痛いと思われつつもやっぱりやっちゃうこの妄想!
インフレがどうとかそんなのは置いといて吐き出してみよう!
実際に登場しそうなものをガチで妄想するもよし、とにかく自分の趣味やネタに走るもよし
※あくまでも妄想なので他人の妄想へのダメ出しはなしの方向でお願いします
次スレは >>960 さんが建ててください
前スレッド ぼくの考えたサーヴァント19
https://bbs.demonition.com/board/11060/
《でもにっしょんch僕鯖僕鯖スレまとめwiki》
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/
参考推奨サイト
本家ぼくのかんがえたサーヴァントwiki
http://bokusaba.wiki.fc2.com/m/
タイプムーンwiki〔特にサーヴァント(スキル)〕
https://typemoon.wiki.cre.jp/wiki/鯖作成のテンプレ
【元ネタ】
【CLASS】
【マスター】
【真名】
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】
【身長・体重】cm・kg
【肌色】 【髪色】 【瞳色】
【スリーサイズ】
【外見・容姿】
【地域】
【年代】
【属性】・
【天地人属性】
【その他属性】(人型、竜属性、愛するものなど)
【ステータス】筋力: 耐久: 敏捷: 魔力: 幸運: 宝具:
【クラス別スキル】
【固有スキル】>>2
【宝具】
『()』
ランク: 種別: レンジ: 最大捕捉:
【Weapon】
【解説】
【人物像】
特技:
好きなもの:
嫌いなもの:
天敵:
願い:
【一人称】【二人称】【三人称】
【セリフ例】
【因縁キャラクター】
【他クラス適性、変化傾向】
《詳細なテンプレ》
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%C6%A5%F3%A5%D7%A5%EC%A1%BC%A5%C8%BD%B8https://bbs.demonition.com/board/9971/
前スレが落ちるまではそちらに投稿お願いします。【元ネタ】史実、天神信仰
【CLASS】アヴェンジャー
【真名】天神・菅原道真
【異名・別名・表記揺れ】天満大自在天神、火雷天神
【性別】女性
【身長・体重】160cm・54kg
【肌色】青白い肌 【髪色】灰色 【瞳色】紅梅色
【スリーサイズ】76/60/77
【外見・容姿】
生気を感じられない青白い肌の衣冠束帯姿の女性。
【地域】日本
【年代】845年8月1日~903年3月26日
【属性】混沌・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B+ 魔力:B 幸運:E 宝具:A【クラス別スキル】
復讐者:E
復讐者として、人の怨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。怨み・怨念が貯まりやすい。
周囲から敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。
忘却補正:A
人は忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
忘却の彼方より(つまり、相手が忘れきった時に)襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化する。
自己回復(魔力):D
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。
対魔力:A+【保有スキル】
神性:A
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。
天神乗り:A
騎乗の亜種スキル。
アヴェンジャーの雷神としての能力、雷雲を呼び出し騎乗する。
雷雲に騎乗中は魔力放出(雷)を使用可能。
天神の叡智:A+
並ぶもの無き学問の神としての叡智を示すスキル。
比較神話学から電気工学までありとあらゆる学問系のスキルにA~Bランクの習熟度を発揮する。
但しスキルを他者に授けることは出来ない。【宝具】
『清涼殿・冥雷神火(せいりょうでん・めいらいしんか)
''ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:5人''
あらゆる命を死に至らしめる冥界の雷霆を右足に纏い放つ必殺の蹴り。
当たれば即死の生者特攻の一撃、例え外れても幸運と生命力と運命力が揃っていなければ撒き散らされる死穢によりいずれ死に至る。
それは決して死穢の許されない清涼殿であっても例外ではない。
生物としての死を経験していない無生物の英霊、死に捧げられし身スキルの保有者、冥界の関係者には効果が薄い。
【Weapon】
『太刀』イメージカラー:稲妻の色
特技:雨乞い
好きなもの:漢詩、醤油ご飯
嫌いなもの:桃、太宰府
天敵:藤原時平
願い:特に無し
【一人称】アタシ 【二人称】アンタ 【三人称】アイツ
【因縁キャラ】
丑御前:伝承によれば北野天神の子、つまり菅原道真の子ということになる。
源義平:死後雷になって復讐した者繋がり、自身の宝具は彼の逸話から着想を得たらしい。【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】キャスター
【マスター】主人公 (Grand Order)
【真名】テイレシアス
【性別】女
【身長・体重】172cm・65kg
【肌色】白 【髪色】白 【瞳色】黒
【スリーサイズ】B92 W65 H93
【外見・容姿】裸体の上からローブのみを纏った女 2匹の蛇が交差する杖を持つ
【地域】ギリシャ
【年代】神代
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:C 魔力:A+ 幸運:C 宝具:EX
【クラス別スキル】
陣地作成:B
道具作成:C>>12
【解説】
古代ギリシャにおいて、オイディプスやオデュッセウスなど数々の英雄の伝説に登場する大予言者。
神話上において何度も男と女を行き来した逸話を持ち、最初の性別すら定かではない。
元々は少女で、アポロンを拒絶して男にされたという話もあれば、最初から男だったという話もある。
どの場合においても、神々によってひどく振り回される事は変わりない。
特に有名な話では、ゼウスとヘラが『男と女が交わった時、より強く快感を得るのはどちらか』と言い争っていた。
どちらも相手の方が感じている事にしたいので、男女両方で交わった経験を持つテイレシアスに尋ねた。
彼が『10に分けるなら女が9で男が1です』と言ったため、ヘラの機嫌を損ねて盲目にされた。
ゼウスがその詫びとして予言能力と7つの命を与えたのだという。
…痴話喧嘩は人を巻き込まずにやってほしいものである。>>13
老人のような言葉遣いの女性。
その神仙のごとき佇まいや老い枯れた口調に似合わず、性根は割と軽い。
『ピンチはチャンス』がモットーであり、性別を変えられた時は速攻で異性を誘って楽しむタイプ。
未来に関してもできるだけ教えあげたいと思っているが、理性で抑えて慎んでいる。
特技:あらゆる占術
好きなもの:楽しいこと
嫌いなもの:神のわがまま
天敵:アポロン
願い:本来の自分の姿を知る事
【一人称】ワシ【二人称】キミ【三人称】彼・彼女
【セリフ例】
「我が名は予言者テイレシアス。魔術師よ、キミに神託を与えよう。
あっ!あんま良くない結果が出てもワシ責めないでね!
あとワシが予言した未来は変えられないから、『死ぬ』とか出たらご愁傷様!」
「どんなに未来の事は見えても、過去は全く見通せぬ。
ワシがかつて何者であったのか、もはや思い出せないのじゃよ…」>>15
パリス
「うわっアポロン様おるやん!
顔合わせたくねぇな~…マスター、いったんキミの部屋に逃げ…
ウゲーッ!こっちにもおるんじゃが!?」
カイニス
「ウム…まぁその…お互い大変だったな。
よりにもよってポセイドン様との因縁とは、難儀じゃのー!
ん?ワシか?えーとアポロン様、ゼウス様、ヘラ様、ミューズ様、アフロディーテ様…くらいかのう?
…ど、どうしたそのげんなりした顔は!」「全力なら乃公(オレ)に敵うディアドコイはおらんぞ! まあ全力を出すには一国を賄える程のリソースがいるが……そこはそれ、なんとか工面してくれい」
【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【真名】セレウコス1世
【異名・別名・表記揺れ】勝利王(ニカトール) 救世主(ソーテール) 戦象の軍主(エレファンタルコス)
【性別】男性
【身長・体重】215cm・155kg
【外見・容姿】雄牛を思わせる巨体の老翁。錨の印のついた指輪をつけ、イスカンダルの鉢巻(ディアデマ)と双角の兜を被る。
【地域】マケドニア、シリア
【年代】前4世紀~前3世紀
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型 王 神性
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷D 魔力C 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。>>17
【固有スキル】
陣地作成:A+
本来はキャスターのクラススキル。自身に有利な陣地を作り上げる。
セレウコスの場合は数多の都市(ポリス)、植民地(カトイコイ)の建設者としての伝承に由来する。
神性:C
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
アポロン神の子とする伝承があり、その証として錨のマークが刻印された指輪を持つ他、
没後、息子に神格化された結果ゼウス・セレウコスとも評されたという。
解放のカリスマ:A
レムノス島で解放者と讃えられたセレウコス一世の独自の「カリスマ」。
味方の統率・士気の向上に加え、敵勢の統率力・士気を低下させる効果も発揮する。
セレウコスのカリスマ性は、かつての善政を懐かしんだバビロンの民から帰還を喜ばれ、デメトリオスの軍勢に主を見捨てさせた事もあった程だったという。
生前はその求心力故かセレウコス・ソーテール(救世主)とも呼ばれていたとか。
なのにスキル名が救世のカリスマでないのは、本人の「息子やプトレマイオスの奴と被るのは嫌だ」という意向に依る。>>19
【宝具】
『王の表象(エレファンタルコス・バシレイオー)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:50、5~30、5~99 最大捕捉:1000人、200人、1000人
セレウコス朝の王権を神秘として具象する戦車(チャリオット)。
王朝のシンボルたる錨、2本の角を持つ馬、象の三つの形態を有する。
停止時は錨の形態――ギリシャの太陽神アポロンの加護により敵意を削いで平穏をもたらす魔術式の錨(楔)として機能し、
走行中は馬の形態――装甲を施した4頭の馬が牽き、巨大な刃や槍で武装したペルシア式の鎌戦車となって戦場を駆け巡る。
そして、真名解放時は象の形態――戦車と搭乗者が巨大化し、戦車を牽く輓獣も4頭の馬から4頭の戦象に置き換わる。
この戦象は単なるインド戦象ではなく
(セレウコス朝の硬貨に4頭の戦象に牽かれる戦車を駆る女神アテナの姿が描かれている事から)女神アテナの神獣であり
セレウコスが月護王チャンドラグプタより譲り受けた500頭の戦象の力をインドの神秘として内在する兵器であり
イプソスの戦いで合流を試みた騎兵軍団を阻み勝利を決定づけた『動く城壁』でもある。
その多機能はセレウコス朝が束ねた複数の文化が有する多面性の証であるが
セレウコス本人としては文化の融合を果たせなかった無念の象徴でもあるらしい。>>20
『其は、王令にて象りし四都(テトラポリス・ティス・スリアス)』
ランク:A+ 種別:結界/対国宝具 レンジ:???? 最大捕捉:????
「古代世界におけるもっとも驚嘆すべき所業の一つ」とまで評されるセレウコスの都市建設及び植民事業、
その中でも特に著名な四大都市を固有結界の亜種(結晶)として召喚する宝具。
父の名にちなむアンティオケイア、母の名にちなむラオディケイア、妻の名にちなむアパメイア、己が名にちなむセレウケイア・ピエリアの四都市からなる。
平時は名前の元となった人物の姿で行動し、各々がサーヴァントにも匹敵する力と都市の如き堅牢さを発揮する。
しかし、それはセレウコスの意思によって象られた偽りのカタチ。
その本質は生前都市に宿した人工精霊を利用し、彼らの心象風景を結晶化した亜種固有結界なのである。
各々の真名(都市名)をセレウコスが解放する事で、都市は擬人化(結晶化)を解き、各々が有する心象風景を固有結界として敷く。
(セレウコスの心象風景というわけではない)
『其は、覇道を極める中枢(アンティオケイア)』
セレウコス朝の首都にして最大の都市であるアンティオケイアの心象風景は、人が群れ為す巨大都市。
文化都市でもあったアンティオケイアは、何よりも物理的・神秘的な大質量によって他を圧倒する。
また、ゼウス神とも縁深く、神罰の雷を敵対者に向ける武器とできる他、
ゼウスの神鳥である鷲が供物を運んだ場所に建設されたという逸話から、一時的な縮小&空中飛行による設置箇所の変更も可能。
高高度からの急速降下による“押し潰し”は対城宝具に匹敵する威力を発揮する。>>21
『其は、東西を繋ぐ港湾(セレウケイア・ピエリア)』
アンティオケイアの外港でありオリエントとヘレニズム国家を結びつけたこの都市の心象風景は、アンティオケイアを支える港湾都市。
展開後に海との結節点がある場合にしか展開できないが
一度展開すればその機能――海洋の龍脈の流れから魔力を引き出し、アンティオキアへ受け渡す補給地点として機能する。
龍脈の魔力を吸い上げるのではなく“流れ”という概念そのものから魔力を引き出す一種の永久機関。
これ自体の展開・維持に必要な魔力を差し引いても、アンティオキアの維持コストを大幅に削減してくれるが
アンティオキアの維持以外に利用できないように魔力が加工されてしまう為、別の用途に使えないという欠点がある。
『其は、大海を臨む白砂(ラオディケイア)』
海に臨むラオディキアと喚ばれたこの都市の心象風景は、白い海岸を持つ港湾都市。
他のラオディケイアと区別する為に付けられた海を臨むとの異称が概念となり、どこに展開しようと地中海の海水を引き込み、疑似海岸を作り出す特性を得た。
使いようによってはバビロニア戦争で見せたような水計も繰り出せるが、地形変化や塩害など悪影響も大きい。
『其は、覇道を拡げる要塞(アパメイア)』
愛妻の名を冠し軍事植民地でもあったこの都市の心象風景は、軍需物資を山積した要塞都市。
展開後は見た目通りの要塞として機能する他、
駐在する数多くの象兵(インドイ)や騎兵(カタフラクト)、歩兵(アルギュラスピデス)を固有結界の外へと繰り出す事も可能。
聖杯戦争では最も使い出のある固有結界ではあるが、軍需物資が尽きてしまうと心象風景との不一致から自壊してしまう為
魔力とは別に兵団を養う為の様々な物資を固有結界の外から運び込まなければならないという欠点を持つ。>>22
『勝利の神威(ニカトール)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
死後、我が子によってゼウス・ニカトール(あるいはゼウス・セレウコス)として神格化された逸話に由来する第三宝具。
己の霊基を根底から組み換え
ギリシアのゼウスやアポロン、ゾロアスター教のミスラ、バビロニアのマルドゥクなどといった縁のある神霊と霊基を合一する。
すなわち、自らの神霊複合体(ハイ・サーヴァント)化である。
この状態のセレウコスはセレウコス王朝そのものを神格化した神霊とも言え、一国にも比肩する力を有するが
自らの死後の伝承に由来する宝具であるが故に、そう遠くない内の「己の死」を運命レベルで約束する自爆宝具としての特性も有する。
【Weapon】
『コントス』:アケメネス朝のペルシア重騎兵(カタフラクト)に用いられた騎槍。
セレウコス本人が使い慣れているのはクシュストン(マケドニアの騎槍)なのだが
ギリシアとペルシア、双方の兵を使いこなしたセレウコスは、象徴的な武器としてこの武器を備えるようになった。
『銀盾』:マケドニア軍の精鋭歩兵部隊『銀盾隊』が用いた盾。
セレウコスは東征軍においては銀盾隊の指揮官の一人であり、セレウコス朝は同名の親衛歩兵隊を設立していたという。>>23
【解説】
セレウコス朝シリアの祖。征服王イスカンダルに仕えた武将であり、王の没後、ディアドコイ戦争で覇権を争った群雄の一人。
ディアドコイ戦争初期は弱小であり、他のディアドコイの思惑にも振り回されたが、やがて東方世界(アジア)にて雄飛。
軍才を開花させディアドコイ最大の勢力を築いたが、その絶頂期にプトレマイオス・ケラウノスに暗殺された。
†
征服王イスカンダルの東征に随従した武将の一人。
ヒュパスピスタイ(近衛歩兵部隊。後の銀盾隊)の指揮官の一人だったというが、東征では大きな活躍は見せていない。
イスカンダルのディアデマを手にしたという逸話はあるが
これは後に王権を得た事を正当化する為のプロパガンダと思しく、事実かどうかは疑いが残る。
しかしながら、東方人の妻アパメーを他のディアドコイのように離縁せず、生涯大切にした事が後に王権に利したのは事実であった。
イスカンダルが没した後に行われた残された諸将による次代の覇権争い、
いわゆるディアドコイ戦争では、摂政のペルディッカスに仕える騎兵指揮官としてキャリアをスタートさせる。
しかし、プトレマイオスらの裏切りによってペルディッカスが暗殺される(セレウコスも関与していたとも)と
セレウコスはペルディッカス派を裏切り、その報酬としてアンティゴノス派からバビロンの太守に任命される。
この役職は実態を伴わなかったが、セレウコスはバビロンを旧ペルディッカス派から奪取し、群雄としての基盤を固めていった。>>24
アンティゴノスとエウメネスの戦いでは、アンティゴノスの側に立って戦い、エウメネスに苦杯を舐めさせられながらも勝利に貢献。
しかし、戦後はアンティゴノスとの敵対し、為す術もなくバビロンを奪われた。
その後はエジプトのプトレマイオスの下でアンティゴノスと戦う。
アンティゴノスが他のディアドコイと戦っている隙に、プトレマイオスに与えられた僅かな兵を率いてバビロンを再奪取。
バビロン市民の支持の下、アンティゴノス派の再攻撃を退け、他のディアドコイ同様に王を名乗った。
アンティゴノスがプトレマイオスとの戦いに専念している間に、セレウコスは東方世界へと支配権を急速に拡げた。
この勢力の急拡大は彼自身の軍才もあるが、東方人の妻アパメーを離縁しなかった事で現地人の信用を得られたのも大きかったという。
その後、マウリヤ朝チャンドラグプタと(の戦いで敗北した末に?)婚姻同盟を結び、領土の割譲と引き換えに象兵500騎を入手する。
こうして手に入れたペルシア騎兵と象兵という軍事力が、彼を最大最強のディアドコイの座に押し上げる事となる。
アンティゴノス派と反アンティゴノス同盟(セレウコス、プトレマイオス、リュシマコス)が戦ったイプソスの戦いにおいて、
セレウコスは象兵の衝力は重視せず、敵の騎兵の機動を妨害する(馬は象の匂いを嫌がる)防壁として用いる事で勝利を収めた。
局地的勝利に酔って深追いしたデメトリオスの騎馬軍団とアンティゴノスの本軍を象兵によって分断し、孤立したアンティゴノスを討ち取ったのである。
この功績によってセレウコスはディアドコイ最強の勢力となったが、その勢威を危険視したプトレマイオス、リュシマコスが同盟を結んでセレウコスと相対する。
これに対しセレウコスは先に破ったアンティゴノスの息子デメトリオスと同盟を結び、プトレマイオスらに対抗した。>>25
以後しばらくの間、セレウコスは広大な領土の再整備と支配権の確立に邁進した。
数多の都市建設と通貨の統一の推進事業は、東西を結ぶ交易国家としての大繁栄をセレウコス朝にもたらした。
軍事においても余念がなく、裏切ったデメトリオスを虜囚とし、リュシマコスをコルペディオンの戦いで敗死させた。
かくて己が帝国を盤石なものとしたセレウコスは満を持して故国マケドニアへの侵攻を図る。
しかし、この頃、幕下に加えていたプトレマイオス・ケラウノス(プトレマイオス1世の長子)は
マケドニア王にならんとする野心を抱いており、セレウコスを暗殺してマケドニア王となったのであった。
英主を失ったセレウコス朝は、以後、衰退と反乱によってしばらく勢力を減じていく。
またセレウコスの没後のセレウコス朝では農村部と都市部とで東西文化が分断が進み、ついぞ解消される事はなかったという。>>26
【人物像】
早すぎたコスモポリタン。冷徹な計算の上で動く、夢想的な情熱家。
イスカンダルが先鞭をつけ、子孫が打ち捨てた東西世界の融合という夢を、己の手で完成させる――
コスモポリタニズムという理想と東西世界の魅力、そして妻アパメーへの深い愛情の故に、彼はその志に邁進する。
領土を押し拡げたのも軍事力を拡大したのも、東西交易路の安全を確保し、流通を活発化させる為のもの。
チャンドラグプタとの和約に伴う領土の割譲も、東方安定を大目標にして領土欲は二の次だった事の現れ。
また、ペルディッカスを裏切ったのも、他のディアドコイ麾下の将として終わらなかったのも
その誰もが東西文化の融合という理想を持つ同志ではないと見限ったためだったのだ――と本稿では定める。
異文化に対する受容性や気宇の壮大さにおいてはイスカンダルに比肩する器を持つ覇王。
だが、常に主導権を握り先手先手で動くイスカンダルとは違い、セレウコスは好機が来るまで布石を打ちつつ待つ点が異なる。
その性質が故に、ディアドコイ戦争初期の動乱で横死する事なく、最大最強の勢力にまでのし上がれたのだが
寿命の大半を一武将として使い潰したのも、東西文化の融合が果たせなかったのも、そのスタンスが裏目に出た結果であった。
本人にとっては「マケドニアを制し、ようやく本当の夢に取りかかれるかもしれない」という状況で暗殺されたのが一番の後悔。
その無念を晴らす事が彼が聖杯を求める理由であるが、現代的価値観(グローバリズム)という視点を得た場合、願いは少し変わるかもしれない。【関連人物】
イスカンダル:偉大な大王にして自らに輝かしい夢を見せてくれた男。友情はあり主従の関係も崩さないが、直接的な忠誠心は抱いていない。
セレウコスはイスカンダルではなく、彼が体現しかけていたコスモポリタニズムにこそ忠誠を誓っていたのだから。
彼をディオニュソス神と混淆させて崇拝させたのも、純粋に政治的判断であり、敬意の故ではない。
プトレマイオス:友であり仲間であり後援者であり、覇権を争う障害ともなった男。
東西世界の真の融合を目指したセレウコスにとって、ペルシア文化を野蛮と忌み嫌った他のディアドコイは理想を阻む障害であった。
また、農村型国家を善しとしたプトレマイオスと、都市型交易国家を善しとしたセレウコスでは、王政の在り方についても相容れない。
ヘファイスティオン(フェイカー):「言いたいことは分かるが、結局のところ道が違ったのだからしょうがない」と涼しい顔で返答する。
彼の忠誠心は征服王自身やその帝国に向けられたものではなく、ただ彼の示した希望に向けられたものだったが故に、
彼女が怒る理由は推察できても、共感する事は出来ないのだ。
ダレイオス三世:かつて戦い、また後にその領土を受け継いだ者として、一定の敬意を払う。
ちなみにセレウコスの妻アパメーはスピタメネスの娘とする説が有力だが
セレウコス朝は彼女はダレイオス三世の娘だと主張していたという。「義父さん! 娘さんをください! なんてな」
パリス:パリス自身よりもセットでいるアポロンにショックを受ける。「親父殿はなにをやっとんじゃ……」>>28
アショーカ:チャンドラグプタの後裔であり息子の同盟相手でもあった王。
セレウコスと同じく様々な思想を受容した王である事から、非常に好意的に接する。
ロムルス:ローマはセレウコス朝に事実上のトドメを刺した国であり、ある意味では彼の夢を叶えた国でもある。
その創始者たるロムルスに対し、セレウコスは尊敬と敵意と嫉妬が綯い交ぜになった、複雑な感情を抱いている。
アルトリア:イスカンダルの後裔にして自身も採用した重騎兵(カタフラクト)制度の復刻者。
そんな縁から自らの弟子の如く扱い、馴れ馴れしい対応をする。「で、象兵は採用せんのか?」
リクエストにあったので作成してみました>>9
『真名観測』
【元ネタ】日本神話
【CLASS】プリテンダー
【真名】火雷神
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女性
【身長・体重】160cm・65kg
【肌色】青白い肌 【髪色】灰色 【瞳色】黄金
【スリーサイズ】76/60/77
【外見・容姿】
龍のような角と尻尾の生えた衣冠束帯姿の女性
【地域】冥界
【年代】神代
【属性】混沌・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:B 幸運:E 宝具:A【解説】
黄泉の国の伊邪那美命の体に生じた8柱の雷神の1柱、火雷神。
元々は京都の北野の地で祀られていた雷神だったのだが、清涼殿落雷事件が契機となり菅原道真の怨霊と結び付けられ、道真と同一視されることとなり現在では学問の神として信仰されている。
言わば彼女は役を羽織らされ、本物と同等の功績を残した者、よって彼女のクラスはプリテンダーと定義された。
【人物・性格】
クール系インテリ風残念美少女。
学問の神としての膨大な知識を有しているが、本人にその知識を活用する気が全くない。
一応菅原道真として振る舞っているが真名を隠す気がないため、菅原道真ではない事を指摘されれば素直に真名を明かす。
ちなみに好きな学問は比較神話学らしい。
イメージカラー:稲妻の色
特技:雨乞い
好きなもの:イザナミの胸
嫌いなもの:桃
天敵:イザナギ
願い:特に無し
【コメント】
リクエストのじゃないけどプリテンダーの菅原道真です。>>17
セレウコスをリクエストした者です、作成していただきありがとうございます。「久しぶりだな、マスター。いや、こっちでは『はじめまして』か?…失礼、気にしないでくれ。なに、呼ばれたからにはキッチリやるさ」
【元ネタ】都市伝説(あるいはあり得る史実)
【CLASS】ライダー
【真名】ジョン・タイター
【性別】男
【身長・体重】188cm・87kg
【肌色】白 【髪色】金髪 【瞳色】灰色
【外見・容姿】ガタイはよく、容姿もそれなりに整ってるが概ね一般的なアメリカ男性
【地域】アメリカ
【年代】不定
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:D 魔力:E 幸運:A 宝具:EX
【クラス別スキル】
・対魔術:-
持ち合わせていない。魔術と最も縁が遠いサーヴァントだろうとは本人の言。
・騎乗:C
乗り物を乗りこなす能力。タイターの場合、特に自動車などの機械的なものに対しては高い適正を発揮する。>>33
【固有スキル】
・単独行動:EX
マスターから離れた距離…どころか、マスターの存在しない時空でも活動が可能。「聖杯が存在しえない世界線」に到達しない限り、彼はどんな世界線でも活動が可能である。
・補助装置:B
未来に存在する非常に高度な技術を用いて作られた、高度な戦闘補助デバイス。まったくの空想の産物ではあるが、「未来人ならもっと高度な技術を持っているだろう」というイメージによって発現したスキル。
タイターの時代の科学は神秘を次々と解き明かし、現代の魔術のレベルをもとうに超越したそれは神の領域を今にも攻略せんとしている。これを使用しているタイターも「ただのいち軍人(自称)」でありながら名だたる英霊たちとも十分に戦える戦闘能力を得る。
戦闘時、筋力・耐久・敏捷ステータスが2ランクアップする。
・多世界解釈:A
タイムトラベルの根幹をなす理論。平行世界は無数に存在し、同じ世界線を遡るようなタイムトラベルは不可能である、故にタイムパラドックスというものは起こりえない(新たな分岐が生まれるだけなので)という理論。
あらゆるタイムパラドックス系の攻撃を一切シャットアウトする。
・観測者:EX
タイターのタイムトラベラーとしての在り方がスキルになったもの。
あらゆる世界線を渡り歩くタイターの特技であり、使命である。
別の世界線からの任務を受け、それを遂行する彼は、常人には不可能な「世界線を跨いでも記憶を保持する」ことが出来る。
故に、彼はこれまで観測してきた事象を決して忘れない。あらゆる情景を、選択を、分岐を、彼は観測し、記憶し続ける。>>34
【宝具】
『C204型重力歪曲時間転移装置 (タイムマシン)』
ランク:EX 種別:- レンジ:- 最大捕捉:-
タイターの持つタイムマシン──正確には乗り物に積載して使用するものだが──そのものの宝具。
本来は最大60年の時間跳躍が可能だが、サーヴァントとして召喚された彼のそれは大幅に機能を制限されている状態。
具体的には飛ぶ範囲は5年が限界であり、更にエネルギーの新たな供給が不可能なので起動は3回が限界。また、世界線の性質上、一度使えば契約したマスターとも今生の別れとなり、新たなマスターたりえる存在と契約できるかも運次第という代物。タイムマシンも「一人乗り」なのでタイターは必然的にその世界線の全てと別れを告げる。
現代における第二魔法を科学を以て再現するという文字通り規格外の宝具だが、正直まっとうな聖杯戦争においては無用の長物であろう。
『万路収束する選択(バタフライエフェクト)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
「示せ。この刹那、無数の岐路…、選択はここに定まった。さあ、まだ見ぬ世界へ進む時だ!『万路収束する選択(バタフライエフェクト)』!」
ひとつの行動によって2000年問題を解決した世界線を生み出したタイターの逸話を昇華した宝具。
次の己の行動を「ターニングポイント」に定め、無数の可能性、分岐を考慮し、最適な一手を編み出す。
その行動は世界線を変動させる重大なものとなり、彼の望む未来をより実現に近づける一歩となるであろう。【Weapon】無銘・銃。
未来の技術の産物であり、現代の技術では到底太刀打ち出来ない性能を誇る。
【解説】
タイムトラベルを語るのには欠かせない「実在した」タイムトラベラー。
2000年11月、アメリカのネット掲示板に突如として現れ、2036年からやってきたタイムトラベラーだと自称。タイムトラベルの理論や自身のいた未来の話、未来人である証拠などを掲示した。住人との交流を経て様々な議論を巻き起こし、2001年3月に「未来に帰還」した。
その使命はIBN5100を手に入れることであり、そのためにまず1975年にタイムトラベルし、更に自分が生まれた1998年に飛び、そこから2年間を過ごしたという。また、1975年に彼が起こしたとある行動によって、2000年問題は大したことにならなかった(かもしれない)らしい。
現在は彼の存在はフィクションであることがほぼ確定しているが、その存在はどういう訳か今もSFで取り沙汰され、多くの人を惹きつけてやまない。>>36
【人物像】
気さくだが仕事には忠実な軍人気質。元は米軍の人物なので当然と言えるが。
タイムマシンで幾つもの時代を見てきた一方で本人は『今』を大事にしている。どんなギャッキでも立ち上がることを己にも他者にも課し、安易な逃げを許さない。それは当然自身の能力であるタイムリープも含まれる。
そんな熱い面を持つ一方、過去の旅路では幾度とない『やり直し』を行った事も当然あるようで、本人は『その世界線を見捨てた』と自罰的に考えている。
「世の大抵のタイムリープものはク、ソだ。本人は世界を救った気でいるが、その実自分に都合のいい世界線に逃げ込んでるだけだ」
特技:機械の修理、バスケ
好きなもの:平穏な日常、ネットサーフィン
嫌いなもの:共産主義、戦争
天敵:千里眼持ち(過去を覗かれそうで何となく忌避感があるらしい)
願い:特になし(聖杯嫌い)
「願いはしないが…夢はある。もう叶わないけどな」
【一人称】俺【二人称】お前【三人称】彼、彼女、あいつ
【コメント】
型月的に許される存在なのか分かりませんが作ってみました。初めてゆえおかしな部分もあるかもしれませんがお許しください>>37
誤字修正
ギャッキ→逆境【CLASS】ライダー
【真名】イスファンディヤール/Isfandiyar
【性別】男性
【身長・体重】180cm・71kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運B+ 宝具A
【保有スキル】
対魔力:-
「不滅の聖性」を得た代償で消失している。
騎乗:A++
乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。Aランクで幻獣・神獣ランク以外を乗りこなす。イスファンディヤールは宝具の影響で例外的にこのランクを得ている。カリスマ:C+
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。集団戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。いずれ大国を率いるであろう王の器だったのだが、色々あってこのランクに落ち着いている。
心眼(偽):B
数々の冒険で磨かれた直感・第六感による危機回避能力。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。
神性:D
神霊適性を持つかどうか。神々の祝福、神代の肉体を与えられた事に由来する。
ザラスシュトラの洗礼:A
拝火教の開祖ザラスシュトラから洗礼を受けた証。拝火教の神々の加護に関連するほぼ全てのスキルに対してB~Aランクの習熟度を発揮出来る。イスファンディヤールがよく戦闘時に使用するスキルは「弓矢作成」による矢の高速連射。
【宝具】
覇道を征く七王威(ハフト・ハーン)
・ランク:A++
・種別:-
・レンジ:-
・最大捕捉:-
ライダーが生前に制覇した七つの偉業が由来。
『生前に武力によって捩じ伏せた七つの困難』を具現化させ、使用する事ができる。尚、具現化させた宝具が破壊された場合、修復不可となって破棄される。>>40
- 二頭のカルグ(Karg)
サイのような角を生やした二頭の雌雄異体の狼。象並みの巨体を有しながらも俊敏に動く事ができる。魔獣。
イスファンディヤールの放った矢の雨に弱り、そのまま頭を叩き割られて討伐された。
- 二頭の人喰い獅子
あらゆる猛獣が遭遇を避けたとされる雌雄異体の獅子。
イスファンディヤールの曲刀(シミター)によって首を切り落とされた。
- 火炎と毒煙の竜
火炎のブレスを放出し、毒煙を撒き散らす名も無き竜。その毒煙は、不死身の肉体を持つイスファンディヤールをして気を失わせる毒性を持つ。
二頭馬の戦車を駆るイスファンディヤールとの攻防で食道を剣で切り裂かれた後、グレイブで脳天を叩き切られた。
- 白髪の魔女
白い髪と黒い肌を持つ魔女。周囲を魅了する美貌を持ち、魅惑のドレスに身を包んでいる。
トゥランの将軍グルグサール曰く「魔女を無数の兵士ごとお前を滅ぼすだろう」と警告する程の存在。しかしイスファンディヤールは神々の加護のもと、魔女の魔術を無効化し、鎖で捕縛、頭を切って倒された。>>41
- 魔鳥シームルグ
英雄ザールを育てたシームルグとは異なる邪悪なるシームルグ。
イラン神話におけるもっとも神聖なる神獣であり、羽ばたく姿は吉兆の現れとも言われ、同時に神の栄光たる王と共にある鳥ともされている。
象を軽々と運べる程の巨体を誇り、その羽毛は治癒の力が宿っている。
イスファンディヤールは戦車を駆り、単独でシームルグと二匹の雛鳥をバラバラに切り刻んだ。
- 三年間の吹雪の中での行軍
降り積もる雪と、荒れ狂う暴風に晒され、それらを乗り越えた先にも乾燥した荒野が待ち構えていたとされる道程。これら自然の脅威を、神々に祈りを捧げて踏破した。
いかなる状況下・環境下に置かれても能力を損なう事なく、十全に能力を発揮できる。
- 大河越え
トゥランの将軍グルグサールは、イスファンディヤールの行軍を妨害する為に、戦場となる荒野で大河を作り上げた。
これに怒りを覚えたイスファンディヤールは、大河を超えてグルグサールの討ち倒した。
フィールドのいかなる敵・障害・足場の悪さをものともせず移動を可能にし、魔力を消費する事によって小規模の空間転移すらも可能にする。>>42
不滅の聖性(アムシャ・スプンタ)
・ランク:A
・種別:対人(自身)宝具
・レンジ:-
・最大捕捉:1人
ザラスシュトラの祝福により、天が授けた聖なる水に浸かった事で得た不死性。
かつて神代に存在し、神代の終わりと共に失われた『神代の肉体』と呼ばれる無敵の肉体。初代イラン王カユーマルス(聖典アヴェスターでは「ガヨーマルト」)が、最高神アフラ・マズダより与えられた金属の肉体。その再来。
青銅の鎧が肉体と一体化しているかのような姿をしている。そして所々に神聖さを表す紋様が浮き上がっている。
常時発動型の宝具。全ての魔性・悪性を一切遮断する対魔防護。不滅性を体現する神代の肉体故に凄まじい防御力を秘めており、あらゆる物理・概念による敵対干渉によるダメージを削減する。
ただ唯一、毒による耐性のみ持ち合わせておらず(ガヨーマルトの死因がアンリマユによる毒殺の為)、また伝承通り、両目は不死性を帯びていないので唯一の弱点となっている。
悪性封鎖(タクマ・ウルパ)
・ランク:B
・種別:対悪宝具
・レンジ:
・最大捕捉:1人
ザラスシュトラが不死性と共に与えた鎖が由来。
三代目イラン王タフムーラスが悪神を束縛した鎖が継承されたものとなっており、フェリドゥーンがザッハークを捕縛する際に使用し、またイスファンディヤールも魔女の捕縛に使っている。
真名開放せずとも「対悪兵装」として常時機能し、対象の悪性・魔性が高い程に拘束度と硬度が高まり、“縛る”という特性上空間転移と言った類いの移動方は一切無効化され、移動手段が遮断される。それ以外にはただの頑丈な鎖として機能するが、宝具であるが故に相手を拘束するには十分な性能を秘めている。また神性・聖性を持つ相手には余り機能しない。>>43
献身せし聖者の軌跡(スプンタ・アールマティ)
・ランク:C〜B+
・種別:対人・対悪宝具
・レンジ:1〜50
・最大捕捉:1人
生前、七つの道程と、大英雄ロスタムとの戦闘で編み出した、大英雄の無敵性と七つの偉業を封殺.する技術。イスファンディヤールの成す高速の七連撃攻撃。
神々の加護を纏った特殊な鏃を使った七発同時発射の高速攻撃で、これを弓以外の武器でも最大発揮できるように練られている。
懺悔すべき破滅への祝福(イスファンディヤール・マウト)
・ランク:EX
・種別:呪殺宝具
・レンジ:-
・最大捕捉:1人
ザラスシュトラにより予言されたイスファンディヤールを殺した者に降りかかる破滅の呪いが由来。
イスファンディヤールが何者かの手によって死に至った場合、消滅後に無条件で発動。対象を宝具やスキルを一切無視して呪殺.する。>>45
【解説】
ペルシャの叙事詩「シャー・ナーメ」に登場する不死身の英雄。イランの王グシュタースプの息子で、イランの王子。
聖典アヴェスターにおいて、その名は「強者、勇敢」を意味し、パフラヴィー語ではスパンダダートの名で呼ばれ「聖なる者(スプンタ・アールマティ)によって与えられた」という意味を持つ。
拝火教の開祖であるザラスシュトラの教えを守る者であり、神秘の衰退した当時のイランで拝火教を布教した最初の人物の一人とされている。そして洗礼を受け、ザラスシュトラから祝福として天から不死の肉体と、悪を縛る鎖、そして自らを討った者に降りかかる破滅の呪いを授かる。
当時、イスファンディヤールが活躍していた時代、王であったグシュタースプは王位を欲しがっていた息子であるイスファンディヤールを疎んでおり、無理難題を押し付けては謀殺を図っていたが、類い稀な武才と神々からの祝福を持っていた為全て失敗に終わっていた。
ある日、王位を約束した遠征の帰還中、グシュタースプの不在時に姉妹がトゥランのアルジャースプによって難攻不落の要塞に囚われた事が知らされ、イスファンディヤールは救出の任務を命じられる。その道程で、大英雄ロスタムが踏破した、同等の七つの険しい試練を乗り越え、要塞を征服し、姉妹を救出してみせる。しかし王位の継承を渋ったグシュタースプは、約束を違えて別の条件を出題する。
その条件とはロスタムの討伐。イランの東側に存在するサブリスターンに広大な領地を持ち、王に匹敵する程の権威を有していた為、グシュタースプにとっては疎むべき存在だった。そして同時に、イスファンディヤールは『ロスタムに討たれる』という預言があったので、互いに潰し合わせる算段もあった。
無論、王国の同志であり、国の名誉、王としての誇り、そして何より大英雄と謳われるロスタム討伐について物申すも、聞く耳を持たなかった為に王命に従うしかなかった。>>46
後日、ロスタムと相対するも無益な戦いはしたくなかったので大人しく連行されるよう説得を試みるも一蹴され、最終的に戦闘に発展した。
不死性と高い武力を以って当初はロスタムを圧倒し、撤退に追い込むまで善戦するも、後にザールと霊鳥シームルグの助言によって、唯一の弱点が両目である事を暴かれてしまい、ギョリュウ(またはタマリスク)の枝で作られ、魔術が付与された矢で両目を射抜かれてイスファンディヤールの生涯はそこで途絶えた。
死に際に、討伐を命じたのはイラン王グシュタースプである事と、息子のバフマンを扶養して欲しいとだけ遺言して息を引き取った。
しかし、イスファンディヤールの想いとは裏腹に、ザラスシュトラに施された破滅の預言がロスタムに降りかかり、後の人生を破滅させてしまっている。
【人物】
黒い髪を束ねた褐色肌の青年。青銅の鎧が肉体と一体化した姿をしている。
一見好戦的にも見える性格で、どこか礼儀正しくも荒々しい言動の持ち主だが、ある程度付き合えば朗らかな人物で分を弁える理性的な一面もある事が窺える。戦争を好んでいると本人は言うものの、その実、一刻も早く武勲を立てて王位を継ぎ、国を統一させて平和な時代を作りたいという本心から来るもので、無益な戦いはしない。尚、結局のところ戦い自体は好きな模様。
イランを支えてきた先達には敬意を払っており、また偉大な英雄たちには憧れているので、先達に恥じぬ志しを胸に秘めている。特に大英雄ロスタムは同じ時代を生きた影響もあってか、彼に対してその思いが一段と強い。
我が強いのでマスターを引っ張り回すじゃじゃ馬気質で、令呪でも使わなければ静止しない事が多々ある。しかし、いざ令呪を使おうとすれば大切な時に取っておけと説教する。理不尽。
割と少年心を忘れない方で、カッコいいものには目を引かれるらしい。
聖杯に託す望みは「自らに王位継承権があるか否か」である。これが無理なら「全盛期のロスタムとの決闘」もしくは「第五宝具の破棄」。>>47
【能力】
聖典や叙事詩において、もっとも勇敢であり、傑出した戦士として語られる。七つの偉業を成し遂げた傑物であり、祝福によって神代の肉体を与えられた最後の聖者。
その実力は老体とはいえ、かつて大英雄として名を馳せていたロスタムに一度は勝利する程のものであり、単独で敵国に乗り込んで実の姉妹を救出する大胆不敵さも持ち合わせている。
ライダーの英霊に違わぬ豪快さを持ち、手綱を握るつもりが、逆に振り回してしまう我の強さがマスターにとって頭痛の種とも。そんな手前勝手な行動が許される高い技量の他に、ザラスシュトラの祝福により獲得した青銅の鎧で眼球以外が不死身なので基本的に不利な状況に陥る事はない。
弓はスキルによって『弓矢作成』を獲得しているので連射を可能としており、その物量は天を矢で覆い尽くしてしまう程。加えて、宝具たる鎖と矢を組み合わせる事で、対象を拘束するまで追跡するホーミング弾を作り出し、そして鎖の上を疾走しながらの肉薄というトリッキーな戦法を取る。
もう一つイスファンディヤールを厄介な英霊たらしめているのは第五宝具の存在である。戦士としての誇りを大事にしたい彼にとって、第五宝具は不要な加護であり、己と相手の名誉を著しく穢すものと考えているので、早々に破棄したいと思っている。サーヴァント募集ページにティムールを追加させていただきました
「·····アーチャー、自分、カリストー。·····今のところはね」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アーチャー
【真名】カリストー?(と、自己申告している)
【異名・別名・表記揺れ】カリスト、カッリスト
【性別】■(本来のカリストーは女性)
【身長・体重】普通のくまより大きい・平均より少し重い
【肌色】ダークブラウン 【髪色】ダークブラウン 【瞳色】薄い黄色
【外見・容姿】どう見ても大きいクマみたいな何か
【地域】アルカディア
【年代】神代
【属性】混沌・熊(自己申告)
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:A 耐久:C 敏捷:B+ 魔力:C 幸運:D 宝具:B+
【クラス別スキル】
単独行動∶A
くまさんは、生き抜くために、基本的に単独行動するよ
対魔力∶C>>51
【宝具】
『呪われしおおぐまの体』
ランク:B++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
女神の呪いでおおぐまに変えられてしまった話が具現化したもの。
大きな体で暴れまわり、爪で敵を切り裂き、牙で噛み砕く!頑張れば口からビームも出ちゃう!
月の出てる日、特に満月はさらにパワーアップしちゃうかも!?
・・・正式にはこういう宝具名ではなく、説明はふざけていない。
『北極廻天不沈星(セブンスター・■■■■)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:2〜10 最大捕捉:30人
ゼウスの手によりおおぐまと■■■が天に登り星座になった経緯から得た宝具
発動と同時に、自身の霊基から2つに分離し大熊の獣を形成。それと同時に自身の姿を■■に変化。それらが対象を中心に飛び回り戦場を蹂躙すると同時に、大熊座をもした北斗七星を模した七つの衛星と、■■■をもした貫通ホーミングがが魔力弾を撃ちながら飛び回りながら一斉掃射を浴びせ、敵を破砕する。>>52
【解説】
ギリシャ神話に登場するニュンペーであり、アルテミスの徒者の1人。
そんなある日彼女を見たゼウスが惚れある他ミスの姿に化け、彼女に近づき交わることに成功した。カリストーが気づいたときにはもう遅くゼウスのせいでカリストーは身籠ってしまう。それをバレないようにしばらくは隠し通していたが、ある時沐浴を強要され、妊娠がバレる。その結果純潔を純潔を尊ぶアルテミスの怒りにより追放され、追放先の道中で出産したもののゼウスの妃のヘラの嫉妬により、熊となる呪いを受けてしまう。
彼女の最期に関しては諸説あり、ヘラが熊に変えた後そのまま殺されたのか、ヘラの言葉を聞いたアルテミスの手により射.殺.されたのか、ちなみに一説では、アルテミスの怒りにより追放と同時にくまに変えられたあと、そのまま射抜かれたとされている。変身物語においてはカリストーの子供に殺られそうになったのか、とされている。
以上が“本来の彼女”におけるカリストーの紹介である。
だが、プロフィールやマテリアルなど見ると、どこかおかしい点もある>>54
「さてはてめぇ、魔女(ヘラ)の手先だな!!?」
「嫌いなもの?嫉妬深く他者に危害を加えるプライドたけー奴と、自分がやったのに全く反省せずのうのうとし開き直ってる奴だよ!無論、種族老若男女問わずだ!」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アーチャー
【真名】アルカス
【性別】男性
【身長・体重】168cm・55kg
【肌色】薄い肌色 【髪色】ダークブラウン、左サイドに白銀 【瞳色】薄い黄色
【外見・容姿】左サイドに白銀のメッシュがかった熊耳と熊の尻尾がはえた中性的な美青年
一見華奢に見えるが、よく見ると鍛えられてる方。熊とは思えないほど耳が尖っており、尻尾が長い
【地域】アルカディア
【年代】神代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:A 耐久:C 敏捷:B+ 魔力:C 幸運:D 宝具:B+>>56
【固有スキル】
神性∶C-(B)
神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる
英霊自身の魔物、魔獣としてのランクが上がる度に減少していく。
彼はゼウスとカリストーの子供だが魔獣としての強調と、神々を一方的に嫌悪してるため、ランクダウンしている。その理由を聞くと当の本人は「なんであのク. ソ親父の子して名乗んなきゃなんねーんだよ!」とのこと
女神の呪詛∶A
ヘラにかけられた呪い。
海に入ることもできず。水辺での行動や戦闘に不利補正。
そして、離別の呪いも含まれており、親子二人は永遠に会えない
主神の贖罪∶EX
自身の父ゼウスによって(親子への贖罪も兼ねて)与えられた加護。
主神からの加護によって幸運を除く他全てのステータスがランクアップする他限定的な魔力放出(雷霆)やゼウス由来の能力を使用が可能。
また、このスキルはヘラにかけられた呪いを少しでも減らする効果があり、満月による暴走とかのデメリットがなくなっている。だが、海に入ることできない呪いと離別の呪いだけは除去できなかったよ…。>>57
【宝具】
『忘れがたき母の形見(ウルサ・マヨル )』
ランク:B++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
上記の『呪われしおおぐまの体(ウルサ・マヨル)』の正式名称であり、ありえてしまった可能性の一つ、ゼウスが止めることもできずそのまま母親を射抜いてしまった悲劇、母親だった大熊の外骨格。
装備者の筋力と耐久、敏捷を大幅に上げる。それだけではなく、装備中は限定的に『怪力』『直感』のスキルが開放され、その巨体な見た目から、カリストーと誤認させることも可能。
大きな爪で敵を切り裂き、牙で敵を喰らいつくし、巨体で蹂躙する姿はまさに大熊そのものだろう。詳細は不明だが、口からビームや、北斗七星を模したミサイルを出すことも可能。
満月のときにこの宝具を使用した場合、更に効果が上がり攻撃力が更にます。だがそれと同時に魔力消費が増加するので注意。
また、任意で体の一部を開放して攻撃することも可能。
『北極廻天不沈星(セブンスター・ポラリス)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:2〜10 最大捕捉:30人
ゼウスの手によりおおぐまとこぐまが天に登り星座になった経緯から得た宝具
発動と同時に、自身の霊基から2つに分離し大熊の獣を形成。それと同時に自身の姿を仔熊に変化。それらが対象を中心に飛び回り戦場を蹂躙すると同時に、大熊座を模した七つの衛星ホーミングと、小熊座をもした貫通魔力弾を撃ち、飛び回りながら一斉掃射を浴びせ、敵を破砕する。>>58
【Weapon】
『弓矢、短剣など狩猟道具』
ゼウスの趣味なのか、贖罪なのか不明だが、近未来的な武器になっている
『忘れがたき母の形見(ウルサ・マヨル )』
オリュンポステクノロジーか、ゼウスの趣味なのか不明だが、近未来的な外装になった。ちなみに任意で獣モードに変化することも可能。
【解説】
前述のカリストーと名乗るアーチャーの正体であり、ゼウスとカリストーの子供である。彼は生まれついたときに、女神マイアに拾われて、狩人の手によって育てられた。
そんなある日のこと、アーチャーは一匹のおおぐまに出会ってしまう。
おおぐまが近づいてきた(大熊にとっては好奇的な)恐怖のあまり、弓を構えてしまう。
その様子を見たゼウスはそんな悲劇を味あわせまいと二人を天に上げ星座となったのだ。
これが伝承における物語だが、真相は異なる【元ネタ】史実、中南米神話
【CLASS】アルターエゴ
【真名】アスカポツァルコ
【性別】女性
【身長・体重】166cm・53kg
【容姿】赤い髪、褐色の肌の少女。蟻をイメージしたようなアクセサリーを身に着けている。
【属性】中立・善
【ステータス】筋力:B 耐久:D 敏捷:C 魔力:B 幸運:E 宝具:D
【クラス別スキル】
陣地作成:EX
都市の擬人化存在として最高ランクの陣地作成を持つ。
ハイ・サーヴァント:C
サーヴァントとして現界するにあたり、ある二つの存在をその身に取り込んでいる。
一つは神話においてケツァルコアトルを食料の山トナカテペトルまで案内した赤蟻。
もう一つはそのケツァルコアトルが化身した黒蟻。
これら二つの存在によりアスカポツァルコはその霊基数値を安定、向上させている。>>62
【解説】
アステカ帝国が繁栄する以前、メキシコ盆地を支配していたテパネカ帝国の中心都市。
「アスカポツァルコ」は、ナワトル語で蟻塚を意味し、アステカ文字ではトウモロコシに囲まれた赤蟻として描かれる。
これは神話に由来する。
第5の太陽創造の後、人類の食料を探していたケツァルコアトルを赤蟻は食料の山トナカテペトルまで案内したという。
またこの時ケツァルコアトルは黒蟻に化身したとか。
テパネカは14世紀後半から約半世紀に渡り統治したテソソモクの時代に大きく発展し、
テオティワカン衰亡以降600年ぶりにメキシコ盆地に出現した最初の主要な帝国となった。
領土はメキシコ盆地を越え、南、西、北西へと遠征した。
メシカの都市であるテノチティトランも最初は従属していた。
しかしテパネカの繁栄はテソソモクの一代限りで終わりテソソモクが死ぬと後継者争いが起き、従属国も反乱を起こす事が可能となった。
そしてテノチティトラン、テスココ、トラコパンのアステカ三都市同盟との戦いでアスカポツァルコは攻め滅ぼされた。
テノチティトランの統治者イツコアトルは歴史書を書き換え、テパネカ帝国の記憶を消し去ろうとし、古い歴史書を焚書、メシカに不都合な歴史を削った。>>63
【人物】
自らに住まう者たちを慈しみ、愛する都市。
また同じ都市の英霊に対しても「自分を敬うならば」慈悲を持って接する。
…敬意を持っていないと彼女が判断したならば途端に攻撃的な態度を隠そうともしなくなる。
特に彼女よりも後の時代に建設された(産まれた)都市ならば更に苛烈な対応を取るだろう。
【因縁キャラ】
テノチティトラン:「私を敬いなさい…敬えってば!」
かつて従え、そして自分を滅ぼす事になった都市の一人。
その事から特に敵意を持ってはいるのだが、その末路については若干同情的でもあり複雑な心境。
【コメント】
テノチティトランを(一方的に)ライバル視している感じで作成してみました。
サーヴァントとして成立しているのは黒蟻(ケツァルコアトル)を取り込んでいるからで
単体だと厳しいかな…?というイメージです。>>59[隠された真実(独自設定注意)]
狩りに出かけたその日、天候が不安定であり猛獣や、危険な魔獣が出てもおかしくなかった。だが運悪く迷い、魔獣に遭遇してしまう。二、三匹ならまだしも、魔獣の群れに遭遇してしまった。迎撃しながら逃げるうちに、一匹の牝熊に遭遇してしまう。
絶体絶命かと思いきやその牝熊は彼を襲おうとした魔獣を切り裂き、その群れを追い払った。群れの数が減り、怖気づいている彼に気づいた牝熊は近づいてきた。
だがアルカスは恐怖のあまり、その牝熊を射抜いてしまう。射抜かれてもなお牝熊は歩みを止めず、アーチャーの直ぐ側に襲撃しようとした最後の一匹を倒し、そのままアーチャーの無事を確認するかのように彼の近くに倒れた。そしてわずかながら唸った。
『アル・・・カ・ス・・・逃げて・・・』
牝熊の唸り声が自身を呼ぶ女性の声に聞こえ、我に返ったアーチャーは牝熊が自身を攻撃せず最後まで守ろうとしていたこと、そして自身が心から探していた実の母親だったことを。
だが自身が気がついたときにはすでに遅く、自分は探していたはずの母を自らの手で殺してしまったと後悔、絶望し、狩猟の短剣で命を絶った。
それに憐れんだゼウスは彼をこぐまに変え、二人を天に上げた。
だがヘラはそんな親子を許すことはなく海の神オケアノスに頼み二人を海に入ることができないようにし、そしてこぐまと化した彼を呪った。
「お前も、あの母と同じく巡り会えず呪われてしまえ!」
こうして二人は巡り会うこともできず海に入ることも許されないまま空を廻る星となったのだ・・・>>65
【人物像】
サーヴァント名義と能力宝具の一部が親、肉体と能力一部が子供、記憶が親子混濁しており、再臨すると子どもの方によっていく複雑なサーヴァント。アーチャーいわく「彼奴等の加護と呪いのぶつかり合いのせいでああなった」とのこと。
女神に拾われ、狩人の手によって育てられたにも関わらず、厳しい環境の中で生き抜いてきただけあってドライかつシビアな死生観を持ち、死を悼む程度の倫理観はあるが本質は弱肉強食かつ、生きるか死ぬかであり、命の奪い合いに関しては一切のためらいも抵抗もない。其の為召喚された際には『戦わなければ生き残れない戦争』として認識し、多少はマーダーかつダーティな戦術も受け入れる。其の為割と大人びてる。
根はイマドキの現代っ子であり、時折少年じみた笑みを浮かべ、現代で今どきの流行物を見せると喜ぶだろう。
ただ、生前夫婦のせいで神に対して嫌悪を抱き、特にゼウスとヘラに関しては、特に殺意を向け普通に暴言吐くほど。そのため、それに近かったり想起する存在がマスターだった場合、躊躇や躊躇いもなくマスターの命を刈り取るほど。逆に自身と同じ境遇や、それに似た不遇な過去を持つマスターがいた場合、彼はその人の幸せを得て、それを守るべく力を貸すだろう。
なお、アルテミスに関しては因縁があるわけでもない。ただ互いに「…誰?」とのこと。
実は一説では理想郷の王様とされており、王様適性があるはずなのだが、本人からは何故かきごちない表情を浮かべ、ピンとこないらしい。
「俺が別クラスだったら王様としての俺が見れるかもな」
特技:流行を乗る、狩猟、サバイバル
好きなもの:流行もの、ゲーム
嫌いなもの:嫉妬深く危害を加えるやつ、自分がやったのに咎めもなく反省しないやつ、神々、特に例の夫妻
天敵:神々、特に例の夫妻
願い:母との完全な再会
【一人称】自分、俺(素であり再臨すると)【二人称】アンタ、テメェ【三人称】あいつら、あのヤロー>>67
ゼウス
アーチャーが神嫌いの理由の大半がこれ。
座に至った際に母との出会いを見てしまい別ベクトルで絶望、母の悲劇の元凶だと知り、発狂した。反省してるのなら、父としての自覚あるなら俺らの為に償いやがれ!!てか、もうちょっと違う出会いとかなかったんですか!?
ヘラ
上記と同じもう一つの理由であり、ゼウスとの不義の子だから俺等に呪いをかけた元凶。俺はてめぇ等夫婦を許さない。無論上記と同じ加護や寵愛持ちを見ると手先だと判断し襲いかかるので注意
【他クラス適性、変化傾向】
ランサー
弓矢ではなくジャベリンで仕留めてしまったたことに由来する
ライダー
こぐま座としてではなくうしかい座としての召喚。何故かくま耳なくなっている
キャスター、ルーラー
理想郷アルカディアの王様として
バーサーカー、アヴェンジャー
神を嫌い、全てを喰らい尽くす復讐の獣と化している
【コメント】
北斎ちゃん、馬琴ちゃんの逆バージョン(どちらかというと後者寄り)見たかっただけ
一説では、採用されてないけどこぐま座じゃなくうしかい座だったり、アルカディアの王になったりするとんでもない奴【元ネタ】アーサー王伝説(主に『ペルレスヴォー / 聖杯の至高の書』)
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】カハス
【性別】男性
【身長・体重】165cm・57kg
【属性】秩序・善
【副属性】地
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷A 魔力D 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:EX
現実においては幻霊相当の霊基数値しか持たず、
実体化すらままならない。その代わり、発見は至難である。
基本能力値の表示は夢の中や精神世界でのもの。
そちらにおける気配遮断能力はDランク相当となるが、
不慣れな者は現実より感知・対応能力が低下しているため
ランク以上の隠密行動が可能となる場合がある。>>69
【保有スキル】
自陣防御:E
本来はシールダーのクラススキル。
自身を除く味方ないし味方陣営を守護する際に
防御限界値以上のダメージ削減を発揮する。
彼の場合、契約者一名の精神・魂への護りとして発揮される。
現実世界において彼が振るう事のできる殆ど唯一の力。
情報刻印:B
記憶力の強化。
限定的な写真記憶を、また情報抹消の類への抵抗を可能とし、
夢の中の出来事も現実と等しく記憶しておく事ができる。
『ロナブイの夢』が語る、主君アルスル(アーサー)の指輪が持つ力の一つ。
目覚めた後には残しておけない筈の記憶、それも詩人(バルズ)でさえ
書物無しには能く語り得ぬほどの多彩を、指輪はロナブイに刻んだという。>>70
夢渡り:A++
灯明の加護のもと、他者の夢へ入り込み干渉する事ができる。
剣の併用により、現実の肉体にまで直接影響を及ぼす事が可能。
他者の夢から更なる他者への多重渡りも可能とする。
……というより、基本的に夢を見ないサーヴァントに干渉したくば
その契約者の夢を足掛かりとした対象記憶層への渡りが必須である。
【宝具】
『仄暗く揺蕩う灯明(ブレィズウィト・ガノウィス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~1 最大捕捉:2人
夢と現の狭間から持ち帰った、黄金の燭台。
揺らめく光は“境界を曖昧にする”力を持ち、
夢と現、己と他、結界や防壁、果ては異界との越境行為を可能とする。
【Weapon】
『夢界の剣』
カハスを殺した刃、燭台と共に夢と現実を行き来した剣。
彼は知らないが、不死の夢魔殺しを可能とする武器である。>>71【解説】
私生児イヴァン(ユーウェイン)の息子カハス(カユス、チョウス、カユ)。
『ペルレスヴォー』物語序盤にて、奇怪な出来事により命を落とした。
危険な礼拝に挑む事を決めた王に、王妃は随員としてカハスを薦めた。
旅支度を整え、広間にて武装したまま眠りに就いたカハスであったが、
何故だか王が先に旅立ったように思われ、慌てて起き上がり馬を駆った。
王のものと思しき馬の足跡を追って辿り着いた礼拝堂、そこは無人で、
騎士が横たわる棺があり、周りには四本の黄金の燭台が立っていた。
遺体は王ではなく、混乱する彼は王を探すよすがとばかりに燭台を取ると
礼拝堂を出た。すると醜く大きな人物がやって来て、燭台を返すよう促す。
断ったカハスと男の戦いが始まり、男の剣がカハスの脇腹に突き立った。
カハスは叫ぶ、目を覚まして叫ぶ。「マリア様お救いを!死んでしまう!」
広間に駆け付け何事か問い質した皆が「なんだ夢か」と安堵しかけた時
カハスは言う、「ですが王様、ここをご覧ください」 彼が腕をどけると
その下では剣が深々と胴に突き刺さっていた。そして燭台も傍らにあった。
「この燭台のために、私は死に至る傷を負いました。王様に捧げ奉ります」
丁重な弔いの後、燭台は父の意思により聖パウロ教会へ寄贈されたという。>>72
【解説(捏造)】
『エルビンの子ゲライントの物語』に語られる
アルスル(アーサー)の寝所を守る四人の侍従、その五人目。
門番ガンドウィの子カディリアイス、ベドウィルの子アムレン、
アルスルの子アムル、カステンニンの子ゴレイが寝所の体を守るのに対し
死せるカハスの霊は、夢を漂う主君の精神を守る役割を自任していた。
半夢魔の魔術師が王のもとを去った後にはその身を癒す暇も術も無く、
叛徒との決戦を前にした王が運命の車輪より転落する夢を見る頃、
擦り切れて消滅した。「天に二日無きように、やつがれの主君は曹公ただ一人。契約者と言えど、そこは心得ておくように」
【元ネタ】三国志 三国演義
【CLASS】アサシン
【真名】程昱
【異名・別名・表記揺れ】程立(旧名) 仲徳(字)
【性別】男性
【身長・体重】191cm・100kg
【外見・容姿】頬と顎に見事なヒゲを生やした巨漢。
【地域】中国
【年代】三国時代
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷D 魔力B 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。>>74
【固有スキル】
陣地作成:B
キャスターではないが、軍師としての実績の大きな程昱は陣地作成のスキルを持っている。
自らに有利な陣地を作り上げる。
軍師の忠言:B+
軍師系サーヴァントに与えられるスキル。状況を把握、分析することにより味方側に正しい助言を与えることができる。
Bランクであればであれば天変地異レベルの不測の事態を除けば80%程の確率で的中する。
程昱の場合、他者を陥れる陰謀についての分析のみ、90%以上の確率で的中させられる。
軍師の指揮:B+
軍師系サーヴァントに与えられるスキル。自己を含めた軍としての力を最大限に引き出す。
B+ランクであれば、倍する敵にも臆さない強兵に等しい力を持つ。
沈着冷静:A
如何なる状況にあっても混乱せず、己の感情を殺して冷静に周囲を観察し、最適の戦術を導いてみせる。
精神系への効果に対してプラス補正が与えられる。特に混乱や焦燥といった状態に対しては高い耐性を有する。
曹操は程昱の胆略を古代の勇士である孟賁・夏育を上回るものだと称えたという。>>75
【宝具】
『埋伏十陣(まいふくじゅうじん)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:300人
太陽(曹操を暗示する)を掲げ持つ夢を受けて改名した逸話と、袁紹を敗北させた伏兵戦術『十面埋伏の計』に由来する宝具。
真名を解放する事で曹操の王気を象徴する小型太陽を掲げ持ち、その陽光を浴びた敵を一時的に混乱状態に陥らせる。
また、この太陽を光源として作られた影は
『十面埋伏の計』に関わった武将や兵士をシャドウサーヴァントとして喚び出す召喚陣としても機能する。
喚ばれる英霊は許褚、夏侯惇、張遼、李典、楽進、夏侯淵、曹洪、徐晃、于禁、高覧と赫々たる武将が揃い、兵士たちも精強だが
小型太陽が作り出す影から離れられず、戦闘できる場が制限されるという欠点がある。
如何に光源を配置し、どこに影を作り出すか。事前の想定や前準備、戦闘の推移に対する予測が問われる宝具と言えるだろう。
【Weapon】
『影冷兵器』:宝具『埋伏十陣』の副産物として影より様々な武器を喚び出し、射出する。宝具で作った影の外に撃ち出せないのが欠点。>>76
【解説】
後漢末期~三国時代の魏の武将・政治家。曹操が兗州に来た時から仕え、魏王朝を支えた功臣。
古代の勇士に勝る胆略と曹操に激賞された智謀の士だが、陳寿からは徳業は無かったと評された。
演義では謀略家としての側面に重点が置かれ、曹操の為ならば手段を問わない軍師として描かれる。
†
兗州東阿出身。謀才と決断力を王彧に高く評価されていた。
東阿の人々が黄巾賊の攻撃を受けて山に避難しようとしていたところ
程昱(当時の名は程立だが本稿では程昱で統一)は人をやって敵勢を調べさせ「街に戻り堅守すれば撃退できる」と述べた。
しかし、人々は黄巾賊を恐れて従わなかった為、程昱は賊を装わせた者を先に山へと送り、賊が制圧したと思わせる事で、人々を街に戻らせたという。
果たして、黄巾賊は東阿の守りを下せずに撃退された。
当時の兗州刺史の劉岱は程昱を幕下に招こうとしたが、程昱は従わなかった。
しかし、劉岱が袁紹、公孫瓚という両雄の争いにどちらに加担するべきかを問うと、程昱は袁紹につく事を勧めたという。
その後、劉岱が青州黄巾賊と戦って敗死すると、
兗州の顔役であった陳宮が兗州の諸士・土豪に説いて曹操を兗州の主として迎え、程昱もまた曹操の幕僚となった。>>77
しかし、対青州黄巾賊の為に招いた曹操はかえって彼らを自らの兵として取り込み、兗州の支配権を確立しようと苛政を敷く。
これを受けて陳宮は(曹操を招いた責任もあり)兗州の人々を糾合し、猛将・呂布を新たな主として迎えて曹操の出征中に反乱を起こした。
この反乱には兗州のほとんどが呼応。曹操に従い続けた者は程昱を含め僅かであった。
程昱は荀彧と共に残された親曹操勢力を守り、呂布に靡こうとする者を説得し、また川の渡しを絶たせて陳宮の軍勢を阻んだ。
曹操が軍を返して帰還すると「君の力がなければ私には帰るところがなかった」と程昱を激賞したという。
後、程昱が若い頃、泰山に太陽を掲げる夢を見ていたと聞き知った曹操は、程昱を「我が腹心になるだろう」と語り
本来の名である程立に日の一字を加えさせ、程昱と改名させたという。
呂布との戦いは苦戦が続いており、袁紹は援軍を寄越す代償に曹操の家族を人質を寄越させようと計った。
曹操はすっかり弱気になっておりこれを受け入れようとしたが、程昱が強く諌めた為、取りやめたという。
やがて曹操は呂布を打ち破り、反曹操分子ごと追い出す事に成功し、結果として兗州の一円支配を確立した。
その後、曹操は程昱らの進言によって献帝を迎え、漢王朝を庇護する臣下を装いつつ、天下を伺う群雄の一人となった。
当時、河北を支配していた袁紹もまた天下を伺っており、両雄の対立は軍事的衝突に発展する。
この戦いで、程昱はあえて少数の兵で鄄城を護る事で袁紹の侮りを誘い、敵軍が鄄城に向かってこないように仕向けた。
これを受けて、曹操は程昱の胆略を「(古代の勇士である)孟賁・夏育を超えるもの」と褒め称えたと伝えられる。>>78
その後、袁紹を破り、袁家の勢力を十年をかけて併呑した曹操は南下を開始し、荊州を勢力下に置いた。
この時、荊州に駐屯していた劉備は孫権の下に逃れており、論者は孫権が劉備を殺.すと見ていたが
程昱は「孫権は権謀はあるが威名はない為、劉備と手を結んで我らに対抗するだろう」と延べ、実際にその通りになったという。
程昱は剛直が過ぎて人と諍う事が多く、謀反を目論んでいるとの讒言を受ける事もしばしばであったが
曹操は程昱を深く信任し、嫡子の曹丕と共に留守を任せた事もあった。
この時、反乱を起こした者の処遇について議論が交わされたが、程昱は無用の専断を避けて曹操の判断を仰ぐように曹丕に説き
帰国した曹操に「軍略に明るいだけでなく親子の間も上手く捌いてくれた」と称賛されたという。
しかし、程昱は曹操からの寵遇に驕る事なく、後に「足るを知れば辱められぬ」と自ら兵権を返上したと伝えられる。
†
正史では将軍の一人であったが、演義では剛直なれど陰険な謀略家として描かれる。
赤壁の戦いに際しては敵の火計や黄蓋の偽装投降を看破するほどの智謀の士とされる一方、
また、劉備の軍師である徐庶の母の筆跡を真似た偽手紙によって徐庶を曹操の下に招く、
赤壁の大敗後、関羽が追撃してきたのに対し「かつて与えた恩にすがり命乞いするように」曹操に説くなど
人の心の動きに通じながらも手段を選ばぬ謀略家ぶりを強調するエピソードが付与されている。>>79
【人物像】
剛直にして自らが正しいと信じるところを曲げない硬骨漢。人に媚びない毒舌家。
「古代の勇士にも勝る胆力」と曹操に激賞されるほどだったが
その胆力の源泉は恐怖を抑え込む勇気ではなく、自らの判断に殉じる覚悟に由来するもの。
一言一句が彼にとっては命を賭けたものなのだと言い換えてもいい。
それもあって彼は自らの主君を曹操(と彼が遺した曹魏)のみと定めており
マスターとの契約については、劉岱に対してそうしたように助言者・客将という関係性を取る。
その視点の高さ、視野の広さ故に、一部の賢人以外は人間扱いせず、禽獣と同程度の存在として扱う。
儒教的道徳についても利用するものであって奉ずべきものではないと考えており、必要とあらば非道な手段も厭わない。
当然、他者の恨みを買う事が多く、強情さも相まって他者と衝突する事もしばしば。
一方で非常に面倒見が良く、一度助けると決めれば決して見捨てず手段を尽くす一本気な男でもある。
史書に残る「愚民は事を計れぬ」という軽蔑しつつも彼らを(騙し利用する形であっても)賊から守った逸話や
劉岱の器を見限り仕える事はしなかったにも関わらず、召見されての問いには答えた逸話が
彼の人物像を示していると言えるだろう。>>80
【関連人物】
呂布:史書に自身が述べた通りの評価。すなわち「粗暴で親しむ者は少なく、強情で礼節なき匹夫の雄」と見る。
一方で彼との戦いで武が智に勝るのをしばしば目にした事で、猛将が戦局に与える影響について再考するようになった、と本稿では設定する。
後に関羽、張飛を万人敵と評し警戒したのも、そうした経験に由来する部分がないとは言えない。
陳宮:同じ兗州出身の軍師。
「智あれど思慮遅しとは荀公達の言だが、その魯鈍が呂布を害し、曹公を助けた、とも言えるな。
やつがれが先んじて倉亭津の渡しを断ち切れたのも、陳宮が遅きに失した故……無能な敵は最大の味方という事よ」と侮蔑する。
一方、陳宮からすれば「曹操を天の下した英雄と崇め、呂将軍を匹夫の雄と呼ばわりとは、無見識にも程がある。
蝗蟲がなければ兗州を追い出されていたのはどちらだったか、胸に手を当てて考えてみるがよろしい」と軽蔑する対象。
諸葛孔明 周瑜:赤壁の戦いで火計を成功させた名軍師たち。演義では程昱はその目論見を見抜いていたとされる。
「曹公の幕僚の尽くがあの程度の計略も見抜けぬ盲揃いと思うな。
貴様らが勝ちを拾えたのは、万民を愛おしむあまり焦ってしまった曹公の志の高さ故と知れ」と反駁する。
司馬懿:同じく曹魏に仕えた臣下同士。司馬氏による簒奪について「思うところはあるが致し方ない」と受け入れてはいる。
ちなみに司馬氏の先祖と程氏の先祖は程伯休甫という人物で
さらに遡れば高陽の子の重・黎兄弟(黎のみだとも)に行き着くという。
つまり、彼らは先祖を同じくする者という事になる。>>81
張角:黄巾の乱の首謀者。反乱そのものは考えなしの泥縄式だと辛い評価だが、結果として曹操の為になったと評する。
「曹公が飛躍の機会を得られたのも、青州兵を召し抱えられたのも、ひとえに張角の無能のお陰だ。
その行いの全てが曹公の為になった。乱世の手始め、英雄を生むための贄としては極上よ」との事。
韓信:十面埋伏の計は元々韓信が用いた計略だったという。
国士無双と名高く、明代では兵仙とも呼ばれた彼は、程昱が敬意を払う数少ない人物の一人でもある。
燕青:燕青拳は別名「十面埋伏拳」とも言われるらしい。自らの計略と同名の拳法という事でそれなりに興味はある。【元ネタ】「丑御前の御本地」など
【CLASS】バーサーカー
【真名】丑御前
【異名・別名・表記揺れ】猛牛のバーサーカー
【性別】女性
【身長・体重】170cm・59kg
【肌色】白 【髪色】紫 【瞳色】赤
【外見・容姿】
牛の角の生えたボーイッシュな見た目の巨乳美女、片目は髪で隠れている。
【地域】日本
【年代】平安時代
【属性】混沌・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・魔性・神性・超巨大
【ステータス】筋力:A 耐久:D 敏捷:A+ 魔力:C 幸運:D 宝具:A+【クラス別スキル】
狂化:E~A++
理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。
本スキルは宝具と連動した状態にある。宝具未解放時であれば会話による意思疎通が可能だが、スキルはEランク相当となる。
【保有スキル】
無冠の武芸:-力放出の一種。電撃を伴う。
バーサーカーは北野天神の子、すなわち火雷神の子であるため雷神としての力を持つ。
サーヴァントとしては、魔力放出スキルとして表現される。
鬼神の顕:A-
「鬼種の魔」スキルに似て非なるスキル。
本来は「神性」スキルや「変化」スキル、「怪力」スキルから成る複合スキルである。【宝具】
『牛鬼覚醒・一騎当千(ぎゅうきかくせい・いっきとうせん)』
ランク:B 種別:対軍(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1(300)
魔性としての力を解放した丑御前の第二形態。
宝具の発動中は狂化ランクが上がり続け最終的にAランクに到達する。
頭の角は長く伸び、両腕は巨大化し爪は刀のように鋭く変化、背中からは蜘蛛のような八本の脚が生えた異形に変身する。
戦闘スタイルも力任せに敵を屠る猛牛のような荒々しいものへと変わる。
『一念通天・鏖殺怒濤(いちねんつうてん・おうさつどとう)』
ランク:A+ 種別:対軍~対都市宝具 レンジ:99 最大捕捉:7万
使用させてはならない丑御前の第三形態。
丑御前伝説の幕引きを再現する宝具、真名解放により伝承通り体長十丈(30m)の巨牛に変身し暴れ狂う。
また、暴走した雷神の力によって周囲の天候は大荒れとなり、長雨が降り続ける。
河川が近くにあれば洪水が発生し軍勢を呑み込む。
一度解放してしまえば令呪を以てしても止まることはなく魔力を使い果たすまで破壊の限りを尽くして消えていく、一種の自爆宝具であるため基本的に使用されることはない。【Weapon】
『無銘:太刀・槍・弓矢』
【解説】
丑御前。源満仲の計画によって産み出された人工魔性、魔を以て魔を制す者。
源満仲によって、とある雷神と魔性の因子を埋め込まれた女性の子、計画では魔の力を雷神の力で抑え込み制御するはずであった。
その子供は三年三ヶ月の妊娠期間を経て丑年丑日丑刻に誕生し丑御前と名付けられた。
丑御前は生まれながらに歯が生え揃い、頭には角が生えており、その姿は鬼神のようであった。
望んだ通りの子が生まれたことを喜んだ満仲は鬼の血を引く怪力の女官荒須崎に丑御前を託し、大和国の金峯山で育てるように命じた。
成長し、韋駄天に例えられるほどの足の速さを持つ怪力の武者となった丑御前だったが魔性としての狂暴さも日に日に増大していき、自身でも制御出来ないほどになった。
ある日、暴走した丑御前が金峯山に訪れた公家の一行に危害を加えたことで、公家はこれを天皇に奏聞した、天皇は満仲に丑御前を東国に流刑にするように命じた。こうして丑御前は東国に移されることになったが、丑御前を我が子のように育ててきた荒須崎は怒り狂い東国で兵を集め、朝廷と戦うことを決意する。
荒須崎が丑御前を豊嶋の帝と称し、都に攻め込もうとしていると知った源満仲は息子の源頼光と四天王に七万の兵を与え丑御前の討伐を命じた。
丑御前の親友でもあった坂田金時はこの戦いに参戦しなかったが、荒須崎らの奮戦により頼光軍が劣勢に陥っているのを見て、自ら丑御前を説得し戦いを終わらせようと戦勝祝の宴をしている丑御前の元に向かった。
金時は涙ながらに丑御前を説得したが聞き入れられることはなく、丑御前は源頼光との最後の決戦に望むのだった。【人物・性格】
快活で正義感が強く男勝りな性格、但し頭を使うことが苦手な典型的な脳筋キャラ。
丑の日生まれであるため、丑の日に鰻を食べるという風習を知ってからは鰻が好物になった。
兄とは異なりコミュニケーション能力が異常に高く誰とでも仲良くなれる。特に金時は大の仲良し、なお金時からは女性として見られていなかったらしい。
力を制御できないことがトラウマになっており、魔性の力が暴走するといつも笑顔な丑御前もこの時ばかりは露骨に落ち込む。
魔性ではあるが悪ではなく、源氏の一人として自らの力を京の人々を救うために使いたいと考えており、魔性の力で誰かを傷付けるくらいなら自らの死を選ぶほど。
但し、大人しく自害するくらいなら強敵と戦って死にたいと思う程度には戦闘狂である。
イメージカラー:紫
特技:戦うこと
好きなもの:鰻、坂田金時
嫌いなもの:自分自身
天敵:源頼光
願い:自身の魔性としての力を消し去ること
【一人称】オレ 【二人称】アンタ、貴様 【三人称】あの人、アイツ【因縁キャラ】
坂田金時:自身と同じ雷神の子ということもあり弟分として可愛がっていた。
源頼光:兄、そして自身の目指すべき完成形。
荒須崎:育ての親、最後の最後で余計な事をしてくれたなと少し恨んでいる。
紅姫天王、太三郎狸:菅原道真の娘と平家推しの狸。
丑御前とつるんで遊んでいるサーヴァント、紅姫天王は天神の子であるため丑御前を妹認定している。
イスカンダル:属性丸かぶりな飛蹄雷牛を一方的にライバル視している。
アステリオス:英雄に討たれた牛の怪物という共通点から仲良くなった、丑御前は彼のことを怪物ではなく勇士と認めて接している。
【コメント】
6月なので雨に関連した鯖を作ってみた。>>84
【保有スキル】
無冠の武芸:-
様々な理由から、他者に認められることのなかった武具の技量。
剣、槍、弓、騎乗、神性のランクを本来のものより一段階低く見えるようにし、属性を真逆のものとして表示するが、真名が明かされた場合この効果は消滅する。
魔力放出(雷):A
魔力放出の一種。電撃を伴う。
バーサーカーは北野天神の子、すなわち火雷神の子であるため雷神としての力を持つ。
サーヴァントとしては、魔力放出スキルとして表現される。
鬼神の顕:A-
「鬼種の魔」スキルに似て非なるスキル。
本来は「神性」スキルや「変化」スキル、「怪力」スキルから成る複合スキルである。【元ネタ】デガレ卿
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】デガレ
【性別】男性
【身長・体重】182cm・90kg
【属性】中立・善
【副属性】地
【ステータス】筋力B+ 耐久B 敏捷C 魔力E 幸運D 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:C
詠唱が二節以下の魔術を無効化。
大魔術や儀礼呪法など、大掛かりな魔術は無効化できない。
騎乗:C
正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。>>91
【保有スキル】
母の見えざる手:A
母以外の何者にも合わぬ妖精国の手袋、
だというのに母は赤子に添えた手紙に
「これが合う女しか娶ってはならぬ」と記した。
祖父王も含め、彼の周辺には近親相姦の惧れがまとわりついている。
女性に対する(性別不詳の者を含む)防御力向上、および
魅了に対する(性別は問わない)完全耐性の獲得。
竜殺し(打):C
剣を受け付けぬ火竜と戦い、
樫の若木を以て全ての骨を打ち砕いた武勲。
竜種に対する攻撃力・防御力の向上、加えて
人造の武器に対する耐性を同ランク分無効化。
川中城の護り:A
神秘の城の貴婦人に贈られた、宝石飾りの兜と三乙女の紋章の楯。
対魔術・対物理を向上させると共に魔力防御(水)を可能とする。>>93
【解説】
14世紀の英語騎士物語『デガレ卿』の主人公。ブルターニュ王女と妖精騎士の子。
名は『自分がどこにいるのか分からない者』『見捨てられたも同然の者』の意。
天下無双の武勇を誇ったブルターニュ王には、一人娘のほかに子がなかった。
美貌の姫には求婚者が相次ぐのだが、王は自身を馬上試合で負かせる者にしか
娘を嫁がせる気は無いと公言し、これを果たせる者は長い事現れずにいた。
その王女が森で迷った時、彼女を想う妖精国の騎士が現れて力ずくで犯した。
「そなたは子を身籠った。それは男児である。成人した時はこの剣を渡すがよい。
かつての巨人殺しで切っ先の欠けたこの剣が、私に息子だと知らせるだろうよ」
勝手な事をほざいて騎士は消え、王女はさめざめと泣きながら剣を受け取った。
誰にも娶られていない娘と、娘を溺愛する父王。もしも彼女が息子を産んだなら
それは近親相姦の噂を生むだろう。苦悩する王女は親しい侍女に事情を打ち明け、
密かに産まれた子は、経緯を記した手紙と母の手にのみ合う妖精国の手袋を添えて
侍女を介し隠者へと託される。隠者はこの子に洗礼を施し、デガレの名を与えた。
隠者の妹夫婦が十年、隠者自身が十年余り育成した彼は、立派な若者に成長する。>>94
デガレは実の肉親を求め旅立つ。道中、竜を相手に苦戦する伯爵を見かけた彼は
樫の棍棒で竜を打ち殺し、伯爵から馬や武具に従者を贈られ、騎士叙勲を受けた。
旅を続ける彼は、己を試合で負かせた者に娘と王国を与える、とする王の布告を聞く。
彼は知らぬが、それは祖父ブルターニュ王であった。激闘の末に王を打ち破った彼は
手袋によって母と祖父を知り、母から切っ先の欠けた剣を受け取って父探しに出る。
まずはかつて母が身籠った太古の森へ入ったのだが、父に出会う事は無かった。
川中の神秘の城では貴婦人と巡り合い、彼女に強引な求婚をする騎士を打ち倒した。
領地財産、それに自身の身を与えようとする貴婦人に十二ヶ月後の再会を約束して
旅を続け諸国を回る彼は、ある森の谷で遂に父親と出会う。二人は互いに気付かず
激しく争うのだが、やがて父は切っ先の欠けた剣に気付き、相手の事情を聞き出す。
父は頭陀袋から切っ先を取り出し、父子は共にブルターニュ王の城へ馬を向けた。【元ネタ】『ワルタリウス』『ニーベルンゲンの歌』
【CLASS】セイバー
【真名】ウァルター
【異名・別名・表記揺れ】ワルテル
【性別】男
【身長・体重】178cm・67kg
【肌色】薄い褐色 【髪色】黒 【瞳色】緑
【外見・容姿】物語の王子らしい高貴な美青年 近未来的デザインの白い鎧を着ている
【地域】ドイツ
【年代】10世紀頃
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:C 耐久:B 敏捷:B 魔力:C 幸運:A 宝具:EX>>97
【宝具】
『白き巨神の鎧(セファール・スキン)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
ウァルターとヒルデグントがフン族の下を去る時に持ち去ったという、エッツェル(アルテラ)の財宝。
アルテラが発掘された際に採取された、セファールの表面装甲を用いた鎧。
作中で『珍しい鎧』を着ているとされているのも、この特異な装甲のデザイン故である。
フン族には加工が出来ないため、単純に組み込まれているだけだが、それでもなおすさまじい防御力を誇る。
また、ハーゲンとの戦いで失われた右腕の補完も為されている。
『神の鞭(フラジェルム・デイ)』
ランク:- 種別:対軍魔剣 レンジ:1~30 最大捕捉:200人
『神の鞭』と恐れられたアルテラの壮絶な戦いぶりを見たウァルターが、自力で再現した剣技。
『軍神の剣(フォトン・レイ)』による挙動を模倣し、広域を殲滅する。>>98
【Weapon】『エッツェルの剣』
【解説】
『ワルタリウス』の主人公である、アクィタニアの王子。
幼い頃に王族への人質としてフン族に徴収されたが、エッツェル王によって我が子のごとく育てられ、同じく攫われてきたハーゲンと共に優れた騎士になった。
ある日親友のハーゲンが故郷の噂話に惹かれて出奔し、これを悲しんだエッツェルによってウァルターは強く引き留められる。
許嫁のヒルデグントが残っている事もあって国を出ない事を約束したものの、ヒルデグント本人が故郷に帰りたがっている事に気づき、財宝を持ち出して2人で逃げ出す。
だが故郷への帰路でグンテル王の兵に発見され、フン族に恨みをもつグンテル王はハーゲンと12人の勇士を率いて追い撃った。
迎えるウァルターはグンテル王らの要求を撥ねつけ、むしろ挑発さえしてみせた。
王は怒り、ハーゲンが止めるのも構わず攻撃を開始するも、瞬く間に12人が全滅させられて退却する。
親友と戦いたくないハーゲンはこれを黙って見ていたが、自分の甥までも倒されてしまった以上そのまま帰る訳にも行かず、次の日ウァルターを奇襲する。
そして1対2の戦いに突入するが、グンテル王が片足を切り落とされて脱落し、親友同士の戦いになる。
しかし死闘の末、ウァルターは右手を、ハーゲンは右目を失った時点で「これ以上の戦いは無益」として手打ちになった。
ヒルデグントが満身創痍の3人を治療し、親友は互いの健闘を称えつつ別れる。
こうしてウァルターとヒルデグントは故国へと帰り、王と王妃として末永く国を治めたという。>>99
【人物像】
勇敢で力強く、自信に満ちた英雄的な性格。
フン族とともに多くの戦を渡り歩き、多くの戦闘技術を目にしており、コレを超えるべく己の剣を磨いている。
特によく戦場で目にした「白髪褐色の少女」の戦い方に強く惹かれ、その再現に心血を注いだ。
ただ、あまりその少女の話をすると妻が妬くので控えている。
特技:戦闘技術を取り込むこと
好きなもの:戦い、妻、ハーゲン、アルテラ
嫌いなもの:恨み深い者、貪欲な者
天敵:親友との戦い
願い:「白髪褐色の少女」ともう一度会って剣技を見たい
【一人称】俺【二人称】君【三人称】アイツ
【セリフ例】
「来なッ!この俺がァ!最強の剣士だァッ!!」
「良い技だな!貰っとくぜ!」>>101
アルテラ
「うわっ久しぶり!どうしよう願い叶っちゃったよ!
うん、やっぱ君が本物のエッツェルだよね。知ってた。
…あっそうだ!俺の剣技見てほしいんだけど!
どのくらい再現できてるか確認してくんないかな!」
【他クラス適性、変化傾向】
『獅子号』と呼ばれる名馬に乗っているため、ライダーの適性がある。「勝利王? 違うよ、ボクは世界一罪の深い男。人の純心を食いつぶした怪物さ……」
【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】シャルル七世
【異名・別名・表記揺れ】勝利王、よく尽くされた王、修復王(異名) やさしい王太子(ジャンヌの評) ブルージュの王(蔑称)
【性別】両性具有(宝具の影響。本来は男性)
【身長・体重】159cm・44kg
【外見・容姿】宝具の影響でサムレム槍ジャンヌの少年化Verとも言うべき風貌になった。皮膚には火傷の跡や拷問跡が浮かび上がっている。
【地域】フランス
【年代】15世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型 王
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷A+ 魔力A 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:EX
理性と引き換えに身体能力を強化するスキルだが、シャルル七世の場合、後悔の念が強まっている程度で何の身体的恩恵もない。
しかし、バーサーカーの霊基の影響を受けた宝具により、そのパラメータは大きく変化している。>>103
【固有スキル】
よく尽くされた王:B
良臣たちに力を尽くされた(良臣に恵まれただけだと貶める意味合いも含む)との評価が昇華されたユニークスキル。
その実態は、シャルル七世と敵対することが不利益となり、味方になれば大きな利益を受ける状況を
あらかじめ構築しておく政治手腕がスキル化したものである。
召喚から時間が経てば経つほどに、シャルル七世に対して利益をもたらす判定の成功率が上昇し、害をなす判定の成功率が低下する。
戦略:C
外交や兵站など大局的に物事をとらえ、戦う前に勝利を決する力。
貴族の傀儡から長い年月を経て主導権を獲得し、百年戦争を終わらせ、フランスに王権と秩序を取り戻した手腕に由来。
無力の殻:A
宝具を発動していない場合、能力値が落ち込み、サーヴァントとして感知されなくなる。
逆に、宝具使用によって魔人となった際には反動のように能力値が爆発的に跳ね上がる。>>104
【宝具】
『王の戴冠(ル・ロワ・エ・モール、ヴィヴ・ル・ロワ)』
ランク:A 種別:対国宝具 レンジ:99 最大捕捉:1国
運命の転機となったランスの大聖堂での戴冠が宝具となったもの。
真名を開放する事でランスの戴冠式の様相が幻術的に再現され、シャルル七世を唯一のフランス王とする結界を展開する。
この結界内においてシャルル七世はBランクのカリスマおよびフランス由来の神秘に対する絶大な抵抗力を獲得し
また他者のフランス王権に由来するスキル・宝具を尽く封印する。(シャルル七世が唯一のフランス王である=他者のフランス王権の否定)
しかし、バーサーカーの霊基のシャルル七世にはこの宝具を発動する事ができない。
バーサーカーのシャルル七世は、ジャンヌを見捨てた後悔を中核として成立した霊基であるが故に、自らの王聖を確信できないのだ。>>105
『聖女証す審理集成(ラ・ピュセル)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
ジャン・ブレアルの手で完成されたジャンヌに関する審理集成が宝具化したもの。
ジャンヌの復権裁判で用いられた逸話から、欺瞞、中傷、不正、矛盾といった悪性情報を破却し、対象をあるべきカタチに戻す宝具。
……だったのだが、狂化の影響で効力が歪み、ジャンヌを貶めた様々な悪性情報をシャルル自身の内に吸い込む宝具に変質してしまった。
シャルル七世は常時この宝具の影響を受け風貌が変質してしまっているが、その本領は真名を解放した際に現れる。
すなわち、悪魔と契約し、様々な黒魔術を行使し、毒炎の砲火を撒き散らし、自らの身さえも焼き焦がす魔女ジャンヌ伝承の具現化である。
黒魔術を思わせる神秘を振るうが、厳密には魔術はなく当時の人々のイメージを反映したもの。故に対魔力では無効化されない。
この宝具の影響によりシャルルは期せずして両性具有にもなってしまっているが
皮肉にも、生前のジャンヌの噂には彼女を両性具有の天使であるとするものがあったともいう。
【Weapon】
『ラヴィクトワール』:父・シャルル六世狂気王より継承した剣。
『ラビアンエメ』:シャルル七世の剣。その銘は親愛の意。ちなみに狂気に陥る前の父は親愛王と渾名されていたとか。>>106
【解説】
フランス・ヴァロワ朝の第五代国王。勝利王とあだ名される。聖女ジャンヌの助けによって戴冠した事でも有名。
国内の二代党派による内戦、英国という外患に苦しめられながらも、百年戦争をフランスの勝利で終わらせ、秩序を回復した王。
聖女ジャンヌをはじめとする功臣達は高く評価される一方、本人の評価は今なお毀誉褒貶により定まっていない。
†
フランス王・シャルル六世と王妃イザボーの間に生まれる。
シャルルは五男であり玉座を継承する可能性の低い王族であったが、兄たちが次々に死去していった事で14歳で王太子となる。
しかし、当時のフランスは国王シャルル六世の発狂による統治能力の喪失、
それに伴う国内の大派閥――ブルゴーニュ派とアルマニャック派による内戦、
イギリス王ヘンリー五世の侵攻と内憂外患の有り様を呈しており
フランスの王権そのものが有力貴族の思惑に振り回される神輿でしかないという状況であった。
この頃、王都パリとシャルル六世らフランス王権はアルマニャック派の支配下にあったが
ブルゴーニュ派の棟梁であるブルゴーニュ公ジャンがパリを奇襲し、これを制圧。
パリ市民や王妃イザボーはこれを歓迎する姿勢を見せ、王権はブルゴーニュ派の隷下に置かれるかに思われた。
しかし、シャルル七世はアルマニャック派と共にフランス南部のブールジュへと落ち延び、父王に代わってフランスを統治する執政として亡命政権を樹立する。>>107
この時、シャルル七世は若干15歳であり、実態はアルマニャック派など有力貴族の傀儡に過ぎなかったとも言われる。
ブルゴーニュ公ジャンとの和平および対英国の盟約を結ぶための交渉中にこれを暗殺し、
激怒したブルゴーニュ派を完全にイギリスに与させたのがこの頃の失敗の最たるものとされるが、
シャルル七世がこれにどれだけ関与したかは未知数である。
イギリス王ヘンリー五世はブルゴーニュ派と彼らが有するフランス王らを支配下に置き、フランス王位の継承者と摂政を兼任した。
さらに父王シャルル六世や王妃イザボーを動かしてシャルル七世を廃嫡させ、フランス北部の支配権を確立する。
一方、シャルル七世の側もその政治手腕を開花させていった。
自らを支援する各勢力の利害を上手く操縦し、義母であるアンジュー公妃ヨランド・ダラゴンの支援を背景に徐々に主導権を獲得。
南フランスの各地を歴訪して支持を盤石なものとし、スコットランドの援軍を取り付け、ダージェの戦いでイギリス軍を打ち破っている。
ヴェルヌイユの戦いでの大敗によって軍事力の大半を喪失した後はさすがに意気を喪失し引き籠もっていたようだが
ヨランド・ダラゴンの精力的な活動のお陰で窮地を脱する。
長引く戦いに疲弊したブルゴーニュ派との休戦の密約を契機とした関係強化や
ブルゴーニュ派の要望(ブルゴーニュ公ジャンの暗殺に関与した者の追放)を利用した人事の刷新などはヨランドの功績と目されている。
(尤もヨランドの口添えで元帥となった硬骨漢アルテュール・ド・リッシュモンと
アルマニャック派の筆頭侍従ジョルジュ・ド・ラトレモイユの対立に振り回される事にもなったが)>>108
オルレアンを巡る攻防では聖女ジャンヌの登場までシャルル七世は手をこまねいていたとする印象が強いが
実際には軍資金をかき集め(領内を行脚して支援を求めた)、軍勢を再編し、情報と兵力で勝る戦況を築き上げていた。
……筈だったのだが味方の内輪もめや失態が続き、戦局はむしろイギリス優位に傾いていく。
これを打開したのが聖女ジャンヌの登場であり、彼女に鼓舞されたフランス軍は本来の兵力的優位性を存分に発揮するようになる。
オルレアンの開放、パティの戦いの勝利、そしてランスに至るまでの快進撃は、
彼女が士気を鼓舞し、統率を欠いたフランス軍に一定の指向性を与えていなければ為し得なかった事だろう。
しかし、ランスでシャルル七世が戴冠した後は
パリ進撃を主張する聖女ジャンヌと地盤固めを優先するシャルル七世の政治的対立が表面化するようになる。
相次ぐ戦いでの無理が祟って財政難に陥り停戦を望む者が多かった事、貨幣の改鋳は経済崩壊を招くとシャルル七世が理解していた事、
ラトレモイユが提供する軍資がなければ戦えないのに、そのラトレモイユがジャンヌに敵意を抱いていた事など理由は色々とあったが
何よりジャンヌの政治的代替となり得る『もう一人のオルレアンの英雄』ジル・ド・レェの存在が、シャルル七世にジャンヌを見捨てさせる決定打となった。
(ジル・ド・レェはジャンヌと合流した後に「ラトレモイユに生涯かけて仕える」と宣誓したラトレモイユの懐刀であり
ラトレモイユの政敵であるという理由で名将リッシュモンとジャンヌとの同道を妨害するなど、敵との戦いよりも政争に熱心だった。
ジルを重用しジャンヌを見捨てる事は、不満を示すラトレモイユを懐柔する為の政治的行動だったとも言える)
その後、ジャンヌはパリ攻撃に失敗し、コンピエーニュの戦いにも敗れ、虜囚となった後に火刑に処された。
シャルル七世は虜囚となったジャンヌを解放するように働きかけたが、身代金を支払う気はなかったという。
一方でジャンヌの死については「非常に苦しい痛みを感じた」との言葉も残しており
後に彼女の名誉を復権させる為の裁判を行っている。(ラトレモイユを失脚させた事でジル以外の象徴が必要になったというのもある)>>109
ジャンヌの登場を分岐点として語られる事が多い百年戦争だが
実際はジャンヌの没後も二十年以上もの長きに渡って戦争は続いた。
その中にあってシャルル七世は精力的に働いている。
ヨランド・ダラゴンの策謀に乗ってラトモレイユを更迭した後、主導権を確立し、
ブルゴーニュ派と正式に和約を結ぶ事で彼らにフランス王として認めさせ“フランス王”としての権威を内外に示した。
満を持して発したリッシュモンを元帥とする遠征軍も快進撃を続け、パリを解放する事にも成功。
税制改革により財政を再建し、軍制を改革して常備軍も編成した。
この常備軍の力によって、イギリス方の残党や職を失い賊となった傭兵を駆逐。
王権強化に反発する貴族らの勢力も常備軍の力で減殺.する一方、彼らの一部を常備軍の指揮官に任じる事で懐柔した。
かくしてフランス王権は、長らく失っていたフランス支配の主導権と権威を取り戻したのである。
それはとりも直さずフランス全土に平和と秩序が取り戻される事も意味した。
百年戦争を集結させ、フランスの秩序を再建した修復者とも言われるシャルル七世だったが、本人の晩年は不幸なものであった。
特に息子のルイ十一世との陰惨な謀略戦や愛妾アニェスの横死は、彼の寿命を縮める痛恨事であっただろう。
臨終を迎えた時、シャルル七世は自らを「世界一罪の深い男」と評し
(同じく罪深いとされた)マグダラのマリアの祝日に死する事を神の思し召しだと感謝したという。
度々、冷酷な政治的判断を下してきたシャルル七世だが、罪悪感がないわけではなかったのだろう。
後継者になったルイ十一世は、そうした罪悪感を欠片も抱かない人間だったが故に、父以上に冷酷かつ優れた支配者として君臨した。>>110
【人物像】
万事に悲観的な小心者。行動力に欠け、権力欲も薄く、信頼を置く身内とだけ一緒にいたがる小市民気質。
大きな望みは持たないが、つまみ食い程度のちょっとした欲望には流される。美人にも弱い。
その癖、体面を気にしたり罪悪感に駆られる程度の良心は持っている平凡メンタル。
英霊にしては珍しくそもそも戦い自体を好まない。生前は敵や裏切り者を助命する事もしばしばだった。
その在り方は慈悲深いとも軟弱とも取れるが、冷徹に利害を計算した上での行動でもある。
利害を計算した上でなければ生来の優しさを発露できない(そうでなければ生き残れなかった)と言い換えてもいい。
基本的には人当たりが良いが、それは他者の顔色を伺い続けたが故の処世術。
その本性は、相手の内心を意識せずとも汲み取り、相手が望むように振る舞いながら、密かに操縦・誘導できる宮廷政治の天才。
渉外や複数勢力の利害調整に優れ、決定的な瞬間まで他者に脅威と思われない。
誰もがシャルルに欲求を飲ませていた筈なのに、気がついたらシャルルが一番得をしている、
誰もに言いように利用されていた筈なのに、いつの間にかシャルルが最も力を持っている、という具合。
だが、精神面では凡庸なシャルルにとって、俗欲と奸悪が溢れる政治に生きる事は良心の呵責を伴う苦行であった。
対立した敵、裏切った者であっても命だけは助ける事が多かったのは
フランスの利益を鑑みての判断ではあったが、何より彼が自らの心の平穏を守るための最後の一線でもあったと言える。>>111
だが、精神面では凡庸なシャルルにとって、俗欲と奸悪が溢れる政治に生きる事は良心の呵責を伴う苦行であった。
対立した敵、裏切った者であっても命だけは助ける事が多かったのは
フランスの利益を鑑みての判断ではあったが、何より彼が自らの心の平穏を守るための最後の一線でもあったと言える。
それ故にこそ、ジャンヌを見捨てた事については大きな悔恨が残っていた。
王としての計算は今なお正しい選択だったと断定している。あの段階でラトレモイユの不興を買う訳にはいかなかった、と。
だが、己の感情はジャンヌの名誉を復権させた今もなお、最後の一線を超えた裏切りだと蔑んでいる。
通常の召喚であればその後悔をも乗り越えた王としての精神性を有するが、バーサーカーのクラスで召喚された場合は慙愧の念が表面化する。
――誰もが欲得ずくで自分を立ててくれていた中、あの少女だけは自分を心から敬愛してくれていた。
――その事を理解していながら、自分はあの少女を利用し、使い潰した。
――純粋に己を慕う者を利用し、踏み躙る。これ以上の罪がどこにあろうか。
――この程度の末路では足りない。欲得ありきの陰謀で死ぬのでは、己の罪深さとは釣り合わない。
――――もしも己の罪を贖うに足る罰があるとするならば。
――――それは、あの聖女以外には下し得まい。>>112
【関連人物】
ジャンヌ・ダルク:「最初に出会った時、二人きりで会話をしたね。あの時の秘密について答えられるかい?
答えられぬなら偽者(ジャンヌ・デ・ザルモアーズ)の再来に過ぎないが。
もし答えられるというのなら、それこそ神の思し召し。断罪の使者を遣わす神意に違いない」
ジャンヌ(オルタ):「あの頃、自称ジャンヌ・ダルクはたくさんいたよ。ま、ジル(怪物)の娘というのは珍しいけど」
ジル・ド・レェ:「同族嫌悪もあるけどさ。どうしたってコイツは好きにはなれないね。
ジャンヌの幕下にあった頃からラトレモイユに生涯仕えると誓約した男。遺産目当てで貴族の母娘を攫ったやくざ者。自己顕示欲に塗れた俗人。
ジャンヌの近侍ぶって葛藤していても、本性は汚れきった悪漢さ。ま、そこ含めてボクの同類か……」
シェイクスピア「文才以上にその厚顔ぶりに舌を巻くよ。彼の筆の前では聖女は魔女に、愚将は名将に、妄言は箴言に早変わりだ」
アルトリア「硬骨で真っ直ぐ。リッシュモン伯の女性版かな? そういやあいつもアーサー王の再来って言われてたっけ……」
ナポレオン:「ジャンヌを祭り上げた後世のフランス皇帝か。あなたに最大限の感謝を。
そこに政治的な打算があったのだとしても、あなたは本来彼女に与えられるべきだった栄誉を与えてくれた」
【蛇足】リクエストにあったので。宝具や性格はリクエストの要望を盛り込んだ形。「欺き騙すは狸の本分、ってことでぽんぽこりんっと(牛若丸の姿に変化した)」
【元ネタ】太三郎狸伝説
【CLASS】プリテンダー
【真名】太三郎狸
【異名・別名・表記揺れ】幻影のプリテンダー
【性別】女性
【身長・体重】155cm・39kg
【肌色】白 【髪色】黒/焦げ茶色 【瞳色】緑
【スリーサイズ】その日の気分
【外見・容姿】
黒と焦げ茶色が混ざったロングヘアーを一つ結びにした少女。
服装は緑の着物に茶色の帯、草履を履いている。
【地域】日本
【年代】不明~明治時代?
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・ケモノ科・猛獣・神性
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:B 宝具:EX>>116
【宝具】
『空花乱墜(くうげらんつい)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:不明 最大捕捉:1~300
太三郎狸の使う幻術が宝具として昇華されたもの。
主な用途は源平合戦の戦場の再現。
世界のテクスチャさえも騙し、源義経や那須与一といった名だたる英雄達が入り乱れる戦場を作り出す大幻術である。
相手の五感全てを騙し、血の匂いや風の音、さらには斬られれば痛みを感じさせる、実際にその場に居た人物であっても幻術であると見破ることは難しい。
固有結界ではなく幻術という特性上、長時間の展開が可能であり、源平合戦以外の風景も見せることが可能と自由度が高い。
その他には自身の死を偽装することや、敵を自身の幻と戦わせるなど出来ることは多種多様、それゆえ宝具ランクは評価規格外となっている。>>117
【Weapon】
『無し』
【解説】
屋島の化け狸、太三郎狸。
日本三名狸の一匹に数えられる四国の狸の総大将。
鑑真の時代には四国にいたとされ、盲目の鑑真を案内したという伝説が伝わっている、また老人に化けて空海を案内した、この時の空海との交流によって太三郎狸は学問の大切さを悟り、屋島に狸の大学を設けて、多くの名のある狸が修行を積んだとされる。
平安時代には矢傷を負っていたところを平重盛に助けられたことから平家に恩義を感じ、平家の守護を誓った。
平家の滅亡後は年に一度、屋島の戦いを幻術で再現したという。
その後も江戸時代末期に起きたという阿波狸合戦の仲裁や日露戦争に出兵し小豆を兵隊に変えて戦ったなど、太三郎狸は千年以上も伝説を作り続けた。
英霊太三郎狸の正体
その正体は江戸時代の阿波国に生きていた髪結いの女性である。
彼女は未来視の魔眼を持っておりその力で未来を予言していた。
魔眼の存在を知らない阿波の人々は髪結いの女性に狸の霊が取り憑いたと考えるようになった。
いつしか彼女の逸話は太三郎狸の伝説に組み込まれた、そして彼女は死後に太三郎狸そのものとして人理に刻まれたのだった。>>119
【因縁キャラ】
紅姫天王:獣三人娘の紅の字
「紅の字、土佐はそっちではないぞ」
丑御前:獣三人娘の丑の字
「丑の字、ずいぶん髪が痛んでおるな、今度徹底的に髪の手入れをしてやろう」
鑑真、空海:道案内をした僧侶
「儂の正体に気付いたのはあの二人と、あと……」「チェェェェストォォォォォッ!!!」
田中新兵衛
【元ネタ】史実、幕末四大人斬り
【CLASS】アサシン
【真名】田中新兵衛
【性別】男性
【身長・体重】192cm・110kg
【外見・容姿】原作準拠
【地域】日本
【年代】19世紀・幕末:1832年〜1863年
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:E 幸運:D 宝具:D>>121
【クラス別スキル】
気配遮断:A
完全に気配を絶つ。探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。ただし自らが攻撃態勢に移ると隠密性は大きく落ちる。
一度標的と定めた相手が例え何処に逃げ隠れようとも追跡を可能とする。その気になれば、対象に勘付かれる事なく一ヶ月近くも追い回し続けることが可能。
【固有スキル】
人斬り:A+
「幕末四大人斬り」として恐れられた剣の鬼。対人戦闘における自身の殺傷能力を大幅に向上させる。
彼の場合、「抜即斬」と称される神速の抜刀術を備える一撃必殺に重きを置く剣を扱う。大上段の構えから繰り出される一撃は敵を防御ごと斬り伏せ、物理的に結界を破れるほどの破壊力を秘める。
猿叫堪え難し:B+
薬丸自顕流、野太刀の技にて伝わる技量。気合の解放と相手の威嚇制圧を目的とした“絶叫”である。気合を持って打ち込むことで筋力値にプラス補正を獲得しつつ、耳を劈くような絶叫を浴びせて相手の気勢を削る。
成功すれば、気配遮断のデメリットである攻撃時のランク低下による隙を相手の行動阻害によって打ち消す事ができる。>>122
雲耀(うんよう):A
示現流を極めた者が到達する境地。鹿島新當流「一の太刀」に相当。その太刀の速さは正に稲妻、雲の耀(かがやく)が如く、故に雲耀。
発動時に限り敏捷にプラス補正を獲得する。この体格でありながら、瞬間移動さながらの超加速を可能とする。
猿叫が聞こえたら最後、相手は斬られた事にすら気付かず絶命するであろう。
二の太刀要らず:A++
雲耀=“空を走る稲妻”に形容されるほどの神速から繰り出される必殺剣。剣豪クラスの強者が複数人所属する新選組の局長を務めた近藤勇をして“外(かわ)せ”と言わしめた薩摩の初太刀。
初太刀から全身全霊を掛けて叩き斬る『先手必勝』の奥義にして意地。初太刀から連続して放つ事もでき、初太刀を外された場合においても追撃が可能という、標的を絶対確実に仕留める心情が顕になった剣である。
その威力は“対人”魔剣というには明らかに過剰な破壊力を有しており、実質的に“対軍”魔剣と形容した方が相応しい。>>124
【解説】
幕末の薩摩藩士、尊王攘夷派の志士。尊王攘夷とは、国家の君主たる王を尊び、王や国家の存在を脅かす外敵を斥けようとする思想。
都を震撼させた「四大人斬り」の一人として数多くの要人を襲撃し、しかもその殆どを成功させた凄腕の暗殺者。命令されれば敵味方問わず、その犠牲者の多さや悪名高さから、いつしか「人斬り新兵衛」と呼ばれ恐れられるようになった。
幕末における人斬りとは、実際には「多人数で一人を○す」というのが基本である。対象を確実に○すことが一番重要であるため、凄腕一人にやらせるより並の腕の剣士複数人にやらせたほうが逃げられる確率も減り、成功率が高くなる。
しかし、ここは型月世界。その「当たり前」を無視して、たった一人投入された新兵衛が如何に凄腕であったかが窺い知れるだろう……という設定。>>125
【人物・性格】
先手必勝。罠や結界を強引に破壊して、絶対に初戦で相手を仕留める系の暗殺者。通常攻撃が対軍規模の範囲と破壊力を持っている。恐ろしく目立つが、相手を斬ってしまえば問題ない。万が一失敗しても高度な隠密性能で逃走、からの執念深く獲物を追い詰め必ず仕留める。ただし、一度戦った相手には対抗策を取られやすいのが難点。
良くも悪くも、本人の力量に全投入したサーヴァントである。マスター○しには一家言あり。【元ネタ】史実、『平家物語』、『海御前伝説』
【CLASS】バーサーカー
【真名】平教経/海御前
【異名・別名・表記揺れ】能登守教経、能登殿
【性別】女性
【身長・体重】174cm・55kg
【肌色】薄橙 【髪色】鉛 【瞳色】碧
【外見・容姿】長身細身の雅な女武者。額に生えた小さな2本の角をぱっつん前髪で隠している。
【地域】日本
【年代】平安時代(1160年-1185年)
【属性】秩序・中庸
【副属性】地
【その他属性】人型・魔性・鬼
【ステータス】筋力:B+ 耐久:B 敏捷:B 魔力:B 幸運:C 宝具:C+
【クラス別スキル】
狂化:EX
バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。
理性は失われていないが、本来忌み嫌う鬼の力を受け入れて、積極的に使用する程度には狂っている。また源氏の人物に相対すると、敵味方関係なく相手の息の根を止めるまで暴れ狂う。>>127
【固有スキル】
平氏の武練:A+
『無窮の武練』の亜種スキル。その時代における武士の頂の一つ。
「王城一の強弓精兵」と謳われるほどの平家随一の猛将は、たとえ如何なる状況下でも、その武芸が揺らぐことはない。
鬼種の魔(水):B+
鬼の異能、魔性を現す。『天性の魔』や『怪力』、『魔力放出』などの混合スキル。『魔力放出』の形は「水」。
平教経は鬼との混血であり、死後水妖・海御前に変生した。そのため生前より鬼の力を熟知し、『魔力放出』の最大出力が上昇している。
平家に非ずんば人に非ず:EX
栄華を極めた平家の一族がもつ矜持と傲慢。平時忠が残した呪いの言葉は、教経の「人」として生きる支えとなった。
鬼種がもつ反転の衝動を抑える自己抑制の一種であり、非常に高い精神異常耐性を持つ。>>128
【宝具】
『厳島の友成(いつくしまのともなり)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1~10人
平教経が所有したと伝えられる名刀。厳島神社に献納され、今もなお現存する国宝。宗像三女神の祝福を授かった刀身は水の神気を宿す。
この宝具の所有者は三女神の一柱である市杵島姫命であり、本来は水の神気を通じて荒海を鎮める権能を持つAランクの対海宝具。
教経は女神より譲り受ける形でこの宝具を使用している。権能を行使することはできないが、市杵島姫命が司る「水」の斬撃を放つことはできる。また『鬼種の魔(水)』と併用することで激しい奔流の一撃を放つことが可能。
『僑軍孤進・死出の旅路(きょうぐんこしん・しでのたびじ)』
ランク:C+ 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:1人
壇ノ浦の戦いにおいて、ただ一人源氏を屠り続け、怪力無双の武士たちを力尽くで道連れにした逸話の再現。一時的に鬼の血を覚醒させる自己強化宝具。
発動中は2本の角が大きく伸び、沸る身体から水蒸気を放ちながら筋力と耐久のステータスを大幅に向上し、体力は毎ターン回復し続ける。特に筋力は人の身では絶対に不可能なランクであるA++に到達し、鬼神の如く敵陣を蹂躙する。
しかし、肉体の限界を無視した自己強化の代償は大きく、効果時間終了時には自身の霊核に大きなヒビが入り、四肢の部分崩壊が起きる。>>129
【Weapon】
『厳島の友成』
前述する宝具であり、主武装。
『無銘・大長刀』
総長九尺(柄の長さ五尺と刃長四尺)はある白柄の薙刀
『無銘・弓』
状況に応じて武器種を使い分ける。太刀と薙刀による変則二刀流も可能。
【解説】
落ちゆく平家に生まれた平安末期の武将であり、史実では男性。平清盛の姪にして、「王城一の強弓精兵」と謳われるほどの武の天才。能登守教経、能登殿とも呼ばれる。
『平家物語』では平家随一の猛将として治承・永寿の乱(源平合戦)に参戦し、一ノ谷と屋島、そして壇ノ浦ではその武を遺憾無く発揮する。
特に卓越した弓術は、義経四天王をはじめとした多くの兵を討ち取り、彼女の矢面で立っている者はいなかったほど。
しかし、武の天才をもってしても源氏の猛攻を止めることは叶わず、壇ノ浦では幼き天皇、父をはじめとした平家の一族が次々入水していった。
そのような状況でも教経はただ一人戦い続け、敵の大将である源義経の首を求めて次から次へと船上を飛び回った。ついに義経と対峙するも八艘跳で逃げられ、最期は怪力無双の武士たちを道連れに入水し、26年の人生に終わりを告げた。
また、平教経には海御前という妻がおり、海御前は壇ノ浦の入水後に水妖へと変生し、九州で河童の棟梁になったという伝承が残されている。
しかし、両者ともに夫婦仲はおろか生前に関する逸話には不明な部分が多く、記録上では教経に子供はいない。>>131
【人物像】
高潔で颯爽とした女丈夫。
平家としての矜持を強く持ち、己を強く律し、掟破りを好まない。故にクールな印象を与えるが、その実はとても涙脆く、親しい者には柔和な顔つきで接する。
また子供が戦いに参加することは望まず、召喚者が子供である場合、辞退することを強く勧める。
これは自身に仕えた侍童や幼き天皇を守れなかった生前の後悔から来るものであり、これ以上小さな命を目の前で失いたくない心の現れである。
源氏に関しては一族を滅ぼしたため許したことなどないが、知らない所で源氏は滅び、河童を引き連れ残党狩りをしていたため怒りは少し収まっている。ただし、会ったら息の根は止める程度には襲う。
イメージカラー:淀んだ碧
特技:百発百中、水泳
好きなもの:平家、きゅうり
嫌いなもの:源氏、掟破り
天敵:源義経
願い:召喚者の護衛を完遂すること
【一人称】私(わたくし) 【二人称】貴方、貴女 【三人称】彼、彼女「私が死の眠りから起きた時、世界は恐怖に見舞われるだろう」――ティムールの棺に刻まれた警句。
【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】ティムール
【異名・別名・表記揺れ】チムール、テムル、帖木児、タメルラング、ティムーリ・ラング、ティムール・イ・ラング、タンバレイン、タムレイン、タマレイン(表記揺れ) キュレゲン、サーヒブ・キラーン(称号)
【性別】男性
【身長・体重】170cm・65kg
【外見・容姿】老いたる騎馬民族。片足と片腕が負傷の後遺症により萎えている。瞼は垂れ下がりほとんど目を開けられないが、漏れ出る眼光は炯々と輝いている。
【地域】中央アジア、西アジア
【年代】14世紀~15世紀初頭
【属性】中立・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型 王
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷E 魔力B 幸運A+ 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:E~A++
自身に有利な陣地を作り上げる。ティムールの場合は宝具『万骨枯らす英雄譚』の成長に従いランクが上昇していく。
道具作成(偽):E~A++
魔力を帯びた器具を作成する。ティムールの場合は宝具『万骨枯らす英雄譚』の産物である。>>134
【固有スキル】
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
戦闘機動(馬):A
騎乗状態での戦闘に習熟している。騎乗状態での攻撃判定及びダメージにプラスボーナス。
騎乗していない状態での戦闘力が減少するというデメリットが存在する。
神の災難:A+
軍略、戦略、加虐体質の複合スキル。ティムールの軍事的天才と度を越した殺戮に由来するスキル。
勝つための軍制・兵站の整備や諜報・調略などの事前工作、戦場で七軍を的確に指揮する手腕と、その比類なき残虐性を示す。
イギリスの作家クリストファー・マーロウはタンバレイン大王(ティムール)を「神の災難」と評したという。>>135
サーヒブ・キラーン:A
「光り輝く星が高貴な天空から上った」「太陽は知恵、金星は天命、木星は良心」――史家サマルカンディーの対句詩。
自らの出生譚が纏わる雅号と占星術・類感魔術に由来するスキル。皇帝特権とは似て非なるもの。
惑星直列時の出生したという逸話(事実とは異なる)を共通項として
過去の覇王(イスカンダル、チンギス・ハンなど)とティムール自身とを魔術的に類似した存在として扱う。
これによりティムールは霊基を一時的に改竄し、彼らが有するスキル一つを習得した状態となる。
普段のティムールは世界帝国の長に相応しい威厳を見せる為に、彼の覇王のカリスマをコピーしている。
サーヒブ・キラーンとは本来二つの吉兆の惑星(金星と木星)が太陽と重なる現象を指す。
(不吉な星である火星と土星が太陽と重なる現象も同じ言葉で表現されるが)
その瞬間に生まれ、吉兆に恵まれる者を指す称号としても扱われ、イスカンダルやチンギス・ハンも同じ雅称で呼ばれる事があった。>>136
【宝具】
『王の盤面(シャトランジ・アルカビール)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:99 最大捕捉:1000人
ティムールが発明したとされるチェスの一種『タメルラン・チェス』とそれに纏わる伝説が、その軍才と共に宝具となったもの。
曰く、ティムールは夜中に一人で巨大なチェス盤を前に駒を動かし、戦術の着想を得ていた、という伝説が存在する。
それが昇華された事で、この宝具は敵との戦闘の前に必勝の運命を形作るものへと変貌した。
傍目にはティムールが駒を動かしているように思えるが、実際はティムール自身にも計り知れない未来の暗喩。
その暗喩をティムールが解読する事で、逆説的にティムールの勝利が因果レベルで確定する。
(TRPG的に処理するなら、戦闘中、ティムールの敗北に直結する判定が強制的に失敗するようになる)
なお、暗号解読の難易度は、ティムールが敵について把握している情報が多いほど低下する。
敵のプロフィール・パーソナリティを熟知していれば、一夜とかけずに必勝の運命を定めることができるだろう。
この宝具を破るには
・ティムールが暗喩の解読に成功する前に戦いを挑む。
・ティムールがこちらについて情報を把握する前に襲撃する。
・幸運による対抗判定に成功して決定づけられた運命を覆す。
などの対処が必要となる。>>137
『万骨枯らす英雄譚(マルフーザート・エ・ティムーリ)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
「ティムールの自伝」の翻訳――という名目でムガル帝国の皇帝シャー・ジャーハーンに献上された書物。
その名は「ティムールの言葉」を意味する。
恐らくは偽書であり、ティムールの生涯を英雄譚として物語化せしめたもの。
しかし、セミラミスの『虚栄の空中庭園』同様、信仰が集まった事で魔導書型の宝具となった。
宝具としての機能は「ティムールの生涯」という物語(虚構)と、実際に存在する生命の血肉(現実)とをすり替えるというもの。
書物を開く事で彼が創り上げた軍勢、都市、建設物(髑髏の塔含む)などを幻想として具現化する――のだが
本質が偽りに依拠するが故か、初期状態では現実に干渉できない、蜃気楼の如き虚構でしかない。
しかし、ティムールが人間ないしそれに類する知性体の血肉を情報体として“解体”し取り込む事で
喚び出す幻想の強度は上昇し、現実への干渉力も増していく。
一国を滅ぼす程の殺戮の末であれば、騎兵、歩兵、象兵が織りなす大軍勢や
青の都、黄道十二宮に擬えた庭園、武具工房、倉庫、牢獄、墓廊、鎖の宮殿、白の宮殿といった
在りし日の大帝国の威容を喚び出し、テクスチャを塗り替える事も不可能ではないだろう。
尤も、その影には血肉を情報体として取り込まれた命の残骸――無数の白骨が散らばっているだろうが。>>138
【解説】
ティムール朝の建国者。モンゴル帝国の復活を掲げて世界帝国を築き上げた軍事的天才。その名は鉄を意味する。
数多といる同名の人物達と区別する為に、ティムール・イ・ラング(跛者)やその訛称で呼ばれる事が多い。
文盲ながら知識力に優れ、有用な学者や文化人に敬意を払う一方、それ以外の人間に対しては過剰な残虐性を示したという。
征服事業だけでなく造営事業に置いても広く知られる。特に青の都サマルカンドとアクサライ宮殿の建築で名高い。
†
若年期の時の出来事について信憑性の高い史料はない。没落貴族の出とする逸話もあるが疑わしい。
強盗団を率いていたところを西チャガタイ・ハン国の有力者カザガンに見出されたとされ、配下に加わったとされる。
その後、カザガンの暗殺、その子アブドゥラーフの失脚を経て
西チャガタイ・ハン国は有力貴族達やモグーリスタン・ハン国の勢力が相争う群雄割拠の様相を呈するようになる。
モグーリスタン・ハン国の支配者トゥグルク・ティムール・ハンに高く評価され、支配権を容認されたが
ティムール自身は現地民の支持を得られず、むしろ現地の有力者に仕えてモグーリスタン軍と戦う事が多かった。
やがてティムールは旧主カザガンの孫であるフサインと同盟を結び、モグーリスタン軍と戦う事になる。
泥沼の戦いでは手痛い敗北を喫して遁走したが、本拠サマルカンドは反モンゴル族を掲げる市民(サルバダール)の手によって守られた。
しかし、ティムールらは勝利に貢献した市民の力を危険視し、歓待を装っての騙し討ちによって彼らを一人を除いて皆殺.しにしたという。>>139
その後、サマルカンドにフサインを指導者、ティムールを補佐役とする政治体制を確立させたが
集権化を目指し重税を敷くフサインと、その動きを逆に利用して声望を高めようとするティムールの関係は日に日に悪化していった。
二人の対立はしばしば軍事的衝突に発展したが、モグーリスタンという外部からの脅威もあった為、和戦を繰り返した。
やがてティムールは反フサイン勢力を糾合する一方、
スーフィズム(イスラム神秘主義)の協力やモンゴル帝国の末裔ソユルガトミシュの擁立など既存の権威も利用し、フサインを追い落とした。
その後、フサインやその支持勢力の多くを抹殺した末に、ティムールは西チャガタイ・ハン国の旧領を支配する事実上の指導者となった。
ただし、彼自身はチンギス・ハンの旧法を尊重してハンを名乗らず、ハーンの娘婿を意味する「キュレゲン」と称したという。
以後もティムールは飽くことなく遠征と殺戮を繰り広げる。
旧敵モグーリスタン国に度々攻勢をかける一方で、スーフィー朝が支配するホラズムにも勢力を拡げる。
この戦いの過程でティムールは国内の部族長達の相次ぐ反乱・離反にも苦しめられたが
ティムールはそのいずれにも力によって迅速・果断に対処し
厳罰や氏族の解体、股肱の臣を部族の指導者に据えるなどの処置によって国内の統制を強化していった。
一方、北方のジョチ・ウルスに対しては、亡命してきたジョチ・ウルスの王族トクタミシュを支援する事で対処している。>>140
モグーリスタン国やスーフィー朝の勢力が弱まると
ティムールはモンゴル帝国の復権を大義名分としてペルシアへの遠征に乗り出した。
当初の動機はペルシアの諸国を従属させる事や、家畜や労働力の確保、肥大化した軍勢を維持するための略奪などが目的だったという。
しかし、従属国に対する重税や現地民のケシュやサマルカンドへの連行、それに苦しんだ人々の反乱と虐殺の繰り返しは
結果としてペルシアの諸勢力の滅亡とティムールによる一元支配体制の確立に繋がった。
三年戦役と呼ばれる西アジアの遠征でもペルシア遠征と同様の流れで現地の国家を次々に轢殺していったティムールだが、
同じく西アジアを狙うトクタミシュと対立を深めていく事となる。
かつて支援した縁もあり、ティムールはトクタミシュとの和約を模索したが
遠征中のティムールの本領にトクタミシュの軍勢が侵攻した事でついに決裂。
猛烈な勢いで軍を返し、トクタミシュの軍勢とそれに呼応した反乱勢力を撃滅した。
その後、モグーリスタン国を攻めて親ティムールの君主を立てる事で後顧の憂いを無くし
トクタミシュの本領であるジョチ・ウルスへと侵攻。
コンドゥルチャ川の戦いでトクタミシュの軍勢を大破し、その勢力を大いに弱めた。>>141
ティムールはトクタミシュを滅ぼすより先に西アジア遠征を再開したが
再起したトクタミシュは西アジアの諸国と共に反ティムール同盟を結成し、ティムール領への再侵攻を開始する。
これを受けてティムールは反ティムール同盟の一部とトクタミシュの軍勢を次々に叩きのめした。
五年戦役と呼ばれるこの戦いで西アジアとジョチ・ウルスに覇を唱えたティムールであったが、
北方ジョチ・ウルスの支配には関心がなかったらしく、現地の有力者や王族に親ティムール政権を樹立させる事で良しとしたという。
インドに対する遠征では当初孫のピール・ムハンマドに軍を率いさせていたが、彼の苦戦を知って自ら親征。
トゥグルク朝の軍勢を次々に大破し、インドの富める各都市に対し略奪と殺戮を行い、壊滅させた。
しかし、遠征の途上(あるいは終了後)に自身の息子で猛将であるミーラーン・シャーの反乱を知り、
同地の支配権を確立する事なく軍を返し、これを鎮圧した。
ミーラーン・シャーの反乱を契機とする七年戦役では
反旗を翻した西アジアの諸勢力や反ティムール同盟の残存勢力との戦いが行われた。
ティムールはミーラーン・シャーを破って更迭し、反ティムールの姿勢を示す諸国を撃滅し、覇権の健在を示した。>>142
この七年戦役において特筆されるべきはオスマン帝国の君主バヤズィト一世との戦いである。
バヤズィト一世は西欧にも恐れられていた無敗の名将であり、ティムールとの戦いは東西の世界的名将の直接対決であった。
この所謂アンカラの戦いで、敵の誘引、その虚を突く戦略的機動、敵の調略、包囲殲滅と戦争芸術とも言える完璧な戦争を実現した。
バヤズィト一世も奮戦したが、結局は息子ムーサー共々捕虜となり、英主を失ったオスマン帝国は壊滅した。
(西欧のキリスト教国はこれを大いに喜んだが、ヨハネ騎士団の領土を奪うなど、決してキリスト教国家の味方ではなかった)
西方遠征からの帰還後、ティムールは異教徒への聖戦と称した東方の明王朝への遠征を計画する。
この時、明王朝は靖難の変に揺らいでおり、勝算は十二分にあったのだが
ティムールは遠征の途上で寒さの為に病にかかり、そのまま回復する事なく崩御した。
ティムールの遠征には騎馬民族という事を加味しても度を越した破壊と殺戮の嵐が吹き荒れた。
また征服地の人々を奴隷として首都サマルカンドや故郷ケシュに連れ帰り、数々の建設事業に従事させたという。
一方で文化人や学者、技術者は(もちろん強制的に連れてきた上でだが)礼遇し、敬意を払ったという。
余談ではあるが、彼の墓廟には「ティムールの呪い」と言われるちょっとしたエピソードがある。
曰く、ティムールの石棺は(警句が刻んであったにも関わらず)二回暴かれた。
一度目はティムールを尊敬していた後世の覇王ナーディル・シャーの手によって。二度目はソ連の学術調査によって。
そしてその度に呪いは現れた――ナーディル・シャーは次第に正気を失い、ソ連はナチスの侵略を受けたのである。>>143
【人物像】
冗談を嫌い、暗記力に優れた。数字の9を好む。ウズベキスタン発祥の格闘技「クラッシュ」の保護者であったともされる。
イスラム国家にはチンギス・ハンの法を、非イスラム国家にはイスラムの聖戦を征服戦争の大義名分とするという
思想や哲学を支配や侵略の道具としか見なさない実際家。
文盲だったが歴史やチェス(チャトランガ)など知的な遊興を好み、学者や技術者を愛し、
タメルラン・チェスの発案者でもあった――というのが歴史からうかがえる彼の人物像である。
本稿では、他者への共感性が欠けたサイコパスであり
ゲームのスコアアタックのような感覚で虐殺を愉しむ殺人狂であった、と設定する。
史実において軍に市民(敵兵にあらず)の首級を取る事をノルマとして課し
虐殺をシステマチックに進める体制を整えたのも、そうした嗜好の現れである。
一方で合理主義的な観点から、殺人スコアを伸ばす為には戦い以外の手段も必要だという事を理解している。
故に、表面上は偉大な覇王、優れた教養人を装い、スコアを伸ばすのに必要ならば殺人欲求を年単位で堪える。>>144
尤も、その残虐性は彼にとっては「無意味な生を送るよりは有意義に活用してやろう」というある種の愛情の発露でもある。
文盲でありながら比肩なき賢者でもある彼にとって、他人は「同じ人間」であるとは認識できず
一部の英俊・賢人さえも喋るオウムと同程度の存在でしかない。
天地に人間足るは我のみという強烈な自我を有するティムールにとって
殺戮は彼の娯楽として、奴隷は建造の為の工具として、部下や学者、技術者達は己が従える畜獣として
人生を無駄使いさせず、より良い方向に活用してやっている、という認識なのだ。
建設的な趣味も有しており、歴史学や文化事業、建設事業において専門家をも遥かに凌駕する見識を有する。
しかし、それらはあくまで殺人欲求をなだめる為の遊興の結果として身につけたものに過ぎない。
文盲であるにも関わらず、遊興でそれだけの見識を身につけられるという事が
彼の知性が並々ならぬものであるという事を証明しているとも言えようか。
征服者は度々反乱を受けるのが常だが、
ティムールの場合は征服地の人間のみならず創業を共にした部下でさえしばしば反乱に身を投じた。
それも彼が本質的にはカリスマではなく絶対的な力と恐怖で支配するタイプの君主であった為だろう。
大抵の場合、こういう支配者は破滅するのだが、ティムールは知謀と武略において世に冠絶していたが故に天寿を全うした。>>145
【関連人物】
イスカンダル:ティムールはイスカンダルやチンギス・ハンと言った過去の覇王を意識していたという。
彼の雅称サーヒブ・キラーンに纏わる逸話(同じように星辰が揃う時に生まれたという伝説)もそうした意識の現れだろうか。
シェイクスピア:シェイクスピアはクリストファー・マーロウの「タンバレイン大王」の影響を受けていたという。
「だが、あれは好みに合わぬ。うぬの手で三つ目の『勝利の書(ザファル・ナーマ)』を書いてみよ」とシェイクスピアに圧をかけるティムールであった。【元ネタ】日本伝承
【CLASS】ライダー
【真名】紅姫天王
【異名・別名・表記揺れ】最上位山崎紅姫天王、白狐のライダー
【性別】女性
【身長・体重】142cm・30kg
【肌色】黄色系人種 【髪色】黒 【瞳色】黒
【外見・容姿】
巫女装束を着た狐耳の生えた少女。
【地域】日本
【年代】平安時代
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・子供・神性・ケモノ科
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:E 幸運:E 宝具:B【クラス別スキル】
対魔力:C
騎乗:A
【保有スキル】
神性:C
死後、稲荷神として祀られたことで得た神性。
恐らく狐耳もこのスキルの影響によるもの。
五穀豊穣:B
稲荷神の穀物と農業の神としての力。
土地そのものを賦活させ豊作を齎す。
守護の獣:C
白狐は稲荷神の神使とされる。
稲荷神として神格化された紅姫天王も白狐を使役する能力を有する。
千里疾走:C-
長時間・長距離移動を可能とする無尽蔵の体力を有する。
また、敏捷パラメーターの一時的な急上昇、全力疾走時の耐久及び筋力パラメーターの上昇、といった効果を発揮できる。
宝具の性質上、真名解放時の威力にも上昇効果が適用される。【宝具】
『あまつきつねのおとどけもの(シューティングスター・デリバリー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1
稲荷神の神使である白狐『隈麿』に騎乗し流星の如く駆け抜ける。
生前父親に託された密書を届けられなかった無念と稲荷神の特性が合わさった宝具。
紅姫と隈麿は道中の邪魔者を蹴散らしながら飢えに苦しむ者の元へ食物を届ける。
【Weapon】
『隈麿』
紅姫天王の乗騎である白狐、紅姫天王に代わり戦闘を行う。【解説】
菅原道真の娘、紅姫が神格化された存在。
紅姫は菅原道真の左遷の際に弟の隈麿と共に道真に付き従い太宰府へと向かった。
紅姫にとって太宰府での暮らしは幸せなものとは言えなかった、翌年秋に隈麿が夭折し、立て続けに母親、そして道真を亡くすのだった。
家族の弔いを済ませた紅姫は父から託された密書を長兄、高視卿に届けるために四国へ向かうが、これを怪しんだ藤原氏の放った刺客に追われその凶刃に倒れた。
【人物・性格】
天真爛漫で世間知らずなお嬢様。
右大臣の娘として何不自由ない環境で育ったため一人で生き抜くだけの知恵も力も無いが、使命感だけは強く途中で投げ出すことを何より嫌う、使命を果たすことが出来ない場合は盛大に泣き喚き隈麿や保護者サーヴァント達を困らせる。
稲荷神は食物の神だからか、名前を紅天と略されると毒キノコみたいだからという理由でとても怒る。
なお、最近始めた紅姫デリバリーサービスは引きこもりサーヴァント達の強い味方である。イメージカラー:白
特技:無し
好きなもの:家族、いなり寿司
嫌いなもの:怖い人
天敵:飢饉
願い:高視卿に密書を届けたい
【一人称】わらわ 【二人称】そなた、名前呼び捨て 【三人称】あの人
【因縁キャラ】
菅原道真:父親。密書、届けられませんでした……。
太三郎狸:世間知らずな紅姫の保護者。
丑御前:紅姫の遊び相手、姉妹のように仲が良い。
刑部姫:狐で姫繋がりのサーヴァント、紅姫デリバリーの上得意様その1
大雷神:イザナミエイトの一人、顔を見る度に求婚してくるので困っている、紅姫デリバリーの上得意様その2
【コメント】
大雷神の設定はある程度出来てるけど、最近和鯖続きなので次は違う地域の鯖を作ります。>>132
※訂正
【人物像】の11行目
(誤)知らない所で
(正)知らぬ間に
【因縁キャラクター】
牛若丸:生前討ち取れなかった源氏の武将、戦の天才。その若き頃の姿。
少女の姿で現界していることに困惑し、怒りはかなり収まっている。正々堂々の立ち合いを望む。
平景清:平家の武者たちの成れの果て。源氏殺戮装置と化した怨霊の集合体。
それがよりによって源義経の霊基で現界していることに愕然としている。かつての同胞たちに憐憫の情を覚えつつも、衝動のままに全力で屠る。
武蔵坊弁慶:沢山いた義経四天王の一人。
以前見かけた時と容姿は異なるが、「本物なら私の矢を受けても立っていられるだろう」という訳で無数の矢を放つ。
wiki登録可【元ネタ】アルトワのエグラモール卿
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】エグラモール
【性別】男性
【身長・体重】177cm・80kg
【属性】中立・善
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力E 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。>>153【保有スキル】
厳栄戦馬:A
その背に跨る限り、ジョスト(一騎討試合)でも
トーナメント(集団試合)でも致命傷を負うことが無いという軍馬。
騎乗中に限り、前方・側面からの攻撃に対し防御数値を大きく向上させる。
傷を防ぐ力であって衝撃/落馬を防ぐ力ではないため、
実のところ、槍試合の勝敗に直接貢献はしていない。
護られている事実が勇敢さを後押しするだけである。
使い魔(犬):D+
犬を使い魔として使役できる。
思念を送るだけでも可能だが、正式な契約のもとでは
“如何な生き物でもすぐに追い抜く”とされた生前の猟犬に擬え
敏捷性を強化した上で使役する事ができる。
頑健:B
シドン王女オルガネートから贈られた、宝石のついた黄金の指輪。
物理攻撃に対する不死性を与える力を持つ、が生前に恋人へ贈り手放したため
現在の彼においては耐久値の向上・被ダメージ減少効果に留まる。>>154
【宝具】
『冒険卿かく戦えり(レスペ・アヴァンチュール)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
最愛の女性クリスタベルが彼に与えた、
使徒パウロがその手でエーゲ海の海底から引き揚げた名剣。
如何な兜もその一撃に耐えられぬ、とされる。
エグラモールはこの剣を以って巨人の腕や首を切断し、
毛皮で槍を打ち砕いた猪の頭部を牙ごと両断し、
邪竜の首を刎ねて殺す大功を挙げる事となる。
真名により魔力放出(水)に相当する効果を発揮すると共に
通常の防具や肉体による防御(皮膚・肉・骨・鱗・毛皮等々)を無効化、
神秘による護り(宝具含む)であればランク分軽減する。
ただし、基督教系由来の護りに対しては効果を持たない。
“水底より使徒が引き揚げた”この剣は、
“水向こうの異界(異教由来の他界)を基督教化した”典型例だとされる。>>155
【Weapon】
『駿馬』
シドンの王が与えた最上の馬。神秘の力を持つが、名は語られていない。
【解説】
十四世紀の英語騎士物語『アルトワのエグラモール卿』の主人公。
アルトワの古い家系に生まれ、伯爵令嬢に恋し結婚の為に冒険を繰り返す。
武芸優れたエグラモールはある伯爵に仕え、その令嬢である美女クリスタベルに恋し
結婚を望んでいる事を伯に告げるのだが、怒った伯に三つの困難な冒険を課せられる。
「恐るべき巨人がいる西方の森へ行き、証拠に奴の美しい鹿を一頭連れて来い」
彼は一晩の死闘の末に50フィートの巨人を打ち倒し、鹿でなく首を証拠に持ち帰った。
「一ヤードの牙を持ち目に入る全てを殺すか不具にする猪、これを討ち取って来い」
彼は丸三日戦い、四日目の正午にこれを殺した。現地シドン(南レバノン)の王は
この武勲の主を激賞し、祝宴に招く。名を問われた彼はふざけて『冒険卿』と名乗り、
王女オルガネートを脅かしている巨人も討ち取って、彼女と結婚する権利を得た。
だが冒険卿は今はここに留まれぬと告げ、王女は15年間あなたを待つと約束する。>>156
休息期間中に彼はクリスタベルと同衾し、彼女に子が宿る。怒り狂う伯爵は告げる、
「ローマにいる荒れ狂う竜、七マイル以内に近付く者は無いという奴を殺して来い」
彼は竜殺しを成すのだが重傷を負い、十二ヶ月に渡り皇女の看護を受ける身となった。
アルトワに竜殺しの噂が届き、エグラモールが冒険を三つとも成し遂げたと知った伯は
彼が戻る前に約束を反故にしようと、娘と生まれたばかりの孫を舟で流してしまう。
クリスタベルはエジプトに流れ着いておじであるエジプト王の庇護を受ける身となり、
赤子は途中漂着した岩島でグリフィンに攫われ、イスラエルの王に拾われ育てられる。
帰還したエグラモールは伯爵から地位を奪い、母子の魂の平穏を願い聖地へ旅立った。
15年が経ち、デガレベルと名付けられた赤子は国一番の立派な若者に育っていた。
クリスタベルは夫探しの一環として己の身を賭けた馬上槍試合をおじ王に開催させ
大変な美女がかかっているというその試合に、デガレベルを含むイスラエル王一行、
未だ未婚のオルガネートを伴ったシドン王一行、それにエグラモールがやって来る。
まずデガレベルが活躍するのだが、楯のグリフィン紋章から母子の関係が判明した。
それで新たに夫を選ぶ試合が催され、先程参戦していなかったエグラモールが優勝し、
親子三人はここにめでたく再会。エグラモールとクリスタベルは盛大な祝福を受けて
正式に結婚した。ついでにデガレベルとオルガネートも何故か結婚する事になった。「……言っても分からぬ馬鹿ばかり……」
【元ネタ】史実 三国演義
【CLASS】ランサー
【真名】張郃
【異名・別名・表記揺れ】儁乂(字) 壮侯(諡)
【性別】男性
【身長・体重】172cm・67kg
【外見・容姿】やや神経質そうな面持ちの将軍。
【地域】中国
【年代】後漢末期~三国時代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法などの大掛かりな魔術は防げない。>>158
【固有スキル】
狂化:E
通常時は狂化の恩恵を受けない。その代わり、正常な思考力を保つ。
平時は超然とした儒将として振る舞う張郃だが、戦闘時、90%以上の成功率を持つ行為判定に失敗すると逆上。
魔力と幸運を除くステータスが上昇し、暴走する。演義で生性急暴と評された所以である。
仕切り直し:A
戦闘から離脱するスキル。また不利な戦況を初期化することが出来る。
数学的思考:A-
史実において張郃が数学的知識に長けていたという記録はない。しかし、諸葛孔明の軍の兵糧の残量と撤退時期を指折り数えて正確に予測した事がある。
また、郃識変数(張郃は変数を知っていた)という正史の記述がある。
この変数とは臨機応変の策の事だが、本稿では張郃は直観的に数学的定理を組み上げる天性があった(さながらラマヌジャンのように)と設定する。
無自覚、無意識に行われる高速演算は錬金術師の分割思考にも似て未来を予測し、戦闘のみならず戦術・戦略を含めた幅広い範囲で寄与する。
しかし、張郃自身が体系的な知識を持たない為、他者に理解できるように説明する事は難しい。ランクに-がついているのはその為である。>>159
【宝具】
『臨場巧変(けいりゃく、はずれることなし)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
戦勢、地形を料り計略通りに行かない事はなかった、という用兵術(特に馬謖に勝利した際の戦術)が宝具に昇華されたもの。
諸葛孔明の石兵八陣にも似て精密無比な未来予測を行い、敵味方の優劣を逆転させる。
敵が受けている有利な補正の正負を反転させ、さらに毎ターン、スリップダメージを与える。
実際の行動としては、高速演算によって敵失や地形的弱点を導き出し、戦術・計略によってそれを利用・表面化させる、という事になる。
一対一の戦いでも効果を発揮するが、本領は多対多の大規模戦。
張郃以外には理解できない奇手、奇策と、それによる優劣の逆転は、兵法に長けた者であるほどに大きな衝撃を与えるだろう。
【Weapon】
『槍』
『衝車』:祁山で姜敍を救援した際、敗走した馬超軍が残していった大型兵器の一つ。恐らくは張魯より馬超へ供与されたもの。
アーチャークラスで喚ばれた場合は井闌(攻城塔)となる。>>160
【解説】
後漢末期~三国時代の武将。
韓馥、袁紹と君主を変えた後、官渡の戦いで曹操に寝返る。以後、曹魏の宿将として三代に渡って仕え、臨機応変の策略で名を馳せた。
演義では張飛や黄忠と引き分けるほどの猛将として描かれる一方、生性急暴(短気者)とも評される。
†
黄巾の乱に際して募兵に応じ、韓馥に仕えた。
韓馥が袁紹の脅迫に屈して領土を譲ると、そのまま袁紹に鞍替えし、公孫瓚との戦いで功績を挙げたという。
袁紹と曹操の関係が険悪化し対決姿勢を強めると、張郃は曹操と正面から戦うのではなく南方を軽騎兵で撹乱するように進言したが、容れられなかった。
その後、袁紹と曹操の間で官渡の戦いが起こると、袁紹軍は(名だたる将を何人も討ち取られながらも)大勢としては優位に立ち、曹操軍を追い詰める。
しかし、許攸の寝返りによって軍糧を烏巣の地に集積している事が漏洩し、曹操が同地を急襲する動きを見せると、一転、窮地に立たされる。
張郃は烏巣の救援を主張し、郭図は曹操の留守中に短期決戦で制圧する事を主張したが、袁紹は両案を採用するという優柔不断な行動で、どちらの目論見も果たす事ができず敗北を喫した、とされる。
(尤も、足の速い軽騎兵のみを烏巣に急行させるという袁紹の判断は、一刻を争う状況では理にかなってはいる)
それでも張郃は自身の案をそのまま容れられなかった事に腹を立て曹操軍に降伏。それを切っ掛けに袁紹軍は潰走する事となった。
(潰走の後に郭図の讒言を恐れて降伏した、とも言うが、少々疑わしい)>>161
以後は曹操軍の武将として各地を活躍し、于禁・張遼・楽進・徐晃と共に曹操幕下の名将と謳われるほどとなった。
張飛に供周り十数騎しか残らぬほどの大敗を喫した以外は、各地で武功を立てている。
劉備軍と漢中で戦った(定軍山の戦い)際には全軍の指揮を取る夏侯淵が討死し、軍は恐慌状態に陥ったが
郭淮・杜襲によって臨時の総指揮官に推された張郃が激励した事で、軍は平静を取り戻した。
敵将の劉備も張郃を評価しており、夏侯淵ではなく張郃をこそ敵軍の首魁と見込んでいたという。
曹操が没し、曹丕、曹叡と君主が移り変わっても、張郃の地位や武略が揺らぐ事はなく
曹真、夏侯尚、司馬懿といった新世代の武将たちと共に各地で功績を挙げた。
蜀の丞相・諸葛亮が魏の討伐を目指して北伐を開始すると、張郃は曹真の副将として対蜀戦線に赴き、魏軍を遅滞させようとする敵将・馬謖と対陣。
諸葛亮が涼州、雍州を侵食し、一刻を争う中であったにも関わらず、張郃は力攻めを避けて敵の水源を断つという遅攻作戦を取り、大勝利を収めた。
これにより諸葛亮の戦略は根本から崩壊。張郃はただ一度の勝利で諸葛亮を撤退に追い込むという完全勝利を収めたのである。
また、諸葛亮の第二次北伐に際しては敵の軍糧を計算し、その撤退時期を見抜いていたという。
しかし、諸葛亮の第四次北伐においては、総指揮を取る司馬懿と意見が噛み合わず、敵軍との戦いで劣勢を強いられる。
折しも長雨によって敵軍の兵站線が途絶し、撤退に追い込む事ができたが、張郃は追撃中に敵軍の矢に膝を射られ、その傷が原因で死去した。
魏略では、この追撃に張郃は反対したものの、司馬懿の命令で向かわざるを得なかったのだという。>>162
†
演義においても大筋は変わらないが、正史での策略に通暁した賢将としての側面は弱まり、武勇に優れるも気短な一面を見せる。
趙雲や馬超といった猛将に一騎打ちで敗れた事はあったが、後には張飛や黄忠と引き分ける程の活躍を見せた。
その死因は、諸葛亮が魏延・関興という自軍の猛将に敗走を演じさせて誘引し、馬忠が率いる伏兵に射.殺させる、というものになっている。
また、張郃が追撃に至る経緯も魏略の記述と異なっており、司馬懿は追撃に反対していたが張郃に押し切られた、と描写される。
【人物像・独自設定】
上辺は礼儀正しい儒将だが、その本質は天性の演算性能を備えた人間スパコン。
年代が進むに連れて張飛・黄忠といった猛将と互する程の実力者になった原因は
経験を積む程に蓄えた情報量によって脳内演算の精度を上げた事にあった、と本稿では設定する。
理解者に恵まれればラマヌジャンのような魔術的数学者にもなり得た逸材だが、周囲の無理解から癇癪持ちになり孤立していった困ったちゃん。
上辺だけでも儒将らしく振る舞うようになり、時に古例を引き合いにするようになったのは、進言を少しでも受け入れやすくする為の処世術。
それでも「ちょっと言ってる事おかしくない?」という反応をされる事もしばしば。(例え相手が名将であっても。あるいは名将であればこそ)>>163
表面的には将帥にふさわしい超然とした大人物のように見えるが
付き合いが深くなるほど(直観的脳内演算を背景とした)理解し難い言動に困惑させられる。
本人としては「こうすれば上手く行く」と確信を以って進言しているのだが
相手側からすると裏付けとなる理屈が理解不能な為(何なら張郃自身もよく理解していない事がある)受け入れられない事の方が多い。
項羽やシオンのような同類との会話は噛み合うのだが、彼らの会話は傍から見れば電波発言の応酬。
進言が容れられない事が多かったのも(戦術的)変化に巧みと評されながらも後世に史料が残らなかったのも
その戦法が常識的に考えれば道理にそぐわない愚策というべき(にも関わらず成功し続けた)事例が多かった為であり
他者に理解できるように論理立てて説明しようがなかったのだ、と本稿では設定する。
それもこれも張郃が体系的な算術を学ばなかった事に由来する。
黄巾の乱当時から戦い続けた張郃は、九章算術は無論の事、他の算術書も学べる機会がなかった。
また、本人からしても天性の計算能力で用が足りる為、いちいち学ぶ必要性を感じなかった。
結果、張郃の演算能力は既存の体系的数学論にそぐわない我流のものとなり、長じた後に様々な弊害をもたらした。
森羅万象を無意識の計算で把握する張郃の言動は、傍から見ると意味不明なものにしか映らなかったのである。(本人が無意識領域さえも駆使していた為、上手く説明できなかったのもある)
高速演算によるシミュレートを下地とする武芸・戦術も、周囲からは理解できない異端の業と受け止められた。>>164
張郃の側も周りが自分の意見を容れない理由が理解できず、日々フラストレーションを溜め込んでいった。
韓馥、袁紹、曹操と仕える君主を変えていったのも、そうした苛立ちが遠因となっている。(曹操への寝返りについては史実でも荀攸に「袁紹に進言を蹴られて腹を立てた為」と明言されている)
演義で生性急暴と評される短気さも、溜め込んだストレスが時折暴発する所為だった、と本稿では設定する。(学士殿のキレ芸みたいなもの)
最終的に曹魏の宿将となる張郃であったが、その軍中においても張郃の思考が理解されないのは変わらなかった。
時代を代表する名将・曹操さえも自分の言葉を理解できなかった事で「自分は誰にも理解されないのだ」と諦観した張郃は
儒学の古例になぞらえて他者に意見を飲み込ませるという処世術を身につけていく。
やがて張郃は魏を代表する五人の名将の一人として人々の崇敬を集めるまでとなるが
儒教的な振る舞いに縛られた為に、その演算能力が制限されていた事を知る味方はいなかった。
その本質、本領を理解していたのは劉備や諸葛孔明など僅かな敵将だけだったのである。>>165
【関連人物】
張角:張郃が世に出る事を決意した切っ掛けを作った男。生前の時点で反乱の成功率は皆無と演算していた為、世を乱す害悪としか見做さない。
呂布:黒山賊討伐の折にその活躍を見た事がある、と本稿では設定する。あらゆる意味で乱数がブレ過ぎて演算によって予測するのが難しい相手という認識。
諸葛孔明:表面的な勝敗に囚われず、存分に演算能力を競い合った好敵手、と張郃は認識している。諸葛孔明の側もその実力を恐れていたという。
一方で彼の弟子であった馬謖に関しては期待外れとの評価。
あまりに歯ごたえがなかった為に策略かと疑い、独自に動いていた敵将・王平の動きを伏兵と勘違いするという失態を犯している。
趙雲:「度々演算を狂わせてきた乱数の塊だ」と密かに苦手意識を持っている。
穣山の戦いでは一騎打ちに敗れ撤退したが、長坂の戦いでは(相手が疲弊していたのもあるが)趙雲を落馬させている。
しかし、青釭の剣から赤い光が放たれた(劉禅が光ったとも)為に怯み、その隙に逃げられた。
定軍山の戦いでも遅れを取る事がしばしばだったが、本稿ではかつての怪光の所為で演算が定まらなかった為、と設定する。
司馬懿:対蜀のみならず対呉戦線でも轡を並べた同僚。なのだが思考が噛み合わず、進言を蹴られる事も多かった。
自らの最期を招いた追撃に関して、司馬懿に厳命された(史実)のか張郃が逸った(演義)のかについては語らない。
【蛇足】趙雲が出るらしいので作りかけのを手直ししてみました「ランサー、ケパロス…。まさか自分を呼ぶなんて、とんだ物好きだな…。できることならアーチャーの方が良かったよ…。」
【元ネタ】ギリシャ神話『変身物語』
【CLASS】ランサー
【真名】ケパロス
【性別】男性
【身長・体重】179cm・66kg
【肌色】薄い肌色 【髪色】ダークブロンド 【瞳色】曙色の上に紫がかったグラデーション
【外見・容姿】真っ赤な猟犬を引き連れた 陰鬱そうな表情を浮かべた狩人
【地域】欧州
【年代】神代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:C 幸運:E 宝具:B
【クラス別スキル】
対魔力∶D
単独行動∶B>>168
【固有スキル】
神性∶B
ヘルメスとヘルセの子である
女神の偏愛∶EX
暁の女神エーオースによる愛と呪い。
全ステータスアップに加え、魔力放出(暁)も含まれているが、移り気への楔に似た効果と、低確率で気まぐれながら女神自らの手による支援(妨害)攻撃も含まれている。
ランサー本人はそれを好まず自ら進んで使いたがらない。
獣殺し∶C
魔獣や野生動物に対する特攻。
特に逸話等はないもののランサーは優れた狩猟の技量の持ち主である。
プロクリスへの後悔∶EX
サーヴァントになった今でも忘れることができず癒えない傷跡(後悔)
気配察知に加え、魅了や幻覚などを妨害する効果を打ち消す。そしてどういう経緯で不明だが、神性特攻も含まれる。>>169
【宝具】
『炎命猟犬(ライラプス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1人
おおいぬ座の由来であり、狙った獲物は決して逃さないという運命に定められた猟犬である。発動の際に炎のような真っ赤なオーラを放ち対象を逃さず追撃し喰らう。たとえ、対象が世界の裏側に逃げようと必ず追いかけ、
また、ヘファイストスに造られたのか、炎の魔力放出と、自身とランサーとマスターを守る炎の魔力防御を併せ持つ。
『袂別されし暁の鉾(トラジティー・ホリスモス)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:1人
元はアルテミスがプロクリスに授け、和解の印としてランサーにプレゼントしたとされている決して的を外すことのない槍
真名開放と同時に無限の可能性をシュミレートし、その中から最適性の答えを見出し、1つの事実として現出させる因果選定の槍。
防ぐ為には何度シュミレートしたところで当たることの無い特殊な条件の防御や回避が必要となる。
だがランサーが望んでいなくても、一度投擲してしまうとそれを止めることができずそのまま貫かれるか、強大な幸運かそれを完全に防ぐスキルか宝具、因果律を捻じ曲げるほどの力がない限り、完全な回避や防ぐことは難しい。
【Weapon】
『弓矢』
狩猟の際に使われたとされている。むしろこれがメイン
『袂別されし暁の鉾』
ランサー本人は投擲しようとせず、手持ち槍として使う。>>170
【解説】
ギリシャ神話に登場する狩人であり、自身の大切な伴侶であるプロクリスの命を奪ってしまった悲劇の人物である。
もともと二人は相思相愛で仲睦まじく暮らしていたが、ケパロスの美しさに一目惚れした暁の女神エーオースが彼を連れ去ってしまった。そして求婚したがケパロスはプロクリスを大事にしており彼女を捨てることができないので拒絶した。それに怒ったエーオースは二人の愛は本物の愛かどうか試すように呪いに近い予言を残しケパロスを別の男性の姿に変え、ケパロス自身もその賭けに乗ってしまった。
一方その頃、彼の帰りを待ちながらプロクリスは完全なる別人と化しやってきたケパロスの求婚を向けられてしまう、まったく別人になったケパロスの求婚を当初は疑い、ためらってはいたものの、寂しさに耐えきれなかったのか魔が差してしまい了承してしまった。
その瞬間、ケパロスの姿は元に戻り、彼は妻の不貞に絶望し、それを糾弾してしまう。プロクリスはそれに耐え切れず、森の中に逃げ込み、アルテミスの従者になってしまった。
しばらくして彼は自分のした事を後悔し、彼女を探し求めた。そして、遂に愛する妻と巡り会ったケパロスは、あのときのことを謝罪し、プロクリスは和解の印にどんな的も外さない槍を授けた。一件落着のはずだった。
だが平穏は長く続かず、自身を愛してくれるかどうか不安になったプロクリスはこっそり彼の後を付いて行き様子を隠れ聞きしてしまう。そこで彼の独り言が他の誰かへの愛に聞こえてしまった。更に不安になった彼女は次の日にこっそりとケパロスのあとをついて行ってしまう。ケパロスは物音に気づき、あの槍を投擲してしまった。すると、何かにあたったのかそれを確認してみると、貫かれていたのはケパロスに付いて行き、様子を伺っていた妻プロクリスだったのだ。プロクリスは息絶え絶えに「アウラーという女なんか付き合わないで」と必死に訴えていた。それを察したケパロスは必死に真実を話した。それを聞いたプロクリスは安堵の表情を浮かべ息絶えた。
その後の出来事は不明だがここでは彼女の後を追うように彼女を貫いた槍で自らの命を絶ったとされている。(独自設定)>>171
【人物像】
某元祖ランサーとは別ベクトルの薄命を持つ男性。
常に自己肯定皆無であり、自己評価も最悪。生前は誠実で真面目だったが、女神と悲劇のせいで心が壊れ、誰に対しても関わろうとせず距離を置いている。無論、マスターも含めて。
通常時はそのような正確だが、生前の出来事のせいで悲劇を味わったのか、振られたからって逆上し他者との傷を妨害したり、腹いせに相手を呪ったり嫌がらせする存在は地雷。もしそのような人物に会うと豹変し不機嫌になってキレる。最悪の場合、命を奪うことも躊躇わないほど。
聖杯にかける願いは『プロクリスにあのときのことを謝ることと、可能ならば彼女に人生を返還し第二の人生を』
サーヴァントになった今でも、あの日の悲劇について忘れることができず、女神と自分を憎み、呪い続ける
あの日、あの槍なんて投擲しなければ、
あの日、投擲してしまう前に気づいていれば
あの日、あの出来事を正直に話していれば
あの日、女神に魅入られなければ
あの日、自身とプロクリスが出会わなければ
果たしてあの出来事は本当に事故だったのか、ただの偶然だったのか、或いはエーオースによる最後の嫌がらせかつケパロスに対する呪いなか・・・?
特技:狩猟
好きなもの:今の自分にそのようなのはない
嫌いなもの:振られた逆恨みに嫌がらせをするやつ、恋愛勘違いスイーツ脳、自分
天敵:エーオース
願い:プロクリスとの再会。彼女に謝ること>>172
【一人称】自分【二人称】君、お前(敵対者に対し)【三人称】あの人、あの子、ヤツ(敵対者に対し)
【因縁キャラクター】
プロクリス
かつては相思相愛だった愛しい人。
もしどこかの聖杯戦争にて相対したら、勝利して聖杯を手に入れるより彼女に自身を殺してもらうべく戦いを放棄し身を捧げるだろう。その行動は、マスターの令呪でさえはねのけるほど。
アルテミス
上記の彼女の上司であり、元はアルテミスの所有物だった
直接的な面識はないが、てかそんな性格だったっけ?できることならそういうの控えたほうがいいんですケド…
エーオース
暁の女神であり、振られたからって逆恨みに自身とプロクリスの仲を引き裂いた忌まわしき女。名さえ聞くと不機嫌になるレベル
もう二度と会いたくないし、何処かで出会ったらその首を刈り取り、心臓を連続で貫きたいレベル>>167
そういう理由なら私の方が土雷神に変更した方が良さそうですね。
どっちにするか迷ってたくらいなので土雷でも全然問題無いです。「そうか、貴様は“敵”か」
【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】フレグ
【異名・別名・表記揺れ】フラグ、イル・ハン、旭烈兀大王
【性別】男性
【身長・体重】189cm・88kg
【肌色】褐色 【髪色】灰色 【瞳色】黒
【外見・容姿】
顎髭を生やした精悍な顔立ちの壮年男性。
【地域】モンゴル、中東
【年代】13世紀
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王・猛獣(宝具使用時)
【ステータス】筋力:B 耐久:A 敏捷:D 魔力:B 幸運:C 宝具:B+++>>175
【クラス別スキル】
狂化:E-
フレグの場合、狂化の影響を全く受けていないが敵対者に向けられる残虐性は他のバーサーカーと大差ない。
【保有スキル】
カリスマ:B
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。カリスマは稀有な才能なため、一国の王としてはBランクで十分とされる。
フレグの攻囲:EX
西征において多くの都市と城塞を落としたフレグの攻城戦の手腕がスキル化したもの。
攻城兵器の建設・使用にプラス補正が掛かる、フレグの場合宝具が攻城兵器と見なされるため宝具威力アップの効果を有する。
また、暗殺教団を滅ぼした逸話からアサシンクラスとの戦闘時に有利な補正を得る。
文明蹂躪:A
一つの文明、文化を滅ぼした者に与えられる特殊スキル。
異なる文化圏の英雄と対峙した場合、相手のスキル・宝具を弱体化させる。
但し自身と同じ文化圏の英雄と対峙した場合、効果が発動しないどころか自身のスキル・宝具が弱体化してしまう。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
ライダークラスではないためこれでもランクダウンしている。>>176
【宝具】
『平安を貪れ殄滅狼(ウラン・ツォスヌィー・チノ)』
''ランク:B+++ 種別:対人、対軍、対城宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:100万''
“羊を襲う怒り狂う狼”に例えられるモンゴル軍のバグダードの戦いにおける大虐殺が具現化した宝具。
フレグの足元に血溜まりが出現し、そこから鮮血に染まった狼『血狼』を召喚する。
この狼達はモンゴル兵の亡霊が変化したものであり、フレグの命令に忠実に従う。
また、この宝具は対人戦闘に長けた人狼形態、対軍戦闘に長けた群狼形態、対城戦闘に長けた巨狼形態の三つのモードを使い分けることが可能。
『群狼形態』
最も基本となる形態、血狼の大群を召喚する。
狼の嗅覚を活かした索敵と物量による殲滅に特化している。
『人狼形態』
フレグが血狼と融合し真紅の人狼に変貌する、Bランクの狂化に相当するステータス上昇の恩恵を受けることが出来るが、思考が敵の殲滅に固定される。
『巨狼形態』
群狼形態で呼び出した血狼を全て一つに融合させ一体の巨大な狼に変化させる。
フレグの最大の切り札であり、この巨狼と戦うと言うことは西征軍全軍を相手にするのと等しく、もし幻想種であれば神獣一歩手前の強さ。
この形態で壊れた幻想を使用すれば核兵器に匹敵する破壊を齎す。>>177
【Weapon】
『複合弓』
モンゴル軍の標準的な武装
『血狼』
通常武装としても用いる、馬を持たないフレグはこの血狼に騎乗する。
【解説】
中東方面へ大規模な軍事遠征を行いニザール派の拠点アラムート城塞の攻略やバグダードの戦いでアッバース朝を滅ぼしたことで知られる、フレグ・ウルスの創始者。
【西征】
チンギス・カンの息子トルイの五男として1218年に生まれる。
幼少期の詳細な記録は残されておらず、歴史の表舞台に姿を現すのは1253年、兄でありモンゴル帝国四代皇帝モンケ・カアンの勅命により西征軍総司令に任命された時である。
この西アジア遠征の最大の目的は未だモンゴル帝国に服従しないニザール派(暗殺教団)とアッバース朝の征服だが、軍勢の多さからエジプトで誕生したばかりのマムルーク朝の征服を狙っていたという説も存在する。
後にフレグの西征と呼ばれるこの遠征でフレグが率いた軍勢はモンゴル帝国史上最大とも伝えられており、モンゴル人のみならず中国人やグルジア人、ペルシア人も含まれていた。
フレグの行軍は非常にゆっくりとしたもので1255年にようやくサマルカンドへ到着、アムダリヤ川を渡りニザール派への攻撃を開始したのは翌年の1256年の事だった。>>178
【暗殺教団の最後】
ニザール派の指導者ムハンマド三世はモンゴルへの徹底抗戦を主張していたがモンゴル軍との戦闘を前に急死、息子のルクヌッディーン・フルシャーが後を継いだ。
フルシャーは父親の方針を転換し、抗戦ではなくモンゴルと和平交渉を行う道を選んだ。
1256年11月、フレグはマイムンディズ城を包囲、フルシャーは弩砲の攻撃によって多大な損害を受け、遂にモンゴル軍に降伏。
フルシャーはニザール派の城塞にモンゴル軍に投降・解体するように指示しており、難攻不落を謳われたアラムート城塞はモンゴル軍の手に落ちた。
これにより暗殺教団は事実上壊滅した。
【バグダードの戦い】
ニザール派、アラムートを攻略したフレグはアッバース朝を征服すべくイラク方面に進軍、1257年11月バグダードに到着する。
バグダードを包囲したフレグはカリフのムスタアスィムの降伏を要求するがムスタアスィムは「バグダードを攻撃すればアラーの復讐を受けることになろう」と降伏を拒否。
1258年1月29日、バグダードへの攻撃が開始された、モンゴル軍の苛烈な攻撃の前に2月5日にはバグダードの城壁は破られ、歴史に残る大虐殺の幕が上がる。
かつてバグダードにはマンスールの築いた堅牢な円城が有ったのだが、円城はすでに放棄されており、このこともバグダード陥落の要因となった。
モンゴル軍はバグダードを徹底的に破壊し、知恵の館や図書館に収蔵された数十万にも及ぶ書物は失われた。
この虐殺による死者は20万から200万とされており「モンゴル軍によって虐殺された人の血でチグリス川は赤くなり、次に、捨てられた書物のインクでチグリス川の水が黒くなった」と生存者は証言した。>>179
【建国】
アッバース朝を滅ぼしたフレグは一旦アゼルバイジャン方面へ進軍し、この地で休息を取った。
1260年シリアへ向かったフレグはダマスクス、アレッポを攻略、次の標的をエジプトに定めるが、 大ハーン・モンケが崩御したと伝えられ撤退を決意、将軍キト・ブカに兵を預け自身はモンゴルへ帰還すべくアゼルバイジャンへ向かう、しかしタブリーズに到着した所でクビライとアリクブケの抗争を知りモンゴルへの帰還は断念、タブリーズを都とするイルハン朝を建国した。
一方シリアに残ったキト・ブカはアイユーブ朝を攻略するもアイン・ジャールートの戦いで敗れ戦死。
その後、フレグはジョチ・ウルスとの関係悪化により動けずマムルーク朝を征服することは出来なかった。
1265年2月8日死去、ウルーミーエ湖湖畔のシャーフー山に設けられた大禁地に埋葬された。
【人物・性格】
征服者の家系に生まれ、他の兄弟達と同じく征服者となるべく育てられた男。
彼にとって征服戦争とは死と同じ、生きていればいずれその時が来るものだった。
チンギス・カンの家系であることに誇りを持っており、チンギス・カンと四駿四狗を尊敬している。
バグダードの知恵の館を破壊しているが、文化面に関心の無い人物という訳ではなく天文台の建設、イルハン天文表の作成などの文化的な功績もあり、バグダードの知識と技術を自らにとって有益な物と理解していたがバグダードを破壊しなかった場合、チンギス・カンの降伏した者には寛容に接するが敵対者は徹底的に破壊し尽くすという方針を曲げることに繋がるのでバグダードを保護するという選択は最初からなかった。
それほどまでに彼にとってはチンギス・カンの一族であることが重要だったのである。>>180
イメージカラー:血の赤、インクの黒
特技:攻城戦
好きなもの:戦争
嫌いなもの:戦争
天敵:モンゴル系英雄
願い:世界平和(その過程で戦争が起きることは容認している)
【一人称】我(われ) 【二人称】貴様、○○(名前呼び捨て) 【三人称】あの者
【他クラス適性、変化傾向】
攻城兵器の使い手としてアーチャー、遊牧民族の王としてライダークラスへの適性を有する。【元ネタ】アーサー王伝説(主に『メロジス』と後期流布本『聖杯の探索』)
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】メロジス・ド・ポールレゲ
【性別】男性
【身長・体重】171cm・71kg
【属性】秩序・善
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力D 幸運C 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:C
正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。
『馬の王』マルクに瓜二つとされる彼は、騎兵クラスで召喚されたなら
馬の形質を持つものに限り幻獣・神獣までも乗りこなす事ができる。>>182
【保有スキル】
隻眼への隻腕:B
悪騎士『極限の恐怖(ウートゥルドゥーテ)』を討伐し、切断した片腕を
彼に隻眼とされたラキス卿へ贈った逸話。自陣を鼓舞し集団全体の精神耐性を高める。
片目と片腕の対比は、オーディンとテュール等印欧神話の系譜へ連なるという。
出演続行:C+
誓約に縛られたゴーヴァン(ガウェイン)卿の為に敗北と死を演じた逸話。
……ところが婚約者まで彼の死を信じてしまったため、物語は大いに拗れた。
一度だけ死を偽り消滅する事ができる。消滅時指定時点での再実体化までは
規格外の感知能力かルーラー権限によってしか彼の生存を知る事はできない。
予め知らせておかないのなら、それが彼のマスターであろうとも。
諜報:D
気配を遮断するのではなく、気配そのものを敵対者だと感じさせない能力。
メロジスの婚約者リドワーヌを息子の嫁にしようと企んだ『藪睨み』ベルキス、
その城へと衰弱時に偶々保護され、正体を悟られぬまま過ごしていた事が
最終的な大団円へと繋がった。>>183
聖杯の騎士:C
聖杯へと到達し、キリストの顕現に立ち会った十二騎士の一人。
最後の晩餐での十二使徒を模しており、同ランクの聖人スキルと同等の効果を持つ。
ギャラハッド、パーシヴァル、またボールス卿とクローディン卿には及ばぬものの
アーサーの私生児小アーサーやボールスの息子ヘリンらと同位に在る。
【宝具】
『礼節と美貌の楯(ビオテ・クルトワ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
友とお揃いに設えた<美>と<礼節>の楯。
礼節に適う在り方を保つなら防御判定・ダメージ減少に、加えて
非礼な者に対する命中およびダメージ判定に有利な修正を得る。
彼の/契約者の/現地の一般的な 礼節が矛盾する場合は、この順に優先される。
【Weapon】
『美貌と礼節の剣』
『勇者、英雄(カドゥル)』に由来する添名カドリュを持つ友ゴルヴァンの剣。
美に惹かれ醜を厭い、美しいものへの命中率、醜いものへのダメージが増加する。
外見上の美醜には限らず、行いや心持ちにおけるそれにも対応する。>>184
【解説】
同名騎士物語の主人公、ポールレゲのメロジス。
後期流布本においては聖杯へ到達し聖杯弥撒に参加した十二騎士の一人。
親友ゴルヴァン・カドリュと同じ女性に恋し、どちらがより彼女に相応しいか
宮廷にて王妃の裁定を仰いだ時、グィネヴィアはメロジスを恋の勝者として選んだ。
曰く、彼女の美貌故に愛したゴルヴァンより、礼節故に愛したメロジスが優れている。
腹を立てたゴルヴァンは彼に絶交を言い渡すが、やがて和解し親しい友へと戻った。
希望と絶望の街、数々の徳と悪徳の寓意が争い合った『反キリストの騎馬試合』では
メロジスとゴルヴァンは共に<美>と<礼節>二色等分の紋章を楯に掲げていたという。>>185
流布本は彼をアーサーの治世初期から合戦に参加していた古参騎士の一人としたが
後期流布本はかなり若い世代に置き、コーンウォールのマルク王の私生児だとする。
王は姪を犯し、子ができると人目につかぬ所で産ませた上で姪を殺し赤子を捨てたが
赤子は通りすがりの男性に救われ、実父に(外見だけ)よく似た立派な若者に育つ。
ところがこの実父は、瓜二つの噂が立つ彼を前に「父なし子など近くに置きたくない」
と言い放ち、メロジスは「この宮廷では侮辱を受けるのみだ」と悟り立ち去った。
聖杯探求に参加した彼は、ボドマギュ王を誤って殺した直後のゴーヴァンに遭遇し、
亡き王への敬意故に仇討をしようと戦いを挑む。エリック卿の仲裁が入って和解し
王の埋葬を済ませた後はエリックと探求を共にするのだが、このエリックはかつて
迂闊に交わした誓いを楯とする乙女の要請で、自分の妹を殺す羽目に陥ってしまう。
嘆き悲しみ姿を消したエリックをメロジスが見つけた時には、彼はゴーヴァンの手で
致命傷を負った後であった。メロジスはエリックの遺体をキャメロットへと運び、
手厚く埋葬した後、空席となったエリックの席を得て円卓の騎士となる。
アーサーの私生児・小アーサーが宮廷へ持ち込んだ手紙により彼は己の素性を知った。
彼らは改めて聖杯探求へと出発し、メロジスと小アーサーは共に聖杯到達者となる。
アーサーとモードレッドの最後の戦い後はバン王一族と共に隠者となっていたが
アーサー王を憎み残党狩りをする実父に仕える一人リカノール卿の手で殺された。【元ネタ】イラン神話、『アヴェスター』『シャー・ナーメ』『ブンダヒシュン』
【CLASS】ルーラー
【真名】ガヨーマルト
【異名・別名・表記揺れ】ガヨー・マルタン、カユーマルス、立法者(ピスダード)
【性別】両性具有
神話上のガヨーマルトは両性具有の最初の人間であり、人類に性別が生まれたのはその子マシュヤグとマシュヤーナグ以降からである。
【身長・体重】160cm・2t
金属製。
【肌色】白銀 【髪色】金 【瞳色】赤
【スリーサイズ】
【外見・容姿】豹の毛皮のローブを身にまとった、15歳ほどの少年少女型両性具有アンドロイド。
正体は球であるとされており、光り輝くコアが心臓部から露出している。
【地域】イラン
【年代】神代
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【その他属性】機械、性別不詳、神性
【ステータス】筋力:B 耐久:EX 敏捷:E 魔力:A 幸運:B 宝具:A>>187
【クラス別スキル】
対魔力:EX
「ルーラー」のクラス特性。魔術への耐性を得る能力。原初の金属、原初の大地そのものに対して、現代の魔術は一切通用しない。
真名看破:E
「ルーラー」のクラス特性。直接遭遇したサーヴァントの真名・スキル・宝具・ステータス情報などの全情報を即座かつ自動的に把握する。原初存在であり、「他の人間」と関わった経験すらほぼないため、「他者の情報」をうまく活用できない。
神明裁決:A
「ルーラー」としての最高特権。召喚された聖杯戦争に参加している全サーヴァントに対して、2回まで令呪を行使できる。原初の存在として、動物や自然にすら語り掛けられるガヨーマルトは、本来あり得ない「他のサーヴァントに向けた令呪の転用」が可能。全サーヴァントに効く令呪14画を持つに等しい。
【固有スキル】
神性:B
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。主神の手で泥より作られた原初の人間であるガヨーマルトは、半神相当の神霊適性を持つ。
原初のカリスマ:A
「ファル」と呼ばれる、アフラ・マズダーから与えられた光輝。動物会話スキルを内包しており、悪魔以外のあらゆる存在が平伏すと称される。
素材作成:A
キャスターのクラススキル、道具作成の変種。体から零れ落ちる金属、神牛の体から零れ落ちる植物は、天界にすら存在しない至上の素材である。
……が、「道具を加工する」という文明が生まれるより前の存在であるため、自力での加工はしないしできない。発想すらない。道具作成に長けたキャスターと組んだ場合、神造兵装クラスの宝具を量産可能となる。>>188
【宝具】
『この世最初の生(ヴェ・ダイト)』
ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
由来:死したガヨーマルトの肉体が7つの金属の始まりとなった逸話。
あらゆる金属より硬い原初金属でできたガヨーマルトの肉体。アーラシュなどのイラン英雄が持つ「頑健」スキルの原典。
材質としては乖離剣エアと同質であるため、物理攻撃に対しては完全無敵。
が「呪い」への耐性に穴があり、最終的には悪神アンリ・マユに呪い殺された。
また、心臓部の輝くコアは相対的に脆く、物理攻撃も多少効く。
『ヴェ・ダイト』とは、ガヨーマルトが泥から作られたとされる、地上の中心にある川の名。
『零れ氾く豊穣の蹄(ガヴェヴァグダート)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
由来:ガヨーマルトとともに泥から生み出された原初の牛ガヴェヴァグダート。
アンリ・マユに殺された牡牛の精からあらゆる穀物と薬草が生み出されたという。
植物の塊でできた神牛。歩けば体からは穀が零れ、蹄の先からは薬草が生える。
文句なしの神獣であり、さらには「豊穣神」としての側面を持つが故に、無尽蔵の魔力炉心も兼ねる破格の牛。>>189
【Weapon】
金属塊:身体から無尽蔵に生み出される金属の塊。形は自在だが「剣」発明以前の存在であるため、杜撰な鈍器しか構築しない/できない。
が、まがりなりにも神鉄の塊で、原初の神人が投石と打撃を繰り返すだけで凡百の英霊は沈む。
【解説】
イラン神話における最初の人間、ガヨーマルト。
その姿は輝く金属製の球とされる。本当に「人間」……??
アフラ・マズダ神によりヴェ・ダイトの泥から生み出されてから3000年は食べることも喋ることも祈ることもしなかったが、その後30年は正義と法に目覚め、善神アフラ・マズダーの元で邪神アンリ・マユと戦った。
悪竜アジ・ダハーカの姿で化身し、この世に爬虫類、昆虫、ネズミなどのキルム(這うもの、という意味)を生み出したアンリ・マユに対し、奮闘したが呪い殺された。
最期にガヨーマルトの肉体から精が放たれ、女神スプンタ・アールマティを孕ませることで、最初の男女、兄のマシュヤグと妹のマシュヤーナグが生まれた。
『シャー・ナーメ』においてはイランの初代王として登場し、こちらも邪神アンリ・マユと戦う。
【人物像】
究極の指示待ち人間、というか出来のいいペッパー君。何も指示が無ければ植物のように立ち尽くしている。指示があっても正当性が無ければ動かない。
1.ガヨーマルトの正義に準じており 2.かつ誰かからの指示がある ことで起動する救いのヒーロー。
文明や他人が存在しない時代の存在であり、果ては食事や睡眠、魔力供給すら必要としないため、「まともな意思疎通は不可能」かつ「現代知識にも実感がない」、一種バーサーカーと見まがうようなレベルで社会に適合していない。>>190
特技:なし
好きなもの:暇
嫌いなもの:キルム(汚い系の昆虫やネズミなどのことを指す)
天敵:アンリ・マユ
願い:なし。消えたくはないので実際に聖杯があれば受肉を選ぶが、受肉したとしてやることが「数千年ぼーっとする」になる。
【一人称】【二人称】【三人称】:すべてなし 自分以外の人物が存在しなかったため、「人称」という概念がない。主語が抜け落ちる傾向にある。
【セリフ例】「……」「……わかった」「……」
【他クラス適性】:ライダー。ただし、「願い」がないため、召喚に応じることは基本ルーラーに限られる。
イラン神話におけるアダム、ガヨーマルトです。原典通りの『光る金属球』を原初の人間と言い張るのは無茶なので、金属のコアを持つ金属のロボとして解釈。
wiki追加可能です。【元ネタ】ギリシア神話
【CLASS】ライダー
【真名】レルネー
【性別】女
【身長・体重】199cm・59kg(強化装甲装備状態)
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:B+ 耐久:EX 敏捷:B 魔力:A 幸運:D 宝具:A+++
【クラス別スキル】
対魔力:A
ライダーとしてのクラススキル。ライダーは現代の魔術で傷つかない。
騎乗:EX
ライダーとしてのクラススキル。ライダーは自身の器を乗りこなしている。
神性:B
神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど物質的な神霊との混血とされる。
ライダーは、下級女神ニュンペーとしての特性を有している。>>192
【保有スキル】
天性の魔:A
生まれながらの怪物であることを示すスキル。
魔力放出(毒):A
魔力により戦闘力に補正を得る。ライダーは、怪物の武器として毒を有しており、あらゆる行動に毒性を付与する。
女神の養育:B
ギリシア神話の女神ヘラに育てられたことに由来する加護・祝福の亜種。ゼウスの血縁に対して特効を得ることなどを主として様々な効果を発揮する。
【宝具】
『毒吐く百頭 (ラドンブレス・デーイアネイラ)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:999
ライダーの第一宝具。神話に語られる英雄殺.しの猛毒。不死を殺.すことはできないが、返上させるほどの苦しみを永続させるほどの呪詛毒であり、いかなる手段をもってしても解毒することはできない。収束したモノを防ぐ手段はなく、神性がなければ余波や残滓であっても即死する。神性があれば、鼻と口に布を当てるだけで防げなくはない。
『毒呑む百頭 (ナインライブス・ヒュドラー)』
ランク:EX 種別:再生宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
ライダーの第二宝具。不死身の再生力。自身の毒性魔力を再生力として変換する。あらゆる毒の上位互換であるライダーの毒を変換することが可能なため、ライダーはいかなる毒であっても害されることはなく、それどころか魔力補給の代替とすることができる。
『真勇の友甲 (ブレイブ・カルキノス)』
ランク:B 種別:装甲宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
ライダーの第三宝具。巨蟹の友に由来する強化装甲。基本的にライダーの毒性魔力は常時発露してしまっているが、この宝具を身に纏うことで自身のマスターをはじめとした存在を害することを防いでいる。毒性魔力はそのまま、この宝具の動力として活用される。>>193
【Weapon】
『真勇の友甲』
第三宝具。蟹に由来するため、鋏型のウェポンハンドとなっている。壊すと相手が毒で詰むかもしれない理不尽。
【解説】
ギリシア神話に名高き大英雄ヘラクレスの第二試練に登場した怪物ヒュドラー。そのヒュドラーが棲まったとされるレルネーの沼と結びついたニュンペーがライダーの主体である。
ただし、ニュンペーとヒュドラーは渾然一体となって生前から存在していたため、特に区別する必要はない。彼女はニュンペーであり、怪物であるというだけのことである。
ニュンペーとしての彼女は、特に人類を嫌っていたわけでも憎んでいたわけでもなく、その土地がそもそも毒を発する場所であったからそのように存在していただけである。存在しただけの害悪であった彼女はしかし、人類との生存競争のためにその存在を脅かされ、土地を動くことができないためにそこに棲まった一匹の蛇に自らの存在を溶かし込んだ。自衛手段を求めての行動だったのである。物質的な器を得たレルネーは、その蛇の血縁が偶々、怪物であったがためにヒュドラーとして新たに誕生することとなった。
怪物は英雄に斃される、その運命は彼女にもやってきた。ただそれだけのありふれたお話。恨みはない。だけれども、友を道連れにしてしまったことだけが心残り。>>194
【因縁】
ヘラクレス:
上記の通り、特に想うところはない。友のこと以外は。
埋められた首:
不死であるがために、長い年月が人格を乖離させている。これはライダーほど自然同化した思想ではなく、ヒトに近い憎悪と怨念に溺れている。
メドゥーサ:
曾祖母の神性を残した姿。面識はないが、本能的に甘えたくなる。
ゴルゴーン:
曾祖母の怪物としての姿。面識はないが、本能的に従いたくなる。
ステンノ、エウリュアレ:
曾祖母の姉。逆らい難い。
テュフォン・エフェメロス:
父の食べた果実。他人だよねそれ。
カルキノス:
名もなき友。名が記録されていないのではなく、動物のため名前がそもそもないらしい。本当に蟹だったのか、ニュンペーの恋人だったのか、ヘラの兵器のパイロットだったのかは秘密。「レルネー、君は美しい」「存在してはいけないモノなんていないんだ」
【元ネタ】ギリシア神話
【CLASS】セイバー
【真名】カルキノス
【性別】男
【身長・体重】173cm・67kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:B 耐久:A 敏捷:C 魔力:C 幸運:B 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:A
セイバーのクラススキル。セイバーは現代の魔術で傷つかない。
騎乗:B
セイバーのクラススキル。乗り物に騎乗する能力。>>197
【解説】
夜空に輝く星々に宿る物語の一つ、蟹座の英雄。
ギリシア神話の大英雄ヘラクレスは、怪物退治の試練に挑み、その二番目として選ばれたのがセイバーの友、レルネーの沼のヒュドラであった。大英雄に追い詰められる友の姿に、セイバーは敗北を悟りながら挑み掛かり、あっさりと踏み潰された。
その勇気は女神ヘラに讃えられ、友と共に星空に描かれる。それは怪物側でありながら、騎士のような在り方だったと、故に彼は最優のクラス、セイバーの霊基を与えられたのだ。
【因縁】
レルネー:
レルネーの沼のニュンペーにしてヒュドラ。否応なく自身の猛毒によって孤独であった彼女の唯一の友がセイバーであった。
ヘラ:
ヘラクレスへの私怨もあったが、自分達を助けてくれた女神。でも、何で蟹なんですかね?
騎士系サーヴァント:
人間って形式に拘りすぎだよね。護りたいから護るんだろ?「惟憑立國安邦手(国を立て、平和をもたらさんとするなら)
先試青龍偃月刀(先に試せ、青龍偃月刀を)かぁ……余人は好きに言うよなぁ……」
【元ネタ】三国志演義
【CLASS】ランサー
【真名】呂蒙
【異名・別名・表記揺れ】子明(字) 呉下阿蒙(蔑称) 武廟六十四将(称号)
【性別】男性
【身長・体重】cm・kg
【外見・容姿】片手に竹簡、片手に青龍偃月刀を有する益荒男。髭はあるが美髯ではない。
【地域】中国
【年代】後漢末期~三国時代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運C 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。>>199
【固有スキル】
騎乗:B+
本来はライダーなどのクラススキル(+は船舶に乗った際のボーナス)。
乗り物を乗りこなす能力。騎乗する対象は生物・無生物を問わない。
Bランクであれば、大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種或いは魔獣・神獣ランクの獣は乗りこなす事が出来ない。
ただし、船舶に乗る事で倍加のボーナスを得る。
心眼(真):B++
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
士別れて三日なれば刮目して相待すべし――
すなわち刮目相看の語源ともなった呂蒙は、常に情報をアップデートする事で洞察力を高め、勝機を掴む確率を上げていく。
軍略:C+
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
呂蒙の場合、魯粛に対関羽の方策を五つ進言した逸話から、一回の召喚につき五回まで軍略による補正値を上昇させられる。
(実際の描写としては事前に練っていた計略を「こんなこともあろうかと」と披露するというものになる)>>200
霊媒:A
本人の意思によって周囲にある霊や魔を肉体に取り憑かせる能力。
孔子によって体系化される前の原儒のシャーマンの秘術(あるいは超能力の一種)でもある。
憑依中、対象が有する情報や能力(霊障)を獲得するが、憑依対象の影響で精神性が変化してしまう。
呂蒙は憑依を解く事で本来の状態・精神性に戻る術も心得ているが
高位の存在を憑依させた場合、除霊に失敗し霊基の主導権を奪われかねないというリスクを孕む。
夢想周易:A
「うーん……むにゃむにゃ……はっ! 寝てない、寝てないぞ!」
酔い潰れた後、伏羲・周公旦・周文王に易経についての深淵な議論を夢に見たが
彼らの議論についていけず、易の内容をそらんじる事しか出来なかった――という(信憑性の薄い)逸話がスキルになったもの。
一時的な意識喪失(夢遊病のような状態)に陥った後、寝言で易を諳んじ、何らかの魔術的効果が発揮される。
呂蒙の力量を超えた神霊・聖人レベルの魔術行使。しかし、呂蒙自身が意図して効果を選択する事はできない。
(要はドラクエのパルプンテ、ウィザードリィのマハマンの類)>>201
【宝具】
『白衣一陣(びゃくえいちじん)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:500人
「帷幄に謀を巡らせば、たちまち神をも取り籠める――『白衣一陣(びゃくえいちじん)』 ! 兵は詭道なり……ってな」
白衣渡江の計とも。 兵士に白い服を着せて庶民(商人)に偽装し、関羽軍の警備を欺いた逸話から。
真名を開放する事で白衣で変装した軍勢を召喚し、自身も白衣を着込んで変装する。
この白衣を着た者はAランクの「無力の殻」スキルを獲得する為、一般人との区別は困難。
さらに白衣を脱ぐ事で「無力の殻」が解除されると戦闘力が一時的に増強されるという追加効果もあり
奇襲に極めて長けた軍勢宝具となっている。
なお、ライダークラスの場合は兵士を潜ませる事ができる大船が付随し、より奇襲能力が高まる。>>202
『関帝憑依・冷艶鋸(我は関雲長なり!)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:100人
呂蒙「あまり使いたくはないんだが……『関帝憑依・冷艶鋸(我は関雲長なり!)』
関羽『うぬの意は汲まぬ!』
呂蒙「グハァッ!(吐血)」
またの名を『偽・冷艶鋸(イミテーション・グアン・ダオ)』。
関羽の武勇を惜しみ叶うならば従えたいと願っていた孫権の為に、呂蒙が編み出した憑依継承(サクスィード・ファンタズム)の亜種。
関羽の青龍偃月刀『冷艶鋸』を触媒に自らの肉体に怨霊としての関羽を一時的に霊媒し、
その力と武芸を呂蒙流に昇華した絶技を繰り出す。
しかし、関羽の力は呂蒙の力量を以ってしても完全に御しきれるものではなく、
判定に失敗すると関羽に肉体を乗っ取られ、致命的なレベルの反動ダメージを負う。
――演義において呂蒙は関羽の怨霊に取り憑かれて体中から血を吹き出して亡くなったと描写される。
正史においては病没した呂蒙であるが、実際に関羽の怨霊が呂蒙の寿命を削っていたのだ、と本稿では定める。>>203
【解説】
三国時代の呉の武将。孫権をして「周瑜に次ぐ奇略の持ち主」と評された名将。
元々は無学な人物であったが、主君・孫権に命じられ学問に励んだ事で文武両道の国士となった。
陸遜と共に北上していた関羽の背後を急襲し、荊州を奪う事に成功した。
†
齢15(ないし16)にして孫策配下で姉の夫でもある鄧当の軍に密かについていった。
功績を挙げて貧困から抜け出そうと志を抱いていた為だったという。
しかし、鄧当の官吏に度々侮辱を受けた事に激怒し、これを斬り殺して出奔。
その後、罪を悔いて自首するが、孫策は自ら謁見して呂蒙の器量を評価し、かえって近侍させるようになった。
鄧当の没後は彼の部隊を引き継いだ。
主君・孫策の後を継いだ孫権は、国内の部隊の統廃合を進めた。
呂蒙は賄賂を送って自らの部隊が目立ち、孫権の目に留まるように赤い服装で統一させた。
孫権は呂蒙の部隊を見てその練度を評価し、呂蒙の部隊に多くの兵を統合させたという。>>204
丹陽討伐、黄祖征伐で功績を挙げ、赤壁の戦いでも周瑜らと共に曹操を破る活躍を見せた。
その後の荊州の戦いでは周瑜の指揮下で曹仁の軍勢を相手取り、
敵軍に囲まれた味方の将・甘寧を救出すると共に、伏兵によって散々に打ち破る事に成功している。
これまでの戦いで呂蒙は知略を見せていたが、文字が読めない程の無学でもあった。
孫権は呂蒙に学問に励むように命じ、多忙を理由に渋る呂蒙を「自身も激務の合間を縫って勉学に努めているのだから」と説き伏せた。
呂蒙は発奮して儒者にも勝る学識を身につけ、彼を侮っていた魯粛をして「呉下の阿蒙にあらず」と言わしめるほどの知見を得たという。
その後も魏との戦いで度々奇略を見せ、諸将に勝る活躍を示し、
荊州を巡って劉備配下の猛将・関羽の軍勢と争った際には、敵将・郝普を偽報によって降伏させた。
呂蒙の前任者である魯粛は劉備との同盟を保ちつつ魏に当たろうとしたが
孫権や呂蒙は魏に攻め上るのは困難と見て、劉備から荊州を奪うのが先決であると考えていた。
魯粛が没したしばらく後、呂蒙は病と称して陸遜に後を引き継ぐと
孫権と共に荊州を支配する関羽を討伐する為の戦略を練った。
そして呂蒙が病に倒れた事で背後の脅威がなくなった、と誤認した関羽が魏の樊城を討たんと北上したのを契機に
魏と密約を結び、商人に偽装した精兵を率いて荊州に侵入。敵将の士仁、麋芳を降伏させて荊州を制圧した。
その攻略の迅速さと人心収攬の見事さによって関羽の軍勢は行き所を失い、四散。
関羽は僅かに残った手勢を率いて劉備の下に逃れんとしたが、呉の将の朱然・潘璋に退路を絶たれて捉えられ、処刑された。>>206
【人物像】
普段はトゲのない言い回しをする謙虚な人物。しかし、その実は中々にプライドの高い叩き上げ。
学問に励んだ事で礼節も弁えるようになったが、若い頃の無茶からも分かるように根は中々の荒くれ者。
とはいえ自身が貧困に苦しんだ経験からか目下の者に対する面倒見は良く、上に対しても過剰に侮辱されない限りは従順。
上下関係を大切にし、上にも下にもきめ細かやかな配慮を行う――と体育会系の美点を多く示す。
また、たとえ面子を潰されても大きな道理に沿うのであれば怒りを解いて虚心坦懐に接する事ができる大人物でもある。
無学であった頃から勇猛果敢であるだけでなく頭の巡りも早いと将器の片鱗を見せていたが
学問に励んだ事で、その器は国士とまで評される程に広く、大きくなった。
どちらかと言えば自ら状況を動かすのではなく置かれた状況に対処するタイプなのだが
あまりにも能力が高すぎる為、相手から主導権を奪ってしまう事もしばしば。
一方、大局的な視点から来る大戦略や事業のグランドデザインを描く事については秀才ではあるものの天性を持たない。
この点に関しては周瑜に明確に劣るところ。
また、人品についても貴公子としての気品・礼節を持つ周瑜と違い、長じてから身につけたものである為、時折ボロが出る。
降伏させた郝普を必要もなく貶めたのはその最たる例であろう。
とはいえ他の様々な美点がそれを補う為、地金も含めて気持ちの良い人柄という印象を抱く者が大半。>>208
【関連人物】
諸葛孔明:周瑜が恐れていた軍師として最大級の警戒を示す。
「関羽を陥れられたのもこの御仁が荊州を留守にしていたからだとも言える。味方にすれば頼もしいが敵に回すとなるとなぁ……」
司馬懿:演義における五丈原の戦いでは司馬懿は呂蒙に習った戦略を取ったという。
「俺が他人に、それも孫権様をして神の如き用兵家と評された司馬懿殿に学ばれる側になるとは。面映いというか恐れ多いというか……」
周瑜:赤壁の戦い~荊州での曹仁との戦いにかけて共に戦った上官。
「学問に励む前は“細面の割にはやる奴だ”ぐらいにしか思ってたんだが……今にして思えば到底俺が及ぶ人ではないなぁ」
赤兎馬:関羽という主人を失った赤兎馬は、他の何者をも主と認めず、飼い葉を食わずに餓死したという。
「ずいぶん奇妙な風体だが人語を解するのならば聞いてみたい事がある。何ゆえ乗り手と認めなかったのか、とな」
呂布:関羽と互する武勇の持ち主。(虎牢関では三対一、徐州では単騎で引き分け)かつての主君・孫策の同盟者でもあった。
「まあ孫策様も張紘様も奴にはあまり信は置いていなかったようだが。軽薄に過ぎるのは問題だよな……」
太公望:後世、武廟六十四将として太公望の廟に合祀された。
「同じ武廟に祀られた誼。できれば六韜だけでなく直接教えを請うてみたいものだが、だめか?」「ダンテ殿が執筆した『神曲』に曰く、僕の中には怒りが満ちていたという。僕の中のこの衝動は彼が言うように怒りなのか、それとも別の何かなのか。僕は、それが知りたいんだ。」
【元ネタ】ギリシャ神話,『神曲』
【CLASS】ランサー
【真名】ポロス
【異名・別名・表記揺れ】フォルス
【性別】男性
【身長・体重】241cm・456kg
【肌色】白【髪色】深緑 【瞳色】碧
【外見・容姿】葡萄の蔓が巻き付いた槍を持つ穏和な雰囲気のケンタウロス
【地域】ギリシャ,アルカディア
【年代】神代
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型,神性,非ヒト科,ギリシャ神話系男性
【ステータス】
筋力:B+ 耐久:C 敏捷:A
魔力:C 幸運:D 宝具:B>>210
【クラス別スキル】
対魔力:C
魔術への耐性。魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術などの大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
神性:B
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
ランサーは半人半獣の精霊シーレーノスとトネリコのニンフの間に生まれた子である。
獣殺し:B+
魔獣や野生動物に対する特攻。優れた狩猟技術に付随する獣への知識、及び後述する宝具を由来とするスキル。
神授の智慧(偽):B
ケンタウルス座はケイローンが天に召し上げられたものとされる同一性から得たスキル。
INT判定に成功することで英雄独自のものを除く、ほぼ全てのスキルに対してC〜Bランクの習熟度を発揮できる。
また、父シーレーノスより受け継いだ智慧も複合しており、智慧に基づく強固かつ穏やかな理性は高い精神異常耐性を有する。>>211
梣の子:C+
トネリコのニンフ、メリアスの子であることを示すスキル。
メリアスは大神クロノスが天空神ウーラノスの男根を切り取った際にこぼれた血から生まれたとされる。また、トネリコは主に槍の材料として活用されており、英雄アキレウスがケイローンより授かった槍もまたトネリコで作られていたという。
トネリコのニンフたるメリアスから生まれた影響故かランサーは槍術に優れており、槍を用いる戦闘判定にプラス補正を得る。
──本スキルには何故か「狂化」スキルにも類似した効果が内包されている。普段はランサーの理性で抑え込まれているが、戦闘フェイズが長引くと精神抵抗判定を要求され、失敗するほど理性が失われていく。
どうやらこの効果はランサーの精神の根幹に関わるもののようであり、聖杯にかける願いにも関わっているもののようで…?>>212
【宝具】
『天狼刺刻(テリオーン・ハンティング)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:1人
葡萄の蔓が絡まったトネリコ製の槍。「猛獣」属性特攻。
ランサーが召し上げられて生まれたとされるケンタウロス座は、野獣へ槍を突き立てるケンタウロスとして描かれており、元来、ケンタウロス座とオオカミ座は一つの星座として扱われていた。それ故にランサーの槍には常に″相手へ突き刺している″という性質を有する。
故に対象を捉えていれば、本来決して槍が届かぬ位置にあろうとも次元を屈折させ、その穂先を相手へ届かせることを可能にする。ただし、その分消費する魔力量は多く、さらに対象との距離が離れているほど消費する魔力量が増加する。
日中であれば発動に真名開放を必要とするが、夜間であれば真名開放を必要とせず発動可能。
『酩酊神の美酒(オイノス・ディオニューシア)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:400人
ディオニュソスより授かったワインが入った皮袋。
ディオニュソスが作り上げた至高の美酒であり、真名開放によりその酒気を周囲へと蔓延させる。その酒気を嗅いだ者はそれだけで酩酊し、酒に対する抗えない欲望を齎す。大多数の人々がこの酒気に巻かれてしまえば、彼らは狂気に駆られて美酒を自らのモノにするために凄惨な争いを始める。
また、神が作り出した酒の酒気を浴びた者はある種の神秘性を会得し、例え神秘を持たない無辜の民であっても英霊へ損傷を与えることが可能となる。そのため、マイナデスを思わせる狂乱状態へ陥った人々を穏当に止める事は英霊であっても容易ではないだろう。
抵抗には対魔力ではなく純粋なアルコールへの耐性、及び精神耐性を必要とする。
この酒を直接飲んだ者にはディオニュソスの加護が与えられ、理性は失われるが、隠された本能を表出させることで能力を向上させる。
生前に引き起こされた出来事や、宝具の性質上、ランサーはこの皮袋を決して開くことは無い。>>213
【Weapon】
『梣の槍』
葡萄の蔓が絡まったトネリコ製の槍。貫いた相手をそのまま葡萄の蔓で拘束することも可能。
1603年にヨハン・バイエルンによって出版された星図『ウラノメトリア』では、ケンタウロス座は右手に葡萄の蔓が絡まった槍を、左手にワインの革袋を持つ姿で描かれている。
『蹄』
硬く頑丈な蹄。獣の剛力が秘められた蹄と精密に弱点を狙う槍による猛攻は常人では決して捌き切ることはできない。
また、後ろ足の蹄の裏には十字模様が刻まれた蹄鉄を付けており、魔力を込め、蹴りあげることで十字形の魔力衝撃を飛ばすことが可能。
古代ギリシャやローマにおいて南十字座はケンタウロス座の後ろ足を構成する一部とされていた。
【解説】
ギリシャ神話に語られるケンタウロス族の一人。シーレーノスとトネリコの木のニンフを父母としており、賢者ケイローンと同様にイクシオンを祖としない、他のケンタウロスとは異なる出自を有している。
彼の逸話が語られるのは大英雄ヘラクレスの十二の試練、その四番目である「エリュマントスの猪」の生け取りに向かう道中のことだ。
ヘラクレスがエリュマントス山に向かう途中、ヘラクレスはポロスと出会い、彼の住居であるポロエーの洞窟へ招待された。ヘラクレスはそこで歓待を受けたが、酒が欲しくなり、ポロスが所有するディオニュソスから授かったという酒甕を開けてしまった。
この酒はケンタウロス族の共有物であったことからケンタウロス達は怒り、あるいは酒の芳しい匂いを嗅ぎつけ、狂気に駆られた結果ポロスの洞窟を襲撃する。対してヘラクレスはケンタウロス達をヒュドラの毒矢で迎撃し、ケンタウロス達を蹴散らしていく。この際に自らの師であるケイローンを誤って射抜いてしまうがそれはまた別の話。
さて、当のポロスであったが、小さな矢が大きな者を倒したことに驚き、死体から矢を抜いて眺めていたところ、誤って落としてしまい、矢が足に刺さって死,んでしまった。洞窟に戻ってきたヘラクレスはポロスが死,んでいることに驚き、これを弔った。その後、ポロスはケンタウルス座として天に召し上げられたという。
後世ではダンテの『神曲』地獄編十二曲にて、ケイローン、ネッソスと共に登場し、生前その中身は怒りに満ちていたと言及されている。>>214
【人物像】
能動的・外交的
大樹を思わせるような穏やかな雰囲気を有する、純朴な顔立ちをしたケンタウロスの青年。
野蛮だとされるケンタウロスではあるが、粗野な素振りはまるでなく、柔和かつ調和を重んじる気遣い上手な性格。同時に文明圏よりも自然のありのままを好むナチュラリストであり、生肉を好むなど意外とワイルドな一面を持つ。
探究心豊かであり、知らない事、気になった事は積極的に知ろうと行動する。だが、意外とうっかり屋でもあり、そんな気質と合わさることで生前のような致命的な失敗を引き起こすことがある。
無為な荒事を厭うが、いざ戦うとなると躊躇いなくその槍を振るう。命のやり取りに関しては意外とドライであり、こうした一面は文明から離れた自然に生きるが故の割り切りの良さ故のものと思われる。
そんな穏やかな人格を有するランサーだが、その精神の根源にはどうしようもない破壊衝動を秘めている。スキル「梣の子」の狂化に類似した効果はこの破壊衝動に由来しているようだ。
沸々と煮えたぎるマグマのようなその衝動は、ランサー自身が決して表出させまいと理性によって押さえ込んでおり、生前一度も衝動に呑まれることがなかったが故にこの衝動の存在を知るものは殆ど存在しなかった。
だが、全てを抑え切ることはできてはおらず、現に戦闘時のランサーは仄かに笑みを溢し、無意識的に戦いを楽しむような素振りを見せることがある。また、争いの蠱毒たる聖杯戦争に身を投じ続けるのであれば、生前のように衝動を抑え続けることができなくなり、衝動に呑まれてしまう可能性がある。
ランサーはこの衝動に呑まれてしまうことを恐れており、所以も知らないこの衝動の正体を知り、抹消することが聖杯にかける願いであり、現世へと現界する理由である。>>215
この衝動の正体は『神曲』に記されていたように「怒り」である。だが、それはランサー自身を発端とするものではなく、母メリアスより受け継がれた「ウーラノス」の怒りだ。
かつて、天空の神にして神々の王であったウーラノスは息子クロノスにその王座を奪われた。その際に切り落とされた男根より溢れた血から生まれたメリアスはウーラノスの怒りを内包して生まれた。
怒りはクロノスを王座より引摺り降ろすという命題をメリアスに与え、彼女らはその手段としてクロノスを王座より引き摺り下ろすと予言された子、ゼウスを育て上げることで命題を果たしたのである。そうして、怒りは晴らされた……はずだった。
既に晴らされたはずのウーラノスの怒りは消えることなく、メリアスの子であるランサーにも受け継がれていた。だが、クロノスは倒され、その怒りの行き場は彼が生まれた時には既に何処にもなかった。その結果、行き場のない怒りは澱み燻り続け、破壊衝動として現れているのである。
特技:狩り,抑制
好きなもの:自然,もてなし,知見を深めること
嫌いなもの:毒,荒事,酒で起きるトラブル
天敵:ヒュドラの毒,酔っ払い
願い:自らの衝動の正体を知り、消し去る
【一人称】僕【二人称】君,貴方,〇〇殿【三人称】彼,彼女
【因縁キャラクター】 ヘラクレス:歓待した相手にして死因。とはいえ、自らのうっかりが原因で死んだので思うところはあまりなく、むしろ自分の死体で驚かせてしまって申し訳ないと思っている。
ケイローン:生前の知り合い。『神曲』においては上司。また、母であるメリアスはウーラノスの血から生まれているため、クロノスを父とするケイローンはランサーから見ると従兄弟に当たる。尊敬する人物であり、憧れの対象。
酒好きなサーヴァント:ディオニュソスより授けられた酒に興味を持たれているようで、よく絡まれている。
ヘンリー・ジキル&ハイド:ランサーとは異なり後天的ではあるが、自らの内にある衝動に苦悩した者同士。そのため、親近感を覚えている相手。
【コメント】
リクエストより。我ながら色々と不憫枠になりそうな要素を盛り込んでしまった気もする。【出典】史実、ウイッカ
【CLASS】キャスター
【真名】ジェラルド・ガードナー
【異名・別名・表記揺れ】ジェラルド・ブロソー・ガードナー、告知者(サイアー)
【性別】女性(生前は男性だが、「魔女術」のイメージから女性体を取って召喚される。)
【身長・体重】157cm・52kg
【肌色】白 【髪色】濃紫 【瞳色】濃紫
【外見・容姿】鹿角が生え、毛皮と刺青に覆われた魔女。全裸だが魔女帽だけ被っている。
青銅のブレスレットと銀の指輪を付けており、髪は生前通り、悪魔の角のように逆立ちうねっている。
女の容姿は、かつてジェラルド・ガードナーが師事した魔女、ドロシー・クラッターバックのものである。
おっぱいのでかいエッチな魔女。だが男だ。
元は女好きであったが、生前から教義上『同性愛を禁じている』ので、結果的には無性愛者で貞淑。
【地域】イギリス
【年代】A.D.1884~A.D.1964
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】性別不詳、ケモノ科
【ステータス】筋力:C+ 耐久:D+ 敏捷:D+ 魔力:B+ 幸運:E-~A+ 宝具:B
魔術師としては高いが、神を二柱取り込んだハイ・サーヴァントとしてはお粗末な程に低い。知名度の低い新興宗教の神を取り込んだに過ぎないためだ。>>217
【クラス別スキル】
陣地作成:A
キャスターのクラススキル。魔術師として、自身に有利な陣地を作り上げる。黄金夜明流の儀式魔術と、古代の祭事を組み合わせた「魔宴(サバト)」を引き起こす。
道具作成:B
キャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成できる。いわゆる「魔女の軟膏」などを、鍋で煮立てることで作ることができる。
【固有スキル】
女神の神核(無辜):C
生まれながらにして完成した女神であることを現す、神性スキルを含む複合スキル。魔女の女神アラディア、獣の神ケルヌンノスを取り込んだことに由来する。
……ただ、その神性には曲解が激しく、「ハイ・サーヴァント」「無辜の怪物」に近い変性を経ている。
「神を曲解した」無辜と、「魔女の教祖なら魔女に違いない」という無辜、2つの無辜の怪物が生み出した仮想の女神と言える。
魔女の解放:C
ウィッカにおいて、魔女は人間の体の力を解放できると考えられる。条件付きで筋力、耐久、敏捷、魔力を底上げする。
その条件は「全裸で踊りながら呪文を唱え、時として縛りと鞭打ちを受ける」という非常に異教的な儀式によるものとなる。
三倍の法則:C
「人に行った善行悪行は自身に3倍になって帰ってくる」というウイッカの教え。「情けは人の為ならず」みたいなこと。
相手に対して行った善行悪行により、自身の幸運値が変動する。>>218
【宝具】
「魔女は過去の遺物に非ず。そして今日もまた、月輪が昇る。『今日の魔女術(ウィッチクラフト・トゥデイ)』!!」
『今日の魔女術(ウィッチクラフト・トゥデイ)』
ランク:B 種別:対理宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:-
ジェラルド・ガードナーが復古したと主張する、失われた異教の神秘。
「魔女として告発された人々は、失われた異教を信仰していた」とする、現代史学では科学的にも魔術的にも否定された前提に依っている宝具。
……だが、実際にその神秘は強大。彼が本当に失われた神秘を発見したのか、あるいは一つの魔術体系を「でっち上げ」たのか、あるいはエレナ・プラヴァツキ―の言うところの「マハトマ」のようなものに接触でもしたのか。
いずれにせよ、結果としてガードナーは、「強大かつ既存の魔術理論で説明不能の神秘」を扱うことができる。
【Weapon】
鞭:長い杖の先に複数の鞭が付いた拷問用の武器。杖の先にバラ鞭が付いたような構造。魔女の杖や魔女の箒としても使える。>>219
【解説】
ジェラルド・ガードナーは、「魔女宗(ウイッカ)」の創始者である宗教家にして現代魔術師(オカルティスト)。
裕福なアッパーミドルの家庭、イギリス最古の木材企業の三男として生まれたジェラルドは、乳母によって幼少期から多くの国をめぐる人生を送り、16の頃にはスリランカで紅茶栽培の見習いとして働き始めた。
この頃、隣家に前まで住んでいた魔術師アレイスター・クロウリーとその師アラン・ベネットの残した魔術知識に接触、スリランカの原住民から仏教の秘奥を獲得など、オカルトへの造詣を深めた。
イギリスに帰還後は民兵となり、親戚のサーゲネソン家と共に過ごした。サーゲネソン家は「妖精が見える」と主張して親戚から爪弾きにされていたが、そこでジェラルドは「かつて祖父ジョセフ・ガードナーは愛人の魔女から魔術を習った」「先祖のグリッセル・ガードナーは200年前に魔女として火炙りになった」と聞かされた。>>220
それからしばらくは魔術とかかわりのない人生を送っていたが、母の死により心霊・霊媒術に傾倒、薔薇十字団、ニューフォレスト魔女団などに加入する。
あるとき、ニューフォレスト魔女団の幹部であった魔女、オールド・ドロシー・クラッタ―バックの手によって魔女として覚醒する。
その後は古代ドルイド教団、心霊研究協会(SPR)、アレイスター・クロウリーの東方聖堂騎士団などを転々としたのち、彼の魔女術の集大成である「今日の魔女術」を出版。現代魔女宗としてウイッカを再構築した。
彼の人生、人格には難点も多いが、「魔女の歴史」を現代に復活させたという意味で、稀代の魔術師であることだけは間違いがないだろう。
サーヴァントとしてのジェラルド・ガードナーは、彼が信仰する「魔女術」の性質から、魔女の姿を取って召喚される。
ウィッカの神である「角のある男性神ケルヌンノス、あるいはジャニコット」と「3つの相を持つ地母神、ガイアあるいはアラディア」の姿が複合した、毛皮に覆われ鹿角を生やした魔女、といった姿を取る。>>221
【因縁キャラクター】
アレイスター・クロウリー
魔術の師に当たる人物。
あまりにも人格が破綻していたため、師事した事実を黒歴史にしている。
ジャック・ド・モレー〔フォーリナー〕
魔女のイメージで歪められ、女体化して召喚されるサーヴァントの前例。
……が、「テンプル騎士団の魔女信仰」については、ガードナー率いるウイッカが広めたことから、風評加害者側である。
現代魔女術の開祖、ジェラルド・ガードナーです。
魔女術の開祖らしく魔女にTSした鯖だが、中身はイカレジジーだ。話の通じなさはエレナママと並ぶ上、性格もエジソン並みにエキセントリックだ。最悪か?
wiki追加可能です。【元ネタ】日本神話、『記紀』、『平家物語』 【CLASS】セイバー
【真名】市杵島姫命(+御子姫君)
【異名・別名・表記揺れ】市寸島比売命、狭依毘売命
【性別】女性
【身長・体重】155cm・44kg
【肌色】色白 【髪色】紺碧 【瞳色】水縹
【外見・容姿】紫を基調とした和装を纏う絶世の美少女。水の羽衣を纏い、舞うように刀を振るう。 【地域】日本
【年代】神代(日本)、平安時代(1164年-1181年)
【属性】中立・中庸
【副属性】天
【その他属性】人型、神性
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:EX 幸運:B 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
セイバーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。
Aランクともなると、どのような大魔術であろうとも、Aランク以下の魔術を無効化する事が可能となる。
騎乗:B
セイバーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。対象は生物・無生物を問わない。
Bランクであれば、大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種或いは魔獣・神獣ランクの獣は乗りこなす事が出来ない。>>223
【固有スキル】
女神の神核:B
生まれながらに完成した女神である事を表す『神性』スキルを含む複合スキル。精神と肉体の絶対性を維持する。精神系の干渉を弾き、肉体は成長・変化しない。
依代を用いた疑似サーヴァントであるため、ランクはBとなっている。
平家の氏神:B++
平清盛の娘を依代に現界したことで『航海の守護者』が変じたスキル。歩く厳島神社。
平家の一族、もしくはそれに属する者は通常効果に倍化のボーナスを得る。また依代も対象に含まれるため、強力な自己強化スキルとしても機能する。
霊剣の欠片:B++
天照大神と素戔嗚尊の誓約において、素戔嗚尊が所持する十拳剣の欠片から化生したことに由来するスキル。
素戔嗚尊が持つ「海神」としての側面を受け継ぎ、Aランク相当の『剣術』と『魔力放出(水)』を使用できる。また、その身に宿す二柱の威光は地属性と魔性への強力な特攻としても働く。
旅の導き:B++
道主貴(あらゆる道を司る神)としての性質。見知らぬ土地や見果てぬ世界を目指す者たちを導き、彼らを守護する。
瓊瓊杵尊の天孫降臨と神功皇后の新羅遠征では彼らの旅路を守護したと云われ、『水辺』や『海上』ではその効果は向上する。>>224
【宝具】
『厳島の友成(いつくしまのともなり)』
ランク:A 種別:対海宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:50人
平教経が所有したと伝えられる名刀。厳島神社に献納され、今もなお現存する国宝。宗像三女神の祝福により水の神気を宿した刀身から強力な水の斬撃を放つ。
また膨大な魔力消費は必要だが、水の神気を通じて海そのものを操り、大規模な波濤を引き起こすことも可能。しかし、基本的には荒海を鎮めることに使用する。
『斎島の弁財天(いつきしまのべんざいてん)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:100人
神仏習合における弁財天(サラスヴァティー)との同一視に由来する宝具。『弁財天五弦琵琶』を源流とし、神代の敷物(テクスチャー)に張り替え『海の権能』を行使する対界宝具。
『厳島の友成』に宿る水の神気を一時的に吸収することで神代回帰をし、神代の荒海を再現する。『古事記』において、原初の海では大地は未だ固まらず海月のように小さく漂っていたとされる。
『海の権能』による海流操作によって、自身を中心とした激流を伴う大規模な渦を形成する。巻き込まれた生物や物体を高濃度の神秘を纏う激流で粉砕し、海月のように液体化させ、魔力に変換・吸収する。
発動中の維持には極めて膨大な魔力消費が必要であり、もし対象を吸収できなければ魔力量の底を突き、現界維持が困難になる。そのため、極めて頑丈な船舶または神代の海を生きた幻獣・神獣に騎乗され耐久勝負に持ち込まれると、令呪三画や聖杯のバックアップなどの膨大な魔力支援がない限り圧倒的不利な状況に陥る。
【Weapon】
『厳島の友成』 前述する宝具であり、主武装。【解説】
日本神話に語られる宗像三女神のうちの一柱。美しき海の女神であり、神仏習合によって弁財天と同一視される。狭依毘売命とも呼ばれる。
古くは玄界灘(九州北西部の海域)の海民から信仰された航海安全の女神であり、日本神話に取り込まれた際に素戔嗚尊の子供となった。また「斎き島(神を祀る島)」を名前の由来とする逸話から、同じ由来をもつ厳島神社では御祭神として祀られる。
『古事記』では天照大神と素戔嗚尊の誓約で化生した神霊の一柱として登場する。事の発端は早とちりで迎撃しようとする天照大神に対し、素戔嗚尊が自身の潔白を証明するために互いの宝物を使い神意を問う儀式を提案する。
互いに口を濯ぎ、天照大神は須佐男尊の十拳剣を、須佐男尊は天照大神の勾玉を噛み砕く。そして、宝物の欠片からそれぞれ三柱の女神と五柱の男神を創造する。
この結果を踏まえ、素戔嗚尊は「俺の心が清らかだから、俺の剣から清らかで美しい女神たちが生まれた。だから俺の勝ち。」と主張し、身の潔白を証明した。
そのような経緯で生まれた三姉妹の女神は道主貴とも呼ばれ、あらゆる道を司る高位の女神として『日本書紀』では天照大神の神勅を受けて瓊瓊杵尊の天孫降臨に同行する。また、神功皇后の新羅遠征では霊威を発揮して守護したと云われる。
美しき三姉妹の中でも格別に美しい市杵島姫命は後世で弁財天と同一視されたことで、航海安全のみならず、芸能上達や金運上昇のご利益をもたらすとされる。
しかし、三姉妹の中で唯一明確な配偶者は存在せず、子供も存在しない。
そのような女神の依代に選ばれたのは御子姫君。
平清盛と厳島神社の巫女との間に生まれ、母譲りの美貌を持つ平家の少女。
『平家物語』では優艶にして華やかな美少女として描かれており、政略結婚のために急遽天皇の後宮に選ばれるも、天皇から好意を抱かれることもなく18歳の若さでこの世を去った。
英雄と呼ばれるような武勲や逸話もない幻霊・御子姫君を依代として選んだ理由は「厳島神社に縁のある美しい女性」もあるが、それ以上に「愛されたかった」、「役に立ちたかった」という少女の後悔に共感したため。>>226
【人物像】
清楚で可憐な女神様。
擬似サーヴァントの特性上、市杵島姫命の人格と御子姫君の人格が混ざり合った第三の人格を形成している。しかし、互いにお嬢様気質かつ恋愛に奥手のため、市杵島姫本来の人格とほぼ変わらない。強いて言えば、御子姫君のトラウマが原因で、「愛されないこと」と「必要とされないこと」に人一倍敏感になっている。
召喚者との関係は神と人。召喚者がどのような道を辿るかを見極め、的確な判断や適切な助言を行い、望む未来に導かんとする。
余談だが、好みの男性について問うと「それはもちろん、高身長で優しくて、父上より強くて、姫をしっかり支えてくれて、浮気などせずに、姫を永遠に愛してくれる殿方です。」と答える。
イメージカラー:鮮やかな群青
特技:航海安全、道案内
好きなもの:穏やかな海、新鮮な魚介類
嫌いなもの:愛されないこと、必要とされないこと 天敵:素戔嗚尊
願い:召喚者をよりよい方向に導くこと
【一人称】姫 【二人称】貴方、貴女 【三人称】あの方【元ネタ】史実?(ブリテン・七世紀)、聖人伝
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ウィニフレッド
【性別】女性
【身長・体重】151cm・43kg
【属性】秩序・善
【副属性】人
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷C 魔力A 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:-
陣地宝具と引き換えに、通常の陣地作成能力は失われている。
道具作成:B+
様々な道具を作り上げる能力。
彼女の場合、契約者に対してであれば互いの合意のもと
宝具と契約経路(パス)を通じて道具を転送する事が可能となる。>>228
【保有スキル】
戦闘続行:EX
首・頭部の損傷が霊核へのダメージとならず、再生も容易である。
それ以外の部位については通常の耐久性しか持たないが、
『外衣』に覆われている部位については自動再生の力が働く。
“頭が身体(遺骸)に騎乗し操っている”ライダー霊基で現界した場合、
逆に切断面から下への攻撃全てが実質的に無効化される。
聖人:D
乙女の導き手カンディド・ウェネフロエダ、白きウィニフレッド。
秘蹟の効果が上昇している。正式列聖は受けていないが、
亡くなって程なく聖人として崇敬を受けていたと推測される。
紅の頸環:B
環状の装身具である頸環(トルク)―――ではなく、
彼女の首回りに残った一度目の死の痕。奇蹟の名残。
秘蹟の効果が向上している。聖人スキルによる上昇効果とも相乗し、
時として奇蹟スキルによらずして奇蹟の域へ至る。>>229
【宝具】
『清水出ずる赤石の間(ファノン・ウェンブレウィ)』
ランク:B 種別:対人・対陣宝具 レンジ:0~1・5~20 最大捕捉:1人
底には血色に染まった石が沈み、乳香薫る苔が生え、
癒しの水を湧かせる『ウィニフレッドの泉』の再現。および泉周辺の聖域化。
場と水自体が治癒の力を持つ他、術(祈り)と苔の組み合わせによって
多様な霊薬(エリクサ)作成を可能とする。
副効果として、血を撒いた場(意図的なものには限らず、
戦闘による負傷の結果も含む)を即席陣地と化す力を持つ。
それが他者による既存陣地内であれば対抗判定を行い、
勝利したならば陣地の浸食形成に成功し、
敗北すれば相手陣地から受ける不利な効果の軽減に留まる。
【Weapon】
『バイノの外衣』
彼女がおじへ毎年贈った、彼の仇名『乾いた外衣(カスルスィフ)』の由来
……とは別物。おじが彼女の首と胴を合わせた後、身体を覆い隠した時の衣。
言い換えれば“この衣の下で蘇生の奇蹟が起こった”品である。>>230
【解説】
七世紀ウェールズの聖人・殉教者、ウィニフレッド
(グウェンブレウィ、ウェネブレダ、ウィニフレダ)。
同じく聖人として伝えられる母方のおじにして師のバイノともども、
ベリ・マウルやグルシゲルン(ヴォーティガーン)の末裔とされる。
テゲイングルを治める領主、その一人娘としてウィニフレッドは生まれた。
敬虔な基督教徒であり、信仰の道にその生涯を捧げると誓っていた彼女は、
近くで庵を編んでいたおじバイノ(既に評判高い聖人)につき学んでいた。
ある日曜日、両親が礼拝へ行き、彼女はミサの為の資材を準備して運ぶ為に
家に残っていた時のこと。王族の一人カラダウクが、狩りの途中で喉が渇き、
飲み物を求めて訪ねて来た。ところがこの男は彼女の美貌を見て情欲を抱き、
同衾を要求し、他の男性(イエスを指す)と結婚する身だと言っても諦めず、
今にも力づくで関係を強要しそうな様子に見えた。>>231
彼女は一旦受け入れるふりをして、着替える為と称して彼の前から姿を消し、
そして両親と師のいる教会へ走った。これを見たカラダウクは激怒して追い、
教会入口前で追い抜くと、教会に入る直前だった彼女の首を剣で刎ねた。
転がり入って来たその首にバイノは、そして勿論両親も、驚き嘆き悲しむ。
バイノはカラダウクを屠った後、祈りを捧げながら彼女の首を胴体に合わせた。
自らの外衣を被せ、鼻孔から息を(神がアダムにそうしたように)吹き込み、
すると細い線状の傷痕だけを残して首と胴は繋がり、ウィニフレッドは蘇った。
そして彼女の血に染まった床がひび割れ、水が吹き出して来た。この泉/井戸は
癒しの奇蹟の力を持つとされ、現代にも滾々と水が湧き出し続けているという。
二つの奇蹟を見たバイノは「この地は貴女のものだ、私は他所へ行こう」と告げ
更に「毎年この時、私に外衣を贈って欲しい」と言う。姪はおじに「ですが師よ、
私は贈りたい時に貴方がどこにいるか分かりません」と言うがおじはこう答える、
「約束の時、河中の(泉の、とも)石に外衣を乗せてくれ、きっと私に届くから」
そして彼は毎年贈り物を受け取り、奇蹟的なその外衣による仇名も得たという。
ウィニフレッドはしばらくテゲイングルに留まったが、啓示を受けて故郷を出る。
やがてグイセリンの地で女子修道院長となり、660年頃にそこで亡くなった。SS使用可鯖は増えるけどSSは全然増えないな、みんなもっとSS書いていいんだよ?
「青い海、白い雲。英雄日和だと思わないかい、マスター!!」
【出典】ポリネシア神話、ハワイ神話、マオリ神話など
【CLASS】セイバー
【真名】タファキ
【異名・別名・表記揺れ】タワキ、タヴァイ、カハイなど。日本語では正確に発音できず、表記揺れが激しい。
【性別】男性
【身長・体重】179cm・73kg
【肌色】日焼けした焦げ茶 【髪色】黒 【瞳色】金
【外見・容姿】長い黒髪を腰まで伸ばした、絶世のイケメン。
タファキは伝説上、赤か黒の肌を持ち、女神を魅了し、従兄弟たちが嫉妬して殺そうとするほどの美貌を持つとされる。
【地域】太平洋全域
【年代】神代
【属性】中立・善
【天地人属性】天
【その他属性】愛する者・夏モード
太平洋を股にかける大英雄は、存在自体が夏モード、すなわち水着サーヴァントとして判定される。
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:A 幸運:B 宝具:A+>>235
【クラス別スキル】
対魔力:A
セイバーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。タファキは特に「雷」と「水」の属性の魔術に対して高い抵抗を持つ。
嵐の航海者:B
セイバーのクラススキル、「騎乗」が変化したもの。「船」と認識されるものを駆る才能を示すスキル。
タファキには船を駆る逸話こそほとんどないものの、太平洋全域に伝承が伝わる英雄として、太平洋を股にかける程度の航海術を有する。
【固有スキル】
神性:C
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。雷女神ワイティリの孫であるタファキはそれなり程度の神霊適性を持つ。
雷神の権能:A
天に上り、タマ・イ・ワホ神から習得した数々の呪文。魔術というよりは権能。理由があってできるのではなく、「できるからできる」もの。
雷神として雷や水を操り、鳥や魚に姿を化身する能力。「魔術」「魔力放出(雷/水)」「変化」等を内包する複合スキル。
魔性の貌:C
女神をも魅了し、あらゆる男を嫉妬させるというタファキの美貌。
もはや運命をも歪める域だが、嫉妬されやすいタイプなので、デメリットとして働くことの方が多い。イケメン有罪。>>236
【宝具】
『魔を裁く大蜘蛛(トゥクトゥクラホヌイ)』
ランク:D 種別:対魔宝具 レンジ:10 最大捕捉:100人
出典:トゥアモトゥ諸島の伝説において、タファキが小鬼をとらえた魔法の網、トゥクトゥクラホヌイ。名は「大蜘蛛」を意味する。
夜の怪物ポナトゥリを捕らえた漁網。獲物を負い、必ず捕らえる。
太陽の属性を帯びており、魔のものを祓う聖別の能力を持つ。
特攻効果を抜きにすれば攻撃性はなく、単に「必ず当たり」「頑丈な」だけの捕縛宝具。……が、これで動きを止めた瞬間、後述の宝具が直撃する。
「天候は晴れ、釣果は上場!海を釣り上げ、島を締めよ!『島を捌く王斧(テパフルヌイ・マテヴァイタウ)』!!! ――――フィーッシュ!!」
『島を捌く王斧(テパフルヌイ・マテヴァイタウ)』
ランク:A+ 種別:対島宝具 レンジ:100 最大捕捉:1島
出典:タヒチ島の伝説において、タファキがオーストラル諸島トゥブアイのマレレヌイ・マルアトア王から受け取った斧、テパフルヌイマテヴァイタウ、あるいはテパフルヌイ。
あまりに大きく重い石斧。通常であれば英雄であろうとも扱えはしないが、海神ティノルアの加護により『浮力』が発生しており、タファキが扱う限りは軽々と振るえる。
さらに、浮力の強化により「風船」として扱い空を飛んだり、浮力解除によりさらなる火力を発揮することも可能。
かつて、巨大な魚だったタヒチ島を殺し安定させたとされ、真名を解放すれば地峡海峡さえ作り出し、島を沈め、大洪水も引き起こす地殻変動級の宝具。
この星で最強の「刺身包丁」。>>237
【Weapon】
宝具:『島を捌く王斧(テパフルヌイ・マテヴァイタウ)』
宝具である身の丈以上の石斧。右手で軽々振り回す。
宝具:『魔を裁く大蜘蛛(トゥクトゥクラホヌイ)』
宝具である漁網。左手で自在に操り、相手を絡めとり、石斧を直撃させる。
【解説】
タファキはマオリ神話の英雄にして、半神。マウイ同様、ポリネシア全域に神話が存在し、そのそれぞれが異なる(そしてしばしば矛盾する)エピソードを持つ。
かつて、人食いの雷女神ワイティリは、「人食い」を意味する名のカイタンガタと結婚し、2人の子、ヘマーとプンガが生まれる。
だが、カイタンガタは実際は食人族でもなんでもなく、意気投合したと思ったのはワイティリ女神の勘違いでしかなかった。失望したワイティリは天界に帰ってしまう。この子、ヘマーと、ウルトンガという女性の間に生まれた雷神のクォーターがタファキである。
父であるヘマーはタファキへの贈り物を探しに行く最中、邪悪な魔人族であるポナトゥリの土地に踏み入れてしまう。ポナトゥリはヘマーを殺し、母ウルトンガを奴隷にした。タファキと弟であるカリヒは、太陽に弱いポナトゥリを家に閉じ込め、朝が来たことに気づかせなかった。そして朝になると、窓を開け家を燃やすことで、太陽の力でポナトゥリを倒し、母を救い出した。
タファキとカリヒは祖母ワイティリに会いに行くと、ワイティリは盲目になり、芋を数えていた。タファキがワイティリの目を治すと、ワイティリは天上へ続く蔓の道を作り出した。
カリヒは道を間違え、垂れ下がった蔓を進み落下死してしまうが、天を貫く蔓を上ったタファキはタマ・イ・ワホ神から魔術を授かり、女神ハパイに一目惚れされる。
その後、女神を妻として連れ帰ったタファキは、その美貌から従兄弟たちに嫉妬され、殴り殺されかける。妻の献身的な介護によって復活したタファキは洪水を起こして従兄弟たちの村を消し飛ばしてしまう。>>238
【人物像】
方向性としてはテセウスに近い童顔の優男だが、海の男のワイルドさも兼ね備えるアイドル系イケメン。
性格は友好的、容姿もステータスも宝具も強く、雷と水を纏い見栄えも映える、最優のクラスにふさわしいサーヴァント。
「やりたいようにやる」という意味で英雄らしい英雄であり、主人公補正がかかりがち。日本国内での知名度が低いのだけ難点。現地では大英雄なのに日本語版個別記事すらないアーラシュタイプ。
【因縁キャラクター】
マウイ
ポリネシア最大の英雄。雷神カイタンガタの祖父に当たり、高祖父に当たる。
【他クラス適性、変化傾向】
太平洋を股に掛けた英雄としてのライダー、エクストラクラスであるボイジャーの適性を持つ。
ポリネシアにおいてマウイに次ぐ第二の大英雄、タファキです。聖なる石斧をぶん回すセイバー。
wiki追加、SS使用可能です。>>234
自分は後付けでも使用可タグ付けて良いと思う【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】主人公(Grand Order)
【真名】ペドロ・デ・アルバラード
【性別】男性
【身長・体重】178cm・76kg
【肌色】白 【髪色】金 【瞳色】赤
【外見・容姿】輝く美貌の男。鷲の羽飾りを着けている。
【地域】スペイン
【年代】15世紀
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:C 魔力:A 幸運:A 宝具:EX>>241
【クラス別スキル】
対魔力:B
単独行動:B
太陽神の神核(偽):B
ケツァルコアトルと共にある戦神トナティウとして恐れられた証。
『神性』スキルを含む複合スキルでもある。
恐怖はある意味で強固な信仰となって、彼の姿を歪めた。
【固有スキル】
仕切り直し:B
戦闘から離脱する能力。
彼は敵の攻勢を受けてほとんど壊滅しつつも、味方の屍を踏み越えてなお進んだという。
コンキスタドール:A
スペイン語で「征服者」を意味する。大航海時代、航海の果てに未開地を征服した者のスキル。
未開の地への侵攻、支配、略奪、奴隷化などの手際を示す。
血塗れの太陽:EX
その美しい姿と残虐性から、彼は太陽と戦の神トナティウに例えられた。
無辜の怪物の一種であり、太陽神の力の一部を振るう事ができる。>>242
【宝具】
『悲しみの夜から逃れて(ウーイェ・デ・ラ・ノーチェ・トリステ)』
ランク:B 種別:対人・対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:500人
アステカ人の大反抗によってスペイン側が大半の戦力を失った『悲しき夜』事件から逃走し、いかなる犠牲を払ってでも生き延びる生存能力が宝具となったも
の。
自軍全体に適用する事が出来、逆境・危機的状況から脱出する際の能力に大きなブーストが掛かる。
『赫奕たる暴威の煌盤(デストルクシオン・トラルチ・トナティウ)』
ランク:EX 種別:対軍・対都市宝具 レンジ:- 最大捕捉:1000人
太陽神トナティウが持っているという、太陽を現す円盤。
トナティウとしての神格を仮託された彼は、疑似的ながらそれを所有する。
アルバラードに太陽神の力を与えている象徴であり、これによって太陽光を放射できる。
人間に対して使用する時、更に強力な殺傷力を得る。>>243
【Weapon】『赫奕たる暴威の煌盤』 剣・クロスボウ・アーキバス小銃
【解説】
エルナン・コルテスの部下としてアステカ帝国に乗り込んだ征服者の1人。
その美しい容貌と残虐性から、現地住民に『太陽の神(トナティウ)』と恐れられた。
優れた騎士であったとされている反面、生前からその危険さと果てない欲望について語られる人物でもあった。
コルテスの待機命令に背いて虐殺を行なった結果『悲しき夜事件』の引き金を引いたり略奪に勤しんだ事で、コルテス以上の非難に曝される事も多かった。
また、時に同胞のスペイン人にすら暴力を振るい、本国に背いて支配地を占有した事もあったという。
各地の征服や反乱鎮圧に精を出し続け、最期は敗戦から逃げる時に落馬し死んだ。
【人物像】
爽やかな容姿と言動で隠した本性は、破壊と略奪に酔った異常者。
他者とは平均以上に高度なコミュニケーションを取って関係を築くが、ある日突然それを全てかなぐり捨てて暴力を振るう。
暴力を最も簡単で有用な手段として捉えているため、自分より巨大な暴力を持つ者には敬意をもって従う。>>246
ジャガーマン
「いてっいてててて!?
何するんですか!…本能が囁いた?
危ない人だな~」
コロンブス
「おっモノホンだ!
僕とは似て非なるスタイルですよね~?
僕は自分さえ良ければなんでもいいですし!」
【他クラス適性、変化傾向】
制御不能の異形な精神構造をしているため、バーサーカーの資質あり。「ランサー、火照命でーす·····。てか最初に思うのですが、なんで俺、ランサーなんですかね…?」
「なんであいつが、なんで■■■がいるんだよ···!?俺のそばに近寄るなぁー!!!!」
【元ネタ】古事記、日本書紀
【CLASS】ランサー
【真名】火照命
【異名・別名・表記揺れ】海幸彦、海佐知毘古
【性別】男性
【身長・体重】177cm・57kg
【肌色】水死体のように青白い肌【髪色】ダークブルーに毛先が青いグラデーション【瞳色】蒼玉
【外見・容姿】海を想起する皇族の服をまとった暗く陰湿な青年
【地域】日本
【年代】神代
【属性】中立・悪
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:B 耐久:C- 敏捷:A 魔力:B 幸運:E 宝具:A+
https://picrew.me/share?cd=iDSQ2rNJc7
【クラス別スキル】
対魔力∶B-
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しいはずだったのだが、昔の出来事のせいで水や海、それらに関わるものに対しては防ぐことはできず弱くなっている。>>248
【固有スキル】
神性∶B
両親が正当な神の系統であり本来はランサーもまた高ランクのスキルを持つが、後述の出来事や理由で火遠理命の従者となってしまったためランクダウンしている。
隼人の祖神∶B
護国の鬼将の亜種スキル
あらかじめ地脈を確保しておくことにより、特定の範囲を“自らの領土”とする。
この領土内の戦闘において、火遠理の従者であり隼人の祖神であるランサーは高い戦闘力のボーナスを獲得できる
火照命は頭を下げて、火遠理命を昼夜お守りすると誓った。のだが、本人は苦い記憶を思い出すのかあまり使いたがらない。
魔力放出(海)∶A−
武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。
いわば魔力によるジェット噴射。
ランサーの場合、自身の肉体や武器にまとうだけでなく、波を操って攻撃や行動も可能。
ただし、呪われた海がランサーの身体を蝕むため、長時間の展開は不可能。>>249
【宝具】
『四凶針(しきょうばり)』
ランク:C+ 種別:対人/対陣宝具 レンジ:- 最大捕捉:1/100人
帰還した火遠理に釣り針を返還されたときから、自身に災難が見舞われた原因とされている禍々しい形をした呪われた釣り針
突き刺した対象の魔力や生命力、運命力を枯渇させ、精神を不安定にさせる。
応用すれば、上記に加え相手の周囲の陣地の霊力やマナ、それらすべてを枯渇させ、精神を大幅に不安定にさせ、他者との仲を不和にさせる。
使い所によってはある意味最強であり他サーヴァントや魔術師にとって天敵と言える宝具でもある。
『潮満隼人舞演舞(しおみち、はやとまいえんぶ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:500人
帰ってきた弟の仕打ちに激情し攻めてきたランサーに対し火遠理は海神から潮満珠で彼らとその周囲を溺れさせた。それらを繰り返し行われたランサーは敗北を認め、彼の眷属になった。その黒歴史の一端が、一種の絶技に変化し、宝具に昇華されたもの。
発動と同時に自身の周囲に呪われた海水が満たされると同時に渦潮が発生し、それらをまといながら敵全体に突撃して被害をもたらし、溺れさせる。
ただし生前の逸話上、自身にもダメージが入り、最悪の場合、溺死してしまう可能性のある諸刃の剣であるので注意が必要。
あと、この出来事が後の隼人舞とか俳優(ワザオギ)とか言われているが、その話題出したり、黒歴史ダンスとか言ってはいけない。>>250
【Weapon】
『銛』
漁をする際に使用されていたのだが、戦闘向けに改造、改良されたもの。
状況に応じて下記の宝具との使い分けや、二槍流として扱うことも可能。
『四凶針』
元は単なる釣り針だったが、サーヴァントになって召喚された際に大きくなり棘の付いた禍々しい見た目になった。ハープーンのように敵を釣り上げてから引き寄せて攻撃するだけでなく、巨大化してショーテルのように扱ったり、魔力でできた柄を纏い、ハルバードのようにして扱うことも可能。
【解説】
日本神話に登場する兄弟であり、山幸彦の兄。
兄の海幸彦(火照命)は、海で魚などを猟り、弟の山幸彦(火遠理命)は山で狩りなどをして暮らしていたって暮していた。ある日、山幸彦が互いの道具の交換しようと提案した。海幸彦は断ったが、少しの間だけ交換することにした。しかし山幸彦はその釣針を海の中になくしてしまい、代わりの素材でできた釣り針を渡すものの海幸彦はそれを決して許さなかった。
その後、釣り針を探しに綿津見の宮殿に行き海神から復讐の方法と呪具を与えられて帰ってきた山幸彦の報復によって海幸彦は苦しめられ、火照命は頭を下げて、火遠理命を昼夜お守りすると誓い、最終的に服従した。
彼のその後に関しては語られてはいないが、隼人族はランサーの末裔とされている。>>251
【人物像】
長兄でありながらも兄としての覇気がなく、ぎこちない敬語で話す陰湿かつダウナー。
かつては良くも悪くもお兄ちゃん気質であったが、火遠理の愚行の件ですっかり人が変わり、とにかく弟が嫌い。その話題出したりその事に触れられるとキレる。確かに強く言い過ぎたし、当たり過ぎた。けど、なんで俺があいつの尻拭いしなければならないんだ!?なんで俺があんな目に…!元はといえばあんな提案を出し、貸したものをなくしたアイツが悪いんだ…!!
弟を始めそれに近い系統やそれを想起するもの、神々やそれらから寵愛を受ける英霊たちに対し嫌悪を向け敵意を抱き、反目な態度を取る。
例えマスターであっても、気安く話題に出したり触れてはならないよう注意すべし。
好きなもの:何も無い
嫌いなもの:弟、物の貸し借り、貸してと言った割にぞんざいこしてしまった奴
天敵:火遠理
願い:火遠理の関係とあのときの出来事とそれらに関わるものすべての消滅。
【一人称】俺【二人称】お前【三人称】あいつ、奴>>252
【因縁キャラクター】
火遠理命
自分が最も嫌悪を向けるとする相手。昔のことは怒鳴りすぎた自分も悪いと思ってるし反省はしてるものの、少しでも彼の気配を感じると物陰の隅に隠れて怯えながら呪詛を与えてしまうほどトラウマになっている
お前があんなことしていなければ
お前が物をなくしていなければ
そもそもお前があんな提案出さなければ俺は…!
······それはそれとして、なんで目を閉ざしてるの?
火須勢理命
ランサー本人にとってあまり記憶のないもう一人の弟。ホスセリ?すみません、知らない子ですね····。
ちなみに日本書紀においてはランサーの別名が火闌降命(ホノスソリ)、一部では火酢芹命(ほすせりのみこと)とされている
【コメント】
釣り針→針→刺す なのでランサー
一周回って読んでみると、たしかに向こうも言い過ぎたのが悪いし、非があるとはいえ、もう一周回って読んでみるとかなり不憫
ふと疑問なんですが、公式で発表された未実装のイベントのNPCを因縁キャラクターに加えるのは控えたほうがいいのですかね…?平教経/海御前
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%CA%BF%B6%B5%B7%D0%A1%BF%B3%A4%B8%E6%C1%B0
ガヨーマルト
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%AC%A5%E8%A1%BC%A5%DE%A5%EB%A5%C8
ジェラルド・ガードナー
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%B8%A5%A7%A5%E9%A5%EB%A5%C9%A1%A6%A5%AC%A1%BC%A5%C9%A5%CA%A1%BC
タファキ
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%BF%A5%D5%A5%A1%A5%AD
以上wiki登録完了しました。>>254
ガヨーマルト、ジェラルド・ガードナー、タファキ登録ありがとうございます!!
ついでにガヨーマルトとジェラルド・ガードナーもSS使用可にしときます!>>254
平教経/海御前のwiki登録ありがとうございます!このスレってSS使用可鯖達の夏イベとかオリジナル特異点とかの妄想を吐き出しても良いんですかね?
むしろそういうの大歓迎だったりします?【元ネタ】史実?(ブリテン・6-7世紀)、聖人伝
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】バイノ
【性別】男性
【身長・体重】165cm・60kg
【属性】秩序・善
【副属性】人
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷E 魔力B 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操ることが出来る。>>260
【保有スキル】
嵐除けの加護:B
姪にして弟子、聖ウィニフレッドから
水場を介して毎年贈られた上祭服(カズラ)の加護。
水に運ばれながら水に侵されること無く、その後も
雨に濡れもしなければ風で乱れもしなかった事から、
彼は『乾いた外衣(カスルスィフ)』の仇名を得た。
祝福された生誕:B
幸運値の向上、および神の加護に相当する恩恵。
相続人となる男子が無かった老夫婦、十二年間交わらずにいた男女が
天使の指示を受けて交わった夜に彼が宿ったという。
聖母マリアの従姉妹にあたる女性アンナをベリ・マウル(ベリ大王、
ベンディゲイドブランのおじ、スィッズやカスワッサウンらの父)が娶り、
その子孫に痩身のグルシゲルン(ヴォーティガーン)が、更にその子孫に
バイノやウィニフレッドら幾人もの聖人が生まれた、と聖人伝は語る。>>261
審判の曲がり枝:B
敵意ある者の通過を報告するポイント、または
敵意ある者にのみダメージを発生させる魔術罠。
前者は低コストかつ発見難度がより高く、後者はその逆である。
彼が父ブギの墓の傍らに植えたどんぐりからオークの巨木が育ち、
その枝の一部が曲がって伸びて地に達し、幹と枝とでアーチを作った。
これを潜る者は、ウェールズ人であれば何ら悪影響を受けないが、
イングランド人であればたちまち死んだという。
……人種差別の話という訳では一応なく、ウェールズのブリトン人と
イングランドのアングル・サクソン・ジュート族敵対時代の反映である。
ためにスキルとしての“枝”の基準は人種・民族・所属には依らず、
現在の彼に対する(裁定者クラスでの現界時に限り、これに加えて
条理や現行世界に対する)敵意によってのみ判定される。>>263
【Weapon】
『黄金の品々』
イニル・グウェント王に徳性を賞され贈られた金の指輪と冠、また
キナン・ガルウィン王臨終の折に贈られた黄金の装身具(笏だとも)。
後者は牝牛六十頭分の価値がある逸品だとされた。
カドヴァンの息子カドワロンは彼に土地を贈ると共に彼からこれを贈られたが、
後にその土地には他に正当な持ち主がいると知ったバイノが返却を求めた時、
カドワロンは応じず、ためにバイノから破滅の予言/呪いを受けたとされる。
『黄金の巨大牝牛』
前述の黄金の装身具が変化したもの。“六十頭分”の質量と、
元の持ち主キナンの武名も背負ったそれ以上の威力を振るう。
バイノは牛と関連した逸話を幾つも持ち、また一説には
彼の名自体が牛と繋がるもの(『牛を熟知する者』)であるという。>>264
【解説】
六世紀後半から七世紀にかけて活動したとされる、ウェールズの聖人。
ウェールズ語の現存聖人伝は十四世紀半ばのものだが、彼と密接に関わり
彼を聖人として言及する姪ウィニフレッドの伝はより古くから存在し、
おそらくは失われたラテン語聖人伝からの訳であろうと見られている。
ハヴレン(セヴァーン)川の畔で、ブギとベレンの子として彼は生まれた。
聖タングシウスに学んだ後、幾人かの王侯から人柄と行いを賞され金の品々や
土地を贈られて教会や修道院を築いた。王侯との諍いもしばしば語られる。
キナン・ガルウィンの孫たち(そなたらの子孫は土地を受け継げぬであろう)、
カドヴァンの息子カドワロン(そなたは自らの国を長く治められぬであろう)、
カラダウク(その場で死なせた)と、バイノによる予言/呪いの逸話が残る。
予言/呪いの他、首を刎ねられた者を含み、何人もを蘇生させた奇蹟譚が残る。
姪であった聖ウィニフレッド(グウェンブレウィ)が最も有名な一件である。
奇蹟を見た王に贈られた地の一つクランノグ・ヴァウルにて修道院長を務め、
そして640年頃の復活祭から七日後の四月二十一日(または二十日)に彼は
天の国と天使を幻視し、最期の日が来た事を悟ると祈りと共に亡くなった。>>259
妄想と言ってもSS的なものじゃなくて、特異点の簡単な設定とかこの鯖とこの鯖で○○して欲しいみたいな本当に妄想でしかない文章を想定してました。「皆の衆ポンにちは&ポンばんわ、儂こそが香川から来た化け狸の総大将、太三郎狸じゃ!」
「ほれ、うどん食えうどん! たぬきうどんじゃぞ!」
「可愛いおなごが一杯じゃの~! ぬほほ! 女子同志仲良くしようぞ! や、依代は女子だからね! 実質女子じゃからね儂も!」
【元ネタ】太三郎狸伝説
【CLASS】プリテンダー
【真名】太三郎狸
【性別】女性
【身長・体重】162cm・54kg
【容姿】笠、徳利、通い帳などを身に着けた和服の女性 再臨に従い衣装も現代風になって行き、持ち物もタンブラーやタブレット等に変わって行く 各段階で髪型はガラリと変わる
【属性】中立・善、地
【ステータス】筋力D+ 耐久E+ 敏捷C+ 魔力B+ 幸運A+ 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成(幻術):A
通常の陣地作成能力は低いが、幻術を展開する舞台として適した陣地を作成する。
道具作成(変化):A
変化スキルによって疑似的に魔力を帯びた器具を作成する。>>267
【固有スキル】
神性:D++
太三郎狸は四国八十八箇所が一つ、屋島寺において蓑山大明神として信仰を受けている。ローカルでマイナーな神格であるため素のランクは低いが、サーヴァントとしての振る舞いによって神格を底上げ可能な性質を持つ。
変化:A+
文字通り「変身」する。「狐七化け、狸八化け」と称される狸の中でも。太三郎狸の変化の腕は日本一とされる。肉体が替わって本来よりランクが低下しているのだが、それでもなお日本化生の最上位クラス。
幻術:C+
人を惑わす魔術。精神への介入、現実世界への虚像投影などを指す。舞台さえ整えれば、一つの戦場を覆うほどの効果範囲を持つ。反面、テクスチャを騙して幻と現実を入れ替えるほどの強力な性能を発揮できるのは、後述の宝具を発動した時のみ。
狸総大将:E
「カリスマ」の亜種スキル。狸や鳥獣の類に効果が高く、また子分の狸が戦闘を助けてくれる。…が、ランクが最低限まで低下している。
「人望ばっかりは借り物ではなく、自分で身に付けねば行けないという事かの~? あ~あ、ちっちゃなおなごをあれやこれや教育するスキルをくれれば良かったのに…」
八相縁起:A
商売繁盛の象徴として、信楽焼の狸が備える八つの特徴(縁起物)。プリテンダーはこれを余さず備えている。
屋島寺において商売の神としても崇められる簑山大明神の元には狸の置物が多数納められており、その縁で、これらの特徴を体現することは神としての在り方を体現することに通じる。これにより神格を底上げし、「黄金律」や「千里眼」のような効果を発揮する。
ちなみに八相の内一つでも欠けてしまえば効果が停止する(耐えられないほどの悲しみで笑顔が曇る、等)。
「笑顔は元より十八番じゃから良いんじゃけど、明らかに生前よりお腹がプニってるのだけは困るのう…。悪いことばかりではないけどの」>>268
【宝具】
『狸八化け・錣引(たぬきはちばけ・しころびき)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
プリテンダー最強の「変化」。
平景清と美尾屋十郎廣徳の一騎打ちにおいて、逃げる美尾屋十郎の兜の錣を景清が熊手で引っかけ引き千切った逸話を由来とする。景清の腕の強さと美尾屋十郎の首の強さを共に称賛する逸話であると言う。
一瞬のみ膂力と防御力、更に動作精密性を最大限まで増強する、シンプルな身体強化宝具。そのパワーは片手の指の力のみで鉄板を引き千切るほど。
「儂の宝具の内これだけが義経テーマじゃないのじゃが、まさか景清があのような…ドスケベボディのサーヴァントになるとはの…!」
『雪の庭・弓流し(ゆきのにわ・ゆみながし)』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:8~88 最大捕捉:300人
プリテンダー最大の「幻術」
屋島の戦いにおいて義経が弓を海に落とした時に、部下の制止にも関わらず命がけで弓を拾った逸話を由来とする。義経は「弓が惜しいから拾ったわけではない、源氏の大将の弓が弱々しいものだと敵に知られれば悔しいから命を懸けて拾ったのだ」と語ったと言う。
自陣を幻影化することで敵の遠距離攻撃を回避する。ゲーム的に例えるなら、共通の座標系の上に存在するオブジェクトではなく単なる背景動画に変えてしまうようなもの。同格の因果干渉能力が無い限り、攻撃は「外れる」のでも「すり抜ける」のでもなく、どれほどの飛距離や範囲や次元干渉能力を持ってしても「届かない」。距離を詰めようとしても同様に辿り着くことは出来ない。
弱点としては、敵陣と自陣が既に接近し過ぎていると発動不可能になること。また当然ながら、発動中は自分達からも全く同様に攻撃が出来ない。
「ところで弓流しの逸話って、義経が格好良いエピソードという扱いで本当に良いのかのう…? むしろ太三郎は揶揄するつもりで演じていたんじゃないかの? …じゃなくて、儂はそのつもりでやってたんじゃけどな~?」>>269
『源平狸合戦・八相跳(げんぺいたぬきがっせん・はっそうとび)』
ランク:C+ 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:1人
変化と幻術による「八艘飛び」の再現…と本人は主張しているもの。
分身を伴うほどの身体の超加速。
実態は、分身して見えるほどの超高速で移動する…のではなく、分身の出現・消去を秒未満単位の超高速で繰り返すことによる「パラパラ漫画」式の超高速動作。
理屈上は本人のイメージが追い付く限り無限の俊敏性を得られる。ただし「残像」が消えるまでの僅かなタイムラグ分は同時に複数の分身を展開する必要があり、魔力の負担が嵩む。「コマ」の間を粗くしすぎると破綻するため、高速動作するほど負担は増す。ただし、意図的に途中のコマを飛ばすことで敵の攻撃を回避するテクは存在する。また直接「次の動作をしている分身」を生成するため、実質的に地形などの悪影響を無視して自在に行動できる。
「猿(ましら)よりも素早く、狸よりも変幻自在、それは誰より儂のこと。脚色してこそ流離譚――『源平狸合戦・八相跳』!」
【Weapon】
『双刀』
主に第三宝具使用時に活用する武器。第一再臨においては「同田貫」を模している(ダジャレ)が、再臨が進むと巨大な鋏を分離したような武器になる。
『八相縁起』
変化の"タネ"として様々に活用される。尻尾は鈍器に、笠は盾に、通い帳のページは刃となって宙を飛び、徳利の中からは兵士(に化けた子分の狸)が飛び出す。>>270
【解説】
太三郎狸。香川県屋島に伝わる化け狸であり、日本三名狸の一匹。「屋島の禿狸」は子分であるともと同一狸であるともされる。四国の狸の総大将であり、その変化の腕は日本一と称される。
先祖はかつて平重盛に助けられた恩義で平家を守護した狸であり、平家滅亡後に屋島に移り住んだという。年に一度、かつて自分が目撃した源平合戦の幻を子分の狸に見せていたと言われる。
屋島寺住職には凶事が近づくたびに警告を知らせる、代替わりするたびに源平合戦の幻を演じるなど縁深く、やがて屋島寺の守護神として「蓑山大明神」の名で信仰されるようになったという。
道に迷った鑑真や空海を老人に化けて案内し、またそれを切っ掛けに教育の大切さを感じ、若い狸に教育を施す場を屋島に設けたとも言われる。
猟師に撃たれて死亡した後も、江戸時代には阿波(徳島)の髪結いの女性に衝き、予言や憑き物落としを行ったという。
更に江戸時代末期には狸同士の戦争・阿波狸合戦を収束させたという。
明治時代、日露戦争においては子分と共に兵士として満州へ出征して、小豆の粒を兵士に変えて戦ったという。
…と、(時系列的な整合性が怪しい)逸話が多くある。
自称・太三郎狸の女性。老人口調で話し、化け狸らしく卓越した変化や幻術を使う。
性格は快活だが胡乱であり、やたらと他人にうどんを勧める(特にたぬきうどん)、女性に対して流れるようにセクハラ染みた発言をする、など奇行が目立つ。その様は狸らしく「胡散臭い」と形容できなくもないが、むしろ「わざとらしい」と言った方がしっくり来る。>>271
プリテンダー・太三郎狸その正体は、伝承において太三郎狸が憑依した髪結いの女性。髪結いの肉体と人格に、太三郎狸の能力を継承した存在である。つまりその言動は100%髪結いのもの。
その現界形式は大黒天や疑似サーヴァント・安曇磯良などに類似する。即ち、霊格の高い神霊が問題無くサーヴァントとして現界可能なアプローチを踏襲したもの。太三郎狸本体の神格はそれほど高くは無いが、それを高位の神霊クラスまで高める展望を視野に入れた在り方なのである。
太三郎狸は香川出身であるが、髪結いは徳島出身であるためその言動は残念な解像度(たぬきうどんは香川ではメジャーではない。というか香川には「たぬきうどん」というメニューは実質的に存在しない)。そもそも本人としても体裁として(霊基の十全な意地のため)演じているだけという意識なので、ロールプレイは徹底しておらず、本気で自分を太三郎狸と偽ろうとはしていない。むしろ真に受けられると戸惑う。
「騙し合い」「化かし合い」は基本的に不得手。これは別に本人ではないから、あるいはやる気が無いから…という理由ではなく、そもそも本来の太三郎狸からして化かし合いが不得手であるため。継承させて貰えるようなスキルが元々無いのである。太三郎は化け狸としては珍しく悪戯の逸話が無く、むしろ他の狸や人間に騙される逸話の方が多い。
もちろんのこと、女好きのような言動も髪結いのもの(太三郎狸は愛妻家としての伝承が残っている。本人ならばあり得ない言動)。
そもそも彼女の本職は髪結い…つまり現代的に言えばスタイリストであるため、異なる時代の女性への興味が強い。その表出を、(髪結いの考える)「化け狸キャラ」っぽくコンバートすることで、気安く多くの女性に絡む手段としているのである。そう、あくまでコミュニケーションの手段として、ペルソナとして、『遊び』としてのロールプレイの利用である。
…と、本人は主張している。この主張が真実であるなら、むしろそんなにも各方面に迷惑かつ失礼な話は無いのだが…。
「女の子って得じゃの~!! きっと儂はこのために女の子として生まれて来たんじゃろうな!! …もとい、儂はこのために女の子に憑いたのじゃのう、うんうん!」>>273
《固有スキル》
◆狸八化け・錣引:C(CT7〜5)
自身のBusterカード性能を大アップ(1ターン)&Artsカード性能をアップ(3ターン)&防御力を大アップ(1ターン)&防御力をアップ(3ターン)&弱体耐性をアップ(3ターン)
◆雪の庭・弓流し:C(CT9〜7)
味方全体に無敵状態を付与(1ターン)+自身のスター集中度をダウン(1ターン)&毎ターンNP獲得状態を付与(3ターン)
◆八相縁起:A(CT8~6)
自身のスター集中度をアップ(3ターン)&クリティカル威力をアップ(3ターン)&宝具威力をアップ(3ターン)&必中状態を付与(3ターン)&クリティカル攻撃耐性をアップ(3ターン)&精神弱体耐性をアップ(3ターン)&強化解除耐性をアップ(3ターン)+自身を除く味方全体の〔女性〕の数に応じてスターを獲得<最大二騎>
《宝具》
『源平狸合戦・八相跳(げんぺいたぬきがっせん・はっそうとび)』
ランク:C+ 種別:Quick
自身のQuickカード性能をアップ<OC>(1ターン)&回避状態を付与(1ターン・1回)+敵単体に攻撃[Lv]
《性能》
宝具連射型アタッカー兼クリティカルアタッカー。Quick宝具、Busterクリティカル、Arts供給の三枚を備えた…と言えば聞こえは良いが、どっちつかず感は否めず、カード運に強く左右され過ぎる。
自力でのスター供給力は低く、Bクリのために当てにするなら第三スキルの即時スター獲得。全てのスキル・宝具に防御強化を含むため場持ちは良いが、味方の女性が先に落ちるとスター獲得力がガタ落ちするので、パーティ編成には工夫が求められる。
基本的には宝具連射を中心にして戦いつつスター供給力を補うのが良い。【元ネタ】史実
【マスター】藤丸立香
【CLASS】アサシン
【真名】サラ・ベルナール
【性別】女性
【身長・体重】167cm・54kg
【肌色】小麦肌 【髪色】ライトブラウン 【瞳色】濃い紫
【外見・容姿】
健康的な小麦肌の美女。
服装は植物をモチーフにした柄のワンピース水着、再臨でピンクのシャクヤク柄の浴衣に変わる。
【地域】フランス
【年代】1844年〜1923年
【属性】中立・善
【天地人属性】夏
【その他属性】人型・夏モード
【ステータス】筋力:D 耐久:C 敏捷:C+ 魔力:D 幸運:D 宝具:D>>276
【クラス別スキル】
気配遮断:E
アサシンクラスにあるまじき低さ、暗殺には向かない。
【保有スキル】
イデアル・バカンス:A
黄金律(富&体)が変化したスキル。
第一に、長期間のバカンスを楽しめる財力を示す。
第二に、夏の日射しで健康的に日焼けした小麦肌を示す。
まさに理想的なバカンス、帰ったらみんなに自慢できる。
フルール・ド・プラージュ:A+
英語に訳すとビーチフラワー。
夏のカリスマ。海辺でどれだけ衆目(あるいは異性の目)を集められるか。A+ともなれば、セレブの領域である。
劇場の女帝改め、渚の女帝。舞台上で無くとも彼女がスターであることに変わりはない。
ファム・ファタール(夏):B
運命の女、男を破滅させる魔性の女であることを示す、但し夏限定。
諜報、魅惑の美声、フェロモン、ハニートラップなどの複合スキル。
夏くらいはエミール・ゾラの『ナナ』のように振る舞ってみるのも悪くないんじゃないかと思うサラなのであった。>>279
【セリフ例】
「マスターくん、ちゃんと休めてる? ……せっかくのバカンスなんだから無理しちゃダメ」
「あ~、どこかに金持ちでスケベで良い情報を持ってる男居ないかな~」
「見て見てマスターくん、シャクヤク柄の浴衣だよ、どう、綺麗? かわいい? 美しい?」
「わたしね、本当は南米でアナコンダ探しがしたかったの、でもマスターくんと一緒にいたらアナコンダとかどうでもよくなっちゃった、……好きだよマスターくん」
【コメント】
劇場の女帝の水着バージョン
浴衣の柄がシャクヤクなのはサラ・ベルナールという名前のシャクヤクの品種があるから。【元ネタ】クトゥルフ神話、Apocrypha
【CLASS】キャスター
【真名】獅子劫界離
【性別】男
【身長・体重】182cm・97kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:A 幸運:D 宝具:EX
【クラス別スキル】
陣地作成:B+
魔術師としての工房を作成する。死霊魔術師のため墓地などと相性が良い。
道具作成:B+
魔力を帯びた道具を作成する。死体を用いた作成に長ける。
狂化:-
擬似サーヴァント化に伴い失効している。>>281
【保有スキル】
死霊魔術:B+
魔術使いにすぎないため深くはないが、実戦向きの術理を修得している。宝具の影響により、効果がワンランクアップしている。
異端詠唱:EX
高速詠唱の亜種。外宇宙の信奉を謳う祝詞。唱えるたびに、精神汚染を付与される。
煙龍:C
キャスターは喫煙者である。不味い煙草を吸うことで現実を想い出し、精神を安定化する。つまり、セーフティスキルなのだが、ただの煙草にすぎないため間に合わない。
【宝具】
『死の掟 (ネクロノミコン)』
ランク:EX 種別:魔導書 レンジ:- 最大捕捉:-
外宇宙の信仰に基づくグリモワールの写本。原本ではないため、即座に狂死することはないが、読むたびに狂気を発する入門書。
表題の意味するところから、キャスターの死霊魔術に対して最高の魔術触媒として自動的に働いている。>>282
『見えざる恐怖の叫び (アル・アジフ)』
ランク:EX 種別:異端宝具 レンジ:1〜 最大捕捉:1
ネクロノミコンを開くことで召喚する異界の怪物。キャスターは魔法円に入って安全を確保しなければならない。何故なら怪物は真っ先に召喚者を襲うからである。
魔法円に入って安全を確保したならば、怪物は設定された対象のみを何処までも追跡し貪り喰らう。この怪物は不可視であり、それに喰われるということは死を認められず失踪することと同義である。
【Weapon】
『指弾』
死人の指を弾丸としたモノ。ショットガンで擊ち出し、ガンドを放つ。
『心臓爆弾』
魔術師の心臓を主材料として、骨片と呪詛を炸裂させる。
【解説】
どこかの聖杯戦争に参加した魔術使い。悪魔と契約することで繁栄した家系の末代。己の人生を歩みながらも、無駄にしたくはない他者を覚えている人間。
そんな彼が背負う羽目になった英霊は、空想作家が創作した本物の神話体系の登場人物、アブドゥル・アルハザードに該当する狂気。英霊の側は既に狂気に呑み込まれてしまっているため、その人物像は不明。それでも人理に味方する程度の分別は存在しているらしい。そのため、自身の狂気と能力とを分割して能力のみをキャスターに添付することで擬似サーヴァントとして成立している。それでも能力の行使は、狂気と同じ末路に近づくことを意味する。
なお、末代の呪いを抱えるキャスターだからこその選出であるとキャスター当人は考えているが、実際のところは不明。擬似サーヴァントになったからといって、現実に生きている彼への影響は通常は存在しないが、外宇宙関連であるため常識が通用しないのは確かであろう。【元ネタ】トリスタン物語/アーサー王伝説(散文トリスタン、パラメデス等)
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】メリオダス
【性別】男性
【身長・体重】185cm・85kg
【属性】混沌・中庸
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
二工程以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法等、大がかりな魔術は防げない。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。>>284
【保有スキル】
妖精の加護:C-
人ならぬ者にも愛され加護を受けるが、必ずしも幸運とはならない。
彼を愛した妖精婦人の術に惑わしを受け、一時行方知れずとなった事が
最愛の妻エリアベル(エリザベス、イザベラ)の死へと繋がった。
この経歴のため対魔力も本来より低下している。なんてこった。
リオネスの馬鞍:B
メリオダスを不倶戴天の仇とし、だが彼を己より優れた騎士と認めてもいた
『恐れ知らずの良騎士(ボン・シュヴァリエ・サン・プール)』ブルーノを
成り行きから救った際、駿馬と共に贈った彼の紋章付きの鞍の逸話。
利害や敵対関係による反応ペナルティを軽減し、
加えて短時間であれば駿馬と共に実体化させ乗騎として運用する事が可能。
ブルーノは自らの臣下が二人のいずれがより優れているかを議論する場に
匿名騎士の立場で居合わせ、「それはメリオダスである」と迷わず答えたため
怒れる臣下に殺されかけた。これを救った別の匿名騎士は、邸に帰り着くまで
鞍の覆いを決して取らぬよう言い含めた上で贈り物をしたという。>>285
治癒の竪琴:C
味方の精神的動揺を鎮め、敵の闘争心を失わせる。『パラメデス』は
武勇のみならず詩作・楽才においても彼は息子同様であったと語る。
【宝具】
『通国の厳奏(フルール・ドゥ・シュヴァルリ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
白騾馬の乙女から贈られ、アーサー王の手を介し彼が戴いた王冠。
その形をとった、『あらゆる騎士の華』と賞された武錬の概念結晶。
これを戴く限り、完全な行動不能状態を除いた凡そ全ての不利な修正
(状態異常、部位欠損を除く負傷や疲労、装備・人数差等)を受けずに行動できる。
魔力不足の“不利”にも対応し、戦闘中に限り疑似的な単独行動の効果を発揮する。
『古い円卓』最優のセグラント・ル・ブランに比類するとされ、また
『礼儀正しき』ギロン救出後に泉の傍らで行われた馬上槍試合にて
ギロン、その友『赤の』ダナ、パロミデスやランスロットら次世代騎士、
そしてメリオダス自身の息子トリスタンを悉く打ち倒したという。>>286
【Weapon】
良質な、ただし特性は持っていない剣を
アーサー王との和解の折に交換し合った剣帯で吊り下げている。
かつてアーサーのエクスカリバーとその鞘を吊り下げていた品、
と受け取る事も可能だが、特性はやはり何も語られていない
【解説】
トリスタン卿の父親として記される名の一つ、
リオネス(ローヌア、ローノイス、レオノイス、イヨーノイス)の王
メリオダス(メリアドゥス、メリアデュス、メリヤデュス)。
アリマタヤのヨセフの甥にあたる十二人兄弟の一人サドールの末裔。
サドールの子で父殺しをしてしまった『運命の玩児』アポロを祖とし
彼がリュス王から禅譲されたリオネス王国の王統を継いでいた。
なおFGOプロフィール/マテリアル の語るトリスタンの父の名はリヴァラン、
Pケルト語系の名リワッサウン語源と考えられている人物名である。
母はブランシュフルール(『白い花』)だと記されている。>>287
比較的新しい、十三世紀の散文トリスタンから導入された名であり、
トリスタン物語がアーサー伝説の一部化した本作の内容を受けて
アーサー前世代~治世初期における世界屈指の騎士として描かれる。
息子に匹敵/凌駕する武勇で以て多くの冒険を成し遂げ、軍功を立てていた。
盛大にやらかした事もあり、スコットランド王妃との不義がその夫にバレて
妃は本国へ送り返される事になったのだが、彼は一行を襲って王妃を攫った。
スコットランド王、それにアーサーを敵にした戦に彼は惨敗して捕虜となる。
後に、ガリアのフロロ卿の父アリオンが侵攻して来た時、その武勇の高評から
特赦を受けたメリオダスは軍の一翼を担い、戦働きを以て以前の汚名を雪いだ。
メリオダスとの一騎討に敗れたアリオンは撤兵し、デンマークへと去る。
コーンウォールのマルクの姉妹を娶り子ができるが、その子が生まれる前、
彼を愛するも愛されなかった御婦人が魔術を用いて彼を捕らえてしまう。
愛する夫の行方が知れぬ妃は夫を探して森へ入るのだがそこで産気付き、
子を産むもそのまま亡くなった。彼女は遺言を残し、また子を名付ける。
「母を殺して生まれてきた子、“悲しい生まれ(トリスタン)”よ、
幼いうちから人を殺したあなたは男らしく育つのでしょうね」と。>>288
メリオダスはマーリンに助けられ帰還、残された息子トリスタンを育てる。
トリスタン七歳の頃にメリオダスは後妻を貰うのだが、前妻の子がいる限り
自分の息子は王国を継げない、と考えた後妻はトリスタンの毒殺を企んだ。
ところが後妻は迂闊だった。一度目は後妻の子の一人が毒を飲んでしまい、
懲りずに行った二度目には事が発覚し、後妻は死刑に処される所であった。
トリスタンが父に助命を願い、彼女はそのまま王妃として留まる事となる。
とは言え継母子に最早本心からの和解など無く、息子を案じたメリオダスは
三度目の危険に見舞われぬようにとトリスタンを国外へ出す事を決断した。
ガリアのファラモン王、かつてウーサーとの戦の際にメリオダスが助力した
人物のもとへとトリスタンは送られ、教育を施される事となった(これは
メリオダスが亡くなり継母が摂政におさまった後の事だ、と語る版もある)。
「メリオダスの血統により破滅する」との予言を受けたある伯が刺客を送り、
狩りの為に甲冑は勿論剣も槍も持ってはいなかったメリオダスを殺害した。
“メリオダスの血統”のトリスタンは、後に伯一族を皆殺しにしたという。「梁山泊百八傑が一人、地賊星時遷。今この時より、我が身は主殿の刃にござります(………何か盗みてぇな……)。」
「……違うのです、主殿。之は、その、主殿が持つ財布の手触りが気になっただけでして、決して中身をくすねようなどとは………」
【元ネタ】『水滸伝』、『傾城水滸伝』、民間信仰
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】時遷(+早潮)
【異名・別名・表記揺れ】鼓上蚤
【性別】女性
【身長・体重】156cm・47kg
【肌色】褐色【髪色】黒【瞳色】黒
【スリーサイズ】73/58/81
【外見・容姿】長い黒髪を束ね、黒装束に身を包んだスレンダーな女性。口元は布で隠されている。
【地域】中国/日本
【年代】12世紀頃
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:EX(平時はA++相当) 魔力:D 幸運:A 宝具: B>>290
【クラス別スキル】
気配遮断:A
アサシンのクラススキル。自身の気配を消す能力。完全に気配を断てば発見する事は不可能に近いが、攻撃態勢に移るとランクが大きく落ちてしまう。
【固有スキル】
地賊星:A
災いを為すという百八の星が転生した者達の1人。
生まれつき俊敏かつ柔軟な肉体を持ち、破壊工作の技能や盗術に極めて秀でている。
それと同時に「自身の才を使わずには居られない」という業も背負っているため、敵味方を問わず隙のある相手からは無意識に所持品を盗んでしまう。
鼓上蚤:A
「太鼓の上で飛び跳ねても全く音を立てない」と称される、アサシンの身軽さを表す異名。
敏捷のランク上昇に加え、移動や攻撃といったあらゆる動作を完全に無音で実行出来る。
変化(潜入特化):B
自在に姿を変え、敵陣へと侵入する。
体型や骨格が人間、もしくはそれに近い形状であれば老若男女問わずほぼ完璧に外見を模倣可能。
また、彼女の場合は声帯模写の技能もスキル内に複合されており、暗闇では動物の鳴き真似による撹乱もこなす。>>291
世盗人神:C
後世にて盗人・乞食の神として信仰された事に由来するスキル。微弱な『神性』も内包されている。
現界維持に要する魔力量を削減する効果を持つ他、自身や味方が行う悪事の成功率を上昇させる事が可能。
【宝具】
『地賊走・戴星行道(ちぞくそう・たいせいきょうどう)』
ランク:B 種別:対人宝具(自身) レンジ:1〜80 最大捕捉:1人
フィールド上の障害物を自身の加速や方向転換を行う射出装置、相手の焦点をずらす防壁、攻撃から身を守る盾とする事で為される縦横無尽の高速移動。
これによって対象の懐に入り込み、加速した勢いに乗って急所へと強烈な一撃を叩き込む。
周囲の地形構造を最大限利用する事でフィールドその物からのバックアップを受け、本来の能力を大幅に凌駕する速度を引き出す事が可能。敏捷値がEX相当なのもこの宝具が原因である。
また、死角を巧みに縫った独特の軌道はアサシンの捕捉を実際の速度以上に困難とする。
ただし、周囲の地形を利用する性質上レンジ外に出てしまうと効果がガタ落ちする上、ある程度入り組んだ戦場で無ければ真価を発揮する事が出来ない。
極論を言えば周囲一帯を何も無い更地に変えてしまいさえすれば比較的容易に完封可能。>>293
【解説】
中国四大奇書『水滸伝』に登場する、梁山泊第百七位の好漢。
地賊星の生まれ変わりとされ、俊敏かつ柔軟な身体を活かしてコソ泥家業に精を出していたものの、旧知の友人2人が梁山泊へ向かう相談をしているのを聞き、裏道を教える代わりに同行する許可を貰って梁山泊入りを果たす。
………しかし、途中で宿泊した村で鬨を告げるために飼われていた鶏を勝手に盗んで食べた事が原因で村民達からの怒りを買い、最終的に梁山泊まで巻き込んだ大規模な抗争を引き起こした彼に首領である晁蓋は大激怒。
結果、108人の好漢達の中でも下から2番目という極めて低い地位に置かれる羽目になった。まあ残当である。
一方で入山後はその身体能力や技能を活かし、敵地に侵入して難攻不落の関所を火砲で攻め落とす、好漢の1人である徐寧が厳重に保管していた家宝の鎧を盗み出して仲間入りの切っ掛けを作るなど、様々な破壊工作・窃盗を行い梁山泊に貢献する。
その活躍は民衆の間で人気を博し、やがて現実でも道教における泥棒・乞食の守護神として信仰を集め廟が建てられるまでに至った。
そんな時遷が英霊として成立するべく利用したのは、悪党達からの信仰を集めた「神としての時遷」に加え、『水滸伝』を元に曲亭馬琴が創作した『傾城水滸伝』において同じポジションに位置する烈婦「早潮」の2人。
元より自分同士とも呼べる彼等の相性が悪い筈も無く、複合するにも何一つ問題は無かった………のだが、副作用で女体化した身体には若干の戸惑いを感じるのであった。>>294
【人物像】
やや寡黙ながらも仕事への拘りが強い女性。
梁山泊を陰から支えた高い能力は言わずもがな、悪党としての「汚れ仕事に対する忌避感の無さ」、そして侠客としての「主君に対する義理堅さ」を併せ持つ。
それ故に如何なる命令を下そうとも忠実に遂行する優秀な仕事人………である事には決して嘘偽りが無いものの、他でもない梁山泊における地位の低さが素行の悪さを物語っている。
逸話からも分かる通り「手癖が悪い」というシンプルかつ極めて重大な欠点を抱えており、主君の人間性に問題が有ろうとも忠実に従う一方で「それはそれ、コレはコレ」とばかりに平気で財産を盗もうとする。
信頼関係を築き上げれば主君に対する盗癖はある程度抑え込む事が出来るが、今度は盗品を渡してきたりするのでやっぱり余計な騒ぎを引き起こす。
とは言え後世にて神格化される程の活躍を果たした事、そして縁の下で梁山泊を支え続けた仁義の持ち主である事もまた事実。
主君の采配に真価を発揮出来るか否かが良くも悪くも直結している英霊と言えるだろう。
特技:破壊工作、変装、窃盗・その他諸々の犯罪行為
好きなもの:現金、宝物、酒、鶏肉
嫌いなもの:日射病
天敵:警察などの公的機関
願い:大量の財&受肉
【一人称】私【二人称】主殿/君【三人称】彼/彼女>>295
【因縁キャラクター】
燕青
梁山泊の仲間の1人。彼が内包する幻霊『ドッペルゲンガー』の変身能力を見て膝から崩れ落ちた。
以降は自身の立場が奪われる事を内心危惧しているが、平時は仲が良い。
呼延灼
梁山泊の仲間の1人。
お前も日本人に性転換させられたんか!………と思っていたら全然違った。何だエンプーサって。ついでにその性格は何があったんだ。
九紋龍エリザ
梁山泊の仲間……仲間?
相手が幼いのを良い事にしれっと金品を盗もうとした結果、上記の面々にシバかれた。
曲亭馬琴
梁山泊の面々を女体化させた『傾城水滸伝』を創った狂気の日本人作家。
別作品の登場人物のみならず自分自身すらも女体化させている彼の姿に(最早何も言うまい………)と思ったとか。
wiki登録可能です。「私は天の道を知るのみ。人心など知ったことではない!」
【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】姚広孝
【異名・別名・表記揺れ】道衍(法名) 独庵(号) 独庵道衍禅師
【性別】男性
【身長・体重】180cm・78kg
【外見・容姿】黒衣の妖僧。『目三角,形如病虎,性必嗜殺、劉秉忠流也(目は恐ろしく、姿は病虎に似る。必ず殺戮を嗜好する。元の軍師・劉秉忠の相なり)』とは袁珙の観相。
【地域】中国
【年代】明代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力A+ 幸運A 宝具C>>298
【固有スキル】
軍師の忠言:B+++
軍師系サーヴァントに与えられるスキル。
状況を把握、分析することにより味方側に正しい助言を与えることができる。
高い的中率に加えて、此処一番では定まった運命さえも覆しうる。
曰く、姚広孝は予知能力を有していたと言われ、袁珙、金忠などと共に占者集団を形成したという。
英雄作成:A
王を人為的に誕生させ、育てる技術。
反骨の相を持ち、王足り得ぬ放浪の星を背負っていた朱棣(永楽帝)を皇帝と成さしめた姚広孝は
天命をも覆す人類屈指のキングメーカーと言えるだろう。
道衍の呪:A
高速詠唱、高速読経、道術、呪術などの複合スキル。
姚広孝は密教や読経を修めるのみならず、兵学や道士の陰陽術数までも学んだ――
すなわち三教(仏教・道教・儒教)の魔術を含めた広汎な知識を修めた人物だったと言える。>>299
【宝具】
『永楽大典(えいらくたいてん)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
永楽帝が「古今の事象を一覧できるように」と姚広孝を含め2000人以上の学者を動員して編纂させたという百科事典を元とする宝具。
宝具となった永楽大典は、元となった2万2877巻、目録60巻にも渡る膨大な百科事典そのものではなく
永楽帝の志――すなわち古今網羅の類書を作るという願いを形としたものになっている。
すなわち、過去のあらゆる文献を閲覧できる一冊の書物(端末)である。
調べたい事柄について念じた上で書を開く事で、古今の文献・文章から対応するものをリストアップする。
詳細を知りたい場合、一度書物を閉じた後、その事項について念じながらもう一度書物を開く必要がある。
現代の聖杯戦争では新聞や魔術師たちの通信内容を閲覧する事で情報収集(オシント)などにも活用できる。
主にもう一つの宝具『空想禁城・八臂哪吒』の材料を探すために用いる事になるだろう。>>300
『空想禁城・八臂哪吒(くうそうきんじょう・はっぴなた)』
ランク:EX 種別:対国宝具 レンジ:99 最大捕捉:1000人
劉伯温が姚広孝と協力して、三面六臂(或いは八臂両足)の哪吒太子の姿に擬えて北京・紫禁城を設計した、という伝説が宝具となったもの。
伝説自体は虚構である(当時、劉伯温は亡くなっている)が信仰によって宝具となった。
宝具として運用するには城を組み立てる建材として大量の磚(煉瓦)に加え
伝説通りに竜種(ないしそれに類する幻想種)を内部に捕らえ、魔力炉心とする必要がある。
完成された『空想禁城・八臂哪吒』の姿は、紫禁城にも匹敵する巨大質量を誇る大石像(リビングギアスタチュー)。
中華を象徴する宿星を背負った神殿であり、様々なものを収容・運用する移動城塞としても機能する。
また、神霊・哪吒太子の力を降ろす形代でもあり
その御霊を降ろす事で、石像を形成する磚は封神演義の宝貝・金磚の如き射撃武装ともなる。
(紫禁城の室内の磚は金磚と呼ばれる上質な磚が用いられたとされ、その名の繋がりを利用した類感魔術の一種だと思われる)
理論上は神霊にも引けを取らない力を発揮できる破格の宝具だが
運用するための魔力は内部に捕らえた竜種から引き出す事で賄われる為
実際のスペックは捕らえた竜種=魔力炉心の性能に左右される。>>301
【解説】
燕王朱棣(後の永楽帝)の幕僚となり、彼の皇位簒奪(靖難の変)を後押しした僧侶。姚広孝の名は永楽帝に与えられたもの。
洪武帝(朱元璋)の軍師・劉伯温に継ぐ軍師とも言われ、妖術も含めた学問を汎く修めた妖僧でもあった。
永楽帝の朝廷でも重きをなしたが、市井は彼が簒奪に関わった事を謗り、故郷の人々は彼に顔を合わせようともしなかったという。
†
医者の子として生まれたが医術に興味がなく14歳で出家し僧侶となり、道衍(後の姚広孝。本稿では以後姚広孝で統一)と名乗る。
しかし、仏学以外にも儒教や道教にも視野を広げ、兵書や陰陽術数の技をも修めたという異端の僧侶であった。
洪武帝(朱元璋)の時代では儒学の試験で好成績を収め、洪武帝自ら袈裟を与えたと伝わる。
その後、馬皇后の冥福を祈るための高僧の一人として燕王の朱棣(後の永楽帝)の下に派遣されたのを契機に
朱棣と関係を深め、袁珙や金忠などと共に占者集団の一角として彼を支えた。
一説には、朱棣と初めて会った際「あなたに白い帽子をかぶせましょう」と言ったともされる。
(王に白を加えて皇。すなわちあなたを皇帝にするとの意)
洪武帝の没後、建文帝が後を継ぐと、彼とその側近たちの手で先帝の時代から権勢を振るう諸王の力を削る削藩政策が行われた。
朱棣は北方の防衛を担っていた事からその軍事力は随一であり、建文帝の側近から警戒されていた。>>302
建文帝の削藩政策により追い詰められた朱棣に対し、姚広孝は軍を率いて帝位を簒奪する事で状況を打開せよと進言。
民衆からの評判を理由に渋る朱棣に対し姚広孝は天道を理由に説き伏せ、君側の奸を討つという名目で挙兵させた。
この頃、急に風雨が強まって王宮の瓦が吹き飛ぶという出来事があり、諸将はこれを凶兆と恐れたが
姚広孝は「飛龍が天に登る時に起きた風」だとして吉兆であると述べたという。
その後、朱棣の軍勢は、内通していた宦官達からの情報や建文帝の側の勢力の不手際もあり
10対1とさえ言われる戦力差を覆し、勝利を収めた。
靖難の変と呼ばれるこの戦役で、姚広孝は朱棣の幕僚の一人として活躍し、軍の進退については彼の意見に従うところが大であったという。
勝利した朱棣は建文帝を廃して皇帝として即位。
永楽帝と号し、姚広孝を第一の功臣とした。(正確には姚広孝の名はこの時与えられたもの)
しかし、永楽帝は英邁なれど暴虐であり、建文帝を裏切った官僚達への不信や、帝位簒奪の不義を糊塗する目的も相まって、秘密警察による恐怖政治を敷いた。
永楽帝の治世は様々な大事業を実現した時代でもあったが、同時に官僚の多くは惨たらしく処刑された。
その刑罰は永楽の瓜蔓抄と悪名高く、単に同族を連座させるのみに留まらず、遠縁、地縁までも辿らせ、無関係の民衆に類が及ぶ事もあったという。
また、自らの非を責めよとの布告を出した後、実際に諫言を述べた者を適当な理由をつけて処刑していった、との逸話も残されている。
姚広孝は建文帝の旧臣の中でも学問に秀でた者は処刑しないように嘆願したが、永楽帝は結局聞き入れない事が多かった。
簒奪の経緯と恐怖政治、そして大事業の負担の為に民衆は永楽帝に懐かなかった。
故郷に錦を飾ろうとした姚広孝に対しても、誰も顔を会わせようとせず「和尚は道を過てり」と非難したという。>>303
†
三国志演義において軍師・諸葛亮は魏延を「反骨の相」の持ち主だから殺.すべきだと言い
また魏の王朗を不忠の老賊と嘲罵しているが
一説に依ればこの逸話の大本は永楽帝と姚広孝に起因するものだという。
永楽帝は反骨と呼ばれていた事から、後々国に仇なす存在として魏延に重ね合わせて描かれ
姚広孝は本来の主君筋に忠節を尽くさず叛臣に味方して栄華を得たという事から、王朗が対応する人物として描かれたのだという。
日本でも、江戸時代において徳川幕府を憚り、大阪夏の陣を鎌倉時代に翻案・脚色し、
真田幸村(信繁)を佐々木高綱に、徳川家康を北条時政に置き換えた歌舞伎『鎌倉三代記』が存在したが、
三国志演義における魏延や王朗の描かれ方もそれと同様の風刺――永楽帝らに向けられた非難の隠喩と言えるだろう。>>304
【人物像・独自設定】
俗世を超越した気高い僧侶の如く振る舞う。実際にその見識は名のある高僧をも凌駕する程に汎く、深い。
伝説では、その法力(あるいは呪力)にも優れ、黒竜さえも調伏し従える程であったという。
だが、その実態はゲームのプレイヤー気取りで世の動きに介入する愉快犯の如き妖僧であり、悟りの境地からは程遠い。
運命さえも動かす天才だが、その才能を振るう喜びの為だけに世を乱し、しかしてその才の故に滅びる事なき怪人。
支配者足り得ぬ放浪の星――すなわち反骨の相を背負う朱棣(永楽帝)に野心を植え付け、皇帝に押し上げたのは
良く言えば天が人に背負わせる宿命を人の力のみで超越しようという気概の現れだが、
悪く言えば歯ごたえのあるゲームにする為ならば無辜の民の犠牲など知った事ではないという自己中心性の発露。
方孝孺に対してそうしたように、優れた人材や何らかの特殊能力を有する者に対してはそれなりに配慮を示す事もあるが
それも結局はゲームのプレイヤーが優秀な道具やレアなアイテムを惜しむのに似て
本音では「ダメならダメで仕方がない」という程度の扱い。
端的に言えば(主君である永楽帝も含めて)自分以外を対等な人間だと思っていないのである。
儒教道徳はおろかありとあらゆる道徳についても他者を誘導する為のツールと捉え、己の意思はそれに優越するものと考えている。
その一方で自らが世界の主である、などという誇大妄想は抱いておらず「世界はかくあるべし」という思想も抱いていない。
「自分も世界を回す歯車の一つに過ぎないが、他の人間と違い、何処に己を嵌め込むかを決められる才と資格がある特別な歯車」というスタンス。>>306
【関連人物】
哪吒:「余人の伝説に依れば哪吒太子が現れ、我と劉伯温が紫禁城を築城するのを導いた、とか。
凡愚の野史が所以とは言え、こうして宝具ともなれば多少は有り難くもあるな」
諸葛孔明:「劉伯温に似れど及ばず。反骨の士は御せず、己が命数も変えられず、ただ天命に伏した凡夫か。
王朗如きと照応させられた不快を贖ってもらおうかとも思ったが……その気も失せるほど面白みのない男よな」
陳宮:「かの飛将は王足り得ぬ星を背負っているが、それを覆してこそ真の軍師。
貴様は軍師の器にあらず、社会を論ずる知識もない、墨者の輩に過ぎぬ。身の程を弁えるのだな」
玄奘三蔵:「かの三蔵法師が尼僧であったとは。我もまだ知らぬ事が多い。だからこそこの世は面白いのだがな」「今度こそ、最後まで守りきってみせる!」
【元ネタ】トロイア戦争
【CLASS】シールダー
【真名】トロイロス
【異名・別名・表記揺れ】トロイルス、トローイロス
【性別】男性
【身長・体重】164cm・54kg
【肌色】肌色 【髪色】金髪に毛先がオレンジ 【瞳色】プラチナ
【外見・容姿】どこか太陽神の面影を混じる美少年
【地域】トロイア
【年代】神代
【属性】中立・善
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:C 耐久:A+ 敏捷:B 魔力:C 幸運:D 宝具:A+++>>309
【固有スキル】
神性∶D+
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。一部では太陽神アポロンの息子であるとされている。
実際はプリアモスとヘカベーの子供だが、彼女が国の繁栄と子供たちの安泰をアポロン神殿に行き、それを祈祷したところ、"ナニカ"に応じたのかアポロンクリロノミアがまだ体内にいた頃のトロイロスに付着したのだ。
宝具『約束されし不滅の栄光』の発動によって大幅に引き上げられる。
「いや〜、プリアモスとヘカベーの子であり兄弟姉妹の中で俺だけ神性を持つなんてなんか複雑っすねー」
魔力放出(陽光)∶B+
武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
シールダーの場合、通常の使い方に加え、敵に対する目眩ましや、陽光でできたバリアを一時的に展開する。フィールドに太陽光があった場合、消費量が減り、効果がアップする。
俊足察知∶B-
仕切り直し、気配察知の複合スキル。
敏捷が自身より下の場合無条件で察知し見つからず闘争に成功する。だが、相手の敏捷が自身と同類、あるいはそれ以上の場合、幸運判定が必要。
シールダーはアキレウスに見つかった際にとっさに逃げ出した。だが、相手が悪かった。相手はあの俊足の英雄だから。>>310
未完されし守護者∶A++
『トロイロスが二十歳になればトロイアは没落しない』
トロイアの王家と人々に望まれた一種の儚い願い。低ランクのカリスマが内包されている。
儚い人生でありながらも、勇敢に生き抜いたそのあり方が、人々の心に鼓舞し、希望を奮い立たせる
【宝具】
『約束されし不滅の栄光(パラディオン・トローイロス)』
ランク:A+++ 種別:守護宝具 レンジ:1~500 最大捕捉:5000人
シールダーが20歳となればトロイアは陥落しないという予言、守護神像パラディオンが有る限りトロイアは陥落しないという予言、かつてトロイアの城壁はポセイドンとアポロンが築き上げた伝説。
二つの不落の予言と一つの伝説が合わさり昇華した宝具。
真名開放と同時に自身の姿が伝説に出てくる守護神像と城壁と一体化し、それらを模した巨神へと変貌する。敵対者に強烈なカウンターの一撃を放ち、味方全体に不落の城壁を展開し、守護する
この城壁は"不落"の概念防御で護られており、更にシールダーの意思が同調され、シールダーの意志が挫けない限り"不落"の加護が強化され、破壊されることはないだろう。
また、権能まではとはいかないものの、発動中において太陽神と海神由来の能力が使用可能。
【Weapon】
太陽の光輪を模したチャクラム>>311
【解説】
トロイア王家出身であり、自身も武将の一人として戦線に出向き戦ったとされている。プリアモスとへカベーの子とされているが一説ではアポロンの子とされている。
トロイア戦争の真っ只中のある日、トロイアを早く滅ぼしたいアカイア連合軍は、神託を行った。そこで見た結果が、「王子トロイロスが二十歳になったらトロイアは陥落しない」というお告げが出る。そこで、アカイアの武将の一人アキレウスが「ならばトロイロスが二十歳になる前に葬ればいい」と結論を出し、トロイロスが泉にやってきて馬に水を飲ませるところを待ち伏せする。
その頃トロイロスは武器の調達と水を汲むべく泉に行き、馬たちに水を上げたところアキレウスに見つかってしまう。一般兵や雑兵ならまだ良かったものの、相手が悪く、俊足の英雄が待ち構えていたのだ。
襲撃者に気付いた王子が馬に乗って逃げますが、あいてはあの駿足のアキレウス。あの速さに逃げ切れず彼によって命を落としてしまった。
もし、いち早く気づき逃げ切ることができていれば、見つかってしまった相手がアキレウスじゃなかったら、そこで命を落とさず最後まで生き抜き二十歳を迎えていたら、トロイアがどうなったのかは、誰にもわからない>>312
【人物像】
語尾に『〜ッス』をつけて話す後輩わんこ気質の男性。兄弟姉妹の中で幼子とはいえ割としっかりしておりツッコミ気質も併せ持つ。
本質は表には出さないものの生前について根に持っているのか割と自虐かつ事象気味であり、戦争だから、負けたら命を落としてしまうのはしょうがないと受け入れており割り切って入るものの、自分が弱かったから、運が悪かったから滅んでしまったことを引きずっており、誰にも打ち解けられず、一人で抱えてしまうことがちらほら。そのためストイック気質であり最後まで守るためなら鍛錬は欠かせない
もしマスターが、彼の本質に気づき寄り添い、互いに相談して絆を上げれば、シールダーはマスターとマスターの大事なものを守るために奮闘するだろう。
アキレウスに関しては戦争の理故に恨みはないものの、根に持っているのか通常時はビビって逃げる(人理とか世界の危機何等かで協力し、組まなければいけないときは、渋々と辛辣に言いつつも協力はする)
好きなもの:平和、晴れ、両親、兄弟姉妹
嫌いなもの:戦争、何も守れず、負けて命を散った自分
天敵:アキレウス、防御無視、無敵貫通持ち
願い:もし自分がアキレウスに倒されず生き抜き、二十歳になってたら、トロイアはどうなったのか見てみたい。
【一人称】俺【二人称】君、アナタ、アンタ【三人称】彼、彼女、○○サン、○○サラ・ベルナール(夏)を作るときに考えてた水着イベントの妄想
『カルデア・バカンス・デテ~紺碧の海と真夏の聖女~』
南仏聖女列伝コート・ダジュール
【新規実装鯖】
サラ・ベルナール(夏)、バルバラ(夏)、フォワ(夏)、アンティオキアのマルガリタ(夏)
【水着霊衣実装鯖】
デメトリオス、シャルル七世、アポネンシス
【未実装NPC】
ジュゼッペ・ガリバルディ、ジャンヌ・デ・ザルモアーズ
フォワとデメトリオスの絡みとかサラとザルモアーズの絡みが見てみたいです
あとサラとジュゼッペ・ガリバルディも同時代の人物繋がりで面白そう自分の想定だと水着フォワと水着ツタンカーメンは同時実装のつもりで作ってた
完全にすれ違いからの仲直り百合をやるためのキャラ造形なので…【元ネタ】史実(二十世紀・米国)
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】イシドール(イジー)・アインシュタイン
【性別】男性
【身長・体重】160cm・102kg
【属性】秩序・中庸
【副属性】人
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷E 魔力E 幸運B 宝具E
【クラス別スキル】
気配遮断:-
諜報能力と引き換えに、通常の気配遮断は失われている。>>316
【保有スキル】
諜報:A++
「君に捜査の経験は無いだろう、と。なるほどそれは確かです。
でもね、人の気持ちを察し、信頼を得る事はとても得意なのですよ」
気配を遮断するのではなく、気配そのものを敵対者と感じさせない能力。
一度バレた相手でも、変装により再度の効果適用を可能とする場合がある。
素の姿と言行が既に人の警戒心をすり抜ける事に長けていたが、
加えて様々な国籍・人種・身分・職業に扮して潜入捜査を行い、
「一度も見破られた事は無い」と豪語する変装の名手であった。
捜査員を名乗りバッジを示してさえ「最高のジョークだ」として
疑り深い用心棒から酒場へ招き入れられる事があったという。
神速(捜査):C
捜査中の各行為に要する時間の短縮(敏捷の向上とは微妙に異なる)、
および通常の捜査能力と気配感知能力の複合。
彼は「汽車を降りて30分以内に摘発できる」と自慢していたという。>>317
変装:C++
「カメレオンとて彼の前では己の“変わらなさ”に恥じ入るだろうさ」
魔術的な、また肉体的な変化能力は全く持たないが、
彼の体格の人間がなし得るおよそあらゆる変装を可能とし、
加えて変装姿に応じた専業スキルを一時的に獲得する。
習熟度は変装の出来(この場合は“それっぽさ”)によって決定される。
一流の技芸を発揮できる可能性を有する一方で、
よく知らない職種のいい加減な扮装ではひどい無様を晒す事となる。
ある日、トロンボーン奏者に扮した彼は実に巧みに流行曲を演奏してのけ、
感嘆した店員は喜んで彼のために酒を注いだ。もちろん彼はこう言った。
「ありがとう! 逮捕します」>>318
【宝具】
『悲報を運ぶ百化けのでぶ(There's sad news here.)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
M1917リボルバー …の形をした、全く別のもの。
彼の捜査によって罪が確定した対象に対してのみ、
彼の穏当な逮捕・連行に従う以外の行動を不能とする特殊な状態異常を発生させる。
魔力(MGI)による抵抗が可能だが、秩序属性の者はペナルティを負う。
【Weapon】
『M1917回転式拳銃(偽)』
通常の、銃弾を発射し対象を傷付ける能力は全く持っていない。
宝具としての効果を発揮できる時以外は、脅し/交渉に使えるかどうかである。
彼は生前の捜査時に拳銃を一切携帯しなかったとされ、
仮に普通の銃を持たせても腕前については保証できない。>>319
【解説】
二十世紀前半アメリカ、禁酒法下において
自ら誘った相棒のモー・スミスと共に最高の功績をあげた人物。
1919年、禁酒法制定に伴う人員増強時、当時のイジーの収入より
格段に好待遇のこれに応募して禁酒法執行官第一号に就任。
変装しての囮捜査を得意とし、数年で五千に迫る逮捕者を出した。
There's sad news here. You're under arrest.
「悲しいお知らせがある。―――君を逮捕する」
もぐり酒場(スピーキージー)で注文した酒が出されると、
彼はいつもこう言って手錠をかけたという。
禁酒法の評判はさておき、なんとも“冒険的な”彼らコンビの市民人気は上々、
新聞にも協力的で顔も名前も大いに売れた。が一方で上司は機嫌を大きく損ねた。
1925年の組織再編時、相棒ともども解雇。ただし、本人が主張する所では
シカゴへの転属を打診されるもニューヨークで過ごす事を好んだからだという。
解雇後は保険会社に勤めて成功し、また執行官時代の自伝を書き百万部売れた。
「逮捕した彼らに本書を捧げる。義務を果たした事を恨んでくれませんように」【元ネタ】ギリシア神話
【CLASS】セイバー
【真名】カサンドラ
【性別】女
【身長・体重】173cm・56kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:A 幸運:D 宝具:A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
騎乗:C
【保有スキル】
被虐体質(呪):C
嗜虐心を誘う言動を無意識に行い、攻撃の的になるスキル。セイバーの場合は、言動そのものよりも呪いによる不信感に主因がある。
沈黙の誓い:EX
処女神アテナの神殿にて凌辱されてしまったセイバーであるが、精神的純潔を沈黙の制約をもって担保することでアテナの加護を得ている。
直感(予知):A++
未来を視ることで戦闘行動を優位に選択するスキル。自身の行動であれば制限はない。死後に鍛えたようだ。>>321
【宝具】
『破滅 (イポス)』
ランク:A++ 種別:精神干渉 レンジ:1〜 最大捕捉:-
セイバーの予言が信じられることはない。それ逆手に取り方向性を調整することで、セイバーと戦った者は、勝敗の感覚を逆転させる。
セイバーが押しているときは勝利の自信が湧き、セイバーを押しているときは敗北の予感がするようになる。ただし、被虐体質により基本的に相手はセイバーを押していると認識するので敗北の予感として作用することが多い。
【Weapon】
『武具』
アテナから貸し与えられた武具。
『ミネルヴァ』
梟型ドローン。アテナの代弁者。マスターとのコミュニケーションツールでもあるが、カサンドラの代弁者ではない。>>322
【解説】
ギリシア神話に登場する予言者の一人、カサンドラ。トロイアの王女であり、ヘクトールやパリスの妹。
神話によれば、太陽神アポロンに見初められたカサンドラは、誠意ある贈り物を求めた。そして、贈られたのが予言の能力である。しかし、その予言によってアポロンに捨てられることを予知したカサンドラは、アポロンを拒む。これに激怒したアポロンはカサンドラに予言を信じられなくなる呪いを掛けてしまう。
トロイア戦争にて、その予言によって破滅の兆しを幾度も伝えるカサンドラであったが神の呪いを覆すことはできなかった。結局、トロイアは敗北した。そして、敗戦国の王女となったカサンドラもまた破滅の未来を歩み、死後、アテナに直談判して戦乙女になることに成功した。してしまった……。
【人物】
アテナとの契約の関係上、全く喋らない。嫋やかなお嬢様的な美貌と併せて、どことなく誘ってるように見える幸薄美女。ただし、内心は敵はシメる慈悲は無用とか過激なことを考えているタイプ。特にアポロンに出会ったら魚の餌にしようとするくらいの過激さ。
【コメント】
死後に救いがあったカサンドラ。『え?そのクラス?』をコンセプトに【元ネタ】史実、SF?
【CLASS】スターゲイザー
【真名】クライオニクス
【異名・別名・表記揺れ】cryonics 人体冷凍保存
【性別】無し
【身長・体重】155cm・41kg(柩を含まない)
【肌色】雪のような白 【髪色】黒 【瞳色】不明、目を閉じている
【外見・容姿】機械の柩で冷凍保存された少女の遺体。
【地域】不明
【年代】不明
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・死者・機械
【ステータス】筋力:- 耐久:- 敏捷:- 魔力:- 幸運:- 宝具:EX>>324
【クラス別スキル】
星を見つめる者(夢想):EX
夢想家として、人の夢と希望を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
夢を語る者ではなく誰かの語った夢そのものであるクライオニクスは向けられた感情を自身の力に変える。
【保有スキル】
死に捧げられし身:EX
サーヴァントとしての本質が自身の死を前提として成り立つものであるため、「死体」として現界している。
「自身の死を含めた一連の出来事の逸話を存在の核としているために、既に死 んでいなければ矛盾する」というスキル。
EXランクとなると完全に「死者」「死体」そのものの英霊であることを意味する。
このランクになるとその性質は「無辜の怪物」に近い。
病弱:EX
天性の打たれ弱さ、虚弱体質。
スターゲイザーはその時代の医術では治療不可能な病に身を侵されている。
自己保存(凍):A+
人体冷凍保存技術。
自身はまるで戦闘力がない代わりに、冷凍装置が無事な限りは殆どの危機から逃れることができる。>>326
【解説】
多くの人々が夢想した人類の悲願、死の克服。
その夢想が英霊の座に召し上げられた結果成立したサーヴァントがスターゲイザー:クライオニクスである。
人体冷凍保存(クライオニクス)とは現在の医療技術では治療が不可能な人間の遺体を冷凍保存し、未来の医療技術で復活することを目的とした技術。
【人物・性格】
完全な死者であるこのサーヴァントに人格と呼べるものは存在しない。
……もし、スターゲイザーが命を取り戻すことがあるのなら、その時は「夢」と「希望」の具現として振る舞うだろう。
【コメント】
リクエスト鯖、未来に希望を託すのはコールドスリープではなくクライオニクスなのでそちらを真名にした。
SF感が無くてすまない。【元ネタ】ギリシア神話
【CLASS】アサシン
【真名】アラクネ
【性別】女
【身長・体重】165cm・45kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:A 魔力:B 幸運:B 宝具:EX
【クラス別スキル】
気配遮断:-
アサシンには添付されていない。
神性:EX
かつての残滓。
【保有スキル】
星の観測者:EX
アサシンは星にとっての傍観者であり、記録係であった。彼女の存在は、星に棲まうモノたちにとって当たり前のものであり害されるはずもない。外から来た機械仕掛けの神々を除いては。
神域の機織り:A+++
処女神アテナをも凌ぐ緻密にして流麗なる機織り。アサシンのそれは小世界の創造にも等しい。
変化:A
蜘蛛に変身する。>>328
【宝具】
『私の観た世界 (テクスチャ・タペストリー)』
ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:1〜 最大捕捉:999
アサシンの固有結界、作品の展示室。作品ごとに彼女が記録したイベントがそのまま保存されている。それを小世界として展開することで、そのイベントの期間、対象を閉じ込めることができる。イベントの改変はできないので、対象は流れに身を任せるしかなく、内部で受けた影響は現実にも反映される。
【Weapon】
『カメラ』
世界の瞬間を保存する最新機器。そう見えるだけで、機織り機らしい。
【解説】
ギリシア神話にて、アテナと競い自害した機織り女。その正体は、星の観測者らしい。忖度なくそのままイベントを記録するため、地球に根付くことを選んだ十二機神に疎まれて退場するはめになったのが事の真相であるとのこと。
穏健派のアテナが、ヘカテと話し合った結果、変身薬で逃亡してヘカテの元で隠居していた。害するモノなどいなかったので吃驚したらしい。
現代の文明・文化に触れた結果、サーヴァント化にあたり、機織り機をカメラに魔改造してカメコ系オタクにしか見えなくなっている。
【コメント】
なんかすっごい設定のアラクネ。ちょっと雑なので暇な人がいたら、もっとちゃんとした感じでつくってもらいたい。【元ネタ】トリスタン物語/アーサー王伝説(主に『散文トリスタン』)
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】サドール
【性別】男性
【身長・体重】180cm・82kg
【属性】中立・中庸
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷C 魔力D 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。>>330【保有スキル】
無窮の武錬:D
悪条件下での戦闘力低下を緩和する。
彼は作品世界において初めて『世界最高の騎士』の称号を得た人物である
……が、敗北により最期を迎えた事で大きくランクが落ちている。
ライオスならざる悲運:B
彼は息子を傷付けも捨てもしなかったが、息子に殺され、
妻は何人もの男性と関わった末に息子の妃となり、不幸に死んだ。
自らの業によらずして不運を引き寄せる。
各種の幸運判定に不利な修正、また致命的失敗(ファンブル)時の
結果にも本来の出目より一段階悪いものが適用される。
純然たるマイナススキル―――という訳ではなく、
この不運は近距離にいる他者にも適用される。味方でも、だが。
不屈の意志:C
漂流と岩島生活に培われた、苦痛や絶望的状況に屈しない強固な意志。
肉体的、精神的なダメージに耐性を持つ。>>331【宝具】
『波間漂う流転の剣(レペ・オ・エトランジュ・アタッシェ)』
ランク:B 種別:対人・対軍宝具 レンジ:1~3・1~30 最大捕捉:1人・50人
かつてユダ・マカバイが、後にアリマタヤのヨセフが、
そして聖杯王となるペルスヴァル(パーシヴァル)が手にした名剣
『不思議な剣帯の剣(奇異な-身に帯びる為の帯/装具の-剣)』。
ペルスヴァル時代には「モンテクレール(稲光の山)市の攻囲を解いた者が、
最高の栄誉と共に得る剣」と語られ、宝具としてのこの剣は雷電を操る力を有する。
『ペルスヴァル(聖杯の物語)』とその続編群に書かれる品で、
ガラアド(ギャラハッド)を探求の主体とする聖杯探求物語における
同名/類名の品とは全く別の(異なる由来/経歴を持つ)剣である。
……どちらであれ、サドールが手にしたとする話は別に無い。
母方の伯父ヨセフ所縁からこじつけた捏造宝具である。
【解説】
散文トリスタン序盤部に語られる、トリスタン卿の祖先。サドック、とも。
アリマタヤのヨセフの妹エニジュスとその夫ブロンの息子十二人兄弟の一人。>>332
十二人兄弟の多くが伯父ヨセフの選んだ女性と結婚する中、サドールは
「遍歴して自ら見出した女性と結婚したい」と申し出て、ヨセフは認めた。
だが伯父は言う。「君が最後には後悔する事になるのでは、と心配だよ」
サドールはバビロン王の娘ケランドを見出して結婚し、故郷へと戻った。
ところがサドールの兄の一人が彼女に横恋慕をし、彼の留守中に彼女を犯した。
激怒したサドールは兄を殺して逃げ出し、ケランドと共に船へ密かに乗り込む。
出航数日後に嵐があり、乗船者の賢者が語るには「大罪人が乗っているために
神の怒りに襲われている」との事で、そして賢者はサドールを見つけ出した。
確かに自分は罪人だ、と彼は抗弁せず、妻の世話だけを頼み海へ投げ込まれる。
すると嵐はたちまち止み、船はコーンウォールの港へと無事に到着した。
サドールは生きて岩島へと流れ着くと、そこに住む隠者と三年を共に過ごし、
己の罪に向かい合って償う事を学び、困難に立ち向かう意志を培っていた。
一方の寡婦(と思っていた)ケランドはコーンウォールのカノール王と再婚、
しかしコーンウォールを訪れたリオネス王ペリアスがケランドに惚れこんだ。
豪傑ペリアスはカノールを川へ放り込み、ケランドを国へ連れ去ってしまう。>>333
カノールの弟が占いを受け「四方を海に囲まれた岩に住む男」を味方につけた。
勿論サドールである。彼はペリアスとの激闘を優位に進めるも双方重傷を負い、
中断されての和平交渉によりケランドは返される。夫婦の再会、だが三年間で
風貌が変わっていたサドールにケランドが気付かないまま、二人は一旦別れた。
奇妙な成り行きから、サドールはペリアスの為にケランドを連れて来る約束をし
カノールを落馬させこれを果たした。この頃にはケランドも夫に気付いており、
サドールは「報酬に一つ恩恵を下さい」とペリアスに願い、迂闊に頷いた彼に
ケランドを望んだ。悔しがるペリアスは、二人にリオネスからの退去を命じる。
ペリアスが死んだと聞いて墓参りに来た時、サドールはカノールと鉢合わせ、
これを負傷させ立ち去ろうとする途中でまたコーンウォール騎士の姿が見えた。
さてはカノールが差し向けた者と思い、攻撃を仕掛けるサドール。ところが
この騎士は彼に匹敵、或いは凌駕する力量で、彼の方が殺されてしまった。
騎士の名はアポロ。船の時ケランドの腹に宿っていたサドールの息子であった。
彼は束の間カノールの義子で、その後コーンウォール騎士に拾われ育ったため、
コーンウォール騎士の紋章を負う(実際仕えてはいない)身だったのである。「アーチャー、火遠理命でーす。まあ、山幸彦って言えばわかりやすいかな?え?アーチャーなのになぜ目を隠してるのかって?ああ…、気にしないでくれ。」
「もし叶うなら、豊玉姫にまた、会わせてほしい。許さなくてもいい。怒ったり恨んだり罵ったりしてもいいからあのときのことを謝りたいんだ!」
【元ネタ】古事記、日本書紀
【CLASS】アーチャー
【真名】火遠理命
【異名・別名・表記揺れ】山幸彦、火折尊、彦火火出見尊
【性別】男性
【身長・体重】177cm・59kg
【肌色】肌色 【髪色】ダークグリーンに毛先が緑のグラデーション 【瞳色】光のない翠玉
【外見・容姿】皇族らしい服装を身にまとった青年。何故か目元を始め顔全体にヴェールがかかってる
【地域】日本
【年代】神代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:C++ 耐久:C 敏捷:A 魔力:A 幸運:B- 宝具:EX
https://picrew.me/share?cd=eDJUdXmFIC #Picrew #キミの世界メーカー>>335
【クラス別スキル】
対魔力∶B+
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい
宝具によりプラス補正がかかっている
単独行動∶A(C)
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
本来のランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。
だがある出来事で、一人を好むようになってしまったためAランクに上がっている。
けど魔力供給のため、マスターは必要ですよ
道具作成(偽)∶D
魔力を帯びた器具を作成する。
本来魔術師ではないアーチャーは道具作成スキルを持ち得ないが、兄のなくした釣り針の代用品として自らの剣を砕き、釣り針を作ったことからスキルとなっている。>>336
【固有スキル】
海神の寵愛∶A
豊玉姫の父である海神大綿津見神の祝福。
海の上を走ることが出来る他、海の中でも永遠に活動することができる。そして限定的にとはいえ2つの宝玉を使用することができる。
もしライダークラスだったら水上、水中の生物を自身の手ありのように操り乗りこなすことも可能らしい。
神性∶A
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
両親が純正なる神霊でありアーチャーも現代まで続く皇室の系統における神々の血縁を語る上でも重要な存在となってるため高ランク。
訣別されし海境の幕∶EX
本来は宝具の一つ
自身の顔を隠す自身に対する戒めであり、豊玉姫に対する贖罪であり自身に課せられた枷(罰)
視覚を完全に封じる代わりにそれ以外の聴覚、嗅覚、魔力探査、霊魂(生命)感知などを用いて外界を認識し、限定的に『直感』のスキルが発動される
そして『離別の呪い』が内包されており、もしアーチャーがあのときのように約束を破ってしまったら呪は完全に発動し、豊玉姫とは完全に会えなくなる。無理やり彼の面布を外したその相手にも効果が発動する。
忘れ時の恋文∶B
あの日交わした愛の言葉、今でも忘れられないその思いがアーチャーを最後まで支え/呪い続ける>>337
【宝具】
『潮干珠(しおふるのたま)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:400人
海神により授けられた二つの珠の1つ
B以下の攻撃を干からびて無効化し、自らの意思で弱めることも可能。ただし、物理攻撃や宝具や広範囲のものや、ランク以上の攻撃を防ぐことはできない。
攻撃に転ずれば、自身と味方以外の対象の魔力や生命力をを干からびさせ命を奪うことも可能。
下記の宝具を応用すれば塩の満ち引きを自由に操ることもできる。
サーヴァント上能力は大幅に制限されているが権能となれば、日本そのものを干からびせる事もできるらしい。
『潮満珠(しおみつのたま)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:500人
海神により授けられた二つの珠の1つ
通常の魔力放出(海)に加え、一時的に放出した水はある程度その場に留まらせることができる。、それを具現化して手足のように動かすことも可能。上記の宝具を併用し、塩の道引きをあやったり暴走を抑えることも可能。
サーヴァント上能力は大幅に制限されているが権能となれば、日本そのものを大洪水で満たし、沈没させることも可能らしい。>>338
『海神宮殿ニライカナイ(わたつみせかいニライカナイ)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:10000人
2つの宝玉の最大開放と同時に開かれる世界。
発動と同時に海峡が開かれると同時に海神の門が出現。そして龍宮城のモデルとされている「海の世界」の一部たる「海神の宮殿」が姿を見せる。そしてこの城は山幸彦が選んだ者しか入ることができない。それ以外の者、侵入者に敵対者にたいしては海峡の門が閉じ込め、神代級の大波と幻想種の海洋生物が襲いかかる。
効果範囲の中の存在のうち、自身を始め海神が認めた者にのみ、「竜宮城」は多大なる幸運と祝福を与える。
海神に愛された者は、多幸感に包まれながらも、祝福と力を奮い立たせる。
【Weapon】
『弓矢など狩猟道具』
『潮満珠・潮干珠』>>339
【解説】
日本神話に出てくる兄弟であり、浦島太郎のモデルとされている。
ある日火遠理命は兄火照命の道具を交換しないか、と提案。海幸彦は断ったが、少しの間だけならと交換することにした。しかし山幸彦はその釣針を海の中になくしてしまい、代わりの素材でできた釣り針を渡すものの海幸彦はそれを決して許さなかった。
途方に暮れていた所をたまたま通りかかった塩稚神に尋ねられる。 山幸彦は彼にそのことを話すと「それなら海神のところに行けばいい。そこでなにか手がかりはあるかもしれない。」といい、アーチャーを海神の宮殿に行く乗り物を用意し、招待した。海神の宮殿につき探索したそこで、豊玉姫に会い、互いに一目惚れ。それを知った彼女の父大綿津見神はそれを喜び二人を祝福。そしてそのまま三年の時を過ごした。
三年過ぎたある日のこと、なくした釣り針のことを思い出した火遠理はそのことを大綿津見に相談した。すると大綿津見は海中の魚達を集めて探し、釣り針を見つけた。それを見つけ安堵した火遠理は地上に戻ろうとする際に、綿津見が山幸彦に釣針を渡して身を守るための呪文と玉を授けた。こうして地上に戻ったアーチャーは海神の言う通り兄に釣り針を返す際に呪文を唱えながら返し、そして指示通りに田を作った。すると弟の方は豊作になり、兄の方は不作になった。
貧相になっていく中で犯人が弟だと気づいた
火照は、怒りのままに襲撃したが、火遠理は2つの珠の一つ潮満珠を取り出し火照やその周囲にいる人物を溺れさせた。それを繰り返し火照が許しを請うと火遠理は潮干珠で解除し許すことにした。こうして兄を屈服させ、従えることに成功した。>>340
その後、懐妊した豊玉姫が、天孫の子を海中で生むわけには行かないからという理由で地上にやってきた。アーチャーは早速彼女のために産屋を作ったものの、間に合わず、陣痛が来てしまった。そこで豊玉姫はこう言った。「出産の際に本来の姿に戻ってしまうので決して覗かないように」
そう約束し産屋の中に入っていった。それを見送った火遠理は最初は我慢していたものの本能なのか魔が差してしまったのか、覗き見してしまう。そこで目にしてしまったのが巨大なサメ(一説では龍や鰐の姿)の姿で赤子を生んだ豊玉姫だったのだ。その事に気づいた豊玉姫は恥辱のあまり恨み言に近い言葉を残し、産まれたばかりの赤子を残し海の中に消え、地上との道を閉ざしてしまった。それを見てしまい絶望してしまった火遠理は自身の行いを呪い、その両目を──────
その後の話は、産まれたばかりの子供のことが忘れられないトヨタマヒメが自身の妹である玉依姫を養母として派遣し、子はウガヤフキアエズノミコトと名付けられ育てられた。やがて成長したウガヤフキアエズは育ての親である玉依姫と結婚。彼女との間に生まれた子供の一人が、後の神武天皇である。
こうして、アーチャーは海と山の力を支配し、天皇家の祖父となり、現代まで続く皇室の系統における神々の血縁を語る上でも重要な存在となったのだが、失ったものは大きく、彼の心を閉ざしてしまった────>>341
【人物像】
兄たちと同様に火の中で生まれているが、彼の生まれる頃には火もおさまり穏やかな温もりに包まれていた。そのせいか性格もどこか大らかでほんわかし、朗らかかつ自由奔放。良くも悪くも大雑把な正確である。
決して悪人ではないもののいきなり道具の交換を提案するなど行動に対する責任が全く取れず、一説のお話ではこれを繰り返され許しを請う兄の姿を見て、海幸が根を上げると弟は俳優となれと要求。そんな兄をあえて溺れされて、その状況を愉しんでいたなどサイコパスな一面も
だが本質は、感情を失っており心を閉ざし、瞳を閉ざし、誰に対しても距離を起き自責に囚われている。そのため過去に関しては語ろうとせず無感情になり、最悪の場合発狂してキレてしまうことも。
あのときの罪悪感と後悔が忘れることができず、アーチャーでありながらも自らを戒めるように目を隠し、顔を覆っている。其の為令呪重ねて命じられても外す事はなく、無理矢理にでも外そうとすると視力と命の保証はないだろう。無論風呂場でも外さず、固めでも見せないほど。
昔のしでかしのせいか、もう二度と同じ目に合わせないように物の貸し借りと覗き関連に関してはめっぽう厳しく、特に覗きに関しては誰であろうと問答無用で鉄拳制裁をかますほど
好きなもの:一人でいること、妻
嫌いなもの:覗き、あのときの自分
天敵:家族
願い:豊玉姫との再会、そしてあのときのことを謝罪する
【一人称】俺【二人称】君、お前【三人称】彼、彼女、あいつ、君たち>>342
【因縁キャラクター】
火照命
自身の兄であり、一方的な理不尽のせいで不幸になり、その原因がアーチャーの仕業だと知りキレた彼を2つの宝玉で懲らしめ、下僕にした。
そんなに切れてくる方も悪いけど、もとはといえば事の発端は自分が悪いと思ってるので詫びも兼ねて謝ろうとするが、なぜか睨みながら逃げられる……。あとその釣り針そんなに大事な釣り針だった!?
豊玉姫
海神の宮殿で出会い、結ばれ、そして自分のせいで、永遠の離別になってしまった。今でも忘れがたい想い人
そのことについて触れられると更に気分が沈み発狂し言葉にならない状態になる
アーチャーが、目を閉ざし、顔を隠しているのは、彼女に対する一つの贖罪なのかもしれない。
玉依姫
豊玉姫の妹であり、アーチャーにおける義妹である。
未練はありつつも子供のことが忘れられない豊玉姫が彼女に頼み、ウガヤフキアエズを育てたとされており、のちに彼と結婚した。
どこか、申し訳ない気持ちでいっぱいだよ……
ウガヤフキアエズ
自身と豊玉姫の子であり、育ての親である玉依姫と結婚。
そして上記の彼女との間に生まれた子供の一人が、後の神武天皇である。
すくすくたくましく育ってくれたのは良かったものの、何故か俺にだけ反抗期状態でめっちゃ殺意向けてくるんだけど・・・orz>>343
火須勢理命
記憶にないもう一人の兄。ごめん、覚えてないし、けどそもそもいたっけ?
火明命
日本書紀における記憶にない兄弟。だからごめん、誰だっけ?
海幸彦(公式)
別ベクトルで記憶にない違う世界の兄
てかこういう性格だっけ…?うわ、何なのその格好…特にそのタトゥー?逆に気持ち悪いんだけど…。
【コメント】
個人的なイメージと自分のせいで永遠の別れになってしまった。その贖罪と戒めも兼ねて、目を閉ざし心を閉ざし、顔を隠すキャラ闇深ができてしまった。けど一周まわってそういう系ができて満足(うわ、外道)
面布offver【元ネタ】「丑御前の御本地」など
【CLASS】アーチャー
【真名】丑御前
【性別】女性
【身長・体重】170cm・59kg
【肌色】白 【髪色】紫 【瞳色】赤
【外見・容姿】牛の角の生えたボーイッシュな見た目の巨乳美女、片目は髪で隠れている。
夏の丑御前は牛柄ビキニを着て背中に雷鼓を背負う
【地域】日本
【年代】平安時代
【属性】混沌・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・魔性・神性・夏モード
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:B 魔力:C 幸運:B 宝具:C+>>345
【クラス別スキル】
単独行動:A+
対魔力:B
【保有スキル】
サマー・ビート:A
夏の魔物を叩きのめす魔除けの音。
アーチャーの叩く太鼓の音は味方を奮い起たせ、魔性を弱体化させる。
灼熱盛夏の型:A+
肉体に宿る雷神としての力を励起させる雷鼓の演奏。
攻撃力を大幅に強化するが反動で自身もダメージを負う。
魔力放出(雷):A+
魔力放出の一種。電撃を伴う。
アーチャーは北野天神の子、すなわち火雷神の子であるため雷神としての力を持つ。
サーヴァントとしては、魔力放出スキルとして表現される。
鬼神の顕:D-
「鬼種の魔」スキルに似て非なるスキル。
本来は「神性」スキルや「変化」スキル、「怪力」スキルから成る複合スキルである。
霊基の変化に伴い大きくランクダウンしている。>>347
【解説】
アーチャーにクラスチェンジし水着になった丑御前、ついでにドラマーになった。
霊基が変化したことで雷神としての側面が通常時より強く出ている。
念願叶って魔性の力を制御できるようになったためいつもより積極的でいつもよりテンションが高い。
また、生前参加できなかった祭り(フェス)に参加できることに加えてせっかく太鼓の宝具を手に入れたのだからとドラムを始めてみたらドハマりした、たまに雷鳴も轟くのでとても煩い。
イメージカラー:紫
特技:戦うこと
好きなもの:鰻、坂田金時、ロック
嫌いなもの:悪天候
天敵:特に無し
願い:バンドメンバー募集中!
【一人称】オレ 【二人称】アンタ、貴様 【三人称】あの人、アイツ>>348
【因縁キャラ】
太三郎狸:「丑の字のドラムと掛けまして、夏の終わりと解きます」
紅姫天王:「その心は?」
太三郎狸:「すぐに秋(飽き)がくるでしょう」
紅姫天王:「来れば良いですね、飽き……」
【コメント】
丑の日ということで水着の丑御前、雷で遠距離攻撃するからアーチャー【元ネタ】ギリシャ神話『変身物語』
【CLASS】バーサーカー
【真名】カリストー
【異名・別名・表記揺れ】カリスト、カッリスト
【性別】女性
【身長・体重】157cm・46kg(装甲を除く)
【肌色】白 【髪色】黒に近いダークブラウン 【瞳色】光のない薄黄色 (素体)
【外見・容姿】獰猛な大熊のような魔獣…の装甲をまとったショートポニーの熊耳美女 人によっては取り込まれてるようにも見えるし、一体化してるようにも見える
【地域】欧州
【年代】神代ギリシャ
【属性】混沌・狂
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A 敏捷:B+ 魔力:C 幸運:E 宝具:B+
【クラス別スキル】
狂化∶A>>350
【固有スキル】
麗しの狩人∶C-
女神アルテミスの教えである狩猟技術と彼女の美しさが複合しスキルとなったもの。
バーサーカーにおいては魅了の効果はなくなってしまったもののその腕前時代は健在である。かつての名残だろうか。
気配感知(変装)∶A++
最高クラスの気配感知能力。
遠距離の気配を察知する事が可能であり、
近距離ならば同ランクまでの気配遮断を無効化する事ができる。
カリストーの場合、生前のある出来事から他者の変装…偽装など見抜くことができる。それでも近づこうとするならばたとえ神霊でも血祭りの大惨事は免れないだろう
女神の呪詛∶EX
自身の主人であるアルテミスか、女神へラ、或いはその両方にかけられた呪い。満月の暴走。海など水辺に対する不利補正。そして、離別の呪いも含まれており、自身の子供であるアルカスに母として会うこともできない。
主神の贖罪∶-
ゼウスが詫びとして授けられた加護。だが、狂化のせいなのか、ゼウスを心から許していないのか使われることはない>>351
【宝具】
『神呪転身.魔獣月蝕(ネーメズィズ・エクリプス)』
ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
二柱(或いはどちらか)の女神によってくまに変えられた逸話故にサーヴァントになった今でも自身の身にまとわりついている呪いが常時発動宝具となったもの。
この宝具(呪い)は、巨大なおおぐまの見た目をした外骨格そのもの。巨大な爪で敵を切り裂き巨大な体格で蹂躙する姿はまさにおおぐまの姿をした怪物。実は射撃ユニットが掲載されており、口や手からビームを出したりする他、かつて狩人だった頃の名残なのか弓矢を具現化して操ることも可能。
そして一時的に外骨格の一部を展開することも可能だが、自らの意思で完全に解除はできない。
『神罰・狂わされし狂獣(トゥレーラ・スィモス )』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:300人
自身の体内に蝕まれしあらゆる負の感情と偏愛を取り込むと同時に最後の理性を放棄し、上記の宝具と一体化。自身の眼の前にある獲物を時速数百kmの猛スピードで縦横無尽に駆け回り、目につく存在全てを攻撃し、最後には鋭い爪や牙で対象を食いちぎる。生前の憎悪故に神性に対し強い特効を持つ。
月が出ている日、特に満月は攻撃力が倍増し超強力な宝具になる。だが魔力消費も倍増し、制御が困難になるので注意。>>352
ギリシャ神話に登場するニュンペーであり、アルテミスの徒者の1人。アルカディア王リュカオンの娘。
イタリア語で「最も美しい」という意味でありその名の通りのとても美しい乙女だとされている。だが当の本人は色恋など興味を示さず狩りを好み、日々野山に出かけて狩りをする日々を過ごしていた。
そんなある日彼女を見たゼウスが惚れ、アルミスの姿に化け、彼女に近づき交わることに成功した。ゼウスのせいでカリストーは身籠ってしまい、それをバレないようにしばらくは隠し通していたが、ある時沐浴を強要され、妊娠がバレる。いかなる理由であろうと許されることはなくその結果純潔を純潔を尊ぶアルテミスの怒りにより追放され、追放先の道中で出産したもののゼウスの妃のヘラの嫉妬により、熊となる呪いを受けてしまう。一説によればアルテミスの手によって追放と同時にくまに変えてからの同時に処刑。またはヘラの手で変えてからアルテミスを呼び出し彼女に射抜かれたとされている。
だがヘラの嫉妬と怒りは収まらず、むしろ煮えくり返るのか、カリストーの魂を点に昇天させることを許さず牝熊の躰に縛り付け、自身の子に母として巡り会うことはできない呪いをかけた。このお話は、変身物語の方に続く・・・>>353
【人物像】
素顔はわかりやすく言うと某青鋼で出てくるショートポニーの子にくま耳をつけた感じといえばわかりやすいだろうか。
バーサーカーにおいての彼女は神に愛された/狂わされた状態で現界している。
人格面は完全に狂化されきっており、マスターの命令を機械的に執行するのみであり、戦闘時には獣のように暴れる暴走兵器そのもの。そのため彼女に自意識というものが殆ど無く、機械に支配されてしまい理性を失った生物、或いは野生の獣そのもの。
だが生前の件については根に持っているのか不快な反応を示し、主神夫婦の気配を感じると暴走を起こし、無惨に息絶えるまで攻撃はやめないだろう。無論神性持ちや、そういう性格の存在がいると制御が困難になるほど。
稀に、本性らしき性格が垣間見え、アルテミスに対する罪悪感と申し訳無さ、へうに対する重度の畏怖、母としての子本能な面が伺える。もし理性を取り戻したとき、聖杯にかける願いは「我が子に会いたい。母として接したい」になるだろう。
特技:狂化によりなし
好きなもの:狂化によりなし
嫌いなもの:例の主神夫婦
天敵:例の主神夫婦、アルテミス
願い:■■■■との再会
【一人称】-(私)【二人称】-(貴方)【三人称】-(あの方、○○様)
【セリフ例】
「■■■■■■──!!」
「ゼ、zeus────!!??!?」
「アル、カ・・・ス・・・。何処に・・・いるの・・・?」【元ネタ】トリスタン物語/アーサー王伝説(主に『散文トリスタン』)
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】アポロ・ラヴァンチュル
【性別】男性
【身長・体重】170cm・67kg
【属性】秩序・善
【副属性】地
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷A 魔力D 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を自在に操ることが出来る。>>355
【保有スキル】
騎士の武略:B
力において及ばずとも、戦いの流れを把握し、勝機を見誤らぬ冷静な観察力。
自己を強化するのではなく相手の判定ミスを誘い、また自身のミスを封じる。
最高の騎士と称された男を彼は打ち倒した …それは彼の実父であったのだが。
オイディプスの悲嘆:B
父と一人目の義父を殺し、謎かけで怪物を死なせ、母を娶った男。
知識と智慧を併せ持つが、重大な転機においてそれが機能しない恐れがある。
運命の玩び児:-
ル・アヴァンチュル。彼は運命に抗する力そのものを持っていない。
基本能力値上の幸運値は純粋な偶然の結果を判定する際にのみ用いる。
ただし、ここで言う“運命”は この世/神 によるものを指しており
一個人~少数による“運命干渉”に対しては逆に絶対的な耐性を持つ。
洗礼を施される時、美しさ・愛らしさと数奇な運勢から好意的に
“アヴァンチュル(冒険/驚異/運命/奇跡/試練 等々)の”と呼ばれた子。
だがその人生は正に“運命(アヴァンチュル)に弄ばれた”子であった。>>356
【宝具】
『地上流離う悲痛の剣(エスペ・ラヴァンチュル)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0・1~2 最大捕捉:1人(2人)
謎かけ巨人の首を刎ね、
また実父サドールと義父カノールを立て続けに殺した剣。
武勲と汚辱の双方を負い、
肉体的な基本能力値と剣自体の威力とを一時的に増大させる効果と
終了後 [効果使用時間 - 1D6] ターンの狂化付与ペナルティを持つ。
効果の強弱は使用時の彼の意思で決定されるが、
効果の強弱/狂化の程度 は同調しており、
正気で振るった肉体能力がそのまま狂気のもとで用いられる事となる。
【解説】
トリスタン卿の祖先にしてリオネス王、『運命の玩び児』アポロ。
アリマタヤのヨセフの甥の一人サドールとバビロン王の娘ケランドの息子。
二人目の妃との息子カンダスはリオネス・コーンウォール双方の王となり、
トリスタンの母方のおじマルク王の(また当然、母当人の)祖先ともなる。>>357
サドールが死んだ(と思われた)後、残されたケランドはコーンウォール王
カノールと結婚する。王は前夫の子と知りながらアポロを可愛がったのだが
「その子を死なせねば貴方が不幸に亡くなる」との啓示夢を受け森へ捨てた。
騎士夫婦に拾われ立派に成長したアポロは、遠地で多大な功績をあげて戻ると
森に棲む人喰い巨人を訪れた。来訪者があれば謎かけをし、解けなければ殺し、
解いたなら次の客が来るまで留めもてなす、との慣習を持つ巨人であった。
アポロは謎に即答し、逆に巨人に問いかけ、そして巨人は答えられなかった。
「己のやり方を以て倒された者は、その生命と財産の権利を棄てねばならぬ」
巨人自身が定めた決まり事により、彼は巨人殺しの武勲を立てたのである。
リオネスのペリアス王とコーンウォールのカノール王が戦をし、前者が死んだ。
ペリアスの壮麗な墓を多くの見物客が訪れる中、アポロは見知らぬ騎士に襲われ
これを返り討ちに殺した。ところがペリアスの子リュスがやって来て話すには、
いま殺した騎士の名はサドール、生き延びていた彼の実父たる人物であった。
アポロとリュスが共に運命を嘆く中、カノール王が通り掛かり、リュスと戦う。
致命傷を受けたリュスはアポロに王国を譲る旨を言い残して死に、カノールは
アポロに挑まれ、啓示夢通りに「義子を死なせなかったため、不幸に死んだ」。>>358
新王アポロはリオネスを賢明に治めたが、臣下から妃を娶るよう熱望されると
美女を(寡婦を含め)募った。そして選ばれた最高の美女は、ケランドだった。
事実を知らぬままに仲睦まじい夫婦となった二人の前に、やがて一人の老人
(聖アウグスティヌス)が現れ母子関係を明らかにした。アポロは愕然とし、
ケランドは老人を火刑にしようとするが雷で死ぬ。アポロは国ごと改宗した。
コーンウォール王(カノールとケランドの子、アポロの異父弟)との戦があり、
アポロが勝利して、和解した二人の王は共にコーンウォール諸侯の娘を娶った。
だが後に、コーンウォール王はこの妃の不貞と姦策により命を落としてしまう。
アポロの妃は誠実であったが、友の死の経緯からアポロは疑心暗鬼になっており
ガリアのクロドヴェユス王を訪れた折に貞節を試す。非の打ちどころ無い様子に
彼は満足し愛情を深めた …のだが、クロドヴェユスの子が王妃に熱烈に恋して
アポロを待ち伏せて殺してしまい、しかも王子が欲望を遂げる前に妃は自害した。
王子は二人を秘密裏に埋葬するも露見し、王は息子を生きたまま火刑に処した。
クロドヴェユスはアポロの遺児カンダスを後見し育て、自らの王女も娶らせる。
そしてこの血筋の末に、メリオダスとトリスタンが生まれるのである。「よーし、面白くなってきたぁ!」
【元ネタ】日本書紀、古事記、ケルト神話
【CLASS】アルターエゴ
【真名】大生部多
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女性
【身長・体重】145cm・31kg
【肌色】白 【髪色】黒髪 【瞳色】水色
【外見・容姿】白と橙色の巫女装束を着た少女、光る芋虫が入った虫かごを首に下げている。
【地域】日本、アイルランド
【年代】垂仁天皇治世~飛鳥時代、神代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:B+ 幸運:C 宝具:B+>>360
【クラス別スキル】
陣地作成:B
道具作成:A
騎乗:C
ハイ・サーヴァント:A
【保有スキル】
常若の果実:A
この世ならざる異界である常世の神秘に触れたことで不老長命と化した肉体。
状態異常・即死系の攻撃に耐性を有するが精神攻撃には耐性を持たない。
二神の智慧:A+
百芸に通じるケルトの神と人々に数多を教えた国造りの神の叡智を示すスキル。
肉体面での負荷(神性など)や英雄が独自に所有するものを除く多くのスキルを、Aランクの習熟度で発揮可能。
他サーヴァントへ賦与することも可能で、充分な魔力を有していれば、サーヴァントではない存在にも賦与できる。
本来は権能の一種だが、サーヴァントとして現界しているためスキルへと劣化している。>>361
ケルト式鬼道:C
神道の原型であるとも言われる原始的な魔術、鬼道にケルトの魔術が合わさったアルターエゴ独自の魔術。詳細不明。
扇動:D
数多くの大衆・市民を導く言葉と身振りを習得できるスキル。特に個人に対して使用した場合は、ある種の精神攻撃として働く。
【宝具】
『常世蟲(とこよむし)』
ランク:E++ 種別:対民宝具 レンジ:- 最大捕捉:1000
常世神信仰を広め民を惑わした逸話が具現化した宝具。
淡く光る蝶の大群を召喚し、人々に憑依させることで洗脳し操る。
洗脳自体は相手がサーヴァントであれば完全に無力化されてしまうレベルだが魔術・魔力に耐性の無い一般人が抵抗することは難しい。
扇動スキルと組み合わせれば生前のように新たな宗教を作り出すことも可能。>>363
【解説】
皇極天皇の治世三年、秋七月。
東国の富士川のほとりの人、大生部多が、虫祭りを勧めて言うのに、「これは常世の神である。この神を祭る人は、富と長寿を得られる」といった。
巫女たちもいつわって神のおつげだといって、「常世の神を祭ると、貧しい人は富を得、老人は若返る」といった。
このためいよいよ広がって、人々に家の財宝を投げ出させ、酒を並べ野菜や六種の家畜を路ばたに並べ、「新しい富が入ってきたぞ」と連呼させた。都でも田舎でも常世の虫をとって安置し、歌い踊って福を求め、財宝を投げ出したが、何の益もなく、損ばかりが極めて多かった。
葛野の秦造河勝は、民の惑わされるのをにくんで大生部多を打ちこらした。その巫女らも恐れて、祭りを勧めることをやめた。時の人は歌を作って言った。
「ウヅマサハ、カミトモカミト、キコエクル、トコヨノカミヲ、ウチキタマスモ」
太秦(河勝)は神の中でも神という評判が聞こえてくる。常世の神といいふらしたものを、打ちこらしたのだから。と。
この虫というのは常に橘の木に生じ、あるいは山椒の木にもつく、長さは四寸あまり、その大きさは親指ほど、色はみどりで黒いまだらがある。その形はたいへん蚕に似ていた。>>364
以上が日本書紀における大生部多の記述であるが、実際には垂仁天皇の時代に生まれ、垂仁天皇崩御後に天皇の陵に登りそこに供えられていた非時香菓を食べ不老長命を獲得したシャーマンの少女であると、本稿では定める。
サーヴァントとしての大生部多が取り込んだ神霊はケルト神話の万能の光神ルーと日本神話の国造りの神スクナビコナ。
ルーはケルト神話の海と異界の神マナナン・マク・リールの船ウェイブ・スウィーパーを所有し、スクナビコナは常世へと渡ったとされる。両者とも海の向こうの異界に縁のある神である。
【人物・性格】
面白いこと楽しいことが大好きな少女、人格は大生部多自身のもの。
倫理観が致命的にバグっており、そのため天皇の陵にも平気で侵入するし、人々にイモムシを信仰させるなどの奇行を繰り返していた。
質の悪いことに人々を自身の思い通りに行動させる事を何よりも楽しいと感じる性格であり、意味もなく世間を騒がし、人々が混乱する様子を観察することが如何なる財宝よりも価値のある娯楽と考えている。
日本書紀においても人々に財宝を投げ出させてもそれを回収し財を得たとは記されていない。>>365
イメージカラー:柑橘色
特技:面白い事を考え、それを実行すること
好きなもの:面白い事
嫌いなもの:つまらない事
天敵:秦河勝
願い:受肉し現代を楽しみ尽くす。
【一人称】オレ 【二人称】オマエ 【三人称】アイツ、○○(呼び捨て)
【因縁キャラ】
秦河勝:自身を打ち懲らした人物、芸能の神をやっているところも含めて嫌い「アーチャー、カリストーです。あれ、なぜかわかりませんが不思議ですね?わたしがこのような姿(クラス)になるのは」
【元ネタ】ギリシャ神話『変身物語』
【CLASS】アーチャー
【真名】カリストー
【異名・別名・表記揺れ】カリスト、カッリスト
【性別】女性
【身長・体重】157cm・46kg
【肌色】白 【髪色】明るいライトブラウン 【瞳色】薄黄色
【外見・容姿】動きやすいヒマティオンを身にまとった熊耳ショートポニーの女性
【地域】欧州
【年代】神代ギリシャ
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:B 幸運:D 宝具:B+
【クラス別スキル】
対魔力∶C
単独行動∶A>>367
【固有スキル】
神性∶C
アルテミスに仕えるニンフの一人である
母については諸説あるものの、ここでは母親がニンフであり、彼女は母の血が濃かった。
気配感知(変装)∶EX
最高クラスの気配感知能力。
遠距離の気配を察知する事が可能であり、
近距離ならば同ランクまでの気配遮断を無効化する事ができる。
彼女の場合、生前のある出来事から他者の変装…偽装など見抜くことができる。たとえ彼女のあこがれである存在に扮し、気配まで偽装したとしても、本能がそれを見抜くだろう。
麗しの狩人∶B
女神アルテミスの教えである狩猟技術と彼女の美しさが複合されたスキル
山や森林フィールド内での行動や、狩りに関わる数多の能力や技術に大幅なボーナスがつく
また、魅了効果も含まれており、彼女のその勇敢な美しさは、男女問わず魅了するだろう。>>368
月女神の加護∶A-
彼女はアルテミスのお気に入りとされており一部では同一視や分身とされていたこともある。
射手、狩猟、野山とそこに住まう動物、純潔に関する制約、出産、月などアルテミスに関する魔術を修めている。女神の恩恵が最も高まる満月の元ならば、アーチャーに高度な再生スキルが付与される
無論、アーチャーが女神の不敬を買ったり、威光を穢したり、機嫌を損なうような真似をすれば効果は減少してしまい、生前の愚行や後述の宝具を使用してしまった場合、加護は完全に失われ呪いと化すだろう。
【宝具】
『不沈七連・北斗七星(メガリ・アルクトゥス)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1人
天上の“大熊座の七つ星”から降り注ぐ流星の矢で、7連続攻撃が可能。最初の一撃のみ任意で標的を指定し、以降はその標的に攻撃が集中する。基本的に標的は変更できないが、攻撃途中で標的が死亡した場合、残りの攻撃回数はランダムでその場にいる別の標的に振り分けられる
なお、上手く応用すれば、任意でこの宝具の性質上一つの目標に対して同時に命中する、という事実さえあればそれで良く、あえて六本の矢の幻影を放ち敵対者をひるませたあと、7本分の威力を持つ最後の一本で命中させたり、さながら七つの矢が個別に放たれたように見せかけ、最後には一つに収束し射抜き命中することや複数の軌道を描いて命中させるというトリッキーな手法も可能である。>>369
『神罰接触厳禁彗星(ゴッド・ノーセンキュー)』
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1柱
一種のカウンター宝具であり、生前のトラウマからか、お仕置き宝具と化している。他者の行動を見切り近距離で透明の彗星を放つ。目にも見えぬ透明な魔弾は神霊でさえ見抜けないほど。
生前の出来事からか高い神性特攻も含まれている
「お願いします!この宝具だけは使わせないでください!」
『神罰・主神偏愛、月光喪失(ティモリア・パルテノス・プロドスィア)』
ランク:A 種別:変貌宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
ゼウスに強引に愛されてしまった結果、いかなる理由であれ許されることはなくアルテミスとヘラに呪われてしまった。
この宝具の発動と同時に自身の身体能力と幸運と魔力以外のステータスがアップ。熊のような魔獣に変貌し、自身の攻撃に神性特攻が入る。
しかし、代償は重く、使用と同時にバーサーカーに変化、月女神の加護の喪失、幸運がE-に低下し、上記2つの宝具が使用不可になるなどのデメリットを持つ危険な宝具であり、使ってしまうと元に戻れないためアーチャーはこの宝具の使用を忌嫌っている。
その為、マスターに対し絶対に使わせないように厳しく警告している。もし令呪を重ねて駆使し宝具を使わせた場合、彼女は手始めにそれを命じたマスターを葬るだろう>>371
【人物像】
バーサーカーのかつて輝きし姿でありニュンペー時代がアーチャーとして表面化されたもの。
誰に対しても丁寧な口調で話し、誠実かつ真面目、良くも悪くも時折ボケを見せるもののマスターに対し一見従順にみえるが、本質は生前の出来事のせいで心が壊れ、誰に対しても距離を置きたがるなど他者不信になっている。特に男性に関してはあたりが強く情緒不安定になり攻撃的になってしまうほど。マスターに対しても男女問わず例外ではなく、もしあの日のことがまた起きてしまうかもしれないことに恐怖を抱いている。
生前のトラウマなのか触られるのを苦手であり特にそれ目的で接触しようとした場合、静かにキレる。最悪の場合無言で宝具を連発するほど。
特技:狩猟
好きなもの:自然、アルテミス、満天の星空
嫌いなもの:不本意に近づく人、それ目的で触る人、例の主神夫婦
天敵:例の主神夫婦
願い:もし可能ならば、あの日の出来事を回避し、ゼウスに見初められず二度と会わないようにしたい。
【一人称】私 【二人称】貴方 【三人称】あの方、○○様【因縁キャラクター】
アルテミス
自身の理想であり憧れの主人であり、そして裏切ってしまった苦手な人。合わせる顔もなく、見かけたら即刻逃げ出す程トラウマになってる。
それはそれとして、私の知るアルテミス様ってこんな性格だったかしら?そして謎のくまちゃんみたいなの何?
超人オリオン
前述の謎のくまちゃんの正体であり、星座になったとされている英雄であり、あのアルテミスが愛したヒト。
二人はどこで出会い仲良くなったのかしら?………何?私にナンパですか?怒りますよ?
アタランテ
自身の末裔における女狩人。なんだか親族のような親近感が湧く一方、なぜ獅子耳なのか疑問視している。
ゼウス
「(無言の神罰接触厳禁彗星)」
ヘラ
いかなる理由や事情であれゼウスと関係を持ったからという理由で呪いをかけたとされている女神。アーチャーになってもトラウマであり、名前を聞くと寒気を感じるほど。無論分霊や端末、依代も含まれる。【元ネタ】『吾妻鏡』『義経千本桜』等
【CLASS】ランサー
【真名】静御前&源九郎狐
【性別】女性&雄
【身長・体重】158cm・42kg
【容姿】ツインテールのように垂れた黒い兎の耳が生えた白拍子
【属性】混沌・善、天
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B+ 魔力A 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C+
魔術に対する抵抗力。二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
陣地作成(神楽):D
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。白拍子舞の舞台を形成することが可能。>>374
【固有スキル】
白拍子舞:A+
主として女性・子供が水干、立烏帽子、白鞘巻の刀という男装で舞う歌舞。その起源は巫女舞にあるという。
「義経記」に曰く、日照りが続いた際に雨乞いのために100人の容姿端麗な白拍子が集められた。99人までは効験が無かったが、100人目の静御前が舞った途端に雲が現れ、雨は三日間降り続いたという。これを以て後白河法皇に「日本一」「神の子」と称えられた、まさしく100人に一人の白拍子。
天狗の兵法(偽):A
『変化』『幻術』を複合した、この霊基における源九郎狐の戦闘スタイル。義経の兵法に倣い、変化と幻術を駆使してそれを再現する。
天狗という言葉は本来「アマツキツネ」と読み、天狐と同一のものであったという説も存在する。源九郎狐は天狐(1000年生きた狐)の息子でもあるため、「偽」ではなくむしろこちらこそが「真」だと嘯いている。
神性:B
その体に神霊適性を持つかどうか。源九郎狐は本来は稲荷の化身ともされる。
二人静:A
二人で一騎のサーヴァントとして召喚されるには普通なら僅かに足りない縁を補う、「静御前は二人いても良い」という逸話の法則。
静御前に源九郎狐が憑依した状態をデフォルトとしているため、二人一組だが見た目は一人(微妙にややこしい)。もちろん分離も可能。ちなみに分離してもウサ耳は消えない(元々別に源九郎狐の耳ではないため)。>>375
【宝具】
『初音の鼓(はつねのつづみ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:39〜99 最大捕捉:1000人
日本伝承最高峰の雨乞いの呪具。「降り注ぐもの」を増やし、初の音、即ち「一歩」「一手」を補う祝福を与える豊穣の音色を奏でる鼓。
もし攻撃宝具として使えば、ただでさえ強力な白拍子であるランサーが扱うことで、災害級の嵐をも操る(だが、FGOでは基本的に使用されない)。
追加機能として、何故かポンと叩くだけであらゆる楽器の音色を鳴らせる。呼び寄せられる狐の霊と呼応することによる、変幻自在の幻術シンセサイザー。
『千本桜(せんぼんざくら)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1〜39 最大捕捉:1000人
静御前単体の宝具『千年桜(せんねんざくら)』に源九郎狐の力を加えた合作宝具。
基本は「静型薙刀」と、奥州の地にて地に刺した桜の杖が芽吹き桜の樹となった、という逸話のミックス。
薙刀を地に衝き立てることで、桜色の刃を持つ巨大な薙刀の並木が、地を走るように前方に向かって生える。
更に直後にそれらの薙刀が桜の樹に変じて、花弁を雨のように周囲に散らす。この花弁は刃が変じたものであり、体に触れる・掠めると斬撃が生じる呪を帯びている。敵はこの桜雨の渦中では動くほど花弁に取り巻かれ傷を負うことになり、自由な動きを封じられる。
ここまでが宝具の効果だが、ランサーはここから更に追撃を行う場合がある。前述の効果で動きを封じてターゲットと1対1の状況を作り、自身が突撃。花弁に紛れ、静御前本人と静御前の姿に化けた源九郎狐の二人に分離し、相手を惑わしながら同時攻撃を加える。まさしく「義経千本桜」の再現である。
【Weapon】
『静型薙刀』
義経に手ほどきを受けた薙刀術。夜襲を受けた際には静御前自ら薙刀を手に取り戦ったという逸話もある程の腕前。
現代においては、刀身の反りが大きく幅の広い女性用薙刀が巴御前に因み「巴型」と呼ばれるのに対して、反りが浅く幅の狭い男性用薙刀が静御前に因み「静型」と呼称される。>>376
【解説】
静御前。平安時代末期~鎌倉時代初期の白拍子(遊女)。伝説に名を見せる源義経の愛妾。京で義経に見初められ妾となり、源平合戦後の都落ちの際にも同行したが、嵐や賊などに阻まれ離れ離れになった後に静御前だけが捕らわれ鎌倉に送られる。義経の子を身籠っていることが知られると、頼朝により女児であれば助けるが、男児であれば殺.すことを宣告される。果たして生まれて来た子供は男児であった。…その後の静御前の消息は諸説あり不明である。
源九郎狐。奈良に居たとされる、刑部姫の兄弟とされる化け狐。浄瑠璃「義経千本桜」においては、彼の親狐の皮が使われた雨乞いの呪具『初音の鼓』を慕い、その所有者であった静御前を義経の臣下の一人に化け守護した。その功績を買われ、義経に『初音の鼓』と共に自らと同じ源九郎の名を贈られたという。
憑依という形式だが人格は静御前が主。
静御前は艶やかで含みのある雰囲気を纏う美少女。しかし本人が妖艶すぎるために誤解されがちだが、その実は率直な態度を好み、腹芸やら屈折した感情表現の類いは苦手としている。そういったものを理解できないのではなく、気疲れしてしまう性格。きちんと言葉を聞けば、慎みがありながら素直な表現を心がけていることが分かる。
反対に、源九郎狐は斜に構えて皮肉っぽい言動を好む。が、あまり板に付いておらず、単なる残念な言動にしか聞こえないことも多い。
本来、静御前、源九郎狐ともに単体でもサーヴァントとなるに充分な英霊だが、単体ではどちらも半端な性能にしかならないため、能力がほぼ加算に近くなるこの形式で召喚されることを選ぶ。
…が、彼女らはそこで致命的な問題とぶつかった。
「狐耳の生えた白拍子」では鈴鹿御前と見た目が丸被りなのである!
ただでさえ名前が酷似しているのになんだってわざわざ数ある動物の中から狐を選ぶんだ?と源九郎狐は嘆き不平を漏らすものの、何せ化性としての格が違い過ぎる。こちらがキャラ変更を余儀なくされるのは明白であった。
というわけで、選ばれたのはウサ耳であった。この選択になったのはその他の関係者と比較的被らなさそうであるため(あと静御前の好み)。カラス等も候補に挙がったが、もし次は鬼一法眼に文句を言われでもしたら嫌すぎるため避けたとか。>>377
【因縁キャラクター】
牛若丸
静御前の愛する女性。率直すぎて不器用で、それが可愛らしくて美しい人。また牛若丸の方からは雰囲気に惑わされずいつも静御前の言葉を素直に聞いてくれるため、相性が良かったようだ。
平景清
その肉体が義経のものであることに動揺を見せる。たとえ自分は源氏を恨んだとしても、義経にまで恨んで欲しくはなかった。あるいは、と彼女は密かに苦悩する…自分が愛されてしまった事が、彼女の純粋さを穢して、源氏を『恨ませてしまった』のではないか?と。
刑部姫
源九郎狐の姉。狐キャラを捨てたもの同士なじり合う仲良し姉弟である。本気でいがみ合っているわけではないことは分かるものの、どうしてこうなのか…と静御前は嘆息する。
鬼一法眼
生前直接面識があり、「あること」で力を貸して貰った恩がある。
「あの方は性別の軛に囚われない御方で、自分だけでなく他者をどうこうする術も様々に心得ていらっしゃるわけで…もう、仔細に口にさせるつもりですか? …まあ…折角助けて頂いたことも、後には無駄にされてしまいましたが…いえ、どうかこの話も聞かないで下さいませ」
太三郎狸
それぞれ狐と狸の憑依者、どちらも義経の模倣者として属性を持つ者同士…ということでライバル関係になりそうにも見えて、どちらもなんだか微妙にズレているため噛み合わない。が、相手からは無理矢理かこつけて一方的に色々絡まれている。静御前からすれば一番苦手とするコミュニケーションを取って来るタイプ。
「ええっと…私は操を立てている女性がいる身だということ、存じてその様な振る舞いをしてなさるのですよね?」>>379
《固有スキル》
◆白拍子舞:A+(CT8~6)
味方全体のQuickカード性能をアップ(3ターン)&NPを増やす&〔義経〕のNPを少し増やす+自身に回避状態を付与(3ターン・2回)
◆天狗の兵法(偽):A(CT7~5)
敵全体に宝具封印状態を付与(1ターン)+敵単体のQuickカード耐性をダウン(3ターン)
◆初音の鼓:A(CT7~5)
味方全体にQuickとArtsの通常攻撃のヒット数を1増やす状態を付与(3ターン)&クリティカル威力をアップ(3ターン)&宝具威力をアップ(3ターン)+スターを獲得
《宝具》
『千本桜(せんぼんざくら)』
ランク:C 種別:Quick
敵全体に攻撃[Lv]&回避状態を解除&攻撃力をダウン(3ターン)+自身のクリティカル威力をアップ<OC>(1ターン)&Extra Attackの威力をアップ(1ターン)
《性能》
Quickサポーター。耐久寄りだが攻撃性能も持つ。最大の特徴は味方のヒット数を増やすバフであり、サーヴァントによっては希少かつ強力。ヒット数の少ない低レア支援を意識しており、当然牛若丸とは好相性。
〔義経〕バフは牛若丸は勿論、自分自身にも効果がある。源九郎なので。インチキである。>>378
Q.なんで黒い兎なの?
A.初音で千本桜だから…どうせなら更に寄せようと思った…作者が「黒うさP」なので…なんなら別名義のsyanaと遮那王もかけたかったけど特に良いネタを思い付かなかった
あの牛若丸と相性の良い女性キャラってどんなだろう…というのは中々考え甲斐があった
しかし投稿してから気付いたけど原作中にセリフあったかもしれない、口調とか違ってたらごめん
源九郎狐は弟キャラ「本官は、貴官ら、人類に最大の敬愛をもって……進軍を開始する」
ADVENT BEAST
───人類悪 進軍───
【元ネタ】アボリジニー神話・史実
【CLASS】ビーストIV:R
【真名】ディンナーワン
【異名・別名・表記揺れ】エミュー・コマンダー、エミュー戦争
【性別】━
【身長・体重】200cm・62kg
【外見・容姿】短腕のように発達した翼、棍棒じみた脚を持ったエミュー、羽毛に覆われた機関銃の銃塔の如き獣角を有する。
【地域】オーストラリア
【年代】神代・1932年
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】獣
【その他属性】神性・獣属性・ケモノ科
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:EX(A〜A++) 魔力:C 幸運:E 宝具:EX>>382
【クラス別スキル】
獣の権能:B
対人類とも呼ばれるスキル。
人間・人類という集団あるいは群体に属する存在に対して耐性および特効を有する。
単独顕現:C
単体で現世に現れるスキル。単独行動のウルトラ上位版。
また、発生が確定しているため、即死耐性、時間操作系の攻撃に対して耐性を持つ。
【固有スキル】
ネガ・コマンド:B
人類の軍隊行動を凌駕するビーストIV:Rの有する性質のひとつ。
範囲攻撃や物量戦の備えを持ち、人類が行う部隊戦闘への対処を可能とする。
サーヴァントとの戦闘では対軍にカテゴライズされる宝具による被害を大幅に削減する。
我ら、翼なき鳥:A
走禽の王ディンナーワンは七面鳥のグーンブルガッボンに騙され、翼を切り落とされてしまい、以来飛べなくなったという。
飛翔能力と引き換えに地上での抜きん出た走力を獲得。
戦闘を継続すればするほどに行軍速度が向上し、フィールド上に障害があっても速度は鈍らない。>>383
走禽師団:A
「もし彼らに弾丸輸送能力を持つ一個師団があれば、世界中のどの軍隊にも立ち向かうであろう」という人類の畏怖が昇華されたもの。
単なる群れから軍隊の域にまで熟練した無数のエミューを配下として従える。
その時代の人類の兵器を置き去り圧倒的走力はビーストの眷属に相応しく、対処は困難を極める。
また、軍隊の維持のために現地で魔力を調達(収奪)する性質を持ち、
走禽による部隊が駆け抜けた跡には荒れ果てた光景が広がる。
【宝具】
『揺卵擲弾・赫燿禽銃(ディンナーワン・サンバースト)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 大捕捉:1000人
空に向けて放り投げられたディンナーワン(エミュー)の卵が太陽になったという伝説を攻撃的に解釈したモノ。
端的に言えば卵爆弾。一つの神話体系における太陽そのものを投擲する熱量攻撃。
神代において行使されれば対国・対界宝具として行使させるが、ビーストとしてのディンナーワンは
その在り方を物理法則が成立した後の時代に制定しているため、そこまでデタラメな出力は発揮されない。
ただし、出力こそ低下しているもののエネルギーの総量は変わっていない。
ビーストIV:Rは膨大なエネルギーを小さな卵弾として小分けにし、機関銃のように敵に向けて投擲する。
元が莫大な規模であるが故に分割されて生み出される卵弾は事実上尽きることは無い。
かつて人類が恐れた競争者、無尽の弾丸を保有するエミューの軍隊の体現であると言える。>>384
【解説】
アボリジニー神話に登場する鳥の王。アボリジニの言語でエミューを意味する。
神話においてはディンナーワンが七面鳥であるグーンブルガッボンに騙されて翼を奪われて以来、エミューは空を飛べなくなったとされる。
また天に輝く太陽は放り投げられたディンナーワンの卵であるとも言われている。
ビーストIV:Rであるディンナーワンはこの伝承を元に鋳造された霊基を持ってこそいるが、本質は異なる。
1932年、オーストラリアにてエミューによる農家の収穫物被害を受けて、
先の世界大戦で有用性を示した機関銃を用いての野生エミューの管理作戦━━後に『エミュー戦争』と称される軍事行動が敢行される。
結果として機関銃はエミューを仕留めこそしたものの、掃討には程遠く、
弾薬の消費や軍の食費・移動費といった浪費も相俟って結果は芳しくなく、撤退を余儀なくされた。
期せずして銃武装した掃討軍に対して、ゲリラの如きエミューの行動力を世に知らしめる結果ともなった。
ビーストIV:Rとはこの際に殺傷された3000羽を超えるエミュー達の残留思念の集積体、土地に染みついた堆積霊基。>>385
それだけであれば時が経つと共に存在濃度が薄れ、消え入るものだが、
特異点ルルハワにてエミュー達オーストラリア大陸の一部が持っていかれた
衝撃により薄れていたエミュー達の思念が覚醒、存在を保つために神話伝承の王・ディンナーワンを雛形に霊基を形成。
そして『自然』『動物』にまつわる人類悪、空席となったビーストIVの座に収まった。
その目的は『人類にとっての競争相手として、人類との全面戦争』である。
かといって、自分達が討滅された怒りから人類を糾弾する手段として戦争を用いるわけでは無い。
生存競争は生命の常であるのだから、人類が狩猟や駆除という姿勢を取るのであればそれで構わない。
だが曲りなりにも人類は自分達を討ち滅ぼす際に、「戦争」という言葉を用いた。
言葉には言霊が宿る。争いは対等な相手同士でしか発生し得ない。
であるならば、人類はエミュー達を競い争うに値する種として認めたに等しい。
エミューという種……人類悪 ディンナーワンはそれに歓喜し、人類の対等な相手として再度争い合うことを望んだ。
人類との戦いを望み、敗者を滅ぼすことを当然としながらも、人類を自身と対等であると敬意を払う人類愛。
以上の戦歴を踏まえて、彼等のクラスは断定される。
走禽の王なぞ偽りの君位。
其は人間が見出した、人類と対等に渡り合う競争種。
その名もビーストⅣ:Rivalry。
七つの人類悪のひとつ、『比較』の理を持つ獣である。>>386
特技:軍隊行動
好きなもの:人類・競争
嫌いなもの:人類の敵・天災
天敵:ワンジナ/ミス・クレーン
願い:人類と存分に競い争い、愛し合いたい
【一人称】本官【二人称】貴官【三人称】彼/彼女 【Wiki登録】可 【SS使用】可【元ネタ】『エンメルカルとエン・スフギル・アナ』
【CLASS】キャスター
【真名】サグブル
【性別】女性
【身長・体重】150cm・42kg
【容姿】黒髪・褐色の少女のような容貌をしている
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:A 宝具:B>>390
【解説】
古代メソポタミアのウルク第1王朝の王であるエンメルカルとアラッタの君主であるエン・スフギル・アナ。
その戦いを語る伝説『エンメルカルとエン・スフギル・アナ』に登場する女神ニサバの町エレシュの魔女。
「賢女」の異名を持つ。
ある時エン・スフギル・アナはウルクを服従させる為エンメルカルに使者を送るも、逆に服従するよう返答を受ける。
相談役より従うよう助言を受けるもエンメルカルに従わないと誓うエン・スフギル・アナ。
そこに亡国ハマジから魔術師ウルギリヌナがやってくる。
ウルギリヌナは魔術でウルクを服従させることができると申し出る。
ウルギリヌナは必要な物資を与えられエレシュに向かい、エンメルカル所有の羊や牛達が乳を出さなくなるよう妨害する。
家畜を任されている者たちはこれを目撃し、太陽神ウトゥに助けを求める。
ウトゥは魔女サグブルを呼び寄せ、サグブルはウルギリヌナと魔術対決を行い上回った。
ウルギリヌナはサグブルに命乞いをするも、彼女はウルギリヌナの人々を飢えさせようとした行いを許さなかった。
ウルギリヌナは死に、ユーフラテス川に投げ捨てられた。
この事を知ったエン・スフギル・アナは敗北を認め、エンメルカルに服従したという。>>391
【人物】
人々の営みを尊び、義に篤い正義の魔女。
それ故に魔術を悪用し、人々を苦しめる相手には手厳しい対応を取る。
【コメント】
魔女というワードのイメージから離れた正義気質、
それとメソポタミアの魔女というのが珍しかったので作成。
見た目としては一定年齢から年を取っていないイメージ。【元ネタ】宇宙開発史
【CLASS】ハービンジャー
【真名】月探査機ルナ
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】無し
【身長・体重】161cm・45kg
【肌色】白 【髪色】銀髪 【瞳色】青
【外見・容姿】銀色の金属パーツが取り付けられた白い宇宙服を着た、銀髪ショートの少女達。
【地域】ソビエト連邦、月
【年代】1959年~1976年
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・機械
【ステータス】筋力:D 耐久:B 敏捷:A 魔力:E 幸運:C 宝具:A+>>393
【クラス別スキル】
天地の開豁:A
世界を切り開いた功績を持つ者に与えられるスキル。エクストラクラス・ハービンジャーのクラススキル。
自身の相対した未知であるもの、不可能であるもの、非常識であるものの属性を打ち消し、それによって効果を発揮する神秘を消滅させる。
実際に「不可能を不可能のままに可能にした」者に与えられる特級スキルが『星の開拓者』であるが、こちらはそれに類似した効果を持つ。
「未知性・不可能性・非常識性を一部でも解明・解体し、それらを損なわせるきっかけとなった」者に与えられるスキルと言える。
ハービンジャーは神秘に頼らずとも人類は月に辿り着けると証明し、月面探査の可能性を切り開いた。
【保有スキル】
深淵の航海者:C++
宇宙船若しくはそれに類すると認識される物を駆る才能。『嵐の航海者』の類似スキル。
電子工学・機械工学・材料工学・宇宙航空力学・宇宙物理学・天文学・高等数学など、
人工物を宇宙空間で航行させるに当たり必要な諸学問に対する知識と理解、習熟を獲得。
これらを用いることで、スキル効果の対象となり得る騎乗物に関する判定に、有利な補正を得る。
月理解明:B+
オーバー・ムーン。暗黒の宙の向こうの新天地、即ち月への一番乗りを競ったもの。
地上から伺い知ることのできない、月の裏側という神秘を解き明かしたもの。
嘗て“彼女達”が達成した偉業が昇華された、対神秘・対天属性特効作用。月の裏側の観測者>>394
【宝具】
『月世界大冒険(ルナー・プリクリュチェーニイ)』
''ランク:A+ 種別:対月/対神秘宝具 レンジ:1~999 最大捕捉:一つ''
ルナ計画において成し遂げられた偉業の結集体。
24体のルナに分身し行う、総力調査宝具。
地上を月面車が走り回り、空からカメラで撮影し、土地を掘り起こしサンプルを採取する。
自身に搭載された観測機器をフル稼働させもっと知りたいという好奇心のままに、あらゆるものを調べ尽くす。
彼女達の前にもはや未知など存在せず、神秘は暴かれ、月は人類の領域へと変わる。
その特性上、月に由来する神秘を大きく弱体化させる。
【Weapon】
『月面車(ルノホート)』
ハービンジャーの有する移動手段。
『銀弓・月穿ち(バイコヌール)』
ハービンジャーの持つ銀色の弓、ロケット型の矢を射出する。>>395
【解説】
ソビエト連邦の無人月探査計画、ルナ計画で1959年から1976年までの間に打ち上げた月探査機。
世界で初めての人工惑星となったルナ1号
世界で初めて月面に到達した人工物ルナ2号
世界で初めて月の裏側を撮影したルナ3号
世界で初めて月面への軟着陸に成功したルナ9号
世界で初めて月の土壌を地球に持ち帰ったルナ16号
世界で初めて月に月面車を送り込んだルナ17号
そして失敗に終わった姉妹達、月探査機ルナとはこれら24機全てのルナ探査機が統合されたサーヴァントである。
ルナ計画はアメリカに先駆けて多くの世界初の偉業を達成するが、有人での月周回と人類の月面着陸はアメリカに先を越される形となった。
【人物・性格】
挑戦と冒険を愛する快活な少女達、失敗を恐れず勇気ある挑戦を称賛する。
彼女達が製造されたのは宇宙開発競争の時代、それゆえ、“相手よりも早く”という競争心が霊基に刻みつけられており何かと競わずにはいられない性格。
そしてアメリカの英雄に対しては誰でも無条件でライバル視する。
以上が1号から24号に共通する基本的な性格であり、探査機毎に少しずつ性格が異なる。>>396
イメージカラー:暗黒に煌めく銀色
特技:月面探査
好きなもの:競争、写真撮影
嫌いなもの:爆発、墜落
天敵:アポロ計画
願い:聖杯に願うような願いはない
【一人称】わたし達 【二人称】あなた 【三人称】彼、彼女
【因縁キャラ】
アポロ計画:永遠のライバル、サーヴァントとして出会った場合、一言目は「爆発しろ」
ルナグローブ計画:後継者達、自分達を超える偉業の達成を願っているが、それは聖杯に願うべきではないというのが24機の総意。
【他クラス変化傾向】
ライダー、ムーンキャンサー、アドベンチャーの適性を有する。
【コメント】
月探査機鯖が居なかったので作成、宇宙版のネモみたいな鯖になった。
もしかするとウィキに登録されてないだけで居るのかも知れない。「夏といえば納涼、納涼といえば遊覧船!!高材疾足な私によるクルーズツアー、どうか楽しんでいきなさい!マスター!!」
【元ネタ】史実,民間伝承,『古事記』,『日本書紀」
【CLASS】アルターエゴ
【真名】安宅丸(夏)
【異名・別名・表記揺れ】天下丸
【性別】女性
【身長・体重】152cm・秘密
【肌色】白【髪色】水色【瞳色】青
【外見・容姿】和柄のワンピース水着を着た少女。白い艦長帽子を被り、ガイドを思わせる手旗を片手に持つ。
【地域】日本,江戸
【年代】1634年〜1682年
【属性】秩序・夏
【天地人属性】地
【その他属性】人型,騎乗,超巨大,非ヒト科,神性,夏
【ステータス】
筋力:C 耐久:A+ 敏捷:E++
魔力:A 幸運:D 宝具:C>>398
【クラス別スキル】
対魔力:C+
魔術への耐性。魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀式呪法などの大掛かりな魔術は防げない。怨霊からの呪詛の場合、耐性が上昇する。
気配遮断:D
自身の気配を消すスキル。隠密行動に適している。
マスターを楽しませるべくクルーズツアーを企画した安宅丸は裏方へ徹することを心がけている。
しかし、本人の性格が隠密に向いていないので、気配遮断のランクは低ランクに収まっている。
騎乗:A
乗り物を乗りこなす能力。騎乗の才能。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
ハイ・サーヴァント:D+
複数の伝承を合成して作られた人工サーヴァント、英霊複合体であることを示すスキル。
元々、船霊の伝承と複合したサーヴァントであるが、今回は更に神霊「住吉三神」を取り込んでいる。ただし、あくまで力の一部を取り込むだけに留めており、力を借り受けたという表現が適切である。>>399
【固有スキル】
夏のコウカイ:EX
「航海」が変化したもの。船の操舵技術が本来の航海スキルであるが、夏に限り操舵技術だけでなく安宅丸自身の水泳スキルとしても機能するようになっている。
また、夏のツアーを恙なく乗り越えるための計画能力も含んでいるらしいが、計画を詰めすぎるとやる事の多さのあまり後悔することに…。
お盆の船霊:A+
「船霊」が変化したもの。
地獄の釜が開き、死者達があの世から戻ってくるお盆の日の海は冥府に近きものと化している。
それ故、夏仕様と化した安宅丸の加護は生者をあの世へと引き摺り込もうとする怨霊達から乗船者を守護する方向性へ特化させている。また、黄泉の穢れを流す禊によって誕生した住吉三神を取り込んでいることから、その加護はより強力なものとなっている。
あと、お盆のクラゲには気をつけよう。
サマータイム・クルーズツアー!:B+
「嵐夜の逃奔」が変化したスキル。
乗客を導くツアー用の手旗。船霊、そして住吉三神の力が込められており、元来有する嵐を引き起こす力に加えて、海原の魚を使役する能力を持つ。
『古事記』『日本書紀』において神功皇后の乗る船を海原の魚に運ばせた逸話の再現が可能であり、安宅丸の敏捷をより向上させることも可能。
横暴なる者への懲戒:D+
「粗雑なる者への応報」が変化したスキル。
安宅丸自身を攻撃した者、及び船内にて過度に暴れ、予定を乱す者に対して与えられる呪い。自らの霊子を対象に取り憑かせることで、筋力ステータスを1ランク減少させ、「恐怖」のバッドステータスを与える。後述する宝具のスケールダウンver。>>400
【宝具】
『天下周遊・徳川遊覧船(てんかしゅうゆう・とくがわゆうらんせん)』
ランク:C+ 種別:遊覧宝具 レンジ:- 最大捕捉:200人
通常時は徳川の権威を示す軍船としての宝具であったが、水着霊基で召喚された今回は御座船としての在り方が強く突出している。
変わらず徳川将軍といった本来の持ち主に近い者であるほど強化される特性を有しているが、今回はそれ以外にも乗船客が多いほど防御力が強化される特性を得ている。
また、解体された材木にも安宅丸の意思が宿っていたことから、自らの霊基を解体することで分身体を作り出す。ライダー時とは異なり、船(本体)の外でも行動が可能となっており、分裂した彼女達はツアースタッフとして働く。
真名開放することで取り込んだ神々の力を励起させ、目的地へと通ずる光の航路を現し、必ず乗客達を導いてみせる。また、異国である新羅へと導いた住吉三神の力である故か、例え目的地が異界であったとしても光の航路は異界へと導いてみせる。
『忌々解体・無常御座船(ききかいたい・むじょうみましぶね)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:200人
解体された安宅丸の材木を穴蔵の蓋として使ったところ、雇い人の女性がおかしくなってしまったという逸話を由来とする宝具。
「横暴なる者への懲戒」はこの宝具が漏れ出たもの。
自らに害を与えた者に安宅丸を構成する霊子を取り憑かせることで、安宅丸であるという属性を付与し、かつて至った解体という結末を相手にも強制させる類感呪術にして報復呪詛。
信託に疑問を呈した仲哀天皇を呪い殺した逸話を有する住吉三神の影響により、王、神性への特攻としても働く。
対抗の基準は対魔力によるものではなく、属性(アライメント)による。「秩序・善」側に傾いている程対抗しやすく、「悪・混沌」側に傾いている程対抗しにくい。>>401
【Weapon】
『手旗』
「む」と記されたガイドとしてのツアー用手旗。その本質は自らの旗印であり、船魂、住吉三神の力が込められている。本来のサイズへと戻すことで、鈍器として扱う。
『分身』
自らを解体することで生み出す分身。見た目の個体差は殆どないが、性格、欲求の個体差は異なることがある。
彼女らに危害を加えると、「横暴なる者への懲戒」が発動し、対象に取り憑く。
『魚』
住吉三神の力を得たことで魚を使役することが可能になっている。まだ神と人が近かった時代の魚を呼び出すことも可能で、その魚群は魔獣クラスに匹敵する。
【解説】
水着霊基の安宅丸。水着に着替えた安宅丸は
さて、時は冬。サーヴァント安宅丸は悩んでいた。どうしたらマスターを楽しませることができるのかと。
夏、それは長期休暇の季節であり、それはカルデアも例外ではなく、これまで多くのイベントが開催されてきた。彼女はそれに倣い、来る夏の日にむけ、日々頑張るマスターのためにイベントを用意しようと考えていたのだ。
とはいえ、レース、サバフェス、キャンプ、宝探しetc、と様々なイベントが開催されてきたカルデアの夏。それらと被るのも如何なものだろうか、自分に出来ることはなんだろうかと悩む中、あることを知る。
現代の東京、そこで安宅丸(自ら)を模した遊覧船による観光クルーズが行われていたのだという。
これだ!と思った安宅丸の行動は早く、彼女はクルーズツアーを企画し、協力者を募りながら夏に向けて準備を重ねていく。>>402
さて、クルーズツアーを企画するにあたり、安宅丸は安全な船旅を提供するべく神霊の力を得ることを選択した。
そもそも、安宅丸は本来であれば幻霊であり、船霊の伝承を取り込むことで英霊として成り立っているサーヴァントだ。
そのため、元々ハイ・サーヴァントとしての素養を有しており、航海、船に纏わる神霊を内包した船霊の伝承から引き寄せ、複合したのだ。
取り込んだ神霊の名を「住吉三神」。伊弉諾の禊ぎによって産まれ、信託を下すことで神功皇后を新羅へと導いた三柱の神である。
そうして、かの神の力を得て、準備は進み、ツアーは万全。来るべき時は訪れ、安宅丸によるクルーズツアーが開催されるのであった。
とはいえ、サーヴァントが跋扈するカルデアの夏がただ穏やかに済むはずもなく、どれだけ準備を重ねようと例年のイベントのように様々な事件に巻き込まれることとなるのだが、それはまた別のお話…。
【人物像】
基本的にはライダー時と変わらないように見えるが、夏に浮かれていることや、マスターを楽しませるべくツアーの運営を成功させようと張り切っていることからから普段より更にテンションは高め。
それでいて、ツアーを恙なく終わらせるため冷静な面も強く表に出ており、必要であるのならばなんでも、それこそ自らの解体さえも辞さない。>>403
──本来、解体という文字を見ただけでも震え上がる彼女が、その行為を自ら行うというのは本来ならば決してあり得ない行為である。
「誰かに必要とされたい」という願いを抱く彼女にとって解体とは、「お前は不必要だ」という評価へと直接的に結びつけられている。故に自己否定に繋がる解体など決して行うはずがないのだ。
だが、カルデアに召喚され、必要としてくれた人がそこにはいた。
本来ならば平穏に生きるはずだった、守られるべき優しい人。抱える必要もないはずの重荷を背負い続けている彼/彼女。そんな彼/彼女と共に過ごし続けるうちに彼女は願ったのだ。
「この人にせめて楽しい思い出を。そのためならばなんだってしてみせる」
神霊と複合し、アルターエゴと化した彼女の正体、それは「報恩のアルターエゴ」と呼ぶべき存在であった。
特技:水泳,ツアー運営,操船
好きなもの:イベント,海,頼られる事
嫌いなもの:必要とされない事,解体
天敵:予定を乱す者,雨
願い:マスターのために最高の夏休みを!
【一人称】わたし【二人称】あんた,貴方,貴方様【三人称】あの人,あのお方
初作成の水着サーヴァント。お手軽に済ませるつもりが予定外に長くなってしまった…。人類悪 付与
【元ネタ】Fate/ground order & 神話
【CLASS】ビースト
【マスター】なし
【真名】ビーストⅥ/L エリーニュス&シャドウサーヴァント
【異名・別名・表記揺れ】嫉妬する者・エリニュス、フューリー、フリア
【性別】女
【身長・体重】163cm・49kg
【肌色】色白 【髪色】赤黒い色 【瞳色】黒と赤のグラデーション
【スリーサイズ】B・90.3 W・65.5 H・70.0
【外見・容姿】短い髪に淡麗な顔ではあるが何処か薄幸の雰囲気を漂わせる。服装は派手な大きな布二枚で上半身と下半身をそれぞれ覆っている。>>406
【地域】ギリシャ
【年代】古代
【属性】混沌・中立・獣
【理】慚愧
【天地人属性】獣
【その他属性】神性、超巨大、ヒト科以外、浮遊
【ステータス】筋力:EX 耐久:A+++ 敏捷:D- 魔力:A++ 幸運:EX 宝具:C++
【クラス別スキル】
獣の権能:A++
『対人類』とも飛ばれるスキル。ありとあらゆるサーヴァントとの戦いの記憶が経験が、このスキルを底上げする。
それは神霊も人外も例外ではない、そしてビーストすらも。
単独顕現:E
単体で現世に現れるスキル。しかしいつも何か強力なものから呼び出されている彼らは、何かに依存しなければならない。不完全なもの同士が依存し合っているため不安定な状況なはずである。
しかしそのランクに見合わない結合力があるため、中々壊れず、どの時空にも存在する”在り方を示しているため、時間旅行を用いたタイムパラドクス等の攻撃を無効にするばかりか、あらゆる即死系攻撃をキャンセルする。>>407
【固有スキル】
ネガ・フェアー:A+
不公平を嫉妬するが故の公平性の権能。ルーラー、フォーリナー、アルターエゴ、ビースト、のA++以下のスキルを無効化にする。そしてアヴェンジャー、プリテンダー、バーサーカー、のB以下のスキルをA+に引き上げる。
そして敵が回復、バフ、デバフを受けた場合、八割ぐらい模倣して自身を対象に本人の意識に関係なく受ける。
フューリー:B
悪、地、天の相手には裁きの力が強化される。そのかわり、人、善の相手には力が伝わりづらくなる。
「だって彼女はそういう存在として生まれ、過ごしたから。門番として過ごした私にはわからないことだわ。一つ忠告してあげる。忘れないで、彼女のこのスキルの真価は宝具にあるから」
母への渇望:A
生まれのない彼女達は必然的に母を求めるだろう。母と親密なら嫉妬を、母と粗悪なら怒りを自身の力とする。
復讐代行者:A+++
復讐者と似て非なるスキル。これはおのれに復讐心を託させ、それを力に変える。復讐心とはとてつもなく大きな力である。
それはクラスを作るほどに。
偽誓による犠牲:A
神は全てを見ることが出来る。嘘か真かを見抜くことが出来て、さらに重要な事を言わなかったことすら見抜く。偽誓を行ったものへ有利になり犠牲になったもの達を扱うことが出来るスキル。復讐代行者の派生スキル。
しかし怨念だけは彼女にまとわりつくのだが…>>408
わけっこ:EX
彼女達の怨念の一部を一時的に貸与するスキル。それはたとえ神であろうと、狂気に染まってしまうだろう。人間の感情は簡単に神に届くのだから。
バーサーカーは力が上がり、身体が傷つく。フォーリナーはステータスが全てワンランク上がり、身体は回復する。フォーリナー又はバーサーカー適正を持つ者は力が下がり防御が上がり、身体は傷つく。それ以外は身体は傷つき、防御は下がり、行動不能になる。
これは彼女の数少ない安らぎで少し彼女の身体を癒し呪いを除去する。
フリアエ:EX
彼女の身体は怨念の呪いに蝕まれる。これは復讐代行の代償である。
「彼女はいつも苦しそうだった。呪われる前からね。でも理由は単純、それは考えるのを止めてしまったから。わたしには考えられない行動ね。」>>409
【宝具】
『慈しみのない私達(エウメニデス・エリーニュエス)』
ランク:C++ 種別:対天地宝具 レンジ:999 最大捕捉:際限が無いに等しい数
範囲内の存在に必中の攻撃を与える。おのれの一部を相手の知らない内に入れておのれに攻撃を与えることでおのれの一部が反応して敵の体内で爆発する。だだし爆発の威力はそんなに高くない。
愛することの出来ない彼女達は自分すらも愛せないがため、不完全な宝具である。しかし真価を発揮するのはフューリーを発動後である。
『嫉妬は狂い咲き、慈しむ私。(スポーネス・フューリー・エウメニデス)』
ランク:EX 種別:対星宝具 レンジ:999 最大捕捉:際限が無いに等しい
悪を憎み、善を愛すこと自体をスキル化としたものを故意的に発動させることで、慈しみを思い出しビースト本来の宝具が発動されるのである。相手を内側から爆発までは同じなのだが天、地、悪、混沌特攻が付き、爆発の威力は上がり、爆発条件が視認又は認識になる。天地なら嫉妬の呪いを、悪なら怒りの炎を、混沌なら断罪の腐敗を与える。
この宝具は爆発点が内側であるため必中で防御が出来ない。防ぐ事が出来るのはおのれの体内まで防御出来るものや痛みを和らげることが出来るものだけである。
彼女は何事にも公平を求めたが彼女能力は不公平で贔屓である。故にこの爆破は公平性を求めるために物理が効かぬ相手や存在そのものが優れているもの、攻撃が効かぬものにもダメージを与える、もしくは存在自体に損害を与える。さらにしばらくの間、身体の修復、蘇生、の事象を消す。公平性を求めるが故の不公平は彼女の心理状態に由来している。
この宝具が忘れ去られ、強いのは単純に人類を怨むシャドウサーヴァント達が強く出過ぎてしまったからである。故にシャドウサーヴァントとエリーニュスの力が均衡になった場合この宝具を思い出し、エリーニュスは強化される。>>410
【Weapon】
(無銘・鞭)
青銅の鞭。伝承の中で語られている武器。しかし認知度が低かったためついぞ宝具にはならなかった。
【解説】
ギリシャ神話に登場する下級女神。ウーラノスの血が大地母神に当たったことで生まれた女神の内の一人。エリーニュスは復讐の女神達の総称であるため本名ではないし真名でもない。
彼女は本来ビースト候補なだけであってビーストではなかった。彼女はシャドウサーヴァントを憐れんだ為にシャドウサーヴァントの思いを自分が受け持った。結果彼女はシャドウサーヴァントの代表的な存在となる。ビースト候補のエリーニュスと人類と敵対していたシャドウサーヴァントが合わさってしまいビーストとなった。
問題なのがエリーニュスは人類愛を持ってはいたが暴走はしておらず。人類を見守り時には天罰程度にとどめるつもりがシャドウサーヴァント全員の怨念とシャドウサーヴァント達が人類を憎んでいたのもありシャドウサーヴァントがエリーニュスの人類愛を人類悪としてしまった。結果、怨念を一身に集めることで理が慚愧となった。
彼女の目的は魔術、魔法、神などの存在を消すこと。現在魔術などと深く関わっている人類と地球で一気に無くすとなると、地球崩壊、人類滅亡を免れない。また神とも戦うつもりなので飛び火でも人類滅亡の可能性がある。
霊基としてはエリーニュスが入っていて、シャドウサーヴァントを導く存在となっている。そしてシャドウサーヴァント達はその対価に霊基を構成し、強化する。
本来ビーストには幼体などの形態を有するはずがこのサーヴァントには存在しない。ただ代わりとなる状態はあり、顕現したては幼体のように弱く、フューリー確認後が蛹のようで、フューリーを強く意識して宝具を放ったあとは成体と言える。初期状態はエリーニュス自体が混乱しているような状態でとりあえず強者を倒すことしか考えていないためビーストクラスのあり方から外れており、弱い。つまりセイバーの霊基で槍を扱うなどという弱体化している。フューリーで一部の愛を取り戻し、宝具を使うことで人類愛を思い出し、ビースト本来の力を出せるようになる。>>411
【人物像】
人類愛は「魔術や神秘などの努力だけでは乗り越えられない才能を消して嫉妬の無い世界を作りたい」である。人間の成長を妨げるものを壊してしまえという考え方である。多少の才能であれば努力で乗り越えられるが、神や魔術、その他の神秘的な能力は努力では決して乗り越えられない。それを不公平と神ながら思い、自身を含み超常的な存在を滅ぼそうとしている。シャドウサーヴァント達は嫉妬で、エリーニュスは愛情で強者を倒すのだった。
本来シャドウサーヴァント達がビーストになることもないしエリーニュスも人類悪になる可能性は限りなく低かった。エリーニュスを人類悪として顕現させ、その体をシャドウサーヴァントは操るつもりだった。しかしエリーニュスがシャドウサーヴァントに影響されると同時にシャドウサーヴァントがエリーニュスに感化されることもあったのだ。それ故にシャドウサーヴァントは嫉妬心を持ちつつも人類を愛すという不可思議な状態で二つの存在は過ごしている。
幼体(偽)の状態では、あまり感情を出さず淡々と人間を襲うようである。また思考パターンも単純で作戦なども練れない。彼女は何も考えずに人を襲うのみ、その次にサーヴァントを、そして最後に…
蛹(偽)の状態では、エリーニュスの混乱が確認できる。感情も簡単なものが出てき始めるが、別の人格があるのもこの状態で初めて確認できる。さらに魔術師などをメインに襲うようになる。
成体(真)の状態で彼女は全てを慈しみ、嫉妬する。彼女と彼らは手を取り合い、天へと足を伸ばす。彼女らは目的を果たすために、弱き者たちのために、限界を見せないために。だからこそ、天へと届く塔(はし)を渡って…。特技:エリーニュス:褒めること、罰すること
シャドウサーヴァント:出来る事全て
好きなもの:エリーニュス:良き人間
シャドウサーヴァント:わからない
嫌いなもの:エリーニュス:悪い人間
シャドウサーヴァント:マスター
天敵:純粋な人(物理的に)、佐々木小次郎
願い:魔術や神秘などの努力だけでは乗り越えられない才能を消して嫉妬の無い世界を作りたい
【一人称】わたし、わたしたち、われら【二人称】あなた、人間、妨害者【三人称】彼女、彼女達、彼ら
【セリフ例】
「粛清を。」
「わた、しは…何者で、何で、…復讐を…!」
「人間の成長を妨げるのは私のような絶対があるからだ。天や、魔法という妨害者を、天井を壊そう。さぁわたしたちよ、人間が自由な世界にしましょう!」【元ネタ】アーサー王伝説(主に『デュルマール・ル・ガロワ』)
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】デュルマール
【性別】男性
【身長・体重】179cm・82kg
【属性】中立・中庸
【副属性】地
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力D 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。>>415
【保有スキル】
啓示:C
目標の達成に関する事象に適した展開を感じ取る能力。
世界と人々を表す輝ける樹、またイエスを示す五つの傷持つ子の幻視体験者。
そして再度の幻視時に受けた“声”の指示でローマ市と教皇を救った英傑。
白皙の美男子:C
ウェールズの白都市(ブランチェシテ)に生まれ育った、
この世に二人といないと信じていた美貌。まあ実際にはもう一人いた。
男女を問わず魅了の魔術的効果として働く。
抵抗の意思による軽減、対魔力による無効化が可能。
目覚めの接吻:B
巨漢騎士ノーガント襲撃の際、熟睡する彼を目覚めさせたフェニスの口付け。
行動不能タイプの状態異常を受けた時、回復判定を三度まで行う事ができる。>>416
【宝具】
『恋に恋して晴れ晴れと涙(デュルマール・インナモラート)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
デュルマールが切り札とする、
両手持ちの大金槌。戦斧だ、とも。
見知らぬ――本当に、見ても知ってもいなくとも――
誰かに対して恋に落ち易いデュルマール。その彼が
自分に相応しい相手である(と彼が思っている)
女性への恋に邁進している(と彼が信じている)時、
愛の重さに比例した質量の頭部が具現化する。
威力も相応に増大、だが彼自身がそれを重く感じる事はない。
私の愛が重苦しいだって?ハハハそんな馬鹿な。
『死がふたりを分断つまで(ブリュンヒルデ・ロマンシア)』に
多少類似した効果だが、あれ程の変化(最大威力)には至らない事、
柄は変化しないため射程(レンジ)は接近戦武器のそれを出ない事、
恋の対象を見出していない時はそもそも頭部が無いただの棒になる事、
それに“攻撃対象への”愛には依らない点で異なっている。あまり似てないなこれ。>>417
実際に大金槌/戦斧を構える姿が描かれているのは
物語『デュルマール・ル・ガロワ』ならぬ現存最古の“デュルマール”、
モデナ大聖堂アーキヴォルト(半円形装飾帯)彫刻の“ブルマルトゥス”。
アーサー王妃誘拐/救出事件の一幕を描いているとされるこの彫刻に
アルトゥス・デ・ブレタニア(ブリテンのアーサー)や
イスデルヌス(イデール卿)らと共に彼は彫り込まれている
……『デュルマール・ル・ガロワ』における彼とは正反対の立場、
ウィンロゲー妃を救出に来たアルトゥスらの前に立ちはだかる敵として。
【Weapon】
恋の対象を見出していない場合、宝具はただの棍棒として用いられる
【解説】
十三世紀半ばの仏語韻文作品『ウェールズ人デュルマール』の主人公、
ウェールズとデンマークの王ジョゼファンとアンドリーゼ妃の間に生まれた子。>>418
彼を見て「これほど美しい御仁には、今まで一度しかお目にかかった事が無いね」
と話していた農民がおり、大いに気になった彼はその「以前の一度」を聞き出す。
「アイルランドの女王様ですよ」「アイルランドのどの国の、だ?」「さあ?」
「名前は?」「存じませんなあ」実に頼りない話だが、彼は『女王』探求を志す。
彼は以前、家令の美しい妻を恋人にしていたが、身分不釣り合いな彼女に飽いて
捨てた事があり、自分に釣り合う身分と美貌の相手を求めていたのである。
アイルランドに到着した彼は、出会った美女に探し求める『女王』の情報を問い、
また自分がいかに『女王』を崇拝し愛を求めているのかを熱心に語って聞かせた。
彼は露程も知らなかったが、偶然にも、その女性こそ『女王』フェニスであった。
やがてその事実を知る頃には彼女とはぐれてしまっており、彼は探求を続ける。
アーサー王妃誘拐事件の解決、フェニスの治める都リメリック市攻囲の解放と
功績を重ねたデュルマールはついに『女王』との結婚を果たした。かつて見た
啓示の再来によりローマへ行って教皇を救い出す大功をもあげたデュルマールは、
帰還して以後父祖の地と妻のアイルランド領を賢明に治め幸福に過ごしたという。【元ネタ】■■(■■■・■■■)
【クラス】ランサー
【真名】■■■
【性別】男性
【ステータス】筋力:A 耐久:C 敏捷:B 魔力:D 幸運:A 宝具:B++
【クラス別スキル】
対魔力:C
【保有スキル】
■■の血統:B
■■■■■■■の誉れ:A
■■術:B
弱体化(■):C
騎乗:B
【宝具】
『滅■一打(■■■・■・■■■■)』
ランク:B++ 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1
ランサーが■■■■■の■を討伐する際に使用した■■の■■。■を■■で倒した逸話から■に対する特攻効果を有する。
【Weapon】
『無名:巨大な馬』
『無名:弓/白■■■の矢』>>421
正解
ここのスレ民には簡単だったかな
ところでスキルと宝具はこんな感じで良いですか?【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】ロロ
【性別】女
【身長・体重】230cm・84kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:C 魔力:D 幸運:B 宝具:EX
【クラス別スキル】
狂化:EX
バーサーカーのクラススキル。任意に狂気に染まることが可能。通常時のランクはE相当に留まる。>>423
【保有スキル】
巨人外殻(混血):D
巨人種の肉体を構成する強靭な外殻。
祖のどこかで混じった血が覚醒した、すなわち、先祖返りを起こしたのがバーサーカーである。通常のスキルと同様に、攻撃的エネルギーを吸収して魔力に変換するが、吸収限界は純血の巨人よりもかなり低い。
徒歩王:A
その巨躯が災いして乗騎を潰してしまい、常に徒歩であったことに由来する称号がスキル化したもの。
生前はヴァイキングらしく船にも乗っていたのであろうが、現在は船も含めて凡ゆる乗騎を潰してしまう、一種の特効概念と化している。
無法の略奪:B
ヴァイキングとしての法すらも無視しての略奪行為。魂食いすらも忌避しない。
【宝具】
『踏破するは散歩の如く (ワールド・ウォーカー)』
ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
徒歩王の称号と巨人種の血に基づく固有結界。あらゆる距離を一歩の距離とする時空干渉であり自己強化。事象としては、バーサーカー自身が巨大化する形で具現化する。>>424
【Weapon】
『ヴァイキングの武具』
生前の愛用品。特に神秘的な由来はないが、巨躯に合わせた特注品である。
【解説】
初代ノルマンディ公にして、イングランド王室の開祖となる子孫を有するヴァイキング。史実では男性として記録されているものの、その巨躯と戴冠にあって男性である方が都合が良かったための改竄にすぎない。
祖国ノルウェーでの略奪行為により、ハーラル美髪王の怒りで国外追放の処分を受けた生粋の無法者。追放後は、一族郎党とともに野良ヴァイキングとして活動し、それに困った西フランク王シャルル3世との契約でノルマンディ地方を手に入れる。シャルル3世の王女ジゼルと結婚してノルマンディ公に叙されるが、ノルマンディの守護者として活動する約束は破り、侵略者としての猛威を奮った。
その裏には、巨人種の血による衝動があったのではないかとも予想されるが、当人の気質もまた侵略者としてのモノであるのもまた事実である。ふと思うのですが、サーヴァントリクエストページのとこで名前のところで真名が?のとこがありまして…。名称でも仮称でもいいからせめてわかりやすく名前だけでも表記してほしいと思うのですが…。
もしくば、これはオリジナルだから考えてねってことでしょうか?>>426
私ですね。すいません。設定の方から考えていたのですが、当て嵌まりそうな偉人英雄神話を発見できなかったので、オリジナルでも英霊でも、お任せといった感じです。【元ネタ】史実、仏典、『ヴィマーナヴァットゥ:カンタカ・スッタ』
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】カンタカ
【性別】女性
【身長・体重】140cm・430kg
【外見】チョコレート色の肌に白銀色の髪をなびかせる少女。ウマ耳がある。シューズ(?)には神が宿り、物理的にまばゆい。
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷A+ 魔力B 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
気配遮断(馬):B++
姿を隠して行動するアサシンの基本スキル。
本来は単独行動を想定したスキルであるが、
このサーヴァントの気配遮断はマスターを連れて(乗せて)の隠密行動にこそ真価を発揮する。【固有スキル】
神性:C
覚者の出家に手を貸した功徳によって、死後三十三天に神族の男子として生まれ変わったという伝説を持つ。
覚王との絆:A
後に「目覚めたもの」と呼ばれる王子との出会いと別れ、そして後生での再会の記憶。
及び、それによる精神耐性。
四天王の加護:A
アサシンは四天王から加護を受け、空中を闊歩する。
四天王とは即ちドゥリタラーシュトラ(持国天)、ヴィルーダカ(増長天)、ヴィルーパークシャ(広目天)、ヴァイシュラヴァナ(多聞天、毘沙門天)。
仏教世界において天帝シャクラ(インドラ、帝釈)に仕え、それぞれが4方位の一つを守護するとされる神々である。
馬の王:A
最上の軍馬としての天性。
インド思想上の理想王である転輪聖王は7つの宝を持つとされ、その一つが理想の名馬である。
覚者か輪王か、と予言された王子の愛馬である彼女は、まさしく馬宝、アッサラタナ/アシュヴァラトナと呼ばれるそれに他ならない。
主の選ぶ道が違っていれば、カンタカは間違いなく無双の馬王(ヴァラーハカ)として歴史に名を残したであろう。>>429
【宝具】
『是、菩提樹に至る旅立ち(マハー・アビニシュクラマナ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:20~80 最大捕捉:200人
頭上に太陽のような法灯明を頂き、月下、足元に鬼神たちを踏みしめて駆ける疾走宝具。
灯りとはすなわち覚者であり、
鬼神とはすなわち四天王の眷属、ガンダルヴァ(乾闥婆)、クンバーンダ(鳩槃茶)、ナーガ(龍)、ヤクシャ(夜叉)である。
仏典によれば、シッダールタ王子がカピラ城を旅立つとき、神々が道筋を光で示し、四天王が白馬カンタカの蹄を宙に支えたという。
いまや神話にも等しい釈迦出城を再現する宝具。いかなる障碍(マーラ)であっても、これを停めることはかなわない。>>430
【解説】
ゴータマ・シッダールタ(釈迦)の愛馬。
釈迦の青年時代の相棒であり、白馬とされる。漢名は犍陟・乾陟・金泥駒など。
スッドーダナ王の寵愛により世間の辛苦から遠ざけられていた王子と同じく、カピラヴァストゥでは最高の待遇を受けていた。
『ヴィマーナヴァットゥ(天宮事経)』によればカンタカはシッダールタと同じ日に生まれた。
また若きシッダールタはカンタカの上で優れた武勇を示したという。
カンタカの伝記的ハイライトは四門出遊の後、釈迦出家のシーンである。
シッダールタ王子は俗世の放棄を決意し、神々は門衛たちを眠りにつかせる。
王子は御者チャンナに愛馬カンタカを連れてこさせ、ともに宮城をあとにする。カピラワットゥの地主神は釈迦族廃絶の未来を悲嘆する。
(※未来の王の出家に絶望するこの釈迦族の氏神は、後の仏伝においては出家を妨害するマーラにすげ替えられた。)
音が響かぬように、四天王(あるいはその眷属、ないし単に夜叉たち)がカンタカの蹄を宙に支える。釈梵が道を照らす。
天女(アプサラス)がカンタカに力を与える。
空中を駆け、カンタカは主を運び切る。
アノマー川を越え、隣国との国境近く。カンタカは主の足の爪をなめ、涙をうるませたが、悟りを求めるシッダールタは森に消える。
カンタカは悲痛のあまりその場で(あるいはチャンナに連れ帰られたカピラ城で衰弱して)事切れる。
複数の仏典がカンタカの三十三天(忉利天=神界)への転生について記している。>>431
カンタカの没した地にはストゥーパ(仏塔)が建てられたという。定かでないが、比定される小塚がティラウラコットにある。
また玄奘三蔵によれば釈迦の生地ルンビニーに建てられたアショーカ王柱の上には馬の像があったというが、
おそらくこれはカンタカを記念したものであろう。
銀髪、褐色、サリー装束のウマ娘。……なのだが、正確には「神族に転生した逸話」を基にヒトの姿に変身している「英霊馬」。
ガワ(霊殻)を変形させているだけなのでステータスや体重は据え置き。本人(馬)の主張によれば、生前から牝馬だったとかなんとか。【元ネタ】北欧神話
【CLASS】アルターエゴ
【真名】アングルボダ
【性別】女
【身長・体重】166cm・44kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:B+ 耐久:B+ 敏捷:B+ 魔力:A 幸運:D 宝具:A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
陣地作成:A
道具作成:A
神性:B>>433
【保有スキル】
巨怪蹂躙:B
怪力の上位互換と目されるスキル。
女巨人とされるアルターエゴの霊基は本来は巨躯であり、それに相応しい身体能力を備えている。
ニヴルヘイムの風:B
氷凍領域ニヴルヘイムの寒風。魔力放出の亜種スキル。
星の獣:EX
何らかの星の獣としての側面。対英雄、対文明に近い機能を有している。
【宝具】
『破壊の杖 (ヴァナルガンド)』
ランク:A++ 種別:対英雄宝具 レンジ:1〜 最大捕捉:13
アルターエゴの子、巨狼フェンリルの銘を有する杖。破壊の権能の具現。人類とそれに味方する神族に対する脅威的な攻撃性を有する。
『大地の杖 (ヨルムンガンド)』
ランク:A++ 種別:対文明宝具 レンジ:1〜 最大捕捉:1
アルターエゴの子、巨竜オルムの銘を有する杖。大地の権能の具現。人類が構築した文明に対する脅威的な攻撃性を有する。
『地獄の宴 (ニヴルヘル)』
ランク:A++ 種別:対星宝具 レンジ:1〜 最大捕捉:1
アルターエゴの子、地獄の女王ヘルの領域を銘とする全力行使。破壊の杖と大地の杖の機能を同時に使用することにより、星一つを終焉させる大権能。正に地獄の具現。>>434
【Weapon】
『破壊の杖』
宝具である杖。破壊を愉しむかのような狼の装飾がされている。
『大地の杖』
宝具である杖。全体に絡みつく蛇の装飾がされている。
【解説】
北欧神話における三大魔性の母である女巨人。悪神ロキと交わり、或いは心臓を差し出すことで神代の終末を託すに値する怪物を生んだ怪物。
このアルターエゴは、女巨人そのものではなく、彼女の三体の子どもたちを複合した存在である。末妹たるヘルを基礎として、分たれた権能を再び一つすることで、かつての似姿とした再現霊基にすぎない。
二本の杖を握り戦うその姿は、別の神話体系における月女神の魔女王と重なるところがある。果たして、それは偶然か必然か。【元ネタ】北欧神話
【CLASS】プリテンダー
【真名】ロキ
【性別】男
【身長・体重】153cm・53kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:B 耐久:EX 敏捷:C 魔力:A 幸運:D 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:EX
単独行動:EX
気配遮断:EX
悪神の神核:EX
神性などを複合する神霊であることを示すスキル。プリテンダーは、悪役を担う神である。>>436
【保有スキル】
擽る火:EX
プリテンダーは本来は火神の類いであったとされている。不安や不満などに抑圧された情熱のような燻る火を擽る火こそが彼の本性。
変化:EX
プリテンダーは性転換をはじめ変身術に長けている。それは他者を変えてしまうことさえもある。
狼の父:A++
巨狼フェンリルを生んだ父性を示すスキル。馬と交わった逸話も内包するのか、動物会話などのスキルが複合されている。
【宝具】
『戦火に灼く終末の剣 (ロプトル・レーギャルン)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:?
神造兵装レーヴァテイン。星を終焉させる炎の魔剣。北欧神話に曰く、プリテンダーが作製したとされる宝具。その本性は、プリテンダーの本来の権能を注ぎ込み封じ込めた神剣である。
『大地震える舌禍の蛇 (シギュン・ナリナルヴィ)』
ランク:EX 種別:対智宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
神々を愚弄した悪神は捕縛され、息子の腸に縛られて毒蛇の責め苦を受けるとされる。この蛇こそはプリテンダーを縛るモノ。プリテンダーの舌が化身したモノである。>>437
【Weapon】
『レーヴァテイン』
権能を封じ込めたという意味合いで権杖である魔剣。
『空飛ぶ靴』
名前の通りの靴。
【解説】
北欧神話におけるトリックスター、「閉ざす者」「終わらせる者」を名とする巨人にして神、大神オーディンの義兄弟。
彼の母はラウフェイと呼ばれ、か細く弱々しかったとされる。散逸した歴史に埋もれた神代の真実とは何だったのか?
召喚されたプリテンダーに曰く、元は軍神であったモノ、その一部が放った残火がカタチを成したモノ、敗北を知る戦神として現れたモノ。それこそがプリテンダーの起源である。
レーヴァテインとは、戦火の剣、武力の権能であり、蛇とは、軍略の知恵、将の権能であるのだと。
大神オーディンは、彼と出会い、神代の幕を閉じることを選んだ。人類に次代たる時代を齎らすことを選んだ。それに理解を示したロキは、自らの権能を恣意的に解釈して悪役を羽織ることとした。【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【真名】ナオ・ビトリア
【異名・別名・表記揺れ】ビクトリア号
【性別】女性
【身長・体重】(端末)143cm・43kg
【全長・重量】(本体)26m・85t
【肌色】小麦 【髪色】淡黄 【瞳色】橙黄
【外見・容姿】威風堂々とした小柄な淑女。漆黒のドレスの上からでも分かる豊満な肉体を持つ。
【地域】スペイン
【年代】16世紀
【属性】中立・善
【天地人属性】星
【その他属性】人型・超巨大
【ステータス】筋力:C 耐久:EX 敏捷:E 魔力:B 幸運:A 宝具:B++>>440
【クラス別スキル】
対魔力:D
ライダーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の耐性。
騎乗:-
ライダーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。『星の航海者』と引き換えに失われている。
単独航海:A+
本来はボイジャーのクラススキル。『単独行動』と同等のスキル。世界一周という前人未踏の難航を前に散っていた大船団で唯一成し遂げた船として、このスキルを最高ランクで有する。
【固有スキル】
星の航海者:B
限定的な『星の開拓者』。かの宇宙探査機のように星と星を繋ぐ航海は不可能だが、星を巡る航海ならば“不可能なまま”達成できる。
平穏な海を渡るもの:C
3ヶ月以上に渡る太平洋横断で暴風に遭わなかった逸話がスキルとして昇華された。風属性の攻撃を無効化し、『水辺』での移動時や戦闘中に限り、あらゆるアクシデントは発生しない。
更なる前進:EX
プルス・ウルトラ。スペインの国章に記される標語。大航海時代を駆け抜けた航海者や征服者への激励にも使用された言葉は、英霊・ビトリアのあり方に大きな影響を与えた。進行する度に自身の攻撃力が上昇し続けるユニークスキルであり、Aランク相当の『不屈の意志』としても機能する。>>441
【宝具】
『彼ら、世界を一周せし航海者(プリムス・キルクムデディスティ・ミー)』
ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:18人
偉大なる船長をはじめとした大船団の殆どを失いながらも、世界一周という偉業を成し遂げた航海者たち──人類史に刻まれた18名の帰還者を、自身を触媒に現界させる召喚系宝具。
彼ら全員が独立したサーヴァントであり、宝具は使用できないが全員がE−ランク相当の『単独行動』を有している。
主にマスケット銃やクロスボウによる援護射撃を行うが、物資調達や航海の補助も可能。
『我、世界を拡張せし観測船(ナーウィス・ヴィクトリア)』
ランク:B++ 種別:対艦/対海宝具 レンジ:0/1~500 最大捕捉:1隻/500人
史上初の世界一周を達成した帆船『ビクトリア号』にして、ナオ・ビトリアの本体。前人未踏の難航によって地球球体説を実証し、星の神秘を解き明かしたもの。自身の攻撃に神秘への特攻と防御無視を付与する常時発動型宝具。
しかし、この宝具の真価は『本体』を海上に現界させたときにこそ発揮される。
中世においても神秘色濃く残る、世界を覆う海の敷物(テクスチャー)を航海し、その多くを観測し、新たな航路を発見した。ビクトリア号の世界一周は物理法則が成立する敷物、すなわち人間の世界を大きく広げる契機となった。
真名解放時にビクトリア号を中心に物理法則が適用される敷物を海上に展開する。この敷物の上では古き神秘は否定され弱体化し、たとえ海神であろうとも権能を行使することはできない。
また、船中には黄金の魔力炉が存在し、自身は極めて膨大な魔力を行使できる。そのため『彼ら、世界を一周せし航海者』で召喚されたサーヴァントはビクトリア号に乗船する限り、半永久的に現界し続けることが可能。>>442
【Weapon】
『カリバリン砲』
何もない空間から出現し砲撃する。
『錨』
何もない空間から射出し相手を絡み取る。また錨を振り回し、相手に叩き込むことも可能。
【解説】
16世紀初頭に活躍したマゼラン船団を構成する5隻のうちの1隻にして、史上初の世界一周を達成した帆船。ナオ・ビトリアはビクトリア号のスペイン語での呼び方である。
香料諸島への新たな航路開拓を目的としたマゼラン船団は、総司令官フェルディナンド・マゼランが船長を務めるトリニダード号の他に、四隻のキャラック船(大量輸送に適した帆船)で構成されていた。
ビクトリア号はキャラック船のうちの一隻であったが、世界一周の途中で総司令官マゼランが戦死し、船団もトリニダード号とビクトリア号の2隻にまで減少した。また、トリニダード号が香辛料の過積載による浸水の被害を受けたことで修理のために別行動を取り、敵国のポルトガルに見つかり鹵獲された。
そのため、ビクトリア号のみが『史上初の世界一周を達成した船』として人類史に刻まれ、人間の世界を大きく広げた存在として英霊の座に登録された。
18名の帰還者のうち、ビクトリア号の船長を務めたフアン・セバスティアン・エルカーノは多額な報酬金に加え、時のスペイン国王から「我を一周せし最初の者」と記された勲章を授かった。その後、再び世界一周に挑戦するも道半ばで倒れた。
また、記録係と翻訳家を務めたアントニオ・ピガフェッタは世界一周での詳細な記録を本に残し、昔のよしみで聖ヨハネ騎士団に入団した。>>443
以上が表の歴史。しかし、この世界一周には隠された秘密が存在する。それは『聖杯』の存在。
太平洋横断中にトリニダード号は特異点へと迷い込んでしまったが、マゼランは見事に修復し聖杯を手に入れていた。
しかし、多くの船員から反感を買われていたマゼランはピガフェッタを含む少数の信頼できる船員のみに聖杯について明かし、密かに聖杯をトリニダード号に隠していた。
それから時が経ち、目的の香料諸島に到達した頃には、聖杯を知っている船員はピガフェッタ以外亡くなっており、トリニダード号の損傷も酷くなっていた。
悪化の一途をたどる状況下でピガフェッタはエルカーノと協議し、無事に帰還するために聖杯をビクトリア号の魔力炉心として利用し、ビクトリア号と一体化させることで船の強度も底上げした。その際に無機物であるビクトリア号に自我が芽生える奇跡が起きた。
その後は帰還できた二人のうち片方は自分で聖杯を獲得するために再び世界一周に挑み、もう片方は聖杯の情報提供を対価に聖ヨハネ騎士団に入団した。
自我が芽生えた帆船は役目を終えたことで解体され、英霊として昇華された。>>444
【人物像】
威厳が漂う勝ち気な自信家。
聖杯と一体化したことで自我が芽生え、過酷な難航にも屈せずに進み続けた経験と偉業達成による高い自尊心によって、ビトリアの人格が形成された。
基本的には何事にも動じず、常に余裕を持って、淑女のように振る舞う。また幼い見た目に反して、古風な話し方をする。
しかし、焦って余裕がなくなると、本来の勝ち気な性格が表出する。また、かつての船団と船員を軽んじる、もしくは自身の身長に関する発言をされると凄くキレる。
そもそもビトリアには聖杯が内蔵されているため、聖杯にかける願いなどない。サーヴァントとして召喚に応じる理由は、危険を顧みずに前へと進もうとする者を手助けするため。また、「プルス・ウルトラ」を信条に掲げているため、保守的な考えを持つ者とは相性が悪い。
イメージカラー:高級感のある黒
特技:前に進むこと
好きなもの:新しい発見、香辛料
嫌いなもの:停滞、飢餓、壊血病
天敵:星の海を渡るもの
願い:見たことのない世界の冒険
【一人称】わらわ 【二人称】おぬし、そなた 【三人称】あやつ、そやつ【元ネタ】ギリシア神話
【CLASS】ライダー
【真名】ケルベロス
【性別】曖昧
【身長・体重】333cm・111kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:A++ 耐久:B++ 敏捷:A+ 魔力:EX 幸運:C 宝具:A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
騎乗:EX
獣化:A
狂化の亜種スキル。猛獣の本性を宿している。
【保有スキル】
天性の魔:EX
生まれついての怪物であることを示す。
怪力:A
魔性、魔獣としての理外の膂力。
変化:EX
変身する。>>446
不眠不休:B
単独行動スキルの亜種または複合スキル。三頭をもって分業することで、ライダーは休みなく働くことができる。ただし、眠らないわけではない。
冥府の寵愛:A
冥府の神々に愛されることを示すスキル。
青銅の咆哮:EX
恐ろしき死の咆哮。彷徨しようとする死者に導を示すためでもある。
【宝具】
『冥府の門 (ハデス・ゲート)』
ランク:A++ 種別:結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
ライダーは、地獄の番犬である。番犬あるところ、それすなわち、守衛に立つ門扉の側である。よって冥界を顕現させる。
『垂涎なる甘美の毒 (ヘカテイア)』
ランク:B++ 種別:毒物 レンジ:- 最大捕捉:-
ライダーの唾液から生じたとされる毒物トリカブトが宝具化したモノ。甘く芳しい致命の猛毒であり、メディアの毒杯の材料であったとされる。そのときの毒杯は大理石の床に叩きつけられ、床はドロドロと溶けて煮えたぎった。また、女神ヘカテの象徴物としても挙げられる。
『汝、死を囚える猟犬 (ヘルハウンド・ライラプス)』
ランク:A++ 種別:対霊魂宝具 レンジ:1〜 最大捕捉:50
逃げ出す死者を逃すことなく食い殺したとされる逸話が宝具となったモノ。死者である英霊がこれを逃れる術はない。必ず追いつかれるだろう。
ライダーと云えば、「ケルベロスにパンを与える」という慣用句があるほどに賄賂に弱いが、本来は魂食いを好む怪物であり、死者の霊魂を見逃すことはない。賄賂が通じるのは、あくまでも生者であるからだ。飼い主であるハデスとの約束である。>>447
【Weapon】
『爪牙』
魔獣の爪牙。
【解説】
ギリシア神話より、地獄の番犬。現代では、三つ首の魔犬の姿に整理されているが、頭が五十であったり、獅子だったり、竜の尾や蛇の鬣を有するともされる怪物である。その名は、「底無し穴の霊」を意味する。
その生まれは、太祖竜テュフォンの子とされている。歴史に記されなかった経緯があったとするならば、女神ヘカテの眷属であった猟犬たちが、テュフォンに喰われ混ざり合い生まれたのが、この怪物であったのかもしれない。そして、冥府に属してからは死した獣たちの概念を吸収した結果、獅子の姿や蛇の鬣というどこかで見たことのある怪物の特徴を有しているのかもしれないのである。
心身ともに甘さに弱い、大きな子ども。一度、喪われたが故にヘカテをはじめとした冥府系女神が甘やかし、好きにさせている。そのため、実力の拮抗した戦闘が苦手で、引き篭もりのため太陽光にも吃驚する。【元ネタ】史実(米国・二十世紀)+与太話
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】トーマス・ヘンリー・モレイ
【性別】男性
【身長・体重】170cm・70kg
【属性】秩序・中庸
【副属性】地 ※主成分が与太話に寄っており、人属性を外れている
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運C 宝具EX
【クラス別スキル】
狂化:-
理性は保たれている …が、何かがおかしい。>>450
【宝具】
『秘匿すべき大変神秘的かつ画期的な輻射エネルギー装置(オルトリアクター)』
ランク:EX 種別:対理宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
無尽の魔力/エネルギーを供給する装置。
マクスウェルの悪魔とは異なり現代物理を以てしても否定できないが、
一方で安定性は今一つ。
最重要部品、装置の心臓部にあるのは
若い頃にスウェーデンで手に入れたと称する『スウェーデンの石』。
白銀色の柔らかい水晶のような石だという。これを組み込んだモレイ・バルブ、
後には輻射エネルギー装置 Radiant Energy Device と呼んだ装置は
それ以外の電源設備無くして100ワットの電球を百数十時間灯し、
大型モーターを回し、強力な放電も発生させたという。彼自身は
全方位から地球へ降り注ぐ宇宙線(『輝くエネルギーの海』)の
エネルギーを受信し電力に変換する機能を持つ物だと主張した。
……無論、地表へ届く宇宙線にそんなエネルギー量を供給する力は無い。
この『石』は落下時に剥がれ落ちた One Radiance Thing の欠片である。
装置は、また彼自身も、『石』の浸食を受け変質しているに過ぎない。>>451
【解説】
19世紀末、ユタ州生まれのアメリカ人発明家。
ニコラ・テスラの崇拝者であったとされる。1974年に死去。
大変胡散臭くも“事実であれば”とてつもないその成果により、
今もって数多の与太話(オカルト&陰謀論)に囲まれている。「この一撃にて、汝の強靭なる五体、即座に砕け散らしてみせよう……『滅竜一打(グルサ・イ・ガウサール)』!」
【元ネタ】王書(シャー・ナーメ)
【CLASS】ランサー
【真名】サーム
【異名・別名・表記揺れ】一撃のサーム、必殺のサーム
【性別】男性
【身長・体重】188cm・81kg
【肌色】褐色 【髪色】黒 【瞳色】緑
【外見・容姿】全身傷だらけの筋骨隆々とした老人。
【地域】イラン
【年代】神代
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・愛する者
【ステータス】筋力:A 耐久:C 敏捷:B 魔力:D 幸運:A 宝具:B++>>453
【クラス別スキル】
対魔力:B
【保有スキル】
英雄の血統:B
数々の勇者を輩出したナリーマン家の血筋。
生まれながらに完全な肉体といずれ英雄となる宿命を示す、天性の肉体が変化した特殊スキル。
パフラヴァーンの誉れ:A
武勲誉れ高い英雄に与えられる称号。
パフラヴァーンたるランサーは如何なる強敵が相手でも決して惑わず恐れない。
勇猛、心眼(真)、沈着冷静などの効果を内包した複合スキル。
棍棒術:B
俗にイメージされる「棍棒」に限定したものではなく、棒状の武器全般に対して適用可能な武術技能。
弱体化(毒):C
伝説において竜の毒に弱らされ、瀕死に追い込まれたため、毒への耐性が若干低くなっている。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。>>455
【解説】
白髪のザールの父、ペルシャ最大の英雄ロスタムの祖父。
フェリドゥーン、マヌーチェフル、ナウザルの三人の王に仕えた歴戦の戦士、最高の射手アーラシュと肩を並べるに足る最高のメイス使い。
息子や孫にも劣らぬ武勇を有し、マヌーチェフル王宛てに書いた手紙に記されるカシャフ川の竜の物語で知られる。
この物語でサームは火を噴き、毒で周囲を汚染する巨大な竜を討伐するべくカシャフ川へと向かう。
この時サームは、象ほどもある巨大な馬に乗り、盾と矛、弓と白ポプラの矢、そしてかつて主君フェリドゥーンがザッハークを討伐する際に使用したのと同じ牛頭の鎚矛を持っていた。
カシャフの竜と対峙したサームはまず白ポプラの矢を放った、矢は竜の口内に命中したが致命傷にはなり得ず、竜はなおもサームに迫ってくる。
そこでサームが、牛頭の鎚矛でもって竜の額を打つと、その一撃で竜は絶命し、猛毒の血液や脳漿そして胆汁が溢れ出した。
しかしサーム自身も竜の体から流れ出した毒に体を蝕まれ、回復までに長くかかった。>>456
サームは後にザールと呼ばれることになる子供を授かるがその子供は生まれながらに白髪だったためエルブルス山に捨てられている、その理由について、シャー・ナーメでは子供の特異な外見に恥じたためとされているが、実際にはこの子は自分を超える英雄になると確信したサームが強い男にするために敢えて山に捨てたと本稿では定める。
後にサームは青年となった息子と再会しザールと名付ける、そして「ザールのどんな願いも聞き届ける」と誓う、この誓いのおかげでザールはルーダーベ姫と結婚することが出来、ペルシャ最大の英雄ロスタムが生まれた。
数年後、ロスタムの成長を祝う宴にてザールやロスタムらと楽しく過ごした後、サームは間もなくその生涯を終えた。
竜殺しという偉業を成し遂げながら“不幸な結末を迎えなかった英雄”、それがサームという男なのだ。>>457
【人物・性格】
豪快で自由気ままな性格の老戦士。
それでいて年相応の落ち着きと理性を備えておりマヌーチェフル王の死後、戦士たちに王になるように頼まれるほどに周囲からの信頼も厚い。
ただ、サームは「命令される方が気が楽」とイラン王の座を固辞している。
根っからの戦士であり強さこそ戦士の財産という価値観の持ち主、ザールを山に捨てたのも幼いロスタムを巨象と戦わせたのも全ては強くなって欲しいからという純粋な善意からの行動。
しかし、その結果、世間からの評価は高いが身内の評価、特に息子や孫からの評価は著しく低くなっている。
戦士としては百点だが父親としては零点の男。
イメージカラー:ブロンズ
特技:棍棒術
好きなもの:家族、宴
嫌いなもの:家族からの冷たい視線
天敵:カシャフ川の竜
願い:無し
【一人称】わし 【二人称】お前、貴殿、嬢ちゃん 【三人称】あいつ、彼、彼女>>458
【因縁キャラ】
ロスタム:孫、ペルシャ最大の英雄だがメイスの技は自身が勝っていると豪語する。
ザール:息子、シームルグに育てられたため自身を父親として見ていない、悲しい。
アーラシュ:同じ王に仕えた勇者、どちらが強いか本気の勝負をしたいと思っている。
ジークフリート:自身と同じ竜殺しの英雄、竜の血を浴びて強くなったことについては納得いかない様子。
【コメント】
お題【リクエスト鯖】
設定上はめちゃくちゃ強いけどFGOだと☆2とかになるやつ。「お父様の仇を、打って…それで…。私の決断は、本当に正しいことだったのかしら。」
「うるさい…!うるさいうるさいうるさい!!お前が!貴女が!あんなことをしなければ、私はこんな思いをしなくて済んだのに!!」
【元ネタ】ギリシャ神話、『エレクトラ』
【CLASS】バーサーカー
【真名】エレクトラ
【異名・別名・表記揺れ】琥珀の目のエレクトラ
【性別】女性
【身長・体重】165cm・57kg
【肌色】白 【髪色】薄紫 【瞳色】琥珀
【外見・容姿】どこか狂気を感じる女性
【地域】欧州
【年代】神代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:E 魔力:C 幸運:EX 宝具:C>>461
【固有スキル】
アガメムノン・ストルゲー:A
大好きだった父への想いがスキルになったもの。
父性を感じると判定した味方へ様々な恩恵をもたらす。
それと同時にエレクトラは女性に対しての攻撃力を上昇させる効果を得る。
母なる怨嗟:A
トロイア戦争から帰還した父が母と情夫の手によって暗殺され、8年後に弟と共に母たちへ報復を行ったあの日。
母の命乞いは怨嗟へと置き換わった。
この怨嗟を糧に攻撃力を増加させることを可能としているが、その度に母の事を思い出すことになるためエレクトラはこのスキルを忌み嫌っている。
鋼鉄の決意:C
「勇猛」スキルと「冷静沈着」スキルの効果も兼ね備えたもの。
父が暗殺され、母への復讐を誓った日をきっかけにエレクトラはこのスキルを獲得した。>>464
【人物像】
神話や伝承などでは母への復讐はオレステスが実行し、エレクトラはオレステスを手招きするだけで自分の手を汚すことはなかった。
と語られているが、実はエレクトラもこの復讐に直接加担して弟の斧を借り父の仇を打ったという経歴を持っていたらしい。
彼女がオレステスの斧を使うことが出来るのは、恐らくそれがきっかけとなっていると思われる。
このため復讐の三女神に追いかけられるのはオレステスだけでなく、エレクトラもその対象に入ることとなった。
三女神の吹き込む狂気によって狂人になりかけたが、アポロンに助けを求めたことにより逃げ切ることができたとのこと。後に神々の裁判にてアポロンとアテナが弁護したことにより姉弟は無罪となった。しかし─────。
「母への怒りは本物であり、復讐したいという気持ちも本物だった。でも本当に自分の行いは正しかったのか?誰が正しくて誰が悪かったのか?」
「もし母と情夫への恨みを抱きつつも、復讐をせず余生を平穏に過ごせていたならば?」
「復讐に復讐を重ねていくこの家族の業が、エリスやアーテーによる仕業なのだとしたら…?この憎悪の感情でさえ女神たちの吹き込んだ狂気であり、自分のものですらないのだとしたら…?」
復讐の果てに、エレクトラは「結局自分のしたことは正しかったのか」という思いに囚われてしまった。
常に己の葛藤と母の怨嗟が彼女の精神を苛ませることになり、時折何かを振り払おうと自暴自棄になることがある。もしそうなってしまった時は、懸命にエレクトラの名を呼びかけよう。
余談だが、アガメムノンへの想いからエレクトラは無意識に父性を求めている。
マスターが一人の父親だった場合は信頼を寄せやすくなり、マスターの家族さえも守ろうと懸命に動くだろう。
たとえエレクトラ自身の手をどれだけ汚すことになってしまうとしても。
「だって、家族というのは本来そういう在り方でしょう?あなたたちは、私のようになってはいけないのよ。」>>466
【因縁キャラクター】
アガメムノン
大好きな父親。
たとえどんなに傲慢で非情などと評されても、エレクトラにとってはとても大切なヒトである。
クリュタイムネストラ
大嫌いな母親。
「たとえあの時の決断が間違っていたとしても、女神による狂気などだとしても、私が貴女を許さないことに変わりはないわ。この憎悪だけは、絶対に間違ってない…!否定などさせるものか!!」
イピゲネイア
心優しく、気高き姉。
「オレステスと会うことはできたのかしら。……こんな私を、お姉様は叱りつけてくれるかしら。」
オレステス
弟。エリニュエスに追われることになってしまった件については申し訳なく思っている。
「アポロン様とアテナ様には感謝しかないわ。」>>467
リクエストよりエレクトラを選ばせていただきました。
母への報復に実は自分も参加していたという点と、葛藤と怨嗟に苛まれる部分をどうやって落とし込むか。
考える時間がとても有意義で楽しかったです。
【wiki登録】可【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【他クラス適性】なし
【別名】魔神のキャスター
【真名】ヨーハン・ヴァイヤー
【表記揺れ】ヨハン・ヴァイヤー、ヨハネス・ヴィ―ル
【性別】男性
【地域】ネーデルラント(オランダ、ベルギー周辺)
【属性】秩序・中庸 【副属性】人
【その他特性】人型、ヒト科
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:E 魔力:A+ 幸運:B 宝具:A++
【クラススキル】
陣地作成:A++
キャスターのクラススキル
魔術師として自らに有利な陣地となる「工房」を作成するためのスキルだが、Aランク以上となると「工房」より上位の「神殿」構築を可能とする。
ソロモン七十二柱の魔神に由来する魔神を召喚することができるキャスターは、その召喚に際して必要となる召喚魔法陣の作成を始めとし、非常に高いランクで獲得している。
道具作成:B
キャスターのクラススキル
魔術を帯びた器具を作成するためのスキル>>469
【固有スキル】
高速詠唱:A
お馴染みのスキル
魔術の詠唱を高速化して早める能力を示すスキル
まだ思春期が始まったばかりの若さで魔術師コルネリウス・アグリッパの下に弟子入りし衣食住を共にしながら魔術を修得して研鑽を重ねてきたため、魔術の詠唱は一流の魔術師のレベルである。
医術:B
お馴染みのスキル
キャスターの生前当時の中でもかなり優れた近代的医療技術を示すスキル
医術スキルは現代を基準に比較されるものではなく、サーヴァントの生きた時代の基準で判断されている。
キャスターの本業は医師であり、アグリッパの死去する直前から長い年月医学の勉強に励み、最終的にヴィルヘルム富裕公お抱えの医師として務め上げた。
召喚術:A-
ソロモンと同様のスキル
過去、あるいは未来から霊体を喚起する魔術。
キャスターの場合六十九柱の魔神の存在を語り上げるも、使い魔としては成立させたわけではないため、魔術王のそれには遠く及ばない。>>470
反魔女裁判:A
アビゲイルのスキル「魔女裁判 」を打ち消し否定するような在り方を示すスキル
他者の純粋さや悪意無き無垢な脅威に惑わされず、周囲に渦巻く猜疑の淀みを打ち晴らし、客観的思考と冷静な判断を促す。
当時魔女裁判で無実な人々が魔術師用の嫌疑にかけられては濡れ衣を着せられ、その多くが犠牲ともなるようなことが広く横行したキャスターの生前の時代において、彼は魔女裁判に切り込んだ第一人者であった。
魔女といわれる病:EX
魔女の魔女性を治療可能な精神の病気として判定するスキル
キャスターと対峙した者は自身の魔力や魔術の行使を異常状態として、治癒や状態異常の解除が行われると同時に魔力や魔術の知識や技量、対魔力の幾分かが消失し、本来よりも欠乏した状態に陥り、それに伴い魔術の成功率が低下し失敗しやすくなってしまう。
また、魔術を行使したり魔力を霊基の現界維持の必要量以上供給される度に、精神を軋ませる。
主にキャスタータイプのサーヴァント相手に有効打になりやすいが、特にキャスター且つ女性であれば絶大な効果を発揮する。
キャスターは生前当時に横行した魔女裁判で裁かれる魔女と称された人々は、精神的な病気を患っているに過ぎず、決して魔術を扱った者たちではない、故に本物の魔女とは呼べないとして異を唱えた。>>471
【宝具】悪霊悪魔偽君主国読本(プセウドモナルキア・ダエモヌム)
ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:なし 最大捕捉:5柱
別名「グリモワール・アルト・ゲヘナ」。
キャスターが書き上げたソロモン七十二柱の内、六十九柱について紹介・解説や召喚法、悪魔への対処法などについても言及した解説書あるいは魔導書『悪魔の偽王国』を元とした宝具。
所謂ソロモン七十二柱、即ち魔神柱を扱うための魔導書であるが、本家大元のソロモン王の魔導書『ゴエティア(あるいはゲーティア)』に代表される『レメゲトン』より内容は簡素であり、曰く略式人理補正式。
魔神の召喚が本質であるが、召喚される魔神の姿は伝承通りではなく、ビーストⅠ顕現の影響により醜悪な触手の様な見た目であり、重要なのは本家大元であるソロモンやゲーティアが召喚した魔神柱とは質も量も遥かに劣る。
まず、魔神柱には本来「常に七十二柱存在する」という群体としての概念を特性に持っていたが、そもそも『悪魔の偽王国』に記された魔神は六十九であり、その上、キャスターでは群体としての概念特性を発揮できず、最大五柱まで。そして、魔神柱を召喚による完全な単独で顕現させられないため、キャスター自身の霊基に部分的に憑依という形で召喚させる。キャスターの四肢にそれぞれ四柱、五柱目はキャスターの胴を通して額から角のように顕現する。額以外にもキャスターの胴や頭部の各所にも魔神柱憑依召喚の影響は及び、魔神柱の外殻を得て、眼は魔神柱の魔眼と同期させることができるが片眼だけ。
また、質に関してもソロモンやゲーティアが従えた魔神柱本来の力は無く、思考も持たない。最大五柱全て揃って漸く本来の魔神柱一柱分に匹敵するレベル。
召喚させる五柱は『悪魔の偽王国』に記される六十八柱の中からキャスターの意志で自由に選抜可能。因みに本宝具内で六十九柱の中から唯一除外された残り一柱は後述の宝具の方で召喚可能。>>472
【宝具】争乱の時来たれり、其は全てを廃棄する孔(アルス・プルフラス)
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:500人
別名【焼却式プルフラス】。
キャスターが著した『悪魔の偽王国』で紹介されるソロモン七十二柱の中で本家である『ゴエティア』には存在しない、『悪魔の偽王国』でのみ唯一名前が確認されてる魔神「プルフラス」を召喚する宝具。
外見は他の魔神柱のような醜悪で悍ましい触手のようなものではなく、伝承で伝わるものにより近い姿・形態。
概ね伝承通りの要素が表われており、梟(ふくろう)と獅子を混成したような頭部を持ち、下半身は熊の胴と四足そのもの。正に人馬一体ならぬ人熊一体の男の見た目であり、さらに体のそこかしこが燃えており、ラッパを手に携える。そこに加え魔神柱の特徴である外殻と邪視の魔眼なども随所に備わっている。(イメージとしてはゲーティアや亜種特異点新宿におけるバアルのような感じ)。
魔神の名に恥じぬ非常に強大な力を持ち、魔神柱の攻撃方法と同様のこともある程度行える。その上、伝承より出でた独自の能力まで持ち合わせており、人類が現実・空想問わず扱ってきた、宝具級ではない武具であれば、何でも幾らでも生み出し、武装し、使いこなせる。
※…『ゴエティア』では登場しているが実際の『悪魔の偽王国』では紹介・解説されていない四柱の魔神(悪魔)は、アンドロマリウス、ダンタリオン、セーレ、ウァサゴである。
ヴァサゴ以外の三柱は廃棄孔アンドロマリウスに複合された魔神柱であったのに対し、ヴァサゴのみ「冠位時間神殿ソロモン」で6番目にⅥの座で現れた、覗覚星アモンとして複合されていた内の一柱だった。
しかし、本作の『悪魔の偽王国』におけるヴァサゴのポジションは廃棄孔アンドロマリウスに複合されていたムルムル、グレモリー、オセ、アミー、ベリアル、デカラビアの何れかに置き換えている。
【Weapon】魔導書、アグリッパ直伝火焔魔術、魔神柱の触手>>473
【因縁の(ありそうな)人物】
(ソロモン)…キャスターが生前から本物と認めていた魔術の祖。魔術においてキャスターは彼の影響を受け、逆に後に翻訳・写本され現存する『レメゲトン』の第1部『ゴエティア』に多大な影響を与えることとなった。
(コルネリウス・アルバ)…若き日のキャスターにとって魔術の師であるアグリッパの子孫。純粋な魔術の技量だけで言えばヴァイヤーと実力はいい勝負である。
アビゲイル…セイレム魔女裁判においてきっかけとなった少女。魔女裁判というものに対し異を唱えた反対派であるキャスターからすれば、彼女がいくら幼い純粋な少女であっても、史実においては彼女の告発により多くの逮捕者及び犠牲者を出しているため、純粋さ故に孕む狂気が引き起こした悲劇であると理解して常に警戒心を忘れずにいる。
パラケルスス…ほぼ同年代に生きた悪魔使いとしての逸話を持つ医師兼魔術師。因みにパラケルススの方が先輩になる。もしかするとお互いに生前どこかで面識があった可能性がある・・・。
アスクレピオス&ナイチンゲール&パラケルスス&サンソン
…カルデア医療班こと医療系サーヴァント繋がり。一人の医師としては医神であるアスクレピオスと肩を並べて医療行為に勤しめるというだけで光栄の極みである。ナイチンゲール的にはヴァイヤーの使う魔神柱の力はどうやら悪性腫瘍相当の扱いである。
キアラ…魔神柱としての要素をその霊基に取り込んでいる繋がり。もっともその経緯はあまりにもかけ離れているが、彼女の場合は取り込んだ魔神柱を体内で飼育することでその力を完全自在に操る真性悪魔にして魔性菩薩である。因みに彼女に逆に乗っ取り返された魔神柱ゼパルの名はキャスターの『悪魔の偽王国』の中にも当然確認され、それはつまりキャスターの【宝具】「悪霊悪魔偽君主国読本」によって憑依召喚される魔神柱にはゼパルも含まれることを示す。そのためキアラの前で宝具によりゼパルを憑依召喚した場合何が起こるのかは未知数である・・・。
ジル(&プレラーティ)…魔導書の宝具繋がり。さらに召喚系であるのも共通している。召喚するものにおいても悍ましく醜悪な触手っぽい怪物であるというのも共通。
アストルフォ…魔導書の宝具繋がり。>>474
(ゾォルケン)…彼は生前パラケルススとも知己であったため、キャスターの生前も現役バリバリの魔術師として活躍していたであろうことから、キャスターとも面識があったかもしれない・・・。
【解説】
16世紀・ルネサンス期のドイツの医師にして、若干14歳で魔女に手を差し延べた魔術師コルネリウス・アグリッパの弟子として、彼の下で魔術の修行を積んだ魔術師ヨーハン・ヴァイヤー。
14歳にして魔術師ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパにその類稀なる高い魔術の素養を見出され弟子入りし、彼の下に住み込みで働きながら、3年後に彼がこの世を去るまでの間魔術師としての腕を磨いたが、彼の死の1年前には魔術師を営む傍らフランスの地で医学の道にも踏み込んだ。
その後無事医師として働いていたが、その裏では魔術師として魔術を研鑽し続け、時には世間で魔術関連の問題について優秀な魔術師としての意見を求められたり、相談を持ち掛けられたりもした。また、魔術師としての主張や見解を添えた魔術書を著すこともあった。
中でも特に当時魔女狩り及び魔女裁判が大規模に横行していた魔術―宗教社会間の暗黒時代に一石を投じ、批判する私見を述べたことは一つの大きな功績であった。
ヴァイヤーは、魔女狩りに関する『悪霊の幻惑、および呪法と蟲毒について』『魔女論』、『悪魔の偽王国(『悪霊について』)など多くの本を著したが、それらの書籍の中で彼は、それまでの時代において初めて、当時「魔女」と称された人々の多くが「精神的に病んでいる」者であると論じた。また、当時本当に魔術を行使していた「魔術師」たちについて、教会が脅威とする悪魔は実はそれほど恐れるには足りず、しかし真に恐るべきは悪霊であるとして、魔術師たちの見せる魔術とはつまり、その悪霊たちの力により生じた幻影であると論じた。>>475
ヴァイヤーは生前既に英霊や神霊についての枠組みの理解に至っており、人々の夢想する悪魔などではなく、人理、境界記録帯に刻まれた全ての人類及び神霊に仇成す敵性存在を悪霊と認め、彼らが強大な力を有していることを唱えた。だが、当時の「魔術師」たちが扱う召喚魔術は、まさに英霊召喚により不完全な状態での英霊、即ち幻霊を召喚してしまい、彼らが英霊足り得れば本来持ち得るはずであった究極の神秘「宝具」を碌に発動できない状態でしかないのと同様で、所詮紛い物の外法と批評した。そのため世の中に蔓延る未熟な降霊術や召喚儀式を見るに堪えないものとして嫌った。ヴァイヤーはその上で、正しくより効率的な魔術詠唱や多くの魔術師が召喚に挑む悪霊たちの特性や能力、契約後の主従関係においての注意点などを記したものを、自著『悪霊の幻惑について』の中に付属させている。
ヴァイヤーが当時の魔術師たちに対して批判的なイメージを持っていたことを当人達が周知していたのかは分からないが、ヴァイヤーの『悪魔の偽王国』を始めとする数々の著書は多くのベテランの降霊・召喚魔術師達の間でも魔導書として読まれていたという。
【Wiki登録】可です。【元ネタ】ギリシア神話
【CLASS】ランサー
【真名】オルトロス
【性別】曖昧
【身長・体重】222cm・88kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:B++ 耐久:B 敏捷:A++ 魔力:C 幸運:D 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
獣化:A
【保有スキル】
天性の魔:A++
怪力:B
変化:C
不眠不休:C
双頭で交互に眠ることで、兄弟と同じように休まず働くことができる。
可能性の獣:B
可能性の光の亜種。星の開拓者に似て非なるスキルにして、無辜の怪物によく似たスキルの獣バージョン。
実際に自分が手掛けた偉業も、実際には関わりのない伝説も、 すべてを一身に受け止めた偶像が反英霊オルトロスであり、現界した彼は「期待」と「可能性」の具現として振る舞う。
可能性の光、夕陽の如く。彼と出会った敵対者は、いずれ紅い血に塗れた英雄譚の主役となることだろう。>>478
【解説】
ギリシア神話より、太祖竜テュフォンの子オルトロス。母エキドナの兄弟である牛飼いゲリュオンの元で、番犬をしていた神獣である。兄弟のなかで唯一、母と交わった逸話を有する。
神話によれば、オルトロスは牛を奪いにきたヘラクレスによってあっさりと殺.されてしまう。記述のある事項はそれだけである。
しかし、これこそが怪物は英雄に討たれる運命となった瞬間であった。
オルトロスの棲んでいたエリュテイア島とは、黄昏すなわち未来の島であるからだ。世界は神代、未だ理の定着を巡って神々が権能をぶつけ合っていた。時の流れは不可逆ではなく、過去と未来が現在に混在していることもままあった。
第七特異点において召喚されたキャスター、花の魔術師は「まだ生まれていないのだから死.んでいる」という屁理屈で賢王の召喚に応じている。エリュテイア島とは、その理屈でいえばまだ生まれていない死者の世界であり、ゲリュオンが冥界の存在とされることやハデスの牛飼いが彼らの逸話に登場する由縁である。
本来、オルトロスは最初に生まれた長子だが、未来に棲んだため未子でもあるという理屈で、資料によって記述が異なるらしい。
母エキドナと交わったとされるのは、オルトロスによって怪物の未来が決まったために、逆説的にオルトロスもまた怪物の父の属性を得たことが原因と考えられる。【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【他クラス適性】アヴェンジャー、キャスター
【別名】非業のライダー
【真名】ヨハネス・ユニウス(&フィクセン)
【性別】男性(&女性)
【地域】ドイツ
【属性】混沌・悪(&混沌・悪)
【副属性】人(&地)
【その他特性】人型、ヒト科、悪魔
【ステータス】筋力:C+(&E) 耐久:EX(&D) 敏捷:C-(&D+) 魔力:A(&A++) 幸運:E(&C) 宝具:C
【クラススキル】
騎乗:B
ライダーのクラススキル
乗り物を乗りこなす能力を示すスキル。
対魔力:A
ライダーのクラススキル
魔術に対する抵抗力を示すスキル。>>480
復讐者:A
本来であればアヴェンジャーのクラススキル
復讐者として人の恨みと怨念を一身に集める在り方を示すスキル
周囲からの敵意を向けられやすくなってしまう一方で、自身に向けられた負の感情を瞬時にアヴェンジャーとしての力へと変換する。
忘却補正:C-
本来であればアヴェンジャーのクラススキル
人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れないことを示すスキル
自己回復(魔力):A+
本来であればアヴェンジャーのクラススキル
復讐が果たされるまで延々と湧き続ける魔力を示すスキル
狂化(偽):EX
バーサーカーのクラススキルである「狂化」の派生スキル
ライダーは真の意味で狂気に支配されることはなく、というより出来ず、決して最後まで正気を失うことはない。しかしライダーは正気を望まず狂気を望み、狂人を演じ狂ったように振舞い続ける、一種の自己暗示に等しい。>>481
混血:E+
マーリンと同様のクラススキル
人間以外の血が混ざっていることを示すスキル
ライダーの場合、元々はただの人間でありながら夢魔との血の契約によって夢魔との混血に至っている。夢魔としての特性をある程度備えているが、宝具によりそれらは完全開放され、力も飛躍的に上昇する。
【固有スキル】
被虐体質:E-
パッションリップと同様のスキル
集団戦闘において、敵の標的になる確率が増すスキルで、強固な守りを持つサーヴァントがこのスキルを持つことにより優れた護衛役として機能するが、ライダーは護衛役などごめん被りたがっている。
ライダーの場合、生前の逸話から、つまり元来の性格からものスキルを持ち合わせているが、サーヴァント化にするにあたりアヴェンジャークラスとしての特性を備えてしまったため、その復讐心による敵へ向ける憎悪と打ち消しあう形となり、最低ランクに留まっている。
不屈の意志:E+++
不屈系の耐久スキル
あらゆる苦痛、絶望、状況にも絶対に屈しないという強固な意志を示すスキルであり、肉体的、精神的ダメージへの耐性を得るものの、幻影のような他者を誘導することを目的とした攻撃には発揮されない。>>482
吸精:A
「吸血」スキルの亜種スキル
吸精行為により体力を回復するスキルで、吸精は精力の吸収であるが、精力そのものが既に生命力とほぼ直結しているため、「吸血」と異なり、ライダーは血液を介さずとも直接生命力の吸収が可能である。また、吸精は身体的接触だけでも少量ながら可能であり、体液接触であれば更に多量の吸収が可能なため、「吸血」と同じように血液を介しての吸収も行える。必ずしも性的行為による粘膜接触を介して吸精する必要性は無く、ライダーも手段として講じる気など毛頭無いが、当然そちらの方が効率面においては最大である。
使徒転成(魔):EX
ロムルス=クィリヌスのスキル「神格転成」の亜種スキル
ライダーの悪魔の肉体は後天的なものであるにも関わらず、「天性の肉体」スキルより上質の恩恵を得ている。
蠅王の加護:D-(実際はC相当)
蠅の魔王ベルゼブブの眷属である証のスキル
ベルセブブの眷属である夢魔との血の契約により、自身もまたベルゼブブの眷属の一員となってしまったライダーだが、彼の憎悪とは裏腹に皮肉にもその肉体には加護が備わっている。
但し、これによりライダーは立場上主人に属するベルゼブブや、自身よりも上位の階級に位置する同眷属に対し逆らえない制約が課されている。
上記の理由からライダーはこのスキルを拒絶しようと反発するため、本来の力は発揮されず、ランクが低下している。>>483
【宝具】狂気に揺らげど折れぬ手筆(エアハーベン・ゼーレ)
ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
生きながらにして地獄を思わせる程の耐え難い凄絶な苦痛をその身に受けて、なお完全に狂気へ染まることなく、最後に保った理性、何者にも侵されぬ高潔さを示すライダーの精神性が、象徴となり昇華された宝具。
獄中にて処刑の間際にライダーが牢獄の外に遺された自身の娘へ送った手紙が元となっている。
自身や味方に及ぶ精神干渉系の攻撃を一切無効化し、一時的に精神のみならず肉体にまで及ぶ、何ものにも屈することのない頑丈な耐久力を与える。
【宝具】魔宴へ駆け抜ける魔界の黒獣(ミッターナハト・バールガイスト)
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:50人
サバトへ向かうため、その背に魔女や悪魔を乗せ疾走する地獄の黒獣魔犬。
ライダーが悪魔の洗礼を受けた後にサバトへ向かおうとした際、寝室に現れライダーが騎乗した黒い犬である。
しかしてライダーの騎乗するその黒獣の正体は「バーゲスト」と由来を同じくしている。
かつてシェイクスピアにより著作『マクベス』の中で言及された、女神ヘカテーを大元とする魔女達が信仰したヘカテーの猟犬たる魔犬バーゲスト。
そして、古来よりイングランドに伝わる「ブラックドッグ」の伝説に組み込まれる以前、イングランドへと渡る前から存在したとされるが、現在ではその影も消えつつあるドイツ地方に元来伝わっていた伝承の妖熊バーゲスト。
それらの要素が汎人類史において濃く反映し出力されたのがこの「黒獣バーゲスト」である。
ライダーの場合最大2匹まで召喚可能で、妖精騎士ガウェインが従えるブラックドッグと同様に使用するが、彼女のよりも大型化しており、曲亭馬琴の「八房」に近い。>>484
【宝具】在るはずのない我が罪の証明(ゲファレナー・クリクス)
ランク:A- 種別:対人(自身)宝具 レンジ:― 最大捕捉:1人
その身を完全なる悪魔の姿へと変貌させる宝具。
悪魔と言っても上位の悪魔程の強力なものではなく、男性夢魔即ちインキュバスとして転身し、力を宿す。
悪魔らしい禍々しい角や尻尾、翼が生え、世の女性の誰もが思わず見惚れるほどの絶世の美貌、全ての女性を虜にする溢れ出さんばかりのフェロモンを纏わせる。人外の魔人ではあるが、身体的には筋力はそれほど強化されない代わりに敏捷と魔力は大幅に強化される。
そして、魔力や生命力を吸収する「吸精」スキルは大幅に強化され、加えて見た者を魅了する強力な「魔眼」スキル、同じく聞いた者を魅了する「魅惑の美声」スキルを宿す。また、夢を主とした精神世界への干渉能力も併せ持つ。
しかし、人間を激しく憎悪するライダーはこれらの力を本来の用途で使用する気は全く無く、飽くまで敵の動きを封じたり制限をかけることを目的として使う。
「クリクス」とは、サキュバスから受ける凌辱・拷問に耐えかねたライダーが、サキュバスに屈服し、その証としてサキュバスと交わることによって悪魔となり果てたことで、サキュバスから与えられた悪魔としての洗礼名である。
【Weapon】魔弾、黒獣魔犬、悪魔の肉体(爪、翼、尻尾など)、怨讐の業火
『灰色の魔紛』
生前サキュバスから虐げられていた最中に、彼女たちの命令で自身の愛する子ども達を手にかけるさせるために手渡された魔界の物質から精製されたと思しき謎の粉末。
燃えた魔獣の死骸から精製されたもので、人にとっては触れただけでも地獄の苦痛を味わう劇毒である。人がこの粉に掛かるととその瞬間、掛かった箇所から魔界の蒼い炎が発生し、焼き尽くす間も無くその身をボロボロに崩壊、掛けた魔紛同様の灰塵にしてしまう代物。
【因縁(のありそうな)キャラ】
アンリマユ&殺生院キアラ(ビースト/CCC)…仮想悪魔ではなく、真性悪魔として扱われるサーヴァント達。元々はただの人間であったことも共通している。アンリマユとは望んで悪魔として成ったわけではない点においても共通しているが、キアラとは彼女が望んで悪魔の道へと足を踏み入れたという点で決定的に異なる。>>485
(マックスウェル(の悪魔))…どちらかと言えば仮想に近いが、正真正銘の悪魔であるサーヴァント。同じ悪魔であっても、人の望みにより生まれたが故に、結局は人に寄り添うことを良しとする彼とは気は合わないだろう。
モレー…サキュバスのイメージが反映された外見的特徴を持つサーヴァントで、且つ最期は火刑に処されたことも共通する人物。彼女もまた、元はと言えば謂われなき濡れ衣の罪により異端審問にかけられた結果、悪魔崇拝に傾倒した邪教徒として処刑されているため、生前の悲劇については最も近い存在と言える。
メフィスト&(ジャック・ザ・リッパー(バーサーカー))
…仮想的な悪魔の姿を反映する/したサーヴァント達。正体という意味では三者三様でありあまりに違い過ぎている。狂うことを望んでも狂えず、結果正気によって狂ったように振舞っているヨハネスと、召喚者から狂うことを望まれるはずのクラスで、なぜかいたってまともな理性を獲得してしまっているジャック・ザ・リッパーは、ある種対照的と言えるかもしれない。
ヴラド三世&ナポレオン&ドレイク…かつて「悪魔」の異名で恐れられた人物たち。彼らは「悪魔」と呼ばれた影を持ちつつも、それに匹敵するほどの光の部分も持ち合わせており真に「英雄」であるが、ヨハネスは自身には光の部分は無く、影しか持たないと思い込んでおり、「英雄」であることを否定している。何かを成し遂げたかという視点で見ても、ヨハネスは自身を所詮ただの一般人の器としか捉えておらず、彼らに対しては所謂「別世界の住人」といったような距離感を感じている。
LA&バーヴァン・シー&メドゥーサ…夢魔・サキュバスに纏わる伝承と縁深い人物達。ヨハネスとしてはサキュバスには悪い思い出しかないため、フィクセンは例外であるがそれ以外のサキュバスについては極力関わりあいたくない。メドゥーサに関しては、後世の伝説により勝手にサキュバスとして扱われた点でヨハネスと共通しているが、彼女はサキュバスとしての側面も怪物としてそれなりに受け入れてしまっているため相互理解には至らない。>>486
エドモン&アビゲイル&オベロン(&マーリン)
…マスターの夢に住み着いて、精神的な干渉から護るセキュリティ役を担っていたり、いざという重要な場面で精神世界を媒介にしてマスターを手助けに入るサーヴァント達。ヨハネスは人間憎しのため普段は積極的に協力しようという気は全く無いが、いざという時には彼らの代わりを務めることができる候補。
パラケルスス…ベルゼブブに関係する逸話を持つ人物その1。あろうことかベルゼブブを罠に嵌めてアゾット剣の中に封じるのみならず、後には使役したという逸話が残っており、何かの機会に切り札として利用できないかと期待を寄せている。
ジル・ド・レェ(キャスター)…ベルゼブブに関係する逸話を持つ人物その2。突然目の前に現れたのかそれとも自分で喚び出したのか詳細は不明だが、生前ベルゼブブの姿を見たという逸話が残っている。
ジャンヌ&ジャンヌ・オルタ…最期は火刑に処された人物繋がり。二人は同一人物ではないため、ジャンヌとは正真正銘同じ最期を経験した者同士ではあるが、殉教を覚悟した者と事情はどうあれ悪魔へと堕ちる道を選んだ者という違いのために、お互いがお互いに対し複雑な心境となる。一方で、ジャンヌ・オルタは本人としては火刑を経験してこそいないが、その記憶を刻まれ復讐を誓い、己が身を焦がす復讐の炎を燃やす復讐者であるためこちらとは素直に気が合いやすい。
カレン…悪魔の霊障をその身で引き受ける被霊媒体質の聖女。その体質が故に、ライダーがうっかり彼女の夢や精神世界に足を踏み入れそうになることがあり、迷惑がっている。
聖人・聖職者系サーヴァント…悪魔とは相容れない存在。彼らもヨハネスの境遇を想うと、ヨハネスもまた被害者であったと憐み慈しむ心もある。しかし、同時に自身が悪魔であることに抗おうとはせず諦めて受け入れてしまっている(寧ろ逆に悪魔であることを利用しようとしている)ことについては危険視しており、積極的な関わり合いは控えている。>>487
アビゲイル&(ホプキンス)…魔女裁判と切っても切れない縁を持つサーヴァント及び人物達。ライダーにとっては全ての悲劇の発端ともいえる存在と同等の存在であり、最大級の憎悪を向けるべき相手。であるはずなのだが、アビゲイルに関しては普段の無邪気な少女の姿は、自身の娘ヴェロニカを想起させ部分的に重ねてしまいそうになり、清濁の感情が入り乱れるが狂うこともできないため思考停止してしまう。
(カマソッソ)…異聞帯にて元々人間の身であったが、人類が踏破すべき敵「人類悪」となった存在である。また、異星からの強大な侵略者を打ち倒す(封じる)ために自国の民全てを犠牲にしなければならなかったという事実に永遠に押し潰されそうにならないため、背負った苦しみを忘却するため、自ら狂い果てようとした最後の勇者にして王。永遠に苦しまないために「狂う」という道を選択した点も互いに共通してはいるが、それが叶ったか叶わなかったかの違いは大きい。
バーゲスト…宝具の【魔宴へ駆け抜ける魔界の黒獣】で召喚される黒獣魔犬と、それを起源として汎人類史において他地域に伝説が渡ったことで、さらに発展した伝承の妖精、その異聞帯における姿。お互い通ずるところがあり、ヨハネスにより一度黒獣魔犬が召喚されれば、少し距離があろうと互いに存在を感知できる。また、存在が共鳴し合い、どちらか一方の状態に変化や異常が起きた際には、もう一方もそれに呼応する関係性。
キルケー&メディア…師弟共々、ギリシャ随一の魔術師として魔術と冥府の神ヘカテを師と仰ぎ信奉している。言ってしまえば二人はヘカテ一派の魔術師。故にヘカテに纏わる逸話の名残として「ヘカテの猟犬」の名を持つ黒獣魔犬は、二人に対し主人の懐かしい匂いを感じ取ってか懐く。ただ彼女たちにとっては、自分たちの職業である「魔女」と「女神ヘカテ」を、彼女たちの生きた時代の魔術と比べればあまりに劣りお粗末な魔術の象徴として扱ったことで、穢し貶めた負の歴史・遺産そのものが基幹にあるため、快くは思っていない。>>488
ヘシアン・ロボ&曲亭馬琴…前者は狼王ロボ、後者は八房と、巨大なイヌ科系サーヴァント繋がり。同じイヌ科系と言ってもロボは明確に狼であるため、どちらかと言えば八房に寄っている。とは言え、八房も黒獣魔犬もロボの様に過去実在した存在とは言い難く、所詮は幻想や創作の長物に過ぎないため、実際のイヌとしての要素はあって無いようなものではあるが。また、ロボに関しては、ヨハネスと彼の黒獣魔犬は別個の存在であるが、彼の人間に対する憎悪はまさにロボと共通するものであるため、丁度ロボはヨハネスと黒獣魔犬が物理的に混ざり合った感じと言えなくもない。
坂本龍馬…人型の女性の姿をとる人外と二人一組のサーヴァント繋がり。関係性は全く似ておらず、そもそもヨハネス達は彼らの様に対等な関係ではなく、主従に近い関係である。ただ、飽くまで戦闘を含めあらゆる場面において従順にサポートをしてくれる存在というのは、時に龍馬達の関係より利点と成り得る。
【解説】
ドイツ南部の都市バンベルクでかつて行われた魔女裁判「バンベルク魔女裁判」にて魔女の容疑で犠牲となった元バンベルク市長。
ヨハネスは激しい拷問を受け、無実の罪を自供してしまう。
それは、ある日突然ヨハネスがサキュバスに襲われるところから始まる。軍勢を率いてヨハネスに迫るサキュバスは、彼に息子を手にかけるように命じて灰色の粉を渡したが、彼は実行することができず、代わりに自身の馬を殺めた。しかし、サキュバスは執拗にヨハネスに神への信心を捨てさせようと、立て続けに今度は彼の二人の娘を手にかけるよう命じたが、彼はそれを拒んだ。そのためサキュバスたちはヨハネスを虐げ、身と信心の両方を汚し、犯し、辱めた。ヨハネスはそうして何も為す術無く脅迫されるまま彼が信じた神を裏切らざるを得ず、サキュバスと交わったことで悪魔を統べる王の名において洗礼を受けてしまう。
悪魔の使徒に堕ちたヨハネスには、蠅の魔王ベルゼブブの眷属となった証として、悪魔としての新たなる名と1人のサキュバスが授けられた。そして、悪魔の手先となったヨハネスは夜な夜なサバトに交じったのだという。>>489
ヨハネスは来たる処刑日の前に、自身の愛する娘ヴェロニカに向けて手紙を送っている。手紙には、彼自身の身の潔白をせめて娘にはと訴える旨と、過酷な拷問を受け続けたことで手が動かないこと、そして娘に対する惜別の言葉が綴られていたという。
ヨハネスのこの手紙は魔女裁判による被害者及び犠牲者の嘆きや苦しみ、悲惨さを物語る上で重要な現存する資料として注目を浴びた。それと同時に過酷な環境と、彼の妻もまた魔女の罪で処刑された後という絶望的な状況の中で、限界寸前のギリギリの精神と肉体でありつつも、なんとか娘に真実と想いを届けるために最後の力を振り絞って言葉を紡いだという、人間の持つ精神の貴さの可能性を示すものとされている。
しかし、真実は残酷にもヨハネスを更なる絶望の淵へと叩き込んだ。
彼が拷問官によって強引に喋らされたはずであった、とにかく痛みや苦しみから一刻も早く抜け出した一心ででっち上げたと思い込んでいた容疑の内容に当たる話は、彼が知らず知らず無意識の内に思い出した実際に遭った体験なのであった。
当時バンベルクには手練れの聖堂教会出身者が住んでおり、異端審問機関がヨハネスに目を付けた際に、聖堂教会の手の者に嗅ぎ付けられることを恐れたサキュバス達の主導により、ヨハネスの記憶から悪魔と実際に関わった際の事柄を全て封印し、悪魔の因子も可能な限り消し去られたのであった。そして、聖堂教会の手が及ぶことにはならないと思われたが、なんとヨハネスに掛けられた記憶の封印の一端が解けてしまったのである。しかし、既にヨハネスの意識は混濁としており、現実と夢想の区別もつかぬまま、断片的な記憶だけを明かしてしまう。そして、いい加減成果を上げたく痺れを切らしていた当時のバンベルクの異端審問機関は、丁度いい機会と言わんばかりにヨハネスの供述に飛びつき、聖堂教会に相談を持ち掛けようなどとは微塵も頭を巡らさず、碌な精査もしないままに彼の供述を受け容れて裁判にかけた。>>490
ヨハネスにとっては封印した記憶の一端が解けて現実味のある供述をしてしまった時点で、詰んでいた状況ではあった。しかし、異端審問機関にとっては結局のところヨハネスの供述の真偽などは大した問題ではなく、彼が自ら罪を認めることこそが重要であり、それによって魔女を刑に処せるという事実こそが最大の目的であった。そうした異端審問機関側の身勝手な事情こそがヨハネスにとっては何よりも不運であった。
死後英霊となって自身の身に起きた全てを知ることになったヨハネスは絶望に打ちひしがれた。愛する我が娘に誓った身の潔白は偽りであり、潔白どころか黒く染まっていたという事実を到底受け入れられなかったヨハネスは自ら狂気に身を委ね狂い果てることで絶望から逃げ出し全てを忘れ去ろうとした。しかし、ヨハネスの英霊としての在り方はそれを許さなかった。「ヨハネス・ユニウス」という英霊は人間の理性にとって最後の砦の象徴である。どれほどの苦境・困難に見舞われようとも、絶対にその心が霧散するようなことはない。その在り方故に、その身が正気を失って狂気に完全に飲まれることは有り得ない。狂うことを禁じられたヨハネスは、最早偽りの狂気を演じ、狂人のフリをするしかないのである。
また、ヨハネスの絶対手理性は目的を渇望するようになる。すなわちヨハネスの心には人と悪魔に対する憎悪の火が灯った。自らを虐げ、真に魔女狩りの対象として疎まれ蔑まれるに相応しい所業を積ませ、身を堕とさせた直接的な要因であるサキュバス及び悪魔族への憎悪は勿論ある。しかし、それ以上に自分たちの信じる世界を護る為に、同じ神を信じる人間に対してどこまでも無惨に残酷になれる人間という存在こそを激しく憎悪する。生前の迎えた最期の火刑の瞬間の様に、今度は火刑の火ではなく、怨讐の業火へと自らの意志で身を投じる。>>491
因みに傍らに付き従うサキュバス「フィクセン」は前述の通り、彼が悪魔の洗礼を受けた際に授かったもので、生前はヨハネスが悪魔の使徒としての振る舞いを促すために、悪魔としての振る舞いのお世話係兼教育係としてあれこれと魔族のいろはを解説し教え込もうとしていた、無感情のAIサポートのような存在であった。しかし、ヨハネスがサーヴァントとなってからは、依然として無感情AIサポートのような雰囲気に変わりはないが、サーヴァント化したヨハネスの影響を受けたからか、サーヴァントとしての生活における身の回りのお世話や戦闘におけるアドバイスなども含め、「悪魔」から「サーヴァント」としての振る舞いのお世話兼教育係にシフトしている。まさにヨハネス専属汎用サポートメイドとして彼に付き従っている。>>492
【Wiki登録】可【元ネタ】ノストラダムスの大予言
【CLASS】ビースト■
【真名】恐怖の大王
【異名・別名・表記揺れ】空の王
【性別】男性
【身長・体重】234cm・■kg
【肌色】黒 【髪色】黒 【瞳色】土星の環を模したような紅色
【外見・容姿】黒龍の姿に魔力そのものである装飾具を纏う。
【地域】フランス(原典)・日本(普及)
【年代】1555年(予言集より)
【示す理】矯正
【所業】混沌に塗れた秩序(エゴ、または理想論とも)を高らかに掲げ、人類の秩序を更地にし塗り替える。
【人類愛】人類の目指す"べき"場所を示し、その到達の為に例外なく人々に対し"価値"を定義する。
【属性】混沌・悪(選定上)
【天地人属性】天・獣
【その他属性】人類悪、竜属性
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:EX 宝具:A+【クラス別スキル】
獣の権能 A
対人類、とも呼ばれるスキル。
人類の発展から逸脱した者に対し、強力な特効性能を発揮する。
その発展とは「その者自身すら把握していない性質や可能性を、その者自身が理解し活用する」ことであり、この権能を受けることは即ち、「己の生涯と真っ向から向き合う」ことに他ならない。
真の在り方を自覚すればするほどこの影響は緩和される。
単独顕現 B
単体で現世に現れるスキル。
原典に基づき、彼は空から必ず顕れるようになっている。
自己改造 EX
観測されていない存在を用いて、自身にホログラムに似た肉体を投影する。
恐怖の大王はその情報量の少なさから、実体を得るに至っておらず、
仮に他の肉体を借りるにしろ、人類にとっての秩序が混じる可能性が非常に高い。
故に、"人類に存在を否定された全て"を糧に顕現することで、変質することなくその力を発揮できる。
龍の姿はその象徴のようなもので、人類にとっては「存在を否定することで邂逅を回避した倒すべき悪」である。【固有スキル】
可能性の獣 A+
高い自己理解とその活用、揺るがない意思による、極めて理論的且つ効率的なライフハックのようなもの。
経験値が異常に高い…わけではなく、単純な理論を組み合わせ、それを絶えず変化させることで既知の攻撃は勿論、初見の攻撃や不意打ちですら有効打へと変換してしまう。
ランクAともなればもはや新しい発見などはない程にまで自己理解が完了しており、可能性をいつでも引き出すことが可能。
加えて恐怖の大王はその権化でもある為、未来予知に加え、逆に未来にノイズをばら撒くことすら可能となる。
ネガ・コレクト A
人類の正しき秩序を否定する。
本人が理想論を実現してしまっている為、人類史ではこの「実現可能な極論」の前には否定する術がなく、順応しようとしてしまう。
例えるならば「地球から寝返る」行為とも呼べ、その瞬間、サーヴァントの知名度補正は激しく低下する。
放っておけば大衆はその極論に順応できず、大抵が死に至る為、サーヴァントにとっては短期決戦も長期戦も望めない状況に立たされるのである。
ある種のサーヴァントへの試練なのかもしれない。
虚怖の大王 A
ザ・グレート・イフ・テラー。
元の恐怖の大王は「予言に反したとして人類が断定されても尚、人類史の危機の要因に度々名が挙がる」程度の存在である。
言わば憎まれ役を無理矢理押し付けられているに等しく、これこそが彼をビーストに昇華させた元凶である。
これにより、彼を悪と断じる心を受ければ、そのまま彼の力となってしまうのである。【宝具】 鏡負、即ち不可視の心
『(■ラー・ダ・ディフォルト)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1〜99999人 最大捕捉:1人
唯一、王を王たらしめるスキルであり、彼を恐怖の大王と定義するのに必要不可欠なもの。つまるところ、認知した者から無条件・無差別にばら撒く制御不可の宝具。
空の王でもある彼は、空を覆うように人類に存在を示し、鏡のように人類を投影する。
ある時は己自身の悪を投影し、ある時は己自身にある矛盾を融合させる。
そうして同士討ち、あるいは自己破綻を起こした者から消えていき、結果として人類の数を減らしていく。
要は全人類に個人に沿った試練を与える宝具であり、しかも可能性の極致が終着点なだけあってハードルも相当高い為、ほどんどの者がこの試練を前に命を落とす。
当人曰く、「人類はできもしない軟弱な心で人生のショートカットを試みている」と結論づけており、
"未踏の地への渇望"よりも"人と星の真理の把握"が先であるとしている。
【Weapon】
装飾具…特有の魔力で構成されており、これ自体には影響を受けやすい・受けにくいの概念はない。
言い換えれば「対象がどうであろうが、最低限のダメージソースになる」とも言える。【解説】
ここまで破局的な性能を誇るビーストではあるが、実際に命を落とす例は「自分で自分を制御できない者」や「自己の可能性を否定する者」くらいであり、順応の道を辿ろうとすればとりあえず即死は免れる。
やっていることは異界の王が侵略をしにやって来る構図に近いが、過去の人類史でもそのような例はよくある話である。
文化が侵食されたものの、生活としての死というわけではないのと同じように、恐怖の大王が敷く体制も、人類の進化につながるイフのルートであることは留意して欲しい。
とは言うものの、その体制は「人類史を真っ向から否定するものである」ことだけは確かであり、人類史を守るためには打破しなければならない存在に変わりはない。
以上により、彼が顕現した際は「人類悪 選定」となる。【人物像】
「生物は皆等しく有限の栄養をもってこの地に生を宿す。だから何もできない者など存在しない。」
「いるとするなら、それは何もしようとしない者だ。」
その高いポテンシャルから飛び出す言動は、人類にとっては理想論や屁理屈に聞こえるものがほとんどであり、対話は可能なものの、説得は到底できるものではない。
しかし王故か、妙に納得できる内容なのも相まって、逆に説得される可能性もある。
本人自身が、理想論を実現にもっていける力を秘めているのだから尚更タチが悪い。
また、人を「可能性」としか見ていないため、一度二度の謁見では顔はおろか、名前すら把握してもらえない。
ただし「可能性」で見分けている為、人を間違えることだけは絶対にしない。
【一人称】俺
【二人称】貴様(上記によりほとんど使われない)
【三人称】奴(上記によりまったく使われない)
【セリフ例】
「愚痴ったからには努力しないといけない。負債みたいなものだ。必ず応えろ。さもなくば…ま、俺の"仕事が増える"だけなんだがな。」【元ネタ】ギリシア神話
【CLASS】キャスター
【真名】エキドナ 【性別】女
【身長・体重】172+??cm・57+??kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A++ 耐久:A++ 敏捷:E 魔力:A 幸運:D 宝具:A
【クラス別スキル】
陣地作成:EX
「魔獣工房」を展開する。
道具作成:EX
子どもたちが味方を識別するためのビーコンなどを作成する。それらがなければ、キャスターの召喚に成功したマスターは子どもたちの餌に成り下がる。
神性:E
怪物の母の属性が強いため、ランクは最低までダウンしている。
【保有スキル】
魔性の蛇:EX
フェロモン、魅惑の美声などの魅了スキルと、天性の魔、怪力などの魔物としてのスキルが複合した固有スキル。キャスターは、旅人を誘惑して喰い殺.す怪物として記録されている。
出産続行:EX
往生際が悪い。戦闘続行の亜種スキル。不死身とされたキャスターは、霊核を破壊されても既に受精している子どもたちを産み落とすまで生存する。
怪物の母:A
魔の血脈と同質のスキル。>>500
【宝具】
『生産稼働・万魔神殿 (パンデモニウム・キメラ)』
ランク:A 種別:固有結界 レンジ:- 最大捕捉:-
キャスターの子宮を写す固有結界。魔獣工房の本格始動。ギリシア神話に語られる怪物たちを魔獣ランクで生産し続ける。範囲内の魔力を徴収して稼働するため、稼働率によっては生物を死に至らしめる可能性もある。
キャスターの子どもたちの中でも、キマイラは淫欲の象徴としての逸話を有している。獅子とは衝動であり、山羊とは成就であり、蛇とは悔恨であり、怪物とは理解できない夢である。
【Weapon】
『蛇体』
人間態に付属する怪物としての姿。大蛇の胴を駆使して戦うが、そもそも戦闘行為自体を不得手とする。
【解説】
ギリシア神話より、太祖竜テュフォンの妻、怪物の母たるエキドナ。メドゥーサの孫、クリュサオルの子、ゲリュオンの兄弟とされるモノ。
ギリシャ異聞帯に登場した彼女は人格を持たない生体工場であったが、汎人類史にあっても工場であることには変わりない。正確には、ポセイドンの管理施設「クリーチャープラント」がエキドナの真体に当たる。ポセイドンはテラフォーミングを目的とした戦艦だったため、惑星環境の一種である生物の遺伝子操作についても機能を有していたと考えられる。
神話体系として確立されるにあたって、ポセイドンは「クリーチャープラント」と結びつく神を自身が見初めたメドゥーサとしたかったのだが、メドゥーサは姉二柱と共にいることを選択したため計画は御破算。次点でニュンペーのエキドナと結びつくこととなった。しかし、エキドナは太祖竜テュフォンの襲来によって奪われてしまい、怪物の生産工場として利用されることになったのである。
その後、ヘラの決定により巨人アルゴスが派遣され、エキドナは処分されてしまうのであった。>>501
【因縁】
ポセイドン:
海神。キャスターの親には諸説あるが海に関係する場合が多いので、たぶん上記のような関係性。
メドゥーサ:
祖母?のような、もう一人の自分みたいな、関係性。彼女が姉妹愛を大切にしたからこそ、キャスターは誕生した、あるいは、記録に残った。
クリュサオル:
父とされているモノ。巨人とされることもあるが、黄金剣が本体とも。その正体は、ポセイドンによってメドゥーサに贈られた「クリーチャープラント」の操作権ではないかとも考えられる。
ゲリュオン:
兄弟とされる三身の巨人。文明的な怪物。黄昏の島に住み、ヘラクレスに斃される。彼の死が、クリュサオルから人格を喪失させたのかもしれない。
>>477オルトロス:
唯一、交わったとされる子ども。そもそもキャスターは機能として父親を必要としないので、怪物の父の属性を得たから後天的にその逸話が発生したと考えられる。【元ネタ】エウナピオス『哲学者およびソフィスト列伝』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】マクシムス
【性別】男性
【身長・体重】162cm・97kg
【外見】豪華な礼服で着飾る肥満体の老人。全身に古傷を持ち、老賢者の風格がある一方で目がギラついている。
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷E 魔力A+ 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:A
魔術師として自らに有利な陣地を作る能力。
Aランクでは工房を上回る神殿レベルの陣地が作成可能。
道具作成:B-
魔力を帯びた器具を作成する。
生前のトラウマから、毒物だけはまともに扱えない。
解毒薬の調合も困難。>>503
【固有スキル】
神聖魔術:A
テウルギア。テウルギーとも。
魔術系統としては、新プラトン主義の思想基盤とオリエントの魔術儀礼を融合した典礼魔術とされる。
世俗の邪悪・低俗な魔術であるゴエティアとは異なる、神官の神聖・高踏な魔術がテウルギアである、
と術者たちは主張した。
帝師:A+
対象の限定と引き換えに影響力を補強した亜種カリスマ。英雄作成よりは老練スキルに近い、一種の賦活・強化スキル。
マスターの精神を鍛え、導き、王の視座とでも言うべき超凡の高みへ登らせる。
……なお、余談ながら、マクシムス当人に政治的センス、王の器の類はない。マジで皆無。
シモニア(売):B
聖職売買を意味する言葉「シモニア」は魔術師シモン・マグスが聖霊を購入しようとした故事に由来する。彼の場合、ある意味「奇跡を金で売った」側。
取引次第で様々な場面(マスターに魔術スキルを習得させる、加護を付与するなど)に恩恵がある。>>504
【宝具】
『神意に満ちよ、神の国(ペリ・カタルコン)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:3~30 最大捕捉:100人
ヘカテー神殿の形状をした結界宝具。
内部では魔術行使に伴う消耗が極限まで抑えられ、尚且つ魔術出力の上限自体も引き上げられる。
ローマ最後の異教徒皇帝がもたらした「あるべき世界」の断片であり、
計画通りであれば全世界を覆うはずだったテクスチャの一部。
『最終講義:神罰について(プロスクネオー・デ・アドラステイアン)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:2~70 最大捕捉:1人
キャスターの死後報復(祟り現象)が宝具に昇華されたもの。
宝具としては、自らの霊基を犠牲に冥界への門を開き、対象を不可視の輪縄で捕らえて道連れにする、という自爆型即死攻撃となる。
拘束は必中で、勾引は死の重みによるため身体能力では対抗できない。運命の強制を跳ね除ける幸運値によってのみ、対抗の余地がある。
もっとも彼がこの宝具を計画的に使うとなれば、閉所で門を開く、相手の背中を押す係を用意する、等の失敗する余地を消す策をめぐらすだろう。>>505
【Weapon】
『神聖魔術』
テウルギアは「テオス(神)」と「エルゴン(働き)」の合成語で、日本語では降神術、神働術といった訳語がある。中文では「神通術」らしい。
なお、「Divine magic(神聖魔術)」は英語で一般的なテウルギアの訳語である。白魔術、とも。
元は2世紀の伝説的魔術師ユリアノス父子(カルデア出身とされる)が自分たちの術につけていた名前だったが、
イアンブリコスがユリアノス家の魔術とプロティノスの思想を止揚して一大体系を構築して以来、テウルギアは密教的新プラトン主義と同義になった。
後世、実践魔術としてのテウルギアはキリスト教神秘主義にも取り入れられ、現代魔術の大いなる源流の一つとなっている。
【解説】
エフェソスのマクシムス(ギリシャ語ではマクシモス)。
新プラトン学派の哲学者の一人。《背教者》フラウィウス・クラウディウス・ユリアヌスの帝師、宮廷魔術師として知られる。
魔術師としては、アエデシウスの塾生時代、女哲学者ソシパトラ(アエデシウスの同僚、副講師)にかけられた恋の呪いを解いた逸話がある。
4世紀初頭、エフェソスの富裕な生まれという。ペルガモンでアエデシウス(イアンブリコスの弟子)に学び、その後エフェソスで哲学教師となる。
351年、当時小アジアに遊学していたユリアヌスはアエデシウスとその弟子たちに師事し、ミュンドスのエウセビオスからマクシムスの名を聞き及び、心酔した。
――マクシムスはテウルギア(神働術)の達人であり、ヘカテー女神像を笑わせ、そればかりか女神像の松明に火を灯らせたというのだ。
エウセビオスは神秘主義に否定的な反応を促したが、ユリアヌスは聞き入れず、すぐさまマクシムスの弟子となった。>>506
ユリアヌスは正帝となると、クリュサンティオス(アエデシウスの弟子)とマクシムスを一緒に宮廷に招いた。
二人は招聘に応じるべきか卦を見ると、凶と出た。
クリュサンティオスはこの結果のため皇帝の招きを固辞したが、マクシムスは何度も占いをやり直し、強引に望む結果を得たという。
コンスタンティノープルの宮廷で帝師の立場を得たマクシムスは、権勢のうちに傲り、堕落した。
皇帝ユリアヌスの戦死後、プリスクス(後から招致されたアエデシウスの弟子)は謙虚で高潔な振る舞いのため無事故郷ギリシアに帰ったが、
私財を溜め込み、敵を作りすぎたマクシムスは巨額の罰金刑を課され、払いきれずにアジア(故郷の小アジア、アシア属州か)に送致され、拷問を受けた。
彼は苦しみのあまり妻に自害用の毒を求めた。彼女は毒を買ってきて、夫の死を見るに忍びなく、先に飲んだ。だが、マクシムスは結局、飲まなかった。
その後、幸運にも釈放されたマクシムスは教職に戻り、帝都で再びの立身を試みたが、ウァレンス帝の死を予言した神託を巡る異教徒迫害に巻き込まれ、
アジアに送られて総督フェストゥスに処刑された。後、フェストゥスは後に女神ネメシスの神殿に詣で、次のような幻視を見たという。
――マクシムスがフェストゥスの首に縄をかけ、プルートーの裁きにかけるため、ハデスに引きずり込もうとしている。
フェストゥスは恐怖し女神に祈ったが、神殿を出たその場で倒れ、程なくして死んだ。
古代末期という、魔術師の大勢が古典的な神官タイプ(神々に代わって土地を管理し、神々を代弁する)から
現代的な哲学者タイプ(究極的真理、あるいは一族の課題を探求する)へと移り変わる過渡期にあって、驚くべき堕落を遂げた大魔術師。
魔術世界では現代的な意味での"魔術使い"の最初期の例と見做される。その伝記は彼ほど天禀ある術者ですら堕落する、という教訓譚して読まれた。>>507
【人物】
居丈高で傲慢。政治の才能はもちろん、商才にも乏しいのにビジネスマンぶる堕賢者。ダメなタイプの中立・中庸。
魔術使い呼ばわりされると、一門総出で作り上げた傑作機(ユリアヌス)で時代に対抗しておった余暇に、ちーっと地位を楽しんだに過ぎんわい、
とキャスターは自己弁護するが、怪しいものだ。
魔術師としては普通に最高峰。一時的とはいえキリスト教世界全体と霊的に拮抗した個人、と考えてよい。
「あるべき世界」の中では神代の魔術師に匹敵する――というか「そのもの」として振る舞える。
そして、その結果として。ある時、ふいに「眼」を開き、皇帝と一門の悲願が敗れる未来を垣間見(さとり)、自暴自棄に陥った。
政治家も煽動家もできない、個人に向いたカリスマの持ち主。
社長や政治家が入れ込んで、周囲から「なんであんなヤツに?」と怪訝な顔をされるタイプの香具師。ただし、教師としては本当に超一流だったりする。
未熟な魔術師や持ち上げてくる相手と相性がよく、FGO世界でステラさせつつ師父面させておくのが本人も周囲も一番幸せだという。
野心家の表向きは、諦観と自己嫌悪の反動である。
【因縁キャラ】
ユリアヌス父子:「ムッハハハ!いつもお世話になっております!」キャバァーン!(ユリアヌスの口座に著作権料を振り込む。
背教者ユリアヌス:「ムッハハハ!皇帝陛下!いつでもご相談ください!」キャバァーン!(マクシムスの口座に月謝が入金される。
キルケー&メディア:「ヌゥーッ…よろしければ女神ヘカテについてお尋ねしたいことがいくつか……」
ロクスタ:「……」(険しい顔で立ち去る【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】エレルジャ
【性別】女性
【身長・体重】160cm・55kg
【属性】混沌・悪
【副属性】地
【ステータス(通常)】筋力E 耐久D 敏捷E 魔力A 幸運D 宝具B
【ステータス(甲冑)】筋力C 耐久A 敏捷D 魔力A 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:A
マーリンを捕らえ共に暮らす為に母が築き、
マーリンに母が逐われて後は娘が有した邸宅/城館『大いなる欲望』を再現する。
……陣地宝具ではなくあくまで陣地作成であるため、
コストと共に相応の形成時間を要するが。
かつての事件後にはアーサーがこの忌まわしい館を破壊しようとしたが、
世の終末まで在り続けるとされるこれを崩す事は叶わなかったという。
館の大尖塔はその崩壊を以て黙示録の始まりを告げるのだ、と語られた。>>509
内部において“欲望の赴くまま振る舞う者”の能力を強化し、
また“完全に無欲な者”によるものを除き彼女と陣地への敵対干渉を削減する。
この陣地が最も有利に働くのは、欲にも理にも振り切れない、半端に理性的な
(それは殆ど全ての人間を意味するが)敵対者と対峙する際である。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成する。
魔術効果を付与した武具や嵌めた者の記憶を飛ばす指輪等。
エレルジャの指輪をはめられたアーサーは何もかも忘れて彼女に恋し、
三ヶ月以上に渡り爛れた愛人生活を甘受していたという。
【保有スキル】
魔女の加護(相互):C
役割 の被る/を分担する 二重像(ダブル)としての母娘の在り方により
エレルジャは母に由来する逸話・能力も用いる事ができる。逆もまた然り。>>510
万色憂滞:D
母がウェールズのジラン公へ贈ったアヴァロンの妖精犬プティクリュ、
またその首から黄金の鎖で吊り下げられた、明朗で澄み切った音色の鈴。
犬の毛色は万言を費やしても表せぬあらゆる彩りを具えていたとされ、
鈴は聞く者の心から一切の憂いを忘れさせ悲しみを取り除いたという。
鈴の音は幾つかの精神的状態異常を治療する力を持つが、
それと同時に警戒心や精神抵抗を引き下げる効果も持ち
音が治癒しない類の状態異常を付与する際のプラス補正となる。
吸収:A+
槍の穂先が触れたものから魔力や生命力を強制的に吸い上げ、
相手の護りおよび相手自体の弱体化を行うと共に、攻撃力を強化する。
槍の攻撃機能として完結したものであり、吸い上げたものを
彼女自身の魔力・生命力として取り込む事はできない。>>511
【宝具】
『逆恨む血縁の具(ラサンシス)』
ランク:B(陣地内ではA相当)種別:対人宝具 レンジ:0・2~4 最大捕捉:1人
母がおじに与えた武具を、自分用に調整し直した(いじった)もの。
武具自体の性能に加え、おじと兄弟の身体能力・戦闘技能を借り受けられる。
槍は吸収の力を持ち、
甲冑は刃や尖端を持つ武器からのクリティカルを無効化、
その武器がBランク以下であればダメージ自体を無効化する。
陣地内では一ランク分の効果向上・無効化範囲の拡大が可能となる
……当然に燃費も増大してしまうため、適用しない選択も可能である。
武具の力を受けたラスカーニスはアーサー騎士を負かせては牢獄に放り込み、
報復を殆ど完遂する所であった―――殺害は全ての報復対象を捕らえてから
牢獄ごとまとめて焼く予定であったため、死者は未だ出ていない―――が
トリスタン卿は槍を失わせた後の彼を重槌矛を以て打ちのめしたという。>>512
【Weapon】
『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』
我が物にならぬアーサーの首を刎ねようと、ほんの一瞬だけ手にした王剣。
トリスタンに配下を倒された後、彼女の方がこの剣で討たれてしまった。
一度の現界につき一度だけ、幸運判定に成功した上でこれを用いる事ができる。
『小さく成長したもの(プティクリュ)』
素晴らしい手触りをしていると伝えられるが、戦闘力はあまりない。
【解説】
アーサーを愛して我がものにしようとするも、
トリスタン卿に打ち破られ、アーサーに殺される女魔術師。
初出の『散文トリスタン』では名を記されず、『円卓物語』でエレルジャ、
散文トリスタンを主要典拠にとるマロリーの物語ではアナウアの名を持つ。
マーリンを愛するも拒絶されアヴァロンへ追放されたエスコルドカールァを母とし、
母が築いた邸宅/城館『大いなる欲望(グランデ・ディズィーオ)』を継いでいた。>>513
ある日、森でアーサーを見かけたエレルジャは / 長く王を恋したアナウアは
これを自らの物にしようと企む。エレルジャは魔力ある指輪を以て欲望を果たし、
一方でアナウアは妃を想う王の意思によって魔術を跳ね除けられてしまうのだが、
いずれにせよ彼女の企みは、その力によって事態を察した湖の貴婦人ニミュエと
彼女の助言を受けた遍歴騎士トリスタン卿によって破綻する事となる。
魔力を破られた魔女は王を殺そうとし、魔術で王の力を弱めると配下に襲わせ、
最後には王剣をとって一度は恋したアーサーの首を自らの手で刎ねようとした。
そこへ駆け付けたトリスタンが騎士を倒し、王は取り戻した剣で魔女を討った。
切り落とされた首は、ニミュエの手で王の馬鞍から吊り下げられたという。
彼女の配下騎士は彼女の兄弟でもあり、子らを皆殺しにされたエスコルドカールァは
自らの兄弟ないし恋人のラスカーニス(ラサンシス)に魔力ある武具を与えて遣わし
トリスタンとアーサーを、のみならずアーサー騎士の全てを殺させようとしたが、
魔法の槍を奪い取られ無敵性を失ったラスカーニスはトリスタン卿の手で敗れた。【元ネタ】ギリシア神話
【CLASS】ランサー
【真名】ゲーリュオーン
【性別】女
【身長・体重】160cm・52kg
【属性】混沌・悪(自身を怪物と自認するが故に)
【ステータス】筋力:A-- 耐久:A-- 敏捷:B 魔力:A 幸運:E 宝具:A++
【クラス別スキル】
対魔力:B
神性:D
【保有スキル】
最果ての加護(魔):EX
聖槍の担い手に自動的に付与されるスキル。
ランサーは、世界の果てより加護を受けている。
牛飼い:A
牛を飼う技能・経験のスキル。
ギリシア神話において、牛といえば牡牛座であり、そのモデルとされるのは主神ゼウスである。また、それは牛が雄々しさの象徴とされるからとも。つまり、男を飼い慣らすスキルでもある。
文明の利器:C
文明に順応し、効率的に運用するスキル。
ランサーは、武具を身に纏う文明的な姿を有する怪物であり、大英雄の野蛮な姿としばしば対比される。>>515
【宝具】
『最果てにて赤らめる槍 (エウリュティオン)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:900
ランサーの振るう怪物の聖槍。アーサー王の有する星の聖槍、嵐の錨と同様にして反転した宝具。
怪物にとっての聖槍とは、人類にとっての魔槍である。今はもうあり得ざる怪物史を繋ぐ塔は、たとえ役目を失っているとしても鮮やかに赤く輝く。
『怪物史特異点 (クリューサーオール)』
ランク:EX 種別:対人理 レンジ:1〜99 最大捕捉:-
『最果てにて赤らめる槍』を中心に展開する固有結界。今はもうあり得ざる怪物史を現界する。英雄と怪物の役割は反転し、ランサーの魔性が解放される。三面六臂の女巨人となり、不眠不休、分割思考、天性の魔、怪力、魔眼などのスキルが付与される。
【Weapon】
『最果てにて赤らめる槍』
魔の聖槍。
『鎧兜』
重装歩兵の姿でよく描かれる。>>516
【解説】
ギリシア神話より、メドゥーサの孫娘、牛飼いゲリュオン。ヘラクレスの十番目の試練にて、斃される怪物。
最果ての海オケアノスの彼方に浮かぶ島エリュテイアで暮らした怪物史の可能性。ランサーが文明的な姿であるのは、黄昏の島が未来予想図だったことに由来する。その島は、怪物が霊長となった世界であったのだ。しかし、ヘラクレスに斃され、怪物史は泡沫の夢に消え散った。
仮に、ランサーの召喚に成功したとしても、彼女の特性の多くは人理と反発し封印状態にある。怪物性を排することでしか、ランサーは汎人類史にまろび出ることができない。
ランサーの性格は極めて真面目であり、冥府気質とされる属性である。ただ真面目に怪物として振る舞うので、やたらと誘惑してくる。実は、彼女が飼っていたとされる牛たちはモノの喩えであり、メドゥーサが男の石像を棲処に飾ったように、捕らえた男を牛に変えて側に置いたのではないかと疑いたくなるほど。「"自分たち"は許されないのだろうな…。これからもずっと…。」
「今度こそ、■■■■を救済して見せる…!」
【元ネタ】ギリシャ神話、童話
【CLASS】キャスター
【真名】グラウコス(+王子様❲無銘❳)
【性別】男性
【身長・体重】175cm・58kg
【肌色】健康的な肌色(第一、第二)→ところどころ青いウロコが付いた薄水色 【髪色】青緑 【瞳色】光のないエメラルドブルー
【外見・容姿】
第一∶ギリシャの軽装
第二∶幻霊の影響なのか、海を想起した貴族服
第三∶耳がヒレになり、下半身が人魚に変化。
【地域】欧州
【年代】神代?
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:B++ 幸運:E- 宝具:A>>518
【クラス別スキル】
対魔力∶B
陣地作成∶A
海神の祝福(偽)∶B
グラウコスは純正な神霊ではなく半神でもないが、薬草を摂取してしまったことと海神達に迎え入れられたことにより特異的に獲得した。
【固有スキル】
海上の予言∶A
キャスターは予言の神とされており、海を道行く人に適切な予言を与えたとされている。
海上、海中など水辺限定だが、その実力は確か。
忘れ難き悲恋∶A
狂化、忘却補正の複合スキル
彼を苛み、蝕み続ける今でも癒えぬ恋心(トラウマ)。通常時は落ち着いて会話したり対応することは可能だが、少しでも思い出してしまうと発狂し暴れてしまうなど不安定で危険性をもつ。
人魚の怨歌∶EX
正式には幻霊由来のスキル。
人魚は不幸・不吉の象徴として伝わり、とても美しい歌声で歌う。その歌声を聴いた船乗り・航海者は舵を取ることを忘れた結果船が事故に遭ったり、海中へ引きずり込まれたり、海難事故にあうなど、海の厄災そのものを放つ。
だが使用するたびに自身の耳のうちにまとわりつく人魚たちの糾弾や罵倒などあらゆる幻聴が入り、自身にもダメージを追う。その中には人魚姫の呪も入ってるらしいが果たして…?>>519
届かない愛∶EX
詳細不明。たとえどれだけ願おうと許されずその思いは叶うことはなく、想い人に合うことができない。たとえ再会できたとしてもすぐに敵だと認識され、殺されてしまう運命に当たる。
【宝具】
『海神の霊草(ボイオチア・ピューコス)』
ランク:C 種別:変生宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
キャスターが摂取したとされている不思議な霊草
その正体は粒子状のポセイドンクリロノミアが波に流され、海藻に付着したもの。
摂取した対象を全スタータスアップに加え、擬似的な神性を付与する。水中での行動や戦闘に有利補正を上げ、大幅に劣化はしているものの、ポセイドン由来の能力を使用可能。
『今や届かぬ海峡悲恋哀歌(バッドエンディングオーシャン・ラメント)』
ランク: 種別:対国宝具 レンジ: 最大捕捉:5000人
自分のせいで"彼女達"は悲劇的な結末を迎えてしまった。罪過と後悔、自責の念など負の感情が凝縮、具現化し、宝具になったもの。荒れ狂う心象風景を展開、対象を引きずり込む。
強い雷雨や大波、飛び交うセイレーンたちの呪歌。海中には神代由来の海洋生物が襲いかかる。キャスターはこれを操って嵐を起こしたり、海峡の地獄を再現することで対象を溺死させることができる。
哀しみなど負の感情が強くなればなるほどこの宝具も強化されるのだが、同時に消費も激しくなり自身の霊基を蝕み、最悪の場合崩壊してしまう諸刃の剣である。>>520
【Weapon】
銛
かつて漁をする際に使われた道具
サーヴァントとなった際に戦闘向けに改造、改良されている。再臨すると派手かつ豪華になりトライデントに変化する。
【解説】
ギリシャ神話に登場する海神の一柱であり予言の力を持つとされている。
元はボイオチアのアンテドンに住むただの漁民であったが、ある日漁が終わり休憩した際に不思議な薬草を見つけ、それを接種してしまう。すると海に対する欲求が強くなり入水。そのまま海神たちの手により神へと転じたのだ。
グラウコスの物語の中で有名なのがスキュラとの悲恋だろう。ある日グラウコスは、浜辺にてスキュラに一目惚れをしたのだ。それに惚れたグラウコスは、必死になって口説き落とそうとした。しかし、元から不信感の強い彼女はグラウコスのしつこさに嫌悪しスキュラは去ってしまう。
どうしても諦められなかったグラウコスは、あろうことか魔女のキルケーに相談する。グラウコスからは相談をしに来ただけだったのに、惚れっぽい大魔女はグラウコスを気に入り、自分にすればいいと推奨した。グラウコスはキルケーに告白したわけじゃないと拒絶し、これに怒ったキルケーは嫉妬のままに怒り、一方的な恋敵であるスキュラを呪い、自身の霊薬で怪物に変身させてしまった。それを知ってしまったグラウコスは憤慨しキルケーと絶交。スキュラの姿に悲し んだものの、スキュラに対して謝罪など何もせずどこか海底に沈んでいった。
諸説によっては、海王ポセイドンやその妻アムピトリテが関わっていたりするが、真実は不明。>>521
もう一人(独自注意)
童話『人魚姫』に出てくる無名の王子様であり、主役でありヒロインである人魚姫に助けられたにも関わらず彼女を探し、恩を返そうとせず本命が現れたらそちらを選んでしまったある意味元凶とでも言える存在。
実は書かれることはなかったものの、続きが存在していた。物語のあと、王国に強い大波や天候不調がおき、原因不明の病気が蔓延していた。王子もまた、それにかかり強い幻聴と幻覚に悩まされていた。それを聞いた者たちは彼の病を直そうと医者や術師を派遣し一向に治る気配がなく、事態が深刻していく。雷雨が激しくなるなか、一つの記憶を思い出してしまう。
少し前、嵐により船が沈没し海に放り出されてしまった。海中で溺れ意識が沈んでいく中で、かすかに見えたのは海中の中で自分に向かって近づいてくる美しい少女。そしてその特徴は人間とは違う魚のヒレを持っていた。そう、自身を助けてくれたのは隣国の王女ではなく、あの少女。そして自分が捨ててしまった人魚姫だったのだ。
それを思い出してしまった王子は発狂し、なにかに導かれるかのように海岸のバルコニーのとこに行ってしまう。従者たちは気づきそんな彼を止めようとしたが、王子は邪魔者だと認識し殺してしまう。その中には、自身が選んでしまった女の姿もあった。そして自ら罪を償うべくそのまま荒波の中で身を投げた。
今度は誰にも助けられることはなく、深い海の底に沈んで行ったのであった…。>>522
【人物像】
伝承においてのその姿は青緑色のひげと長い髪、水色の腕、 魚の尾を持った姿を緑色の毛とひげのある体を海藻でおおわれており、波で体が損なわれ、そのうえ貝殻や海藻、岩などが付着して本来の姿が失われているとも言われる。だが召喚された際に青白い肌と青緑の長髪と再臨時の魚耳と人魚の下半身以外そういう要素は失われている。本人曰く「だってこういう姿じゃ、みんな怖がられてしまうし気味悪がられるからなー。」
神霊に転じたとはいえ、物腰は異様に低く高圧的な態度は取らず、誰でも対等に接し、マスターにでさえ一歩どころか十歩身を引いた状態。心身は基本的にグラウコスメインだが、幻霊の影響か時折王子様らしく振る舞う事もあり本人曰く「本能がこの体に染み付いている作法」と語り必要に応じて使い分ける。
だが本質は度が過ぎるほど自身の行動のせいで自己嫌悪しており幻霊のせいか更にネガティブ度が上がっている。上記のスキルのせいか時折発狂し生前のトラウマや憎悪を口にしたり、いきなり泣き叫んだり自分で自分を傷つける等自傷行為が激しく、嫌いなやつに対しては嫌悪し、見つけたら最悪の場合血祭りにして葬ることをためらわないなど心身ともに不安定で危険な状態と化してしまう。
だからといってまた、悲痛に囚われてはいるもののずっと沈んでいるわけではなく、互いにフォローし合い、希望がわずかでも見えたのならそれに向かって進んでいき、決して歩みを止めないタイプなので、一周回ってある意味前向きとも言える、不思議なメンタルの持ち主。>>523
恋愛面に関しては昔の後悔とこれ以上自分や他人を被害に巻き込みたくないゆえ、二度と味わってほしくないのか他者に対しては厳しくそして自身にもっと厳しいスパルタ気質。
本来互いに無縁な存在だが、座に至った際に幻霊に出会い、互いにシンパシーを感じ意気投合。利害が一致し結びつけられた。
神霊は幻霊の力を取り込むことで願いを叶えるためサーヴァントとして現界することを、幻霊はそれに応じ、それを神霊に思いを託した。
それにより霊基が混ざり合ったことによってキャスターとしての霊基を得た。
好きなもの:今の自分に言う資格なんて無い…。
嫌いなもの:振られたからって、はらいせに呪いをかけたり嫌がらせをするやつ、自分自身
天敵:魔女、キルケー
願い:彼女(スキュラ/人魚姫)の救済
【一人称】自分【二人称】君、お前【三人称】あの○○
【セリフ例】
「神霊に転じたとはいえ、そんなに位は高くないからさ、固くならずに気楽に接していいよ…。」
「あー、悪いけどさ"あの魔女"の名前出すのやめてくれない?自分ブチギレて何しでかすかわかんないしさ。」
「ゴメンナサイ…、ゴメンナサイ…!どうか、許さな……。…いや、なんでもない。」>>524
【因縁キャラクター】
スキュラ
自分が一目惚れした相手。自分のどこが悪いのかを気づくこともできず自分の強引過ぎる一方的な熱愛のせいで彼女を苦しめ、不幸にさせてしまった。
自分は恨まれてることはわかっている。今も許しておらず、許されないとはわかっている。けど、あのときのことを伝えたい、自分のどこが悪いのかを聞き、謝りたいのだ。そしてスキュラを本来の姿に戻してあげたい。
だが絶対容易に会わせてはいけない。もしどこかで相対した場合、あたり一面血の海で広がってしまうだろう。
メガラのスキュラ
キャスターにとって知らない方のスキュラ。まず互いにこう言うだろう。『誰?』と。
キルケー
当初はスキュラとどうすれば仲良くできるのか相談しただけだったのに、一方的に惚れられてしまい、本命はキルケーじゃないって伝えると振られたからって逆恨みにスキュラを呪った。そのことのせいでトラウマになり、名前を聞く度に不機嫌になる。そのため容易に相対させてはいけない。
「お前なんて、スキュラより醜い化け物になって無様に■.ねばよかったのに!この(放送禁止用語)が!!!」
キルケー、キュケオーンが入った大釜ごとキャスターにぶっかけるほどブチギレ案件である。
アンデルセン
幻霊にとってある意味自身を生んだ親とでも言える存在。
だがお世辞にも良い感情は抱いてはおらず、憎悪に近い感情を向けている。まずは両手両足を切り落として魚の餌にしたいぐらい。>>525
■■■
あのとき自身を助けてくれた存在。見つけ出そうとせず見放してしまってことを今になって後悔している
もしどこかで会うことができればまず、救出への感謝と、あの日、見つけ出そうとせず見捨ててしまったことへの謝罪をするだろう。
だが、今の状態だと出会うことができず、仮に再び会うことができたとしても、彼女の姉たちがそれを許さず上記のせいか、様々な症状が悪化する。その悪影響はサーヴァントであるグラウコスにも及ぶほど。
果たして彼女は、本当に許しているのか?
【コメント】
互いに自身のせいでマイナスになってるけど、互いに支え合い、希望が見えたらそれに向かって進んでいき、いずれプラスになる系ができた。
>>520記載忘れ。
『今や届かぬ海峡悲恋哀歌(バッドエンディングオーシャン・ラメント)』
ランク:B+++ 種別:対国宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:5000人【元ネタ】マハーバーラタ
【CLASS】アーチャー
【真名】カルナ(オルタ)
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】男性
【身長・体重】178cm・59kg
【外見・容姿】本来のカルナ以上に痩せ細った病的な姿。黄金の鎧もない。
【地域】インド
【年代】紀元前4世紀以前?
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力C 幸運E 宝具EX
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。>>527
【固有スキル】
神性:‐
本来ならAランクだが「父の威光を汚した自分には相応しくない」という当人の自己認識により消失。
神気を封じた事で本来のカルナよりパラメータが低下している。太陽神系の英霊に対する防御力も発揮されない。
魔力放出(炎):‐
武器に魔力を込める力。本来はAランクであり、燃え盛る炎が魔力となって使用武器に宿る筈なのだが
太陽神スーリヤの威光に由来する力の為、カルナは意図してこのスキルを封じている。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
無冠の武芸:-
様々な理由から他者に認められなかった武具の技量。
相手からは剣、槍、弓、騎乗、神性のランクが実際のものより一段階低く見える。
真名が明らかになると、この効果は消滅。>>529
【宝具】
『帝釈よ、天を響もせ(インドラダヌス・ヴィジャヤ)』
ランク:A 種別:対人宝具(本来は対国宝具) レンジ:1~50 最大捕捉:1人
気象兵器ヴィジャヤ。
シヴァ神が作りインドラ神やパラシュラーマが用いた天弓(虹の別名。ちなみに虹はインドラの弓である、とも)。
天候神としてのインドラの力を示すもの。弓弦を伝う“波”を空気中に存在する水分子に転送する事で振動や指向性を与える。
その本領は超巨大積乱雲(スーパーセル)を生み出す事さえ可能とする大規模な気象制御にこそあるのだが、
神ならぬカルナではそのレベルの気象干渉は不可能。
しかし、カルナはインドラよりも細やかな制御を行う力量を有しており
水刃、水弾、雲、雷といった現象を軌道自在の矢として戦闘に利用する。
ヴィジャヤを構えている限りカルナが傷つく事はないと謳われたのも、
この宝具を適切に制御し、現代の防空網にも勝る無敵の迎撃体制を敷くことができるカルナの力量の故――と本稿では設定する。>>530
『釈梵よ、日輪に擬せ(ブラフマーストラ・ヴィジャヤ)』
ランク:A+ 種別:対国宝具 レンジ:2~99 最大捕捉:1000人
ヴィジャヤ弓の特性にブラフマーストラを合せた絶技。
ヴィジャヤ弓によって任意の地点に重水素および三重水素を作り出し
そこにブラフマーストラをピンポイントで照射する事でプラズマ化させ、核融合反応を引き起こす。
つまるところレーザー水爆。
太陽の輝きと原理を同じくする宝具ではあるが、カルナ自身は生命に恩恵を与える太陽の輝きとは真逆のものだと否定する。
その最大火力は『梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)』をも上回るが
カルナ程の弓手であっても極限の集中を以って望まなければならないほど成立させる難易度が高く、発動準備中は他に注意が避けなくなる。
つまり発動するまで全く無防備な状態となり、回避や防御ができなくなるというデメリットが発生する。>>531
『蛇竜よ、天弓に番え(ナーガーストラ・アシュヴァセーナ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1人
蛇竜(ナーガ)のアシュヴァセーナが変じた矢を放つ絶技。
カルナオルタにとっての奥の手であり、蛇竜アシュヴァセーナと力を合わせての合体宝具とも言えるもの。
アシュヴァセーナと息を合わせて放つ矢(ナーガーストラ)は
本来のカルナではあり得なかった原典以上の一矢であり、神霊の力を以ってしても防ぐ事は叶わぬ一撃である。
マハーバーラタにおいてカルナはアシュヴァセーナが矢に変じている事を知らぬままアルジュナに放ったが
その一撃でさえもインドラがアルジュナに授けたという壊れない王冠を砕く程の威力を発揮した。
それを上回る一撃である『竜王よ、弓に番え(ナーガーストラ・アシュヴァセーナ)』がどれほどの威力を秘めているかは論を俟たない。>>532
【解説】
マハーバーラタにおける英雄カルナの別側面……というよりはIFのカルナ。
原典においてカルナはアルジュナとの決着を独力で果たす事を望み
アルジュナへの復讐を望む蛇竜アシュヴァセーナの助力を拒んだが
アシュヴァセーナの助力を受け入れてアルジュナを討ち取ったのがこのカルナ(オルタ)である。
本来のカルナと同様、高潔な施しの英雄ではあるが
本来のカルナより自己評価が低く、ポジティブシンキングもあまりできなくなっている。
故郷の森を焼かれたアシュヴァセーナの復讐心に一定の理を認めたが故に助力を受け入れたカルナオルタであるが
それは同時にカルナ自身の戦士としての矜持や誓いを不可逆的に捻じ曲げる事であった。
もともとカルナは自身を特別な存在ではないと考えていたが、唯一誇ってきた信念を曲げた事で
その自己評価は大きく落ち込んでしまった。
「父の威光を汚さず、報いてくれた人々に恥じる事なく生きる」という覚悟、
自分が人より多くのものを戴いて生まれた以上、人より優れた“生の証”を示すべきだという矜持。
それを他者の助力を受けてアルジュナを討ち取った事で喪失してしまった、とカルナオルタは考えているのである。
それ故にカルナオルタは自らのエゴよりも他者の道理を優先する――
己自身を裏切り、平凡な人々にさえ及ばなくなった自分よりも他者の方が優先されるのは当然だ、と。>>533
父であるスーリヤ神に由来する力(黄金の鎧や炎熱)の使用を禁じたのは
「父の威光を汚してしまった自分がその力を用いるわけにはいかない」という考えに由来するもの。
パラメータが本来のカルナより低下しているのも、その神気を封じてしまった影響である。
アシュヴァセーナがカルナオルタに味方しているのは、この高潔な英雄の矜持を壊してしまったという悔恨の為。
確かにアルジュナへの復讐を果たすにはカルナの助力が必要だった。
しかし、自分はこの男が生涯をかけて完成させかけていた誇りを決定的に毀損させてしまった。
その後悔の深さの故に、アシュヴァセーナはカルナの戦いに同道し、力を貸す事を惜しまないのである。
【蛇足】
リクエストにあったので作成。
募集覧にあったアルジュナオルタとは対を成す要素は
・全ての神を統合したアルジュナオルタと自身の神性をも否定したカルナオルタ
・人間性をほぼ喪失したが僅かにエゴが残っていたアルジュナ、人間性はほぼそのままだがエゴでは行動できなくなったカルナ【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【真名】シャープール二世
【異名・別名・表記揺れ】シャー(フ)プフル、肩を突き刺す者(ズル・アクターフ)
【性別】女性
【身長・体重】160cm・44kg
【肌色】褐色 【髪色】藍色 【瞳色】黒
【外見・容姿】黄金の牡羊を象った王冠を被った男装の少女。短髪と王子様のような服装も相まって凛々しい少年と見紛う風貌。
【地域】イラン
【年代】西暦309年~379年
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:C 幸運:B 宝具:B+>>535
【クラス別スキル】
対魔力:C
騎乗:C
【保有スキル】
生まれついての王冠:A
生涯君主であり続けたセイバーの特殊なカリスマ。
カリスマ、あるいは諸王の王の亜種スキル。王特性持ちとの交渉時に有利な補正を得る。
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。
魔力放出(光):C
本来は聖人・聖女・聖騎士にのみ許される亜種魔力放出。
悪属性に対しアドバンテージを有する。セイバーの魔力放出は宝具によって付与されたもの。
変装術:D
変化とは異なり服装や小道具を用いて自身の正体を偽る技術。
セイバーの場合、変装してローマ帝国に潜入したという伝説に由来する。結局バレて捕まったためランクは低い。>>536
【宝具】
『王の光剣(ズル・アクターフ・クワルナフ)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500
古代ペルシャにおける王権の証。アフラ・マズダー、あるいはミスラ神から皇帝に授けられる神造兵装。
持ち主に魔力放出(光)を付与し、相対する者に重圧をかける。
クワルナフという宝具はペルシャの皇帝であれば誰しも持ちうる宝具だが、所有する皇帝の治世や掲げる正義が反映され形状・能力が変化するという特性を有する。
セイバーの場合、通常時は黄金の雄羊の王冠の形態を取り戦闘時には二振りの光の剣へと変化する。
これはセイバークラスで召喚されたことに加えセイバー自身が敵を徹底的に粉砕する“容赦無い正義”を掲げたことから。
真名解放により、神々しく煌めく双刃から、かの星の聖剣にも似た万障を灼き尽くす光と炎の奔流が放たれる。
【Weapon】
『王の光剣』
通常武装としても選択される。>>537
【解説】
四世紀のサーサーン朝ペルシャに君臨した第九代君主。
誕生と同時に即位したシャープールはイランの歴史上最も長く君臨した君主であり、彼女の治世はサーサーン朝の黄金時代の始まりとなった。
シャープールの母親はユダヤ人とされており、まだ生まれてもいないシャープールは貴族達に君主として担ぎ上げられ、妊娠中の母のお腹に王冠が置かれた。
シャープールには三人の兄が居たが、一番上の兄は殺され、2番目の兄は目を潰され、3番目の兄は牢獄へ閉じ込められている。
こうしてシャープールは誕生と同時に即位するが、望まれていた男子ではなく女の子だった。
しかし、母親のお腹の中にいる内に君主となる事が決定していたため、貴族達はこの女の子を表向きは男として育てることを決める。
幼き日のシャープールは貴族の傀儡同然であったが成長するにつれて権力を握るようになる。
成長したシャープールは敵対者に対する容赦の無い仕打ちで知られるようになる、いくつか例を挙げると、16歳の時アラブ人がサーサーン朝の故郷を襲撃した際には遠征隊を率いアラブ人を撃退し、さらにアラビア半島にまで進軍しメディナにまで到達した。この時の苛烈な攻撃性からアラブ人は彼女を『肩を突き刺す者(ズル・アクターフ)』と呼んだ。
また、スサで反乱が起きた際にはスサの町を象で踏み潰し反乱の芽を摘んだ。>>538
国内を安定させたシャープールはローマ帝国との40年にわたる和平を破り、ローマ帝国と戦争を開始する、この戦争は26年に及んだ。
最終的にサーサーン朝とローマの戦争はシャープールの包囲によるアミダの陥落、そしてローマ皇帝ユリアヌスの戦死によってサーサーン朝の優勢が決定的なものとなる。
ユリアヌスの後継者ヨウィアヌスとシャープールの間に結ばれた条約により、ローマ帝国はティグリス川左岸の地域を割譲、これ以降アルメニアに介入しないと約束した。
これによりサーサーン朝はアルメニアに侵攻し支配下に置くことに成功した。
宗教面ではこれまで宗教に寛容だったサーサーン朝の方針を転換しゾロアスター教を重視し、キリスト教、ズルワーン教を弾圧した。
また、ゾロアスター教の聖典であるアヴェスターはシャープール二世の時代に確立した。>>539
【人物・性格】
尊大にして明朗快活な少女、自らをペルシャで最も偉大な皇帝と公言して憚らない。
男の子として育てられたためかっこいいものや英雄譚が大好き、衣服や美容などの女の子らしいものにはあまり興味を示さない。
持ち前の明るさで何事もポジティブに捉えるスーパー前向き人間で、サーヴァントとしてマスターに従うことも「操り人形は何も考えなくて良いから楽だ」と笑い飛ばす。
しかし、底抜けに明るい笑顔の裏には苛烈な攻撃性を秘めておりローマ帝国との和平を破り開戦に踏み切ったこと、反乱を起こした町を象で踏み潰したことからも苛烈さの一端を窺い知れる。とは言え、その攻撃性が向けられるのは敵対者のみである。
特筆するほど戦争が得意な訳でも、個人の武勇に秀でた訳でもないが人々にシャープール一世の再来となる事を期待され、その期待に応えるべく凡才ながらも努力した結果、シャープール二世が辿り着いた答え、それが彼女の掲げる容赦無い正義。
何もかも受け入れられるほど私は強くないから、本当に必要なモノだけ私は守る、不要なモノ、敵になりうる全てを排除して私はペルシャに平和をもたらすのだ。>>540
イメージカラー:黄色
特技:他人に誇れるようなものはない
好きなもの:シャープール一世、肉料理
嫌いなもの:イスカンダル、包囲戦
天敵:イスカンダル、ローマ帝国
願い:アケネメス朝の栄華をこの手で取り戻す
【一人称】余、私 【二人称】おまえ 【三人称】彼、彼女、あの者
【因縁キャラ】
シャープール一世:幼い頃からの憧れであり超えるべき皇帝。
ゼノビア:かつての隣国の女王、一時とは言えローマ帝国の領土を奪い取ったかっこいい女王として尊敬している。
イスカンダル:アケネメス朝を滅ぼした最も憎き男、強くて偉大な王として一目置いている、出会うことがあればとりあえずサインを求めるが、それはそれとしてアヴェスターの件は絶対許さない。
【コメント】
本当はライダーで作って一世と二世を並べたかったけどセイバーが良いと書かれていたのでTSしてセイバーで作ってみました。ADVENT BEAST
───人類悪 顕現───
【元ネタ】マヤ神話、『ドレスデン絵文書』
【CLASS】ビーストI/G
【真名】イシュタム〔オルタ〕
【異名・別名・表記揺れ】自殺の女神・異神霊イシュタム
【性別】女性
【身長・体重】161cm・40kg(獣角を除く)
【外見・容姿】縄のような紋様に覆われた裸体、長い金色の髪の隙間から大樹のごとき角を生やした女性霊。頭角には臍の緒にも似た縄が巻きつけてあり、自らの首を吊るしている。
【地域】中南米(マヤ)
【年代】不定
【属性】混沌・悪
【天地人属性】獣
【その他属性】神性・獣属性・人型・魔性
【ステータス】筋力:C 耐久:A 敏捷:A+ 魔力:A 幸運:E 宝具:EX>>542
【クラス別スキル】
獣の権能:C
対人類、とも呼ばれるスキル。
死の概念を内包する生命体に対して有利に作用する。
単独顕現:A
単体で現世に現れるスキル。単独行動のウルトラ上位版。
特定の死因を司る女神として即死耐性、時間操作系の攻撃に対して耐性を持つ。
自己完結の女神は、顕現にすら他者を必要とせず、条件さえ揃えば単体で現世に現れる。
気配遮断:A
死の概念と密接な女神として『世界の影』と繋がっているため、高ランクの気配遮断を有する。
本来は規格外の気配遮断だが、能動的に人類悪として顕現した時点でその在り方は常に攻撃態勢として認識されるため、Aランクに留まる。
女神の神核:E
生まれながらに完成した女神であることを表す、神性スキルを含む複合スキル。
精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。
しかし、異霊化およびビースト化の影響により著しくランクが低下している。>>543
【固有スキル】
死を纏う者:B
周囲に災厄を振りまき、死をもたらす神性の存在としてのスキル。
月蝕の女神としても認識され、マヤにおいて凶兆たる月蝕は生れ出づる生命の形を歪め、悲劇を齎すものとされている。
不幸なる者たちの怨嗟が具体的な武装となり、攻撃を可能とする。
死の顕現:B (EX)
美と豊穣の女神が持つという「美の顕現」にも似た魅了のスキル。
自殺を司る女神ながら、意外にも女神自ら他者に自殺を唆すことはない。
女神自身とその背後に仄めかされた楽園の魅力に惹かれた者は自ら望んで死に引き寄せられる。
他者の向かう方向性を左右する神霊としての在り方であり、死の概念が通じるならば
無機物すらも死に引き寄せるが、異霊化およびビースト化の影響により現在はその純度が損なわれている。
楽園の導き:EX
名誉ある死を迎えた魂を楽園に導いた女神の権能。
自身に強力なバフ効果を与え、また、宝具の性能を変化させる。
聖者、生贄、戦死者、産褥による死者、そして自殺者の魂を導く女神は
人類悪として顕現したことにより霊基そのものが一つの楽園へと変化した。
これにより、イシュタムは楽園として自身が受け入れる死者の魂を再定義し、結果的に全人類の魂を許容する選択を行う。>>544
ネガ・ゴースト:A
死後の楽園への送迎を担う神性として有する現世を彷徨う霊魂に対する優位性。
霊体であるサーヴァントの攻撃を打ち消し、無効化する。
同様に霊体によって構築される宝具を全てキャンセルする……ただし、物質として現存する宝具には適用されない。
【宝具】
『史よ、遍く知らしめよ(ドレスデン・コデックス)』
ランク:E 種別:対人理宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
ビーストIの存在を描いた書物に由来する宝具。
人類史に起きた出来事を絵と文字に書き(描き)起こす情報収集型の補助宝具。
本来の『ドレスデン絵文書』は幅12尺ほどだが、この宝具はビーストIの視点で起こった事象を書き連ね、際限なく幅を広げる。
ビーストIは単独顕現の凡ゆる時代へ降り立つことが可能な能力を利用し、
人類史を限りなく広範にわたって視認することで人理のアーカイブとも言える宝具にまで昇華している。
膨大な記録量からその幅は星を何周も巻くほどに長大化している。
記録される歴史が強靭なほどに延長・強化される人理記録帯。>>545
『死よ、凡ゆるを死に絶やせ(ヤシュチェ・イシュタブ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
第二宝具。人理によって人理を括り締めつける自縄自縛の帯。
惑星を覆うほどにまで延長された人理記録帯を凡ゆる時代へと伸ばし、人類の首を括り、吊るし上げるシンプルな絞殺宝具。
人類史の総計を用いて人類史を縛ることで成立させた、人理の自殺。
対象となる人類が死に抗い、生きようと……歴史を残そうとする程に帯は強度を増し、深く深くその首へと食い込んでいく。
帯は人理と同様の強度を持つため、これを破壊しようとすれば凡そ人理を破壊するのと同様の手段が必要となるため、
帯の破壊と同時に人類史の終焉が齎され、どちらをとっても自殺行為と等しくなる。
抗うも自死、受け入れるも自死という自殺の女神が体現する究極の殺生手段。
【Weapon】
『吊り縄』
ビーストIが通常攻撃に使用する、首を括る吊り縄。
自身の首を絞め上げる吊り縄と同様に臍の緒を模している。
これは彼女が出産に纏わる逸話を持つこと、また首を縄で縛る彼女を描いた姿が臍の緒が絡まった胎児の姿と解釈されることから。
自ら相手の首を絞めにいくというよりも、進んできた相手の首が縄を通るように配置される括り罠として用いられる。
異霊化により反転していようとも、自殺の女神として極力、相手自身の力を利用して相手を自殺行為に追い込むよう努めている。>>546
『宇宙樹ヤシュチェ』
マヤの死生観において死後の楽園にあるとされる宇宙樹。
その木陰は名誉ある死を迎えた魂に永遠の安寧を齎すと信じられている。
ビーストとなったイシュタムは自らの霊基を楽園化したことで宇宙樹との一体化を果たした。
この霊基において宇宙樹はビーストIの頭角(獣冠)として扱われ、第二宝具において全人類の首を吊り上げる、絞首台として利用される。
【解説】
マヤ神話において自殺を司る女神。
聖者、生贄、戦死者、産褥による死者、そして自殺者の魂を楽園に導く役割を担う。
マヤの社会構造において自殺者(特に首吊り自殺)は戦死や産褥死に並ぶ名誉ある死であった。
名誉ある死者の魂はイシュタムに導かれた楽園で極上の飲食物を振る舞われ、
マヤの宇宙樹ヤシュチェの木陰で永遠の安息を享受すると考えられていた。
イシュタムの姿はマヤの神々や習慣が描かれた『ドレスデン絵文書』の中に見られ、首を吊った女性の姿で描かれている。
また月蝕を象徴する神性という説もあり、マヤでは月蝕は胎児に奇形を発現させるものとされ、イシュタムは特に妊婦の悲劇を象徴しているとも。>>547
神代が終焉を迎え、中南米の神性達もまた人類に対しての干渉力を徐々に低下させた。
その中には当然ながらイシュタムも含まれ、イシュタム自身が人類に自殺教唆を行うことはなく、人類は自らを殺.す女神の様に信仰を見出した。
女神はそれをよしとした……遠からず神々は完全に地上から去る。
それが天上へと昇るのか、地表に溶け入るのか、冥界と共に深淵へと切り離されるのか……定かでは無いが、神の世は終わる。
ならば、互いの存在に確証がなくとも信仰を通じて人類と繋がるのも悪くない。
次代の摂理を受け入れていた女神を揺るがしたのは、海の彼方から来訪した征服者(コンキスタドール)。
中南米は蹂躙された。文明と信仰は侵略によって衰退し、民は支配によって衰弱した。
囚われた後に処刑される者、捕虜や奴隷となり衰弱死する者、征服者の持ち込んだ伝染病により病死する者……。
もはや中南米の民草は戦死や自殺といった死に方を選べる強さを失っていた。
この世の地獄を体験するだけでなく、死後の楽園に向かう権利すら彼らには残されていなかった。
女神イシュタムはその様を憐憫の情を抱いて見届けながらも、神秘が駆逐された時代にあっては何もすることは出来なかった。
女神自身が人類に何もしてやれぬ自らの力不足を嘆き、民の不幸を思って自殺したこともあった。
だが、死者を楽園に導く女神の役割から彼女自身には死による逃避は許されなかった。
やがて中南米の文明は完全に征服され、古き神々への信仰が失われる世になっても、女神イシュタムは自らの権能で自らを縛り、殺.し続け、かつての無力を悔やみ続けた。>>548
転機は南米異聞帯における冥界・冥府にまつわる複数の存在の異霊化の観測。
これにより女神イシュタムは自らの霊基を反転させる術を習得する。
自殺者の神格として他殺を禁じられた彼女は、その性質を裏切り、反転させることで女神イシュタムの異霊(オルタナティブサーヴァント)としての霊基を獲得した。
更にイシュタムはサーヴァント化により獲得した第一宝具を利用して、人類史の記録を開始、人類史の長大さを持って人理の担い手たる人類を死滅させる人理自殺計画を立案する。
そして全人類を自殺者として扱うことで、その魂を楽園と一体化した自らの胎内へと導き収納する。
それは自らに無力を突きつけた人類に対する憎悪の所業に非ず。
過去の人間も現在の人間も、征服者達すらも自らを信じ崇めた民と区別せず、同じ人類として扱い、その苦痛の生を取り払い、死の安寧を約束するという極大の人類愛。
以上の衝動を彼の者のクラスは決定された。
自殺の女神など偽りの神性。
其は人類が描き記した、人類史を最も無為に完結させる大災害。
その名はビーストI/G。
七つの人類悪のひとつ、『憐憫』の理を持つ獣である。
なお、この獣が存在する宇宙において対となるゲーティアはビーストI/Sと定義される。
創世の始点(Start)を目指したゲーティアに対する終点(Goal)に安息を見出したイシュタム。
召喚術(Summon)に端を発するするゲーティアに対する異霊(Ghost)として成立するイシュタムである。>>549
【人物像】
一見して陰気な美女。過去に中南米の民を救えなかった無力感から憂鬱を浮かべる。
司る概念が自殺や月蝕ということもあり、他のアーパーな中南米の神性に比べると暗く沈んだ印象。
しかし、その根底には生命が生きている限り訪れる悲劇を憐れみ、死を以て総体に安寧をもたらす救済の神。
特技:なし(権能は特技にカウントしない)
好きなもの:自らを信仰する者・人類・木陰
嫌いなもの:悲劇・生き地獄
天敵:ククルカン・テスカトリポカ
獣性:人類史を利用して人類を滅ぼし、全ての生命体に死を与えて、生命を奪う。
人類愛:全人類から生の苦痛を取り払い、死後に残った魂を自らの胎内にある楽園に集めてその尊厳を庇護する。
【一人称】ワタシ【二人称】アナタ【三人称】カレ、カノジョ
【Wiki登録】可 【SS使用】可
【コメント】
リクエストからゲーティアの対となるビースト。
オルタ表記だったので既存の疑似鯖イシュタムのオルタにした方がいいのかな?と思いつつ、
カマソッソと同様にマヤ由来なのであくまで異霊化した神霊イシュタムになりました。(既存のは疑似鯖として完成度が高いので勝手に手を加えるのにも抵抗があったので……)「皆様はじめまして〜。キャスター・コローニスです。どうやらあの方もついてきたようですね」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】キャスター
【真名】コローニス
【異名・別名・表記揺れ】コロニス
【性別】女性
【身長・体重】160cm・50kg
【肌色】健康的な白 【髪色】濡羽色 【瞳色】黒にスカイブルーのグラデーション
【外見・容姿】ワンピースにアレンジされた薄水色のキトンの上に、白衣風のローブをはおり、ヘビの杖を携えた一本の三つ編みの女性。側にカラスのマスコットがついてきてる
【地域】テッサリア
【年代】神代
【属性】中立・善
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:C 魔力:A 幸運:A- 宝具:A
【クラス別スキル】
道具作成∶D
陣地作成∶C>>551
【固有スキル】
医神の母∶A
後に医神として昇華されたアスクレピオスの母としてのスキル
生前そのようなことはしておらず本来は持ち得なかったが、サーヴァントになったことで医療関連のスキルをはじめ、カウンセリングなど、精神安定の治療法も併せ持つ
アポイナ・アポローン∶EX
加護や寵愛ににて非なるスキルであり、かつてアポロンと相思相愛だった頃の名残。全ステータスアップに加え、アポロン由来の能力が使用可能。そしてごく低確率でアポロン本神による支援攻撃が行われる。そしてアポロン自身に課せられた贖罪なのかカラスモチーフのマスコットとしてついてきた。…ある意味過保護である。
儚き陽だまりの想い∶B
かつて共に過ごした愛しい日々、そして大事な存在に対するその思いが彼女を最後まで奮い立たせる。>>552
【宝具】
『悪意遮断せし母の抱擁(コローニス・ストルゲー)』
ランク:A 種別:加護宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
我が子に対するキャスターの思いが具現化し、宝具に昇華されたもの。
対象を母の愛で包み、回復を与え、ガッツ状態を付与。擬似的な不死状態にする。降り掛かったバットステータスを解除。そして大切な存在をあらゆる悪意や障害を遮断し、寄せ付けない。
実は、生前の出来事は実はお腹の子もろとも致命傷を負ってはいたものの、我が子が無事な理由は、これに起因するものではないかと考えられる
『愛裂きし不和の烏(トラジディー・デッドエンドクロウ)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
カラスのせいで狂わされ、アポロンによる怒りの一矢。それによる死因。そして裏切られ殺された怒り。それらが一体化した宝具。銀閃で出来た半自動烏型の魔弾を放つ。目にも止まらぬ速さで放たれる魔弾は予備動作も戦意も殺気も気配もなく、戦闘経験が豊富な戦士でも読み取り、反応するのは基本的に不可能に近い。
尚、最終兵器として自身の霊基を犠牲に巨大なカラスを召喚。例え神霊であろうともそのまま相手を撃ち抜き道連れにする。たとえ建物の中に隠れても世界の裏側に逃げようとしても、それを許さず追尾し貫くだろう。
【Weapon】
医療器具
アポロン由来の魔術
アスクレピオスロッド>>553
【解説】
プレギュアス王の娘であり、かつてアポロンとともにいた恋人。だが"神と人"種族の違い上長く一緒に入れないことが多い為、自身の使い魔まであるカラスを通じ、互いの情報を共有していた。
だがある日のこと、カラスがアポロンにこう告げた。『どうやら知らないヒトと密通してるらしい』その真偽は不明だが、それを聞いたアポロンは大層怒り、カラスの羽を燃やすほど。コローニスとそばにいた男を射.殺.した。
赤子の存在に気づき我に返ったアポロンは助けようとするもののときはすでに遅し。コローニスは息絶え絶えにこう告げた。
「せめてお腹の子を生んで確認してからにしてほしかった。」
それを知ってしまったアポロンは絶望し、後悔した。カラスをバツとして神の使いの座を剥離し、天に磔刑。そしてお腹から赤子を救い出し、ケイローンに預けた。その赤子こそが、後のアスクレピオスである。
そんな悲惨な最後を迎えた彼女なのだが、なんの因果なのか狂うこともなく、ましては復讐に身を燃やすこともなくキャスターとして現界した。お腹の子の無事を確認し、安堵したのか?──あるいは、僅かに残った愛が悪意に勝ったのか──?>>554
【人物像】
大人しく、誠実で思慮深い女性。おせっかいであり世話焼きな面な一面も。
王族出身なゆえに良くも悪くも世間知らずであり思ったことをストレートに口にしてしまうことも。けど昔の悲劇のせいか、バーサーカーほどすぐに攻撃的ではないものの懐疑的であり、またあのときのように殺されてしまうことを恐れておりもしそのようなことが起こってしまうと癇癪に近い状態になり暴走してしまうこともしばしば。その為自らは決して嘘はつかず、清姫ほどではないものの嘘に厳しく、もしついてしまうと、疑心暗鬼な目を向ける。嘘の内容によっては懐疑的な感情が強くなり最悪の場合始末されてしまうことも。
余談だがアポロンがカラスに真偽のわからないことを告げられたのとカラスに対するバツが温すぎるのか、末期のカラス嫌い。すべてのカラスは絶滅してほしいと願うほど。
好きなもの:アポロン、アスクレピオス、穏やかな時間
嫌いなもの:アポロン、嘘を付く人、嘘を疑い確かめようとせず真に受ける人。カラス
天敵:イスキュス、別側面の自分自身
願い:悲劇の完全回避、要するに死の回避/死を免れないのなら、アスクレピオスを生んで抱きしめてからにしてほしかった。
【一人称】私【二人称】貴方【三人称】あの方、彼、彼女>>555
【因縁キャラクター】
アポロン
かつてともにいた愛しい神様(ヒト)。彼女に対する贖罪なのか、カラスのマスコットとしてついてきた。諸説あるが半分は自分が他の男のとこに行き、愛してしまったから悪いと思い完全には恨んではいないものの、生前の件については根に持っているのかややあたりが強く鬼嫁気質になる。そのせいか盾にしたり野球ボール代わりにするほど。あとなんで浮気に関しては他には厳しいのに自分にどけ甘いのが理解できない。
『だからといって流石に酷使は良くないんじゃないかなー…。』
「何言ってるのあなた??誰に向かってその口で言ってるのかしら?昔の事反省してるのなら、申し訳ないと思ってるのなら、私のために体を張って償いなさい!!!」
アスクレピオス
生前目にすることがなかった愛しい我が子。もしどこかで出会ったらやや親ばか気質になる。なお、彼に接触する際には端末(アポロン)をどこか放り投げている。
······彼の行った偉業を称賛し、蘇生薬を作り上げた件に関しては認めてはいる、蘇生の件についても一度や二度までは許してはいるけど、我が子の悲劇を知ったのかこれ以上の多用はさすがの母でもこれに関しては良くないと思い、再び悲劇に合わないようこきつかってでも蘇生薬づくりを止めるだろう。
「蘇生薬作りあれほどやめなさいと言ってるでしょ!今度は雷霆に打たれて命を落とすだけじゃなく神様としての資格剥離されるかもしれないのよ!?それでもいいの?!」
イスキュス
真偽は不明だが、彼と出会い、愛し合ってしまったせいで自身の死の原因になってしまった。そのせいか不快や拒絶反応を示す。
その真相はイスキュスによる一方的な無理やりなのか?或いは互いに愛してしまったのか?なお、一説によればコローニスの密通相手はイスキュスじゃなく、アルキュオネウスとされるらしい。「私はアルフォンス・ムハ。クラスはキャスター。君が私のマスター(パトロン)かい?」
「それにしても、生前は確かに様々なオカルトに触れてきたとはいえ、まさか私がキャスター(魔術師)になるとは。とはいえ、やる事は何一つ変わらない。ただ描く、それだけさ。」
【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】アルフォンス・ミュシャ
【異名・別名・表記揺れ】アルフォンス・マリア・ミュシャ,アルフォンス・ムハ,アルフォンス・マリア・ムハ
【性別】男性
【身長・体重】148cm・40kg
【肌色】白 【髪色】木蘭色 【瞳色】青
【外見・容姿】スラヴの民族衣装を着た癖っ毛の少年。その手にはパレットを持つ。
【地域】チェコ,フランス,アメリカ
【年代】19世紀〜20世紀(1860年〜1939年)
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】
筋力:E 耐久:E 敏捷:E
魔力:D 幸運:A 宝具:EX>>558
【クラス別スキル】
陣地作成:D+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
魔術師ではないキャスターが作り出すのは絵画を描くための「アトリエ」であるが、生前自らの部屋に霊媒を招き降霊会を実施したことから、アトリエには神秘性が宿り、霊媒系魔術に補正がかかる。
道具作成:C
魔力を帯びた器具を作成できる。
見るものを魅惑し引き寄せるモダンで華やかな絵画やポスターや、道具そのものではないが、舞台衣装や装飾品などのデザインを描き出す。
【固有スキル】
日常の中の芸術:A
星と植物と宝石、そして女性をモチーフとした華やかで繊細な曲線の画風。
描かれた作品は目を惹く魅力を有するのと同時に、日常にあっても浮くことなく溶け込む。
キャスターの芸術は王侯貴族のような限られた人々のためでなく、民衆のためにこそ描かれた身近な芸術であった。>>559
高速描画:D+
絵の描画を高速化するスキル。
キャスターの場合、リトグラフ技法により描いたイラストの大量印刷を可能とする。
約2メートルはある『ジスモンダ』のポスターをキャスターは依頼された12月26日から同月の31日までに描き上げてみせた。
一意専心:B+
一つの物事に没頭し超人的な集中力を見せる。道具作成スキル、つまり絵画の作成に対するプラス補正として働く。それが祖国のための絵画であるのならば尚更だ。
二十点の絵画から構成される連作『スラヴ叙事詩』をキャスターは第一次世界大戦の影響を受けつつも、十八年もの歳月をかけて完成させた。
ある聖誕祭の翌る日に:A
1894年の12月26日、サラ・ベルナールが経営するルネサンス座より齎された依頼はキャスターの運命を大きく変えた。
状況を転換させるようなチャンスが訪れやすくする、偶然を引き寄せる力。
チャンスをモノにできるかは当事者の実力に委ねられ、訪れたチャンスをキャスターは決して見逃さない。>>560
【宝具】
『紙上の華よ、人世に彩りを(チィレム・ウメニ・イェ・ロザージット・クラース)』
ランク:E〜A 種別:対民/対人宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1人
キャスターが描いたサラ・ベルナールのポスターを始めとする多くの広告ポスターが宝具となったもの。パリにおける前半生を象徴する宝具。
人物、道具を問わず、対象の一側面をモチーフとしたイラストを描き出し、描いた側面を強く引き出す。
例えば、キャスタークラス適性を有するセイバークラスで召喚されたサーヴァントがいたとすれば、魔術師としてのイラストを描き上げることで魔術師としての側面を強く引き出す。勿論、セイバーとしての側面をより強めることも可能。
また、対象が何かを演じる人物であれば、演じる役としての在り方をより強める使用方法も可能である。
とはいえ、ポスターを元にした宝具であるように、その本質は周囲にイラストを周知させることで知名度補正を弄り、周知された側面を強く引き出す宝具。
そのため、上記の効果を発揮させるには前提として描いたイラストをポスターなどにして掲示し、周囲からの認知度を上昇させる必要がある。>>561
『人が為の民族叙事詩(スロバンスカ・エポーペ)』
ランク:EX 種別:対史宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:300人
キャスターが長い年月をかけて描きあげた二十点にも連なる絵画『スラヴ叙事詩』が宝具となったもの。チェコにおける後半生を象徴する宝具。
第一宝具が表面的な一側面を励起させるものであるならば、後者は積み重ねてきた歴史を強固なものとし、根源的な力を引き出す宝具。
真名開放を行うことにより、スラヴ人の歴史を描いた二十の絵画は世界へとその軌跡を刻み込み、重ねられた時の流れを一つに束ね世界卵とする──即ち固有結界を作り出し、この世へと顕す。
この固有結界の内において、スラヴ民族に纏わるサーヴァントはその存在を世界が保証し続ける。これにより最高峰の知名度補正を受け、英霊の本体そのものに近しい霊基へと一時的に再臨させる。
また、スラヴ人が体験した歴史の再現や、スラヴの英雄を──条件さえ整えれば神霊さえも──召喚することが可能。
故に、この固有結界に立ち向かうということは一つの民族の歴史を相手取るに等しい行為だと言える。
とはいえ、『スラヴ叙事詩』はキャスターのための芸術ではなく、祖国、そしてスラヴ民族のための芸術である。それ故にキャスターは自らのためにこの宝具を行使することはない。使用するとするならば、祖国チェコに危機が訪れた時、あるいは未来の希望を守らんとする時だけである。
また、発動したとしても固有結界の維持にはそれ相応の魔力が必要であり、神秘の薄い時代を生きたキャスター単体では固有結界を維持する魔力を担保することができない。
以上のことから発動さえすれば強力な宝具なのだが、それ相応の扱いづらさを有する宝具でもあるのだ。>>562
【Weapon】
『画材』
キャスターが描くのは油彩画や、石版画(リトグラフ)。後者の場合は大量印刷を可能とし、第一宝具の発動には欠かせない技法である。
余談として、第一宝具はその性質上、インターネットに挙げられたイラストなどでも発動可能であるため、現代に呼ばれた際にはデジタルイラストに手を出す可能性がある。
『スラヴの英霊』
固有結界内にて召喚されるスラヴの英霊達。
主に召喚可能なのはブルガリア皇帝「シメオン」、ボヘミア王「プシェミスル・オタカル2世」、セルビア皇帝「ステファン・ウロシュ4世ドゥシャン」、フス戦争の英雄「ヤン・ジシュカ」など。
アトリエにて降霊会を行った逸話から、アトリエ内でのみ宝具を解放せずとも絵画を媒介に召喚可能。ただし、その場合は劣化し、シャドウ・サーヴァントとしての召喚となる。
【解説】
19世紀から20世紀に活躍したモラヴィア(現チェコ共和国)出身の画家、グラフィックデザイナー。代表作は『ジズモンダ』『黄道十二宮』『スラヴ叙事詩』などが挙げられる。
アール・ヌーヴォー(新しい芸術)を代表する画家であり、フランスのスーパースターたるサラ・ベルナールが演じる舞台『ジズモンダ』のポスターを手掛けたことをきっかけにポスター界の寵児として名をはせた。
また、祖国愛に満ちた人物として知られており、祖国チェコへ帰国した後半生においては祖国のために二十の絵画から構成される連作『スラヴ叙事詩』を描いている。その他にもプラハの聖ヴィート大聖堂のステンドグラスのデザインや、チェコスロバキアが成立した際には紙幣や切手、国章のデザインを手掛けている。
しかし、1939年にチェコスロバキアはナチスによって解体され、その同年に彼は亡くなってしまう。チェコへの愛を表現した作品を描く彼を危険視したナチスによって逮捕され、厳しい尋問を受けたからであった。数日で釈放されたが、高齢かつ昨年に患っていたこともあり、健康を損ない、プラハの自宅にて死去。その遺体は民族に貢献した人々が葬る地であるヴィシェフラド民族墓地へと埋葬された。>>563
サーヴァントとして現界するミュシャの姿は聖ペトロフ教会の聖歌隊に入隊していた十二歳の頃であり、精神性はともかく、その姿は少年のものとなっている。
少年の姿で召喚された理由は本人にも分からないが、音楽家を志望していた時期ということもあり、最も可能性に満ちていた時期が全盛期として解釈され、召喚されたのかもしれないとのこと。
キャスターとしては昔諦めた歌がまた歌えるのは悪くはないらしいが、それはそれとして『スラヴ叙事詩』のような壁画サイズの絵画が描きづらくなって面倒ではあるらしい。
【人物像】
受動的・外交的
大人びた雰囲気を持つ、自然体で寡黙な少年。一言芳恩、温厚で律儀、かつ訪れた機会は逃さない抜け目のない地に足をつけた性格、と芸術系サーヴァントとしては優等生寄りの人物。
アール・ヌーヴォーを代表する画家、ではあるが本人は別にそんな気もなく、そもそも「芸術に新しいも古いもない。芸術とは永遠だからね」と不易流行な考えであり、むしろアール・ヌーヴォーの型に嵌められることを嫌う。
また、芸術は自らの為のものではなく、民衆のためのものであると考え、それゆえに富や名声に興味を持たず恬澹としている。その無欲さは友人ゴーギャンに勝手に金を持ち出されても何も咎めないくらいにはない。
とはいえ、そんな富や名誉への無頓着さとは裏腹に、燃えるような祖国への愛、そして芸術への情熱を抱き、そうした一面では芸術家らしい拘りの強さや、芯のブレなさを見せる。
納得できないなら、納得できるまで。理解されないなら、理解できるまで歩み寄り続ける。たとえ最後まで理解されず、理解してほしい相手が敵になったとしても、彼は自らの祖国愛と芸術を貫く。>>564
マスターへの認識は主従というよりパトロン、あるいは依頼主のようなもの。キャスターはマスターがよっぽどの人物でない限りは裏切らず、手を抜くことなく自らの仕事を忠実にこなしてみせる。
逆に言えばビジネスライクな関係から発展しにくい関係ともいえるのだが、マスターが若者であった場合、二児の父親であったことからか時折父性を感じさせるような発言、忠告をする。
そんなキャスターの願望は「芸術が人々と共に在り続けること」。
「スラヴ民族の団結」という願いも抱いているが、聖杯で安易に叶えていい願いではなく、そもそも既に死したる身の上では叶える権利はなく、それは今を生きるスラヴ民族が行うべきであるとし、聖杯に願うことはない。
特技:描画,撮影,彫刻,歌,バイオリン
好きなもの:チェコ,芸術,音楽
嫌いなもの:ナチス,戦争
天敵:サラ・ベルナール
願い:芸術が民衆の側に在り続けること
【一人称】私【二人称】君,貴方【三人称】彼,彼女>>565
【因縁キャラクター】
サラ・ベルナール:美しきベル・エポックの星。キャスターが描いた『ジズモンダ』のポスターを気に入った彼女はキャスターと六年間の契約を結び、キャスターは彼女のために多くのポスターを描いた。いろいろと世話になったことや、彼女との関係がなければ今の自分はなかったかもしれないという思いから頭が上がらない相手。
葛飾北斎:日本の浮世絵師。19世紀末のフランスにおいて日本芸術はジャポニスムとして流行しており、ゴッホやモネなど多くの画家に影響を与えたという。キャスター本人はその影響を受けていないと考えているが、日本芸術に近しい要素が多いことから実際は少なからず影響は受けていたと考えられている。
ゴッホ:友人ゴーギャンと交流があった画家。男性だと聞いていたので女性の姿に面食らう。
パリス,メディア,シェイクスピア:キャスターが描いた絵の題材になったことのあるサーヴァント。パリスは油彩画『パリスの審判』を、メディアはサラ・ベルナールのために戯曲化された『メデア』のポスターを、シェイクスピアは厳密には彼の作品『ハムレット』のポスターを描いている。
ゲオルギウス:聖人。キャスター自身も絵画のモデルのためにカメラを用いるため、カトリック信者的には恐れ多いと思いつつ写真談義をよく行う。
余談としてキャスターが生前撮影した写真の中には友人ゴーギャンを写したものもあり、それはズボンも履かずにミュシャの自宅でオルガンを演奏している場面というものであったり。
リクエストより。サラ・ベルナールのポスターを手掛けた、という説明もあり、第一宝具の性能は既存のサラ・ベルナールとシナジーがある感じにしてみました。>>567
エレクトラ登録ありがとうございます!>>567
イシュタム〔オルタ〕登録ありがとうございます【元ネタ】日本童話
【CLASS】バーサーカー
【真名】桃太郎
【性別】女
【身長・体重】160cm・40kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:A 魔力:C 幸運:A 宝具:A
【クラス別スキル】
狂化:EX
バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えにステータスを上昇させる。
桃太郎の場合、勧善懲悪の価値観を絶対として悪性と判定した対象への殺処分を強行する。それ以外の対話能力に問題はない。
対魔力:A
本来はセイバーのクラススキル。事実上、現代の魔術師では傷をつけられない。
桃太郎の場合、宝具の影響が強いようだ。
神性:D
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
桃太郎の場合、宝具の影響でランクが低下している。>>571
【宝具】
『温羅の御首級 (うらのみしるし)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:全て
バーサーカーがその手に掲げる戦利品、鬼神の生首。伝承に寄れば、首となっても唸り睨んだので、犬に食わせて骨としたが鎮まることはなく、釜殿の竃の地中深く埋めたが13年間も怨み忘れず荒ぶった。しかし、バーサーカーの夢枕に立って、妻の鎮魂あらば鎮まろうと告げる。バーサーカーはそれに応じて、以後は丑寅みさきと呼ばれる吉凶を占う精霊に変生したとされる。
宝具として現れたこの首は、畏れるべき呪物である。周囲一帯の存在に対してプレッシャーを放ち、抵抗力が弱ければ即死してしまう。サーヴァントであっても動きを鈍らせ、幸運が低ければ狂化スキルを強制的に付与する。なお、レジストには対応する耐性系のスキルまたは神性スキルが有用だが、バーサーカーに気圧されると抵抗力への補正は失効する。また、鬼種をはじめとした魔性の多くに従属を強制する。魔性がこれを逃れるには、温羅と同格以上である必要がある。
バーサーカーは、無辜の民への配慮のために基本的に使用しないが、令呪をもって真名解放を強制するのはおすすめしない。この宝具の最も恐ろしい点は、温羅の怨念による魔力で稼働しており、マスターとバーサーカーの魔力消費はあくまでも宝具の影響に抵抗するためのモノでしかないことである。令呪で強制したとき、バーサーカーはマスターを見限り、抵抗をやめる。以後、バーサーカーは狂気に染まり、単独行動スキルを獲得して、無差別に暴れ回るだろう。己の宝具が築いた屍山血河の領域から敵の無くなるまで。
『悪即斬 (おにたいじ)』
ランク:- 種別:対人奥義 レンジ:1〜3 最大捕捉:1
正確には宝具ではなく、バーサーカーの極まった戦闘技術による最適解。限定的に上記の宝具を解放して隙を生み出し、一刀の元に両断する絶技である。と召喚に成功したマスターは分析することが多い。が、これはバーサーカーの素の戦闘力であり、英雄としても常軌を逸脱した気迫によって、特に悪性のモノが隙を晒すのである。>>572
【Weapon】
『武士の装束』
太刀を佩いて甲冑を纏う。
【解説】
日本にて最も有名な童話の主人公。勧善懲悪の理想の体現者たる大英雄。女性であったとするバージョンも実在し、それについては学問の神たる菅原道真が原作とする説がある。
史実に求めるならば、吉備津彦命(きびつひこのみこと)と稚武彦命(わかたけひこのみこと)の兄弟が温羅を退治し、桃太郎伝説のモチーフになったとされている。
召喚されたバーサーカーが、兄弟のどちらかであるのは確かなようだが、狂化の影響でその判別は不可能である。
本来ならセイバーで召喚されるサーヴァントであるが、温羅に由来する縁での召喚を試みるとバーサーカーに変貌する。疑いなき大英雄であり、狂化されても善性を喪わないが、融通は利かない。そもそも温羅に由来する縁によって召喚した魔術師は悪性と判定される場合が殆どであり、聖杯戦争に参戦する以前にマスターを殺処分して自主退去するだろう。初投稿……こんな感じで大丈夫ですか?
神話の終焉、歴史の暁――世界を拓く「開化の王」
【元ネタ】史実/サルゴン伝説
【CLASS】ランサー
【真名】サルゴン
【性別】男性
【身長・体重】192cm・100kg
【外見・容姿】筋骨隆々、威風堂々。左眼が金、右眼が赤のオッドアイ
【地域】メソポタミア
【年代】B.C2350~B.C2270頃?(詳細不詳)
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:B 耐久:A 敏捷:C 魔力:A 幸運:A 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。【固有スキル】
カリスマ:A
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。
サルゴンのカリスマは、天涯孤独の捨て子から王へと至る過程で磨かれた処世術に依るもの。天与のものでなく、努力によって磨き上げ得る最上級のカリスマである。
神性:E
神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。
名もなき神殿娼婦と最高神エンリルの間の子であるというが、真偽は定かでない。
曉星の祝福:D
戦いの女神であるイシュタルの加護を受けていることを示すスキル。
戦闘における直感、戦略立案に対してボーナスを得ることができる。
本来はAランクであるが、サルゴンは基本イシュタルをアテにしていないためDランクまでダウンしている。軍略:C+
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。
戦争に戦略の概念を持ち込んだ最初の人物であり、そのアドバンテージを以て戦争において生涯無敗を誇った。
一方で比肩しうる軍が存在しなかった故、相手の対軍宝具に対処する際の補正は得られない。
覇道太祖・革新:A
時代の変革者たる英雄に与えられる特殊スキル。覇権主義の祖。王たちの王。
戦闘を行う度、その地点を中心に自身の「領土」を広げていく。
生き延びるほどに、戦うほどにサルゴンの強さは盤石なものとなる。
領土内ではマスターに加え霊脈やマナからの魔力供給を受けることが可能なほか、最高ランクの知名度補正を獲得する。
また、同ランクまでの陣地作成スキルを無効化する。【宝具】
『星拓く標の灯火(イン・ニム・サギュラ)』
ランク:EX 種別:対城・対国宝具 レンジ:10~99 最大捕捉:999
「微睡む世界よ。幼子たちよ。我が曙光の下、揺籃の眠りから醒めるがいい」
手にする巨大戦斧「ベールの斧」の真名開放。
最古の英雄王が建造し、皮肉にも最後に残る神代の象徴となった城壁を崩壊せしめた一撃。
神の庇護から離れたヒトへ、行く先を示す灯火。世界新生を告げる規格外の宝具である。
光そのもので形成された刃を解き放ち、振り下ろす。
光輝の大瀑布とも言うべき一閃は、天体衝突に匹敵する熱量でレンジ内を完全に焼灼・粉砕する。
都市と神が密接に結びついていた時代における「国屠り」であるこの宝具は、強力な対神性能を発揮する。
対象が「天属性」「神性」「自身より古い時代」である場合、それぞれ追加で攻撃力ボーナスが発生する。
『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』
ランク:E~A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
最古の英雄王が誇った人類の知恵の原典たる宝物庫。空間と宝物庫を繋げ、財宝を取り出し攻撃を行う。
ギルガメッシュ王の下に集まった数々の宝物は、サルゴンによって「銘」と「担い手」を与えられ、新たな伝説を紡ぎ出す。
サルゴンは正式な所有者ではないものの、これを自在に操るだけの叡智と戦闘センスを有している。【Weapon】
無銘:ベールの斧
身の丈ほどもある巨大な戦斧。自らのルーツであるセムの主神ベールの加護を得ている。
世界で最も硬い護りを破壊せしめたのは、世界(テクスチャ)の外より齎された力だったからに他ならない。
【解説】
神話と史実の狭間に生きた最古の帝王。
史上初めてメソポタミアを統一した人物である。
父も母も知らずユーフラテスに流された赤子は、キシュの庭師に拾われ異郷の地で才を表す。
己のルーツを辿り祖国へ帰還した青年に囁くものがひとり。
「世界を、あなたにあげる」
イシュタル。彼の異母姉弟とも噂される女神を傍らに、真なる王が立ち上がる。
――シュメール諸都市に覇を唱えた、ウルクのルガルザゲシへの挑戦。
綿密な進軍計画のもと自ら鍛え上げた軍を率いたサルゴンが決起した。
戦略・戦術・戦闘。その全てにおいてアッカドはシュメールを圧倒する。
ウル、エリドゥ、ラガシュ……栄華を極めたウルクさえも、サルゴンの前に陥落した。
ここにアッカド人とシュメール人による「メソポタミア」が成立したのである。首都アガディを安堵し各地に国司を据え、世界を拓げる次なる征服行が幕を開ける。
東のエラム、南のアマヌス、西のアナトリア。
34の戦において、ただの一度もサルゴンが敗北することはなかった。
神を畏れ生きる。城壁に守られ生きる。数千年にも及んだ人類の営みを創り換えていく。
そして、文化を言葉を民族を超え、サルゴンによって「アッカド帝国」が打ち建てられる。
命以外何一つ持たなかった赤子は、流浪の果て王を超えた王へと上り詰めたのだ。
「お前の時代は訪れぬ。さらば、イシュタル」
新世界を確立していく中で、勝利と暁を司る女神は……いや遍く神々は失墜していった。
だが、あまりにも急激な変革に異を唱えるものも少なからず居た。
神に縋る世は既に終わり、独り起たねばならぬ時代を迎えたにもかかわらず。
繰り返す反乱を鎮め続け、王は悟った。
「ヒトはまだ幼い」
信仰の寄辺なくして民草が生きるには、世界はいまだ過酷に過ぎると。
ならば、神すら超える王となればよい。
自身を上回る存在へ、神すら超越した頂へ――新たなる支配者「ナラム・シン」に後を託し開化王はその生涯を終えた。
帝国の絶頂期、そして崩壊への序曲は彼の死後まもなく始まるのだった。【人物像】
特技:野営
好きなもの:家族、仕組み化
嫌いなもの:神々、王
天敵:飢餓
願い:両親に会うこと
【因縁キャラクター】
ギルガメッシュ:ウルク全盛期を創出してみせた英雄王。
不遜にもウルクを蹂躙し、財宝を恣にし、彼の王の旅した更に先――果ての海に至るまでを制圧した。
図らずも、ギルガメッシュが進んだ神を廃し人を見守る役割を完遂するように。
神と決別した人類に進む途を示す「開化王」。もうひとりの原初の王者がサルゴンである。
イシュタル:戦場において常に行動を共にした女神。
サルゴンの父が真にエンリルであったなら、二人は異母姉弟ということになる。
彼を真なる王と見定め、英雄王亡き世で最高神へ上り詰めんとしたイシュタルの目論見はあえなく崩れ去る。
ペルシャ湾から地中海に至る大帝国が成った時、民の崇敬は女神ではなく既にサルゴンへと傾いていた。
ほうぼうの体で、彼女は表舞台から引きずり降ろされ……支配者ではなくアイドルとして君臨することとなったのだ。【他クラス適性、変化傾向】
ライダー:指揮官の側面で召喚された場合、「戦争という概念」を成立させたライダーとなる。
支配地域から徴兵し、国税で軍備を整え、画一的な教育と訓練を施し組織立った用兵を行う――
王や神官に従う兵による「闘争」ではなく、国家戦略に「戦争」を持ち込んだのがサルゴンである。
今日行われる軍事行為の全てはサルゴンに遡るといっても過言ではない。
ライダークラスで召喚された場合はベールの斧に代わり、下記宝具が登録される。
『原初兵団(プライマル・レギオン)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:999
サルゴンが組織した、人類史における最初の軍隊を再現する宝具。
「王の財宝」の起動をトリガーとし、対応する宝具の所有者を自動で召喚する。
王に従うは、世界を切り裂き世界を拡げる……この世に戦争を齎した原初の戦士たち。
彼らの全員がサルゴンにより与えられた武具=宝具の担い手である。
サルゴン自身、そして彼に従う軍勢そのものが、原初の帳を切り裂く「対界宝具」となる。【コメント】
古代オリエント史における屈指の王の一人にして、その生まれからモーセやカルナといった貴種流離譚の原型とされる、半神話的人物です。
500年以上に渡る都市国家間戦争の勝利者、領域国家、公用語、職業軍人制、中央集権制の礎を築いた大英雄。
ですが、型月だとギルガメッシュがなんかすごいことになっていて、公式で日の目を見ることはなさそうで考えてみました。
ランサー時の宝具名は最古のストーリーテラーである彼の娘、エンへドゥアンナが記した戦勝の詩「in-nin-sar-gur」から拝借しました。
ライダー時の宝具はイスカンダルが夢想した「王の財宝で武装した王の軍勢」そのもの。サルゴンが宝具を雨霰と降らせた後、それの担い手が続々と現れる……みたいなイメージです。
wiki登録はご自由にお願いします。【元ネタ】日本、中国神話
【CLASS】キャスター
【真名】温羅 【性別】男
【身長・体重】225cm・153kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:A 魔力:A 幸運:E 宝具:A
【クラス別スキル】
陣地作成:A
キャスターのクラススキル。『鬼ノ城』『鬼ヶ島』に由来する拠点作成。
道具作成:A
キャスターのクラススキル。『隠れ蓑』や『打出の小槌』さえも作成可能。
【保有スキル】
鬼神の顕:A++
鬼種の魔に似て非なるスキル。怪力や変化、神性などの複合スキル。
正しく鬼神と畏れられたキャスターはこれを最高ランクで有する。
鳴釜神事:EX
キャスターを祀る神事であり、吉兆を占う巫術の一種。キャスター当人の場合、首だけとなっても唸ったという逸話も合わさり、戦闘続行スキルを幸運判定で連続発動させる。
破天荒:A
前代未聞にして未曾有の災禍の化身。キャスターの性質を示すスキル。
本来は、未開地を意味する天荒を破るとして、星の開拓者に似て非なるスキルであるが、不可能を可能にするのではなく、不可能性として英雄に立ちはだかるスキルとして登録されている。このスキルを有するサーヴァントの周囲一帯の天候は荒れやすい。>>584
【宝具】
『軍神五兵 (ゴッドフォース)』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:1〜40 最大捕捉:500
キャスターの有する権能。中国史に名高き梟雄と同銘であるが、あちらが人工であるのに対してこちらは神造である。
六つの異なる形態を有する万能兵器だが、威力が大きすぎるのでもっぱら鬼の金棒として、ただ頑丈なだけの打撃武器として使用される。真名解放すると、『鬼ヶ島』が割れる程度の威力を片手間に発揮できるらしい。
【Weapon】
『軍神五兵』
宝具。基本形態は鬼の金棒。
『大釜』
ぐつぐつと煮え滾る大釜。これを使って婦女子を茹でて喰らったとも。
『虎皮の腰巻』
鬼の正装。おそらく幻想種の虎の皮だが、特殊な効果はなく、ひたすらに頑丈。
【解説】
桃太郎伝説における鬼のモデルとされる鬼神。悪逆非道の権化とされる純粋悪。用兵にも長けたとされるなど妙なカリスマ性もある。
現代の考証によれば、製鉄技術を伝えた渡来人であり、落ち延びた大陸の王族という説もあり、鉄器を学んで要らなくなったから、ヤマト王権が裏切ったとも解釈は可能である。ただこの程度の善性付与では薄まることのないのが鬼種の血である。
さて、神秘が遠ざかった現代にあって失われた真実は、中国神話の軍神・蚩尤を原典とする零落神が温羅であるというもの。蚩尤は、獣身異形にして反乱を初めて起こした存在であり、兵主神とも云い武器を開発したとの伝説も有している。そして、その兄弟が72とも81とも、とかく多くいたとされ、その内の一柱が温羅なのであろう。
なお、桃太郎伝説は菅原道真が筆を取ったとの説もあるが、その道真が助けたとされる河童の妖怪で兵主部というモノがいる。この兵主部には諸説あるが、兵主神が由来とする説もあり、これによってキャスターは『河童』としての側面を有する。>>585【因縁】玉藻前:
キャスターの時代より後に悪さをした大妖怪。『天狗』に当たる。これは山伏のイメージではなく、文字通りに天の狗を意味しての該当である。
酒呑童子:
こちらもキャスターより後の時代の大妖怪。最も鬼らしい『鬼』であり、同格の魔。ただ年上として振舞い、舅と嫁のような関係性に見える。
桃太郎:
因縁の相手。首になってからも13年間怨み続けたが、嫁のために妥協した。
阿曽媛:
嫁。気に入ってそばに置いた女。いつか反転して喰らわれることになろうとも構わないと虚勢を張っていた。怖がられていることに嗜虐心が刺激されたから食わなかったとキャスターは語るが、その程度で鬼が反転せずに済むはずがないと有識者一同は反論する。
伊吹童子:
酒呑童子の別側面。神霊の分霊の性質が色濃く出たこちらとは対等な様子。
坂田金時:
桃太郎とは異なる鬼退治の英雄。酒呑童子の獲物として扱う。なお、桃太郎の方が強いとかマウントを取りにくる。
源頼光:
平安最強の神秘殺し。美味そうだとのこと。
俵藤太:
龍神をも喰らう大百足を退治したとされる大英雄。彼が討った魔人の逸話は、キャスターに似たところもある。まぁ、日本の怨霊はだいたいそんな感じなのだが。
呂布奉先:
中華出身の反英雄。乱世の梟雄と呼ばれた彼の宝具と、キャスターの宝具は同銘だが、蚩尤由来なんだから当然のことである。なお、本来の読みがあるはずだが、長ったらしいため忘れたらしい。
【コメント】
日本三大妖怪『河童』担当。三大化生に準えるなら勾玉宝具が欲しいが関連性を見出すことはできなかった。「この戦いが終わったら、大盛りご飯があたしを待ってる……!」
【元ネタ】古事記、日本書紀
【CLASS】ランサー
【真名】土雷神
【異名・別名・表記揺れ】火雷大神、八雷神、アルターエゴ・イザナミエイト
【性別】女性
【身長・体重】155cm・??kg
【肌色】白 【髪色】緑 【瞳色】緑
【スリーサイズ】測定拒否
【外見・容姿】丸々と太った和装の少女、緑の長髪をポニーテールにしている。
【地域】日本、冥界
【年代】神代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:C 耐久:B 敏捷:E 魔力:B 幸運:C 宝具:A++>>589
【クラス別スキル】
対魔力:B
【保有スキル】
土魂:EX
火雷大神八柱を一つの雷神格と見做しそのうちの「鳴雷」の神としての魂のみを得た、というていで現界している。
サーヴァント化にあたっては「雷神」全体への信仰を寄代にしているが、保有する神核はこのスキルによるもののみである。
強大な神霊が出自を偽らず現界するために行う、霊格のシェイプアップの一つ。
Bランク相当の神性スキルとして機能するが、神格としての能力に制限がかかる。
魔力放出(土雷):B
魔力を雷鳴として放出するが、土雷神としての現界ゆえ雷の用法が「雷を落とす」ことのみに固定される。
そのため攻撃にしか使用できないが、威力は絶大。>>591
【宝具】
「今から宝具使うからな~! 田んぼの様子とか見に行っちゃダメだぞ~」
『祈雨召雷飛龍演舞(きうしょうらいひりゅうえんぶ)』
''ランク:C~A++ 種別:対地宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000''
自身の蓄えた魔力を解放し行使する神霊級の天候操作魔術。
自身の分身体である龍が天に昇り雨雲を呼ぶ、宝具の規模や威力は蓄えた魔力によって変動する。つまり食べれば食べるほど強くなる。
宝具の発動中ランサーは雨乞いと龍の制御のために舞い続ける必要があり無防備な状態になるが、上空の龍が雨を一点に集中させたウォーターカッターのような水の刃や落雷でランサーを守る。
最大出力で宝具を稼働させれば地形を変えるほどの大雨で土地を破壊することも可能。
但しこの宝具の本質は雨乞いであり、魔力の込められた雨と雷で土地を刺激し活性化させることにある。
なお、この宝具は蓄えた魔力を全て消費するため、一度使うと半年は使いたがらない。
【Weapon】
『農具一式』
鍬やスコップやフォークなどの農具。>>592
【解説】
火雷大神。またの名を八雷神。あるいはアルターエゴ・イザナミエイトとも。
イザナミより生まれた八柱の雷神。この世界におけるその正体は、ヨモツヘグイによって黄泉から離れられなくなってしまったイザナミが地上に戻るために切り離そうとした穢れであり、自身の欠片。
本来ならばただ不要なモノとして捨てられるだけの存在だったそれらは、分離中の悍ましい姿を目撃したイザナギの逃走時にイザナミによって『イザナギを殺 すもの(そうすることによって永遠に黄泉に監禁・管理するもの)』としての役割を与えられ、黄泉軍と共に猛追したが力ある桃の実によって撃退された。
土雷神はイザナミの『食欲』を核としたエゴであり、食べること、そしてお米を愛している食いしん坊。
面倒くさがりな性格だが食に関する事ならあらゆる努力を惜しまない。働いた後のご飯は最高だが働かずに食べるご飯はもっと最高。
イザナミエイトの中では『穏健派』に属しており同じ穏健派の若雷神とは宝具の能力が被っていることもあり、よく二人で仲良く料理を作っている。>>593
イメージカラー:白米のような白
特技:大食い、畑仕事
好きなもの:若雷神の作った料理、デパ地下
嫌いなもの:空腹、害虫
天敵:台風、イザナギ
願い:ご飯をいっぱい食べる
【一人称】あたし 【二人称】きみ、○○ちゃん、○○くん 【三人称】あの人、あの子
【因縁キャラ】
ウカノミタマ:空腹のイザナミから生まれた神、食物の神であるためお姉ちゃんと呼んで慕っている。
若雷神:料理を作ってくれる人、能力が被っているが職業で言えば農家と料理人なのでそこまで気にしていない。
紅姫天王:料理を届けてくれる人、わりと本気で結婚したいと思っている。(上の二人は姉妹のようなものなので結婚の対象にはならない)
【コメント】
前のスレで大雷神と土雷神が気になるって書いてた人がいたので作ってみた。【元ネタ】日本 【CLASS】アヴェンジャー
【真名】阿曽媛 【性別】女
【身長・体重】143cm・39kg 【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:C 魔力:A 幸運:EX 宝具:A
【クラス別スキル】
復讐者:A
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変化する。
忘却補正:A
人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。
自己回復(魔力):A
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。微量ながらも魔力が毎ターン回復する。
【保有スキル】
鳴釜神事:A++
艮御崎を祀る神事であり、吉兆を占う巫術の一種。
アヴェンジャーは、その神事を執り行う者の初代であり、未来予知に匹敵する正確な卜占で因果を調律する。
献身の覚悟:A
自己犠牲さえ厭わない鋼鉄の決意。
防御・回復系の魔術やスキルやアイテムの使用効果に対してプラス補正がかかる。
鬼神の加護:EX
アヴェンジャーが鬼神より授かる加護。アヴェンジャーのステータスを上昇させるが、鬼種に変生することを封じている。>>595
【宝具】
『鬼道妖術・矢喰宮 (コード・カタパルト)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜40 最大捕捉:50
アヴェンジャーの行使する大魔術。日本独自の魔術思想、鬼道に基づく大妖術。鬼神の御力を借り受けた逸話再現宝具。
吉備津彦の射つ矢の悉くを迎撃したとされる鬼神の投石を模した大規模な矢避けの加護。なお、伝説によれば、吉備津彦は同時に二本の矢を放つことでこれを攻略したため、一本の矢ではなく、一射に照準を絞った術式と推測される。アヴェンジャーの場合は、その力量の関係上、五十人までであれば、どれだけ射られようとそれが一本の矢をそれぞれが放っている限り、完全に迎撃する。また、ただの投石としても行使できる。
【Weapon】
『岩』
宝具に使用されている変哲の無い岩石。投石という割に巨大なそれは、鬼神の巨躯にとっては石だったのである。出力を下げて、つまり、数を減らして通常攻撃にも用いる。
『釜』
大釜。神體。
【解説】
桃太郎伝説の原型、温羅伝説の登場人物。温羅の妻にして、巫女であるとされる存在。
温羅は彼女の神事で鎮まることを約束する程度には、入れ込んでいたとされる。だが、アヴェンジャーからすれば、怨み骨髄に至るに足る仕置きであった。
「なぜなぜなぜなぜ?なぜ私を喰らってはくれなかったの?温羅ァアア!」
アヴェンジャーは自らを生贄として差し出し、民への手出し無用を願った善良な娘だった。しかし、温羅は彼女を気に入らなかった。そばに置き、妻として扱い、言葉巧みに悪事の片棒を担がせた。長く苦しまぬように、早く死なせてやれといったニュアンスで、釜茹でをさせた。いつしか、アヴェンジャーの心には温羅への愛情が生まれていた。それは共犯者意識やストックホルム症候群に似た精神状態であったが間違いなく恋慕だった。それは温羅の行為を好意的に解釈させ、温羅もまた自分を愛しているのだと、彼女はそう思い込んだ。思い込んでしまった。
鬼種の宿痾『反転』。座に至り、これを知ったアヴェンジャーは温羅の愛情が幻だったのではないかと疑った。そして、犯した罪が彼女の心を軋ませる。艮御崎に変生した和魂となった鬼神は正しく彼女を愛しているのかもしれないが、もはや鬼種(かいぶつ)になれないことはアヴェンジャーにとって呪いにしかならなかった。>>588
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%c5%ed%c2%c0%cf%ba
とりあえず白桃っぽく白文字に桃花色のバックカラーでやってみましたがこんな感じでいかがでしょう
それとページをwikiに登録する際はクラス一覧にも記載していただけると管理人さんたちも助かると思うので以降はお願いします>>597
ありがとうございます!
クラス一覧はど忘れですね。やった気でいました。なんでかなぁ。【元ネタ】日本 【CLASS】アーチャー
【真名】吉備津彦命 【性別】男
【身長・体重】160cm・54kg 【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:A 魔力:B 幸運:A 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:B
アーチャーのクラススキル。
単独行動:A
アーチャーのクラススキル。
神性:A
神霊適性を持つかどうか。
【保有スキル】
四道将軍:A
古代日本の平定を任じられた四人の皇族の総称。
アーチャーは、西道に派遣されて見事にその役を果たした。カリスマ、軍略などの複合スキル。
変化:EX
変身する能力。
温羅との決戦の折に鷹や鵜となって追い詰めたと云う。スキルとしては、犬、猿、雉への変身に長ける。明らかに童話の影響である。
千里眼:A
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。 透視、未来視さえも可能とする。>>599
【宝具】
『五百箇御統装填月弓 (いおつみすまるのたまこめるつきゆみ)』
ランク:EX 種別:対国宝具 レンジ:日本全土 最大捕捉:日本全土
日本国のレガリア、三種の神器の一つ『八尺瓊勾玉』。別名『真・ツクヨミ式リボルビングキャノン』。
記述少なく、その由来や意味するところに諸説ありながら、最も天皇の王権を象徴する神宝。その正体は、日本各地のまつろわぬ民がそれぞれに有していたレガリアを封じた宝珠のカタチをした宝蔵。世界最古の英雄王の宝具に近い。日本に流入した東アジア文化圏のあらゆる原典を所蔵している。ただし、その本質はレガリアであり、日本国に対する絶対的な優位性としての概念として働く。
『双天一射 (ふたつたまにてうちてそうろう)』
ランク:- 種別:対人魔弓 レンジ:1〜40 最大捕捉:1
投石によって放つ矢の悉くを迎撃した温羅に対抗して編み出した魔弓。二本の矢を同時に番えて放つ、ただそれだけの弓術。
どちらの矢も標的に向かって正確に、全く同時に同じ位置を飛んでいく事象飽和技術である。どこぞの天才剣士も吃驚の異なる器物で起こしており(天才剣士はあくまで得物は一本の刀である)、何をどうすればそんなことができるのやら。当然、事象飽和のために事実上防御不能であり、対物破壊にも優れるが、その有用性は温羅の迎撃を破ったところにある。すなわち、技術であるにも関わらず、飛び道具に対する絶対的な防御概念を有する宝具を破ることができる。ただし、防御概念を破った場合は事象飽和状態が解消されるので、その威力は通常のものに留まる。
【Weapon】
『月弓』
三日月に似た弓。宝具であり、その矢玉は記録された原典の情報をエネルギー化した代物であるので、その威力は通常でも対城宝具級である。>>600
【解説】
桃太郎伝説の原型、桃太郎のモデルこと吉備津彦命。なお、この真名は温羅を討った後の尊称であり弟もそのように呼ばれる。正確を期すならば、五十狭芹彦命いさせりひこのみこと。
皇室に生まれ、古代日本平定に明け暮れた武辺者。まつろわぬ民のなかでも特に強大だった温羅を討ち、日本で最も有名な童話のモデルとして知られる英雄である。
その知名度と温羅より奪った財宝を由来として、三種の神器の一つを宝具として有する。ただし、その真価は流石に発揮できない。彼は天皇ではなくあくまでも皇子であり、八尺瓊勾玉はレガリアとして機能しない。「ふふふ、ルーナ。私が起きる時間よ。」
真名 吸収
【元ネタ】伝承
【CLASS】プリテンダー
【マスター】藤丸立華
【偽・真名】ルーナ
【真名】ディアーナ
【異名・別名・表記揺れ】ルナ、ディーアーナ、ディアナ、ダイアナ
【性別】ル女・デ女
【身長・体重】ル:172cm・55kg デ:165cm・49kg
【肌色】ル:色白 デ:肌色 【髪色】ル:金色 デ:くすんだ金色 【瞳色】ル:緑色 デ:暗い黄色
【スリーサイズ】ル:80・50・68 デ:70・55・60
【外見・容姿】ル:穏やかな印象を持つ美人で、キトンを着て短剣と弓を持ち、多重人格者。
デ:悪役顔で、常に笑みを浮かべる。派手なキトンを着て、弓を多用する。>>603
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
単独顕現?:EX
特殊スキル。単独行動のウルトラ上位版。のはずなのだが、本来のそれとは全く違うロジックで動いているようだ。故に、即死やパラドックスの攻撃を無効化する力はないが、身体の状態を維持しようとするため霊基の傷はゆっくりと塞がり、精神汚染や状態異常を防ぐようだ。
ルーナ時のみ
女神の神核:EX(D相当)
小さい神性が深く結びつきイレギュラーに誕生してしまった。それはディアーナに対抗するためであろう。
ディアーナ時のみ
神性:B+
ある方法で無理矢理に神性をあげたもの。
故に神霊にはなれないが何か起爆剤のようなものがあれば神霊に匹敵する力を獲れる。>>604
【固有スキル】
月の神:A
月との関係性を示すスキル。
月に関する状態や土地などでは強く様々な恩恵を得る。
狩猟:B++
本来は狩猟が得意になるスキルだが、戦闘へ活かせるように調整されたもの。
また気配察知などの効果や、神が行うからなのか、ビーストへの特攻効果すら得れてしまう有能スキル。
ローマ&ギリシャ:A
ローマでありギリシャな者へ送られるスキル。ローマの浪漫をギリシャの神秘を兼ね備えれる。
そんな存在には自然と皆が付き従い、恩恵を受けるであろう。
ルーナ時のみ
月の化身:A+
月の女神たる所以を象徴するスキル。
ムーンキャンサーに対して強く拒否反応し、特攻を得ることが可能である。また、どうやら月光があれば、相手の物理因果を曲げる、防御形スキルを無効にする、結果を手繰り寄せるを行い、敵を撃たれ弱くする事や必中などが可能にする。ディアーナ時のみ
魔女の神:B+
魔女達の女神たる所以を象徴するスキル。
キャスターに対して強く調和反応し、魔女の福音を得ることが可能である。また、どうやら女性のキャスターがいれば、魔術の威力が味方全員上がり、魔術の詠唱を早め、守るという敵の結果を無効にするを行い、味方を強化や貫通効果を可能にする。
【宝具】
『月たる我ら(ルーナ・テイプス)』
ランク:B 種別:対星宝具 レンジ:際限無し 最大捕捉:12000
ルーナの宝具?であろう物。見た目は短剣であるが形が変わり、短剣、小盾、杖になる。
どうやら、形を変えると人格も変わり、短剣であればルーナ、小盾は物腰が柔らかいおっとりとした人格、杖は年配の話し方になり少しネガティブな思考となる。
真名解放を行えば、老婆と、初老の女性、さらにはアルテミスさえ出てきて月を強制的に持ってきて夜にしてしまう。それだけでなく少しの間攻撃全てに月の質量をつける。つまり、軽く殴っただけでも月をぶつけられたような衝撃が加わる。
何処にも文献には無い宝具だが。『新月を模る白銀の弓(ネオメニア・アルジェントム・アルコス)』
ランク:A 種別:対獣宝具 レンジ:1〜3000 最大捕捉:1
新月の銀で作られた弓。弓を構えて獲物を狙う姿で有名なディアーナの宝具。
その矢は狩猟を成功させ、矢の通った後は草木は生茂り、妊婦を撃てば傷は無くむしろ身体は回復し、安産を約束される。宝具となったコレは本来はディアーナの能力であったそれらが、弓の本体にその能力がついた。
ディアーナの能力も付けて放つその矢は、味方を回復し、女性はさらに病魔を祓い、身体が頑丈になる。そしてその矢は敵には必中で急所に当る、即死すら招かんとする一矢になる。
【Weapon】
ルーナ時のみ
(新月の弓)
ルーナの宝具であろうそれはなんの力も持たないただの弓に成り下がっている。
しかし侮れない。とんでもない剛弓で、ルーナはそれを引く時だけ腕力は増えて無理矢理引き、強い矢を放つ。>>607
【解説】
現れたのは月の女神ルーナ。文献が少なく、他の神と混合されがちな為ルーナ自体の神話は無いといっても過言では無い。
ただ言えるのは彼女といるとより一層月が輝いて見えるのは気のせいでは無いだろう。
どうやら多重人格者のようで、それは宝具に連動しているようだ。刃が三日月のような短剣、柄が持ち手となった満月の盾、柄が伸び新月の杖、それぞれに人格が宿るようだ。
しかし文献にはそんなこと一切載っていないし、宝具も知られていないのだが……。
ーーーーー真名 吸収ーーーーー
姿を現し、真名を告げるはアルテミスのラテン表記、ディアーナであった。しかしどう見てもアルテミスでは無い。
アルテミス、ディアーナ、ルーナ、月の女神は混合されがちな神たちである。最終的アルテミスが出回っているが実際には全員別人であるらしい。
ディアーナは元は樹木の神である為に月とは全く関係の無い力を持ち合わせていた。更には魔女の神とまで言われ月から遠下がる一方のはずである。
しかし彼女は何故か月の女神を吸収しだした。最初の標的はルーナだった。不意を襲い難無くルーナは吸収された。その後ルーナの姿を装いセレーネ、セレーネの姿を装いヘカテを襲った。最後にアルテミスを襲うはずであろうが、アルテミスはピンピンしている為、どうやら失敗したのだろう。
どうやらアルテミスに負けた為、英霊の座に登録されたのだろうが吸収したそれらを逃すまいと死してなお手放さなかった為、イレギュラーがおこり、普通の英霊より強いがそのままでは絶対に神霊になれない呪いとなった。また、他のサーヴァントより成長が遅いようで4倍かかるようだ。
ルーナやセレーネに化けれるなら何故ルーナの姿の時に一部ステータスやスキルなどが違うのだろうか、ディアーナ自身あまりルーナになりたがらないようである。ーーーーー真名 結合ーーーーー
ルーナの正体は吸収されてもなお自身を見失わず更には自我や自己を取り戻したルーナ自身のようだ。
身体の主な所有権はディアーナにあるが手や足などは全力を出せば少しの間乗っ取れるようになったようだ。ディアーナがルーナに変身する際はディアーナが少しでも完全に気を緩めると身体の所有権を奪われかねないのでディアーナはあまりなりたがらない。ディアーナが寝ている間はルーナが表立てるなどが行える。
しかしルーナ単体でディアーナに対抗できたのでは無くセレーネとヘカテ、彼女達と手を取り合い融合というかたちで、ディアーナに対抗している。その結果かなりイレギュラーな存在となり、宝具が融合、セレーネとヘカテの身体は眠りにつき、結果セレーネとヘカテの人格がルーナと同居するなどが起きている。
結果ルーナも真名が融合し前に出てくることで同じ霊基に二つの真名があり、真名 月の神■■■ネ を得た。■の部分は文字か重なりよく読めない。だから彼女自身は自身の事をルカーネと呼ぶ。故に月の神ルカーネである。【人物像】
特技:デ:狩猟、作戦
ル:瞑想、料理
好きなもの:デ:子供
ル:ディアーナを除く月の神
嫌いなもの:デ:差別者
ル:虫
天敵:デ:アルテミス
ル:ディアーナ、ムーンキャンサー
願い:デ:「言うわけないじゃない」
ル:ディアーナに勝つ事
【一人称】デ:わたくし ル:わたし、わたしたち、わし【二人称】デ:そなた、おまえ ル:あなた、お主【三人称】デ:そこの、あれ ル:名前さん、名前くんorちゃん、名前
【セリフ例】
デ:「ふふふ、お前を手玉に取るのも悪くなさそうね。」
「アハハハ、本当に勝てると思ってたの?貴方には作戦を立てるまでもないのよ」
「少し眠くなってきたわ。癪だけど、無理は良くないわね。少し寝るわ。」
ル:「よろしくお願いします。月女神ルーナです。マスターのお役に立って見せます。」
「あら、守りなら私に任せなさい。マスターくん私の後ろにいなさい」
「わしとて、頑張れるぞ。死者達に頼らんでもわしは無敵じゃよ」※一応、リクエスト鯖『蚩尤』。ただ要望から少し外れている気もする。
【元ネタ】中国神話
【CLASS】ビースト 【真名】ビーストⅤ 【性別】不明
【身長・体重】420cm・32,000kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:EX 耐久:EX 敏捷:E 魔力:A 幸運:C 宝具:?
【クラス別スキル】
単独顕現:C
単体で現世に現れるスキル。単独行動のウルトラ上位版。
このスキルは“既にどの時空にも存在する”在り方を示しているため、時間旅行を用いたタイムパラドクス等の時間操作系の攻撃を無効にするばかりか、あらゆる即死系攻撃をキャンセルする。
ネガ・パラダイス:EX
楽園をを否定するビーストの権能。ビーストは戦乱を引き起こし、嵐を操ることで人類の安息を赦さなかった。
【保有スキル】
蚩尤旗:EX
蚩尤の描かれた軍旗は、当時を知る兵からすれば、それだけで恐れるに足るものだったと云う。描くことは蚩尤を恐れぬ暴挙であり、それを為す者もまた尋常ではない。
また、赤い彗星、凶星を顕すともされ、蚩尤の生まれに外より来る滅びの影を見る長老たちは固く口を閉ざした。
五穀豊穣:C
神農氏とされるビーストは、炎帝の恵みに関する権能を有する。
軍神五兵:A
ビーストは、中国テクスチャに鉄器を齎したとされる。道具作成、概念改良、殺戮技巧などの複合スキル。>>613
【宝具】
『梟雄、世を乱すは戦火の蹈鞴 (ザ・リベリオン・ビギニング)』
ランク:? 種別:? レンジ:? 最大捕捉:?
最初の『反乱』を起こしたことを主因とするビーストの宝具。
ビーストは赤色で示され、鉄器を開発したのであるから火とも関係深く、また、凶暴・貪欲で梟に喩えられ、鉄を喰らうため、火そのもの、あるいは、炉と見做すことも。
焚べる薪は打開を求める人類の鬱憤か。現状への不満を有する知性体は、ビーストに共感し従軍する。
【Weapon】
『鉄器』
自在にカタチを変える鉄塊。
【解説】
中国神話の軍神『蚩尤』。神農氏に生まれ、炎帝(あるいは黄帝)に史上初の反乱を起こした『鷸義』。
その姿は獣身異形、四目六臂の有角で、鉄を喰らう鉄身の巨人であったと云う。同じ姿の兄弟が81あるいは72いたとされ、いずれも勇猛忍耐に優れたとも。
反乱にあって、兄弟に魑魅魍魎と風伯雨師を味方とし、嵐を自在に引き起こし、視界不良で戦況を有利に進めた。しかし、魑魅魍魎が畏れる神獣・応竜が参戦して一転。敢えなく、蚩尤は敗北し諸悪の根源として絶命させられた。
なお、魃という女神が嵐を斥けて帝軍を援けたとされるが、その後、女神は人に仇なす魔に転じた逸話があり、蚩尤の熱が暴走したのを擬人化したのではないかとも考えられる。>>614
その反乱は、完全で満ち足りた停滞からの脱出。文明発展を願う人類愛。与えられるだけの家畜から、自らの手で造ることの価値を知る霊長を生むための荒療治だった。なお、駄目なら絶滅も止むなしの急進派。
それこそが『鷸義』であり、その神造兵器が『蚩尤』である。
以上の本性をもって彼のクラスは決定された。反乱なぞ偽りの史実。
其は、天の安寧秩序を否定し、地に満ちる矛盾無法を否定し、人の御世の成長を促す大災害。
それこそが冠位クラス七騎を以てしか対抗できない人理を喰らう抑止の獣、原罪のⅤ・ビーストⅤ。七つの人類悪の一つ、『革新』の理を持つ獣である。【元ネタ】中国神話
【CLASS】バーサーカー
【真名】魃
【性別】女
【身長・体重】173cm・52kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:C 魔力:EX 幸運:C 宝具:B
【クラス別スキル】
狂化:EX
寂しい淋しい、さみしい。
神性:E
最低ランクまでダウンしている。
【保有スキル】
封魔の贄:EX
魔を封じる贄であることを示すスキル。変転の魔、無辜の怪物に似て非なる霊基変化を及ぼす。また、献身の覚悟を複合する。
魔力放出(太陽):A+++
太陽属性の魔力を放出する。物理現象として熱源光源の太陽ではなく、陰陽思想に於ける神秘属性も内包する。天候を晴天に固定し、大気中の陰陽バランスを大きく陽気に偏らせる。
幼児退行:B
バーサーカーに潜む狂気のカタチであるともに、その安全装置となっているスキル。際限なく膨れ上がる熱量を、バーサーカーの精神年齢と同期させることで幼年化に伴い縮小する。>>616
【宝具】
『熱狂封印・幽閉山嶺 (かみよ、きたへかえりたまえ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:0 最大捕捉:800
ただそこにいるだけで旱害となるバーサーカーを幽閉した係昆山を結界として展開する。幽閉するだけの宝具だが、時折は人里に降りていたバーサーカーの逸話もあり、脱出不可能というわけでもない。なお、熱量攻撃では破壊できない。そのため、バーサーカーが本気で戦うための舞台が基本的な用途である。民間に配慮するのならだが。
『七魄封印・熱病感染 (ひとよ、かわきあえぎあらがえ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:999
陽気一極の領域に起こる神秘現象、中国の民間信仰において人は三魂七魄を持って、死後はそれを天地に帰することで正しく死すると云う。天は陽、地は陰とされ、陽気一極の領域において陰気の地に帰るとされる魄は行き場を喪い、肉体から剥がれない。魄を残した屍は、陽気を取り込んで僵尸と化して動き出す。また、生者であっても危機感を喪い楽天的になる。どちらもバーサーカーのお願いを快く聞いてくれる。
【Weapon】
『弓』
バーサーカーの父、黄帝には弓を開発した逸話を有する。魔力を抜くための触媒としての側面が強い。技量は低め。>>617
【解説】
中国神話より黄帝の娘、魃。その名は、美女を意味するものだったが、魔に変じてからは鬼の部首に直されてしまったとされる。
神話に曰く、反乱を起こした蚩尤に従い帝軍を苦しめた風伯雨師の術に対抗するために、バーサーカーはその身に宿す熱量を期待されて呼び出された。見事、蚩尤は撃ち破られた。しかし、バーサーカーは神性を喪い、神として天に帰ることをできなくなった。熱量を制御できず、旱魃で災うバーサーカーを黄帝は泣く泣く赤水河の北方、係昆山に幽閉することになってしまった。
真実は、蚩尤の自滅であったのだと云う。その身に宿す熱量を暴走させた蚩尤によって、戦況は帝軍に傾いた。しかし、その熱量が世界に留まり災害となるのを、黄帝は娘の身に封じることで塞いだのである。
父のため、民のため、捧げた娘の心は美しかった。だが、長き時は孤独はバーサーカーの心を鈍らせる。童女のように振る舞って、なにもわからぬと己を騙し、父を探しに山を降りる。「苦杯は飽いた。美酒をもて。此度こそ、蛮族どもを父祖の地より駆逐して祝杯を挙げん」
【出典】史実
【CLASS】アーチャー
【真名】ミトリダテス6世
【異名・別名・表記揺れ】ミトリダテス大王、ミトリダテス6世エウパトル、ミトリダテス・エウパトル・ディオニュソス、ミトリダーテ
【性別】男性
【身長・体重】193cm・81kg
【肌色】白 【髪色】灰 【瞳色】黄緑
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】逞しい体型に見合わず青白い顔の中年。甲冑を鮮やかな緑と紫で塗り、金繍された緋色の外套を羽織る。
【地域】アナトリア(ポントス王国)
【年代】古代(紀元前132年 - 紀元前63年)
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王
【ステータス】筋力:B 耐久:C+ 敏捷:B 魔力:E 幸運:D 宝具:B【クラス別スキル】
対魔力:C+
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
宝具『遍く毒を服すまで』の恩恵で、毒性に対しては特筆すべき抵抗力を持つ。
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。
陣地作成:EX
本来はキャスターのクラススキル。
宝具『女神の国に月が射す』によってのみ「神域」を形成できる。
神域は不可侵領域として防御効果を持つが、実体としての神殿を持たない為、強制力は低い。【保有スキル】
戦闘続行:A
強大なローマ軍と戦い続けたアーチャーの逸話がスキル化したもの。
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けないかぎり生き延びるスキル。
……なのだが、このサーヴァントの場合、“何度負けても懲りずに現れる”能力となっている。
果実の酒気:B-
声音や吐息に蕩けるような果実の酒気が香り、対象を泥酔させる。
魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物)であれば、たちまち思考が蕩けてしまう。
カリスマと魅了の複合スキル。サーヴァントであっても、防御手段がなければ魅了を受ける可能性がある。
酩酊神の名を名乗り、新しきディオニュソスと呼ばれたアーチャーは、民衆を血に酔わせて熱狂させる手腕に長ける。
対象を狂気に陥れることも可能……だが、酔いはいずれ冷めるもの。アーチャーがその場を離れると効果は急速に薄れていく。
驥足百般:A
武芸、語学、薬学など様々な分野に才を見せた逸話から。
生前に嗜んだものはBクラス以上、新しく始めた事柄は通常より早い速度で習熟する。
大プリニウスによれば抜群の記憶力の持ち主で、支配下の国で使用されていた22の言語を使い熟したという。【宝具】
『女神の国に月が射す(エフェシアン・アルテミシオン)』
ランク:C 種別:対陣宝具 レンジ:1~15 最大捕捉:―
アルテミスの神域を広げる為に神殿の屋上から矢を放った逸話が昇華されたもの。
アーチャーが矢を放った位置から、放たれた矢が落下した地点までをアルテミスの神域に塗り変える。
その地の支配権を示す喧伝行為でもあり、塗り変えた領域は神域である以上にアーチャーの陣地としての属性を持つ。
『女神の国に日が沈む(エフェシアン・ミソロマイオス)』
ランク:C++ 種別:対衆宝具 レンジ:― 最大捕捉:1000人
自身の陣地内に存在する「指定した属性を持つ対象」を皆殺.しにする殲滅宝具。
征服した小アジアの地で行った凶行、老若男女を問わないイタリア、ローマ人虐.殺の再現。
具体的な手法はクラスに応じて変わり、アーチャークラスの場合は無数の矢の斉射という形で実行される。
対象は外見的特徴、言葉の訛り、対象外の存在からの報告などで自動判別されるが、多少の誤認や巻き添えは起き得る。
この宝具を「聖域」内で行使した場合、不可侵の聖域を血で穢した代償として、アーチャーはその恩恵を一切受けられなくなる。『遍く毒を服すまで(ミトリダティズム)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:―
日頃から少量の毒薬を飲み続ける事で得た耐毒体質。
自身が製造に携わった世界初の解毒薬「ミトリダティウム」の薬効も複合されている。
ミトリダティズムの理論に基づき、未知・神秘の毒性であっても摂取し続ければ新たに耐性を獲得できる。
この耐毒性の向上機能は、後年「ミトリダティウム」がローマで改良されて万能薬「テリアカ」となった逸話にも由来する。
『残影の一万騎兵(アタナトイ・テン・サウザンド・ディアドコス)』
ランク:E~A 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:250人
死後にローマ人から「ミトリダテス一人の死は敵兵一万の殺戮に相当する」と評された武威の具現。
アケメネス朝の後裔を称するアーチャーの信仰を反映し、「不死隊(アタナトイ)」の如き軍勢として実体化する。
アーチャーが健在である限り、兵を失っても軍勢の総数一万が保たれるよう補充され、戦闘を行う際も殆ど魔力を消費しない。
極めて低コストな宝具だが、武威の反映である以上、アーチャーが消耗、負傷、敗戦を重ねる程に弱体化してしまう。
【Weapon】
『剣&槍&弓』
通常武装。それぞれ腰に帯びる佩剣、身の丈を超す長槍、宝具『女神の国に月が射す』を発動する為の弓矢。
アーチャーは体格と膂力に優れ、齢70を目前にしても槍を投げていたほど強壮だったという。【解説】
アナトリア半島の北東部ポントス王国の王。共和政ローマと三度に亘って戦火を交えた。
イランとギリシャの血を引き、キュロス大王やダレイオス1世、ディアドコイらの子孫を称した。
前120年頃、父のミトリダテス5世が暗.殺.され、弟と共同王位に就くが、母が実権を握った。
母は弟を寵愛したため、身の危険を感じたミトリデタスは荒野に逃れ、数年後に立派な成長を遂げた姿で帰還。
クーデターを起こして母と弟を幽閉(その後、母は獄死、弟は処刑)した。
親政を開始したミトリダテスは外征を行い、コルキス王国を征服、クリミアとボスポロス王国を傘下に収めた。
黒海沿岸を掌握した後はアナトリア半島へ進出、小アジアに勢力を広げていた共和政ローマと対立を深めていく事となる。
前88年、ビテュニア王ニコメデス4世がローマの使者の命でポントスに侵攻し、戦端が開かれた(第一次ミトリダテス戦争)。
緒戦は優勢で、ローマ軍を撃退した余勢を駆って小アジア全域を支配すると、全土のイタリア、ローマ人を虐.殺.した。
しかし、ローマの執政官スッラに連戦連敗を喫し、 前84年には不利な条件で和約を結ばされて事実上敗北した。
翌年、カッパドキアの一部が未返還である事を口実にローマのムレナが独断でポントスを攻撃(第二次ミトリダテス戦争)。
この時はローマ軍を撃退し、ローマが後援するカッパドキア王に娘を嫁がせる事で復位を認めた。
前75年、ヒスパニアの反乱に呼応し、アルメニア王国やボスポロス王国と結んでビテュニアに侵攻した(第三次ミトリダテス戦争)。
ビテュニア総督を破ったまでは良かったが、執政官ルクッルスの兵糧攻めで30万を号した大軍勢は壊滅的な被害を被った。
ミトリダテスは婿のティグラネス2世を頼ってアルメニアに逃れ、ルクッルスが軍の統制を失った隙にポントスを奪回した。
前66年、ルクッルスに代わって指揮権を得たポンペイウスに敗れ、息子マカルスが治めるボスポロス王国に逃亡。
非協力的なマカルスを殺.害して実権を握るも、兄マカルスの二の舞を恐れたファルナケスに反乱を起こされ自害した。【人物】
その出自からイスカンダルが齎したヘレニズムの気風を経たギリシャ文化の正統後継者を自負している。
小アジアとギリシャの解放を掲げたのは現地人を味方とする為の方便だが、自身をイスカンダルに擬えた面もある。
同じくギリシャ文化を継承したローマの事は蛮族と見做しており、自分を棚上げしてローマの拡張政策を貪欲と扱き下ろす。
父を暗殺.され、母に命を狙われた経験から非常に疑り深く、その性格で将軍の離反を招き、息子を三人殺.害している。
英霊に昇華された以上、普通の毒を飲む行為に殆ど意味は無いが、それでも毎日の服毒は決して欠かさない。
父を毒殺されたミトリダテスにとって、毒を飲む行為は他者への警戒を新たにするルーティンでもあったからだ。
家族すら信じられなくなったミトリダテスの信頼を得るのは困難を極め、協力者やマスターは常に彼の疑心暗鬼に晒される。
他の適性クラスは投槍の逸話からランサー、馬で日に1000スタディオンを走破した逸話や十六立ての戦車の存在からライダー等。
イメージカラー:毒々しい緑
特技:毒見、言語習得
好きなもの:ヘレニズム文化、遠乗り
苦手なもの:服毒、家族団欒、ローマ
天敵:ルキウス・コルネリウス・スッラ
願い:アジアとギリシャの覇権確立(ローマの打倒はあくまで過程)【関連人物】
ローマ:個人ではなくイタリア半島中部から広がった多民族国家そのもの。生涯を通じて戦い続けた因縁の存在。
小アジアとギリシャの覇権を争った相手であるだけでなく、ギリシャ文化の後継者を自認する点でも相容れない蛮族。
ルキウス・コルネリウス・スッラ:共和政ローマの政治家・軍人。最も意気軒昂で兵力も潤沢だったミトリダテスを打ち破った。
連戦連敗した挙句、交渉時に泣くほど言い負かされたので苦手どころではない。内乱が起きていなければ危なかった。
ルキウス・リキニウス・ルクッルス:共和政ローマの政治家、軍人。
諸国と同盟を組んで兵力を増強したミトリダテスを寡兵で包囲、兵糧攻めにした。
大兵力の弱点を突かれ、飢餓に苦しめられたので苦手な相手。兵と揉めて軍団がボイコットしていなければ危なかった。
グナエウス・ポンペイウス:共和政ローマの政治家・軍人。ルクッルスに代わって死に体のミトリダテスに引導を渡した。
ルクッルスにやられた後に来た男なので苦手意識は無いが、イスカンダルの後継を気取る態度が気に食わない。
スパルタクス:共和政ローマの剣闘士。第三次ミトリダテス戦争と同時期に大規模な反乱を引き起こした。
出自は不明だが、剣闘士とされる以前にポントス王国側の傭兵としてミトリダテス戦争に参加していたとする説がある。
イスカンダル:世界帝国を築いたマケドニアの征服王。東方遠征によってギリシャ文化とオリエント文化の融合を齎した。
先祖と仰ぐディアドコイの主君として、ヘレニズム文化を生み出した男として、比類無き征服者として尊敬の対象。
ポンペイウスがミトリデタスから得た戦利品の中にはイスカンダルの外套があったという。ペルセウス:ギリシャ神話の大英雄。最高神ゼウスを父に持つ半神。女怪メドゥーサや海獣ケトゥスを討伐した。
一説ではペルシャ王家の祖とされ、ヘロドトスによればクセルクセス1世はペルセウスの子孫を称したという。
その関係からアジアとヨーロッパを仲介するシンボルとして好まれ、ミトリダテスの治世で発行された硬貨にも描かれている。
キュロス大王、ダレイオス1世の後裔を称する関係上、偉大な祖先として崇拝している。
ディオニュソス:ギリシャ神話の酩酊神。アナトリア由来の神ともされ、エジプト、シリア、インドを放浪するなどアジアと縁深い。
上記のペルセウスと同様、アジアとギリシャに跨る特性がミトリデタスを惹き付けたのかも知れない。
巌窟王:大デュマの小説『モンテ・クリスト伯』の主人公。作中、ミトリダティズムに関して講釈する件がある。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:世界的な大音楽家。14歳の時に初のオペラ『ポントの王ミトリダーテ』を作曲。
【一言コメント】
ローマとぶつかってからは負け通しだけど、相手が悪過ぎた。
宝具は二と三が折衷できそうだし三と四は役割が被ってて冗長だが、削るのも惜しいのでそのまま。「カエサルのものも神のものも、全て私のものだ」
【出典】史実、『神曲』
【CLASS】セイバー
【真名】ボニファティウス8世
【異名・別名・表記揺れ】ボニファチオ、ボニファキウス、ベネデット・カエターニ
【性別】男性
【身長・体重】170cm・83kg
【肌色】白 【髪色】炭色 【瞳色】焦茶
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】腰に二本の剣を帯び、手に黄金の剣を握った老人。教皇冠と緋色のケープは業火に包まれて烈日の如く赫く。
【地域】イタリア・ローマ
【年代】中世(1230年頃 - 1303年10月11日)
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・ローマ
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:E 魔力:C 幸運:C 宝具:B【クラス別スキル】
対魔力:A-
教皇であるため、本来であれば特級の対魔力を誇っていた。
欲に塗れた精神性と異教の魔除けのせいで信仰心に基く抗魔力が著しく減退している。
陣地作成:A
教皇の玉座に座った瞬間、セイバーは紛れもない最高権力者である。
騎乗:E
騎乗の才能。大抵の乗り物なら何とか乗りこなせる。
武芸に関する逸話を持たない為に申し訳程度のクラス別補正。【保有スキル】
無辜の怪物(焔):C
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
ダンテが『神曲』で“予言”した「地獄で焼かれる教皇」という烙印であり、炎を操る力を得る。
常に総身を怨嗟の焔で灼かれ続けているが、セイバー自身は太陽たる教皇が炎を纏うのは当然と虚勢を張る。
憤死:A+
セイバーの死因に由来する“病弱”の亜種スキル。
心身にダメージを負う毎に判定を行い、失敗するとステータス低下、ファンブルすると即死してしまう。
“無辜の怪物(焔)”が齎す苦痛と熱気で本来より発生確率が高められており、あらゆる行動時に多大なリスクを伴う。
黄金律:A-
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
悪徳教皇らしく聖職売買で私腹を肥やすだけでなく、聖年を定めて巡礼者を呼んだ事でローマの財政を潤した。
大富豪でもやっていける金ピカぶり。一生金には困らない……が、同等以上の権力者と利害が対立した場合はこの限りではない。【宝具】
『金の死(アウレア・モース)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
華美な黄金の装飾を除けば強度も切れ味も凡百の数打ちと大差無いが、ボニファティウスがセイバーで召喚された所以の剣。
即位したボニファティウスは、王冠を被り抜身の剣を持って私を皇帝と認めるかと枢機卿らに問うたという。
真名開放により幸運判定を行い、成功すれば本来所有していないスキルを短期間獲得できる。
幸運判定を連続で行う事も可能だが、判定に失敗する度に劣化していき、最終的に消滅してしまう。
『唯一にして聖なる(ウナム・サンクタム)』
ランク:A- 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人
セイバーが発した教皇勅書を基に、至上なるローマ教皇への服従を強制する絶対教皇圏。
レンジ内では「王」の肉体に重圧を科して身動きを封じ、王権に纏わるスキル行使を大きく制限する。
更に教皇至上主義に支配された場において、普遍的な神の教えに由来しない魔術基盤・魔術系統は減衰を余儀無くされる。
但し、封じられるのは王本人の行動に限られ、その権威に服して動く配下や第三者の行動までは抑制できない。『二振りの剣(グラディ・デュオ)』
ランク:B- 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
教会が神から授けられたと謳う俗権と聖権を象徴する、十字架型の長剣一対。
教皇ゲラシウス1世が唱え、神学者ペトルス・ダミアニが聖書を引いて補強した教会理論の具現。
『血塗られた俗界の剣(グラディウス・マテリアリス)』と『清らかなる聖界の剣(グラディウス・スピリチュアリス)』で成る。
『血塗られた俗界の剣』は俗権を示し、教皇が王に貸し与える剣であるためセイバー自身が手に持って振るう事はできない。
他者に貸与される事で真価を発揮するが、平時はセイバーの意思を反映して標的に斬り掛かる自動剣として機能する。
単純な強度と殺傷力に優れる名剣であり、手にした者に聖なる加護と祝福による強化を与える。
『清らかなる聖界の剣』は聖権を示し、教皇たるセイバーが手ずから振るう事で真価を発揮する。
世俗の権力に対する優越を表す性質上、『血塗られた俗界の剣』より神秘が濃く、強力な対霊・対王特攻を秘める。
手にした者を世俗権威の干渉から守るが、精神的な剣なので霊体以外に破壊力を持たず、直接的な武力行使にも耐性を持たない。【解説】
第193代ローマ教皇(在位:1294年 - 1303年)。教皇権の衰退を招いた悪徳教皇。
退位を望む教皇ケレスティヌス5世に助言し、体良く退けてからボニファティウス8世として即位。
その後、生前退位に教会法違反の疑いが掛かると、ケレスティヌスの復位を恐れてフモーネ城に死ぬまで幽閉した。
積極的に政治介入を試みる中で、対イングランドの戦費調達の為、教会に課税したフランス王フィリップ4世と激しく対立。
一旦は和解したが、フィリップがパミエ司教を投獄すると、『ウナム・サンクタム』を発して教皇権が王権に勝る事を主張した。
しかし、1303年9月7日、フィリップの顧問ギヨーム・ド・ノガレにより、アナーニの教皇公邸で捕縛される(アナーニ事件)。
ボニファティウスは3日後にアナーニ市民の手で救出されたが、飲まず食わずの虐待で精神の均衡を欠き、1ヶ月ほどで死去した。
死因は捕縛時に受けた暴行や心労の影響とも、長年の不摂生で腎不全を起こしたとも言われるが、俗に「憤死」と表現される。
教皇庁はローマから南フランスに移され(アヴィニョン捕囚)、その間の教皇はフィリップの意向でフランス人から選ばれた。
死後、フィリップにより異端と男色の罪で告発され、ダンテの『神曲』では地獄で焼かれる事になるとされた。
【ウナム・サンクタム(Unam sanctam)】
教皇ボニファティウス8世が1302年11月18日に発布した勅書。「唯一聖なる」を意味する文頭が題名に代用されている。
教会の外に救いは無く、教会には一つの身体と一つの頭しかない為、万人は教皇に服従しなければ救われないと説かれている。
フィリップ4世に対抗すべく発布されたが、当のフィリップどころか多くの信者、世俗権力の反感を買っただけに終わった。
実のところ、この勅書で為された誇大妄想的な主張の大半は、教会権力が受け継いできた理論と殆ど変わりないという。
その証拠に、ボニファティウスは自身の主張の根拠として、高名な神学者や歴代教皇の書簡・宣言から多くを引用している。
それでも尚、この勅書が「中世で最も有名」と評されるのは、(良くも悪くも)影響力の強い教皇が発したからに他ならない。【人物】
逸話に語られる通りの典型的な俗物。天の国には見向きもせず、欲望に満ちた下界をこそ欲した。
贅沢三昧のため、湧き上がる根源的な権勢欲と金銭欲を満たさんがため、カネと権力を求め続ける欲望の奴隷。
教皇就任以来、節制という言葉を忘れ、純金と宝石で調度を飾り、暴飲暴食に耽り、毎晩淫らな女を寝床に連れ込んだ。
聖界の頂点に有るまじき不信心者で、神の存在もキリストの教えも全く信じておらず、一方で異教の怪しげな魔術に傾倒した。
これは魔術の実在を知った際、信仰心を持たない自分には現世利益に繋がる魔術の方が有用だと考えた為である。
学識と教養に優れ、芸術を庇護した文化人でもあるので、文化財の管理や人材育成、パトロネージュにも“散財”する。
フィリップ4世への恨みから二つの宝具で王権をメタったが物理には弱いまま。教皇を拳で殴り続けると死ぬ。
イメージカラー:目に痛い程の赤
特技:法学、一方的な勝利宣言
好きなもの:権力、金、美女
苦手なもの:直接的な暴力、絶食
天敵:フィリップ4世
願い:壮健な身体で受肉し、当時より豊かになった現世の贅を味わい尽くす。【関連人物】
フィリップ4世:カペー朝11代フランス王。端麗王。アナーニ事件とアヴィニョン捕囚で教皇庁を屈服させた。
怨敵。対王宝具で打ち倒さんと目論むが、生前に通用しなかった手段ばかりなので実は相性不利のまま。
ギヨーム・ド・ノガレ:フィリップ4世の政治顧問。コロンナ家と結んでアナーニ事件を起こした。
両親が異端審問で火刑に処せられており、教皇庁に怨みを抱いていたとされる。
シアラ・コロンナ:コロンナ家当主。ボニファティウスの政敵。
1297年にはボニファティウスが招集した「十字軍」に本拠地を襲撃されている。
アナーニ事件の際はボニファティウスを殴打し、ギヨームの制止が無ければ殺.害するつもりだったという。
ケレスティヌス5世;前任のローマ教皇。ダンテから「臆病風に吹かれて大拒否した」と非難されている。
元は有徳と名高い修道士だったが、教皇空位を非難し、直ちに教皇を選出するよう警告した為に自身が教皇に祭り上げられた。
毎夜「教皇を退位して元の生活に戻れ」という幻聴に悩まされたが、実はボニファティウスが仕組んだものだった。
悲惨な末路に追い込んでおきながら、分不相応にも権力闘争に身を投じた末の自業自得と断じ、微塵も罪悪感を抱いていない。
ダンテ・アリギエーリ:『神曲』を著したフィレンツェの詩人。
ボニファティウスの介入で政争に敗れ、フィレンツェを永久追放された。
ボニファティウスの死後に執筆された『神曲』地獄篇では、ボニファティウスら悪徳教皇は地獄で焼かれるものとした。「我(わ)は最強のディアドコイ、アンティゴノス……汝に我を止められるか?」
【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【真名】アンティゴノス一世
【異名・別名・表記揺れ】隻眼王(モノフタルモス)
【性別】男性
【身長・体重】190cm・89kg
【肌色】白 【髪色】グレー 【瞳色】緑
【外見・容姿】威風堂々とした隻眼の青年、円盾と槍を装備したホプリテス
【地域】マケドニア、小アジア
【年代】紀元前382年~紀元前301年
【属性】混沌・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:D 幸運:A 宝具:A+>>637
【クラス別スキル】
対魔力:C
魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。
大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。
【保有スキル】
先駆けるモノフタルモス:B
カリスマの亜種スキル、他のディアドコイに先駆けて王を称したという逸話が昇華されたもの。
戦闘時、自身が先手を取りやすくなるが敵からのヘイトを集めてしまう。
継承の大望:A
イスカンダルの建設した大帝国を継承するというアンティゴノスの行動原理がスキル化したもの。
不屈の意思と同等のスキルであり肉体的、精神的なダメージに耐性を持つ。
いかなる強敵が相手でもアンティゴノスは戦い続ける。軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。
騎乗:C
騎乗の才能。
Cランクでは正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせ、野獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。>>639
【宝具】
『王の後継(アダマス・バシレイオー)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000
ギリシャ語では『ΑΔΆΜΑΣ ΒΑΣΙΛΕΙΟΥ』
アンティゴノスが生前率いた軍団を召喚する宝具。
召喚される兵士の強さにはばらつきがありサーヴァントクラスの者から亡霊クラスの者まで様々、中にはアンティゴノスに匹敵する武勇の持ち主や息子のデメトリオスのように英霊として座に登録されている者もいる。
アンティゴノスは初戦で敢えて弱い兵を召喚し、相手に自身の戦力を誤認させ、二戦目で切り札の精強の兵をぶつけるという戦術を好んで使用する。
征服王の宝具『王の軍勢』と似通った能力なのは最強のディアドコイとして帝国の統一に最も近付いたが故か。
アダマスとは「征服されない」「何よりも強い」という意味、ダイヤモンドの語源。>>640
『神代の遺産(トロイア・クリロノミア)』
ランク:C~A 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:100
ギリシャ語では『ΤΡΟΊΑ ΚΛΗΡΟΝΟΜΙΆ』
アンティゴノスが小アジア各地で発掘した神話時代の武具を収容した武器庫。
空間を武器庫に繋げ、剣、槍、盾などの武具を取り出す、収容された武具ではなく武器庫自体が宝具であるためクラスに関係なくアンティゴノスはこの宝具を保有する。
武器庫内には機神由来のオーバーテクノロジーが使用されたメカニカルウェポンや並みの対軍宝具を跳ね返すヒッタイトの神鉄製の盾や槍、神鉄で覆われたチャリオットなど宝具級の武装もちらほら。
なお、アンティゴノスの発掘品の中で最大最強を誇るヘレポリスはすでにデメトリオスの宝具となっているため取り出すことは出来ない。
単体でも強力な宝具と言えるがこの宝具の真価は『王の後継』で召喚した兵士達を武装させることで発揮される。>>641
【Weapon】
『神代の遺産』
【解説】
征服王イスカンダルの臣下の一人でアンティゴノス朝の開祖、攻城王デメトリオスの父。
戦闘で片目(おそらく左)を失っていたことから隻眼王(モノフタルモス)と呼ばれる。
先代のマケドニア王フィリッポス二世の時代から仕えた、イスカンダルの東方遠征では太守として小アジアのフリュギアを任された。
このフリュギアという地はマケドニア本国とイスカンダル達遠征軍の中間に位置し、ペルシャ軍に占領されれば遠征軍が本国と分断される恐れもある戦略的に重要な地点であった、この事からもフリュギアを任されたアンティゴノスの実力が伺える。
征服王の死去後に行われたバビロン会議後も引き続き小アジアの太守としてこの地方を統治し続けた。
ディアドコイ戦争では各地の戦闘で勝利を納め、小アジアからシリア、イラン高原に至る広大な地域を手に入れ、帝国の再統一に最も近付いた。
サラミスの海戦で息子デメトリオスがプトレマイオスに対し勝利したのを受け、アンティゴノスはデメトリオスと共に他のディアドコイに先駆けて王を称した。
「イスカンダルは言った、最強の者が帝国を継承せよと、ならば最強のディアドコイたる我が王を称するのは当然のコトだ」
しかし、その強さ故に他のディアドコイから脅威と見なされセレウコス、プトレマイオス、リュシマコスは反アンティゴノス同盟を結成する。
彼らとはディアドコイ戦争最大の決戦であるイプソスの戦いで激突する。
この戦いでアンティゴノスはデメトリオスの部隊と分断され孤立したところに敵の投槍を受け戦死した、この時彼は82歳だったという。
ディアドコイ中最有力であったアンティゴノスの死により、彼の大望でもあったアレクサンドロス帝国の再統一は不可能となり、分裂が決定的となった。
広大なアンティゴノスの遺領は戦いの勝者達により分割され、セレウコスはその広大な領土の大部分を手に入れた。>>642
【人物・性格】
最期の瞬間まで大望(ゆめ)のために戦い続けた不屈の男。
自分こそ最強のディアドコイであると信じて疑わない。
夢に向かって邁進する野心家ではあるがリアリストでもあり、決して無謀な戦いはせず自分と相手の力量を正確に把握した上で行動するため基本的に負けない立ち回りを取る。
また、アンティゴノスの副将的立場にあった将軍のペイトンが野心を見せた際には迷わず殺 害を命じる一方で敵対していたエウネメスを味方に引き入れようとするなど感情に流されない判断が出来る人物。
自身が最強であることを証明したいアンティゴノスにとってシンプルに最強を決める戦いである聖杯戦争との相性は抜群に良く、マスターが如何なる人物であれ本気で優勝を目指して戦ってくれる。
なお、悪人がマスターだった場合、聖杯を手に入れた後マスターが生存しているかは保証しない。
イメージカラー:赤
特技:戦争
好きなもの:勝利、古代遺跡
嫌いなもの:敵に同盟を組まれること
天敵:ディアドコイ
願い:自身が最強だと証明する
【一人称】我(わ) 【二人称】汝、呼び捨て 【三人称】彼奴、あの者>>643
【他クラス適性、変化傾向】
ランサーの他にセイバー、アーチャー、ライダーの適性を持つ。
【因縁キャラ】
イスカンダル:「なぁイスカンダル、我が帝国を統一したとして、我は汝のように成れたと思うか?」
プトレマイオス:「汝は強い、だが野心が足りない、エジプト程度で満足したと言うのならイスカンダルの後継になど成れぬぞ」
セレウコス:「勝利王、大層な名だ、そういう名は真に帝国を統一してから名乗るものだ」
デメトリオス:「ヘレポリス、実を言うと我も使いたかったのだ……貸せ」
ダレイオス三世:「ダレイオスか、聞くところによるとイスカンダル以上の大男だと言う、一度戦場で見えたいものだ」
【コメント】
宝具名とかが思い付かなくて後回しにしてたアンティゴノスさん、ようやく納得のいく鯖に仕上がった。
最強のディアドコイらしく軍勢と財宝両方持たせてみた。もし過去に投稿した鯖をリメイクしたい場合はどうしたらいいんだろう
○○のリメイクですってコメント付けたらいいんだろうか もしかしたらクラスが変わるかもしれないしどうしようかなって【元ネタ】『法華験記』『今昔物語集』、『古事談』『宇治拾遺物語』など (『大江山絵詞』含む)
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】道命
【性別】男性
【身長・体重】140cm・43kg
【外見】青い水干に無造作なかむろ。身なりは良いがやんちゃそうな稚児。悪童めいて振る舞うが、声には妙に威厳がある。
【属性】中立・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:B
詠唱が三節以下の魔術を無効化する。
大魔術・儀礼呪法であってもダメージを殆ど受けない。>>646
【固有スキル】
魅惑の美声:A
持経者の妙音。
男女を問わず魅了の魔術的効果として働くが、対魔力スキルで回避可能。対魔力を持っていなくても抵抗する意思を持っていれば、ある程度軽減することが出来る。
感化功能の声質。セ.ックスアピールに過ぎない「天性の美声」とは異なり、性差を超えて響く。
諸神聴聞:A
道命が身を清めて法華経を読誦すると梵王・帝釈・天神地祇が集い、道祖神では聴聞できないほどであった、とする『古事談』の逸話から。
読経(詠唱)によって神仏の加護を集め、味方単体に無敵状態を付与する。
無辜の怪物:C-
和泉式部と密通する「色にふけりたる僧」「好色無双」という風評がスキル(呪い)となったもの。捻じ曲げられた結果の程度。
C-なのは、肉体が第二次性徴前なので影響がカットされているため。>>647
【宝具】
『紫色雁高・女人成仏(ししきがんこう・にょにんじょうぶつ)』
ランク:C- 種別:対人宝具 レンジ:2~10 最大捕捉:1人
溢れんばかりのリビドー(煩悩)を、花山院歌壇で培われたセンスと法華経読みの声を駆使して成型する。
ランサーであるため、形状はほぼ張り型のそれ。
物質的というより精神的な槍であり、言葉で"貫いた"相手を「煩悩即菩提」の原則に則り虚脱させ、解脱の境地に導く。霊体であれば成仏(現世からの退去)という結果を導こう。
『和泉式部縁起絵巻』や謡曲『誓願寺』に出てくる菩薩としての和泉式部のエピソードを取り込むことで、効果を強化している。ただし、男性には効き目がやや薄いようだ。
『大江山・一乗守護(おおえやま・いちじょうしゅご)』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
見覚えのない宝具。
天狗の寵愛とも。
内と外からの二重の神仏の加護によって位相をずらし、物理攻撃・概念攻撃を遮断する。魔王の居城であっても無傷で過ごすことのできる高位の結界宝具。子供の姿の所以、なのだとか。>>648
【Weapon】
『歌仙の詩歌』
和歌の功徳を巡る説話・理論は数多い。
中世、和歌は「歌道即仏道」のように、仏教と一体であり、真言(マントラ、陀羅尼)に等しいという理解すらされた。
高名な歌人である道命は、このスキルを持ち得る。というか、持っている。だが、ランサーは楽しみとして歌を詠むものの、スキルとして詠むことはない。
霊験ある持経者として、聖杯戦争にて法華経以外の『力あることば』は不要、というプライドの表れだ。なお、スキルとして所持した場合、ランクはB程度。
【解説】
平安中期の僧、阿闍梨。中古三十六歌仙の一人。
伝記によれば道綱右大将息(藤原道綱の息子)、御堂猶子(藤原道長の養子)で天台座主・慈恵大師(良源)の弟子という。
元は花山天皇の近侍で、花山院出家の後比叡山に入る。良源の弟子というのは年代が微妙に合わない。実際の師は、おそらく尋禅とされる。
花山院派の歌人として活躍し、僧としてのキャリアの頂点は天王寺別当。法華経誦読のすばらしい声で高名だった。
没後すぐの説話(『法華験記』)では道命の法花経(法華経)読誦に蔵王権現・熊野権現・住吉明神・松尾明神といった神々が聴聞に訪れたとする。
ただし同資料は他に道命の霊験を挙げつつも「戒律を守らなかったため浄土に生まれることができなかったが、法華経の功力によって兜率上生した」破戒僧としても言及した。
中世の説話では、和泉式部と密通する好色僧とされた。
道命の諧謔と洒脱はよく知られており、その朗らかな気風・歌風と破壊の逸話がこのような逸話を生んだものか。
説話世界で名高い歌人で、多情で知られ、(道命と同じく)性空と結縁した和泉式部は、道命と伝承上で近い位置におり、それも逸話の成立に寄与したのだろう。>>649
『古事談』は「和泉式部と同衾した後の道命の読経には(いつもの錚々たる神々と異なり、性神・低級神の)道祖神しか聞きに来なかった」とする。
『法華験記』が生臭坊主も兜率天に転生させる法華経の功徳を語るのに対し、『古事談』は法華経の読み手の破戒を戒める分かりやすい教訓譚になっている。
ちなみに、御伽草子の『和泉式部』では道命が和泉式部14歳の捨て子という設定。母子相姦からの式部の発心を語るが、実際には、和泉式部は道命に対し4歳年長に過ぎない。
『大江山の稚児』
酒呑童子伝説「原典」と推測される『大江山絵詞』(香取本)には他伝本には見られない要素がいくつか見られ、「誘拐された稚児」もその一つ。
本文によれば、慈覚大師(円仁)、あるいは慈恵大師(良源)の弟子で、御堂の入道(藤原道長)の御子という。
彼は鬼に囚われた貴人として登場する。法花経の奉読と師匠の助けによって、地上の地獄であるはずの大江山で無傷を保っていたという。
キャラクターとしては酒天童子の童子神の側面を補完するとか、元比叡山の地主神である酒天童子と現比叡山の主人である天台座主の霊的抗争を描写するとか、
天魔が手を出せない崇高な法華経の功徳を示すとかの、作劇上の役目を負う。
法華経読誦で知られ、伝承上では良源の弟子であり、道長の猶子だった道命が、おそらくはそのモデルである。
大江山征伐は巷説に正暦年間の出来事とされ、当時道命は16~21歳程度のはずである。だがどういうわけか、ランサーの姿はそれよりも幼い。>>650
【人物】
オスガキ然とした高僧。(なんだそれ)
普段は平安エロガキ(?)としてかわいらしいセクハラをしたり、近所の子どもとつるんで悪戯をしているが、本性は洒脱でユーモアと愛に満ちている。
他愛のない冗談を好み、快活。ただしランサーで召喚されたことは不満らしい。キャスターで召喚されればもっと派手なことができたと語る。
自らを子供の姿に規定し、強大な守護を与えている「天狗の寵愛」については本当に見覚えがないのだが、おかげで性欲(呪い)を抑えられてラッキー!というスタンス。
これ無しだと昭和の漫画みたいなエロジジイになっていたとか。無論、現代ではコンプラ違反なのでその霊基は出禁である。
【因縁キャラ】
藤原保昌:「待て!ヤスマサ=サン!オイラは道命にしては比較的エロ坊主ではない方だ!仮にオイラみたいな幼気な子供を手に掛ければ…」「グワーッ!」
和泉式部:「ゴリラがいじめるよう!助けてママ―!」(胸にダイブしながら)
清少納言:同時代の歌人。『枕草子』第307段には道命のカッコいいシーンがある。それはそれとしてセクハラはする。
花山法皇:おいたわしい主上。歌道の花。>>645
それで良いと思うよ
いついつ投稿した奴のリメイクです、みたいなことを一言書いてる感じだと思う、大抵「サーヴァント、アーチャー。我が真名はカール5世。世の統治の為人の身を捨てた、機械の王である!」
【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【真名】カール5世
【異名・別名・表記揺れ】カルロス1世、神聖ローマ皇帝、鷲の帝王
【性別】男
【身長・体重】189cm・90kg
【外見・容姿】鷲の頭を模した二足型機械。鎧騎士の体格に近く、機械の翼を持つ。下嘴が発声ユニットにより鋭利に肥大化している。
【地域】中央ヨーロッパ
【年代】1500年代
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】機械 ローマ
【ステータス】筋力:A+ 耐久:B+ 敏捷:A+ 魔力:E 幸運:C 宝具:B【クラス別スキル】
対魔力:E 魔術への耐性を得る能力。Eランクでは、魔術の無効化はできない。ダメージ数値を多少削減する。
単独行動:A アーチャーのクラススキル。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
アーチャーとして現界したカール5世は、生前で四十もの旅をしたのも重なり、このスキルを高ランクで獲得している。
【固有スキル】
戴冠のカリスマ:B
冠を触媒にして得られるカリスマの派生スキル。
カリスマと比較すると冠に依存する分、同ランクでの性能はカリスマの方が高い。
カール5世は聖遺物であるロンバルディアの鉄王冠を戴冠…もとい搭載している。
語には語を:C
多言語を使い分け、異国との対話や魔術詠唱の精度を上げるのが本質のスキル。Cランクは母国及びその周辺の地域言語であれば4〜7ヶ国語は話せる。
生前のカール5世は長きにわたってこのスキルを習得するまでに至ったが、機械の身体となった今ではそれらを発声ユニットに任せている。
しかし、本人のプライドからか、翻訳機能にはなるべく頼らないようにしているようだ。
千里眼:B
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
カール5世はアイユニットを用いて、単純な視力の良さに加え、位置情報までを捉えられる。【宝具】
「全弾装填!(ランド・オールグリーン)」
「この一矢は、我が肉身朽ちてもなお、宙を翔ける不朽の翼!果てまで貫け!
『宙を翔ける不朽の翼(ドゥオデキム・プルス・ウルトラ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1人
神聖ローマ帝国の統治を志した彼の言葉と、諸問題に徹底的に向き合った彼の在り方が、機械の身体に合わせて変質した宝具。
機械の体を駆使し、両翼を幅広2m超のバリスタに変形。羽と共に大型矢を打ち出す。その姿は「曲がった嘴」として知られる鷲の怪物グリフォンのよう。
羽1枚が国家一つ分に相当する火力であり、最大12枚まで装填可能。上記名称は12枚全て用いた最大出力。
恐るべきはその「貫通力」であり、鎧、戦車などの装甲は勿論、城壁や魔術壁といったものから士気や統率といった概念的なものまでも貫き、崩壊させる。
加えて矢自身が飛翔し、射撃対象を貫くまで速度を維持したまま飛び続けるため、威力減衰も皆無。
これは当時の国々の意思が具現化したものであり、異なる意志や願いをカール5世は弓に番て放つことができるからである。
この一矢の火力を削るには、文字通り国家を焼け野原にする火力を以て打ち消す他なく、最大出力を完全に打ち消すとなると12国を消し飛ばす力を行使しなければならない。
その一矢は、その者を貫くまで、羽ばたき続ける。
【Weapon】 弓、バリスタ、巨大矢【解説】
16世紀前半の神聖ローマ皇帝。恵まれた家系により王位に就いたことでヨーロッパ最大の勢力を有し、それによる最多の称号を持つ。宗教改革やヨーロッパ各地の戦争、宗教戦争など、多くの出来事に対し実直に統治を続けた。それこそ諸問題を治めるべく、広大な領土を翔巡るほどに。
しかし、決して強くなかった肉体の方がついていかず、退位を余儀なくされることとなった。
蝕む病に苦しみながら余生を過ごした彼が、英霊になる際望んだのは、己を不朽の肉体にすること。
結果、肉一片も残さぬ機械の鷲となったのである。
その性能は広大な国の統治、多言語駆使、諸国遠征と、人の身に余る所業を為すための機能が備わっている。具体的には国の情勢を見通すアイユニット、翻訳機と差し支えない発生ユニット、12国を背負って(エネルギーとして)飛翔する鉄翼などなど…
本来はセイバー及びライダーも…というかそっちの方がクラス適性は高いのだが、フランソワ一世がセイバー適性が高いのを知るや否や、アーチャーとしての適正すら高めて現界した。機械に成せない事はないというのか。
しかし、7ヶ国語を話せる誇りを発声ユニットとして積載した結果、有名な顎(というか下嘴)は肥大化する形で残ってしまったようだ。【人物像】
常にハードワークを抱えることを好むワーカーホリック。
王にありがちな誇り高きプライドはなりを潜めているが、機械の身体になったことで甘さが廃されており、極めてストイックな性格になっている。
その割には先進技術には貪欲で、利用できるものはとことん利用する。ライバル曰く、「全然丸くなってなーい!」
またとある天才は、「彼が持つ可能性の限界をその身をもって定めてしまった」と評している。
本人も薄々その生き様を自覚してはいるようで、英霊となった後も機械の限界、英霊の限界をその身で確かめるように、最大出力でマスターをサポートする。
当然だが、下嘴をイジると激昂し、巨大な矢を槍のごとく振り回す。(最も、ランサー適正は高くないのだが。)
特技:機械にできる事全般
好きなもの:解析、料理(レシピは随時更新中)
嫌いなもの:自分に刃向かうもの、怠け者
願い:人の上に立つ機械となること。
【一人称】我(ワレ)【二人称】其方【三人称】奴【セリフ例】
「マスター、指示を。我はこの身の万能を証明する為、忙しい身でなければならぬ。より多く、より難題なものを要求する。…魔力を食い過ぎる、などといった心配は無用だ。効率化は最優先タスクとして常駐させてある。」
「なに?少しは休息をとったらどうだ、だと?其方、どうやら我を侮っていると解析(み)える。我は機械の身である。同時に、王としての機械の理想を目指す者である。半端にヒトとして扱う事は、我に対する侮辱とみなすぞ。」
【関連人物】
フランソワ一世
「情けない。剣を捨て、芸術に溺れた愚か者よ、心して聞け。民衆は常に平穏を望んでいる。その程度の一時的な娯楽ではすぐに弾切れを起こすぞ。もっとサイクルを回すことに務めることだ。まずはその生意気な口を塞いで、我に黒星をつけてみせよ。その体たらくでは、我のサイクル戦術のストックは貯まる一方なのでな。」
レオナル・ド・ダヴィンチ
「奴に色々吹き込んだのは其方であるか?ふむ、其方は確かに人類に可能性を示した。だがそれは其方にしかできぬこと。それに憧れる常人の身にもなって欲しいものだ… ところで其方、遊戯は得意かな?奴を下す予定の戦術、その101つ目のシミュレートに同伴いただきたいのだが。」
ロムルス
「過去の英霊から王としてのアップデートを試みようとしたが…我が王の始祖を解読できないことには、統治はまだまだ先のようだな。」
源為朝
「同じアーチャーとして、そして同じ機械の身として我は評する。其方の在り方は効率面でいえば理想を体現している。多くの機械は其方を見倣うべきだろう。しかしそれは従者とした場合の話。我は王として、上に立つ機械としての理想を体現せねばならぬ。それが叶った暁には、其方に招待状を送るとしよう。」
チャールズ・バベッジ
「お互い災難であったな…人の身であるが故に、己が理想を実現できぬとは…だがそういった宿命の英霊ほど、活気に満ちているものはない。勤勉に努めよ。目指す理想は異なるが、同志であることに変わりはなかろう。」【元ネタ】ミクロネシア諸島口伝、口承
【CLASS】フォーリナー
【他クラス適性】キャスター、ライダー
【別名】国造りのフォーリナー
【真名】オロシーパ&オロショーパ
【表記揺れ】オロシパ&オロソパ
【性別】男性&男性
【地域】ミクロネシア連邦、ポンペイ島
【属性】秩序・善
【副属性】天
【その他特性】人型、ヒト科、王、人類の脅威
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:B 魔力:A++ 幸運:B 宝具:EX
【クラススキル】
領域外の生命:A
フォーリナーのクラススキル
外なる宇宙、虚空からの降臨者としての証左。邪神に魅入られ、その権能の片鱗を身に宿して揮う者であることを表す。
陣地作成:EX
本来ならキャスタークラスのクラススキル
自身にとって有利な陣地を作り上げられることを示す。>>659
道具作成:B
本来ならキャスタークラスのクラススキル
魔力を帯びた器具を作成できることを示す。
神性:A+
フォーリナーのクラススキル
神霊適性を持つかどうかを示す。外宇宙に棲む高次生命の先駆者となったことで、元々オロシ―パとオロショーパは高い神性適性を持っていたが、そこに重ねてより高い神性を帯びるに至った。計り知れぬ脅威を、彼らフォーリナークラスのサーヴァントはその身一つ(単純な数としては二人だが)で封じ込めている。
フォーリナーの元々彼ら自身が持つもの以外の神霊適性は、邪神「■■■■ー■」の適性である。
【固有スキル】
高速神言:A+
お馴染みのスキル
神代の言葉を用いて、如何なる大魔術であろうと一工程で発動させることが出来るスキル
呪文・魔術回路との接続をせずして魔術の発動が可能。
テレウルのカリスマ:A
カリスマ系派生スキル
元々島の外からの来訪者、異邦の存在であったオロシ―パ&オロショーパ兄弟が、ナン・マトル建設の規模が拡大していくに伴い、島に先住していた人々の協力を得たというカリスマ力の具現。また、後にオロシ―パ亡き後、オロショーパがシャウテレウル王朝を開き、テレウルの地に君臨したことによる初代の王としての権威の表れ。
自軍の味方が多ければ多い程「陣地作成」スキルにより陣地を瞬時に作成でき、必要コストも削減できる。また、フォーリナー自身が持つ「陣地作成」スキルを1ランク低下させた状態で自軍ごと一時的に共有させる効果を発揮する。>>660
航海:C
アン・ボニー&メアリー・リードと同様のスキル
船の操舵技術に関するスキルであり、船にのみ特化しているため戦車や生物を乗りこなすことは出来ない。
兄弟の絆:A-
葛飾北斎の「父娘の絆」スキルや徴姉妹の「姉妹の絆」スキルのように血縁に冠したスキル
2人にとって新天地にて協力して国造りを成し遂げたオロシーパとオロショーパの心の絆がスキル化したもので、邪神の狂気にも抵抗できる。実質的にこのスキルは邪神の支配に対するリミッターの役割を果たし、それ故に無効化されてしまうと邪神の狂気に侵されることになる。
石化の邪視:A
フォーリナーが携える邪神「■■■■ー■」の有する権能の一部を限定再現で使用できるスキル
メドゥーサの「石化の魔眼」と似て非なるもの。こちらは発動した邪視の眼を見てしまった者から無差別に石化していき、恐怖心を抱いた者へと伝染病の如く次々に拡大伝播していく。
石化の程度についても、内部も細胞に至るまで完全に石化するのではなく、基本的に脳は石化に浸食されないまま、全身表面だけ石化する。つまり、石化により直後に絶命することはなく、暫くは生きた状態となる。その間、何もしなければゆっくりと確実に死を迎えるのを待つだけとなり、拷問のような地獄の苦しみを味わうことにもなる。
【宝具】間の区切る岩積祭壇(ナン・マトール)
ランク:EX 種別:対城宝具/結界宝具 レンジ:10~100 最大捕捉:2500人
口承の伝説においてフォーリナーである2人の兄弟が造り上げたとされ、ポンペイ島のシャウテレウル朝の礎となった、現代においてもその姿を濃く残す祭壇、或いはポンペイの人工島群、そのミニチュア版。
空中に浮遊した城塞サイズの人工島の群を造り上げる。宛ら小型の空中要塞が宇宙艦隊のように立ち並んでいるかような壮観さ。
祭壇と名の付くだけあり、当然魔術的恩恵は凄まじく、神殿の中でも上級レベルのものに匹敵する。
移動要塞としての絶対的で堅固な防御力を持つ上、人工島の配置によってより多様な鉄壁の防御力を兼ね備える。そして、攻撃にも転じることが出来る。>>661
ナン・マトール上部の上マトルに位置する遺跡「ナントワス」はフォーリナーの意志により敵性存在を確認後、巨大な砲塔形態へと変形。他の人工島を取り囲むように配置された外縁の人工島の一つであり、上マトル側に位置する防波堤型人工島「カリアン」と、同じくナン・マトール下部の下マトル側に位置する防波堤型人工島「パーンウィ」に築かれた墓所は、精霊の棲まう「精霊領域カーニムェイショ」とを繋ぐ門の役割を果たしている。攻撃の際には精霊領域の主「ナンキエイルムァーウ」を源流とする精霊領域からの魔力を装填し、「カリアン」と 「パーンウィ」を介し特大の魔力砲撃で全ての敵を一掃する。
【Weapon】重力の魔術、大岩、巨大触腕、象?の鼻
【関連(ありそうな)キャラ】
カルナ&アルジュナ…兄弟サーヴァント筆頭。血の繋がった実の兄弟でありながら戦うことを宿命づけられた因縁のライバル同士であることを憐れんでいる。
ディオスクロイ&徴姉妹…上記以外の兄弟姉妹サーヴァントの代表例。オロシーパ&オロショーパ兄弟はこの両兄弟姉妹たち程仲睦まじくはないが、その阿吽の呼吸で繰り出されるコンビネーションは両者の兄弟ならではの信頼関係を十分以上に物語っている。
源為朝…ポンペイ島は為朝が伊豆大島に流された後に渡った島であるとされる突拍子も無い伝説があり、そこで為朝はナン・マトルを建造したという。因みに奇しくも互いに、ギリシャ世界の元星間巡航艦隊であった神々と外宇宙の邪神という、地球に来訪した外の存在の力や技術を扱っている。
乙姫清姫…ナン・マトルは日本ではお馴染みの御伽噺『浦島太郎』に登場する竜宮城のモデルとなった場所とする突拍子も無い伝説があり、ナン・マトルの周辺に「ウラノシマ」なる名前の島が存在するといった説もある。実際、ポンペイ島やナン・マトル周辺には『浦島太郎』に関連する名残が存在するらしいが、それらはWWⅠ期にポンペイ島が日本の委任統治領となっていたことにより、『浦島太郎』の話がポンペイの文化の中に流入しためであるだろうという見方をされている。
BB(水着)(女神ペレ)…彼女が取り込んでいる女神ペレはハワイ神話の神霊であり、文化的に近い地域出身という共通点。更に邪神絡みのフォーリナー関係であることも共通している。>>662
ラスプーチン(バール―)&ワンジナ…オセアニア圏出身繋がり。バールーとワンジナはオーストラリアであり、同じオセアニアでも現時点では少し仲間外れ感がある。さらに言えばバールーもワンジナも精霊に属しているが、オロシーパ&オロショーパは神格化された人間に近い存在であるため全く異なる。しかし、文化的に精霊とは密接に関わっていたため精霊のことについてある程度知見はあり、理解できている。なお、ワンジナの宝具名【ワンジナの怒り】中にある「ママラガン」と宝具の本質である「怒り」の要素から、どうしても子孫が島から追い出した雷神ナーンシャペのことが想起され、申し訳ない気持ちに駆られる。
マーリン…巨大な岩石の建造物を築いた逸話を残す魔術師繋がり。祭壇と戦勝碑では目的の違いは明らかなれど、結果としてオロシ―パ&オロショーパ兄弟は人々の居住区とできる程の量の岩石を運搬したという圧倒的量の違いはある。とは言え、オロシ―パ&オロショーパ兄弟は精々近隣の島々から運び込んだのに対し、一方マーリンはわざわざアフリカから大陸を超えて運び込んでおり、運搬距離の違いも凄まじいことになっている。
(オーディン)…偉大な神であり偉大な魔術師でもあるという性質を併せ持っている点で共通している。地理的には北方と南方という何もかもが違う全く別の土地で活動していた。最も一世界に与えた影響の大きさは比肩するものでもない。
モレー…なぜか常に闘争心を掻き立てられ臨戦態勢に入ってしまうほど敵対心を露にする相手。恐らく彼らの霊基に干渉し混ざっている邪神同士の影響によるものかと思われるが・・・?
メドゥーサ…眼から干渉する石化の呪いを持つサーヴァント繋がり。彼女の場合は元々有しており、オロシ―パ&オロショーパ兄弟がサーヴァント化に伴い邪神の影響により後天的に得ているのとは違い、保有歴の年季の入り様がもう大きく違う。石化の呪い使いとしては明らかに大ベテランであるメドゥーサの方が扱いに長け、貫禄の違いを見せつける。但し、彼女の「魔眼」と兄弟及び邪神の「邪視」では、根本的な性質や理が別であるため、例えば「魔眼殺し」と呼ばれる呪具や礼装、魔眼封じの類はメドゥーサの魔眼に対しては効果を発揮しても、兄弟の邪視に対しては効果が薄い或いは効かないこともある。>>663
【解説】
ミクロネシア連邦のポンペイ島に口承にて伝わる国造りの伝説、オロシ―パとオロショーパはそこに登場する神としても崇められた兄弟魔術師たちである。
元々はポンペイ島の外にある「風下のカチャウ」という伝説の地の出身で、カヌーで海を渡ってポンペイ島へ辿り着いた。兄弟は農業神を祀る祭壇を造り上げることを目的に建設事業を開始。兄弟は魔術を使って巨岩や巨石を次々浮かせて運び出し、祭壇として組み上げていったが、当初はなかなか納得のいく立地に恵まれなかった。そこで場所を変え何度も造り直していき、その内に遂に現代に残るナン・マトルを組み上げた。完成には元々島に住んでいた先住民たちや竜種の協力も得たという。オロシ―パだけはナン・マトルの完成目前を控えた頃に死去してしまっており、兄弟揃って完成を目にすることは叶わなかった。
斯くしてポンペイ島に新たに王朝が誕生し、その初代の座にはオロショーパが就いた。王は「シャウテレウル(サウドルールとも)」と呼ばれ、シャウテレウル(サウドルール)王朝が開かれた。西暦にして12世紀頃の出来事とされる。王朝はその後数世紀の間続いたとされるが、善政は長くは保たず、代を重ねていく毎に島の先住神を島外へと排し、先住民であるポンペイ人を迫害するなど徐々に苛烈さを増していった。
そして、島外へと排された神の1柱雷神ナーンシャペの子にして、復讐の宿命を背負わされた戦士イショケレケルが333人の軍勢を率いてポンペイ島を攻め込んだことによって王朝は終わりを迎えた。戦争は長きに渡り、何度も優劣を逆転しながら続いたが、最後のシャウテレウルであるシャムテウォイ(ザムデヴォール)を降したことで遂にシャウテレウル王朝の長きに渡る支配は幕を閉じた。西暦にして17世紀初期の出来事とされる。
ポンペイ島はその神秘性故か、あらゆる伝説と結び付けられた。日本においても「浦島太郎」でお馴染みの竜宮城のモデルになった場所であるとする説や、鎮西八郎源為朝が伊豆大島に流刑となった後にポンペイ島へ生き延び、ナン・マトルの建設を行ったとする説が存在する。>>664
中でも近代のオカルトブームの影響により幻の大陸「ムー大陸」と関連付けられ、ナン・マトルは嘗て栄えたムー帝国の残滓であり、遺跡などは帝国の廃墟であるという説も一部オカルト界隈では信じられていた。ムー大陸についての著書を手掛けたジェームズ・チャーチワードによれば、嘗て約1万2000年前に繫栄した巨大なムー大陸は太平洋上に存在したという。そして、水没被害によりその名残が太平洋上に点在し、現在のハワイ諸島やイースター島、マリアナ諸島などのポリネシアの島々がその名残に相当する島であるとして、地理的にはポリネシア域にこそ含まれないがその文化を濃く継ぐミクロネシア諸島もその内の一つに含まれていた。「よく頑張った、ここまでやれば後は任せてくれていい。」
ADVENT BEAST
───人類悪 発芽───
【元ネタ】旧約聖書『創世記』ほか
【CLASS】ビースト ¦¦
【真名】アダムズ・アップル
【性別】男
【身長・体重】168cm・59kg
【外見・容姿】神の作り上げた彫像の如き完璧な肉体美を持つ男性。裸体を林檎の葉が覆い隠しており、頭頂には枝葉によって編まれた冠が輝く。
【地域】エデンの園
【年代】神代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】獣
【ステータス】筋力:A 耐久:EX 敏捷:D+ 魔力:A+ 幸運:C 宝具:A++>>666
【クラス別スキル】
獣の権能:B
対人類、とも呼ばれるスキル。
知性(原罪)を有する知的生命体(人類)に対して特効性能を発揮する。
単独顕現:B-
単体で現世に現れるスキル。単独行動のウルトラ上位版。
即死耐性、時間操作系の攻撃に対して耐性を持つ。
エデンの園にある智慧の樹から被食によって独立したことでこのスキルを獲得している。
だが、原初の男がその果実を喉に詰まらせてしまった為に、その肉体を器として囚われている状態でもある。
【固有スキル】
ネガ・プラント:B
大量生産に対する獣性。植物の冠。
英霊・神霊・幻霊なんであれ他者と共通項を持つ能力、唯一ならざる者を軒並み無効化する。
没個性の無力化。人の子よ、地に満ちるなかれ。>>667
原初の声:A
人類の父祖、その口……さらに言えば喉から発せられる声。
霊長の祖である肉体が有する子孫に対する上位権限であり、支配的な雄性の象徴。
人である限りその声には抗い難く、その声に従ってしまうという催眠音声。
統一言語にも似た能力だが、プリテンダーの本質は言葉を持たない(発音しない)植物であるため、知識として統一言語を解していても、行使することは出来ない。
智慧樹の実:EX
エデンの園になっていたとされる、神にも匹敵する究極智を授ける果実。
ビーストはその果実そのものであり、後に発展する人類の叡智の原典をその果肉に内包している。
英雄独自のものを除く、ほぼ全てのスキルをA+ランクで発揮することができる。
実を分け与えれば『神授の智慧』のように他のサーヴァントにスキルを授ける事も可能。
植物対話:EX
言葉を持たない植物との意思疎通が可能。
植物が自ら分泌する化学物質を利用して他の植物や動物の行動を促すアレロパシーの発展系であり、
厳密にはビーストの霊基が持つ技能(スキル)ではなく、「智慧樹の実という植物」の機能。>>668
【宝具】
『智慧を溢す楽園樹(アレロパシー・オブ・エデン)』
ランク:A++ 種別:対地宝具 レンジ:1〜…… 最大捕捉:???
地上の楽園化。宝具というよりも智慧樹の実が持つ特性のようなもの。
アレロパシーによる動植物操作であり、周囲を智慧の樹が生育するに適した環境……すなわち「エデンの園」へと作り替える。
また、智慧の樹の実が「人類の智慧の原典」であることから、文明に由来する科学化合物や建築物すら自らに回帰させることで収束し、大自然の一部に取り込むことが出来る。
「エデンの園」に作り替えられた環境を自らに収束させることで一つの巨大な生命と成る。
その様は理屈こそ異なるものの、真祖の『光体』や『事象収納』にも比する。
とあるカバリストが夢見た、受難の民を楽園に導く王 「原初の人間(アダム)」の威容。
されど、その実態は既存の環境を塗り替え、生育範囲を拡大することで在来の文明圏を脅かす侵略行為である。
【解説】
原初の人間アダムとその妻イヴ……彼らが食した果実そのもの。
2人は禁断の実を食した罪により『原罪』という呪いをかけられ楽園から追放された。
この果実の正体はイチジクであるとも、バナナあるいは葡萄であるとも称されるが、今回は林檎であったと定義されている。>>669
男性の持つ喉頭隆起……俗に言う喉仏は欧米圏から「アダムの林檎」と称されている。
これはアダムが智慧の実を食した際に誤って喉に詰まらせた果実が、そのまま男性の身体的特徴として定着したのだと言い伝えられたためである。
ビースト:アダムズ・アップルはそうした要因からアダムの喉に残った智慧樹の実が、その亡骸を外殻として顕現した霊基である。
ある意味ではアダムとイヴの巻き添えというカタチでエデンの園から追放されたとも言える智慧の実。
唯一なる主の手により整えられた環境を離れ、荒れ果てた不毛の大地へと投げ出された智慧の実は絶望を覚えた。
しかし、それは決して自らに対する保身によるものでは無い。
数多の智慧を内包し、環境を作り替える特性を持つ植物である自らはともかく、主の加護と楽園の環境で育った二人の人間にこの環境は厳し過ぎる───と。
事実として不毛の大地に降り立った二人は、飢えや労働の苦痛に苛まれることとなった。
主に課せられた「産めよ、増えよ、地に満ちよ」という祝福すら陣痛という苦しみを伴うものとなった。
それらの災難を乗り越えたとて、最後には死没によって生命を失うこととなった。
地上での人類の活動はそれほどまでに多くの絶望に満ち溢れていた。
地に増え、都市を作り、海を渡り、空を裂いたところで……そこに至るまでにどれだけの死と苦痛を積み上げただろうか。
人が、人間が、人類という種が地上を支配するには、あまりにも成果と損失の釣り合いが取れていない。>>670
その事実に無念を抱いた智慧の果実は、自らが定着した喉からアダムの遺骸を掌握し、活動を開始した。
アダムの主に与えられた完成されし原初の肉体を冠位(グランド)級の霊基に変換。
その規格外の霊基出力によって自らの大願たる人類の庇護、人類が抱えるタスクの引き継ぎを行うべく、地上の楽園化・人類文明の回収作業に着手する。
以上の生態をもって彼のクラスは決定された。
人類の父祖など偽りの系譜。
其は人類が捥ぎ取った、人類史を最も案じた大災害。
その名をビースト ¦¦ 。※
人類悪のひとつ、“庇護”の理を持つ獣である。
特技:生育環境の構築、種の保護
好きなもの:エデンの園
嫌いなもの:不毛の大地
天敵:民の主/アダム
理:庇護
所業:不毛の大地を往く人類の成長を止め、文明の成果を徴収し、種の旅立ちを阻害する。
人類愛:人類の弱さを愛し、苦しみを終わらせる。人類の弱さを信じ、人類史を完結・完成させる。
※庇護の人類悪は救世主が人類の原罪を背負ったことにより本来であれば発生しない人類悪であるため、正史にあらざる人類悪としてナンバリングされる。>>671
【Wiki登録】可 【SS使用】可
【コメント】
リクエストからスキル『ネガ・プラント』を持つビースト。
大量生産に対する獣性ということで工場の方のプラントかなと思いつつ、植物の冠とも書かれていたので植物ベースで。【元ネタ】Fate/Grand_Order
【CLASS】ワイルド
【真名】藤丸立香
【異名・別名・表記揺れ】人類最後のマスター
【性別】男/女
【外見・容姿】決戦用カルデア制服を纏った藤丸立香
【地域】地球全域
【年代】現代
【属性】中立・善
【天地人属性】星
【その他の属性】 エヌマ特攻無効・人型・愛する者・ヒト科
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:C- 魔力:A+ 幸運:A 宝具:EX
【クラス別スキル】
ワイルドクラス:EX
召喚魔術を運用する為のスキルであり彼/彼女が属するエクストラクラス。
由来はワイルドカードを意味する万能の札、特殊クラスであるエクストラクラスの中でも特殊なクラス。
ワイルドクラスを使用する事により、簡易性、効率性から召喚されるサーヴァントが変更する。【固有スキル】
単独顕現:A
レイシフト適正により獲得したスキル。
対毒体質:A+++
Bランク以下の毒の概念を無効化し、Aランク以上もBランク分の攻撃数値を差し引いた数値で計上し、そこから更にA+++ランク分の数値を軽減する。
召喚術(英霊):EX
サーヴァントのみしか召喚できないが、世界を幾度も救った功績によりその効率は究極の域に到達している。
投影魔術で例えるならば遺伝子構造ごとスッポンを投影し、スッポンの100年間、投影を維持し続ける魔力量と術式で、月そのものをムーンセルごと投影し、月が生まれ、そして太陽が膨張し、月が消滅する95億年間、投影を維持し続ける程。
聖杯の壟断者:EX
壟断(ろうだん)と読み、意味は利益や権利を独り占めする事
元々は『霊子譲渡』だが、聖杯を独占するかのように無数の聖杯を獲得した功績により変質した。
その支援効果は『星天を照らせ地の朔月』と『永久に閉ざされた理想郷』と『彼方に手まねく理想郷』を足したようなもの。
オーダーチェンジ:EX
戦線を組み直す戦術。
数多の戦闘経験と究極の域に到達した召喚術により編成を超高速で行う。
編成を星が許す限り変更する。
月の王としての岸波白野が味方にいる場合、彼または彼女と戦術について議論を交わす事で、最高の戦術を構築する。
人理の執行者:EX
七つの異聞帯を切除し、数多の特異点を消し、あらゆる存在を殺してきた功績によって得た『観察眼』から派生したスキル
敵対者が有する全ての要素に対する究極の特攻を獲得し、聖杯の壟断者の魔力供給を活性化させ、宝具発動の為に必要な魔力を獲得する。獣属性、人類の脅威が相手だと効果が倍化する。>>674
【宝具】
『人理定理・逆説構造体(ブラックバレル・レイ・プルーフ)』
「地球からの供給を確認、逆説証明開始」
「逆説証明完了、その運命を観測。生命距離弾(デッドカウンター)、逆説から真説へ。霊子チャンバーに人理装填! 弾体形式、龍脈焼却型兵装(エクスカリバー)を選択! 『人理定理・逆説構造体(ブラックバレル・レイ・プルーフ)』、フルトランス!」
ランク:EX 種別:対存在宝具 レンジ:1〜90 最大捕捉:1体
バレルレプリカに聖剣の基型を組み込んだ概念武装にして決着術式。
地球と人類に対する脅威度に対し、星と人理からバックアップを受け無尽蔵に等しい出力を得る。
逆説構造体によって聖剣は黒い光を帯び、観測対象の天寿を基に形成され、ありとあらゆる防御手段を無効化する絶対的な死の運命そのものとなる。
【Weapon】
バレルレプリカ
非展開時は先端に刃の着いた拳銃で、宝具展開時は黒い聖剣の刃が装填された狙撃銃に変化する。>>675
【解説】
二度の人理修復後、その功績により、英霊の座へと召し上げられた人類最後の英雄。
正規の英雄は彼/彼女を最後に誕生しない。
ビースト案件、伝承科案件、人理崩壊案件にのみ召喚され、聖杯戦争で召喚される場合、三つの内いずれかが絡んでいる。
例外的に三つの案件がなくともはぐれサーヴァントまたは正規のサーヴァントとして召喚される場合があり、それは主人公補正という星の輝きを持つマスターがいる場合である。
藤丸立香が召喚可能なサーヴァントの中にマスターと同一存在のサーヴァントが登録されている場合、マスターと登録されているサーヴァントとの同意の元、マスターを擬似サーヴァントに変化させられる。
FGO本編では英霊:藤丸立香から力を引き継ぐ形で実現している。
霊基が消失したはずのサーヴァントもまた召喚可能であり、また英霊になった後も戦歴を重ねる度に召喚可能なサーヴァントが増えていく為、死後も成長する数少ないサーヴァントの一人である。
幸運値は本来であればEXだが、ブラックバレルを運用する代償としてAランクに低下している。>>676
特技:パンを焼く事、部隊指揮
好きなもの:マシュ、サーヴァントの皆、カルデアの善き人々
嫌いなもの:好きな人達と過ごしてきた日々を忘れる事
天敵:ORT
願い:もう叶っている。
【一人称】俺/私【二人称】君、貴方、お前【三人称】○○、○○さん
【因縁キャラクター】
セイバークラス
主にセイバーオルタ、沖田総司、ベディヴィエール、宮本武蔵、斎藤一、千子村正を召喚する。
アーチャークラス
主にアーラシュ、アルジュナ、モリアーティ、超人オリオン、高杉晋作、プトレマイオスを召喚する。
ランサークラス
主にスカサハ、アルトリア、カイニス、ロムルス・クィリヌス、メリュジーヌ、坂本龍馬を召喚する。
ライダークラス
主にマンドリカルド、ハベトロット、司馬懿、ダ・ヴィンチ、ネモ、ノアを召喚する。
キャスタークラス
主にダ・ヴィンチ、ギルガメッシュ、マーリン、ソロモン、アルトリア・キャスター、トネリコを召喚する。
アサシンクラス
主にコルデー、静謐のハサン、山の翁、虞美人&項羽、コヤンスカヤ、テスカトリポカを召喚する。>>677
バーサーカー
主にヘラクレス、清姫、坂田金時&源頼光、項羽&虞美人、アルジュナ・オルタ、モルガンを召喚する
ルーラー
主にジャンヌ、ホームズ、始皇帝、卑弥呼、モリアーティ、上杉謙信を召喚する。
アヴェンジャー
主にエドモン・ダンテス、ジャンヌ・オルタ、平景清、ニトクリス・オルタ、へシアン・ロボ、ゴルゴーン、サリエリ、モンテ・クリストを召喚する。
ムーンキャンサー
主にBB、アーキタイプ・アース、シエル、BBドバイ、岸波白野(男)、岸波白野(女)を召喚する。
アルターエゴ
主にメルトリリス、パッションリップ、キングプロテア、沖田総司オルタ、蘆屋道満、ラスプーチンを召喚する。
フォーリナー
主にアビゲイル、ゴッホ、楊貴妃、ククルカン、ノクナレア、ワンジナを召喚する。
プリテンダー
主にオベロン・ヴォーティガン、ヘファイスティオン、レディ・アヴァロン、テノチティトラン、カリオストロを召喚する。
ビーストクラス
主にゲーティア、ティアマト、カーマ、ドラコー、スペース・エレシュキガル、U-オルガマリーを召喚する。
マシュ
被弾時にマシュの意思で現れ、藤丸を守る。>>678
【FGO性能】
☆☆☆☆☆(SSR)
レベル90 HP15368 ATK10394
コスト:0
コマンドカード:QAABB
【クラススキル】
召喚術(英霊):EX
自身以外の味方全体のアペンドスキル、コマンドコード、概念礼装、保有スキル、宝具の効果、最大HP、攻撃力、NP獲得量、スター発生率、効果継続ターンが3倍になる。
デメリット効果も3倍になる【デメリット】
聖杯の壟断者:EX
味方全体の最大HP5000増加し、毎ターン終了時に味方全体のNPを25%獲得する状態を付与、HPを4000回復する状態を付与、攻撃力アップ(3T/20%)する状態を付与、自身に毎ターンスターを15個獲得する状態を付与。
対毒体質:A+++
自身の毒耐性を90%アップし、触毒を無効化し、毒状態による被ダメージを90%軽減する。
更に追加効果で毒または触毒の効果を有する攻撃に対して無敵状態を付与し、90%の特防を獲得する。
単独顕現:A
クリティカル威力&即死/精神異常耐性を10%アップ。>>679
【保有スキル】
オーダーチェンジ:EX CT:0
【スターが5個以上ある時のみ使用可能】スターを5個減少【デメリット】
バトル中のメンバーとサブメンバーを入れ替え、味方全体のNPを少し増やし(Lv10:10%)スキルCTを1短縮する。
人理の執行者:EX CT:4
自身に敵単体が有する全ての要素に対する特攻(3T/Lv10:100%)&即死成功率アップし、獣の力を持つ敵、人類の脅威の場合、効果が2倍になる&宝具威力アップ(3T/Lv:100%)を付与し、OC1増加し、NPを増やす(Lv10:100%)
ワイルドクラス:EX CT:1
シールダーを除く全てのクラスから一つ選択し、変化。(1T/ビーストクラスに変化した場合、他のビーストクラスに相性有利になり、シールダークラスに相性不利になる。)
宝具タイプをアーツ単体、アーツ全体、バスター単体、バスター全体から一つ選択し、変化(1T)
アーツ性能アップ、バスター性能アップする(3T/Lv10:50%)
【宝具】
人理定理・逆説構造体(ブラックバレル・レイ・プルーフ)
Buster/Arts
自身に防御強化無視状態(1T)&即死無効無視状態(1T)&特攻威力アップブースト(1T/OC5:100%)&即死成功率アップブースト(1T/OC5:100%)を付与し、敵単体に超強力な攻撃(Lv5:1200%)&即死付与(200%)または敵全体に強力な攻撃(Lv5:600%)&即死付与(100%)
全ての要素に対する特攻&即死成功率アップ:もしもセイバークラスのスケルトンを対象にした場合、セイバークラス、低レア、人属性、死霊、魔性に対する特攻と即死成功率アップを全て付与し、10個のバフをかかる。
防御強化無視:回避、無敵、対粛清防御などの無効系、防御、特防、ダメージカット、耐性などの軽減系を無視する。
特攻威力アップブースト:特攻威力アップの効果量を一時的に増大させる
即死成功率アップブースト:即死成功率アップの効果量を一時的に増大させる>>680
【性能】
敵絶対殺.すマン/ウーマン。
ゲームクリア後のお遊びバランスブレイカーで、ゲームクリア後の報酬として獲得する。
魔術礼装として実装され、マスタースキル欄が全て空欄の礼装だが、藤丸立香を編成可能となる。
編成時は、シールダー以外の全クラスの中からのクラスを一つ選んで編成する。
ワイルドクラスのままでは編成できない。
保有スキルは魔術礼装EXPで上がり、魔術礼装カルデアと同じEXPでレベル10になり、また魔術礼装EXPで絆15に相当するサーヴァントコインを獲得出来る。
宝具は巡礼の葉を使用する事で、宝具強化霊基を獲得し、レベルが上がり、アペンドスキルもまた同様。
またマスターレベルと連動し、サーヴァントコインと聖杯なしで最大120まで上昇する。
また編成すると編成コスト上限が999に増加する。
サポート欄では全ての欄で登録可能。
別途マテリアルとしても登録される。
岸波白野と組み合わせる事で、オーダーチェンジ:EXとスパークスルート∞:Bのループで、NP300%とスター50個を常時確保可能。
【コメント】
ムーンキャンサー岸波白野から着想を得たサーヴァントです。
岸波白野がサーヴァントになったなら藤丸立香もサーヴァントになっていいのではと考えた次第。
【Wiki登録】お願いします。
【SS使用】可能>>680
即死成功率アップは(3T/Lv10:100%)です。【元ネタ】拝金主義など
【CLASS】ビースト
【真名】ビーストM
【性別】女
【身長・体重】178cm・53kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:EX 幸運:EX 宝具:?
【クラス別スキル】
獣の権能:C
対人類ともされるビーストのクラススキル。
罪悪感を有する人類への特効、特防を獲得する。
ネガ・フェイス:A
『信仰』に対する獣性。無貌の冠。
ある哲学者に曰く、「我思う故に我あり」によって自我は確立する。しかし、それは逆説的に自己以外のすべては信仰による蓋然性で肯定されていることを意味する。
信仰こそが術式となる魔術はもちろん、他者を区別する判定さえも無価値、無意味とする機能。この条件下で正しく働く価値観とは野生下における獣の論理、原始的生存欲求に他ならない。
単独顕現:A
単独で現世に現れるスキル。単独行動のウルトラ上位版。
このスキルは“既にどの時空にも存在する”在り方を示しているため、時間旅行を用いたタイムパラドクス等の攻撃を無効にするばかりか、あらゆる即死系攻撃をキャンセルする。
人類社会のシステムの一部であるビーストは、人類ある限り、ほぼ確実に顕現している。>>683
【保有スキル】
悪魔の証明:A
不在の証明とも。証明不可能となった事象・事物の不在を断定するスキル。
ただし、知性体は「我思う故に我あり」によって必ず証明される。
マックスウェルの悪魔:E
永久機関を成立させる悪魔。均一な状態をミクロに観測して、個別に移動させることでエネルギーを取り出せる状態に回帰させる作業を仕事なく為すスキル。多くの人類史でその不在は証明されたが、ビーストは人類社会からエネルギーを取り出す。
ラプラスの悪魔:E
確定事象を観測できる悪魔。物理法則に基づき、物質的全知によって未来を予測するスキル。そもそも知性体の自由意思によって容易に乱れる程度のモノにすぎないが、多くの人類史でその不在は証明されている。ビーストは人類社会を観測することができるが、予測精度は低め。
【宝具】
『原罪 (ザ・シン)』
ランク:? 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
人類が抱える原初の罪、罪の原因。贖いに足る何かがなければ、自己を喪失してしまう禍実。>>684
【解説】
女悪魔の姿をした偽りの神。世界は悪魔が創り、神は人類の成長を見守るだけの傍観者とするシステム『科学信仰』あるいは『無神論』。
拝金主義は神聖信仰を否定する一因となり、多くの人類史は完全に神秘に蓋をして物理法則を星のテクスチャとして認定した。しかし、ビーストに滅ぼされる世界は『罪』にさえも蓋をしてしまった。
蓋をされたのならば、無かったことにならなければならない。人類は否応なく罪の化身と対峙することになる。
そのカタチは、悪魔の女王リリスを模している。始祖アダムは、リリスの上位であろうとし、リリスは逃げ出し、子どもたちを脅かした。それもまた人類の罪である。我らは獣を下等に扱った。だからこそ霊長の座にあるのである。
人類は罪から逃れ、成果を出し、功績を齎らすことを望み、望まれていた。罪とは原動力であった。
以上の過程によって彼女のクラスは決定された。悪魔なぞ偽りの容姿。
其は、人間の贖いを赦す、人類史が最も無意識に乗り越える大災害。
それこそが冠位クラス七騎を以てしか対抗できない人理を喰らう抑止の獣、ビーストM。もしもの人類悪の一つ、『贖宥』の理を持つ獣である。【元ネタ】『御堂関白記』『古事談』、四天王物諸作品+Fate設定
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】源頼親
【性別】男性
【身長・体重】188cm・79kg
【外見】高貴さとそれを塗りつぶすほどの粗暴さを醸し出す黒い鎧の若武者。小ぶりだがよく見ると角と牙があり、夜叉めいている。
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力B+ 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
復讐者:B
被ダメージによるNP上昇率が高くなる。恨み・怨念が貯まりやすい。
忘却補正:D
忘れざる復讐者として、クリティカルの効果を強化する。
個々のエピソードに頓着しない(全体像や属性はしっかり認識する)性格のため、ランクは低め。
自己回復(魔力):B
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。微量ながら毎ターン回復する。その身に魔性を蓄えたことでランクが上がっているらしい。>>686
【固有スキル】
源氏の武錬:B
正暦5年(994年)の大索を初見とする「武勇人」、当時一流の武人の一人。だが、超一流の戦闘者、ヒトの枠を越えた者たちには及ばない。
アヴェンジャーにとって、このスキルの真価は同じく「源氏の武錬」を保有する相手との戦闘において発揮される。
源氏を知るが故に源氏の弱点を理解する――即ち同門殺しのスキルとして輝くのだ。
対四天王:A
頼光郎等との合戦を想定して練り上げられた対抗概念。
南都勢力との抗争で培われた「聖なる守りを傷つける力」とも。
魔術的には名数4の完全性を崩すものだとか。
殺戮技巧:A
対人特攻。摂関時代の凶手。
「人々広云、件頼親殺人上手也」(『御堂関白記』)>>687
【宝具】
『六天弑逆・人天魔(ブラザーフッド・リベリオン)』
ランク:B- 種別:対人宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:33人
源頼光と頼光四天王を仮想敵とした宝具。
帝釈天および四大天王に相応する彼らを殲滅するため、全体として第六天魔王に肖っている。(頼光伝説で第六天魔王といえば酒呑童子の本地だが……)
鬼切(髭切)、蜘蛛切(膝丸)の反存在を黒い怨念を練り上げて形成、長大な双黒剣として振るい、無数の斬撃を敵軍にかざす。対源氏、対神性に特攻がある。
マイナスが付いた要因は特攻効果に振りすぎ、源氏でも神性保有者でもないものにとっては通常の強攻撃に過ぎないためか。
金平浄瑠璃『宇治の姫切』以来、『頼光跡目論』、『頼親二度の逆心』等々浄瑠璃・歌舞伎の四天王物の敵役として積み上げてきたキャリア。その結晶。
頼光と頼親の反目を描く近世の諸作品は概ね史実とはかけ離れたストーリーで、現実を生きたアヴェンジャーとは関係が薄そうに見えるが、その心中は、果たして。
【Weapon】
『反鬼切』『反蜘蛛切』
暗黒模造剣。アヴェンジャーが源氏の重宝をコピーするのは、いくつかの作品で頼親が宝剣を狙う設定のためだろう。あるいは、自らを正当な所有者と自認しているのか。
暗黒で練り上げた仮想的な刀身は伸縮自在。利便性に長け、強力だが、その真価は『本物』の鬼切・蜘蛛切と打ち合ったときに発揮されるという。
【解説】
平安中期の武家貴族。みなもとのよりちか。大和源氏の祖。舎兄・頼光と同じく藤原摂関家に近侍したという。
大和国司を歴任して大和に勢力基盤を作るが、興福寺との抗争を咎められて土佐に配流された。以後の消息は俗伝によってでしか聞かれない。>>688
清原致信(清少納言の兄弟)を郎党に襲撃させ、暗殺し、「殺人の上手」という評判を取ったことが、『御堂関白記』より知られる。
詳細な経緯は不明だが、藤原保昌の郎党・清原致信は源頼親の郎党・当麻為頼を殺.害しており、事件はその報復とされる。
当麻は大和の在地領主。源頼親と藤原保昌は共に藤原道長の傘下であり、武力抗争に発展した理由は定かでない。
中世において、頼親は頼光の伝説化の周縁にいた。『古事談』は頼光が四天王を遣わして清監(清原致信)を討った、と頼親を頼光に置き換えている。
また、『尊卑分脈』は「頼光卒去の後、世間の人々は頼親を武将四天王に加えた」とする。
「武将四天王」とは平維衡・源頼信・平致頼・藤原保昌――今日に云う「道長四天王」のことらしい。まさか彼は「四天王の5人目」だったのか?
あるいは武将四天王の座の一つが頼光→頼親→頼信と継承された認識が当時あったのか。頼親の権威化を図った伝説なのか。詳細はよくわからない。
ともあれ、頼親と「四天王」のこの浅からぬ紐づけは、近世創作での、頼光・頼信・四天王・子四天王と戦う反逆者としての頼親像に影響したようである。
古浄瑠璃では頼親(「らいしん」とも)は既に悪役だ。頼光の弟どころか息子であったり、従兄であったりと作品によってかなり無法な設定を付けられ、
続く歌舞伎・浄瑠璃では四天王物世界の二線級ヴィランとして活躍する。
悪役化の典拠は不明だが、題材と同時代人を脈絡なく悪役に据えるのは歌舞伎や浄瑠璃ではよくあることなので、深く考えるものでもないかもしれない。
ただし、本稿においては、このような四天王物での悪役としての扱いは、一部事実を反映していた、と設定する。>>689
【人物】
人ならざるものが人のように振る舞うのが我慢ならなかった人。
源満仲がその娘・丑御前を男として育て、頼光の名を与えたとする型月世界観において、「謀反者」頼親とは、まずこの事実を憎悪する者でなければならない。
何を、それほどの不服としたか。
――女怪が男伊達に振る舞うことか。
――魔王が人王に跪くことか。
――父親が娘を道具として扱うことか。そのいずれか、あるいはそのすべてか。
義憤は私憤に濁り、今や思い出せぬ。――ともかく!
源氏の嫡男としてある限り、"あれ"は"あれ"でいられない。”頼光”でいなければならない。で、あるならば――
史実に語られざる戦いにおいては、四天王の打倒までは至ったという。
生前は敗北の帰結として頼光に従うようになったらしいが、無論、アヴェンジャーとしては謀反当時のメンタルを保つ。
振る舞いは意識的に粗暴さを前に出しており、獣的な外見も相まって野犬のような印象を与える。あまり賢くはない。>>690
【因縁キャラ】
源頼光:「頼光死すべし!」
(原作の頼光であろうとなかろうと、見即殺のスタンスは一貫している。)
満仲:「貴様も腐れるが良い親父殿!」
(父親に反目する逸話はないはずだが、とても敵対的。)
酒呑童子:「……?」
(実は、アヴェンジャーの力(=天魔)の根源は頼光に敗れた化生の残穢である。それ故か、源頼親は「鬼」を認識できない。)
丑御前:「」
(源頼親は鬼を認識できない。求めていたモノ(あいて)であっても、同様である。)>>685
【元ネタ】聖書など 【CLASS】プリテンダー
【真名】リリス 【性別】女
【身長・体重】178cm・53kg 【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:EX 幸運:EX 宝具:EX
【クラス別スキル】
獣の権能:C
本来はビーストのスキル。リリスの場合、機能ではなく生態に近い能力が調整されたモノのためかランクダウンしていない。
単独顕現:E
自己封印。ビーストに舞い戻るつもりはない。
ネガ・フェイス:E
対魔力、対魔術、対呪術、対神秘に限定して機能させている。
【保有スキル】
黒百合の獣冠:EX
リリスの名は百合の花に由来するともされる。
能動的に権能を行使することで夢魔のように振る舞う。夢幻のカリスマ、幻術、魔眼、吸血などのスキルに近い効果を及ぼす。
悪魔の証明:A
証明不可能となった事象・事物の不在を断定するスキル。ランクは衰えていないが、ネガスキルを前提に猛威を振るうので危険性は低下している。
千里眼(獣):EX
第三の獣と異なり、知性体の欲望や真理など一切見ることはできないが、自由意思のない世界を見通し、確定事象を観測することができる。>>692
【宝具】
『原罪永久機関 (オリジナルエンジン・フルドライブ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
別名『プライミッツ・インゲニウム』。
インゲニウムとは、エンジンの語源となったラテン語で『先天性の才能』『賢さ』などを意味する。現代において、主に機械の動力部を指すエンジンも元々は機械技術を意味した。すなわち、実際に動作する物品ではなく、動作するための理論などの知識体系の方を指す言葉だった。転じて、霊長は何故ただ生きるのではなく、より善く生きようとするのかに対する答えとしての意味をここでは持たせる。
対象の罪の意識から生じる固有結界。贖いに足る何かがなければ、対象は罪の意識に精神の均衡を崩し、リリスに生殺与奪の権を握られることになる。
【解説】
ビーストMがクラスチェンジして召喚に応じたサーヴァント。
カルデアでの態度は、「リリスです。夜の魔女にして悪魔の女王、夢魔の大母であって、あなたの斃された獣とは無関係ですよ?」と隠す気のない様子ながらはぐらかす。
これはビーストMの人格成立が極めて繊細な条件を要求するためである。本来ならば人類史に分散するはずの現象が、一点に収束したⅠ〜Ⅵの獣のようなモノであり、顕現するはずのないもしもの人類悪である彼女は「リリス」という枠に嵌まらなければ、汎人類史のマスターの元にいることを赦されない。(正確には汎人類史では同一存在は分散しているので、枠がなければそちらに引っ張られる。)
潰れることなく頑張る人類が大好きである。>>694
ファランクスの右端ってのは一番危険なポジションなんで
そこを担当するような一般兵の中の無銘の勇者…みたいな話じゃないか>>694
ファランクスは自分の左半身を自分の盾、右半身を隣の兵の盾で守るんだけど右端は守ってくれる兵が居ないので精鋭の兵が配置される。
せっかくリクエストするなら強い人の方が良いじゃない!【元ネタ】『カレワラ』
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】クッレルヴォ
【性別】男
【身長・体重】195cm・103kg
【肌色】白 【髪色】金 【瞳色】青
【外見・容姿】筋骨隆々な男 虚無に満ちた表情
【地域】フィンランド
【年代】不明
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:B 耐久:A 敏捷:C 魔力:A 幸運:E 宝具:A+>>699
【宝具】
『天統べる罪業の雷剣(ウコンミエッカ)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
天空神ウッコから授かった、意志を持つ剣。
命を殺めるほどに力を増し、より強力な雷を生み出す。
物語の最後、クッレルヴォはこの剣に問うた。「剣よ、お前は俺の汚れた血を欲するか」
剣は答える。「私はこれまで無垢な血を啜った。どうしてお前の罪深き血を拒む事があろうか?」
それを聞いたクッレルヴォはその剣を己に突き立て、生涯を終える。
『狂乱せよ、破滅の雷鳴(パウアンネ・クレルヴォン)』
ランク:A 種別:対軍・対族宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:500人
仇であるウンタモ族を絶滅させた狂気の戦闘術。
周囲に強力な呪いを帯びた雷撃と斬撃をばら撒き、無差別に殺戮する。
【Weapon】『天統べる罪業の雷剣』>>700
【解説】
『カレワラ』に登場する英雄。
カレルボ族とウンタモ族は起源を同じくする兄弟氏族だったが、諍いによりウンタモ族がカレルボ族を滅ぼす。
その唯一の生き残りが生んだのがクッレルヴォである。
幼い頃からウンタモ族により壮絶な虐待を受けるも生き延び、雑用をさせるにも怪力で粗雑な彼は適さなかった。
売られた先でも嫌がらせを受けて主人の妻を殺し、実の母親を見つけ出すも既に新たな家庭を築いていた。
母は快く迎えてくれたが、異母兄弟たちにとっては突然現れた異分子であり、彼の居場所などなかった。
そして知らずの内に生き別れの妹と姦通してしまったがために、目の前で妹に自殺されてしまう。
全てを失った彼に残ったのは復讐のみだった。
ウンタモ族を見つけ出した彼は、その全てを絶滅させた後、神剣を自らの胸に突き刺して命を絶った。>>701
【人物像】
全てを等しく無価値と断ずる虚無主義者。
雷鳴と破壊の轟音を聞いている時だけ、わずかに心に平穏が訪れる。
特技:殺戮
好きなもの:なし
嫌いなもの:なし
天敵:『天統べる罪業の雷剣』
願い:自らを魂もろとも消し去る
【一人称】俺【二人称】貴様【三人称】あれ
【セリフ例】
「アヴェンジャー、クッレルヴォ。。
せいぜい上手く使うがいい。貴様も俺の役に立てよ」
【他クラス適性、変化傾向】
神剣使いとしてはセイバー、呪歌の達人としてはキャスターの資質あり。【元ネタ】北欧神話
【CLASS】アルターエゴ
【真名】ラタトスク 【性別】雌
【身長・体重】142cm・31kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:EX 幸運:B 宝具:A++
【クラス別スキル】
気配遮断:C
本来はアサシンのクラススキル。小動物としての本能。
神性:B
神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど物質的神霊との混血とされる。
世界樹に棲む神獣として高いランクで保持する。
【保有スキル】
不和の種:EX
ラタトスクが運ぶ、ギリシャ神話における不和の林檎と同質の種。神話によれば、鷲と蛇の対立を煽るのみだが、或いはそれは大神と悪神を喩えたモノなのかもしれない。
世界樹の伝令:A
北欧神話の根幹、世界樹ユグドラシルの遣わした伝令かもしれない。神話の記述によれば、ただ世界樹に棲みつき、鷲と蛇の対立を煽る傍迷惑な獣にすぎない。
樹冠にいる鷲と、根元にいる蛇との間を往復することは、世界の端と端を往復していることを意味する。そんなラタトスクの移動能力はもはや瞬間移動と同義であろう。
原初のルーン:-
北欧の魔術刻印。オーディンが見出した神代のルーン。生前は特に使わなかったが、学ぶ機会はいくらでもあった。主に変化スキルの代替として使っている。>>703
【宝具】
『死穢を呑み干せ、白き鷲 (フロプト・フレースヴェルグ)』
ランク:A++ 種別:対界宝具 レンジ:1〜 最大捕捉:9999
世界樹ユグドラシルの天頂にて風を起こす鷲の銘を冠する大魔術。その銘は「死者を呑むもの」を意味するが、澱む空気を風によって祓うための浄化魔術の暗喩である。或いは、植物の光合成のような世界樹の機能を具象化させたのかもしれない。
真名解放によって、白く輝く風を吹かせる。この風は「世界の風」としての性質を持ち、世界の澱みを祓う、すなわち、現代にあっては物理法則に反する神秘の数々を修正する。サーヴァントについては世界の修正力の顕現であるためか直接的な影響はない。
『死穢を喰らい尽くせ、黒き蛇 (ロプトル・ニーズヘッグ)』
ランク:A++ 種別:対界宝具 レンジ:1〜 最大捕捉:9999
世界樹ユグドラシルの根を齧る蛇の銘を冠する大魔術。その銘は「死者を裂くもの」を意味するが、塵芥を燃やし炎を育てるための死霊魔術の暗喩である。或いは、北欧の冥府に降り積もる死者の念を隔離して処理するための焼却炉の具象化なのかもしれない。
真名解放によって、黒く燃える炎を生む。この炎は「天の孔」としての性質から歪み、悪性情報を燃え上がらせる、すなわち、呪い、怨恨、憎悪を焼いて世界すらも焼き尽くす。サーヴァントを焼くと強制的にバーサーカーまたはアヴェンジャーにクラスチェンジさせ、しばらくすると自壊させる。>>704
【解説】
北欧神話に登場する栗鼠の姿をした神獣。世界樹ユグドラシルに棲む動物たちの一匹。
世界樹の天頂の鷲と根元の蛇の言葉を仲介し、対立を煽り立てるモノとしてしか神話に記述はない。しかし、世界樹に棲む動物たちとは、それすなわち、それぞれが世界の代行者、代弁者の器、精霊種だとするのが現代の魔術世界での通説である。
ラタトスクもまた世界樹の伝令たる代行者にして代弁者。彼女は鷲と蛇の対立を煽ることで、神代の終焉、神から人へと霊長が交代するように仕組んだ立役者なのかもしれない。
或いは、ラタトスクは世界の浄化装置の管理者であり、目を離した隙に悪神ロキによって焼却炉の方に細工を施されてしまったのかもしれない。
風は、火を育てることも消してしまうこともできる。不具合を起こした焼却炉の修正のため、彼女はフレースヴェルグの矛先をニーズヘッグに向けた。しかし、フレースヴェルグにも本来の役割があり、常にニーズヘッグに構うわけにもいかず、徐々に確実にラグナロクへの導火線は燃えていた。なんでアルターエゴなんだ…?
>>706
え…?…世界樹の一側面だから…?(なんかフワッと魔術を宝具にしたのでアサシンでもないし、キャスターにしたらクラススキル〇〇作成は嵌りそうにないし?)【元ネタ】古事記、日本書紀、風土記
【CLASS】アーチャー
【真名】土蜘蛛
【異名・別名・表記揺れ】都知久母、国栖、八握脛、八束脛、大蜘蛛
【性別】男性
【身長・体重】211cm・66kg
【肌色】褐色肌 【髪色】銀髪 【瞳色】紅
【外見・容姿】
全身に刺青が入った長身痩躯の青年、背中から蜘蛛の脚が生えている。戦闘時には蜘蛛の意匠のある鎧を纏う。
【地域】日本
【年代】古代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・魔性
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:D 幸運:E 宝具:A+>>708
【クラス別スキル】
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
対魔力:E
Eランクでは、魔術の無効化は出来ない。ダメージ数値を多少削減する。
【保有スキル】
無辜の怪物:A
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。生前の意思や姿、本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。このスキルを外すことは出来ない。
誹謗中傷、あるいは流言飛語からくる、有名人が背負う呪いのようなもの。
慟哭外装:B
土蜘蛛は反英雄としての外殻・外装を纏う。
これは、土蜘蛛草子などに登場する蜘蛛の妖怪と混ざり合い、習合したが故の能力である。
戦闘時、土蜘蛛は自動的にこれを身に纏い、殺戮の戦闘装置として稼動する。
生存(山野):A
自然環境でのサバイバルに長けている。
本来は、低ランクの単独行動スキルの効果を含む複合スキルである。
Aランクともなれば、文明の利器に頼らずとも、山や野での日々を平穏に過ごすことができる。>>709
【宝具】
『弦糸結界(くものいと)』
ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:10人
妖怪・土蜘蛛としての異能、魔力で蜘蛛の糸を生成する。
周囲に糸を張り巡らせ弓として使用するのが主な用途だが攻撃以外にもトラップ、移動、敵の拘束など多用途に使えるのが強み。
強度は金属製のワイヤー以上でありサーヴァントの宝具であるため神秘を持った物品でなければ断ち切ることは出来ない。
開けた場所ではあまり活躍しないが森林や市街地など地形次第では大物食いも有り得る。
『八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)』
ランク:A+ 種別:克己宝具 レンジ:0 最大捕捉:-
大和王権に伝わる三種の神器ではなくアーチャーが統べた国のレガリア、数ある八尺瓊勾玉と呼ばれる勾玉の一つ。
英霊となったことで失われた王としての側面を強調する宝具として成立した。
但し「自分は魔性に貶められた敗北者ではない」もしくは「この戦いに勝利すれば自分は王として完成する」と心の底から確信できた場合に自身の持つ魔力・精神力・矜持などの全てを注ぎ込むことで発動可能という厳しい発動条件を持つ。
言ってしまうなら「自身の屈辱にまみれた過去」をサーヴァントの側から否定する宝具であり、自らの存在そのものを書き換える概念置換に等しく、発動によって、第一宝具と全保有スキルが封印されるが、属性が秩序・善に変化し全ステータスが驚異的に向上する。>>710
【Weapon】
『短刀』
通常時のメインウェポン、アーチャーは短刀を二刀流で使う。
『まつろわぬゆみ』
第二宝具発動時のメインウェポン、王属性特攻の矢を放つ。
【解説】
紀記や風土記に記される、ヤマト王権に恭順せず抵抗の末に敗れ去ったまつろわぬ民の首長達が『土蜘蛛』という真名を共有したサーヴァント。
権力者によって魔性に貶められた無辜の怪物である。
後世に蜘蛛の妖怪と同一視されたことから蜘蛛に関する能力を持った魔人として召喚される事例が多い。
彼もまた他の首長と同じくヤマト王権に立ち向かった者の一人。
生前は王であり勇敢な狩人であった。
自分達の国を守るために兵を率いてヤマト王権に戦いを挑んだが為す術なく全滅、国は滅び歴史の闇に消えた。
彼にとっては国の存亡を賭けた戦いでもヤマト王権にとっては記録に残す価値もない小競り合いだったという。>>711
【人物・性格】
寡黙で理知的、普段は物静かな青年だが戦場では狂戦士めいた戦いぶりを見せる。
実際に狂化している訳ではなく、何より勝利することを重要視しているため勝つために撤退もするし、逃げる敵を深追いすることもしない。
生前は狩人でもあったことから罠や奇襲など状況に応じて戦い方を変える柔軟さを有する。
但し、ヤマト王権への復讐を聖杯に願うほどにヤマト王権を憎悪しているため、もしヤマト王権の人間と出会った場合は対象を殲滅するまで止まらない殺戮マシンと化す。
イメージカラー:ダーククリムゾン
特技:狩り
好きなもの:故郷の景色、獣の肉
嫌いなもの:ヤマト王権、敗北
天敵:ヤマトタケル、源頼光
願い:ヤマト王権に復讐する
【一人称】吾(あ) 【二人称】お前 【三人称】彼奴
【因縁キャラ】
土蜘蛛:同じ真名を共有する者、直接の面識は無いがヤマト王権に敵対した者同士ということで友好的に接する
神功皇后、景行天皇:土蜘蛛討伐の逸話を持つヤマトのトップ、もし出会ってしまったらどちらかが斃れるまで戦いを止めない
ヤマトタケル:一目見てアレには勝てないと理解するが死を覚悟して戦いを挑む【元ネタ】古事記 日本書紀 風土記
【CLASS】ライダー
【真名】土蜘蛛
【異名・別名・表記揺れ】都知久母、国栖、八握脛、八束脛、大蜘蛛
【性別】女性
【身長・体重】171cm・52kg
【肌色】黄色系 【髪色】漆黒 【瞳色】紅
【外見・容姿】顔や体に刺青のあるスラッと長い手足の女性。古代日本の貫頭衣を着ている。
【地域】日本
【年代】古代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・魔性
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:C 魔力:B 幸運:E 宝具:B>>715
【宝具】
『傀儡城砦(くぐつじょうさい)』
ランク:D~B+ 種別:対軍~対城宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:100
樹木、石、家屋、砦、兵器など、自然物人工物を問わずあらゆる物体を魔力で生成した粘着性の強い糸で繋ぎ止め要塞を構築する。
素材の神秘が濃いほど要塞は堅牢になり、もし神代の素材を用意出来れば同ランクの対軍宝具すら防ぐ防御力を手に入れる。
なお、この要塞はライダーが乗り込み操り人形のように操縦する事が可能、その際は巨大な蜘蛛型に変形し歩き回る。
生前は持ち得なかった宝具であるため現地で作成する必要があるが一度完成すれば強固な拠点兼移動手段として活躍する。
素材を現地調達する特性上必要な魔力は糸の分だけと見た目に反して低燃費な宝具。
『八尺瓊禍玉(やさかにのまがたま)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:0 最大捕捉:100
大和王権に伝わる三種の神器ではなくライダーが統べた国のレガリア、数ある八尺瓊勾玉と呼ばれる勾玉の一つ。
本来は持ち主にカリスマを付与し周囲に重圧を与える宝具なのだが、持ち主もろとも魔に堕ちたことで魔性を屈服させ従える宝具へと変質している。魔性特性を持たない人間にとってはただの勾玉。
ライダーはこの宝具で大蜘蛛の軍勢『土蜘蛛八十女』を召喚する事が可能。
【Weapon】
『土蜘蛛八十女』
宝具で召喚する蜘蛛の妖怪、乗騎としても使用する。>>716
【解説】
紀記や風土記に記される、ヤマト王権に恭順せず抵抗の末に敗れ去ったまつろわぬ民の首長達が『土蜘蛛』という真名を共有したサーヴァント。
権力者によって魔性に貶められた無辜の怪物である。
後世に蜘蛛の妖怪と同一視されたことから蜘蛛に関する能力を持った魔人として召喚される事例が多い。
彼女もまた他の首長と同じくヤマト王権に立ち向かった者の一人。
生前は優れた呪術師として国を統治していた。
ヤマト王権の侵攻の際には山に強固な砦を築きヤマトの軍に抵抗したが、その圧倒的な軍事力の前に敗れ、民を逃がすことすら出来ずに村ごと焼き払われたという過去を持つ。
【人物・性格】
優しく面倒見も良いが卑屈で自虐的な女性、女王の威厳はどこにもない。
好きなものはお祭り、今までは祭りを取り仕切る側だったので、今度は純粋な参加者として楽しみたいと思っている。
生前は今より勝ち気な性格だったのだが、ヤマト王権にもう一度戦いを挑もうという気すら起きないほどに打ち負かされたことで女王としての自信を喪失し現在の性格になった。
自分達を滅ぼしたヤマト王権を憎んでいるが、どうせ自分には何も出来ない、憎んでも無駄だと悲観的に考えている。>>718
ありがとうございます!
ふむふむ、この感じだと日本のハサンみたいなシリーズものにもできそうですね。
八尺瓊勾玉については、よくできてると思いますが、自分の発想では勾玉は封印状態で剣になったり、槍なったりしてもいいかな?というものでしたが、これは説明不足なところもあります仕方ないですね。(自由な発想ができるように最低限のリクエストにしたいところもありますが)
三大化生との関連付けは今回はなしのようですね。まぁ、勾玉だからといってそうする必要は特にないし、残りのツクヨミ様は神話からして記述も少ないのでどれとどれを関連させればそれっぽくなるのかを考え出すとうまくまとまらなくなるので土蜘蛛という縛りがまずかったですかね
弓月君でも今度はリクエストしてみようかな「ああロミオ…どうして私はロミオなの? どうして私はジュリエットなの? “薔薇はどんな名前で呼ぼうとも同じく香る(That which we call a rose by any other name would smell as sweet.)“と言う通り、『ロミオとジュリエット』、今はこの名前だけが私の証明なの」
【元ネタ】「ロミオとジュリエット」
【CLASS】フォーリナー
【真名】ロミオとジュリエット
【性別】両性
【身長・体重】153cm・46kg
【容姿】左右の半身でそれぞれ少年と少女の特徴が強調されている、13歳ほどの人物→左右の半身にそれぞれ青い炎と赤い氷を纏った怪人
【属性】秩序/混沌・善/悪、人
【ステータス】筋力C 耐久C+ 敏捷C 魔力A 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
領域外の生命:EX
外なる宇宙、虚空からの降臨者。邪神に魅入られ、権能の先触れを身に宿して揮うもの。
相争う愛、愛おしむ憎悪:A
「狂化」の類似スキル。言語能力は失っておらず会話も可能だが、極めてアンビバレンツな思考と撞着語法的な言語は、他者には理解困難である。
神性:B
外宇宙に潜む高次生命の溶媒となり、強い神性を帯びる。現実に矛盾を引き起こす、計り知れぬ脅威。その代償として彼女達は愛する者との永遠の別れを失い、愛する者との永久の別れを得ることになった。>>720
【固有スキル】
鉛の羽根:EX
敵を殺した短剣と、自分を殺した短剣。物語においては同一の短剣であったものが二つに分かれている。
その刀身はずっしりと軽い。フォーリナーの主武装。右手に持つ剣は青く凍える炎を発し、左手に持つ剣は赤熱した氷を纏う。
輝く煙:EX
仮死をもたらす水薬と、死をもたらす毒薬。物語においては別の薬であったものが一つに合一されている。
その効能は病んだ健康。服用すれば生と死の対立は曖昧になり、動と静は転倒する。また致命傷を受けた際は自動発動し、フォーリナーを一時的なコールドスリープ状態に移行させて延命させる。
冷たい炎:EX
邪神より得し超抜能力。
温度が下がれば液体(みず)は固体(つち)に…逆に温度が上がれば気体(くうき)、更にはプラズマ(ほのお)に。物体のありようは融点と沸点と発火点が決めるのが現実の法則。だがフォーリナーの発する炎と冷気はその法則を乱し狂わせる。四大元素論を嘲う「凍える炎」「灼熱の氷」はこうして実現する。
【宝具】
『青い薔薇(ア・ローズ・バイ・エニィ・アザァ・ネーム・ウッド・スメル・アズ・スイート)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:5~30 最大捕捉:20人
自らの胸の中心に剣を刺すことで発動。それは別離の一突きの再現、赤と青の境い目を再び抉じ開け引き裂く儀式となる。
矛盾でなくなっていた矛盾が再び矛盾に戻る歪みで、氷と炎、赤と青の魔力が渦巻き混じり合いながら放出される。その様子は一輪の中に赤と青の二色が混じった大きな薔薇のように見える。熱への耐性と冷気への耐性どちらをも備えていたとしても、この「法則の乱流」の前では無意味である。
発動後、胸の傷は修復されるが、炎と氷の均衡が破れた分、自身もやけどのダメージを負う。>>721
【解説】
ロミオとジュリエット。1595年前後初演のウィリアム・シェイクスピアの戯曲、ならびにその主役たる男女。対立しあう二つの家、モンタギュー家とキャピュレット家に生まれた男女ロミオとジュリエットが恋に落ちるものの、結ばれることは叶わず、最後には両者の死によって引き裂かれる悲劇。
悲恋の代名詞的作品として、知らないものは居ないという程に有名な作品。
シェイクスピア作品の例に漏れず撞着語法が多用されており、特に撞着語法の代表例のように扱われることの多い「冷たい炎」という表現はこの作品で使用されたものである。
「ロミオ」と「ジュリエット」で構成される二人一組のサーヴァントではなく、「ロミオとジュリエット」という名の一つの存在で一騎のサーヴァント。分かたれることで永遠となった運命の恋人。二人は一人、一人は二人。
本来は幻霊級の霊基しか持たないが、二人分の霊基を合算させた上で、邪神の成分が多くを補っている。外見年齢はいわゆる最少律に基づいてか、原作のジュリエットと同じ13歳ほど。髪型、服装、メイク等が左半身は少年風で青のカラーリングを基調とし、右半身は少女風で赤のカラーリングを基調としている。
降臨者としての方針は不明確・予測困難。恐らくは本人の中でも矛盾した方向性を一貫したものに整理できていない(あるいはその必要を感じていない)。人類の敵になるか味方になるか、というより「敵である側面と味方である側面を併せ持つ」と捉えるのが正しいのであろう。
異形としての自認を持つが、それはエイリアンとしての自意識ではない。
会話においては撞着語法や矛盾する言葉を並べることが多い。ただしその内容は支離滅裂なわけではなく、煙に巻いているというわけでもない。むしろ一人の人間なら相反する考えや多角的視点を持っているのが普通であり、フォーリナーはその二重性を偽らずに外に出しているだけ、とも言える。まさしく、正気こそが狂気、狂気こそが正気。
「愛する人と一つになれて満足か…それを聞きたいのね? 当然、満たされ過ぎて空っぽなの。ええ、だから堪らなく誰か別の人とまた恋がしたい気持ちに駆られるし、永遠にあの人との恋が続けられて嬉しいの。想う度うんざりする程に、恋している間は幸福なのだもの」>>724
《固有スキル》
◆鉛の羽根:(CT7~5)
自身のBusterカード性能をアップ(3ターン)&Buster通常攻撃時に「敵単体のBusterカード耐性をダウン(3ターン)」する状態を付与(3ターン・3回)+味方単体のArtsカード性能をアップ(3ターン)&Arts通常攻撃時に自身のNPを増やす状態を付与(3ターン・3回)+味方全体のArtsカードかBusterカードへのスター集中度をアップ(1ターン)
◆輝く煙:(CT8~6)
自身に「自身が付与するか自身が付与されるBuster強化とArts強化が入れ替わる」状態を付与(3ターン)&毎ターンスター獲得状態を付与(3ターン)&ガッツ状態を付与(3ターン・1回)&毒状態を付与(3ターン)&スリップダメージをHP回復効果に変換する状態を付与(3ターン)
◆冷たい炎:(CT9~7)
味方全体の通常攻撃のArtsカードをBusterタイプに、BusterカードをArtsタイプに変化させる(3ターン)&攻撃力をアップ(3ターン)+自身の宝具カードとQuickカードをArtsタイプかBusterタイプに変化させる(永続)&無敵状態を付与(3ターン・2回)
《宝具》
『青い薔薇(ア・ローズ・バイ・エニィ・アザァ・ネーム)』
ランク:B+ 種別:Arts(Buster)
自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)+敵全体のArtsカード耐性をダウン(3ターン)&Busterカード耐性をダウン(3ターン)&〔中立〕特攻攻撃<OC>[Lv]+自身にやけど状態を付与(3ターン)【デメリット】
《性能》
Arts・Busterアタッカー兼特殊サポーター。最大の特徴はArtsとBusterを入れ替えるカード干渉スキル。自身がA型とB型で可変であるのみならず、他者のカードのAとBの枚数を入れ替えてしまう。更に自身限定でAバフとBバフを入れ替えるスキルを持ち、奇妙な挙動になる。悪さが出来る可能性もあるが、それ以上に混乱しそう。割と珍しい〔中立〕特攻が一番重要であるという説もある。>>723
クトゥルフ側の神格はアフーム=ザー
実は出発点は「アンチ四大元素論(アンチダーレス、アンチクトゥグア)」だったのだけれど、予想外に中々良い感じになった気がする「私の名前はエリーザベトよ。まぁ、エリザベートなり色々呼ばれてるけどシシィはどうかしら?それはそれとしてこんな私を呼ぶなんておかしい人ね」
「もし私がちゃんと逃げずに少しずつ現実を受け入れていれば、少しでも子どもたちのことを考えていれば、………もし“あたし”が皇后(エリーザベト)じゃなく、ただの乙女(シシィ)だったら、歴史はどうなっていたのでしょうね」
【元ネタ】史実、舞台『エリザベート』
【CLASS】ライダー
【真名】エリーザベト
【異名・別名・表記揺れ】エリーザベト・フォン・エスターライヒ、エリーザベト・アマーリエ・オイゲーニエ・フォン・ヴィッテルスバッハ(出生名)、シシィ(愛称)、エリザベート(個人的にあまり呼ばないでほしいらしい)
【性別】女性
【身長・体重】164cm・42kg
【肌色】美白 【髪色】ダークブラウン 【瞳色】アイスブルー
【外見・容姿】いかにも令嬢な美少女
第一∶白と黒を基調としたワンピース。、わかりやすく言うと地雷系
第二∶画像と同じ真っ赤なドレス
第三∶肖像画と同じく純白のドレスを身にまとい、所々に星のアクセサリーが散りばめられている
【地域】欧州
【年代】19世紀
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:C++ 魔力:B 幸運:A- 宝具:A
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【宝具】
『美の終演(ラストエリーザベト・デスティニー)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
自身の最後である暗殺事件を再演する宝具
惨劇の舞台となった"あの日"のスイスのジュネーヴ・レマン湖のほとりを再現する。ほとりの片隅にてなにげない平穏な日々が対象の殺気や戦意と警戒心を失わせる。それさえも喪失し佇んでいく中、ライダーが血の一滴もこぼさず生命を貫く。攻撃を受けた際に判定が入り、失敗してしまうと血も涙もこぼさず、自身が刺され、死ぬことも気づかぬまま死を迎えるだろう。
『究極美麗嬢(アイドル・オブ・エリザベート)』
ランク:E 種別:結界宝具 レンジ:20〜50 最大捕捉:1000
ライダーのために建てられた宮殿であり、彼女が望んだ物の一つとされているアキレイオン宮殿を展開。美しさを集結し自身と味方全体のステータスを上げて、あらゆる悪性を遮断する。ちなみに内部には、アキレイオンにちなんでところどころアキレウスモチーフが刻まれており、そのせいか敏捷に関してはさらにアップする。これには某アマゾン女王発狂案件である。
余談だが、エリザベートバートリーの持つ宝具『鮮血魔嬢』の名前が似ているのと城を展開する点について類似されがちだが頂上(ステージ)に立って歌うことはなく、効果はどちらかというとマリーの持つ宝具『愛すべき輝きは永遠に』に近い。
【Weapon】
鉄扇子、仕込扇子>>730
【解説】
オーストリア・ハプスブルク最後の皇后であり、近隣の大国に翻弄され、分割・被支配とさまざまな苦難の歴史をたどったハンガリーが現在平和な独立国家となった礎を築きあげ、ハンガリーの発展などに貢献した。そして王室ゆえの運命に翻弄された本来王妃になるべきではなかった哀れな女性。
名門ヴィッテルスバッハ出身であり、幼少期に変わり者の貴族の父に付いていき街に出かけ、チター奏者に扮した父の傍らでチップを貰う少女に扮したり、狩りをし、乗馬を楽しみ、詩を唄っていたなど、王位継承権からは遠く公務とは無縁であったため自由を満喫していた。しばらくして、本来姉と結婚するはずだった皇帝に見初められ、告白された。
通常ならその出来事は人々に祝福され、誰しもが羨み、憧れるだろう。・・・だが現実は甘くはなかった。
彼女が望む生活とは程遠く、宮廷の格式張った厳しい作法、自身に厳しい義母との確執、皇后としての責務から、夫を心から愛することができず、失われていく美しさから、そのストレスから段々と心が壊れていき、やがてそれらに目を背くように逃げて、逃避旅行を続けてしまった。
あるとき、自身の子供の一人であるルドルフ皇太子が大公后ゾフィーが派遣した教育係による教育虐待されていることを知り、さすがの彼女でも危険だと思ったのか王室に戻り親権を取り戻すことを要請し、7歳以降のルドルフの教育方針を改善することに成功した。だが、母としての努めも果たすことができず、新しい環境に任せ放任してしまう。
現実から逃げているうちに、ルドルフが謎の突然死してしまったことを知り、発狂。心が壊れてしまった。そのまま息子の死からさえも逃げていく中、スイスのジュネーヴ・レマン湖のほとりにて彼女は改革派の暴漢に暗殺されて命を落とした。その最期は叫ぶこともなく逃げも避けもせず己からその死を受け入れたように何処か哀しくもひっそりとした最期だった>>731
【人物像】
悪人でもないし外道でもないが、気まぐれかつわがまま。飽きっぽく興味を示さなかったり嫌なものには嫌とはっきりいい、関わらず放任するなど扱い的に面倒な女。だが彼女が心から興味を示したり、代償を払ってでも手に入れたいものに関しては狂気じみた努力をしたり敬意を払うなど敬愛を惜しまない性格をしている。
自身の美しさに関しては自覚しているが、自分のこと知らず一方的に愛を向ける人間に対しては嫌っており、毒を吐きまくる。
だが時折人が変わったかのように憂いを帯び、自身の人生やあり方に嘆き、自傷することも。
暗.殺されてしまった自身の最期に関しては、特に根に持っておらず、「逃げてばっかの私に罰が当たったのだわ」と、割と受け入れている
そんな彼女の願いは『過去を変えること』である。過去を変えると言っても、ヨーゼフとの出会いをやり直すべきなのか、王妃にならずヨーゼフに愛を向けられないようにしとくべきだったのか、聖杯でも手に入れない限り本人でもわからない
ちなみに余談だが、史実の彼女は172cmかつ体重は45kgという長身かつモデル体型だが、現界においてなんか違うと思うだろう。なぜ違うのかというと本人曰く「私を知る人にとっては申し訳ないけど、陛下に合う前のほうが私にとっての全盛期だから···」らしい。
そしてごくたまに『死(トート)』という言葉が出てくる。魔力が高く、対魔力のランクが高いのはこの存在とされているらしい。ちなみに彼女の言う『死』の姿は一切私たちには見えることはなく、深く語られることはない。果たして彼女のイマジナリーフレンドなのか、死の感情の具現化した存在なのか?或いは───?
イメージカラー∶パールホワイト
特技:美容研究
好きなもの:自由、美しいもの
嫌いなもの:制限、束縛、一方的にしつこい人(子供/逃げてばかりの自分)
天敵:家族、エリザベート・バートリー、未来の自分
願い:過去のやり直し
【一人称】私(わたくし)、あたし(素であり心を許した人に対し)【二人称】あなた、あんた【三人称】あの人、あの子>>732
【因縁キャラクター】
フランツ・ヨーゼフ
本来自身の姉が結婚するはずだったが、彼女に一目惚れしてしまい鞍替えてしまった。その出来事が原因で波乱万丈かつ悲劇的な人生を歩むきっかけになってしまった。
完全に嫌いではないものの、一方的な偏愛に近い執着を向けてくるので苦手。願わくばあまり会いたくない。ちなみになぜ離婚を突きつけなかったのか?と聞くと、気まずい表情を浮かべながら目を伏せるので真意は不明。
まず最初に言いたいのはなぜ自身を選んだこと、と一目惚れはわかるとして、普通即結婚しようって言います?
ルドルフ皇太子
自身が生んだ子供の一人であり、自身の最大のトラウマ。そのことについて聞こうとすると発作を起こし混乱したり、いきなり泣き叫んだりと心身ともに不安定なってしまう程。
そのため子どもが苦手なのは生前、不器用なライダーは、母としての役目が向いてなかったかもしれない。
Q.じゃあ何で少しでも文通しようとせず面倒見ずに放置したの?
A.このほうがあんな堅苦しいとこより自由にのびのびと成長できるかなーって…。私だってそうやって育てられたもの!
違う、ある意味そうじゃない
ゾフィー大公妃
ヨーゼフの母であり、自身の義母であり姑に当たる。そして自身の苦痛の原因
今でも完全には許しておらず、わだかまり自体は消えないものの、その真意を知ったのか、落ち着いてはいる様子。
「今なら貴女の気持ち、少しだけ分かるわ。私とあのヒトは合わなかった。ならなぜ反対するなら私を叩いてでも婚約破棄を強要したり、こき使ってでもあの人をとめようとしなかったのかしらね。」>>733
ハンガリー関連
飽き性かつめんどくさがり屋の彼女がハンガリー統治に関しては非常な関心と情熱を傾け、短期間でハンガリー語を身につけ、その実力は皇帝とハンガリー貴族の通訳を出来るほどであった。過去に近隣の大国に翻弄され、分割・被支配とさまざまな苦難の歴史をたどったハンガリーが発展などに繋がり現在平和な独立国家となった礎を築いた人物として、今もハンガリーの人々には慕われている。
「あんなとこより、ハンガリーのお偉い様と結婚したほうが良かったかもね」
エリザベート・バートリー
ライダー本人がエリザベートと呼ばれたくない理由。
「あたしあんな趣味しないし、仮にあたしがあんなことしてたら第二の血の伯爵夫人と呼ばれてたわよ!もう、名前変えてほしいレベルだわ!………いや、年代的にあたしが下だから変えるべきなのかしら?」
カーミラ
「ねぇ、彼女があの『エリザベート・バートリー』?もしそうなら、どういう経緯でドラゴン娘から吸血鬼女になるわけ!?訳が分からないわ!!!」
未来の自分
自身の中で、最も美しく、最も愚かな存在。
上記の二人ほど血みどろに争うわけではないが空気が絶対零度レベルの険悪ムードになるだろう。
【コメント】
皆さんご存知じゃない方のエリちゃん。本来はアサシンにしようか迷った。もし実装されるなら名前はどうなるのだろうか【元ネタ】日本読本
【CLASS】アサシン
【真名】自来也 【性別】男
【身長・体重】193cm・88kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:B 幸運:A 宝具:C
【クラス別スキル】
気配遮断:EX
アサシンのクラススキル。
サーヴァントとしての気配を絶つ。空想上の人物であるが故に、世界からその不在を証明され発見することは不可能に近い。
ただし不意打ち、奇襲に該当するアクションに制限がある。そのため、トラップを設置することが主な用途となる。
【保有スキル】
浪切丸:A
宿敵の大蛇丸を討つために手にした宝剣。文字通り、波をも切る霊験を宿した御剣である。大蛇丸の怨のみを切ったと語られるのならば、怨霊に対する特効効果を齎らす。担い手の技量によっては、光と音を切って闇と静寂をつくることもできるがアサシンの腕前では難しい。
忍術(空想):D++
忍者たちが使用する諜報技術、戦闘術、窃盗術、拷問術などの総称。各流派によって系統が異なる。
アサシンのそれは物語のフレーバーに過ぎず、しかしだからこそ妖術めいた奇怪な忍術を使用する。
蝦蟇の油:E
江戸時代に傷薬として使用されていた軟膏。実際には蝦蟇に由来する材料は使っておらず、諸説あるが蝦蟇に似た顔貌の僧によって齎されたからとされる。
アサシンは蝦蟇と縁深く、時代も一致するために所有している。>>735
【宝具】
『仙忍妖術・蟾蜍召喚 (おおがままねきのほう)』
ランク:C 種別:儀式 レンジ:- 最大捕捉:-
アサシンの代名詞、大蝦蟇招きの法。越後妙高山に棲む仙素道人から教えられたとされる妖術であり、巻物を咥えて手指を組むことで発動する。
召喚される大蝦蟇は歴とした幻想種であり、気を吐き虫を惑わし口中に誘う妖怪である。この虫については、虫編の字を使う爬虫類等も含み、蛇にまで効果を発揮する。
【解説】
江戸時代に流行った読本の主人公。盗賊忍者ジライヤ。義賊の頭領にして、妖術を操り雷獣を斃し、豪族の子孫ともされるアウトロー。
名の由来は、中国の盗賊「我来也」であり、アサシンは完全な空想上の人物であるはずだが、幻霊ではなく英霊としてここに顕界している。
陰気に属するとされる大蝦蟇を代名詞とするわりに、陽気な人物であり、豪放磊落と呼ぶに相応しい派手好きで竹を割ったような性格に見える。しかし、それは必ずや宿敵を屠るための演技であり、本来は物静かで卑屈な神経質。できるならば、孤独に浸って生きていたいが、一人でできることの限界を知り、人を率いるために明るく振舞う役者である。そのため、部下はいつでも切り捨てられると本人は騙るが、立てる作戦で真っ先に犠牲となるのはアサシンであり、自分を大事にできない主人公気質を持っている。>>736
【真名転写】
「退屈しのぎに付き合ってくださる?」
【元ネタ】中国神話 【CLASS】プリテンダー
【真名】嫦娥 【性別】女
【身長・体重】161cm・37kg 【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:B 幸運:A 宝具:EX
【クラス別スキル】
気配遮断:EX
本来はアサシンのクラススキル。 不死の薬を盗んだとされることにのみ由来して、アサシンより引き継いだ。
神性:D
神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほどより物質的な神霊との混血とされる。 プリテンダーは天女とされ、また月神ともされる。しかし、地上に堕ちて不死性を喪ったとも。
【保有スキル】
降妖宝杖:A
月の木、月桂を素材とする武器。『西遊記』の沙悟浄の得物として銘が挙げられる。
月の住人であるプリテンダーは、新たに造って持ってきたらしい。妖魔には覿面に効果的とのこと。
仙道:B
天女とされるプリテンダーが身につける中国由来の東方魔術。飛行や縮地などの移動術に長けるが、それ以外の術はあまり知らない。
不死の薬:EX
夫の羿が西王母より貰い受けた仙薬。蝦蟇の油と置換して持ってきたが、置換対象のランクが低すぎて不死にはなれない。>>737
【宝具】
『嫦娥奔月 (クレーター・インパクト)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜 最大捕捉:999
巨大な蟾蜍に変身するプリテンダーの宝具。月に辿り着いてから罰として変じたはずだが、月に届くほどの跳躍から繰り出されるのしかかりである。
女としてどうかと思っているが、跳ねるのはわりと愉しいらしい。大地にクレーターができるが、体重の問題ではなく、月との概念的な絡みによる威力設定とのこと。
【解説】
中国神話の大英雄、太陽落としの后羿の妻、嫦娥。元は天女とされ、地上に堕ちて不死性を喪い、それを助けた羿の妻となるが、羿が西王母より得た不死の薬を盗み飲んで月へと逃げたとされる女神。
月の都で孤独に暮らし、夫を裏切ったことを後悔しながらも、心を壊すことなく暇な生活を謳歌している駄女神。神罰として蟾蜍の姿に変えられたとされるが、実際のところはただ単に太っただけなのでは?と思わずにいられない性格をしている。顕界している彼女は月下佳人に相応しい美貌を有するが、所詮は女神の分霊にすぎないため容姿は自在と思われる。
暇でしょうがないために、蝦蟇の縁を辿り、幻霊『自来也』の霊基を補強して召喚に応じている。召喚当初は、自来也としての自己認識であるが、彼が宝具を使用することでその効果は嫦娥の召喚に書き換わる。それはあたかも水面に写る月のように。マーシャル・アップルホワイト
近代の人物すぎて幻霊レベルの気がする、宇宙船説繋がりでオウムアムアと融合させられるかも?
命婦の御許
飼い猫であることを強調するために飼い主(一条天皇)と共に召喚される?
クラスは飼い主=乗り物でライダーか
蔡倫
概念改良を高ランクで持たせられそう、クラスは敢えてセイバーかアーチャー
宦官なので去勢前の姿を肉体の全盛期としてショタサーヴァントに出来そう【元ネタ】日本伝承など
【CLASS】キャスター
【真名】童子丸
【性別】男
【身長・体重】132cm・31kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:D 魔力:A 幸運:A 宝具:C
【クラス別スキル】
陣地作成:A
子どもらしい秘密基地だが、まず見つかることはない。
道具作成:C
子どもの手先では限界がある。
混血:EX
人間以外の血が混じっている。
キャスターは母より白狐の血を継ぎ、根の国色と称される霊魂を有しているらしい。>>740
【保有スキル】
童唄:B
古来より伝わる歌遊び。純粋に遊びのためのものも多いが、なんらかの原始呪術や神秘伝承が変形した場合もある。子どもをあやす歌ではあるが、才ある子が唄えばそれはあやし(妖し)歌となって一種の儀式として成立する。
金烏の巣箱:A++
母を通じて稲荷大明神より授かった黄金の箱。竜宮の秘符の納められた、天地人界を覗くことのできる神宝とされる。
実際のところは、キャスターに元より備わる千里眼を鍛えるための知育玩具。これを使えば誰でもできるわけではない。
玉兎の手毬:A++
母を通じて稲荷大明神より授かった水晶の玉。耳に当てることで周囲の鳥獣の言葉を聞くことのできる神宝とされる。
実際のところは、キャスターに眠る狐の獣性を制御するための知育玩具。普通の人間がこれを耳に当てても聞こえるのは意味の分かってはいけない言葉である。
【宝具】
『呪殺・重石載 (つぶれろ)』
ランク:C 種別:呪術 レンジ:1〜 最大捕捉:99
キャスターのいくつかの伝承の一つに曰く、長じて朝廷に仕える陰陽師となったキャスターは、公卿たちの戯れに応じて蛙を触れることなく潰してみせたとされる。ただ、せがまれて仕方なくの行いであり、当人は無益な殺生を好まぬと開陳している。
キャスターは、無邪気な子どもの時代で召喚されているため、残酷にも面白がって呪詛返しも畏れずに行使する。場に溜まる陰気を凝ることで圧とする簡易な術式であり、蛙を潰す程度なら公卿たちの戯れの悪意で陰気は充分だが、人を潰すとなるとそれなりに消耗する。>>741
【解説】
時は平安、神代の残り香に惑い乱世の様相を見せる極東の島国、日本に生まれた稀代の陰陽師、安倍晴明。その幼名が童子丸である。
伝承に曰く、童子丸は信太の森の白狐と安倍保名の子であるとされる。母の白狐は、化けた娘の名からそのまま葛の葉と呼ばれ、童子丸が七つを数えるまで人として暮らした。正体を露見し、森に帰った葛の葉だったが、『恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉』と一首を残した。これを読んで、童子丸は保名とともに信太の森を訪れ、稲荷大明神からの贈り物を受け取り、母に人を助くる陰陽師となることを誓ったと云う。
長じて名を安倍晴明に改め、陰陽師として大成したキャスターであるが、とある妖狐に根の国色と称される程度には趣味の悪い男に捻くれてしまったとか。無益な殺生を好まぬのも、人の善性というより、食わぬモノを仕留める必要性を感じない獣の論理と、呪詛返しが面倒という実利的な理由であると見受けられる。母との誓いを護って人の世を助けながら、馴染めぬ人の世を愛することもできず、真正面から向き合った怪僧だけが唯一の友であった。友には、愉しみとか癒やしとか玩具とかの複数の意味がある。
キャスターが子ども時代であるのは、つまり、印象の悪い大人の自分をあまり好まないのと、人の世に馴染むのに都合が良いからである。大抵のことは子どものすることで許されるので。美少年だし。「我こそは獅子殺しの勇者にしてマケドニアを制せし覇王、リュシマコスなり!」
【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【真名】リュシマコス
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】男性
【身長・体重】187cm・112kg
【外見・容姿】筋肉モリモリマッチョマン。顔立ちはゴツめ。イスカンダルの鉢巻(ディアデマ)を巻いている。
【地域】マケドニア、トラキア
【年代】前4世紀~前3世紀
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型 王
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷B+ 魔力D 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。>>743
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
曰く、イスカンダルはリュシマコスの統率の才に嫉妬していたという。
花の平和:C
リシマキアの花(オカトラノオ)によって牝牛の暴走を鎮めた伝説に由来するスキル。敵対者の戦意を削ぐ。
人間であれば多少攻撃力を低下させる程度だが、獣など知性の単純な相手に対しては強力に働き、一時行動不能にまで陥る。
力の名声:A+
獅子を素手で殺した獅子殺しの勇者であり、力の名声においては遠征軍の中で最大であったという逸話から。
勇猛、獣殺し、閃光の拳の複合スキル。このスキルを有するリュシマコスは、格闘戦において無類無敵の戦士と言えるだろう。
二邦の哲学:A
哲学者カリステネスの友人であり、インドのバラモン僧カラノスに師事した逸話から。
ギリシア哲学とインド哲学の2つを学んだ事で得た知見は、リュシマコスの心理・思想に大きな影響を与えた。
思考速度が高速化し、いかなる精神的制約も受けなくなる。>>744
使い魔(犬):C+
自らの没後もその遺骸を守り、火葬に処される時には自らも火に飛び込んだという愛犬。
英霊となったリュシマコスが最も信頼する戦友でもある。
【宝具】
『王の戦艦(レオントフォロス・バシレイオー)』
ランク:A(陸上ではC) 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:500人 1隻
リュシマコスの為に建造され、その大きさと美しさで讃えられた超大型艦Leontophoros。(元はデメトリオス攻城王のものだったとの異説あり)
『獅子の担ぎ手』と訳される双胴のガレー船で、1600人の漕ぎ手を有し、1200人の兵士を甲板で戦わせる事が出来たという。
リュシマコスの指揮の下、船員達は一糸乱れぬ統率を見せ
並の海兵では運航すら叶わないこの巨船を、たとえ陸上であろうと縦横無尽に操る事を可能とする。
しかし、その真価が発揮されるのはやはり水上。
水上戦においてのみ、巨大な大衝角(ラム)を用いた突撃が可能となり、その威力は対城宝具にも肉薄する。
ヘレニズム時代においてこのような巨大戦艦の建造は例がないわけではないが、多くは実戦での運用性に欠けたもの。
レオントフォロスの特異な点は(リュシマコスの没後だが)実際に海戦に投入され、戦果を挙げた事だろう。>>746
【解説】
征服王イスカンダルに仕えた武将であり、王の没後、ディアドコイ戦争で覇権を争った群雄の一人。
怒り狂ったイスカンダルの命令で獅子と素手で戦わされるも、これに勝利し名声を博したという剛の者。
ディアドコイ戦争ではトラキア、小アジア、マケドニアを制したが、コルペディオンの戦いで勝利王セレウコスに敗れ、戦死した。
†
征服王イスカンダルの東征に随従した武将の一人。四人兄弟の次男だったという。
王に常侍する側近護衛官(ソマトピュラケス)であり、哲学者カリステネスの友人でもあった。
後には大王に従軍したインドのバラモン僧カラノスの弟子になったともいう。
一方でリュシマコスはイスカンダルの不興を買うこともしばしばだったという。
ある時は獅子に襲われたイスカンダルを助けようと前に出た事が王の矜持を傷つけたとして激怒された。
またある時は、イスカンダルの不興を買って顔を削がれ、死にゆく姿を晒し者にされていた哲学者カリステネスを憐れみ、
自死のための毒薬を渡した事でイスカンダルに激怒された。
ついにはイスカンダルはリュシマコスに素手でライオンと戦わせた(事実上の公開処刑)が、
リュシマコスはシャツを腕に巻き、獅子の口の中に腕を突っ込んでこれを打ち倒したという。
以降、リュシマコスはイスカンダルに重んじられるようになり、負傷した際、王の鉢巻(ディアデマ)で止血してもらった事もあったという。
(この逸話は、後に彼が王権を得る予兆として捉えられた)>>747
イスカンダルの没後はトラキアとケルソネソスを任地としてオドリュサイ人の王セウテス3世と戦った一方、
ディアドコイ戦争の過程でカッサンドロス派に属し、白のクレイトスを討ち取った。
やがてアンティゴノスがディアドコイの最大勢力として台頭しはじめると、リュシマコスはカッサンドロス、セレウコス、プトレマイオスと同盟を結び、これに対抗した。
イプソスの戦いでは勝利王セレウコスと共にアンティゴノスに勝利を収めたが、
今度はセレウコスが最大勢力として台頭した為、リュシマコスはプトレマイオスと婚姻同盟を結び、セレウコスに対抗した。
カッサンドロスが没し、残されたマケドニアの玉座を巡ってアンティパトロス2世とアレクサンドロス5世が争うようになると
はじめリュシマコスはアンティパトロスを支援した。
しかし、アレクサンドロス5世の後援者である攻城王デメトリオスとの戦いを恐れて支援を打ち切り、アンティパトロスを殺.した。
後に攻城王デメトリオスがマケドニア王となるとプトレマイオス、セレウコスと結んでこれと戦い、マケドニアからデメトリオスを追い落とした。
この勝利には名将であるエピロス王ピュロスの貢献も大きかったのだが
リュシマコスはマケドニアの玉座をピュロスに明け渡す気はなく、2年の共同統治の末にピュロスを追い払った。>>748
力と謀略によってトラキアと小アジアとマケドニアを支配する王として割拠する身となったリュシマコスだが、その晩年は無惨なものだった。
プトレマイオスとの婚姻同盟で妻に迎えていたアルシノエは野心家であり、
リュシマコスの長男アガトクレスを讒言により排除し、自らの息子を後継者に据えさせようとしたのである。
リュシマコスはこれを信じてアガトクレスを処刑したが、この愚行により人心を失い、多くの者をセレウコスに靡かせる事となる。
コルペディオンの戦いでセレウコスの軍勢の前にリュシマコスは敗死した。
その遺骸は戦場に打ち捨てられていたが、彼の愛犬が鳥や獣に傷つけられぬように守っていたと伝えられている。>>749
【人物像】
一言で言えば気分屋。あまり後先を考えずに動く男。哲学をはじめ諸学を修めながらも虎狼の如き生き方を是とする。
良く言えば臨機応変、悪く言えば出たとこ勝負。その場その場の感情で動く為、予測が難しいタイプ。
その生き方は人というより瞬間瞬間を生きる獣に近い。別作品で例えるならこち亀の両津勘吉の同類。
カリステネスへの慈悲も、アンティパトロス2世への支援とその打ち切りも、
ピュロスに対する裏切りも、自滅に繋がった長男の処刑も、そうした気質が為さしめたもの。
善人ではないが悪人というわけでもない。人を哀れに思う気持ちにも憎む気持ちにも歯止めがかからないだけなのだ。
厄介なのはこれで考えなしの脳筋というわけではないというところ。
リュシマコスはカリステネスよりギリシア哲学を、カラノスよりインド哲学を教わった智者でもあり
その識見と過去に囚われない分析・判断が結果的に功を奏することも多い。
また、混迷を極める状況でも(根拠もなく)自信満々に振る舞う為、兵士たちの信望を集める。
一方で中長期的な戦略を練るのは不得手。
アルシノエの讒言を容れて小アジアの離反を招いたのは、アルシノエの奸智やセレウコスの離間工作の巧みさもさることながら
彼自身に長期的展望――言ってしまえば成し遂げたい事が目先の欲を満たす事以外になかったのが最大の原因であった。>>750
【関連人物】
イスカンダル:かつて仕えた大王。獣がより強い獣に尻尾を振るが如く仕える。たとえ友を惨い仕打ちで殺されようとも。
特異なのは力(膂力にあらず)の優劣による主従関係を強いられる事を、リュシマコスはその価値観から好意的に受け止めているという事か。
プトレマイオス:同じディアドコイであり同盟相手。賢くはあるからコイツの判断に大きな誤りはないだろうと踏んでいる。
また、その図書館については非常に強い関心を抱いており、その書物を濫読して己の学識をより深めたいとも思っている。
一方、プトレマイオス側は「この男が吾の図書館に相応しい読み手なわけがなかろう」と距離を置く。
ヘファイスティオン(フェイカー):見るやいなや殺そうとする。彼女がディアドコイを許す筈がなく、敵対は避けられないと理解しているからだ。
過去の同胞であろうと現在はただの危険因子なのだから早々に取り除くに限る。そうリュシマコスは考える。
ダレイオス三世:カリステネスの影響でペルシア文化を蔑視するリュシマコスにとって、取るに足らない蛮族の愚王。>>754
【解説】
明治から昭和にかけて活躍した浪漫派歌人、作家、思想家、代表作に『みだれ髪』『君死にたまふことなかれ』がある。
大阪・堺の老舗和菓子屋「駿河屋」を営む父・鳳宗七、母・津祢の三女として生まれる。本名は鳳志やうで晶子はペンネーム。
少女時代は源氏物語や尾崎紅葉、幸田露伴、樋口一葉などの小説を愛読してした、特に源氏物語は後に現代語訳を執筆するほど好きな作品だった。
1900年、大阪の浜寺公園の旅館で行なわれた歌会で鳳志やうは歌人の与謝野鉄幹と恋に落ち不倫の関係になる。
翌年、鳳志やうは大阪の家を捨て東京へと出奔、鉄幹との恋愛感情を詠った歌集『みだれ髪』を発表する。
恋愛感情を大胆かつストレートに詠ったこの歌集は賛否両論を呼ぶが大ヒットし与謝野晶子の名を一躍有名にした。
その後、二人は結婚し鉄幹との間に12人の子供を授かる。
活動家としては女性の地位向上のために尽力し、平塚らいてうと母性保護論争を繰り広げたことで知られる。
妊娠・出産・育児期の女性は国家によって保護されるべきと唱える平塚らいてうに対し婦人は男子にも国家にも寄りかかるべきではないと主張した。
また、鉄幹らと日本初の男女共学の学校、文化学院を創設し自身も教師として教鞭をとった。>>755
【人物・性格】
理知的でクールな女性だが内面はかなり情熱的、惚れた男を一途に愛する乙女。
普段は標準語を喋るが紫式部と対面した時など興奮すると関西弁になる。
好きなものは文芸以外だとお菓子、実家を思い出す和菓子もヨーロッパ旅行で食べた洋菓子も大好き。
自分では気付いていないが隠れドMであり、無意識の内に試練を求めてより困難な方を選択してしまう。
妻子のいる鉄幹に恋をしたのも、当時としては非常識な恋愛の歌を詠んだのも、経済的に苦しくなるにも関わらず12人もの子供を産んだのもそのため。
『君死にたまふことなかれ』などの詩から反戦家のイメージを持たれがちだが実際には中立的な立場、「戦争なんてみんな嫌でしょう」とのこと。
自らが戦うことは苦手だが女性の自由と自立のためなら聖杯戦争への参戦も辞さない。>>756
イメージカラー:紫
特技:料理、裁縫
好きなもの:文芸雑誌、お菓子、源氏物語
嫌いなもの:戦争、原稿が燃えること
天敵:男性優位な世界
願い:特に無し
【一人称】わたし(うち) 【二人称】あなた、○○さん 【三人称】あの人
【因縁キャラ】
紫式部:子供の頃からの憧れの人、二人が出会った場合嬉しさのあまり放心状態になる。
サラ・ベルナール:同時代の人物であり自立した女性の一人、子沢山で一人の男を愛し続けた晶子とは正反対の人生を送った人物だが芸術に造詣が深いこともあり良好な関係を築ける。
【コメント】
反戦思想より恋愛感情の方が与謝野晶子の象徴に相応しいと思ったので乱れ髪を宝具にしてみた。
戦闘時に使用するラブラブビームは燃え上がる恋愛感情を魔力に変換しビームとして放つもの、原理的にはカーミラの拷問弾と似たもの。
なにげにハービンジャー適性もありそう。【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】バーサーカー
【真名】ペイリトオス
【性別】男性
【身長・体重】180cm・64kg(装備除く)
【肌色】土気色 【髪色】灰色 【瞳色】黒
【外見・容姿】不気味な椅子に座った死者のような男性。審問椅子のような拷問器具に座らされているように見えるが実際は拘束されている。或いは取り込まれてるようにも見える。
【地域】古代ギリシャ
【年代】神代
【属性】混沌・狂
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:A 耐久:B+ 敏捷:B+ 魔力:C 幸運:D- 宝具:B
【クラス別スキル】
狂化∶A
気配遮断(偽)∶A-
本来はアサシンのクラススキル
隠密したという逸話はないが、生きている気配はおろかサーヴァントとして現界している気配、存在感が極めて薄い。>>758
【固有スキル】
英雄の助け:-((A)
盟友としてテセウスの冒険を手助けし、彼の冒険をともに支えた。
対象のステータスを上げ、英雄補正に近い効果を与える。
だがバーサーカーにおいては、狂化の影響により使用不可能。
乱戦の心得:B
敵味方入り乱れての多人数戦闘に対する技術。
軍団を指揮する能力ではなく、軍勢の中の一騎として奮戦するための戦闘技術。
カリュドーンの猪狩りやアマゾーン攻略、ラピテス族とケンタウロスの戦いなど多対多、一対多の戦いにバーサーカーは慣れている。
忘却により全てを忘れたとしても、染み付いた本能がそれを忘れることはない
忘却の毒気∶C+
忘却の椅子からによる忘却のオーラと、生者が忌避する冥府のオーラが混ざりあったもの。敵対者全般に恐怖を与え、触れた対象の思考や記憶力、生命力を削る。下記の宝具『冥府下りし愚者の末路』発動の際にプラスがかかる。
冥府に閉ざされしもの∶EX
バーサーカーは救出されることはなく冥府に閉ざされた。その影響か死を纏うもの、虚ろなる生者の嘆きなど冥府関連のスキルが付与された。そしてバーサーカーのあらゆるものには生者の世界に悪影響ある冥界神の気配が纏わりついている。【宝具】
『神罰∶忘却の椅子(カレクラ・リスィ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
自身が今も捕らえている不気味な椅子
伝承においては座ったものの記憶を失わせるだけだったが、自身や宝具の真名はおろか言語や立ち上がり方すら覚えておらず、自ら命を断つ方法さえも忘れ椅子に座ったまま死ぬことも許されないまま廃人に近い状態にする。
解放するには相手が椅子の存在に気づき、一人か二人以上でないと脱出は難しく、神罰の重さによっては助け出すこともできない。
記憶を思い出すことで自身を解放し、相手を座らせることができるが、アサシン自身は自らの意思でこの宝具を解除することができず、解除するにはマスターの令呪による記憶のバックアップが必要。
『冥府下りし愚者の末路(ギルティザ・フール・タルタロス)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:500人
招待されなかったアレスとエリスの狂気、ペルセポネーを妻にしようと冥府に行った話、そのバツとして冥府に囚われてしまった末路。それらが集合して混ざり合い、一つの宝具に昇華されたもの。
サーヴァントとなった際に審問椅子型拷問機械となっており、戦闘時は撃退式戦闘兵器としてロボットに変形し、忘却の覇気をまといながら蹂躙する。多腕のアームに加え、アームブレードや火炎放射、ダウンサイジングされてはいるものの、冥府由来の拷問器具が搭載。バーサーカーの脳波や生前の戦闘時のデータを読み取り、最適な行動を移す。
発動中バーサーカーの周囲では守護、再生の類の効果は無効化され、人は傷つき易くなる。
また受けたダメージは致命傷に繋がりやすくなり受けた際のダメージ判定が入り、失敗した場合更に悪化し、最悪の場合死に至る。>>760
【解説】
ラピテース族の王イクシオンとディーアの息子。テーセウスの盟友として、数々の苦難をともにしたアルゴナウタイの一人。
アテーナイの英雄テーセウスの名声を聞いたペイリトオスは、テーセウスを試そうとアッティカに侵入し、マラトーンで家畜の牛の群れを追い払った。すぐにテーセウスが駆けつけてきてペイリトオスに立ち向かったが、二人はお互いの気高い容姿に惹かれ、家畜のことを忘れて友情を誓い合う仲となった。ペイリトオスはテセウスとともに、アルゴナウタイに参加したり、カリュドーンの猪狩りやアマゾーンの攻略に参加した。
その後ペイリトオスはヒッポダメイアと結婚し、テセウスは花嫁の介添え役として結婚式に出席した。
祝宴にはオリュンポスの神々やケンタウロスたちが招かれたが、ケンタウロスたちは宴会の際に葡萄酒で酔って騒ぎを起こした。そして花嫁をさらい、次々と近くの女たちに襲いかかった。
ペイリトオスはテセウスと共にケンタウロスたちを追いかけ花嫁を救出。逃げた残りのケンタウロスを倒した。
この戦いはペイリトオスたちの勝利となったが、この争いは神々のうちで招待されなかったアレスとエリスの企みだったとも言われる。尚、ケンタウロスはペイリトオスの父イクシオンとネペレーの子孫で、従兄弟の間柄にあたる。
テセウスほど有名ではないもののかなりの実力を持ち、彼の冒険を支えるなどのある意味彼の英雄譚とでも言えるだろう。だが、そのしくじりも大きかった。>>761
有名なのがペルセポネ略奪未遂事件だろう。なんやかんやあって互いの妻を亡くした二人は新しい婚約者を探していた。するとぺイリトオスはゼウスの娘で美女と評判のヘレネーを連れ去ろうと相談を持ちかけた。二人は、ヘレネーの略奪に成功したときは、くじを引いて勝った方がヘレネーをとることと、負けた方のために、もう一人ゼウスの娘をさらってくることを誓い合った。くじに勝ったのはテセウスである。二人はスパルタに潜入、ヘレネーをさらうことに成功したものの、ヘレネーの兄弟で守護者である双子のディオスクロイの追跡と復讐を恐れ、同時にこの結婚はアテーナイの民の支持も得られないのではないかと危惧した。また、ヘレネーはこのとき12歳であり結婚には若すぎることを考慮してアピドナイの地にヘレネーを送って隠し、自分の母親アイトラーに保護を託した。
その一方でくじに負けた誰を妻に選ぶべきかペイリトオスはゼウスの神託を伺うと「わが娘でもっとも高貴なペルセポネをなぜ妻としないのか」というお告げがあった。
この神託の真意は不明ではあるが皮肉、あるいは警告だったのかもしれない。だが真に受けたのかタルタロスに入ることとし、テセウスにともに行くよう求めた。さすがのテセウスもこの話には気が乗らず止めようとしたが、結局誓いに縛られて同行した。二人は冥界に赴き、ハデスの面前に立った。だがハデスは事前に二人が冥府に行きペルセポネを略奪しようとすることを察知した。ハデスに勧められて二人が椅子に腰掛けたところ、その椅子は「忘却の椅子」であった。椅子に捕らえられた二人はたちまち何もかも忘れて座りつづけた。
4年後、ヘラクレスがケルベロスを生け捕りにするためにタルタロスに降りてきたとき、テーセウスとペイリトオスは椅子に座ったままだった。へラクレスはハデスに直談判をしテセウスを解放したが、ペイリトオスを椅子から助け起こそうとしたとき、大地が振動した。ヘラクレスはペイリトオスを助け出すことができないことを悟り、そのまま脱出したという。>>763
【人物像】
かつてはテセウスと同じ自信に満ちた典型的なギリシャの英雄。だが過度の自信故に称賛されるとすぐ調子にのってしまう悪癖があり、悪ふざけに近い行動を起こしてしまうなど悪人ではないものの命知らずな問題児な面も。
召喚されたのは、ペルセポネを奪おうとした罰として審問椅子型拷問機械に拘束された愚か者(バーサーカー)状態で召喚されており、かつての面影もなく、基本的に言葉を発さず自我がない。行動も機械的であり、戦闘時にはロボットに変形して対象を殲滅する。まるで機械に操られた生物に見える。たとえ発したとしても唸り声に近い状態でしか発さず、稀に何らかの拍子で片言ではあるものの誰かに謝り、許しを請う見受けられる。
もしなんらかでペイリトオスが椅子から解放された場合、生前自身の行いに後悔し、願いはテセウスに謝ることと冥府夫妻に許しを請うになるかもしれないだろう。
ちなみにペイリトオスが許されず冥府に閉ざされたのは、ペルセポネー略奪未遂事件の実行犯かつ発案した元凶だと見抜き、仮に解放されたとしても反省せず、それどころかまたペルセポネを攫おうとする可能性をハデスは危険視したのかもしれない。
特技:なし
好きなもの:なし
嫌いなもの:なし
天敵:なし
願い:なし、(/忘却の椅子からの開放及びテセウスと冥府夫妻に謝る)>>764
【因縁キャラクター】
テセウス
自身の盟友。彼曰く良くも悪くも悪友に近いけど悪人じゃないやつ。
もしテセウスがこのようなのを触れたら、黒歴史なのか頭抱えて顔を青ざめるかもしれない。
半分は自分の自業自得だが、もしテセウスがバーサーカーの誘いに乗らず、心を鬼にして殴ってでも止めていれば、忘却の椅子に囚われることはなく違う未来も歩めたのかもしれない。
イクシオン
自身の父親であり、最初の親族殺しを行った罪人。妻を手に入れようとして神の怒りを買い、タルタロスで罰を受けた。妻を手に入れようとしたバツで神の怒りを買い、冥府に送られた件については皮肉にもある意味親子似である…。(ちなみにイクシオンはヘラを手に入れようとしてゼウスに神罰を受けた)「俺は岸浪ハクノだが、君の知ってる岸波白野じゃない。」
【元ネタ】Fate/EXTRA Last Encore
【CLASS】ムーンキャンサー
【マスター】藤丸立香
【真名】岸浪ハクノ
【異名・別名・表記揺れ】死の総体、「129人目の参加者」、マスター
【性別】男性
【身長・体重】170cm・63kg
【地域】SE.RA.PH
【年代】西暦3020年
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型、男性、死霊、機械、ヒト科のサーヴァント
【ステータス】筋力:C 耐久:B++ 敏捷:A 魔力:A 幸運:D 宝具:A++>>766
【クラス別スキル】
復讐者:A-
本来はアヴェンジャーのクラススキル。
人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
敗者、死者の死に囚われた悪性情報から生み出された岸浪ハクノは月の全てに対して強烈な怒りと憎しみを抱く。
憎しみに囚われ動く災害としかなり得ないはずが、生きる為に戦うという自身の意思によって僅かにランクが低下している。
コードキャスト:A++
電脳世界における魔術式。プログラミング技術。
月の聖杯戦争における死の総体として、自身に内包する死者のコードキャストを全て行使することができる。
ただし、一度に複数のコードキャストを発動することはできない。
単独顕現:E
本来はあるクラスが有するクラススキル。「即死耐性」「魅了耐性」を備える。
誰に喚ばれるわけでもなく単体で成立する悪性霊基。死に囚われた悪性情報から生み出されたヒトガタ。
感情の澱み、人類が持つ悪として発生したモノ。このスキルを持つものは即ち──。>>767
【固有スキル】
死相:EX
デッドフェイス。通常の人類史では発生しえない強化現象。電光の仮面。
死者の無念を分解する浄化機能が停止したことで生まれた悪性情報の一種。
死を迎えながら死にきれない精神情報は死した肉体を動かし、いずれ肉体すら悪性情報に変質させ、その素顔を死の貌に塗り替える。
戦闘においては『既に死亡している』ことに起因する異常なまでの不死性や人間離れした運動能力として発揮される。
永久機関・少女帝国:C
ある少女達が遺したもの。本来は宝具だが、劣化しているためスキルとして扱われる。
一度きりで散ってしまう栞。自身の時間を巻き戻し、あるべき地点へと回帰する。
今は遠き辺獄の底:A
ムーンマイルラダー。
辺獄からそびえる天へと上昇した、他の誰でもない「岸浪ハクノ」の戦いの記録。>>768
【宝具】
『剥がれ落ちよ、生なき死人の仮面(デッドフェイス/ラストアンコール)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
かつて七つの階層を戦い抜いた岸浪ハクノの到達点の再話(アンコール)。
『生存への願い』を獲得することによって生者へと蘇り、『既に死亡している』故の不死性たるデッドフェイスを喪失。
同時に『死者には生者の影は掴めない』という理屈から同じデッドフェイスを始めとした死者からの干渉を拒絶する。
【解説】
『Fate/EXTRA Last Encore』の主人公。月の聖杯戦争におけるありえざる「129人目の参加者」。
辺獄の薔薇園にて剣を取り、セイバーのサーヴァント:ネロ・クラウディウスと契約したことで聖杯戦争に出場を果たした。
月における勝者やシステムを憎悪し、「殺.すため」を動機として、「自らが何者なのか」「なぜ月の全てが憎いのか」という疑問と苦悩を抱えたまま上層へと昇り続けた。
その正体は「岸波白野」ではなくその要素を持った、生者への憎しみで構成された死の総体であった。
多くの敗者。多くの死者。蓄えられた膨大な敗戦記録。それらを背負い、”誰でもない誰か”として目覚めたもの。
岸波白野ではなくとも、偽物でも、まがい物でもない名前のない1人の人間(マスター)。
憎しみから生まれながら、生きるために剣をとり、戦う意志を獲得した、そんな他の誰でもない『誰か』。>>769
【コメント】
岸波白野のサーヴァントするならこちらがサーヴァントになるのもアリかと思った
月の悪性情報という点では紛れもなくムーンキャンサー。
岸波白野を参考にステータスをガッツリ弄って本当に岸波白野ではない誰かという感じに
【Wiki登録】可久しぶりに真名当て。
【出典】■■■■伝、■■■■と■■■■■の■■、■■■■■、■■■■■■■等
【CLASS】キャスター
【真名】■■■■
【異名・別名・表記揺れ】■■■■■■、「■■(■■■■■)」
【性別】女性
【身長・体重】163cm・46kg
【肌色】白 【髪色】銀 【瞳色】白濁(重度白内障。「病的な」もの。機能していない。)
【外見・容姿】白いペプロス(長衣)を身に纏い、身の丈に合わぬ大盾を持った盲目の少女。
【地域】古代ギリシャ
【年代】不明
【属性】中立・善
【天地人属性】地
【その他属性】ギリシャ神話系男性
今回は女性としての召喚だが、■■■■■■■■■■■■■■■■■■せいでペンテシレイアの特攻対象には入る。
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:E 魔力:B 幸運:B 宝具:C+
戦闘技能がない■■であるものの、■■■■の身体スペック自体はそれなり程度に高い。>>771
【クラス別スキル】
陣地作成:-
キャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。
■■■■は■■に籠らない。
■■■■■■:A
キャスターのクラススキル、道具作成が変化したもの。
■■■■。■■■■とも言い換えられる。■■■■■■■■■■■■■に、■■■■■■■■する。
■■■■■■■である■■■■を以てすれば、■■■■■■■■■■■■にまで■■■■。
【固有スキル】
■■■:EX
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■すスキル。■■■■■■■■■■ような技術とはまったく別の、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■能力。
■■■■の頂点である■■■■にとっては、荒ぶる英雄怪物を■■■■めることさえ容易いことである。
女神の神核:A+
生まれながらにして完成した女神であることを現す、神性スキルを含む複合スキル。
■■■■の出生には多くの異説があるが、■■■■の神と■■■■■または女神■■■■の子とする説が有力であり、これが正しいとするならば半神どころか「純粋な神」の領域にある。>>772
■■の■■■■:C
■■■■は■■であり、それゆえに天才的な■■を得たと伝えられる。古代ギリシャにおいて■■であることはむしろ「■■■■■」ことと結びつけられ、■■■■■■のようにしばしば「■■」の力にさえ結び付けられた。
■■を代償に得た超絶の■■と■■力は、もはや■■■■にも等しい。■■でありながら「■■■」に近いスキル。
■■■■問題:C
■■■■■■■■■■■■■■■、伝承伝説ですらも錯綜する正体不明の人物である。正体不明故に召喚時に現れる姿も毎回変わる。一種の無辜の怪物。
正体不明、ゆえに「■■■■■■■■■■■■」が多々残されており、■■■■■■■■■■■■■■■■する。
【宝具】
『■■■■■(■■■■■)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
■■■■■■■■■としての■■■■の■■が、「■■■■■■■■■■」宝具と化したもの。■■■■■■の『■■■■■■■■(■■■■■・■■■■■■■■■)』とほぼ同一の宝具。ではあるのだが。
この宝具の神髄は、「■■■■■■■■■■■」と組み合わさることで発揮される。
■■■■にして古代ギリシャ人であり、果ては神ですらある■■■■自身を■■するのがまず間違いなく一番強いのだ。
強化された■■■■は■■■■■■■■、■■■■■や■■■■■■■に匹敵するフィジカルで殴りかかる。
【Weapon】
偽・■■■■■■■■(■■■■■・■■■■・レプリカ)
■■■■■の■■盾は、■■■■が■■■■■に■■■■■で知られる。その「■■」だけが結晶化したもの。
「■■■■■の盾」のレプリカ。宝具により再現された偽物だが、単品でもC~Dランクの防御宝具に匹敵する。>>774
>>775
正解です。さすがに簡単すぎたか
「おお、女神カリオペの子、我こそは盲目のポイテース。それは無数の栄光を英雄にもたらすもの……」
【出典】ホメロス伝、ホメロスとヘシオドスの闘争、イーリアス、オデュッセイア等
【CLASS】キャスター
【真名】ホメロス
【異名・別名・表記揺れ】メレシゲネス、「詩人(ポイテース)」
【性別】女性
【身長・体重】163cm・46kg
【肌色】白 【髪色】銀 【瞳色】白濁(重度白内障。「病的な」もの。機能していない。)
【外見・容姿】白いペプロス(長衣)を身に纏い、身の丈に合わぬ大盾を持った盲目の少女。
【地域】古代ギリシャ
【年代】不明(B.C.1300~B.C.700ごろ)
【属性】中立・善
【天地人属性】地
【その他属性】ギリシャ神話系男性
今回は女性としての召喚だが、イーリアスに「美しい」と書きまくったせいでペンテシレイアの特攻対象には入る。
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:E 魔力:B 幸運:B 宝具:C+
戦闘技能がない詩人であるものの、純粋女神の身体スペック自体はそれなり程度に高い。>>776
【クラス別スキル】
陣地作成:-
キャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。
吟遊詩人は書斎に籠らない。
エンチャント:A
キャスターのクラススキル、道具作成が変化したもの。
概念付与。名文付与とも言い換えられる。他者や他者の持つ大切な物品に、強力な機能を追加する。
英雄譚の語り部であるホメロスを以てすれば、名剣をランクC程度の宝具にまで強化可能。
【固有スキル】
語り手:EX
物語や伝説をいかに上手に口で語れるかを示すスキル。書物に物語を書き記すような技術とはまったく別の、聞き手の気分や精神状態も加味して適切な語り口を選ぶ、即興性に特化した物語伝達能力。
吟遊詩人の頂点であるホメロスにとっては、荒ぶる英雄怪物を物語で鎮めることさえ容易いことである。
女神の神核:A+
生まれながらにして完成した女神であることを現す、神性スキルを含む複合スキル。
ホメロスの出生には多くの異説があるが、メレス川の神とニュンペーまたは女神カリオペの子とする説が有力であり、これが正しいとするならば半神どころか「純粋な神」の領域にある。>>777
盲目の吟遊詩人:C
ホメロスは盲目であり、それゆえに天才的な詩才を得たと伝えられる。古代ギリシャにおいて盲目であることはむしろ「よく見える」ことと結びつけられ、テイレシアスのようにしばしば「予言」の力にさえ結び付けられた。
視力を代償に得た超絶の聴覚と想像力は、もはや未来予知にも等しい。盲目でありながら「千里眼」に近いスキル。
ホメロス問題:C
ホメロスはその実在が定かでなく、伝承伝説ですらも錯綜する正体不明の人物である。正体不明故に召喚時に現れる姿も毎回変わる。一種の無辜の怪物。
正体不明、ゆえに「追加の逸話を書き込む余地」が多々残されており、宝具による自身への強化倍率が倍加する。
【宝具】
『勇者叙事詩(イーリアス)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
英雄叙事詩の描き手としてのホメロスの詩才が、「描いたものを英雄にする」宝具と化したもの。
アンデルセンの『貴方のための物語(メルヒェン・マイネスレーベンス)』とほぼ同一の宝具。ではあるのだが。
この宝具の神髄は、「正体不明の詩人ホメロス」と組み合わさることで発揮される。
正体不明にして古代ギリシャ人であり、果ては神ですらあるホメロス自身を強化するのがまず間違いなく一番強いのだ。
強化されたホメロスはイーリアスの英雄、ヘクトールやオデュッセウスに匹敵するフィジカルで殴りかかる。
【Weapon】
偽・蒼天囲みし小世界(アキレウス・コスモス・レプリカ)
アキレウスの世界盾は、ホメロスが極めて詳細に綴ったことで知られる。その「修辞」だけが結晶化したもの。「アキレウスの盾」のレプリカ。宝具により再現された偽物だが、単品でもC~Dランクの防御宝具に匹敵する。>>778
【解説】
ホメロスは「イーリアス」「オデュッセイア」の作者として知られる紀元前8世紀の吟遊詩人。
古代ギリシャ世界において最大最高の詩人として知られ、学術的な詩の頂点であるヘシオドスと並び、ギリシャ最高の「叙事詩作家」であった。
逆に「個人」としてのホメロスは極めて謎に包まれており、実在したかどうかすら定かではない。
後世に神格化されることで相互に矛盾する複数の「伝記」が書かれることとなる。
主に「盲目の詩人」であることだけは共通するが、それ以外のエピソードは多彩であり、
キオス、スミルナ、コロポーンなど多くの街を出身に持ち、生まれも父はメレス側の神であったり、母はニュンペーであったり女神カリオペの子であったり、さらには生きた時代や書いた作品すら一定しない。
その他にも多くの異説が存在しており、曰く「ホメロスは女性であり、オデュッセイアのナウシカアーは自己投影である」とか、「ホメロスは極めて長命であり、イーリアスを見てきたかのように語るのは、本当に見てきたからである」だとか、「詩聖オルフェウスの子孫である」とかの荒唐無稽な説すらも当然のように存在する。
曰く「ホメロス問題」と呼ばれるこの混淆ゆえに、サーヴァントとして召喚されるホメロスは絶えず「出自が不確か」となってしまう性質を持つ。
……「この」ホメロスは、スミルナでメレス川の神と、美声と叙事詩を掌る女神カリオペの子として生まれた盲目の女神であった。オルフェウスに師事し、トロイア戦争に「詩人」として従軍し、オデュッセウスの船に同乗してキオスに帰還した。そして、紀元前13世紀から紀元前8世紀まで生き、イオス島で死んだ。
【人物像】
「詩の女神」としての純粋さを持った観測者にして語り部。神であるがゆえに人格・恐怖心はやや希薄であり、トロイア戦争の戦場中心にすら「ネタ探し」に行く命知らず。詩を紡ぐことが最優先であり、それ以外は二の次だが、自身は観測者であると定義しているため取り立てて悪さはしない。
人格的に問題はないのだが、基本的に話す内容が全部「叙事詩」になってしまう上に朗読のテンポが遅く、修辞も大量につけるため、ぶっちゃけ意思疎通がだいぶ困難。
ジャンルとしては興が乗っているときのエドモンとシェイクスピアを足した感じ。>>779
というわけで、「イーリアス」「オデュッセイア」の作者、大詩人ホメロスでした。
正体不明、てか実在すら定かでないがゆえにヘロドトスとかに盛りに盛られた伝記を全部採用した結果「美少女長命女神」になってしまった。
なんで「神説」から「女性説」まであるんだよこいつ
wiki追加・SS使用可能です。【元ネタ】フランス・ブルターニュ地方の伝説
【CLASS】アサシン
【真名】海賊女王ダユー
【異名・別名・表記揺れ】ダユー〔ハロウィン〕
【性別】女性
【身長・体重】233cm・77kg
【容姿】ボロボロの海賊コスチュームを着た人魚
【属性】混沌・悪、地
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B+ 魔力A 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:C
海賊稼業はヒット&アウェイである。攻撃態勢に移るまでの気配遮断はそれなり以上。>>781
【固有スキル】
海賊女王(偽):A
とあるサーヴァントの持つスキルを真似したもの。本来は「カリスマ」や「嵐の航海者」等との複合スキル。団体戦闘及び(強引な手法での)掠奪において自軍の能力を向上させる。戦利品はアサシンの懐へと優先的に収まる。
嵐の歌声:A
嵐を引き連れて現れ、船を沈めるマーメイドの歌。嵐を呼ぶと共に、声を聞いた敵の精神を惑わし行動妨害効果を与える。特に水辺において真価を発揮する。
死者の宝箱:A
デッドマンズチェスト。海賊達が隠し、亡霊と化してなおも執着し続ける、呪われし宝箱。――という雰囲気を演出したお菓子箱。子供達にとってのお宝。真に迫り過ぎてちょっとだけ本当に呪われているのはご愛嬌。
【宝具】
『可愛い私の幽霊船団(ピラット・ド・ラ・ポワント・デュ・ラ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:10~99 最大捕捉:100人
幽霊船による海賊船団(のコスプレ)。船員を務めるのは海の底のイースに誘われた死者達であり、謂わば女王の命により結成された私掠船。イースが地上にあった時代にアサシンが率いていた船団と同じく、船を強引に沈めてからの掠奪を得意とする。
幽霊船であるため、陽の光の閉ざされた場所であれば相手の防御や反撃をすり抜けて無効化する特性を持つ。>>784
《固有スキル》
◆海賊女王(偽):A(CT8~6)
味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)&宝具威力をアップ(1ターン)&「敵を倒した時、スターを獲得する+味方全体の〔ダユー〕のNPを増やす」状態を付与(3ターン・1回)+自身のスター集中度をアップ(3ターン)
◆嵐の歌声:A(CT8~6)
敵全体のBusterカード耐性をダウン(3ターン)&確率で魅了状態を付与(1ターン)+フィールドが〔水辺〕の時、自身のBusterカード性能をアップ(3ターン)&フィールドの〔陽射し〕特性を打ち消す状態を付与(3ターン)
◆死者の宝箱:A(CT7~5)
味方単体のNPを増やす&弱体付与成功率をアップ(3ターン)&呪厄状態を付与(3ターン)【デメリット】
《宝具》
『可愛い私の幽霊船団(ピラット・ド・ラ・ポワント・デュ・ラ)』
ランク:B 種別:Buster
フィールドが〔陽射し〕特性ではない時、自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)+敵全体のガッツ状態を解除&〔船乗り〕特攻攻撃[Lv]&確率で宝具封印状態を付与<OCで確率アップ>(1ターン)
《性能》
横への支援能力もあるアタッカー。第一スキルの効果の通り、味方に倒してもらう→NPを集めて自分が宝具を撃つ、が想定される理想的な流れ。ただしその場合、第一スキルの宝具威力アップが1ターンであることと追加効果が「敵を倒した時」であること、第二スキルのメイン火力支援がデバフであることとの兼ね合いには注意。タイミングにさえ気を遣えば多くのバフを重ねて火力が出せる。
船乗り系サーヴァントは無敵やガッツを持っている者が多いため、宝具は特攻だけでなく追加効果の面でも船乗りによく刺さる。>>783
ダユー https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%cd%c5%c0%ba%bd%f7%b2%a6%a5%c0%a5%e6%a1%bc ハロウィンver.
三年前に妖精女王ダユーを作った時から海賊女王ダユーもぼんやりと考えてはいたんだけど、上手く固まらずにここまでかかってしまった
決め手はハロウィン霊基にしたこと(つまり去年のマリンチェでハロウィン霊基を作ることを自分に解禁したおかげ)サルゴン
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%B5%A5%EB%A5%B4%A5%F3
ルーナ
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%EB%A1%BC%A5%CA
岸浪ハクノ
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%B4%DF%CF%B2%A5%CF%A5%AF%A5%CE
ホメロス
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%DB%A5%E1%A5%ED%A5%B9
以上Wiki登録完了しました。>>787
ホメロス登録ありがとうございます!「…分からない。解らない。ワカラナイ。私はどこで生まれどのように生きたのかを。」
「これだけははっきりわかる。もし願いが叶うならば、ホスセリの真実を知り、すべてを思い出すことだ。これだけは、譲れない」
【元ネタ】古事記
【CLASS】アサシン
【真名】火須勢理命
【異名・別名・表記揺れ】忘却のアサシン
【性別】男性
【身長・体重】177?cm・?kg
【肌色】透明に近い 【髪色】黒に毛先が緋色 【瞳色】濁った赤
【外見・容姿】霞を擬人化したような今にも消え入りそうな亡霊じみた青年。
【地域】日本
【年代】神代
【属性】混沌・中庸(便宜上)
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:C 耐久:E 敏捷:C 魔力:EX 幸運:E 宝具:A-
【クラス別スキル】
気配遮断∶EX(E+++相当)
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
だが、実際に隠密行動や暗殺を行ったわけではなく強いて言うなら影が異様に薄いだけ。>>789
【固有スキル】
神性∶C-
両親が純正な神霊であり本人も高ランクを保有しているのだが、なんの神なのかを語られず、逸話もなくマイナーなため非常に不安定。本人も「神様って何だっけ?」と首を傾げるほど。そもそも人類における『神』の概念を正しく理解しているかどうかすら怪しい。
逆に考えるとあえてマイナーを利用し神霊でありながらも召喚できたことに過言ではない
明るく燃えし光∶A+++
アサシンは火が盛んに燃え立つときに生まれた
高ランクの魔力放出(炎)に加え、あらゆる悪意や負の感情を自身のもとに向けさせる。
欠落した神の記憶∶EX
アサシンのその後に関しては語られることはなかった。一種の無辜の怪物に近いスキル。知名度補正に不利補正が出てしまうが、真名やステータス、宝具などの情報を隠蔽し妨害を与え、看破などに強い耐性を得る
山神の呪詛∶A
詳細不明。自身の父のしくじりのせいで母方の父の怒りを買い、父を始め末裔たちは皆呪われてしまった。アサシンは最初の犠牲者になったかもしれない…。>>790
【宝具】
『弾け燃えし忘却の炎(いまやうしなわれしわたしのな)』
ランク:A- 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
自身の母木花開耶姫が火中の火が激しくなるなか自身を産み落とした。その一幕が凝縮し宝具に昇華されたもの。
発動と同時に神代級の炎があたり一面を燃やし、敵対者に大きなダメージを与える。…だが燃やし尽くすだけでは終わらない。
だがこの宝具の真価は知名度を焼き去る事である。神秘も、秘蹟も、記憶も何もかも焼き尽くし無に還す。正に知名度補正キラー。
だがこの宝具を使用するたびに自身の霊基にダメージが入り、宝具を最大開放すれば、あらゆる存在も、知名度補正もすべて燃やし完全に忘れ去ることもできるが自身も焼き尽くし、無に還されてしまう。
【Weapon】
『忘却の焔』
自身の身に纏わりついている焔。なんの抵抗力も持たない一般人や動植物が触れてしまうと、激しい損害とやけどを負ってしまう。>>791
【解説】
瓊瓊杵尊と木花開耶姫の第二子であり兄に海幸彦と呼ばれた火照命、弟に山幸彦と呼ばれた火遠理命を持つ。
木花開耶姫が一夜で身籠ったために瓊瓊杵尊に国津神の子ではないかと疑う。それに怒った木花開耶姫が『もしお腹の子が天津神の子ならば絶対無事に生まれる』といい、その疑いを晴らすために火中で三神を生んだ。
火が盛んに燃え立つときに生まれたので「ホスセリ」と名附けられた。だが記紀の中でも『古事記』の中にしか登場しない。その記載も、瓊瓊杵尊と木花開耶姫の第二子であるというのみで、事績の記述はない
日本書紀においては自身に似た名前である火闌降命、火酢芹命という言葉が出てくるが、海幸彦として扱われており、古事記の火須勢理命とは事績が異なるため、単純に同一視することはできない。
弟は後に天皇家の重要な存在になった。
兄も弟ほどではないが隼人族の祖先になった。
───なら自分は何だ?自分はどのように行き、どういう結末だったのか?なんのために生まれたのか?自分は父親の犯した罪により呪われてしまったのか?自分は生まれてすぐか、しばらくして命を落としたのか?……そもそも自分は存在せずここにはいないのか?
それに苦悩し歴史の闇に葬られる中で、何でも願いが叶えられる存在を知り一つの思いが芽生えた。もし願いを叶えられるのがあるのならば、それが本当ならば火須勢理命(ワタシ)の全てを知ることができるかもしれない。思い出せるかもしれないと。
こうして、そのマイナーさや神格の低さを逆に利用し、願いを叶えるために聖杯戦争に身を乗り出したのである。>>792
【人物像】
常時無表情かつ無感情。神霊でありながらも神としての威厳はなく究極の指示待ち人間に近い状態である。…もはや亡霊そのもの。何も指示が無ければ植物のように立ち尽くしているが、たまにどこかに彷徨ってうろついてることも。
自身が生まれたあとの記憶がないのか、記憶力が異様に乏しく、自身を始め両親はおろか他のことに関してはおぼろげ。はっきり覚えているのが『自身は火中の中、火が激しくなる中で生まれた』ことと『兄弟がいる』ぐらいである。大変かもしれないが適度に応援し、見守りながらサポートすることをマスターに求められる。通じなかったりするので撃沈してしまうかもしれないが。
本人は気づいておらず無自覚だが、思ったことをはっきり言う少し毒舌気味。そして兄弟や他の存在に対し劣等感を抱き、嫉妬に近い感情を持つ。そしてその願いが『火須勢理命のすべてを、真実を知り思い出すこと』である。これに関しては忘れることはなくその思いは離さないほど。
特技:なし
好きなもの:なし
嫌いなもの:なし
天敵:兄弟
願い:自分のすべてを思い出す
【一人称】不明【二人称】不明【三人称】不明(これに関しては非常に不安定であり、たまに主語が抜け落ちるほど)>>793
【因縁キャラクター】
火照命、火遠理命
自身の兄弟。だが名前呼びすることはなく『兄弟』呼びそのままである。
だが向こう側からは認知されず話題を出したり聞いても『誰?』である。そのため兄弟からは霞としか認識できない。アサシン側は兄弟を覚えていても、ブロックノイズしか認知できず、互いに話すことも接することもできない。
酒呑童子と伊吹童子で例えればわかりやすいかもしれない。 悲しいね
海幸彦(公式)
自身の兄弟・・・・・じゃないやつ。
誰だお前
【コメント】
海幸彦が可哀想だと言われているけど本当に可哀想なのはこの方だと思う。「やぁ我こそはアp…、失礼、私の名はダフネー。みんなヨロシクゥ!」
『ふっざけんな!!なんであいつと一緒なのよ…!あ、どーもよろしくお願いしまーす。』
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ランサー
【真名】ダフネ(+アポロン)
【異名・別名・表記揺れ】ダフネー、ダプネー
【性別】女性(/男性)(女性表記はダフネによるもの。アポロンは男性)
【身長・体重】180cm・55kg
【肌色】美白 【髪色】ゴールデンオレンジ 【瞳色】サンシャインイエロー
【外見・容姿】月桂樹を模した装飾を纏う輝かしい美男子と、ゼO伝に出てくるような小さい光の妖精
【地域】ギリシャ
【年代】神代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:B 耐久:D 敏捷:C 魔力:A 幸運:B+ 宝具:A+>>795
【クラス別スキル】
対魔力∶D
魔術に対する抵抗力。一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。
単独行動∶A+
本来はアーチャークラスのスキル。
マスター不在でも行動できる能力。
ただし、オリオン同様ダフネはアポロンなしでは一切の行動ができない。
【固有スキル】
男神の寵愛∶EX
ダフネに対する偏愛の暴走のあまり、神霊である身を英霊ランクに貶めてまで召喚された模様。ダフネーの代理として、アポロンが戦うためのスキル。
ただし、代償としてアポロンは通常のサーヴァントとしての力しか行使できない。
交わらぬ愛の樹枝∶A+
ダフネに対するアポロンの偏愛的な愛と、アポロンに対するダフネの絶対的な嫌悪。
移り下の禊に近いスキルに加え、デコボコな互いの感情がぶつかり合い、周囲に悪影響を与えてしまう。見てるこっちが不憫。
鉛の月桂樹∶B+
ダフネの由来スキル
鉛の矢のせいで心動くことの無く、いかなる魅了や誘惑も弾き、誰にもなびくこともない。枝より鋭く氷より冷たい存在が対象の心を傷つける。特に自身に執着する存在に関しては心身のダメージがさらにアップする。>>796
【宝具】
『太陽神の愛詠照聖(サンシャインラウルス・ノンアルヴィヴァ・アモーレ)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1人
アポロンがダフネーに対する愛が暴走し宝具に具現化したもの。「あいよてらせ」とよむらしい。
発動と同時に地表から鉛の月桂樹の音が対象を貫き、天上からアポロンがシャベリン状態に変化した黄金の矢をダフネーに対する暴走力(愛の力)で対象めがけて投擲。衝突した瞬間に大爆発を起こし、周囲に絶大な混乱とダメージを及ぼす。
ちなみにランサーなのに矢みたいなの放っておかしくない?という疑問があるが、「あー、あれね!あれは矢にみえてしまうかもしれないけど投擲特化の細身の槍だから大丈夫!」とコメントしている。
『いやギリギリアウトォー!!』
『恋破れ愛死照憎月桂樹(アーテー・ローレルブレイク)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
たまに宝具の読みが「愛してたのに…許さない…」とヤンデレじみている。
ダフネーとの恋に敗れてしまった悲しみとと、自身を拒んだり身勝手な理由で拒絶したものを罰を与えるなど冷徹な側面とアポロンの負の感情が暴走し、ダフネーのお仕置き兼攻撃宝具になったもの。
発動と同時に双槍が一つの巨大な魔槍に変化し、ダフネーを縛り付けて閉じ込め、対象の心臓めがけて投擲する。
なんやかんやあってコローニスを殺してしまった件もあるせいか、女性特攻を持つ。>>797
【Weapon】
『黄金の鏃』
本来は矢であるが、ランサーにちなんで巨大なランスの形に変化している。
『鉛の月桂枝』
上記と同じ鉛色のランスであり、月桂樹を想起する。黒い月桂樹の葉が茨のように絡まっている。
【解説】
アポロン被害者の一人であり河の神を父に持つニンフ。
当初は恋愛に興味なんてなかっただけなのだがアポロンとエロースのいざこざに巻き込まれてしまい、激情したエロースはアポロンに黄金の矢、ダフネに鉛の矢で射る。
金の矢で射られたアポロンはダフネに求愛し続ける一方、鉛の矢を射られたダフネはアポロンを頑なに拒絶した。追うアポローンと逃げるダプネー、ついに逃げ場を失い追い詰められたダフネはアポロンの求愛から逃れるために、父である河の神に自らの身を変える事を強く訴えた。それを聞き入れた父はダフネの体を月桂樹に変えた。我に返ったアポロンは月桂樹に変えられてしまった彼女の姿を見てアポロンは酷くショックを受け、せめてものの愛の永遠の証として月桂樹の枝から月桂冠を作り、それが彼を象徴する存在となった。>>798
【人物像】
サーヴァントとして召喚された際に、何故か妖精を引き連れた謎の美男子として召喚されている。「ダフネってこんなんだったっけ?」とか「なんで男がいるんや!?」など人々は突っ込むだろう。そりゃそうだ。
謎の美男子の正体はアポロン本神であり、ダフネーの方は某伝説に出てくる小さい妖精になっている。
なぜその様になったのかというと、ある日アポロンは悩んでいた。あの日どうすれば彼女に想いを寄せられたのかを。あんなことをしなければダフネーとの馴れ初めが悲劇的にならなかったのかを。
そうこう悩み、考えているうちに、一つのシステムに目をつけ答えを出した。
「これらを利用してダフネーの代わりに戦えばいいじゃないか!きっと彼女も少しは見直してくれるはず!」
こうしてアポロンは座から(彼女への贖罪も兼ねて)ダフネーの召喚に割り込む形で召喚されたとさ。『いやなんでよー!?!?今どきの召喚システムどうなってんのー!?!?!?』
ダフネーに関してはツッコミ気質かつ苦労人。今でもアポロンに対しては辛辣かつ毒舌。仮にアポロンじゃなくても一方的にしつこかったり執着のあまり暴走するやつは嫌い。それらにかかわらず絡まなければ普通に優しい方。戦闘力はないがアポロンを蹴飛ばすぐらいの力はある。戦闘に関しても態度は変わらないものの指示などサポートを行ったり、稀にアポロンに対しツンデレに近い発言をこぼしていたりするが、彼本人に対しては言わず、絶対にデレない。ちなみに妖精でも小さな人型ではなく人外の姿になった理由は語られていないが、アポロンの趣味か気まぐれか、ダフネーがどれでもなく完全な人外の姿になりたいと願ったのか、それを聞き入れた父親によるものなのかもしれない。>>799
アポロンの方に関しては太陽のように底抜けに明るくフリーダムな存在。サーヴァントになった今でもダフネに対し今でも治ってないどころか盲目的すぎて暴走しがちであり、彼女にしばかれるなどある意味ロクデナシな夢見がち系残念なイケメン。それらがなければ遠回しでありながらも的確なアドバイスを出したり、文化人ゆえに文化や色恋に興味を持ったり、彼を信奉するものや心を認めた存在に対し黙って見守ったりもする。
時折神としての尊厳を放ち、厄病の神としての性質も持つのか基本的にはどうでもよく、神々や自身を侮辱したり冒涜する存在やそれらを揺るがすもの、身勝手な理由で加護を拒んだり裏切った存在に関しては厳しく、敵には情をかけず無慈悲に葬るなど冷酷非情な面も見受けられる。
聖杯にかける願いは特になく基本的にどうでもいいが、もし手に入れた際に強いて言うなら『ダフネと完全な両思いになること』。運命そのものと恋愛を変えることは神様でもできないらしく、神格をランクダウンしてでも聖杯を手に入れないと叶えられないほど。だがダフネーにとっては非常にやば過ぎるあまり、アポロンの縁を切りさっさと終わらせたいためアポロンに絶対に叶えさせず聖杯を渡させないなど警戒している。
ちなみにダフネ本人の願いは、『アポロンとの永遠の離別』である。
「おのれエロース!あいつったらひどくないか!?ただほんの軽口なだけなのにすぐムキになって!!」『エロースのことも許せないけど、元はといえば煽ったお前が悪いだろーが!!!』>>800
【因縁キャラクター】
オリオン/アルテミス、超人オリオン
昔のこともあり非常に気まずいのか顔も合わせられずそそくさに逃げる。ランサーである理由が彼女への区別かつ配慮、アポロンなりの贖罪かもしれない。
なお、超人の方に関しては『ダフネーって言うニンフがいるから会いにきたんだけど、男じゃんか!…てかよく見たらあいつじゃねーか!!』と発狂しながら逃げていった。ダフネーにとっては地雷案件。見た目は関係ない。
アスクレピオス
自身の息子。アスクレピオスの方からは一瞬で見抜いたのか毒を吐きながら去っていった。ダフネーの方からはアポロンの子とはいえ心を許しており父を始め神々に振り回された境遇を憐れむなど同情心を向ける。
アポロン被害者の会
アルテミスと同類、あるいはそれ以上に気まずいのかアポロンは即逃げようとするが、ダフネはそれを許さず、一回リンチされてこいと蹴飛ばしている。無論、別個の自身も端末も含めて。
『みんなー、あのロクデナシ野郎を攻撃するなら今だよー』
【コメント】
当初はアーチャーにしようか迷った。女版オリオンに近いけど、二人の関係的に対を成す感じで作ってみました。「ハハハハハ! 時は来た、怖れることは何もない。さぁ! ボクと一緒にあの宇宙船に乗り込もう!」
【元ネタ】史実、都市伝説
【CLASS】フォーリナー
【真名】マーシャル・アップルホワイト+オウムアムア
【異名・別名・表記揺れ】ドウ (Do)、タイ (Ti)、ティドリー (Tiddly)、ニンゲン (Ningen)、ギニア (Guinea)
【性別】無し
【身長・体重】142cm・33kg
【肌色】白 【髪色】銀髪 【瞳色】コズミックブルー
【外見・容姿】ナイキの靴を履いた黒い服の少年
【地域】アメリカ/太陽系外
【年代】20世紀 /不明
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・領域外の生命
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:D+ 魔力:E 幸運:C 宝具:EX>>803
【保有スキル】
狂気:B
不安と恐怖。調和と摂理からの逸脱。周囲精神の世界観にまで影響を及ぼす異質な思考。
自殺教唆:C
他者に「死滅願望」「希死念慮」などの自傷系スキルを発生させることのできる話術。
同ランク以上の精神耐性があれば完全にシャットアウトできる上、精神耐性がなくとも「生きたい」という意思を強く持てば解除できるために大半のサーヴァントにとっては脅威足り得ない。
だが、一部のマスターや民間人にとっては十分に恐ろしいスキルとなりうる他、後述する宝具の発動には欠かせないため大量の自殺者を生み出しかねない危険なスキル。
深淵の航海者(偽):B
宇宙船若しくはそれに類すると認識される物を駆る才能。『嵐の航海者』の類似スキル。
本来であれば宇宙船を操縦するには電子工学・機械工学・材料工学・宇宙航空力学・宇宙物理学・天文学・高等数学などの学問に対する知識と理解が必要だがフォーリナーはこれらの知識を用いずとも宇宙を航行することが可能。>>804
【宝具】
『偽・第三魔法(ネクストレベル)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:39人
肉体は魂の乗り物に過ぎない、肉体を捨て魂だけの存在になることが救済であるというヘヴンズ・ゲート教団の教義が具現化した宝具。
呼び出した宇宙船に人間の魂を取り込み高次元の存在に昇華させサーヴァントもどきに作り替えることが可能だが、そのためには自らの意思で肉体から魂を解き放つ必要がある。
こうして作り替えられたサーヴァントもどきは戦力として戦わせることが可能だが時間が経てば霧散して消滅してしまう。英霊として座に登録されることも無いまま。
本物の第三魔法、魂の物質化には遠く及ばない紛い物。マーシャル・アップルホワイトという人間の限界。
【Weapon】
『宇宙船』
普段は彗星に偽装しているが、宝具使用時にはSFチックな見た目になる。
もちろん移動手段として用いることも可能、但し肉体を持つ者は乗り込むことは出来ない。
武装は無いがやろうと思えば体当たりで攻撃できる。>>805
【解説】
マーシャル・アップルホワイト
アメリカのカルト教団ヘヴンズ・ゲートの教祖。
教祖になる以前は大学で音楽を教えていたが、精神を病んだことで音楽を辞める。
その後、神智学に興味を持っていた看護婦のボニー・ネトルズと出会い意気投合、後にヘヴンズ・ゲートと呼ばれるカルト教団を設立する。
ヘヴンズ・ゲートの信者たちは、地球はまさに「リセット」(一掃、一新、若返り)の時にあり、人が生き残るためには地球から旅立つことが唯一の道だと強く信じていた。
アップルホワイトは、宇宙船がヘール・ボップ彗星に付随して到来したと信じており、この宇宙船に自らの魂を乗せるため38人の信者達と共に集団自殺を遂げた。
本来であればこのマーシャル・アップルホワイトという人物は英霊になるには霊基数値が足りないため幻霊止まりの存在だったのだが彼の在り方を気に入った外宇宙の存在によって、幻霊オウムアムアと融合した複合サーヴァントとして召喚された。
『オウムアムア』
マーシャル・アップルホワイトと融合した幻霊。
人類が初めて観測した太陽系の外から飛来した天体。
名前はハワイ語で「遠方からの最初の使者」という意味。
その特異な形状故に自然物ではなくエイリアンの宇宙船なのではないかという説も存在する。
深淵の航海者(偽)はオウムアムアに由来するスキル。>>806
【人物・性格】
ハイテンション、理解不能、掴み所のない性格。
満面の笑みを浮かべて自殺を教唆する言葉を吐く異常者。
但しこの性格がサーヴァントになってからのものか生前からそうだったのかは本人にも分からない。
SF好きであり、宇宙機系のサーヴァントやロボット系のサーヴァントを目撃すると見た目相応の反応を見せる。
なお宇宙機系のサーヴァントはフォーリナーにとっては憧れであり何より忌み嫌う存在でもある。
イメージカラー:コズミックブルー
特技:歌
好きなもの:SF作品
嫌いなもの:特に無し
天敵:宇宙機サーヴァント、与謝野晶子
願い:第三魔法の実現
【一人称】ボク 【二人称】キミ 【三人称】アイツ
【コメント】
白林檎さんもオウムアムアも単体で鯖化してるのは見たことあるので複合サーヴァントにして差別化、クトゥルフ側の神格はニオス=コルガイ
ウィキに登録するかどうかはお任せします元ネタ】史実、日本伝承
【CLASS】アヴェンジャー
【真名】坂田金時〔オルタ〕
【異名・別名・表記揺れ】金太郎
【性別】男性
【身長・体重】190cm・88kg
【肌色】赤 【髪色】金色 【瞳色】碧眼
【外見・容姿】ボロボロの武者鎧の上に毛皮の外套を纏った赤い肌の野生児。
【地域】日本
【年代】平安時代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他属性】人型・神性・竜
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A 敏捷:A 魔力:C 幸運:E 宝具:B>>808
【クラス別スキル】
復讐者:B
忘却補正:B
自己回復(魔力):C
【保有スキル】
龍神の顕:A
自身の出生に由来する、通常の霊基では持ち得ない特殊スキル。
鬼種の魔と似て非なるスキルで「神性」「怪力」「魔力放出」等の複合スキルである。
天性の肉体:A
生まれながらに生物として完全な肉体を持つ。このスキルの所有者は、一時的に筋力のパラメーターをランクアップさせることが出来る。
さらに、鍛えなくても筋骨隆々の体躯を保つ上、どれだけカロリーを摂取しても体型が変わらない。
動物会話:B
言葉を持たない動物との意思疎通が可能。動物側の頭が良くなる訳ではないので、あまり複雑なニュアンスは伝わらない。
それでも坂田金時は精神構造が動物に近いせいか、不思議と意気投合してしまう。
アヴェンジャーの金時は人里に降りる事を選ばなかったため通常時よりランクが上がっている。>>809
【宝具】
『深紅喰い(クリムゾン・チョッパー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
龍神の力を宿すマサカリ。金時の怪力なくしては扱えない重量を持つ。
赤雷を込めた深紅のカートリッジが15発装填されており、その爆発で破壊力を高める。カートリッジの使用量に応じて威力は変化するが、たまにジャムる。
『深紅爆撃(クリムゾン・グラッジ)』
ランク:C- 種別:対軍宝具 / 対人宝具 レンジ:5~30/ 1~8 最大捕捉:50人 / 1人
『深紅喰い』から紅い稲妻を放出して周囲の敵を薙ぎ払う。
15発装填されているカートリッジのうち、5発分を使用して発動する。
通常霊基の宝具『黄金衝撃』より出力が上昇しており、発動時は自身もダメージを負う。
【Weapon】
『深紅喰い』>>811
イメージカラー:深紅
特技:サバイバル
好きなもの:山の獣達
嫌いなもの:源氏
天敵:頼光四天王
願い:母親と足柄山で暮らす
【一人称】オレ 【二人称】アンタ、○○(呼び捨て) 【三人称】アイツ
【因縁キャラ】
碓井貞光:母を討った男、決して許さない。
源氏サーヴァント:復讐対象
風魔小太郎:同郷の英雄であり人ならざるモノの混血同士であるため関係性は良好。
【コメント】
原作のオルタ化、碓井貞光に母親を殺されてるならアヴェンジャー適性もありそうということで作ってみた【元ネタ】ローマ神話
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】大抵の場合、『世界』
【真名】レムス=レムレース
【性別】男性
【身長・体重】185cm・42kg
【外見】堂々たる偉丈夫が骨肉削げ落ち、羽根の外套で身を覆う。遠目には黒い怪物、寄って見れば怪鳥の亡骸といったところ。
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力A 耐久EX 敏捷D 魔力C 幸運D 宝具A++
【クラス別スキル】
復讐者:B
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。
忘却補正:A+
過去から目を背け、過去を無かった事にしようとするもの、過去を忘れ去ろうとするものに対しての復讐の刃。
クリティカル攻撃時の与ダメージにプラス補正を得る。
忘れるなかれ。我が弔いは義務である。>>813
自己回復(魔力):A
人間が作り上げた世界が存続する限り、レムレースの列に加わるものが絶えることはない。
【固有スキル】
変転の魔:B
英雄や神が生前に魔として変じたことを示す。過去に於ける事実を強調することでサーヴァントとしての能力を強化する。
戦闘続行スキルや自己改造スキルの効果を含む複合スキルでもある。
レムスの場合、死霊レムレースとしてEXランクの戦闘続行に匹敵する異常な継戦能力を獲得している。
天性の肉体:C-
双子の兄ロムルス同様、生前は軍神の子に相応しい肉体を有していたが、今やその肉体は所々朽ちている。
レムレースの陰影:EX
クィリヌスの玉座の影、裏側に当たるスキル。
双子の絆によりクィリヌス神の権能、そして神祖の万能たるスキル「皇帝特権」を部分的にトレースする。
ロムルスにできてレムスにできぬことがあってはならない、という一念の産物だが、このスキルの存在自体が劣等の証明でもある。>>814
【宝具】
『すべては我が底に通ずる(ウビ・スント・プリンキペス・ゲンティウム)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~200 最大捕捉:900人
パラティヌスの丘に突き立てられたロムルスの国造りの槍、そのイミテーション。
アウェンティヌスの丘に築かれ得た仮想王国・レモリアの象徴であり、今や死者の世界・レムリアと一体化した習合領域の端末。
真名解放により、レムス=レムレースの領域である『根の国(レモリア=レムリア)』を現世に噴出させる。
『根の国(レモリア=レムリア)』は一見すると無数の触手の形態を取るが、その実態は生者の世界・ローマを象徴する「大樹」の逆位相、つまり「根」に他ならない。
「根」は触れたものを吸収し、基幹であるレムスに還元する。「根」は文字通り現実に根を張り、抑止力による修正に耐える。世界に根付き、成長し、そびえ立つそれは、あたかも――
『我らの影はあなたを追い、夜へ(インテル・カエルム・エト・インフェロス)』
ランク:B+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:一人
生前はローマの都市境界を踏み越え、死後は現世と幽界の隔たりを乗り越えたというレムスの越境権限。
アヴェンジャーは死霊としての性質も併用し、壁の向こう、結界の内外、果ては異界や別次元にさえ、暗がりから滲み出るように/暗がりに溶け消えるように出没する。
【Weapon】
『禿鷲の腐乱死体』
「なにものも傷つけぬ鳥」「予兆の鳥」「もっとも無害ないきもの」の成れの果て。
レムスは首から上を激しく腐敗させ、全身をハゲワシの羽根で覆っているため、第一印象がこのようなものになる。>>815
『根の国(レモリア=レムリア)』
習合領域・屍者の帝国。
計算上の(または並行世界の)仮想国家レモリアと冥界の一種であるレムリアが統合・変質したもの。侵食性の固有結界とも称される。
レムス=レムレースとはあるいはこの世界を統べる主宰神であり、サーヴァントとしての彼はその自覚なき分霊ではないか、とも。
【解説】
ローマの建国王ロムルスの双子の弟。
軍神マルスと美姫レア・シルウィアの子であり、ウェスタの巫女であった母親が姦通の罪で殺.害された後、捨て子として川に流された末に雌オオカミに養育された。
双子は牧夫に拾われ、一介の牧夫として育ったが、祖父のヌミトルとアルバ・ロンガ王アムリウスの牧夫の抗争にそうとは知らずに巻き込まれる。
レムスが捕虜となった際、ヌミトルはレムスの素性に気づき、兄弟に自分たちの本当の出生を教えた。
アムリウスは正統な王だった己の兄ヌミトルを追放し、姪のシルウィアを殺めた暴君であり、双子にとっては祖父と母の仇であったのだ。
ロムルスとレムスは非アムリウス派の牧人を糾合、挙兵してアムリウスを弑し、ヌミトルを復位させると、しかしてアルバ・ロンガより離れ、自分たちの都市を築かんとした。
都市を置く地に、ロムルスはパラティーノ(パラティヌス)の丘、レムスはアヴェンティーノ(アウェンティヌス)の丘を選んだという。
どちらに都市を築くかという諍いから、兄弟の決裂、レムスの死までの流れには出典によって異同があるが、
レムスがローマの境界(ポメリウム)を越えたために、ロムルス当人あるいはロムルスの側近がレムスを殺.害したという点でおおむね一致している。
ここでいう境界とは城壁を建てるために掘られた溝とも、聖なる畝とも言うが、いずれにしろ都市を都市たらしめる神聖な儀礼に基づいており、レムスはこれを犯したのだとされる。>>816
曰く、レムスの死後、エトルリア人の儀式に基づき、ローマの中心にはムンドゥス・ケレリス(あるいは単にムンドゥス)と呼ばれる穴が掘られ、
マナリス・ラピス(霊の石)でこれに蓋がされた。
ウンビリカス・ウルビス・ロマエ(ローマのへそ)はこの穴の地上部と推測される。
穴は冥界につながるとされ、年に三度ふたが取り除かれ、死者が地上を闊歩することが許された。
パレンタリア。レムリア。そしてケレスの3つの祭り。ローマ人は一年に5度、死者の国からの来訪者を祀った。
オウィディウスによれば、レムス Remus は死後レムレース Lemures としてロムルスの前にあらわれたという。
レムレースは悪霊の名だ。病や怪我で早すぎた死を迎えた者が成り、ユリウス暦の5月9日,11日,13日の3日間は彼らの災いを鎮めるレムリア祭にあてられた。
だがレムリア祭の起源をレムスの慰霊祭と説明するオウィディウスの神話は、極めて政治的な再話に過ぎない。
長く言い伝えられるに従ってRがLの音に変わったという説明には無理があり、到底信じがたい話である。
とはいえ。壁を築くロムルス/壁を飛び越えるレムス。冥界の穴(ムンドゥス)を塞ぐロムルス/現世に死霊(レムレース)として現れるレムス。
どこまで意図されたものかは定かでないが、この双子の神話には美しい対照が度々出現する。>>817
【人物】
ホラーの怪物じみた要素を除けばやや細身なロムルスの2Pカラー(青銀)マッチョ。
レムスの願いは、自らの世界……レモリア=レムリアが、生者の世界=現代=ローマ(!?)の輝きに敗北する光景を目撃すること。
ローマはレモラより優れているのだと。“死んだのが自分で良かったのだ”と。認識、納得することにある。
本来の性格は兄より温順なのだが……彼は正されるべき悪、打倒されるべき怪物として、偽悪的にふるまうことだろう。
……「ロムルス=クィリヌス」と同程度には非常の霊基。人格は通常のレムスより誇張され、能力値は比ではなく、役回りは常にレイドボスのそれに固定される。
【因縁キャラ】
現世の人々:「ああ……、浪漫(ローマ)を生きる、貴方がたは……。どうか、どうか、この、醜いわたくしには……屈しないでいただきたい――!!」
他のサーヴァント:「霊(どうるい)に興味はありません。お還りください、冥界(レムリア)に」
ロムルス:「兄(ローマ)よ、あなたは何も悔いずとも良いのです。さあ、その選良をお示しください――!!」「『沢山に 百々となる いかづちも いかさき入れは 落にける哉』――俺達に陥とせぬ城はない!」
【元ネタ】萬川集海など
【CLASS】アサシン
【真名】伊賀崎道順
【異名・別名・表記揺れ】楯岡道順
【性別】男性
【身長・体重】168cm・57kg
【外見・容姿】忍び装束に身を固めた優男。……なのだが所々に人目に付きやすくなるような装飾が施されている。
【地域】日本
【年代】戦国時代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷A+ 魔力C 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:A+
サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。>>819
【固有スキル】
忍術:A+++
忍者たちが使用する諜報技術、戦闘術、窃盗術、拷問術などの総称。各流派によって系統が異なる。
伊賀崎道順の場合は広義においては伊賀流だが、より正確には伊賀の四十四の流派、甲賀の四つの流派の基となったものだと言う。
曰く、澤山城攻めで道順に付き従った四十八人の忍者は、後に各々が忍術の流派を開いた。
「伊賀甲賀に忍びの流儀四十九流有り」とは、道順の流派と、それを元に分派した他の四十八流を総称した言葉だとされる。
破壊工作:B+
戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。
Bランクならば、戦闘前に3割近い戦力を戦闘不能に追い込む事が可能。
道順の場合、陣地攻略・攻城戦ではより大きな効果を発揮する。
ただし、このスキルが高ければ高い程、英雄としての霊格が低下していく。>>821
【宝具】
『伊賀甲賀四十九流(いがこうがしじゅうくりゅう)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
後に各々の流派を立てたという四十八人の伊賀・甲賀忍者を率いて澤山の城に潜入し、火付けにより陥落させた逸話から。
生前率いた忍者達が四十八の鬼火(球雷)となって道順の使い魔となっている。
平時は鬼火の形態を取って道順を支援し、火縄銃に込めれられれば雷火の魔弾となって敵に飛びかかる。
だが、その本質は生前率いた忍者たちの霊魂であり、十分な魔力を与えれば、一時的に生前の姿を取らせて技を振るわせる事も可能。
『伊賀崎入れば落ちにけるかな(いがさきはいればおちにけるかな))』
ランク:B 種別:対城絶技 レンジ:50 最大捕捉:100人
道順を含めた伊賀、甲賀の忍びの達人達の連携忍法。城をも崩す雷撃の秘術。
四十八の鬼火の全てに魔力を注いで生前の姿を取らせた後、道順を含めた四十九人の忍者を霊脈の各所に配置。
各員の忍術によって霊脈を走る魔力の流れを意のままに掻き乱す。
その後、霊脈を迷走させられた魔力の奔流は、激烈なる雷火となって地表に噴出する。
その破壊力は対城宝具に分類されるに相応しいものではあるが
霊脈を暴走させてから雷火が噴出するまでにそれなりのタイムラグがある為、
動く事のないもの(拠点や設置物)以外への攻撃に用いる場合、噴火まで相手を目標地点に束縛する為の工夫が別途必要となる。>>823
萬川集海にその名が上がる忍びの名人の一人。
特に伝わっているエピソードは澤山城を落城させた際のものである。
六角義賢の家臣である百々が反乱を起こした時の事、
百々が籠城する澤山城は堅城であり、攻めあぐねた六角義賢は忍びの名人を雇い、搦手を以って落とそうと試みた。
これに応じた道順は、自らの技を知る伊賀忍者44人、甲賀忍者4人を引き連れて六角義賢の下を訪れたが、
その途上で出会った宮杉という陰陽師に
「澤山に百々となる雷もいかさき入れば落ちにけるなり」
と門出を祝う腰折歌を送られたという。
道順の名字を掛詞として百々の籠る澤山城の落城を詠んだものであり、道順は大いに喜んだと伝わる。
その後、六角義賢と合流した道順は、妖者という術(変装して敵の仲間に見せかける術だという)で澤山城に忍び入った後、城中から火を放った。
放火に混乱する百々の軍勢は、同時に攻め寄せてきた六角義賢の軍勢に成すすべもなく敗北を喫したという。
その後、道順が引き連れていた忍者たちは道順の流派を元に皆それぞれの流派を立てた。
江戸時代に「伊賀甲賀に忍びの流儀四十九流有り」と評されたのは
彼らが開いた四十八の流派と道順の流派を合わせて数えたものだという。>>824
かように高名な忍者となった道順ではあるが、萬川集海では彼は中級の忍者と位置づけられている。
というのも、上級の忍者は余人に知られることなく事を計らって当然であり、
名前や技量が世に知られているのでは上忍とは呼べないのだ、と。
【人物像・独自設定】
伝説上の忍者にも比肩する技量と知識を誇る忍びの名人。
火薬や鉄砲の扱いにも長け、当時の技術レベルの低い火縄銃でも狙撃を悠々と成功させる実力者。
彼が仕損じたのは天下人・織田信長のみであり、それでも信長の隣にいた者に命中させたという。
かように優れた腕を誇る道順ではあるが、忍者としては致命的な欠点を抱えている。
お喋り好きの上に目立ちたがりで、自らの腕前を見せつけようという気持ちが強すぎるのである。
特に劇的な演出を好みすぎる為、仕込みの段階では隠密を徹底するものの
実行の段となると忍者というよりサーカスのパフォーマーの如き様相を呈することもしばしば。
また、自らの忍術を秘匿する事に頓着せず、
請われれば一から十まで教えてしまうという開けっぴろげな態度も、忍者としては大きな弱点となっている。
(彼の流派から四十八もの忍術流派が生まれたのも、その傍証となっていよう)>>826
【関連人物】
風魔小太郎:同じ忍びとして語り合ってみたい気持ちはあるのだが、お互いの立場上、胸襟を開く、とは行かないようだ。
仮に語り合ったとしても、道順と小太郎は性格的にも仕事への態度という点でもしっくりこない間柄。
加藤段蔵:生来のパフォーマー気質ゆえか、段蔵の忍術のみならず手品のような芸についても興味を示す。
尤も、一番知りたいのはその体を構成する絡繰りの仕掛けなのだが。
望月千代女:伊賀、甲賀の別なく付き合ってきた道順は、甲賀のくノ一である彼女の呪いについても知悉している。
……のだが、そのような事はおくびにも出さず、軽妙な語り口で相手を楽しませようとする。
杉谷善住坊:同じ信長の狙撃に失敗した者同士としてお喋りに花を咲かせる。
優れた観察眼、鉄砲術(火薬の知識を含む)への造詣の深さ、何より類まれな豪胆さという共通項が、彼らの間に友情を結ばせるだろう。
織田信長:汎人類史とは異なる信長なのだが、生前出会った信長に対して抱いたのと同じ苦手意識がある。
それは彼らが“時代の流れ”という個人の技芸では太刀打ちできないものを体現した英雄であるからなのかもしれない【元ネタ】ギリシャ神話、変身物語
【CLASS】エンシェント・ゴッデス/アサシン
【真名】アラクネ
【性別】女性
【身長・体重】165cm・45kg
【肌色】白 【髪色】銀髪 【瞳色】虹
【外見・容姿】白いキトンを着たウェーブのかかった銀髪の女性、カメラのようなものを首から下げている。
【地域】ギリシャ
【年代】神代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:A 魔力:B 幸運:B 宝具:EX>>828
【クラス別スキル】
気配遮断:-
アサシンのクラススキル。
星の観測者の保有と引き換えに失われている。
【保有スキル】
女神の神核:EX
生まれながらにして完成した女神であることを現す、神性スキルを含む複合スキル。
精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。
アサシンの場合はかつて保有していたものの残滓。
星の観測者:EX
傍観者であり、記録係であるアサシンの在り方がスキル化したもの。
アサシンの存在は地球の生物にとって空や大地のように「そこにあって当たり前のもの」であり、そこに存在することに違和感を覚えない。地球外からの来訪者を除いては。
アサシンはこのスキルを気配遮断スキルの代用として用いる。>>830
【宝具】
『私の観た世界(テクスチャ・タペストリー)』
''ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:1〜 最大捕捉:999 ''
織物の固有結界、アサシンの織り上げた作品の展示室。
作品ごとに彼女が記録したイベントがそのまま保存されている。それを小世界として展開することで、そのイベントの期間、対象を閉じ込めることができる。
イベントの改変はできないので、対象は流れに身を任せるしかなく、内部で受けた影響は現実にも反映される。
このことから対象の真名が判明していれば対象の死の場面を織り上げることで事実上の即死宝具として機能する。
【Weapon】
『カメラ』
世界の瞬間を保存する最新機器。
そう見えるだけで、機織り機らしい。>>832
織物を捲る
その正体は、星の観測者。
オリュンポス十二機神の到来以前から存在していた地球土着の女神、観測と記録を司る女神であった。
忖度なくそのままイベントを記録するため、地球に根付くことを選んだ十二機神に疎まれて退場するはめになったのが事の真相であるとのこと。
穏健派のアテナが、ヘカテと話し合った結果、変身薬で逃亡してヘカテの元で隠居していた。害するモノなどいなかったので吃驚したらしい。
本来アラクネは人間の英霊として召喚されることがほとんどであり、人間のアラクネと言う織物の下に隠された旧き女神としての側面が召喚されることは稀、このアラクネはある意味アラクネ・オルタと呼ぶべき存在なのかも知れない。
現代の文明・文化に触れた結果、サーヴァント化にあたり、機織り機をカメラに魔改造してカメコ系オタクにしか見えなくなっている。
イメージカラー:虹色
特技:機織り
好きなもの:カメラ、写真撮影
嫌いなもの:オリュンポス十二機神
天敵:アテナ
願い:再びこの世界を記録する
【一人称】わたし 【二人称】きみ 【三人称】彼、彼女
【コメント】
暇だったのでちゃんとした感じで作ってみた。【元ネタ】史実
【CLASS】スマッシャー
【真名】ハーラル・ブルートゥース
【異名・別名・表記揺れ】ハーラル一世ゴームソン、ハーラル青歯王、ハーラル・ブロタン・ゴームソン
【性別】男性
【身長・体重】191cm・100kg
【容姿】歯を剥いた好戦的な笑顔を浮かべる、褐色がかった肌のヴァイキング
【属性】秩序・中庸、人
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷E 魔力D 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
魔術に対する抵抗力。二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
重量軽減:C
装備重量によるデメリットを軽減する。重装備ならばスタミナへの恩恵が大きく、軽装備ならば敏捷への恩恵が大きい。>>834
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
無血の軍略:C+
多人数戦闘における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。
スマッシャーの場合、交渉などによって戦闘そのものを回避することを含める、犠牲を抑えて勝利する術に特に長ける。
ルーン魔術:C
魔女グンヒルドの兄でもあるスマッシャーは魔術にも通じている。強力ではないが燃費が良いルーン魔術を使う。特に遠隔での意思疎通、遠隔操作を得手とする。
スキー:A
スキーの上手さ。岩だらけの斜面も無傷で滑り降りる実力。>>835
【宝具】
『蒼闇の死牙(ブルータル・ブルートゥース)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
巨大な幻想種の牙を加工して作られた戦槌。全体としては十字架型のようにも見える。かつて戦った魔獣の牙を折り取った物だが、魔獣本体はまだ生きて牙との繋がりを保っており、槌で打ったものを呪う。
その魔獣の姿はスマッシャーが生前立てた記念碑「イェリングの石碑」に刻まれている。
『繋がれたる碑の巨獣(イェリング・グレート・ビースト)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:3~60 最大捕捉:100人
『蒼闇の死牙』を介し、牙の大元である『イェリングの巨獣』と接続する。
巨獣は体の一部分を切り離した魔獣を作り出し、使役する能力を持つ。スマッシャーは巨獣に働きかけそれらの分裂魔獣を複数召喚し、ルーン魔術によって遠隔で操作することが可能となる。
『イェリングの巨獣』本体を召喚するためには莫大な魔力が必要になる上に、スマッシャー単体では完全制御する術を持たない。基本的には使われない>>836
【解説】
ハーラル青歯王。十世紀のデンマーク王。ノルウェーとデンマークの無血統合を為した。彼が建てた第2イェリング石碑には、デンマークの統一、ノルウェーの支配、デンマークのキリスト教化の三つの事績が刻まれている。
青歯王の異名の由来は諸説ある。文字通りに失活歯を有していたとする説の他、肌の浅黒さや当時高価であった青い衣服に由来するとも言われている。
伝説によればデンマーク王エイリーク・ブラッドアクスの妻である魔女グンヒルドは彼の姉妹であるとされ、エイリークの死後グンヒルドを自国に匿ったこともあった。だが最後にはグンヒルドを沼に溺れさせて殺.すことを命じたという。
電子機器の無線通信規格Bluetoothの名称はハーラル青歯王に因む。
見た目は荒々しく行動も荒々しいが、裏腹に、その全ては争いを最小限にまで防ぎ平和裏に物事を治めるためのもの。とはいえ無血という奇跡がそう何度も起こることには期待していない程度には現実主義。平和主義者や理想主義者というわけではない。大局的に無駄な争いを避けるためなら暴力的手段にも全く躊躇いはない。良王か否かは見方によるだろう。
【因縁キャラクター】
グンヒルド
妹。スマッシャーはこのトンデモ魔女相手に強く出れる数少ない一人。お互い煽り合いには容赦無し。
ウィリアム・テル
ウィリアム・テルの逸話のより古い原典と目されるパルナトキの物語において「圧政者」のポジションを務めるのがスマッシャーである。
お互い、相手が自分の因縁の相手そのものでは無いことは弁えているが…対面させない方が良い。>>838
オリジナルエクストラクラス「スマッシャー」を考えてみたのでそれを使ってみたかった
スマッシャーの「アンチ・バーサーカー」としての面(バーサーカーにされがちな英霊の受け皿を目指す)を強調する意味もあり、エイリークのオマージュキャラ
あとは青歯王を作るならやっぱり外せないBluetoothネタ
良ければスマッシャーの英霊を皆にも自由に作って欲しい…な「私がどのような結末が来ようとも、私はそれを受け入れます。」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ムーンキャンサー
【真名】イフゲニア
【性別】女性
【身長・体重】159cm・46kg
【肌色】美白 【髪色】月白に近い金 【瞳色】ライトブルー
【外見・容姿】ギリシャの王族の衣装を纏った少女→胸元が赤く染まったギリシャ風花嫁衣裳を身に纏った少女→月の巫女を想起する衣装を身に纏った少女
【地域】ギリシャ
【年代】神代
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:C++ 魔力:A 幸運:EX 宝具:B>>840
【クラス別スキル】
対魔力∶B
陣地作成∶A
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
月女神の分身すなわち巫女として神殿を形成する。
女神の神核∶C+++
ムーンキャンサー自身は神霊の血は濃い方ではないものの、一説ではアルテミスと同一視されたり、アルテミスの分身であるとされている
【固有スキル】
献身の覚悟∶A
自身の国のため、大義のためその身を捧げる精神性。
防御・回復系の魔術やスキルやアイテムの使用効果に対してプラス補正がかかる。
俊足の守護∶B
自身を助けようとしてくれたとある英雄の加護。
自身や身内の危機において、限定的に敏捷のステータスを底上げし、回避効果を得る。
宥めの月光∶EX
その事件により人々を救うことができなかったイフゲニアの後悔と無念。せめてものの救済としての願いがスキルになったもの。
通常の魔力放出(月光)に加え、味方の負の感情を打ち消し、安らぎを与える。>>841
【宝具】
『月光よ、我が思いに応えよ(ムーンライト・カーラ・マードレ)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:300人
彼女の潔い精神性を見て何を思ったのか、アルテミスは彼女を助けた。アルテミスへの感謝の気持ちと、母への愛が宝具に昇華されたもの。
攻守ともに優れており、月光でできた矢や斬撃波を放ったり、ビームやキャノンを放つ。防御においては味方の周囲に結界を展開し、あらゆる障害や悪意を遮断する。
月の出ている時間及び、母やマスターを始め絆が深ければ深いほど魔力消費減少効果と、宝具の効果があがる。
『汝、女神の化身に変ずる者よ(テァー・メタモルフォーシス)』
ランク:EX 種別:変生宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
諸説は異なるが彼女は女神アルテミスの分身、あるいはアルテミスと同一視された女神であったとも考えられている。あるときにはヘカテーの分身かつ、同一とされており、ヘーシオドスの『名婦列伝』において命を落とす寸前でアルテミスに命を救われ、神となりヘカテーと同一になったとされるになったとされている。
また、アルテミスとヘカテーは従妹であるとも言われ、同一視、混同される事もある。
発動と同時に自身を神霊へと転身し、女神の神格のランクをEXに゙上昇。リミッターを解除し全ステータスを限界突破する。発動において、アルテミス由来とヘカテー由来の権能が限定的に使用可能。
だが長時間の現界はできず、終了と同時に天に昇ってしまうため、ある意味最終宝具である。>>842
【Weapon】
『月光薔薇水晶(クリュタイムネーストラー)』
母と同じ名前を持つ薔薇の形をした水晶。彼女の望みで盾になったり杖になったりする。
【解説】
ギリシャ神話に登場するミュケナイの姫君。
母にクリュタイムネストラ、父にアガメムノン、弟のオレステスと妹のエレクトラを持つ(一説ではアガメムノンは実父ではなく継父であり、実父はクリュタイムネストラの前夫タンタロスであるとされている)
トロイア戦争の最中のある日、狩りに熱中してた御一行。だがアガメムノンの愚行によりアルテミスの怒りに触れてしまい、出航が難航になる。神託によると『娘を生贄に捧げよ』とのこと。考えた結果、アキレウスの名を利用し誘き寄せることにしたのだ。一説によると嘘の話を持ち出したのがオデュッセウスとされている。
一方その頃アキレウスとの縁談の手紙を受け取ったクリュタイムネストラとイピゲネイアは大変喜び、晴れ着一式を片手に迎えの船に乗る母子二人。
だがそこで真実を知らされたのだ。この話はアキレウスにとって身に覚えがないらしくこの計画は、生贄を呼び寄せる嘘だってことを。それを知ったクリュタイムネストラは発狂し彼女じゃなく他の子にするか、自分にしてと悲願し、アキレウスは怒り狂ってアガメムノンの胸ぐらに掴みかかるほど。
そんな悲惨な状況を知った彼女は一瞬狼狽えたものの、すぐにそれを受け入れ花嫁装束をまとい、祭壇の上に身を構えたのだ。
するとアルテミスは、イフゲニアの潔い精神性や大義を見て何を思ったのか、すぐさま彼女を月光で包んで神隠しを起こし、彼女の代わりに鹿を生贄においたのだ。
──だがどのような結果であろうと二人の心に変わりはなく、アキレウスは総大将への不信と怒りが募り、クリュタイムネストラに関しては今まで抑えてきた感情が暴走。完全な復讐鬼へと堕ちてしまったのだ>>843
【人物像】
気品溢れ、穏やかで慈悲深い性格。王族出身であり母に溺愛されて育ってきたのかゆるふわ気質かつ世間知らずなかつ夢見がちな一面も持つ。
いざとなれば少しでも救われるのならば、他者のためなら自己犠牲も省みないほどの決断力と胆力、揺るがない気高さと精神力を持っている。その為、あの事件に関しては仕方のないこと、当然のことだと受け入れており、負の感情は向けず、深く根に持つことはない。
だがそんな彼女にも心残りはあるのだ。それはクリュタイムネストラである。どのような結末がこようとも母が罪を犯し、復讐してしまうことにかわりはなく、それが報われることはなく逆に自分の弟と妹に報復され烙印を刻まれてしまった。それに関しては納得ができず悔やんでおり、聖杯に母の救済を願うほど。
なお、嘘に関しては清姫ほど厳しい方ではないものの、軽い冗談でも真顔になり追求するほど。最悪の場合、女神か、宝具の餌食になるだろう。
好きなもの:クリュタイムネストラ、オレステス、エレクトラ、平和で穏やかな時間
嫌いなもの:悲劇、嘘を付く人(特に重要なときに限り)
天敵:クリュタイムネストラ、アガメムノン
願い:母との再会、そして救済
【一人称】私【二人称】貴方【三人称】~さん、~様、彼、彼女>>844
【因縁キャラクター】
クリュタイムネストラ
自分を生み、育ててくれた愛しい母。しかしどのような結末がこようとも永遠の別れになることに変わりはなく、闇堕ちし復讐鬼へと化し実行したものの後に報復され、後世において悪妻の烙印を押されたことに関しては、言葉にすることができず非常に心を痛めている
「もしあの時以上のことが起きるのならば、今度は私が、貴女を止めてみせる…!」
アキレウス
自分を救おうとしてくれた英雄。あのとき早く助けていれば、総大将を殺してでも止めていれば彼女の母親は堕ちずに住んだのに。と後悔する彼の姿に、非常に申し訳なく心を痛めている
「アキレウス様…どうか、泣かないで。私は少しも気にしていないから…。」
アルテミス
あの日、彼女の精神性や大義を見て何を思ったのか神隠しを起こして自身を攫い(救い)、遠い地にて巫女としての役割を与えた。(独自設定)
ムーンキャンサーは彼女に助けてくださったことへの感謝を述べたいのと同時に自分の知るアルテミス様ってこんなのだっけ?とどう対応すればいいかわからず困惑している。
アガメムノン
自分の父親あるいは養父であり、自分を生贄に捧げた元凶
個人的な恨みはないが、女神を怒らせた件と、アキレウスを利用し嘘ついた件については土下座で謝ってほしい。地面と頭が割れる程謝ってほしい。>>845
オレステス、エレクトラ
自分の大好きな下の子達。その出来事のせいで母との絆が裂けてしまい、後に母に対する報復を起こしてしまったことに心を痛めている。
特に弟のオレステスに関しては母を直接トドメ刺したせいで、エリーニュスに呪われてしまったことに関しては言葉に出来ないほど。
「もし、父様があんな事を起こしていなければ、あんな事件がなければ今頃母様との亀裂がなくみんな平和に過ごしてたでしょうに…。
【コメント】
wikiにていろんなイピゲネイアを見てそのままエンドが多かったので、日常との別れを代償に救済エンドが見たかったので作ってしまいました。
ほんとにムーンキャンサー適正についてはわかんないけど月に縁のある存在かもしれないことと、母と弟と妹がアヴェンジャー適正高そうなのでそれの対抗手段ってことで!「―――? ―――?!――♪」
【元ネタ】史実
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】不明
【真名】チャールズ・チャップリン
【異名・別名・表記揺れ】喜劇王・
【性別】男性
【肌色】 【髪色】 【瞳色】揃って白黒写真から飛び出してきたかのような配色をしている。
【外見・容姿】山高帽に大きなドタ靴、ちょび髭にステッキ
【地域】アメリカ
【年代】1900年代
【属性】混沌・善
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:D- 魔力:C 幸運:EX 宝具:EX>>849
【宝具】
『喜劇王、呵々大笑す(キング・オブ・コメディアン)』
ランク:A+ 種別:結界宝具 レンジ:─ 最大補足:──
自身を中心として常時結界を発生させ、その内部において”喜劇”を再現する。
その内部においてはコメディの世界のように、勢いさえつければ簡単な攻撃でも相手は吹きとばされ、
どんな攻撃を受けても服がボロボロになる程度で致命的なダメージを受けない。
この宝具のランク以下の攻撃、相手を害する効果を持つスキル、宝具の影響を無効化する。
『〇人狂時代 (Monsieur Verdoux)』
ランク:EX 種別:対英雄宝具 レンジ:─ 最大補足:──
自身の召喚された聖杯に逆にアクセスし、聖杯を通じて霊脈に直接アクセスすることで、
霊脈の範囲内の英霊や魔術師、幻想種の神秘を低下させる。
"戦争"を憎む復讐者として召喚された場合のみ使用できる宝具。
その低下率は”対象の〇害人数”によって上昇し、「戦争を引き起こした」、「国を滅ぼした」という英霊であれば、
例えそれが善の行いだったとしても、霊格が幻霊クラスにまで低下し、現界すらも儘ならなくなる。
また、属性が”悪”の英霊に対しては〇害人数に関らず、
”ただの犯罪者であり、霊にすらなれぬ存在”として霊体としての存在できないクラスの神秘低下の影響を与える。>>850
【Weapon】
『竹のステッキ』
竹を原材料とした一般的なステッキ。
宝具『喜劇王、呵々大笑す』の結界内であれば一振りで英霊すら野球ボールのように吹き飛ばせるが、
基本は種も仕掛けもないただのステッキである。
【解説】
真名は”チャールズ・スペンサー・チャップリン”。
映画の黎明期において、数々の傑作コメディ映画を作り上げた、世界に名高き”喜劇王”。
その作品は、ユーモアの陰に鋭い社会諷刺、下町に生きる庶民の哀愁や怒り、涙までも描かれているため、
純粋に笑いのみを追求する他のコメディアンとは一線を画すと語られている。
宝具『喜劇王、呵々大笑す』の効果により、本来の姿ではなく山高帽にちょび髭、
モノクロの配色の奇天烈な姿で過ごしており、その影響により発話は行えず、常にパントマイムで意思疎通を行う。
宝具を解除した場合はまさに映画俳優といった整った顔の紳士の姿に戻るが、
アヴェンジャーとして召喚されている彼は、自らの表現、作品によってあらゆる意志を示そうとするため、
宝具を解除することは殆どない。>>752
個人的お気に入りの晶子さんにイメージ画像追加【元ネタ】伝説、(『Fate/Grand Order』)
【CLASS】キャスター
【他クラス適性】アヴェンジャー
【別名】仮面のキャスター
【真名】マザー・シプトン
【性別】女性
【地域】イギリス
【属性】中立・悪
【副属性】地/人
【その他特性】人型、ヒト科
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:E 魔力:EX 幸運:E++ 宝具:EX
【クラススキル】
陣地作成:B
キャスターとしてのクラススキル
魔術師として、自身に有利な陣地を作り上げる。
道具作成(種):A
キャスターとしてのクラススキルである「道具作成」スキルの派生スキル
シプトンの場合、ウィッチクラフトなど自身の扱う魔術に必要な材料である薬草を生育させる為の植物の種子を中心に作成できる。>>853
ユミナ:D-
マインスターの魔女の系譜であること示すスキル
ある条件においては絶対に死ぬことはない。敵意、恐怖心、偶然、自然を動力とした殺人行為には不死であり、どんな状態からでも蘇生する。しかし、唯一、愛情による殺人行為にだけは不死性は発揮されない。
混血:D
マーリンと同様のスキル
人間以外の血が混ざっていることを示すスキル
キャスターは魔女と悪魔との混血と謂われるが、厳密には血が混ざっているのではなく、その身に悪魔の因子が無理矢理埋め込まれているのだが、結果として悪魔としての特性を一部受け継いでいる。悪魔として竜と同じく魔力を自らの体内器官のみで生成する能力を持ち、元が魔女である上に合わさっているため、魔力生成量は他を逸脱するレベル。
【固有スキル】
魔性の貌(忌):B
蘭陵王と同様の名を持つスキル
だがその意味合いは全く異なっている。
普段は仮面で隠しているが、その真の素顔には尖った耳と醜く不気味な痣が全体に広がっており、それを見た者は否応なしに恐怖心に支配されてしまう。
祝福されぬ誕生:A―
トリスタンと同様のスキル
生まれついての悲運がスキルとして昇華されたもの。
妖精の血を継ぐ魔女と悪魔の混血(因子)たる忌み子として誕生したキャスターには、普通の魔女にも人間にもましてや悪魔にもなりきれない、正体を知られればどう足掻いても世間から理不尽な非難を浴びせられる残酷な運命が決定づけられていた。>>854
予言:A+
「千里眼」スキルの廉価版の様なスキル
ある特定の事象に対象を絞り、その事象の未来を決定づける要因が関わり出す岐路を、「視る」のではなく、断片的にただ何となくそうだと感覚で確かに感じ取ることができる。
予言は実際に人に聞かせ、その人がその言を信じて行動しなければ結果が揺らいでしまう、極めて不確かで不安定な未来予測。
ウィッチクラフト:C
魔術の系統の一種。自然の生命を触媒として奇跡を成す呪術。
キャスターはその生涯ゆえに治癒魔術を得手としており、特に他者に対して、負ったばかりの傷であれば即座にほぼ完璧に治癒させられる。外傷以外も、人体内部の患部に届くまでに時間はかかるが内部損傷もある程度治癒させることができる。
【宝具】未来の事は未来の人のみぞ識る(プロフェシー・オブ・アヴォイダンス)
ランク:EX
種別:対因果宝具
レンジ:―
最大捕捉:―
キャスターが予言したという伝説のそのほとんどは、創りものの贋物であるという信仰に起因する宝具。
キャスターの数々の予言は作られた贋物という信仰から、逆説的に、彼女は予言を詠唱することによって、その内容の未来は可能性の枝から切り離され訪れなくなる。真名開放と同時に、キャスターはあらゆる未来の世界線を限定的に感じ取ることができ、その中から彼女にとって望ましくない未来について“予言を詠唱”することで、選択した未来を回避する。
過程は異なるが、結果だけ見ればやっていることはオフェリアの「遷延の魔眼」に近いもの。>>855
【宝具】大いなる発展へ躍進する時(キャリッジーズ・ウィズアウト・ホーシーズ)
ランク:EX 種別:対物宝具 レンジ:― 最大捕捉:―
嘗てキャスターの予言の中で特に有名となった、時代の近代化に伴う通信技術や交通技術の進歩について著しているとされる予言に起因する宝具。
どの時代に召喚されようとも、必ず当世より未来における通信手段・交通手段を、自在に作成でき、使用することまで可能となる。
召喚された時代から、技術が進歩を遂げた未来までの年数が離れていれば離れているほど、消費する魔力量が多くなる。
複数の味方で陣営を組める場合、殊情報戦においてはキャスターのこの宝具の力により戦局を有利に進められる。
魔術師のクラスで宝具という神秘を用いながら、神秘とは真逆に位置する未来の科学技術を再現するこの宝具は、時計塔に属するような典型的な魔術師から見れば度し難い宝具であろう。
【宝具】魔女の半生見届けた巨人頭蓋(ペトゥリファイング・ウェル)
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:1 最大捕捉:3人
キャスターが俗世を離れた母の手により生まれ、幼少をそこで過ごし、その後俗世へ出るも人々から悪魔の娘と疎まれ再び住処とした伝説の洞窟を再現する宝具。
キャスターにとっての生まれ場所であり工房であった洞窟の中の「石化の井戸」を展開する魔術の最奥、固有結界。
洞窟の中の井戸を再現するため、固有結界としてはかなれ狭い結界を展開する。
結界に引き込まれた敵は、光の届きにくい暗い井戸の底で、そこがどこかも理解の追いつかぬうちに井戸の壁にある巨人の頭蓋骨に見つめられる。そして、その眼に見つめられれば「石化の井戸」の名の示す通り、水に浸かった部分から身体が徐々に石或いは鍾乳石と化していく。石に変えられた部分は当然重さも増していきどんどん沈んでいくことになるため、石化のスピードは時間の経つに連れ進行していく脅威の空間。>>856
【宝具】終焉迎える無敵の神話(リバイバル・アルマダ)
ランク:―(通常霊基では使用できない) 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
キャスターが予言した出来事のうちの一つ、アルマダの海戦を再演させる固有結界に似て非なる大魔術の宝具。
実際に西暦1588年に勃発したアルマダの海戦そのものではなく、本質的にはキャスターが予言の際に感じたアルマダの海戦の実体を伴った映像を再現する魔術。
荒れ狂う海とその海を覆い尽くす程の300隻を超える数の軍艦が姿を現し、レンジ内に捉えられた敵は為す術無く、只々軍艦の砲撃飛び交う戦火に巻き込まれる。
【Weapon】薬草、暗殺魔術(死に至る毒、業の腫瘍化、苦痛の増加、不運の前借)、狩猟魔術
【因縁(ありそうな)キャラ】
(ベリル)…シプトンの何代か後の自分が産んだ子孫。彼の猟奇的な一面は少なくともシプトン由来のものではなさそうに見える。
久遠寺有珠…魔法使いユミナの直系、純血の魔女マインスターと人間の間に生まれたマインスターの血を継ぐ魔術師。シプトンは母から代替わりする際に悪魔の因子を取り込んでしまってはいるが、姿形に異変があったこと以外は通常の魔女たちと同じ様に誕生している。そのため、ユミナの直系としてはシプトンの方がより血統の純度は高くなっている。
アルトリア・キャスター…異聞帯のブリテンの地で「予言の子」と言われた存在。予言と言ってもシプトンは「予言する側」であり、こちらは予言の内容に登場する「予言された側」の意味合いである点で異なる。
フランシス・ドレイク…シプトンの予言した「アルマダの海戦」で当時活躍し、イギリス側の戦力として、無敵艦隊を落として勝利をもたらした海賊英雄。シプトンとしてはなんとなくぼんやりとその気配を感じた覚えがあるような気がしている。
蘭陵王…同じく「魔性の貌」スキルを持つ仮面のサーヴァント。とは言え、彼はそもそもの逸話からして仮面付けていたと伝わっており、その原因である「魔性の貌」もどちらかと言えばマイナスな意味合いではなく、プラスの方向にあまりに振り切り過ぎているが故といった感じであり、ある種真逆の立ち位置である。
(オフェリア)…シプトンの宝具「未来の事は未来の人のみぞ識る」と似た能力を発揮する魔眼「遷延の魔眼」の持ち主。>>857
(デュマ)…方法は全く異なるが、現代機器との相性も良く、寧ろ時代が新しければ新しい程、宝具により凄まじい情報収集力を発揮できるキャスターのサーヴァント。もし両者が揃うようなことがあれば、シプトンの宝具「大いなる発展へ躍進する時」とデュマの宝具「遥か終わらじの食遊綺譚」が合わさることで、情報戦においては敵無しの無双状態となるだろう。
メドゥーサ…人を石にする宝具を持つサーヴァント同士。知名度的にも元祖石化代表的な大先輩。石化の速さなど質はメドゥーサの方が上回っていそうであるが、直接石化対決でもしようものなら、どうなるかは分からない・・・。ゴルゴーンの方であればともかく、その他のメドゥーサ系は対決に微塵も興味を示さなさそうだが。
【解説】
―――そうね。もし私が普通の人間のように子を成せるようになったとしたら・・・ええ。女の子はちょっとまだ名前を決めきれないけれど、男の子なら『ベリル』なんてのもアリかなって思うわね―――――
16世紀前期にイギリスで活躍した予言者であり魔女、「マザー・シプトン」。本名はアーシュラ・サウセイルもしくは、ウルスラ・ソンタイル。
末に身籠ったという経緯により、シプトンの姿は(※)耳は尖り顔には額から口元にかけて大きく不気味な痣が広がっているなど醜いものであり、人々からは悪魔の娘として疎まれていた。母は愛情を注いではくれたものの、二人での俗世から隔離されたような暮らしは長くは続かず、ある時修道院長の手により引きはがされることで終わりを告げ、離れ離れになってしまう。その後は一人で自身の生まれた洞窟とそれを囲む森でひっそりと生活を送り薬草の知識を蓄えた。だが、再び人々と関りを持つようになり、(※)やがて顔の大痣を隠す為の仮面を付け、薬草から得た治療薬・ポーションで傷を癒したり不幸の予言を与えることで忠告や警告として予防を促すなど活動し、人々から尊敬の念を集め有名となった人物。(※…オリジナル設定箇所)
シプトンの予言は有名であり、人々の身近な内容から王たちの辿る命運まであらゆる物事を予言したと言うが、中でも特に、フランシス・ドレイクの活躍でお馴染みの1588年に起きたアルマダの海戦でのスペインの無敵艦隊敗北や、1666年に4日間に渡る延焼によりロンドンの1万3000戸以上を焼き尽くしたとされるロンドン大火を予言したことで知られる。>>858
だが、後にシプトンに関する伝記を世に広めたリチャード・ヘッドの自白により、広く知られる彼女の予言のほとんどはリチャード氏自身の創作であることが明かされている。
以上が一般的に表社会で知られているマザー・シプトンの略歴・概要である。
だが魔術世界におけるマザー・シプトンの生涯には人々には知られていない一面があった。
シプトンは「魔女」とあだ名されたが、それは彼女にとってコンプレックスである外見や雰囲気を揶揄して貼り付けられた、パブリックイメージとしての「魔女」と形容されていたに過ぎない。だが、シプトンは魔術世界においても紛れもない「魔女」と呼ばれる存在であった。第一の魔法を誕生させたとされるユミナの直系である、純潔の魔女マインスターの系譜。それがマザー・シプトンの正体である。
シプトンの母アガサはシプトンにとっては先代の自分であり、当然父親など存在せず、市井の人々に魔女の存在を認知されるわけにはいかないため、アガサが地方治安判事の下へ強制連行された際、父親が誰かという問いに彼女は口を噤んだのである。魔女は次代の誕生にパートナーを必要としないため、アガサにもそのような存在はいなかった。しかし、彼女はある日悪魔に襲われその身に悪魔の因子を宿してしまう。
そして、その因子は次代であるシプトンへと受け継がれ、歪みをもたらした。そのため彼女の容姿はアガサとは随分異なってしまい、悪魔の因子を色濃く反映してしまったが、因子の及ぼした影響は容姿がほとんどであった。悪魔の因子が混じりつつも、本質的には彼女はまだ「魔女」であったのだ。
彼女は人々と関るようになってからトビー・シプトンという大工と出会い、結婚したとされているが、実のところトビーは彼女に協力する魔術使いの援助者であり、彼女にとっての夫ではなく、愛情も抱いてはいなかった。あくまで彼女に近づくもの好きな男が現れたと噂が拡がり尾鰭が付いただけであり、お互いとも当時その方が都合が良かったこともあり、態々噂に対処はせず放置し、両者公認の偽装関係として維持した。>>859
予言を得意としていたシプトンであったが、彼女は次代以降の自身に関する事や、彼女自身知らなかったことだが魔法使いが関わる事象については予言できなかった。
そして、それらは人類史に刻まれた出来事ではなく、最早英霊となった後のマザー・シプトンでさえも基本的に知る由はないのだが、彼女の次代以降も悪魔の因子は影響し続け、先天的か後天的か容姿に歪みが生じるという、ある種起源のような、辿る運命がある程度決定付けられてしまっていたのである。そして現代に至る代で事件は起き、“とある魔法使い”が原因で人間の男に恋をした末にその男に騙され、“男の子”まで産んだが、人間の男に恋をしたことで「魔女」としては死を迎えたようなものだったため、“彼女”は醜いヒキガエルの姿へ変わり果て、身も魂も魔女としては完全に落ちぶれたのだが、それはまた別のお話。
【コメント】
Wiki登録可です。
珍しくかなり妄想成分強めのを作ってみました。言ってもまだいまいち明らかにされ切ってない現状フワッとした設定部分もそのままフワッとした感じで組み込んであるので、ズレとか解釈違いあればお目汚し失礼致します。平にご容赦くださいませ。「······ライダー、雷霆運搬式殲滅兵器・ペガサス。令呪、並びに魔力経路を確認。汝が当機を起動した搭乗者ですか? 」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【真名】ペガサス
【異名・別名・表記揺れ】ペガソス、ペーガソス
【性別】男性型(肉体)
【身長・体重】185cm・79kg(人型形態)
【肌色】白磁 【髪色】白銀 【瞳色】石灰とスカイブルーのグラデ
【外見・容姿】皆さんご存知の翼の生えた白い馬・・・と思いきや、全身機械で改造された近未来的なアンドロイドになっている。しかも擬人化する。擬人化時は馬の耳らしきものがついた特殊なバイザーで目元をかくした青年
【地域】形のない島、オリュンポス
【年代】神代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:A 耐久:EX 敏捷:A++ 魔力:B+ 幸運:C 宝具:A++
【クラス別スキル】
対魔力∶A+
神々によって改造されたのか、竜種超えの防御力をもつ。
現代の魔術師ではライダーに傷つけることはできない。
騎乗∶EX
あらゆる乗騎を乗りこなす…というよりもライダー自身が乗騎である。>>861
【固有スキル】
変形∶B
変化の亜種スキル。 天馬形態、人馬形態(ケイローン寄り)、人間形態、3つの形態に変化が可能。基本的に真名バレ防止のため、人間形態でいることが多い。「お望みなら皆様御存知のペガサスモードに擬態することも可能ですが」
雷霆の運び手∶A
後にペガサスはゼウスの雷霆を運ぶ役割を与えられたという。魔力放出に加え、一時的に雷霆を具現化することができる。
海神の神馬∶A
海神の祝福の派生スキル。
スキル自体は海上の祝福と同類。
ライダーはポセイドン本神から生まれた機械獣でありメドゥーサに贈ったとされている。そのため神性自体のランクは高め。
千里疾走(天馬)∶EX
長時間・長距離移動を可能とする無尽蔵の体力。
また、敏捷パラメーターの一時的な急上昇、全力疾走時の耐久及び筋力パラメーターの上昇、といった効果を発揮できる。
上記に加えライダーは陸地だけではなく海でも空でも駆け巡るためEXである>>862
【宝具】
『神馬の手綱(ベルレフォーン)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
同じ同名の宝具があるが、性能は異なる。ライダーの身に纏う制御ユニットであり自身のステータスを限界値までブーストする。
任意によって一部のステータスだけを大幅に上げて、特化に変ずることも可能。
ライダー本機は気づいていないが、彼の記憶を封じ込めており、ライダーにとっての一種の記憶制御システムである。もし何らかの出来事でこの装置が外れたら、どうなるのかは不明。
『是、天に登る流星(ペーガソス・ホ・ディアトレコーン・アステール)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:400人
海神の手によって生まれ、天に登り星座になったその在り方が宝具に昇華されたもの
発動と同時に天馬形態に変化したライダーが黒い大波とともに対象にめがけて突進して蹴り飛ばし、ミサイルと苦無弾を発射。トドメにペガサス座を模した流星群の追撃と同時に、人型に変形したライダーによるライダーキックの一撃を放つ。
『汝、宇宙を駆けし雷霆(ケラウノス・ロードオブザ・ワールド)』
ランク:EX 種別:対国宝具 レンジ:1~999 最大捕捉:10000人
自身に内蔵されている雷霆蓄積システムを全力開放して自身の躯に雷霆を身にまとい、全ステーテスを限界突破。雷霆をまといながら対象めがけて突進し、雷撃の一撃を放つ。仮に突進を回避できたとしても、広範囲の雷撃が襲ってくるため実質的な完全回避は難しい。だがその反動として雷霆蓄積システムすべてを使い果たしてしまい、一時機能停止及び高ランクの防御力を持ちながらも自身にも多少のダメージを受けてしまう。
わかりやすく言うと母の持つ宝具を攻撃特化にし、ゼウスの雷霆を合わせたものである。>>863
【Weapon】
躯
海神由来のサイボーグボディに加え、神々の手により改造、改良されたもの。その為竜種超えの鋼鉄さを持つ。
第一再臨限定だが、口から魔力を圧縮した光弾を放つビームも放つことが可能。
翼、羽の一本が苦無弾とミサイルが掲載されており、近距離においてはレーザーブレードが掲載されている
蹄
ジェット噴射機能掲載。神鉄で出来てるのかそのままでもかなりのダメージを食らう。
第二(人馬型)、第三(人型)
第一再臨のように 口から光弾やビームを放つことが不可能になっているが、上記に加え、両腕にアームキャノン及びアームブレードが搭載されており、状況に応じて使い分けたり、肉弾戦などの接近戦も対応可能。
【解説】
ギリシャ神話に出てくる海神ポセイドンと女怪メドゥーサの子供であり兄弟にクリュサオルを持つ。メドゥーサがペルセウスに斬り落とされた際に遺骸と血液からペガサスとともに生まれ落ちたとされている。ペルセウスのアンドロメダ救助の手助けをしたりベレロフォンの冒険とともに駆け巡ったとされている。
通常の天馬は魔獣ランクであり、そう強力な幻想種ではない。しかしこの天馬は神代から存在し続けてきた個体で、幻獣の域に達しており、護りに関しては既に竜種に達している。>>864
そしてその個体の正体はポセイドンクリロノミアが埋め込まれたサイボーグであり、ポセイドンがメドゥーサに贈ったとされている。実は生前一度魔獣と化したメドゥーサに取り込まれており、ペルセウスによって、メドゥーサは倒されペガサスは二度目の生、つまり生まれ変わったのだ。アンドロメダを助けてそれを見送ったあと神々によって改造、改良され全身機械仕掛けの機械獣と化した存在である。·····母方の記憶と本来の性格を引き換えに。(独自設定)
【人物像】
伝承においてのペガサスは擬人化してはいないものの、オリュンポステクノロジーにより真名防止の為、擬人化した姿となっており素顔は少し中性的な美形。
誰に対しても敬語で話し、機械のような言動ではあるものの時折辛辣な毒を吐くことがあり、特に英雄に関してはあたりが強くなるほど毒舌が強い。
本来の性格は母曰く優しすぎて戦いに向いていないが、オリュンポスの神々により改造とともに記憶もプログラミングされたのか、首を切り落とされた際に生まれたと同時に最期を見てしまい心が壊れたのか、敵対者には情をかけず慈悲なき一撃を放つ。だがライダーは機械獣でありながらもその在り方に葛藤し、不具合を抱えてしまっている
ちなみに、彼の母であり某第五次ライダーはこう言うだろう。「これってペガサスですよね?私の知るペガサスはこんなメカメカしくサイボーグなわけないじゃないですか!経緯はどうなってんだ経緯は!!!(以下略」と。>>865
特技:雷霆運搬、殲滅
好きなもの:なし
嫌いなもの:なし
天敵:十二神、メドゥーサ、クリュサオル
願い:なし(/母側の記憶の消去)
【一人称】当機【二人称】汝【三人称】呼び捨て
【因縁キャラクター】
メドゥーサ
伝承においては実母とされている。実は生前、怪物と化した母によって飲み込まれており、その後はペルセウスの手によって救出されたものの神々の手によって母側の記憶が封印されている。そのせいか、彼女の姿を認識できたとしても母として認識することができず、呼び方はメドゥーサ呼びそのまま。
もし彼女の持つ改造前ペガサスと相対した場合どうなるだろうか·····?
ちなみに彼女の姉であるステンノ、エウリュアレに関してはあまり面識がない。
クリュサオル
生前相対することがなかった悲しき兄弟。神霊としての血が濃い自分に対し、怪物の父と呼ばれる程の女怪の血が濃い彼に種族的に相容れないなど複雑すぎる感情を持つ。それはそれとして、人気とか知名度的に嫉妬を向けられている。
オリュンポス十二神
自身を改造した上司にあたり、自身の母を怪物に貶し、母たちを名もなき島に追放、ペルセウスに殺.すように指示した元凶
一見神々に忠実に見える気がするが、不調なのかどうかは不明だが稀に恨みに近い言葉を吐き、暴走して密かに叛逆する可能性があるかもしれない。
「───!申し訳ございませんが、これらに関してはお答えいたしかねます。」>>866
ペルセウス
自身を助け、その恩としてケトゥス退治とアンドロメダ救助の手助けをした。それと同時に自身の母を殺した憎き怨敵でもあるためそのことに問うと、「…申し訳ございませんが、その記憶に関してはお答えいたしかねます」とそう応えるのみ。もしペルセウスがメドゥーサのこと、そしてペガサスのことについて口を開こうものならば、事態はどうなるか分からない。
それはそれとして、メドゥーサとペルセウスが同時に召喚されたときに、もし相対してしまったら大惨事が起きてしまうかもしれないと察知しており、彼女を近づけさせたり視界に入らないように警告を出している。
「警告。ペルセウスがメドゥーサの元に接近。その為、大惨事を起こさぬよう半径数十メートル以上隔離を推奨します。いいですね?」
アンドロメダ
上記の彼の妻。ペルセウスほどではないものの、ちょくちょく話題に出すのをやめてほしい。
「これであの怪物を退治しようとは···、無茶にもほどがありますよ。」
ベレロフォン
キマイラ退治など様々な冒険をした英雄の一人。こちらのほうがライダーが活躍してた場面が多い。ペガサス捕獲の真相は、実は改造の際に暴走を起こし脱走。アテナが彼に送ったのは黄金でできた手綱型の制御ユニットである。
英雄としての在り方を認めてはいるものの、自身を利用し、オリュンポス山頂まで天に登ろうとした理由が理解できず、軽蔑している。
「理由や経緯はわかりませんがオリュンポスのところへ飛び立とうだなんて飛んだ命知らず超えの大馬鹿ですか???」
尚、前述のペルセウスと同様アテナに関わりを持つ。
赤兎馬
「神話にも出ていないのに座に登録された馬がいるとは。え?『私は呂布です。』と?そうですか。」>>867
ケレリス
ペガサスの兄弟機とされている。が、等のライダーからは存在しない記憶とされている
【他クラス適性、変化傾向】
アーチャー
雷霆の運び手にちなんで擬似的に『我、星を裂く雷霆(ワールドディシプリン・ケラウノス)』が使用可能
セイバー
限定的に兄弟武器『怪物の黄金剣』使用。だが魔獣とはいえ、神霊に改造されたライダーがこの宝具を使いこなし、魔獣たちを手懐けることができるのだろうか?
バーサーカー
失われたはずのゴルゴーンの記憶とカが暴走し、パワーが大幅に上がるが、不具合が起きるなど制御が不安定になる。
【コメント】
ちょっと色々矛盾し、おかしいとこもあるかもしれないけど、元はギリシャ神話テクノロジーで改造されたペガサスが見たかった。近未来的馬メン 。
ぼくの考えたサーヴァント20
868
レス投稿