本日カルデアのシュミレータールームではパーシヴァルとアレキサンダーが手合わせをしていた。きっかけはアレキサンダーがパーシヴァルに戦い方を教えて欲しいと乞うたことだった。パーシヴァルとしては同じライダークラスの方が先生としては良いとではと思いもしたが、かつてキャメロットで若手を指導した経験もあったので了承した。
パーシヴァルがアレキサンダーの戦い方を見たところ基礎はきちんと身についていた。あとはそれを実践で生かせるように馴染ませるだけということで、手合わせをしながら動きを身につけることとなった。とは言ってもこの手の技術は一朝一夕で身につくものではなく、焦らず長く続けるのが大事であった。そのためパーシヴァルは数度打ち合った後休憩を挟むことにした。
2人が愛馬から降りるとパーシヴァルの愛馬がアレキサンダーの愛馬であるブケファラスに近づいた。ブケファラスの方も近づいてくるパーシヴァルの愛馬に嫌がる様子はない。パーシヴァルの愛馬はブケファラスの近くまで来ると鼻を近づけて匂いを嗅いだ。ブケファラスの方も首をパーシヴァルの愛馬の方に向けて匂いを嗅いでいる。お互いの馬の尻尾は高く上がり、ご機嫌そうに揺れていた。主人2人はそんな2頭の様子を微笑ましく見ていた。
怪 文 書 ス レッ ド 3
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