R-18なSS総合スレッド 七巻

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  • 1名無し2019/07/05(Fri) 23:28:18ID:I0ODQzODU(1/2)NG報告

    型月の「R-18」なSSを自由に投下するスレです。
    見やすさとSS相互で混ざらないようにするため、投下形式は基本的に下記①②の片方ないし双方を選択する方式で想定しております。

    ①自分の投稿にレスする形式で繋げていく
    ②投稿ごとの名前欄に【タイトル(orテーマ名)】等を入れる

    他では出せない溜まりに溜まった欲望·妄想·煩悩を是非!!

    関連スレ
    R-18な話題総合スレッド
    http://bbs.demonition.com/search/R-18な話題
    過去ログ
    R-18なSS総合スレッド http://bbs.demonition.com/board/317/
    R-18なSS総合スレッド 二巻 http://bbs.demonition.com/board/484/
    R-18なSS総合スレッド 三巻 http://bbs.demonition.com/board/738/1/
    R-18なSS総合スレッド 四巻 http://bbs.demonition.com/board/1091/
    R-18なSS総合スレッド 五巻 https://bbs.demonition.com/board/2193/

    前スレを使い切ってから使用してください
    次スレは>>950を踏んだ人が建ててください

  • 2名無し2019/07/06(Sat) 12:24:41ID:IzOTM2ODI(2/2)NG報告

    >>1
    前スレ
    R-18なSS総合スレッド 六巻
    https://bbs.demonition.com/board/2777/1/

  • 3名無し2019/07/30(Tue) 22:03:53ID:UyOTk0ODA(1/1)NG報告

    レースクイーン衣装の銀河警察セイバーリリィが悪の組織に捕まってえっちな目に逢う話ください(他力本願寺)

  • 4名無し2019/07/31(Wed) 21:31:14ID:c1NzQzNDE(1/1)NG報告

    まとめwikiみたいなページってないのかな

  • 5名無し2019/08/01(Thu) 20:40:46ID:QyODM0ODU(1/9)NG報告

    サムネ用

  • 6名無し2019/08/01(Thu) 21:15:34ID:AwNjk3Mzc(1/1)NG報告

    マリーちゃんのスカSSキボンヌ

  • 7名無し2019/08/03(Sat) 19:37:00ID:AxODQzNTY(1/1)NG報告

    >>4
    今のところ書き手が各々で支部なり笛吹なりに上げてるけどここだけのまとめ欲しいよね。
    作るとしたら余所のHPとリンク繋ぐことになるし、管理人さんに相談とかすべきなんだろうか

  • 8ガレス回想①2019/08/05(Mon) 06:59:39ID:k1MDE2NjU(1/14)NG報告

    先のスレで書いたアグラヴェイン×藤丸立香の背景、ガレスの話です。
    まさか実装されちゃうと思わなくて、 嬉しさと共に 自分の妄想をここに埋葬します。

    失敗してしまった時どうすればいいか、 と相談して来たマスターを微笑ましい気持ちで見つめて、ガレスはそれとなく弟と上手くなっていってくれるようにとアドバイスを送った。
    談笑が終わり、皿を片付けるのをガレスが引き受け席を立つ。 マスターは礼を言うと、色々と準備があるのだろう、自分の部屋に戻っていった。
    「ごちそうさまでした。お皿、洗わせて頂きます」
    ガレスキッチンの中に居るブーディカとタマモキャットに声をかける。
    中に入り皿を洗うガレスに二人が話しかける。 二人とも最近のマスターの変化にはもう気づいて居るのだ。
    「ご主人、楽しそうだったワン?」
    「そうですね。是非とも上手くいって欲しいものです」
    「貴女にも、そういう出会いがあると良いね?」
    「ーーいいえ、私には恋は早すぎます。 サバフェスで購入した本で想像を巡らせるぐらいがまだ妥当です」
    ガレスの発言にプーディカとキャットは溜め息を付く。二人とも指と肉球でガレスの頬を小さく小突いた。
    「もー、二次元が恋人だ何て、刑部ちゃんか黒髭みたいな事言わないの!お姉さん達、困っちゃうでしょ!?」
    「そうだワン?付け合わせのニンジンのグラッセだけ食べて『ステーキを食べた』気になっているようなものだワン!?キャットが腕によりを掛けて美味しくするからちゃんとステーキもグラッセも食べるのだワン!!」
    「そうよ、こんなに可愛いのにー」
    と、二人が構ってくれる事を嬉しく思いながら、ガレスは困ったように笑っていた。
    その日の夕食は本当に、人参のグラッセを付け合わせたステーキと、ガウェイン謹製の「山盛りマッシュポテト」がガレスに出された。

  • 9ガレス回想②2019/08/05(Mon) 07:00:39ID:k1MDE2NjU(2/14)NG報告

    >>8
    何やらキャットがガウェインに頼んでマッシュポテトを作らせたらしい。「妹の為に」と言われたそうで、皿を差し出すガウェインの機嫌は至極良かった。菜食主義者の兄の前で肉を食べるのは気が引けるので、ガレスは一人で、キッチンスペースから離れた食堂の片隅で食事をとった。
    塩やバター、そういったものは何も使わないマッシュポテト。ただキャットは一応ガウェインにアドバイスを送ってくれたのだろう。 生の芋のすりおろしではなく、蒸したものをつぶしている。 肉汁とソースがたっぷりのステーキには丁度良い付け合わせだった。ガレスの頬が綻ぶ。
    (お兄様の手料理、懐かしい味ですねーー)
    兄の優しさはキャメロット時代からずっと変わらない。
    「ガウェイン卿がキッチンに入ってるから何事かと思いましたが、ああなるほど。ガレスちゃんの為にでしたか」
    舌鼓を打っているガレスの前にベディヴィエールが来た。 前に座っても良いかと尋ねられガレスは頷く。
    「 ベディヴィエール卿も今、夕食ですか?」
    「ええ、 先ほどまで シュミレーターを使った模擬戦を他のサーヴァントの方達とやっておりました。 ヘクトール殿をはじめ、軍略持ちの方達と共同で作戦を立てておりました。この度、また戦力が増えました。彼等にいかように動いていただくべきか、指示を出すマスターの為に凡例を作っておくほうが妥当だろうと考えました」
    「英霊の皆様、本当に働き者ですね」
    「ーーこういったことは、南極のカルデアでは職員の方たちが率先して動いてくださっていました。 彼らのいない今、私たちが本当にマスターを支えなければいけませんから」
    ガレスは彼らの拠点が彷徨海に移ってから召喚された。自分の知らない南極のことを話すベディヴィエールに、かつて「騎士達が離れ始めたキャメロット」を思い語る時と同様の翳りを見付けて、ガレスには何も言えなかった。
    「ーーそれに今、マスターにとっては大切な時期でしょう。少女らしく目の前の恋に夢中になってもいいのではないでしょうか?」
    ベディヴィエールが楽しそうに笑う。
    「ーー知ってらっしゃるんですね?」
    「ーーどこまで進んだかは分かりませんが、ここの方たちは皆、人生経験が豊富ですからね。 八割方の方は気づいていらっしゃるのではないかと」
    その言葉に、ガレスは思わず俯いた。若人の恋路は筒抜けだったのだ。

  • 10ガレス回想③2019/08/05(Mon) 07:01:31ID:k1MDE2NjU(3/14)NG報告

    >>9
    「ーー『アッ君、マスター、強く生きて』、姉としてはそうとしか言えません…」
    「 昨今、ガウェイン卿の機嫌がよいのもそうかと思っておりました。ーーマッシュポテトが出たという事は、『次は貴女にいい出会いがあればいい』と、親心を発揮しているのはないでしょうか」
    「もう、ベディヴィエール卿もお兄様も。ーー本当に困りますよ」
    先輩方のあらぬ気遣いに困ったガレスを見て、ベディヴィエールは朗らかに笑う。罪の無い冗談だ。ガレスもそれを分かって相槌を打ちながら、二人の夕食は穏やかに終わった。

    食事が終わり、ガレスは自室に戻る。
    今、ガレスに任された仕事はない。 加入したばかりの身では戦闘シュミレーターをくり返してデータをカルデアに提供するのが主な日課だった。 ベディヴィエール達は其れを元に作戦、陣営の設定をしていくのだ。
    ガレスは部屋のベッドに腰掛け、聖杯の知識で使い方を教えられた端末を開き、現在の地上の様子を映し出す。
    一面の白く漂白された大地。 ここにもう一度人類史を取り戻す為にカルデアは戦う。他の剪定された世界を滅ぼしながらーー。
    それは、あの心優しいマスターの少女には、どれほど辛いことだろう。 だからこそ、弟との恋がお互いの支えになればいい、とガレスはそう思ってしまう。
    そして同時に浮かんできた、『次はあなたに良い出会いが』という同僚の言葉にガレスはかぶりを振った。
    (私には早すぎるのです。いいえ、ーー私のような罪人には、恋などはしてはならないのです)
    もう一度、端末の写真に目を落とす。画面に反射するガレスの目は暗かった。
    白く漂白された大地は、『あの日』に自分が着ていた花嫁衣装を思い出させる。 ガレスの心は12歳の頃の事件を思い起こしていた。

  • 11ガレス回想④2019/08/05(Mon) 07:02:13ID:k1MDE2NjU(4/14)NG報告

    >>10
    「和平交渉、同盟のため『 ロットの娘ガレスをアーサー王の元へ送る』『アーサー王の名の元で、ガレスはぺリノア王の息子と婚姻する』」
    父から告げられた言葉に、12歳のガレスは同意した。 平素から
    『王家に生まれたるもの、民の為に生きろ』
    と父が教えてきた。ガレスは三国の同盟を結ぶための要石であったのだ。その役割に何の異論もなかった。
    ブリテン島は全体として貧しい土地だ。 耕作面積も少なく、小麦が足りずに飢える民も多かった 。民を生かすために、各地の王はどれほど心を配らなければならなかったか、その苦労を身近で知っている。ガレスは父から話があった時に見知らぬ土地へ旅立つ恐れを感じながらも、その意見を尊重した。
    アーサー王の元へ送られるまでの日々は慌ただしかった。以前から用意していた荷物をまとめ、道中の護衛を用意する。ーーまだ諸侯の意見が割れている。ロット王の娘の婚姻が知れれば、暗殺者が送られる。秘密裏に、しかし確実に、彼女を送り届けなければならなかった。

    7日後の早朝、身支度を終え船出を待つ。
    アーサー王とぺリノア王の所領は内陸だと言う。これからは一生、海が見られなくなるかもしれない。 そう思い、ガレスは椅子を動かし支度部屋の窓辺に座った。東の空がぼんやりと赤らんでくる。 船が出る頃には日が昇り始め、水面は金色に輝くだろう。毎日見てきたその美しい海が見られなくなるのを、ガレスは心から寂しく思う。
    支度部屋のドアが開かれた。ガレスと同じ金髪の妙齢の貴婦人、母モルガンが立っていた。モルガンは侍女たちに声を掛け、ガレスの椅子の前に姿見を置かせた。そして連れてきた己の侍女が捧げ持つ高坏から、銀製の髪飾りとベールを取り上げた。
    「母子の、最後の別れの時間が欲しいのです」
    モルガンからそう言われ、侍女たちは部屋から出て行った。
    「 ガレス、この度の貴女の勇気に感謝します。ーーアーサー王は私の弟。 決してあなたを傷つけようとはしないでしょう」
    母はそう告げながら、堪えきれないように、 椅子に座る娘を背後から抱きしめた。

  • 12ガレス回想⑤2019/08/05(Mon) 07:02:53ID:k1MDE2NjU(5/14)NG報告

    >>11
    「ーーガレス。最後にお母様の手で、あなたを綺麗にさせてちょうだい」
    母の声は震え、涙が滲んでいた。母の動揺した姿に、ガレスを改めて『これが家族との今生の別れになるのだ』と知る。親元を離れる恐怖を押さえて、ガレスは小さく頷いた。
    腰まで伸びた娘の柔らかな長い金髪を、母は自分の櫛で丁寧に梳る。 両耳の後ろで三つ編みを作って編み込み、 両方の三つ編みを後頭部で銀の簪を使い、纏める。 髪が整え終わった後に 柔らかな白のヴェールをかけた。 ヴェールの上からは銀細工の花冠をかぶせる。
    全ての支度を終えて姿見の前に立つガレスは、普段のお転婆はどこかへ消えて、 妖精のように愛らしく儚げだった。
    「綺麗よ。ガレス。」
    母は背後から娘の肩に手をおいた。
    「ガレス、アーサー王とぺリノア王によろしく伝えてちょうだい。ーーそして忘れないで。貴女は、この『モルガンの娘』。正当な『王』の娘。誇りをもって生きていて。『何があっても』必ず生きていてちょうだい」
    言い聞かせるように繰り返す母。肩に置かれたその手に自分の手を重ねた。
    こんな風にすぐに泣いてしまう、とても細やかな神経の母が、私がいなくなった後にも悲しまなければいいとガレスは思った。

    支度を終えたガレスが船に乗る直前、アグラヴェインが白百合を一輪手渡してくれた。 聖母の花が姉を見守ってくれるようにという、弟なりの気遣いだった。渡された百合を手にガレスはが微笑んだ。そして最後の別れを惜しむように弟の髪を撫でた。
    「アッくん。いつか貴方の騎士姿を見せてね。 貴方はこんなに優しいから、 きっと立派な騎士になるわ」
    「姉上もお元気で。ーー私のような捻くれ者の姉をやれていたのですから、 向こうがどれだけ性格が捻くれていようと、きっとうまくやれます」
    「ーーありがとう。頑張るわね」
    弟のわざと悪ぶった言いように、ガレスは愛しさを覚える。
    (捻くれてるなんて嘘、 貴方みたいな良い弟を私は知らない)
    弟を置いて、船が岸を離れて行く。 弟の姿が見えなくなるまでガレスはずっと手を振っていた。

  • 13ガレス回想⑥2019/08/05(Mon) 07:03:45ID:k1MDE2NjU(6/14)NG報告

    >>12
    船は進みブリテン島本当に入る。ここからは馬でアーサー王の城を目指す。一向は静かに、しかし確実に歩を進めていった。 馬に揺られながら三日が経った昼過ぎのことだった。
    小川の流れる昼でも薄暗い森の中、 一向は休憩をとることになった。
    「姫様。 ここがアーサー王の領地に入る前の最後の休憩になります。お化粧を直して、一番美しいお姿で参りましょう?」
    ガレスの旅に付き添う、侍女頭のリネットがガレスに声をかけた。ロット王の子供たちが幼い頃から仕える女性で、ガレスとアグラヴェインには第二の母とも呼べる信頼を寄せる人だった。
    ガレスは馬から降り、草の上に敷かれた敷布の上に座った。侍従から渡されたコップに注がれた水を飲む。水は汲み立てのようで、氷のように冷たく、ガレスの疲れた喉を潤した。リネットはガレスの背後で彼女の髪飾りとベールを外し、長い金髪を櫛で鋤いて手早く結い直す。
    「 素敵なベールですわね、本当に。 王妃様の愛がこもってらっしゃいます」
    「愛?」
    ガレスの疑問に、リネットは再び、ベールを被せてやりながら言う。
    「 そうですよ。 花嫁のベールは悪霊から花嫁を守るためのもの。 こうして施された刺繍のひとつひとつに想いが込められているのです。 アグラヴェイン様がお花をくださったように、王妃様もこのベールに姫様の無事を祈って刺繍をされたのでしょう」
    「ーーそうなのね。リネット、私お母様やアッ君の為にも頑張るわ」
    「はい。ーー姫様は、大人しくさえしていれば大丈夫です。ラモラック様も大切になさって下さいますよ」
    八歳上の婚約者の名前が出て、ガレスの体は少し緊張に強張った。ガレスは背後のリネットに声をかけた。
    「ねえ、リネット。近くに川があるのでしょう?出立前にちょっとだけ、このお花を冷たい水に浸してもいいかしら」
    弟アグラヴェインから渡された白百合は、海風にやられ、しおれはじめていた。この百合が、キャメロットに向かう少女の旅の慰めだった。 花と同様に少女の元気も少しずつ減ってきている。リネットを始めとする侍従も、姫達姉弟が仲の良かったのを知っているため、苦笑しながらも了承してくれた。休憩場所から10mと離れていないが、護衛の騎士を二人連れ、ガレス、リネットの4人で小川に行った。

  • 14ガレス回想⑦2019/08/05(Mon) 07:05:13ID:k1MDE2NjU(7/14)NG報告

    >>13
    リネットは自分用の皮袋に水を汲み、百合を浸す。茎を皮袋に差し入れて口を縛ると、皮袋は小さな花瓶のようになる。リネットはそれをガレスに手渡した。
    「 このまま水に入れて持って行きましょう。 すぐに目的地ですから、私にはこれ以上の飲料水は必要ありません。ーー姫様の大事なお花、大切になさって下さいませ」
    「ーーありがとう!」
    皮袋を受け取り、ガレスの表情が輝いた。
    ーー同盟に当たり、ガレスを送り届けてからは、ロット王の家臣たちは皆引き上げることになっている。それは侍女のリネットも同様だった。だからこれは幼い頃から面倒を見てきた姫への、リネットの最後の奉仕だった。
    不意に背後からうめき声が聞こえた。 リネットが振り返ると護衛の騎士の一人が肩に矢を受けていた。木々の奥では侍従たちが倒れている。 更に風切音がした。
    咄嗟にリネットはガレスの身体を抱え込んだ。護衛の騎士は盾の陰にガレス達を庇う。三人の頭上を矢が飛び、背後の木に鋭く突き刺さる。射たれた騎士はくぐもった呻き声を矢を引き抜いた。その矢を背後から斬りかかってきた黒ずくめの男の首に振り向き様に刺した。襲撃者から血が吹き出、絶命した。途端に姿を表した襲撃者は六名。騎士二人は次々に襲いかかる襲撃者と応戦する。
    「ーー姫様、お逃げ下さい!」
    騎士の達の叫びを聞き、リネットは強張ったガレスの手を引いて森を走り出した。
    「大丈夫ですよ、姫様。必ずお守りします!」
    リネットが言い聞かせるように小さな声で、ガレスに言う。二人は道に迷わぬよう小川沿いを走り、森を抜けようとしていた。木々の中に光が見える。森を抜けた。
    ーー底は谷に面した崖だった。10 M ほど下を 川が音を立てて流れている。逃げ場は無かった。立ち竦む二人の背後から風切り音がした。ガレスを庇い体に覆い被さったリネット
    の、その細い背中に、幾本もの矢が突き刺さる。じわじわとリネットの体から血が流れ、熱を失う。白のベールとドレスにはリネットの血に染まって行く。
    「リネット!離して!貴女の血を止めなきゃーー」
    「姫様、必ず、お守りします。ーーどうかお許しを」
    リネットは最後の力でガレスを崖から突き飛ばした。落ちて行くガレスの目は、倒れ伏すリネットの最期の眼差しと目が合う。消えて行く光の中で、それでもガレスを見守っていた。

  • 15ガレス回想⑧2019/08/05(Mon) 07:06:42ID:k1MDE2NjU(8/14)NG報告

    >>14
    ガレスが落ちた水は あまりにも冷たかった。流れは早く、普段から活発なガレスも達者には泳げなくなる。更に母から送られたベールがふわりと広がり、意思を持つように体に絡みついてもがく娘を水底に引きずり込んでいく。手足と顔に絡み付き、窒息させようとするかのようにベールがまとわりつく。苦しさの余り意識が遠のく。溺れるガレスにも矢が射かけられる。 肩と右脇腹に激痛が走った。矢じりに縫い止められたベールが外れた。泳ぐ為の力が抜け、ガレスは急流に飲まれた。水を飲み、意識を失い流されていく。

    明くる日、川下に住む一人の老いた漁師は、川上から見たことのない『白い百合の花』が流れてきたのを見つけた。漁師は不思議に思い川を上っていく。 そして川の中流まで行き着いた。そこの岩場には、肩と腹に矢が刺さった、白い服の少女が流れついていた。

    ガレス姫の死により和平と同盟は破綻した。姫の死が、始めに伝わったのがキャメロットでもロット王にでもなく、対立する諸侯に、はやばやと伝えられたのが何よりの失策だった。
    愚かな戦が始まり、そして終わった。
    ーー戦後処理の仕事をするケイの執務室では、ケイとマーリンが話し合っていた。
    「ロット王を担ぎ上げた諸侯連合軍との戦で『ウーサーの血統』自体に疑念を持つ、反乱分子は一掃できた。ーー肝心要の奴は、尻尾すら掴ませなかったがな」
    ケイは苦々しく言った。
    ある意味姫との婚姻と三国同盟でお茶を濁すよりも良い形にはなったのだろう。 ブリテン島の権威は全てアルトリアに集中した。ーー黒幕の思惑通りにだ。だからこそアルトリアが倒れた時がきたら、それこそが危うい。
    「アーサー王の元に、 最強の騎士を集める必要がある」
    アーサー王と志を同じくし、 王と国を守るものたちが必要だ。ケイの言葉にマーリンが頷く。そして、王妃ギネヴィアの生家から送られた円卓を指差した。
    「 あそこに座れるものを選ぶといい。王を含め13人の騎士が、正しく王国を守るだろう」
    円卓にはまずアーサー王、ケイ卿、ぺリノア王が座った。王の執事を務めるベディヴィエールも。時をおいて、亡きロット王の息子達ガウェインとガヘリスが座る。そして異国からの騎士もその席に身を置いた。ランスロット、トリスタン、パロミデス。
    彼ら以外の騎士が座る事もあったが激しい戦の中で淘汰され入れ替わり、長く席を温めるものは少なかった。

  • 16ガレス回想⑨2019/08/05(Mon) 07:07:36ID:k1MDE2NjU(9/14)NG報告

    >>15戦から五年後、ぺリノア王が戦で亡くなり、同時期にモルガンから推挙がありロット王の末子、アグラヴェインが席に付く。
    それと同時期にキャメロットでは厨房の下働きボーマンの冒険が起こった。

    件の下働き、ボーマンになるまでの一件を、ガレスはノウム・カルデアの自室で回想する。

    あの後、川下の漁師に救われ手当てを受けた。 しかし傷と体力の低下からガレスは幾日も寝込み、意識を取り戻した時には戦は始まっていた。拾ってくれた漁師は文字を知らず、手紙で生存をキャメロットに伝える術もなく、ガレスは何も出来ないまま祖国は滅んだ。
    ガレスは強い自己嫌悪と後悔の念から髪を切った。 母の髪飾りは形見として持ち歩き、 しかし二度と姫として身を飾れないように、髪は常に短くした。ガレスを救った漁師は親切だった。貧しい生活ながらも、見も知らぬガレスを育ててくれた。ガレスも素直に漁師の生活の仕方を学び、日々働いた。二人はいつしか親子のように互いを慕わしく思っていた。
    ガレスが十六の時だった。風の噂で円卓の騎士の話を聞いた。
    そんな資格は無いと思いながらも兄弟を一目見たいと思い、義父に無理を言い城仕えをしに出立した。そして一年後に自分を守ってくれた侍女と同じ名前の姫に会い、あの日の自分と同じ絶望を見つけて旅だった。
    ーーそして、冒険を越えた先では家族との再会が待っていた。
    王と円卓の騎士達の御前で、検分の為に、ガレスは母モルガンと引き合わされた。

  • 17ガレス回想⑩2019/08/05(Mon) 07:08:17ID:k1MDE2NjU(10/14)NG報告

    >>16
    モルガンは娘の姿を見て泣き崩れ、人目もはばからずに駆け寄り、娘の体を抱きしめた。モルガンの背後には貴婦人を守る騎士として、かつてガレスと婚約をした騎士ラモラックがいた。モルガンは涙ながらに言う。
    「ガレス!ああ、なんてこと。 本当に辛かったでしょう。ーーお父様も、貴女の無事を知っていればこんなことにはならなかったでしょうに」
    モルガンのその言い様に周囲の騎士達の空気が強ばる。更にガレスに言い聞かせるように、モルガンは頬を両手で包んで言う。
    「 本当に、美しい髪が腰まであったのにこんなに短く刈り込んで。 肌にも傷を負って。まるで茨の海を泳いで来たような姿だわ。ーー この姿では誰も貴女を姫だと信じてくれなかったでしょう。 あなたのこれまでの辛苦を、どうかお母様に教えてちょうだい」
    母の言葉を受けたガレスの脳裏に、これまでの出来事が走馬灯のように蘇る。自身の無力を呪った悲しみの数々。ガレスの目から光が消えるのを見て、 モルガンは密かに微笑んだ。
    ここでモルガンの意図を正確に察知していたものは少なかった。モルガンは『娘との再会に我を忘れ、思わず過去の事を口走った』だけの『女性らしい弱さを持った貴婦人』に見えていたからだ。ーー腹の中に『イブを唆す蛇』を飼っているとは誰もが思わなかっただろう。
    ガレスは暫し逡巡した。しかし為すべき事を思い返す。ガレスは母の肩を押し、そっと自分から引き剥がした。背後のラモラックがモルガンを優しく受け止める。その姿にガレスは、どうしようも出来なかった時間の流れを感じた。込み上げた悲しみを振り払い、ガレスは王に向かい跪き、騎士の礼を取る。

  • 18ガレス回想⑪2019/08/05(Mon) 07:08:57ID:k1MDE2NjU(11/14)NG報告

    >>17
    「ーー陛下。ご報告がございます。私は母モルガンの申す通り、オークニーのロット王の娘ガレスにございます。 父の命によりキャメロットへ向かう折りに何者かに襲撃を受け、臣下の忠義により生き延びました。ですが私は数々の篤信に応えることができ無かった罪人でございます。ーーどうかこの場で、私の罪を裁いてくださいませ」
    娘の予想外の口上に、モルガンは娘に駆け寄り引き留めようとするが、ラモラックがそれを制した。
    「王姉と言えど、ここでこれ以上の無礼は許されません。お留まりを」
    跪くガレスを見て、アーサー王が口を開く。
    「それが、貴女の姫としての務めか」
    「はい。 兄弟たちの活躍により我が父にかけられた汚名は既に濯がれております。 ですが三国の同盟を無にした私への罰はまだ承っておりません。ーー女の髪で剣の滑らぬよう、髪は短くしてまいりました。陛下、どうかご命令を。私の首を持って、この一件を終わらせていただきたいのです」
    ガレスは既に覚悟を決めていた。 冒険を経なければ、敬愛するランスロットから叙勲を受けなければ、生まれなかっただろう『心』。それを得ただけでも己の人生に意味はあった。ならば次は死をもって臣下の忠義に報いるしかないと思っていた。

  • 19ガレス回想⑫2019/08/05(Mon) 07:09:53ID:k1MDE2NjU(12/14)NG報告

    >>18
    「ーー面を上げなさい。『ガレス卿』」
    厳かに、しかし優しく、王の声がガレスに降り注いだ。
    「 初めからあなたに罪などない。貴方は善く生きた。苦難を生き延び、正しく助けを求めるための者の為に戦い、 そして今此処で、真の騎士と為られた。ーー あなたをキャメロットの騎士として迎えよう。 未だ心に陰があるならば、 あなたが光となりそれを打ち払いなさい」
    アーサーの言葉にガレスは 深く頭を下げた。
    王との謁見が終わり、ガレスは円卓の置かれた広間に通された。そこでランスロットから祝福され、初めて会う兄達に頭を撫でられた。 そこでようやく安堵で涙が溢れた。長兄ガウェインの腕が妹に伸び、胸に抱きしめられる。
    「ーーよく頑張りました」
    そう言われた途端、ガレスは涙が止まらなくなった。 涙で潤んだ視界の端に、記憶よりもずっと大人になった弟の姿が見えた。 思わず昔のように呼びかけそうになるガレスを、近付いてきたアグラヴェインが制した。
    「ーー『ガレス卿』。 これから共に陛下に使える騎士だ。 甘えを早々に捨てられるように願っている」
    そう言い残し、弟は広間を出ていった。 周囲の騎士たちは、その突き放した言いように何名かは憤慨の気配を見せた。しかし間近で見たガレスは弟の目に、別れの日と同じ優しさを見た。ガウェインがガレスを漸く離して、尋ねた。
    「 これからあなたの鎧などを新調しなければなりませんね。何か刻みたい紋章や意匠はありますか?」
    ガレスは涙を拭い、兄に向かい微笑んだ。
    「では、『百合』をあしらって下さい。ーー 私の命を救ってくれた大切な花なのです」

  • 20ガレス回想⑬2019/08/05(Mon) 07:10:27ID:k1MDE2NjU(13/14)NG報告

    >>19
    「ーー マスター、あの子をよろしくお願いします。とても優しい子ですから」
    端末を胸に抱きしめて密かに弟の幸せを祈る。 王に許された罪だった。 それでも自分には恋をする資格はないとわかっている。
    自分がいなかった5年間に、ラモラックはロット王への罪滅ぼしとして母を守ってきたのだと聞いた。 そして母との絆を見たとき、ガレスの婚約者への淡い恋心と結婚への憧れは、少女の心と共に凍りついたまま封印されてしまった。
    そしてラモラックは兄達に討たれ、後にガレスも恋に狂ったランスロットに討たれた。
    恋をしたことはない。ーー 恋をしてはいけないのだと自分に言い聞かせながら、ガレスは目を閉じた。

  • 21ガレス回想 後書き2019/08/05(Mon) 07:14:28ID:k1MDE2NjU(14/14)NG報告

    >>20
    彼女がお姉ちゃんだったらという体で書きました。
    もう公式来たからきっと違うんでしょうけども。

    モルガンは サロメにヨハネの首を取れというヘロディア妃のつもりで書いてます。 でも彼女は首なんて望みません。 でもモルガンにとっては、「捨て駒がよく化けた」程度の気持ちなのでしょう。 姫であっても騎士であっても自分にとって有用な駒ならそれでよいのでしょう。
    アグラヴェインは この一件でさらに母を憎悪するようになったと思います。

    でももう、きっと全部妄想です。
    でもこの一年本当楽しかった。 ガレスちゃんこれからも大好きです。

  • 22名無し2019/08/09(Fri) 16:38:39ID:kwMDczODQ(1/1)NG報告

    乙!
    面白かったよ。
    ガレスちゃん実装されて良かったね

  • 23虜囚の騎士姫2019/08/09(Fri) 23:30:35ID:Q4NDMwNjM(1/9)NG報告

    セイバーリリィは義兄のケイと師のマーリンとともに旅をしている。旅の途中、困ってる人を見かけるとすぐに助けに向かってしまう。老若男女、貴賤貧富に関わらないのはもちろん、敵国人であるローマ人の旅人でさえおせっかいをかけてしまうのだ。主にケイが苦労をかけながら悩み事を解決し、リリィは無邪気で屈託のない笑顔で喜ぶ。そこがリリィの美点だった。
    ある日旅の途中に訪れた村で山賊に困ってるという話を聞いた。リリィはケイ達と山賊の討伐に向かうがその折に2人と山の中ではぐれてしまう。
    「まったく、2人とも迷子になってしまうなんて」
    逆である。リリィが迷子だ。道がわからないどころか、現在地さえわかっていない。それにも関わらずリリィは呑気に明後日の方向に移動していく。そして数時間後、活気のある城塞都市にたどり着く。大陸に近い沿岸部の城塞都市だ。村とは山を挟んだ向かい側に存在し、街道を通って村まで行くには10日以上かかる。
    リリィはその事実を知らず、この城塞都市で人助けをしながら2人の情報を集めると決める。城塞都市の人達に受け入れられるリリィ。ケイとマーリンに会えない寂しさを感じながらも楽しい日々を過ごしていた。

  • 24虜囚の騎士姫2019/08/09(Fri) 23:31:28ID:Q4NDMwNjM(2/9)NG報告

    >>23
    その日々は2日ほどしか続かなかった。突然、ローマ軍が攻めて来たのだ。ローマ軍に征服された土地の住民は奴隷になってしまう。リリィはそれを防ぐために城塞都市の守備隊に参加する。
    城塞都市は良く守った。ローマ軍に攻め手を与えず、幾度も攻撃を跳ね返した。ローマ軍の攻撃開始から5日後、ローマ軍が退却をするという情報がもたらされる。ローマ軍に病が流行し、数千人の病人が出たからだ。
    守備隊は都市に300人ほどの兵を残し、退却中のローマ軍に追撃をかけることを決定し、リリィも追撃に参加することにした。ローマ軍に打撃を与えれば次のローマ軍の攻撃が遠ざかるからだ。
    追撃する守備隊。ローマ軍の殿部隊と戦っていると後方の城塞都市から煙が上がっていることに気づく。城塞都市は陥落していた。ローマ軍には数千人の病人は出ておらず、数千人規模の別動隊が組み込まれていたのだ。
    混乱する守備隊。そこにローマ軍の本隊が現れる。守備隊は近くの狭い山道から撤退することを決め、リリィは守備隊が撤退するまでの足止めをすることにした。

  • 25虜囚の騎士姫2019/08/09(Fri) 23:33:02ID:Q4NDMwNjM(3/9)NG報告

    >>24
    100人以上のローマ兵を斬り倒すリリィ。だが、周りの味方はすでに倒され、自身の剣を振る腕は限界に達していた。そこにローマ軍の指揮官が現れる。この指揮官を倒し、ローマ軍が混乱している間に撤退しようと考え、リリィは敵指揮官に切りかかる。しかし、剣を数合交えただけで腕から剣が弾き飛ばされる。そして数多のローマ兵によってリリィは組伏せられ、縛られ、意識を奪われ、捕らえられる。
    意識を取り戻したリリィ。自身は後ろ手に縛られ、謎の首輪をつけられている虜囚の身だと自覚する。虜囚の辱しめに甘んずるならいっそ、と舌を噛みきろうとしたが、途中で歯が止まる。
    「無駄だ、その首輪がある限り自害はできない」
    そう言いながら指揮官が現れる。指揮官が言うにはこの首輪には自害の防止を行う魔術がかけられている。
    「お前は私の戦利品だ。ローマに連れていく。」
    そしてリリィは連行される。予想外だったのは連行中毎日指揮官が会いに来たことと、乱暴をされなかったことだ。むしろ縛られたままとはいえ歩く必要がないよう馬に乗り、船の中では個室が与えられ、乱暴をしようとした兵士を指揮官自らの手で処罰を下したほどだった。

  • 26虜囚の騎士姫2019/08/09(Fri) 23:35:25ID:Q4NDMwNjM(4/9)NG報告

    >>25
    そして、ローマ市に入る前日も指揮官とリリィは顔を合わせる。この時リリィは縛られたまま指揮官の天幕に連れてこられ、床に座らされた。リリィは指揮官の今までの態度からこの人間は卑劣なことをしない人間だと信用しきっていた。
    「どうかな?これからローマ市に入る気分は?」
    「最悪です。別の形で入ることができたなら嬉しかったと思いますが」
    「いや、君は快楽に呑まれながら入場することになる」
    そう言いながら指揮官はリリィの服を切り裂く。油断しきっていたリリィ。悲鳴をあげながら
    「なんてことをするんですか!」
    と睨み付ける。指揮官はリリィの背後に回り、
    「なに、これから楽しいパレードをするための準備をするんだ。」
    指揮官はリリィに目隠しをつけ体中に粘液を塗りたくっていく。肌にピリつく感覚と身体が昂っていく感覚、指揮官が男であることからこの粘液は媚薬効果があるとリリィは気づく。
    「やめてください!こんなことをしたら貴方の名誉が傷つきますよ!」
    快楽に流されないように耐えながら相手の名誉を気にかける弱々しい抗議をするリリィ。
    指揮官は確信する。やはりあの時の少女騎士だと。

  • 27虜囚の騎士姫2019/08/09(Fri) 23:36:34ID:Q4NDMwNjM(5/9)NG報告

    >>26
    実はこの指揮官、秘密の外交のためにブリテンに来たことがある。その時、道に迷い、リリィが手を差しのべたのだ。道案内をしてもらい目的地についたときのリリィの笑顔に指揮官は一目惚れした。この少女は敵国の騎士だ。いずれ誰かと戦うかもしれない。その時、命を失ったり、何者かに凌辱されてしまうかもしれない。そう考えたとき指揮官にはリリィを囲い込み、一生危険から遠ざけながらこの娘を快楽で満たしたい、そんな暗い欲望が芽生えたのだ。
    リリィはその事実に気づいていない。あの時の旅人が敵国の指揮官だったと思いもかけていなかったからだ。

  • 28虜囚の騎士姫2019/08/09(Fri) 23:37:40ID:Q4NDMwNjM(6/9)NG報告

    >>27
    粘液を塗りながらリリィの弱いところを探す指揮官。首回り、脇の下、太ももなど思い付く場所は優しく撫でていく。リリィは快感に耐えようとするが媚薬の効果と目隠しによる触覚の鋭敏化、そして想像以上に優しい指揮官の手触りに昂らされていく。
    「うっ、くっ、もうやめて下さい」
    喘ぎ声を堪えながら懇願するリリィに指揮官の欲望は強くなっていく。もっとこの娘を快楽に浸からせたい。そう思いながら指をリリィの秘部に進めていく。
    「ひゃっ、はぁっ!」
    リリィの反応が激しくなる。指揮官はそのまま秘部を指で蹂躙していく。
    「あっ!ダメっ!そこは!」
    一際反応が良いところを見つけた。ここを重点的に、痛みを与えないように責めていく。
    「はぁっ!あぁっ!」
    リリィの体が仰け反る。絶頂に達したのだ。その後、ぐったりと体が前のめりに倒れるリリィ。

  • 29虜囚の騎士姫2019/08/09(Fri) 23:39:47ID:Q4NDMwNjM(7/9)NG報告

    >>28
    丁度いい時間だと指揮官は判断する。指揮官は絶頂の疲労で動けないリリィに猿轡を噛ませる。そしてリリィと正常位の形になりリリィの秘部に自身のモノを挿入する。
    「ー!~!」
    声にならない叫び声をあげるリリィ。初めて貫かれた痛みが襲うが直後に挿入による快感が背中を走る。
    「悪いな、猿轡なんか噛ませて。だが、楽しいパレードの最中に舌を噛んで痛い思いはしたくないだろ?」
    そう言いながら指揮官はリリィの体を持ち上げる。自身の体重で指揮官の棒が深く入りリリィに更なる快感が走る。
    リリィの体を持ち上げた後、指揮官は鈴を鳴らした。天幕に侍女が入ってくる。侍女達はリリィの両足が指揮官の腰を挟むように、右腕を肩の上から、左腕を脇の下から背中に回し、手首と足首を縛り上げる。こうして、リリィは指揮官に抱きつく形で縛られることになった。その後、侍女は指揮官に何らかの魔術をかけた。

  • 30虜囚の騎士姫2019/08/09(Fri) 23:41:59ID:Q4NDMwNjM(8/9)NG報告

    >>29
    指揮官の中にはリリィをついに自分のモノにできるときが来たという喜びしかなかった。指揮官はそのまま自分の愛馬の元に向かい、騎乗する。
    「っ!ー!」
    馬の揺れは上下に揺れる。この時の揺れがピストン運動を起こし、リリィに快感を与えるのだ。また、指揮官のモノには強化魔術がかけられ強度が増している。
    そうしてローマ市への入場、凱旋式が始まった。ローマ市民の目に映るのは、指揮官の馬の上で裸になり指揮官に抱きつき秘部を貫かれている女の姿。
    「なんだ?あれ?」
    「捕らえた奴隷じゃないか?それにしてもあんなことをされて悦ぶなんて相当な淫乱だな」
    などとざわめく。リリィはこの侮蔑と嘲笑を聞き、羞恥に悶える。
    「どうした?淫乱と言われ始めてから締め付けが強くなったぞ。悦んでいるのか?」
    指揮官はリリィに耳元で囁く。首を振り、必死に否定しようとするリリィ。しかし、揺れによるピストンで快感が押し寄せ仰け反ってしまう。
    「お前はもう騎士じゃない。何も耐える必要はないのだ」
    それでもリリィは耐える。まだ残った何かのために。だが、ピストンによる快感で幾度も絶頂に達してしまい、その度に膣が指揮官のモノを強く締め付ける。
    「くっ、そろそろ限界だ」
    指揮官のモノが膨らむ。リリィはもう射精されると理解してしまった。絶望感から無意味とわかっているが必死に身をよじるリリィ。その行為は指揮官の嗜虐心と情欲をくすぐる。
    「これで、お前は私のモノだ」
    そう言うと指揮官はリリィの中に射精した。射精される感覚。昂らされたリリィにはそれさえも快感に感じて膣を締めてしまい、指揮官の精を搾り取っていく。この地獄は凱旋式が終わるまで続き、リリィは凱旋式後も指揮官の屋敷で飼われ続けることになる。

  • 31虜囚の騎士姫2019/08/09(Fri) 23:42:44ID:Q4NDMwNjM(9/9)NG報告

    >>30
    これで一応終わりです
    スマホで書くの疲れた

  • 32レティシアヒロピンSSの人2019/08/10(Sat) 00:33:41ID:I5MzY1NDA(1/16)NG報告

    遅筆が過ぎていつの間にか前スレが終わっているorz
    もし興味もたれた方は前スレの482からこの話がスタートしていますので、ご参考まで
    今回の責めは結構ハードを意識しました。お気に召しますよう……

  • 33ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 00:35:49ID:I5MzY1NDA(2/16)NG報告

    >>32
    「うあぁあっ!ああぁん!んくううぅっ!」
    少女の悲痛な声が木霊する。プレラーティ=ベルゼブブの圧倒的な力の前に屈したジャンヌが、衆人環視の中で徹底的に犯し抜かれている。悪魔に乙女の中心を深々と貫かれ、巨大な魔根を膣を割り裂くようにねじ込まれていく。
    「あ゛あああっ!かっは……うぁあぁあああぁ~ッ!」
    「良い……喘ゲ、狂エ……」
    「んふ……あ、ぁ……かはぁああああっ……!あっあ゛ああぁ……」
    腰を掴まれ、結合部に全体重を掛けた駅弁ファック。最奥までを一気に抉られ、玩具のように上下運動を強制される。子宮を激しくノックする突き込みで鳴かされ、抜き際にも凶悪な返しのついたカリで膣壁をめくり上げられる。
    「これっ……ダメ、だめに……なるっ……」
    純潔を奪われ、力の源たる聖処女としての信仰を失った身体が、一突きごとに壊されていく。波濤のように押し寄せる性の衝動。それは肉体のみならず、ジャンヌの――レティシアの心までも容易く突き崩していく。暴力的な責めに痛みだけを感じていた筈なのに……声が艶を帯びてしまう。
    ぬりゅうう……ずちゅうっ!じゅぷうううん!
    「あ、はぁ……んん!あん!あっくううう!」
    濡れている。悪魔に犯されて、ジャンヌ・ダルクが濡れている。結合部から流れ込む最上級の魔力に、歓喜の咆哮を上げるベルゼブブ。悪魔の責めは一層激しさを増していく。
    「オオ……オオオオオオォ!素晴らしイ!力が満ちル……」
    ベルゼブブから迸る魔力は今や空気を焦がすほどに強まっている。プレラーティの逸話から仮初めに再現された魔神が、真性の悪魔として変成しようとしているのだ。聖処女を堕とすことは即ち、魔王たる己の存在をより強固にすることに他ならない。現世から隔離された異界であれば、地獄の領主として顕現することも可能だろう。
    「(ここまで来れば核がなくても現界できるか)」
    脱皮するかのように、プレラーティがベルゼブブの背を割ってずるりと這い出してくる。
    「ふう。息苦しいったらありゃしない。喰われるかと思ったよ……元の霊格が違いすぎりゃ、こういうオチだよね」
    プレラーティという僅かな人間性をも切除したベルゼブブが、欲求を制御することなど有り得ない。ジャンヌの細首と胴を締め上げながら、無慈悲に交接器を叩きつけてくる。

  • 34ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 00:37:36ID:I5MzY1NDA(3/16)NG報告

    >>33
    「あ……かは……あぅ……んん~~っ!」
    「どうしタ?この方ガ、よく締まルな?」
    「ベルゼブブ。その子はとんでもないマゾだから、もっと痛めつけてあげた方がイイと思うよ」
    「そうカ」
    魔王に操られた異界の触手がジャンヌの背を強かに打ち据える。
    「きゃあああああ!……んああぁっ!?」
    苦痛に仰け反ればその間隙に秘裂を割り裂かれる。悲鳴と喘ぎの二重奏が異空間に響き渡る。
    ばしいいん!びしいい!ずばあん!
    「あああぁああっ!いぎ、ぃいいい……うああああ!」
    非情な鞭打ちの嵐に聖衣が破れ散っていく。苦痛に身体が強張ると、膣が肉棒を一層強く食い締める。抗い難い女の本性。穢らわしいもののはずなのに、淫らなクレヴァスは蜜をこぼしながら凶悪な男根を受け入れてしまう。
    「コレで濡らスとハ……見下ゲ果てタものダ」
    「だってよ?地獄住まいに見下げ果てたなんて言われるなんてねえ!」
    「あぁ……くぁああ!んんぅう……ひぁああああっ……」
    悪意に満ちた言葉にも反論する余裕がない。麗しい唇は、今や喘ぎ声しか紡ぎ出せないのだ。
    「あ~あ。もう会話にならないか」
    大袈裟に肩を落とすプレラーティ。言葉責めも旨みが薄れたか、ベルゼブブはいよいよ動きを加速させていく。
    ぱあん!ぱあん!ぐちゅう!にちゃああ!
    体位が変わる。片足を高く持ち上げられ、飛沫を上げる秘所を衆人に晒し尽くしながら犯される。ベルゼブブの魔力に中てられて金縛り状態の一同も、視線のみはジャンヌのアソコに注いでいる。
    ああ……まなざしに熱を感じる――みんなに、アソコを蕩かされてしまう。

  • 35ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 00:40:14ID:I5MzY1NDA(4/16)NG報告

    >>34
    「みない、で……だめ、みないでっ……あっぐうぅ!?」
    抜き差しの度にぴゅっぴゅっと噴き出す淫蜜。どんな釈明をしようと、この光景を見ればジャンヌがベルゼブブを求めていることは否定できないだろう。海魔、触手、グール、魔王……それらに犯され続け高まり続けた性感に、もう抗うことができそうもない。
    「あんなに濡らしてさ、ホントに気持ちいいんだろうな」
    「信じられない。あんなのがジャンヌ・ダルクなの……?」
    「ぅう……んぅうううう~~」
    ふるふると首を振る。違う。犯されて感じたりなんかしない。でも……でも!身体がもう我慢できなくて――
    震える腰。弾む乳房。飛び散る汗。迸る雌汁。愛の欠片もない力任せのセックスに、聖女が陥落しようとしている。そして限界が近いのは悪魔も同じ。極上の名器に促され、精液を充填した雄々しい逸物がメリメリと膣を押し広げていく。紛れもなく、ソレは射精の前兆だった。
    「だ……め……出さない、でぇ……」
    敗者の懇願が届くことはない。蠅の王が咆哮と共に夥しい量の白濁を吐き出した。
    「受け取レェエエエエ!」
    「あひいいいぃいいいいああああああ!!!」
    精液の洪水が凄まじい勢いでナカを埋め尽くし、焼き尽くす。誰の侵入も許したことのない聖域が蹂躙されていく。授かった聖処女としての力まで根こそぎ押し流されて――
    「い、いいぁああああ!イっちゃ、イっちゃうううううう!んはあああああぁああ!」
    ぶっしゃああああ!
    敗北絶頂に全身を戦慄かせ、屈服の証たるラブジュースをぶちまけながらジャンヌはイキまくった。制御不能の快楽連鎖に、女体の何もかもが狂わされる。止まらない膣痙攣が精液を貪欲に搾り取り、膣内に出される度に絶頂は更に深まっていく。
    「あぁああああっ!あつひぃ……ナカっ……熱いぃいいいいっ!?」
    赤ちゃんを宿す大切なトコロが、人外の精で溢れかえる。それでも果てることがない魔王の精が膣を子宮を洗い、なおも収まりきらない白い濁流が結合部から噴き出していく。
    「まだぁ……まだ出てるうぅ!んふぅううぁぁあああぁ~~!」
    総身を戦慄かせ、腰をガクガク震わせながら、イってイってイキ続けて……

  • 36ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 00:43:31ID:I5MzY1NDA(5/16)NG報告

    >>35
    「かは……あ、ぅ……」
    全ての精を受け止めたジャンヌの膣は、完全にベルゼブブの所有物と成り果てていた。「おんな」の全てを征服されたジャンヌが、股間から止め処なく白濁を垂れ流しながら崩れ落ちる。
    痛みでも苦しみでもなく、喪失感から涙が零れた。神に捧げたこの身を、あろうことか悪魔の王に汚された。処女喪失からの大量膣内射精。火刑よりも遥かに無残な最期が、刻一刻と近づいてきているように思えた。
    「も……だめ……ちから、が……」
    霞む視界。薄れていく意識。懸命に伸ばした手を取ったのは、誰あろうプレラーティだった。
    「さて。そろそろ『アレ』で楽にしてあげるとしよう。いいかな?」
    ジャンヌを抱き起こした少年が魔王に目配せをする。一度は一体となった身ゆえか、意思疎通が可能らしい。
    「……面白イ」
    「暴れるだろうからね。しっかり押さえててくれ」
    プレラーティの指から細い針金のようなものが伸びる。うねうねとのたくる糸が、あろうことか――
    「あひぃ?いゃ……そんな、はいりゃ……あひぃいいいいいい!?」
    ジャンヌの耳の内部、奥へ奥へと侵入してきた。不快な……女を狂わせる粘液を撒き散らしながら、糸が細い耳穴をほじくり返す。
    にちゅ……ぷちゅうう……ぬりゅう……
    音に犯される、そんな感覚さえあった。神経が集中する繊細な感覚器官を蹂躙されながら、中耳を越え鼓膜にまで潜り込まれる。
    「ひぁあああぁ!?みみぃっ……みみ、犯さないでぇ……やめてえぇっ……!」
    「それ、サービスでもう一本」
    「ん゛んぅううあああっ!?ひあああぁああ~~!?」
    視界が霞み、世界が歪む。平衡感覚が失われていき、激しい目眩と嘔吐感がジャンヌを襲う。
    「辛そうだけど、こんなの前座だよ前座……舌、噛まないでね」

  • 37ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 00:45:10ID:I5MzY1NDA(6/16)NG報告

    >>36
    霊糸が束となってドリルのように鼓膜を穿孔していく。ガツガツめりめりと薄い膜に衝撃が走り、痛みのあまり気をやることも許されない。
    「ああああっ!だめ、これっ……みみ、こわされ……」
    「ご開通~!」
    「あぎぃぃいいぃあああぁ!?
    ぶちっ!という音が聞こえたきり、静寂が訪れる。鼓膜を突き破られたのだ。三半規管が滅茶苦茶にされ、意識が遠のいていく。そして霊糸は遂に脳を……霊核を浸食し始めた。
    「あ……が……うわ゛ぁあああぁあああぁあぁああああ!」
    喉が張り裂けんばかりの絶叫も聞こえない。明滅する視界。混乱する思考。英霊ジャンヌ・ダルクと共に戦い続けた日々が、走馬灯のように過ぎ去っていく。
    死ぬ。死.んでしまう。いくら変身していたって、こんな責めに耐えられるはずない!神経が次々に断裂しては繋ぎ直され、脳内まで最悪の粘液に染められていくようだった。
    「(あー、あー……聞こえる?今直接君の脳内に語りかけているよ)」
    「(いや……いやああああ!出てって、出てってぇぇぇ!」」
    「(つれないなあ。ここまで奥に入るのは僕が最初で最後だと思うよ?)」
    「(や……もう、もうやめて……)」
    「うん。やめようと思う。だって君もう耐えられないでしょ?」
    霊糸が霊核を蹂躙していく。対魔力など到底及ばない脳内への責めに、全身を痙攣させて悶絶するジャンヌ。脳髄に塗りたくられる粘液に、ココロまでどろどろに融かされていく。
    「壊れた玩具を弄んでも面白くないんだよねえ。だから今度はさぁ……」
    哀れな姿でカクカクと震えるジャンヌの耳元で、プレラーティが囁く。
    「『本物』が壊れるところを見せてよ」
    声は既に上がらず。意識は彼方へ行ってしまったかのよう。そして訪れる、何かが途切れる致命的な感覚――それきり、レティシアの意識は闇に包まれた。

  • 38ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 00:46:57ID:I5MzY1NDA(7/16)NG報告

    >>37
    「どうダ」
    「成功」
    暫しの後、弛緩していたジャンヌの身体がぴくりと動く。重い瞼のその先の瞳は、先程までとは違う光が宿っていた。
    「く……」
    「やあ。ようやく対面できたね。ジャンヌ・ダルク」
    「プレラーティ……一体、どうやって」
    「深層意識を掬い上げただけさ。スイッチを強制的に切り替えてやれば引きずり出すのは容易い……忌々しい対魔力を破るにはこうする以外なかったんでね」
    「こんなことをして、何のつもりですか」
    「今更?代われるものなら代わりたいってずっと思ってたでしょ?だからレティシアちゃんに代わって犯されてもらうだけ」
    背筋を冷たいものが伝う。平静を装っているものの、今この瞬間にも嬌声を上げてしまいかねない程の淫熱が、聖女を内側から灼いているのだ。だが、気取られるわけにはいかない。
    「私を屈服させたいならば……後悔させます。必ず」
    「へえ、強気。流石は本物だ」
    啖呵を切っても焦りは消えない。此度の現界におけるジャンヌ・ダルクの役割は、少女に力を託し、その戦いを助けるサポーター。「英霊として彼女が戦う」ことは契約の埒外だ。それがレティシアの心身にどれだけの負担を掛けるかは想像に難くない。果たして、いつまで耐えられるのか……
    「じゃ、お構いなくヤらせてもらうね」
    ベルゼブブの長大な交接器がぶしゅっ!と水音を立てて突き込まれた。
    「あ゛ッ……!?か、は……っ」
    膣を引き裂く雄々しい存在感を前にして、気高い決意は全くの無力だった。眼を見開き、ぽっかりと口を開いて天を仰ぐ。耐える?こんな、こんな快楽に耐えられる、はず……
    「おやあ?大分応えてるみたいだけど大丈夫ゥ?」
    視界が明滅する。猛烈な快感が神経を駆け巡り、脳と下腹部に集中していく。おかしい。有り得ない。このような責めは生前何度となく経験し、否応なく慣らされてしまった筈なのに――

  • 39ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 00:48:59ID:I5MzY1NDA(8/16)NG報告

    >>38
    「くぁあぁあ……あ、んあぁああああぁッ!?」
    びくん!と大きく身体が跳ねる。イってしまった。ただ挿入されただけで、救国の聖女はトばされてしまったのだ。
    「ふ……ふふふ!あーはっはっははあ!見たかいみんな!世界に名だたる聖女サマは、ペニスをぶち込まれただけで絶頂するド変態だったみたいだよ!」
    「あ……ぅ……っ」
    敵は聖女の思いがけぬ反応を楽しもうというのか、今度は交接器がぐりぐりと浅い部分を虐めてくる。
    「ふぁ……う……んんぅっ……?や、あぁ……」
    ソフトタッチで襞を捲りあげられる度に愛液が溢れ出す。お預けをくらえば、陰唇が物欲しげにパクついてしまう。
    「焦らさないで欲しいってさ」
    「クク……淫乱め」
    ぬじゅっぷう!
    「い、ぎ……あぁあぁっ!?」
    一転、怒濤の如く性感が押し寄せ、理性が崩れ去る。濡れそぼったヴァギナが長大なシャフトを滑り落ちる。巨大すぎる逸物に膣奥をがつんがつんとノックされ、突き上げられる衝撃に天を仰いだ。絶対に受け入れてはならない淫悦がジャンヌの肉を支配し、無意識のうちに腰をにじり付けてしまう。愛液でぬめる膣は極太の交接器さえあっさり呑み込み、禁断の場所へと誘っていく。
    「アハハハ!どんどん挿入っていくじゃないか!欲求不満にも程があるんじゃない?」
    「ちがい……う゛ぁッ!?ちがいますぅ……!」
    「嘘を吐クな。ここガ欲シがってイる」
    奥を突かれると、だらしのない声で鳴かされてしまう。異端審問の時でさえ――幾晩幾日と男に奉仕させられた時でも――悲鳴など一度も上げなかったというのに。
    「あぁああっ!ぅああっ……ひ、ぅううう……」
    長い三つ編みと両腕を掴まれ、バックの体勢で貫かれる。下の口と逸物がぶつかり合う卑猥な水音。飛沫を上げる雛先、割り裂かれるアワビを意識させられ、絶望的なまでの背徳感が聖女を襲う。
    「(ああ……私……このままじゃ……)」

  • 40ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 00:53:39ID:I5MzY1NDA(9/16)NG報告

    >>39
    レティシアを救う。その機会を与えられたはずなのに、何の抵抗も出来ずに嬲られるばかり。許されざる快楽に流され、こんなにも……感じて……
    「限界、カ」
    「ひと思いにやっちゃいな。ベルゼブブ」
    ピストンが加速する。女の子の大切なところを滅茶苦茶にされる。ダメ。だめだめ!そんな風にされたら――
    「ふああぁあぁあぁあ!?イッくうぅう!?そんな、イかされっ……あぁあぁあああああああっ!」
    ベルゼブブのペニスに屈服し、聖女の全てが決壊した。無様に潮を噴き上げ、背を限界まで反らしながらジャンヌ・ダルクは絶頂した。内股になって恥ずかしすぎる秘所を少しでも隠そうとするが、本気汁の噴出は止められない。
    「う゛ぅっ……っくぅうう……うぁ゛っ!?ああ゛っ……でる……でちゃ……っ」
    絶頂の余韻も引かぬうちに追撃のGスポット責め。耐えられる筈がなかった。小水を撒き散らしながら、息も絶え絶えといった様子で身体を震わせている。
    「おかし、い……こんな……」
    「何がおかしいのかな?あの子の身体はもうこんなになっている。ただそれだけのことじゃないか」
    「……っ!」
    「苦しかったはずだよねえ。ライダーに可愛がられて、アサシンにはみっちり調教されちゃって。挙げ句触手どもに犯されて魔王の慰み者さ!その間キミは見物を決め込んでたわけだけど、どうだい?自分がどれだけ酷い仕打ちをしてきたか、身に染みて分かるでしょ?」
    「これが、レティシアの……くあ゛ぁあぁあぁあぁあ!?」
    そう。これがレティシアの感じている快感なのだ。主の祝福を受けた生前のジャンヌとは違う、一介の女学生の身体が魔的な責めに晒され続ければどうなってしまうか。レティシアにとってこれまでの戦いがいかに凄絶な苦しみだったのか。それをプレラーティは傍観者たるジャンヌ・ダルクに味あわせようというのだ。
    「ただの女の子を戦いに駆り立てた咎。責任とりなよ聖女サマ」
    突き込まれれば背中を反らし、引き抜かれればがくりと項垂れる。ぶしゃぶしゃと愛液を撒き散らし、しどけなく首を振りながら感じ入る。そんな聖女の姿に嗜虐心を煽られたベルゼブブの抽送が加速していく。
    「はぁっ……あっく……ん!ん!あん、あぁあん!やぁ……くふうッ!?」
    「あはははは!あんなに息巻いてたのにねェ!もうレティシアちゃんと同じ声で喘いでるじゃないか!」

  • 41ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 00:55:56ID:I5MzY1NDA(10/16)NG報告

    >>40
    「こ、この程度……ぅあああ!?んくぅううううぅ~!」
    「もう強がるのやめたら?どうせならもっとアヘ顔晒して感じまくった方がいいじゃないか。我慢は身体に毒だって、キミの信じてる神様は教えてくれないのかな?」
    「耐えっ……あああぁん!たえて、見せます……」
    「ふうん。じゃ、これくらいは当然我慢できるよね」
    ぐぶぢゅうう!
    「くは……あひぃいいいああ?あっああああんんんっ!」
    膣と尻穴の両方に、有り得ないほどの太さの触手を咥え込まされ、壁を両側からゴリゴリと潰される。
    「んくっ!かはっ……だ、め……これ……かんじ、ぁああああっ!?」
    「うっわあ、お尻弱っ!そういう反応しないでしょ?普通。ホント淫乱だなあ」
    「だまりなさ……んうぅん!?」
    侵入を防ごうと息んでいたところを引き抜かれると、排泄にも似た快感を覚えてしまう。ぷるぷるお尻を振って悶絶するジャンヌに、何本もの触手が押し合いへし合い潜り込む。敏感な腸粘膜が蕩かされ、マゾヒスティックな昂ぶりが抑えられなくなっていく。
    「あっ!?んああ!ああん!ひぃ……くふぅううう~~!」
    「だらしないなあ!レティシアちゃんでももうちょっとは我慢できたよ?」
    言い返す余力も無い。交接器と触手とが織りなすリズミカルな抜き差し。決して馴れることを許さない二穴責め。滾々と湧き上がる愛蜜が掻き出され、白濁と恥蜜がぐちゅぐちゅのニーハイソックスとパンティをさらに汚し尽くす。襤褸切れのようなショーツには腸液が染み込み、汗ばんだ太腿に貼り付いて見るものの劣情を誘う。奥へ奥へと侵攻してくる触手に内臓を叩かれ、衝撃で口から零れた白濁が卑猥な糸を引いて地面へ伸びていく。
    「はぐっ……ぐ、ぅ……ま、だ……私、は……」
    「……あのさ、いつまでそうやってあの子を苦しめるつもり?今犯されてるのは自分の体じゃないんだよ?」
    「……ぁ」
    プレラーティの言うとおりだ。僅かに残された英霊としての意気を以て踏みとどまっているものの、実際に苛烈な責めを受けているのはレティシアの身体だ。これ以上耐えてしまったら取り返しが付かない。
    「さっさとフィニッシュさせないと、その身体使い物にならなくなると思うな」

  • 42ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 01:17:51ID:I5MzY1NDA(11/16)NG報告

    >>41
    「う……ぁ……あああぁああああああ!?」
    もう私はどうなってもいい……せめて、彼女だけは――鉄の心が砕けたその刹那。
    下腹部がぶるっと震える。子宮口が下がり、おぞましい肉槍にキスをする。ぱっくり開いた最後の扉が凶悪なカリを呑み込み、きゅっと締め上げる。最奥で歓待を受けた悪魔のペニスが膨れ上がっていく。
    「だめ……くる、なかでっ……あ、あっあっあああっ!」
    「ク、ハハハ!堕ちロ、聖女」
    「あ、あ……イかされ、イ、イクイク……イっくうぅぅううううぅぅ~~~!」
    ぶっしゃあああああああ!
    間欠泉のように吹き上がる絶頂液。女芯が魔の生殖器を限界まで締め上げ、吐精を促す。健気な奉仕に、ベルゼブブも全力を以て応じる。
    「ウオオオオオオオオオ!」
    どぶどぶぼびゅりゅうううう!
    「あ゛―――っ!」
    もう間抜けな声しか出てこなかった。快感を超え、苦痛を上回り、幸福感にも似た感情が芽生えてしまう。強大な雄の逸物に屈することこそ雌の幸せなのだと、DNAのどこかが叫んでいる。夥しい精液が子袋に注ぎ込まれ、スレンダーな肢体の下腹部が異様に膨らんでいく。
    「(こんなぁ……こんなに、出されたら……レティシアがぁ……)」
    最悪の光景が脳裏を過ぎる。ダメだ。それだけは、絶対にダメだ。意気を振り絞り、下腹部にあらん限りの力を込める。
    「おぁ……はぎゅううぅううううぁぁぁあああぁあ~~!?」
    先程の愛液噴水にも負けず劣らずの勢いで、ジャンヌ・ダルクは子種汁をヴァギナから噴出させた。
    「(ぜんぶぅ……ぜんぶ絞り出さないとぉ……にんしん、させられちゃう……!)
    ベルゼブブの精からレティシアを守る為、ジャンヌは目も眩む快楽地獄の中、必死に息んで精液を排出し続けた。
    それでもなお続く魔王の中出し。延々と続く攻防。幾度となくジャンヌは飛ばされ、無様なアクメを極めさせられた。白濁を注がれ続けた。それでも。それでも譲れないもののために、僅かばかりの抵抗を続けた。

  • 43ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 01:19:23ID:I5MzY1NDA(12/16)NG報告

    >>42
    「ふぁ……あん……」
    「あのベルゼブブを満足させちゃうなんてねえ!一体生前はどれだけの男から搾り取ったんだろう!?その辺の連中なんてさ、10秒も経たずに出しちゃったんじゃない?ねえ?」
    「いわない、で……」
    「あはははは!英霊だろうと所詮は小娘!ちょっと気をやればこんなもんか!」
    プレラーティの悪罵に、滲む涙を隠すように俯くしかない。取り囲む学生たちの怨嗟の声が聞こえる。弱り切った獲物に沸く海魔の群れが見える。魔力を簒奪し強大さを増すベルゼブブを感じる。
    「(レティシア……私に身体を貸したばかりに……これが、私への罰なのですね――)」
    強い意志を宿していた瞳から、輝きが消えていく。
    「さて、そろそろ次の仕掛けが効いてくる頃かな?」
    「まだ……悪辣な真似を……んあッ!?」
    どくん。心臓が大きく鼓動する。血液が上半身に、いや……胸に集まっていく感覚。数秒のうちに、マグマのような熱感が両の乳房に押し寄せる。
    「な……っ?胸、あつ……これっ……?」
    尖りきった乳峰に集中したそれは、開口部を目指して一気にこみ上げてくる。
    「むね、何か、くる……きて……ふうぁあああああぁああ~~っ!?」
    びゅうう!どびゅるっ!
    尖りきった乳首から母乳が噴きだした。戦装束が白く染まり、未曾有の感覚に瞼の裏までも白く塗りつぶされた。
    「あ……んん……こんな、こんなこと……」
    「快楽中枢を刺激しただけでおっぱい噴き出すとか……すっごい体質になっちゃったねあの子!これからの人生大変だ」
    「プレラーティ、それ以上は……んんんぅうううう!」
    魔術師に乳房を強く揉み込まれると、更に激しい勢いで母乳が迸る。水分を吸収しきれなくなった聖衣からミルクが滴り落ちる様は、余りにも淫猥だった。

  • 44ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 01:24:13ID:I5MzY1NDA(13/16)NG報告

    >>43
    「最っ高!最高に惨めだよジャンヌ!イキまくって、敵におっぱい絞られて、どんな気分だい?依り代の女の子の身体で感じる絶頂はどうなんだい?教えておくれよォ!」
    「あああああぁあぁ……ううぅああああ゛あ゛ぁああああああ!」
    ぶしゅぶしゅぶしゃああ!
    母乳とマン汁を吐き出す人形――快楽に流されるばかりのジャンヌに触手たちが取り付く。再開された触手ピストンに合わせるように、止め処なく続く噴乳。アヒル座りを強要され、コスチュームの内側から地肌を直接這い回られる。穴という穴を犯される。そんな状況にも甘い吐息が漏れ、喘ぎ声が吐いて出る。聖女の快楽神経はとっくに壊れてしまっていた。
    「ひぁっ!?そこ……んぁあああ!イッく……あ゛あぅ!……ん、ぁん……ま、また、イッ……!」
    娼婦のように妖艶に身をくねらせ、股間と胸から分泌される恥液に塗れながら、ジャンヌ・ダルクは触手陵辱にイキ狂った。
    「うっわ……有り得ないでしょ」
    「おっぱいってあんな風にでるのかあ」
    「出るわけ無いでしょ馬鹿。あの子が異常なのよ」
    コスチュームに潜り込んだ細触手に乳房を絞り上げられ、乳首を虐められる。蠢く触手の責めで感じる度に、乳房に満ちてくる母乳がびゅるびゅる流れ出す。
    「(止まらない……止められ、ないんです……)」
    哀願するような聖女の眼にも、軽蔑の眼差ししか返ってこない。それも当然と言えよう。断続的に潮を噴くヴァギナ。内側から触手に聖衣を食い破られてまろび出たミルクまみれの左胸。そんな状態で――胸を隠すこともなく、ジャンヌは菊を犯す触手に翻弄されている。開発されきったアヌスは大腸にまで侵入を許し、腹の中の消化物を触手に掻き混ぜられる異常事態。
    「うぶぅあ……おっげ……ぅえぇぇ……っ」
    触手がみっしりと詰まった便をほじくり返し、体外へ掻き出す。見たくない。絶対に見られてはいけないのに、為す術なく触手に宿便をひり出されていく。

  • 45ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 01:26:28ID:I5MzY1NDA(14/16)NG報告

    >>44
    レティシアちゃん、便秘気味?僕らのせいで不規則な生活強いられてるせいかな」
    「私あんなになったらもう生きていけない」
    「俺だってそうだよ……」
    人として最も恥ずべきシーンを晒され、ジャンヌの心は限界に達しようとしていた。それを察知した触手が、止めとばかりにコスの内から外から、膣内から、腸内から、一斉に精を放つ。
    どぼぶゅううううううぅ!ぶばあああああっ!
    「ひぎぃいいぁぁあああぁあ~~~!とけ、るぅ……とけちゃ、ぁぁぁぁああぁぁっ!」
    ぶっかけられる汚濁に促され、全身の痙攣が子宮とクリへと収束していって――
    「だ、だめ……です……こんなのだめなのに……ああぁ!? か、感じすぎてぇ……くあぁぁ、もぉ、わたしぃ……っ!んあ゛あ゛ぁあぁあぁあああああぁぁぁ~~~ッ!」
    天に向かって腰を跳ね上げ、湯気だった大量の本気汁をぶちまけるジャンヌ。自ら噴き出した愛液のシャワーを浴びながら、救国の聖女は深い深い絶望の底へと墜ちていった。
    「ざまあないね」
    視点の定まらぬ眼で地面に打ち棄てられた聖女。体中が虚脱感に包まれ、身体を起こすことさえできない。指一本動かせぬ、といった様子のジャンヌに触手はなおも群がり、ダッチワイフの如く好き放題にその身体を嬲り尽くす。
    「う……うぅ……はぁ、ぁん……」
    海魔と触手による中出しは数十回にも及び、その10倍はイかされた。徹底的に精液に染め抜かれたジャンヌに、超常の存在たる英霊の力は微塵も残ってはいない。
    「さっさと堕ちてしまえば苦しまずに済んだのに。なーんにも考えられなくなって、ただ快楽に身を任せてしまえば、キミもレティシアも救われるのに。僕、聖女サマのこと全然理解できないや」
    「(レティシア……ごめんなさい。私、貴女に何も……)」

  • 46ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/10(Sat) 01:33:34ID:I5MzY1NDA(15/16)NG報告

    >>45
    今回はここまで。なんか過去最大級に酷い目に遭わせた気がしますが、これもヒロインが乗り越えるべき試練。必要な描写でした(by陳宮)
    次がプレラーティ編最終回になります。レティシアとジャンヌはここから立ち上がることが出来るのでしょうか

    P.S.
    前スレで「他の小説投稿サイトで纏めて読めませんか」との声がありましたが、修正加筆したいところが多すぎ遅々として進んでおりません……申し訳ありません(__)

  • 47名無し2019/08/10(Sat) 06:23:00ID:Q4NDcwODA(1/1)NG報告

    >>46
    朝から濃いものを読ませていただきました
    いや、ここから逆転出来るのかどうか気になりますなぁ
    しかし、ヒロインならこの程度の絶望は越えないと駄目ですね

  • 48ラモラック×モルガン①2019/08/10(Sat) 14:29:24ID:I2NDkxMzA(1/8)NG報告

    >>21
    ガレスちゃん姉設定の小説は本当にこれで最後になると思います。 後は公式設定でガレスちゃんの小説書いていくつもりです。
    さっきのガレスちゃんの過去の補足です。 未実装のキャラクターばかりです。

    ペリノア王は稀代の騎士として知られる武道派の男。 ブリテンを統一すると予言されたアーサー王と同盟し、即位以前から共にあった男だった。 王としての先見の明と 騎士としての武勇を兼ね備えた男。その男の長子として生を受けたのがラモラックだった。
    容姿は父に似て、野生と高貴が同居した彫りの深い美男だった。
    しかし、その内面は父と大きく違っていた。豪放磊落を地でいく父とは違い、ラモラックは計算の上で、騎士を、人間を演じていた。
    「 ペリノア王の後継者としてふさわしい振る舞いをする」
    ことを幼少より己に義務づけていた。
    ーーペリノア王には后も子供も多かった。正規の后ばかりでなく、美しい女の噂を聞けばすぐに馬を走らせる自由な男だった。 王自身が認めていないだけで、非嫡出子まで含めれば星の数ほどの子供がいた。
    一ー後継者の首が何時すげ変わってもおかしくはないのだ。身を守るためラモラックは父に気に入られるように、正しく騎士であり続けた。武勇を馳せ、特に騎馬での槍試合では敗北を知らなかった。
    ラモラックを守ってくれる者などいなかった。 母は息子を産んでから直ぐに亡くなっていた。
    以前、父の后の一人が己の産んだ息子と妾が産んだ娘を連れて城を出奔した事があったが、 父ペリノアは探すことさえしなかった。
    王の後宮は蠱毒と同じだった。力の強い者しか生き残れないのだ。ラモラックは己の身を守るために常に強者であり続けた。
    そしてラモラックが二十歳の頃だった。
    オークニーという北にある異国の姫との婚姻が決まった。その国を治めるロット王の娘で、12歳になるガレスという名前の姫を娶らされることになった。彼女はアーサー王の姉モルガンの娘で、アーサー縁故の唯一の姫君にあたる。
    アーサーと敵対する諸侯、その代表であるロット王。アーサーと彼らの和解と同盟のために設けられた政略結婚だった。

  • 49ラモラック×モルガン②2019/08/10(Sat) 14:31:40ID:I2NDkxMzA(2/8)NG報告

    >>48
    ラモラックは 素直にそれを受け入れた。
    年を離れてはいるが、ラモラックに国政を左右するこの話が回ってきたということは、父の後継者は自分に決まったようなものだ。
    更に姫君を同盟相手として大切にし、何れは子を為せば己の血統が盤石となる。ラモラック自身にも良い話だ、否など無い。
    しかし大きく話は崩れていった
    姫は嫁ぐ道中に襲撃され亡くなり、諸侯は反乱を起こした。オークニーのロット王は父ぺリノアに殺された。ラモラックも父と共に武勇を馳せ、アーサーの騎士として名を残すこととなった。
    この戦でブリテンの権力は全てアーサーに集中した。 先見の目があったぺリノア王とその子供達は、アーサー王の元、ますます重用されることとなった。
    しかしラモラックには焦りがあった。 父ペリアの心の変化と、共に王に仕えるロットの息子達への対応だ。ーーペリノア王は老いた。先の遠征の折りに己の娘を見殺しにしたことを悔い、かつての王としての横暴さは身を潜めるようになった。 そして、かつての自分と同じように振る舞う息子たちを厭うようになった。
    老いた父と反比例するように、オークニーの兄弟たちはアーサー王の元で力を伸ばしていく。
    (婚姻で両家がまとまっていればよかったのだ…)
    ラモラックは胸中で呟いた。しかし、ラモロックの身分を確かにする同盟、婚姻相手は既にいなかった。このままでは自分の立場が危ういと、そんな折だった。
    「 ーーラモラック卿、ですわね?」
    父と共に王に仕えるアーサー王の居城、キャメロットで喪服の貴婦人が声をかけてきた。
    楚々とした、儚げな美女だった。
    「お初にお目にかかりますわ。私はロット王の妻。ーーあなたに嫁ぐはずだったガレスの母、モルガンと申します」
    「ーーなんとお詫びをするべきか、言葉もございません」
    ラモラックは瞳に敬意と謝罪を込めて、貴婦人に頭を垂れた。
    「ーー 謝罪などなさらないでください。 戦も世の理のひとつです。恨む筋合いなどございませんわ。只、 娘はあなたに嫁ぐことを本当に喜んでおりました。あの子の気持ちを思うといてもたってもいられず、貴方の姿を見て、ついに声をかけてしまったのです」
    瞳に涙を滲ませながら、女は身を震わせて言った。

  • 50ラモラック×モルガン③2019/08/10(Sat) 14:36:10ID:I2NDkxMzA(3/8)NG報告

    >>49
    「ーー 私のような、力でしか物を語れない人間に、貴女の涙を止める手立てはございません。 ですが、私の力の及ぶ限りであればあなたをお守りしたいと思います」
    ラモラックの提案に、モルガンは涙を滲ませて頷いてくれた。
    母親のモルガンを守ることは、オークニー兄弟への対外的な歩み寄りになる。またこの麹塵を後ろ盾にすることで ラモラックはアーサーの信頼を得て後継者争いをする弟達を権勢することができるだろう。ラモロックは『己のため』にモルガンの守護を願い出たのだった。

    モルガンの守護を始めて二年たった冬だった。昨年からキャメロットに仕える、とある厨房の下働きをランスロットが気にかけていると聞いた。
    お互い異国の騎士で過去の因縁も少ないので、ラモラックはランスロットとは仲が良かった。互いを仇の息子としてみるオークニー兄弟とは違い、多少の皮肉を言い合っても許される仲だった。
    木剣を使い、ランスロットと打ち合う。激しい鍛練の後、汗をふきながらラモラックはランスロットに尋ねた。
    「ランスロット卿は貴婦人にしか興味がないと思っていたが、美童趣味もあったのか?」
    ラモラックの皮肉に対し、ランスロットが苦笑する。
    「ーーそういった目であの子を見たことなどはないよ。本当に良い子なのだ。とても素直で筋がいい。将来的には騎士団に推挙をしようと思っている」
    件の下働き、ボーマンの事を語るランスロットの目は優しい。 虚を突かれて、ラモラックは一瞬返事に詰まる。
    「そうかーー。其れは良い師匠に恵まれたな」
    (私とは違って)
    言外で密かにラモラックは呟いた。
    ーー父は勝手だった。子供を産んだ女には興味を示さず、ラモラック含め子供達に同母の兄弟はいなかった。 子供達も自分の目にかなうだけの強さがなければ捨て置かれた。だからこそ、生きるために力を求めた。生きるために父に気に入られようとした。
    それなのに老いた今になって、父は存在も忘れていた娘を一人、死なせたことを嘆いた。そしてその心のまま戦場で亡くなった。後継者問題を解決しないままに逝った。
    (実に、身勝手だーー)
    亡き父が何故そんな心境に至ったのかは察しがついている。亡きロット王との一戦だ。守護するモルガンからロット王の話を聞かされた。

  • 51ラモラック×モルガン④2019/08/10(Sat) 14:36:57ID:I2NDkxMzA(4/8)NG報告

    >>50
    ーーペリノア王とは真逆の、愛妻家で子煩悩な父親像。娘を嫁に出すことも直前まで迷ったのだという。それでも娘が覚悟を決めて、「嫁ぐ」と言ったからこそガレスを送りだしたのだと言っていた。
    そうして深く愛した娘を残酷な形で失い、国も滅ぼされた王の最期の猛攻は凄まじかったのだろう。父の、長年の生き方を変えてしまう程に。
    (そんな姫を妻として迎えていれば、苦労もあっただろうなーー)
    ラモラックはモルガンから話を聞きながら、政治的な理由では姫を迎えられなかったことを残念に思い、同時に『大きな家庭環境の差』『故の気苦労』を思い、ため息をついた。
    物思いに沈むラモラックにランスロットが反撃する。
    「ラモラックこそ、 モルガン様とはどうだ?」
    「ーー馬鹿を言え。息子達の前で母親に手が出せるか」
    ランスロットのきわどい冗談だ。ラモラックは鼻で笑う。
    「ーー娘を失った貴婦人の心を慰めるために話をしている。それだけだ」
    「ーー君の結婚については詳しいことを知らないが、残念に思っているよ。上手くまとまっていれば、君とガウェイン達の因縁も無かったのだろう」
    「ああ、 陛下の御心も多少は安らかだったと思う。私の国の後継者問題の解決にもつながっていたかもしれん。残念だ」
    ラモラックは淡々と語った。姫が生きていれば16だ。自分との間に子の1人2人は生まれていたかもしれない。そうすれば亡きペリノア王もここまで気落ちはしなかっただろう。
    「まあ、嘆いたところで過去は変えられん。只足掻くだけだ」
    ラモラックは話を切り立ち上がる。 ランスロットもそれに倣う。今日は冬至の宴だ。正装に着替え広間に集まらなければならない。身分を問わずアーサー王が謁見を許す日だ。騎士達も万全の構えで警備をしなければならない。

  • 52ラモラック×モルガン⑤2019/08/10(Sat) 14:37:32ID:I2NDkxMzA(5/8)NG報告

    >>51
    冬至の宴に大立ち回りをした、下働きボーマン。まさかその正体がかつての自分の婚約者だとは、ラモラックは思ってさえいなかった。
    しかし帰還したボーマンを見たモルガンがそれを証言した。母は万感の思いで娘を抱きしめていた。だからこそ、その先の暴言については無理もないとラモラックは思う。
    (ーーガレス姫はどう出る?)
    モルガンを引き留めながら、ラモラックは冷静に、自分本意に観察をする。
    母と同じように心のままに泣き叫ぶのなら、それまでの女だとラモラックは思う。騎士団への推挙を考えたランスロットの目も節穴だろう。
    冷静な対応が出来るのであれば、自分との復縁を考える。しかしガレス姫はラモラックの想像以上の道を行った。
    王の前で「首を落としてほしい」と懇願したのだ。
    「三国の同盟を無にした原因である自分をここで裁き、 事態を収拾してほしい」
    と捨て身で行動したのだった。その背中に自己保身など何もなかった。
    故に王は正しく彼女を騎士として認め、全てを許し、誰の血も流れずに謁見は終わった。
    ーーまさしく大団円だった。
    謁見が終わると、ガレスは回廊にいた母の元へと戻って来た。そして懐に忍ばせていた銀の髪飾りを母に手渡す。
    「お母様。ーー御守りをくださって有難うございます。 ですが、どうぞ娘は死んだものとお思いください。これからは騎士としてアーサー陛下に仕えたく思います」
    「ガレス、貴方が自分を守った侍女の死に心を痛めているのは分かります。だからといって女性としての生き方を捨てるまでのことはないでしょうに」
    「ーーいいえ。私は責任を取らねばなりません。きっとお父様も許してくださいます」
    そして少女はラモラックに向き合った。一度は婚約をした仲だというのに互いの顔を間近で見るのは初めてだった。 あどけないが兄と母に似た、美しい顔ばせをしていた。

  • 53ラモラック×モルガン⑥2019/08/10(Sat) 14:38:23ID:I2NDkxMzA(6/8)NG報告

    >>52
    「ラモラック様。この度のお話、誠に申し訳ございません。私は姫として生きることは許されません。ーーどうか裁いてくださいませ」
    姫の決意を前にラモラックは逡巡した。
    騎士であっても、彼女の姫君としての血統は変わらない。むしろ箔がついたとも言える。彼女を妻として迎えれば、亡きペリノア王の後継者は自分に確定する。しかしーー。
    「ーー貴女の心に従おう。ガレス卿。これからは共に騎士して陛下に仕えよう」
    ラモラックの言葉に、ガレスは安堵したようだった。女性であることを捨てる心の痛みを滲ませながらも、ガレスは笑顔で頷いた。そしてガレスは兄達が待つ広間へと向かって行く。
    「ーーラモラック様、なんてことを!」
    モルガンがラモラックを責め立てる。それは正に娘を思う母親の姿だった。 しかしラモラックは冷静に問う。
    「ーー なぜ『侍女』が彼女をかばったことを貴女が知っているのです?ガレス卿は状況を子細に語っていません」
    ラモラックの言葉にモルガンが表情を変える。 周囲に色を合わせて擬態する蛇が外国には居ると言う。そのように鮮やかに、女はその正体を現した。なよやかな貴婦人の顔を脱ぎ捨て、魔女が嫣然と笑う。

  • 54ラモラック×モルガン⑦2019/08/10(Sat) 14:39:20ID:I2NDkxMzA(7/8)NG報告

    >>53
    「ーー ああ、やはり分かってしまいますのね。 でも少し露骨すぎましたものね」
    「貴女の差し金ですか?」
    「『三国同盟』などという中途半端な形でブリテンがまとまってしまってはいけませんもの。 アーサーを思ってこその行動ですわ」
    「 己の娘を利用してまでもですか」
    怒りを滲ませるラモラックの言動に、 モルガンがころころと笑う。
    「 まぁ、貴方こそ良識振ったことを仰って。 己の血族でより良い後継者を選ぶ。貴方の方こそ、その考えに理解があると思いましたのに」
    この女はかつての父と同じだ、ラモラックの心に怒りが灯る。滲み出る殺気を気にした様子もなく、モルガンはラモラックの腕に指を這わせ、下から瞳を覗き込んだ。イヴを唆した蛇がこちらを見ているとラモラックは思った。だがその緑の瞳から目が離せない。
    「ーー 私も貴方と同じですわ。私を切り捨てた父が許せないのです。ですから、どんな手を使っても私の座るべき玉座を取り返します。私を止めたいなら目を離さないことですわね?」
    「ーー止めるとも。私はアーサーの騎士だ」
    「 いつまでその矜持が持つか楽しみですこと。ーーああ、でもこの2年は楽しゅうございましたわ。ラモラック卿。番犬へのご褒美に、今宵は私の褥へご案内いたします」
    「ーー断る」
    「うふふ。ーーあまり無理をなさらないでもよろしいのよ?もう貴方と娘の婚約は破棄になったのです。貴方が父親の後継を名乗るならば、 私がこれまでの恩に応えてに後ろ楯になりましょう」
    腕を伝っていた指は今は肩に回っていた。首を引き寄せられ緑の瞳が間近に近づく。
    「ーー仲良くいたしましょう。お互いの目的のために、ね」
    花の香りがし、柔らかく湿った唇が合わせられる。回廊の柱の陰で初めて、モルガンとラモラックは深い口付けをした。勝手に腕が回り女の体を強く引き寄せる。心のどこかでこの時を待っていたのだと、ラモラックは気付いていた。
    父への反逆を許されたこと、魔女の手に堕ちることを本当はずっと望んでいたのだとーー。

  • 55ラモラック×モルガン 後書き2019/08/10(Sat) 14:44:02ID:I2NDkxMzA(8/8)NG報告

    >>54
    ラモラック卿はランスロット、トリスタンと並ぶ強者です。 モルガンを愛しながらもアーサーへの忠義を持つという矛盾したような人。
    この人がモルガンが悪人だとわかりながら愛するってどういうことかな、と考えて妄想しました。

    モルガンと同衾していた時にモルガンを弟ガヘリスに暗殺されるわけですが、もしかしたらこの時、ラモラックはモルガンを守らなかったのかなと思いました。
    アーサーの敵を確実にを殺めさせた、その上で愛する女性と同じ場所に行くために、 後々の襲撃を受け入れたんではないかと考えています。
    ーー忠義心があり、しかし素直で善人のガレスとは決してうまくいかない、裏のある人であってほしいと思いました。
    以上です。

  • 56名無し2019/08/10(Sat) 22:41:14ID:Y1NjM2NDA(1/1)NG報告

    >>46
    ありがとう、、、ありがとう、、、最高でした。
    前回の話の時点でもうだいぶ痛めつけられていたので、これ以上どうやって責めるんだろうと思っていたら、まさか本物の方を引きずりだすとは、、、、!
    その後の言葉責めもあわせてすごく興奮しました。
    次回もとても楽しみにしています。

    ものすごい些事なので聞き流していただきたいのですが、鼓膜は外耳と中耳を仕切っているので鼓膜を破ってから中耳→内耳(半規管など)へ侵入となります。

  • 57ヒロピンSS 救国少女レティシア 第6話・Ⅳ2019/08/11(Sun) 22:29:51ID:g0NDk0NzQ(16/16)NG報告

    >>56
    感想ありがとうございます!
    次回は燃え要素も盛り込みながら話を締められたらなと思います

    人体構造の不勉強はお恥ずかしいばかり………やはりきちんと調べないとダメですね;;

  • 58ガウェイン×ガレス 慰めH2019/08/12(Mon) 06:55:10ID:E5NTI2NTI(1/6)NG報告

    R-18な話題総合スレッド88の
    >>917から>>920
    で書かれた小説の続きを書かせていただきました。
    文体が違うのはご容赦を。

    私の体の上にいた男が一度陰茎を引き抜き、腹に何度目かの男の精をかけられる。もう、私の体は外側も内側も男の精で汚れきっていて、心も砕けて、男に何をされても涙混じり嬌声しかあげられない。
    (「振り向いて貰えると思ってたの?笑実の兄だよね?逆にお兄ちゃんはガレスちゃんの事気持ち悪がってたかもねぇ〜笑」)
    男の声が頭の中で木霊する。
    「にい、様。ごめん、なさ…い。好、きに、なってごめんな、さい…」
    男の精を浴びせられながら私は、しゃくりあげて嗚咽を漏らしていた。 上に跨がった男がそれをまた嘲笑してくる。
    ーー兄、ガウェインへの思いは最初は太陽の騎士への憧れだった。だが、顔も知らなかった妹を心から愛してくれるその優しさに、何時しか私は恋心を抱いた。
    男のいう通りだ。実兄に恋をするような獣じみた私に、これは当然の報いだと思えた。
    そんな、何時までも続く男の一方的な愛撫は突然終わった。
    飽きもせずに、もう一度私の体を開こうとする男が、横から飛んできた拳によって殴り倒される。男は勢いのまま床に頭から倒れこんだ。
    「離れろ、下衆が……!」
    低く抑えた、しかし途轍もない激しい怒りに包まれた声。
    拳を握る、修羅の形相の太陽の騎士がそこにいた。

  • 59ガウェイン×ガレス 慰めH②2019/08/12(Mon) 06:56:05ID:E5NTI2NTI(2/6)NG報告

    >>58
    「ーーに、い様?」
    呆然と呟く私に、兄ガウェインは何も言わず、自分のマントを脱いで汚れた私の体を包んだ。そして両腕に私を抱えあげ立ち上がる。 床に転がる中年男を冷ややかに見つめ言った。
    「ーー貴様にはどんな地獄も生ぬるい。騎士達の怒りをもってその罪を贖え」
    そして兄は踵を返し私を抱えたまま拘束されていた部屋を出て行く。兄の腕の中で朦朧とした意識が落ちる寸前、見知った円卓の騎士たちが入れ替わりに部屋の中に入っていくように見えた。

    目覚めるとそこはノウム・カルデアの自分の部屋だった。 清潔なシーツの上にパジャマを着せて寝かされていた。体の節々は痛いもの肌にベタついた感触はなく、 誰かが風呂に入れ 衣服を整えてくれたのだとわかった。
    「ーーガレス、目が覚めましたか」
    私の眠るベッドの傍に椅子を置いて、兄ガウェインが座っていた。
    「ーー怖い思いをしましたね。もう、大丈夫ですよ」
    いつものように髪に触れる兄の手が震えていた。それでも私を安心させるように、くせ毛をくしゃくしゃにかき混ぜる。
    「兄様ーー」
    私の声も震えていた。冷や汗が吹き出る。
    ーー兄はどこまで知っているんだろう? あの男に何を言われ、幾度なぶられただろう?近親相姦を望む私は醜いと分かっている。しかしそれ以上に、あの時の醜態を兄に見られてしまったのが辛かった。
    兄の手を外し体を起こす。上体を起こして兄に向かい深く一礼した。
    「ーーご心配おかけしました。兄様。医務室でなくこちらにいるということは、先生方から看て、体に異常はなかったということですよね?それなら少し休めば回復します。 明日からはまた騎士として働かせて頂きます。ーーなので今は、一人にしていただけませんか?」
    私は声が震えていないか不安になる。こんな形で閉じ込めていた思いを気づかれたくなんかなかった。
    兄に嫌われることは今よりずっと辛くなる。だから冷静になる時間が欲しかった。

  • 60ガウェイン×ガレス 慰めH③2019/08/12(Mon) 06:57:22ID:E5NTI2NTI(3/6)NG報告

    >>59
    「ーーガレス!」
    兄が私の名前呼んだ。腕が伸びて、腕の中に閉じ込められる。 突然のことに私は驚いて身を固くした。
    「ーーすまない、ガレス」
    兄は私をきつく抱きしめて、耳元で泣いているようだった。
    そういえばあの男に嬲られた時は、一度も抱きしめられたことなどなかった。それに気づいて、どんな形であれ兄が抱きしめてくれたことを嬉しく思ってしまう。こんな汚い自分に兄が 気づいてはいけない。
    「兄様、大丈夫ですから。ーー私などにもう関わらないでください」
    そう言ったとたん、兄に唇を奪われた。
    驚きと歓喜の中に舌が入り込み口腔から蹂躙される。恋人同士だけが許される激しい口付けを繰り返し、唇が離れた時に私は息が上がっていた。
    「ーーあの男に何をされたか全て教えなさい。 全て塗りつぶします。あなたの中に あの男の記憶など何一つ残さない」
    兄の全身から怒りが吹き出していた。
    私は、身体中を舌で舐められたことを伝えた。秘部に指が入り込んで、体の様子を事細かに言われながらなぶられたことも伝えた。兄は 私の服を脱がせ、同じ尺度で、しかし比べようもなく激しく私を愛撫する。
    私は幾度も達してしまった。
    その間、私は目を瞑ってずっと泣いていた。兄の手で触られて喜んでいる自分が醜く思えて、辛くて仕方なかった。
    「ーー綺麗ですよ。貴女は全て、清らかなままです」
    私に言い聞かせるように、兄はそう言いながら愛撫を続ける。
    不意に足を割り開かれて、幾度も男を入れた秘部を間近に見られた。羞恥と絶望で固まる私よそに、兄は顔を近づけ、躊躇う事なくそこを舌で愛撫してくる。私は必死に足を閉じようとし、しかし兄の腕に抵抗は抑え込まれる。余りの事に目を見開いた。

  • 61ガウェイン×ガレス 慰めH④2019/08/12(Mon) 06:58:37ID:E5NTI2NTI(4/6)NG報告

    >>60
    「ーーやだぁっ!ひっ、んっ。兄様、止めーー!」
    兄の舌が汚れた私の体の中に入ってくる。火傷しそうな程に熱くて、悪いことだと分かっているのに喜ぶ自分が情けなくて、もう死、んでしまいたかった。涙が溢れて止まらない。
    「兄様!ーー汚い、から…。ひっく。止め、て、ください…」
    抵抗を意にも介さないで続ける兄に、私は必死に伝えた。溢れる蜜を啜り花弁を嘗めあげる。
    兄が秘部から身を離した時には、私は羞恥と疲労で寝台に倒れ込んでいた。兄ガウェインが私に覆い被さながら顔を覗き込んで来る。
    「ーー何が、汚いのですか?」
    「ーーだって、私が悪いんです。兄様なのに、兄様を好きになってしまったから…。こんな私が、いたから、生前だって皆が…。私のせいで、ごめん、なさーー」
    支離滅裂だった。ずっと心の中に押さえ込んでいたものが全て入り混じって、涙と泥になって溢れ出す。
    「ーーガレス、あなたに何の罪がありますか?」
    ガウェインが聞いてくる。
    「円卓が割れたことも、あなたの恋心も何一つあなたの罪ではない。ーーそれは全て、『私』の罪です」
    体が抱きしめられる。足が開かれ兄が腰を進めた。
    「えーー?ひっ、ぁあん!」
    兄が、私の体の中に入ってきた。嬌声をあげて私は迎え入れる。焼けた太い火箸で抉られるような感触だった。内側を圧迫する熱塊は、初めてであれば相当な痛みが伴っただろう。だが私の体は歓喜と共に受け入れている。
    「ーーにい、様?」
    「あなたに恋をしたのは私の罪であり、恋を奪われた怒りから円卓を割ったのも私の罪です。ーー私はいつも届かない。あなたが傷つけられてから、奪われてから辿り着いてばかりだ」
    「ーー兄様」
    「あなたにそう呼ばれることが、何よりの幸福なのに辛い。私はあなたを妹として見られない。ーーあなたを、一人の女性としてしか見られないのです」
    太陽の騎士は今にも泣き出しそうな顔をしている。 一回りも年上の大人の男性なのに、 迷子の子供のように思えて、心の奥深くから愛おしさがこみ上げる。 白い手を伸ばし、兄の首に抱きついた。 兄の体が緊張で強張るのがわかった。

  • 62ガウェイン×ガレス 慰めH⑤2019/08/12(Mon) 06:59:31ID:E5NTI2NTI(5/6)NG報告

    >>61
    「兄様。いえ。ーーガウェイン様。大好きです。ずっと前から、大好きです。あなたに頭を撫でてもらえると嬉しくて、でもその先にどうしたらいいのかずっと分からなくて。何も言えませんでした」
    兄は身動ぎもせず私の告白を聞いていた。
    「ーーだから、今こうしているのが嬉しいのです。だから、私にあなたをください。全部、忘れさせ、んーーっ!」
    最後は言葉にならなかった。兄に激しく揺さぶられたせいだ。嬌声が溢れて止まらない。繋がった場所から湿った水音が響く。
    「あっ、ガウェイン、様っーー!」
    兄から与えられる全て、先ほどまでの悲しみが塗り替えられていくのがわかった。
    急流に落ちた木の葉のように、私は流されるばかりだった。それでもガウェインに手を伸ばす。ガウェインが私の手を取り口づける。
    「ーーガレス、愛しい人。あなたは私のものです」
    そう言われた途端、体の内側が燃えるように熱くなった。繋がる兄にはそれが伝わっただろう。両手がひとまとめにシーツの上に縫い止められた。抵抗を封じられて、 兄にひたすら蹂躙される。それを歓喜と共に受け入れている。喉の奥からひっきりなしに声が溢れた。 全身がこれまで抑えてきた恋心を伝えるように、泣き叫んでいる気がした。
    「っうん!ーー大好き、です!ガウェイン、様ぁっ!」
    「ええ、私も愛しています」
    「ーーぁあ!」
    快楽の高みに追い詰められて、兄からの愛の言葉とともに意識が落ちた。目の裏が白くなり、指先まで快楽に震えている。 私はそのまま気を失った。

    目が覚めると兄の腕の中だった。 裸の体は守られるように抱きかかえられていた。
    体中が汗でしっとりと 濡れている。私が気を失った後も、兄は私を愛していたのだろう。それが嬉しい。 そっと兄の左胸に耳を当てる。 生前とは違う身でありながら心臓の音が聞こえる。 その穏やかな音に安堵する。
    「 ーー大好きです。兄様」
    そう呟いて私はもう1度目を閉じた。もう、悪夢は見ないだろう。

  • 63ガウェイン×ガレス 慰めH 後書き2019/08/12(Mon) 07:01:51ID:E5NTI2NTI(6/6)NG報告

    >>62
    SS が素晴らしくて書いてしまいました。
    モブレお兄さんの描写は割愛しちゃいました。ごめんなさい。
    でも、プロの仕事があったからこそ、こうやってくっつけたと思うんですよ。
    素晴らしいお仕事をありがとうございました。

    元の SS の 性描写が素晴らしいのでそういう風なのが書けるようになりたいです。
    つい心理描写に逃げてしまうので。

    ありがとうございました。

  • 64初投稿 桜に最高に気持ちいい性交をさせたい団、略してssss(4s)団2019/08/13(Tue) 15:15:36ID:Q5NTM0MDE(1/5)NG報告

    総統ブラウニー(以下B)「ライd…スネーク、経過報告を」

    艶めく瞳のスネーク(以下S)「はい、3ヶ月前から継続していた耳と背中の性感帯開発ですが『日常生活で支障がないが少しの愛撫で感じるレベル』まで仕上げることに成功しました、貴方の愛撫なら一撫でで身じろぎせざるを得ないかと」

    B「素晴らしい仕事ぶりだスネーク、報酬(桜の靴下)は例の場所に置いておこう」

  • 65桜に最高に気持ちいい性交をさせたい団、略してssss(4s)団2019/08/13(Tue) 15:16:22ID:Q5NTM0MDE(2/5)NG報告

    >>64
    輝く宝石のレッドデビル(以下R)「じゃあ私からの報告、桜に出す食事に旬の食材を多く出すようにしたわ」

    B「旬の食材…?」

    R「セロリにアスパラガスそれに岩蠣更にちょーっと奮発してうなぎなんかも」

    B「その食材は…!?」

    R「効能は…言わなくてもわかるみたいね♪」

    B「最近桜が積極的な理由はそれか!?」

    R「効果は抜群ってところね」

    B「ここまでの成果を挙げているならこいつを渡すしかなさそうだな(桜と一緒にお風呂に入れる権利券)」

    R「ふふふ、毎度あり~なんてね♪」

  • 66桜に最高に気持ちいい性交をさせたい団、略してssss(4s)団2019/08/13(Tue) 15:17:45ID:Q5NTM0MDE(3/5)NG報告

    >>65
    B「二人とも素晴らしい成果報告に感謝する、そして朗報が一つある」

    S,R「朗報?」

    B「猛々しき野生のタイガーからの情報だ・・・・・桜が一つ上のステージに登った」

    S「!?」
    R「それってまさか・・・!?」

    B「ああ、“E”から“F”だ…!」

    R「くっ、なんて迂闊!桜の成長なんて真っ先に考えなきゃいけなかった!」

    B「どうしたとおs…レッドデビル?」

    R「…サプライズで注文していたアムニスフィア印・産めや増やせやで人理保障機関カルデアレーベルハロウィーンナイトシリーズ『デンジャラス・ビースト~夜の後輩は危険なケモノ~』を“E”のサイズで発注してたの、このままじゃああの娘に苦しい思いをさせちゃう…!」

    S「・・・・構わないのではないでしょうか」
    B,R「!?」

  • 67桜に最高に気持ちいい性交をさせたい団、略してssss(4s)団2019/08/13(Tue) 15:18:04ID:Q5NTM0MDE(4/5)NG報告

    >>66
    S「確かにサイズの合っていない下着の着用は苦しいですし、なによりも!桜のおっぱいキレイなおっぱいが!崩れてしまいます!・・・・ですがそちらは一夜だけ着るものです大きな影響はないでしょう」

    R「確かにその通りだけど…」

    S「むしろ、ワンサイズ小さいものを着用する事により食い込む紐、苦しさから来る切なげな表情、そしてずらされて胸をはだけた時の苦しさから解き放たれる解放感…これらは桜の可憐さ・淫靡さ・美しさをより引き上げるのでは・・・!?」

    R「なるほど、あえてのサイズ違いを逆利用する、そういうのもありか…!」

    B「最高だスネーク…!この助言の報酬は前戯20分としておこう!」

    S「では、3日後にその権利を行使しましょう」

    B「では本日の定例会議はここまでとするでは『間桐桜により良い快感を!』」

    S,R「『間桐桜により良い快感を!』」

  • 68桜に最高に気持ちいい性交をさせたい団、略してssss(4s)団2019/08/13(Tue) 15:20:26ID:Q5NTM0MDE(5/5)NG報告

    >>67
    もうすぐ劇場版HFが発売記念で書きました
    すまない、初投稿でこんなに頭の悪いものを本当にすまない

  • 69水遊びをするぐだおとメルトリリス 1/32019/08/17(Sat) 20:03:15ID:gzNDQ2Mjc(1/4)NG報告

    私の触感は鈍い。
    だから、いくら性器を刺激されても、うっすらとしかそれを感じない。
    それでもセックスすることはできる。
    それは、彼がそんな私を気遣うように、慈しむように、健気に愛撫をしてくれるから。
    もっとも、刺激ではなく彼のその心で濡れるのだけれども。
    それでも絶頂することはできる。。
    私が上になって彼を絶頂させる。そして、それでも腰を止めない。
    そうすると彼は苦痛の強い快楽の喘ぎをあげる。
    その声を聞いて私はようやく絶頂することができる。
    私の絶頂は変わっているけれども、とても私らしいと思う。
    そしてそれがとても嬉しくて誇らしかった。
    だから、それだけで満足していればよかった。

  • 70水遊びをするぐだおとメルトリリス 1/32019/08/17(Sat) 20:03:36ID:gzNDQ2Mjc(2/4)NG報告

    >>69
    そんな折、ふと閃いたのだ。
    マンネリを感じていたのか、彼に何かを気負っていたのか。
    今となってはわからないけれど、閃いてしまったのだ。
    私が好きな彼の声を、躰全身で受け止めたらどうなるのだろう、と。
    流体に変えることができるこの躰で、彼の喘ぎを受け止めたらどうなるのだろう、と。
    そう閃いてからは早かった。
    彼も快く承諾してくれた。表には出さないけれど、こういう所も私は好きだ。
    いつもの通り、いつもの体位、いつものやり方で絶頂しようとする際。
    上半身だけを流体に変えて、彼の頭をすっぽりと包んだ。包んでしまった。
    全てが伝わり、全てに伝わった。
    彼の苦痛が、快楽が、輝くばかりの愛が。
    私の子宮に、肉体に、壊さんばかりに響いた。
    声は聞こえないはずなのに、全てが聞こえて全てを刺激した。
    私は初めて躰で絶頂した。

  • 71水遊びをするぐだおとメルトリリス 3/32019/08/17(Sat) 20:04:28ID:gzNDQ2Mjc(3/4)NG報告

    >>70
    それからのセックスは変わった。
    正確に言えば新しいやり方が加わった。
    彼が絶頂した後に、私が腰を動かしながら彼を包む。
    私が絶頂してる時に、彼が私を抑えながら腰を動かす。
    それが、全てを終わらせてしまってもいいくらいに気持ちいい。
    彼も、私が絶頂してる時の膣内がとても気持ちいいらしい。
    以前ならば、それを聞いて軽蔑の言葉を吐いていたのかも知れないけれど、今ならわかる。
    私に溺れる彼の喉から溢れる波紋。
    それを受け止める躰を揺らす、そんなセックスがとても気持ちいい。

    ――揺らして。揺らして。
    私を。全てを。
    ――溺れて。溺れて。
    私に。全てに。
    今日も私達は絶頂する。

  • 72水遊びをするぐだおとメルトリリス2019/08/17(Sat) 20:05:31ID:gzNDQ2Mjc(4/4)NG報告

    2話目のタイトルミスってすいません
    2/3ですね

  • 73愛の形の有り様 ①2019/08/18(Sun) 19:03:32ID:cxODA5NDg(1/17)NG報告

    R 18スレで出てきたバーサーカーのガレスちゃんとランサーのガレスちゃんの話です。
    自己解釈で書いてますので解釈違いでしたらごめんなさい。


    北海、ノウム・カルデアでは先日ブリテン島の異分帯を解決し、残すは南米の異分帯のみとなった。

    「ランスロット様!」
    少女の明るい声が響いた。前を歩いていた白い鎧の騎士ランスロットは振り返る。そこには緑の服を着た、金と黒の混ざった短髪の小柄な少女が笑っていた。
    「ーーガレス卿か、 先ほどシャルルマーニュ十二勇士と槍試合をすると言っていなかったか?」
    「はい、これからシミュレーターで試合なのですが、ランスロット様のお姿をお見かけして、是非とも挨拶をと思いまして!」
    「ーーそうか、ありがとう。君の健闘を祈るよ」
    「ありがとうございます!では験担ぎに『口づけ』などを一つ……」
    少女の身に纏う雰囲気が不意に変わる。髪は一気に踝まで伸び、動きやすい村娘のような服が、黒の薄絹の肌を晒したドレスに代わる。顔立ちは全く変わらないか、雰囲気が一気に蠱惑的なものに変わった。
    少女は魔力で手足の筋力を強化し、一瞬で距離を積め懐に入る。ランスロットの首に腕を絡め、その艶やかな唇を近づけようとする。

  • 74愛の形の有り様 ②2019/08/18(Sun) 19:04:18ID:cxODA5NDg(2/17)NG報告

    >>73
    しかし、互いの唇が触れようとする瞬間、背後から白い腕が伸びて少女の首をがっちりと羽交い締めにした。抵抗するドレスの少女を押さえ込むのは、同じ顔の短髪の少女だ。
    細腕に似合わぬ強力で、ランスロットからドレスの少女を引き剥がす。腕の中でもじたばたと暴れる少女にサーヴァント、ランサーのガレスは怒りを露にする。
    「バーサーカーの私!全く何をしているのです?少し目を離した隙にまたランスロット様の所へ行ってご迷惑を掛けて!いい加減にしなさい!」
    「いーやーでーすぅ!槍の私のお節介!せっかく今日は良いところまで行ったのに、なんでまた邪魔するんですか?」
    「ーー同じ顔のあなたがランスロット様に狼藉を働くのは、円卓の評価を下げるからです!ランスロット卿、訓練と同じです。どうぞこの子が何かしたら容赦なく投げ飛ばしてやってください」
    バーサーカーの狼藉に息巻くランサーのガレスに、ランスロットが苦笑する。
    「ーーどちらだろうかと警戒はしていたよ。だが私が動くよりも、君が来るのが早かった。素晴らしい対応だ」
    「ーー恐れ入ります」
    「狂戦士の君も演技が上手くなった。 二人で連携すれば、いずれ私も倒せるのではないか?まあ、そう簡単に倒されてやる気はないが」
    ランスロットが師匠としての目で二人のガレスに笑って言った。
    「聞きました、槍の私? 二人がかりでもお相手して下さるそうですよ?そのまま褥にーーっ!あ、痛っ、痛いです!」
    瞬間、バーサーカーの頭に槍のガレスの拳が落ち、鈍い音がした。そのままガレスはバーサーカーのこめかみを、押し付けた拳で抉る。普段は朗らかに笑うガレスの顔には、動揺の余り青筋とひきつった笑みが浮かんでおり、どこか兄アグラヴェインの表情と似ている。

  • 75愛の形の有り様 ③2019/08/18(Sun) 19:06:30ID:cxODA5NDg(3/17)NG報告

    >>74
    「ーー大変失礼いたしました。この子はしばらくアストルフォ様にお任せして、世の厳しさを教えていただこうかと思います」
    「いーやーでーすぅ!あの子は趣味じゃないんですう!」
    「いいからシミュレーター訓練に一緒に行きますよ!私とブラダマンテ様の槍試合の間に、貴女はアストルフォ様にお尻を叩いて貰いなさい!ーーでは、失礼します」
    ランスロットに一礼すると、ガレスは同じ顔の少女を徒然と引きずっていく。バーサーカーのガレスも抵抗しつつもどこか嬉しげだ。傍から見れば、双子の姉妹のじゃれ合いのようにも見える。
    「ーー本当の、仲が良い姉妹であればいいのだがな」
    見送るランスロットが呟く。

    クラス、バーサーカーのガレスは特異な霊基だった。彼女は英霊の座には登録されていない霊基である。先の異分帯、ブリテンの女王モルガンが己の武器とするために作った、英霊ガレスの霊基を操作して作った『サーヴァント型の兵器』だった。
    モルガンは汎人類史では己の生んだオークニー兄弟に暗殺されている。アーサーが生まれず、モルガンが即位したブリテン。あまりに特異な歴史を歩む異分帯、この攻略のために円卓の騎士たちが土地に召喚されることを見越したモルガンは、『対円卓』の兵器としてバーサーカーのガレスを生み出した。
    クリプターから提供された、カルデアのデミサーヴァント実験の記録。英霊を使った兵器。 それを参考にモルガンは、己の命令に忠実な、そして円卓を攻略出来る騎士を求めた。
    ーー円卓の騎士の一人でモルガンの娘であったガレス。モルガンは英霊の座から彼女の影を召喚し、ランスロットに殺される瞬間の記憶と感情のみを抽出し固定。狂化させる。
    『ランスロットを止めようとし、しかしその言葉は彼に届かなかった』
    という事実を前に、遂に迎える最期の瞬間までガレスはランスロットを見ていた。モルガンはガレス自身も気づいていなかった娘の恋心を理解していた。最期の瞬間の記憶を元に心を狂化すれば、『ランスロットの目に写る』 ことのみに執着した狂戦士となる。そして生まれたのがバーサーカーのガレスだった。

  • 76愛の形の有り様 ④2019/08/18(Sun) 19:07:13ID:cxODA5NDg(4/17)NG報告

    >>75
    モルガンの思惑通りだった。
    バーサーカーは『ランスロット』に執着し、『彼の目に写り続ける』為に己の死を否定し続けた。モルガンから与えられる潤沢な魔力でその肉体を強化し、与えられた剣でランスロットと切り結ぶ。実力が足らずにランスロット含め円卓に切られても、霊格を砕かれても、その都度復活する。
    『自分が死んだら彼は私の前からいなくなってしまう』
    『円卓が割れてしまう』
    『そうさせないために、私は死なない』
    生前のガレスはそう思ったのかもしれない。
    バーサーカーはその心の在処を知らない。しかし理由はわからないままランスロットを失わないために、バーサーカーは己の死を否定する。
    死なない体を盾に円卓の騎士の相手を一手に引き受け、モルガンの覇道のために活躍したバーサーカーだった。しかしランサーのガレスがカルデアに召喚された事により、 その狂気の源である
    『ランスロットに殺された事実の否定』
    が叶わなくなる。 無限の復活は消え、敗北した彼女にモルガンからは『カルデアを巻き込み自爆しろ』と指令が下った。そこを救ったのはランサーのガレスとマスターだった。命令を実行しようとしたバーサーカーをランサーが体ごと抱え込む。 霊基の爆破による被害を最小限に抑え、更には消滅寸前の彼女とパスを繋ぎ、ランサーを通して令呪の魔力を送り込んだ。
    「ーー困っている女性を見捨ててはいけない。それが騎士の務めです」
    ランサーのガレスは、呆然としているバーサーカーに向かい優しく微笑んだ。

  • 77愛の形の有り様 ⑤2019/08/18(Sun) 19:07:47ID:cxODA5NDg(5/17)NG報告

    >>76
    それが縁となり、ノウム・カルデアに召喚されたバーサーカーのガレスは、狂化の源のランスロットへの恋心と、命の恩人であるもう一人の自分に構って貰う為に、日々色気付いた悪戯を繰り返している。悪戯に疲弊するランサーのガレスの相談に乗った葛飾北斎の言によれば、バーサーカーのガレスは「花街で育ったおしゃまな禿」のような者だそうだ。
    「子供らしい子供だが、浮き世で隠される色や泥に染まって育った娘っ子サ。『腹が減った』『菓子が食いたい』そんなのと同じぐらいの気持ちで、好きな男の、ランスロットの接吻が欲しいと思うってぇだけサ」
    その説明を聞いたランサーのガレスは心底辛そうな顔をしていた。一国の姫であり、騎士として育った彼女にしてみれば、 同じ顔の少女の、あまりにも奔放な振る舞いは心に障るだろう。
    「まあ、甘えてんのさ。今までは母ちゃんにそっぽ向かれてたが、今じゃ姉ちゃんが迎えに来るのが分かってる。だから気を引きたくて、ああやって手ェ出そうとするんだろう」
    「ーー分かっています」
    彼女を助けたのは自分であり、バーサーカーが自分に構って貰いたがっているのもランサーには分かるのだ。
    「バーサーカーが悪戯をする時は自分が止める」
    といい、遂には腹を括って保護者役を引き受けた。
    初めは当惑していた周囲も、今では、バーサーカーの振る舞いが「姉に構ってもらいたい幼い妹」のように見えている。特にガウェイン卿は「もう一人の妹」としてバーサーカーを受け入れ、悪戯を叱ると共によくバーサーカーの頭を撫でている。ランスロットも今のところ実害はないので、子供の悪戯と思い、受け流すようになった。
    バーサーカーがその潤沢な魔力と変化の術でランサーに化けてはランスロットへ愛を告白し、青筋を立てたランサーの彼女が回収する。
    二人のガレスの攻防は今はノウム・カルデアの日常風景の一つとなった。ランサーのガレスを除けば概ね平穏な日々を過ごしている。

  • 78愛の形の有り様 ⑥2019/08/18(Sun) 19:08:44ID:cxODA5NDg(6/17)NG報告

    >>77
    「ーーアストルフォ様にお尻を叩いてもらっても反省の色が見えない所か、二人して恋話しているとは何事ですか! おやつは抜きでしばらく部屋にいなさい!」
    十二勇士とのシミュレーター訓練後、 バーサーカーのガレスは私室でランサーのガレスに叱られていた。バーサーカーは子供らしく反論する。
    「ーー何よ。槍の私がどうやったら色気が出て、ランスロット様の目に写るか相談してたのに。『先ずはスポーツブラ卒業したら良い』って言ってたわよ、アストルフォ様が良いブランド教えてくれるってーー」
    「ーー言い訳は結構です!大体何で私の下着の件をアストルフォ様が知っているのですか!夕飯前に呼びに来るまで貴女は大人しくしていなさい!」
    ランサーは赤面しながらバーサーカーを叱り飛ばし、部屋にロックを掛けて出ていく。
    「横暴よ、槍の私!」
    閉ざされた扉の向こうへバーサーカーは叫んだ。 しかし返事は返らない。もう走って行ってしまったのだろう。 バーサーカーは頬を膨らませ自室のベッドの上にコロリと転がった。
    槍のガレスが自分を叱ってくるのは好きではない。あれがダメこれがダメと、正直堅苦しく思う。それでも槍のガレスは優しい。
    母モルガンと違い、手足を拘束することも必要以上の暴力を受けることもない。一人で死、んでいけと命令されることもない。
    (ーーどうしてそこまでできるんだろう)
    そう、常々思う。 かつて敵であった者にどうしてそう簡単に手を差し伸べられるのだろう。疑問に思うと同時にその優しさは居心地がよくてバーサーカーはつい、彼女に甘えてしまうのだ。
    「ーーだからって閉じ込めっぱなしってのも気が滅入るわ」
    バーサーカーは退屈を紛らわせるために、自分の身体を変じさせた。

  • 79愛の形の有り様 ⑦2019/08/18(Sun) 19:11:11ID:cxODA5NDg(7/17)NG報告

    >>78
    「変身の指輪」。 ガレスが貴人ライオネスから渡された宝具、それの模造品をバーサーカーも持っている。 バーサーカーの持つ宝具の全ては、モルガンが作ったレプリカだ。モルガンから与えられた潤沢な魔力と魔術回路により、ランサーと同等、それ以上の効果を発揮することができるが、槍のガレスが持ったような「逸話」や「背景」は持っていない。
    自分だけの確たるものが何も無い。
    それがバーサーカーの密かな悩みだった。
    バーサーカーはランサーのガレスが、生前最後の瞬間に巡らした感情を核とした「模造品」に過ぎない。己の中に確たるものが欲しくて、 思いの中枢となっているランスロットに執着する。その思いの種類は確かに恋だとは思う。
    バーサーカーは彼女の中に宿る記憶を抽出し、別人に姿を変える。
    ーーあの処刑場でランスロットに殺されるまでの一瞬、脳裏に走った走馬灯。それだけの記憶しかバーサーカーのガレスは持っていない。脳裏に浮かぶのは、こちらに向かって走ってくるランスロットと『ある女性』。
    バーサーカーは記憶に残っている女性の姿に変わる。部屋に設えられた姿見に映るのは、白百合の精のような、清楚で美しい女性だった。バーサーカーは彼女が誰かを『知らない』。ランサーの自分が来たら聞いてみよう、と思った時だった。不意に部屋の扉が開いた。
    「 バーサーカー、先程は言い過ぎました。プーディカ様にケーキを頂いたので一緒に……」
    バーサーカーの姿を見たガレスは、手に持っていた盆を取り落とした。皿が割れ、大きな音が鳴る。
    「槍の私!大丈夫?ーー私、聞きたいことがあって……」
    「ーーバーサーカー。 今すぐその変身を解きなさい」
    変身したままのバーサーカーが駆け寄ると、冷静な抑えた声でランサーのガレスが言った。しかし顔は色を失い、動揺しているのが分かった。気迫に気圧され、バーサーカーは変身を解いた。すると、ランサーのガラスは手に思い切り力を込めて、バーサーカーの頬を張った。乾いた音がして、追いかけるように左頬に激しい熱と痛みを覚える。よろけたバーサーカーの胸倉をランサーが掴み、顔を近づけて涙混じりに怒鳴り付けた。
    「ーー恥を知りなさい、バーサーカー!あなたがランスロット卿に、どんな恋心を抱いていようと、あの方の目に映るために『その姿』を騙ることだけは許しません!」

  • 80愛の形の有り様 ⑧2019/08/18(Sun) 19:12:25ID:cxODA5NDg(8/17)NG報告

    >>79
    「ーー槍の私、私はーー」
    バーサーカー何を言ったらいいかわからず、ただ少なくとも、ランサーの考えているような『悪意』で姿を変えた訳ではないと伝えようとした。不意にランサーのガレスは胸ぐらを掴んでいた手を離し、腕をだらりと下ろした。その目に光はなかった。絶望し諦めきったように、ぽつりと呟いた。
    「ーーもう、いいです。 私には貴女を叱る資格もありません。好きにしなさい」
    ランサーを盆の上に欠けた皿の破片を集めると、バーサーカーを置いて、静かに部屋を出て行った。

    翌日からはノウム・カルデア全体の雰囲気が違った。ランサーのガレスがバーサーカーを避けている。常日頃のバーサーカーのランスロットへの襲撃もない。 バーサーカーは身の置き所がないように、ノウム・カルデア全体をうろうろと歩いていた。
    言動こそが奔放だが、今のバーサーカーは迷子の子供のようだった。見かねたプーディカがバーサーカーに声をかける。
    「何か、喧嘩でもしたの?」
    バーサーカーはこくりと頷いた。そのまま食堂で、ブーディカに話を聞いてもらうことになった。
    「昨日はケーキ食べられなかったんでしょ? 昨日焼いた分まだあるから、食べて」
    バーサーカーの前に紅茶と胡桃の入ったケーキが置かれる。ケーキはいかにも手作りらしい素朴な味だった。
    「ランサーのガレスちゃんと喧嘩した?」
    「ーーいきなり怒られました。理由が知りたくて、姿を探しているんですけど会えなくて」
    「何か悪いことしちゃったと思ってるの?」
    「ーーよく分かりません。でもランサーは、私がランスロット様を傷つけようとしていると思って怒ったんでしょうね」
    バーサーカーは紅茶を飲んだ。喉を湿らせてから口火を切る。
    「私は知らないことばかりだから、自分の中にある記憶をたどるために『ある女性』の姿に変身したんです。それをランサーの私が見つけて、ものすごく怒りました。『ーー恥を知りなさい、バーサーカー!あなたがランスロット卿に、どんな恋心を抱いていようと、あの方の目に映るために『その姿』を騙ることだけは許しません!』と、言われました」
    「ーーそれは、悪手だったね。円卓の皆にとっては辛い記憶なんだと思うよ」
    ブーディカは冷静に言った。

  • 81愛の形の有り様 ⑨2019/08/18(Sun) 19:13:14ID:cxODA5NDg(9/17)NG報告

    >>80
    この話を聞いているのが自分でよかった、と彼女は思った。これを知れば、円卓の騎士たちは、皆ランサーのガレスと同じ理由で彼女に怒りを覚えただろう。
    「私は部外者だけど、怒った気持ちは分かるかな。ーーねえ、バーサーカー。図書館で円卓の物語を読んでみて。それで理由がわかったらランサーのガレスちゃんに会いに行って。それと、その人の姿はこれからも変身したらダメだよ」
    プーディカはバーサーカーの頭を撫でて、たしなめた。子供の失敗は、まずは許す。 そしてその上で『してはいけなかったこと』を分からせることが大切だとプーディカは常々思っている。バーサーカーはこくりと頷き、図書館へ向かっていった。 それを見送ってから、 次はランサーの方にフォローに入ろうとプーディカかは考え皿を片付けはじめたのだった。

    図書館に円卓の本を借りに来たバーサーカーに、司書の紫式部とアンデルセンが声をかける。
    「今日は何やらお静かでしたが、喧嘩でもなさいましたか?」
    皮肉げにアンデルセンが言う。
    「その頬を見れば分かる。ランサーの方もついに堪忍袋の緒が切れたな。まあ、ドリアンのように真実の己と向き合えばならんとは、あいつも難儀なことだ」
    「ドリアン?果物?」
    「違う。ーーまずは本を読め。己の価値観の外を知れ。母親であろうと姉であろうと、お前とあれは全くの別人だ。なぜ殴られたのか?それを知るにはお前が学ぶしかあるまい」
    アンデルセンはバーサーカーに読んでいた本を渡し、図書館から出ていった。
    「『アーサー王の死』ですね。お二人の間に何かあったようだと思って、先んじて調べておられたのですね」
    どうぞ、と紫式部が椅子を引く。バーサーカーは座り、ページをめくる。式部も近くの席で書籍の修繕を始めた。 1時間ほど物語を読みバーサーカーは全てを理解したようだった。近くに居た式部に尋ねる。

  • 82愛の形の有り様 ⑩2019/08/18(Sun) 19:13:50ID:cxODA5NDg(10/17)NG報告

    >>81
    「ねえ、貴女の書いた物語の主人公は、自分の好きな人に似た人をお嫁さんにしたのよね? でもそれは、槍の私には許せないことだったのかしら」
    「ーー藤壺と若紫に抱いた源氏の心の有り様は、あくまでも源氏の物です。ランサーのガレス卿や湖の騎士様がどのように感じられるかは、また違うでしょうね」
    式部も既に喧嘩の原因を察しているのだろう。淡々と答える。
    「ーー自分のものにならないのに、その人の幸せを願うのは、辛くないのかしら。お母様は、モルガンは、そんな風には人を愛さなかったわ」
    「ーーですが、その愛の有り様は美しいものですよ」
    紫式部は穏やかに笑う。
    「玉水物語か人魚姫か。 次はそういった物語をバーサーカーのガレス様にお選びしましょう。己の幸福よりも愛する者の幸せを願う『損ができる人』。 世の中にはそんな愛のあり方もあるのだと、分かっていただければ幸いです」
    式部は微笑む。
    「私たち作家は己の楽しみだけでなく、登場人物たちの心を思いを形にすることで幾通りもの人生を歩み楽しみも感じていますから」
    「幾通りもの人生?」
    「ーーバーサーカーのガレス様。今度はお二人で図書館にいらしてください。貴女が今は『恋』しか知らなくても、その先にも広がる物がある事を知っていくお手伝いが出来れば、司書として何よりの幸いです」

  • 83愛の形の有り様 ⑪2019/08/18(Sun) 19:15:28ID:cxODA5NDg(11/17)NG報告

    >>82
    ランサーのガレスの私室をプーディカがノックした。扉を開いた少女は、相手が円卓の騎士でなかったことに安堵したようだった。
    「あの子にちょっと事情を聞いてね?心配になって来ちゃった」
    「ありがとうございます。でも、私ーー」
    「マスターにも 協力してもらってるから、少なくとも円卓の騎士達には喧嘩の原因は伝わってないよ。昨日のお灸の続きだと思ってる」
    「ーーはい、ありがとうございます。ランスロット様に合わせる顔が有りませんでしたから」
    憔悴した様子のガレスを促して、プーディカは二人で並んでベッドに座った。 話すように促すとガレスは「自信がなくなったのです」と言った。
    「ーーあの子がギネヴィア様の姿になっていたのです。それを見たとき、私の中に言いようのない感情が溢れて、あの子を叩いていました。ーー分かっています。あの子には記憶がないのです。ランスロット卿が、かつてその手段でどれだけ傷つけられたかを知らないのです」
    ガレスは俯いて、両手で顔を覆った。深くため息をつき、呻くように呟く。
    「ーー分からなくなりました。私は今まで、お二人のこと恨んだことはないと思っていました。でも母が作ったあの子は、私の最期の感情を抽出して核としています。ーー私は最期の瞬間に、ギネヴィア様に憎悪を抱くような、ランスロット卿の愛を貶めるような、そのような未熟極まり無い騎士だったのでしょうか?」
    プーディカはガレスの肩を抱いた。あやすようにそっと背中をさする。
    「ーー貴女が頑張ってることを皆知ってるよ。 それに、貴女の大事なお兄さんだったらこう言うと思う。『そんなことは有り得ません。兄として妹の善性を信じていますから』ってね」
    プーディカは少女の頭を胸に抱えた。ガレスはすがり付いた。プーディカの胸元にじわりと涙が染み込む感触がある。プーディカは何も構わなかった。今は好きなだけ泣かせてやりたかった。この子は『正しく騎士たらんとする矜持』だけで、自分が一番目を背けたかった瞬間に、今も向き合い続けているのだ。
    (バーサーカーは異分帯のモルガンのスペアボディだった。おそらくは生前の彼女も似たような理由で、母に利用される運命だったのでしょうね)
    プーディカは少女の心の内を思う。

  • 84愛の形の有り様 ⑫2019/08/18(Sun) 19:17:05ID:cxODA5NDg(12/17)NG報告

    >>83
    母の悪意に翻弄されたもう一人の自分の存在と、彼女につまびらかにされた恋心、それに向き合いながらも騎士として正しくあろうとするのは辛いだろう。かつて自分がローマを憎んだように、感情を吐き出せればどれほどに楽だろう。 だがそれをしないからこそ、彼女は英霊としてここにいるのだ。プーディカはランサーのガレスに言い聞かせる。
    「ーー大丈夫、だってバーサーカーは貴女なんでしょう? ランスロット卿に突撃するんだって自分か貴女にしか化けたことないじゃない。正々堂々、正面から唇を奪いに行くんでしょうあの子は? だまくらかして一線越えるなんてことはしないわよ」
    プーディカは明るく笑った。そこに扉のノック音が響く。プーディカがモニターを確認すると黒いドレスを身にまとった長い髪のバーサーカーがいる。
    「ーー謝りに来てくれたみたいだね。落ち着いたらまた食堂に来てね。ケーキを出すから」
    ブーティカはランサーの身体を離し、扉を開ける。 目の前に立っていたバーサーカーの頭を軽く撫で中に入るよう促した。
    少女二人の目が合ったのを見届けて、プーディカは廊下を歩いていった。

    「槍の私。昨日はごめんなさい。私あの方が誰かも知らなかったの」
    バーサーカーはぺこりと頭を下げる。
    「ーー分かっています。私こそやりすぎました。頬は痛くないですか」
    「まだちょっと痛いけど平気。此処にランスロット様はキスしてくれたらすぐ治っちゃうかも?」
    バーサーカーはおどけて笑う。ランサーも連られて笑った。
    「ーー私はあなたが羨ましいです。言いたいことを何でも言える。肌を見せるひらひらしたドレスも、恥ずかしがらずに着られる。とても、羨ましいです」
    「ーー私も、槍の私が羨ましいわ。自分の『狂気』の源、その想いを自覚できてるって言うのはすごいことよね。 私はあの方が好きだけど、なぜ好きなのかが分からないのだもの」
    バーサーカーは左手の薬指を天井に向け、そこにはまった指輪を光にかざす。
    「この『変身の指輪』の模造品。貴女よりも完璧に、正体を悟らせずに変化することもできる。ーーでもそれは魔力であなたの力を模倣しているだけで、『私』固有の物ではないわ」
    バーサーカーは踊るように、ドレスを翻して一回転するとベッドに飛び乗った。そして身を乗り出しランサーの首に抱きつく。 ドレスの少女は同じ顔の少女の目を覗き込んで言った。

  • 85愛の形の有り様 ⑬2019/08/18(Sun) 19:17:47ID:cxODA5NDg(13/17)NG報告

    >>84
    「ーーでもね。世の中には『恋』の先が有るのですって。たくさん物語読んだら分かるそうよ。槍の私。今度一緒に図書館に行かない? 私貴女のことが知りたいわ。 どうしてランスロット様を好きになったのか、貴女が何を考えてるのか知りたいわ。教えてほしいの」
    無垢で無邪気な少女の目がランサーのガレスを見ていた。姫君らしいその振る舞いは、騎士であろうとした自分にはできない物だった。余りに違う自分達。それでもこの子は自分の非を認めて、こちらに歩み寄ろうとしてくれているのだと気づき、ランサーのガレスは頷いた。バーサーカーの顔が パッと輝き、ランサーのガレスの首に抱きついた。

    二人で図書館に言ったのは翌日のことだった。 紫式部は特別に司書室を開けてくれ、それこそランスロットに関する本を古今東西から集めて渡してくれた。 歴代サバフェスの円卓本が所狭しと陳列され、
    「 お二人の恋の価値観についてお話しするにはやはり同人誌が一番良いと思うのです。解釈に合うものを見つけてを話し合えばいいのでしょうか」
    という言葉に背中を押され、二人は黙々と同人誌を読み漁った。
    半日ほど過ぎた頃だった。 バーサーカーから「自分の好みはこれだ」と言って本を差し出す。

  • 86愛の形の有り様 ⑭2019/08/18(Sun) 19:18:31ID:cxODA5NDg(14/17)NG報告

    >>85
    ランスロット卿の出てくる、成人指定の、とにかく肌色・性描写の多い本の各種にランサーは赤面した。
    「ーー左右問わずに過激すぎませんか! これを買ったら家族会議ものなのですが!?」
    「良いじゃない、眼福よ!それより、そっちの好みは?」
    ランサーはおずおずと本を差し出す。読むと実に穏やかな話だった。アーサーとギネヴィアは 平穏無事に分かれ、ランスロットとの新しい人生を許される。 円卓は割れず、王国は続いていく。後の悲劇を知る者とすれば、最大限の夢を詰め込んだ作品だった。
    「ーー槍の私。貴女ってほんと不器用ね。この本、ランスロット様とギネヴィア様の事だけで、貴女は少しも出てこないじゃない」
    「ーーそれでいいんです。 私は後悔がありました。私が目の前で死んだせいで、ギネヴィア様を苦しめてしまったことです。私の事が眼中になくていいんです。幸せな姿が見られたらそれで良かったんです」
    「ーー槍の私は、二人のこと知ってたの?」
    「ーーアグラヴェインお兄様に『証人になれ』とい言われる位には察していました。どうすることもできなかったけれど」
    「ーーそうなのね、本当に、もう…」
    バーサーカーは傍らに本を置いた。そしてランサーに抱きつく。 飼い犬が飼い主にじゃれつくように頬に口づけ押し倒す。
    「バーサーカー!?」
    「ーー本当にね貴女は可愛すぎるのよ!良い子すぎるの! 欲しいものを欲しいって言ったって罰は当たらないわ。そんな貴女のこと、私は大好きなんだから」
    バーサーカーは手足に魔力を込める。魔力で補強すればそう簡単に優位は覆らない。蠱惑的に、しかし無邪気にバーサーカーは笑う。
    「 そんな可愛い貴女に、お母様直伝の愛の営みっていうの教えてあげる! 将来ベッドで困らないようにね!」
    「この…馬鹿ですか、貴女はーー!」
    ランサーのガレスの怒声が、ノウム・カルデア全体に響き渡った。

  • 87愛の形の有り様 ⑮2019/08/18(Sun) 19:19:10ID:cxODA5NDg(15/17)NG報告

    >>86
    それからは日常風景が少し様子を変えた。 バーサーカーがランスロットに突撃する。青筋を立てたランサーのガレスがそれを回収する。そして、バーサーカーは自分を捕まえに来たランサーに熱いベーゼを送ろうとして、遂には二人の乱闘が始まるのだ。
    「槍の私も大好きーー!キスしてあげる!」
    「ありがとうございます!でも、お気持ちだけで結構です!」
    そう言い合いながら、二人のガレスはいつものようにじゃれ合っている。
    いつかは消える幻のような存在。それでも確かにそこには一組の姉妹の絆があった。

  • 88愛の形の有り様 後書き2019/08/18(Sun) 19:23:59ID:cxODA5NDg(16/17)NG報告

    >>87
    エロくない上に長くなってしまいました。

    この後バーサーカーは「ランスロットを交えた3人」で、若しくは「自分たち二人の百合」 を狙うようになって他の兄達から成敗されそうな気がします。

    でも今は愛情の表現=性愛しか知らない彼女が、たくさんのことを知っていけばその愛の形も変わっていくのではないでしょうか。
    オークニー兄弟に非常に手間のかかる末っ子が誕生しました。

    ーーこのバーサーカーガレスちゃん、アストルフォと仲良くなりそうですね。 ランサーのガレスに、「似合いそうだから」 という理由で一見清楚な、 しかしものすごいエッチな下着とか贈りそうな気がします。

  • 89愛の形の有り様 後書き2019/08/18(Sun) 20:41:51ID:cxODA5NDg(17/17)NG報告

    >>88
    ランサーのガレスちゃんは、どこまでも良い子だと信じている。
    ランスロットへの思いに「淡い恋心」はあったのかもしれない。 でもずっとランスロットを見てきて、エレインとの一件で傷つけられて、それでもギャラハッドを息子として迎えたあの人に対して、ガレスは自分の一方的な想いを伝える事が出来ないと思う。むしろ
    「自分の恋があなたの心を傷つけるなら、そんな心は無くて良い」
    といって自己暗示で忘れようとするくらい、徹底してしまう子だと思う。決して自分本位になれない子。
    バーサーカーは、そうやって彼女が閉じ込めた忘れたものを全部まとめて表に出してきた子だと思う。
    でもどっちも根っこはガレスちゃんなので、 最後は好きな人の幸せを願ってしまうんではないだろうか。

    バーサーカーガレスちゃんにとってランサーは
    「姉」で「白馬の王子」で「補食対象」

    ランサーガレスちゃんにとってバーサーカーは
    「妹」で「深窓の令嬢」で「庇護対象」

    ーーランサー頑張れ。貞操が危ないな、これ。

  • 90シャル女主・パロ2019/08/25(Sun) 17:20:03ID:IxNzUxMjU(2/9)NG報告

    どうもザビ子受けの人です
    昨年9月にシャル×ザビ子の学パロを投下しましたが
    今年も夏が来ましたので第二弾を書いてみました
    感想くださると自分が喜びます

  • 91シャル女主・パロ2019/08/25(Sun) 17:20:38ID:IxNzUxMjU(3/9)NG報告

    >>90 1 夕・アパート・正常位
    毎年のことながら日本の夏は非常に過酷である。冷房だけでは払拭できない鬱陶しい暑さ。色々と気分が萎えるのも当然だ。
    ──もっとも。わたしがベッドの上でぐったりしているのは暑さ以外の要因が主だったものなのだが。
    「ひ、ぁ、あっ……」「はくの、白野」
    嫌がらせのつもりか、と言いたい。それほどに律動は緩やかだ。おかげで爆発しない快感がわたしの肉体に籠るばかりである。
    最奥を優しく三回押し込み、そして入口近くを軽く叩くだけ。これをひたすら繰り返される。刺激が穏やか過ぎて苦しい。
    いっそ思いっきり突っ込んでくれないだろうか。そうすればこの焦らされるだけの蕩けるような生き地獄から解放されるはず。
    「しゃる、しゃ、るぅ……」「ん?」「むり、もう……めちゃくちゃに、してぇ……」「はは、分かったよ」
    絞り出した声は自分でもドン引くほどに媚びた色だった。シャルルも気づいたのかくすくすと笑っている。
    絡みつくわたしの両脚を抱え直したシャルルは、水音を立てながら先程より早く強い突きで快楽に溺れさせる。
    待ち望んだ絶頂に安堵すら覚える。遠慮なく喘ぎ声をあげ、体を震えさせ潮まで吹いたわたしを待つように停止するシャルル。
    しかし、一瞬停止しただけ。養分を受け取り成長するように肥大したものですぐさま強烈な叩き込みを与えてきた。
    「ひっ……!? や、まって、いまイったばか、りぃ⁉ やめ、あぁんっ♡」「っは、もーちょっと、付き合ってくれ……!」
    めちゃくちゃにしてやるから。そう言って始まった苛烈なピストン運動は収縮と痙攣を繰り返す内部を物ともしない。
    「まだ、まだだ」「んぁっ! あ、あぁあ~っ♡」「終わりたくない、終わらせたくない、もっと、もっと──」
    抗議は受け付けない、と唇にかみつかれた。
    ──シャルルがようやく吐精したのは、快楽と酷暑と脱水でわたしの意識が朦朧となりかけたときである。
    しばらく口を利かなかったのは言うまでもない。

  • 92シャル女主・パロ2019/08/25(Sun) 17:21:01ID:IxNzUxMjU(4/9)NG報告

    >>91 2 昼・生徒会室・口淫
    睡眠姦の魅力は俺にはさっぱりわからない。可愛らしい喘ぎ声が聞こえない。潤む瞳が見れない。
    相手の反応に一喜一憂するタイプである俺には動作に対するレスポンスが何よりも重要であって、それが無いというのは非常に困るのだ。
    「そういったら『分かってない』ってさ。俺としては『惚気乙』が良かったなぁ」「んぅっ……そ、っか」
    部屋には俺と白野だけ。数代前の生徒会長が持ち込んだらしい立派な椅子の上で、白野は大胆に開脚し濡れた中心を俺に見せつけている。
    俺が舌先の一点で微かに触れればピクリと反応し、舌全体の面で撫でれば気持ち良さそうに吐息をこぼし、唇で吸い付けば僅かに喘ぐ。
    最近は表情も判別がつくようになった。基本的に眼を閉じていることが多い白野だが、その中でも微妙な差がついている。
    快楽に耐えているのか、堪能しているのか。不要なのか、不満なのか。当然ながら起きている状態じゃないと判断が不可能である。
    「ふ──ぁ、あっ♡」「お、っと……」「ご、ごめん……」「いや別に、むしろご褒美」
    あとこうして潮を吹いたときだって、絶頂によるもの──いわゆるイキ潮──なのかは外から見ただけでは分からない。
    指に愛液を絡め、しとどに濡れた秘穴に潜り込ませる。歓迎するようにあっさりと迎え入れ、放したくないと締め付けられる。
    「ぁ、そこ、ぐりぐり、して……」「先輩、イきたい?」「うん……♡」
    嬉しそうに頬をほころばせた白野。求めに応じ、俺は内部の指に力を入れ、外の肉芽に舌を押し当てた。
    途端に溢れる液体を啜る。恋人をもっと乱れさせたくて、指と舌の動きを激しくすると、白野がゆるゆると手を俺に伸ばした。
    もっとちょうだい、とねだる代わりに力の入らない手で俺の頭を自分の弱点に押し当てながら、白野は喉を晒して悦びの涙をこぼしている。
    「あぁ、しゃる、しゃる、すき、すきぃ、だいすき───~~~~っっっ♡♡♡」
    ビクビクと体を震えさせて白野は絶頂した。こんな淫乱娘、眠らせたままでは絶対に堪能できない。

  • 93シャル女主・パロ2019/08/25(Sun) 17:21:27ID:IxNzUxMjU(5/9)NG報告

    >>92 3 朝・交通機関・玩具
    カーブに満員電車が揺れる。ただでさえ近い距離がさらに近づいた。心臓が跳ねるし、顔は熱くなる。
    ほんのりとシトラスの匂いが香る。制汗剤か、あるいは最近買ったという香水だろうか。ますます心臓がうるさい。
    ──そしてわたしの感情が昂るとともに、ドロリと液体があふれるのだ。
    「まだ到着まで時間あるし」「んっ、ぁ……」「こんなときこそ楽しまないと、なぁ?」
    今日のデートはいつになくヤバさの極みである。某ピンク髪が持ち込んだ玩具つきの下着セットを身に着けているのだ。
    胸の左右それぞれ、あと肉芽にローターが。そして秘穴にバイブ。オンオフと強弱はスマホで操作可能。
    移動時間をこれ幸いとシャルルは笑顔で玩具の電源を入れた。弱い振動でじわじわと快感を燻らせる手腕はさすがの一言である。
    しかも態勢は壁ドン。すし詰め状態の乗客から守ってくれているのかもしれないが、逆に近距離でわたしを攻撃している。
    「ん……結構客多いな。もうちょっと我慢してくれ」「え──ひゃぁ……」
    客が降りたと思ったらまた大勢乗車してきた。シャルルはさらにわたしを壁に押し付ける。その弾みで玩具が一点を強く抉った。
    「──っ♡」「大丈夫か?」「だいじょぶ、だから……近いよシャルル……」
    息がかかる。距離なんてほぼゼロだ。精神衛生上危険だ。押し戻すけど、びくともせず、主犯は微笑むばかり。
    「俺のためにこれだけやってくれるアンタを誰にも触れさせたくないんだよ」
    イヤリングが付いた耳を撫で、カールした髪を指で弄び、ネイルが施された手を取り囁くシャルル。
    物腰も声色も表情も甘く優しくて王子様みたいなのに、瞳だけが情欲に満ちていて、わたしの胸と下腹がキュンとなった。

  • 94シャル女主・パロ2019/08/25(Sun) 17:21:55ID:IxNzUxMjU(6/9)NG報告

    >>93 4 昼・学校・玩具その2
    「生徒会長? 顔が赤いです」「え、ほんと?」「あついっすからね」
    そうねえ、とのんきそうに言う白野。三十分前までおもちゃで善がってたくせに。
    アストルフォからもらったオプション付き下着を俺は気に入っていた。それこそ学校までつけてきてもらうほどに。
    先程さんざん楽しませたところだが、玩具をオフにはせず、弱い刺激で白野が好きな焦らしプレイに移行した。
    しかしさすがは生徒会長。話しかけてきた藤丸とマシュには表向き平然とした態度で振舞っている。
    「というか白野先輩、きっちりしてますね……ボタン位外したらどうですか」「そうかな? そうしよっか……」
    リボンタイとボタンを外したことで鎖骨が見え隠れする。髪をアップにまとめたからうなじが露わになる。
    汗がこめかみから頬と伝うのが遠目からでも分かる。悩ましげに息を吐き、火照った体を冷まそうとしている。
    ……白野、色っぽい。これは誰にも見せたくない。俺は全部の玩具を瞬間的に「強」にした。
    「っひぃ⁉」「先輩?」「な、──」
    なんでもない、と言い切る前に白野はふらふらと蹲った。もしかしたら絶頂したのかもしれない。
    やっちまった。だがもう我慢が出来ない。俺は平然と今気が付いた、という振る舞いで白野たちに歩み寄る。
    「会長、大丈夫か?」「シャルル先輩!」「ぅ、ぁ」「熱中症でしょうか……」
    白野が恨めしげに俺を睨むけれど、快楽で蕩けた目では煽っているようにしか見えない。
    肩と腰を支えて立たせると、白野は俺のシャツにしがみついた。いじめた張本人にしかすがりつけないとは、可哀想な話である。
    「俺が保健室連れてくわ」「あれ、でも今日たしか先生出張だったはず」「じゃあ生徒会室。ソファあるし」
    そう言って歩き出す俺と白野を藤丸とマシュは何の疑いもなく送り出した。さて、どう食事してやろうか。

  • 95シャル女主・パロ2019/08/25(Sun) 17:22:34ID:IxNzUxMjU(7/9)NG報告

    >>94 5 夜・風呂場・立位 ※流血注意
    さすがに倒錯が過ぎると思う。しかしシャルルは嫌そうな顔一つ浮かべることなく、むしろ興味深そうに指を這わせるのだ。
    垂れ流し状態の経血。鈍い痛みを訴える最奥から掻きだされる。この水音が流血によるものか、愛液によるものか、自分には判断がつかない。
    「白野、脚開いて」「ん……」「いい子。ほら、こっち向いて」
    言われるがままに右脚を持ち上げ開脚する。褒美のつもりなのか、深く口づけられた。
    その間も指による蹂躙は絶え間なく行われ、挿入された指にぐりぐりと押され、強い快感に簡単に絶頂してしまう。
    真紅の液体がドロドロとあふれこぼれる。指が抜かれ、寂しげにひくりと揺れる秘所にシャワーの温水がかかった。
    脚と中心の血液が流される。暖かな水流の刺激による微かな快感がわたしを震わせた。
    シャルルは一層笑みを深めて水流を強くした。どうやら確信犯だったらしい。やめる気はなさそうだ。
    わたしは大人しくシャワーの快楽を受け入れることにしたものの、指ほど強烈な快感じゃない。これでは悶えるばかりだ。
    「どうした白野?」「ぅ……おっきいの、ちょうだい……♡」「ん、わかった」
    シャワーの音が止まる。わたしの右脚を持ち上げる掌にシャルルの左手が重なり、とっくに勃ち上がっていたものがゆっくりと挿入される。
    いつになく大きい。この男、どれだけ興奮しているんだ。
    「ぅ、っぐ、きつ──そんなによかったのか?」「あぁっ、しら、しらにゃい♡ ひっぅ、ん♡」
    がつがつと奥を突かれるたびにビリビリと電流の様な快楽が中心から脚、全身に響く。
    子宮口がきゅんと締まり、ドロリとまた血液が流れ出る。こんなのもう二度とやりたくない。

  • 96シャル女主・パロ2019/08/25(Sun) 17:23:07ID:IxNzUxMjU(8/9)NG報告

    >>95 6 未来・寝室・事後
    やりすぎたなぁ、と反省する。しかし俺の心は喜びや幸福でいっぱいであり、自戒の念が入り込める余地はなさそうだ。
    汗と唾液とその他の液体でべとべとになってシーツに沈む白野。その中心はさっき俺が散々吐き出した白濁に塗れている。
    そう白い液体。学生時代から散々抱いてきたが、中に出したのは今日が初めてだった。
    俺も責任を取れるようになったし、白野も白野で色々と成長した。お互いの左手に光る指輪こそ、その証である。
    この日に至るまで長かったような気もするし、存外短かったような気もする。ただ、白野と歩む日々は、本当に輝いていると思う。
    「うぅ……」「あ──白野、水飲むか」「ん」
    こんなやりとりも慣れたもの──いや、それは少々マズい。停滞は退化の第一歩。新婚早々マンネリはノーサンキューである。
    用意しておいた水を口に含み、白野の唇に押し当て体温で温くなったそれを流し込む。
    喉が動き白野が飲み干したのを確認してもう一度口づける。次に腔内に入り込ませるのは俺の舌だ。
    白野は特に拒否の態度を取ることもなく、応えるように舌をからめ、俺の背中に腕を回した。
    上顎をちょいと舌先で撫でればくぐもった声を上げて震えた。唇をはなすと、はあはあと肩で息をしながら涙を浮かべていた。
    「はっ、ぁ、しゃる……」「……もっかい」「えー」「頼む」
    許可を得る前に指で触れる。上下に滑らせ、若干強く指先で押さえれば途端にビクリと震えて欲情に吐息を漏らす白野。
    多分本気で嫌なわけではない、つまり流されてくれる、と最低な判断を下した俺は濡れた秘穴に指を差し入れた。
    グチャグチャと水音を立てながら弱いところを刺激すれば白野はさぞ気持ち良さそうに震えながら喘ぐ。
    「あ、ああ、ま、って、も、無理、やめ」「大丈夫だって」「どこが⁉ っひ、入、って……」
    なんでこんなにおっきいのぉ、と泣きながら悦んでいる白野は何年たっても可愛らしいものである。

  • 97シャル女主・パロ2019/08/25(Sun) 17:24:01ID:IxNzUxMjU(9/9)NG報告

    >>96
    以上になります。
    今年も暑いですね。
    エロは世界を救うと言いますが命は中々救わないので
    皆さんも熱中症には気を付けましょう。

  • 98邪竜と聖女丼(ジクジャン前提のアスジクジャン)2019/08/27(Tue) 00:45:16ID:Y1NTA1ODg(1/9)NG報告

    「はぁ、は、ぁ……。る、ルーラー、ん……」
     息も絶え絶えに、ベッドの上でジークは身体を横たえていた。ぐったりとしている四肢とは裏腹にジークの股間は大きく反り上がり、ビクビクと震えている。先走り汁でてらてらと艶めいている。ジークはジャンヌを抱き寄せて、その胸に顔を埋めた。柔らかな胸に顔を埋めていると安心するのか、ジークはうっとりと頬を緩ませる。
    「ジーク君……?」
     ジャンヌも大きく肩を上下させているが、それ以上にジークの呼び名に気を取られてキョトンと紫色の瞳を丸くする。
     ジークが無意識のうちに口にした呼び名は聖杯戦争でのクラス名。再会してからは真名呼びに変わり、クラス呼びになる事はなかった。だから、久しぶりに聞いたその呼び名にジャンヌは胸が暖かくなるのを感じた。ただのクラス名であっても、ジャンヌにとってジークに呼ばれるのは特別だった。
    「あ、ジーク。久しぶりにクラス呼びになってるね。懐かしいなぁ。あれだったら、ボクもライダーでいいよ!」
    「あ、いや、その……、今の、すまない……。つい、うっかり、と言うか、その……」
    「怒ってないですよ、ただ久しぶりで驚いちゃったんです。ふふっ、ジーク君に呼ばれるのであれば嬉しいです」
    「そ、そうか?」
    「ねぇねぇ! ボクは呼んでくれないのー?」
    「あ、いや、間違えただけであって、その……。むぅ……、からかわないでくれ」
     ジークは目を伏せて、恥ずかしそうに微かに頬を染めた。
    「ジーク君が呼びたいのであれば、私はルーラーでもいいですよ……!」
     そういって、ジャンヌはジークを抱き締める。
    「いや、その……。もう全て終わったんだ。クラス名で隠すことはない。俺はジャンヌもアストルフォもちゃんと名前で呼びたいんだ」
    「はは、冗談だよ! ごめんねー。なんかこうやって、みんなで話すっていいよね!」
     そう言って、アストルフォはジークに抱きついた。ジャンヌまでまとめて抱きつき、頭をぐりぐりと押し付けている。

  • 99邪竜と聖女丼(ジクジャン前提のアスジクジャン)2019/08/27(Tue) 00:45:46ID:Y1NTA1ODg(2/9)NG報告

    >>98
     ジークがジャンヌを久遠の時をかけて待ったように——、
     ジャンヌがジークを久遠の時をかけて求めたように——、
     久遠の時アストルフォは二人が再会するのを待った——。
    「こうやって、3人で話せるなんて夢のようだ!」
    「……もう」
     ジャンヌは小さく息を吐いた。そんな風に言われてはジャンヌは何も言えない。むしろ、ジャンヌだって待っていた。だからこそ、こうやって3人でふざけ合いながら、喋りあうのは楽しい。
     もう最初にあった裸の羞恥心はなかった。蕩けきった今では裸による羞恥心は薄れている。ジャンヌは苦笑しながら、アストルフォに手を伸ばし、そのピンクの髪を優しく撫でた。その時だった。
    「う」
     ジークが呻いた。見ればそんな無邪気に笑いながら、アストルフォがジークのペニスをハンドルを握るかのように握って、ぐりぐりと刺激している。
    「さぁ、みんなでようやく本番だよ!」
     アストルフォはジークとジャンヌの顔を見ながら、ニヤリと笑った。
    「……っ」
     その笑顔にジャンヌはゾッとして、ジークに抱きついた。ジャンヌのその背をジークが撫でた。その手の熱さに無意識に身動いでしまう。ジャンヌの足の付け根がじんわりと濡れてしまった。
    「……うん。挿入れたい。みんなで気持ちよくなりたい……!」
     ジークまでアストルフォに影響されたように妖しい笑顔を浮かべていた。
    「はい……。みんなで、気持ちよく……、なりましょう」
     そして、ジークの横顔を見つめながらジャンヌも吊られるように微笑んだ。そして、受け入れるようにベッドに横たわり、足を開いた。ジャンヌはジークが挿入れやすいように、足を持ち上げて太ももを押さえた。
     ジャンヌの秘処はヒクヒクと震え、お尻まで濡らして周囲をてらてらと輝いていた。

  • 100邪竜と聖女丼(ジクジャン前提のアスジクジャン)2019/08/27(Tue) 00:46:12ID:Y1NTA1ODg(3/9)NG報告

    >>99
    「ジーク君、挿入れてください……」
    「……お! えっろ! こんなエロい誘い方できるなんて、ジャンヌはすごいなー」
    「え、エロくないです……! 私はただ、ジーク君が挿入れやす——ひゃう!?」
     いきなり奥まで挿入されてジャンヌは嬌声をあげた。
    「あ……ぁ……」
     ジャンヌはあまり衝撃に口を開けて、曖昧な声を零した。
    「ジャンヌ、すま、ない……。我慢できなくなってしまった……」
     ジークはすまなさそうな顔をしているが、ジャンヌの腰を抱き寄せて離そうとしない。尚且つ、子宮をゴリゴリと抉じ開けるようにペニスをジャンヌの膣中に押し込んでいく。
    「ひ、ぅ……。だ、大丈夫です」
     ジャンヌは嬌声を押さえ込んで、優しく微笑む。そして、ジークの頬を撫でた。
    「いつもより膣中が蕩けていて、すごく気持ち、いい……っ!」
    「ジーク君っ! はげ、しぅ! ……あ、あっぅ! ごりご、り、しない、いぁ!」
     散々蕩かされたジャンヌは挿入れられただけで限界がきてしまう。身体は震え、視界は白く滲んだ。ジャンヌは軽くイキながら、膣中を締め付けた。ジークの射精を促すような締め付けだった。
    「うぅ」
     ジークは小さく呻きながら、ジャンヌに腰を打ち付ける。
    「ストップー!」
     アストルフォはジークの後ろから抱きつくと、その白い背に頬ずりをした。ジークの腰に手を回すと、ピストンを引き止めた。
    「あ」
    「もう二人の世界だなんて、ボクが許さないぞ。ちゃんとボクも混ぜてよ!」

  • 101邪竜と聖女丼(ジクジャン前提のアスジクジャン)2019/08/27(Tue) 00:47:00ID:Y1NTA1ODg(4/9)NG報告

    >>100
    「す、すまな、い……」
     ジークは息も絶え絶えにそう謝るが、ジャンヌの腰から手を離そうとしない。ピストン運動は止められたものの、それでもジャンヌを貪ろうと腰を揺すっていた。
    「ジークはせっかちさんだね。じゃあ、そろそろボクも挿入れていい? いいよね? ボクも二人と一つになりたいもん。」
     無邪気な猫のように、でも、アストルフォのその手はジークの胸に怪しく這わされている。その指先は遊ぶようにジークの乳首をつついている。
    「あ、あぁ……。本当に挿入いるのか?」
    「まだ疑ってるの? 大丈夫だよ。ほら、ジーク、ジャンヌに挿入れたままでいいから四つん這いになって。もう少しお尻を上げてもらえると、助かる」
    「うん……」
     言われるがまま、ジークは頭を伏せた。先ほどと同じように、ジャンヌを抱きしめる。ジャンヌは圧迫される下腹部に少しだけ眉をひそめながら、ジークを抱きしめ返した。ジャンヌも不安そうに揺れる瞳で、アストルフォを見つめている。アストルフォはその瞳に気付いて、ニヤリと笑った。そして、当たり前のようにジャンヌにキスをした。
    「ん、アストルフォ、ジーク君をあまり痛くしないでください」
    「大丈夫だよ! 二人ともボクを信じて」
     そうして、アストルフォはジークのア.ナルに自らのペニスを押し付けた。そのペニスはローションでゆらゆらとてかっている。
    「いっくよー」
     八重歯を見せながら、アストルフォは笑っている。そして、ペニスをグッと押し込んでいく。
    「ぐっ」
     じわじわとア.ナルが広げられてジークは呻いた。さっきよりもほぐれているが、指よりも大きいので楽とは言えない。
    「大丈夫ですか、ジーク君!?」
    「だい、じょうぶ……。あ、ぅ……」
    「ジーク君!?」
    「大丈夫だよ。ちゃんとほぐしたもん。血も出てないから、すぐになれるよ」

  • 102邪竜と聖女丼(ジクジャン前提のアスジクジャン)2019/08/27(Tue) 00:47:25ID:Y1NTA1ODg(5/9)NG報告

    >>101
     アストルフォは笑いながら、更にジークの奥へ奥へと突き進んでいく。ジークは臓物の中に掻き回されるような感覚に喘いだ。更に、ジャンヌの膣中に挿入っている感覚に中から焼かれていくような感覚を覚える。その二つが合わさり、ジークはもどかしいような、ひどく喉が乾くような感覚に襲われていた。
    「あ、あ……」
     ジークの開いた口から、だらしなく舌が垂れた。
    「ジーク君? ジーク君!?」
     ぐったりとしているジークの様子にジャンヌは血相を変える。身体を起こそうにもジャンヌの肢体は当のジークによって押さえつけられており動かない。無理に動けば膣中に刺激が伝わり、身体中が甘く痺れた。
    「大丈夫大丈夫! そんなに怖い顔しないで。ほら、ジークはもうボクのを全部飲み込んじゃっているよ」
    「はぁ、はぁ……。ん、挿入ったのか? 息が苦しいような……。なんか、すごく熱い……」
     ジークは夢を見ているような顔で零すように言った。
    「挿入ったよ! すごいよ! ジークはボクのおちん●んを飲み込んで、ジャンヌのおま●こにちん●んを挿入れているんだよ。すっごく贅沢な状況なんだよ!」
    「そうなのか……。ん、そうか。そうだな。俺は二人を同時に感じているのか」
    「そうだよ。みんなで一つになったんだよ! ジークの中、あったかくて気持ちいいよー」
     ジークの中でむくむくとアストルフォのペニスが膨らんでいく。ただでさえ大きいと言わざる得ないソレが凶悪なまでに怒張を張り詰めさせていた。
    「……ん、ジーク君、おっきくなりました。興奮しているんですか?」
     ソレに呼応するようにジャンヌが飲み込んだジークのソレも更に熱を帯びて、硬さが増している。もう一突きだけで子宮を押し潰しそうだった。
    「ん……」
     ジークは恥ずかしそうに頷く。
    「えへへ、いいんだよ! ボクだって興奮してるもん。今、みんなで一つになっているんだよ」
     アストルフォは二人を押し潰すかのように二人を抱きしめる。
    「が……」

  • 103邪竜と聖女丼(ジクジャン前提のアスジクジャン)2019/08/27(Tue) 00:47:51ID:Y1NTA1ODg(6/9)NG報告

    >>102
     押し込まれるよう形になり、ジークはまた小さく呻いた。
    「ひぅ」
     ジークがアストルフォから思わず逃げ出そうとすれば、より深くジャンヌの膣中に挿入っていく。
    「ほら、ジークも動いて! もっとみんなで気持ちよくなろう」
     アストルフォはジークを促すように腰をスライドし始めた。その振動がジャンヌにも伝わり、ジャンヌが悲鳴をあげるように呻いた。
    「ぁ」
    「う……」
    「ほら、ほら! ジークのお尻、パチュパチュ言ってるー! ローションだけの滑りじゃないぞ。ジークはボクを受け入れてるんだね」
     緩やかだったアストルフォのピストンは徐々に早く激しいものになっていく。
    「アストルフォ、すこ、し……、きつい……」
    「ダメだよ。ボクに言うんじゃなくて、そのキツイのをジャンヌにぶつけて発散しよ」
    「それは……」
     ジークは言い淀む。
    「大丈夫。さっきみたいに気持ちよくしてあげればいいんだよ。ジャンヌも気持ちよくなったら、悦ぶよー」
    「……うん。そうか」
     ジークは素直に頷いた。自分の下にいるジャンヌを見つめる。ジークの視線に気付いてジャンヌはジークを安心させるように——受け入れるように笑った。ジャンヌはジークを抱き締めて頷く。その腕はどうしようもなく震えている。だけど、ジャンヌはジークが不安がらないようにと微笑んだ。それに気付いてジークは胸が愛おしさで熱くなるのを感じた。
    「動くぞ」
    「はい」
     ずっ、とジークまで動き出した。動き出したジークに合わせるようにジャンヌの蜜壺からじゅぷっと愛液が溢れていく。そして、ジークはジャンヌに縋るように腰を打ち付ける。ジークはどうしようもない熱をジャンヌに移してしまいたかった。

  • 104邪竜と聖女丼(ジクジャン前提のアスジクジャン)2019/08/27(Tue) 00:48:41ID:Y1NTA1ODg(7/9)NG報告

    >>103
    「う、ぁ……!」
     タイミングを見計らって、動き出したジークが動くのに合わせてアストルフォが動く。そうする事で、ジャンヌの最奥にズンと重い一撃が届く。
    「ひ、いひゃ、う……」
     ジャンヌは声にならない声をあげた。ジャンヌは無意識に膣中を締め付けて、よりジークを追い詰める。ジークがジャンヌに縋るようにジャンヌもジークに縋った。それがより激しい交わりを生む。コツンと最奥を叩く度に二人は目が眩むような快感を得た。
     今までの交わりでは感じられなかった純度の高い快楽。病み付きになってしまいそうだった。
    「ジャンヌ、締め付けすぎだ……。もう俺は射精してしまいそうだ……! 後ろも前も暑くて、耐えきれない」
    「わ、わらし、もうイって、ましゅ……! このまま射精されたら、わらしおかひく、なっちゃ、いましゅ」
     ジャンヌは一番下で、小さく身を震わせている。
    「なっちゃえなっちゃえ。我慢するなんてジャンヌらしくないぞー。もうボクたちはなにも我慢しなくていいんだよ。ジークも! ジーク、もっとピュッピュッして気持ちよくなろう。ボクと一緒に射精してスッキリしよう!」
    「うん……」
    「うんうん! ジークはいい子だね。ボクも気持ちいいし、最高! ばちゅばちゅして気持ちいい」
     アストルフォはクスクス笑うとジークの乳首に指を這わせた。くりくりと遊ぶようにアストルフォはジークを追い詰める。
    「あ……、ぁ……」
     ジークはより激しくなる熱から逃れるように、無我夢中でジャンヌに腰を打ち付けた。
    「ひ、ぁあ! ひぃ、ジーク君、ジーク君! い、いぅ! わた、わたし、イッて……! もう何回もイッテま、ひゅ……っ! あ、とま、すこ、し止まって、くだ、ひゃ……ぁ!」
     ジャンヌは目の前が真っ白になるくらい何度も、絶頂を迎えていた。何度も気を失って、その度激しい抽出で意識を取り戻す。その繰り返しでジャンヌは追い詰められていた。意識を必死で保ちながら、懇願する。
    「あはっ! ジャンヌがイく度にボクにまでビクビクしているの伝わってくるよ! えへへ、すっごい気持ちいー。もっといっぱいイッテ!」
    「おなかの、おくが熱くて、ビクビクしちゃ、う! あ、ひぁあ! あ、ん、んぁ!!」
    「ふ、二人、とも、まず、い……っ! イク……! だ、射精す! 射精る……っ! うぁ!!」

  • 105邪竜と聖女丼(ジクジャン前提のアスジクジャン)2019/08/27(Tue) 00:49:26ID:Y1NTA1ODg(8/9)NG報告

    >>104
     ジャンヌに懇願されても、ジーク自身も追い詰めらており、止まる事は出来なかった。そして、ついにジャンヌの最奥を攻めながら、膣中に射精した。ズンと強い一撃がジャンヌの子宮に届き、精液を直接子宮へと注いだ。子宮を満たしても尚も止まらず、ジャンヌの秘処の淵から白濁が零れ落ちる。ジークのペニスを伝い、シーツを汚していく。
    「あああぁ!!!」
     そして、ジャンヌまでも最大の絶頂を迎えた。ジャンヌはびくんと痙攣するように身体を跳ねさせた。目は虚ろで、口は意味のない音とよだれを零している。
    「えぇー! 二人とも先にイッちゃったの? もうひっどいなー。ボクまだイッテないよ」
     そういいながら、アストルフォはジークにまだ腰を打ち付けている。
    「あ、アストルフォ、止まってくれ……。少し休憩にしよ、う」
    「だーめ! 慣れてないのはわかるけど、もっと頑張ろう。みんなで気持ちよくなるの。もちろん、ボクもね! ……ねぇ、もっと、しよっ! ボクも射精したい。みんなでイこう」
     アストルフォはにっこりと笑った。
     ジークは、あんぐりと口を開けた。半ば意識のないジャンヌも嫌な気配は感じ取ったようで、ジークにしがみついた。

     まだ、夜は長い——。

    長らくお待たせして申し訳ありません。ようやく完結です
    難産でした!3Pが本当に難しく男同士の挿入とかどう書けばいいかわからず四苦八苦しました
    拙い作品に最後まで付き合っていただきありがとうございます
    残りちょっとしたオマケしてピロートーク的なものを書く予定です。ただエロなしなので、ここに載せるか迷ってます。もしかしたら、支部にまとめる際に足すかもしれません

  • 106名無し2019/08/27(Tue) 23:01:32ID:k1NTQ1Njk(1/1)NG報告

    >>105
    乙です
    エロ書き手でも、男同士と男女と女同士で随分書き方が変わる上に、人数が増えると手間が倍々ゲームで増えると聞きます。頑張れ頑張れ。

    ここまで来てピロートーク無しというのは酷な物。
    どうかエロ無しでも載せて欲しいッス、渋のも勿論見ますが!w
    どうしてもエロ無しが気になるなら、地の文に1行2行R-18要素を足す形で誤魔化すみたいな感じはどうでしょう?

  • 107名無し2019/08/27(Tue) 23:03:21ID:g4MjQzNjM(1/1)NG報告

    >>105
    うむ、何気にこの三人の3Pは初めて読みましたがやはり素晴らしいですね。
    ピロートークはここでもあげて欲しい

  • 108名無し2019/08/28(Wed) 09:20:53ID:AyMzIwMDA(1/1)NG報告

    >>106
    >>107
    ありがとうございます!
    少しエロい要素を足してピロートークもここに投下しようと思います!

  • 109酔いどれマシュと振り回される先輩2019/08/28(Wed) 10:05:52ID:I2MDcyNTY(1/13)NG報告

    今年の水着イベントの酔っぱらいマシュを見て思いついた妄想です。本番なしなのでR-18なのかどうか……。
    苦手な人はスルーしてください。前提としてぐだ男とマシュは恋人、すでにHは済ませているという設定です。

  • 110酔いどれマシュと振り回される先輩2019/08/28(Wed) 10:10:25ID:I2MDcyNTY(2/13)NG報告

    >>109
     「マシュ起きて、帰るよ?」
     「うーん……」
     「アラフィフ人生経験それなりにこなしている自信あるけど、場酔いでこんなになる人初めて見たヨ?」
     カウンターで突っ伏す恋人に、立香は体を揺すって目覚めを促す。けれど酔い潰れている少女――アルコールを一滴も摂取していない――マシュ・キリエライトの反応は鈍い。 
     「まあひとまず、水でも飲ませてあげなさい」
     「ありがと、教授。ほらマシュ、とりあえずこれ飲んで」

     Barの主からグラスを受け取り、立香はマシュにグラスを近づける。

     「ん……ありがとうございます……しゅ」

     本人は案外気に入っているのか、マシュは無理矢理に語尾をくっつけて、立香からグラスを受け取り口に運ぶ。グラスの中身が、一気に半分ほど無くなる。
     「ふわぁ……これ、お水みたいで美味しいですね……」
     「そりゃ水だからね」
     目を輝かせて言うマシュに、立香は苦笑しながら指摘する。再びマシュがグラスを傾けるが、全て飲み干す前にグラスを置き、立香へと顔を向ける。
     「マシュ?」
     立香が戸惑いを見せる。彼女の意図が分からないのもあるが、その表情が一番の原因だ。
     悪戯っぽく揺れる薄紫の瞳も、何かを企んでいるような意地悪そうな笑みも、普段より随分と蠱惑的で。
     少女の可憐さはそのままに、マシュの雰囲気が艶やかさを伴っていた。

  • 111酔いどれマシュと振り回される先輩2019/08/28(Wed) 10:12:08ID:I2MDcyNTY(3/13)NG報告

    >>110
     「マシュ? どうし――」
     困惑の声を上げかけた立香だったが、続く彼女の行動に意識を刈り取られそうになる。少女の両手が立香の首に回され、引き寄せられる。そしてマシュの唇が、立香のそれに押し当てられた。
     突然の出来事に硬直する立香。目を見張る彼とは対照的に、マシュは穏やかに瞳を閉じている。
     そしてマシュの口に入っていた液体が、立香へと届けられる。

     ――こ、これ! アルコールだ!

     突然に与えられた酒精の刺激か。はたまた愛しい少女の突然の接吻によるものか。眩暈を覚えるほどに精神が揺さぶられる。
     「マ、マシュ……!?」
     彼女の唇の柔らかさを楽しむ余裕もなく、立香は慌てた様子で唇を離す。けれどもその行動に乱暴さはなく、マシュの肩を掴み体をしっかりと支えた上での行動だ。
     一瞬だけ名残惜しそうに表情を曇らせたマシュは、すぐに、悪戯を成功させた幼子のような無邪気な笑みを見せる。
     「えへへ。おいしかったでしょ、せんぱい」
     普段の生真面目な印象の彼女だからこそ、ふにゃりと無防備に緩む表情の破壊力は絶大だった。

  • 112酔いどれマシュと振り回される先輩2019/08/28(Wed) 10:13:51ID:I2MDcyNTY(4/13)NG報告

    >>111
     「いいネー、若いって。私にはもう望むべくもない、熱く、未熟で、それゆえに瑞々しく全てが輝ていた時代……。私にもそんな時代があったのになー、涙がでちゃう。だってアラフィフだもの?」
     「ちょっと教授! なんてもの飲ませるんだ!? これアルコールなんですけど!?」
     若干涙を浮かべながら思いを馳せているモリアーティに、立香は全力で抗議する。
     「おいおいマスタークン、アラフィフだからってそこまで耄碌していないヨ。水とお酒を間違えるなんて、そんなベタな真似は……あれ」
     HAHAHAと笑いながらグラスを回収したモリアーティは、その中身の匂いを嗅いで硬直する。そしてカウンター内に数秒視線を巡らせたあと。
     「すまないマスター。日本酒と間違えたようダ」
     「ほらやっぱりー! 何が『そんなベタな真似は』だよ! ていうかなんで日本酒なんて置いてるんですか、店の雰囲気に合わないでしょ!」
     「いやいやマスター、カクテルにもちゃんと日本酒ベースのやつがあってだね。もちろんこの私の店で出すんだ、そんじょそこらの雑酒ではないよ。これを美味しいと思えるとは、マシュくんは日本酒の違いの分かる味覚をお持ちのようで」
     「そんなことどうでもいいんですけどねぇ!?」
     とぼけているのか素なのか分からない態度のアラフィフに、立香は全力でツッコミを入れる。

  • 113酔いどれマシュと振り回される先輩2019/08/28(Wed) 10:16:05ID:I2MDcyNTY(5/13)NG報告

    >>112
     「せんぱーい、なんのお話してるんでしゅかー? 仲間外れにしないでくださぁい」
     ふわふわとした声音で、マシュは甘えるように体を立香へ密着させる。
     「ああもう、歩けなさそうだしとりあえず……」
     半ば投げやりな気持ちで、立香はマシュを背負った。
     「わぁ……せんぱいにおんぶされてるー」
     機嫌よくケラケラと笑ったあと、マシュは体全てを立香の背に預ける。そしてすぐに、穏やかな寝息を立て始めた。
     「寝るの早……とりあえず、今日は帰ります」
     秒単位で寝落ちした少女に苦笑しながら、立香は律儀に店主へと頭を下げる。
     「うん、来てくれてアリガトねー。あ、その前にマスターに一つ忠告を」
     神妙な面持ちで言うモリアーティに、立香はどことなく胡乱気な視線をやる。
     「若さとはそれだけで財産だ。青い衝動に身を委ね、先のことなど考えることなく突き進むこともまた、若人に許されている特権だ。しかしながら年齢関係なく、行動には責任が伴うのもまた事実。まあ何が言いたいかと言うと」
     そうしてモリアーティが見せたのは、茶目っ気溢れるウインクに、力強いサムズアップ。そしてもう片方の手の人差し指と親指で輪を作り、立てた親指に通す。
     「避妊はしっかりネ!」
     ……。
     …………。
     「アレ、どうかしたかいマスター。ひょっとしてアラフィフ滑っちゃった?」
     「頼光さんに、未成年に酒飲ませてセクハラする、いかがわしいお店があるって伝えておきますねー」
     「ジョーク! イッツジョーク! 酔い醒ましの薬あげるから許してマスター!」
     その後、モリアーティの店には風紀委員のガサ入れが行われたとか行われなかったとか。

  • 114酔いどれマシュと振り回される先輩2019/08/28(Wed) 10:17:17ID:I2MDcyNTY(6/13)NG報告

    >>113
    「だからせんぱいはぁ! ご自身がとっても素敵でカッコいい人なんだって、もっと自覚する必要があると思うんでしゅ! せんぱいに頭よしよしされれば、どんな女性もイチコロなんでしゅ! アタランテオルタさんにやったような行動は、軽々しくするべきじゃないと思う、マシュ・キリエライトなのでしゅ!」
     「分かった! 分かったから動かないで、落ちるから!」
     宿泊するホテルへ戻る道すがら。目を覚ましたマシュは酔いがまだ醒めておらず、立香に絡んでいる。

     ――ああもう! 人の気も知らないで!

     務めて平静を装って対応している立香だが、内心では背中と腕に伝わる感触、それが惹起する誘惑と戦っているところだった。
     背中越しに伝わる柔らかな感触の正体など、口にするまでもない。マシュが完全に身を預けているおかげで、形のいい双丘が容赦なく立香の背に押し付けられている。

     マシュを支えるために腕を後ろに回しているが、そこはマシュの太腿と臀部の肉感的な感触に晒されている。水着という格好のせいで肌が直接触れ合っており、背中で感じる柔らかさよりも生々しい。加えて、少しでも手を動かせば少女の秘所に届くという状況が、立香の理性を煽り立てていた。
     二人は恋仲であり、何度も肌を重ねている。それ故にマシュの最も敏感なところも立香は知っており、いますぐにでもそこに触れたいとする衝動が、青少年を現在進行形で襲っている。

     ――落ち着け藤丸立香。酔って前後不覚の女の子に手を出すとか屑以外の何者でもないぞ落ち着け……!
     すぐにでも行動に移しかねない自分自身を、立香は必死の思いで押さえつける。今の生殺しの状況を脱する一番の近道は、一刻も早くホテルに連れ帰り少女を寝かしつけることだと信じ、立香は足早に目的地へと目指す。

  • 115酔いどれマシュと振り回される先輩2019/08/28(Wed) 10:19:07ID:I2MDcyNTY(7/13)NG報告

    >>114
     楽し気なクスクスという笑い声が、マシュからあがる。
     「マシュ?」
     「せんぱいにこぉしておんぶしてもらうの、初めてだなぁと思いまして」
     「あー、確かにそうかもね」

     酔いのせいで若干舌足らずな口調であるものの、上機嫌な恋人の声に、立香も表情を緩ませて応じる。

     「はい。せんぱいの背中はわたしのよりも大きくて、かたくて、たくましくて」

     そうして子猫が親に甘えるように、マシュは立香の背に頬ずりする。

     「あったかくて、安心します」

     穏やかな呟きには全幅の信頼と、そしてどこまでも純粋な愛情が込められている。それが己に向けられているという事実に、立香はこそばゆさと嬉しさが綯い交ぜになった、言葉にしがたい温かなものを胸に感じた。

     ――もう少しだけ、ゆっくり歩いてもいいかな。

     つい先ほどまではこの状況を脱したいと思っていたにも関わらず、我ながら現金なものだと、立香は苦笑した。

  • 116酔いどれマシュと振り回される先輩2019/08/28(Wed) 10:20:56ID:I2MDcyNTY(8/13)NG報告

    >>115
     そんなとき、遠くから生じる遠雷のような重低音が立香の耳に届く。
     「あれ、この音……カーミラさん?」
     今のラスベガスでこのような音を発生させる原因を、立香は一人しか思い至らなかった。今日もどこかこの町で、ご機嫌にアスファルトを駆ける彼女を想像し、立香は再び歩き始めようとした。

     「ん……?」

     だがその爆音徐々に近づいていることに気付き、立香は振り向く。
     案の定、音源は女怪盗が走らせる深紅の高級スポーツカー、夜闇を駆ける鉄処女(テスタロッサ・メイデン)だ。そして速度は常識すら置き去りにするがごとく、瞬く間に立香たちを追い越した。

     「うわっ」

     車道と歩道は仕切られており、通り過ぎたカーミラの車とは十分に距離があった。それでも彼女の車の勢いと轟音に、立香は思わず後ずさってしまう。

  • 117酔いどれマシュと振り回される先輩2019/08/28(Wed) 10:22:33ID:I2MDcyNTY(9/13)NG報告

    >>116
     「おっと……!」

     その際にマシュの体がずれてしまい、慌てて体勢を立て直す。恋人を落とすなどという失態を演じることはなかったが、体勢を立て直す際に手の甲が、太腿や臀部とは明らかに違う柔らかな部分に、強めに当たってしまう。

     「ふぁん……」

     立香がその感触を認識するのと同時に。
     マシュの体がピクリと震え、鼻にかかった甘ったるい声が、少女の口から漏れ出た。

     ――!?

     咄嗟に手の甲をそこから離した立香だったが、すでに感触と温もりは手の甲に刻まれており、あどけなさの残る彼女とは不釣り合いの煽情的な声も鼓膜にこびりついていた。
     マシュの一番の性感帯である蜜穴。立香が意図せず触れてしまったのは、そこを覆い隠す恥丘だった。

     ――ふ、不可抗力だよな! わざと触ったわけでもないし!

     言い訳するように内心で捲し立てる立香は、しばし立ち尽くしてしまう。暴走車両が通り過ぎたあとの町の喧騒は遠くに聞こえ、自分の心臓の音がうるさいくらいに響いている。
     意識から遠ざけようとしていた、彼女の大事な部分に触れたいという衝動。抑え込んでいたはずのそれが、少女の敏感な反応のせいで再び呼び起こされ、立香を責め苛んでいた。

  • 118酔いどれマシュと振り回される先輩2019/08/28(Wed) 10:30:01ID:I2MDcyNTY(10/13)NG報告

    >>117
    「ご、ごめんマシュ。ちょっとよろけちゃった。帰ろっか」

     何事もなかったかのように振る舞う立香。しかしながら彼女からの返答はなく、立香もまた、振り返ってマシュの表情を見る勇気を持てなかった。
     気まずさに耐えきれず、立香が一歩踏み出そうとしたときだった。
     マシュが立香の首に腕を回し、そのまま掻き抱く。

     「マシュ……?」

     戸惑いを露わにする立香。だがそんな疑問を無視するように、立香の耳元へ口を近づけて、

     「せんぱいの、えっち」
     
     熱い吐息と共に囁かれた言葉に、脳を直接殴られたと錯覚するほどの衝撃が立香を襲った。

  • 119酔いどれマシュと振り回される先輩2019/08/28(Wed) 10:33:44ID:I2MDcyNTY(11/13)NG報告

    >>118
     必死で衝動を抑え込んでいる理性が、吹き飛びそうになる。

     触れたい。愛しい恋人の、イイところ全てに触れたい。

     ホテルに戻るまでもなく、どこか人目のつかないところへ彼女を連れ出し、濃厚な口づけを交わし、触れて、舐めて、かき混ぜて。
     無垢な少女の、その美貌を快感に歪ませ、無理やりにでも絶頂へ昂らせたい。
     そしてお互いの熱が溶け合うくらいに、激しく交わりたい。

     ここまで耐えてきた立香だったが、とうとう自身の劣情に屈してしまいそうになる。

     「マシュ……!」

     どんな言葉を継げばいいのかも分からないまま、叫ぶように恋人の名を口にする。

  • 120酔いどれマシュと振り回される先輩2019/08/28(Wed) 10:35:34ID:I2MDcyNTY(12/13)NG報告

    >>119
     「すぅ……すぅ……」

     「へ……?」

     けれど帰ってくるのは規則正しい呼吸音で、肩透かしを食らったように立香は呆然とする。

     「マシュ? おーい、マシュさーん……?」

     呼びかけにも反応せず、軽く揺すってもみるが、彼女の呼吸は一定のペースを崩すことなく。

     ――人を散々その気にさせておいて、この悪魔あああああ!

     寝入ってしまった少女に向かって、心の中で絶叫した。

     「寝落ちとか、嘘だろマシュー?」

     呆れたように。そしてどこかほっと安心したように立香は苦笑する。これまで理性を振り絞り続けた青少年の苦労など知った様子もなく、少女は安心しきったように寝息を漏らす。
     ――とりあえず、マシュは人前で酒飲まさないようにしよう。
     心に決めた立香は、再び歩みをホテルへと向けたのだった。

  • 121酔いどれマシュと振り回される先輩2019/08/28(Wed) 10:40:32ID:I2MDcyNTY(13/13)NG報告

    >>120
    以上です。こっから本番シーンも考えたんですけど思ってより長くなりそうなので、ひとまずはここで終わりにしようかと思います。気が向けば続き書くかもです。
    お酒入ったマシュとか可愛いに決まってんじゃん今回の水着イベント神か!?とマシュ推しの私はガッツポーズしそうになりました。そして酔ったマシュは絶対に天然小悪魔になるはずだという私の妄想もとい願望です。
    長々と失礼しました。ご感想とかいただけたら嬉しいです

  • 122名無し2019/08/28(Wed) 13:44:55ID:A0NDY0MDQ(1/1)NG報告

    >>121
    微エロ乙です

    小悪魔なホロ酔いマシュ可愛いよ後輩最高です
    普段は抑制している甘えたい心とか表出するマシュまじ最高

    もしアフターがあるなら羞恥で転げ回る素面をお願いしたいです!

  • 123名無し2019/08/28(Wed) 22:22:14ID:AxMzQ5NjQ(1/1)NG報告

    >>121
    久々にニヤニヤするぐだマシュを見れたありがたや~
    えっちなしのただイチャイチャしてるぐだマシュ大好物です
    本番シーンも欲しいです!

  • 1242019夏イベント カジノキャメロット攻略後①2019/08/29(Thu) 16:34:26ID:U4OTQwMDE(1/9)NG報告

    pixivにも上げましたが、作者の私感です。

    「マスター、お隣よろしいですか?」
    蘭陵王がバーテンダーとして立つホテルの地下のバーで、遅めの夕食をとっていた立香に背後から声が掛かる。
    声の主を見ると平服のガレスだった。手には小さな白い紙袋を持っている。
    「どうぞ。ガレスちゃんもこれから夕御飯?」
    「はい。カジノキャメロットにもシフトはありますので、今は自由時間なのです」
    失礼しますと言って会釈をし、ガレスはマスターの右隣のカウンターバーの席に座る。バーテンダーの蘭陵王からメニュー表を渡されたガレスはメニューを指差して、ナッツとドライフルーツの盛り合わせ、そしてカクテルを注文する。
    3分ほどして、ナッツの盛り合わせと注文したカクテルがガレスの前に置かれた。
    「ガレスちゃん大人なんだね。お酒飲んでもいい年なの?」
    「はい、一応ですが享年は二十歳を超えております。ーーあまり強くはないのですが、ちょっとお酒が入らないと言えないこともありまして」
    小さなグラスにはオレンジ色のカクテルが入っている。 ガレスはしばらくカクテルを見つめてグラスを持ち上げると、ひと思いに飲み干した。そしてグラスをカウンターに置いて立香の方を向き、ふかぶかと頭を下げた。
    「ーーマスター、今日はありがとうございました。モリアーティ教授にもお力添えをいただいて、ありがとうございます。 本当は私から教授にお礼を言うのが筋なのですが、今はキャメロットの方が立て込んでおりまして、『教授と私が会う』とあらぬ心配をされてしまうと思います。お手数をおかけしますが、マスターからこちらを教授にお渡しいただけないでしょうか?」

  • 1252019夏イベント カジノキャメロット攻略後②2019/08/29(Thu) 16:35:27ID:U4OTQwMDE(2/9)NG報告

    >>124
    ガレスはカウンターの上の紙袋をマスターの方へ滑らせる。
    「これはカジノの女性のお客様に教えていただきました、ラスベガスでおすすめのスイーツの詰め合わせになっております。特にマカロンがお勧めと伺いました。スパークリングワインなどと一緒に食べても良いですし、もちろんお茶のお供にもなります。マスターの部屋にも後で同じ物が届く手筈になっております。マスターには功労者のサーヴァントの皆様と一緒に召し上がれるように多目に包ませていただきました」
    「お菓子を教授に?」
    「さしでがましいようですが、元はご家族でラスベガスに来られていたと伺いました。カジノでバーテンダーとして大変に働いていただきましたから、ご家族との時間はあまり取れなかったでしょう。『是非、娘さんと一緒に召し上がっていただきたい』とお伝えください」
    「ーーああ、成る程!」
    フランのご機嫌取りに使えるとなったらモリアーティも喜ぶだろう。
    「きっと喜ぶよ! 私も楽しみ!ありがとね」
    立香は笑顔で紙袋を受け取った。 ガレスも笑顔で頷いた。ガレスは追加で更に同じカクテルを注文した。
    「それ何ていうカクテルなの?」
    カウンターバーの中で蘭陵王が答える。
    「『オリンピック』というカクテルです。ブランデーとオレンジキュラソー、オレンジジュースを同量に混ぜて作るカクテルですね」
    「ガレスちゃんさっきも同じカクテル頼んだよね、なにか思い入れがあるの?」
    ナッツを齧っていたガレスが困ったように笑った。
    「私の生きた時代にこんな美味しいものはありませんでした。オレンジという果実も遠いローマではよく食べられていたようですが、ブリテン島では育ちませんでしたから、あまり縁がありません。ーー只、『夢』だったのです」

  • 1262019夏イベント カジノキャメロット攻略後③2019/08/29(Thu) 16:37:40ID:U4OTQwMDE(3/9)NG報告

    >>125
    「夢?」
    「これもカジノに来られたお客様から伺いました。カクテルにもお花と同じようにそれぞれ意味があるのだそうですね。オリンピックには『待ち焦がれた再会』という意味があるのだそうです」
    カウンターに置かれたオレンジ色のカクテルをガレスはもう1度静かに見つめた。
    「ーー昔は家族に会うことが『夢』でした。私が生まれた頃にはもう、上の兄様達はローマに遊学されていて、お顔も知らないままに母国が滅んで、私は一人になりました。そこから色々あって、15の時にキャメロットへ奉公に入りました。 風の噂で兄様たちのことを聞いて、どうしても会いたくて無理をしたのです」
    過去を語るガレスの横顔は普段よりも少し大人びて見える。酒精の為に頬がほんのりと赤くなっている。
    「無理をしたって、何を?」
    「ーー男の子の振りをしたのです。胸にさらしを巻いて、腰周りは詰め物をしたコルセットを巻いて体格を誤魔化しました。当時、宮廷に仕える女官というのは、身分のある貴人の世話をするために『身元のはっきりした者』でないと雇われませんでした。ですが少年の下働きであれば、力仕事や裏方が主で、多少は融通が利いたのです」
    それを聞き、立香はガレスの胸元をつい見てしまった。そこには確かに女性らしい膨らみがある。
    「ーーバレなかったの?」
    「その頃はまだ、胸もほとんど平らでしたので。でもそうですね、きっと痩せぎすの薄汚れた浮浪児にでも見えたでしょうね。ケイ卿に『ボーメイン』とあだ名を付けられて厨房に行かされました。そこから1年、 随分ケイ卿にはいじられました…。なんか私の所にばかり、いつも油汚れのひどいお皿がまわされたんですよねぇ…」
    ケイ卿の事を思い出しているガレスの目は遠い。その頃の日々の苦労が伺え、周囲から口を挟むのは憚られる。
    「『ボーメイン』てどういう意味?」
    聞かれた蘭陵王が立香にそっと伝える。
    「『白い手』という意味のフランス語です。その、アーサー王の義兄のケイ卿には皮肉屋な面がありまして、『 男のくせに録に剣も握った事がない軟弱者』という意図でつけられた渾名かと」
    「ーー凄いね。嫌味がこもってる」
    見知らぬ騎士の言動に立香は呆れた。ナッツを食べながらガレスも思い出してむくれている。

  • 1272019夏イベント カジノキャメロット攻略後③2019/08/29(Thu) 16:39:33ID:U4OTQwMDE(4/9)NG報告

    >>126「ーーそうなんですよ! ケイ卿ったら毎日毎日飽きもせず厨房に来られて『ボーメイン。サボるなよ?』って言いながら仕事ぶりを確認して回るんです。 親切な同僚が『手伝う』と言ってくれても、睨んであっちへ行かせてしまって。『ケイ卿に睨まれたくないから』と皆が距離を置くようになって。おかげで私は、すっかり厨房では浮いた存在になってしまいました!」
    蘭陵王がグラスを拭きながら言う。
    「しかしガレス様の時代の城の厨房は男社会、 荒くれ者も多かったと聞きます。少年に手を出す輩がいないようにと、それはケイ卿の『彼なりの親切』だったのではないですか?」
    ガレスは溜め息を付く。
    「そうだとも思うのですが、それ以上にケイ卿の口の悪さが思い出されて。ーーあの頃、ケイ卿に舌鋒で勝てた円卓の騎士は誰もいませんでしたよ」
    立香は頷く。
    「円卓の騎士も本当に個性豊かだね。カジノで女性客に人気なのもよくわかる」
    マスターの言葉に、ガレスの目がつり上がる。
    「ーー元のキャメロットでは皆さん、きちんと鎧を着られてましたからね?ガウェイン兄様だって半裸じゃなかったですから!いえ、あの胸筋は羨ましい限りですが、あそこまで堂々と晒すのはいかがなものかと!お陰でカジノでは連日女性の黄色い悲鳴が飛び交って!このままではモードレッドの教育に悪いと常々思っていたのですよ!だから本当に今回はありがとうございました!」
    カクテルを飲みながらガレスの言葉がだんだんと強くなる。今日までの鬱憤が色々と溜まっていたのだろう。
    「トリスタン卿も『貴女の為の一曲を』 と言っては竪琴がメドレーで延々と続いて、悲鳴と共にお札が舞って。ベディヴィエール卿もバックヤードで頭を抱えていた時がありました。ランスロット卿だって何であっても楽しそうでーー。それは本当に、素敵な事で。でも、それでも、騎士の私達は鎧を着て陛下の前に居るべきだと思ったのです…」
    ランスロットの話題になると、強くなっていたガレスの語気が段々としぼんでいく。
    「ーー押し付けがましかった、と思う気持ちもあるのです。ランスロット卿とガウェイン兄様に辛いことを思い出させたとも思ってます。でもカルデアに来てから、私はランスロット卿とはちゃんと話せてなくて。だから、この機会に戦えたのは本当にありがたかったのです」
    ガレスはちびちびと飲んでいたカクテルをもう一度一気に煽った。

  • 1282019夏イベント カジノキャメロット攻略後④2019/08/29(Thu) 16:40:25ID:U4OTQwMDE(5/9)NG報告

    >>127
    「ーー私の『嘘泣き』。マスターは騎士道に外れた行いと思われたでしょうね。私も少しだけそう思います。だから私はいずれ、そんな卑怯な行いをしなくても『ランスロット卿に正面から戦いを挑んで勝ち残れる強さ』を手に入れなければいけないんです。顔も知らない妹を家族として受け入れてくれたガウェイン兄様のようにならなければいけないんです」
    自分に言い聞かせるようにガレスは言う。
    「『騎士は徒手にて死せず』が宝具となったように、ランスロット卿はこの勝負の先に『己の守るべきものがどのような立場に置かれるのか』を分かって行動されている方です。 自分が負ければ愛する人が泣く。それならば負ける訳にはいかないと、その場でありとあらゆる手段を使って勝ちを取りに行く方です。 その人に鍛えられた私が ランスロット卿との勝負で手を抜くわけにはいきません。私の持てる武器を全て使ってあの方に勝たなければいけなかったんです。そうしなければランスロット卿に分かっていただけないと思ったのです」
    「分かるって何を?」
    「ーー『貴方の騎士道は正しい』と。そして、『貴方の育てて下さった私は、貴方の与えた悲劇にも負けはしない』と伝えたかったのです」

  • 1292019夏イベント カジノキャメロット攻略後⑤2019/08/29(Thu) 16:41:33ID:U4OTQwMDE(6/9)NG報告

    >>128
    ガレスは滔々と語る。
    「以前マスターのお部屋でお話をしましたね。 私の最期のことを。それがランスロット卿と兄様の対立を生んでしまったことも。だからセイバーのランスロット卿はカルデアでは私に対して距離を置かれています。 バーサーカーのランスロット卿には私の方が、どう接したらいいのかまだ分からないでいます。でも、そのままではマスターのお力にはなれないでしょう?だから、一度こうやって正面からぶつかり合ってみたかったのです」
    「ーー」
    「きっと、一度ランスロット卿が優勢になった時に私が『嘘泣き』をしなかったら勝てなかったでしょうね。ーーその後に『強い』とランスロット卿が褒めてくださったのが本当に嬉しかったのです。ボーメイン時代に鍛錬をつけて頂いた時、私が槍を折られて動揺して動けなくなったことがありました。でもランスロット卿は、迷いなく無防備な私に更に攻撃を打ち込んでこられました。『武器が折れても闘志を失うな!冑を投げるなり、拳を振るうなり、勝ち筋を探せ!』と叱られました。だから、今回は『涙』を使いました。持てる武器を全て使って、あなたに勝ちに行ったと分かって欲しかったからーー」
    ガレスは泣きそうな顔で微笑む。

  • 1302019夏イベント カジノキャメロット攻略後⑥2019/08/29(Thu) 16:42:14ID:U4OTQwMDE(7/9)NG報告

    >>129
    「『守る者の為にありとあらゆる手段を使って勝つ』 そう教えてくれた通りに戦って、 ランスロット卿の騎士道を肯定したかったのです。私は、『ギネヴィア様を守ろうとした貴方を間違っているとは思わない』『貴方を恨んだ事など無い』と、そう伝えたかったのです。ーー本当に押し付けがましいって分かっています。恨んでいると言った方が、却ってあの方は救われるのかもしれません。でもそうしてしまったら、私はあの人に頂いたもの全てを否定してしまうことになるから言えません。決して言いません」
    ガレスは椅子から立ち上がり、カウンターにお札を置いた。
    「蘭陵王様、ごちそうさまでした。お釣りはお店で騒いでしまったお詫びと思って、お受け取り下さい」
    「ありがとうございます。足下にお気をつけてください」
    「はい。マスター。これからも全力でサーヴァントとしてお遣えいたします。その中でもっと強くなり、ランスロット卿も越えてみせます。だから、 私の過去のことでどうぞ思い悩まれませぬよう、お願いいたします」
    ガレスは蘭陵王と立香に一礼し、静かにバーを出ていった。その背中が出口のドアを通るまで見送り、蘭陵王が立香に声をかける。
    「ーーマスター。今日のカジノキャメロットでの大立ち回り、お疲れ様でした。マスターとランスロット卿にはやや辛い手段を使われたと聞きました。何か元気の出るものをご用意しましょう」
    「ーーうん。じゃあ、マシュが飲んでた『シンデレラ』が飲みたいかな」
    蘭陵王は微笑んでシェイカーを手に取る。
    「はい、ご用意いたします。どうか『よい夢を見られますように』」
    バーでの夜は静かに更けていく。立香はカウンターに置かれた、蘭陵王が作ってくれたノンアルコールのカクテルを見つめる。そうして夏のラスベガスを楽しんでいるサーヴァント達に思いを馳せる。彼らは英霊、一度は死を経験した人たちだ。この現界は彼らにとって泡沫の夢だ。それでもこれは『少女が夢見た』、『待ち望んだ再会』だったのだーー。
    立香はカクテルグラスを持ち上げる。此処にはいないかの騎士達に献杯し、一気に飲み干した。
    (どうか少しでも、皆が幸せでありますように)
    そう、願いながらーー。

  • 1312019夏イベント カジノキャメロット攻略後後書き2019/08/29(Thu) 16:49:09ID:U4OTQwMDE(8/9)NG報告

    >>130
    ガレスちゃんファンなのでネットで関連作品を探すのを楽しみにしているのですが、『カジノキャメロット』戦以降、冷たい意見が多くて切ない気持ちになりました。
    今後、幕間や本編でフォローがあると嬉しいですが…。

    オリンピックもシンデレラも どちらもオレンジジュースを使ったカクテルです。
    作者の頭の中ではオレンジ=太陽の果実、太陽の騎士ガウェインと関連付けてしまいます。

    ガウェインガレスの兄弟愛とランスロットとの師弟愛、友情は本物だったと思ってます。 だからこそ気に病んで欲しくなくて、彼女はああいう対応をしたんじゃないかと思います。
    それがランスロットにも伝わったらいいのですが。
    本当にいい子なんですよーー。

  • 1322019夏イベント カジノキャメロット攻略後後書き2019/08/29(Thu) 17:35:10ID:U4OTQwMDE(9/9)NG報告

    >>131
    マテリアルで『悲劇の騎士』と書かれているけれど、彼女はそのままでは終わらないで、成長して越えていってくれると信じてる。
    ランスロットの心の迷いを祓う為にも負けはしないと思う。

    ーー兄と同じく、六章ZEROの記憶持ち越しているかもしれない。

  • 133邪竜と聖女丼(ジクジャン前提のアスジクジャン)2019/08/31(Sat) 16:30:53ID:M3NTA3OTY(1/5)NG報告

    >>105
    「こ、腰が痛いです……」
     ベッドの上でジャンヌはぐったりとしながら、呟いた。美しい裸体は今や色んな液体で濡れている。
    「大丈夫か、ジャンヌ? 水を持ってきたが飲めるか?」
    「すみません……。今、腰が痛くて座れないんです。ちゃんと座らないと零しそうなので遠慮します……」
    「なら、ボクが口移しで飲ませてあげよっかー!?」
     アストルフォはジークが持ってきたペットボトルを奪うと、水を口に含んだ。アストルフォは可愛らしく頬を膨らませると、ジャンヌを身体を抱き寄せた。膝の上に乗せて、ジャンヌと見つめ合う。アストルフォの目は昨夜と変わらず、ギラギラと輝いて見えた。
    「え? ちょ、ちょっと——んんっ」
     ジャンヌが困惑するのもかまわず、アストルフォはジャンヌに唇を寄せる。ジャンヌの唇をこじ開けて、水をジャンヌの口腔に流し込む。
    「ん——」
     冷たい水が心地よく、ジャンヌは思わず嚥下してしまう。冷たい水が喉を滑っていく。
    「んぁ……」
    「どう? 気持ちいい?」
     アストルフォは銀の糸を滴らせながら、にぃと笑う。ジャンヌは、ただただひたすらに素直に頷いた。
     ジャンヌは熱病からはとっくに冷めていた。でも、あの饗宴がジャンヌの身体には刻まれている。ジャンヌは逆らえなかった。
    「ずるい……」
     ポツリと呟いたのはジークだ。ムッと口を尖らせている。
    「俺も口移ししたい……!」
    「あはは! ジーク、ヤキモチ妬いちゃった? ごめんね。じゃあ、ジークはボクに飲ませて!」
    「うん」

  • 134邪竜と聖女丼(ジクジャン前提のアスジクジャン)2019/08/31(Sat) 16:31:15ID:M3NTA3OTY(2/5)NG報告

    >>133
     ジークはアストルフォからペットボトルを受け取ると、アストルフォと同じように水を口に含んだ。
    「ん——」
     そして、ジークとアストルフォは唇を寄せあう。アストルフォの喉が大きく上下しした。
    「ん」
     飲ませ終わったのかジークが口を離そうとするが、アストルフォはジークの頭の後ろに手を回しがっちりと固定した。
    「ちゅ、ぺろ……ぁ」
     アストルフォはまだ足らないとばかりにジークの口腔に舌を侵入させた。アストルフォは大胆に舌先を絡ませ、水の代わりにジークの唾液を啜っていく。ジークは一度は目を見開いたものの、受け入れるように自らも舌を絡ませた。にちゃにちゃと淫らな水音が響く。
    「……あ、アストルフォ!」
     その様子にジャンヌが慌てたように身体を起こす。だが、途中でびくりと身体を震わせ、蹲った。昨夜の余韻がジャンヌの下腹部を襲う。
     まだ膣中に残った精液が足の間からどろりと零れる。ジークのものだけではない。その白濁の精液にはアストルフォのものの入っている。流されるままに、ジャンヌはアストルフォにも挿入されてしまった。いけないと思っていても、ジークがアストルフォに挿入するとなると、ジャンヌが置き去りにされてしまう。それが悔しくて、混ぜてほしくて、ジャンヌは『混ざる?』と可愛らしく小首を傾げるアストルフォの誘いについ応じてしまった。
    「あ、ぅ……」
    「ちゅぱっ! んふー? ジャンヌ、そんなに慌ててどうしたの?」
    「わ、私も、き、キスしたいです……!」
    「本当か? なら、今度は俺に飲ませてほしい」
    「はい! あ、その、その前に起こしてもらえます? 腰が抜けてて……」
     ジャンヌは両腕を広げて、ジークに抱っこをせがんだ。だが、
    「えぇー! いいじゃん。ボク、ジャンヌの柔らかい身体を抱っこしてたい!」
    「ちょっと胸、触らないでくださ、……ぁ! も、もう……」
     アストルフォの指がジャンヌの胸に埋まる。やわやわと愛撫されジャンヌは身を捩る。愛撫をされていると、ジャンヌの中に昨夜の熱がぶり返しそうだった。ジャンヌの身体が動きに鈍っていく。

  • 135邪竜と聖女丼(ジクジャン前提のアスジクジャン)2019/08/31(Sat) 16:31:40ID:M3NTA3OTY(3/5)NG報告

    >>134
    「んく」
    「大丈夫か?」
     ジークは倒れ込みそうになるジャンヌの身体に手を回し支えた。結果、ジャンヌは二人から抱きしめられるようになった。ジャンヌは少し戸惑ったように頬を染めた。
    「だ、いじょうぶです……」
     ジャンヌは微笑むと、ジークを抱き返す。
    「ん、ぅ……」
     ジャンヌは震える指でペットボトルをもち、口を付ける。微かに口の端から水を零しながら、ジャンヌは口の中に水を含んだ。ジークの頬に手を添え、ジャンヌはジークに口付けをする。ジャンヌは目を閉じながら、ジークに水を流し込む。ジークの喉が上下する。
     口移しが終わっても、二人はそのまま自然と舌を絡め合う。それが当たり前のように。
    「ん、ん。ちゅ、ちゅる……」
    「んぁ……、ちゅ、ん……っ」
     お互いに目をとろんとさせて、一心不乱に貪りあう。
    「ふふふ~。二人とも、キスが上手くなったね。昨日の初々しいキスが嘘みたいだよ」
     アストルフォは楽しそうにクスクス笑い、ジークとジャンヌを抱きしめる。二人の頬にキスをする。二人が口を離すと、アストルフォは二人の間を繋ぐ唾液を舌先で絡めとり、口に含んだ。
    「ん。ねぇ、二人とももう一回しよう! ボク、またシたくなっちゃった」
     ジャンヌのお尻の下でむくむくとアストルフォのソレが大きくなっている。
    「……ちょっと! 昨日いっぱいシたじゃないですか。あんなにいっぱい膣中出しして……」
     ジャンヌは自らのお腹を撫でた。身体が震えるほどの快感。目眩がするほどの濃密な時間。相手を満たし、自分も満たされていく幸せな時間。良いも悪いもなく、ただ求めていくだけ。
    「うん。気持ちよかったよ! だから、もっとシよ! だって、だって! 今までの空白を埋めるのはまだ足らないよね」
    「でも、だ、だからって……。そ、そもそも、アストルフォが混ざったのだって、ジーク君が満足がしているかのチェックするのが目的じゃなかったですか!」

  • 136邪竜と聖女丼(ジクジャン前提のアスジクジャン)2019/08/31(Sat) 16:32:01ID:M3NTA3OTY(4/5)NG報告

    >>135
     今まで心を通わせるだけ行為はアストルフォの乱入より、その意味を大きく変えた。身体同士の繋がりはあんなに気持ちいいだなんてジャンヌは知らなかった。知ってしまえばもう元には戻れない。きっと、またすればダメだとわかっていてもジャンヌは溺れてしまう。
    「あれ? そうだっけ? いいじゃん、ボクもっとしたいもん。ジャンヌはしたくないの? 気持ちよくなかった?」
    「そ、それは……」
    「いっぱいいっぱい気持ちよくなって満たされて、それでいてジャンヌがジークを満たすの。気持ちよくなかった?」
     アストルフォはジャンヌの疑問をそっちのけで、言い募る。
    「わ、たしは……」
     ジャンヌは言い返せなくて、逃げるようにアストルフォから目をそらした。不意にジークと目があった。ジャンヌは思わず、ジークの方へと身を寄せた。ジークは当たり前のようにジャンヌを抱き寄せた。
    「……ジーク君、——ぁ」
     ジークはふわりとジャンヌと再び唇を重ねた。ジャンヌの身体を弄り、また昨夜のようにジークはジャンヌに火を灯していく。
    「じ、ジークく、ん……? んっ……ひゃ、ぅ」
     ジークは指をジャンヌの秘処を挿入し、精液を掻き出すように指を蠢かせる。ジャンヌはびくびくと震えた。ジャンヌは思わず、ジークに抱きついて、刺激に耐える
    「おやぁ、ジークったら、我慢できなくなったの? ジークってもしかしてボク以上に気持ちいいの好き?」
    「……うん。すまない。昨日のアレが忘れられないんだ。二人に満たされる感覚がたまらない。もっと、欲しいと思ってしまうんだ。
     だめ、だろうか……?」
     ジャンヌが戻れないように、鮮烈な快感を受けたジークもまた無垢にはもう戻れない。
    「謝らなくていいよ! ボクもジークが望んでくれるのなら、ボクも嬉しい!」
     アストルフォはまたジークのほっぺにキスをする。
    「ジャンヌはどうする? ボクたち、するけど」
     そう言って、アストルフォもジャンヌの胸を揉む。昨夜から散々揉んだために、アストルフォはジャンヌの弱点を把握済みだ。ジャンヌの身体は二人に触れられて、軽くイッてしまう。

  • 137邪竜と聖女丼(ジクジャン前提のアスジクジャン)2019/08/31(Sat) 16:32:28ID:M3NTA3OTY(5/5)NG報告

    >>136
    「んぁ……。わ、私は……」
     二人掛かりで責められている状況で聞かれても、拒否するという選択が取れる訳がないと、ジャンヌは脳内でツッコミを入れる。こうも責められては声もまともに出せはしない。
    「ジャンヌ、ダメか……?」
     ジークは寂しそうに眉を寄せる。
    「俺は3人でシタい……。もっと、二人を感じたい……!」
     ジャンヌはそんなジークの顔を見て、生唾を飲んだ。
    「そ、そんな事を言われたら、だめなんて言えないじゃないですか……!」
    「じゃあ……!」
     ジークはぱあぁと顔を輝かせた。
    「ふふふー。ジャンヌも好きだねー」
    「あ、アストルフォ、貴方が原因じゃ、あぅ……!」
    「え? なに? 聞こえなーい! えへへー。素直ないい子にはご褒美あげるから! いっぱいイカせてあげるから、許してね!」
     そうして、3人はまたもつれ合うように重なり合う。狭いベッドがギシギシと軋んだ。おそらく、このベッドがキングサイズのベッドに変わるのはそう遠くないだろう。

     三人は三人だけの濃密な時間を重ねていく。もう邪魔が入る事なく、幾多の空白を埋めていった。

    以上です。予定よりエロ分マシマシでお送りしました。ピロートークも含めて長々とお付き合いいただきありがとうございました。コメントをくださった皆さん本当にありがとうございます。すごく嬉しかったです。

  • 138名無し2019/08/31(Sat) 19:09:36ID:AxNTI2MDg(1/1)NG報告

    >>137
    完結お疲れ様でした!!毎回楽しませていただいて此方こそありがとうございました!
    ピロートークというか二回戦目開始という気もしますが可愛いしエロいのでOKです!

  • 139名無し2019/09/01(Sun) 19:26:25ID:YzNzU4NzY(1/1)NG報告

    >>137
    完走おめでとうございます。
    いやートルフォ君っぉぃw最初から最後までペース握り続けて、最終的には目的に沿う調教が完了しとるw

    このまま終始彼の一人勝ちなまま第2Rスタートのようですが、今回はここまで。続きは我々の脳内にて。
    良き作品でした、ありがとうございました。

  • 140名無し2019/09/02(Mon) 10:27:46ID:U2NDg4ODg(9/9)NG報告

    >>138
    >>139
    読んでいただきありがとうございます

    >ピロートークと言うよりも二回戦目開始という気もします
    確かにそうですね。書いてるうちアストルフォがに止まらなくなってしまいました

    きっと調教が完了したジクジャンはこれからもアストルフォと共によろしくヤるでしょうw

    長々とお付き合いいただきありがとうございました

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