第一回聖杯大会、大まかな流れは全て把握できたものと思われます!
あくまで4日目後半からのくだりなので、それ以前のだと何か抜けがあるかもしれませんが…まあその辺は委員会さんの仕事ぶり次第という事で(おい)
ともあれ、これでひとまず決着までの流れは投稿しきれたものと思います
改めまして第一回聖杯大会に関わった皆々様、応援してくださった方々。その全てに感謝致します
またいつか、機会があればその時はよろしくお願いします!>>937
大我とか親しい子供たちには朗らかな笑顔に、仕事上の敵には企んでいる笑顔に見えて警戒されてしまう、とか何とか>>944
正直個人的には割と殺伐としたメンバーが多い木枷マスターの中でも隠れ平和枠みたいなイメージで書いてます。
食満さんが気のいい人で許褚もガサツだけど陽気って事もあるので互いの絆の上がり方は早い方かなと思ってるのもあって、狂陣営が残るにしろ退場するにしろ良いのならば最終的には主従関係なく互いに背中預けて共に決死の闘いに臨んで散るみたいな男らしい関係を書きたいなとか思ってます。多分食満さんならそれもできそうだなと思うし
令呪も1個かっこいい口上を考えてます。あ、建てましたー
出来るだけ他者との関わりを断てばいいのにサイコメトリーの超能力で他者の残留思念を物から感じ取ってしまうが故に殺意の膨れ上がりは止められないのだナ。最終的には極まると地面を踏みしめた足跡からも感じるようになるぞ(末期)
ダヴィの擬似テレポートといい、厄介な超能力だけどもまあ型月の超能力なんて脳を酷使するんだからこんなもんよね
>>954
姿だけで言うならヤンキーくんだからね仕方ないね>>958
ちなみに私もキャスター陣営1日目最終行動を投稿してます。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E4%BF%AF%E7%9E%B0%E3%81%99%E3%82%8B%E9%AD%94%E8%A1%93%E5%B8%AB>>961
怒り狂う少女「試練試練って言ってれば何してもいいと思ったら大間違いですよこの(P──P──)(アテナ製ピー音)」
飛鳥ちゃんの精神的な問題点は母親を死なせてしまったことから来る魔眼への忌避と周りの優秀な人間と自分を比較してじぶんなんてまだまだだと卑屈になる点(+隠れ男性恐怖症)なので前者はともかく後者はかなりマシになってます。
ただそのせいで若干「いざとなったら全部フィルニースでないないしちゃえばいいや」ともなってきてるから定期的に鼻っ柱を折っておかないと調子に乗って格上にも挑んでいっちゃう。>>963
ん、なんかWiFiの調子が悪いなと繋いだり外したりしてたら二重投稿になってたでおじゃるな。>>965
そうですね。剣兄貴との戦いが楽しくなってきて勝ちたい!って思うあまり勝つために防御防具(難攻不落の処女神像)を解除してカウンターでヴァージンレイザーを放とうとした所でストップがかかる感じで。
宝具名もヴァージンレイザーの途中まで言っちゃって真名考察のヒントになっちゃうとかもいいと思います。『ヴァージン→処女関係?』『防御宝具?』『実戦に出たことがない?』など。
蘇芳ちゃんとの会話はドロテーアさんの方でまとめて頂いても構いません。そうしたら私が飛鳥ちゃん視点を書きますので。あ、あと飛鳥ちゃんの可愛い子の前で早口になるロールは必要ありません。
個人的に剣兄貴VSパラスちゃんは剣兄貴からの攻撃は防御宝具に弾かれるか強攻撃が大幅に削減されて「かってぇなぁ」ってなってパラスちゃんから剣兄貴への攻撃は躱されるか防がれるかって感じの防御宝具が無かったら何度死.んでたか分からないくらいの感じがいいです。>>965
ストップするのに令呪を切るのもいいかもしれません。アポクリファでジークフリートの宝具を止めたみたいに。
着地任せたもやったことだし原作再現どんどんやっていこうかなって。https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%a5%b0%a5%ba%a5%eb%a1%bc%a5%f3
【解説】
霧の一族(ニヴルング)ギューキ王の娘。
炎の館でブリュンヒルデと出会った後のシグルドは、魔女グリームヒルドの奸計によって記憶を失い、グズルーンと結婚する。シグルドはかつて愛を誓ったはずのブリュンヒルデを、義兄弟となったグンナルに与えるために再び、炎の館を越える。グリームヒルドの魔術によってグンナルの姿形をしたシグルドはブリュンヒルデに求婚し、その最中に彼女の手からアンドヴァラナウトの指輪を奪い、それをグズルーンに与えた。この裏切りのためにブリュンヒルデはグンナルを唆し、シグルドはグットルムに殺されることとなった。
グリームヒルドによって記憶を消されると、フン族のアトリ王の黄金を目的とした縁談のために嫁がれる。そこで殺された兄弟グンナル、ヘグニの復讐のためアトリ王を殺.害し、入水するも失敗。ヨーナク王の下に流れ着く。シグルドの間に生まれた娘スヴァンヒルドがヨルムンレク王に八つ裂きにされたと知ると、自分の息子を差し向けた。
【人物像】
特技:機織り、陰謀
好きなもの:潔癖なもの、誇り高いもの
嫌いなもの:汚いもの、見苦しいもの
天敵:シグルド、ブリュンヒルデ
願い:歴史という模様、定義の完成
外見:セミロングの綺麗な白金色の髪、成人するかしないかといった具合の容姿の女性。オフショルダーの白地シャツに黒のハイウェストパンツ、黒染めされた革の編み上げブーツ。三色の光剣を握らない左手には、中指に嵌められた指輪と腕輪がゴールドチェーンで繋がっている。
性格:氷のような価値観、炎のような激情の持ち主。裏表のない性格で、喜怒哀楽がはっきりしている。かなりの自信家なため、わがままで負けず嫌い。
シグルドが愛するのはブリュンヒルデただ一人のみであり、グズルーンのことは信頼こそすれ愛情の類を抱いていたわけではなかった。それでも彼女にとっては彼と過ごした日々は間違いなく幸せだった、のだが。よう、死眼の巨人王ことペストのドルイドさんだぞ。わかるわかる、原初のルーンって確かにとんでもねぇよな。前にスカサハに強烈な一撃をもらったときは痛かった痛かった。さすが魔術神ケルちゃんの呪いを返した大神の見出した魔術だな。汎人類史の方のケルちゃんも驚いてるぜ多分。
それはそうと、このスレのアイツ(スカサハ)の弟子といいオレのひ孫といいケルティックな原初のルーン使いもわらわらと湧いてる事態にドルイドのオレはとても悲しいぞ。いや、ドルイドの魔術は戦闘向きじゃ無いから仕方ないんだけどな。ウィッカーマンも宝具だし。ちなみにオレはウィッカーマンは普通に扱えるぞ。宝具扱いじゃねぇからあそこまでの威力は出ないけどな。あと殴った方が早ぇ。
そんなドルイドだが、実はかなり色んなもののルーツを持つんだぞ。例えばこの手乗りサイズのオルゴールボール……これ、ドルイドベルと言われるオレ達が瞑想の際に使うために作ったベルが原型らしい。ひいては通常のオルゴールにも通ずるな。これを使って瞑想して次に使用する魔術の効力を高めるとか、なんかそう言う使い方すればいいんじゃね?なんかそういう礼装現代にも残ってそうだよな。
そんなオレだが、実は自然と協調しその力を借りて神秘を起こす他のドルイドと違って、オレ自身がガイアの嬰児みたいなもんだから実はオレが直接自然を支配してこの世の不条理を起こすっていうシステムを取ってるんだ。だから他のドルイドと違って自然現象を攻撃に転用したりするわけだな。ヌァザ曰くとんだインチキだそうだ。オレもそう思う。
武器に毒塗ったりする時には毒の精製にちゃんとオークの賢者らしい振る舞いはするんだけどなぁ、それ以外は割と感覚だなー!そんなドルイドのお兄さんが次回話すのは「鉄の道具について」だ。妖精は鉄が嫌いなのといい、なんか運命を感じるな。さて、次回も(ry
「感覚で!我の前で!そんなとんでも魔術を使うな!!」
この放送はプルフラスによってパンケーキになりました。次回放送日は未定です前から言ってた和鯖出来たので貼ります
陰陽術の知識が曖昧なのは本当に申し訳ない
真名 藤原実資
クラス キャスター
性別 男性
身長・体重 168cm・56kg
髪型・髪色
外見・容姿 狩衣とパーカーを合わせた様な格好で、少し暗めな表情をしている。彼の周りには謎の式神らしき者が常についていて、式神の筈が、これに彼は深い敬意を払っている。
イメージカラー
地域 日本
ステータス 筋力:C− 耐久:D+ 敏捷:C 魔力:C+ 幸運:C 宝具:
クラススキル
道具作成:D
神性:D- 理由は後述。>>983
宝具
天に一日在り(てんににじつなし)
権勢を振るった道長の圧力に「天に二日無し」と言って屈しなかった彼の逸話。
彼が信頼する一人の者を「日」とする事で、その者の周囲に強力な障壁を張るか、身体能力を極限まで強化する事ができる。
しかし、自分自身には使わない。「俺はその資格は無いし、成ろうとも思わない。理に叶う者に仕える。それが俺のポリシーだから。」という事らしい。
解説
平安時代、藤原道長が権勢を握り良くも悪くも宮中を支配する中で、己の理と義を貫き通した男。
周りに流されず、言う言葉は筋が通る。その姿に道長も一目置き、左大臣まで上り詰めた。
…のだが、サーヴァントとなった彼は、かなり内向的で無口で少し人間不信気味な男となっている。何があった…
「…あー、つい来ちゃった…ま、いいや。俺は藤原実資。君がマスター?…ほーん、悪くはないじゃんか。けど、人間見た目だけじゃ分からないし…暫く見定めさせてもらうよ。ま、よろしく。」
「この式神みたいなのは何だって?…ああ、この御方は…ケフン、まあ、追々話すよ。この御か…いや、式神が、君を認めたらね。」
「マスター。あまり権力を持つからって驕りすぎるのは駄目だ。まあ、君なら問題無いとは思うが…出来る奴が権力を変に振りかざすのが、一番タチ悪いから。」>>984
…実は生前から、人間不信が入っていた。
藤原家の家督争いによる壮絶な潰し合い、そして道長の有能ではあるが、その反面、己が気に入らなかった者への仕打ち…これらを見た彼は、人間って割と大半は腐ってると思い、心を閉ざした。
…しかし、あの方は話が別だった。何故助けたのかは分からない。ただ、筋を通す為に助け、そこには情はほぼ無かったのに、あの方は自分を信じてくださった。そして…今も、あの方と共にいる。ならば、信じよう。腐った奴らの中に稀にいる、善なる人を。もしいるのならば、その者のサーヴァントになるのも、悪くはない。
三条院の加護:EX 彼についている式神、三条天皇の加護。嘗て彼は道長の圧力に屈していた三条院に手を差し伸べ、互いに信じ合う関係となった。そして、三条天皇が道長への怒り故に怨霊となった時も、彼が手を差し伸べ、彼の式神になるという態で一心同体となった。その返礼として彼は実資に力を貸す。この加護が使われる時、実資や仲間の傷が癒え、精神干渉も癒す事ができる。精神干渉に至っては、殆どの物を防げる。
彼が持つ神性は、三条天皇が付いている為に付加された物である。>>994
最近自然由来の毒関係の動画とかよく見てるのですが毒塗った武器が凶悪に見えて仕方ない。>>987
和鯖に詳しくない私、道長の圧力に屈しなかった部分に刮目する。あの狸に相手に……。>>993
色んなイラストレーターさんの描き方を参考にするのじゃ。後は現実にもあるやつを参考にするんじゃ。>>987
三条院が式神というのは驚きました。彼はどのような姿形なのでしょうか?
宝具は陣地作成がない代わりに守勢に秀でて、陰陽道は限定的にしか使えないというかなりの変わり者ですね。うちの平将門、在原業平、小野小町はあっさり特定されちゃうだろうな。
ちなみに筋力が今のランクなのはなぜでしょうか?-なんて何かしら理由がないとつかないと思いますが?1000なら、自作キャラの好きな中華料理。
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#198
1000
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