このスレッドはでもにっしょんch発リレーSS「Fate/TV SHOW」シリーズまたは「聖杯大会本戦総合」を円滑に運用する為の雑談場所、相談場所になります。
・他スレッドや他サイトへの宣伝はやめましょう。利用者の迷惑になります。
・当スレッドの特性上、製作したキャラクターやリレーの進行等について話し合う機会が多くあります。スムーズな進行のため、参加者は固定ハンドルネームやトリップを使用しましょう。
・当スレッドにはwiki(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/)が存在します。編集作業は人任せにせず自分で行いましょう。
・wiki内に詳しいローカルルールを載せています。参加者の方はご確認下さい。
・次スレッドは>>950または>>970を踏んだ人がカテゴリー「その他」に立てて下さい。
・創作する上で関係のないネタバレを含む内容、ガチャ報告などは専門スレッドでお願いします。
・ネタバレ禁止期間は本編は開幕から二週間以降、イベントは終了後、新規実装サーヴァントや礼装など生放送系の情報については24時間後です。
・設定やストーリー展開のネタバレなどを含む雑談、相談では必要に応じてラフム語への変換をご活用ください。
・版権が絡むキャラクターを制作するのは禁止されております
・各作者たちはレンタルサーヴァント・マスターのページを編集してください。
前スレhttps://bbs.demonition.com/board/11064/
過去ログ https://bbs.demonition.com/search2/聖杯大会
聖杯大会本戦統合スレNO.6
https://bbs.demonition.com/board/9916/
ラフム語翻訳機 https://yt8492.github.io/RafmanTranslatorあげ&建て乙
なんやかんやしているうちに前スレもエイプリル・フールも終わるとは思わないじゃないですか
前スレ970
ネストリス!?ネストリス・メルアステア・ワディンガム!?名無しの教室講師として設定されかけながらも諸事情で闇へと消えたネストリス・メルアステア・ワディンガム!?
生きていたのか…それも産業革命期に…!
考古学科の魔術師としてアードゥルの魔術師に関わっていくのか…いや楽しみですね
前スレ987
またこの子なんかやらかしてる…なんか掘り起こしてる!13本目のグングニルの穂先とか見つけてそう(思いつき)
しかしユニヴァースなトンチキなので一部思い描いてる未来予想図と被るものが……いやいやこれはミスター・クロノとスペースなルナの出会いなんだから関係ない…はず…
前スレ989
おお…お帰りなさいませ。お久しぶりです
前スレ991
なんかみんな頭よさそう…頭よさそうというか理知的に見える…!
すごい、ちゃんと話が通じそう…!前スレ994
>ダレカinムジカさんの場合声出しちゃって…
あーそれはありそう
でも実際他人の意識でどこまで妖婦歌声が発動するのかは分からないとこですね
前スレ997
まあ色々あったのです
そこら辺も含めて、細かい設定は以下の通りという事で
>>3
被りとかはあまりにお気になさらず、所詮は四月馬鹿の夢に過ぎませんから
ルナちゃんはどこに行ってもやらかすのでしたというわけで、前スレで言ってた四月馬鹿SSの設定を投下していきます
まずは登場人物から
ソウスケ・クロノ
通称『スペースクロノ』、宇宙を股にかける(または走り回される)星間傭兵にして、KDA所属のエージェント。
とある事情で大金を必要としており、過去怪しげな仕事に首を突っ込んだが案の定宇宙マフィアのヤバい取引であった為に絶体絶命。
が、たまたまクチサキ達KDAが乱入した結果運良く命を拾い、ついでにそのまま新入社員としても拾われる事となった。なんでさ。
とりあえず大金の問題は解決したものの、今度は危険な上司の無理難題に応え続ける日々の幕開けである。南無阿弥陀仏…
目下の悩みは通り名がダサい事。「宇宙のクロノ」とかまんまじゃねーか。
ハルカ・クチサキ
星間探偵事務所『クチサキ・ディテクティヴ・エージェンシー(略称KDA)』の所長にして、クロノ達の上司。
本家と大差ないキレッキレの破綻者ぶりと面倒見の良さが絶妙に綱引きし合ってる危険人物。
クロノに無茶な仕事を持ってくる常習犯だが、本人曰く「クロノくんを信用してるから」「これくらいだったら余裕で乗り越えられる!(なお実情)」との事。
クロノとしてはいい加減退職したいが、色々恩義も積み重なってるので辞めるに辞められないジレンマである。>>6
アゲハ・トコヨ
クロノと同じくKDA所属メンバーであり、剣術の達人なスペース巫女さん。
普段は事務所の優しいお姉さんだが、ふとした拍子に明後日の方向へ暴走しかけたりヤバい事を口走ったりする中々なお人。
だがそれでも戦闘力で言えば所内上位に位置するので、度々クロノはお世話になっている。
シュンロン
通称KDAの秘蔵っ子。
とある仕事でクチサキが報酬代わりに頂戴した機械人形であり、普段は事務所の片隅で待機モードという名のスリープ状態に徹してる。
が、いざ仕事となるとその性能は凄まじく、戦闘から潜入工作・調査解析までお手の物。サポートメカとしてはトップクラスの部類に位置し、率直に言ってこの規模の事務所(=KDA)に置いておいていいものではないと断言される程。
クチサキ曰く、「惑星シンだったかホウシンだったかのロストテクノロジーが使われてる、最後の機体だって」らしいが真実は不明である。
ジジェ
KDAの切り札。
普段は事務所の片隅で寝転がってるペットの宇宙オオトカゲだが、その正体は宇宙雑種竜(スペースデミドラゴン)。
本気を出すとその戦闘力はアゲハやシュンロンの比ではなく、スペースコロニー程度なら単独で滅ぼせる程。
反面燃費が非常に悪く、一度本気で暴れると数週間は全く起きなくなる。無理に起こそうとすると噛みつかれるか、最悪ブレスで焼かれる。主にアゲハやクロノが世話をしている。>>7
続いて用語をば
星間傭兵
その名の通り宇宙を股にかけて活動する傭兵たち。
仕事内容は多岐に渡り、傭兵らしく軍事作戦に関わる事もあれば星間航行中の護衛。はたまた中小・零細であれば都市の御用聞きめいた雑用までそれはもう幅広く請け負っている。
詳細な総数は不明。何しろ宇宙全体に散らばっている上、非合法な活動を請け負う地下勢も含めれば到底把握しきれない。一時期物好きたちが調査した事もあったが、桁数が億に差し掛かった辺りで諦めたという。
ちなみにクロノが所属するKDAは大体中立から悪を行ったり来たり。割と黒い仕事も請け負ったりしてるし他勢力とぶつかる事もあるが、規模自体が小さい事と社長の巧みな?立ち回りもあってか『まだ』目はつけられていない。
クチサキ・ディテクティヴ・エージェンシー/KDA
朽崎探偵社。
『探偵』と号しているものの、実態はれっきとしたPMCであり星間傭兵の集いである。
「戦闘から葬式まで」をモットーに幅広く仕事を請け負っており、中には非合法なものも少なからず含まれている。
構成員は社長であるハルカ・クチサキと、社員のクロノとアゲハとシュンロン。そしてペットのジジェ。
総数こそ(ペットも含めて)一桁に収まってしまう規模だが、個々人の能力は秀でたものがあり、多少の無茶なら達成してのける(あるいはのけてしまう)。
また、因縁のある勢力にJ.C.バルベルデ(バルベルデ・エンパイア)、G-WASPを抱えており、彼らからは厳しい目と個人的な因縁を向けられているとの事。>>8
カタコンベ号
KDAが所有する小型宇宙船。
見てくれは旧世紀に地上を走っていた『ハイエース』なる車種とそっくりであり、実際自動車として走らせる事も可能。
が、その実態は紛れもない宇宙船であり、ドアを開いて乗り込めば外装からは想像もつかない空間が広がっている(ちなみにこの空間拡張技術はごく一般的に採用されているもので、カタコンベ号が特別というわけではない)。
最大船速は120宇宙速度。ニトロチャージャーが搭載されてるのでその気になればこれ以上の速さも出せるが、エンジンが故障しかねない為あくまで緊急手段である。
さらに武装もミサイルポッド6基と船用ブラスターが1門搭載されており、有事の際はこれを使って戦う事も可能。とはいえ所詮小型宇宙船なので、本当に気休め程度の代物なのだが。
余談ながら、船名の名付け親は社長であるクチサキ。本人曰く「ちょっと縁起の悪い名前を付ける方が、厄介事も避けて通るってものだよ」との事らしいが、現状あまり効果は見られていない。
J.C.バルベルデ/バルベルデ・エンパイア
この世界線におけるJ.C.バルベルデ。
本家同様、正式名は『J.C.バルベルデ』なのだが、その巨大すぎる規模と軍事力への畏怖とやっかみから『バルベルデ・エンパイア』なる俗称が定着してしまっている。実際根拠地たる『グラン・バルベルデ』を筆頭に、星系を多数所有していればさもありなんと言おうか。
元々は宇宙進出を果たした企業グループの一つでしかなかったが、進出後の経済活動とそれに伴う諸々の抗争。そして先人たちの飽くなき努力と奮闘の結果、現在の超巨大星系勢力としての形を確立した。
現在も他勢力との対立や抗争は続いているものの、概ね形勢はバルベルデ優位。また、傘下の惑星や星系もバルベルデグループ庇護の恩恵を存分に味わっており、目下の所屋台骨に関わるような危機は確認されていない。
とある星系企業アナリスト曰く、「J.C.バルベルデの天下はこの先数世紀揺らぐ事はないだろう。それこそエイリアンの侵略でもない限り」との事。
KDAとはちょくちょく仕事で小競り合いを交わしたり、逆に仕事を融通(するついでに体よく片づけられる事を期待)したりの間柄。>>9
G-WASP
この世界線におけるWASP。
こちらの世界でもやってる事は概ね変わらず、人材派遣組織としての活動が主体となっている。
KDAとは『ある一件』以来何かとぶつかり合う関係となり、今もしばしば仕事上で交戦中
ちなみに頭文字のGは「ギャラクシー(Galaxy)」のGらしい。他にも「ガーディアン(Guardian)」とか「グレート(Great)」等々、様々な考察が日夜星系ネットワークに飛び交っているが、真相は不明。
スペース・クロックタワー
平たく言うと宇宙進出後の時計塔。
とはいえかつて地球にあったそれとは大きく在り方も異なっており、全くの別物と言っていいレベル。関係者曰く、「大昔の時計塔はこんなに開放的でもなかったし、そもそもはっちゃけてすらいなかった」
十二のスターロードとそのスターロードが統率する学部により成り立っており、旧時計塔と比べると学府的な側面の方が強いらしい。
が、一方で執行者の存在など時計塔時代を思わせる人員もきっちりいたりする。結局時計塔はどんなに変わっても時計塔だった。
スペース・カテドラル
(同上)宇宙進出後の聖堂教会。
進出後、その在り様と大きく変えたクロックタワーとは裏腹に地球時代の気風や在り方を根強く残しており、宇宙進出に適応しながらも大昔から受け継いできた宗教勢力としての権威や構造はいまだ健在。
かつてのように星間代行者が星々を飛び回り、異端を処理する光景は今もなお変わらない。>>10
惑星アルビオン
スペース・クロックタワーの根拠地たる惑星ロンディニウム、その隣に存在する姉妹星。
人類が生存・活動可能な大気で満たされていながら、その生態系は地球をはじめとする惑星群とは大きくかけ離れている。具体的に言うと神話や伝説の存在でしかなかった怪物たちが普通に地上を闊歩してたり、惑星各地に『ダンジョン』と名付けられた迷宮が点在してる。
その特徴からかつて地球に存在したとある霊墓の名が冠され、今もなおクロックタワーを主体とする勢力による調査・開拓が行われている。一方でこの惑星より発掘・流出したモノがしばしば問題を引き起こしており、カテドラルをはじめとする一部勢力から存在そのものを危険視されつつあるとも。
J.C.VV-27D星系
J.C.バルベルデが領有する星系の一つ。
バルベルデが領有する星系の中でも高い資産価値を抱えており、この星系一つで人生を数回は全うできると言われる程。
当然ながら他勢力からも狙われており、しばしばちょっかいを出されていたが悉くバルベルデ側からの反撃を喰らい這う這うの体で退散する他なかった。
とある社員のミスから始まった大戦役『J.C.VV-27Dの地獄』は後世の教科書に載る程の惨事となり、企業間での教訓や管理体制の改善・徹底等様々な影響を残す事となった。
主星は惑星レインフォース。ネストリスは本当にチラッとしか出てないので、設定使わなきゃ勿体無い精神で登場させました。結果としてかなり長寿になってしまいましたが、事件簿アニオリの電気兎おじさんは100年前から生きてたっぽいし、それくらい長生きなのも時計塔ならおかしくないだろうと思い、そのまま出しました
連日の残業三昧でグロッキー…。どうも、ユージーンです。気がついたらエイプリルフール終わってました。
>>13
みんな可愛い。こういう集合絵でうちの子がいるのは素直に嬉しいですね。
ジャスミンはこれあれですね。マジン・ザ・ハンド的な感じで出すデカブツ人形を作ろうってなって自分の代名詞としてボンバルディエを模したデフォルメされた4本腕の巨人になった感じですね。
現役の頃の黒田キャプテンは勝つ為には弱いチームメイトを切り捨てる等の冷酷な手段も取りながらチームを全国大会まで引っ張って行った猛将だったけど卒業して数年後の同窓会でかつてのチームメイトに「あの頃はキツかったけど楽しかった」「クロカンの言う通りにしなかったら補欠でも全国大会行けなかったよ」と言われて「あの頃の自分は勝つことに執着して純粋にサッカーを楽しんでなかった」と悔い改めた過去がありますね(高速詠唱)皆様、感想ありがとうございます
>>15
基本的にあんまり相性は良くない感じですね
>バルベルデってカテドラルともかなり表立って敵対してそう
この辺はあまり考えてなかったので、ご想像にお任せします(適当)
>>16 >>19
「宇宙空間でハイエース乗り回してたら面白シュールじゃね?」という発想から生まれました
今年の四月馬鹿SSの登場人物は基本日本人の名前を宇宙仕様(というか外国仕様?)にしただけで、ぶっちゃけ中身はオリジナルからそんな変わってなかったりします
なのでこっちのルナちゃんもいつものように魔術に明け暮れたり冒険に飛び出したり、こっちのメレ坊に弄られたり大変な事に巻き込まれたりしてるでしょう
>>17
アトラス院の公認組織までは手が回りませんでした
でもあの組織の成り立ちとかを考えると、そもそも地球から脱してるのかどうか…自鯖組+クロカン(現役)のユニフォームはボヘミア(プラハ)や福岡のチームのものを参考にしていたりしました
>>24
黒田監督は足に大怪我してピッチに立てなくなって落ち込んでたか荒れてたかの頃に竹中先輩に道を示されてコーチ・監督として再出発した過去もあるんですよね(強めの幻覚)30の元ネタ:「ひでーな母さん!俺の名前はタワシじゃなくてタケシだよ!と言いつつも自分の名前がボブだった事に気付き爆笑するマイケルっていうboketeのネタ画像
それはそれとしてやっと返信できる…色々急なタスクが入って新スレに入ってから上手くレスできてなかったんで…
>>4
おめでとうございます!!
何気にビオ嬢の飯テロSSが好きなので新作お待ちしてます
>>13
この可愛さとこの質と量…マジでどのサイズでどうやって描いたらそんなクオリティの凄い絵が生まれるんですか…裏山…
そしてうちの趙雲君がカッコかわいく描かれてる…!!ありがとうございます…!!
趙雲君は本人のスタイル的にボランチ辺りのポジションが似合いそうなんじゃないかなって気がしますねえ…
あと化身みたいになってるジャスミンちゃんすき。普通にサッカーで勝負して普通にフィジカルで勝ったリョーガ君に「どした?流石の天才のお前でも運動は苦手なのか?(ジャスミンかカステラ位にしか見せない煽り顔)」って煽られた瞬間にこれ展開してビビらせて欲しい。
>>17
獣喰らい…強そうですね、いや絶対強い間違いない
>>20
先に言われてますが、やっぱり容量が一定以上になると更新できなくなっちゃうくさい所はありますね。
俺も一回経験した事がありますし、今の分量見るに恐らくそれなんじゃないかなと思いつきで書き始めたSSが書ききれてしまったので投下します
「でき……た、か?」
「ああ……できた。完成だよ」
「そうか……できたか……!」
深夜。時計塔の現代魔術科にある実験室のひとつ。その室内に二人の男子生徒がなにかを作っていた。
その"なにか"は二名の男子生徒どちらも作り慣れたものではない。初めての挑戦となることも多々あった。ともすれば素人の思い上がりを突き付けかねない一品が出来上がってしまう、そんな恐怖を前にしてなお男子生徒は……男たちは挑んだ。見果てぬドリームがために。
「改めて感謝を。アクアステラ=リキッドクラウン、君がいなければこの礼装の完成は難しいものになっていただろう」
「こちらこそだよエンデ・エルフィリーデ・リヒテンシュタイン。君のデザインがなければこの礼装を作り始めることもなかった」
男たちは互いへの敬意を込めて仰々しくフルネームで呼び合う。そしてどちらからともなく、ふ、ふ、と肩を揺らして笑い始めた。止める者はいない。
「それで。どうする?」
「決まってるさ、礼装は完成した。ならばあとは誰が使うか、だ」
「すでに心当たりはある」
「奇遇だな。俺もさ」>>34
「ぎぇぇぁぁぁあああああ!! や、やめっ、やめろ貴様ァァァアアアー!!」
教室に悲鳴が響き渡る。
ひとりの男子生徒───デセフィオ・カロレンツ・ウェルペンの漏らしたものである。常より言動が大げさな彼であるが今回ばかりは大げさとは言えない。
なにせ彼は今、一匹のケダモノに襲い掛かられているのだから。
仰向けに近い姿勢で倒れこんだデセフィオの腹にのっかるようにしてケダモノは襲い掛かった。
ぎらりと尖る八重歯。この世のものとは思えぬ赤い爪。爛々と輝く紅色の瞳。普段と打って変わってさらけ出された白い素肌には目を背けざるを───…あるいは向けざるをえない。興奮ゆえか上気した頬は見慣れたもののようで、しかしなにかが違うとも思わせる。いつもと変わらないのは揺れてたなびく銀髪だけ。それすらも頂点に見えるとんがった獣耳が今の彼女が何者であるかを明確に示す。
「なぜだ! なぜこんなことをするアードゥル! なにか言ったらどうなんだ! 言ってください!」
半ば涙声でデセフィオは叫ぶ。学友か先輩かよくわからない同じ教室の名を、叫ぶ。
仰ぎ見えるケダモノと化したルナの姿にデセフィオはただただ怯えることしかできない。
「……ん」
「そ、そもそもその格好はなんだ! これがいつもの奇行と同じなどとは流せなひぃん!?」
言葉は自らの情けない声をもって遮られた。
原因はデセフィオの首筋をぺろりとなめたルナに凶行によるものである。>>35
「なっ、ななな、なにっ、を、」
「……ふふ、しょっぱい」
「ひぃぃぃぁああああ!? イヤァァァァ誰かあぁアアァあぁア!!?!?」
「うるさい」
「……なーにやってんのあの子らは」
ネズミの使い魔越しに現場を見てたカヴンは何が何だかわからないという風にため息をつく。実際、なんでこんなことになっているのかわからない。
カヴンが今朝方ネズミの使い魔と意識を繋げて、この教室を視界に収めたときにはすでにルナはあんなことになっていた。なにやってんのよ、と問いただす前にデセフィオが教室に来てしまい……現在に至る。
「おはようございます」
「おはようヨモ。ライカと一緒にくるなんて珍しいわね」
「あ、はい、さっきたまたま一緒になって「タスケテェェェェ」……え!? ルナちゃん!? なにし、ルナちゃん!?」
「ああアレ? とりあえずうるさいから止めてくれる?」
「とっ、止めますもちろん! ダメ! ダメだよルナちゃんそんなことしたらダメ! 止まってー!!?」
一目散にケダモノ同然の凶行に及ぶルナを止めにかかるヨモ。デセフィオは顔を赤くしながら倒れているが構っていられない。
「……で、あれはなんなのか説明してくれるのかな? 先輩?」
「アタシだって知らないわよ。朝来たらああなってたんだもん。ライカこそなんか知んないの?」>>36
「んー……心当たりはないかな。それにしても、かわいい格好をしているね。コスプレってやつかな」
「アレがぁ? 耳と爪が増えただけで中途半端じゃないの」
「そうか、先輩からだとそう見えるんだね。ただの人間にとっては耳と爪があんなことになっていたら大騒ぎだよ」
「そのへんの感覚わかんないからアレはアンタたちに任せるわ。アタシは眺めとくから」
「おや冷たいね。かわいい後輩……いや妹を助けなくていいのかい?」
「やーよ。さっき食べられそうになったんだから」
「弱肉強食……」
「うっさい。このままモートンのやつがきたらもっとうるさくなるわよ」
「それはいけない。じゃあ僕がかわいい後輩のためにひと肌ぬぐとしようか」
「そーしなさい」
・ ・ ・
「あむあむあむ」
「ずっと甘嚙みしてくるねぇ。猫みたいだ」
「オオカミだけどね。いや人狼?」
「(吸血鬼です……)」>>37
ケダモノと化したルナをどうにかこうにかデセフィオから引き剥がしてから数分。数分の間に今度はヨモに襲いかかかる事件も発生したが、それでも現場は一旦の落ち着きをみせていた。
指を差しだして様子を見続けているライカと、その指をかぷかぷと甘噛みしているルナ。そのルナにひとまず上着を羽織らせて、顔を赤くしながらちょっと距離をとるヨモを尻目にカヴンはいつも通りに眺めている。
ちなみに解放されたデセフィオは教室のすみでぷるぷるしたままなにか呪文を唱えていた。聞こえないフリをしておこう。
「それで、どうしようか?」
「いいでしょこのままで。なんか噛ませときゃそこらの犬猫と同じよ」
「だっ、ダメです、ダメですよこんな格好のままじゃ、」
「ヨモ……アタシのハダカにはなにも言わないくせに……」
「せ、先輩はもこもこしてるから違うんです」
ネズミに服の有無なんて…とは言わなかった。できた後輩である。
「布面積はまあ置いといて、様子が少しおかしいのも気になるね。いつもよりちょっぴり甘えん坊になってるのかな?」
「あむあむ」
「今も周りなんてお構いなしに甘嚙みしてくるし。ほうらよーしよしよし」
「ん~」
「頭をなでると気持ちよさそうにするし」>>38
「犬猫と同じ、って言ったけど本当にそんな雰囲気ね。催眠でもかかってんのかしら」
「ルナちゃんならそういう催眠も自分からかかりにいきそうですけど…」
「そのへん危機感ないわよねこの子」
「はい、本当に……本当に……」
「ってか原因はどう見てもその妙なカッコでしょ。ひとまず脱がせたらいいじゃない」
「なっ、でっ」
「まあ丁度いいね。今は女子しかいないわけだし」
「いるぞ! 僕がいるだろぉ!?」
「起きたわねうるさいのが。まあいいわ教室から叩き出せば……」
「おはようございまー……!? な、なにして……?」
「は? ルナ? 何してるんですか?」
タイミング悪くも追加の男子どもがやってきた。クラッフ・フロースにメレク・アルマソフィア。ついでに言うとメレクはこの教室の生徒ではないはずだがなぜここにいるのか。
「あ、おはようございます。クラッフ先輩、メレクくん」
「来たわね飼い主。ちょっとコレ見てみなさい」
「またルナの妙な思いつきですか? 随分と愉快な姿になったようで」>>40
「んん? 現代魔術科のアクアステラ……? それってたしか……」
「そこから先は!」
「俺たちが説明しよう!」
と、勤勉なクラッフが思い出しかけたタイミングで教室の扉がいきおいよく開かれた。タイミングを見計らったように意気揚々と入ってくる男子生徒二名。言うまでもなく件のエンデとアクアステラである。
「今ルナ嬢が着用している衣装は俺たちが制作した魔術礼装! 名を『まいるど・びーすと』!」
「無論ただの衣装ではない! 着用者にはベルセルクよろしくEランクの狂化スキルを付与する! 」
「なんでそんな機能を」
「「一部であれ全部であれ獣化に暴走はひとつの伝統、お約束だからなぁ!」」
一体どこの伝統なんだろう。
「思い……出した! 現代魔術科のアクアステラ! 服だけ溶かす液体をまき散らすエルメロイ教室の危険人物!」
「服だけ溶かす液体!?」
「なにその限定されすぎた用途」
「エルメロイ教室ってことはもしかしてスゴイ人?」>>41
「しかしなぜこんなことを? あなたは服を溶かしこそすれ造ることなどないはず」
「考えてみたくなったのさ……溶かされる服の気持ちってやつを」
「まっ、まさかルナちゃんのこの服も溶かす気で……?」
「………………いやぁ? まさかぁ?」
「素晴らしい目の泳ぎですね。ルナといい勝負です」
「まあ待てよアクアステラ。まいるど・びーすとを溶かすかどうかはまだ審議中のはずだろう?」
「おっとそうだった。気が逸ってしまったよ」
「や、やるならルナちゃんが着替えたあとに服だけやってくださいぃ……」
「服だけ溶かしても意味がないじゃないか」
「服だけ溶かす液体なのに!?」
「なあエンデ、どう見てもルナにぴったりのようだけどこの礼装って寸法とかは……」
「天の声に従って造ったからとくに測ってはいないぞ。不思議なほどにジャストフィットしたようだが」
「そうかそうか、ちなみに礼装を造るときの諸々の数値は?」
「もちろん覚えているし記録済みだとも。すべての情報を残さなければ再現性がなくなるからな」
「OKよくわかった。じゃあ頼むよカヴン先輩」
「よっしさっさと足を出しなさいエンデ」
「ン? なぜガムテープなんて持ってこちらに近づく? おっとためらいなくすねに貼ったね? それを一体どうす」
る、と言い切る前にカヴンはネズミの小さな身体にありったけのパワーをみなぎらせてガムテープをはがした。直後倒れこむエンデの身体。ただこれだけで激痛が走るのだから人体っておそろしい。>>42
「次よ。アクアステラとか言ったわね、足出しな」
「ふっ……無論、覚悟はしていたさ」
「乙女の秘密を覗いたんだから当然よ───ふんっ」
はがされるガムテープの音。そして倒れこむ二人目の男子生徒。此度の元凶はそろって教室の床に転がることとなった。
「二人とも足もう一本ずつ残ってるわね。どうすんの?」
「それはルナに決めてもらえばいいさ。生殺与奪の権利とかってやつだよ」
「……とのことなので、速やかにルナを正気を戻す方法を白状してください」
「も、もうちょっとだけ待…」
「長引くようなら全身に貼ってもらいますが」
「いやーまあ方法もなにもない。礼装を脱がせればそれで終わりだから」
「じゃあさっさと脱がせて終わりね。はーこれで…」
「そ、その前に! 男の人は全員教室から出てくださーい!」
というわけで男子全員退出。
そして五分後。まいるど・びーすと状態のルナが教室の外に飛び出していった。>>43
「ま、待ってルナちゃーん!」
「「「「「なんで逃がした!?」」」」」
「ルナちゃん『まだあそぶ!』って言ってそれっきり……」
「あの魔術バカめ!」
「それにいつもより力も強くて抑えきれなくて……」
「まあ狂化スキルが付与されてるからな。当然ながら膂力も上がる」
「はた迷惑!」
「ガムテープいっとく?」
「本当にごめんなさい」
「ヘルメさん。ヘルメさんちょっとこちらに」
「な、なに? メレクくん……」
「ここからは二人だけの話です。いいですね?」
「へ? う、うん」
「今のルナには狂化がかかっている、だからか見境なく噛みついていたりもした」
「一応、甘嚙みくらい、だったみたいだけど…」
「それがもし勢いあまって牙を突き立ててしまえば……?」
「……!」
「あまつさえ血を……なんてことになったら」
「ば……ばれちゃうってこと!? 吸、」ケダモノと化したルナの捕獲作戦は、それはもう困難を極めた。
付与された狂化スキルが良くも悪くも今のルナに噛み合ってしまっている。身体能力の向上に加えて冷静な思考というものも奪っているようでほぼ直感と本能だけで動くのだから始末が悪い。歩行手段も二足になったり四足になったりと読みにくい。
追えば追うほど遠ざかり、かと思えば一旦距離を置くとこちらの様子をうかがってくる。
言ってしまえば散歩中にリードが外れた犬のようなもので。
つまるところ、
「餌が必要ですね」
おびき寄せて捕まえるのが最善、という結論に早くもたどり着いた。
ひとまず無人の教室でどうにかこうにかルナを足止めできたメレクとヨモは気取られぬよう小声で作戦会議を続ける。
「餌……」
「夢中になるもの、と言い換えてもいいですが」
「やっぱり魔術……かな?」
「そうしたいところですが……ルナは僕たちの魔術はすでに見慣れています。それでは……」
「興味を持ちにくい…?」
「おそらくは。なにか、目新しさを出せればよいのですが……」>>52
「……じゃあ、さ、」
「なんですか?」
「メレクくんが囮になるとか、どう、かな?」
「は?」
「うっ……い、いや、冗談とかじゃなくって」
「ヘルメさん…………」
「ち、ちがっ、本当にちゃんと理由があって、」
「……ひとまず、その理由とやらを聞きましょう」
「その、今のルナちゃんっていつもより人との距離感が近いんです。早乙女先輩とかデセフィオくんとかにもいつもより近くて」
「それで?」
「だから、いつも一緒にいるメレクくんならもっと近づいてくる気がして……」
「……」
「そ、そうしたらルナちゃんもすぐに逃げたりとかしない…って…思ったんだけど…」
「……」
「ご、ごめん、ごめんね? もっと別の……」
「いえ、それでいきましょう」
「えっ。……い、いいの?」
「すぐに出せる代案もありません。僕が可能な限りルナを引き付けるので捕獲実行役はお任せします」
「わかり、ました。ぜったい、ルナちゃんを捕まえます!」>>53
そして、相対する。
埃の積もった無人の教室のすみっこで警戒心たっぷりにこちらを睨むルナが見える。
その姿は見えるところはけっこう見えてしまっているはしたない姿。お腹とか背中とか大変なことになっている反面、手足や頭がケモノっぽくモコモコふわふわしているのが大変かわいらしい。
狼男、いやさオオカミ少女といった出で立ちは可愛がりたくなるような愛らしさにあふれている。それが、ただの仮装であれば、だが。
「うー……」
低く、唸った。
長く追いかけ回したせいだろう。紅く光る眼はキリリと細められている。
「ルナ」
対するメレクは向けられる警戒心をあえて無視して近寄っていく。ゆっくりと、しかし変わらぬペースで。
すぐさまぴくりと反応するルナだったが逃げ出すことはなかった。焦点をメレクに合わせてただそれだけに集中する。この時点で、ルナを捕獲するという目的は8割方達成していた。
そのたぐいまれなる集中力をすべてメレクに引き付けることに成功した。今、ルナの視界にはメレクしか入っておらず、直前まで追いかけていたヨモの存在は意識の外にある。
ここからだ。ここからが勝負。残りの2割を埋められるかどうかは、メレクの囮としての魅力にかかっている。>>55
けっして驚かせないようにゆっくりとしゃがみ込む。四足歩行をするルナに合わせて視線の位置を下げていく。
そしてひるまずに。
「おいで」
しずかに、しずかに、手のひらを上に向けた右手を差し出す。
その様を見たルナがこれまたゆっくりと近づいてくる。一歩ずつに勇気をこめるみたいにして、一歩ずつ。
いつもより低い位置にある頭を揺らしながら、そうして差し出された手の元までたどりつく。
そして、
「ん」
差し出された手に、自分のあごを乗せる。それだけじゃ満足できないのか、なにを催促するかのような視線を上に向けてくる。
このまま撫でろ、ということだろうか。
「……お望みとあらば」
「うん」
撫でる。この選択は間違いではなかったらしく、ルナは気持ちよさそうに目を細めた。>>56
そのまま同じように撫で続けているとルナとメレクは互いに少しずつ慣れてきた。自分の行動にいくらかの変化を持たせる余裕が出てきた。
ルナはねだるように自分の頭をぐりぐりと押し付けて、そして撫でられてまた気持ちよさそうにする。
メレクはひたすら飽きさせないよう努めた。撫でる箇所、力の入れ具合、ときに指先でルナの耳を掻いて、その様子を観察する。
続ければ続けるほどに、ふたりの呼吸は合っていくようで───
「(み、見ちゃって大丈夫なのかなこれ!?)」
両手に真っ黒なオニキスを握りしめながらヨモは目の前の光景に慄く。
ルナを捕まえるべく慎重に慎重に歩を進めていた。囮になってくれたメレクのおかげでなんとか斜め後ろに位置まで来れた。
握ったオニキスはメレクに渡された消音・気配遮断の術がかけられた簡易礼装。多少の動揺で気取られたりはしない、のだが。
「(わ、わー……わー……)」
動揺している。ちょっと見入ってすらいる。
狂化スキルゆえに動物っぽい甘えんぼになったルナと、演技ゆえにいつもよりも優しげ声音と行動を崩さないメレク。
合わさることで流れ始めたちょっとおかしな空気にヨモの足は止まる。2人きりにしたほうがいいのかな?なんて思考がよぎり、数秒悩みもした、
が、すぐにむん!と気合いを入れ直す。
自分のやるべきことを見失ってはいけない。>>57
「(……と、そんなことを考えているのでしょうか)」
一連の流れの中にあってメレクは落ちついていた。一度たりともルナから視線を外さずにしながら並列処理する思考で最善策を探す。
内心では感じる魔力をたよりに自分とルナとそして隠れて機をうかがうヨモの位置関係を更新し続ける。
半歩のズレを見逃さずに、何度も何度も修正と微調整を繰り返しながら自分たちに有利な位置を維持する。万が一ヨモが失敗したときの次善の動きと位置取りまで見越してメレクはルナとの"遊び"を続ける。
それこそが唯一の失敗で、勝利だった。
「メレク」
ふいに、ルナが名前を呼ぶ。
「……なんでしょう?」
「わたしのこと見てない」
「見ているではありませんか」
「見ているけど、見てない」>>59
「ここまで近づいてくれれば、充分です」
「え?」
「───ヘルメさん!」
「はいっ!」
鋭く叫ぶメレクの声に寸分遅れず応じたヨモが飛びかかる。
準備万端に全身へ『強化』の魔術を施したヨモの突撃が、逃げられないようメレクにロックされたルナへ向かっていく。
「だまされたー!?」
「ええ、騙しました」
ルナの悲鳴も直後のどんがらがっしゃーんという騒々しい物音にかき消された。
こうなってしまってはさすがのルナも逃げられない。全身を『強化』したヨモからは逃げられず、万一に備えたメレクの結界に逃げ道を塞がれ、トドメとばかりに駆け付けた教室の面々に囲まれて、そしてルナはようやく諦めた。
そのまま無人の教室を臨時の更衣室にすることで、今回の件は解決した。>>60
・ ・ ・
そして、翌日。
「うぅ~、ぅうぁあ~~~……!」
当事者たるルナ・アードゥルは大いに悶えていた。無言無表情で教室の席についたかと思えばこれである。
両手で覆われた顔はよく見えないが……見事に真っ赤になった耳を見ればどういう顔をしているかは想像に易い。
「るっ、ルナちゃん、気にすることないよ!」
「気にするよぉ! だって全部憶えてるんだもん!!」
そう、憶えている。狂化していた際の言葉も行動もすべてまるっとひとつ残らず脳内に刻まれている。
獣同然の四足歩行でそこらを走り回ったこと。お腹とか背中とか足とかいろんなところが見えちゃう格好をいろんな人に見られたこと。ものの見事に甘えんぼになっていた醜態───すべて憶えている。
こんなものは耐えられない。耐えられるはずがない。
なぜってそりゃあ、恥ずかしい。
もうすっごくすっごく恥ずかしい。>>61
元凶への怒りや迷惑かけた人たちへの罪悪感もないではないが、それよりもなによりもとにかく恥ずかしい。
忘れられるものなら今この瞬間に忘れたい。
「そうだ気にしろ! 貴様はもっと自分の言動を省みてより一層悔やむべきだぁ!」
「うっさいデセフィオ! 忘れたいときに掘り返すなぁ!」
「フンだ忘れてやるものか! とっくに魔術回路に記憶済みだぞ! アードゥルがこのデセフィオ・カロレンツ・ウェルペンを押し倒し! 押した……お……あ……うあ……えっと……。…………」
「赤くなりながらだまらないで! おねがいだからぁ!」
「き、気にしちゃだめだよルナちゃん! デセフィオくん! わす、忘れよう!」
「そ、そういうヘルメくんこそ赤い、赤いぞ! 君もまた忘れられないのではないのかね?!」
「…………だ、だって、あんなことされたの、初めて、だし……」
「ゴメン! 本当にゴメン! もうそれしか言えないんだけどほんっとーにごめんなさい!!! 忘れて!!!」
「……なんで昨日と同じくらいうるさくなってんのよ」
「まあまあ、いいじゃないか。後輩たちの元気な姿が見られるのはいいことだよ」
「はん、アタシにとってはピーピーやかましい妹と弟でしかないわ」
「相変わらず"先輩"はブレないねぇ」
「こういう時ばっか先輩呼びして自分だけ外れようとしてんなっての」>>62
「おっとそうだ! 件の元凶の姿だけ見えないね? どこに行ったんだろうね?」
「露骨に話を逸らすなっての」
「おーいクラッフー! エンデのやつがどこに消えたか知らないかーい?」
「エンデ先輩ならさっきルナがガムテープでミイラ男にしてましたよ」
「「あぁ……」」
「エルメロイ教室のあの人はどうなったか知りませんけど……」
「アクアステラ・リキッドクラウンならルナと同じ目にあっているようですよ」
「あ、メレク君」
「なによアンタまた来たの? 今度はルナに何の用?」
「残念ながら今日の用向きはフロース先輩に、ですよ。……はい、こちらが頼まれていたアレキサンドライトです」
「もう用意してくれたんだ。昨日今日の話だったのに、早いね」
「いえ。礼装の作成を依頼したのはこちらですから。当然です」
「それでそれで? ルナと同じ目っていうのはどういうことなんだい?」
「そのままですよ。件の礼装を強引に着せられてエルメロイ教室で獣になっているようで」
「「「うわぁ……」」」
「まあ、小耳に挟んだだけですが。……さて、ルナの様子は……」>>63
「やめよう! もうやめよう! 忘れようって! 誰も幸せにならないよこんなの!」
「なるほど。楽しそうですね」
「急にイキイキし始めたわねコイツ」
「おや、そうですか?」
「ミエミエでしょーが。……はぁ、あんまアタシのかわいい妹をいじめんじゃないわよ」
「善処させていただきます」
イエスともノーともつかない返事だけを残してメレクはゆうゆうと騒ぎ立てるルナの元に近寄っていく。その横顔は実に……実に、愉しそうに形を歪めている。
「あーもー!! メレクもきたじゃん!? 忘れろ! みんな忘れてー!!」
「忘れるわけがないでしょう。あんな情熱的に『わたしだけを見ていて』……などと言われてしまっては、」
「うわあーーー!! ぎゃーーーーー!!! やめろーーーーー!!! やめてぇえええーーーーー!!!」
「……ふふふ」
このことを忘れられるわけがなく。
そんなことは言われるまでもない。
(貴女から目を離すつもりなど……一時だってないのですから)>>31
サッカーはあまり詳しくないけれどお絵かきたのしかったですヘッヘッヘッ>>66
おおよかった…!バックアップ大事すごく大事
そしてアクアステラ・リキッドクラウンをお借りしました!書きたい書きたいと思ってましたがいざ書くとめっちゃ楽しかったです!たぶんまたお借りすることもあると思います!
Q.どうして恥ずかしいのにあんなの着ちゃったんですか?
A.「うへぇ、布面積しゅげぇ……ま、着替えも検証も自分の部屋でやれば大丈夫か」→→→「わん!わんわん!(狂化+飛び出し)」です>>69
デンジャラスにはいっぱい好き勝手してもらいました。暴走するときほどこんなにも楽しい
何度でもニヤニヤできるイラストを描いてくれてありがとうございます!おかげで今回のSSが書けました!ちなみに吹っ飛んだデータの大まかな内訳はこんな感じ
・キャラ設定集:ここに参加する際、一番最初に作ったやつ。最近は新キャラを作ってなかったのでほぼ放置状態。なので一番損失も少なかった
・即興SSまとめ:四月馬鹿や短編SS等、パッと思いついたモノを書き溜めておくやつ。コピーしたのが去年のオーギュギアー・ランウェイの時で止まってたのでそれ以降に書いたSS全滅。具体的に言うと明治聖杯戦争とか今年の四月馬鹿SS
・Fate/NC:現在執筆中のやつ。内容としてはちょうど三上戦突入前で止まってた為、それ以降の内容が全滅。
この中だと個人的に一番大きいのが即興SSまとめファイルで、その次がFate/NCといった所
とはいえ基本頭の中で考えて書く派だし直前の内容も覚えてるので、そこまで最悪な事にはならないのがせめてもの救いと言うべきか…>>71
私はキャラ設定集(に相当する超雑なまとめファイル)が一番ダメージでかそう…溜め込んだのがわんさかいる…
やっぱりバックアップ大事
あとはおまけにアナログで「人に見られたら死ぬノート」を作っておくとより安心できます「………なあ」
「なぁに?」
「今日は過去一女装キメてないか?」
「こうすると気合い入るの。ロートゥスもわかってると思うけど、色々考えなきゃいけないことがあるでしょ?特にセナ先生とセオリさんって人のこと。あそこどっちも部下いるから」
スキュレカリューの教室はセナだけで成り立っているわけではない。確かに知識と指導だけで言えばセナの教師としての力で事足りるが、実践的な教導はセナではなし得ない。セナの扱える魔術基盤は鉱石科に類するものが中心だからだ。専門的な他学科のものとなると、自ずとして他の魔術に精通する教員が必要となる。セナはそれを、時に抗争で、時に交渉で、時に意見の一致で確保している。実質的な配下、とも呼べるかもしれない。
セオリは魔術世界に関わるものが主に活用するホテル「イグニス・コルプス」を時期に応じて店舗を移しながら経営している。今回は聖杯戦争があるのでこの街の近くに移転していることもわかっている。ホテルのメンバーはそれぞれさまざまな組織から“個人的に”集ったものたちだ。とはいえ、露見しないところで共同での実験の実施や策略を練っている可能性もある。というか、ロートゥスの報告からすると普通にやることやってる。
「セナ先生は……呪輪の刃、星樹老杖、獣喰らいのクォードレスが怪しそう。あの人たち割とセナ先生に協力的だし」
「イグニスホテルは遺物ハンター、記憶警備隊か。あそこら辺は好戦的だ」
とはいえ、セナとセオリの気質を考えるとわざわざ部下を引き連れて戦いに乗り込んでくるとは考えづらい。そうする必要があるならするが、ないのならばしない。自身の問題に不必要に他者を巻き込まないようなスタイルは彼らの特徴の一つだろう。それに、単身で事足りるほど強いというのも確かだ。この聖杯戦争の法則上、単体で強いマスターはいない。そんなルールの裏をかく、あるいは堂々と捻じ曲げて殴り込んできた者たちだから。「まあ、儂としちゃあそんな外のこと気にするより内のこと気にした方がいいと思うんだけどな」
「……なぁに?」
「最近ロクに寝てねぇな。魔術師はある程度無理が効くとはいえ人間だぞ。つーかなんも食ってないな。酒呑んで吐いて水飲んで……儂の目を誤魔化せると思ったのか?」
バレてしまった。どうして私の周りはこうも勘が鋭い大人たちで溢れているのだろうか。ロートゥスは目敏いし、先生には全てを見抜かれている。いつも元気でハッピーな私でいることを、許してくれない。
「お前がラヴギッドなのはいい。そこに付随する諸々の理由はまだ言えねぇか」
「………それを言ったら、私はきっと終わる。私が、私じゃなくなる」
「メイクと魔術でひでぇ顔を隠してるのも、お前自身とは言えないような気もするけどな。……まあいい。ただなんか食えよ。お前が倒れて心配するのは儂だけじゃねぇぞ。儂はまだマシだろ。ナキとか号泣だぞ」
………きっと、その心配が私を苦しめるものだとロートゥスはわかっている。私は心配されるほど、優しくされるほど、苦しくなる。生きづらくなる。でもそれでも、ロートゥスは声をかける。厳しくても、生かすために。わかっているのだけど、弱虫だから。
「………でも今日ご飯何も持ってきてない。多分購買ももう空いてない」
「マジ?儂も人が食えるもん持ってきてねぇしなぁ……」
「あ!ツユくんじゃーん!!あと一緒に助けてくれた人!!」以前ツユに何かを渡していた吸血鬼狩りのときに居た女子高生だ。ただ、問題であるのは暗示が作用していないままであること。そう気付いたとき、ロートゥスが目を尖らせたのはたった一瞬だ。だって、こんなにツユが嬉しそうな顔をしてる。きっと悪いことではないのだろう。
「天海ちゃん!あ、こっちはロートゥスっていうの」
「こう見えてジジイだ。よろしくな」
「へー。あたしは牙月天海って言います!えーっと……両親の代で廃業しちゃったけど、呪術師やってました。よろしくね、ロートゥスくん!」
こちら側の気配が全くしないのはそういうことか。魔術に浸るもの特有の優越感。人殺しを重ねるもの特有の命の軽さがない。その笑顔は、日常を生きる人々の特有のものだ。その勢いの良さは、思わず差し出された手を握り返してしまうほど。小っ恥ずかしいから普段はあんまりやらないんだが。
「というか二人とも顔良すぎ!あたしが霞む!……ツユくんは今日顔色悪いけど」
「何でわかんの?かなり工夫したけど」
「“私”は人の顔色を見るのが得意なのです!……食欲ないの?何か食べたいものとかある?甘いとか、あったかいとか。あたしご飯まだだよ?
「………甘さ控えめの甘いのがいい。この前くれたの美味しかった」
そういえば確かに。作戦日の前日にみんなで食べた記憶がある。チョコケーキながらも濃すぎず、甘すぎず、それでいて苦すぎない。たとえ好みが違ってもそもそもチョコが嫌いじゃない限り食べやすい、美味しいケーキだった。ツユも美味しそうに食べていたっけ。「はい、じゃあこれあげる。あーん」
「………おいしい!なんか優しくて食べやすい!」
「体に優しい焼きドーナツです。豆腐と米粉ってすごいでしょ?あたしもすごいと思う」
「………いや、なんでもねぇ」
一応、男女の括りはあるはずだ。呼び方からして天海もツユが男子であることはわかっているはずだ。なのに何だその距離感。そんな簡単にあーんをしちまうのか。一口サイズのドーナツだからってツユもそれを簡単に受けるな。手で受け止めろ。爺の儂はむちゃくちゃ気になる。
「もりもりいくじゃん」
「すごい美味しいこれ……ほんとありがとう!超美味しかった!天海ちゃんマジ神!」
「ちょっともう力強いって〜!」
「えぇ……?今どきの若者わっかんねぇ……」
そんなノリでハグをするか?マジで一応男女の括りだぞ?そりゃあ今のツユは女装してる。してるけども。ハグまで行くと普通に“あ、男だな”ってなるだろ。なんで天海はそれを受け入れてんだ。これが最近の若者の距離感?いや流石に……前々から思っていたがツユは心を許すと体の距離感がかなり近くなる気がする。とはいえここまでするか?「ロートゥスくんも!食べて食べて〜」
「近い、近っ……わかった、わかったから!………うめぇなこれ」
「あははっ、ロートゥスの顔おもろいことになってる!」
戸惑いながらもドーナツを口にするロートゥスの姿は新鮮だ。年長者の余裕というものが崩れるところを見せてこなかったから、こんな風になっているのは見ていて面白い。心の底から久々に笑った気がして……ツユはふと、自分があまりしないような行動をしたことを思い出した。確かに天海とは仲良くなったけど、こんな風にボディタッチをするほど仲良くはない……
「〜〜〜〜ッッ!」
「おいおい……今更かよツユ。つーか思ったよりも初心なんだなァ?」
「う、うるさいっ!疲れでなんか気が緩んだの!普段ここまで節操なしじゃないの!」
「まあそれぐらいあたしが親しみやすいってことじゃない?あ、そうだ!このまま次の時間のグループワークやろうよ!人生で一度美形を侍らせてみたかったんだ!」
「最近の若いもんは……まあ儂もわからんでもねぇが……」
有無を言わさず、二人の腕を掴み走り出す。あれは確か、原則二人一組でやるものだったはず……そこまで考えて、そういえば自分たちは彼女の友人を殺したのだと思い出した。表面上とはいえ、あの吸血鬼の少女は友達だったのだ。クラスの人数も一人減ってしまったし。……そう考えると仕方ない。周りのクラスメイトの目は気になるが償いの一つだと割り切ろう。うん。『………なんて、考えてるんだなぁ』
────牙月天海は超能力者である。サイコメトリー、触れたものに宿った記憶や痕跡を読み取る超能力。これを持ち合わせる天海は、触れれば人のことが大体わかる。読み取れる深度はまちまちだし、相手に対策をされていたり、その時の天海の健康状態にもよるけれど、まあ大体。ひどい時は、吐き出した息や周囲の空気から軽いものが伝わることがあるぐらいには彼女を強く苛む超能力だ。
別に、心を読むつもりなんてなかった。他人のさまざまな思いが流れ込むのは嫌だし、それで生きているのが億劫になることなんて常にあるから。ただ今回は特別だ。あちらから抱きついてくれたので、その服から色んなことが読み取れてしまっただけ。その勢いのままドーナツを吸血種に渡したら、その触れ合いでそちらも見えてしまっただけ。
とはいえ、見てしまったものは仕方ない。見たのならば、良いように生かすべきだ。今はこうやって笑い合っていても、いずれは殺し合うのだから。仮は前日の施設襲撃で返した。ならば今度は、もう遠慮は要らない。だから二人の制服を触って、容赦なく全てを読み取った。
………でも。やっぱり触らないほうが良かった。知りたくないことまで知っちゃった。ツユの胸くそ悪い人生も、ロートゥスの半ば刑罰のような生き方も、知りたくなかったのに、知ってしまった。二人が本気で私を案じていることも、知ってしまった。懐に入られると甘いのだろう。もう既に認識が友達らしい。
それは嬉しいけれど、だからといって胸を張って彼らの友達と宣誓することは難しい。表面的には言えるかもしれないけど……でもやっぱり、心苦しい。だって隙だらけだ。こんなの、簡単に殺.せてしまう。死ににくい程度なら簡単に解体できる。でもだめだ。やっちゃいけない。けどこんなに殺しやすいのに。
ああ、やっぱり嫌だ。人の思いなんて読み取るもんじゃない。読み取ったら、こんな風に、嫌な気持ちと嬉しい気持ちで捻れて、揺らいで、混ざって………『マスター。落ち着いて、深呼吸だ。大丈夫、俺がお前を殺人鬼になんてさせないよ。胸を張って生きていこう。お前は、普通だ。自称するだけでも心持ちはだいぶ違うぞ。俺がセイバーであるように、な?」
頭の中に響く爽やかな声。ライダー……否、セイバー。彼はいつもこちらを気にしてくれている。私のために、演じてくれている。……そうだ、そうだな。私のために頑張ってくれている人を放っておいて、自分だけ楽になるのは筋違いだ。行くのは簡単だが、戻ってくるのは難しい。それが人を傷つけるという行為なのだから。
『………単純ね。でも優しい、ありがとう』
『気にしないでくれ!夕飯をロールキャベツにしてくれたらそれで十分だ!』
『あなた本当にキャベツが好きね……』
なら、一先ずは呑み込もう。この衝動も、この熱も、全ては一旦なかったことにして。この想いを言葉にしよう。言霊とはまた違う、脳の機能として……言葉にするだけで気持ちが変わるということは往々にして存在するのだから。
「ツユくん、ロートゥスくん!クラスメイトとして、あたしとこれからもよろしくね!」
「………うん」
「コイツ今更恥ずかしがってんだよ。でも満更じゃねぇから……痛ぇ!耳引っ張んなっ……じゃねぇわ、儂からもよろしくな天海!」
以上です。こちらは前スレの前話
https://bbs.demonition.com/board/11064/19/北欧、ノルウェー。
首都オスロのビョルヴィカ地区に、湾岸(フィヨルド)の水面を望む古城がある。
十三世紀に建造されたノルウェー二大城郭のひとつ、アーケーシュフース城。とある大作3Dファンタジーアニメ映画で舞台となった城のモデルであり、現在では多くの観光客が訪れるスポットとなっている。
特殊な鍵束を手首に付けた青年、フリーのカメラマンであるリュカ・ベルトランが依頼主と合う場所として、仲介業者がここを指定したのであった。人が行き交う雑多な雰囲気は古城には相応しくないが、これも当世の習いだろう。本当に古き存在(モノ)は、ただ朽ちて滅びるだけだ。こうして復古しなければ。
「グレンデル狩り?」
「……そうだ。霊墓アルビオンから、およそ神代の幻想種に比肩する生得領域を形質として有するグレンデル種が脱走した。その対処を頼みたい。報酬は■■■万ドルが基準になる」
「所感として秘骸解剖局のセキュリティを抜けるというのは、あり得ないと断じそうですが置いておきましょう。報酬も妥当。しかし、それは神秘の隠匿、『第一原則』を是とする時計塔の法政科か、時計塔きっての戦力である封印指定執行者の仕事なのでは?
敢えてフリーの、しかも“ただの”カメラマンに依頼するというのは理解できないですね」
「魔術師として活動しておらず諸陣営に属さないというのは、表立った事にしたくない我々からすれば利点だ。そして後は単純に、依頼主がカメラマンとしての君のファンなのでね。時計塔としてもグレンデル種の“害意を持った姿”を写真に収められるように努力してもらえれば助かる」
「そういうことでしたか」>>84
要するに、時計塔のお歴々からすれば切り捨てられる側である。というのを隠さずに伝えるのは誠意がある。フリー、組織からの庇護を持たず自助努力で生活を成り立たなければならない立場であれば、それも仕方のないことだろう。死と隣り合わせではあるが、“カメラマンとして”の文脈を使われれば断り辛い。
(縛られたくはないが、グレンデルを写真に撮ってみたくもある)
それは魔術師……もう学問としての神秘学は捨てたので魔術使いだ……としての才能を自覚しているリュカにとって命の危険はさして関係ない。大事なのはそれが興味に値するかどうかだろう。
物思いに耽っていると、待ち人来たる気配がする。
(…………)
彼女、を一目見て正気を疑った。
だがそれを“外”で態度に出すようなことはしなかった。
◇◇◇◇
首都オスロのオペラハウスから徒歩で10分ばかりの距離にレストラン、エンゲブレト・カフェはある。銀行広場(バンクプラッセン)を望む十九世紀半ばから続くという老舗で、ムンクやイプセン、グリーグなどの芸術家が足繁く通ったという。ムンク直筆の手紙など貴重な品々も飾られ、重厚な家具やレトロな照明に写真がかけられた落ち着いた内装は、もはやそれだけでひとつの美術館といった趣がある。
神秘は隠匿すべし。しかし、人避けの暗示、防音の結界であればこのような公衆の面前であろうとも問題はない。あるとすれば同業者が相手だった時だ。
窓ガラスから覗く、まるで影絵のような烏を気にかけながら、リュカは口を開く。>>85
「貴女が依頼主のサンゼンイン……三千院さんですね?」
「ええ。疑うようであれば、自己強制証明(セルフ・ギアス・スクロール)も構いません」
「その言霊で信用します。
が、僕が言いたいのはそういう事ではなく」
「例えば……私の体のこと、とか?」
「ええ。グレンデル狩りに参加されるとのことですが、グレンデル種は『ベーオウルフ』にも語られる通り、狡猾かつ残忍な性質を持つ危険な魔獣です。貴女のその体で戦闘に参加するというのは足手まといとしか思えない」
「あら、言われてしまったわ。でもそれは当然よね」
リュカ・ベルトランの依頼主を、三千院美代といった。
魔術師は延命魔術によって基本的に200年は生きることが出来るので、外見年齢はあまり判断の役にはならないのだが、リュカの直感ではだいたい80代のあたり。二倍すれば160歳前後だろうか。痩せ細っている老婆ではあるが155cm程度であろう背筋も伸びており、一見すれば健常者と変わらないようにも思える。
だが、喀血が目立つ。アーケーシュフース城から歩いてエンゲブレト・カフェに着くまでにも何度か血を吐き出している様子があった。魔術師というのは三日三晩飲まず食わず出さずというのは容易だ。こうした身体機能の調整は『強化』の初歩に過ぎない。しかし血痰が頻回である事実はそれが困難であることを意味していた。初歩の魔術が、だ。>>86
「隠し事は誤算、死に直結しますよね。プライベートな過程は問わないので、結果だけ答えてください」
「だいたい魔術回路の7割が壊死しているような状態かしら。残りの3割で本来なら10割使用しなければならない魔術を代用しているから常時炎症を起こしている感じ、というのが正直なところね」
「あと二点。グレンデルに対して有効な探知系の魔術はあるのか。グレンデル狩りに名乗り上げた理由は何か。これが聞きたいですね」
「探知系の魔術に関して、ベルトラン家の『月影魔術(ムーンライト・ニュークリアスワールド)』が噂に聞くものだとしたらそれ以上のものは持たないわ。出来なくはないけど、どちらかというと力技寄りかしら。
グレンデル狩りに名乗りを上げた理由は、色々あるけど簡潔に言うと哀しいから、ね」
「哀しい?」
「ええ。哀しいけれど、人を襲う以上は生存競争の押し付け合いだから、殺処分は妥当だと思っているわ」
「なるほど、戦う意思はしっかりと持っているようだ」
そう言って、三千院はリュカに人差し指を向ける。
「流石よ、グレンデル。その擬態はもう完璧ね」
「――――ギッ!?」>>87
フォークに突き刺したトナカイの肉がテーブルに落下する。
リュカ・ベルトランの姿をしたグレンデルの心臓から右肩までがごっそりと削り取られたかのように“無くなっている”。無くなっているが、流血は最小限に留まっている。
(これがグレンデルの魔術と限りなく等質の超自然のルール、生得領域。変身能力ね。
対象の記憶を読み取り、状況に応じて姿を変形させる不定形の魔獣。人間の鎧や服に見えるものは皮膚が硬質化したもの、持つ武器は爪や髪の延長線。記憶を読み取れば姿だけではなく人語さえ解するようになるというのは、この場で実証済み。
リュカ君の影、窓の烏に気付かなければそのまま食われていたのかしら)
窓に映る自分の姿を見る度に、(綺麗と言われることもあるのだが)完全に色素の抜けた白髪と、頭皮が見えるように思えてしまう毛量を認識すると思わず慄いてしまう。かつての自分を正確に把握しているので、老いという現象を直視せざるを得ないのだ。
死を願ったこともある。すっぱりと亡くなれるような。
しかし、この歳まで生きてしまえば、後は諦観だなと思える心構えもできた。
自分の中に熱量はない。周りの繋がりという縁が、心に余熱を与えてくれる。
(走馬灯――!)>>88
「ガ、アァッ!」
「『紺馬宝(アッサラタナ)』!」
ふと我に返り、グレンデルの四肢による攻撃を(外からだと見苦しいのだが、本人は必死だ)椅子から転がり落ちるようにして辛うじて避け、魔術回路の行使による副作用のみならず膠原病や肺炎による血痰を気合で飲み込んで隙は作らないようにする。既にこの時点で吐き気や貧血で倒れそうだ。
七宝具足・紺馬宝に魔術刻印のように固定化した術式は、『置換魔術』。無限遠点の概念を利用して空間を置換し、場所と場所を繋いで飛ぶことで強制的な超高速座標移動を可能としたものだ。グレンデルを“抉った”のもこの魔術の空間置換の作用による。
「リュ、…………君……」
「影で広範囲索敵して、どうやら間に合ったかな?」
店内の照明を光源にして、影から生命力を奪う魔光がグレンデルに降り注ぐ。リュカの『月影魔術(ムーンライト・ニュークリアスワールド)』の汎用性は高い。おそらくグレンデルに出し抜かれたことを察知した彼は、影を通した生物の魂の記憶を観ることで情報収集を行ったのだ。
同時に騒がれないように結界に細工をしているのは小技が効いている。場慣れをしている。一方で三千院は店内の床に仰向けになって肩で息をしていた。本来ならば呼吸を整えるメディテーションも『強化』の初歩なのだが(以下略)。魔術刻印にも似た、宇治の龍神の呪いが、肉体が腐敗しようとも、魂が劣化しようとも無理矢理にでも延命させる。死徒に近い体のつくりに成っているのに血を飲まないのは、無酸素状態で動き続けているようなものだ。>>89
「察するに東洋の王聖の概念、『転輪聖王(チャクラヴァルティン)』の魔術みたいだね。
保有する、いわゆる七宝具足(サプタラトナ)はそれぞれ違う術式、いや限定礼装なのかな。基盤にあるのはどちらかというと西洋魔術よりは思想魔術、神體を使うという極東の法術の方が近いように思えるけど」
「一目見ただけで、そういうの分かるのね」
「魔術でカンニングしたので。例えば、宇治川の龍神の体内の異界に『宇治の宝蔵』が存在している、とか。そういうことも影から読み取れたり」
「あうっ」
「もちろん誰にも言わないけど、これで僕の魔術を“見せた”のとイーブンってことで。
これでグレンデルをとりあえず討伐したと思うけど、どうしようか」
「もちろん報酬は支払っておくわ。あ、この写真集にサインもお願いね。あとトナカイ料理もちゃんと食べないと……!」などと言いつつ喀血が彼女の袖を汚す。
「それより貴女は休息する方が先じゃないかな?」>>91
【雑なSS用設定】
美としての性魔術の家系に、急に(超能力者みたいに)『転輪聖王』の魔術回路を持つ三千院が生まれてさあ大変。みたいなバックボーンがあり。
女性は仏や転輪聖王になれないから『変成男子』の概念使って優勝していくぜ!というネタもあったのだけど上品なお婆様萌えを発症した結果、方向転換。
平等院一切経蔵、いわゆる『宇治の宝蔵』って焼かれたでしょどうなってんの→龍神の体内が宝蔵だからセーフでした理論。最新の清明&超抜の源氏職能集団を反映させて、宇治の宝蔵には色んなのがあってこれが『七宝具足』のアーキタイプ式神になっているとか何とか。お婆ちゃんは呪い(悪性情報)の縛りで無理矢理、生かされていて内臓ボロボロっていう構想は宇治の龍神の呪いに変更じゃい。おろちの呪のパクリじゃい。これ神體の代わりにもなる感じするんだよなあ、と思って拾っておきたかった
血を飲むと若返る(予定)イドのネタバレ解禁のはずなのでちらっと話題出すと
ここのえの創作テーマとして「不変/不老」と「老いの受容」とで悩んでいる時にアルトタス連続体なる強ワードを喰らってしまった。アルトタス連続体。かっこよ。
魂の劣化を、情報体の複写で踏み倒すのはリンボでもやっていたけどさあ!
それと特権領域に接続できる疑似思想鍵紋って生前の道満やばいなこれ。英霊になれるじゃん。というか思想盤(基盤)に魂を固定化させている??などの思い付きがあって、ネタをメモっていたらSS書くのが普通に遅れるという>>99
ありがとうございます
今のところベーシックな形でやろうと思ってるので構成らしい構想はないです
やるならまずなによりも完結することを第一に進めたいのであんまり突飛な形にはならないと思います
なるべく話が停滞しないように場をかき乱すギミックとかは充実させたいかも>>80
ツユちゃんがどんどん深掘りされていくと同時に危うさが見えてきましたね…先の展開を予想すればする程恐ろしくなってきますね
そして牙月ちゃんがツユの友達…そんでツユくんちゃんは多分牙月がマスターって事に気付いてない…人間関係地雷ばっかりじゃねえか!!!
今の所ナキ君が明確に把握してる他マスターがセナ先生とセオリとリディア、そんでリディアが同級生かつ同級生には牙月も潜んでるしツユもナキにマスターな事を隠してる…
マジでナキ君大丈夫か…?今完全に周囲全体にバカでかい地雷と時限爆弾が何個も埋まってる状況では…?
現状だとロートゥスおじだけがマジの癒しかつ希望ですね。虚構妖精の時の獅音みたいな安心感はあるけど厄ネタを抱えてない訳は無さそうですもんね…ロートゥスさんに何かあったら本当の地獄が始まりそうですね…
更新楽しみにしてます!!>>108
了解でーす(メモメモ)>>81
自分で自分を追い詰めてメンタルがヘラりがちなもんで……他人を頼るということがとても苦手な男の娘なのです
口調と実年齢がジジイだけどロートゥスの見た目自体は高校生で十分通る若さなので。生まれ地域的にも耀星のハサンに近しいものがあるんじゃないかと
>>82
どこまでかは……運命次第ですねぇ……抱え込んだ以上爆発はしますので
>>83
ライダーもといディオクレティアヌスは皇帝退位後にキャベツ栽培にむちゃくちゃハマったというはなしがあったりします
>>103
ナキ自体が割とデケェ爆弾なのでまあセーフみたいなところはあるんじゃないかと
みんな自分の嫌なところを他人に見られたくないという生き方がしたいのです
>>91
あらやだいつぞやの三千院さんが色々なブラッシュアップをされての再登場
転輪聖王の魔術回路……なるほど……?
>>94
人手が足りませんでしたらぜひ参加しますよ
あとこれは皆置いて行って消えてしまわれた、二度も最後に取り残された側からの言葉なのですが想定された期間超えて伸び始めるとマジで終わんないですし七陣営揃ってやろう!はホントに上手く運ばないと収集つかなくなりますよ
>>74の続き、ナキ側のお話「ルフくんってさ、家族がたくさんいるんだよね」
「いますね。スラムから一緒に来たガキどもだ。俺の兄貴と姉貴たちもたくさんいるけど」
「みんな同じような仕事してるの?」
「昔はしてました。でも今は俺だけです。リーダーの兄貴は宝石売ってて、他のみんなも日本に馴染んでやりたいことやってますよ。金は働ける歳上が稼いでくるから」
金が必要だから仕事をしている。少し前、ルフはそうやって言葉をかけた。けど今聞いた話だとどうだろう。普通に生きていくには十分なほどのお金がある。それでも必死に働いているのはなぜ?そんなにお金は必要なのだろうか。
「………俺は金が好きですから。金が手に入るから働いてるってのは事実ですよ。大金もなしに命は賭けない」
「でも多分、お金だけじゃないんだよね」
「そんな風にしか生きられない奴もいる。俺はきっとイカれているんでしょうね。まあお前もイカれてると思うけど。……なんで治ってんだよ」
そんなの自分だって知りたい。そう思ったものの口に出せない。だって怖い。ここまで綺麗に両腕が治ると流石に自分の身体に恐怖を覚える。……ルフが言うには、なんだか身体自体が強くなってるらしい。朝の組手で筋肉なんかが増しているのが把握できたとかなんとか。
「体の使い方も上手くなってる。本当に奇妙だ」
「でも僕は一本も取れなかったよ?」
「何か行動をする前に起こりが見える。それじゃあダメですね。ギリギリまで隠すか、見えても反応できないぐらい速くないと」それが出来るのがルフなんだろう。そうやって生きてきたし、そうやって鍛えられてきた。最後の一人になってもなお、武器を持って生き続けた人生はどのような修羅場なのだろうか。暖かい家庭で過ごしていた自分には見当もつかないが……だが、だからと言って追いつけないわけではないだろう。
「いつかルフくんよりも強くなるよ。それでルフくんを守ってあげる」
「嫌だ面倒くさい。俺がいつまでも伸しやすい軟弱者でいてください。……そうでしょう?リディアさん」
「は?」
「あら、バレちゃいました。反省反省」
何かしらの技術か、はたまた魔術か。ともあれ気づいていなかったのはナキだけのようだ。こういうところに経験の差を感じてなんだか悲しくなる。
「そんなに警戒しないでください。この聖杯戦争の法則をご存知でしょう?乱入してきたスキュレカリューの猟犬と、詐欺まがいのアトラス院がアレなだけです。わたし単体で言えばきっとルフさんに殺されてしまうほどか弱いので」
「………魔術師ってのは初見殺しの塊だ。舐めてたらひっくり返ることだってあり得る」
「できないとは言わないんですね?」
たとえば、魔術を使うよりも早く首をへし折る。心臓を刺し貫く。頭を砕く。それができるかできないかという話だ。おそらく並の相手を前にするならできるのだろう。ルフはできないことはできないと拒絶する。ブラフというのも考えづらい。殺し合いで自分の実力を弱く見せるならまだしも強く見せたところでだ。
「そうですね。仮に俺がこの聖杯戦争に参加しようとしても多分無理だと思いますよ。それぐらいには、まあ」
「そうですか。……ちょうどよかった!あなた達には色々とお礼したいことがあるんです。お時間があるなら、お話ししませんか?」
「…………胡散臭い」良いように手のひらで転がされている感覚が気に入らない。何より敵だから容赦が籠った緩い対応はしたくない。普通に嫌いだ。……だけどお礼とやらは気になる。お金でも、なんでも、今の自分たちに得するものなら。その話が嘘ならそこでお終い、殺してしまえばそれで終わりだから……
「………あれ?今、僕、なんて………」
「さてさて。わたしが提供するのは、情報と、推測です。降霊術を用いる魔術師の観点から見たこの儀式の不可思議なところと……そうですね。わたしの収集した参加者の情報と、わたし自身の情報です。いかがです?」
「嘘だったら…いや、俺の勘でなんとかなるか。良いですよ、受けましょう。俺も同伴で」
「僕の意志は関係ないの!?」
野紀一門。まるで未来でも読んでいるかのような介入や関与で利益を得て、それらを多くの協力者に還元する一種の企業じみた一族。神秘に慣れ親しむものとして掲げた命題はなく、利益と幸福の追及が主であると推測されるが…詳細は不明。今回は代理人を立てての参戦となる。代理人の詳細は一切不明。一門に属するものではないことは確か。
綾姫一門。適応に特化した特殊な肉体改造の魔術系統により、血縁関係がない者への魔術刻印の移植を可能とする希少な新進気鋭の一族。次期当主はスキュレカリューの教室生徒として渡英しており、現当主が参戦する……はずだった。イレギュラーにより、代理人を立てての参戦となる。この申込取消しは不可。
山星。主に礼装の加工、商売、戦場介入を専門としていた極めて魔術使いに近しい一族。土地に巣食う呪詛の除去……という難題を前代当主、山星不湯花が成し遂げたことで完全に方向性は変化した。聖杯戦争に参戦する意義が見出せないとのことで参戦権を放棄、ギリシャの名家であるメルト家が買い取ることとなった。
空野。西洋魔術を探求する極東の魔術師の一族。歴史は浅く、実績も目に見張るところはない。魔術系統も極めて凡庸な基本となる魔術たち。東西霊地協約のための儀式である以上、日本の西洋魔術師の内からも参加するべきだという意見のもとの参戦。……ただ、今回のバックには何か別の一族が絡む可能性あり。おそらく青橋家。今回の聖杯戦争を監督する役割として、時計塔に属する近代の一族が一人……という手筈だったが“交渉”の結果、セナ・スキュレカリューへと変更となった。彼女がいない間の教室の動向に注意されたし。
今回の聖杯戦争での個人的な協力、およびアドバイザーとしてアトラス院からセオリ・ファムラウド・ビットラムが参戦。経営するホテル、イグニス・コルプスも周辺で臨時営業をしている。
ラヴギッド。今回の聖杯戦争のスポンサーを務めた、千年を超える歴史を持つ大家。人の心理や欲望に関わる魔術を修めているということは周知の事実だが、それ以外の詳細がほぼほぼ不明の一族。今回、代理人を立てたかどうかさえ不明である。
「この参戦するはずだった当主というのが……綾姫絲栗……イトリって読むんですよねこれ。ナキさんのお父さんです」
「………ナキには言わなかったけど聖杯戦争前に山ほど調べたぞ。でも、そんな痕跡はなかった」
「わたしも潜入するまでは知りませんでした。日本国内だから、というのもあるのでしょうが……それほどまでに隠蔽工作をしていたのでしょうね。きっと、家庭を壊されたくなかったのでは?」
「僕が悪いってこと?……最初から言ってくれれば別に良かったじゃん。なんで父さんは僕たちに黙ってたのに僕は言わなきゃいけないの?特別なのは、僕だけじゃない……そんなの、今まで教えてくれなかったくせに」
優越感。特別感。それは魔道に生きる者などにありがちなもので、ナキも例外ではない。魔術師はもちろんのこと、魔術使いですらそれから逃れることは難しいだろう。加えて、彼はまだ少年だ。この道に入ったばかりで心の定まらない少年。聞けば、両親はずば抜けて優秀なのだとか。ナキが何をしても霞むほど。そんな彼らに唯一ないものを自分だけが持っていた……その思いが打ち砕かれている。だけどそれでも、“好き”という親愛は変わらないのだから酷なものだ。変わらないからこそ、板挟みで何よりも苦しい。「難儀なものですね。わたしには馴染みのないものですが」
「俺はよくわかりますけどね。好きな奴ほど自分の想定とズレた時のショックはでかいもんだ。……ともあれ情報ありがとう。では聖杯戦争の考察とあなたの弱点を教えてください」
「そうですね。といっても、聖杯戦争の方については簡単です。強い生者は参加者として弾かれる。なぜこのルールが敷かれているのか。主催である綾姫の魔術と絡めて考えてみました」
野紀とラヴギッドはスポンサーを、山星は霊地を、ならば綾姫は儀式の内容を象る。金はある、土地もある、ならばどれほど上等なものを作れるか。また、そこにどんな意味合いを持たせるか。それが魔術だ。綾姫もそれは例外ではない。……霊地の利権争いがしたいのならば、わざわざ聖杯戦争の形でなくとも決定できる。聖杯戦争という、“戦い”にした理由は何か?
「………戦い、強くすること。土地を、人を、それらに連なる一族を。運命的に、概念的に補強する。だから最初から強いとたまったものじゃない。なんてどうでしょう」
「完全なものは、完全なまま。だが不完全を完全に近づけることはできる。人は成長ができる、適応ができる。厳しい環境は、生命を強くする。
………そうか。だから勝敗に興味はなかったんだ。あんなに貴重なものを、僕が食べてもよかったんだ。馬鹿みたいだな。おかげで蓋が開いたのに。出ていいってことだよね?父さんがそれを許したんだもん。母さんが僕を作ったんだもん」
嘲笑うかのような笑み、自身の生誕の愚弄。そこに込められたのは自己にまつわる因果の巡りに対する怒りと、悲しみと、蔑みだ。その感情の発露は、明らかに正気ではない。聞いていて不快感を催す何かが、ナキにはあった。
「ナキ?何言って……お前、“なに”を見たんですか?食ったってなんだ?おい、答えろ……こっち見ろって!」
「トランス状態。食べた何かから影響を?あとは……血縁はなくともずっと家族であったということは霊的な繋がりがあるということ。親と子であるというだけでもう意味を帯びますから。……綾姫は、勝っても負けても良かったと、イトリさんは思っていたようです」
「うるせぇ、今はコイツを宥める方が先でしょう!……あーもうさっきからブツブツと……一回絞め落とせばなんとかなるか?」ただそれだと少し時間が空く。ならばあとは顎を全力で殴るとか。顎でなくても他の急所でもいい。だが……それだと後が怖い。あの回復力を見せた身体だ。沈まなかったら?反撃でこっちが沈みかねない。その後がどう転ぶかわからないのが何よりも怖いというのに。
………雨の音がする。いつの間にか外は雨が降っていて、誰も彼もが屋内に消えていく。半ば秘密の花園と化していた裏庭は、余計に人気を気にする必要がなくなり……ふわりと、リディアが跳ねる。跳ねてナキの前に立つ。虚ろな目で背を丸め、何かを呟き続けるナキを優しく抱きしめ……
「愛されることに理由を求めてはいけません。ただ生まれてきてくれたから愛される。そういうこともあるのです。だからほら。落ち着いて、深呼吸して、周りを見て。あなたは愛されている」
「………愛されている?それは“僕”が作られた理由にはならない」
「あなたが殺されず生まれていること。少し前まで神秘溢れる裏の世界を知らなかったこと。それが何よりもの証拠です。彼らは、あなたをこちらに触れさせたくなかった。その適性があほうと、なかろうと。あなたに平穏を与えたかった。あなたが傷つけば、悲しむ人がいます。それは、誰?」
「………父さんと、母さん?」
「わたしたちのような、あなたのお友達もですよ。その二人のことを思って……大丈夫、心の靄を払う必要はありません。あなたが今するべきことは、帰ってくること。さあ、どうぞ」
優しく、慈愛に満ちた口付けを額に施す。魔術的、心理学的な作用を上手く利用した、対象の意識操作の一環だ。だんだんとナキの意識は浮上する。人としての己を取り戻す。すると、自ずとナキは自身の状況を理解するだろう。同じクラスの女子に抱きしめられている。それはもうガッツリと。慌てて突き放したいところだが、なんだか妙に力が強い。
「………なんで僕はメルトさんにハグされてるの?」
「あら、なぜでしょう。ルフさん、これをどうするかはお任せします。覚えていらっしゃらないようですし、言うも言わぬもあなたの自由ですよ」
「ああ。………いつ離すんです?そいつ」
「まあまあ。………さて、最後に一つ。わたしのことを教えましょう。わたしの降霊術は、主に自身の肉体に霊体を憑依させるやり方を取ります。日本で言うところのイタコ、ですね。そしてこれが、わたしの弱みなのですが……」リディアがナキの頭を撫でながら、耳を食む。流石にナキもジタバタと暴れたい……ところだがどうにも身体が上手く言うことを聞かない。魔術回路を洗浄しても意味がない。今はなんだか心が麻痺しているみたいだ。多少弄ぶように、可愛がるように、しばらくそれを続けて……最後に一言、蕩けるような囁きを。
「わたしはあなたに興味を持っています。一個体としての利用価値ではなく、極めて私的な興味。あなたの謎に満ちた心身の、その根幹が知りたい。これが弱点です。あなたの全てを解き明かせないとき、きっとわたしは、あなたを殺.すべきだと思う時が訪れても躊躇うでしょう。あなたの味方をしてしまうこともたくさんあるのかも。わたしは、あなたのことが知りたい」
吸い込まれる、いや、吸い込むような瞳は観察対象を眺める魔術師として。しかしどこまでも情熱的な、あまりにも感情が燃え上がるもので。人というのは、魔眼ですらない眼だけでここまで何かを惹きつけられるのかと感嘆した。
「そんなに大きなかっこいい男の子なのに、焦っちゃうの可愛かったですよ。ここから先はもっと仲良くなってから。それでは、さようなら」
「え……あっ」
「くそ雑魚だなぁ……あんな簡単に手玉に………」
以上です。面白いという好奇心はそれだけで人を貶める毒たりえるし、毒とわかっていても手を伸ばしかねないのです>>110
ありがとうございます
そこはもう肝に命じています。見てるだけの立場なりに何度も見てきたので
現実的に進めるなら陣営の数は最低3、限界5というところかと思ってます
それでもグダるときはグダるでしょうから、いざとなれば聖杯時限爆弾をドカンして強制爆発オチで強引に終わらせます
>>118
この男子共は組ませたらいい動きすると思ってたんですよ……してくれました!
>>117
そうかナキくんにとっての魔術はそういう一面もあったんですね…なのに親も同じどころか全然上で…いやあ難儀
そしてこのリディアちゃんが魔性…魔性…!どうして耳をはむはむしちゃったんですか
けどこのカウンセリングで一旦ではあっても波乱なく静まってくれたのはけっこうなファインプレーだったのでは…?私主導で聖杯戦争をやらせてもらうなら、という話になりますが
私にとっての最優先目標は『聖杯戦争の完結』です
グダグダな空気のまま停滞することだけは絶対に避けたいと思っています
なので揉めがちな戦闘の勝敗やキャラの退場に関しての話が進まなくなったときは、私の一存で決めさせていただきます。そのひとつひとつの決定にノーは受け付けません
そういう不平等や理不尽を押しつけるわりに楽しくならないかもしれないのが私主導の聖杯聖杯なので、モチベ的に微妙な方は早いうちにやっぱ無理!って言ってください
今回の件に関して私から「気楽に参加してください」とは言えません。やるならガチです。ガチガチのガチでやります
とはいえ、ここまで言った当の私が土壇場で日和る可能性も全然ありますので今は話半分に聞いておいてください>>121
ガッチガチのガチで集合SSやるべー、って話なら(てか多分そうじゃなくても)そもそもこういう企画段階で大まかな諸々は決めといた方がいいかもしれませんね、ある程度のシナリオというか。
参加者各員が「アレやりたい」「コレしたい」を合わせてストーリーの筋は全部決めちゃって、細かい部分はSSのリレーで……。みたいな
例)聖杯戦争の緒戦は剣、騎、狂。暫くドンパチやって負傷度合いは騎>狂>>剣。ラストはアーチャーの射撃によって戦況が乱れて痛み分け。ライダーが撤退時にした攻撃でアーチャーのマスターが負傷。
ってのをあらかじめ決めておいて、細かい部分のやりとりなどは始まってからのライブ感(ただし上記の筋書きからは外さないようにする)とか。
「こっちのがおもしれーやん!」ってアイデアが出てもそれは終了後の感想会でワイワイ発表したりする感じ。イラストがスランプ入ったかもしれん…良い感じのイラストの描き方が掴めん…どうしよ…
>>104
それは怖いですね…
俺も気を付けよ…
>>106
そうですね…なら
アサシン児雷也(正体が江戸時代の武士なので江戸時代繋がり)
典韋(女の子だけど史実とかで男として扱われた繋がり)
水着典韋(キャラシ公開時期が大体同期)
こいつらにお願いします
>>117
ナキ君マジであかんて…俺がスレ入り始めた頃から見た歴代SSの主人公でもトップクラスに厄いのでは…?
そしてリディア嬢も中々食えない奴ですね。共闘とか仲間にはできないにしろ互いにその気になれば上手く利用する事はできそう、って雰囲気を感じます
>>121
やります。
俺もリレー参加したいって気持ちはありましたし、覚悟は決めたいと思います
あとガチでも大丈夫ですよ。日和ったり変になったり止まりがちな俺のSSの性根を叩き直したいって気持ちもあるのでガチだとしても気合い入れて参加したいかなと
ところで参加表明メンバーは現状黒鹿さん入れて仮に全員参加するとしても前向きなのが現状6人、そんで今アクティブなメンバーが少なめな事考えると作者さんが7人揃わない場合も危惧する必要はあるかなと思います。
なので、これはこれで問題ありそうな案ではあるんですが、最悪揃わなかった場合によっては黒鹿さんとか希望者が2陣営担当するとかって感じにしたらメンバーの数とか進行問題も緩和するし良いんじゃないかなと思いますがどうでしょう?>>122
私としてはストーリーの筋をみんなで擦り合わせてあらかた決めておく、というのは反対です
理由としてはまず間違いなく二度手間になるから
複数人でのバトルロワイヤル形式で全陣営の動きをすり合わせて一本のシナリオにまとめる、っていう作業は絶対にしんどいです。労力と時間は本編並にかかるのに、それが準備段階でしかないのは全体のモチベの維持が難しくなる
なによりキャラクターというのは水物です。動かしてみて初めてわかることもいっぱいありますし、聖杯戦争ならば常に影響を与えるパートナーと敵陣営の存在がある。都度微調整を繰り返さないとキャラクターそのものが破綻しかねません
そしてキャラクターを満足に動かせない状況になった製作者さんのモチベも下がりかねない……というのは悪い予想を重ねすぎている気もしますが、とにかくがんじがらめの状況に陥りやすいやり方ではあると思います。元になるシナリオを作るのも従うのも全員が満足できそうにないのなら、二度手間かなぁと
だからと言ってノープランの見切り発車が良いって話でもないのですけどね
なのでまぁ程度の問題です。どこで誰と誰が戦うか、その結果誰が負傷するか、くらいまでいくと私としては「細かすぎるな」と思っちゃいます
>>123
今回の聖杯戦争は7陣営をフルで揃えるつもりはないのでその辺は大丈夫です
というより私がキャパオーバーするので7陣営は無理なんです、ハイ
今のところ陣営の数は上限5で考えていますがそれでもけっこう不安>>105
なーぜか入ってたんですよねぇ、それも特に重要な三つに限って
知らん間に間違えて放り込んじゃったのかしら…
>>106
そのバックアップもだいぶ前に取ったやつだったので、その間に書いてた作品等は全滅という
定期的なバックアップ、マジ大事
>>117
ニトログリセリン並みに不安定な状態だぁ、ナキくん
その安定というかストッパーになりつつあるのがリディアなのが喜ぶべきなのか憂うべきなのか
>>118
トンチキ系は大まかな骨子を作れれば後はノリと勢いで何とかなるから便利(というか何とかなれー)
>>121
私としても話が進まないまま停滞するのは勘弁なので、その方針に異論はないです!
その手の苦労は第一回の時に散々味わいましたから…(遠い目)発熱はやっぱりコロナでした。
でも体調回復はしたよ!やったね!
ただ15日から仕事は窓際というか自宅待機で実質無職みてーなモンだよ!ヤバいね!
人員整理とかもあるけど、自分の身から出た錆なトコとかはあるので反省。
まぁ何が言いたいかというと積読崩したりSS進められるといいよね……。とかそういうアレ。>>123
おK。
セイバー版
「周馬殿は多少なれど自信を持つべきでしょう。江戸における忍者の代名詞、その由来が一つとなった事実は誇るべきです。児雷也として語るべきことは……残念ながら全然思い浮かびませんでした。何せ読本という概念自体、私が死.んでから百年以上経った後に出来た物ですから…」(マイルーム会話『児雷也』)
「後世に於いて『男』として名と活躍が伝わった者同士。悪来殿の場合は儒教の弊害か何かなのか。ちなみに、私の場合は史料が意図的に散逸された影響ですね。あの時は家綱様だけでなく、化けて出てきた伯父様まで怒り狂ったから江戸城が地獄絵図に…失礼しました。女と武人を分かった悪来殿と、その両方であることを選んだ私。どう違うのでしょうか?」(マイルーム会話『典韋』)
キャスター版
「選んだ人の趣味の良さが分かる水着ですね…。軽く嫉妬してますよ? 私のは、家綱様が柄にもなく下心剥き出しで選んだものですから」
児雷也への言及はどんな感じにしようかマジで悩んだ。
理由は台詞参照。
>>125
ギャラリーにも追加していいぐらいのカッコよさ!
そして前スレのお詫びコメについさっき気付いた(吐血)。うおー!
私復活!
生活に余裕が出てきたので山星さん、クッチーさんが揃っていましたらペレス最終戦の準備を整えたいと考えています。>>130
>消えるときは一瞬で前兆もなにもありません
まぁうん……。Zoomとか使ったオンライン会議とかも本人照合なんかが難しいんで厳しそうですしね~
それだって予定の合う合わないがあるし……
とりあえず報連相云々に関しては自分の希望なので、そこら辺の対策は黒鹿さん主導で色々と決めていく感じになるのかなぁ。
ローカルルールの「一週間以上間が空く場合は連絡とその旨を伝えましょう。一ヶ月以上連絡が取れない場合は他の人による代筆。それに伴う退場措置が発生する可能性があります。」は活用出来そうですよね。
>>131
自分は割といつでも大丈夫です。執筆は兎も角、会議は基本参加できますよ!
あと展開的にはユージーンさんも生存だったような……。(このスレにも顔出してるし)>>133
ふむふむ。確かディックさんが「ウチ(キャスター陣営)はレイドボスやりたいよー」って言ってたので、自分山星さんユージーンさんでその影響なりのダメージ計算してそれから三つ巴するかvsルーラーって流れになるのかなぁ、と考えます。
個人的にはクロノスはバロールに任せてサタンは『漆黒の幽鎧』とバトルするんがいいかな、と思ってます。出力やアイデアの差とかもありますが、多分サタンはクロノスよりは鎧の方が相性良い訳だし。
>>134
私はジャパン戦争大丈夫だぜ!
>連絡ツールの活用
まぁそこら辺はどうしたってこういうネット繋がりな集まりの弱点ですよね~。オフ会やオンライン会議やろうにも諸々のコストかかるし。もう報連相というか人員管理は永遠の課題だよね、みたいな側面は否めないよなぁ趙雲デザインコソコソ話
趙雲の髪の緑のグラデは涯角槍の影響で、再臨で緑の量が増えるのもその為っていう裏設定がある。初期に語った気がするけど綱さん第三が鬼切の影響で赤くなるみたいなイメージ。あとついでに目の色が第三で変わってるのも槍の影響。
…のつもりだったけど冷静になると涯角槍は恐らく昔から使ってた槍だったよなって事とかそもそもどうやって緑になんねんつーか綱さんの鬼切もどうやって髪赤くなったねんみたいな色々な疑問点が出てきて今槍のルーツ周りと一緒に真剣に考え直してる。
>>128
よっしありがとうございます!!
他の方々から見ても最終再臨っぽいって感じなら大丈夫そうですね、良かったです…!
>>129 (一旦最終再臨以降の話題のリプのみ)
マジでこれ反応0とかだったら暫く絵封印も考えてた奴なのでカッコよかったみたいで良かったです…!!
ただwikiにアップロードしようとしたら何故か何回試してもアップロードできない感じになってたので、とりあえず今後wikiに画像置きたい時はスレとレス番とリンクを貼る荒技をしようかと…
お詫びは本当に…すいません…
ただ今年のヴェネツィア夏イベ(仮)の為にハダリー典韋コンビをメインに使ったSSの構想は一応考えてはいるので、その時に今回のツケも纏めて払いたいなと。未だに上手く運用できなかった分を今回ドッカーンと解放したい所
あと文量の都合でキャラ言及は後で返しますここのえ的にはリレーってそもそも文章書くのと、リアル事情で時間取られるのとで、絶対に期間が空くことになると思うんですよね。TRPGのオンラインチャットが基本(簡素)で、清書したい(時間かける)ならどうぞスタイルが一番だと思いつつ
個人的にはリレーで最速を目指すなら、マスターに対する人狼ゲーム(サーヴァントは実質フレーバー)
〇PLにはルールで、PCには設定で物語を進めるように圧をかける(数日何も起こらないと聖杯が消滅するとか)
〇日中はロールプレイ時間、夜間は強制的に戦闘・勝敗(メリットデメリット)が発生する。ここはGMが判定責任を負う。この夜間行動表を伏せられるとゲームになるので楽しい
〇PCの行動範囲を限定する(他PCと接触しない可能性を断つ)
等々、PL・PCの自由度の限定化ですね
この素人考えの完成形が亜種二連聖杯戦争です。やはり公式は頭良い聖杯戦争っていうか勝ち残りゲームが、どういう形で加害性(自分のため・他者のため)を発揮するのかに終始するのでデスゲームの側面もあるのが面白いですよね
冥界で蘇りの権利をかけた聖杯戦争デスゲームとかネタ100%だけどPCは必死になりやすいんじゃないかな、とか
ペーパームーンは悪い聖杯戦争の例で、バーサーカー陣営がいないと動きがなかったとラニ(公式)が言及するのも面白い。自覚的かい!と>>139
亜種二連聖杯戦争がこういう理由で好きですというダイマなので
(単純に聖杯が2基あるとマスターとサーヴァントの「願いが叶う」が両立しやすいので、協力的な動機付けが簡単じゃん、とか)
まあ、全体的にGM次第なのですが(これは負担大きくもあるので)
要するにシナリオ上で物語を進めるためのギミックがあるとPLはロールプレイしやすいよね、という
例えば>>120だと最初から爆弾の存在を明示されている方が、危機感をPCが持って動いてくれるんじゃないかな~とか、あるいは危機感を持って参加できるPCを選んでくださいとPLに要求することもできる訳で
……というのが、ここのえの思考なので、別の人ならその人なりの方法論が色々あると思います>>119
相手の嫌なことを進んでするタイプの戦士
まだ一番触れられたくないSG開いてないしセーフじゃないかと
>>120
魔術を覚える優越感と思春期特有の劣等感と両親への尊敬がごちゃ混ぜになった結果です
普段はリディアが他人に干渉するときもハグだけなので耳を食べちゃうのは相当珍しい、というか多分初めて
かなりのファインプレーだと思います
>>123
割とそんなことはない、多分もっとすごいのはたくさん
生まれてから今の今まで三姉妹でずっと小競り合いをした経験が生きている
>>126
爆発力は人一倍であることを信じて
ほんの少し続き(>>111)ですが幕間のようなもの
>>125
カッコいい!表情の勇ましさとポーズの動きが趙雲の気迫を感じさせますね
>>135
どういう風に進めるのもまあ構わないんですが希望の展開は2vs3(生き残った3陣営)じゃなくてアサシンとバーサーカーによる2vs2ってことですか?「もしもし、クォードレス?そっちはどう?」
『あなた様が渡航なさってしばらく経ちますが……生徒はともかく外部からの干渉はございません。我々がいるから当然でしょうが』
優しみを感じるその声は多少の老いを感じさせながらも悠々とした紳士のもの。獣喰らいのクォードレス。かつてセナと“なんでもあり”の戦争をした結果、セナの傘下となった魔術師である。敵に対しては獲物を見つけた獣の群れの如く、そうでないなら穏やかな初老の男性として。動物科を逞しく生きる化け物だ。
「そう。刄くんは?彼、ずっと戦場を?それとおばあちゃん。どうせ勧誘でしょうけど」
『いつもならば戦場に篭りっきりでしょうが……今回はずっと教室にいてくれておりますよ。新技を開発中なのだとか。星樹のマダムもいつもより親切ですが……隙あらば常に生徒を勧誘しております』
「平常運転ね。刄くんは私の友達だし、おばあちゃんは教師仲間だもの。……ありがとう、クォードレス。追って連絡するわ。最後に生徒たちのメッセージ全部くれたら読むわ。何もフィルターかけなくて良いから」
『御意に』
見なくてもわかる。教室の片隅で、大小さまざまな刃物を握りしめて眠りこけている青年と、授業を完璧にこなす代わりにかなりしつこく自分の勢力に勧誘する口数の多い老婆の姿がある。この3人は癖が強い。“保険医”の方がもっとマシである。彼は旅行に行ってから帰ってくるまでが長いがまあそれはそれとして。そしてまあ、今から見る生徒たちのメッセージもまた濃いのだ。「あーはっはっは!あなたはもうおしまいでしてよ、先生!染色体を破壊しあなたの人生はおろか、あなたの一族そのものを破滅させる呪いのメッセージですわ!見るに堪えない姿になってお死になさい!ではご機嫌よう。たっぷりと……苦しみあそばせ!」
「やったー!!先生、俺の研究が褒められたよ!中々首を縦に振らない頑固なおっさんだったけど、先生と一緒に考えたやつにはぐうの音も出せなくなってた!ねぇ先生、帰ってきたらご褒美ちょうだい!俺とデートしよ?ね?いいでしょ?いいよね?わーい!!あとそのままお付き合い────」
「先生。……その、一度お話ししました通り、綾姫一門の当主だけは……はい。私の恩人であり、師匠なので。それでも殺し合いになるならそれも仕方ないかなとは思うんですが。後を私が継ぐだけですし。あと、そう。キャンディちゃんのことお願いします。先生なら、やってくれますよね」
得意技は呪いのビンタ、黒魔女モモアー。マルチアーティストな色ボケのリコリス。そして綾姫一門における正当後継者のウリュー。その他、たくさんの生徒たちからの色んな感情がこもったメッセージたち。うん、これでこそ私の生徒だ。私も生徒に応えなければ。呪いは弾くし、デートはともかくご褒美はあげるし、ツユは助ける。それはそれとして。今からやることは……
「ランサー、街に出るわよ。私服があまりにもダサい」
「………割といけてると思っているんだが」
自室のラフな格好ならまだ良い。日用品を近場のコンビニに買いに行くならまだ良い。しかしランサー本人はこれで外のどんな所に出ても恥ずかしくない格好だと思っているらしい。流石に“トンカツ”がデカデカと書かれた黒Tシャツはまずいだろう。本人の顔がいいだけに余計にダサい。
「服だけで女としての魅力3割減してる。つべこべ言わずに、ほら買い物!」
「えぇ〜〜………」「そうなんですよ〜。産業革命前に途絶えた一族の礼装なんですけど、とある幻想種の内部に内蔵されてたもので神秘は保存されたまま……なので、はい。遺物ハンター(こちら)的にももう少し高い値段つけれるんじゃないかと。はい、はい。……わぁ、じゃあそれで!お買い上げありがとうございます♡」
「はい、確かにお預かりしました。我々記憶警備隊はあなたの資産である情報をあなたが死ん.でもお守りします。どうか星々のご加護が、あなたの行く先を見護られますよう」
未明、夜明け前。多くの取引が成立しては帰っていく。ここはホテル“イグニス・コルプス”。さまざまな組織、立場に属する人々が“趣味”で集まり、やりたいことをやる集団だ。故にこそ、遺物の取引も記録の保存も全てが彼らの立場を害さない。ここで発生したすべての利益は彼らの闘争に影響しない。そのオーナーであるセオリもまた同様に。私兵というにはあまりにも皆んなが自由すぎるから。
「ただいま。最後のお客様も帰られたし今日の振り返りをしよう。ボクに何かして欲しいことは?」
「それじゃあオーナーに私から二つほど。こちら今月分の回収した諸々です。この回収量はかなりのものだと思うのでボーナスをあげてください。それとこちら、記憶警備隊に引き込みたいメンバー候補の詳細です」「うん、いいんじゃない?こっちで適当に良い額を振り込んでおくよ。候補は……なるほど、分派。はぐれの錬金術師か。良いと思う。ただ決裂した時は気をつけて。ボクたち院内の錬金術師と違ってはぐれは外に持ち出せる兵器に制限がない。戦いに手慣れていると最悪死ぬからね」
「ボス、聖杯戦争の参加者はもうやります?俺たちハンター四馬鹿はいつでもやる気満々っすよ」
「キミたちはそれで野紀一門に痛い目を見せられなかったかい?それはともかく……いつもなら“やりたいやつはやっていい”が信条だけど今回はダメだね。これはボクの案件だから。それで、他にはあるかな?ないならボクは出かけるよ」
他に話すことがないのは予測でわかっている。しかしまあ、礼儀のようなものだ。セイバーが俗世の文化を知るためにお出かけをする。今までずっと引き篭もらせてたしそうやって羽を伸ばさせるぐらいは良いだろう。
「行こうか」
「……!」
温水プールの中から出てきておきながら、水滴ひとつすらついていない。そんな人ならざる部分をはためかせながら……セオリとセイバーは人混みの多い場所に赴くのであった。「ランサー……逃げたわね」
サーヴァントの速度は凄まじい。目を離した隙にもういない。そんなに自身のファッションセンスの無さを突きつけられたくないのか。確かにこちらも色々と言い過ぎた。彼女の生前は女としての生き方が認められなかったのだというから、ファッションだなんてものは埒外にあるのだろう。とはいえだ。あれではあまりにも勿体無い。美の女神の思うつぼだろう。だけど、どこに逃げたのかなんてわからないし……
「〜〜〜♪」
「…サーヴァント?」
「……!!!」
見た目はただの子供だが、本人は隠しているつもりなのかもしれないが、人ならざる気配がする。人ではまず出ないような重圧だ。向こうも他陣営のマスターと出くわすとは思わなかったのだろう。慌てている様子が目に浮かぶ。マスターはどうやらいないらしい。マスターがいないからおろおろしている。
「………ねぇ、戦う意志はある?戦うつもりでここにきたの?それだけでも教えて」
「……(ふるふる)」
「そう。………うーん、そうね。たまにはこういうこともしないとね」
セナが敵意を消し去り、手を差し出す。多少の驚きはあるものの、子供……セイバーも恐る恐る手を伸ばし、その手を取る。目新しいものを喜び尊ぶように街の人々を見ていたのだ。ならば、今の日本がどのようになっているかを教えるべきだろう。
「ついてきなさい。色々と教えてあげるわ」「………迷子にさせてしまった。セイバーの思考演算はやっぱり難しいなぁ。ヒトとの規格が違うから……」
アトラス院の者となれば初対面でも分割思考、高速思考を活かした演算でまるで既知の仲のように接することがある……とは言うが、すべての他人に対してそれが当てはまるわけでもなく。立場の違い、パーソナリティの違い、その他多くの要素が絡めば必然と初対面でも理解できない相手は多い。特にセイバーは、人としての側面、神としての側面、それらを内包するが故に共にしても解析は難しい。だから人混みに紛れて迷子にさせてしまった。
「うぅ……意気揚々とマスターから逃げたはいいもののあまりにも周りのレベルが高い……浮いている……」
「………おや、サーヴァントがマスターもなしに。まあボクもサーヴァントはいないけれど」
「え?……しまった、こんな辱めを敵に!」
とても美しい、と思える顔立ちとは裏腹に、立ち姿、声、振る舞いは勇ましい歴戦の戦士のよう。というより戦士。そしてデカデカと映し出されるトンカツの白文字黒Tシャツ。あまりにも浮いている。人がたくさん通る休日の街にこれは浮く。おもしろ外国人みたいなノリで勝手に写真に撮られているし。
「うーん……ほぅ、なるほどねぇ……」
「な、なんだ。言っておくが私はこんな無辜の人前で敵を殺.すような趣味はないぞ!」
「いや、大丈夫。それよりもキミに良いことを教えてあげようと思って。ボクは割と身だしなみに気を遣う方でね。キミの着たいものを着れるような方向性でアドバイスできたらと思うんだけど、どうだい?」
もちろん、こんなことで借りをつくっただのなんだと言いがかりを付けることはしない。そう付け加えると、女は一旦深く考え込み……そしてパァッと顔を明るくし……次いで、烈火の如く頬を染め。最後に顔が青ざめた。
「つまり……男女の逢瀬……!?」
「うーん……そうなるのかな?」
以上です。それと第◾️回につきましてはGMさんのダイスのみで委ねればいいのではないかという提案を前スレにしましたのでGMさんいらっしゃいましたらご一考のほどお願いします>>151
黒鹿聖杯戦争に参加するならマスターは鳳蝶さんかなぁ、と思ってるのですが(サーヴァントは未定)、参戦理由が「なんか今度始まる聖杯戦争の聖杯、爆発づる代物らしいよ?ヤバいね★」って情報提供をもとに「じゃあ爆発阻止しなきゃ」って経路を考えてるのですが、問題なさそうでしょうか?
>>152
今はメインの登場人物がセイバー、アサシン、バーサーカーって感じになりそうなので、他の陣営が脱落済み、って体で最終決戦しようぜ!って流れですかね。
クロさん的にはラスボスと(今残ってる陣営だし)バーサーカーとアサシンかな?って印象らしく、そこら辺の描写に関する詰めの会議をー、ってにが現状だと私は捉えてます。(ラスボスに関してはペレスのページに追記あり〼)>>156
参加方法に制限をつける気はないので巻き込まれ参加はありです
ちなみにどんな経緯で参加しても爆破を直接止めに来られると強制排除するしかなくなるのでご注意ください山星さんのSSを始めとした大物魔術師を見る度に俺が今からSSで出すヴィラン新キャラ軍団が発表前なのに既に小物のクッソザコドマヌケ集団に見えてしまう呪い
なのでもう開き直ります。初期は船史上最大の敵的なつもりでしたが凌牙&ジャスミン達史上最大の敵(船にとっては1人かなり危険な相手がいる程度)って釘打つ事にします。このまま開き直って勢いで押し切りましょう
あとは何人かキャラの人気が出るのを祈ろう…
>>134
遅くなりましたがいいですよー
海外旅行経験がほとんどない代わりに東日本なら色々行った経験ある人間なのでむしろ大歓迎です
一応鱒鯖の組み合わせは既に2組程準備はしてますが、今のうちに公表しといた方がいいですかね?ほい台詞返し
今回のはちょっと自信ないかもです
>>129
児雷也→長七郎
「——(驚愕で頭が追いついていない)え、マジか。い、いやまさか、児雷也でもなく、俺自身の事をそんな風に言ってもらえるとは……いや、うん。そうだな。
コ、コホンッ…読本の事もある故に、今は児雷也ではなく、江戸が武士の一人として答え奉ります。…長七郎殿…いや、徳川那菜姫。私の様な辺境の一武士が、貴女の様なお方にそう言っていただけるとは、この尾形、この身に耐え難い光栄かつ、恐悦至極の至りで——え?堅苦しくなくていい?………ちょっと待ってくれ」
元が武士だから徳川相手だとこんな感じになりそう。
あと読本の時期の件は完全に俺のミスでしたすいません。
徳川の姫って所と、武士として買ってるけど児雷也については知らないという事なので、児雷也くんはなんとなく長七郎さんには厨二モード減で武士として接してたらそれっぽいかなと思ったのでこんな感じにしました。
家綱さんと水着長七郎用の台詞も後で使ってみようかな…
典韋→長七郎
「武人と女の両方を選んだアンタ。女を隠し持ちながら武人として生きたアタシ。お父さんを守れずに、心の傷を残したアンタ。曹操様は守れたけど、それでも未練たらたらですぐに死んだアタシ。なんか近いような気もするけど、全然遠いような気もする。…でもね。そりゃ生き方は全然違ったけどさ…アンタの気持ち、なんか分かる気がする。」
書くの結構難しかったけど、この二人を絡ませたらどういう関係性になるか結構気になりますねえ
水着典韋→水着長七郎
「うん、この水着は、サーヴァントで、このカルデアにいるアタシだからこそ選べた選択。夏を、思い切りやってやろうってね。アタシの覚悟、みたいな奴って事…かな!」
「それはそれとして、幾ら好きな相手でも家綱の事は一発ブッ飛ばしに行ってアリな気はするぜ…?」
こうしてシミュレーターで水着長七郎&水着典韋vs水着霊衣家綱&家綱と遊んでたら巻き込まれた水着霊衣趙雲が始まったという説が有力です
つーか再臨は無いのかい…?もしかして配布鯖だったのかい君…?
まあそれはそれとして長七郎さん…大丈夫だから…去年のサバフェスでしれっと水着クロエとかスカディが簡易霊衣貰ってたみたいに軽い変化なら簡易霊衣ブチ込める可能性あるから…それで上にパーカーとか軽い物着ればワンチャン何とか…ならへんか…>>148
一気に見た事ない名前の新キャラが文字だけ含めて大量に出てきてやがる…!!刃くんとかクォードレスさんとかも戦う可能性ありそうだなと思いますが…綾姫の正統後継者ってのが一番気になりますね…心が強え敵なのかってのは置いといて関わってきそう
そしてランサー陣営とセイバー陣営が交互に関わってる…?今の所は平穏な雰囲気ではあるけどコレ場合によっては二大強tier陣営が手を組む可能性あるのでは…?
>>159
ほいほい
ただ今片方の組み合わせは相性的な欠陥が発覚したんで取り下げますサーセン
とりあえず今の所考えてる陣営の組み合わせとしては
第一希望 キャスター枠で自来也(術)×リディア・ツキオカ(あやかさん)
第二希望 ランサー枠で趙雲×未定(組むマスターは募集する予定です)
第三希望 未定(炎系サーヴァントが良いな)×リヒター・イグニス
を希望したいなと。
ただ他のメンバーの希望によっては全然お譲りしますので大丈夫です>>153>>149>>154
バーサーカーが割と有利取れるみたいな話はお聞きしたのですがアサシンも残るとヨシ!みたいな話だったかな?と思い返してまして
脱落するにしてもランサーが脱落するよねーみたいな方向性で話が進んでそうに見えたものですから
なんならバーサーカーが三つ巴で敗北エンドでも死に際、魂吸収間際に特大の自爆直死で目覚めたラスボスにデバフとかでもいいのかなとか
>>150>>152
女子力がどうこうとかではなくまず人前に出る時のTPOがガサツじゃないからという話だったりします
>>165>>151
だいたいこんな感じでわちゃわちゃしてますりスキュレカリュー教室の生徒でも教員でも募集中!
ここ二つが本聖杯戦争のトップ層なのでまあ良い感じに見守ってもらえたらと
コソコソ与太話(ガッツリ干渉する可能性はほぼないかも)
獣喰らいのクォードレス→獣、戦士を食べて力、魂の一部とする魔術師の家系。普段はエレガントでダンディな紳士だが戦いとなると粗暴な獣になる。セナにはなんでもありの戦争と最後の一騎打ちで負けて傘下に
呪輪の刄→通称刄くん。戦場に飛び込んでは呪いを用いて人を殺し、血を吸わせ、妖刀魔剣の類を人為的に作る男。セナとは戦場で兵器に対しての討論で意気投合、定期的に呪いについて教える臨時教員に
星樹老杖→天体観測が得意なアグレッシブマダムもといお婆さん。セナとは若い世代の教育に対する持論で納得、優れた魔術師を作るためのビジネスパートナーに。ただ優秀な生徒を自分の陣営に引き込みたいので常に勧誘してるしお節介を焼く
遺物ハンター→ホテルの中でお金を稼ぎたいメンバーが就きがちな仕事。色んな魔導書や礼装、呪体、時には家や工房そのものを確保しては売ったりなんだったりする。占星術師、狩人、元軍人、元シスターで構成された四馬鹿が割と活発的
記憶警備隊→ホテル内の警備および預かった情報を記録媒体に保存して何が何でも守る商売をやっている。こっちに属する人たちは割とホテルの経理関連もやりがち。セオリに話しかけていたのは他人の黒歴史を暴くの大好きな魔術使いさん>>154
>>160
>>161
>>167
ふむふむなるほど。
となると三つ巴戦でランサーが脱落して最終決戦へ、という感じでしょうか。実はランサー陣営の聖杯戦争へのモチベーションって
飛鳥ちゃん:優勝出来なくても聖杯戦争に乗じて何かしら魔術的に美味しい素材が手に入れば上々。最悪死ななければいい。
と
パラスちゃん:とにかく生前出来なかった実戦での真剣勝負をしたい。いつか夢見た英雄たちのように。という気持ちが先行して肝心の『何のために戦うのか』に考えが至ってない。
という感じにマスターとサーヴァントで熱量に違いがあるのでそこから飛鳥ちゃんが「何がなんでもパラスちゃんを勝たせたい!」となるかパラスちゃんが戦う理由を見つけて逸る気持ちに折り合いを付けるかみたいなのを考えてました。
なので三つ巴戦までにパラスちゃんが「絶対にマスターを護る(生きて帰す)」ってなってて惜しくも脱落するけど最後に型月名物意思の力で飛鳥ちゃんに宝具の防御を付与して無事に帰れるまで護るとかどうかなーと思うのですがどうでしょうか?>>161
体調とかはもうコロナからも回復したし、大丈夫っす。あと創作にかける時間もね。
今月15日以降は暫くやるべき事が無くなる完璧フリーになりそうなので。
黒鹿聖杯戦争の鱒鯖はまだ全然決まってないですねー。ヴィクトルか鳳蝶さんかなー、ぐらいで。
サーヴァントの方は完全ノープランです。新規作ってもいいかも判らんな……。>>177
セナの扱う魔術が基本は宝石以外の鉱石を用いて物を作るというものだからですね
超常的な人を外れた力を示すものを作り、その武威を知らしめることで己が存在を神威の災厄と見なす、神罰執行の指先に見立てることで高次存在への同一を成そうとする一家です。セナはまた元来の理念から少し外れていますが……
先代エルメロイ教室を鑑みると他学科の生徒も教室生徒とするのは可能なようなので鉱石科ではありますがそのようにしています
知識や発想の転換でアドバイスできるところはアドバイスしつつ、自身では叶わない実践的な他魔術系統の教導はそれに通ずるものを同じく講師とすることでカバーする、という方策を取っています
あと一応>>143で言仁様登場しました・京極さん:ランサーorキャスター
・あやかさん:アサシン(もしくは他に候補あり?)
今の所黒鹿聖杯戦争(仮)の参加希望はこんな感じでしょうか
あ、自分はライダー枠で木蘭&マスター未定で参加したいです>>178
SS感想書きは(お仕事ナウなので)明日...許して言仁様...
セナさんの了解です。返答ありがたや〜
なるほど、いける!作りたいキャラは後日で...最近の自SSを見てると船ばかりなのでいい加減カルデアのサーヴァントとか名無しの教室のSSを書きたい…(前スレの男子組わちゃわちゃとヨモとルナちゃんのなれ初めSSを噛みしめる音)
しかし船のメンツでの恋とか友情とかと比べてみるとやっぱり距離があるというか、貴族や魔道の徒としての“対等”“普通”の難しさを感じずにはいられませんな時計塔。こういう仄かな違いを味わいつつ醸し出すことを念頭に置きたい
>>65
メレクさんやっぱり強くない?色々と強くないですか彼?ルナちゃんも狂化状態とはいえそんなおねだりしちゃったらもう…気ぶっちゃわない方がおかしくないですか、コレ
エンデさんとステラくんの顔良しロクデモコンビがこんな風にちょいちょいトラブル起こしてはガムテープの刑に処されてたりするの、馬鹿馬鹿しいくらいに平和だ…おバカな創作者が二人も居ると違いますね
>>91
仏教における女人が成仏しがたい理由を考えるとお婆さまで血を飲むと若返るって設定に何かこう…業を感じてしまいますね…生きがたく死にがたく救われがたい三千院お婆さま良い…
>>148
一時的なあべこべ主従、聖杯戦争が同じ街で起きているがために起きてしまうこともあり得るものではありますが、こう簡単に収まるのはそれぞれの簡潔なスタンスが故…でしょうか
何にせよ色々()あった後の平和パートが楽しみです。はたしてランサーさんのファッションはマシになるのか…https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/Fate%252FFalling%20Star
星の雫争奪戦まで書きました、ここから見直していただければ
>>184
二人ともスイッチのオンオフが効くってのはありますね
サーヴァントは良くも悪くも命令次第、というところはありますし
はい、色々ありました
>>182
独自性のある教室を作りたいと思いました、こうなりました
ランサー陣営が勝ちの方向性でストーリーを進めていく、と。わかりました、ではその方向性で続きを書いてきます
>>181
「優秀だと知ってセナや星樹のマダムがスカウトにくる」「セナと直接コミュニケーションを交わしてセナが才能に気づく」の内の後者になる可能性がありますからねヴェネツィア夏イベ、黒幕をサーヴァントにはせずに一般仮面オタが聖杯を拾ってしまう→当人の嗜好から聖杯が仮面になる→聖杯と一体化して超人化いるせいで正攻法では倒せない!&潮流を操って水辺を逃げ回る!より良い仮面を見繕ってアピールして交換の形で奪取しよう!
みたいな流れなら仮面と水上レースが合わせられるんじゃないかなとか。仮面で超人になって潮流操るのはアレすぎますがパロということでお平に…
>>185
うおおありがとうございます…更新とても早いすごい…
ぱくぱくナキくんと精神世界?で出会ったのはこれまでの流れ的に天逆毎さんかしら。呪体を取り込んでそれでも開かない何か…人間から脱して◾️◾️になることが彼の本能…?強くなろうとするのは偉いけど、その間の諸々の成長痛が大変そう…
あと天海さんの殺人性と思いやりの葛藤がこうも表出すると、学生諸氏みんながみんな込み入りすぎてて…“強者がいない聖杯戦争”ってこういうことかしら、と黒鹿聖杯戦争、そうなると自分はヴィクトルでセイバー選択って感じですかねー。
セイバー:マルフィーザ(ロジェロの妹で奴隷落ちから7カ国女帝にまで成り上がったバトルジャンキーの女傑)とかやってみたい!
ま、問題はマルフィーザのスキルと宝具を設定出来るほどシャルルマーニュ伝説に詳しくない事ですが。
狂えるオルランド買わんとアカンなぁ……。まあ実のところバーサーカー問題は解決できなくもないのです
ずばり、既存の私作他クラスサーヴァントを狂化させるという手段ですが
実際本家でもそうやって召喚&運用されてるのがバーサーカークラスな一面ありますし、うちの鯖勢でも何騎か適性ありそうなのいるんですな
本多忠勝とかガヌロンとか、後は丸目長恵辺り?『伊草聖杯戦争』
日本の地方都市「伊草市」で行われる亜種聖杯戦争。
一連の儀式は霊地の管理者たる宗谷家の当主、宗谷進三郎の管理下にて執り行う。
聖杯の作成から戦争の開催までのすべての工程は宗谷進三郎の手腕によるものである。
英霊の召喚は上限数にいたるまで全て滞りなく進み、総勢〇騎のサーヴァント召喚が確認される。
そして召喚を確認した瞬間に問題が発生。聖杯が空の器のまま願いを叶えるべく起動し始めたのだ。
純然たる不具合から発生した誤作動であり停止も中断も不可能。放置すればいたずらに魔力を暴走させるだけの爆弾となる。
宗谷進三郎は隠し球として用意していた自身のサーヴァントを自害させ、聖杯に魂の情報を読み込ませる時間をもってひとまずの延命措置とした。
しかしこれも長くは続かない。時間にすればもって一日といったところで、明くる日には次のサーヴァントの魂を読み込ませなければならない。
つまりそれは、現在召喚されたサーヴァントたちには一刻も早く退場してもらう必要があるということ。誰一人として退場せぬまま時間だけがすぎればその瞬間───聖杯はただの時限爆弾と化すだろう。
諸々の情報を整理した宗谷進三郎は、全ての陣営に対しひとつの号令を飛ばす。
「助けてくれ……! 私の……私の聖杯をォ! 助けてくれェェぇええええ!!!」
起爆が先か。決着が先か。その結末は、如何に。>>189
日本はケガレ系もあってこういう信仰の影響強そうですものね…魔術家は伝統主義だし嫌な部分がある種合理的に残ってそう
キャッチコピー全然構いませんよ!お気に召していただいて嬉しい…
>>193
自分も今年夏はサブクエでチャラ男ーズを書きたいから夏イベのわちゃわちゃ感にはあやかりたい所存…なんならドン・ファンで霊衣考えたくなってきた…夏、良い…(なお現在春)
>>196
ほうほう、上の方で黒鹿聖杯戦争とあって何ぞやと思いましたが新たな聖杯戦争ですか
初手ハプニングから始まるのは斬新ですね、教会ともどもマスターたちが事態の収拾に回る…と見せかけて自分の陣営を最後に残して自分だけが願いを叶えれば良いのです!を画策する人とかいそう
参加者の方は埋まってそうなので鱒鯖の貸し出しでも出来れば…と思って見返したけど、アレ自分のサーヴァント、癖ありすぎ…?>>199
ありがてぇありがてぇ
いや本当にありがたいです。ありがとうございます>>198
なるほど。完結までまず持っていって、詳細埋めたい場合はその後に各々で…という感じでしょうか。新しい試みですね
となると参加希望の方々のマスターは善良寄りな人たちなので悪どく動けるキャラにしようかな…ロリ枠はバイディワさんたちがいるからスィレンとか。黎でもいいな…
貸し出しはもちろん全然構いません、一応宣言をば〇三千院美世
老齢の女性
呪術、呪詛、陰陽道、法術、仙術(思想魔術)、等々と原理の異なる西洋魔術(魔術基盤)を“呪(しゅ)”の魔術体系として一本化させた/道満の呪+マハトマみたいなもの/本来なら接続する大魔術式が、魔術基盤・思想盤・肉体・神仏(神體)とそれぞれ異なるため両立しないはず──だった。この辺がセナさん介入ポイント
ルートA セナ・スキュレカリューとの共同研究者。客員講師。時計塔歴が長い
ルートB 時計塔に入学して最初の4年、全体基礎を教えてくれた講師が「キミを教えられるのはスキュレカリュー教室ぐらいだろう」と紹介状を書いてくれた。老齢で入学した理由がある?
山星さん的にどっちが良さげかしらかしら
>>197
ありがたやありがたや~
この、救いがたい、がテーマをすっと言語化していて最&高…!
>>196
おお、この格好付けなさは新鮮
霊地爆破させてセカンドオーナーを素寒貧にさせようぜ(完全にネタ)んー、よし決めた
伊草聖杯戦争はスィレン・ヌフクロッシュで、サーヴァントは今のところ候補として上がっていないアーチャーで行きたいです
サーヴァント誰にするかはまだ決めかねてます…阿弖流為か他様からお借りする形になると思います。全方位アルカイックスマイル( ◠‿◠ )>>186
実は隠す話でもないので言ってしまいますがあの時は現実世界で呪体を貪ってるナキの前に吸血姫の方のキャスターが話しかけてました
不敬にも自分に食らいつこうとしてきたので反射的にマスターであるナキの首をへし折ってしまいましたが、まあ治ったし何より黙ってると面白そうだからヨシ!と黙っていたのです
そうですねぇ……天海は殺人衝動が花開いてそこから今の今まで耐えてたところに殺し合いが絡んでくる聖杯戦争に参加したので……どうやって折り合いをつけてくるかが重要になりますね
>>189
なんか凄そうなやつの名前だけ出てくるシチュエーション、すき!ホテルの面々とかは割とたくさんたくさん
セオリはアウトドア派だし外でやりたいことをやる、けど一番大事な個人の研究自体はアトラス院らしく誰にも明かさず誰にも内緒で一人でずっと演算を繰り広げてる感じです
>>206
今から貼る続きと人物性のキャラシを見て判断してくれたら、個人的にはどちらでも想定通りに運ぶと思います
ただ超絶熱心に協力してくれるのはどちらかというと生徒パターンだと思います。客員講師パターンだと良くも悪くも共同研究でしかないから生徒への教導ほど熱が入らないかも
というわけで続き「どの味が良い?指差して」
「………(すっ!)」
「苺と……いま一瞬柚子でも迷ったでしょう。良いわよ別に。店員さん、シングルで一つずついただける?」
味が混ざらないように一つずつ。これぐらいのお金なら大したことないし。なんだか不思議そうな顔で見られるのは心外だ。私は、私なりに大人としてのあり方を全うしているだけなのに。
「潤沢なお金を用いた無駄遣いは消費文明を生きる人類の特権よ。ロスが常にベネフィットを上回る。最近はエコだとかなんだとかって話はあるけど……それでもやっぱり止められない。循環型社会を実現するのは、きっともう無理。あなたがどう思うかは別だけどね」
「………(すーっ。すぃーっ)」
「へぇ、そう。悲しいけど、自分はイマを生きていないからって?イマを生きる者に、イマを任せる。うん、先達者らしい意見。思ってたよりも子供じゃないのかしらね」
とはいえ、優しく頭を撫でると心地良さそうに微笑むそれが子供と言わずしてなんと呼ぶのか。子供らしさと超越した存在らしさ。そのアンバランスさがどうも心を刺す。達観しているということは、極限の未知であるか、あるいは既知であるか、そのどちらかだと私は思うから。
「(こてんっ)……?」
「ん?私が、あなたと敵対しないのはおろか、こうやって呑気にお喋りしてる理由?まあ確かにおかしいわね。今もこうやって、ベンチに座ってあなたを撫でたり口を拭いたりしてる。ええ、奇妙だわ」
「(こくこく)」
「そう、そうね。んー……あなたが子供で、私は先生だから。そりゃあ、私はあなたの教師になったつもりはないわよ?でも、私という人間は先生で、先生として恥じない私でありたいと思っている。殺し合う相手なら戦士として、敵が女子供でも容赦はしないけれど……そうでないのなら、私は大人の先生として、迷子の子供をどうにかしてあげる義務があると思わない?」優しさと非情さ。その双方を含めていると思った。この言葉に嘘偽りはない。真実、目の前の女はこちらを迷子になった子供として丁重に扱い、優しい眼差しを向けている。そこにあるのは見下しではなく、対等な人間として、しかし責任を持たぬ子供に対しての庇護する心。
しかし、殺し合いとなれば躊躇なく殺してしまえるというのもまた真実。本当に容赦なく、呵責なく、引き金を引けるだろう。首を刎ねてしまえるのだろう。そのような無情さが、先ほどさらりと述べた言葉に宿っている。矛盾している双方を矛盾しないまま孕んでいるのは、不思議だ。とても不思議な思考回路だ。そう、これは……
「………あまりにも殺しに適しているのに、若い芽を育てる役目を何よりも愛している。それら二つが、結びつかない。でしょ?」
「…………」
「なるわよねぇ。わかるわかる。………私の家系はね、常に戦いに生きている。政治闘争でも、金稼ぎでも、文字通りの殺し合いでも……時には、くだらない口喧嘩でも。兵器を作り、金を作り、争いを作り、戦い、勝って、相手を呑み込む。そうすることで己が武威を神威が如き災禍と成す。末に待つのは神の道。我らは全てを焼き尽くす破壊の御手である。それに倣って生きてきたの。昔はほんとにねぇ……ずっと、色んな戦場に居たかなぁ」
「(むっ……)」
「でもね。その時に私兵部隊として雇ってた子が、本当に色々知らない子で。宝石魔術と四元素論を用いた作戦を考えてたら、『宝石魔術と元素ってなんですか?』って。基本的な魔術しか知らなかったのね。私としても作戦が失敗するのは嫌だったから教えたし、そこからも度々作戦前に教えたり……こう言っちゃあなんだけど、私ってそれなりに鉱石科以外の魔術系統への知識もある天才だし?」
セナ様って、先生みたいですね。なんだかわたし楽しいです。家族のみんなを食べさせるためにも、戦うこと以外知らなかったから……
先生だなんて大層な存在じゃない。私は誰の人生を変えることもできない。ただ、作戦に使えないのは邪魔だと思ったから教えただけ。だからその感想は見当違いだし、そんな風に生きようと思ったことなんて一度もない。ただ、私を先生と仰ぐ少女はみるみる成長していった。部隊の中で最も効率的に魔術理論を生かし、荒削りながらも誰も思いもよらない作戦で状況を打破する戦士になった。天性の才能があった。「でもあっさり死んじゃった。あの子の力量に見合わない作戦が上から降りたから。その時にね……私、あの子が死んだことには本当になんとも思わなかった。戦って死ぬとか、よくある話だし。ただ……そう、そうね……勿体無いと思ったわ。まだ強くなれるのに。まだ賢くなれるのに。まだ成長できる未来があったのに。貴重な才能が失われたのが、惜しい。私はそれが見たかったから」
「…………」
「だから思ったの。私は先生になりたい。未来ある若い新芽を花開かせる、そんな教室を作りたい。そのために私は、自分の戦いの才能と研究の才能の全てを注ぐわ。私は常に、胸を張れる私でありたい。……本質的にはあんまり先生には向いてないんでしょうね。生徒を生徒として見ないから。私は、きっと“あの教室”みたいなことはできない。でもそれでいいの。今はね?」
その為に、当主であった父を殺した。他勢力と戦った。私が望む教室を作れるように、そのために必要なものを全て手に入れるために戦った。私は戦いに生きている。それでも…人は成長できるから。私は、私の望む先生になりたい。生徒たちが自分の夢に向かって走る、その糧になるような色鮮やかな学生生活を送ってほしいから。
「まあそんな生き方をしているわけだから。あなたはどう思った?」
「………(むっ)」
「あら、正直な反応。でもそれでいいのよ。あなたは、あなたが思うように進めばいいわ。全ての生き方を受け入れる必要はない。上に立つ者なら尚更よ。断りたかったら断っていいの」
若き王として人を導く在り方を模索していたセイバーにとって、これはどれほどのものだろう。彼は全ての人間を理解するが、共感しない。そういう生き方を己であると定めた身だ。だから、常に戦いがそばにあり、自身の願いのために他者を喰らうセナの生き方を肯定しない。だが、それと同時に迷っている。あまりにも歪なのに、あまりにも透き通った願いだ。ここまで強い意志を持つ人間は、そういないだろう。「未完成であるということは、何にでもなれるということ。あなたはもう既に死んだ身だから、厳密な意味での成長というのは難しい話かもしれないけれど……ああでも、英霊の種類によっては座に持ち帰ることができる存在もいるんだったかしら?あなたがどうかはわからないけれど」
「(むふー)」
「良いのよ。別の現界で持って来れないというだけで、無かったことになるわけじゃないもの。それに私が覚えている。あなたがこの旅でどういう風になりたいのか。どういう風になったのか。私は、あなたの先達として、あなたの敵対者として、しっかりと記憶するわ。だからあなたのやりたいようにやりなさいな」
「………(すいっ)」
ならば、とセイバーが差し出したのは食べていたアイスたち。ある程度は食べ進めていたがまだ残っている部分もある。食べ切れないというわけではなさそうだ。お気に召さないというわけでもない。じゃあこれは?
「………やりたいようにやれって言われたから私にも食べさせたいってこと?あなたにあげたものよ、それ」
「(ふるふる)」
「いいから喰え、そっちがやりたいようにやれって言ったからって……わかった。良い子ね。無垢であることは、あなたの利点かもしれないわ」
きっと、悪いようにはならないだろう。たとえその内側が荒ぶる神威の奔流であったとしても。思考を放棄せず、常に自分の道を考え続けることは、誰かを思いやれるその心は、何かを残せるに決まっている。
「それが、今を精一杯生きるということだものね」【氏名】セナ・スキュレカリュー
【性別】女性【年齢】35歳【出身】イギリス
【身長・体重】170cm・57kg
【外見・容姿】スーツを着たシニヨンの女性。ヒールなのに動きが俊敏
【令呪の位置】右手。もしくは喉【所属】鉱石科
【階位・称号・二つ名】スキュレカリューの猟犬、上級講師
好きなもの・苦手なもの:羊肉・マーマイト
【一人称】私【二人称】あなた/お前【三人称】彼/彼女
【来歴】
ありとあらゆる種の闘争に全力を尽くすことを旨とするスキュレカリューに生まれた女。その性質上、分家本家関わらず最も優れたものが当主となるスキュレカリューにて、本家で生まれ、自身の兄弟姉妹、そして分家のものたちにも屈さず圧倒的な力で後継者としての座を獲得した。
実力をつけるために、政治闘争や殺し合いに明け暮れていた最中─────セナは、とある一人の少女に出会う。魔術使いであり、少年兵。そんな風に鍛えられた少女だった。魔術に対する造詣もなく、ただ基本的な魔術しか使えないような、そんな少女。
セナの戦いにおける作戦はさまざまな魔術理論を用いた高度で難解な、それでいて敵を殺.すために無駄のない作戦だ。学のない者にはおそらくできない。だから教えた。使えない駒でいられるのは困るから。すると少女はみるみる内に成長した。意外性に溢れた作戦で時に苦境を打破し、自信のついた笑顔は同じ部隊の者たちを元気づけた。………セナを先生と仰ぎ慕い、輝かしい未来の展望を語るその姿に、セナも気づけば絆されていた。そこまで情のない人間ではないからだ。
けれど、彼女は死.んでしまった。無理な作戦だとわかっていながら身を投じて死.んでしまった。……不思議なことに、死という現象そのものに悲しみを覚えたわけではない。けれどこれからもどんどん伸びていくはずだった彼女の才能が、頑張り次第では手に入れられるさずだった展望通りの輝かしい未来が喪われた。わかっていたはずだ。なんとかできたはずだ。それでも動けなかったことが……ただ、悲しい。
“私の手で創り出した素敵な生徒とその未来が、こんな風に喪われていいわけがない。”その想いを胸に、そして次は失敗しないように─────己が力で願いを成就する。すなわち、才能ある者が、その才能を花開かせられること。そのための糧となる学生生活を提供すること。そして……その青春が、どんな形でもいい。どんな色でもいい。鮮明に記憶に残る物として、心の中に留めておいてほしい。そのために戦うことを決意した。
それは利己的なのかもしれない。本来の生徒を庇護し導く先生の在り方とは違うのかもしれない。けれど、それでも、だからこそ。自分だけ楽しいのではなく、生徒にも楽しんでもらえるように。セナは、セナなりのやり方で先生を目指す。
【性格】
それが争いの場でないのならば、穏和で朗らかな笑みを浮かべる。特に生徒と相対する時は、常に焦りや困惑を浮かべることがないように努めて教鞭をとる先生。内心はどうであれ、己は強く眩しい存在でいようとする。頼りないところは見せない、どの面でも頼れる存在であろうとする。
闘争に生きる者としてのそれが染み付いており、息をするように政治闘争や営利活動に勤しみ、あまりにも殺しに手慣れすぎている。前者はまだしも、後者は魔術師としても異常なほど。常に戦いが側にあったものとして、戦士として、それを忘れることはない。戦いとなると口調が変わる。
生徒を愛し導く理由としては、己が手で教導した生徒たちが、内に秘めた才能を開花させ、輝く未来を手に入れる姿が見たいというもの。ある種の自己愛、陶酔に基づくものではある。しかし、だからと言って生徒の学生生活を疎かにはしない。いや、だからこそ、自身が執り行う学生生活を生徒にとって何物にも代え難いものにしたいがために、全力を尽くす。
その本質は闘争にあり、利他的にも見えるそれの本質は利己的なもの。きっと先生には向いていないのだろうと自嘲するし、実際、かの教室に比べると信頼し合える生徒と先生という関係性は構築できていない。仮にセナが窮地に陥ったとて、生徒とOBの全員が彼女を守ることはないだろう。
でも、それでいい。自分らしい教室を作ろう。自分らしい先生で居よう。尊敬、恋情、憎悪、殺意、憐憫、敬遠……その結果、生徒にどのような感情を向けられても、セナはそれらを歓迎する。何故ならそれがどんな物でも。こちらが全力でぶつかった末に返してくれる物だから。「授業を始めます。席について」
「私は先生だから。あなたが背負わなくていい責任は私が背負うわよ。それって当たり前のことじゃない?」
「生徒(あなた)は私の大事な作品です。でも、作品だからって私のものというわけではない。ここ、履き違えないでね。あなたの人生は、あなたのものよ」
「殺しに無駄口は必要ないし、政治争いに怒りは必要ないわ。常に最適解を打てばいい」
「………下らんな。しかしこちらの兵器を見せた以上は逃すわけにもいかんし、まあ死.ね」
「我が指先は神威が如く。我が咆哮は喇叭なり。さあ、戦争を始めよう」
魔術系統、魔術礼装、スペックを記載してないのはまだ作中で見せてないからです。とりあえず教室云々は上記の情報と今回のこれがあればなんとか……なるかな?順当に強くて物語に関わらず戦えるし対立できる陣営にしたい…となると阿弖流為がベストだけどいい加減ボーイミーツガールが書きたい気分…なぜ自鯖に女子はいないのだ…うぐぐ
>>209
吸血姫さんだったんですか!というか現実!?
そういえば姫さんだいぶ物騒な方でしたね…自分のマスターにすらこうとは、中々どうして恐ろしい
>>216
自分は向いていないと分かりながらも真摯に生徒と向き合う先生、いい…たとえ自己愛に基づいたものであっても、そのスタンスが本当であることは生徒さんたちからの思慕が示していますね
あと何気に言仁様のボディランゲージを読解してるのすごい、セオリさんは高速演算で可能なのでしょうがセナさんはどういう芸当だろう…>>219
あっちこっちにケンカ売りまくってくれる人がいると殺し合いもスムーズになりそうですな…いいね…
では、そろそろちゃんとした参加者募集といきますか限定星5の風格があるサーヴァントを作りたいけど限定星5感って何ぞや…
>>216
うおお…セナ先生いいキャラですね
戦闘力バリバリの魔術師って事ですし、初登場辺りの戦闘描写チラ見せを見るにとんでもない魔術使いそうな気がしますね。お披露目が楽しみです
そしてセイバーとセナ先生が仲良さげにしてるのは微笑ましいけどマジで共闘組む可能性が出てきそうなの怖いっすね…最強格二組が仮に手を組んだら現状のナキ君達ではガチで詰むのではって気がするので無いとは思うけど…うーん怖い
>>221
それでは参加希望に立候補します。
サーヴァントはランサーを希望したいです。趙雲の予定
そんでマスターは未定ですが、今の構想ではある程度善人寄りの方にしたいなと思ってます。まあそこは参戦確定したら改めてゆるぼする感じで
陣営のイメージとしては
・主人公陣営タイプではないけど、展開によっては同盟とかで味方寄りにもなれる感じ
・正々堂々と勝負するスタイルの陣営
みたいな感じの立ち位置にしたいと現時点では思ってます。最悪1〜2番目位の早期退場でも大丈夫です
まあこんな感じです。是非採用してくれたら嬉しいです>>222
たしかに名前だけじゃなにもわからない……ので簡単なプロフィールを作ってきました
『剣舞』オクタヴィア・シュトラウス4世
古くから時計塔近辺に根を張る家の生まれ
いわゆる「見栄えばかりのお飾りの剣」を突き詰めた体術にも近い舞踏の魔術を扱う魔術師
家も歴史も由緒正しいもので、本人も伝統に則った騎士道ムーブを連発する。つまりは堅物で真面目。でも眼鏡はかけていない。貴族主義派の委員長気質
『銃声天使』カナ・ミウラ
アジアから訪れた方言女子。運び屋シメオン・ノーリッジに見出された才能持ちで勧められるまま時計塔へ留学した
扱う魔術は天使の名を込めた弾を撃ち出す空砲銃。杖の振り方も呪文の唱え方もわからない素人なりに編み出したもの。その成立にはある教師が関わっているとかいないとか……。中立主義派のツッコミ気質
『ムカデ野郎』トウ・シャオウ
これまたアジアから訪れたコワモテ男子。生家が潰れて天涯孤独となったのをきっかけに時計塔までやってきた
「蠱毒の器」として幾度も調整を重ねられた彼の身体は無数の呪毒を操ることに長けているが、本人の得意分野はシンプル暴力。おまけに噛み癖まである
時計塔に来たのも自分の性質と暴力性をフルに活かせる就職先を求めてのことだったりする。派閥争いなんざ知ったこっちゃねェ不良気質>>229
『角付き』スピカ
霊墓アルビオンに封じられていた遠い過去の遺産
その正体は“角の生えた獣“の複製、つまりはクラス・ビーストの幼体を目指して製造されたモノ
物好きな発掘者と物好きな協力者の手によって時計塔へ裏口入学することになってしまった
その身にまつわる特異性の一切が不明あるいは発展途上。目下のところ目立つのは頭から生えている立派な角だけである。派閥争いがよくわからないマスコット気質
『二杖』石川レイ
二杖と呼ばれる魔術の同時行使を扱う器用貧乏
魔術師を良く思っていないらしく、時計塔にもふらりと顔を見せても通いつめることはしていない
普段は傭兵家業で生計を立てているらしく、金さえ出せばわりとなんでもやってくれる
二杖も彼にとってはよく使う技の一つでしかなくその本質は「盗み」にあるとかなんとか。派閥争いも上手く利用して稼ぎたい傭兵気質
『銀河級雑魚』ルシカ・ルクトール
凡庸な天体科の魔術師の家に生まれた突然変異種
魔術回路それそのものが体内で銀河を形成している規格外仕様でその出力もまた規格外。異常と呼ぶほかにないほどの凶暴性を発揮する
……が、そのあまりの出力に振り回されて一度魔術を使うたびに気絶するポンコツ魔術師ができあがった。白目を剥くことも日常茶飯事な有り様から雑魚呼ばわりされるようになる。民主主義派の無軌道爆弾気質
以上です。行数がぁぁ>>221
では改めまして私も
マスター枠は志村千早(IF)、サーヴァント枠はバーサーカーで参加します
サーヴァントを誰にするかまではまだ決めかねてます。誰か相性よさげなバーサーカーはいないものか…
陣営の立ち回りとしては
・基本共闘なし、あるとしても最低限魔術・神秘の類に関係ない陣営でギリ可能
・何なら単独で全陣営相手取るくらいの勢いと覚悟まである
・魔術師はコロす、魔術使いもコロす。実際に手を下すかどうかまでは要相談ですが、やり合う場合本気で命獲りに行く予定(勿論返り討ちもあり、というか実力差次第ではそうなる可能性の方が高い?)
大体こんな感じでキルゼムオール、サーチ&デストロイなノリになりそうです>>233
追記。
本来キュクノスに女性は地雷も地雷ですがイフ千早は“女”に裏切られた側なのでラインが繋がってそれ知ったら例外的に牙は向けなくなります。
実質神霊格の神格+狂化+魔力放出(炎)なので乾物へのデッドヒートに火が付きますが。>>228
正確に言えばマルフィーザがセイバーっぽいんでセイバー、みたいな感じはありますね。
俺、明日Amazonで狂えるオルランド(アリオトロ版)を買うんだ……(マルフィーザが超可愛く活躍色々盛り込まれてるらしい)
一応ウチの鯖鱒の利用は勿論オッケーです!IF千早さんと相性良さそうなのは塵塚怪王とかですかねぇ、自分とこだと。
"失った日常"への執着とかを塵塚怪王は大事にしてあげたい、って考えるサーヴァントですからね
あとアヴェンジャーだし燃費も良いし。
あとは「いいよぉー試練いいよぉー(フルフル)」って後方スポンサー面するサタン突然すみません、やっぱりランサーのマスター検討段階に戻して大丈夫でしょうか?
今やってる山星さんが今やってる聖杯戦争で恋さん出てるし被っちゃうのは申し訳ない上に畏れ多いので一旦マスターを確定じゃなくて候補にしようかと
なので突然で申し訳ありませんが、念の為ランサー陣営のマスター候補をゆるぼしたいです
・サーヴァントは趙雲の予定
・聖杯戦争で槍で主人公系だと伝説の第一回鹿之助と被ってしまって本当に申し訳ないしプレッシャーがヤバくなるので主人公属性ではない感じ、行っても味方側くらいの雰囲気にしたい
・善人寄りのマスターだと有難いです。魔術師でも魔術使いでも一般人でもOK
・男女はどちらでもOK、ただ個人的に女性のが優先度高いかも
みたいな感じで。注文多くて申し訳ないですがそれでも大丈夫そうならゆるぼお願いしたいです、お手数お掛けして申し訳ありません…うぉっ、久々に来たら聖杯戦争企画が
自分はタスクが多いし、たぶん顔出せないので参加は出来ませんが、鱒鯖の貸出はOKなので宜しければ
アリウム かねたけちゃん【https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%20%E3%81%8B%E3%81%AD%E3%81%9F%E3%81%91%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93】
>>231
シンプルバーサーカーだとうちからはオイディプスを推薦しておきます
>>239
嬉しい……ただ、アーテーは今のところ公式設定との擦り合わせどうするか悩んでいるサーヴァントではあるんですよね>>244
おーお久しぶりですー。
いきなりでなんですが、自分作のサーヴァントであるフォルカー・フォン・アルツァイのページ削除頼んでもいいでしょうか?
長々と考えてたんですが、どうもしっかり描写出来る自信が無くなってきてて……「生前は男性として扱われていたという話でもけれど、それは問題じゃないと思っている。だって君、男性として扱われていたとしても服装は当時の男性として何らおかしくなかったんだろう?」
「ああ。それは問題ない」
「思うに、急に見た目と時代が変化したことによる困惑でTPOがわからなくなってしまっただけなんじゃないかな。オシャレとか、ダサいとか超えて、それで人前に出るのはちょっとどうかと思うって段階だからね」
つまり、自身の性別を偽らずに生きて良いという事実が状況の困惑をもたらしているというもの。ならば一度落ち着かせて、ゆっくり好きな服を選ばせればいい。別に何件も店を回る必要はない。だってそんなの焦ってしまう。たった一つに定めて、その店の中で好きな服を選べばいいんだ。あとはセオリがそれに対して一言二言感想を述べると良い。多分、センス自体が最悪ってわけではないから……
「うん、綺麗だと思う。可愛いって感じの服が欲しいなら別の店にも寄るけど……」
「いや、これが良いな。お世辞にも私の背丈に似合うとは思わん。……あっ、代金が」
「ボクが払うよ」
お金を払ってくれる、というのは嬉しい。嬉しいが……なんだかそれで終わりではないような気がする。そういう風にランサーの胸には不安が残る。だって何だ、店員のこの表情。店から出るときの他の客の表情。何か生暖かいものを見てるような顔をしている。なんだ?やはりおかしなファッションなのだろうか?……と思いながら暫く歩いていると、なんだか困り顔をして道に立ち尽くしている老婆がいて。「どうされました?」
「ああ、そのねぇ……ミルキーウェイって宝石店探してて……マップのアプリは読めるんだけど店が出てこないのよ……」
「ちょっと失礼しますね……ここです、この位置。マークしておいたのでそれを目指していただけると」
「ありがたいねぇ……あなた方はご夫婦?」
「いいえ。でもボクの彼女ですよ。ね?」
「ハァっ!?」
ありもしないようなことを言いやがった。しかも割と大きな声で、他にも人がいる中で。こっちが思考を停止している間に、手を繋いで引いて歩いてるのも許せない。許せないがまずそのデカすぎる言葉を整理させてほしい。敵のマスターと、自分が、付き合う?バカじゃないのか。いやバカだ。まともそうに見えたのはきっと間違いだったのだ。
「貴様……」
「まあまあ。でもほら、これで女の子って感じ味わえるんじゃない?周りの人、カップルを見てる目だよ。これからデートやってみようよ」
「そういう話になるのか!?」
一を見て十を知る、という言葉が日本にはあるというがこの男は色々なものを知りすぎている。あまりにも早い。早すぎて中々に追いつけない。突拍子がないと言うべきか。しかしどうやら本気のようだ。擬似恋人体験というやつをやろうとしている。…………けれど、まあ断る理由もなく。なんだか小っ恥ずかしいがこれでも生前は妻帯者だった身。それなりに頑張ってデートとやらを熟さねばなるまい。むしろリードしてやろう!「君の考える“女の子扱い”は護られる、護る、助けられる、助けるの関係性ではないとボクは思う。では何をもってして女の子扱いとするか……難しいね。けど一番簡単な証明として、男女の恋仲になって精一杯恋人としての振る舞いを徹底すればいいんじゃないかと思ったんだ」
「…………その結果が、菓子の食べさせ合いか」
「良かっただろう?ボクがしっかり演算して恋人を演じたからね。中々に乙女ゲーで人気の高いルートだったと思うよ」
甘々にベタつきすぎず、かと言って彼女を軽く雑に見過ぎない。絶妙な塩梅の人格トレースはただ演算速度が速いとできるわけではない。良い感じの恋人としての振る舞いはわかった、だがそれを完璧に演じることができるのはセオリ自身の演技力にかかっているからだ。そして、セオリは成功した。色々ありすぎて口から魂が抜け出たように力尽きているランサーが良い証拠だ。ただ……楽しくなかったわけではないらしい。
「………未来演算でただひたすら滅びの回避を目指すのがお前たち、だったな」
「ああ。たとえその末に世界を滅ぼす兵器を生んだとしても。それでも止まらないのがボクたちだ」
「ならば全てを捨てて穴蔵に篭れば良い。だが……お前の行動は不可解極まりない。無駄が多いと言うべきか。マスターから聞いていた錬金術師の情報とは違うな」
アトラス院の錬金術師は知略策略を必要としない。複雑怪奇で難攻不落。そんな蹴落とし合いをするよりは最短効率で事を済ませるべきだ。もちろん、必要に応じては行うが……ずっとはしない。ごく短期間だ。なのに目の前の男はそうじゃない。長く、楽しんで、無駄を尊び……あまりにも外れている。そもそも、聖杯戦争に参加する意図が見えない。この聖杯戦争の末に待つのが“セオリが観測した滅び”なのか?だがしかし、聖杯戦争に参加して解決する“程度”の問題がセオリの生涯をかけて挑む滅びの難題とは思えない。「これすら言えないのだったか、アトラス院は」
「うん?いや、いいよ。言ってしまおう。ボクが人生を懸けた命題とする滅びの内容と、今回の聖杯戦争は無関係だ。ただ、今回の人類への損害は偶然観測したから回避するために頑張ってるね」
「………その結果、お前がそもそも目指していた滅びの回避に割く時間のリソースは減るのでは?」
「そうだね。でもまあ、仕方ないさ。ボクは欲張りで、意地っ張りで、強がりな人間なんだ。ただ演算するための機械じゃない。不条理を受け入れられない人間なんだよ。だからあれもこれもと手を伸ばすし、外に出てやりたいことをやるんだ」
─────それは、なんて辛い話なのだろう。たった一人の人間が人類の滅びを背負うこと自体が何よりも重く苦しい挑戦であるというのに、セオリはさらに多くのものを詰め込む。たとえそれが人類総体の滅びでなくとも。たとえ大量殺人などでも彼は止めるために挑むのだ。自分が観測した以上は、自分がやらなくてはならない。そして、観測した“原初の命題”にも挑まなくてはならない。苦行だ。苦行でしかない。
「錬金術師になる理由はさまざまだと思う。みんながみんな人類愛だとは思わないし、惰性とか、ノリとかでやってる人もいるだろう。“自分たちはそういうものだから”って人もいるし、計算しきれない未来が欲しいと挑んだ人もいるかもね。でもボクは単純で単調な理由なんだ。……仲の良い人が死ぬ未来は見たくないんだ。だからたくさん手を伸ばすんだよ。人類という種が生き残ってさえいれば良いとは思わない」
「………そうなるに至ったまでに何かあるだろう。ただみんなが大好きというだけでそんな悲しい顔を人はしない」
「そうだね……双子の弟がいたんだ。とても良い子だったし、天才だった。多分異常発生なんだけど、魔術回路も凄かったな。それで、人類の幸福について人一倍考えられる子だった。もちろん、ボクもあの子も個人研究のことは話さなかったけど。話して良いことは内緒でコソコソ話したな」兄貴にオレの全部をあげる。演算機能だけじゃなくて魔術回路も凄いからな。多分オドだけで魔術使えるぐらいには。だからさ、兄貴は頑張って欲しい。オレを上手く使ってくれ。
それが、滅びの回避を成し遂げるために弟が出した結論だった。己が身を演算装置とするまでは良い。しかしその使用権を、全て兄であるセオリに託した。自分が演算を続けるよりも、そうした方がきっと、より良い未来を開けるのだと判断したが故の結論だ。
“それ”があの子の出した結論に基づく研究の集大成というのであれば、それを否定する道理はない。むしろ効率よく演算を加速させられるし、生体扱いだから外にだって持っていける。昔から活発的だった自分にとっては、これ以上のないほど便利な装置だった。だからこそ、あの子も自分に託したのだろう。
「………そんな風に祈られたらさ、応えないわけにはいかないじゃないか。ボクは彼の望んだように、彼の分まで色んなことをする。ただ一つのことに手を伸ばすだけじゃ物足りない。もっと沢山、もっといっぱい。だってボクは一人じゃないからね。二人なんだ、妥協は許されない」
「そうか。………後悔は先に立たないからな。私がそれを保証しよう。私も、私のやりたいようにこの英霊としての生を全うすると決めた。自分に正直にするのは良いことだ。たとえそれが辛いことでもな」
己を最後まで貫き通せなかったからこそ、あのような後悔ばかりの人生だったとランサーは記憶している。次があるのならばと願い、次があった。だから、やりたいようにやると決めたし、令呪を相手にしたとしてもやりたくないことはやらないと決意した。………たとえ辛くとも己を最後まで貫こうとするセオリは彼女にとって“近しいもの”を感じるのだ。
「ああ、来たよ。君のマスターとボクのセイバーだ」
「セイバー……?それはあの男………まあ良い。世話になった」
誰も彼もが寝静まり、海が月光に照らされる、とても良い夜であった。そんな夜に邂逅した彼らは、最後に別れを告げ、互いのマスターの側に戻り……棘がない、穏やかな雰囲気で話を進ませていく。「うちのが世話になったわね。良い女になったんじゃない?」
「余計なお世話だ」
「こっちも迷子のお世話をしてくれてありがとう」
「(にこーっ)」
そうやって、今回は穏便に別れるような、そんな雰囲気が保ち続けられて。あまりにも不自然なほど静まり返ったベンチの前で、マスターたちが歩み寄る。
「じゃあ、やろうか」
「ええ、そうね」
飛沫を上げて打ち上がる水の柱。まるで海上で何かが爆発したかのような轟音。その中心にいるのはセイバーで、投げ槍で思いっきり吹き飛ばしたのはランサーだ。セナの支援もあってか、ランサーは海上に降り立ち、その水柱の内に潜む御魂に槍を向ける。セナとセオリは以前睨み合うが、その横にはそれぞれの持ち合わせる兵器や礼装が浮いている。既に一発、巨大な鉄の砲弾をセオリは止めている。
「人払いは?」
「もう既に細工をした。君もやっているんだろう?」
「魔術師だからな。では始めよう、戦争の時間だ」
以上です。セオリはここで協力チャートを組んでも何一つ良いことがないと知っているから、セナはどれだけ言仁様と仲良くなろうとも最後には一切情を挟まず殺し合うことを割り切っているので協調路線はないのですという>>236
お久しぶりです。
あの、一つ相談なんですが、今度モンゴルの新鯖でd@5./を作りたいなと思っていまして。ただ、こいつってスブタイの3igな訳じゃないですか。
なので、擦り合わせというかディックさんの解釈というかスブタイからd@5./への態度とか印象のイメージをお聞きしたいなと思ったんですが、大丈夫でしょうか?
>>243
成程鳳蝶さんと刹那ちゃん…
キャラシ見ながら考えてましたが、意外に刹那さん結構アリなのでは?
積極的にやりに行くタイプの聖杯戦争ならライブ感で生きる感じは合いそうですし、何より完全に真っ当って訳でもないですが、だからこそフリーダムな刹那ちゃんと真面目な趙雲を合わせたら良い感じの化学反応が生まれそうな気がします。主従としてしっかり信頼関係は構築できる上で振り回される感じの関係を感じますし、面白そうなので結構アリって気がしてきました
>>248
いえいえ大丈夫です。山星さん程のクオリティを出せるかって不安になってしまった俺の精神力が原因なので
あとは一日考えて、やっぱり完全に没って訳じゃなく、候補に入れといて採用するとしたら俺なりの味を出して使おうって感じで覚悟決めたので大丈夫です…!!
>>255
セオリ君好きかも…マジで事前情報無しの新キャラが皆魅力すごい事になってるの凄い…この位のキャラ構築力欲しい…
そして共闘しないという事で俺の解釈が浅かったですね…そうだ、よく考えれば共闘ルートありそうな二人じゃなかったですね…ファー俺の解釈が甘い甘い…
そして最大手二陣営の激突となると次回のバトルがとんでもない感じになりそうですね…待ち遠しい…>>256
ごめんなさい名前間違えました京極です
おのれ予測変換やっぱり時計塔のキャラだと名前ができるだけ外国人風にしたいな…理想は納言さんの四方/ヨモさんみたいな感じの
愛染明王の魔術経由で愛染/アイゼンって名前にするともれなく男性になる…う~む…>>247
まぁ暴れまくるポジションですし。とはいえムーブ的としてはヒーロー属性な訳ですが(ガンガン倒しにいくので開催者の宗谷さん的には凄くありがたそう)
そういうちょっとチグハグ?な感じとかを表現するには向いてそうですよね、IF千早さんと塵塚怪王のコンビ。塵塚怪王が背中を押す感じかな~。
>>256
刹那さんアリかも!なら全然オッケーですぜ!振り回し系で伊草の舞台設定的にもまぁ鳳蝶さんより「倒さなきゃ駄目?じゃあやろう!!」ってスムーズに移行しそうですから
>>226
ペレス島の執筆、了解です。過程というか、三つ巴に至るまでのあらすじというかはどうしましょうか?
どの陣営が誰倒したか、辺りの流れは早い者勝ちで決める感じで大丈夫そうですかね>>256
私も他の方のキャラクターを生かしきれているかなって不安になったりしますので……!
キャラ付け褒めてもらえて嬉しいですね……二人ともバカ強い奴に背中刺されるよりはこっちから頭かち割った方が早いよな?という思考だったりします
>>258
なんなら見た目だけで言えばあっちの方がセイバーらしいのである
錬金術師としてのセオリは弟の選択を「アトラス院の錬金術師として素晴らしいもの」と心から称賛しますが、兄としてのセオリは普通に哀しいのです
>>262
本来何にも縛られない気質のセオリが上に立つものとしてホテルのオーナーやったりしてるのはそういう背景があったりしたのかもしれません
カナさんも魔術の詳細次第では指導できるかもしれませんが……残念ながら二世並みのだいぶ異常なコーチング力はないので……
とはいえみんなちゃんと教室で授業受ける意志があるなら多分いけますよ、理由がどうであれ自分の魔術を磨く意志があるならそれをセナは歓迎します
あとはご本人たちのセナへの心象次第?なので全員分のキャラシを作る必要はないと言いますか……作ったはいいものの採用が無くてそのままが一番怖いので……
>>260
そのご希望もこちらは後の二陣営さんにお任せしますよ伊草聖杯戦争に向けてスィレンを描きたいぜ!でも暑すぎて今からもう夏霊衣を描きたいぜ!ドン・ファンを描きたいし書きたいぜ!掘り下げたいぜ!そうなるとサルダナパールも書きたいぜ!書くとなると描きたくなるぜ!あっここのえさんの宇治の宝蔵面白い!うおおおお自分も中尊寺とかストロベリーヒルハウスを詰めたいぜ!
今週も頭から忙しくなりそうです(ニッコリ)
>>240
そう言っていただけると嬉しいですの
廃帝は激情を糧にして動くサーヴァントなので、一番繋がりのあるマスターにif千早さんのような人を据えると魔力消費もかなり軽微なもので済むと思いますの
>>242
主人公陣営とは少し違うタイプの善寄りマスターであればうちからだとレッドア、綰、緒十/ヨモ、ロウィリナがいます
>>244
人間らしい復讐心に狂気を加速させていくif千早さんを見守るアーテーさんアリなのでは…?と勝手ながら思いまして
ギリシャ神話はまだまだ明かされぬところが多いですよね…紙マテもっと寄越せバルバトス…
>>255
逢瀬も敵対も実に淡々と…それぞれが語った過去と現在に至るまでの情感も、ひとたび所が戦場となればスパッと切り替えられるのサーヴァントもマスターも理性的だなあ
ツユさん視点とかだとひたすらにクールな強者!という印象だった二人にも抱えるものがある、ということがわかって、物語にも奥深さ味わい深さが増したように思えます。戦争の名を持つ人間ドラマ…厩戸皇子のリメイク案に天寿国曼荼羅繍帳を作って固有結界みたいなスケールの大きな宝具を作れないかと考えたことがあります。
ペレスにも進展があったようですのにこちらからアウトプットがまるでなくてすまない……京極って打とうとすると予測変換に驚愕が上がってきて間違えそうになるんじゃが
それはそれとしてSS執筆が少しずつ軌道に乗り始めてますが、次回は繋ぎ回というか消化不良な回になるかもです
>>261
とりあえず現状だと鱒候補は
・空野恋ちゃん(ユーさん)
・刹那ちゃん(朽崎さん)
・ヨモちゃん(納言さん)
・右潮くん(納言さん)
この4人のどれかになりそうです。現状は刹那ちゃんに傾いてる所ですね
期間に関してはそうですね…最初に表明してたメンバーで言ってないのはスルトさんだけなので、固められそうな部分は固めときながらもう少し待つのはどうでしょう?
>>264
>>265
そうですね…とりあえずアサシンの方ならうちの児雷也くん(周馬の方)を推薦します
>>268
成程成程…どこもいい感じですねえ。趙雲君とは良い感じに組めそうな気がする
とりあえずそのメンツだとヨモちゃんかウシオ君辺りを有力にしようかなと
>>270
成程成程…よし、俺の思ってたイメージと結構近い…!!ありがとうございます…!
とりあえず上半期中にはキャラシを投下できる様にしたいなって思ってます。モンゴルらしく、かつ新しい雰囲気の奴になりそうですのでお待ちください>>273
やったぜ。
狂えるオルランド買ったどー!明日届くので早い内に読んでマルフィーザを完成させたいですね
宝具はベリサルダを兄上なロジェロから受け継いで仇討ちに持って行った辺りとかも行けそうか……?
なんにせよ楽しみですね、狂えるオルランド。参加者についてはとりあえず待ちのターンに入って
サーヴァント選びにマスター選びはそれぞれにお任せするとして
次……は、なにを固めていけばいいんでしょう?>>277
舞台設定ですか。聖杯戦争に関係しそうなところから優先すると……
・海に面してるエリアが多い(宝具ブッパがしやすいように)
・海路を活かした貿易業と温泉を活かした観光業で発展した(人の出入りが多く参加者も潜りやすい)
・温泉街には誰でも泊まれる宿が多い(わかりやすい拠点候補地)(使っても使わなくてもOK)
・街の発展に置いていかれた人気の少ない旧市街がある(バトルエリア)
・旧市街寄りの港にでっっっかい廃倉庫がある(バトルエリア)
・温泉街と旧市街に挟まれるような位置に休火山がある(バトルエリア)(聖杯起爆に伴って噴火を起こす)
ぱっと思いつくのはこんなところでしょうか
出資者の類はいません。運営の権限を一括管理するために宗谷進三郎のワンオペでお送りしていきます
ちなみに監督役にはムラト・トキカズという人を予定しています
とある子供を刺し殺してから無職になった元殺し屋の褐色神父様です
バトルスタイルは黒曜石のナイフ二刀流というかっこいいやつですのでそこそこ戦えますよし決めました
伊草槍陣営、刹那ガルドロットちゃん×趙雲で行こうと思います
決定に至った決め手ですが、自分でも考えてなかった感じの新しいタイプの趙雲の主従になりそうだなって所ですね。
今まで聖杯戦争で趙雲と組ませるとしたら、真っ当なタイプのマスターとか似合いそうだなって固定観念があったんですね。それが一番それっぽい感もありますし、ディックさんのありふれた聖杯戦争のイコマ君との主従も良いなーって思いますし
ただ、刹那ちゃんを見た時に組ませたら新しい側面見れそうで面白そうだなってなったんですね。
要は、いい感じの方向と塩梅にブッ飛んでるマスターと組ませたらどんな感じになるんだろうなってのを確かめたいって感じですね。
あとは刹那ちゃんのキャラに惚れたので。俺が上手く動かせるかは分かりませんがまあ何とかなるだろ!!
という訳で改めてよろしくお願いします。ついでに試しに描いてみようって事で描いた俺解釈刹那ガルドロットちゃん投下しときます>>279
なるほどなるほど、あとはどうだろ……、空いたタイミングで街の略地図作るとかですかね?
>>280 >>281
や っ た ぜ !
刹那はアレですね。ノリで生きてるタイプなので、趙雲さんとコミュニケーションさせてバトルしまくり聖杯戦争な伊草で好き勝手させる、で全然問題ないと思います。ハイリスクローリターンはそんなしないかな……、ぐらいで。
>>280
イラスト嬉しみ。実際の外見をビジュアルにされるとやっぱりこのJKババアかなりのファッションリーダーしてますね。パーカーのゴーストの眼玉部分がポケットになってるの好き。
あとあれだ、パーカーって真ん中にジッパー付じゃないのもあるんだよなぁ(羽織るタイプのパーカー想定だった人)>>282
地図は…………まあ後回しで
参加者が正式に出揃って、主要な施設も設定して、その時に必要そうなら急いで作ります
私としては時間がある今のうちに聖杯爆弾以外のギミックを仕込んでおきたいところ……なんですが、まあ思いつかない
どこかの陣営が民間人に被害出したりすれば話は早いんですが、そこらへんはもう流れ次第ですし便乗して言うと伊草弓陣営のスタンスというかイメージは「順当に強くて積極的に戦う中ボス」です
カバーストーリーとか書くならロスヴァイセさんの最期を夢か何かで見て憐れみながらも兵器として使い潰しまくって今度こそ最期を教えてあげることで救おうとする…みたいなのがあるかも
>>264
今更ですが西湖さんのマスターでカステラとかどうでしょう。といっても理由は戦前東京の英霊だからというだけのものですが…
>>274
幹部会議SSを書く折ににヘレナさんのキャラシを読んでいたっていう簡単なタネにございましてよ
あとああいったキャラが過去に出会った人を仄めかすような文章が個人的にとても好きなので印象に残っていたというのもありけり…
自己満の領域(カバーストーリーの妄想)のためなので無いなら無いで結構ですが宗谷さんの魔術師としての立場(力量や使用する魔術、時計塔なんかと親交はあるのか)をおたずねしたく現状の伊草のマスター候補は
剣:ヴィクトル・デュランベルジェ
槍:刹那・ガルドロット(トリックスター枠?)
弓:スィレン・ヌフクロッシュ(「順当に強くて積極的に戦う中ボス」)
暗:未定
狂:志村千早(キルゼムオール、サーチ&デストロイ。民間被害は少な目?)
で、内の王様野郎は時計塔枠っていうか、名前が売れてて強いヤツがセイバーって最優のサーヴァントを召喚した!強いぞ!なZeroのケイネス先生とかレオ+ガウェインみたいな枠をやりたいなぁ、と思ってます。
現状だと解りやすくレイドボスというか、ペーパームーンの 構築部筆頭AI、マキリ・ゾォルケン枠になりそうなタイプはそんないない印象ですね~。>>281
そうですね、そこは気を付けます…初めて時計塔キャラをまともに動かすって部分でもビビっちゃってまして…とはいえ絵投下までやってハイ没!!だと朽崎さんにも申し訳ないし他の色々な点でもアレだなって事なので、とりあえずサンプル的な台詞書いてみました
「それじゃまあ…ボク達の方針は単純明快。楽しみながら適当に、バーンって暴れるッッ!!って感じで行っちゃおっか!!」
「ざっくりしすぎではないだろうか…?」
「構わない構わないっ!人生は強引にイェイだし!楽しまなきゃ損なんだよランサーくんっ!!それに…死んじゃったら楽しくない。人生死んじゃったらゲームオーバーだし、ライブ感と生存欲を合わせるのが一番なのさっ!!」
「些か楽観的ではあるが…そうだな。その理論は、同じ気持ちだ。死地でも、命を繋いで戦う。その重みは、自分も理解しているつもりだからな。」
「キミは、今度の生こそ最期までマスターを護りたい、生かしたい。そしてボクは、命を大事にしながら今を楽しみたい。うん、やっぱりだ。噛み合ってる!ボク達の相性は悪くないって思うよ!!あとはまあ…イジり甲斐があって楽しいしね!」
「まあ…生前のどの主よりも奇妙な主、というのは間違いない。胡乱ではあるし、あの方の様な御仁ではないだろう。…だが、だからこそ、か。あの方とは違う方向ではあるが、それでも。いいマスターだと思う。」
「さぁて、祭りの時間だ!!…ランサーくんっ、行けるかい?」
「無論だ…!」
「よっし。じゃあ、始めようか…!!
単騎駆、堕天使との相乗りver!!出陣といっちゃおうか!!」
とりあえず今ざっと書いてみました。
なんというかアレですね。not恋愛なのは間違いないとして、その上で良い感じの主従になりそうだなって雰囲気を感じてます。噛み合ってない様に見えて結構悪くない感じの雰囲気というか、退場する時も爽やか、というか良い感じの空気で別れそうな雰囲気を感じるな、と。
とりあえずキャラ動かすのは問題無さそうです!!>>284
うれしや…チラ見せのしがいがありまする…
宗谷進三郎の魔術師としての腕前はそこそこ以上。仕組みは既知のものを流用したとはいえ、ほぼ独力で聖杯戦争の形を作れてるのでわりと出来るやつです。使用する魔術は蝶魔術
時計塔……以外にも海外の魔術師とチラホラ交流はある想定です。まず魔術が西洋から流れてきたものだし、亜種聖杯戦争の情報やらを集めるためにも国内に引きこもってはいられないと思います
>>285
ほしいなぁマキリ枠……ほしい
運営視点だと痛感しますが悪目立ちしてくれる陣営はすごくありがたい……
>>286
ものすごく冷たいことを言うと「申し訳ない」っていうネガティブ寄りの気持ちで決めちゃうと後々尾を引きかねないので、危ういなぁと思っちゃいます
いやでも動かしてみて大丈夫そうなら問題ないです!本当に!やってみたいって気持ちが全体のモチベをプラスに引っ張ることもままありますし!
京極さんの判断でいけそうだと思ったら突っ走ってください!>>285
おー陣営が分かりやすい。ありがとうございます…!
個人的な槍陣営の動きの構想としては、「結構堅実に強い枠」「共闘も現実的な部類の枠」にしたいなと思ってます。
立ち回りとしてはまず聖杯戦争の盤面を冷静に見た上でハイリスクは極力避けて立ち回ろうっていう堅実な部分と、それはそれとしてライブ感だし爆弾の事もあるしで戦えるなら戦っていこうぜ!!っていう自由さを合わせた感じにしたいなと思ってます。マスターを守りつつ堅実に行こうと思う趙雲とガンガン引っ掻き回そうっていう刹那ちゃんの主従であるが故の二面性の立ち回り、みたいな。
イメージ的にはペーパームーンの騎陣営をもう少し好戦的にした、みたいな感じですかね。合ってるかな…?
その上で、それこそ推定弓陣営がレイドボスになったりとかの時には共闘も考えるし同盟関係持ちかけられても面白そうだしって感じで比較的前向き寄り、みたいな感じにしようかなと。
あとは今の所完全確定してる陣営の想定の役回りを見るに、強魔術師枠の剣陣営、レイドボス枠っぽい弓陣営、そんで色々な方向に転べそうな一匹狼強キャラっぽい狂陣営と来たら槍陣営は共闘OK寄りな結構強い枠だったら割とそれっぽさが出るかなと。何だろ、サムレム弓陣営とペパムン騎陣営を合わせて刹那ちゃん成分を入れた感じみたいな?
朽崎さんの解釈とかも合わせて変える必要はありますが、ひとまずはこんなモンでしょうか。どうです?あ、京極さん。
西湖のマスターとして海月か凌牙をお借りしていいっすか?とりあえず>>278で絞った三騎とIF千早の簡単な組み合わせロールを書いてみたので投下
解釈違いとかあったら遠慮なくおっしゃってください
まずは大嶽丸との場合
IF千早「行くわよバーサーカー。魔術師も魔術使いも、魔術に阿る輩は全員コロす」
大嶽丸「お盛んだなマスター! ……だが、そういうノリは嫌いじゃない。望み通り派手に暴れてやろう!」
大嶽丸「ははははは! どうしたどうした、天下に名を馳せた英雄とやら、この程度か!」
IF千早「(魔力消費の反動により吐血)あのク.ソ鬼……! こっちの苦しみも知らないで好き勝手して……!」
IF千早「聖杯なんてどうでもいい。どうせ今回もク.ズ共が作った駄作なんだ、なら――奴らの目の前で、滅茶苦茶にして貶めてやる」
大嶽丸「怖い怖い。これではどちらが真に鬼なのか分からんなぁ」>>296
続いて淡路廃帝との場合
IF千早「私にはコロさなければならない奴がいる。そいつを見つけて、たどり着く為なら何だってするし、どんな禁忌も犯してやる。――例えあんたが、かつて皇族に連ねた英霊であったとしてもね」
淡路廃帝「委細、構わぬ。この身は主のような者の為にこそ在る霊基。ならば主の望むまま、思うがままに力を振るうまでの事――」
IF千早「……前々から思っていたんだけど。あんたのそれ、どうにかならないの?(体育座り状態で『の』の字書きする姿を見ながら)」
淡路廃帝「気に病むな。これは我が霊基に由来する手癖のようなもの。……私としても、正直手を焼いている」
IF千早「あっそう」
IF千早「誰かの為に怒る存在、か。……ねえ、あんたはそれでよかったの? 一度くらいは、本気で自分がされた仕打ちの為だけに怒ろうとは思わなかったの?」
淡路廃帝「……全ては過ぎたる事。復讐者たるこの身も、かつて歴史の泡沫に在り得た者の残響でしかない。ならば。私は私に与えられた使命のまま、恨み憎み呪い復讐し続けるまで――」>>297
そして最後に、塵塚怪王との場合です
あくまで仮のロールですが、実際に動かすとなると大体こんな感じになる、と思っていただいて結構です
IF千早「ゴ.ミ山の王様、か。……ある意味、私に一番お似合いなサーヴァントかもね。だって――私、は――」
塵塚怪王「そんな自分を卑下しなさんな。終わっちまったように見えるもんでも、案外道は残っていたりするもんさ。終わり云々を口にするなら、本当にどうしようもなくなっちまってからでも遅くねえだろ?」
塵塚怪王「なあ嬢ちゃん。嬢ちゃんの戦い方はよく知ってるつもりだが――もうちょい得物に対してこう、丁寧にというか長持ちさせようって気にならねえか? そうやってポンポン使い捨てられちゃ、こっちとしても気分がなぁ」
IF千早「悪いけど、これが私の戦い方だから。嫌でも慣れて。慣れないなら今すぐ座に還って」
IF千早「……最後だから、言っておく。出会って間もない頃『ゴ.ミ山の王様』なんて言ってごめんね。あんたは紛れもなく、立派で素敵な王様だったよ」
塵塚怪王「何だおい、らしくもねえ。……いや、マジでやめろよそんな言い草。これから焚き上げられる紙屑みてえな、末期的な事冗談でも口にしないでくれよ」>>294
【元ネタ】東北地方の民間伝承など
【真名】荒覇吐/Arahabakiあるいは、荒吐、荒脛、阿良波々岐など
【性別】女性(アラハバキはアイヌ語で女性器を表すため)
【身長・体重】任意・任意【外見・容姿】任意
【地域】日本【属性】可変・可変
【固有スキル】
神性:- かつては〇〇神と呼ばれる神であったが、零落し様々な逸話が出る中で本来の神格は失ってしまわれている。
〇〇の理: ××(クラス名)が有していた神としての神格、その名残。神秘の枠としては権能系スキルの下位互換となる。
【宝具】
我、〇〇なり(アラハバキ)
ランク:B 種別:転神宝具 レンジ:自身 最大補足:1人
自身の神としての神格、その励起。原型回帰とも。
かつて祀られた神としての力を数ターン取り戻す 。ターン数はマスターの魔力によって可変し、最大で15ターンまで可能。その間神性はAに上昇する。
〇〇の理によって処理・実行可能な現象が増え、それこそ神話に記されるような天災すら行使可能となる。
強力な宝具だが当然魔力消費は絶大であり聖剣解放クラスの魔力を強いられる。
【解説】
東北地方の民間伝承にて語られる神。蛇神、水神、鍛治神、道祖神、あるいは単純に土地の守り神、荒唐無稽な例では縄文時代の遮光器土偶のような神など様々な説が存在している。
神とは一つの型であり、その型が定まらないアラハバキという英霊は神格が揺らぎサーヴァントとして召喚出来るようになっている。>>299
ざっとですがこんな感じです>>286 >>289
私としても趙雲さんにははっちゃけまくる刹那に振り回されながらイキイキと動いて欲しい所ですねー。
特にイジり甲斐があって楽しいしね!は絶対言うわコイツ……となって好き。ランサーが女性苦手って知ったらある程度仲良くなった段階で(自分の)エッチコスプレ結界とか構築してからかいに行きそうだと思いました(KONAMI)
>>298
自分としては塵塚怪王のエミュ、変な感じはしないですね。”焚き上げられる紙屑”みたいな廃棄物比喩も好き!最後というかで王様として褒められる、というのは個人的には結構意外で、ストーリーを進めるに連れてしっかり絆を紡いでくれるっぽい事は嬉しいな。
実際に面と向かって言われたら「なんでぇなんでぇ、急に褒められたら小っ恥ずかしくて仕方ねぇや」ってもうちょっとしっかり照れそうでもあるかな?多分そういう軽口言えないぐらいラストバトル数秒前って感じなのでしょうが。
>>299
なるほど神様系……。宝具の性質もありますし、現在の構想としても能力固定にするよりも割りと変動するよ!タイプの方が、ってなるのは少し分かるかもしれないですね……。まーでも最終的にはルネさん次第だよなぁ山星さん山星さん、ちょっと質問よろしいでしょうか~(空リプ)
〇スキュレカリュー教室(授業単位)は代々なのか、セナさんからなのか
〇生徒はセナさんに選ばれた人の認識でOK? 受講できている生徒は少数or多数?
〇講義の聴講生に関して制限はある?
〇セナさんは貴族派?中立派? 鉱石科買ったロード・メルアステアのことどう思ってるのか
〇教室は(建前上は中立派だと思うけど)講師や生徒の心理的には貴族派?中立派?内心貴族派だけど中立派も容認派?
〇セナさんの性格は属性(アライメント)で表わすと何?
完全な黒をどのくらい容認するのか知りたい(アルビオンから生徒が呪体密輸しているのを知ったら黙認するのか)
余裕がある時にでも一言でいいので返答いただけたらと。。。
なんでこんな質問するかというと、鉱石科のスキュレカリュー派閥がどう形成されたのかを知るため。生徒の友人枠をどういう立ち位置にするか(態度含めて)。三千院がアルビオンアタックと組んで「『密漁』します」という設定が生えた時の対応(これが講師とのトラブルになるようなら消し)を探りたいのですわ~
>>299
お久しぶりです~
その先(バリエーション豊富すぎる)は地獄だぞ……色んな意味で、難しい。難しかった(n敗)
でも解釈をひとつに絞れないキャラっていうもいるんだよなー!というのも分かる~まさか自鱒が聖杯戦争に採用されてブチ込まれる日が来るとは…ようやくここまで来たかって感じですね
>>287
遅くなりましたが大丈夫です。むしろ、色々考えてこの組み合わせは滅茶苦茶良いなってなったのでこれで行きたいと思います。
改めてマスター刹那、サーヴァント趙雲でランサー陣営立候補します
>>295
ありがとうございます…!是非うちの海月ちゃんをよろしくお願いします!
あと海月ちゃんについて何か質問とかあったら何なりと聞いてくださーい。
掘り下げはやっぱりこのタイミングなので西湖をお願いしたいなと。或いはビートルで
>>293
お久しぶりです…!
生存確認嬉しい…
>>301
生前割と真っ当に忠義武人ムーブしてたお兄ちゃんが電波系ハチャメチャ魔術師のJKババアに召喚されるって字面が既に面白いですからね。
マジで朽崎さんの本家解釈と照らし合わせれば合わせるほどガチで良いコンビではって確信が持ててきますね。今までに無い味がする
>エッチコスプレ結界
キュートな堕天使なボクのエッチ♡なコスプレを全部見ないと出られないゾ♡結界(録画あり)
VS
趙雲(一身是胆 A)
…ってコト!?有沙を少しリメイクして礼装を追加。
長剣『傷の氷』
魔術で動く非生物への攻撃に特化した長剣型魔術礼装。
斬撃と同時に傷口へ魔力を流し込み、ゴーレムやオートマタ、動死体等を駆動させる術式を損傷させる。
礼装『剣の月』
胸元に群青色のリボンと大粒の翡翠をあしらった水色のトップスと白いロングスカート、魔獣の革製のコルセット、髪を止める為の青いリボンで構成された洋装。
北欧より流れ付いた先祖が所持していた魔術礼装をとある死霊魔術師の力を借りて仕立て直したもので、着用する事で身体能力や魔術的な防御、精神干渉への耐性を強化する。
また、スカートは袴の様に足の動きを誤魔化す働きを持つ。
時代錯誤な外見もあってとても目立つ為、必要な時にしか使われない。
>>279
という訳で、草薙 有沙とライダー:ラーヴァナで伊草聖杯戦争に応募します。
ちな伊草に住んでる魔術師で、聖杯戦争が行われる事が解ったので被害を抑える為に……という感じで行こうかと。
ちなみに、ラーマを召喚しようとしたらラーヴァナで、しかしそのラーヴァナもイメージと違う女の子で……という感じの陣営です。>>299
お久しぶりです。
基本的な人格とかを決めてみるのはどうでしょうか?
フリー素材にするにしてもある程度方向性があったほうが解りやすいですし。第◾️回更新です。それと>>250の続き
>>255
英霊が登場する作品でも聖杯戦争って現代を生きる人にもちゃんとフォーカス当てるものだと思ってるのでそう言っていただけてもらえて嬉しい。私の場合はフォーカス当てすぎじゃないかと自問自答もしたりしますが
>>278
こんな感じで手慣れたように呼吸するように殺し合うのはナキたちじゃ難しいかなとか思ってます
>>267
ですねー、スムーズさで言えばそれがいいかと
>>302
○代々続くものではありましたが、先代までは時計塔のステレオタイプな教室らしく念入りに教えてくれるようなものではありませんでした。体の良い傭兵集めの側面が強かったかも
○基本はそうです。自分から門を叩いても、他からの推薦があっても、最後に選ぶのはセナ自身。受講人数は生徒としてはエルメロイ教室よりちょっと少ないぐらい
○大体五十人超えないぐらいが望ましい。エルメロイ教室に比べると聴講資格ゲットの競争率は少ない
○先代当主は貴族であり戦士だったバリバリの貴族派。けどセナは中立派(セナ自身は民主主義的思想に近いところあり)。ロードのことは数多の政争を潜り抜けて一つの科目を手にした素晴らしい怪物として称賛しています
○講師は教室のスタンス的にも基本は民主主義寄り中立派に近いスタンス……ですが内心や派閥は様々。クォードレスと星樹マダムは派閥だけで言えば動物科や天体科ですし。生徒はもう本当に様々。卒業後の派閥も様々
○私はアライメントで語るのが苦手(あれで分類しようとしてもしっくりこない)ので美世さんがやったとして容認するかどうかだけ述べると「条件付き容認」です
生徒ではありますがそれなりに大人だとこちらも思っているので「自分の始末は自分で付けれるんか?」と聞いて“はい”ならバレた時に皺寄せがこないような最低限の足切り事前準備だけして元通り、“いいえ”なら「私は生徒(あなた)の責任を負う立場としてあなたを叱らないといけないのだけど」とお叱りと場合によってはさらにお叱り…という形です「魔術の起こりがないのおかしくないかな?君って本当に魔術師?」
「お前こそ手慣れすぎている。黴臭い巨人が外に出て何をしていた」
高精度の未来予測で相手の魔術を行使するタイミングを見抜き、それに合わせて完璧に制御した自分の身体で攻撃を加える。身体能力や超常的な能力自体は劣れども、科学力と演算能力で相手を妨げ常に有利を取り続ける。それが戦闘に長けた錬金術師が用いる戦い方。引きこもることを嫌い、外で経験を積むことを何よりも良しとしていたセオリは特に戦いの技能に長けている。まるで分派の末裔であるはぐれ錬金術師のよう。
そこに対抗するように多くの礼装、そして現代兵器を用いて戦うのがセナである。意識を集中して魔術を行使するタイミングがないことなど過去にも山ほどあった。故にシングルアクションすら無意味。自分は魔力を生産するだけで、あとの戦いの機能は全て礼装に一任する。自分は銃とナイフさえあれば良い。自分の得意を常に押し付けながらも古臭い考えに縛られず柔軟に敵を殺.す。魔術使いにも似た戦い方だ。
「だが慣れすぎだ。息を吸うように引き金を引き、息を吐くように人を陥れる。君は人をもっと大事に扱うべきだ。人類の数にも限りがあるんだよ?」
「今もどこかで大量の命が生まれ続けているというのに?人類を救う大義のためなら人類を滅ぼすことも厭わないお前たちに言われたくないさ」
さまざまな時代、世界各国の“戦争”をレリーフとして刻み込んだ鉄塊がセナの主武装だ。銃から剣槍、はたまた鉄の拳。多くのものを紡ぎ出し、鏖殺.する。彼女が兵器を作るにあたって、主に用いる鉱物に宝石はほぼない。なぜなら、宝石は“兵器”に用いられないからだ。この鉄塊も、多くの戦いで人を殺めてきた武器たちを溶かして作ったもの。気品や鑑賞性はいらない。実用的であれば良い。美しさは機能美として後からついてくる。
「銃弾、砲弾、槍に刀。おまけに体を粉々にする鉄槌か。一人で戦争でもする気かい?」
「抜かせ、本気で滅ぼすなら部下も連れて徹底的にだ。聖杯戦争と名がついてはいるからそれ相応の礼儀は持つがな」「手数の多さも魔術師の特徴だろう。その“みっつ”で足りるのかな?」
「ごちゃごちゃと持ってきて何になる?かつての貴き君主(ロード)はそれで憂き目にあったぞ。持ってきて良いものは二つ。両手で扱える武器と己の命だ」
加えて厄介なのがセナの左側にある大鏡だ。敵の観測。自身の攻撃の不可視化。情報伝達に自動防御。それに飽き足らず、敵の攻撃の反射、消失までやってのける。スキュレカリューは命の取り合いばかりを尊ばない。情報戦、政治闘争、経済闘争、それら全ても尊び邁進する戦いだ。だから刻む。醜い争いの末に手に入れた金塊を枠に、表舞台では既に失われた機密情報を文字として背面に刻む。鏡面は、人の死を山ほど映し出したものだ。
「ところで君は戦う相手とおしゃべりするのが好きなのかな?ボクは好きだけど、君はそういうステータスじゃないんじゃない?」
「ランサーとの逢引きを見せてくれた礼だ。ここからはギアを上げる。もう、何も言わん」
「そうか。……じゃあボクだけ会話を続けるとするよ。知ってるかい?相手が何をしなくても、話しかけ続けると絆のパラメータは変動するんだ」
セオリの操る剣と槍がより速く、より重く、より鋭くなる。機能としてはごく単純。宙に浮いたそれらがセオリの思考のままに動き、貫き、斬り裂くというもの。しかしだからこそ優れた機能を持つのだ。特に使い手が優れば尚更。殺し合いに手馴れた魔術使いが相手であっても魔術式に魔力を通す、礼装に魔力を込める、その隙すら与えないほどに。
使役する使い魔たちもまた酷い。空を、地を、それぞれの領分で激しく暴れ回る他、各々が独自の機能を備え付けている。蛇の毒は骨をも解かし、人の血液を瞬きの内に固め。鳥の羽は鉄板を貫き銃弾の如く早い。相互観測により片方が壊れてもすぐさま治る。そもそも演算予測で当たらない。そんな手合いだ。
それなのに、なんだ?鉄塊は常に駆動し常人1人が出してはならない火力を相変わらず叩き出し続けているし、大鏡は煌めいて常にこちらに不利な状態を押し付けようとする。冷めた目つきのまま、セナの魔術は止まらない。それもそうだ、どれだけ演算をしても“魔力(オド)を込めるタイミング”が見えない。まるでそもそも可能性として存在してないかのような……「考えたね。そもそも“魔力を能動的に込められない”可能性を考慮したのか。その礼装たちは持ち主から勝手に魔力を引き出す呪いの武装なんだね。だから魔術師、魔術使いにとって必須な魔力を込める隙が要らない。いつもなら必要のないただのデバフだけど……賢い。その隙を的確に潰してくるボクたち“アトラス院”を敵に回すなら正しい選択だ」
「………」
「大方『常に全力で戦争をしないバカが何処にいる?』って感じかな?君のセリフは。いいね、葉巻を咥えたスチルがあればなお良い。君の魔術自体を停止させたいのなら、神代魔術のような神秘か、ハッキングに長けた化け物を持ち出すべきだ。ボクたちは相性が悪い。というかボクの方が地力では劣ってるかもね」
………それは違う。これは単に相性の問題だ。かつて、未来予測の魔眼で錬金術師もどきのことをしてくる相手と戦い、大敗を喫した。これはそのときの教訓であり、応報。私が報復をした相手よりもさらに優れた精度で操るのがこの男だ。楽しげにこちらに会話を仕掛けてくる余裕すらある。本気を出さずとも良いという余裕が実に不愉快極まりない。
さらに言えば兵器開発が大得意なアトラス院。操るそれは純正品ではないが彼も多かれ少なかれ純正品を造ったことはあるはず。院内で造られたものは門外不出というが本当に守っているかはわからない。少なくとも、教官にバレなければ持ち出しから摘発までにウチよりも一手遅れは生じる。あそこはそういう場所だ。時計塔よりも権力の使い方が下手くそだから。
「これはボクの持論なんだが……舐めプや縛りプレイをして負けたり沼ったりでキレるトキシックはさ、あまり好きじゃないんだよね。だって自分で縛っといて自分で負けたんならそれが自分の実力だろう?限られた手札を使った、それで負けた、負けた奴が弱いだけじゃないか。カタログスペックじゃなくて、場に乗ったときの賭け金が実力なんだ」
「…………」
「確かにボクは院内で色々造った。この街ごと吹き飛ばせるものだって。でもそれは穴蔵から持ち出せない。バレない自信がなくて持ち出せない時点でボクの実力が足りなかったってことだよ。それで暴言を吐くのはしょうもないプレイスタイル。君もそう思うだろ?」
「…………」「その上で言おうか。このゲーム、ボクが勝つ」
セオリの微笑みの後、セナの左胸が紅に染まる。無骨な槍が、彼女の身体を背後から刺し貫いていた。力の込め方、震え方からしておそらく人だ。では、どこから?それを考えようと思ったが四方八方からさらに串刺しにされては否が応でも理解できる。これは兵士だ。よく鍛えられたもの、そうでないもの、玉石混交の兵士たち。兵装からして中世辺りが良いところか。………微かに聞こえてくる音楽は、ロマン派?セオリの横で浮いているあの蓄音機からだろうか。
「そうか……記憶媒体の創造と演算によるその再生もまた、アトラス院の領分だ」
「とはいえ、これは降霊術の領分も含めているけどね。単に賢者の石で再生した記憶じゃない。外で作るにはちょっとリソースが足りないから。ただ便利だよ。レコードの付け替えで色んなものが再現できる」
「全く、素晴らしいな。惚れ惚れするよミスター。やはりお前は殺し慣れている。大義を語り人を殺.す。ああなるほど、主義思想は違えどもお前は私の同類だよ」
急に口数が回るようになった。これはもうじき死ぬから?いや、違う。本当に死ぬなら戦って死ぬ女だ。反撃できる余地なんてまだ山ほどある。なら、これは……いや、あれはなんだろう。セナを庇うように立つ、セナそっくりのあの彫刻は?なぜ彫刻にヒビが入っている?
「ミスター。私も講義となると少々口が回る方でね。これは私の兵器の話じゃなく、作品の話になる。故に私も寡黙な戦士ではなくお喋りな魔術師として話す。魔術世界において人間より強い人型は作れても、人間と全く同じモノを作る事は出来ない……というのが西暦以降の全盛期であった中世での結論だ。これを覆した人形師が一人いるが……しかし、その女以外に覆した者を私は知らん。お前は彼女の知己か?それとも同じことをアトラス院ではできるのか?」
「残念だけど封印指定のその人については知らないな。ボクの専門外だけど、クローンを作ってそのクローンに元の人物の記憶を焼き付けて……とかで再現しかねない人は、今までの歴史を振り返るといるのかもね?ただ個人の研究内容を知ることは困難だし、何より魂そのものが同一かとなると……真似事程度になるかもしれない」「そうか、非人道的なようで結構。穴蔵のミイラたるお前たちらしい熱の無さだ。では続きを話そうか。……完璧に同一なものは不可能だが、ある程度似せたものは作れる。その程度、私以外の魔術師でもやっていることだ。特に蝶魔術などは、自身の精液で創り出したホムンクルスに自身を転写する芸当も可能らしい。
………一種の類感呪術を用いれば、己の傷を転写することも可能だろう。だがどこまで寄せる?どこまで己に近づければ傷の転写は叶う?どれほどの完成度が要るんだ?私の答えはこれだ」
見た目はそっくり。ただ内部は人ではないだろう。材料が肉でもないから実際に動かせば多少人のそれとは異なる。だが似ている。表情が、そして何より立ち振る舞いが。ただの人形にこんな気迫は出せやしない。
「どう見えるかだよ。神秘に依らん形ならば外見だ。そして神秘に依るならば魔術回路だ。内臓でもない、思考回路でもない、それらが類感呪術における象徴(symbol)になる。何故なら我らは魔術の徒。そして視界で世界を判断する人間だからだ」
「魔力炉心とその経路を……君の魔術回路の構造とそっくりに作ったんだね。とてつもない技術が必要だ。……聞いていた話と違うじゃないか。君は典位だと聞いていた」
「なにぶん戦いに明け暮れていたものでね。純粋に魔術にも力を入れようとしたのは教師として胸を張れる存在になりたいと思ってからだ。だがまあ、一度やろうと思えばこうもなる。近々、もう一つ上を授与される予定なんだ。オフレコで頼む」
「ボクの口を信じるのかい?」
「ここでお前の頭を砕けば終いだ」
「そうか。……ボクの見立てだと、ただの身代わりで済みそうにないのが嫌な点だね」
例えば、鉄塊と大鏡の礼装がセナの生体認証、もとい魔術回路の認証を得て強制的に魔力を徴収する鍵がかけてあったとしたらだ。………セナ本人に照応させた魔力炉心とその回路からも、魔力を徴収することができたら。単純に考えても、あっちはリソースが二倍だ。オドに乏しいアトラス院の者が言うのもなんだが、西洋魔術においてら魔力なんてものはあればあるほど良い。あるだけさまざまなことができる。具体的には……「これから二倍……いや、五倍の火力でお前を壊す。せいぜい足掻け。面白おかしく踊ってみせろ、ゲーマー」
「OK。互いに手札は3つだ。タイマンなら必ず一発KOもぎ取るよ」
「ふむ……海に蹴り飛ばしたのは間違いだったのかもしれん」
水に由来する何かなのは確かだろう。大きな、大きな水の柱が八つ……それぞれが人はおろか建物すら飲み込めてしまう巨大な蛇の顔をして、海上で蠢いている。やるにしてももう少し動きを伺うべきだった。初撃で決めようとしたこと自体は悪くないが、するならするでもっと上手いやり方はあったろうに。
「まあ良い。………さて。神か、神に類するものと見たぞ。それもそっちの方が強い筋金入りだ。私はどうやって身を振るか。どうやってお前と戦えば良い?」
決まっている。相手が何であれ、自分の前に立ち塞がった。ならばやることは一つだけ。
「神と殺し合うのは久方ぶりだ。ああ……昂るな!」
次回、サーヴァント激闘編ちなみに耿実の伊草大科学実験は「ピタゴラスイッチで電車を横転させてみよう!(一応近くにマスターがいるからそいつ狙いってことで!)」とかする感じです
そして苦言を呈してきた存在には「チッうるせーなー反省してまあす」的な態度取ったりif千早さんに「君が恨みに思っているのは神秘の類のはず。我輩の作品はどれも技術の産物であって、君に恨まれる筋合いはないと思うが…?」とか抜かしたり
レイド前口上は「さあ、とくと味わうと良い!我輩の最高傑作を!フーッハハハハアッ!」みたいな〆になる
スィレンでもマキリ枠は(対立激化と自鯖の完全な機能停止のために)全然できるのですが↑のようなマイクパフォーマンス力がない&外国人の比率高杉では?(個人見解)ということで
>>297
淡路廃帝のエミュ問題ないですー、こうやってやり取りを見るとどの陣営もそれぞれ違った趣が出ていて選び難いな…
他二騎と比べると廃帝は我を出さないために静かというか、基本千早さんから声をかけてコミュニケーションが始まってる感じですね。キルゼムオールの動きを重視するか内面の掘り下げを重視するかで三択にも差異が出てきそう。ご参考になれば幸いです
>>299
ぐだぐだのメカメカアラハバキを見てどう反応するかとか気になる存在(というか当人)だあ
サーヴァントとしてフリーにするのもアリですが、堕ちた日本の神霊というのもあって個人的にはフリー設定の渦の奉能生體の形で現代にまで一族相伝で残ってる…みたいな活用を推したい…本当に個人的な願望ですが
>>313
はえーレコードの再生による事象の再生とかもアトラス院側のものなのか…そりゃそうか(似たようなこと考えていてアトラス院が頭から抜けていた人)アトラス院、まだまだ理解の及んでいないところが多いのですがこういう風に実践例を描かれるとすっと入ってくる…
セナさんの兵器たちも面白い。スキュレカリューの指針的に戦争系の神秘というのは想像できていましたが鏡の中に情報戦などの裏の戦争も格納しているとは…これにサーヴァント同士のぶつかり合いも挟まれるとか、見応えがまるで食べ放題!>>314
才能あるものを貴賎なく生徒にする、というスタンスですのでね
むしろカルマグリフ先生に鉱石科取られないと政治闘争が激化してたかもしれない
二世の冒険シリーズに感謝です。あれがなければ少なくともアトラス院に関しては描写できなかった……魔術を使うタイミングや魔力を込めるタイミングで妨害してきて発動させない描写とか
>>315
冒険シリーズで似たようなことをしてきたアトラス院の兵器があったもので。ただあちら(古代の大軍)と違ってこちらは小規模、なおかつ降霊術の組み合わせですが
あらゆる戦いを尊ぶのがスキュレカリューのやり方ですので!先代までの方針が好きではないセナも戦い自身は自らの根幹というほど染み付いてしまっているのです>>288
>>315
おお…なんだかこわいことを考えておられる…
マスター変更は問題ないですよ。動かす上で詰まったりしないならなんでも良いです
>>296
>>297
>>298
バーサークバーサークしてる陣営だから…と思ってましたがけっこう差が出てくるもんですね
大獄丸だとわかりやすく暴れて、淡路廃帝だと千早ちゃんの主軸の動きになりそうで、塵塚怪王だとお互いのことちゃんと話す感じ……かな?
>>305
了解でs……いえちょっと待ってください伊草市在住設定ですと?
ちょっと確認なんですが、それは管理者である宗谷家とは家ぐるみで面識ある想定ですか?それともない想定ですか?
>>313
セナ先生セナ先生、典位のもう一個上ってそれ実質一番上のやつ……
なによりも隙のなさがしゅごい。手数、防御、魔力が鉄塊、大鏡、彫刻と鉱石科の魔術師らしさにあふれてるのが素敵>>317
(今のところは)生徒たちの常に先を行く人なのでね……
魔術師らしい遊びや品格がないので魔術師から見たらうわっ……と思われる反面戦い慣れてる人は嫌だなぁ、と思う。そんな塩梅を目指しました
というわけでセナの礼装とセオリの兵器紹介
シュトラウス
花束の装飾が刻まれた長剣と短槍。使い手の三次元的な空間把握とリアルタイム操作により動く。演算処理の速度次第で速さ、動きの複雑さは上がっていく。時に自身でもこれを持ち、完璧に管理、把握した肉体で戦うこともある。
魔力を込めることで装飾として刻まれた花束の絵が花開き、さらに性能は向上する。その性質上、アトラス院の魔術師には向かないはずなのだが……?
カチャトーラ(蛇と鳥)
ナイフの印が刻まれた蛇と矢の印が刻まれた鳥。分割思考を2つ割いて使役する使い魔である。単純な性能が高いほか、蛇は骨を溶かし血を瞬時に固める猛毒を、鳥は鉄板を容易く貫く羽を放つ機能を有する。また、内蔵した記録媒体の相互観測機能によって片方が壊されても一定時間で修復可能。
純正なアトラスの使い魔でないため、分割思考が性能に見合わない(効率が悪い)のだがセオリは何の憂いなく使用している。それはなぜ……?
オルケストル
キューブ状から変化するサイバーチックな蓄音機。レコード状に加工された専用の記録媒体を用いることでそのレコードが記録したものを再生する。たとえば戦場の兵士、たとえば山奥の獣たち、たとえば………とにかくそのように。降霊術や音楽魔術も用いたこれはごく小規模ながらそれを再現する。
しかし、アトラス院の記録兵器として扱うには少々無駄がありすぎること。そしてこちらも扱うには魔術師たちのような魔術回路が必要な“アトラス院としては割と無駄なもの”なのだが……なぜかセオリはいつも完璧なタイミングで、魔力にも苦しむことなく用いている。鉄火災殃(Take no prisoners)
さまざまな戦場で用いられた大量の武具、兵器を熔かし固め、さまざまな時代における戦場の情景をレリーフとして刻み込んだ末に出来上がった巨大な鉄塊。用いられた素材は何か特別な神秘を帯びた上等なものではなく、誰かが誰かを傷つけ殺めた極めて普遍的なもの。しかしながら、それらを大量に混ぜ込むことで戦争の概念を体現する。
棍棒、剣、槍、拳や脚、弓、銃、人が携行できない兵器などに変形し敵を粉砕する礼装。そこに魔術礼装としての美しさ、研究し生み出された作品としての完成度はなく、ただ敵を殺.すためだけに造られた極めて実戦的な兵装。
陰謀奸智(Bite the bullet)
金を巡った醜い小競り合い、蹴落とし合いの末に生まれた金塊をフレームとし、諜報で手に入れた、表舞台で喪われた多くの機密情報を裏面に刻み込み、裏切りによって死した者たちの姿を鏡面に映し続けた大鏡。情報戦、経済競争、政治闘争、それらもまたスキュレカリューが重んじる戦いであり、故にこそ其れらを象徴する概念を体現する。
鉄塊とは反対に数多の機能が搭載されている。敵の補足、観測、分析、情報伝達。自身の攻撃の不可視化、放つ光の目眩し。敵の攻撃を消失、反射させる自動防御。数多の択から常に最適解を選ぶ必要がある実戦的な兵装。
私と私(Another)
人が他人を人と認識するにあたり、眼が不自由でもない限りは人は視覚を大きな情報源とする……すなわち、外見が大きなファクターとなる。神秘に浸って生きる者たちが神秘を認識するにあたり、もっとも身近なものは己が内側、相手の内側に存在する魔術回路だ。これらを極端に近づけたとき、己が身体に照応した類感呪術がある程度成立するのではないか。それを目指した結果、魔力炉心と魔力の経路を己が魔術回路の構造に模倣した形で構築し、中身はともかく見た目を限界まで近づけた。そのような彫刻である。
セナ本体に付けた傷はこちらに流れ込み、セナ本人の魔術回路認証を必要とする礼装たちはこの彫刻が魔力を送ることでも発動する。単純だが、単純だからこそどこまでも追求できた礼装。戦士としてではなく、魔術師としての自信作。セナが唯一作品と言えるもの。………セオリ曰く、“まだ見せてないものがある”とか。
以上ですが使う物の性能以上に本人達が戦いに手慣れすぎているのが問題狂えるオルランドでマルフィーザが出てる箇所はサラサラ読んだけど、大分滅茶苦茶やるなこの子……。
モブ騎士ぐらいなら単純に突っ込んでいって最低でも10人ぐらいぶっ飛ばしとる
>>322
とりあえず今日中にはサタンが三つ巴戦の火蓋を切るぐらいは出来そうかな、と思います。頑張ります。>>319
ああ一応善意なんですね。悪意ありきで使い潰されたりしてもそれはそれで味出るなとか思ってました…
変更は了解です
>>324
了解です
ちなみにその2人でどういう動きになるか聞いてもよいです?
>>325
いえむしろ伊草市在住マスターがいるのは個人的に嬉しいんですが
聖杯戦争って範囲めっちゃ広い魔術儀式なので顔見知りなら準備段階で協力体制、逆に不可侵の取り決めとかされてるんじゃないかなとか考えてしまいまして
でもお互いに知らなかったのならその辺の細々とした設定のすり合わせは全カットできるかなとーと
衛宮さんちのことを把握してなかった遠坂さんちみたいな感じで
>>321
まだ隠し球あるんだあの彫刻…
内側にやばい何かを隠すのが鉄板だけど外面全振りっぽいし…何だろう…?セナ先生が複数いて初めてできることでもあるのかな…?皆様、ご返信ありがとうございます
とりあえず一通り解釈違いとかエミュミスとかはなさそうでよかった…
>>301
自分としても塵塚怪王との組み合わせが一番マスターとサーヴァントらしい関係を築けそうな気がします
相性の良し悪しというより、単純に動かしててやりやすいといいますか
>>315
「どうあれ皇族だった英霊を使役する事への抵抗感(あるいは畏れ?)が残っている」
「でも復讐は止められないから使役せざるを得ない」
というジレンマが合わさった結果になります
相性的には悪くないのですが、こればっかりはどうしても…
>>317
自分でも書いててはっきり分かれたなぁ、とは思いました
正直どれも甲乙つけ難すぎて誰にしようか未だ迷ってます
>>318
ありがとうございます
単純に暴れさせる、という意味では一番動かしやすい組み合わせだと思いました(なお魔力消費の反動)言い忘れてましたが『伊草聖杯戦争』の参加者募集は明日中に締め切ります
まだ悩み中の方がおられましたら今日明日のうちにご決断を〜>>325
他の面々は成長する前提ですが成長しない前提で考えるとサーヴァントとしてもマスターとしてもここが最高戦力のマッチアップだと思います
ランサーは耐久力の令呪バフが無くなった、けど令呪の内容&勝つためにも異形を隠す気があんまりなくなった、ですかね
胴体だけ半端に残してるのはそこまで変えたらもう宝具開帳なので……みたいな
>>328
魔術師/錬金術師としては割と正道を外れ気味、殺しの経験が多すぎる、その他諸々含めて主義主張は違えども似てるところは多いと思います
>>326
スキュレカリューという名字に鍵があるかもしれません
>>331
褒めていただきありがてぇありがてぇ
セオリも弟を加工した演算兵器がまだ残ってるのでどっちとも最後の手札は隠し持ってその上でここを勝つ気でいる、みたいな感じだったりしますこそこそ天墜話
セオリが運営するホテルの遺物ハンターの四馬鹿はここに登場した四人組
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ニューエイジ
>>332
第◾️回のランサーの現状での追記です
もちろんキャスターが令呪を注ぎ込んだ魔術攻撃なのでランサーにもそれなりのダメージ蓄積はある……とは思いますがランサー本人が対魔力Bなのも考慮して大ダメージとはいかないだろうなという判断です
>>333
これアサシン陣営は待ちの姿勢ってことですかね?アラハバキの叩き台出来たんで貼りやす
駄賃は……そうだな。砂が欲しい。良い砂がな。あとは水と火も欲しいな。安心しなよ。それさえありゃ、あんたは無敵だ」
【出典】東北地方の民間伝承など
【CLASS】バーサーカー
【異名・別名・表記揺れ】荒吐、荒脛、阿良波々岐など
【性別】女性(アラハバキはアイヌ語で女性器を表すため)
【身長・体重】167cm・58kg
【肌色】黄色人種
【髪色】鉄色
【瞳色】赤錆色/金色
【地域】日本
【年代】紀元前7世紀~
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】女性
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:B 魔力:C 幸運:D 宝具:B
【クラス別スキル】
狂化:C
意思疎通は可能だがパラメーター上昇効果も筋力と耐久を1ランク上昇させるのみになっている。
ただし作業を妨害されると意思疎通困難なまでに狂乱し、本来なら「人を傷つけるためではなく鉄を鍛えるためにある」と言ってはばからない愛用の鉄鎚で殴りかかってくる。>>338
【固有スキル】
神性:-
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
かつては製鉄神として祀られていたが、神として零落し、また自身に様々な説が出る中で本来の神性は失ってしまわれている。
製鉄の理:C
バーサーカーが有していた神としての神格、その名残。神秘の枠としては権能系、あるいは○神の神核スキルの下位互換となる。
魔力から灼けた鉄を生成し、自在に操り、あるいは鍛えるチカラ。
陣地作成:D
自らに有利な陣地を作り上げる。バーサーカーが作るのは鍛冶師としての『鍛冶場・製鉄場』である。
隻眼:B
左右いずれかの視力が失われた状態を指す。視界半分を失っている代わりにそれ以外の感覚が発達している。バーサーカーは特に聴力が発達しており、サーヴァントとしての能力もあって1キロメートル先の音まで判別可能。>>339
【宝具】
「その真名(まことな)は、荒振る蛇、天揺らす龍、流るる水、導く巌。そうだ、アタシが、アタシこそが―――『我、鉄鍛く鎚』なり!
我、鉄鍛く鎚なり(アラハバキ)
ランク:B 種別:転神宝具 レンジ:自身 最大補足:1人
われ、かねたたくつちなり。
自身の神としての神格、その励起。原型回帰とも。
かつて祀られた神としての力を数ターン取り戻す 。ターン数はマスターの魔力によって可変し、最大で15ターンまで可能。その間神性はAに上昇する。
製鉄の理によって処理・実行可能な現象が増え、それこそ神話に記されるような天災すら行使可能となる。
バーサーカーはこの宝具によって溶岩と見紛うような莫大な量の溶鉄や、1000を優に超える武具の掃射などを行える。
強力な宝具だが当然魔力消費は絶大であり聖剣解放クラスの魔力を強いられる。
【Weapon】
『打塊』
うちくれ。
バーサーカーの基準では鉄と呼べない純度、あるいは硬度の鉄で作られた本人曰くの「武器のような某か」であり、バーサーカーはこれを雑に生み出して雑に使い捨てる。
実際は現代基準で見ても十分に精錬され鍛えられた鉄ではあるのだが、バーサーカーのお眼鏡にはかなわないらしい。
生み出されるのは剣、槍、斧など。それなりには振るえるが見る人が見れば棒振りでしかなく、彼女の本領は愛用品でもある鋏(やっとこ)と鉄鎚でこそ発揮されるのだとか。>>340
【解説】
東北地方の民間伝承にて語られる神。蛇神、龍神、水神、鍛治神、道祖神、あるいは単純に土地の守り神、荒唐無稽な例では縄文時代の遮光器土偶のような神など様々な説が存在している。
神とは一つの型であり、その型が定まらないアラハバキという英霊は神格が揺らぎサーヴァントとして召喚出来るようになっている。
また、製鉄民やまつろわぬ民がモデルになったという逸話もあるため、人としてのアラハバキが召喚されることは珍しくないという。
バーサーカーとして召喚されたアラハバキは女性であり、人の身でありながら神性を纏ったものである。
元は東北地方に住んでいた製鉄民の女性。病床の母と幼い妹を守るため製鉄場に飛び込み、一家の大黒柱として家庭を支えた芯の強い女性。
せっかちで短気、それでいてここぞという時には辛抱強く、かつ好機を逃さない。頑固で偏屈、絵に描いたような職人肌の女性。男社会に揉まれて生きたためか口調も男前。荒っぽいがこざっぱりとした気持ちのいい気風をしている。
生前が依頼を受ける形で鍛冶業を営んでいたこともあってマスターに対しては雇い主として認識する。家族を養うために働いていたこともあってか平素の大雑把な振る舞いに反して金勘定に関しては異常な執着を見せる。もし嘘をついたり、ましてや騙そうとするならばマスターであろうとも殺 害も辞さない。
鍛冶師として呼ばれたに過ぎないと語り、マスターの最高の業物……魔術の世界における至上礼装を授けることを召喚に応じる理由と定義している。
……が、喧嘩っ早い上に腕っ節に自信があるのか実際の戦場においてはサーヴァントを相手に殴り合いを交わすこともしばしばある。
戦闘においてはやや長柄の鉄鎚と彼女の肘~手ほどの長さの鋏(やっとこ)を振るう。いずれも戦場には存在しない武器であり、その独特の動きとリズムは慣れるのにそれなりの時間が必要。
『創る者と探す者/使う者と壊す者」における創る者。生前作っていたもののほとんどが鍋や食器などの日用雑貨なこともあり武器の作成に関してはあまり良い顔をしない。
曰く「自分の子が人殺しになって喜ぶような親がいるかよ」とのこと。>>341
サーヴァントとしての願いは「自分こそがアラハバキとなる」こと。アラハバキは様々な側面を持つ神であり、それ故に神としては零落したという過去がある。
彼女は己の技術こそがアラハバキに相応しい神徳だと信じて止まないでいる。
特技:鍛冶、製鉄。
趣味:鍛冶、製鉄、川の流れを眺めること。
好きなもの:良い砂、良い火、良い水、子供。
嫌いなもの:金払いの悪いやつ、家族をないがしろにするやつ。
天敵:ギルガメッシュ、エミヤ、千子村正
願い:「己こそがアラハバキであることを証明する」ちなみにこの願いは全てのアラハバキに共通している。
【一人称】アタシ
【二人称】あんた、お前、てめえ
【三人称】あいつ、あの子>>342
「サーヴァント・バーサーカー、アラハバキだ。稼ぎに来たぜ、マスター。当面の駄賃は……そうだな。砂が欲しい。良い砂がな。あとは水と火も欲しいな。安心しなよ。それさえありゃ、あんたは無敵だ」
「火は好きだぜ。砂も好きだし、水も好きだな。それと、ガキも」
「こっちは明日の飯がかかってんだ。金払いは気持ちよくやってもらいたいもんだぜ……まあ。アタシに駄賃を払ったせいでそいつの子供や嫁が食いっぱぐれるってんなら多少は融通利かすがな?」
「おーいガキども。飯の時間。ほら食堂に行った行った。飯を食う側は飯を一番上手く食える時分……出来立ての時に食うもんだぜ。それが一つの責任、ってな」子供系サーヴァントに対して
「おいおい、新顔か? カルデアってのはどうもガキが……アンデルセン? へえあんたが……いやなに、これでもそれなりに子守ってやつをやっててな。泣きやませる、だとか。寝かしつける、なんかの時には御伽草子の世話に随分なったもんさ。あんたの生業も似たようなもんだろ? 助かったぜ、ありがとよ」ハンス・クリスチャン・アンデルセンに対して
「天地混ぜる大神矛……それをあんたがねえ。いやあ、アタシもいつかそういう大一番(シゴト)ってやつをしてみたいもんだぜ」天国に対して
「国穢(くにけが)しの妖刀(あやしがたな)……ねえ。腹括って作ったもんには想念(おもい)が宿るっつうが……いやすげえな。たいしたもんだよ」千子村正に対して
「あー……良い素材(タネ)が集まった。これなら行けるぜ、マスター」
「鉄穴(なが)すぜ、熱いから離れときな」
「その真名(まことな)は、荒振る蛇、天揺らす龍、流るる水、導く巌。そうだ、アタシが、アタシこそが―――『我、鉄鍛く鎚』なり!」>>304
ビートルのキャラシの掘り下げ(加筆?)が出来たんで、当該箇所だけ投下しまっす。
【解説】
『フルモデルチェンジされず』に世界一量産され、世界一のロングセラーとなった自動車。
フォードの大記録を打ち破った恐るべき暗殺車。
座に登録されたことで自我と人の姿を手に入れたアサシンは、その記録を誇る。
それ故に高飛車で自信家、だけど商売熱心。
だが、アサシンの精神性はモンスター寄りである。
敵を殺.すことに躊躇いが無いモンスターだから、アサシンはアサシンなのだ。
性格の悪さとモンスター然とした精神性が、悪属性に繋がったのである。
生前(?)の彼女が殺.したのは、人ではなく星の開拓者が打ち立てた世界記録。
空前絶後だった筈の記録を暗殺.した。
彼女の暗殺はそれ一度だけだが、星の開拓者の記録を暗殺.した功績はただの機械には極めて過大だったのである。
その功績からアサシンも星の開拓者となった。
功績とそのスキルによって大いなる肩書きも手に入れた。
その肩書きに名前があるとすれば…………、代行車。>>345
アサシンとなった経緯から、アサシンに冠位を得る資格は無い。
されどその力はただの機械と見做すには無理があり過ぎた、大き過ぎた。
だからこそ、万が一揃うべき時にグランドアサシンが間に合わなかった場合に備えた、到着するまでの緊急措置。
それこそが代行車、グランドアサシンが到着すればそれに助力して更なる一手となり得る、獣を無慈悲に轢き殺しても平気な最恐の安全装置。
ちなみに、日本語は博多弁混じりだが以前召喚された際に覚えたらしい。
更に余談を語っておくと、アサシンが名乗った『クラウディア(Klaudia)』は本来の愛称と思われるケーファー(ドイツ語でカブトムシやカナブンを含む甲虫類の意)の頭文字に因んだ物。(kafer→Klaudia)
かつて打ち負かした星の開拓者が名乗っている名前と比較して、こじつけ感が漂う。
好き嫌いはハッキリしていると自負しているが、ある人物に対しては好悪入り混じった感情を抱いている。
その口で悪く言っておきながら、他者がそうしていたら敵意を剥き出しにするほど。
【人物像】
特技:自動車セールス、魅了
好きなもの:人間、フォルクスワーゲン、快適ドライブ
嫌いなもの:マナーの悪いドライバー、交通事故、自動車が嫌いな人、ラインハルト・ハイドリヒ、ホンダ・スーパーカブ、トヨタ・カローラ
天敵:本田宗一郎、トヨタ自動車
願い:同胞の生産再開>>346
【セリフ例】
「そこんあなたかしら? 私を召喚したんな。フォルクスワーゲン・タイプ1が真名ばってん、私の名前ばクラウディア・フォルクスヴァーゲンで覚えてもらえたら嬉しかばい」(召喚時)
「聖杯への願い? もちろん同胞の生産再開に決まっとーわ! いずれはあん忌々しかトヨタ・カローラとホンダ・スーパーカブん記録すらも塗り替えてやるっちゃけん!」(聖杯への願い)
「…………アレが宇宙飛行士、アームストロングばいって!? こりゃセールスんチャンスは無かばい。これやけん髑髏仮面のおじ様以外のグランドクラスは……。」(マイルーム会話「ルイ・アームストロング」))
「ミステリーの女王……。こん間、会社のニューモデルば売り込もうとしたら、エルキュール・ポワロがドイッチュラントによか感情持っとらんけんって、門前払いしてきたんばい。つか、アレのどこが名探偵ポワロばい? 元ネタが無理矢理コスプレしたごとか見えんのやけど!」(マイルーム会話「アガサ・クリスティ」))
「私がどげんして『代行車』にまで到達したんか、ばいって? うふふふ。星の開拓者ん本気、て言うとくわ。」(マイルーム会話「代行車」)
「人ば好きになるんも考え物よね。マスターの願いは何? もし無かなら、私を受肉しゃしてくれん? あなたんお嫁しゃんになって、子供ば産むんもよかかなって…………。」(絆Lv.5 マスターが男性でアサシンから恋愛感情を向けられている場合)
「好き好かんな激しか方ばいばってん、そん中で一番好かんのば尋ねられたら、……ク.ズ外道のラインハルト・ハイドリヒって断言できましんしゃい!!」(マイルーム会話『嫌いなもの』)
「あんチョビ髭はほんなこつひどか人やったわ。私の存在そん物ば振り回して、お客様にお届けするとにひまんいった原因ば作って! 挙句ん果てに自殺とか! それしゃえんやったら、どこまでも素敵な人やったとに。…あん人ば悪う言う資格があるんな私だけでしんしゃい!!」(マイルーム会話『チョビ髭』)>>350
お久しぶり、ってマジですか…
それはまた災難と言うか、なんと申し上げたらいいものか…
でもROM専でもこっちに残ってくれるだけ有難いです>>352
まぁでも無理強いするもんでもないか……、ROM専でも残ってくれるだけ有難いですよね
海外からのアクセスが復活する事を祈って!
マルフィーザのスペックやらは完成したけど、一人称が決まらん……。
とりあえずキャラシート投稿して似合う一人称募集とかやってみようかしら
俺/オレ辺りだとポルカと被るし、公式でもモードレッドやカイニスに寄っちゃうから外したいが、それはそれとしてやっぱ似合うんだよなぁ、オレっ娘。>>356
よし報連相完了。いくべぇ
「貴公が我が同盟者か!(一人称)はセイバー!セイバー、マルフィーザだ!波瀾万丈、活力に満ちた聖杯戦争を約束しよう!さぁ、敵は何処だ!?」
【元ネタ】『恋するオルランド』『狂えるオルランド』
【CLASS】セイバー
【真名】マルフィーザ
【異名・別名・表記揺れ】マルフィサ
【性別】女性
【身長・体重】179cm・90kg
【肌色】白人(小麦色に近い)【髪色】緋色 【瞳色】金色
【外見・容姿】
赤い髪が眩い、健康的な印象を与えるイケメン女騎士。鎧は滅多に脱がないが、おしゃれが嫌いな訳ではない。
【地域】フランス・イタリア/アジア
【年代】8世紀~9世紀頃
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:B+ 耐久:A 敏捷:B 魔力:D 幸運:C 宝具:C++
【クラス別スキル】
・対魔力:A
・騎乗:C
ライダーで現界した際は、魔法の馬具によってランクが上昇する。>>357
【固有スキル】
闘魂のカリスマ:A
非常に好戦的で、仮に落馬しても速攻で立ち上がり戦闘を継続せんとするセイバーのカリスマ性。
アドレナリンドバドバ。戦闘を継続する限り、筋力と耐久のパフォーマンスが際限なく上昇していく。中断によってバフ効果はリセットされる。
皇帝特権:B+
本来持ち得ないスキルを、本人が主張することで短期間だけ獲得できるというもの。該当するのは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、と多岐に渡る。
彼女は優れた戦士である為、戦闘に関するスキルを取得する際にはボーナスが付く。
軍神咆哮:C
軍神マルスの如しだとか、戦女神ベッローナ、或いはペンテシレイアにも喩えられたセイバーの咆哮。
戦士として共に立つ味方は、軍神に率いられたが如く、その叫びに勇猛さを与えられる。
セイバーが死力を尽くして戦う時──この咆哮は、勝敗が決するまで途絶えることは無いだろう。
魔力放出(炎):B
武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。いわば魔力によるジェット噴射。
絶大な能力向上を得られる反面、魔力消費は通常の比ではないため、非常に燃費が悪くなる。
セイバーは不死鳥の加護により習得しており、自身の肉体というよりは鎧兜の防御力及び剣戟の威力を上昇させる。>>358
【宝具】
『不死鳥よ、具足であれ(アヴェルヌス&フィリーチェ)』
ランク:C+ 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:一人
・マルフィーザが常に装備している、不死鳥の兜と魔法の鎧。地獄の炎で鍛え上げ、アヴェルノの水で焼き入れををした物。槍や剣で裂けず、貫けぬと言われた代物で、セイバーの強さを支える要因の一つ。
Cランク以下の物理攻撃を無効化し、Bランク以上の攻撃でも威力を現象させ、Cランク分の防御数値を差し引いたダメージとして計上する単純な堅牢さに加え、不死鳥の加護を所持者に与え、高い自己治癒能力をもたらす。
『信頼よ、勇覇を謳え(ブラフマーストラ・ベリサルダ)』
ランク:C~B+ 種別:対人・対軍宝具 レンジ:当意即妙 最大捕捉:‐
・齢18で7か国を征服した女帝、マルフィーザが生み出した万能攻撃宝具。兵装・武具ではなくひとつの流派であり、原典での戦闘では負けた事がほぼ無い(引き分けはちょいちょいある)彼女の技能が宝具化したもので、対人や対軍など、状況に合わせた様々な形を見せる。主に剣と槍を使った戦闘がメインの運用法なインドと欧州、アフリカなどの武術のごった煮闘法。
セイバーにおいてはシャルルマーニュ十二勇士及び兄であるロジェロへのリスペクトを基礎にしたソレであり、セイバーの戦闘継続時間に比例して速度と威力の上昇する炎の7連斬撃で、集中版と拡散タイプがある為便利。>>360
【解説】
『恋するオルランド』及び『狂えるオルランド』の登場人物。若きインドの女王と称される精強な女騎士。
シャルルマーニュに仕える騎士ルジェロの双子の妹であり、彼女もまた兄と同じくヘクトールの子孫である。
ブラダマンテの物語などのように騎士物語には恋愛譚がつきものであるが、彼女にはそのような浮いた話が皆無であり、とにかく敵と戦い、そしてとにかく強いことが主たる活躍の強力な女戦士である。
魔術師アトラントの下で兄と共に養育されていたが、奴隷商に誘拐されてペルシャの後宮に売り飛ばされてしまう。(因みにロジェロが無事だった理由は彼の方が足が速かったから、との事。いやアトランテさん?)
美しく成長したマルフィーザは、貞節を汚そうとしたペルシャ王を殺/し、残る王族や家臣を皆殺/しにして王位の簒奪に成功。
王権を確立すると侵略戦争に明け暮れ、18歳を1、2か月過ぎた頃には自らの手でペルシアとインドなど、七つの国を征服して女帝となっていた。
初登場は『恋するオルランド』の1巻10章。キタイ王ガラフロンの要請を受けてアルブラッカ救援に参戦。
しかし死闘を望んで自軍の窮地に昼寝を始めた挙句、リナルドとの一騎打ちをガラフロンに邪魔されたことで激怒。
軍を離反してリナルドと共にガラフロンを追い返すが、ブルネロに剣を盗まれてしまい、その後を追ってアルブラッカを離れた。>>361
『狂えるオルランド』では馬上試合に参加したり、各地で腕試しの喧嘩や決闘に参加したりと気儘な遍歴を続ける。
道中ロジェロと互いの実力を認め合って友誼を結ぶが、それがブラダマンテの誤解を招いて彼女と壮絶な死闘を繰り広げる。
因みに『狂えるオルランド』でフランスくんだりにまで来ているのはパラディンと戦って腕試しをしたいから。
そこにアトラントの霊が現れ、自身とロジェロが生き別れの兄妹であること、アフリカ王アグラマンテが父の仇であることを告げられる。
その後は和解したブラダマンテの案内でシャルルマーニュに謁見。洗礼を受けてキリスト教に改宗し、兄の結婚式を見届けた。
7年後には、陰謀に巻き込まれて暗殺されたロジェロの仇を義姉ブラダマンテと共に討つことが予言されている。
兎に角強く、バトルを開始したらわかりやすい敗北はまず無い戦歴を誇る。モブ騎士に突っ込もうものなら腕やら足やらが落ちるは当たり前、相手の鎧は粉砕するし、なんなら10人ぐらいを一気に馬上から吹っ飛ばして叩きのめしていく、そんな若武者である。
また久しぶりに会った人物に抱きつく「抱擁癖」みたいなのがあって、家族であるロジェロは勿論、友人となったアストルフォとかにも喜色満面で抱きついたりしている。>>363
【人物像】
かなり好戦的で、揉め事があればとりあえず戦おうとする戦闘民族サイヤ人みたいな性格。将来の夢は”フランス皇帝シャルルマーニュ、セリカン王グラダッソ、タタール王アグリカンを捕虜にする”ことだったりする自信家。明朗快活、天真爛漫、単純明快、そして猪突猛進で、だが状況を見て喧嘩の仲裁に回る事もあるなど、経歴や雰囲気ほど単純な脳筋という訳では無い。
一人称は「」。豪快な言動で血の気も多く喧嘩っ早いが一応は王者らしく、粗暴な行動は控え目で、戦闘においても正々堂々とした礼儀を好むなど、誇り高く勇敢。連れ合い(心の歪んだ醜い老婆:原文ママ)への侮辱を許さなかったり(まぁその少し後に出会った騎士にその老婆の世話を押し付けたりもしているが)、女性を苦しめた邪悪な領主を懲らしめるなどの逸話もある。でもやっぱりバトルジャンキーで、「10人の敵を倒した後に10人の女を満足させる」戦いにすら立候補する程(当時の仲間はちょっと難易度高いだろうと外したにも関わらずである)。
また、「騎士が大勢連れ立って旅するのは誉じゃないね。臆病な鹿は群れるが、虎や鷹は一人で旅をするものだ」といって一人旅をするなど、独立心も強い。
パワーもあってスタミナもあるが、速度に関してはそこまで秀でている描写は『恋する』『狂える』ともにないのもあってスピード面では(どちらかというと)凡庸。>>364
戦闘においてはパワーと防御力を活かした強引かつ滅茶苦茶に暴れる重戦車型のインファイター。大半の攻撃は鎧と自身の肉体で受け止め、巨大な大剣で叩き潰すという”真っ直ぐ行ってぶっ飛ばす”のが基本的な戦法。ただしブラダマンテとの戦闘で転ばされるなど、搦め手への耐性は低め。
自分の強さへの誇りはあるが、それはそれとして毎日鍛錬やイメージトレーニングを欠かさぬ体育会系。強者との戦いで成長する事も好き。
マスターへの態度は己を必要としてくれた友人、といったような認識で、「自分が下」という使い魔意識や、身に着けた礼儀作法に反比例して忠誠心は皆無な、気安い関係性を好む。
要するに馴れ馴れしく元気一杯な大型犬、といった印象で、良くも悪くも裏表のない真っ直ぐな人物。そしてそれ故に高潔である為、無関係な民草を犠牲にするのは嫌い、魂喰いもせず、と”勝利の為なら何でもする”タイプの悪属性マスターとは相性が悪く、そういった非道の強制をされると怒り、戦闘におけるパフォーマンスも落ちる。外道に対する忠告はするが、いくら言っても止めないようなら女帝の責務として対立を厭わず、容赦なく首を刎ねる事への躊躇は無い。
獰猛かつ苛烈、しかして清廉な戦士であるが、可愛いモノ好きという一面もあり、小動物から大きな動物は勿論、ひとたびマスターに対して「こっちが保護者!」と認識すれば(割とそうなる)、女だろうと男だろうと分け隔てなく飛びつき抱きつき撫でて可愛がる。相手の迷惑は考えないので、距離を取られることもしょっちゅうであるが、特に反省はしない。
可愛いモノは基本生物などだが、女性らしい生活にも興味はあり、現世を満喫する時は目いっぱいお洒落をしてみたりすることも(服装の方向性はマスターに合わせる事が多い)。
因みに色恋沙汰には然程関心が無く、女性扱いされても気にしないが、仮に告白されても「はのモンだ!そうだな、貴公が勝ったら、我が身をくれてやるから好きにしろ!」と挑みかかってくる。全開バリバリで向かってくるので、付き合いたかったら頑張ろう。
聖杯にかける願望は「自らの受肉」。概ねイスカンダルと似たような理由であり、世界征服をするなら己の武力で実現したい、という生粋の戦闘狂。>>365
特技:一騎討ち、ハグ。
好きなもの:戦闘・闘争・戦争。可愛いモノ、カッコイイ奴
嫌いなもの:不意打ち、侮辱行為、悪党。
天敵:特に無し
願い:自らの受肉、ひいては世界征服。
【一人称】ちょっと迷ってます
【二人称】貴公、オマエ。同盟者。
【三人称】アイツ、○軍/野郎(女)。
【セリフ例】
「勝利というのは、いいモンだよな!だからこそ、曇りのない勝負が、(一人称)の望みだ。正々堂々真剣勝負!どんな奴も叩き潰して、(一人称)は勝つ!」
「(一人称)は基本真っ正面からガンガン行ってぶっ飛ばすのが好きだ!武器無くなったら?拳があんだろ。あとはまぁ……気は進まねぇが、相手から奪う!で、どうだ?」
「人間、似合うカッコってのがあるだろ?だからは男装メインな訳。そうそう、アスっちみてぇなモンだよな!」
「さ、同盟者(マスター)!勝ったぜ!凱旋と行こうじゃねぇか!……で、次の戦闘はいつになるんだ?」
「(一人称)は現世満喫派だ。だって今後君臨する世界だからな!自分の陣地で鍛錬もいいけど、しっかり楽しまなきゃ損だろ!?」
【他クラス適性、変化傾向】ランサー、ライダー
【製作者】◆B8D4AQBhU2>>367
あ、『信頼よ、勇覇を謳え(ブラフマーストラ・ベリサルダ)』は”魔術と加護を焼く事で防御を切り裂く”って効果がありますよ、の記述が抜けてた……すいません。よしっ、じゃあエントリーを変更してクッチー&パロミデス(セイバー)にする、とかですかねぇ……
>>374
いえいえ。
むしろ私こそあの時期はディートリッヒの設定が二転三転して申し訳ありませんでした。
アサシンのクラス自体好きなので彼の最期にはアサシンがアサシン出来て良かったです。好きな漫画で推しがほぼ死亡確定になって絶望したかと思ったら別の好きな漫画でも初登場からかなり好きだった奴が激エモ感情晒した上で死にそうになってて草 いや笑えんが?
>>313
魔術戦のレベルが高すぎる…!!強さ的なレベルでもクオリティ的なレベルでも…高い…!
毎回早めのペースでこれだけのクオリティの物をお出しできるの本当に凄い…しかも虚構妖精の頃からスパンが安定してる…
>>344
製鉄系和風神性職人肌女子…すき。めっちゃ好きです
荒っぽいけど爽やかな所とか金にがめつい所とか子供好きな所とかここすきポイントが多すぎる…!
あと何となくですがうちの典韋ちゃんと気が合いそうだなって思います。一緒にいるイベ礼装とかその内描くのもアリかも…
>>348
やっぱ良いですねビートル…パワーワードのインパクトと他にないサーヴァント故の良さが両立してる…
頭文字D的な奴とか見せたらどんな反応するんやろ(それ以上いけない)>>367
めっちゃ良いですね…!
王者ならではの矜持とバトルジャンキー感が合わさってるのが個人的にはかなり好きです。その上で抱き付き大好きなの癖だなぁ…俺にも抱きつい(死)
あとは聖杯戦争問題ですが、とりあえず第一宝具を少し調整してみたらどうでしょうか?ステータスだけ見ればうちの趙雲とそこまで大きなパワー差ではないですし
今回の候補メンバーでも槍、騎、暗が筋力B以上かつ狂も特定条件で筋力C+になるってのを考えると、無効化とダメージ現象の対象ランクを一段階下げてリジェネを弱体化させたら良いんじゃないかなと。少なくとも個人的にはそこまで悪くはないし戦ったら面白そうだなとは思いますよ。
>>380
上手くなってらっしゃる…!!いや俺が言えた事ではないかもですが
にしてもこのデザイン好きなので今度FA描きたいですね…>>371 >>380
やっぱ似合うよねぇ、オレっ娘属性。二人称の一つを己にして、一人称はオレにしようかな……。性癖に素直になるのだポッター。
>>378
>魔術回路が弱くてマスター適性の低いキャラを選ぶ
今回出馬のヴィクトルさんは【魔術回路】質:A+ 量:Dで悪くないし、プラス方向の相性召喚想定なんですよねぇ、とかの諸々を考えると多分獅子劫さんとモードレッドな印象のコンビな訳で。
「参加者のこの陣営なら倒せるよ」も黒鹿さんが色々整理するって流れですから動く可能性がありますよね
>>382
後者はジャンケットバンクかな?
>>383
ありがとうございます。まぁそれでも「場持ちの良さ」と闘魂のカリスマの噛み合いが結構良くって、ガンガン戦闘しようが伊草のコンセプトなので、防御が硬くて攻撃力もあって、だと悪い意味でキャラパワーを発揮しそうな予感が……。マスター
・魔力回路が割と優秀(量が少ないが質が最高クラス)。近距離の使い魔(攻撃・防御・暗躍)、中距離の言霊、遠距離のガンド(スピードが速くて連射の回転率が凄くて貫通力もある)。
性格はナチュラル傲慢だが自己研鑽を欠かさないタイプなので油断はしにくい
サーヴァント
・最優とされるセイバー。燃費は良い訳ではないが、宝具によって場持ちが良く、長期戦適性がある。その割に皇帝特権やら魔力放出などで瞬発力もある。攻撃用の宝具も割と応用が利くぞ!
性格はバトルジャンキーだが、マスターは守るべき、という判断になりがち
コンビ
・性格的に似通ってるので方針の不一致が起こりにくい。そもそも同族嫌悪にならんタイプの縁召喚。
スペック的にもマスターが後衛してサーヴァントが前衛をする、というポジショニングへ自然となる
なんじゃあこの厨パ主従。粗を出そうと思えば出せるのかもしれないけども、強いなぁ……。>>376
とりあえずマルフィーザを没にはしません。せっかく書籍も買ったし、キャラとしても労力的にも気に入ってますしね。ヴィクトル*マルフィーザが見たい!しかし伊草聖杯戦争という舞台ではコンセプト面での相性が悪い!!
→
せや!ルナティックで組ませよ!とこういう感じです。黒鹿さんには事後承諾を求めるような状態にはなっちゃいますが、現時点での伊草参加者って暫定候補ですしね。
あと、そもそもルナティックの構想だとヴィクトルって若干不遇寄りで……。
アヴェンジャー陣営と仲良くなるものの、召喚したコルテスとの相性が最悪であんまり言う事を聞かない為不和モリモリ。色々あって最終的にはブチ切れ「自害せよアーチャー」。
でもそれじゃ腹の虫が治まらないので主従バトル開始!とかやる予定だったんですよね。
まぁそういう相性最悪コンビを書く楽しさ、みたいなのがあるのは事実ですが、そもそも(知識量やキャラクター造形的に)コルテスを上手く書ける自信も無くなってきてたので、マルフィーザとの主従にシフトしようって踏ん切りがつくのはある意味ラッキーでした。コルテスにやらせたかった事も別のキャラに任せられそうだしね>>308の続きアルよ
「なるほど。神ではなく竜種。いや、神であり竜だな?」
「(ふんっ!)」
「そう焦るな。戦い方というものを教えてやる」
八岐の首は人を呑む。大地を畝り、人も、土地も、全てを浚い、呑み込む水の象徴。本来は山河のそれであるが、河が行き着く果てもまた海である。つまり、普通に相性が良い。いつもの体表に纏わせる魔力放出もやめて、本来の竜の息吹としての力を発露している。
端的に言って、触れたら死ぬ。たとえ即死しなくとも、触れた箇所は間違いなく蒸発する。それほどまでの馬鹿げた火力。そして尽きることのない魔力。もしかすると、聖杯の真似事でもできるんじゃないだろうか。それぐらいの汲めども汲めども尽きぬもの。
「異邦の災厄何するものぞ」
「……!」
空を駆けている。いや、跳んでいる?何かを踏み台にして跳んでは、自由自在に空を戦場としている。確かに海上だけで戦うよりも、はるかに空間を上手く使える戦い方だ。セイバーが先読みして、あらかじめブレスを吐いていても何かを蹴り飛ばして別の方向に逃げる。かなり小回りがきくらしい。魔力を用いて生み出しているのであろうか?どれほど灼いても次から次へと湧いてくる。それに……なんだか、ただの鳥よりも魂が大きい気がする。質が良いと言うべきか。だから個体の性能が良いのだろう。
「勝利のために将は兵を捨て、勝利のために兵は将に捧げる。それが戦いだ。とはいえ助けられるものなら助けたいがね」
「………(はっ!)」
「そうとも。こいつらは私の兵だ。だから厭わず存分に消し飛ばせ。皆そのような覚悟はできている」
生前から付いてきた者たちであるからこそ、抜群の連携が取れているのだろう。空中での移動もほぼ完璧だ。何度も何度も、水の竜体を槍で攻撃されている。そのくせちょこまかと動き回るので本当に当てられない。ただ……『浅い、か。膨大な魔力でそのままエーテル体を修復しているな。戦い方そのものには慣れていないがこのままだと純粋な生命としての暴力で押し切られる。長期戦はまず無理だ』
そう、問題ない。鬱陶しいだけなのだ。神であり竜種。そんな人智を超越した存在を前にして、飛び回って傷つけたとてそれで終わり。たったそれだけ。戦いの経験も、研ぎ澄ませた殺意も必要ない。“ただそこに在るだけ”で周囲を破壊する災害だ。事実、先ほどまでは月が見えるほど晴れ渡っていたこの海は暗雲が立ち込め嵐が巻き起こっている。しかし、目視できる範囲の遠くの景色では雲一つすらかかっていない。極めて局所的で大規模な天候操作。いや、操作しているつもりすらないのだろう。
触れれば消し飛ばす偉大なる竜の息吹。擦れば砕ける強靭なる竜の爪と巨躯。並大抵の神秘は魔力の層で散らされ、それを超えたとしても刃先すら通らない竜の鱗。あまりにも生命としての格が違う。何もかもが桁違い。そんなセイバーが敵意を向けるというだけで、数多の災厄がランサーに降りかかることだろう。
「だが、なんだ?私は神と戦った戦士だぞ。それに、投げ槍は大得意だ」
「…………!?」
「我が渾身の一投、女神の御槍が代行と知れ」
そんなセイバーの表出させた蛇竜たる頭蓋が一つ、それをランサーは打ち抜いて見せた。その一投はまさしく神業。力の入れ方、振り抜き方。一瞬生じた隙を捉える観察眼。そして災害がカタチを成した竜に対して、一切の恐れなく挑む勇気。それら全てが合わさって成し得る神を穿つ一刺し。これこそがディオメーデス。大アイアスに並び立つと謳われたアカイア軍の勇士だ。
痛みに震える蛇の頭すらランサーを捉えることはない。空を駆け巡り、さらに何度も槍を投げ穿つ。恐れはない。戸惑いはない。戦士の一撃はさらに磨きをかける。強敵との戦いも、死線を潜り抜けたことも、両手の指では到底足りない。だからこんなの今更だ。掠ったら死ぬ?そんなもの、“その程度”でしかない。彼女が王となるまでの戦いも、成った後の勇士集うトロイア戦争も、いつも死が隣り合わせだった。「………ッ〜〜〜!!」
「神と戦った、と言っただろう。勿論あのときは女神の加護ありきではあるが……しかしながら、だ。私は神と戦った。神を傷つけた。故にこそ、我が槍は神の体を傷つける。さあ、まだ来るぞ」
所詮は真の竜体ではなく、水と魔力で形成した体だ。壊れたとて魔力があれば修復できるし、機能に問題が生じるわけでもない。ただ、そう何度も何度も貫き壊されると流石に困るものがある。向こうもこの首の貫き方を覚えたようで、穴の空き方がだんだん変わっているのだ。最初は槍が一本通った穴だった。それが二本、三本、今ではかなり大きい穴が頭蓋に空いている。まだ止まらないだろう。
流石に痛い。というか、本当は攻撃なんて全部痛いのだ。かの災害竜の分御魂としての側面が強くはあれども、生前の殻はあくまで人であり、水底に沈んだ以外で戦いに傷つくことなど何一つなかった。セイバーは、戦士ではない。だからこの切り傷も、以前キャスターと戦ったときの傷も、痛いのだ。初めて味わう痛み。それでも止まらないのはそういう決意を己に課しているからに過ぎない。
「………なんだ?これは、急に」
「!……(ぶんっ!)」
「しまっ、空間が……ッ!!」
そう、純粋な人ではないが、純粋な神や竜でもない。だからこそ、人の視点……強い生命ではないからこそ持ち得る考え、工夫する能力がセイバーにはある。ただ思うがままに力を振るうのではなく、考えて力を使う知恵がある。その結果、ランサーの肩はひしゃげて潰れた。そうしてやっと悟るのだ。周囲に満ちているのはマナではなくセイバーが放出したオドであると。
竜の息吹を少し弄る。ただぶつけるのではなく、気圧を変化させるように。じっくりと、ゆっくりと、気づかれないように。何もただ魔力を放出するだけではない。災害竜なのだ、風や水も付け加えられる。急な衝撃に耐えきれなくなったところを尻尾で思いっきり打ち据えてやった。海中に沈めばこちらのもの。このまま噛み砕いてしまおうか。「(にやっ!)………?(ぽけー………)」
「危ない危ない。マスターが過剰に魔力を供給しなければここで体がバラバラになっていたな。………なんだ、それほどまでに私の見た目が“美しい”のか?お前は随分と女好きのようだ」
本当に、噛み砕いて殺そうとしていた。それなのにセイバーの動きは止まってしまった。“このままただ噛み砕くのは惜しい”と思えてしまうような魅力を、なぜかランサーから感じるのだ。殺し合いの最中とは思えない艶やかな微笑みに、なぜか目を奪われる。はて、自分はこの女に恋愛感情を抱いていただろうかと悩んで……大本たる竜(八岐大蛇)の性質に気づき、顔を真っ赤にした。
つまるところ、美しい娘に目がないのである。あえてセイバーの性別については伏せるが……擬似竜体を顕現させたことで、大本に性質が寄ってしまったのだ。本来のセイバーなら気にしない。しかし今のセイバーはなぜかその美しさに見惚れてしまう。上等な酒を愉しみながら肴として喰らいたい、そんなセイバー本来のものではない邪な願いが。しかしまた疑問である。ただ美しい女性を見ただけで、セイバーがこうなるわけもないのに。
「以前、私の槍は美の女神を傷つけたことがある。その時に付着した血液のせいで、この槍に美の神である力の一端が染み付いたんだ。今はそれを発動させている。そして私の見た目は、その女神そのものから贈られた呪いである。わかるか?ただ美しいんじゃない。呪いじみた美しさを今の私は放っているわけだ。お前が自己嫌悪する必要はない。………なんだか自画自賛のようで恥ずかしいな」
「(てれてれ)」
「恥ずかしがるな。いたいけな子供を誑かす悪女みたいじゃないか。安心しろ、海上に戻った以上は解除して仕切り直しを………待て。誰か入ってきたか………?」
セオリの発明品と、セナの魔術。その双方で徹底的に人払いをしたはずだ。常人はおろか、魔術師ですら中々に入ろうとは思えないし入れない。そのように作った。なのに入ってきた。まるで散歩をするような自然さで。しかも、マスターたちはそれが一切感知できていない。気づけたのはセイバーとランサーだけ。“それ”はテレビに映る砂嵐のように、白黒のモザイクで覆われて何が何だかわからなかった。ゆっくり、ゆっくり、歩いてはいるけど歩く音すら聞こえない。ただ、ノイズの音だけがする。何も見えないのに、なぜか近くのベンチを覗き込んでいることはわかる。そのまま首を動かして、こちらを見てきたのも。そして、何か語りかけてきたのもわかってしまった。
「はっきり喋れ。何か言っているのはわかるが、聞こえん。私たちと殺し合いたいのか?」
「…………『大丈夫。ここであったことは誰にも言いませんから。』………それでは、さようなら」
「待っ……消えたな」
気配が全くしない。気配遮断のそれとも違うだろう、今、あの時の二騎は全神経を目の前の不気味な何かを把握するのに使われていた。一級品の気配遮断であっても、難しいだろう。本当に消えたらしい。
「………とはいえ、だ。あんな不気味なものを見てまだ長々と続けたくはない。アレに手の内は晒せない。どうにも気持ち悪すぎる」
「(こくっこくっ)」
「というわけで、だ。………私とお前、今明かせる範囲の手札で最大限の一撃を交わし合おう。これをもって今回の殺し合いを終着とする。勿論、それでどちらが死ん.でも終わりだし、死なずとも終わりだ。どうする?」
一度この戦いにけじめをつける上では間違いも後腐れもなく単純明快、それでいてこの殺し合い以外の憂いを断つ上でも有用な一手だ。セイバーも飲み込まないわけがない。故に双方、海上に並び立つ。今、ここで見せていい手札の中で、最強のカードを選んで。
「…………(ふーっ!!)」
「擬似神格、限定起動。我が魂、御身の形代なれば」
今の擬似的な体でセイバーが出来る全力のブレスと、パラディオンに誓いを立てたランサーの光り輝く槍の突きがぶつかり合って………「ねぇ、知ってる?ほらこの動画!」
「えぇ……CGか何かでしょ?」
隠蔽は完璧だったはずだ。セオリも、セナも、万全の隠蔽工作をした。情報統制も教会が行えるはずだった。あそこで電子機器がそもそも使えないような環境になっていたから、動画なんて撮れるはずもない。はずもない、のに。
「ヤマタノオロチってもしかしてこんな奴なのか?」
「えー?ならなんで戦ってる女の人は海外の人っぽいんだよ。明らかに変じゃん。やっぱ作り物でしょ?」
嘘が現実を歪めていく。人は噂話が好きだ。ありもしないと思いながらも、あってほしいと思う生き物だ。そんな人々に夢を与えてやろう。面白い話を見せてやろう。竜と英雄が殺し合う物語だ。どこからどう見ても創りものなのに、創りものに思えない現実味を帯びた話を見せてやろう。
「すっご……海にでっかい穴が空いてる……」
「でもこれどこでやってるかも一切わからないんだよね。月も出てない大嵐だし場所や日時の特定は無理そう。……あとこんな衝撃があったのにカメラが壊れてないってやっぱおかしくない?」
「でも本当だったら面白そうじゃない!?もしかして他にもいるかもしれない!」
あなた達の願いが、世界を変える。そういう世界法則を敷いた。ここから先、サーヴァントたちの戦いはさらに激化するのだから……誰にでも勝ち目はあるべきだ。弱者がただ蹂躙されるのはつまらない。“信仰”がないと英霊は輝けないのなら……皆等しく、信仰がもたらされるべきだ。>>384
>後者の推しが死にそう
はい…t@za7y好きなんすよ…初見でビビッと来たと思ったら死にそうなんですね…ちなみに朽さんならご存知だと思うので言うと前者の漫画はiyd@7sb@hs@4ですね…
>>381
ダヨーさんみたいな等身してらっしゃる…もしかしてトレノに見えて実は着ぐるみで中にマレオ入ってる説ある?
シオネダヨー…語感悪くねえな…
>>400
やべえ…あまりにも強キャラだ…
激戦の中で軽口叩けるのなんか好きですね…軽めの魅了的な状態になった時に、一瞬空気軽くなりながら殺意は消えないの好き…
そしてここでバーサーカー来るのか…!正直今までどういう奴なのか全く掴めませんでしたが…やべえな?
初手で >>403のムーブかますのはかなりやり手じゃな?>>404
改めまして、こちらこそありがとうございます&よろしくお願いします!
復讐鬼であるIF千早が霊基こそ異なれど復讐者でもある淡路廃帝から何を得、何を見出すのか
それが描ければ幸いです>>398
アーチャー陣営のやりたいこと・やることは「ステージギミック&レイドボスのマキリ枠」ですね。乱戦中に電車横転で高架から他陣営めがけて落ちてくる!とかしてみたいなとか考えてます
最終的には前述のとおりロスヴァイセさんの大神宣言を魔改造して新生ヨルムンガンドで伊草を終末に変えようかと。当然主従ともども脱落はこの時です。Zeroのキャスター陣営的な
>>367
なるほどこの人がセイバー予定(だった?)御方ですか…ステータスも纏まっていてスキルも宝具も優秀、まさに最優の戦闘民族女王様ですね。第二宝具の名称がカルナさんオマージュを感じられて好きです
伊草に出すとしたらもう少しマスターが手綱を握りづらい要素(戦闘が始まると決着がつくまでやり続けたいとか)があると落ち着くかもとは思いましたが代わりにlunaticでヴィクトルさんと暴れるとのことで。不憫脱却が叶いそうで楽しみにしております
>>381
レージュさんお久しぶりですー!トレノさんかわいー!そんな音絶対出ないだろ!出とるやろがい!船の守護神様の加護をひしひしと感じますね
>>400
神性持ち同士の激突はとんでもないな…所々にお茶目な応酬を繰り広げながらに海に大穴が開くの怖すぎる
そして最後、とんでもない愉快犯がいますね…?神秘が暴かれたわけではなく更なる信仰を生み出すために凄腕魔術師たちの隠蔽工作をも物ともしないとは…
>>379
そういえばセナさんは二つ名として「スキュレカリューの猟犬」がありましたね
猟犬VS狩人ってことかあ…鯖は擬似神格同士であることといい、様々の違いはあれど要素の通じ合う者達の対決だったわけですね>>408
>宝具の名称がカルナさんオマージュ
インドの女帝ですからねぇ……。第一宝具もカルナさん由来の名称だぞ!()
>もう少しマスターが手綱を握りづらい要素(戦闘が始まると決着がつくまでやり続けたいとか)があると落ち着くかも
あーなるほどなるほど。そういう性格を、って調整方法とかもあるのか。勉強になるなぁ
そこの部分を変えると確かに伊草との相性はいいんですよね、トコトン戦う聖杯戦争だから伊草。
だが結局「場持ちの良さ」って黒鹿さんの調整して欲しい部分は据え置きな訳で、なのでやっぱりルナティックで暴れさせた方が多分楽しい。ま、エントリー変更に関しては黒鹿さんと相談して、ですけども
>>405
>はい…t@za7y好きなんすよ
納得。そっちか。まぁ今回はまだ確定死じゃないし……。色々大丈夫な要素は残ってますからね腰にダメージ10ほど受けておりました
でもこうして書き込めるので無事は無事です。ちゃんと生きてます
>>391
ちなみに変更したその主従がどういう動きをするかお聞きしてもいいですか?
>>398
現状のまま進めていくことに問題がないなら……まあ後は私が選ぶだけですもんね
あとはスルトさんから草薙有沙さんを伊草市在住にするかどうかの確認が取れればいいんですが……
>>400
さ…最後ぉ!?なにをしてくれていらっしゃる!?時計塔とアトラス院2種類ある隠蔽をどうしてすり抜けてるんですかねこやつは…
前回のセナ先生とセオリくんの戦いも工夫と技量がすごかったけどさすがにサーヴァント、それも神性持ち同士だとパワァが違いますねパワァが……>>411
セイバー陣営は基本的に主従どちらも割と聖杯戦争エンジョイ勢ですね。聖杯にかける願望がある、というよりは聖杯戦争自体に用があるタイプで、積極的に索敵して挑みかかって暴れ回るポジションを担いたいな、って希望でしょうか。
クッチーは聖杯そのものが欲しい、パロミデスは戦いたい、楽しい殺し合いをしたい、が主目的。
聖杯が爆弾になった、という情報が入った後もそんなに動揺はせず「よし、じゃあガンガンぶち殺しに行こう!」で主従の方針が一致してもっともっとアグレッシブになる、みたいな感じを想定しています。
クッチーは兎も角、パロミデスは攻撃特化で物理防御が弱めなのでマルフィーザよりも伊草適性はあるかと思います。ヴィクトルとマルフィーザが光の獅子&モーさんだとすると、こっちは闇の獅子モーさんって風に考えて貰えればな、と思います。セイバーがパロミデスネキって事はもし両方参戦できたらパロミデス戦前で色々起きて打ち切ってしまった洛陽のリベンジマッチができるかもしれない…ってコト!?
>>411
ほいほい。まず他の陣営の雰囲気が所感的に(解釈違ってたらごめんなさい)
主人公側とか善寄りっぽい動きしそう→騎、暗?
ヴィラン寄りっぽい動きしそう→剣、弓
どっちに転ぶか予測不能→狂
という訳なので、槍陣営は主人公っぽくも悪っぽくもない感じの第三勢力というか中庸(どちらかというと善寄り)的な雰囲気にしたいなと。
雰囲気的には爆弾の事もあるので積極的に戦いはしますが、いのちだいじに最優先っていう主従の見解の一致してますので、基本的には引き際とかを冷静に見極める感じにするって感じですね。ただ攻めるタイミングでは思い切り攻めます
刹那ちゃんは完全エンジョイ勢、趙雲は聖杯というよりは良い主君と出会って行けるなら勝利に導きたい、せめて退去まで守り抜いて生前の無念を晴らしたいって感じなので、なりふり構わず取りに行くって感じではないかなと。なので街とか一般人巻き込んでの被害はあまり出さずにある程度正攻法で戦うスタイルを想定してます。
あとは
・まずは敵の雰囲気を見極めて大雑把な強みとか真名を予測する感じなので、初見の戦闘ではまず余力を残しながら受け流す事に専念する。「一回目から全力の一騎討ちに出るのは愚策だろう、此方から策を晒すのは孔明殿並の慧眼でもない限りデメリットが大きい」って感じですね。なんなら刹那ちゃんが真名看破枠でもOK
・同盟は「確かに組んだ方が安全だもんね、いいよ!!」って感じであっさりOK寄りかなと。安全志向とエンジョイが合わさると多分OKになる。趙雲が三国時代出身なので冷静には見極めますが、少なくとも現状見る限りは騎陣営か暗陣営だったら同盟了承するかなと思います。ただ同盟終わったらサッパリと戦う感じかなと。
・同じ感じで弓陣営レイドの時には「迷ったんだけど、アレを単騎で相手するのと皆で組んで相手するのならこっちのが安心だよネ!という訳でボク達も協力してあげる!!」って感じで味方側に入ります。
って感じでしょうか。あとは希望だと、暗殺とかじゃなくてしっかり戦闘でランサー撃破って感じの退場にしてくれると嬉しいなって感じです。
続きます>>413の続き
あとは強さ面だと趙雲は
強み→敏捷A、単騎駆スキルでの加速、槍の風放出で西湖除けば最速の機動力を出せる。B-だけど無窮の武練持ち。スキルで廃帝の精神異常をある程度耐えられる可能性あり
弱み→ステータスの+補正が1つなので他より少なめ、耐久力は高い訳ではない、対軍宝具無し、切り札の青紅剣も高火力でこそあれどリーチは一般的な剣と同じ、なので宝具の撃ち合いになると凄く分が悪い。火力的な決め手は他のサーヴァントに比べると弱め
って感じです。
強いけど、恐らく今回最強格のラーヴァナや本気ロスヴァイセ程は強くないから強さ的には悪くない塩梅じゃないかなと思います。多分総合的に見ればパロミデスと互角に戦えそうかな、って感じでしょうか。
その分マスターの刹那ちゃんの魔術回路が良いのでバランス的には堅実に結構強い、って感じになるので塩梅としては悪くないのではと思います。
どうでしょうか?
長文すみません、質問も受け付けますのでとりあえずご一考よろしくお願いします…!>>400
序盤から海割れ……そして早くも隠蔽失敗。
これだと終盤にはどんな有様になっているのやら……。
第■回ですが、キャスターは魔力Cなので令呪使ってもランサーに大したダメージは与えられないかなと。
>>411
草薙家は伊草在住だけど、聖杯戦争開始前から管理者とは互いに余り干渉しないというスタンスにしてたら、事前に聖杯戦争を止めるのが不可能になってた感じで。
ライダー陣営は、伊草市にとって危険な陣営を優先的に討伐するスタンスですね。
反面、被害を抑える事を優先してるので宝具の使用には制限がかかるのでそこでバランス取るように。
各陣営との関係としては
剣陣営:一番同盟しやすそうな陣営(ヴィクトルとマルフィーザ)が敵対陣営に変わってしまった……。
弓陣営:列車落としの時点で最優先討伐対象。
槍陣営:マスターの考えが読みにくいけど、一時的な協力関係位はいけそう。
殺陣営:海月ちゃん次第だけど同盟候補。
狂陣営:対弓陣営レイド以外での協力は不可能だと思われる。>>409
あらほんと。ルビに気を取られておりましたが…これはカルデアなどでの邂逅が楽しみ…間違いなくバトりあうだろうなあ
>>410
>>411
腰がやられると動ける範囲一気に削られますよね…どうぞお大事に…
アーチャー陣営の動きはおおむね>>408の通りです。民間人被害?知らねえなそんなことより発明品の実証実験だ!って感じ
戦闘面では耿実が工作物(キャラシにある諸々)の効果測定のためにサポートに回ってロスヴァイセさんがマスターを守りつつ戦います。でも主目的が↑でマスターやサーヴァントにも効果があるか確かめるために仕掛けのポイントに誘導してからドカン!→一部始終確認して撤退という流れが多いかと。出てくるたびにヘイトを高めるヤツ
レイド戦ではもうロスヴァイセさん(新生ヨルムンガンド)はマスターの死亡でもちょっと弱体化するだけで止まらないので、耿実の殺.害は自由です。暗.殺でもマスターのうち誰かとの応酬によるものでも、決着のための宝具ブッパに巻き込まれるでも何でもOKです
ちなみに耿実から他鱒への印象は
剣陣営(朽崎さん)→壊す者への嫌悪感と苦手意識が強め。親を自分の手で死に追いやれたなんて、ちょっと羨ましいな、とも(尤も破壊によるものなため趣味ではないが)
槍陣営(刹那さん)→黴くせートシマ。そのくせ技術も使うちぐはぐさが無理。初期好感度は恐らく全鱒中最低
騎陣営(草薙さん)→彼女自身にはそこまで興味なし。ただ彼女の持つ種々の礼装は魔術的な側面をもっと削いで技術に依るものとすべきと関心あり。序盤とかで礼装の改造を持ちかけてすげなく断られる展開とかありそう
殺陣営(海月さん)→おおむね草薙さんと同じ。人魚?今時3Dモデリングとかで再現すれば良いものを時代遅れな。水に還してやればいいんじゃない?
狂陣営(if千早さん)→過去のことに一々執着してるの、暇かなにかで?懐古心なんかにとらわれずにもっと建設的に生きたほうが良いとアドバイスしてやりたい
こんな感じで大体どのマスターとも敵対できる具合です。プロレスするならまず刹那さんやif千早さんかな、と>>415
>一番同盟しやすそうな陣営(ヴィクトルとマルフィーザ)が敵対陣営に変わってしまった。
すまない……。でもまぁ敵対関係になりそう→バトルが加速する、だからまぁそういう意味では良かったのかなぁ
>>419
>親を自分の手で死に追いやれたなんて、ちょっと羨ましいな、とも(地雷)
>黴くせートシマ。(自称するなら兎も角、ヒトから言われると腹立つ)
こーれは喧嘩するでぇ
>>412
全体的にまとめると、クレイジー&クレイジーで聖杯戦争を荒らしまわる戦闘の起点役というか、でしょうか。ゴーストと鴉の使い魔で広範囲索敵して、敵を見つけたら即座に襲撃をかける、というような。
魔力回復の為に休んだりはするでしょうが、連戦バッチコーイな「お前らバーサーカーやろ」な動きをしていきたいな、と考えておりますね。気分的にはアメリカ大会のリベンジ、みたいな意識もあるかも。
ところでパロミデスのブラッシュアップが完成したので、投下していいですか?>>421
では。
「はぁい、初めまして。私の名前はパロミデス。円卓第九席にして、異教の騎士。ま、そんな事はどうでもいいわよねぇ。だって私は、貴方のサーヴァントとして戦う為にココにいるんだし♪」
「やっぱ戦いって楽しいわねぇ!!血が舞き上がって、肉が裂けて!円卓に座ってた時の生活も悪くなかったけど、おネーさんはこういう修羅場が大好き!さぁ、他に私の首が欲しいヤツは居ないのかなぁっ!?」
【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【真名】パロミデス
【異名・別名・表記揺れ】パラミティーズ、パラメデス
【性別】女性
【身長・体重】175cm・65kg
【肌色】褐色 【髪色】黒【瞳色】黒
【外見・容姿】
黒髪をポニーテールにした褐色肌をした中性的な見た目の女性。軽装の鎧を纏ったスレンダーな身体つき。笑顔が凶悪で雰囲気も剣呑。
【地域】ブリテン
【年代】5世紀後半から6世紀初め
【属性】秩序・悪>>422
【ステータス】
セイバークラス
筋力:B+ 耐久:B 敏捷:A 魔力:B 幸運:C 宝具:A
アサシンクラス
筋力:C 耐久:C+ 敏捷:A+ 魔力:C 幸運:B 宝具:A
【クラス別スキル】
セイバークラス
対魔力:B
騎乗:B
【固有スキル】
奇襲:B(アサシン時はA)
・気配遮断と騎士の武略の複合スキル。ありとあらゆる手段を用いて意表を突き、先手を取るスキル。判定に成功すれば、相手の予測、回避系能力の無効化が可能。判定に失敗しても、戦いの中で相手のミスを誘発させ、強引に隙を作る。
怒れるレオパード:A+(アサシン時はB++)
・とある試合で最優秀賞を取った際にアーサー王から受け賜わった称号。騎士道もへったくれもない戦闘理論。相手のやりたい事をさせず、相手が嫌う行為を行う。極端に言うなら騎馬戦で馬を潰し、戦ならば足や頭を狙う。とにかく相手の弱点・欠点を推測し、実行する。>>423
【宝具】
『戴冠・祝福された聖剣(カーテナ・クラウン)』(アサシン時所有)
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人以上
・パロミデスがトリスタンから受け継いだ聖剣。クルタナ、コルタナとも。この名称はアングロフランス語のcurtein, 遡ればラテン語のcurtus(短くされた、詰められた)に由来し、その名の通り切っ先が無い形状であり、無先刀、無鋒剣などと訳されることもある。
・イギリス王家においては、慈悲の剣とも呼ばれ、聖界正義の剣、俗界正義の剣、献納の宝剣、国剣などとともに、戴冠宝器の一つとされており、非常に由緒正しき聖剣。この聖剣はその時その時の担い手によって能力が変化する無冠の剣であり、通常状態においてはその刀身や鈨に宿る天使の力によって使用者を邪悪なるもの、害あるモノから守る(魔術や呪術、毒物、精神の狂乱や肉体的衰弱などの悪影響をオールカット。端的に言えば最上級の対魔力といったスキルを使用者に付与させる)という権能を保有する。
『暴毒・堕落されし妖剣(カースド・クラウン)』(セイバー時所有)
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人以上
・カーテナは本来聖剣である。しかし、パロミデスが担い手となった事により、かの騎士のドス黒い加虐心や狂気的なまでの闘争心に影響…悪く言えば汚染され、より攻撃的な性質を持つに至った。具体的に言えば、天使の力による加護は防御という形では無く、邪悪なるもの、害あるモノを吸収し喰らう方式で無効化するようになった。そしてソレを凝縮してエネルギーとして貯蔵、騎士の意に応じる”毒の斬撃”によって、敵対者を屠る事を可能とした。
・さながら蠱毒のような形式で精製された猛毒は、秩序と混沌を区別せず、善も悪も容赦なく一緒くたに蝕み、呑み込み、呪い、祟り、侵し尽くす。その斬撃がもたらす凄惨な結果は、まるで聖剣の悲鳴のようにも感じるという。
・非常に強力な宝具であるが、その攻撃性能は呪詛や毒物などを取り込み、濃縮した結果である為、無尽蔵に発動できる訳ではない、という欠点がある。一撃必殺、一発逆転を狙える宝具だが、ペース配分という点だけはしっかり吟味する必要があると言えるだろう。>>424
『封殺/する朱羅の騎士(クリムゾン・ナイトハザード)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1~5最大捕捉:1
・槍試合において勝利の為に卑怯な手段を使った悪役としての逸話の具現。真名解放と共に攻撃した場合、対戦相手に関係するスキル、宝具を使用不可能にし、更に判定に成功すればソレを破壊する。効果は武具は勿論の事、騎乗物・概念宝具・鎧・召喚魔獣など、宝具であると認識したモノ全てに適応される。
・言うまでもなく強力な宝具であり、騎士としての技量が昇華された宝具である為、特別な武具を必要とする訳ではない。しかし複数の制約も存在し、『サーヴァント同士の一騎打ちである事』・『戦闘終了と同時に封印及び破壊の効力を失う事』・『同じ相手との再戦時には判定の成功率が減少する事』などがその条件となっている。
【Weapon】
セイバー:ロングソード・カーテナ
アサシン:ロングソード・カーテナ・槍(無銘)>>425
【解説】
円卓の騎士第9席。異教の騎士であり、最終的にはランスロット派になる(ちなみにアーサー王が活躍した時期は6世紀ころ、ムハンマドの活躍は7世紀、またイスラム教の発展はさらにそれ以降と時系列的な矛盾も存在)。因みに弟のサフィア卿も円卓に所属している。
トリスタン卿とイゾルデへの愛をめぐって争ったこと、「唸る獣」の探求をしたことで有名。当初はトリスタンの恋人であるイゾルデを恋い慕っていた事から、トリスタンとは非常に仲が悪く、ある槍試合ではトリスタン卿はあえてパロミデス卿の所属していない陣営に参加するなど、不倶戴天の間柄であったが、トリスタン卿に命を助けられたり、一緒に行動しているうちに徐々にトリスタン卿とは友情めいた関係を結び、最終的には、トリスタン卿に敗れたパロミデス卿は、彼の手によってキリスト教の洗礼を受けることになる。
非常に武勇に優れており、ある槍試合ではガウェイン卿を含めた円卓の騎士を10人も打ち破るなど、ランスロット卿やトリスタン卿、ラモラック卿などの以外には殆ど負けることはないほど。
しかし物語初期においては悪役としての活躍も目立ち、イゾルデを誘拐したり、騎士道など知らぬのとばかりに槍試合で馬の首を刎ねるわ、仲間になっていたトリスタンとイゾルデで関係に嫉妬してトリスタンを殺そうとするなど、トリスタンを主役とした場合の敵役、といった印象の強い一度狙った敵は生かしてはおかない騎士。
しかし、全体を通して貴婦人には礼を尽くす人物として知られており、人品が卑しいわけではない。後々には武装していないトリスタン卿との戦いを拒否したりと、単なる悪役ではなく騎士としての面が強調されるようになる。
また、マロリー版では単身で「真紅の街」へ乗り込み、卑劣なヒーリアス卿・ヒーラック卿の兄弟と二対一で戦い勝利する物語もある。>>427
【人物像】
一言で言えばサディスティックな快楽主義者。挑発的な笑顔と共に戦闘を楽しむ闇の女騎士。「とりあえず戦えればなんでもいい」と断言する”手段の為に目的を選ばない”危険人物。
一人称は「私」または「おネーさん」であるなど陽気なテンションであるものの、その本性は「命を斬る」ことや「強者との一対一の殺/し合い」に激しく執着し、瞳の奥には殺気が見え隠れする血濡れの修羅そのもの。
騎士道をガン無視し、勝つため・楽しむためなら何でもありというスタンスで正面切っての戦いから不意打ち・裏切り・虐殺・人質作戦も戦闘の選択肢である等、かなり残虐かつ陰険。
もっとも、そういった手法はあくまで手段の一つであるという思考回路なので、正々堂々とした決闘が嫌いという程では無い。しかし結局のところ、「戦いたい、殺/したい」「生死の危機、その狭間に存在するギリギリの緊張感やスリルを感じたい」という過程が目的と化した殺/戮と闘争の悦楽に取り憑かれている狂人である事に変わりはない。
戦闘においては宝剣、あるいは妖刀となった『カーテナ』を主武装とした剣術で戦う。剣士としての能力は高く、剣士の技量に獰猛さと”残忍さ”がブレンドされた、己の安全すらシカトする虐殺の為の剣技を振るう。
攻撃面に関しては優れている反面、防御はかなり雑で、スキルや宝具で守備的な性能はほとんど保有していない「攻撃は最大の防御」と言わんばかりの構成をしている先手必勝、高火力でゴリ押し、後衛やサポート。危険の回避といった役割はマスターをはじめとした周囲に押し付ける感じの典型的な速攻型。
どのようなマスターに対してもフレンドリーに振る舞い、相手にもそうするように促すなど、接しやすくはあるタイプ。しかし使い魔の立場である、という自覚はあってもそれで態度を大きく変える事は無く、寧ろおちょくり翻弄する、困ったおねーさん。
正義漢との相性の悪さは自覚しており、自分の性質を正直に伝えるが、御咎めを聞き入れる気は更々なく、注意を受けても逆にやりこめにいく。悪党マスター大歓迎!
要するに、あらゆる意味で敵味方を振り回すキャラクターであり、なおかつ求めるモノがわかりやすい為、好悪がハッキリ出るサーヴァント。報酬が貰える(=他者と戦い、殺/せる)ならどんな関係性でも、仮に文字通り奴隷扱いだろうが文句を言うつもりは一切無い。>>428
戦闘における好みというモノは特に無く、弱い者いじめも好き、とか言っちゃうタイプ。勿論強い相手を返り討ちにする事も好きな、戦闘至上主義の自己完結型。因みに女性扱いを受ける事は全く気にせず、色恋沙汰への発展も面白がるが、”女性だから”という理由で戦闘への手心を加えられたりするのには我慢ならないタチで、律儀に訂正を求める。
聖杯にかける願望は「特に無し」。強いて言えば受肉。とりあえず戦えればなんでもいいのでそういう意味では制御不能(まず無いだろが、聖杯戦争で闘争が起こらない場合、マスターをふんじばって戦える相手を探しに行くケースすらある)
特技:反則攻撃、ルール無視。
好きなもの:オーバーキル、他人の困り顔。
苦手なもの:腑抜けた平和。粗食。騎士道の遵守
天敵:トリスタン(マイペースな人間全般)
願い:特になし(聖杯戦争での戦闘が望み)
【一人称】私、おネーさん。主君サマ。
【二人称】少年、お嬢ちゃん。君。
【セリフ例】
「さ、私達の関係性を確認しましょうか♪主君サマは私に戦場を提供する。おネーさんは少年に勝利、というかサーヴァントの撃滅ね、を捧げる。ね、Win-Winって訳よ、了解?」
「あー……、暇ね~。そうだ主君サマ、ちょっとバトルしましょうよ♪大丈夫、死なない程度にはちゃんと手加減してあげるから♥」
「一応言っとくけど、私に戦闘以外の要素は期待しないでよ?おネーさんは戦うのが好きだけど、それ以外はそもそも行動する気、そんな無いから♪」
「武器はまだ残ってるのよねー。それを掴むのを待ってるんだけれどもさ。やっぱり、無抵抗なヤツを斬るのは心理的に嫌じゃない?────ま、勿論冗談だけど♪」
「あぁ~さっきのサーヴァントとはまた戦りたいわねぇ~♪ギリッギリの鬩ぎあい!血ィもお互いドバドバ出た訳だしぃ?たまんなかったぁ、思い出しただけでゾクゾクする……♥」>>429
はい、大体こんな感じです。性能面というよりは性格面、人物像、キャラクター性に関する深堀りがメインですね。どういう感じのバトルジャンキーなのか、って部分を詳細に決めて、描写をしやすくした感じです。……コレ狂化スキル所持してた方が”らしい”かったかもわからんね。
アサシンとセイバーに適性があって、差別化部分としてはアサシンはより闇討ち!不意打ち!騙し討ち!に特化しており、奇襲もしやすくなってます。セイバークラスは逆にガチンコ勝負への適性が向上した感じですね。まぁセイバークラスでも「奇襲」のスキル効果でアサシンの真似事が出来るので、あんまり動き自体はクラスによる変化は無いかも?
あとは宝具や武装がちょっと違いますね。カーテナを自分のモノとして担える(毒の斬撃ビーム)のはセイバークラス、自分の性分による汚染が控えめ(カーテナ宝剣状態)なアサシン、みたいな認識をして貰えれば、と。なので宝具枠に3種記載がありますが、現界において行使できるのはアサシンとセイバーでそれぞれ2種です。
ついでにアサシン状態だと槍をもってこれるので、間合いを誤魔化す事も出来ますね。セイバークラスだと単純な二刀流。
以上です!質問や感想などあれば。
黒鹿さんには伊草のエントリーとして問題ないかの確認もお願いします!>>411
遅くなってすいません
うちの陣営は>>231で大体書いた通り、初手から殺る気MAXの全陣営ぶっ潰すモードです
「魔術師は殺.す、魔術使いも殺.す。巻き込まれたマスターは……一度だけ警告する、それ以降は知らない(殺.す)。一般人はなるべく巻き込まないようにするけど、状況が許さなければ巻き添えも覚悟してもらう」
大体↑のノリで、初手から他のマスター探してガンガン動き回りますし戦いも率先して吹っ掛けます
ちなみに聖杯が爆弾化してる事は出来れば知らない前提であってほしかったりします
知ってたらまず真っ先に主催者の元に殴りこんで何としてでも止めさせますから
というか聖杯が原因で大爆発が起こりかねないって時点で大分彼女の地雷的にヤバい(白目)脱稿しました
今回は正直溜め回です
集積船長編最新話、45分辺りから投下したいと思います行きますわよ
前回までのあらすじ(今回の場面の前は前スレ597、過去編は前スレ643、758)
過去を思い出す様な悪夢を見た凌牙。
独りになって、昔の事を思い出して震えたジャスミン。
その二人は、偶然合流して夜の船で夜風を感じながら談笑する。
そして、成り行きで凌牙は昔の仲間であった少女、花京院競奈の話をした。
山奥に閉じ込められていた少女と邂逅し、謎の男を撃破し、運命共同体となった話。
それを聞いて、ジャスミンは———prologue-11 キャンプと予報
「…まあ、そういう話だ。聞きたい事は聞けたかよ」
そう言い、度数の強いアルコールを、口に入れる。
酔いが少し周り、凌牙は静かに息を吐いた。
「…そう、だったのね。」
ジャスミンは、頷いた。コーヒーの匂いが風に乗り、アルコールの匂いと混ざり合う。
「……意外に、驚かねえんだな」
「何となく、そんな気はしてたから。」
「本当かよ…」
凌牙君に、少女の仲間がかつて存在した。そこに、意外という感情は勿論ある。…だが少しだけ、納得のような感覚もあった。
人と関わりたがらない様にしてる性格と、聞いた限りの昔の話。だがその割には、普段の他の生徒との関わり方を見るに、少なくとも完全に孤独だった訳では無さそうとは思っていたのである。なので、そこは納得した。
ジャスミンは、別の所で意外に思っていたのである。
凌牙君が、踏み込んだ自分自身の事を口にする事は多くない。それも、自分からなんて稀だった。>>436
故に。
「…ねえ」
「…何だよ」
「もう少し、教えてくれない?」
「……マジか」
目の前の青年は、面食らった顔をする。
ジャスミンは、本当ならここで切り上げてもいいのだろう、とは思った。
そろそろ消灯時間だし、根掘り葉掘り聞くのは野暮だし良くないかもしれない。
でも。
ここでやめて、またすぐに、独りぼっちの夜を過ごすのは辛い。だから、許されるならもう少し話していたい。
それに、珍しく刺々しさが抜けてる。だから、普段だったら話してくれない、彼の事を知れると思った。
私は、人の力になりたい。人の役に立ちたい。人の役に立てる事が嬉しい。そうして、人の力になって、自分の価値を作りたい。
だから、役に立てる様に。人の事を、知れるなら知りたい。そう思ったのだ。
だが、頷いてくれるかは分からないが…そう思いながら、コーヒーを飲み、相手を見る。
凌牙は、酒をもう一度口に入れる。少し、柔らかい表情で息を吐きながら、答えた。>>437
「……別に、いいぞ」
普通に返すその言葉に、一瞬驚く。
素直に答えた。珍しく、素直に。
いつもなら悪態をつきながら応えるような感じなのに、やっぱり今は、どこか素直だった。
酒に酩酊して思考が緩んでいるからなのか……或いは、彼も何かを思い出して感傷に浸っているのか。それは、分からない。
でも、やっぱり。いつもの刺々した感じは、今は少なくなってる様に見えた。
それを口には出さず、ジャスミンは微笑んだ。
「じゃあ、教えてちょうだい。」
———
その後は、色々な事を聞いた。
仲良くなってそこそこ経つ凌牙君だけど、今まであまり踏み込んだ話を聞かせてくれる事は多くなかった。だから、初めて聞く話は、興味深かった。>>438
曰く、その子もそこそこ戦闘力はあったみたいで、とりあえず自分なりの戦い方とか強化魔術とか色々をそいつにざっくり教えたという。身軽な子だったらしい。
おかしい事ではないわね。確かに、強化魔術なら人に教えるのは難しくはないし。人に教えるのは意外だったけど。
曰く、基本的には山のキャンプ場を拠点にして過ごしてたらしい。たまに街に出る事はあったけど、金を沢山は持ってないって事もあったから食材とかを軽く買っただけで、あとは捨てられてた金属を上手く使ってキャンプしてたとか。
うんうん。そういえば、錬金術もそこそこ使えるのよね。
それにしても、山の中でのキャンプか…私はやった事がないから、少し気になるな、と思う。
曰く、二人で山奥で猛獣を狩りながらあちこち移動してた時に東北の山でデカくて結構強い熊を倒したら、付近の集落に被害を及ぼしてたやべえ熊を倒したマタギと勘違いされて結構金を貰ったらしい。
…まあ、分からなくもないとは思う。
料理がやけに得意なのはそこから来たのかって所も分かったし、そもそも、お金はどうしてるんだろうって疑問はあった訳だし。
というか、やっぱり熊を素手で倒した事あるのね…
曰く、同じように捨てられてたスマホを上手く雷鉄魔術で改造して、回線こそ繋げないオフラインだったけどとりあえず入ってる日本地図アプリと地名を照らし合わせて行動する事にしたとか。
…ん?>>439
「あとはまあ、山の中に放置されてた電池切れの電動バイクを俺の魔術で充電できる様に改造して、二人乗りでバイクかっ飛ばして獣道を突っ走ったりして関東の辺りに…」
「ちょっと待ちなさい」
静止した。あまりの爆弾発言に、遂にジャスミンは静止せざるを得なくなった。
「…何だよ、別にそんな変な…」
「充分変でしょどうなってるの貴方の旅」
フランスの屋敷で蝶よ花よと育てられた貴族の魔術師の少女であるジャスミン。今までに関わった人間関係を顧みれば、まず日本の山でバイク乗って熊と戦ったりしてる不良少年のそういう話を直に聞く機会なんて間違いなく無かっただろう。
キャンプもした事が無さそうな少女からしたら、初めて聞く事なので好奇心が惹かれるのは間違いなかった。
でも。
うん、分かる。分かりはするの。確かに、その子と二人で身寄りもない二人旅って事だし、大変だったのねって事は分かる。
でも、流石にバイクは…15歳でバイクで13歳乗せて二人でバイクは…いや他にも突っ込み所はあるけれど。あるけれど…!
自分が過去経験した事がなく、友人からも聞いた事が無かった様な凄まじいカルチャーショックに近い故か、ジャスミンは情報量故の混乱で頭が少し痛くなる様な感覚に襲われた。>>443
「———おいジャスミン!!凌牙!!」
突然、大声が静寂と空気を破壊した。
空気が振動する様な大声。それは、哀愁も、真実の冷たさも震わせて吹き飛ばす様に響いた。
「…あっ」
「……げ」
「何してんだお前ら、もう消灯時間過ぎてるぞ。さっさと部屋に戻れ!!」
声だけでも分かる。いつの間にやらレリックが、いつものきつい形相で二人の背後に立っていた。
咄嗟にジャスミンはスマホの時計を確認する。消灯時間を10分程過ぎていた事に気付き、あっと声が出た。
凌牙とジャスミンは顔を見合わせ、立ち上がって帰ろうとする。
「…ごめんなさい。すぐ戻るわ」
「ああ。さっさと戻って寝ろ。停泊まであと数日だからって気ィ抜きすぎんな。いいな?」
「はい…じゃあまたね、凌牙君。」
軽くお辞儀をして、凌牙にも小さく手を振る。そうして、ジャスミンは船の中に入って行った。
少し遅れて、凌牙も腰を上げて帰ろうとする。
「おい凌牙。」
それを、レリックが呼び止める。暗い目のまま、凌牙は振り返った。
「…何だよ」
「……。」
「…?」>>445
甲板には、誰もいなくなった。
夜風が、静かにレリックの髪を揺らす。
レリックは、考える。
先程、夜の巡回中に偶然耳に入った二人の会話の事を。
船が今から止まる場所の事を。
そして——過去に起きた事件と、消えた生徒の事を。
何を呟くでもなく、レリックは静かに風を浴びていた。
———
ジャスミンは、静かに工房のドアを開ける。
今度こそ、完全に独りになった彼女は、寝ようと布団を広げる。
ジャスミンは、考える。
彼の、「家族」の事を。
彼の話から、予測できる事を。
そして———それを背負ってる、辛そうな友達の為に、私は何ができるのかを。
「うん———できる事を、力になれる事を——やらなくちゃ。
……私は、皆を、助けたいから———」>>449
この日、集積船は日本近海に入った。
3日後には鶴水市に到着し、停泊期間が始まる。
天気予報は晴れが続いているらしい。
この夏、鶴水の街に台風が来る事はない。夏として、最高の天気なのだろう。
だが、直に、荒れ始める。
いや、文字通り街に暴風雨が来る訳ではない。
ここで言っているのは船の事だ。
船に、嵐が迫っている。
それも、混沌と狂気に満ちた、荒れ切った大嵐が。
その予報も、暗雲も———まだ、誰の目にも映らない。
それもその筈だ。
嵐の前は、大体は——眩しい程の晴天だから。
だから、まだ。誰の目にも映らない。>>416
>>419
ありがとうございますありがとうございます
正直我がおけつのぷりちーさが保てないほど痛いのでその言葉だけでも大変しみまする…
>>431
>>434
主催者……宗谷進三郎のところに殴り込むこと自体は問題ないんですけどね。進三郎も爆破止めたい派のヒトなので
ただ進三郎の手じゃもう止められない段階に入ってるので、乗り込まれたとしても進三郎としては「私も止めたい」「しかし止められない」「本気で止めたいなら聖杯戦争を完遂する以外にない」と伝えることしかできません
それを聞いてバーサーカー陣営がどう動くか……それ次第になりますね
ちなみに進三郎の役割は戦争開始時点で終わってるので攫ってもコロしてもどう扱ってもOKですよ
>>451
ほうほう、メインは凌牙くんとジャスミンちゃんでレリックさんはお助け枠かな?と思ってたんですが予想よりもメインどころな扱いなようで……
やっぱり凌牙くんのトラウマ重そうですわね……>>451
なんかホントに夜の寂寥感というか物寂しい印象がなんかマッチしてるなぁ、って感じの描写。
それこそ風都探偵でのビギンズナイト回っぽいというか。次回からのスタートダッシュというかアクセル踏み込みでまた雰囲気がガラッと変わりそうですんで、さてさてどうなっていくのやら
>>454
腰ね……。キツいよね……。痛み出したら整体とかマッサージいった方がいいのかなぁ?とか感じますね。なかなか行く気にならなかったりもしますが
>>455
伊草内定ですか。頑張る!
しかしアレですな、結構捻りまくりキャラメイク&実質再投稿って逆境はあるかもしれないですが、よくてよ数がマルフィーザ>>パロミデスなのを考えると、やっぱり原典パワーって凄い。改めてそう思った。耿実のビジュアルをざっと起こそうとする→最近見た映画の影響で不気味のイメージに目が隠れがちが付与される→ロスヴァイセさんのキャラシを見る
→メカクレ主従だコレ!(イマココ)
あと伊草の鯖鱒みんな髪色が黒寄りか白(銀)寄りかでかなりモノトーンになってますね。たまたまとはいえ緊迫感とかが感じられて結構好きですこういうの
>>420
男二人とも仲悪くなるの確定ですわねこれ。でもそのくらいがきっとちょうど良いですの
あと今しがた思い浮かんだ展開として何度目かの実験を他陣営に未然に潰されて激おこになってアーチャーにそのマスター殺.害を命令→やや劣勢になり大神宣言が破損、負け戦として撤退→遣る瀬無い気持ちを拭うために魔改造に着手
でレイドにも自然と繋げられるかもとなったのですがこの展開での実験阻止役に朽崎さんとか良いかもしれませんわね。地雷踏んだならそれくらいされてもおかしくないし
>>451
あぁ〜凌牙さんとジャスミンさんの今回の距離感しっとりしててとても良い〜乗船前に色々と問題も起こしちゃったりしたジャスミンさんが友人を気遣う優しい台詞を自然と言えてるの、これまでの出会いの尊さを感じさせますね
そして夜の闇は人肌の温もりを強める一方で一人思案する者にとってはどこまでも静かで冷たいもの…嵐の前の静けさといったところですね。レリック、お前は…お前と言うヤツは…(しみじみ)
>>455
ヤッター!ご選出いただき光栄の極み…皆さんと足並みが揃えられるよう、伊草で頑張らせていただきます!
廃帝も選ばれててぴょんぴょんしちゃう2よくてよですが、まあぶっちゃけ今回の回は上手く書けなかった自覚はあります。なのでダメージは薄い
今後もたまにこういう上手く書けない回は出そうだな…怖いな…
>>453
電磁気をある程度操れるって訳なので、多分応用すれば充電とか発電くらいは余裕で行けるって訳です。
ちなみにこの使い道はあまり友達には教えてません。知られたらお手軽充電マシーンにされる未来が見えますからね。特にどこぞのカステラ君とか知ったら絶対やってくる。
この散々語ってる過去がどう関わってくるのかは…まあ次回以降の数話で分かる筈です
>>454
アレですね、練り直したタイミングで「船巻き込んだ危機での最大の敵と生徒が戦うのはアリなのか…?」って思ったので、先に言います。
今回は船にとっての最大の脅威と、凌牙君にとっての最大の敵は、違う相手です。同じ陣営の敵ではあるんですがね。
凌牙君やジャスミンちゃん達にとっての最大の敵も充分ヤバい敵だし、因縁もあってデカい脅威ではあるんですが、船自体に悪意を持つ滅茶苦茶ヤバい敵が集積船に迫るので、そいつが何よりの最大の脅威になる、って感じになります。…つーか凌牙君側のボスもぶっちゃけ天堕聖杯戦争のセオリ君とかセナさんに比べたら格落ちになると思いますしね。
なので、レリックさんがめっちゃ活躍します。今回のストーリーでは凌牙ジャスミンレリックの三人+他の騎士団メンバーがメインの戦闘キャラになる感じですね。
一応、少なくとも出せる生徒と騎士団は皆ある程度いい感じに動かせたらいいなと思ってますし、それぞれの戦う理由に説得力を出せたらいいな、と思ってます。
あとは凌牙君はこう見えて、大分過去も大丈夫そうかなって気持ちにはなってます。ぶっちゃけ船にいてもいいのかなって気持ちにはなってむす。ただ、妹を救えなかった事と蛮族な俺のせいで船がヤバい事にならないかって事で最後の踏ん切りがつかない感じですね。
なので、今回のSSの前半部分でそこにデカい打撃与えた上で思い切りそこと対峙する感じにしようかと。そこさえ突破すれば今回のSSの鬱要素は大方消し飛びます。
なのでお楽しみに。>>455
内定ありがとうございます…!
どの陣営とのバトルも映えそうですが、個人的にはパロミデスクッチーの剣陣営とバトれたら良いなって思ってます。
洛陽で書けなかったリベンジもあるんですが、正統派の風属性武人vsダーティーな毒属性円卓っていうマッチアップは凄い面白くなりそうってのもあるんです。パロミデスの宝具で涯角槍封印→温存するつもりだった青紅剣解禁っていう流れとか想像してて良いなーって思いますし。
あとは、できれば出来るだけ残りたい気持ちはあるんですが、やはり中ボスで確実に早めの退場になる弓陣営を除いた他の3陣営が主人公属性、ヴィラン風属性、復讐者属性(ライバル的な雰囲気で解釈してます)って感じでそれぞれ強い譲れない思いがありそうなので、終盤戦になる3騎はその三つ巴が一番それっぽいかなと思う所もあるんです。
なので、個人的には弓レイド後を希望したい所ではありますが、流れ的に必要であれば1騎目、或いは2騎目の退場陣営でも受け入れます。
とりあえず、よろしくお願いします!!>>405
神代の英雄vs災害竜の分御魂なもので……これぐらいのスケールと余裕は持たせたかった
マスターは天逆毎に任せて自分はやりたいことやってるので本当にやりたい放題です
>>408
fakeのギルガメッシュとエルキドゥのオマージュを狙ったりしてます。これが……聖杯戦争……!それと天探女も一応神霊サーヴァントなもので……
セナもセオリも戦いに身を置き続けたものってのはあります
>>410
嘘で世界を騙してちょちょいっとね!
二騎とも今できる範囲の全力出したのでこんぐらいにはなります
>>415
最終的には色々と成長して欲しい面子もいますから
わかりました、こちらも続きを書いていきます〜〜
>>451
最後が不穏だわ〜〜〜!!葛藤で苦しみながらもキャンプを楽しめたりできる余韻はあるのってとても素晴らしいことだと思います
幸せになれなんて無責任な感想は言えねぇがちゃんと自分の悩みに答えを見つけ出して欲しいとは思える……!!
>>393の続き。とある傭兵の独白「兄ちゃんに任せとけって!みんな俺が良い学校に行かせてやるから!」
一番上の兄貴はいつもそうやって俺たちを励ましていた。ダヴィ兄さん。俺たちのような血の繋がってないガキどもをみんな連れて、スラムから良いところに連れてきてくれた最高の兄貴。その上でなお、金を稼ぐために荒事に身を投じ続けた痛々しい人。
みんな兄貴のことが大好きだったし、兄貴もみんなのことが大好きだった。それなりに体が大きくなった兄弟たちはみんな兄貴を助けるために金稼ぎをするようになったし、俺もそうするべきだと思った。だから……たくさんのお金が手に入るように、俺は日本を出ることにした。だってたくさんお金が必要だ。俺たちのような後ろ盾もない野良犬は、金がなければ何もないから。
「強くなるんだ。強くなって、たくさん稼いで、みんなに良い思いをさせたい」
………結論から言ってしまえば。戦場において、強いから良いというのは間違いだったということだ。自分よりも強い奴らが瞬きの内に死に果てる姿を山ほど見た。もちろん、自分よりも弱い奴らが一呼吸の間に死ぬ姿も山ほど見た。けれど、本当にか弱い痩せこけた子供が生き残る姿だって山ほど見た。強くても、弱くても、死ぬときは死ぬ。死ぬときは、ひとり。
博物館に働きに来たとき、それを心の底から実感した。どんな礼装で武装していても、死ぬときは死ぬ。生存を祈るもの、誇り高く戦おうとするもの、絶望したもの、何も思わないもの、それら全てが平等に、皆死ん.でいった。博物館でせっかく自分を強くしてくれる師匠に会ったのに。会ったときにはもう、強くなる理由が見出せなくなっていた。
「師匠も、いつか死ぬんですか?戦いに負けて」
「生命はいつか死ぬ。他の天体(ソラ)は知らねぇが、少なくとも地球はそういう法則だ。だから私もいつか死ぬ。もちろんお前もだ、ルフ。それが戦って死ぬか、それ以外かはわからないけど」
「じゃあ……じゃあ、なんで人は力を求めるんですかね。強かろうが弱かろうが、いつか死ぬのに」「いつか死ぬからだ。そのいつかを望むものにするのか、望まないものにするのか。人はそれを自分の望む形で迎えたいから足掻くんだ。いいか?強いやつが生き残るんじゃない。生き残ったやつが強いんだ。そうしてみんな、生き残るために力をつけるんだよ。腕っぷしだけじゃない。頭も、運も、性格も。すべては、“望んだ結末に辿り着きたい”から、みんな頑張るんだ」
働くのも、戦うのも、勉強するのも、寛ぐのも、お金を稼ぐのも、何もしないのも、すべては自分が望む結末に辿り着くため。必死に生きていないように見えて、その実その人も何かの答えを探している。それが人。だから、そのために強くなるのは間違いじゃない。そのために生きて……そして、その結実が生か死か。生命の強弱に関係なく無為に死ぬ者も多い仲で、生き残った者が強いのだ。希望する未来に近づいたから。だから、死んだ奴が弱い。そこまで師匠は言ってなかったけど、少なくとも俺はそう思った。
だから必死に生き残った。戦って、戦って、誰かの死を見続けて……そうしていると、ある物に触れた。いつかの終わりを指し示すような、そんな物に触れた。きっと自分も“そうなる”のだと理解しながらも……それは今ではない。少なくとも、兄弟に大量の金を持ち帰ってからだと拒否をした。そして目標額を達成した大金とともに、日本に居る兄弟たちのもとへと帰り………
「ダヴィったらまたそうやって!……そんなにがっつかなくてもマカロンはまだありますよ」
「いやはや、申し訳ない。パメリの作るマカロンは本当においしいんですよ。……いや、マジで。感謝してるよ。大好き」
そこに、いたのは。傭兵稼業から手を洗い、真っ当に、幸せそうに、美しい女の人と過ごしていたダヴィ兄さんの姿だった。紆余曲折あってその女の人と出会い、彼女や野紀さん、そして兄弟たちの説得もあり、今は多少グレーではあるが宝石商を営んでいるそうだ。他の兄弟たちも皆、命の危険が伴う仕事をやっている人はいなかった。みんな、学校に通ったり、普通のアルバイトをしたりして生きている。とても楽しそうに。とても幸せそうに。とても、楽な気分で生きている。
平和なのは良いことだ。命を賭けずに日々を過ごせるのならそれに越したことはない。俺も嬉しい。嬉しいはず、なのに……なんだ?この胸の空虚さは。どうして、兄弟の幸せを俺は喜べない?
『………そうか。みんな、幸せなんだ。生死の狭間にいるのは俺だけで。俺だけ、はぐれちゃったのか。俺だけ、馴染めないんだ』
人は死ぬときはひとりだ。今も昔も、そうやって思って生きてきた。だから別におかしいとは思わなかったし、嫌だとも思わなかった。帰ったら、大事な人たちがいるから。同じ苦しみを分かち合い、同じ苦しみを背負って生きる家族が。だけど……それは思い違い。わかっている。間違っているのは多分自分で、向こうが正しい生き方だって。でも、それでも。……戦いの中でしか生きられない自分はどうしたら良いんだろう。
………人は、死ぬときはひとりだと思っていた。でも違った。生きていても、ひとりだ。
「ねぇ、君。暇なら私と一緒に働こうよ。そんな顰めっ面してないで。面白いことしよ?」
そんな中で、お前に出会ったんだ。意地っ張りで、強がりで、泣き虫なお前に。「………花縁組の支援は期待できない。どっかの敵対してる組が東京本部からの干渉を妨害しているらしい。おそらくは……綾姫か。本当に邪魔になるな」
ラヴギッドの当主からの依頼内容はただ一つ。“ツユが生きることを諦めない”ようにすること。必要以上にツユを追い詰めないためにも定期的にラヴギッドと、その傘下である日本の極道、花縁組の情報が流れてくる。だから、自分はツユを支えてやるだけでいい。お金も手に入るし、何よりツユを死なせずに済む。実に良い仕事だ。
「手っ取り早いのはここら一帯の綾姫一門を皆.殺しにすることか。適応するとはいえ初見で殺していけば問題ないだろ。………別に、そんなの珍しいもんじゃない」
なのにやりたくないのはなんでだろう。ナキがツユにとって重要な人間だから?ならナキとその父親だけ残せば問題ない。それでも手が動かないのは…もしかして、鈍った?
「くそっ。それならさっさと銃もナイフも捨てて日常を愛せばいいんだ。なのにそれができない、戦いの中でしか生きられない阿呆のくせに変に日和るな。“どっちつかず”が一番ダサい」
あの時、兄貴と話してわかりあうことを諦めたのは誰だ。みんなとは住む世界が違うんだと勝手に納得して勝手に離れたバカは誰だ。俺だろう。なら最後まで走れ。バカはバカのまま死.ね。戦場で死ぬと決めたのなら死ぬまで踊れ。真っ当な生き方を捨てたのなら真っ当な死に方はできないのだから。
「…そこ、何見てるんですか」
「バレちまったか?いやぁ、若造が悩んでんだ。年長者としちゃあ気になって……」
「危険だから殺.すか?いいですよ。俺もお前を殺します。それ(殺し)ができるのは俺とお前だけですからね」いつにも増して瞳に色が篭っていない。その冷め切った目は相手を人と思っていない表情だ。普段は隠しているだけで、それがルフ自身の傭兵としての在り方なのだろう。肉を斬るように人を斬り、ダーツのように人を撃つ。そうだ。理念も在り方も違えども、何かを殺.す仕事をしているのは、この四人の中でロートゥスとルフだけである。
「温い顔してるが俺はその底にあるものはわかる。お前は、どれほど親しい仲でも殺.すと思えたら殺.せるやつです。命の重みから目を逸らさず、最後まで悼み、哀しみながらな。でもそれって狂人と何が違うんです?俺はゴメンだ。そんな“化け物”と仲良くなんざなりたくない」
「テメェは真逆だな。命の重みを忘れて踊り狂うくせに臆病さが死ぬことを引き留める。賢い生き方だ、儂と違って。でもその末に待つのは何もねぇぞ。死ぬときのテメェの周りにゃ何もいやしねぇよ。死体に好き好んで擦り寄る馬鹿はいねぇ」
「生きるも死ぬもひとりなのは変わらない。俺は誰かに寄りかかるのは死.んでもごめんです。俺の命は俺のもの。それに、俺は絶対に生き残る。何が何でも死ん.でたまるか。勝った方が強いんですよ。負けた方が弱いんだ。だから溝鼠らしく生き残ってやる。話は終わりか?」
「ああ。なるほどな、よくわかった。儂が気遣うのはナキとツユだけでいいらしい。もうとっくにテメェの生き方はテメェで決めてたんだからな」
とっくの昔に、戻れるところを踏み越えていた。ロートゥスはそうやって解釈したし、ルフ本人もそうであることを思い出したのだ。感情的になって、過ぎ去ったものに拘ってしまっただけ。理解して、後悔も哀愁も全部飲み干せばおしまいだ。もう、自分の足で立っている。
「とはいえ、仲良くはしましょう。後ろから刺すのも刺されるのも面倒だ。媚を売るのも嫌です。野良犬は野良犬らしく、誰にも腹を見せずに野垂れ死ぬのがお似合いだ」
「応とも。アイツらがすれ違えたときに初めて、儂らも刃を向け合うだろうさ」
以上です。ルフのお兄さんはこの人
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/宝石店ミルキーウェイ>>456
よろしくお願いします!目指すは完結です!
腰はね…まあまあまあ身体をほぐしていけばなんとかなるらしいです
>>457
私も頑張ります。よろしくお願いします!
目元隠れてるというか表情見えないと人間味が薄れますからね。兵器たるロスヴァイセもその辺を狙っています
>>458
本当に申し訳ないです…!
なんの予定もありませんが次の機会があれば是非…!
>>460
まあどういう流れになるかはお楽しみな部分もあるので未確定です。ロスヴァイセがボス化しないかもしれないしランサー陣営が最後まで生き残るかもしれない……楽しめるとこでもありますから
ともあれよろしくお願いします!
>>466
ああやっぱりルフくんそうだったんだ……スラム育ちらしきことを言ってたからもしやとは思ってましたが
いやでもみんなが幸せになってたからひとりになっただなんて考えつかなかった……てっきり平和に独り立ちしてるんだとばかり>>434 >>454
ふむふむ、成る程…
とりあえずどの段階で敗退するかというのは、実際にやり始めてからの展開次第で考えたいと思ってます
もし知ってしまった場合の行動についてはおおよそ下記の通りになるかと
「今すぐ聖杯戦争を中止すると言え」「爆弾化してるから無理だ」→「知るか。今すぐやれ」「本当に無理なんだ!!」→「…………」→とりあえず野放しにはできない&儀式を少しでも早く終わらせる為拉致る。ついでに他陣営をおびき寄せる餌にでもなれば幸い程度に考え、戦争終結までは生かしておく
殺.してもヨシ、との事であれば戦争が終わり次第引導を渡す事になりますね
自分が敗退する事になったとしても、宗谷の命だけは奪っていくといった感じです
そしてこれは大前提、というか当然の事ではありますが
あくまでIF千早の方針は聖杯戦争に参加する上での基本ロールというだけで、展開無視して無理に押し通そうとかそういうのは全く考えておりません
こちらとしては殺.しに行く以上当然返り討ちに遭って殺される可能性も考えております。なので遠慮なく殺っちゃってください
以上、長々と失礼しました
>>455
おお参戦決定!ありがとうございます!
正直今回ばかりはアクが強すぎた自覚もあるので辞退も考えていましたが、選ばれたからにはきっちり全うさせていただきます!コソコソ話
初期のキャラシを覚えてる人がいるかは分かりませんが、競奈ちゃんと一緒にいた時の雰囲気は初期よりかなり軽くしてます
初期版→襲ってきた警察やチンピラを全員半殺しにして妹分匿いながら逃走してた
現在→捨てられたスマホやバイクちょろまかして二人でキャンプしながらツーリング
ぶっちゃけメンタル面軽くしすぎではとは思いましたがまあ…初期リョーガ君のまま行ったらどこかでヤバい事になってたと思いますし大丈夫でしょう。多分。
>>456
良かったです…正直今回は溜め回で微妙かなと思ってましたが、想像より良い感じの反響出ててビックリしてます。
そうですね…次回以降の数話で今回の話の主要なポイントを思い切りお披露目する感じになるかなと。ぶっちゃけ大物って訳ではないんですが、それでも集積船長編最初のボスとか生徒達が対峙する相手としては結構いい塩梅かなと思ってます。
前スレとか前々スレ辺りで話題になってたアレとソレを遂に出せるのでお待ちください…!
>>457
しっとりした距離感を上手く出せたみたいでよかったです…
今回のメインは凌牙君でこそありますが、やっぱり船のストーリー作る上ではジャスミンちゃんが中心人物としていい味を出してくれるのが良いですよね。船のルナちゃん枠みたいな。本当は同じ主人公属性のロック君も出したいっちゃ出したかったんですが、時系列分からんのと詰め込みすぎの問題で難しかったですね…
レリックさんはね…この不器用さを上手く出して使っていきたいなと思ってますよ…
マッチアップ的な観点だと今回一番ガチで頑張る人かもしれないのでね…
>>461
それまで家族がヤバすぎて孤独だった奴にとって、初めて自分を信じて懐いてくれた妹みたいな子がいたら気持ちも楽になるよなーって感じですね。なので余計に離別して自分が船に入れたから一手違ってれば…って思ってしまう訳で。
幸せに……なるかもしれないしならないかもしれませんが今は何も言えません。
ただまあ、少なくともバッドエンドではないのは間違いない、とだけ言っておきます。
あとは次回を覚悟してお待ちください、って感じです。お久しぶりです。ドが付くほどのスランプ中で何にも手が付かない体たらくでございます。
ペレスの展開どうしましょう?
>>451
ああ〜。ジャスミンの誰かの役に立ちたい、力になりたいってムーブとその根底にある自分の価値を示したいっての100%解釈一致です。
その上でふとした拍子にそんな風に誰かのためと言いつつ本当は自分のためにやってる自分に嫌気がさすネガティブなところがあるのがジャスミンです。
うーんこの野生児共。ところでこれ首輪?チョーカー?がお揃っちですねぇ。
>>466
ルフ君そんな…。平和に馴染めなかったからって自分がもうそこに行けないなんて思わないで。
とはいえ今は力の使い道があるだけまだマシなんでしょうか。>>457 >>460
剣陣営、展開の希望でちょっと人気かー?(テレテレ)
>髪色が黒寄りか白(銀)寄りかでかなりモノトーンなので緊迫感ある
血がぁ……赤が映えるでぇ……!今回の件は精神的に余裕を持って、リレーを引っ張って行きたいです。
>>460
ランサー対セイバーはこっちとしても結構やってみたいトコだなぁ、ルナティックでの刹那の動きやら仮に刹那vsクッチーになった時の予行演習にもなるし。
>>457
>展開での実験阻止役に朽崎さんとか良い、地雷踏んだならそれくらいされてもおかしくない
どうなんですかねー。人物的にはともかく、耿実の実験結果による破茶滅茶ぐあいは割と楽しみそうだし、クッチー。まぁそれはそれとして、ってキャラでもありますがメンバーは決まったのでまた色々と考えていかないとですね
聖杯爆弾以外で話を進めるためのギミックとか、小聖杯どうするんだ問題とか
まあ後者はただの杯っぽいアイテムでいいかもですが…
>>469
ふんふんふん、知ってしまったパターンでも問題はなさそうですね。戦争が終わったなら進三郎の役割は本当にないですし
返り討ちに関しては……まあ流れ次第(ほぼ不可能)で
とはいえ、なにも知らないパターンも考えるべきですよね
知った時点で凸ってしまうならバーサーカー陣営はなにも知らないほうが自由に動けるでしょうし。少なくとも開始時点では
よろしくお願いします。アクの強さで暴れまくってほしいのです!
>>473
そうですね、メンバーも確定したことですしwikiにも作っておきますか
……お家に帰れたら作ります!
>>475
よろしくお願いしまーす!
ワルな人が多いのはある意味私の希望ですゆえ…ダヴィがこのルートにいかないと多分どっかでダヴィが仕事トチってどっかの排水溝に死体として流れ、兄弟がみんな悲しみを背負う未来しかないのでそれに比べると相対的にマシ、だったりします
>>467
実はあえて目に留まらない程度に時々ダヴィの名前は出していました
平和に独り立ちをするとおそらくもうちょっと柔らかい感じの性格になってるはずです。そうなる可能性も小数点以下の可能性であるかもしれない
>>471
自分は戦いの中でしか生きられないから誰が悪いわけでもないし、それでも歩み寄れるかもしれない可能性を自分から捨てた時点でもう良い死に方はできないなっていう覚悟ですね
そんな自分に手を伸ばしてくれたツユが大好きだし自分を憐れまずに友達としていてくれるナキも(認めたがらないけど)大好きです
>>472
本人は希望がないって思ってるらしいです>>466
やっぱりルフくんはダヴィさんのご兄弟でいらっしゃいましたか…離れた後に気づくもの、辛すぎる…というか確か開催地近辺にもミルキーウェイってあったような…?
ロートゥスさん、安易に子供と見ず一人一人の悩みと当人のその接し方を確かめていくのはさすが死徒にさえもその弔いを認められた人といったところですね
>>467
仮面(バイザー)の下さえも無表情というのはとても良いですね
主従で違ったタイプのメカクレ、右腕のバソ筋もこれには思わずニッコリです
ところで参考までにお聞きしたいのですが、ロスヴァイセさんの目は推定ハイライトオフのようですがそれは他ワルキューレのような真ん中の光もないような状態って認識であってますか?
>>474
やはり人殺.しOKって陣営は絡ませやすい気がします。朽崎さんたちは加えてフットワークも軽めだし
実験阻止役は他の方でも勿論できるので、まあそこら辺も展開次第ですね。そもそも短期決戦な今回にそんな悠長な展開していられるかというのもありますし
モノクロに一色ショッキングカラーが入るのはみんな好き
>>478
………もしその設定上の頼政が討ち取った鵺が私作鵺(即ちフォーリナー)であることが可能なのであれば、外宇宙繋がりで伝承科に用向きがあって…とか行けそうかな?と勝手ながら思いましたね…
ゴッホが外法には外法と言っていた具合で、外術の延長で仏法の外に由来するものを取り入れるとかで…>>479
なるほど伝承科の派遣案件にするということ…ですね…!
伝承科の極東方面遺物担当をPC(の祖先)にして
渡辺唱に、鵺の呪いが云々。伝承科派遣、隔離。
現PCが「隔離っていうのは違うんじゃないか」と思って鵺を鎮めるために奮闘する…というライン…!
時計塔の魔術師キャラと、日本伝承キャラを分けたバディ物か…!(幻覚)
是非、ぜひ使いたい……!!使ってもよろしいでしょうか…!!
つきましては中納言さんの思う『鵺(フォーリナー)』さんの世界観的にあり得るラインが知りたいです~
①呪いや遺物がメインで、キャラクター性はない。情報もふんわり・曖昧に
②鵺さん(本体)から生まれた、鵺さん。実は渡辺唱に取り憑いていた/渡辺唱だった。本体と直接の関係性は薄い(親子ってぐらい)
③実は鵺さん(本体)は生きていた。鵺(フォーリナー)のキャラシ使うことも?山星さん山星さん
「もし私が本当の意味での“浄土”を体現せんと望むのなら、これでは足りない。
確かに基盤となっている術式は神域の其れだ。かの陰陽師にして外術の使い手である安倍晴明が構築したであろう魔術回路・阿弥陀曼陀羅は完璧だ。かのアレクサンドリア図書館の“裏”──地中海に眠るというアトラス院の遺物にも匹敵する。
ただしそれは適切な管理が為されていた時の話だ。君もそれは分かっているんじゃないかな?」
「何、スキュレカリューの名において損はさせない。
お前に魔道の粋をすべて叩き込み、『宇治の宝蔵』を再建させてみせようじゃないか」
って、セナさん言いますか…?
本人が天才ではなく、一族の礼装がすごい場合に、「貴女の知識を借りたい。魔術を教えて欲しい」っていう時に何か条件あります?>>478
ソルシュクラインは重いやつと重いやつ、それと重いやつ、あと重いやつで構成されています
人生経験が生きているので切るときはスパッと切れます
>>479
毎月仕送りはするもののそれだけらしいです
ミルキーウェイは、まあはい。世話焼きの社長がダヴィにこそっと話通して出張店舗です。やはり弟が心配な兄貴とその相棒
自分よりもよっぽど成熟してる子供と会ったことも少なくなかったりしますから……
>>482
何か見た感じSS投稿されてたときやちょくちょくプロフィール更新あった今の状態からプロフィールがさらに大幅改変されそうなのでそもそもの想定とどこがどう変わったのかを全てとは言わずとも言える範囲で教えてくれますか?
自分がセナをどう動かすかで考えてたのはSSやこの前話してた設定から三千院さんの断片を読み取って考えていたものなので大きく変わったらこちらも変わると思います
それと殺し合いではないなら口調は女性的になると思われますが……ともかくこちらのセリフの例は前述した質問にご回答くださった後に改めてお送りしたいと思います。セナの心象次第で言葉も変わりますのでwikiに「伊草聖杯戦争」のページを作りましたー!
現時点で確定している情報が思ったより少ない…>>484
なんか聞かれたくないことを聞いたようで申し訳ねぇ!!
「もし私が本当の意味での“浄土”を体現せんと望むのなら、これでは足りないわ。確かに基盤となっている術式は神域の其れだけれど……ええ、かの陰陽師にして外術の使い手である安倍晴明が構築したであろう魔術回路・阿弥陀曼陀羅は完璧ね。アレクサンドリア図書館の“裏”──地中海に眠るというアトラス院の遺物にも匹敵する。ただし……それは適切な管理が為されていた時の話。あなたもそれは分かっているんじゃない?」
「私の生徒になる以上は、必ずその芽を花咲かせるわ。あなたに魔道の粋をすべて教え、『宇治の宝蔵』の再建、手伝ってあげてもいい。それが教え導く先生だものね?」
一応こういう感じになりそうではありますが、これはいかんせんおそらく大幅改変がある前の印象から書き起こしたものなので……趙雲君、
・魔力値はDと伊草鯖中最低
・他のステータスは軒並み伊草勢だと中間値くらい
・敏捷はA、そこにスキルでの加速もあるから機動力面では最速取れる
なので割と中堅どころのサーヴァントみが出てていい感じのステータスしてますね…他が強すぎるから総合力は低めだけど負けてない位の塩梅。その分マスターの魔力がめっちゃ強いから結構バランスも良いし
あと聖杯戦争の槍陣営の動きの観点だと、とりあえず騎陣営とどこまで協力関係を組めるかってのが序盤の槍陣営のポイントになりそうだなって気がしますね。他の3陣営が全員殺意MAXで潰しに来る点的に現実的なのは騎×槍同盟くらいでしょうし、あとは有沙ちゃんがどう出るか次第かな。
とはいえ有沙さんの他陣営への反応解釈を見るに完全同盟は難しそうな雰囲気かなとも思うので、時期尚早かもですが個人的にスルトさんと黒鹿さんに提案したい形がありまして。
1. 互いの陣営への攻撃を禁止する不可侵系。
一旦互いに戦わないようにして、最後に私達が残ったら存分に戦おう的な感じ。
安全志向なので一番怖そうなサーヴァントの陣営を回避できるならって感じの刹那ちゃん、被害的な意味では他に比べれば安心できそうな陣営なので後回しにしたい有沙ちゃん同士で合致しそうだなと。
あとは趙雲とラーヴァナなら不可侵条約を破りはしないでしょってのもある。
2.互いに情報を共有し合う系。
サムレム序盤辺りの剣陣営と弓陣営みたいに定期的にサーヴァントとか伊草の情報を共有しあうパターン。
刹那ちゃん的には最適な動きをする為の情報を、アリサちゃん的には街を守る為の情報が増やせるからメリットは一致するかと。
敵サーヴァントの特徴からの真名考察とか、弓陣営の実験の被害から次のポイントを予測するとか色々できそうですし。
って感じの2つを提案したいなと。両方でもいいかも。
ずっと一緒に行動とかではないけど、弓レイドとか混戦中に鉢合わせたとかだったらサーヴァント同士で一時的に共闘組むって位の距離感と塩梅なら互いのマスターとサーヴァントのスタンス的にも悪くないのではと思いますが、どうですかね?>>486
あ、気を遣わせてしまった...!申し訳ない...!
いや単純にめちゃくちゃ思いついたことを繋げた違法建築なキャラメイクをしているので、一本線が通っていないから(忘れてもらって)という
おおよそが完成した時に「こういう動きします?」とはまた聞くと思います。お手数ですが、その時はお願いします〜>>487
街の設定に関してはこれからあれやこれやと足されていくでしょうから後でまとめた方がいいなと思いまして。先に書いたのも超ざっくりですし
>>194のは乗せてもいいかもですね。乗せときますか
伏せ札はナシの方向でお願いします
第一回のときはそれで大荒れしたので
>>488
あー…んー…まあ、悪くはない…くらいですかね
いやなんか中途半端な言い方になってしまって申し訳ないです。けれど「良くも悪くもない」というのが正直なところ
以前の話ですが複数の陣営が同盟組んだ結果あっちもこっちで睨み合ったまま動けず……という状況に陥ったことがありまして
なので私個人としては警戒はするけど禁止するほどじゃない、みたいな位置付けなんです。同盟関係って
でもまぁランサー陣営とライダー陣営が組むなら残り三組はどこも同盟組みたがりはしないだろうし…そうなれば少なくとも睨み合って停滞することはないだろうし……
なら特に悪くもない……かなぁ……というのが私の結論です。なので「良くも悪くもない」としかし伊草の男性陣
・ニコニコしながら物騒さの抜けないチャラ系
・クールで不気味な和装
・常に気の張った表情のボロボロな礼服
・凛々しい風属性中華偉丈夫
となっていて…頑張れ趙雲さん、お前は爽やか系イケメンの柱になれ(お前一人で柱なのか?)
>>480
ありがとうございますー把握いたしました
あとあともう一つ、身長体重について。手足が『改・機動装着式大神宣言』の接続ユニットになっていて特記事項に五体不満足とあるということは…125cmとかいうのは膝や肘より先がないからと言う認識で合ってますか?
>>481
すごい…めちゃくちゃ胡乱で矢継ぎ早に思いついたネタからとても考えてくださってる…!そしてとても面白そうこのバディもの
鵺(フォーリナー)問題ないですよ、お力になれれば幸いです!
割と①〜③までどれもあり得そうというか③は作成初期に普通に考えてたものですね…兼ねてよりの「何で朝廷は鵺の死骸は流しちゃったの?」の答えもこっちで考えとかないとな
ごちゃごちゃ言いましたが結論としては②を選ばせていただきます。鵺の母体となった神性の特性や馬になって頼政を乗せたって伝承を勘案すると分体が生まれてたっていうのが一番しっくりくるなと
あと討伐したと思ったら(そのものではないとはいえ)倒した相手に取り囲まれてた…とかいあいあなホラーらしくて良いのでは!とかとも。これで直接的な死因は敗戦なんだから頼政さんはきっとSAN値激高平安武者話は大変めちゃくちゃ乗り遅れましたが……
新しい聖杯戦争を行うと言うならば、タイトルロゴ的なもののデザインはおまかせください!!!>>493
ああそうですね、スペアパーツ的なものはさらっと用意できそう
それに後者の隠し方いいですわね…あるもの利用してる感じが良き…
>>494
いえ、なるべく初期装備のままが望ましいです。後から追加すればどんなに丁寧に説明しても揉め事に繋がりかねませんので
新装備の案があったりするならいっそのこと伊草聖杯戦争用に新しいキャラシを作ってそこに全部まとめて、戦争が始まれば追加ナシという形がいいかと
>>495
いいのですか!?
ぜひお願いしまーす!!
>>496
ふむふむ。じゃあ現時点での私の想定だと進三郎は全陣営に爆弾やべえ!の情報を飛ばしてるので……バーサーカー陣営にはどうにかして情報が届かないようにしましょうか
どういう形に持っていけばいいかな…>>498
わかりました
ちょっと考えてきます!レージュさんいらっしゃいますかー?
伊草聖杯戦争の正式なタイトルですが『Fate/Quiet Riot』に決めました
雰囲気はバイオレンス感マシマシな方向性でお願いします
色は赤黒メインが無難かなと思いますが、レージュさんが気に入らなければ好きなようにしてもらっても全然おっけーです>>466
遂にルフ君の過去が…ルフ君もかなり拗れてしんどい事になってますね。
そしてロートゥスさんとの関係は今回の話で分かる通りだとして、ナキ君相手でもその気になれば手に掛ける覚悟がありそうなのが…しかもルフ君が言う通り心も開く気はなさそうなのが事態の重さをねじらせて行ってますね…
そして最後の台詞…最悪の可能性を想像してしまいますね…
作風的にも心境の重さ的にも、覚悟はするしかないけど…せめてロートゥスさん…貴方だけはせめてずっと味方でいて…
>>468
第二すき。いい露出度。
強いて挙げるなら、第三はもう少し派手にするのもアリかもですね。
>>471
1年以上裏ページで解釈を練り合わせてた甲斐あっての物です…本当にありがとうございます…
ジャスミンちゃんはガンガン戦わせていきたいですね。ぶっちゃけ前半部分はジャスミンちゃんの方が主人公してる可能性あるかもって部分もありますし、何よりジャスミンちゃんだからこそできる役割もありますしね。
そうですね、実はチョーカーはお揃いです。実はある時期から凌牙君を描く度に毎回服のどこかとかアクセサリーにマゼンタの色刺してたのは敢えてだったり。遂に回収できますね。
>>472
いよいよですね。1年半待たせたのは本当に申し訳ないですが、その分悪くない物になってると思いたいです…ぶっちゃけ物語のスケールとしては低めですが、その分勢いと泥臭さでカバーして行きたいなと。
船に襲い掛かる過去と因縁と宿命、それが牙を剥いた時に果たして何が起きるのか。ご期待ください。>>497
了解っす。まぁ別に新礼装の案とかも無いし、基本的に伊草で死骸を入手しても用途は武装の補充、って感じになりそうです。
……なんならコレを機にクッチーの武装面に関して整理した方がいいんかなぁ。獅子劫さんと似たようなラインナップだけど、より物理威力に振ってます、ぐらいのサラッとした説明に留める、というか。
どっちも日本の死霊魔術一族だし、繋がりはあっても変じゃないし……(獅子劫さん→クッチーへの好感度は高く無さそうですが)>>500
はーい!了解しました、ざかざかラフ描いて今日〜明日には提出させていただきます!>>505
了解です、いくつか描いてみます〜黒鹿さん、いらっしゃいますか〜?
>>516
「Quiet」の伸びてるtと「Riot」のtの部分を重ねたりしたらお洒落かもしれないな、と少し思った。
あとクッチーの魔術使いとしての武装面の再構成版を投下するので、確認お願いします。
破壊や殺傷に特化した魔術を行使する死霊魔術使いで、得意な距離は中~遠距離。
ソードオフの無銘の水平二連式ショットガンを改造した魔術礼装として使用し、人の指を加工した弾を装填する。ガンドと死霊魔術を組み合わせて作られた『魔弾』は進行方向に存在する体温を感知し自動で軌道修正を行い、着弾した生命体や霊体の内部を荒らし回ったり、あるいは精神を蝕んで最終的には廃人としてしまう。
更に、とっておきの切り札として己の起源”破壊”を具現化する弾丸を保有しており、ソレを発射する事で弾道上のモノを全て破壊する事が可能だが、『魔弾』と違い弾道の調整が出来ない。
また魔術師の頭部で作った干し首を加工した爆弾も所持しており、破裂させる事で内部に詰まった溶けた脳漿や金属片で破壊と呪詛を撒き散らし、広範囲の敵を殺傷する。
先祖代々受け継がれた魔獣革の外套は魔術の影響を軽減し、隠密行動の難易度を低下させ、それなりに防御力も高い。他にも凝固した血液を刀身とする毒のナイフや、鴉(偵察、爆撃用)や狼(主に戦闘補助用)の屍のツギハギ使い魔を利用する。
みたいな感じでスッキリさせました。
あと九相図は今後はリレーSSとかではそもそも選択肢に存在しませんよ!ってした方が伊草でも安心ですし……。よし!クッチーのページの整理整頓完了!リレーなどの交流における基準点というかが完成でいいかな。
礼装やバトルスタイルなんかも追記しました。攻撃力は高めで割とオールラウンドに戦えるけど、純粋な魔術勝負を挑まれるのは苦手、ぐらいの塩梅かなぁ
武装面以外も編集したし、今迄よりも読みやすくはなった筈。
つきましては一応クッチーのページに目を通してくれるとありがたいです。
>>522
クッチー「……ん?って事は俺だけ情報来なくない?まぁいいや、自分で集めるし!」
こういう時、ヴィラン属性って地味に大変。その分自由度高いのは便利ですが
>>488
刹那ちゃんはねー。趙雲とのコンビなら魔力不足とかはまずないでしょうな、彼燃費良さそうだし。
>>524
自分としては>>279な感じで概ね問題無さそうな印象はありますね。あとは進行とか次第で都度都度質疑応答するぐらいでも大丈夫そうな気がする。>>491
もしかしたら鯖鱒両方殺伐としてる今回の聖杯戦争の清涼剤枠になれるかもしれんなって気がしてきましたね。
なおIF千早ちゃんを見たら生前のトラウマ期の劉備様思い出して辛そうな顔をする可能性はある模様。
>>522
成程…異論はありません。むしろ妥当ですしそれで良いと思います!
完全な同盟ではなく、利害の一致による不可侵+期間限定の情報交換に絞った協力関係って運びなら黒鹿さんの懸念も何とかクリアできそうですし、暴走弓レイドへの導線も繋げるしで問題は少ないんじゃないかなと。あとは騎陣営が狂にも情報流すって所で利害の一致の協力って部分にも説得力が出ますしね。俺は異論なしの賛成です
>>525
ですね、恐らく燃費は低めだと思います。多分青紅剣解放の時にそこそこ魔力消費する位?
狂除けば一番基礎ステータスは低めな代わりにマスター加味して燃費面では恐らく一番安全。丁度いいですね
あとは刹那ちゃんが仮にクッチーとかとバトった時のバトルスタイルとか立ち回りをお聞きしたく今夜、新鯖投げても良いですかー?
ちなみに伊草での耿実は戦闘では加農砲をメインで使って古天明平蜘蛛は電車横転などのギミックの起爆剤に回そうと思います。爆発物はダメージ判定も計算も難しいので
加農砲は威力自体は普通の大砲ですが限りなく無音なのでマスターは素の状態では発射を把握しづらく反応が一手以上遅れてしまうことがあります。それを対処しようとしたサーヴァントにできる隙をロスヴァイセさんが突く形
近接に詰められると村雨抜くことになりますが、剣術を修めている他二人とは違って刀は振るえるという程度なので強くはないです
キャラシにある作品群は持っていってもさして強力な切り札と呼べるものはないし問題なさそうかな?と思っていますが、何か疑問点などあれば答えていきたいです
>>497
やったやった、せっかくの女子鯖なので現代服とか妄想してみたくて…お墨付きももらえて一安心です
バーサーカー陣営(if千早さん)への要請の不能は宗谷さんが要請に何を用いるかによって調整はできると思います
町内放送とかするわけにもいきませんし、魔術的なものを手配する場合千早さんが不要と考えて処分しちゃってたり、それより前に町内の魔術師を始末する時壊れちゃって…とかで
>>521
tが楔のようにもダガーのようにも骨のようにも見えてとてもおしゃれ…!Fateの文字の方は至って普通なのが途中までは良かったって感じな伊草を思わせますね【元ネタ】アルスター神話、アイルランド伝承
【CLASS】シールダー
【真名】コンホヴァル
【性別】女性
【身長・体重】160cm・49kg
【肌色】白【髪色】ボルドー【瞳色】澄み通った青
【外見・容姿】
軽鎧を纏った少女。
ケルトの王族らしくファーやマント、ブローチや指輪といった装飾品で着飾っている。
【地域】アイルランド
【年代】神代
【属性】中立・悪
【天地人属性】地
【その他属性】人型、竜
【ステータス】筋力:A 耐久:C 敏捷:A 魔力:B 幸運:C 宝具:A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
本来はシールダーのクラス別スキル。
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師では○○に傷をつけられない。>>531
気配遮断:C++
本来はアサシンのクラス別スキル。
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を断てば発見する事は難しい。
“ある条件下”においてさらに高度な隠密性を発揮する。
【固有スキル】
聖なる生誕(偽)∶D
魔女による必ず王になるとされ、かの救世主と同日に生まれた祝福。
戦場において小さい規模といえど悪運を覆す幸運が舞い込むが、神からの祝福等はない。
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
戦科百般:A
戦士としての武練の才能。
戦士として天性の才覚を持ったプリテンダーは凡そあらゆる武具の扱いに長ける。
心眼(偽)も兼ねる複合スキル。>>532
【宝具】
『叫える三海盾(オハン)』
ランク:A+ 種別:対人〜対軍宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:100人
コンホヴァルの保有する黄金の縁で彩られた淡い青の盾。
所有者に危険が迫ると唸り声のような音を鳴らし危機を知らせる。
また、攻撃を受け止めると被ダメージに比例する攻撃力分を水の礫という形で反射(カウンター)を行う。
真名を解放することで巨大な水の大壁となり宝具すら呑み込み、大海の怒りの如き超高圧波濤が顕現する。
『急進する網矢(ダート・キャスト)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:4〜20 最大捕捉:50人
本来の姿は槍であるが召喚クラスによってその姿と性能が変わる特殊な宝具。
このクラスでは自律迎撃する射撃兵装となっている。
今回やアーチャークラスでは投げ矢(Dart)の別名通り飛び道具となる。
真名を解放することで網のような結界に相手を閉じ込め内部において槍の如く貫く射撃弾の雨を降らせる。
『?????』
ステータスからも秘匿されている第三宝具。>>535
懸念通り、このサーヴァントはコンホヴァルであるがコンホヴァルではない。
そもそもコンホヴァル・マク・ネッサは優れた宝具群を持った“王”ではあっても“戦士”ではない。一線級の戦士としての戦闘能力を保有している段階で疑念点になる。
では、このコンホヴァルとはなんなのか。それはコンホヴァル生誕に遡る。
端的にその世界のコンホヴァルになる男児は初めから潰えている。
伝承曰く、復讐の為にアイルランド全土の集落を荒廃させる程の武を誇った女戦士ネサはコンホヴァルを宿す直前に2匹の虫が紛れ込んだ水を飲んだという。
かつて虫とは蛇のことも示しており、ゲール圏における蛇はただ一つ。
湖、川、海と関係が深く蛇とされるがその姿の仔細を誰もが見ることのなかった怪物。
即ち水の鏡面に潜んだ大蛇、オルフェーシュチ。
終わる生がなくただ時のみが流れる鏡世界にて2匹の蛇は膜一枚隔てた色彩ある現世を羨んでいた。
無為にただ在るだけの世界から抜け出すためにネサの飲んだ水から身体に入りこみその脳を占有し、同タイミングで孕んだ赤子をパワーソースにネサの肉体を自身の新たな器として再構成したのだ。
しかして蛇達は予言の王として人間達の玉座に座しアルスターの地を治めることになる。
つまり、このコンホヴァルの肉体は元を辿れば母親であったネサのものである。
戦慄の女戦士と救世の王を食んだ幻想の双蛇──。
……即ち、クラス・プリテンダー。
“コンホヴァル・ネサ・オルフェーシュチ”。
それこそがこの英霊の真の名である。>>536
第三宝具
『映り霞む鏡蛇(オルフェーシュチ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1人
「本体」である幻蛇オルフェーシュチそのもの。
2匹の大蛇である彼らの霊核は頭部──、即ち脳にありそこさえ無事であるならば“コンホヴァル”の霊基を喪失しようと現界を続行出来る。
鏡面を介して対象に接近し口内を通して侵入することで相手の霊基を支配、簒奪する。
ただし、戦闘能力等は相手に依存し簒奪時にはコンホヴァルとしてのスキル・宝具を放棄することになるので簒奪する相手は慎重に見極める必要がある。
ブレスや飛行能力といった竜種らしい直接戦闘能力を持たない代わりに高度な幻術を有する。
【人物像】
あどけない仕草が見えるが王として求められていることは自らが成すべきことであると自負を抱いている。
知的好奇心が強く未知の事柄には喜々として興味を示す。
人ではないが故に柵に囚われず俯瞰視点から善政を敷き、畏敬の念を注がれているが大局(マクロ)的にはともかく肉体を得たが故に局所(ミクロ)的には俗心をもて余す嫌いがありいらぬ発言をしたり距離感と対応を誤りトラブルを引き起こすことも。
霊体化という機能そのものにあまり好感は持っておらず戦略的にはともかく自分から霊体化はしたがらない。
特技:英雄としての振る舞い
好きなもの:実感のある全て、川流れ
嫌いなもの:メイヴ
天敵:クー・フーリン、ケト・マク・マーガハ
願い:受肉>>537
【一人称】我々
【二人称】貴方、君
【三人称】彼ら
【セリフ例】
(ICV:青地希望)
「召喚に応じたよ。我々はコンホヴァル。
赤枝の勇士達を纏め、アルスターを治めし王だ」
「マスター、マスター!
あれは何かな?現世は神秘が衰退しているけれど新鮮な体験ばかりで目が止まらないよ」
「何故王位を目指したかだって?
都合が良かった……、というのは置いておいて。(横に置く動作)
望まれているのだからこなした方が対等になるだろう?後腐れが無いという奴さ」
「……幻術?
あぁ、生前修めていたものでね。戦士としての武技と魔術を併用していた人間はそう珍しくはないのさ。
我らが勇、クー・フーリンだってそうだろう。
ステータスに表記されてない?
はははっ、ステータスに表記されないような加護や能力を持っているサーヴァントも珍しくないだろう?」
「我々の勝利だ。
では、これから宴でも開こうか。もちろん、我々が主催でね」>>538
「やぁ、クー・フーリン。
既に王ではないとはいえ同じ陣営で戦えるのは嬉しいという感情があるね。
君からすればその方が良いのかな?」
「クースクリド!クースクリドじゃあないか!
こっちの世界でもあまり変わらないねぇ。
君の声はあんなに可愛らしかったのにもったいない……。
さぁ、パパだぞぉ〜、うわぁぁん!無視しないでくれぇ!」
「うわぁ!?ケトがいる……。
マスター、我々は逃げるので後はよろしく。
あんな珍獣ハンターの前におちおち姿なんて表せられないよ」
「……その通り。
我々はコンホヴァルとして生を終えたがコンホヴァルではない。名を借りただけの別存在だ」
「あっはっは。我々の肉体は元を辿ればネサのものだからね。
その意味では我々にも王としての血はあるのさ」
【因縁キャラクター】
フェルグス・マック・ロイ
生前王座を巡った仲。
プリテンダーの世界では幻術で偽って寝を共にした。
2度とやりたくない。>>539
アーチャーver.
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:B 幸運:D 宝具:B
【クラス別スキル】
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
黄金律(富&体):B+
第一に、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命を示す。
富豪として充分にやっていける金ピカぶり。
アーチャーは年の万聖節の饗宴の前後6日間、宴に参加できなければ翌日屍となる大衆や騎士達(とフェルグス)の為に準備を怠らず催したという。
第二に、生まれながらに有する女神の如き完璧な肉体を示す。二種の黄金律が複合した特殊スキルである。
アーチャーはある高名なケルトの戦士を思わず獣の如き我欲や恋に堕とす程の美体を誇る。>>541
アサシンver
【外見・容姿】
ケルトお馴染みのピッチリスーツ。
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:A 魔力:B 幸運:D 宝具:A
【クラス別スキル】
気配遮断:B+
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
“ある条件下”においてさらに高度な隠密性を発揮する。
【固有スキル】
黄金律(体):A
生まれながらに彫像の如き完璧な肉体を有する。
アサシンはある高名なケルトの戦士を思わず獣の如き我欲や恋に堕とす程の美体を誇る。
計略:C
物事を思い通りに運ぶための才能。状況操作能力。
戦闘のイニシアティブ判定において常に有利な修正を得る。
聖杯戦争においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。
戦科百般:A>>542
【宝具】
『天狗の毒槍(クラセッフ・ネヴェ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:2〜4 最大捕捉:1人
コンホヴァル王の保有する毒槍。
cráisech(槍)にneim(毒)あるいはnem(天)と訳される。
何処かの神の遺物であり、ルーの持つイチイの槍と同質のものとされる。
若きクー・フーリンに貸し与えたという逸話もある。
真名解放によりさらに禍々しく毒性を増した魔槍は蛇のように、猟犬のように獲物に喰らいつくだろう。
以上です!
興に乗って複数差分クラスまで作ってしまいました。
以前言っていた複数クラス該当のケルトサーヴァントは彼女のことです。
誰か言及して欲しい相手が居たら考えます!>>526
>刹那ちゃんが仮にクッチーとかとバトった時のバトルスタイルとか立ち回りをお聞きしたく
そこは京極さんが独自で考え……、は置いておくというか、どう動かそうと思ってたかは知りたいですねー。それを確認してからすり合わせを、なんて考えてましたし。
まー基本的には京極さんが想定してるであろう戦術と同じですね、回避とガードが強いので、サーヴァントを使い魔なりで援護しつつ、自分は結界による耐久ともしもの時の魔眼で受け流し。
オフェンス?そこに戦闘においては自分よりも格上な人がいるじゃろ?それをな……こうして(魔力を目茶苦茶供給)……。こうじゃ(常に全開で暴れて貰う)
相手の認識基準を把握出来るから、”任せて頼る”って方針が上手いんですよねーん刹那って>>545
ある条件はオルフェーシュチが霊基を破棄して単独で在る状態ですね。
ようは宝具そのものであり別の霊核でもあるので。
コンホヴァル自体はエーテル体が消えたのにオルフェーシュチは現界続行ですからね。
逸話狙いで頭部狙いしてたら関係ないんですが、そうじゃなければ初見殺.しでしかない。
マスター権限は元のマスターのままですね。
元のエーテル体消失で魔力パスが減衰したけど微妙に残ってるというん?(自バラシしない限りは勘違いレベルですが)という話。
ただ、相手方のマスター権とも重複してるのでどうにか簒奪元のマスターを消す必要があります。
相手のマスター、いつの間にか自分のサーヴァントが脳姦されて敵に回ってるんだから酷い話ですよ。>>543
SF映画に出てくるクリーチャーみたいな来歴だぁ…
明らかに人外でありながら妙に人間臭い所を見せてる所とか、面白くも底知れない悍ましさめいたものを感じさせますね>>525
見ましたー
施設のほうも……とくに要望なさそうなのでこのままですね
時間あるときにざっくり位置関係まとめた地図っぽいものを作っておかねば……
>>528
作品群は理不尽さを感じさせるようなものはなさそうなので問題ないかなと思います
まぁ組み合わせ次第でこんなコンボ技ができちゃうぜ、とかやられたらお手上げですが……そういうのは多分ないですよね?
>>528
>>547
なるほど……使い魔を飛ばして一律に連絡を、と思ってましたがバーサーカー陣営への対応はその方が合ってるかも……
というか万全を期すなら個別に対応を変えるべきですよね。各陣営それぞれに…
>>529
>>530
良い感じ……!すごく良い感じです……!
BがいいですねBが!赤いtがよく見えて、ほかの文字も邪魔してなくて!Bが私好みです!>>543
えっ、これもろに寄生されて乗っ取られてるやつ……ああなるほどプリテンダー。被ってるって意味じゃたしかに
叔父貴はこれを……まじか……まじですかい……>>554
良かったです、気に入っていただきたならば幸いです〜!途中送信になったので続きです。
>>556
大火力宝具で霊基を消し飛ばすほうが楽かもしれませんね。「つまんねぇ生き方はしたくない。楽しいことだけしていきたい。そう思うことの何が悪い?それで死ぬのもテメェのせいだろ」
享楽的で破滅的。それが男の生き方だった。男には父も母もいない。けれど別に悲しいことではないし、辛いことでもなかった。だってやりたいことができる。誰にも怒られない。パクられなきゃやりたい放題。生きるも自由。死ぬも自由。自由とは責任を自ら背負う枷ではあるが、それを枷だとは思わなかったのが男だった。何をするのも自分で決められるのに、死ぬリスクなんて関係ない。そう思っていた。
その日も男は財布を盗んで逃げていた。ここらではあまり見ないような純粋無垢で世間知らずのようなお嬢様だったから、助けてやる代わりに金を貰うのは当然だろう。むしろ惨い有り様になる前に助けられたことを感謝されるべきだ。
「あー!昨日の財布盗った人ー!おかげで大変だったんだから!」
翌る日。男は……俺、リカルド!はそれが人ならざるものであることを知り。死ぬべきときを見失ったものを死なせる埋葬師であるということを知った。そして、吸血鬼から命を救われたことと、財布を盗んだ償いに強制的に旅に参加させられたこと。それらは俺の自由を縛るのに十分すぎる嫌がらせだった。
何度も逃げ出そうとしたけど、その度に首を掴まれて引きずられていった。なんてことはない、一人でやると時間がかかるような作業の手伝いをさせられるだけ。別に殺し合いに参加させられてるわけじゃない。ただ、盗みや恐喝で金が稼げないのは面倒だった。物乞いっつーか、行者っつーか。詳しい話は知らないが、もう悪いことは殺し以外はしないらしい。
「………何してんだ?」
「祈っているの。どうか、安らかな眠りでありますように。次はもっと爽やかな人生でありますように、ってね」
良い人生であれとは言わない。ただ、終わるべき刻を見失わない、晴れ渡った爽やかな人生であれと彼女は言う。曰く、俺を助けたのもそのつもりだったのだとか。最初は傍迷惑だとしか思わなかったが……日を経るごとに。彼女の誠心誠意を込めた葬儀を見続けるごとに。本当に、真摯に死に向き合っているのだと気づいた。真摯すぎて、細工品を作りながら泣いてしまうほどに。「あの人たちにも、生きたかった理由が、欲望があるはずなの……私はそれを消している。安らかにあれだなんて言ってるけど、それは私の独りよがりなんじゃないかって……」
「そんなの当たり前じゃね?人はみんな独りよがりで行動する生き物だぞ。本当に誰かのことを思うのなら、何もせずに山奥で死ぬしかねぇ。だって行動するだけで人は誰かに影響を与えるんだからな。誰かの人生を変えないためにも、何もしない。けどそんなのできない。
……それに、少なくとも俺は、その……お前といて楽しいと思った。自分の生き方に、幅が広がった気がするんだよ。色んな勉強教えてくれたりさ。普通に働くのも、楽しいなって思った。酒は飲みたいけど!」
「………リッキーは優しいね。でもその優しさは毒だよ。私の覚悟が鈍っちゃう」
「濁ったっていいだろ。その仕事さ、俺でも手伝えないかって思うし。加工はできなくても、それ以外のことならいくらでも!」
良き人生を歩みたいわけではないし、そういう歩き方はしたくないと思っている。でも、死ぬべきときを見失った奴らを見ているとなんだか虚しいものを感じてくる。自由がない。だから嫌だ。見ていて気持ちのいいものではないから、自分なりに飲み込める手伝いをしようとした。そのために知識をつけ、観察眼を磨き………
「あなたは優しい人。だって、やっと私は死.ねたんだもの」
「…………なんで」「私たちはね、代々“そうだった”の。死ぬべきときを見失った、死に損ないの骸骨たち。いつか死ぬことができるその日まで、同胞たちを解放し続ける人生。これだと思える同胞に出会ったとき、初めてバトンを渡して……私たちは死ぬことができる。そしてまた、新たな埋葬師が死に場所を求めて世界を彷徨い歩くの。………今回は、特別。あなたの手で終わりたかったからズルしちゃった。あなたは、死に損なってないのにね」
肉を貫いた感覚。生暖かい液体が触れ合う感覚。掠れるような声で安堵しているのは、俺を導いた少女だった。俺が殺した。何かを殺めることでその力を受け継ぎ、そのものと一体化する。世界各地にあるそのような観念と、それに沿うかのようなこの継承の儀式。俺を騙してそれをさせた。ただの模擬戦だって言ってやがったのに。
「あなたは優しい人。人の痛みがわかる人。心の機敏を見抜くことに長けている。……あなたになら、託せる。辞めたくなったらいつでも辞めていいよ。結局、生命の最後に待つのは死であって、私たちが何をしなくてもいつかは死ぬんだし。気楽にね?そうじゃないと、私みたいになる」
「…………お前、まだ俺に言ってなかったことあるんじゃねぇのかよ。その顔、まだ何か……」
「ああ、うん。そうだね。本当に人のことがわかる男の子になったんだね。………この、骨をさ。指輪に加工してほしいな」
崩れ落ちる少女を抱きしめるその手に、そっと乗せられたのは薬指の骨。おそらく左手のものだ。それを、指輪に加工しろだなんて……
「あなたの“好き”は私の“好き”とは違うもの。だから、肌身離さず身につけてとか、薬指につけてほしいとか、そんなことは言わないけど。でも、持っててくれると嬉しいな。………ごめんね。大好き」
………生き絶えるその瞬間、少女がようやく死.ねたこと。そして、自分という存在が人間から変容していくのがわかった。これは自分の罪だ。もっと向き合おうとしなかった自分の罰だ。死ぬべきときをまだ見失っていない?いいや、違う。そもそも真面目に生きようとしていなかった。今、やっと生を実感した。ならば名前は不要だ。今からはもっと別の名前を名乗ろう。……東洋には、蓮の花とは極楽浄土の象徴と解釈する思想があるようだ。ならばこれからは、ロートゥスと。全ての死人に安らぎあれ。……アイツと違って、酒は飲むけど。タバコも吸うけど。けれど、不真面目に生きてきた戒めとしてはちょうどいい。
そうやって旅をしていく中で、やはり己のしていることがわからなくなった。これはアイツも直面していた事態であるし、それ以前の人々も直面していたものらしい。身勝手なエゴで殺めること。そこに正当性は存在しないこと。死に触れた細工品を作ること。目を逸らさずに、命の重みを感じながら殺.すというのは堪えるものだ。だから、このままでは惰性で生きる生き物になってしまう。そう思いながら……
「誰かの苦しみを終わらせることも、一種の人助けなんじゃないかな。僕は……うん。良いことか悪いことかは置いといて、清々しい、気持ちのいいものだと思う」
あまりにも真っ直ぐなその心に、煌めきを見出した。もっとより良いものになれるかもしれないという希望が見えた。
「………つーわけで、だ。なんでここに呼ばれたかわかるか?ナキ」
「えっと……わかんないけど、来たらルフくんとロートゥスがすごい睨み合ってたのはわかる……仲良くして?」
「それはスタンスの違いだ。そんなんどうでもいいんですよ。……いい加減ご両親と話しなさい。その幸せを無駄にするな」
ロートゥスも、ルフも、そこは変わらない。ロートゥスはナキの生き方を尊ぶからこそそれを守るための対話を求め、ルフはナキと両親の間にある愛情をわかるからこそ存続させるための対話を求めた。経緯は違えど、どちらも己の人生における取り返しのつかない失敗から、ナキのことを気にしている。そーいや伊草における各マスターの持ち物おせーて。
結果次第でそれぞれの戦闘力とか変わってくるだろうし。
耿実さんは加農砲と平蜘蛛にプラスで村雨って感じでしたよね、基本的なヤツは。
そんで千早さんは妖刀2種類と清姫で、草薙ちゃんもWikiにあるの全部持ち込んでるという認識でOKでしょうか?
因みに刹那はオーソドックスな鍵類(結界構築用)をいっぱい(京極さんとは相談したい所)とあとは”拾ったモノで色々出来る”って魔術なので、そこら辺は流動的です、ハイ。
クッチーは以前出したソードオフショットガンに装填する魔弾3種類(肉体破壊と精神破壊、虎の子『破壊』の起源弾)と干し首爆弾、カラスの使い魔にナイフ、を想定しています。
魔弾はぶっ放すと目標に向かって死者の指が3〜4本飛んでいく、って感じですね。>>543
やだ怖ぁい、龍強い。でも息子さんに無視されてるパパ可愛い…いかん情緒がめちゃくちゃになってしまう、それくらいパパ発言が強い。子供に弱くて情けなくなっちゃう親キャラは強い
言及は良ければ鵺(フォーリナー)にお願いしたいです。食べて成り代わる生き物、ということで(外から食べるか内から食べるかの違いはありますが)
>>547
読み込み不足で解釈違いなことを言ってしまって申し訳ないです…こんなこともあるから伊草が指導する前には自他鯖鱒共に理解力上げとかないとなあ
ところで火村さん、本当に今更な話にはなりますが淡路廃帝は今回バーサーカーでの召喚ということで狂化の追加やそれによるステータスの多少の変化があり得そうなのですがアヴェンジャーのキャラシのステのままで問題ないでしょうか?
>>549
コンボ…コンボですか
例えば朽崎さんの魔弾に対して桑原を壁に刺してほんの一瞬でもベクトルがそちらに向かう様にして、滞留したところに砲弾飛ばして弾丸ごと潰すというのが今パッと思いついたコンボですがこういうのはセーフですかね?無論この例えはRequiemさんとの擦り合わせも必要なものですが
あとは絵巻が面での防御壁なことを利用して近接戦で目隠しに使って裏から至近距離の砲撃したりとか…でも現状化学反応を起こす様な組み合わせはありませんし、出来たとしても今存在していない時点でリレーでは出しません
>>563
やはりロートゥスさんの含蓄深い姿勢には年の功以上の凄絶な過去がありましたか…指輪への加工をお願いした骨が薬指だったのは意図してか、本当に偶然なのか、考えれば考えるほど辛くて甘酸っぱくて悲しい…
そして仲間たちの過去も明らかになっていく中でついに来た家族会議。これが最後になるかもしれない、なんて嫌な予感も過ってしまいますが、なんにせよまた三人の家族としての瞬間が見たいところ
>>565
耿実は↑の確認が取れましたらキャラシにあるのを基本全て持ち出す予定です。それで平蜘蛛はギミック要員なので戦闘面での使用は封印しようかと
戦闘でのメインは平蜘蛛除くその二点で間違い無いです。鉄扇もあるにはありますが近接戦を仕掛けてくるであろう相手の得物とのリーチ差がデカいので…平次のお母さんみたいなのはしてみたくはありますが自重自重型月関係ない近況報告ですが、俺の誕生日が推しの命日になる可能性が濃厚になって笑えなくなってきました。もし誕生日レスの時に俺が絶望してたらそういう事だと思ってください。
>>544
そうですね…キャラシ見る限り刹那ちゃんの魔術は攻撃面が強そうって訳ではないのは何となく分かったので、殺意マシマシのクッチーと鉢合わせた時の対抗札ってのがあまり思い浮かばんなーって思ってた訳なんです。なのでお聞きしようかと。
…と思ってたのですが、(今のリプで大体同じだった+オフェンス面も理解できたので)——やめました。大体理解できましたありがとうございます…!
趙雲もガチの窮地では戦闘<マスターの安全って優先度の可能性もありますし、仮にクッチーの攻撃とか耿実のテロとかで刹那ちゃん自身が身の危険を感じたら念話なり使い魔なりで合図→涯角槍ブーストでマスターの所に参陣、刹那を守るっていう感じですかね?
それにしても書けば書くほど主君の安全優先の趙雲と戦闘大好きなパロミデスの相性が悪そう感が際限なく上がっていくのが本当面白いですね…
「武人の風上にも置けない外道」「綺麗事を言うツマラない堅物」って互いに間違いなく思いそうですし、サーヴァント同士の因縁とかバチバチ度的な意味では今回の中でも高めになりそう感。
>>549
遅れてすいません
施設ですが、火山の麓辺りとかに森林地帯とかあったら個人的に嬉しいなって思います。
優先度は低めでいいですが良かったらお願いします…!>>563
ロートゥスの過去が重い…
いきなり見覚えのない名前が出てきた時は見落としてた?と思ってましたが、まさかこんな過去があったとは
というか思ってた以上にナキくんに入れ込んでたんですね
>>565
>千早さんは妖刀2種類と清姫
はい、おっしゃる通りIF千早が持ち込んでる装備はwikiに書かれてある通りです
銃火器とか使用するタイプでもなく、また得手でもないので自前の銃火器はありません(ただし落ちてるモノを拾って使ったりはする)
>>566
そうですね、私個人としては概ねアヴェンジャー時のステータスのままでいいと思ってます
変更点としてはおっしゃってたクラス別スキル欄が狂仕様に変わるくらいですかね?
あと狂化スキルが付与された事で会話面に支障とかはあるのかなと。一般バーサーカーのようにしゃべれなくなるのか、それとも会話可能なのか>>570
こんな感じの見た目で割とぶっ飛んだノリで大我くんとかに色々なものの試験を頼み込むお兄さんなの笑ってしまいますね……
>>573
最初から生きることに真面目なタイプの人間ではなかったのです、という
ロートゥスはナキに、ルフはツユにそれぞれ脳を焼かれています
家族会議編、お楽しみに〜〜
スキュレカリュー教室の生徒の一例
モモアー・ハレマニマ
ガチガチに呪いを編み込んだドレスで着飾ったお嬢様。魔術式の構築とそれに伴う魔法陣や礼装の作成、特に細かな作業が得意でその精密さはとんでもない。反面、リアルタイムで魔術を構築するのは苦手で優れた魔術回路の割に魔術刻印の補助ありきでも即興で大魔術を扱うことはできない
教えにより苦手分野の克服を諦める代わりに製作物に魔力を込めるスピードや得意な作業の技術上達に力を入れた。さらに「己を他者よりも尊いもの(極みに近いもの)とする。そのために他者を蹴落とし踏み躙る」という理念を孕んだ自身の魔術強度を上げるために、古来から伝わる上下関係の示し方の一つである「体罰」を取った
得意技は最短最速、シングルアクションの罰。すなわち、ビンタである。指輪から引き出した術式による高密度の呪いを帯びたビンタは凶悪。また、精密な魔術式をプログラムコードに交えて「言葉の暴力」として送り出す呪いのネットワークも悪辣
性格は傲岸不遜で好戦的。自分に親しかったり距離が近いものほど自分より上に立つのが許せないお嬢様。たとえ相手の性格がなんであろうが普通に腹が立つ。セナについても、その勧誘に腹が立って見返してやろうと生徒になった結果、常に自分よりも先を行くその姿に怒りを通り越して殺意を覚え、練り上げた呪詛を完成してはお見舞いしているリコリス・ガルヴァエル
芸術文化に広く適性を見せるマルチアーティストな少年。五感を損なう代わりに特異なものが身体全体で感知できた男を始まりとして、五つの家に分かれた家系の生まれ。しかし五つの血が均等に混ざり合った結果、何も損なわず、何も感知できない普通となった。
親戚である五人姉妹のように五感に対応した特異な芸術は作れないが、世界を正確に知覚できるからこそ生み出される“人の脳と魂に訴えかける正当な良いもの”を生み出せるように指導を受けた。個々の分野はその最高峰の天才に敵わないが、最適な組み合わせを見出すことで総合的に相乗効果を叩き出す。最高の快楽を生み出す家、人を熱狂させるライブ、誰もを惹きつけるインターネットコンテンツなど。
その完成度は魔術を絡めた場合はもちろんのこと、魔術を絡めなくともある程度は心理的な作用を引き起こし、作品によっては神秘を生み出すほど。それはかつて存在した、とある破戒僧のそれのようで─────
失敗作と思っていた自分に理解を示し、その適性を引き出してくれたセナに心酔、もといガチ恋していて本気で狙っている。愛人ではなく、本命。婿入りでもいいからとにかく好き。先生以外には親しみやすい、ツッコミに回るタイプの少年だが先生が絡むと見境がなくなる。頑張ったからデートしよ!が口癖。一週間に最低一つは先生への愛に関連したものを作り送りつけてくる。
この二人は極端な例なので塩対応とか普通の教師と生徒の関係ぐらいの人もいますちな耿実の着ている羽織は黒紋付なので自鱒の和服ガチ勢(三鳥と二十彼)がコイツを見ると
「なんで黒紋付を平時に着てるの?」「裏地に柄が入ってる様だけれど、なに?」と詰問してくる模様
耿実「うるせ〜〜〜ッ」
ということで外見についてそんな旨を追記したのと幾つかの誤字を修正しました
>>569
良かったセーフですね。むしろその次元の鬼畜ゲーは自鱒でもレリックの口封じ目潰し(魔眼)くらいしかネタがない…やはり宝石級の魔眼って怖い
>>572
聖杯で銀髪少女……アインツベルン案件…?
見た目の時臣ダーニック枠(優秀で傲慢で碌な死に方しない魔術師枠)感を意識しました。なお
このGWでロスヴァイセさんもデザインざっくり起こしてみたいですね…どうにかしてバイザー白髪=メリュ子の方程式から外れたい所存
>>573
サーヴァントが白基調なので黒強めのデザインになりました。瞳孔開きの目は口ほどに物を言うって感じも出せたようで嬉しいですわ!>>566
>朽崎さんの魔弾に対して桑原を壁に刺してほんの一瞬でもベクトルがそちらに向かう
おー良さそう。コッチの対抗策としてはヒット&アウェイもどきでの魔弾連射戦法って感じでしょうか。
そういや『九六式十五糎加農』の機動力?ってどんな風なんですか?
結構デカそうだし、砲口を向ける→発射する→弾込め→砲口を向けるで中々運用大変そうな印象ですが。
>>567
>刹那ちゃんの魔術は攻撃面が強そうって訳ではない
あ、それ誤解ですね。普通にオフェンス強いです刹那。”やりたくない”、”適性が低い”というだけの話で。
ただ刹那の『攻撃』って割と問答無用なトコがあるし、本人の戦闘意欲も低めだしリスクもあるのでリレーじゃ無理かもな枠です。>>567
クッチーとパロミデスの関係性は超ビジネスライクな
クッチー「俺の所は俺がやる。君の所は君やって」
パロミデス「りょーかーい」
ですからねぇ……。
どっちも破滅型の思考回路なので、そういう点では馬が合います。まぁクッチーはパロミデスのおネーサン系からかいに(うへぇ……)となったりしてる訳ですが。女性苦手だしできたー!
進三郎のキャラシできたので投下していきまーす!【氏名】宗谷 進三郎
【性別】男性
【年齢】39歳
【出身】日本
【身長・体重】177cm・65kg
【肌色】黄色人種【髪色】緑がかった黒【瞳色】蒼
【外見・容姿】灰色の燕尾服を身にまとった痩せぎすの紳士。蒼の瞳とネクタイがトレードマーク
【令呪の位置】右手の甲
【属性】混沌・中庸
【好きなもの】速やかであること、無駄話をしない者、立ち食いそば
【嫌いなもの】愚鈍なること、暇を持て余している者、信号機
【魔術系統】蝶魔術
【魔術属性】風
【魔術特性】頻発
【魔術回路】質:B 量:B 編成:正常
【所属】宗谷家・当主>>583
魔術・特殊技能・特性など
『蝶魔術(パピリオ・マギア)』
幼虫から蛹へ、蛹から蝶へとまったく別の生き物に変化していく様から神秘を見出した魔術。この世の"あわい"を操るともされる。
変化の干渉がこの魔術の本質であり、進三郎の使う蝶魔術も例に漏れない。同時に、特筆すべき点も少ない。
魔術の指向性は内向き。術者の身体と、術者の造りあげた物に強い効果を発揮する。
進三郎の肉体はこの魔術を用いた自動調整術式によって均一に保たれた変化を続けている。言ってしまえば極めて規則正しい新陳代謝。高い安定性を維持した進三郎の肉体のコンディションは常に万全であり、いついかなる時も己のパフォーマンスに陰りは見せない。
病や毒に対する抵抗力も高く、傷の治りもまた早い。瞬時に、とは言い難いがそれでも常人と比較すればありえない速度で進三郎の肉体は万全に戻る。
早すぎる新陳代謝に身体の栄養補給が追いつかないため痩せ気味になっているフシもある。『早すぎる変化』こそが宗谷の魔術であり、これは成長も劣化も等価のものとして扱う。
また、『伊草聖杯戦争』における聖杯周りの鋳造も蝶魔術を用いて行われている。>>584
『使い魔』
・蝶型
数を重視した使い魔。大量生産するために「目」以外の性能は最低限のものとなっている。音をろくに拾えなければ隠蔽効果も最低限。そのためちょっと霊感のある一般人にも簡単に察知されてしまう。
蝶というだけあって一応飛べる。速度も高度もあってないようなものだが飛べるのだから飛べる。
・蛹型
設置して使用する「目」で基本的に動かない。言ってしまえば監視カメラとほぼ同一のもの
蝶型と違って音もよく拾うし隠蔽効果もばっちり。と言っても魔力の存在を感知できる者には違和感を感じさせてしまう
・鳩型
高コスト少数生産。数よりも質を優先した使い魔
位置が特定できた各陣営の監視・追跡を行う
ズーム・撮影機能を持たせた「目」と超音波まで拾う「耳」を備えた仕様。蝶型とは比較にならない速度と高度で飛行できる
隠蔽効果もなかなかに優れもの。だが本業の魔術師や魔術使いには見破られてしまうだろう>>586
来歴
伊草市生まれの伊草市育ち。幼少期から魔術の存在を教えられた彼はなんら疑うことなく己が魔道を邁進してきた。
宗谷の家の者は魔術の特性からか齢四十を超えてすぐに他界する者が多い。進三郎の両親も例外ではなく彼が少年から青年に移り変わる頃にいなくなった。
それだけである。
両親が早くに死に、先祖代々も同じく早死に、そして自らも例に漏れず……その事実を前にしても、彼は焦ることも恐れることもなくその魔道を歩みはじめた。「そのようなものに時間を割いてやる暇などない」と。
魔術刻印は受け継いだ。家が蓄えた財も書物も呪体もすべて把握した。宗谷の魔術を極める環境は整っていた。速やかに後継者さえ用意できれば、あとは、歩くのみだった。
そうしているうちに遠方より伝わった亜種聖杯戦争の情報と、儀式成立のための術式。進三郎はこれを好機と捉えた。
思い立ったが早いが伊草市より飛び出して亜種聖杯戦争の情報を集めて回った。その概要と術式を自分の目で確かめるためだけにひとつに聖杯戦争に参加すらした。迅速な行動により一年足らずの期間で自分の思い描く亜種聖杯戦争の術式と前提条件をまとめ、実行に移した。
それから約二十年余り。生まれ育った街ですべての条件を整えた宗谷進三郎は、聖杯戦争の開催を宣言する。
ここに、『伊草聖杯戦争』の火蓋は切って落とされた。>>587
人物像
伊草市の霊脈を管理する宗谷家、その当主。
魔術師としての上昇志向と闘争心が強く自己研鑽を妥協することはない。そのストイックな姿勢からか幼少期からそりの合う人間は少なかった。
一般常識や人情を理解しつつも無視できる精神性を持つ。また、場合によってはそれらを不要とし容易に切り捨てる。不要を切り捨てて生まれた余裕はすべて魔道のみに充てられる。この一面のみを見れば魔術師らしい魔術師と言ってもいい。
余裕がない、あるいは焦っているとも見える生き方だが、その本質はスーパーせっかち人間。とかく先へ先へと進みたがるあまりに周りの人間を置き去りにすることもしばしばある。
使用する魔術のこともあって彼は変化を好む。早すぎる変化は他者から疎まれることもあったが進三郎本人は美徳としている。疎むような余裕あるいは暇がある者は漏れなく足を止めた愚か者と決まっているからだ。その反面、事態や状態の停滞を嫌う。生来のせっかちさも相まって一度ダメだと判断すれば即座に見切りをつける。唯一、魔術師の性として根源の渦を目指す過程に限り見切りはつけない。これは件の聖杯戦争においても同様である。
後継者は残していない。これは魔術師として明確なミスである。進三郎自身もまた自覚しており後悔に近いモノを抱えている。
けれども考えてしまったのだ。聖杯戦争を無事に完遂できれば、宗谷の魔術を自分の代で完成させることができれば、なにもかもが上手くいけば…………もう親の死を嘆く暇もなく、自らの死を受け入れねばならない。そんな子供が産まれる必要もなくなるのでは、と。
甘すぎる思考だ。危機管理を置き去りにした理想論だ。だからこそ"けれど"と叫びたいのだ。
そのために、そのためだけに、この聖杯戦争は必ず終わらせてみせる。個人的な話ですが、シンプルにやらかした可能性のある人惨状!!まー人の迷惑になった訳じゃないけど、それはそれとして失敗しましたぁ!を吐き出したい。
>>567
>主君の安全優先の趙雲と戦闘大好きなパロミデスの相性が悪そう感が際限なく上がっていく
なるほどそうなるのか……。こちらとしてはパロミデス→趙雲は別に悪印象は無いですかね。
パロミデスさん「武人の風上にも置けない外道?」「……アッハッハッハァ!」「いやぁ楽しいわねぇ!」「ここは戦場よ?殺し合いをするトコロ♪ 男も女も関係無い、強い奴が勝ち残り、負けるヤツは間違えてる!!」 「貴方は貴方の信念と流儀で、かかってきなさい正義の味方ァ!」
になるので……。
”自分らしく振る舞うだけで挑みに来てくれる少年”扱いですねー。(その姿勢は悪くないわよねー♪)とは思ってます
なぁんで円卓の騎士やってた時は大人しくしてたんだか>>592
イエスでしてよ
焦りはないけど余裕もない、ので生き急いでいるようにしか見えない人でございます
ミスの原因?そうねぇ…動いてないのに暑いよー…
そういやヴェネツィア水着イベもありましたねって事で、皆さんの出そうと思ってる新規水着or霊衣鯖をつつがなければお聞きしたく。俺は自来也おじの霊衣だけですかね。女性鯖少ねえなあ俺…
p.s. 趙雲君の一人称、武人として振る舞う時は自分に変更しようと思います。素だと俺だけど武人としては自分って言う感じ
>>578
>>591
おぉう…二連で解釈違いを起こしてしまった…申し訳ない…一回しっかり見直してこないと…
とりあえず刹那ちゃんは伊草においてはその攻撃手段は使わない方向性っぽい、って事でOKですか…?
>パロミデス
成程そういう感情だったんだ…勝手に誤解して申し訳ねえ…
となると、こっちも少し修正するべきですかね。
趙雲君「——貴様の矜持を愚弄するつもりはないが……どうやら、自分と貴様の忠は些か違うようだ。」「例え他より及ばずとも、敗走しようとも、その志で立ち上がって戦った方を。自分は…俺は知っている。例え敗北に終わったとしても、俺は、その志をこそ尊ぶ!!」「故に…覚悟しろ、異郷の凶徒。この志で打ち勝ち、押し通る——!!」
このスタンスなら多分パロミデスとのレスバも悪くない感じに行けそうだなって。
弓陣営撃破後に両方生き残ってたら、どっちか撃破前提でガチでタイマンで戦うのもありかもですね。パロミデスが勝っても趙雲が勝っても良い感じのストーリーの流れになりそう。>>594
いえいえお気になさらず。京極さんの刹那、京極さんのパロミデス解釈ですからね。なんなら「もう死。んでるんだからもっと肩の力を抜け抜けばいいのに」ぐらいは言うでしょうし。
>刹那ちゃんは伊草においてはその攻撃手段は使わない方向性っぽい
YESYES。というよりはどっちかといえば『リレーで解禁すべきじゃないと思う』が正確でしょうか。
刹那の『攻撃手段』は要するに観視の魔眼と結界術を混ぜた感じの代物な理由ですが……。
Wikiに”世界からの「修正力」をある程度無視して好き勝手に複雑な異常領域を自在に構築する事が出来る。”
とあるでしょう?
つまりどういう結果になるかというと、「行くゼ妖精領域!ONE=『無量空処』!2=『マイノリティ・ワールド』!trois=『アクマゲーム』!четыре=『見えざる手(リゼロ)』」みたいな事が理論上できそうよね、って話です。
出禁じゃこんな戦闘手段。>>578
好感触なようで嬉しいです。前に言ってらっしゃった五六発程度なら桑原戦法でどうにか出来そうですが、それ以上間断がなくなるとまた別な捌き方を考える必要がありますね
加農砲はあくまで九六式に着想を得た上で生まれたものですのでオリジンよりかは取り回しがしやすくなってはいるでしょうが…それでも大砲ですからスパンは他の武器と比べても長いでしょうね。それを耿実の空間把握と演算能力で座標の指定や方位角の固定・修正を省略してもやっとショットガンのリーロドに追いつける程度だと思います
何かもっと上手く他のもので例えられれば良いのですが…
>>580
バイザーを兵器っぽく…なるほど、アーチャークラスらしく照準器とかつけてみても良いかも?
ひとまずワルキューレの紙マテとかとにらめっこしていこうと思います~
>>590
お味噌汁に氷入れて飲んでそうなくらいのせっかちさんですね宗谷さん
魔術の方の記述に「新陳代謝が早い」というのがあって嫌な予感がしてましたがやっぱりみんな若死にしちゃってるんだ…彼もかなりギリギリですね。これ仮に今回無事に生き残れても…
メタ的にはホムンクルスが聖杯爆弾以外での進行用ギミックということでしょうか、カヤちゃんみたいな浄化要員?
>>594
>女性鯖少ねえなあ
おっとその言葉は女性鯖0な私に効くぞ()
というのはさておき、まだ全体の流れや特異点としての雰囲気も詳細には決まっていませんので決定しているわけではありませんが、お洒落な夏イベで仮面モチーフとのことで自分はドン・ファンで霊衣を何か作りたいなと思ってますー>>594
水着霊基にできそうなの、後は鉄牛、ビートル、ローエングリン、クリスティですね。
誰にしようか…。とくに問題なさそうなので宗谷進三郎をwikiのほうに登録しました
これで参加メンバーと運営役は用意できたのであとは……なにがいるかな……
もしかしてもうわりとすぐに聖杯戦争開始できちゃったりする……?
>>594
仮面イベってことでツタンカーメンかなぁ、とか
>>596
すいませんあやふやで…!ロックオン的なことしてると雑なイメージしかなくて…
そうですそうです生き残れても先は長くないです。今回の件は人生をかけたラストチャンス
ホムンクルスはですね、進三郎が死んだときの進行ギミック&保険役です
聖杯の仕組みから動かし方までの正しい情報は進三郎しか持っていないので、進三郎脱落=爆発オチ確定となることを避けるためのものです
この子がいるので進三郎は遠慮なくヤっちまっても大丈夫ですよ、という
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#228
601
レス投稿