型月の「R-18」なSSを自由に投下するスレです。
見やすさとSS相互で混ざらないようにするため、投下形式は基本的に下記①②の片方ないし双方を選択する方式で想定しております。
①自分の投稿にレスする形式で繋げていく
②投稿ごとの名前欄に【タイトル(orテーマ名)】等を入れる
他では出せない溜まりに溜まった欲望·妄想·煩悩を是非!!
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前スレ
R-18なSS総合スレッド 六巻
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まとめwikiみたいなページってないのかな
マリーちゃんのスカSSキボンヌ
>>4
今のところ書き手が各々で支部なり笛吹なりに上げてるけどここだけのまとめ欲しいよね。
作るとしたら余所のHPとリンク繋ぐことになるし、管理人さんに相談とかすべきなんだろうか先のスレで書いたアグラヴェイン×藤丸立香の背景、ガレスの話です。
まさか実装されちゃうと思わなくて、 嬉しさと共に 自分の妄想をここに埋葬します。
失敗してしまった時どうすればいいか、 と相談して来たマスターを微笑ましい気持ちで見つめて、ガレスはそれとなく弟と上手くなっていってくれるようにとアドバイスを送った。
談笑が終わり、皿を片付けるのをガレスが引き受け席を立つ。 マスターは礼を言うと、色々と準備があるのだろう、自分の部屋に戻っていった。
「ごちそうさまでした。お皿、洗わせて頂きます」
ガレスキッチンの中に居るブーディカとタマモキャットに声をかける。
中に入り皿を洗うガレスに二人が話しかける。 二人とも最近のマスターの変化にはもう気づいて居るのだ。
「ご主人、楽しそうだったワン?」
「そうですね。是非とも上手くいって欲しいものです」
「貴女にも、そういう出会いがあると良いね?」
「ーーいいえ、私には恋は早すぎます。 サバフェスで購入した本で想像を巡らせるぐらいがまだ妥当です」
ガレスの発言にプーディカとキャットは溜め息を付く。二人とも指と肉球でガレスの頬を小さく小突いた。
「もー、二次元が恋人だ何て、刑部ちゃんか黒髭みたいな事言わないの!お姉さん達、困っちゃうでしょ!?」
「そうだワン?付け合わせのニンジンのグラッセだけ食べて『ステーキを食べた』気になっているようなものだワン!?キャットが腕によりを掛けて美味しくするからちゃんとステーキもグラッセも食べるのだワン!!」
「そうよ、こんなに可愛いのにー」
と、二人が構ってくれる事を嬉しく思いながら、ガレスは困ったように笑っていた。
その日の夕食は本当に、人参のグラッセを付け合わせたステーキと、ガウェイン謹製の「山盛りマッシュポテト」がガレスに出された。>>8
何やらキャットがガウェインに頼んでマッシュポテトを作らせたらしい。「妹の為に」と言われたそうで、皿を差し出すガウェインの機嫌は至極良かった。菜食主義者の兄の前で肉を食べるのは気が引けるので、ガレスは一人で、キッチンスペースから離れた食堂の片隅で食事をとった。
塩やバター、そういったものは何も使わないマッシュポテト。ただキャットは一応ガウェインにアドバイスを送ってくれたのだろう。 生の芋のすりおろしではなく、蒸したものをつぶしている。 肉汁とソースがたっぷりのステーキには丁度良い付け合わせだった。ガレスの頬が綻ぶ。
(お兄様の手料理、懐かしい味ですねーー)
兄の優しさはキャメロット時代からずっと変わらない。
「ガウェイン卿がキッチンに入ってるから何事かと思いましたが、ああなるほど。ガレスちゃんの為にでしたか」
舌鼓を打っているガレスの前にベディヴィエールが来た。 前に座っても良いかと尋ねられガレスは頷く。
「 ベディヴィエール卿も今、夕食ですか?」
「ええ、 先ほどまで シュミレーターを使った模擬戦を他のサーヴァントの方達とやっておりました。 ヘクトール殿をはじめ、軍略持ちの方達と共同で作戦を立てておりました。この度、また戦力が増えました。彼等にいかように動いていただくべきか、指示を出すマスターの為に凡例を作っておくほうが妥当だろうと考えました」
「英霊の皆様、本当に働き者ですね」
「ーーこういったことは、南極のカルデアでは職員の方たちが率先して動いてくださっていました。 彼らのいない今、私たちが本当にマスターを支えなければいけませんから」
ガレスは彼らの拠点が彷徨海に移ってから召喚された。自分の知らない南極のことを話すベディヴィエールに、かつて「騎士達が離れ始めたキャメロット」を思い語る時と同様の翳りを見付けて、ガレスには何も言えなかった。
「ーーそれに今、マスターにとっては大切な時期でしょう。少女らしく目の前の恋に夢中になってもいいのではないでしょうか?」
ベディヴィエールが楽しそうに笑う。
「ーー知ってらっしゃるんですね?」
「ーーどこまで進んだかは分かりませんが、ここの方たちは皆、人生経験が豊富ですからね。 八割方の方は気づいていらっしゃるのではないかと」
その言葉に、ガレスは思わず俯いた。若人の恋路は筒抜けだったのだ。>>9
「ーー『アッ君、マスター、強く生きて』、姉としてはそうとしか言えません…」
「 昨今、ガウェイン卿の機嫌がよいのもそうかと思っておりました。ーーマッシュポテトが出たという事は、『次は貴女にいい出会いがあればいい』と、親心を発揮しているのはないでしょうか」
「もう、ベディヴィエール卿もお兄様も。ーー本当に困りますよ」
先輩方のあらぬ気遣いに困ったガレスを見て、ベディヴィエールは朗らかに笑う。罪の無い冗談だ。ガレスもそれを分かって相槌を打ちながら、二人の夕食は穏やかに終わった。
食事が終わり、ガレスは自室に戻る。
今、ガレスに任された仕事はない。 加入したばかりの身では戦闘シュミレーターをくり返してデータをカルデアに提供するのが主な日課だった。 ベディヴィエール達は其れを元に作戦、陣営の設定をしていくのだ。
ガレスは部屋のベッドに腰掛け、聖杯の知識で使い方を教えられた端末を開き、現在の地上の様子を映し出す。
一面の白く漂白された大地。 ここにもう一度人類史を取り戻す為にカルデアは戦う。他の剪定された世界を滅ぼしながらーー。
それは、あの心優しいマスターの少女には、どれほど辛いことだろう。 だからこそ、弟との恋がお互いの支えになればいい、とガレスはそう思ってしまう。
そして同時に浮かんできた、『次はあなたに良い出会いが』という同僚の言葉にガレスはかぶりを振った。
(私には早すぎるのです。いいえ、ーー私のような罪人には、恋などはしてはならないのです)
もう一度、端末の写真に目を落とす。画面に反射するガレスの目は暗かった。
白く漂白された大地は、『あの日』に自分が着ていた花嫁衣装を思い出させる。 ガレスの心は12歳の頃の事件を思い起こしていた。>>10
「和平交渉、同盟のため『 ロットの娘ガレスをアーサー王の元へ送る』『アーサー王の名の元で、ガレスはぺリノア王の息子と婚姻する』」
父から告げられた言葉に、12歳のガレスは同意した。 平素から
『王家に生まれたるもの、民の為に生きろ』
と父が教えてきた。ガレスは三国の同盟を結ぶための要石であったのだ。その役割に何の異論もなかった。
ブリテン島は全体として貧しい土地だ。 耕作面積も少なく、小麦が足りずに飢える民も多かった 。民を生かすために、各地の王はどれほど心を配らなければならなかったか、その苦労を身近で知っている。ガレスは父から話があった時に見知らぬ土地へ旅立つ恐れを感じながらも、その意見を尊重した。
アーサー王の元へ送られるまでの日々は慌ただしかった。以前から用意していた荷物をまとめ、道中の護衛を用意する。ーーまだ諸侯の意見が割れている。ロット王の娘の婚姻が知れれば、暗殺者が送られる。秘密裏に、しかし確実に、彼女を送り届けなければならなかった。
7日後の早朝、身支度を終え船出を待つ。
アーサー王とぺリノア王の所領は内陸だと言う。これからは一生、海が見られなくなるかもしれない。 そう思い、ガレスは椅子を動かし支度部屋の窓辺に座った。東の空がぼんやりと赤らんでくる。 船が出る頃には日が昇り始め、水面は金色に輝くだろう。毎日見てきたその美しい海が見られなくなるのを、ガレスは心から寂しく思う。
支度部屋のドアが開かれた。ガレスと同じ金髪の妙齢の貴婦人、母モルガンが立っていた。モルガンは侍女たちに声を掛け、ガレスの椅子の前に姿見を置かせた。そして連れてきた己の侍女が捧げ持つ高坏から、銀製の髪飾りとベールを取り上げた。
「母子の、最後の別れの時間が欲しいのです」
モルガンからそう言われ、侍女たちは部屋から出て行った。
「 ガレス、この度の貴女の勇気に感謝します。ーーアーサー王は私の弟。 決してあなたを傷つけようとはしないでしょう」
母はそう告げながら、堪えきれないように、 椅子に座る娘を背後から抱きしめた。>>11
「ーーガレス。最後にお母様の手で、あなたを綺麗にさせてちょうだい」
母の声は震え、涙が滲んでいた。母の動揺した姿に、ガレスを改めて『これが家族との今生の別れになるのだ』と知る。親元を離れる恐怖を押さえて、ガレスは小さく頷いた。
腰まで伸びた娘の柔らかな長い金髪を、母は自分の櫛で丁寧に梳る。 両耳の後ろで三つ編みを作って編み込み、 両方の三つ編みを後頭部で銀の簪を使い、纏める。 髪が整え終わった後に 柔らかな白のヴェールをかけた。 ヴェールの上からは銀細工の花冠をかぶせる。
全ての支度を終えて姿見の前に立つガレスは、普段のお転婆はどこかへ消えて、 妖精のように愛らしく儚げだった。
「綺麗よ。ガレス。」
母は背後から娘の肩に手をおいた。
「ガレス、アーサー王とぺリノア王によろしく伝えてちょうだい。ーーそして忘れないで。貴女は、この『モルガンの娘』。正当な『王』の娘。誇りをもって生きていて。『何があっても』必ず生きていてちょうだい」
言い聞かせるように繰り返す母。肩に置かれたその手に自分の手を重ねた。
こんな風にすぐに泣いてしまう、とても細やかな神経の母が、私がいなくなった後にも悲しまなければいいとガレスは思った。
支度を終えたガレスが船に乗る直前、アグラヴェインが白百合を一輪手渡してくれた。 聖母の花が姉を見守ってくれるようにという、弟なりの気遣いだった。渡された百合を手にガレスはが微笑んだ。そして最後の別れを惜しむように弟の髪を撫でた。
「アッくん。いつか貴方の騎士姿を見せてね。 貴方はこんなに優しいから、 きっと立派な騎士になるわ」
「姉上もお元気で。ーー私のような捻くれ者の姉をやれていたのですから、 向こうがどれだけ性格が捻くれていようと、きっとうまくやれます」
「ーーありがとう。頑張るわね」
弟のわざと悪ぶった言いように、ガレスは愛しさを覚える。
(捻くれてるなんて嘘、 貴方みたいな良い弟を私は知らない)
弟を置いて、船が岸を離れて行く。 弟の姿が見えなくなるまでガレスはずっと手を振っていた。>>12
船は進みブリテン島本当に入る。ここからは馬でアーサー王の城を目指す。一向は静かに、しかし確実に歩を進めていった。 馬に揺られながら三日が経った昼過ぎのことだった。
小川の流れる昼でも薄暗い森の中、 一向は休憩をとることになった。
「姫様。 ここがアーサー王の領地に入る前の最後の休憩になります。お化粧を直して、一番美しいお姿で参りましょう?」
ガレスの旅に付き添う、侍女頭のリネットがガレスに声をかけた。ロット王の子供たちが幼い頃から仕える女性で、ガレスとアグラヴェインには第二の母とも呼べる信頼を寄せる人だった。
ガレスは馬から降り、草の上に敷かれた敷布の上に座った。侍従から渡されたコップに注がれた水を飲む。水は汲み立てのようで、氷のように冷たく、ガレスの疲れた喉を潤した。リネットはガレスの背後で彼女の髪飾りとベールを外し、長い金髪を櫛で鋤いて手早く結い直す。
「 素敵なベールですわね、本当に。 王妃様の愛がこもってらっしゃいます」
「愛?」
ガレスの疑問に、リネットは再び、ベールを被せてやりながら言う。
「 そうですよ。 花嫁のベールは悪霊から花嫁を守るためのもの。 こうして施された刺繍のひとつひとつに想いが込められているのです。 アグラヴェイン様がお花をくださったように、王妃様もこのベールに姫様の無事を祈って刺繍をされたのでしょう」
「ーーそうなのね。リネット、私お母様やアッ君の為にも頑張るわ」
「はい。ーー姫様は、大人しくさえしていれば大丈夫です。ラモラック様も大切になさって下さいますよ」
八歳上の婚約者の名前が出て、ガレスの体は少し緊張に強張った。ガレスは背後のリネットに声をかけた。
「ねえ、リネット。近くに川があるのでしょう?出立前にちょっとだけ、このお花を冷たい水に浸してもいいかしら」
弟アグラヴェインから渡された白百合は、海風にやられ、しおれはじめていた。この百合が、キャメロットに向かう少女の旅の慰めだった。 花と同様に少女の元気も少しずつ減ってきている。リネットを始めとする侍従も、姫達姉弟が仲の良かったのを知っているため、苦笑しながらも了承してくれた。休憩場所から10mと離れていないが、護衛の騎士を二人連れ、ガレス、リネットの4人で小川に行った。>>13
リネットは自分用の皮袋に水を汲み、百合を浸す。茎を皮袋に差し入れて口を縛ると、皮袋は小さな花瓶のようになる。リネットはそれをガレスに手渡した。
「 このまま水に入れて持って行きましょう。 すぐに目的地ですから、私にはこれ以上の飲料水は必要ありません。ーー姫様の大事なお花、大切になさって下さいませ」
「ーーありがとう!」
皮袋を受け取り、ガレスの表情が輝いた。
ーー同盟に当たり、ガレスを送り届けてからは、ロット王の家臣たちは皆引き上げることになっている。それは侍女のリネットも同様だった。だからこれは幼い頃から面倒を見てきた姫への、リネットの最後の奉仕だった。
不意に背後からうめき声が聞こえた。 リネットが振り返ると護衛の騎士の一人が肩に矢を受けていた。木々の奥では侍従たちが倒れている。 更に風切音がした。
咄嗟にリネットはガレスの身体を抱え込んだ。護衛の騎士は盾の陰にガレス達を庇う。三人の頭上を矢が飛び、背後の木に鋭く突き刺さる。射たれた騎士はくぐもった呻き声を矢を引き抜いた。その矢を背後から斬りかかってきた黒ずくめの男の首に振り向き様に刺した。襲撃者から血が吹き出、絶命した。途端に姿を表した襲撃者は六名。騎士二人は次々に襲いかかる襲撃者と応戦する。
「ーー姫様、お逃げ下さい!」
騎士の達の叫びを聞き、リネットは強張ったガレスの手を引いて森を走り出した。
「大丈夫ですよ、姫様。必ずお守りします!」
リネットが言い聞かせるように小さな声で、ガレスに言う。二人は道に迷わぬよう小川沿いを走り、森を抜けようとしていた。木々の中に光が見える。森を抜けた。
ーー底は谷に面した崖だった。10 M ほど下を 川が音を立てて流れている。逃げ場は無かった。立ち竦む二人の背後から風切り音がした。ガレスを庇い体に覆い被さったリネット
の、その細い背中に、幾本もの矢が突き刺さる。じわじわとリネットの体から血が流れ、熱を失う。白のベールとドレスにはリネットの血に染まって行く。
「リネット!離して!貴女の血を止めなきゃーー」
「姫様、必ず、お守りします。ーーどうかお許しを」
リネットは最後の力でガレスを崖から突き飛ばした。落ちて行くガレスの目は、倒れ伏すリネットの最期の眼差しと目が合う。消えて行く光の中で、それでもガレスを見守っていた。>>14
ガレスが落ちた水は あまりにも冷たかった。流れは早く、普段から活発なガレスも達者には泳げなくなる。更に母から送られたベールがふわりと広がり、意思を持つように体に絡みついてもがく娘を水底に引きずり込んでいく。手足と顔に絡み付き、窒息させようとするかのようにベールがまとわりつく。苦しさの余り意識が遠のく。溺れるガレスにも矢が射かけられる。 肩と右脇腹に激痛が走った。矢じりに縫い止められたベールが外れた。泳ぐ為の力が抜け、ガレスは急流に飲まれた。水を飲み、意識を失い流されていく。
明くる日、川下に住む一人の老いた漁師は、川上から見たことのない『白い百合の花』が流れてきたのを見つけた。漁師は不思議に思い川を上っていく。 そして川の中流まで行き着いた。そこの岩場には、肩と腹に矢が刺さった、白い服の少女が流れついていた。
ガレス姫の死により和平と同盟は破綻した。姫の死が、始めに伝わったのがキャメロットでもロット王にでもなく、対立する諸侯に、はやばやと伝えられたのが何よりの失策だった。
愚かな戦が始まり、そして終わった。
ーー戦後処理の仕事をするケイの執務室では、ケイとマーリンが話し合っていた。
「ロット王を担ぎ上げた諸侯連合軍との戦で『ウーサーの血統』自体に疑念を持つ、反乱分子は一掃できた。ーー肝心要の奴は、尻尾すら掴ませなかったがな」
ケイは苦々しく言った。
ある意味姫との婚姻と三国同盟でお茶を濁すよりも良い形にはなったのだろう。 ブリテン島の権威は全てアルトリアに集中した。ーー黒幕の思惑通りにだ。だからこそアルトリアが倒れた時がきたら、それこそが危うい。
「アーサー王の元に、 最強の騎士を集める必要がある」
アーサー王と志を同じくし、 王と国を守るものたちが必要だ。ケイの言葉にマーリンが頷く。そして、王妃ギネヴィアの生家から送られた円卓を指差した。
「 あそこに座れるものを選ぶといい。王を含め13人の騎士が、正しく王国を守るだろう」
円卓にはまずアーサー王、ケイ卿、ぺリノア王が座った。王の執事を務めるベディヴィエールも。時をおいて、亡きロット王の息子達ガウェインとガヘリスが座る。そして異国からの騎士もその席に身を置いた。ランスロット、トリスタン、パロミデス。
彼ら以外の騎士が座る事もあったが激しい戦の中で淘汰され入れ替わり、長く席を温めるものは少なかった。>>15戦から五年後、ぺリノア王が戦で亡くなり、同時期にモルガンから推挙がありロット王の末子、アグラヴェインが席に付く。
それと同時期にキャメロットでは厨房の下働きボーマンの冒険が起こった。
件の下働き、ボーマンになるまでの一件を、ガレスはノウム・カルデアの自室で回想する。
あの後、川下の漁師に救われ手当てを受けた。 しかし傷と体力の低下からガレスは幾日も寝込み、意識を取り戻した時には戦は始まっていた。拾ってくれた漁師は文字を知らず、手紙で生存をキャメロットに伝える術もなく、ガレスは何も出来ないまま祖国は滅んだ。
ガレスは強い自己嫌悪と後悔の念から髪を切った。 母の髪飾りは形見として持ち歩き、 しかし二度と姫として身を飾れないように、髪は常に短くした。ガレスを救った漁師は親切だった。貧しい生活ながらも、見も知らぬガレスを育ててくれた。ガレスも素直に漁師の生活の仕方を学び、日々働いた。二人はいつしか親子のように互いを慕わしく思っていた。
ガレスが十六の時だった。風の噂で円卓の騎士の話を聞いた。
そんな資格は無いと思いながらも兄弟を一目見たいと思い、義父に無理を言い城仕えをしに出立した。そして一年後に自分を守ってくれた侍女と同じ名前の姫に会い、あの日の自分と同じ絶望を見つけて旅だった。
ーーそして、冒険を越えた先では家族との再会が待っていた。
王と円卓の騎士達の御前で、検分の為に、ガレスは母モルガンと引き合わされた。>>16
モルガンは娘の姿を見て泣き崩れ、人目もはばからずに駆け寄り、娘の体を抱きしめた。モルガンの背後には貴婦人を守る騎士として、かつてガレスと婚約をした騎士ラモラックがいた。モルガンは涙ながらに言う。
「ガレス!ああ、なんてこと。 本当に辛かったでしょう。ーーお父様も、貴女の無事を知っていればこんなことにはならなかったでしょうに」
モルガンのその言い様に周囲の騎士達の空気が強ばる。更にガレスに言い聞かせるように、モルガンは頬を両手で包んで言う。
「 本当に、美しい髪が腰まであったのにこんなに短く刈り込んで。 肌にも傷を負って。まるで茨の海を泳いで来たような姿だわ。ーー この姿では誰も貴女を姫だと信じてくれなかったでしょう。 あなたのこれまでの辛苦を、どうかお母様に教えてちょうだい」
母の言葉を受けたガレスの脳裏に、これまでの出来事が走馬灯のように蘇る。自身の無力を呪った悲しみの数々。ガレスの目から光が消えるのを見て、 モルガンは密かに微笑んだ。
ここでモルガンの意図を正確に察知していたものは少なかった。モルガンは『娘との再会に我を忘れ、思わず過去の事を口走った』だけの『女性らしい弱さを持った貴婦人』に見えていたからだ。ーー腹の中に『イブを唆す蛇』を飼っているとは誰もが思わなかっただろう。
ガレスは暫し逡巡した。しかし為すべき事を思い返す。ガレスは母の肩を押し、そっと自分から引き剥がした。背後のラモラックがモルガンを優しく受け止める。その姿にガレスは、どうしようも出来なかった時間の流れを感じた。込み上げた悲しみを振り払い、ガレスは王に向かい跪き、騎士の礼を取る。>>17
「ーー陛下。ご報告がございます。私は母モルガンの申す通り、オークニーのロット王の娘ガレスにございます。 父の命によりキャメロットへ向かう折りに何者かに襲撃を受け、臣下の忠義により生き延びました。ですが私は数々の篤信に応えることができ無かった罪人でございます。ーーどうかこの場で、私の罪を裁いてくださいませ」
娘の予想外の口上に、モルガンは娘に駆け寄り引き留めようとするが、ラモラックがそれを制した。
「王姉と言えど、ここでこれ以上の無礼は許されません。お留まりを」
跪くガレスを見て、アーサー王が口を開く。
「それが、貴女の姫としての務めか」
「はい。 兄弟たちの活躍により我が父にかけられた汚名は既に濯がれております。 ですが三国の同盟を無にした私への罰はまだ承っておりません。ーー女の髪で剣の滑らぬよう、髪は短くしてまいりました。陛下、どうかご命令を。私の首を持って、この一件を終わらせていただきたいのです」
ガレスは既に覚悟を決めていた。 冒険を経なければ、敬愛するランスロットから叙勲を受けなければ、生まれなかっただろう『心』。それを得ただけでも己の人生に意味はあった。ならば次は死をもって臣下の忠義に報いるしかないと思っていた。>>18
「ーー面を上げなさい。『ガレス卿』」
厳かに、しかし優しく、王の声がガレスに降り注いだ。
「 初めからあなたに罪などない。貴方は善く生きた。苦難を生き延び、正しく助けを求めるための者の為に戦い、 そして今此処で、真の騎士と為られた。ーー あなたをキャメロットの騎士として迎えよう。 未だ心に陰があるならば、 あなたが光となりそれを打ち払いなさい」
アーサーの言葉にガレスは 深く頭を下げた。
王との謁見が終わり、ガレスは円卓の置かれた広間に通された。そこでランスロットから祝福され、初めて会う兄達に頭を撫でられた。 そこでようやく安堵で涙が溢れた。長兄ガウェインの腕が妹に伸び、胸に抱きしめられる。
「ーーよく頑張りました」
そう言われた途端、ガレスは涙が止まらなくなった。 涙で潤んだ視界の端に、記憶よりもずっと大人になった弟の姿が見えた。 思わず昔のように呼びかけそうになるガレスを、近付いてきたアグラヴェインが制した。
「ーー『ガレス卿』。 これから共に陛下に使える騎士だ。 甘えを早々に捨てられるように願っている」
そう言い残し、弟は広間を出ていった。 周囲の騎士たちは、その突き放した言いように何名かは憤慨の気配を見せた。しかし間近で見たガレスは弟の目に、別れの日と同じ優しさを見た。ガウェインがガレスを漸く離して、尋ねた。
「 これからあなたの鎧などを新調しなければなりませんね。何か刻みたい紋章や意匠はありますか?」
ガレスは涙を拭い、兄に向かい微笑んだ。
「では、『百合』をあしらって下さい。ーー 私の命を救ってくれた大切な花なのです」乙!
面白かったよ。
ガレスちゃん実装されて良かったねセイバーリリィは義兄のケイと師のマーリンとともに旅をしている。旅の途中、困ってる人を見かけるとすぐに助けに向かってしまう。老若男女、貴賤貧富に関わらないのはもちろん、敵国人であるローマ人の旅人でさえおせっかいをかけてしまうのだ。主にケイが苦労をかけながら悩み事を解決し、リリィは無邪気で屈託のない笑顔で喜ぶ。そこがリリィの美点だった。
ある日旅の途中に訪れた村で山賊に困ってるという話を聞いた。リリィはケイ達と山賊の討伐に向かうがその折に2人と山の中ではぐれてしまう。
「まったく、2人とも迷子になってしまうなんて」
逆である。リリィが迷子だ。道がわからないどころか、現在地さえわかっていない。それにも関わらずリリィは呑気に明後日の方向に移動していく。そして数時間後、活気のある城塞都市にたどり着く。大陸に近い沿岸部の城塞都市だ。村とは山を挟んだ向かい側に存在し、街道を通って村まで行くには10日以上かかる。
リリィはその事実を知らず、この城塞都市で人助けをしながら2人の情報を集めると決める。城塞都市の人達に受け入れられるリリィ。ケイとマーリンに会えない寂しさを感じながらも楽しい日々を過ごしていた。>>23
その日々は2日ほどしか続かなかった。突然、ローマ軍が攻めて来たのだ。ローマ軍に征服された土地の住民は奴隷になってしまう。リリィはそれを防ぐために城塞都市の守備隊に参加する。
城塞都市は良く守った。ローマ軍に攻め手を与えず、幾度も攻撃を跳ね返した。ローマ軍の攻撃開始から5日後、ローマ軍が退却をするという情報がもたらされる。ローマ軍に病が流行し、数千人の病人が出たからだ。
守備隊は都市に300人ほどの兵を残し、退却中のローマ軍に追撃をかけることを決定し、リリィも追撃に参加することにした。ローマ軍に打撃を与えれば次のローマ軍の攻撃が遠ざかるからだ。
追撃する守備隊。ローマ軍の殿部隊と戦っていると後方の城塞都市から煙が上がっていることに気づく。城塞都市は陥落していた。ローマ軍には数千人の病人は出ておらず、数千人規模の別動隊が組み込まれていたのだ。
混乱する守備隊。そこにローマ軍の本隊が現れる。守備隊は近くの狭い山道から撤退することを決め、リリィは守備隊が撤退するまでの足止めをすることにした。>>24
100人以上のローマ兵を斬り倒すリリィ。だが、周りの味方はすでに倒され、自身の剣を振る腕は限界に達していた。そこにローマ軍の指揮官が現れる。この指揮官を倒し、ローマ軍が混乱している間に撤退しようと考え、リリィは敵指揮官に切りかかる。しかし、剣を数合交えただけで腕から剣が弾き飛ばされる。そして数多のローマ兵によってリリィは組伏せられ、縛られ、意識を奪われ、捕らえられる。
意識を取り戻したリリィ。自身は後ろ手に縛られ、謎の首輪をつけられている虜囚の身だと自覚する。虜囚の辱しめに甘んずるならいっそ、と舌を噛みきろうとしたが、途中で歯が止まる。
「無駄だ、その首輪がある限り自害はできない」
そう言いながら指揮官が現れる。指揮官が言うにはこの首輪には自害の防止を行う魔術がかけられている。
「お前は私の戦利品だ。ローマに連れていく。」
そしてリリィは連行される。予想外だったのは連行中毎日指揮官が会いに来たことと、乱暴をされなかったことだ。むしろ縛られたままとはいえ歩く必要がないよう馬に乗り、船の中では個室が与えられ、乱暴をしようとした兵士を指揮官自らの手で処罰を下したほどだった。>>25
そして、ローマ市に入る前日も指揮官とリリィは顔を合わせる。この時リリィは縛られたまま指揮官の天幕に連れてこられ、床に座らされた。リリィは指揮官の今までの態度からこの人間は卑劣なことをしない人間だと信用しきっていた。
「どうかな?これからローマ市に入る気分は?」
「最悪です。別の形で入ることができたなら嬉しかったと思いますが」
「いや、君は快楽に呑まれながら入場することになる」
そう言いながら指揮官はリリィの服を切り裂く。油断しきっていたリリィ。悲鳴をあげながら
「なんてことをするんですか!」
と睨み付ける。指揮官はリリィの背後に回り、
「なに、これから楽しいパレードをするための準備をするんだ。」
指揮官はリリィに目隠しをつけ体中に粘液を塗りたくっていく。肌にピリつく感覚と身体が昂っていく感覚、指揮官が男であることからこの粘液は媚薬効果があるとリリィは気づく。
「やめてください!こんなことをしたら貴方の名誉が傷つきますよ!」
快楽に流されないように耐えながら相手の名誉を気にかける弱々しい抗議をするリリィ。
指揮官は確信する。やはりあの時の少女騎士だと。>>27
粘液を塗りながらリリィの弱いところを探す指揮官。首回り、脇の下、太ももなど思い付く場所は優しく撫でていく。リリィは快感に耐えようとするが媚薬の効果と目隠しによる触覚の鋭敏化、そして想像以上に優しい指揮官の手触りに昂らされていく。
「うっ、くっ、もうやめて下さい」
喘ぎ声を堪えながら懇願するリリィに指揮官の欲望は強くなっていく。もっとこの娘を快楽に浸からせたい。そう思いながら指をリリィの秘部に進めていく。
「ひゃっ、はぁっ!」
リリィの反応が激しくなる。指揮官はそのまま秘部を指で蹂躙していく。
「あっ!ダメっ!そこは!」
一際反応が良いところを見つけた。ここを重点的に、痛みを与えないように責めていく。
「はぁっ!あぁっ!」
リリィの体が仰け反る。絶頂に達したのだ。その後、ぐったりと体が前のめりに倒れるリリィ。>>28
丁度いい時間だと指揮官は判断する。指揮官は絶頂の疲労で動けないリリィに猿轡を噛ませる。そしてリリィと正常位の形になりリリィの秘部に自身のモノを挿入する。
「ー!~!」
声にならない叫び声をあげるリリィ。初めて貫かれた痛みが襲うが直後に挿入による快感が背中を走る。
「悪いな、猿轡なんか噛ませて。だが、楽しいパレードの最中に舌を噛んで痛い思いはしたくないだろ?」
そう言いながら指揮官はリリィの体を持ち上げる。自身の体重で指揮官の棒が深く入りリリィに更なる快感が走る。
リリィの体を持ち上げた後、指揮官は鈴を鳴らした。天幕に侍女が入ってくる。侍女達はリリィの両足が指揮官の腰を挟むように、右腕を肩の上から、左腕を脇の下から背中に回し、手首と足首を縛り上げる。こうして、リリィは指揮官に抱きつく形で縛られることになった。その後、侍女は指揮官に何らかの魔術をかけた。>>29
指揮官の中にはリリィをついに自分のモノにできるときが来たという喜びしかなかった。指揮官はそのまま自分の愛馬の元に向かい、騎乗する。
「っ!ー!」
馬の揺れは上下に揺れる。この時の揺れがピストン運動を起こし、リリィに快感を与えるのだ。また、指揮官のモノには強化魔術がかけられ強度が増している。
そうしてローマ市への入場、凱旋式が始まった。ローマ市民の目に映るのは、指揮官の馬の上で裸になり指揮官に抱きつき秘部を貫かれている女の姿。
「なんだ?あれ?」
「捕らえた奴隷じゃないか?それにしてもあんなことをされて悦ぶなんて相当な淫乱だな」
などとざわめく。リリィはこの侮蔑と嘲笑を聞き、羞恥に悶える。
「どうした?淫乱と言われ始めてから締め付けが強くなったぞ。悦んでいるのか?」
指揮官はリリィに耳元で囁く。首を振り、必死に否定しようとするリリィ。しかし、揺れによるピストンで快感が押し寄せ仰け反ってしまう。
「お前はもう騎士じゃない。何も耐える必要はないのだ」
それでもリリィは耐える。まだ残った何かのために。だが、ピストンによる快感で幾度も絶頂に達してしまい、その度に膣が指揮官のモノを強く締め付ける。
「くっ、そろそろ限界だ」
指揮官のモノが膨らむ。リリィはもう射精されると理解してしまった。絶望感から無意味とわかっているが必死に身をよじるリリィ。その行為は指揮官の嗜虐心と情欲をくすぐる。
「これで、お前は私のモノだ」
そう言うと指揮官はリリィの中に射精した。射精される感覚。昂らされたリリィにはそれさえも快感に感じて膣を締めてしまい、指揮官の精を搾り取っていく。この地獄は凱旋式が終わるまで続き、リリィは凱旋式後も指揮官の屋敷で飼われ続けることになる。>>30
これで一応終わりです
スマホで書くの疲れた遅筆が過ぎていつの間にか前スレが終わっているorz
もし興味もたれた方は前スレの482からこの話がスタートしていますので、ご参考まで
今回の責めは結構ハードを意識しました。お気に召しますよう……>>32
「うあぁあっ!ああぁん!んくううぅっ!」
少女の悲痛な声が木霊する。プレラーティ=ベルゼブブの圧倒的な力の前に屈したジャンヌが、衆人環視の中で徹底的に犯し抜かれている。悪魔に乙女の中心を深々と貫かれ、巨大な魔根を膣を割り裂くようにねじ込まれていく。
「あ゛あああっ!かっは……うぁあぁあああぁ~ッ!」
「良い……喘ゲ、狂エ……」
「んふ……あ、ぁ……かはぁああああっ……!あっあ゛ああぁ……」
腰を掴まれ、結合部に全体重を掛けた駅弁ファック。最奥までを一気に抉られ、玩具のように上下運動を強制される。子宮を激しくノックする突き込みで鳴かされ、抜き際にも凶悪な返しのついたカリで膣壁をめくり上げられる。
「これっ……ダメ、だめに……なるっ……」
純潔を奪われ、力の源たる聖処女としての信仰を失った身体が、一突きごとに壊されていく。波濤のように押し寄せる性の衝動。それは肉体のみならず、ジャンヌの――レティシアの心までも容易く突き崩していく。暴力的な責めに痛みだけを感じていた筈なのに……声が艶を帯びてしまう。
ぬりゅうう……ずちゅうっ!じゅぷうううん!
「あ、はぁ……んん!あん!あっくううう!」
濡れている。悪魔に犯されて、ジャンヌ・ダルクが濡れている。結合部から流れ込む最上級の魔力に、歓喜の咆哮を上げるベルゼブブ。悪魔の責めは一層激しさを増していく。
「オオ……オオオオオオォ!素晴らしイ!力が満ちル……」
ベルゼブブから迸る魔力は今や空気を焦がすほどに強まっている。プレラーティの逸話から仮初めに再現された魔神が、真性の悪魔として変成しようとしているのだ。聖処女を堕とすことは即ち、魔王たる己の存在をより強固にすることに他ならない。現世から隔離された異界であれば、地獄の領主として顕現することも可能だろう。
「(ここまで来れば核がなくても現界できるか)」
脱皮するかのように、プレラーティがベルゼブブの背を割ってずるりと這い出してくる。
「ふう。息苦しいったらありゃしない。喰われるかと思ったよ……元の霊格が違いすぎりゃ、こういうオチだよね」
プレラーティという僅かな人間性をも切除したベルゼブブが、欲求を制御することなど有り得ない。ジャンヌの細首と胴を締め上げながら、無慈悲に交接器を叩きつけてくる。>>33
「あ……かは……あぅ……んん~~っ!」
「どうしタ?この方ガ、よく締まルな?」
「ベルゼブブ。その子はとんでもないマゾだから、もっと痛めつけてあげた方がイイと思うよ」
「そうカ」
魔王に操られた異界の触手がジャンヌの背を強かに打ち据える。
「きゃあああああ!……んああぁっ!?」
苦痛に仰け反ればその間隙に秘裂を割り裂かれる。悲鳴と喘ぎの二重奏が異空間に響き渡る。
ばしいいん!びしいい!ずばあん!
「あああぁああっ!いぎ、ぃいいい……うああああ!」
非情な鞭打ちの嵐に聖衣が破れ散っていく。苦痛に身体が強張ると、膣が肉棒を一層強く食い締める。抗い難い女の本性。穢らわしいもののはずなのに、淫らなクレヴァスは蜜をこぼしながら凶悪な男根を受け入れてしまう。
「コレで濡らスとハ……見下ゲ果てタものダ」
「だってよ?地獄住まいに見下げ果てたなんて言われるなんてねえ!」
「あぁ……くぁああ!んんぅう……ひぁああああっ……」
悪意に満ちた言葉にも反論する余裕がない。麗しい唇は、今や喘ぎ声しか紡ぎ出せないのだ。
「あ~あ。もう会話にならないか」
大袈裟に肩を落とすプレラーティ。言葉責めも旨みが薄れたか、ベルゼブブはいよいよ動きを加速させていく。
ぱあん!ぱあん!ぐちゅう!にちゃああ!
体位が変わる。片足を高く持ち上げられ、飛沫を上げる秘所を衆人に晒し尽くしながら犯される。ベルゼブブの魔力に中てられて金縛り状態の一同も、視線のみはジャンヌのアソコに注いでいる。
ああ……まなざしに熱を感じる――みんなに、アソコを蕩かされてしまう。>>34
「みない、で……だめ、みないでっ……あっぐうぅ!?」
抜き差しの度にぴゅっぴゅっと噴き出す淫蜜。どんな釈明をしようと、この光景を見ればジャンヌがベルゼブブを求めていることは否定できないだろう。海魔、触手、グール、魔王……それらに犯され続け高まり続けた性感に、もう抗うことができそうもない。
「あんなに濡らしてさ、ホントに気持ちいいんだろうな」
「信じられない。あんなのがジャンヌ・ダルクなの……?」
「ぅう……んぅうううう~~」
ふるふると首を振る。違う。犯されて感じたりなんかしない。でも……でも!身体がもう我慢できなくて――
震える腰。弾む乳房。飛び散る汗。迸る雌汁。愛の欠片もない力任せのセックスに、聖女が陥落しようとしている。そして限界が近いのは悪魔も同じ。極上の名器に促され、精液を充填した雄々しい逸物がメリメリと膣を押し広げていく。紛れもなく、ソレは射精の前兆だった。
「だ……め……出さない、でぇ……」
敗者の懇願が届くことはない。蠅の王が咆哮と共に夥しい量の白濁を吐き出した。
「受け取レェエエエエ!」
「あひいいいぃいいいいああああああ!!!」
精液の洪水が凄まじい勢いでナカを埋め尽くし、焼き尽くす。誰の侵入も許したことのない聖域が蹂躙されていく。授かった聖処女としての力まで根こそぎ押し流されて――
「い、いいぁああああ!イっちゃ、イっちゃうううううう!んはあああああぁああ!」
ぶっしゃああああ!
敗北絶頂に全身を戦慄かせ、屈服の証たるラブジュースをぶちまけながらジャンヌはイキまくった。制御不能の快楽連鎖に、女体の何もかもが狂わされる。止まらない膣痙攣が精液を貪欲に搾り取り、膣内に出される度に絶頂は更に深まっていく。
「あぁああああっ!あつひぃ……ナカっ……熱いぃいいいいっ!?」
赤ちゃんを宿す大切なトコロが、人外の精で溢れかえる。それでも果てることがない魔王の精が膣を子宮を洗い、なおも収まりきらない白い濁流が結合部から噴き出していく。
「まだぁ……まだ出てるうぅ!んふぅううぁぁあああぁ~~!」
総身を戦慄かせ、腰をガクガク震わせながら、イってイってイキ続けて……>>35
「かは……あ、ぅ……」
全ての精を受け止めたジャンヌの膣は、完全にベルゼブブの所有物と成り果てていた。「おんな」の全てを征服されたジャンヌが、股間から止め処なく白濁を垂れ流しながら崩れ落ちる。
痛みでも苦しみでもなく、喪失感から涙が零れた。神に捧げたこの身を、あろうことか悪魔の王に汚された。処女喪失からの大量膣内射精。火刑よりも遥かに無残な最期が、刻一刻と近づいてきているように思えた。
「も……だめ……ちから、が……」
霞む視界。薄れていく意識。懸命に伸ばした手を取ったのは、誰あろうプレラーティだった。
「さて。そろそろ『アレ』で楽にしてあげるとしよう。いいかな?」
ジャンヌを抱き起こした少年が魔王に目配せをする。一度は一体となった身ゆえか、意思疎通が可能らしい。
「……面白イ」
「暴れるだろうからね。しっかり押さえててくれ」
プレラーティの指から細い針金のようなものが伸びる。うねうねとのたくる糸が、あろうことか――
「あひぃ?いゃ……そんな、はいりゃ……あひぃいいいいいい!?」
ジャンヌの耳の内部、奥へ奥へと侵入してきた。不快な……女を狂わせる粘液を撒き散らしながら、糸が細い耳穴をほじくり返す。
にちゅ……ぷちゅうう……ぬりゅう……
音に犯される、そんな感覚さえあった。神経が集中する繊細な感覚器官を蹂躙されながら、中耳を越え鼓膜にまで潜り込まれる。
「ひぁあああぁ!?みみぃっ……みみ、犯さないでぇ……やめてえぇっ……!」
「それ、サービスでもう一本」
「ん゛んぅううあああっ!?ひあああぁああ~~!?」
視界が霞み、世界が歪む。平衡感覚が失われていき、激しい目眩と嘔吐感がジャンヌを襲う。
「辛そうだけど、こんなの前座だよ前座……舌、噛まないでね」>>36
霊糸が束となってドリルのように鼓膜を穿孔していく。ガツガツめりめりと薄い膜に衝撃が走り、痛みのあまり気をやることも許されない。
「ああああっ!だめ、これっ……みみ、こわされ……」
「ご開通~!」
「あぎぃぃいいぃあああぁ!?
ぶちっ!という音が聞こえたきり、静寂が訪れる。鼓膜を突き破られたのだ。三半規管が滅茶苦茶にされ、意識が遠のいていく。そして霊糸は遂に脳を……霊核を浸食し始めた。
「あ……が……うわ゛ぁあああぁあああぁあぁああああ!」
喉が張り裂けんばかりの絶叫も聞こえない。明滅する視界。混乱する思考。英霊ジャンヌ・ダルクと共に戦い続けた日々が、走馬灯のように過ぎ去っていく。
死ぬ。死.んでしまう。いくら変身していたって、こんな責めに耐えられるはずない!神経が次々に断裂しては繋ぎ直され、脳内まで最悪の粘液に染められていくようだった。
「(あー、あー……聞こえる?今直接君の脳内に語りかけているよ)」
「(いや……いやああああ!出てって、出てってぇぇぇ!」」
「(つれないなあ。ここまで奥に入るのは僕が最初で最後だと思うよ?)」
「(や……もう、もうやめて……)」
「うん。やめようと思う。だって君もう耐えられないでしょ?」
霊糸が霊核を蹂躙していく。対魔力など到底及ばない脳内への責めに、全身を痙攣させて悶絶するジャンヌ。脳髄に塗りたくられる粘液に、ココロまでどろどろに融かされていく。
「壊れた玩具を弄んでも面白くないんだよねえ。だから今度はさぁ……」
哀れな姿でカクカクと震えるジャンヌの耳元で、プレラーティが囁く。
「『本物』が壊れるところを見せてよ」
声は既に上がらず。意識は彼方へ行ってしまったかのよう。そして訪れる、何かが途切れる致命的な感覚――それきり、レティシアの意識は闇に包まれた。>>37
「どうダ」
「成功」
暫しの後、弛緩していたジャンヌの身体がぴくりと動く。重い瞼のその先の瞳は、先程までとは違う光が宿っていた。
「く……」
「やあ。ようやく対面できたね。ジャンヌ・ダルク」
「プレラーティ……一体、どうやって」
「深層意識を掬い上げただけさ。スイッチを強制的に切り替えてやれば引きずり出すのは容易い……忌々しい対魔力を破るにはこうする以外なかったんでね」
「こんなことをして、何のつもりですか」
「今更?代われるものなら代わりたいってずっと思ってたでしょ?だからレティシアちゃんに代わって犯されてもらうだけ」
背筋を冷たいものが伝う。平静を装っているものの、今この瞬間にも嬌声を上げてしまいかねない程の淫熱が、聖女を内側から灼いているのだ。だが、気取られるわけにはいかない。
「私を屈服させたいならば……後悔させます。必ず」
「へえ、強気。流石は本物だ」
啖呵を切っても焦りは消えない。此度の現界におけるジャンヌ・ダルクの役割は、少女に力を託し、その戦いを助けるサポーター。「英霊として彼女が戦う」ことは契約の埒外だ。それがレティシアの心身にどれだけの負担を掛けるかは想像に難くない。果たして、いつまで耐えられるのか……
「じゃ、お構いなくヤらせてもらうね」
ベルゼブブの長大な交接器がぶしゅっ!と水音を立てて突き込まれた。
「あ゛ッ……!?か、は……っ」
膣を引き裂く雄々しい存在感を前にして、気高い決意は全くの無力だった。眼を見開き、ぽっかりと口を開いて天を仰ぐ。耐える?こんな、こんな快楽に耐えられる、はず……
「おやあ?大分応えてるみたいだけど大丈夫ゥ?」
視界が明滅する。猛烈な快感が神経を駆け巡り、脳と下腹部に集中していく。おかしい。有り得ない。このような責めは生前何度となく経験し、否応なく慣らされてしまった筈なのに――>>38
「くぁあぁあ……あ、んあぁああああぁッ!?」
びくん!と大きく身体が跳ねる。イってしまった。ただ挿入されただけで、救国の聖女はトばされてしまったのだ。
「ふ……ふふふ!あーはっはっははあ!見たかいみんな!世界に名だたる聖女サマは、ペニスをぶち込まれただけで絶頂するド変態だったみたいだよ!」
「あ……ぅ……っ」
敵は聖女の思いがけぬ反応を楽しもうというのか、今度は交接器がぐりぐりと浅い部分を虐めてくる。
「ふぁ……う……んんぅっ……?や、あぁ……」
ソフトタッチで襞を捲りあげられる度に愛液が溢れ出す。お預けをくらえば、陰唇が物欲しげにパクついてしまう。
「焦らさないで欲しいってさ」
「クク……淫乱め」
ぬじゅっぷう!
「い、ぎ……あぁあぁっ!?」
一転、怒濤の如く性感が押し寄せ、理性が崩れ去る。濡れそぼったヴァギナが長大なシャフトを滑り落ちる。巨大すぎる逸物に膣奥をがつんがつんとノックされ、突き上げられる衝撃に天を仰いだ。絶対に受け入れてはならない淫悦がジャンヌの肉を支配し、無意識のうちに腰をにじり付けてしまう。愛液でぬめる膣は極太の交接器さえあっさり呑み込み、禁断の場所へと誘っていく。
「アハハハ!どんどん挿入っていくじゃないか!欲求不満にも程があるんじゃない?」
「ちがい……う゛ぁッ!?ちがいますぅ……!」
「嘘を吐クな。ここガ欲シがってイる」
奥を突かれると、だらしのない声で鳴かされてしまう。異端審問の時でさえ――幾晩幾日と男に奉仕させられた時でも――悲鳴など一度も上げなかったというのに。
「あぁああっ!ぅああっ……ひ、ぅううう……」
長い三つ編みと両腕を掴まれ、バックの体勢で貫かれる。下の口と逸物がぶつかり合う卑猥な水音。飛沫を上げる雛先、割り裂かれるアワビを意識させられ、絶望的なまでの背徳感が聖女を襲う。
「(ああ……私……このままじゃ……)」>>39
レティシアを救う。その機会を与えられたはずなのに、何の抵抗も出来ずに嬲られるばかり。許されざる快楽に流され、こんなにも……感じて……
「限界、カ」
「ひと思いにやっちゃいな。ベルゼブブ」
ピストンが加速する。女の子の大切なところを滅茶苦茶にされる。ダメ。だめだめ!そんな風にされたら――
「ふああぁあぁあぁあ!?イッくうぅう!?そんな、イかされっ……あぁあぁあああああああっ!」
ベルゼブブのペニスに屈服し、聖女の全てが決壊した。無様に潮を噴き上げ、背を限界まで反らしながらジャンヌ・ダルクは絶頂した。内股になって恥ずかしすぎる秘所を少しでも隠そうとするが、本気汁の噴出は止められない。
「う゛ぅっ……っくぅうう……うぁ゛っ!?ああ゛っ……でる……でちゃ……っ」
絶頂の余韻も引かぬうちに追撃のGスポット責め。耐えられる筈がなかった。小水を撒き散らしながら、息も絶え絶えといった様子で身体を震わせている。
「おかし、い……こんな……」
「何がおかしいのかな?あの子の身体はもうこんなになっている。ただそれだけのことじゃないか」
「……っ!」
「苦しかったはずだよねえ。ライダーに可愛がられて、アサシンにはみっちり調教されちゃって。挙げ句触手どもに犯されて魔王の慰み者さ!その間キミは見物を決め込んでたわけだけど、どうだい?自分がどれだけ酷い仕打ちをしてきたか、身に染みて分かるでしょ?」
「これが、レティシアの……くあ゛ぁあぁあぁあぁあ!?」
そう。これがレティシアの感じている快感なのだ。主の祝福を受けた生前のジャンヌとは違う、一介の女学生の身体が魔的な責めに晒され続ければどうなってしまうか。レティシアにとってこれまでの戦いがいかに凄絶な苦しみだったのか。それをプレラーティは傍観者たるジャンヌ・ダルクに味あわせようというのだ。
「ただの女の子を戦いに駆り立てた咎。責任とりなよ聖女サマ」
突き込まれれば背中を反らし、引き抜かれればがくりと項垂れる。ぶしゃぶしゃと愛液を撒き散らし、しどけなく首を振りながら感じ入る。そんな聖女の姿に嗜虐心を煽られたベルゼブブの抽送が加速していく。
「はぁっ……あっく……ん!ん!あん、あぁあん!やぁ……くふうッ!?」
「あはははは!あんなに息巻いてたのにねェ!もうレティシアちゃんと同じ声で喘いでるじゃないか!」>>40
「こ、この程度……ぅあああ!?んくぅううううぅ~!」
「もう強がるのやめたら?どうせならもっとアヘ顔晒して感じまくった方がいいじゃないか。我慢は身体に毒だって、キミの信じてる神様は教えてくれないのかな?」
「耐えっ……あああぁん!たえて、見せます……」
「ふうん。じゃ、これくらいは当然我慢できるよね」
ぐぶぢゅうう!
「くは……あひぃいいいああ?あっああああんんんっ!」
膣と尻穴の両方に、有り得ないほどの太さの触手を咥え込まされ、壁を両側からゴリゴリと潰される。
「んくっ!かはっ……だ、め……これ……かんじ、ぁああああっ!?」
「うっわあ、お尻弱っ!そういう反応しないでしょ?普通。ホント淫乱だなあ」
「だまりなさ……んうぅん!?」
侵入を防ごうと息んでいたところを引き抜かれると、排泄にも似た快感を覚えてしまう。ぷるぷるお尻を振って悶絶するジャンヌに、何本もの触手が押し合いへし合い潜り込む。敏感な腸粘膜が蕩かされ、マゾヒスティックな昂ぶりが抑えられなくなっていく。
「あっ!?んああ!ああん!ひぃ……くふぅううう~~!」
「だらしないなあ!レティシアちゃんでももうちょっとは我慢できたよ?」
言い返す余力も無い。交接器と触手とが織りなすリズミカルな抜き差し。決して馴れることを許さない二穴責め。滾々と湧き上がる愛蜜が掻き出され、白濁と恥蜜がぐちゅぐちゅのニーハイソックスとパンティをさらに汚し尽くす。襤褸切れのようなショーツには腸液が染み込み、汗ばんだ太腿に貼り付いて見るものの劣情を誘う。奥へ奥へと侵攻してくる触手に内臓を叩かれ、衝撃で口から零れた白濁が卑猥な糸を引いて地面へ伸びていく。
「はぐっ……ぐ、ぅ……ま、だ……私、は……」
「……あのさ、いつまでそうやってあの子を苦しめるつもり?今犯されてるのは自分の体じゃないんだよ?」
「……ぁ」
プレラーティの言うとおりだ。僅かに残された英霊としての意気を以て踏みとどまっているものの、実際に苛烈な責めを受けているのはレティシアの身体だ。これ以上耐えてしまったら取り返しが付かない。
「さっさとフィニッシュさせないと、その身体使い物にならなくなると思うな」>>41
「う……ぁ……あああぁああああああ!?」
もう私はどうなってもいい……せめて、彼女だけは――鉄の心が砕けたその刹那。
下腹部がぶるっと震える。子宮口が下がり、おぞましい肉槍にキスをする。ぱっくり開いた最後の扉が凶悪なカリを呑み込み、きゅっと締め上げる。最奥で歓待を受けた悪魔のペニスが膨れ上がっていく。
「だめ……くる、なかでっ……あ、あっあっあああっ!」
「ク、ハハハ!堕ちロ、聖女」
「あ、あ……イかされ、イ、イクイク……イっくうぅぅううううぅぅ~~~!」
ぶっしゃあああああああ!
間欠泉のように吹き上がる絶頂液。女芯が魔の生殖器を限界まで締め上げ、吐精を促す。健気な奉仕に、ベルゼブブも全力を以て応じる。
「ウオオオオオオオオオ!」
どぶどぶぼびゅりゅうううう!
「あ゛―――っ!」
もう間抜けな声しか出てこなかった。快感を超え、苦痛を上回り、幸福感にも似た感情が芽生えてしまう。強大な雄の逸物に屈することこそ雌の幸せなのだと、DNAのどこかが叫んでいる。夥しい精液が子袋に注ぎ込まれ、スレンダーな肢体の下腹部が異様に膨らんでいく。
「(こんなぁ……こんなに、出されたら……レティシアがぁ……)」
最悪の光景が脳裏を過ぎる。ダメだ。それだけは、絶対にダメだ。意気を振り絞り、下腹部にあらん限りの力を込める。
「おぁ……はぎゅううぅううううぁぁぁあああぁあ~~!?」
先程の愛液噴水にも負けず劣らずの勢いで、ジャンヌ・ダルクは子種汁をヴァギナから噴出させた。
「(ぜんぶぅ……ぜんぶ絞り出さないとぉ……にんしん、させられちゃう……!)
ベルゼブブの精からレティシアを守る為、ジャンヌは目も眩む快楽地獄の中、必死に息んで精液を排出し続けた。
それでもなお続く魔王の中出し。延々と続く攻防。幾度となくジャンヌは飛ばされ、無様なアクメを極めさせられた。白濁を注がれ続けた。それでも。それでも譲れないもののために、僅かばかりの抵抗を続けた。>>42
「ふぁ……あん……」
「あのベルゼブブを満足させちゃうなんてねえ!一体生前はどれだけの男から搾り取ったんだろう!?その辺の連中なんてさ、10秒も経たずに出しちゃったんじゃない?ねえ?」
「いわない、で……」
「あはははは!英霊だろうと所詮は小娘!ちょっと気をやればこんなもんか!」
プレラーティの悪罵に、滲む涙を隠すように俯くしかない。取り囲む学生たちの怨嗟の声が聞こえる。弱り切った獲物に沸く海魔の群れが見える。魔力を簒奪し強大さを増すベルゼブブを感じる。
「(レティシア……私に身体を貸したばかりに……これが、私への罰なのですね――)」
強い意志を宿していた瞳から、輝きが消えていく。
「さて、そろそろ次の仕掛けが効いてくる頃かな?」
「まだ……悪辣な真似を……んあッ!?」
どくん。心臓が大きく鼓動する。血液が上半身に、いや……胸に集まっていく感覚。数秒のうちに、マグマのような熱感が両の乳房に押し寄せる。
「な……っ?胸、あつ……これっ……?」
尖りきった乳峰に集中したそれは、開口部を目指して一気にこみ上げてくる。
「むね、何か、くる……きて……ふうぁあああああぁああ~~っ!?」
びゅうう!どびゅるっ!
尖りきった乳首から母乳が噴きだした。戦装束が白く染まり、未曾有の感覚に瞼の裏までも白く塗りつぶされた。
「あ……んん……こんな、こんなこと……」
「快楽中枢を刺激しただけでおっぱい噴き出すとか……すっごい体質になっちゃったねあの子!これからの人生大変だ」
「プレラーティ、それ以上は……んんんぅうううう!」
魔術師に乳房を強く揉み込まれると、更に激しい勢いで母乳が迸る。水分を吸収しきれなくなった聖衣からミルクが滴り落ちる様は、余りにも淫猥だった。>>43
「最っ高!最高に惨めだよジャンヌ!イキまくって、敵におっぱい絞られて、どんな気分だい?依り代の女の子の身体で感じる絶頂はどうなんだい?教えておくれよォ!」
「あああああぁあぁ……ううぅああああ゛あ゛ぁああああああ!」
ぶしゅぶしゅぶしゃああ!
母乳とマン汁を吐き出す人形――快楽に流されるばかりのジャンヌに触手たちが取り付く。再開された触手ピストンに合わせるように、止め処なく続く噴乳。アヒル座りを強要され、コスチュームの内側から地肌を直接這い回られる。穴という穴を犯される。そんな状況にも甘い吐息が漏れ、喘ぎ声が吐いて出る。聖女の快楽神経はとっくに壊れてしまっていた。
「ひぁっ!?そこ……んぁあああ!イッく……あ゛あぅ!……ん、ぁん……ま、また、イッ……!」
娼婦のように妖艶に身をくねらせ、股間と胸から分泌される恥液に塗れながら、ジャンヌ・ダルクは触手陵辱にイキ狂った。
「うっわ……有り得ないでしょ」
「おっぱいってあんな風にでるのかあ」
「出るわけ無いでしょ馬鹿。あの子が異常なのよ」
コスチュームに潜り込んだ細触手に乳房を絞り上げられ、乳首を虐められる。蠢く触手の責めで感じる度に、乳房に満ちてくる母乳がびゅるびゅる流れ出す。
「(止まらない……止められ、ないんです……)」
哀願するような聖女の眼にも、軽蔑の眼差ししか返ってこない。それも当然と言えよう。断続的に潮を噴くヴァギナ。内側から触手に聖衣を食い破られてまろび出たミルクまみれの左胸。そんな状態で――胸を隠すこともなく、ジャンヌは菊を犯す触手に翻弄されている。開発されきったアヌスは大腸にまで侵入を許し、腹の中の消化物を触手に掻き混ぜられる異常事態。
「うぶぅあ……おっげ……ぅえぇぇ……っ」
触手がみっしりと詰まった便をほじくり返し、体外へ掻き出す。見たくない。絶対に見られてはいけないのに、為す術なく触手に宿便をひり出されていく。>>44
レティシアちゃん、便秘気味?僕らのせいで不規則な生活強いられてるせいかな」
「私あんなになったらもう生きていけない」
「俺だってそうだよ……」
人として最も恥ずべきシーンを晒され、ジャンヌの心は限界に達しようとしていた。それを察知した触手が、止めとばかりにコスの内から外から、膣内から、腸内から、一斉に精を放つ。
どぼぶゅううううううぅ!ぶばあああああっ!
「ひぎぃいいぁぁあああぁあ~~~!とけ、るぅ……とけちゃ、ぁぁぁぁああぁぁっ!」
ぶっかけられる汚濁に促され、全身の痙攣が子宮とクリへと収束していって――
「だ、だめ……です……こんなのだめなのに……ああぁ!? か、感じすぎてぇ……くあぁぁ、もぉ、わたしぃ……っ!んあ゛あ゛ぁあぁあぁあああああぁぁぁ~~~ッ!」
天に向かって腰を跳ね上げ、湯気だった大量の本気汁をぶちまけるジャンヌ。自ら噴き出した愛液のシャワーを浴びながら、救国の聖女は深い深い絶望の底へと墜ちていった。
「ざまあないね」
視点の定まらぬ眼で地面に打ち棄てられた聖女。体中が虚脱感に包まれ、身体を起こすことさえできない。指一本動かせぬ、といった様子のジャンヌに触手はなおも群がり、ダッチワイフの如く好き放題にその身体を嬲り尽くす。
「う……うぅ……はぁ、ぁん……」
海魔と触手による中出しは数十回にも及び、その10倍はイかされた。徹底的に精液に染め抜かれたジャンヌに、超常の存在たる英霊の力は微塵も残ってはいない。
「さっさと堕ちてしまえば苦しまずに済んだのに。なーんにも考えられなくなって、ただ快楽に身を任せてしまえば、キミもレティシアも救われるのに。僕、聖女サマのこと全然理解できないや」
「(レティシア……ごめんなさい。私、貴女に何も……)」>>46
朝から濃いものを読ませていただきました
いや、ここから逆転出来るのかどうか気になりますなぁ
しかし、ヒロインならこの程度の絶望は越えないと駄目ですね>>21
ガレスちゃん姉設定の小説は本当にこれで最後になると思います。 後は公式設定でガレスちゃんの小説書いていくつもりです。
さっきのガレスちゃんの過去の補足です。 未実装のキャラクターばかりです。
ペリノア王は稀代の騎士として知られる武道派の男。 ブリテンを統一すると予言されたアーサー王と同盟し、即位以前から共にあった男だった。 王としての先見の明と 騎士としての武勇を兼ね備えた男。その男の長子として生を受けたのがラモラックだった。
容姿は父に似て、野生と高貴が同居した彫りの深い美男だった。
しかし、その内面は父と大きく違っていた。豪放磊落を地でいく父とは違い、ラモラックは計算の上で、騎士を、人間を演じていた。
「 ペリノア王の後継者としてふさわしい振る舞いをする」
ことを幼少より己に義務づけていた。
ーーペリノア王には后も子供も多かった。正規の后ばかりでなく、美しい女の噂を聞けばすぐに馬を走らせる自由な男だった。 王自身が認めていないだけで、非嫡出子まで含めれば星の数ほどの子供がいた。
一ー後継者の首が何時すげ変わってもおかしくはないのだ。身を守るためラモラックは父に気に入られるように、正しく騎士であり続けた。武勇を馳せ、特に騎馬での槍試合では敗北を知らなかった。
ラモラックを守ってくれる者などいなかった。 母は息子を産んでから直ぐに亡くなっていた。
以前、父の后の一人が己の産んだ息子と妾が産んだ娘を連れて城を出奔した事があったが、 父ペリノアは探すことさえしなかった。
王の後宮は蠱毒と同じだった。力の強い者しか生き残れないのだ。ラモラックは己の身を守るために常に強者であり続けた。
そしてラモラックが二十歳の頃だった。
オークニーという北にある異国の姫との婚姻が決まった。その国を治めるロット王の娘で、12歳になるガレスという名前の姫を娶らされることになった。彼女はアーサー王の姉モルガンの娘で、アーサー縁故の唯一の姫君にあたる。
アーサーと敵対する諸侯、その代表であるロット王。アーサーと彼らの和解と同盟のために設けられた政略結婚だった。>>48
ラモラックは 素直にそれを受け入れた。
年を離れてはいるが、ラモラックに国政を左右するこの話が回ってきたということは、父の後継者は自分に決まったようなものだ。
更に姫君を同盟相手として大切にし、何れは子を為せば己の血統が盤石となる。ラモラック自身にも良い話だ、否など無い。
しかし大きく話は崩れていった
姫は嫁ぐ道中に襲撃され亡くなり、諸侯は反乱を起こした。オークニーのロット王は父ぺリノアに殺された。ラモラックも父と共に武勇を馳せ、アーサーの騎士として名を残すこととなった。
この戦でブリテンの権力は全てアーサーに集中した。 先見の目があったぺリノア王とその子供達は、アーサー王の元、ますます重用されることとなった。
しかしラモラックには焦りがあった。 父ペリアの心の変化と、共に王に仕えるロットの息子達への対応だ。ーーペリノア王は老いた。先の遠征の折りに己の娘を見殺しにしたことを悔い、かつての王としての横暴さは身を潜めるようになった。 そして、かつての自分と同じように振る舞う息子たちを厭うようになった。
老いた父と反比例するように、オークニーの兄弟たちはアーサー王の元で力を伸ばしていく。
(婚姻で両家がまとまっていればよかったのだ…)
ラモラックは胸中で呟いた。しかし、ラモロックの身分を確かにする同盟、婚姻相手は既にいなかった。このままでは自分の立場が危ういと、そんな折だった。
「 ーーラモラック卿、ですわね?」
父と共に王に仕えるアーサー王の居城、キャメロットで喪服の貴婦人が声をかけてきた。
楚々とした、儚げな美女だった。
「お初にお目にかかりますわ。私はロット王の妻。ーーあなたに嫁ぐはずだったガレスの母、モルガンと申します」
「ーーなんとお詫びをするべきか、言葉もございません」
ラモラックは瞳に敬意と謝罪を込めて、貴婦人に頭を垂れた。
「ーー 謝罪などなさらないでください。 戦も世の理のひとつです。恨む筋合いなどございませんわ。只、 娘はあなたに嫁ぐことを本当に喜んでおりました。あの子の気持ちを思うといてもたってもいられず、貴方の姿を見て、ついに声をかけてしまったのです」
瞳に涙を滲ませながら、女は身を震わせて言った。>>49
「ーー 私のような、力でしか物を語れない人間に、貴女の涙を止める手立てはございません。 ですが、私の力の及ぶ限りであればあなたをお守りしたいと思います」
ラモラックの提案に、モルガンは涙を滲ませて頷いてくれた。
母親のモルガンを守ることは、オークニー兄弟への対外的な歩み寄りになる。またこの麹塵を後ろ盾にすることで ラモラックはアーサーの信頼を得て後継者争いをする弟達を権勢することができるだろう。ラモロックは『己のため』にモルガンの守護を願い出たのだった。
モルガンの守護を始めて二年たった冬だった。昨年からキャメロットに仕える、とある厨房の下働きをランスロットが気にかけていると聞いた。
お互い異国の騎士で過去の因縁も少ないので、ラモラックはランスロットとは仲が良かった。互いを仇の息子としてみるオークニー兄弟とは違い、多少の皮肉を言い合っても許される仲だった。
木剣を使い、ランスロットと打ち合う。激しい鍛練の後、汗をふきながらラモラックはランスロットに尋ねた。
「ランスロット卿は貴婦人にしか興味がないと思っていたが、美童趣味もあったのか?」
ラモラックの皮肉に対し、ランスロットが苦笑する。
「ーーそういった目であの子を見たことなどはないよ。本当に良い子なのだ。とても素直で筋がいい。将来的には騎士団に推挙をしようと思っている」
件の下働き、ボーマンの事を語るランスロットの目は優しい。 虚を突かれて、ラモラックは一瞬返事に詰まる。
「そうかーー。其れは良い師匠に恵まれたな」
(私とは違って)
言外で密かにラモラックは呟いた。
ーー父は勝手だった。子供を産んだ女には興味を示さず、ラモラック含め子供達に同母の兄弟はいなかった。 子供達も自分の目にかなうだけの強さがなければ捨て置かれた。だからこそ、生きるために力を求めた。生きるために父に気に入られようとした。
それなのに老いた今になって、父は存在も忘れていた娘を一人、死なせたことを嘆いた。そしてその心のまま戦場で亡くなった。後継者問題を解決しないままに逝った。
(実に、身勝手だーー)
亡き父が何故そんな心境に至ったのかは察しがついている。亡きロット王との一戦だ。守護するモルガンからロット王の話を聞かされた。>>50
ーーペリノア王とは真逆の、愛妻家で子煩悩な父親像。娘を嫁に出すことも直前まで迷ったのだという。それでも娘が覚悟を決めて、「嫁ぐ」と言ったからこそガレスを送りだしたのだと言っていた。
そうして深く愛した娘を残酷な形で失い、国も滅ぼされた王の最期の猛攻は凄まじかったのだろう。父の、長年の生き方を変えてしまう程に。
(そんな姫を妻として迎えていれば、苦労もあっただろうなーー)
ラモラックはモルガンから話を聞きながら、政治的な理由では姫を迎えられなかったことを残念に思い、同時に『大きな家庭環境の差』『故の気苦労』を思い、ため息をついた。
物思いに沈むラモラックにランスロットが反撃する。
「ラモラックこそ、 モルガン様とはどうだ?」
「ーー馬鹿を言え。息子達の前で母親に手が出せるか」
ランスロットのきわどい冗談だ。ラモラックは鼻で笑う。
「ーー娘を失った貴婦人の心を慰めるために話をしている。それだけだ」
「ーー君の結婚については詳しいことを知らないが、残念に思っているよ。上手くまとまっていれば、君とガウェイン達の因縁も無かったのだろう」
「ああ、 陛下の御心も多少は安らかだったと思う。私の国の後継者問題の解決にもつながっていたかもしれん。残念だ」
ラモラックは淡々と語った。姫が生きていれば16だ。自分との間に子の1人2人は生まれていたかもしれない。そうすれば亡きペリノア王もここまで気落ちはしなかっただろう。
「まあ、嘆いたところで過去は変えられん。只足掻くだけだ」
ラモラックは話を切り立ち上がる。 ランスロットもそれに倣う。今日は冬至の宴だ。正装に着替え広間に集まらなければならない。身分を問わずアーサー王が謁見を許す日だ。騎士達も万全の構えで警備をしなければならない。>>51
冬至の宴に大立ち回りをした、下働きボーマン。まさかその正体がかつての自分の婚約者だとは、ラモラックは思ってさえいなかった。
しかし帰還したボーマンを見たモルガンがそれを証言した。母は万感の思いで娘を抱きしめていた。だからこそ、その先の暴言については無理もないとラモラックは思う。
(ーーガレス姫はどう出る?)
モルガンを引き留めながら、ラモラックは冷静に、自分本意に観察をする。
母と同じように心のままに泣き叫ぶのなら、それまでの女だとラモラックは思う。騎士団への推挙を考えたランスロットの目も節穴だろう。
冷静な対応が出来るのであれば、自分との復縁を考える。しかしガレス姫はラモラックの想像以上の道を行った。
王の前で「首を落としてほしい」と懇願したのだ。
「三国の同盟を無にした原因である自分をここで裁き、 事態を収拾してほしい」
と捨て身で行動したのだった。その背中に自己保身など何もなかった。
故に王は正しく彼女を騎士として認め、全てを許し、誰の血も流れずに謁見は終わった。
ーーまさしく大団円だった。
謁見が終わると、ガレスは回廊にいた母の元へと戻って来た。そして懐に忍ばせていた銀の髪飾りを母に手渡す。
「お母様。ーー御守りをくださって有難うございます。 ですが、どうぞ娘は死んだものとお思いください。これからは騎士としてアーサー陛下に仕えたく思います」
「ガレス、貴方が自分を守った侍女の死に心を痛めているのは分かります。だからといって女性としての生き方を捨てるまでのことはないでしょうに」
「ーーいいえ。私は責任を取らねばなりません。きっとお父様も許してくださいます」
そして少女はラモラックに向き合った。一度は婚約をした仲だというのに互いの顔を間近で見るのは初めてだった。 あどけないが兄と母に似た、美しい顔ばせをしていた。>>52
「ラモラック様。この度のお話、誠に申し訳ございません。私は姫として生きることは許されません。ーーどうか裁いてくださいませ」
姫の決意を前にラモラックは逡巡した。
騎士であっても、彼女の姫君としての血統は変わらない。むしろ箔がついたとも言える。彼女を妻として迎えれば、亡きペリノア王の後継者は自分に確定する。しかしーー。
「ーー貴女の心に従おう。ガレス卿。これからは共に騎士して陛下に仕えよう」
ラモラックの言葉に、ガレスは安堵したようだった。女性であることを捨てる心の痛みを滲ませながらも、ガレスは笑顔で頷いた。そしてガレスは兄達が待つ広間へと向かって行く。
「ーーラモラック様、なんてことを!」
モルガンがラモラックを責め立てる。それは正に娘を思う母親の姿だった。 しかしラモラックは冷静に問う。
「ーー なぜ『侍女』が彼女をかばったことを貴女が知っているのです?ガレス卿は状況を子細に語っていません」
ラモラックの言葉にモルガンが表情を変える。 周囲に色を合わせて擬態する蛇が外国には居ると言う。そのように鮮やかに、女はその正体を現した。なよやかな貴婦人の顔を脱ぎ捨て、魔女が嫣然と笑う。>>53
「ーー ああ、やはり分かってしまいますのね。 でも少し露骨すぎましたものね」
「貴女の差し金ですか?」
「『三国同盟』などという中途半端な形でブリテンがまとまってしまってはいけませんもの。 アーサーを思ってこその行動ですわ」
「 己の娘を利用してまでもですか」
怒りを滲ませるラモラックの言動に、 モルガンがころころと笑う。
「 まぁ、貴方こそ良識振ったことを仰って。 己の血族でより良い後継者を選ぶ。貴方の方こそ、その考えに理解があると思いましたのに」
この女はかつての父と同じだ、ラモラックの心に怒りが灯る。滲み出る殺気を気にした様子もなく、モルガンはラモラックの腕に指を這わせ、下から瞳を覗き込んだ。イヴを唆した蛇がこちらを見ているとラモラックは思った。だがその緑の瞳から目が離せない。
「ーー 私も貴方と同じですわ。私を切り捨てた父が許せないのです。ですから、どんな手を使っても私の座るべき玉座を取り返します。私を止めたいなら目を離さないことですわね?」
「ーー止めるとも。私はアーサーの騎士だ」
「 いつまでその矜持が持つか楽しみですこと。ーーああ、でもこの2年は楽しゅうございましたわ。ラモラック卿。番犬へのご褒美に、今宵は私の褥へご案内いたします」
「ーー断る」
「うふふ。ーーあまり無理をなさらないでもよろしいのよ?もう貴方と娘の婚約は破棄になったのです。貴方が父親の後継を名乗るならば、 私がこれまでの恩に応えてに後ろ楯になりましょう」
腕を伝っていた指は今は肩に回っていた。首を引き寄せられ緑の瞳が間近に近づく。
「ーー仲良くいたしましょう。お互いの目的のために、ね」
花の香りがし、柔らかく湿った唇が合わせられる。回廊の柱の陰で初めて、モルガンとラモラックは深い口付けをした。勝手に腕が回り女の体を強く引き寄せる。心のどこかでこの時を待っていたのだと、ラモラックは気付いていた。
父への反逆を許されたこと、魔女の手に堕ちることを本当はずっと望んでいたのだとーー。>>54
ラモラック卿はランスロット、トリスタンと並ぶ強者です。 モルガンを愛しながらもアーサーへの忠義を持つという矛盾したような人。
この人がモルガンが悪人だとわかりながら愛するってどういうことかな、と考えて妄想しました。
モルガンと同衾していた時にモルガンを弟ガヘリスに暗殺されるわけですが、もしかしたらこの時、ラモラックはモルガンを守らなかったのかなと思いました。
アーサーの敵を確実にを殺めさせた、その上で愛する女性と同じ場所に行くために、 後々の襲撃を受け入れたんではないかと考えています。
ーー忠義心があり、しかし素直で善人のガレスとは決してうまくいかない、裏のある人であってほしいと思いました。
以上です。>>56
感想ありがとうございます!
次回は燃え要素も盛り込みながら話を締められたらなと思います
人体構造の不勉強はお恥ずかしいばかり………やはりきちんと調べないとダメですね;;R-18な話題総合スレッド88の
>>917から>>920
で書かれた小説の続きを書かせていただきました。
文体が違うのはご容赦を。
私の体の上にいた男が一度陰茎を引き抜き、腹に何度目かの男の精をかけられる。もう、私の体は外側も内側も男の精で汚れきっていて、心も砕けて、男に何をされても涙混じり嬌声しかあげられない。
(「振り向いて貰えると思ってたの?笑実の兄だよね?逆にお兄ちゃんはガレスちゃんの事気持ち悪がってたかもねぇ〜笑」)
男の声が頭の中で木霊する。
「にい、様。ごめん、なさ…い。好、きに、なってごめんな、さい…」
男の精を浴びせられながら私は、しゃくりあげて嗚咽を漏らしていた。 上に跨がった男がそれをまた嘲笑してくる。
ーー兄、ガウェインへの思いは最初は太陽の騎士への憧れだった。だが、顔も知らなかった妹を心から愛してくれるその優しさに、何時しか私は恋心を抱いた。
男のいう通りだ。実兄に恋をするような獣じみた私に、これは当然の報いだと思えた。
そんな、何時までも続く男の一方的な愛撫は突然終わった。
飽きもせずに、もう一度私の体を開こうとする男が、横から飛んできた拳によって殴り倒される。男は勢いのまま床に頭から倒れこんだ。
「離れろ、下衆が……!」
低く抑えた、しかし途轍もない激しい怒りに包まれた声。
拳を握る、修羅の形相の太陽の騎士がそこにいた。>>58
「ーーに、い様?」
呆然と呟く私に、兄ガウェインは何も言わず、自分のマントを脱いで汚れた私の体を包んだ。そして両腕に私を抱えあげ立ち上がる。 床に転がる中年男を冷ややかに見つめ言った。
「ーー貴様にはどんな地獄も生ぬるい。騎士達の怒りをもってその罪を贖え」
そして兄は踵を返し私を抱えたまま拘束されていた部屋を出て行く。兄の腕の中で朦朧とした意識が落ちる寸前、見知った円卓の騎士たちが入れ替わりに部屋の中に入っていくように見えた。
目覚めるとそこはノウム・カルデアの自分の部屋だった。 清潔なシーツの上にパジャマを着せて寝かされていた。体の節々は痛いもの肌にベタついた感触はなく、 誰かが風呂に入れ 衣服を整えてくれたのだとわかった。
「ーーガレス、目が覚めましたか」
私の眠るベッドの傍に椅子を置いて、兄ガウェインが座っていた。
「ーー怖い思いをしましたね。もう、大丈夫ですよ」
いつものように髪に触れる兄の手が震えていた。それでも私を安心させるように、くせ毛をくしゃくしゃにかき混ぜる。
「兄様ーー」
私の声も震えていた。冷や汗が吹き出る。
ーー兄はどこまで知っているんだろう? あの男に何を言われ、幾度なぶられただろう?近親相姦を望む私は醜いと分かっている。しかしそれ以上に、あの時の醜態を兄に見られてしまったのが辛かった。
兄の手を外し体を起こす。上体を起こして兄に向かい深く一礼した。
「ーーご心配おかけしました。兄様。医務室でなくこちらにいるということは、先生方から看て、体に異常はなかったということですよね?それなら少し休めば回復します。 明日からはまた騎士として働かせて頂きます。ーーなので今は、一人にしていただけませんか?」
私は声が震えていないか不安になる。こんな形で閉じ込めていた思いを気づかれたくなんかなかった。
兄に嫌われることは今よりずっと辛くなる。だから冷静になる時間が欲しかった。>>59
「ーーガレス!」
兄が私の名前呼んだ。腕が伸びて、腕の中に閉じ込められる。 突然のことに私は驚いて身を固くした。
「ーーすまない、ガレス」
兄は私をきつく抱きしめて、耳元で泣いているようだった。
そういえばあの男に嬲られた時は、一度も抱きしめられたことなどなかった。それに気づいて、どんな形であれ兄が抱きしめてくれたことを嬉しく思ってしまう。こんな汚い自分に兄が 気づいてはいけない。
「兄様、大丈夫ですから。ーー私などにもう関わらないでください」
そう言ったとたん、兄に唇を奪われた。
驚きと歓喜の中に舌が入り込み口腔から蹂躙される。恋人同士だけが許される激しい口付けを繰り返し、唇が離れた時に私は息が上がっていた。
「ーーあの男に何をされたか全て教えなさい。 全て塗りつぶします。あなたの中に あの男の記憶など何一つ残さない」
兄の全身から怒りが吹き出していた。
私は、身体中を舌で舐められたことを伝えた。秘部に指が入り込んで、体の様子を事細かに言われながらなぶられたことも伝えた。兄は 私の服を脱がせ、同じ尺度で、しかし比べようもなく激しく私を愛撫する。
私は幾度も達してしまった。
その間、私は目を瞑ってずっと泣いていた。兄の手で触られて喜んでいる自分が醜く思えて、辛くて仕方なかった。
「ーー綺麗ですよ。貴女は全て、清らかなままです」
私に言い聞かせるように、兄はそう言いながら愛撫を続ける。
不意に足を割り開かれて、幾度も男を入れた秘部を間近に見られた。羞恥と絶望で固まる私よそに、兄は顔を近づけ、躊躇う事なくそこを舌で愛撫してくる。私は必死に足を閉じようとし、しかし兄の腕に抵抗は抑え込まれる。余りの事に目を見開いた。>>60
「ーーやだぁっ!ひっ、んっ。兄様、止めーー!」
兄の舌が汚れた私の体の中に入ってくる。火傷しそうな程に熱くて、悪いことだと分かっているのに喜ぶ自分が情けなくて、もう死、んでしまいたかった。涙が溢れて止まらない。
「兄様!ーー汚い、から…。ひっく。止め、て、ください…」
抵抗を意にも介さないで続ける兄に、私は必死に伝えた。溢れる蜜を啜り花弁を嘗めあげる。
兄が秘部から身を離した時には、私は羞恥と疲労で寝台に倒れ込んでいた。兄ガウェインが私に覆い被さながら顔を覗き込んで来る。
「ーー何が、汚いのですか?」
「ーーだって、私が悪いんです。兄様なのに、兄様を好きになってしまったから…。こんな私が、いたから、生前だって皆が…。私のせいで、ごめん、なさーー」
支離滅裂だった。ずっと心の中に押さえ込んでいたものが全て入り混じって、涙と泥になって溢れ出す。
「ーーガレス、あなたに何の罪がありますか?」
ガウェインが聞いてくる。
「円卓が割れたことも、あなたの恋心も何一つあなたの罪ではない。ーーそれは全て、『私』の罪です」
体が抱きしめられる。足が開かれ兄が腰を進めた。
「えーー?ひっ、ぁあん!」
兄が、私の体の中に入ってきた。嬌声をあげて私は迎え入れる。焼けた太い火箸で抉られるような感触だった。内側を圧迫する熱塊は、初めてであれば相当な痛みが伴っただろう。だが私の体は歓喜と共に受け入れている。
「ーーにい、様?」
「あなたに恋をしたのは私の罪であり、恋を奪われた怒りから円卓を割ったのも私の罪です。ーー私はいつも届かない。あなたが傷つけられてから、奪われてから辿り着いてばかりだ」
「ーー兄様」
「あなたにそう呼ばれることが、何よりの幸福なのに辛い。私はあなたを妹として見られない。ーーあなたを、一人の女性としてしか見られないのです」
太陽の騎士は今にも泣き出しそうな顔をしている。 一回りも年上の大人の男性なのに、 迷子の子供のように思えて、心の奥深くから愛おしさがこみ上げる。 白い手を伸ばし、兄の首に抱きついた。 兄の体が緊張で強張るのがわかった。>>61
「兄様。いえ。ーーガウェイン様。大好きです。ずっと前から、大好きです。あなたに頭を撫でてもらえると嬉しくて、でもその先にどうしたらいいのかずっと分からなくて。何も言えませんでした」
兄は身動ぎもせず私の告白を聞いていた。
「ーーだから、今こうしているのが嬉しいのです。だから、私にあなたをください。全部、忘れさせ、んーーっ!」
最後は言葉にならなかった。兄に激しく揺さぶられたせいだ。嬌声が溢れて止まらない。繋がった場所から湿った水音が響く。
「あっ、ガウェイン、様っーー!」
兄から与えられる全て、先ほどまでの悲しみが塗り替えられていくのがわかった。
急流に落ちた木の葉のように、私は流されるばかりだった。それでもガウェインに手を伸ばす。ガウェインが私の手を取り口づける。
「ーーガレス、愛しい人。あなたは私のものです」
そう言われた途端、体の内側が燃えるように熱くなった。繋がる兄にはそれが伝わっただろう。両手がひとまとめにシーツの上に縫い止められた。抵抗を封じられて、 兄にひたすら蹂躙される。それを歓喜と共に受け入れている。喉の奥からひっきりなしに声が溢れた。 全身がこれまで抑えてきた恋心を伝えるように、泣き叫んでいる気がした。
「っうん!ーー大好き、です!ガウェイン、様ぁっ!」
「ええ、私も愛しています」
「ーーぁあ!」
快楽の高みに追い詰められて、兄からの愛の言葉とともに意識が落ちた。目の裏が白くなり、指先まで快楽に震えている。 私はそのまま気を失った。
目が覚めると兄の腕の中だった。 裸の体は守られるように抱きかかえられていた。
体中が汗でしっとりと 濡れている。私が気を失った後も、兄は私を愛していたのだろう。それが嬉しい。 そっと兄の左胸に耳を当てる。 生前とは違う身でありながら心臓の音が聞こえる。 その穏やかな音に安堵する。
「 ーー大好きです。兄様」
そう呟いて私はもう1度目を閉じた。もう、悪夢は見ないだろう。>>62
SS が素晴らしくて書いてしまいました。
モブレお兄さんの描写は割愛しちゃいました。ごめんなさい。
でも、プロの仕事があったからこそ、こうやってくっつけたと思うんですよ。
素晴らしいお仕事をありがとうございました。
元の SS の 性描写が素晴らしいのでそういう風なのが書けるようになりたいです。
つい心理描写に逃げてしまうので。
ありがとうございました。総統ブラウニー(以下B)「ライd…スネーク、経過報告を」
艶めく瞳のスネーク(以下S)「はい、3ヶ月前から継続していた耳と背中の性感帯開発ですが『日常生活で支障がないが少しの愛撫で感じるレベル』まで仕上げることに成功しました、貴方の愛撫なら一撫でで身じろぎせざるを得ないかと」
B「素晴らしい仕事ぶりだスネーク、報酬(桜の靴下)は例の場所に置いておこう」>>65
B「二人とも素晴らしい成果報告に感謝する、そして朗報が一つある」
S,R「朗報?」
B「猛々しき野生のタイガーからの情報だ・・・・・桜が一つ上のステージに登った」
S「!?」
R「それってまさか・・・!?」
B「ああ、“E”から“F”だ…!」
R「くっ、なんて迂闊!桜の成長なんて真っ先に考えなきゃいけなかった!」
B「どうしたとおs…レッドデビル?」
R「…サプライズで注文していたアムニスフィア印・産めや増やせやで人理保障機関カルデアレーベルハロウィーンナイトシリーズ『デンジャラス・ビースト~夜の後輩は危険なケモノ~』を“E”のサイズで発注してたの、このままじゃああの娘に苦しい思いをさせちゃう…!」
S「・・・・構わないのではないでしょうか」
B,R「!?」>>66
S「確かにサイズの合っていない下着の着用は苦しいですし、なによりも!桜のおっぱいキレイなおっぱいが!崩れてしまいます!・・・・ですがそちらは一夜だけ着るものです大きな影響はないでしょう」
R「確かにその通りだけど…」
S「むしろ、ワンサイズ小さいものを着用する事により食い込む紐、苦しさから来る切なげな表情、そしてずらされて胸をはだけた時の苦しさから解き放たれる解放感…これらは桜の可憐さ・淫靡さ・美しさをより引き上げるのでは・・・!?」
R「なるほど、あえてのサイズ違いを逆利用する、そういうのもありか…!」
B「最高だスネーク…!この助言の報酬は前戯20分としておこう!」
S「では、3日後にその権利を行使しましょう」
B「では本日の定例会議はここまでとするでは『間桐桜により良い快感を!』」
S,R「『間桐桜により良い快感を!』」>>67
もうすぐ劇場版HFが発売記念で書きました
すまない、初投稿でこんなに頭の悪いものを本当にすまない私の触感は鈍い。
だから、いくら性器を刺激されても、うっすらとしかそれを感じない。
それでもセックスすることはできる。
それは、彼がそんな私を気遣うように、慈しむように、健気に愛撫をしてくれるから。
もっとも、刺激ではなく彼のその心で濡れるのだけれども。
それでも絶頂することはできる。。
私が上になって彼を絶頂させる。そして、それでも腰を止めない。
そうすると彼は苦痛の強い快楽の喘ぎをあげる。
その声を聞いて私はようやく絶頂することができる。
私の絶頂は変わっているけれども、とても私らしいと思う。
そしてそれがとても嬉しくて誇らしかった。
だから、それだけで満足していればよかった。>>69
そんな折、ふと閃いたのだ。
マンネリを感じていたのか、彼に何かを気負っていたのか。
今となってはわからないけれど、閃いてしまったのだ。
私が好きな彼の声を、躰全身で受け止めたらどうなるのだろう、と。
流体に変えることができるこの躰で、彼の喘ぎを受け止めたらどうなるのだろう、と。
そう閃いてからは早かった。
彼も快く承諾してくれた。表には出さないけれど、こういう所も私は好きだ。
いつもの通り、いつもの体位、いつものやり方で絶頂しようとする際。
上半身だけを流体に変えて、彼の頭をすっぽりと包んだ。包んでしまった。
全てが伝わり、全てに伝わった。
彼の苦痛が、快楽が、輝くばかりの愛が。
私の子宮に、肉体に、壊さんばかりに響いた。
声は聞こえないはずなのに、全てが聞こえて全てを刺激した。
私は初めて躰で絶頂した。>>70
それからのセックスは変わった。
正確に言えば新しいやり方が加わった。
彼が絶頂した後に、私が腰を動かしながら彼を包む。
私が絶頂してる時に、彼が私を抑えながら腰を動かす。
それが、全てを終わらせてしまってもいいくらいに気持ちいい。
彼も、私が絶頂してる時の膣内がとても気持ちいいらしい。
以前ならば、それを聞いて軽蔑の言葉を吐いていたのかも知れないけれど、今ならわかる。
私に溺れる彼の喉から溢れる波紋。
それを受け止める躰を揺らす、そんなセックスがとても気持ちいい。
――揺らして。揺らして。
私を。全てを。
――溺れて。溺れて。
私に。全てに。
今日も私達は絶頂する。2話目のタイトルミスってすいません
2/3ですねR 18スレで出てきたバーサーカーのガレスちゃんとランサーのガレスちゃんの話です。
自己解釈で書いてますので解釈違いでしたらごめんなさい。
北海、ノウム・カルデアでは先日ブリテン島の異分帯を解決し、残すは南米の異分帯のみとなった。
「ランスロット様!」
少女の明るい声が響いた。前を歩いていた白い鎧の騎士ランスロットは振り返る。そこには緑の服を着た、金と黒の混ざった短髪の小柄な少女が笑っていた。
「ーーガレス卿か、 先ほどシャルルマーニュ十二勇士と槍試合をすると言っていなかったか?」
「はい、これからシミュレーターで試合なのですが、ランスロット様のお姿をお見かけして、是非とも挨拶をと思いまして!」
「ーーそうか、ありがとう。君の健闘を祈るよ」
「ありがとうございます!では験担ぎに『口づけ』などを一つ……」
少女の身に纏う雰囲気が不意に変わる。髪は一気に踝まで伸び、動きやすい村娘のような服が、黒の薄絹の肌を晒したドレスに代わる。顔立ちは全く変わらないか、雰囲気が一気に蠱惑的なものに変わった。
少女は魔力で手足の筋力を強化し、一瞬で距離を積め懐に入る。ランスロットの首に腕を絡め、その艶やかな唇を近づけようとする。>>73
しかし、互いの唇が触れようとする瞬間、背後から白い腕が伸びて少女の首をがっちりと羽交い締めにした。抵抗するドレスの少女を押さえ込むのは、同じ顔の短髪の少女だ。
細腕に似合わぬ強力で、ランスロットからドレスの少女を引き剥がす。腕の中でもじたばたと暴れる少女にサーヴァント、ランサーのガレスは怒りを露にする。
「バーサーカーの私!全く何をしているのです?少し目を離した隙にまたランスロット様の所へ行ってご迷惑を掛けて!いい加減にしなさい!」
「いーやーでーすぅ!槍の私のお節介!せっかく今日は良いところまで行ったのに、なんでまた邪魔するんですか?」
「ーー同じ顔のあなたがランスロット様に狼藉を働くのは、円卓の評価を下げるからです!ランスロット卿、訓練と同じです。どうぞこの子が何かしたら容赦なく投げ飛ばしてやってください」
バーサーカーの狼藉に息巻くランサーのガレスに、ランスロットが苦笑する。
「ーーどちらだろうかと警戒はしていたよ。だが私が動くよりも、君が来るのが早かった。素晴らしい対応だ」
「ーー恐れ入ります」
「狂戦士の君も演技が上手くなった。 二人で連携すれば、いずれ私も倒せるのではないか?まあ、そう簡単に倒されてやる気はないが」
ランスロットが師匠としての目で二人のガレスに笑って言った。
「聞きました、槍の私? 二人がかりでもお相手して下さるそうですよ?そのまま褥にーーっ!あ、痛っ、痛いです!」
瞬間、バーサーカーの頭に槍のガレスの拳が落ち、鈍い音がした。そのままガレスはバーサーカーのこめかみを、押し付けた拳で抉る。普段は朗らかに笑うガレスの顔には、動揺の余り青筋とひきつった笑みが浮かんでおり、どこか兄アグラヴェインの表情と似ている。>>74
「ーー大変失礼いたしました。この子はしばらくアストルフォ様にお任せして、世の厳しさを教えていただこうかと思います」
「いーやーでーすぅ!あの子は趣味じゃないんですう!」
「いいからシミュレーター訓練に一緒に行きますよ!私とブラダマンテ様の槍試合の間に、貴女はアストルフォ様にお尻を叩いて貰いなさい!ーーでは、失礼します」
ランスロットに一礼すると、ガレスは同じ顔の少女を徒然と引きずっていく。バーサーカーのガレスも抵抗しつつもどこか嬉しげだ。傍から見れば、双子の姉妹のじゃれ合いのようにも見える。
「ーー本当の、仲が良い姉妹であればいいのだがな」
見送るランスロットが呟く。
クラス、バーサーカーのガレスは特異な霊基だった。彼女は英霊の座には登録されていない霊基である。先の異分帯、ブリテンの女王モルガンが己の武器とするために作った、英霊ガレスの霊基を操作して作った『サーヴァント型の兵器』だった。
モルガンは汎人類史では己の生んだオークニー兄弟に暗殺されている。アーサーが生まれず、モルガンが即位したブリテン。あまりに特異な歴史を歩む異分帯、この攻略のために円卓の騎士たちが土地に召喚されることを見越したモルガンは、『対円卓』の兵器としてバーサーカーのガレスを生み出した。
クリプターから提供された、カルデアのデミサーヴァント実験の記録。英霊を使った兵器。 それを参考にモルガンは、己の命令に忠実な、そして円卓を攻略出来る騎士を求めた。
ーー円卓の騎士の一人でモルガンの娘であったガレス。モルガンは英霊の座から彼女の影を召喚し、ランスロットに殺される瞬間の記憶と感情のみを抽出し固定。狂化させる。
『ランスロットを止めようとし、しかしその言葉は彼に届かなかった』
という事実を前に、遂に迎える最期の瞬間までガレスはランスロットを見ていた。モルガンはガレス自身も気づいていなかった娘の恋心を理解していた。最期の瞬間の記憶を元に心を狂化すれば、『ランスロットの目に写る』 ことのみに執着した狂戦士となる。そして生まれたのがバーサーカーのガレスだった。>>75
モルガンの思惑通りだった。
バーサーカーは『ランスロット』に執着し、『彼の目に写り続ける』為に己の死を否定し続けた。モルガンから与えられる潤沢な魔力でその肉体を強化し、与えられた剣でランスロットと切り結ぶ。実力が足らずにランスロット含め円卓に切られても、霊格を砕かれても、その都度復活する。
『自分が死んだら彼は私の前からいなくなってしまう』
『円卓が割れてしまう』
『そうさせないために、私は死なない』
生前のガレスはそう思ったのかもしれない。
バーサーカーはその心の在処を知らない。しかし理由はわからないままランスロットを失わないために、バーサーカーは己の死を否定する。
死なない体を盾に円卓の騎士の相手を一手に引き受け、モルガンの覇道のために活躍したバーサーカーだった。しかしランサーのガレスがカルデアに召喚された事により、 その狂気の源である
『ランスロットに殺された事実の否定』
が叶わなくなる。 無限の復活は消え、敗北した彼女にモルガンからは『カルデアを巻き込み自爆しろ』と指令が下った。そこを救ったのはランサーのガレスとマスターだった。命令を実行しようとしたバーサーカーをランサーが体ごと抱え込む。 霊基の爆破による被害を最小限に抑え、更には消滅寸前の彼女とパスを繋ぎ、ランサーを通して令呪の魔力を送り込んだ。
「ーー困っている女性を見捨ててはいけない。それが騎士の務めです」
ランサーのガレスは、呆然としているバーサーカーに向かい優しく微笑んだ。>>76
それが縁となり、ノウム・カルデアに召喚されたバーサーカーのガレスは、狂化の源のランスロットへの恋心と、命の恩人であるもう一人の自分に構って貰う為に、日々色気付いた悪戯を繰り返している。悪戯に疲弊するランサーのガレスの相談に乗った葛飾北斎の言によれば、バーサーカーのガレスは「花街で育ったおしゃまな禿」のような者だそうだ。
「子供らしい子供だが、浮き世で隠される色や泥に染まって育った娘っ子サ。『腹が減った』『菓子が食いたい』そんなのと同じぐらいの気持ちで、好きな男の、ランスロットの接吻が欲しいと思うってぇだけサ」
その説明を聞いたランサーのガレスは心底辛そうな顔をしていた。一国の姫であり、騎士として育った彼女にしてみれば、 同じ顔の少女の、あまりにも奔放な振る舞いは心に障るだろう。
「まあ、甘えてんのさ。今までは母ちゃんにそっぽ向かれてたが、今じゃ姉ちゃんが迎えに来るのが分かってる。だから気を引きたくて、ああやって手ェ出そうとするんだろう」
「ーー分かっています」
彼女を助けたのは自分であり、バーサーカーが自分に構って貰いたがっているのもランサーには分かるのだ。
「バーサーカーが悪戯をする時は自分が止める」
といい、遂には腹を括って保護者役を引き受けた。
初めは当惑していた周囲も、今では、バーサーカーの振る舞いが「姉に構ってもらいたい幼い妹」のように見えている。特にガウェイン卿は「もう一人の妹」としてバーサーカーを受け入れ、悪戯を叱ると共によくバーサーカーの頭を撫でている。ランスロットも今のところ実害はないので、子供の悪戯と思い、受け流すようになった。
バーサーカーがその潤沢な魔力と変化の術でランサーに化けてはランスロットへ愛を告白し、青筋を立てたランサーの彼女が回収する。
二人のガレスの攻防は今はノウム・カルデアの日常風景の一つとなった。ランサーのガレスを除けば概ね平穏な日々を過ごしている。>>77
「ーーアストルフォ様にお尻を叩いてもらっても反省の色が見えない所か、二人して恋話しているとは何事ですか! おやつは抜きでしばらく部屋にいなさい!」
十二勇士とのシミュレーター訓練後、 バーサーカーのガレスは私室でランサーのガレスに叱られていた。バーサーカーは子供らしく反論する。
「ーー何よ。槍の私がどうやったら色気が出て、ランスロット様の目に写るか相談してたのに。『先ずはスポーツブラ卒業したら良い』って言ってたわよ、アストルフォ様が良いブランド教えてくれるってーー」
「ーー言い訳は結構です!大体何で私の下着の件をアストルフォ様が知っているのですか!夕飯前に呼びに来るまで貴女は大人しくしていなさい!」
ランサーは赤面しながらバーサーカーを叱り飛ばし、部屋にロックを掛けて出ていく。
「横暴よ、槍の私!」
閉ざされた扉の向こうへバーサーカーは叫んだ。 しかし返事は返らない。もう走って行ってしまったのだろう。 バーサーカーは頬を膨らませ自室のベッドの上にコロリと転がった。
槍のガレスが自分を叱ってくるのは好きではない。あれがダメこれがダメと、正直堅苦しく思う。それでも槍のガレスは優しい。
母モルガンと違い、手足を拘束することも必要以上の暴力を受けることもない。一人で死、んでいけと命令されることもない。
(ーーどうしてそこまでできるんだろう)
そう、常々思う。 かつて敵であった者にどうしてそう簡単に手を差し伸べられるのだろう。疑問に思うと同時にその優しさは居心地がよくてバーサーカーはつい、彼女に甘えてしまうのだ。
「ーーだからって閉じ込めっぱなしってのも気が滅入るわ」
バーサーカーは退屈を紛らわせるために、自分の身体を変じさせた。>>78
「変身の指輪」。 ガレスが貴人ライオネスから渡された宝具、それの模造品をバーサーカーも持っている。 バーサーカーの持つ宝具の全ては、モルガンが作ったレプリカだ。モルガンから与えられた潤沢な魔力と魔術回路により、ランサーと同等、それ以上の効果を発揮することができるが、槍のガレスが持ったような「逸話」や「背景」は持っていない。
自分だけの確たるものが何も無い。
それがバーサーカーの密かな悩みだった。
バーサーカーはランサーのガレスが、生前最後の瞬間に巡らした感情を核とした「模造品」に過ぎない。己の中に確たるものが欲しくて、 思いの中枢となっているランスロットに執着する。その思いの種類は確かに恋だとは思う。
バーサーカーは彼女の中に宿る記憶を抽出し、別人に姿を変える。
ーーあの処刑場でランスロットに殺されるまでの一瞬、脳裏に走った走馬灯。それだけの記憶しかバーサーカーのガレスは持っていない。脳裏に浮かぶのは、こちらに向かって走ってくるランスロットと『ある女性』。
バーサーカーは記憶に残っている女性の姿に変わる。部屋に設えられた姿見に映るのは、白百合の精のような、清楚で美しい女性だった。バーサーカーは彼女が誰かを『知らない』。ランサーの自分が来たら聞いてみよう、と思った時だった。不意に部屋の扉が開いた。
「 バーサーカー、先程は言い過ぎました。プーディカ様にケーキを頂いたので一緒に……」
バーサーカーの姿を見たガレスは、手に持っていた盆を取り落とした。皿が割れ、大きな音が鳴る。
「槍の私!大丈夫?ーー私、聞きたいことがあって……」
「ーーバーサーカー。 今すぐその変身を解きなさい」
変身したままのバーサーカーが駆け寄ると、冷静な抑えた声でランサーのガレスが言った。しかし顔は色を失い、動揺しているのが分かった。気迫に気圧され、バーサーカーは変身を解いた。すると、ランサーのガラスは手に思い切り力を込めて、バーサーカーの頬を張った。乾いた音がして、追いかけるように左頬に激しい熱と痛みを覚える。よろけたバーサーカーの胸倉をランサーが掴み、顔を近づけて涙混じりに怒鳴り付けた。
「ーー恥を知りなさい、バーサーカー!あなたがランスロット卿に、どんな恋心を抱いていようと、あの方の目に映るために『その姿』を騙ることだけは許しません!」>>79
「ーー槍の私、私はーー」
バーサーカー何を言ったらいいかわからず、ただ少なくとも、ランサーの考えているような『悪意』で姿を変えた訳ではないと伝えようとした。不意にランサーのガレスは胸ぐらを掴んでいた手を離し、腕をだらりと下ろした。その目に光はなかった。絶望し諦めきったように、ぽつりと呟いた。
「ーーもう、いいです。 私には貴女を叱る資格もありません。好きにしなさい」
ランサーを盆の上に欠けた皿の破片を集めると、バーサーカーを置いて、静かに部屋を出て行った。
翌日からはノウム・カルデア全体の雰囲気が違った。ランサーのガレスがバーサーカーを避けている。常日頃のバーサーカーのランスロットへの襲撃もない。 バーサーカーは身の置き所がないように、ノウム・カルデア全体をうろうろと歩いていた。
言動こそが奔放だが、今のバーサーカーは迷子の子供のようだった。見かねたプーディカがバーサーカーに声をかける。
「何か、喧嘩でもしたの?」
バーサーカーはこくりと頷いた。そのまま食堂で、ブーディカに話を聞いてもらうことになった。
「昨日はケーキ食べられなかったんでしょ? 昨日焼いた分まだあるから、食べて」
バーサーカーの前に紅茶と胡桃の入ったケーキが置かれる。ケーキはいかにも手作りらしい素朴な味だった。
「ランサーのガレスちゃんと喧嘩した?」
「ーーいきなり怒られました。理由が知りたくて、姿を探しているんですけど会えなくて」
「何か悪いことしちゃったと思ってるの?」
「ーーよく分かりません。でもランサーは、私がランスロット様を傷つけようとしていると思って怒ったんでしょうね」
バーサーカーは紅茶を飲んだ。喉を湿らせてから口火を切る。
「私は知らないことばかりだから、自分の中にある記憶をたどるために『ある女性』の姿に変身したんです。それをランサーの私が見つけて、ものすごく怒りました。『ーー恥を知りなさい、バーサーカー!あなたがランスロット卿に、どんな恋心を抱いていようと、あの方の目に映るために『その姿』を騙ることだけは許しません!』と、言われました」
「ーーそれは、悪手だったね。円卓の皆にとっては辛い記憶なんだと思うよ」
ブーディカは冷静に言った。>>80
この話を聞いているのが自分でよかった、と彼女は思った。これを知れば、円卓の騎士たちは、皆ランサーのガレスと同じ理由で彼女に怒りを覚えただろう。
「私は部外者だけど、怒った気持ちは分かるかな。ーーねえ、バーサーカー。図書館で円卓の物語を読んでみて。それで理由がわかったらランサーのガレスちゃんに会いに行って。それと、その人の姿はこれからも変身したらダメだよ」
プーディカはバーサーカーの頭を撫でて、たしなめた。子供の失敗は、まずは許す。 そしてその上で『してはいけなかったこと』を分からせることが大切だとプーディカは常々思っている。バーサーカーはこくりと頷き、図書館へ向かっていった。 それを見送ってから、 次はランサーの方にフォローに入ろうとプーディカかは考え皿を片付けはじめたのだった。
図書館に円卓の本を借りに来たバーサーカーに、司書の紫式部とアンデルセンが声をかける。
「今日は何やらお静かでしたが、喧嘩でもなさいましたか?」
皮肉げにアンデルセンが言う。
「その頬を見れば分かる。ランサーの方もついに堪忍袋の緒が切れたな。まあ、ドリアンのように真実の己と向き合えばならんとは、あいつも難儀なことだ」
「ドリアン?果物?」
「違う。ーーまずは本を読め。己の価値観の外を知れ。母親であろうと姉であろうと、お前とあれは全くの別人だ。なぜ殴られたのか?それを知るにはお前が学ぶしかあるまい」
アンデルセンはバーサーカーに読んでいた本を渡し、図書館から出ていった。
「『アーサー王の死』ですね。お二人の間に何かあったようだと思って、先んじて調べておられたのですね」
どうぞ、と紫式部が椅子を引く。バーサーカーは座り、ページをめくる。式部も近くの席で書籍の修繕を始めた。 1時間ほど物語を読みバーサーカーは全てを理解したようだった。近くに居た式部に尋ねる。>>81
「ねえ、貴女の書いた物語の主人公は、自分の好きな人に似た人をお嫁さんにしたのよね? でもそれは、槍の私には許せないことだったのかしら」
「ーー藤壺と若紫に抱いた源氏の心の有り様は、あくまでも源氏の物です。ランサーのガレス卿や湖の騎士様がどのように感じられるかは、また違うでしょうね」
式部も既に喧嘩の原因を察しているのだろう。淡々と答える。
「ーー自分のものにならないのに、その人の幸せを願うのは、辛くないのかしら。お母様は、モルガンは、そんな風には人を愛さなかったわ」
「ーーですが、その愛の有り様は美しいものですよ」
紫式部は穏やかに笑う。
「玉水物語か人魚姫か。 次はそういった物語をバーサーカーのガレス様にお選びしましょう。己の幸福よりも愛する者の幸せを願う『損ができる人』。 世の中にはそんな愛のあり方もあるのだと、分かっていただければ幸いです」
式部は微笑む。
「私たち作家は己の楽しみだけでなく、登場人物たちの心を思いを形にすることで幾通りもの人生を歩み楽しみも感じていますから」
「幾通りもの人生?」
「ーーバーサーカーのガレス様。今度はお二人で図書館にいらしてください。貴女が今は『恋』しか知らなくても、その先にも広がる物がある事を知っていくお手伝いが出来れば、司書として何よりの幸いです」>>82
ランサーのガレスの私室をプーディカがノックした。扉を開いた少女は、相手が円卓の騎士でなかったことに安堵したようだった。
「あの子にちょっと事情を聞いてね?心配になって来ちゃった」
「ありがとうございます。でも、私ーー」
「マスターにも 協力してもらってるから、少なくとも円卓の騎士達には喧嘩の原因は伝わってないよ。昨日のお灸の続きだと思ってる」
「ーーはい、ありがとうございます。ランスロット様に合わせる顔が有りませんでしたから」
憔悴した様子のガレスを促して、プーディカは二人で並んでベッドに座った。 話すように促すとガレスは「自信がなくなったのです」と言った。
「ーーあの子がギネヴィア様の姿になっていたのです。それを見たとき、私の中に言いようのない感情が溢れて、あの子を叩いていました。ーー分かっています。あの子には記憶がないのです。ランスロット卿が、かつてその手段でどれだけ傷つけられたかを知らないのです」
ガレスは俯いて、両手で顔を覆った。深くため息をつき、呻くように呟く。
「ーー分からなくなりました。私は今まで、お二人のこと恨んだことはないと思っていました。でも母が作ったあの子は、私の最期の感情を抽出して核としています。ーー私は最期の瞬間に、ギネヴィア様に憎悪を抱くような、ランスロット卿の愛を貶めるような、そのような未熟極まり無い騎士だったのでしょうか?」
プーディカはガレスの肩を抱いた。あやすようにそっと背中をさする。
「ーー貴女が頑張ってることを皆知ってるよ。 それに、貴女の大事なお兄さんだったらこう言うと思う。『そんなことは有り得ません。兄として妹の善性を信じていますから』ってね」
プーディカは少女の頭を胸に抱えた。ガレスはすがり付いた。プーディカの胸元にじわりと涙が染み込む感触がある。プーディカは何も構わなかった。今は好きなだけ泣かせてやりたかった。この子は『正しく騎士たらんとする矜持』だけで、自分が一番目を背けたかった瞬間に、今も向き合い続けているのだ。
(バーサーカーは異分帯のモルガンのスペアボディだった。おそらくは生前の彼女も似たような理由で、母に利用される運命だったのでしょうね)
プーディカは少女の心の内を思う。>>83
母の悪意に翻弄されたもう一人の自分の存在と、彼女につまびらかにされた恋心、それに向き合いながらも騎士として正しくあろうとするのは辛いだろう。かつて自分がローマを憎んだように、感情を吐き出せればどれほどに楽だろう。 だがそれをしないからこそ、彼女は英霊としてここにいるのだ。プーディカはランサーのガレスに言い聞かせる。
「ーー大丈夫、だってバーサーカーは貴女なんでしょう? ランスロット卿に突撃するんだって自分か貴女にしか化けたことないじゃない。正々堂々、正面から唇を奪いに行くんでしょうあの子は? だまくらかして一線越えるなんてことはしないわよ」
プーディカは明るく笑った。そこに扉のノック音が響く。プーディカがモニターを確認すると黒いドレスを身にまとった長い髪のバーサーカーがいる。
「ーー謝りに来てくれたみたいだね。落ち着いたらまた食堂に来てね。ケーキを出すから」
ブーティカはランサーの身体を離し、扉を開ける。 目の前に立っていたバーサーカーの頭を軽く撫で中に入るよう促した。
少女二人の目が合ったのを見届けて、プーディカは廊下を歩いていった。
「槍の私。昨日はごめんなさい。私あの方が誰かも知らなかったの」
バーサーカーはぺこりと頭を下げる。
「ーー分かっています。私こそやりすぎました。頬は痛くないですか」
「まだちょっと痛いけど平気。此処にランスロット様はキスしてくれたらすぐ治っちゃうかも?」
バーサーカーはおどけて笑う。ランサーも連られて笑った。
「ーー私はあなたが羨ましいです。言いたいことを何でも言える。肌を見せるひらひらしたドレスも、恥ずかしがらずに着られる。とても、羨ましいです」
「ーー私も、槍の私が羨ましいわ。自分の『狂気』の源、その想いを自覚できてるって言うのはすごいことよね。 私はあの方が好きだけど、なぜ好きなのかが分からないのだもの」
バーサーカーは左手の薬指を天井に向け、そこにはまった指輪を光にかざす。
「この『変身の指輪』の模造品。貴女よりも完璧に、正体を悟らせずに変化することもできる。ーーでもそれは魔力であなたの力を模倣しているだけで、『私』固有の物ではないわ」
バーサーカーは踊るように、ドレスを翻して一回転するとベッドに飛び乗った。そして身を乗り出しランサーの首に抱きつく。 ドレスの少女は同じ顔の少女の目を覗き込んで言った。>>84
「ーーでもね。世の中には『恋』の先が有るのですって。たくさん物語読んだら分かるそうよ。槍の私。今度一緒に図書館に行かない? 私貴女のことが知りたいわ。 どうしてランスロット様を好きになったのか、貴女が何を考えてるのか知りたいわ。教えてほしいの」
無垢で無邪気な少女の目がランサーのガレスを見ていた。姫君らしいその振る舞いは、騎士であろうとした自分にはできない物だった。余りに違う自分達。それでもこの子は自分の非を認めて、こちらに歩み寄ろうとしてくれているのだと気づき、ランサーのガレスは頷いた。バーサーカーの顔が パッと輝き、ランサーのガレスの首に抱きついた。
二人で図書館に言ったのは翌日のことだった。 紫式部は特別に司書室を開けてくれ、それこそランスロットに関する本を古今東西から集めて渡してくれた。 歴代サバフェスの円卓本が所狭しと陳列され、
「 お二人の恋の価値観についてお話しするにはやはり同人誌が一番良いと思うのです。解釈に合うものを見つけてを話し合えばいいのでしょうか」
という言葉に背中を押され、二人は黙々と同人誌を読み漁った。
半日ほど過ぎた頃だった。 バーサーカーから「自分の好みはこれだ」と言って本を差し出す。>>85
ランスロット卿の出てくる、成人指定の、とにかく肌色・性描写の多い本の各種にランサーは赤面した。
「ーー左右問わずに過激すぎませんか! これを買ったら家族会議ものなのですが!?」
「良いじゃない、眼福よ!それより、そっちの好みは?」
ランサーはおずおずと本を差し出す。読むと実に穏やかな話だった。アーサーとギネヴィアは 平穏無事に分かれ、ランスロットとの新しい人生を許される。 円卓は割れず、王国は続いていく。後の悲劇を知る者とすれば、最大限の夢を詰め込んだ作品だった。
「ーー槍の私。貴女ってほんと不器用ね。この本、ランスロット様とギネヴィア様の事だけで、貴女は少しも出てこないじゃない」
「ーーそれでいいんです。 私は後悔がありました。私が目の前で死んだせいで、ギネヴィア様を苦しめてしまったことです。私の事が眼中になくていいんです。幸せな姿が見られたらそれで良かったんです」
「ーー槍の私は、二人のこと知ってたの?」
「ーーアグラヴェインお兄様に『証人になれ』とい言われる位には察していました。どうすることもできなかったけれど」
「ーーそうなのね、本当に、もう…」
バーサーカーは傍らに本を置いた。そしてランサーに抱きつく。 飼い犬が飼い主にじゃれつくように頬に口づけ押し倒す。
「バーサーカー!?」
「ーー本当にね貴女は可愛すぎるのよ!良い子すぎるの! 欲しいものを欲しいって言ったって罰は当たらないわ。そんな貴女のこと、私は大好きなんだから」
バーサーカーは手足に魔力を込める。魔力で補強すればそう簡単に優位は覆らない。蠱惑的に、しかし無邪気にバーサーカーは笑う。
「 そんな可愛い貴女に、お母様直伝の愛の営みっていうの教えてあげる! 将来ベッドで困らないようにね!」
「この…馬鹿ですか、貴女はーー!」
ランサーのガレスの怒声が、ノウム・カルデア全体に響き渡った。>>88
ランサーのガレスちゃんは、どこまでも良い子だと信じている。
ランスロットへの思いに「淡い恋心」はあったのかもしれない。 でもずっとランスロットを見てきて、エレインとの一件で傷つけられて、それでもギャラハッドを息子として迎えたあの人に対して、ガレスは自分の一方的な想いを伝える事が出来ないと思う。むしろ
「自分の恋があなたの心を傷つけるなら、そんな心は無くて良い」
といって自己暗示で忘れようとするくらい、徹底してしまう子だと思う。決して自分本位になれない子。
バーサーカーは、そうやって彼女が閉じ込めた忘れたものを全部まとめて表に出してきた子だと思う。
でもどっちも根っこはガレスちゃんなので、 最後は好きな人の幸せを願ってしまうんではないだろうか。
バーサーカーガレスちゃんにとってランサーは
「姉」で「白馬の王子」で「補食対象」
ランサーガレスちゃんにとってバーサーカーは
「妹」で「深窓の令嬢」で「庇護対象」
ーーランサー頑張れ。貞操が危ないな、これ。どうもザビ子受けの人です
昨年9月にシャル×ザビ子の学パロを投下しましたが
今年も夏が来ましたので第二弾を書いてみました
感想くださると自分が喜びます>>90 1 夕・アパート・正常位
毎年のことながら日本の夏は非常に過酷である。冷房だけでは払拭できない鬱陶しい暑さ。色々と気分が萎えるのも当然だ。
──もっとも。わたしがベッドの上でぐったりしているのは暑さ以外の要因が主だったものなのだが。
「ひ、ぁ、あっ……」「はくの、白野」
嫌がらせのつもりか、と言いたい。それほどに律動は緩やかだ。おかげで爆発しない快感がわたしの肉体に籠るばかりである。
最奥を優しく三回押し込み、そして入口近くを軽く叩くだけ。これをひたすら繰り返される。刺激が穏やか過ぎて苦しい。
いっそ思いっきり突っ込んでくれないだろうか。そうすればこの焦らされるだけの蕩けるような生き地獄から解放されるはず。
「しゃる、しゃ、るぅ……」「ん?」「むり、もう……めちゃくちゃに、してぇ……」「はは、分かったよ」
絞り出した声は自分でもドン引くほどに媚びた色だった。シャルルも気づいたのかくすくすと笑っている。
絡みつくわたしの両脚を抱え直したシャルルは、水音を立てながら先程より早く強い突きで快楽に溺れさせる。
待ち望んだ絶頂に安堵すら覚える。遠慮なく喘ぎ声をあげ、体を震えさせ潮まで吹いたわたしを待つように停止するシャルル。
しかし、一瞬停止しただけ。養分を受け取り成長するように肥大したものですぐさま強烈な叩き込みを与えてきた。
「ひっ……!? や、まって、いまイったばか、りぃ⁉ やめ、あぁんっ♡」「っは、もーちょっと、付き合ってくれ……!」
めちゃくちゃにしてやるから。そう言って始まった苛烈なピストン運動は収縮と痙攣を繰り返す内部を物ともしない。
「まだ、まだだ」「んぁっ! あ、あぁあ~っ♡」「終わりたくない、終わらせたくない、もっと、もっと──」
抗議は受け付けない、と唇にかみつかれた。
──シャルルがようやく吐精したのは、快楽と酷暑と脱水でわたしの意識が朦朧となりかけたときである。
しばらく口を利かなかったのは言うまでもない。>>91 2 昼・生徒会室・口淫
睡眠姦の魅力は俺にはさっぱりわからない。可愛らしい喘ぎ声が聞こえない。潤む瞳が見れない。
相手の反応に一喜一憂するタイプである俺には動作に対するレスポンスが何よりも重要であって、それが無いというのは非常に困るのだ。
「そういったら『分かってない』ってさ。俺としては『惚気乙』が良かったなぁ」「んぅっ……そ、っか」
部屋には俺と白野だけ。数代前の生徒会長が持ち込んだらしい立派な椅子の上で、白野は大胆に開脚し濡れた中心を俺に見せつけている。
俺が舌先の一点で微かに触れればピクリと反応し、舌全体の面で撫でれば気持ち良さそうに吐息をこぼし、唇で吸い付けば僅かに喘ぐ。
最近は表情も判別がつくようになった。基本的に眼を閉じていることが多い白野だが、その中でも微妙な差がついている。
快楽に耐えているのか、堪能しているのか。不要なのか、不満なのか。当然ながら起きている状態じゃないと判断が不可能である。
「ふ──ぁ、あっ♡」「お、っと……」「ご、ごめん……」「いや別に、むしろご褒美」
あとこうして潮を吹いたときだって、絶頂によるもの──いわゆるイキ潮──なのかは外から見ただけでは分からない。
指に愛液を絡め、しとどに濡れた秘穴に潜り込ませる。歓迎するようにあっさりと迎え入れ、放したくないと締め付けられる。
「ぁ、そこ、ぐりぐり、して……」「先輩、イきたい?」「うん……♡」
嬉しそうに頬をほころばせた白野。求めに応じ、俺は内部の指に力を入れ、外の肉芽に舌を押し当てた。
途端に溢れる液体を啜る。恋人をもっと乱れさせたくて、指と舌の動きを激しくすると、白野がゆるゆると手を俺に伸ばした。
もっとちょうだい、とねだる代わりに力の入らない手で俺の頭を自分の弱点に押し当てながら、白野は喉を晒して悦びの涙をこぼしている。
「あぁ、しゃる、しゃる、すき、すきぃ、だいすき───~~~~っっっ♡♡♡」
ビクビクと体を震えさせて白野は絶頂した。こんな淫乱娘、眠らせたままでは絶対に堪能できない。>>92 3 朝・交通機関・玩具
カーブに満員電車が揺れる。ただでさえ近い距離がさらに近づいた。心臓が跳ねるし、顔は熱くなる。
ほんのりとシトラスの匂いが香る。制汗剤か、あるいは最近買ったという香水だろうか。ますます心臓がうるさい。
──そしてわたしの感情が昂るとともに、ドロリと液体があふれるのだ。
「まだ到着まで時間あるし」「んっ、ぁ……」「こんなときこそ楽しまないと、なぁ?」
今日のデートはいつになくヤバさの極みである。某ピンク髪が持ち込んだ玩具つきの下着セットを身に着けているのだ。
胸の左右それぞれ、あと肉芽にローターが。そして秘穴にバイブ。オンオフと強弱はスマホで操作可能。
移動時間をこれ幸いとシャルルは笑顔で玩具の電源を入れた。弱い振動でじわじわと快感を燻らせる手腕はさすがの一言である。
しかも態勢は壁ドン。すし詰め状態の乗客から守ってくれているのかもしれないが、逆に近距離でわたしを攻撃している。
「ん……結構客多いな。もうちょっと我慢してくれ」「え──ひゃぁ……」
客が降りたと思ったらまた大勢乗車してきた。シャルルはさらにわたしを壁に押し付ける。その弾みで玩具が一点を強く抉った。
「──っ♡」「大丈夫か?」「だいじょぶ、だから……近いよシャルル……」
息がかかる。距離なんてほぼゼロだ。精神衛生上危険だ。押し戻すけど、びくともせず、主犯は微笑むばかり。
「俺のためにこれだけやってくれるアンタを誰にも触れさせたくないんだよ」
イヤリングが付いた耳を撫で、カールした髪を指で弄び、ネイルが施された手を取り囁くシャルル。
物腰も声色も表情も甘く優しくて王子様みたいなのに、瞳だけが情欲に満ちていて、わたしの胸と下腹がキュンとなった。>>93 4 昼・学校・玩具その2
「生徒会長? 顔が赤いです」「え、ほんと?」「あついっすからね」
そうねえ、とのんきそうに言う白野。三十分前までおもちゃで善がってたくせに。
アストルフォからもらったオプション付き下着を俺は気に入っていた。それこそ学校までつけてきてもらうほどに。
先程さんざん楽しませたところだが、玩具をオフにはせず、弱い刺激で白野が好きな焦らしプレイに移行した。
しかしさすがは生徒会長。話しかけてきた藤丸とマシュには表向き平然とした態度で振舞っている。
「というか白野先輩、きっちりしてますね……ボタン位外したらどうですか」「そうかな? そうしよっか……」
リボンタイとボタンを外したことで鎖骨が見え隠れする。髪をアップにまとめたからうなじが露わになる。
汗がこめかみから頬と伝うのが遠目からでも分かる。悩ましげに息を吐き、火照った体を冷まそうとしている。
……白野、色っぽい。これは誰にも見せたくない。俺は全部の玩具を瞬間的に「強」にした。
「っひぃ⁉」「先輩?」「な、──」
なんでもない、と言い切る前に白野はふらふらと蹲った。もしかしたら絶頂したのかもしれない。
やっちまった。だがもう我慢が出来ない。俺は平然と今気が付いた、という振る舞いで白野たちに歩み寄る。
「会長、大丈夫か?」「シャルル先輩!」「ぅ、ぁ」「熱中症でしょうか……」
白野が恨めしげに俺を睨むけれど、快楽で蕩けた目では煽っているようにしか見えない。
肩と腰を支えて立たせると、白野は俺のシャツにしがみついた。いじめた張本人にしかすがりつけないとは、可哀想な話である。
「俺が保健室連れてくわ」「あれ、でも今日たしか先生出張だったはず」「じゃあ生徒会室。ソファあるし」
そう言って歩き出す俺と白野を藤丸とマシュは何の疑いもなく送り出した。さて、どう食事してやろうか。>>94 5 夜・風呂場・立位 ※流血注意
さすがに倒錯が過ぎると思う。しかしシャルルは嫌そうな顔一つ浮かべることなく、むしろ興味深そうに指を這わせるのだ。
垂れ流し状態の経血。鈍い痛みを訴える最奥から掻きだされる。この水音が流血によるものか、愛液によるものか、自分には判断がつかない。
「白野、脚開いて」「ん……」「いい子。ほら、こっち向いて」
言われるがままに右脚を持ち上げ開脚する。褒美のつもりなのか、深く口づけられた。
その間も指による蹂躙は絶え間なく行われ、挿入された指にぐりぐりと押され、強い快感に簡単に絶頂してしまう。
真紅の液体がドロドロとあふれこぼれる。指が抜かれ、寂しげにひくりと揺れる秘所にシャワーの温水がかかった。
脚と中心の血液が流される。暖かな水流の刺激による微かな快感がわたしを震わせた。
シャルルは一層笑みを深めて水流を強くした。どうやら確信犯だったらしい。やめる気はなさそうだ。
わたしは大人しくシャワーの快楽を受け入れることにしたものの、指ほど強烈な快感じゃない。これでは悶えるばかりだ。
「どうした白野?」「ぅ……おっきいの、ちょうだい……♡」「ん、わかった」
シャワーの音が止まる。わたしの右脚を持ち上げる掌にシャルルの左手が重なり、とっくに勃ち上がっていたものがゆっくりと挿入される。
いつになく大きい。この男、どれだけ興奮しているんだ。
「ぅ、っぐ、きつ──そんなによかったのか?」「あぁっ、しら、しらにゃい♡ ひっぅ、ん♡」
がつがつと奥を突かれるたびにビリビリと電流の様な快楽が中心から脚、全身に響く。
子宮口がきゅんと締まり、ドロリとまた血液が流れ出る。こんなのもう二度とやりたくない。>>95 6 未来・寝室・事後
やりすぎたなぁ、と反省する。しかし俺の心は喜びや幸福でいっぱいであり、自戒の念が入り込める余地はなさそうだ。
汗と唾液とその他の液体でべとべとになってシーツに沈む白野。その中心はさっき俺が散々吐き出した白濁に塗れている。
そう白い液体。学生時代から散々抱いてきたが、中に出したのは今日が初めてだった。
俺も責任を取れるようになったし、白野も白野で色々と成長した。お互いの左手に光る指輪こそ、その証である。
この日に至るまで長かったような気もするし、存外短かったような気もする。ただ、白野と歩む日々は、本当に輝いていると思う。
「うぅ……」「あ──白野、水飲むか」「ん」
こんなやりとりも慣れたもの──いや、それは少々マズい。停滞は退化の第一歩。新婚早々マンネリはノーサンキューである。
用意しておいた水を口に含み、白野の唇に押し当て体温で温くなったそれを流し込む。
喉が動き白野が飲み干したのを確認してもう一度口づける。次に腔内に入り込ませるのは俺の舌だ。
白野は特に拒否の態度を取ることもなく、応えるように舌をからめ、俺の背中に腕を回した。
上顎をちょいと舌先で撫でればくぐもった声を上げて震えた。唇をはなすと、はあはあと肩で息をしながら涙を浮かべていた。
「はっ、ぁ、しゃる……」「……もっかい」「えー」「頼む」
許可を得る前に指で触れる。上下に滑らせ、若干強く指先で押さえれば途端にビクリと震えて欲情に吐息を漏らす白野。
多分本気で嫌なわけではない、つまり流されてくれる、と最低な判断を下した俺は濡れた秘穴に指を差し入れた。
グチャグチャと水音を立てながら弱いところを刺激すれば白野はさぞ気持ち良さそうに震えながら喘ぐ。
「あ、ああ、ま、って、も、無理、やめ」「大丈夫だって」「どこが⁉ っひ、入、って……」
なんでこんなにおっきいのぉ、と泣きながら悦んでいる白野は何年たっても可愛らしいものである。>>96
以上になります。
今年も暑いですね。
エロは世界を救うと言いますが命は中々救わないので
皆さんも熱中症には気を付けましょう。「はぁ、は、ぁ……。る、ルーラー、ん……」
息も絶え絶えに、ベッドの上でジークは身体を横たえていた。ぐったりとしている四肢とは裏腹にジークの股間は大きく反り上がり、ビクビクと震えている。先走り汁でてらてらと艶めいている。ジークはジャンヌを抱き寄せて、その胸に顔を埋めた。柔らかな胸に顔を埋めていると安心するのか、ジークはうっとりと頬を緩ませる。
「ジーク君……?」
ジャンヌも大きく肩を上下させているが、それ以上にジークの呼び名に気を取られてキョトンと紫色の瞳を丸くする。
ジークが無意識のうちに口にした呼び名は聖杯戦争でのクラス名。再会してからは真名呼びに変わり、クラス呼びになる事はなかった。だから、久しぶりに聞いたその呼び名にジャンヌは胸が暖かくなるのを感じた。ただのクラス名であっても、ジャンヌにとってジークに呼ばれるのは特別だった。
「あ、ジーク。久しぶりにクラス呼びになってるね。懐かしいなぁ。あれだったら、ボクもライダーでいいよ!」
「あ、いや、その……、今の、すまない……。つい、うっかり、と言うか、その……」
「怒ってないですよ、ただ久しぶりで驚いちゃったんです。ふふっ、ジーク君に呼ばれるのであれば嬉しいです」
「そ、そうか?」
「ねぇねぇ! ボクは呼んでくれないのー?」
「あ、いや、間違えただけであって、その……。むぅ……、からかわないでくれ」
ジークは目を伏せて、恥ずかしそうに微かに頬を染めた。
「ジーク君が呼びたいのであれば、私はルーラーでもいいですよ……!」
そういって、ジャンヌはジークを抱き締める。
「いや、その……。もう全て終わったんだ。クラス名で隠すことはない。俺はジャンヌもアストルフォもちゃんと名前で呼びたいんだ」
「はは、冗談だよ! ごめんねー。なんかこうやって、みんなで話すっていいよね!」
そう言って、アストルフォはジークに抱きついた。ジャンヌまでまとめて抱きつき、頭をぐりぐりと押し付けている。>>98
ジークがジャンヌを久遠の時をかけて待ったように——、
ジャンヌがジークを久遠の時をかけて求めたように——、
久遠の時アストルフォは二人が再会するのを待った——。
「こうやって、3人で話せるなんて夢のようだ!」
「……もう」
ジャンヌは小さく息を吐いた。そんな風に言われてはジャンヌは何も言えない。むしろ、ジャンヌだって待っていた。だからこそ、こうやって3人でふざけ合いながら、喋りあうのは楽しい。
もう最初にあった裸の羞恥心はなかった。蕩けきった今では裸による羞恥心は薄れている。ジャンヌは苦笑しながら、アストルフォに手を伸ばし、そのピンクの髪を優しく撫でた。その時だった。
「う」
ジークが呻いた。見ればそんな無邪気に笑いながら、アストルフォがジークのペニスをハンドルを握るかのように握って、ぐりぐりと刺激している。
「さぁ、みんなでようやく本番だよ!」
アストルフォはジークとジャンヌの顔を見ながら、ニヤリと笑った。
「……っ」
その笑顔にジャンヌはゾッとして、ジークに抱きついた。ジャンヌのその背をジークが撫でた。その手の熱さに無意識に身動いでしまう。ジャンヌの足の付け根がじんわりと濡れてしまった。
「……うん。挿入れたい。みんなで気持ちよくなりたい……!」
ジークまでアストルフォに影響されたように妖しい笑顔を浮かべていた。
「はい……。みんなで、気持ちよく……、なりましょう」
そして、ジークの横顔を見つめながらジャンヌも吊られるように微笑んだ。そして、受け入れるようにベッドに横たわり、足を開いた。ジャンヌはジークが挿入れやすいように、足を持ち上げて太ももを押さえた。
ジャンヌの秘処はヒクヒクと震え、お尻まで濡らして周囲をてらてらと輝いていた。>>99
「ジーク君、挿入れてください……」
「……お! えっろ! こんなエロい誘い方できるなんて、ジャンヌはすごいなー」
「え、エロくないです……! 私はただ、ジーク君が挿入れやす——ひゃう!?」
いきなり奥まで挿入されてジャンヌは嬌声をあげた。
「あ……ぁ……」
ジャンヌはあまり衝撃に口を開けて、曖昧な声を零した。
「ジャンヌ、すま、ない……。我慢できなくなってしまった……」
ジークはすまなさそうな顔をしているが、ジャンヌの腰を抱き寄せて離そうとしない。尚且つ、子宮をゴリゴリと抉じ開けるようにペニスをジャンヌの膣中に押し込んでいく。
「ひ、ぅ……。だ、大丈夫です」
ジャンヌは嬌声を押さえ込んで、優しく微笑む。そして、ジークの頬を撫でた。
「いつもより膣中が蕩けていて、すごく気持ち、いい……っ!」
「ジーク君っ! はげ、しぅ! ……あ、あっぅ! ごりご、り、しない、いぁ!」
散々蕩かされたジャンヌは挿入れられただけで限界がきてしまう。身体は震え、視界は白く滲んだ。ジャンヌは軽くイキながら、膣中を締め付けた。ジークの射精を促すような締め付けだった。
「うぅ」
ジークは小さく呻きながら、ジャンヌに腰を打ち付ける。
「ストップー!」
アストルフォはジークの後ろから抱きつくと、その白い背に頬ずりをした。ジークの腰に手を回すと、ピストンを引き止めた。
「あ」
「もう二人の世界だなんて、ボクが許さないぞ。ちゃんとボクも混ぜてよ!」>>100
「す、すまな、い……」
ジークは息も絶え絶えにそう謝るが、ジャンヌの腰から手を離そうとしない。ピストン運動は止められたものの、それでもジャンヌを貪ろうと腰を揺すっていた。
「ジークはせっかちさんだね。じゃあ、そろそろボクも挿入れていい? いいよね? ボクも二人と一つになりたいもん。」
無邪気な猫のように、でも、アストルフォのその手はジークの胸に怪しく這わされている。その指先は遊ぶようにジークの乳首をつついている。
「あ、あぁ……。本当に挿入いるのか?」
「まだ疑ってるの? 大丈夫だよ。ほら、ジーク、ジャンヌに挿入れたままでいいから四つん這いになって。もう少しお尻を上げてもらえると、助かる」
「うん……」
言われるがまま、ジークは頭を伏せた。先ほどと同じように、ジャンヌを抱きしめる。ジャンヌは圧迫される下腹部に少しだけ眉をひそめながら、ジークを抱きしめ返した。ジャンヌも不安そうに揺れる瞳で、アストルフォを見つめている。アストルフォはその瞳に気付いて、ニヤリと笑った。そして、当たり前のようにジャンヌにキスをした。
「ん、アストルフォ、ジーク君をあまり痛くしないでください」
「大丈夫だよ! 二人ともボクを信じて」
そうして、アストルフォはジークのア.ナルに自らのペニスを押し付けた。そのペニスはローションでゆらゆらとてかっている。
「いっくよー」
八重歯を見せながら、アストルフォは笑っている。そして、ペニスをグッと押し込んでいく。
「ぐっ」
じわじわとア.ナルが広げられてジークは呻いた。さっきよりもほぐれているが、指よりも大きいので楽とは言えない。
「大丈夫ですか、ジーク君!?」
「だい、じょうぶ……。あ、ぅ……」
「ジーク君!?」
「大丈夫だよ。ちゃんとほぐしたもん。血も出てないから、すぐになれるよ」>>101
アストルフォは笑いながら、更にジークの奥へ奥へと突き進んでいく。ジークは臓物の中に掻き回されるような感覚に喘いだ。更に、ジャンヌの膣中に挿入っている感覚に中から焼かれていくような感覚を覚える。その二つが合わさり、ジークはもどかしいような、ひどく喉が乾くような感覚に襲われていた。
「あ、あ……」
ジークの開いた口から、だらしなく舌が垂れた。
「ジーク君? ジーク君!?」
ぐったりとしているジークの様子にジャンヌは血相を変える。身体を起こそうにもジャンヌの肢体は当のジークによって押さえつけられており動かない。無理に動けば膣中に刺激が伝わり、身体中が甘く痺れた。
「大丈夫大丈夫! そんなに怖い顔しないで。ほら、ジークはもうボクのを全部飲み込んじゃっているよ」
「はぁ、はぁ……。ん、挿入ったのか? 息が苦しいような……。なんか、すごく熱い……」
ジークは夢を見ているような顔で零すように言った。
「挿入ったよ! すごいよ! ジークはボクのおちん●んを飲み込んで、ジャンヌのおま●こにちん●んを挿入れているんだよ。すっごく贅沢な状況なんだよ!」
「そうなのか……。ん、そうか。そうだな。俺は二人を同時に感じているのか」
「そうだよ。みんなで一つになったんだよ! ジークの中、あったかくて気持ちいいよー」
ジークの中でむくむくとアストルフォのペニスが膨らんでいく。ただでさえ大きいと言わざる得ないソレが凶悪なまでに怒張を張り詰めさせていた。
「……ん、ジーク君、おっきくなりました。興奮しているんですか?」
ソレに呼応するようにジャンヌが飲み込んだジークのソレも更に熱を帯びて、硬さが増している。もう一突きだけで子宮を押し潰しそうだった。
「ん……」
ジークは恥ずかしそうに頷く。
「えへへ、いいんだよ! ボクだって興奮してるもん。今、みんなで一つになっているんだよ」
アストルフォは二人を押し潰すかのように二人を抱きしめる。
「が……」>>102
押し込まれるよう形になり、ジークはまた小さく呻いた。
「ひぅ」
ジークがアストルフォから思わず逃げ出そうとすれば、より深くジャンヌの膣中に挿入っていく。
「ほら、ジークも動いて! もっとみんなで気持ちよくなろう」
アストルフォはジークを促すように腰をスライドし始めた。その振動がジャンヌにも伝わり、ジャンヌが悲鳴をあげるように呻いた。
「ぁ」
「う……」
「ほら、ほら! ジークのお尻、パチュパチュ言ってるー! ローションだけの滑りじゃないぞ。ジークはボクを受け入れてるんだね」
緩やかだったアストルフォのピストンは徐々に早く激しいものになっていく。
「アストルフォ、すこ、し……、きつい……」
「ダメだよ。ボクに言うんじゃなくて、そのキツイのをジャンヌにぶつけて発散しよ」
「それは……」
ジークは言い淀む。
「大丈夫。さっきみたいに気持ちよくしてあげればいいんだよ。ジャンヌも気持ちよくなったら、悦ぶよー」
「……うん。そうか」
ジークは素直に頷いた。自分の下にいるジャンヌを見つめる。ジークの視線に気付いてジャンヌはジークを安心させるように——受け入れるように笑った。ジャンヌはジークを抱き締めて頷く。その腕はどうしようもなく震えている。だけど、ジャンヌはジークが不安がらないようにと微笑んだ。それに気付いてジークは胸が愛おしさで熱くなるのを感じた。
「動くぞ」
「はい」
ずっ、とジークまで動き出した。動き出したジークに合わせるようにジャンヌの蜜壺からじゅぷっと愛液が溢れていく。そして、ジークはジャンヌに縋るように腰を打ち付ける。ジークはどうしようもない熱をジャンヌに移してしまいたかった。>>103
「う、ぁ……!」
タイミングを見計らって、動き出したジークが動くのに合わせてアストルフォが動く。そうする事で、ジャンヌの最奥にズンと重い一撃が届く。
「ひ、いひゃ、う……」
ジャンヌは声にならない声をあげた。ジャンヌは無意識に膣中を締め付けて、よりジークを追い詰める。ジークがジャンヌに縋るようにジャンヌもジークに縋った。それがより激しい交わりを生む。コツンと最奥を叩く度に二人は目が眩むような快感を得た。
今までの交わりでは感じられなかった純度の高い快楽。病み付きになってしまいそうだった。
「ジャンヌ、締め付けすぎだ……。もう俺は射精してしまいそうだ……! 後ろも前も暑くて、耐えきれない」
「わ、わらし、もうイって、ましゅ……! このまま射精されたら、わらしおかひく、なっちゃ、いましゅ」
ジャンヌは一番下で、小さく身を震わせている。
「なっちゃえなっちゃえ。我慢するなんてジャンヌらしくないぞー。もうボクたちはなにも我慢しなくていいんだよ。ジークも! ジーク、もっとピュッピュッして気持ちよくなろう。ボクと一緒に射精してスッキリしよう!」
「うん……」
「うんうん! ジークはいい子だね。ボクも気持ちいいし、最高! ばちゅばちゅして気持ちいい」
アストルフォはクスクス笑うとジークの乳首に指を這わせた。くりくりと遊ぶようにアストルフォはジークを追い詰める。
「あ……、ぁ……」
ジークはより激しくなる熱から逃れるように、無我夢中でジャンヌに腰を打ち付けた。
「ひ、ぁあ! ひぃ、ジーク君、ジーク君! い、いぅ! わた、わたし、イッて……! もう何回もイッテま、ひゅ……っ! あ、とま、すこ、し止まって、くだ、ひゃ……ぁ!」
ジャンヌは目の前が真っ白になるくらい何度も、絶頂を迎えていた。何度も気を失って、その度激しい抽出で意識を取り戻す。その繰り返しでジャンヌは追い詰められていた。意識を必死で保ちながら、懇願する。
「あはっ! ジャンヌがイく度にボクにまでビクビクしているの伝わってくるよ! えへへ、すっごい気持ちいー。もっといっぱいイッテ!」
「おなかの、おくが熱くて、ビクビクしちゃ、う! あ、ひぁあ! あ、ん、んぁ!!」
「ふ、二人、とも、まず、い……っ! イク……! だ、射精す! 射精る……っ! うぁ!!」>>104
ジャンヌに懇願されても、ジーク自身も追い詰めらており、止まる事は出来なかった。そして、ついにジャンヌの最奥を攻めながら、膣中に射精した。ズンと強い一撃がジャンヌの子宮に届き、精液を直接子宮へと注いだ。子宮を満たしても尚も止まらず、ジャンヌの秘処の淵から白濁が零れ落ちる。ジークのペニスを伝い、シーツを汚していく。
「あああぁ!!!」
そして、ジャンヌまでも最大の絶頂を迎えた。ジャンヌはびくんと痙攣するように身体を跳ねさせた。目は虚ろで、口は意味のない音とよだれを零している。
「えぇー! 二人とも先にイッちゃったの? もうひっどいなー。ボクまだイッテないよ」
そういいながら、アストルフォはジークにまだ腰を打ち付けている。
「あ、アストルフォ、止まってくれ……。少し休憩にしよ、う」
「だーめ! 慣れてないのはわかるけど、もっと頑張ろう。みんなで気持ちよくなるの。もちろん、ボクもね! ……ねぇ、もっと、しよっ! ボクも射精したい。みんなでイこう」
アストルフォはにっこりと笑った。
ジークは、あんぐりと口を開けた。半ば意識のないジャンヌも嫌な気配は感じ取ったようで、ジークにしがみついた。
まだ、夜は長い——。
長らくお待たせして申し訳ありません。ようやく完結です
難産でした!3Pが本当に難しく男同士の挿入とかどう書けばいいかわからず四苦八苦しました
拙い作品に最後まで付き合っていただきありがとうございます
残りちょっとしたオマケしてピロートーク的なものを書く予定です。ただエロなしなので、ここに載せるか迷ってます。もしかしたら、支部にまとめる際に足すかもしれません今年の水着イベントの酔っぱらいマシュを見て思いついた妄想です。本番なしなのでR-18なのかどうか……。
苦手な人はスルーしてください。前提としてぐだ男とマシュは恋人、すでにHは済ませているという設定です。>>109
「マシュ起きて、帰るよ?」
「うーん……」
「アラフィフ人生経験それなりにこなしている自信あるけど、場酔いでこんなになる人初めて見たヨ?」
カウンターで突っ伏す恋人に、立香は体を揺すって目覚めを促す。けれど酔い潰れている少女――アルコールを一滴も摂取していない――マシュ・キリエライトの反応は鈍い。
「まあひとまず、水でも飲ませてあげなさい」
「ありがと、教授。ほらマシュ、とりあえずこれ飲んで」
Barの主からグラスを受け取り、立香はマシュにグラスを近づける。
「ん……ありがとうございます……しゅ」
本人は案外気に入っているのか、マシュは無理矢理に語尾をくっつけて、立香からグラスを受け取り口に運ぶ。グラスの中身が、一気に半分ほど無くなる。
「ふわぁ……これ、お水みたいで美味しいですね……」
「そりゃ水だからね」
目を輝かせて言うマシュに、立香は苦笑しながら指摘する。再びマシュがグラスを傾けるが、全て飲み干す前にグラスを置き、立香へと顔を向ける。
「マシュ?」
立香が戸惑いを見せる。彼女の意図が分からないのもあるが、その表情が一番の原因だ。
悪戯っぽく揺れる薄紫の瞳も、何かを企んでいるような意地悪そうな笑みも、普段より随分と蠱惑的で。
少女の可憐さはそのままに、マシュの雰囲気が艶やかさを伴っていた。>>110
「マシュ? どうし――」
困惑の声を上げかけた立香だったが、続く彼女の行動に意識を刈り取られそうになる。少女の両手が立香の首に回され、引き寄せられる。そしてマシュの唇が、立香のそれに押し当てられた。
突然の出来事に硬直する立香。目を見張る彼とは対照的に、マシュは穏やかに瞳を閉じている。
そしてマシュの口に入っていた液体が、立香へと届けられる。
――こ、これ! アルコールだ!
突然に与えられた酒精の刺激か。はたまた愛しい少女の突然の接吻によるものか。眩暈を覚えるほどに精神が揺さぶられる。
「マ、マシュ……!?」
彼女の唇の柔らかさを楽しむ余裕もなく、立香は慌てた様子で唇を離す。けれどもその行動に乱暴さはなく、マシュの肩を掴み体をしっかりと支えた上での行動だ。
一瞬だけ名残惜しそうに表情を曇らせたマシュは、すぐに、悪戯を成功させた幼子のような無邪気な笑みを見せる。
「えへへ。おいしかったでしょ、せんぱい」
普段の生真面目な印象の彼女だからこそ、ふにゃりと無防備に緩む表情の破壊力は絶大だった。>>111
「いいネー、若いって。私にはもう望むべくもない、熱く、未熟で、それゆえに瑞々しく全てが輝ていた時代……。私にもそんな時代があったのになー、涙がでちゃう。だってアラフィフだもの?」
「ちょっと教授! なんてもの飲ませるんだ!? これアルコールなんですけど!?」
若干涙を浮かべながら思いを馳せているモリアーティに、立香は全力で抗議する。
「おいおいマスタークン、アラフィフだからってそこまで耄碌していないヨ。水とお酒を間違えるなんて、そんなベタな真似は……あれ」
HAHAHAと笑いながらグラスを回収したモリアーティは、その中身の匂いを嗅いで硬直する。そしてカウンター内に数秒視線を巡らせたあと。
「すまないマスター。日本酒と間違えたようダ」
「ほらやっぱりー! 何が『そんなベタな真似は』だよ! ていうかなんで日本酒なんて置いてるんですか、店の雰囲気に合わないでしょ!」
「いやいやマスター、カクテルにもちゃんと日本酒ベースのやつがあってだね。もちろんこの私の店で出すんだ、そんじょそこらの雑酒ではないよ。これを美味しいと思えるとは、マシュくんは日本酒の違いの分かる味覚をお持ちのようで」
「そんなことどうでもいいんですけどねぇ!?」
とぼけているのか素なのか分からない態度のアラフィフに、立香は全力でツッコミを入れる。>>112
「せんぱーい、なんのお話してるんでしゅかー? 仲間外れにしないでくださぁい」
ふわふわとした声音で、マシュは甘えるように体を立香へ密着させる。
「ああもう、歩けなさそうだしとりあえず……」
半ば投げやりな気持ちで、立香はマシュを背負った。
「わぁ……せんぱいにおんぶされてるー」
機嫌よくケラケラと笑ったあと、マシュは体全てを立香の背に預ける。そしてすぐに、穏やかな寝息を立て始めた。
「寝るの早……とりあえず、今日は帰ります」
秒単位で寝落ちした少女に苦笑しながら、立香は律儀に店主へと頭を下げる。
「うん、来てくれてアリガトねー。あ、その前にマスターに一つ忠告を」
神妙な面持ちで言うモリアーティに、立香はどことなく胡乱気な視線をやる。
「若さとはそれだけで財産だ。青い衝動に身を委ね、先のことなど考えることなく突き進むこともまた、若人に許されている特権だ。しかしながら年齢関係なく、行動には責任が伴うのもまた事実。まあ何が言いたいかと言うと」
そうしてモリアーティが見せたのは、茶目っ気溢れるウインクに、力強いサムズアップ。そしてもう片方の手の人差し指と親指で輪を作り、立てた親指に通す。
「避妊はしっかりネ!」
……。
…………。
「アレ、どうかしたかいマスター。ひょっとしてアラフィフ滑っちゃった?」
「頼光さんに、未成年に酒飲ませてセクハラする、いかがわしいお店があるって伝えておきますねー」
「ジョーク! イッツジョーク! 酔い醒ましの薬あげるから許してマスター!」
その後、モリアーティの店には風紀委員のガサ入れが行われたとか行われなかったとか。>>113
「だからせんぱいはぁ! ご自身がとっても素敵でカッコいい人なんだって、もっと自覚する必要があると思うんでしゅ! せんぱいに頭よしよしされれば、どんな女性もイチコロなんでしゅ! アタランテオルタさんにやったような行動は、軽々しくするべきじゃないと思う、マシュ・キリエライトなのでしゅ!」
「分かった! 分かったから動かないで、落ちるから!」
宿泊するホテルへ戻る道すがら。目を覚ましたマシュは酔いがまだ醒めておらず、立香に絡んでいる。
――ああもう! 人の気も知らないで!
務めて平静を装って対応している立香だが、内心では背中と腕に伝わる感触、それが惹起する誘惑と戦っているところだった。
背中越しに伝わる柔らかな感触の正体など、口にするまでもない。マシュが完全に身を預けているおかげで、形のいい双丘が容赦なく立香の背に押し付けられている。
マシュを支えるために腕を後ろに回しているが、そこはマシュの太腿と臀部の肉感的な感触に晒されている。水着という格好のせいで肌が直接触れ合っており、背中で感じる柔らかさよりも生々しい。加えて、少しでも手を動かせば少女の秘所に届くという状況が、立香の理性を煽り立てていた。
二人は恋仲であり、何度も肌を重ねている。それ故にマシュの最も敏感なところも立香は知っており、いますぐにでもそこに触れたいとする衝動が、青少年を現在進行形で襲っている。
――落ち着け藤丸立香。酔って前後不覚の女の子に手を出すとか屑以外の何者でもないぞ落ち着け……!
すぐにでも行動に移しかねない自分自身を、立香は必死の思いで押さえつける。今の生殺しの状況を脱する一番の近道は、一刻も早くホテルに連れ帰り少女を寝かしつけることだと信じ、立香は足早に目的地へと目指す。>>114
楽し気なクスクスという笑い声が、マシュからあがる。
「マシュ?」
「せんぱいにこぉしておんぶしてもらうの、初めてだなぁと思いまして」
「あー、確かにそうかもね」
酔いのせいで若干舌足らずな口調であるものの、上機嫌な恋人の声に、立香も表情を緩ませて応じる。
「はい。せんぱいの背中はわたしのよりも大きくて、かたくて、たくましくて」
そうして子猫が親に甘えるように、マシュは立香の背に頬ずりする。
「あったかくて、安心します」
穏やかな呟きには全幅の信頼と、そしてどこまでも純粋な愛情が込められている。それが己に向けられているという事実に、立香はこそばゆさと嬉しさが綯い交ぜになった、言葉にしがたい温かなものを胸に感じた。
――もう少しだけ、ゆっくり歩いてもいいかな。
つい先ほどまではこの状況を脱したいと思っていたにも関わらず、我ながら現金なものだと、立香は苦笑した。>>115
そんなとき、遠くから生じる遠雷のような重低音が立香の耳に届く。
「あれ、この音……カーミラさん?」
今のラスベガスでこのような音を発生させる原因を、立香は一人しか思い至らなかった。今日もどこかこの町で、ご機嫌にアスファルトを駆ける彼女を想像し、立香は再び歩き始めようとした。
「ん……?」
だがその爆音徐々に近づいていることに気付き、立香は振り向く。
案の定、音源は女怪盗が走らせる深紅の高級スポーツカー、夜闇を駆ける鉄処女(テスタロッサ・メイデン)だ。そして速度は常識すら置き去りにするがごとく、瞬く間に立香たちを追い越した。
「うわっ」
車道と歩道は仕切られており、通り過ぎたカーミラの車とは十分に距離があった。それでも彼女の車の勢いと轟音に、立香は思わず後ずさってしまう。>>116
「おっと……!」
その際にマシュの体がずれてしまい、慌てて体勢を立て直す。恋人を落とすなどという失態を演じることはなかったが、体勢を立て直す際に手の甲が、太腿や臀部とは明らかに違う柔らかな部分に、強めに当たってしまう。
「ふぁん……」
立香がその感触を認識するのと同時に。
マシュの体がピクリと震え、鼻にかかった甘ったるい声が、少女の口から漏れ出た。
――!?
咄嗟に手の甲をそこから離した立香だったが、すでに感触と温もりは手の甲に刻まれており、あどけなさの残る彼女とは不釣り合いの煽情的な声も鼓膜にこびりついていた。
マシュの一番の性感帯である蜜穴。立香が意図せず触れてしまったのは、そこを覆い隠す恥丘だった。
――ふ、不可抗力だよな! わざと触ったわけでもないし!
言い訳するように内心で捲し立てる立香は、しばし立ち尽くしてしまう。暴走車両が通り過ぎたあとの町の喧騒は遠くに聞こえ、自分の心臓の音がうるさいくらいに響いている。
意識から遠ざけようとしていた、彼女の大事な部分に触れたいという衝動。抑え込んでいたはずのそれが、少女の敏感な反応のせいで再び呼び起こされ、立香を責め苛んでいた。>>119
「すぅ……すぅ……」
「へ……?」
けれど帰ってくるのは規則正しい呼吸音で、肩透かしを食らったように立香は呆然とする。
「マシュ? おーい、マシュさーん……?」
呼びかけにも反応せず、軽く揺すってもみるが、彼女の呼吸は一定のペースを崩すことなく。
――人を散々その気にさせておいて、この悪魔あああああ!
寝入ってしまった少女に向かって、心の中で絶叫した。
「寝落ちとか、嘘だろマシュー?」
呆れたように。そしてどこかほっと安心したように立香は苦笑する。これまで理性を振り絞り続けた青少年の苦労など知った様子もなく、少女は安心しきったように寝息を漏らす。
――とりあえず、マシュは人前で酒飲まさないようにしよう。
心に決めた立香は、再び歩みをホテルへと向けたのだった。>>121
微エロ乙です
小悪魔なホロ酔いマシュ可愛いよ後輩最高です
普段は抑制している甘えたい心とか表出するマシュまじ最高
もしアフターがあるなら羞恥で転げ回る素面をお願いしたいです!>>121
久々にニヤニヤするぐだマシュを見れたありがたや~
えっちなしのただイチャイチャしてるぐだマシュ大好物です
本番シーンも欲しいです!pixivにも上げましたが、作者の私感です。
「マスター、お隣よろしいですか?」
蘭陵王がバーテンダーとして立つホテルの地下のバーで、遅めの夕食をとっていた立香に背後から声が掛かる。
声の主を見ると平服のガレスだった。手には小さな白い紙袋を持っている。
「どうぞ。ガレスちゃんもこれから夕御飯?」
「はい。カジノキャメロットにもシフトはありますので、今は自由時間なのです」
失礼しますと言って会釈をし、ガレスはマスターの右隣のカウンターバーの席に座る。バーテンダーの蘭陵王からメニュー表を渡されたガレスはメニューを指差して、ナッツとドライフルーツの盛り合わせ、そしてカクテルを注文する。
3分ほどして、ナッツの盛り合わせと注文したカクテルがガレスの前に置かれた。
「ガレスちゃん大人なんだね。お酒飲んでもいい年なの?」
「はい、一応ですが享年は二十歳を超えております。ーーあまり強くはないのですが、ちょっとお酒が入らないと言えないこともありまして」
小さなグラスにはオレンジ色のカクテルが入っている。 ガレスはしばらくカクテルを見つめてグラスを持ち上げると、ひと思いに飲み干した。そしてグラスをカウンターに置いて立香の方を向き、ふかぶかと頭を下げた。
「ーーマスター、今日はありがとうございました。モリアーティ教授にもお力添えをいただいて、ありがとうございます。 本当は私から教授にお礼を言うのが筋なのですが、今はキャメロットの方が立て込んでおりまして、『教授と私が会う』とあらぬ心配をされてしまうと思います。お手数をおかけしますが、マスターからこちらを教授にお渡しいただけないでしょうか?」>>124
ガレスはカウンターの上の紙袋をマスターの方へ滑らせる。
「これはカジノの女性のお客様に教えていただきました、ラスベガスでおすすめのスイーツの詰め合わせになっております。特にマカロンがお勧めと伺いました。スパークリングワインなどと一緒に食べても良いですし、もちろんお茶のお供にもなります。マスターの部屋にも後で同じ物が届く手筈になっております。マスターには功労者のサーヴァントの皆様と一緒に召し上がれるように多目に包ませていただきました」
「お菓子を教授に?」
「さしでがましいようですが、元はご家族でラスベガスに来られていたと伺いました。カジノでバーテンダーとして大変に働いていただきましたから、ご家族との時間はあまり取れなかったでしょう。『是非、娘さんと一緒に召し上がっていただきたい』とお伝えください」
「ーーああ、成る程!」
フランのご機嫌取りに使えるとなったらモリアーティも喜ぶだろう。
「きっと喜ぶよ! 私も楽しみ!ありがとね」
立香は笑顔で紙袋を受け取った。 ガレスも笑顔で頷いた。ガレスは追加で更に同じカクテルを注文した。
「それ何ていうカクテルなの?」
カウンターバーの中で蘭陵王が答える。
「『オリンピック』というカクテルです。ブランデーとオレンジキュラソー、オレンジジュースを同量に混ぜて作るカクテルですね」
「ガレスちゃんさっきも同じカクテル頼んだよね、なにか思い入れがあるの?」
ナッツを齧っていたガレスが困ったように笑った。
「私の生きた時代にこんな美味しいものはありませんでした。オレンジという果実も遠いローマではよく食べられていたようですが、ブリテン島では育ちませんでしたから、あまり縁がありません。ーー只、『夢』だったのです」>>125
「夢?」
「これもカジノに来られたお客様から伺いました。カクテルにもお花と同じようにそれぞれ意味があるのだそうですね。オリンピックには『待ち焦がれた再会』という意味があるのだそうです」
カウンターに置かれたオレンジ色のカクテルをガレスはもう1度静かに見つめた。
「ーー昔は家族に会うことが『夢』でした。私が生まれた頃にはもう、上の兄様達はローマに遊学されていて、お顔も知らないままに母国が滅んで、私は一人になりました。そこから色々あって、15の時にキャメロットへ奉公に入りました。 風の噂で兄様たちのことを聞いて、どうしても会いたくて無理をしたのです」
過去を語るガレスの横顔は普段よりも少し大人びて見える。酒精の為に頬がほんのりと赤くなっている。
「無理をしたって、何を?」
「ーー男の子の振りをしたのです。胸にさらしを巻いて、腰周りは詰め物をしたコルセットを巻いて体格を誤魔化しました。当時、宮廷に仕える女官というのは、身分のある貴人の世話をするために『身元のはっきりした者』でないと雇われませんでした。ですが少年の下働きであれば、力仕事や裏方が主で、多少は融通が利いたのです」
それを聞き、立香はガレスの胸元をつい見てしまった。そこには確かに女性らしい膨らみがある。
「ーーバレなかったの?」
「その頃はまだ、胸もほとんど平らでしたので。でもそうですね、きっと痩せぎすの薄汚れた浮浪児にでも見えたでしょうね。ケイ卿に『ボーメイン』とあだ名を付けられて厨房に行かされました。そこから1年、 随分ケイ卿にはいじられました…。なんか私の所にばかり、いつも油汚れのひどいお皿がまわされたんですよねぇ…」
ケイ卿の事を思い出しているガレスの目は遠い。その頃の日々の苦労が伺え、周囲から口を挟むのは憚られる。
「『ボーメイン』てどういう意味?」
聞かれた蘭陵王が立香にそっと伝える。
「『白い手』という意味のフランス語です。その、アーサー王の義兄のケイ卿には皮肉屋な面がありまして、『 男のくせに録に剣も握った事がない軟弱者』という意図でつけられた渾名かと」
「ーー凄いね。嫌味がこもってる」
見知らぬ騎士の言動に立香は呆れた。ナッツを食べながらガレスも思い出してむくれている。>>126「ーーそうなんですよ! ケイ卿ったら毎日毎日飽きもせず厨房に来られて『ボーメイン。サボるなよ?』って言いながら仕事ぶりを確認して回るんです。 親切な同僚が『手伝う』と言ってくれても、睨んであっちへ行かせてしまって。『ケイ卿に睨まれたくないから』と皆が距離を置くようになって。おかげで私は、すっかり厨房では浮いた存在になってしまいました!」
蘭陵王がグラスを拭きながら言う。
「しかしガレス様の時代の城の厨房は男社会、 荒くれ者も多かったと聞きます。少年に手を出す輩がいないようにと、それはケイ卿の『彼なりの親切』だったのではないですか?」
ガレスは溜め息を付く。
「そうだとも思うのですが、それ以上にケイ卿の口の悪さが思い出されて。ーーあの頃、ケイ卿に舌鋒で勝てた円卓の騎士は誰もいませんでしたよ」
立香は頷く。
「円卓の騎士も本当に個性豊かだね。カジノで女性客に人気なのもよくわかる」
マスターの言葉に、ガレスの目がつり上がる。
「ーー元のキャメロットでは皆さん、きちんと鎧を着られてましたからね?ガウェイン兄様だって半裸じゃなかったですから!いえ、あの胸筋は羨ましい限りですが、あそこまで堂々と晒すのはいかがなものかと!お陰でカジノでは連日女性の黄色い悲鳴が飛び交って!このままではモードレッドの教育に悪いと常々思っていたのですよ!だから本当に今回はありがとうございました!」
カクテルを飲みながらガレスの言葉がだんだんと強くなる。今日までの鬱憤が色々と溜まっていたのだろう。
「トリスタン卿も『貴女の為の一曲を』 と言っては竪琴がメドレーで延々と続いて、悲鳴と共にお札が舞って。ベディヴィエール卿もバックヤードで頭を抱えていた時がありました。ランスロット卿だって何であっても楽しそうでーー。それは本当に、素敵な事で。でも、それでも、騎士の私達は鎧を着て陛下の前に居るべきだと思ったのです…」
ランスロットの話題になると、強くなっていたガレスの語気が段々としぼんでいく。
「ーー押し付けがましかった、と思う気持ちもあるのです。ランスロット卿とガウェイン兄様に辛いことを思い出させたとも思ってます。でもカルデアに来てから、私はランスロット卿とはちゃんと話せてなくて。だから、この機会に戦えたのは本当にありがたかったのです」
ガレスはちびちびと飲んでいたカクテルをもう一度一気に煽った。>>127
「ーー私の『嘘泣き』。マスターは騎士道に外れた行いと思われたでしょうね。私も少しだけそう思います。だから私はいずれ、そんな卑怯な行いをしなくても『ランスロット卿に正面から戦いを挑んで勝ち残れる強さ』を手に入れなければいけないんです。顔も知らない妹を家族として受け入れてくれたガウェイン兄様のようにならなければいけないんです」
自分に言い聞かせるようにガレスは言う。
「『騎士は徒手にて死せず』が宝具となったように、ランスロット卿はこの勝負の先に『己の守るべきものがどのような立場に置かれるのか』を分かって行動されている方です。 自分が負ければ愛する人が泣く。それならば負ける訳にはいかないと、その場でありとあらゆる手段を使って勝ちを取りに行く方です。 その人に鍛えられた私が ランスロット卿との勝負で手を抜くわけにはいきません。私の持てる武器を全て使ってあの方に勝たなければいけなかったんです。そうしなければランスロット卿に分かっていただけないと思ったのです」
「分かるって何を?」
「ーー『貴方の騎士道は正しい』と。そして、『貴方の育てて下さった私は、貴方の与えた悲劇にも負けはしない』と伝えたかったのです」>>128
ガレスは滔々と語る。
「以前マスターのお部屋でお話をしましたね。 私の最期のことを。それがランスロット卿と兄様の対立を生んでしまったことも。だからセイバーのランスロット卿はカルデアでは私に対して距離を置かれています。 バーサーカーのランスロット卿には私の方が、どう接したらいいのかまだ分からないでいます。でも、そのままではマスターのお力にはなれないでしょう?だから、一度こうやって正面からぶつかり合ってみたかったのです」
「ーー」
「きっと、一度ランスロット卿が優勢になった時に私が『嘘泣き』をしなかったら勝てなかったでしょうね。ーーその後に『強い』とランスロット卿が褒めてくださったのが本当に嬉しかったのです。ボーメイン時代に鍛錬をつけて頂いた時、私が槍を折られて動揺して動けなくなったことがありました。でもランスロット卿は、迷いなく無防備な私に更に攻撃を打ち込んでこられました。『武器が折れても闘志を失うな!冑を投げるなり、拳を振るうなり、勝ち筋を探せ!』と叱られました。だから、今回は『涙』を使いました。持てる武器を全て使って、あなたに勝ちに行ったと分かって欲しかったからーー」
ガレスは泣きそうな顔で微笑む。>>129
「『守る者の為にありとあらゆる手段を使って勝つ』 そう教えてくれた通りに戦って、 ランスロット卿の騎士道を肯定したかったのです。私は、『ギネヴィア様を守ろうとした貴方を間違っているとは思わない』『貴方を恨んだ事など無い』と、そう伝えたかったのです。ーー本当に押し付けがましいって分かっています。恨んでいると言った方が、却ってあの方は救われるのかもしれません。でもそうしてしまったら、私はあの人に頂いたもの全てを否定してしまうことになるから言えません。決して言いません」
ガレスは椅子から立ち上がり、カウンターにお札を置いた。
「蘭陵王様、ごちそうさまでした。お釣りはお店で騒いでしまったお詫びと思って、お受け取り下さい」
「ありがとうございます。足下にお気をつけてください」
「はい。マスター。これからも全力でサーヴァントとしてお遣えいたします。その中でもっと強くなり、ランスロット卿も越えてみせます。だから、 私の過去のことでどうぞ思い悩まれませぬよう、お願いいたします」
ガレスは蘭陵王と立香に一礼し、静かにバーを出ていった。その背中が出口のドアを通るまで見送り、蘭陵王が立香に声をかける。
「ーーマスター。今日のカジノキャメロットでの大立ち回り、お疲れ様でした。マスターとランスロット卿にはやや辛い手段を使われたと聞きました。何か元気の出るものをご用意しましょう」
「ーーうん。じゃあ、マシュが飲んでた『シンデレラ』が飲みたいかな」
蘭陵王は微笑んでシェイカーを手に取る。
「はい、ご用意いたします。どうか『よい夢を見られますように』」
バーでの夜は静かに更けていく。立香はカウンターに置かれた、蘭陵王が作ってくれたノンアルコールのカクテルを見つめる。そうして夏のラスベガスを楽しんでいるサーヴァント達に思いを馳せる。彼らは英霊、一度は死を経験した人たちだ。この現界は彼らにとって泡沫の夢だ。それでもこれは『少女が夢見た』、『待ち望んだ再会』だったのだーー。
立香はカクテルグラスを持ち上げる。此処にはいないかの騎士達に献杯し、一気に飲み干した。
(どうか少しでも、皆が幸せでありますように)
そう、願いながらーー。>>130
ガレスちゃんファンなのでネットで関連作品を探すのを楽しみにしているのですが、『カジノキャメロット』戦以降、冷たい意見が多くて切ない気持ちになりました。
今後、幕間や本編でフォローがあると嬉しいですが…。
オリンピックもシンデレラも どちらもオレンジジュースを使ったカクテルです。
作者の頭の中ではオレンジ=太陽の果実、太陽の騎士ガウェインと関連付けてしまいます。
ガウェインガレスの兄弟愛とランスロットとの師弟愛、友情は本物だったと思ってます。 だからこそ気に病んで欲しくなくて、彼女はああいう対応をしたんじゃないかと思います。
それがランスロットにも伝わったらいいのですが。
本当にいい子なんですよーー。>>131
マテリアルで『悲劇の騎士』と書かれているけれど、彼女はそのままでは終わらないで、成長して越えていってくれると信じてる。
ランスロットの心の迷いを祓う為にも負けはしないと思う。
ーー兄と同じく、六章ZEROの記憶持ち越しているかもしれない。>>105
「こ、腰が痛いです……」
ベッドの上でジャンヌはぐったりとしながら、呟いた。美しい裸体は今や色んな液体で濡れている。
「大丈夫か、ジャンヌ? 水を持ってきたが飲めるか?」
「すみません……。今、腰が痛くて座れないんです。ちゃんと座らないと零しそうなので遠慮します……」
「なら、ボクが口移しで飲ませてあげよっかー!?」
アストルフォはジークが持ってきたペットボトルを奪うと、水を口に含んだ。アストルフォは可愛らしく頬を膨らませると、ジャンヌを身体を抱き寄せた。膝の上に乗せて、ジャンヌと見つめ合う。アストルフォの目は昨夜と変わらず、ギラギラと輝いて見えた。
「え? ちょ、ちょっと——んんっ」
ジャンヌが困惑するのもかまわず、アストルフォはジャンヌに唇を寄せる。ジャンヌの唇をこじ開けて、水をジャンヌの口腔に流し込む。
「ん——」
冷たい水が心地よく、ジャンヌは思わず嚥下してしまう。冷たい水が喉を滑っていく。
「んぁ……」
「どう? 気持ちいい?」
アストルフォは銀の糸を滴らせながら、にぃと笑う。ジャンヌは、ただただひたすらに素直に頷いた。
ジャンヌは熱病からはとっくに冷めていた。でも、あの饗宴がジャンヌの身体には刻まれている。ジャンヌは逆らえなかった。
「ずるい……」
ポツリと呟いたのはジークだ。ムッと口を尖らせている。
「俺も口移ししたい……!」
「あはは! ジーク、ヤキモチ妬いちゃった? ごめんね。じゃあ、ジークはボクに飲ませて!」
「うん」>>133
ジークはアストルフォからペットボトルを受け取ると、アストルフォと同じように水を口に含んだ。
「ん——」
そして、ジークとアストルフォは唇を寄せあう。アストルフォの喉が大きく上下しした。
「ん」
飲ませ終わったのかジークが口を離そうとするが、アストルフォはジークの頭の後ろに手を回しがっちりと固定した。
「ちゅ、ぺろ……ぁ」
アストルフォはまだ足らないとばかりにジークの口腔に舌を侵入させた。アストルフォは大胆に舌先を絡ませ、水の代わりにジークの唾液を啜っていく。ジークは一度は目を見開いたものの、受け入れるように自らも舌を絡ませた。にちゃにちゃと淫らな水音が響く。
「……あ、アストルフォ!」
その様子にジャンヌが慌てたように身体を起こす。だが、途中でびくりと身体を震わせ、蹲った。昨夜の余韻がジャンヌの下腹部を襲う。
まだ膣中に残った精液が足の間からどろりと零れる。ジークのものだけではない。その白濁の精液にはアストルフォのものの入っている。流されるままに、ジャンヌはアストルフォにも挿入されてしまった。いけないと思っていても、ジークがアストルフォに挿入するとなると、ジャンヌが置き去りにされてしまう。それが悔しくて、混ぜてほしくて、ジャンヌは『混ざる?』と可愛らしく小首を傾げるアストルフォの誘いについ応じてしまった。
「あ、ぅ……」
「ちゅぱっ! んふー? ジャンヌ、そんなに慌ててどうしたの?」
「わ、私も、き、キスしたいです……!」
「本当か? なら、今度は俺に飲ませてほしい」
「はい! あ、その、その前に起こしてもらえます? 腰が抜けてて……」
ジャンヌは両腕を広げて、ジークに抱っこをせがんだ。だが、
「えぇー! いいじゃん。ボク、ジャンヌの柔らかい身体を抱っこしてたい!」
「ちょっと胸、触らないでくださ、……ぁ! も、もう……」
アストルフォの指がジャンヌの胸に埋まる。やわやわと愛撫されジャンヌは身を捩る。愛撫をされていると、ジャンヌの中に昨夜の熱がぶり返しそうだった。ジャンヌの身体が動きに鈍っていく。>>134
「んく」
「大丈夫か?」
ジークは倒れ込みそうになるジャンヌの身体に手を回し支えた。結果、ジャンヌは二人から抱きしめられるようになった。ジャンヌは少し戸惑ったように頬を染めた。
「だ、いじょうぶです……」
ジャンヌは微笑むと、ジークを抱き返す。
「ん、ぅ……」
ジャンヌは震える指でペットボトルをもち、口を付ける。微かに口の端から水を零しながら、ジャンヌは口の中に水を含んだ。ジークの頬に手を添え、ジャンヌはジークに口付けをする。ジャンヌは目を閉じながら、ジークに水を流し込む。ジークの喉が上下する。
口移しが終わっても、二人はそのまま自然と舌を絡め合う。それが当たり前のように。
「ん、ん。ちゅ、ちゅる……」
「んぁ……、ちゅ、ん……っ」
お互いに目をとろんとさせて、一心不乱に貪りあう。
「ふふふ~。二人とも、キスが上手くなったね。昨日の初々しいキスが嘘みたいだよ」
アストルフォは楽しそうにクスクス笑い、ジークとジャンヌを抱きしめる。二人の頬にキスをする。二人が口を離すと、アストルフォは二人の間を繋ぐ唾液を舌先で絡めとり、口に含んだ。
「ん。ねぇ、二人とももう一回しよう! ボク、またシたくなっちゃった」
ジャンヌのお尻の下でむくむくとアストルフォのソレが大きくなっている。
「……ちょっと! 昨日いっぱいシたじゃないですか。あんなにいっぱい膣中出しして……」
ジャンヌは自らのお腹を撫でた。身体が震えるほどの快感。目眩がするほどの濃密な時間。相手を満たし、自分も満たされていく幸せな時間。良いも悪いもなく、ただ求めていくだけ。
「うん。気持ちよかったよ! だから、もっとシよ! だって、だって! 今までの空白を埋めるのはまだ足らないよね」
「でも、だ、だからって……。そ、そもそも、アストルフォが混ざったのだって、ジーク君が満足がしているかのチェックするのが目的じゃなかったですか!」>>135
今まで心を通わせるだけ行為はアストルフォの乱入より、その意味を大きく変えた。身体同士の繋がりはあんなに気持ちいいだなんてジャンヌは知らなかった。知ってしまえばもう元には戻れない。きっと、またすればダメだとわかっていてもジャンヌは溺れてしまう。
「あれ? そうだっけ? いいじゃん、ボクもっとしたいもん。ジャンヌはしたくないの? 気持ちよくなかった?」
「そ、それは……」
「いっぱいいっぱい気持ちよくなって満たされて、それでいてジャンヌがジークを満たすの。気持ちよくなかった?」
アストルフォはジャンヌの疑問をそっちのけで、言い募る。
「わ、たしは……」
ジャンヌは言い返せなくて、逃げるようにアストルフォから目をそらした。不意にジークと目があった。ジャンヌは思わず、ジークの方へと身を寄せた。ジークは当たり前のようにジャンヌを抱き寄せた。
「……ジーク君、——ぁ」
ジークはふわりとジャンヌと再び唇を重ねた。ジャンヌの身体を弄り、また昨夜のようにジークはジャンヌに火を灯していく。
「じ、ジークく、ん……? んっ……ひゃ、ぅ」
ジークは指をジャンヌの秘処を挿入し、精液を掻き出すように指を蠢かせる。ジャンヌはびくびくと震えた。ジャンヌは思わず、ジークに抱きついて、刺激に耐える
「おやぁ、ジークったら、我慢できなくなったの? ジークってもしかしてボク以上に気持ちいいの好き?」
「……うん。すまない。昨日のアレが忘れられないんだ。二人に満たされる感覚がたまらない。もっと、欲しいと思ってしまうんだ。
だめ、だろうか……?」
ジャンヌが戻れないように、鮮烈な快感を受けたジークもまた無垢にはもう戻れない。
「謝らなくていいよ! ボクもジークが望んでくれるのなら、ボクも嬉しい!」
アストルフォはまたジークのほっぺにキスをする。
「ジャンヌはどうする? ボクたち、するけど」
そう言って、アストルフォもジャンヌの胸を揉む。昨夜から散々揉んだために、アストルフォはジャンヌの弱点を把握済みだ。ジャンヌの身体は二人に触れられて、軽くイッてしまう。>>136
「んぁ……。わ、私は……」
二人掛かりで責められている状況で聞かれても、拒否するという選択が取れる訳がないと、ジャンヌは脳内でツッコミを入れる。こうも責められては声もまともに出せはしない。
「ジャンヌ、ダメか……?」
ジークは寂しそうに眉を寄せる。
「俺は3人でシタい……。もっと、二人を感じたい……!」
ジャンヌはそんなジークの顔を見て、生唾を飲んだ。
「そ、そんな事を言われたら、だめなんて言えないじゃないですか……!」
「じゃあ……!」
ジークはぱあぁと顔を輝かせた。
「ふふふー。ジャンヌも好きだねー」
「あ、アストルフォ、貴方が原因じゃ、あぅ……!」
「え? なに? 聞こえなーい! えへへー。素直ないい子にはご褒美あげるから! いっぱいイカせてあげるから、許してね!」
そうして、3人はまたもつれ合うように重なり合う。狭いベッドがギシギシと軋んだ。おそらく、このベッドがキングサイズのベッドに変わるのはそう遠くないだろう。
三人は三人だけの濃密な時間を重ねていく。もう邪魔が入る事なく、幾多の空白を埋めていった。
以上です。予定よりエロ分マシマシでお送りしました。ピロートークも含めて長々とお付き合いいただきありがとうございました。コメントをくださった皆さん本当にありがとうございます。すごく嬉しかったです。ヒロピン系無料TRPGヒロインクライシス ランドリューフ戦記ステージをFGO風にしたのもを一人で回してみた架空セッションをSS風にしてみたものです
即興でやったプレイ時間約4時間程度のものなので文章はそこまでありません。
過激な行為やキャラ崩壊も含みますのでご注意ください「ふむ、迷宮型の特異点か。そこまで深くはなさそうだが瘴気が濃いな」
カルデアが観測した極めて小さいな極小特異点の調査に一人レイシストしたスカサハは、迷宮の中にいた。そこは小さな迷宮だが肌に纏わりつくような重苦しい瘴気に満たされただならぬ魔力を感じるものであった。
「これはひょっとした中々の大物が居るやもしれぬ」
迷宮の中を警戒して進むスカサハ。突如、べちゃりと音を立てて左右から目の前にスライム状の物体がが落ちてきたと思うとそのスライム状の物体が蠢き出す。恐らく侵入者を迎撃するために用意された魔獣の類だろう。
「ほう、遂に現れたか」
笑みを浮かべてスカサハが二振りの魔槍を構えたその時、カチりっと何かの作動音が聞こえた。背筋に冷たい物を感じたスカサハは咄嗟にその場を飛びのく
運動力判定7 運動力2 2d6+2=10 成功
スカサハが飛びのいた次の瞬間、先ほどまでスカサハがいた場所の地面から毒液が滴る無数の杭が飛び出し空を貫いた。
「魔獣で意識を引いたところを狙う罠か、狙いは悪くはなかったが残念だったな」
戦闘開始 イニシアティブ ピンクスライム2 スカサハ3 スカサハ先制
マスターゲット 武器+2 2d6+10+2=18 ピンクスライム×2装甲地0 18ダメージ
スカサハが二槍を振るう。それぞれが独立した美しい曲線を描き左右のスライムを同時に切り裂いた。体積の大半をまき散らされたスライムだったが粘液状の生物故にそれでもまだ生きていた。ピンクスライムA 《強撃》《淫毒》2d6+7=17
スカサハ ガーディング ダメージ−6
ダメーシ11 胸AP12-11=1 バッドステータス淫毒 ダメージ数-4
ピンクスライムB 《強撃》《淫毒》2d6+7=13
ダメージ13 胸AP1-13=0
クライシスアクト 『乳辱』『喉焼く淫熱』
体積の大半を奪われながらもそんなことは意に介さずスライムがスカサハへと襲い掛かる。槍を振るって迎撃するがその一撃を食らい更に体積を失いながらもスライムは突撃する。槍の防御を抜けて、影の国の女王のぴっちりとした全身スーツに覆われ強調された二つの大きな果実へとへばりついた。スライムが触れた部分の衣服があっという間に消化され消えていく。そしての露わになった魔性ともいえる男を魅了する美しい乳房をスライムはその全身を使って揉み、抓り、嬲り始める。
「貴様なにをして……っああ!? これは淫毒か、わしの胸に何を塗り込んで、くぅぁあ!?」
ぼうっとスライムに触れられた部分が急速に熱を持ち始め、胸の先端―ー乳首がスカサハが感じていること示すかのように勢いよく屹立する。胸から広がる淫らな熱が頭と下腹部を犯してスカサハの動きを鈍らせていく。それに気をよくしたのかスライムはスカサハの双丘を思うがまま蹂躙する。激しく揉みしだきスカサハの豊かな胸の弾力を楽しむようにゴムまりのようにぐにぐにと形を変えさせたと思えば淫らに存在を主張するその先端をつまみひねり上げ、振り回して鋭い快感でスカサハの脳を貫く。
「っああ!、んく、あああ!? 貴様、調子に―ーんぼぅぅつ!?」
淫辱に侵されながらも抵抗しようと槍を握りしめ口を開いたスカサハの口にもう一体のスライムが飛び込んできた。口に飛び込んだスライムはそのままスカサハの口内と喉を動き回り、胸に塗り込んだのと同じ淫毒を塗り込んでいく。
「んぐぅぅぅ! んぐっ、んごっ、んぼっ、ぐぇっ、んんんんんんんっ!」
胸と口をスライムに同時に犯され、スカサハは武器を持ち立ったままその体をビクビクと淫らに震わせる。それは傍から見てもスカサハが快感を感じていることが明確であり、武器を持ってまま粘液上の魔物に犯され快楽に悶えるその姿は滑稽でさえあった。スカサハ マスターゲット 武器+2 2d6+10+2-4=16 ピンクスライム×2装甲地0 16ダメージ ピンクスライム×2 HP0 戦闘終了
「…………っ、いい加減せんかっ!」
スカサハはスライムを強引に引きはがすと槍を一閃し、今度こそその身体を霧散させた。
「ん、っぅ。 女を犯すことに特化した魔獣が配置された迷宮とはな……」
膝をついて息を整えるスカサハ。身体を蝕む熱は徐々に収まっていくが塗り込まれた淫毒は未だにその身体を犯している。露になってしまった美巨乳の先端では未だにビンビンに立ったピンク色の乳首がふるふると風を感じて震え、ぴっちりと全身を覆うスーツの股の部分が湿り気を帯びスーツの上からでも分かるほどに淫核がその存在を主張していた。
「これはこの迷宮の主に一言、いや槍の一撃でもお見舞いせんと気が済まぬ」
スカサハは淫毒の影響で異常に火照り、荒い息をつく身体を鎮めながら先を進む。
途中襲いかかってくる魔獣を蹴散らし、罠を解除しながら進んでいくと突然肌に纏わりつくように瘴気が濃くなっていく。それと同時に通路の奥から膨大な魔力が近づいてくるのを感じた。
「(熱のせいで感知が遅れた、毒を先になんとかしたおくべきだったか?こうなってしまっては仕方あるまい…!)……はっ、元より迷宮とは名ばかりの小さな洞穴か、もう主の登場と言うわけだ」
かつかつと蹄ね音を鳴らして通路の奥から巨大なバイコーンが姿を現した。サーヴァントを超えるであろう魔力量、恐らく地脈が生み出した聖杯の欠片を取り込んでこの極小特異点を作った元凶であろう。
バイコーンはスライムに溶かされた露になったスカサハの魔性の果実を見てブルルとどこか下卑た唸り声をあげる。見ればぼろん、と、巨大な杭のような馬のぺニスが股間からぶら下がって揺れていた。
「なるほどのう、この迷宮は貴様が子を孕ませる母胎、いや孕み袋を手に入れるためのものだったということか。よかろうーー」
スカサハは二振りの魔槍ゲイボルグを振るい構えをとる。汗と粘液に濡れてヌラヌラと濡れ光る淫らな乳肉がぶるんっとその豊かさを見せつけるように大きく揺れた。
「戦場の習わしだ。敗者は勝者の戦利品。雌を求めるなら雄として力で捩じ伏せて見せよ、貴様に出来るのならな」戦闘開始 イニシアティブ バイコーン9 スカサハ3
バイコーン 2d6+12=19 バットステータス拘束
スカサハ ガーディング ダメージ−6
ダメージ13 腰AP10→0 拘束
聖杯の欠片を得たバイコーンの力をスカサハの想像を遥かに越えていた。一度地を蹴ったこと思えば空間転移のごとき速度で瞬時にスカサハの間合いの内側へと侵入していた。
「なっ!? 」
スカサハが反応するよりも早くバイコーンはスカサハを地面へと押し倒した。大きな胸はスカサハの体重と地面の間で押しつぶされる形になり、それとは裏腹に尻は高く上げられ、無防備に突き出された尻肉がぷるるんっと、肉感豊かに揺れる。
淫毒の影響で湿り気を帯びていた股布がキュンっと尻割れに食い込んだ。尻穴から女性器の形まで分かるほどににびったりに食い込いんだせいで裸であるよりなお強調された豊満過ぎる巨尻がその豊かさを見せつけるように淫らに揺れた。
「貴様、ぐうっ!」
抵抗しようとするスカサハの背中を踏みつけ地に縫い止めて拘束するとバイコーンはぴっちりと巨尻に張り付くスーツに尻肉ごと噛みつくと器用にスーツだけを食い破った。
汗とそれだけでは物に濡れててかてかと輝く尻たぶにひくひくと何かを待ちわびるように動く湿ったヴァギナ。バイコーンは再び下卑た鳴き声を漏らすと熱された巨大な鉄杭のような己をぺニスを巨尻の尻割れに沿うように密着させると腰を前後に揺らして尻コキを始めた。
「貴様、このスカサハを屈服させようというのか馬の分際で!」
ぶるんぶるんっとバイコーンの腰のピストンに合わせて尻肉は淫らなダンスを踊る。馬ぺニスから溢れる大量のカウパー汁が尻割れどころかスカサハの豊満過ぎる尻全体に塗り込まれていく。
これはもう俺のものだとマーキングし、これからをこれでお前を犯すと組伏せた雌に突きつけ屈服を強いているのだ。
スカサハ 2d6+10+8-4=18
バイコーン 防御6 18-6=12「まだ勝負は終わっておらん!」
身を捻って拘束を外したスカサハは返す刀で槍をバイコーンへと突き刺した。二振りの魔槍がバイコーンの肉を穿つが傷は浅く致命傷には程遠い。
(く、ここまで間合いが近いとゲイボルグをまともに振るえん……それに淫毒のせいか身体が思ったように動かん)
バイコーン 8d6+14=53
スカサハ ガーディング ダメージ-6
53-6=47 スカサハHP44→0
熱い蜜壺 つけられた種 下腹部に宿る熱 プライドの崩壊 異刑の混合 強制絶頂
致命表1d6=6 力尽きた全身が瘴気に嬲られ、性感帯を開発される。
全滅表1d6=5 その場所でモンスターに数時間嬲られているところを救出される。
好きな能力値で10の判定に失敗すると[妊娠]か[トラウマ]になる。
妊娠判定 難易度12 (下腹部に宿る熱で難易度+2)
2d6+6=11 失敗 妊娠
「■■■■ーーーーっ!!」
雌風情の抵抗で身体を傷つけられ激怒したバイコーンはウィリーのように大きく上体を起こすと渾身の力を込めて蹄を振り落とした。スカサハは咄嗟に防御体制をとったがバイコーンのスタンピングはそんなもの易々と打ち破り、蹄がスカサハの腹に突き刺さる。
「ーーーーーーーッァ」
あまりの威力にスカサハの身体がくの字に大きく折れ曲がり、周囲の地面が大きくひび割れ円形に陥没する。からんからんとスカサハの手から離れて二振りのゲイボルグがひび割れた地面に転がった。
ポトリと、力の抜けたスカサハの両の腕がひび割れた大地に堕ちた。女性の理想であろう美麗な曲線を描く腹の中心に蹄の跡をくっきりと刻まれ、大の字で地面に力なく転がるその美しい肢体は時折痙攣して震るえていた。「あが……ご……は……が……」
一撃で最早動けないほどのダメージを受けたことが明白なスカサハだったが、バイコーンはまだ責め手を緩めなかった。
力なく横たわり時折痙攣して身体を震わせるスカサハに近づくとその足を口に咥えて全力で振り回して何度も木々、岩、地面に叩きつけてめった打ちにし始めた。
「がっ!ぎぃっ、あ! ぶ、がぁ!や、め!ごっ!? ぁああ! おごっ!や、ぁぁ……」
バイコーンの暴虐は数十回以上続いた。魔馬が飽きて止めた時にはスカサハはピクリとも動かなくなりぶらんと片足だけを咥えられて宙吊り状態になって完全に脱力していた。
ぷしゃああとぱっくりと開かれ、激痛のあまりに緩んだ股から黄金液が溢れだして逆さ釣り状態になった身体を濡らしていく。 最早スカサハに戦う手段も反撃の手もない。失禁し、自らのお小水で汚されほわほわと上がる湯気で全身を包まれる無惨な姿がそれを物語っていた。
「あ……か……あ……けぅ……」
身を包む戦装束はボロボロに破け、その豊満な肢体がさらけ出されて、冷利な美しさ持っていたはずの顏は泥とつたってきた黄金の滝でぐちゃぐちゃになってしまった。目の焦点は完全に失われてどこ見つめているのか分からず、開き放しになった口から舌がだらりと垂れている。
バイコーンは低い唸り声をあげてスカサハの肉体を放り捨てると力なく大地に投げ出されたスカサハの上に覆い被さる。人の手首程の太さがありそうな巨大な馬ぺニスが淫毒で濡れそぼり愛蜜を垂れ流すスカサハの秘所に押し当てられる。
戦いの前にスカサハ自身が言った通り敗者の戦利品。古来より敗北した女の末路など決まっている。勝者の戦利品としてその身を蹂躙されるのだ。「ーーあ、かぁぁぁああああ♥️♥️ んぁああああ♥️♥️」
馬の巨大な男根がスカサハの秘所に勢いよく打ち込まれる。あまりの衝撃に失われつつあった意識が強引に引き戻された。 巨体を活かして力尽くで亀頭ねじ込み、メキメキミシッと音を立てるように無理矢理スカサハの膣内を拡張して制圧していく。
あまりに暴力的な挿入。だが、媚薬によって発情させられたスカサハの頑丈な肉体は暴力的な衝撃すらも快感に変換して強制的な絶頂を引き越した。 ブシッブシッと勢いよく何度も潮を噴く。この迷宮はバイコーンが孕み袋を手にいれるためのもの。その最奥まで脚を踏み入れている時点で既に下準備は終わっていたのだ。
「んんぁぁああ♥️ くふぅ、ぅぅううう♥️ 大き、過ぎるぅ♥️ だ、だめだぁぁああ♥️ んぁああああ♥️♥️」
まだ本気の怒張ではなかったのかスカサハの中でバイコーンのベニスは更に膨張して膣内を推し広げて自分の陰茎の形に合うように拡張されていく。その圧倒的な迫力にスカサハは恐怖すら覚えた。
馬チンポの暴力的なピストン。膣内を暴れ狂う衝撃と脳と下腹部を焼き焦がす圧倒的な淫熱を前に哭かされ続けるしないスカサハ。
(こ、このわしが獣に犯され、生娘のような声をあげることしか出来んとは……♥️)
膣内を蹂躙され無理やり手籠めにされる生娘のように快楽の声を上げて身体を貪れるしかない自分。戦闘前に宣言した通り雄にねじ伏せられ雌―ー孕み袋にされて行くことに対してマゾヒティックな快感すら感じる。
先程まで自分に歯向かってきていた雌が徐々に自分に屈伏していく様に気をよくしたバイコーンは止めを刺すべく牙を抜いた。
「ーーーっっっっ♥♥♥♥」
甲高く啼くと怒張の根元から亀頭の下までのイボが伸び硬く尖り棘のようになる。スカサハの膣壁に急に異物がごりごりと当たる。
そして確信する。この馬は私を完全に屈服させる気だと。
こんな状態で動かれたらどうなるかそんな絶望感・・・・いや酷い期待感でスカサハの子宮がきゅんっと疼いて熱を発した。バイコーンは喜び声と共に棘の肉棒を激しく前後させる。肉襞が擦れかき回されうねる。内臓を全部持っていかれるような衝撃。 そして口から内臓がでるような圧迫。馬の強靭な足腰で責める
「おおっ♥️おう♥️おほ、おおおおお♥️ ま、負けたぁ♥️私はこの雄に負けたぁ♥️」
完全な敗北だった。戦士として戦いで打ち負かされ、雌として蹂躙され征服された。
影の国の女王スカサハは戦士としても雌としても魔馬の前に敗北し征服され屈伏した。
「ぉ、ぉ、おおおお♥️ あひぃぃぃいいん♥️ だ、だめぇえええ♥️」
ずぼぉ!じゅぼ!じゅぶじゅぶじゅぶ!ほぐれきって、襞の隙間に蜜をしこたま溜め込んだ肉穴に、極太の無数の刺を持った硬い一物がねじ込まれて膣内をかき回され、子宮を突き上げられ……スカサハの身体は完全に陥落してしまった。そして心も、ついに陥落しようとしていた………
「ひ、ひぐうう♥️ おおおお♥️ あああああいい、いい♥️ それぇ…それいいい♥️ 堕ちるぅ、堕とされてしまうううう♥️♥️♥️」
棘の肉棒を前後に動かされてしまうと口を開けて舌を突き出しながら、アヘ顔で涎や鼻水を垂らしながらその快楽に溺れ狂い、馬に完全に雌穴を捧げてしまって乱れな屈伏の言葉をあげるスカサハ。
敗北した者が勝者に従うのは当然のこと。勝者が屈伏し犯され喜び媚びる雌であることを望むのであればそれに応えるのが敗者の務めである。戦士として守るべき戦場の習わしだからという言い訳とマゾリズムに満ちてた抗うことが出来ないほどの雌の快楽がスカサハを淫らな雌へと変えた。「んひ♥️ あひぃぃ♥️お、ほぉおおお♥️ すごぃぃいい♥️馬チンポが私を征服していってる♥️ いくぅぅぅぅ♥️」
馬の体の下で無様に痙攣を繰り返して連続絶頂を決め続けるスカサハ。絶頂の波が止めどなくスカサハ襲い高みから降りてくることがない。だがそんな雌の快楽など意に返さない乱暴な動きで膣内と子宮を蹂躙する動き。だがそれでも魔馬の剛直を持ってすれば雌を堕とすには十分過ぎた。徐々に決定的なソレにスカサハを追い詰めていく。そして自らも昇っていく。
「あああっ…♥️わ、わたしっ…私は完全にこのチンポに屈服したぁああっ♥️ 負けた雌のオマンコはおまえの物だぁっ♥️ そのおチンポでズコズコ突いてっ…♥️ んひぃいいんんっ♪」
尻を突き上げ、四つんばいになって、まさに獣の如く浅ましく雄を求める雌犬。先ほどまでの勇ましい姿はどこにも無く、ただ無様なアヘ顔を晒しながら悦楽に酔いしれている雌犬がいた
「んあっ、ふぁああんんんっ♥️ …あっ♪ で、出るのかっ♥️♥️…んひっ♥️あっあっ♥️ んっふぅうううっ♥️…だっ、出してくれ♥️ 雌穴にぃいいっ♥️ 子宮にっ♥️孕ませ汁で種付けぇええっ♥️ 馬チンポでボテ腹にしてくれぇえええっ♥️」
遠慮のない激しい突き上げに善がり狂いながら、ひぃひぃと鳴いて膣内でどんな種族の肉棒でも同じ射精間際の脈動を感じ、種付けを懇願してしまいながら自らも絶頂にする。
どぼっぼどっ!射ち抜かれるように膣と子宮に流し込まれる精液。簡単に子宮と膣を一杯にして結合部からあふれ出す。
それでも尚動きを止めない。
「んふぁあああああっ♥️あーっ…♪ あーっ……♪ で、出てるぅううううっ♥️んぁっ、んひっ♥️し、射精しながらズコズコ突いてるぅうううっ♥️あひぃいっ♥️」
たっぷりと中に馬の精液を種付けされてしまいながら、その種付けアクメの余韻に浸る間も無くガンガンと突きまくられ、アヘりまくりながら全身に珠の汗を浮かべ、振り散らしすスカサハ。バイコーンはそれをまた四つんばいにさせて乗っかり犯し始める。「はひっ…♥️はひぃいいいっ…♥️う、産むっ♥️はらむぅぅぅ♥️私を倒した雄の子種汁で孕み袋になって産むぅううっ…♥️」
快楽に顔を歪ませながら、無様極まる孕み袋宣言。そして……二回目の射精。
スカサハの意識は種付けのアクメで白く消えていった……
「んっ…♥️あああああっ…♥️い、イキ狂ってっ…馬チンポで霊器おかしくなるぅ
ううううっ♥️♥️馬チンポに染められりゅぅぅぅうううっ♥️♥️」
びくんびくんと痙攣しながらスカサハは二回目の種付けアクメで気を失った。その下腹部、丁度子宮の上に位置には馬の蹄のような刻印が浮かびあがっていた。それはバイコーンによって霊器を書き換えらたことを示しており、スカサハがバイコーンの子を孕んだ証でもあった。
完全に雌犬まで精神を堕とされたスカサハを、バイコーンは動けなくなるまで犯し続けた。
頭のてっぺんからつま先まで精液に浸され、精液で膨れた腹からごぽごぽと精液を漏らし続けるスカサハのせいで、迷宮の中には常に獣の精液の匂いが立ちこめ、瘴気はより濃くなることになった。
バイコーンが他のカルデアのサーヴァント達に討伐され、救出されるまで間、精液付けにされ続けたスカサハの腹には新しい命が定着しきってしまっていた。
「……まさか獣の子を孕まされるとはな……だが、わしを倒して孕ませた奴の子だ……大切に育ててやるさ」
スカサハは複雑な表情をしながらもそっと優しくバイコーンの子が宿った己の腹を撫でた以上です。
ヒロインクライシスは初めて回したのでデータミスやゲームバランスに問題が沢山あったかもしれません
一応、クリア出来る可能性はあるようにしたのですがもっとデータ管理をちゃんとしてればクリア確率大分上がっていたと回した後に気づきました。今度やるとしたらもっとちゃんと出来るようにしたいと思います
では、お目汚し失礼しましたR-18な話題総合スレッド92
>>508 >>574 >>575
設定を使って SS を書きました。 ある聖杯戦争で 巻き込まれた一般マスターに召喚されたパリス。ヘクトールと似た印象のマスターは『 自分の不在時に妻子を強盗に殺される』という経験をしており、パリスはこのマスターの敵討ちに協力する事になるのです。
「ふっ、うぁ……」
寝台の上にうつ伏せた焦茶の髪の少年が苦しそうに身動ぎする。額には玉のような汗がいくつも浮かび、息は荒かった。少年を守るように裸の背中に覆い被さっていた明るい金髪の少年が身を起こす。気遣わしげに聞いた。
「マスター、大丈夫ですか?」
「うん、でも何か変な感じがする。ーーオジサンなのにな、俺」
「ふふっ、今は僕と同じくらいの年ですよ。アポロン様も『とっても可愛い』って喜んでます!」」
枕元の羊のぬいぐるみが金髪の少年の言葉に頷くようにぴょんぴょんと跳ね上がる。それを見て、焦茶の髪の少年がため息をついた。
「ーーそれこそどうしたら良いのか分かんないな。俺が神様に気になるような大した奴じゃないのはわかってる。でも、ありがとうございます、アポロン様。 この姿なら『あいつ』に近づける」
この聖杯戦争でアーチャーを喚んだマスターは、暗い、剣呑な表情で言った。マスターの目論見はわかっている。妻子を殺した敵マスターに近づくためにアポロンの力を借りて無理やりに肉体年齢を引き下げたのだ。その姿で油断を誘い刺し違える覚悟だと知っている。>>153
金髪の少年、アーチャーのパリスは胸中の心配を押し殺してマスターに声をかけた。
「ーー無理やり身体を変えたから、アポロン様の魔力が馴染むまで少しじっとしていてくださいね。それと魔力供給しましょう!」
「ーーオジサン、子供だけど?」
「アポロン様も混じって一緒にするから大丈夫です。その方が体も早く安定しますよ。そうすれば今晩には夜襲を仕掛けられます」
「アポロン様。ーーオジサンですよ?パリスみたいな美少年でもない」
「戦って勝つためです。今は僕とアポロン様に身を任せてください」
パリスと増殖した羊のぬいぐるみが迫ってくる。美少年とその守り神にのしかかられ、マスターは小さくため息を吐いてその提案を受け入れた。
「うぁっ、うぅん!」
パリスの体の下で、仰向けに押し倒された幼いマスターが身を捩る。マスターは確かに華やかな容姿ではない。だが成長途中の伸びやかな肢体と滑らかな肌は、見るもの触れるものを否応なしに楽しませる。
羊の姿のアポロンが増殖し一匹は喘ぐマスターの胸元をふわふわと這う。またある一匹は 睦み合う少年たちの臀部や手足を愛撫しその情欲を高ぶらせていた。パリスはマスターと自分の陰茎を共に握り混み、柔やわと愛でていた。
「とても、可愛いです。マスターはこういった事をこの年にはしたこと無かったんですね?」
うっすらと浮かぶ喉仏をパリスが舐め上げながら言うと、真っ赤な顔でマスターが反論する。
「ーーだ、大学時代にカミさんと付き合い始めて、それからが初めてだったから、な。っていうか、この年の子供に手を出したら、は、犯罪だ!」
「そうですか?僕らの時代は普通でしたよ? 『少年の美しさを讃える詩』が残ってるくらいですから」
マスターが絶句する。>>154
そこにアポロン神が肌をくすぐる。子供の悪戯じみた容赦のないくすぐりに、思わずマスターが声を上げて笑いだす。
パリスはそれを見て、思わずマスターを抱きしめた。
「マスター。死んじゃ駄目です。マスターはそうやって笑って下さい」
「パリス?」
「ーーマスターはヘクトール兄さんに少し似ています。『愛する者の為なら何でも出来てしまう』所がとても良く似ています。 兄さんもトロイアに愛する家族がいたから、どんなに辛くても笑って戦場に行ったんです。僕はずっとその兄さんに甘えてて、失って初めて腹が据わりました」
パリスの腕に力が隠る。
「トロイア戦争の原因は僕でした。みんなそうやって僕を攻めた。でも兄さんは僕を信じてくれたんです。僕はそんな兄さんに『生きていて欲しかった』です。だからマスターも、死んじゃ駄目です」
マスターの腕が伸びた。 覆いかぶさるパリスを抱きしめ返す。
「ーーありがとう。パリス。でも俺もそうなんだよ。 あいつを倒さないと俺が生きてることも、俺が笑うことさえも、俺自身が許せないんだ」
マスターの絞り出すような声色にパリスは何も言えなかった。
だからパリスは、マスターの返事を待たずに愛撫を再開する。そこからはアポロンとパリスによる一方的な愛撫だった。 無垢の体のマスターはただ喘ぎ、熱に浮かされては泣いているばかりだった。吐き出されたマスターの精を、滴る汗と涙を飲み込み、パリスは自分の魔力に変換する。>>155
気をやったマスターが気絶する頃には、パリスの魔力は十全に満たされていた。 日没まであと3時間ほどある。 マスターを夜まで休ませて身支度をさせ、敵に襲撃をする算段をアポロンと済ませた。敵は弱いものをいたぶるのが趣味の男だ。 幼いマスターとパリスは良い獲物だ。喜んでこちらにやってくるだろう。
眠ったマスターを傍らで見つめながら、パリスが呟く。
「ーーアポロン様。アポロン様もマスターのこと好きですよね。アドメートス王に人の良さが似ているんでしたっけ?」
羊の姿のアポロンが同意とばかりに跳び跳ねる。
「うん。初対面のサーヴァントを迷子だと思って交番に連れて行こうとするマスターなんてそういませんよね。その後は雨に降られたらお風呂を貸すし、 僕にもアポロン様にも三食のごはんを作ってくれるし。ーーマスターはきっと、良いお父さんでしたよね」
パリスは優しくマスターの髪を撫でた。
「必ず守りますから、だから、どうか。生きて幸せになってくださいね。マスター」
少年の誓いを太陽神だけが聞いていた。ヘクトールの if の姿「 守るべき妻子を失った」マスターとパリスの話が書きたくなって書きました。
後はショタヘクトールが見たいなっていう気持ちです夜明け間近の雨の中で、パリスのマスターは一人、地面に倒れていた。そこから上空から降りてきたパリスとアポロンが駆け寄る。少年から元の成人男性の姿に戻ったマスターは無事だった。しかし満身創痍だった。気を失っているマスターは着ていたシャツを切り裂かれ、体のあちこちに深い切り傷が出来て血が溢れていた。顔は殴られて痣だらけで、左腕は上腕で折られて、あらぬ方向に曲がっている。
「マスター!勝ちましたよ!しっかりしてください!!」
パリスが必死に呼び掛け、アポロンが傷を癒すように、傷に柔らかな体を擦り寄せる。
敵のマスターとサーヴァントは先程パリスが倒した。
アーチャー、パリスのマスターは一般人で魔術を使えない。普段は増殖したアポロンがぬいぐるみの姿で護衛に付き、神の加護を与える事で何とか戦場で行動できている。しかしそれでは、目的とする敵に出会えなかった。サーヴァント、アサシン。フリッツ・ハールマンとそのマスターだ。
ハールマンは近代の殺人鬼であり反英霊。敵マスターはパリスのマスターの妻子を殺した強盗犯だった。この主従の共通点は「殺人を楽しむ」という所だ。>>158
アサシンは獲物を見つけると、ハールマンの宝具である『人肉解体場(ハノーヴァー・ヴァンパイア)』という防御結界を展開する。此処には人間だけが連れ込まれ『ハールマンとそのマスターが一方的に相手をなぶり殺、せる』という、移動する要塞のような物だった。
社会の中で生きていた殺人鬼であり、警察に追われながらも犯罪を続けた経験のある主従は非常に狡猾だった。魔術師のマスター勢の潰し合いを静観し、一般人であるパリスのマスターを標的に絞った。しかしマスターが、かつての被害者家族と知ると途端に行方を眩ませてしまったのだ。
『勝ち星は欲しいが無理はしない。一般マスターが魔術師に殺された後に漁夫の利を得る』
アサシン陣営はそう対応を決めてしまった。
だからこそ、マスター自身が少年の姿で囮となり、わざと令呪を見せつけて敵のマスターを誘き寄せたのだ。サーヴァントを連れていない、録に魔術も使えない子供のマスター。敵は獲物を前に舌なめずりをしていた。敵のマスターは自身のサーヴァントに防御結界を展開させ、その中で少年の姿のマスターを拘束し、いたぶった。>>159
そしてパリスの宝具『輝かしき終天の一矢(トロイア・ヴェロス)』は、敵の強化状態を解除する事で最大威力を発揮する。アサシン主従を確実に倒すためにはどうしても、敵サーヴァントの仕掛けた防御結界を解除しなければ行けなかったのだ。
アサシンのマスターはサーヴァント共々に、遂に太陽神の魔力に焼かれ燃え尽きた。
ーーパリスのマスターは遂に妻子の仇を討ったのだ。
パリスがマスターの折られた腕を無遠慮に持ち上げる。あまりの痛みにマスターが途端に覚醒する。
「ーーぐうっ!てっ、あ、パリス……?」
「マスター。僕に令呪を全部使って下さい。魔力を全て僕に下さい」
顔を覗き込むサーヴァントの真剣な眼差しに、死にかけながらも文句を言おうと思っていたマスターの気が削がれた。
「ーー分かった。令呪を持って命ずる。ここに宿る全ての魔力をパリスに与える」
折られた左手に浮かんでいた令呪三画全てが消え、魔力がパリスに移される。
「ありがとうございます。マスター。ーーアポロン様、後はお願いします」
パリスが微笑み、アポロンを腕にぎゅっと抱きしめた。>>160
そうすると羊のぬいぐるみが淡く発光し、同時にマスターの体の傷がみる間に回復していく。しかしアポロンとパリスは共に光に溶け始めていく。驚くマスターにパリスが言う。
「マスター。アドメートス王の逸話をご存知ですか?アポロン様は神罰で彼の王に仕える事になった時、アドメートス王は醜い姿にされたアポロン様を恐れることもなく雇いいれて、厚遇して下さったそうです。だからアポロン様は去り際にアドメートス王に一つの祝福を与えました。『君が死を迎えた時、誰かが君の身代わりになるなら生き返る事が出来る』と。ーーアポロン様は今はあくまでも僕の霊基の一部でしかありません。出来る事には限りがある。でも、この逸話通りに僕が『身代わり』になればマスターは助かります!」
「アポロン様?ーーパリス!?」
「ごめんなさい、きっと反対されると思ったから言いませんでした。でもね、マスター。僕もアポロン様も貴方の事が大好きです。だから、これからも生きてください。たくさん笑って、人生を楽しんで、死後はエリシオンに行って奥さん達に会って下さい。それが僕とアポロン様の願いです」
「パリスーー」
マスターは倒れたまま、目の前で消えていこうとする子供に必死に手を伸ばした。パリスも手を伸ばし、消える寸前の二人の指先が触れた。マスターは涙ながらに、呻くように呟いた。
「俺だって、楽しかったんだ。あれから、久しぶりに笑って。パリスとアポロン様と一緒にいられて良かったって、ずっと思ってたよーー」
マスターの泣き顔に、パリスが満面の笑顔で応える。
「ーー良かった。かつて国を滅ぼした罪人の僕が、貴方を少しでも幸せにできたなら、本当に嬉しいです!」
そうして、少年と羊の姿の太陽神は光に溶けて消えていった。>>161
いつの間にか雨は上がり、朝日が大地を照らし始める。マスター只一人が光の中に取り残されていた。
マスターは虚空に伸ばした左手を握りしめる。もうどこにも痛みはない。少年と自分を繋いでいた令呪も消えてなくなっている。それでも、確かに残った物がある。マスターは握った拳で乱暴に涙を拭った。
「ーーああ。生きるよ、パリス。アポロン様」
トロイアの国が滅びても、その子孫が千年の帝国、ローマを建国したように。トロイアの放った『輝かしき終天の一矢』は世界に向けて放たれたのだ。だから自分も歩き続けるのだ。彼らの願い通りに生き抜くのだ。
そう自分にいい聞かせて、マスターは雨に濡れた草の上から立ち上がった。
歩き始めるその背中を、昇る太陽が見守っていた。>>164
コメントありがとうございます。とても嬉しいす。最初は
「パリスとアポロン様は古代ギリシャだからマスターが大変だろうな」
なんて考えていたのですが、考えれば考えるほど、
「そもそもマスターに人間的な魅力がないと協力してくれないんじゃないか」
「パリスとアポロン様が気に入るマスターはどんな人か」
と思い悩んでしまい、外見ヘクトール似の中身はアドメートス似という一般人の方になりました。必要に駆られて魔力供給をしましたが、心情的にはそれがなくても満たされていたと思います。
因みに、アドメートスの身代わりになった人はアポロンが協力して縁を結んだ彼の奥様です。彼女は冥界でその真摯な愛を冥王ハデスと妃ペルセフォネに気に入られ、後に生き返り夫と幸せに暮らします。この夫婦は神々に愛される善良な人々の代表格です。
アサシンは「フリッツ・ハールマン」。調べると怖い方なので注意が必要です。ドイツ、ハノーヴァーの殺人犯です。「警察に情報提供をしていた」逸話から、社会の中に身を潜めるのが得意なアサシンです。
読んで下さってありがとうございました。>>165
アドメートス王、武勇で名を残した人ではないですが「アスクレピオスの死を嘆き、暴れまわった後のアポロン」 と言う、レトの子に生まれてから一番荒んでいた頃のアポロンの心を癒した人間だと考えると凄いですよね。
奴隷のアポロンを羊飼いとして雇いいれ、貴重な財産である羊を、身元の知れぬ男を信頼して預けてくれる人。
アドメートスが妻アルキュオネに求婚する際にはアルキュオネの父から
「獅子と猪に引かせた戦車に乗ってきた者に娘を与える」
と言われ、アポロンがその戦車を用意しました。
アドメートスは自分の力一つで何かを成し遂げた訳ではありませんが、アルキュオネが自ら「夫の身代わりに冥府に逝く」と申し出たのは荒んでいたアポロンを癒したその「善良な心」を愛したからだと思うのです。
因みにアドメートスはイアソンの従兄弟です。
ギリシャ狭いなぁ!注意!
エロ無し,グロ無し,文才無し,ぐだの出番なし,ぶっちゃけ生首状態&首なし状態以外至って健全.でも書きたいから書く
「ノウム・カルデアにもこんなに人が増えたんですね」
そう感想をこぼすのは少女に抱えられた少女の生首である
>(むーっとして少し抱える力を強くする)
生首の話し相手であり,生首を抱えるのは逆に首が存在しない少女の身体である
生首のほうはランサーのサーヴァント,ワルキューレの一人であるオルトリンデであり,マスターのお気に入りということでこのカルデアにおいて「もっとも忙しかったサーヴァント」であった
一方首のない少女はアーチャーのサーヴァント,クロエである.
このような不思議な状況に陥ったのはクロエのほうに原因がある
このカルデアに加入した当初は強力な助っ人として盛大に持て囃されていたものの,戦力が充実するとともに戦いの一線から離れることが多くなり,暇を持て余していたクロエが「願いをかなえるチョーカー」という怪しいアイテムを拾い,使用したことで彼女の首がオルトリンデの身体を奪ってしまい,オルトリンデの代わりとして戦線に立つようになったのである.
そして残されたクロエの身体とオルトリンデの頭は直接繋がっていないものの,オルトリンデの頭が食べたものをクロエの身体が消化し互いの生命活動に必要なものを摂取するという形で運命共同体になってしまう.
そして現状,元の状態に戻るためにチョーカーの調査をしつつ,クロエの願いから発生したこの状況を打開するためにこのままクロエはオルトリンデの代わりをこなしていくことになったのである.
そうして残されたクロエの身体とオルトリンデの頭はカルデアで待機することになっている.
「気を悪くして申し訳ありません.私たちはいつも出ずっぱりでしたので気が付けなかったのです」
>(さらにむっとする)
「すみません...」
「あら?クロエとオルトリンデじゃないの」
続く「あ,マリーさん」
「話は聞いていたけど本当に不思議なことになっているのね...あ,一緒にお茶でもしません?」
「私は構わないですが...どうですかクロエ?」
>(乗り気)
「では言葉に甘えまして」
...
マリーの自室にて,テーブルにオルトリンデの首と紅茶のカップが置かれる
「さぁ,どうぞ.オルトリンデ,そういえば貴女とこうしてゆっくりお茶をすることはなかったわね」
「えぇ,私はマスターの出撃に付き合っていましたし,私が出ない場合でもスルーズかヒルドが出撃していましたのでこうしてゆっくりとする時がありませんでした.クロエ,お願いできますか?」
>(オルトリンデに紅茶を飲ませる)
「どうかしら」
「・・・えぇ,いい香りがして落ち着きます.? クロエ?どうしましたか?」
>(何か耐えきれないような仕草)
続く「あら?もしかしてクロエには紅茶が口には合わなかったのかしら」
>(申し訳なさそうに頷くような仕草)
「味覚はリンクしていると思ってましたがそれをおいしいと思うかどうかはべつでしたか...」
「そう思ってミルクと砂糖を用意しておいたわ.どうかしら」
>(砂糖とミルクを紅茶に入れ,オルトリンデに飲ませようとする)
「わかりました.・・・どうでしょうか」
>(大丈夫そうな仕草)
「大丈夫なようね」「はい」
「この際だからオルトリンデの話をゆっくりと聞きたいわ?大丈夫かしら」
「えぇ,大丈夫です.あれはここに召喚されてから.....」
(ひとまずここで終わり)
(首なし萌とか感覚を共有しているけど感じ方は異なるという祖語とかを書きたかった)
設定
・オルトリンデ:このカルデアでマシュを除くと一番大切にされているサーヴァント.身体をクロエに奪われてしまい,生首の状態になってしまう.クロエの寂しいと思ってしまった感情が今回の事態を引き起こしたため,彼女の身体が時たまおもちゃのように扱うことに関してもある程度は甘んじて受け止めている.また,言葉を発することのできないクロエの身体の感情をぼんやりとだが感じ取ることができる.
・クロエ(身体):クロエの頭がオルトリンデの身体にくっついた為余ってしまった.見た目は元から首より上が存在しなかったような状態であり,頭がないという一点を除けば傷も全くない正常な状態である.頭とは完全に独立してしまっており,食事や呼吸とかはオルトリンデの頭に依存している.五感に関しても,視覚,聴覚は受容器官が存在しないもののなぜか感じ取ることができ,味覚と嗅覚はオルトリンデが感じたものをそのまま感じるようになっている.あくまで感性はバラバラなので今回のように片方が美味しく感じてももう片方が不味いと感じるときもある
・クロエ(頭):チョーカーの効果でオルトリンデの身体から生えているような状態になる.戦闘能力もワルキューレとして振舞えるようになっているので,現在はオルトリンデの代わりに出撃している.マスターとともに過ごす時間が増え,体自体も豊満なナイスバディになっているので概ね上機嫌であるが,ワルキューレ同士の同期の感覚が慣れないのが悩みの種
・マリー:カルデア最古参.一緒に出撃することはあったものの,最近は絆の上限に達したことで待機時間が多くなっていた.饐えた臭い、下卑た笑い声。――嗚咽と嬌声。
鈍い明かりを灯す寂れた照明に照らされるだけの暗がり、とうに打ち捨てられた廃ビルの屋内で、闇に潜む者たちが愉悦に嗤った。
「ひひひっ、今日の狩りも上等上等――あと2、3人も攫えば、ノルマは達成できるかな?」
「そうだな、最大限隠密にことを運びながらのこの成果だ……。2週間もあれば5人は固い。主も満足していただけることだろう」
「急がば回れってねえ。準備を最大限整えつつことに及べば失敗もなし。いやあ真面目に働くだけで成果得られるってのは良いもんだ」
「ぅ、あ――あ゛っっ!?」
「ンン、野郎3人に散々犯られた後にしちゃ悪くない締まりだ。さあて仕上げは、と」
寂れたビルの最上階、男たちの拠点であるこの場に監視カメラにも衆目にもその姿を晒すことなくこの場に連れ込まれた女性が、苦痛と快楽に翻弄され疲弊しきった膣を剛直に貫かれ白濁に塗れた黒髪を振り乱して叫ぶ。
やだ、いたい、やめて。これからされることをどの程度理解しているのか、うわごとの様に呟かれる拒絶の言葉を聞き流しながら、上体に多くの傷を刻んだ裸体を惜しみなく晒す偉丈夫が、今も己と接合する女性の下腹部に手を伸ばして『仕上げ』をしようとして――
「やああああああ!」
「!?」拠点の、天井から。
侵入の気配を感じさせることもなく忍び寄っていた白髪の少女が、男の眼前に落下──その瞬間振り抜いた一撃。上体を強烈な魔力砲撃で吹き飛ばす。
「な……」
「馬鹿な対魔忍だと!?」
「畜生なんでこの場所がわかりやがった! 隠蔽工作には最大限注意を払っていた筈だ!」
一瞬の絶句ののち、驚愕を露わに敵意を剥き出す男たち。無防備な裸体を晒す彼らを侮蔑の眼差しで一瞥した白い少女――外道の魔術師を討つべく対魔忍となったイリヤは、気を失って倒れていた彼らに捕らえられ凌辱を受けていた女性の容態を確認し気遣うようにその身体を横たわらせると、その紅の瞳を怒りで燃やす。
「また、貴方たち――こんな、酷いことをして……! 許さない、絶対に逃がさないんだから!」
「――ハッ、久しぶりだなあイリヤちゃん」
粗暴な唸り声。
先の魔力砲撃の余波にあがる粉塵をかき分けて現れた『獣』の姿に、声に反応し振り返ったイリヤはいっそうの怒りをこめ唸る。
「貴方は……!」
「ちょっと見ない間にまたおっぱい大きくなってないか、俺が成長させてやったってことなんじゃねえの? またじっくり二人で遊ぶかい。今度は片手で収まらないくらいでかくなるかもなあ?」
「っ……!」
人狼となり筋骨隆々の身体を覆い隠すまでに毛深くなてもなおその存在の主張をする怒張を見せつける獣を前に憤怒を露わにする少女、以前敗北を味わった際の恥辱が脳裏にフラッシュバックし、一度は敗北を味わった相手を前に身体がすくみかけるが――今は、違う。
「がっ!?」
「ぐっ……」
侵入者を前にじりじりと包囲網を築いていた男たちが、背後からの強襲に次々と昏倒する。
その後ろには、褐色の柔肌を惜しみなく晒す双剣を構えた少女と、紫を基調とするバトルクロスに身を包む黒髪の少女が佇んでいた。
「今回は、負けない――仲間がいるから! 貴方はここで捕まえます!」
同胞を討たれ孤立する人狼。しかし、彼は――イリヤの宣言を前に、ニヤリと、不敵に笑った。はい導入。ついつい筆が乗ってしまいました。対魔忍イリヤの概念は正直かなりシコいと思います。
時代背景が現代だとか対魔忍要素適当にいれなければ風雲イリヤ城の主シトナイの指示を受け活動するくノ一3人娘とかもよかったかもしれないなと。イリヤが3人で美優パンクしそう
機会あったら本番まで一気にすすめたい水着ジャンヌ姉妹の短めなスカ.トロSSです。苦手な人は注意。スカ要素だけで本番えっちや凌辱は一切ありません。
水着ジャンヌのスカ.トロ雑コラ挿し絵リンクあります。サバフェスinルルハワ???周目(IF)
ヒロインXXとの戦闘の影響でルルハワ市内の水道管が壊れてしまうトラブルが発生。ルルハワ市内が水不足に見舞われる中ゲシュペンスト・ケッツァー(ぐだ、マシュ、邪ンヌ・オルタ、ロビン、牛若)一行はBBちゃんから急遽ルルハワ南部のヒロに向かい、真水を調達してくるよう依頼される。
道中、お腹をさすりながらそわそわキョロキョロ挙動不審状態の姉なるもの…じゃなくてジャンヌ・ダルクに出会う。邪ンヌが反対するものの人手不足ということもありジャンヌも真水の調達を手伝うことに。ヒロに到着し、皆で手分けして森ヒトデなどのエネミーと戦い真水を汲み初める。
ジャンヌ(うう…お腹痛いです…大きいの出そう…朝に食べ過ぎたかな…)
実はジャンヌはトイレを探していた。水道管が壊れた影響でホテルを始めどのトイレも断水状態となり、トイレに行きそびれて途方に暮れてた所を運悪く真水調達に誘われたのである。朝にサンドイッチ、スクランブルエッグ、コンソメスープ、フレンチトースト、ウインナー、プディング複数、蜂蜜パン複数、ロコモコ、コーヒーを平らげたジャンヌのお腹はぽっこりと膨らみ、食べ過ぎによる腹痛と便意が否応なしにジャンヌの腸内を刺激し続けていた。
ジャンヌ「(もうダメ…漏れそうです…!)あの…マスター。私、あそこの茂みで…うん…いえ、同人誌の資料に使うお花を詰んで来ます…。」
茂みに入ったジャンヌはその場でしゃがみ、水着を脱ごうとするが…。
ブピッ!ブゥゥ~ブジュッ!
放屁してしまいおならと同時に少量の水便が出て水着のお尻部分に染みができてしまう。ジャンヌは急いで水着の股布をずらし、右手でぎゅるぎゅる痛むぽっこりお腹を押さえ、木に左手をついて体を支えて排泄し始める。
ブリュブリュブリュ…ニチニチチムリムリムリュリュ…ジョロロロロ…
ジャンヌ「大きいのが止まりません…。まだまだ出そうです…敵に見つからないと良いのですが…。」
※スカ.トロ画像注意
https://dotup.org/uploda/dotup.org1966492.jpgしかし、ジャンヌが地面に大量の便の山を作ってる最中、後ろの茂みからガサガサと音が鳴り森ヒトデが現れてしまう。
ジャンヌ「そんな…!まだ出し終わってないのに…!リースたちを呼ばなきゃ…!あ、でもイルカさんたちに私の恥ずかしい姿見られちゃう…!」
そうこうしてる内に森ヒトデはどんどん近づいていき、ジャンヌの剥き出しになったお尻と股間に触手が伸びる。
ジャンヌ「ダメ…!来ないで…!」
その時、森ヒトデが突然黒い炎に包まれ一瞬で灰となり消え失せる。
ジャンヌ「オルタ…!」
邪ンヌ「はぁ…はぁ…まったく…(お腹押さえて苦しそうに)今ので少し出ちゃったじゃない…!うう…もうダメぇ…!」
ブビュッ!ブジュゥゥゥゥゥゥビチビチビチチチチチチチィ…!
水着パンツを脱ぎ下ろし、その場でしゃがんで水便を放出する邪ンヌ。
ジャンヌ「オルタ、あなたもトイレに行きそびれて…」
邪ンヌ「うっさいわね!エナドリ飲み過ぎたのよ!おまけにどこのトイレも使えないし!」
※語り部のキャスターからの注意「マスターの皆さんはくれぐれもジャンヌ・オルタさんの真似して栄養ドリンクの大量摂取をしないように…死.んでしまいます…」
邪ンヌ「ああもう最悪…!水着洗わなきゃ…ってアンタの水着もうん染み出来ちゃってるじゃない!おしっこまで垂れて…」
ジャンヌ「お姉ちゃんの威厳台無しですね…」
邪ンヌ「姉関係無いでしょ。用済んだら早く1臨の方に着替えたら?あ、3臨はやめて。目に痛いから。」
ジャンヌ「もう3臨のどこが悪いんですか…ふぅ…全部出し切りました。お腹もすっきり元通りです。あ、お尻拭く紙無いですね…」
邪ンヌ「私も全部出し終えてお腹の痛みも治まってきたけど…どうしようかしら…そうだ、ボツ原稿の紙があったわ。ほら、アンタも使いなさい」
ジャンヌ「ありがとう…。お姉ちゃんは嬉しいです!お尻拭き終わって着替え終わったら水汲み一緒に頑張りましょうね!」
邪ンヌ「姉ぶらないで。それにマスターちゃんは良いけど私はあなたに協力して欲しい気なんて無いから…ふん」以上です。落ち微妙でスカ要素以外のエロ要素無くてすみません…。
>>177
「むー!んむー!ん~~っ!」
女がくぐもった嬌声をあげる。
ローマ軍に捕らえられたセイバーリリィはローマ市まで連行された。ローマ市での凱旋式に際し、リリィは媚薬を投与され、自身を捕らえた敵将に馬上で犯されている。腕は敵将の肩に回されるように、足は腰を挟むように縛られ、口には猿轡をかまされている。馬の歩きに応じて体が上下に揺れるのに応じて膣に挿された肉棒がリリィを責める。野次馬達はリリィのことを敵に犯されて悦んでいる淫乱と見なし、嘲笑する。
リリィは凱旋式直前まで純潔を保っていたが今は凌辱と嘲笑によって身も心も責められている。ブリテンからローマへ連行されるまで敵将はリリィの身の安全を確保していたのである。その姿勢にリリィは敬意を払い、信頼しきってしまっていた。その信頼を裏切るような蛮行、リリィは何とか耐えようとするが媚薬を投与された体は否応なしに肉棒と言葉に反応し昂っていく。
(やだ…またイク…)
リリィは絶頂寸前で体を震わせていても決壊前の堤防のような理性で耐えていた。その様子を見て敵将は馬に足を上げさせた。馬が足を上げる動作に応じて肉棒はリリィの膣の奥に抉る。
「んん!?んん~~!!」
リリィの体に電流のような快感が走る。それでも耐えるリリィ。そこに馬が歩いてた時よりも強い刺激が連続して襲ってくる。足を上げ遅れた分を取り戻すために馬がより大きく揺れる駆け足をしたのだ。
(ダメ…、もう我慢が…)
「んんんんん!!!」ビクンビクン
ついに絶頂してしまった。リリィの体は仰け反り、膣が肉棒を締め付ける。この締め付けによって肉棒から精液が吐き出される。
「こんなに悦ぶとはな。淫乱の上に被虐趣味とは。」
耳元で敵将が囁く。リリィは屈辱と快感の中、涙を流すしかなかった。
凱旋式の最中、ローマ軍の部隊が停止した。皇帝のいる建物の前に部隊が到着したのだ。
「んっ、ふっ、んっ」
部隊が停止している最中でさえも敵将はリリィを責めるために馬に足踏みをさせていた。リリィは足踏みの揺れ程度のピストンでさえも吐息を漏らすほど昂らされていた。>>178
建物のバルコニーから皇帝が現れる。
「うむ!よくぞあの堅固な城塞都市を落としてくれた!そなたの働きは国中の者たちが…、何をしているのだ?」
皇帝は戸惑いながら敵将に尋ねた。流石のローマ皇帝も凱旋式で指揮官が女と交わっているのは想像していなかったようだ。
「閣下、これは向こうで捕まえた私の情婦です。凱旋式中に情婦を抱いてはならないという法はありません。」
「そ、そうか。」
敵将のはっきりとした返答に皇帝は納得した。いや、対応が思いつかず納得するしかなかった。
「まあ良い。そなたの働きによってかのブリテン進攻への橋頭保ができた。その功に報い褒章を与えよう!」
かくして皇帝の付き人が敵将への褒章の内容を告げる。リリィは揺れによるピストンに耐えるのに必死で聞き逃してはならないある言葉さえも聞き逃してしまった。
「最後に何か聞きたいことはあるか?」
皇帝が訪ねる。
「今回の作戦に際し、兵の多くが傷つき、倒れてしまいました。つきましては兵の治療や兵の家族への援助のために1ヶ月ほど領地に籠らせていただきたい。」
「うむ!そなたはもちろん付き従う一兵卒にいたるまで功労者である!そのような理由ならば仕方のないこと。つつがなく行うように。」
皇帝は敵将の発言に納得し許可を出した。もちろん兵の治療や家族への補填は行われる。しかし、敵将はそれに関わらない。この男は一ヶ月の時間を、リリィを自分の卑しい性奴にするために使う。
そうして凱旋式は終わった。リリィは凱旋式が終わる直前にイかされ、気を失っていた。そして敵将の屋敷に連れて行かされることになる。>>179
リリィが目を覚ますと半分は予想していた通り、半分は予想外の状況に置かされていた。
体に衣服はなく、両腕は後ろに縛られていた。首には首輪もつけられており、この首輪には装着者が自害をするのを防ぐ魔術も含まれていた。予想外だったのは自分がいる場所だ。予想では薄暗い地下牢に囚われると思っていたが目を覚ました場所は清潔なベッドがあり、窓もある屋敷の寝室だった。ただし、窓には柵が取り付けられていて窓から脱出することはできない。
寝室に男が入ってくる。この屋敷の主であり、リリィを捕らえた敵将でもある男だ。男はリリィは今、ローマ社会的には男の奴隷であることを告げた。そのうえで以下の提案をした。
・これから1ヶ月間、男はリリィの調教を行う
・リリィの体に膣内射精をされれば解ける絶頂禁止の淫紋を刻む
・男はリリィの同意がなければ膣内射精を行わない
・1ヶ月間リリィに膣内射精を行わなければ男はリリィを淫紋を解除して開放する。行ったらリリィを性奴隷として飼い続ける。
以上が男の提案だった。
(1ヶ月耐えればブリテンに戻れる…。それにこの提案を断っても良いことがあるとは思えない…。)
この提案をリリィは呑んだ。>>180
男の調教が始まる。まず、リリィに目隠しを付け、体に粘液を塗っていく。
「ふっ…、んっ…、あっ…」
粘液の正体は媚薬だ。凱旋式前に塗られたものと同じだ。
「どうした?一ヶ月耐えるんじゃないのか?もしかしてただ調教されたいだけだったのか?」
「だれが…。そちらこそ私に目隠しをするなんて、にらまれるのが怖いんですか?」
「なに、こういう時に便利なだけだ」
そういいながら男はリリィの乳首と性器に手を伸ばし、乳首を摘まんで膣に指を入れた
「ひゃぅ!」
予想外の刺激と快感にリリィは驚きたじろぐ。
「今の自分の嬌声を聞いたか?突然いじられると自分がどうなっているかよくわかるだろう?」
そう言いながら男はリリィをいじり続ける。
(ダメ…っ!ブリテンに帰るんだからこれくらい耐えないと…)
「ふっ…、むっ…、うぅぅん」
リリィは快感に流されないようにせめて声だけは耐えようと唇を塞ぎ、歯を食いしばった。この後リリィは男の責めに対し吐息を漏らすことはあっても嬌声をあげることはなかった。
その様子を見て男は使用人にあるものを持ってこさせた。鼻栓だ。この鼻栓をリリィの鼻につけ鼻を塞いだ。
「今、鼻を塞いだがまだ口を閉じているのかな?窒息死してしまうよ?」
窒息死する、この事にリリィが気づいてしまったとき、リリィの首輪が反応した。首輪の魔術がリリィの口を開いたのである。
「はぁっ!あぁぁ!」
リリィの口から嬌声が溢れる。>>181
「やはり、嬌声を耐えていたのか。しかし、声をこらえていたということは心の奥底で期日まで耐えきれない、そう考えたな?」
男はリリィの自分でも気づいていなかった心の部分を見透かしていた。リリィは何一つ反論することができない。
そんなリリィに男はさらに追い打ちをかけ、リリィの弱いところを重点的に責めていく。
「あぁぁん!やぁぁ!だめぇ!」
男の責めに声を耐えることもできないリリィ。
(イかされる…)
しかし、一向にイクことはできない。すでに凱旋式でイかされた時と同じくらい気持ちよくなっている。
「忘れてないか?淫紋でお前はイけないんだぞ。」
解放されるには気持ちいいのに絶頂できない状態を耐え続けなければならない、リリィはこの時初めて気づいた。
「~~~あっ、やっ、あああっ」
気持ちいいのにイケず、いじられ続ける。口をふさぐことなどできずよだれが垂れ、嬌声をあげ、膣から愛液を垂らし続けた。
(もう…、ダメ…)
心が折れかかっていた時、突然、男の手が離れた。
「食事の時間だ。」
なにを考えているか理解できなかったがリリィにとってはチャンスだった。この間に回復しよう、リリィはそう決意した。>>182
そんなリリィを男は抱きかかえどこかへ運ぶ。運び終えるとリリィに何かを咥えさせた。咥えさせられたものは穴のついた猿轡、そして運ばれたのはテーブルの下だった。
「膣内射精はできないが口内射精はできるのはわかっているな?」
男はリリィの猿轡の穴に自分の肉棒を差し込み、何かの装置でリリィの頭が離れないように固定した。
「今、鼻も口もふさがれている。このままだと呼吸ができないが鼻栓を外す気はないし口の棒はお前が舐めて精液を出させない限り抜かない。」
男がそう言ったためリリィは舐めなければ窒息する、そう思ってしまった。首輪が反応し、リリィは男の肉棒を舐めるしかなくなった。テーブルの上には食事が並び、テーブルの下では凛々しい騎士姫が己の一物を舐める。男はこれ以上ない征服感を感じていた。
「んっ…、んむ…」
(気持ち悪い…舐めたくない…)
そう思っていてもリリィは男の肉棒を舐めなければならない。リリィは今、全裸で縛られ、目隠しと鼻栓をつけて敵だった男の肉棒を舐めている。捕らえられた女騎士にとって十分なほど惨めな姿だった。
敵の性器を舐める生理的嫌悪感、惨めな境遇に置かれた屈辱、リリィの心の中にあるものはそれだけでは無かった。口の中で舐めていると肉棒の大きさや形が分かってしまう。
(この肉棒が挿入されたなら…。)
自分が絶頂できる唯一のものが挿入された時の快感を、自覚できないほど深い心の奥底で思ってしまう。リリィの体は疼いたままだった。
たどたどしいリリィの舐め方だった。それでも時間がたつと男の口からかすかな吐息が聞こえ、一物も膨らんだ。そうしてリリィの口に精が吐き出される。精が吐き出された後も肉棒は抜かれなかった。
「飲んだら抜くよ。」
リリィは精液を飲まざるを得なかった。飲み干すと肉棒が抜かれ鼻栓、猿轡も外された。男はリリィの頭を撫でながらこう言った。
「飲み干すなんて偉いな。奴隷でもやれないやつ多いのによく頑張ったな。」
ふざけないでください、内心そう思っていたが撫でられたところは少し暖かく感じた。食事のあと、
「さて、湯あみをするか」
男はそう言いながらリリィを風呂場に連れていく。縛られたリリィには自分で体を洗うことはできない。そのため、リリィの体は男が洗う。
「ふっ…、あっ…」
かすかに吐息が漏れる。男の洗い方は愛撫のような手つきだった。媚薬や調教で火照ったリリィは簡単に感じてしまっていた。
「なんだ、感じているのか」
「気持ちよくなんてありません。早く終わらせてください。」
「そうだな、最後にここだけ洗って終えよう」
そう言いながら男はリリィの体をうつぶせにして尻を持ち上げる。そして後ろの不浄の穴に指を入れていく。
「な、何をするんですか!」
「体を隅々まで洗っているだけだが?」
リリィの後ろの穴を男が洗う。本来、他人はおろか親が子供を世話していたとしても見られることは無い場所である。騎士どころか人としての尊厳を粉々にしかねない行為にリリィは悔し涙を流し、目隠しを濡らした。
部屋に戻されたリリィ。一度縛られなおされた後、
「今日はこれで終わりだ」
そう言われベッドの中に放り込まれる。その後、男は部屋を出ていきカギを閉めた。リリィは密室に閉じ込められ、脱出もできないので体力を取り戻すために睡眠をとろうとした。
「うっ…、はぁ…はぁ…」
しかし、体の火照りはそれを許さなかった。火照った体を慰めようと太ももを擦り合わせるがもっとも強い膣の奥の疼きはどうすることもできなかった。どうにかしたいと思っていたら頭の中に自分が咥えた男の肉棒が浮かぶ。
(ブリテンに帰らなきゃいけない…耐えなきゃ…)
リリィは必死にそのイメージを振り払おうとした。しかし、振り払うことは難しくこの日はほとんど眠れなかった。朝になり男が部屋に入ってくる。男は入ってくるなりリリィの後ろの穴に油状の何かを塗ってきた。リリィは声をあげるがすぐに終わった。
その後男はリリィの体を抱きかかえ、昨晩のテーブルへ連れて行った。男は椅子に座りリリィを自分の膝の上に乗せようとした、自身の肉棒を後ろの穴に挿入しながら。
「うッ…つぅ…あああ!」
予想外の痛みに声をあげてしまう。そして目隠しが外された。
テーブルの上には朝食と斜めにたつ台、そして何らかの紙があった。
「この紙は世の中で起こったことを載せて毎日発行されるものだよ。一緒に読もう。」
男は紙を台の上に乗せた。手に持たずに読むためのものだったようだ。
そうして男の朝食が始まる。
食事を取り、紙の文章を読みながら時折思いついたようにリリィの乳首や後ろの穴を責める。
リリィは責めに耐えながら文章を読む。それによるとブリテンは攻められているが善戦しているようだ。
「さて、それじゃ今日の調教を始めよう」
朝食を終えた男がリリィに囁く。
この後、毎日リリィは調教で刷毛水車や三角木馬などを用いた責めによって何度も絶頂するほどの快感を与えられたり、夕食時や湯あみの際の尊厳を傷つけられる扱いをされるがブリテンがまだ存続していることを支えに心を保ち続けた。>>185
数日間耐えた。だが、10日目に一変する。
朝の紙にこのように書いてあったのだ。
『ブリテン併合』
リリィは信じられなかった、何かの間違いか男の策略だと考え疑い続けた。
しかし、今までの調教では心が折れそうになった時、ブリテンが存続していることを思えば毅然としていられたが、あの文章を見てしまった後、以前のように耐えられなくなってしまった。
さらに10日経った20日目、男はリリィを外に連れ出した。ディルド付きの鞍に、ディルドがリリィの膣に入るようにリリィを乗せ、リリィは馬に乗り、男はその馬を引いていった。揺れによってクリが擦れ、ディルドがピストンを行う。リリィは性感に耐えながら男の領地を引き回された。
そんな中あるものを見てしまう。鎖につながれた数人の奴隷、奴隷たちはブリテン北部の民族が着る衣装だった。それを見てリリィは思う、ブリテンは本当に滅ぼされたのだと
リリィの心が折れた。
その夜も体を洗われた後、ベッドに放り込まれたリリィ。リリィはついに口に出してしまう。
「私の膣を犯してください。」
男はその言葉に応じ、リリィを後ろから貫き、リリィに今までとは比べ物にならない快感が走る。
全裸で縛られ、目隠しもされ犯されている。膣へのピストンの度高い嬌声をあげ、胸を握り押しつぶされれば愛液を垂らす。リリィは凱旋式で呼ばれた通りの情婦に成り下がった。
このことをケイが知ったら情けないと嘆くだろう。マーリンが見たら計画の破綻の仕方に絶望するかもしれない。
ただ、リリィには戻る場所がないかもしれないことに耐えられなかった。
「くっ、そろそろ」
「中に出してください!孕ませて居場所をください!」
男の精が注ぎ込まれる。リリィは絶頂に達し恍惚としながら意識を失った。どうもザビ子受けの人です
昨年11月に投げたアチャ男×ザビ子夫婦パロ第二弾が出来ました
【もう一度前提設定】
・アチャ男…ふつうのサラリーマン
・ザビ子…IT系の在宅勤務>>189
ただいま、と声を掛けても返事はない。
代わりに聞こえてくるのはシャワーの音。妻はまだ入浴中でこちらの声が聞こえなかったようだ。
落胆にため息を吐く。ここ最近は大きな仕事で激務続き、ようやくひと段落ついて、帰宅にこぎつけることが出来たのだ。
今まで頑張れたのは愛しい妻が待っているから。だが、帰宅しても彼女の顔が見れないというのは、予想以上に堪える。
ふんわりとした微笑を浮かべ、おかえりなさい、と言われる瞬間を待っていたのに、これでは帰宅した気にならない。
「……襲うか」
結論に至るまで三十秒もかからなかったと思う。白野が欲しい。愛したい奉仕したい。これ以上のお預けは耐えられない。
鞄を玄関に置き、ジャケットを脱ぎネクタイを外し、ハンガーに適当に掛ける。
音を立てぬよう慎重に脱衣所に滑り込む。そこで乱雑にシャツ、スラックス、下着を脱ぎ捨て洗濯カゴへ放り込む。
そして堂々と浴室の扉を開けた。
「!? え──」
振り返るよりも早く、シャワーで泡を流していた妻の白く小さな背中を抱きしめる。いやもはや縋り付くと言った方がいいかもしれない。
「ただいま」「お、かえり……?」
目を白黒させる妻を鏡越しに見やる。妻は呆然として身動きをしない。濡れた肉体がひどく扇情的に映ったのは、多分疲れてるからだ。
腕を伸ばして流しっぱなしだったシャワーを止め、妻の手から取り上げ定位置に戻す。そして顔だけこちらを向かせた。
「どうしたの」「疲れてるんだ、癒してくれ」
意味を理解させるよりも早く、その濡れた唇に深い口づけをした。>>190
シャンプーやボディーソープの香りは化学物質に由来する人工的に作られたモノである。
そんなことは百も承知なのだが、当たり前のことを忘れるくらい私は妻に飢えていたらしい。
「っは……いい、匂いだ」「ひぁっ♡ なに、それ──んぅ、ああっ!」
胸の先を舌で舐め転がし可愛がる最中、くらくらする程に白野の匂いに酔いしれている。具体的にどんな匂いかは、表現に困る。
一方は口で、もう一方は指で胸をいじめるのが、妻には刺激が強くてたまらないらしい。現に愛らしく嬌声を上げている。
空いたもう一つの手で、指一本だけ指を中に挿入して動かさない。ただ、内部の肉壁が指を締め付ける動きを味わっているだけだ。
もし今秘所の刺激を与えたらどうなってしまうのだろう。想像するだけで興奮に口角が吊り上る。
「や、まって、もうイっちゃ、あんっ、ふぁああっ! ぁ────っっっっ♡♡♡」
胸だけで白野が絶頂して秘穴の指がぎゅうぎゅうと締め付けられる。すぐさま私は指を動かし、内部の一箇所を攻め立てた。
「んひぃっっ!? や、だ、やめ、今イって、ぁあああっ♡♡ ああああ♡」「潮まで噴いて……淫乱」
ガクガクと脚を震わせる妻を軽く罵倒すると一瞬秘穴が反応した。さらなる被虐の快感を味あわせようと、片足を持ち上げた。
すっかり溶け潤い、見るからに甘そうな秘所をぺろりと縦に舐める。制止の喘ぎを聞き流し、秘穴に再び指を挿れて肉芽を啄んだ。
「あっあああっ、らめええ、どうじ、どうじ、やだ、や、んああ♡」「嫌? こんなに涎をこぼして絡みついているのに? 嘘はいかんよ」
じゅるじゅる、ぐちゃぐちゃ、音を立てて快楽に溺れていることを妻に理解させる。しかし一番イイところは何もしない。
無意識なのかわざとなのか、快感を求めるように妻の腰が揺れ動く。やれやれとわざとらしくため息をつき、舌と指を止めた。
「ほら、正直に。本当は好きなんだろう?」「あ、ぁっ、は、い♡ しゅき♡ はくの、いじめられるの、しゅ──」
一番強い刺激を与えると、声も出せずに崩れるように絶頂した。はしたなく潮を噴き、私の顔を濡らした。>>191
「いっぁ♡ あ、まって、や、ひ」「どうした? ちゃんと言いなさい」「ぁ、あ♡、イっく、イきましゅ♡ イ……っああああ♡♡」
さてこれで妻は何度絶頂したことになるのだろうか。数えていないから分からないが、もう片手は超えているはずだ。
ひくひくと液体をこぼす秘穴は嬉しそうに肉棒を咥え、貪欲に悦楽を求めている。あれだけイかせてもまだ足りないと必死に訴えているようだ。
休憩がてら湯船に入ったものの、妻の肌を愛撫し堪能しているうちにスイッチが入ってしまい、休憩ではなくなってしまった。
膝の上で可愛らしく震え悲鳴を上げている様子は実に目の保養だ。くたりと倒れこむ妻の頭を労わるように撫でた。
「は、ぁ……むりぃ……」「無理? なら、自分で動きたまえ。支えにはなってやる」「ふぇえ……」
肉棒は胎に飲み込ませたまま、抱きしめていた腕を放した。困っているのを無視して白い肌に口づけ赤い印を刻む。
妻は力の抜けた脚と腰に鞭打つようにゆっくりと一人で腰を振りはじめた。柔く包みうねる体内に息が詰まる。
「ん……おっきく、なったぁ……」「っ白野……!」「んっ♡ あっ♡ あっ♡ あな、た♡」
徐々に律動のテンポが速くなる。バシャバシャと水面が波打ち、妻の細い腕が私の首に回され、可愛らしく私にキスをした。
「ちゅ、ちゅ♡ じゅ──ぁ、ああっ♡ すき、すき♡ だいすきぃ……♡♡」「ふっ、ぁ……はは、愛しているよ白野」
そう口にした瞬間、声のトーンが一段高くなった。同時に白野の体からふっと力が抜けた。
いわゆる甘イキという奴だろう。きゅんきゅんと膣が嬉しそうに震えている。耳元で喘がれるのはひどい毒だ。
──もどかしい。
緩く上下する腰も、それに合わせて揺れる胸も。蕩けて歪んだ顔も、私を求める声も。何もかもが私を捕らえて離さない。
「……我慢が出来ないのは私のほう、か」「? な、に──ひぁ、ぁあああああああああッッッ!!??!」
腰を掴んで思いっきり最奥に突き上げた。悲鳴を上げて体を強張らせる白野。たまらず精を吐き出した。>>192
ずっと風呂場、というのはさすがにのぼせてしまうため、妻を抱き上げて寝室に運び、ベッドに横たえた。
「はー……♡ はー……♡」「もう限界かね? 悪いがまだ付き合ってもらうぞ……足りないんだ」
ドロドロに溶け切った秘穴にまだ固くそそり立つ逸物をゆっくりと押し込んでいく。
目を閉じて刺激と快感を堪能しているあたり、彼女もまだまだいけるのではないだろうか。
膝を掴みぐっと持ち上げ、最奥まで届かせる。肉壁が蠢くのも、濡れるのも、妻が喘ぎ震えるのも、悦び故としか認識できない。
「っ、ぁ、ぅ、ん──ぐ……」「ぁああ♡ ああっ、あん……っ♡ あなた……もっと、ちょうだい……」
欲しがる妻──いや本当は私のわがままをなかったことにしてくれているのかもしれない──に応えて奥を強く突いた。
求め受け入れてくれるのなら容赦せずともいいだろう。覚えたての小僧みたいに一心不乱に腰を振り続けた。
「ああっ、はげ、し──っっんああああっ! ひ、ぁ、ああぁっ!」「っは、くの、はくの、っあ、白野……!」
ぷし、と潮があふれる。多分白野は気づいていないだろう。そっちのけで私の腰に自分の脚を絡めるのだから。
たまらず私は妻の唇に噛み付いた。歯がぶつかるのも厭わず舌を深くねじ込み、上顎を撫でるように舐める。
シーツと枕を掴む手を解かせ、私の手と繋がせる。その間、子宮口を亀頭で叩くことを忘れなかった。
「っは、ちゅ、ちゅ♡ ぁ、しろぅ♡ すき、だいすき♡」「あっ──む、ぐ、それ、は……『コレ』のことかね?」
咎めるようにぐりぐりと最奥を押し潰し、ついでに入口をぐっと押した。一瞬だけ繋いだ手を放して、固い肉芽を抓んだ。
「あああっ♡ いじ、わる♡ そんにゃの、しろうだからぜんぶすきなのっ! っひ♡ おっきくなった♡」
魔性の女じゃないだろうか、私の妻は。
とっくに投げた遠慮をさらに遠くへ押しのけて、
「うっ──本当に、君という女性、は……!」「ふぁあっ、あ、イく、イっちゃ────」
絶頂の瞬間は、互いに声にならない叫びだった。>>193
何をしているんだ私は。
後悔と充足感、幸福と呆れに頭を抱えて迎えた朝。
朝食を二人分作ってぼんやりとテレビ番組を眺めていると、ゴトンと何かが落ちる鈍い音が聞こえてきた。
もしやと思い寝室を覗くと、床に白野が転がっていた。
「おい、大丈夫か? 私が言うのも何だが、余り無理をするものでは……」「おなかすいた」
ぼんやりした顔で立ち上がろうとしているものの、見ていて不安になってしまうおぼつかない足取りだ。
ふらふらと歩きだすものだから、たまらず体を支えた。弱弱しい瞳で見上げられ、罪悪感が湧き出る。
「昨晩はお楽しみでしたね」「その台詞は何か違うぞ……あと君も楽しんでいただろう」「不用意に夢中になると後で辛いと学びました」
遠い目をしてふっと笑う妻。
百パーセント私が原因だというのに、妻の態度はあくまで自戒の念しかないというのが余計に後悔を煽る。
「……本当にすまなかった……」「まぁ、気持ち良かったし……」「そういうこと言うと、また調子に乗るぞ?」「ハッ」
言おうが言うまいが貴様の我慢のできなさは変わるまい。
目線と態度が雄弁に語る妻。許しを得るためにしばらくの間は徹底的に妻を甘やかすことを決意した。
それと、もう少し我慢を覚えよう。>>194
以上です。
我慢のできない男っていいですよね。獰猛な吼え声が響き渡る。
黄昏時、あるいは逢魔が時。極東の地にて古来より妖の者が現れ、地上を跋扈していくと伝わる時間が訪れ、街もまた薄闇に包まれようとする中。
人気の存在しない林の中を駆ける、複数の影があった。
「よぉっし、この辺りで良いんじゃない!? まさか撒いたってことはないだろうし……」
「うん、確かに追ってきてる……けれど、これは」
「ひっ! ら、ライオン!?」
「いやこれキメラよ! いや安心したわ、とてもじゃないけれどこんなのを街中で解き放たれたら対応しきれなかったかもしれないしね……」
『――ほう、ここでなら対処できるとでも言いたげだね』
「「「!」」」
軽い隠蔽を施した上での飛行をも駆使し移動していた少女たち。各々の得物を構えながら話し合う彼女たちに、声をかけて歩み寄る影があった。
燃え盛る炎の如く膨れ上がった鬣、ギラギラと輝く眼光。鱗と甲殻にその胴を包み尾の蛇を揺らす獅子は、おおよそ尋常な生物には見えはしない。
神話においてはヘラクレスの振るう武具をも受け止めたという毛皮に身を包む獣――その肩に止まったカラスの姿を見て取ったクロエが、忌々し気な様子を隠しもせずに舌を打った。
「ペットに戦わせておいて自分は高見の見物とは、また随分と慎重なことじゃない。女子中学生相手にそんなに及び腰になっちゃって恥ずかしくないの?」
『これまでの君たちの戦果を侮るつもりはないと言う訳だ。今は下調べと前準備の段階だとも』
クロエの挑発にも乗らず飄々と嘯いて。複数の猛獣の因子を重ね合わされた獣が唸り声をあげたのに、使い魔のカラスがばさばさと羽ばたいて行く。『流石に古代存在した本物の幻想種には到底及ぶものではないが、時計塔の迷宮に棲まう怪物にも迫る傑作の一体だ、使い潰すのには惜しいが――出し惜しみして勝てる難易度ではないことは保証しておこう。楽しんでくれたまえよ』
「――くる」
「ええい動物愛護法に従え──!」
「そんなこと言ってる場合じゃないわよ、構えなさい!」
やけくそ気味に叫んだイリヤにクロエの叱咤が飛び少女たちが構えるなか異形の獣もまたその柔らかな血肉を貪らんと牙を剥き出しにして唸る。林の中、じりじりと間合いを測り合う4つの影。
キメラの咆哮を皮切りに――魔法少女たちと魔術師の操る魔獣が、冬木円蔵山の林木の中にて激突した。「――んっ」
美優を、聖杯を巡り繰り広げられていたエインズワースとの戦いは終結を迎えた。
美優は取り戻され、パンドラは眠りにつき、エインズワースの始祖の妄執もまた潰えて。
元の世界へと、6人で戻り――イリヤたちは、中学生になっていた。
「……ん、ふぅ」
冬木市、新都。日も沈むにつれ商店が続々とシャッターを閉じては飲食店の明かりが灯り、各々の暮らしがスイッチを切り替えていくなか。路地裏で、荒い息を吐いて呼吸を整える少女の影があった。
スカートの一部を裂かれた魔法少女の衣装――桃色の光粒と共にそれが解れ、穂群原学園中等部の制服が露わになる。
──1年と数ヶ月前。初めて魔法少女になったときと比べやや女性らしい輪郭を帯びた身体をくの字に折り曲げて。
呼吸のペースを維持し、調子を整えようとするが――どうにも、上手くいかない。白磁の肌に熱を灯し、目を潤ませるイリヤは――狂おしいまでに熱くなった身体の昂ぶりを、自覚せざるを得なかった。
不意にポケットの中で振動した携帯端末を開くと、慣れ親しんだ家族からのメッセージが届いていた。『セラやお兄ちゃんには帰りは遅くなるって伝えておいたわよー♪ 魔術師との戦闘前に念のため声はかけてたし朝帰りになっても大丈夫だからね♡』
「う、ぅぅう。クロぉ」
顔を真っ赤にして妹を呪う。
これから済ませていかないことを羞恥を覚えないでもなかった、が――それでも、背に腹は代えられないのは事実だった。
立ち上がって見上げるのは、限られた住民の住まう建物。一人の青年が住まう廃れた外観のアパートであった、が。彼女は、彼女と同じ『利用客』は、そこが見た目にそぐわぬ確かな建築技術を用いられた快適な住居であることを知っている。
これは必要に迫られてのことだ。胸の奥の昂ぶりも、胎の奥が苦し気に疼くのも魔法少女としての力を行使した副作用に過ぎない。だから身内で時折揶揄されるような感情などが存在する筈はなくて。
断じて、そう断じて――私は、期待なんか、していな、「お、来たかお疲れさん」
特に事前から来訪の連絡があった訳でもないが、客の動向はある程度把握していた。登録されたIDに反応した自動扉が来客を告げる音声とともに開かれるのに応じ廊下に顔を出して端的に声をかけてやると、立ち竦んでいた少女がびくりと肩を震えさせた。
「……こんばんわ、暮人くん」
「いらっしゃい。今回はまだ軽めの案件だったにせよまあ疲れもあるだろう……? 調律が終わったらゆっくり休んでいくといい」
「軽め……あのライオンと戦うのが、軽め……?」
バイタルを確認する限りでは、今日彼女たちを襲撃した魔術師の操るキメラを魔力砲で消し飛ばすのに勢いよく魔力を回した筈だった。
そのせいか息は全力疾走でもした後のように乱れ、顔色も平時のそれと比べだいぶ赤くなっている。一瞥しただけでは確認できなかったが、あの分ではすっかり濡れてしまっているだろう。
多少際どいラインではあるものの、学校で身内やクラスメイトに対して見せてるような様子を維持するのに随分と頑張ってるなあと苦笑する。調律を始めるからその前に水分でも補給しておくといいと伝えると、イリヤはぎこちなく頷いてからキッチンに向かっていった。
「……さて、と」
既に準備は終わっていた。寝室に乱雑に放られていた調律用の薬剤を注入するのに使った空の注射器や機材を片付け、使い終わったものを白いトレイに仕分ける。開きっぱなしにしていた扉から来客の様子を覗くと、自分を待っていたのだろうイリヤが部屋のすぐ近くで所在なさげに佇んでいた。暮人も通う学園の制服を身に纏う白の少女が、彼を認めるなり目を泳がせ、羞恥に耳を真っ赤にしてうつむくのに――躊躇うことなく、その細腕を掴んで寝室に引っ張り込む。
「――あ」
「ん、っ。うっ、んむ――――は。ふぁ」
「んんっ、そこ、は。ひゃっ、んむっ……!」
柔らかな唇に口づけを落とし、舌を絡め合わせながら。初めて会った頃と比べても着実に成長しつつある身体をまさぐって中等部の制服のボタンを次々と外していく。
「ふぇ、待ってぬぬぬ脱がすのは待って! ……さ、先にシャワー浴びせてくれないと、汗が――んむっ」
「ん……、俺はこのままで構わないぞ、どうせこれからもっと汗を流すんだし、君の匂いも……うん、悪くない」
「や、ぁああああ」
腰を片手でまさぐりスカートのファスナーを開きながら、ブレザーを脱がせて露わになった華奢な腕をもう片方の腕で持ち上げた。腋に顔を寄せわざとらしく匂いを嗅ぎだすと涙目になっていやいやと悶えだすのに、苦笑しながら腰に回した手で少女の身体を引き寄せる。紅い瞳を潤ませて恨みがまし気に睨みつけてくるイリヤに嗜虐心がそそられるのを自覚しながらも、これ以上の顰蹙を買う前に用だけでも手早く済ませることにする。
衣擦れの音。するりとスカートを腰から落とせば恥じらうように頬を染めて見ないでと絞り出すが、知ったことではないとばかりに露わになった肌を慣れた手つきで触られるのに翻弄される。脱がしていった制服を汚さないようにと伸ばした爪先でスカートやシャツを寝室の端にどかしたのはせめてものの配慮だった。
制服の上からでもその膨らみを主張していた乳房を揉みしだきながら、ショーツの中に滑り込ませた指で濡れぼそった秘部を刺激して少女の調子を確認していく。
「ふぁ、や、ぁ……!」
「ん、すっかり濡れてるね、準備は万端だ」
「い、言わないでぇ……ん、あ……!」
既に発情していたのもあってか、軽く愛撫をしていれば絶頂までさほどかかりはしなかった。弱いところを的確に擦り上げられるのに反応し愛液を溢れさせてきゅっと締まる膣口に指先が締めつけられるのを堪能しつつ、身体を震わせのけぞるイリヤを受け止めながら腕の中の華奢な少女をベッドに押し倒す。そのまま調律用の術式を確認、自身もまた衣服を脱ぎすて、潤んだ瞳に熱を灯らせてこちらを見上げるイリヤと目を合わせ――ずぷりと、粘質な音をたてて少女を貫いた。
可愛らしい薄桃色のショーツをずらして挿入しながら、下着だけになった少女の下腹部に浮かび上がった喰い合う双蛇の呪的刻印を見やる。聖杯化に対応すべく刻んだ補助術式による催淫作用の助けもあったとはいえ、膣壁を抉る肉棒を逃がさないとばかりに捕らえ蠢き奥へ奥へ誘い込まんとする蜜壺の様子は名器の一言に尽きた。そういう稼業だ、『調律』にあたって抱いた少女は指の数では数え切れない、そのなかにはホムンクルスもいたが……理性を炙る征服感と快楽は比べ物にならない。
腰を打ちつける度に嬌声をあげる少女の柔肌に幾度となく唇を落としながら、何度交わろうとも飽きさせてくれることのないイリヤの極上の肢体に感嘆を漏らした。
正直なところ、気を抜いてしまえば即座に射精してしまいそうなところだったが――仕事を果たす前に快楽に自分が呑まれてしまっては、調律師としての意味がない。術式を駆動――、性的接触を媒介とした魔術回路への、否イリヤスフィール・フォン・アインツベルンという存在そのものに対する干渉を開始する。
「あっ……! やあ、あっ。わたしの、なかにぃ……!?」
「いちいちエロいな本当に……」
イリヤと暮人の身体に浮かび上がった刻印。術式を起動し繋がると同時、電撃にでも撃たれたかのように少女の身体が跳ねびくびくと痙攣する。ズレ落ちたブラからまろびでるそそりたった乳頭が身体の動きに合わせ震え、大きめの絶頂に達したのか小水混じりの愛液が接合部を濡らした。肢体を震わせて『接続』の衝撃に打ちのめされる姿につい言葉を洩らす。
まあ、自身の『中身』に踏み入られるのに慣れてもらっても困るのだが──万一これが病みつきになってしまわれてしまうと扱いにも困る──拒絶反応をされないのは僥侯だった。
直に交わるという行いを記号に発動される魔術。聖杯としての方向に傾き過ぎた少女を人の位階に引き戻す――引きずり下ろす調律魔術。「っ……」
「あ、あ、ぁ――」
寝台に仕込まれた補助礼装が動きを止めたことを察する。
腕の中で華奢な身体を震わせたイリヤを抱きしめ、組み伏せ、指先でその紅い瞳を開いて瞳孔を確認した。徐々に発光の収まる少女の身体に浮かんだ下腹部や胸の中心の刻印に触れることで経過を把握し――過去にこなした依頼とは比べ物にならないくらいの集中力と魔力を削っていかれた苦悶を押し殺し息を吐く。
「お、終わぁ――ったぁ!?」
ズン!
「いつもの調律はもう終わったから。これから1時間……30分程度でいいか。その後は風呂にでも入って念入りに洗おうね……っと」
「やぁ、まっ。不意打ち、きんしぃ! やっ、まっ待って……! ~~~~~!!」
「もう達したか、ちょっと早い気もするけどそれもしょうがないか……。悪いがこっちも生殺しされて限界なんだ、待ってなんかやれないよ」
突き入れては腰を引き、再度叩きつける。
嬌声と水音。自身の発する淫猥な響きが少女の耳に届くように激しい抽挿を繰り返し、亀頭に弱点を突き上げられた少女が締めを強くするのに合わせ精を吐き出す。
「また、なかぁ……! やっ、あっ……!」
「本当に搾り取ってくるよな……何なんだ一体。抱くたびにエロくなってない……?」
「そんな、こと。な――ひぃん! また、おっきく――」
調律の最中のそれにも負けず劣らずの乱れ具合に責めてる筈のこちらの方がおかしくなりそうだと暮人が笑みを引き攣らせる。クロエや美遊といい聖杯三人娘は男を惹きつける魔性としての完成度は凄まじいものだった。
雛が餌を欲しがるように顔を寄せたイリヤの唇を塞ぎ、舌を絡め合わせる。乳房を揉む手のなかで自己主張する乳首を爪弾いては可愛らしく喘ぐのに薄く嗤いそのまま口を開いて胸元を貪った。狂おし気に腰を振る卑猥な雌の尻をわしづかみそのまま中に白濁をぶちまけて――そのまま、少女を翻弄するように愛撫と抽挿を続ける。「。っ、あっく……ひや、あっ、ぃ……!」
「あっ……!や、また――今すっちゃ……!」
「まって、お願いまって――あっっ……~~~~~っっ、うぅ……」
愛撫と交合を重ね、度重なる絶頂に息も絶え絶えになって割り開かれた脚を精と愛液で濡らすイリヤから吐精したばかりの剛直を引き抜いて。息を荒げながら、ベッドに仕込んだ礼装を引っ張り出して片付けていく暮人は思わずといったように苦笑する。
多少は自重しないと病みつきになりかねないなと呟いて――軽く首を振り、湯でも沸かすかと寝室をあとにした。はい。並行世界で力を使いすぎて聖杯としての方向性に傾き過ぎたイリヤたちを調律師がセックスして人間寄りにする話です。
笛吹で書いたJCイリヤss、2話目が2000字ほど書けたこともありこちらにも投下。2話書きあがったらこちらにも投稿しようかなって思います。夢を、見ていた。
木々に囲まれた屋敷。窓から覗くことのできる庭は丁寧に管理され育てられているのだろう花々や草木で色鮮やかに彩られていて。
自分は、『選ばれなかった』妹や弟がその庭で駆け回っているのを寝室から眺めていた。
(──あれ……?)
羨ましい、と思わないのは。既にこの環境に馴染んできていることもあるのだろうとぼんやりしながら考える。悪く言えば毒されているということなのだろう、が──自分が一族の刻印や技術を継ぐ当主として選ばれるだろうことは物心ついた頃から薄々と理解していたことである。
楽しいと思えることよりも苦しい時間の方が長いのも確かだが、それでもまだ受け入れることのできる範囲だった。
まだ、耐えられる範囲だった。
(夢? でもこれは、違う……私のじゃ、ない……?)
見覚えのない屋敷と記憶の中で。少女は部屋の主である幾つもの点滴に繋がれた、少女のよく知るそれと比べあまりにも顔色の悪い少年の顔をみつめて。
いつものように邪悪に、いきいきと、瞳を爛々と欲望で耀かせる彼と目があった。
「暮人、くん……?」
「起きろー、イリヤ。朝だぞー」
「えっ……ひゃあ!?」
身体を穿つ衝撃。それで、意識が一気に現実に引き戻された。
目の前にあったのは、唇がいまにも重なりそうなくらいに密着し自分の身体の上に覆い被さって少女を犯す少年の顔、で――
「やあっ、えっ、な。なんっ……⁉ ひぅ!」
無防備な胎に強烈な突き上げを受けたイリヤの身体が雫を散らし跳ねる。訳もわからぬまま浴びせられる衝撃と快感。のしかかってくる暮人の掌に最近は林檎だどうとかとクロエにも揶揄されるくらいに実った双丘を捏ね上げられるように揉まれるのに肩を震わせながら、紅い瞳を蕩けさせて衝撃の元である下腹部を確認する。
溢れた愛液でシーツを濡らして。一目で固く充血し膨張してるとわかる肉棒に乙女の花園が深々と穿たれているのを目の当たりにして、もぉぉ……! と熱くなった顔を両手を覆う。
隠すな隠すなと伸ばされた手に顔を覆った手を強引に掴まれて引き剥がされる。「やぁあ……! 手を、離してよぉ」
「恥ずかしいのはわかるが、まあ待ってくれ。じっくり顔を見たい」
「それがダメだから、言っ、~~っ、てるの、にぃ……っ! ぉ、奥ぐりぐりするの。やめ、イッちゃ、こんな朝から……!」
「やめない」
せめてもの抵抗とばかりに再度顔を隠そうとした華奢な腕を掴み止めながらの無慈悲な宣告。総身に叩きつけられる快楽に腕に力をこめるのもままならぬまま喘いで懇願する少女のイキ顔を目に焼き付けてやると笑った彼は、調律の施術と継続で完全に把握している性感帯を刺激してやりながら膣にしっかりと覚えこませた剛直で突き上げ、射精も間近に迫っていたそれで膣壁を抉った。
根本まで届かないくらいのところまで肉棒を咥えこんだ秘裂が震え愛液を迸るのに合わせ、己もまた精を吐き出す。
びくん!!と身体を跳ねさせ、限界まで見開いた瞳から涙を流し、口の端から唾液を垂らして舌を突き出し、恍惚と快感に打ち震え割り開かれた脚を彼の腰に回し互いの下腹部をくっつけんばかりにして快楽を享受しようとして──その全てを見られたことに、顔を真っ赤にして爆発する。
ぱくぱくと口を開閉させて、やがてその瞳を涙で潤ませるのに苦笑する。彼女が何らかのアクションよりも早く身を寄せ、その唇を塞いだ。
快楽に翻弄され緩んだ唇をこじあけ舌を挿しこみ、絡め合わせていく。
口蓋を、舌を、歯ぐきの尽くを蹂躙するような舌使い。静かになったのを見計らい解放すると、愛撫を続け軽く絶頂させ申し訳程度の抵抗を封じてたこともあってか形のいい乳房を揺らすように胸を上下させ息も絶え絶えになっていた。
ずるりと愛液と精にまみれ亀頭から糸を垂らす剛直を膣腔から引き抜いて。手慰みに腕の中の少女に触れながらそっと顔を寄せ囁きかける。
「可愛かったよ」
「……………………さいっってぇ」
「悪かったって、調子に乗りすぎた。ところでさ、結構経験も技術もあるつもりだけどやっぱりキスはクロの方が上手いよなぁ……イリヤはどう思う? 魔力供給だなんだで結構キスしてたと聞いたけれど」
「…………知ら、なぃよもぅ…………あとお尻触らないで…………」
「あ、もう腰砕けか……、しょうがないな風呂には俺が運ぶかな」
「ねぇ話を……待ってお風呂? ちょっとま──ひゃあ!?」互いの体液に濡れたベッドの上から軽々とお姫様抱っこで持ち上げて。華奢な身体を抱え風呂場に直行する暮人の顔を見上げるイリヤは、顔を真っ赤にして少年の胸板を叩く。
「──! ま、まだするつもりなのこのケダモノ──」
「痛い痛い痛い。何だよ学校いくなら一度身体を清めないとでしょ」
「がっこ、学校!? い、今何時!? あああどうしよう身嗜みも整えなきゃなのに……」
「落ち着いて、今は6時半だから。朝食も用意してるから身支度の時間を考慮しても十分間に合うよ、最悪魔法少女すれば間に合うだろうしね」
「あ、良かった、いやそうじゃない! 待って暮人くんとお風呂入ると身体綺麗にするどころじゃないから! もう本当におかしくなっちゃうからせめて1人で入らせ──」
「加減はするよ」
信用ならない! という叫びと、可愛らしい抵抗。
少女の暴れる音はバスルームの扉が締まり、シャワーの水音が響き始めると、すぐに聞こえなくなった。異世界旅行。
口にすればそれこそ陳腐なライトノベルや漫画にでも出てきそうな単語である。一般人が聞けば小説の話でもしているのかと首を傾げ、世界から一歩二歩ズレた境地に立つ魔術師であろうとも鼻を鳴らして理論上不可能ではないが少なくとも第二魔法なしには荒唐無稽と口にしてしかるべき事象が――この冬木にて一度引き起こされたのだという。
だが、それ自体は驚きこそすれど受け入れられる範囲の話である。少なくとも一方通行であれば、異世界の遥か深奥とでも言うべき根源へと向かい、辿り着いて消えた魔術師もいるのだ。最も注目すべき点は、冬木市円蔵山にてまるで神代の宝具でも振るったのではないかと見紛う時空の断裂と共に姿を消し、発見はほとんど絶望的と思われていた6人の少女たちが五体満足の上体で帰還してのけたことだろう。
加えその6人の内3人が、それこそ10代前半の年端もいかない少女であり──姿を消して迷い混んだという並行世界から帰還するために使ったという万能の願望器である聖杯を抱えていたというのだから、報告を受けた時計塔を揺るがした衝撃はそうそうたるものだったろう。
聞けば並行世界で聖杯を求めた魔術師と複数の激闘を繰り広げたとか、英雄王ギルガメッシュが顕現し湯水のように宝具をばらまいたとか、敵対する魔術師がこの世界ではとうに滅んだエインズワースなる魔術師でありギリシャ神話の乙女パンドラと共に世界救済を目論んだとかどうとか──全部真実らしい辺り、つくづく世界は狂っていた。
拐われた親友を助けに強大な敵に挑み、あらゆる苦難を乗り越え在るべき場所に帰った彼女たちの活躍はそれこそ英雄碑か何かと言いたくなるものだったが……物語のようにハッピーエンドで大団円とはいかない。
聖杯という魔術師垂涎ものの資源、それが3人である。魔術師たちの欲望は、ようやく家に帰ることのできた少女たちに構うことなく膨らもうとしていて──エルメロイ教室稀代の宝石魔術師として名高い遠坂の当主とエーデルフェルトの令嬢の動きもまた、素早いものだった。道具でありながら本来の担い手に従うことなく無関係の少女たちを巻き込んだ魔術礼装を作成、彼女たちに預けた魔術翁の責任を追及。彼から少女たちを時計塔の有力者から保護するという言質を勝ち取り想定しうる最大の後ろ楯を手に入れたのだ。
そうして、ひとまずの安寧を手に入れた少女たちは時折現れる時計塔の圧力を逃れ現れる魔術師たちに悩まされながらも、極限の戦闘を経て聖杯として傾きすぎた己を人間として維持するために調律師の魔術師に処置を施してもらうこととなったのだが──。
「……」
「……」
あの魔術師殺しから依頼が来たときは一体どのような異形なのか戦々恐々としていたものだが……実際に会ってみれば、その性能を万全に発揮すれば根源にさえも至れるという聖杯を抱え持つにしては随分と可愛らしいものだった。
軽く息を吐いて。肩や首、背にかかる温かな重みを受け止めながら路上を進む。
制服越しに触れる柔らかな感触を密かに堪能しながらも、でもやっぱり触るなら生が一番だよなと思いをはせていると、彼の肩を借りるようにして歩いていた白髪の少女が耳元に唇を近付けて囁いた。
「…………ケダモノ」
「えぇ……」
「変態、スケベ、鬼、悪魔、性欲魔人……」
少年の肩を借りるイリヤはご機嫌斜めだった。
魔術師たるもの時間の管理は徹底しなければならないと豪語する彼が風呂場からイリヤを連れ出したのはぴったり20分が経った時だった。その20分で徹底的に触られ、吸われ、拡げられ、洗われ洗わされ──想起した淫溽に顔を真っ赤にしたイリヤは、あうあうと言葉を失って暮人の肩に顔を埋めた。
恥ずかしいところをいっぱい触られて、見られて、弄ばれた。乙女の尊厳など跡形も残っていない。散々身体を貪っておきながらあれでも加減はした方だぞなどと宣って肩を竦める少年に抗議の視線を送る。
「だいたいあんな朝から、あ、あんな風に……する必要、なかったじゃない。……調律だって、夜の内に終わらせてたのに……」
「でもそれは俺のところに来るときからわかってただろうし、実際ノリノリだったじゃないか。期待してたんだろう」
「そ、そんなこと! っ──ないもん……」否定しようとした声を小さく潜めたのは、耳元で叫ばないでくれと唸った彼の指摘だけ、ではない。声をあげたイリヤになんだ痴話喧嘩かと視線を向けてくる通行人たちに気付いたのも要因の一つではあるが、もう一つ。
彼に触れられ、求められ、抱かれることを。心の底から否定することができず、寧ろ求めてすらいることを、どうしても拭い去ることができなくて──、
「いやまあ朝からイリヤ抱き倒す必要なかったのは確かだけれども君たちの相手することになってからやけにムラムラしててさ……正直美遊かクロ辺りはいっそ俺の家に棲んでもらうか本気で検討するところではある」
「一応恋人ってことになってる女の子の前でそういうこと言うの本当にやめない?」
「それにその言い草だと同棲というよりは完全に性処理係じゃない……私は良いんだけどさ、どうしても1人じゃクレトくんの相手しきれないからイリヤも棲ませれば良いじゃない」
「あ、クロおはよ……んん!?」
真っ当な中学生の発して良いものとは到底言えない下衆極まった発言に応じたのはイリヤと同じく中等部の制服を纏う褐色の少女。会話に混ざったクロエがイリヤを支えるのとは逆の腕に抱き着いてくるのに驚いた素振りを見せることもなく暮人が頬を緩める。
両手に花。とはいえ元々少女に肩に貸していた以上これではあまりに動きにくい──クロエの後をを追うようにして駆け寄ってきた美遊の姿を認めると、満足に動けないイリヤを支えてやってくれと何やらフリーズして固まっていた彼女を黒髪の少女に預ける。
「クロおはよう。美遊も」
「おっはよー☆」
「暮人くんおはよう」
「えちょっと待って私さらっと売られたのかなりショックなんだけど……!?」
「イリヤ、可哀想……よしよし……」
「美遊……私の味方は美遊だけだよ……」
絶頂地獄を垣間見て腰砕けになってしまっているのもおおよそ察しているのだろう、労るようにしてイリヤを抱きしめ頭を撫でていた美遊は、自分の胸に顔を埋める親友の頭に鼻を寄せ、すんすんと嗅いでは目を丸くした。
「……暮人くんの匂いする……」
「嘘でしょ私身体は洗ってたよ?!」
「……シャンプーのことなんじゃない?」
「あぁそういう……なら教えてやればいいのに」
「えー反応面白いから放置で」酷い妹もいたものだと呆れたような口振りで呟く暮人だったが、美遊の指摘に慌てふためいて自分の身体を確認する少女を見つめては笑う口元を隠しきれてはいなかった。にやにやとしながらイリヤを見守りつつ、やがて2人の視線に気付いた彼女が両手を振り上げて憤慨するのをからかいながら進み──中等部の校門が見えてきたあたりで、視線が一気に増すのを知覚する。
調律の対象であるイリヤたちの観察と緊急時の処置を行えるよう、外見の若さを利用し学生としての身分を得ている暮人だったが。少女たちと日常的に接触を図るにあたって、3人とは恋人の関係を構築していると公言している。学内随一の美少女たちを誑かす悪漢として悪い意味で注目を集めていた。
「見せつけちゃう?」
「進んで風紀を乱すつもりはないよー、一応俺は業界では秩序寄りで通してるんだし」
「秩序……秩序……?」
信じられないとでも言わんばかりの表情で見てくるクロエに失礼なやつだなと目元を吊り上げて抗議する。実際必要とあらば校内でも構わず押し倒すし一度美遊を倉庫裏でがっつり犯して調律したのだが。それでも民間人拐って改造したり貴重な人材だからとホルマリン漬けにして研究したがる輩よりは余程マシである。
「比較対象が酷すぎる件については?」
「実際聖杯としての特別性を私利私欲のために利用したりしない遠坂やエーデルフェルトの方が異端だからな……?」
聖杯による人格浸食が発覚して魔術師殺しとも連携して調律者を選定していた時だって、乙女の純潔とでもいうべきものを否応がなく奪うこととなる芥子菜の調律師を頼ることを最後まで悩んでいたという話だし。つくづく魔術師らしくない人格者だと言えたが――それが魔術師を推し量る基準になっては命取りである。
美遊やクロエはあまり心配する必要はないと思うが。イリヤに関しては可愛らしい姿をした女魔術師や喋る使い魔に「きみの力が必要なんだ、友達を助けてください!」なんて言われれば一発で騙されて使い潰されそうな気がしてならない。
冬木の管理者である遠坂が魔法使いの弟子として時計塔に拘束されている以上聖杯を狙う魔術師の搦め手には暮人が対処する必要が出てくる。厄介事にならなければ良いんだがと軽くぼやいて──イリヤや美遊の後を追うようにして校門をくぐる。「……? どうしたクロエやたらニヤニヤして」
「ん? べっつにー♪」
「……?」
自身にくっつきながらご機嫌にやつくクロエに気づくも、イリヤと瓜二つの顔で小悪魔のように悪戯っぽく笑う彼女は何も言わず。まあどうでもいいかと捨て置いて、制服のポケットのなかにある薬剤を確認しながら思いついたように呟いた。
「次は美遊だったっけ……スク水でも着せるかな……」
「……」
笑みを引き攣らせ内心で親友の安寧を祈るクロエは、しかし藪をつついて蛇をだすようなことはしない。本気で興が乗った時、彼の責めはあまりに激しいものになることをよくよく理解していた。そんな訳で2話。美遊回予定の3話は少し遅くなるかと思います。
そんなわけで、久しぶりですがプリズ☆マフィオレ触手SS投稿させていただきます。例によって例のごとく趣味に走った仕様ですのでご容赦ください。
両脚が不自由なフィオレにとって、おしゃれとは最も身近な贅沢の一つであった。車椅子に乗る以上衣服の選択肢は大いに制限され、化粧品や小物の類も不自由な身体では買いに行く機会も限られてしまう。奔放なファッションに身を包む時計塔の同期生に羨望の眼差しを向けたことも一度や二度ではなかった。
だから、そんな事情を抱えてる彼女が街頭でエステの客引きに話しかけられ固まってしまったのも、無理もないことであったのだ。
「すみません、ただいまDYエステの開店記念無料モニターを募集しています。よろしければ参加しては頂けないでしょうか?」
「えっとぉ…。」
普通の少女なら2つ返事で了承するであろう魅力的な提案。確かに今日は用事は思ったよりも早く終わってしまい、午後の予定が丸々空いているので行くことは出来る。が、普段から自分のわがままが周囲に迷惑をかけるのは、と遠慮してしまう優等生気質の持ち主でもあるフィオレは、例えそれが相手からの善意によるものだとしても素直に受けとれずつい我慢してしまう質なのだ。そんなフィオレの躊躇いに気づいたのか、女性はさらに言葉を重ねて勧誘する。
「お身体のことでしたらご心配なく。当店はあらゆる女性が美を享受することをモットーとしたエステです。むしろお客様のような方が積極的に当店をご利用して頂ければ、同じ悩みを抱えた女性が気軽にご利用できる証明となれば、と声をかけさせて頂きました。勿論、ご迷惑ならば結構ですが…。」>>216
そこまで言われてしまってはさすがにフィオレも断ることも出来ない。
内心ウキウキするのを抑えつつも、これは我儘じゃない、誰かの助けになることだから、と自分に言い訳しながらも相手からの申し出を受けるのであった。
そして受付で手荷物を預け施術室に案内されるフィオレだが、そこに待ち構えていたのは手術着を纏う男たちと、まるで実験室を思わせる仰々しい設備。
戸惑いを隠せない彼女を尻目に、案内した職員は扉を施錠しながら宣言する。
「ご来店有難う御座いました、プリズマフィオレ!我々は貴女という胎盤を歓迎します!」
ステッキの入った手荷物を預けてしまった、自分の迂闊さに今更ながら後悔するフィオレ。今の彼女が身に付けているのは護身用の護符がせいぜいで、それだけで敵の工房内で戦うのは余りに心細いで状況であったからだ。>>217
そして抵抗むなしくダーク・ユグドミレニアに捕らえられ、衣服を剥ぎ取られる敗北魔法少女。まるで屠畜場に運ばれる家畜のように連行されたフィオレは、工房の中心に設置された肉塊に埋め込まれてしまう。さながら肉で形作られた蟻地獄のような、すり鉢状の巨怪。その窪みの中心に押し込められた少女は、両手足を周囲を囲む肉壁に呑み込まれて自由を奪われてしまう。そして彼女が埋め込まれた肉塊にはケーブルがつながれており、その先には一台の制御卓が接続されていた。その画面に表示される「素体の健康状態を確認。これより肉体改造を開始します。」という文字列。それと同時に肉塊の至るところから生えてきたのは、ミミズを連想させる無数の触手であった。パスタ程度の太さしかないその触手は、先端に無数の毛ほどの細さの仮足が密生しており、粘液が滴るその筆先のような器官が少女の胸先に覆い被さる。
「いや!やぁあ!」
生理的嫌悪感を催すモノからなんとか逃れようと、半狂乱で手足を引き抜こうともがくフィオレ。だが少女の四肢を包み込む肉壁はびくともせず、そればかりかまるでしゃぶりつくように指の間にまでまとわりつく。手首足首までしか包まれていなかった四肢はみるみる内に肉壁に飲み込まれていき、ついには手足のつけねまで肉の間に埋もれてしまう。そして引き伸ばされて身を捩る余裕すらない少女の肢体に群がる無数の肉糸たち。
「くぅ、うぅぅぅ…あぁ!?」
敏感な胸先を包み込む、チクチクとした感触に耐えながらも反撃するための魔術を必死に構築していたフィオレだが、突然の鋭い感覚に集中を乱されてしまう。触手達が乳腺の入り口を仮足でグリグリこじ開け、その内部に侵入してきたのだ。乳首を貫いた無数の極細触手はそのまま乳腺全体に侵入し、くまなく体液を浸透させているのだ。
「いゃぁ!やめて、やめてぇ!」
女性にとって大事なところを内側から汚され、得体の知れない液体を中出しされているという事実。しかも注入された毒素には体内の魔力を強制的に母乳に変換されるよう体質を作り替える効果があるのだ。このままでは魔術を行使することもままならなくなるというのに、フィオレには乳腺の入り口から溢れ出る粘液を見せつけられながら泣き喚くことしかできないのだ。
そして凌辱はそれだけに留まらない。>>218
異物の侵入という未知の刺激によって固く尖ってしまい、よりいっそう挿入物を感じてしまう乳首。粘液を注入されるたびにいやらしい感覚が強くなり、必死に呼吸を整えて未知の快感に抗おうとするフィオレだが、その度に激しい往復運動で乳腺を抉られて悦楽を刻み込まれてしまう。
「あぅう♡あっ♡あぁぁあぁぁぁ♡♡♡」
津波のように押し寄せてくる快楽にさらされ、ぴん、と仰け反るフィオレ。そして直後に脱力した少女の股間からは、ちょろちょろと水音が流れ出していた。あまりに強すぎる絶頂で全身が弛緩してしまい、お小水を漏らしてしまったのだ。
キモチワルイ触手に胸でイかされ漏らしてしまったという事実に羞恥の涙を流すフィオレ。
滴り落ちる少女の尿は乳腺に潜り込むことが叶わずあぶれていたミミズ達に降り注ぎ、黄金水を浴びたそれらは全身をくねらせて喜びを表現する。そしてそれだけでは足りないと言わんばかりに、その毛深い先端を持つ極細触手達は次々とフィオレの秘裂に潜り込んでいく。
「やめて!それだけは、なんでもするから!」
女性として一番大切な所を蹂躙されるという予感に取り乱すフィオレ。しかし痛みに身構えていたカラダを襲ったのは、予想に反するむず痒さであった。秘所に潜り込んだミミズ達が淫唇やひだの一枚一枚にまでじっくりと体液を塗りたくりながら慎重に奥に進み、処女膜の隙間をすり抜けてその裏側までもをねっとりと開発しているのだ
そして触手たちが蹂躙するのは女性器だけではない。未だ小水を垂れ流す尿道に入り込んでその流れを塞き止めたミミズは、前後運動で細管を刺激しながら膀胱にまで掘り進む。そして水袋の内部に到達するとその内側をくすぐり始め、少女の身体を淫らな感覚を刻み込む。さらに別の肉糸たちが菊門にも群がり、そのシワの一つ一つに体液をたっぷりと刷り込んで括約筋を丹念に解きほぐす。そして固く閉ざされていた入り口がすっかり弛緩すると今度はその内部に侵入し、直腸を毒毛針でくすぐりながら奥へ奥へと進みだす。そして膣に侵入した極細触手はついに子宮口にまで到達し、ぐりぐりと頭を潜り込ませながら毒素を分泌する。>>219
「く、うぅ…♡ はぁうっ!…ん、はぁ…んむ♡」
喘ぎ声を洩らすお口にも極細触手は入り込み、あるものは舌や頬の内側に体液を塗り込み、またあるものは食道に侵入して直接胃の中に粘液を流し込む。今や少女のカラダは文字通り全身を性感帯へと作り替えられているのだ。
「あぅ♡ はぁ、ん…♡」
快楽を絶え間なく注がれ、失神することすら許されずよがり狂うフィオレ。常人ならとっくに発狂しているほどの快楽であったが、魔法少女としての肉体強化、そして魔術の家を継ぐものとして埋め込まれた刻印と鍛練はそれすらも許さず、少女の生き地獄をいたずらに長引かせる。
そして頃合いと判断されたのか、「感度確認のため、拘束を一時解放します」という表示とともに突然拘束を解かれる手足。
(これ以上はいけない!)
そう焦燥感に駆られたフィオレは局部に侵入している触手を抜こうと手を伸ばす。が、しかし…。
「ひゃう!?」
敏感になってしまったカラダは指先がわずかに擦れただけでも感じてしまい、甘ったるい刺激が思考を塗りつぶす。秘所を汚している触手を引き抜こうと伸ばした筈の右手はひとりでに秘裂に潜り込んでイケナイ一人遊びを始めてしまい、何本もの細管が侵入したままの蜜壺を細指でめちゃくちゃにほじくり返してしまう。
(こんなことしちゃダメなのに、早く何とかしないと…でも…少しだけ…♡)
乳房に侵入した触手を引き抜こうと伸ばした左手もまた、快楽には抗えなかった。>>220
「はぁう♡はぁ、はぁ…、あぁ♡」
抜かれまいともがく触手がより一層奥深くまで根を伸ばし、乳腺を内側からかき混ぜられる刺激に思わずのけぞってしまうフィオレ。内部から乳房を犯される快感をより強く味わおうと、いつしか敏感になってしまった乳肌に無意識に指を食い込ませ、内外から責め立てられた乳果が悲鳴をあげる。
(キモチ、いぃ…♡ でも、足りない…もっと、もっとぉ…♡)
思考することすら困難な程の刺激にも関わらず、一向に絶頂を向かえる気配がない自信のカラダに戸惑うフィオレ。快楽中枢を犯された今の彼女には、自分の意思でイクことすらできないのだ。
そして出口を塞がれているせいで、どれだけ必死に揉みしだいていてもミルクが溜まる一方の両胸。少しでもその辛さから逃れようと焦燥感に駆られたフィオレは、痛々しいほどにとがった乳首を力一杯つまんでしまう。
「あうぅ♡♡」
快楽神経を針で刺したかのような鋭い感覚に、思わずケダモノのように絶叫しながら肉床の上を転がり回るフィオレ。
(なに、これ…!スゴい…!)
あまりの衝撃に、無我夢中で自身のカラダを弄りまわすフィオレ。あと少しで絶頂できる…!そんな少女の期待を裏切るかのように、突然幾重にも巻き付いた肉紐によって少女の細腕は熟れきったカラダから引き剥がされてしまう。>>221
「イヤぁ!離して!」
不意に湧き上がった「拘束されることへの恐怖」と、おあずけをくらってしまったが故の飢餓感に襲われるフィオレ。
(ダメ、このままじゃ頭がおかしくなっちゃう…!)
お願いだから、離して、犯して、と倒錯した願望を口にするフィオレ。少女のカラダは今すぐ慰めなければ発狂してしまいそうな程の疼きに包まれているのだ。
なんとかしないと、と周囲に視線を巡らせていたフィオレだが、ふと制御卓の画面に新たな文字列が表示されていることに気づく。
「素体の反応良好を確認。続いて受胎能力の改変を実行します。:このタスクを実行した場合、対象はヒト種との交配が不可能になります。また、タスクが完了すると母胎を生産設備から切り離すことが不可能となります。」
死刑宣告にも等しいほの言葉とともに、みるみる赤く染まっていく進捗状態を示すカウント。
自分が何をされるかを悟り半狂乱で抵抗するも、抵抗虚しく両の手足は再び肉室の床に埋め込まれていく。そして絶望の涙に頬を濡らす少女の胎に鈍い衝撃が走る。すっかり媚毒で緩んでしまった子宮口を極細触手が貫通し、狭孔を無理やり拡げながら分泌物を子宮内部の粘膜に塗りたくって性感帯に作り替え始めたのだ。さらには尿道を貫いた触手も、膀胱内を激しくのたうちながらおびただしい量の体液を吐き出し、少女の水袋をパンパンに膨らませていく。>>222
(そんな…!おしっこ、出されてる…!)
排泄のための穴に逆に体液を注がれているという現実に青ざめるフィオレ。みるみる膨らんでいく膀胱に恐怖を覚えて反射的に力を込めようとするも、その動きを察知したのか乳首から入り込む触手が小刻みに震えだし、快感を刻み込まれて脱力してしまう。全身媚毒漬けにされた彼女には、もはや肉の快楽に抗うすべなど存在しないのだ。
そして昂るカラダに比例するように強くなるのはもどかしさ。肉孔に潜り込んだ極細触手たちはなで回すことはあれどそれ以上の刺激は与えてくれず、欲求不満は強くなるばかり。敏感になった粘膜をくすぐられるたび、もっと強く、もっと激しく愛撫して欲しいという願望が膨らんでいく。
そしてフィオレが正常な判断力を失いかけた頃、コンソールの表示は次なる凌辱劇が始まることを無力な少女に告げる。
「母胎の改造タスクを完了しました。これより混合魔獣精液を用いた妊娠実験に移ります。」
そして現れたのは異形の生殖器官。表面にびっしりとイボのような吸盤を生やしたそれは、膣孔の入口に密着すると、まるで焦らすかのようにその動きを止める。そしてフィオレの我慢が限界に達した瞬間、だらしなく涎を零していた処女穴を力任せに貫く。>>223
「あぐぅう!あ♡あぁぁ♡♡」
めりめりと肉孔を拡張し、先に入り込んできた改造触手によって拡張された子宮口にまで身を割り揉ませる異形のぺニス。純潔もろとも子宮頚部を貫通したそれは性感粘膜と化した子宮の内側をごりごりと擦り潰し、人間の限界を超えた快楽により少女の華奢な体躯を絶頂で震わせる。
「やぁ…♡あん♡だめ、はぁ…♡」
待望の剛直をがっちりと子宮口で咥え込みながらも、無意識に腰を振り始めるフィオレ。淫火に炙られすっかり理性が蕩けてしまった彼女には、もう殆んど正常な判断力は残っていなかった。そして極太触手が子宮の一番深いところまで掘り進み、一際快楽に飢えてた粘膜までも押し潰したその瞬間。
(いく♡ いっちゃう!)
未曾有の快楽に晒され、ついに待望の絶頂を迎えてしまうフィオレ。そしてそれにあわせて吐き出された、媚毒をたっぷり含んだザーメンによって、フィオレはかろうし残っていた理性を洗い流されてしまうのであった…。>>224
カラダをビクビクと痙攣させながら絶頂後の余韻に身を委ねていたフィオレであったが、突然両胸に挿入されていた肉糸が乱暴に引き抜かれる感覚に意識を覚醒される。
「あぐぅ?!にゃ、にゃに…!?」
白濁乳液の糸を引きながら引き抜かれ、母乳を蓄えてずっしりと重くなった双丘にナメクジの腹足を思わせる幅広の触手が覆い被さったのだ。両脇の肉床から生えたそれは、たわわに実った乳果を押し潰さんほどに激しく揉み潰す。そして乱暴に愛撫される度に胸の中からこみ上げる熱い感覚。パンパンに張った乳肌に食い込む程触手が両胸を強く締め付けた瞬間、その先端から大量の白濁液が迸った。
「ふぁう!?な、なんでぇ!?」
自分の胸がミルクサーバーに改造されていたことなど知る由もなく、胸を搾られるたびに体内の魔力が乳液となって吹き出すという事実に困惑するしかないフィオレ。そしてナメクジたちは魔法少女の上質な魔力をたっぷり含んだそれを残すまいと乳房の先端を吸盤状の口器で包み込み、力任せに吸引する。吸いたてられて母乳が吹き出すごとに、射精するかのような快感がフィオレの脳裏で爆発する。
「りゃめぇ…♡でちゃう、でちゃうのぉぉ…♡」
そしてナメクジ触手はうっすら挿入物の形が浮かぶ少女の下腹部にも覆い被さる。規格外の挿入物でギチギチになっっている生殖器と、パンパンに膨らんだ水袋を圧迫され、フィオレは思わずうめき声を漏らしてしまう。
「ぐぅふぅぅ…♡やぁ、やめてぇぇ、ひゃあ!?」
内外からキモチワルイ肉塊に密着され、苦悶の表情を浮かべるフィオレ。もはや苦痛すら感じてしまう程の快楽に包まれていた彼女だが、不意に胎内で「ナニか」が蠢いていることに気がついてしまう。恐れていつつも目を背けていたことが遂に始まってしまったのだ。>>225
「やりゃ、そんな…。」
純潔のみならず、大切な初産の体験までもがおぞましい魔物に汚されてしまったという事実。適度に引き締まっていた下腹部はみるみるうちに膨張し、今や風船のように大きくなっていた。そして孕み腹の表面がモコモコと波打つ度に嬌声をあげるフィオレ。遺伝子操作によって急速成長した魔獣の仔が胎動し、出鱈目に突き出した附属肢で性感帯に改造された子宮粘膜を愛撫しているのだ。そして頃合いと判断されたのか、下のお口から引き抜かれる触手達たち。開きっぱなしになった秘裂から小水と愛蜜が滴る音を響かせるなか、ボテ腹を撫で回していたナメクジ触手が圧迫を開始する。
「うぐぅ!? や、 やめ♡ 壊れちゃ、あぅ、あうぅぅぅ!?」
まるで噴水のような勢いで、母乳と羊水を撒き散らしながら泣き叫ぶフィオレ。チューブの中身を搾り出しような動きに耐えかねたのか、魔獣の幼体が産道を掻き分けながら孕み袋から這い出してきたのだ。
肉棒を引き抜かれて物足りなさを訴えていた粘膜を、イボイボだらけの体表で乱暴にブラッシングする異形の仔。肉孔を限界まで拡張されてしまう刺激に耐えられず、少女は出産アクメに包まれながら失神するのであった…。>>226
「ひぐぅ!?だ、だめ!」
後産を触手に掻き出され、ショックで意識を浮上させるフィオレ。初産のショックから立ち直れない少女のことなどお構い無しに、触手たちは貴重な苗床を休む間もなく働かせようというのだ。
折角萎んだ腹には再び溢れんばかりの子種を注がれて膨れ上がり、浅ましいカラダは貪欲に快楽を求めて火照り始める。そしてフィオレのカラダを襲うのはそれだけではない。
「あぅう!らめ、もうもう入んないの♡」
肉糸を咥えながらも物足りなさを主張していた菊門に、待望のナメクジ触手が入り込んできたのだ。快楽器官と化した直腸粘膜を時に優しく嘗め回し、時にはざらざらした表皮で荒々しくやすりがけしながら掘り進む軟体組織。一方、排卵誘発効果のある子種を注入された子宮はすぐさま新たな胎児を孕み、母胎の養分を吸収しながら成長を更に加速させる。
そして暴れるからだを押さえつけるナメクジたちは下腹部以外にも群がり、汗だくになった全身にまとわりついて舐め回す。
「もういやぁ!いえに、かえし…んぐぅ!?」
少女の哀願を煩わしく思ったのか、悲痛な叫びをあげる口を覆い隠すナメクジ触手。そして両目の視界までも塞がれた哀れな「元」魔法少女はその全身を触手に包まれ、快楽の海に引きずり込まれるのであった。
そして―>>227
ーぴちゃぴちゃと水音が反響する、生臭い閉鎖空間。
肉塊の内部に完全に取り込まれたフィオレは、周囲に密生した包茎を思わせる造形の疑似男根にひたすら犯されていた。肉でできた繭に閉じ込められ、絶え間なく繰り返される凌辱。終わりのない地獄に耐えられず既に意識を失っていたが、そんなことなどお構い無しに触手達は種付けには励んでいた。
深い眠りに落ちてもなお逃れられぬ悦楽のためか、時折瞼をぴくぴくさせながら喘ぎ声を漏らしながら、その身を震わせる少女。
「ん、 あ…、はぁぅ♡」
一際大きな喘ぎ声と共に目を覚まし、精気に欠ける濁った瞳で自分のカラダを見つめるフィオレ。苗床として最適化された胎はまるでバランスボールでも抱えてるかのように膨れ上がり、その表面は胎内に寄生している魔獣が暴れているのか小刻みに波打っていた。そして少女の子宮を無遠慮に占拠しているそれらを少しでも宥めようと、今にも破裂しそうなそれを苦しそうに両手で撫で回す。数えきれない程の種付けで卵巣はとっくに枯れ果ててしまったが、折角の孕み袋を有効活用すべく、今では魔獣の胚を直接子宮に埋め込まれているのだ。
一方、小玉スイカほどに成長した両胸からはひっきりなしに母乳が滲み出ていた。乳果に巻き付いた肉紐が白濁液を容赦なく搾り取ると、群がった魔獣の幼体が胸先から吹き出したそれを残らず舐めとる。そしてそれだけではまだ足りないのか、一部の個体は直接乳首にしゃぶりついて魔力たっぷりの乳液を勢いよく吸引する。>>228
そんな変わり果てて元に戻れないカラダをぼんやりと眺めていると、不意に動き出す触手達。
前後の穴をほじくりかえしていた肉棒が、溢れんばかりの体液を孔のなかに注ぎ込んだのだ。それを溢すまいと、二穴で無意識に締め付けるフィオレ。前の穴へはまともに思考できなくなるほどの淫毒を、後ろの穴へは胎児を育むための養分を含むそれが注入され、あっという間に母胎の粘膜に浸透していく。苗床に不要な内臓機能の殆んどを喪った敗北ヒロインは、今や触手無しには栄養補給すらできないカラダになってしまっていた。
「や♡ はぁ…あ♡」
一心不乱で差し込まれているゴツゴツしたそれらを下のお口でしゃぶっていると、頬に一本の疑似男根が擦り付けられる。種付けの順番を待ちきれない一本がフィオレにご奉仕を要求してきたのだ。
「ん♡むぐぅ♡」
もはや抗う気力も残ってないのか、生臭い匂いのするそれを必死に舐めて宥める少女。
みなのためにと戦う誇り高き魔法少女の面影は失われ、そこにいるのはもはや人間としての尊厳を根こそぎ奪われた哀れな苗床。完全に産む機械の一部となってしまったフィオレは、そのカラダが使い物にならなくなる日まで酷使されるのであった…。というわけで完です。毎度のようにあれもこれも問い詰め込みすぎて無駄に長くなってしまいましたが、取り敢えず最後まで読んでくださった方ありがとうございました。もし読みにくいところやほか何か感想があれば、書いていただけると幸いです。
またプリズマフィオレシリーズは一応もう一本書きかけがあるのですが、そっちのほうは暫く時間がかかりそうなのでもうしばらくお待ちください。あと気が向いたらですが、今まで書いた鬼畜系SSを渋に転載する予定です。初めてなんですけどあれって何か注意点とかありますかね?
>>231別人が勝手に転載したと誤解されないように、ここの具体的な名前とかは伏せつつ「自分が別の場所で投稿していた作品を転載しています」みたいな注意を一言入れておくといいですよ。
後は渋への転載と言うことならタグ付けや注意書きみたいなものでどういう系統の作品で誰がメインか等を簡単に明かしておくと、同じ趣味の人が探して見つけやすく、苦手な人も避けることが出来ていいと思います。『試合後のメディカルチェック中に倒れた』と連絡を受けた時、ヘクトールの脳裏に過ったのは最悪の事態だ。プロボクサーが試合直後に意識を失う。それがどれだけ危険な状態でどれだけ周囲を心配させるのか、元同業者であるヘクトールはよく知っている。
一生意識が戻らないかもしれない。意識が回復しても日常生活すらままならない身体になるかもしれない。トレーニング再開に年単位の時間を要するかもしれない。今後の人生は、家族への説明は、一体どうすればいい。
どうして出発間際に下らない喧嘩をしてしまったのか。どうして試合を観に行かなかったのか。どうして屁理屈を捏ねてチケットを貰わなかったのか。
アキレウスの対戦相手はヘクトールの実弟だ。『弟の晴れ舞台だから』『選手ではなく観客として会場の熱気を感じたいから』等々会場入りする理由はいくらでも考えられる。今となってはもう遅いが。
「君って本当に自分勝手だなあ……頼むから一人で死なないでくれよ……」
八つ当たりめいた呟きが冬の夜に溶ける。鼻の奥が痛むのは寒さのせいだけじゃない筈だ。ヘクトールの居ない所で主の御許へ召されてしまったら悔やんでも悔やみきれない。
昔々に発生したトラブルにより口喧嘩はしょっちゅうだ。職業上公にはなっていないが血を見る類の喧嘩をしたことも数度ある。
―――だけど、死.んでほしいとまで思ったことは一度も無かった。
『俺の許可なく死ぬのは止めてくれ』なんてどうしようもないことを考えつつ、ヘクトールはバイクを走らせる。一分、一秒でも早くアキレウスの元へ行くために。
ぴんぴんしているアキレウスを見たヘクトールが逆ギレするまであと数十分。
言い争いを聞きつけたアスクレピオスに叱られるまであと1時間半。
(※倒れたのは減量が原因の貧血と脱水症状でした)以前、カドアナ獣姦とかカドアナ緊縛とか、ふわとろぐっちゃんとか書いてたものです。いや……こう、シャルロットに刺されたので。
傍らに眠る少女の橙の髪を撫でる。知らず。微笑みが浮かんだ。
―――ああ、なんて罪深い。
それはまごう事無き姦淫であった。お互い同性であるがゆえにいまだ純潔の証は破られていないとはいえ、同性同士で情を交わすなど、きっと主はお許しにならないだろう。
(けれど、でも)
そんな背徳など気にならない程の想いを胸に、シャルロット・コルデーはどこにでも居る少女へと微笑みを浮かべた。
「召喚に応じ参上しました!アサシン、シャルロット・コルデーです!一生懸命頑張りますけど……失敗したら、ごめんなさいね!」
どうして自分が呼ばれたのだろう。内心の困惑を隠して、アサシン、シャルロット・コルデーは汎人類史最後のマスターの召喚に応じ、言葉を掛けた。
そう……私。シャルロット・コルデー。英霊とすら呼べない己。ただ誤った決意の下、愚かな行動を起こし、後悔ばかりが結果を引き起こした、不出来な娘。無意味な暗殺者。
その生に後悔しか抱かなかった己が、何の因果か人理を守護するという大役を仰せつかったのだ。
きっと、多分。間違いに違いない。
だからほら、目の間に立つ彼女も、人類最後のマスターもまた、驚きに目を見張っているではないか。>>234
当然の話だろう。武の絶技を持つわけでも、神算鬼謀の頭脳を持つわけでも、世界の深淵を識る知識もなく、さりとて万軍に立ち向かうような勇気も、万人を癒す慈愛も持ち合わせている訳でもないただの街娘に、何を期待するというのか。
不出来なサーヴァント。せいぜい平時は周りのお世話をして、有事の際にはマスターの盾になるくらいしか己の役割はないと、シャルロット自身はそう定義した。
だから、
「シャル……ロット」
己の名前を呟き、崩れ落ちて涙を流すマスターの姿に、驚きと、意味の分からない悦びが胸の内に沸き上がった。
「マスター!?」
駆け寄る。どうか泣かないで欲しい。どうにか腕の中に彼女を抱きしめて。けれど、マスターは泣きながら謝るばかりで。
(ああ、ああ……ごめんなさい)
意味のない己が、不出来な己が、マスターを傷つけている。
「わたしなんて、いなければ」
瞬間、強い力で腕を掴まれた。
そして、否定の言葉。
ひし、と瞳と瞳が通じ合った。
「……っ!」
息を呑む。
シャルロット・コルデーはその瞳の中に、美しい浜辺を見た。
涙に濡れ、充血で血走った瞳の中にある自分を見ているようでしかし、どこか違う場所を見ているかのような美しい虹彩。その中にある浜辺。
綺麗だと、そう思った。
「……そんな事ない。ありがとう。貴方が来てくれて。ごめんなさい。貴方は貴方なのに」>>235
綺麗な浜辺を、少女の美しい声が飾る。それはまるでセイレーンの誘いのようで。
ふらふらと、胸を辛そうに抑える少女の手に己の手を重ねる。
「マスター……辛いのですか?」
コクリと頷き。
「どうして?」
静かな問い。
「貴方は貴方で、彼女ではないのに」
それが申し訳ないと、少女はシャルロットに誤った。
「誠実な、人なのですね。マスターは」
俯き、胸元にまるで見えない傷があってそれが痛むという風に胸を抑えるマスターを見て、シャルロットは、笑みを抑える事が出来なかった。
(どうしてだろう……)
分からない。分からないけれど、その痛む様が、私シャルロットを通して誰かシャルロットの傷に痛む姿がどうしようもなく愛おしくて。
「大丈夫ですよ、マスター」
シャルロット・コルデーは、己の裡にあった初恋に堕ちた。
そもそも召喚自体は、誰と狙ってされたものではないらしい。神の都市を攻略してもなお続く人理再編の旅。その間隙に新たな戦力を、と願っての行為だったとの事。
それならなお、シャルロットとしては己が召喚された事そのものを恥じる思いがあったがしかし、マスターはシャルロットの存在を受け入れたし、カルデアのクルーもまた、『マスターの心の安息に繋がるなら』とシャルロットを受け入れた。
そうして、マスターの世話しながら僅かながらも濃い時間を過ごせば、ぽつりぽつりと、『アトランティス』の話にもなる。>>236
ぽつりぽつりと語られる、己の知らないシャルロット・コルデー。マスターを助け、マスターと過ごし、そしてマスターに恋をして、最後はその記憶を失ってなお、恋した誰かの心に傷として残りたいと叫んだ少女の話。
その話をすれば、決まってマスターは力なく笑うのだ。
初めて・・・シャルロットと会った時に、今のシャルロットと街娘・・を混同したことに対する罪悪感。
誠実な人だと、改めてシャルロットは思う。
(だからこそ、辛いのですよね、マスターは)
その誠実な人が、いつかの、知らぬ己を尊重して、そして今の己すらも、認めてくれる。
それがどれだけの救いであるか。
カルデアの日々はシャルロットにとってあまりにも甘美で、だからこそ、初めて会った際に感じた想いを日々強くしながら、その幸せをマスターに返したいと願う事もまた然りであった。
対して、マスターの少女である。
マスターは、藤丸立花は、七つの特異点を超え、五つの異聞帯を踏破した凡庸ながらも歴戦のマスターであった。
故に、数多の別れもまた経験している。
慣れ、という訳ではない。しかし、その数多くの別れの経験は、確かに少女の心を強くしていた。
現地の住民との交流や、英霊達と轡を並べて戦う先にある別離。
シャルロットとの別れは、そういったものとは別種のものであった。
英霊という、ある種『こちら側』の存在でありながら、まるでどこにでもいるような明るくおしゃまな少女。>>237
『人類史を連綿と紡いできた偉大なる先達』として心のどこかにあった気負いが、彼女の前ではまるでなく、だからこそ辛く厳しい戦いであったアトランティスの癒しとなり、あの戦いを駆け抜ける事が出来たのだ。
そして、別離の時。今までは、たとえ別れとはいえ、英霊とのそれは『背中を押される』といった趣が強かった。それが、少女は、シャルロット・コルデーはただただ、『その愛おしさで背中にしがみ付いてきた』のだ。
恋と愛。この旅にて真っ向正面からそれと向き合った衝撃は、確かに少女の中で傷となって残っていた。
だからこそ、シャルロットを見るたび、常にない思いが胸を渦巻くのを抑える事が、出来なかった。
その胸にある傷想いを扱いかねる少女マスターと、想いを秘める少女に恩を、そして恋を感じているが街娘シャルロットが、情を交わすのも当然の事だった。
「シャルロット」
「あっ……」
第六の異聞帯への準備。そのために摸擬戦をシミュレーターで行ってきたマスターが自室に入ってくるなり、徐にシャルロットへとキスをした。
(柔らかい……)
舌の絡む感触。体の一部が愛しい人とつながる感触に、シャルロットは目をつぶる。
初め、立花を誘ったのはシャルロットからだった。フランス革命期の修道院で暮らしていたシャルロットにとって、その本来の倫理観に合わせれば同性同士なんて言語道断。
けれど、胸に溢れる思いが、『地球全土が漂白された今この場に、主が居ようはずもない』という方便で補強され、マスターと褥を共にする、という選択肢を選ばせた。>>238
『貴方を癒したい』、そういった言葉と共にベットに押し倒された立花は初めこそ形ばかりの抵抗を試みるも、己に愛を叫んだ英霊と同じ顔、同じ声、同じ魂を持つシャルロットが、その瞳に熱情を浮かべて迫るその様を、どうしても拒むことが出来ず、ずるずると褥を共にすることになる。
そうしたなら、『そういった行為』に嵌ったのはむしろ立花の方だった。これまでその方に重責を背負って走り抜けた只の少女にとって、肌と肌を重ねる事は、受け入れられる事は、かつてない程の安息を得る事が出来たのだ。
(嬉しい……)
求められる事が、こんなにも。生前、己の意志にのみ従って、自由に、求められずに事を成した街娘には、過ぎた報酬だと思う。
そうしてキスから始まった二人の交わりが、手を絡ませる事へとつながっていく。
右手が恋人のように絡んで、立花の左手がシャルロットの腰へと回される。そうしてそのまま、軽く力を入れられ、ベットに誘導されて、
「んっ……」
シャルロットがベットへと腰を掛ければ、一旦口が離される。そうして顔前にはしゃがんでこちらと目線を合わせたマスターの顔。どこか苦しむような、悲しむような。痛みの表情をマスターが浮かべている。
この期に及んでも、彼女の心の中には痛みがあるのだ。いや、事が始まればそれに溺れるとて、シャルロットを求める事は、マスターにとって、藤丸立花にとって、心にできた傷の瘡蓋をはがされるに等しい行為だった。
(これが、貴方・・の付けた傷……)
いまだ己の眼前で悲しい表情をしたマスターへと微笑みかけて、シャルロットが優しさ以上に力を込めて抱きしめる。僅かにこわばるマスターの体。
そうして、耳元でささやくのだ。>>239
「大丈夫です、心配なさらないで下さい。そのシャルロットはきっと幸福だったでしょうから……私だって、貴方に心を奪われてるのだから」
そう言えば、僅かにこわばったマスターの体から力を抜ける。
そうしたなら抱きしめた力を緩めて、再びお互いに見つめ合い、安心させるように微笑みかける。
シャルロットとの交わりそのものが立花にとって瘡蓋をはがすようなものなら、その言葉と笑みは、はがした瘡蓋の傷を癒す特効薬のようなものだ。
その笑みを見て、安心したように立花が再びシャルロットへと体を預ける。そうしたなら、街娘は抵抗せずに体を倒した。
「あっ……ひっ」
「んむっ……」
立花にとって、体の交わりは己の心を癒すための行為、という意義が強かった。だからだろうか、シャルロットのその豊かな胸を特に好んだ。
左手で優しく片方の胸を愛撫し、右の乳房の頂点にあるピンク色の乳首に吸い付く。まるで赤子が母の乳を求めるような動きを、シャルロットは愛おしく感じていた。
「んっ……そう、マスター……気持ちいいですか?」
微笑みと共に、服をはだけてあらわになった胸にご執心のマスターへと言葉を掛ける。
頷くその頭に右手を当てて撫でつつ、左手をマスターの股へとするする、伸ばしていく。
そうして触れれば、
「んんっ……!」
ピクリと、マスターが震えた。
(ああ、なんて。冒涜……)
マスターがシャルロットの胸を愛撫することを好むなら、シャルロットはマスターのそこを愛撫することを好んだ。
己と同じく純潔を保っているそこは、本来なら誰か、愛しい人を受け入れ、その精を受け止めて命を育む筈の場所。>>240
それを、女で、しかも死者である己が占有しているというゆがんだ独占欲に、シャルロットは振るえた。今、自分はマスターの、藤丸立花の、愛しい少女の未来を喰らっている。その感覚があった。
(傷、私だけの、傷)
優し気な手つきが、その想いのままに激しくなる。マスターの腰が震え、愛撫にも余裕がなくなってくる。
お互いに高まるのが分かった。
「マスター!マスター……!あはっ」
思わず笑いが口から出る。
返答は胸と乳首を愛撫する動きがより激しくなることで、そうなればシャルロットもまた、己の愛撫をより一層激しくした。
手に感じる湿り気がより濃くなる。
(ああ、愛が。マスターの、あいが)
きっと今手を眼前に戻せば、白濁した粘液がきっとべっとりとついている事だろう。それはつまり、それだけ愛しい少女が感じていてくれるという事で。
視界が明滅する。
「マスター!マスター!!!」
ただ名前を呼んで、立花の頭を掻き抱いた。そうすれば、ぎゅっと胸に少女の顔が押し付けられて、
「んっ……」
胸に溜まった快楽が爆発して、シャルロットの腰が震えた。絶頂。同時に立花もまた、震えてぎゅっとシャルロットを抱きしめる。
フランス娘として、はしたない真似は出来ない。叫びの声は上げず、ただただ、唇を噛んで、耐えた。
しばしの時、お互いの息遣いのみが響く部屋の中、口火を切ったのはシャルロットだった。>>241
「マスター、楽に、なりましたか?」
少しでも心の傷が癒されればいい。その言葉に、ただ気の抜けた笑みをマスターが返してくれる。
「よかった」
シャルロットは、心からの笑みを浮かべた。
傷が、かつて自分ではない自分が付けた傷が癒されるのなら、幸いだった。
「やっぱり私、マスターの事が、大好きです!」
私の付ける傷が、より深くなるから。
「だから、こうしている時が、一番好きなんですよ?マスターをもっともっと感じる事が出来るから」
ただの街娘が何の間違いか英霊に昇華されたという自認識の彼女に、常ならば英霊が持ちうる生者に対するある種の線引きを持たない。
だからこそ、街娘は初めて溺れた初恋に、全力なのだ。恋する少女の額へと、愛おし気ににキスをする。
「でも、普段のカルデアの生活だって、大好きです。貴方の側に、居られるから」
その積極的な言葉に、思わずかつて共に旅をした彼女との違いを感じ、どうにも立花はドギマギする。当然だ。シャルロットは、あのシャルロットではない。違いは、嫉妬だった。
そう、嫉妬。愛される貴方(愛しいマスター)に傷をつけた、見知らぬ貴方(わたし)への、嫉妬。
シャルロットが藤丸立花に召喚されたなら、恋に溺れる。それはきっと、運命だ。けれど、それだけならばアトランティスのシャルロットと変わらない。>>242
だけど、今カルデアに居るシャルロットには、恋敵が居た。だからこそ積極的にもなるがゆえに、その微笑みはより一層慈愛と親愛と、情愛を帯びる。
「私、ずっとずっと、マスターと一緒ですから。約束です」
それが果たされない事くらいはシャルロットも分かっていた。藤丸立花も同様に。だからこそ、その言葉に立花は顔を上げ、何かを言おうとするも、その笑みに本来言うべき言葉は出てこない。
代わりに、新たに刻まれつつ傷から、血が流れ落ちた。
「うん。私も、一緒がいいな。約束」
(ああ、いけない)
その言葉に、シャルロットの心のおぞましい部分から、歓びが溢れ出る。死者としての領分を冒すことなど知らない。
いつか、避けえぬ別れがあるのならば、その時は高らかにマスターへの愛をかつての時と同じように謳って消えよう。
そしてその喪失が、マスターにとって一生消えないものとするために、今を全力で生きよう。そして愛そう。
恋仇(わたし)が付けたものより深い傷を与える為に。愛しい貴方に、私を刻みつける為に。
「嬉しいです、マスター。ずっとずっと、一緒ですよ?」
つまるところ、
―――シャルロット・コルデーは、不出来なサーヴァントであるそういう感じでお目汚し失礼しました。シャルロットの個人的テーマソングは、鬼束ちひろの「わたしとワルツを」です
ぐだ男のマリーTSネタ(導入の体中を駆け巡っていた違和感が役目を終えたと言わんばかりに消えていった
「大丈夫ですか,先輩」
マシュがそんな俺を心配して声をかける
「大丈夫っ..」
自分の喉から出た鈴のような可愛らしい声に息をのむ
「マシュ,鏡を見ていいか?」
「どうぞ,先輩」
鏡の中には見慣れた黒髪の少年ではなく,穢れを知らず輝く銀色の髪を持つ少女,「マリー・アントワネット」がいた
「これが...俺...」
いつものドレスではなく,男物のカルデア制服を来た鏡の中の少女は困惑した表情を浮かべており,
自分の発した声に追従して口を動かす彼女を見て改めて「鏡の彼女」が自分自身であることを自覚する
「本当に変身したんだ」
「流石はダヴィンチちゃんですね」事の発端は数日前に遡る
「「変身薬!?」」
「そうさ!ここにはいろんなサーヴァントが集う.そして彼らと円滑にコミュニケーションを行うことが藤丸くんには求められる.そこで!相手の立場に立つことでそれを実現させようという魂胆さ.特にメドゥーサを始めとした体にコンプレックスをもつサーヴァントに有効かなと思って作ってみたのさ」
「変身薬の効果はどのようなもの?2種類あるみたいだけど」
「ああ.それはまだ未完成だからさ」
「未完成ならどうして呼び出したんですか?」
「それは薬の効果も併せて説明するさ.まずこの薬は飲んだ人を”サーヴァントの見た目に”変身させるんだ.」
「見た目に?」
「そうさ.真似るのは見た目だけ.正確には特定のサーヴァントの外見を持った人間に変身させるのさ.見た目だけだから力も体重も見た目相応になるぞ」
「それは大丈夫なのでしょうか」
「それは安心したまえ!ちゃんと効果が切れたら元に戻るようにしてあるし,解除薬と矯正薬を用意してある」
「効果時間は?」
「2日.変身しすぎて精神に悪影響が出ないように,でも理解を深められる時間だと思ってこの時間にした」
「完成までにあとは何が残っているのでしょうか」
「『誰に』変身するのか.これを君たちに決めてもらいたい.そして決まったらそのサーヴァントの髪の毛を持っていてほしいのさ.あっ!マシュはデミサーヴァントだから候補から除外してもらうよ」
「「はい,わかりました」」
そうしてマシュと相談した結果,このカルデアでも最古参で絆も十分に深いマリーにし,彼女に相談を行ったところ快く受け入れ,髪の毛を渡してくれた.
その髪の毛を使って完成した変身薬を飲み,変身を完了したところで冒頭に戻る.「では着替えましょうか,先輩」
「そうだな」
今まで着ていたいつもの制服を脱ぐ.パンツを除いて一通り脱いだところで鏡を覗く
「本当にマリーになってる・・・」
小声でつぶやく.さっきから自覚していたことだが,水着越しに見えていた彼女の身体が,ほぼ生まれたままの姿で鏡に映っていた.
男物の下着しか身に纏わずたたずむ彼女を見ていると黒い欲望が胸の底から湧いてくる.
『淫らに乱れたい』『穢したい』『欲望のままに彼女を味わい尽くしたい』
しかし
『マスターなら悪いようにしないと信じられるわ』
頭によぎるは姿を借りることを受け入れてくれた彼女の笑顔
黒い欲望を仕舞い込み,着替える
「マシュ,ブラ付けるの手伝ってくれない?」
「お任せください!このマシュ・キリエライト,精一杯サポートいたします!」
下着を着てあらかじめ用意されていた簡素なワンピースに袖を通す
「きれい・・・」
分かっていたことだ.されど実際に着替えた自分を見てそう思わずにはいられなかった.
「先輩,では皆さんに挨拶いたしましょう」
「ああ,わかった」
そうして俺たちは部屋の外へ出て行った設定!
藤丸:ぐだ男.大体アニメやゲームのぐだに近い善性.しかしわずかにTS願望を持っていたりする
マシュ:大体変更なし
マリー:カルデア最古参.スキルマ,銀フォウマ,Lv90,絆10
因みに夢火及びレベル最高はワルキューレだったりする
この後鈴鹿と一緒にJK力磨いたり,マリーとお茶したり,マリー,マシュと一緒にお風呂に入ったりといった感じの展開になるプロローグ
-なぜこうなったのだろうか。
熱に浮かされた頭の片隅にそんな言葉が過ぎる。気をとられた自分に気がついたのか、今自分の下にいる女性から不満げな目線と声が飛ぶ。
「…やはり私では、満足できません、かしら?」
「いや、そういう訳ではないのだが……不快にさせたならすまな-」
「そうやってすぐに謝るのは、あなたの悪い癖です。こんな時ぐらいは私をリードしてくださいね?」
そうだ、自分は今彼女を抱いているのだ。ならば、サーヴァントである前に男として、彼女を満足させてみせなければならない。
「ならばせめて今だけは、俺のことしか見えないようにしてしまうように努めよう」
その言葉に彼女-マルタ-は、くすりと微笑んだ。
「ええ、あなただけの虜にしてくださいね。-ジークフリート-」
その微笑みに自分の身体が滾るのを感じ、欲望に身を委ねる事にした。第一話
身体が疼く。まるで身を焦がす様な熱が燻っている。最終再臨を果たし、邪竜の血が表面化し始めたあたりから、そんな感覚に支配されるようになり始めた。マスターに相談し、再臨段階を1つ戻してもらったものの、その感覚は消えてくれなかった。
-どうしたものか。何かいい方法はないものだろうか-
最初は、鍛錬や戦うことで発散されるだろうと考えていたが、どうにもならなかったあたり、単なる魔力の昂りとも違うのだろう。悩んだ末、自分と同じく竜の力を宿し、気兼ねなく話せる友となったシグルドに相談してみたところ、こう言われた。
「それは貴殿の中の邪竜の血が昂っているのであろうと推測される。ならば、適切な処置としては、竜を鎮める力を持つ者を頼るべきと考える」
竜を鎮める力を持つ者…。その言葉を聞いて、一人の聖女の顔が脳裏に浮かんだ。「貴女に相談したいことがある。構わないだろうか、聖女マルタ」
そう言うと彼女-竜を鎮めた聖女マルタ-は、目を瞬かせたあと、こう言った。
「あなたが私に相談なんて、どうしたのかしら?もちろん、私に出来ることなら協力するわ。でも、その"聖女"って呼ぶのは止めてくれないかしら?同じカルデアの仲間なのに堅苦しいわ」
そう言いながらも笑顔のまま二つ返事で答えてくれたのは、カルデアでも珍しい竜を使役する女性、ライダーのサーヴァント「マルタ」だった。
彼女ならば、この問題を解決に導いてくれるだろうというのが、俺とシグルドの共通の見解だった。
「貴女に鎮めてほしい竜がいる」
そう言った途端、彼女の顔が険しくなる。
「…何処かに特異点になりつつある竜がいる、という事ですか?」
「いや、そうでは無い。…貴女に鎮めてほしい竜とは他ならぬ俺自身なのだ」
その言葉を聞くと、彼女は少し拍子抜けしたような顔をした。
「…それってどういう事?まさか新手の自殺志願じゃないでしょうね?」
自分で言っておいて何だが、確かにそうとられるのも無理はない言い方をしてしまった。
「そうではない。正確には、俺の身体を流れる邪竜の血を鎮めてほしいのだ」
そう言って、このところ自分に起きている身体の異変について説明を始めた。とりあえず今日はここまでです。
初めて小説書きましたけど、難しいですね、わかってましたが。
脳内では大筋は出来ているのに、それを出力するのが難しい。
期待せずに待っててください。その日は唐突に来た。
「貴女に相談したい事がある」
それは彼の竜殺し-ジークフリート-からの言葉だった。
彼が私に相談とは珍しい、きっとただ事ではないとは思った。
彼からの相談をまとめると、自分の中の竜の血を鎮めてほしいとのことだった。
なるほど、それならばタラスクを鎮めた逸話を持つ自分が選ばれたのも納得だ。
「いいでしょう、わかりました。なら、今晩私の部屋まで来て頂けますか?」
「…相談しておいて何だが、男の俺が夜に貴女の部屋を訪ねるのは問題があるのではないだろうか」
はぁ、と、息をつく。今更そんなことを気にしてもしょうがないというのに。
「自分じゃどうしようもないから、私を頼ったのでしょう?それとも、何かやましい事でもあるのかしら?」
別に他意は無かった。彼が私をどうこうするとはこの時は思わなかったし、私自身、彼の心を煽ったつもりはなかった。
でも、後になって振り返ると、こう考えてしまう。-心の何処かで、きっと期待していたのだ-と。その日の夜、彼を部屋に招いた。いつも寡黙で冷静な彼にしては珍しく、どこか落ち着かない様子だった。
「ごめんなさい、あまり綺麗な部屋でなくて」
「いや、十分に綺麗で整った部屋だと思うが…」
彼らしい素直な言葉に、心の中でくすりと笑う。こういうところが彼の美点であり、好ましいところだ。
「ベッドにでも座っていて頂戴。その方がやりやすいから」
「……了解した」
同意の上とはいえ、女性のベッドに腰掛けるのに抵抗があるのだろう。迷った様子だが、大人しく座ってくれた。
「では、これからあなたの中の邪竜の血を鎮めるために聖句を捧げます。背中の葉の跡を見せてもらえますか」
そう言うと彼は素直にこちらに背中を向けた。葉の跡を見ると、以前見た時より光が明らかに強くなっている。なるほど、これは手強そうだ。
「では始めます。準備はいいですか?」
「構わない、いつでも始めてくれ」
そうして、私は祈りと聖句を捧げ始めた。
この時は思いもしなかった。まさか、あんなことになるなんて。今回はここまで。
ストックがないので、書いては投下するを繰り返す形になるので、まだまだかかると思います。
多分読んでる方はいないと思いますが、気長にお待ちください。身体に違和感を感じたのは、マルタが聖句を捧げ始めてしばらくが経った頃だった。
--身体が疼く。血が昂ぶる。熱が高まる--
本能が警鐘を鳴らす、これは不味いと。そのことを彼女に伝えようとした時だった。
「これはーーッ!!」
彼女の声が聞こえたのと、バチ、と弾けるような音が響いたのはほぼ同時だった。
咄嗟に背後を見遣ると、手首を押さえた彼女-衣服の一部が千切れ肌が露わになっていた-が焦った顔でこちらを見ていた。
「申し訳ありません、あなたの中の邪竜の血の昂ぶりが私の予想を超えていました。…私では手の施しようがありません…」
絞りだすような声で彼女はそう告げた。
「いや、貴女が謝ることではない。むしろ俺の方こそ迷惑をかけてしまってすまない。」
出来るだけ彼女の方を見ないようにしながら、慰めにもならない言葉をかける。
だが、これで覚悟は決まった。シグルドと共に結論を出した時から考えていたことだ。もしも、彼女の力でも邪竜の血を鎮めることが出来なければ、その時はー
「ありがとう、貴女には迷惑をかけてばかりだった。次に会う時は、もう少しマシなサーヴァントでありたいものだ」
その時はーーこの身を霊基変換すると決めていた。それは、彼の血を鎮めるために、聖句を唱え始めてからしばらくして突然のことだった。
「(…背中の葉の跡が…?)」
以前より輝きを増したそこに手を合わせていると、何か違和感を感じ始めたのだ。そしてそれはすぐに確信に変わった。
「(まさか、反発を始めたの!?そんな、さっきまでは確かに…!ーー駄目、抑えきれなーーッ!!)」
その瞬間、眩い光と手のひらを焼く様な痛みと共に、鋭い音を立てて手が葉の跡から弾かれた。
同時に服が破れ、肌が見えるようになってしまったが今はそんなことはどうでもいい。
「…失敗…したの…?」
ショックだった。間違いなく成功させる自信はあった。なのに、この有り様だ。
「(どうしたら…彼に何て言えば…)」
何も言い出せずにいると、こちらに背を向けたまま彼は自分に対し感謝の言葉を述べた。違う、自分は感謝されるようなことはしていない。まして、あなたが謝る必要なんてないーー!!
頭の中で言葉がぐるぐると渦巻いていると、彼は立ち上がった。何処に行くのか、なんとか声を振り絞り掛けると彼は淡々と、当たり前のようにこう言った。
ー自らを霊基変換するー、と。ー今、彼は、なんと言った?
一瞬、脳が理解を拒み、しかし次の瞬間には確かにわかってしまった。
「あなた、自分が何を言っているのかわかっているのですか!?」
思わず叫ぶ。自らを霊基変換する。それはサーヴァントにとっての「死」だ。無論、彼の霊基自体はカルデア側に登録されているため、再召喚は可能だろう。だが、それで呼び出された彼は、今ここに居る「彼」ではない。マスターやマルタ達と絆を紡いだ「彼」は消えてしまうのだ。
「わかっている。だが、貴女が鎮められなかった以上、他に打つ手はない。この身が邪竜と化し、貴女達に牙を剥きかねない状態のままいるのは、俺自身が許さないのだ」
背中越しに彼は淡々と、しかし確かな決意を秘めた言葉で告げた。彼の言う通り、このままでは悪竜現象により彼自身が邪竜になる恐れがある。だからといってそんなことはーー
「早まるのは止めなさい!第一、マスターがそんなことを許すわけがないでしょう!?」
必死に言葉を飛ばし、彼を止めようとする。そうだ、マスターがそのようなこと許すはずがない。マスターを友と呼ぶ彼ならば、そう言えば考え直してくれるはずーー
「いや、マスターには黙って行うつもりだ。マスターに伝えてくれ、貴方と友になれてよかった、と」
ーー愕然とした。彼は本気だ。ここまで言うならば、後に引く気などない。彼は本当に「死ぬ」つもりなのだ。
いやだ、そんなこと認めない。させない。彼を、彼を失いたくないーー
そんな想いが頭の中を駆け巡る。そして、今、気づいた。何故自分が彼を失いたくないのかに。同じマスターのサーヴァントだから?仲間だから?
否、違う。自分が彼を失いたくないのは、彼にーー惹かれているからだ。もし、「ジークフリート」が再召喚されてもそこに居るのは「彼」ではないのだ。そんなことになったら、自分はきっと耐えられない耐えたくない。
ならば考えろマルタ。今ここに居る「彼」を助ける方法を。自分はタラスクを鎮めた逸話を持つ存在。彼の中の邪竜の血を鎮める方法はきっとあるはず。何かないか、自分に出来ることは………!!そうだ、この方法ならば、彼を助けることが出来るはずだ!
「待ってください!!まだ、まだ方法はあります!!」「待ってください!!まだ、まだ方法はあります!!」
彼女に別れとマスターへのメッセージを託し、部屋を出ようとした時だった。
「…方法とは?先程は自分には手に負えないと言った覚えがあるが?」
慰めならば必要ない。そう続けようとしたが、彼女から次の言葉が放たれた。
「確かに「私」だけでは無理です。ですが、「私とタラスク」ならば、話しは別です」
思わず、振り向く。彼女の顔には強い決意と覚悟が秘められていた。そこで、彼女の肌が露わになっていることを思い出し、顔を背けながら疑問を口にする。
「貴女だけではなくタラスクと…どういう意味だ?」
「タラスクはあなたも知っての通りリヴァイアサンの仔。霊格も高く竜種であるあの仔なら、私を通して流れ込んでくる邪竜の魔力も受け入れられるはずです」
なるほど、マルタのタラスクならば邪竜の魔力を受け入れることも可能だろう。そう思った時にふと気付く。
「("私を通して"…?一体どういう意味ーーまさか!?)」
思わず顔を上げマルタの顔を見遣ると、明らかに顔が赤く染まっていた。そしてそれこそが、自分の考えが間違いではないことを物語っていた。
「聖女マルターー貴女、自分が何を言っているのかわかっているのか!?」
「聖女は止めてくださいと言ったはずですよ。…自分が何を言っているかぐらいわかっています」
彼女は赤らめた顔を伏せ、深呼吸した後こう告げた。
「私に、魔力供給してください」そう言って、服を脱ぎ始めた彼女を見て、本気なのだと悟った。
「確かにそうすれば問題は解決するかもしれない。しかし俺は、嫌がる貴女を無理やり抱くなど出来ない」
暗に自分を大事にするよう告げると彼女は
「……私が、その、好きでもない男性に抱いてほしいと言うような、ふしだらな女に見えますか…?」
と、顔を赤らめたまま、瞳を潤ませながら答えた。
…彼女に、聖女マルタにここまで言わせたのだ。俺も覚悟を決めなければならない時が来たようだ。
「…わかった、ならば今から君を抱く。だがその前に一つだけ言っておきたいことがある」
「…なん、ですか?」
やはり緊張しているのだろう。声が少し震えていた。
「俺は君が思っている程人が出来ていない。今から君を抱くのは問題を解決するためではない。俺が君にそうしたいからするのだ」
「ーーそれは」
言葉を言いきる前に、その紅く艶めいた唇を塞ぐ。触れた感触は想像以上に柔らかだった。軽く口づけた後、ついばむ様に2度、3度と触れ、4度目は唇全体を舐め上げる様に舌を動かした。
口づけを止め、顔を離し、真っ赤になった彼女をベッドに押し倒しながら告げる。
「すまない、覚悟を決めてくれ」再び口づける。今度は、触れ合ったまま角度を何度も変え、彼女の唇を舌で舐め回す。時折、突いてみては、唇を開けるよう促すが中々に手強い。すると、彼女に胸をペチペチと叩かれる。なるほど、息が上手く出来ないのか。彼女の初心なところを見られて、ほくそ笑む。
唇を離すと息が乱れ涙目の彼女に見られる。
「…あまり、意地悪、しないで…」
彼女は、きっと懇願の意味で言ったのだろうが、これではまるで逆効果だ。
ーもっとしてほしいーそう言っているようにしか見えない。彼女に再び口づける。今度は無理やりに唇を割り開いて、舌と舌を絡ませる。ん、ふ、という喘ぎが口づけの合間から漏れ出して、それが更に俺の情欲を滾らせる。
舌を一度解放してから、次は整った白い歯をなぞる。手前から奥へ、上から下へ、隅々までなぞる。そして再び舌を絡ませて、今度こそ口づけから解放する。
見れば、彼女は既に息も絶え絶えといった有様。
ー恐らくは生娘なのだろうーそんな風に考えていると、胸に顔を押し当てられた。ぐりぐりと頭を擦りつけてくることから、彼女なりの抗議なのだろう。もっとも、これもこちらを煽っているとしか感じないのだが。
彼女の頭を撫でながら、悟られないように手を髪に沿って降ろし、背筋を軽く撫で上げる。きゃっ、と可愛いらしい声を上げながら、思わず顔を上げた彼女の首筋に喰らいつく。本当ならば口づけの跡の一つでも付けたいのだが、後で機嫌を損ねるのが見えているため、軽く舌を這わせていく。上から下へ、更に下の、彼女の胸元まで舐め回す。チラリ
と視線を遣ると、声を上げないように口を押さえていた。
ーもっと彼女の声が聞きたいー
そんな欲の赴くままに、胸の頂きの果実にかぶりつく。思わぬ攻めに、普段の彼女からは考えられないような艶めいた声が漏れる。それでも足りなくて、反対の胸の頂きを摘み上げ、さらに果実を舐めしゃぶる。
「ひ、あ…ああ…んっ…!」
ついに耐えきれなくなったのか、嬌声を上げた。
ーあの聖女マルタが自分の手で鳴いているー
そんな事実に身体が更に熱を帯びる。
「このような姿、マスターには見せられないな」と、そう耳元で囁くと、
「……言わ、ないで…」
消え入りそうな声で、肩を震わせながら、しかしこちらの目を-涙を溜めた目で-見つめながら言った。
ー本当に、彼女は、俺を煽る天才だー指先を彼女の胸元から下へなぞる。
「そこ、は…」
たどり着いたのは彼女の下腹部。
「力を抜いて楽にしてくれ」
そう言って、指先に唾液を垂らし十分に濡らしてから、彼女の秘所に手を這わす。
びくり、と肩を震わせた彼女を撫でながら、入り口を少しずつ、丹念にほぐしていく。
「少し、入れるぞ」
告げて、一呼吸置いてから指を一本、少しずつ秘所に入れていく。
「ーーあ、ああっ…!」
戦闘のものとはまた違う痛みに、彼女は思わず声を上げた。彼女の中は熱く締まり、自分の指先を中々入れようとはしなかった。
とはいえ、強引に行ったところで彼女に痛い思いをさせるだけだ。指が駄目ならばーー
「ッ!!待ちなさ、ーーああっ!!」
秘所を舐め上げる。心地よい嬌声を聞きながら、何度も何度もほぐすように舐めしゃぶる。すると、少しずつだが指先が奥へと入っていく。一度指を抜いてから、今度は舌を秘所の中へ挿し込み、膣内を舐め回す。声を上げまいと口を押さえて、それでも尚漏れ聞こえる彼女の喘ぎはとても耳触りがいい。
指を再び入れてみると、今度は先程より抵抗なく奥へ入っていく。念のためもう二本増やして入れてみたが、大丈夫だった。
「これならば、大丈夫か」
そう呟くと、顔を押さえていた彼女が勢いよく起き上がってきた。
「先程言ったはずだ、”覚悟を決めてくれ”、と。それに、俺自身、止まれそうもない」
そう言いながら衣服を脱ぎ捨て裸になると、既に身体は昂っていた。
滾った己自身を彼女の秘所に宛てがう。そして、一拍置いて彼女が頷いたのに合わせて、一気に"初めて"を貫いた。彼女の膣内は、想像を遥かに超える熱さと締め付けだった。生前、必要があって女性を抱いたことはあったが、その比ではない。ともすれば食い千切られるのではないかと思うほどだ。
「ーーーーッッッ!!!!」
生前はついぞ体験しなかった痛みに、彼女は声なき悲鳴を上げた。目を閉じて、歯を食いしばりながら痛みに耐えている。そんな姿が見ていられなくて、彼女を抱きしめた。
再び口づける。今度は、抵抗なく唇を開け舌を受け入れ、それどころか、逆に絡ませてきた。ちゅくちゅく、という舌が絡み合う音と、お互いの口の隙間から漏れ出る息遣いだけが響く。
唇を離すと、今度は彼女の方から抱きついてきた。さらに、腰にスラリとした足を絡ませる。
「もう…大丈夫です、から…」
そう言うと、俺の首元に顔をうずめてきた。
ー本当に、彼女が聖女で良かったー
もし彼女が聖女でなければ、男を惑わし破滅させる、ファムファタールになっていたに違いない。
そんなことはおくびにも出さず、再び抽送を開始する。しばらく受け入れていたことで中の滑りが良くなったようで、先程よりも抵抗なく、しかし確かな締め付けを感じさせた。
「ふっ、うう…ん!」
彼女の押し殺した声が漏れる。だが、欲に火が着いた俺は、彼女の胸に再び手を伸ばし、大きく実った乳房を揉みしだく。
「あ、やっ、同時はやめーーああッ!」
無論、聞く気は毛頭ない。彼女の、君の、その声が聞きたいのだから。
だが、それは諸刃の剣だった。膣内の締め付けが格段に強くなったのだ。最初ほどではないにしろ、それに近い締め付けだ。
「(これは、長くは持たないか…!!)」
気を抜くと今にも持って行かれそうになる感覚に耐えながら、彼女を必死に何度も突く。彼女の方も限界が近いのか、あられもなく声を上げている。
「あっ、やっ、もうむりだめ……!!」
「俺もだ…!!」
胸から手を離し、彼女を再び抱きしめる。その直後、甲高い声が響くと同時に締め付けが一層強まり、俺は彼女の中に精を解き放った。綺麗に整えたベッドに彼女を横たえる。初めて抱かれた疲れからか、ぐったりとしていた。そっとシーツを掛け、部屋を出ようとしてーー
「…私は、他でもないあなたの頼みだから、こうして引き受けたのです。他の男だったら、ここまでしていませんから、ね」
「…俺は、自惚れても、いいのだろうか?」
「そうじゃないと困ります。だって私、あなたのことがーー」
彼女が言い終える前に、手を伸ばし言葉を制する。
「その言葉は、俺から言わせてくれ。…マルタ、貴女をーー愛している」
「私もーー愛しています、ジークフリート」マルタの部屋から出て自室に戻ると、部屋の前でシグルドが待っていた。
「無事に解決したようだな、ジークフリート殿」
「感謝する、シグルド殿。貴殿の叡智がなければ、俺は悪竜に成り果てていたかもしれない」
その言葉に、シグルド殿は叡智の結晶を、クイ、と上げる。
「否、当方の叡智だけでなく、聖女マルタ殿の協力無くしては成し得なかった事だ。だが、この叡智なくして事の解決を見ることが叶わなかったのもまた事実」
そう言うと、シグルド殿は懐から何かを取り出した。
「これはーー」
「これこそが叡智の結晶、すなわちーーメガネである!!」
「メガネーー!?」
それは、光を反射し輝く、メガネであった。
「ジークフリート殿、これこそが我が叡智の源である。これを掛ければ、貴殿も更なる叡智を得られるであろう」
そう言ってメガネを渡すと、彼は颯爽と去って行った。
「そうか、これこそが叡智の結晶、……メガネ……!!」
これがあれば、俺は更なる高みへ行けるーーそう確信した俺は、早速メガネを掛けるのであった。
以下、水着剣豪七色勝負に続く…以上で「ジークフリート×マルタ」は終わりです。
ノープラン・ノープロットで勢いだけで書き出したせいか、プロローグと途中のキャラ違うし、筆が乗りすぎて行数と字数オーバーで第六話とか話削りまくらないといけないしでトラブル続出でした。
初めて小説を書いた身なので、読みにくい点も多々ございますでしょうが、少しでも皆様に楽しんで頂けたなら幸いです。
長々とお付き合いくださいまして、ありがとうございました。>>267
この日、マシュ・キリエライトは
先輩である藤丸立香の部屋の部屋で
お泊まり会をしていた。
「先輩」
「どうかした?マシュ」
「お風呂も済ませましたし、
そろそろ寝ませんか?」
「…あー、うん……でも、ね…マシュ」
立香の歯切れの悪い返事にマシュは小首を傾げた。
「その……いいこと、しない…?」
「いいこと…?」
マシュの頭の中は好奇心で満たされた。
「えーと…とりあえず、
服と下着全部脱ごうか…?」
「…は、はい…!」
二人共、生まれたままの姿になり、
立香はマシュをベッドに押し倒した。
「せん…ぱい…?」
「しよ?」
笑顔でそう言う立香にマシュは頷いた。
立香はマシュの乳房を揉んで乳首に吸い付いた。
「ん……っ」
「マシュ…好きだよ」
「!せ、先輩…?」
大好きな立香と心が通じ合っていたという
歓喜に表情が輝くマシュ。
「好き…」
そう言いながら、乳首を舐めたり噛んだりする。
「せ、先輩!私も…!」
マシュも立香の胸を揉み拉き、
首筋にキスを落とした。
「…少し、濡れてきたね」
「っ……!」
「大丈夫だよ、マシュ。怖い事じゃないから」
「…はい!」
立香はマシュの手を握り、自分の秘裂へと
手を導いた。そこはしとどに濡れていた。
「…マシュので感じたんだよ」
「…先輩」
「もっと気持ちいい事しようか?」
「はいっ」
立香に言われてマシュは女性器同士を密着させた。
「摩擦させるように、腰を振るの」
「はい」
二人は女性器の位置を気にしながら腰を振り始めた
互いの愛液が潤滑油の代わりとなり
スムーズに動く。
「…ぁ…♡」
「マシュ、表情が蕩けてる…ぁあっ♡」
「…先輩、こそ…♡」
敏感になり、次第に硬くなっていくクリトリス。
互いの性感も増していく。
「ふ…あぁ…♡」
「ひ……あっ♡」
互いの愛液が混ざり合い、中へと入っていく。
「先輩…♡」
「マシュ…♡」
最後に一際大きな波が来て、二人は達した。
「はぁ…はぁ…」
「…マシュ」
「…なんですか?先輩」
「大好き」
告白にマシュは頬を染めて
「…私も、先輩が大好きです!」
そう発言したのだった。>>267
以上です、…ああ、文字が変になってる…>>46
リアルがケイオスラビュリントスに突入してしまい前回投稿から半年近くorz
これでプレラーティ編最終回と言いましたが嘘ですごめんなさい!あとちょっとだけ続きます。
今回もヒロピンのお約束展開となっております。お気に召しますよう……>>45
「さあさあみんな!国民的ヒロインがいかに無力な存在か理解できたかな?ってワケでようやくキミ達の出番だ」
「出番?」
「ジャンヌ・ダルクを犯すんだよ。滅茶苦茶にね。守ってきた連中に裏切られて、絶望して、死を望まれるんだ!生前と同じようにさァ!僕はね……その場面が見たいんだよ!」
「狂ってやがる」
「狂ってる?奇跡が起きてジャンヌが復活するとか、なんとなくこの場をやり過ごせるんじゃないかとか。そんなこと考えてる君らの方がよっぽど狂ってないかい?」
じりじり包囲網を狭めてくる触手の群れの前に、選択肢などない。
「それにさ。聖女サマの公開陵辱ショーでいきり立ってるアソコを楽にしてあげようっていうんだ。感謝してほしいくらいだよ」
ごく、と生唾を飲み込む音が聞こえた。魔術師をいくら糾弾しようとも、雄の本能を隠すことはできない。ジャンヌ・ダルクの持つイメージとは裏腹に、目の前の変身少女は散々に嬲り倒され、絶頂失禁まで晒したのだ。高潔な聖処女が乱れに乱れて魔物に屈服する姿は、男たちの獣欲を掻き立てるには充分すぎた。
「学園のアイドルを合法的に犯せるチャンス、フイにしちゃうのかな?」
「さっきから、レティシア……ってさあ」
「いや、似てるけどよ。そんな訳ねえだろ」
「ああ……そうだった。本当に忌々しい仕様だな……じゃあ仕方ない。少し力を借りるよ、ベルゼブブ。最後のイリュージョン、お見せしよう!」
プレラーティとベルゼブブから放たれる魔力が霧のように辺りを包んでいく。
「悪魔はね、天使と違って暴力に訴えることはないんだ。本当の君たちを引き出してあげるよ……『宙の微睡、惑星の夢』」
宝具の影響か、魔霧に取り込まれた倒れた者たちが、不自然な動作で起き上がってくる。
「君らにグチャグチャに犯されたら彼女どんな顔をするかなあ!楽しみで仕方ない!……っと、その前に起こしてあげなきゃね。ほら、お姉ちゃんを起こしてあげな」
魔王の前に控えていたグールが進み出、ジャンヌの脇腹に蹴りを見舞った。
「うが、あああっ!んぅ……うう……」
力を使い果たしたジャンヌの意識が消失するに伴い、必然レティシアが現実へと引き戻される。強烈な痛みと目眩に朦朧としながらも、状況が好転していないこと、最悪の方向へ向かっていることは理解できた。>>271
「おはよう。早速だけど、聖女陵辱鑑賞会はどうだったかな?キミの身体を使って感じまくるジャンヌ・ダルクを見ていた感想は?」
「や……いやぁ……」
信じられない。認めたくない。救国の聖女が邪悪な敵の辱めで乱れるなど。そして、正真正銘の英雄たるジャンヌ・ダルクさえ、目の前の悪魔たちに歯が立たなかったということを。毅然とした振る舞いがどうしてできようか。年相応の少女がするように、いやいやと首を振りながら後退るレティシア。
「そんなに怯えられると傷付くなあ。折角紳士的に相手してあげようとしてるのに」
「え……?」
背後から腕を掴まれた。海魔やプレラーティの操る触手ではない。振り返ると、見知った顔、顔……
「な、にを……や、離して、きゃっ……!」
彼らに手を上げることなど考えられなかったし、そもそも今の彼女に一般人さえ振り払えるかどうか。あっさりと拘束され抵抗を封じられてしまった。
「レティシア……レティシア……」
明らかに様子がおかしい。きっとまた悪辣な魔術を使ったに違いない。
「みんなに何をしたんですかっ!?」
「対理宝具の真骨頂さ。レティシアちゃんには認識阻害の魔術が掛かっているよね?ジャンヌに変身してもキミ本人とはイコールで繋がらない。だから……」
「みんなの認識の方を歪めて……」
「ご名答!脳みそまで犯された割にキレてるね、さっすがあ!」
「どこまで……どこまで卑劣なんですか……ッ」
「卑劣と来たかあ……じゃあこうしよう!全員イかせたら彼らを見逃してあげよう。皆を助ける最後のチャンスだ。まさか、我が身可愛さにみんなを見殺しにする卑劣な聖女なんていないよねえ」
「そんな……」
「あれ、そんなことできない?見捨てちゃう?酷くない?」
「う、く……」>>272
「みんな、ジャンヌコスのレティシアちゃんを犯せるチャンスだよ!」
「レティシアアアッ!」
「や、め……ふあああぁっ!?」
強引に脚を割り裂かれ、前戯も何もなしのインサート。大洪水の様相を呈す乙女のデルタが、打ち付けられる腰に合わせて卑猥な水音を奏でる。
「あっ、んっ……んう!うぁっ!あああん!」
「やべえ、良すぎるッ」
魔物や触手などではない、「人間の雄の逸物」を待ちわびていたヴァギナが、ゆっくりとうねりながら肉棒を愛撫する。
「う、締めてきやがる……ははっ!鳴けよもっと!」
「はひぃいいいんっ!?」
尻たぶを打たれ、情けない声を上げるレティシア。ピストンを受け止める度に下腹部が疼き、思考がピンク色に染まっていく。
「(気持ち、いい……?そんな、そんなことが……)」
Gスポットを突かれて腰が跳ね、子宮口を抉られて背を反らす。ぐしゅぐしゅ愛液を撒き散らしながらも、押し寄せる快楽に必死に耐える。
「んっ!くうぁっ……ああん!あん!あ、あ、ああっ……!」
イく。イかされてしまう。今イッたら……
「あぁあああああっ!?」
ビクッビクッ!と肢体を震わせ、絶頂を極めるレティシア。意思に反して膣襞は愛しい男根を離そうとしない。
「で……るッ!」
「ひあっ、あ……なか、なかはっ!」>>273
「おおおおおおっ!」
雄叫びと共に精が放たれた。奔流が過たずに子宮へ流れ込み、じんじんとした熱が下腹に伝わってくる。
「だされ……わたし……あぁ……」
放心状態のレティシアを他所に、次の男がアヌスへ逸物をねじ込む。
「かっは……ぁ……またぁ、後ろっ……!」
「こっちでも気持ちよくなれるんだね。『背徳感がイイんです!』ってやつかな?」
「ひ、ぅ……違い、ます……」
「こんなに濡らしてるのに?説得力ないよ」
「ああっ!?あ、あん……うぁ、んふぅっ!?」
立ちバックの尻穴責めに鳴かされるレティシア。突かれる度に弾む美巨乳を凌辱者が見逃すはずがなかった。2つの果実をわし摑みにし、ぐにゅぐにゅ揉みしだいてくる。
「うっわ、ヌメヌメ……」
極上のシルクのような戦装束は汚辱の果てにぐっしょり濡れそぼり、コスを破り取られて剥き出しの左胸はミルクでぬらぬらに……娼婦と呼ぶにも惨めに過ぎる姿だった。
「だめぇ……ダメ、よ……みんなぁ……正気に、戻って……」
「あははは!連中はさあ、普段からレティシアちゃんを犯したくてしょうがないんだよぉ!正気も正気だって!」
「う、そ……」
「そうやって無意識に他人を誘惑して堕落させてきたんだ。ジャンヌが魔女裁判にかけられたのも納得だね」
「聖女様を……侮辱しないで!」
「侮辱しないでとか、どの口が言ってんの」
乳辱を繰り返していた女学生が矛先を変え、尖り切った乳峰をぐりぐりと責め始める。>>274
「くあ゛あ゛あっ!?」
射乳を繰り返したにも関わらず、張り詰めた双丘がたまらず蕩ける。敏感すぎる弱点から電撃のように快感が迸り、あられもない声を上げてよがるレティシア。
「やっぱここ弱いんだ。こんなにビンビンにして」
「や、ぁ……やめ……んぅううぅうう!?」」
爪で先端を転がされると、乳峰から堰を切ったようにミルクが零れ出す。その度に押し寄せる激しい脱力感。彼女を支える残り僅かな力まで、母乳と共に流れ出していくようだった。
「ジャンヌダルク名乗って戦ってたんでしょ?何よこのザマは。ジャンヌを侮辱してるのはアンタじゃない!」
「それ、は……」
返す言葉もない。この戦いが始まった段階では、少なからず自分への期待はあったはずなのだ。それを打ち砕いてしまったのは己が無力ゆえ。
「最近変だと思ってたけどさ。やっぱ夜な夜な股開いてたんだ。この淫乱」
「や、ぁ……ちがいま……むぐううぅ!?」
否定の言葉をペニスが封じ込めた。そのまま激しい腰使いで口淫を強いられる。
「淫乱じゃない。あんなキモいのに犯されてイキまくるとか、信じらんない」
許して、なんて言えなかった。プレラーティに敗れたがためにこの状況を招いたのだ。この場にレティシアを庇うものは誰一人としていない。
「(みんな……ごめんなさい。私が弱いから、私が負けちゃったから……ッ)」
「何泣いてんのよ!本物のヒロインだっていうなら、黙って犯されてないでアイツをぶっ飛ばしなさいよ!」
怒りを叩きつけられてもどうしようもなかった。今私にできることはみんなを守るために彼ら全員をイかせること。ただそれだけ……
直腸をほじくられ、ミルクを絞られる。喉奥まで突き込まれる剛直で息が詰まる。苦しいはず、痛いはずなのに……開発され切った女体はそれらを快楽へと変えていく。弱点同時責めに、なす術なく昂らされてしまう。
「イキそうなのね?ほら、イけ……イッちゃいなさいよ!」>>275
「うあ゛ぁあああぁ〜〜ッ!」
一際大きく体を震わせ、じょばじょばと絶頂蜜を垂れ流すレティシア。顔射を浴びてドロドロの顔に平手が飛ぶ。
「情けないにも程があるでしょ。こんなんでよく聖女面できたもんね」
「うぅ……」
罵倒され、性欲の捌け口として扱われながらも、必死にレティシアは奉仕を続けた。金糸の如く輝いていた髪はギトギトになり、所構わずぶちまけられるスペルマに霊基までも浸潤されていく。意識を飛ばされても、次の瞬間には無理やり覚醒させられる。何十回、何百回とそれを繰り返し、限界まで精神力を削られていく。
「バケモンに犯されまくってたのにさあ、まだこんだけ締め付けてくるんだもんな」
「そうそう。ずっとチンポ握りっぱなしだし。好きだよねえ」
「おっぱいローションでパイズリ……最高」
「口マンコやべえわ。上手すぎっしょ」
「ぁ……ああ、ふむぅっ……んんん!」
次から次へ突き出されるペニスを咥え、握り、受け入れる。
舌でチンカスを残さず舐めとる。丁寧に剥いた亀頭にたっぷり唾液を塗し、裏筋を舐めながら、先走りをバキューム。即座に精液が口内を満たした。
怒張した陰茎をゆっくりと、時に激しく扱く。カリをリング手コキで可愛がって、グローブの腹で鈴口を撫でる。手が白く染まった。
呼吸に合わせて腰をグラインドさせ、竿をしならせながら締め上げる。ゆっくりと引き抜いて、一気に挿し込む。最奥に子種が注がれた。
「ん゛んぁああん!ふゔぅううう〜〜!」
イって、イかされ、イかせてはまたイかされる。絶頂しているのかそうでないのか、分からなくなるほどに……
「呆れた。こんな売女、さっさと壊れてしまえばいいのに」
心ない言葉が刃物のように少女の心を切り裂く。
「(仕方ないの……仕方ないのにぃ……)」>>276
「あんまり言ってやんなって。俺らは助かるためにレティシアを犯す。レティシアは俺らを助けるためにご奉仕する。みんな気持ちいい。何の問題もねえ……よおっ!」
ごぶっ!どぶどぶびゅうう!
「で、てるうっ!ぅあ、い、イイっ……イ、イック、イッ……あはあぁあああ〜〜!」
みんなを助けるため。私の弱さを清算するため。そう強く強く言い聞かせながら、レティシアは一人、また一人と男たちを「処理」していった。
「ぶぐううっ!んんぐうう!ぶぶうぅああっ!」
「はい21人目〜!まだまだイケるね、ド淫乱聖女様」
「かはっ……は、ひぃ……ごほ、ごほっ!あっぐうううう!?」
イラマチオでぶちまけられた精液が口元から溢れ、股間から尻穴から雄汁がピュッピュッと噴き出す。そんなレティシアの恥態に辛抱堪らなくなったか、男たちを跳ね飛ばしてその矮躯にグールが覆いかぶさった。腰と脚を押さえつけ、腕ほどもある怪根を叩き込む。
「がぁはああっ!?んぐううああっ!だ、め……こんな、ゔああぁああーっ!」
人間離れしたサイズのそれを、ぬかるむ女陰はじわじわと呑み込んでいく。腰骨が押し広げられる。膣道がメリメリ音を立て引き裂かれる。こんなの、耐えられるはずが……
「〜〜〜〜〜ッ!!!」
最奥を征服され、劇感が背骨を突き抜け脳天まで響いてくる。内臓が押し上げられて息が止まる。酸素を求めてぱくぱくと口が開閉する。言葉にならない悲鳴が漏れる。
「ちょっとちょっと!君のステージはもう終わったんだよ!困るなあ……」
グールは創造主の命令にもお構いなしに一心不乱に腰を振る。
「あがぁあああ!っくふぅ……ん、あぁ……ひぎぃいいいいい〜〜っ!」
空中で大の字に固定され、身動き一つできずに突かれまくる。凶器が抜けきるほど身体を持ち上げられ、そこから奈落へ墜とされる。膣道は摩擦で火花を上げ、子宮口は容易く突破を許す。串し刺しにされて身体が強張り仰け反ると、次の瞬間には潮を噴き上げてかくりと脱力する。
「ま、見せ物としては上々かな。頑丈でいいねえ。普通ならとっくに死 んでるよ」
少年だったモノにも感情が残っているのだろうか。グールの責めは怒り狂ったように暴虐の度合いを増す一方。レティシアが何度気をやっても、イキ果ててもお構いなしだった。>>277
「あ゛あぁっ!かは、ぁ……っぐう!ん!んん!も、もぅ……!」
雌割れに杭を打ち込むが如き非情のピストン。いくら変身しているとはいえ、耐え切れるものではない。
「(私、このまま……犯し殺されてしまうの……?)」
これがプレラーティなら、ベルゼブブなら。抵抗の意思を持てたかもしれない。だが、この相手には……
「(ああ……これが、罰。あの子を守れなかった、罰なんですね……)」
グールのオナホールと成り果てたレティシアの心に浮かんだのは、か細く震える少年の姿。あの時、側にいてあげられなかった後悔。彼が怒り、悲しみ、絶望をぶつける相手は自分しかいないーー
弛緩し切った肢体に、少しだけ力が戻った気がした。激しい陵辱に曝されながら、必死に言葉を絞り出す。
「いい、ですよ……受け止め、ますからぁ……ぜんぶぅ、吐き出して……くださ……」
刹那。理性の欠片も残っていない筈のグールの眼に、確かにレティシアの微笑みが刻み込まれた。
「■■■■■■ーー!」
濁流が押し寄せる。子宮を埋め尽くしてなお到底収まらないそれは、出口を求めて結合部へと逆流していく。
「ひぃあああああぁあああぁぁ……イッグゥウウウううう〜〜!いぃ、イって、イってるのにぃいい!?とまらにゃ……んああぁあああああ〜〜っ!」
ぶっしぃいいい!じょぱああああ!じょぼろおおおおっ!
津波の如く、数十もの絶頂がレティシアを打ちのめす。乳首からおっぱいが噴き出し、びくんびくん跳ね回る股間は止めどない潮吹きと大量失禁で決壊状態。イき過ぎて、快楽神経の暴走を止められないーー
「ぁーー、あ……んっ」
膨れ上がった胎からごぼごぼ精液を溢しながら、崩れ落ちる少女。
「いよいよジャンヌ様もお終いかなあ?そろそろ宣言してよ。『淫乱痴女のジャンヌ・ダルクは、永遠に性処理器具として皆さんにお仕えします』ってさあ!」
--身体を起こす。首を、横に振る。それだけは……絶対に--
魔術師の舌打ち、グールの殴打、殴打、殴打。三つ編みを掴まれ、執拗な腹部への打撃を受けて下品な音と共に逆流した精液を吐き出す。放り投げられて地面に転がったまま嘔吐を繰り返すレティシア。>>278
「あ〜あ。このままじゃ全員イかせる前に死んじゃうよ?つまんない意地張って、約束破っちゃうの?ひっどーい」
「ん、ぅ……ごぼっ!ぐぶっ……えふっ……」
吐瀉物に赫が混じる。戦装束の物理保護ももう限界。ここまでのダメージを受けては、聖なる加護で強化されたコスチュームも頑丈な布でしかない。
「(でも……まだ……へんしん、解けてない……耐え、続けなきゃ……)」
友を救う。邪悪を倒す。一縷の望みに縋る少女の悲壮な決意をあざ笑うかのように、魔術師は現実を突きつける。
「それ、君たちの頑張りじゃないんだよねえ……こいつらの精液にだって多少の魔力はある。塊喰いみたいなもんかな?絶え間なく搾り取ってれば身体強化くらいは保てるさ。いやァ、本当!最ッ高に情けない変身ヒロインだねェ!」
そう。この状況に耐えるためには、絶対に変身を維持しなければいけない。だが2人にはもうその力が無い。
故に。こうして精を注いでもらわないといけないのだ。
潤んだ上目遣いで。夥しい白濁を呑み込んだ子宮で。広がりきった尻穴で。精で粘つく喉で。極上の女体の全てを使って凌辱者に媚び続けなければ、ジャンヌは……レティシアは戦えなくなってしまった。
「変身が解けて負けるか、精に溺れて屈するか!さあ、選びなあぁ!」
怪物に嬲られ、魔王に敗れ、学友に犯し抜かれた。頼りの聖処女ジャンヌも既にいない。
――私に勝ち目はないんだ。だから、もう……
レティシアの中で、決定的な何かが折れた。
「もっと……」
空気がざわつく。彼女を取り囲む肉棒が逞しさを増す。
「もっとくださいぃぃいい!」>>279
誇りをかなぐり捨てておねだりをする少女に四方八方からザーメンの雨が降り注ぐ。
「あ、あつぃいいい!?ふぁあ……んはぁあああん……っ!」
男たちが群がる。敗北ヒロインの穴という穴を貫く。2穴責め、ブリッジピストン、種付プレス……輪姦の最中も子宮は精を求めてきゅんきゅんと疼き、貪欲に肉棒を食い締める。それに促されて吐精は延々と続き、前後の穴へ溢れるほどの獣欲をぶつけられる。
「ぁぁぁああぁぁ!んむぐぅううううぅぅうう~~~!」
口内、膣内、尻穴。ありとあらゆる場所に精液が流れ込んでくる。ばちばち視界が明滅し、肢体がぶるぶる痙攣する。ザーメンは髪にもグローブにもニーソにも注ぎ込まれ、救国の聖女を最低の精液オブジェに変えていく。
「んひ、あうんんんんっ!イッ……イクイクイク、いっぐぅぅぅぅぅううう!」
ぶっしゃあああああああっ!じょばじょばばああっ!
間欠泉の如く噴き出す淫潮。愛液と尿と精液の混合物が、陰茎を押し出すように溢れ出してくる。
「あ゛あ゛ああっ!うあ゛ああぁ、ふぐううううっ……!」
痙攣する肢体が最高のバイブレーションとなって雄の支配欲を刺激する。入れ替わり立ち替わり、休むことなくレティシアを犯し続ける学友たち。快楽の無限連鎖に陥ったレティシアに、這い上がる術は残されていなかった。>>280
守るべき人々に徹底的に嬲り尽くされたレティシアは、精液だまりにその身体を横たえていた。
「全員イかせて助けるなんてさすが聖女サマだねェ!その前に君が何回イッたことか!100や200じゃきかないよね?それでも死なないなんて、信仰心の賜物かな?」
嘲りとしか取れないその言葉は、瀕死の少女に届いたかどうか。
「(やくそく、守れたけど……もう、戦えな……)」
焦点を失ったレティシアの瞳から零れる涙。それを舐め取り、魔術師は白濁に塗れた聖女にうっとりとした視線を向ける。
「綺麗だ……これから天に召されるに相応しい姿だよ」
「ぁ……ぅ……」
「それじゃ、トドメといこうか」
自力で立つことさえできないレティシアを、触手が拘束し吊り上げる。虫の息といった様相の乙女に、最後通牒が突きつけられる。
「さようなら、ジャンヌ・ダルクゥウウウ!」
プレラーティの宝具たる魔本、ベルゼブブから放たれた凄まじい魔力の奔流が殺到する。更に身体を締め上げる触手からも魔力を流し込まれ、中から、外から灼かれていく。
「きゃああぁあぁあぁあぁあぁああああ!」
邪悪を撥ね除けるコスチュームが引き裂かれる。焼け焦げる。闇の力に屈した変身ヒロインの象徴がボロボロに崩壊してゆく。
「ふぁあ゛あ゛っ、ひぐぅうううううぅ~~~!」
ぴき、びしっ……ばきぃいいん!
そして、限界をとうに超えていた霊核への決定的な損傷。
「あぁあああぁあ"あ"あ"ぁ"あぁあぁ"あ"あ"あ"あ"あ"あっ!!!」>>281
ぶっしゃあぁあぁあぁあああああ!
背骨が折れるほどに身体を反らし、股間から猛烈な潮を迸らせる。母乳までも噴水のように噴き出し――涙、涎、小水……ありとあらゆる液体を垂れ流してイってイってイキ続けた。
それがどのくらい続いたのだろう。ブレーカーが落ちるように全身の力が抜けていく。
フラッシュバックする記憶。脳裏を過ぎる学園生活。ルームメイトとの他愛無いやりとり。戦いの日々。刻まれる快楽。敗北と陵辱。いつからだろう。私、こんなに……淫にーー
「(聖女様、みんな……ごめんなさーー)」
声が枯れ、痙攣する力さえ尽き果て、脳までも活動を停止する。最大級のアクメを極め、変身少女は遂に沈黙した。
「ふふ、あは、あーっはっはっはあ!」
聖女が地に伏し、悪魔の笑いが響く。背徳的なシチュエーションに促された男達が、惨めな敗者に更に白濁を浴びせかける。
ぼびゅ!どびゅるう!ぶっびゅうう!
群がってきた海魔、触手もレティシアへありったけの粘液をぶちまける。降り注ぐ汚液の匂いにも感触にも、彼女は反応を示さない。完全なる敗北を喫したジャンヌ・ダルクが、白濁の海へ沈んでいく……>>283
お疲れ様です
徹底的な素晴らしいヒロピンをありがとうございます。夜のおかずとしてとてもありがたいです
やっぱり、ぼろぼろにされるレティシアちゃんエロいですね。最後も楽しみに待ってます>>283
お疲れ様です
そして新年から濃厚なヒロピンをありがとうございます
正直にもうしますとラストのトドメ刺されるシュチュがとてもとてもツボでした
休日最終日に良いもの読めました>>283
個人的にボロボロび犯された後に敵の攻撃受けた衝撃で精液が噴出しちゃうのが無様でエロくてツボです冬木市におけるカレン・オルテンシアとなんでもない男性(つまりモブ)のSSです
○本編は男性一人称が回想する形でお送りします
○おそらくHA時空の延長っぽい感じな世界です
○ざっくり言うとカレンが性欲処理する話です
どうぞどうぞーな方はお楽しみくださいませ>>287
これは、また逢えるかもしれないという希望を込めて書き記す一夜の出会いなのだが。
心に決めた彼女も持たず、週末の夜は毎週歓楽街に赴き、気に入った女に声を掛け、抱く。そんなサイクルの中に現れた霞のような少女がいたのだ。
やけにむしゃくしゃした気分になると私は新都のメインから少しだけ逸れた夜の街に行く。
そこは冬木の盛り場だ。酒でもの悲しさをごまかして、女ーー女性の多くは男ーーでもの寂しさを埋める、馴れあいのための社交場だ。
表通りでナンパをするのはお遊びの範疇だろう。釣れるか釣れないかの駆け引きを楽しむことができるからだ。最もボウズで癇癪を起こすような人間はまた別の話とする。
だが、こんなところに来るような人間は、その時点で馴れあいを求めている。当たる当たらないの次元ではないのだ。そこにいる人間は4種類しかいない。声をかける男と声をかける女、声をかけられる男と声をかけられる女だ。
私は声をかける男の側である。
小柄な女が好きな私は、その晩も気に入った女に声をかけ、日々の慰めをしようとしていた。珍しいことに断られたのだが。(そして断られた理由が「外国人がいい」ーー冬木は外国人が多いーーとどうしようもないので、そこそこショックを受けた)
しかし珍しい日は珍しいことが続くもので、普段声をかける人間である私が声をかけられたのだ。>>288
その白髪の女は歓楽街というにもあまりにも性的な格好だった。
レオタードに近いかもしれない服装だったのだが、あるべきはずのスカートがなく本来隠されているはずの場所はタイツに包まれただけだった。
とにかく上下のボリュームがアンバランスだった。上半分だけ見たらクラシックに着飾った女性だったが、下半分だけ見たら肢体のラインが丸見えで指を這わせたい欲求に駆られた。
まあ、最もおかしなところは、この体を舐め合い心を馴れ合うこの場所で男に声を掛けておいて、「今晩も、淫に駆られた男性の欲を鎮める働きをお許しください」などと両手を握って祈っていたことだったのだが。
繰り返すが、あの場で異性に声をかけておいて『欲を鎮める』とはよくも言ったものだろう、男を求めたのはキミではないか。少なくとも私は、その時そう思った。
正直にいうと、私はその白い女性が明らかに未成年であることをわかっていた。下手をすると中学生程度の年齢ではないかとすら考えてもいた。
しかし、これまた正直にいうと、そんなことはどうでも良かった。肌をすり合わせ口と下でつながり欲望を満たせればそれで良かったのだ。
シャワーを交代で浴びた私たちは、ラブホテルのベットで裸身を晒し合い、愛撫をしあった。
援交少女を買ったこともあったので、ここに至って目の前の女性が少女であると確信を持ったのだが、それをかき消すほど驚いたのはその少女の肌が異様にーー外国人の多い冬木で見慣れていてなおーー白かったことと、あまりに生傷が多すぎたことだった。
アルビノという奇異な見た目、身体中の血の滲み、そして学生でないにせよその年齢でこんな夜の街に異性を求めてやってきたこと。複雑な事情は考えるよりも先に頭に浮かんできた。彼女が男性のモノを扱うのが手慣れていたのも手伝ったかもしれない。
私たちはお互いの身体を触り合いほぐし合い舐め合った。>>289
強い刺激が好みだったのか、生傷のにじんだ血を舐めとってやると身体が跳ねて白い肌に興奮の朱が差していたように思う。
いつからか少女は触れるよりも触れされる方に代わって行き、私の淫行を完全に受け入れていた。
仰向けの彼女の脚を開き、犬のように舐めしゃぶった。
毛の一本もないソコは充血し、オトコを受け入れる準備が出来ていた。
正常位で挿入した私は、少女の秘所が己の怒張で歪んだ姿に満足を覚えながら、一方でキズだらけの矮躯で男根を受け入れる少女に憐みを感じていたのだ。
緩やかなストロークに対して苦しみと性感の混じった表情を見せる少女。しかし喘ぎは快楽をバラし、膣圧は女として男を絞る。
一度目の吐精は早かったように記憶している。私は少女の小さいナカに限界まで押し込んで流し込んだ。
しかし、「この早漏」などと罵られては意地を張ってしまう。
痙攣した膣内を感じていたの彼女も軽い絶頂を迎えていたことはわかっていたが、私は挿入したままに彼女の体を反転させて後背位で行為を続行した。
打って変わって今度は少女の方が鳴きだした。後ろからめちゃくちゃに突きながら弱点を探してやろうという算段だったのだが、彼女のナカはピアノーーあるいはオルガンーーのようにどこを擦っても善い反応を返してくれた。柔らかな乳を背後から揉むとハリがあって、まるで積もっている途中の雪を靴で犯しているような快感だった。
遂に四つんばいの姿勢すら取れなくなった彼女に、さらに結合部を密着させて掘るように突いた。華奢な身体でも尻は柔らかいもので、ピストンのたびに下腹部にあたるムニッとした感触が気持ち良かった。
腋をくすぐって耳と頬を舐めしゃぶると膣内が蠕動し彼女の腰が跳ねた。シーツと乳の間に両手をねじ込んで乳首をいじめながら突けば甘い声はさらに高まり、繋がった性器同士で愛液と先の精液が混じり合い、繋がったところをさらに絡ませあっていた。
そしてついに私は二度目の吐精をねじ込むように注ぎ込んだ。性欲そのものを削り取るような快楽が続いていて、私はそれをより深く味わおうとして、精を吐きながら奥へ奥へと押し進め、そして彼女の子宮の入り口に亀頭を押しつけていたのだった。
男根を女陰から抜くと溢れ出した精液がこぼれ、張り詰めたままのそれで尻の割れ目にそわせながらなぞってやると絶頂したままらしい少女は小刻みに震えた。>>290
気の落ち着いた私は同じく落ち着いた様子の彼女とピロートークを試みた。それはいつもしていることだった。目の前の性欲をぶつけ合うだけの『女』を名前のある『誰か』という個人にするのは私にとって必要なことだった。
驚くべきことに少女はシスターだった。たしかに神に祈ってはいたが、信徒どころかであったのだ。
しかし、さらに驚くべきことは他にあった。
少女は必ずしも性を求めていたわけではなく、主への祈りと主へ祈る男性の淫欲を晴らすためにその身を捧げていたというのだ。
少女は言った。「あなたの欲が晴れるまで、今晩私はいくらでも私の体をあなたに捧げましょう」などと言った。
そうして、再び私たちはーーむしろ私1人というべきなのかもしれないーー行為を始めた。
何度も何度も、彼女の口にも膣にも、そして肌にも精をすりこんだ。その全てを彼女は受け入れていた。
さながら悪魔に捧げられた生贄のように、今思い返すと思われる。欲望のはけ口という言葉があれ以上に見合う状態を、私は上げることができない。
私は犯し、犯し、犯し、犯し、そして犯して、彼女を犯した。彼女を壊さんばかりの欲望は、しかし彼女に受け入れられて包み込まれていた。途中から彼女は気をやっていたようにも思われるのだが、結局私も気をやるまで彼女にふけっていたのだ。
そして、明けた朝目を覚ますと、部屋から彼女は全く消え失せていたのである。>>291
あの夜、たしかに自分はあの可憐な娘を抱いていたのは間違いない。しかし、あの夜、聖女に抱かれて眠ったのは自分だったような気がするのだ。
はじめて、私は自らが抱いた女性のことをもっと知りたいと感じた。
願わくば、朝には消え去った彼女ともう一度会えるのだとしたら、次は体に触れない純粋な語り合いをしたいと、私は願っている。
書き終えた男はふと考えついた。
「もしや週末探せば逢えるのではないだろうか」
男は、それもありかもしれない、と穏やかに笑うといつものように夜の街で快楽にふけるのではなくて、改めて翌休日の予定を考え直すことにしたのだった。
あるいは、神にでも祈る気分になれば、もしかすると。>>293
「う"っ…………あ、ぅあ…………」
ひゅっ、ひゅう、と引きつったように息を取り込む。その姿に人類…………今では汎人類史最後のマスター、と。
そう呼ばれ、幾度も困難に悪意に倒れそうになりながらもなお気丈に立っていた凛々しさは見受けられない。
カタカタと、あるいはヒク、ビクンと。小刻みに震える黒い礼装に隠されることのない素足。
その付け根には、大ぶりの蛇にも似た…………否、あるいはそれそのものやもしれぬ硬質な金属のケーブルが埋め込まれ、彼女が呼吸をするたびにずるり、ずるり、と脈動にあわせ少しずつ侵入を深くしていた。
カルデアベースから出立する前に行ってきますと頭を撫でた白い蛇の鱗にも似た、けれど、決定的に違うつるりと滑らかなのにゆるく波を打つ感触が自分の中へ、中へと潜り込んでいくことが恐ろしく…………じわり、と、感じているものがただそれだけではないことが自分自身わかってしまうのがどこまでもおぞましい。
知らず逃げようと身体をよじらせ
「……動くことは推奨していない。目的は検査とはいえ、あまり激しく動作されると、不測の事態の可能性が高くなる」
聞き慣れた声が、温度のない、聞き慣れない響きをもって少女に投げかけられる。
声の元に居るのは烏のような、あるいは白蛇のような袖の長い礼装に身を包んだ白髪の男。ではない。
全身をぴたりとした、金属の光沢を放つスーツに包み、首から上全てを鳥のような蛇のような独特の意匠を持つ仮面が覆った、シルエット以外は人のそれとは言い難い異形。
医神アスクレピオス
ーーーギリシャ異聞帯において、生きながらに人ならざる神の一柱となる道筋を辿った、異聞帯の彼だった。>>294
ず、ずずと入り続けていた端末が、動きを止める。こつり、と抵抗する膜に当たった。
「…………ぁ、ぉゎ、…………?」
少女の安堵したような声に異形はひととき、押しだまり。喉を震わせ。
「………………Χαλαρώστε」
ほどけろ、と。
端末は律儀にその命に従い、くぱりと、彼女の中にその身を半ば以上埋めたままに、撚った糸をほどくように先端から裂けさせて。
縄のような太くだけどひとつきりだった蛇は、細く数多の蛇に分かたれ。
ひとつひとつは小さくとも無数の指針を得たレンズが端子が鼻先が舌先がやわらかな牙が膜には一切触れぬままにそれ以外に触れ、探り犯し尽くし。
ほんのわずかに子休止を得ていたなか牙を剥いた突然の暴虐に。
「ーーー〜ッーーーー!!」
声もあげられないままに、少女は全身ごと首をのけぞらせ、喉を晒した。
ーーーーー>>295
「検査すべき内容はまだまだ存在するが…………もう限界か。現在のところは眠っておくといい」
終わりを告げるのも突然に、体温で温んだチューブの先端ひとつひとつから薬液が吐き出される。ひやりとした感触は一瞬だけ。即座に粘膜に馴染み、浸透し、それに従い少女の意識は霞んでいった。
「…………どうし、て…………?」
ーーーどうして、殺さないの。
検査。そう銘打たれて口から孔から、表皮から管ひとつひとつに至るまで無機質な金属に文字通り隅々までまさぐられ…………膜を破ることだけはしなかったけれど、それに思い至ることもないほどに身体は疲弊しきり。四肢も、瞼も、感覚ばかりは敏感に刺激を拾おうとしてもそれ以上に思考も肉体もなにもかもがもちあげて動くのには重たくてしかたなくて。
疲労に重ねられた薬によって完全に意識が塗りつぶされる刹那、なにか、唇に柔らかいものが触れるのを感じたような気がした。
ーーーーーーー>>296
ーーーーーーー
こくり、と。
与えた薬の作用で意識を失った少女の喉が確かに動いたのを確認し、唇を離す。
頭を持ち上げたとき、額にかかる髪が離れがたいかのようにほんのわずかに絡まり、なぜだろうか損傷に近いものを受けたとアラートを知覚する。
「…………どうして」
眠る前に少女の言っていたことばをなぞる。
解答、不可能。解に至るための情報が不足している。
どうしてだと言うのならば、自分の行いが不可解だということは理解しているのだ。
彼女は汎人類史のマスターであり、自身の世界を守ろうと言うのであれば滅ぼすべき存在だ。
それを捕縛し、己の神殿へと連れ帰り。
あまつさえ本来の目的であったアトランティス人、オリュンポス人にあらざる存在を調べるのみには飽き足らずに。
彼女に神血(イコル)を与え眷族へと変えようとしている、などと。>>297
ーーー第一、神血(イコル)を与えるために直接的な肉体接触は本来必須ではない筈なのに。
神血(イコル)の本質はナノマシンであり、空気中に漂わせたところで破損することはない。ただ取り込ませるだけならば、己のオドとナノマシンに満ちた神殿内から外に踏み出すことのない虜囚のままに生活をさせるだけで十分であるし、そのほうが少しずつだが確実に吸収され、また、拒絶反応や中毒症状の危険性も低くなる。汎人類史側のサーヴァントが彼女と同じように女神アルテミスの矢から逃げ延びたところで旗頭がこちらにある以上は急ぐ必要なんてない筈なのだ。
なのに、なぜ、自分は…………。
聴覚器官にも魔力センサにも反応がないのに、ザザ、と。また、何処かでアラートが鳴る音が聞こえた気がした。
ーーーーーーー
以上です。お目汚し失礼しました。先日新しいスマホを買ったので、性癖をブッ込んで寝る
前に自分が妄想した、色町特異点(女性は男性の奴隷になる、ご当地令呪があるetc)的な
いらっしゃいませ、〇〇様。お待ちしておりました。
本日はこの藤の奴隷展覧会にお越し頂き、誠にありがとうございます。本日はごゆるりと……、堅苦しい?
これは失礼しました。〇〇様には先日大変お世話になったので。取り敢えず多少フランクを目指してみますね。コホン、ではこちらへ。ええ、我がカルデア自慢の雌奴隷達です。
おっと、入場前にここで契約書を書いて下さい。ざっくり説明すると、書類には『入場料は1人50万QP』『中でお金を使う場合、所持する奴隷を代わりに譲渡可能』『お触り禁止』『飲食禁止』『中で怪我をしても責任は負わない』『ルールを1回破る度に罰金80万QP』といった事が書いてあります。
〇〇様が破るとは考えていませんけど、一応これも商売なので。あれです、コンビニでお酒や煙草を買う時の年齢確認みたいな奴です。
書きました? ありがとうございます。それでは、ご案内します。>>299
お待たせしました、こちら展示会場です。
まずは俺の自慢の奴隷。奴隷1号のマシュと2号のリッカ。こうして縛り上げて、双頭バイブでお互いに犯せるようにしてあります。
「ん、ん……♡ ちゅる、れろ……♡」
「はぁ、ぁ、んちゅ、せん、ぱい……♡」
まぁそんな事しなくても、この2人は喜んで百合ックスするんですけどね。後ろ手に縛り上げた上、片足をあげてアソコは丸見え、自由に移動もできないのに、器用に舌キスしながら腰をへこへこするとは、器用なものです。
じゃあそんな2人のために、ちょっと手助けをしてやりましょう。ポチッとな。
「ひぎぃっ、ふぎぃぃいいい♡」
「ふぇぇぇっ♡ またえっちなおくすりぃ♡」
彼女達のア ナルに突っ込んであるパイプに媚薬を流してるんです。直腸からの吸収ですからね、雌奴隷に相応しい醜態を見せてくれますよ。あ、媚薬は無害な物なのでご心配なく。
「あっ、あぁ♡ ご主人様ぁ♡ さいこぉ♡ もっとイジめてぇ♡」
「んひぃっ♡ えっちなおくすりでおなかの中焼かれてイくぅ♡」
ほら、腰の振り方が比較にならない。この街に来て性欲がハンパ無く上昇してるんですが、彼女達性処理係がとても優秀なんで、夜は俺のち〇ぽが乾く暇もありません。
まったく、マシュは1個違い、リッカは同い年のくせにえっちですねぇ。元々そういう才能があったとしか思えないですよ。
「ばかぁ♡ 私達を゛ぉっ、こんなにっ、ひっ、したのはぁ♡ ご主人様じゃないのぉ♡♡」
「あ、あぁぁぁ♡ そう、れすぅ♡ わらひたひをっ、こんなにした責任、取ってくだしゃいぃぃ♡♡」
分かってるよ、最後までちゃんと面倒見るから安心してイキ狂いになって、また気絶しちゃえ。
俺的にはこのまま2人を見ていたいんですが、もう後は喘ぎながらぱこぱこしてるだけなんで、次に行きますか? 分かりました、行きましょう。>>300
中央通りの教会はご存じですか? ご存じ? それは重畳。ええ、ここにはあの教会に勤めるシスターの3姉妹もいます。二重の意味でシスターとか思った人は多いと思いますよ。
んんっ、下らないギャグを失礼。ああ、ちなみに次女と三女は俺の所有物ですが長女だけは借り物ですので、お間違い無く。彼女には既に良い人がいますんで。
彼女らはこうして手足を埋め込んで、乳首には微弱な電流を流すベルをクリップで留めてあります。調教の甲斐あって、次女は同じ音を聞かせれば母乳を分泌して甘イキします。長女は俺の奴隷じゃないですし、三女はまだ幼いのでそこまでは行ってませんが。
「ん、んんん~っ♡」
「はぁ、はぁ、はぁ……♡」
「あ、あぅ、びりびり、きもちいいです……♡」
次女は元々素質があったのでしょう、俺の調教を受けて次々才能を開花させます。例えばこうやって尻穴にプラグを差し込んで重石をぶら下げていきますね。もちろん、落としたら罰ゲームです。1個、2個、3個……。
「ぁ、お、ぉぉ……♡ おしり、ひだひだ食い締めて、きもちい……♡」
4個、5個……。
「う、ふ、ふひぃ……♡ ひっ、も、もう、おちっ、る……♡」
ここで一息にもう5個追加っと。
「ひ、あぁああぁぁぁっ♡ イくっ♡ イぎまずぅう♡♡♡」
あーあー、落としちゃった。凹凸エグいプラグを落として、おま〇こに触ってないのに潮も噴いて、淫乱ですねぇ。しかもこんな煩くしながら落とすなんて、これは後で罰ゲーム決定ですね。バイブ付き木馬に乗せて市中引き回しの刑にしますか。
「あー♡ あ゛ぁ……♡」
期待した顔して、本当にだらしない雌ですよ。令呪で絶頂禁止も視野に入れないといけませんね。
……え、残る2人にも重石を? 良いですとも、プラグを持って来ますのでお待ち下さい。病気対策に、性具は個々人で1つずつ所有させてるんで。
「あ、と、トナカイさん……♡」
「ま、ぁ、待って……♡」
駄目、待たない。三姉妹仲良く、無様なアヘ顔をさらして○○様を楽しませてね。>>301
最近調教に熱を入れている子でしたらこちらです。角が生えた希少種。年齢は12か13ですが、ハイティーン並の発育で、大金をはたいてとある人から譲って貰った子です。
初心な上に未通でなくなった事を気にしていたので、今はテーブルに固定しています。手足が机の脚に縛られているので、局部を隠せない形ですね。
ほら、清姫、〇〇様だよ。ご挨拶は?
「は、はひ……、ぃ……」
きちんとお返事ができない悪い奴隷ですみません。ちょっとお仕置きといきましょう。
「あひ、あぁぁぁっ♡」
この子には特殊なバイブを差し込んであって、クリトリスの裏側から刺激できるようになっています。
普通なら飛び出た頭だけしか触れない箇所ですが、このバイブのお陰でより強い性感を得られる裏側をイジめられるというワケです。
「ごめんにゃさ、あ、あぁああああぁっ♡ は、はじめまし、ひぃっ♡ あひぃいいいいい♡」
もう少ししたらア ナルの調教も始める予定です。前の持ち主はそっちは使わなかったようなので。そこでゆっくりと彼女が俺のモノだって理解させて、最後に処女膜を修復してから、改めて純潔を貰う予定なんです。
そうだよね、きよひー?
「んあぁはぁぁ♡ は、はひっ♡ きよひめはっ、下らないこだ、わりでぇ♡ ご主人様に迷惑をかけるっ、わる、っい奴隷なんれしゅぅぅ♡♡」
はい、よくできました。それじゃあこっちのスイッチを入れてあげるね。
「んほぉぉおぉっ♡ 勃 起したクリ、ッ、くるくるって、イジめられぇ♡♡♡」
あのバ イブはリング型のブラシが内蔵されているんです。スイッチを押すとクリの根っこを磨くようにイジめてくれる珠玉の一品なんですよ。オーダーメイドなので高いんですけどね。
それじゃ清姫、俺は〇〇様のご案内を続けるけど、暴れてバイブを壊さないよう、たっぷり快楽を貪ってね。今朝みたいに気絶しても良いよ?
「ふああぁぁ♡ しゅごひっ、しんじゃっ、しんじゃうぅ♡ イく、イく、イくイくイくぅぅぅぅ♡♡♡」>>302
とまぁ、今お見せできる奴隷はこんなとこですね。
……随分と奴隷に入れ込んでいる? あはは、〇〇様もしかしてまだ奴隷を使い捨てになさってるんです?
奴隷は道具と同じですよ。心を込めて大切に使い、メンテナンスを怠らない。それだけで物凄く長持ちします。それに彼女らは生きていますから、快楽人形の仕事をしていない時はサポートして貰えますしね。
分からないって顔してますね。なら、こう考えてはどうでしょう、無駄な出費を抑えるってね。使い捨てして100を失うか、維持のために50を失うか。
それでも分からない? ああ、じゃあ仕方ないですね。
皆さん、入って来て良いですよ。
青い顔してどうしました、〇〇様? 言っておきますが、彼女達はそちらに譲渡するための子じゃありませんよ?
ああ、その顔、理解しているみたいですね。ええ、そうです。彼女達は貴方が使い捨てにした女性達です。こちらで助けられる人は全員助け、俺の奴隷として保護し、治療しました。当然、皆怒ってますよ?
そちらの××さんはあなたに開発もされてないア ナルセックスをされた挙句、括約筋が切れてダストシュートにポイされました。
あちらの△△さんは戯れに殴られた結果、腹にできた青アザを気味悪がられ、雨の路地裏に投げ出されました。
こちらの□□さんは四六時中休みなく飯炊きに洗濯掃除とコキ使われまくり、過労で倒れてチンピラに叩き売りされました。
そりゃあ恨み骨髄ですよ。アンタを許す理由なんて1つもありません。
それじゃあ皆さん、隷呪を以て命じます。――その恨みを、存分に晴らしなさい。
ああ、俺はアンタに恨みはありませんよ。ただの仕事です。
だって最初に契約書にサインしたでしょう? 『中で怪我をしても責任は負わない』ってね。それでは。
終わり
ちょっとダークヒーローなぐだ男君を書きたかった。この後、雌奴隷サーヴァントの皆をお風呂に入れて、皆のためにカレーを作ります。"穂村原学園、3年C組の教室"
「えぇと…空欄は"Which"です」
「よぉし○○君!ちゃんとWhichとWhereの違いを掴めてるわね!あ、ココ間違えちゃった人は絶対絶対要チェックだからねぇー!?いーい?このHotelが場所と思って頭ごなしにWhereを関係詞として入れちゃうっていうのはーーー」
ーーー今、目の前の教壇に見えるあの女性(ひと)は俺の担任で、英語の教科担当でもある。ここまではどこの学校にもありふれた話かもしれない。さして人と違っていると言うことは無いと思う。でもこの女性は……。
「よーし次は単語問題ね!EarlyとFast、あとはQuickやSwiftなんかもあるけどこの辺りの区別はーーーー」
ーーーー俺の、姉代わりの女性でもあるのだ。彼女が一生懸命に授業をしている最中、不躾にも俺は観察して考える。底抜けに無垢で、明るくて、うるさくて、わがまま。でもその癖して何故か俺はあの人が心から信頼できて、安心できて、尊敬できる。そんな、単純なようで結構不思議な性格をしているのがこの女性だ。忙しなく教壇と黒板を行ったり来たりして、明るい栗色の髪が絶え間なく揺れている。この教師モードの時の真面目さなんかはもっとうちに居る時でも発揮されていいと思う。特にご飯時とか。
そんな事をぼやっと考えつつも、藤村大先生の授業はどんどん進んでいく。しかし恐るべしこの英語教諭。まるでマシンガンみたいに説明も補足も板書も矢継ぎ早に飛ばしてくるのに何故か授業が終わると大体内容が頭に入っているのだ。内容がしっかり頭にあるから、後は復習さえきちんとすれば必然的にその単元はばっちりクリアという事になる。そのお陰か我がクラスに英語に関して、落伍者は今のところ確認されていない。「ーーーうん、この時間はここまででいいわね。いずれにせよ受験で英語は避けては通れないから本番まで悔いのないようしっかり勉強しておくように!よしっ、それじゃ今日は皆お疲れ様!そのままホームルームに入るからねー」
ちらっと掛け時計を確認して授業を終え、そのまま礼を省略してダイレクトにホームルームへ入るのももうすっかり馴染みのある光景だ。クラスメイト達はさっきまでの静聴ぶりをどこへやら。ワイワイガヤガヤと昨日見たテレビ番組だとか、スポーツの試合結果とかいった雑談に花を咲かせている。
「それじゃーホームルーム始めるわよー。……うん、今日は連絡すること何もなし!じゃあ皆また明日も遅刻せずに来ること!分かった?」
一秒でも早くこの場から立ち去りたいであろう生徒達の"はぁーい"という若干やる気なさげな返事を聴くや否や、彼女はその顔を明るく綻ばせて言う。
「はい、みんなさようなら!また明日ね!」"その日の晩 衛宮邸、居間"
「士郎ー、ちょっとお醤油取ってくれるー?」
「はいはい。…あんまり使い過ぎると体に悪いぞ、藤ねえ」
「大丈夫大丈夫。士郎のご飯は体にすごーく良いから、そういうのは全部打ち消しあうの!」
「何言ってるんだこのバカねぇ…。年寄りじゃなくても最近は血圧が高い人も増えてるらしいぞ?だから少しは気を遣ってだな……」
こんな、取り留めもないようないつも交わしている会話。数え切れないほど繰り返して来たありふれた日常。でも、その中に俺は見るようになってしまった。
(こうしてみると"綺麗"、なんだよな………)「うぅーん、これこれ!士郎の美味しくてあったかいご飯!これの為に毎日お仕事頑張ってるってもんよー!」
(思うとこうして藤ねえと一緒に飯食べてる時が、一番安心出来る気がする)
「ん?士郎が食べないならこの肉じゃが、お姉ちゃんが貰っちゃうぞー?」
「はいはい…。ちょっとなら分けてやるから少し待ってろって」
(思えばずっと小さい頃から俺と接してくれた女性といえば藤ねえだけになる。俺には母親も、もし仮に居たとすれば姉も、とっくに置いて行かれてしまっていないから。)「えっ、マジでっ!?さっすがー!お姉ちゃん想いの弟分は違うわねぇ!うんうんっ、褒めて遣わす!」
(あんな、ともすれば無愛想だった頃の俺にずっと愛想を尽かさずに今までいてくれたひと。俺をちょっとでも人間らしく笑わせてくれて、怒らせてくれたりしてくれるひと。)
「………あっ。そういえば士郎はさ、卒業したらなにか考えてる進路とかあったりするの?一応担任として、保護者として、聞いておこうかなって」
じゃがいもを箸でその口にぱくぱく運びつつ、藤ねえがそう聞いてきた。
("進路"……か)
まだ、俺は決め切れていない。オヤジの跡を継いで、『正義の味方』になる。その目標はあの夜から勿論揺るいでなんていない。だけど、心の何処かで…引っかかる。(俺がそうなって…この街を出て行って…。多分、最後には…)
俺は多分死ぬだろう。畳の上で安らかに見守られて、なんて事は多分ない。人知れず独りで息を引き取っていくんだろう。瓦礫の山の中なのか、急拵えの野戦病院の中か。あるいは………。
急に気味が悪い程の現実味を伴って。ある景色が見えた。
俺は歩かされている。周りには人、人、人。その中の誰もが俺に石や罵声を容赦なく浴びせてくる。どうやら俺は、何かやらかしちまったらしい。
やがて木でできた足場が見えてくる。その階段を、ゆっくりゆっくりと、民衆の憎しみを全身に浴びながら上がっていく。やがて目の前に見えてくるのは赤黒く濁った血が久しく染み込んだ床板と、その真上には丸く くくられたーーー
「ちょっと、大丈夫なの士郎?ちょっと顔色悪いんじゃない?」
「え?……あ、あぁ…。大丈夫だよ、何でもないから。ええと、進路、だよな。具体的にはまだ何も決まってないけど…。そんな事聞いてどうするんだ?」
「うぅん、えっとね…………えっと………」ーーー次の瞬間、藤ねえの口からとんでもない言葉が飛び出した。いつもの藤ねえらしくもない、少しの沈黙の後に絞り出すように出てきた言葉。顔色も、さっきまでの覇気や明るさは薄くどこか弱々しい。
「………。よかったらさ、士郎。私と一緒になるとか…どう?」
(ふじ、ねえ………?)
一体なんなんだ。いつもと変わらない部屋。いつも通りに流れている下らないテレビ番組。そして見慣れた夕食のメニュー。そして目の前の、藤ねえ。見慣れたものに囲まれているのに普段通りじゃない事に若干気味が悪いとすら感じてしまう。
「…士郎、ご飯時にごめんね。ちょっとだけ私の話、聞いてくれる?」
どこか切なげに、藤ねえが独白を始めた。俺も居ずまいを正して向き直る。「私ね?この家に来た理由って最初、切嗣さんだったんだ。どこかミステリアスで、掴みどころがなくて…大人の男性って感じでさ」
「でも切嗣さんがはやくに亡くなって…。それからは士郎と一緒にこの家で過ごしていく内にね?」
「…うん」
俺にはもう、相槌を打ってやる事しかできない。単なるエゴかもしれないけれど、そうする事で藤ねえが少しでも話しやすくなるかもしれないから。
「……もしかしたら私、今からあなたを傷つけちゃうかも知れない。それでも……それでも、言わせて貰える?」
「…うん。話してくれ」
("傷つけるかも"、か。このバカねぇ)
(今更そんなの、気にするなよ。今までその何十倍も、何千倍も、俺の事を護ってくれてるクセに。)「ありがとうね、士郎」
「……それでね、切嗣さんが亡くなって私、思ったの。"あぁ、あの子はもう、この世に一人ぼっちなんだ"って。"もし、私も居なくなっちゃったらあの子は一体、どうなっちゃうんだろう"って」
(藤ねえ……)
藤ねえの言う通り俺は天涯孤独。あの災害の後に養父ーーー切嗣も亡くしてから俺に血の繋がった人間はもう居ない。"お前の小さい頃は"、なんて言ってくれる人間はもう、この地上には居ない。ーーーたった1人を除いては。
「最初は私、お姉さんになったつもりだったんだ。弟を引っ張って、いつも元気いっぱいにしなきゃって。士郎が元気を出せないならその分、私が明るく振る舞って全部全部、打ち消してやろうって」
「それから大学を出て穂群原に赴任して、士郎の担任になれた時もそんなふうだった。"お姉さんに加えてとうとう担任にもなっちゃったか〜"ってな感じで。でもその時は……陰から見守ると言うか、あくまで自分は士郎の保護者だと思ってたの」「でもね士郎。私と放課後、進路の相談したの、覚えてる?」
「あぁ。ちゃんと覚えてるよ」
(あの時交わした、ひとつの約束ーーーー)
"ねぇ士郎、ちゃんと帰ってくる?"
妙に鮮明に思い返される、あの夕暮れ時の教室。あの時の俺の意図を、藤ねえは単なる担任として以上に、最大の理解者として汲み取ってくれた。
「あの時私、聞いたよね。"ちゃんと帰ってくる?"って」
「あの時さ。私、色々考えたの」
「もちろん、担任としても保護者としても私は士郎を応援したかった。切嗣さんみたいになりたいって士郎が想ってるなんて事は私、最初っから分かってたから。分かってたのに。後は笑って送り出して、お姉ちゃんらしくどしっと構えて、"留守番は任せろ"なんて言って、それでその話は終わらなきゃ行けないのにーーー」「ーーーでもね士郎、でも………ね、っ………!」
(!!……………)
俺は勝手に思いこんじまってた。まったく大馬鹿にも程がある。"藤ねえは泣かない"、"いつも笑って馬鹿を言ってくれる"なんてーーー。
でも結局藤ねえだって、街中にいる普通の女の人と同じなんだ。笑う時もあれば当然ーーー
ーーーその感情を露わにする時だってあったんだ。
「士郎っ………行かないでよぉ……!」
「私ねっ……!初めてその時自分で気付いたのっ……!」
「士郎の事がっ、好きなんだってっ……!」
「ふじ、ねえ………」
ポロポロと涙で顔を濡らして。いつもよく通るあの声をつまらせながら、俺に、藤ねえが。頭を思い切りハンマーで殴られたような感じがする。この文脈で"Like"だと解釈する程、俺だって朴念仁な訳じゃない。
「いつもおいしいご飯を作ってくれてっ……!……いつも私を笑わせてくれてっ……、私の話で笑ってくれてっ……!」
「気づいたら士郎のことばっかり考えるようになっててっ………、私っ…、士郎がどこかに行っちゃうって時になってぇっ……!初めて自分の気持ちに気が付いてっ……!」
「……おいしいご飯もっ、家仕事も何も要らないからぁっ……!ずっと私の側に居てよっ………しろぉっ……!」
「ごめんね……士郎っ…。こんなっ…お姉ちゃんで………っ、ごめん、ねっ……」「やっぱりっ…、気持ちっ……悪いよねっ………?ごめんねっ……」
「でもっ……!何処にもっ、行って欲しくないのもっ……!切嗣さんみたいになって欲しくないなんて事もっ……全部本当でっ……!でもっ……それをっ、……それを応援っ、しなくちゃいけないのだってっ、それもっ…、全部本当でっ………!」
「もう私っ……!どうしていいかっ……!なにも分かんなくなってっ……!」(この女性(ひと)は苦しんでいる。それも、他ならない俺のせいで)
(いつもの朗らかさも、いつものまるで太陽のような笑顔も、奪ってしまっているのはこの俺のせいだ)
(だけどーーー。この女性(ひと)から似合わない泣き顔を今すぐ取り払ってやれるのもーーー俺だけだ)
「………藤ねえ」
「えっ……?し、しろーーー」
ぐっと、藤ねえの背中に手を回して抱き締める。こうしてみると藤ねえの体は細くて、小さくて。このまま、抱き壊してしまいそうなくらいに。
「………なぁ藤ねえ。俺もーーー藤ねえのこと………"好き"だ」貴方の解釈とか口調とか設定とかが違ってたらごめんなさい、100万回詫びますので許して下さい(懇願)
次からあまあまえっちさせますのでよろしければ…はじめは些細な違和感だった。藤丸様は、私をまるで本当の母や姉のように慕ってくれた。それは喜ぶべきことなのに…いつの頃からか、私はそれを純粋に嬉しいと思えなくなった。自分でもわからないなにかが胸の内に溜まっていくうちに、気づいた。私は他の英霊と違い、老成した精神と若い身体の調和が取れていないのだと。
彼を思うだけで、胸が甘くときめく。まるで、無邪気に恋する童女のよう。依り代に引っ張られているとでもいうのだろうか。自分の中の『ただの斎藤福』が引きずり出され──それすら彼の色に塗りつぶされていくような感覚が頭から離れない。
彼に抱かれ、愛されたい。───『女』として見てほしい。そう願ってしまう自分がいる。こんな私は『春日局』らしくない。これは私じゃない。いくらそう思っても、私はもう自分で自分を抑えきれなかった。気づいた時には、熱に浮かされるように彼を求めていた。
戸惑う藤丸様に…立香様にしなだれかかり、着物をはだけながらいやらしい『雌』の表情で彼を誘う。『女』としての自分をさらけ出すなどいつぶりか。そんな思考は、彼の抱擁によって中断された。……後は、転がり落ちるだけだった。>>320
『嫌だったら拒んで構わないから』
そう語る立香様の顔が近づいてきても、私は拒もうとしなかった。衣服は既に剥ぎ取られ、部屋の隅に放り投げられている。
そうして静かに始まった夜伽は次第に激しさを増し、やがて肉欲にまみれた獣の交尾へと移行していった。立香様とこの依り代の血縁……つまりは近親相姦を疑うほどの相性は私を情欲に狂わせた。
寝台の上に寝かされ、腰を掴まれて犯され、菫色の髪を振り乱しながら嬌声を上げた。私の『女』が……『雌』が満足したのかどうかは言うまでもないだろう。その時の私の乱れ様といったらなかった。腰を卑猥にくねらせて、汗ばんだ肌と性器を擦り付け合い、豊満な胸をたぷたぷと揺らすその様は、まさしく淫売のそれだっただろう。
やがて、彼の逞しい男根が震えた。
───来る。愛しい殿方の白く濁った精液が来る。中に出される。屈服した子宮の中に全て流し込まれる。男の子種が植え付けられる。
───立香様の女にしてもらえる。
ずどん! と一番奥に男根が押し付けられ、そして。
どぴゅる! びゅる! ぶぴゅるるる!
彼に腰をきつく抱きしめられ、腰と腰を密着させられた。私も彼を抱きしめて身を震わせる。私も彼も芯に直撃する絶頂感をまともに受け止めて、お互いにすがりつくことしか出来なかった。
この甘い甘い絶頂によって、『斎藤福』は『藤丸福』に塗りつぶされた。>>321
3レスくらい使うんじゃ無いかなと思ったら2レスで済むとは…。
カルデアに召喚された結果こんな風になった局さんがいてもいいんじゃないかなーとか思いながら書き殴った代物故、恐らく解釈違いの方も多いと思われますが……私は煩悩吐き出せて良かったです(最低)。士剣の純愛SSが読みたいですね、最近この二人のSSを探すのを物凄く苦労してるんですよ、なのでこのスレに望みを持って訪れました。
昨日~二日ほど前にR18スレで話していてムラムラ妄想がたまらなくなったので細かいこととおしゃれなタイトル考えることは諦めぶん投げて書いた、『もしも神たるアルジュナがカルデアが来る前とかにオリュンポス異聞帯とぶつかって敗北した後、何故か彼を気に入ったアフロディーテ様に洗脳されペットにされていたら』IFな世界で、アフロディーテ様と過ごしている最中に記憶の混濁が起こって目の前のアフロディーテ様を生前の妻と誤認して名を呼んでしまった結果、お仕置きされちゃう元・神たるアルジュナなお話です。
・神たるアルジュナなので見た目イメージは再臨前のアルジュナ・オルタ。
・文章の都合上表記はアルジュナ。
・既に洗脳ペット化済状態でのシチュエーション。
・アフロディーテ様のお力をスケベな方向で便利万能化している。
・男性の♡喘ぎや強制絶頂描写等あり。
・あくまでアフロディーテ様はペットとして神たるアルジュナを可愛がっているイメージ。
以上が平気だったり好物だったりする方は良かったら見て行ってね!
苦手な人はNG対応などで見なかったことにして下さい。>>324
かつてインドの神性の多くを吸収し異聞帯の王として存在していた神たるアルジュナ。しかし攻め込んできたオリュンポスの神々に敗れた今では、彼を気に入った女神アフロディーテの専用の愛玩動物として生かされていた。
長い時間をかけて強力かつ念入りに頭の中をかき回されながら女神直々に躾を施されたアルジュナからは、異聞帯の神たり得た頃の面影も、より以前のヒトの英雄だった頃の強い意志も既に消え失せていた。
普段は与えられた部屋の床の上で丸まって行儀良く己の主人であるアフロディーテを待ち、彼女が部屋を訪れて呼べば大喜びで四つん這いで傍まですり寄り、言葉一つでどんな無様な痴態でも晒して見せるのが今のアルジュナなのである。
今日も彼は女神の足音に目を覚まし姿勢良くお座りの姿勢で待ち、女神の入室と同時に歓喜と期待に頬を紅潮させ、寝台に腰掛けた女神に手招きされると瞳を潤ませて手をペトリと前に出して歩き出した。
蕩けきった顔で口を開け舌をたらしながら、背中から生えた尾を揺らして四つん這いで移動し、その度首に付けた青色の首輪に付いたハート型のチャームをキラキラと揺らす様は、飼い主に与えられる全てに悦びを覚える以外を知らない従順な飼い犬のようであった。
寝台の傍までたどり着いたアルジュナは一度移動を止め、アフロディーテを見あげた。これに女神は人差し指をくいと動かしながら「おいで」と命じる。主人からの許しを得たアルジュナは顔を輝かせてぴょんと寝台に飛び乗り、行儀良くアフロディーテの隣に腰掛けた。アフロディーテは楽しげに目を細め、従順で可愛いペットを自らの元に引き寄せる。
ここから先は、アルジュナが女神アフロディーテに全てを支配されるひとときが営まれることとなる。>>325アフロディーテが「舐めなさい」と言えば足の裏でも舌を突き出して舐め、口の中にものをねじ込まれれば何か確認するより早くいやらしい音を立てながらしゃぶり、目線やあごで示されるものがあればそれを使って遊ぶ様を見せ、交わることを求められれば機械人形も獣も区別なく奉仕し自らと交わって貰えるよう懇願せねばならず、産むことを求められれば子でも卵でもその場で孕んで快楽と共に産み落としてみせることがアルジュナに求められる役割だ。時折気まぐれを起こしたアフロディーテによる理不尽な仕置きにすら歓喜の悲鳴をあげながら、彼女が飽きるまで戯れに付き合うのが当然とされているのだ。
今回アルジュナが求められたのはアフロディーテに覆い被さる体勢での彼女への奉仕であった。媚びるように体をすり寄せたり頭を垂れながら女神の滑らかな肌に指と唇を這わせる最中、悪戯が好きな女神が尾や角を付け根から乱暴に引っ張ったり、硬く立った胸の頂を指先でぐりぐり押したり、勃ち上がった男性器を掴んだりくすぐったりして弄び出す。その全てにアルジュナは嬉しそうに喘ぎ軽い絶頂を味わいながら奉仕を続けていた。
「ハア…!ア、あ…?」
「あら?」
突然、アルジュナの動きが止まり、焦点の定まらないぼうっとした顔でアフロディーテを見つめだした。
長い時間そうしている彼にどうしたのか女神が問いかけようとした時、アルジュナの口がぽつりと言葉を発した。
「どら、う、ぱでぃー?」
己の言葉に反応するようにアルジュナの瞳が僅かに生気を取り戻した。
「どらうぱ、でぃー、どらうぱでぃー…嗚呼、ドラウパディー…!」
愛しいものを呼ぶように言葉を繰り返しながら伸ばされたアルジュナの手は、女神アフロディーテの頬に添えられ、そっと彼女の頬をなぞった。記憶の混濁でも起こしてしまったのか、今のアルジュナは目の前のアフロディーテこそが「ドラウパディー」であると認識しているようだった。
「わたしの、はじめの…われら、ごにんの、愛しき妻よ」
常日頃にアフロディーテの前に晒している快楽に蕩けた笑みとは全く違う、穏やかな幸せと共にあるような素朴な笑みを浮かべ、アルジュナは目の前の女に愛の言葉を捧げていた。
「愛して、いる。変わり果てた我が身、でも、私は、貴女を愛しているのだ、ドラウパディー」>>326幸福な夢に微睡んでいるように微笑むアルジュナの姿に、アフロディーテは数秒目を閉じてため息を吐き出した後、彼の体をトン、と指先で押した。
「降りなさい」
アフロディーテの言葉を聞いたアルジュナは、再びぼんやりとした顔に戻り素直に彼女から身を離し、寝台から降りて床に膝と手をついた。すっかり慣れてしまったお座りの姿勢で首を傾げながら見上げてくるアルジュナを見ながら、女神は口を開いた。
『その姿勢のまま、激しく果てなさい』
「あ…お、お゛、あ゛♡あ゛♡あ゛♡」
特別な力の込められた言葉の意味を頭で理解するより早く、肉体がそれに従い強烈な熱と快感をアルジュナにもたらした。一瞬で全身が快楽に塗り潰されていく感覚に床についていた手と背中の尾をピンと張って仰け反り、口を大きく開いて獣のような声をあげながら、アルジュナはアフロディーテの命じた通りに自身の男性器から勢いよく白濁液を発射し絶頂を迎えた。
はーはーと舌を垂らしたまま荒い呼吸をしているアルジュナを、女神アフロディーテは冷ややかな目で見下ろしていた。
「私を他の女と誤認するなんて、不快だわ。『前身は屈んでお尻を突き出したまま良いと言うまでイキ続けていなさい』」
「んおっ♡めがみよっ♡も、もうしわけありまひぇ…おほぉ♡」
絶頂の余韻が消えないまま、アルジュナは女神の言葉通りの体勢になり、それと同時に強制的に再び絶頂を迎えた。謝罪の最中であるのにもお構いなしに白目をむいて口から舌を突き出し絶頂するアルジュナの痴態に、アフロディーテはクスクスと笑いながら寝台からおりた。
「あらあら、謝罪もマトモに言えないなんて。インドの神も随分と落ちぶれたものね」
「ご、ごべっ♡んひっ♡なひゃ♡あひっ♡お゛♡お゛っ♡お゛っ♡」
「ふふふ、本当に情けない、ことっ」
「きゃうん♡」
喋りながら後ろに回ったアフロディーテがアルジュナの無防備な尻を蹴ると、アルジュナはたまらず驚きと喜色に満ちた悲鳴をあげた。
「あははっ!「きゃうん」ですって。可愛いワンちゃんだこと。ねえ、許して(やめて)欲しい?」
悲鳴を気に入ったアフロディーテがそのまま彼の尻に足を乗せて撫でるように動かしながら、許しを欲するか問いかけた。>>327 命じられた絶頂の快楽と、主人たる女神の足が自身の尻を撫でている悦びに悶えながら、アルジュナはぷるぷると首を横に振った。
「おほっ♡いっ、いえ♡すべて、はあ♡この♡んおっ♡あるじゅなが♡主人たる貴女を♡んへっ♡不快に♡してしまったのが♡げんきょーで、あ♡あるの♡ですっ♡んうっ♡例え♡吐き出す精を♡な、くしっ♡あはあ♡今以上に壊れてっん♡醜態を晒した、ま♡ま♡命果てるとしても♡おへっ♡おっ♡女神アフロディーテが♡満足するまでっ♡アルジュナはあん♡無様に♡イキ狂い続けるのが♡正しい♡かと♡おっほぉ♡」
無様な喘ぎ声をあげ涎を垂らし続ける口で必死で己の考えを伝えてくるアルジュナの哀れで愛らしい様子に、女神アフロディーテは言い様のない充足感と快感を覚え、ゾクゾクと体を震わせた。
「ん~♡これこれ♪こういう健気なところが可愛いのよねえ」
アルジュナからは先ほどの純朴な表情はすっかり消え失せ、再び快楽に溺れ堕ちきっているだらしのない獣のような顔になっていた。それはアフロディーテが手ずから彼を堕として躾て手に入れた、彼女の可愛い愛玩動物のものだった。
「いいわ。後10分くらいしたら止めることにするわ」
「あひっ♡ありがとう、ございますぅ~♡んおおおっ♡」
主人に許された安堵からか、アルジュナは一際大きな絶頂を迎え、床に自身の白濁をまき散らした。絶頂を繰り返すぶんだけ吐き出されて続けていたそれは、彼を中心に床に濁った水たまりを作り出していた。
アルジュナから視線をずらしてチラリと床に目をやったアフロディーテは、面倒くさそうに顔を顰め、アルジュナに言葉をかけた。
「終わったら、床に巻き散らかしたソレを舌で綺麗に舐めとって掃除するのよ」
「もっ、もちろんです♡あるじゅなは♡女神アフロディーテの♡躾が行き届いた♡愛玩動物♡ですので♡あ♡いっ♡イイ♡あっはあん♡」
アルジュナの強制絶頂が止むまで約10分、そこからアルジュナが床掃除を終わらせるまで長くて30分程だろう。
(さて、それが終わったらどうしてあげようかしら)
手に持ったたばこに火を付けながら、女神アフロディーテは今後の愛玩動物との戯れについて思考を巡らせるのであった。
終わり>>328以上です。
勢いで書いたので誤字脱字あるかもしれないのはお許し下さい。
読んで頂きありがとうございました。
この後カルデアメンツが来たら是非ともカルデアのアルジュナ・オルタさんとか弓のアルジュナさんも捕まえてジュナジュナペットコレクションして下さい、女神アフロディーテ様。
ユディシュティラさん(正義を司るダルマ神の息子とか言う快楽堕ちさせがいのある長兄(fateシリーズには未実装))とかカルナさん(かつての宿痾)とかみたいなマハーバーラタ男子コレクションしたり、ぐだマシュ一緒に飼うのでもいいのよ?デメテル媚オチSS投げます
竿役・藤丸立香、挿入手前の尻切れトンボ、かつご都合主義の独自解釈ありますので注意シャドウ・ボーダー内、マスター:藤丸立香の私室(マイルーム)にて。
「マスター、およびですか?」
寝台の上に腰掛ける立香の前に立つのは水着ほどの面積しかない鎧で着飾った一人の女。
「あぁ、キャスター……わざわざマイルームに一人で呼ばれたからには、わかってるよね?」
立香は徐に立ち上がり、女の身体に自身の手を這わせる。
「しかた、ありません。どうぞ、マスターのご随意に……」
触られた女の方も満更ではないという表情で立香の愛撫を受け入れていた。
女の名はデメテル。神話において豊穣を司る大地の女神。
ギリシャ異聞帯でカルデア及び汎人類史と敵対した者。
オルテナウスによって計測した情報を元に、異聞帯での邂逅という縁を辿り、カルデアはその技術によって、本来不可能である女神の降霊に成功したのだ。
無論、完全なる真体を保有する機神ほどの出力は発揮できないが、そんなことはどうでもよかった。
立香がデメテルに求めたのはその美貌と肉体、そしてそれを蹂躙するという優越感のみなのだから……。>>331
先に断っておくと、藤丸立香は比較的に善性に偏った人間である。
アライメントは中立・善。人理を一度は救い、今も尚最前線で戦い続けている以上、それは疑いようもない事実だ。
だが、それと同時に一人の人間でもある。数々の苦痛を耐え続けているが、彼にも許容限界は存在するのだ。
それは戦いによる悲痛だけではない。人が生きていく上で切り離せないモノ──性欲もまた同じである。
人理の危機という状況でありながら否、人理の、自身の危機的状況であるが故に、子を残そうとする本能が胸の奥底で燻るのだ。
しかし、流石に人類最後のマスターとしての自制心というモノもある。自身の欲を際限なく曝け出してしまえば、他者との信頼関係に罅を入れてしまうからも知れない。
そうした恐れから溢れんばかりの劣情を使命感によって押し殺してきたが、それも第五の異聞帯を超えた今、最も苦難に満ち、多くの死を見届けた戦いの末に限界に達したのだ。
その獣欲の捌け口として呼び出されたのが立香の目の前で発情した様を晒す、豊穣の女神 デメテルである。
彼女を選んだ理由は二つ。
ひとつは彼女との死を連想させるような苛烈な戦いが藤丸立香の生存本能、生殖本能を刺激した為。
そして、もうひとつは……単純にその女神の美貌ゆえにだ。
すべてを包むような穏やかな笑みを浮かべながらも、その首から下の肉感的な肢体は牡殺しといっていいほど凶悪なモノ。
それを僅かな布地のみで飾り立て、身体のラインを一切隠さずにいられては興奮しない方が無理と言う話だ。
大神(ゼウス)や海神(ポセイドン)すら狂わせた、犯してくれと言わんばかりの肉体を前に立香は自重することが出来なくなった。
極めて困難な女神の召喚を成功させながら、その女神を精を吐き捨て、媚肉を弄ぶためだけの性処理道具(サーヴァント)に貶めたのだ。
「ふふ、地母神より乳母神の方が正しいんじゃあないの?」
「そんな、大地の女神である私を、エロ乳の牝神扱いだなんてぇ……」
片手で持ち上げるようにデメテルの乳房を揉みながら、片方の手の指をその谷間へ抜き差しをして弄んでいた。
「エロいのも胸がデカいのも間違ってないでしょ。もうここをカチカチにおっ勃てちゃってさ」>>333
「わ……私は、デメテルは〜♡で、デカパイにだけ栄養が行き渡った……ば、バカ牝神ですぅ♡」
女神としての威厳も感じ取れない、誰が聞いても分かる、男に媚びる思考まる出しな牝の浅はかな声。
十二神として恥を晒すことも構わず、自身の主人が持つソレを……まさに神であるかのように敬いながら宣誓を続ける。
「御主人様(マスター)の……極悪な牝神殺.しのちんぽ神様で……いやらしい牝神を堕としてくださ〜い♡♡」
上目遣いでこちらの様子を伺いながらも、視線はチラチラとズボンの上からでもはっきり分かる立香の股間部分を覗いていた。
本来は崇拝の対象である女神が自らを貶め、主である自身の肉棒に信奉するという事実に立香の下卑た欲望は膨らんでいく。
「うん、教えた通りしてくれたね。よくできた性.奴隷(サーヴァント)にはご褒美をあげないと」
そう言って立香はズボンのチャックを下へと摺り下げる。
すると、その隙間から既に固くイキり勃.った肉竿が顔を出す。>>334
「あぁ……♡海神(ポセイドン)よりも、大神(ゼウス)よりも優れた神ちんぽ様……♡」
恭しく立香の肉竿を、それこそ仕えるべき主神のように崇めるデメテル。
とはいえ、藤丸のソレは現代の日本人としては破格の逸物ではあるが、しかし流石にあの優れた体格を持つ大神達に敵うサイズではないだろう。
しかし、ギリシャ異聞帯の一件で神を撃ち落とした一撃──その弾丸に関与した藤丸にはもはや「神殺.し」の性質が付与されていると言っていい。
その性質と、大地の母神デメテルが保有する「力強い牡によって犯された」という複数の伝承とが複雑に絡み合い、藤丸の逸物は目の前の牝神(デメテル)にとって強烈な魅力を持った存在──大神すら超えるモノへと格上げされているのだ。>>335
まさか、二度も同じ女神を堕とすことになろうとは、と立香は苦笑しつつも、肉竿は正直に興奮を示し、先走っていた。
「あっ……御主人様(マスター)のちんぽ神様がビクッてしてる♡」
デメテルはそれに敏感に反応し、端正な顔をグロテスクな肉竿に近づけて、先走りの匂いをめいっぱい堪能する。
「ほらほら、夢中になってないで挿れてあげるんだから、デメテルもデカケツをコッチに向けてよ」
「は、はいマスター……♡」
胸に負けず劣らず大きなヒップを立香の方へ突き上げる。
女神の双方の穴が無様に晒され、自身に突きつけられたその様は壮観であった。
「ふーん、これがペルセポネを産み落とした牝穴かぁ……」
「ひっ……そ、そのような言い方……」
立香はデメテルの秘所に指を這わせながら、言葉によって責める。 デメテルは口では拒みながらも、頬は紅潮しているり
母としての自身を貶められて興奮しているのだ。
それは異聞帯での狂った母性ではなく……令呪と調教により歪められた、淫らな牝性の発露である。
「じゃあ、挿れるよ……デメテル」
女神の割れ目に己が肉坊を押し付け、その膣道を耕すであろう愉悦に立香は酔いしれながら、耳元で囁いた
「あぁ、ペルセポネ……私もやっと出逢えました……運命の肉棒(おちんぽさま)に……」
挿入を心待ちにしながら拐かされた娘、冥府(ハデス)の妻となった彼女を思い出しながら、デメテルは恍惚とした表情を浮かべた。辛くも機神デメテルに勝利した破神同盟。だが撤退のさなかにはぐれてしまったアデーレは敵の手中に落ち、軌道大神殿オリュンピア=ドドーナへと連行されてしまう。
機神回廊の一角にある、薄暗い小部屋。敵の本拠地に連行されたアデーレはこの部屋で恥辱の限りを尽くされていた。衣服を剥ぎ取られた少女の下半身は直径2メートルはあるガラスの球体に埋め込まれ、その内側に満たされた媚薬によって絶えず理性を溶かされているアデーレ。熱っぽい表情を浮かべる彼女のもとに、美の機神アフロディーテが現れる。
「気分は如何かしら?惨めなお嬢さん♪」
目の前の仇敵からの嘲笑に反応する余裕もなく、肩を上下させて息をするアデーレ。皮膚や粘膜から浸透する淫毒に必死に耐えていたその表情が、突如として苦悶に歪む。
「ひゃう♡な、なに?!」
剥き出しとなっている少女の局部に、植物の蔓を思わせる触腕が絡みついたのだ。
「かつてハデス神の管理下にあった生体侵食型資源転用デバイス、メンテーよ。はたして貴女の身体はどこまで「もつ」かしら?」
「私は、こんなのに屈したりなんか、あぅ?!」
割れ目に潜り込んだ数本の仮足が、少女の陰核を摘まんだのだ。
媚薬の力がなければ痛みしか感じなかったであろう、乱暴な愛撫。ヒトですらない「ナニか」に大事なところを弄ばれるという屈辱に耐えようと、アデーレは必死になって目をつぶり、歯を食いしばってそれに耐えていた。だが…。>>337
(苦しい…それに、どんどんきつくなって…これじゃ潰れちゃう!)
性感の嵐が過ぎ去るのを待とうと我慢してはいるが、時間とともに刺激は強くなるばかり。それどころか自分の中で耐えがたい「ナニか」が溜まっているかのような錯覚。感じている事実を認めたくないとばかりに目をそらしていたアデーレであったが、ついに固く閉じていた瞼を開いてしまう。
「そんな、イヤ!なに、これ…!」
そこにあったのはありえないほどに肥大化した陰核。数百年ほど前に一度見た、マカリオスの股間の陰茎を思わせる形と大きさに成長したそれに、無数の蔓が巻き付いていたのだ。
「そんなに驚くなんて、私たちに歯向かうと豪語している割にメンタルは大したことないのね。まあ、心配するほどのことじゃないわよ。これは肉体を弄りやすいよう余計なクリロノミアを排出しやすい形にしただけなんだから。」
「そんな…!?」
「ま、貴方たちが散々欲しがっていた「まだ見ぬ明日」ってやつをプレゼントしてあげたのだから、感謝することね♪」
そう言いながら操作端末に何かを入力し、退室するアフロディーテ。そしてあとに残されたアデーレに群がった触手は、嘆く暇すら与えず一気に彼女の理性を侵食する。
「く、うぅ…はぁ♡はぁぁ♡…あぐぅ!」
執拗にしごかれて限界まで張り詰め、まるで神経がむき出しになったと錯覚してしまうほど敏感な少女の疑似男根を、らせん状に巻き付いた蔓がぎちぎちに締め上げたのだ。
おかしくなってしまいそうなほどの情欲が下腹部でぐつぐつと煮え滾り、未知の感覚に混乱するアデーレ。早く出さなければと焦燥感を訴える肉体と「誘惑に屈すれば何か大切な尊厳を失ってしまうのでは」と本能的にそれを忌避しようとする精神との板挟みになり混乱する脳。否、それ以前にそれ自分の意志で出すことも許されない状態なのだ。
そして締め付けがわずかに緩み、中身が漏れそうになった次の瞬間―>>338
先端の鈴口に、勢いよく一本の触手が潜り込む。表面にらせん状の返しが生えたドリル状の根は一気に奥まで侵入し、刺激性の粘液を分泌する。
「ぐぅう!あぐ、はぁうぅぅぅ!」
おあずけを食らってしまったことに加え、尿道の粘膜を通じて焼けるような刺激に身悶えするアデーレ。いかに不老不死を与えられたオリュンポスの民と言えど、限度を超えた感覚に耐えられるはずもないのだ。そして注入された媚毒によって下腹部の水袋の内圧が限界に達した、まさにその瞬間。
「ああ!あぅ、ああぁぁぁぁ!」
勢いよく挿入物を引き抜かれ、盛大に果てる少女。夥しい量の白濁液を射精しながら背をピンと反らして絶頂したアデーレは、そのまま意識を喪ってしまうのであった…。>>339
「うぅ…はぅん♡」
女性でありながら精通するという倒錯した絶頂の余韻のなかをぐったりと漂っていたアデーレであったが、突如として新たな刺激によってその意識を無理矢理浮上させられてしまう。少女の菊門に何本かの蔓が入り込んだのだ。
「やめて、そんなところに入ってこないで!」
不浄の穴をほじくり返された羞恥に顔を紅く染める少女。無慈悲な触手はそんな彼女の願いを一顧だにすることなく奥深くまで潜ると、ある一点を執拗に刺激し始める。
「ーぃ!」
男性にとっての前立腺にあたるところを、文字通り火花が出るほどに刺激されたのだ。薬物の注入と電気ショックにより強制的に勃,起させられる巨大陰核。「ダメ、もう出ないの!」という悲鳴を無視するように屹立させられたそれに、今度はウツボカズラのような形状の筒が覆いかぶさる。明らかにサイズが足りていない肉孔に無理やり挿入させられ、内側にびっしりと生えたイボによって噛み潰さんばかりに激しく揉みしだかれる疑似男根。少女の吐精を吸い上げようと少女の粘膜にぴっちり吸いつき、根こそぎ吸い尽くされそうなほど強力なバキュームが少女に襲い掛かる。
「いや、やめて!もう、これ以上は…やぁ!離して!」
なかば拷問じみた強制連続絶頂に耐えられず、ガラス球を割ろうと両手で力の限り叩くもびくともしない。それどころか手首に巻き付いた蔓によって上半身の自由を奪われ、バンザイの姿勢を強要されてしまう。そして、絶頂に呼応するかのように曲げ伸ばしを繰り返す両脚にも蔓が巻き付き、僅かに残されてた自由も奪われてしまう。
「―!、――!!!」
もはや悲鳴を声にする余裕すらなく、少女は失神するまで射精を繰り返すのであった…。>>340
文字通りナカミを吸い尽くされて腰が抜け、ぜーはーと粗い呼吸を繰り返しながらぐったりしているアデーレ。かつては神に屈したりはしない、という強い意思を浮かべていた瞳も、今は焦点も定まらず涙を浮かべるのみであった。
そして規定量を搾り取ったと判断したメンテ―システムは次なるタスクを実行せんと、少女の上半身を覆う残り僅かな衣服を剥ぎ取る。そして花弁状の改造器官をその両胸に押し当て、新たな凌辱を開始するる。
「はぅうう♡ や、やぁあ…♡」
先ほどまで弱弱しく呻き声を漏らしていた口から、熟れきった艶声が漏れ出す。花弁の内側に密生した無数の突起が、少女の肉体年齢相応の乳房を揉みしだきだしたのだ。
そして凌辱はそれで終わらない。今度はガラス球の中に、新芽のような突起が表面に密生した太い茎が現れたのだ。両脚が固定されて身動きが取れない股間に近づいたそれは、少女の大切な割れ目をほぐすように何度もなぞりながら圧を強めて密着する。
酸欠でふらふらになった頭でようやくその意図に気づいたアデーレは、なんとか下腹部に力を込めて耐えようとするが…。
「う、うぅ♡ ひ!ひぎぃ!」
焦らされていた秘裂を割り開き、表面の突起を蠢かせながら少女の純潔を貫いたそれは、最奥しまで到達すると子宮口をこじ開け、胎内に魔獣の遺伝子情報を吐き出す。>>341
「やめて、イヤ!お願い、それだけは!」
下腹部を満たす熱い感覚にパニックになるアデーレ。注入された毒素が内側からも浸透したのか、全身の神経が燃え上がるように発情しながらも逃れられない運命に抗おうとするアデーレ。涙を流し、嬌声を漏らしながらも必死に自我を保とうとするが、少女の肉体を襲った異変は下半身だけではなかった。花弁に覆われていた両の乳房にも内側から熱い感覚がこみ上げ、窮屈さを感じるようになったのだ。そしてずっしりと重くなったかのような錯覚と痛みすら覚えるほど乳肌のはりが高まった次の瞬間、その先端から勢いよく白濁液が吹き出す。
「なんで?!そんな♡ いや♡ わたし、おかあさんにになっちゃう♡ だめ♡ からだ、へんなのとまらないのぉ♡」
じゅるじゅると下品な音を立てながら母乳を吸い取られ、改造された両胸からの射乳絶頂に悶絶するアデーレ。限界を超えた快楽に脳のろれつが回らなくなり、髪を振り乱しながらイキ狂う少女。そして頃合いと判断されたのか、下半身だけでなく触手に覆われながらも露出していた上半身も、ガラス球の中に沈み始める
「やりゃ♡ ムリ♡ もうたえりゃれない♡ ムリなのぉ♡ ♡ ♡ 」
女体を狂わす媚薬の海に引きずり込まれ、自身のザーメンとミルクも溶け込んだ媚毒が口からも入り込み、最後に残された僅かばかりの理性と尊厳を融かされるアデーレ。そして脳の許容量を超えた刺激でよがり狂いながら意識を喪う少女の視界に最後に写ったのは、弟の名前がラベルに記された、脳髄と眼球が封入された部屋の片隅に設置された容器であった…。>>342
オリュンポスの一角に存在する、とある自動娼館。本来であれば設置された精巧な自動人形が持て余された獣欲をこっそり処理する施設であるのだが、最近は珍しく生身の娼婦がいるという噂を聞き付けた男たちが人だかりを作っていた。
「えへへぇぇ♡ もぉっと、あでーれと、おなかのあかひゃんをかわいがってくりゃしゃいね♡♡♡ 」
人だかりの中心にいるのは、瓶詰めの脳髄を傍らに置く異形の妊婦。カルデアに破壊されたエキドナの代わりに魔物を作る役を課されたアデーレが、たっぷり胎に仕込まれた魔獣の仔を育てるための魔力を求めて男たちに性を媚びているのだ。体格不相応に大きくなった両胸からはミルクを零し、肥大化した陰核を握られ悦びの声を漏らす少女。そこにいるのはもはや人の身で神に抗う気高い戦士ではなく、淫らな行為に耽りながら魔獣を育む哀れな苗床。神々の「加護」により朽ち果てることすら許されず、性の捌け口として永久に振る舞うことを運命を背負わされたアデーレは、次の「客」に劣情を掻き立てるための挨拶をするのであった…。
「きょうはふじまるさんもきれくりゃしゃったのれすね!らんしがつきるまであかちゃんをそだてたら、まかりおすをもとにもどしてくれるんです!だからふじまるしゃんもいっぱい、わらひをおかしてくりゃさいね♡」というわけで予告していたアデーレちゃんフタナリ媚薬苗床SS投稿しました~。
読みにくいとこなど、感想・批評書き込んで頂けたら幸いです。以前カドアナ獣姦やらカドアナ緊縛やら、ふわとろぐっちゃんやら、シャルロット・コルデーは不出来やら書いたものです。めちゃくちゃざっくりとしたマカアデ近親相姦書きました。よかったらぜひ
>>345
と思ったらなんかNGワードありで書き込めないとの事だったんでごめんなさい。どれがNGワードか分からんのでなしで。申し訳ねぇ!カルデア内愛の霊薬蔓延イベントをお題にしたルートものです。
本番はナシのタイガー道場EDないしTheエンド系です、誰か本番書いて♡
ルートは3つ、 マンドリカルド、アスクレピオス、ディオスクロイです。
よろしければ、お楽しみくださいませ。「えと、まだ治療を受けていないサーヴァントを見つけ次第念話で知らせる、抵抗したり危害を加えてくるようなら令呪やガンドも視野に入れて、なにより見つけてすぐに近寄ったり声をかけたりしないこと、かぁ……」
前略、何者かによって──クリプターや異星の神、ビーストみたいな敵の侵攻の一端なのかあるいはキャスターやアサシンのなにがしかが「“よかれと思って”」やらかしたのかも不明だけどとにかく何者かによって──霧状化した愛の霊薬と同様の効能をもつ薬品がカルデア内の空調設備を通し蔓延。
サーヴァントの大半はその効果にやられ、いつも我慢している劣情を抑えきれず発情し、…………特に魔力を直接受け取れるマスターを襲う(性的な意味で)ようになってしまったのだとのこと!
…………ハイ展開上のご都合主義というやつですねそうですね知っています!!
───とはいえ、幸いなことに。ダヴィンチちゃんを筆頭に、肉体精神への干渉を無効化する黄金律(体or美)持ちのサーヴァントたちや、自他への無害な魅了をあらかじてかけておくことで攻撃的な魅了効果を無効化できるS・イシュタル。それに内に煮えたぎる怒りがどうこうで魅了や恐怖なんかの精神汚染とは無縁らしいアシュヴァッターマンなんかは影響を受けず無事だったので。
さすがにいつもみたいにスキルごとの食い合わせを考えたりしたきっちりと編成をする余裕はない即席のものだけれど、なんだかんだと連携を取り。
こちらを認識するやいなや襲いかかってくる(基本性的な意味で)のを撃退しては無力化、棺桶梱包しては鍵のかかる部屋に放り投g寝かせておき……の繰り返しでだいぶ狂騒も下火になってはいたのだ。
瞬間移動や自由自在に飛行のできるような宝具を持ってる人たちは真っ先にダヴィンチちゃんやS・イシュタルが、見境なくなるとヤバイフェルグスあたりはメイヴちゃんやペンテシレイア、アシュヴァッターマンとかが、もうだいたい伸してしまい。カルデアの敷地は広く、動いているサーヴァントの数は少なくなって来た以上、これからは霊薬の効果に冒されたサーヴァントを見つけるのも難しくなる。特に危険度の高いサーヴァントたちはもう無力化したから、手分けして探そう───。
そう提案し、藤丸立香は現在カルデア内部を単独で探索していた。だって、ほんとうに広いんだし、一組でわいわい探していたら楽しいし安全だけど終わらないし。>>348
いつもは誰かしらとはすれ違い挨拶を交わすけれど、今はひとりきり、静まり返った廊下に自分の足音だけが響き渡る。
───それは監査が入る前にみんながみんな退去したときの、そしてごく少数の生き残りの皆と脱出し、彷徨海に辿り着いてからしばらくまでの静けさを思い出させ。
「しかしこんなに誰もいないのって久し ………」
振り切るように、鼓舞するように、つい出してしまった声がなかばで途切れた。
───いや、待って。
───遠くてよく見えないけど。
───今向こうに誰か、いたような?
警戒、しなくてはならない。
いつもはどれほど頼りになるサーヴァントであったとしても。…………ううん、普段頼りになるからこそ、霊薬に正気を奪われ自制を失った今は厄介な敵になっているのだと言えるのだから────!
そこにいたのは…………
>壁にもたれかかるように蹲った騎士だった>>350
>フードを目深に被った黒衣の医師だった>>352
>床に片手をつきへたり込む男とその背中を心配そうにさする女だった>>354>>349
>壁にもたれかかるように蹲った騎士だった
ただでさえ前傾気味の、猫背みたいな立ち方でいることの多いシルエットは、苦痛に耐えるためだろうかさらに前かがみになり。首も目線も足元にへと向けられぐったりと。
力なく投げ出された腕が握っていただろう木剣はカランと床に転がりかがんでいるため見えている背には壁によりかかるのにはいかにも邪魔だろう円い盾が背負われてってあれは……「マンドリカルド!?」
思わず彼に駆け寄る。
───令呪のことも。念話での報告も、そのとき頭からはすっぽ抜けてしまっていた。
緩慢な動きで首を持ち上げ、「ぁ、…………マスター………………っす、か?」と見上げられる。
大丈夫なのかと問うと、
「ぁー…………ちっと、きつい、っす」とゆるゆる首が動く。
動けそうかという問にはただ、無言で首を振られた。
しばらく質問を繰り返していたけれど、もはや聞こえているのかいないのか。首を振るばかりで埒が明きやしない。
ほかに誰か人を呼ぼうと踵を返す。
サーヴァントたちみたいにほっそりした腕で人を担ぐことなんて自分にはできない。日々のトレーニングで筋肉はついてきていても一般人並の筋力しか持たない自分が、フルプレートでないとはいえ金属の具足や盾で武装した、成人男性相応の体重を備えた彼を運び出すなんてできないわけだし。合流地点まで戻ればおそらく同じように戻ってきた誰かはいるだろう。
───と、踏み出したところで突如伸ばされた腕に裾を掴まれてつんのめった。
「どこ、いくんすか…………」
眉を寄せ、いくな、と請われる。それでも離れよう、進もうとすると語気を強めて命令される。>>350
ぐい、ぐぐ、と。
破れそうな強い力で布地を、届く距離になれば腰を、さらに肩を、後頭部を、掴んでは引き寄せられ。
最終的に、逃がすものかと両の膝で挟まれ腕の中にへと閉じ込められる。
あったけぇ…………とそっちこそ全身が熱く、こちらにも触れたところから熱を伝える彼が声を漏らすと、ハ…………と高い温度と湿度がこもった吐息が頬にかかり。
ラッピングされたプレゼントからリボンを解いて包装紙を剥がすみたいに。
身の危険を感じもがく自分に頓着することなくベルトを外され衣服を剥かれ、ときには面倒くさいと言わんばかりに生地を破かれていくなか、自分はようやく思い出していた。
───「すぐに近寄ったり声をかけたりするな」の警句の前には、なにより、と前置きをされていたということを。
おそらくは、単独行動を反対し、最終的には許可したサーヴァントのみんなは、たとえうっすらとであってもこのパターンとなる可能性を想定していたのだろう…………。
───そして、彼が陰キャと自称する言動行動に移すまでのハードルが高い、自分の知っている彼となったのは死後、英霊になってからであり。
生前はむしろNTRすら成し遂げたような俺サマサイキョーの、イケイケドンドンでオラオラパフパフなヤローだったらしいのだということを………………!(※許容量オーバーによる意味不明な表現を謝罪します)
>プロローグに戻る>>348>>349
>フードを目深に被った黒衣の医師だった
コツ、コツ、と金属の靴底が床を鳴らす音がする
ひとまず魔力のパスを通じ誰かがいるようだということを別行動しているサーヴァントたちに伝える。
返答を聞く間もなく、靴音は姿を視認できる距離にまで近づき、止まり、低い声が話しかけてきた。
「───ああ、何かと思えば、マスターか」
───あれ、なんか、まとも?
いや、良い事だけれども。
研究の末蘇生薬を編み出しゼウスによって罰せられ、医神として座に上げられた男、アスクレピオス。
キャスターとして前線で杖を振るい、使い魔を使役する頼れる戦力でもあるけれど。スキルや宝具としても出自としてもカルデア内での役割としても医者が本業なのだし、やはり自分で治したのだろうか。息を荒げることもない、上擦りもしない、甘く溶けてもいない、いつもどおりの声音にひどく安心する。
「まったく…………やけに外が騒がしいと研究に集中できずに出てみれば、今度はこの人気のない光景ときた。この事態はいったい何事だ?マスター」
「あ、うん。実は………………」
フードを被り嘴のようなマスクを着けた頭が左から右にへと回され、辺りを見回してみせた彼に説明を求められる。手短にしようとはしたものの、なんだかんだわかっていない部分も多いため要約もできず。また、時折彼の方からも質問を挟まれて。最終的にほぼ現状わかっていることすべてを説明することになってしまった。
「───成る程。それでこの様な…………」
興味深い、と袖で、と言うか袖に覆われた手で口許を覆い。
───ぶつぶつ考察を始めてしまった彼の手を取り協力を頼むべきか、はたまた正気を失ったサーヴァントとして他のサーヴァントたちを呼んで伸してもらうべきか、だいぶ迷った自分は悪くないだろう。たぶん。
(あれ、サーヴァントを呼んでといえば…………)
彼に話しかけられる前に伝えた念話、急いでいたとはいえ確かに忘れずに伝えたはずのそれ。
───彼にきっちりと説明をするだけの時間がたっても、それに対し。いまだに返答が返ってこないのは、おかしいのだと。そこでようやく思い至った。>>352
───極力動きを悟られないよう、目線だけを動かすようにして彼のほうを見る。…………仮に何か、外的原因があってのものだとしたら。誰とも繋がらない以上まず間違いなくこちらのほうに原因があり、その原因となる干渉はほぼ確実に彼の手によるものだろうから。
───いつの間にか彼は口を閉ざし。
それ以外の音も、…………それこそ空調なんかの生活音すらも消え去り。あたりは静まり返っていた。
───蝋燭の光にも似た朱色の熱を帯び、爛々と光るモルダバイトと視線がかち合う。こちらの視線に気づいて翠がにんまりと歪む。声に出して口にしてはいないのに、「ようやく気がついたのか」と言われている気がした。
───俯いているような体勢ではあっても、彼は視線を足元になど向けてはいなかった。目深に下ろされた頭巾に隠れ、ずっとこちらを凝視していたのだ。
じり、と後ずさりし、距離をとろうとする。ささやかにすぎる抵抗を笑うように彼の蛇が両手首にへと巻き付き、壁に張り付け、まとめ上げ。
その間に彼は悠々と、距離を詰めながら。口許に持ってきていた手を甲から平に返してマスクを外し、邪魔そうに片手で床にへと放り投げる。紐を外すため耳元に手をやった拍子にフードがずり落ち、銀糸が揺れ、顔を晒した。
「───ああ、気づいたか。それでこそだな、マスター。
───だが、もう遅い。
───この空間はもう、蛇の腹の中(僕の神殿)だ」
顔を寄せられ、顎を固定され、諦めろ、と告げられる。
───晒された顔はうっすらと上気し口角は吊り上がり。フーッフーッと抑えられていてもなお荒く激しい呼気が、顔へとかかり耳にこだまし。
マスクとフードの下に隠されていただけで、平然を装っていただけで。
───彼は最初から、それこそ遭遇する前から完全に霊薬にやられてしまっていた。とっくに正気(まとも)などではなかったのだと。ここで、自分はようやく、悟った。
>プロローグに戻る>>348>>349>床に片手をつきへたり込む男とその背中を心配そうにさする女だった
「───貴様、人間、風情が!それ以上、近寄るな!!」
───改めて見るなり近寄るなりで姿を確認することも、念話で誰かに知らせることも。どちらもする暇もなく、男の声に怒鳴られました。
間を置かずに、軽やかな足音を立てて女が駆け寄ってくる。
「ごめんなさいね、マスター。兄様、気が立っているみたいで…………」
「ああ、うん。理由は察してるから…………」
眉を下げてお互いに苦笑し。くすくすと笑いながら彼女は口を開いた。
「兄様はああ言ってはいますが、マスターに弱々しい姿を見せたくはないだけなのです。───よろしければともに看病をしてはいただけませんか?」
片手を差し出される。ゆらゆらと、彼女の額を飾るセントエルモの火が身体のかすかな動きに合わせて揺れ動く。
───考える間もなく。当然のように。伸ばされた手を取ってしまっていた。
「───だから、来るなと、言って…………、なぜ、ヤツを、連れてきて、いるんだ!…………ポルクス!!」
「ですが兄様、このままでいても兄様が苦しく、そして辛いだけです。…………であれば、最も解決の糸口となりえるであろうマスターの手を借りるのは当然のこと。違いますか?」
───いや、こちらに聞かれましても。
連れてこられた先で、またしても怒鳴られた。怒鳴ったはいいものの、彼女の説得も耳に入っているのか怪しい様子で下を向き、ゼェ、ゼェと苦しげに呼吸を繰り返し息をつくカストロの姿は、なるほど彼女が心配するのもわかるくらいにいかにも弱りきっていて。
「───ねぇ、マスター?」
───こちらを向いて、彼女が微笑む。
ゆらゆら。火が、揺れる。>>354
───そのとおり、なのだろう。
己がマスターであり、彼らがサーヴァントである以上は、苦しむ彼らのために、できることが、あると、いうのなら────「…………ポルクス!!」
───はっと、我に返る。
声のした方を向けば、苦しげな顔をして今も息を荒くした彼が、この場所に何があったのかと問うてきた。
「あ、う、うん。それは────」
手短に説明をする。
───問うているのが彼の側であることもあり彼女の方を見ずに済んだのは幸いだった。
「ハッ………………なるほど、なァ?おのが根源に覚醒した、者の、作成せし、霊薬。ワルキューレとやら、神造の半神、その最高傑作すら、堕としめた、それと同質な、代物で、あれば。同じく、零落させられし神である我らにも、通ずるは、道理か!」
聞き終えた彼は、ニイ、と口角を持ち上げる。
───それが強がりだということはさすがの自分にもわかっていた。
「まぁ…………、我らだけではなくカルデア全体で、そのようなことになっていたと───。それは、とても、ふふ」
そっと、彼女に抱きしめられる。
優しい声音なのに、優しい手付きなのに、何故だか警鐘が鳴り止まない。
視界の端でちらちらと火が揺れる。
「………………駄目だ、それは、よせ。やめろ、ポルクス」
「とても、我らにとって、都合のよいことでしょう?ねぇ、兄様?」
くすくす、笑みの質が変わる。朗らかな灯台から、見る者を惑わす不知火にへと。目の前で火が揺れる、ゆらゆら、ゆらゆら。
───ああ、のみこまれて、しまう。>>355
ーーーーー
───蝋燭を吹き消すように。我らの召喚者の瞳から、自我の光が消えた。
ポルクスが戯れに触れると、微かに悦びを漏らす。
───抵抗は、一切ない。
───この場を充たす霊薬とやら。
───それに、俺の仮初の肉体が屈した方が先なのか、
───あるいは、妹の心が屈した方が先なのか。
───それは、もはや。我ら自身にすらわかりはするまい。
───事実として。
───もはや我らは共に。
───霊薬に心も身体も支配され尽くし。
如何にして目の前の人身御供(マスター)を思うがままに、されど共に喰らい尽くし、味い尽くさんとするかということにしか考えが及ばなくなっているのであるから───。
>プロローグに戻る>>348>>330です
懲りずにまたデメテル様の敗北エロを書き上げたので投下したいと思いますギリシャ異聞帯、星間山脈都市オリュンポス。
衰退を迎えることのなかった神霊ならざる完全なる神、その管理と恩恵により栄えた理想郷。
その理想世界にあって、破壊を齎すものが都市部へと顕現した。
『哀しきかな。 哀しきかな』
巨大。球体。
『哀しきは死。哀しきは終わり。』
それはオリュンポスの神々が一柱、大地と豊穣の女神デメテルの真体(アリスィア)。
『我が愛しきオリュンポス市民、我が愛しき子供たちよ』
その神々しい有り様に市民は一度は心を奪われ、同時にもう一度、『アレ』が来ると思い立ち、逃げ惑う。
『ごめんなさいね────これから一度殺.します。』
女神の言葉を聞いてか、或いは周囲の戸惑いに流されてか、オリュンポスの民達は慈悲を乞う。
されど、人々の声が神に聞き届けられることはなかった。
『粉砕。開始』
広大な大地を鋤く、女神の権能に紐づいた破壊の権能 『汝は星を鋤く豊穣(スクリーム・エレウシス)』。
高度に発展した都市文明が見るも無惨に破壊される。その市民達が生命を散らす。
オリュンポスに辿り着いた、汎人類史の英霊(サーヴァント)達を屠った叫び。
此度こそオリュンポスに潜む反逆者を根絶やしにせんとゼウスから命を受けたデメテルの権能行使。
神に恭順する者であれば、いずれはデメテルによって与えられるアンブロシアにより再生は約束されているが……それでも死の恐怖と痛みは存在する>>359
多くの者が、終わりを確信した。逃げ惑いながら、祈りを捧げる者もいた。
そんな中、人の波を掻き分けてあえて女神(デメテル)のもとに向かう男がいた。
男はオリュンポスの住人に非ず、さりとてカルデアに属する者でもない、一騎のはぐれサーヴァント。
男は進む、民の祈りも踏み越えて、ただ震源たるデメテルの元へ。
『誰……? オリュンポスの民ではない ……?いずれにせよ……すぐに殺しますね』
カルデアなる悪魔を始末せよという指令を受けたデメテルは止まらない。立ちはだかる男を排除しようと叫びをあげようとする。
男はそれすら気にせず、自身の成すべきことを成す。
『なっ……!?何を、』
男がしたことはただ一つ、それはデメテルに対する攻撃でも説得でもなかった。
自身の腰を覆う布を脱ぎ捨てた、ただそれだけである。
あろうことか女神に向けて自らの局部を晒したのだ。
命知らずな愚か者……危機的な状況にありながらも都市の住人達、その全てが男を蔑み、憐れんだ。
『神たる私、私の子同然のオリュンポス市民の前でふしだらな行い。到底看過出来るものではない。故に罰を、与えましょう。」
デメテル自身、目の前の不遜を自身の権能によって誅することを真っ先に思考した。
────はずであった。
「……え?」>>360
機神の真体が消える────否、彼女自身が消したのだ。
機神は消え、代わりにオリュンポスの人々を魅了するような美女がそこに顕現する。
同時にデメテルは地に膝を屈する。なんの強制もなく自ら相手にへりくだり、頭の高さを男の腰に合わせるようにして。
権能も、真体の行使も出来ない。目の前にぶら下げられた男性器から目が離せない。
意識の表層よりも深いどこかで“ソレ”が欲しいという声が響く。
ソレを見つめているだけで口内から唾液が分泌され、唇から顎にかけて涎が線を引いた。
ソレを前にしてしまえば、戦わなければならないというのに、それ以上に恭順してしまいたいと膣が、その奥の子宮が訴えかけてくる。
「あなたは……一体、なんだというの……?」
自身の精神(りせい)と肉体(ほんのう)の乖離に戸惑いながらも、デメテルは普段であれば決してしないであろう上目遣いで男に問うた。
そんな女神に対して男は不敵な笑みを浮かべて名乗りを上げる。>>361
ギリシャ神話においてデメテルは複数の子を持った母であるが、同時に決められた配偶者を持たない女神である。
母でありながら、夫を持たぬ神。牡に犯され、孕まされ、産まされるだけの神。
神話においてデメテルと交わったとされる者は主に三人。
一人は冥界に連れ去られた最愛の娘ペルセポネの父にして主神たるゼウス。
一人はヘラクレスが駆るとされる神馬アレイオーンと女主人たるデスポイナの父である海神ポセイドン。
そして最後の一人は豊穣の角を持つプルートスとピロメロスの父、ゼウスの神性を受け継いだ半神イアシオンである。
大地の女神はいずれの子も深く愛したが、劣情に駆られ自身に襲いかかった主神と海神をの愛を受け入れることはなかった。
そんな中、例外的にイアシオンとデメテルとの間には愛が芽生えていたとされる。
しかし、異なる伝承においては半神イアシオンは驕り昂り、ゼウスとポセイドンの兄弟達と同様に大地の女神に無理矢理迫ったのだとも言われる。
女神と愛を育んだモノ、或いは女神を陵辱したモノ。
そのどちらが正しく、どちらかが誤りであるのか。今となっては確かめようもない。
だが、仮にその両方が正しいのであるとすれば。
激しい陵辱の末に、女神の中で半神への愛欲が生まれたのだとするのならば。
こと性交において、イアシオンは拒絶されたゼウスやポセイドンすらも上回る技量とイチモツを持っていると言っても過言ではない。
それはデメテルという母性の暴走に対して召喚されたカウンター。
汎人類史において、その肉体のみを以て母なる女神を浅ましい牝神に堕落させたモノ。
男の名はイアシオン。其は女神を堕とす牡性なり。>>362
「くっ、イアシオン……?知らない、私はそのような名は知らぬはずなのに……」
男、イアシオンの前で膝を屈したまま呻くデメテル。
異聞帯における歴史ではイアシオンという男は存在しなかったのだろう。
しかし、デメテルが肉棒を前に身動きが取れない状態になっているところを見るとイアシオンの女神に対する強烈な魅了(チャーム)は異聞帯においてと十全に発揮されているようだ。
本人は睨みつけているつもりで、実際には食い入るようにその巨根から目が離せないでいる。
イアシオンは女神に熱視線を注がれたソレをゆっくりと動かし……
──ペチィ、と
鞭のようにしてデメテルの頬を叩きつけた。
女神の頬を張る、などそれが手であっても魂を燃やし尽くされても赦されない大逆だ。
だというのに男は芸術品のように美しい女神の横顔へ向けて、それを穢すようにして反り勃つ肉棒を振り下ろしたのだ。
「こ、このような……行為ぃ……」
その行為にデメテルの顔も俄に紅潮する。
しかし、それは怒りによるものなどでは無い。
肉棒の熱に触れ、先走りの感触を感じ、その臭気を嗅ぎ、女神は発情し、頬を染めたのだ。
そのまま数度、デメテルの頬を打つ。>>363
「くぅ……あぁ……♡♡」
ペチン、ペチン、と
叩かれる度に女神の身体は屈辱に、そしてそれ以上の快感に震える。
声音は色気を帯び、膝をつき畳んだ脚をビクビクと痙攣させる。
やがてイアシオンはデメテルの頭部を直接ガッシリと掴み、その口もとへと自らの亀頭を擦り付ける。
「んんっ♡……な、何を……ちゅっ♡ ちゅむ♡♡」
困惑しながらも、無意識に近づけられた亀頭の匂いを鼻で吸い込み、その先端へ唇を近づけキスしてしまうデメテル。
デメテルの反応に昂ったイアシオンはその頭を掴んだまま腰を動かし、剛直を以てデメテルの口をこじ開け、その口腔に向けて思い切り突き込んだ。
「ん、ぐぉぉぉぉっ!じゅるるっぷ、んっんんーっ!!」
相手に対する思いなどまるでない自分本位の容赦ない突き入れ。
それは汎人類史においてイラマチオと称される性的行為。
そのデカ摩羅と激しさだけで窒息しかねない行為だが……気をやることなく耐え抜いているのは流石は女神といったところか。
意識をハッキリ保ったままその行為を受け入れるというのはある意味単純に気を失うよりも辛い拷問だ。だというのに……
「んぐむぅぅ♡ んっ、じゅるるるるっ♡♡」
喉奥でその肉棒を扱きながら、デメテルは確かに喜びを感じていた。
誇り高き女神が、オリュンポスの十二の神々の一柱が、道具のような扱いをされているにも関わらず悦に浸っているのだ。
(なぜ、このような行為が……こんなにも気持ちいいぃっ♡)
イアシオンの巨根にすっかりと魅了されてしまったデメテルは、本来であれば苦痛を伴うであろう行為にすら快楽を見出す。
鼻につくその臭気を、口腔を占める硬くありながも弾力を備えたその感触を、喉の内側を満たすその熱を愉しむ。>>364
(あぁっ♡ 喉の奥で膨らんでぇぇっ♡)
やがて、イアシオンとデメテル双方の興奮が高まるにつれて、肉棒は膨らみ……
びゅるるるるるっ!
と音を立てて膨大な精を吐き出した。
「んむぅぅぅぅぅ♡イぎゅうぅぅぅん♡♡」
同時に吐き出された精液が自身の胃に流し込まれる感覚に、デメテルは絶頂を迎えた。
「んきゅ、んぐっ……んんっ♡」
吐き出された精を逃すまいと口の中に溜まった白濁を喉を鳴らして嚥下していくデメテル
その様を見たイアシオンも満足そうにして、デメテルの頭を撫でる。
「んんっ……♡」
応じて、射精の衝撃で痙攣していたデメテルの身体が再度、ビクビクと震えた。
(私、この男のことを……愛おしく思って……)
アフロディーテの権能もかくやといった勢いで、イアシオンのイチモツが女神の思考を塗り替える。
彼を満たすことを喜び、彼に満たされることで悦ぶ……そんな都合のいい存在へ神は撃ち落とされていく。>>365
イアシオンは恍惚とした表情を浮かべるデメテルの背後に回り、美しくくびれた腰と突き出た臀部を掴み、下半身を持ちあげる。
「いやっ、くぅっ……」
下肢が男によって吊られたことで、デメテルは前傾姿勢となり、両の掌を地に突き立ててバランスを保つしか無かった。
女神であるというのに、獣のように地を這う姿を晒す……イアシオンに魅了された身体はその屈辱に反応して股座をぐっちょり、と濡らしていた。
下半身を僅かに覆う布地をずらし、潤んだ秘所が外気に触れる。
湿り気を帯びた割れ目に肉棒が擦り付けられる。
その熱と感触が直接秘所から伝わり、デメテルは悶絶する。
「あぁ……いけないわ……」
襲い来る快感に対して口先ばかりの抵抗を示す。
しかし、ここまで来てしまえばもはやイアシオンもデメテル自身も抑えることなど出来なかった。
イアシオンは激しく腰を振り、その魔羅をデメテルの膣を目掛けて突き入れる。
「んぁあああああんっ♡♡」
破城槌の如き衝撃を受けて、デメテルはその長い髪と豊満な乳を揺らして、快感を示す。
「民に、我が子達に見られているのにっ!はしたなく感じてしまうのぉっ♡」
先程まで逃げ惑っていたオリュンポスの民は目の前で繰り広げられる女神の痴態から目を離すことが出来なかった。>>366
破壊と再生を齎す貴き女神デメテルが、一匹の牝として力強い牡に組み伏せられている。
一万年以上も生き長らえながら、いまだかつて見たことも無い事象に戸惑いつつも、この先何千年生きたところで見られぬであろう女神の艶姿を目に焼き付けようと必死なのだ。
そういう意味ではこの異聞帯の住人の一部が求めていた「昨日と違う今日」は今この場に成されていた。
「あぁぁんっ♡んきゅぅぅぅうっっ♡♡」
自身の乱れる様によって神により支配される異聞帯の在り方に明確な変化を齎しながらも、既にデメテルにはそのようなことを思考する余裕など無かった。
(ちんぽっ!せっくしゅ…きもちいいのぉっ♡)
目を蕩けさせ、涎を垂らしながら舌を突き出して、全身を震わせながら快楽を貪る凄惨な姿。
それは子を慈しむ母の姿に非ず。
正しくそれは牡に媚びる卑屈な牝そのものだった。
女神の無様な姿に興奮を隠せないイアシオンは更に腰の動きを加速させて責め立てる。
「ああっ!きもひいぃっ!ちんぽ、ビクビクして……おっきく膨らんでぇ♡」
恥を捨て、ただ悦楽を貪る女神は来るべき絶頂に期待を募らせ。
イアシオンの方も女神の膣の締めつけを受け、限界を達し、その内襞に思い切り精液をぶちまけた。
「あああぁぁぁあぁぁぁっ♡ああぁぁぁぁぁあんっ♡♡」
身体を仰け反らせ、人目も憚らない牝吠えが炎上する都市部に木霊する。
「あぁんっ♡あついのにぃぃ……きもひいぃぃぃぃ♡♡」
これまで感じたこともない途方もない法悦がデメテルを内側から満たす。
ここに、女神デメテルは一匹の牝として堕落した。>>368
以上になります、お目汚し失礼いたしました
感想や評価等いただけると喜びます今書いてるSSが80レス超えそうなんですけど大丈夫ですかね……?
>>282
>>371
「ここは……」
いつの間にか、ジャンヌは聖堂に伏せていた。レティシアと契約を交わした場所、英霊の座でも現世でもない、二人の戦いの始まりの地だ。だが、天界を思わせたかつての在りようは既になく、辺りは廃墟の様相……ここが2人の少女の心象世界とするならば、崩壊寸前という表現が正しいだろう。
苛烈極まる陵辱の果てにジャンヌ・ダルクは力の全てを喪失した。辛うじてレティシアとの繋がりは感じるが、彼女も生死の境にあることは間違いない。
「こうしては……いられません……」
歯を食いしばり、必死に立ち上がる。また倒れ込み、その度に立ち上がる。満身創痍、致命傷だとしても、歩みを止めるわけにはいかない。彼女の元に辿り着くまでは。
「主よ……私はここで果てようと構いません。ですが……レティシアは、彼女だけは守り抜かねばいけないのです。どうか、どうかお力を……!」
朦朧とする意識。ぶれる視界。ついに体を起こすことも叶わなくなり、這いずりながら少女の名を呼び続ける。
「レティシア……レティシアッ……!」
感じる。彼女はまだ生きている。瓦礫をかき分け、手を伸ばす。その先にーー倒れ込んでいる少女が、ひとり。
「レティシア……しっかり!しっかりしてください!」
「んぅ……」
「っ……よかった!まだ、息が……!」
「聖女、様……」
憔悴し切った身体を優しく抱きしめるジャンヌ。安堵の涙が零れ出す。レティシアもまた彼女に腕を回した。思っていたより、ずっと華奢だった。
それきり、どれだけ刻が経っただろう。こうして抱き合っているだけで、ほんの僅かながら力が蘇ってくる気がした。聴こえてくるのは互いの鼓動だけ。静寂が傷ついた心身を癒やしてゆくようだった。>>372
「「ごめんなさい」」
不意に発した謝罪が重なる。
「私の力が足りなかったから……」
「私が力を上手く扱えないから……」
「「そんなことありません」」
またしても声が重なった。流石に表情が崩れる。
「本当に似たもの同士なんですね、私たち」
「だからこそです。魂の在りようが近くなければ、このような形で現界することはできませんから」
「あの……私、どうしてここに……?」
「率直に言えば、敗北した、からです……」
「……」
分かっていた。分かっていたのに、こみ上げてくる無力感と喪失感を抑えられない。
「本来ここは契約の時、貴女の元から去るときにしか訪れることのない場所です。……力を使い果たした私の消滅は、時間の問題でしょう」
顔を伏せるジャンヌ。これまでも楽な戦いはなかった。だが今度は違う。「聖処女」という一種の概念補強を失ったことでジャンヌ・ダルクの力は大幅に減じ、霊核への決定的なダメージで回復は見込めそうもない。再起不能とはこのことだった。
「失望してますよね……私の選択に」
邪悪な魔術師に屈しただけでなく、自らを犯してくださいと懇願までしてしまった。心までも敗北してしまったのだ。
「絶対負けないって誓ったのに……みんなを助けなきゃいけないのに!」
「いいえ。貴女は間違ってなどいませんでした。もし『犯さないで』と懇願していたら…‥変身が解けて今頃……」>>373
自責の念に駆られるレティシアを宥めるも、続く言葉が出てこない。どちらを選んだとしても、最終的な結末は同じだったはず。
「失望させたのは私の方です。敵の全貌も未だに掴めず、貴女一人守り切ることができないなんて…‥」
「……私たち、もう……ダメなんですか……?」
「それはっ……いえ。認めたくは、ありませんが……」
逆転の手段が思い浮かばない。如何なる術式か不明だが、プレラーティの操る異界の魔物には光の魔力も、宝具の守りも通用しない。そして、主の声も届くことはなかった。
ーー淫らに堕ちたジャンヌ・ダルクに、救いの手は差し伸べられないーー
そんな考えさえ過ぎる。長い長い沈黙が続いた。
「私、いつもやられてばっかりです……」
「……」
「でも、諦めません」
「レティシア…‥」
「戦うのは怖いけど……みんなは今もっと怖い目にあっています。ミシェルだって戦ってます。私だけ諦めるなんて、できません」
息を飲む。レティシアの精神力の強さは承知している。それにしても、驚くべき言葉だった。
「ミシェルに助けて貰って、今はみんなが巻き込まれて……もう、聖女様に頼まれたから戦っているだけじゃありません。私の戦いにもなっているんです。だから逃げません。何度負けたって、私は逃げない。聖女様も、そうだったのでしょう?」
「……ええ。苦しい戦いは数あれど、必ず守るべき国と、友と、信仰がありました……貴女と同じ想いが私を支えていた……」
大きく頷いたレティシアがジャンヌの手を握る。
「戻りましょう。きっと戻れるはずです」
「はい。ここへ来たのは、再出発のためだったのかもしれませんね」
絶望は去り、ゆっくりと夜が明けていく。>>374
「レティシア、貴方は本当に強い。パートナーの力を信じきれていなかった私を許してください」
「ゆ、許すだなんて、とんでもないです!私こそ勘違いしていました。聖女様は英霊で、天使みたいに人とは違う存在だと思ってました。でも、一緒に戦って分かったんです。みんなと同じように、苦しいことも辛いこともあるんだって。だから、私もっと頑張れると思うんです。伝説になったジャンヌ・ダルクみたいに」
ーーよかった。レティシアに出会うことが出来て。
「私に、『貴女の力』を貸してください。そしてもう一度戦いましょう」
レティシアはジャンヌの弱さを知り、ジャンヌはレティシアの強さを知った。
力を与えるのではなく。身体を貸すのではなく。「ふたりで」戦う。
「あなたこそ本当の聖女です。レティシア」
口づけを交わす2人を、光が包み込んで……
触手で構築された悍ましい十字架に、汚辱され尽くした聖女が磔にされている。フランソワ・プレラーティはジャンヌ・ダルクを生前と同じ手段で葬り去ろうとしているのだ。哀れな変身ヒロインを取り囲むのは、依代たる少女の学友たち。守ると誓い、そして果たせず今や彼女に憎しみの目を向ける…‥全ては魔術師の目論見通りに進んでいる。
「ただキミを打ちのめして葬るなんて、そんなのは三流のやることだ。キミは魔女として処刑されなきゃいけない。民衆に死を望まれなきゃいけない」
今際の祈りなど捧げさせはしない。今度こそ、ジャンヌ・ダルクは絶望の中で死.んでゆく。
「地獄で会おうねえ、ジャンヌ」
プレラーティが炎を呼び起こす呪文を紡ごうとした、その瞬間。
十字架から火の手が上がった。
「おかしいな。手違いはなかったはずだけど」
飄々とした口調こそ崩さないが、魔術師は動揺を隠せていない。光の力を物ともしなかった異界のしもべが炎に灼かれ、次々に燃え尽きていく。
「諦め、悪すぎでしょ……」>>375
処刑台を呑み込まんばかりの神々しい炎の中、少女は生まれ変わる。
染み込んだ穢れを聖なる炎が浄化する。裸身に纏うは新たなる純白のコスチューム。気品ある黒の長手袋とニーハイソックスが四肢を包み、全身へ白銀の甲冑が装着されていく。解けた三つ編みが広がる様は、聖母マリアの降臨さえ思わせた。
息を吐く。全身に力が漲っていくのを感じる。
「(暖かい……これは……?)」
「(霊基再臨。レティシア……紛れもない、貴女の起こした奇跡です)」
頷き、目をしっかりと見開く。
ふたりでひとり。
ジャンヌ・ダルクはここに蘇った。
「何の冗談かな?あんだけヤられまくってイキまくって、普通もう壊れてるでしょ?おかしいでしょ!?どこにそんなネタ仕込んでたのさ!」
「確かに私は貴方に敗れました。犯されもしました。ジャンヌ・ダルクの名を背負って戦う資格なんてないかもしれません……でも、資格なんて無くたって私は戦います!私自身の心で戦うと……貴方を倒すと決めたんですから!」
決然と言い放つ。「フォームチェンジ」には種も仕掛けもない。一敗地に塗れようとも、どれだけ尊厳を奪われようとも、最後の最後まで足掻いたその先に掴んだ力なのだから。
ーー天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者ーー
ざわつく観衆。徹底的に辱められ、再起不能に思えたヒロイン。かつて同じ道を歩み炎に散った母国の英雄が今、炎を纏い生まれ変わったのだ。その光景は、魔王の感情操作を打ち破るほどに強烈だった。
「あ……は、あっははははは!聞いたかいジル!?ホンモノだよ!この子、ホンモノになっちゃったよ!」
狂笑と共に螺淫城教本から無数の触手が繰り出される。宝具すらも通用しなかった異形が牙を剥く。>>376
「行きますっ!」
剣を鞘から抜き、一閃。迸る火焔が迫り来る触手を焼き払う。敵の攻め手はなおも衰えず、足元から、頭上から出現した触手がジャンヌの動きを封じる。
「……はぁあああぁあっ!」
眩い光と灼熱。業火が全てを呑み込み、邪悪の群れは瞬く間に灰へと変わる。
「魔力の質まで変わった?一体、何が……」
けしかけられた無数の海魔を認めると、祈りを込めて聖旗を掲げる。押し寄せた化生どもは、浄化の魔力に晒され次々に崩れ去っていった。
「退ケ、貴様にハ荷が重イ」
見かねたベルゼブブが翅を広げ突貫してくる。浴びせられる炎にも怯むことなく、鉤爪を振るって攻め立ててくる。負けじと旗を、剣を閃かせ応戦する。
「何ガあっタ、小娘。その力…‥どコから湧いテくル?」
「く……」
激しく散る火花。打擲されるばかりだった先ほどとは違い、驚くほど機敏に四肢が反応する。歯を食いしばって受け止め、渾身の力で押し返す。聖カタリナの剣がベルゼブブの表皮を切り裂き、旗は邪悪な魔力の波動を跳ね返す。
それでも。互角、いや僅かに押されている。幾重にも重ねられた魔力障壁を有する甲冑が徐々に削り取られていく。身体に漲る力は先程とは段違いだというのに、なお届かないというのかーー?
激しい一撃を受け止め、たたらを踏んだ足場が崩れる。否、溶けていく。対魔力を無効化するプレラーティの対界宝具。ここで使ってくるとはーー
「僕のこと、忘れてないかい?」
「要らヌ邪魔ヲ……」
ベルゼブブが掌に作り出した火球をジャンヌへ直接叩き込む。
「きゃあぁぁああっ!」
余りの衝撃に堪らず吹き飛ばされる。体勢を立て直せないうちに、触手が再び四肢へ絡み付いてくる。>>377
「くはっ……んッ!?」
魔力放出で焼き払おうとするも、その隙を見逃す魔王ではない。巨大な翅を振動させて生み出す怪音が、衝撃波となって押し寄せる。
「あ……ぁあああああッ!うあ゛ああああぁっ!?」
「堪えテいるようダな」
敵も味方もなく、周囲にある全てがひしゃげ、潰れていく。堅牢な鎧を以ってしても防ぐことができない死の交響曲。身体の奥底、内臓と脳を激しくシェイクされ悲鳴を搾り取られる。霞む視界の端には、プレラーティと海魔の群れに追い詰められる人影。
旗に縋り手を伸ばすジャンヌに無慈悲な一撃が浴びせられる。抉り取られた大地に仰臥する少女。マウントポジションで甚振る魔王。
「はぐっ……ぐぅっ!あ゛あっ!うああああっ……!あっぐぅううっ!」
(こんなところで……負けられない……もっと、もっと力を…‥ッ!)
「ショーは台無しになったけど。幕引きは必要だからね。死.んでもらうよ……」
「おい、話が違うぞ!?」
「お願い、やめて…‥」
「気が変わっちゃってね。恨むなら往生際の悪い聖女様を恨んで欲しいな」
「くそッ……」
「じゃ、死.んで……え……?」
驚愕の声は魔術師から。一拍置いて、肚から鮮血が迸る。
「な……んだよ、これ?」
グールの舌がプレラーティを貫いていた。>>378
「きさ、まァあああ!」
激昂の叫びと共に地面から現出した触手が、グールをズタズタに引き裂いていく。
「やってくれたなッ!操り人形の分際でッ!」
「そんな……」
殴打の嵐の中、血塗れのグールの姿が遠く映る。自我を塗りつぶされてなどいなかった。彼は今でも彼のままだ。変わり果ててなお、少年は戦っている!みんなを助けるために身を捧げている!なのに、私は……!
「あ……うあああああああああ!」
こんな声が自分から出るとは思わなかった。経験したことのない激しい感情が湧き上がる。
「許さない!絶対に!」
レティシアとジャンヌを怒りが突き動かす。敵の卑劣さに、何より己の不甲斐なさに激情が燃え上がる。感情の昂りに比例して、裡から湧き上がってくる力。びくともしなかったベルゼブブの巨躯を、魔力放出で力任せに跳ね飛ばす。
「まダ、動けルだと…‥?」
狂気の魔術師へ疾駆する。受けたダメージは浅くない。深刻といってもいい。だが、そんなことは今はどうでもいいーー!
「プレラーティイイィ!」
「イキり立っちゃって、らしくないよ聖女様ァ!」
まだ手はある。動きを止め、その間にベルゼブブが復帰すれば終わりだ。奴を倒す手段はジャンヌにはない。魔導書から異界の魔力を引きずり出そうとしてーー果たせなかった。
「な…‥?ジル?……ジル、お前ッ…‥!?」
「(負け……ですな。確か『光の及ばない闇』と。ああ、何たる間違い!ジャンヌは光射す道を歩いてきたのではない。自らの裡に光を持っているのです。何人にも奪えぬ、どこであろうと消えない光を。我々が勝てるはずもない)」
「ふッ……ざけるな!そんな理屈でっ!」
人質を盾に、その思考を読んだジャンヌが聖旗を大きくはためかせる。討魔の閃光が海魔のみを薙ぎ払う。最早邪魔するものはない。刀身に炎を纏わせ、一直線に悪の魔術師へと突き進む。>>379
「(主よ、我が炎に祝福をーー!)」
宝具、開放ーー
「嘘だろ、嘘だ、そんな……」
「紅蓮の聖女!」
ジャンヌの剣が、勢いそのままにプレラーティの胸板を貫いた。
「終わりです。貴方に捧げる祈りはありません」
「洒落臭い……そんなの、願い下げさ」
「(キャスター、消滅を確認しました……ッ!?レティシア!)」
そう。まだ戦いは終わっていない。彼を遥かに上回る脅威がまだ存在しているのだから。
本来の武器である杖を手に、ベルゼブブが最大の攻撃を放ってくる。
収束する魔力は対城級。これを防ぎうる彼女の宝具は先に破られている。だが、今のふたりならばーー
「(できますよ、レティシア!)」
「(はい!)」
「消シ飛べ、全テ!」
「我が神はここにありて!」
光と闇の激突。波濤のような死の光を懸命に押し止めるジャンヌ。
「っぐ……くぅううっ……!あぁあっ……」
押し込まれる。旗は絹裂けの音を立て、ブーツが地へめり込んでいく。総身を砕かんばかりの圧力に襲われる。>>380
「がん、ばれ……」
彼女を犯し、甚振り、辱めたものたちから声が上がる。許されざる行いをした自分たちを、レティシアは歯を食いしばって守っているではないか。彼女の献身に報いるために、出来ることは唯一つ。
「「頑張れ、レティシア!」」
想いは救国の少女へ確かに届いた。
背には友。ならば守り抜くだけのこと。ここで下がれば「ジャンヌ・ダルク」の名が廃る!
「(絶対に……守ってみせます!)
「ああぁああぁああああっ!」
そして、破壊の嵐は誰の命を奪うこともなく過ぎ去った。砂塵の中に佇むのは、魔神と……膝を突く聖女。
「ヨもヤ耐エるとハ。しかシ、消耗しすぎタな。小娘」
ベルゼブブの翅が、爪が、ふらつくジャンヌを幾度も幾度も打ち据える。杖が鳩尾へ突き刺さり、唇の端から赫が散る。決して倒れまいと耐え続けるジャンヌ。しかし、いつまで保つものかーー
「見てらんねぇ…‥俺らを庇ったばっかりに」
「私達には何も出来ないの……?」
「がはっ……あう…‥ぅ」
「無力ダな。祈りとやらハ。」
崩れ落ちた聖女を、表情のない複眼が見下ろす。この哀れな連中は力を託す相手を間違った。ジャンヌ・ダルクなどではなく、王たる我にこそ力と羨望を捧げるべきだ。それを知らしめねばなるまい。
「何も……?何も出来ない訳ねえだろ!喰らえ!」
投石など蚊に刺されたほどの痛みも感じはしない。だが人間風情につけ上がられては沽券に関わる。誅伐を。踵を返したベルゼブブの脚を抑え込むものがあった。>>381
「行かせ、ない……」
それを無造作に引き剥がす。なおも縋り付くジャンヌを踏みつけ、投げ捨てる。
「ぁ……ぐ、う……」
傷付き倒れ伏しながらも、拳を握る。諦めない。負けないと誓った。だからーー
ーーどこにそんな力があるというのだ?何故まだ立てるのだ?
「そこマデ死にたいカ、小娘…‥!」
杖をかざし、跡形もなく吹き飛ばそうとした、その刹那。
「私のこと、忘れてないかい?」
「グ、ガ…‥!?」
突如現れ、ベルゼブブの胸の霊核を抉り出したのは、シュヴァリエ・デオン。どす黒い返り血に貌を濡らし、美剣士は妖艶に微笑む。
「貴方がこのまま真正悪魔になっては困りますので」
反撃の一撃をひらりと躱すと、倒れたジャンヌの手を取り、肩を貸す。
「ミシェ……ル?無事で…‥!」
「まーたボコボコにされて…‥トドメ、行ける?」
「うん!」
「貴様ラ…‥!」
ジャンヌ・ダルクの象徴たる聖旗に魔力を込める。魔性を滅する聖なる魔力を、極限まで収束させて撃ち放つ。
「主よ、今こそ裁定を!」
曙光の如き輝きがベルゼブブを内側から灼いていく。瞬時に再生を果たす筈の肉体は融解し、現界を維持する機能も保てないーー>>382
「はあああああああ!」
雄叫びと共に現界まで魔力を注ぎ込む。地の底の王の輪郭が崩れていく。視界が白に染まりーー
「う……はぁ、はぁ……」
「忘れルな。よリ……邪悪なル存在が、すグ……」
呟くと、魔王は溶けるように姿を消した。
渾身の一撃の疲弊、勝利の余韻を感じる間もなく、二度目の死を迎えようとしている少年に駆け寄る。
「また、貴方を救えませんでした。償いきれるものではありません……貴方がいなければ、私は勝つことはできなかったでしょう。その勇気に感謝します」
節くれだった手をぎゅっと握る。異形に造り換えられてなおヒトの強さを見せつけた少年の魂へ、最期の祈りをーー
「主の恵みは深く、慈しみは永久に絶えず
あなたは人なき荒野に住まい、生きるべき場所に至る道も知らず
餓え、渇き、魂は衰えていく
彼の名を口にし、救われよ。生きるべき場所へと導く者の名を
渇いた魂を満ち足らし、餓えた魂を良き物で満たす
深い闇の中、苦しみと鉄縛られし者に救いあれ
今、枷を壊し、深い闇から救い出される
罪に汚れた行いを病み、不義を悩む者には救いあれ
正しき者には喜びの歌を、不義の者には沈黙を
―――去りゆく魂に安らぎあれ」>>383
「あり……がと…‥う」
目頭へこみ上げる熱いものをぐっと堪える。涙を流すことは許されない。彼の犠牲を胸に、その身朽ち果てるまで戦うーーそれが、ジャンヌ・ダルクとレティシアが背負った新たな十字架だった。
「みんな気を失ってるよ。術の影響が残ってるか分からないし、気の毒だけど何も覚えてないことを祈って退散しよう。……ごめん。遅くなって」
「いえ……でもよかった!無事で!」
「なんとか、ね。それよりその格好…‥」
「ええ。私と、聖女様の新しい」
「コスプレ感増したわね」
「ミ、ミシェルも人のこと言えないと思いますっ!」
「冗談冗談。キレイだよ。ずっと手元に置いておきたいくらい」
「えっ?……ん、ぁ……」
戦友をまじまじと見つめたその瞬間。変身が解けたレティシアが意識を失って倒れ込む。
透き通るような肌に浮かぶ幾つもの痣や傷。
「成程。依代との繋がりが強固になったが故に、共有する傷もまた大きくなる……これは、これは……丁重に扱わなくてはいけませんね」
死線を乗り越えた少女たちに、真の敵が牙を剥こうとしていた。そんなわけで、前スレで閃いた「刻印蟲に寄生されたフィオレちゃんがひたすらエッチな目に合うシチュ」で一本書いてみました。例によって例のごとく、林間・苗床・丸呑みと趣味むき出しですがご容赦ください。
深夜のミレニア城塞。その一室で穏やかな寝息をたてて寝ているフィオレのもとに、一匹の魔蟲が忍び寄ろうとしていた。先日離反した「赤のキャスター」の襲撃により城塞に生じた、人間には知覚できないほどの小さな結界のほつれ。そのごくわずかな隙間を縫って侵入した米粒ほどの小さな蟲が、少女の寝台に這い上がったのだ。
首筋に這い上がった蟲はそのまま少女の寝間着の内側に入り込むと、無遠慮にショーツの中に侵入する。そして意識がないのをいいことに乙女の花芯、その最奥へと潜り込んで少女の肉体を作り替え始める。
時折、異物がもたらす刺激に反応してか「ん♡…。」と吐息を漏らしながらも、翌朝までフィオレは目を覚ますことはなかった…。>>390
「それじゃあいってきます、姉ちゃん。」
朝食を終え、赤の陣営との最終決戦に赴くためやや緊張した面持ちのカウレス。たいしてフィオレの方は、いつもの気品を感じさせるユグドミレニア制服の姿ではなく、私服に身を包んだどこか具合が悪そうな様子であった。「黒のアサシン」襲撃以降原因不明の体調不良が続いていたため、やむを得ずマスター権を弟とゴルドに託したフィオレはセーフハウスで療養することになっているのだ。本来ならば無理を押してでも参戦したいところではあったが、激戦が予想されることもあり、不足の事態を考慮し大事を取ることにしたのだ。無事に帰ってこれたら大事な話がある、という弟に激励の言葉を送り、出陣を見送るフィオレ。
扉が閉まる、足音が遠退く、停めてあった車が走り出す…。
そこまで確認する頃には、フィオレの額に珠のような汗がびっしりと浮かんでいた。弟には悟られまいとできる限り平静を装っていたが、実際にはもう今のフィオレのカ身体は日常生活を送ることすら覚束無い状態になっていたのだ。
最初は単なる倦怠感であったそれは次第に堪えがたい飢餓感へと変化し、いつしかそれは無意識に牡の味を求めるはしたない衝動に変化していた。目を覚ますといつの間にかショーツや指がぐっしょりと濡れていたことも、一度な二度ではない。今朝も今生の別れになるかもしれないというのにカウレスとの会話の内容もろくに頭に入らず、必死になって下腹部で体液がグツグツと煮詰まっているかのような劣情に耐えていたのだ。>>391
カラダの奥で「ナニか」が蠢いているかのような感覚から目を逸らしつつ、急ぎフィオレは寝室へと向かう。ハンドリムを握る手に汗を滲ませ、(まだ、だめ…ホムンクルスたちもいるのだから…)と自分に強く言い聞かせながら寝室に駆け込むと、這う這うの体でその身をベッドに投げ出す。サイズの合わないブラに胸を締め付けられているかのような息苦しさ、全身ぐっしょり濡れるほど汗をかいているのになおを熱を求める身体、そして表現しようのない喉の乾き…絹擦れの感覚にすら敏感に反応してしまうほど敏感な自身の肉体を、悶えながらも抱き締めていた少女の両手は、やがてスカートの中へと伸びていく。
下半身を覆う布を捲り上げ、下着の股布をずらし、白魚のようななめらかな指でワレメをなぞる。待ち望んでいた感覚に頭が真っ白になり、酸欠の魚のように口をパクパクさせながらも夢中で自慰に耽るフィオレ。股間を弄る動きはあっという間に水音を伴うようになり、空いている左腕は乳房を独りでに慰め始めていた。仲間がこれから命をかけて戦に臨むというのに、自分だけがこんなはしたない真似をしている、という背徳感も今の彼女にはスパイスにしかならない。幾度となく仰け反り快感を堪能していた少女の脳裏には、いつしか一人の男性の姿が浮かんでいた。
それはフィオレ自身を叱るケイローンの姿。
(おやおや、マスターがこんなにいけない子だったなんて…。どうやらお仕置きをしないといけないようだ。)
そう呟きながら、恥態に励むマスターをまるで子供のいたずらを諭す教師のように咎める自身のサーヴァント。違う、彼はそんなことを言うはずない、そう思いながらもそう言って欲しいという相反する思いがどんどん強くなり、それに合わせるように身体を慰める手の動きも激しさを増していく。アーチャーになじられる妄想もさらに加速し、ついにははしたないフィオレのカラダが彼の手で直接摂関される光景を幻視してしまう。まるで自分がケイローンの手で愛撫されているかのような錯覚に囚われ、肉体の昂ぶりが限界に達しようとした、まさにその瞬間ー>>392
「いけない子だなぁ。」
耳元で囁く見知らぬ男の声、それと同時に自慰に勤しんでいたフィオレの両手も、何者かによって取り上げられてしまう。
突然の出来事に意識がはっきりし、自分が及ぼうとしていた行為をやっと自覚したフィオレ。それと同時に、自分が戦力が手薄になってしまった城塞の防備もろくに確認していなかったことに気づく。
己の迂闊さを呪うフィオレの周りにはいやらしい笑みを浮かべた男性が、それも複数人が視界を塞ぐように取り囲んでいた。
「よろしいのですな、ご老体。」
「かまわぬ。器としては十二分に育っておる。あとは胎盤に馴染ませるだけであるからな。存分に可愛がってやるがよい。」
まるで品定めをしているかのような会話をしながらベットの上に乗っかる男たち。見知らぬ人間に恥態を見られたフィオレは、羞恥に顔を紅く染めながらも慌てふためき逃げようとするもあっという間につかまり羽交い絞めにされてしまう。なんとか振り払おうと抵抗はするが、まるで四肢の力が入らない。否、まるで無意識に牡を求めているかのように、ひとりでに脱力してしまうのだ。乱暴に握った手首を引っ張られても、服の上から胸や尻をまさぐられても、嫌悪感以上にそうされることへの快感が上回る。脳に上書きされたマゾヒズムな感性がそれらの刺激をを求めてやまないのだ。
自身を抱き寄せたならず者にそのままもたれかかるカタチになり、汗臭く暑苦しい男の胸板を背中に押し付けられても発情しきった体は少女の意思を無視して嫌悪感すら感じるそれに体重を預けてしまう。
「さあエッチなことがしたいんだろう?おじさんたちの言うとおりにすれば、いっぱい気持ちよくなれるさ!」
「ちが、います…。わたしは、そんなこと…んむ!?」
耳まで赤くなりながらもなけなしの気力とプライドを振り絞り、否定の言葉を口にするフィオレ。だが聞く耳持たぬ暴漢の手によって、愛液にまみれた自身の指を口に突っ込まれてしまう。
「身体はこんなに正直なのに、嘘をつくなんていけない子だなぁ。そんなに恥ずかしいなら、おじさんたちがぬぎぬぎするのを手伝ってあげようか。」>>393
そう言いながら背後から上体を支えていた男の手がブラウスのボタンをはずすのをぼんやり眺めていると、芋虫のような指でアゴをくいっと持ち上げられる。そして少女の顔をニヤニヤと眺めていた男は、唐突にその無防備な唇に接吻を行う。柔らかなフィオレの唇にざらざらした男のそれが押し付けられ、無遠慮に侵入してきた舌はナメクジのように這いまわって生臭い唾液を塗りたくる。普通なら吐き気を催すであろう、自身の唾液と混ざり合ったそれを自然に嚥下し、もっとおねだりするかの様に自分の舌を男のそれに絡ませる。
(足りない、コレじゃ…もっと、もっと濃いのを…。)
別の男の手によってスカートも脱がされいるのだが、気にするそぶりすらない少女。自分がまさに犯されようとしているのに、ぼーっとした頭では抵抗しようと考えることもできないのだ。そのまま夢中になってキスをしていると、急に胸元の締め付けが緩くなる。ブラウスを脱がした男の手によって、ブラのホックを外されたのだ。そのまま肩紐をずらし、上品な下着と柔肌との間に手を突っ込む男。
(!!!)
その途端、電気ショックに撃たれたようなかのように跳ね上がるフィオレの身体。自身の細指とは比べ物にならない、脂ぎった男の指から繰り出される力強い愛撫に一瞬で絶頂してしまったのだ。跳ね上がろうとした上半身は無理矢理押さえつけ、悲鳴を漏らさないように後頭部をがっちり押さえつけて接吻を続行させられる。
「かわいそうに、こんなにパンパンになっててキツそうじゃねえか。ほぐしてやらないとな!」>>394
そう言われながら執拗に何度も揉み解され、その度に息が止まるほどの快感に達してしまうしてしまうフィオレ。そして何度目かの絶頂で、少女の体からぐったりと力が抜けたのを見計らい、手足を押さえていた男の手が離れる。そしてようやく満足した男の口づけをから解放され、唾液の糸を引きながら「ぷはっ」と息を吹き返すフィオレ。これでもう終わりだろうか、と不安と期待を膨らませていると、突然肩を強く引っ張られ、四つん這いの姿勢を取らされる。
「さあ、本番はこれからだ!」
そういいながら、後ろに突き出される形になったフィオレの臀部に顔を知近づける男。そのまま両手でがっちりと腰を固定すると、むさくるしい鼻息を吹きかけながら尻に頬擦りをし始める。下着越しに柔肌に無精髭が食い込む痛みと嫌悪感に、ただただぎゅっと耐えている少女。そして頬擦りを終えた男はそのままショーツに手をかけ、一息に膝までずり下す。
「い、やぁ…。」
たまらず後ろに手を伸ばし、弱々しくも抵抗しようとするも、細腕をつかまれ引き戻されてしまう。そしてだらしなく涎を垂らしているヴァギナを晒される羞恥に涙を浮かべ震えているフィオレの顔に、別の男がそそり立つペニスを突きつける。眼前に突き付けられた生々しい肉棒に「ひっ」と短く悲鳴を上げるフィオレであったが、嫌悪感しかわかないそれからなぜだか目を離すことができない。そして金縛りにあって動けないのをいいことに、少女の緩やかにウェーブのかかった髪に脂ぎった指を絡ませて両手で頭をガッチリと固定すると、無防備な半開きの唇に一気に根元まで挿入する。>>395
(なんで!?イヤなのに…!)
フィオレが驚くのも無理はない。生臭さが口一杯に広がり気道を塞がれ息苦しいのに、自分の舌は勝手に挿入物に絡み付き、唾液と混ざった汚らわしい我慢汁を独りでに嚥下してしまったからだ。そしてドロドロに煮詰まった子種を口内にぶちまけられ、「おぐぅ!」と無様な鳴き声を漏らしながら不快な喉ごしのそれをごくごくと飲み干していると、不意に菊門に湿り気を帯びた柔らかな異物が侵入する。
少女の腰をつかんでいた男が、尻穴をウェットティッシュで拭い始めたのだ。恥ずかしさとくすぐったさで嫌がおうにも心臓の鼓動は加速するが、イラマチオで塞がれた気道では呼吸も十分にできない。そして酸欠で力尽きたのか、がっちり固定された腰を残して崩れ落ちる上半身。抵抗がなくなったのをいいことに、下腹に額がくっつけるかのように再び固くなったペニスを挿入する一方、後ろの穴を弄っていた男は準備を終えたのか極太の座薬を押し当てる。
「そうら、こっちもモノ足りんだろうから、ご褒美のおクスリだ!」
そう言いながら円筒形の固形物を、愛液を塗りたくられて滑りのよくなった菊門に力任せに挿入する。腸の奥までごつごつした指で押し込まれた座薬からは即座に毒素が溶け出し、あというまにむず痒さが粘膜全体に広がっていく。
初めての精飲体験と菊門の異物感にがくがくと悶えるフィオレだが、男たちは彼女の体力を気遣うことなく、更なる凌辱を開始する。
「さあて、そろそろお待ちかねの貫通式だ!」>>396
(やめて、それだけは!)と焦る内心とは裏腹にじっと動かない少女を仰向けにひっくり返し、膝を掴んでゆっくりと股を割っていく男。さらに別の男が足首を肩の上で押さえつけ、V字開脚の姿勢で固定させる。あらわになった少女のヴァギナは愛液と調教ですっかりふやけており、とても処女とは思えないほどあっさりと、押し付けられたペニスを受け入れてしまう。正気を失いそうなほどの快楽に頭がいっぱいになり、処女膜を丁寧に擂り潰される痛みに震えながらも膣粘膜は懸命に肉棒を締め付けるているのだ。
そして性感が限界まで昂った瞬間、それに呼応するように待望の子種が吐き出され絶頂を迎えるフィオレ。
(アーチャー、ごめんなさい…)
焦点の合わない瞳に涙を浮かべ、ぼんやりと自身のサーヴァントになぜか悔恨の言葉を浮かべながら少女の人格は闇に飲まれるのであった…。>>397
あれから一晩中、数えきれぬほど大量の精を注がれたフィオレ。それらに含まれる魔力を吸収したのか、刻印蟲が寄生している子宮がポッコリと膨らみ始めていた。
欲望の捌け口となり下がったフィオレを男たちは意識の有無も気にせず犯し続け、寝る間もなく犯され続けたことで少女の意識はすっかり朦朧としていた。その時ー
「姉さん、いるか?」
突如聞こえてきたのはいるはずのない弟の声。城塞の異変を察知したカウレスが、アーチャーと共に引き返してきたのだ。
「カウレ、むぐ!?」
呼びかけに一気に目が覚めたフィオレは助けを求めようと声をあげるも、男たちは即座にその口を男根で塞ぎながら再びベッドをギシギシと鳴らし始める。
「静かにするんだ。こんなところを弟に見られたくないんだろう?」「黙って言うことを聞いてればおじさんたちがもっとキモチよくしてやるから、大人しくしてるんだな!」
その間にも近づいてくる二人の足音。助けて欲しい、これで解放される、という期待とこんなところを見られたくない、という羞恥心がない交ぜになり、繊細な少女の心を容赦なく掻き乱す。>>398
「カウレス、護衛のホムンクルスたちも姿が見えません。争った形跡もないということは、恐らく彼らと共に危険を察知して一足先に避難したということでしょう。」
「そうだな、アーチャー。姉さんのことだ、あれぐらいの不調なんてものともしないで追っ手から蹴散らして逃げおおせてるかもな。」
そんな会話をしながら扉の外に佇む二人の足音。助けて、お願い気づいて、やだ、こんなところを見られたくない、そんな相反するフィオレの心中を鑑みることなく、男たちはその肉体を貪り嘲笑する。
「お、締め付けがよくなったな!弟に隠れながらするのが好きだなんて、とんだ淫乱娘だな!」
「違いねえ。ご褒美ほしさに大人しくなるんだ、きっといつもおちんちんのことばかり考えてる悪い子なんだろうさ!!」
「そうかいそれじゃあたっぷりとお仕置きしてやるか!」
そして二人の足音が遠ざかり、今度こそ城塞を退去したことを確認した男たちは、凌辱の手を休めるとフィオレをうつ伏せにしてベッドに押さえつける。途端に襲いかかるすさまじいまでの飢餓感。文字通り燃え上がるような衝動に耐えかね、思わず期待の眼差しを周りの男に向けるフィオレだか…。
「言ったろう、悪い子にはお仕置きしなきゃってな!上手におねだりできるまで、おちんちんはお預けだ!」
「そん、なぁ…。」>>399
両手を封じられているため自分で慰めることもできず、ただただ悶えることしかできないフィオレ。少しでも気を紛らわそうと胸の双丘をベッドに押し付けてみるも、高級マットレスの上品な柔らかさでは物足りなさがつのるばかり。思わずおねだりしそうになるのを必死に堪え、冷や汗を流しながらシーツを握り耐えていると…。
「ひぐぅ!」
再現なく宿主から魔力を吸い取っていた胎内の淫蟲が、エサを求めて淫毒を分泌しながら暴れだしたのだ。頭がおかしくなりそうなくらい激しい疼きなのに、それを慰めることも許されない現実に、ついにフィオレの心は屈してしまう。
「…がいします…。」
恥辱の涙を浮かべ、視線を合わせないよう伏せながら消え入りそうなくらい小さな声で呟く少女。
「ああん、なんだって!聞こえねーぞ!」
「お願いします、私を、犯してください!」
恥も外聞もかなぐり捨て、おねだりするフィオレ。だが…。
「ダメだね!」
「そんな?!」
「いい子になるのにこんなに時間がかかるようじゃあ、ご褒美はあげられねーだろ。」
「御願いひます、なんれもひまふから!」>>400
絶望感に目の前が真っ暗になり、呂律もろくに回らない口で必死に懇願する少女。その顔にもはや次期当主を期待された精悍な魔術師としての面影は欠片も残っておらず、みっともなく子種をねだるメス犬そのものと化していた。
「そうかい、それじゃあこれにサインするんだな!」
そう言って差し出された怪しげなスクロールを、内容も確認せず死にもの狂いでサインするフィオレ。それを見届けた男たちは弱り切った彼女の体を持ち上げると、股間を屹立させながら寝そべるもう一人の男の上に跨らせる。そして押し当てられたペニスが入口をくすぐり、もどかしさが限界に達した瞬間、掴んでいた手を放す。自身の体重を支えることができないフィオレが呆気ないほどすとん、と腰を下ろし、同時に最奥まで一気に貫かれるヴァギナ。
「ー♡、ー♡!!」
言葉にならない悲鳴を上げながら男の胸板に倒れ込み、脂ぎったそれに両胸を夢中で押し付けながら、満足に動かない腰をかくかく揺らす少女。
「おい、早く終わらせろよ!俺たちも待ってんだから!」「しかたねえな、じゃあこっちを使え!」
そう言ってしがみついて離れないフィオレの臀部を掴むと、尻肉を左右に広げる男。そして待ちきれないとばかりにすっかり獣欲を持て余した別の男が、座薬の効果ですっかりほぐれた尻穴にも肉棒を挿入する。ただでさえ不慣れな挿入体験に息も絶え絶えであるのに、さらに後ろの穴からも挿入されながらプレスされ、空っぽの肺からかひゅっと風切り音を漏らすフィオレ。そして容赦なく叩きこまれる往復運動に、声にならない歓喜の悲鳴をあげる。そして「もう誰も助けに来ない」という絶望感はいつしか「もう抵抗しなくてもいいんだ…」という諦観へと変化していった。
されるがままに力任せに胸を愛撫され、下から突き上げられるたびに嬌声をあげる少女。その様はもはや人格を持った一人の人間などではなく、本人の意思を無視して演奏される淫らな楽器そのものであった…。>>401
あれからさらに数日後、休むことなく犯され続けた少女は円筒形のガラス容器に閉じ込められていた。かつてホムンクルスからサーヴァントに魔力を供給するため液体で満たされていた、今は空の入れ物の底に一糸まとわぬ姿でへたり込むフィオレ。寄生虫によって胎内から休むことなく愛撫されたことで意識は常に朦朧とし、ガラス壁にもたれながらも休むことなく自慰に耽る彼女の下腹部は、今にもはち切れそうなほど膨らんでいた。だらしなく涎を垂らす口、焦点の合わない瞳、熱に浮かされたようなぼんやりとした表情…。
そんな知性のかけらも感じさせない表情に、突然恐怖の色が浮かび上がる。突然魔力供給槽の天井に備え付けられたバルブが開き、そこから夥しい量の蟲が汚らわしい粘液とともに降り注いできたのだ。
「イヤ!やめて!」
生理的嫌悪感を催す軟体動物がそこかしこにまとわりつかれ、半狂乱で逃げ惑う少女。あるものは得たいの知れない粘液を擦り付けながら髪に潜り込んでうなじを舐め回し、またあるものは女体の入り口を求めて下腹部に殺到しながら繊細な乙女の柔肌を毒毛針で刺激して、淫らな感覚に染め上げる。
「やぁ、嫌ぁ!」
一匹の刻印蟲が、菊門の中にまで入り込んできたのだ。慌てて尻穴からはみ出した尾節を掴み、引っ張り出そうとするが、直腸粘膜にしがみついてなかなか出てこない。それでも力を込めてぬめぬめしたそれを握りしめ、少しづつ引きずり出す。そしてあと少しで取り出せる、そう安堵しかけた瞬間ー。>>402
「ひゃん?!」
別の蟲が、ぷっくり膨れ上がった少女のクリトリスに噛みついたのだ。がっちりと口器を閉じて敏感な肉豆を咥え込み、その身をくねらせながらリズミカルに甘噛みする。その余りにも強すぎる刺激によって、尻穴に入ろうとする蟲を掴んでいた指の力も抜けてしまう。
「ダメ、入っちゃ!あぅぅ…♡」
今度は捕まるまいと一瞬で奥まで入り込んだ刻印蟲によって、排泄のための粘膜を嘗め回され耐えがたい感覚に襲われているのだ。そのうえ他の蟲たちも次々と菊門に群がり、括約筋をくぐられるたびにビクンビクンとその細い体を震わせる。
そして凌辱はそれだけにとどまらない。
尿道に雪崩れ込んだ糸蟲がびちびちと細管を遡り、尿意を何倍にも増幅させる。
膣の入り口に殺到した蟲たちはエサとなる愛液を啜るための口吻を伸ばし、充血した粘膜に歯舌を押し当て毒素を含んだ唾液を注入する。>>403
頭がおかしくなるほどの快感から逃れようと、必死にガラス壁を叩くフィオレ。だがその力も徐々に弱くなっていき、その動きが止まった一瞬をつき、蟲たちが吹き付けた粘着物でガラス壁に縫い止められてしまう。そしてねばねばに囚われた手の内側にも容赦なく蟲は入り込み、子供のとき誤って車椅子でナメクジを潰してしまったときの嫌な感覚を、何百倍にもしたような感触が流れ込む。そうして壁に手をつき尻を突き出したような姿勢で身動きが取れなくなったフィオレのカラダをわきわきと付属肢を蠢かせながら這い上がる蟲たち。狭い水槽内の空間はあっという間に蟲によって埋め尽くされていき、蟲毒に侵された全身はみるみる昂っていく。両手を封じられているため手淫で鎮めることもできず、カラダをもじもじさせながら健気に耐えるしかない。だが真の苦しみはまだ始まってもいなかった。今度は太い毒針を先端に生やした触腕が、何本も水槽内に現れたのだ。身動きとれないのをいいことに次々とフィオレの胸先や局部に針を差し込み、その度に焼けた火箸を押し付けられたかのような悲鳴をあげるフィオレ。そして注入された毒素に刺激されたのか、たっぷり精を注がれて成長した蟲たちがついに出産の動きを始める。
「ひぐ…!く、苦し…! かうれ…す、たすけ…!」
波打つボテ腹を揺らしながら、無意識に弟へと助けを求めるフィオレ。快楽器官に作り替えられた子宮は陣痛すらも官能へと変換し、許容量を遥かに上回る快感を脳に送り込んでいるのだ。そして初めての出産アクメに白目を剥いた少女の産道から、とても人の胎から産まれたとは思えない醜悪な芋虫が鎌首を持ち上げながら這い出す。羊水まみれのそれはびっしり生えた仮足をわきわきさせながら母胎を這い上がり、乳房にしがみつくとさっそく吸盤状の口器で母乳にありつく。汚らわしい怪物に胸を舐めまわされて湧き上がる、こらえようのない嫌悪感。だがそれすら上回る快感に思考が塗りつぶされ、ついつい甘い吐息を漏らしてしまう。
ガラスケースの内側で異形の仔を産み育てながら虚ろな表情で牝の悦びに浸る少女の姿は、まさに悪趣味な見世物そのものであった。>>404
そして凌辱はなおも続く。やっとのことで初産を終えた少女をであっても、休むことは許されないのだ。
「だめ!そんなに、入んないの…!」
愛液と羊水を垂れ流す少女の膣に、苗床となる子宮を求めて蟲たちが殺到したのだ。出産で限界まで拡張された肉孔には抵抗する力はもはや残されておらず、しかし緩みきった入り口にすら入りきらないほどの大量の蟲が殺到する。侵入した大量の寄生虫によって折角萎んだお腹が風船のようにみるみる膨らんでいき、脳天を貫くような快感の波が押し寄せる。
そして必死になって理性を保とうとしながらも内外からの愛撫につい喘ぎ声を漏らしてしまうフィオレの背中に、今度は成人男性程はある巨大な芋虫がのしかかる。覆い被さったそれはすんすんと髪の匂いを嗅いだあとおもむろに耳を舐め初め、そのあまりのおぞましさにフィオレの全身に悪寒が走る。そしてうねうねした腹足でガッチリと腰を掴むと、縦に二本生えた交接器を前と後ろ、両方の穴に力強く挿入する。長太いぶよぶよした舌のようなそれは、ぴっちりと粘膜に密着して舐め回し、先に潜り込んだ蟲たちを押し潰しながら奥へ奥へと掘り進んでいく。
気色の悪い蟲と子作りさせられているという現実に泣き叫ぶフィオレ。だが蟲たちは悲鳴をあげるその口にすら侵入し、舌の上を転がりまわって分泌液を擦り付けながら次々と喉奥に流れ込む。蟲毒に消化器粘膜まで侵されたのか、胸のあたりが熱くなり心臓も破れそうな勢いで早鳴りし始める。
そして少女の背中に覆い被さった妖蟲も挿入の動きを激しくさせていき、ひときわ強く抱き締めたかと思うと打ち付けるような勢いで一気に奥まで挿入し、鉄砲水のような勢いで体液を流し込む。>>406
薄暗い地下室に設置された、無数に蠢く刻印蟲とその体液で満たされた魔力供給槽。ぎゅうぎゅうに詰め込まれた蟲たちの内圧に耐えられなかったのか、その表面のガラスに亀裂が走った次の瞬間、木っ端微塵にガラスが砕け散る。
辺り一面に破片と内容物がぶちまけられ、その中心では全身体液まみれのフィオレが横たわっていた。
だらしない笑みを浮かべ、空気の流れにすら感じてしまうのか軽く絶頂を繰り返す彼女のもとに、巨大な影が迫る。
それは子象程はあろう、異形の魔蟲。
「あはぁ…♡」
目の前に危機がせまっているというのに、気にする素振りすら見せない。今や少女の人格はそのほとんどが快楽に塗りつぶされてしまったのだ。
包茎を思わせる口器から伸びる触手がカラダをに絡み付いたことで、ようやく目の前の怪物に反応を見せるフィオレ。
「はな、してぇ…!」
悲鳴をあげ、満足に動かない体で反射的に逃げようとするも、手足に巻き付いた触手であっという間に絡め取られるフィオレ。哀れな少女はそのまま一口で呑み込まれてしまい、わずかに口からはみ出した足先をじたばたさせなかまら抵抗するが、それすらもやがて力尽きたのか動かなくなってしまう。そして獲物が口内でもがく様を堪能した怪物は、喉越しを味わうかのごとくゆっくりと嚥下していく…。>>407
そして胃袋の中に閉じ込められたフィオレには、時間や上下の感覚さえあやふやな肉の牢獄のなかでの終わらない苦しみが待ち受けていた。
「ー♡、♡♡!」
そこかしこの腫瘍のような塊から生えた数えきれない程の触手が殺到し、少女のカラダを休む間もなく犯し続けているのだ。肢体に巻き付いたものは緩急をつけながらリズミカルにマッサージを繰り返し、両の胸を包む舌のような器官は、その味で胎盤の仕上がり具合を確かめるためしきりに母乳を搾り取る。そして穴という穴に潜り込んだ肉棒からは、溢れんばかりの生臭い体液を注ぎ込まれる。高濃度の媚毒を含むそれによって獲物が絶対に歯向かうことがないように、理性を完全に快楽で塗りつぶそうというのだ。
そして中出しされるたびにガクガクと震えるか弱い肢体を、くまなく包み込んだ内臓壁が全身をまんべんなく愛撫し、無意識レベルの抵抗すら否定するかの如くもみくちゃに押し潰す。
本来なら十数年かけて行うべき調教を数日で圧縮したため、フィオレの脳はとうに限界を迎え、思考することをやめていた。そして最後の仕上げに消化液が降り注ぎ、狭い肉室はあっという間に水没する。生臭い液体の底で、ただ快楽を享受するだけの存在に成り下がったフィオレの顔に微かに消化と溺死への恐怖が蘇った瞬間、ごくりと鳴り響く嚥下音。その音と共に、二度とは戻れぬ文字通り異界化した臓腑の底へと少女は沈んでいく…。>>408
活きのいい獲物を喰らい、上機嫌に巨体を揺らす魔蟲。哀れな生け贄の少女を腹に閉じ込めた怪物の傍らに、和装に身を包む不気味な老人が現れる。
「急拵えの器であれば、所詮はこんなものか…。まあよい、血族のものを作り替えたのであれば、目を掻い潜るのも容易かろうて。」
そう呟きながら、蟲の主は眷属を伴い、何処かの暗闇へと去っていくのであった…。以上です。毎度のことながら軽くでっちあげるつもりだったのがどんどん詰め込みすぎて長文化して完成まで時間がかかる&好みのシチュを詰め込むので似たり寄ったりな内容になってしまうのが悩みの種…。
とりあえずこの後渋にも投稿しますが、感想批評等書き込んでいただけると幸いです。>>411
ご感想ありがとうございます。さて、投稿も終わりましたのでフィオレちゃん立体化計画に専念しますか…。タイトル通り、ぐだ×エリセのCPでのエリセを雌犬調教するssになります
時系列は一応2部、立香としていますがぐだ男でもふたなりぐだ子でも好きなように読んでくださいーノウム・カルデア 昼間 食堂ー
呑気に昼食をとっていたら、ボイジャーから話しかけられた。
ボイジャー「ねえ、りつか?エリセがどこにいったか、しらないかい?」
どうやら、エリセを探してるようだ。おそらくは何かしらの用があると見た。
立香「エリセ?うーん……ごめん、知らないや。探してるの?何か用があったりするのかな?」
ボイジャー「うん。こんどね、しあたーるーむで、ぷらねたりうむをみるんだって。それで、『エリセといっしょに、みれたらいいなあ……』っておもって、エリセをさがしていたの。エリセ、どこにいっちゃったのかしら……。」
予想的中。そしてエリセのことを知らないとボイジャーに言ったな?アレは嘘だ。エリセは今、マイルームで待機をしている。まあ、これに関してはエリセの自業自得なのだけれど。
立香「なるほど……。分かった、じゃあエリセを見つけたらボイジャーが『一緒にプラネタリウムを見たがってたよ?』って伝えておくね。」
ボイジャー「ほんとうに?ありがとう、りつか。エリセをみかけたら、おねがいね?」
立香「そういえば、さっきケイローン先生が子供達向けの星座の授業をするって言ってたな……。」
ボイジャー「せんとーるの、じゅぎょう!?」
ケイローン先生の話題を出すと、目の輝き方が変わった。純粋無垢極まりない少年の目だ。率直に言って眩しいことこの上ない。
立香「オリエンテーションルームでやるってさ。ボイジャー、行ってきたらどうかな?」
ボイジャー「うん、いってくる!せんとーるのじゅぎょう、たのしみだなあ!」
立香「走ると危ないよー!慌てなくても大丈夫だからねー!」
そんなこんなでボイジャーはてちてちと走り去っていった。見た目が幼い子供の姿であるということを加味してもやっぱりどこか微笑ましい気持ちになる。>>414
ーノウム・カルデア マイルームー
マイルームに戻ってきて早々目にしたのは、顔を赤く上気させながら一心不乱に自分を慰めているエリセの姿だった。自分より少し年下だというのに、その肉付きの良さゆえに同い年のように見えてしまい、同級生の自慰を見てしまったような気持ちになる。いや自分の部屋なんだけどね?とりあえずはボイジャーの伝言を伝えよう。
立香「エリセー、ボイジャーが探してたよ?今度プラネタリウムがシアタールームであるから一緒に観に行きたい、ってさ。」
エリセ「…………」
ボイジャーの名前を聞いた途端、自分を慰めるのをやめたエリセ。やっぱりこの子にとっての精神的なトリガーはあの子らしい。まあ、そうでなきゃあの時あんなに噛みついてこないもんね。
立香「おーい?エリセー?聞こえてるー?Are you listen to my voice?」
エリセ「〜〜〜っ!!わざわざ英語に言い換えなくても聞こえてるよ!というか、ボイジャーの真似しないでくれる!?」
ただでさえ赤くなっていた顔がさらに真っ赤になり、怒鳴り散らすエリセ。うーん、可愛い。これでもう少し素直なら言うことなしだけど、思春期にそれを求めるのはやや酷というものか。
立香「なら返事くらいしなよ……。素直に返事しないで、そんな反抗的な態度ばかり取るなら……」
エリセ「そんなことには絶対にならないわ!今日こそ勝って、この部屋から出てやるんだから!」
立香「おー、ずいぶんと強気だね?自分から『負けた方は勝った方の言うことを聞く』って提案してゲームを仕掛けてきたくせに、全戦全敗してこの部屋に飼われてるペットみたいになってるのに。」
そう。よっぽどあの時ゲームに負けたのが悔しかったのか、ある日いきなりそんな勝負をふっかけてきてものの見事に即堕ちである。エロ漫画でもここまでトントン拍子じゃない。ちなみにエリセは一回も勝っていない。49戦0勝49敗で絶賛完敗中である。
エリセ「う、うるさい!勝つって言ったら、勝つの!今日はこれで勝負よ!」
立香「野球盤か……。いいよ、その勝負受けてあげる。もちろん、負けた方は──────」
エリセ「当然、勝った方の言うことを聞く!それじゃ、行くよ!」>>415
〜1時間後〜
立香「33-4……またこっちの勝ちだね?」
エリセ「嘘……?あんなにマシュ相手に練習したのに……?」
立香「あはは……マシュはこういうの弱いからねえ。せめて練習相手にするならおっきーかくろひーにしないと。ともかく、これでこっちの50戦50勝目だね。」
エリセ「うぐ、ぐぐぐぐぐ……!」
とても悔しそうな顔をするエリセ。なんだか少し可哀想になってくるが、しかしそんな顔を見せられるとこちらの嗜虐心が唆られる。
立香「さて、またこっちが勝ったから言うことを聞いてもらおうかな?」
エリセ「こ、今度はなによ……?まさか、またこの間みたいに────」
立香「あー、深夜にノウム・カルデアを全裸になって乳首とクリトリスにローターを付けて徘徊するプレイね(笑)。あれは危なかったねー(笑)。エリセがあと一歩隠れるのが遅かったら、フェルグスに見つかってたかもだ。」
まあ、さすがに相手の同意無しで襲うほどフェルグスは見境なしじゃないし、そもそも肉付き的には十分に大人でもエリセはまだ中学生の子供だ。それにもし子供に手を出したとあらば多分スカサハかメイヴ、もしかしたらナイチンゲールあたりに何かされるオチしか見えない。
エリセ「あ、あんな過激なものじゃないんだよね……?」
立香「そうだね、エリセ一人でやることじゃないよ。だって、今回やるのは───────」>>416
ーノウム・カルデア 深夜 マイルーム前ー
エリセ「ね、ねえ……本当にやるの……?」
四つん這いの状態で恐る恐る聞いてくるエリセ。それもそのはず。今の彼女の格好は犬耳を頭に付け、お尻には犬の尻尾型のプラグを挿し、両手足は犬の足を形取ったはめものして、首には真っ赤な首輪とリードをしている。
立香「あはは、人の言葉を喋る犬なんて聞いたことないなあ。犬は人の言葉を喋らないものでしょ?」
エリセ「うう……。わ、わん……。わんわん……。」
若干、涙声になりながら鳴くエリセ。そう、今回エリセにお願いしたのは『犬になって深夜のお散歩プレイ』である。当然、エリセは犬にならなければいけないので人の言葉は禁止。
立香「んー、まあ及第点かな?それじゃ、楽しい楽しい深夜のお散歩に行こうか?」
エリセ「わ、わん……。」
右手に持ったエリセのリードを引っ張り、静まりきったノウム・カルデアを歩く。普段はサーヴァント達の歓談や交流が行われている廊下も深夜ともなれば眠るサーヴァントの方がほとんどで、さながらホラー映画に出てくる無人の研究所の如き威容を放つ。人が少ないだけでこうも雰囲気が変わるものなのかと感心しつつも、早すぎず遅すぎずのペースで歩く。犬の散歩である以上、エリセに無茶をさせないことが肝要だ。ふと、少しだけ喉の渇きを覚える。
立香「……ちょっと喉が渇いたな。食堂に行って水でも飲もうか?」
エリセ「わ、わん……。」
同意なのか否定なのか、どちらの意思かは測り損ねるが……エリセはどのみち今は犬なのでこちらの言うことに従うしかない。
食堂に着くとまずコップに自分用の水を一杯、そして普段はスープが入れられる器に水を注ぎエリセの前に出してやる。
エリセ「わ、わん……?わん、わん……?」
犬の言葉なんて分からないとは思ってはいたが、なんとなく今のエリセが言わんとしていることが分かった。
立香「もちろん、それで飲むんだよ?手は使っちゃダメだからね?舌を上手く使って本物の犬みたいに飲むんだ。」
エリセ「わ、わん……。」
顔を水の入ったスープの器に近づけピチャピチャと音を立てながら水を飲むエリセ。頑張って水を飲んでいるエリセを見ながら、自分の喉を潤していく。>>417
立香「さて、そろそろ行こうか。エリセも早く戻りたいでしょ?」
エリセ「わ、わん!わん、わんわん!」
コップやスープの器を片付け、再びノウム・カルデアの中を歩きはじめる。
幸か不幸か、今夜は他のサーヴァント達とは出会わなかった。エリセはそういうところでは地味に運がいい。奇しくもちょうど折り返し地点にしようと思っていた紫式部の図書館まではたどり着いたのだ。
立香「ここが折り返し地点だよ。それじゃマイルームに戻ろうか?」
エリセ「わ、わん!わんわん、わん!」
エリセのリードを引っ張り元来た道を戻る。しかしどうしたことか、行きと比べるとやや歩みが遅い。ふと、エリセの方を見るとどこか悩ましげに内股を擦らせていた。それだけでエリセの今の状態がなんとなく分かる。
立香「ねえ、エリセ?」
エリセ「わ、わん?」
立香「今、おしっこしたくて仕方ないんでしょ?」
そう指摘すると一気にエリセの顔が朱に染まる。どうやら当たりらしい。
エリセ「わ、わん!?わんわわん、わんわん!」
立香「でも我慢するのは体に毒だよ?我慢しないでしちゃおうよ。それともおもらしして朝になって騒動になる方がいいの?」
エリセ「わ、わんっ……!」
首を横に振って否定するエリセ。まあそりゃそうだ。でも否定しちゃったのなら道は一つしかない。
立香「じゃあ決まりだね。お手洗いはここからそんなに遠くないし、そこまで我慢できる?」
エリセ「わ、わん!」
立香「よし。じゃあ早くお手洗いに行こうか。」
少しばかり足早になってエリセのためにトイレのある方へと向かう。幸いにもトイレには着くことは着いた。>>418
エリセ「わ、わん……?」
しかしながら、今のエリセは犬だ。犬なのに人間の使う便器を使わせるわけにもいかない。とはいえ、いくらトイレといえど床を汚すわけにもいかないので床が汚れても言い訳できそうな方に足を踏み入れることにする。
立香「ほら、こっちだよエリセ。」
エリセ「わ、わん!?わん、わんわんわん!?」
リードを引っ張るこちらの意図を察したのか、猛抗議してくるエリセ。
立香「うん、言いたいことは分かるよ?でもね、今のエリセは犬なんだから普通に便器に座っておしっこ出来るわけないでしょ?」
エリセ「わ、わん……。」
一気にしょげてしまうエリセ。それが事実だと頭では分かっているからだろう。
立香「ほら。」
エリセ「うぅ……わん……。」
今更言うまでもないかもしれないが、足を踏み入れたのは男子トイレだ。男子トイレと言えば小 便器、つまりはエリセにはそこで立ちションという形でおしっこをしてもらおうというわけだ。
立香「さて、ここなら人の言葉で喋ってもいいよ?」
その言葉を聞いたエリセはすぐさま抗議する。
エリセ「あ、あなたね!いくらプ、プレイの一環だからって限度ってものがあるでしょ!?私は女なんだから、お、男の人みたいに立って出来るわけないじゃない!」
立香「出来るか出来ないかじゃないよ?やるんだよ、エリセ。それとも、外にマーキングして朝に騒ぎを起こしたいの?」
エリセ「う、うう……。それは、そうだけどさ……。や、やっぱり……」
立香「恥ずかしい?でも、そんなの今更でしょ?場所がマイルームじゃなくて、カルデアの公共トイレに変わっただけだよ?ほら、早く立ってする。」
エリセ「わ、分かったわよ……。」>>419
力なく立ち上がり小 便器の前に立つエリセ。
エリセ「そ、それでどうすればいいの……?」
立香「足をガニ股に開いて、腰を突き出して。それから手でおま んこを広げて、おしっこするんだ。」
エリセは言われるがままに体勢を取る。が、ここで1つ問題があった。今のエリセは手に犬の手足のはめものをしている。つまりちゃんとおま んこを自分の手で開きづらいのだ。エリセはそれに苦戦しているようだったので、そこは手伝ってあげよう。
立香「その手じゃ、おま んこ広げにくいよね?なら、こっちで開かせてあげるよ。」
エリセ「ひ、1人ででき──────」
立香「開 か せ て あ げ る よ ?」
エリセ「う、うう……お、お願いします……。」
エリセが恥ずかしさから足を閉じてしまわないようにこっちの足をエリセの内股に入れ、おま んこをくぱぁっと開いていく。指先にわずかに触れている陰毛は少しさらさらしていて真っ直ぐに伸びている。しかし、どうしたことか。全くエリセからおしっこが出てこない。
立香「どうしたの?おしっこしたいんじゃなかったの?」
エリセ「そ、それはそうなんだけどさ……。やっぱり、恥ずかしいものは恥ずかしいよ……。」
どうやらまだ羞恥心が残っているらしい。今までやってきたプレイの内容を考えれば、これくらい序の口もいいところだと思うのだが『それはそれ、これはこれ』というやつだろう。恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。
立香「ふうん……。なら、おしっこが出やすくなるように手伝ってあげよう。」
エリセ「て、手伝うって何をす──────ひゃうっ!?♡」>>420
エリセの体がビクンっ!と跳ねる。それもそうだろう、だって今触ったのは陰核、クリトリスなんだから。女の子にとっての急所ともいえる場所だ、いきなり触られたら誰だってこうなるだろう。
エリセ「やっ♡やめてっ♡クリっ、いじらないでぇ♡」
立香「そんなこと言われてもなあ……おしっこが出ないなら刺激を与えて出すしかないでしょ?」
エリセ「そ、そんなことしなくてもぉっ♡ちゃんと、おしっこでるからぁっ♡おしっこだすからぁっ♡クリ、しごかないでぇ♡」
立香「でも、もうこんなに勃ってきちゃってるよ?12cmもあるエリセのクリトリス♡皮被ってるのにこんなに感じるなんて、ほんとエリセは変態だね!」
エリセ「も、もとからこのおおきさだったわけじゃないっ♡こんなにおおきくなったのは、きみの、せいでしょっ♡」
立香「そうだったね(笑)確か13回目の勝負に勝った時に機械を使って大きくしたんだった。そういえば尿道も40回目くらいの時にシオンとダ・ヴィンチちゃん特性の媚薬スライムを使って調教したんだっけ?」
エリセ「そ、そうよ♡あの媚薬スライムのせいでっ♡おしっこするだけでイッちゃう癖がついちゃったんだよ♡」
ちなみに後から2人から聞かされたことだが、エリセの調教に使わせてもらった媚薬スライムは試作品らしく、媚薬の濃度が通常の10倍ほどの濃さだったのだという。確かにそれだけの濃度であればおしっこを出すだけでイくようになるのは道理と言える。なぜ作ったのか2人を問うと『それは秘密さ☆/です♡」と答えられたため真相は闇の中だ。>>421
立香「あれは凄かったねえ(笑)尿瓶をおま.んこにあてがったまま、ずーっとおしっこしては尿道をスライムに犯されてまたおしっこをしてを繰り返してたのに、ベッドの上がぐちゃぐちゃになるくらいにそれと同じ量の潮を吹いてイッちゃうんだもの。後片付け大変だったんだよアレ?」
エリセ「そ、そんなこといわれてもっ♡あれは生理反応なんだからっ♡しかたないっ、でしょっ♡」
立香「それでイキ癖付いてるんじゃ意味ないよ(笑)それじゃ、そろそろイこうか?」
エリセのクリトリスを扱くペースを速める。エリセも限界が近いのか、ガニ股に開いた足がガクガク震え始めた。
エリセ「お゛ぉっ!?♡し、しごくのっ♡はやく、なってきた♡だめっ♡このままじゃっ♡おしっこするまえにイっちゃうっ♡イっちゃうううううううっ♡♡♡」
立香「ほら、イけ♡我慢しないでイっちゃえ♡巨クリ扱かれながらおしっこ撒き散らしてイっちゃえ変態♡」
エリセの耳元で囁きながら、クリトリスの先っぽを強めにつねる。>>422
エリセ「〜〜〜〜ッ♡♡♡♡♡♡」
かなりの快感だったのか舌を出して仰反るエリセ。こちらが後ろにいなければそのまま床に倒れ込んでいただろう。そして小刻みに体を震わせるエリセ。これから起こることを察してエリセのおま んこを開く。
エリセ「あっ♡でるっ♡おしっこでるっ♡おしっこでちゃうううううううっ♡」
エリセのおま んこから勢いよく黄金色の水のアーチが放たれる。それと同時にぶしゃぁぁぁぁ♡とエリセのおま んこから明らかにおしっことは違う透明な水も噴水のように噴き出てている。どう考えても潮だろう。しかも量が尋常ではない。いくら試作品の媚薬スライムで調教されたとはいえ、イきすぎだろう。でもそれ以上に────────
立香「ねえ、エリセ。そんなにおしっこするの気持ちいい?」
エリセ「な、なによ、いまさらぁっ♡」
立香「いやだってさ……。エリセ、今すっごく幸せそうな顔してるよ?顔が完全に蕩けきってだらしない顔しちゃってる……こんな姿、ボイジャーが見たらどう思うかなあ?」
エリセ「い、いまボイジャーのするのはひきょうよっ!♡そんなこといわれたらさっ♡もっと♡もっと♡こうふんしてきちゃうのおおおっ♡」
弱まってきていたおしっこの勢いが増す。勢いが増したことでエリセのおま
んこから再び潮が噴き出る。大方、ボイジャーに今の自分を見られることを想像したのだろう。彼女の想像の中のボイジャーがどんな顔をしているのかまでは分からないが、まあ、ボイジャーがどんな顔をしていても今のエリセには快楽を貪るための最高のスパイスでしかない。>>423
数分が経ち、徐々におしっこの勢いが弱まっていく。最後の一滴がポタリと落ちたところで、エリセは体全体をぶるんっと震わせる。これではまるで本当の犬みたいだ。
立香「それじゃ、おしっこで汚れたおま んこ綺麗にしようか。自分の力だけで立てる?」
エリセ「だ、大丈夫……♡むしろ、助けなんて必要ないから……♡」
強がりを言うエリセから少しだけ離れ、左手の真ん中三指にトイレットペーパーを3回ほど巻きつける。それをエリセのおま んこにそっと押し当て、おしっこで汚れた部分が綺麗になるように拭いていく。途中何度かクリトリスに触れるとビクンっ♡と震え甘イキしたようで、そのことを悟られないように声を抑えている。そんないじらしさもエリセの良いところだと個人的には思う。
目視で綺麗になったことを確認すると、拭いたトイレットペーパーは洋式に流す。
立香「用は済んだし、改めてマイルームに戻ろうか?」
エリセ「そ、そうだね……♡」
エリセがどこを見ているのかは分かるが、ひとまずマイルームに着くまでの辛抱だ。ここで手を出すのは色々とまずい。尊厳とかプライドとかそんなのではなく、もっとこう、直接的な命の危機に瀕するような何かが起こると直感したのは虫の知らせだと思っておこう。
無事に、というべきか何とかマイルームまで戻ってきた。後ろのエリセを見やるとはあはあと息を切らしながら待ちきれないといった顔をしている。マイルームのカードキーをかざし、エリセと一緒に中へ入る。これで『散歩』は終わりだ。そう、『散歩』は。『散歩』が終わったなら次は何か?単純明快に言うならば『躾』である。自分より相手の方が上の立場なんだと理解させる、この人の言うことには逆らってはいけないと思わせる、この人の言うことは絶対……こう羅列するとなんだか洗脳めいている気もするが、これをきちんとしなければ犬は主人に歯向かってくるため必要な行為だ。上下関係はきちんと体に教え込まなければならない。が、指示するまでもなく、すでにエリセはこちらの股座に手を伸ばして屹立し鎮座している肉棒を服越しに白く細い手で触ってきた。>>424
エリセ「どうせ、まだ終わりじゃないんでしょう?♡ほら早くヤろうよ♡」
耳元でそう囁くエリセ。一丁前に1人の女としてこちらを誘ってきたのだ。チラッと顔を見ると、その顔は先ほど男子トイレで立ちションしながらイった時と同じかそれ以上に蕩けていた。いや、それだけじゃない。その妖艶で淫靡な目に自然と目が吸い寄せられた。そんな目付きが嫌でもエリセを1人の『少女』ではなく、1人の『女』として認識させようとしてくる。
立香「珍しいね、そっちから誘ってくるなんて。もしかして明日は星でも降るのかな?」
エリセ「もうひどいなあ♡そんなのじゃないって♡さっき、おしっこしたときからぁ♡おくが……うずいてしかたないの♡それにさ?♡どうせ最初からそのつもりだったんでしょ?♡このえっち♡」
立香「…………へえ。まだ、そんな口聞けるんだ。」
ちょっとだけ、心の奥のスイッチが入る。どうやらこれは徹底的に躾けないといけないらしい。
エリセ「なによぉ……ひゃっ!?♡ちょっ、ちょっと!?」
有無を言わさずエリセをお姫様抱っこで抱き上げベッドまで運ぶ。エリセを枕側の方へ抱き下ろすと、自分もベッドの足元側へと体を乗せる。
エリセ「なに?♡もしかして、おこっちゃった?♡」
立香「今はそんなことどうでもいいでしょ?ほら、いいからお尻をこっちに突き出して向けなよこの淫乱JC!」
少しだけ語調を強めてエリセに指示をする。エリセはきっとこれから犯されるだろうことに期待して、言われるがままに両手をつきこちらにお尻を向ける。後ろからでも分かるほどに、エリセのおま んこはすでにぐちゃぐちゃに濡れていた。これなら前戯は特に必要なさそうだ。が、このままヤるのもシャクなので生意気な口が聞けないように躾けないと。
エリセ「どうしたの?♡はやくおか────────いっ!?♡」
べチンッ!とエリセの綺麗な白いお尻を右手で強く叩く。
エリセ「ちょっ!?♡どうしておしりをたた───────くのぉっ!?♡」
立香「そんな嬌声上げながら聞かれてもねえ……。自分の方が立場が下なのに対等に話しかけてくるような子にはさあ。お仕置きが必要だと思わない?」
2回、3回、4回と叩く回数を重ねていく。叩くたびにエリセのお尻は綺麗な白色から徐々に痛々しい赤みを帯びていく。>>425
エリセ「そ、そんなことぉっ♡おひっ♡やめっ♡おしりたたかないでぇっ♡」
立香「『叩かないで』じゃなくて『叩かないでください』でしょ?それに指示もしてないのに自分から誘ってくるなんてさあ……弁えてないよね?自分の立場ってやつをさ?」
エリセ「た、たちばならぁっ♡じゅうぶんにぃっ♡わかってるぅっ♡わたしはどれいで、あなたはわたしのマスター♡そうでしょう?♡」
立香「いいや違うね!今の君は人間じゃないんだよ?奴隷なんて上等なものじゃない。今の君は家畜以下。ただこっちの欲を満たすためだけにいて、自分からこっちに欲を満たしてもらうことを請い願う浅ましい雌犬、ケダモノだ!」
エリセ「そ、そんなことおおおおおおおおっ♡♡♡♡♡」
今までよりも一際に力を入れてエリセのお尻を叩く。お尻から発せられた音は今までのものよりも高く、そこから発せられた快感にエリセは体を強く善がらせる。マゾヒズムな調教をしたことがないわけではないけれど、それでも初めてに近いスパンキングでここまでの反応となると、エリセはマゾの才能がかなりあるらしい。
立香「ほら鳴きなよ!雌犬らしく!自分の方が下だって認めながら、無様に犬みたいに鳴き喚け!」
エリセ「わ、わんっ♡わんっ♡わんわんっ♡わんわんわんわんっ♡わおーーーんっ♡」
立香「もっとだ!もっと!もっと!無様に鳴け!鳴くんだよ!」
エリセ「わんっ♡わおーーーんっ♡あおっ、あおーーーーんっ♡わおっ♡く、くぅーーーーんっ♡」
体を大きく震わせ潮を吹いて絶頂するエリセ。その余韻から体を支えるために力をいれていた両手は力を失くし、エリセの上半身が前に倒れる。必然的に度重なるスパンキングで真っ赤に腫れ上がったお尻はこちらに向く形になる。>>426
立香「そろそろかな……」
エリセに聞こえない程度の声で呟き、こちらも下穿きを脱ぐ。赤黒く勃ち上がった逸物はマシュをして「デ、データで見るよりも凄く立派です……♡」と言わしめ、他の女性サーヴァントからもなかなかにエグい代物であることは言質が取れている。
一応、今のエリセはサーヴァントになっているとはいえ完全なサーヴァントとも言い難いので念のためゴムを付ける。普段マシュとヤる時もそうだが、現在(いま)を生きるものである以上は妊娠してしまう可能性だってゼロじゃない。特にエリセはまだ14歳の中学生だ。生まれた頃から邪霊と呼ばれるものに取り憑かれているのに、そこに子供が出来ればどうなるかなんて門外漢の自分でも嫌な予感を感じ取れる。ホームズ風に言うなら「今はまだその時ではない」ってことだ。
まだ絶頂の余韻に浸ってヒクヒクしているエリセの秘部に逸物を当てがい、
立香「それじゃ挿れるけどいいよね、エリセ?」
エリセ「やっ、ちょっと、待って♡まだイったばかりいいいいいいいいいっ♡」
有無を言わさず一気に奥まで突き刺す。一瞬でポルチオまで到達するとそれだけでイったのか、ナカが大きくうねり逸物を逃すまいと締め付ける。
立香「すごい締め付けだね?♡そんなにポルチオ突かれるの気持ち良かった?」
エリセ「き、きもちよかったぁ♡もっと♡もっと、おく、ついてくださいっ♡Gスポットもぉっ♡ごりごり、そのふといモノでえぐってくださいっ♡浅ましい雌犬ま んこ♡しつけてくださいっ♡けだものみたいにっ♡おかしてくださいいいいっ♡♡♡」
立香「よくおねだり出来ました。それじゃ、お望み通り……こっちが満足するまで躾けてあげるね?♡」>>427
エリセにのしかかるように、ゆっくりとピストン運動を始める。Gスポットとポルチオを重点的に攻めながら、浅いところにわざと戻して焦らしたり、ペースを速めて何度も奥を抉ったりと徹底的に、本人が望んだ獣の交尾ようにエリセを犯していく。当のエリセ本人も、
「お゛ッ♡お゛ッ♡お゛ぉっ!♡んお゛ぉおおほぉ゛おおッッッ!!♡♡♡ほぉおっ♡ んお゛ぉッ!?♡ はっ……ぁあっ♡♡」
と大変ご満悦のようでイク度に何度もナカが収縮して逸物を咥え込んで離そうとしない。こちらも、そろそろ限界が近い。
立香「そろっ、そろ……!ナカに射精すよッ!全部、奥で受け止めろッ!」
エリセ「っ♡きてっ♡きてっ♡おくに、びゅーってしてっ♡あなたのせーえきっ♡わたしにくだしゃいっ♡」
立香「うっ…!ぐっ、射精るッ!」
エリセの体に抱きつきながら、ゴム越しにエリセのナカに精を吐き出す。射精は長く続き、3分もの間エリセの膣奥に快楽を刻み付けるように射精しつづけた。
射精を終えると、ゆっくりエリセのナカから逸物を引き抜く。
エリセ「おっ……♡ほ、おおっ……♡」
引き抜く時にもエリセは軽く甘イキしたようだ。射精したゴムを外し、出口を結んでエリセの目の前で見せつける。
立香「見てごらんエリセ?ゴムがなかったら、これが全部エリセの膣奥に射精されてたんだよ?」
エリセ「あっ……♡すごいりょう……♡これが、ぜんぶ、わたしのなかに……♡」
恍惚とした表情でゴムの中の精液を見つめるエリセ。
立香「分かってるとは思うけど、これで終わりじゃないよ?ゴムが無くなるまで、エリセのこと……躾けてあげるからね?♡」
エリセ「……わかったよ、マスター♡わたしを、マスターのきのすむまで、しつけてください♡」>>428
その後。朝になるまでエリセと交わり続け、朝食を食べに食堂へ向かうとエリセはボイジャーに「エリセ、だいじょうぶかい?」と心配され、自分はエリセとの行為に気付いていたらしいシオンから口頭で、
シオン「お二人ともお若いですし、交わるのは勝手ですけど……ほどほどにしてくださいね?君のことをおか……んっん、狙っている女性サーヴァントは多いのですから。彼女と朝まで行為をして夜を明かしたとなれば、自分も、と襲ってくる女性サーヴァントは多いでしょうから。なので、今回のことは黙っておきますから……今夜、私の部屋に来てくださいね?♡」
注意という名のお誘いを受けてしまった。断る理由もないので「分かった」と安請け合いしてしまったのだが、シオンがとんでもない性豪であることを知ることになるのは、この時の自分はまだ知らない。
曖昧な表情を浮かべるエミヤと普段にも増して笑顔なブーディカから朝食をもらってボイジャーとエリセと一緒の席に着くと、エリセが耳元に囁いてきた。
エリセ「ねえ、マスター?」
立香「ん、なにエリセ?」
エリセ「……また、ゲームで勝負してよね?次は絶対負けないから!♡」
どうやらまだゲームで勝つ気でいるようだ。そして、ふと思ったことを口にする。
立香「……もしかしてなんだけどさ。」
エリセ「ん?なに?」
立香「エリセってさ。実は負けて何をされるのか楽しみにしてない?」
エリセ「それは───────」
どう言葉を返すのか逡巡しているエリセ。少しの沈黙の後。
エリセ「内緒……かな?♡」
少しあざとくウィンクをするエリセ。
立香「……そういうことにしておこうか。さ、冷めないうちに朝ご飯食べちゃおうか。今日はボイジャーとプラネタリウムを見に行くんでしょ?」
エリセ「ええ。君も良かったら来る?」
ボイジャー「それ、いいね!りつか、いっしょにきてくれるかい?」
ボイジャーが屈託のない目でこちらを見つめてくる。そう言われたら、こう答えるしかないだろう。>>429
立香「──────sure(もちろん)。王子様(プリンス)とお姫様(プリンセス)のお望みとあらば。」>>431
かまわれたくてゲーム挑んでくるエリセがかわいかったです(小並感)僭越ながらこの身に降りた天啓を形にしました。タイトル通りの頭の悪いSSとなります。
正式にカルデアのサーヴァントとなった私、宇津見エリセには、戦闘員としてだけでなくもうひとつ大切な役目がある。
それは私たちサーヴァントと契約した人類最後の マスター、藤丸立夏のマイルームに常駐する役目だ。マイルームの警護や、(絶対にあり得ないけど)もしもの時の護衛、そして彼の趣味に付き合ったり、他愛のない話をしたりといった慰安のためのスキンシップを行っている。
今日は微小特異点の出現もなく、訓練も問題なく終わって、二人でマイルームに戻ってきた。料理が趣味の彼はよく私に手作りの料理を振る舞ってくれるのだが(サーヴァントに食事は必要ない、と何度も言ったが、結局押しきられて食べてしまっている)夕飯は食堂で済ませてしまったし、ここからは二人の時間、ということになる。
今日も1日お疲れ様、とお互いを労って・・・おっと、危ない危ない、大事なことを忘れていた。
サーヴァントがマスターの慰安をするんだから、きちんと服を脱いで裸にならないといけない。
幸い私が着ているのは縄と帯で各所を縛っただけの貫頭衣だからすぐに脱ぐことができる。脱いだ服を綺麗に畳んで棚にしまうと、彼は喜んでくれた。よし、女子力アピール成功、と心の中でガッツポーズ。私だって日々成長しているのだ。こうした変化をしっかり見つけてくれる彼が素敵で、体が熱くなる。
「それじゃ、始めるね・・・」
服を脱ぎ終えた時点で、彼はもう準備万端いつでもござれ、って感じ。火矢みたいに燃える視線が全身に突き刺さって心地良い。良いんだよ、いくら見ても。私はキミのサーヴァントなんだから♡
ベッドに腰かけた彼の前に跪いて、ベルトを外していく。トランクスを下ろすととってもとってもかっこいい、私をひんひん啼かせてくれるおちんぽ様がぼろん♡とまろび出る。ぺちん、と顔に当たって、少し匂いを嗅ぐだけでも私の体温が上がっていって、全身の毛穴から汗が吹き出していくのがわかる。すぐにでもしゃぶりつきたいけど、まずは改めて三つ指をついておねだりだ。
「今夜も頑張ってご奉仕します♡誠心誠意尽くします♡だから精液飲ませてください♡」>>436
一瞬の沈黙のあと、彼はふわり、と笑って「いいよ」と言ってくれた。その言葉を聞くや否や、待てから解放された犬みたいにしゃぶりつく。さすがにちょっとはしたないけど、もう我慢できないんだから仕方ない。
「んっ♡ぐぶっ♡じゅずっ♡」
大きくてみっともない音が出るけれど、これはわざと。こうして音を出すともっと喜んでくれて、たくさん出してくれるのだ。さらに刺激が強まるのか切ない顔をしてくれて、私も興奮しっぱなしになる。
私の口内でさらに膨らんで、びくびくっと震えだしたらもう我慢できなくなってる合図。上目遣いで彼の顔を見ると、快感に耐える彼と目があった。「上手いよ、気持ちいいよ」と頭を撫でてくれて、私の興奮はノンストップ。私のマスターはなんて素敵な人なんだろう♡いっぱい出してね♡全部受け止めるからね♡
ついに耐えられなくなったみたいで、熱くて粘つく液体が喉を通っていく。食道から胃に落ちていくまでがわかるくらい。先端をちろちろと舐めて尿道に残ったぶんまで出してもらってから、口を離す。
「んぶ。いっぱい出たのに、まだまだ元気だね・・」
あんなに出してくれたのにまだまだカチコチで衝き立つおちんぽ様を見ると今すぐ跨がりたい衝動に駆られるけど、そんなわけにはいかない。しゃぶる時よりもっとしっかり、正座して、頭を思いっきり下げておねだりした。
「お願いします♡マスターのおちんぽ様をどうか私のびしょびしょ雑 魚ま んこにハメてください♡かっこいいおちんぽ様でいっぱいひんひん啼かせてください♡子宮も準備万端です♡キミのあかちゃんうみたいです♡」>>437
もう言葉遣いはめちゃくちゃだけど、こういうおねだりは赤ちゃんほしい♡妊娠したい♡って気持ちを伝えるのが一番大事だから問題ない。
横たわったマスターを跨いで、おちんぽ様を優しく掴む。そのままびしょびしょになったおま んこに狙いを定め、椅子に腰かけるみたいに体を下ろしていく。私のおま んこはびっくりするぐらい貪欲におちんぽ様を呑み込んでいって、もうお汁が壊れた蛇口みたいに漏れっぱなし。
「あひっ♡」
私の体の一番奥、子宮口におちんぽ様がこりっと当たっただけでイッちゃった。ぷしっと吹き出た潮がマスターの鍛えられた腹筋を汚して、それが犬のマーキングみたいでさらに興奮してしまう。
いわゆる和式便所で用を足すときみたいな姿勢になって、上下だけじゃなくて前後にも腰を振って、ストロークの長さを不規則にするとGスポットと子宮口におちんぽ様が当たって気持ちいい。
腰を振るとそれにつられて胸も揺れてマスターの目線はそこに釘付け。そうすると体を少し起こして、こっちに手を伸ばしてくる。
「だめだ、エリセ・・・こんなことしちゃ・・・」
は?何言ってんの?昨日も一昨日も散々私に溺れて、あんなにたくさん愛し合って種付けしてくれたくせに?
・・・まぁ、それだけ私のこと大切に思ってくれるのは嬉しいけどさ、でもやめないよ♡二人ともこんなに気持ちよくって幸せなことがいけないことなわけないじゃん♡
けれど、マスターは諦めずに私の肩を掴んできた。でも、サーヴァントと人間の力の差なんて歴然としてる。逆に肩に置かれた手を掴んで引き寄せ、マスターの頭をぎゅっと抱き締めた。その唇に右の乳首を含ませてやると、条件反射みたいに舐めて、吸って、甘噛みしてくれる。あっ♡気持ちいい♡
耳元で囁く。これは当たり前だって。キミが大好きだよって。
「良いんだよ♡こんなの当たり前のことじゃん♡マスターとサーヴァントが愛し合うのが悪いことなわけないじゃん♡」>>438
腰をひねって、回すようにしておちんぽ様を刺激する。どんどんびくびくしてくる先っぽを、赤ちゃんを欲しがってる子宮が大口を開けて噛みついた。
良いよ、我慢しなくても♡いつでもご奉仕するからね♡遠慮なんかしちゃやだよ、私の子宮以外には射精禁止なんだから♡
もしかしたら、つまんない倫理観に囚われて私を妊娠させちゃいけないと思ってるのかな?だったら勘違いをただしてあげないと♡
「何もおかしくないよ♡私のこと好きだよね♡愛してるよね♡自分だけのものに、専用お嫁さん便器にしたいよね♡赤ちゃん産み機にもなるよ?子孫繁栄したいよね?」
怖がらないで、私のマスター、旦那様(ダーリン)♡一生愛してあげるから。私たちが愛し合うのは当然なんだから。
耳元でダメ押しの囁きをしてあげると、また私をダメにしちゃうとっても可愛い切なそうな顔で射精してくれた。
「あっ♡イくっ♡イッちゃう♡」
どびゅるるるるるるっ♡と音が聞こえそうなくらいに強烈な射精。肉色の子宮を濃い白色で塗り潰される様を幻視して潮を吹いた。射精に負けず劣らず強烈な潮吹きがマスターの腹、胸、顔を濡らす。感じすぎてされるがまま、こてん、と後ろに倒れてしまって上下が入れ替わる。
マスターがのし掛かってきて、両手はそれぞれ恋人繋ぎで捕まってしまう。理性の蕩けた目をしたマスターと目があって、もう逃げられないよ♡と囁きを返されるとイッてるのにまたイッちゃった。
「うんっ♡マスター好き♡大好き♡種付けプレスして♡妊娠させてぇっ♡んむぅっー♡」
まだ言いたいことがあったけど唇を塞がれ、舌を捩じ込まれて何も言えない。あれだけ強気だったのに一回の射精でへろへろになっちゃった私の子宮もこのベロチューで完全降伏。手足は変な方向に力が入って痙攣し通しで、終わらない絶頂で脳内はホワイトアウトしてしまう。
そのまま私は夜が明けるまで、身体中の穴と言う穴からお汁がだらだらでそのまま失神するまで、失神してからも犯されてしまった。
ぷちゅっ♡
あ、受精した♡ここまでとなります。つたない文をお許しください。続きは・・・気合いが入ったらまた書かせていただきます・・・
>>441
私こと春日局……いや、斎藤福には想い人がいます。
彼の名は藤丸立香。人類史をとりもどすため戦う人々の一員であり、私を従者として召喚した殿方。その立香様と私は男女の関係となっていました。
立香様は、当初私を本当の母や姉のように慕ってくれました。それは喜ぶべきことなのですが、それだけでは満足できなくなっていく自分が何処かにいました。
彼を思うだけで、まるで無邪気に恋する童女のように胸が甘くときめく。依り代の少女に引っ張られているような感覚。自分の中の『ただの斎藤福』が引きずり出され──それすら彼の色に塗りつぶされていくような感覚……。
彼に抱かれ、愛されたい。───『女』として見てほしい。いつからか、そんな浅ましい自分が心の中を占拠していました。『春日局』らしくもない。これは私じゃない。いくらそう思っても自制心は薄れるばかり。気づいた時には、熱に浮かされるように彼を求めていました。>>442
はじめに誘ったのは私の方でした。戸惑う立香様にしなだれかかり、着物をはだけながらいやらしい『雌』の表情で彼を誘いました。
『嫌だったら拒んで構わないから』
そう語る立香様の発情した顔が近づいてきても、私は拒もうとすらしませんでした。抱き締められ、押し倒され、口づけられ、衣服を剥ぎ取られ、股を開かれるに至ってもされるがまま。
そうして私は『春日局』ではなくなりました。心の奥底から、『斎藤福』が強引に引きずり出されたのです。
腰を掴まれて犯され、菫色の髪を振り乱しながら嬌声を上げ、獣のように交わりました。汗ばんだ肌と性器を擦り付け合い、豊満な胸をたぷたぷと揺らすその様は、まさしく淫売のそれ。立香様の『雄』を全力で叩きつけられ、私の中の『雌』は大いに満たされました。
そうして散々に奥を突かれた私は、最後は全身で立香様にしがみつき、互いに絶頂しました。引きずり出された『斎藤福』は『藤丸福』に塗りつぶされたのは、きっとこの時です。>>443
男女の交わりがあんなにも気持ちのいい、素晴らしいものだということを、私は今の今まで忘れていました。……それも当たり前でしょう。将軍家の乳母となった時点で、そういうものは心の奥底にしまい込んでしまいましたから。
……こちらの精神年齢と、依り代となった少女のことを考えると複雑ですが、この体はあくまで魔力により形作られた仮染めのもの。ぱぁる様とは別個に、新しく召喚されたのもありますし、たとえ受肉したとしても少女に迷惑はかからないでしょう。………街中で偶然鉢合わせでもしなければ、まぁ……。
とにかく、近いうちに私は彼の求婚を受け入れようと思います。これまで色々と言い訳を重ねてきましたが、もう逃げません。
───だって、私は立香様を愛してしまったから。>>444
その夜……
オレこと藤丸立香は、今日も今日とて春日局さんを……福を抱いていた。
いつもは後背位や駅弁ですることも多いのだが、今日は珍しく正常位だ。視界の端で、いつもは着物に隠された巨乳がゆっさゆっさと揺れている。
「あっ♡ あぅっ♡ りつかさまっ♡♡」
「イッて福…! オレの奥さんになって!」
「んぅっ♡ そんな♡あっ♡ わたしっ」
「なってよ! なってよ福ッ!」
「りつかさまっ♡ おくっ♡ おくいぃっ♡♡」
まともなシチュエーションでプロポーズしたり、変化球でセックス中にプロポーズしたり、色々とプロポーズをしたが、福から未だによい返事はもらえていない。曰く、
『人類史の影法師である私では添い遂げられない』
『魔力で形作られた別個の体とはいえ、受肉して現世に残るようなことをしたらこの世界の依り代の少女に迷惑がかかりかねない』
『中身は老婆だからきっとどこかで破綻する』
だそうだ。……逃げられている。
そもそも先に誘ったのはそっちだし、別個の体だとわかっているのならまあ問題はないだろうし、精神面に関しても別に構いはしない。……まさか東野○吾の『秘密』でも読んだのだろうか…?
……とにかく。今夜決める。絶対にだ。>>445
「『なる』って言って!」
「あっ♡ だめっ♡ ぁあ♡」
「言えっ、いえッ!」
「っ………わたし…♡」
最近頻度が減ってきていたが、今夜は全くと言っていいほど『言い訳』がない。ならばもうひと息だ。これで決めるつもりでピストンのペースを早め、彼女のナカをえぐる。
「福うぅぅ!」
「ぁぁあぁあ♡ はぃぃい♡♡ します、けっこんしますっ♡ あなたぁ♡♡♡」
望んだその答えを聞くか聞かないかのタイミングで腰を打ち付け、密着させた。そして、限界ギリギリまで我慢していたそれを滅茶苦茶な勢いで開放する。
「…射精るっ! 福ッッ!!」
「はぃいっ♡ ふくをぉっ♡ ふくをはらませてくださいぃぃいいぃぃぃ♡♡♡」
びゅるっ! びゅるるっ!! どびゅるるるるっっ!!! ぶぴゅっ……びゅくっ♡♡♡
この日、オレは遂に彼女を陥落させた。ラスベガスでぐだおとゲーティア♀が一線を越えてしまうお話です。
そうです私です、お久しぶりですね。最近はゲーティアのエッチな作品欲しさに足を自切するタコがごとく自家生産をしていたのですが「女体化でがっつりヤってるのが食いたい」となり久しぶりにSSを書きました。生涯通算5作目です、出来が見えてますね。
ぐだおは地の文では藤丸と呼称してます。でもゲーティアは立香呼びです。
ゲーティア(とソロモン)女体化と自己解釈と第二部時空にサーヴァントとして存在するゲーティアが大丈夫な方はお楽しみください。あと途中で途切れる予定です。
こちらはオマケのイメージ図(NotR18)です → ttp://ero-gazou-uploader.x0.com/image.php?id=12344――最悪だ。
藤丸とゲーティアは、あろうことか密室に閉じ込められてしまっていた。
ラスベガス特異点。そこで藤丸立香は、今までとは違った窮地に立たされていた。今回のミッションにはゲーティアが同行するのだ。もちろん、水着で。
端的に言って、藤丸はゲーティアに惚れている。それも初めてロンドンで出会ったときから、だ。彼女を召喚した後に自らの想いを自覚した藤丸は、ゲーティアに告白する……ことはなく、ノウムカルデアへ拠点を移動させるまで1年以上片思いを続けていた。そんな彼の理性を毎年蕩かさんとする夏の特異点に、想い人が水着で同行する……藤丸の脳内では真っ赤な危険信号で満たされていた。
そして遡ること数分前。楽市楽座でQP集めを行っていたカルデア一行は、屋台で休憩した後に散開、情報収集を行っていた。ゲーティアは藤丸の近くにいるほうが力を出しやすいため、一緒に行くことになったのだが……さすがに二人きりになるのはマズイのでジークフリートにも同行してもらった。のだが、突如として建物が踊るように蠢き現れた壁に隔離され、ジークフリートと分断されてしまった。その結果二人っきりで窮地に立たされているのであった。
「これは物理的なものだけでなく霊的なものも遮断しているな……通信がうまく繋がらん」
そういえばあいつらも異世界のサーヴァントで最初の特異点では事象を侵食していたな……と、独り言をつぶやきながら思案するゲーティアをよそに、藤丸は壁の隅に縮こまって絶望に浸っていた。ウエスタンとバニーのダブルパンチ、備品扱い、怪盗行為、強制労働などで心身ともにすり減らした彼にとって「密室で二人きり♡」というのは到底耐えられるような状況ではなかったのである。
しかもゲーティアのまとっている水着がこれまた問題で、露出度の高い黒のビキニスタイルに黒いレースストールという、海外のセレブか悪の女幹部しか着なさそうな恰好なのだ。……まぁ、「魔王ロール」を現在のゲーティアはしているので、合っているといえば合っているのだが。>>448
「おい”マスター”。何をしている?そこで縮こまっていても何も始まらんぞ」
「あっ!うん、そう、そうだよね!」
そう元気よく答えた藤丸は決して声の方へ振り向かず、自分たちを囲む壁を探り始めた。
「別に貴様がなにか探したところで何も解決せんだ……あぁもういい加減こちらを向け!」
くるりときれいに向きを変えられた藤丸とゲーティアの目線がかち合う。二人の身長差はほんの少しゲーティアが低いくらいなのだが、高いヒールサンダルで差は逆転していた。
「いきなり乱暴しないでよう!」
「何が『乱暴しないでよう』だ馬鹿にしているのか!?」
ゲーティアが怒りに身を揺らすたびに豊かな胸が揺れる。それを見ないように藤丸は全力で目を逸らしていた。
「脱出する気があるのか貴様は!?他力本願は流石に看過できんぞ!?」
「ごめんなさい脱出する気はものすごくあります!!!」
それは心からの叫びであった。早く脱出したい、ジークフリートかマシュか他の誰かと合流したい、彼女と一対一の状況から開放されたい、この浅はかな感情が知られてしまうことはなんとしても避けたい……。しかしそのためには彼女と協力する必要があり、つまり彼女を直視する時間が増えるということで。
「(どこ見てもエロいのにどうすればいいんだ……どうしようもなくないか……?)」
視線を胸から下げたとしても艶やかな曲線を描く腰が、肉感的な太ももが目に入り、まっすぐ正面を見れば彼女の美しい顔を直視せざるを得なくなる。身長差が逆転したせいで唇が目に入りやすくなったのもまずい。への字を描いた唇が不機嫌そうに突き出されているのを見ると、口付けたい衝動に駆られるのだ。そうなると見れるのは真上か真下くらいしかなく、藤丸は天を仰いだ。
「(天井も塞がれてるなぁ、そっかぁだから暗いのかぁ)」
「…………はぁ」
藤丸の肩から手を放し、「しょうがないやつだ」と言いたげにゲーティアは嘆息した。>>449
「貴様が何を考えているかは私にはよくわからん。何に悩んでいるか、もわからん」
「私と二人きりになることで思い出してしまうこと、考えてしまうことだってあるのだろう」
二歩、三歩離れてからゆるりと腕を組み、ゲーティアは言葉を続ける。
「私は異聞帯の件には……”関われない”からな。話せぬことがあるのも当然だ」
「…………」
理由はわからないが、ゲーティアは異聞帯では”活動できない”。白紙化した大地でも思うように体が動かないらしく、活動はほぼノウムカルデア内に限られていた。だからこそ、この特異点への同行を申し出たのだろう……と藤丸は考えていた。藤丸にとってゲーティアは胸中を明かすことできる数少ない存在でもあった。しかし、「異聞帯の切除」という”一つの世界を滅ぼす”にも等しい行為と、それに伴う苦しみを、ゲーティアに明かせないことは事実であった。そのせいで、二人の間に壁ができていることも、藤丸はわかっていた。
「だが、今の私は貴様のサーヴァントだ。貴様の助けになることが役目なんだ」
「貴様が呼んだから、貴様だからこそ私は応えたんだ ”立香” 」
名前を呼ばれ、弾かれるようにゲーティアを見た。彼女が召喚されてから殆どの場合「マスター」と藤丸を呼ぶ。これはサーヴァントとして主従契約が結ばれていることを強調するためであり、ゲーティア自らが決めたことだ。それを越え名前で呼ぶときはマスターとサーヴァントではなく、1人の人間として、あのとき藤丸に殺.された”ゲーティア”という存在として言葉を紡いでいる……>>450
「いまさら手を離すなど、許しはしないからな?」
「っ……ゲー、ティア」
藤丸の胸にじわりと、温かいものが広がる。ゲーティアは変わらず純粋で、真摯で、まっすぐに言葉を投げかけてくれる。……きっと、それは焼却式として在るときから。だから自分は彼女に恋をして、だから今でも――
「と、いうわけでさっさと打開策を探すぞ」
ずい、とゲーティアの顔が寄せられ、悲鳴にも似た声を上げながら藤丸は後ずさってしまう。
「なぜ逃げるんだ貴様は、”話の流れ”的にありえないだろう」
むくれながらもグイグイと距離を縮めるゲーティア、柔らかな胸が触れそうになってとっさに肩を掴む。
「はなれ、ほんと、後生だから離れて……」
――触れた肌のなめらかな感触に脳が焼ききれそうだ。でも手を離せば胸が、むね……
思わず胸に目をやってしまう、すぐそこに胸元があり、谷間に汗が滑り落ちていくのが見えた。どこからか香水の甘い匂いもする。これは、ゲーティアがつけているのか?
混乱した藤丸はそのまま、ゲーティアを押し倒してしまった。>>451
「おい、どういうつもりだ貴様っ! まさか洗脳……はアヴェンジャーが居るから有り得ないはずだが……」
かつて自分を裏切った者の仕事が、こと”共犯者”に関する事案で失敗などするはずがない。ならば何故、と思案するゲーティアに、藤丸は訪ねた。
「ゲーティアはさ、その、自分の水着についてどう思ってるの」
「この、格好について?発言の意図がわからんが……まぁ、いま同行しているサーヴァントたちの中では少々浮いている、とは思っている」
「……それ、だけ?」
「? 別に似合ってないわけではないだろう」
確かに、攻撃性すら感じる大胆な水着は彼女によく似合っている。しかし、過度な露出は他人の情欲を煽ることを、ゲーティアがわかってないはずがない、はずだ。そう思った藤丸はさらに質問を投げかけた。
「でも……そんな恰好でさ、身の危険とか、は感じないの?」
「身の危険?」
サーヴァントである自分に?と言いたげなゲーティアに対して藤丸はさらに言葉を続ける。
「いや!ほら!この特異点ってサーヴァントが自由に活動してるし!その中には女性好きのサーヴァントとかさ!」
「そんなもの気にする必要があるか?」
へ?と、間抜けな声が藤丸の口から溢れる。
今のゲーティアは霊基強化を重ねたことによって強くはなっているものの、すべてのサーヴァントに対処できるほどの力はない。サーヴァント同士の模擬戦で負けることも何度かあった。それを彼女がわかっていないはずはない。敵対していたときと同じような立ち振る舞いをしてはいるが、自らを過大評価するようなことはないはず――>>452
「そもそも前提がおかしいだろう。その”女性好きのサーヴァント”が、私をそういった対象にするわけがないのだからな」
――なんだって?
「まぁ、形だけなら魅力的な女性には見えるだろう。これはかの王の姿なのだから当然ではある」
「しかし、中にいるのは魔術式《わたし》だ。呪詛にまみれた身体に誰が欲情するというのだ?」
そういえば。藤丸は、ロンドンで初めてゲーティアに接触したときのことを思い出す。全身を押しつぶす重圧、内側を這う恐怖、眩く暗い”なにか”。目の前に顕われる、女性の形をした”呪い”。たしかに彼女は、女性だと認識する以前に”おぞましきもの”として知覚されるような存在だった。
だが、それは以前の話だ。目の前の彼女はサーヴァント、再構成された存在である。操る魔神は内側に在るものではなく魔力で作り出した模造品であり、彼女自身も召喚された際に「在り方を組変えた」と言っていた。言動は「世界を燃やす魔王」のままだが、それはあくまで”ロール”であり、彼女も他のサーヴァントと同じく「天秤の守り手」なのだ。
だがひとつ、疑問が残る。カルデアのサーヴァントたちは結構自由に過ごしていて、(詳しくは藤丸も知らないが)性的な交遊も行われているのだ。つまりそういう”お誘い”は、サーヴァント内でよく交わされているのである。すっかりカルデアに馴染んだゲーティアにお誘いがかからないとは到底思えない。そして、声をかけられたことがあるなら「欲情されない」なんて思わないはずだ。――そう、考えた藤丸であったが、あるときにエルメロイ二世から聞いた話を思い出した。>>453
そこに明確に”有る”にもかかわらず、存在を認識できないケースは存在する。それは「全く知らない」「それを認識するための糸口すらない」場合だ。衣服の概念のないある民族は、どのような形をした服であろうとも、人が着用しているそれを「皮膚」と認識していたという。どんなに違和感を感じようと”未知の存在”であることすらわからないのだ、と。
――まさか。いや、もしかしたら。もしも「性的な誘いを受けても、そう認識していない」のだとしたら。性的交遊を積極的に行っている男性サーヴァントは、往々にしてコミュニケーションに長けている。話が噛み合ってない、ということはすぐさま感じ取れるだろう。そして「そういった行為に誘うのは不可能」だと理解してそのような話をすることを止めたはずだ。
しかし、性的な欲求を止めることは困難だ。無自覚な行動によって情欲を煽られたらどうなる?無防備な状態で目の前にいたらどうなる?いかに英雄足る強靭な精神力を持っていたとして、ゲーティアという魅力的な女性を前にして耐えられるのか?
「おい、どうした立香?また意識だけ何処かに飛んだのか?」
自分に誰かが欲情するとは思っていない、無防備な想い人。このまま放っておけばきっと。しかし、いくら口で言った所でわからないはずだ。だが「知らない概念を学習する」ことは絶対に可能だ。どうすればいい?どうすれば……
熱を持った頭の中で、藤丸はひとつの結論を出した。>>454
ゆるりと顔を上げ、ゲーティアと向き合う。
「! 良かった、気絶していたわけではなかったよう……」
そのまま顔を寄せて、唇を重ねる。先程みんなで食べた、かき氷のシロップの味がした気がした。
「ゲーティア」
「今から、きみを犯す」
藤丸の指が、薄布越しに彼女の秘所をなぞる。
「俺がどれだけきみに欲情してるのか、理解させる」
きっと、このあとの出来事は彼女にとっておぞましいものとなる。今まで築いてきた信頼は無いものとなる。だが、それでも構わない。世界を燃やした魔術式への恋が、自らが殺.した人への想いが、幸せな結末に至ることなど、元から有り得ないのだから。だから、彼女の願いを潰したように、命を奪ったように、その純潔を汚す。
「ちゃんと知って、覚えていてほしい」
それが、これからの彼女を守ることになるならば。
「好きだよ、ゲーティア。ずっと前から」
それは、平凡で、しかしどこか致命的にズレてしまった少年のわがままだった。>>455
陰核を軽く叩くように刺激しながら、首筋に吸いつく。
「貴様何を、あ、んぁ、やめ」
頭を首元から離し、空いている方の手で柔らかなふくらみを包み込むように手を添える。親指を水着に引っ掛けて剥ぎ取ると、戒めから開放された乳房が重力に従ってたぷんと揺れる。ごくりと藤丸の喉が鳴った。
「あ……」
本気で、目の前の少年は自分を犯そうとしている。それを理解したゲーティアは驚愕の目を見開く。
当の”少年”は下への攻めをやめ、呼吸とともに揺れる胸を両手で鷲掴みにした。
「ひゃっ、え、あぅ」
固くなり始めた先端が手のひらで押しつぶされ、褐色の柔肌に指が食い込む。むにむにと乳房を弄ばれ、ゲーティアの身体を不可解な――気持ちいい、という感覚が襲った。
きゅう、とゲーティアは反射的に目を閉じた。未知の感覚にさらされ、思考がまとまらない。過程こそ異なるが、ゲーティアもまた、藤丸のように理性を手放し始めていたのだ。
彼女の内側を満たす快楽は、”初めて”を味わう生娘のそれとは違っていた。多くの情事を交わし、快楽の拾い方、味わい方を知った”雌”の悦楽である。つまり、ソロモン王が国のため多くの者と交わりを持ったが故のものであり、当の本人は一度も溺れたことのない甘露。他人に触れる、という些細なコミュニケーション経験すら浅いゲーティアにとって、それは間違いなく劇物であった。
――腹の中側がじくじくと疼く、吐く息は口内を焼くかのように熱い、意識は霞がかり、身体を思うように動かせない。
「んぅ、ひ、うぁ……ああぁぁっ!」
ほんのりと色づき始めた乳首に吸い付かれ、ゲーティアはたまらず喘いだ。びりびりと身体を走る快感と、胸中に広がる切なさに身をくねらせ、逃れようともがく。>>456
「……いたい?」
「痛いなどという問題ではないだろう!この行為を今すぐ……ひあっ!」
「それはダメ、だよ。油断してるとこわいことになるって、ちゃんと、わかってもらわないと」
ゲーティアの陰核を撫でながら、ぼんやりと藤丸は答えた。密室の中は二人の汗の匂いと、ゲーティアのつけた香水の匂い、そして秘裂からあふれる蜜の淫靡な匂いで満たされており、それに当てられた藤丸はまともな思考能力を失っていた。
陰核を潰すように愛撫した後、愛液のぬめる感触を確かめるように指先が秘裂をなぞる。濡れそぼってぴったりと張り付いたビキニはくちゅ、と卑猥な音をたてた。そして藤丸は秘所から指を離し……ぱくり、と自らの指を咥えこんでしまった。
突然の行動に困惑するゲーティアであったが、意図はすぐに分かった。唾液を指にからませているのだ。赤らんだ顔で指に舌を絡ませる姿は普段からは想像もできないほど淫猥で、ゲーティアは目を離せなくなってしまう。しかしこのあと「何をするか」に思い至った彼女は身をこわばらせた。
空いた手でゲーティアのぐちゃぐちゃに濡れたビキニをずらし、かぱりと開けた口から唾液に濡れた指を離す。そして、ひくひくとうごめく肉ひだを露わにした”孔”へと指を滑り込ませた。
「あぐっ、はっ、やぁぁ!」
ぬかるむ内側を探るように、指が肉壁を撫でる。ぐぷぐぷと音を立てながら刺激するほどに淫蜜が溢れ、藤丸の指を伝って落ちていく。
「思ったより、やわらかい、な……」
少し不満の色を声音ににじませながらも藤丸は、指を2本、3本と増やしていく。3本の指でナカをかき混ぜると、いっそ下品と思えるほどの水音が立ち、双方の聴覚を犯していく。
「ああっ!あ、まっ、やだ、やだっあぁぁ!」
金色の瞳から溶けるように涙があふれる。もたらされる快感に喘ぐ姿は艶やかで美しかった。しかし、それはどこか、泣きじゃくる少女のようでもあった。SNヒロイン3人+アナちゃん、ジャンヌの変身ヒロインパロ
ヒロピンものなのでソフトリョナ、触手など注意
※R18スレ104の456に設定だけ吐き出したののSS版です
日本のとある地方都市のお話
ある時からモンスターを操る悪の組織が現れ
彼らと戦う5人の正義のヒロインが注目を集めるようになっていた……
☆セイバー編☆
金の髪をなびかせ、セイバーは公園を歩いていた
留学生として高校に籍を置くセイバーだが
その正体は英国よりやってきた退魔騎士であり
日夜町の平和のために戦っていた
今日は貴重な休日
お気に入りのカフェへ向かおうと公園を歩いていたところ、
「ひっく……」
しゃくりあげるような声。
小学校低学年の少年が、涙目で頭上を見ている
風船が飛んでいき、木の枝に引っかかってしまったようだ>>461
「お姉さんっ⁉」
「ここは危険です!! 私が足止めしますから、あちらへ逃げてください!!」
「で、でもそれじゃぁお姉さんはっ⁉」
震えながらも、けなげに叫ぶ少年。
セイバーは彼へとほほ笑むと、飛んできた攻撃を斬り落としてみせる。
「私ならこの通り心配ありません。ね?」
安心させるように言うセイバーに、少年は釘付けになっている。
こくこくと頷くと、セイバーの邪魔をしないよう逃げていった。
(よし。これであとは、敵を倒すだけですね……!)
セイバーは表情を引き締めると、翠眼で周囲を見据えた。
公園の木立から姿を現した敵はニ十人ほど。
数の上では圧倒的に不利だが、相手は全て黒づくめの下級戦闘員。
対してセイバーは、天才的な剣技と強力な魔力の持ち主だ。
(この程度、すぐ終わらせて見せます……!)
エクスカリバーを手に、セイバーは敵へと切り込んだ。>>463
「その少年を離しなさいっ!!」
セイバーが叫ぶと、戦闘員の口元が歪んだ。
「おいおいおまえ、偉そうな口が聞ける立場かよ?」
「っ⁉ しゃべった!?」
「俺たちには口があるんだ。何もおかしくないだろう?」
にたにたと笑う戦闘員は、少年の首元に刃物を突き付けている。
少年は震えながら、ぎゅっと風船の紐を握りしめていた。
(不覚……! まさか、知性を得た下級戦闘員がいるなんて!!)
セイバーは拳を握りしめた。
「卑怯者‼ 彼を解放しなさい‼」
「嫌だと言ったら、このガキごと俺を斬るか?ほら、やってみるのか?」
「っ……!!」
戦闘員の挑発に、セイバーは歯を噛みしめる。
少年の命を握られている今、無理な行動はできなかった。
「……わかりました。何が望みですか?」
「おっ、いいね。話が早くて助かるよ」
戦闘員はにぃと笑うと
「まずは剣を捨ててもらおうか」>>464
からん、と音を立て。
エクスカリバーが地面に転がった。
セイバーは武器を失いつつも、きっと戦闘員を睨みつける。
「そちらの指示に従いました。早く彼を解放しなさい」
「はははっ、馬鹿なのか? この程度で終わりなわけないだろう?命令だ。胸の甲冑を脱ぎ捨てろ」
「……っ」
不愉快だが、セイバーには従うしか道が無い。
(こちらの武装をはぎ無力化してから、嬲りころすつもりか…?)
警戒しつつも、銀の甲冑を外し地面へ落とす。
次は腕の甲冑を外せと言われるのだろうかと警戒していると、
「う~ん。よし。すっぱだかにするのもいいが、これはこれで惨めになりそうでいいな」
「……何を考えているのですか?」
問いかけると、戦闘員がこちらへやってくる。
その際に、新たに姿を現した戦闘員へと少年の身柄を渡している。
セイバーとしてはまだ、反撃することは出来なかった。>>465
戦闘員はセイバーに近づくと、じっと胸元を見つめる。
「小ぶりだが、思ったよりはあるようだな」
「何を意味をがわからないこと、っひゃっ⁉」
思わずセイバーは叫んでしまった。
右の乳房を、戦闘員にわしづかみにされていた。
「おっ、いいね。かわいらしい声もだせるじゃねーか」
「このっ!! 何をする⁉」
「何をするって、そりゃぁ」
にちゃりと、戦闘員が舌なめずりをする。
「負けた女の末路は一つだろう? 犯して鳴かしてイかせて、せいぜいかわいがってやるさ」
言葉と共に、セイバーの胸元が引き裂かれる。
小ぶりだが形の良い二つの胸が、ふるりと震え外気へと晒された。
「下種がっ……!!」
羞恥を隠し、セイバーは鋭く叫んだ。
嫌悪感のまま、手を振り払いそうになってしまう。
「その下種に今から犯されるわけだが、気分は最高だろう?」>>466
「ふざけるなっ!! 汚いその手をどけろ!!」
「威勢がいいが、忘れたのか? 俺に逆らえば、あの坊主がどうなるだろうな?」
「くっ‼」
セイバーは歯を軋ませる。
少年は事態の推移についていけないのか、呆然とこちらを見つめている。
彼へと向け、セイバーは精一杯の言葉を紡いだ。
「……しばらくの間、目を閉じていてください」
「お姉さん……」
「私ならこの程度大丈夫ですから、心配しないでください」
気丈に振る舞うセイバーの言葉に従い、少年が目をつむった。
彼にトラウマを植え付ける恐れが無くなり、セイバーは小さく安堵した。
「ははっ、いいねぇけなげだねぇ。それでこそ正義のヒロインさまだ」
「……っ!!」
嘲りの言葉と共に、戦闘員の指が胸をまさぐる。>>468
背後からセイバーに覆いかぶさるようにして、両腕で胸をもみしだく。
(気持ち悪いっ……)
嫌悪感をかみ殺しながら、セイバーは打算を巡らせる。
(知性があろうと、強さ自体は今までの下級戦闘員と変わりません。エクスカリバーが手元になくても、隙さえつけば倒せるはずです)
今は耐える時だ。
戦闘員が油断を見せるまで、しばらく我慢すれば―――
「ひうっ⁉」
セイバーの体がびくりと跳ねる。
甘い電流が乳首に走り、喘ぎ声をあげてしまう。
(なっ? 何ですか!? 今の甘ったるい声は私がっ⁉)
混乱するセイバーに、
「ひあぁぁあんっ⁉」
追い打ちがかけられる。
くにくに、こりこり。
戦闘員の指が、乱暴に乳首をつまみつねっていた。
「あっ!? やっ、どうしてぇっ⁉」>>468
「ははっ、そろそろ効果が出てきたようだな」
「きさまっ、私の体になにをし、てぇっ⁉」
セイバーの声が嬌声へと変わった。
乳首を指先がかすめるだけで、セイバーは動けなくなってしまう。
「俺に与えられたのは知性だけじゃない。俺の魔力と体液は特別製でな。触るだけで、女をよがり狂わせる効果つきだ」
「そういう、わけですか……」
荒い息をつきつつも、セイバーは意識を集中させる。
(ならば、対策は簡単です。体内の魔力を賦活させ、耐性を得れば問題ありませ―――)
「おっと騎士様、それはいけないぜ?あのガキの命を握ってるのは誰か、忘れたわけじゃないだろう?」
「……っ!!」
戦闘員の言う通りだ。
セイバーが魔力を賦活化させた瞬間、少年の命の保証はなくなってしまうのだ。
「ははっ。わかっただろう?おまえは大人しく、喘いでればそれでいいんだよ!」
「……くうっ……!!」
せめて声は上げまいと、必死に声をかみころすセイバー。>>469
けなげに声を押さえるセイバーを、戦闘員が嬲っていく。
優しさの欠片も無い乱暴な愛撫だが、今はそれさえも快楽の元だった。
「くくっ、正義のヒロイン様がいい姿だなぁ? 普段なら歯牙にもかけない格下に好きにされて、気持ちよくなってるんだろう?」
「ちがっ、これはぁっ、っ……」
戦闘員の言葉を否定しようとするも、乳首をつねられ黙らされる。
快感に身もだえすると、ガチャリと籠手が音を立てた。
胸をいじられているセイバーだが、他は武装をしたままだ。
戦闘衣をまとったまま敵に弄ばれる姿は惨めでで、一際いやらしかった。
「あっ、やっ、んっ‼」
揉まれつねられ弾かれる乳房に、必死にあえぎ声を噛みしめる。
がくがくと足が震え、戦闘員に寄り掛かるようになってしまう。
「おいおい、もう限界か? こらえ性が無いんだな」
「っ、なめるなっ!! まだまだっ、これくら、いっ、なんともないっ!!」
覗き込んできた戦闘員の顔をセイバーは睨み返したが、頬は上気し瞳は潤みきっている。>>470
「そうかそうか。まだ余裕か。なら――――」
ずぐん、と。
セイバーの体を甘い衝撃が貫いた。
「あっ、やっ、やぁぁぁ~~~っ⁉」
「これくらい、何てことないだろ?」
ずちゅ、ずちゅ。
戦闘員の肉杭が、セイバーの膣内を上下する。
いきなりの、乱暴極まりない動きだが、膣は愛液であふれている。
突かれるたびに、セイバーに快感が襲い掛かった。
「やっ♡やらぁっ♡ぬけぇ、はやくぬいてぇっ♡♡」
自分が何を叫んでいるかわからぬまま、セイバーは戦闘員に懇願した。
腰が打ち付けられるごとに、小柄な体が痙攣するように揺れ動く。
「ははっ、自分で腰振ってるくせに何言ってんだ⁉」
「ちがぁっ♡ きさまがっ、かっれにうごくせいでぇっ♡♡」
セイバーの願いが聞き届けられるわけもなく、ピストンが早く強くなる。
勢い任せのピストンも、媚毒に侵されたセイバーにはたまらなかった。>>474
駄目だ。耐えなければ。耐えなくちゃいけない。
せいぎのみかたのわたしが、かいかんにまけるわけが――――
「おらぁっ‼これでいっちまえ!!」
「やぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡」
とどめとばかりに抉られた、前後同時のピストンに。
セイバーの意識は弾け飛び、ただ鳴き叫ぶことしかできなかった。
「あっ♡ ひあっ♡♡ あぁっ、あひぃあぁぁぁぁぁっ♡♡♡♡」
「ははっ、見ろよこいつ! 後ろの穴犯されて喜んでるぞ!」
戦闘員の声も、がくがくと絶頂するセイバーには届いていないようだ。
碧の瞳を見開き、無様にアクメを決めるその姿を、
「お姉ちゃん……」
少年がただセイバーを、初恋の相手であり正義のヒロインであるセイバーが娼婦のごとく喘ぐ姿を見つめていた。
――――呆然としたその手から力が抜け、ふわりと。
風船が飛んでいったのだった。>>475
☆リン編☆
「セイバー、大丈夫かしらね……」
深夜の校内を歩きながら、凜は一人呟いた。
新型の下級戦闘員、悪だくみをする知性と、言葉にするのもおぞましい能力を持つ存在が確認されてから1週間がたっている。
あの日、救出に駆け付けた凛が見たのは、よがり狂うセイバーの姿だ。
下級戦闘員はなんなく倒すことができ、目撃者の少年の記憶も抹消できたが、セイバーの負った傷は深い。
強靭な精神力を持っていても、彼女はまだ十代の少女だ。
表向きは立ち直り、いつも通りに振る舞っているが、注意して見ておかなければいけない。
(相手はザコとはいえ、あのセイバーが後れを取った相手だもの。油断することはできないわ)
凜は自らの懐に手をやった。
そこには強い魔力を帯びた、凛秘蔵の宝石たちが収められている。
一つだけでも莫大な力を秘めた、切り札になる道具だ。>>477
魔力で強化された脚で、凜が校舎を駆けていく。
怪しい方へ、魔力の濃い方角へと向かうと、
「ビンゴっ!!」
後者の裏庭にあたる部分に、下級戦闘員たちが待ち構えていた。
まだ少し距離があるが、凜の魔術の間合いの内。
「ガンド‼」
マシンガンのごとく巻き散らかされる魔術の弾丸。
1発1発に呪いが込められており、下級戦闘員が弾け飛んでいく。
弾幕を逃れた何体かが、果敢に飛び掛かってくるが、
「マジカル掌底っ!!」
ずどん、っと。
凛の腕が動き、戦闘員を吹き飛ばす。
遠距離からガンドで圧倒し、近づかれれば武術で制圧する。
遠近ともに隙の無い、優秀なオールラウンダーだった。
「あ、ちょっと、待ちなさいよ!!」
戦闘員のうち一体が、一目散に逃げていく。
凛はガンドを打とうと身構えるが、
(駄目! あっちは結界の魔術陣を置いたところじゃない)>>478
結界の魔術陣は繊細だ。
ガンドが直撃すれば、壊れて効力を失ってしまうはずだった。
「仕方ないわね!! 直接ぶちのめしてあげるっ!!」
ガンドが駄目なら肉体言語だ。
すばやく一撃を入れるべく、肉薄した凜の目の前で。
戦闘員の体が閃光を放った。
「っ、きゃぁぁぁぁぁっ⁉」
ばちばちばちぃ!!
突如放たれた電撃を、凜はまともに食らってしまった。
放電はほんの数秒だったが、コスチュームからはあちこち煙が上がっている。
「このっ……!! っ、自爆攻撃なんて、いい趣味をしてるじゃないっ!! どこのどいつよ作成者はっ!!」
悪態をつきながら、凜がよろよろと膝をつく。
咄嗟に魔力で防御したため大きなけがはないが、しばらくは痺れが残りそうだ。
「あらぁ、私のこと? お褒めに預かり幸運ね」
背後からの声に、凜は素早く立ち上がり身構える。
フードを被った薄青の髪の、妙齢の女がそこにいた。
(強い魔力を感じる……。相手は幹部級ね。もったいないけど、出し惜しみしてる場合じゃないか……)
懐の宝石を握りしめる。魔力を込め、女へと向かい投げつけて――――>>479
「え……?」
間の抜けた凛の声が響き、宝石が空しく地に落ちる。
必殺のはずの宝石は、何の効果も見せず不発だった。
「なっ⁉ どうしてっ⁉」
「あなた、人払いの結界を張っていたでしょう?」
くすくすと、女が笑い声をあげている。
「結界を張るのは、何もあなただけの特技じゃないもの。私はコルキスの魔女。あなたよりずっと、魔術は得意かしらね?例えば、この校舎の中で宝石魔術が使えなくなるようにする結界くらい、簡単に準備できるんだもの」
「っ……!!」
凜は瞳を険しくした。
先ほどの自爆攻撃といい、こちらの行動パターンを読まれ、対策されていたようだ。
(相手は魔女‼ ならば肉弾戦で沈めてやるわっ!!)
素早く思考を切り替え走り出すが、
「物騒ね。少し静かにしてくれない?」
「がはっ⁉」>>480
女を守るように前に出た戦闘員。
いつもの凜ならば一撃で下せる相手だが―――電撃の痺れが抜けていなかった。
拳がみぞおちへと突き刺さり、勢いのまま壁へと叩きつけられる。
「あぐっ!」
陥没した壁からずるりと、凛の背中が滑り落ちる。
吐き気に襲われ、腹を押さえうずくまっていると、両手に鎖が巻き付いた。
「このっ……!!」
「あらあら、いいざまねぇ?」
凛の体は鎖で空中に宙づりにされ、磔のような体勢になっていた。
ガンドで鎖を吹き飛ばそうとするも、魔力を阻害する効果が付与されているのか、全く魔力が働かない。
「あなた、生意気だけど魔術の腕は悪くなくてよ? 私の元に下るなら、鍛えなおしてあげてもいいわよ?」
「はっ!! 誰が‼ あんたみたいな性悪おばさんと手を組むって言うのよ⁉」
「……おばさんですって……?」
凛の憎まれ口に、女の空気が冷え込んでいく。>>481
「……気が変わったわ。私の好みはセイバーみたいな可愛らしい子であって、あなたみたいな喧しく品の無い子は嫌いだけど……」
「誰が下品ですって⁉」
「決めた。少しは私好みの可憐な振る舞いができるよう、しっかりと躾けてあげるわ」
女がぱちりと指を鳴らす。
すると魔術陣が現れモンスターが―――何本もの触手を備えた、肉の塊が出現した。
「私が直接手を下す価値もないもの。せいぜいあの子に、たっぷりと女の部分を可愛がってもらいなさい」
「変態っ!! あんな触手で気持ちよくなるのはあんたくらいよっ!!」
てらてらと緑色に光る触手に、凜は嫌悪感を覚え叫んだ。
「あらぁ、あの子だけじゃご不満? 贅沢ねぇ」
女はため息をつくと、すいと腕を凜の腹へと当てた。
「っ⁉」
女が手をどかすと、腹にはハート型に近い模様が輝いている。>>482
「これはっ⁉」
「淫紋よ。あなたのはしたない本性を露にしてくれる素敵な模様よ」
「そんなものきかな、っひうっ⁉」
耳に吹きかけられた吐息に、凜はびくりと肩を跳ね上げた。
「ふふ、感度は良好ね。あなた、かなりの淫乱の素質があるわよ」
「ひっ⁉」
ずるずると這い寄ってきた触手がついに、凛の足元へとたどり着く。
「触手にかわいがってもらって、思う存分無様に喘いでしまいなさい」
「誰がそんなことっ!!」
闘志を燃やした目で、凜が女を睨みつける。
「私は絶対にっ!! 触手になんて負けたりしないわっ!!」
――――その数十分後。
「やらぁぁぁっ♡もうやらおかしくなっちゃうっぅぅっ♡♡」
凜は完全に触手に屈服していた。
がくがくと全身を痙攣させ、口からは涎が、股からはとめどなく愛液を滴らせていた。>>483
触手により凛の両目は目隠しがされ、四肢もがっしりと固定されている。
自由を奪われた凛の両胸とクリトリスを、細い触手がごしゅごしゅと愛撫していた。
膣と後ろの穴にはみっしりと触手バイブが詰め込まれ、的確に凜の弱点を抉っている。
「ふぐっ♡♡いあひぃんっっ♡♡許して♡お願いもうやらぁぁ♡♡」
泣き叫ぶ姿に、いつもの勝気な面影はまるで無かった。
体中の穴から液体を垂れ流しながら、魚のように体を跳ねさせている。
「ふふっ、そろそろ、私にお願いする気になったかしら?」
「あひぃっ⁉」
女が凜の乳首を弾くと、背が弓なりにのけぞった。
「高ぶらされて焦らされて、なのにイけないのはとても辛いわよね?」
「あぁぁぁっ♡♡」
こしゅこしゅこしゅ、と。
クリトリスを磨く触手ブラシが動きを速めた。
淫紋の効果により、凜は絶頂を封じられている。
イキたいのにイケない快楽地獄は、気高い魔術師を一匹のメスに変えていた。
「ほら、言ってごらんなさい。『お願いだから、私を犯してください』ってね?」
「……っ!!」
凛のプライドの欠片が反発するが、これ以上焦らされては発狂してしまうかもしれない。>>484
快楽と生存本能に突き動かされ、凜が口を開いた。
「……わたしぉっ、をかしてぇっ」
「何かしら?もっとはっきり言ってくれない?」
「……っ!!……お願いっ、しますんっ♡ 私を、お、犯してくださいっ♡」
羞恥心と屈辱をこらえ、凜はなんとか言い切ったが
「嫌よ」
「はっ?」
「お願いしてみたらとは言ったけど、願いを叶えるとは言ってないわよね?」
「やっ、そんなっ、約束がちがあっ、あぁぁぁあんっ♡♡♡」
目の前に希望を差し出し、直前で奪い去る。
原始的な手法だが、追い詰められた凜には効果的だ。
張りつめていた糸が一つ切れ、快楽に塗りつぶされていく。
「あひいっ♡♡あああっ♡♡あぁぁぁぁぁっ♡♡無理ぃ♡♡無理無理おかしくなっちゃうからぁぁぁっ♡♡♡」
肉体だけでなく心まで折れた少女の体を、触手が無慈悲に貪るのだった。>>485
その後、数十回分の絶頂を寸止めで味あわされた凜は、心身ともに触手に完全に屈服していた。
光を無くしたうつろな目で、ただ触手にゆさぶられるがままだった。
「やっと静かになったわね」
淫紋が定着したことを確認しつつ、女は唇を釣り上げる。
凛の気性は好みからやや外れるが、容姿は許容範囲だ。
アジトに持ち帰り、淫らな着せ替え人形として活用しよう。
そう考え、気分を浮き立たせた女だったが、
「見つけましたっ!!」
「ちっ‼」
新たな闖入者だ。
金の髪を靡かせ、豊かな胸を揺らした少女が、槍を振り回し触手を引きちぎる。
「凜さんっ!!もう大丈夫です!!」
「う……あぅ……?」
少女―ジャンヌは凜を優しく床に横たえると、女を睨みつけた。
「神風聖女参上です!! もう逃がしませんっ!!」
「いいところで邪魔しないで‼」
女は舌打ちをした。
凜が出した救助要請は魔術で潰したはずだった。
が、興が乗って凜を長くいたぶっていたせいで、どこからかこの場所が漏れたようだ。>>486
☆ジャンヌ編☆
「邪魔者は消えなさい!!」
「ききませんっ!!」
女が魔術を放つが、全てジャンヌの旗で打ち消されてしまう。
「っ、厄介ね!! 力任せだけど、魔力量だけならそこのお嬢ちゃんより強いじゃない!!」
形勢不利を悟り、女は素早く撤退を決めた。
力自慢の猪の相手は苦手だ。
ここはいったん引き、立て直すことにしたのだ。
―――――そしてそれから一月後。
「あの脳筋聖女‼ どこまでもうっとうしいわね!!」
女はとても荒れていた。
目障りなジャンヌの排除に、ことごとく失敗していたからだ。
ジャンヌの強みは圧倒的なパワーだ。
剣技でセイバーに、技術で凜に劣るが、それを補って余りあるパワーの持ち主だった。
小細工は全て踏みつぶされ、ならばまずはセイバーや凛に標的を変えるも、警戒され襲撃は失敗を重ねている。
「あぁもうっ!! どうすればいいのよめんどくさいっ!!」>>487
女は苛立つ心をなだめくべく、趣味のフィギュア作りに没頭することにした。
今作っているのは、黒い竜のフィギュアだ。
うろこの一枚一枚にまでこだわった自信作であり――――
「うん、ちょっと待って。竜、そうね、竜。この手があったかもしれないわね……」
竜のフィギュアを手に、女は暗い笑みを浮かべたのだった。
――――その数日後。
「ふぅ、今日もなんとか、相手を退けることが出来ました」
変身を解除し、ジャンヌは一人呟いた。
今日の相手は、敵組織の幹部・邪竜ジークフリードだ。
浅黒い肌に銀色の髪、寡黙な彼とはもう何度も、戦いを繰り広げた仲だった。
「ジャンヌ、お疲れ様。後始末はやっとくから、あなたは帰って休んでるといいわ」
「はい、凜さん。あとはよろしくお願いしますね」
言いつつも、ジャンヌは申し訳なさを感じた。
ジャンヌの能力はパワー特化だ。
戦闘後の後始末や記憶の改ざんには役立たずで、もっぱら凜やアナの魔術に頼りきりだった。>>488
「私ももっと、皆様のお役に立てたらいいのですが……」
呟きつつ歩いていると、一人の少年の姿が目に入る。
ふらふらと足元もおぼつかない様子だ。
「危ないっ!!」
ぐらりと傾いだ体を、ジャンヌは咄嗟に受け止める。
少年は細身だ。
身長はおそらく、ジャンヌよりわずかに高いくらい。
色素の薄い髪に中性的な顔立ちの、どこが儚げな雰囲気の持ち主だ。
(綺麗な子ですね……)
一瞬見とれかけてしまった自身に気づき、ジャンヌは慌てて頭を振った。
「大丈夫ですか? 声が出ないなら、頷いてもらえると助かります」
「ありが……とう。助かる。歩いていたら急に景色が歪んで、大きな銀髪の男が見えた気がして……気分が悪くなったんだ」
「銀髪の男……」
おそらくジークフリートのことだ。
(人払いの結界が、上手く作用しなかったみたいですね)
たまに体質のせいか、人払いの結界が効きにくくその場にとどまってしまう人間がいる。
中途半端に人払いの効果が出た結果、結界の中にいると気分が悪い、という状態になるのだ。>>489
「辛かったのですね。一人で歩けそうですか?」
「すまない。まだ難しそうだ……」
少年はなかなかに体調が悪そうだ。
時間が経てば治るかもしれないが、後遺症が残ったら大変だ。
(この手の魔術的な影響は、凜さんに見てもらうのが一番ですが……)
今は凜も、他の後始末で手一杯のようだ。
凛の手が空くまで、少年を休ませる場所が欲しい。
「あなたのお家はここの近くですか?」
「いや、少し遠くだ」
「そうですか……。そういえば、お名前をお聞きしても?」
「ジー、いや違う、えっと、その、ホムだ」
「ホム君、ですか」
体調が悪いせいか、少し口ごもっていた。
話しているうちに、吐き気が強くなってきたのかもしれず気の毒だ。
「わかりました。ホム君。私の家が近くにありますから、ベッドで休んでいてください」>>490
ホムを支えながら、ジャンヌは自宅に到着した。
故郷を離れ一人暮らし中のため、家族に気を使う必要は無い。
ホムと二人で部屋に入り、防犯のため施錠しておく。
「ホム君、気分はどうですか?」
「少しマシになってきた気がする……」
「それは良かったです。水か何か飲めそうですか?」
「頼む」
「わかりました。とってきますね」
ジャンヌは水を用意しようと、ベッドに横たわるホムへ背を向ける。
「ジャンヌは優しいな」
「いえいえ。これくらいお安いごようで……」
ジャンヌはふと疑問を覚えた。
「私、ホム君に名前を教えましたっ―――きゃっ⁉」
ぐるりと、ジャンヌの視界が一転する。
気づけばベッドの上で天井を見上げる体制で、上にホムが覆いかぶさっていた。>>491
「ホム君、急にどうしたんですか?」
「ジャンヌは優しいな。それにとても無防備だ」
「ひゃっ⁉」
ジャンヌの耳が甘噛みされた。
痛くはなかったが、くすぐったさに悲鳴を上げてしまう。
「ホム君⁉ ふざけるのはやめてください!!」
「ふざけてなんかいないさ。俺は本気だからな」
「何を言ってっ⁉」
ホムの体を押しのけようとするが、微動だにしなかった。
逆に両手首を握り込まれ、頭の上で束ねられてしまう。
「なるほど。この姿のジャンヌは、見た目通り非力なんだな」
「この姿のっ⁉ まさかあなたはっ……!!」
「嘘をついていたのは謝ろう。ホムというのは偽名だ。……俺の真の名はジークフリード。そう言えばわかるだろう?」
「ジークフリードっ⁉」
ジャンヌのすみれ色の目が見開かれる。>>492
「そんなありえませんっ!! 背丈も顔も全く別人です!!」
「ジャンヌ達の前に現われた時の姿と力、そしてこの名は、とある偉大な人物から譲り受けたものだからな」
なにやら事情があるようだが、彼があの、ジークフリードであることは間違いない。
「ジークフリード……いえ、ジーク君はなぜあんなことをっ⁉ 敵の幹部に脅されてやっているのですか⁉」
「ははは、ジャンヌは甘いなぁ」
「っ⁉」
ふぅ、と。
ジークの吐息がジャンヌの耳に吹きかけられる。
顔を赤くしていると、顎に指をかけ持ち上げられた。
「全て俺がやりたくてやってることだよ。俺は邪竜で、邪竜とは自らの宝を奪うため、悪行をなすものだからな」
「邪竜の、宝……?」
「ジャンヌ、あなたのことだよ。強く清らかで聖女のごとしあなたを――――滅茶苦茶にしようと思うんだ」>>493
ジークの言葉に、ジャンヌの背中にひやりとしたものが走った。
「……何を考えているかはわかりませんが、無駄だと言っておきましょう。いかなる拷問にあおうと、私が志を変えることはありません」
「拷問? そうか、ある意味拷問かもな」
「手足の爪を剥ぎ、指でも落とすつもりですか?」
「そんなことはしないよ。――――欲しいのは体だけじゃない。あなたの心だからな」
「私の心……? ならば尚更、拷問など無意味です。いかなる痛みにも脅しにも、私が屈することはありません」
「だろうな。だが、どれほど痛みに強い人間であろうと、快楽には逆らえないものだろう?」
「っ……!!」
鈍感なジャンヌも、さすがにジークの意図を悟った。
なんとか逃れようと、手足をばたつかせ抵抗する。
「離しなさい!!」
「無駄だよ。今の君じゃ、俺の手を振り払うことはできない」
悔しいが、ジークの言う通りだ。
変身後は圧倒的なパワーを誇るジャンヌも、変身前はただの小娘だ。
対してジークは、この姿でも明らかに筋力が人間離れしている。
押さえつける手はピクリとも動いていなかった。>>494
「あなたの健気な抵抗はかわいらしいけど……下手に暴れられて、怪我でもされたら嫌だな」
ジークはシーツの一部を引きちぎると、器用にジャンヌの手首をまとめ縛り上げる。
「やめなさっ――――むぐっ⁉」
「舌を噛まないようにしておこう。ついでに目隠しもしておこうか」
猿轡をかまされ、視界が闇に閉ざされる。
あっという間にジャンヌは、手も足も出ない状態になってしまった。
「----っ!! ――――っっ!!」
それでも諦めまいと、必死に体をばたつかせていると、
「っ⁉」
「ここがジャンヌの急所かな?」
くちゅり、と。
クリトリスを布越しに撫でられる。
優しく往復する指先に布地が引っ張られ、クリトリスの先端をこすっていく。
(そこはっ、ダメですっ……!!)
ジークの指先を防ぐように、ジャンヌは股をすり合わせた。
恵まれた体を持つジャンヌだが、男性経験は未経験だ。
日々忙しく、自慰の経験すら満足にないジャンヌに、その刺激は強すぎる。>>495
「正解みたいだな。直接触ってほしいんだろう?」
違う、やめなさい、と言いたくても声が出なかった。
下着の隙間から、指先が入り込んでくる。
暗闇の中鮮明に、ジークの指の動きを意識してしまった。
くちゅくちゅと湿った音が響き、ジャンヌの羞恥心を煽っていく。
ジークもそれがわかっているのか、わざといやらしい音を立てている。
「気持ちいいんだろう? こうしてやるとどんどん濡れてくる」
びくりと、ジャンヌの背中が震えた。
ひんやりとした指が、丁寧にクリトリスの輪郭をなぞっていく。
「ここをつまむと反応がいいな」
クリトリスの根元を掴まれる。
快感が電流となり、ジャンヌの体を跳ねさせた。
「~~~~っ♡♡」
視界の裏で火花が弾ける。
きゅうと胎の奥が疼き、体が火照っていくようだ。
甘く切ない感覚に体をよじると、大きな二つの胸が揺れ動く。
「ん?今度はそっちを虐めて欲しいのか?」
ふいに耳元に落ちたジークの声に、ジャンヌの鼓動が跳ね上がる。
焦りと恐怖と――――そして微かだが期待のせいだった。>>496
「綺麗だ。それに触り心地もいい。ジャンヌの体はどこも素敵だな」
「~~~っ♡っ、~~~~っ♡♡♡」
ジャンヌは悶絶していた。
ジークの責めは優しくも容赦ない。
小鳥がついばむように、舌先で乳首を転がされ。
反対の乳房を、丹念に緩急をつけてもみほぐされる。
そのどちらもが気持ち良くて、ゆるやかだが確実に、ジャンヌを快楽の頂へと押し上げていく。
(むねぇっ♡♡いやあっ♡♡それ以上もまないでっ♡♡)
耐えられず逃げようとすると、乳首をぴんと弾かれる。
「~~~~っ♡♡♡」
「俺から逃げようなんて悪い子だ。そんな悪い子のジャンヌには、お仕置きが必要だな」
「っ⁉」
乳首への責めから一転。
ジークの片腕が下半身へと伸び、濡れそぼったジャンヌのショーツを引き裂いた。
(やめてみないでっ!!)
股を閉じようとするも、ジークの腕の力には抗えない。
ひんやりとした指先がクリストリスへと触れて、
「~~~っ♡♡」
未知の快楽に、ジャンヌは目を見開いた。>>497
つぷり、つぷぷぷん。
ジークの指がクリトリスのさらに奥、膣の中を出入りしていく。
異物感にとまどったのは最初だけ。
細く骨ばった指が内壁をこする感覚が、ジャンヌの中で急速に大きくなっていく。
(なんですか、これぇ♡♡あたまがふわふわしてきてっ……!!)
体を動かし快感を逃がそうとするも、腰をがっちりとジークに捕まれている。
初めての快楽に戸惑い腰をうねらせ乳首を揺らすジャンヌの姿は、これ以上なく煽情的だった。
(だめぇ、ここで流されたら、だめなんれすっ)
それでもどうにか、快感に流されまいとしていたジャンヌだったが、
「ここかな?」
ジークの指が動きを変え。
膣の一か所を強く押されると、頭が真っ白になってしまう。
「~~♡♡♡、っ♡♡~~~~~♡♡♡」
ぐりぐり、くちゅくちゅ。
指で膣の一点をこすられると、それだけで負けそうになってしまう。
(負ける?私、何に負けて?どうして負けそうに?)
わからない。
わからないが、確かに。
ジャンヌの「女」の部分が、ジークへの敗北を認めそうになっている。>>498
「見つけた。ここがジャンヌの弱点なんだね」
ジークは一度膣から指を引き抜くと、ジャンヌの前へと持ってきた。
ジャンヌの目隠しが外され、ついで猿轡も外される。
せき込むジャンヌの目の前に、てらてらと濡れたジークの指先が掲げられた。
「ほら、見えるだろう?ジャンヌはこんなに濡れている。俺の指で感じていたんだ」
「っ……!! 私は感じてなん……ひゃんっ⁉」
再びジークの指が膣へと潜り込み、愛撫を再開させた。
「嘘をついても無駄だよ。ここ、ジャンヌの弱点なんだろう?」
「ちがっ♡弱くなんてありませ、やああぁっ⁉」
ジークが指の力を強めると、ジャンヌは抵抗を封じられてしまった。
気持ちいい気持ちいい気持ちいいっ……!!
それだけで頭がいっぱいになり、反抗することができなくなってしまう。
「ジャンヌは強情だな。少し、躾が必要なようだ」
「やあぁっ♡♡♡」
耳元でなされた調教宣言に、ジャンヌは涙を流すことしかできないのだった。>>499
その後ジャンヌは宣言通り、丸一晩辱めを受け続けた。
処女こそ守られていたが、全身を執拗に愛撫され、喘ぎ声が途切れることはなかった。
「残念。もう朝が来てしまったようだ」
「……はへ?」
朦朧とした意識で、ジャンヌはゆるゆると視線を上げた。
気が付けば裸でベッドに横になっており、ジークから解放されていた。
(助かった……? これで終わりなの……?)
精魂尽き果てた体を持ち上げることも出来ず、ぐったりと視線のみを動かす。
「今日のところは、そろそろ帰らせてもらおう」
「……次に会う時が、あなたの終わりになります」
今回はジークが正体を隠していたせいで後れを取ったが二度目は無い。
そう告げたジャンヌだったが
「終わらないよ。今からあなたは、俺のことを忘れてしまうんだからな」
「……え?」
「でも心配しないでくれ。俺はちゃんとこの部屋で、あなたのことを待っている。あなたが帰ってきたら――――この続きを始めよう」
ジャンヌの顔が青くなる。忘れたら、忘れさせられてしまったら。
自分はまた無防備に、ジークに捕らえられてしまうわけで。
「いやっ!! やめなさ――」
「お休みジャンヌ――――忘却の眠りで良い夢を」>>500
「ふぅ、今日もなんとか、相手を退けることが出来ました」
変身を解除し、ジャンヌは一人呟いた。
今日の相手は、下級戦闘員が50人ほど。
人数こそ多いが、ジャンヌ達5人が集まれば敵ではなかった。
「ジャンヌ、お疲れ様。私この後時間あるから、魔術の練習しましょうか?」
「凜さん、ありがとうございます。でも私、この後少し用事があって……」
「あ、そうだったの。じゃあまた今度、暇な時に見てあげるわ」
「はい、お願いしますね」
凛の申し出を断ったジャンヌは、速足でその場を立ち去った。
早く早く。
駆け足になり公園の一角、人通りの少ないトイレへと駆け込んで、
「~~~~~っ♡♡♡」
一心不乱に指を動かし。
懸命にクリトリスをいじっていた。
先ほどから性器がうずいてうずいてたまらなかったのだ。>>501
「やっ、あっ、ふっ、くるっ……!!」
びくり、と。
背中を反らしジャンヌは絶頂を迎えた。
ごく浅い絶頂だが、少しだけ体が楽になる。
「こんなところ、皆さんには見せられません……」
自らの体をかき抱き、ジャンヌは苦渋の声を漏らした。
ここのところ、ジャンヌの体調はおかしかった。
ほんの些細なきっかけで、性器が疼くようになっている。
先ほども戦闘の際にクリトリスが下着とすれ、腰が抜けそうになっていた。
(どうしてこんなことに……)
自分の体がまさかこれ程感じやすく……いやらしいだなんて。
真面目なジャンヌでは受け止めきれず、周りに相談することもできなかった。
どうにか周囲にバレないよう、隙を見て自身で慰めるようにしていた。
「……遅くなりましたし、家に帰りましょうか」
トイレから出て、疼きの止まらない体を抱え帰路に就く。
幸いジャンヌは一人暮らしだ。
体質の変化を調べる時間や、自らを慰める余裕は、たっぷりとあるはずだった。>>502
夕焼けの迫る中で。
ジャンヌは自宅の鍵を回し、よろよろと中へ入った。
上着をハンガーにかけ、鞄を椅子の上へ置いたところで。
「ジャンヌ、おかえり」
「えっ?―――――――っ!!」
背後からかけられた声。姿を現した少年。
瞬間、ジャンヌの脳内にここ数日の、自宅での記憶が再生された。
「あっ、あっ、っやっ、いやあっ‼」
両足が折れ、ぺたりとその場に座り込んでしまう。
逃げなきゃ。
早くここから逃げないといけない。
萎えた足を引きずり、玄関へと手を伸ばすジャンヌだったが、
「まだ、逃げられると思ってるのか?」
「ひあっ⁉」
背後から覆いかぶされ、床に磔にされてしまう。
「これで説明は5回目だ。メディアの、俺の仲間の作ったアイテムの影響で、あなたはこの自宅で、変身を禁じられている」>>503
「っ……!!」
ジークの言う通りだ。
ジャンヌは何度も変身を試みているが、一向に成功していない。
「効果はそれだけじゃない。あなたは俺の許可なく自宅から出られないし、自宅から一歩でも出たら、自宅の中であったことは忘れてしまうんだ」
こちらもその通りだった。
どうにか忘却措置を潜り抜け、外へと助けを求めようとしたけれど。
そのいずれもが失敗に終わり、お仕置きと称したジークの責めが激しくなるだけの結果だった。
「絶大な力を誇り、聖女と呼ばれるあなたでも……この自宅にいる限り、哀れで非力な女の子でしかないんだよ」
「っ……!! そんなことわかっています!! ですがだからと言って、諦めるわけにはいきませっ、きゃうっ⁉」
ジャンヌの腰が跳ね、四肢から力が抜け落ちる。
床に伏せるジャンヌの股を、ジークが片腕でまさぐっていた。
「ジャンヌのここ、もう既に濡れてるね。どこかでオナ ニーして帰ってきたんだろう?」
「オナ、っ、そんなことしてませんっ!!」
突然の卑猥な単語に、ジャンヌは真っ赤になり否定した。>>504
自慰をしていた事実を、どうにか誤魔化そうとしたジャンヌだったが、
「オナ ニーしてないのに、こんなに濡れてるのかい? ジャンヌはすごく淫乱なんだな」
「ちがいまっ♡♡私はっ、いやらしいことなんてしてませっ、んんんんっ♡♡♡」
ジークの指が、戯れにクリトリスを弾く。
快感が鋭い針となり、ジャンヌの全身を突き刺した。
「ジャンヌはどういう風にオナ ニーしたんだ? 俺のことを思い浮かべながらしてくれた?」
「ありえませんっ!! っ♡ 外に出たらっ、ジーク君のことは忘れていますっ♡」
「ふーん。じゃあ、もし俺のことを覚えてたら、俺を思いながらオナ ニーしてたんだ?」
ジークの問いかけに、ついジャンヌは考え、思い出してしまった。
ジャンヌの弱いところを虐め抜くその指。
綺麗な紅い瞳に見つめながら与えられるその快楽を――――。
「ちがいまっ、ジーク君のことなんかっ、っあっ、やぁっ♡♡ひゃぁぁぁぁぁんっ♡♡♡」
クリトリスをきゅっと握り込まれ、ジャンヌは全身を震わせた。
夜ごと苛めぬかれたそこは、ジークの指先一つで、ジャンヌを快楽の渦へ落とす弱点になっていた。
「ジャンヌは素直じゃないけど、体の方は正直だな」
ジークの気まぐれでイかされたジャンヌは、無様に呼吸を繰り返すことしかできなかった。>>505
「ジャンヌが素直になれるように、今夜もベッドの上で、たっぷりと躾けてあげるよ」
ジークはそう言うと、ジャンヌの体を持ち上げた。
首と腰とに手をまわした体勢は、いわゆるお姫様抱っこというもの。
姫君のように運ばれるジャンヌだが、待っているのは甘い甘い地獄だった。
「やぁっ♡♡ひゃあんっ♡♡♡」
股に頭を埋めたジークの舌先で、クリトリスを転がされたり。
「~~~~~っ♡♡♡」
視界を奪われ暗闇の中、乳首を引っかかれ焦らされたり。
「へぇ、すごいな。ここまで呑み込めるんだ」
「やっ、いやあっ、いやっ、抜いてぇっ♡♡」
戦闘時の相棒である槍で、膣の弱いところをぐりぐりと苛めぬかれたりして。
休む間もなくイカされ続け、どんどんと体を開発されていく。
―――――ジャンヌの自宅は今や、安らげる場所には程遠く。
思うがままにジャンヌを弄ぶ、邪竜の巣になっていた。>>506
ジークに手も足も出ないジャンヌだが、希望を失ったわけでは無かった。
(大丈夫です。私にはまだ、聖処女の加護があります……)
聖処女の加護。
ジャンヌが拒絶する限り、何者も彼女の純潔を奪うことは不可能だ。
強引に処女を奪おうとすれば、挿入したいちもつが消失することになる。
そのことをジークも知っているから、直接肉棒で犯そうとはしていなかった。
(耐えていれば、きっと好機はめぐってきます……!!)
ジャンヌには頼もしい仲間がいる。
自宅から出るとジークの記憶を失ってしまうハンデがあろうとも、いずれ助けは来るはずだ。
そう考え希望にすがり、快楽漬けの毎日を耐えていたジャンヌだったが――――
「ジークフリード‼ 観念なさい!! 今日こそあなたを退治します!!」
ジャンヌは単身で、ジークフリードと戦闘員たちと向き合っていた。
珍しく町の反対側に足を伸ばせたその日、偶然にもジークフリードを見つけたのだ。
今日こそは決着をつけようと、慌てて追いかけてきたのだった。
(ここは、普段の活動範囲と違うから、凛さんたちがくるまで時間がかかかるはず。足止めをしないといけませんね)>>507
ジャンヌは冷静に分析しつつ、自身の体調を確認した。
このところずっと続いている性器の疼きも、今は小康状態だ。
無茶をしなければ、どうにか切り抜けられるはずだった。
「くらいなさいっ!!」
力強くも美しく、槍を振り回し戦闘員たちを倒していく。
動くたび肌と服がこすれ火照りを覚えるが、まだ我慢できる範囲だった。
戦闘は順調に進むかに見えたが――――
「きゃうっ⁉」
甘い悲鳴があがった。
戦闘員の振り回した鞭の先端が、ジャンヌの胸をかすったのだ。
いつもならかすり傷にすらならない、無視できる攻撃だったのだが、
(鞭があたった場所が疼いてっ……!!)
ぞくりぞくり、と。
甘い疼きが重りとなり、ジャンヌの動きが鈍っていく。
「んっ♡はっ♡やっ♡♡やああんっ♡♡♡」
びしばしびし。
鞭や戦闘員の攻撃が当たるたびに、快楽がジャンヌに襲い掛かる。
気づけば頬は上気し息は荒くなり、足元もふらつき始めていた。>>508
「けけっ、敵にいたぶられて興奮するなんて、とんだマゾヒロイン様だなっ⁉」
「っ、このっ!! 黙りなさいっ!!」
戦闘員の嘲りに顔を赤くしながらも、ジャンヌは退治することに成功した。
疼きを抱えながらもジャンヌは果敢に戦い、残す敵はジークフリート一人だけになっている。
「さぁ、覚悟してください。降参する気はありませんか?」
「……降参するのは、あなたの方ではないか?」
ジークフリートの返答に、ジャンヌはひそかに驚いた。
彼は滅多に口を開かない相手で、こうして会話が成立したのも初めてだった。
「私が膝を屈することはありません。言葉が通じない以上、あとは争いあるのみです」
槍を構え、ジークフリードへと突っ込むジャンヌ。
しかし本調子ではないせいか、あっさりと攻撃を避けられてしまった。
「っ!! まだま―――やんっ⁉」
すれ違いざま、ジークフリードの指先が乳首を狙うように胸に触れる。
瞬間生じた快感に、ジャンヌの腰が砕けそうになった。
「~~~~っ♡♡♡」
槍にすがりつき、どうにか倒れこむことは回避する。>>509
快感の波は大きく、ジャンヌは立っているので精いっぱいの状況だった。
「ほう、どうした?」
ジークフリードが口を開いた。
「戦いの場で股を濡らすなんて、ずいぶんとジャンヌは淫乱なんだな」
「っ!!」
ジャンヌは唇を噛みしめた。
恥ずかしくて気持ちいい。疼きが限界に近いせいか、ジークフリードの声がやけに体に響き辛かった。
襲い来る快楽に耐えながら、強くジークフリードを睨みつける。
「こ、の程度っ、あなたを倒すのに、何も問題ありませーーーーひぃやあんっ⁉」
可愛らしい悲鳴が、ジャンヌの唇から飛び出した。
「やあっ!! 中、振動して、急にっ♡♡やあぁぁあんっ♡♡」
ぶぶぶぶぶ、と。
ジャンヌの股の奥から、低い振動音が漏れてくる。
「なんでっ⁉ これっ⁉ 止めてぇっ♡♡♡」
膣内で振動するバイブに、ジャンヌの理性が根こそぎ吹き飛ばされる。
気持ち良くて気持ち良くて気持ち良くて。
何もわからなくなってしまう。
(どうしてっ⁉ いつの間にこんなものおっ♡♡♡)
悶絶するジャンヌだったが――――>>510
ふいにぷっつりと、バイブが動きを止め沈黙した。
快感の余韻に打ちのめされながら、ジャンヌが茫然と口を開いた。
「今のは……?」
「俺が操作してやったんだ」
「えっ?」
倒れ伏すジャンヌの顎を掴み持ち上げ、ジークフリードが視線を合した。
「あなたが……?そんなわけ……」
「そうだな。あなたは忘れてしまったのだろうな」
ジークフリートの言葉に、ジャンヌは身を強張らせた。
彼に声をかけられると、なぜか下腹が疼いてたまらない。
(どうして、そんなっ……!! 敵相手にこんなことっ……!!)
混乱するジャンヌだったが、
「---だが、こちらの姿を見れば思い出すはずだ」
「……あっ」
急速に、忘れていた記憶のピースがはまっていく。
少年の姿に変じたジークフリード。
夜ごと彼に可愛がられた記憶が、ジャンヌの中に戻ってきた。>>511
バイブをジャンヌに仕込んだのも彼だ。
その事実自体をジャンヌが思い出せないよう暗示をかけ、最悪のタイミングでバイブを起動させたのだ。
「なぜ? どうしてそんな回りくどいことを……?」
「そんなの決まっているだろう?」
「っ♡♡ やっ♡♡ やあぁんっ♡♡」
ジークに抱き上げられ、膝の上にのせられれる。
乳首とクリトリスを同時にいじられたジャンヌは、愛液をまき散らし絶頂する。
「ようやく、あなたの心と体を手に入れる準備ができたんだ。だから―――――さっさと堕とさせてもらうことにした」
「な、にをっ。わた、しは、堕ちませっ、やあああああああっ♡♡♡♡」
がくがくと首を反らしジャンヌは痙攣した。
「敵の手の中でイかされる気分はどうだ?」
「~~~~~っ♡♡♡」
いたぶるジークの言葉にも、ジャンヌは反論できなかった。
意識が飛ばないよう、持てる全ての意志を総動員していた。>>512
必死に耐えるジャンヌに、いっそ優しいとも言える口調でジークが語り掛けた。
「ジャンヌは勘違いをしている」
「っ⁉」
「今まであなたは、自室の外で俺と向き合えば、全て解決すると思っていただろう?」
図星だった。
「けど、そんなのはただの思い込みだ。こうして今、あなたは俺に傷一つつけられず、体も動かせないのが証拠だ」
「っ……!!」
ジャンヌは反論できなかった。
変身を禁じられていた自宅と違い、今は魔力を自由に使うことができる。
にもかかわらず、発情させられた体はジャンヌを裏切り、まるで動こうとしなかった。
(私じゃ、ジーク君には勝てないっ……⁉)
刻み付けられる敗北感が、ジャンヌのプライドを粉々にしていく。
敵の手に落ち、いいように弄ばれて。
(でも、それでもっ、まだ私はっ……!!)>>513
「っ、確かにっ、私ではジーク君に勝てないかもしれません」
体中から気力をかき集め、どうにかジャンヌは口を開いた。
「でもっ、ジーク君の望みも叶いませんっ!!」
せめてもの意地と誇りをかけ、ジャンヌは言葉を紡いでいき
「たとえ敗北しようと、私の心は渡しま――――」
「えいっ」
「あぁぁあぁっ♡♡♡」
ジークの軽い言葉と共に、あっさりとジャンヌの決意は踏みにじられた。
「~~~~っ♡♡♡やっ、やぁぁぁぁぁあっ♡♡♡」
「バイブの振動を強にさせてもらった」
「なっ♡♡やめっ♡♡~~~~~~っ♡♡♡」
「たったそれだけでもう、あなたは俺に逆らえなくなる」
「~~~~~♡♡♡」
ジークに乳首とクリトリスをいじられ、バイブで膣内を抉られて。
次々と襲い掛かる快楽の波に、ジャンヌは泣き叫ぶことしかできなかった。
「あなたは俺の調教の記憶を忘れていたが……その間にも体は、いやらしく開発されていたんだ」
「っ、そんなっ、じゃあっ♡♡」>>514
「自宅の中だろうが外だろうが変わりなく、いつでもどこでもあなたは、俺の指先一つでよがり狂う体だ」
「~~~~~っ♡♡♡」
ジークの言葉を証明するように。
彼の指先が膣をこするとたちまち、ジャンヌは何も考えられなくなってしまう。
「あなたはいつだって美しいが……こうして俺の手で泣き叫ぶ姿が一番美しく愛おしいと、俺はそう思うよ」
「やっ、いやあっ♡♡♡」
ジャンヌはふるふると頭を振った。
ジークの手つきは悪魔的だ。
ジャンヌをいたぶり高ぶらせ。
なのに絶頂は許さず、イく寸前の状態を強制されていた。
「もっ、むり♡♡ むりなんれすっ♡♡ じーく君お願いっ、イカせてくださいっ♡♡」
恥もプライドも投げ捨て、ジークにすがりつき懇願する。
こうすれば彼も、ジャンヌを絶頂へと導いてくれて―――――>>515
「駄目だ。イクことは許さない」
「はへっ? そんなっ、っ、あぁぁぁぁぁんっ♡♡」
膣内をかき混ぜる指に、ジャンヌがのけぞり嬌声を上げる。
「なんれっ⁉ どうしてイかせてくれっ、やっ♡♡ あっあっあっあ~~~~~っ♡♡」
「イきたいなら、俺の肉杭を受け入れろ」
「なっ⁉」
すなわち、聖処女の加護をジャンヌ自ら捨てろと言うことだ。
肉杭の侵入を許したが最後、その先に待っているのは終わりない凌辱だった。
「だ、だめれすッ♡♡♡ほんなのっ、みとめられませんっ♡♡♡」
「そうか。ならばこうやって」
「ひゃあぁぁぁぁぁっ⁉」
乳首に噛みつかれ、膣の弱い部分を押しつぶされて。
暴力的な快楽が、ジャンヌの体内で暴れまわる。
「あなたにはずっとこのまま、鳴き叫んでいてもらおうか」
甘く熱い吐息が、ジャンヌの耳たぶへと落とされた。>>516
絶望的な状況にあっても、それでもジャンヌは諦めなかった。
常人なら軽く数十回は発狂する寸止め地獄を、鋼の精神で耐え抜いた。
耐えたのはただ、守るべき人と仲間たちのためだ。
いつか必ず、仲間たちが助けに来てくれると信じていたのだが――――
「あら、竜の坊やはまだ手こずっているのね」
その日、ジークとジャンヌの元に魔術師の女が訪れた。
(あの人は……いったい……?)
朦朧とした頭でジャンヌは女を見る。
朝となく昼となく嬲られ続け、もはや日付の感覚も消失していた。
「メディアか。道具を譲ってくれて助かった。おかげでこうして、ジャンヌを捕らえることができたからな」
「そう。それは良かったけど、まだ堕とせていないの?」
女がどこか楽しげな様子で、ジャンヌの前に水晶玉をかざした。
そこに映っていたのは、
「凜……?セイバー……?」
初めは信じられなかった。
それほどまでに、二人の姿は変わり果てていた。>>517
セイバーは手足を鎖で拘束され、何人もの男たちにまわされていて。
凜は触手に四肢を埋め込まれ、口と下の二つの穴にはごく太の触手が突っ込まれていた。
二人とも目に光はなくされるがままで、揺さぶられ犯され続けていた。
「なんで、この二人が……」
「あら、そう難しくは無かったわよ? セイバーは正義感が強い分隙が大きかったし、生意気な凜は強かだったけど、一度淫紋を刻んでいるんだもの。あとは適当に発情させいじってやれば、すぐに素直になったわよ?」
「そんな……」
信じていたものを打ち砕かれ、ジャンヌは呆然と目を見開いた。
「あ、安心してね。桜とアナも、きっちりこちらで回収して、母体として有効活用しているわ」
「桜とアナまで……」
仲間たちは全滅だ。
ぴしりぴしりと、ジャンヌの心にひびが走っていく。
「これでもう、世界は私たちの手に落ちたわ。だからあなたも―――――いい加減堕ちてしまいなさい」
「あぁぁぁぁぁあんっ♡♡♡♡」
弱りきったジャンヌの心の砦を壊すべく、ジークが膣を抉る指の本数を増やした。>>518
荒れ狂う快楽に、もはやジャンヌは流されるしかなくて。
「あぐうっ⁉」
ずしり、と。
深い衝撃と共に、ジークの肉杭が突き立てられる。
中性的な顔立ちに似合わない、びきびきと筋のたった凶悪な肉杭が、ジャンヌの中に呑み込まれていく。
「っあっ、あっ、はっ、あぁぁぁぁっ♡♡♡」
巨大な質量が、ジャンヌの膣を抉り進む。
指とは違う。全くの別物だった。
太さも堅さも熱量も、そして与えられる快楽も。
これこそが真に女を犯し、屈服させるための道具だと、ジャンヌは理解させられていた。
「よし。動くぞ」
「やあぁぁんっ♡♡♡」
ごちゅんごちゅん‼
ジークの腰が打ち付けられ、肉杭が膣を押しつぶす。
聖処女の加護は発揮されず――――すなわち心の底から、ジャンヌがジークに屈服した証だった。>>520
乙
桜とアナ編キボンヌ
次からは書きためてからうpしてクレメンス
リアタイ投稿待ちは面倒なんじゃ>>520 乙ー。エロくてよかった!堕ちていく過程が好き
*諸注意 設定を作った方とは別人です。泥スレ104の457、458を見て衝動的に書いているので上記のSSとは設定が違う。設定だけ見て作った三次創作
「ふぅ、今日もなんとか町の平和を守れました」
ジャンヌは玄関を閉めながら、小さく息を吐いた。
町の高校に通うごく一般的な少女ジャンヌ・ダルクには誰にも言えない秘密がある。ジャンヌは悪の組織から世界を守るために神に選ばれた神風魔法少女なのだ。
「敵の幹部ファヴニールとの戦闘は日夜激しくなってます。今日だって、セイバーが助けてくれなきゃ大変な事になってました……」
ファヴニール——それはジャンヌのライバルとも言える存在だった。執拗にジャンヌをつけ狙い、ジャンヌが堕ちる事を狙ってくる。ファヴニールはジャンヌの弱点を知っているかのように的確にジャンヌを堕としつつあった。今日もファヴニールはジャンヌを堕とすべく胸を締め付けて拘束してきた。ジャンヌの大きく育った胸は、その大きさと相反して敏感で些細な刺激でも震えてしまう程、臆病であった。
「……っ」
ジャンヌは先程、胸に——乳首にファヴニールの尻尾が強く巻きつく刺激を思い出して身震いをした。息が詰まるほどの快感——否、痛み。ジャンヌは一瞬浮かんだ考えを否定する。
「……絶対に負けませんよ!」
ジャンヌは拳を握って己を奮い立たせる。普通の少女として震える自身を強引に心の一番深いところに閉じ込める。
「おかえり、ルーラー」
「はい!ただいま、ジーク君」
ジャンヌは同居人の顔を見ると顔を綻ばせた。
彼は——あれ?どうして家にいるんだっけ?——いえ!彼は——ジークはジャンヌの家にいて当たり前の存在。一瞬だけジャンヌの頭の中になにか重要な事が浮かんだ気がするがすぐに消えていった。
「ルーラー、調教の時間だ」
ジークから調教という言葉を聞いて、不意にカチリとジャンヌの中で何かが切り替わるような感覚がした。
「……今準備しますね、ジーク君」>>522
ジャンヌはソファーに座る同居人——ジーク——銀を溶かしたような髪とルビーみたいな紅い瞳の少年の前に立つ。それから恐る恐るセーラー服のスカートをたくしあげた。ジャンヌは学校では優等生として通っており、長いスカートを下着が見えそうになるくらい短くするなんてない。だけど、ジークの前では下着が見えるくらいに——否、下着をジークに見せる為にスカートをめくりあげていた。
「ルーラー、スカートは口に咥えてくれ。落としたら罰ゲームだ」
ジャンヌはこくんと頷いて言われるがままにスカートを口に咥えた。恥ずかしくて、ジャンヌは太ももを擦り合わせる。すると足の付け根からくちゅりと小さく音がした。ジャンヌは顔を真っ赤にして、小刻みに震えた。羞恥に震えるくらいこの行いがいけない事だと言う認識がジャンヌにはあった。けれど、それと同時にこれをしなければならないという脅迫観念がジャンヌを襲う。
「ルーラー、濡れているな。下着にシミができてるぞ。胸をいじめられたのがそんなによかったのか?」
ジークは濡れた下着にはっきりと浮かび上がった恥丘の筋を指でなぞる。
「ん、んんー!」
ジャンヌはジークの言葉に慌てて首を振るが、恥丘を撫でられる度にビクビクと震え説得力なんて露ほどもない。
「否定するのか、ルーラー?昼間はあんなにも可愛い声で鳴いていたじゃないか?あんなに大きな声で鳴いては、きっと周りの人達はルーラーが胸をいじめられて鳴くいやらしい雌だってバレてしまうな」
ジャンヌには何故目の前の同居人が昼間の事を知っているのかを疑問に思う心すら浮かばない。普段のジャンヌはジークをなにも知らない同居人として接している。だが、調教の時間が始まればジャンヌから抵抗の意思は削ぎ取られ、ジーク君から与えられるものがどんなに屈辱的であろうと受け入れるものに変わってしまう。
「ん、んっ!」
ジャンヌが首を振る度に涙が散っていく。だけど、ジークの指は止まらない。下着をズラすと膣中に指を侵入させる。既に濡れていたジャンヌの膣中は待ちわびていたようにジークを受け入れた。ひだが歓喜するように震えながら、ジークを締め付ける。少し前まで処女だったとは思えない雄を逃さない為の女の動きだった。>>523
「今日はずいぶん締め付けるな。イけなかったのがそんなに残念だったのか?セイバーに邪魔されなければイケていたのに、可哀想なルーラー。ほら、もっとおま●こを引き締めて貪っていいんだぞ」
「んんっ、んぅ!」
ジャンヌの身体は言われるがままにジークの指を締め付ける。けれど、ジャンヌの心は指を抜いてほしくてたまらなかった。じゅぽじゅぽと抜き差しされる指はジャンヌを掻き乱している。足が震え、膝ががくがくと笑った。思考は白く濁っていき、理性は不透明に覆われていく。ぽたぽたと掻き乱される愛液が床に落ちていく。
こんな事望んでないとジャンヌの心は訴えている。だけど、止まらない。止めてはいけないのだと、ジークからジャンヌは言われている。ジークの言う事は絶対。変身を解いている時のジャンヌはジークに逆らってはいけないのだ。何故と疑問が浮かぶ。でもそれはすぐに浮かんで消える。余計な思考はカットされて、ジャンヌはより従順なジークの玩具になっていく。
ジャンヌにとって、今のジークは絶対だった。だから、ジークがもう片方の手をお尻の穴に伸ばしていてもジャンヌは抵抗しなかった。
「んんぁ!!」
ジャンヌの身体がのけ反った。スカートの裾から口を離してしまいそうになったが、ジャンヌは必死に耐えた。その代償として、ジャンヌはお尻の穴すらも念入りに弄ばれる事になる。
「うん。よく口を離さなかったな、ルーラー。えらいえらい。ご褒美に今日もいっぱい遊んであげるからな」
じゅぷじゅぷと両穴に指が沈んでは引き抜かれ、沈んでは引き抜かれる事を繰り返される。ジークの前では排泄器官であろうとジャンヌのお尻の穴は立派な性器だった。毎日弄ばれて、今ではイク事すらできる。最初こそ泣き叫んで耐えるだけであったが、今はジャンヌには快楽でしかない。ジークの調教の賜物だった。
「んっんっ!」
ジークによってジャンヌの下半身は抱き寄せられる。それによりジャンヌは倒れずに済むが同時に逃げる事はできなくなる。いや逃げてはいけない。受け入れるべきだ。そうでなくてはならない。ジークは絶対だ。指を深く受け入れて、ジャンヌは歯を食いしばりながら耐えた。薄い肉の壁一枚を隔ててぐちゅぐちゅと穴が蹂躙される。>>524
「今度は胸だけじゃなくてお尻も虐めてあげようか、ルーラー?人前でお尻を叩かれてイッてしまう正義の味方とかどうだ?」
「ん、ううん……」
ジャンヌは必死に首を振る。
「そうか。残念だ。虐めてほしい時はいつでも言ってほしい。いやらしいルーラーを虐めてください。犯して気持ちよくしてください。正義なんてもうどうでもいいって」
ジークはにっこりと笑った。でも、その幼い笑顔とは裏腹に紅い瞳は妖しいほど輝いていた。ジャンヌは必死に首を振る。だが、それは最初よりも更に弱々しくなっていた。抵抗はできない。だが、辛うじて残っている正義の味方としての理性が屈服を拒む。
「うん。それでこそ、ルーラーだ。俺は待ってるからな。あ、そろそろイッていいぞ。俺がルーラーのイッてる姿がみたい」
「い……。いや、ぁ……」
もうイッてしまいたい……!
ジャンヌの愛液は太ももを汚し、床に水溜りを作っている。子宮は精液を待ち望みキュンキュンと疼いて堪らない。
ジャンヌの頭をその考えが満ちていく。ジークの許可はもう得ている。いつだったかはイク事を禁じられた。確かちょうど三連休の時で、三日間ジャンヌはジークによって調教され続けた。それでイけないことの辛さは身を持って思い知っている。でも、ジャンヌは我慢している。それは頭の片隅で屈してはいけないとなにかが叫んでいるのだ。それは正義の味方のプライドと呼ばれるもの。抵抗はできなくとも堕ちる訳にはいかない。
「ルーラー」
ジークはそんなジャンヌを知ってか知らずか優しい声で囁いた。
「命令だ、イけ」
「——んんぁああああぁ!!?」
瞬間、あんなにも我慢してたものが一気に決壊し、ジャンヌの身体中を駆け巡った。それはどうしようもない快楽だった。ジャンヌの身体は大きく痙攣して、また洪水のように愛液を飛び散らせた。そして、とうとうジャンヌはスカートを咥えている事ができなくなってしまった。身体中を突き抜けた快楽は嬌声となってジャンヌの口から飛び出していった。それと同時にスカートがひらりと落ちたのだ。
「あー、やってしまったな、ルーラー」
「……じ、ジークくんがイけって言うから、です……」
ジークの言葉は絶対だ。ジャンヌはジークに逆らえない。どんなに我慢しても命令一つで絶頂してしまう。>>525
「俺のせいにするのか?尚更悪い子だな。明日一日中ローターをおま●こに入れて過ごせ。ただし、イッてはいけない」
「ひ、ぁ……。む、無理です。学校でローターなんて……!明日体育がプールなんです。ローターなんて入れてたらバレちゃいますよ……」
「それなら、明日の体育は保健室で休もうか。ルーラー、保健室で遊ぼう!待ってるから。あ、ちゃんと水着は着てくるんだぞ。他の生徒が真面目にプールで泳いでる時間にルーラーは保健室で水着を着て精液に溺れてような」
「……っ」
ジャンヌは明日起こるであろう調教を想像して震えた。ジークは最近では学校でもジャンヌの調教を行うようになった。しかも、学校内での調教は一際激しい。ジャンヌの嬌声を学校中に響き渡らせようとするように。誰かにバレてしまうかもしれない恐怖にジャンヌは震えた。敵を前にしても震えない少女はジークの調教の前ではただの非力な少女だった。しかし、
「……はい」
ジャンヌは肯くしかできない。ジークは絶対だ。
「さて、明日の予定は決まったし、続きだ、ルーラー。裁判をしよう。ルーラーの弱いところを俺に教えてくれ。虚偽の申告をすれば、その度に罰が与えられる」
「はい。わかりました……」
ジャンヌはスカートの中に手を入れるとすっかりぐっしょりと濡れてしまった下着を脱いだ。次に手を使わずにジャンヌは口でジークのズボンを脱がしにかかる。ジャンヌは手慣れたようにファスナーを咥えて下ろしていく。これも調教の成果だった。ジークは手を使ってはいけないとジャンヌの身体に教え込ませた。文字通り身体に失敗した場合の罰ゲームは今もジャンヌの記憶に新しい。
「今日もお願いします……」
ジャンヌはボロンと飛び出した二本のペ●スに口付けする。ヘミペ●スなんて爬虫類——ファヴニールのようだ。そんな考えがジャンヌの中に浮かんで消える。代わりに現れるのはこれが受け入れるものだと言う認識。ジャンヌは後ろを向くとジークの膝の上に座った。甘えるような行為ではあるが、その実は両穴にジークのソレを咥えこむ行為だった。
「あぐ、ひぃ……!あ、ぅ……」
ずぷずぷとジャンヌの膣中にジークが沈んでいく。ジャンヌの足は必死に身体を支えるが、ジャンヌの膣中はようやく訪れた雄に絶頂をして迎えたのであった。>>526
「ぁああああっぁあああ!」
ガクンと力の抜けたジャンヌの身体がジークの膝の上に座った。コツンとジークの亀頭が子宮を打ってジャンヌは再度絶頂する。
「根本まで一気に咥えこむなんてジャンヌはえっちだな。そんなに待ちきれなかったのか?」
「……は、ぁ、ぁ」
ジャンヌは激しく肩を上下させ息を整える。余韻が身体の中を暴れ回っている。気を抜けばイキ続けてしまう。ジークを咥え込んだままイキ続ければ、それはジークを締め付け搾精する行為と変わらない。もうすでに何度も中出しされてはいるが、ジャンヌの心はジークを拒んでいる。
「こら、ルーラー。休んでないでくれ」
「あぅ!は、はい!」
ジャンヌはジークに揺すられ、セーラー服のタイを外した。続いて、タイの後ろに隠れていたファスナーを下ろす。すると可愛らしいブラジャーが飛び出した。そのブラジャーはジャンヌの胸にあってないのかパツパツで今にも中身が飛び出しそうだった。
「ジーク君、私は……、ジャンヌ・ダルクは胸が、ち、乳首が弱いです……」
ジャンヌは震える声で自身の弱点を告げる。そして、ジークの手を掴むと導くように自分の胸を触らせる。
ジークの調教の内の一つ。ジャンヌは自身の弱点をジークに教える時はジークのヘミペ●スを咥えなければいけない。それはジャンヌが虚偽の申告をする事を防ぐ為だ。ジークが教えられたジャンヌの弱点をいじくりジャンヌの膣中が伸縮——絶頂すればok。絶頂がなければ、ジャンヌの申告は虚偽となり、罰が待っている。これはジークによるジャンヌの為の魔女審判だった。
「じゃあ、今日も検証していこう。ルーラーが弱点を克服してないか調べないといけないからな」
そうそれが毎日続いている。弱点を告げても何度も何度も検証という名で責め続けられている。弱点が更に敏感になり、逆らいようのない弱点へと調教されているのだ。
「また大きくなっているな、ルーラーの胸は!弄びがいがある。……いや、弄ばれた成果か」
導かれたジークは手慣れたようにジャンヌの胸を揉みしだきながら、ホックを外した。すると、待ってましたとばかりに胸が自由になりたわわに揺れた。
「ん。ルーラー、これはなんだ?」
ジャンヌの胸の先——乳首には可愛らしい絆創膏が貼られていた。
「こ、これは……」>>527
「ルーラー、俺に教えてくれ。これは一体どう言う事だ?秘密にするようなら、ジャンヌの身体に直接聞かないといけないな」
そう言ってジークは絆創膏のついて乳首を指先で弾いた。
「ああぁ!!」
ジャンヌは身体を震わせる。申告通り弱点なのだろう。膣中が締まり、ジークのソレを締め付ける。軽い絶頂。だが、両穴責めされるジャンヌからしたらたまったものではない。ただでさえ両穴を満たされて苦しいのに、更に膣中が狭くなり息ができないくらい圧迫感が増した。
「ルーラー、もう一度聞く。これはなんだ?なんで絆創膏なんかつけているんだ?」
ジークは聞きながら、ジャンヌの乳首をこねくり回す。絆創膏がついてるとは言え、強く握られてはジャンヌは嬌声をあげる事しかできない。
「ひ、ひゃっ!ま、まって……ひぎっ!ぁあ!ぅあ!い、いう……!いいま、しゅから、て、ああぁ!!手を止め、ひゃああ!!」
「もう少しはっきりと言ってくれ、ルーラー」
ジークは乳首を揉まれる度に絶頂するジャンヌを楽しむようにジャンヌを責め立てる。時折、接合部からぷしゃりと愛液が吹き出した。
「ぎ、ああ!う、ぁ!さ、ぅ……、さ、最近、ち、くびが、びんか、んぁで……ぐぅ……、ブラの、なかで、こすれ、る度に、ピリピリして、わ、私っ!イ、く……ぅ!ひぃ、だ、だから、ば、ばんそ、こうで乳首を……ぁ!」
途切れ途切れになりながらもジャンヌは必死に言葉を紡いだ。でなければ、胸がイきすぎて、壊れてしまいそうだった。
「うん。つまり、ルーラーは布が擦れるだけでイッてしまうのか。えっちだな」
一方、ジークは必死の訴えを軽く流す。
「ジーク君!手をとめ、ぇ!」
「これは俺に秘密を作ったルーラーへの罰だ」
そう言ってジーク君はジャンヌの乳首をいじり続けたまま、腰を持ち上げた。そして、ジークはジャンヌを中腰にさせると腰を動かし始めた。後ろからガツガツとジャンヌをつく。
「い、ぁあ!、うご、かしちゃ、らめ……!ジーク君ジーク君!」>>528
パチュパチュと愛液が飛び散り、ジークの腰が打ち付けられる。前も後ろも一緒に動かれると筆舌に尽くしがたい刺激が生まれる。身体が燃えてるように火照り、消火の為の愛液とめどなく流れるも焼け石に水。むしろ、火に油を注ぐ結果になる。潤滑が良くなればなるほど、ジークはピストンを早めてジャンヌを責め立てる。
「ルーラーの膣中は熱いな。それでいてこんなにも俺を締め付けて、そんなにも俺の精液がほしいのか?」
「ち、ちが!」
「本当に違うのか?」
ジャンヌは小刻みに小さな絶頂をしながら、待ち構える大きな絶頂に恐怖した。中に出されたらイク。ジャンヌは既にそのように調教済みだ。
「こんなにピクピクしてイキ続けてるぞ。もっとほしくはないのか?」
ジークの問いかけにジャンヌは答えない。いや、答えられない。
ジークの——ファヴニールの精液は強烈だ。ファヴニールはその性質上、子を増やす事は少ない。だが、番いだと決めた相手には容赦がない。その精液を胎内に取り込んだ場合強制的な発情効果を発揮する。排卵を促し、更なる精液を求めるように雌を服従させる精液だった。それが本来ならば、高い対魔力を有するジャンヌを服従させる元。ジャンヌはジークに一番最初に押し倒された時点で常識改変を受け入れざる得なかったのだ。でなければ、定期的に敵のち●ぽを咥え込んで精液を求めないとならない状況に真面目なジャンヌは耐えきれないから。常識改変はジャンヌの心を守るための砦でもあった。
「いいんだぞ、ルーラー。素直になって……。それともまだ免罪符が必要だろうか?」
ジークは耳元で囁く。それだけでジャンヌの子宮が震えているようだった。
「ルーラーの中に出したい。俺を受け止めてくれ……!」
最奥を何度も突かれてジャンヌは身を震わせる。白んでいく視界。頭も真っ白でジャンヌにはジークしか感じられない。それでいてジークに求められたとなればジャンヌにはもう止まる理由がなくなってしまう。
「いや——く、だしゃい……!なかに……!ジーク君のせーえき!」
ジャンヌの身体は素直にジークを受け入れて、おねだりをする。ジャンヌの心を置き去りにしたまま。
「うん!だすぞ!!」>>529
「っひゃああぁあああああああ!!?」
ジャンヌの膣中でジークが膨らんだかと思うと、二つのペ●スが勢いよく精液を吐き出した。
「ぁあああ〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
子宮に、お腹に、ジャンヌの中を溺れさせるようにジークは精液を放った。火のように熱い精液にジャンヌは鳴いた。争うように精子がジャンヌの卵子に殺到する。しかし、
——パチンッ
魔力が弾けた。
「……ルーラーを守る神風魔法少女の力か。また弾かれたな……」
忌々しげにジークは呟いた。
ジャンヌの心がちゃんと堕ちない限り、ジャンヌはジークを拒み続ける。絶対に妊娠しない。
「まぁ、まだルーラーと遊べると思えばいいか」
ジークは乳首に貼られた絆創膏をぺりっと剥がした。その刺激でさえジャンヌはイッてしまったようでピクピクと震えている。散々いじられ真っ赤になった乳首がプルプルと震え、そのいじらしい様子は更なる加虐を待ちわびているようだった。
「次からは絆創膏はなしだ。学校で我慢しきれなくなったら、俺を呼べ。そうしたら、ルーラーを沢山気持ちよくしてあげるからな。あ、でも、正義の味方は学校で、皆が真面目に勉強しに来てるところでえっちな気分になんかならないか」
「……ぁ」
ジャンヌは泣きそうになりながら、小さく呟いた。ジャンヌは最近は学校でも我慢出来ずにトイレで自慰にふける事もある。
「ジーク君、いじわる、しないで……」
「いじわるじゃないぞ。ルーラー、こう言う時、なんていうか覚えてるか?いっぱい教えたよな?」
ジャンヌは少しだけ閉口する。堕ちてはいけない。拒まなくてはいけない。ジークは敵。だけど、子宮が疼いて止まらない。今、ジークを拒絶してファヴニールの中毒性を孕んだ精液の供給が止まれば、ジャンヌは狂ってしまう。
「……は、い。ジーク君、お願いします。ジャンヌを学校でもどこでもいっぱいいじめてくださ、い……」
「よくできました!」>>530
ジャンヌは頭を撫でられながら、絶対に堕ちる訳にはいかないと微かに残った理性で決意を固める。だが、どうせこの決意も行為が終われば消えてしまう。
ジャンヌはジークに犯された記憶は犯されてる間にしか思い出せない。日常はどこかズレながら、ジャンヌはそのズレに気付けないまま日常が続いていくのだ。ジークはいつまで経ってもジャンヌのよき同居人だ。例え、夜にジャンヌを調教して、昼間に敵としてジャンヌの前に立ち塞がろうとも。
「……なぁ、ルーラー。本当に弱点は乳首だけか?」
「……ぅ。く、ク●トリスも弱いです……」
決意を固めようとも今のジャンヌには逆らう術はない。自ら弱点を曝け出し、それが弱点か検証されなければならない。身体がより敏感になっていく。そのうち下着がつけていられなくなりそうだ。
「なるほど。じっくり検証しよう」
「……うぅ」
「それで、他には?」
「え?」
「他にも弱点はないか? 乳首もクリト●スも弱点として把握済みだ。でも、隠し事はよくないからな。あるなら教えてほしい」
ジャンヌは言葉に窮した本当は黙っておきたかった新しいジャンヌの弱点。
「……お腹の奥。子宮の入り口をコツコツされると最近は弱いです……」
「わかった。そっちもじっくり検証しよう、ルーラー!」
ジークは嬉しそうにジャンヌのお腹、子宮の上あたりを撫でた。
ジャンヌは内心ホッとしていた本当の弱点を言わずに済んだ事に。
「あ、ルーラー、終わったら夕飯にしよう。ルーラーの為に用意してあるんだ」
ジャンヌには両親がいない。幼い頃に死に分かれて以後姉妹で暮らしてきた。だが、進学で上京してきたジャンヌはその姉妹とも別々で暮らすようになっていた。だからか、ジャンヌは非常に愛情に飢えていたのだ。そこに転がり込んできたジークは敵として容赦なくジャンヌを蹂躙すると、同時にファヴニールとして人間界に疎く、無垢な彼はジャンヌの心に入り込んでいたのだった。
ジークはジャンヌの新たな弱点になりつつあった。
「はい……。わかりました、ジーク君」>>533
「やぁっ!りつ、りつか、やだ、とめて……やぁっ!!」
白い髪を振り乱し懇願する。その姿を目の当たりにした藤丸の心中に湧き上がったのは後悔ではなく、わずかな嗜虐心だった。それは残っていた良心を焼き焦がし、劣情を、彼の中の獣性を煽る。
肉壺を攻め立てていた指が止まったかと思うと、乱暴に引き抜かれる。そして藤丸が蜜で濡れたまま手をボトムスにひっかけ下着ごとずりおろすと、長く抑圧されていた肉茎が外界へと晒された。情欲に支配され赤黒く充血したそれは、どこか小動物を思わせる少年の雰囲気からは想像もつかないような大きさと形状をしており、それ自体が生きているかのようにびくびくと動いていた。
――犯される、目の前の少年に。
未知の快楽という責め苦から開放されたゲーティアの目が、その凶器を認識した。現在の状況と記憶していた知識が繋がり、息を呑む。情欲はヒトを壊すものだ。体も、心も、男も、女も、例外なく。目の前の少年も、そして……ヒトの体を得た自分も。
ゲーティアの体を恐怖が包む、身を縮ませ自らを守ろうとするが、藤丸が覆いかぶさっていることによりそれは叶わなかった。少し日焼けした顔を上気させ、青い双眸が近づいてくる。荒い呼吸も、焦点の定まらぬ瞳も、今の藤丸が正気ではないことがありありと見て取れた。ひたりと、秘所に熱い先端が触れる。>>534
交わる、この男と、女として。それは魔術式である自分にとってはありえないことであり、それを許せば自分は自分ではなくなる。
「あぁ……そうか、貴様はまた、私から奪うのか」
焼却式として築いてきたすべてを、藤丸はゲーティアから奪った。だからこそ彼はゲーティアにとっての憎悪であり、運命と呼べる存在である。平凡で善良な、数多の英霊と世界を救った存在。自分の”意地”を受け止めてくれた人。そんな彼が、善性とは程遠い欲求を自分にぶつけている。
後戻りできるとするなら、今ここが境界線だ。拒むべきだろう、このようなことは間違っているのだろう。しかし、こんな「藤丸立香」を知るものは、きっと……誰もいない。そう理解したとき、ゲーティアは胸のうちに火が点いたような、そんな気がした。
「……いいだろう、存分に、私から奪うといい」
その言葉を聞くか聞かないか、藤丸は欲に溺れるままに自らをねじ込んだ。>>535
「あ゛、あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!ぅぐ、ぉあ゛」
陰茎が肉孔を割り開き、内臓を押しつぶす。カリが肉ひだを引っ掻き、幹が内壁をこする痛みに耐えられずゲーティアは絶叫した。痛みから逃れようと体をくねらせるが、腰を掴まれていて動けない。
「(本当にこの器官は”このため”にあるのか?子を成すために、このような痛みが必要なのか?)」
千里眼によって見せつけられてきた苦しみの中から、男たちに犯される女の光景がいくつもフラッシュバックする。肉体的衝動に抗うことを忘れ、他者を消費する。ちっぽけな征服欲を満たすために、他者の精神をすりつぶす。そんな愚かな人間の性質は、ただの人間である彼にも存在しているのだと、ゲーティアは痛みの中で実感する。
だが、ゲーティアは”それ”を受け止めると決めたのだ。彼の欲求を、獣性を、自らがどうなろうとも。しかし、このまま交合の痛みに耐えるのは難しい。
「(さっきはちゃんと……気持ちよかった、のに)」
少し思案した後、ゲーティアは自らの手を陰核へと伸ばした。恐る恐る触って、撫でて、指で摘んで、押しつぶして……快楽を求める浅ましい女のように、自らを高めていく。
「ぐうっ、は、んんっ」
電流が走るような感覚に、びくびくと身をこわばらせる。包皮を剥ぎ、勃ち上がったクリトリスを撫でれば強烈な快感が走り、跳ねる体に合わせて豊かな乳房が踊る。
「ぅあ、ここ、も」
ゲーティアは背を地面へと預け、空いた腕で片方の胸を支える。赤く、固く尖りだした先端へと指を伸ばすと、カリカリと引っ掻くように愛撫し始めた。彼女の背が跳ねるたび、肉幹を咥えこんだ秘裂から蜜が溢れていく。>>536
気づけば肉茎を拒むような膣の締め付けは緩み、愛撫するかのように蠢き始めた。
一心不乱に腰を打ち付けていた藤丸の口から、喘ぎ声が漏れる。肉ひだが吸い付くように陰茎へ絡みつき、蜜を絡ませながら脈打つ幹を撫でる。全身が蕩けるような感触、それに溺れてしまった藤丸はだらしなく舌を突き出し、陶然とした表情を見せた。
「ひあっ♡は、ははっ!ぁあっ、ぁん♡あぁっ♡」
その顔を見とめたゲーティアは愉快そうに笑い、藤丸の首元に腕を絡めた。力任せに蜜壺を刺激する肉茎を導くかのように、娼婦のごとく腰をくねらせる。剛直が悦いところをえぐるように刺激し、愛液を噴き出しながらゲーティアは絶頂した。先刻まで痛みに悶えていたのが信じられないくらいに、何度も、何度も、何度も。気づけば愛液はお互いの内ももを濡らし、肉幹には白い蜜がまとわりついていた。
「んぅっ♡はっ、ひぅ♡あっあぁっ、くぅ、ふひぃ♡」
きもちいい、こすれる肉が、打ち付けられる先端が、生じる水音が、鼻腔を満たす匂いが、互いの熱が。きゅん、と腹の奥がうずく感覚が、体を満たす悦びを表していた。
――だが、これは合意の上にある交わりではない。こんな一方的に感情をぶつけるだけのものなんて、とても肯定できない。わかっている、まちがっている。なのに、原始的な快楽に身を任せるいまこの瞬間が、何故か愛おしい。彼がいままで押さえつけてきた欲望、自分しか知らない彼の獣性。自分はいま、彼に求められている。博愛を是とする彼が、自分だけを求めている。……私だけを見ている。>>537
求められる快楽、本来ゲーティアの内側に存在しなかったはずの獣性が彼女の心を満たしていく。犯されたが故か、召喚されたが故か、……殺.されたが故か。
ゲーティアは肉感的な脚を藤丸の腰に絡ませ、更に奥へと導く。陰茎はとうに膣奥に届いているのだが、更に奥へ、内側へと呑み込むように腰を押し付ける。藤丸の陰茎がひときわ大きく脈打つ。射精の前兆を感じ取ってか、ゲーティアは藤丸を自らの胸元へと抱き寄せた。ぐちゅぐちゅと深いところでピストンが続き、そして
ぷちゅ
「――――――っ!!!」
「ひっ、あああぁあああぁぁぁぁ♡♡♡」
亀頭が子宮口を開き、鈴口から放たれた精液が子宮に直接打ち付けられる。長く抑制されたが故か、どくどくと注がれる白濁は子宮を満たしても止まることはなく、噴き出す淫蜜とともに結合部から溢れていった。
「あっ、あ♡うご、だ、めっ、んえぇぇぇっ♡」
子種を注ぎつくそうと押し付けられる亀頭が、子宮口を直接犯す。理性を残さずすりつぶすような快楽に、ゲーティアは顎をのけぞらせて絶頂してしまった。
「(あ…………し、ぬ?)」
注がれた魔力が体に満ちていく、それとは対照的にゲーティアの意識は暗闇へ落ち――>>538
――最悪だ。
藤丸が目を覚ましたのは拠点であるホテルのベッドだった。彼が視線を巡らすと、心配そうに見つめるマシュ、小太郎、ジークフリート、お栄。そして、少し遠くにゲーティアが、黒いケープとロングパレオを纏い立っていた。小太郎によれば、藤丸とゲーティアはいきなり現れた壁によって閉じ込められ、内部にあった謎の物体に触った藤丸は気絶。パスが繋がっているゲーティアも意識を失いかけたが、なんとか天井を破壊して脱出したとのこと。
……つまり、あの後ゲーティアは行為の後処理を行い、隠蔽――藤丸が「密室に閉じ込められた危機的状況にも関わらず強.姦を行った」という真実を仲間に隠し、気絶した藤丸を連れて帰ってきたということである。
藤丸が目覚めたのを確認したマシュとサーヴァントたちは退室し……当事者だけが部屋に残された。
「(通信……繋がってるよな、多分。たとえ見てないとしても、記録として残るかもしれない。)」
このまま今すぐにでも地に伏して謝罪したいのに。信頼を裏切って、危険にさらして……それでも、助けてくれて。だというのに自分は。
「……ゲーティア」
「今回の愚行は不問とする。」
へ、と情けない声が藤丸の口からこぼれる。
「度重なる精神的、肉体的負担から判断力が鈍っていたのだろう。よって、”怪しい物体に触れたこと”は不問とする。」
怪しい物体に触れたこと――藤丸が自分を襲ったことを責めない、そうゲーティアは告げたのである。>>539
「でっ、でも!」
「謝罪は不要だ。」
ピシャリと跳ね除けられ、藤丸は二の句が継げなくなる。謝罪をさせないのは、そのほうが藤丸にとって辛い事なのだと理解しているためだ。
「(なんて、馬鹿なことをしてしまったんだろう。)」
ゲーティアがこれから自分の身を守れるように、なんて都合のいい大義名分を掲げて、彼女を傷つけて、悲しませた、甦る記憶は泣きじゃくる彼女の顔ばかりだ。いまの自分は――
「(ゲーティアが嫌いな”人類”だ。)」
失恋なんて言葉、いまの自分には言う資格がない。全て自らが犯した過ちゆえなのだから。
「……失望した、よね。こんなこと、して。」
藤丸は、振り絞るようにして言った。こんな自分はゲーティアにふさわしくない。だから、もう守らなくても、そばに居なくても良いから、もう……
「なに、呆れてはいるが失望はしていない。」
意外すぎる言葉に、藤丸は顔を上げた。
「お互い、理解していない部分がまだあるのだなと、そう思っただけだ。」
コツコツと、高いヒールを鳴らしてゲーティアが藤丸へと近づく。その表情から、何を考えているのか読み取ることはできない。
「帰ったら、話がしたい。どうしても謝罪したいと言うならその時に聞こう。」
金色の目が、まっすぐに藤丸を捉える。話がしたい、というのは怒りから来る言葉ではなく……知りたい、理解したいことがあるが故なのだと、そう語っているようだった。>>540
「……ありがとう、ゲーティア」
ふん、とゲーティアは鼻を鳴らし踵を返す。ドアノブを回し、扉を開けて……
「あぁ、私は少し出かけるぞ」
「えっ!?ど、どこへ行くの?」
「なに、新しい服でも見繕ってこようと思ってな。マシュにもついてきてもらうつもりだ。」
――新しい、服。
「まぁ、貴様の御眼鏡にかなうかはわからんがな。」
そう言い残し、ゲーティアは部屋から出ていった。ぽつんと、藤丸がひとり取り残される。
「服……新しい……?今もちょっと違う格好だったけど……」
あの露出度の高い水着姿を、隠すようなケープとパレオ。そしてそこから、別の格好に……つまり、これは
「(”目的”は達成された、の、か……?)」
自分が邪な考えを起こす起点となったこと、おそらくは似合う似合わないのデータだけを参照したがゆえに起きたこと。最低の方法であったが、ゲーティアの意識を変えることには成功したようだった。>>541
その後、藤丸はさらなる後悔に苛まれることとなる。
カルデアベースに帰還した藤丸は、ゲーティアに謝罪し、抱えてきた恋心をすべてぶちまけた。時間神殿から帰還した後、ずっとゲーティアの姿が目に焼き付いていたこと。ゲーティアが召喚できて心の底から嬉しかったこと。最後に戦ったあの姿ではなく魔術王としての姿を勧めたのは、あの金色の姿を独り占めしたかったからだということ。そして、ゲーティアの純潔を誰にも奪われたくなかったということ。
身勝手な自分の全てを晒し、これで全て終わりだと覚悟を決めた藤丸だったが
「そうか。なら、私はそれに応えよう。」
という言葉とともにゲーティアに覆いかぶさられた。
「貴様の望む関係になってやろう。その代わり、その欲望を私以外にぶつけることは許さん。」
ゲーティアの細い指が藤丸の体をなぞり、中心へと辿り着く。
「そうだな、自慰も禁止しよう。貴様が誰を思って自らを慰めるのかわからないからな。」
くりくりと、布越しに先端を弄びながら、ゲーティアが嗤う。
「まぁ、環境が環境だからな。姿を見て欲情する程度なら赦そうではないか、だが」
「私以外で射精することは許さん。貴様の獣性(よくぼう)はすべて私に向けて吐き出せ、良いな?」>>542
「わ、わかり、まし、た」
圧制だ……、そう呟きそうになるのを堪え、藤丸は肯定の言葉を絞り出した。
なにはともあれ、この気持ちを肯定してもらえたのだ。甘さとか恋人らしさとかそういうのは後からなんとかすればいい……そう結論を出した藤丸であったが、いつの間にか自分が床から浮いていることに気づく。さらに、現状を把握し切る前に部屋のベッドへと放り出されてしまった。
「えっ、まっ、なに!?どういうこと!!?」
「あれから少し経ったからな、溜まっているだろう?」
ゲーティアは舌なめずりしながら、布越しに藤丸の股間――情けないことにあの後もしっかり精子を作っていた睾丸を撫でる。その表情は獲物を仕留めた獣のそれであった。
「(これ……もしかしてBADENDなのでは……?)」
自分の選択した未来が明らかに駄目な方向へ伸びていることを理解した藤丸は、心底後悔した。エッチなことはしたかったけど、甘酸っぱい交流も同じくらい、いやそれ以上にしたかったのだ。しかしこれからの二人の関係が、爛れきったものとなるのは明白。覚悟を決めた、いや、全てを諦めた藤丸はゲーティアに身をあずけることにした。
そしてゲーティアにたっぷり搾り取られ…………ることはなく、ただひたすらに焦らされ続けた藤丸はまたしても理性を飛ばしてゲーティアに襲いかかってしまった。
しかし、組み伏せられ犯されようとしているゲーティアは、満ち足りた表情を浮かべていたのであった。>>543
以上となります。……どこに着地してしまったんだろう。
魔術王ちゃんが気持ちよすぎて泣いてるところが見たい!泣き喘がせたい!の気持ちで始めたんですが新手のヤンデレと化してしまいました。まぁ恋人にだけ淫乱痴女なの好きですけど……
でも恋愛ごとに不慣れなのは変わらないので、頑張れば甘酸っぱい感じになれるはずですきっと、夜は知らないです。
書ききることに成功したのでこれからは普通のエロイラ捏ね人間に戻ります、つたない文章に付き合っていただきありがとうございました。>>532 直接の続きって訳じゃないけど、同じ設定の別の日
頭がふわふわして、すごく気持ちいい。
ジーク君と夕飯の支度をしているだけなのにおかしいです。しかも、ジーク君は帰りが遅くなってしまった私にご機嫌斜めだと言うのに……。
気持ちいいのが止まらない。
身体が熱くて、ビクビクと震える。息が詰まって苦しいくらい気持ちよくて涙が出る。
おか、し……い……。
———ッ!
いえ、おかしくないです。私は夕飯の支度をしているだけです。なにもおかしい事なんてない。
「ルーラー、準備の為にこれを入れてくれるか?」
「はい」
私は手渡されたそれを中に押し込んでいく。少し苦しい。
でも、これはジーク君の為……。
涙が出ても続けなきゃ……。
中でゴリゴリ言っててお腹苦しいです……。でも、こうしたらジーク君が喜んでくれる!
あー、気持ちいいよぉ……。
「きょ、今日は放課後、べ、勉強をする為に図書館にい、いぃ、ぁ!!? いって、いってきま、した……」
ぐちゅぐちゅ
「そうか。それで帰りが遅かったのか。心配した。あまり心配させないでほしい」
ぐちゅぐちゅ>>545
「は、ひ……! ぁうっ……。ご、ごめん、なさ、うぁああ!」
「勉強なら俺が教えるから、次は俺に頼ってくれ」
「おね、が、いしま、ぁ! あ、イッ……! あ、ぅぁ!!? い、イぃ……」
「ルーラー、イッてはいけない」
「〜〜っ!? は、はいっ……」
ジャンヌの家で、ジャンヌは帰って早々服を剥ぎ取られ、テーブルの上に寝転がされていた。四肢はテーブルの脚に縛りつけられ、ジャンヌは仰向けのまま、その美しい肢体をジークの目の前に晒している。
なだらかな柔肌を玉のような汗が流れ、時折びくりと痙攣している。その度、飛び跳ねてしまう四肢がテーブルの脚を引っ張りテーブルをガタガタと揺らした。
「ルーラー、あんまり暴れてはいけない。テーブルが壊れてしまう」
「ご、ごめんな、あ、ぅあぁあ!! あ、い、いき……、た、ぁ……ッ!」
謝りつつもジャンヌは身体の震えを止められない。何故ならジャンヌの足の付け根——おま●こにはローターが10個も挿入されていた。強弱様々がそれらがジャンヌを責め立てている。更にはクリ●リスを押しつぶすようにローターで挟み込み、お尻にも挿入され、ブブブと怪しげなハーモニーを奏でている。
秘処から溢れていく愛液がテーブルに広がっていく。
ジャンヌは美しい顔を左右に振り、絶え間ない刺激に耐え続けている。快楽に翻弄される聖女は妖艶の一言に尽きた。
だが、一方の——原因であるジークは台所に立ち、呑気に夕飯の準備をしていた。
「ルーラー、イッてはいけない」
挽肉のタネを餃子の皮に挟みつつ、ジークは言う。ジークは対面式のキッチン越しにチラリとルーラーを見やる。
「んぁ!」
その言葉にジャンヌは涙を流した。身体中を炎のように快感が暴れまわっている。それをジャンヌにはジークの許可がない限り、解放できない。
更にジャンヌは今自らの状態を正しく認識できていなかった。
「じ、ジーク君……ぁ。お、なか、すきま、ひぅ!? あ、ぐ、すきま、した、ね……」>>546
邪竜による認識の改変。
いつもは犯されているという認識はさせているが、今日はそれを一切をカットされた。
故にジャンヌの認識ではジャンヌはジークと一緒に夕飯の準備をしているという事になっている。
この無数のローターも縛られる前にジャンヌ自身が自らに施したもの。夕飯の支度だと思い込んでジャンヌ自らはローターを膣中に入れたのだ。だが、認識できなくとも無意識のうちでは正しく認識しているようで、ジャンヌは泣きながらローターを自らに埋没させていた。
ジャンヌはジークと一緒に料理をしているつもりで、自ら邪竜に食べられる準備をさせられているのだった。
とろとろにとろけたジャンヌのおま●こはジークはまだかとよだれを垂らすように愛液を零している。前と後ろの二本挿しだろうとジャンヌは受け入れるだろう。だが、
「きょ、今日はしゅ、すご、ぁ、くおな、か、空いてる……ぁ、み、み、たいで、んん! さっきから、ほ、ほしくて、たまら、ぁあぁ、な、いで、す……ひぐっ!」
身体の中で快感が暴れ回ろうとジャンヌには認識できない。嬌声をあげながらジャンヌの中で認識している日常を続けている。時折、認識外の言葉が自身の口から漏れてもジャンヌは記憶すらできない。
故にジャンヌはこの身体の疼きを空腹と認識している。そうする事で幻想の日常を守っていた。
「うん。そろそろそちらも良さそうだな。こっちも餃子は焼くばっかになった。これは事が終わってから続きをしよう。
さて、ルーラー、俺に君を食べさせてくれるか?」
「は、はひ!」
ジークは手を洗い、エプロンを外すとジャンヌの前に立った。ジャンヌはそれを笑顔で迎えた。だが、少しだけその身体は震えていた。
「ジーク君に捧げなきゃ……」
拘束を外され、ジャンヌは息も絶え絶えに埋没したローターを引き抜いていく。
「ぐ、ひぁ! くぅ!!」
ジークがよく見えるようにジャンヌはお尻を持ち上げながら、一個一個ローターを抜いた。その度に愛液がポタポタと落ちていく。
ジャンヌはローターを引き抜く度に頭が真っ白になりそうになるがジークの命令がそれを許さない。
ジークは絶対だ。>>547
「ルーラー、早くしてくれ。一気に全部引き抜いてくれ」
「はひッ」
おまけにジークがジャンヌを急かすから、絶頂寸前で踏みとどまるジャンヌに休む暇さえない。ジャンヌはジークが見る中、自身を追い込んでいく。
じゅぽぽぽっ
「あぁぁああああ!!」
ジャンヌは言われるがまま一気にローターを引き抜いた。愛液を滴らせながらローターがガチャガチャと宙を舞う。一気に身を焼かれたような熱——快感がジャンヌを焦がすがイク事はできない。ただただ熱としてジャンヌの中に蓄積されるだけ。
ケモノのような荒い息が夕焼け色に染まる室内に響いていく。
「は、はい……! ジーク君、お待たせしました。聖女のとろとろおま●こです。どうぞ、聖女の雌穴を存分にお召し上がりください!」
ヒクヒクとジャンヌの秘処とお尻の穴は妖しく蠢いている。滴る愛液がてらてらと艶めいていた。
「うん。ルーラー、ありがとう。お礼に突かれる度にイッていいぞ。今までいけなかった分存分にイくといい」
「あ、ありがとうございま、す……ッ」
「いただきます」
ジークはジャンヌの腰を掴むと一息に邪竜特有のヘミペ●スを突き入れた。
「ひぎぃいいいいいいああああぁああ!!?」
ジャンヌの脳天まで一気に快楽が駆け上る。身体の内側から焼かれていくように快楽がジャンヌの意識を焼いていく。
コツンと最奥をジーク君のソレが叩く。
「ひゃあんっ!」
びくりとジャンヌの美しい肢体が跳ねた。
「あああ、ぅ、あぁ!! じ、ジーク君!!」>>548
ジャンヌは突かれる度に哭いた。イケなかった揺り戻しが一回の絶頂をより高みへと導いている。
ジャンヌにはジークしか見えないし考えられない。ただこの気持ち良さを追求していくだけ。
「す、ごいな。ルーラーの膣中はこんなにも締まるのか。俺もイッてしまいそうだ」
ジャンヌを責めるジークも乱れていくジャンヌにつられるように息を切らしていく。狂ったように下半身をジャンヌにぶつけてジャンヌの愛液を飛び散らしている。
「ルーラー、美味しい? 俺のおち●ぽ?」
「は、はい! お、おいし……、ひゃ、う!? ぅああ! ジーク君の、おいし、っ! しきゅ、うにずんか、ずん、かキ、てェッ!」
ジャンヌはジークにしがみついて、膣中を締める。ジークに弱点である乳首とクリ●リスを責められれば、ジャンヌは一気に夢見心地。雌に成り下がり、貪欲に雄——ジークを求める。そして、ジークからもたらされるより高度な加虐を求めた。
もう何度もジークの精液を受け止めたジャンヌの子宮は、すっかりジークの精液に夢中だ。一滴も溢すまいとジークを締め付ける。
聖処女の加護によって、ジャンヌが望まない限り——ジャンヌの心が決して折れない限り妊娠する事はない。
加護に反してジャンヌの身体はジークを求め続けていた。
ジークの調教の効力以上に、ジャンヌがジークを望んでしまった結果である。
毎日のように調教され、身体を暴かれ、身体の感度を上げられても、ジャンヌはジークを求めてしまうのだった。
実のところ、ジャンヌはジークに一目惚れしまっていたのだ。敵であり邪竜でありながらもジークのその無垢なあり方にジャンヌは知らず知らずのうちに心を奪われてしまった。その恋と洗脳が結びつき、ジャンヌはもう取り返しのつかない所まできてしまったのだ。
完璧な聖女と言われたジャンヌの唯一の欠点がジークに恋をしてしまった事だ。
更に困った事にジャンヌは潜在的なドMだったのだ。普段は優等生ぶっていい子でいるが本心では悪い子だと罵って叱られたかった。
イケナイ事、ダメな事、そう認識する度に、ジークの調教は甘く蕩ける。
「ジーク君っ!」
何度目かの絶頂。胡乱に溶けた意識の中でジャンヌは唯一確かなものであるジークに縋り続ける。
「ルーラー、いいのか? そんなにしがみつかれると子宮の中に直接射精してしまうぞ」>>549
「いい、です……! だ、して! だし、してくだ、ぁあああ、いぅ!」
「やれやれ。すっかりエッチに夢中になってしまったな。少しまではこんな事知らない生娘だったのに……、いやらしい」
ジークはジャンヌの耳に吐息を吹きかけるように囁く。ジャンヌはびくんと身体を跳ねさせた。
「んぁああ!」
「こんな正義の味方では周りからはがっかりされてしまうな」
「い、いわな、いで……」
「言わないだけでいいのか?」
そう言いながらジークはワザと音を立てて腰を動かす。
ぐちゃぐちゃと卑猥な音がジャンヌの秘処から響いていく。
「こんな音を立てていたら、ルーラーがエッチなのがすぐにわかってしまうな」
「ひぃっっん! や、だぁ……」
ジャンヌは弱々しく首を振った。そうしてる間にもジャンヌは何度も絶頂をしていて、説得力なんてない。
それはわざと抵抗をして雄を誘う雌の行動にも思えた。それほどまでに弱々しく首を振るジャンヌは妖艶だった。
「……ッ!」
魅力的な雌を前にジークはファヴニールとして見過ごす訳にはいかなかった。幸いジャンヌは既にジークのヘミペ●スを咥え込んでおり、多少乱暴な扱いをしても抜ける事はない。
ジークはジャンヌの腰を掴むとより激しく腰を前後に打ち付けていく。
「ルーラー、射精すッ! 射精させろ! ルーラーのエッチになった膣中に射精したい」
「はい! はいぃいい!! ああぁあぁっっぁああああああ!!!? あ、つ……。キ、キたぁ……! ジークく、んのせーえき……!」
どぴゅりどぴゅりとジャンヌの膣中がジークの精液で満たされていく。ジャンヌは夢を見るように微睡み微笑んだ。>>550
だが、それはジークが射精しても終わらない。ただただファヴニールは雌が妊娠するようにひたすらに腰を打ちつけ、膣中射精しを繰り返した。
「ぁああああぁああ!!」
ジャンヌの悲鳴が幾度も響いた。調教中の声は結界に阻まれ、外までは届かない。だから、ジャンヌの嬉しそうな悲鳴を聞くことはジークしか出来なかった。
「あぁ、もうこんな時間か」
いつの間にか、日は暮れ外は暗くなっている。
ジークはジャンヌを見下ろし、短く溜め息をついた。ジャンヌの身体が白濁に染まろうとジャンヌが妊娠する事はなかった。加護に弾かれ、射精は無駄打ちに終わってしまう。
しかし、ジャンヌの身体は確実に変わりつつあった。意思さえ堕ちればジャンヌは確実に邪竜の子を妊娠するだろう。
「あと一手足りない……」
今のジークではジャンヌを堕とすのにあと一手足りなかった。例え、首皮一枚でもジャンヌが耐えている事に変わりはない。
このままではジャンヌはジークのモノにならない……。
ふとその時、白濁の水たまりの中で虚ろな瞳をしてたジャンヌの瞳に光が戻った。
「おや……」
ジャンヌはゆっくりと身体を起こすとキッとジークを睨んだのだ。
「ファヴニール……」
「聖処女ご本人の登場か。ようやく会えた!」
聖処女——それはジャンヌに力を貸す英雄。
「君と話がしたかったんだ!」
「……いくら、ジャンヌ——依代を堕とそうとしても私は堕ちる事は一切ありません。私は私の代わりに戦ってくれる依代を、ジャンヌを絶対に守ってみせます」>>551
聖処女はジャンヌの身体を抱き寄せようとするジークの手を拒む。
「ふぅん。相変わらず君は優しいな」
「相変わらず? なにか知っているような口ぶりですね」
「あぁ知ってるさ。ルーラーの待人は俺だからな」
「……な!?」
待人と言う言葉に微かに聖処女は動揺してしまう。遠い地に追いやってしまった彼が脳裏に浮かぶ。
「正確には待人の元一部。俺はどこかの邪竜が待つ為に無意識のうちに捨てられた寂しいや悲しいと言った感情から生まれた邪竜。待つ為には邪魔になるとあの邪竜は君を待つ為に一部の感情——俺を切り捨てたのだ」
「う、そ……!?」
「本当だ。だから、俺は聖処女を求めてやまない。それこそが俺の宝物を求める本能。魂に刻まれた願い」
「……っ」
再びジークの手がジャンヌを抱き寄せるが、聖処女はもう抵抗出来なかった。
「寂しい」
想い人を待たせている罪悪感に聖処女は動けない。
「俺のモノになってほしい。そうしたら、ルーラー——ジャンヌは俺の子をいっぱい産んでくれ。もう寂しいなんて思わなくていいように、家族をいっぱい作ろう」
「わ、私は……」
「もちろんジャンヌは永遠に可愛がる。死なせはしない。絶対に逃がさない……!」
耳元で囁くジークに聖処女は震えた。
「——さて、今日はここまで」
不意にジークは明るく言った。>>552
「え?」
「俺はルーラーを堕としたいけど、困らせたい訳でも、泣かせたい訳でもない。今日はここまで堕とすのはまた明日。お風呂に入って、身体を綺麗にしよう」
「………」
「今日はジャンヌが俺と風呂に入る?それともルーラーを起こすのか?」
「……あの子と変わります」
聖処女には確信があったジークに直接抱かれでもしたら、確実に堕ちてしまうと。
「うん。じゃあまたね」
ジークが聖処女の頬を撫でる。その冷たい指先がなによりも心地よくて聖処女は唇を噛み締める。
「……はい」
そうして、聖処女と入れ替わるようにジャンヌが戻ってくる。
「……あれ?」
「ルーラー、おはよう」
「私、寝ちゃって? ごめんなさい。お手伝いの途中で寝ちゃいました」
ジャンヌは白濁まみれのまま、微笑んだ。ジャンヌは身体を動かす度に秘処から精液が零れてもジャンヌの認識ではいつもの日常は続いている。
「夕飯前に風呂に入ろう、ルーラー。膣中も外も俺が洗ってあげる」
「はい。よろしくお願いします!」
本日の調教が終わったとは言え、ジャンヌはジークの洗脳を受け、認識を弄られたままだ。だから、ジークがジャンヌの身体を気まぐれに弄んでもジャンヌは気付けない。気付けるのはジークが許可した場合のみ。
そして、ジャンヌはこの後も嬌声を上げ続ける事になる。風呂場で宣言通りに膣中も外も洗われ、ジャンヌは何度も絶頂した。
ジャンヌはそれを認識できない。>>553
ジャンヌの中ではジークがジャンヌの身体に触るのは当たり前のこと。ジークが望めばジャンヌは服を脱ぐのが当然。どんな恥ずかしい事も、苦しい事もジークは望めばジャンヌは応える義務がある。
「ルーラー、キスして」
「は、はい……!」
またジークに請われてジャンヌは唇を寄せた。その間にも秘処をくちゅくちゅと弄ばれているが、ジャンヌはただ身体をビクつかせるだけ。恋人同士のような甘いキスに酔いしれる。
それが今のジャンヌの認識できない日常。
だから、ジャンヌは自分が犯されたテーブルについて、笑顔で夕飯を頬張るのだ。
ジャンヌの中では優しい同居人と夕飯を作る穏やかな日常が続いている。魔法少女の戦いが辛くともジークがいればジャンヌは大丈夫。穏やかな二人の日常を守るのだと、おっぱいを揉まれながら——秘処を弄られたながら——犯されながら、ジャンヌは決意を固めた。
ジークはそれを見てまた笑った。
まだまだジャンヌと遊べるのだと無邪気に——でも、悪の組織の幹部として不敵に。
「だが、普通に戦うと負ける……」
「言うな、ファヴニール。夜は散々泣かせてるのに、昼間は手も足も出ない現実が辛すぎる」
明くる日、魔法少女たちに吹き飛ばされたジークことファヴニールとセイバーを調教しているシロウは地面に倒れ伏しながら、溜め息をつくのであった。
「「強すぎる……」」
聖処女は遠くで祈っていた。
あの邪竜に救いがありますように——。
魔法少女パロなのに魔法少女らしい事何一つしてない事に気がついた……!>>388
またご無沙汰してしまいました。外出できなければ筆が進むなんていうのは幻想ですね(
というわけで今回はルームメイトに慰めックスでひいひい言わされる話です。
Apo原作によるとレティシアには名前不明のルームメイトがいまして、それを私が勝手にサブヒロイン化しております。
見た目は美綴さんと金鹿ちゃんを足して2で割った感じをイメージしてますが、デオンに変身する以上彼(彼女)に近い顔立ちの美少女、くらいに思って頂ければ笑>>384
「ん……ぁ……はうぅ……」
聞いているものがいたなら、思わず生唾を呑み込むだろう艶っぽい喘ぎ。
「ん、んんぅうううう~~~!」
流しっぱなしのシャワーの水音にくぐもった声が交じる。
「はあ、はぁ……また、私……」
浴室で自慰に耽る少女の名はレティシア。
「だめなのに……こんな、何回もぉ……しちゃうなんてぇ……」
頭を振り、涙を滲ませながら――白く細い指が再び秘所に挿し込まれる。
先月までは自慰すら経験したことのなかった清純な少女が、こうも乱れる。その身に救国の聖女ジャンヌ・ダルクを宿し、この世ならぬ存在と戦い続ける日々が彼女を変えてしまった。
女の本性を暴かれる。性の対象として求められる。欲望の捌け口に使われる。幾度もの陵辱に晒され、レティシアの身体、そしてジャンヌ・ダルクの霊基は完全に変質してしまった。
「――――ッ!!」
タオルを嚙み締め、再びの絶頂に身体を震わせる。バスチェアから滑り落ち、湯煙の中へ投げ出される弛緩した身。
もっと。もっと!
本能に従順な右手を、理性を残した左手が制止した。
「やめなきゃ。こんなこと、やめなきゃ……」
重い体を起こし、体を拭う。髪を乾かし、ワンピースのネグリジェに袖を通す……その間も絶えず襲いくる衝動に、気を抜けば流されそうになる。
最早レティシアの戦いには、一時の休息もないと言っていい。
「(レティシア……)」
依代の少女の苦境に対して何もできない自分が歯痒い。邪悪と戦う力を与えることは出来る。だがしかし、開発され切った身体の情動を抑えることは、聖処女ジャンヌ・ダルクにも不可能だった。>>556
「(大丈夫、です。私は……まだ……まだ、大丈夫ですからっ) 」
「(大丈夫なはずがありません……私に何かできることは……)」
「(負けません。負けないんです、こんなことで……)」
そこからどうやって自室へ戻ったか、記憶は曖昧。疲れ切った身体をベッドに沈めると、すぐに眠気が押し寄せる。そして――それを掻き消すほどの婬熱も。少女の決意を嘲笑うように、収まることのない疼きが湧き上がる。
娼婦のように身体をくねらせ、腰を寝床へ押し付ける。その動きがより一層劣情を掻き立ててしまう。
淫らな指先が肢体の何処をも弄ることがないよう、自らの身体を力一杯抱きしめて我慢する。昂奮の波が行き過ぎるのをひたすら待ち続ける。
「うぁ、ぁ……んっ、く……くるしい、よぉ……」
息を荒げるレティシアの目尻から一筋光るものが零れていく。
――それを拭うものがあった。
「まだシたりないの?」
「ミシェル……」
「隠せてると思ってた?フェロモン出し過ぎなのに気付かないほど私ぁ枯れてないから」
先に床に着いていたルームメイト――いまや戦友となった少女が、レティシアのベッドサイドで微笑んでいる。
「……苦しいんでしょ」
こくり、と頷く。
「あたしが慰めてあげる」
言うが早いか、馬乗りになると目の前の双丘に手を伸ばす。>>557
「や、ぁ…‥」
「はえー。想像以上だわ!」
「いや……だめ……っ!」
「嫌よ嫌よも好きのうち、ってね」
信じられないほどの柔らかさと、若さ溢れる張り。指に力が込められる度に柔肉は形を変えていく。まだスキンシップ程度の触れ合い(のつもりだ)にも関わらず、扇情的な喘ぎ声が鼓膜を叩いてくる。
――誘っている。レティシアは私に……犯されたがってる――
乳房を手荒に揉みしだき、寝間着を押し上げる尖った先端を弾くと一際高い声が上がる。
その隙を突いて、唇を奪った。
「んむ…‥むぅ……ぷは、やめ、こんなっ…‥」
「誘ってるのはそっちでしょ?ホントに嫌なら止めてもいいわよ……」
口ではそう言うものの、もう歯止めが効かないのはミシェルのほう。この完璧な女体を下賤な連中が好きにしていたなんて許せない。彼女を慰める資格があるのは、一番近くにいる自分だけ。好きなだけ……そう、好きなだけ、犯してやる。
「……け、て」
「ん。何て?」
「続けて……」
「ほうほう。ナニを続けてほしいのかなあ?」
意地悪な質問。答えに窮した時のレティシアの可愛さは、あたしが一番良く知っている。
「わたしを……」
「わたしを?」
「め、めちゃくちゃにして……」>>558
理性のタガが外れるのが分かった。レティシアを抱きすくめるなり激しいキスを浴びせ、股を割り割いて中指を突き込んだ。
「ふぁああぁあっ!?」
奇襲攻撃に目を剥いて悶えるレティシア。跳ねる身体を力任せに押さえつけ、指でナカを掻き回す。
ぐちゅ!ぬちゅ!にちゃあ!
「やあぁっ!あひっ!っひいい!あ、ああっ……!」
「もうこーんなに濡らして……どんだけ淫乱なの?ねえ」
「い、んらん……なんかじゃあっ……あはぁあああああっ!」
生意気にも口答えしてくるルームメイトへのお仕置き。指を鍵状に曲げて襞を抉る。呆気なく反論を封じられたレティシアへ、間髪入れず突き込みを見舞う。
「何言ってんの。最近やたらトイレに籠もってるのさぁ。あれ、オ ナニーしてるんでしょ」
「ちがっ……」
「下着の交換も兼ねて?なーんもしなくても濡れちゃうもんね」
「うぅっ……くふっ……んあっ!ちがい、ます……」
「それとも何かぁ?おぱんつビショビショで人前に出てるのかなあ?」
「そんな、あん!わたしぃっ……ふぁ、あぁあっ!」
「ま、いーよ。スケベなレティシア、私は大好きだし」
そう言うなり、思い切り開脚させるとぬらつくワレメをまじまじと観察する。
「うわっ!これじゃあ何を言っても説得力ないね~」
指にたっぷりと愛液を塗りたくり、卑猥な粘液でブリッジを描く。
「や、だめ…‥見せないで……」>>559
「さっきからダメダメばっかり。これは躾が必要だなー」
むっちりとしたレティシアの太腿を小脇に抱えると、濃厚な雌の香りを放つ秘所を滴る愛液を舐め取っていく。
「はふぁああ!?はひ、ぃいいいっ!」
「ちょっと舐めただけでこんなにヨガっちゃって……」
「喋らない、れぇ……いき、息がっ」
「ふぅ」
「はぁあああああっ……!」
上気した顔を両掌で隠し、極端な内股になってミシェルを牽制する――必死に抵抗する獲物の姿は、狩人の本能に火を付けるもの。ガードの緩んだ胸を責め、デルタ地帯を縫って容赦なく手マンを繰り返す。
「レティシア、すっごいやらしい」
「言わないでぇ……」
ポロポロと涙を零しながら懇願してくるレティシアの姿に、嗜虐心が燃え上がる。滾々と湧き出すラブジュースを、わざとらしく音を立てて掻き回す。ぬらぬらの陰唇に唾液を塗す。襞を舌で可愛がる。
「んくっ!ん、ん!あっ……あん!あ!あぅ……んぁあ!」
想像だにしなかったルームメイトからのクンニ責め。そして隠すことの出来ないレズ調教への快感。あまりに倒錯的なシチュエーションが少女の理性を塗りつぶしていく。
「あ……あ、あっ……もう……イ、イッ……」
「思いっひりイッひゃえぇ!」
止めとばかりに充血しきったクリトリスに歯を立てる。
コリッ!
「うぁ、あ……だめ、だめだめもうっ!イク……いっちゃうぅぅうぅぅ!」
ぷしゃあああああ!>>560
腰を浮かせ、股を突き出しながらの絶頂潮噴き。
「はっ……は、はぁ……ご、ごめんなさいぃ……」
「……」
オルガスムスの余韻のなか、絞り出すように謝罪の言葉が紡がれる。顔に浴びたイキ潮を拭き取ることもせず、恍惚とした表情で股間に顔を埋めるミシェル。
「(ほんと、健気なやつ……でも。だからさ……)」
「(壊したくなるでしょう?)」
「(え……?)」
あの日――プレラーティとの戦い以来聞こえるようになった声……シュヴァリエ・デオンではない、誰か知らない女の声。
「(下拵えは悪くないですね。さ、ここからは下手人交代と行きましょうか)」
「(だ、れ……?)」
「(フフ、お遊びはここまで。オトナの時間を始めましょう。ねえ、ジャンヌ・ダルク。シュヴァリエ・デオン。そして……ミシェルとレティシア)」
それきり、ミシェルの意識は闇へと沈んでいった。
「ミシェル……ミシェル?ねえ、どうしたの?」
突っ伏したまま動かない彼女を案じ、レティシアが震える身体を起こして訪ねる。
「(……ッ!この感覚、気をつけてくださいレティシア!)」
「ごめん、あたしもう無理」
そう呟くと、もうひとりの変身少女の身体が光に包まれた。>>561
「え……どうして、変身して……?」
「こっちの姿の方が、何かと捗るだろう?」
シュヴァリエ・デオン。ジャンヌ・ダルクと同じく、祖国の少女に力を貸す英霊の一人。その彼女が、ベッドの上に姿を現わす。サイドテーブルの僅かな明りが、中性的な――いや、性別を超越した美貌を浮かび上がらせる。
戦場でしかこの姿を見たことはなかったから気付かなかったのだけれど。本当に、綺麗……
「(油断しないで……様子が変です)」
ミシェルの意思で変身したにもかかわらず、すぐにパーソナリティをデオンに渡す。不自然ではないか?こと、このような……情事の中で――
「あ……デオンさんが表に出るのは負担がかかっ……」
「喋らないで」
唐突に唇を奪われた。どんな果実もこれほど瑞々しくはないだろうと思わせる唇。至高の弾力と柔らかさを兼ね備えたそれがレティシアの言葉を封じ込めた。
「んっ!?んんっ!」
「っは……おいし、い……」
両の頬を掌で包み、唾液が糸を引くようにそっと唇を離していく。生前幾度となく駆使してきた、女を惑わす魔性の性技。たったこれだけで、名うてのスパイは異性の心を盗み出す。
「さあ、君も変身したまえ。壊れないようにね……悪いが、今宵は紳士を貫く自信がない」
レティシアを見下ろすトルマリンの瞳。そこには、少女のものでも騎士のものでもない、貪婪な炎が灯っていた。以前、ここでぐだ子×マシュを投稿した者です
続きが書けたのでまた投稿させて頂きますね>>564
立香とマシュは衣服をお互いに脱ぎ捨てて、
ベッドに横になった。
「ねぇ、マシュ」
「なんですか?」
「メイヴちゃんに少しマシュとのことを
相談したらね…こんなのを貰ったの」
「メイヴさんに…?」
出て来たのはローター二本。
「………」
「………」
「『お互いにそれでとことん良くなってから
すればきっともっと良いわ』って…言ってたよ?」
「…まずは慣らしましょうか」
「そうだね」
お互いの秘裂を指で撫で続け、
ぬめって来た所で指を差し込む。
「っ……」
「あ……っ」
指で中を掻き回し、愛液が止めどなく
溢れて来た所で指を引き抜いた。
「は……っ♥…じゃあ…これ…入れてみよっか…?」
「…はい」
お互いローターを秘裂の中へと埋めていき、
奥まで入った所でスイッチをONにした。
「ふ、ああぁあぁ…っ♥」
「ひゃあぁああぁ…っ♥」
振動と襲い来る快楽で嬌声を漏らす二人。
「は、あぁ…♥」
立香は達しかけた所で自分のスイッチをOFFにし、
マシュの分のスイッチもOFFにした後、
ローターを引き抜いた。
「…せん、ぱい…?」
「しよっか…?」
「はい…♥」
愛液が溢れた秘裂をぴたっとくっつけて
お互いにゆるゆると腰を振る。
「ひ、あぁあ…♥」
マシュの声を聞いて立香はマシュの唇を塞ぎ
あまり慣れてないながらも舌を絡めた。
マシュもそれに応え、舌を差し出す。
その間も腰はゆらめき、熱は上がっていく。
「っ……♥せん、ぱ…っ♥」
「…マシュ…っ♥」
快楽が最高潮にいった所で二人は同時に達した。
「……ふ……あぁ…♥」
秘裂から愛液がトロトロと溢れ、シーツを汚す。
「は……♥よかった…マシュ…?」
「…はい、よかった…です…♥」
「…そ…だね……はぁ…♥」
その後、二人は抱き合って眠りについた…。>>565
…どうしてハートマークが誤字るの…?テステス
❤ ???? ♡ ❣テスト
♡
>>567
ありがとうございます
♡マークコピーさせて頂きました
再投稿すべきか悩む…
皆さんはどっちがいいですか?テスト
❤ダメだ…
テスト
♡
❤いいねが多ければ再投稿しようかと思います
立香とマシュは衣服をお互いに脱ぎ捨てて、
ベッドに横になった。
「ねぇ、マシュ」
「なんですか?」
「メイヴちゃんに少しマシュとのことを
相談したらね…こんなのを貰ったの」
「メイヴさんに…?」
出て来たのはローター二本。
「………」
「………」「『お互いにそれでとことん良くなってから
すればきっともっと良いわ』って…言ってたよ?」
「…まずは慣らしましょうか」
「そうだね」
お互いの秘裂を指で撫で続け、
ぬめって来た所で指を差し込む。
「っ……」
「あ……っ」
指で中を掻き回し、愛液が止めどなく
溢れて来た所で指を引き抜いた。
「は……っ♡…じゃあ…これ…入れてみよっか…?」
「…はい」
お互いローターを秘裂の中へと埋めていき、
奥まで入った所でスイッチをONにした。「ふ、ああぁあぁ…っ♡」
「ひゃあぁああぁ…っ♡」
振動と襲い来る快楽で嬌声を漏らす二人。
「は、あぁ…♡」
立香は達しかけた所で自分のスイッチをOFFにし、
マシュの分のスイッチもOFFにした後、
ローターを引き抜いた。
「…せん、ぱい…?」
「しよっか…?」
「はい…♡」
愛液が溢れた秘裂をぴたっとくっつけて
お互いにゆるゆると腰を振る。
「ひ、あぁあ…♡」マシュの声を聞いて立香はマシュの唇を塞ぎ
あまり慣れてないながらも舌を絡めた。
マシュもそれに応え、舌を差し出す。
その間も腰はゆらめき、熱は上がっていく。
「っ……♡せん、ぱ…っ♡」
「…マシュ…っ♡」
快楽が最高潮にいった所で二人は同時に達した。
「……ふ……あぁ…♡」
秘裂から愛液がトロトロと溢れ、シーツを汚す。
「は……♡よかった…マシュ…?」
「…はい、よかった…です…」
「…そ…だね……はぁ…♡」
その後、二人は抱き合って眠りについた…。- 577フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:15:12ID:g2Nzg0ODA(49/78)NG報告
「きゃ、冷たっ!」
夏の日差しの下、可愛らしい悲鳴をあげたのは、健康美を際立たせる白いワンピースタイプの水着に身を包んだフィオレ。
「でも、とっても気持ちいいです!」
そう返答しながら同じく海水に身を浸しているのは、若干の大人っぽさを感じさせる黒のビキニに身を包んだレティシア。かつて聖杯大戦を肩を並べて戦い抜いた二人であったが、そんなことも今は昔、今はアメリカ東海岸にて海水浴を満喫している真っ最中なのだ。
「ふふ、それにしてもまさかこんな形で再開するなんて、今でも夢みたいです!」「ほん
と、私もまさかこんなことになるなんて、思いもしなかったわ。」
大戦後に魔術の道から離れ、義肢関連の技術を学ぶためアメリカの大学に進学したフィオレはそこでめきめきと頭角を現した。あっという間に講師の助手を勤めるほどになった彼女は、教授陣の学会発表に同行するために渡仏し、そこで偶然にもレティシアと再開したのだ。そしてかつての思い出話に盛り上がったフィオレは、レティシアの休暇が自分の重なることを知り、今の住まいに程近い海水浴場へ遊びに来ることを提案したのだ。 - 578フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:17:27ID:g2Nzg0ODA(50/78)NG報告
>>577
「こんなに凄い偶然なんだから、ライダーまで現れるんじゃないかとひやひやしちゃったわ。」
「確かに神出鬼没のあの人なら、ひょっこりここに現れてもおかしくないですもんね…。」
「? もしかして最近ライダーに会ったの?」
「…ええ、アメリカに来る途中、雲の上ですれ違いました。」
どうやら聞いてはいけないことを聞いてしまった、と冷や汗をかいたフィオレは、慌てて話題を切り替える。
「それにしても一時はどうなるかと思ったけれど、なんとかなって本当に良かったわ。」
「そうですね。私もせっかくアメリカまで招待して頂いたのに、何もしないで帰国したらすっごく後悔していたと思いますし!」
実は今二人が泳いでいるのは当初の目的地とは全く別の砂浜あのだ。目的地の海岸まで車で移動していた二人だが、通る予定だった海岸沿いの道路で土砂崩れが発生し、足止めを余儀なくされていた。そのため道路が復旧するまでの間、やむを得ず最寄りの漁村に暫く滞在することにしたのだ。幸いにも事情を村民に話したところ、土砂崩れのせいでキャンセルが出てしまったモーテルを好意で使わせてもらうことができた。そして喜ぶ二人にモーテルの主はこう告げた。
「良かったら、ここのビーチで遊んでいきなさい。いつもは観光客でいっぱいだがな、今日は例の通行止めで誰もいないのさ。ほら、サービスしとくからこれを持って行きなさい。」
貸し切り状態と聞いた二人は、村人たちが品定めするような視線を向けていることにも気付かずに、持たされた飲み物を携え無邪気に海岸に向かったのだ。 - 579フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:20:16ID:g2Nzg0ODA(51/78)NG報告
>>578
「それにしてもここの人たち、どこかで見覚えありません?」
車の陰で水着に着替えながら、不意に問いかけるレティシア。村人たちを目にして以来、どうしても拭えない既視感が気になってフィオレに尋ねたのだ。
「どうかしら、確かに独特な顔立ちの人が多いみたいだけど。」
「うーん、フィオレさんも知らない、ということはルーマニアの時の知り合いじゃあないってことですよね…。でも私、アメリカには親戚も知り合いもいないし…。」
あるいはレティシアにもう少し鮮明にジャンヌダルクの記憶が残されていれば、その飛び出した離れがちな眼球を含む、特徴的な顔の持ち主に思い当たったのかもしれない。しかし現実にはその記憶は霊基と共に既に座に退去しており、また聖杯大戦の終盤、実際に召喚されていたその容貌の持ち主も、直前に退場したフィオレには直接目にすることがなかったのだ。もしもその正体を知っていれば、魔術世界から距離を置いて久しい二人であっても何かしらの警戒心を抱いたかもしれない。しかしそんなことは露知らず、自分たちがどれほど危険な状態にあるのかも気づかないまま、二人は無防備な海水浴を始めるのだった…。
「少し泳ぎ疲れたみたいね…。休みましょうか。」
「そうですね、折角飲み物も頂いちゃったんですから、温くならないうちに飲んじゃいましょう!」
ビーチパラソルの下に戻った二人は横になりながら、先ほど宿の主人から渡されたペットボトルを口にする。そしてマットレスの上で横になると、溜まった疲れのせいかあっという間に寝入るのであった…。 - 580フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:23:47ID:g2Nzg0ODA(52/78)NG報告
>>579
二人が穏やかな寝息をたて始めると、それを待っていたかのようにどこからか村人たちが姿を現す。そして無防備な寝姿を晒す二人を取り囲むと、まるで獲物を品定めするかのようにその身体を触り始める。
「ひさびさの上物だ!こんなかわいい娘とやれるなんてたまんねえぜ!」
下品な言葉を口にしながら、まるで味見をするかのように水着の上から乳首をしゃぶっているのは、先ほど二人を案内した漁村の人間。あれからずっと、二人が着替えてる間もこっそり様子を窺っていたのだ。それに応じるように、モーテルの従業員もレティシアの口に指をいれて開かせながら主張する。
「顔見たときから早くヤりたくて仕方なかったんだ。こっちの金髪の娘は俺か先に目をつけてたんだから横取りするなよ!」
「まあ待て、まずは子種を授けて頂けるかどうかだ。それさえ終わればあとは祭りの日までやりたい放題だから、我慢するんだ。」
今にも行為に及びそうな村人たちを静止したのは、リーダー格らしき男。彼は クスリの効きを確かめるため二人の水着の股布に指を突き立て、それをワレメに押し込み食い込ませる。しかし乱暴に局部を触れられているにも関わらず、二人とも目を覚まさす様子もなく、頬を紅潮させたりくすぐったそうに身をちぢこませるだけでであった。
その様子に満足げに頷いた男は周囲を見渡し、近くの岩場にある洞窟の、普段は海面の下に隠れている入り口がいつの間にか引き潮で姿を現していることを確認する。そして仲間に命じて眠っている二人にマンぐり返しの姿勢をとらせ、股布をずらして中身を露出させるよう指示する。そして懐から瓶を取り出すと、封を開けて中の妖しい薬品を二人に降り掛ける。天を向いていた肉穴に注がれた白濁液はやがて穴から溢れだし、生臭さを撒き散らしながら胴や脚を伝って流れ落ちる。そして滴り落ちた雫が二人の顔を汚す頃、洞窟から臭いに誘引されたのか不気味な生物が姿を現す。とあるサーヴァントが使役する、異界の神の遣いと酷似したその怪物は、二人のカラダに触腕を巻き付けて巣穴へ連れ込むのだった…。 - 581フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:25:54ID:g2Nzg0ODA(53/78)NG報告
>>580
火照った体に心地よいひんやりした微風…放置した海産物のような不快な臭気…そしてピリピリと敏感になったを撫で回す、気持ちの悪い…
「…!」
夢うつつをさ迷っていたフィオレであったが、自身の肢体に纏わりつく「ソレ」を感じ取ったことで急速に意識が浮上した。
「なに、これ…!?」
目を覚ましたことで、自分の身体が不気味な肉塊に取り込まれていることに気付いたフィオレ。洞窟の壁際に鎮座する、軽自動車程はあろうヒトデとタコを掛け合わせたような異形の怪物。その体表から伸びた無数の触手が手足に絡み付き、彼女の自由を奪っているのだ。不気味な肉紐はぴっちりと密着した水着と肌の間にまで入り込み、生臭い体液を全身に塗りたくっていた。しかも粘液の効果なのか、普段とは比べ物にならないくらい肉体は敏感になっていた。水着の裏地や髪が擦れるだけでむずむずし、撫でているのが気持ち悪い触手であるにも関わらず、割れ目をなぞられるだけで堪えがたい疼きが沸き上がる。
そして彼女の身体に纏わりつくのは触手だけではない。ウミウシのような化生が肩や頬にへばりつき、スライム状のナマコが足の指にしゃぶりつく。そして鎖骨に取り付いたフナムシに似た奇怪な蟲はそのまま水着の中に侵入し、胸の谷間を通ってヘソ下辺りに殺到する。
「いや、離して!」
群がる怪物から逃れようとなんとか振り払おうともがくフィオレだが、背中に密着した吸盤が吸いつき身を捩ることすらできない。
(早く何とかしないと!)
そんな焦燥感に囚われた彼女の前に、一人の人影が現れる。 - 582フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:30:58ID:g2Nzg0ODA(54/78)NG報告
>>581
「おや、お目覚めになられましたな?」
「貴方は…! 一体どういうことなの!」
その正体は村で出会った村の老人、二人を海水浴に案内し、村への在を提案した人物だった。
「なかなかに活きがいい。この様子なら、きっとよい捧げ物になりましょうな。」
「どういうこと?! 私たちをどうする気なの!」
「どうもこうもそのままの意味ですよ。我らが神…といっても村の外の人間には他言無用なのでわからないと思いますが、この村で崇められているマレビトの神は数十年に一度、花嫁を求められるのです。」「三日後にこの村を訪れる二人の女性は今は空っぽですが、素晴らしい「器」をお持ちでいらっしゃる。恐らくは零れてしまった中身を満たしさえすれば、素晴らしい贄なれる、というお告げがありました。貴女がたにはその自覚はないでしょうが、この村に来られたのも我らが神のお導きによるものなのですよ 。」「ああ、贄といってもエサとして喰われろ、という訳ではありません。先ほどもお話ししたように、我らが神の花嫁として末永くお相手をしていただくだけですから。今貴女のお相手をしているそれも、花嫁に相応しい肉体になるための有難ぁい子種を植えて下さる神の御使いなのです。」
海魔に連れ去られた彼女が居るのは、年に一度の大潮の日にしかにしか入れない海中洞窟。地元の人間し存在を知らない隠れ家であり、またその入り口も今は満ち潮で塞がれ逃げ場がないのだ。 - 583フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:32:36ID:g2Nzg0ODA(55/78)NG報告
>>582
村人の狂気に満ちた発想に寒気を覚えるフィオレ。魔術の道を諦めたことがこんな事態を招いてしまった、という事実に狼狽しつつもなんとか逃げ道はないかと周囲を見渡すが、視界に映るのは妖しい燐光に照らされた冷たい岩壁ばかりであった。彼女が閉じ込められている御使いの巣穴は大潮の日、それも干潮の時間でなければ外部からは出入りできないのだ。出入口は既に水没しており、仮に拘束から脱したとしても逃げ場などどこにもないのだ。
「やめ、てぇ…!」
それでも何とか抵抗しようとするフィオレに、御使いの海魔は容赦なく襲い掛かる。四肢を拘束している触手によって無理やり開脚姿勢を取らせると、水着の股布を器用にずらしてその中身を露出させる。そして剥き出しになったになった女性器に、無数の毒毛針に覆われたウミケムシを彷彿させる生殖器が潜り込む。未通の肉孔の隙間を縫うように入り込んだそれは、最奥でのたうちながらみるみる膨らんでいく。処女孔を無理矢理拡大される痛みにたまらず悲鳴を上げるも、粘膜に注入された体液が膣全体に浸透するに従い徐々にそれは未知の快楽へと変化していく。
そして戸惑いと恐怖に頭がいっぱいになったフィオレの胎内に、一気に吐き出される大量の子種と毒素。それらはあっという間にフィオレの子宮と脳を悦楽で満たし、絶頂へと追いやる。
「いやぁ…こんなの、もうやめてぇ…。」
生理的嫌悪感の塊のような異形に、初体験を奪われたという事実に泣きじゃくるフィオレ。だがそんな彼女に休ませる暇を与えまいと今度は産卵管を挿入されてしまう。そして眷族の精液が染み込み異形の仔を孕めるようになった子宮に、次々と流れ込む海魔の卵。半透明の肉管の中を卵塊が通過するたびに、風船のように膨らんでいくフィオレの子宮。
「やめて、もうムリ!入らないの!」
そんな絶頂を繰り返しながらも必死の叫びを上げるフィオレの耳に、突然聞き覚えのある声が聞こえる。 - 584フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:35:22ID:g2Nzg0ODA(56/78)NG報告
>>583
「レティシア!?そこにいるの!?」
ジャンヌダルクの依代に選ばれる程の精神力を持つ彼女と力を合わせれば、あるいはこの状況も打破できるかもしれない、そんな期待を込めて視線を向けるフィオレ。だがそこにいたのは、天井にぶら下がるサカサクラゲのような海魔に丸呑みにされたレティシアの姿であった。半透明の肉に全身くまなく包まれ、適度に引き締まっていた下腹部は今や破裂しそうなほど大きく膨れ上がっていた。胸を覆っていた上品なブラもずり上げられており、その下の胸は本来の倍はあろう大きさに膨れあがっていた。ずっしりと重くなったそれにはイソギンチャクのような触手がしゃぶりつき、溢れ出る母乳を休みなく吸い上げる。体内の水分を残らす吸い出されてしまいそうなほどの強烈なバキュームに、くぐもった悲鳴を上げるレティシア。だがその口にも無数の海魔が群がり、喉奥に殺到する。そして食道粘膜を犯され胃の中にまで侵入される彼女に、さらなる凌辱が襲い掛かる。それは甘い愛液の匂いに誘われた、でっぷり太ったアメフラシ。腿ほどの大きさはありそうなそれは、パンツの中に入り込むと餌となる膣分泌液を求めて入口に頭を突っ込み、滲み出たソレを吸い尽くすと今度は無理やり膣穴を拡張して胎内に潜り込んだ。あまりにも巨大な挿入物のせいでボテ腹の表面にくっきりとそのカタチが浮かび上がり、一心不乱に遡上していくそれが孕み袋の内部に潜り込むと、一際激しくボテ腹を揺らして宿主を絶頂させる。そして次の瞬間、孔という穴から噴水のように白濁液を吹き出すし、白目をむいて気絶するレティシア。
最後の頼みの綱であった相方ももうすでに手遅れであったことを知り、絶望感に押し潰されるフィオレ。
「さて、こちらのお嬢さんももうそろそろ宜しいかな?」
「あぅ…♡」
そんな彼女を満足げに眺めていた老人が、手にした杖の先を水着の肩紐に引っかけたのだ。無数の触手が入り込み、無理矢理腹を膨らまされたことはもちろんであるが、明らかに胸周りの採寸があっておらず、乳肉がはみ出していた。買ってきたばかりのサイズもピッタリな筈のそれは、しかし今にも千切れてしまいそうな程に伸びている。肩に食い込みながらもなんとか胸を覆い隠していたそれを、老人は勢い良くずり下ろす。 - 585フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:36:26ID:g2Nzg0ODA(57/78)NG報告
>>584
「いやぁ、見ないで!」
やっと圧迫感から解放された胸部がその反動で瑞々しく震え、羞恥心を加速させる。そして隠すものがなくなったはしたない乳果に触手が巻き付き、リズミカルに締め上げる。
(ん、だめ…こんなの、気持ち良くなんか、あぅ!)
懸命に理性で踏み留まるフィオレであったが、再現なく湧き上がる悦楽はあっという間に肉体を蝕む。そして仕上げとばかりに、触手の先端にあるフジツボのような器官が敏感な乳突起にカポッと被さり、内側にびっしり生えた繊毛で責め立てる。そして胸の内にこみ上げる熱が限界まで昂った瞬間、夥しい量の母乳が吹き出した。
「あうぅぅ、あ、ふぁぁぁ…!」
半透明な肉筒が自身のミルクを吸い上げていくのを、初めての射乳絶頂で呆然としながら眺めるフィオレ。
そして用がすんだのか、海魔とその眷属たちは二人を吐き出すと海中へと消えていく。そして快感の余韻に浸りながらも(これで、やっと解放される…。)と安堵する憐れな二人の生け贄に、どこからか現れた村の男たちが群がっていくのであった…。 - 586フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:38:53ID:g2Nzg0ODA(58/78)NG報告
>>585
隧道によって洞窟と繋がれた、村長の屋敷の地下牢。裸電球に照らされた無機質なコンクリートの壁と頑丈な鉄柵で囲われた、小部屋の中央にある大きな寝台の上では、終わり無き肉の饗宴が繰り広げられていた。主菜は勿論、生け贄として連れてこられたフィオレとレティシア。首輪以外何一つ身に着けていない二人は、昼夜を問わず村中の男の相手をさせられていた。子宮に巣くった眷属を成長させるためには大量の精が必要であり、そのため暇さえあれば男たちは子種を注ぎ込み、順番待ちをしている者も、宿から持ち出した二人の下着や衣服を見せ付けるようにズリネタにしていた。脱走出来ないように足首に繋がれた鎖と合わせて惨めさを噛み締めている二人は、文字通りの性処理道具として、性欲の捌け口として酷使されているのだ。
「ん…、うぐ、んぐぅ…!」
悩ましげな吐息を盛らしているのは、小太りの男に抱き寄せられているフィオレ。男の膝の上に腰掛けるカタチで挿入させられているフィオレに、背面から密着した男がずっしりと大きく実った乳果を手慰みに揉み潰しているのだ。乱暴に愛撫された双丘の先端からミルクが滲み出ると、待っていたとばかりに別の男たちがしゃぶりつく。
「ひゃう!?い、いやぁ…♡」
敏感になった胸先を吸われ、思わず悲鳴を漏らしてしまうフィオレ。本来なら愛する我が子のためのものを嫌らしい男たちに吸われ、しかもそれに感じてしまう自分に戸惑いの声をあげたのだ。そして今度は涙を浮かべながらそれに耐えていたが、今度は吸いだされた母乳を口移しで無理矢理飲まされてしまう。 - 587フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:40:30ID:g2Nzg0ODA(59/78)NG報告
>>586
「ん…ぐぅ…はぁ…♡」
一方男たちに取り囲まれながら弱々しく喘ぎ声を盛らしているのは、腰の上に跨がらせながら自分の胸を両手で押し潰しているレティシア。周囲の男たちにじろじろと見られながら、母乳が溜まりすぎてパンパンに腫れた胸を必死に搾っているのだ。圧を加えられた両胸の先端からは止めどなくミルクが迸り、下品な水音をたてながら盥のなかを満たしてく。その様子を眺めていた男たちの一人が、正気を失うまいと涎を滴しながらも歯を喰い縛るレティシアに、己の肉棒を突きつける。嫌悪感から一瞬手の動きを止めるも、フィオレの嬌声を聞くとすぐに諦めを顔に浮かべ、生臭いそれを自分から胸で挟む。例え自分が拒絶しても、その分の劣情がフィオレに向けられるとわかっているため、拒絶することもできないのだ。男根を膨乳で包み込むと、待っていたとばかりに彼女の肩を掴み、夢中になって腰を振る。何回目かもわからないパイズリによってすっかり母乳と精液でベトベトに自分の胸を、泣きそうな顔でレティシアは眺めていた。 - 588フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:42:25ID:g2Nzg0ODA(60/78)NG報告
>>587
「へへ、上手にできるじゃねえか。次はこっちだ!」
そういうと男はレティシアを背後から羽交い絞めにし、膝立ちの姿勢を取らせる。そして同様の姿勢を取らされたフィオレを連れてくると、首根っこを掴んで二人の上半身を密着させる。
「「ひゃぅん!」」
剥き出しの陰核のように敏感になった互いの胸を、勢い良くぶつけられて悲鳴を漏らす二人。蓄えた母乳でずっしりと重くなった両胸が、二人の胸板に挟まれその形を歪ませていた。
「だめ、なのにぃ…。」
「ん…はぅ!?」
熟れすぎた肉体は既に理性の言うことを聞かなくなっており、白濁液で滑りの良くなった媚肉を勝手に擦り合わせる。
「そら、教えられた通りにするんだ!」
「「んぶ?!ん、んん!」」
胸合わせに勤しむフィオレの髪を掴んだ男が、二人の唇を無理矢理重ねさせたのだ。なんとか逸らそうとするレティシアも、もう一人の男に後頭部を押さえつけられてしまう。そして反射的に互いの舌を絡め、濃密なレズキスを始める二人。フィオレは無意識に両手を相手の背中に回して抱きしめ、一方のレティシアもそれに応えるかのように相方の肩や腰を抱き寄せてより強く密着させる。二人の間で押し潰された乳房からは噴水のように母乳が吹き出すが、快楽中枢に突き動かされた二人は、互いの顔が飛び散った乳液で白く染め上げられても気にせず接吻を繰り返す。休みなく繰り返された調教で、二人の脳はすっかり快楽に染まりきってしまっているのだ。 - 589フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:45:17ID:g2Nzg0ODA(61/78)NG報告
>>588
そして唾液が混ざり合い、それを嚥下する音が聞こえ始めると、レティシアの喉奥からヌルヌルしたナニカが這い上がってくる。それは胃の中に産み付けられた卵から孵化した、海魔の幼体。オキアミのようにビチビチと唾液の中を泳ぎ回るそれは、絡み合う舌を伝ってフィオレの喉に侵入する。ぼぅっとした頭でソレを嚥下すると、なんとも言えない気持ちよさがこみ上げてきて、思わずカラダを震わせてしまう。
そして夢中になってまぐわうフィオレとレティシアが、互いのボテ腹の中身の感触が伝わるほどに密着していると、禿頭の男が二人の首輪を短鎖で連結する。ピンと張った鉄鎖のせいで離れることもできず、口付けの姿勢で固定されてしまうフィオレとレティシア。
「さーあ、いい子だからそのまま大人しくしてるんだ!」
そして、熱い口付けに夢中になっている二人の、後ろに突き出されたカタチになっている臀部を弄り始める。レティシアの尻に取り付いた禿げ男はその穴を指で広げて覗き込み、聞こえよがしに「キレイにしてもらえたみたいで良かったじゃないか!どうせもうメシも食えないんだからな!」と叫ぶ。年相応の陰毛が生えていた二人の局部は、眷属によってその茂みをすっかり喰い尽くされていたのだ。後ろの穴もまた、入り込んだ御使いによって汚れをキレイに舐めとられ、若干の生臭さを感じさせる程度になっていた。それを確認した男はガラス製の浣腸器を捩じ込み、ぐりぐりと奥まで食い込ませる。硬く冷たい感触に一瞬尻肉を震わせながら、すぐにそれを咥えこむレティシア。そして欲張りな後ろの穴に、本人から搾り取ったばかりのミルクを注入する。 - 590フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 17:45:37ID:g2Nzg0ODA(62/78)NG報告
一時間ほど中座します
- 591フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:18:35ID:g2Nzg0ODA(63/78)NG報告
遅れました。
>>589
「ー!!!」
生暖かい白濁液を飲まされ、激しく収縮する直腸粘膜。急速に膨れ上がる排泄欲にレティシアがじっと耐えていると、二本目、三本目の浣腸器が差し込まれ、破裂寸前までミルクを入れられてしまう。
「んぐ、んむ、んんん!」
口を塞がれながらも唸り声のような嬌声をあげ、必死に我慢しようと脚をもじもじと擦り合わせるレティシア。だが何度も絶頂を繰り返してきた身体には耐えるだけの力は残されておらず、間欠泉のようにぴゅぴゅっと漏らしてしまう。
「しょうがないお嬢ちゃんだなぁ。そら、塞いでやるよ!」
そう言うと、お漏らしするのを眺めていた男が太いゴム栓を取り出して菊門に捩じ込む。カリ首のような返しのついたそれが排泄孔にガッチリと埋め込まれ、猛烈な異物感をレティシアに刻み込んだ。そして男たちの魔の手はフィオレにも及んだ。
「へへ、それじゃあこっちはオレが相手してやる!」
先ほどまでアイスキャンディを食べながら休んでいた男が、下品な笑みを浮かべながらフィオレの尻を撫で始める。そして抵抗できないのをいいことに尻穴に指を挿れて解すように拡げると、手にしていた食べかけの氷菓子を、力任せに差し込んだ。
「んぐぅぅぅ!ん、んむぅぅ!!!」 - 592フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:20:27ID:g2Nzg0ODA(64/78)NG報告
>>591
接吻で埋まった唇から、唸り声のような悲鳴を漏らすフィオレ。お腹の中で突然冷たい感覚が爆発し、内臓がパニックになっているのだ。ショックで痙攣を繰り返すフィオレの胎内では、温度変化に当てられたことで寄生していた眷属の幼体が暴れだし、孕み袋の表面を激しく波立たせる。そしてお腹の中から溶けだした雫が零れ始めると、尻肉を掴んで出口をすぼめ一気に持ち手の棒を引っこ抜く。
「んん、ふぅ…!」
ざらざらした木の棒が菊門の粘膜を擦り、その刺激に震えるフィオレ。腸内の氷片に耐えながらも、やっと陵辱が終わり安堵していた彼女の身体に、今度はクーラーボックスから取り出したばかりの新しいアイスキャンディが挿入される。
「んぐ、うぐぅぅぅ…!」
溶けかけの氷片が更に奥まで押し込まれ、さっき以上に冷たく硬く、長太い氷柱に菊門を貫かれてしまい、滝のように冷や汗を流すフィオレ。あまりの刺激にぎゅるぎゅるとはしたない音が鳴り響き、羞恥と苦痛の涙が溢れだす
「よーしいい子だ、それじゃあ我慢したご褒美をあげようか!」
かじかんだ括約筋を上手く閉じられず、腸液の混じった冷たい汁を垂らす後ろの穴から、二本目の棒を引き抜いて代わりに自分のペニスを挿入する男。氷塊を更に奥まで押し込められ、やっと冷たさに慣れてきた排泄粘膜を今度は熱い肉棒にかき回されてしまう。
「はは、冷たくて気持ちいいぜ!お前らもやってみろよ!」
お尻の中をメチャクチャにされ、悲鳴を上げることすらろくにできないフィオレ。彼女に出来ることは嵐が過ぎ去るのをただじっと耐えることのみ。その後も代わる代わる熱いのを注ぎ込まれ、その度に温度差に戸惑いながら漏らすまいと必死に挿入物を咥えこむ。そして冷えきった内臓を温められたことで、力尽きたフィオレは心地よさを感じながら意識を失ってしまうのであった…。 - 593フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:22:20ID:g2Nzg0ODA(65/78)NG報告
>>592
力尽きるまで犯され、鎖を外されてベッドの上に転がされる二人。反応を返す余力も無く、ぐったりして動かなくなっても構わず男らに子種を注がれていたレティシアだが、ふと聞き覚えのある音が耳に入る。
「カウ、レス…。」
それは同じくされるがままに肛姦されていたフィオレが、夢うつつに口にした弟の名前。
(そうだ、カウレスさんのおかげで、やっとフィオレさんは当たり前の幸せを選べたんだ…。)
焦点を喪い濁りきっていたレティシアの瞳に、微かに理性の灯が戻る。そして油断したのか男らが自分たちの足に繋いだ鎖をはずしたことを確認すると、出入りする男が鉄格子を開けた瞬間、フィオレを連れて走り出す。だが…
「あぐぅぅ!?う、ぅぐぅぅぅああ!」
子宮に寄生している海魔が突然暴れだし、思わずその場で膝をついてしまう二人。折角かき集めたなけなしの気力も、あっという間に霧散してしまったのだ。そして潮を吹きながらその場で踞っていると、すぐに追い付いた男たちに取り囲まれてしまう。
「お願い、します…。フィオレ、だけは…。」
「生意気なことを言うお嬢ちゃんだ。これは神様のところに行かせてやるにはもう少し躾てやらんとな。」
未だにレティシアの心が折れていないことを悟った男らは、すぐさま次の調教の準備を始める。 - 594フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:25:02ID:g2Nzg0ODA(66/78)NG報告
>>593
「さあ、こっちに並ぶんだ!」
鉄格子を通した手錠によって、両手を拘束される二人。尻を後ろに突き出しながら並んで繋がれた姿は、まさしく家畜のそれであった。そして今度は、医者を思わせる白衣の男たちが二人の周りに集まり妖しげな道具を準備する。そしてこれから何をされるかもわからず、恐怖に固まっていたレティシアの耳に、突然つんざくような嬌声が響く。
「ひぐぅ!む、むり、もう限界なのぉぉぉ…!」
クスコのような器具で後ろの穴と前の穴を同時に拡張されたフィオレが、それぞれの穴に器具を差し込まれて泣き喚いているのだ。排泄孔には細長い薬匙が差し込まれ、奥に溜まっていたシャーベット状の氷を掻き出す。そして膣穴には細長いピンセットが挿入され、子宮口をぐりぐりと抉っていた。
「りゃめ、もう壊れちゃう!」
「フィオレさん、きっとカウレスさんが助けに来てくれますから、どうかそれまで耐えて!」
不浄の穴を弄られる屈辱と女性の大切なところをメチャクチャにされたことで、悲しみで咽び泣くフィオレ。それを必死に慰めるレティシアだが、ルーラーの器に選ばれるほどの類い希な精神性を持つ彼女であっても、今はもう理性を保つのが精一杯であった。フィオレのほうもこういった状況に耐える訓練は受けていたが、それはあくまでも刻印や回路の存在をを前提としたもの。今のフィオレには、異形の快楽に抗えるはずもないだ。 - 595フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:26:38ID:g2Nzg0ODA(67/78)NG報告
>>594
「ただの検査さ、お嬢ちゃん。他人を心配できるなんて随分余裕だねえ。」
そう言いながら、今度はレティシアの背中に禍々しい紋様を刻みこむ白衣の男。完成したそれが一瞬赤く光った次の瞬間、レティシアの胎内で内臓そのものをかき混ぜているのかのような激感が爆発する。感覚共有の呪いを刻まれてしまい、フィオレが受けてる責め苦の感覚が流れ込んできているのだ。
「なに、これぇ…!」
先ほどの凛々しさから一転し、みっともないメス顔を晒すレティシア。フィオレが鳴きだすタイミングから、自分の中に湧き上がる快感が彼女から来ているものと悟る。しかし両手の自由を奪われた彼女にはそれを自慰で発散させることもできず、ただ両脚をもじもじ擦り合わせて誤魔化するしかない。そして抵抗する気力も無くなったレティシアを、再び寝台の上に連れていく白衣の男。他の男も集まりよってたかって仰向けにして押さえつけられた彼女の前に、同じく連行されたフィオレが現れる。
「そんな…!」
レティシアが驚くのも無理はない。フィオレの膣穴からは、醜い男根のような触手が生えていたからだ。ピンセットで子宮口に植え付けられた卵から孵化した海魔が、愛液を吸って収まりきらないほどに急成長し、肉穴に根を張ながらゴカイのような姿で挿入相手を求めてビンビンに勃,起しているのだ。感覚が苗床にも繋がっているのか、周りの男が面白半分にソレをしごくくたび、肩を震わせ喘いでしまうフィオレ。そして未体験の性衝動に支配された彼女は、虚ろな視線をレティシアの脚の付け根に向ける。 - 596フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:28:24ID:g2Nzg0ODA(68/78)NG報告
>>595
「やめて!フィオレ、正気に戻って!」
レティシアの足首を掴んで開脚させたフィオレが、涎を垂らすソレをそれを躊躇うことなく挿入させたのだ。あっという間に肉穴の奥にまで潜り込んだそれは、付属肢をわきわきさせながら愛液を求めて性感粘膜にしゃぶりつく。
「ごめんなさい、でもダメなの!カラダが言うことを聞かなくて、勝手に!」
泣きじゃくりながらもレティシアを犯すことを止められないフィオレ。休むことなく行われた調教は、フィオレの精神から快楽に抗う力を徹底的に奪い去っており、彼女の人格はもはや快楽の操り人形に成り下がっていた。なんとか引き抜こうと腰を動かすレティシアだが、最奥に吸い付いた海魔に無理矢理引き寄せられ、その反動でまるで陰唇でディープキスをしてるかのように密着してしまい、シーツをぎゅっと掴みながら悲鳴をあげててしまう。
女同士、そして何よりかつての戦友といえる相手を犯してしまっているという残酷な現実と、そのことを忘れてしまいそうな程の悦楽。相反する二つの感情が頭の中でぐちゃぐちゃに混ざりあい、フィオレの人格をどんどん蝕んでいった。その切なさと激感で泣きじゃくる表情に、いつしか愛おしさを感じ始めるレティシア。胎内から響く、蜜を啜る音に耐えていた彼女は、そっと自身の手指をフィオレのそれと絡めて握り締める。そしてフィオレもまた、それに応えるかのように両脚でガッチリとホールドし、下腹部を密着させる。 - 597フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:29:17ID:g2Nzg0ODA(69/78)NG報告
- 598フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:32:51ID:g2Nzg0ODA(70/78)NG報告
>>597
「そら、早くこっちへ来るんだ!」
新月の夜、調教を終えた二人は再び隧道から洞窟に戻されていた。寄生している海魔に常に生命力を吸われているせいで歩くこともままならず、また四つん這いで進む二人のお腹は地面にくっつきそうな程大きくなっている。のろのろと進むその様子や、ろくに手入れもできず乱れた髪は、首輪に繋がれた鎖も相まってまるでみすぼらしい野良犬のようであった。
「あうぅぅ、だめぇ暴れちゃぁ…。」
呻き声を漏らしながら踞るフィオレ。胎内と膣穴に寄生する海魔が、養分を求めて暴れだしたのだ。
「わがまま言ってんじゃねえ!」
「あぐぅ!」
近くにいた男がその背中を足蹴にし、地面との間に挟まれた孕み袋が潰れて悲鳴をあげるフィオレ。びくびくしながら鎖を引っ張られる様子には、精悍なかつての面影は欠片も残されていなかった。心配そうに立ち止まったレティシアも、ゴム長靴の爪先で股間をぐりぐりと圧され、ゆっくりと進み始める。 - 599フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:34:32ID:g2Nzg0ODA(71/78)NG報告
>>598
そして海底洞窟に連れてこられた身重の二人は、海神に捧げる花嫁にふさわしい姿にするため、身を清められてから婚礼衣裳を着せられる。乙女なら誰もが夢見るであろう装いだが、二人に着せられたのは一般的なそれとはまるで違う、透けるほど薄いレースやリボン、フリルで裸体を飾り立てる淫らなモノ。仕上げにウェディングヴェールを被せると、村人たちは二人を籠に閉じ込め、それごと海面の上で鎖で宙吊りにする。そして満潮の時刻を過ぎた頃、突然洞窟内の海面が荒れ始める。
不気味な燐光と共に突然泡立ちだしたかと思うと、激しい波しぶきとともに海中から小山ほどはある巨大な海魔が現れる。そして獲物の匂いを嗅ぎ付けると、殻の中から現れた本体が左右に割れ、まるで二枚貝のように口を開く。水平になるまで開ききったその内側には、まるで珊瑚礁のようにびっしりと管足が生え揃っていた。
そしてその中央から伸びた触腕が二人の入った籠に巻き付き、中身を取り出そうと激しく揺さぶる。中の二人が異形の怪物に補食される恐怖に身を寄せあいながら震えていると、突然籠の底が開き、海魔の口腔内に落とされる。 - 600フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:36:10ID:g2Nzg0ODA(72/78)NG報告
>>599
「きゃう?!」
「うぶっ、うぇぇ…。」
生臭い水溜まりに頭から突っ込みんで顔を歪める二人に、周囲の触手が一斉に粘液を吹き掛けたのだ。
そして全身白濁液まみれになった二人のカラダに、数えきれないほどの触手が群がり凌辱する。
フィオレの乳房に巻き付いたものはリズミカルに締め上げながら母乳を搾り出し、ミルクで濡れた双丘の先端にどこかから現れたウミウシ型の海魔が群がって滲み出たミルクを舐めとる。
そしてレティシアの菊門に入り込んだ細長いナマコのような肉紐は、ひたすら粘膜を嘗め回しながら括約筋をほぐし、締め付けが緩くなると更に奥まで入ろうとざらざらしたソレを滑り込ませる。
「おしりがおかしいのぉ!なんで、なんでぇ?!」
なぜかそれに対して悲鳴を上げるフィオレ。フィオレの快楽を一方的に受けとるようにレティシアに刻まれたはずの感覚共有の呪いであったが、巨大海魔にもたらされた人外の悦楽はあっという間に人間の閾値を越えてしまい、パスを逆流した感覚がフィオレにまで流れ込んでいるのだ。そして頃合いと見たのか、海魔の海綿状の組織が二人の手足を包み込んで拘束し、開脚姿勢で固定する。 - 601フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:39:28ID:g2Nzg0ODA(73/78)NG報告
>>600
「はな、してぇ…。」「だめ、そこは…♡ 赤ちゃんが…!」
局部をさらけ出すカタチとなった二人の胎内に、火かぎ棒のような形の触手が侵入したのだ。子宮口をこじ開けた触手が中に入り込むと胎児に絡み付き、さらにフィオレは入口に居座る触手ペニスにまで巻き付かれてしまう。
「ひぐぅぅぅ♡」「むりぃぃぃ♡ 壊れちゃうのぉ!」
新鮮な孕み袋を早く使うべく、既に寄生している海魔を引きずり出そうとする触手。居心地の良い借り胎を手放すまいと抵抗する抵抗しているのか、ボテ腹の表面が激しく波打っていた。そしてついに力任せで胎盤から海魔が引き剥がされ、二人は悲鳴にも似た嬌声をあげながら出産の時を迎えてしまう…。
「はぁ、はぁ…ひゃう♡」
「むりぃ、もぅ、いやぁぁぁ…♡」
中身を引きずり出されたせいで、奥まで見えてしまいそうな程にぽっかりと開いた二人の下のお口に、生殖触手が押し付けられたのだ。オニヒトデを思わせる、出鱈目に肉刺の生えた眷属のモノより数倍凶悪なソレは、爛れた粘膜を掻き分けてあっという間に膣内の空間を埋め尽くす。そして無数の返しを食い込ませながら、子宮口を殴打する。
「いぎぃ!むり、しんじゃうっ!」
「りゃめ、もうたえりゃれない!」
まるでGスポットを肉叩きでぶたれたかのような衝撃に、白目をむくふたり。涎を垂らして絶叫する二人の腹部には、荒れ狂う挿入物のカタチがくっきりと浮かび上がっていた。なんとか腰を浮かせて逃れようとするも、尻肉に吸盤が吸い付いて固定されてしまい、逃げ場がなくなったことで却って衝撃が強くなってしまう。そしてイキ狂う二人の膣に、後産を洗い流す勢いの射精がぶちまけられる。あまりの量に入りきらなかった精液が隙間からあふれ出し、肉床の上で混じりあいながら大きな水溜まりを作っていく…。 - 602フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:42:29ID:g2Nzg0ODA(74/78)NG報告
>>601
それから数時間後、たっぷりと種付けをされた二人は、肉塊に埋もれながら無様なアへ顔を晒していた。やっと萎んだ筈のお腹は子種を流し込まれたせいで風船のように膨れ上がり、その下の穴には中身が漏れないように、刺々しい生殖器官が食い込んだままとなっていた。
「あぐぅ?!」「ひぐぅ!いやぁ…♡」
イキ疲れて茫然自失としていた二人が突然苦しみだす。ボテ腹の表面が、中で何かが暴れているのかモコモコと波打っている。今までの借り腹とは違う、正真正銘先程の触手の子種で孕んだ二人の仔が暴れだしたのだ。そして出鱈目に返しの生えた生殖器官が乱暴に引き抜かれ、その奥の空間を満たしていたザーメンが流れ切ってから暫く経つと、今度は破水した子宮から透明な羊水が流れ出す。
「ぐぅ、うぅぅ…♡」
「はぁ、はぁ…んぐ♡」
肩を上下させながら、ゆっくりとイキむ二人。掌を包む肉塊を握りしめながら陣痛に耐えていると、羊水と愛液に濡れた細長い触手がワレメから現れる。鎌首を持ち上げた肉紐は手近な肉柱に巻き付くと、それをとっかかりにして手繰り寄せるようにずりゅうう、と本体が一気に産道から転がるように飛び出す。 - 603フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:44:59ID:g2Nzg0ODA(75/78)NG報告
>>602
「ふうぁ!やぁぁぁ♡」
「おにゃか、あちゅいのぉぉぉ♡」
あまりの苦痛にぽたたた、と子水を漏らしながら出産アクメを迎える苗床たち。膣穴の奥から薄気味悪い黄緑色の粘液糸を引いて現れた異形の胎児は、すぐさま母胎の胸を包み込むように覆いかぶさり、一心不乱にミルクを吸い取る。
「やりゃあ!産みたくない、あかひゃんうみたくりゃいのにぃ♡」
「りゃめ、そっちは、ちがうあななのぉ♡」
貴重な苗床を休ませまいと、再び種付けを開始する触手たち。しかもそれだけでは物足りないのか、今度は前と後ろ、それぞれの穴にまで挿入物を追加されてしまう。
いまだに黄金水を垂れ流していた尿道にはらせん状の触手が差し込まれ、大量の卵塊と精液を産み付けて尿意を爆発させる。そして何度も広げられたせいで閉じることもままならなくなった後ろの穴には、ヒレのないクリオネのような海魔が潜り込む。排泄のための小袋すらも、苗床に作り替えっれてしまったのだ。
「ふぅぁ!やぁぁぁ♡」
「おにゃか、あちゅいのぉぉぉ♡」
感覚共有のせいで互いの快楽が増幅され、犯されているのが自分なのかもわからなくなる二人。自分が味わう二人分の悦楽がパスを通って逆流し、さらにそれを感じた相手の感覚が流し込まれ、堂々巡りとなって人間の脳には耐えられないほどの快感を生み出しているのだ。
もはや苦しいのが気持ちいいのか、気持ちいいのが苦しいのか、それすらも二人は理解できなくなっていた。 - 604フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:48:09ID:g2Nzg0ODA(76/78)NG報告
>>603
そして獲物が完全に抵抗できなくなったことを確認すると、巨大海魔は捕食器官をばくんっと閉じて殻の中にしまい込み、その内部に二人を閉じ込める。
(カウレス…ごめんね、おねえちゃんもうダメみたい…。でも、これだけ頑張ったんだから、もうあきらめてもいいよね…。)
泣きじゃくるレティシアに慰めるように頬擦りしながら、回らない頭で最愛の弟に謝罪するフィオレ。二人のカラダは海綿状の組織に包み込まれ身動きが取れなくなっており、肩まで精液に浸かった二人には、もはや生殖器官の一部に組み込まれる運命しか存在しないのだ。
そうして、久しぶりの御馳走に満足した海魔は、村人の祝詞を聞き流しながら海底へと消えていく…。
「今年も満足していただけたようじゃのう。」「これでまた暫くは、漁に困らなくなるな!」「あの娘さんたちも神様にお相手してい貰えたんだ、きっと満足だろう。」
そう口にしながら、満足げに祭事の片付けをする村民たち。自分たちがどれほど身勝手なことを口にしているのかも自覚せず、偽りの神に感謝を捧げる様子はむしろ滑稽ですらあった。
そう、あの海魔は外なる宇宙の邪神でも何でもない、一欠片の神性も持たないただ大きいだけの魔獣なのだ。数十年に一度の繁殖期に、栄養を蓄えるために手あたり次第周囲の海を食い荒らし、それを「神様の加護が切れた」と勘違いした村民が、生贄を捧げる。そして苗床を取り込んだ巨大海魔は繁殖活動を行うために活発になり、滋養となる老廃物を周囲の海にまき散らす、それだけのことなのだ。
そんなことも知らず、村人たちは他愛ない会話をしながら日常へと戻っていく…。
「そういや、あの二人が乗ってきた車はどうしました?」「あれなら崖崩れのところで海に捨てといたぞ。財布とかケータイも一緒に落としといたから、多分大丈夫さ…」 - 605フィオレちゃんがレティシアと一緒に観光で訪れた寂れた漁村が、実は異形の海神を崇める集落だったという妄想2020/08/10(Mon) 19:50:34ID:g2Nzg0ODA(77/78)NG報告
>>606
ご感想ありがとうございます。蛇足になるので構想だけで済ましたのですが、
案の定海魔が増えすぎ&大きくなりすぎて、村が襲われて全滅→始末するために時計塔他が参戦→残骸の中からアストルフォが二人を発見→最終的に標本名目で引き取るカウレス、
という展開も実は考えてました。>>605
やはり触手に捧げられる女の子はいい...カランカラン、とベルが鳴る。
この音を聴くのも何度目だろうか、もはや思い出せない程度にはこの喫茶店に通っていることになる。
となれば、もはや常連と言ってもよいのかも知れない。
「あ、奥空いてるね」
「ええ、ではそちらに失礼いたしましょうか」
席をぬって奥へ向かう。と、またも見慣れたカップルを見かけた。
(まあ……)
席に座る少年と少女が、一つのドリンクに2本のストローを刺し、それをくわえてお互いに見つめ合っていた。
二人の顔は熟れたりんごのように真っ赤で、視線が跡切れ跡切れになりながらも、それでも顔を背けずに向き合っている。
恐らく、照れと好意が綯い交ぜになってドリンクを飲むどころではないのだろう。
(本当に初々しい……)
以前、お互いに食べさせ合っていたのをよく憶えている。今を見るに、あれから辿々しくも順調にお互いに恋を見つめあい、心を育んでいるのだろう。
「キアラさん?」
「あら、ごめんなさいね」
促され席に着く。
もう少し見ていたかったが、そんな余裕はない。
時間もそうだが、私も彼と一緒に歩んでいる最中なのだ――「今日もお疲れ様」
「ふふ、立香さんも」
労いを返しながら串に刺した白玉を口に運ぶ。
おはぎがあれば迷わず注文していたが、メニューにないので頼んだものはあんみつ。これもいつもと変わらずだ。
そう、いつもと変わらずだ。そしてここから先もいつもと変わらず――
「はい、あーん」
来た。
「あーん」
彼の向けた白玉を口へと受け入れる。
以前、不意打ち気味にやられたこの『あーん』。これにもようやく慣れたものだ。
初めはあまりの気恥ずかしさに食べるどころではなかったが、今となっては彼の好意を余裕を持って味わうことが出来る。
「では、私も。あーん」
「あーん」
そして、返礼……!
自然に、そしてスムーズに。串に刺さった白玉を彼の口に運ぶ。もにゅもにゅ、と彼が白玉を噛む姿を眺める――
(ああ)
この不思議なふわふわとした気持ち。これを彼も感じていたのだろうか。
だとしたら、とても嬉しい。
こんな歯が溶けてしまいそうな甘いことを、公衆の面前で。実に――破廉恥。
でもそれも仕方のないこと。だってこんなにも気持ちがいいのだから。それをお互いに感じ合えるのだから。そう、こんなに気持ちのいいこと、我慢なんてしたくない――(喝)
自戒を忘れてはらない。
そう、私は彼の恋人――だけど、私は年上なのだ。
そんな私が、彼以上に浮足立つなどあってはならない。それこそ大人の女として恥ずかしい――いや、みっともない。
お茶で口を湿らせる。渋さが先のふわふわした気持ちを鎮めさせる。
(よし)
さて、今日はどのようなことを語りあおうか。彼が白玉を飲み込んだタイミングを図って、更に彼を深く識るための話題を自然に――
「キアラさんさ、日本茶好きなの?」
「えっ、ええ、はい。それもありますが、やはり和菓子には日本茶が合いましょう?」
迂闊、後の先を取られた。
……そうだ、これは駆け引き。私だけが機先を制すことが出来るほど甘い戦いではなかった。
「そっか、確かにあんみつにはよく合うね」
「ええ。ですが日本茶しか頂かないというわけではありませんよ。わたくしも女ですから。甘い果汁なども好みです」
「ならよかった。じゃあ……うん、この蜂蜜レモンスカッシュ頼んでもいいかな?」
「? ええ、どうぞ」
すみませーん、とウェイターを呼ぶ彼と、やや戸惑う自分。(何故私に許可を……?)
店のおすすめ……? それとも彼の好みなのだろうか。――ああ、それで私の許可を、と。
(ふふ)
やはり、かわいい。
自分の好きなものを相手に知ってもらおうだなんて。
彼の隠しきれない好意に、つい上がりそうになる口角をナプキンで隠す。
蜂蜜レモンスカッシュ。悪くはない。
いや、味はこの際どうでもいい。飲んで彼に言葉を伝えられる機会を、その彼の反応こそが何よりも美味しいはずだ。
さて、人生の8割をアドリブで生きている私であるが、これは少々言葉を練っておかねばなるまい……
おまたせしました、との声と同時に、蜂蜜某の入ったロングタンブラーが置かれる。
さて、彼のお気に入りはどのような味なのか、と。
「……あのさ、前からやってみたかったんだ」
何を、と返す暇もない。
彼はストローを2本、タンブラーに差し入れた。1本ではなく、2本――
(まさか、そんなっ……!)
私の内心の驚愕など知る由もなく、彼はタンブラーを丁度お互いの中心に置いた。「ほら、恋人飲み」
(恋人飲み……!?)
そんな名称が……!?
いや、名称はいい。それよりもこれからやることだ。
いけない、本当にこれはいけない。
同じタンブラーにストローを2本。
2人で一緒に同じドリンクを飲む。
それはシックスナインと何が違うというのか。しかもそんなことを夜とは言え公衆の面前で――!?
一体どこの誰がこんなことを考案したというのだ。性描写が無いとは言え、これは明らかにケの場でやる行為ではない。むしろ性描写がないことと、『恋人飲み』というワードを隠れ蓑に凄まじいことをしようとするその狡猾さ、まともな手合の考えることではない。
(いけませんっ、いけませんよ立香さん。淫猥にも程があります。まずは正しくセックスから――)
いや、違う。そうではない。
隠姦も悪くはないが、まっとうに飲食店で行える恋人らしい健全な行為を。そう、ついぞ見かけたあの初々しいカップルのような――
(やってる! やってるじゃないのあの子達!)
あれのどこが初々しいカップルか。一体どこの誰がそんな事を言いだしたというのか、あんなのほぼほぼ淫獣ではないか。「クッ……!」
「キアラさん?」
見誤っていた。
殺生院祈荒、一生の不覚――
いくら平穏そうな喫茶店といえども、ここは所詮、悪性隔絶魔境新宿にすぎないのだ。
最近では交合の際に魔術髄液を用いたマジセク(魔術モンのキメセク)が横行しているとも聞く。大方、あそこのカップルの皮を被った淫獣共もそうなのだろう。
そう、所詮ここはソドムの街。彼との逢引きという甘い誘惑に乗ってとんでもない見落としをしていた……!
R-18スレ向けではないんですが、出てくるワードがワードなんでこちらに失礼します。
お目汚し失礼しました。昔ネットで見たSSにこんな雰囲気のやつがあったので参考にして書いてみました。
そんなにエロくないし、二人称とかシミュレータにもだいぶ夢見てます。一応注意。
カルデアのマスターである藤丸立香にとって、休みというのは不定期で少ない幻影じみた概念だ。しかし、そんな貴重な休日を、リツカはある意味贅沢に使うことがある。たまに自分や私の部屋、はたまたシミュレータに閉じこもって、下らない話で盛り上がったり、小さな口喧嘩をしたり、セックスしたりする。今日のように冬のロケーションを再現したシミュレータ内での夜だと、ぴったり密着しているのも珍しくない。まあ、暖房が効いているのでお互い裸で抱き合っているのだが。
尻と太腿を執拗に撫でるリツカの手。その感覚にゾクゾクしていると、不意打ち気味に頭を撫でられたりする。リツカはたまにこういう時がある。首筋に顔を埋めながら抱きしめたり、淫らな熱に縋るように腰を振ってきたりする。そしてそういう時、大抵は泣いていて、酷い時ははじめからずっと泣いている。今日はまだ泣いていないから多少は大丈夫な日なんだろう。その様子に安堵する。>>615
リツカがレクリエーションルームでしたゲームの話をしている。彼のいつもよりとろりとした声が心地よくて、ん、そうね、と猫撫で声の相槌を打つ。その声音を不審に思ったのか、リツカが聞いてる? と問いかけてきた。聞いてると返す私だったが、その答えはあまりお気に召さなかったようで、リツカは苦笑して話すのをやめてしまった。
起き上がったリツカが冷蔵庫からコーラを持ってきたので、それを二人で飲む。シミュレータだから実際に腹が膨れる訳ではないが、コーラだけで腹を満たすことなど早々ないし別にいいだろう。楽しんだ者勝ちだ。
しかしリツカは物足りなかったのか、外に出るついでに食堂からピザとかコーラを持ってこようと言ってきた。断る理由もなし、私はそれに頷く。このコテージに時計は無いが、時間は恐らく真夜中を回っている。キッチン担当が明日の仕込みをしている可能性があるが、そこ以外で誰かと鉢合わせする危険性は少ないだろう。
二人して服を着てから、コテージをひたひた歩いて外に出た。シミュレータを一旦終了しても良かったが、それでは風情がない。どうせならしばらく歩いてみようというのがリツカの提案だった。
雪はつま先が埋まるほどに積もっている。お互い雪景色にはそぐわないくらいの薄着ゆえ、本来ならば凍えるほどに寒いだろうが、カルデアの礼装とサーヴァントにとってはまあまあ寒い程度のものでしかない。二人で手を繋ぎながらゆっくりと歩いていく。
時間をかけて出入口までたどり着いた。くすくす笑いを交えて寒い寒いと言いながら、廊下に出た時の寒暖差で何とも言えない感覚に身を震わせた。>>616
連れ立って食堂に来た。キッチン担当がいないことにほっと胸を撫で下ろしつつ、オレとイシュタルは手分けして目当てのピザとコーラを探しにかかった。
十数分後、食堂のテーブルには二枚の分厚いピザとコーラ、ついでにデザートのフルーツが積まれていた。ちなみにピザに関しては全て加熱済み。二人でそれを担いで、そそくさと食堂を出ていく。
シミュレータ内に戻ると、雪の絨毯が既に修復されていた。薄くなった足跡の上を踏んでコテージに戻る。明かりの消えた入り口をくぐり、ピザとデザートの入った赤い紙箱を抱いて、暗く冷え切ったコテージ内をひたひたと歩く。テーブルに荷物を置いて、暖房をつける。このまま食事にしてもよかったが、なんだか興奮して収まらなかったのでおもむろにイシュタルを抱きしめた。許可なく抱きしめたので怒るかと思ったが、抱きしめ返してくれたので同意したと受け取る。
寒暖差で脳か体がバグったのか、妙に欲情している。貪り合うようにキスをする。身につけているものが雪に濡れて冷たい。
イシュタルのカラダは冷気に晒されながらも暖かく、柔らかい。唇もまた然りだ。舌からはコーラと唾液の混じった少し水っぽい味がする。食堂で見つけたコーラを一足先に飲んだからだろうか。
執拗にキスを繰り返す中で、発情したのかイシュタルがオレのペニスに触れてきた。これにはちょっと焦った。勝手に盛って手を出したオレが悪いとはいえ、ピザも食べずにベッドインするのは流石に想定外だ。なんとか止めようとするが、イシュタルは慣れた手つきで股間をさすってくる。くすぐったいような快感に体がびくりと震えた。>>617
私はリツカの反応に満足した。反撃できつく舌を吸われながらも、くぐもった笑い声を立てる。
暖房で部屋も暖まってきたし、濡れた服はもういらないだろう。名残惜しいが一旦キスをやめ、いつもの薄着をリボンや王冠ごと脱ぎ捨ててから彼の服も脱がす。いつものように口でズボンのチャックを下ろすと、まるで近親相姦でもしているかのように相性の良いペニスが姿を現して私の頬を打った。
そして、リツカと同じ程愛おしいそれにキスをしようとした時、リツカがこれ以上はピザが冷めて勿体無い、などと呟いた。ムードもへったくれもない最低の発言だが、あれだけ持って来ておいて手もつけずに残しましたは……確かに勿体無い。仕方ないので、せめてもの仕返しとして亀頭の先っぽをひと舐めし、リツカが不意打ちの快感に身を震わせたのを見てから立ち上がる。もっと本気のフェラするつもりマンマンだったのにな。
テーブルの上で箱を開け、全裸のまま二人で寄り添い合いながら椅子に座って、まだ熱いそれに噛り付く。サラミ入りのアメリカンなピザとコーラのコンビとか、ハリウッド映画に出てくる冴えないヒーローの食卓みたいよね。そう言うと、リツカがフルーツの入った紙箱を持ち上げた。デザートもあるよ、ということだろうか。差し出されたそれを覗き込む。中身はパイナップルで、彩りのためにか、ひとつだけチェリーが乗っている。リツカはそれを摘み上げると、腕を伸ばして私の口に押し付けてきた。いらないわよと言ってみたものの、唇に無理矢理挟まれた。仕方なく歯を立ててこりこりと齧る。甘みも水分も少ない、少し安っぽい味がした。>>618
馬鹿みたいに分厚いピザは一枚で二人分くらいは軽くあり、とても二人では消費しきれない。早くも硬くなり始めたその耳を少しずつ噛み千切っていると、箸休めにコーラを飲んでいたリツカが、何かを思い出したように目を上げる。
そういえば、あの時もこんな風に雪が降ってたな。
……あの時って?
──家族としたクリスマスパーティ。何年前だったか、珍しくホワイトクリスマスだったんだ。カルデアでの生活や戦いが染み付いてしまって、もう遠い過去のことみたいに思えるんだけどね。……それでも、あの日はこんな風に雪が降ってた。こんなに積もってはなかったけど。
ふーんと聞いて、ピザをもう一口齧ったあとで、私は何故か悲しくなる。
───本当なら、彼はそこに帰れるはずだった。なのに、彼はまだ戦っている。なんの変哲もないけれど、それでも大切な記憶が薄れる程に。戦いが終わったら受肉なりなんなりしてリツカの家に転がり込んで……なんて考えていた自分がいたことすら、遠い昔のことに思える。
………今日のことも覚えておいてよね、と、軽い調子に聞こえるようにして懇願する。今日のこと、私のことを覚えていて。忘れないで。必死さを隠して優しい声で言うと、リツカは頷いた。>>619
彼から日常を奪ったカルデアや多くの敵。しかしそれらがなければ、リツカがマシュ達に出会うことはなかったし、私達が姉弟ごっこを始めることも、そして恋人になることもなかった。
感謝すればいいのか、憎めばいいのか。それすら判然としない、きな臭い組織の中で生きている。まるで姉弟のようにふたり寄り添って、時に対立して、一緒にいる。聖杯まで渡された以上、たとえカルデアが閉館しても私達はこれからずっと一緒にいるだろう。問題はいくつもあるけれど、それでも離れない。たとえ彼が記憶を消されるとか、そういう形で日常に帰されても離れてなんかやらない。
コーラで流しこむピザや口直しのデザートはおいしかった。シミュレータの偽物、ともすればカリカチュアと揶揄されるような代物でも、積もった雪は綺麗で、外は面白いくらいに寒かった。傍から見れば低俗・退廃・下品だろうが、私にとってはこれも幸せなひとときだ。
───リツカも、そう思ってくれればいいなと思う。このひとときが、人知れず過去を偲んで涙するような辛いだけのものじゃないことを祈る。>>620
イシュタルが、悲しさを誤魔化すようにしながらオレの頬に触れてくる。オレはテーブルに肘を付いたまま、触れるだけのキスを怠惰に受け止める。腕を引かれるまま立ち上がって、ベッドに座りなおす。
女神の暖かなカラダが密着し、柔らかい手が背中を滑り下りる。抱きしめ返すとびくりと震えた。かわいい。
イシュタルの胸に体を預けると、彼女の手が包み込むようにしてオレの頭を撫でてくれる。ゆっくりと、愛おしそうに。かと思えばすぐに下りてきて、ずっと半勃ちだったペニスを舌なめずりしながら掴む。金色に輝く瞳は宝具使用時と同じくらいにテンションが上がっている証拠で。オレはどうしようもなく嬉しく、優しい気持ちになる。その背中を何度も何度も撫でる。
こんな夜がずっと続けばいい……なんて、いたずらに永遠を肯定するようなことは決して口には出さないけれど。それでも、ただただぼんやりとした幸せがあるこのひとときが、少しでも長く続けばと思ってしまう。
でもどんなに抗っても、必ず朝はやってくる。そう思うと胸が痛んだ。オレはそれを誤魔化すようにイシュタルの淫らな熱を貪り、そして少しだけ泣いた。以上です。アンニュイなぐだイシュもいいよね、みたいな感じで書き始めたらこんなことに。R-18要素いる? レベルの上、尻切れトンボもいいとこなラストというね。でも性癖に刺さる人がいたら嬉しいです。
初めましての方は初めまして、お久しぶりの方はお久しぶりです
予告通りR18スレ83で書き込んだぐだ子がアスクレピオスに恋をして告白しようとしたものの不治の病にかかってしまったと遠回しな言い方をした結果本当に病と思ってしまったアスクレピオスが治すため使命感に燃えて色々アレコレするという本人達は大真面目なんだけど端から見ると何してんの?みたいなギャグエロ(?)ネタ投稿させていただきます
※キャラ崩壊しかない(二人とも誰おま)
今回あんまりR18要素ないです(後半に触診したりするくらい)
導入(非エロ)が長い
ぐだ子視点多め>>624
……きっかけはあった。少し前に風邪を引いてしまった時の事だ。風邪を引いたわたしは今日は一日休むから患者を連れて行けないとアスクレピオスに報告し去ろうとした。アスクレピオスがただの風邪くらいじゃ診てくれないどころかケツにネギ挿して寝ていろ、と追い返されるであろう事は経験上分かっていたのですぐ退散しようとしたのだが……意外な事に彼はわたしを引き留めた。症例としては面白味がないが勘を忘れないようにしたいと親身に診察と看病をしてくれたのだ。体調不良から心細くて手を握って欲しいとダメ元で懇願したら他に患者が来たら握るのを止めるぞ、という条件付きで握ってくれた。それから途中寝てしまい再び起きた時、手を繋いだままこちらを真っ直ぐ見つめるアスクレピオスと視線が合って……その時の安心したような穏やかな表情を見た瞬間、ああ、この人が好きだと気づいてしまったのだ。>>626
「入っていい?」
「マスターか。入れ」
多くのスタッフやサーヴァントが寝静まった夜中、わたしはアスクレピオスの部屋を訪ねた。この時間帯ならば患者がいないことも、彼が寝ずに研究に励んでいることもこれまでの付き合いから分かっている。
「珍しいな。どうした?患者はいないようだが」
「……伝えたいことがあって」
「僕にか?まあいい。話してみろ」
着席を促され椅子に座る。ああ怖い。全身が震える。これからわたしはアスクレピオスに告白をするのだ。自身の想いを告げるというのはこんなにも緊張するものなのか。訝しげにこちらを見るアスクレピオスに目線を合わせ震える唇を動かす。
「……わたし………わたしね、不治の病に掛かっちゃったの」
「……………なに?」
以前検診を行った時は問題はなかったように思うがと首を傾げながらアスクレピオスは机の引き出しからわたしのカルテを取り出す。……うん。流石にこれだけじゃ伝わらないかと萎んでしまいそうな勇気を振り絞って言葉を続ける。
「アスクレピオスといると胸が苦しくて……すごくドキドキするの。最初は気のせいだと思ってたんだけどだんだん症状が強く出るようになって……」
今も苦しいのと手を握る。……言ってしまった。人生初めての告白だが振られるのは目に見えている。ぎゅっと目を固く閉じて返事を待っていると。>>627
「話は分かった。原因不明の不治の病……とりあえず診察してみるか」
「……え」
「まずは顔色だが……赤いな。熱はないようだが」
「え、え、えっ!?」
「脈拍は……異常とまではいかないが速い。緊張状態に近いな」
「あの…?」
「ああ、そういえば胸が苦しいと言っていたな。では服を脱げ。詳しく調べる」
「……………え」
わたしの一世一代の告白は不治の病というワードを使ったせいでどうやら比喩ではなく本当に謎の病として受け取られたようだ。そういう意味じゃなくて恋です、恋の病ですと素直に言えたらよかったのだがそんな事言えるならさっさと告白してるしもっと分かりやすい告白にする。
「あ、えっと……」
「早くしろ。……脱がないなら僕が脱がすぞ」
「ええ!?あっ…!?」
どうやって誤解を解こうか考えていると痺れを切らしたアスクレピオスがカルデア制服の胸のベルトを外しファスナーを一気に下ろした。そのまま中のインナーを捲られ身に付けていた飾り気のない黒のブラジャーが露になる。
(あ……可愛いのにしてくればよかった……)
検診時に服を脱ぐ事も下着を見られる事もよくあったから羞恥心はあるとはいえ慣れた。が、アスクレピオスの検診がある時は少しでもよく思われたいと可愛い下着を身に付けていたというのに今回はいつもの支給されたシンプルな下着だ。……まあ切ないことにアスクレピオスにとっては可愛い下着だろうがシンプルな下着だろうがどうでもいいらしく淡々と聴診器を当てているのだが。>>628
「首で測った時より早まったな……。それに顔の赤みが増している。肌艶はいいようだが」
冷たい聴診器が胸に当てられ鼓動を聞かれた後は顔をペタペタ触られる。手袋越しではなく直接肌に触れられるのはほとんどないので脈拍が更に速まる。わざとやっているんじゃないだろうかこの人と戸惑っていると手が顔から胸へと移動する。下着の上から胸を割りと強めに揉まれふぎゃあ!?と我ながら色気のない悲鳴を上げた。
「ななななななななにして…っ!?」
「騒ぐな。ただの触診だ」
「しょ、触診って…ん…」
多分感触や形、しこりなどを確認しているのだろう。快楽の伴わない医療的な触れ方が逆に甘い熱を宿らせた。痛みを生まないよう加減はされているもののしっかりと形を確かめるように揉みしだかれ息が荒くなる。
(やだ…ただの触診なのにわたし感じちゃってる…)
「……しこりや腫れはなさそうだな。後は……ふむ。直接診てみるか」
「………え」
「外すぞ」
「えっ!?ちょっ、待っ!?」
直接診るとは、外すとは、まさか。それは流石に恥ずかしすぎると制止するより先にアスクレピオスの方が早く動いた。いつの間にか背に回されていた手でホックを外されブラジャーがずり下ろされる。胸への締めつけが無くなりひんやりとした空気が肌に伝わりもう自分は上半身に何も纏っていないのだと思うと顔に熱が集まる。>>629
「やっ……!」
下着姿ならば何度も見られているが流石に胸を直接見られた事はなかった。診察目的だとしても胸を見られるのは恥ずかしくて露になった膨らみを両手で隠す。すると。
「隠すな」
「わー!?」
乙女心など知ったことか、患部を見せろと言わんばかりに両手を容易くひっぺがされまじまじと胸を凝視される。離してと手を振りほどこうとするが思った以上に強い力で拘束されているため振りほどくことが出来ない。
「……変色や出来物があるようには見えんな。乳頭も異常はない。綺麗な乳房だな」
「………っ……」
(胸をまじまじと見られて……綺麗な胸って……いや健康的って意味で褒めたんだろうけど……)
恥ずかしい。恥ずかしくて顔から火が吹き出しそうだ。涙もちょっと滲んできた。向こうは未知の病の事を少しでも知ろうと真剣なのは分かるけれどこちらとしては叫びたいくらいに動揺している。
「さっき確かめたが下着越しだったからな。一応触れるぞ」
「ひゃっ……!?」
動揺と羞恥から抵抗する気力が弱まってる隙をついてアスクレピオスの手がわたしの胸を包む。アスクレピオスの手は大きくて胸の大部分が掌に収まり指が動く度形を変えていく。これは愛撫じゃないんだと頭では分かっていても今わたしはアスクレピオスに抱かれているんじゃないかと錯覚した体が疼く。肌で直接彼の体温を感じて、いけないと分かっていてもイヤらしい気分になっていた。はしたなく喘ぎそうになるのを必死に堪える。>>630
「……異常はないな。弾力もあるししこりもやはりない。正常な乳房だ。乳頭も………ん?先ほどより固くなっているな。寒いのか?」
「……っ……」
「おい。どうし………本当にどうした!?顔が真っ赤になっているぞ!?症状が悪化したのか!?」
アスクレピオスが黙り込んだわたしを不審に思ったのか視線を胸から顔に移した瞬間慌て出した。よほど酷い顔色なのだろう。もっともそれは症状ではなく羞恥によるものなのだが。もう正直に話した方がいいんじゃ、と今更ながらに思っていたところ―――。
「くそっ……心音はどうなった!?」
「わー!?」
早く心音を確かめようとアスクレピオスがわたしの胸に耳を当て聞き始めた。胸に顔を埋めるような体勢に今度はこちらが慌てふためく。あくまで彼は真剣な顔つきで耳を澄ましているようで静かにしろと注意されるがこちらとしてはたまったものじゃない。というか聴診器は!?あ、いやでもサーヴァントだし聴力いいのかな!?直接聞いた方が早いのかな!?もう訳が分からない。近すぎる……!整った顔立ちが間近にありさらりとした髪の感触が気持ちよくて胸のドキドキが加速する。
「くっ……かなり速いな……悪化している……!」
「あ…、その、離れ………」
「一体何が原因だ!?診たところ異常はないどころか健康そのものだというのに……」
「いやそれは……」
「待っていろ!不治の病がなんだ!必ず僕が治療してやる!」
「わ、分かったから!分かったから離れてぇ!」
それから医者としての使命感という名の火がついたアスクレピオスに症状について根掘り葉掘り聞かれたり診察を毎日受ける事を約束させられやっとわたしは自分の部屋に戻る事が出来たのだった。>>631
「……さっぱり分からん………」
マスターが部屋に帰った後僕はマスターが罹ったという不治の病について頭を悩ませていた。これまで数々の病を治してきた僕だが今回に関しては治療法の一つも浮かばない。聞いたところによると僕といる時に胸が苦しくなるとのことだが……マスターの訴えは曖昧な表現が多く病の全貌がイマイチ分からない。最初は医者に対する緊張からくるものかと疑ったがそういう訳でもないらしい。
(何かあるはずだ。何故僕が診ていた時症状が急変したのか……確か胸を直接触診していた時に……)
『んっ………』
胸に触れた時たまに漏れていた声が妙に艶かしいというか……興奮しているように見えた。まるで、情事の最中の様な………。
(……何を考えているんだ僕は。あれはただの診察だ。胸を多少触れたくらいで感じるはずが……いや待て。病により感度が上がっている可能性もあるな。感覚が鋭くなる病もあったはずだ。それならば……………ん………?)
マスターとのやり取りを思い出しているとふと下半身に違和感があった。その違和感には覚えはあるもののそうなった理由が分からない。
「……何故反応しているんだ……?」
胸を診て触ったからではない。僕は医者だ。女の患者も沢山診ていたし患者に性的興奮を覚えた事など一度たりともない。そんな分別もつかん医者は患者を診る資格などないし廃業しろとさえ思う。ならば何故僕は下半身を猛らせているのか。
(欲求不満……いや、ここに来てから知的好奇心がこの上なく満たされている。性欲なんて欠片も………なら何故…………)
原因不明の隆起した下半身に戸惑い顔を上げると鏡が視界に入る。鏡は顔が興奮した様に赤くなっている自分の姿が映っていた。それは先ほどのマスターの様でその顔を見ると一つの仮説が浮かぶ。
「まさか……」
「不治の病とやらは感染するのか!?」>>632
という訳で今回はここまでです
最終的に本番やりますがそれまでは前戯っぽいことをあーだこーだする展開になると思います
続きはいつになるか分かりませんがその時はよろしくお願いしますちょっと質問なのですが。
ここって、一次創作は投稿してもいいのでしょうか?>>634
1に書いてある通り型月のSSを投稿するスレなので一次創作はしかるべきサイトに投稿した方が良いかと思います「んー」
はて、と謎のヒロインX[オルタ]こと、えっちゃんは首を傾げた。
ここはスペーストレイン——所謂宇宙的な電車の中である。しかも、満員電車。サーヴァントユニヴァースの時空だろうと世辞辛い事に満員電車はなくならないのである。
(誰かにお尻を触られてますね)
えっちゃんはむぅと頬を膨らませる。
本日、えっちゃんの目的はとある地方の伝説の和菓子を求めて、移動中。その地方は環境保護の為入場制限があり、自家用宇宙船では乗り入れができないのだ。故にこうしてスペーストレインでの移動を余儀なくされている。
そんな中、えっちゃんのお尻には微かに手の感触があった。不自然にピタリとお尻についている。お尻の形に沿うように手のひらが当てられている。
かなり不快だ。だが、
(この混雑した電車内ですし、人が多いからわざとでない可能性は一応あります。退けるのは容易いです。しかし、騒ぎを起こして電車遅延を起こすのは得策ではないです……。この電車を逃せば、数量限定の和菓子を買い逃す可能性は非常に高いです)
えっちゃんは色々考えた結果無視を決め込む事にした。
(これも美味しい和菓子の為です。賞味期限が立ったの三時間! アマゾネスドットコムでも取扱がない超最高級品なのです)
えっちゃんは現実逃避の為か、和菓子について思いを馳せる。
しかし、その際にもえっちゃんのお尻に当たる手はより大胆になっていった。触るだけではなく、掴むようにえっちゃんの桃尻を揉み込んでくる。
(ん。最悪です……)
そして、えっちゃんの反応がないところをみるや、スカート越しに触れていた手はスルスルとスカートをめくり上げていく。
(な! なんという大胆さ! これは痴.漢確定ですね)
えっちゃんは思わず身を引こうとするが満員電車の為それもままならない。しかも、運の悪い事にえっちゃんはお尻まですっぽり隠すような長いコートを着ている。それが壁となり、コートの中で何が起きてようと周りには見えないのだ。
(コートをめくりあげている気配はない。つまり、手はコートの前から入ってきている)
えっちゃんは顔を上げて、目の前の人物を見ようとして——メガネを取られた。>>636
「え?」
目の前の人物がぼやけて見えない。眼鏡がどこに行ったかわからず、えっちゃんは不自由な視界を余儀なくされてしまう。
目の前の人物はえっちゃんのコートの中に手を入れてえっちゃんを抱き寄せる。お尻に触れる手が両手に増えて、えっちゃんは生理的嫌悪で身を震わせた。
(体内のオルトニウムを活性化させて、視力の強化をしま——)
「ひゅ、い」
声が出た。
痴.漢の手がえっちゃんの股間の筋に触れていたのだ。下着越しとは言え、敏感な部分に触れられて、えっちゃんは集中を乱される。
えっちゃんは変な声が出てしまった唇を噛み、マフラーで隠した。
(不覚です……。い、今すぐにでもネクロカリバーの錆に! んんっ。錆に……うんんっ)
筋をなぞられる度にえっちゃんは思考を乱される。痴.漢の手はえっちゃんを翻弄するように手を動かしていくのだ。筋をなぞる過程でほんの少し、お豆に指が当たるのだ。強い刺激ではない。ただ偶然を装うようなもどかしい感覚。それを何度も何度も繰り返されると、えっちゃんの身体は震えてきてしまう。下着も薄らと濡れ始めた。
(気持ちよくないです。不快なだけです!)
えっちゃんはそれに気付いて、目の前にいる見えない誰かを睨みつける。しかし、反応はない。
強制的に性を暴かれていくのは、不快であっても身体は防衛本能で濡れ始める。わかっていてもえっちゃんは悔しくてたまらない。
本当なら今すぐにでも殴りかかりたいが、今つり革から手を離したら、えっちゃんは自身の身体を支えられる自信はない。
えっちゃんの股間に触れる手はだんだんと激しくなっている。最初こそもどかしかったそれはえっちゃんのお豆をイジメる事に集中していた。つっついたと思ったら引っ掻き、かと思えば潰すかの如く強く押される。痴.漢は完全にお豆をえっちゃんの弱点として見定めていた。
(お豆、ダメ……! お腹が熱くなって、ジンジンする……。おかしく、なる……)
えっちゃんの意識は乱れ、肩は大きく上下し、足が笑ってくる。下着は濡れて弄られる度にくちゅくちゅと音を鳴らした。でも、満員電車の中でそれは他の人には届かない。自身のえっちな音を聞き、えっちゃんは頬を染めた。
(せめて、身体をもう少し身を離せれ——あ、お豆つねったらダメ!)>>637
「あぁあ!」
一際、大きな声が出てしまった。電車内の視線が集まる。
「あう……」
変な声を聞かれた事は純粋に恥ずかしい。だが、えっちゃんはそこで助けを求める事に思い至った。
「私は——」
そこまで言いかけた時、えっちゃんの下着が脱がされた。
「あ」
下着と言うある種のストッパーがなくなり、えっちゃんの秘処からとろりと愛液が太ももへと落ちていくのがわかった。
こんなはしたない格好では助けを求めても、説得力がない。えっちゃん自身が求めたのではと疑われかねない。
えっちゃんは言葉を萎ませた。
その時マフラーの中に手が入ってきた。その指先は濡れていた。えっちゃんは即座にそれが自身の愛液だと理解した。羞恥と驚きで頭が真っ白になる。
その隙をつく形で濡れた指先が魔術を描く。
「ん——!?」
えっちゃんの口の周りを覆うように何かが現れた。えっちゃんの位置からではそれはなにかはわからない。鼻は無事な為、息は問題ないが喋れない。助けを求める事が出来なくなってしまった。
痴.漢はえっちゃんのマフラーでえっちゃんの顔半分をしっかりと隠すと、またえっちゃんの股間を弄りだす。
(しまった! これでは向こうの思うがままです!)
えっちゃんが焦れどなにも変わらない。
痴.漢はえっちゃんの恥丘をゆっくりとした動作で開いていく。くぱぁと秘処が露わにされて、またぽたりと愛液が零れ落ちた。えっちゃんのオーバーニーソに愛液の跡がついていく。>>638
(やめてください……!)
えっちゃんの心の声は届かない。
痴.漢はぴたりと閉じる秘処に指を押し当てる。ずずと、指がえっちゃんの膣中に沈んでいく。
(い、いたっ、痛いです……)
痛みでえっちゃんは目の端に涙を浮かばせる。
しかし、指は止まらない。ゆっくりとだが確実にえっちゃんの膣中を進んでいく。それどころか、もう片方の指がえっちゃんのお豆をくりくりと扱きだした。
痛みが強制的な快感に塗り潰されていく。そうなれば、痛みも強い刺激と変わらない。えっちゃんを苛むものに一つでしかない。
(あ! だ、ダメですっ! 頭おかし、くなる……っ! バカになってしまいます! いぁ、うう、ん……)
掻き乱れていく思考。えっちゃんの身体から力が抜けていく。
くちゅくちゅ
くりくり
弄られる毎に反射的に膣中が締まる。しかし、そうすれば指を深く咥え込む事になり、よりえっちゃんを苦しめる。目の前がちかちかと揺れているようだった。
(もう、つり革に掴まってられ——あ)
えっちゃんの手がつり革から離れていく。支えを失ったえっちゃんの身体は一瞬宙に浮いた。
ぱふり
そんなえっちゃんを支えたのは見知らぬ誰か——痴.漢その人である。
痴.漢はえっちゃんの身体をより抱き寄せ密着した体勢を取った。密着すればする程に指はより深く膣中へと入り込んでいく。
そうなれば、えっちゃんは蜘蛛の糸に雁字搦めにされた胡蝶そのもの。
(ひぐっ! 膣中のお豆の下をとんとんされながら、お豆を弄られたら、イく——っぁあ!)>>639
えっちゃんは動けない体勢で何度も何度も弄ばれてしまう。イけどもイけども、痴.漢の手は止まってくれない。太ももはびしゃびしゃに濡れて、オーバーニーソは色が変わってしまっている。
おそらく、もう何人かには気付かれているだろう。しかし、助けなど来るわけがない。抱きしめられながら弄ばれるえっちゃんは真意はどうあれ、恋人同士のプレイにしか見えない。関わりをさけるように無視され続けた。
それを止めたのは、
『終点終点〜』
目的地についたことを知らせる無機質な放送。
程なくして、扉が開き人が電車から降りて行く。その流れに沿うようにえっちゃんも解放されて転がるように外に出た。
けれど、口の拘束は未だそのまま。メガネもない。足も笑っており、お腹の奥には絶頂の余韻が渦を巻いている。壁にもたれてなければ、えっちゃんは立っていられない。
不意にそんなえっちゃんの手を誰かが取った。
(あ)
それが先程の痴.漢だと気付いても、えっちゃんにはもう逆らう気力はない。ゆっくりと追従していく。
(……和菓子を食べに来たつもりだったのですが、どうやら私が食べられるガワのようですね……)
自嘲気味にえっちゃんは笑うと、人混みに消えていった。
以上
えっちゃんが制服だし一度やりたかったネタでしたスレで出たアナスタシア皇子とカドックTSのお話。
一線越えてほしいような、プラトニックでいてほしいような。
行為の最中のカドックは、顔を隠して声はシーツ噛んで堪える。自分の弱さを暴かれないようにいつも虚勢をはる。
――そこが愛しいのだけれど。
自分の腕の中で震えている少女を見下ろして皇子アナスタシアは微笑んだ。
二人はアナスタシアの私室、天涯を下ろした豪奢な寝台の上に居た。
窓の外は変わらず吹雪き、雷帝も眠っている。
春の無いこの世界で、ヤガたちは日々の糧を求めて魔獸を狩る。
クリプターであるカドックたちにも寒さは例外ではない。魔術礼装がなければ即死する気温は城中にも漂っていた。
閉ざされた雪の帝国の中で暖を取る方法は限られる。そしてそれは数少ない原始的な娯楽だ。>>641
「カドック。少々部屋が寒いのだが」
アナスタシアの言葉にマスターの少女、カドックは眉宇をひそめる。
「暖炉のことならヴィイに言ってくれ。――今の僕には火をおこすような簡単な魔力も余裕がないんだ」
「もちろん知っているとも。先ほどコヤンスカヤが言ったように、カルデアの襲撃に随分とリソースを使ったからね。私もオプリニチキの運用のために雷帝を夢中で説得するのに随分と骨を折った。――私も共犯だ。少し労ってくれたまえ」
カドックは仕事を終えたコヤンスカヤから報告と嘲りを受けていたのだ。
そこを通りかかったアナスタシアに救われた。
「――部屋にペペの寄越した紅茶を持っていくよ。ヴォーダイムたちとの定期通信の後にすぐ行くから待っててくれ」
「ああ。楽しみにしている」
アナスタシアが怜悧な美貌に少しだけ悪戯っ子のような笑みを浮かべる。
カドックはそれに見とれ、しかしすぐに踵を返して廊下を歩いて行った。
華奢な背中を見送るアナスタシアの背後に、音もなく神父が立った。
「皇子、雷帝が『イワン皇子』をお呼びだ」
「――分かった」
アナスタシアもまた雷帝の寝所に向かい歩き出した。>>642
雷帝はアナスタシアを『イワン皇子』と誤認する。
最初の妃、雷帝の心に住まう春の女神『アナスタシア』。
イワン皇子は雷帝とアナスタシアの間に生まれた愛息子であり、晩年の雷帝が撲殺した後継者である。
雷帝は夢の中で己の罪を忘れ、母によく似た息子にロシアの安寧と繁栄の夢を語る。
「イワン。我が目の喜びよ。――ロシアの未来は我が双肩にある。神の導きに沿い、我に学び、よく治めることをせよ」
「――はい、『父上』。神を尊び、人の世を善く治めるとここに誓います」
「善き子だ。まことにアナスタシアによく似ている。善き子だ――」
アナスタシアは枕元に跪き、雷帝に誓いの言葉を述べる。そうすると満足げに怪物は微笑み、微睡みの淵に再び落ちていく。
「――お休みになられたようだ。皇子はどこへ?」
ラスプーチンの言葉を聞き、アナスタシアは立ち上がった。
「部屋に戻ります。マスターが待っているのです」>>643
「そうか。――だが皇子、外の気配に気を付けられよ。カルデアが向かうとすれば直接交戦した貴方の足取りを追うだろう」
「――分かっている。怠りはしない。私が『イワン皇子』である限り、雷帝の眠りの間はオプリニチキは私に従う。全てを使ってでもこの国とマスターを守る」
神父が背後で笑う気配がする。アナスタシアは振り返りもせず部屋を出た。
眠りを妨げぬように扉を閉め、それから何かを振り切るように足早に歩き出した。
『善き子だ。まことにアナスタシアによく似ている。善き子だ――』
脳裏で雷帝の言葉が繰り返される。
(――違う、私は、私は!『アナスタシア』だ!!)
消えていく汎人類史の記憶、塗り潰していく雷帝の言葉。それに抗うように、皇子は胸中で叫んだ。
そして走り出す。アナスタシアは部屋で待っている少女を目指した。
(――カドック、カドック。名前を呼んでくれ。私が『アナスタシア』だと分からせてくれ!)>>644
部屋に着き、荒々しく扉を開けた。
部屋は温もりに満ちていた。部屋の中に備え付けられた暖炉には薪がくべられ、火が明々と燃えていた。傍らのテーブルの上には紅茶の支度が整っていた。
そして、暖炉の側のビロード張りの椅子に少女が座っていた。小さな寝息を立てている。アナスタシアを待っている内に眠ってしまったのだろう。
アナスタシアは少女に近づいた。
固く目を閉じた、隈の浮いた白い顔。ずっと眠れていないのだ。
クリプターとなったとしても、カドックがカルデアの襲撃に思う所が無いわけではなかったとアナスタシアは知っている。他に選択肢はなかったことも。
自分に預かり知らぬ所で世は変わり、力に押し潰されて消える運命。カドックの身に起きたことをまるで自分のようだとアナスタシアは思う。
(だから、『愛しい』と思うのだろうか?)
脳裏に浮かんだ考えにアナスタシアは漸く気が付いた。
――自分は、マスターの少女を愛しているのだと。>>645
私はカドックを愛しているのか。だから、傷つけられるのが許せないし、雷帝に呼ばれ波立った心も寝顔を見るだけで癒されてしまうのか。
(――■■■。君がいたら何と言うだろうね)
アナスタシアは顔も思い出せない姉に呼び掛け、カドックの体を横抱きに抱えた。
そして寝台まで運び入れて天涯を下ろした。
「――ごめん。寝てしまっていた」
寝所の上でカドックが目を覚ました。傍らに腰かけたアナスタシアは微笑んだ。
「残念だ。眠っている間に悪戯をしようと思ったのに」
「止めてくれ。――それより魔力だろう?手っ取り早く渡すから…」
そう言って自分の耳のピアスを外そうとするカドックをアナスタシアは押し留める。
「――礼装に溜め込んだものじゃ足りない。カドックをくれないかい?」>>646
カドックは一瞬硬直した。しかし魔術師としてその行為の有用性は理解できる。アナスタシアの今の内面がヤガに近いことも、ヤガにとってこの行為が娯暖を取り娯楽でもあることも分かっていた。
自分は魔術師だ。傷付くようなことではない。
それも淡い恋心を抱く相手に求められたのだ。嘆くようなことではない。
そう自分に言い聞かせる。
「――分かった。アナスタシアの好きに使ってくれ。貧相だって文句は言うなよ?」
カドックはアナスタシアを睨み付けるように言うと自分から服を脱ぎ、薄い上半身を露にした。
「――カドック。心ないことを言ってはいけない」
抑えた怒気と共に水色のマントがカドックに被せられた。
滑らかな布に包まれて、そのままアナスタシアにカドックは抱き締められた。>>647
「――なに言ってるんだよ?僕には余剰魔力が無い。キャスターの運用でもこの様だ。神父たちが言うとおりに僕の所にカルデアが来るなら!魔力が足りないなら!体を使うしかないだろう!?」
「――そういうことじゃない!」
カドックは息を飲んだ。皇子然として声を荒げないアナスタシアがカドックを大声で叱った。
アナスタシアは身を離した。マントに包まれたカドックの両肩を掴み、目を見て話しかける。
「――済まない。私の言い方が悪かった。私がカドックを愛したいのだ。アナスタシアとしてカドックを手に入れたい」
アナスタシアの言葉にカドックの目が見開かれる。泣きそうな顔で少女は言う。
「――僕は、至らないマスターだぞ?皇子に相応しいとは思えない」
「そんなことを言わないで。私のマスターは貴方だけだ」
アナスタシアはカドックを抱き締める。華奢な体は震えていた。>>648
「アナスタシア。僕は――」
「カドック。私を見て、私の名前を呼んでくれ。それだけで良い。貴方を私に与えてほしい。それを許してほしい」
アナスタシアは少女に懇願する。肩越しに、少女が震えながらも頷いたのが分かった。
アナスタシアはカドックを寝所に押し倒した。
カドックの体は清らかだった。薄い体の各所には魔力を補う礼装としてのピアスを空けていたが、異性と触れ合う経験はまるでなく、それがアナスタシアを喜ばせた。
もっともアナスタシア自信も教育を座学で受けただけで実戦は知らなかったが。
微かな膨らみの頂を唇でなぶると赤く染まった体は可哀想なほど震えた。
声を漏らさないようにとシーツを噛み、手で顔も隠してしまう。
それでいて体はアナスタシアに明け渡してくれている。羞恥を感じても、どこに触れられることも拒まない。
愛しさが沸き溢れた。>>649
少女の足を割り開き、狭い秘所を指で探りながら体を押し付けた。裸の胸が重なり、カドックがなお顔を隠そうとそっぽを向く。
アナスタシアは微笑んだ。そして赤く染まった耳元で囁いた。
「――カドック。名前を呼んでくれないか?」
「――ッ!」
途端に指に愛液が滴った。カドックは耳が弱い。そう気付いて舌を伸ばす。耳朶を舐め上げ、唇で吸い付き、軽く食む。
カドックの体が跳ねた。シーツが口から離れた。瞬間、更に指を深く潜り込ませると、子犬のような細い鳴き声が上がる。
「可愛いよ。カドック。――ねえ、名前を呼んでくれないか?」
赤い顔のカドックが、泣きそうな顔でアナスタシアを見る。
「――呼んでくれ。カドック」
「――ア、アナスタシア…」
その瞬間、アナスタシアはカドックの秘所から指を引き抜いた。そして己を愛する相手の奥深くに埋めていく。
アナスタシアの下で、カドックが涙声で鳴いている。すがり付くように背に手を回し、何度も何度もアナスタシアの名前を呼んだ。
カドックの血が滴るのが分かった。それでも止まれなかった。
このマスターを一瞬たりとも手放せないと知った。
神にも雷帝にもカルデアにも渡さない。
必ずや私が守り抜く。
カドックが一際高い声で鳴いた。アナスタシアを強く強く締め付ける。
そしてアナスタシアは導かれるままに少女の中へと想いを届かせた。
――その瞬間、アナスタシアは目の眩むような幸福を感じていた。>>650
カドックはそのまま深く寝入ったようだった。
その方に布団を掛け、傍らにアナスタシアも滑り込む。
そうしてカドックの寝顔を見ていた。
婚姻を経ずに同きんすること。
信仰篤い雷帝がこれを知れば、皇子もカドックも只では済まない。
イワン皇子の話もそうだった。
イワン皇太子妃が妊娠のために略式礼装で礼拝に現れたことに腹を立てた雷帝は皇太子妃を折檻し、孫を流産させたのだ。
それに怒り父を糾弾したイワン皇子は雷帝の怒りを買い王杖で撲殺されてしまった。
アナスタシアは眠るカドックを抱き寄せる。そして右手をカドックの下腹部に添わせた。
(――カドックはそうさせない。私はイワン皇子ではなくアナスタシアなのだから。雷帝を倒し、皇帝になって、カドックを守って見せる)
そして夫として、父として、この国を慈しみ春を呼ぶ。
カドックがいれば何でも出来るような気がするのだ。
「愛しているよ。私のマスター」
眠る少女の耳元に囁き、アナスタシアも目を閉じた。>>651
完結です。アナスタシアが男になった場合、雷帝の説得をどうするかを考えていたらレービンの絵が浮かびました。
雷帝の息子であれば、アナスタシアにオプリニチキの指揮権を一部割譲してくれるかなと思いました。
――もっと艶っぽい話が書けるように精進しますありがとうございました。名称:プセウドス・キメラ
分類:敵性英霊利用システム
全高:約3m
重量:約1t
武装:アトランティス防衛兵やオリュンポス兵の武装を腕部コネクタに搭載可能
大西洋異聞録においてエキドナと並行して開発されながらも、実戦投入されることなく終わった機械兵器。プセウドスとは古代ギリシャ語で「嘘(偽)」の意。
過負荷をかけた英霊召喚で霊脈を破壊、汎人類史の戦力強化を防ぐ作戦がオリュンポス側で立ち上がった時に考案された。利用可能なら利用し、無理なら討ち果たすのが作戦内容だが、このプセウドス・キメラは
「利用可能な残り物の利用法」
の一種として考案されたものである。
クリロノミアを投与し、魔力供給問題を解消したサーヴァントを機体腹部に生体ユニットとして搭載。その生体ユニットと機体をリンクさせることで、生体ユニット側の霊基出力と戦闘技能を機械的に振るえるようになるシステムがプセウドス・キメラである。
しかし、生体ユニット調達には当然ながら手間がかかり、さらに(納期のせいで)生体ユニットは剥き出し、挙げ句生体ユニットは女性でなければならない(女性の性的絶頂を介してでなければシステムがロクに機能しない欠陥持ち。その関係で全裸での搭載推奨)といった点が問題視され、エキドナ程のリソースは割り振って貰えなかった。>>653
結局のところ、実戦配備前にカルデアがアトランティスを突破したことでプセウドス・キメラが日の目を見ることはなくなった訳だが、それでもテスト時のデータなどがオリュンポス側の記録に残っている。
製造された機体は、召喚時の記憶を封印される前のシャルロット・コルデーを生体ユニットとした試作型、捕獲したメディア・リリィを生体ユニットとした正式採用型、防衛兵達とシャルロットの間に産まれた子供を生体ユニットとした量産型の十数機ほど。
また、機体は生体ユニットの子宮を用いた生体ユニット増産任務にも使用可能。クリロノミアを利用した赤子の成長促進、さらに生体ユニットの疑似受肉及び脳への干渉による負担軽減により、生体ユニットがサーヴァントでも数週間で一体生体ユニットが生産できる。
なお、星間都市山脈にも試作型と同仕様の機体が数機残されていたらしく、
「破神同盟のサーヴァント、ランサーアルトリア・オルタを生体ユニットにし、専用の調整を施した上で稼動テストの段階にまで漕ぎ着けていた」
という説がある。……まあ、かの異聞帯が消滅せんとする今、そんな真偽不確かな情報を追う者はいないのだが。>>654
機体各部名称(一部)
リンク用ヘルメット
胸部装甲に内蔵された、機体と生体ユニットのリンク用機器。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)とヘッドホンの機能を持ち、頭部用固定具の役目も担っている。
プセウドス・キメラはこれを通じて生体ユニットの脳を支配し、その脳から情報を引き出すことでその知識と経験を利用する。
また、クリロノミアを通じて生体ユニットの脳に働きかけ、記憶・人格を改竄……洗脳することも可能。正式採用型がその機能を使用したが、魔術まで使って記憶を弄っていたメディア・リリィからは何の情報も引き出せなかった。
腕部固定用ソケット
機体胸部付近に存在する、生体ユニットの両腕を固定する固定具。
腕を通じて機体に魔力を供給する(させる)役目も果たしており、緊急時には追加の魔力供給をさせるべく、腕を引き込んで接点を増やす。
ちなみに試作型は調整不足から頻繁に腕を引き込んでおり、その際生体ユニットであるシャルロットの爆乳が盛大に揺れるのが防衛兵達に好評だったという。彼らは防衛兵になる過程で人間性を剥奪されているはずだが、僅かに残っていたものが励起される程の絶景だったのだろうか。>>655
サドル/男性器型プラグ
機体股間部から伸びる生体ユニット用のサドルと、機体システムとリンクするためのプラグ。プラグは膣側と肛.門側の二本。
機体と生体ユニット間のクリロノミア循環器でもあり、これを通じてクリロノミアをやり取りすることで、リンク用ヘルメットだけでは不可能な支配が可能となる。
また、必要に応じたクリロノミアの追加投与が可能であり、緊急時には生体ユニットの全身が銀色に染まるほどのクリロノミアを投与する(結合部から溢れんばかりに投与するため、射精にも例えられる)。
試作型はクリロノミア流入制限が未調整であり、シャルロットは全身余すことなく銀色に染まることも多かったという。
また、生体ユニットの出産時には出産補助形態へと簡易変形する。機体が蹲踞の体勢を取ることで生体ユニットを開脚させ、膣側のプラグを機体に格納。魔力フィールドで赤子用の受け皿を生成する。この際、リンク用ヘルメットによる精神干渉と肛.門側のプラグから限界まで注ぎ込まれるクリロノミアにより、生体ユニットは苦痛すらも快楽に変換できるようになる。
脚部固定用装甲
機体大腿部の一部で生体ユニットの足を固定する。生体ユニットの足と機体脚部を物理的にもリンクさせることで、瞬間的な魔力供給による瞬発力強化を実現した。
出産補助形態に関わる部位でもある。今思えば、イヴァン雷帝って下半身が象さんで鼻からビーム発射するって相当変態だよな
>>656
生体ユニット搭載方法
1……専用の手枷などで無力化しつつ連行(全裸が望ましい)。
2……男性器型プラグを膣と肛.門に挿入。
3……脚部固定用装甲に生体ユニットの両足を装着して固定。
4……手枷を外し、腕部固定用ソケットに生体ユニットの両腕を装着して固定。
5……胸部装甲のリンク用ヘルメットを装着。
OS関連(一部)
Sex Slave ver.7.2.7
Atlantis Defense Soldier ver.1.3
Charlotte Corday ver.2.4
生体ユニットとして徹底的に改造を施された、シャルロット・コルデーのOS一覧。OS名称はシャルロット側の知識から取っているらしく、古代ギリシャ語というわけではない。Sex Slaveだけver.7.2.7までアップデートされているのは、(何故か)性欲過多な連中の暴走によるものである。
なお、確証こそないが、ゼウス・クリロノミア励起とそれによる霊基破損の影響で、外付けOSと言えるSex Slave ver.7.2.7とAtlantis Defense Soldier ver.1.3は破損・起動不可能になったと推測される。>>658
以上です。いつも間にやら3レスじゃ収まらない文量になってました。
これSS……? みたいな感じですが、5レス6レス泥スレに垂れ流すのもどうかと思ったのでこっちに。おとといプサプマという天啓を得たものです。拙い文ですがSSを書き上げてきました。双方ガチ恋、プーサーがプロトマーリンを圧倒と偏った内容で申し訳ない。これから投下していきます。
失敗した、カルデアにてあてがわれた自室に押しかけたアーサーにかき抱かれた白い魔女プロトマーリンはそう思わずにはいられなかった。
縁と因果の果てにカルデアに召喚された彼女が再会した、自らが見初め、育て上げた赤き竜、ブリテンの聖なる騎士王。その心根を推し量ることができなかったのだ。
ただ再会を喜んだ自分の、なんと短慮なことか!
「いい加減離してはくれないかい?「嫌だ、離さない」…」
参った。幼少期から、いや初めて会ったときから、こうなるとこの男はてこでも動かなくなるのだ。諦めてマーリンはその広い背に手をまわした。
「ここまで情熱的に求めてくれるとは光栄だ!それほどまでに私に恋い焦がれていたのかい?」
「ああ、そうだよ、マーリン。」
わずかに身を離し、アーサーはマーリンの目を見つめてそう返した。かつて見続けてきた真剣そのものの瞳。思わず茶化してしまうのはなぜなのか?恥じらいなど、ときめきなど自分は持ち合わせていないのに。
「君が塔へと消えてしまって、この思いを告げる機会は無くなったと思っていた。こんな奇跡はもう起きない。この気持ちを、この恋を君に還す。今ここで」
「わたしを抱く気かい?よしておきたまえ、私のような淫売は君にふさわしくな…」
言葉は続けられなかった。アーサーに唇をふさがれたのだ。顎を持ち上げられての口付けに息が、思考が詰まる。
「そうさ、君を抱く、マーリン。ほかの誰も見えなくなるほどに」>>660
唇に掛かる橋を名残惜しそうに切ってから彼はそう宣言し、マーリンをベッドへ押し倒した。彼の剣戟のような早業に反抗を挟む余地などなかった。
もう一度唇を重ね、服を脱がし、脱いでいく。マーリンは僅かに頬を染めるばかりで、結局抵抗らしい抵抗はなかった。
「自分を淫売と卑下したくせに、ずいぶんしおらしいんだね」
「無論緊張くらいするさ、いくら自分で育て上げたとはいえ、君は偉大な騎士王なんだから…ひゃっ!?」
生まれたままの姿に剥かれながらの愛撫と徐々に位置を下げる口付け。予想外の感触に普段からは考えられぬ素っ頓狂な声をあげてしまう。思わずアーサーを跳ね除けた
その顔は茹で上がったように真っ赤だった
「す…吸った…アーサーが、私の体を…」
へなりと萎れる姿が新鮮で、可笑しくてアーサーは笑みをこぼす。茹で蛸状態のまま反論しようと口を開くけれど、出てくる言葉は驚くほどしどろもどろだった。
「いや、確かに君らしいと言えばそれまでなんだが…私をそんな、そんなそんな壊れ物のように優しくされると、そんな風に抱かれるのは、は、初めてで…困る…」
「けれどね、マーリン。そんな顔をしている君を、他にどうやって抱けばいいかわからないよ。だから、悪いがこのままだ。」
どこまでも優しく、意地悪で、無慈悲な宣告のもと、アーサーの口付けがマーリンのヴァギナに到達した。
「ひいっっ!?」
気持ちいい。比喩抜きに今までで一番だった。かつて娼館で出会った相性の良いお気に入りを明確に超える快感に声が詰まる。背骨を通って脳へ、衝撃を拡散しながら
駆け上がる快楽にマーリンは大きくのけぞった。
愛撫は止まらない。この瞬間において彼の意識は戦場に身を置いた時以上に研ぎ澄まされていた。斬り合いのように激しく、止まらず、相手を休ませたりはしない。
白い陰毛で淡く縁どられた陰唇をやさしく割り開き、舌と指を滑り込ませる。クリトリスを爪弾きながら膣内を刺激し、愛液をこんこんと湧き出させていく。
「あ。ああ…。かはっ…あぅっ!?」
愛撫だけで都合三回も絶頂した自称淫売は、新たな感触に目を剥いた。>>661
ついにペニスがあてがわれている。絶頂の度にあふれ出した蜜で膣口は濡れそぼり、理性に反して騎士王の肉槍を今か今かと待ちわびていた。もうほとんど自分から
腰を動かし、彼の逸物を飲み込み始めている。
「ほ、本当に?本当に挿れるんだね?私を君のものにしてしまうんだね?…くそう、こんなことしちゃいけないのに、感情のない化物である私と君が釣り合うはず
なんてないのに、嬉しくて、幸せになってしまう…こんな感情私は持っていないはずなのに、どうして」
存在しないはずの感情が湧き上がるのを感じながら切れ切れの言葉を紡ぐ。うれしくなってはいけない、幸せを感じてはならない。そんな感情(きのう)は
自分にはない。だから。
「…マーリン、君は思い違いをしている。」
まくしたてるマーリンの言葉をいったん受け止めてから、アーサーは口を開いた。
重い言葉だった。
「僕と君が釣り合わないなんてことはないし、そもそも僕らを天秤に乗せること自体間違っている。僕は君が好きだ。君にも僕を想って欲しい。どうか僕を受け入れておくれ」
>>662
ズンっっっ!!と音が聞こえるような力強い挿入に、貫かれる子宮口に。下半身が吹き飛んだと錯覚するほどの快楽をたたきつけられマーリンは絶叫した。
「あぎああっっっ♡♡♡」
歓喜の叫びだった。
もともとマーリンの膣内は根元まで挿入するとちょうど鈴口と子宮口がぶつかるくらいの深さだったのだろう。しかしながらアーサーの告白と念入りな前戯によって
彼女の子宮口はすっかり下がりきっていた。それほどまでに、彼女は彼を受け入れていたのだ。抱擁を受けた時点でもうおしまいだった。
結果の連続絶頂。前戯はまさに前の戯れ、それを優に上回る快楽に脳が塗りつぶされる。
「あ゛ぅっ♡♡がっ♡♡ごおっ♡♡」
どぢゅっ!ごりゅっ!びちゃっ!
消して狭くはない部屋を満たす大音量で注挿音と嬌声が鳴り響く。はたから見れば乱暴極まる強姦にしかみえないが、マーリンの嬌声に合わせてピストンの角度を変えて彼女の快感をより高めていく。
「あ♡♡ 私の王、私の竜♡♡気持ちいいよ、気持ちいいからっ♡♡壊れる♡♡もうやめて♡♡」
「やめるわけないだろう!!このまま君を僕のものにする!このまま君のものになる!どこにも行かない、行かせない!」
逃げようと浮いていく腰を捕まえて、さらに奥へ突き込んでいく。潮がぷしゃっ♡と吹いて腹を汚すが構わない。前後に動かすピストンではなく杭打ちのように押せ押せの
動きで腰を振りたくる。アーサーも限界が近い、ペースはさらに上がっていった。
(く、屈曲位…)
投げ出された膝を抱え込んで体位は屈曲位へ変わる。最も深くへピストンを打ち込める、最も深くつながれる体位でアーサーはスパートをかけた。
「あ゛っあ゛っあ゛っあ゛っ!アーサー♡♡あーさー♡♡すきっ好きっすきぃっ大好きぃっ♡♡」
あれだけ固く封じた、言ってはならないと戒めた感情が炸裂する。一度「好き」と口にしたら、もうとどめることは不可能だった。
白き魔女、夢魔の混血。偉大なるキングメーカーが王の愛に屈服した瞬間だった。>>663
「わかった♡なる♡なるよマイロード♡きみのお嫁さん便器(おきさきさま)になる♡」
マーリンの渾身の叫びにアーサーも答えた。とっくに食い破った子宮口へ逸物をねじ込む。愛する女性を孕ませるために。自らの妻とするために。
「ああ、出る!このまま出すよマーリン、僕の子供を産んでくれっっっ!!!」
「べたぼれ夢魔子宮に遺伝子流し込んで♡君のお世継ぎ産ませてぇ♡」
どびゅっ!!どくっ!どぷどぷどぷっ!ぶびゅるるるるる!!!
「あ?♡♡あ!♡♡あー…♡♡」
真に快楽に圧倒されると、嬌声は喉がもつれて出なくなるらしい。声の代わりに目を剥きながら折れんばかりに背をそらし、潮をまき散らす。愛する王子様への、
全力の愛情表現だった。
「アーサー♡大好き♡愛してる♡いっぱいあかちゃん産むね♡私の子宮で王家再興してね♡」
歓喜と滂沱の涙でほほを濡らし、半分以上の気絶したまま妻となったことを宣言するマーリン。その宣言にアーサーはさらに逸物を硬化させこう答えた。
「ああ、ありがとうマーリン。僕の愛する妻…君をきょう、必ず孕ませる…!」
ごりゅっ♡
「あひぃっ♡」
結局この日、日付けが変わるまで犯しつくされたマーリンは女児を身ごもった。この後もマーリンは出産を続け、彼女が産み落とした子は20人に上るのだが…それはまた別の話である。>>665
乙です
とても良かった「な……っ、食らうわけでもく生きたまま、わしを捕らえたのはそういうことか!?」
強大なワーウルフに敗れ囚われの身となったスカサハは、全身スーツの下腹部を破かれたことでワーウルフの意図と己のこれからの運命を悟った。
がふっがふっと涎を垂らしながら下卑た笑いを浮かべて大きく腰を突き出すワーウルフ。
人間とは比較にもならないほどに巨大でメスを逃がさむ大きな傘とコブを持ったペニスがむき出しされた下半身へ押し付けられる。
「くっ、っあ、あ……あああっ!」
敏感な場所へと直に伝わる存在感。いきり立った熱、凶悪な形状とサイズ、そしてドクドクと脈打つ逞しさ、雌を屈服させ孕ませるという獣性。それらが全て直接伝わり、スカサハ思わず圧倒された。>>667
(な、なんという大きさと太さ!? それに熱く、雄々しく脈打っておる……。こんなモノ……直接、挿入されてしまったら……!)
魔力も体力も尽き抵抗することも出来ないルーンの加護で守られた鎧もスーツもあっさり粉砕され――戦う術も身を護る術もなく裸身を猛り狂う獣の前にさらけ出されてしまっている。
そんなスカサハの僅かな怯え、そして僅かな期待を敏感に察知したのかワーウルフは下卑た笑いを深めて、その長い舌でスカサハの美しい顔もなめ回して汚していく。
「ち、調子に乗るなよ犬風情が! そんな肉棒一つでこのスカサハを屈服させられるとでもーー」
虚勢も凌辱者の嗜虐心を煽るだけ。スカサハが言い終えるよりも先に興奮によって更に大きさを増した剛直が、力任せに豊かな尻肉の谷を押し割り、尻穴へと無理矢理にねじ込まれていった。
「なぁっ、お、ぉおおおお!? そちら、ちが、ん、んぉ、ぉお、おおおおおおおお!!??」
メリメリっズブズブと括約筋が引きちぎられ、尻肉が入り口までめくり返される。そんなメスの身体のことなで知ったことかとお構いなしにア○ル挿入が進められ、腸奥まで一気に埋め尽くされた。>>668
「ん、ぉおおおおお!? お、奥まで、腹の奥まで、太く、硬いもの、が……っっああああ!!」
あまりの圧迫感に呼吸すら出来ない。スカサハの引き締まった美しい下腹部を内側から押し上げてボコッと男性器の形が浮かび上がる。臓腑から伝わる圧倒的な雄の存在感に震えながらスカサハはたまらず悶絶する。
ワーウルフは締まりの良いスカサハの尻穴を堪能するとそれを蹂躙すべくピストン運動を始める。
「く、ぁああ!?こ、これは、ん、ぉぉぉぉぉぉっ激しいぃぃ、腹の奥底まで力任せに……ぉぉぉ、おっぉぉ、おおおおおおおん!!」
挿入されるだけで壊れてしまいそうな程の巨根で肛 門から腸奥までほじくり回される。ピストンの度に全身がガクガクと震え、たまらない淫靡な衝撃が脳髄が何度も突き上げられる。
「くぁ、ひぐっ、ぐ、ぁぁああああ! や、やめろ……こ、こんなぁ、ぉ、ぉぉっおおおおお!? こ、こんな、尻が、尻が、壊される……あああ!」
気高く強く美しい雌が自分の肉棒によって悶え壊れていく様に興奮したワーウルフは最後のトドメをさすべくピストンを早める。スカサハの膣内で巨大な肉棒がさらに大きく膨れ上がるのを感じた。
「な、そ、そんな、やめろぉ!そのまま尻の中に出されなどしたら…………くっぁぁああ……あ、あっああああああ!! 」
ドビュっ!ドブッ!ドブブブブブブッッ!!
「んぉぉおおおおおぉぉ! おっ、おっ、ぉおおおおと!お、ぁぁあああああ!!」
腹が裂けそうなほどの勢いで注ぎ込まれる圧倒的子種の奔流。戦いに敗れ抵抗も出来ず支配の証を直接たっぷり注ぎ込まれ獣の嬌声上げる影の国の女王。
「イ、イクッ……イッてる……屈服される…支配される、征服されて蹂躙されているぅ……んぉぉぉおおおっ尻で絶頂させられて負けるっ……んぉぉおおおおっおおお、ぉぉおおおおおおっん!!」
スカサハの腹が歪に膨れ上がっていく。戦士としても雌としても敗北した敗残者に暴虐に抵抗する力など、最早残ってはいなかった>>669
以上です。
リハビリがてらに書いたストーリーも何も無い短編でシリーズとありますが続くかは未定。
このままお持ち帰りされて犯され続けた結果完全屈服して奉仕するスカサハの話や他のサーヴァントが別のエネミーを敗北姦する話なのかも決めてません
読みにくいところのある文章失礼しました理想郷の士郎×アルトリア、士剣で13レスほどいただきます
ずっと二人でいたら、獣欲露わに激しくすることもあるよね―――ここは理想郷。そして現世から遠いこの場所で誰にも憚らず恋人二人、ともすれば淫蕩に耽ることも多い士郎とアルトリア。平和で平穏な暮らしの中で、まったくお互いに飽きる気配もない恋人達は、時に優しくではなく『もっと激しく』交わることもある。アリアリのアリである。
こんな場所でも道具や衣装すら用意する宛があるというのがなんとも。そしてどちらかのテンションだったりふとしたきっかけだったりで、この日のように獣欲露わの性交になったりもするのだった。
「…………なんですかこれは」
「い、いや、別に嫌なら無理にとは」
理想郷、建てられた衛宮邸ver.2(仮称)の二人の寝室。髪を下して寝間着姿で布団の上に座ったアルトリアが手に持って胡散臭い目を向けながら広げているのは、いわゆるスク水。すくーるみずぎ。しかも旧型。
ご丁寧に白抜きのワッペンで「あるとりあ」と書かれており、JCボディの彼女には間違いなく似合うはず…だが同時にどうしようもない背徳感を感じさせること請け合いの一品だ。
同じく寝間着姿の士郎から差し出されたものだが、彼は果たしてこんなものどこから?…決まっている。あの理想郷の外れに住んでいるグランド夢魔だろう。
「日本の学生が水泳の授業で使う水着なんだ。今は意匠が少し変わったらしいけど」
「下の方に何か隙間があるのですが」
「水抜きだ。その水着の中に溜まった水を出すためのものだ」
なお今ではほぼ絶滅危惧種の衣装で、主にそういったプレイとして使われるとか、水抜き部分は手を突っ込むのに便利だとか、そんなことまでいちいち伝える必要はないだろう。だいたい、後者はどうせ彼女が身をもって知ることになるのだ。
「それで、これを着て、と」
「……あー、やっぱりダメか」>>672
「…別に、ダメとは言ってないでしょう?」
手に持ったスク水に半目を向けていたアルトリアが士郎に微笑んだ。彼女だって、これが実際の用途はどうあれ己の伴侶がいかがわしい目的のために持ち出したことは最初から承知の上。士郎が自分にこれを着させて愛し合いたいというなら、別に否やはないのだ。殿方の悦ばせ方を心得ていた王は現在、殿方の趣味嗜好にも理解ができていた。
「それでは着替えてきます」
「あ、いや、セイバー」
「はい?」
「ここで着替えてみてくれないか?」
「………はい?」
殿方の趣味嗜好に理解がある王は軽くフリーズした。思いのほか恋人のリクエストはマニアックで、……いや、女性が着替えるところを見たいというのはそこまで変な話でもない、と再起動。しかし、これは水着。必然、着替える際は一度全裸になるわけで。
「はあ……わかりました、シロウ。他でもないあなたが言うのなら、そのように」
もちろんアルトリアの一糸まとわぬ姿は士郎に何度も見せているし、どころか彼が触れていない場所などどこにもない。
それでも何か彼女にとっては、別種の気恥ずかしさがあった。
布団の上に立ってブラウスのボタンを一個ずつ外して。スカートのホックを外す。順番に脱いでいって下着姿に。
…後ろに手をまわしてホックを外してブラを取り、下着から……脚を片方ずつ引き抜いた。
なるべく士郎には全部露わにならないように。それでも横から胸の膨らみが見える程度には。それに、形がよくて張りがいいお尻は全部見えてしまうけれど。これも「プレイ」の一環だということをアルトリアも承知している。故に、ゆっくりとそそらせるように脱いでいった。>>673
士郎が喉を鳴らす。
全裸でいたのもつかのま、布団の上に置いておいたスク水を手に取って脚を片方ずつ通し、腰まで引っ張りあげて肩口に腕を通す。
アーサー王@スク水の誕生である!
……いつかのわくわくざぶーんでは白ビキニを選んだ彼女。それ以降も泳ぐときはそういった系統の水着を身に着けてきた彼女だったが、ここに来てまさかの(外見)年齢相応。しかして中身は教育上不適切な行為をPTAが憤死するほどやっているアルトリア。
これはいけない、と士郎は思った。何がいけないって、不老の美少女たるアルトリアだと無理してる感がまったくないのがいけない。
「ど、どうでしょうか、シロウ」
「…………最高だ」
濃紺の記事に包まれ、普段より更に張りを増したかのような尻が目に眩しい。胸の膨らみは押さえつけられてしまっているが、それがまた「あるとりあ」にマッチしてさらにJC力(女子中学生力。魔法少女力の亜種)を誘う。
というかどこからどう見てもスクール水着の金髪外人(若干ロリ)美少女が顕現していた。まさに理想郷である。
そして今のアルトリアの見た目が現代社会で手を出すとマズいゾーンに片脚突っ込んでいようとも、アヴァロンで散々に彼女の身体を貪った今の士郎のストライクゾーンにおいてはやや真ん中より低めのインロー。一番バットを強振できるコースである。
「シロウがそう言ってくれるのであればいいのですが…少し幼く見えてしまうのではないでしょうか」
「いや、全然そんなことないぞ。セイバーはいつもみたいに綺麗なだけだ」
「あ、ありがとうございます」>>674
「……ここまで来たらランドセルも準備した方がいいかもしれない」
「……あの、シロウ。私の身体がシロウの嗜好を捻じ曲げてしまっては申し訳がないのですが」
後に彼女はこの日来ていたスク水にランドセルを背負って尻尾と手錠をして目隠しまで付けることになるのだがこの時は知る由もない。
閑話休題。
「セイバー」
「あぅ」
その場に立っていたアルトリアの手を軽く引っ張ると、勢いのままに彼女の身体は布団の上に胡坐をかく士郎の脚の上に、彼の胸板を背もたれにするようにして収まった。
「それで、その。……いいか?」
「ふふ。もちろんです。どうぞ貴方の好きなように」
首だけ振り返って微笑むアルトリアと士郎が口付けを交わす。
しかし彼女にとって、ここまでの「行為」がどれほど彼を興奮させているか気付かなかったのは誤算だったかもしれない。
士郎が来ている寝間着の帯をといてはだける間、彼の股間のそれは屹立し、とっくに臨戦態勢に入っているのに気づいても、彼がいつもよりも昂っているのは気付かなかったアルトリア。
……今日の夜はまだまだ始まったばかりだった。>>675
「はっ…ふ、ぅ♡…なるほどっ、この水着のこれは…ひぁっ、こう…してっ、使うのですね…っ」
せっかく着せたスク水を半脱ぎにさせたアルトリアの、露出された胸を片手で愛撫し、もう片方の手を水抜きから手を入れて秘所を弄る士郎。
彼女の固くなった乳首の上から胸を緩慢に揉むたびにはぅ、と熱を帯びた溜息が漏れ、水着の中でナカに挿入った指を動かして弱いところを摺り上げるたびに鳴き声と共に身体が小さく跳ねる。
今やアルトリアの身体は、士郎が自在に遊べる楽器か玩具のようだった。
「ほら、セイバー。舌を出して。……んっ」
「ひろ、むぅぅ……、じゅる、はっ♡あゃっ、んんんっ♡」
アルトリアが快楽に振り回されているのをいいことに、犬のように舌を出させてそれを弄ぶ。
お互いの舌を絡み合わせ、……同時にピンと自己主張している乳首を軽くひっかき、膣内の二本の指を軽く出し入れした。
「や゛っ♡…ひっ、はぅ……いっ、い゛ぃぃっ♡…ふぅ、シロウ、そんな、私のっよわいところ、ばかり…!」
「セイバーの気持ちいいところは全部知ってる。例えばここ…とか」
「あ゛っ♡ダメっ、ダメ…ですっ♡そんな、いじわるばかりっ♡シロ、シロウのっせいなのにっ」
口を離してからも蕩け切った声のままのアルトリアの言い分は決して間違いではない。>>676
彼女の身体はもうすっかり士郎によって開発・調教されぬいてしまっているのだ。
何しろ聖杯戦争時、まだ経験が浅い士郎に絶頂を味あわされてしまう程身体の相性がいい二人。それから千年以上の長期放置プレイを経て再会した理想郷において、一体何度身体を重ねたか。
彼女は上手くなったがそれよりもなお、士郎に弱いところをさらに弱くされ、知らなかった快楽を教えられ。気の遠くなるほど気をやり続けた。
そうしてもはやアルトリアの身体において、士郎は彼女自身より熟知するようになってしまっているのだ。
「しょうがないだろ。セイバーの身体が気持ち良すぎるし、感じてるセイバーが可愛すぎるのが悪い」
理不尽なことを言いながら、セイバーの狭くてキツすぎる膣内で蠢く薬指と中指を軽く折り曲げ、上側のざらりとした場所を抑えるように刺激する…と。
「そこっ♡そこっ、そんな、ふうにっ、されるっ…とっ♡」
「簡単にイっちゃうんだろ?いいよ、セイバー。イっちゃえ」
言いながら士郎は胸を弄っていた方の手をアルトリアの首に回して振り返らせて、彼女の口腔内に舌をねじ込み、同時にもう片方の手でナカの弱点をキツく押えた。
「~~~~~っっっ!」
彼女の身体が士郎の腕の中で痙攣した。口を士郎の口でふさがれてしまっているアルトリアの声にならない声と、ぐちゅぐちゅという士郎の舌が彼女の口の中をかき回す淫靡な音が二人の口の中で反響する。
膣内が士郎の指を痛いほど締め付けた。
愛する人に奉仕するのが好きなアルトリア。しかし理想郷で時を重ね、あまりに一方的に嬲られてしまう士郎専用の身体になってしまった彼女は今、女としての快と悦をただただ享受するしかなかった。>>677
くたっと脱力するアルトリアの身体はあの頃の、聖杯戦争時の身体である士郎にとってすら本当に小柄で。
しかもスク水をしている今の彼女は本当に中学生くらいの美少女にしか見えない。そんなアルトリアをここまで「いいようにする」というのは、士郎にとってあまりにも背徳的で、……あまりにも、興奮させられるしかない。
士郎は力が抜けているアルトリアを布団にうつぶせに横たえた。
息を荒げている彼女の水着のボトムを、思い切り引っ張って横にずらす。
「セイバー、それじゃ入れるぞ」
「シ、シロ、…わたし、まだっ……い゛っぁあぅっっっ!!??…………ふーっ、ふーっ♡ふーっ♡……ま、まっれ、」
「ぐっ…!」
余韻が抜けないアルトリアが必死に制止をかけるも、そんなことをしなくても士郎はいきなり動くつもりはなかった。
何しろ彼女のナカは、何と言っても具合が良すぎる。
小柄な身体で騎士として鍛えていたアルトリアのそこはあまりにキツく、一度味わったらきっと他の女性では満足できなくなるのではないかという、正に名器と言ってよかった。
いつか万力とすら言ったそこはすっかり恋人の形を覚えてしまった士郎専用マ〇コと化していたが、締め付けのキツさは未だ健在。
そんなところへ挿入していきなり激しい注挿を始めれば、暴発してしまうおそれもあった。それに何より、アルトリアも痛みを感じてしまうかもしれない。
「はっー、……♡ ふっ♡あっ♡……は、うっぅぅぅ…♡」>>678
だが士郎が締め付けのキツさとすっかり慣れ親しんだ入れ心地と温かさを楽しんでいる間も、アルトリアが落ち着くことはなかった。
どうも挿入れられただけでイってしまい、その後もずっと波が引かないらしい。
彼女の身体をすっかり躾けてしまったこの肉棒は、さしずめもう一人の「ご主人様」と言ってよかった。
「……じゃあ、そろそろ動くぞ」
「ま、まってっ、シロウ、わ、わたし、さっきからイキっぱなしっでっ、……!ひっっ、あ゛っ!やめっ、イ゛いッ、ぐっ♡ひぁっ、ダメっ、だめっ、シロ、おねはいっ、まっっ…!れ♡」
士郎が寝バックの体勢でうつぶせのアルトリアにのしかかり、体重をかけて押しつぶしながら彼女の張りのある尻に腰を叩きつけるたび、肉と肉のぶつかる音と粘性の水音が響く。
「ふーっ♡ふーっ、フーッ♡フーッ♡」
必死に目の前のシーツを噛んで受け止めきれない強すぎる快楽を堪えようとするアルトリアの両手を、士郎の両手が掴んで拘束した。そのままピストンをより激しく繰り返す。
今の彼女はただ蹂躙されるだけの肉オナホ。士郎の肉棒を受け入れるだけで屈服してしまう士郎専用雌穴だった。
「あ゛っ♡お゛っ…ア゛ァッ!ひッ……ぎぃぃぃ!」
食いしばったアルトリアの口から漏れ出る嬌声は濁り、かつての騎士王、あるいは最優のサーヴァント・セイバーとしての面影はどこにもない。ここにいるのはただ、恋人あるいは主人から暴力的なまでの快楽を与えられて悦ぶ、……男に組み伏せられ、蹂躙されるという女の幸福に溺れるだけの少女にすぎなかった。
この理想郷において、彼女は士郎の剣の師匠だが。布団の上では士郎の「剣」に打ち据えられるだけの哀れなアルトリア。>>679
……そうして数十分か、士郎がアルトリアへ突き入れを繰り返した後。
「………ぁっ、………ぅ」
絶え間なく彼女を襲う絶頂は一向に収まる気配を見せず。彼女にのしかかる士郎は乗っているアルトリアの身体がびくびくと痙攣し、また膣内も彼女の意思とは裏腹に士郎の肉棒に媚びて精を絞り出そうとするかのようにうねっていいるのを感じていた。
それはそれで未だ絶品の具合を楽しむ分にはいい。だが、士郎はそこで一度動きを止める。
「ほら、セイバー、顔を見せてくれ………っと」
「……ぅ、…んぅ……!ヒッ、……いぁ」
アルトリアの身体を仰向けにひっくり返す。彼女がずっと噛みついていたシーツは酷いことになってはいたが、それはそれ。
常は凛とした面持ちは涙と涎でぐしゃぐしゃになり、翠眼は潤み蕩けて焦点が合っておらず。口からは言葉になっていない唯の音が漏れ出るばかり。
士郎はそんな意識が消えかけているアルトリアの脚を太股を掴んで大きく開かせ、軽く持ち上げた。無毛のあまりにも無防備な両穴、雌穴どころかこちらも今では士郎のオモチャと化している尻穴までがさらけ出されたが、もはや羞恥など自覚する余裕はアルトリアにはない。
愉しいのはここから。かつての騎士王でありサーヴァント、士郎のセイバー。彼女を、骨の髄までむしゃぶりつくす。
「それじゃセイバー……いく…ぞっ!」
そういって真上を向いた彼女の雌穴に向けて、思い切り士郎が肉棒を叩きつけた。俗にいう種付けプレスである。>>680
普段なら、ここまで士郎がアルトリアに獣欲露わになることは少ない。だが彼女が彼の求めに応じて着替え始めた、行為の始めから今日の彼は酷く興奮していた。
「ア゛ァッイ゛ッっァぁっっっ!?」
ほぼほぼ限界だったアルトリアが、獣のような声を上げる。士郎の全体重をかけられた彼女の身体が押しつぶされ、彼の身体の横から出ているアルトリアの脚しか見えなくなった。
「……っ!セイバーっ…!!」
「ん゛ん゛っ!?ふっぐっ、はむ゛ぅっ、う゛ぅぅぅぅうう゛っ♡」
一突きごとに飛沫が舞うような激しい杭打ちの中士郎はぐちゃぐちゃになっているアルトリアの顔に顔を寄せ、またも己の舌を彼女の口にねじ込んで荒々しくかき回す。アルトリアの目が裏返った。濁りきった嬌声が外に出ることも許されずに士郎の口の中で反響する。
彼女の小柄な身体は秘所に士郎の全体重を受けたピストンの集中砲火を食らう中、動くことさえ許されず、声もまともにあげられず、もちろん抵抗などできはしない。
ただ己の主人から暴力的なまでの激しさで与えられる快と悦を強制的に享受させられること。それだけが今のアルトリアにできることで。
「セイバーっ、セイバー、セイバー…!」
気遣いを一切なくした荒々しい注挿を行う中で士郎も言葉になっているかどうかわからない呼びかけを繰り返す。
普通の女性なら痛みさえ感じてしまうだろうが、もともと頑強な身体を持ち、しかも理想郷の星の数ほど抱かれて花開いたアルトリアの身体は、いっそ被虐的な快楽さえ伴って彼女に気が狂わんばかりの悦びをもたらした。
―――これは、オレのだ。>>681
ここアヴァロンにおける士郎の永劫の伴侶。永遠に美しく凛とした少女。今士郎が嬲り淫靡な暴虐の限りを尽くしている少女。
最初にあったときから変わらない金糸のような髪も、涙の奥に沈んでいる翠の双眸も、王の鎧を剥ぎ取った下にある小さな小さな身体も、15歳の少女の肉体としての指を弾いてしまうような張りのある肌。それに一突きごとに震えて揺れる小ぶりな乳房も、士郎に抱えられて行き場をなくしている美しい脚も。今は申し訳程度のクッションにしかなっていない、度々玩具替わりにされる引き締まった尻も。そして何より、士郎の肉棒に勝手に屈従し極上の締め付けをする性器も。
全てはここにいる限り、衛宮士郎のものだ。彼の心と体が、アルトリア・ペンドラゴンのものであるように。
「ひぃ…ろっ、ま゛だっ、イ゛っ…ぐっ♡イ゛っっぐぅぅ♡」
ぷしゃっ、と士郎は腰に飛沫がかかる感覚をかすかに感じた。アルトリアが潮を吹いてしまったらしい。そして言葉通りまたも絶頂を…いや、もうずっとイキっぱなしなのだ、おそらく本人も何を言っているかわかっていないだろう。
それからも時々、とぎれとぎれのうわごとのような彼女の言葉が届くが、士郎はそれに反応する余裕もなかった。
さすがにそろそろ限界だったのだ。彼の精が身体の奥からこみあがってくるのを感じ、士郎はいっそうペースを速めた。今放出されんとするものを全て、一滴残らずアルトリアに注ぐ。それだけを考えて。
「…、セイバー、いくぞっ…!」
そうして遂に最後の瞬間、無上の気持ち良さを味わいながらアルトリアの身体を抱き潰し、口腔内に舌をねじ込みながら腰をぐりぐりと彼女に押し付け、びゅるびゅるという音を錯覚するほどに白濁を出し尽くした。
「~~~~~~っっっっ!!」
アルトリアの身体が強く跳ねようとするが、抑え込まれているためにことさら大きく気をやってしまったであろう彼女の快楽は逃げ場も無く。ただただ荒れ狂う濁流に浮かんだ木の葉のように翻弄され、
「…ぁ……………………」>>682
微かに漏らした声を最後に力が抜け、動かなくなってしまった。気を失ったらしい。
少しして、士郎も我に返り、……ずるりと、アルトリアの子宮を散々に虐めていた肉棒を引き抜いた。
彼女の愛液と精液にまみれて光るそれは、見るからに今まで入っていた場所と比べるとアンバランスな大きさに見える。
それでもそれを根本まで受け入れてくれる彼女に、士郎は感謝しきりで――そして、急いで頭が涅槃に旅立っている彼女の介抱と後始末を始めるのだった。
「んっ、……んっ、ちゅ、……むぅっ、…ほう、へふか。ひもひ、ひひでふは?」
「ああ、いつもながら最高だ。セイバーは本当に上手だな」
例え頭が焼き切れるくらいの快楽を味わい天国にとばされようとも、もともと体力自慢だったアルトリア。
あれから彼女自身の体液やらプレイ中に引っ張ったりなんだりで酷いことになったシーツを変え、着ていたスク水を脱がせ、身体を拭いてやって寝間着に着替えさせ、すこし休ませてやると、少なくともお掃除フェラができるくらいには回復した。
……と言っても未だ起き上がることすらできない彼女になんとか咥えさせているだけだ。
かなり無理があるのだが、アルトリアの士郎に対する底なしの愛情と持ち前のご奉仕精神がカバーしている。
これで彼女がまだ元気なら、士郎も手を伸ばして彼女の秘所をかき回したり、胸を弄ったりと悪戯をしながらになったりするのだが、さすがに今日はここまで。
「……それくらいでいい。セイバー、ありがとう」
「…ぷはっ。こちらこそ。……いつも、後始末をしてもらって」>>683
「無理させちまって悪い」
「悪いというわりには、かなりその…ケダモノというか」
「う゛」
「ふふ、冗談です。シロウが私の身体で楽しんでくれるというのなら。いくらでもどうぞ」
「……それはまたの楽しみに。それじゃあ、寝ようか」
「はい、シロウ」
にっこり笑うアルトリアを士郎は抱きよせ、軽く口付けた。彼女も目を閉じて受け入れる。
結局のところどれほど激しい交わりであっても、あるいはそれがいっそ強姦や凌辱にすら見えるようなものであったとしても、根底にはそんじょそこらのカップルでは及びもつかないほどの愛があってこそ。
永い永い旅を共に過ごす伴侶。その繋がりはあの運命の夜に会った時よりなお強く。
アルトリアの隣に身体を横たえ、自分と彼女の身体を覆うように掛布団をかける士郎。その胸の中に、アルトリアがよじった身を寄せてきた。
「おやすみなさい、シロウ。いい夢を」
「ああ、おやすみセイバー。いい夢を」
先ほどまで蹂躙していたアルトリアの小さな身体を士郎が抱きしめて、二人とも眠りにつく。……それほど間をおかず、体力を絞り出したアルトリアの、次いで士郎の寝息がかすかに聞こえるようになった。
理想郷においては現世における喧噪も、騒音も無く、たまに虫たちの声が響くのみ。
そうして星の内海の夜は過ぎゆき、また朝日が昇って―――
また、二人の恋人たちの平穏で幸福な一日が始まるのだった。以上です。
お目汚し失礼しました乙
おっつー
セイバーさんシロウ君に甘いここ、特に書かれていないけど女女・男男もOK…?
>>688
構わないはずだよジク北で数レス失礼します
すまないさんがクンニするだけの話です>>690
「本当にそれが『ご褒美』なのかい…?」
「あぁ、それがいい」
北斎の問いに答えるジークフリート。北斎は納得がいかない顔で、しかし彼がそう言うならと無理やり自身を納得させた。
ベッドに腰掛け向かい合う二人。北斎は膝立ちして目線を逸らすと部屋着のショートパンツに手をかけ、そのまま下ろして足を引き抜いた。姿を見せた下着は薄い水色にささやかな花柄が描かれた綿素材の、肌触りが気に入っていると北斎が話していたものだ。北斎はそれに指をかけると、ジークフリートの視線に気がついたのか少し動きを止めつつもゆっくりと下ろしていく。指と時間差で下がっていくパンツはやがて北斎の白い下腹部とを露わにする。ジークフリートはその光景に静かに息を呑んだ。
長らく続いた周回で疲労を浮かべていたジークフリートに、北斎が『なにかご褒美をあげたい』と申し出たのが始まりだった。
北斎は縁あってカルデアで出会った可愛い妹分であり、想いを通わせた恋人でもある。ジークフリートは彼女が何かと自分を慕ってくれる姿だけで満たされるものがあり、触れ合い、人並みに体を重ねるだけで幸福を噛み締めている。
そのため北斎が自分を労って褒美を考えてくれるだけで十分だったのだが、この北斎という娘はどこか自分が役立たずなのだと自虐するところがあり、褒美などいらないと答えれば傷つく可能性がある。それは避けたいと考えたジークフリートは、北斎の満足する、しかし無理をさせず不快にもさせない『ご褒美』を要求する必要があった。
なので。>>691
「……こ、これでいいのか?旦那…」
下着から足を抜いた北斎がジークフリートに体を向ける。両膝をくっつけ太ももをぴったりと閉じているが、下半身は文字通り一糸纏わぬ裸だ。ジークフリートは頷き、上半身を北斎に寄せた。そして北斎の脚に手を添え、ゆっくり開かせる。
「……!」
北斎の顔がサッと赤く染まった。ジークフリートが北斎の開いた脚の間に手を置き、体重をかけ身を屈める。その視線は開かれた両脚の中心の、滑らかなラインで形づくられた秘部に注がれている。
白く、見るからに柔らかく薄い肉に包まれた2つの丘。その谷間には桃色に色づいている。本来ならここに毛がうっすらとでも生えているものだろうが、北斎のここは無毛だった。
ジークフリートはこの無毛の、赤ん坊の頬のような下腹部がとても気に入っていた。肉体の年頃を考えれば生えているのが自然なのだが、北斎は若い精神年齢が反映されてなのか、限界した時から生えていなかったという。初めて体を重ねた夜、北斎は処女であることからの恥じらいとは別に、ここを見せるのをとても恥ずかしがった。口が達者なばかりの子供だと笑われると思っていた北斎が、ゆっくりと手を外しそのつるっとした恥丘を披露した時、ジークフリートにはその北斎の羞恥に染まった表情と幼さすら感じる無毛の光景にひどく感じ入るものがあった。生前このような性癖を持っていた覚えはないが、それからというもの、北斎のこの部分を目にする度、北斎自身に抱くものとは別のたまらない感情に揺さぶられるのだった。
なのでジークフリートは、北斎の提案する『ご褒美』に、ここを好きにする権利をもらうことにした。
「旦那…、あの…さ…?」
沈黙に耐えられないとでもいうように北斎が口を開くと、ジークフリートが顔を上げる。>>692
「駄目か?」
ジークフリートが問うと、北斎は口を噤んで首を振った。北斎が抵抗すれば、ジークフリートはすぐに止める男だと熟知しているからだ。
北斎の意思を確認したジークフリートは再び視線をそこにやり、顔を近づける。
ひんやりとしてゼリーのような弾力の太ももを大きな掌で撫で、揉むように手を滑らせる。北斎の薄い腹に口付けるようにして顔を埋め、腰に左腕を回し、臍に頬を摺り寄せた。目の前にある可愛らしい割れ目に目をやり、人差し指を一本そこにそっと立てる。綿毛を撫でるようなか弱さでクレバスをなぞり、ふっくらとした丘をつんと突く。同じことを何度か繰り返しながらその肉感に目を細める。この、薄いとも厚いとも言い難い肉付きがまたたまらないのだとジークフリートは目を細めた。
北斎はそれらのジークフリートの行動に吐息を零すのに努め、口を閉ざす。ジークフリートが割れ目にそっと指を滑り込ませゆっくり動かすとそこはくちゅくちゅと独特の音を立てて反応する。ジークフリートの太く浅黒い指が、耳たぶのように薄く弾力のある北斎の肉に挟まれ、ぬるぬるの愛液にまみれていく。ぬめる指先に陰核や襞を感じる度北斎が零す嬌声が耳に響き、また目の前にある北斎の内腿がびくびくと震え、鼻孔は雌の匂いに擽られ、ジークフリートの五感は北斎の痴態に埋められていく。
「あっ…」
北斎が零した。ジークフリートが指を抜くと、その指先と北斎の恥部に僅かに糸の橋がかかり、すぐに落ちた。ジークフリートは身を起こし北斎の下半身を持ち上げ、再び吐息のかかる位置まで顔を近づける。北斎はこれからされることを予感し、荒れた呼吸を整えながら生唾を飲む。>>693
北斎の内ももに添えたジークフリートの手が、その親指で割れ目を左右に開いた。桃色のそこはじっとりと濡れそぼり、現れた陰核は鮮やかな色をして刺激を待ちわびるように尖っていた。尿道の下の可愛い口は呼吸するように動きながら胎内から愛液を溢れさせている。
「ひゃっ、あっ!」
ジークフリートは自身の薄く開いた口をそこに押し当て唇をやわやわと動かした。ジークフリートは止めどなく溢れる愛液を厚い舌で掬い舐めとり、陰核に塗りつけるようにして愛で、わざと音を立てながら北斎の恥部を味わう。
ジークフリートにしか見せたことないそこが、彼の口に収まってしまい、征服されていく感覚。北斎は間断なく与えられる刺激と状況から受け取る羞恥とで、頭を真っ白にしながら啼く。
「やぁ、あッ…旦那、…ァんッ…」
生理的に浮かぶ涙で北斎の視界は歪みっぱなしだが、絶え間なく襲われる快感にただ声をあげるしか出来ない。北斎は太ももでジークフリートの顔を挟むように閉じ、その髪に手を添えながら快感を逃がすように体を丸めた。
ジークフリートは北斎のあげる嬌声が仔猫のようだといつも思う。高くて、必死で、甘えるような、か弱いような。もっと聞きたいと胸を踊らせ、大事にしなければと胸を締め付ける、たまらなく感情を揺さぶる声だ。
そんな声を耳元で聞き、うら若い乙女特有の弾力のある内腿を頬に感じ、愛らしい娘の大事で繊細な部分を晒させ、そこに口づけることを許されていることを実感できるこの状況は、やはり褒美に相応しいと思った。>>694
ジークフリートは、奉仕に喜びを見出す男なのだ。
「…ッ…や、やうっ……──あッ…ぁあ…っ…!!!」
小さく叫んだ北斎が体をびくびくと痙攣させた。ジークフリートの口内にはじわりと更に熱を帯びた愛液が広がり、舌先できゅうきゅうと締まる穴を確かめ、北斎が達したのだと悟る。
ジークフリートがゆっくりと口を離し顔を上げると、耳まで真っ赤になった北斎が呼吸を荒げ、放心していた。ジークフリートの姿を目に止めた北斎が唇を軽く噛んで眉を下げる。
「ご、ごめん…な…」
力なく上半身をなげうっている北斎は途切れ途切れにそう口にした。ジークフリートは口を親指で拭いながら謝る必要はないだろう?と返し微笑んだ。北斎はゆっくり脚を閉じ、目を逸らして口を隠しながら小声で呟く。
「やっぱりこれ、全然ご褒美になってなくないか…?おれが旦那にご褒美あげるはずだったのに、おれしか気持ちよくなってないだろ…」
もにょもにょと独り言のように呟きつづける北斎。ジークフリートは覆い被さるように北斎の顔の近くに手をつき、顔を近づけた。
「ちゃんとご褒美だったぞ。俺にとっては」
北斎の、汗で張り付いた前髪を指で撫でてやりながらジークフリートが言う。北斎はホントかよ…と消え入りそうな声で返す。そんな姿にふふ、と笑い、ジークフリートは頬を突く。>>695
「……さて。もう貰うものは貰ったので、今晩はこれで仕舞いにしてもいいんだが…」
そう言うと、北斎が驚いたように素早く視線を向ける。
「続きは…してもいいのだろうか?」
ジークフリートが問うと、食い気味に当たり前だろと返ってくる。ジークフリートとしては、褒美は褒美として受け取ったのでそれ以上の行為は別問題という理屈だったのだが、北斎の心境を考えれば、まぁそうだ。ある程度予想していたとはいえ、そのリアクションにジークフリートは思わず破顔してしまう。
北斎を流れで抱いてしまうのではなく、段階を踏み、大事に愛しみたいと思う。そんなジークフリートの心を知らない北斎は、お預けを食らったような気分だっただろう。
「ホクサイ」
呼びかけると、北斎は体をすぐに起こしてジークフリートに抱きついた。無言でぎゅうと強く抱きつき、体を密着させて小声で呟く。
「旦那もちゃんと気持ち良くなってくれなきゃ、やだからな…?」
ネコのマーキングのように体を押し付ける北斎に、ジークフリートはまた頬を緩ませて微笑む。彼女のこういう健気さが愛しくて、心が満たされるのだ。
ジークフリートは北斎を抱き締めその耳にふぅと息をかける。びくりと肩を震わせる北斎に胸が踊るのを感じながら、北斎をゆっくりとベッドに組み敷き、口づけた。名前欄に入れ忘れてしまったし色々とすまん…
>>697
乙
気遣い合う二人の関係が可愛くて仕方ないジクジャン・士剣前提に、都合のいい世界観でアルトリアとジャンヌの語らい。ちょっと長くなったのでこちらに投稿します。
性描写はないですが性的ではあります世界の裏側において再会を果たしたジークとジャンヌ・ダルク。
理想郷において再会を果たした衛宮士郎とアルトリア・ペンドラゴン。
一度の別離を経て、今度こそ両者星の終わりまで一緒という二組であり、なればこそ、何らかの縁があってもおかしくはない。
人の代が移り変わっても、文明の灯が微かに残る神秘すら駆逐し秘境が暴かれ人工の稲光が世界の隅々まで照らそうとも、彼らは最後の最後まで共にあり続けるのだから。
「もう遠いものです、冬木での聖杯戦争も。シロウと会ったのがどれほど前だったか……それでもあの瞬間を、はっきりと思い出せるのは不思議ですね」
「私もです。ジーク君に会った聖杯対戦、あの時のことが単なる記録ではなく、脳裏に焼き付いているかのように」
「ここにいる貴女は、ルーラーとしての霊基、でいいのですよね?」
「はい。座の本体としての私からの全権委任ですよ」
「……英霊の座というのはあり方が複雑ですね」
ここがいつ、どこであるのかは構うまい。確かなのは丸テーブルを囲んでそれぞれ清楚な白のワンピースで紅茶を飲む二人は、いずれも愛しい人と再会した後で……幸福な恋人生活真っ最中である、ということだ。
イギリスあるいは「ブリテン」がどう移り変わろうと、「フランス」という祖国がどれほど変わろうと、きっとこの先素晴らしいまでに変わりないであろう二人。
「それにしても美味しいですね、このお茶。さすが本場イギリスというものでしょうか」
「このお店は当たりでした。シロウが淹れてくれるものに負けていません。お茶菓子もいいものですし」
「……さらりと惚気てくれますね、王様。私も彼のお茶は味合わせてもらっていますので知ってはいますが」
「べ、別に惚気てなど。いつもの貴女とジークの話を考えればこんなもの、入り口にも達していないでしょう」
「わ、私いつもそんなに惚気てますか!?」
「ええ。すごく」>>701
突如三人いないのに姦しくなった連れ合いだが、生前の責務から解放された彼女らの口軽くなるを誰が責められよう。
まして新婚真っ只中(時間はともあれ気分はそう)であるならなおさらだ。
「大体アルトリアさんだっていつもそんなものでしょう!?こうして会うときはいつも士郎君のことを話の種にして」
「ジャンヌがジークのことばっかり話すからです!まったく、色惚けなんですから」
「色惚っ…!?ま、まさか他ならぬ貴女からそんなことを言われるとは…!さすがにそれは自分を顧みるべきではないですか…?」
「どういう意味ですか!?」
「そのままの意味です!」
いつのまにか二人、持ったカップに入った紅茶があぶなっかしく波打っていた。
もちろん彼女らの恋人も好んでいる服(だからこそ再会時に着ていったとも言える)の純白に染みを作るような事態になる前にソーサーに置くくらいの、あるいはハッとして一度気を取り直すくらいの理性はジャンヌ・アルトリア両者とも残っている。どこぞのピンク髪とは違うのだ。
「……ま、まあジーク君とのことについてはお目こぼしください。私も貴女と士郎君のことについては大人しく聞き手に回りますので」
「……え、ええ。ジャンヌ、貴女とジークの話はその…なかなかに興味深いですし、参考になります。私も女としての恋愛には疎い」
「うーん、私も生前は色恋には縁がなかったので何とも。何せ享年10代ですし。そういうことならまだアルトリアさんの方が」
「とはいえ。貴女も私も、今まさにそれを知っている、と言い換えることができるのであれば。こうした語らいもいいものです」
「それは同感ですね」
幸せのおすそ分け、あるいは幸せの押し売りとも言う。つまるところどちらも自慢の恋人のことを自慢したいのだ。
しかし今のアルトリアがコーンウォールを訪れたところで、ジャンヌがドンレミを訪れたところで知己はおらず、せいぜいマーリンやアストルフォがいいところだが残念ながら二人ともこんな話には向かない。
それに比して、お互い目の前の相手はあまりにも話がしたかった。何せ境遇がほぼ同じなのだから。
これほど恋バナするのに都合のいい相手もおるまい。>>702
「この後はどうするんです?ジャンヌ」
「久々のロンドンです。今頃士郎君と男同士連れ立ってるはずのジーク君と合流して、のんびりデートを楽しんで、その後は…ホテルに」
「……お盛んですね」
「そういう意味ではありません!やっぱりもう、色惚けなのはそっちじゃないですか!」
「で、ですがそういう意味を含んでいなかったと?」
「含んでますけど!」
この場に彼らのオルタがいたら二人して額に手をやったに違いない。恋バナは一瞬にして様相を変えた。
つまりは猥談である。
「アルトリアさんだってどうせ士郎君と一緒によろしくやるんでしょうに、人のことが言えるんですか」
「それは…否定、しません、が……。何しろシロウはその……夜はケダモノですから」
「竜の炉心持ってるのに男の子に負けてしまうって、騎士王の名が泣くんじゃないですか?彼もとんだドラゴンライダーですね」
「……そういうジャンヌはジークに一度だって勝ったことがあるんですか」
「私はただの田舎娘ですし、邪竜のジーク君に負けてしまったところで恥ではありませんから。ええ、彼にそっちの才能があっただけなので!」
「聞くところによると、竜種を操れると小耳にはさんだのですが。本来貴女だってドラゴンライダー資格があるのでは」
「にゃはぁ!?お、おのれあのピンク髪……コホン。まさか言いふらしているのではないでしょうね…?」
話はところどころの脱線を交えつつ、しかして結局のところ彼女らが夜は喰われる側であるという共通認識を再確認するだけだった。
ジークにはなんでもしてあげたいジャンヌと、士郎へのご奉仕大好きアルトリア。恋人への愛溢れる二人としてはあまり好き放題されるのも遺憾であるのかもしれなかったし、実際にベッドの上で全身全霊彼らに尽くしてあげることこの上ない彼女達であったが。
無自覚邪竜ジークと元R18主人公士郎に勝てないのは是非も無し。>>703
「それなのにジャンヌ、貴女は今では邪竜に乗られる方だというのは嘆かわしい」
「アーサー陛下におかれましては、往年の馬に乗って駆けていた時のことを少しは生かせないんですか?」
「今の私は乗られる方ですから」
「開き直った!」
返す返すもこの場の会話を誰も聞いていないのは幸いである。
傍目から見ると絶世の美女美少女が和やかに歓談しているにすぎないが、聞くものが聞いたら血涙を流したかもしれない。
「馬は轡がつけられ、蹄鉄を嵌められ、鞭を振るわれて手綱を引っ張られるものでしょう。――今の私ならその気持ちがわかります」
「あの、そろそろブレーキをかけた方がいいですよ。もうアルトリアさんが色惚けなのは十分わかりましたので」
「『邪竜姿で』などと考えるジャンヌに言われたくはないのですが」
「ぎゃふん」
アルトリアの特攻に自爆で応えるジャンヌ。結局のところそんなことまで話している仲であるからして、イロイロ突っ込むと返り討ちに合うしかないのだ。
それを重々承知の二人。つまり、これは予定調和。丁々発止のやり取りも、それが微笑みを伴うならば心地が良いもの。
「ちゃ、ちゃんとサイズは考えてもらっています!いえ、こちらから奉仕する分にはともかく」
「せっかく貴女の名誉が死後回復したというのに、その様では民草が嘆くどころではすまないでしょうね」
「散々士郎君の剣()と投影()のお世話になっているのを知ったら、仮に未来に蘇ったとしても民に笑われるどころか石を投げられるのでは?」
「……道端に転がるくすんだ石こそ慈しむべきものですね」
「色んな人に謝った方がいいと思います」
お互いに、ではあるけれど。>>704
「話を戻しますけど、アルトリアさんと士郎君はどうするんです?この後」
「……私達も久しぶりにアヴァロンの外に出てきましたから。もう何日か、この辺りを見ていこうと思います。貴女とジークは…」
「フランスへ。目新しいものはないですけれど、やっぱり祖国はいいものです」
「それが何より大切な人と一緒であればなおさら。そうでしょう?」
「そういうこと、ですね。今のところ私とジーク君は方々訪ね歩いているわけですけれど……もし何処かに落ち着くのであればやっぱり故郷でしょうね。ジーク君も、まさかルーマニアに住みたいとは思っていないでしょうし」
「…私はもし理想郷外なら、シロウの故郷の冬木がいいですね。当然私は今もこの島に帰属意識がありますが、あそこには…色々と愛着がわきすぎましたから…。それはそうと、その内また理想郷で会いませんか、ジャンヌ。しばらく来ていないでしょう?」
「ええ、また今度そうさせてもらいます。でもあんまりお邪魔すると、馬に蹴られてしまいそうですからね!つまりアルトリアさんに」
「よりによってそこを引っ張るんですか!?……もう!こちらは客人が来てくれるのは大歓迎ですよ。貴女達さえ良ければ、この後もご一緒するのもいいとすら思っていたところです」
「え…4人で、ですか?う、うーん、士郎君はそれでいいんでしょうか…?」
「シロウも二人のことは好いていますから。問題ないはずです」
「そ、そういうものですか。まあ、私もスワップとかさえなければ、そういうのも刺激があっていいかとは思うのですが…」
「一体何の話をしているんですかっ!?さんざん人のことを揶揄して、やっぱり色惚けなのは貴女の方でしょう、ジャンヌ!!」
「え、ち、違うんですか!?」
「どう考えても観光の話です!他になんだと…」
「観光……そ、そうですよね!まったく、紛らわしいことを言うんですから、アルトリアさん」
「………………………」
「……あの、ひょっとして、やっぱりそれもいいとか思ってませんか」
「…………いいえ!思って!ませんっ!」>>706
乙ー
アルトリアとジャンヌの惚気全開トークすこ>>706
士剣もジクジャンも大好物ですので凄く良き…
似た者カップル同士、ずっと仲良くイチャエロしててほしいしこんな感じでワイ談してたりしてほしい
乙ですカルデアは先日、ギリシャ異分帯を剪定した。
ノーチラス号はノウム・カルデアに無事に帰参し、戦闘データ入力等の残務も一段落した。
マスターの少女藤丸立香は新に召喚に成功したサーヴァントたちや異文帯の神々の背景知るため、ノウム・カルデアの地下図書館で彼らにまつわる本を探すことにした。
司書の紫式部から蔵書の棚の位置を聞き、本を取り出して机に運んだ時だった。
「マスター、マスター」
頭上から声がかかる。立香は上を見上げると水晶の髑髏に乗った少女が一冊の本を大事そうに抱えて立香を覗き込んでいた。
「サロメ。どうしたの?」
「マスター。私、お友だちになれそうな人を探しに来たの。私と同じようにした人の本を探しに来たの」
「じゃあ私と一緒だね。ギリシャで出会った人たちのことを考えたくて本を探しに来たんだ。サロメは見つかった?」
「ええっ!ええっ!とっても素敵な人を見つけたわ!ねぇ、これ見て!!」
少女が胸に抱き締めていた本を広げて見せてくる。
それは画集だった。聖書にまつわる絵画を纏めて特集したものだ。>>709
ページ一杯に描かれた絵画は陰惨だった。
宵闇の中で三人の人物が映る。
きらびやかな服装の美女。質素な服の侍女。
――そして彼女たちに押さえ付けられナイフで首を切られる屈強な男。
題は「ホロフェルネスの首を斬るユディト」。
題の横には小さな字で注釈が書いてある。ベトリアという町をホロフェルネス将軍率いるアッシリア軍が包囲したとき、町に住む未亡人ユディトが彼を誘惑し暗殺したという旧約聖書の物語だ。
サロメは本を見せながらうっとりと語る。
「この人も私と同じように好きな人の首を取ったのでしょう?だって、好きな人だったから褥を共にしたのでしょう?素敵だわ。恋をして、口付けて、それ以上の営みをした上で首を貰うの。――私はヨカナーンにそんなことできなかったわ。したかったのに。王さまに取られてしまうくらいなら、ヨカナーンに捧げたかったのに」>>710
「サロメ?」
サロメの目尻には涙が浮かんでいた。
「ねえ、マスター。『人の夫を奪うは罪人である』。私にそう言ったのよヨカナーンは。お母様は王様に奪われたわ。自らそうあることを望んだわ。でもその時私はまだ子供だったの。お父様のことも思い出せなくなってしまうくらいに子供だったの。それから王様は私を娘として迎えて、私のお父様のようになさったわ。腕に幼い私を抱えて庭を散歩してくださったこともあったわ。――いつしかその手は服の下にも入り込んだけれど」
「サロメ――」
頭上に浮かぶ少女にマスターはなんと言ったら良いか分からないでいた。
「王様は私の歯形のついた巴旦杏を欲されたわ。私の踊りを所望されたわ。――きっと褒章は王様の褥で、私の全てを奪った上で手ずから与えられたに違いないわ。衣を剥ぎ取り、肌を晒して、お母様になさったように私を女にして。真珠色の肌にはこれが似合うと宝石を一つ一つあてがって、孔雀のように飾り立てるの」
彼女はバーサーカークラスの英霊だ。狂気が支配し意思の疎通が困難にもなる。
だが今の彼女は自分と同年代の少女にしか見えない。その目に浮かぶのは哀しみと絶望だった。
「ヨカナーンの首以外欲しくなかったの。それ以外の全ては王宮の全ては王さまの手のなかにあったの。それを選べば私は、私は…」
少女の腕から本が滑り落ちる。小さな音をたて、マスターの手のなかに本は受け止められた。
その音を聞いたサロメははっとしたように傍らのヨカナーンの髑髏を抱き締める。
「――ええヨカナーン。私は、私はあなたが欲しかったの。大好きなの。寂しかったわね。王さまのことなんて話しちゃいけなかったわ」>>712
式部に勧められ椅子に腰かける。温かい紅茶を出され、カップに口をつけると涙がにじんだ。
シェヘラザードがハンカチを差し出す。礼を言ってマスターが涙を拭うと式部が向かいに座った。
三人が揃ってからシェヘラザードが口を開いた。
「画集のホロフェルネスとユディトの絵をご覧になってからサロメ様が取り乱されていたと伺いました。マスターのご心痛お察しします」
「シェヘラザードは、サロメがああなることに気付いてたの?」
シェヘラザードは頷いた。
「以前にも幾度か。聖人のサーヴァントの方やご自分の物語を想起させる本を読まれた時に様子が変わられます。――カルデアに来られたサロメ様は、マスターと絆を育まれてから、時折、ご自分の狂気と向き合おうとなされます。マスターの首を求めてはならないと自省された結果でしょうか。ですが、それは狂気で蓋をした少女の心を露にすること。罪の意識に耐えきれず再び狂気に潜ってしまうのです。サロメ様は狂気に呑まれなければサーヴァントとして成立することが難しいのです」
「――生前のサロメはすごく怖い思いをしたんだって思った。あの逸話も、サロメが王から自分を守るために無理を言ったようにも聞こえたの」
マスターの言葉にシェヘラザードは頷く。
「王家のご出身の方、また私や紫式部様など仕官により宮中での生活を経験した英霊はカルデアには幾人もいらっしゃいます。ですが、サロメ様はその中でも特異な英霊とも言えます。>>713
サロメ様はヘロデ王の姪として育ち、姫でありました。そして王から懸想され、身を危ぶまれる立場でありました。――姫や妃として権威に守られた存在ではなく、私たちのように生き延びる術さえも持たない。宮中の中で飼い殺された、飛べない小鳥であらせられました。その鎖から逃れるために恋の狂気に身を投げ、死後は聖人を悼む後世の信者たちに憎悪された存在。それが英霊サロメであると考えられます」
「物語で宮中に生きる女性の苦悩を書いた身でもありますが、サロメ様のご心痛には想いが至らなかったやも知れませんね。本を読もうとされる方の狂気にどこまで向き合えば良いか。マスターにもサロメ様にもどうして差し上げるのがよろしいのでしょうね」
紫式部も伏目がちに言う。立香も俯いた。サロメの境遇に同情してしまう。そして彼女に何を言うべきかも分からずにいる。
シェヘラザードが手を伸ばした。立香の髪に触れ頭を撫でる。
「――マスター。お一人で背負われることでは無いのですよ。紫式部様もです。どのような結果にせよサロメ様がマスターをご自分の狂気からお守りしようとしたように、私もまた、マスターとサロメ様ををお守りします。物語を語り、お心を慰めます。かつて紫式部様が中宮様になさったように心を尽くします。ここに集うサーヴァントとして決してあなた方を一人にはいたしません」
「――ありがとう」
「シェヘラザード様、ありがとうございます」
シェヘラザードは微笑み席を立つ。
「では、私はこれで。サロメ様に物語を聞かせに参ります。紫式部様、また次も面白き本をお教えくださいね」
「ええ。是非おいでになってください」
シェヘラザードが退室してから式部と紅茶を飲む。それを飲みながら立香はサロメの苦悩に思いを馳せる。
「私、サロメに首はあげられないけど、でも。分かってあげたいと思う」
「――それで良いのだと思いますよ。心に寄り添うことが、絆になられているのですから」
「うん。ありがとう。私もシェヘラザードのお話をサロメと一緒に聞いてくるね。ごちそうさま」
立香は立ち上がる。
「ええ。ありがとうございました」
紫式部に見送られ、立香はシェヘラザードの後を追った。
終わり。乙ー
サロメちゃんのことあまり知らなかったので興味深く読みました
本編での登場が待ち遠しいね>>716
コメントありがとうございます。
サロメは考察すると本当に辛いキャラクターですね。
シナリオで何かよい出会いがあれば良いと思いますおおう貴様、丁度良い所におった。腑に落ちぬ事があるのでわえの問いに答えよ。
カルデアのサーヴァントの中に精霊がおろう、四つ腕の人馬に惚れ込んでおるあの女。奴がな、老人に身体をまさぐられて苦しそうに呻いておったのだが…あれは何だ?
…何だ、按摩…マッサージであったか。女が苦しそうにしていながらも触れられるを良しとしていたのは、自らが求めていたが故か。
しかし…苦痛を伴ってでも求める感覚とは…解れる?わえには良く分らんな。
…よしマスター、興味がわいたぞ。わえが命ずる。わえを解してみせよ。
……は?何故あの老人を呼ぶのだ阿呆、貴様がわえをマッサージするのだ。ロクに知らん奴に身を委ねるなど虫唾が走るわ。
では早速だ、貴様の部屋で始めるとしよう…泣き言など聞かぬよ、邪竜の機嫌が悪かったと思うて諦めよ、マスター?
………………………………
部屋に着いてもまだごねるか…これ以上は貴様の為にならんぞ?
わえに歯向かうというのであれば…霊基の格を上げるぞ?具体的にはあのぶっとい尾で貴様のベッドに寝転がる。…キッヒヒ、ようやく観念したか…それで良い。
―――しゅる…ぱさっ
目に見える姿なぞ仮初であれば、わえは気にせんが、貴様にとっては違うのだろう?
鱗痕はあれど、女体としてわえの身体は悪くは無いはずよ、触れられる事を光栄に思うがいい。
ん…貴様、何じゃそれは?ろーしょん?香油の様なモノ?ソレを使うのかえ?
ほほう、マッサージにも種類がある、そしてあの老人のは『技』を要するから貴様は使えん、と。
良い良い、わえは解れる、というのを味わえればそれでよい。あの女の様に俯せるゆえ、さっさと始めるが良い。ふむ、うむ、んーー…良く分らんな。貴様の掌がヌルリとわえの肌を滑る度にくすぐったく、しかしそれだけではなく…
肩や背を揉まれれば、安らぐような心地は確かにあるのだが…これに痛みが伴うとなると、そうしてまで求めるモノでは無いというか…
…女子を本格的にマッサージするのは初めて? ふむ…この微妙な心地は貴様の至らなさが主因か。
よしマスター。今度からわえを連れ歩いた後は必ずマッサージをせよ。
数を重ねて貴様に『技』が宿れば、わえも解れる事が出来るかもしれぬ。
キヒッ、そう怒るなマスター。ただ付き合わせるだけでは貴様もマッサージに身が入らぬであろう。
だから、わえをきちんと解す事が出来たなら…
―――さわっ♡
その摩羅の昂ぶり、わえが慰めてやらんことも無いぞ?
…うむうむ♪ それでは次もしっかり励めよ、マスター?
………………………………
ほぅ…何となくではあるが解れる、というのが理解出来てきたぞ。肢体の弛緩する感覚、確かに心地よくはある。
十に届かぬ試行で見違えた…否、触り違えたぞ、貴様。
それでは、ようやっと…という感じか、此度はわえから褒美を与えてやるとしようぞ♡おおう♪ 最初に触った時に服の上からも感じ取れたが…中々の逸物じゃの♡
では…貴様はどうしたい?この程度ではまだわえを抱かせてやる事は叶わんが…
…何、口で?…キッヒヒッ♪ マスターは変わっておるのう♡
あー…んぇ♡ わえのこの牙だらけの口を見ていながら、己のモノをしゃぶらせてようとするなど…♡
手で扱いてやる程度で済ませようと思っていたが…気が変わった♪
望むがままにしてやろう…すんすんっ…あーっむ♡ぇるるっ、ちゅぽっ、ちゅぷぷ、ちゅるぅー、れるれるれれるっ…ちゅぱっ…♡
キッヒッヒ♪ 少し舌を這わせただけで摩羅をひくつかせおって…愛い奴め♡
あまり竿を震わせると、わえの歯に当たって痛い目を見るぞ…抑えられそうもない?
仕方のないマスターよの、それではわえの方で何とかしてやるとしよう♪
歯が当たらぬように、あー…この様に大きく口を開けてな…♡
貴様の摩羅を刺激する為に…んむっー♡…この様に唇を窄めて舐ってやるのはどうだ?
わえの顔がひどく間抜けになってしまうが…キヒッ、より一層硬くさせおって、この変態め♡
では間抜け面の女に摩羅を咥えられて…果てるが良い、変態マスター♡
あーむぷちゅ♡ じゅるるっ♡じゅろろぉ…♡じゅぽっ、じゅぽっじゅぽっ、じゅぽっ、じゅるるっ…っぽっ♡
じゅりゅるるるぅ~~…♡レロレロレロレロレロっ♡ ちゅぱっ、ぴちゃ、ちゅっちゅ♡ えれれれれれれぇ…ぇるっ♡
ずるぅ~~~…ベロベロベロベロっ♡んじゅろろぉぉおっ♡ じゅぼっ♡ じゅるぅ~~~…ちゅ、ちゅっちゅ♡
すぅーっ…がもっ♡ じゅぶちゅ♡ じゅべろろろるるろろろろろぉ♡ じゅぞぞるるっ、じゅるるりゅぞぞぞぞりゅ~~っ♡―――びくんっ♡
…っ!…♡
―――ぶびゅるりゅ!ぼびゅぅ!びゅるろどぽびゅるる~~~~!
んっぐ!?♡ ぉご♡ ん、ぐ…んぐっ♡
―――ぼびゅっ!びゅぐんっ!びゅ~~っ!びゅるっ!
ふぐ、ふぐぐっ♡ ほえはへはふ…ふもりだっ♡ しえほのえ…♡じゅるーーっ…ちょぽっ♡
っくっむ、あむ…っむぐ、むぐっ♡ …っっくんっ♡ …はーっ…ふぅ♡
貴様、よくもあれだけ濃ゆいモノを…何度も噛まねば呑み込めなかったぞ♡
さてはわえに慰めて貰う為にずっと溜め込んでおったな?…キヒッ、図星か♪
これは大変だぞマスター、自分の仕出かした事の重大さが分かっておるか?
人の精、それもマスターのモノとあれば、皆無の魔力と言えどもわえにとっては中々の物よ。
それを初っ端からあんな特濃を味あわされてしまったとなれば…なぁ?
今後は先走りを舐め取って、万が一今日よりも薄いような事があれば…そこで舐るのを辞めてしまうやもしれんぞ?キッヒヒ♪ そんな捨てられた子犬の様な顔をするな。わえとしても出来れば楽しみたいと思っておる…そこでじゃ。
ほれ、こっちに寄れ。貴様の袋に触るぞ、驚くなよ?…んー、よし、こんな物かえの。
何をしたか?何、大した事はしとらん。ちいと魔力を込めてやっただけよ、濃ゆいのが作れるようにな。
…キヒ、キヒヒヒッ!邪竜から玉袋に加護を籠められる男なぞ、貴様が初めてではないか?
マッサージが今日と同じくらい解せれば、今日と同じようにしゃぶってやるし…
今日より更に心地よければ…それ以上も、な?期待しておるぞ、マスター♪ヴリトラが性癖に刺さったので書いてみました
個人的にSSだとぐだは喋ってない方が好みなのでヴリトラの語り口調形式で
ただこの形式は口上トレスが上手く行ってないと誰コレになってしまうのでヴリトラに見えるか教えて頂けるとありがたいです(途中なのですが、それが知りたかったので投稿しました)
あとぐっさんパイセン、ダシにしてスマンヴリトラ感出てると思うよ
続きお待ちしてます!ありがとうございます
まあSSだと感じまくって余裕無くしておんおんおほおほ喘ぐのが大好きなので口調が崩壊するんですけど(本末転倒)
と言うわけで中編貼ります。何か即堕ちします。うむ、今日も今日とて飽きもせずわえを連れ回したな、貴様。
というわけで何時もの様にマッサージをしてもらう訳だが…貴様も随分慣れてきたものだな。
たっぷりとわえの肌を堪能し♡ 解した見返りにたっぷりとわえの口を堪能する♡
なので更なる解されを目指し…今日は少しばかり趣向を変えようではないか。
尾があるので仰向けには寝れんのでな…わえはベッドに腰を掛けさせてもらうぞ。
キヒッ、ようやっと気づいたか…いつもは背中と尻だけであったが…前もマッサージをさせてやろうではないか♪
最近は貴様からの視線が、何やらわえの尻だけではなく胸にも感じる事が多くてなあ♡
心優しいマスター様は、こちらを揉み解せていない事に傷心されているようではないか♪
マスターの心を鑑みる、良く出来たサーヴァントだとは思わないかえ?♡
キヒヒ、顔を赤らめながらもしっかりと摩羅は滾らせおって…♡
ほれほれ、さっさといつもの様に助平に手を這わせ…何じゃ貴様?ローションをにゅるにゅると自分の手で絡めて弄びおって。
…わえが冷たくない様に手に馴染ませている?俯せだから見えてなかっただけでいつもしていた?
…ん、そうか…良き気遣いであるぞ、マスター…ん、…んん?
い、いや何でもないぞ、さっさと始めるが良い。
(何じゃ今のは…触られてもいないのに、胸の奥の解れるような感覚は…)―――ぬるん、にゅるんっ、もみゅ、むぎゅ、にゅるにゅぅるにゅるるっ…
んく、んっ♡ あ、あんっ、はあ♡ …っくぅん♡ あん、あぁんっ♡
(な、何じゃこれは…わえを触る掌以上に、わえの身体が熱うなってゆく…♡)
―――もみ、もみっ、もみゅ、むぎゅ、にゅるにゅぅるにゅるるっ…
ふ、ふぅ…た、丹念に胸を揉みしだきおって♡ どれだけ、んふぅ♡ 揉むつもりじゃ貴様♡
(この蕩けた声音…これが本当にわえの声なのかえ…?)
は、張りとか弾力など、良く分らんが…そんなに良いのか?…っ♡ そ、そうか♡ 斯様に気に入ったのであれば…んっくぅ…っ♡ 夢中になるのも、無理からぬ…んん~っ♡
(仮初の姿を褒められただけなのに、何故わえはこれほどの歓びを感じているのじゃ?)
―――たぽん、たぽっ、たぽたぽたぽたぽっ…
んんんひぃ!?♡ わ、わえの胸で遊ぶな痴れ者ぉ!♡
(こ、こんな揺するだけの児戯にも感じ入ってしまっておる♡ そ、それに…わえの腹が…♡)
ま、マスターよ?胸に熱心なのも構わぬのじゃが…他の所も解してはくれんかね♡
―――かぱっ♡(あ、脚を自ら開いて…疼いているとは言え、わえは何を!?)
な、何やら胎の下がきゅうきゅう疼いての♡ 解れているとはとても言えんぞ♡
(前を触らせるのはこれが最初であるのにっ、いきなり此処まで媚てしまうなど…)
ほれ♡ 見るがいい、わえの『ほと』を♡ ローションは自前で用意した故…な?な?♡ 指で、中から按摩をしてはくれんか?
(だが止まれぬっ、この熱に浮かされる様な、不可思議な感情に抗えぬ…!)
―――つぷっ、にゅるん♡
…ほっ?♡ ?♡ …おおおおっ!?♡
―――にゅこにゅこ♡つぽつぽつぽつぽ…♡
おっ♡ お゛~っ♡ すっご、イィ…♡ ほっ、ほおおぉ~!♡ すっごお…♡
(指♡ わえの中を弄って♡ 滅茶苦茶にされておる♡)
ほっ♡ ほっ♡ ほっ♡ ん゛ぅおぉ゛っ!?♡ おっおっ゛!♡ ほひっ、ほぉ゛~~!♡
(明らかにおかしい♡ だっだが♡ 何ゆえかは後で考えるっ♡ 今はもっと♡ もっとじゃ♡)―――ぐにゅ♡ ぐじゅうぅ…♡ ぬぽぬぽぬぽ…ざりっ♡
ひっ?♡ きひっ!?♡ おっ、おぉっ♡ お゛お゛おおぉぉ~~~~っ!♡
―――ぶしゅ♡ぷしゅっ♡
な、何か出たあ!?♡ だがっ、知らぬっ♡ 今はどうでも良い!♡ マスター♡ マスター!♡
ソコ♡ さっきの所♡ 指の腹でっ掻いてくれ!掻けっ♡ すごっ、すごかったぁ♡
―――ぬちゅぬちゅにゅちゅ…ざりっ♡ ざりっ♡ ざりっ♡ ざりざりざりぃっ♡
ふぎっ!?ひっひぎいいいいぃぃl~~~!!♡ ふんぐううぅおぉぉぉ~~~っ!!♡
ソコっソコぉ♡ すごっすご、おっおっ♡ お゛ぉぉぉぉ゛~~~…っ♡
―――ぶしゅっ♡ぷしゃ、ぷっしゃぁ~~~♡
掻けっ掻けっ掻けっ♡ 掻け掻け掻け掻け掻けぇ!♡
わえがコワれるまで掻けっ!♡ずっとっずっとじゃ♡
おおおおおおおぉっ♡ お゛お゛ぉ♡ あ゛おおぉぉぉ~~~~♡へぇー…♡ へぇー…♡ へぇ~~…っ♡
―――がくっがくがく♡びくんっ♡
すっ…すご♡ すごぉ…♡ ほおぉ♡ こ、腰のっ痙攣が止まらぬ♡
―――…ちょろ、ちょろろっ…ぢょろろろぉ…♡
おっ♡ ち、力が入らぬ♡ も、漏らしてしもうた…♡ キヒヒ♡ マスターよ、今までで一番良かったぞ♡
ふぅ~…ようやっと落ち着いたが、冷静になって考えてみると…わえ、解されすぎではなかったか?
貴様、わえに何かしたか?…特に何もしとらん?あまりの感じっぷりに貴様も驚いている?
ううむ…まあ考えても分からんものはしょうがない。良し悪しで言えばわえには大変良かったのだし。
ではそれは一先ず置いといて…貴様に褒美をくれてやるとするか、キヒッ♡ 今までとは比較にならん程に解されてしまったからのう…ほれ、その摩羅、我に差し出せ。
―――ぶるんっ!…ピチャ♡
キッヒヒ♡ わえの痴態で摩羅が先走りでびしょ濡れではないか♡ 飛び出た勢いでわえの顔に汁を飛ばしおって♡
それでは褒美じゃ…いつもは一度しか果てさせておらんかったからのう♪ちゅ、ちゅっ…♡ 今日は出し尽くして萎びるまで搾り取ってやろうぞ♡ 覚悟は良いか?マスター♡とりあえず中編はここまでです
⑤のパートタイトル入れ忘れてしまいました、すみません>>562
>>732
「んむっ……んん!……ぅん……」
サーヴァントとヒトの膂力の差は歴然だ。どれほど藻掻いても、腹上の美剣士はびくともしない。レティシアをキスで沈黙させると、すぐさま舌を絡め取り、唾液をたっぷりと流し込む。一瞬の夢見心地に囚われた少女を見逃さず、巧みな舌技で口内を蹂躙していく。
「ぷ、ぁっ……デオンさん……こんなこと、いけな……」
「いけない?はて、この先の展開を期待しているのは君のほうではないかな?」
レティシアの雛先を騎士の指先が捉える。
「あ゛っ……くはぁ……っ」
とろとろと溢れ出す濁った本気汁。只でさえ淫熱に灼かれ続けている身体は、ミシェルの責めで昂ぶりきってしまっている。堪えることなど不可能だった。
「挑発も度が過ぎるといけないよ……」
デオンが自らの下腹部へ指を這わせる。下半身にぴったりと貼り付いたレギンスに、妖しい文様と共に隆起したシルエットが浮かぶ。レティシアの手を握り、秘所に触れさせると……
「ミシェル、いえデオンさん……これ……」
女性にあるはずのないモノ。逞しく熱を持った逸物が、デオンの股座に屹立している。
「あるときは騎兵隊長、またあるときは社交界の華。男でも女でもなく、そのどちらでもある。私は白百合の騎士……ただそれだけさ」
「(彼の自己暗示スキル?いえ、そうする理由がない。一体どうしてしまったのですか、シュヴァリエ・デオン――!)」
「(取り乱しすぎだよ、ジャンヌ。こちらに思考が筒抜けだ)」
「(……!)」
「(理由?簡単だよ。ふたりが交わりを望んでいるからさ)」
「(ありえません!口を謹んでください!)」
「(言わせて貰うが、貴女は人の欲望というものに疎すぎる。ミシェルがレティシアに抱いている気持ちを、一瞬でも考えたことがあるかい?レティシアがなぜミシェルを求めたか分かるかい?)」>>733
「(それ、は……)」
「(犯されたことはあっても抱かれたことはない……少女にとってどれほど辛いことか、貴女は全く理解していない。ふたりを満足させることが私の今宵の仕事だ。邪魔をしないでくれ)」
指を絡め、股を割り裂く。薄布を破り捨てて露わになったデオンの陰茎が秘裂へ狙いを定め――
「(これ以上は……レティシア、変身を!)」
「――っ!」
組み伏せられたまま変身を遂げる。しかし、悪を蹴散らす凛としたヒロインの姿はそこにはない。紅潮した肌に汗を滴らせ、はしなたく大股を開いたままの――変身前と変わらぬ痴態。
「(そんな……ちからが――でない……)」
「(魔力は確かに回っています。なぜ……?)」
「どうしたんだい?抵抗の意思はないと、そういうことかな?」
懸命に身体を押し返そうとするジャンヌをあっさり制圧すると、ショーツ越しに船底を刺激する。びくっと腰が震え、堪らず喘ぎ声が漏れる。
ぬちゅ。ぐちゅ。ぷちゃあ。悶えるジャンヌの姿を見やり、わざとらしく水音を立てて責め立てる。端正な顔に浮かぶ嗜虐的な笑み――
「変身したばかりだというのに、もう出来上がっているとはね……」
「これは、あなたがっ……」
「では私のせいかどうか試してみるとしよう」
既に濃い染みを作っているショーツにペニスを擦り付け、腰を動かし始める。
「は……ふっ……く、ぅん……あん……はくぅうぅ!」
「そんな甘えた声で。欲しがっているようにしか聞こえないよ?」
雄々しい肉棒がアワビを割り裂き、クリを押し潰す。リズムと角度を変えながらの責めは慣れることを許さない。>>734
「あっ……!あぅ……んぅっ……!」
コスチューム越しの素股に鳴かされ、堪らず腰をにじり付けてしまう。己の余りの貪欲ぶりに、掌で顔を覆うジャンヌ。
「恥じなくていい。身体が欲しているのだから、今はその欲求に従うべきだ」
暗に屈服を迫るデオンの甘言を必死に否定する。
――決して従ってはいけない。アレを挿れられてしまったら、わたしはもう――
「意固地な……!」
サイドの結び目を千切ると、ぬるぬるのショーツでジャンヌの口と鼻を覆う。
「むぐっ!?んむぅうう……ふぅううんんっ……!」
饐えた匂いが鼻腔を満たし、悪と戦うためのコスチュームに染み込んだ愛液が口内に滴る。変身したにも関わらず、弄ばれ、汚され、心は折れる寸前。それでも、ヒロインにとって――いや、ヒトにとってあまりに屈辱的な仕打ちを許すまいと精一杯の視線で抗議する。
潤んだ瞳でこちらを睨みながら、懸命に腰を捩り逃れようとするジャンヌ。そんな仕草が、デオンにとっては鬱陶しくも愛おしく映る。
「お気に召さなかったようだが……もう我慢の限界らしいね」
「くぅ……」
否定できない。ブラなど付けていない胸の頂点は固く尖って浮き上がり、疼きが止まらない女陰は今か今かと挿入を待っている。汗に塗れ息を荒げる聖女の艶姿を前に、辛抱できる男などいない。内股を押しのけ、両腕を押さえつけての正常位。その美貌からは想像もつかない反り返りが陰唇へ触れる。
「あっ……うぅ……っ!?あああっ!」
一気に貫かれるものと覚悟していたのに、亀頭が激しく膣口にキスを浴びせてくる。雄の象徴から伝わる熱がより一層ジャンヌを昂ぶらせる。あくまでも強いることはしない。彼女自らが犯されることを望むまでは。
「(我慢、しなきゃ……)」
「無理は良くない。諦めて身を委ねるんだ……」
ごぽごぽと愛液を零す秘所にほんの少し、肉棒が食い込んだ。
「うぁ……あぁああっ!?こんなっ、こんな、はずっ」>>735
絶対に求めたりしない。己の意思とは裏腹に、限界をとうに超えていた肉体が――貪欲な陰唇がデオンのペニスに吸い付いていく。
「はぁああぁううっ!?なかぁ、入って……」
十分すぎるほどに解された媚肉は何の抵抗もなく侵略者を受け入れ、膣襞は雄々しい逸物を最奥へと誘う。いちばん敏感な場所で他人の体温を感じたとき、遂にジャンヌ・ダルクは現実を受け入れた。
「今のキミは戦士じゃない。ただの女の子だ。だから、いいんだよ……」
甘い囁きで少女の心を掻き乱しつつ肉茎で弱点を探り出す。
「はっ……ぐ、ぅ……おくっ……とどいてぇ……」
「奥、か」
腰が尻肉に叩きつけられる。亀頭で子宮口をノックされると、電流にも似た快感が総身を駆け抜けていく。
「はうぁああああっ!?ああぁああっ……だめっ!だめ、なのにぃ……」
男のものを待ちわびていたかのように膣がうねり、襞が絡みつく。至高の名器がデオンの男根を包み込み、吐精を促してくる。想像以上の「強敵」を相手に、美剣士は次なる手を繰り出す。
「アサシンもキャスターも自分の快楽しか追い求めていなかった。まるでなっていない。本当のセックスは……こうするんだ」
自らも法悦の中にありながら、最適な肉体を強くイメージする。伽の最中にスキルを発動させる、その意図は――
「あぁ……!?デオンさん、の……がっ……かたひぃ、かわっえ……」
みちっ!めりっ!ぐにいいい!
ジャンヌの膣に挿入されたままのペニスが、自己暗示スキルによって形を変える。みっちりと膣道を埋め尽くすサイズ。抜き差しの度にGスポットを抉るカリ。最奥をこじ開ける亀頭。ジャンヌ・ダルクを堕とすためだけの、究極の快楽兵器へ変貌していく。
「こんなっ……む、り……あ、あ。あぁあああ!ひああぁあぁあぁあ~~~!」
ぶしゅぶしゅぶしゃあああああ!
――私のためだけのおちんちん……?そんなものに……勝てるはずが――
脚を高々と跳ね上げ、海老反りになった身体がガクガクと痙攣する。敗北潮噴き絶頂を極め息も絶え絶えの少女に、デオンに変わって「あの女」が語りかける。>>736
「ふふ……他愛もない。ふたなりチンポなんかにイかされた感想はいかがですか?」
「あなたは……あなた、がっ……」
「お初……ではないですね。レティシア、それにジャンヌ・ダルク。私、殺生院キアラと申します」
「(やはり、ミシェルは操られ、て……うあああぁああっ!?)」
腰を引かれ、巻き込まれた襞と傘に刺激された急所が凄まじい快感を送り込んでくる。そこへすかさず長大なストロークでねじ込まれる。一回、二回。僅かそれだけで再び昇り詰めてしまう。全身の力が抜けているのに、もっと犯してとばかりにアソコはペニスを咥えて離さない。
「こうもあっさり絶頂するなんて。堕ちたものですね……正直な身体に免じて、優しく犯してあげましょう」
膣内に挿入っているだけでイかれさるほどの凶器を前に為す術などない。突かれる度に意識を飛ばされ、抜かれる度にラブジュースを掻き出される。
ぐぷっ!ぬぷっ!じゅぽっ!
「あ゛っ……ん、ぅ……ひぐぅ!うああぁあ!」
組み敷かれ悶絶するしかない変身ヒロインの姿に気を良くしたか、キアラは結合したまま体重を乗せた寝バックの体勢でジャンヌの雌割れを穿つ。
「くふっ!?あう!んあぁあぁっ!?」
内蔵を押し上げるピストンに目を剥いて悶える聖女。子宮口はあっさりと突破を許し、奥の奥まで肉槍に貫かれてしまう。シーツをぎゅっと握りしめて快楽に耐えようとするも、キアラがそれを許す筈もなく。
ぱしいいいん!
「ひあぁああああっ!?」
目の前で弾む桃尻に平手打ちを見舞うと、痛みに身体を震わせて背を仰け反らせる。可愛い反応に陵辱者の責めが加速する。
ぱしん!ぱしん!ぴしゃああ!
「あん!はぅう!んあああっ!あああんっ!」
もっと打って、と突き出されるヒップに強烈な一撃を見舞う。
「うああぁああああああッ〜〜!!」申し訳ありません、色々試したのですがNGワードが表示され続ける状態で……
どの単語がNGワードに該当するのか分からず(文章の大半がNGワードっぽい感じなので余計に)詰まってしまいました。
解決できしだい続きを投稿します。>>737
アクメの余韻も引かぬうちに、背面座位を取らされ身体を持ち上げられていく。突き刺さった肉棒が抜けきるかという所から急降下。膣にぴったりのサイズのペニスが子宮もろとも臓腑を押し上げ、途轍もない刺激が快楽中枢を滅多打ちにする。腰が跳ね指先まで身体が硬直する、その瞬間――キアラがミシェルの声音を使って囁いてくる。
「イって?レティシア……」
「あぁああううぅぅうぅうう!い、イく……いっくうぅぅうぅ!うあ゛ぁああぁっ!イッてるの、にぃ……またイク、イかされひゃぅううぅう〜〜!」
湯気だった本気汁を噴き上げ、激しいオーガズムに打ち震える。波が引き切らないうちに充血したクリトリスを集中攻撃され、再度の絶頂。身体のコントロールを失い、イき過ぎて射乳しながら崩れ落ちるジャンヌ。
「う゛ぁ…‥ぁ、あん…‥」
「(聖女様……いったい、どうすればっ……)」
朦朧とする意識のなか、彼女に力を貸す聖処女に問いかける。
「(わたし、も……くぅっ……感じすぎて、力が……)」
「(そんな……)」
死地を潜り抜けてより強固なパスで結ばれたふたり。それはより強い力を発揮できると同時に、互いの感覚や痛みまでも分かち合ってしまう諸刃の剣。ことこのような局面にあっては、レティシアもジャンヌも等しく身体を征服された雌――戦う力を失った敗者なのだ。
「どうですか?魔力が失われていくのがわかるでしょう。快楽こそが我が力。貴女たちを泳がせていたのも力を得るため。犯して、苦しめて、そうして快楽に溺れていくほどに、貴女たちは弱り、私は強くなる。セラフィックスで失った力を取り戻すことができる……」
「セラフィック、ス…‥?」
「まあ、知る必要もないことですが。一つだけ伝えておくとすれば、私はお遊びの聖杯戦争より、貴女たちがよがり狂っている姿を見たかったということだけ!」
「(やはり彼女が全てを仕組んで……)」
「(あの人さえ倒せば、終わる……!)」
震える身体に必死に力を込める。取り憑いた女をーー洗礼詠唱か何かでーー祓えばミシェルを救うことができる!微かな希望を見出したかに見えた、が。
「ええ。私を倒せば全て終わり。でも、この子は倒せないでしょう?」>>739
「レティシア……」
少女を包んでいた邪気が引いていく。ぼんやりと呟く声は紛れもなく大切なルームメイトのもの。
「まだ、意識が…‥!」
キアラが彼女たちを「乗っ取った」時は半ば諦めかけていた。英霊か、あるいはそれ以上の存在かもしれない魔女に支配されて、無事で済むはずがない。でも、まだ間に合うかもーー
「あなたの中に魔物がいるんです……あなたは操られていて!こんなこと、もう終わりに……」
訴えの途中で荒々しく押し倒された。
「そんなの……知らない。あたしはあたし」
「え……?ひあああぁあああああっ!?」
何の前触れもなく、一切の躊躇なく、ミシェルはレティシアを貫いた。
「あぐっ……なんで、どうして……?」
「あたしがあんたを犯したいから。それだけ」
ルームメイトの美少女を手中にできる。武器も使わずあのジャンヌ・ダルクを好きなようにできる。これが、雄の強さかあ。
「最高……」
片脚を担ぎ上げ、側位でジャンヌを犯し抜く。変身していても啼き声はレティシアのままで、それが余計に征服欲を掻き立てる。
「んくぅううっ!ふか、いぃ…‥!あ゛ぁあ!そこ、やぁああああっ……!」
「この間さ、男連中にヤられてたでしょ。あれさ、気持ちよかったの?」
「そんな、わけっ……!はぁう!うあっ!ああぁ!」
「ふぅん。じゃあ、あたしのは?」
「……きもち……」>>740
言い淀むレティシアに苛立つ。デオンに変身していて尚ありえないほどの力で碗甲を握り潰し、細腕を押さえつける。胴鎧を剥ぎ取り、ヒロインをただの女へ貶めていく。
「やめて……わたしたちが、するなんて……おかしいですっ!」
ーーこの後に及んでーー
「答えて。あたしのチンポはどうなの!?」
乳腺まで浮き上がらせた乳首を絞り上げ、同時にクリを虐めながら問い詰める。3点同時責めに屈し絶頂させられて、母乳を噴きながら敗北のワードを叫ぶ。
「うぁ……あああああッ!きもち、いい……っ!気持ちよすぎて……わたしっ……」
もう言葉は不要だった。獣のように交わった。レティシアをねじ伏せ、心も身体も支配することに至上の快感を覚える。か弱い喘ぎもイキ顔も、専用オナホールのような肉壷も、全て全て愛おしい。思いがピストンを加速させ、裡から滾りが昇ってくる。
「レティシア……すごい、よぉ……なか、気持ちよすぎて……!」
「ミシェ……ル、正気に……もどってぇ」
返答はない。快楽の渦の中ミシェルは無我夢中で腰を振るい、休むことなくジャンヌを責め立てる。途中何度か彼女が気をやってもお構いなし。ひたすら突いて突いて突きまくった。
「ああっ!ぁん!やあぁ……はや、いぃ……!」
凶悪なペニスに膣内と子宮を蹂躙される。愛液が弾ける音、腰が尻肉を叩く音。それらが一層無力感を煽り立てる。
「かはっ!あ、あぁあ!ああん!あんっ!やめて、ミシェル……こんな、こんなに突かれたらっ……!」
「突かれたら!?イッちゃうの?イッちゃうんでしょ?」
「あぁあああ!そうなのっ……イッちゃうのっ!」
たぶん、これはレティシアの悲鳴だ。正義のヒロインじゃなく、欲求不満な女のコの叫びだ。そう。これが聴きたくて――
「分かるよっ!あぁキてる!これっ……わたしもイクッ!」
「そんな……あぅう!イ、イクって、まさかっ……」>>741
ピストンが加速する。息づかいが荒くなる。愛液を飛沫かせて腰を叩きつける。
「――――!」
「うわぁあぁあぁあああぁあ!でてっ、出されてぇっ!わたしいっ……イッ……イクイクイッちゃ、ううぅううううぅううぅ〜〜!」
夥しい白濁がジャンヌの胎内に放たれる。子宮をマーキングされ、理性がどろどろに蕩かされていく。本能的に子種汁を搾り取ろうとヴァギナが収縮を繰り返す。
「あああああ!締まるっ!レティシア!レティシアッ!」
滾りを子宮にぶちまける。腰をがっしり掴み、子種の一滴まで余さず注ぎ込む。
「ミシェルっ……もぉっ……だめ……赤ちゃん、できちゃうのっ……!許して、おねが……」
「うるさい!孕んでよっ!わたしの子供を孕んでよ!」
際限なくイキまくるジャンヌの身体を抱きすくめ、尚もミシェルは射精を続ける。戦友がぶつけてくるあまりに純粋な衝動に、変身ヒロインとしての矜持すら打ち砕かれていく。
「あ゛はぁああああぁああああ!なか、いっぱひにぃ〜〜!だめぇぇええぇえ……ッ!」
ぶしゃぶしゃ!じょばあああああ!
ドロドロのペニスが引き抜かれると同時に、腰を浮かせたM字開脚から大量潮吹きと絶頂失禁。股間から収まりきらない精液を溢れさせ、雌牛乳首から止めどなくミルクが湧き出る。長い長いアクメのあと、ジャンヌは糸が切れたように倒れ込んだ。
「ぁ――あ、ぁーー」
「あは、はははっ!妊娠しちゃうね、レティシア……でもまだまだ。もっともっと、愛(こわ)してあげる……」
「(レティシア……もう、彼女は……)」
「(いや……いやぁぁあああぁっ!)」
ミシェルは戻ってこないのだろうか。助けることは叶わないのだろうかーー
「どうでしたか?私が彼女を操っていると、まだ信じているのですか?仮にもお友達なら、あの子の気持ちをもう少し理解してあげるべきでは?
「……」>>742
無言で目を伏せる。言い返すほどの余裕も体力もない。虚ろな目で項垂れる救国の聖女をキアラがわざとらしく挑発する。
「呆気ない。この有様では私を倒すなど夢のまた夢。聖処女……ああ、とっくに処女ではないけれど……ジャンヌ・ダルクの戦いはここで閉幕なのでしょうか?」
目の前に悪の首魁がいるというのに、身体は言うことを聞かず、ただただ嬲られるだけ。辛うじて維持できていた僅かな武装も霧消し、力なくデオンの腕に身を委ねる。朦朧とする意識の中、三人の声が代わる代わる脳内に響く。
「可愛い。肩肘張ってる時よりずっとね。まだ始まったばかりだよ……」
「あんたはあたしだけのもの。誰にも渡さない。」
「そして全員、私の糧と消えるのです」
叩きつけられるミシェルの欲望に抗えない。卓越したデオンのテクニックに太刀打ちできない。そしてキアラの悪辣な責めに抵抗の意気さえも挫かれてゆく。ピストンを送り込まれればあっさりイき果て、母乳が溢れればそれを舐めさせられる。クリを弾かれて潮を噴き、弛緩した尿道から小水が飛び散る。イけばイくほど快楽に飲まれて魔力が霧消し、イく度にキアラは力を取り戻していく。
「(わたし……)」
「(たち……)」
「「(もうダメ、なの……?)」」>>743
途中色々ありましたが以上です。
メイン人格がコロコロ変わるので分かりづらくなってしまいましたが、シーン通して生やしたデオンがジャンヌをガン責めしてる絵を思い浮かべて頂ければ。
身内に弱いのは変身ヒロインの鉄則。ジャンヌ&レティシアは完全にやられっぱなしですが、変身前にミシェルちゃんにベッドでノックアウトされたのが響いて第2Rは戦いにならないという状況です。
過去分のPixiv掲載も月内にはスタートできそうです。登場キャラを変えたり、エネミー戦も交えながら飛ばした部分を補足していく予定です。続きを投下します、ヴリトラの性癖開示前に書き始めたんで誰コレ感つよいんですけど許して
>>730
マスターめ、わえを連れ回した後はマッサージと決まっているだろうにミーティングなど…さてどうやって暇を潰すとしようか…早う戻っては来ないか…ん?んん?んんん???
…思い返すと最近のわえ、あやつと乳繰り合ってばかりではないか?
わえは邪竜よ、自らの欲だけで動く魔よ。それを改めるつもりは全く無いが…だが、だが…あやつに着いて行き、ひと働きしたらその後は嬉々として…そう、嬉々として!この身体を弄らせておる。
堰界竜と呼ばれたこのわえが!心地よくあるとは言え、ヒトの掌を求めてしまっておる。…と言うか、冷静になって己の状態を見れば…わえの『ほと』、とんでもない事になっておらんか?
まずは『ほと』の上の突起じゃ、これをあ奴にうまい具合に弄られると…痺れるような心地よさが全身に奔る。
―――…ぷくっ♡
んっ♡ こうやって少しでも意識すると、期待して勝手に飛び出てきおる…他にも胎の中の指を少し潜らせた所にある前側のツボ…これをあ奴に触られると、もう気持ち良くなる事しか考えられん。
―――じゅんっ♡
うう♡ 思うだけでこうも簡単に濡れてしまうとは…♡ 明らかにわえの身体はおかしくなっておる。更に一際厄介なのは胎の奥よ、サーヴァントであれば身ごもる事など有り得んのに、備わっておる子袋、この入り口…♡
―――じぃんっ…♡
あ、ダメじゃ♡ 思い出しただけで疼いてきおった♡此処を優しく解されると至福に満たされて…それしか覚えておらぬ。何かを口走っている気がするが全く記憶が無い。
いかん…いかんいかんいかん!堪らん、違う!いかんっ!どう考えてもこのままでは宜しくない!しかし、あやつに解される気持ち良さを捨てるのはあまりに勿体ない……ん?あやつに…?そうじゃ!わえ自身がわえを解せばよかろう!
マスターはわえを気持ち良くさせる為に必死で、常に心地よさが上限を振り切れておる。
しかしわえが自分で解せば…?己の思い通りに心地よさを調整できるではないか!
マスターに解させて心地よくなるのが常であったから、簡単な事を見落としておったわ。
なれば早速じゃ、ローションを借りて練習を…ん、何じゃ丁度切れておるではないか!
ううむ…面倒くさいが仕方あるまい。待つのも暇であった事だしわえが取りに行くか。
さて、どこに有るのか…保管庫とやらにいけば良いのかのう?
………………………………
うぐうぉぉぅ~~っ!?ひぎっ、ひぐうぁっ!ふぅ…ふーっ!おっおおう、まっマスター!やっと戻ったか!たすっ助け…んんんぐぅ゛~~~…っ♡
っぐうぅ、知らぬ!何も知らぬ知らぬっ!わえはただローションで自分を解そうと試みただけじゃ!
これを自分に塗りたくってしばらくしたら、身体が熱う…はっ?
これはローションではない?だってビンの形が同じ…ではない!?…貴様が持ってきた物と似ておるが微妙に違うぞ!
え?ならばわえが使ったのは…愛の霊薬ぅ!?あの北欧の戦乙女の霊基すら捻じ曲げた狂薬ではないか!
な、何でじゃ…わえはただ保管庫にローションを取りに…それは礼装保管庫ではなく備品庫!?
わ、わえは備品庫など知らぬ!戦闘の前に寄るのはいつも保管庫であれば…
うぅ…うぅぅ~~っ、ううぅぅぅぅ~~~~っ!!ええいっもうよい、何でもよいわ!
マスター、わえが許す!貴様の摩羅、わえの『ほと』に挿れる事を許すっ!♡―――っぐじゃあぁ…♡
この♡ 堰き止められずに、壊れた蛇口になり果てたわえの『ほと』♡
みっとなく尻を突き出し♡ 腰振りを止められぬ浅ましきわえを、たっぷりと堪能してみたくは…はえ?
無理!?何故じゃ!い、いつもあれだけわえの身体をまさぐっておきながら…は?尻尾?
―――ぶんぶん!ぶぅん!ぶるぅんっ!
あ、阿呆!止まらぬわっ!全身がそれ所ではないのだ、尻尾など些末な…近寄ったら死ぬ!?き…貴様!わえのマスターであれば、自分のサーヴァントを組み伏せる程度の気概を見せんか!
―――かくかくかく♡ へこっ♡ へこっ♡
発情期の雌犬の如く腰を揺すって♡ 雄をねだる美女に靡かんとは♡意気地なしめっ、ご立派なのはその摩羅だけのようじゃなあ♡
―――ふりっふりっ ♡くい、くいくいっ♡
もう良いわ、わえは自分で慰めるっ!此処が貴様のベッドであろうと知った事か!♡
―――ぐっぱぁ♡ ぼたっ♡ どっろぉ…♡
見よ♡ 『ほと』を指で割り開くだけでこの有様よ♡わえが満足した後はこのベッドは水浸しになっておるだろうが知った事か♡
貴様は今宵、我の淫臭に塗れて一人寂しく慰めるが…はえ?な、何じゃ、身体が動かん…否、四肢と尻尾に力が入らん!?そうか…令呪を使うたのか!?よき判断じゃマスター♪
効果の範囲を『全身』ではなく『四肢と尻尾』に限定する事で強制力を上げるとは咄嗟の機転にしては…
…マスター? 眼が…何というか…『マジ』じゃぞ?その…煽った事、怒っておるかえ?
す…すまぬ。余裕が全くなかったのじゃ…ああん待て、部屋から出ようとするなっ、わえを放置するでない!
謝る!謝るからっ!何でもするゆえ!どうか…ん、うむ。何でもしてよいぞ。少しばかりなら特殊な暴力行為も今日は特別に…
…待て、なぜ霊薬を手に取っておる。危ないぞマスター。常人がそれに触れれば一瞬で廃人に…って貴様、大丈夫なのか!?
毒に耐性がある!?だからと言ってわざわざ手に取る事も…待てマスター!それは、それだけはダメじゃ!わえがおかしくなってしまう!
ああっ止めよ!ローションと掛け合わせてにちゃにちゃ絡めるでない!待て、待っ(ねちゃあぁ♡)…きぴっ!♡…きっ、ひ、ひ♡ ひっ、ひひっ♡ くふっ♡ ま、マスター!♡ 指っ、や、止め…んくっ、ひ、ひぃ…♡
―――すすするぅー…♡ さわさわさわ…、こしょこしょこしょ♡ すぃーー…っ♡
ふっ、ふ…キヒ♡ 止め、止めよっ♡ こ、これ以上は…あ、ぁ…あひっ♡
(わえの全身に霊薬を塗りたくったと思えば…その後はずっと指を滑らせて、くすぐるばかり…)
―――こしょこしょ♡ つつつうぅー… こちょこちょこちょこ♡
ふひゃひゃひゃひゃ♡ …くふっ、ゴホゴホ、マスターよ!いい加減に…っくぅん…♡
(ま、まだ四肢にも尾にも力が入らぬ…これはマズい!わえの今の霊基、あえて例えるなら…『解れて』しまっておる状態じゃ)
(こんな不安定な霊基に刺激を受けて、強く反応してしまえば…それが深く刻み込まれてしまう!)
(焦らしに焦らされたこの感覚でさえ危ういというに、それ以上にカタチを歪められれば…わえがわえではなくなってしまう!)
―――すいっすいっすいっすっ…♡ つつぅ~~~…さわさわさわ…♡
くふ、っぅぐ…ど、どうした?按摩しかしておらぬゆえ、おなごへの『それ以上』の触り方を知らんんのか?キッヒヒ♪
(そんな事はあってはならぬ!わえはヴリトラ、障害の邪竜よ!こんなクスリなどで、わえは絶対に屈したりせぬからな!)―――むっぎゅ♡ もみゅ…っぎゅー♡ もみっ♡ もみっ♡
ぉ、お、お゛、おぉほおぉ゛♡だめっ、だめ゛じゃ!♡やめ、やめよ…っほおぉおお゛お゛おおぉぉ!♡ むね、胸がっ♡ 『ほと』を弄られてるのと♡ 同じになっておる♡ ふぐっ、キヒ…んぎゅお!♡ はひ、はひっ♡ なんじゃ、『イク』? この感覚は『イク』と言うのか?…んっひぃ♡
―――もっみ♡ ぐにゅんぐにゅぅ…っ♡ っむっぎゅ~っ♡
イク♡ イック♡ 何処へかは知らんがイクッ♡ ずっとイっておる♡ マスター…ほお゛おぉ♡ も、もう『イク』のを終わりにしてくれぇ♡ このままでは、わえの胸がおかしくなってしまう!
霊薬の効果で影響が出たら、貴様に雑に揉み潰されるだけで『イク』♡ そんなはしたない胸になってしまう♡ だから、な、なっ?ここらでそろそろ…
…っふぅー…手を放してくれたか。聞き入れてくれて助かったぞマスター。これでようやく一息…
―――っきゅ♡
?♡ おっ?♡ ??♡ きっ、キヒ?♡ ひぃ…っくうぅぅ~~~!?♡
―――びくんびくんっ♡
へっ…へぇ…へーっ♡ へーっ♡ …な、なんでわえの胸の先端をつまんでおるんじゃ!? そこも触れるな!目から火花が出るくらい強い『イク』のが…よ、せっ♡ しごく、な…んあっ♡ ぉ、おおぉっ♡ おぉぉぉぉ!♡………………………………
あ゛~っ♡ あぁ゛~っ!♡ もういいじゃろ!どれだけわえをイカせれば気が済むのじゃ! …ひっぎゅ!?♡ 乳首、捩じられてイック♡
………………………………
くひいぃぃぃ!♡ いっ今更くすぐるなぁ♡ わえのむね♡ 些細な刺激で、イクようになってしまうぅぅ! あっあ♡ あぁ~…♡
………………………………
おっ♡ おっ♡ おっ♡ おっ♡ イク、イっておる♡ 乳首、指で弾かれるたびにっ♡ イっておるぅ♡ お゛っ♡ お゛っ♡ お゛っ♡ おっほおおぉぉ~♡
………………………………
へぇー…っ♡ へぇー…っ♡ …マスター、も、もういいじゃろ?
わえの胸は散々イキ散らかしてしもうた…どんな風になっておるかなぞ容易に想像できる。…ん、なんじゃ?
……『おっぱい』?今後は胸をおっぱいと呼べばいいのかえ?それから……?
……な、なっ、なぁっ!?わえにそれを言わせるのか!……っぐぅ、貴様、流石に調子に乗りすぎじゃ、四肢に力が戻ったら覚えておけよ…わ、わえ…ヴリトラのむ…おっぱいは、マスターの『マッサージ』によって淫らで浅ましいおっぱいへと変えられてしまったぞ♡
雑に握りつぶされてイク♡ 優しく揉まれてもイク♡ 指が這ってくすぐられるだけで乳首が期待してピンと立つ♡
その乳首を摘ままれればそれでもイク♡ 扱かれてイク♡ 弾かれてイク♡ 押し込まれてイク♡ 何をされてもイク♡
そ、そんな…おっぱいになりまし、た…!♡
こ、これで満足か?注文通りに媚びながら、わえのおっぱいがどうなってるのか述べてやったぞ!これでもうおっぱいを弄るのは止めてくれるんじゃな?
…こ、興奮なぞしておらぬ!こんな破廉恥な口上で興奮なぞ…『ほと』から汁?…し、知らぬ、知らぬ知らぬっ♡!
どれだけ辱めるつもりじゃ…本当に許さ…んっ♡ 腹、を撫でるな、っ…♡
…は?次は『ほと』を『マッサージ』、じゃと…?よ、よせ!せんで良いっ!もうこれ以上わえに触るな!…くぅ、まだ手足も尻尾も力が入らんのか!
ま、マスターよ?『ほと』を触るのは、せめて霊薬の効能がなくなってからにはしまいか?
もしわえの頼みを聞いてくれるなら…そ、そうじゃ!いつでもどこでもなれの摩羅をしゃぶってやる、というのはどうじゃ?
わえの胸や尻を見て昂ったらわえの手を引いて物陰に連れ込めばそれが合図♡ 貴様が満足するまでその竿、舐めて吸ってしごいてやろう。
な、なんだったらわえの頭を掴んで無理やり喉奥まで摩羅を突っ込む、なんて事もさせてやるぞ、邪竜を良い様に使ってみたくはないか?
…わ、分かった!だったらわえのおっぱい、いつでも好きな様にもしてよいぞ!二人っきりなら…いや、誰かがおってもかまわぬ!
貴様の気まぐれでわえのおっぱいを揉んでイカせて、その痴態が周りにバレないよう必死に気張って耐えるわえをみて愉しむ、どうじゃこれ以上ない愉悦じゃろう?
……頼む、頼むマスター!今だけは触らないでくれんか?
おっぱいだけでイカされまくって突起はカチカチじゃし、胎のツボもその奥もありえんくらいに疼いておるんじゃ!
こんな状態で触られたら…どうなるかなぞ分かっておるじゃろ!?お願いじゃ、どうか、どう―――ぁっ♡なんかヴリトラさんのおっぱい苛めるだけでテキスト倍に増えました。
苛めるのはもうちょっとだけ続くんじゃになります。R18雑談スレで出てた水浴びとジク北です
7〜8と長めになりそうですがほとんどエロはないですのでご了承下さい
※カプ要素と体の描写があるのでここで失礼します〜>>756
微小特異点の解決に向かった一行。土地は中世の欧州で、森林に囲まれた小さな村を拠点に据え策を練る。
特段警戒すべき脅威の気配はなかったことから、散開して手掛かりを探すことになった。
久しぶりに特異点への出陣となったセイバー・葛飾北斎ことお栄はいつになく張り切っていた。父親譲りの観察眼だ、まだまだ未熟な自分にだって情報収集くらいは務められる。きっと有力な情報を見つければマスターや今回解決チームとして同行しているジークフリート、他のサーヴァントたちも自分を褒めてくれるだろう。恋仲のジークフリートなんてきっと「すごいな」と頭を撫でてくれたりするんじゃないか。捕らぬ狸の皮算用、お栄はまだ見ぬ戦果に頬を緩ませながら意気揚々と森を進んでいく。
木々で日陰は多いものの、差し込む日光と長時間の移動は早々に疲労を招く。張り切って飛ばしすぎたお栄は早速疲労に見舞われ木陰で休んでいた。
「疲れたなぁ、とと様…」
隣の父親もお栄の預かり知らぬ所でフォローに駆け回りヘトヘトだったようで、同意を示すリアクションをして木の枝に体を引っ掛ける形で休憩する。
汗もかいてきて体がベトつく不快感。喉も乾いたし、何も情報らしいものが見つからない焦りとで悶々としてしまうお栄の脳裏に、ジークフリートの顔が浮かんだ。
お栄が恋い慕う彼は正真正銘の英雄であり高潔な騎士だ。寡黙ながらもその所作には行き届いた誠意と情を感じ、騎士としても男としてもあそこまで分別を弁えた者はなかなかいないと未熟なお栄でもわかる人格者である。戦力としても申し分ない経験と技量の持ち主で、その頼もしさは身を持って知っている。自分のような小娘がそんな男から一身に寵愛を受けているのは分不相応ではないかと時折思うものの、あの大きな愛を独り占め出来るのは誇らしい。…だからこそ、彼の隣に立ち恥じないよう『出来たサーヴァント』でありたい。>>757
「一旦戻ってますたぁと情報すり合わせてみるかぁ…」
急がば回れ。焦るよりも、情報を元に慎重に。ジークフリートのこれまでの言動を思い返しそう思い至ったお栄が立ち上がると、近くで耳慣れない音がした。それは本能的に涼を思わせる水の音だ。眠りに入ったらしいとと様を見やり、そっと音の方に歩みだした。
少しすると森が拓け、小さな滝と湖が眼前に広がる。湖の澄んだ水にお栄は喉を鳴らし、手に掬い口に含んでみる。喉を潤すそれは冷たくて疲れや不快感をスッと拭い去るように気持ち良い。それは、このまま頭から全身で浴びてしまいたいほどに。
「…………」
お栄はしばらく考え、父親がまだ追いかけて来ないことを確認し、この先をシュミレーションした。そして、腰の色とりどりの帯たちを緩める。
少しくらいなら、大丈夫、だよな?
情報は足で稼ぐものというのは定石だが、人物もいなければ街でもない、木々といった自然が相手ではなかなか骨が折れる作業だ。
大きな躯体で森林を駈けずり回り、これといった情報も見当たらないジークフリートは汗を拭った。温暖な気候の土地なのだろう、風もそよぐ程度で日差しもよく差し込むこの森は、木の葉で影を落とし絵画のような美しい光景がそこら中に広がっている。かつて自分が生きていた頃に似た景色を懐かしみつつ、しかしその日光が疲労を促すのも否定出来ず、涼を求め木陰に身を寄せ深呼吸をした。
無闇に散策するよりも、そろそろ一度マスター達と合流して仕切り直した方が得策か。徒労に終わっては元も子もない。そんな事を考えつつ、木の幹や枝を駆け回るリスを眺めて頬を緩める。小動物ならではの機敏な動きは疲労を感じるジークフリートを和ませた。
ふと、耳に滝の音を感じる。然程遠くもない所に川でもあるのか、そこを確かめてからマスターの元に戻ろうと考え、ジークフリートは足を進めた。>>758
程なくして、広い湖に辿り着く。10mほど先の湖の向こうに滝を見つけ、音源を把握したジークフリートは周囲を見渡し不穏な気配がないのを確認したのち、木の幹に寄りかかった。日光を照り返しきらきらと輝く湖の水面。遠くの滝の音は静かに耳を打ち、木陰の涼しさと相まって穏やかな休息を与える。
湖の水は透明度を保ちつつ深い色をしていて、美しい。きっと触れれば冷たく心地良いのだろう。人の身であった生前ならば、水浴びもしたいと思ったかもしれない。そんなことを考えながら、ジークフリートは気を休めるように目を伏せた。
脳裏に浮かんだのは、生前の妻や友の顔だった。ジークフリートの死は、信じた友の手による。その死を選ぶ理由は、妻と義姉の諍いから起きた騒乱による。妻と義姉の諍いは湖での水浴びの最中に、その序列争いから己の犯した罪への言及に発展したものだと聞き及んでいる。そして友は己の水浴び中に、背の菩提樹の葉の跡に槍を刺した。
……水浴びには、良い思い出がない。そんな一言で表せる感情ではない気がしたが、そう言うしかない。生前の自分の思い違いや犯した罪、身に受けた呪いによって友や妻を不幸に追いやったのが事実だ。それはこのサーヴァントの身を得た今だから知れた、聖杯から与えられた知識のひとつである。しかし己の英霊としての誇りにかけ、生前の事を間違っていたと、修正を願う訳でもない。ただ、すまないことをしたと心で詫び続けている。生前の過ちを忘れず、事実としてありのまま受け入れる事がジークフリートにとって贖罪だった。
目蓋をゆっくり上げると、水面が照り返す光が目に眩しい。僅かに風が吹き、滝の小さな霧のような飛沫が風に乗ってきたような、なんとも言えない感覚が頬を撫でる。改めて、美しい湖だった。これ程穏やかな湖畔はそれだけで絵になる。この景色を見たら喜ぶであろう、お栄の顔が浮かんだ。
今頃、彼女はどうしているだろう。父親もついているのだから単独行動とはいえ不安はないだろうが、マスターと合流する前に彼女の姿を探してみるか。ジークフリートは、振り返り己の姿を見つけた時のお栄の嬉しそうな表情を想像して微笑んだ。
その時、揺れる水面を視界の端に捉えた。身構えたジークフリートは小さく波打つ湖、その波紋の元を目で追う。>>759
遠く、滝の麓に水面が不定期に動き、その度に人影が浮かんで消えた。目を細めその姿を確かめ、ジークフリートは肩の力を抜いた。
それは湖を泳ぐお栄の姿だった。頭を出してすい、と動き回っては水面を潜り、また頭を出して気持ちよさそうに顔を拭って髪を掻き分け、潜る。時折水面から見える肩や臀部の様子からして裸のようだ。先程思い浮かべていたお栄の姿を確認出来たこともさることながら、彼女もまた疲れて水浴びに思い至ったのだろうと察し、邪魔してはいけない気分に陥ったジークフリートはその光景をしばし眺めることにした。
無邪気に楽しむお栄の姿は水辺で遊ぶニンフを想い起こさせる微笑ましさだった。可愛らしいと同時に美しい、妖精のような魅力を感じる光景だ。お栄はひとしきり泳ぎ終え水から引き上げると、水際の岩に腰掛ける。その姿はやはり一糸纏わぬ姿で、この静けさによほど油断しているのか、躊躇いもなく白い肌を白日の下に晒して休んでいる。顎や乳房から雫をぽたぽたとこぼしながら長く濃ゆい藍の色をした濡れ髪を手櫛で流す姿は色香が漂う。白い玉のような肌を滑り落ちる雫が彼女の肉体の起伏をなぞり視線を誘うので、乳房やその先端の色づいた突起、滑らかな膝、流水が溜まる臍、張りのある太腿や内腿の肉に隠れた下腹部など、彼女の肉体を艶かしく、美しく魅せる。
聖杯からの知識によれば、己の源流に近い話に、男が湖で水浴びをするワルキューレに一目惚れするものがあったという。ワルキューレは白鳥の姿を取るとも語られる。水辺で美しく羽根を寛げる優美な姿はもちろん、このような光景ならば、男が心奪われるのは至極当然の事のように思えた。お栄の純潔はすでに自分が奪い、あの体にはもう幾度となく触れ、その奥まで十分過ぎるほど味わっている。そんな自分でも心奪われ、あの水辺で休む少女を抱きたいと思うのだから。
生唾を飲んだジークフリートはあらぬ光景を思い浮かべた己を恥じ、目を伏せ頭をかく。深呼吸して、水際を歩き進めお栄の元へ向かった。>>760
「ホクサイ」
「わぁ!!!?」
声をかけると、水を肩にかけていたお栄が肩を竦ませ慌てて振り返った。明らかに驚きと警戒の表情を浮かべていたが、それがジークフリートだとすぐに気がついて警戒は解いたものの、乳房を露わにした己の姿を思い出し急いで手で隠す。
「な、なんだよ…旦那もいたのか。あの、えっと…」
少しリフレッシュしようとしただけだったのが、つい興が乗って遊びすぎてしまった。気がついたお栄は己の役割も忘れて没頭してしまったことを恥じ、肩まで湖に潜り黙ってしまう。ジークフリートは微笑みながら、近くに脱ぎ捨ててあるお栄の水着を帯の近くに寄せる。
「息抜きも少しくらいなら許されるだろう、気にするな」
ジークフリートは魔力で編まれた帷子や手甲といった防具を解除すると、鞘につけていた飾り布を外し、お栄の帯を広げて「おいで」とお栄に呼びかけた。
その言葉に安堵したお栄はもじもじしながら立ち上がり、乳房と下腹部を手で隠しながら水面から上がり歩み寄った。ジークフリートは帯でお栄の体を包み、鞘から外した布で体の水気を拭いてやった。
「ちょっとだけ遊ぶつもりだったから、水気ぱぱっと払えばすぐ渇くと思ってさ…」
「まだ何も言ってないぞ?」
「『こんな水浸しになってどう体拭くつもりだったんだ?』とか、考えてんだろうなと思って…」
「正解だ」
ジークフリートは帯を開きお栄の手を外させる。
水を弾くうら若き乙女の肌。程よい大きさと弾力の乳房、まろいラインの下腹部に水が滴るので、手にした布で丁寧に拭ってやる。薄い布越しに感じる柔肌に目を細めるジークフリートに対しお栄は敏感な反応を示したが、それ以上の行為はしなかった。本当はここで組み敷き、この乳房を鷲掴み秘部を掻き乱し啼かせてやりたい欲望もあったが、今はサーヴァントととしての務めが優先だ。
恥ずかしがりつつジークフリートの行為に甘んじるお栄が呟く。
「羽衣を隠された天女様の気分ってこんな感じだったんだな」
ジークフリートが疑問符を返すと、お栄が続ける。>>761
「羽衣を隠された天女様の気分ってこんな感じだったんだな」
ジークフリートが疑問符を返すと、お栄が続ける。
「お伽噺でさ。天女様が水浴びしてたら男に羽衣盗まれちまって、恥ずかしくて体を隠してたら手が塞がってて羽衣返せって言えなくて。そのまま男の嫁さんにされちまうんだ」
「なるほど」
「旦那じゃなかったら、いや、旦那でも恥ずかしいもんな…見知らぬ御方なら尚更…」
もにょもにょと顔を逸らすお栄が語るそれは、己の知るワルキューレの話に近いものがあるとジークフリートは思った。ワルキューレが白鳥と呼ばれるのもその純白の姿からであるし、天女というのも空を飛ぶものだ。きっと、世界にはそういった概念が共通している伝説が点在しているのだろう。それならば、さきほどのお栄の姿は、まさに。
「天女だな」
ジークフリートが呟くと、お栄は何がだよと顔を赤らめる。ジークフリートは目を合わせ「お前は天女のようだ」と繰り返した。
お栄は更に頬を紅潮させ、口篭ってしまう。自身が憧れる『天女』のようだと言われたのだから当然だ。ジークフリートはお栄がそこまで感じ入る言葉だったのかと驚きつつ、このくるくると変わる表情がお栄の魅力だと改めて思う。
水浴びには良い思い出がない。だが、楽しそうに水浴びをするお栄の姿やその水から上がった姿の艶かしさは、その考えを改めるだけの魅力を感じた。
「ホクサイ。今夜、抱いてもいいだろうか」
帯で顔を隠すお栄が驚いた顔をする。それも当然だ、今まで何度となく体を重ねているものの、こんなに早い時間から誘いをかけるなんて初めてのことなのだから。戸惑わせてしまうのはわかっていたが、それでも今のこの沸きた情欲は晒しておきたかった。
お栄は、体と顔を隠すようにぎゅっと帯を引き寄せ呟いた。
「だめなんて言うわけねえだろ…」
その耳がりんごのように真っ赤で、ジークフリートはお栄を胸に抱き寄せ髪を拭く。
「俺はこのあと一度マスターと合流しようと思うが、お前はどうする?」
「おれもそうする…」
ジークフリートがそうかと小さく笑う。お栄はまだ赤い顔をその胸に埋めながら恥ずかしいと拗ねた顔をしていた。
目を覚まして駆け寄った父親がその光景を目の当たりにし、ジークフリートに墨をかけたのはそれから数分後のことである。>>762
以上です!
水浴びってキーワードにピンと来つつ任務中におっぱじめるのはすまないさんらしくないと思い中途半端な感じになってしまいました
この日の夜の二人は皆さんのご想像におまかせします乙ー
真面目なすまないさんが雄の本能に少し揺らぐの好き
ニンフなお栄ちゃんは可愛いな8月、深夜の静まりかえった衛宮邸、衛宮士郎は自室で帳簿を付けていた。そんな時、からからと襖の開く音がした。現れたのは士郎の恋人であり、同居人でもある間桐桜だった。士郎は振り向いて言う。
「どうしたんだ、桜。」
「あの...今日...よければ...しませんか?」
桜は顔を赤らめて言う。そして士郎も、恋人の夜の誘いを跳ね除けるほど、無神経でも、無欲でもなかった。
「ああ。桜を抱きたい。」
そうして手のひらをそっと頬に寄せ、キスをした。
「その、今日は大丈夫なので、久しぶりにつけないでしませんか?」
避妊具を机の引き出しからだそうとしていた士郎に声がかかる。少年は手を止めた。
「桜が大丈夫なら...」
夏の夜の熱気が、あるいは互いの情欲が、恋人たちの理性を熟れすぎた果実の如く溶かしていく。二人は服を脱ぎ捨て、布団の上に膝立ちで向かい合う。少年のものは、すでにはちきれんばかりの大きさになっていた。少年は、かろうじて残った理性で、前戯を行う。両の手が少女の大きな乳房に伸び、もにもにと揉み始めた。
「あっ♡あっ♡せんっ♡っぱい♡もうっ♡だいっ♡ひゃうっ♡♡」
多くな乳房を、少年の手が揉みしだく。白くハリのある乳房は揉まれ、こねられ、勝ちを変えてゆく。少年のは左手で乳房を揉みつつ、右腕を下に滑らせる。形もいい胸から、適度に脂肪のついたお腹を通り、下へ下へと手を這わせる。そうしてついに、少年の手はたどり着いた。
「ひゃうっ♡」
少女の割れ目に手が触れる。少女の言葉通り、そこは溢れてくる蜜でしどしどに濡れていた。興奮した少女は、昂る情欲に身を任せ少年を押し倒した。
「っ桜!?」
「たまには、上でっ♡」
そう言って少年に跨り、肉棒を蜜壺の入り口にあてがった。くちゅり、といやらしい音が、部屋に響く。そうして互いの呼吸が重なったタイミングで、少女は腰を深く落とし、少年を受け入れた。>>765
ずぷん、という音と共に少年の肉棒は少女の内への見込まれた。少女が居直るように腰を動かすと、肉壁が擦れ、快感が少年を襲った。
「うごっ♡きっ♡ますねっ♡」
そう言うと少女は腰を持ち上げた。ぬろお...と溢れ出た蜜が、腰と腰との間に銀の糸を垂らす。そして勢いよく腰を落とすと、ずちゅっと音が鳴り響き、少年の肉棒が降りてきてる子宮を押した。少年を奥まで迎え入れているという事実が、少女の視界を白くしていく。ずっ...ぱん...ぱちゅ...ばちゅ...ばちゅん!腰の動きが加速する。少年も乗られてるばかりではない。腰を持ち上げ、少女を突き上げていた。
「ハアッ...フウ...アッ♡...ウッ♡...アウッ♡」
互いの脳を愛しさが、悦びが、快楽が埋め尽くす。二人の口からは、言葉はなく、性行の快楽による喘ぎと、吐息だけが漏れていた。少年は上半身を起こし、少女の抱きついた。それに応じた少女はたまらずキスをした。
「ん...っぱあ♡ん...ん♡っぱあ...はん...♡」
夢中で口内を貪り合う。その間も腰は動き、両者の限界も迫っていた。
「さくっ...ら...で...」
「ん♡」
意識の端で少年の言葉を聞き、少女は腰をより一層深く落とした。奥へ奥へ。逃さぬよう。漏らさぬよう。ぐりぐりと奥に押し付ける。それが最後の一押しとなった。
「アッ!!!!」
「アアッ♡♡♡♡」
同時に絶頂した。少年の肉棒から迸った熱が、少女の胎を焼く。その熱を逃さぬよう、少女の肉壁は肉壁をよりいっそギチギチと締め付ける。そうしてしばらくして、やっと射精が止まった。
「ハー♡フゥー♡ハー♡ハァーウッ♡♡♡」
「ッハア...ハア...フウ...ン...」
呼吸音が部屋に響く。少年は、快感の余韻に浸っていた。少女は、未だ自分の内にある少年と、胎に溜まった熱を、愛しく噛み締めていた。
「ハア...桜...大好きだ...」
「はい...せんぱ...士郎さん...」
抱きしめ合う影が重なる。そこにはノイズなどはなく、ただの恋人たちの影があった。>>766
というわけで終わりました。短い、読みづらい、エロさが感じられないなどなどあると思うので、じゃんじゃん文句言ってください。あと最初に一言言って始めるべきでした。すみません。こはいったいどこなんでしょう。私はいったい誰なのでしょうか。ぼんやりした頭で必死に考えても、さっぱりわかりません。
「ギャラハッドの霊基とカルデアの記憶、献上ご苦労。」そう言って私から抜き取ったナニカを女王様が持ち去ると、奴隷商人のおじさんはこういいました。
「せっかくこんなキレイな人間が手に入ったんだ。お嬢ちゃんでもう一儲けしようじゃないか。」
そういうとおじさんは私を「牧場」に連れて行きました。ここでは人間を作るだけでなく、酪農もしているそうです。妖精の国では動物を働かせるのはダメですが、人間なら話は別です。私は今日からここでにゅうぎゅう?になるんだそうです。
「もたもたするな、こっちに来な!」
名前を呼ばれた気がしてキョロキョロしていると、私の首輪を引っ張って、おじさんは私を土間につき転ばします。
「さあ、この特別な悪妖精を中に挿れるんだ。」
そう言いながらおじさんが取り出したたのは、ナメクジみたいで毛虫にも見える、とても要請とは思えない変な生き物でした。おじさんの仲間たちが土間の上で横になった私の手足を押さえると、お腹の上に悪妖精を乗せました。おへその下でしばらく汗を舐めていましたソレは、何かを嗅ぎつけたのか突然アソコに向かって進んでいきます。
(駄目、いや…。)
そう思っても何故か声にすることができません。身体に力が入らないのです。
ズリュ!クチュクチュ!
ついにアソコに入られてしまった私の中で、体験したことのない感覚が爆発します。一度も触ったことのない敏感なところを乱暴にかき回されて、チクチクしたのでゴシゴシされたと思ったら、突然そこがとってもむず痒くなって、それがどんどん奥に進んでいくのです。
「はぅ!んぐぅ…。」
あまりのもどかしさに思わず手足がバネのように跳ね上がりますが、おじさんたちの腕がそれを土床に押さえつけます。そして一番奥の、一番敏感なところがメチャクチャにされてしまった瞬間、お腹の中で熱いのが零れるのと同時に私の意識は遠ざかるのでした…。>>768
「はは、すっかり乳牛らしい姿じゃないか。」
そんな笑い声で目を覚ました私は、自分が厩舎にいることに気が付きました。首輪以外は何も身につけてはおらず、両腕は後ろ手で枷で固定され、保定金具を着けられた首は振ることもできません。その上口にも猿轡をはめられて、喋ることもできません。
そんな惨めな姿に涙を流す私の、後ろに突き出されている形のお尻を撫でていたおじさんは、突然白い塊をお尻の穴に詰め込みました。
「!」
「さて、妖精芥子はこれくらいとして、あとは…この漂流品のクスリを使うか。使い方は原液を希釈して…?
めんどくせえ、そのまま全部いれちまえ。」
そういうとおじさんはガラスのシリンダーに黄緑色の液体を注ぐと、後ろの穴にそれを差し込みました。
「ひぐう!」
猿轡から漏れる私の呻き声を気にすることなく、ぐりぐりとシリンダーを押し込みます。先に入れた芥子がすっかり奥まで押し込まれて私のお尻が冷たいガラスをキュッと咥えると、おじさんはピストンを操作してお尻の中に薬品を注入します。何かおぞましいものが私の中で広がっていくのをじっと耐えているあいだ、何本も追加でおクスリを注入して空になったシリンダーを引き抜いたおじさんは、入れた後の穴にゴム栓で蓋をして中身が洩れないようにします。
「さて、これで準備完了だ。お嬢ちゃんもそろそろこれが欲しいころだろう。」
そう言って猿倉を外したおじさんはズボンをおろしながら、妙に熱っぽくなった私の体を触ります。ただ背中を撫でられているだけなのに、ピリピリとした刺激を感じてしまい思わず身を震わせます。そんな私に満足げなおじさんは、私の腰を掴むと股間のそれを私のアソコに勢いよく挿入しました。
「ひゃう!うぎゅ、だめぇ…!」
思わずみっともない声を漏らしながら、私の身体は弾けるような快感に悶えます。大切な初めてなのに、痛いはずなのに、何もかもがキモチイイ。頭の中がスパークするようなその衝撃に思わず目を白黒させていると、畑仕事を終えたほかのおじさんたちもやってきました。
「お、もう始めてんのか」「こいつあなかなかの上物だな。」
「りゃめ、むり、もう♡」
感想を漏らしているおじさんたちの目の前で盛大にイってしまった私は、思い切り海老反ると地面に倒れ込みます。>>769
そして疲れ切って動けなくなった私は、初体験の余韻に浸りながら自分の身体がおかしくなっていることに気が付きました。胸が以前よりも大きくなって敏感になって、お腹の奥がなにやらむずむずもぞもぞしたかとおもうと、突然ポッコリと盛り上がったのです。
「にゃんで?どうして?」
「お嬢ちゃんが乳牛になるにはお母さんにならなきゃダメなんだ。あの漂流モノの悪妖精は、これからお嬢ちゃんの身体をお母さんに作りかえるのさ!でもそのためには子種をいっぱいエサとしてあげなきゃダメなのさ。」
そういうと今度はおじさんとは別の人が、私のアソコに挿入します。
「ひぃう!ムリ、ぃ…♡」
「無理じゃないさ、気合い入れな!」
わたしが生意気なことを言ってしまったのか、怒ったおじさんがお尻を叩きます。その衝撃に感じてしまっている間にも、アソコに何回も中出しされ、それに合わせてどんどん膨らんで、あっという間に妊婦さんみたいなお腹になりました。
「ほう、これはいい。そろそろ搾ってみるか。」
満足げに言いながらおじさんは私の横にかがむと、果実のようにぶら下がる私の胸を鷲掴みにします。
「や、いやぁ…♡」
失神しそうなくらいの気持ちよさに混乱している私の胸の奥から、どんどん熱いものがこみ上げてきます。野太いおじさんの指が食い込むたび、ふかふかのマシュマロのようにそれを受け止める私の乳肌。微かに呻き声を漏らしながら涙を流す私の中で耐えがたい感覚が限界になった瞬間、私の胸先から勢いよく乳白色の液体が噴出します。
「あぐぅ!」
無様な嬌声を上げながら、今までのどの感覚より強い快楽に私は咽び泣きます。
「どれ、ちょいと味見してみるか!」
「!」
悲嘆を遮るように私の上体を起こしたおじさんは、白滴に濡れる胸先を口に含んでミルクを舐めとります。あまりの気持ち悪さに歯を食いしばって耐えていると、突然その唇におじさんのそれが重なりました。そして勝手に開いてしまったお口の中におじさんの唾液がたっぷり混ざったミルクを流し込まれ、必死にそれを掻き分ける私の舌におじさんの舌が絡み付きます。
「ぶはあ!どうだい美味しいだろう!」
「ひぐ、うぐ、やぁ…。」
問いかけに答えることなく泣きじゃくる私の声を煩く感じたおじさんは、私の頭を掴むと股間に押し当てます。>>770
「五月蠅いお口だな、そんなに足りないならこっちからも食べさせてやるさ!」
そう言うやいなや、私のお口にも挿入します。喉の奥まで塞がれて、酸欠で頭がくらくらするのに、なぜか私の舌は勝手にそれに巻き付いてご奉仕を始めました。
「はは、覚えがいいな。そら、頑張ってもっとミルクを出さないとな!」
「!!!」
おじさんの仲間が私の胸を両手で挟むと、揉み潰すように力任せに絞り出します。あまりの衝撃に思わず反り返りそうになった私の頭ですが、前にいる人が後頭部を押さえつけて、悲鳴を零しそうになった喉のさらに奥までねじ込みまれてしまいました。
前後で身体を挟まれて、身動ぎするとこも出来なくて、ひたすらミルクを搾り取られるだけの惨めな格好。
(せんぱい、たすけて、くださ…)
みっちりと異物を詰め込まれてぎちぎちのお腹を撫で回されながら、私はそっと涙に濡れる瞼を閉じて助けを求めるのでした…。>>771
「そうだ、今日はお嬢ちゃんに素敵なお知らせがある!」
だきよせながらわたしに種付けしていたおじさんは、そういうと粗末ななしろい布をわたしにかぶせました。最近はわたしであそぶことに飽きてきたおじさんでしたが、きょうはとっても機嫌がよさそうです。慣れない二本足でふらつく私をつれだすと、厩舎の奥につれきます。とちゅう、とてもかなしそうにわたしを見るくろかみの日本人のまえをとおりすぎ、てつごうしのかぎをあけます。
「本当なら出産用に人間牧場に出荷するとこだったんだがな、お嬢ちゃんは浸食が激しすぎて人間はもう産めないんだと。だからここで、悪妖精をいっぱい産むお嫁さんになってもらうのさ!」
「およめさん?わたしはしぇんぱいのおよめさんになるんですか?」
「ああ、お嬢ちゃんが結婚するんだ。立派なセンパイ?なんだろうさ。」
そう言いながらおじさんは私を檻の中に突き飛ばし、てばやく鉄格子を閉めるます。くらやみに目がなれれると、そこにいるのはあのあくようせいみたいなおっきな肉のかたまりでした、私に気づいたのか、「せんぱい」の肉がぐずぐすにとけてひろがって、私のまわりをとりかこみます。
(これがわたしのせんぱいなんでしょうか?)
いわかんをかんじて動けないわたしのからだに、「せんぱい」の肉がまとわりつきます。あっというまに埋もれてしまったわたしの手足は引き抜くこともできなくなり、ゆびのあいだにまで溶けた肉が入りこんできました。ていねいにゆびを一本一本しゃぶられて、からだのちからがどんどんぬけてきて、崩れ落ちたわたしのからだを「せんぱい」がせなかから支えます。なまあたたかいおにくがうなじからおしりまでぴったりくっついて、りょうわきから肋骨みたいに何本もはえたしょくしゅがはなさないようにわたしのからだを「せんぱい」におしつけます。>>772
すっかり「せんぱい」のお肉にうもれて脱力していると、「せんぱい」の触手がわたしのおしりにはいってきました。
「ひゃう!?」
そして私のお尻からきようにゴム栓を引きぬくと、そのままおしりのおくに触手を入れてほじくります。
「あぐう!?な、なに?!」
とまどう私のおなかの中で、子宮に寄生ていたあくようせいのようちゅうがあばれだします。そしてたえかねるようにわれさきに産道に押しかけると、ものすごいいきおいで羊水をまきちらしながらうまれおちました。
「うぐ、はぁ、はう!?」
キモチイイことになれてたはずのアソコがむりやり押し広げられ、くるったように私はさけびます。けれどもそれだけではおわりません。こんどはからっぽになったおなかの中に、とっても太いしょくしゅがはいりこみます。ごつごつしてりっぱなそれを力まかせに開きっぱなしのおくまで入れると、あつくてぬるぬるするものを注入してあっという間に風船のようにお腹を膨らませます。
「りゃめ、むり、もういっぱいでしゅ♡」
そうしてまた臨月みたいにおおきくなったわたしのお腹を抱えるように触手が押さえつけ、ほかのしょくしゅがわたしのあたまくらいおおきくなった両胸にまきついてしめあげると、噴水みたいにみるくがふきだします。ミルクのあじにまんぞくしたのか、おっきなきゅうばんみたいなおにくがわたしの胸にちゅぱちゅぱと吸いつくと、もうれつな勢いでみるくを吸い出します。
「ひゃう、むぐ?!」
ひめいがとまらないわたしのおくちも「せんぱい」のおにくがふさいでしまいます。もうからだのそともなかもきもちよくて、あたまのなかままっしろで、そのままわたしはきをうしなうのでした…。>>773
「しぇんぱい、しぇんぱい、しぇんぱい、しぇんぱい、しぇんぱい…♡」
みるくでぬれたおっきなむねと、あかちゃんでいっぱいのおおきなおなか。わたしのからだよりもおっきなせんぱいのにくぼうにまんぞくしてもらうため、いっしょうけんめいおしつけます。くびやうでにまきついたしょくしゅをにぎりしめ、もっともっとごほうしするためだきしめます。こしをぜんごにうごかすと、あそこのなかからあかちゃんがこぼれおちて、そのあかちゃんのつぎをつくるためにまえにもくちにもうしろにも、いっぱいしょくしゅがはいります。それをやさしくぎゅっとうけいれると、はいりきらなかったしょくしゅもまちきれないのかむらがります。かみにもわきにもせなかにも、いたるところにからみつき、むねのあいだもいっぱいです。そしてわたしのなかとそとをうめつくすそれが、ぐっとりきんだつぎのしゅんかん、いっせいにあつくてどろどろしたのをはきだします。ごくごくしてものみきれず、かみにもかおにもせなかにも、いっぱいかかってしろくします。とってもとってもきもちよく、わたしはからだをすっかり「せんぱい」にあずけました。
けれどふしぎとこのめには、おおつぶなみだがながれます。からだはとってもきもちいいのに、ふしぎとこころはくるしいのです。もしかしたらせんぱいへのごほうしがたりないから、こんなにこころがかなしいのでしょうか。それならもっとがんばって、いっぱいせんぱいによろこんでもらいます。
そしてもっとわたしをほしいのか、「せんぱい」のおにくがいっぱいむらがりわたしのからだをおおいかくします。どろどろしたのがずじょうからふりそそぎ、わたしのしかいがとざされるとき、なぜかあのにほんじんのかおがうかびました。
(せんぱい、ごめんなさい…。)
いみもわからずあのひとにあやまりながら、もうておくれになったわたしのからだは「せんぱい」のうみにずぶずぶとしずんでいくのでした…。以上となりますが、支部にも同じのを投稿してありますので、よろしければブクマしていただけると幸いです。
記憶喪失以降のマシュにムラムラした者のみドラケイ川に祈りなさい。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15430923#3マルガレータの夢が叶ったイチャラブシチュもいいけど
効率的な目標達成のためなら頭脳や拳と同じように体を利用するのが誰しも普通の事だと考えてる娼婦マタハリも良いよね
〜悪性隔絶魔境 新宿〜
【恒例のご都合展開でサーヴァントは並の人間並みの身体能力に、藤丸は毎日8時に金を入金しないと爆発する首輪をつけられてしまう。元手無しで毎日大金を手に入れるため、マタハリの提案によってサーヴァントたちが売春する流れとなった!】
今日はマシュの水揚げの日。
教育係のマタハリが艶めかしい手つきで客の下着を下ろす。
おそらく意図的に不潔にしてきたであろうすえたアンモニア臭を放つ中立ちの巨根。
マシュがこの後の行為に戦慄し身を強張らせるのを嫌に冷静に感じながら、それに花の咲くような笑顔を接触させる。
ベチョ「スゥー ふふ、殿方の濃い臭い、私も興奮してきました」白々しいまでの娼婦の礼節。
「まずは私が綺麗にさせて頂きますね」グポ…ジュルン
お客の一物を喉まで咥え込み、汚れを絡め取り引き抜く。
残酷にも更に屹立した巨根に恐怖を抑えられずに震えだすマシュを抱き寄せ、初めての唇を奪い舌を押し込む。
口に残る異臭に目を白黒させている隙に、緩んだ股ぐらに指を突き刺し事前にローションを注入しておいた未開発の性器をやや乱暴であると嫌悪しつつも客が興奮するように見栄え良くかき混ぜる。
娼婦の腕の中で少女が未知の感覚に痙攣する。せめて少しでも楽になるようにと、容赦なく技術を注ぎ込み止めを刺す。痛みと刺激に収縮した筋肉が緩まる隙を突いて客に向かって強制的に股を開かせる。
「それではお客様、準備が整いましたので召し上がれ。初物ですのでお手柔らかにお願いいたしますね。」
胸の下の少女が何か後悔したような表情をしたが、無視を決め込んだ。
せめてもの懇願は無慈悲に無視され、客は金で買った生娘の体が軋むほどの勢いで挿入する。
まだ多少汚れた巨根に乱暴に突き破られ、少女の人生の汚点が朱くシーツに広がる。
「辛くても我慢してね、私も初めてのときは大変だったのよ〜」
にこやかな声かけとは裏腹に、激痛と喪失感に泣き叫びながら身もだえる少女の股ぐらを開かせる両腕の力は一寸たりとも緩めない。
股間の下で押さえつけた両腕が暴れ、尻をひっかく爪にも表情を乱さず客と濃密に唇を交わす。
マスターと生還するため、この行為こそが最適解なのだと信じて疑わないからだ。
二人を金で買った男はマシュが痛みと疲労で気絶するまで腰を振り続けた。
数刻前まで芸術品の様だった性器も肛○も、今ではだらしなく広がった売女の商売道具になっていた。
股間から朱と黄土色の混じった白濁液を垂れ流し汚れたシーツに横たわる少女を尻目に、未だに衰えない客を迎え入れる。
抱きつき、吸い付き、腰を振り、媚を売る。
過去散々繰り返した通常営業の自分。
腹の中側に熱が広がるが、嫌悪感は感じなかった。客が去ったあと、事務所で今日の売上を勘定しながら、隅で頭を抱えうずくまる少年に声をかける。
「無事に終わったわよ、マシュは今はまだ寝ているけど、明日には目を覚ますでしょう、ちゃんとお薬も飲んでるから心配しなくても大丈夫よ」
何言も発さない彼のそばに歩み寄り頭を撫でる。
「貴方は何も悪くないわ、みんな一緒にこの危機を乗り越えましょう」
その笑顔の下の太ももに、今日稼いだ白濁液が滴った。
「今日はジャンヌオルタが11人、アルトリアオルタが8人、ネロ皇帝が9人、ブーディカが10人、マリーが7人お相手できたから、明日の支払いはとりあえず問題なさそうね。でも先のことはわからないから、明日からはマシュも日に最低5人はお相手してもらわないとね。そのうち貴方にも客引きに出てもらうんだから、しゃんとしなさいよマスター」
自分たちを消費する客を、彼にかき集めさせる。
その残酷さは、とっくの昔に壊れていた彼女には理解できなかった。
―BAD END―ジークが捕まった。
捕まった先は、エロトラップダンジョン。そんな訳で数々の女を『んほぉーーー♡』とさせてきたダンジョンに聖処女ジャンヌ・ダルクは踏み入る事になった——。
the 雑導入⭐︎
そこは薄暗く、湿った場所だった。自然の洞窟を申し訳程度に石で固めてある人口のダンジョン。灯りはないが、壁自体がほんのりと光っているのか、暗闇が行く手を阻む事はない。湿気で苔が生え泥濘む足元も、力強く地面を踏みしめれば転ぶ事はなかった。
「………」
そこを進むのは純白の聖女。名をジャンヌ・ダルク。オルレアンの乙女とも呼ばれる英雄であり、英雄の座に身を置くサーヴァントである。
そんなジャンヌが一歩、歩を進めるとプシューッと天井に微かにあいた穴から桃色がかった煙が噴射される。
——媚薬である。
一度吸えば、発情し、子宮が疼き、精を求める身体に堕とされる禁断の秘薬が混ざった煙である。それがジャンヌの顔に向かって噴射されている。口を塞いで呼吸を止めようと、媚薬の侵食に耐えるのは不可能。何故なら、皮膚からもじんわりと効力を浸透させるのだ。
ジャンヌはそれを口を塞ぐ事もなかった。それを見たダンジョンの固有種である触手たちはせせら笑う。
『こいつはカモだ』
『犯され願望がある新しい苗床だ』
触手たちは物陰に潜み、ジャンヌの足取りが不確かになるのを待った。噴射されて、すぐ襲いに行くのは新米の触手だ。薬の効き始めはまだ身体の自由も効くので返り討ちにあってしまうからだ。故に熟練の触手たちは、好機をただ待つのであった。
「………」
けれど、一向にジャンヌの足取りが崩れる事はなかった。確かな足取りで石畳に足音を響かせる。>>779
媚薬特有の発情により、その頬が赤くなる事もない。若干の発汗は見られるが、紫紺の双眸に曇りはない。
これはおかしいと触手たちは驚愕する。
事前に中和剤でも飲んできたか?
それでもこの涼しい顔はおかしい。
「………」
けれど、触手たちは気付いた。ジャンヌの口の端から血が垂れている事を——!
あぁ、この女は涼しい顔して耐えているだけなのだ。中身はもうすっかり出来上がってるに違いない。
触手たちは逸り出す。獲物の蹂躙を待ちきれない一部の触手がジャンヌへと飛びかかる。
それは通称ノーマル触手。ねっとりと濡れる胴体は掴み所がなく、一度捕まれば滑る胴体に掴みきれず自力で引き離すのは困難を極める。ヌタウナギのようなシンプルさ。それ故の太さと長さで獲物を捉える生ける縄とも呼べるもの。
巻きつく。捉える。犯す。シンプルイズベストを体現する触手だった。
きっとジャンヌは媚薬のようにこの触手たちを退けずに受けるだろうと、触手たちは思っていた。
だが、ジャンヌは動いた。予想外のキレのある動きだった。ブォンとその旗を振るうと、触手たちを一閃する。ボタボタと触手の体液と共に触手が地面へと落ちる。液体を滴らせ、切られたトカゲの尻尾と同じくバタバタとのたうち回り、いずれ静かになる。
それは媚薬に侵食された女の動きではない。屈強な戦士のそれだ。大きな旗だろうと関係ない。如何に重さがあろうとそれを細腕から編み出される剛で制し、それを攻撃に変える。それはまさにその一振り一振りが一撃必殺。
触手はその長さを生かし、先端が千切れようともジャンヌへと向かうが結果は同じ。千切れて、地面に叩きつけられる。それでも尚ジャンヌへと巻きつこうと千切れた触手がジャンヌへと這い寄るが、鉄のブーツで踏みつけられ、ぶちゅりと潰れて事切れた。
ジャンヌはズカズカと歩を進めていく。誰も止められない。止めようとしたものが、息の根を止められる現状。
——この聖女、ひたすらに強い……!>>780
それを見て、飛びかからずにいた触手たちは戦慄する。ノーマル触手は王道にして正道。ここで堕ちた女は数知れず。シンプルが故に強い。それがこうも呆気なく沈んでいく。聖女が往く道には骸しか残らないのか——!
けれど、ある触手が気付く。ジャンヌは触手が出した体液に濡れている、と。触手の体液は原液の媚薬そのもの。最初のガスなどとは比べ物にならない程、濃い媚薬。劇薬とも等しい。
それを示すようにジャンヌの頬は赤くなっている。
見ろ! 好機だ! あの聖女ももうすぐ雌に堕ちるぞ!
「また媚薬ですか……」
冷めた声がした。感情の籠ってないただの無機質な音のような声。
その声に触手は震えた。生物としての本能が警鐘を鳴らしている。
また媚薬——と言う事はこの聖女、先程の煙をそれと知っていた避けなかったのである。それでかつ、惑う事はない。不動の聖女だった。
「ふぅ……」
その溜息もなんの熱も籠ってない。通常ならば、発情に熱の籠った吐息を漏らすのだが、ジャンヌにその気配はない。短い感情の籠らない吐息。
ジャンヌはなんでもないように、その仰々しい籠手を太ももに当てた。触手たちが這い回りたいと願う程瑞々しいその太もも。発情し赤らめばそれだけで一級の色香を放つだろう。
だが、次の瞬間、吹き出したのは赤い血。
触手に再び戦慄が走る。
媚薬の甘い匂いが一瞬で鉄臭い血の臭いに塗り替わった。
「ちょうどいいです。少し頭に血が昇っていたところです。これで冷静になれます」
地面に赤い水たまりができる。その太ももに血が伝い、ニーソが赤黒く色付いていく。
いくら、媚薬とは言え興奮させるには血が必要だ。この聖女は出血する事で媚薬の効果を消したのだ。むしろ、失血状態では媚薬はプラスに発揮されるだろう。
だが、そうだとしてもこれほどまでの自傷を躊躇なくやってのけるだろうか。触手はこの少女が、いつも自分たちが苗床にしてきたただの少女でない事を今更ながら思い知る。
ジャンヌ・ダルクと言えば聖女として有名であるが、その実態は軍人なのである。その旗には綺麗事ではない力が秘められていた。>>781
ジャンヌは傷をつけた太ももをサッと表面だけ治して血を止めた。そして、また涼しい顔で歩み始める。
触手たちは彼女に挑むべきか、今一度思案する。——してしまうのだ。
生物としての生存本能がジャンヌを忌避している。できるのならば、嬌声を響かせ、その麗しい顔を蕩けさせたい。瑞々しい肢体を蹂躙し、胎を精液で満たしたい。
いくら触手たちに、性感帯を刺激するイボイボやボツボツがあったとしても獲物を捕らえられないのであれば意味がない。触手は初めての敗北に唇を噛み締めた(比喩)。
光り輝く金の髪、薔薇色の頬、艶やかな唇。凛々しい紫瞳。目を奪うかのような豊満な肢体。服の上からでもわかる——いや、鎧によって余計に強調されてるとも言える大きな胸。スカートに覆われても確かにわかる形のいいお尻。ニーソに包まれるのは瑞々しい太もも。
聖女ジャンヌは魅力的な獲物である。だが、それは見かけだけだ。聖女と言う虫も殺.せなさそうな肩書きはついているが、触手たちを圧倒する強者だった。
飛びかからずともわかってしまう圧倒的な強さ。
これが壊滅寸前のフランスを救った救国の聖女か——!
彼女の前では如何なる触手も、ちっぽけな生物でしかない。
それでも、と——。
ジャンヌ目掛けて、触手たちが飛びかかる。
——負けられないのだ。
触手たちにも譲れぬ矜持があった。
「……っ!」
ジャンヌは触手の群れを見る。
イボがついたもの、太いもの、細いもの、多種多彩な触手がジャンヌの艶かしい身体に目掛けて飛びかかる。>>782
「やぁああ!!」
ジャンヌは旗を振るう。鬼神が如き速さで触手を薙ぎ払う。それでも払いきれぬ群れ。けれど、ジャンヌの圧倒的な耐魔力がバチンと弾け、触手を焼いた。ジャンヌの有する魔力がフルに稼働し、視認できるほどの魔力がパチパチと爆ぜる。
触手が量を持ってしても、ジャンヌの前には塵と同じ。四方八方から触手がジャンヌに迫るが、ジャンヌが振るう旗の速さに追いつけない。ぐちゃりと触手が潰れて命宿さぬ肉へと変わっていく。
敗れた触手の体液がジャンヌへと降りかかる。
「うぁあああああああ!!!」
ジャンヌが吠える。
媚薬によって、引き起こされる興奮作用を戦意に書き換えてるかのように——。
エロトラップダンジョン第一層そのものが触手である。ジャンヌの立つ地面、四方を囲む壁そのものが襲ってきてるようだ。しかし、ジャンヌの前には意味がない。触手はジャンヌに触れる事すらなく絶命していく。
「申し訳ありませんが、一匹残らず駆逐します!」
ジャンヌが一歩踏み出す。力強い一歩が肉の塊を踏み潰した。
それこそが罠だった。肉に隠れた触手が足元からジャンヌへと這い上がる。
粘液で滑った肉——ヒルのような感触が足を這う感触にジャンヌに怖気が走る。
「っ!」
ジャンヌが振り払おうともそれは一歩遅い。その触手は爆けるように無数に分裂すると、各々ジャンヌの身体を這い回る。
それは小指ほどの大きさの触手だった。その体躯を生かした機動力は凄まじくあっという間にジャンヌの服の中に入り込んでいく。その粘液はもちろん媚薬である。這い回るだけでも女性を追い詰める。
ジャンヌがそれを引き剥がすも無数に張り付くそれは引き剥がしている間に、別の個体がジャンヌの下着に入り込む。
——あと少し。>>783
秘部へのと接触すれば、ジャンヌであれ女なのである。ひとたまりもあるまい。
服に侵入した触手は知っているのだ。難攻不落に見えた聖女であれ、媚薬が完全に効かない訳ではないのだ。その証拠に白い下着は肌色が透き通る程に濡れていた。下着と言う砦が愛液が零れるのを押し止めている。下着さえなければ、その太ももに幾多に筋を作っていただろう。
さぁ、膣中を蹂躙してしまおう。入り込んでしまえば、小ささ故に指では取れない。それとも、クリ●リスに吸いついてしまおうか。いずれにしても、あと少し。もう少し進めば、ジャンヌは嬌声をあげることになる。
「……ッ」
それはジャンヌが小さな声——漏らした吐息にも似た音。いや、舌打ちだった。
ジャンヌの手が伸ばされる——襲いかかる触手へではなく、腰の剣に!
「紅蓮の乙女——限定解除……ッ」
——燃えた。
刹那、ジャンヌの身体が赤い炎に包まれた。
ジャンヌは間に合わないと見るや、宝具を強引に発動させた。聖剣カトリーヌを用いて発動する紅蓮の乙女は、本来絶大な破壊力と引き換えに自己消滅する自爆宝具である。本来ならば詠唱が必要になる。ジャンヌはあえてそれをせずに、不完全な宝具を発動させたのだ。不完全なそれに破壊力はない。ただジャンヌの霊基を燃やす結果だけをもたらした。不完全が故に自己消滅も起きない。だが、ジャンヌの霊基に甚大な被害を与えた。
それでもジャンヌはそれを良しとした。
何故なら、ジャンヌの霊基が燃えるのであれば、その身体に張り付く触手ごと燃えるのだ。
——勝敗はここに決した。
『———』
触手の声なき声が響く。
じゅっと音を立てて、触手が燃え落ちていく。
聖女すら焼いた火に焼けぬものはないのだ。>>784
「は、ぁ……!」
ジャンヌは息を吐いた。
危機は脱したが、霊基への被害がひどい。自己消滅は免れたが、帰還すべき負傷である。
「……ジーク君、今行きますからね」
けれど、ジャンヌは進む事を選択する。
燃えた身体、燃えた服を最低限取り繕う。ルーラーの力で感知したジークの居場所はもっと奥。先は長いのだ。少しでも魔力を温存したい。
ジャンヌは瞳に強い意思を宿し、先に進む。
そんなジャンヌの意に反して、媚薬の効果は着実にジャンヌの身体を蝕んでいた。ついに下着では抑え切れなくなった愛液がジャンヌの太ももを伝い落ちた。
「——っ」
ジャンヌは強く唇を噛み締めて、意識を強く保った。
「ジーク君……」
彼を助ける為に——。
お、俺は一体なにを書いてるのだろうか?
エロくない
ネタがネタなのでR指定です
一旦ここまで>>785
そ、そんな、ここまでだなんて……
いや笑いが止まらないから充分すぎますわ、ジャンヌさんマジ力押しw
続きが来たら読ませて頂きますハイwww>>785
エロいんだよなぁ、、。まだ堕ちる前の、耐えてる時が一番エロいかもしれない。
強者でありながらも着実に追い詰められていく丁寧な描写が摩羅に響きます。なんやかんや最深部までたどり着くけど、触手に操られたジーク君に手も足も出ず大ピンチになって、でも最後は愛の力(適当)とかで勝利するのかなぁ。R-18話題の方に投稿していたらSSになってしまったのでこちらにも投稿。
他の方々と比べると短いです。
妖精騎士ガウェインことバーゲストたちに敗北したウェンフィールド軍、ボガードは一命をとりとめたがマシュとは引き離されてしまった。
しばらくして捕まっているうちに傷が癒えたボガードは他の兵士たちと共に「面白いものを見せてやろうと」、バーゲストの屋敷に案内される。
連れて来られた部屋ではなんとマシュが常時であのドレスをほとんどボロボロにしつつバーゲストと一人の人間の男と激しくまぐわっていた。>>788
「そんな、嘘だ…。」とショックを受けるウェンフィールド軍とボガード。
ボガードは「このっ!獣どもがあああ!」と叫ぶが檻に邪魔され激しいセックスを見ていることしか出来ない。
「ああああっ♥️先輩いいいいい、先輩と再開できて、エッチ出来て初めてを捧げられて嬉しいですうううううううう♥️あんなライオンとしなくてよかったでしゅううううあ♥️」と嬌声をあげるマシュ。
頭を抱えたボガードは伴侶が恥態をさらしているというのにそれに対して自分のムスコか勃っていることに気づく。
伴侶が寝取られていることに勃たせてしまうという有り様をさらしたボガードはマシュと共に人間と激しくまぐわっているバーゲスト、そして仲間からも軽蔑されてしまう。>>789
ボガードは知らない、今まさにバーゲストとマシュがまぐわっている人間の男こそが汎人類史からマシュと共にやって来てバーゲストに回収されたマシュの愛する先輩こと、藤丸立香だということを。
記憶喪失の女を側室として迎え入れたところで記憶がもどってしまえば容易くもとの男の元に戻ることをまじまじと見せつけられてしまう。
マシュを寝取られたと絶望するボガードは「はああああん♥️」と中出し絶頂したマシュの嬌声につられ、ズボン中に大量に射精してしまう。
妖精の伴侶にも人間の伴侶にも裏切られたボガードはズボンを行き場のない精液でベチョベチョにしながら
膝から崩れ落ちるのだった。最近ふとしたことで剣式さんの可愛さとデレッデレパワーの凄まじさに気付いてしまい完全にやられた。
初エッチもの。
寝取り寝取られの要素はない……と思うんだけど、自分の基準がガバ過ぎて分からない。苦手そうな人は注意。
===
「ええ、もちろん。嬉しいわマスター、あなたに抱いてもらえるなんて」
ほんのりと頬を染めて、愛しい恋人は俺の願いを聞き入れてくれた。
おまけに、
「私、初めてだから、優しくしてね?」
こんなことを言われれば、舞い上がるなと言う方が無理だろう。>>791
啄むようなキスからお互い恐る恐る舌を絡め合い、気付けば二人の混ざり合った唾液が口の端から溢れ出すほどに貪り合っていた。幾重にも重なった豪奢な着物を彼女の手に導かれながらほどいて行く。彼女の長く流れる黒髪が透き通る白い裸体を引き立てて、ただ眺めるだけで目眩がするほどの官能を覚えた。
すべすべとした肌をまさぐり、柔らかな乳房を掌に収めながら揉みしだき、つんと尖った先端を口に含む。彼女の肌のどこに触れても心地よく、下腹部に痛い程に血が巡っていくのが分かる。気付けば手と口だけでなく、硬く勃ち上がった己を彼女のなだらかな下腹部に擦り付けていた。その様を見た彼女は小さく笑いながら、もう自分も準備が出来ていると言って自身の秘裂に導いた。まだ触れてもいないそこは確かに既に濡れそぼり、ひくひくと物欲しげに蠢いていた。
「マスター」と、許すような懇願するような、熱い吐息混じりの声が聞こえた。
熱く蕩けた膣内の絡み付く感触に欲望のまま突き上げてしまいそうになるのを必死に堪えて彼女を傷付けないようゆっくりと己を埋めると、誘うように彼女の内部は俺を飲み込んで行く。
はぁ、と吐息を漏らした彼女は、うっとりとした表情で、つい口から零れたと言う風に、>>792
「ああ、こんな風に入るの……。彼のとは全然違うのね」
と呟いた。
……彼、の。
いま、何て言った?
「……式さん」
「なあに?」
「…………初めてじゃ、ないの?」
「え……あっ」
問われてようやく、彼女は自分の言った言葉に気付いたようだった。
分かってる。彼女の様な魅力的な女性が過去に経験があったところで、そんなのなんの不思議もない。それを嫌悪するような男にはなりたくない。だけど。初めてだなんて、そんな嘘を吐かなくたって良いじゃないか。そんなの、からかいだとしてもあんまりだ。
「……俺が一人で浮かれてるのを見て、楽しかった?」
「マスター、違うの」
ぐるぐると、醜い感情だけが目の前を覆っていく。
「いつもの好奇心で、その男のと比べてみたかったの?」
「違う、聞いて、私は、」
「うるさい!もう何も聞きたくない!」
式さんは身体をびくりっと震えさせて、悲しげに目を伏せながら唇を引き結び、もうなにも言わなくなった。その姿にすら苛立って、ただ乱暴な衝動に突き動かされながら彼女の中に入れたままの自身を奥めがけて突き立てた。>>793
優しくしたかった。一緒に気持ち良くなりたかった。……愛情を、確かめ合いたかった。そんな夢心地はとうに消し飛んで、残った醜い感情のままに快楽だけを貪ろうと彼女の襞を使って肉棒を擦りあげる。相手の性感などお構いなしに、ただの自慰の様にその身体を使う。だと言うのに。
「――っ!ぅ――っ、――っ!」
きゅっと閉じられただけだった式さんの唇は、いまはもう歯を食い縛り、必死に嬌声を圧し殺している。顔を半ば枕に埋めて、その表情は伺えないが……こんな性処理道具のように乱暴に扱われて、それでも式さんの身体は悦んでいる。男のモノが突き入れられる度に肉襞はきゅうきゅうとうねりながら締め付け、ぬるぬるとした愛液がとめどなく溢れる。奥まで乱暴に突き上げれば身体全体をしならせて、すらりとした足のその指の先までふるふると快楽に酔っている。処女どころか、男に開発され尽くした雌の身体だ。
「ぁ―――ぁ、ぁ――――」
どれだけ押さえても漏れる嬌声混じりの吐息も、肌にうっすらと浮かぶ汗の匂いまでが全て男を興奮させるためにある様だった。――――俺の知らない、誰か他の男を。
どぷっ。どるっ。ぶびゅっ。
焼けつく様な嫉妬と共に、なんの予告もなしに彼女の膣内に精を吐き出す。
「ぁ――――、ふ、ぅ――ぅ、うぅ……っ」
式さんのナカが痙攣する。中出しの感触でイッたらしい。これまでに無いほどの締め付けで俺から精液の全てを搾り取り飲み干そうとしている。その細い腰が折れてしまうのではないかと思うほど身体を仰け反らたまま、ビクビクと震え続けて長い絶頂を味わっているようだった。
彼女の身体がようやく落ち着いた頃に俺のモノも萎えて引き抜かれる。その拍子にごぼりと精が零れ、行為中に式さんから溢れた愛液でびしゃびしゃに濡れたシーツに落ちる。むせ返るような性交の匂いとは裏腹に、俺の頭は急速に冷えて行った。>>794
「……なんで抵抗しなかったの」
ごめん、なんて言ったところで、何にもならない気がした。けれど沈黙にも耐えきれなかった。
「……喋っても、いいの?」
……ああ、俺が、聞きたくないって言ったからか。
気まずさに目を合わせられず、身体ごとそっぽを向いていた俺はそのまま黙って頷く。身体を横たえたままの彼女はいつもと同じような言葉を返す。
「私、あなたの命令ならなんだって従うわ。あなたのサーヴァントですもの」
ああ、俺に犯されることなんて、式さんにとっては取るに足らない話なんだな。厚かましいとは分かっていても、そんなことを辛く感じる自分が居る。
「でも、あなたの命令でこんなに悲しい気持ちになることがあるなんて、知らなかった」
その言葉に反射的に彼女の方を振り返る。目が合うと、悲しげに寄せられた眉がほんの少しほどかれた様な気がした。
身体を起こした式さんが、俺の隣に座る。
「マスター、聞いてくれる?」>>795
「あの娘、もう一人の式。サーヴァントではない元々の私の肉体は、あの娘の――正確に言うと、サーヴァントのあの娘のもとになった人格の――肉体でもある。だからサーヴァントととしての私の身体にも、あの娘の経験が刻まれている」
「だから、ごめんなさい。比べるつもりなんてなかったの。ただ、身体が覚えているものと違って、つい口に出てしまった」
「ごめんなさい……何を言っても言い訳ね」
「でも、これだけは信じて。たとえこの身体が処女でなくても、私を抱いたのはあなただけ。初めてだって言ったの、嘘じゃないわ。あなたに抱かれるのが嬉しいって言ったのも、あなたのことが好きなのも……嘘じゃない。どうか、信じて」
祈るようなその言葉に、たまらなくなって彼女を抱きしめる。
「ごめんなさい……疑って、式さんの初めて、酷いことして、ごめんなさい……」
なんと謝って良いのかも分からない。ただあとからあとから浮かんでくる後悔と自責を絞り出す。
「ありがとう、マスター。私こそ、傷付けてごめんなさい」
式さんの細い腕が、俺の背中に優しく回される。いつものような穏やかな笑顔で見つめてくれる。もう二度と向けてもらえないと思っていた、優しい瞳。
「ごめん、ありがとう、ごめんなさい。もう二度とあんな酷いことはしないって約束する」
安堵と共に、強く心に誓う。
「ふふ。じゃあ今度こそ優しく……いいえ、優しくしなくたって良い。今度こそ、恋人のえっちをしてね?」
そう言って式さんは俺にキスをした。>>796
心は処女!身体はグズグズ!浪漫だよね。
一切出てこない殺式さん(と言うか元の人)が一番流れ弾被弾してるのは、ごめん。>>798
普通に自分とは別の人格として気にしないんじゃないかな
でも造形は同じだから自分はしないだろう表情・仕草を見て戸惑ったりして欲しいな>>798
別人格だしセーフ!って思って書いたけど、どちらにも失礼だと思いつつ後日殺式さんに会って「この人もあんなに乱れるんだ……」ってつい思っちゃったのがバレて剣式さんにお仕置きされるのはアリだなと思いました。
殺式さんと旦那さんはこっちが同一視しなければ許してくれる……と思いたい。コヤンスカヤが、本編で唯一自分の本拠地にムリアンの事連れて行ってもいいなんて言ったせいで、コヤムリに狂ってしまったので、とりあえず勢いで書けるところまで、書いてみました。
ボガード様とかを見る限り、他の妖精とか人間は生殖行為できなくても、行為ぐらいはしてるだろうけど、ムリアンは仲間を失って以降はすることを認める相手もいなさそうだと思ったので、知識だけの未経験処女?的な感じで、かつ1200年目に会えた友人ということで、コヤンにガード緩めな感じじゃないかなぁって勝手に解釈しました。
ある日のグロスター、予言の子一行が妖精國を大きな渦に巻き込もうとしていることなど嘘のように、陽光が差す穏やかな翅の氏族長の執務室で。
「貴方のいた世界では、愛する者同士でキスなどということをするそうですね、コヤンスカヤ?」
「急にそんなことを言い出すなんて、どうされまして、ムリアン様?」
「単なる知識欲から来た興味です。あちらの世界から、取り替え(チェンジリンク)された書物で読んで気になってはいたのです。私に触れることを許そうなんて程の妖精は、居なかったので試せなかったのですけれど、コヤンスカヤならいいかなって。」「ただの商人に、そう言ってくださるのは光栄ですけれど、本当によろしいのですか?ムリアン様。」
「いいと言っているじゃないですか、光栄だと思うならほら、素直にする準備してください。」
そのような無邪気なことを口にする彼女を見ていると、まるで復讐者などには見えなかった。
元々日の下でたおやかな指で、頁を捲っているのが似合うような美しく穏やかな少女なのだと思いながら、彼女を壊した牙の氏族に考えを巡らせる。友人を傷つけたものとして、憎めばいいのだろうか?
それとも、彼女を寄る辺ない孤独な者に仕立て上げて、わたくしと同じにしてくれたことを感謝すればいいのだろうか。ぼーっとしながら取り止めの無い思考の海に入ろうとしていたところで、彼女に声をかけられた。「私じゃどう頑張っても届きませんね。背が高すぎますよ、コヤンスカヤ。さっさと頭かがめてください。そうじゃないとできないじゃないですか。これ、ほんとに向こうでやってることなんですか?不便ですね。」
先ほどから、普段とはあまりにも違う、子供じみたことを口走る彼女に、狡猾で冷静な氏族長以外の面を見れておかしな気持ちになり、苦笑しながらも彼女の唇が届くように体を傾げた。
「……はい、これでよろしいでしょうか、ムリアン様。」
身をかがめた途端、彼女は思い切り端正な顔を近づけてくる。最初の口づけはあまりにもあっさりだった。
風情のなさが、知識欲旺盛な彼女らしい。
「……ぷぁ、なかなか悪くないじゃないですか。どこかあったかくて、にゅるにゅるしてて、粘膜の接触だなんて、気持ち悪いはずなのに。あちらの世界の人間も、面白いコト考えるものですね。」
「初めてシたというのに、ロマンも何もない、あまりにもな感想ですわね、でもある意味ムリアン様らしいですわ。」
知識の収集に寄り過ぎた、情感のない感想。知識欲を貴ぶ翅の氏族の長らしい。「一回だけじゃまだよくわからないですから、もう何回かさせてください、コヤンスカヤ……。」
だがどうやらそれだけではなかったようだ。
人間がするような粘膜接触のくだらない真似事に、ムリアンは1200年の孤独を埋める何かを感じている。
寂しげな目を、復讐という鎧と氏族長の矜持で覆い隠している美しく悲しい妖精が、人類悪たる愛玩の獣などを求めていることに、嗜虐欲と独占欲が湧いてくる。
気づけばムリアンをベッドに押し倒していた。
「コヤンスカヤ、これはどういうことですか?」
「本で読んだならお分かりでしょう、ムリアン様。人間の愛情表現にはまだ先があるのですわ。折角ですから、お試しいただいてもいいのでは?」
「今日はそちらまでする気はありません、そこをどきなさいコヤンスカヤ……ひぁ、どこを触っているの。やめてっ。」
「嫌なら妖精領域を使ってくださればよろしいじゃないですか。そうすれば抵抗もなくこの場を収められましてよ。しかし私が行為を続けられることが、ムリアン様が無意識にでも、続きを望んでおられる証なのです。」ムリアンがわたくしと事を荒立てたくないのは内心わかっていること。全ての殻をはぎ取った彼女は、ただの寂しがり屋の女の子、やっと出会えた友人とこんなことで争いたくないのを知っている。そんな弱みに付け込んで、このような蛮行に出るなどと、まるで人間のようではないですかと考えながらも、もう手も、口も、彼女を蹂躙することは止められなかった。
「せ、せめて痛くしないでください。痛いのは、ひどいことは怖いんです。」
「解っておりますわ。押し売りのような形ですけれど、精一杯ムリアン様が満足できるようにさせて頂きます。」
………………
「ソコ、摘まむのやめてぇ、びりびりするのぉっ。」
「そ、そんなとこまで入れるんですかっ。ぁ……だめっ入らないっ…そんなのむりぃっ。」
「何かキちゃう、頭真っ白になっちゃうの、怖いのコヤンスカヤぁっ、手、握っててくださいっ。」
「ひぃ……やぁっ……あぁ、んんんんぅっ。」
………………
行為が終わると、彼女はぽかぽかとわたくしの体を叩きながら、
「ケ、ケダモノです、いきなり蹂躙するみたいにシてくるなんて、ひどいじゃないですか。」
「内心望んでたのはムリアン様もでしょう?そうじゃなかったら、わたくし手も足も出せてないはずですもの。」
「だ、だって寂しかったんです。友人だなんてこの1200年一人もいなかったし……、繋がるのが気持ちよかったのも、仕方ないことじゃないですかっ!―――ふふふ、あははっ。あーすっきりしました。こんなこと誰かに喋ったの、貴方が初めてですよ、コヤンスカヤ。」
「それはそれは、とても光栄でございますわ。プリンセス。」
ベッドに投げ出された彼女の足に、忠誠を誓う騎士の様に口づけた、「ぅ……ふふっ、くすぐったいですよ、コヤンスカヤ。……、もし、あいつらへの復讐が終わって、先に進めたら、その時はまたシてもらってもいいですか?
その時は、きっと受け入れられるかもしれないですから。」
「ええ、ムリアン様のご予約であれば、いつでも承りますとも。」
契約を受け入れるフリをしながらも、その日が来ないことは解っている。いくら野蛮で暴力的な牙の氏族も、この妖精國ブリテンでは必要な要素だ。彼女の望みがかなう時、この特異点は滅び去る。そもそも彼女の柔らかい心は、復讐という救いのない行為に耐えられるようなものではない。
だがもし奇跡的に、彼女が賢者として踏みとどまってくれるのなら、わたくしの理想郷に呼び込むのも悪くはないだろう。霊長類園での、彼女とのあり得ざる日常を陽光の中で夢見て、まどろみながらその一日は過ぎていった。ムリアンが本編で留まってくれたら、霊長類園でコヤンといちゃらぶ生活もあったのかなぁなんて夢を見ながらも、それはありえない結末なのだろうって悲しくなりながら書いてみました。
>>798
殺式はあんまり気にしなさそう。でも同じ顔でぐちゃぐちゃに乱れてるの見て当てられて発情して黒桐くんに求めるのはいいかも。- 809すべてが終わった後に、でれっでれな絆MAXなカーマちゃんと初めて海に行ったついでに岩陰セックスするだけのお話①。2021/08/13(Fri) 01:40:07ID:czMDgxNjE(8/45)NG報告
人理修復、人類白紙化事件を解決した人類最後のマスターは日常に帰還した。
魔術を知る以前の以前の日常を取り戻したかに見えたけれど、1つだけかつての生活とは違うことがあった。
『愛に疲れ、絶望したかつての人類悪たる私に、愛の素晴らしさを思い出させたんですから、無責任に元の生活に戻るなんて許さないです。
あなたはもう私の中にいるって言ったじゃないですか、逃がしませんから』
カルデアから日本に帰還した僕の前に、単独権限までして追いかけてくれた、最愛のサーヴァントたるカーマと、アパートで共に暮らしていることだ。
そして、今は8月、日常に帰還して、愛の神たる彼女と迎える初めての夏。 - 810すべてが終わった後に、でれっでれな絆MAXなカーマちゃんと初めて海に行ったついでに岩陰セックスするだけのお話②。2021/08/13(Fri) 01:42:53ID:czMDgxNjE(9/45)NG報告
「これが夏の海ですか。あっつくて、潮風はべたべたして、変な感じですねぇ。」
波の音が聞こえる浜辺、灼熱の日光が照らし出す海。
銀糸のような、美しい長髪、バランスが取れていながら、量感に溢れる柔らかそうな体を、蓮の花柄のビキニに包んだ愛の神カーマがそこにいた。
片手でもう片方の二の腕を掴んで、谷間を大胆に見せて、胸をむにゅりと寄せている様や、ややきわどいボトムスから、すらっとした太ももを大胆に見せている様は、大変似合っているのだけれど、
大胆すぎるんじゃないかって不安になる。彼氏としては恋人のこんな姿、他の人には見せてほしくはなかった。とはいえ折角初めての海に来た彼女に、そんなこと言っても仕方ないと思って、心の内側に仕舞い込んで、何もないように、会話を続けた。
「カーマは、夏の海は初めてだもんね。」
「ええ、マスターさんが、他の女性とばっかり海に行くんですから仕方ないですよねぇ。こんな可愛い彼女放っておいて。とんだ節操無しですよ。」
「それは、特異点解決のためだから仕方なくて―――。でも不安にさせたなら、謝らないとだよね、ごめんねカーマ。」 - 811すべてが終わった後に、でれっでれな絆MAXなカーマちゃんと初めて海に行ったついでに岩陰セックスするだけのお話③。2021/08/13(Fri) 01:43:19ID:czMDgxNjE(10/45)NG報告
「はぁ!?誰が不安ですか、マスターに放置されて、こんな私じゃダメなのかなとか、
私だって水着デートしたいとか、そんなこと思ったことないでーすっ、ふんっ。」
「ほんとごめんてば、許してよ。」
「そんな怒られた子犬みたいな顔してもだめです。機嫌取りたいなら……沢山私にかまってくださいよ。」
「うん、そうする。」
不機嫌そうな彼女の華奢な肩を、きゅっと抱き寄せて、その花びらのような唇にキスをした。
「ちゅぅ、んむっ…ぷぁっ。よろしいです、その調子でちゃんと私を愛してくださいね。」
「もちろんだよ。こんな可愛い神様に、そんなこと言われたなんて、男冥利に尽きるというものだし。」
「ふーん、キザなセリフですね。まあいいです、それじゃ、手でも握ってエスコートしてください。王子様……一杯大事な思い出を作らせてくださいよ。」
どこか期待を込めた顔をする、大切なお姫様に手を伸ばして、たおやかな指に、自分の指を絡め合わせる。
「それじゃ行こうか、カーマ。」
「…………はい。」
肩を寄せ合って、ぎゅっと固く指を絡ませ合いながら、彼女と平和に居られることを嬉しく思いながら、二人で海に向かった。 - 812すべてが終わった後に、でれっでれな絆MAXなカーマちゃんと初めて海に行ったついでに岩陰セックスするだけのお話④2021/08/13(Fri) 01:45:16ID:czMDgxNjE(11/45)NG報告
一杯二人で水を掛け合って遊んだり、波打ち際を歩いたり、砂に埋められてカニを目の前に置かれる伝統的な悪戯を喰らったり、ふよふよ流されてきたクラゲを、観察するカーマを見守ったりして、今は人影のない岩陰にまで来ていた。
「ここは、向こうの人まみれのとこと違って、静かでなかなかいいですねぇ。」
「そうだね。あっちも楽しかったけれど、カーマは美人だから、色々な人に見られてて、ちょっと落ち着かなかったかも。」
「まあ私は完璧な愛の神ですから、胸とか太ももとか、じろじろ見られても仕方ないですけれどね。もしかして、焼きもちをやいたりとかしてくれたりしてます?」
「そりゃするよ。カーマと海に来られたのは嬉しいけど、カーマは俺のだからって、色目向けてる人には言ってやりたかったかな。」
「ふーん、そうなんですねぇ。でも大丈夫ですよ。」
「え?」
むにゅりと柔らかい感触が腕に伝わる。カーマが薄い水着1枚に包まれた胸を、押し付けてきている。
「ここも」
さらに筋肉を適度につけながらも、女の子らしい柔らかさを感じる太ももで、足を挟み、股間をぐりぐりと膝で刺激していた。びきりと、男性器に血流が集中していくのを感じる。
そのまま耳に唇を寄せられて、囁かれた。
「唇、太もも、アソコに至るまで、私の体は、ぜーんぶマスターだけのものですから……ね。
愛の神に、子作り中出し射精なんて出来ちゃうの、世界であなただけなんですよ、ふふ。」
「カーマ……っ!!」
「ふふ、膝でぐりぐりするだけで、大きくなっちゃってますね。ここ、お外ですけれど、シたくなってきましたか、マスター?」
「はぁ…はぁっ…!」
「ぁんっ、すっかり目が血走っちゃってますね、マスター。いいですよ。様子は一応見てましたけど、
人は来なさそうですし、射精させてあげますよ。ほら、ソレ出してください。」 - 813すべてが終わった後に、でれっでれな絆MAXなカーマちゃんと初めて海に行ったついでに岩陰セックスするだけのお話⑤2021/08/13(Fri) 01:47:55ID:czMDgxNjE(12/45)NG報告
しゅ……しゅっ。何かを擦るような音と、ぐちゅ、ぐちゅっという水音が、波の音に紛れて聞こえる。
「っ、ぅ、はぁっ…。」
「お外だっていうのに、すっかりお手々に夢中になっちゃってますね。気持ちよさそーな顔してますよぉ?」
カーマの滑らかな指が、水着からまろび出された、男性器に絡みつき、粘度の高い先走り汁を纏わせながら、リズミカルに扱きあげていく。
亀頭のお腹側をすりすりと掌で包む様に撫で回し、もう片手はきゅっと輪を作る様にカリ首を捉えると、上下に擦りあげ始める。
「っ、ぅぁあ、ひっ。」
「マスター、可愛いですよ、弱い所ぜーんぶ虐められちゃって、いつ見られてもおかしくないのに、おちんちん興奮させちゃってる姿も、とろとろのお顔も素敵です。」
きゅっきゅっと、指で作った輪っかを締め付けられながら、幹からカリ首、亀頭に至るまでを一往復されるだけで、頭にびりびりとした電流が走る。 - 814すべてが終わった後に、でれっでれな絆MAXなカーマちゃんと初めて海に行ったついでに岩陰セックスするだけのお話➅2021/08/13(Fri) 01:48:46ID:czMDgxNjE(13/45)NG報告
「いいですねぇ、すっかり私に夢中って感じで。でも、まだ足りないでしょう。ほらっ!」
扱く手は止まらないまま、カーマのもう片手が、快楽で震えるだけの俺の手を掴んで、むぎゅっと心地よい感触の元へと誘導する。
大好きな女神様の、極上に実った乳房、その柔らかさであると感じた途端、男性器の快楽が強まるのを感じた。
「んぅ、はぁっ……マスター、私のおっぱい大好きでしたもんね。触れさせた途端、おちんちんびくびくーって喜んでたのわかりますよ。いっつも家でも触ると幸せ―って顔してますもんね。」
サディスティックな笑顔を浮かべて、男性器を弄りながら、もう片手は俺の手に重ねて、むにゅりむにゅりと、胸を揉ませてくる。
水着の上からでも伝わる。固くなった乳首の感触が、カーマもまた興奮してくれている事実を伝えてきて、射精感がこみ上げてくるのを感じた。
「っ、ひゃう…っ、こうしてると、私まで気持ちよくなっちゃいますねぇ。マスターが、私の手で気持ちよさそうなの見てると、私も興奮しちゃうんですよぉ。」
最愛の彼女が、愛の神カーマが、外で、自分の男性器を弄っているだけで、興奮している事実が、最期のとどめだった。
「っっ、うぅ、くぅ、ああっ……!!」
だらしない声を出しながら、びくびく震えるソレの先から、びゅるるっと、白濁した精液を吐き出した。
「手あっつういです。ふふ、どろどろの精液、しっかり出せましたね。えらいですよ。」
びくびくと震えながらも、精液を吐き出すソレを、褒めるように撫でられて、ひくりと体を震わせた。 - 815すべてが終わった後に、でれっでれな絆MAXなカーマちゃんと初めて海に行ったついでに岩陰セックスするだけのお話⑦2021/08/13(Fri) 01:49:53ID:czMDgxNjE(14/45)NG報告
「さてと、次はっと。あの岩あたりがやりやすいですかねぇ。」
彼女は、自分の胸へと誘導していた手を離すと、きょろきょろと周りを見渡して、身近な岩に目を向けると歩き出す。
―――そのまま、岩に片手を付けて、こちらに向かってお尻を誘う様に揺らしながら、もう片手で水着をずらして秘所を見せびらかすと。
「今度は、私のアソコいっぱい味わってくださいね。さっきも言いましたよね、私の体はぜーんぶあなたのものなんです、マスター。」
「……沢山中出しして、マスターの物だって所有印刻んで、誰に見られても変わることのない、あなただけの愛の神にしてくださいね。」
神様が言うとはとても思えない、淫らな願望を口にして、指で膣口をくぱぁっと開く様子を見て、萎えた肉棒が復活していくのを感じる。
ゆらりと、彼女に近づくと、すっかり硬度を取り戻したソレを、ぐっしょりとした入口に、ぴたりと当てた。
「何もしてないのに、ぐしょぐしょだね、カーマ。……俺の弄ってるだけで、そんなに興奮したの?」
すり、すりと、入口を擦りながら、彼女の状態を言葉で責めるように、問いかける。
「はぁっ、んんっ、ひゃぅっ…、じらさないでくださいよぉ、わかってるくせにぃっ。興奮してます、大好きなマスターのなんだから、触ってるだけで、濡れちゃうんです!」
「もう我慢できないですから、早くマスターの熱くて固いの、ブチ混んでくださいぃ……っ!!!」
はしたない願望を口にしたと同時に、彼女の膣口から、待ちきれないといわんばかりに、ごぽっと愛液が溢れたのを見て、理性の糸が切れた。
彼女の細腰を乱暴に手で掴むように固定すると、亀頭の先を熱くぬかるんだ膣口に合わせて、じゅぷぷっと突き入れた。
―――きゅぅぅっと入口の壁が、亀頭の先を柔らかく包み込んで、奥に向かわせていくのを感じる。 - 816すべてが終わった後に、でれっでれな絆MAXなカーマちゃんと初めて海に行ったついでに岩陰セックスするだけのお話⑧2021/08/13(Fri) 01:50:46ID:czMDgxNjE(15/45)NG報告
最愛の彼女の極上の愛を、性器で感じる幸福感、正気を失うように頭が蕩ける。
「あ、はぁっっ…、入ってるぅ、マスターの固くて熱いの、来てますぅっ。」
「はぁっ、はぁっ…カーマの中、熱くて、とろけそうっ。気持ちいいっ、」
じゅぷ、じゅぷ、ぱん、ぱんっ、理性もなく、彼女の腰を掴んで、まるでオナホールにでもするかのように、思いっきり突いては、引き、引いては、突く。
一往復するごとに、ぞりぞりぞりっ、と膣壁の襞が、極上の快楽を性器に叩き込む。
「っっっ、はぁっ、ひゃぅううっ、んんぅ、好き、マスター、すき、おちんちん、気持ちいいっ。」
「カーマっ、愛してるっ、はぁっ、くぅうっ…っ。」
いつ射精してもおかしくない快楽の中、それでもカーマと一緒にイきたいという思いだけで、必死に射精をこらえながら、ひたすら淫らな前後運動を繰り返す。
―――気づけば手は、腰から上に伸びて、豊満な胸に向かっていた。
ずるっと水着を乱暴に引き摺り下ろすと、たぷんっと溢れ出て、突かれた衝撃で揺れる両胸を鷲掴みにして、揉みしだく。
「ひぃう…っ、お、おっぱいまでっ…っうっ、はぁ、ひぁ、あぁんっ、だ、だめぇ…ッ!」
乳房を刺激されて、さらにどろどろの甘ったるい嬌声を上げるカーマに、興奮を強めて、腰の動きを早めた。 - 817すべてが終わった後に、でれっでれな絆MAXなカーマちゃんと初めて海に行ったついでに岩陰セックスするだけのお話⑨2021/08/13(Fri) 01:51:18ID:czMDgxNjE(16/45)NG報告
どちゅっ、どちゅっ、と子宮口にまで届けと言わんばかりに性器を奥に押し付けては、入り口まで引いて、また突き入れる。
「ぁっ、はぁんっ、お゛っ、あぅっ、ひぎぅ…あぁっ、んぅ…ッぉ、こ、れ、びりびりクるぅっ。」
彼女の甘ったるい悲鳴が、濁音交じりの嬌声に変わるのを聞き、ラストスパートと、突き入れる速度を最大に上げた。
胸を思いっきり、ぎゅううっと握る様に揉み、華奢な体が壊れるような勢いで、性器を奥に奥にと、突き入れる。
お互いの体は、汗と、精液と愛液で塗れて、溶け合う様に絡み合う。
どちらがどちらだか解らなくなりそうで、まるで一体化するような幸せな錯覚を覚えながら、行為を続けていると、彼女の体が震え、ぎゅううっと膣壁が締め付けを強めて
「っひィっ…はぅっ、ひぎっ、お゛ぉっ…ぐぅっ、クるぅっ、イっくぅっ~~~~~~ッっ」
喉の奥から、濁音交じりの幸せそうな嬌声を上げて、カーマが絶頂した。彼女の絶頂を見て、我慢の限界が来た。
きゅううぅっと震えて、これまでにない強さで締め付ける膣壁に、性器を突き入れる極上の快楽を味わいながら、彼女の奥に、射精した。
「ぅううっ……で、でるっ、イっ…くッ!!」
どぷっ、びゅうっ、びゅるっ、びゅるるっ。
ぎゅううっと子種を飲込もうとするカーマの子宮口に、どくんどくんと、精液を吐き出していく。
細い腰が折れそうなくらい、のけ反らせて絶頂の余韻に乱れるカーマを、力いっぱい抱きしめながら、最愛の彼女の中に、精液を吐き出し続けた。
そうして、最期まで快楽を堪能すると、二回の射精を終えて、萎えた肉棒をずるるっと引き抜いた。
ごぽぉっと、精液と愛液の混じった液体が彼女のぽっかり空いた膣口から、砂浜に零れていった。 - 818すべてが終わった後に、でれっでれな絆MAXなカーマちゃんと初めて海に行ったついでに岩陰セックスするだけのお話⑩2021/08/13(Fri) 01:51:56ID:czMDgxNjE(17/45)NG報告
「あは…たくさん出されて、所有の証、付けられちゃいましたね。もしかしたら、デきちゃったかも。」
こちらを振り向き、お腹を幸せそうに撫でるカーマを前にして、愛おしさがこみ上げてきて、彼女をぎゅうっと抱きしめる。
「うぇぇ、な、何ですかぁ!?―――ふーん、子供できちゃうかもなの…そんな嬉しいんですねぇ。」
しみじみとしながら、お腹を抱くカーマの耳元に、顔を近づけて、そっと耳打ちした。
「今度、長い休みが取れたら、家族の元に戻ろうと思うんだ、カーマのこと紹介しようかなって。一緒に来てくれる?」
「ええ、いいですよ。あなたみたいに、沢山の因果を抱えた人類最後のマスターのお嫁さんになれる女の子は、私ぐらいしかいないですから。
でも、できちゃった婚とかなっちゃうと、ご家族の皆さん倒れちゃうかもですねぇ?これから、セックス我慢とかしたほうが、いいですかねぇ?」
「……カーマ、もうシてくれないの?」
「あぁ、もうそんなしょぼくれた顔しないでください、しますよ。―――それに、大好きなマスターとセックスするの我慢なんて、私の方が無理ですし。
あーあー、なんでもないですぅー。」
この笑顔を毎日見ていられるだけで、ずっと立っていられる、走り続けられる。
人理修正と、異聞帯切除という一人には支えきれないような戦いを超えた後でも、自分自身の人生を。
誰よりも可愛らしい、大好きな愛の神様と支え合って生きていける、この幸福の中でなら。 - 819すべてが終わった後に、でれっでれな絆MAXなカーマちゃんと初めて海に行ったついでに岩陰セックスするだけのお話⑩2021/08/13(Fri) 02:02:19ID:czMDgxNjE(18/45)NG報告
こっちを責めるときは微Sというか音声作品っぽく気持ちよくしてくれて、受けの時は、M成分混じりで、乱れてくれる、パーフェクトヒロインカーマちゃんを、目指したいと思い書いてみました。そしてオベロンも当てれなかったので、せめて今年水着カーマが実装されて、カルデアに来てくれないだろうかという願いも込めました。
- 820すべてが終わった後に、でれっでれな絆MAXなカーマちゃんと初めて海に行ったついでに岩陰セックスするだけのお話⑩2021/08/13(Fri) 11:12:14ID:czMDgxNjE(19/45)NG報告
>>817
「あは…たくさん出されて、所有の証、付けられちゃいましたね。もしかしたら、デきちゃったかも。」
こちらを振り向き、お腹を幸せそうに撫でるカーマを前にして、愛おしさがこみ上げてきて、彼女をぎゅうっと抱きしめる。
「うぇぇ、な、何ですかぁ!?、……ふーん、子供できちゃうかもなの、そんなに嬉しいんですねぇ。」
しみじみとしながら、お腹を抱くカーマの耳元に、顔を近づけて、そっと耳打ちした。
「今度、長い休みが取れたら、家族の元に戻ろうと思うんだ、カーマのこと紹介しようかなって。一緒に来てくれる?」
「ええ、いいですよ。あなたみたいに、沢山の因果を抱えた人類最後のマスターのお嫁さんになれる女の子は、私ぐらいしかいないですから。でも、できちゃった婚とかなっちゃうと、ご家族の皆さん倒れちゃうかもですねぇ?これから、セックス我慢とかしたほうが、いいですかねぇ?」
「カーマ、もうシてくれないの?」
「あぁ、もうそんなしょぼくれた顔しないでください、もちろんシますよ。―――それに、大好きなマスターとセックスするの我慢するとか、私の方が無理ですし。あーあー、なんでもないですぅー。」
この笑顔を毎日見ていられるだけで、ずっと立っていられる、走り続けられる。
人理修正と、異聞帯切除という一人には支えきれないような戦いを超えた後でも、自分自身の人生を。
誰よりも可愛らしい、大好きな愛の神様と支え合って生きていける、この幸福の中でなら。 - 821すべてが終わった後に、でれっでれな絆MAXなカーマちゃんと初めて海に行ったついでに岩陰セックスするだけのお話2021/08/13(Fri) 11:12:55ID:czMDgxNjE(20/45)NG報告
最後のレスで改行とかおかしくなってたので、その部分だけ投稿させ直させて頂きました。
- 822すべてが終わった後、同棲してるカーマちゃんに、耳かきしてもらうだけのはずなのに、途中から何かがおかしい話①2021/08/14(Sat) 03:42:02ID:Y2MTQzNTg(21/45)NG報告
お盆休みぐらいしか、書けそうにないので途中かもなうえにR18でもないんですけれど、投稿させてもらいます。以前のカーマちゃんのやつと、だいたい同じような世界観で、同棲してるカーマちゃんに、耳かきしてもらうだけ?のお話です。
ぐりぐり、ぐりぐり、と指で耳の穴を擦る様に弄る。しかしいくら続けても、どうにも奥の方の痛痒は消えてくれないようで。
「うーん。」
「どうかしたんですか、マスター?さっきからそんなとこ触ってばかりですけど?」
眉を顰めて、耳の穴を弄る奇妙な光景を見咎めたのか、Tシャツにショートパンツなんて気楽な姿で横になり、すっかりアパート生活を堪能している、恋人である愛の神カーマに問いかけられた。
「さっきから耳の奥が痒くてさ、色々弄ってはいるんだけど、直ってくれなくて。」
「はぁ、そんなことだったんですか。人間てのは不便ですよねぇ。少し調子悪くするだけで、気分も体調も何もかも微妙な感じになっちゃうとか。」
「ほんとだよ。気にしなければいいだけの話なんだけどね。まあカーマに無駄に気を使わせちゃったみたいだし、こんなの大したことないから我慢するよ。」
「別にいいですよ。それと、我慢する必要もないです。少しだけ待っていてください。」 - 823すべてが終わった後、同棲してるカーマちゃんに、耳かきしてもらうだけのはずなのに、途中から何かがおかしい話②2021/08/14(Sat) 03:42:38ID:Y2MTQzNTg(22/45)NG報告
一度気になった違和感や痒みは消えてくれないけれど、まあ我慢できないこともないだろうと思って彼女にそう告げたが、それを否定したカーマは突然立ち上がると、奥の棚の方に向かっていって。
「うーん、たしかこの辺でしたよね、やっぱり、ありましたありました。」
そんなことを呟いて、棚から何かを探していたカーマが戻ってくると、両手には、様々な耳かきが入ったケースと何か液体の入った容器を持っていた。
「それ、耳かきセットってやつだよね?なんでそんな使い所限られるやつ持ってるの?」
「―――この前、ドラマで、仲のいい夫婦が耳かきしてるの見て、いいなぁって思ったんですよね。それに完璧な愛の神たるこの私が、耳かきぐらいできなくてどうするという話ですし。本当に使い所限られてるので、何で買っちゃったかなとか思ってましたけど、備えはしておくものですね。」
すっかり現代に染まった、神様らしくない発言をすると、彼女は慣れた動きで肉付きのいい脚を折りたたんで正座すると、ぽん、ぽんと太ももを軽く叩いて。 - 824すべてが終わった後、同棲してるカーマちゃんに、耳かきしてもらうだけのはずなのに、途中から何かがおかしい話③2021/08/14(Sat) 03:42:59ID:Y2MTQzNTg(23/45)NG報告
「ほら、ここに、ごろん、ってしてください。痒いのなんか、ぜーんぶ吹き飛んじゃうような、気持ちいい耳かきシてあげます。」
「う、うん。でも随分積極的だね、カーマ。」
「貴重な耳かきの機会だからって、すごいテンション上がってるとかそういうことじゃないですよ。耳の穴なんか気にしてるマスターが、可哀想で仕方ないからしてあげるだけですから。」
相変わらず、微妙に素直じゃない恋人の膝に、おずおずと、横になって、カーマの白くてむっちりした太ももに、頭を乗せる。その瞬間ふにゅんっ、とどんな枕より心地よい感触が頭に帰ってくる。それだけでも、痒みなんて消えてしまいそうなぐらいだった。
「ふふ、まだ太ももに頭乗せただけなのに、幸せそうですねぇ。そんなのじゃこの先どうなっちゃうのか、楽しみですよ。それじゃ辛そうな耳、どんなことなってるか見てみましょうか。」
からかうような笑い声を漏らしながら、彼女の端正な顔が耳に近づいていく。カーマとは、体を繋げるくらいの間柄だけれど、耳の中なんてじっくり見られることは、これが初めてで、どこか恥ずかしい気持ちになる。 - 825すべてが終わった後、同棲してるカーマちゃんに、耳かきしてもらうだけのはずなのに、途中から何かがおかしい話④2021/08/14(Sat) 03:43:37ID:Y2MTQzNTg(24/45)NG報告
「耳の中、どんな感じになってるの?」
「結構溜まってるみたいです。ふふ、最近マスターも忙しかったみたいですし、仕方ないですか……。それじゃ、入れますよぉ。」
するる……少し固めの感触の耳かき棒が入っていく。金属という感じではないし、竹製の耳かきなのだろう。
―――こり、こり……かり、かり。どこで練習したのだろうか、穏やかで安心するような柔らかい刺激で、耳の穴を掻く耳かきの感触はとても心地良く、かり…っと耳かきが、不快な痒みを出していた耳の内壁をなぞっていくと、ぞわぞわとした刺激が背筋を走る。耳かきなんかしたことがないだろう、カーマの手腕に少し不安だった気持ちなんて、すっかり抜け落ちて、彼女の繊細な指の動きに操られる、耳かきの気持ちよさで、すっかり蕩かされているのを実感していた。力も、すっかり抜けて、完全に太ももに顔を埋めていた。
「ん…ん、っ。」
「始めたばかりなのに、くてーってなってきてますねぇ。いいですよ、そのまま力抜いててください。」 - 826すべてが終わった後、同棲してるカーマちゃんに、耳かきしてもらうだけのはずなのに、途中から何かがおかしい話⑤2021/08/14(Sat) 03:43:55ID:Y2MTQzNTg(25/45)NG報告
軽口を言う彼女の言葉も、今はどこか遠くに聞こえるみたいだ。くるくるーっ、かり、かりりっ…と嘗め回すように、繊細に耳の中を掻き回す耳かきの刺激が、意識を溶かしていく。
「んー、ここですかね?」
とん、とんと、軽く叩く様な音が聞こえて、不快だった何かが、少しずつ剥がれていく感触を耳の内壁に感じた。そのまま、耳かきが、同じ場所を……こり、こり、かり、かり、かりと何度も擦っていく。そして、がり、がりりっ…!
「んんっ…。」
今までより、強い感触と、激しい音が耳の中で響いたと思った途端、先ほどまで掻かれていた場所に、すーっとした気持ちよさがやってきた。 - 827すべてが終わった後、同棲してるカーマちゃんに、耳かきしてもらうだけのはずなのに、途中から何かがおかしい話➅2021/08/14(Sat) 03:44:22ID:Y2MTQzNTg(26/45)NG報告
「取れたの……?」
「ええ……、結構大物でした。あんなのあったら痒いのも無理ないです。」
「そっか、ありがとねカーマ、おかげで楽になったよ。」
そういって、力が抜けた体を何とか起こそうとしたのだけれど。
「何勝手に終わろうとしてるんですかぁ?まだもう片方ありますよ。ほら、体の向き変えてください。」
笑い声を零しながら、ぽんぽんと肩を叩かれるので、体を起こすのを途中で止めて、身を捻って反対側に体を向けた。引き締まっているけれど、女性らしい柔らかさもあるカーマのお腹が目の前に来て、少しだけ落ち着かない。
「ほら、もぞもぞしないで、太ももの間でじっとしててください。危ないですから。」
そういって、軽く髪を撫でられながら、子供をあやすみたいにされてしまうと、恥ずかしくなってしまって赤面する頬を太ももの間に沈めて隠した。 - 828すべてが終わった後、同棲してるカーマちゃんに、耳かきしてもらうだけのはずなのに、途中から何かがおかしい話⑦2021/08/14(Sat) 03:44:39ID:Y2MTQzNTg(27/45)NG報告
「はい、じゃあ続きしていきますね。」
かり、かり、こりりっ。相変わらずの絶妙な力加減で、耳の内壁を掻かれていく。カーマの甘い体臭をより強く感じる姿勢になったこともあって、本当に意識が融けてしまいそう―――。別にそういうことをしているわけではないはずなのに、少しずつ、体の中心に熱が集まっていくのを感じて、慌てて意識を違う方に向けようとする。
「んー、だめですってば、動いたら危ないですよ。」
むにゅり、暴れて怪我するのを心配したのだろうか、柔らかい胸まで上体に押し付けられて、動かないようにと釘を刺される。彼女は普通に耳かきをしていてくれるだけなのに、こんなこと続けられたら、本当に耳かきどころじゃなくなってしまうと思うと、体も動かせなくて。大人しく、彼女の甘ったるい匂いを味わいながら、官能的な耳かきを受けつづけるしかないのだった。 - 829すべてが終わった後、同棲してるカーマちゃんに、耳かきしてもらうだけのはずなのに、途中から何かがおかしい話⑧2021/08/14(Sat) 03:45:07ID:Y2MTQzNTg(28/45)NG報告
「だいぶ取れてきましたね。それじゃ、耳かき変えましょう。ちょっとだけ準備しますね。」
彼女はそう言うと、少しだけ上体を離して、何かを弄っているようだった。その間、やっと少しだけでも落ち着けると思って、乱れた息を整えていたのだけれど―――。
「じゃあ、準備できたので、入れまーす。」
くちゅ…っ、にゅるぅっ、耳の穴を這いずるような、そんな得体のしれない感触なのに、カーマの手で操られるそれが、耳の中を嘗め回すと、甘い感触に感じるのだ。
「―――ひぃぁっ、こ、これなんなのっ、カーマっ!?」
「コレって、普通の綿棒に、オイルつけただけですよ。にゅるにゅる滑って、耳が痛まなくて、イイでしょう?」
彼女は、何気ないことのように言うと、そのまま指を動かす。―――にゅるぅっ、にゅるっ、こりゅっ…くちゅっ……と濡れた綿棒が耳の中を侵してきて、落ち着いたはずの体は、先ほどよりすっかり熱くなってしまっていた。 - 830すべてが終わった後、同棲してるカーマちゃんに、耳かきしてもらうだけのはずなのに、途中から何かがおかしい話⑨2021/08/14(Sat) 03:45:35ID:Y2MTQzNTg(29/45)NG報告
「ぅ…くぅっ……はぁぁ。」
それに、彼女から発せられる、甘い匂いが強まっている気がして、ぞくってした。まるで、食虫植物に食べられているかのよう―――こり、こりり、にゅるぅ、くちゅっ……まともな思考を纏めようとしたけれど、その途端、綿棒が脳を舐めるかのような刺激を与えてきて、頭が真っ白になってしまう。首元では、頭を撫でていたはずの手が、軽く爪でこしょこしょと、なぞる様に愛撫してきて。
「こ、これっ、耳かきじゃ、なーーー。」
「なんですか、コレ、嫌いですか?」
ずりゅっ、ちゅるるっ。抵抗しようとすればするほど、余ったるい快楽を、小さな耳穴から全身に広げられて、びくんと小さく跳ねることしかできない。知らぬ間に、彼女の胸に顔を抱きかかえられるように包まれているのに気づいたけれど、もう動くこともできなくて……。ちゅるっ、じゅるるっ、ぞりゅゅっ。
暫く彼女の手で、耳の穴と、そこに直接つながっている柔らかな脳味噌を、たっぷり虐められるしかなかったのだ。
「―――ぁ、はぁっ、んぅっ。」
「随分とろけちゃいましたね。耳かきしてるだけなのに、これじゃよわよわすぎて心配になりますよ。」 - 831すべてが終わった後、同棲してるカーマちゃんに、耳かきしてもらうだけのはずなのに、途中から何かがおかしい話⑩2021/08/14(Sat) 03:45:58ID:Y2MTQzNTg(30/45)NG報告
ずるぅっ。綿棒がやっと引き出されるのにも、背中がぞくぞくしてしまう。もう何時間立ったのだろうかという気分にさせられるほど、甘ったるい刺激で虐められて、すっかり耳の穴は敏感になってしまっていた。
そこに。
「―――ふーっ。」
「ひぃ、やぁ、ああっ。」
彼女は耳を吹きかけてきて、それだけで、敏感な耳の穴は全身に快楽信号を放出していて、はしたない声をあげてしまっていた。
「あははっ、なんですかソレ、ひゃああって、耳に息ふーってシただけじゃないですかぁ。マスター女の子みたいですよ、ふふっ。」
「しかしこんなに耳弱いままだと、風吹いただけでも、困っちゃいそうじゃないですか?」
なんてからかってくるカーマに、すこしムッてしながらも、よろよろと立ちあがろうとしたのだけれど。
―――れるぅっ。不意打ちで耳元に感じた甘い感触に、一瞬で動きを止めてしまって、よろついたところを、刺激を感じた方とは逆側から延びた手で支えられるなんておかしな現象に混乱していると。 - 832すべてが終わった後、同棲してるカーマちゃんに、耳かきしてもらうだけのはずなのに、途中から何かがおかしい話⑪2021/08/14(Sat) 03:46:20ID:Y2MTQzNTg(31/45)NG報告
「「あーむっ、れろれろぉっ。」」
「ぁ……ぁっ、ひいいぃぃっ。」
両方から同時に耳を舐められるなんて、意味の解らない現象と、快楽で、腰砕けになってしまった。
「あはは、久しぶりで混乱しちゃいました?マスター。」
「コレするのも、向こう以来ですからね。」
両耳から聞こえる、最愛の彼女の声に、ようやく意味を理解する。
左側には、穢れを知らない少女のような、未成熟な体を晒して、幼げな顔つきを、加虐的な笑顔で染めるカーマの姿、右側には、男ならば、たまらないだろう豊満な体、適度に成長した、美しい均整の取れた体を晒して、同じようにサディスティックな笑顔を浮かべた彼女の姿。
すっかり平和だったから、失念していたけれど、ああ、そういえば、彼女は、誰にだって、どんなものにだって、無限に増えて、愛を与えることのできる神様だったよな、なんて考えて、さっきの甘ったるい匂いもこういうコトかって、事ここにきて合点がいった。
「「最初は普通に耳かきするつもりだったんですけどね、マスターが可愛すぎるのがいけないんですよ。元とはいえ、愛欲の獣の私が暴れちゃったら、世界も大変ですから……ね。大好きなマスターを壊す気はないですけど、そこそこ虐めちゃうので、覚悟しておいてくださいね。」」 - 833すべてが終わった後、同棲してるカーマちゃんに、耳かきしてもらうだけのはずなのに、途中から何かがおかしい話2021/08/14(Sat) 03:52:55ID:Y2MTQzNTg(32/45)NG報告
最初は普通に耳かきするだけのはずだったんですけど、カーマちゃんがこんなタイミングで何もしないのだろうかと思うのと、そもそも耳かき自体結構えろいなってASMRとか聞いてて思ったので、こういうふうになりました。
多分このカーマちゃんは、出張とか行く時に、カーマちゃん催眠音声とか、オナサポカーマちゃん音声とかくれそうな感じ。
そして今回は、ちょっと病んでる感じだけれど、たまにSプレイする気分とか、マスターの性感帯増やした方が、今後の性活が二人とも楽しいだろうぐらいの気分なので、またいちゃいちゃに戻るつもりです。
とりあえず、スムーズにいくかはわからないですけれど、続きが書けたらまた投稿しようと思います。 >>832直後からの続きものです。
―――ずりゅぅ、れろぉ…じゅるるっ。
「「どうですかぁ…、とーっても気持ち良いですよねぇ、さっきから、ぽーってして、涎出ちゃってるくらいですものね」」
両耳から同時に響く、最愛の彼女、カーマの淫靡な声と耳を熱い舌で舐めしゃぶられる快楽が、先ほどからの耳かきを模した淫らな行為で、削られた理性に更に染みわたり、蕩かしていく。
すっかり体の力も抜け落ちて、彼女の手の支えが無ければ、倒れてしまいそうだ。
「抵抗する気もすっかり抜けちゃったみたいですし、そろそろ服脱いで、もっと気持ち良いコト、始めましょう。」
―――れろぉ。
「でもその前に、ベッドに行きましょうか。そのほうが集中できますからね。」
耳を擽る様に舐められながら、彼女達の手で、ベッドまで誘導される。まるで糸のついた人形のようだ。
ベッドに着くと、とさりと、押し倒されて、その横に、彼女たちも寝転がる。
「はい、うまく来れましたねー。えらいえらい。」
―――ちゅぷ、にゅるぅ。
「それじゃ、脱がせちゃいますよー。マスター。両手上げてくださいね。はい、上手ですー。」―――じゅる、じゅぱ、ちゅるるっ。
言うことに素直に従うと、そのたびに、彼女の舌が、心地良いご褒美をくれるので、体は、勝手に服従することを選んだようだ。彼女に言われるがまま、両手を上げて、上着を脱がされる。
しゅるっ、するる。―――じゅるっ、ちゅぱぁっ。
また舐められて、体を震わせている隙に、今度はズボンと下着を脱がされて、先ほどからの行動で、すっかり我慢汁を垂れ流している男性器が現れる。それを無造作に、小さな少女の姿をしたカーマに、指で先を弄られた。
「ふふ、マスター、もうぐちょぐちょじゃないですか。我慢汁ぬるぬるで、、糸引いちゃってますー。」
「コレ、今のだけじゃないですよね、やっぱり耳かきの時から、おちんちん、おっきくしてましたよねぇ?いけないマスターさんですね。」
少しだけ糾弾するように、成熟した体を押し付けてくるカーマに言われて。
「―――ご、ごめ…んぅ、ぁあっ。」
無意識に謝罪の言葉が出かかったけれど、それすらも。
ちゅる、じゅるる…っ、ちゅぷ。
無造作に耳を舐められるだけで、吹き飛んで、言葉にならない喘ぎ声しか出てこない。「別に、謝らなくていいですよぉ。耳かきで、おちんちんおっきくさせちゃう変態マスターでも、私達の大好きなマスターですから。」
「まあでも、謝罪の気持ちがあるのなら、いっぱいだらしなくて、えっちなトコ見せてくださいよ。マスターの気持ち良さそうなお顔と声、大好きですから、それで許して差し上げます。」
その言葉で、もう欠片ほども残っていなかった抵抗心の、最後の残滓も消え失せた。完全に彼女達に身を任せて、気持ち良くなることだけ考えればいい。
「「従順なのは大変よろしいですよ。それでは、いい子のマスターのためにも、始めちゃいますねぇ。」」
―――あーむっ、ちゅるるっ、ちゅぷ、にゅるるぅ、ずりゅ、ずりゅぅ。
今日一日で、覚え込まされた耳を舐められる快楽が、疑問符を消し飛ばして、思考を快楽で焼いていく。
すっかり敏感になって、もはや露出した性器と化した両耳を同時に口に咥えられて、暖かなカーマの口内で、嬲られる。同時に、今まで体に添えられただけの、彼女達の手も、狙いを定めて動き出す。するるっ…するっ、―――つんつん。
「これまで、乳首弄ったことはなかったですよね。男の子でも、乳首は気持ち良いって、知ってました?」
「そんなこと、知らな…あぁ…っ。」
―――レロ、レロ、ぬちゅぬりゅ、ジュルッ。―――すりすり、すりすり、すりすり。
「「あはは、いい声ですね。乳首撫でられながら、お耳舐められるの、気持ち良さそうです。」」
「く、くすぐったぁ…っ、ひゃ…ぁあ。」
「可愛い声ですね。やっぱりマスターは、そっちのほうも素質ありますよ。」
―――ちゅる、ちゅむ、ちゅぷ…ちゅぷ。―――かり、かり。―――くり、くり。
「片方は、爪でカリカリして。」「もう片方は、軽く押さえて、転がすように弄ってあげます。」
「「種類の違う刺激も、気持ち良いですよねー。」」
両耳からの、甘ったるい刺激と、これまで弄ったこともないような、乳首の微弱な心地よさが混じっていく。耳から溢れる融けた刺激が、乳首にまで走り、まるでソコで気持ちよくなることが当然であるかのように、快楽を覚え込まされていく。―――そして。
「「じゃあ、ちょっと強いのいきますよっ。……乳首マゾのマスターさん。」」
そんな、大切な人に呼ばれるなんてとても考えられない、はしたない呼び方で、最愛の彼女に呼びかけられて。それと同時に。―――れろ、にゅるるっ、ずるずる、ずりゅりゅりゅっ。―――きゅむっ、きゅううっ、ぎゅりぃっ!!
ひ、ひくん……っ、とろーっ。
「―――痛っぅ、ひぐぅっ!!……あ……は、ぁっ!?」
今まで入ってこなかった耳の中も、犯すように長い舌が舐めしゃぶってきて、意識がそちらに向いた途端、乳首をぎゅううって、痛いくらい捻られて、なのに気持ちいい。訳がわからない。ただ、女の子みたいに喘ぐしかなくて。
「痛そうですねぇ。でもマスターのおちんちん、ぴくんぴくんって嬉しそうに跳ねてますよ。」
「ぐぐぐーって持ちあがって、先っぽから、とろーって我慢汁流して喜んでます。」
「マゾって言われて、乳首痛いくらいつねられちゃって、おちんちんぴくんぴくんさせるとか、ほんとに変態さんですかー?」
「ち、違ぁっ。んんっ、あっ、あっ。」
少しの反論も許してくれなくて、ただ膨大な愛情を込めて、今までの価値観を書き換えようとするような、得体のしれない快感を、体中に送り込んでくる。―――ちゅるるぅ、はむはむ。―――なで、なで、さわ、さわさわさわ。
「痛くした後に、優しく撫で撫ですると、敏感になって気持ちいいですね。」
「またおちんちんひくひくしてますよ。乳首すっかりお気に入りみたいですねー、あははっ。」
―――んむ、ちゅる、れるぅ、れろれろれろ。
くりくりくりくり…。なでなでなで、くるくるくるーっ。ぐりっ、ぐりっ、ぎゅむぅぅ。
痛くされて、優しく撫でまわされて、まるで玩具みたいに乳首を弄られる。
少しでも辛いって思ったら、カーマが愛情たっぷりに、耳から脳を犯して、癒してくれるから、本当は乳首なんて、気持ち良くなんかないはずなのに。
「あっ、あぅ、ひぃ……はぁ、あぅ、んんぅ。」
「あーあ……マスター、ひっどい顔です。乳首ぎゅっぎゅってされたら、おちんちんその分だけ、我慢汁ぴゅるぴゅる飛ばしちゃってます。」
「お耳ぺろぺろしながら、乳首弄るだけで、おちんちんひくひくさせちゃってるとか、すっごいメス乳首さんですねぇ。まあ、そういう救えない変態さんでも、私達にとっては、大好きなマスターですから、ちゃんと愛してあげますよ。」
くち、くち、にゅるる……ちゅる、ちゅぱぁっ。ぐにぐにぐにぐに、ぐりぐり、くるくるくるーっ。
―――ひくひく……びくんびくんっ、ぴゅるるっーっ、ぱたたっ。
耳と乳首の刺激で、機械的に下半身をびくつかせて、射精こそできなかったけれど、快楽に負けた証の涙を性器から垂れ流して、どろどろの沼に堕ちるようにイケナイ快楽に没頭して。大切な女神様から与えられる、麻薬じみた快楽で、思考が断片にすらまとまらない。
きゅっきゅっ、ぐにぐに、じゅるぅ、じゅぷじゅぷって、気持ち良い音だけが聞こえてきて、直に、頭が真っ白に染まって……ぷつん。にゅる、ちゅぷぷ。
……しこ……しこしこしこ。
「「随分耳舐めと、乳首責め、気に入ってくれたみたいですねー、意識一瞬トんじゃうくらい気持ち良かったんですか?」」
白く霞んだ思考に、心地いい刺激が頭の両横と、下半身の中心から襲ってきて。とろとろの、気持ち良い目覚めを迎えた。
「ぇ…ぁっ、は、あっ、ぁ、か、カーマ!?」
「「寝ぼすけさん、おはようございます。」」
「ぅぁ、あっ。」
―――ちゅこちゅこ。さっきまで執拗に触ってくれなかった男性器を、滑らかな手で弄りまわされながら、両耳を舐められていたらしい。さっきまでの、回りくどくて、だからこそおかしくなりそうな気持ちよさとはまた違う、直接的な気持ち良さがたまらなくて。
「んんぅ、あっ、あっ。ひぁっ。」
―――じゅる、じゅる、れるれる、ちゅぷ、ちゅぱぁっ。―――にちゅ、にちゅ、ちゅるるっ、ぐちゅぐちゅ、ぐりんぐりん……しこしこしこしこ。
「耳を舐めながら、カリ首も、幹もくちゅくちゅ、しこしこして、関節で、裏筋も、すりすりって擦ってあげてー、亀頭も、もう片手でぐりんぐりんて、撫でてあげますね。」
「私は、またおっぱいでも虐めてあげます。さっきまでと違って、おちんちん直接触られながら、両乳首きゅっきゅって抓られるの、ぞくぞくしちゃいますね?」そんなこと、起き抜けに言われて、一杯愛してもらえて、耳は溶けちゃいそうで。愛の女神様に、たっぷり甘やかしてもらって、気持ち良いことに目覚めた乳首も、びりびりと淡い痺れを、お腹の奥に送ってくる。とても我慢なんかできなかった。ぎゅるぅって、前立腺に、睾丸に力が入って、ぐぐって持ちあがっていくのを感じて。
「で、出ちゃうっ。カーマっ、もう射精るっ。」
「「たまたまもきゅーって上がってきて、ほんとに出ちゃうんですね。いいですよ、ここまでよく頑張りましたね、マスター、極上のお射精、堪能してくださいね。」」
―――じゅるるうっ、じゅる、ちゅぱっ、れるれる、れろぉ……ずるるるるっ。
もみ、もみ……きゅっきゅっ、ぐにくに、しゅこ、しゅこ、しこしこしこしこしこ……。
また、さっきみたいに、両耳の奥まで、直接脳を触る様に、熱い舌が入ってきて、蕩けそうな耳と、悪戯でもするように、揉みつぶされる乳首、甘やかされる性器の快楽がリンクして、極上の瞬間へと向かっていく。そして、声も出せずに、その瞬間は訪れた。―――どぷっ、どびゅるるっ、ぶびゅっ、ぴゅぷっ……びゅるるるっ、びゅっっ、びゅるぅっっ……ぴゅく、ぴゅっっ。
魂まで放出するみたいに、心地よい射精感を堪能して、ずりゅりゅっ、と耳から舌が出ていく甘やかな感触を、デザートとして味わって。―――今度こそ、完全に意識を失った。とん、とん……とん、とん。
さっきまでの濁流のような快楽は無くて、心の底からすっきりした穏やかな目覚めだった。体をぐぐーっと伸ばして、目を開けると、いい匂いがしてきて、きゅーってお腹が空腹を訴えてきたのがわかった。
それと同時に、思考も戻ってきて、全身どろどろのまま、意識を落としたことを思い出して、周りを確認した。ぐちょぐちょのはずの布団も、体も服も、きっちり変えられていて、綺麗になっている。そのまま、音がする方に向かうと、可愛らしいエプロンに装いを変えて、先ほどの淫靡さは完全に消えうせた、小さな少女姿の、愛の神がそこにいた。その彼女は、くるりと、可憐に振り向くと。
「あ、やっと起きましたか。もう少しで夕食できますよ。」
とかしれっと言うものだから、さっきまでの激しい行為は、夢だったのかとすら思ったけど、ふと換気扇の風が、偶然耳元に掠めた時、びりって電流が走って。
「んっ…こ、これさっきの。」
「随分虐めちゃいましたし、マスターの素質もあったんでしょうね。結構な性感帯だったみたいですよ。まあ数日、弄らなきゃ元に戻るんじゃないですか?」
「困るなぁ、これじゃ用事とか行けないよ。」
「ソレなら、しばらくお休みしてればいいじゃないですか。マスターは、向こうにいた頃から、いつも頑張りすぎなんですよ。たまには思いっきり気持ちよくなったり、家で楽しい事してればいいんです……っ。」珍しく、素直にこちらを気遣ってくれる、優しい女神様モードの彼女は、料理している横から赤くした頬を少しだけ晒していた。
「もしかして、それ言いたいからって、こんな回りくどいプレイまでしたの?」
「あれは趣味です。お耳とか、乳首虐められて気持ち良くなる可愛いマスターの姿を見たかっただけです。ついでに偶然マスターが家から出れなくなったので、伝えられて、結果オーライでしたけど。頑張るマスターは、格好良くて大好きですけど、頑張りすぎは昔から、見てて不安なので一回釘を刺しておきたかったんです。―――こんなの真面目に言ったら恥ずかしいですから、こんなバカげた機会でもないと、とても言えないですし。」
多分本当に趣味も混じってるんだろうとは思ったし、この気持ちを聞けたのは、偶然なのだろうけど、ゆっくり休んでほしいという彼女の愛情も、また本当の事なのだろう。ありがとうなんて、そんなことまた素直に伝えたら、いつもの不機嫌混じりになっちゃいそうだから、何も言わないことにした。今は彼女の可愛い姿が見たくて、彼女が、頬を染めながら、料理をする後姿を見続けていた。カーマちゃんの攻めっ気が強すぎて、逆転パートが作れなかったやつです。でも書いていて愛の深い恋人にいろいろ開発されちゃうのは、大変素晴らしいことだなって思いました。
勢いに任せて書きました。小スカ描写ちょっとあり
ざっくりとしたあらすじと人物&用語紹介
ぐだ男:本屋の片隅で調教もののエロ本を読んで初めての勃/起を経験して以来、あんなことをいつかしてみたいという願望を抱く。そのために身に着いたコミュ力
マシュ:魔力供給という名目でぐだ男に調教を施され、スケベな体に相応しい心の持ち主になった
紋様:ぐだ男の左手の甲とマシュの下腹部に刻まれている。マシュが絶頂すると連動して妖しく輝く以外の効果はない
休暇を利用してオケアノスにある無人島にやってきた。ぐだ男とマシュ。性欲旺盛な年頃の男女。無人島。何も起きないはずもなく……>>845
1日目。砂浜。
「んしょっ♡よいしょっ♡先輩っ♡私のマシュマロおっぱい、気持ちいですか?」
「うん、気持ちいいよマシュ。その調子でチンポしゃぶって奉仕して」
「はいっ♡先輩っ♡あ~むっ♡」
砂浜に敷いたシートに座り、水着をはだけたマシュにパイ/ズリフ/ェラをしてもらう。
おっぱいからはみ出た亀/頭に一心不乱にしゃぶりつきながら、根本を優しくおっぱいで扱いてくる。
「先輩のっ、おチンポ♡はむっ♡いつもより、大きくなってます♡」
「そりゃそうだよ。マシュにお外でパイ/ズリフ/ェラしてもらうのが嬉しくてね」
「ありがとうございます♡では、もっと気持ち良くしますねっ♡ちゅう~っ♡」
亀/頭を吸いながら、マシュがおっぱいを互い違いに動かす。いやらしい上目遣いとお尻を左右に小さく振って、射/精をおねだりしてくる。
「マシュ。何が欲しいのか、ちゃんと言葉で言わないと伝わらないよ」
言わなくてもわかるが、それは口にしてはいけないのがお約束。
「はいっ♡先輩のゼリーみたいにプルップルの精/液、ごっくんしたいです♡」
言っている間も、パイ/ズリによるご奉仕と尻を振っての誘惑を欠かさない。
「良いよ。もっと気持ちよくしてくれたらね」
「わかりました♡では早速♡ぱくっ♡れろれろれろっ♡ぶぽっ♡ぶぽっ♡ぶぽっ♡」
マシュが亀/頭をぱっくりと覆い隠し、中で舌を激しく動かす。更に顔を上下に動かしてカ/リのところを刺激する。この時、所謂ひょっとこフ/ェラと呼ばれる表情で俺の顔を見つめている。根本は変わらず柔らかいおっぱいで扱き、偶に強く挟む。
マシュのご奉仕に俺も我慢の限界が近づき。
「出るよっ!全部飲んでっ!」>>846
びゅるるるるるっ!どびゅっ!
「んぶうううっ♡ごくっ♡ごくっ♡……」
マシュの口内に精/液をぶちまける。おっぱいで暴れる竿を固定し、亀/頭を口で覆い隠す。大量の射/精によってマシュの頬はハムスターのように膨らみ、逆流した精/液がマシュの鼻から漏れてくる。それでもマシュは喉を鳴らし、ごくごくと精/液を飲み干していく。最後に尿/道に残った分も吸いだして飲み込み……。
「んっ、んっ、んくっ……ぷはぁっ♡先輩の精/液、ご馳走様でした♡今日もオス臭くて濃厚な精/液でしたね♡私、精/飲でイっちゃいました♡」
口を大きく開けて舌を伸ばし、残さず飲んだことをアピールして、感想を口にする。左手の甲を見れば、紋様が妖しく輝いている。本当にイったようだ。
「よくできました」
頭を撫でてあげると、マシュは嬉しそうに破顔する。
「じゃあ今度は下の口、おマンコでご奉仕してよ」
「はい♡私の騎乗/位、堪能してください♡」
マシュは膝立ちになると水着の紐を解く。よく見ると水着には大きなシミができており、水着を脱いだ時に愛/液が糸を引いていた。マシュは俺の勃/起した肉棒に手を添えて膣/口にあてがい、淫靡に目を細める。
「では、いきます♡んーっ♡あああっ♡」
粘ついた音をたててマシュのおマンコが亀/頭を包み込み、そのまま根元まで受け入れていく。そして、子/宮口のコリっとした感触にマシュは体を震わせ、軽く絶頂する。
「う、動きますねっ♡んっ♡はあっ♡あっ♡あんっ♡」
両手を頭の後ろで組んで脇を見せつけ、腰を上下に動かす。たぷん、たぷん、とマシュのおっぱいが揺れ、脇からフェロモンのような甘い香りが分泌され、鼻腔をくすぐる。
「先輩はっ♡本当に、おっぱいが好きなんですねっ♡」
「大好きだよ。だって男だから」
「ふふっ♡先輩が毎日揉むから、私のおっぱい、また大きくなったんですよ♡具体的に言うと、ああっ♡2カップほど、ブラが大きくなりました♡」
具体的な数値を聞き、俺の肉棒が反応する。
マシュは淫靡に目を細めると、腰の動きに左右の動きと、円を描くような動きを加える。当然、マシュの動きに合わせておっぱいが弾む。>>847
「先輩♡私のおチンポールダンス、いかがですか♡」
「凄くスケベで興奮する」
俺の言葉を裏付けるように、肉棒もむくむくと膨らんでくる。
「……先輩♡手を、握ってください♡恋人繋ぎしましょう♡」
「わかった」
マシュに言われるまま、俺は手を握る。瞬間、マシュが口の端を吊り上げる。
「うおっ!」
そして、激しいピストンが始まった。腰をただただ上下に動かし、精/液を扱きだそうとする動き。マシュは前のめりになり、俺の顔を覗き込みながら激しく腰を振る。
「どうですか、先輩♡私のピストン、気持ち良いですか♡」
「凄く。っ!良い」
「そうですよね♡おチンポ膨らんでますからね♡あああん私も気持ち良いですっ♡腰、止まらないいいいっ♡」
マシュも嬉しそうに喘ぎながら、腰を動かす。
潮騒をかき消すように耳に響く粘ついた水音と肉のぶつかる音と、マシュの喘ぎ声の三重奏。感じる香りは、マシュの体から発せられるメスの臭いとフェロモン。五感のうち四つで感じる快感に俺も限界が近づいてきた。
「マシュ!そろそろイくよ!」
「はい♡ください♡先輩の、濃ゆーいザーメン♡私のおマンコで気持ちよくなっていっぱいびゅるびゅるしてください♡私の子宮で、精/液ごっくんさせてくださいいいいっ♡」
「くうっ!」
ぶびゅるるるるるっ!どぷっ!
「あああああっ♡イくううううっ♡」
マシュが腰を下ろすのと同時に腰を突き上げ、射/精する。マシュは背中をのけぞらせ、大きなイき声を発しながら絶頂する。下腹部に刻まれた紋様も連動して妖しく輝く。>>848
「きてますっ♡先輩のぉ、あっつ~い精/液♡私の子宮に、先輩の味を焼き付けられてますううううっ♡」
おマンコは精/液を搾り取ろうとうねり、子/宮口も亀/頭に吸い付いてくる。がくがく震えるマシュの腰を突き上げたまま、俺はそのまま精/液を送り込み続ける。
「はぁっ♡はぁっ♡……先輩のおチンポ、あんなに出したのにまだ硬いままです♡流石私の先輩です♡」
「じゃあ、そのおチンポが満足するまで今日はマシュが腰振ってよ。できるよね?」
「はい♡マシュ・キリエライト、先輩のおチンポが満足するまで、腰振りご奉仕いたします♡」
マシュが俺の命令に笑顔で応じ腰振りを再開する。そして時間は過ぎて……。
「あ、もう日が沈んで」
「駄目ですよ、先輩♡今は、私だけを見てくださいっ♡」
対面座位の状態でふと周りを見たら、マシュによそ見したことを怒られた。
マシュの膣/口は精/液と愛/液の混合物で白く染まり、音もいやらしさが増している。対面座位と言っているが、動いているのはマシュだけで俺は決して腰を動かさない。今日はそういう日だからね。
「先輩、キスしましょう♡唇を重ねるだけじゃない、舌もねっとり絡めるディープなキス、しましょう♡」
「うん。ちゅっ。ちゅっ。じゅるるっ」
「んっ♡むちゅっ♡ちゅっ♡じゅるるっ♡」
体を密着させるように抱き合い、唇を重ね、舌を絡める。
最初は魔力供給のために教えたキスだが、段々エスカレートしていき、今ではマシュをキスだけでイかせることもできるようになった。
「先輩♡もっと♡もっと舌を絡めて唾液交換しましょう♡れろれろ♡じゅるるっ♡」
実際、既に1回マシュはイっている。でもマシュは腰振りを止めない。だって俺がまだ射/精していないから。けど、流石に俺も限界が近いのか肉棒が膨らみ始めた。
「射/精、するんですね♡私とのキスハメで気持ちよくなって、中出しするんですね♡」
それを感じとったマシュが、激しく腰を動かして精/液をねだってくる。おマンコも肉棒に抱きついて離れない。>>849
「先輩♡イく時は、キスしながらイきましょう♡上と下で繋がったまま、イきましょう♡ちゅっ♡ちゅっ♡れろれろれろれろ♡じゅるるうううっ♡」
唇を重ね、貪るように舌を絡め合う。マシュの唾液を俺が飲めば、お返しに俺の唾液をマシュに飲ませる。舌を絡めるだけでなく、相手の口内も舐めまわす。
「んっ!」
どぷるるるるるっ!びゅるっ!
「んぐううううっ♡」
マシュの後頭部と腰に腕を回し、射/精と同時に抱き寄せる。マシュは俺の首と背中に腕を回し、同じく抱き寄せる。
くぐもった声をあげながら絶頂するマシュの口内を舌で攻め、更に追い打ちをかける。マシュも快感のあまり、俺の股間に潮を吹き散らして絶頂する。
「……ぷはあっ♡はぁ♡はぁ……♡」
「どうだった?中出しとキスでイった感想は」
「凄く、はぁっ、気持ち、良かった、です……♡」
「良かった。じゃあ、一旦コテージに戻ろうか。コテージでも引き続き、ご奉仕してね」
そう言うと、マシュは嬉しそうに微笑むと俺の頬にキスをして。
「喜んで♡」
2日目。コテージ裏手の森で。
「先輩……私、そろそろ……」
「そう?んー、じゃあ、ここでいいか」
デンジャラス・ビーストに身を包んだマシュが股間をもじもじしながら俺に訊ねる。
因みに、この衣装には改造を施してある。
まずおっぱいを包むブラ。これは布の部分に細工を施し、常に微弱な刺激を乳首に与えている。>>850
次に下。これは前の部分の布を無くしていつでも挿入できるようにして、お尻には尻尾つきバイブを固定するために作り直した。尻尾つきバイブも、常に微弱な刺激を与えるよう細工が施されている。
そしてそのための魔力は、俺が持っているリードからマシュの首輪を経由して送られている。
「マシュ。そこの木で放尿して。犬がマーキングするみたいなポージングで」
「ええっ!?そ、それは困ります♡いくら衣装がデンジャラス・ビーストで、先輩とセックスすることしか頭にない獣からって、そこまでしなくても……♡」
と、言っているマシュ。しかし、彼女は嬉しそうに口の端を吊り上げ、声音もどこか喜色を帯びている。
「マシュ」
「はい?」
マシュの耳元に顔を近づけ、囁く。
「そこの木にマーキングできたら、ご褒美にコテージで獣みたいにセックスしてあげる」
ごくり。と、マシュが生唾を飲む。そして暫く考えるように沈黙し……。
「やり、ます♡そこの木に、マーキングします♡」
マシュはその場で四つん這いになり、片足をあげて木のほうに股間を向ける。
「先輩♡どうぞご覧ください♡私が、ワンちゃんみたいにおしっこするところを……ふあああっ♡」
放物線を描き、尿道から尿が排出される。それは木の根元にかかり、地面に広がってシミを作っていく。
「マシュ。もしかして、イってる?」
「は、はいっ♡私、イってますっ♡先輩の目の前でおしっこして、イってるんですううううっ♡」
彼女の下腹部の紋様と、俺の左手の紋様が妖しく輝く。魔力供給という名目で色々やった俺が言うのもあれだけど、これは凄いな。ここまで変わるとは思わなかった。
「あっ♡」
放尿を終えたマシュが、潮を吹いて体を震わせる。荒い息遣いでこちらをチラチラ見るマシュに我慢できず、俺は短パンを脱ぐ。>>851
「マシュ。こっち向いて『お座り』」
「はい♡」
脚をМ字に開き、両手を地面に置いたマシュの目と鼻の先に勃/起した肉棒をつきつける。
「ふふっ♡先輩?コテージでスるんじゃなかったんですか?」
「マシュがエロ過ぎて我慢できないんだ。それに言うでしょ?『男は狼なのよ』って。まあ俺の場合、狼は狼でも嘘つき狼だけど」
言っている間に、マシュがゆっくりと顔を肉棒に近づけてくる。
「マシュ。『待て』」
肉棒に舌が触れる寸前でマシュは動きを止め、顔を後ろに引く。
「『待て』だよ」
「……はっ♡はっ♡はっ♡」
寸止めされたのが辛いのか、マシュは目を潤ませ、熱い息を肉棒に吹きかけてくる。滴れ落ちた涎が、地面にぽつぽつとシミを作る。
「……『よし』」
「はむっ♡」
マシュが一気に肉棒を根本まで咥えこむ。喉で亀/頭を締め付け、涎まみれの口内が竿を包み込む。
「じゅるるっ♡ぐぼっ♡じゅるるっ♡ぐぼっ♡」
唇を窄め、下品なひょっとこフ/ェラで大きなストロークで顔を前後に動かして肉棒にしゃぶりつく。
「ん~ちゅっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡れろれろれろ♡」
息継ぎのために肉棒を抜いても奉仕は決して止めず、肉棒と睾/丸に媚びるようなキスをして舐めまわす。
「ぶぽっ♡ぶぽっ♡ぶぽっ♡」>>852
カ/リを唇で刺激しながら、口内で亀/頭を舐めまわす。
「マシュ、俺そろそろ……」
「んぐっ♡らひて、くらひゃい♡へんはいの、じゅるるっ♡しぇいえきっ♡んぐううううっ♡」
肉棒が膨らみ、マシュは精/液をねだると激しく頭を動かす。そして限界まで我慢して、俺は……。
「いくぞマシュ!ぶっかけてマシュにマーキングだ!」
「ぶはぁっ♡あ~っ♡」
「でるっ!」
ぶりゅりゅりゅりゅっ!どぷっ!
「ひうううううっ♡」
マシュの体に、精/液のシャワーを浴びせる。顔や腕、脚におっぱい。肉棒から発射された精/液が、マシュの体を白濁で染める。下腹部の紋様が妖しく輝いている。精/液を浴びたのか、精/液の臭いを嗅いだからか、イったようだ。ならもっとかけて、もっとイかせる。
「まだ出るよ!」
びゅるるるるるっ!ぶりゅっ!
「あああああっ♡イくの止まりませんっ♡イったばかりなのにっ、またイくううううっ♡」
唾液まみれの肉棒を扱き、更に精/液を浴びせる。俺が満足するまでずっと右手を動かし、マシュの体に浴びせ続ける。
「うわぁ……凄いな、これ」
「はぁ……♡はぁ……♡はぁ……♡」
射/精を終えてマシュの体を見る。衣装も含めて、全身が精/液でベトベトになっている。精/液の臭いでマシュはイきっぱなしで、紋様の輝きがさっきから消えていない。そんなマシュを見て、俺の肉棒は再びそそり立つ。
「マシュ。そこの木に手をついて、こっちにお尻向けて」
「はい……♡先、輩……♡」>>853
絶頂の余韻が抜けない体を無理矢理起こし、マシュは指示通りの体勢をとる。
「いくよ。マシュ」
「っ♡」
膣/口に肉棒をあてがい、精/液でベトベトの尻に手を添える。
「ふん!」
「ああっ♡」
肉棒を根本まで挿入し、子/宮口と熱烈なキスをする。
「あっ♡あっ♡あっ♡」
腰を動かしながら、俺はマシュの尻を撫でまわす。精/液を塗りつけて、彼女は俺の所有物であると知らしめるように。ある程度尻を撫でたら背中やお腹、おっぱいに精/液を塗りつける。手がベトベトで少し不快になるけど問題ない。
「マシュ。舐めて綺麗にして」
「はい♡れろれろれろっ♡」
こうやってマシュに舐めとってもらえばいいから。そしてマシュの尻、背中、おっぱいに精/液を塗り終えた俺は腰を掴み。
「お゙お゙お゙っ♡」
激しく前後に動かす。
「外にマーキングしたら、次はどこかわかるよね?」
「はひいいいっ♡私のおマンコ、先輩の精/液でマーキングしてくだしゃいっ♡」
「言われなくても!」
「おごおおおっ♡」
腰の動きを更に激しくすると、マシュの愛/液と俺の精/液の混合物が飛び散り、俺の股間とマシュの尻に付着する。>>854
「いくよ、マシュ!マシュは!俺の!女だああっ!」
ぶびゅるるるるるっ!どびゅっ!
「来たああっ♡先輩のマーキングザーメンンンンっ!私の中、先輩の臭いでいっぱいにされて、イく♡イく♡イくううううっ♡」
背中をのけぞらせて、マシュが吠えるように絶頂する。もっと深くまでマーキングしようと、肉棒が精/液を送り込んでいく。
「マシュ。こっち向いて」
腰が抜けたのか倒れそうなマシュの体に俺の体を密着させて支え、顔をこちらに向けて見つめ合う。体は俺の所有物になった。なら次は。
「先輩……」
「マシュ……」
「「ちゅっ」」
口づけを交わし、心にマーキングする。2度、3度唇を重ね、最後に口内で舌を絡ませて、顔を離す。俺とマシュの繋がりを表すように、唾液が糸を引く。
「えへへ♡私、心まで先輩の所有物にされちゃいました♡」
「そうだ、ね!」
「んぎいいいっ♡」
不意打ちで腰を突き上げ、子/宮口に亀/頭を突き刺す。マシュは潮を吹き、瞳を裏返して絶頂する。
「所有物なら、俺がどうしようと自由だよね?今日はオナホ感覚でおマンコ使って精/液コキ捨てるから。はしたなく喘いで、マンコ締めて、俺を気持ちよくしてね」
「あああああっ♡」
「返事は?」
体を起こし、マシュのお尻を2度、3度と叩く。
「はひいいいっ♡先輩がご満足するまでぇ♡おマンコ締めて♡はしたなく喘ぎますううううっ♡」>>855
「そうそう。それじゃあ、いくよ!」
「んにゃああっ♡」
3日目。コテージの自室。
「先輩っ♡おはようございます♡」
「おはよう、マシュ」
寝ぼけ眼をこすり、少し早起きしたマシュの顔を見る。
「今日は何処で何をしますか?」
「確か、明日カルデアに帰るんだっけ?」
「はい」
「じゃあ……マシュと1日中この部屋にこもって、子づくりがしたい」
俺の提案を聞き、マシュは窘めるように眉を顰める。
「駄目ですよ、先輩。いくら先輩が私の所有者でも、物事には限度があります。最低でも朝食くらいは、ひゃん♡」
マシュを抱き寄せ、耳に息を吹きかける。
「じゃあ、何で荷物の中に『パラP印の排卵誘発剤』が入ってたの?」
「……」
「答えてよ」
「ああっ♡」
マシュの耳を舐め、催促する。舐めまわし、吸い付き、耳穴に舌を挿入し、マシュの耳を唾液でベトベトにする。
「ねえ、何で?」>>856
「そ、それは……」
マシュは目を泳がせ、指をもじもじ絡める。そして意を決したように俺を見つめる。
「……先輩の、赤ちゃんが、欲しいから、です♡」
「ならしようよ。子づくり。ほら、俺のチンポ、もう臨戦態勢だよ?」
マシュの下腹部に肉棒を押し付け、すぐにでもヤれるという意思表示をする。だけどマシュは。
「駄目です♡」
目にハートマークを浮かべながら、断る。俺はマシュを抱き寄せたまま布団を頭まで被る。
「んむぅ♡れろれろれろっ♡じゅるるっ♡」
マシュの唇を強引に奪い、舌をねじ込む。マシュの口内を舐めまわし、舌を絡め、しゃぶる。右手でマシュのおっぱいを、左手でマシュのお尻を撫でまわし続ける。
「んぐううううっ♡」
するとマシュが絶頂する。しかし、そこで止めることなく、マシュを攻め続ける。そうして絶頂させること7回。2人の熱と匂いのこもった布団をのけて、マシュにもう1度訊ねる。
「どうする?マシュ」
目は蕩け、頬も興奮から上気したマシュは、深呼吸して呼吸を整える。
「……はい♡今日は1日、このお部屋にこもって先輩と子づくりします♡」
お互い衣服を脱ぎ捨て、部屋の隅に放り投げる。ベッドの上で向かいあうように座り、マシュの体をじっと見つめる。
鍛えているおかげで引き締まっているけど、出るとこは出ているドスケベボディ。
元々大きかったけど、俺が毎日のように揉んだことで更に大きくなったおっぱいから、今度は母乳が出るようになる。
括れたお腹回りが、子供を身ごもって大きく膨らむ。
想像しただけで滾るじゃないか。>>857
「マシュ。排卵誘発剤、飲んで」
「はい♡」
マシュは瓶の蓋を外し、中身を飲み干す。
「そのまま横になって。マシュのおマンコも準備万端みたいだから、今日は前戯なしで、全部中出しするよ。ほら、マシュのパンツ、愛/液で真っ黒」
「わかりました♡」
マシュは仰向けになり、脚を開く。そしておマンコの入り口を指で開け、俺を誘うように微笑む。
「きてください♡先輩♡」
「マシュっ!」
「ああっ♡一気に奥ま、おほおっ♡」
俺はマシュに覆いかぶさり、肉棒を根本とまで挿入する。そのまま間髪いれず、腰を大きく前後に動かす。
体を密着させるように抱きつくと、マシュのおっぱいがむにゅりと潰れる。俺は不意に腰を押し付け、子/宮口と亀/頭も密着させる。
「いいよ、マシュ。マシュみたいな可愛い子と、こうして子づくりできて俺は幸せだよ。マシュはどう?幸せ?」
「はいっ♡私も先輩と子づくりできてっ♡幸せぇっ♡幸せです♡ですから先輩♡精/液、ください♡孕ませミルク、子宮にどぴゅどぴゅしてください♡」
「うん」
体を起こしてマシュの手を優しく握り、腰振りを再開する。メスの顔で淫らに乱れるマシュの顔と声、暴れるマシュマロおっぱい、絶えず妖しい輝きを放つ紋様。こんなのを見せられたら興奮が治まらない。治めるつもりなんてそもそもない。
「あ゙あ゙あ゙っ♡先輩の、おチンポ、膨らんでますっ♡出るんですね?先輩の繁殖力旺盛な精/液♡私の子/宮に出るんですね♡」
「出すよ!だから、マシュもいっぱい排卵して!受精する準備して!」
膨らみ始めた肉棒で子/宮口を激しくノックして排卵を促す。マシュは脚を腰に絡め、抱きついて離れない。
「そろそろいくよ、マシュ!」>>858
「はいっ♡孕ませ射/精っ♡してください♡卵巣が生み出してる孕みたがりのメス卵子をっ♡先輩のオスザーメンで1つ残らず受精させてくださいっ♡」
「孕めっ!」
びゅるるるるるっ!ぶりゅっ!
「来たあああっ♡先輩の、子種ぇっ♡私の卵子と1つになろうとして、子/宮で暴れてますううっ♡あっ、来ました♡メス卵子、子/宮にきちゃあああっ♡」
子/宮を押しつぶすように腰を叩きつけ、精/液を流し込む。マシュの子/宮は口を開けて亀/頭を加えこみ、襞で竿を刺激して射/精の手伝いをする。
「あんっ♡先輩のおチンポ様、あんなに射/精したのにガッチガチになってますね♡」
「うん。だから──」
「んひっ♡」
射/精の余韻に浸る暇を与えず、俺は再び動く。
「このまま第2ラウンド。いくよ」
「らめれすっ♡今イったばかりれすから、パコパコされたらすぐにイっちゃいます♡ああっ♡」
呂律の回らないマシュの制止の声を無視して、俺はマシュのおマンコを肉棒でかき回す。精/液が結合部から漏れてしまっているが、それ以上の射/精をすればいい。
マシュにもっと気持ちよくなってもらおうと思った俺は、マシュのマシュマロおっぱいにしゃぶりつく。
「ああっ♡おチンポズボズボしながら、おっぱいいじめちゃ駄目です♡そんなっ、赤ちゃんみたいに吸い付いちゃあああっ♡」
おっぱい全体にキスマークをつけるように吸い付き、ツンと起った乳首を責める。指で摘まみ、弾き、吸い付き、舐めまわす。おっぱいを寄せて同時に責めると、マシュは絶頂し、潮を吹いてのけ反る。でも俺は止めない。まだ射/精していないから。
「止まらない♡乳首とおマンコでイくの止まらないですっ♡これ以上イったら、赤ちゃんにおっぱいあげる時もイっちゃいますぅ♡」
我が子に母乳を与えながら、絶頂するマシュ。そこに俺も加勢し、父と子で母乳を吸って更に絶頂させる。実に背徳的な光景だが、だからこそ興奮する。
「なってよ。赤ちゃんにおっぱいあげながらイく、はしたないお母さんに。どんなマシュでも俺は受け入れるから、ね?」
「しょんなっ♡先輩に言われたら私っ♡断れません♡」>>859
腰を激しく動かしながら、マシュの顔を見つめて説得する。
「だから、孕めっ!」
ぼびゅるるるるるっ!どびゅっ!
「んぎいいいっ♡イくぅっ♡また中出しアクメでイぎゅううううっ♡ほお゙お゙っ♡」
射/精が終わったところで即座に第3ラウンド。
「ごわれりゅっ♡ごわれひゃうっ♡イぎすぎれっ♡わらひ、ごわれひゃうううっ♡」
「大丈夫。マシュは凄く頑丈だから、そう簡単に壊れないって。頑丈さがシールダーの取り柄でしょ?」
「そうれしゅけど、お゙お゙っ♡お゙ヂン゙ボには弱いんれひゅっ♡しぇんぱいのお゙ヂン゙ボのまえれはっ♡シャボン玉よりも、おっ♡脆くにゃるんでしゅううっ♡」
マシュは絶頂した感覚で絶頂するという快感の嵐に飲まれ、潮を吹きまくって俺の下腹部をびしょ濡れにする。俺は肉棒を奥まで挿入したまま、マシュに話しかける。
「じゃあ、壊れちゃおうか?それで、新しいマシュに俺が作り変えるから」
「新しい、私?」
「うん。昼も夜も俺のチンポにご奉仕することしか頭になくて、俺が少しでもムラムラしたら何時でも何処でも喜んでご奉仕する。俺に従順な牝奴隷にしてあげようと思うんだけど……どう?」
「……」
新しい自分がどのようなものか聞いたマシュは、ごくりと生唾を飲み、想像する。
「……さい♡」
「何か言った?」
マシュは両手で顔を隠し、小さな声で何か言った。
「……して、ください♡」
よく聞こえないので、耳を近づける。>>860
「私を、先輩の牝奴隷に、して、ください♡」
マシュははにかみながら、奴隷にして欲しいと言った。傍から見れば狂っているとしか言いようがない光景だろう。でも、それがたまらなく興奮する。あの、理知的で無垢だったマシュが、俺の手でここまで変わったと認識すると、もう堪らない。
「ありがとう」
「あああっ♡」
腰を激しく動かし、ラストスパートをかける。
「これから俺にご奉仕するときは、俺のことを『ご主人様』って呼ぶんだ!」
「はいっ♡ご主人様ぁ♡」
「マシュの全ては俺の所有物だ!心も体も人生も、何もかも俺の物だ!」
「はいっ♡私はっ♡私の全てをご主人様に捧げましゅううっ♡」
「子供は女の子を産むんだよ。それで奴隷の子は奴隷だから、母子共々俺の物だ!」
「かしこまりましたぁっ♡ご主人好みの女の子を産んで、育てましゅっ♡牝奴隷としての英才教育を私が施してっ♡母子でご主人様にご奉仕いたしましゅっ♡」
牝奴隷になってからのマシュの扱いについて宣言していると、我慢の限界も近づいてきた。
「イくよ、マシュ!新しい自分に生まれ変わりながら!中出しで!孕めっ!」
どびゅるるるるるっ!ぶりゅりゅりゅりゅっ!
「あ゙があ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ♡イ゙ぎゅゔゔゔゔっ♡ご主人様のザーメンでえええっ♡孕みながらっ♡イ゙ぎゅゔゔゔゔっ♡」
びゅるるるるるっ!ぶびゅるるるるるっ!
今日1番の大量射/精。壊れた蛇口から水が止まらなくなるように、射/精が止まらない。あまりの射/精量に結合部から漏れるのに加え、子/宮のある辺りがぽっこりと膨らみ始める。ようやく射/精が終わる頃には、俺の握りこぶしほどの大きさまで膨らんだ。
「あっ♡」
肉/棒を抜くと、マシュが絶頂して潮を吹く。更に精/液がゴボゴボと漏れ、再び絶頂してシーツを濡らす。>>861
もっとヤりたい。
脱力して四肢を投げ出すマシュを見て、性欲が沸き上がる。
牝奴隷に生まれ変わったマシュともっとヤりたい。
更なる快感を得ようと肉/棒が膨らむ。
「マシュ。起きて」
「はい……ご主人、様……っ♡」
体を起こしたマシュが、俺の肉/棒を見て目の色を変える。
「マシュ。牝奴隷に生まれ変わったんだ、凄くエロい事言って俺を誘ってよ」
「かしこまりました♡ご主人様♡」
マシュは微笑むと、仰向けになって脚を開き、おマンコを指で広げて媚びるような声でおねだりする。
「ご主人様の、太くて、硬くて、長い、衰え知らずのオスチンポ様を、私の牝奴隷オナホマンコに突っ込んでください♡ご主人様のおチンポ様を興奮させて、ご奉仕して♡元気な牝奴隷を沢山産むために育った、私のこのドスケベボディ♡どうぞご堪能下さい♡」>>863
純真無垢だった自分の事大好きなマシュマロボディ後輩に、都合のいいこと教え込んで調教するの素晴らしいです。マシュは、身体つき凄いのに、性知識まったくなさそうなのがえっちですよね。妖精國が最期を迎え、このノウムカルデアという島に移り住んで一月、相変わらず私の記憶は元に戻る様子がありません。
ダヴィンチさんによると、記憶喪失したまま水鏡で空想樹に出力され、その後棺で凍結されたことで、私の脳は記憶が無い状態で固定されてしまったかもしれない、とのことです。職員の方々にも見覚えのない風景にも馴染めず(それでいて端末の操作は覚えている自分に若干の気味悪さを感じ)、自然と私はここで唯一落ち着ける藤丸さんの部屋に居着くことが多くなりました。
藤丸立香。以前の私が先輩、あるいはマスターと呼んでいた人。そして自らの世界を取り戻すために戦い続け、私と共に厄災に立ち向かってくれた人。今はもう妖精國も残ってはいませんが、この人がいなかったら私はシェフィールドの騎士としての務めを果たすことも出来なかったでしょう。こうして話しているだけでも、以前の私が(ライブラリの資料からも読み取れてしまうくらい)彼を好いていたのも納得する人柄です。
この日も私は彼の部屋を訪れ、日課となっている「彼女」と共に歩んだという彼の旅路の話を聞きました。そして一通り話し終えると、彼はこう言ってきたのです。
「ねえマシュ、もしかしてキミは「以前の自分と同じになりたい」と考えて俺の話を聞きにきてる?」
どういうことでしょう?以前の私には戻ってほしくない、ということなのでしょうか?
「ううん、そうじゃなくて…記憶が戻ることはもう難しいってことは俺も判ってる。だから、キミが過去にとらわれるは良くないと思ったんだ。
勿論、出来ればマシュには記憶を取り戻して欲しい。けれどマシュが無事でいてくれて、一緒にいることを選んでくれただけでも俺は十分嬉しかったんだ。だから、これからどうするかは今のマシュが決めるべきだと思うんだ。」
その日の会話はそれで終わり、消灯時間を迎えた自室でその言葉を反芻します。私は彼女の代わりになりたいから彼の話を聞いたのか。自問自答しながら彼との記憶をたどっていきます。果てしなく落ちていきそうな奈落の中での戦いで、そばにいてくれた彼の頼もしさ。
妖精歴ではその気持ちが何なのなのかもわからないまま、ただ彼に会いたい一心で必死に駆け抜けました。
私がノリッジで一人戦おうとしていた時は、ただ背中を支えてことがこの上なく嬉しかった。
ロシアでの私は、既に戦う力を失っていたのに彼の盾になりたい一心で新しい鎧を纏ったと聞きます。
そして時間神殿では大切なものを守るためにただ一人、盾を構え眩い閃光の中に消え━━━
「だめ!」
思わず叫びながら飛び起きた私は、自分がいつしか眠りの中で夢を見たいたことに気づきます。
翌日、私たちは慣熟訓練を兼ねた微小特異点の調査に参加しました。特異点の原因となる聖遺物を回収し、後は誘引されたエネミーを掃討して帰還するだけの簡単な任務。けれどオルテナウスに不馴れだった私は一匹の魔獣を討ち漏らしてしまい、マスターに襲いかかります。
「危ない!」
その瞬間、私は盾を放り投げる勢いで彼を庇います。幸い攻撃は鎧を砕いたところで止まり、直後に魔獣は他のサーヴァントに討ち取られました。
「良かった、ご無事で…」
「よくない!だってマシュ、」
「いいえ、良かったのです、マスター藤丸。だって貴方が無事であることが私は嬉しいと再確認できたのですから。」そして私は夕べの答えを返します。
「私が貴方の話を聞きたいのは、義務感でも模倣でもありません。貴方という人が好きだから、もっとよく知りたいから、だから同じく貴方のことが好きだった彼女の話を聞きたかったのです。
確かに切欠はこの身体に遺された彼女の想いだったのかもしれません。でも今は違います。貴方が私の隣にいてくれる、ただそれだけのことが私にはとても嬉しいのです。
きっと私が私である限り、そして貴方が貴方である限り、何度記憶を失おうとも私は貴方を好きになるのでしょう。」
「わかったマシュ、それが君の選択なんだね。」
「勿論です。それとも、2400歳の未亡人はお嫌いですか?」
心配そうにこちらを伺っていたランスロット卿の影が盛大に吹いたのを確認しましたが、ひとまず無視です。
「ーいや、もちろん。そして改めて。マシュ、これからもよろしく。」
そして差し出された彼の右手を、私は今はもう折られた跡も残らない指で握り返すのでした。あのブリテン異聞帯の戦いから二週間、私は少し困った事態に直面しました。ギャラハッドさんのギフトは失われましたがその力が宿っていた空白は残り、私は再びサーヴァントとして成長する伸び代を得たのです。早速先輩はトレーニングを兼ねて私を戦闘に連れていくようになったのですが…その、一緒いる機会が増えたせいか、前よりも先輩の魅力に目がいくようになってしまって…。
もしかしたらこれは恋、というものなのかもしれません。ですがだとするとひとつ問題があります。
私と先輩はどちらも女性、ということです。勿論同性愛には偏見を持つべきでない、現にカルデアに召喚されてるサーヴァントのなかにもそういった嗜好の方もいる、ということは私も先輩も理解しています。しかし私が知る限り先輩にはそういった趣味はお持ちでありませんし、押し付けるべきでもありません。でも心の奥にしまっておこうと考えても、かえって先輩を意識してしまいます。叶わぬ恋だからこそ気になってしまって、でもそれを知られて嫌われるのが怖くて、最近は先輩を意識していると知られないように、先輩をそんな目で見ないようにするため、シャワー室や更衣室を使う時間をずらさなければならなくなってしまいました。このままだと戦闘にも…
「ねえマシュ、最近私のこと避けてるよね?」
そんなことばかり考えていたからでしょう。二人でレポートを書いてるときにこんなことを言われても、私は咄嗟に誤魔化すことも出来ませんでした
「そん、な、ことは…」
「いーのいーの、無理に噓を言わなくていいから。もしかして、私何か怒らせることしちゃった?」
私は黙って首を横に振ります。「うーん、そっか。じゃあ、好きだから?」
今度こそ、私は驚きで言葉を失います。
「びっくりした?でもわかるよ、マシュのことなんだもん。最近のマシュ、我満してるときの顔してるし。」
一番知られてほしくない人に、知られてほしくないことを知られてしまったというショック。先輩に嫌われてしまう、先輩を不快にさせてしまう、そんな思いで目の前が真っ暗になります。
「大丈夫、私そんな理由でマシュのこと嫌いになったりはしないから。」
「で、でも、先輩はその…好きになるとしたら男性の方なのでは?」
「うーん、まあね。試しにおっきーとかくろひーからそういう本借りて呼んでみたけど正直ピンと来なかったし。」
「だ、だったら…!」
「でもね、嫌な気分もしなかったの。マシュ、こういう意味でも私のこと好きでいてくれてるんだって。マシュが私のために我慢して、自分を曲げてしまうよりかはずっといいと思う。それに━━━
多分、私が男の人と結婚するならソロモン王より素敵な人じゃないとダメだろうしね。」
その言葉を聞いて、胸の奥がチクっと痛みます。「でもそんな理由でマシュと付き合うのも失礼だしね。だから私がちゃんとマシュのこと好きになれるかわかるまで、返事は待って貰えないかな?それまでは…これで我慢してね?」
そういうと先輩は、私の瞼を閉じさせます。そして額に何か温かくて柔らかいものが押し当てられ、驚いて目を開けると先輩は既に走り去っていて、
「これ以上は、ギャラハッドさんに怒られちゃうからー!」
その言葉でその感触が何だったのか理解した私は、「そういうとこです、先輩…」と机に突っ伏しながら高鳴る胸の鼓動と体温に翻弄されるのでした。メル…ラムダリリスと微小特異点で買い物に出ることになった。それ自体は喜ばしいことであるが、一つだけ気掛かりなことがあった。彼女の衣服についてだ。
彼女は人前に出るとき、基本パーカーを羽織ったお忍びスタイル(第1再臨)で出るのである。
それ自体は特に問わないのある…のだが、私は彼女のパーカーの中について知っている。彼女のあのパーカーの中はきわどいマイクロビキニである。
それをもしかしたら他の誰かに知られてしまうのではないか。そのような心配があったのだ。
別に知られても構わないじゃないか。といえば確かにそうである。
だが、私の中の何かが「誰かに彼女のきわどい姿を見られていいのか」と訴えていたのだ。
それは…正直に言えば良くない。そんな感情に揺られながら買い物に出かけることになった。
出かけるとなり彼女と会うと、少々驚いたことに、新調したお召し物(英霊巡遊服)を着ていたのだ。
全体的にスポーティーにまとまった姿に大きなジャケット。黒いスパッツを履いたその姿は、外出前に私が不安がっていた心配をすべて払拭したような、正しく救いのような姿であった。その姿に内心ほっとし、内心の不安を下ろして買い物に向かう。
道中、彼女に向けられる視線を若干気にしつつも彼女の新しい姿を楽しみつつ買い物をしていると…突然、小悪魔のような笑みを浮かべた彼女からある提案を言われた。
「ねぇマスター、私、少し熱くなってきたのだけれど。少し着替えていいわよね?」と。
厭な予感が脳裏によぎる、そんな私を尻目に彼女は霊基を…”パーカー姿”に変えたのである。顔がこわばる。彼女は笑う。
「あら、マスター?どうしてそんな焦った表情をしているのかしら?」と。
…言えるはずがない。彼女のパーカー姿を、いやパーカーの中身を“他人に知られたくない。私だけの秘密にしたい”などと。
そんな気持ちを知ってか知らずか、彼女はパーカー姿で買い物を続ける。正直、少し屈めば中の様子が見えてしまうその姿に、内心大きな焦りを感じる。
もしかしたら、誰か――そう、”そこら辺にいるただの男”にこんなことを知られてしまうのではないかという不安が加速度的に増幅する。>>873
そんな私をよそに、彼女は買い物を続け、一通り済んだところで近場の広い公園に向かうことになった。
広い公園に、私と彼女。そして彼女の向こうには噴水があるだけの人のいない月夜。そんな場所で彼女は私の方に振り向き私の至近距離でささやき始めた。
「ところでマスター?質問なのだけれど、どうしてこの服を着ているときはあんなに余裕がない表情をしていたのかしら?」
…答えに窮する。言えるはずがない。彼女のこの姿を―
「――他人の”オカズ”にされたくなかった?」
瞳孔が開く。口が閉じれない。
そうだ、私は彼女のこの姿を、通りすがりの男性の性的欲求の解消材料として使われることが堪らなく嫌だったのだ。
そんな確証がどこにあるのか、といわれれば、私がそうであったからということに他ならない。何せパーカーの中にきわどいマイクロビキニである。そんな姿を見て、性的興奮を覚えない男性はいない。私はそう確信していた。―だからこそ、堪らなく嫌であったのだ。
そんな私の図星をついた彼女はかつてない妖艶な笑みを私に見せてくる。
「―本当、分かりやすいわね。アナタ。安心しなさい。私はそんな気安く、そしてそんな隙を見せることはしないわ。―最も、私が隙を見せてないと思っているだけで、本当のトコロは、分からないのだけれど。」
後半の文言は、きっとわざと言ったのだろう。彼女が隙を見せないというのであればそれは本当の事だ。だが、今の私にとって安心材料となるその言葉で締めず、わざとその言葉を放ったのには間違いなく―
「あの時(バレンタインの時)も言ったのだけれど、今の私のメインはリヴァイアサン。嫉妬深いのは承知の事でしょう?そんな私を相手(ターゲット)にして他の誰かを嫉視するなんて―なんて憐れなひと(私のマスターとして適任)なのかしら――ね?お魚さん?」
そういうと彼女は、私の躰に全身をすり合わせ―、パーカーの留め具を、私の身体で外してきたのである。
「ねぇマスター、気付いていたかしら?この場所、四方を水で囲まれているって事を。――アナタなら、私が何を言いたいか――もう、お判りでしょう?ね?雄さかなさん?」
そういう彼女を見つめると、月明かりに照らされた乳頭が私の瞳を釘付けにするのであった―。 結>>874
実際にはマスター専用って決めてて他の人のオカズになんてなろうって気もないだろうに独占欲煽ってくるラムダエロい。是非この先の本番も読んでみたいって思わせてくれるいいSSです。ジャック・ド・モレー(フォーリナー)と軽率に仔を作ってひねり出す話ください(他力本願)
普段はザビ子の話を書いていますが
このたびオベぐだ子にはまったので書きました
なお自分のカルデアにオベロンはいません
一部設定と食い違うところがありますが
オベロン実装前に書き始めたものによるものです
…え、オベロン実装から三か月?
どんだけ時間かけてるんだ…>>877【セ.ックスしないと出られない部屋】
大々的に掲げられた看板をわたしは呆然と見上げた。
数年前に成人したおかげで黒髭と薄い本トークが出来るようになり、彼から借りたお宝の一部にこんなシチュエーションがあった気がする。
いやでもどゆこと? ここわたしの部屋なんだけど?
慌てて出入り口に向かえば機械の無機質な扉は見るからに妖しい紋様が刻まれており、魔術で施錠されていることが見て取れた。
知らぬ間に自室が薄い本でよくある部屋に改造されていたなど、一体どうやってこの困難に立ち向かえばいいのか。
「何さっきからキョロキョロしてるんだい。みっともないよ、不審者か何かみたいだ」
「カルデアのマスターですけど! あとお前おったんかい! いや何でいるんだよ! びっくりするだろうが!」
「怒るトコ、そこ?」
不法侵入者──オベロンは部屋の主を差し置いてのんきにくつろいでいた。王冠も外套も脱いで随分とリラックスしている。
召喚当初、散々悪態をついてあらん限りの罵詈雑言を浴びせてきたのも記憶に新しいくせに、
今ではすっかり馴染んで勝手にベッドに寝そべってポテチ片手に雑誌を読んでいる。野良猫かお前は。あと食べかす落とすな。
「とりあえず状況把握してよ」
「は? 状況? 一体何の話を──」>>878そこで初めて看板に気付いたようで、オベロンは無言になった。
次いで扉の魔術に視線を向け、最後にぐるりと部屋全体を一周眺めて、ため息をついた。
彼の端正な顔は嫌悪に歪み、「めんどくさい」と顔に書いてあるようだった。
「──ホント、カルデアはク.ソだな。……で、どうするの?」
「どうって……外から救助してもらうしかない。ひとまず待つよ」
ここはカルデア。部屋の外にはダ・ヴィンチもシオンもいる。いずれ救出されるものと信じて待つしかないだろう。
そう説明すればオベロンは顔を顰めてやれやれと肩をすくめた。
「つまりそれまでは俺も出られないと。はーぁ、とんだ傍迷惑の流れ弾だ」
「いや迷惑してんのこっち……って、ちょっと!」
わたしのベッドに堂々とあがりこみ、背を向けて寝転がったオベロン。完全にふて寝の体勢だ。
動く気はないらしく、わたしも諦めて救出されるのを待つことにした。>>879異変を自覚したのはおよそ三十分経過したころのことだった。
オベロンにベッドを占拠されたので仕方なく床に座って待っているうちに、頭痛がするようになっていった。
それどころか、指先と足先から痺れるようになり、下腹部からじわじわと熱が生まれた。
痛みと痺れと熱が苦しくて、蹲って何とか耐えていると、不意に上から声を掛けられた。
「マスター。どうして欲しい?」
いつの間にか真顔のオベロンが目の前に立っていて、わたしは呆然と彼を見上げた。
その時に青と黒の霞のようなものが部屋中に漂っていることに初めて気付いた。
しゃがみ込んだオベロンに真顔のまま頤に指を添えて持ち上げられる。オベロンの無感情な瞳に見透かされるようで体が震える。
「催淫作用を持つ香……だけど単なる媚薬じゃない。これは苦痛を伴う発情だ。放っておけば頭痛は悪化して、手足は全く動かなくなる。精神は情欲に侵され、苦痛から解放されるべく快楽を求めるようになる。仮に部屋を出たところで、身体を灼く熱からは逃れられない」
どうしてそんなことをしっているの、と尋ねようとして声が出ないことに気付いた。
何かを言い募ろうとしても口からこぼれるのは変に色気づいた吐息ばかり。
意味のある言葉を紡ごうとしても、わたしの意思に反するような発言をしようとしている。
何もしなくていい、このまま待っている。
そう言おうとして口から出たのは、全く別のものだった。
「たす、けて……!」
「……ホント、無様だな、お前」
悪態混じりに抱き上げられる。肩で息をするわたしを眺め、オベロンは心底愉しそうに笑っていた。>>880オベロンはわたしをベッドに座らせると、抱き寄せると同時に噛み付く様に呼吸を奪った。
無遠慮に腔内に侵入する舌が粘膜を好き勝手に蹂躙する。
上顎をオベロンの舌が撫でた瞬間、何ともいえない鋭い感覚が全身を走り、思わずか細い悲鳴をあげてしまった。
「はー……キスだけで甘イキとか、善がるにしても程度ってもんがあるだろ……」
「し、しらにゃ……♡ はぅっ、ふぁあ……♡」
服の上から撫でられるだけで肉体が快楽を受け取って痙攣する。
耳元で囁かれる低い声がたまらない。お腹の奥が悲鳴を上げている。
本当にこの体は自分のものだろうか。催淫香とやらにすっかり作り替えられてしまったのではないか。
……部屋に漂う霞が、さっきより濃くなった気がする。
「おい、ぼんやりするな」
「あぁっ♡ みみで、しゃべっちゃ、やぁ……♡」
「頭大丈夫かきみ……まあいいや。で、マスター? ここからどうされたい? 優しく甘く、時間を掛けて全身可愛がられたいか、手酷く抱かれてとっとと終わらせるか。選んでいいぜ?」
不敵に笑うオベロン。違和感のない顎クイに心臓と下腹がきゅんと締め付けられる。
発言こそ嘘まみれで時に粗暴だが、端正な顔に品のある所作で十分おつりがくるレベルだ。
……香の影響で思考や感情にも影響が? こんなしょうもないところでも?
「ねえ、聞いてる? 頭ゆだってないよね?」
「っ……♡、聞いてるよ。えぇと……じゃあ、早く終わらせるほうで、お願いします……」
発生源不明の煩悩と未だについて回る頭痛を振り払いつつ、わたしは礼装の留め具を外して、脱ぎ始める。
どっちにしろ地獄が待ち受けていそうだから、せめて苦しくなさそうな提案を選択することにした。
いたたまれない気分から少しでも逃れるために、オベロンに背を向けようとしたら──>>881「おいおい。風情のないことはするなよ……閨の作法も知らないのか。手の掛かる」
「へ──ひあっ! な、なに、なに?!」
「経験もないくせに、余裕ぶるのはみっともない。生娘らしく怯えて見せるぐらいしてみたらどうだ?」
オベロンに押し倒されると同時に口づけられた。
押し返そうにも体重を掛けて覆いかぶさる男はびくともしない……というより、
腔内にオベロンの舌が侵入した瞬間、抵抗する力を削がれたような気がする。
「んっ……ぁ、ちゅ──や、め……」
「は──抵抗するならもっと全力でやってね」
力なく横たわるわたしを嘲笑うように、オベロンは腹立たしいほど丁寧にわたしを脱がしていった。
首、鎖骨、胸元、腹──露わになる肌に口づけられる度に、わたしの身体は勝手に悦んでビクンと反応を示す。
皮膚の表面を滑っていく指が熱い。優しく肢体を撫でられると、ぞわぞわとえもいわれぬ感覚は腹の底から湧き上がっていく。
……これは、不味い。
とっくに手遅れかもしれないが、それでもこのままではどうしようもないところまで堕ちてしまいそうな気がする。
「はぅ……♡ おべ、ろん……」
「なに? やめてほしいなら全力で抵抗するか、相応の説得力を持たせた根拠を示してくれるかな」
「焦らさ、ないで──もっと、いじめてぇ♡」
理性の抵抗は無意味だと突きつけるように、わたしの口から弱弱しい言葉がこぼれ落ちる。
思わずハッとして口をおさえても遅かった。
オベロンは虚を突かれたように呆けたが、ムカつくほどに優しい微笑を浮かべて見せたのだ。>>882「……ああ、うん。お望み通り、可愛がってあげるよ、お姫様?」
「やっ、まって、まって、ちがう、やめ──ひうぅっっっ♡♡♡」
脱がされた下着の中、とっくに濡れそぼっていた秘所を指先で撫でられた瞬間、わたしの肉体は大きく跳ねた。
……信じられない。いくら発情しているからといって、ただ触れられるだけで絶頂してしまうなんて。
喘ぐ私に気をよくしたのか、オベロンは愉しそうに笑ってより大胆に手指をこすり付けたのだ。
「ほあぁっっっ♡♡ やぁっ♡ らめ、おべ、ろん♡♡ やめてぇ♡♡ イク♡ イっちゃ……あぁぁっ♡ ゆび♡ いれないでえぇ♡♡」
「嘘をつくのはよくないなぁ。こんなに濡らして……あぁ、陰核も大きくなってる。ほら、正直に言ってごらん? どうされたいの?」
「あぅ♡ おべろん、さま♡ も、っと♡ もっと、きもちよく、してください♡♡ イかせて、くださ、あひいいぃぃっっ♡♡♡」
「うわー……そりゃないだろマスター。さすがに趣味が悪い」
催淫効果のある香とやらの影響だろうか。変なことばかり口走ってしまう。
わたしの妄言を聞いた途端、鬱陶しそうに顔を顰めると同時に肥大化した陰核と内部の性感帯を同時に指で押し潰した。
前触れのない強すぎる刺激に電流のような熱い快楽が全身を駆け巡り、絶頂すると同時に潮を吹いてしまった。
思いっきり潮を吹きかけられたオベロンは、呆れたように嘆息していはいても、何故か妙に優しい微笑だった。
「やれやれ、手の掛かる……脚は自分で開いて、よく見えるように固定してね。本当は鏡があるといいんだけど……まぁ仕方ない」
「ふあ……♡」
力の抜けた手足を何とか動かして、言われた通りに脚を大きく開き、膝を手で持って固定する。
仰向けのままだから気分はまな板の上の鯉。
今更ながら、蕩けた秘所が丸見えになっている状況に、羞恥で顔どころか全身が熱くなって死.んでしまいそうだ。>>883「良い子だ。よく見て? きみの身体がどうなっているのか、誰に、何をされているのか……よく覚えるんだ」
ひくひくと震えるわたしの蜜壺に、再びずるりとオベロンの指が挿入されていく。
小刻みに撫でるように膣内を擦られてじわじわと沸き起こる快楽は、全身を炙るのと似ている。
強くなくとも正確な攻め手は無意識のうちに胸と子宮がキュンキュンさせられるのも当然だ。
「あぅ……♡ あっ♡ あんっ♡ きもち、きもちいよぉ、おべろんさま♡ しゅき♡ しゅきぃ♡♡」
「ふーん。俺はてっきり、マスターは思いっきり強く、激しくされるのが好みかと思ったけど……こうやって、じっくり、優しく焦らされるのも好きなんだね? ハ──とんでもない変態を掴まされた」
「ほぉぉっ♡♡♡」
いきなり片方の胸の頂を外骨格で覆われた左手にカリカリといじめられはじめた。
オベロンは精々指先でくすぐる程度の戯れでしかないのかもしれないが、その鋭い指先に与えられる刺激はひどく鮮烈な快感を生み出している。
わたしには耐え切れなくて、限界を超えてしまう前に何とか身体をよじらせるも、察知したオベロンにもう片方の胸の頂を舐められた。
「逃げるなよ、好きなんだろ?」
「ふあぁぁっっ♡ な、舐め、舐めるの、すきでしゅ♡ もっと、もっと♡ いじめてくらしゃい♡♡」
「わがままなお姫様だなぁ……それで、どうされたいのか言ってみろよ」
「あ、あ♡ おべろんさま♡♡ じーすぽ、と♡ くりちゃん♡♡ ぐりぐりって♡ してくらしゃい♡♡」
「さっきからずっとやってるんだけど? 何。まだ足りないってわけ。きみ、強欲だね」
わたしが吐いた妄言通りに、二か所の性感帯を指先で押し潰すようにこすり付けるオベロン。
当然のようにわたしは絶頂した。壊れたおもちゃのようにガクガクと痙攣する身体を止められない。
ぷしゃ、と水の噴きだす音がする。とうとう潮を噴いてしまったらしい。
オベロンは指を引き抜き、指先から付け根まで纏わりついた白っぽい愛液をペロリと舐めた。
心底愉しそうな、悪い笑顔だった。>>884食べる前の調理段階で軽く十回以上は絶頂させられた。そして、絶頂の回数以上の接吻を全身に受けた。
回数を数えるのも億劫になる快楽の渦に溺れさせられているうちに、いよいよオベロンに食べられてしまう時がきたらしい。
指よりもずっと重く、大きな剛直がズブズブとわたしの内に侵入してきて、粘膜と擦り合わさるたびに身体を熱くさせる。
「あ……♡ あ……♡ おべろんさまぁ……♡」
「まだ狭いな……それにしてもきみ、本当に処女? 挿入っただけでこんなに喘いで、ちょっと疑わしいなぁ」
「う、うそじゃないもん! わたし、おべろんさまが初めてだもん……♡」
理性の残滓で会話を続けている最中でも、わたしの内は悦びに打ち震え、涎をこぼしながらオベロンを咥えていた。
憎らしい罵言すら胸をときめかせる。
先程さんざんオベロンの指先でいじめられた弱点が、指とは比べものにならない質量で押しつぶすように擦られる。
些細な刺激にも過剰に反応するほど敏感になってしまったため、そのままあっさりと絶頂してしまった。
「ああああぁぁぁっっっっ♡♡♡ イってりゅ♡♡ イって、まひゅ♡♡ おぐっ♡ ほぉ♡ きもちい♡ きもちいよぉ♡♡」
「あー、はいはい、わかったわかった」
「ふぁっ♡ しお♡ しおふいちゃ♡♡ ごめんにゃ、さい♡ おべろんしゃま♡♡ りつかは♡♡ おま.んこずこずこがだいしゅきで♡♡ らんぼうにおかされて♡ しおふいちゃうへんたいれす♡♡ へんたい、で、ごめんにゃしゃ──んああああっっっっ♡♡♡♡ くりちゃ♡♡ かりかり♡ しゅき♡ しゅきぃ……♡♡」
「うんうんそうだね。マスターは淫乱で変態だね。知ってる知ってる」
陰核が引っかかれるように遊ばれている。
あらゆる刺激が快感として受理され、絶頂と妄言しか出力できなくなった。
秘所から悦楽の甘い毒が全身に回って神経が麻痺している。身動きが全く取れない。
なのに──心はこの上ない多幸に満ちていた。>>885「あぅ♡ あんっ、あ♡♡ おべろんさま、おべろん、おべろん♡ すき、すきぃ♡ だい、すき♡ だいすき♡♡♡」
「──あぁもう、面倒くさい」
「お゙ぉ゙ッ!!? お゙ぐっ♡ ふかぁ♡ イって、イっちゃ、あぅぅ♡ 」
わたしの最奥に激しくぶつけられて、何度も絶頂してしまう。
快楽に浮かされ溢れる涙で視界が霞む。
オベロンの顔がよく見えない。
彼の命令を律儀に守り続けて膝裏を支えていた手を放し、オベロンに伸ばす。
……何の反応もされないと思ったが、予想とは裏腹にオベロンは上体をこちらに傾けてくれた。
気をよくしたわたしはオベロンの背中に腕を回して抱きしめた。やや低い体温を間近で感じて、胸がギュッと締め付けられると同時にオベロンを銜え込む肉壁がキュンと反応する。
「ねぇ。俺に全部奪われて、ひどいことされて、それでも好きって言えるの?」
「……うん。好きだよ。大好き。オベロンのことが好き」
「シュミ悪」
低い声でささやかれたその一言を最後に、唇を塞がれる。
直後に思いっきり強く最奥を潰されて、絶頂させられた。悲鳴混じりの喘ぎはオベロンに全部飲み込まれた。
ほぼ同じタイミングで液体が放出された。出し残しがないようぐりぐりと動かされ、敏感な膣内が限界を訴えるようにビクンと震える。
柔い右手に頬を愛撫される。
絶頂で視界が明滅しているから、オベロンがどんな顔をしているか分からない。
わたしは目を閉じた。応えるように、オベロンにまたキスされる。
口づけは──ひどく優しくて、甘かった。>>886「あ゙ー、つっかれた。これも時間外労働とかサービス残業とかいうヤツ? ゴ.ミよりひどい時間だったよ。追加報酬を要求する」
「勘弁して……全身のあちこちが痛い……」
「あれ。マスター、正気に戻ったの? ふーん。惜しかったなぁ。さっきまでのマスター、結構可愛かったのに」
「心にもないこと言うのはやめてくれ……うぅ、黒歴史……」
なんだったんだ、さっきまでのわたしは。
あまりにも恥ずかしくて、わたしは痛む体に鞭打ってシーツをかぶって丸まった。
……かぶったシーツの上から優しく抱きしめて頭を撫でてくるものだから、本当にこの男はタチが悪い。
「唐突に厄介な魔術掛けられるのも、日常的な突然の災難だったと思って諦めたら? ほら、日本はそういうの、多いんだろ?」
「適当すぎる……そういえばオベロン。結局なんだったの、あの魔術? 仕組みとか分かる?」
「まぁそれなりには。条件を満たさないと出られない、っていうのは室内の話で、外は単に侵入者を防いでいるだけだ。きみが発情したのは催淫効果のある香。だけど、一定時間が経過すると洗脳だか暗示だかの効果も発揮される。この香を吸入した人間は、妖精に絶対服従してしまうようになる。催淫も洗脳も時間制限付きとはいえ、結構めんどくさい魔術だよ」
ふん、と鼻を鳴らして解説してくれるオベロン。
それを聞いて、わたしは今回の騒動の原因に思い当たり、思わず頭を抱えた。
妖精、それに魔術とくれば、こんなとんでもないことを仕出かす者は一人しかいない。
「モルガン……なんでこんなこと……」
「あの女、自分以外のバーサーカー全員解雇しろとか言ったんだって? 汎人類史に来てまでも愚かでどうしようもない女だな」
「そのためにわざわざこんな大掛かりなことを……ん? モルガンが仕組んだなら、なんでオベロンが巻き込まれた?」
「魔術の起動に条件が付いてる。部屋に妖精属性のサーヴァント1名とカルデアのマスターの計2名が揃うこと。ハッ、相変わらず詰めが甘い」
つまり、タイミングを見計らってモルガンとわたしの二人きりになるはずが、オベロンがすでに入っていたことで魔術が起動してしまったと。
……先程までの一連の淫らな時間ですらモルガンがわたしに望んでいるというのなら、今後は彼女との付き合い方を考えるべきだろうか。>>887「これ……もしかしなくても部屋の外にモルガンいるよね? オベロン、今のうちに逃げたほうが……」
「言っただろ。外からは入れないって。この魔術は条件を達成した二人しか解除できない。このまま籠っていた方が安全だ」
「モルガンなら魔術そのものを解除できるんじゃ……」
「かもな。もっとも、あの女がそこらへんの対策を怠っていたら、の話だけど。今頃は自分で仕込んだ対第三者用防衛システムに苦しめられているところじゃないか?」
確かに、カルデアにはモルガン以外にも魔術に長けるサーヴァントが何人もいる。
彼ら彼女らに介入される可能性も考慮して、外からは簡単に解除されないような仕組みを構築していてもおかしくはない。
今のオベロンは割と本心から笑っているように見える。
気に食わない女が策に失敗したのが心底愉快なのかもしれない。
「で、マスター。妖精王の寵愛はご満足いただけたかな」
「キミ、すぐバレる嘘を堂々と口にするのどうかと思うよ……とりあえず、色々予想外でした。ある意味洗脳状態なのは都合がよかったのかなぁ」
「確かに、正気のきみを抱くのは面倒くさいからね」
どういう意味だよ、と言い返したくなったがあえてそのまま流すことにした。
嘘を極め過ぎて一周まわって誠実な男の本音など、いちいち掘り返す必要はない。
オベロンは嘘つきのままでいいと思う。
仮にこの男が沈黙で守り続ける思いが全て露わになってしまうとしたら、恐ろしいことになりそうだからだ。
クラス・プリテンダーの宿命。オベロン・ヴォーティガーンの発言は全てが信用に値しないものとして扱われる。
だがそれは逆に考えれば、言葉以外は嘘が含まれない、信用できるものということになる。
例えば表情──砂糖を溶かしたような甘い微笑。その一方で欲望に燃える瞳。
例えば行動──優しく頬を撫でる右手。不意に落とされる接吻。
抱かれている最中、ほんの一瞬、気のせいにも感じてしまうほどの僅かな瞬間に垣間見せたそれらは、所詮薬物が見せた幻覚のようなものだと決めつけるには、この身が受けた愛は余りにも濃厚で、忘れがたい時間だった。>>888
・ぐだ子
普通にオベロンのことが好き。ただ諸々のアレソレで想いを伝える気はなかった。
……と思っていた矢先の今回の事件なのでどうしたらいいのか分からない。
オベロンが優しくなってビビる。悪態こそ変わらないが物腰や振る舞いが一気に甘くなってあ~~~もう! 好き!!!
その後、シェイクスピアから何故か恋愛が主題の自作ソネット集を押し付けられる。どうしろと?
・オベロン
ぐだ子の想いに気付いていた。当然のように諸々のアレソレで沈黙を保ち続けていた。
今回の件は最初本気で嫌がっていたがぐだ子の「好き」という本音に絆されてしまった。
「口は嫌でも体は正直」とはこの男にこそふさわしい文言である。
しばらく距離を置くが最終的に堂々と(主にモルガンの前で)彼氏面しはじめる。
ぐだ子の部屋でク.ソ野郎の新作恋愛モノを発見。全部燃やした。なおすでに地下図書館に収蔵済み。
・モルガン
戦犯にして被害者。魔術の起動条件をもう少し細かくしていれば大勝利間違いなしだった。
「貴方は洗脳されていただけにすぎません、騙されています」「そうだな。アンタのせいで悪い男に捕まったなww」
とはいえ、世界線は違えど奸計で子供を作った女なので、どっかのタイミングで寝取りにかかる。
・キャストリア
なにこれ……怖……ヤバ……>>889
以上です。
オベロンのエミュは難しすぎるので諦めました。
ほぼ全部フィーリングなので細かいところはツッコまないでほしいです。無いなら書けばいいじゃないの精神で勢いに任せて書きました。
簡単な紹介と解説
・ぐだ男:高ランクの女性特攻と戦闘続行がついたご立派様の持ち主。毎晩女性サーヴァントを抱いており、昨夜は紫式部を気絶するまでハメ倒した
・ゼノビア:ぐだ男の女性サーヴァントハーレムの一員。全身を開発されており、母乳も出る
・メスサーヴァント:ぐだ男と肉体関係にある女性サーヴァントを指す言葉。誰が言ったか、クラス:スレイブ>>891
「マスター♡」
朝食を済ませて部屋に入るなり、ゼノビアさんがこちらを振り返って抱きつく。その豊満なおっぱいを押し付け、ムチムチの太ももを絡みつかせる。肩から伝わる感触から、彼女はこの部屋の鍵をかけたようだ。
「どうしたの、ゼノビアさん。鍵までかけちゃって」
「白々しいことを言う♡貴様のココ、部屋に入る前からバッキバキになっているじゃないか♡」
ゼノビアさんは瞳に♡を浮かべ、俺のズボンの股間の盛り上がりを優しく撫でる。吐息も艶っぽく、発する牝の香りが鼻腔をくすぐる。
「夜にしか見せないオスの目で、私のことを視姦していたんだろう?頭の天辺から爪の先まで、舐めまわすような目線を感じたぞ♡」
「よく言うよ。目の前でおっぱいとお尻揺らして誘ってきたくせに」
「ち、違う!私は誘ってなど──んむぅ!?」
ゼノビアさんの後頭部に手を回して顔を近づけ、口内に舌をねじ込む。
「ちゅっ♡じゅるるっ♡」
唾液を交換するように舌を絡め、歯茎や歯の裏。頬の内側なんかを舐めまわす。
「んぐぅ!?」
更に布越しに乳首をクリクリ刺激し、摘まみ、軽く引っ張る。すると──。
「んおおおっ♡」
潮を吹いて絶頂する。
「はぁー♡はぁー♡……」
「正直に言ってよ、ゼノビア。俺にどうされたいのか、俺と何がしたいのか」
「んっ♡ひ、卑怯だぞ♡その目と声音で呼ばれたら、私は、あああっ♡」
右手でゼノビアのお尻を鷲掴みにして抱き寄せ、ズボンの膨らみを彼女の下腹部に押し付ける。左腕をゼノビアの背中に回し、抱き寄せる。豊満なおっぱいが、むにぃ、と形を変える。>>892
「言え。ゼノビア」
「っ♡わ、わかった♡」
俺が手を離すとゼノビアは装飾品を外し、衣服を脱いで全裸になる。いや、1つだけ身につけているものがある。黄金の首輪の代わりに、黒革の首輪を装着している。そして跪き、両手を胸の前で祈るように組んで上目遣いになり、言った。
「私を抱いてくれ♡貴方の若いオスの獣欲でこの私を組み伏せ、熱く・太く・硬く・長いオス魔/羅ンスで蹂躙して欲しい♡女王であるこの私を、貴方のメスサーヴァントとしてハメ倒してくれ♡」
「いいよ。今日1日、いっぱい可愛がってあげる」
AM8:30
「まずは口でやって」
「わかった♡」
口で。という俺の命令に従い、ゼノビアは顔を近づけ、舌を伸ばして亀/頭に触れる。
「あー……むっ♡」
亀/頭を唇で覆い、ゆっくりと根元まで咥えこんでいく。
「んぐっ♡」
喉奥に当たると、ゼノビアは頬を窄めた、ひょっとこフェラ状態で顔を離していく。
「ん゙っ♡んぶっ♡じゅぞぞっ♡じゅるるっ♡」
亀/頭ギリギリのところまで引いたら再び根本まで咥え、睾/丸が顎に当たると顔を離すという前後運動を繰り返す。口内では舌が肉/棒にねっとりと絡みつき、上目遣いでこちらの様子を窺う。
空いた両手でクリ/トリスを刺激し、おマンコを掻きまわして準備をしていた。
「ぷはあっ♡れろれろれろれろ♡ちゅううっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡」
息継ぎのために肉/棒から口を離しても奉仕は止めない。亀/頭、竿、カリ、睾/丸を舐めまわし、キスマークを付けていく。>>893
「あむっ♡」
全体的にキスマークを付けたところで、再びフェラチオ奉仕を始める。
「おっ?」
ぬるりとした感触を睾/丸に感じたので見てみれば、愛液でベトベトの両手で睾/丸をマッサージしていた。どうやらおマンコの準備はできたらしい。
「じゃあ、こっちもいくよ」
興奮して高まってきた俺はそう言ってゼノビアの頭に両手をそっと添えて、亀/頭ギリギリのところまで腰を引く。ゼノビアは顔の動きを中断し、両手を膝の上に乗せて上目遣いで俺をじっと見つめる。
「ふんっ!」
「おぶっ♡」
思いっきり肉/棒を根本までねじ込む。
「ふんっ!ふんっ!ふんっ!」
「んごぉ♡おえっ♡ぶごぉっ♡」
激しいイラマチオでゼノビアの口マンコを犯す。肉/棒が膨らみ、本日最初の射/精が近づいてきた。
「出すよ、ゼノビア!溢さず全部飲むんだ!」
肉棒を根本までねじ込み、頭をがっしりと両手で押さえつける。そのまま1秒弱の間を置いて──。
「んごぉぉぉっ♡」
びゅるるるるっ!どびゅっ!ぶりゅりゅりゅっ!
喉に直接精液を流し込む。喉に精液がへばりついた感触で絶頂したのか、足元から潮を吹く音が聞こえた。
「一滴でも溢したらブーディカと巴を呼んでこの部屋で1日ヤるからね。その間ゼノビアは縛り上げて放置するから」>>894
「ごきゅっ♡んぐっ♡ごくっ♡」
そんなの嫌だとでも言うように、彼女は喉をゴクゴクと鳴らして精/液を飲み干していく。逆流した精/液で頬が膨らんだり、鼻から垂れそうになっても頑張って飲み干していく。
「ちゅううううっ♡んっ……♡ごくっ……♡はぁっ♡」
治まったところで尿道内に残った精/液も全て吸い取り、大きく口を開けて飲み干したことを証明する。舌をだらしなく垂らし、目を細めるゼノビアの淫靡な表情に、肉棒がいきり立つ。
「よくできました」
「♡」
頭を撫でて褒めると、ゼノビアは嬉しそうに頬を赤らめる。
「じゃあ、次はベッドにいこうか。おマンコも準備万端でしょ?」
「そうだ♡存分に堪能してくれ♡」
AM11:45
「あっ♡マ、マスターっ♡と、時計♡見て、くれっ♡」
「ん?……ああ、もうこんな時間か」
ゼノビアに促されて腰の動きを止め、時計を見る。ゼノビアをベッドに誘い、準備万端のおマンコを堪能していたら時刻はお昼時近くになっていた。もう部屋は愛/液と精/液、潮と汗の匂いが混ざり合った匂いが充満し、熱気に包まれていた。ゼノビアと俺の結合部も白く泡立ち、時間の経過を物語っている。
「この体位で出したら、食堂で昼食を゙っ♡」
ゼノビアの言葉を遮るように、腰を突き出す。
「マ、マスター?」
「ゼノビア、俺言ったよね。今日1日いっぱい可愛がるって」
「そ、そうだ。それが、んふぅっ♡」
体を密着させておっぱいに手を伸ばし、乳首を摘まむ。>>895
「ま、まさか。今日1日ということは……」
ゼノビアはこちらに顔を向け、期待と恐怖が混ざった目で俺を見つめる。
「そういうこと。今日はこの部屋から一歩も出ず、ずっとゼノビアを抱くから」
「あああっ♡」
ゼノビアのおっぱいを搾るように揉むと母乳が吹き出し、ベッドのシーツを濡らす。ゼノビアの豊満な尻に腰を叩きつけながら、乳搾りを続ける。
「あっ♡あっ♡ひうっ♡」
「すぅ~っ。ちゅっ。ちゅっ。れろれろれろ……」
ゼノビアの襟足に顔を埋めて牝の匂いを吸引し、うなじに吸い付き、舐めまわしてキスマークを付けていく。
「ひゃうっ♡駄目だ♡耳、舐めたらあああっ♡」
「じゅるるっ。れろれろれろっ。ちゅっ」
次にゼノビアの耳を舐め、吸い付き、キスマークを付ける。言葉に反して、おマンコは嬉しそうにキュンキュン締め付けてくる。ゼノビアが艶っぽい声で駄目ということは、もっとして欲しいということ。なので──。
「んにゃあああっ♡」
もう片方の耳も唾液でベトベトになるまで刺激する。おマンコの締め付けがきつくなり、下りてきた子/宮が精/液をねだるように亀/頭に吸い付いてきた。
「ラストスパート、いくよ!」
「おおおおっ♡」
おっぱいから手を離して体を起こし、ゼノビアの括れた腰を掴んで激しくピストンする。押し付けるたびに歪むゼノビアの尻と、ぶるんぶるん揺れるおっぱいが俺の興奮を煽り、肉/棒を膨らませる。
「出るっ!」
子/宮を押し潰すほど力強く、深く肉/棒を挿入し、亀/頭と子/宮口を密着させる。そして──。
「いぐうううっ♡お゙お゙お゙お゙お゙っ♡」>>896
どぷるるるるっ!びゅーっ!ごぶっ!
潮と母乳を吹き出し、シーツに大きなシミを作るゼノビア。背を思いっきりのけ反らせ、舌を伸ばして吠える。
おマンコは精/液を絞るようにうねうね蠢き、子/宮口で精/液を飲み干している。
「はっ……♡はっ……♡あっ♡」
力が抜けたのか、うつぶせに倒れるゼノビア。ぬるりと抜けた肉/棒は、愛/液と精/液でべとべとになり、テカテカと妖しい輝きを放っている。……そして、まだバキバキの臨戦態勢を保っていた。
「……マスター?」
ゼノビアに覆いかぶさり、右手を優しく重ねる。そして左手は肉/棒に添えて狙いを定めて……。
「ん゙っ!」
「ひぐぅ!?」
一気に挿入した。そのまま間髪入れず、腰を動かす。
「まっ、待ってくれ♡今っ♡今イったばかりだから♡あ゙あ゙あ゙っ♡」
「とか言ってるけど、ゼノビアのマンコは嬉しそうに締め付けてくるよ。ほらっ!」
「あううっ♡」
待ったという言葉に耳を貸さず、腰を動かす。
俺は、イったばかりのマンコを攻めるのが大好きだ。痙攣しているところで無理矢理動かすのがたまらないし、相手の懇願する声を聞くと高ぶって肉棒が膨らむ。
「そろそろ出すよ!子/宮で精/液飲む準備して!」
「きひぃぃぃっ♡激しいいいいっ♡」
体を密着させ、激しいピストンでゼノビアのマンコを責める。子/宮口も精/液を飲もうと口を開け、亀/頭に早く早くとねだってくる。>>897
「イけっ!ゼノビア!」
「んごお゙お゙お゙お゙お゙っ♡」
ぶびゅるるるるっ!ぶびゅっ!びゅるるるるっ!
シーツを握りしめ、再び牝の咆哮をあげて絶頂するゼノビア。ガクガク痙攣する体を、全力で抱きしめて押さえつける。
「お゙ー……♡あ゙……♡」
「気持ちよかった?ゼノビア」
絶頂の余韻が抜けず、うめき声のような弱々しい声を出すゼノビアの耳元で、俺はそう囁く。
「……♡」
返答の代わりに、ゼノビアは小さく頷いた。
「そっか。じゃあ……」
俺は腰を引き、肉/棒を抜く……と見せかけて、思いっ切り腰を打ち付ける。
「んぎぃっ♡」
「もっと気持ちよくしてあげるよ」
PM3:00
「では……動く、ぞ♡」
「うん」
仰向けになった俺の腰の上に、ゼノビアが跨っている。両手は腋を見せつけるように頭の後ろに置き、脚は結合部を晒すようにガニ股に開いている。絶頂のたびに母乳を吹き出したからか、母乳を吹き出すだけで絶頂するくらい敏感になったからか、おっぱいから母乳が出るのが止まらなくなった。
「んああっ♡すまないっ♡私のミルクがっ、マスターの顔にかかってしまったっ♡」
「俺の事はいいから、腰振ってご奉仕して」>>898
「マスターがそう言うならっ♡私のおチンポールダンス、楽しんでくれっ♡」
上下に、前後に、左右に、時には円を描くようにゼノビアが腰を動かす。腰の動きに合わせて暴れるおっぱい。体中から発される牝の匂いと、おっぱいから吹き出る母乳の香り。体が引き締まっているため、マンコもチンポをきゅっと締め付けているが、つぶつぶの襞が絡みつき、蠢いている。更に、ゼノビアの保有スキルである騎乗はB。その影響か、俺のメスサーヴァントの中でも騎乗位奉仕が凄く上手で、そして気持ち良い。
「本当にっ♡マスターは、コレが好きなんだなっ♡」
「うん。女性が男に媚びるように腰振って奉仕している姿を見ると興奮する。それがゼノビアみたいな高貴な女性だと特にさ」
「んっ♡そうか、ああっ♡だがっ♡今の私はマスターのメスサーヴァントだ♡ならば、マスターに誠心誠意ご奉仕するのは当然だっ♡」
ゼノビアは嬉しそうに微笑むと前かがみになり、俺の頬に両手を添える。俺を見つめる、情欲で理性が蕩けたゼノビアの瞳。艶っぽく、熱い吐息が鼻にかかる。
「ふぅ~っ……♡ちゅっ♡ちゅぱちゅぱっ♡じゅるるっ♡」
「あっ!」
ゼノビアは右耳に顔を近づけると吐息を吹きかけ、耳をぺろぺろ舐めた。突然の感覚に、背筋を通じて股間に快感が伝わる。
「ふふふ……♡」
あらかた舐め終えて満足したのか、今度は逆の耳を舐め始めた。
「いいよ、ゼノビア。それっ、良い!」
「喜んでもらえて何よりだ♡じゃあ、もっと気持ちよくしてやろう♡」
ゼノビアは肉/棒を根本まで挿入した状態で腰の動きをピタリと止め、俺と向き合うように顔を耳元から離す。俺の手を掴んで恋人繋ぎをするとペロリ、と舌なめずり。
「そらっ♡」
「おおっ!」
始まる、高速ピストン。しかし、それだけじゃなく──。
「ちんぽ♡ちんぽ♡おちんぽ♡オスチンポ♡孕ませチンポ♡……」
淫/語を連呼し、聴覚を経由して俺の興奮を煽り始めた。>>899
「マンコ♡マンコ♡おマンコ♡メス/マンコ♡発情マンコ♡……」
「いいよ、ゼノビア。っ!」
「っ♡ザー/メン♡精/液♡おチンポ/ミルク♡種/付け精/子♡ヤり/逃げザー/メン♡オスザー/メン♡マス/ターミルク♡つよつよ精/子♡最強ザー/メン♡……」
中/出しをねだるように、淫/語を発するゼノビア。それに応えるように、俺の肉/棒がムク/ムクと膨らんでくる。
「子づ/くり交/尾♡孕/ませ/セッ/クス♡危/険日交/尾♡生/ハメセッ/クス♡性/処理/交/尾♡ケ/ダモノ交/尾♡ぬちゅ/ぬちゅ交/尾♡どちゅ/どちゅセッ/クス♡パン/パンセッ/クス♡パコ/パコ交/尾♡」
「出るっ!」
タイミングを合わせてこちらも腰を突き上げる。そして……。
「イ゙っ……ぎゅううううううっ♡あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ♡」
どびゅるるるるっ!ぶぴゅっ!どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ!
恋人繋ぎを維持したまま、背中を逸らして絶頂するゼノビア。潮/吹きで結合部を濡らし、母乳のシャワーを俺の顔に浴びせる。
「はぁっ♡はぁっ♡はぁっ♡……」
俺にもたれかかるように倒れこみ、息も荒い様子のゼノビア。
「ど、どうだ……?私の騎乗位奉仕は♡気持ち良かったか?」
「うん。それでいて凄く興奮した」
「それは良かっ」
「だから」
「お゙っ♡」
腰を突き上げて子/宮口と亀/頭をキスさせて話を遮る。
「もっと腰振ってよ。興奮して治まらないからさ」>>900
「わっ……わかった……♡」
PM9:00
「んっ♡んっ♡……痒いところはないか?」
「……大丈夫だよ。そのまま続けて」
「わかった♡」
マイルーム備え付けのシャワールーム。椅子に腰かけた俺の背中を、ゼノビアが泡まみれのぬるぬるおっぱいスポンジで洗う。
上に、下に、右、左、あるいは円を描くように。背中越しにおっぱいが動く感触が伝わる。しかし、柔らかい感触の中に、少しだけ硬い感触がある。恐らく乳首が勃/起しているのだろう。
「ふっ♡ふっ♡」
ゼノビアの息も興奮から荒くなってきている。その理由は──鏡に映る、俺の腰にそびえ立つテント。
朝から出し続けた影響か、俺の肉/棒はさっきまで少し柔らかくなり、萎えていた。だけど、ゼノビアに背中を洗ってもらって少ししたら、もうこの状態になった。
「マスター♡」
「ん?」
背中を洗い終えたのか、ゼノビアの動きが止まった。背後から手を伸ばしてタオルに触れると、そのままタオルをどける。
「ごくり……♡」
目を淫靡に細め、生唾を飲むゼノビア。ゼノビアは手を水で濡らし、俺の胸の前でボディーソープをつけて泡立てる。
「あんなに出したのに、おっぱいに触れただけでこんなにガッチガチじゃないか♡」
「うぉっ!?」
「しぃ~こ♡しぃ~こ♡しこしこ♡しこしこ♡」>>901
泡まみれの右手で肉/棒を、左手で睾/丸に触れられる。ぬるぬるの手で撫でられ、竿を扱かれ、睾/丸を優しくマッサージされる。特に右手は弱点でもあるカリを重点的に扱いてくる。
「ゼノビア……っ、俺、そろそろ……」
「駄目だ♡」
射/精する寸前で、手の動きが止まる。飢えた獣のように、先端から我慢汁がダラダラと出てくる。
「出すなら、私のナカだぞ♡」
そう囁いたゼノビアが、俺の正面に回り込んできた。
「次はマスターの大好きなパイ/ズリ洗いだ♡そらっ♡」
「くっ!」
おっぱいの柔らかさと、ボディーソープのぬるりとした感触に肉/棒が包み込まれる。
「ほらっ♡気持ちいいだろう♡いち、にっ♡いち、にっ♡」
肉/棒を扱くように、上下におっぱいが動く。粘ついた水音が響くたびに、おっぱいが睾/丸に触れて精/液の増産を命じているようだ。
「これも好きだろう?ほぉ~ら♡むにむに~♡」
「あっ!」
互い違いにおっぱいが動き、肉/棒を刺激する。肉/棒から我慢汁が溢れ出し、ボディーソープと混ざり合う。
「ふふっ♡これではボディーソープのぬめりなのか、我慢汁のぬめりなのか、分からないな♡」
「ゼノビアっ。俺、また……っ!」
「そうかそうか♡……だが、駄目だ♡」
再びゼノビアの動きが止まり、お預けを食らった。2回連続の寸止めに、ムラ/ムラとイラ/イラがこみ上げてくる。>>902
「次は、マスターが私の体を洗ってくれ♡」
シャワーでボディーソープを流すと、余裕たっぷりにゼノビアがそんなことを言う。
「わかった」
ゼノビアが椅子に腰かけ、こちらに背を向ける。
「んあっ♡」
しかし、俺はボディーソープを手につけず、ゼノビアのおっぱいを弄ぶ。ツンと立った乳首を中心に、おっぱい全体を刺激する。
「ま、待ってくれマスター♡体を、体を洗って……っ♡」
「こんだけ濃厚な牝の匂いを発しているんだから、それを落とすのは勿体ないよ。寧ろもっと濃厚にしないと」
止めさせようとゼノビアが俺の手を掴むが、快感で力が入らないのか、添えるだけになっている。
「ひいぅっ♡」
「ちゅっ。じゅるるっ。れろれろれろ……。ふ~っ」
耳にキスして、舐めて、息を吹きかける。同時責めにゼノビアは体をブルブルと震わせ、少しのけ反る。
「んぎいいいっ♡」
ひと際大きく体をのけぞらせて潮と母乳を吹き、ゼノビアが絶頂する。
「はむっ」
「っあ♡待ってくれ、マスター♡今、イったばかりだからあああっ♡」
ゼノビアの正面に回って両手でおっぱいを押さえ、乳首を唇で覆う。
「ちゅ~っ。ごくっ、ごくっ。れろれろれろっ。じゅるるっ」
「ああっ♡乳首、同時にいいっ♡」>>903
おっぱいを揉んで母乳を搾り出し、喉を鳴らして飲み干す。口内に広がるすっきりとした甘味を味わいながら、お礼に乳首を刺激する。
「ま、またっ♡イ……くっ♡ああああああっ♡」
2度目の絶頂。吹き出した潮が、正面にいる俺の肉/棒にかかる。
「ふぅ。ごちそうさま」
「はっ……♡はっ……♡」
絶頂の余韻に浸るゼノビアにお礼を言った俺は、メインである下腹部に指を近づける。
「あうっ♡」
指を挿入し、おマンコを刺激する。連続絶頂の影響で、愛/液が洪水のように分泌されていてかなりぬるぬるしている。そして、指を肉/棒だと勘違いしているのか、降りてきた子/宮が吸い付いてくる。
「さっきはメスサーヴァントのくせに、よくもマウ/ントとったね」
「ち、違う♡私は、マスターに気持ちよくなってもらおうと」
「言い訳は結構」
「あぐっ♡」
空いている手でおっぱいを刺激し、母乳を噴出させる。ミルクシャワーで俺の手とゼノビアのおっぱいが白く染まる。
「このままゼノビアの腰が抜けるまでイかせるから、覚悟しておいてね」
「ま、待ってくれ♡それだけは、それだけは、んああああああっ♡」
Gスポットと刺激すると、ゼノビアがのけ反って潮を吹く。
「まだ終わらないよ。もっと、もっと、もっともっともっとイかせるから!」
「んぎひい゙い゙い゙っ♡」>>904
PM11:30
「イ゙ぎゅゔゔゔゔっ♡」
びゅるるるるっ!どぷっ!ごぶごぶごぶっ!
腰が抜けたゼノビアをベッドに寝かせ、抜かずにハメまくって、どれだけ出したのだろうか。
ゼノビアの母乳を直飲みしながら数えるが、朝からヤっているものだからもう覚えていない。正直、数えるのが面倒くさい。
「さて、ゼノビア。自分の立場っていうのが、そろそろわかってきたんじゃない?」
「……っ♡……っ♡」
「ゼノビア」
「ひうっ♡」
乳首を抓ってゼノビアを絶頂の余韻から抜け出させる。
「どうなの?」
「わ、わかった……っ♡いや、分かり、ましたぁ……っ♡」
「じゃあ、言ってみて。ゼノビアは俺の何なのか」
「わ、私。私はぁ……」
ゼノビアは呼吸を整えると、母乳を垂れ流しながら言った。
「マスターがムラムラしたら、何時でも何処でも満足するまでご奉仕する、クラス:スレイブのメスサーヴァント。マスターの調/教によって身も心も、霊核も淫らな牝色に染め上げられた生オナホだ。先程は、マスターより優位に立ったような振る舞いをして、すまなかった。これからはメスサーヴァントとして、マスターに付き従うことを誓おう」
誓いの言葉を口にしたゼノビアの頬を、令呪の刻まれた右手で優しく撫でる。
「そうそう。じゃあ、お利口さんになったゼノビアにご褒美をあげるよ」
右手を滑るように下腹部に動かし、ある箇所……子/宮のあるあたりに右手を置く。>>905
「令呪を以て命じる。子を成す準備をしろ、ゼノビア」
三画あるうちの一つが、ゼノビアの中に魔力として溶け込む。
「更に令呪を以て命じる。排/卵しろ、ゼノビア」
残り一画。これはまだ使わず、温存しておく。日付が変われば補充されると言っても、かなり貴重だから。
「いくよ」
「ああ……来てくれ♡」
ゼノビアと恋人繋ぎをして、見つめ合う。そして腰をゆっくりと引き。
「あああっ♡」
盛りのついた獣のような、激しいピストンで子宮を突く。令呪で命じたように排卵を促すように、サンドバックでも殴るように激しく、容赦なく。
「ごれ゙、出てりゅゔ♡サーヴァントにゃのに♡有り得にゃいのに♡卵/子出てりゅ゙ゔ♡」
「分かる、ものなの?」
「当然だっ♡生前、私には息子がいたのは知っているだろう?だから、分かる♡排/卵したと♡子を成す準備ができていると確信し、お゙お゙お゙お゙お゙っ♡」
ゼノビアの言葉に興奮した俺は、更に腰の動きを早くする。もっと排/卵しろと卵/巣に命じるように。限界まで力をいれて、機銃の如きスピードのピストンを繰り出す。
「ごわ゙れ゙る゙♡ごわ゙れ゙でじま゙ゔ♡ら゙ん゙ぞゔがばがに゙な゙る゙♡ばい゙ら゙ん゙じでイ゙ぐ♡ばい゙ら゙ん゙どま゙ら゙な゙い゙♡イ゙ぐの゙どま゙ら゙な゙い゙い゙い゙い゙っ♡」
潮と母乳をまき散らし、呂律の回らないゼノビアが濁った牝声で吠える。そして肉棒が膨らみ、限界が近づいたその時。俺は最後の一画を使って命じた。
「令呪を以て命じる!俺の子を孕め!ゼノビアああああっ!」
「あ゙があ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ♡」
びゅーっ!びゅるるるるっ!ごぼぼぼぼぼっ!
瞳を裏返し舌を伸ばしたアヘ顔でゼノビアが絶頂する。大量の潮を液体を結合部から、母乳をシャワーのようにぶちまけながら、弓なりに背中を逸らして絶頂する。>>906
「中出しでイく♡ザー/メン出されてイく♡種付けされてイくうううっ♡」
「くっ!」
どぴゅるるるるっ!ぶりゅりゅりゅぶりゅっ!どぷっ!
精/液を搾るようにゼノビアのマンコが蠢き、子/宮口が吸いついてくる。俺も射/精が止まらず、どんどん出てくる。ゼノビアの下腹部も段々膨らんできた。
どびゅるるるるっ!びゅくっ!びゅくっ!びちゃびちゃびちゃびちゃびちゃっ!
「受精してイく♡着床してイく♡孕みながらイく♡ママになりながらイく♡母親になりながらイっ、ぐうううっ♡……っ♡」
最後にひと際大きな声でゼノビアは吠えると、気を失った。
「はぁ……はぁ……」
俺は息も絶え絶えになりながら、腰を引く。おマンコが離さないとばかりに締め付けてくるが、もう出そうにないので、強引に抜く。
「っ♡」
ごぼり。と、粘ついた音を立てて精/液が逆流する。その影響か、下腹部の膨らみも小さくなっていく。
「……もうこんな時間か」
右手の甲を見ると、令呪が一画出ていた。どうやら、日付を跨いだようだ。
「さて、明日……いや、今日の仕事に備えてそろそろ寝るかな」
異様な熱気と匂いが充満した部屋で、ゼノビアの隣に寝そべる。この匂いも、毎日嗅いでいたら慣れてきた。
「お休み。ゼノビア」
「っ♡」
目を閉じる瞬間。返事代わりに精/液が逆流する音が、俺の耳に届いた。>>908
もっとムラムラするべき※衝動と欲望を詰め込みすぎたのでなんでもありな方向け
※ボテ腹・出産
※キャラ崩壊
五感全てが一瞬で麻痺を起こす。身をこわばらせるほどの未知の快楽がそこに広がっていた。
栄華を極める黄金都市。繁栄を極めたそれはしかし常軌をおおよそ逸脱しきっている。
街中で痴部を隠すどころか曝け出し、裸同然の格好でまぐわう者ばかり。
当然身につけるものも淫行に耽るための興奮材料でしかない。首輪、目隠しなどは可愛いもので乳首ピアスや臍下タトゥー、果てのは全身に落書きされ、どこまでも自らを淫欲に貶めている。
快楽に身を委ね喘ぐ声と雄を誘う甘い臭いが都市全体を覆う。
モラルは死に果てた。臨界点を優に超えて、欲望と退廃を極めるそれは、伝説の都市ソドムを想起させた。>>910
「ほぉう...カルデアとやらは空気が読めぬようだな。ノックもなしにやってきおって」
「え?....???」
巨大ジグラット最上階
解析によると魔力の一番大きな場所がここを指す
聖杯、それに準ずる強力なもの
一気に突入したカルデア一行を待ち受けていたのは、もちろんこの特異点の主犯格ーーーー
「それほどまでに余の戯れを...ッ♡“夫婦”の営みを見たかったのかぁ痴れ者めぇ...♡」
ーーー赤い絨毯 獅子の毛皮 黄金の椅子
遠くから視覚できるほど淫汁に塗れたそれに鎮座する金髪の幼い美女。
正しくはぐしょぐしょの秘部を後ろから陰茎に貫かれ無様にトロ顔を晒すロリま×こ。
肘掛けに足を広げて、椅子に座る男の、自らの腕ほどのち×ぽを受け止める姿は性奴隷のそれ。
ワレメからの愛液が竿をコーティングするほど漏れ、二次性徴前の発育していないはずの乳房からは止め処なく母乳が噴き出し続けている。
何よりも身長150に満たない小さな身体にアンバランスな大きなお腹が目につく。妊娠線がないのが不思議な程に膨らんだお腹は豊かな乳房と誤認しそうな程ハリがあり、「おち×ぽ奴隷♡」「専用愛玩獣♡」「孕み袋♡」「ビーストセックス♡」など肉便器ぴったりな落書きとびっしりと書かれた大量の♡マークが少女の身体を彩っていた。>>911
「あ....あぁ...???」
「ふん♡目の前で何が行われておるか理解していないようだな...良かろう♡余と夫の営みを見せつけてやろうぞ...オォォオ♡♡♡」
ドチュンッ♡ドチュンッ♡ドチュンッ♡ドチュンッ♡
先程から行っていたストロークを再開する。
足を掴まれ膣に勢いよく陰茎が叩きつけられた。
お腹は重力に従いダポン!ダポン!と大きく揺れて、母乳はリズム良く噴き出す
「イヒッ♡♡フヘッ♡おち×ぽしゅごひ♡♡一回一回丁寧に余の身体に快楽を注いでくれる♡♡余の生きがい♡♡腹の子も目を覚ます程よ♡♡♡」
快楽に脳を侵され、正常な思考ができずしゃべることもままらない彼女は、ただおち×ぽを締め付け射精を促すために全力を尽くした。
故に、すぐ終わりが見えて来るのは当然である。
「オッホ♡♡♡♡♡♡イグゥ♡おま×こパコパコ虐められてぇ♡◯◯人目の子が産まれてしまうゥゥゥ♡♡♡♡♡♡♡♡」
目は焦点を合わせず、舌は剥き出し腰はガクガク揺れ母乳はあらぬ方向へ噴き出し、言動がめちゃくちゃに
ラストスパートと言わんばかりに腰を振る男性の陰茎を扱き続ける様は精を搾り取ろうとする獣のそれでーーー>>913
側に控えた従者達が近づき赤ん坊を受け止める体制に。
やがて、産声を上げて三つ子の赤ん坊が吐き出された。
白濁と淫水で身を汚し、臍の緒に繋がれた複数の赤ん坊はみな母親そっくりな綺麗な金色の目をしている。
待て、従者達の顔もどこか身を見覚えがある。
「ふぅ、ふぅ.....気づいたようだな。この特異点は、余と夫の愛の巣であるぞ♡♡♡」
淫蕩に耽る彼らは皆彼女の腹から産まれた子どもたち。
このような出産方法では、彼女たちは皆産まれる前から精液の味を覚えさせられたのか、性交の快楽を知り、自らもそれを切望して淫蕩に育っていく
あぁなんて、なんてーーー
ーーーマシュが目の前の痴態に圧倒される前に、ラーヴァ/ティアマトが気絶させた。>>914
以上となります。
SS作るの初めてでしたが楽しく痴態が書けて良かったです。
ACの7章ボスとして君臨した妖妃ドラコーを見た時から独占したい、自分の欲を掃き出して彼女を満たしたい衝動に駆られてしまいました。まさか格好がEXTRAの水着を想起させるものとは思わなかったよ。これで幼体なら成体にしたらどんな風に...?そのイカ腹を膨らませたいし自分の子を100人産んで欲しい。
拝読ありがとうございました。廃墟となった高層ビル、誰もいない筈の建物内ではふたりの少女、有間都古と死徒ノエルが激突していた。
「生意気な娘には痛ーいお仕置きをしなくちゃ…」最初に攻撃を仕掛けたのはノエルだった。一瞬のうちに都古の背後に回り込んだ彼女は手にした短槍で都古の身体を何度も斬りつけた。「あっ!きゃあああッ!!」服の切れ端が宙を舞う。そして短槍の振りかぶり、都古の柔らかいお腹にフルスイングさせる。「んぐぅ!?…ぁあああッ!!」くの字に折れ曲がった都古は廃墟内の壁や古びた機材を次々と突き破りながら吹き飛ばされる。「あぐっ!あぁ!うぅ…」何度もバウンドした後に廃墟の床をゴロゴロと転がる都古、真っ赤な華人服とぴっちりとしたホットパンツは埃まみれで白く汚れ、所々破れている。
顔をゴシゴシと拭い、服に付いた瓦礫の破片を払いながら立ち上がる都古。「ハァ…ハァ……こどもだからって、甘く見ないでよね!」瞳に闘志の炎を宿した少女は、近くまで笑みを浮かベながら寄ってきた小さな死徒に渾身の八極拳をお見舞いした。>>916
「……なっ!?」技を受け空中に浮かされたまま何が起こったかわからないノエルは都古の繰り出す怒涛のコンビネーションを喰らい続ける。「功夫の成果、くらえーー!」終いに放たれた一撃で床に叩きつけられるノエル。「ガッ…ハァアアッ!!?」勢いは止まらずそのまま床を突き破り続けながら下の階層へ叩き落とされ、最終的に積み重なった廃材の山に突っ込んでしまう。妖艶な蝶のような髪や衣装は都古同様埃で真っ白に汚れ、都古の顔には「さっきのおかえしなんだから…!」と言わんばかりの表情が浮かんでいた。
廃材を退かして這い出てきたノエルが立ち上がり、再び少女たちは向かい合った…
ーーーどれくらい時間が経っただろうか?ふたりの少女は一進一退の激しい戦いの末にボロボロの姿で大の字で床に転がっていた。
「ゼェ……ゼェ……」「ハァ……ハァ……」
都古の着ていた華人服はボロ切れ同然となって床にはだけ落ちており、中に着ていたTシャツもドロドロに汚れていた。ホットパンツも破れまくっており中の白いパンツがほぼ丸見えになっていた。お気に入りの靴も激しい戦闘で片方だけ脱げて何処かにいってしまっていた。
ノエルの方も綺麗だった衣装は見る影もなく、泥まみれで汚れきっていた。真っ白に汚れた衣装やソックスは穴だらけになり、かわいい乳首や股間部分が露わになっていた。
肩で息をしながら床に倒れてるふたりは戦いを通じて不思議な感情が芽生え始めていた。今回は引き分けと判断した少女たちはボロ雑巾同然の身体と服を引きずりながら帰還し、再戦を誓うのであった…。すみませんスレ間違えました
拙者、解釈と股間は別生物侍、全員クス゛の妖精國で性癖披露いたす。
金は欲しいが人間趣味なんてないゴブリン三人衆に即効でオークションに出された推定予言の子は、常連の女衒ハベトロットオルタによって落札される。
「モテる女に大事なのはとにかく経験、数をこなすんだわ」と、グロスターの大衆娼館で客を取らされプロの性技を仕込まる。
初日は先輩嬢との研修プレイ、サクラ金融道ムリアンによって1億QPの借金を負わされて風呂に沈められたコヤンスカヤの後輩イビりフィストによってあっけなく処女を奪われた予言の子。
「初めてですもの、まずは指で少しずつ慣らしてしていきますわね…と見せかけて肘まで挿入!」「あがぁぁ痛いです!裂けています!どうか許してください!」「こんな地獄で出会ったのもなにかの縁。その新品、ぶっ壊して使い物にならなくして差し上げますわ!クッボクッボクッボ」
(新商品を壊されかけて怒ったハベトロットオルタによって、コヤンスカヤは余命1週間と悪名高いニューダーリントンの囚人用壁尻便所に送られこの世から退場。)>>920
その後、以前は男性の竿も見たことのなかった予言の子は、毎日来る人拒まず股間で咥えこんで経験人数数百人をこなした。
全裸で床に三つ指ついて「本日のお相手をさせいただきます娼婦のアニスと申します。この一時、私の全身を貴方様にご購入いただきました。私の体を使って精一杯ご奉仕させていただきますので、不束者ですがよろしくお願いいたします。」
皮を剥いた竿に顔を押し当て「スゥー ふふ、殿方のこゆーい臭い、大好きです。私も興奮してグッショリですよ。では、まずはお口でお掃除させて頂きますね。グポ…ジュルン」
「それでは、上から失礼いたします。ズプゥ」「パンッパンッ、アッンンッ私も気持ちいいです、お客様!そろそろ出されますか?…承知いたしました。今から強く締めてしごきますので、いつでもご自由に中にお出しください。パンッパンッパンッパンッ」「アンッお客様のザーメン、熱い…イクッ私もイってますッ!」
「オ゙ッオ゙ッケツマ○コ凄い!イってる!お客様のオチンチン太いです!私のア○ル広がってます!オ゙オ゙ッ」
「ジュルッこちらがお好きなんですか?良いですよ、奥まで舌でほじりますので、私のおっぱいに沢山射精してください」
「ふふ、女性の体は初めてですか?こんな中古の私で申し訳ございませんが、この機会にたくさん練習していってくださいね♡」「アッンアッンすごく大きいです!そのまま!中に出してください!パンッブビュルル…ハァハァハァ…ご自身に自信は持てましたか?」
即尺、即ア○ル舐め、NN、AF可NGなしで毎日予約完売の一人前の商売女となった頃、仕事終わりの売上回収時に人間趣味の好事家で有名なシェフィールドの領主と売買婚が決まったことを告げられる。
「マs、アニスも一人前の女になったことだし、そろそろ花嫁になる時が来たんだわ」>>921
――――――――――――――
生き恥売女ウエディングドレスを着た新しい女を自慢しながら城までパレードする結婚式に、ハベトロットオルタは大満足だった。
「旦那様の2562人目の花嫁となり、身も心も全て捧げることを誓います。常に側て妻として支えますので、この身が老いるまで末永く、ご寵愛くださいませ。」
しかしその日の初夜の晩、予言の子は自分の身分を知ることになる。
「人間を抱くのには慣れている。抵抗するなら好きにしろ、丁寧に扱ってもらえるなどと思うなよ?ズルンッビッターン、ベチッベチッ」「え…、なんですかこれ?こんなの入らな…ドチュンゴリゴリブツン」
レッドラビットサイズの返りイボ付きペ○スが全速力で突き刺され、使い込まれた商売道具マ○コすらも裂けて激痛に獣のような野太い叫び声を上げる肉塊になる予言の子。
「ヒュッ…アッガッゲッ…お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!やべで!死んじゃドッチュンドッチュンあ゛あ゛っ!ぐるしい!痛い!裂けてる!助けてくだざい!助けてぐださいハベトロットさん!」
その凄惨な様子に、隣で既に興味なさげに札束を数えていたハベトロットオルタすら「うーん、ちょっとラブラブ感が足りないんだわ」漏らす始末。「こいつはアフターサービスなんだわ!後腐れないのが一番なんだわ」と、致死量の媚薬を予言の子の首筋にぶっ刺した後、新品の花嫁候補を探しに夜の街に去っていく。
薬物による猛烈な感覚の増大に鼻血を流しながらイキまくる予言の子。急に締まりだした膣にボガードが反応し全身を使った猛烈な杭打ちピストンが始まる。
「お゛ぅ!お゛お゛ガハッあぱぱへへへあんっあんっあんっぁあんっいぎぐ!いぐいぐいぐ! あっ…先輩助けてt… ボビュルルルルルルル!あひへっ!ぎんもぢいっんあああかぱぱぱ」
走馬灯のように誰か大切だった人の顔が浮かんだような気がしたが、確かめるまもなくボガードの高圧洗浄機のような射精が始まり、強烈な刺激と媚薬の毒性によって脳機能を破壊された予言の子は、高等思考能力と言語機能の半分を失った。>>922
城の外まで絶叫は響き、住人たちは今度の女が何日持つか賭けを始める。
「あーあ、領主様の新しい嫁、結構可愛かったのになー」「2つ前のと同じで他所の街の人気娼婦だったんだってさ。もったいねー話だよなー」「前のは処女の村娘で7日間だっけ?今度のは何日持つんだろうか」「じゃあ俺は15日に2000モルポンドだ!商売女ならプロだから、多少は耐えるだろうさ」
初夜はボガードの性欲の続く限り三日三晩続き、朝日が昇るころ、意識不明の予言の子、もとい全身ガバ穴のボロ布は汁まみれのベッドにうつ伏せで放置される。
「ヒュー…ヒュー…ヒュー…ゴポリッ…ブリリッ…」
商売道具として締まりの良さがお客に人気だった膣はドリルで抉られたかのような虚になり、ふっくら包み込む感覚が売り物で毎日予約の埋まった月エ門括約筋は本来の用途としては使い物にならなく断裂し、だらしなく中身を漏らす。美形で鳴らした乳は牙の噛み跡だらけにされ、鋭い爪と腕力で引き伸ばされ完全に崩れていた。
穴という穴に精子を詰め込まれ、下からも上からも押し込まれ胃腸は膨れている。卵管に達するほどに詰め込まれたボガードの妖精精虫たちは排卵された卵子に殺到するものの、所詮は異種姦による単なる性処理、なんの実りもないままに卵子は殴り潰された。
もはや妻どころか女の尊厳すら保っておらず、掠れた音を出し汁を垂れ流すオ○ホールが1つ残されていた。
その後も予言の子はボガードが飽きて新しい女を買うまで乱雑に使用され続け、なんと3週間保ってあまりの頑丈さに市民たちの賭けを賑わせたあと、お古として衛兵隊に下賜された。
2563人目の花嫁が来る前夜、離婚届と称して下腹部に「備品」の焼印を押した後、ボガードは次の犠牲者を迎えるための射精禁止(一晩)に入った。>>923
>>923
―――――――――――――
しばらく後、徴税問題で揉めたシェフィールドに対して女王軍の総攻撃が始まる。
元上司だったボガードへの性的隷属のトラウマを克服しようとする妖精騎士ガヴェイン(伸び乳で常時ア○ルプラグとオムツが必要)の猛攻によりシェフィールドは陥落。
悪の領主ボガードは領民を盾に北へ逃亡、入れ替わりに城に入ったウッドワスは、兵士用の少便器に鎖で繋がれて股間をほじり続けるみすぼらしい人間を見つける。
それが女王の目当ての品とはつゆほども思わず、「ボガードめ、相変わらずお盛んなことだ」と吐き捨ててそのまま放置して立ち去る。
予言の子は他の息のある便器や、ボガードがベッドに放置して逃げた瀕死の2567人目の妻らと一緒に焼けた広場に集められ、牙の下っ端100名が2回りほど楽しんだ。その際半数が息絶えたが、予言の子は今回も無為に生き残ってしまった。>>926
―――――――――――――
そのころ藤丸はまだソールズベリーに居た。
オーロラに謁見したその夜、「カルデアの人間と肉体関係を持って弱みを握っておくように」と命令されたコーラルは、藤丸の部屋の前で服を脱ぎ扉を叩く。
「大切な方と分かたれて、とても寂しかったことでしょう。代わりにはなれませんが、今夜は私を抱いてください」
死んだ目で抱きついてきた全裸のコーラルに童貞の藤丸は性欲を抑えられず、ベッドに押し倒してしまう。
「あんあんあん気持ちいいです、もっとくださいパンッパンッパンッ…ビュッ」
初めての藤丸は演技で喘ぐコーラルに本気になり、枕営業用で締まりのない膣圧にすら耐えられず早漏射精させられる。コーラルは無表情のまま揺れる天井を見つめ、体にむしゃぶりつき腰を振って種付けしようとしてくる下等生物の感触に鳥肌を立たせていた。
「(この下等生物、人間の精子なんて妖精の粘膜に触れた途端死滅するのに無駄なことを…早く終わらないかしら)」
他のカルデア一行も、ダ・ヴィンチはマイクの娼館での仕事にのめり込み毎日何十人と相手をし、トリスタンは人妻娼婦に貢ぐためバイト漬けとなり、アルトリアは2階で一人、周囲の部屋から響く娼婦の喘ぎ声を聞きながらオ○ニーする毎日。無為に時間が過ぎていく。>>927
――――――――――――――
数カ月後、やっとこさソールズベリーを出て牧場に到着したカルデア一行。
門番の騎士グラントはダ・ヴィンチが股間で稼いだ金で買収し、楽に敷地に入る。
「ふふん、やっぱり世の中お金だね!体一つでキモチよく稼げるんだからちょろいもんさ」
敷地内を捜索する途中、大きい工場のそばに停めてあった「使用残数切れ部品、廃棄孔行き」と札の貼られた腐臭のする荷車にどこか懐かしい感覚をいだき立ち止まる藤丸。
その手をアルトリアが引く。
「何してるの藤丸、大きい工場は"今は"止まってるから、こんなことろに用は無いでしょ、先に進もう!」
一人アルトリアだけが、吐きそうになりながらも薄っすらと後ろ暗い笑みを浮かべていた。
このあとバゲ子と無策に対戦してトリスタンは戦死、ダ・ヴィンチは工場の部品に加工される。
レッドラビットは発情期が重なり登場なし。
ボガードの調教によるトラウマを晴らすためには自分が他人に同じことをするしかないと悟ってフタナリ化したバゲ子によって藤丸とアルトリアはダルマチ○ポケースにされ、竿と前の穴が常時繋がった状態で1体に縫い合わされバゲ子の股間にぶら下げられるが、それはまた別の話。人類最後のマスター・藤丸立香には深刻な悩みがあった。
それは多くの英霊とパスを繋いだ反動か、はたまた度重なる極限状況に雄の本能が暴走したのか、とにかく生殖機能が規格外に増大してしまったことである。ペニスは長さ30cmはあろうかという代物、片手の指では握れないほど野太く、表面にはグロテスクな血管が走り、カリ首はまるで銛の返しのような凶悪な形状である。更に悪い事に、モノのサイズに比例して精力・性欲も桁外れに膨れ上がっており、でっぷりずっしりと肥えた睾丸では常に大量の精液が生産され、まるでお粥かゼリーのような特濃子種汁をまさにブチ撒けるといった様子の猛烈な射精を少なくとも十発はしなければ鎮まらない怪物ちんぽと成り果ててしまったのだ。
これではマスター君が気の毒だ。どうにかして存分に性欲処理をさせてあげたいが、善良にして誠実な藤丸くんはサーヴァントを『使う』ことを良しとしないだろう…そこでダ・ヴィンチちゃん閃いた。どうせウチの女性陣はマスター君にムラついてるのばっかりだし、いっそのこと彼が性奉仕をする側にセッティングしてしまおう!皆の性欲も発散できて一挙両得!
こうして『皆に奉仕する』という建前を得たことで、藤丸くんは心おきなく雄の滾りを鎮めることができるようになった。「女性を悦ばせる」という方向性が性格上マッチしたらしくわりとノリノリだ。さあ、今宵も人類最後のマスターが、英霊たちにカラダで恩返し…そんなお話。>>929
時刻は深夜、カルデア内の秘密の部屋に拵えられた特設ステージ。そこに女達が集まり始める…誰も彼も一様に、仮面舞踏会のような目元を覆うマスクを着けているが、これは特殊な魔術処理によって『マスター以外には』誰なのか認識できなくなるという代物だ。他人に知られるのは恥ずかしいがマスターには自分をちゃんと見て行為に及んで欲しい、そんな女心であろうか。
顔ぶれは様々だが、主にあまりおおっぴらにマスターにアプローチできない未亡人勢、それなりの勢いがないと踏み切れないヘタレ勢、そして単純に好きモノな女達といった具合だ。マスターにより一層張り切ってもらおうと、気合の入ったスケベ衣装をまとって来る者も多い。
…定刻となった。
舞台に淡い桃色や紫色の淫靡な照明が灯り、アップテンポな音楽が流れ、ようやく今夜の主役、人類最後のマスター・藤丸立香の登場だ。>>930
今夜の立香の衣装はなんと着崩した浴衣風の和装である。出雲阿国にも指導を受けているらしいので、その影響であろうか。キレのいい振り付けで踊るたび、はだけた胸元から鍛え上げられた腹筋や胸板が覗き、汗に濡れて輝くその艶かしい姿に女達は思わずため息を漏らす。時折見える脚はすらりと長いながらも雄らしい逞しさを兼ね備えており、案外がっしりとした腰周りには思わずいやらしい期待をしてしまう。
やがて、踊りながら浴衣の帯がするりと解かれ、下半身が露わとなった。どよめく観客の視線の先にあるのは…褌である。その薄布越しに、彼の巨大なイチモツがずっしりと存在感を放っているのだ。そんな観客の反応を見越してか、それまで快活に踊っていた立香の表情が妖しい色気を帯び始める。激しい振り付けは鳴りを潜め、腰をくねらせじっくりと見せ付けるような動きにシフトしていく。
やがてその褌も解かれ、「ぼろんっ」と言った具合にとうとう立香の凶悪デカマラが姿を現した。その少年の面影を残す顔立ちからは想像もできない代物に、客席からは小さな悲鳴すら聞こえた。それを聞いた立香はそちらへ流し目を送ると、艶やかな足取りでモノをぼるんぼるんと揺らしながら歩み寄っていく…
視線の先には刑部姫がいた。>>931
刑部姫はこの催しに興味こそあれなかなか踏ん切りがつかなかったところ、今夜勇気を振り絞って参加してみたニュービーである。そんな彼女のもとへ、普段は見せない淫靡な笑みを浮かべたマスターが、とんでもないイチモツをぶら下げて歩み寄ってくる。もう姫は涙目であった。
そんな刑部姫の様子に立香もそそられたのか、一歩進むごとにむくりむくりと竿が鎌首をもたげ、目の前に到着するころにはすっかり臨戦態勢、逞しい腹筋にくっつく程反り返った30cm超えの猛々しい姿を晒していた。眼前の凶器にパニック寸前の刑部姫に対し、立香は優しく手を取ると…その極太ペニスを握らせ、ゆっくりと擦らせ始める。
掌から伝わる火傷しそうな熱さと固さに一瞬呼吸が止まった刑部姫であったが、自らの手淫によってマスターが心地良さそうに表情を蕩けさせたことで興奮が勝り始めた。あふれ出すカウパーも快感の証と気をよくしたのか、それを指に絡めながら嬉しそうに肉竿をしごき上げていく。
そして、「ほらほら~、どう?マーちゃん気持ちいい?」なんて調子に乗り始めた頃、「イくよ」と呟く立香。刑部姫が「えっ」と固まったのも束の間、『どびゅっ!ぼびゅるるうっ!』と猛烈な勢いで彼女の顔面めがけてドロッドロの子種が吐き出された。「えっ?うわっ♡すごっ♡…ひいいぃっ♡」と大量の白濁に溺れる刑部姫。「気持ちよかったよ」と最後に耳元で囁かれ、精液まみれのまま恍惚とするのであった…>>932
そう、このストリップショウは、マスターによる個別サービスを受けられる可能性があるのだ。それゆえに煽情的な衣装や熱っぽい視線で誘うものは多い。
さて、刑部姫をザーメンまみれにしてもすぐにギンギンになってしまった絶倫マスター、客席を見渡すとある女性に目を留めた。瞳を潤ませながらこちらを見つめる鮮やかな赤毛のその人は…食堂の優しいお姉さん、ブーディカであった。立香にとってブーディカは、駆け出しのころからずっと見守り導いてくれた素敵なお姉さんである。そんな女性が、欲求不満の解消先として自分を見ている。立香の胸は高鳴った。
心なしか早足でたどり着いた立香は、優しいお姉さんの鼻先に今しがた射精したばかりのぬらぬら光る鬼マラを突きつけると、誘うような視線を送りながらゆっくりと自らしごき始めた。にちゃにちゃといやらしい音が響き、ブーディカは頬を真っ赤に染めて荒い呼吸を隠そうともせず、パンパンに張った亀頭に滑稽な寄り目で釘付けになっている。
やがて、ニ、三度物欲しげに口をぱくぱくさせたかと思うと、ブーディカは勢いよく極太ちんぽにむしゃぶりつき、貪るようなフェラチオを開始した。>>933
「お”うっ♡んぶっ♡じゅぞぞっ♡じゅるるっ♡ぐぽっ♡ずるるぅぅっ♡」
未亡人の熟練のフェラテクに思わずうめき声を上げて仰け反る立香。ブーディカは逃がさないとばかりにガッチリと腰を抱え込み、上目遣いで雌の顔をしながら見上げてくる。そんな初めて見る表情に、立香の興奮はますます高まり、ペニスは更に大きさと固さを増す。するとブーディカはやや驚いた様子を見せるものの流石は大人の余裕か、口をすぼめて吸い付きながら舌も自在に動かし、限界の近づいた怪物ちんぽを攻め立てる。そしていよいよ堪えきれなくなった立香が「出すよ!」と叫び…
どぶっ!ごぷぅっ!ぶびゅるるるるぅっ!
「ん”おっ!?♡おごお”お”っ♡ん”んううう”う”ぅっ♡」
まるで爆発したような勢いでブーディカの頬が膨らみ、とんでもない量の精液が口内に、更には巨根を喉奥までねじ込んで直接食道に流し込まれた。ブーディカは強烈な射精圧にはしばし目を白黒させていたが、やがて満足げに目を細めると尿道に残った精液まで吸い上げながらゆっくりと頭を引いていき、「ちゅぽんっ♡」と音を立てて長大な竿を口から引き抜いた。
そして、荒い息を吐きながら見下ろす立香に口いっぱいの特濃子種汁をよく見せてから、どろどろネバネバで喉に絡みつくそれを苦労して全て飲み下し、もう一度口を開けていたずらっぽく「キミの全部呑んじゃった♡」と見せ付けるのであった。
憧れのお姉さんの想像を超えた痴態に興奮冷めやらぬ中、立香は次に自分を求める相手を探して客席を見渡す。夜はまだ長い…>>934
とりあえずここまでです。初SSにつき拙い出来ですが、性癖ブチ込んだので楽しかったです。場合によっては続きを書くかも知れません。ギルガメッシュ王よりウルクの街での労働を課された藤丸とマシュ。
しかしウルクの神代労働者と同じブラック労働はとてもできなかった。
見かねたシドゥリにより、多少は頑丈なマシュがイシュタル神殿の神聖娼婦として働く道を提案される。
カルデアスタッフは猛反対したが、マシュの同意を尊重し、売春による特異点攻略が決定された。
イシュタルの淫らな装飾をあしらった祭壇の上で、マシュは今日も初対面の男相手に股を開く。
「神殿にお布施いただきありがとうございます。貴方様にイシュタル神の祝福を授けましょう。」
近寄ってきた男の放つ原始の体臭に股間が洪水になるマシュ。
無洗チ○ポに口付けてから股間に導き、出会って数分後には極太ウルクペ○スによるパイルバンカーピストンが始まる。
「あ゛っ(バスン)お゛っ(ドスン)お゛っ(ガスン)イグっイキます!」
痛くないようにとシドゥリの善意でクリ○リスに開けられた催淫ピアスと、神殿に焚かれた芥子の香による猛烈な快感によりマシュは頭を白紙化される。
「アッ…オッ…アッ(バスンバスンド゙スン…ボビュルルッ!)ぁああああっ!」
マシュの意識が怪しくなってきた頃、男の腰が最も深く打ち込まれ、目で見て跳ね回るのがわかる強力な精虫が集まったウルクザー○ンが放たれ子宮を焼くように蹂躙する。
「ハァ…ハァ…射精…お疲れ様でした。もちろんまだまだ続けられますよn(パンパンパン)あぅ!あっあっ」
その後抜かずに3回犯され、最後に体中ザー○ンまみれにされたあと、脇に控えた年配の侍女が申し訳程度に雑巾で股ぐらを拭く時間をはさみ次の男が祭壇に上がってくる。
30人ほどの神聖娼婦の喘ぎ声と水音が響き渡り淫臭満ちるイシュタル神殿の中、マシュは日に平均20人の客をとり朝から晩まで精液にまみれ続けた。>>936
ある日の夜半、他の日と同じく終業まで意識を保てなかったマシュが先輩娼婦巫女に背負われて宿に連れ帰られる。
藤丸はザー○ンまみれで猛烈に臭うマシュを抱きかかえて隣の寝床に寝かせるが、目を覚ましたマシュにギンギンに勃キしてしまっていることを悟られてしまう。
「シドゥリさんから神殿の巫女として働く間、お布施の伴わない性交渉を禁止されているのですが…2人だけの秘密ですよ…♡」
マシュが無意識に垂れ流す、ウルクに来るまでは無かった「女」の色気に自制できずむしゃぶりつく藤丸。
「あんっあんっ(仕込まれた演技)先輩どうですか?気持ちいいですか?私が神殿に奉仕する日の前の晩、処女を貰っていただいた時以来ですね!(パンパンパン…ピュッ)」
たった数週間前に挿入したキツキツ処女マ○コとは全く変わってしまったユルユル娼婦マ○コの商売テクニックに、ほぼ童貞の藤丸は瞬殺されてしまう。
ウルク精子で満たされた膣に貧弱現代精子が情けなく放たれる。
ウルク人の凶器と比較してあまりに貧弱な現代チ○ポの感覚に少し失望しながらも、大好きな先輩と久方ぶりに結ばれた幸せを抱きしめたマシュは、疲労による強い睡魔に襲われて再び眠りについた。
1回の射精では満足できなかった藤丸は、胸の上で眠るマシュの体中からウルク人のチ○ポ臭を感じながらも自分の手で処理するしかないのであった。
次の朝、驚くべきことに貧弱現代っ子先輩精子は屈強ウルク精子との熾烈な戦いを根性で勝ち抜き、ウルク精子のパンパンに詰まった子宮の入り口まで進撃していた。
しかしながら始業前の沐浴中、臭いでピンときたシドゥリさんの「ダメって言いましたよね?神聖な祭壇に上がる前にちゃんときれいにしてください」の一言と長い指で念入りに掻き出され排水溝からウルクの川に消えていく先輩精子たちであった。ちなみにウルク人の第五真説汚チンポ臭でマシュの現代人卵巣は常時排卵状態にあり、しかも古代精子は命中率100%である。
しかしながら、卵子は文字通りサイズも規格の違う精虫にタコ殴りにされるため受精しても奇形確定なことと、娼婦が妊娠するわけにはいなないというもっともな理由から毎日の仕事終わりに堕胎魔術で処理してもらっている事実だけは先輩には秘密である。
女性が一生で排卵できる卵子の数は400個~500個。
「特異的修復まで先輩の分を残しておけるといいな」と頭の片隅で思いながら、祭壇上のマシュは次の男に向かって股を開き、すっかり身についた媚びた目つきで劣情を誘った。
イシュタル神殿では今日も深夜まで、神聖娼婦たちの嬌声が響き渡る。ブビュッ…
北壁建設現場の掘っ立て小屋公衆便所の壁にめり込んだ尻の穴から、黄土色混じりのザー○ンが排泄される。
「うわっ、かかったじゃねーか汚ねえなあおい!パァン」
「まあそんなに怒るなよ。どんな罪状こさえてこんなところに来たのか知らんが、この尻の肉付きといい肌ツヤといい、どこぞのお嬢様かもしれんぞ」
「んなこた知っったこっちゃねーよ、どうせ来週には使い古されて捨てられる肉穴なんだ、気なんて使ってられっかよ」
無料便器として使い潰されるこの尻が、当の娼婦の神イシュタル神であるなどとは、誰一人思わず列に並ぶのであった。
おしまい「あのお茶の原材料、本当に何だったんろう」
そんな他愛もない話をする。
私はマイルームのベッドに腰かけ、第二再臨状態の太公望と共に紅茶を飲んでいた。今回淹れたのは普通の紅茶だ。決してあのティーポットのお茶ではない。
「不思議な色合いでしたね」
そう言って紅茶を飲む太公望。確かに不思議な色のお茶だった。そこはかとなくマーリンを感じるようなグラデーションの……
それはそれとして、と太公望の手元を見つめる。
綺麗な手だ。ソーサーを持つ手の大きさと、カップを持つ指の造形に惚れ惚れする。
ほぅ、と息をついた太公望はこちらの視線に気づいたのか、ソーサーとカップを机に置いた。
「どうされました?」
「いや、綺麗な手だな、と思って」
そう返事をすると、「そうかなァ」と呟きながら彼は自身の手をまじまじと見つめる。指を細かく動かしたり、掌をくるくると返したりする光景に、私は我慢ができなくなってきた。
「あのさ」
意を決して太公望に尋ねる。
「……手、触ってもいいかな」
彼はきょとんとした後、「ええ、どうぞ」と左手を差し出してきた。
彼の手を取る。本当に綺麗だ。
手の甲と指を撫で、掌を触っていく。そっと指を広げ、1本ずつ優しく撫でていった。
節くれだっている訳ではなく、かと言って細すぎない指。自分より大きくしっとりした掌に、すべすべした手の甲。正直言って、理想の手だ。ずっと触れていたい。
そう思っていたとき、太公望に声をかけられた。
「あの……少し、こそばゆいです」>>940
顔を上げると、彼は照れくさそうに頬を赤らめている。その表情に、何かが揺らいだ。
私はそのまま、太公望の袖口から手を忍ばせた。
「へ?あの、マスター?」
戸惑う彼の声は耳に入っていたが、踏みとどまる気にはなれない。
腕をそっと掴んでみる。普段から打神鞭を振るっているだけあって、細すぎず、しっかりとした感触だ。私好みの腕である。そのまま指先で撫でてみると、彼はびっくりした様子でこちらを見つめてきた。
……ああ、その目も綺麗だ。
私は吸い寄せられるように近づき、太公望の頬に触れた。そのまま首筋を撫でてみると、彼はビクンと反応する。気まずいのか、太公望は目を逸らすが、その表情にゾクゾクしてしまう。かえって煽るような顔になっていることに気づいていないのだろうか。
どうしよう。もっと彼に触れたい。
もっと色んな表情を、反応を、引き出してみたい。
結局、脇腹へと伸びる手を止めることはできなかった。そのまま服越しに指を這わせれば、太公望は呼吸を乱してくる。腹部を触れば身体を跳ねさせた。背筋を撫で上げてみれば、微かな声を上げながらシーツをギュッと握った。
「マス、ター……」
私を呼ぶ声に応えるように、再び頬に触れてみる。肌も白く綺麗で柔らかい。少し撫でてみると、彼は「ぁ……」と小さく声を上げた。首筋かと思ったが、今そこには触れていない。掌で頬を触っているだけ。
──いや、指先が触れているところは別だ。
なるほど、と私はその場所を撫で始めた。太公望が反応したのは耳だ。指先が少し触れただけで、声を上げるくらいには好きなんだな。
耳朶を起点に、中指で周りを撫でていく。太公望が吐息を漏らしているのがよく聞こえた。そのまま徐々に中心を撫でていき、トドメに指を中にゆっくり侵入させる。
「ん……っ」
彼は必死に声を絞っているが、身体の反応は抑えきれないようだ。
もっと、もっと気持ちよくしてあげたい。
私は指を引き抜いて、太公望の髪を耳にかけた。普段は髪に隠されて見えない耳が露わになる。顔を近づけようとした時、少しバランスを崩して倒れ込むようになってしまった。>>941
……これじゃ、私が太公望を押し倒したみたいじゃないか。
顔を上げると、ベッドに横たわった彼は、びっくりした顔でこちらを見ている。意図的にこうしたと思われてもしょうがない。それならば、と私は身体を起こし、太公望に跨った。このまま利用してしまおう。ミシ、とベッドが音を立てる。彼にぐっと顔を近づけ、耳元で尋ねてみた。
「……耳、弱いんだ?」
その声にビクンと反応する彼。
「あ、ますたー……」
すっかり締まりのなくなった声は、そばにいる私の耳によく届いた。
彼の耳朶を優しく食む。先ほどの要領で、周りから徐々に舐めていった。私が舐めやすいようにだろうか、太公望も頭を傾けてくれる。身体は正直なんだな、などと使い古された台詞が頭に浮かんだ。
そろそろ良い頃合いだろう。ゆっくりと、舌を中に入れてみる。
「ふぁ……っ」
彼は情けない声を上げた。こんな反応をさせているのは自分だという事実に、なんだかぞくぞくする。
舌を前後に動かしてみる。粘膜質な音がするが、太公望はこれをもっと直接的に聞いているんだろう。彼が呼吸を乱しているのもよく分かった。舐める速度を変えてみれば、微かに声を上げて身体を跳ねさせてくる。
ちょっとだけ意地悪したくなってきた。
一旦舐めるのをやめて、反応を見てみる。身体を起こすと、大きく息をする太公望が目に入った。
「気持ちいい?」
そう尋ねると、彼は恥ずかしいのか、こちらを一瞥してすぐに目を逸らしてしまう。
「ちゃんと教えて?」
耳元で囁いてみると、太公望は身体を震わせながら消え入りそうな声で「はい……」と返してきた。
可愛らしくて、もっと虐めたくなってしまう。
再び耳を舐めることにしたが、今度は身体も触りながらにしてみた。首筋に胸、脇腹などをゆっくり撫でてみれば、抵抗するように私の腕を掴んでくる。しかしそれも力なく、ただ添えているだけのようだった。>>942
舌を中に入れ、先ほどより速く動かすと、彼も激しく呼吸を乱してくる。腰が反応しているのに気づいて、こちらまで興奮してきた。首筋を撫で、そのまま舐めているのと反対の耳に手を伸ばす。指で耳を触り、両耳責めにした。
「ぁ……ますたー、やめ……」
すっかり蕩けた声を上げる太公望。
もう我慢ができない。
最奥に押しつけるかのように、指も舌も中にギュッと押し込んでしまう。
「え、だめ、まって、────っ!」
太公望は声にならない声を上げて、腰を跳ねさせた。私が跨っているのでそこまで動かせないのか、ビクビクと小さく震える程度だ。
耳だけでこんなになっちゃうんだ。
彼はしばらく震えた後、はー、はー、と大きく呼吸をした。私も身体を起こし、太公望を見下ろしながら手の甲で口元を拭う。最早こちらに視線を送ることもなく、放心して脱力する彼。こんな風にしたのは紛れもなく自分なのだ。
きっかけはそう、この手だったな。
太公望の手を取る。両手で優しく包むと、弱々しく握り返してきた。
「……ごめんなさい、こんなことして」
彼に謝ると、普段と同じような笑顔を返される。
「いやあ、はは。ちょっとびっくりしただけです」
その時、ドアのノックが聞こえた。
「先輩!今お時間よろしいでしょうか?」
どうしよう、マシュだ!
私は慌てて返事する。
「マシュ、ごめん!今ちょっと手が離せなくて!」>>943
手が離せないのは、まあ事実である。
「分かりました。10分後にまた伺います!」
ドア越しに快活な声が聞こえた。ありがとう、と返すと、パタパタと足音が遠ざかる。
「これは僕、帰った方が良いですね?」
そう呟いた太公望のやや乱れた服と髪を整え、速攻で自室に戻ってもらうことにした。
「追い出すみたいでごめん!」
「いえいえ。お呼びであればまた来ますね」
そんな挨拶を交わし、彼とは慌ただしく別れる。
ドアを閉め、ふー、と息を吐いた。
ベッドのシーツを直そうと歩いたところで、あることに気がつく。
「…………」
そのままベッドに腰掛け、私は頭を抱えた。
「……なんで濡れてるんだろ……」
机の上には、すっかり冷めた紅茶が残っていた。>>944
以上です。太公望、耳弱そうだな……と思って書きました。
太公望のSSが書けて満足です!聖娼たちが春を売るイシュタル神殿の北側
建物の日陰となる面にはテラスが設けられ、この月に臨月となる娼婦たちが全裸で並んでいた。
テラスの中心は更に張り出した舞台となっており、川の上のトイレのような穴が開けられている。
今日は初産の娼婦から順に、ここで出産の儀式が執り行われる。
舞台の周りには観衆が集まり、更に舞台の穴の下には寄付金を払い子を求める人々の列が並んでいた。
聖娼の生んだ子はまさに"神からの賜り物"として、空から生み落とされるのだ。
事前に娼婦たちは儀式までの間、出産させない魔術もかけられている。
「次の娘はカルデアから来たリツカ、年齢は18歳、出産は今回が初めてで比較的遅め。」
「胸は中くらい、お尻は小ぶり、性感帯は挿入中にお尻からも責められるのに弱いようですね。」
普通の女性なら愛する人以外には知られたくない秘密を宣伝のようにさらけ出すアナウンスとともに、案内役の裸ではない娼婦が腹の大きくなった立香の手を取り舞台へと連れる。
舞台には鉄棒のような手すりと、飾りのついた穴だけで、分娩台のような物はない。
前の娘の儀式を見ていた立香は、同じように鉄棒を両手で掴み、観衆の前で羞恥に顔を伏せながら穴を跨ぐ形でガニ股になる。
両脇の娼婦たちが手早く腕を鉄棒に縛り付け、離れないように固定する。
その後、立香の足を掴んでガニ股に開いたまま閉じられないように押さえつけた。
大きく膨らんだ腹で穴の下は見えないが、赤子を受け取ろうとする見知らぬ人が手を広げて見上げているはずだ。「ふふ、初めてだから少し震えていいますね。安心してください、魔術を使いますからほとんど痛みはありませんよ。」
先程、前に出て観衆にアナウンスをしていた巫女長のシドゥリが、立香を観衆に見せつけるように後ろに回る。
「これより、神がリツカを孕ませた子の出産を執り行います。」シドゥリが宣言し、後ろから立香の腹に手を当てる。
「―――――」イシュタル神に捧げると思わしき、意味のわからない祝詞が流れると、腹の手を当てられた部分が猛烈に熱くなり陣痛が始まる。
しかし魔術の効果か、痛みを感じると同時に猛烈な快感へと変換されていく。
「あっお゛お゛お゛お゛ほお゛!」
脳を焼く絶頂に、手足を固定されながらも腹を揺らして無様にもがく立香。
やがて羊水が決壊し、赤子が産み落とされる。
「出る!出る!お゛ほぉお゛おお」
出産により絶頂する立香、同時に失禁・脱プンし、下にいる人に降り注いだのだろうが気にする余裕はない。
「お見事、元気な男の子です。」絶頂の余韻に震える立香の下腹部に、シドゥリ魔術によって出産回数を示す○印の入墨が刻まれる。
「ハァ…ハァ… はっ… う、ぐす…」
呼吸を落ち着けやっと正気に戻った立香は、己の無様を見世物にして性的興奮や好奇の視線を向ける群衆と目が合い恥辱に涙する。
「お疲れ様です。次の娘と交代ですから下がって良いですよ。」
何故泣いているのか理解できない、不思議そうな目をしたシドゥリに儀式の終わりを告げられ、立香は来たときと同じ案内役の娼婦に付き添われながら舞台を後にした。
テラスの列で、自分の番が来るのを待っている同じくボテ腹のマシュは先輩の無様を見せつけられガタガタと震えだしていた。
「大丈夫心配しないで、慣れるとなんてことないわよ」
声をかけてくれた近くの娼婦の腹には、多数の○印といくつかの☓印が並んでいた。ハーメルンのR18小説『もしも苦労人がカルデアのマスターだったら』をお勧めしたい。
ストーリーは、同サイトの『対魔忍アサギ 苦労人奮闘記』の主人公が、すぐ其処に迫った苦労『人類絶滅』を防ぐため、必要な技術や技術者を他の組織から強奪してカルデアを作り上げて対抗するという、ある意味半オリ主人公の話
対魔忍の世界にFGOを混ぜた世界観の為、主人公はエロ方面にめちゃ強い。
物語は最初日常編から入り、時間神殿ソロモン編と 深海電脳楽土 SE.RA.PH編しか無い(それ以前のお話は回想や、登場人物紹介で少し載っている)
もし興味を持ったら、ハーメルンのR18の方で『苦労人 カルデア』で検索を、エリセの魔法少女パロ
ヒロピン、およびセミ様によるレズレや快楽責めアリ
舞台は現代日本っぽい架空時空
魔術師の家系に生まれながら魔術を使えずコンプレックスを持っていたエリセが
ひょんなきっかけで魔法少女になって活躍している設定
※レクイエム読んだのがだいぶ前なんで、口調や設定が間違ってたらごめんなさい
「あぁもうっ、しつこいなぁ!」
少女の叫び声と共に、槍が闇夜に煌いた。
一閃。
鋭い斬撃に黒い影は真っ二つとなり、ほろほろと形を崩し消滅していった。
「ふぅ……。これでようやく終わりかな?」
残心で構えつつ、少女――エリセは油断なく周囲を見回した。
シャドウサーヴァント。
文字通り影のような姿をした化け物が、エリセの戦っていた相手だ。>>949
エリセがシャドウサーヴァントとの戦いを始めたのは半年ほど前のこと。
それまでのエリセはごく普通の女子中学生、と言うには語弊があるが、それなりに毎日を平和に暮らしていた。
日々を彩るのは学校の授業と友人との他愛もない雑談、そしてじくじくと疼く劣等感だった。
エリセの実家は魔術師の系譜。みなが生まれつき疑似聖杯と優れた魔術的資質を持つ家系だ。
にもかかわらず、エリセは疑似聖杯を持たず生まれてきてしまっていた。
不出来な落ちこぼれに対しても家族は優しかったが、エリセ本人が耐えられなかったのだ。
中学進学を機に逃げるように、そして自分でもできるナニカを探し親元を離れたのだった。
楽しくも鬱屈とした日々の中、街では行方不明者が頻発するようになる。
私にも何かできれば、と。
夜警を始めたエリセはその夜、銀色の髪をなびかせ鎌を振るう少女と出会ったのだった。>>950
少女の名はグレイ。
マジカル☆アッドの導きにより魔法少女となり、人に仇なすシャドウサーヴァントを刈っていたのだ。
彼女らの分析により、エリセにも魔法少女の資質があることが判明。
シャドウサーヴァントを屠り人々に安寧をもたらすこと。
それこそが自分のやるべきことだと確信し、エリセは魔法少女プリズマ☆エリセになったのだった。
それから半年後。
今日も今日とて、エリセは巨大な槍を振り回しシャドウサーヴァントを退治していた。
身にまとうのは白に布に青い紐が結ばれた、貫頭衣にも似た魔法少女服。
ヒラヒラと靡く布から健康的な肢体がのぞき、年の割に豊かな胸や尻が夜気へと露出していた。
「これで今日は打ち止め、かな?」
一息つき、エリセは闇に沈む街を見回した。
ここのところシャドウサーヴァントの出現が頻繁だ。
一体一体はそれほど強力ではないためなんとかなっているが、あまり良い兆候に思えなかった。>>951
「あの瘴気は……」
エリセは視線を険しくした。
どうやらまた、シャドウサーヴァントが出現したようだ。
槍を握りなおし深夜の町を駆けていくエリセ。
たどり着いたのは町はずれ、人けのない工場の敷地だった。
「おや、またずいぶんと無粋な侵入者のようだな」
「っ……!」
エリセは身を強張らせた。
シャドウサーヴァント二体を従えるようにして、豪奢な黒服の女が立っている。
強い。
肌に感じるプレッシャーをはねのけるように、エリセは叫びをあげた。
「貴女が、ここのところのシャドウサーヴァント大量発生の原因⁉」
「そうだと言ったらどうする?」
「だったら手加減しないよ!」
黒く塗られた唇を歪め笑う女へと、エリセは槍を構え切りかかった。
「くっ……!」
女へと向けられた刃は、シャドウサーヴァントに阻まれてしまった。焦るな。冷静に切り崩せ。
エリセは槍を構えなおし、自分へと言い聞かせた。
今まで三体以上のシャドウサーヴァント相手に立ち回ったこともある。
慌てず対処すればエリセの勝ちは確実だ。
黒い女を警戒しつつも、シャドウサーヴァントを一体ずつ屠っていった。
「ほぅ?少しはやるようだな?」
消えゆくシャドウサーヴァントに、黒い女はわずかに目を細めた。
「覚悟ッ!」
武器も構えず一人立つ女へと、一気呵成に切りかかったエリセだったが、
「ぐぅっ⁉」
悲鳴と共に体が強張り、空中で制止してしまった。
「鎖っ……⁉」
エリセの白い肌へと、黒い鎖が絡みついていた。
冷たい鎖が柔肌に食い込み、容赦なく縛り上げている。
四肢と胴体を戒められ、エリセは空中に磔になっていた。>>953
「っ……くぅぅっ……!」
うめき声をあげつつ、必死に鎖を振りほどこうとするエリセ。
しかし抵抗すればするほど戒めはきつくなっていき、体を締めあげていった。
「あぁうぁっ⁉」
「少しはやると思ったが、まだまだ詰めが甘いようだな。このような簡単な罠に引っかかるとは、思わず笑ってしまうぞ」
くすくす、と。
黒い女が唇を歪め嘲笑している。
嘲りの言葉にエリセは眉を吊り上げ叫んだ。
「黙れっ!これしきの拘束っ、うぅぅっ⁉」
「どうした?これしきでもう動けないのか?」
鎖が更にきつく食い込み、エリセから呼吸と言葉を奪っていった。
黒い女は満足げに、もがき苦しむエリセを鑑賞している。
「いい格好だな?淫らに胸を突き出し、まるで娼婦のように誘っているな」
胸の上下を縛る二本の鎖により、エリセの乳房が強調され揺れている。
年の割に大きな胸がぴっちりと布を押し付けられ、乳首の形まで布越しに見えてしまっていた。
「っ、このっ、放せぇっ……!」>>954
露出には寛容な方のエリセだが羞恥心がないわけでは決してない。
恥辱と屈辱。
いいように敵に弄ばれ、怒りと焦りが募っていった。
「ふふ、悔しいか? 悔しいだろうな? いい顔を見せてくれたのに免じて、少しだけ自由を与えてやろう」
余裕たっぷりの声が響き、エリセの胴体と左手、両足が鎖から解放された。
「かはっ!」
大きく息を吸い込み、必死に酸素を取り入れるエリセ。
ぜいぜいと息をつきつつ、鋭い瞳で黒い女を睨みつける。
願ってもいない好機に、反撃へと転じようとするが、
「きゃあっ⁉」
右腕に巻き付いた鎖に引っ張られ、体が高速で宙を飛んだ。
「あぐっ⁉」
ドゴンっ!
勢いのまま、工場の壁へと叩きつけられてしまうエリセ。
壁はひび割れ陥没し、激突の大きさを物語っていた。
衝撃に胸の中の空気を吐き出してしまい、エリセは陸に打ち上げられた魚のように、ただ痙攣することしかできなかった。>>955
「まだまだだ。これで終わりではないぞ?」
「っ、があっ⁉」
女の声と共に、エリセの体が再び宙を舞った。
壁に地面にまた壁へと。
しなる鎖に振り回され、エリセがいくどもいくども叩きつけられていく。
轟音と土煙、そしてとぎれとぎれの悲鳴の中、いくつも抉られるクレーター。
当然エリセも無事ではすまず、激痛に襲われ衣服は千切れ飛んでいった。
「ぎっ⁉」
一際強く叩きつけられ、エリセの体が大きく跳ね地面へと転がった。
「……」
立ち上がることも出来ず、ぐったりと地面に横たわるエリセ。
衣服は破れぼろぼろで、露出した肌にはたくさんの青あざが浮かんでいる。
武器である槍こそ手放していなかったが、既に瞳に力はなく虚空を見つめているだけだ。
「どれ、そろそろ止めを刺してやろうか」
左腕の鎖が引っ張られ、ずるずるとエリセの体が引っ張られていく。
黒い女の前へ引きずり出され、無様で無防備な姿をさらしてしまった。>>956
「わずかとはいえ楽しませてくれたお礼だ。祝いの毒をおまえにくれてやろう」
「ぐうっ⁉」
黒い女がかざした手から、黒いもやが生まれエリセを包み込んでいった。
寒い。寒くてたまらなかった。
寒い寒い寒いのに熱くて寒くて燃えて骨が溶けてしまいそうで。
「あぁぁぁぁぁぁあぁっ⁉」
喉が割けんばかりにエリセは絶叫した。
激痛にのたうち回り目を見開く。
痛い嫌だ痛い痛いイタイ痛いいたいたいいたい痛い嫌だ痛い痛い痛い痛いいっ!!
泣き叫ぶ姿に気丈な魔法少女の面影はなくただ無力。
ガクガクと全身を痙攣させているだけ。
もう無理だ勝てない。
そうエリセと、そして黒い女が確信を得た次の瞬間、
「くっ⁉」
ぶわりと勢いよく、エリセの全身から漆黒の闇が吹きあがった。
粘性を帯び泥のごとき闇に巻き込まれぬよう、黒い女が後ずさった。>>957
「……ちっ、逃げられたか」
女は舌打ちをした。
黒い闇が晴れるとエリセの姿は見当たらず、千切れた鎖が転がっているだけ。
闇に紛れ拘束から脱し、そのまま逃げ去っていったようだ。
「めんどうだが……。まぁいい。既に仕込みは終わっているからな」
女は気を取り直すと唇を緩め、嗜虐心の滲む笑みを浮かべたのだった。
「はぁ、はぁ、はぁっ……」
一方のエリセは、荒い息をつきよろよろと歩みを進めていた。どうにか工場から距離を稼ぎ、遮蔽物の多く見通しの悪い路地裏へと逃げ込んだところだ。
「ぜっ、はっ、っ、はっ、危な、かった、けど、まさかこの体質に助けられるなんてね……」
呟くエリセの肌から、黒い泥がわずかに滴り落ちている。
先天性の霊媒体質。悪霊を呼び寄せる肉体。
疑似聖杯の代わりにエリセに備わっていた性質であり、劣等感の根源そのものだった。
これのせいでまともに魔術も使えず迷惑なばかりの代物だったが、今日ばかりはそれが幸いしていた。
黒い女により限界まで肉体が追い込まれたおかげで、普段無意識にかけているリミッターが外れたようだ。
噴き出した悪霊は汚泥となって荒れ狂い、黒い女からエリセの姿を隠してくれたのだった。>>958
悪霊の暴走の副作用か、エリセの体は動ける程度まで回復していた。
今も全身に痛みが走っているが、それでも辛うじて歩くことができている。
すがるようにして槍を握り、杖代わりに歩き路地裏を敗走するエリセ。
よろめく足元がアスファルトの出っ張りに引っ掛かり、ぐらりと体が傾いでいった。
「……」
びしゃり、と。
水たまりへと倒れ込んでしまった。
路地裏は日当たりが悪く饐えた匂いがしている。
昨日降った雨がまだ下水へと流れ切らず、水たまりと湿気となり残っているようだった。
「く、う、っ……」
惨めだ。
嫌な臭いとじっとりと濡れる衣服を感じながら、エリセは唇を噛みしめていた。
全身が冷たく痛かった。
敵に負け弄ばれ逃げ出し、路地裏に倒れ伏すしかない自分。
無力さに滲みそうになる涙を、掌を握り込み爪を立てる痛みで誤魔化す。
「次はっ、絶対に負けないっ……!」
涙の代わりに誓いの言葉を、エリセは絞り出したのだった。>>959
「エリセさん、本当にもう大丈夫なんですか?」
心配そうな声がかけられたのは、黒い女との一戦から三日後のことだ。
火曜、午前、一限目と二限目の間。
エリセのクラスへと茶髪の少女、フィオレがやってきたのだった。
「今日から見回りを再開すると聞きましたが、まだ怪我が治ってないんじゃないですか?」
周りに聞こえないよう声を潜め、フィオレが喋りかけてくる。
フィオレも魔法少女の一人だ。
プリズマ☆フィオレへと変身し、いくどかエリセと共闘したこともある。
「心配は不要だよ。貴女とは鍛え方が違うんだ。魔法少女として動くのに問題はない。あの黒い女のせいで、この街には大量のシャドウサーヴァントが発生してるんだ。私も大人しくしてられないよ」
「ですが……」
フィオレは納得できないようだ。
「でしたらせめて、しばらく私と一緒に街を警備しませんか?」
「それじゃ手が足りないよ。二人して固まってたら街の全部は守れない。それくらい、貴女だってわかってるでしょう?」
「それはそうですが……」
「わかったなら帰って。次の授業、貴女間に合わなくなるよ?」>>960
年上のフィオレは、同じ学園の高等部に所属している。
高等部の校舎までそれなりに距離があるため、そろそろ向かわないと遅刻してしまう。
「……わかりました。くれぐれも無理はしないでくださいね?」
名残惜しそうにフィオレが去っていくと、エリセはうつむきため息をついた。
フィオレのことは苦手だ。
嫌いではないし実力は認めているが、だからこそ苦手だった。
フィオレは魔法少女であると同時に、極めて優秀な魔術師でもあるのだ。
若くして天才と呼ばれるほどの、エリセとは比べ物にならない腕前だった。
「……いいな。ずるいなぁ」
どろりとした感情がエリセの唇から零れ落ちた。
フィオレが恵まれているのは魔術の才能だけではない。
姉弟仲も良好で、弟はやや頼りない印象があるものの、姉のフィオレを慕いよく懐いている。
家族と半ば絶縁しているエリセとは、まるで違う種類の人間なのだった。
じくじくとした痛みを抱えていると、予冷がなり教師が入室してくる。
教科書を開き授業を受けているうち、エリセは小さく体を震わせてしまった。>>961
「んっ、ふ、うぅっ……!」
かすかな声がエリセから吐き出されている。
熱い吐息と艶めいた声色。
喘ぎ声が周囲に聞こえないよう、エリセはきゅっと唇を噛みしめるしかなかった。
(くそっ、またっ、私の体、おかしくなってっ……!)
じんじんと痺れるような乳首。
甘く疼くクリ.トリス、切なくうねる膣。
下着と擦れるだけで電流が走り、びくりと体が震えてしまった。
「っ~~~~~~~!」
エリセは喘ぎ声を漏らすまいと必死だ。
紅くなった頬を見られないよう教科書を立てその陰へと顔を伏せる。
机にしがみつくようにして体を丸め、どうにか快感の波をやり過ごそうとする。
びくびくと背中が跳ねるが、もはやそれすら自覚できていないようだった。
エリセの体がおかしくなったのは黒い女との戦いの後だ。
家にいる時、登校中、授業中。
時を選ばずやってくる快楽の発作に、エリセは翻弄されるばかりだった。
黒い女の浴びせてきた毒の副作用か、悪霊を暴走させた代償か。
わからなかったが、エリセはそのたび嵐の中の小舟のように、快感に翻弄されるばかりだった。>>962
(く、ぅうっ……も、やだぁっ、どうしてこんなぁっ……)
青い瞳に涙をにじませ、エリセはひたすら耐えていた。
パンツが濡れそぼり、その感触にさえ感じ追い詰められていく。
気持ち良くてたまらない。
授業を行う教師の声はまるで頭に入らず、ただ身もだえることしかできなかった。
(やだ、やだいきたくない。授業中にいっちゃうなんて、それじゃ私変態だよ……!)
絶頂を押しとどめようとするもエリセの限界は近かった。
心と裏腹に、乳首と性器はキュンキュンと甘く鳴くようだ。
じゅくじゅくじゅくくんっ♡
股をすり合わせると愛液が溢れるのがわかる。
思わず声が漏れ、涙がこぼれていった。
「ふっ、あっ、っ、っ~~~~~♡♡」
快感は蓄積しエリセを食い尽くしていき。
「先生ッ!」
真横から響いた大声。
驚いたエリセから快楽が霧散し、入れ替わりに理性が戻ってきた。
横を向くと赤毛の少女が、すっくと片腕を真上に伸ばしている。
「ふ、藤丸さん、いきなりどうしたんですか……?」
戸惑う教師に名指しされ、藤丸ははきはきと答えた。>>963
「私、お腹が痛いです! 保健室に行ってもいいですか?」
元気いっぱい、とても病人には見えない様子で言った藤丸に、教師も目を点にしている。
「腹痛、ですか……?本当にそんなに痛いんですか?」
「痛いです。アイタタタ……」
わざとらしく顔をしかめ腹に手を当てる藤丸。
よろよろと椅子を引き立ち上がると、エリセの肩に手をかけてきた。
「ごめん、エリセ。肩かして。保健室まで連れてってくれない?」
「……わかった」
目配せしてきた藤丸にエリセは頷き、ゆっくりと立ち上がったのだった。
「余計なことしないでくれるかな?」
保健室のベッドへと藤丸を座らせ、エリセは視線を険しくしていた。
養護教師は不在で、保健室には他に生徒もいないようだ。
藤丸はけろりとした様子で、両足をぶらぶらとさせている。
「貴女、かなり目立ってたよ? 教師に目をつけられたらどうするの?」
「あれくらい大丈夫。エリセの体の方が心配だよ。昨日も調子悪そうだったよね?」
「……それが余計なお世話だって言ってるの」
エリセは睨みつけるも、藤丸は怯むこともなく見つめ返してきた。
反対にエリセの方が気圧されるようにして、視線を逸らすことになる。>>964
まっすぐな藤丸の瞳には、ただエリセの体を気遣うような光が浮かんでいた。
ひたむきな善性、お人好しの本領発揮。
エリセは根負けしため息をつき、ぼすりとベッドへ横たわった。
「ただの風邪。寝てれば治るから寝るよ。貴女も一応、腹痛ってことでここに来たんだから、しばらく休んでいったら?」
「うん、そうする。エリセおやすみー」
「……おやすみ。……あと、ありがとね。一応お礼は言っておく」
ぶすりと礼を告げると、エリセは頭まで布団を引き上げ目をつぶった。
藤丸もそれ以上構ってくる気はないようで、静かに体を横たえている。
明るく朗らかで友人が多く、人の輪の中心で笑っている少女。
それが藤丸立夏に対するエリセの印象だ。
クラスで孤立しがちなエリセにも分け隔てなく接する彼女が、疎ましくも眩しかった。
エリセの悩みも思いも知ることなく、いつだって明るい場所にいる人間。
ただのクラスメイト、それ以上交わることのないはずの藤丸と、今は授業を一緒にサボっている。
「変な感じ……」
呟きに答えは無かった。
藤丸はすやすやと寝息を立てている。
寝つきの良すぎる姿に、エリセは呆れるばかりだった。>>965
「ほんと能天気」
エリセは苦笑を浮かべた。
こちらに微塵の警戒心も持たず眠る藤丸を見ていると、ふいに異変を感じた。
「んっ、く、ふっ……?」
体が熱い。
一時は引いていた疼きが、藤丸を見ているうちに戻ってきてしまった。
じわりと体温が上がり、快感が再燃してくる。
「ど、して? もう、おさまってたんじゃ、あっ、なかったの?」
否定しようとするも、体はしっかりと発情してしまっている。
シーツを掴んでやり過ごそうとするも、次第に声が抑えられなくなっていく。
全身に甘い痺れが走り、かくりと力が抜けてしまう。
「あ、あ、あっ、やっ、っ、あぁぁぁんっ♡♡」
背中がのけぞり視界が白く弾ける。
気持ちいい。気持ち良すぎる。
絶頂する前に最後に見たのは藤丸の寝顔だ。
自慰の経験はあったが、比べ物にならない程快感が大きかった。
「っ、あ、あ……♡♡♡」
がくがくと体を震わせ、エリセは甘い余韻に浸っていたのだった。>>966
「んっ、くっ、ふぅぅっ……♡」
藤丸と保健室で過ごした一週間後。
学校からの帰り道で、エリセは唇を噛みしめている。
快感の発作に息も絶え絶え、ふらふらと公園のトイレへと入ってっていった。
「よ、しっ、ここならっ……!」
個室へと入り鍵をかけ、エリセは息を吐き出した。
胸に手を当て、そっと鍵となる言葉を唱える。
「トランス☆フォーム!」
呪文と共にあふれ出す光、変わっていくエリセの姿。
青を基調とした学生服から、白と青の魔法少女の衣服へと変身していた。
「ふー、良かった。やっぱり変身すると、あの発作もなくなるみたいだね」
先ほどまでの疼きが嘘のように、エリセの体は軽くなっている。
トイレの中なら、人目につく心配もなく安心だ。
発情対策にトイレで魔法少女へと変身する。
情けない状況だが、選択肢がそれしかないので仕方ない。
虚しさと恥ずかしさをやり過ごしつつ、エリセは便器の上に無言で座っていた。>>967
「……そろそろいいかな?」
三十分ほどが過ぎたところで変身を解除するエリセ。
体が元通りになったのを確認し個室から出て、トイレの外へと踏み出したところで
「不浄の場で変身に耽るとは、ずいぶんと物好きな魔法少女もいたものだな?」
高慢な声が鼓膜を揺らした。
弾かれるように顔を上げると、黒髪の女が嘲笑を浮かべている。
「おまえはっ……!」
エリセは叫ぶと同時、すぐさま魔法少女への変身を完了させた。
槍の穂先を女へと向け、敵意もあらわに問いを向ける。
「なんのつもりっ⁉ 私を付け回していたの⁉」
「人聞きの悪いことを言うな。貴様は我の毒を一度食らっている。毒の在りかを知るなど毒の女帝である我、セミラミスにとっては造作もないことよ」
くつくつと喉を震わせ、セミラミスが笑い声をあげた。
エリセの脳裏を駆け巡る屈辱の記憶。
今度こそ負けない、絶対に打ち勝ってみせる。
エリセは誓いも新たに、セミラミスを睨みつけた。
「おまえの毒はもう無効だ。あれしきで私を縛れると思うなっ!」
「ほぅ? 我に抗うつもりか?」>>968
じゃららん、と。
けたたましい音を立て、セミラミスの背後から大量の鎖が伸びあがった。
獲物を見つけた蛇のごとく、エリセへと襲い掛かっていく。
「この程度っ!」
跳んで躱し、槍で弾き、迫りくる鎖のことごとくを回避していく。
鎖の動きは早いがさばけない程の密度ではない。
あらかじめ再戦をシミュレートし対策も練ってあった。
華麗に舞い鎖を空振りさせ、セミラミスとの距離を詰めていく。
「いいぞ。来れるものなら来るがいい」
セミラミスが手を持ち上げると、ぶわりと黒い霧が吹きだした。
毒の霧に違いない。
厄介だがこちらも既に対策済みだ。
「悪霊、利用させてもらうよっ……!」
取りついた悪霊を強制励起、体表面へと薄くまんべんなく展開。
悪霊の膜に覆われたエリセに毒は届かない。
毒の霧へと突っこみ、一息にセミラミスへと切りかかる。
「なっ⁉」
「ちっ、浅いっ!」
渾身の一撃は寸前、割り込んできた鎖に逸らされセミラミスの頬をかすめるに終わった。>>969
「貴様っ……!」
頬から垂れる一筋の血に、セミラミスの眉が釣り上がる。
「わかったでしょ? おまえの毒は私にはもう効かない。降参してくれないかな?」
「……小娘がつけあがるな」
エリセの挑発に返ってきたのは、不自然なほど落ち着いたセミラミスの呟きだ。
すいと腕を伸ばし指をエリセへと向けた。
「おまえは既に我の毒を食らっている」
「私の話を聞いてなかった?それはもう無効化したよ」
「笑わせるな。愚かさとは時に救いようのない罪になるぞ?」
「寝言は寝て言え!」
問答を打ち切り、エリセはセミラミスへと切りかかった。
向こうの切り札である毒は既に攻略している。
毒の守りを失ったセミラミスを撃破すればそれで終わ――――
「きゃうんっ⁉」
突如響く甘ったるい声。
一体誰が、とエリセが戸惑っていると、かくりと膝が崩れ体が傾いてしまった。
「えっ……?」
間抜けな声をあげ、エリセは座り込んだ。>>970
「あ、あ、あっ♡あぁぁぁぁっ♡♡♡⁉」
体の動きに理解が追い付く。追いついて屈服してしまった。
キモチイイキモチイイキモチイイっ!!
甘い叫びをあげたのはエリセだった。
爆発する快感に声帯がでたらめに震え、立ち上がる事すらできなかった。
「いあっ、やあっ♡♡ なにこへなにこれへぇっっっ♡♡♡」
槍を抱え込むようにして体を丸めるエリセ。
しかしそれは全くの無意味だった。
暴力的な快感は外からではなく、エリセの内側から襲い来るものだからだ。
「いくっ♡いくいくいっちゃうぅっ♡♡あぁぁぁぁあああぁぁぁあっ♡♡」
瞬く間に快楽の高みへと押し上げられていくエリセ。
背を海老ぞりにして絶頂し、糸が切れたように倒れこんでしまった。
「あ、あ、あっ……♡♡」
からり、と。
エリセの腕から槍が落ちてしまった。
セミラミスはゆっくりと近づくと槍を踏みにじり、うっとりと笑みを浮かべた
「女の悦楽の味はどうだ? 小娘には過ぎた毒。癖になってたまらないだろう?」>>971
「あ、ひぁっ……? なんで、わたし、どく、きかないはずなのに……?」
快楽に侵され力の入らない体で、それでもエリセは必死に言葉を紡いだ。
セミラミスを前にうずくまっている場合ではない。
必死に立ち上がろうとして、そのたびに乳首をかすめる布のざらつきに感じ力が抜けてしまった。
「やっ、やぁぁあんっ♡」
「ふふ、説明してやろう。我の毒は特別製でな。一たび相手の内へと入れれば、好きな時に毒の効果を発揮させ体を食い荒らすことができるのだ」
「なっ……?」
恐ろしい事実にエリセは目を見開いた。
「う、嘘っ……! おかしいよ矛盾してるっ♡ だったら最初に戦った時に、毒の効果をっ♡ 発揮させればそれで終わりだったは、ずぅぅっっっ♡♡」
ぐりり、と。
セミラミスの踵がエリセの右手を踏みにじり嬌声を弾けさせる。
痛くて屈辱的でたまらない行為さえ、今のエリセには快楽としてしか感じ取れなくなっていた。>>972
「貴様程度、その気になればすぐに堕とせたのだ。遊びはすぐに終わってはつまらないだろう?貴様のうちによく毒が馴染みまで、戯れに待っていただけ。そろそろ貴様も、我慢できなくなってきた頃だろう?」
「っ……♡♡」
セミラミスの声と共に、エリセの両腕へと鎖が巻き付いていく。
鎖に引きずられエリセの体が持ち上がり、両腕を吊られた膝立ち状態へとされた。
「ふふ、見ていたぞ。ずいぶんとよく、貴様には毒が馴染んでいたようだな?」
「あぁぁっ♡♡♡⁉」
エリセは身をよじった。
細く長いセミラミスの指が乳首の輪郭をなぞり、やわやわとこねくり回すようにしている。
指先が触れるたび乳頭が切なげに震え、エリセの意識を甘く焼いていった。
「やらっ♡やめてぇっ♡♡ちくびとけちゃうぅっ♡♡♡」
エリセの必死の懇願に、セミラミスは嗜虐的な笑みを浮かべた。
「この程度序の口ぞ? まずは我の話を聞いておけ。我の毒は本来、我が命じるまでは効果を発揮することなく、静かに貴様の身の内に馴染み蝕んでいくものだったのだが……。思い出してみろ。貴様は何度も何度も、身の内の熱を高ぶらせイキ果てていただろう?」>>973
刻み付けるように、セミラミスは言葉を続けた。
「貴様は大層と色事が好きな、この上なく淫乱な娘のようだな? でなくばあぁも節操なく何回も、浅ましく発情し絶頂するなどありえないからな」
「ちが、ちがうっ……♡あれは、おまえの毒のせいでへぇっ♡♡」
ふるふると頭を振り、エリセはセミラミスの言葉を否定した。
違う。私は淫乱なんかじゃない。
全部毒のせいで私はあんなこと望んでなんかいなかった。
そう主張しようとするも、口からは喘ぎ声がこぼれるばかりだった。
「そのような顔で言われても、説得力などまるでないぞ?ほれ、この通りしてやれば」
胸からエリセの全身へと、甘い雷が駆け巡りやききっていく。
「ひあっ♡♡あぁぁあんっ♡♡」
セミラミスの指が乳房へと食い込み、容赦なくこね回し揉みしだいていく。
「ほぅらこの通り。貴様はこうして胸を蹂躙されるのが好きなのだろう? いくどもいくども飽きることなく、胸をいじりながら自慰をしていたのだろう?」
「なっ!? ど、してそれをぉぉおんっ⁉♡♡」
エリセの体がびくりと大きく震えた。
体が疼いてたまらない時。
藤丸の顔を浮かべ胸をもむことで、エリセは欲望を発散していた。
浅ましいと自覚しながらも、自慰の手を止められなかったのだ。>>974
「やはり図星のようだな。敵の弱点はたっぷりと責めるに限る。貴様はせいぜい、我の手でよがり狂うがいい。そらそら、少しはこらえてみるがいい」
「やぁぁぁぁぁぁぁあぁんっ♡♡♡♡」
一回、二回三回、四回五回六回七回―――――。
セミラミスの指が蠢くごとに思うがまま、エリセは絶頂へと追い込まれていった。
一つの絶頂の波が去る前に次の絶頂が重なり、際限なく高みへと高ぶらされていく。
こらえることなど、耐えることなど全くできなかった。
股から愛液を、口からよだれを、目から涙をあふれさせながら、エリセはセミラミスにされるがままにされよがり狂っていた。
「ふふ、いい声が出てきたな。身も心も屈服し敗北したメスの泣き顔は、この上なく愛らしくたまらないぞ。よーく我に見せてみるがいい」
セミラミスの指が顎にかかり、くいと持ち上げられた。
エリセの顔は頬も目元も真っ赤に染まり切り、涙と涎でぐちゃぐちゃになっている。>>975
「……まけてなんかっ、ないっ……!」
荒い息をつきながら、エリセはセミラミスを睨みつけた。
潤む瞳で、発情し痙攣する体で。
それでもまだ負けていないと、エリセは自らの誇りにすがるように抵抗を選択した。
「こん、な程度でぇ♡私は負けない♡負けてたまるかぁっ♡♡」
たとえ体は快楽に屈し弄ばれることになっても。
心までは渡さないと吠えたてるエリセに、セミラミスは瞳を細め頷いていた。
「そうか。貴様は強いのだな」
胸からセミラミスの指が離れていった。
解放され安堵するエリセを見下ろしつつ、セミラミスの指が持ち上がっていく。
向かう先は頬、切り傷から零れた赤い滴だ。
「貴様は我の顔を傷つける程に強かった。……ならば我も、全力でいかねば失礼というものだな?」
「え……?」
特大級の悪寒。
快楽漬けにされた体でもわかる破滅の予兆に、エリセの顔に恐怖が浮かんでいった。
「ひうっ⁉」
股に触れる冷たい感触。
視線を下へ向けると、ぴんと張られた鎖がエリセの股へと押し付けられていた。>>976
「な、にを、してっ……?」
「上ばかり責めていては、下が寂しそうだからな」
セミラミスは静かに宣言すると鎖へと指を当てた。
ぽたぽた。
黒い滴が落ち、鎖の表面を伝い覆っていった。
「貴様へと打ち込んだ毒は十倍に希釈したもの。その原液がこれになる」
「っ、えっ……?」
エリセは呆然と呟いた。
今まで散々苦しめられた媚毒の原液。
肌に触れればどうなるか、想像すらしたくない代物だ。
「やっ、やだっ、やめらめっ、そんなのやめっ……!」
幼子のように首を振り、少しでも鎖と現役から遠ざかるエリセだったが、
「たっぷりと味わえ。――――我の顔を傷つけた責、その身で償ってもらおう」
セミラミスの無慈悲な宣告が下され。
「~~~~~~~~~~っ♡♡♡♡♡♡」
声にならない絶叫。
叩きつけられる快感に意地も誇りも理性も何もかも弾け飛び蹂躙され、快楽一色に塗りつぶされてしまった。>>977
じゃらららんっ!!
エリセの股にあてられた鎖が音を立て、猛烈な勢いで前後に往復している。
鋸を引くような動きと共に、エリセの理性が切り裂かれずたぼろになっていく。
高速で往復する鎖により媚毒の原液が股に飛び散り塗りつけられる。
押し付けられる形になったクリ.トリスが鎖に弾かれ潰され、媚毒まみれにされいたぶられていった。
「おっ、ほっ♡をほっ♡うあっ♡あぁぁぁぁぁあぁあぁあぁあんっ♡♡♡♡」
エリセは必死に身をよじりのがれようとするが、四肢に巻き付いた鎖により、体はしっかりと固定されてしまっている。
両手両足を四方に伸ばされたX字状の磔。
エリセの体重は股の下の鎖に全てかかってしまっており、自らの重みで鎖へとクリ.トリスを押し付けることになる姿勢だった。
「ひっ♡あがっ⁉ むりっ♡♡こわれるぅっ♡♡むりむりこわれちゃうからぁっ♡♡♡」
媚毒の原液と吹きだした愛液のカクテルで、エリセの股間はびしょ濡れになっていた。
前垂れはいつの間にか取り払われ、ふんどし状の下着が露出している。
ぐっしょりと液体を吸った下着にはクリ.トリスが張り付くようにして浮かび上がり、鎖の往復運動によりいたぶられていた。>>978
「我特性の媚毒の味はどうだ?言葉にできぬほど素晴らしいだろう?文句があるなら言ってみるがいい」
「っ♡、っ♡♡♡」
いたぶるようなセミラミスの言葉にも、エリセは喘ぎ声を返すことしかできなかった。
涙と愛液をまき散らかし泣き叫ぶことしか、今のエリセには許されていなかった。
正義の魔法少女プリズマ☆エリセ、誇り高き戦士としての少女は既に擦り潰され、ただ快楽に溺れる無力なメスがそこにいた。
「そろそろ降伏し敗北を認める気になったか? 我の僕、奴隷になると誓うのなら、貴様の望みを聞いてやることもできるぞ?」
快楽地獄に垂らされた、蜘蛛の糸を装った勧誘。
見え透いた破滅への誘いに、しかしエリセは縋り付いてしまった。
鎖の動きが緩やかになった瞬間、必死でセミラミスへと懇願を始める。
「なるっ♡なるからっ♡なるからこれをとめてぇぇっ♡♡♡」
「なんだ?聞こえないぞ?他人に頼みごとをしたいのなら、きちんと敬意を示すべきだろう?」
「っ……♡♡」
エリセは歯を食いしばった。
敵であるセミラミスに頭を下げる屈辱、死にたくなるほどの情けなさと自らへの失望。
正義を捨て悪へと落ちていく恐怖。>>979
あらゆる負の感情と葛藤が荒れ狂い、エリセの心を砕いていった。
最後の一線、人としての尊厳を手放すまいと踏みとどまろうとしたエリセだったが、
「あぁぁぁぁっ⁉♡♡♡♡」
鎖の前後運動が速度を取り戻した瞬間、ちっぽけな矜持は砕け散ることになる。
絶頂。屈服。止まらない絶頂と屈服と絶頂と屈服と敗北。
髪を振り乱しイキ狂い、エリセは心からの敗北アクメを決めてしまった。
「なひますうっ♡♡せみあみふさまのしもべになりまふぅっ♡♡♡どうかわたしを、しもべにしてくらさいませぇぇっっ♡♡♡♡」
恥も外聞もなく懇願し、セミラミスへと媚びる笑顔を見せるエリセ。
快楽に心を折られ屈服した魔法少女の姿に、セミラミスは柔らかく微笑む。
鎖の動きを止め、コツコツとエリセへと近づいていった。
「ようやく言えたな。我は寛容な主人だからな。僕には褒美を取らせてやることにしよう」
「ほう、び……?」
脱力しきった体で、エリセはぼんやりと呟いた。
ほうび、ご褒美。
貰えると嬉しいもの。
なのになぜだろう。
うつくしくやさしく微笑むご主人様が、こんなにも怖く見えるのは―――>>980
「ひあっ⁉」
ひきつった声がエリセの喉から飛び出す。
くちゅくちゅ、ぐちゅちゅんっ。
セミラミスがエリセの股の割れ目を撫でまわし、指を膣へと潜り込ませていった。
ぐっしょりと濡れた膣は異物を拒絶することなく、指の第二関節までをあっさりと呑み込んでしまっている。
「何をしてっ⁉」
「我の僕となったことへの褒美、最初の贈り物だ。我自ら調教してやろう」
「やっ、やらっ、いらないっ! そんなのほしくな、っ、んんんっ♡♡♡」
膣の中ほど、腹側の一点をセミラミスの指先がかすめた瞬間。
未知の快感にエリセの体は跳ね、言葉を奪われてしまった。
「ほぅ、感度は良好のようだな。これならば良い性奴隷になりそうだ。鎖の動きも再開し、全身をしっかりと躾けてやることにしよう」
「なあっ♡♡⁉」
音を立て動き出した鎖に、叩きつけられる快感に、エリセは零れ落ちんばかりに目を見開いた。>>981
「うそっ、うそうそっ♡♡うそつきぃぃっ♡♡♡もうそれしないって、鎖はやめてくれるって言ったのにぃぃぃっ♡♡♡」
黒髪を振り乱し、嘘つき、嘘つきと泣き叫ぶエリセ。
セミラミスは唇の端を吊り上げると、器用に鎖を避けながら、膣への愛撫を激しくしていった。
「やぁぁぁぁぁんっ♡♡♡⁉」
「貴様、我を嘘つき呼ばわりしたな?やはりまだ、我の僕としての自覚が足りないようだ。貴様が心の底より我に忠誠を誓うまで、この責めは繰り返されると理解しておけ」
「ちかいますぅ♡♡ちかいますごふぇんなさい♡♡もううそつきなんていいま、せ、っあぁぁあっ♡♡♡⁉」
エリセが忠誠を誓っても謝っても。
セミラミスの責めは一向に止まらなかった。
足りない。まだ足りない。
エリセの全てを明け渡し魂よりの隷属を誓うまで、快楽地獄は終わらないのだった。
「ははっ!淫らなくせに出来の悪い下僕だな?貴様が良き僕になれるよう、こいつにも協力してもらおう」
こいつって何?
崩壊寸前のエリセの疑問の答えは、最悪の形で示されることになった。>>983
「あひあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡♡♡」
膣を抉る槍がキモチイイ。
「ここだろう?ここが弱いのだろう?」と押しつぶされることがたまらなくキモチイイ。
クリ.トリスをこする鎖もキモチ良くて、胸をもむ指もキモチ良くて。
負けるのはたまらなく気持ちよくて。
気持ち良くて壊れてしんでしまいそうで。
「あぁぁぁぁぁぁあんっ♡♡♡♡♡♡」
しにたくないエリセはころすことした。
魔法少女としての誇り、人間としての尊厳、セミラミスへの恨みと嫌悪感、藤丸に抱いた仄かな思い。
全部いらない、全部ころして捨てて生まれ変わろってしまおう。
セミラミス様の僕になるために。
堕ちて堕ちてどこまでも堕ちて行って――――――>>984
「――――エリセ?聞こえてる?」
自らへとかけられた声に、エリセはくるりと振り返った。
「ん? 藤丸何? ちょっとぼーっとしてたみたい」
「ぼーっとって……。本当にもう大丈夫なの?」
ぐいと身を寄せ、エリセの顔を覗き込んでくる藤丸。
心配そうにする琥珀色の瞳へと、エリセは笑いかけた。
「体ならもう大丈夫だよ。まほうしょ……厄介ごとの方も片付いたし、何も問題ないからね」
ひらりと手を振ると、エリセは藤丸と別れ家路を歩いていった。
町は平和そのもの。
セミラミスを倒したことでシャドウサーヴァントの発生も収まっている。
魔法少女プリズマ☆エリセは藤丸という友人もでき絶好調で、気分はこれ以上なく爽快だ。
「ふふん。私だってやればできるんだ。セミラミス様くらい、私一人で十分だったもんね」
町を行くエリセの足並みは軽やかだった。
何の憂いも無いかのように。
かつての敵に「様」をつけて呼んでいることにも気づかないまま、上機嫌で歩いて行ったのだった。>>985
「あぁ、滑稽でたまらないな」
水鏡で遠視の魔術を行いながら、セミラミスは楽し気に唇を歪めた。
「プリズマ☆エリセはとうに敗北しているというのに、気が付けないとは愚かで愛らしいな」
セミラミスが水鏡へと触れると、波紋が広がり映る像が変わっていった。
学生服のエリセは白と青の魔法少女の姿へと。
そしてデザインはそのままにどす黒い衣装へと、墨を落としたように変わっていった。
堕ちた魔法少女。
今水鏡に映っているのは一週間前、エリセが心を折られセミラミスへの服従を誓った瞬間だ。
膣を槍の柄に抉られのけぞり痙攣し、洪水のごとく愛液を垂れ流す魔法少女。
快楽に泣き叫びセミラミスに心から屈服し、完全敗北をしてしまったプリズマ☆エリセ。
白の衣装は汚され漆黒へ、青の紐帯は血を思わせる真紅へ、肌には毒々しい文様が刻まれていき。
見開かれた瞳はどろりとした金色、セミラミスの金の瞳を濁らせたような、服従を表す色彩を宿しまたたいていた。>>986
「セミラミス様っ♡ どうかこの哀れなエリセめに、ありがたいご命令をお与えくださいっ♡♡」
胸の下で腕を組み体をしならせ、胸を強調するように揺らし媚び媚びの笑顔を浮かべていたエリセ。
潔癖で誇り高く、不器用だが優しい魔法少女は変わり果ててしまっていた。
セミラミスの命令こそ至上。絶対服従にして迅速に従うべき対象。
丹念に執拗に施された快楽調教により、エリセは完全に堕ちてしまっている。
「ふふっ、これからが楽しみだな」
水鏡の映像を切り替え、セミラミスは現在のエリセの様子を眺めた。
生まれ変わったエリセへと与えたものは二つある。
一つはセミラミスに敗北した記憶を封印し姿を偽り、時期が来るまで今まで通り生活するようにという命令。
魔法少女はエリセの他にも存在しており、セミラミスは毒を得手とする女帝だった。
エリセという毒を仕込むことで、魔法少女達を全滅へと追い込んでいくつもりだ。>>989
お疲れ様です。R-18スレの方でいろいろエリちの妄想レスしてた者ですが、ヒロピンリョナ大好物なので、初戦で手も足も出ずにやられてはボロ雑巾状態になっちゃうエリち最高でした。工場跡地なので叩きつけられた影響で埃やら砂やらにまみれた姿が想像できました。再戦での闇落ち敗北も素敵なエリち良き……
あと新スレの方ですが、時間あるので自分建ててきます。初めてで上手くできるかわかりませんが、やってみようと思います。次スレ建ててきました。初めてだったのと行数オーバーしてたのである程度行間を埋めたりしたのでしっかり建ってるといいのですが……
>>949さんの素晴らしい作品に感化されて自分も久しぶりに書いてみようと思い、フィオレお姉ちゃんの魔法少女パロSSを書いてみました。
エロ無しのヒロピンオンリーな内容となってます。
服装に関してはまんま美遊衣装で武器はケイローン先生の弓となってます。
一時間ちょっとで書き上げた作品なので色々ツッコミどころの多い作品かと思います。すみません……
ある日、偶然山の中で魔獣と戦う魔法少女カレイド☆サファイアことルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトから魔法少女としての才能を見出されたフィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア。何より魔法少女に変身する事で彼女の不自由な脚が治るという誘惑には抗えなかった。こうしてその日以降、彼女は人知れず魔法少女プリズマ☆フィオレとして、同じ魔法少女であるグレイやエリセたちと共に悪しきエネミーやシャドウサーヴァントと戦う日々を送っていた。>>992
「この瘴気……あちらの方からですね」
夜の郊外の林の中を駆けていくフィオレ。怪しい気配を察知した彼女が林を抜けてたどり着いたのは廃墟となった街であった。誰も立ち寄らなくなった古びたビルが立ち並ぶ廃墟の街に足を踏み入れたフィオレは早速魔法少女へと変身した。彼女の格好は同年代の子に比べて豊かに育った胸やお尻を強調するかのような競泳水着のような姿となっており、片手には彼女の主要武器である弓が出現する。
変身を完了し廃墟の街を探索していると、目の前の建物の影から石の巨像のような巨人が姿を表した。
「スプリガン…!?イングランドで語られている伝説の巨人まで!?」
フィオレより遥かに巨大なその巨人はフィオレを見つけるなり雄叫びをあげる。そしてそのまま左手に持った石柱のような得物をフィオレ目掛けて振り下ろしてきた。一瞬スプリガンの雄叫びに怯みはしたもののフィオレはその攻撃をバックステップでかわす。
「くっ……なんて破壊力なのっ!」
石柱が振り下ろされたアスファルトは瞬く間に破壊され亀裂が走っていた。距離を取ったフィオレはそのまま魔力で矢を生成すると弓を構えてスプリガン目掛けて放つ。しかしスプリガンは手にした石柱でそれらをまとめて叩き落とした。
「攻撃だけでなく防御も硬い……!」フィオレの矢を叩き落としたスプリガンはすぐさまフィオレ目掛けて全速力で向かってくる。僅かに反応の遅れたフィオレは再びスプリガンの振り下ろした石柱は回避したものの、続けざまに真横から放たれたもう片方の腕による強烈なビンタを全身で浴びてしまう。>>993
「むぐぅ!?」
自分の身長ほどの大きさのある掌で全身をビンタされたフィオレはそのまま廃墟のビルの外壁に背中から猛スピードで叩きつけられてしまう。
「あ……うぅ………」
ビルの外壁に大の字で磔にされたフィオレ。パラパラと細かい瓦礫が衣装に付着している。壁に埋まった状態から抜け出そうとするフィオレに対し、スプリガンは立て続けに石柱を薙ぎ払った。
「きゃああぁぁああッ!!」
外壁を突き抜け、そのままビルの中にある壁に次々と激突するフィオレ。ビルの中にある使われなくなったオフィスのような一室に突っ込んだところでようやく少女の身体が停止する。壊れたまま放置されたパソコンの画面に頭から突っ込んだ状態でピクピクと痙攣したまま倒れるフィオレ。
「……駄目、立たなくちゃ。私が……立たなくちゃ……」
頭を壊れたパソコンから引き抜くと、頭から血を流しながら弓を支えになんとか立ち上がるフィオレ。自慢の紫のレオタード衣装はすっかり埃まみれで白く汚れていた。そのまま痛みを堪えながら穴の空いた壁に向かって再び生成した弓を放つ。ビルの中から放たれた矢をスプリガンは先程同様石柱でガードする。しかし次の瞬間、矢を防いだ石柱は大爆発を起こし粉々に破壊される。
「今放ったのは爆発性の矢です。貴方なら必ずその武器で防ぐと確信しましたから」
驚くスプリガンの上空には既にビルから脱出したフィオレが矢を構えていた。
「これで……」>>994
しかし次の瞬間、スプリガンはすぐさま破壊された石柱を放り捨てると、フィオレのいる上空まで大ジャンプしてきた。
「なっ……!?」
巨体だからと油断したフィオレが弓を放とうとするよりもスプリガンの渾身の拳がフィオレに直撃した。
「ぶふぅっ!!?」
真正面から巨大な拳を食らいまるで拳に抱きつくような体勢になるフィオレ。ぐぐぐ…と力を込めた巨大な拳はそのままフィオレの体を真下にある地上目掛けて凄まじい勢いで叩き落とされた。
「……がっはぁッ!!」再び背中から激突し胸の中の空気を残らず吐き出してしまったフィオレ。近くに着地したスプリガンの振動を感じながら、次に見たものはスプリガンの巨大な足の裏だった。
「んぐぅ!あぐぅ!がはぁ!?」
何度もスプリガンの強烈な踏みつけを喰らうフィオレ。廃墟の街一帯に響くほどのスプリガンの体重が乗ったその攻撃を受ける度に地面により深く沈んでいく魔法少女。>>995
ーーー何度踏み潰されただろうか。ようやく攻撃が止む頃には、アスファルトに大きなクレーターができていた。
「………」
その中心でピク……ピク……と僅かに痙攣したままめり込んでいるフィオレ。最早虫の息となった彼女の手から離れた弓を脚で転がすスプリガンは勝利を確信したのかその場から立ち去ろうとする。
「………私が……立たなく…ちゃ………」
スプリガンが振り返るとクレーターの中心から這いながら出てくるフィオレ。全身土まみれの泥まみれ、埃で汚れた衣装は破れて至る所に穴が空いていた。
スプリガンは今度こそトドメを刺すため、武器を失ったフィオレを叩き潰そうとする。
「いいえ……私の…切り札は……既に…放って………」
次の瞬間、天空から放たれた一筋の矢がスプリガンの身体を一直線に貫いた。
「天蠍一射(アンタレス・スナイプ)」
スプリガンの石像のような体は忽ち崩壊し消失した。
「はぁ……はぁ……なんとか…勝て……」
勝利に安堵しうつ伏せのまま気絶してしまったフィオレは数時間後、駆けつけたグレイによって救出されるのであった。
【終】>>996
以上になります。
尺の都合&あまり書いた事がない為、直接的なエロ描写を書けずヒロピンオンリーになってしまいましたが、楽しんでいただけたら嬉しいです。次スレのため埋めます
R-18なSS総合スレッド 七巻
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