怪 文 書 ス レッ ド 3

614

  • 612とある騎士と愛馬のと聖女と竜の話2025/04/24(Thu) 19:11:04ID:g4NDg4OA=(6/6)NG報告

    「まあ強くなること自体否定しないわ。でも名前とか逸話って大事かしら?」
    タラスクとパーシヴァルの愛馬は何の事かわからずに揃ってキョトンとした。
    「ナザレのイエスってわかるかしら?あなたの主人のパーシヴァルの聖槍やスキルの聖杯に縁のあるすごい人なんだけど。」
    世にいうキリスト教の救世主であるが、カルデアでは多種多様な宗教の人間がいるのであえてキリストとも救世主とも言わなかった。愛馬はこくりと頷いた。
    「あんなタラスクより賢いのね。」
    「姉さん!」
    「で、そのナザレのイエスは何に乗っていたと思う?ただのロバよ。名前の逸話もなんもないただのロバ。あの人ぐらいすごい人でも乗っているのはそんなものよ。馬ですらないわ。」
    愛馬は顔を少し上げて聖女を見た。聖女もまっすぐに愛馬を見返した。
    「納得したかしら?」
    こくりと愛馬は頷いた。

    「あ、ここにいたのかい。探したよ!」
    少し離れたところから愛馬の主人であるパーシヴァルの声がした。
    「あんたねえ、自分の馬の管理ぐらいちゃんとしなさいよ!迷子になってたわよ。」
    「滅茶苦茶迷子でした。」
    「申し訳ない。聖女マルタ、それにタラスク、我が愛馬の面倒を見てくださりありがとうございます。」
    パーシヴァルは深々と頭を下げてお礼を言った。
    愛馬は足取り軽く主人に寄り添って行った。聖女はその様子をしばらく眺めていた。

レス投稿

1.レス内の『>>(半角数字)』はアンカー、『http~』から始まる文字列はテキストリンク、
 YouTube・ニコニコなど一部動画サイトURLはプレイヤーに自動変換されます。
 アンカーは各レスの『』をクリックで自動入力が可能です。
2.名前の後に『#(任意の文字列)』でトリップを生成可能です。(※2ちゃんねると互換性なし)
3.画像投稿は1回の投稿につき1枚まで可能、各画像はサムネイル表示されます。
 GIF形式の画像はクリックまたはタップで再生されます。
4.誹謗中傷・暴言・煽り・スレッドと無関係な投稿は削除・規制対象となります。
 他サイト、個人への中傷、暴言は絶対におやめください。
※あまりにも酷いスレッドは削除させていただきますのでご了承ください。
 規約違反がある場合は各レスについている『報告』ボタンから管理人へ通知可能です。
 個別の削除依頼は『お問い合わせ』からご連絡ください。
5.巻き添え規制を受けている方はご自身のIPを添えてお問い合わせからご連絡ください。