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聖杯大会本戦統合スレNO.5
https://bbs.demonition.com/board/6193/
ラフム語翻訳機
https://yt8492.github.io/RafmanTranslator/建て乙っす
そして嘘予告という事なので火村さんすいませんちょっとオーブさんお借りしますたて乙です~
う、嘘予告ではなく、マレオの設定が固まったのですが、見ていただいても大丈夫でしょうか……?(少しくらいしか変わっていませんが)>>4
センキュッ
【名前】マレオ
【性別】男性型
【年齢】?歳
【身長・体重】自由・自在
【方針・属性】混沌・中庸
【神代回帰・質】?
【神代回帰・量】?
【神代回帰・編成】?
イメージカラー:マリン・ブルー 特技:悪戯
好きな物:船の外のもの 苦手な物:退屈
天敵:抑止力
髪の色:ターコイズ・ブルー 瞳の色:ライト・ネイビー 肌の色:白
とある魔術師が、『船』に連れ込んだ存在。
本人曰く、ある地域で崇められていた神だったがその魔術師にナンパされ(騙され)、船に押し込まれたと言うが……。
元々の名前は違うものだったが、何かのきっかけで「マレオ」という名をもらい、それ以来はその名前で通している。ついた由来は海を表す「mar/mare」に「男(お)」を加えたとか、スペイン語でめまい、乗物酔いを意味する「mareo」とか、まれびと(客人/稀人)信仰から来たとか言われているが、マレオ自身は忘れたそうで。>>6
気分や人によって態度を変える、気ままな海神様。船に乗った鼠取りの猫。歩く天災。用務員や警備員なのに問題児枠。
生徒の失せ物を探して一緒に駆け回ってくれる時もあれば、
面白半分で教師の魔術の成果を台無しにする時もある、そんなヤツ。
『船』内は彼の庭みたいなものであり、あらゆる場所への出入りも監視もチョロまかしも自由自在。他人のプライバシー?なにそれ美味しいの?
海の生物ならば何にでも変身できるが、ク.ソガk……幼い精神状態を反映してか海の生物の特徴を持つ、少年の姿をよく取る。
その気になれば、『船』という領域内で海や水に関する大規模な自然現象を一瞬で引き起こしてみせるが、基本的には退屈しのぎの悪戯に使う程度。或いは有事の際くらい。
しかし、『船』や乗っている人たちの目的を理解しており、自身が真にするべきこと・してはならぬことは彼なりに弁え、見守っている。
……ただ、気まぐれが過ぎるだけで。多分。>>7
魔術師:
もう『船』に乗っていない人物。
初めはこの魔術師と契約を結んでいたが、いつの間にか『船』との契約関係に変えられていたらしい。
騙されたー、悪い人間だー、と言いつつ何だかんだ人の営みがある場所へ連れ出してきてくれたことに感謝している。
「ヒャッハー!!今、我が身は荒れ狂う津波の如く!鎮めたければ贄(おやつ)を寄越せー!!」
「コソコソしても無駄だぜ人間よ、おかえりー!神へのお土産はー?」
「ったく!廊下にポイ捨てしやがって……。捨てた人間が真水に触れなくなる呪いにかかりますように、っとぉ。」
「あー!あのよく分かんないキメラかー。邪魔だったから檻ごと退かしたぞ。」
「劣化、衰退、零落……物事に必ず終わりはあれど、其れを畏れ遠ざける気持ちは、……まあ、分かるさ。」
「神に誓っちゃう?怖いもの知らずだな、アンタ。」
「退屈は神様だって殺.せるっつーの。」
「んー?此処に縛られた事に後悔はしていないぜー?
籠の中の鳥ならぬ水槽の中の金魚、上等上等ぉ!
ま。そういうワケだから刺激くらいは寄越してくれよな魔術師たち!」
「海にも恐ろしく、無慈悲な顔はある。……ただの美しい風景程度に受け止めていた奴が、愚かだったとしか言い様が無いね。」
「──────大海に泳ぎ出る、ちっぽけな生命に幸あれ!よく学び、よく育てよ若人たち!」主催者、愛情ダイスキ妖精姫。参加者、変人万来。
「それじゃ始めよっか!誰が一番歌ウマか!?投票はコメント欄かスパチャでよろしく!」
『「それじゃ兄妹でいかせて貰う、ぜ!せーのっ、”終末じゃない”!!」』
「中々こういう場所には慣れませんね私は…下手でしたら恥ずかしいですが……『愛があれば。ラップバージョン』行きますっ!」
「私はそうですわねぇ、『IMPERIAL PARADE” 』!さぁて視聴者の野郎共!聞いて痺れやがれ!」
「じじぇハ、じじぇハナ!『でーもにっしゅ』ダ!楽シク歌ウゾ!楽シンデクレ!」
「ボクはね!『愛なんですよ』かなぁ!ふふふ…皆を纏めて虜に……フヘヘヘヘヘヘ……。スパチャ沢山。。。皆がちやほや……。……おっと欲望出しすぎた。……兎に角楽しんでねーーー!」
「はぁ、、、………なんで僕も。。。やるから揺さぶんな……。面倒……『悪魔の踊り方』。ハァ〜〜(ドデカ溜息)」
「分かる。ぐったり、ベタリ。『靴の音を、響かせて、その手を』。頑張る」
異色にして流血も落涙もなく。
カラオケ聖杯戦争、開催。>>12
よっしゃ行きます
あとオーブさんエミュ間違ってたらすみません情熱の炎を灯した男は、人の心に火を灯さんが為に焔の蛇と共に歩む。
炎を愛し炎に魅了された男は、ただ炎と共に在る為に焔の剣を振るう。
二つの焔は、同じ物でこそあれ、何もかもが逆であり、決して交わらぬ。
…その筈だった。>>14
「…ッ!!何者だ、てめえ…!!」
「へえ、僕の火を相殺.するとは、流石噂に聞く異端の蛇使いですね。」
焔に包まれた城にて、相対するは真逆の焔。
「申し遅れました。僕は封印指定執行者、オーブ・フランベルジュ。貴方の燃え様、見せてくださいね」
「封印指定…執行者…!?」
火に憑かれた男、オーブ・フランベルジュ。
相対するは、灼熱の奏者、リヒター・イグニス。
「逃げ場はねえ、目の前にはバケモン…!!やれやれ、いつぶりだろうな…ここまで魂が燃えるのはなァ!!」
「燃やせ、サラマンダァァァァッッッッ!!!」
咆哮と共に荒ぶるは、灼熱の大蛇。
「これがサラマンダー…燃える大蛇…ああ、美しい…!!さあ、もっと僕を楽しませてください!!」
狂気と共に舞うは、灼熱の刃。
今、情熱と破綻、二つの異端の炎が激突する!!
fate/insanity flames
「さあ、存分に暴れてください。僕も、もう抑えきれそうにないので。」
「ああ。灰になるまで、燃やし尽くそうぜ…!!行くぜッッ!!」
焔に憑かれた者達よ、灰になるまで暴れ狂え。>>22
ちょっと動かす練習にぴょんぴょんしてもらったんじゃぁ^~!!!「聖杯戦争────主の器を騙りし願望機をめぐる闘争。私は、この戦いを止めるべく馳せ参じましたルーラーに御座います」
欠落した聖杯、所詮は模倣────されど、欠けているからこそ人間の手に及ぶ。
魔術師たちによって過去に開催された御三家による聖杯戦争────その再現を成し、汝らが望みを叶える為に手を伸ばすだろう。
────故に見落とした。欲に目が曇っている彼らでは気付く筈もない。
彼の地にて拝借し、取り入れた器の欠片には『報復』が宿っていた事に。そしてそれは運命の悪戯か、グローティアが持ち込んだ器の中身と”調和“してしまった事態に……誰も、気付かない。
「まあ、それをどうにかするのがオレの仕事なんだけどね。聖杯に込められた厄災……それに加えて、それを扱おうとする悪意なき邪悪」
裁定者と抑止の守護者の到来。
それを意味するのは────この聖杯戦争は、どうしようもなく破綻しているという事だ。
獣は顕現しない。けれども世界は歪み、発生してはならない破滅を迎えようとする。
────────塩は、すぐそこだ────。
世界を救うのは最後の審判か、世界を灼く篝火か────解放の星か。
「問おう、お前が私のマスターか」
「いや違うけど」
「えぇ!?」>>29
デイブレイクの嘘予告です。>>28
フィルタでさっと動かせるって文明しゅご…っておもいました(初心者並感)>>40
同じくぅ……
『船』とロベスピエールの改修とルナの冒険とぜんぶがんばりたい建て乙。
嘘予告……。
『聖杯惑星』の前日談、『Fate/Curse from Jubstacheit~追憶・最後の冬木聖杯戦争~』の予告なら、時間をいただければ。先にエイプリルフール没ネタを供養します
黄忠(若い頃の姿)実装みたいなのを作ろうと思いましたが元々黄忠の鎧のデザイン定まってなかった+若返り系意外とムズい+デザインもろ許褚じゃねーか!!という事で折れました
>>41
何なんでしょうねー…(海テーマとしては中々いい題材持ってかれたんちゃうかなと思ってます)
そして切れ味は思ってるよりも薄かったりするかもしないかもしれないです>>46
──ある配信の切り抜き──
こうしてリスナーの皆とおはなしするのも早7回目。
我々の業界では大事なナンバーよね。 7(ズィーベン)!
契約者の皆さまのお陰もあって私のチャンネル、なかなか好調なのよ! ええ!
はーいこんばんわ~ …BANされるようなことはやってないからね!
…‥いやいや、正体とかナイナイ。
中の人とかナイってば。
もうだんだん遠慮がなくなってるよねリスナー様ったら。
……えっ? サプライズ? 何々嬉s
※コメント[ザミエル:いや何してんのお前]に気づく※
え゛っ ちょっ 嘘ッ!? 何で!!!???
(※GIFが見づらかったりする場合用のMP4版※)
ttps://d.kuku.lu/4daac07e8GIF(Animated) / 4.38MB / 16170ms
一応できたんだけどくそ長いから前後編に分けるね
後編は今日の午後とかで目が覚めると、そこは西洋古城だった。
何を言っているかわからないと思うが、私にもよくわからない。
壁に歩み寄り、手を触れてみる。やや苔むしてじっとりとした、古い建物特有の感触が伝わってきた。
「夢かぁ〜…」
軽く頭を押さえてみる。確かにちょっと頭が痛いかもしれない。明日の朝も早起きして、なんとしても登校時間前に残っている内職を終わらせなければいけない身としては、夢を見ることによる睡眠の質の悪化は由々しき事態である。
早いところこの夢から逃れノンレムの里へと至らないと…とうんうん頭を唸らせていると、とつぜん後ろから「どうしたんだい?」と肩を叩かれた。
振り返ると、青い髪をした美青年が人の良さそうな笑みを浮かべてこちらを見つめているところだった。
そのまましばらく私を見つめて首を傾げていたと思えば、「…ああ、例の転校生!」と言うなりこちらに手を差し出す。
「道に迷ったんだろう?案内するよ」
……どこへ?
「あ、ちなみに僕は生活指導のアイアコスです。よろしくね」
……なんて?
ふと見下ろすと、自分が着ているのは見覚えのない学生服。
海棠あまね、16歳。
本日、転校してきました…?>>53
※ ※ ※
映画の中でしか見ないようなエスコートを受けながら、お城の中庭を歩いていく。
「直接教室に行ってもいいけど…とりあえず、職員室の方に行って担任の先生に顔合わせするのが先だよね。……ああ、そう緊張する必要はないよ。彼とは少なからず縁のある知り合いだけど、悪い人間じゃないことは保証するから」
そうにこやかに話しかけてくれる先生らしい男だが、私としてはその辺に植えてあるバラらしきものが約1680万色に輝いて見えることが気になりすぎてときめくところではないのが悩みどころ。その隣を見れば、今度はラベンダーがフラワーロックのごときヘドバンで自ら香りを振りまきまくっている。バカの考えた不思議植物のオンパレードみたいな道を歩いていくと、頭の片側だけにメッシュを入れた少年が水やり中のジョウロから顔を上げてこちらに振り向いた。
「…アイアコス。どうかしたのか?」
「あ、理事ちょ……じゃなかった、ボランティア委員会の委員長くん……!」
今なんかものすごいワードが聞こえた気がするんだけど。
とはいえ、第一声から訂正されるまでの間に見せた満面の微笑みになぜか恐怖を感じたので、私は懸命な選択としてそのワードについて触れないことを選択する。
訂正されたワードがある程度お気に召したらしい少年が今度はそんなに怖くない笑顔を見せたのを確認した先生が、安心したように息を吐いた後「この子を担当教員に引き渡しに行くところです」と返事をした。
「ああ…」と頷いた少年が、少し考える素振りを見せた後顔をあげる。「なら状況説明が先だろう。校長室へ連れていけ」
「はいっ!」
慌てて私の手を握った先生が、「ごめん、やっぱりこっちらしいや」と言いながら先程とはやや違う方向に私を引っ張り始めたので、私もそそくさとその場を離れることにした。
「えっと…彼については質問しないでくれると助かるかな。ちょっと複雑な関係なんだ」
はい、見ればわかります。>>54
※ ※ ※
促されるままお城の奥へ奥へと進んでいくと、重厚な鉄の扉が目の前に見えてきた。
「この先が校長室だよ。ちょっと待っててね…」
先生が杖のようなものを取り出し一振りすると、上の方にぶら下がっていたドアノッカーがひとりでに動き出しゴンゴンと音を立てる。
……えっ。なにこれ。魔法的な?
当たり前のように謎現象を起こした目の前の男性をちょっと問い詰めようかと悩んでいる間に、ドアがゴゴゴと音を立てて開いていく。
促されるまま中に入ると、高そうな机のところに男性が二人いるのが見えた。ものすごく気怠げな表情で特務機関の司令のようなポーズをしている金髪と、その横に「ビシィッ!」という擬音が似合うレベルの美しい腕組み仁王立ちで控えている銀髪だ。
「……チッ。繧ク繝ァ繝ウ繝峨ぇ魔法学校へようこそ。校長のミノスだ。隣にいるのは教頭だがこいつは交渉不能の堅物なので話を聞き入れる必要はない」
なんて?
「繧ク繝ァ繝ウ繝峨ぇ魔法学校だ。作者がいい感じの名前を思いつかなかったため校名が地球人類には発音不可能になっている。……ちなみに読者諸兄に一応言っておくが、「魔法使いレベルのすごい使い手になれるようみんなで頑張って勉強しようね!」という学校なのでこの世界観的にも魔法で間違いない。その辺細かいツッコミを入れるようなら迷宮探索の刑に処すから覚悟しておくように」
途中から私ではない人に話しかけていたような気がするけど、それについて尋ねてもまともな答えが返ってこない予感がひしひしとする。よって、ここも疑問を収めるべき場所だろう。いちいち余計な言動をしていては女子高生バイト戦士などつとまらないのだ。
「ああ……あと一応ここは全寮制だが、魔法アイテムを使っての寮分け的なものは「ハッフル●フがいない……!七割スリ●リンしかいない……!」という泣き言により存在しないことになった。自慢じゃないがここにはろくな奴がいないからな私含めて」
「兄者。自覚しているなら皆の規範となる振る舞いを」
「いやだ」
兄弟なのか。似てないなぁ……具体的に言うと原作カップリングの子供って設定で作られた故にそれぞれ両親のどっちかに見た目がめちゃくちゃ寄せてある二次創作オリジナルキャラぐらいには似ていない。
……いや、それはまぁいいとして、重大な問題が一つ。>>55
「というか、私魔法とか使えませんけど…?」
「事実魔法学校に入学しているんだから、使えるんだろう。そういうものだ」
そういうものなの……?
首を捻っていると、隣のアイアコス先生が「理不尽によくわからない現象に巻き込まれた時は、疑問や恨み言はできるだけ早く捨てるのが神代で生き延びるコツだよ」」と囁いてきた。神代で生き延びるコツを聞いても活かすところがないんですけど。私、現代っ子なので。
※ ※ ※
「そういうもの……って、言われてもなぁ」
「不本意ながら忙しいから出ていけ。わからないことは担任に聞け」という投げやりな声と共に放り出された私は、今度こそ職員室へとエスコートされているところだった。
片手にはイケメン。もう片方の手にはそれお前の分だぞと面倒くさげに渡された杖のようなもの。
大抵のバイト先には初日で適応できる図太さに自信を抱いている私だったが、この段階までくると流石に「どうせ夢だろ」という楽観視点も抱いていられなくなる。本格的に自分が近年流行りの異世界転移をしてしまったという線を考える他ないだろう。
うんうん唸る私の姿を転校初日に不安を感じる生徒の姿だと受け取ったのか、アイアコス先生が「心配いらないよ、校長はああ言ったけど、話してみればそんなに悪い子たちはいないさ」と笑いかけてくれた。そういうことじゃないんですけどね。>>56
校長室よりは小さな扉が、今度は普通に手でノックされる。
「はぁい」という声とともに出てきたのは、和服を着た男性だった。…半透明の。
「あ、どうも。そちらが例の転校生で?」
「そうそう。シノン先生いるよね?今頃ならホームルーム前の準備してる時間だし」
「いらっしゃいますよ。また書類のまとめに手間取っているようですが…」
「じゃあ僕が手伝ってくる。ちょっとこの子見ててあげてくれるかい?」
「どうぞどうぞ」
手慣れたやり取りを経て、先生がドアの奥に入っていったかと思うと今度は半透明の男性がこちらに手招きしてくる。
噴水のように湧き出てくる質問を胸に秘めつつついていくと、普通に部屋の隅の来客用らしいテーブルに案内された。
「あ、自己紹介がまだでしたね。日本史担当教師の伊勢新九郎です」
「日本史」
「はい、日本史です。ここ一応日本なんですよ」
「イギリスの古城のような風情で、さっきから私見た目西洋人の男性としか遭遇していないのに?」
「日本です」
……細かいことは考えない。考えない。>>57
「ちなみにあそこに座っている美少女が私の姉で担当は家庭科系科目全般です」
指差す先を見てみると、和服を着たロリがにこやかに手を振ってくれた。
「どう考えても姉には見えないんですが」
「いろいろ事情がありまして」
事情がある人しかいないのかな?この学校。
なんだか気まずい空気が流れる中、ワタワタと慌てながら男性がこちらに歩み寄ってきた。
「あっどうも……担任のシノン・トロポロスです。担当科目は数学と統計学なんで選択科目によってはあんまり会わないかもしれないけど。よろしく」
クラスに一人はいるタイプの陰キャをそのまま大きくしたみたいな人だ。アニメとか好きそう。
特に述べるべき特徴みたいなものはあまり見当たらないが、普通の透明度普通レベルの顔立ちで普通の物腰というのはこの際逆に安心できる。
「……ああ、そういえば、君とは別のクラスなんだけど妹がここに通っていてね……なんか妙な育ち方をしてしまったんだけど、良ければ仲良くしてくれると助かる」
「……その妹は普通に妹なんですよね?」
「……ああ、うん。年はちょっと離れてるけど……どうかしたかな?」
疑ってごめん、先生。>>58
※ ※ ※
いくつかの(動いたり宙を浮いていたりする)階段を登ったり降りたりしながら進むと、洋風ながらほんのり私の知っている「学校」という概念を感じさせる廊下にたどり着いた。
「とりあえず、入ったら挨拶を。…まぁ、高等部からの、しかも一週間遅れの編入は多少珍しいが…彼らとしてもほとんど初顔合わせみたいな組み合わせは多い。馴染むまでにはそう長くかからないよ」
そう言った担任の言葉に違わず、クラス内の空気に派閥のようなものは特に感じられなかった。あちこちで手伝いに駆り出されていると自然とお局やバイト内カーストの位置を察するスキルが身に付いてくるものだが、この場合、ホームルーム前の教室に溜まっている生徒たちはそこまでまとまっている雰囲気もない。かといって険悪という様子にも見えないので、単純にまだそこまで仲良しグループになっていない状態なのだろう。
適当にまとめた自己紹介を終え、促されるまま空いていた席に座る。
……隣にいたプラチナブロンドの子が「よろしくねぇ」と肩を寄せてきたが、西洋特有の距離感なのだろうか。というか、本当にここは日本なのかな?どう見ても西洋人ばっかりに見えるけど……
そう思って、改めて周りを見渡してみる。
……不思議と、数人を除く人の顔が頭に入ってこなかった。>>59
※ ※ ※
「……基礎魔法薬学の授業を始める。今日は作業数の都合上グループでやるから、さっさと三人組んで黒板に書いた手順に従って作業をしろ。受講数が3で割り切れるのは把握済みだから人を余らせて俺の手を煩わせるような真似はしてくれるなよ」
長い黒髪の美人教師がそういうなりテーブルに戻っていったのを確認すると、私は勢いよく周りを見渡した。
あれからしばらく分析して気づいたが、なぜか私の認識できる人間には限りがあるらしい。会話自体は問題なく行えるようだが、それでもやっぱりいまいち意識に留められない人間とずっといるというのも不気味なのだ。できれば、はっきり見える人間と過ごしたい。
……いた!
「あの、すいません!そこのあなた……とあなた!私と組みませんか!」
いっそ清々しいレベルの突撃で、ぎゅっと二人分の手を握る。
「……え、ああ……か、構いませんが……」と抑え気味ながらやや困惑が見える顔で頷くふわふわとした赤毛の少女。
「別に組む相手もおらへんしええけど…」と目をぱちくりさせる……アホ毛?のようなものが生えた少年。こっちはちゃんとアジア人だな。
…よし、ちゃんと顔が見える。
バイト先の客の話によれば「見えるもの全てがおかしい世界で一人だけまともな子がいると思ったら実は自分の視界がおかしくなっててまともに見える子こそが化け物だった」なんてゲームも存在しているらしいが、そんなことは知らない。私の視覚上でまともなら、現状それに縋るほかないのだ。メンタル的に。>>60
……なぜかこのメンバーで席に着いたあたりから先生がめちゃくちゃこっち見てくる。いや、でも他に顔が見える子見当たらないしな……
見なかったことにして、黒板に書かれた内容に向き合う。魔法薬学っていうとあれだ。教科書には豆を切れと書いてあるが実は潰さなきゃいけなかったりするやつのはず。金曜ロードショーで見た。
その後は長くなるので省くことにして結論から言えば、授業は滞りなく進めることができた。もの自体は私以外がめちゃくちゃ器用なこともあってスムーズに進んだし、先生も先生で器用さではどうにもならない不慣れ度により最終的に75点ぐらいの代物になった品に「……まぁいいだろう、そもそも今回はざっと作業の空気に慣れさせるための課題だしな」と満点をくれたのだ。実は結構優しいのだろうか?
…かと思えば、他の班の人が手順を間違えて生成した炭には普通にブチ切れていた。私たちの班が贔屓されてるだけなのだろうか。
魔法薬学教師が偏屈で贔屓が激しいところまでネタ元遵守をする必要はないと思うんだけどなぁ。
※ ※ ※
「音楽の授業を始めるわ。教養を学ぶには良質な体験が大事だというから、今回は特別に演奏会を開いてあげる。全員座って口を閉じなさい」
始業のベルが鳴り止むと同時に、音楽教師らしい先生がものすごく偉そうな態度でヴァイオリンを構えた。
私としてはこんなお金を払わなきゃ見られないようなものを無料(学校のカリキュラムらしいけど学費を払った覚えはないので、多分)で見せてもらえるのはありがたいという他ないが、カリキュラムとしてはどうなのだろう。
先生は一コマぶっ続けで演奏を続けるつもりなのだろうけど、後ろにいる男の人が誰なのかという説明はしてもらえるんだろうか。一曲が終わった後次のが始まるまでの間ずっと感涙しながら拍手し続けてるの、なんかそういう種類の怪異みたいで怖いんですけど。
これまた「顔が見えるから」という理由で隣に座った隣のクラスに所属しているらしい生徒が、「なんなんだあの男は…」と小さく呟いた。わかるよと声をかけそうになったが、直後に自分で「愛よ、愛なのよ」と返答し出したのでやめておいた。この人もやばい人だ。
ちなみに、男の人が何者なのかという説明は最後までなかった。>>61
そうして次のコマの授業に移った私は、今度は「じゃあまずは目の前にいる世界最高の美女をスケッチしてみましょうか」と言い出すセクシー美術教師と遭遇することになる。
深刻に、おうちに帰りたい気分になった。
※ ※ ※
疲れ果てた気分のままフラフラと食堂に入り、「昼食は無料って言ってたな……一番高いやつください」と適当極まりない注文をする。
「食事処 梁山泊」と書いてあるエプロンを着たふわふわ女子が、「はい、どうぞ」と差し出してくれたプレートには、てらてらとひかる汁に麺が沈んだお椀が乗せられている。
「あんかけフカヒレラーメン、フカヒレ餃子セットですぅ」
「あんかけフカヒレラーメン?」
「はい、うち中華食堂なので」
日本にある洋風古城の魔法学園の中華食堂。これはいよいよどういうことなのかわからなくなってきたぞ。
いろいろと文句を言いたい気持ちのまま席につき、ずるずると麺を啜ってみる。
「…美味しい…!?」
細いながらにしっかりとした食感の麺。しつこすぎないが薄すぎもしない丁度いいスープ。フカヒレ…は正直食べたことがないので味のこととかよくわからないが、味は良いんだと思う。多分。「そうでしょう。ここは値段相応に良い品を出すことを信条としておりますゆえ。無料とはいえ冗談みたいな品なので、注文している者は初めて見ましたが……」
肉まんとかを蒸すやつの小さいバージョンをうず高く載せたプレートが置かれる音とともに、私の隣の席に女性が座った。
「えっと……」
「風紀委員会書記兼クラス委員の鄭です。同じクラスですよ、あまねさん」
今度もアジア人だ。もしかして私が出会った人が偏っていただけで、本当に日本の学校だったりするのかな?ここ。
「あ、私台湾人です。ハーフですけど」
なんでぇ…?
「そういうものですよ。……それはそれとして、お話なのですが」
「……はい………」
「はい。当校は全生徒何らかの部活に加入するのが校則上の義務にて。本日放課後に各部活の合同勧誘会が行われますので、ご参加を。部活動は学園の華ですよ?」
……ろくなことになる気がしない。
そう思いながら、私はものすごく独特なセンスのレイアウトで「部活動勧誘会のしおり」と書かれた冊子を受け取った。
※ ※ ※
前編ひとまず完
私はボーボボを倒してくるんーまあええか、何もせんよりとりあえず放り出すだけ放り出したれ。エイプリル・フール限定のジョーク擬似サーヴァントです。
【class】 バーサーカー
【RARE】 ☆1
【性別】 男性
【真名】 人蓑祐輝/ベルセルク
【身長・体重】 168 cm・70 kg
【ステータス】
筋力 D++ 耐久 A+
敏捷 D++ 魔力 E
幸運 B 宝具 EX
【クラススキル】
○狂化: E-
全ステータスをランクアップさせるが、理性の大半を奪われてしまう。
この少年はかつてとある事件でバーサーカーの能力を宿して闘っていた。あくまでもその力は借り物であるため、霊器に付与されるクラススキルの恩恵はほぼ受けられない。
○単独行動: C
マスターとの繋がりを解除しても長時間現界していられる能力。依り代や要石、魔力供給がない事による、現世に留まれない「世界からの強制力」を緩和させるスキル。
彼は阿頼耶識によって霊器を与えられ召喚されたため、その際に単独行動が付与された。人理焼却に対してその解決の戦力となることを期待されてのことである。>>64
【固有スキル】
○不屈の意思: A+++
あらゆる苦痛、絶望、状況にも絶対に屈しないという極めて強固な意思。
肉体的、精神的なダメージに耐性を持つ。ただし、幻影のように他者を誘導させるような攻撃には耐性を保たない。
ステータス表記上最高ランクであるが、このスキルはバーサーカーに関係なく人蓑祐輝が持ち合わせているものである。
[ゲーム的にはCT6〜8で『自身にガッツ状態(6ターン・1回)を付与&NPを増やす(30〜40)』]
○ベルセルク: C
勇猛と狂化の複合スキル。
本来のベルセルクが持つものとは異なり、十分な力を発揮しきれてはいない。
[ゲーム的にはCT5〜7で『自身のバスターカード性能をアップ(1ターン・20〜30)&攻撃力をアップ(1ターン・20〜30)&弱体耐性を付与(3ターン・50%)』]>>64
○無敵の魔眼: ー
インビンシブル・インディビデュアル。
人蓑祐輝の所有する魔眼。自身の視界を分散し、視界を増やして世界を見る瞳。
元は見えざるものを可視化して捉える浄眼であった。
それが変化したため、物理的な概念に関わらず瞳に捕らえた形而上の存在も対象に入る。
増加した視界の数だけ彼の見ているものが彼に与える影響、害を削減する。
視界が二つなら1/2、三つなら1/3、十なら1/10、そして百でも千でも万でも億でも続いていく。
人間の肉体では負担が極めて大きく、完全に自由には扱えなかったものが、サーヴァント化による霊器の獲得でかなり緩和され扱いやすくなった。
発動時は分散の数だけ人蓑祐輝の黒目が増えて見える。
それは『事象の地平線』。とある少年の眼として顕れた、物理的な『特異点』。
[ゲーム的にはCT4〜6で『自身にダメージカット状態(1ターン・5000〜10000)と防御相性有利状態(1ターン)と強化解除耐性(1ターン・50%〜100%)を付与』]>>66
「たとえ世界の終わりを越えてでも、俺は絶対たどり着く」「俺がそれから目を逸らさない限り、絶対に何も終わりはしない」
「貸してくれ!バスターコマンド・インフィニティー!!」
ー
「━━━━無限」「果ては無く、終わりも無く、限りも無い」
「俺の道だ、お前が退けよ!」
【宝具】
○末那識・無限の魔眼
ランク:EX 種別:対界(対人)宝具
レンジ:20 最大捕捉:1人
バスターコマンド・インフィニティー。あるいは単に、まなしき・むげんのまがん。
人蓑祐輝の持つ瞳を完全に発動し切った状態でバーサーカーから借り受けた肉体強化を発動、そのまま全速力で駆け寄り真正面から殴りつける。
魔眼による無限分散によって目の前の相手の防御力を0にするためガードする事はできない。回避するか耐え切るかのどちらかが求められる。
人の肉体では無限の概念を世界に出力する際の反動摩擦で生死をかけた負荷を受けていたが、霊器を獲得した今ではチャージの必要な強攻撃レベルに反動を抑えることができている。
彼は無限を識っている。
人の姿の蓑に潜む真の意思(マナス)は、勇気と共に敵を打ちのめす。
[ゲーム的には『敵単体に超強力な防御力無視攻撃[Lv.1〜5]&防御力をダウン〈オーバーチャージで効果UP〉』]>>67
【概要】
人理保証機関=フィニス・カルデアによって極東の特異点で保護された擬似サーヴァント。
人理焼却の際に『人の抑止力』は数名の人的な特異点をカウンター戦力として保護、退避させていたが、人蓑祐輝もそのうちのひとりであった。
擬似サーヴァントの種別としては英霊が現代人の器に入った冬木出身者よりも伽藍の洞関係者(空の境界登場人物)に近いが、肉体・魂・精神のうち魂の部分に北欧神話の英霊を当てはめている。
その真名の半分は『ベルセルク』。バーサーカーの語源とも成った、北欧の名もなき勇士のそれである。まったくもって一般出身の人蓑祐輝であるが、ある事件による縁からバーサーカーとのつながりによって擬似サーヴァントとして成立した。
【人柄】
外交的・積極的・比較的弱気。
どうしよう"はある"理不尽なら、割と逃げることで解決しようとするタイプ。
マスターとの関係性は普通の友人とのそれ。割と陽のものなので積極的に他人や他のサーヴァントと関わりを持つ。
その一方で、聖杯への望みを問われると「家に帰りたいなあ、なんでも願いが叶うんだったらそれで叶えばいいのにな」と口にする。基本的に家に帰りたいから戦うタイプの人間でもある。
しかしながら『どうしようもない理不尽』というものについては極めて強い対抗意識を示し、相手を見据えて拳を握り立ち向かう。
一度スイッチが入ると自らの納得を得られるまで止まることはない。たとえどれほど打ち解けていても、場合によっては令呪による強制力を用いる必要もあるだろう。
ある意味で正しく"バーサーカー"らしい側面も持つ。>>68
【再臨差分】
○初期
→拳を握ってる正面を向いた学ラン姿の少年
○第二段階
→神代回帰の赤ラインが走った上半身裸、皮のズボンの姿
○第三段階
→上からややボロボロになった学ランを羽織り、拳を握った少年
(『無敵の魔眼』が発動しており目の色が変化している)
【再臨ボイス】
○第一再臨
「おおー……すげー……! いや、こうなる前は右手しかバーサーカーを借りられてなかったから、体全部とかすっげ…………あの、ところで服着せてもらえませんか…………?」
○第二再臨
「だいっぶ馴染んできたけど、なんかこのパワーに慣れんの危ない気がするんだよな。なんていうか、そうしなくていい時まで『殴って解決』で片付けちゃいそうでさ」
○第三再臨
「ああ、そうだ。思い出した。俺が、俺だけが置いていかれたのはこの目の為だったんだ。大丈夫だよ、あんたが戦わなくてもいいように、俺がここにいるんだ」
○最終再臨
「俺の背後に居てくれよ。魔術だろうが、核爆弾だろうが、世界が終わろうが、そこだけはぜったい安全圏にして見せるからさ」>>69
【ボイス例(抜粋)】
○絆2
「なー、ここって天文台なんだよな。なんかこう、金髪で嫌味ったらしいような……ってか────ってやついない? いないか、そっか」
○絆3
「……家に帰りたいなぁ。あっ、いやっ、ごめん……。そうだよな、さっさと済ませて家帰ろうぜ」
○絆5
「なーなー全部済んだらさ、一緒にどっか遊びに行こうぜ。……退去したらここでの覚えてない? かもしれないけどさ! いやなんとなく憶えてる気がするから! 頭とか魂とかこの世のルールとか、そういうのは一旦全部置いといて、心とかそういうところに覚えてるよ。ぜったい」
【スペシャルサンクス】
・ユージーンさん
元々は何年も前に書き留めた擬似サーヴァントネタでした。しばらく放置したのちそれをちょっと詰めることでキャラクター解像度を上げるために使ったりもしたのですが蔵の中でホコリを被せてしまっていたので、ボイス関連や概要を追加して体裁だけ整えてみました。
当然ですが四月バカ。投下されるだけのキャラシなのでこれはすぐに無と消えます。
ですがそんなこともまああったなぁ程度に見ていただけたらうれしいです。ではおやすれみん。例の船のキャラ完成したけどエイプリルフール終わってから投下するべきか迷っている男
…投下していいですか?迷ったがもういいか
投下します【氏名】一条 海月(いちじょう みつき)
【性別】女
【年齢】16歳
【出身】日本
【身長・体重】167cm・秘密
【肌色】肌色【髪色】藍色【瞳色】青
【スリーサイズ】若干デカい/細い/小さい
【外見・容姿】セーラー服にショート丈のシャツを着ているポニーテールの女の子。肩にスライムの様な謎の使い魔を連れている。また、左脚に脛当の様な義足の様な何かを付けている。
【令呪の位置】手>>74
「メロ」
彼女が常に連れているスライムの様な使い魔。
このスライムは、体の質量、硬度をある程度変化させる事ができる。それによってあらゆる姿に変化し、色々な事ができる。
「眠り歌(ララバイ)」
小さい弾の様な物を発射する。これを受けると、ダメージそのものは殆ど無いが、歌の様な物が聞こえ、受けた相手は眠りにつく。
「泡沫ノ鎧(メロウアームド)」
自身の体をまるで鎧の様に変化させ、海月に装着させる。これを使っている時、海月は運動能力が上昇し、特に水中に於いては、30分程潜り続け泳ぎ続ける事ができるという、まるで人魚の様な水泳能力を得る。ちなみに呼吸はどうすんだと思うかもしれないが顔の周りにもメロによる極薄の膜が張られており呼吸が可能になっている。要約するなら水中特化型パワードスーツである。とはいえ、基本は水中の機動力がえげつない位上がるのみで他の能力上昇はそこまででもなく、戦闘能力もあまり上がらない。とはいえ質の良い鎧の様な防御力は持つが。
ちなみにこの時の格好はまるで海の女騎士の様な雰囲気の鎧になる。
「変形(フォームチェンジ)」
武装時に籠手と脛当の形状を変形させる事ができる。
籠手なら大楯や剣等に変化させる事ができ、脛当を魚のヒレの様に変化させ遊泳能力を高める事も可能。>>75
【人物像】
「船」2年混合科の落ち着いた雰囲気の美少女。
衰退した魔術師の家系に生まれた、生まれつきの魔眼持ち。幼少期はあまり魔術に興味が無かったがある事件を切っ掛けにメロと出会い、放浪の魔術師としての道を歩み始める。そして紆余曲折の末船に辿り着く。
クールビューティーな子で、一見素っ気ない様に見えるが、実は人見知りなだけで本質は滅茶苦茶気配りの効く優しい女の子。しかし、少し素直じゃない所もある、所謂世話焼きなツンデレみたいな奴。
素直ではないが人が良い。友達の悩みには敏感で、助けを求めてたら手を差し伸べるし、放っておいて欲しいのなら本人の意思を尊重する。
元々一般人だった事もあり、船の中では結構常識人な方。それ故か新入りの世話を任されたりする。
名前の読みからくらげちゃんという渾名で呼ばれる事もある。恥ずかしいからと嫌がっているが内心満更でもない。>>76
魔術抜きの水泳に関しては船の中でもかなりの手練れであり、歌も結構上手い。また、実はメルヘンな物が大好きだったり内緒のコスプレ趣味があったりする。
海中の探索や調査に関しては群を抜いて強いが、戦闘用の魔術の行使は平均程度にしか扱えない。半分一般人である為努力をかなりしている故に座学の成績は優秀。
また、ギタリストで魔術使いの知り合いがいて、停泊期間にたまに会うらしい。海月曰く恩人だという。
また、普通の人には聞こえない歌声がたまに聞こえるらしい。
常にスライムの様な謎の使い魔「メロ」を連れている。この子の声が聞けるのは海月位しかいない。
イメージカラー:ターコイズブルー
特技:泳ぐ事、歌
好きなもの:波の音を聞く事、コスプレ
苦手なもの:辛い物
願い:メロが■■の■になれますように>>78
台詞例
「…私は、一条海月。よろしく。」
「…君、この船に慣れた?…そ。何かあったら、私に聞いて。」
「…別に、困ってる人を助けるのは当然でしょ。それ以上も以下もない。…確かに、君の事気に入ってるのは事実だけど。」
「いつも一緒にいるこの子はね、メロっていうの。あの日から5年間ずっと一緒にいる、私の親友で相棒。良かったら、この子とも仲良くしてくれると嬉しい。」
「ん、よく聴いてるこの曲、誰が歌ってるかって?…まあ、知らないのも無理はないよ。これ歌ってる奴は、世界を放浪してる野良の魔術師だし。別に売れる気は無いらしいし、暑苦しいし、うるさいし。…でも、面白い奴だし、面倒見てくれたし。…うん、気持ち悪い位気持ちいい奴なんだ。」
「マレオの奴にちょっかい掛けられてるの?…まあ確かにアイツ、ちょっと面倒だけど…でも、きっと悪い奴じゃないと思う。その内分かるよ。」
「ふーん、ふふーん♪やっぱり夜中にこっそりコスプレして甲板出るの楽しいな……って○○!?しまっ、あ、コレは、しゅ、趣味じゃなくてえーと、べ、別にそういう気分の日もあるでしょとっととりあえず私戻るから見なかった事にしてしなさいお願いしますごめんなさいじゃあねッッ!!」
「行くよ、メロ…!!」
「皆、止まって。私の魔眼で『視る』…!!」>>79
【来歴】
元々海月は、ある港町にある衰退した魔術師の一族に「魔眼」を持って生まれた。
ただ、その家が本格的な魔術師だったのは2代前までであり、今は少しのオートマタと共にあるのみであった為両親の反応は「うお、珍しい」位であった。
そして、通常の家庭と然程変わらない愛情を受け、普通とそこまで変わらない幼少期を送った。
普通と違ったのは、魔眼によってあらゆる物の気配を察知できた事。海岸に立ったり船で風に揺られたりしながら、海にいるあらゆる生物の鼓動を感じるのが好きだった。また、友達も結構いたし、アニメを見たりゲームをしたりしてる、幸せな生活を送れた。
…時折、不思議な歌が海から聞こえるという事はあったが。>>81
メロの正体は、ある魔術師が「人魚を現代で創り上げる」「最高に強くて滅茶苦茶可愛い人魚を作り上げて、そしてワイはそれと結婚するんや」という野望の元生み出されたもの。
それで生まれたのは、スライムの様なへんちくりんな物だった。
しかしその本質は、他人に自身をパワードスーツの如く装着させる事で、真に人魚に近い能力を契約者に持たせる事のできるガジェット兼使い魔の様な物。
この使い魔の本当の個体名はメロウ。伝承にある人魚の名を冠した女の子である。
しかし滅茶苦茶に可愛い人魚ができる筈が、生まれたのはスライムの様な物だったのでこれを見た開発者は怒り狂い、実験はある意味成功してたのにも関わらず孤島の研究所を捨て、メロウは一人取り残され数ヶ月経った。
そんな時、島に海月が漂着し、海月もメロウも死にかける所だった。
そこでメロウは、『貴方はこのままだと死ぬ。アタシもそろそろ消える。だからアタシと契約しない?』『アタシが貴方の足になるし、貴方の鎧になってあげる。だから、アタシに世界を、海を見せて』と言い、契約を結んだ。
海月の壊れた脚は、メロウと契約する事で、脛当の様な形に生まれ変わった。
そして「泡沫ノ鎧」により海月とメロは海を泳ぎ、生還した。>>83
裏設定
本人も知らないが、実は海月の遠い先祖には人魚と結婚した者がいる。
史実でのメロウという存在には人間と結婚した者がいるという話があるが、海月の先祖がそれだったのである。
つまり、海月は人魚の血を引く者であるという事である。メロを武装する時に何のデメリットも無く適合できるのはこの為。
とはいえ、これは別に問題でも闇でもなんでもなく、ただ本人の知らない秘密というだけ。
これを本人が知るのは、もう少し先の話…
【性格】
要はちょっとマイルドなツンデレ。
【役どころ・コンセプトなど】
船の常識人ツッコミポジション兼友達枠的な子。仲間キャラとかサブヒロイン的なポジション。『追憶・最後の冬木聖杯戦争』の嘘予告、というか嘘CMが頭の中で出来上がったんでちょっと上げてみる。
~ランサー篇~
奇跡の聖杯を巡る、聖杯戦争
切嗣「ヘマはしないでくれよ、王様!」
ランサー † 衛宮切嗣
ランサー「余が直々に裁定を下そうぞ!」>>86(続き)
~キャスター篇~
奇跡の聖杯を巡る、聖杯戦争
?????&????「ひょっとしなくても……神霊!?」
ウェイバー「……だとしたら、ソロモンを超える大当たりじゃないか!」
キャスター † ウェイバー・ベルベット&?????・?????&????・?????
ウェイバー達「「「授業!?」」」
キャスター「その通り。短い付き合いになるから弟子とはいきませんが、私を呼べた以上、貴方達にはそのつもりがなくともしっかりと成長してもらいますから!」
~セイバー篇~
奇跡の聖杯を巡る、聖杯戦争
セイバー「貴殿は中庸になるのだ。万人が美しいと思ったものも、貴殿自身が美しいと思ったものも、まとめて愛せる者になりたいと、聖杯にそう願えばいい」
セイバー † 言峰綺礼
綺礼「そうだ。あの日、お前は答えを、救いを見つけてくれた。セイバー。……ランサーも衛宮切嗣も斬ってしまぇええええええ!!」海月ちゃんとメロちゃんの設定画投下しまーす
予告の時より童顔になってるのは上手く描けなかっただけですが童顔でもアリな気がしてきた
>>47
完成度がエグすぎてビビり散らかしました
そしてこの配信見てみたいっすねえ…!!
>>48
やめろ…そんな笑顔でそのカオスを持ってくるな…!!断れなくなるだろうが…!!
>>89
大丈夫そうで良かった…人魚ネタは希少なので心配してましたが安心しました
メロちゃんは基本的に人懐っこい性格で活発なロリみたいな感じですね、そんで大体は海月ちゃんが通訳するんですが、ちょっとここの設定は変えるかもしれません
実は最初は「人魚を今まで少しでも見たり声を聞いた事がある奴、或いは人魚の血を引いてる奴にだけ声が聞こえる」という設定にしようと思ったんですが色々アレだなと思ったんで今いい改善案を探してる所です…>>48
初期から作れるのがこれ…
と、とりあえず成長する可能性に期待しましょうそうしましょう
>>50
クオリティたっか…
手の込みようが半端ないと言いますか、こういうの作れるアプリとかあるんだなと言いますか
>>63
東洋なのか西洋なのか中華なのか、もう訳わかんないですなこれ
登場人物たちの台詞がいちいちメタいのもまたw
>>70
ポロッと漏らした「家に帰りたい」が容赦なくぶっ刺さる
そうですよね、彼だって帰る家がある『普通の』男子高生でしたもんね…
>>85
すげえ波乱万丈な人生送ってらっしゃる…
可愛い人魚を生み出す予定がスライムめいたへんちくりんになるとか、そりゃまあショックっちゃショックでしょうな。捨てたのは酷いけども『船』関連で乗れそうなヤツだと、納言さんと話した”月(異星)と海(地球)の共鳴とも言える潮汐を扱う魔術”で特殊な魔力を精製出来るってネタがあるので、それでなんか作れるかも、って思ったけど、そのネタで作ろうかなと思ったキャラクター性が蒼で消費しちゃったのでキャラメイクに割と悩む現状。
ということで投下!投下〜
聖杯戦争、それはほんの小さな“奇跡”が起こす、運命の逢瀬路。
「おいおい、逃げるくらいなら迎え撃つべきだろ!?馬鹿かアンタ!
ここで戦っても人々に被害が及ぶ!馬鹿なのはそっちだ!」
「耳元で騒がないでください、“集中”できない!」
或いは、そんな奇跡すら、太古からのスケジュール通りの出来事かも知れない。
「さぁランサー!今こそ!深海の力宿しトランスフォー…」
「ソレ以上ハ止セ、マスター」
しかし、彼ら、彼女らはそれを知らない。知らないままに、彼女らは運命を紡ぎ合う。
「それでね、あの時のダーリンってばもぉカッコいいたらなくって!」
「なるほど!お二人はおしどり夫婦なのですね!」
「…マスター、此奴の言うこと真に受けるな、あとお前黙ってろ」>>100
たとえそれが如何に奇妙でも。
「御主人は自分の後ろに!…このセリフ、一度は言ってみたかったんですニャ…!」
「はいはい…ちゃんと私を守ってよ、騎士さん?」
たとえそれが如何に罪深くとも。
「ア、アァアアアッ!醜い…醜い!醜い醜い、穢らわしい血が、血が!あんなにィ!」
「さて、では行こうか。君の幸福の為に…ね」
その運命の小路を彷徨い入った者として、暗夜を進み続けねばならない。
「うさぎ、…おいしい?」
「お、おいしくはないですよ?わ、私よりほら、アイツとか…」
駆け出せ、進め、ひた走れ。これは───
「…えぇっと…お嬢ちゃん、一体どちら様で…?」
「…サーヴァント、ライダー。抑止の代弁者として参上しました。貴方が私のマスターですか?」
「───これは、運命が為に作られた世界なのだから」
───Fate/What I want to see───>>111
【氏名】黒野双葉(くろの・ふたば)
【性別】女性
【年齢】24歳
【出身】日本
【身長・体重】157cm・48kg
【スリーサイズ】B76/W55/H78
【外見・容姿】黒髪ショートが似合う活発的な女性
【一人称】私
【解説・人物像】
女体化した黒野双介。
オリジナルである男性のそれより積極的かつ能動的な一面が強くなっており、また好奇心旺盛。日頃からアルバイトやフィールドワークと称しては日常の中に潜む『非日常』を探し求めており、恋愛以上にのめり込む事も。
一方で人づきあいが悪かったり性格に難を抱いている訳ではなく、自分から誘ったり逆に誘われてついていく事も珍しくない。また、実年齢に反し見た目が幼く映っており、何気に悩みの元にしている。
【台詞一例】
「はじめまして、黒野双葉です! これからよろしくね!」
「今日空いてる? じゃあさ、カラオケ行かない? それか、ゲームセンター! いい場所知ってるんだー」
「冒険・探検って言葉、いいよね……。何というかこう、日常から飛び出していく感じが伝わってくるのがさぁ」
「正直言うとね、もうちょっとこう身長があったらなー、とは思うんだ。だって私もう24よ? 来年は大学卒業して社会人やってるのよ? それなのに、周りからは未だに少女扱いされるし……はあ」>>112
【氏名】三上令子
【性別】女性
【年齢】35歳
【出身】日本
【身長・体重】170cm・59kg
【スリーサイズ】B88/W57/H60
【外見・容姿】長い黒髪を肩まで流した、長身美女
【一人称】わたし
【人物像】
三上令司の女体化。
オリジナルの令司に対し、こちらはぼんやりした所がある以外は常識人であり、他者に対する無関心などといったものも特にない。
むしろ人格的には穏健かつ優しい方であり、困った人がいれば進んで手を差し伸べる程。
その優しさと見た目故周囲からは悪い人に引っかからないか心配されているが、実の所柔道の達人でもあり下手なチンピラ相手であれば複数人がかりでも返り討ちにできる。
過去不良集団に絡まれた際、真っ先にリーダー格を見抜いて投げ飛ばし、残りの全員を戦意喪失させたのはちょっとした伝説。>>115
【氏名】志村千尋(しむら・ちひろ)
【性別】男性
【年齢】16歳
【出身】日本
【身長・体重】165cm・58kg
【外見・容姿】全体的に小動物な印象漂う、整った服装の優等生
【一人称】僕
【解説・人物像】
志村千早の男体化。
女性の時と比べ変化は少ないが、千早の方よりも規則等に対する意識が若干高まっており、学校においてもクラス委員や風紀委員を担当する事が多い。
同級生である黒江嵐とは何かとぶつかる間柄だが、いつかは仲良くなって一緒に下校したいと思っている。
【台詞一例】
「おはようございます! 志村千尋、登校しました!」
「はいそこ、おしゃべりは程々に! 今は大事なクラス会議中なんですから、あまり脱線しないでください!」
「また君ですか、嵐くん。もう、普段からあれだけ服装には気を配るよう言ってあるのに……」
「いつかは彼とも――嵐くんとも仲良くなれたらいいなって思うんです。そうしたら、一緒にマクドナルドとか行ったり休日にはゲームセンターとか……言え、何でも!」>>116
【氏名】黒江嵐(くろえ・らん)
【性別】男性
【年齢】17歳
【出身】日本
【身長・体重】175cm・65kg
【外見・容姿】雑に着崩した服装と態度が目立つヤンキー少年
【一人称】オレ
【解説・人物像】
男体化した黒江凪咲。
掴みどころのない態度を装っていた凪咲とは異なり、直情的かつ短気な傾向が目立つ。
所謂ヤンキー然とした出で立ちだが、一方で根は悪人でもなく、情の篤さや友人に悪さを働く者を許さない正義感なども持ち合わせている。
が、本人はあくまで「自分がやりたいようにやっているだけ」と主張しており、「根は良い人」「実は頼れる」と思われるのにうんざりしているとの事。
風紀委員である千尋とは犬猿の仲――と言いつつ、実際は完全に腐れ縁のお似合いコンビ。前スレ、魔術の名称についてアドバイスありがとうございます!初めて聞いた言葉もあって勉強になりました…!ユージーンさんにお聞きしたいのですが、ディアグラマギアのディアグラってどういう意味でしょう…調べても出てこなくって…
>>9
設定の分厚さが違うぜ!
魔術師さんの有能さもさることながら、彼に振り回される生徒たちの日常を見たくなりますね…ホントにヤバくなったらなんだかんだで助けてくれそうっていう安心感を感じる…
>>47
なんだこの溢れんばかりの熱量作業量…!
絵を動かすって難しいですよね、Vの製作者さんたちは本当にすごい…(一度挑戦して挫折した人)
>>63
ハリポタ系乙女ゲームかと思ったら風邪ひいた時でさえ見ないようなシュール学園モノでした…うん、良いシュールっぷりだ(白目)
サーヴァントはサーヴァントとして見るからそうでもないだけで、人として見ると大概変な人になりますね…
>>70
不屈の意思:A+++は間違いなく英雄…弱い部分を抱えながらも進み続けるのは正しく「本物」ですね。
これ、ルーカスさんのもあったりするのかしら…でも今までの魔術師さんのルーカスさん像的にはなさそうかな?
>>85
なんて過去のぎっしりしたお嬢さんなんだ…メロちゃん不思議なフォルムで、なんだか愛着湧きますね。魔法少女モノのマスコットっぽいあと嘘予告のご感想ありがとうございます!正直各陣営の動きみたいなのはイメージあるけど大枠の物語の展開は全然ないです…でも出来たらいつかやってみたい。
>>103
エクストラクラスが二騎いますが、まあ今やってるホテル聖杯戦争に比べれば…マシになりそう…?
>>105
木蘭さんは主人公になれる!駆け抜ける力がある!
卑怯とは言うまいな…(言われてる)
>>107
もう少し泡沫島が小さければ、ネコさんに乗る人形とか可愛い要素出来たのですが…ネコは正義!
>>108
ふふふ…正直展開はマジで何も考えてないです…黒幕がいない…抑止力さんが派遣するくらいだからきっとすごい話なのだろうな…()
どんな展開であっても木蘭さんは駆け抜ける!そう思っていますちな各陣営について話すと
セイバー陣営:そもユビュ・ソレソって誰やって話ですが、wikiに登録してないだけで自分が以前投下した「文字」起源覚醒者の武器商人です。魔術の闇な世界から足洗いたい系ダウナー人間。ゲッツさんたちとは「戦いたい」「守りたい」「手堅くいきたい」で綺麗に意見が分かれて三人四脚どころかズッコケ三人組。でもきっと最後には意見を合わせて息も合わせて戦い抜ける陣営。
ランサー陣営:海繋がりで。男の子な緒十と堅物系なロボット、青春モノ。癒し枠。
アーチャー陣営:伝説や物語が大好きな笑加と、英雄の功績を持てず煩悶するヘルマプロディートスさん。漫才陣営系に見せかけて物語がある。笑加は兎さんと同級生で、フォーリナーの討伐でヘルマプロディートスさんは輝く(イメージ)。
アサシン陣営:メルヘンを極めたい。そんな欲求を込めた。他意は本当に何もない。
アヴェンジャー陣営:パナケイアさんが狂化を持っていたのでバーサーカー枠で。最初の方は上手くいっていたけど、パナケイアさんの「憎悪」を不幸に思ったスィレンが霊基をちょっと弄って結果パナケイアさんは「サーヴァントは皆神の血を引いている」と認識するように。ぶっちゃけこれがしたいだけ。
フォーリナー陣営:臆病少女と倫理観ゼロ化け物。鵺が何も知らなさすぎる&自分の言うことに従順すぎるで力に溺れてしまう(ある意味狂気に堕ちてしまう)兎さん。最期は鵺に喰われちゃうのですが。その後暴走してレイド戦になる。
ライダー陣営:主人公ポジション。「家族」を思う二人で相棒みたいな関係になれればなぁと。綰は家族を思い出せない木蘭さんに寄り添う、木蘭さんは家族を喪った綰と立ち上がる、そんな凸凹コンビでも良いじゃない。
割とやりたいことが明確に決まってる陣営と組ませたいからってなってる陣営とがごっちゃですひええなんか書けたから貼ってよろしいか
ひええはるぞ
「あーうん、俺だけど。待ち合わせ時間、大分遅れてない?何かあったの?寝坊?え~……」
「おー、オレオレ。今どこ?へ?おばあちゃんの手を引いてる?そりゃまた善良な事で……」
小さな喫茶店、窓辺になる日当たりの良い二つの席に青年が二人。背を向けあい、互いに携帯で何やら話し込んでいる。片方はにこやかな笑みを浮かべ、片方は苦々しく口の端を歪め、対照的な二人だ。声の調子まで正反対な二人はしばらくして電話を切り、
「「あー、妹って奴は」」
同時にそう漏らし、そして互いに振り返る。朽崎遥は目を丸くして同類を凝視し、ラウはちょっと引きながら自分を見つめてくる相手をねめつけるのだった。>>134
「いやーなるほど、君も世界で一番可愛い目に入れても痛くない妹さんがいてしかもここで待ち合わせのはずなのに待ちぼうけを食らっているのかい。これはまた奇遇だね。俺もなんだ」
「かなり限定的な共通点で奇遇というかある種奇跡じゃねぇかなそれ」
ニッコリ微笑みながらコーヒーをぐいぐい煽る朽崎に対して、ラウは少々警戒しながらコーヒーを口に含んでゆっくりと嚥下する。折角だからと同席してからと言うもの、彼は朽崎に話しかけられる度に警戒心を露わにし挙動不審だ。
「それじゃあお互い妹がやってくるまで『おらが妹が一番選手権』しない?自分の妹が持っている良い点を挙げられるだけ挙げていこうよラウ君」
「会って間もないどこから今さっき名前聞いたばかりの奴に、よくもまぁそんな提案できるなお前!ちょっとコミュ強過ぎて怖いわ!」
「良いじゃん良いじゃん、こうして会ったのも何かの縁。互いに妹への愛を再確認しようという総集編的エピソードは大事だって。それじゃあ俺から行くね?ウチの妹、炭酸飲料が苦手なのにたまに挑戦してみてやっぱり飲めなくてうえ~!って顔するんだよね可愛くない?」
「流れる様に始めないでくれるかマジで!怖いんだよさっきからシームレスに会話が進んでいる様に見えて俺の話一切聞いてないし!」
「良いじゃん同じ兄友じゃん」
「友達っていう付き合いでもないだろうが!?」>>135
見知らぬ人間同士が巡り会い友人になるという事は無くは無いが、そういうシチュエーションはもう少し互いに探り合うものである。間違っても列車の様に剛速球で相手に踏み込みぐいぐい話しかけるものではない。
「ほら話しておくれよラウ君、名前呼び合おうよ名前。そっちの方が良いって」
「嫌だね!?あーもう、え?妹の何処が良いって話だっけ?あーっと……年齢が上下するところ?」
「年齢が上下……?」
「いやなんかそういうモンなんだよ。気がついたらデカくなったり小さくなったり……」
「化粧、化粧の話と捉えて良い?お化粧するとまったく別の人間になるみたいな」
「うーあー……でもどうだろう、たまにおっさんにもなるからな」
「君の妹さん美容整形に取り憑かれてたりしない?」
「いや、説明がむずいんだわマジで」
時に年齢が変わり、時に性別が変わる。何かの謎解きかと朽崎は顎に手をやり思案する。変な事を言ってしまったなあとラウもコーヒーを口に運びながら目を逸らす。
「なんていうかな、血は繋がってないんだよ。親父が面倒見てた子らしくて、親父が死んだから俺のところに転がり込んできた。滅茶苦茶な奴なんだ、でもこんな俺の事を慕ってくれてて、生まれて初めて誰かに頼られてる感じがして、だからまぁ……今の俺を作ってくれたのはあいつのおかげかな?」
「拍手!拍手!よく言えたねラウ君!超たどたどしくて今まで人とあまり話した経験が無い事を窺えるけど誠心誠意妹について語ってくれた君に敬意を表するよ!」
「ぶん殴って良いかお前!」
「公衆の面前だから遠慮して欲しいかなあ!」
>>136
二人の兄がわーきゃーと言い合っていると、遥が窓の外から近付いてくる人影を認め、「あっ」と素っ頓狂な声をあげた。どうやら互いの妹がやってきたらしい、兄と同じように二人連れ添って。
「いやあ、楽しい兄友同士の会話だった。非常に有意義だったよ」
「俺にとっちゃ恥をかいただけの気がする……」
「あ、でも待って。折角だから兄妹同士で今度は『おらが兄が一番選手権』しない?」
「もう、マジ勘弁……」
げっそりとするラウとは異なって、遥は心底楽しげな笑みを浮かべていた。その真意は窺い知れないが、それでもこれ以上無いほどに、楽しく見えた。
>>131
アーチャーの影響を受けたのが決め手ですね。
それが決め手になる切っ掛けは何個かありましたが。>>129
ここ一月ほどはリアルが立て込んでまして…
洛陽見てますぜー!ケトおじが序盤から活躍してるゥー!(歓喜)>>120
今更ですが106ではなくて113への返信でしたわ……
そういやプルフラスのイメージカラー考えたこと無かったわと夜中の呟き“魔術戦に耐えられるオートマタ”って具体的にどれくらいの物なんでしょう?
やっぱ海難で死亡扱いじゃなくて行方不明って扱いになってる方が色々といいのかなと思ったんで海月ちゃんは行方不明扱いになってる事にします
>>155
チェスト関ヶ原ではではちょいちょいっと
『航海総括局』
『船』の航海・運営における意思決定機関。
航海の上で必要な船体に関する様々な役割を担当している。また、外交や財政管理も担当。
航海総括局は『船』の組織の中でもっとも高い地位にあり、そのため所属する幹部候補生はいくつもの面で優遇される。
個人用の工房や調査隊の成果物が優先的に回されたり、居住区の個室もグレードの高いものが用意される。こういった理由から航海総括局に所属している人間は魔術師として真っ当に活動しようとしている者が多い。
航海総括局の局長となる人間は自動的に副船長も兼任する。副船長は表に出てこない船長に代わって実質的なトップをつとめる。
属しているグループは『操舵室』『機関室』『通信室』『灯台室』の四つ。
『操舵室』
『船』の舵を握る部屋。船の操縦はここで行われる。航海総括局の管理下にある。
入室が許されるのは『副船長』『操舵手』『通信士』の三名のみ。実質的なトップの集う場。>>157
『機関室』
『船』の整備・拡張・点検を担うグループ。航海総括局に属する。
機関室という名前ではあるが、動力機関を含めた船体全てに対応する。
船体の大雑把な部分はしたっぱたちの仕事。動力機関は機関長をはじめとしたウデのある者の仕事。
『船』に認識阻害の魔術をかけるのも機関室の仕事だが、少々特殊なため通常業務とは外れた専用のメンバーが担当している。
『通信室/ドルフィン・ニュース』
『船』の情報伝達を担当するグループ。航海総括局に属する。
船内の情報伝達はリーダーである通信士がほとんど一人で行っており、メンバーの大半は『船』の外、陸地で活動している。海にいては知りようのない世界情勢や他の魔術組織の動きを監視し伝えることが通信室のメイン任務。
そして通信室のメンバーは人材の引き抜き、スカウト活動も行っている。
それとは別に『船』で起きた事件・事故・イベントなどをまとめた新聞『ドルフィン・ニュース』を毎日発行している。これは通信室に課せられた仕事ではなくリーダーの通信士が趣味で始めたもの。
『灯台室』
航路上の監視を担当しているグループ。『船』のレーダー&ソナー役。航海総括局に属する。
波を見る、風を読むのが基本。他には海賊や魔獣の接近もいち早く察知する。
気象予報も行う。場合によっては星詠みのためにちょっと雲を動かしたり、複数人の儀式によって天候操作を行うことも。>>160
これでまだ生活管理局と調査隊と学園の見直しと『船』全体の概要まとめも必要なんですよ…なんでこんな多いの…(自業自得)
いいぞぉそういう幻覚だいすきですよ地図に書かれた通りに講堂に入ると、一面にテーブルで区切られたブースの海が広がっていた。
ぱっと見コミックマーケットの風景といった風情だけれども、そういえば西洋ではこういう風に勧誘会を開く風習があるとかないとか聞いたことがあるような気がする。どこで聞いたのかはいまいち思い出せないけども。
しおりのページをぱらぱらとめくってみるが、驚くべきことにこの雑誌はゆうに100ページはあるその紙面を全て部活紹介で埋め尽くしているようなのだ。よって、具体的にここで何をすればいいかということは載っていない。
……正確に言えば全部を確認したというわけではないので断言系は不適切になるかもしれないけど、紙面に現れる項目名が「アトランティス文明民族楽器同好会」だの「カルナマゴスの誓約研究会」だのちょっと理解したら正気でいられなそうな様相を呈してきたあたりで読破を諦めたことは仕方がないと思ってもらいたい。
仕方がないので、その辺にいた顔が見える人に当たりをつけ最大限かわいこぶった営業フェイスを装着する。
「あのぉ、すいません……ちょっとお聞きしたいことが」
「え、俺!?」
新聞部の腕章をつけた(多分)先輩が、慌てたようにメガネを直しながらこちらへ姿勢を正す。
振りかえった声のテンションからするに、あんまり女慣れはしてないタイプだけどゴリゴリに作ったキャラも肌には合わない部類。よって、いつもの営業スタイルよりはちょっとリアル調を意識した声で「私、入ったばっかりでここで何をすればいいかっていうのがあんまりわからなくて…どうすればいいとか、ありますか?」と首をかしげた。
「……あ、ああ……それなら、適当にその辺のブースを回って…興味ありそうなところを見つけたら話を聞いてみれば……いいんじゃ……ないかな?」
ややぎこちなく頷きながらこちらに返事をした先輩の目の奥がちらちらと揺れるところを見ながら、私はとりあえず方針を「顔が見える人がいてそれなりに興味あるところにしよう」と定めた。
「ありがとうございます!…ちなみに、ここでいちばん盛んな部活って…?」
「忍者同好会かな」
「えっ」
「部員数は学園内最大規模なんだけど、活動内容が不明瞭だからって理由で部活に格上げはしてもらえないんだよな」
何かが致命的に狂ってる気がするが、それについて頭の中で突っ込むのももはや今更という気もしてきた……
※ ※ ※>>163
…来てしまった。忍者同好会。
いや、別に忍者に興味があるということはこれっぽっちもないと言い切れるけども、全校生徒のおよそ三割が参加していると言われる同好会とかいう訳のわからないトンチキ存在がめちゃくちゃ強い存在感で会場の一角を占拠していて、「ちょっとぐらい見てみるか…」とならない人間はいないんじゃないかと思う。
忍者グッズらしきものが几帳面に並べられたブースの端で所在なさげにしている生徒を見つけ、適当に声をかけてみる。
「あの、ここに並んでるの全部グッズとかだと思うんですけど、部活の具体的な活動内容の説明…っていうのは……」
「あー、その……なんてーか……」少年が目を泳がせながら、言いづらそうに返す。「忍者を愛すること……らしいッスねぇ〜……」
頭痛とは頭が痛くなる症状のことだみたいな説明を受けてしまった。
「つまりですね……特にノルマがあるわけでもなし、活動内容は拡大解釈次第でなんとでも言える。……実質帰宅部なんスよここ。自分も陸上部に入るつもりだったのに会長の付き合いであれよあれよと設立メンバーだしなぁ……あ、ちなみにこの隣でグースカ寝てる褐色くんも同じようなクチっス。起こすと面倒なんで静かにしとくのがお勧め」
ああ……
つまり、この状態でお目溢しがされているのも、部活動に熱心ではないけど校則違反は避けたい人達の需要を受けてのことというわけだ。
堂々と丸まった布団をボスボス叩かれた「褐色くん」が「ヴー…」と不機嫌な犬のような声をあげたのを見届けたあたりで、私は疑問もある程度解消できたことだしさっさと立ち去ろうと決意する。
これはあれだ、漫画とかによくある「主人公とあと二、三人ぐらいしか部員のいない謎の部活」が、なぜか校内トップレベルの勢力を手に入れてしまったイフ的なあれなんだろう。
ツノの生えた(いい加減これぐらいじゃ驚けなくなってきた)女の子の前に仁王立ちして「目指すは全国大会です!」と熱弁する会長らしき男の子を尻目に、私は「あ、ありがとうございましたぁ…」と頭を下げてその場を後にした。
※ ※ ※>>164
色白とかいうレベルでなく真っ白な生徒が何かをブツブツ呟いている「四代元素を研究する会」を横目で通り抜け、明らかに素面でない教師がぐるぐる回っている「演劇部」をうまくかわしていく。
特に演劇部では「君からは生き延びるために演技を塗り重ねようという情熱を感じる…!」と熱烈な歓迎を受けてしまったが、残念ながら私は流石に一生メイド喫茶のバイトで生きていくつもりはない。謹んでお断りさせていただいた。
大体方法が見つかり次第一刻も早く脱出するしね、こんなイカれ空間。
果てしなく続く万国変な部活博覧会にも疲弊してきたし、そろそろまともに顔が認識できる人と話したい気もする。
……ので、よくわからないローブだかユニフォームだかを纏った、普段なら絶対近寄らない類の集団に近づいてしまったとしても仕方がないことだ。
「すみませーん、ここの部活は何ですかぁ」
やややけくそ気味に上げた声に、煌めくような銀髪の(しかもすっごい美形)少年が手慣れた首肯で応じた。
「マジカルスポーツ部だ」
「マジカルスポーツ部!?」
「作者の「魔法魔術学校にはなんかマジカルな感じで何かをなんかしてゲートに何かをinするスポーツがないといけないんだ…」という強迫観念により作られた部活でな……正直僕にもなにをする部活なのかよくわかっていないんだが、とりあえず全国大会クラスなんだ」
よくわかってないのに全国大会に行けるというのは一体どういう仕組みなのか。
「しかし、残念ながら今マネージャーの募集はしていなくてな。なぜか僕が入部したあたりから急に希望者が増えてしまって、今倍率がものすごいことになっているらしいんだ…申し訳ない」
「いえいえ、とりあえず手当たり次第に話を聞いてみようと思ってただけなんで〜」
間違いなく原因はあなたでしょう。…などというと後ろにいる顔が曖昧なマネージャーたちに体育館裏まで連行されそうな気がするので指摘は避けるとして、「それでは〜」と立ち去ろうとしたあたりで両肩にずしっと重みが襲いかかってきた。自鱒の誕生日とか血液型とかちまちま考えててwikiにもどうせなら載せようかなと思ってるけど量が大変なるしそもそも需要があるかしらん…という話
>>151
楽しみです〜!あとディアグラマギアの件了解です!
あと、今更ながら前スレで仰っていた人形を操る技?の名称は『サ・イラ・ギニョール』とか『クゥ・クーペ』どうでしょうと。どっちもルビになりますが…あるいは音楽用語から取ってくる、とか
>>153
お疲れ様です…見せ場って案外意識して作るの難しいですよね…
リシュリューについて気になることございましたらお気軽にお聞きください〜
>>159
灯台室めっちゃ気になる…(単に灯台が好きなだけ)船を導くものである灯台が船の中にあるって面白いですね。
ドルフィン・ニュース、結構な頻度でマレオさん出てそう…特集組まれてそう…>>165
「手当たり次第に聞いてくれるなら、ウチの話ももちろん聞いてくれるよな?」
振り返れば、頭の真後ろにキラキラ美少女。……いや、しかし、耳に届くこの声は間違いなく野太い男声。
この後に及んで疲れ切った私の頭はもう「うわぁ、男の子でもスカートを履けるジェンダーフリーな校風なんだなぁ」などと放心することしかできない状態になっており、できることはなす術なく手を握られることだけ。
「さぁさぁ、なんでも聞くがよいぞ。余が答えてしんぜよう〜」
「えーと………」聞いちゃいけないことかなと思いつつも、私の疲れ切った頭はすでに限界を迎えていた。「なんで女装してるんですか?」
まずったかなぁと思いつつ目を逸らしてみたが、「あー、気になる?」という暢気な笑い声が返ってきたところを見るに地雷は踏まなかったようだ。ちょっとだけ安心。
「……オレの家、大昔にどっかで幻想種と交わったことを自慢にしててさ……ちょっとでも血を濃く保つために親族同士で結婚すんのが慣例になってるんだけど、そのせいか近年に至っては生まれつき部位が足りてなかったり先祖返りが歪だったりで10歳越えられるまで生きられる方が稀なわけ。そういうわけでオレにも兄弟が上下合わせて十五人ほどいるんだけど、五体満足なのがオレぐらいだし大人は落伍者にかけるコストがどうのって面倒見ないからオレが一人でやりくりしてたんだよな。
そんなある日の朝、着替えようとして鏡の前に立ったオレは自分がうっかり婚約者兼十歳上の叔母のブラウスを着てしまっていたことに気づいたんだが……
その時気づいたんだ……カワイイ格好するの興奮するなって……」
「長々とめちゃくちゃ重い話を聞かされましたけど、前半部分の情報まるまる要らなかったですよね?」
理解した。この人は多分、真面目に取り合ったらバカを見るタイプだ。
「いやぁ…でも、カワイイは偉大なんだぜ?それがなきゃ俺ソウルジェムがオーバーブロットしてオヤシロ感染ガチャだったし」
何を言っているかわからないけど、多分概ねろくでもないないようなんだろう。
「よっし!じゃあ質疑応答の儀式は済ませたことだし…詭弁論部、よろしくな!」
満足げにそう言うなり、女装少年が嵐のような勢いで私の方から去っていった。どうやらこの調子で道ゆく人全員に話しかけるつもりでいるらしい。>>167
…いやちょっと待て、「部」ってことは他にもメンバーいる感じなのその部活?
彼…?が戻っていくブースを見ると、確かに白髪の女性が優雅な姿勢で紅茶を飲んでいるところだった。
あの二人が並ぶと、ディベートというよりはロイヤルティータイム部って感じなんだけどなぁ……
そう思ったが、冊子にある部活要項に「証拠を集めての議論よりも、純粋に話術での殴り合いによる正々堂々かつ卑怯千万な舌戦に注力しています」という文章を見る限り、多分会話の内容はロイヤルもへったくれもないものなんだろうなぁと私は悟った。
※ ※ ※
「園芸部を女の園にすることがわたくしの夢でございまして〜。時々勝手に手伝いに来る叔義兄さまは蹴り出しときますので、是非是非、おいでませ〜」
「チェムナちゃんは時々部活の趣旨を見失うのが難点であります…」
「アッハイ、それでは〜………」
営業スマイルで高速バック歩行をし、その場を立ち去った。
……比較的まともそうな名前の部活ですらこれである。何個かまともに顔が見える人がいる部活は回ってみたが、どこもどこかしら変な要素がありすぎてしっくりこない。真面目に考えてどうなの?忍者同好会が一番まともな部活の候補に入る学校。
でも、園芸部も他に比べれば格段にマシだしなぁ…なんてことを考えながらあてどなく歩き出そうとした、その時だった。
「…見つけた」
通路の真ん中に仁王立ちして、私を見据える少女が一人。髪の毛は…多分染めてあるのか、めちゃくちゃな色合いになっている。
「兄さんに言われたからな。あちこち歩き回るから予測の確定が面倒だった」>>168
「えっと…トロポロス先生の妹さん、でしたっけ…隣のクラスとか」
「妹を自分が顧問の部活に入れた挙句、自分の受け持ちのクラスに転校生が来たから気を配ってやれと言いつけるとても優しい兄だとも。そして、私はそんな聞いてやる義理もない言いつけを聞いて勧誘に来てやるできた妹だ」
言い分的にはややきついが、口調を見るに嫌っているわけではなさそうである。多分、ここお馴染みの「複雑な関係」なんだろう。
「はい…今度はどんなジャッカロープの研究でしょう…」
「アニメ同好会だが?…ジャッカロープが研究できるわけないだろう、キミ」
……トンチキ空間の人に「常識ないなお前」という顔をされてしまった。
非常に不服だ。だってさっき有象無象の中にいたもん!ジャッカロープを愛でて研究する会の人!いやジャッカロープがなんなのかは知らないけども!
「一応勧誘だけはしておく。現部長は魔法少女中毒のきらいはあるが、例の忍者崇拝者よりはまともだよ」
忍者研究会はやっぱりヤバめの部活であるらしいことはわかった。
でも、まぁ、格段にまともな部類なんじゃないのかな?概要を見る限り活動の内容もちゃんとしてるし、宗教じみた内容も見当たらないし。
部室にダラダラたむろして定期的にレポートとか書くだけの部活がまともランキングトップに躍り出るこの学校の環境は教育委員会あたりに監修してもらえとしか言いようがないが、救いようがどこにせよあるだけマシというもの。
「よし、じゃあ……」
「待ちたまえ」
入ろうかな、と言おうとしたあたりで、少女がぐいっと私の口元に手を伸ばした。
「まだ確定事項は口にしなくていい。あと三……二……今だな」しばらく私の顔面に手のひらを押し付けていた少女が、謎のカウントダウンと共に手を離した。>>169
「連れて行くといい、用務員くん」
「なんでわかったのかは知りませンが、アイサー♪」
後ろから担ぎ上げられ、そのままダッシュ。
え、え。なに?この用務員?って人、顔が見えないってわけでもないのに、どういう印象なのかもわからないんですけど?
学校の怪談的なあれなんだろうか。このまま連れていかれると内臓全部抜かれた姿で見つかったりするのでは…?
「えっと、すみません今何が起こってるのか説明していただけないでしょうか!」
「色々考えたが、ここが一番穏当に進むルートなんだよ」
「本当になんの話?」
「まぁ、余計なことを考えなければ無事に帰れるだろうさ」とやけに確信に満ちた顔でこちらに手を振る妹ちゃんに助けを求める手を伸ばしながらも、私はあえなく謎の用務員?に連行されていくのであった。
※ ※ ※>>170
「そいや」という掛け声とともに、部屋のど真ん中に置かれた椅子に放り出される。
「連れてきましたヨー。じゃ、お代はいつもと同じようニ」
「どうも、リュウさん」
室内…多分資料室の一種だろう部屋の奥に、座っている人影が見える。薄暗さに目を凝らしていると、苦笑交じりに「ようこそ闇生徒会室へ」という声が飛んできた。
「勧誘会の様子、拝見させていただきました。どこの部活もしっくりこない、校風に馴染むことができない……今回はそんな貴方に救いの手を差し伸べてあげようというわけで。要は、勧誘です」
いや、アニメ研究会は普通にありだと思ってるけどな。……とかいうと無事に帰れそうにないので、とりあえず頷いておく。
「勧誘はいいんですけど…あなた以外のメンバーとかいないんですか?」
「そうですね……数多の同僚を物理的に捕食し、今は目当ての体育教師を取り合って魔法薬学の西行先生との間でたびたび武力衝突に発展している先生とか」
物理的に捕食、というちょっと理解したくない言葉が耳に入ってきたが、先ほど預言者に受けたばかりの「余計なことを考えるな」というお告げに従い
「あとは男の体を求める「巫女皇」と金を求める方「今妲己」の最悪コンビ……いや、この二人に関しては触れなくていいですね。どうせ女には興味ないですし」
アウトローというよりアナーキー状態なんじゃないのかな?それは。
「…とりあえず表の勢力に属せなそうな人を集めてみた結果、完全に統制が取れていない状態です。率直に言います。助けてください。いい加減まともな人が欲しいです」
「嫌ですけど?」
「……そうですか……そうなりますよね…」>>172
「はぁ……」
とぼとぼと元の講堂への帰り道を進む。
「公認の部活になったが故に派手な活動もやりづらいんですよね……なので、まぁ…普通に帰っていいですよ」と心なし肩を落としながら告げた裏生徒会長は、ほらさっさと帰ったと言わんばかりの態度で私を部屋から放り出した。
どうもそろそろ活動時間になるため、長居しているとさっき言ったやばい人たちと鉢合わせすることになるらしい。たしかにそれはごめん被る。
それにしても、一体全体ここはなんなんだろう。
……そもそも、私はどうしてこんなところに来てしまったんだろうか?この空間には明かに現実味も整合性も存在しないし、そもそも認識できない人間なんてものが存在していること自体がおかしい。
そう考えながら、頭をフル回転させようとして……
「考えちゃダメよぉ」
「ぴゃっ!?」
首筋に添えられた冷たさに飛び上がる。
慌てて首を押さえて声の主に向き直ると、丁度鼻面に突きつけられるような形でよく自販機で売っているタイプのアイスが差し出されているような形になった。
アイスの先端から根元まで辿っていくと、見覚えのあるプラチナブロンドがふわりと揺れた。
……そうだ、確か教室でくっついてきた子だ。名前は……
「アンゼリカ。お菓子のトッピングと同じ名前よぉ。美味しそうでしょ?」
思考の端を読み取ったかのように、少女が大きな目を瞬かせながら頷いた。
「もう一度言うわねぇ。…考えちゃダメ。小さい頃から慣らされてる子ならまだしも、あなたみたいな子が『見えちゃったら』大変なんだから」>>173
心なしか幾分かはっきりとしたような声音で、言い聞かせるように肩を掴まれる。
「……戻ってこれなくなるかもよぉ」
戻ってこれない?どこから?今いるここからという話をするのであれば「帰れなくなる」という表現が正しいだろうし…それなら、一体どこに「行ってしまう」のだろうか?
これじゃあホラー作品じゃないか。こんな病人の考えたギャグ漫画みたいな魔法学校に、そんな恐ろしい秘密があるっていうの…?
「……そう。あなたにとって、ここって魔法学校なの」
掴んだ肩を離して、アンゼリカちゃんがふわりと笑う。
「じゃあ……きっとあなたって、とっても真面目ないい子なのねぇ」
どういうこと?と尋ねる声が喉から出ていく前に、彼女はゆらゆらと歩きながらその場からいなくなってしまった。
※ ※ ※
気がつくと、周りの風景がおかしい気がする。
西洋古城の廊下に、なぜか博物館の展示ケースが鎮座している。遠くの空にはサメが泳いでいて、立ち並ぶ風車のようなものを器用に避けながら器用に空を飛んでいた。
「なにこれ、なにこれ、なにこれ」と狂ったように呟きながら、廊下を走り抜ける。
講堂のあったはずの場所には、どこにでもあるようなこぢんまりとした公園が鎮座していた。>>174
(何人かは顔が見えるが、相変わらずほとんどは見えない)子供達が、きゃいきゃいと走り回っている姿が見える。足元にあった砂場に手を入れてみると、さらさらと子供の頃に馴染み深かったあの感触が返ってきた。
「風景が変わったのだとしたら、それは君の認識が揺らいだからに他ならないであろうさ」
「まぁー、これ、夢オチですからねー」
「夢なのです」
ブランコの上に座っている子供たちが、口々に私に向けてそう声をかける。
「夢オチ……?」
「死者の顕現、同一人物の多重存在。まさしく夢でしかありえない…ですよー?」褐色に金の髪の子が、一際目立つ大きな目をぎょろぎょろさせながら笑った。
「全くの夢というわけではないさ。かつて結ばれた縁、そしていずれ結ばれるかもしれない縁……暗示、というべきかな」大人しそうな子供が、頭に乗せた王冠の位置を直しながら呟く。
「ねえ□□。どうせなら君が返してあげるというのはどうだい?できるんだろう?」
「むぅ……まぁ、おねえさんみたいな人が、「夢の中で起きてる」ってことはおかしいですねぇ…」
「お願いしますですよ。人助けは大事なのです!」
子供たちが口々に言い合いながらこちらに駆け寄り、最後にピンク色の髪(地毛なの?)の子が私の手を握る。
「いつかどこかで、縁があれば会いましょうね!…なのです!」
その声とともに、目の前が眩しい光に包まれた。
※ ※ ※>>175
けたたましい音が耳元で鳴っている。
……目覚まし時計だ。毎日この音で起きて、寝落ちしても起きられるように内職を始める前には押しておく。
つまり、ここは。
「私の、家……」
顔を上げる。目の前には録画画面がつけっぱなしのままになっているテレビがあった。
そうだ。確か、録画していた金曜ロードショーをBGMに作業を始めて……そこから記憶がない。
「寝落ちかぁ……」
一切疲れのとれていない頭を無理やり働かせ、作業の続きを始める。
色々と気になることはある、というかありすぎるぐらいだが……
夢なんて、起きて忘れるぐらいがちょうどいいんだろう。追記
キャラ解説が必要なら言ってくれ>>179
かまってますかって何だよ決まってますかだよ
懲りずにまたカオスな誤字をやっちゃってんな俺生活管理局できt、あとでいっかぁ!
>>166
『船』は目指す場所も帰る場所も陸地にはないので、じゃあ灯台も船のどこかにあるんだろうなって思ってこうなりました
マレオくんちょうどいいネタ元ですからねぇ、よくマークされてそう
誕生日とか血液型はSS書く時のとっかかりになったりするかもなので、あって困ることはあんまりないと思います
あくまで"かも"レベルなので労力に見合うかどうかはちょっとわかんないです
>>177
わぁ…深く考えるながドストレートだった
やばそうなのは教えてくれても深く教えてくれないアンゼリカやさしい…
>>181
私も大好き…考えるの大変だけどたのしい…
ドルフィン・ニュースはだいぶゴシップ記事寄りというか、うろんなお話が多いです。魔術師の船ですしね
真面目なお話は通信室のお仕事>>177
横入りすみません…
とってもわちゃわちゃしていた…あまねさんはたまたま夢の世界にどっぷり入ってしまっていた…という感じなのかな?
個人的に闇生徒会の人が誰かいまいち見当がつかないのでお教えいただきたいです… 達龍さんかな?と消去法で考えましたが
>>179
基本司令室にいて戦況確認をします。それで状況(司令室が直接狙われる等移動すべき状態になる)によって司令室を離れます。
余談ではありますが、リシュリュー本人には戦闘力が薄い。普段なら近くにロシェルとか侍らせるけど、洛陽の現状だと徹底的に潰しにかかっているだろうから護身の分も前線に向かわせると思います。なので敵には近づこうとはせず一定の距離を保つ。これは第二宝具を切る場合を考えてで、その場合には敵の位置にもよりますが出来る限り敵を巻き込む位置取りをします。その時に限り、敵に接近します
>>183
> 『船』は目指す場所も帰る場所も陸地にはないので、じゃあ灯台も船のどこかにあるんだろうなって思ってこうなりました
なるほど〜!
もう全員分出来ていたりするんですよね…SSが進まない時の手慰み…そんな時がたくさんあったので…>>184
な、なるほど…
じゃあ追記しちゃってもいいと思います。誕生日なら時期を合わせて誕生日パーティーとかできますし
血液型は、まぁ……血液型占いとか……>>184
成程…カルデア側から常に一定の距離保って様子を見る、最悪戦艦がやられても切り札の第二宝具で仕留めるって感じですね。参考にします!
お陰でちょっと展開思い浮かんできました、ありがとうございます!!>>190
うれしい、うれしみ(小並感)>>179
ありがとう!ちなみに受け入れられる体制のできていない普通の人間が「深く考える」コマンドでアイデアロールを行うと頭がDDOS攻撃を受けてSANが吹っ飛ぶので今回のジャンルはコズミックホラーだよ!
>>181
「なんでもあり」に整合性を見出せるようになると脳に第三の目ができて啓蒙が得られるよ!
>>183
アンゼリカちゃんは比較的慣れてる側な分普通の人よりちょっとだけ「起きてる」からね
>>184
一応この夢が認識上「夢」であるうちはセーフ
達龍くんは無意識でもパワーを求めて会長みたいな役職になりたがるけど無意識でなら他人に助けてって言える子
>>190
キンチェム・デスポイナ(アルターエゴ):女神デーメーテールがポセイドンに凌辱された結果誕生したとされる女神で、その正体はデメテル・エリーニュスの異名を持つ報復装置。複数の女神の「怒り」を集約させた存在と言えるものであり、どんな相手だろうと女神の怒りの下ぶっ飛ばしにいく鉄砲玉役。穏やかながら芯の強い存在の霊基と自己を組み合わせた結果、ちょっと大人しめになった。好きなものは可憐な処女(オトメ)で嫌いなものは強引な男。メイン宝具は全方位滅殺開墾キックこと「地平を超え走れ、我が怒り(ヘロディアス・トライアンフ)」。
ちなみに叔父兼義兄兼兄だか弟だかわかんない某ランサーに対し妙に優位が取れるのは構成要素にコレーが含まれるため。>>194
にゃるにゃるほど……>>198
どうぞ~!ね、寝落ちしてしまった……生活管理局出しまーす!
『生活管理局』
『船』に所属している全ての人間たちの生活を管理し守っていく防衛組織。人間が生きていく上で発生するいくつもの雑務を担当している。
生活管理局の局長となる人間は、自動的に操舵手も兼任する。これは『操舵室』を航海総括局に独占させないための措置である。
高い地位にある航海総括局や、成果物を直接獲得できる調査隊と比べると、生活管理局は魔術師として活動するには向いていない。そういった事情も所属する人間は根源を求めない魔術使いや、個人的な目的・理由をもっている者が多い。
生活管理局には魔術や神秘を知るだけの一般人もそこそこ所属している。これは業務の多くが根本的な部分で魔術を必要としない、という理由から。
また、『船』の内部に存在する迷宮の管理も生活管理局が行っている。
属するグループは『海鍋給食センター』『特救衛生班』『美化清掃班』の三つ。
『海鍋給食センター』
すべての船員たちのお腹をみたす『船』の料理人が集まるグループ。生活管理局に属する。
点在する三つの食堂と冷蔵・冷凍倉庫を受け持っている。
食堂は学園内部、居住区近辺、船体後部に設置されている。
仕事は調理。とにかく調理。工房に引きこもったままの魔術師へ配達もしている。たまに調査隊の獲った水棲魔獣やらなんやらの解体を手伝うこともある。
真水の管理も海鍋給食センターの仕事に含まれる。
水を得るために灯台室に雨を降らせてもらったり、貯水タンクや浄水設備のメンテナンスを機関室と共同で行っている。>>201
『特救衛生班』
医者や看護師、呪術医が集まる医療を担当しているグループ。生活管理局に属する。
仕事の内容は医療行為。手段に魔術が用いられているが一般人の手を借りることも多い。
そして海難事故に対処する特殊部隊でもある。溺れた人の救助や船内での火災や浸水と幅広く対応する。
彼らは真っ白な箱型ゴーレムで造られた"医務室"を駆って、けが人や病人、溺れた人の元へ駆けつける。
『美化清掃班』
特別な技能を持っているメンバーの方が少ないグループ。生活管理局に属する。
『船』の全ての施設・設備を清掃するのが役割。
その仕事量の膨大さから使い魔などを用いて"手足"を増やすことが推奨されている。
生活管理局のしたっぱメンバーの多くが所属しているが、それでも人手が不足することはままある。
『ワイルドハント騎士団』
各グループからメンバーを選りすぐって作られた屈指の戦闘力を誇る治安維持組織。生活管理局から派生しているが、属してはいない。
"船長"の命令を直接受け取る唯一の組織であり、『船』全体の治安維持と外敵の駆除を目的として動く。
航海総括局、生活管理局、調査隊の三つの組織が争いを起こした時の抑止力としての側面を持つ。
独自の判断で動くことが許されており他組織の影響も一切受けない。彼らの活動は"船長"の命令のみが介入できる。お久しぶりです。
忙しくて暫く離れてました。
遅ればせながら第■回確認したので、続き書きますね。>>207
ほー…水耕栽培…
アリといえばアリですね。海鍋給食センターの仕事増やしちゃおっかな…>>121
完成度の高さに脱帽しました!
>>63>>177
アマネちゃん、ツッコミどころ多すぎて伊勢さんが日本史担当教師していることのおかしさに気づいてない。まあ、相対的には大した驚きポイントではなかったけれど。当時はファンビを放送していたんでしたね。あの作品からあの夢になると、なるほど……。トンチキ部活や同好会はホグワーツでも多そうなイメージ。屋敷しもべ妖精福祉振興協会とか。
>>70
不屈の意思: A+++の字面のインパクトが凄い!+でも凄いのに+++は只者じゃない感じがしますね。
>>85
ツンデレだけどいい娘でパワードスーツを使うとは随分と魅力的なキャラクターですね。彼女が動く様子を読みたいと思いました。
>>91
ランサー(ダレイオス1世)が話した!?
この時臣はトキオミ・トゥサカっぽい。
>>102
やっぱりゴリアテは男の子の好きが詰まった浪漫の結晶!
抑止の使者がいる時点でろくなことにならない予感~。ハクマは抑止の使者が来てないだけまだ大丈夫なはず。……まさかダイスの女神が荒ぶるとは思わなかった!(『【1D100:97】※100ほど危険性がある』という結果)>>218
いえ、自キャラクターが話したことに感動しただけです。誤解させてすみません。ダレイオスはむしろおしゃべりは好きです。>>221
わあい了解です、ありがとうございます~!『聖杯惑星』のこそこそ話。
雁夜が乗っているのは光岡車。(詳細はリンク先参照)
https://www.mitsuoka-motor.com/lineup/backnumber/leseyde/あの状況からどう逆転するか考え続けてようやく第3節-3完成しました
投下していいっすか?>>224
張遼「チェストですぞぉ~!」よし行きます
デイヴィ君活躍回です第3節 混戦、調略の枢機卿-3
先程まで緑に包まれていた戦場は、水に覆われた。
そして、黄夫人の造り出した要塞の眼前には、巨大な戦艦が浮かび上がる。
「これぞ我が宝具!!フランスが誇りし技術の粋、戦艦リシュリュー!!さあ、枢機卿の真髄を今こそ見せてやろう!!」
戦艦から声が響く。マイクを使った様な響き方であるという事は敵は既に戦艦内部にいるという事だろう。
マスターは、想定外の事態に少し動揺する黄夫人の元に駆け寄る。
「まさか、ここまでとは…!!」
「黄夫人!!大丈夫!?」
「マスター!!ええ、問題ありません!!とにかく皆様の元に急ぎましょう!!」
「わかった!」>>227
「すごい…おおきい!!おおきいけど…こわい…!!」
「何だよあのバカでかい船!?どうなってんだよオイ!!」
「落ち着くのです仲康殿、デイヴィ君!!だが、それにしてもアレは…」
「奥の手を隠し持っていたという事か…!!」
急激な戦況の変化に、要塞の上に立つ将達は少し狼狽する。与一が冷静に問いかける。
「皆様。三国ではあの様な船を見た事は?」
「いや。呉の水軍であれば分からんが…アレは赤壁ですら見た事が無い。」
「私もです。とにかくこの状況を何とかしないと…!!」
「皆様!!」
黄夫人と立香が梯子を上がり、仲間の元へ来る。
「申し訳ありません、少し想定外でした…!」
「仕方ありませんな、なに、誰も倒れてないなら問題などあるまい。そうでございましょう?」
張遼がフォローする。一瞬口調が武人のそれに変わったのは、危地と化したからだろうか。
「ありがとうございます…!!そして、皆様。冷静にお聞きください。」
黄夫人が、一呼吸置いて口を開く。
「…水が車輪全体を覆いました。突貫で作った為この要塞は、もう動かせません。」
『!!』
全員にこの特異点突入以来、最大の緊張が走る。>>228
「オイ、どうすんだよ!?いやもう泳ぐしかねえ!!行くぞ!!」
許褚が走ろうとする。それを与一が諌める。
「おやめなさい!!あの兵器の量のある艦に向かって飛び込んだら、いくら肉体自慢のサーヴァントであれ倒れます!!」
「ク.ソッ…!!だが他にどうすんだ!?」
その時、要塞が爆音と共に揺れた。
リシュリューの戦艦が完全に狙いを定め、砲撃を始めたのだ。
「チッ…野郎ォォォォ!!」
許褚が咆哮する。
「与一殿の矢で敵将を撃つというのは!?」
「いえ、奴は既に艦内にいる。流石に狙いきれません!!趙雲殿の槍なら、風で飛べませんか!?」
「流石に全員は難しい!!とはいえここに残ったとしても戦艦の的だ!!」
すると、考え込んでいた黄夫人の袖を掴む手があった。
ふと下を見ると、デイヴィが笑顔でこちらを見ていた。
黄夫人は驚き、次に笑い、頷いた。
「…皆様、下に降りましょう!!」
「!?」>>230
艦内の司令部より、リシュリューは笑みを浮かべながら崩れゆく要塞を観察する。
リシュリューは思う。無論、武では、彼らに軍配は上がるだろう。三国時代といえば、恐るべき武器を操り、戦場を暴れ回る剛毅の偉丈夫揃いの動乱の時代。武は確かに恐るべきであろう。だが、戦を決めるのは武ではなく智謀!!こと、我らの時代、我らの國においては!!
「…とはいえ、予断は許さぬ状況だ。」
リシュリューは冷静になり、指示を出す。
「38cm砲以外で砦に集中攻撃、38cm砲は敵の次の一手を防ぐ為に準備せよ!!」
砲の嵐が、砦に降り注ぐ。
要塞が砲撃に耐えられず、崩れていく。
水飛沫が、水面を覆った。
「—『ぼくのたからばこ』!!」
突如、水の音が響いた。>>233
槍を構え、風の力で一気に跳ぶ。既に涯角槍の充填量は、最大値に達している。
そして、叫ぶ。
「涯角槍!!」
薙ぎ払うと同時に、槍から翠風の衝撃波が弾に飛ぶ。
その衝撃で、凶弾は空中に爆ぜ、趙雲は宙を浮かぶ足場に再び飛び乗る。
「ナイスです、趙雲様!!」
「なに、これ位問題ない。それにしても改めて凄い宝具だな、デイヴィ。」
「えへへ。」
「…このまま行くぞ!!」
一方、もう一つの筏にも砲撃が来ていた。
しかし、こちらには絶技の弓の名手がいる。
一瞬で矢を番え、一瞬で矢を放つ。
完成され切ったルーティーンにより、全ての弾を撃ち落とす。
「与一殿、見事ですな!!」
「あーク.ソ、俺も早く暴れたくなってきたな…!!」
「…御二方も、そろそろご準備をお願いします。かなり距離が近付いてきました。…それまでは、私にお任せを!!」
そう言った与一は、口調こそ落ち着いているものの、顔は不敵に笑っていた。>>234
「…成程。ならば全砲装の6割で少年の方を、残りでもう片方を狙え!!」
命令の通りに砲門が動く。
砲撃の嵐が2方向に行く。
しかし、筏が軽々と躱していく。
危険な位置に来ようとも、趙雲と与一が防御に回る為攻撃が当たらない。
それを見たリシュリューは、落ち着きを少し無くしていく。それも、憤怒ではなく、興奮に。
「これは…素晴らしい。敵は武練のみの集団かと思っていたが、なかなかどうして切れ者で、戦上手で、良い好敵手ではないか!!面白い!!」
高揚したリシュリューは、それでも冷静さを保ちながら命令をしていく。
「艦に乗り込まれるかもしれん、ロシェルを筆頭に艦上迎撃の準備を開始しろ!!そして砲兵は弾幕を張る様に狙い、距離を取れ!!」
一通り伝え終わった後に、再び画面を見る。
すると、空中を突き進んでいた2つの筏が止まった。
「…む?」>>235
「…デイヴィ君、行けますか?」
「うん。がんばる。マスター、まりょく、いっぱいおねがい!!」
「了解!!」
「いくよ…!!『ぼくのたからばこ』!!」
そして。
「馬鹿な!?」
リシュリューが動揺する。
「距離を取ろうとした筈が…!!」
・・・・・・・・・・・
「何故、この戦艦が敵の方に動く!?」「むむむ…むむむぅ!!」
司令官の動揺故か敵の攻撃が止まり、戦艦とかなり距離が近付いた。
「好機!!今です!!」
「ええええい!!!!」
デイヴィが叫び、筏が放物線を描き戦艦に飛ぶ。
同時に、2つの筏が合流し1人と6騎が一斉に跳び上がる。
そして、遂に甲板に着地した。
「…つかれた。ちょっとだけやすませて…」
デイヴィが少し疲れたらしく、マスターに抱き着く。
「うん。お疲れ様、デイヴィ。」
「おう、よくやったじゃねえか!!」
許褚がデイヴィの肩を叩く。
「いたいよ、きょちょさん。」
「ああわりぃわりぃ!!まあ、後は…」
4騎の武人が並ぶ。
翡翠の槍の将、無欠の槍の将、闘志溢れる巨体の将、必殺の弓の将。4騎が得物を構え、艦を埋め尽くす敵兵を見据える。
「俺達に任せとけ!!」
司令室にて、その様子を見たリシュリューは楽しくなってきたと笑う。その目には、まだ余裕は消えていなかった。解説&あとがき
実は逆転方法あまり思いつかなかったんですが昨日ハッとあえて要塞を崩壊させて沈ませてからのデイヴィの宝具で突き進むっていう攻略法を思いついたんで使いました
あとリシュリュー戦艦は宝具だし流石にデイヴィ君の宝具でも浮かせたりはできないだろうけど少し移動させる位はかなり疲れるけどできるんちゃうかと思ったんでやってみました
そして実はまだ戦艦突入後の展開が固まりきってないので多分次の更新は遅くなるっすすみませんあとここで一つ大変申し上げにくい事を言います
特に朽崎さんには本当に申し訳ないんですが…
洛陽の戦いの舞台は今後山岳地帯、そして山嶺の頂にある黄都洛陽へと移っていく訳なんですがもしかして厳しい山岳だったらあまり川とか水場無いんじゃねってなるんでもしかしたらデイヴィ君が活躍する所が特に中盤は少なくなる可能性あります
できる限り見せ場作ろうとは思うんすけど中盤辺りはあまり作れないかもしれません
なので第三の八卦戦〜第五の八卦戦辺りまでは幕間の会話の癒しポジションに尽力していこうと思います本当すいません…wikiに追加してきました
今回はかなり盛り上げようと書いたので高評価っぽくて俺は嬉しい…!!
このテンションのボス戦を書き続けるのはかなりキツいかもしれないですが頑張ります!!
>>241
劣勢からの逆転シーン程熱い物はそうそう無いっすからね!!
>>242
リメイク前からリシュリュー戦ではデイヴィくん活躍させようと思ってたんでようやく作れました…
気に入ってもらえたなら良かったです!!
パロミデス戦も構想はできてるんでもうちょいお待ちください!!
>>243
>一気に興奮させられました
その反応めっちゃ嬉しいっす…!!
フィールドを水上にする事で戦艦出せる上相手の行動を封じれる、ならばこちらの勝算は格段に上がるというガチな作戦だった訳ですがデイヴィ君にとっても宝具で暴れられる様になるっていう誤算もあった訳ですね
今回は俺も作っててこれいいなと思った展開だったので良かったです!アメリカ異聞帯の第3節を少し進めた。
マシュとソフィのウェイトレス姿を書けただけで儲けもの。ところで黒インナーって良いですよね……(表の記事を見つつ)
ジャスミン・アドレーヌ
【性別・年齢】女性・18歳
【身長・体重】157cm・48kg
【国籍・出身】フランス
【趣味・特技】人形劇
【好きなもの】ジャンキーな食べ物、人に感謝されること
【嫌いなもの】毒、過去の自分を思い出すもの
【外見的特徴】金髪碧眼。長さは長め、髪質はややパサパサ。本を読む時などは眼鏡をかける。
【性格】
憂げな雰囲気をしたやや根暗気味な少女。困っている人を放っておけず率先して力になろうとする。
自称利己的な性格。人助けをするのはそうすることで自分の価値を認めてもらうため、人形作りに打ち込むのは自分の居場所を確保するため、成し遂げた偉業を隠すのは『船』に居たい(実家に連れ戻されたくない)からと結局は自分のことしか考えてないと自嘲する。
【解説(人物】
人形魔術を扱う家系のお嬢様。家族や使用人から蝶よ花よと育てられ何でも自分の思い通りになると信じてやまない我儘放題な性格だった。
転機は15歳の頃。時計塔に行った際に傲岸不遜な態度が原因でトラブルを起こしてしまう。その際に癇癪を起こし大勢を巻き込む大乱闘となり魔術協会への入学の話が無かったことになる。
そのことが切っ掛けで両親に家に置いておけないと判断され『船』へと送られることとなった。
当初は唯一自分に着いて来てくれる筈だった使用人が亡くなったこともあって失意の底にあったジャスミンだったが『船』、特に生活科において彼女の人形魔術が重宝されることもあり徐々に『船』での自分の居場所を確立していく。
現在の彼女は精力的に『船』の運営の為のオートマタを作ったり設備のメンテナンス等をこなし、余暇には立ち寄った港町で趣味の人形劇を開いたりしている。
お嬢様だった頃は知りもしなかったジャンクフードを気に入ったり潮風等の影響で髪質が変わったり視力がちょっと落ちたりしているがなんだかんだ今の生活を満喫している。>>249
使用する魔術
【系統・代数】人形魔術・7代目(実質勘当されているので刻印は継承していない)
【属性・編成】土、風・正常
【魔力量・質】B・A
【起源(補足】呪縛
【礼装(補足】
自動人形[オートマタ]複数
半自動人形[セミオート]複数
機械人形[マリオネット]複数
【解説(能力】
様々な機能を持たせたオートマタを作成し、操ることが可能。設定した役割を淡々とこなす自動人形、設定したモーションを入力に従って実行する半自動人形、全ての動きを操作して動かす機械人形が存在し、同時に使える人形の総数は15歳の時点で100体にまで及ぶ。
人体模造の魔術が衰退した17世紀以降の時代において蒼崎橙子のみが可能とされていた魔術戦に耐えられるオートマタの作成に成功している。ただしこの事はひた隠しにしていて実家にも知らされていない。
『殺戮人形劇場[グラン・ギニョール]』
時計塔での乱闘事件の際に披露したジャスミンの必殺技。自動人形70体、半自動人形25体、機械人形5体の計100体の人形を同時に操作し「独りぼっちで戦争でも始める気か」「脳みそ何個あるんだよ」などと言わしめた。グラン・ギニョールには「荒唐無稽な」「血腥い」といった意味の他に「こけ脅しめいた」という意味があるように100体全てを緻密にコントロールしている訳ではない。
例えるなら70体の自動人形はガンガンいこうぜやいのちだいじにといった作戦を与えたCPU、25体の半自動人形はコマンド入力で決められたモーションをする格ゲーのキャラ、5体の機械人形が全ての動きをリアルタイムで操作する本命といった感じである。>>250
「人手が足りない時は言って。作業用のオートマタならいくらでも作れるから」
「義手や義足も作れるわ。どんどん頼っていいのよ」
「───っぷはぁ。フライドポテトとコーラってどうしてこんなに合うのかしら」
「そうねぇ。今日はこのお話にしましょうか」
「ああ……自分のことしか考えられない自分が嫌になる……」
【人間関係】
『船』関係者
概ね好意的。頼られるとNoと言えないし頼られると嬉しい。随時追加予定
クリストファー・クライ
『船』に送られる途中で刺客に襲われた際に助けてくれたヒーロー。時々彼を題材にした人形劇を作って子供達に披露している。
大鳳京介
三年前の乱闘事件で巻き込んでしまった人。ひょんなことから再開しあまりの変わり様に驚かれ今でもちょくちょく連絡を取り合っている。「この人がお兄様だったら私はあんな風に育たなかったかもしれない」と夢想するくらいには慕っている。
ユージーン・バックヤード
嫌い。大嫌い。今でも機会があれば〇してやりたいくらい嫌い。どうしてこの人が京介と仲が良いのか分からない。平日の昼間にいきなり貼ったのは失敗だったかな。
あ、何か質問等あれば遠慮なく言ってください。ふと「船長」じゃなくて「『船』の長」ならイケオジ老紳士みたいなのでもいいんじゃないかなって。
そういえば、『船』って乗組員同士が結婚したり子供が出来たりしたらどうなるんでしょうか?
>>266
やはり髭か……
黒か白か茶かは人によって分かれそう。私は白ちなみにユージーンが何でジャスミンにここまで嫌われているかと言いますとこのままじゃいけないけど今更変われないと思ってる15歳の女の子の地雷を踏みつけて神経を逆撫でして爆発させた上わざと大勢を巻き込むように焚き付けて大事にした元凶だから。
なおユージーンは
「今更変われないんじゃなくて変わる気が無いだけだろ。なに?本当に変わりたい?なら後押ししてやるよ(崖から突き落とすレベルの所業)」5割
「こいつはちょっとキツめに追い詰めた方が伸びるな」4割
「こんな性格じゃ時計塔なんて魔窟で生きていけねぇだろ」1割
でやりました。つまり「良かれと思って君の人生をルナティックモードにさせて貰った。許してくれるだろうか。許してくれr「絶対許さない!!」
なお後で京介に「もっと他にやりようがあっただろうこの莫迦」とどつき倒されましたとさ。>>272
でもアンドリューは愉快犯だけどユージーンは必要だからやるタイプなんですよ。実際結果的にとはいえ橙子さんしか出来なかったことが出来るようになったり成長はしてますし。
誤算なのはそんな金の卵を両親が捨ててしまったところで。そこはユージーンの欠点というかユージーン自身家族仲が良好なせいで他所の家族仲も甘く見がち。
あとユージーンは身内判定した相手にはチョロゴンだけどそれ以外には基本ハリネズミなのです。>>271
まぁ、必須ではないですもんね結婚式
『船』自体がひとつの家のようなものだと考えていたので血の繋がりによる次代はあんまり考えてなかったんですよね…でも必要ですよね
規模の見直しからしないといけないかな…我ながら京介って誰とでも仲良くなり過ぎじゃない?と思って京介が人と接する時にしてることを分析していったら「あ、それ実践できるなら誰とでも仲良くなれるわ」ってなりました。
ただこれ公表するとエミュが大変ってなってただでさえ少ない出番が更に減りそうなので止めました。>>276
学科の方がいいと思います。学年で分けると18歳の3年生と25歳の1年生みたいな年齢と学年の違いで微妙な間柄になったりしそうです。
>>277
まあ言っても差し支え無さそうな範囲だと基本的に誰とでも仲良くなるよう心掛けるのと口調が硬いのは標準語でどの地方の人とでも話せるようにしつつ印象的になるように始めたとかでしょうか。
>>278
デイヴィ・ジョーンズは有り得そうですがクラーケンはワンチャンエネミー化が関の山かと。それもアトランティスで出なかったので望み薄。
>>279
私的にキッチリ数を決めちゃうと発展性が下がると思ってるのでざっくり部署ごとにここは多めここは少なめみたいな感じで置いておいた方がいいんじゃないかなって。
>>281
施設関係者じゃない新入社員は割とありがたかったり。>>283
あー年齢制限ないからそういうことも起きますよね、なるほどぉ
人数ぼかしちゃうのは思いつかなかった…アリですねそれ99人でも300人でも2000人でもフルに枠を使いきることはまずない、大部分は背景なんだから大雑把でいいんだよ
よしんば細かく設定詰めるとしてもカメラに映る(描写上必須な)部分の後でええんじゃリアルに船として考えると「船籍はどこに置いてるの?」とかそういうどうでもいいところが気になってくるのでその辺は細かく決める必要が出るまでふわっとでいいかもよ
ぶっちゃけ万能な医者を一人用意すれば小規模なら揺り籠から墓場までなんとかなる気がするしこそこそキャラ話
プルフラスは人間嫌いだしロゼだって打算や暗躍の為に命を救ってやったと豪語している>>294
ぷる「ふーーーん!!あんな矮小で自分勝手で群れなければ何も出来ない生き物、好きなものかー!!」>>294
星雪「OK。気をつけとく(諦めるつもりは全くないけどな)」
そう考えつつ、今はガロの味覚修復を優先しようとも考えている。よ、よし…大体できた…
後は『船』に乗せるキャラだ…!返信を忘れておった…
>>127
よか…よか狂いようじゃ…生活科の先生キャラが登場したら『船』に来たばかりの頃のジャスミンのssを書こうかなとか思ってます。
>>301
無問題無問題
不要謝罪
自由時間有時書込遡行是好好>>301
君中国語本当上手(定型)
謝罪不要
無事健康是一番
御大事我帰宅大変疲労、日々絵描妄想好好、人生何事性癖正直~
>>309
あ、すいません何でもないですじゃあ投げるわ
【氏名】クレティアン・ド・リュジニャン
【性別】男
【年齢】18歳
【出身】フランス
【身長・体重】176cm・58kg
【外見・容姿】どことなくオパール的に輝く白髪に赤目
【好きなもの】かわいいもの
【嫌いなもの】非効率的な因習
【所属】
【属性】混沌・中庸
【魔術系統】変化・()
【魔術属性】火・水
【魔術特性】流動
【魔術回路】質:B+ 量:A++ 編成:異常(心臓周りに集中)>>311
【魔術】
・変化術
変化自体は魔術系統としてそこそこ広く存在するものであるが、こちらは主に自らの肉体に働きかけ変化を及ぼすもの。原理としては血脈の励起や獣性魔術に近い。燃え盛る炎から巨大な獣まで多種多様なものに変化するが、当人からすれば種族特性のようなもので魔術にはカウントされないとの言。本人が特に何も考えずにやった場合は概ね爬虫類になるらしい。
・()魔術
古き神秘の名残、「不思議なことを起こす」、オーソドックスな意味での魔術。
かつて世界が神秘で満ち溢れていた時代には事実上不可能のない能力だったが、神秘の衰退とともに効力が減衰。
事象に対する観測者が増えるほどに莫大なコストが課されるようになり、通常の人間溢れる近代社会の中では実質行使不可能な術となっている。
現在では「多数に観測されていない、確定的な結果が共有されていない事象」において結果を思い通りに導く……いわば50%ずつの重ね合わせの中から生きている猫と死亡した猫どちらかを任意で選択できるような能力となっているが、そのコストパフォーマンスの悪さゆえに外部補助なしで行使可能なのは「切りたてのガレットを一切れとった時フェーヴが入ってるかいないか」程度の小さな変化のみらしい。
クレティアン曰く「根源という神秘に到達するために魔術を研究しているはずなのに、神秘が溢れてなきゃ使えない欠陥品」「存在自体がロジックエラー」。>>313
【人物像】
旧い神秘を脈々と継いできた由緒正しき御曹司……なのだが、ぱっと見は愉快犯にして楽観主義の女装趣味野郎。
生まれつき備わった変身機能に適応しきれず拒絶反応を起こし死亡するもの、血脈を重視するが故の度重なる近親交配により重篤な病気をもって生まれるもの……代を重ねるごとに悪化していくさまざまな要因でまともに生き残らないきょうだいの内唯一心身ともに欠落のない存在だったため、幼少の折は一族の期待を一身に背負う天才として厳しく育てられた。
特に趣味嗜好に時間を割くわけでもなく機械的に次世代当主としての教育と親族には「落伍者である」と見向きもされないきょうだいの世話を行ったり来たりする日々を繰り返し10歳の若さで一族の刻印を移されるまでに至ったが、看護の甲斐なくバタバタと倒れていく親族や古き神秘にしがみつき中世ヨーロッパじみた箱庭生活を続けたがる一族の方針には疑問を抱いていた。
ある時「その時がくるまでただ血を繋げ」という一族の伝統と衰退し薄れていく一方の「箱庭」の神秘という現実を天秤にかけた結果、「座って待って口開けてりゃ根源の方からやってきてくれるみたいな思想こそ不要だろう」と確信。そのまま荷物(そもそもあまり私物を持つ性質ではなかったので殆どは換金用の財産だったが)をまとめて家を飛び出した。
ちなみに女装癖は主に「どうせすぐ死ぬかもしれないんだし、生きている間は好きなように好きなことをする」という思想を突き詰めた結果自らの魂の形が○クシーズファムだったことに気づいたことによるもの。
現在は、自らの家系の魔術が真に発揮できる「真なる神秘が残る地」あるいは一家相伝の魔術よりも望みのある根源への到達法を模索中。
性格については上述の通り一見享楽主義的かつゲーム機やコンピューターなど最新の文明も取り入れる気のある先進派に見えるが、その実性根としては真っ当に根源到達を目指す気のあるオーソドックスな「魔術師」。
社交性は高く誰とでも話せると豪語する一方、人間がぽこじゃか生まれぽこじゃか死ぬのを目の当たりにし続けるような環境で育ったため命や倫理観に対する考えがやや甘くなりがちな点があり、その点において真っ当に育てられた相手にはたびたび引かれる。
最近の悩みは自分が高貴な生まれの人間だと言ってもいまいち信じてもらえないこと。>>314
【台詞例】
「やっはろー!リュジにゃんでーす!」
「でもオレの方がカワイイしな…」
「きょうだい?ああ……オレが覚えてる範囲だと15人かな。ま、全員死んだんだけどね!だはは!」
「はぁ……わかってないにゃあ……。カワイイっていうのはあらゆるものに宿りそして生み出される実質美しいの上位互換な概念な訳よ。まぁオレは「美しい」の土俵でもかなりtier上位の存在な訳だけど…」
「あーーーーーね。竜の心臓かぁ……オレもあれぐらい規格外の供給回路持って生まれりゃよかったんだけど。オレのはその辺基本見た目だけだからなぁ」
「『妖精の庭』?……ああ、あれならコスト嵩むし、オレが正式に当主引き継げ次第解体する予定だけど。見学したいってんなら早いうちの方がいいぜー」>>301
お疲れ様です。
遅ればせながら第■回の方、確認しました。
立ち居振舞いが風流……。>>301
お大事に……。文章打ち込んだと思い込んで実際は打ち込んでいなかった……そんなんだから仕事が出来ないのだお前は(自虐)
>>301
どうか養生なさってください……>>316
雑に言うと「誰も視てないし何も確定してないなら俺が好きに選んじゃってもいいよね!」ってことね(青文字)
こんな越権論理、現代じゃそうそう通りませんわな できたら実質ゴッド、あるいはオーサー
神秘が衰退し科学法則に則った現行テクスチャ下では「不思議なことは理屈抜きで不思議なことである」という宣言は多くの場面で力を持たなくなった。
現代において、ある事象が有り得る/有り得ないと万人が信じ認めるならば、是を覆すことはともすれば人間1人の生涯を費やしても成し得ぬ可能性のある大業である。
「切りたてのガレットを一切りとった時フェーヴが入っている」程度の事象であれば、誰もがそんな幸運な偶然も有ると信じるだろう。有り得ることだと認めるだろう。
或いは、未だ誰も詳細を観測し得ぬブラックボックスが在るのならば。その余地において術者の主観こそが真であり、奇蹟は一方的かつ恣意的に立証可能となるのだ。
魔女のゲーム盤を踏まえるならこんなところか あくまで自己解釈なので間違っていたら申し訳ないですが今しがた誕生日とか血液型とか追記。各キャラ毎ページ更新するのも野暮ったいので一括でしましたー
>>215
一度で良いから召喚してみたいサーヴァントですよね、ゴリアテさん…
クトゥルフTRPGで言えばファンブル値ですけど、この「ヤバさ」の内容ってディックさん決めてますか?
>>238
リシュリューの指揮官の格好良さもさることながら、マスターたちの機転も凄い…疲れてるデイヴィくんも可愛い…たくさん休んで…
思えばこの戦闘、神秘らしさが薄くて結構物理VS物理の雰囲気がありますよね。だからこそ各々の実力や物量っていうのが可視化されて、熱い戦いになってる感じ。神秘溢れる幻想的なバトルも良いですけど、こういうの私は非常に好きです!
>>252
部分的眼鏡っ娘良い…お嬢様がジャンクフードに魅了されるのは定番ながら面白いですよね…
利己的を自称しながら自己中心的なことを自嘲するの、精神面の抉れが垣間見えるな…是非とも船の人々と楽しく過ごして欲しい…
>>301
我嬉貴方生存報告
我所有中国語苦手意識
But我祈貴方平穏無事and無症状all快気
我願貴方御自愛>>238
全員に見せ場があったのもいいですし、逆転の鍵になるのも意外性があり言われてみれ版なるほどと思いました。
>>252
心に贅肉がある可愛い娘ですね。大量の人形を長時間稼働し続けるという魔術回路も凄いと思います。24時間365日稼働できるのでしょうか?
>>299
普通に可愛いですね!
>>316
明るく賑やかしそうで、一癖ありそうなキャラクターは面白いと思いますが、魔術の命名ネタは思いつきません!すみません!
>>325
物語開始時点ではまだ大丈夫ですけど、あと1D3:2騎のサーヴァントが聖杯に溜まると暴走開始します。
聖杯が竜脈が枯渇するほど力を吸い上げ、キャパシティ限界になれば大爆発します。広範囲に呪いが飛び散るので大変危険です。ようやくかえれたんだよ……ねむねむなんだよ……あと船のメンバーにするとしても所属はどの辺がいいかが悩みどころだね
>>317
「お、いいのか?オレ、アレよ?ものすごい高貴よ?」
「どこの世界に寝っ転がってフライドチキン食いながらソシャゲやってる高貴なるプリンスがいるんだよ」
みたいなやりとりをたびたびしているとかしていないとか
>>318
隙間の神…は確かに言い得て妙かもしれない
実際にはもともと全世界だったところが「まだいけるやろ」って粘ってるうちに隙間に放り込まれてようやく引っかかってる状態だけども
>>322
はゎゎ……すごいわかりやすくなってる……ちょっと借用したいレベル……
>>323
なるほど〇〇魔術って名称にこだわる必要ってそもそもないのか……
>>324 >>326
猫箱の一番の問題はあからさまに他作品の影響を受けていると見られかねない内容だってことなのよね、実際多少受けていることは認めるし
あと申し訳ないが可能性アップだと自作の別のキャラの実質下位互換になるのが問題だから発動条件厳しい代わりに発動したら確定効果でいきたい
>>327
「客観的に見て問題のある家庭なのは理解してるけど人間は主観の生き物だからなぁ」とは本人の言。
バタバタ死ぬ親族とそれを見捨てる親族たちに対して思うところがないわけではないけど、それもどちらかというと人道的感傷的な問題より「薄々自分たちでも無理筋だって理解できてるプロジェクトにこんな膨大なコストと時間割いて恥ずかしいとか思わないの?」みたいな内容ですしね。実際それが一番有用な方法なら異は唱えなかった
>>332
割とどこにでもホイホイくるし聖杯もそこそこ欲しがる理由はあるので割とどこでも使えると思っているよ>>333
『船』の所属バッチリ合いそうなのなさそう…かな?
魔術は大体どこの所属でもほどほどにできるという感じで、魔術師として活動しようとしてるなら調査隊か航海総括局か…
…基礎の学科で生徒やってるのが無難な気がしてきました>>330
了解です。では甲板とだけ書いて「大体どんな場所か察して」スタイルでいきまする。
>>331
しょうがないにゃあ。なら私がささっと考えたやつをあげましょう。お酒片手に考えたやつなので完成度は保証できませんがー!
合成魔術
二つ以上の物を結び付けて一つにする魔術。合成獣の作成の他道具を合成して特性を付与したり出来る。また、突き詰めれば男女の営みで二人の遺伝子を混ぜた子供が生まれることも範疇に含まれる。
例
『鉄板』と『布』を合成して『布のように旗めく鉄板』を作る
>>332
贅肉どころか心抉れてるんですよねぇ。
魔力の質B量Aあってなおかつ人形自体に魔力を充電出来るので上手くやりくりすれば可能です。充電する魔力を他所から融通したりも出来ますので。
>>333
やっぱり一般人的な親しみやすさと魔術師らしさが同居してるキャラ好きですわぁ。い ま さ ら 。
遅くなってごめんなさい。
>>77
(低ステだから許されるかもしれないくそスキルのコンボなのにステ上げたら壊れちゃう)
全部終わった後に普通の生活を送れると確信している〜というか、そこまで頭回ってないんですよ。なんかトラブったらまた解決してさっさと帰りゃいいって感じのスタンスなのです。
>>94
いつだって彼の主目的は「家帰りてぇ……」なのです。たとえどこに放り込まれても、他の誰かのことでキレてなければ戦う理由はそんなものです。
というかそこも含めて『自分が自分のために人から何かを奪い取ったりどこかへ行くために暴力を振るう(そして勝つ)』ことへの嫌悪感があるんですね。
>>121
はい、お察しの通りルーカス・ソールァイトの分については無いです。もともとのレスで書いたように、派生キャラのシートを作ることで元ある人蓑祐輝のメンタリティを説明したり知ってもらいやすくするのが目的なので初期からいて割と皆さんに浸透させていただいていて自分も手癖で動かせるルーカスのキャラシを作り直す必要がないんですよ。
>>215
(だって、理屈的には直死と同じ成り立ちのものを肉体的にはともかく精神的にノーディメリットで振り回すためのスキルですもの)
わたしはこの手のキャラのスキルを作るときには第一に依代由来、第二に真名由来、第三に外付けの特殊なものを置くように法則付けて作っています。
ここでは『無敵』が特殊枠で、ふじのんがゲスト参戦したのと同じ理屈で持ってきていますね。
○おまけ
Q. 高頻度使用のくそダメカと切れないガッツのせいで敵のHP1のままこいつずっと立ってんだけど
A.ルーカス(テレゴノスの槍持ち)「毒のスリップダメージでいいんじゃない?」
スキル構成とその突破方法から『人蓑祐輝は毒に弱い』がキャラシに反映されていました。『船』の施設のなにがどこにあって、っていうのを言葉で説明するとものすごくややこしくなっていく…うわぁわかりづらいっ
書くしかないのか…図解を…!リシュリュー戦の逆転が好評っぽくて嬉しいでござる
ここまで頭脳戦要素入るバトルはもう無いとは思いますがもしかしたら中盤であるかもしれませんね(インドラジット戦)
>>345
うおお可愛い…
海月ちゃんとは何となく波長が合いそうな気がしますね
>>245
ある意味デイヴィ君はかなりリシュリューに特攻が入るのではと書いてる途中で気付きました
>>325
ある意味古典的なバトルかもしれないですがやっぱりシンプルな殴り合いってのも燃えますよね!
神秘えげつねえであろうインドラジットとか大嶽丸とかも後に控えてるので神秘モリモリのバトルも見せられる様頑張ろうと思います
>>332
この後の八卦将戦はタイマンだったり敵の能力解きながらのバトルだったりと活躍する鯖が偏る戦闘あると思うんでやれる時にバンバン全員やっちゃおうと思いました!一族郎党眼鏡のものだが遠くを見るときにかけるものがメガネで近くを見たいときにかけるものは老眼鏡であるパターンが多いのだ
近視に比べると老眼以外で遠視になる人ってそんなにいないらしいのださて、『船』の概要的なのまとめたので見てもらっていいです?
>>351
よくってよ~よーし貼りまーす
『概要』
陸の上で失われていく神秘に見切りをつけ、海にまつわる神秘を追究せんとした魔術師たちの船。特定の陸地を目指さず世界中の海を渡り続けている。
発足は西暦千年の前後。始まりは小さな船だったが、千年をかけた拡張・改造により巨大船舶へと変貌した。
目的は海に潜む未知の神秘の発見とその解明。
船上にはある種の生活圏が構築されており生涯を『船』で過ごす人間すら存在する。生活圏内には魔術師だけでなく魔術使いや神秘を知るだけの一般人も生活している。
後進を育てるための学園をはじめ、いくつもの施設が拡張・改造によって後乗せされた。
扱う神秘も同じく、新旧まとめて雑多な概念が導入されている。一隻の船に数多の神秘が相反せずまとめっているのは『船』の基盤部分の特性に因るところが大きい。
『歴史』
始まりは西暦千年の頃。ある魔術師たちは陸の上で失われていく神秘に見切りをつけ、未だ人跡未踏である深海にこそ神秘の極みがあるとした。
十人にも満たないわずかな魔術師たちは揚々と海に飛びだし……間もなく怪物に呑み込まれた。それは北の海に巣食う太古の幻想種クラーケン。
呑み込まれ死にゆくだけだった一人の魔術師はしかし諦めず、怪物と繋がり、合一を果たした。
かくして北の海に人であり怪物でもある『船』が誕生したのである。
以後も目的は変わらず未知の神秘を求めて『船』は海を彷徨う。
次第に乗船を希望する物好きが現れた。物好きを受け入れると、人が人を呼ぶようになる。増えた人の群れは『船』をもっと広くしようと考え、自分たちの神秘を導入していった。
時代も国も問わず数多の神秘を受け入れた『船』は巨大化していき、現在の巨大な姿へと変貌していった。>>353
『船体について』
元々は一人の魔術師と北の海の幻想種クラーケンが融合したもの。
融合した時から生命体としての存在は内部に引きこもり、抜け殻となった遺骸を利用した『船』を使って活動を続ける。
『船』は後から乗ってきた人間の手によって時間をかけて少しずつ少しずつ拡張・増設を繰り返して今の形になった。
航海中も海中のマナを汲み上げることが可能で常に魔力の補充が可能。船内には魔力を電力に変換する設備もあるため電力についても同様。
船体全体には認識阻害の魔術式が組み込まれてある。「船を船だと認識できない」「船の存在に違和感を抱かない」「根本の認識から外す」「風と光による迷彩」など複数の魔術をかけられておりその偽装は完璧に近い。それでも完璧というわけではなく物理的な接触は誤魔化しきれない。
船体の装甲に使われる材質は統一されておらず区画ごとによってバラバラ。それでも動力機関を守る装甲や船長室の入り口など重要な区画はクラーケンの遺骸と魔銀(ミスリル)を用いた特殊装甲となっている。
船の前部───船首にあたる部分に学園が設置されている。その逆、船尾にあたる部分は航海総括局直轄の『操舵室』を置く灯台と呼ばれる建物が存在する。
そして船首と船尾に挟まれた船の中央部では、クラーケンの殻を利用して作ったドームと、ドームの上に無作為に上乗せされた居住区が上下左右に並ぶ。
『船』の動力機関は船尾の下部に位置する。動力機関はクラーケンの足にあった魔術回路を用いて造られたものと、後から載せたものを合わせた計十二基の魔力炉によって動く巨大スクリューがメイン。
緊急時の際には居住区の真下に外輪が出せるようになっている。
船内は魔術による空間拡張によって元の数十倍の空間を確保している。船内には動力機関、倉庫、魔術師たちの工房、調査隊本部などがある。
また、生活管理局の管理下にある迷宮の入り口も船内に存在する。>>354
『船長室/開かずの海』
始まりにクラーケンと融合した魔術師の内面世界とクラーケンの神秘が混じり合うことで亜種固有結界として昇華された船内に広がる迷宮にして『船』の基盤。名を開かずの海。
結界の特性は吸着。引き寄せ、呑み込み、けして離さない。魔術師の内面世界でもあるこの結界はとくに"神秘"を好み吸着する。『船』が多くの神秘を受け入れられるのはこの特性から。
『船』を一個の生命体として扱い、船内を体内に置き換えることで世界の修正を回避している。
『船』における船長室とはこの固有結界を指し、始まりの魔術師たる船長は今も変わらずここにいる。
結界内部では海が広がっている。
正確には、迷路のように曲がりくねり枝分かれした海底トンネルで形成された"海の迷宮"が広がっている。
海上では常に嵐が吹き、海面には失われた島が浮かび、海中には過去にのみ存在した幻想種が現存し、海底には幻の都市が沈む。
この海には『船』が数百年かけて吞み込んだ全てがあるとされた。人も、船も、魚も、都市も、魔獣も、島も、海も、全てが累積し現存している。
船内の三割の空間はこの固有結界によって占領されている。三割という数字は結界の外から計測して出されたものであり、結界内部の広さはその数十倍から数百倍、ことによればそれ以上になる。
結界の入り口は生活管理局の管理下において封鎖され立ち入りを禁じらている。しかし、魔術社会においても希少な資源の獲得が期待されるため、生活管理局の要請を受けた調査隊の一部のメンバーは立ち入りを許されている。>>355
『外部との繋がり』
『船』は半年に一度の周期で港に停泊する。
停泊期間は一ヶ月。この一ヶ月の間に物資補給、魔術的資源の取引、有望な人材のスカウト、船体の総点検などを行う。
生徒たちにとっては夏休み、または冬休みにあたる。
『船』に乗る、あるいは降りる機会はこの一ヶ月の停泊期間以外にない。
停泊期間外の個人的な下船は追放処分という形で一応は認められている。
下船とは言うが海の真っ只中に身ひとつで放り捨てられるだけで、最低限の渡航能力がなければ自殺と変わらない。
魔術協会とは魔術的資源の取引と人材の引き抜きに限り関わりを持つ。敵対・協力関係はない。派閥によって軽視・関心・警戒と対応の差がある。
聖堂教会との関わりは皆無。そもそも接触する機会がない。
『支援者・取引先リスト』
<モリソン・モーティマー>
調査などで獲得した幻想種の一部をやりとりしている。
<シメオン・ノーリッジ>
種類を問わず雑多な物資の取引。個人の移動サービスも行っている。
<レッドア・モンティラード>
『船』に友人がいるという理由で援助している。めちゃくそ不安になりながら出したけど問題なさそう…ないですよね?で一安心。あとはこれに乗りたくなってもらえれば一番なんですが
>>358
いいんですのよ。庭扱いできるくらい馴染んでくれるなら幸いでしてよ
>>360
うれしみ…
どんな話をするかは考え中です…なにをやろうか、というか
なにができるかから考えなきゃ…
>>361
クラーケン周りの設定いじってたらこんなことに…
幻想種混じりとは言え固有結界持ちの人間キャラが生まれたのは我ながら乱暴な盛り方をしちゃったなぁと
>>362
私も想像以上というか予定以上になってしまってコワイ
あくまで学園メインでやるならここまですることないのに…
モンスターメーカーさんは前に立候補してくれたので、そりゃあ出さなきゃと
この枠の人すっごい貴重ですし…パリピ孔明を見た黄夫人ってどんな反応するんだろうか(唐突)
ちなみに趙雲は宇宙猫になるし黄忠とか周瑜は腹よじれる位爆笑すると思う大変なことに気づいてしまいました
『船』の正式名称が、まだ、決まってない…!>>366
螺旋館が『館』って呼ばれてるようなもんだと認識しててまるで違和感がなかった…実際通じてましたし…>>372
ワタシデース!>>375
前闇要素を現在も出そうと思ってたら割と不評だったし自分もちょっと色々考えた結果過去のみにしようと思いました
劉備や仲間の五虎将が皆斃れたあの後に責任感とか俺が守らなければっていう焦りで精神擦り減ったけどその時に救われて色々あって現在に繋がるある誓いを心に刻む様になるって感じにしようと思ってます
まあそれを解説する前にリシュリューとの決着を付けなければならない訳ですのでもうちょいお待ちをー洛陽3節-4投下します
次回でリシュリュー戦決着付きそうです行きます
第3節 混戦、調略の枢機卿-4
「…ふむふむ。」
高台から、水面の戦場を見る影があった。
「八卦ノ将をあそこまで追い込むとは、流石はマスターと歴戦の方々ですねぇ。」
青い髪の美女は、感嘆し呟く。
そして、肩にいる鳥が美女の方を向く。物は言わぬが、何を考えてるのかを察した美女は、返答する。
「加勢に行かないか、ですか?…いえ、多分このまま行けるならば倒せるでしょう。まだ行くタイミングじゃないって事なのです。」
そして、のほほんとした口調から、真面目な語気に変えてもう一度口を開いた。
「…私達の事は、まだ奴らにバレない様にしないといけません。貴方もそれはお分かりでしょう?」
と、急にその女性は欠伸をし、地面に寝転がる。
「…とはいえ、私達の力もいずれ必要になるでしょうし、今は英気を養いましょー。という事で私は寝るのです、おやすみなさーい…ぐぅ。」
一瞬で睡眠に着く女を見て、鳥は呆れた様に鳴く。まるで人の如く、意志を持った様な鳥は、戦いを見届ける様に再び戦場の方に顔を向けた。>>380
4騎の武人と大軍の敵兵が、戦艦の上で睨み合う。
「やはり、甲板上にはリシュリューはいません。恐らく内部でしょう。」
甲板をその視力で目視した与一が言った。
「つまり…我々全員で艦上の敵を屠りながら、敵将を探し出す形になるという事ですかな?」
「…そうなるな。となると、どこに敵がいるかだな。」
「なに、全員倒せば勝手に現れるだろ!!さっさと始めようぜ!!」
3騎が頷く。後ろでは、黄夫人がデイヴィを背負いながら援護射撃の準備を、マスターも魔力を送る準備をしている。
準備ができた様だと感じたリシュリューは、マイク越しに喋り始めた。
『どうやら準備ができた様だな。』
リシュリューの声が甲板に響く。わざわざ待ったのは、紳士としてか、余裕故か。
『さあ、始めようぞ!!』
『assaut toutes armes(全軍突撃)!!』>>385
「南無八幡台菩薩…!!我が武練を御照覧あれ!!」
与一が、矢を番え、一息に撃つ。
その矢は、砲弾を躱し、砲塔ど真ん中。つまり砲弾の中に当て、爆破させた!!
これぞ与一の射芸の妙。即ち必中の矢!!
「やるじゃねえか、お前!!…おっと!!」
許褚が与一を誉め、少しよろける。
「大丈夫ですか、許褚殿。…ですが、ありがとうございます。貴方が名乗り出てくれたお陰で、こうして防御できた訳ですから。」
「いいって事よ!!この位じゃビクともしねえさ!!」
許褚が一瞬黙り、また喋り始める。
「アイツだってこの場にいりゃこの位は平気だっただろうしな!!俺も、負けちゃいられねえって事よ!!」
黄夫人が少し申し訳無さそうに話しかける。
「ですが、許褚様。大丈夫ですか?お体は。」
「大丈夫だ!!肉食えば治る!!」
「許褚殿。食料、この特異点では調達難しいらしいのですが…」
「え、マジで。」
「すぅ…すぅ。」
デイヴィは、変わらず黄夫人の背中で寝ている。
「とはいえ、ここまでは上手く運べています。あとは…!!」>>386
広々とした司令室で、リシュリューは焦りを浮かべ始めていた。
「何だアレは…!!想像以上の運命力!!いや、判断力か?いや、もういい。このままでは負ける!!ならば…!!」
そう言い掛けた時、司令室のドアが破壊された。
「!!」
そこには、2騎の槍兵。
片や、遼来来と呼ばれた男。
片や、一身是胆と呼ばれた男。
2騎が、槍を構えリシュリューを見据えていた。
「…追い詰めたぞ、枢機卿リシュリュー。」
「兵器は破壊した。兵士も大体は打ち倒した。ならば、あとは貴様だけですな。さあ、決着と行きましょうぞ!!」
追い詰められた水ノ八卦は、一瞬緊張の表情を見せるも、すぐに笑い始めた。
「はは…ははは!!見事!!見事だカルデア!!だが…まだ終わっとらんぞ!!」
そう叫ぶと、リシュリューは指を鳴らす。
すると、51体の奇妙な兵士が現れる。
「これは…!!」
「そう、我が兵の中でも最大の兵。私を守り、邪魔者を容赦なく打ち倒す51の兵!!名は、デ・ソルダ・ラ・ロシェル!!」>>387
子供の様な、人形の様な、奇妙な兵が2騎の周りに現れる。
「そして…貴様らは、黄都洛陽という新たな国家の敵である。ならば…!!国家の敵は排除する!!」
リシュリューは黄の札を掲げる。
すると、ロシェル達から黄のオーラが溢れ出す。
「これは…!!」
「どうやら、あの妙な札によって敵の魔力量が上がった、と見るべきでしょうな…!!」
リシュリューは担架の兵に指示し、司令室の端まで距離を取る。
「さあ、これで最後だ!!」
「当然、こちらもそのつもりだ…!!張遼、背中は任せた!!」
「こちらこそ!!さあ…大立ち回りと行きますぞ!!」後書き的なノリ
甲板上での戦闘をどうするか、あと戦闘能力無いリシュリュー追いかけて倒すってのも絵面的にどうなのかと思ったので司令室に追い込んで決戦的な感じにしてみました
あと今回は与一、許褚に見せ場を与えつつ次回は趙雲+張遼vsロシェル(黄巾札強化ver)で2騎、特に張遼に見せ場を与えて行きたいなと思ってます
ちなみに許褚が最後の方で言ってるアイツとは無論典韋ちゃんです、典韋ちゃんは平安京的な続編的特異点ポジション作るなら出したいなと思ってます
つー訳で次回はリシュリュー戦クライマックス、趙雲+張遼vsリシュリュー軍略バフが完全に入ったデ・ソルダ・ラ・ロシェル51体ですせや、一応ネタバレになるかもしれませんが補足
華佗ちゃんと一緒にいた鳥は別に華佗ちゃんの史実とかに一切関係ありません
ただちょっと重要キャラかもしれないしじゃないかもしれないです
>>391
まだリシュリューには奥の手が残ってるみたいですしね
どうなることやら…>>389
遼来遼来!
さあ、対枢機卿戦も大詰めだ!
アメリカ異聞帯の第3節、アメリカの歴史が仮想戦記やハーツ・オブ・アイアンIVもビックリのカオスになってきた……。>>398
マスコット(笑)「やめろー!?流石に恥ずかしいー!!?」んー…皆さんこの画像のキャラって何歳くらいに見えます?(Picrewは「やわらかめのネコヤギ」(https://picrew.me/image_maker/197705 )より)
リハビリがてら書いてたSSが書き上がったので19時頃に投下したいと思います
投げます、長いです
アリウム・ガブリエールの生涯は諦念に満ちたモノだった。
閉じゆく魔術世界の経路を抉じ開けるべく近親との交わりにより血を濃くし、その代償として心身共に壊れていった自身の家系。
狂気と妄執に取り憑かれたかつての当主が一族に遺した“いかなることがあっても魔導との繋がりを断つことを赦さない”『継続』の呪詛。
そんな歪な死霊魔術の一門に生まれた、不具なる五体と傑出した魔術の才を持って産まれ落ちたアリウム自身。
その全てにアリウムはうんざりしていたし、かといって投げ出すことも出来ず、諦めてその運命に甘んじた。
前当主はガブリエール家の“最高傑作”とも言えるアリウムを前に、早々に家督と魔術刻印を譲り渡した。
肉体面に関してはアリウムほどでは無いものの、精神面では崩壊寸前であった前当主はまだ歳若い少女であったアリウムに家門の全てを委ねる選択に躊躇はしなかった。
ヒトデナシが大半を占める魔術世界においてすら『死霊病棟』と揶揄され、忌避されるガブリエール家。
近親後退による肉体の疾患のみならず、死霊魔術という特性から精神に支障をきたす者も少なくない。
そんな狂った一族を、自らもまた多くの疾患に苛まれながらもアリウムは纏めあげた。
魔術の総本山たる時計塔との対立を避けるべく、ほとんど籍を置くのみとはいえ縁を持ち
身動きを取りづらい立場ということもあり、必要とあらば外部の魔術師との取引も当主である自ら行った。
自らが一族の中では最も安定した魔術師であるのだから仕方ない、そう割り切って─────。人理継続保障機関カルデアからの誘いを受けたのも、元々は時計塔に籍を置いたことと同様に無用な対立を避け、君主(ロード)の家系・アニムスフィアとの縁を得るべく応じたまでのこと。
人理の継続に興味があった訳では無いし、むしろ『継続』という言葉はアリウムに厭悪の感情すら抱かせた。
だというのに、アリウムはその優れたマスター適性から『クリプター』と称されるAチームのメンバーとして選出された。
地表が白紙化され、汎人類史が失われた際には流石のアリウムであっても動揺したが、しかし即座に切り替えられた。
一族に思い入れこそあったが、失ったモノは決して戻ることはないとアリウムは自身の不自由な肉体と不条理な生涯を通じて知っていた。
だから、最も大きな繋がりであり、同時に強く自身を縛り付けた汎人類史に見切りをつけた。
身体の自由も、真っ当な環境も、魂の故郷さえも見送り、手を伸ばすことを諦めたアリウム。
ただ、そんな彼女たちにも一つだけ執心したモノがあった。
それはカルデアに所属していた際に知った英霊召喚について。
アリウムは回想する、かつて異国の文献を通じて知ったその“先人(えいれい)”について。
魔術師とは異なるものの、家系による研鑽を受け継ぎ、その末に一つの流派を開くに至った剣士。
その求道者の生涯にどうしてか心惹かれた。
もし、かの英霊がアリウム・ガブリエールの経歴を聞いたとしたら、どのような反応を示すのか、興味が尽きなかった。
全てを諦めた己がそれに、自らが召喚する英霊を望むことが出来るのであれば……と願ってしまった。
「セイバーのサーヴァント、呼ばれて助太刀に参ったってな。テメェがオレのマスターか?」
そして異聞帯を与えられたクリプターとして、彼女が行ったサーヴァントの召喚。
────その時、初めて彼女の願いが一つ、成就した。◇
アリウムの担当する大洋州(オセアニア)異聞帯。
海神の権能を利用し、海を通じてテクスチャの垣根を超え、オセアニアの全神霊を呑み込んだ異聞帯の王・超統合神性ワルタハンガにより統治されたIF(イフ)の人類史。
神が民に自身の血肉を糧として分け与え、時として民を神が贄として喰らい、力を充填することで成り立つ、自食の蛇(ウロボロス)の如き、永遠の循環を繰り返す世界。
神の庇護と民の犠牲によって成り立つ円環に囚われた異聞帯に、大きな変化が訪れようとしていた。
異聞帯に到来した汎人類史の残存勢力、カルデアと彼らと契約したサーヴァントによって異聞帯の王が討たれたのだ。
尤もワルタハンガの討伐には異聞帯の運営方針の相違から対立していたクリプターであるアリウムとそのサーヴァント薬丸兼武も協力していたのだが。
とはいえカルデアの目的は決して異聞帯の王を打倒することではない。
空想樹タッドポール。この異聞帯を星に根付かせるための楔。
白紙化された地表に根を張るこの要なくして異聞帯は持続できず、同時に汎人類史を取り戻すためにはこの宙の階を切除しなければならない。
故にクリプターとカルデアの共闘も、協調もここまでだ。
「やはり、戦わなくてはいけないんでしょうか……」
カルデアの職員にしてデミ・サーヴァントでもあるマシュ・キリエライトが悲しげな目でアリウムを見る。元は同じカルデア所属のマスター候補。特にアリウムとマシュはそれぞれの事情は異なるが共通の『ドクター』に掛かっていた過去がある。
この異聞帯でも僅かな時間ではあるが行動を共にしており、ある種の縁を感じていた。
「えぇ、私はクリプター…… 汎人類史を“諦めた”マスターだもの。一度放棄したモノに縋るほど落ちぶれたつもりは無いわ」
だが、あくまでも異聞帯の運営のために遣わされたクリプターであるアリウムでは彼女達とは相容れない。
「この異聞帯には可能性がある。 ワルタハンガは世界に溶け込んだ神霊ではなく血肉を有した神だった。その亡骸を資源(リソース)にすれば、まだ生き残ることが出来る……私はこの世界を諦めるつもりは無い」
諦め続きの人生であったからこそ、諦めた過去には執着しない……それは「人類の敵」という汚名を背負ってでも貫くべきアリウムにとっての矜恃だった。
【セイバー、兼武さんはそれでもいいの?】
アリウムの言葉に沈黙するマシュに替わって、人類最後のマスター 藤丸立香はアリウムではなくサーヴァントに問う。
「確かにここでテメェらを斬れば、オレは晴れて人類の敵だ。薬丸の看板に泥を塗っちまうだろうよ」だがな、と兼武は続ける。
「旗色が悪くなったと見るや元鞘に収まろうなんざ、そんな筋の通らねぇことしちまったら……オレの魂が七代目薬丸を名乗ることを赦しちゃくれねぇ。それに、サーヴァントってのはマスターに付き従うモンだろ? ならオレの腹は決まってる」
そう告げて兼武は自身のマスターであるアリウムを一瞥してから「それはお前達も同じだろ?」と兼武は立香とマシュに向き直る。
【…………マシュ。】
「わかっています。私はカルデアの一員として、先輩(マスター)のサーヴァントとして……戦います!」
立香とマシュは悲壮な決意を抱き、アリウム・兼武の主従と相対する。
『お互い解答(コタエ)は出たみたいね。それじゃあ、始めましょう────セイバー、短刀を。』
「あ、あれは……!?」
マスターの指示を受けて、兼武が得物を構えるとマシュから驚きの声が上がる。それは兼武が振るうエンチャントが施された木刀でもサーヴァント本来の武装である短刀でもなく、生物の骨と皮、牙で作られた……死霊魔術の産物と思わしき異形の短刀であった。
『言ったでしょう? 神の遺骸は資源になり得るって』
「水神切兼光……ならぬ海神切兼武ってトコか。結構な業物だぜ、コイツは」
それはカルデアとクリプターの共闘によって討ち果たされた異聞帯の王 ワルタハンガの神性を宿した遺体をアリウムが魔術により加工して仕上げた刀だった。
薬丸自顕流の開祖に神を素体とする妖刀……鬼に金棒という言葉すら生ぬるい脅威がカルデアの前に立ち塞がっている。
対するマシュは霊基外骨骼(オルテナウス)仕様の盾を構えて攻撃に備える。
「七代目薬丸兼武……いや、クリプター アリウム・ガブリエールのサーヴァント。セイバー 薬丸兼武、往くぞ……ッ!」
「カルデア所属、デミ・サーヴァント マシュ・キリエライト……戦闘を開始します!」
マシュに向けて兼武が一歩踏み込む────瞬間、周囲の全てを兼武の速度が振り切った。
一歩で六尺を超え、音速を突破する古流剣士の踏み込み……その極限を兼武は今成している。
雲耀。固有時制御や時流操作などの魔術とは異なる純然たる只人の技術が辿り着いた加速。
尋常ならざる高速機動を成す今の兼武は世界の認識そのものすら抜き去っている。
「雲耀」──脈四回半の速さを「秒」とし、その十分の一毎に「絲」、「忽」、「毫」、「厘」と続くジゲン流特有の速度単位において、「厘」の十分の一……すなわち最速の単位を意味するのがソレだ。
稲妻の速さとも二万分の一秒の世界とも言われるソレを知覚できるのは、剣において兼武と同等かそれ以上の「位」にある剣士のみ。事実、立香や通信越しのカルデアの面々はおろかマスターであるアリウムすら兼武の動きを把握出来てはいないのだ。
ただ一つ、例外があるとするならば……
(見えます、兼武さんの動きが……!)
時間神殿(Timeless Temple)……時間軸から隔絶された虚数空間において死と再生を体験したマシュはその特異な経験の影響か、ジゲン流の手繰る速度域の知覚を疑似的に可能としていた。
(攻撃が……きます!)
だが、それに気づいてもなお、兼武が止まることはない。
雲耀の太刀とは相手に知覚されない速度の斬撃というだけではない。予期したところで防御不能の剣なのだ。
圧倒的な自信が剣士の身体を突き動かす。
「キィィィイェェエエ────!!」
狂ったような咆哮──薬丸の猿叫が来たる一撃を予告する。
薬丸の剣は二の太刀要らず、大振りの袈裟斬り……それをわかっているというのにマシュは困惑していた。
(兼武さんの……“高さ”が変わった!?)十代前半を全盛期として召喚された兼武の身長はマシュより小さい程だった。
だというのにその一刀はマシュの遥か頭上から到来しようとしている。
足場は平地、兼武が飛び跳ねたわけでもマシュが屈んだわけでもない。
(これは、マーリンさんと同じ……!)
環境(テクスチャ)そのものを欺く幻術。兼武の猿叫から歩法、身体捌き、意識せず行われるそれらの一つ一つが偶然にも魔術的な儀式として昇華され、幻術を成立させていた。
夢魔でも精霊でも魔術師でもない兼武が奇跡的に引き起こした幻術を持続させられるのは数秒ほどであろうが、その僅かな時間で一閃は完遂出来る。
(兼武さんの身体、それに刃も変化している……?)
雷鳴の如き叫び、雷太鼓を思わせるけたたましい足音、雷光にも似た剣閃……。
それらの要素全てを以て、世界と自身に暗示をかける。
流祖・薬丸兼陳(如水)より続く如水伝───薬丸自顕流の雲耀とはただ疾い剣、ただ靭いだけの剣に非ず。
『如水伝・雲耀の太刀』とはその名の通り、己と刀身を雷そのものへと変容させる魔剣である───!
「キィィィイェェエエ────!!」
「真名、凍結展開。───呼応せよ!『いまは脆き夢想の城(モールド・キャメロット)』!」
兼武の対人魔剣に対して、マシュも自身の宝具を展開する。夢想の城が太刀と衝突し、それを受け止めるが……(重い……っ、この一太刀にどれほどのエネルギーが!)
決して兼武を侮っていたわけではないが、それでも予想外の威力にマシュは押されていた。
ロシア異聞帯にて山岳魔獣と一体化した雷帝の一撃すら凌いだ宝具を、兼武は剣の極致で揺るがしている。
今は拮抗しているが、いつ力の均衡が崩れてもおかしくはない。
加えて、雲耀の速度域ではたった一秒未満であっても永遠のように長く感じられる。
(大した武装……いや、それ以上に心の強さか? まぁ、そう簡単には勝ちを譲っちゃくれねぇよな……)
「キィェェェエ!!」
「ハァァァァ……!」
お互いに、武器を握る手に力を込める。
力が拮抗しているのならば後は根比べ……先に心が屈した方の負けだ。
『「令呪を以て命ずる」』
そんな両者のもとに、それぞれのマスターから令呪が届く。
マシュと兼武が互いにぶつかり合う直前に下った命令が、今になって二人の速度に追いついたのだ。『その剣を以て、汝の最強を証明せよ!』
アリウムが下したのは抽象的な命令。故に与えられるのは令呪の内包する魔力によるブーストのみ。
サーヴァントの実力に全幅の信頼を置いているからこその采配だ。
「マシュ、押し勝て!」
一方、立香が送ったのもサーヴァントへの信頼からくる指令(オーダー)だ。
多くは語らなくとも、共に特異点・異聞帯を乗り越えてきた相棒に伝わるような言葉を。
(押し勝つ……兼武さんの『雲耀の太刀』に)
薬丸兼武が生涯をかけて完成させた秘剣。
それに打ち勝つにはマシュ・キリエライトも生き様をぶつける必要がある。
(私に、出来るでしょうか……人類史にその名を刻む英霊に勝つ。 それこそ、ギャラハッドさんならばともかく)
人生の大半をカルデアで過ごし、経験も乏しいマシュは不安を感じるが……(それでも、私にも背負うものがあります)
マスターやカルデアの仲間たちからの信頼、人理修復の旅路で培ったかけがえのないものを思い起こしてマシュは奮い立つ。
その中から、ギャラハッドから継承した知識も含めた記憶の中から状況を打開する一手を絞り出す。
「……宝具、疑似展開。」
(なっ! コイツ、自分から宝具を解きやがった!?)
自らの一太刀を受け止めていた城壁の消失に戸惑う兼武。
その上、城壁は消え去ったというのに、マシュの盾は未だに兼武の刃を防いでいた。
マシュは宝具を疑似的に対人規模へと魔力を維持したまま切り替えた。
よって盾が纏う防壁は健在であり、それによって兼武の一撃を防ぐことに成功している。
それは『雲耀の太刀』とは似て非なる───「魔力をあえて放出せず、斬撃に内包する剣技に寄った対人宝具」に対する既知と自身もまた対人宝具を行使していた過去を持つマシュだからこその突破口。
(ギャラハッドさんのようにはいかなくとも……返すだけなら)
カウンターなどとは言えないが受けた力を流して、一歩でも前に踏み出す……それならば自分にも出来るとマシュは信じて実践する。
そこに「押し勝て」という立香の令呪が効力を発揮し、前に進む力を生み出す。「キッ……ェェェェエエ!」
「ハァァァァァァ!!」
絶力の咆哮。最後の攻防。
マシュ・キリエライトの積み重ねは均衡を崩すに至り、盾は刃を押し返した。
『セイバーの太刀が返された……ッッ!?』
驚きのあまり放心してしまうアリウム。
二の太刀要らず……一刀入魂を地で往く兼武の、渾身の一刀が返される。それは彼女達の敗北を意味していた。
それでもマシュは構えを解かない。それは警戒であると同時に先の一合にて通じ合った兼武への敬意の表れだった。
「まだ、続けますか……?」
マシュの問いかけを兼武は「ハッ!!」と笑い飛ばした。
「自分の三分の一も生きてない小娘に全力の一太刀を防がれたんだ。潔く、負けを認めるしかねぇよ」そう告げて、兼武は空想樹を……マシュたちが向かう先を顎で示した。
「刃で語ったんだ。言葉は不要だろ? 先に往け」
マシュと立香は一瞬の逡巡の末に、兼武とアリウムに背を向け、空想樹の切除に向かった。
「お前も、いつまでボケっとしてんだよ」
二人の姿が見えなくなる頃、兼武はアリウムに声をかけた。
『私の、せいだわ』
「あん?」
アリウムの掠れた声に兼武は思わず問い返す。
『藤丸立香の令呪の方が的確な行使だった……マスターとしての私の実力不足……そのせいで貴女に……』
敗北を喫しさせてしまった……という言葉は紡がれる前に制止された。「マスターを言い訳にするつもりはねぇ。オレよりマシュの方が上手だった。それにマスターとサーヴァントは一蓮托生だろ?」
それでも、とアリウムは食い下がる。
『私は……諦めたくなんかない!』
全てを諦めてきたアリウムらしからぬ発言だったが、兼武はそれを真剣な表情で受け止めた。
「それが本音か?」
『そうよ……本当は汎人類史のことも、血族のことも、自分自身のことだって諦めなくなんてなかった!』
たとえ自身の起源に基づく衝動だとしても簡単に認められないと、初めて本心を口にするアリウム。
だからこそ自身の信じるセイバーの敗北を認められないアリウムに対して兼武はひどく穏やかな表情を浮かべていた。
「オレもだよ……オレだって本当は何に一つ諦めたくなかった」
「え……?」
「薬丸の家のことも、自分自身の流刑のことも……仕方ないなんて思えなかった」薬丸兼武……示現流の本家 東郷家に背き、薬丸自顕流を立ち上げるも、女性であるということから薬丸家そのものに切り捨てられた異端の剣士。
自らを養子として迎え入れた薬丸家に報いるべく尽くし、家のために流刑を受け入れた英霊。
その在り方に焦がれたアリウムは、それ故にそんな彼女が自身と同じだと告げることが信じられなかった。
『何よ、それ……』
「オレもオマエも、お互い見栄を張ってただけなんだよ。幻滅したか?」
『まさか……でも、同じだというなら貴女こそ』
「アイツらを止めなくていいのかって?そりゃ悔しいが、もう互いに余力はねぇだろ」
『……気づいていたのね』
先の異聞帯の王との対立に魔術を通じた神の遺骸の加工……いかに優良な魔術回路を保有するとはいえアリウムには負担が大き過ぎた。
元より身体機能の低下したアリウムにとって生命を維持する魔術回路の損傷は致命的だ。
今こうしてサーヴァントの現界に魔力リソースを割いているのが奇跡と言ってもいい。
「しかし、全部捨てて人類の敵にまでなったってのに勝てねぇとはなぁ……」
『まぁ、貴女は他で召喚されれば何食わぬ顔で人理の英雄として振る舞うんでしょうけどね』
「オレを召喚する物好きが他にいればだけどな」
『考えたら腹が立ってきたから一つ呪いを残すわ……貴女が座に帰っても私を忘れられなくする呪いを』「呪い? そんなもんかける魔力があるならオレじゃなく……」
『魔力はいらないやつよ。いいから、はやく。マスターの最期の命令よ』
「ハイハイ……なぁ、その呪いって……ッ!」
その後に続く言葉は、塞がれたその口から出されることはなかった。
「な……て、テメェ!!」
『"femme fatale baiser"……なんてね。魔女の呪いとしては西洋ではオーソドックスなものよ』
「ふざけたこと言ってんじゃ……」
『ちなみに私、はじめてだから』
「ッ!? あー、ク.ソッ!」
『ふふっ、その顔が見れただけで満足だわ。いい人生だったとは口が裂けても言えないけど、最期にいい思い出が出来たわ』
──ありがとう 私のセイバー。
沈黙。兼武は気まずさで言葉を詰まらせる。
暫くして、観念したように兼武が口を開く
「……オレだって初めてだよ。チッ! 」兼武のカミングアウトに対して帰ってくる言葉はなかった。
「アイツ、言いたいことだけ言って先に逝きやがった……」
「アリウム・ガブリエール、我がマスター、我が同志。 忘れるなんざ、あるワケねぇだろ」
魔力の供給を失った兼武の退去が始まる。
人の形を維持出来なくなり、手に持っていた刀を取り落とした。
やがて兼武の姿は完全に消え去り、地に落ち、墓標のごとく突き立った妖刀だけが、彼女達が其処にいたことを示していた。寝ちまったよ…ぐっすりと…()
>>405
17世紀の武器を使います。マスケット銃とか、銃剣とか、サーベルとか槍とか。カノン砲…は室内だし無理そうかな?でも砲兵もいます(敵に艦内に入られちゃってるし、倒壊覚悟なら逆に使う…かも?)
軍的な動きで、軍略重視ですのでお互い犠牲は全く気にせず戦います。一は全、全は一。数の優勢は重要ですが、数体で動き鈍らせてそれらごと吹っ飛ばすとかも必要ならします
あと、遅ればせながら前話拝読いたしました!変わらぬ勢いとクオリティ…特に主砲が爆ぜるところとか…格好いい…
切り札に次ぐ切り札で撹乱させられながらも武力とコンビネーションで着実に制覇していくカルデア軍が熱いですね。こう、スピーディーにカードが切られていく感じ…
>>368
雄麗船…幽霊船のもじりだとしてもダサいな…飛行船から秘校船、とか?
>>425
なんて淡い…儚い…でも確かさを備えたお話なんだ…二人の最期の呪いは、誰にも知られないからこその美しさがありますね…>>430
想像の数倍疾走感あるバトルになってて実は俺も驚いてます(思ったよりダレなくて少し安心してる)
やっぱパーティーのバランスがかなり良いのでコンビネーション取りやすいのはあるかもしれないっすね!
成程、マスケット銃や銃剣、砲兵もアリと…
万一破壊されても第二宝具を狙う事もできるって話だったんで崩壊覚悟で砲兵も存分に使ってくって感じにする感じていいですか?>>436
実際勝ち筋ほぼゼロだったというか…
「ルナのやりたいことが終われば勝ち」って感じの戦いでした。あれ、勝ってる>>428
デイヴィくんは可愛い、何なら気が向けば黄夫人の背中で寝てるデイヴィ君描きたい位には可愛い(ショタあまり描いた事ないからアレだけど)
間延びしない様にしようと思いながら書いてたんでそこ評価してもらって良かったです…!!
>>359
返信遅くなってすいません
海月ちゃんとアドレーヌちゃんはわちゃわちゃしてるマレオさん傍目で見て「全く、またバカやってるよ男子達…」「でも楽しそうではあるよね…」みたいな会話しながら苦笑いしてそうだなと思いました(い つ も の 幻 覚)
あと確かに家族への価値観は真逆ですね、とはいえ二人共相手の価値観を否定する様な人では無さそうだしそこも理解し合えそうだなーと思うっすよし、誰もいないと思うんで洛陽3節ラスト投下します
今日は午後用事あるんでね、今の内にブチ込みますわ行きます
第3節 混戦、調略の枢機卿-5
デ・ソルダ・ラ・ロシェル。
1体で、ただ闇雲に戦えば文筆家サーヴァントすら倒せない非力な兵士ではある。
しかし、リシュリューの軍略と集団戦法を以てすれば、一介のサーヴァントに相当する戦闘力となる。
…そこに黄魔の札による強化が入った今は。
武人サーヴァントであろうと、対抗する事ができる。>>445
ロシェルの撃つ多量の弾丸が、死の踊りを司令室にて舞う。
「ぬぅッ…!!はァァ!!」
弾丸を体に掠めながら、張遼は得物を振りかぶる敵兵に槍を叩きつけ、銃剣を構える兵に豪快な刺突を繰り出す。
しかし、敵兵は痛手を負った筈ではあるが、平然と立ち上がり、再び弾丸を放った。
「おっと!!」
張遼は間一髪、直感で躱す。しかし、腕を軽く銃剣が掠める。
「チッ…!!」
「てぁッ!!」
一方趙雲は、槍による風で一気に間合いを詰め、銃を撃つ兵に槍を叩き込む。
風を纏った一撃は、確かに敵を貫いた。だが、敵は起き上がる。
(固い…!!)
それと同時に、周囲の銃撃が趙雲を襲う。
全て撃ち落とそうとするも、少し籠手に弾丸が当たる。
「…子龍殿、中々苦戦してる様ですな。まあ私もですが」
「…面目ないな。だが、まだ大丈夫だ。」
「噂通り真面目ですなぁ、貴方は。…だが、信頼できますな!!」>>457
「…私の、完敗だな。」
水が退いていく音がする。リシュリューは、最後に思う。
この者達は、強い。
団結力も、運命力も。個々人の力も、判断力も、武力も。あらゆる力がかなり高い。
そして、八卦の力。更に、あの教祖の力を見ても怖気付かない胆力。
正直、我々の軍は化け物揃いと思っていたが、この者達は、それと互角に渡り合えるやもしれんと。
そう思っていた時、褐色の婦人が目に入った。
「…そこな婦人よ。否、女軍師よ。」
「…私でしょうか?」
「うむ。…貴君の機転、素晴らしかった。真名は?」
その婦人は、微笑んで答えた。
「…黄月英。諸葛孔明様の妻です。」
「かの軍師の御内室か…合点がいった。」
と、リシュリューの体から粒が出始める。
「…退去が、始まるか。」>>460
斯くして、混戦の果てに第一の八卦は討たれた。
しかし、これはまだ、洛陽の激戦の口火を切ったに過ぎない。
更に、既に次なる脅威は牙を研いでいる。
…戦いは、始まったばかりだ。以上です
投下中に所々軽い修正ポイントあったんでwiki載せる時に修正します後書き的タイム
リシュリュー…初手からかなりの強敵でしたね…
いやガチで対軍勢型ボス戦書くの慣れてなさすぎて拙い部分多かったと思いますけど正直結構頑張りました
というかこの位の戦闘をあと7回位やるという事実に俺はビビってます(正直ガチで色々心配になる)
まあ次の第4節は箸休め回、キャンプしながら各キャラについて(特に自鯖の趙雲と許褚)触れていくっていう癒し回なのでちょっと気を楽にしながら書きたいです
以上です>>462
序盤戦からこの高カロリーと熱気、そして爽やかさ……!お見事にございます!>>437
>可愛がってくれるんだ…
はい。壊しt……普通にマトモでいいこしてる女の子なので、誉と仲良くなってくれるかなぁと感じるので最初の好感度が高め殺s、、、んで人外になっちゃったのにそれでも自分は魔術師(人間)だぞという意思で頑張ってる事で更にアオに似てるなぁ。。。。カッコいいなぁで更に気に入る。リスペクト!ぐちゃぐちゃにしtんんっ!
という感じで色々手伝ってあげようかな的な思考になります。(なお無くしきれない「吸血鬼かぁ…”破壊”したら面白そなんでもない」的興味。)
>>462
まずは水の将を撃破、と。いやぁ序盤も序盤な先鋒の打倒なのに、というとリシュリューさんに失礼ですが、結構な総力戦っぽさを感じた一戦でしたねぇ。今後の八卦将とのバトル、一体全体どうなる事やら。我等が太祖、血脈のルーツともいえる古代ギリシアにおいて、眠りとは死とともに歩むものであった。
夜の子、翼持つ兄弟であるところの彼らは夜に付き従い、人々に眠りをもたらしていく。突き詰めれば彼らはさながら紙面の表と裏のようなもので、眠りとは「帰ってこられる死」であり、死とは「帰ってこられぬ眠り」であるのだろう。
では、我々が「一時的に死亡している」時に見るもの……夢とはなんなのであろうか?
現代科学は、それを脳の情報処理に伴い発生するんノイズのようなものであると説いている。だがしかし、我々一族の専門分野が「夢占い」であることからも見える通り、魔術世界における常識は「それだけではない」と告げている。
古代バビロニアからキリスト教神学、ネイティブアメリカンに至るまで。夢とは大いなる霊の思し召しであると考え、その教えに従ってきた。
畢竟、夢とは現代においてなお原始的な姿を保っている、我々のそばに最も寄り添う神秘であると言えるだろう。
一方で、近代においては深層心理学の分野からも夢の研究が進んでいる。
こちらにおいては夢とは人の心、深層から汲み上げられた意識の表層化。だがしかし、それはすなわち人という存在の意識という未だ巨大なブラックボックスから情報を無作為に拾い上げてきているということだ。
いずれにせよ、鉄の船が空を飛び海溝のその奥へと到達するこの時代において、夢というものは膨大な未知を含むフロンティアであると言えるだろう。>>468
さて、我々一族が兼ねてから練ってきたセオリーはあることを示している。
死とは眠り、眠りとは死。なれば、我々が見ているものは何か?
我々は、それを「可能性」であると定義した。
死……冥府もまた、原初なる異界である。だが、我々はあえて神話を極度に抽象化した概念の物語化された形と捉え、こう再定義しなおそう。
全てがいずれこぼれ落ちていく、全てを受け入れる「穴」。心当たりがないだろうか?
つまり、我々が見ているものとは我々に理解できる形で出力された「世界のすべて」そのものなのだ。
あるかもしれないこと。あったかもしれないこと。どこかの世界ではあったこと。現在過去未来パラレルワールド全ての「知識」であり「縁」。その全てをごちゃごちゃに混ぜ合わせ、めちゃめちゃなままエンコードしたものこそ夢である。
すなわち、人類はみな生まれつき「受信機」としての才能を秘めているのだ。
我々にとっての「本題」とは、すなわちその混ぜ合わせを一つ一つ紐解き「理屈の通った」状態として再構成し直すことである。
無論、その全貌を理解できるようならばそれこそ二度と戻って来られないだろう。だがしかし、「果て」へと至り還らないのであれば、それは我々魔術師にとって本懐ではないだろうか?
曰く、この世には幻を現とする魔術師が存在するという。
では、現実の対義語として幻と並べられる夢が現実にならないということを誰が証明できるというのか?
いずれにせよ、我々にできる事はただヒュプノス神がその慈悲を我らへ賜うことを願いながら研鑽するのみである。
この手記が後の子供たちの知恵の糧となると信じて
ナルシッサ・ポベトールhttps://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/クレティアン・ド・リュジニャン
あとこれも
所属、つまり船の名前的なところはふんわり空けといたよ>>473
メレ坊「(めちゃくちゃ深い溜め息)(拒否はしない)」
そんな反応でしてよ!>>473
(君みたいな一般人は)という枕詞のついた「深く考えない方がいいよ」なのだ
実際視点人物が魔術師だったらカシネイプ教授とか忍者同好会終身名誉参謀くんとかは「なんでそこで自分の置かれている状況を分析しようとしないの?そんなんだから根源に到達できないんだよ?」ってロジハラかましにくるし
キャラは…まぁそのうち身内がどっかで登場するかもねリハビリに(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/雨と蛇と魔女の森)続きの投稿
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/GAME%201“市場という名の戦場%252F壱”
よそ様からは大我くんと零央くんが出てきます
メモ:魔女は“い”る
メモ:ニコラは高位の死徒
>>482
どうぞ〜よっしゃいくぜ!では。
「ウチの兄貴がアホですいません……」
「イッコマくーん!メシ行こうぜ、メシ!」
「ハハ!よぉしよくやったな王子様!コレで兄貴コレクションが増えたぜ」
「アタシは兄貴が好きだ。兄貴がどんなだろうと、なんて言おうが、そんな事は関係無い。兄貴と幸せになるって決めてるんだ、邪魔すんなっ!」>>488
【キャラクター】
・『破壊』を起源に持つ死霊魔術使い、朽崎遥の妹である女子高生。短髪で巨乳。顔の印象としては勝ち気でかっこよさと可愛さが同居している、と言えるだろうか。そんな外見イメージに違わず、性格も男勝りの気が強めな、基本的に優しく、しかし時には厳しい姉御肌。しかし、少女として年相応な弱さも抱えており、週の半分ぐらいは兄とコミュニケーションが取れないと狼狽えたり、ブランケット症候群持ちといった寂しがり屋な一面もある。これは幼い頃に両親と死別してしまっている事、変人だが過保護な兄とずっと二人っきりの家族である点などが大きく関係していると思われる。また、割と忘れっぽいというそれなりに大きな欠点がある。
・先述では姉御肌で学校などでは頼れるリーダーシップもある、というような面について言及したが、常にそういう態度である訳でも無く、割と家に居着かない兄が帰宅すると一緒に外食に行き(費用は兄持ち)、家事を丸投げし、ぬいぐるみを作らせたり骨格標本の元になりそうな大きかったり珍しかったりな動物の死骸を要求するなど、意識してか否か割とベッタリ甘えがちである。また、年頃の女の子としては意外な事に、父や母代わりでもある保護者な兄にだいぶ気を許しているというか、頻繁にツーショット写真を撮ったりそれをアルバムに纏めたり、遠慮なく抱き着いたりする事もそれなりにある等、兄妹関係は非常に良好。余談だが、兄限定でヤンデレストーカーの素質アリ。>>489
・しっかりと帰宅はするのだが、その頻度が結構少ない兄の影響で、料理が非常に得意。(因みに朽崎遥が家事をすると物凄い大雑把なやり方になり、服がぐちゃぐちゃになったり、料理は所謂男料理だったりする)。しかし、一人暮らし状態だと張り合いがないというかやる気が出ないのか、冷凍食品だったり出来合いの総菜で済ましてしまう事も。一方で誰かと一緒に食卓につける時などはちょっと高めの食材を使ったり、凝った料理も作るようである。他の家事(掃除洗濯)も普通にできるが、自分でやるというよりは文明の利器や魔術に頼ったりしちゃうなど、物臭な側面も。また、前述の通り忘れっぽいので、TVのつけっぱやモバイルバッテリーなどの電子機器を充電しっぱなしは日常茶飯事。冷蔵庫に備蓄があるのに余分に買ってしまったり、逆に「絶対買う」と決めていた食材を買い忘れるなど、過ぎれば笑い話になる程度のポカをやらかす事もしょっちゅう。その為、彼女は大事な事はペンで手のひらによくメモったりしている。だらしない癖だなぁ、とは感じているようで、簡単に消える筆記具を使うなど、跡がしっかり残らないようにはしているようではあるが。
・ぬいぐるみと骨格標本が大好きで、それらの製作と収集は彼女にとってのライフワークといってもいい。その好きの強さは自宅に自分専用のぬいぐるみや骨格標本を安置しておく部屋を作ってしまう程で、ぬいぐるみも骨格標本もかなりのペースで増えている。最近は蒐集部屋の2代目を考慮している勢いで、夜にその部屋に入るとシルエットなどでちょっとしたホラーを感じさせる。というのも彼女はぬいぐるみや骨格標本のビジュアルは結構不気味なデザインの物を好んでいる事が多いからで、その理由としては彼女のぬいぐるみ好きの発端が、兄が作ってくれたウサギぬいぐるみがそういう感じのビジュアルだったから、という点が大きいだろう。因みにそのウサギは、寝る時にいつも抱き枕扱いしており、それが無いと寝付けないぐらいのお気に入りトップクラスだったりする。>>490
【魔術師として】
・世界線次第、という曖昧な言い方となってしまうが、朽崎誉という女性は非常に優秀な魔術行使者となる素質を秘めていたりする。というのも、起源である”接続”が魔術回路であったり刻印などとの相性を最大限に引き出すからである。
・もっとも、大抵の場合兄である朽崎遥が魔術との関わりをシャットダウンしてしまうので、その素質が発揮される事はほとんどない……、筈なのだが、家に残った魔導書や仲良くなった魔術関係者に教授して貰うなどで、兄の知らぬ間に魔術を覚えてしまうケースが結構ある。実際問題、兄もその事実には薄々気づいているので、友人に教師役を頼んだりしているようだが。因みに魔術を積極的に知りたがるのは兄と離れるのが嫌だからというのが大きな一因なので、大体の場合は学ぼうとしてしまっていたりする。
・そんな彼女は習った魔術を大体の場合”接続”してしまうので、行使する魔術がシッチャカメッチャに合わさった”よく分からない魔術”になっている。いうなれば『誉式接続型混沌魔術』で、初見だと何が起こるのか相対している相手に推測されにくいというメリットがある。内容としては、死霊などと繋がる降霊術や死霊魔術的な魔術が基礎となっており、自分が持っているぬいぐるみや人形などの形代に魂を憑依させる事で、使い魔とし、そして魔術を発動する。
・他にも結界術や魔眼の紛いモノなど実行できる魔術は多種多様。といっても、降霊術ならば降ろす魂の質、それ以外なら誉の体調やイメージなどに依存する為、必ずしも狙った魔術を発動させられる訳では無い。
・誉はこの我流魔術を習得してから、本格的に兄へのストーカー的行為をエスカレートさせていく事態になってしまっている。具体的には兄の衣服に骨格標本使い魔のカケラを忍び込ませての位置情報や音声、心音に体温、呼吸などの監視や兄が捨てた物品をコッソリ回収。更には毛髪や爪を保管したり、である。勿論、先述したツーショット写真以外にも盗撮写真は一杯。種類別にアルバムに纏めている。
・兄が色々隠し事をしているから仕方ないのである。だから兄貴がヤバい奴だって事もしってるよ!それに悩んでるのも!最初はちょっと困惑したけど、蒼さんや京さん先生から色々聞いて受け止めた。受け入れられた。だってたった一人の家族なんだから……。>>492
「オイ猫っころ!誉の膝枕は許してやるが、右手はオレのダ!どっか行け!」
「あぁん?オレが誉の敵に対して、容赦するだとか勘弁してやるだとか、する訳ねぇだろうが。アタマ空っぽなのかヨ?」
「誉、誉!アイツの部屋からコレ、盗ンできたゼ!出来るの、当たり前だけどナ!でも、褒めてくれ!撫でてくれ!」
<>
・誉がとても大事にしている、降霊術で造られた中で一番強いぬいぐるみ。左右で違う、狼とパンダの様な意匠がくっついている顔や折れたウサギの耳に角、猫耳、熊や虎っぽい手や鰐の尻尾、コウモリや鳥の翼など、様々な動物のカケラが雑多な感じに混ざり合い、更にはツギハギや無作為に縫い付けられた沢山のボタン、無駄に太めで目立つように装飾された縫い目、耳の辺りまで裂けた口など、誉のコレクションでもひと際異才を放つ衝撃的な不気味的可愛さを持ったキメラっぽい雰囲気のぬいぐるみ。王冠を被り、黒い外套を着ている。>>493
・朽崎誉の事が大好きで、誉の騎士(ナイト)を自称している。逆に朽崎遥の事は嫌い。誉を守る、という意思が非常に強く、誉も彼の事を大事にしているので、日常生活ではいつも一緒。学校は勿論、遊園地や動物園、水族館などに遊びに行く際も荷物の中に入って同行させている。は騎士だと言っているが、誉は彼の事を王子様と呼んで可愛がっている。誉の敵対者には容赦無く攻撃してしまうが、彼女に害を為さない存在には割と好意的で、夜中とかの誉と一緒なタイミングで褒めたりしている。また、キュート無双丸とか”どっちが誉に可愛がられてるのか”という点で常に争う間柄。今のところは互角だが、喧嘩になると引っかかれて中身の綿や米が飛び出てしまい、誉に修繕して貰う場合が多い。
・攻撃手段は誉が作っている骨格標本を素材に刃物を作り、その切れ味抜群の凶器で敵を切り裂いたり、中身に入っているお米を撃ち出して起爆させたりするなど、全体攻撃、単体攻撃をバランス良く保有している。最終手段は自爆。
・なんとなくお気づきの方もいるかもしれないが、に憑依しているのは朽崎誉の兄、朽崎遥の生霊である。本人と性格がちょっと違うのは生霊は本人のもっと誉と他愛無い”普通”の兄妹でありたい、という想いを反映しているからのようだ。ところで唐突に何ですが
Fate/NCの続きを久々に書き上げました
今投稿してもよろしいです?>>500
最初の激突から一瞬後、加々見の中には二つの『択』が生じた。
一つはこのまま病院内で戦うというもの、もう一つは病院の外へ飛び出し戦うというものだ。
前者は敵の陣地内で戦うというリスクを背負う代わりに、加々見の持ち味である銀糸も最大限発揮できるというメリットがあり。
後者は陣地外で戦える代わりに、現状身動きが取れない二人を置き去りに――もっと言うなら、見殺しにしかねないデメリットがあった。
逡巡の余裕はない。二人に一瞥を向ける事さえせず、加々見が選んだ行動は。
「――ほな、場所変えよか。ここじゃお互いやり難いやろ?」
「っ!?」
加々見がジルめがけ突進する。脱出を選ぶと踏んでいたのか、ジルの顔は驚愕に満ち、反応もまた遅れた。
無防備同然に加々見のタックルを喰らい、喰らわせた加々見もまたジル共々病院の奥へ消えていく。
「っ、加々見さ――!」
「落ち着け! 今の俺らが何の力になれる!」
「でも!」
焦燥するフェリーペを他所に、黒野の顔は険しくもどこか落ち着いていた。
「心配すんな。確かにジルの奴は化け物だが……あいつも、大概デタラメな奴だからよ」>>486
えぇ〜?ほんとに悪戯で済ますつもりだったんでござるかぁ〜?
>>495
まず何にニヤリとしたかと言うと(前からだけど)属性が中立・悪で飛鳥ちゃんと同じってことですね。図らずも色々対比になってる大鳳兄妹と朽崎兄妹が実は属性が一緒(クッチーは狂う前は混沌・善だったと個人的に妄想)ってのが個人的好こポイント。
多分高確率で交換留学する京介から使い魔を扱うあれこれを教わっててでも魂契約は教えてくれなかったから代わりに降霊術とかと混ぜて降霊した霊とガッチャンコとかしたのかなって思ったり。
あと飛鳥ちゃんが「誉ちゃんも自力で自我のある礼装作ってる…」って劣等感募らせそうだなって。シャリーファは冬縁香ちゃんとの合作ですし。
名前ですか。ここは“兄貴”と“王冠”から『アニキング』!!
いやまあ改善したとは言え師匠がアレ(京介)ですし?>>501
後方のやり取りなど知る由もなく。
薄暗がりの奥――院内中央では、既に激しい戦闘が繰り広げられていた。
「――ッ!」
銀弾が降り注ぐ。柱、床、長椅子に壁と小さからぬ弾痕が穿たれ、朽ち果てた風景をさらに無惨なものへと変えていく。
無論ただ撃たれっぱなしの加々見でもない。相手の隙を突いては銀糸を振るい、その度にこちらも容赦ない破壊をぶちまける。
見た目こそ美しい銀糸であるが、その強度は代数を重ねた魔術に由来する折り紙付き。加えて、使い手である加々見の魔力を通せば切れ味はより鋭くなる。
病院の調度品など何するものぞ。流石に鉄筋コンクリート仕込みの柱までは早々断ち切られこそしないが、ものの数分とかからずジルが通ってきた空間はズタズタに爪痕が残されていた。
「派手にやってくれるわね。他人の拠点を何だと思っているのかしら?」
「そっちかてドンドンバンバン撃ちまくりやん。言うとくけど先に手ェ出したんはそっちやさかいな。弁償とかせえへんで」
「ご心配なく。言われずとも、貴方の命で贖ってもらうつもりだから」
挑発の応酬もつかの間。銃撃と斬撃で済まぬと見た両者は、一転して今度は近距離戦闘に突入した。
鈍器よろしく振り下ろされる大型拳銃を、振るわれる腕を狙い銀糸で固めた右拳が済んでの所で食い留める。
ならばと繰り出される蹴り足を、蛇のように加々見の左足がまとわりついて転ばせる。
そのまま寝技に持ち込もうとした瞬間、自らに向けられる銃口の気配を察知。発砲とほぼ同時に避けるが、肩の肉をえぐられた痛みが奔る。>>503
お返しとばかりにジルの手を打ち払い拳銃を取り落とさせるが、それでも片方のみ。残ったもう一丁が加々見の頭部を狙い定め――直後、あらぬ方向に引っ張られ暴発した。
睨んだ銃口にぎらつく銀の輝き。その正体が銀糸であると気づいた瞬間、彼女の手元から残った一丁が奪われ、薄暗がりの中へ消えていく。
「このっ、よくも!」
「ははっ! これで飛び道具は使えへん……ッ!?」
右足に走った激痛に、絡んでいた寝技が解ける。
斬られた。そう気づくか気づかないかといったタイミングで、自分のものではない銀の光が薄暗がりを疾駆するのを捉え――寸前で迎撃が間に合った。
銀光の正体は、医療用に用いられる短刀(メス)。人の肉など容易く斬り裂くそれと、もう片方の空いた手――先程拳銃を取り落とした――に同じく医療用ハサミを構え、ジルは冷徹に対峙する。
「二丁拳銃の次は二刀流か……。あんた、ほんま器用すぎひん?」
「教会の代行者としてこの程度当然よ。賞賛にもならないわ」
挑発込みの軽口を飛ばす加々見だが、その顔に余裕はない。
どれ程速かろうとただ真っ直ぐ飛んでくる『だけ』だった、先程までの銃撃とは違う。刃物による攻撃は『断ち』『斬る』事に長けたもの――つまり、彼女が扱う銀糸魔術にとっては相性最悪とも言えるもの。>>504
(しかもハサミとか嫌味か! うちの魔術メタる気満々やないか!)
とはいえ。余裕がない、理由は何も状況が悪化したという点だけでは決してなく。
「…………」
ニィ、と。加々見の唇端に笑みが浮かぶ。
その所作が癇に障ったのか、ジルは訝しげに眉をひそめた。
「恐怖でおかしくなったのかしら? この状況で笑えるなんて、貴方ずいぶんと余裕があるのね」
「いやいやまさか。余裕とかそんなんあらへんよ。こちとらさっきまで全力であがいとったんやから」
何しろ、と。加々見は懇切丁寧に――かつ、決定的となるトドメの一言を。
「この近辺にあるトラップ全部、戦いながら把握しとったさかいなぁ。おかげで何度死ぬかと思ったか分からへん」
「――!?」
今更ながら、の指摘になるが。この廃病院はジル・セレナードの陣地である。
遭遇即戦闘開始が基本のNCバトルにおいて、拠点を有する参加者は限られていたものの、それも参加者(いきのこり)が激減するまでの話。
黒野たちを筆頭に、現在残ってる参加者は例外なく己が拠点を有し、またその拠点に多かれ少なかれ『仕込み』を入れている。
それは侵入者を告げる警報装置であり、迂闊に忍び込んだ者を拘束する確保システムであり――そして。問答無用で吹き飛ばす為の爆薬でもある。
ジルの総身に悪寒が奔る。理性よりも本能が先に危機を察知し、半ば反射も同然の動きで左手のナイフを投げにかかる。私は今ssを書いてたと思ったら設定の粗を直す作業をしていた。何を言ってるか(以下略)
という訳でジャスミンの眼鏡についてですが普段は眼鏡をかけていて戦闘時に外す感じでいこうと思います。
理由は視力は強化魔術を使えば補えるけど普段はオートマタの魔力を充電するのに充ててるから節約してて戦闘時は貯めてたのをバーッと使う的な感じです。えー、返答遅れごめんね!
>>497
濃いですねー。クッチーにとっての藤ねぇポジションってぐらいの立ち位置から、ガッツリ魔術の世界に突っ込んできましたし、兄と同じぐらい重くなっちゃった。なんでだろうなぁ()
>主人公にもなれそうな感じ
クッチー「そんな危険な事させんが?」
>>498
肉親に対してのストーカーですからねぇー。もう凄い。所謂ヤンデレ的な事はほぼやっちゃう感じになったし誉さん。
兄限定ではあるけど。布団に忍び込んだりしそうだな。展開によっては自殺志願な兄を自分で繫ぎ止めようと”接続(意味深)”しちゃいそう、とか思ったけどソレはまぁ多分無い、かな?
>>502
そこら辺の兄妹対比は積極的にやっていきたい所ですねぇマジで。
>クッチーは狂う前は混沌・善だったと個人的に妄想
クッチーが今の有様になる前のアライメント、ですかぁ。実はあんまり深く考えた事は無かったり。でもダンジョンズ&ドラゴンズ的な記述を読むと確かに混沌・善は普通にあり得そうですね。
>降霊術とかと混ぜて降霊した霊とガッチャンコとかしたのかな
流れ的にはそんな感じですねぇ。実際は死霊の降霊じゃなくて兄貴の生霊がやってきたのでよくよく思えば若干失敗だったりするのでは!?とかも思ったり。よくてよ付いたんで投げますわ
灼崎 獅音 ひさき れおん
身長体重 186cm 75kg
性別 男
年齢 20
国籍 一応アメリカ
好物 坦々麺(激辛)
好きな物 機械いじり、キックボクシング、カレー
嫌いな物 外道、めちゃくちゃ甘い食い物とか飲み物(ス○バのフラペチーノみたいな)
解説 赤髪の短髪ツーブロックの不良っぽい青年で、代行者兼食満四郎助の部下。
ある時に食満に救われた事を恩義に感じ、代行者の道を歩み始めた。>>528
人物
男らしくストイックな性格で、義理堅く一度借りを作ったら返さなければ落ち着かないという好漢。とはいえ平時は熱くなりやすい所があり、ゲームやスポーツ等の勝負事をふっかけられたら乗りやすいので食満に注意されている。
普段は割と話しやすくフランクな口調だが、任務中は硬い口調になり無口になる。
かつて自分を保護してくれた食満四郎助の事を「先生」と呼んで従っており、彼には返しても返しきれない借りがある故に自分の命に換えても護ると誓っている。
普段は食満の教会で彼の補佐をし、共に過ごしている。付近のチンピラ等は彼ら2人の常人離れしたオーラを恐れて教会に近付かないらしい。
食満の事を尊敬しており普段は彼をボディガードの様に守ったりしているが、実は上下関係は緩く、良好な師弟関係の様な感じで仲が良い。彼の余暇でのスポーツの相手になったり柔道教室の手伝いをしたりする事も。
また、WASPの星雪とはひょんな事で出会ってコネができ、たまに飯を共にする事がある。>>530
戦闘スタイル
スナイパーライフルによる銃撃と灰錠による格闘を得意とする。
スナイパーライフルは軍の時から愛用していた高性能の物に自分で改造を加えた物で、コンクリートを貫通する威力を持っている。
また、格闘を得意とし、軍仕込みのマーシャルアーツにキックボクシングを掛け合わせた我流の格闘術で戦う。特に殴打は並外れたスピードと威力、キレを持ち一撃一撃がハンマーの様な威力を放つ。
灰錠は少し大きめのガントレット型だが、先端に黒鍵に似た性質の短刀を複数はめて打撃と刺突を同時に繰り出す事も可能。
また、ハッキングや潜入、サバイバル能力等も元軍人なので覚えている。
総合的に言えば代行者の中では日が浅いとはいえ、中堅少し下程の戦闘力を持つ。>>531
「俺は灼崎獅音。よろしくな。」
「When you beat your weakness,then,you'll be stronger than before. 親父の口癖だ。テメエの弱さに打ち勝った時、お前は更に強くなるっていう意味でな。いつも頭ん中で唱える様にしている。」
「先生。何か俺にやれる事は?…了解、すぐ向かうっす」
「先生、後で俺に稽古付けてほしいんですが、構わないっすか?…よし、じゃあ後で一発やりますか!!」
「魔術師をどう思うか?そうだな…危険な存在だとは思うが、全員が全員悪い奴じゃねえのは知ってるさ。」
「元々軍で育った身だからな、エグいモン見るのは慣れてる。…何も感じねえ訳じゃないが。」
「先生には、恩がある。身寄りの無かった俺を受け入れてくれたという恩、他にも数えきれねえ位にあるんだ。だから…もしあの人に何かあったら、俺が護る。…命に換えてもな。」
「了解。任務開始。」
「…悪いがこれでも、格闘に関しては自信があるんだ。…終わらせるぞ。」
「魔術師、それに外道と来たかよ…。わりぃな、加減できねえ。喧嘩吹っかけたのはお前だ、後悔すんなよ!!」>>426
アリ兼ペアには書き手の思うロマンスが敷き詰めてあります
魔力や魔術が存在する作品の中で、それらが絡まない事象を敢えて「呪い」や「魔法」と称する話とかも個人的な趣味です
>>427
感想ありがとうございます
ダイジェスト的な抽出ではありますが、アリウムと兼武に加えてマシュと兼武の対決にも主眼を置いたのでそういっていただけて嬉しいです
>>428
ラストどうするかなーと悩んだ末にアリ兼主従のモデルの一つでもあるモーさん&獅子劫さん主従の煙草ENDをイメージする形になりました
>>429
死霊病棟になる前はもうちょいマシだったかもですがアリウムに関しては生まれも育ちも病棟ですからねぇ……
病棟を抜け、外の世界を見て、何より憧れに触れて終えたアリウムは本人の言う通りいい人生とは言えないものの、確かに掴んだものがあったはず……>>430
確かさがある物語……こう、凄く嬉しい評価です
アリウムと兼武は本質的に似た者同士なので当初から決着は二人だけでつけるつもりでした
>>440
Fakeの新刊読んだら高速の攻防を書きたいなぁと思って力が入りました……!
マシュ周りはアロンダイトに準えてオーバーロード・カルデアスとかやろうと思ったけど公式と被りそうなのでなくなくオミットしたという㊙エピソードが……(やってる事自体は大体同じ)
>>441
赤髭にお墨付きとは光栄ですぜ……!
兼武自身、まぁマイナーなので自分が次に召喚されることはまず無いと思っていましたが、カルデアに召喚されたら確実に記録を引き継いでるでしょうね
皆様、お久しぶりでございます アリウムです
返信遅くなってすいません、久しぶりですが暖かく迎えていただき感無量です
ついこの間スレが4周年を迎えたということでHN的にもアリウム(と兼武)の話を書く一つの節目かなと思って書き始めたはいいものの……書き上がるまで顔を出せず……
とはいえ島編で出来なかった課題(雲耀の太刀の描写やアリウム&兼武主従の最期)が果たせた部分もあり、ここで披露出来てよかったな、と……やべえ…没の匂いがしてきたぞ…
とりあえずフォローしとくと食満さんに四六時中着いてる訳じゃなく単独で任務したりもします
あと心酔してて「食満さんスゲー!!最強!!」って感じではなく普通の尊敬で「あの人は強いし優しい、俺もあの人を守れる位強くなりたい」っていう舎弟的な感じです
部下としても動けるし単体としても動けます>>539
あ、それいいかも。
ツーとスリーは、この際考えないでおこう。>>524
まあ実を言うと誉ちゃんは既に京介の庇護対象(何かあったら相手を排除してでも守ってくれる)なのでユージーンも滅多なことはしませんしね。
京介「昔から俺が遠出する際に飛鳥を泊めて貰っていたこともあって朽崎兄妹共々幼馴染のようなものだからな」
>>525
あ、そうだったんですね。てっきり深海のディープ・シーの文字りかと。シーとツーって似てますね。
>>533
かなり王道な好漢ですね。魔術師キャラと仲良くなれる可能性がある聖堂教会キャラは貴重。そして代行者はやはり味覚が尖ってるゥ。
>>535
赤髭はおそらく島編剣陣営と島編槍陣営がぶつかり合うところ見たら興奮のあまり消滅しかけてガッツ発動を無限に繰り返し続けると思われます。
赤髭「正反対なようで実は似た者同士…いい…」
>>540
髭「怨?」ステイ
まあ両方にコネがあるならそうなる事もあるでしょう。寧ろ女の子同士を引き合せるよう紹介してるとも言える。
>>543
個人的にアストルフォと同じジャンルだと思うのでアストルフォが男の娘なら男の娘です。>>543
身長など些末ごと…正式名称もようやく決まったし、ちらほらアップデートした『船』の総まとめを出そうと思ったけどそんなスキマあるかな…あってほしい…
>>549
魔術師自体は危険ではあるけど魔術師が全員悪人って訳じゃねえ、悪人は倒すだけだし善人なら倒さないし交渉する余地はあるって感じですね
善人である事が分かれば警戒を緩めますし手を組んだりする事もあるかもしれないって感じです
あるいは友情を育む可能性もあるかもしれないですね
>>550
それなんですが、漂着してメロちゃんと契約した時にメロウちゃんのあらゆる物体に変化できる力を通じて不随になった足に永続的にメロちゃんの一部を付着、変化させて擬似的な義足になったんで前の様に自由に動かせる形になったんです
これがメロと海月を契約的にも絆的にも繋いでる物なので新しく義足作るのは無いですね…すみません
これに関しては俺の説明不足だったんでwiki追加する時に加筆しときます
これがメロと海月の契約の証みたいな物ですし>>554
やべ最後の一文被ったから消そうと思ってたのに消してなかった
すいません>>552
主な階層は上からクラブ(他部門の業務の補助、全体的な総括)→ダイヤ(遺物の保管、記録、管理、客人接待)→ハート(遺物研究、開発生産)→スペード(遺物鎮圧、客人との戦闘)
保管されている遺物の危険度、神秘の古さ、異常さも上は安全で下に行くにつれて深く古く強くなっていきます
移動するだけならかなり高速で上下階層を移動する乗り物があったりするので楽
基本ハートを超えたあたりから適切な魔術や神秘の知識がないと迂闊に触れるべきではないものばかり(異界としてのルールが敷かれているので職員がヘマをしないかぎり鑑賞は問題なし)
各部門の中で一定の功績を立ち上げている職員はハートが開発した礼装を武装として使用可能
外観は大きく積み上がった塔ですが、中に入った時点で地下に広がる形となります(上はありません。下に広がっているばかりです)
アルバイトは招待状に導かれるまま『なぜか』来てしまった一般人については希望することがなければ命の危険性が低い仕事(事務とかマニュアルに則った最上層遺物管理)をします
望んで、もしくは導かれたものの遺物の神秘に触れる仕事がしたいアルバイターは上層〜中層の危険性がそれなりにあるお仕事にチャレンジ
さらに希望して各部門いずれかの責任者が承認すれば下層のお仕事もチャレンジできます(承認条件は責任者によって変わる。充分なキャリアを積まないと認めない奴が二人、興味を持てば面白いからとオッケーを出す奴が二人)>>558
そんな感じですね、下層最下層辺りは今を生きる吸血種とかも存在してたり
エレベーター的なものもあるのですが開発陣(ハート)の悪ふざけでそういうトロッコ的な降り方ができるものもあるかもしれません、なにせハートの責任者がそういう大馬鹿者なので
塔はそうですね、そういうものに考えてもらって大丈夫です
ちゃんと厳しい奴ら→スペード責任者アルテミシア(戦闘担当なので舐めたこと言うと殴り飛ばされる)、クラブ担当ヒノメ(退魔を生業にしていた一族の出なので人の生き死についてちゃんと厳しい)
ノリで生きてる奴ら→ダイヤ担当ティム(興味深いことが起こりそうなら微笑んで通す。ルナちゃん一行は同族のよしみで興味深いので通す)、ハート担当マイア(享楽的に生きてるので面白そうなら通すし本人の許可なう無理やり通したりもする)
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/輪廻聖杯博物館パンゲア
ここの一番下にこの四人の詳細に飛ぶページはあります>>559
なるほどなるほど…ありがとうございます!
たぶんあれこれ考えてるとまた聞くことが増えると思うのでその時はお願いします!>>562
そ。
もっと言えば橙子さんの連れたベオ君(金狼)にボコられたシリーズご紹介のひとつ。>>569
全然大丈夫っす!!『船』の設定をちょいちょい足したまとめ的なのできたんですが見てもらっていいでしょうか?
ちょっとだけ長いです>>571
チェストォ!貼りまーす
『秘海集積船』
『概要』
秘海集積船───通称『船』。
陸の上で失われていく神秘に見切りをつけ、海にまつわる神秘を追究せんとした魔術師たちの船。特定の陸地を目指さず世界中の海を渡り続けている。
発足は西暦千年の前後。始まりは小さな船だったが、千年をかけた拡張・改造により巨大船舶へと変貌した。
目的は海に潜む未知の神秘の発見とその解明。
船上にはある種の生活圏が構築されており生涯を『船』で過ごす人間すら存在する。生活圏内には魔術師だけでなく魔術使いや神秘を知るだけの一般人も生活している。
後進を育てるための学園をはじめ、いくつもの施設が拡張・改造によって後乗せされた。
扱う神秘も同じく、新旧まとめて雑多な概念が導入されている。一隻の船に数多の神秘が相反せずまとめっているのは『船』の基盤部分の特性に因るところが大きい。>>573
『歴史』
始まりは西暦千年の頃。ある魔術師たちは陸の上で失われていく神秘に見切りをつけ、未だ人跡未踏である深海にこそ神秘の極みがあるとした。
十人にも満たないわずかな魔術師たちは揚々と海に飛びだし……間もなく怪物に呑み込まれた。それは北の海に巣食う太古の幻想種クラーケン。
呑み込まれ死にゆくだけだった一人の魔術師はしかし諦めず、怪物と繋がり、合一を果たした。
かくして北の海に人であり怪物でもある『船』が誕生したのである。
以後も目的は変わらず未知の神秘を求めて『船』は海を彷徨う。
次第に乗船を希望する物好きが現れた。物好きを受け入れると、人が人を呼ぶようになる。増えた人の群れは『船』をもっと広くしようと考え、自分たちの神秘を導入していった。
時代も国も問わず数多の神秘を受け入れた『船』は巨大化していき、現在の巨大な姿へと変貌していった。>>574
『船体について』
元々は一人の魔術師と北の海の幻想種クラーケンが融合したもの。
融合した時から生命体としての存在は内部に引きこもり、抜け殻となった遺骸を利用した『船』を使って活動を続ける。
『船』は後から乗ってきた人間の手によって時間をかけて少しずつ少しずつ拡張・増設を繰り返して今の形になった。
航海中も海中のマナを汲み上げることが可能で常に魔力の補充が可能。船内には魔力を電力に変換する設備もあるため電力についても同様。
船体全体には認識阻害の魔術式が組み込まれてある。「船を船だと認識できない」「船の存在に違和感を抱かない」「根本の認識から外す」「風と光による迷彩」など複数の魔術をかけられておりその偽装は完璧に近い。それでも完璧というわけではなく物理的な接触は誤魔化しきれない。
船体の装甲に使われる材質は統一されておらず区画ごとによってバラバラ。それでも動力機関を守る装甲や船長室の入り口など重要な区画はクラーケンの遺骸と魔銀(ミスリル)を用いた特殊装甲となっている。
船の前部───船首にあたる部分に学園が設置されている。その逆、船尾にあたる部分は航海総括局直轄の『操舵室』を置く灯台と呼ばれる建物が存在する。
そして船首と船尾に挟まれた船の中央部では、クラーケンの殻を利用して作ったドームと、ドームの上に無作為に上乗せされた居住区が上下左右に並ぶ。
『船』の動力機関は船尾の下部に位置する。動力機関はクラーケンの足にあった魔術回路を用いて造られたものと、後から載せたものを合わせた計十二基の魔力炉によって動く巨大スクリューがメイン。
緊急時の際には居住区の真下に外輪が出せるようになっている。
船内は魔術による空間拡張によって元の数十倍の空間を確保している。船内には動力機関、倉庫、魔術師たちの工房、調査隊本部などがある。
また、生活管理局の管理下にある迷宮の入り口も船内に存在する。>>575
『居住区』
中央部に位置するドームに後付けで積み重ねられた船員たちの住居がある場所。
主に集まっているのはドーム上部だが、甲板から側面に這うようにも積み重なっておりドーム外面はほぼ居住区で覆われている。その様相は九龍城のそれに近しい。
内部は迷路さながらの混迷ぶり。当然地図などもなく居住区で暮らしている人間も全容を把握している人間はごくごくわずかしかいない。
主に"部屋"あるいは"家"が重なっているが、個人で営業しているショップも点在する。24時間営業のコンビニや魔術礼装専門店など。
『船長室/開かずの海』
始まりにクラーケンと融合した魔術師の内面世界とクラーケンの神秘が混じり合うことで亜種固有結界として昇華された船内に広がる迷宮にして『船』の基盤。名を開かずの海。
結界の特性は吸着。引き寄せ、呑み込み、けして離さない。魔術師の内面世界でもあるこの結界はとくに"神秘"を好み吸着する。『船』が多くの神秘を受け入れられるのはこの特性から。
『船』を一個の生命体として扱い、船内を体内に置き換えることで世界の修正を回避している。
『船』における船長室とはこの固有結界を指し、始まりの魔術師たる船長は今も変わらずここにいる。>>576
結界内部では海が広がっている。
正確には、迷路のように曲がりくねり枝分かれした海底トンネルで形成された"海の迷宮"が広がっている。
海上では常に嵐が吹き、海面には失われた島が浮かび、海中には過去にのみ存在した幻想種が現存し、海底には幻の都市が沈む。
この海には『船』が数百年かけて吞み込んだ全てがあるとされた。人も、船も、魚も、都市も、魔獣も、島も、海も、全てが累積し現存している。
船内の三割の空間はこの固有結界によって占領されている。三割という数字は結界の外から計測して出されたものであり、結界内部の広さはその数十倍から数百倍、ことによればそれ以上になる。
結界の入り口は生活管理局の管理下において封鎖され立ち入りを禁じらている。しかし、魔術社会においても希少な資源の獲得が期待されるため、生活管理局の要請を受けた調査隊の一部のメンバーは立ち入りを許されている。
『乗船について』
乗船にあたっての基準や条件はとくに定められてはいない。希望すれば誰でも受け入れる。もちろん最低限の健康診断や持ち物検査や素性の確認は行われる。
後から乗ってきた人間たちが後付けを繰り返して作り上げたという歴史を持つからか、『船』全体に「来るもの拒まず」の共通意識がある。
魔術師が作った魔術師のための船だが、一般人や魔術使いも乗船はできる。
乗船するルートは主に二つ。
一つは『通信室』のメンバーからスカウトを受けて乗船するルート。
もう一つは『船』の存在をどこかで聞きつけ、自力で辿りついて乗船するルート。
他にも"航海中に偶然接触しそのまま拾った"や"気づけば乗っていた"などのレアケースがある。>>577
『外部との繋がり』
『船』は半年に一度の周期で港に停泊する。
停泊期間は一ヶ月。この一ヶ月の間に物資補給、魔術的資源の取引、有望な人材のスカウト、船体の総点検などを行う。
生徒たちにとっては夏休み、または冬休みにあたる。
『船』に乗る、あるいは降りる機会はこの一ヶ月の停泊期間以外にない。
停泊期間外の個人的な下船は追放処分という形で一応は認められている。
下船とは言うが海の真っ只中に身ひとつで放り捨てられるだけで、最低限の渡航能力がなければ自殺と変わらない。
魔術協会とは魔術的資源の取引と人材の引き抜きに限り関わりを持つ。敵対・協力関係はない。派閥によって軽視・関心・警戒と対応の差がある。
聖堂教会との関わりは皆無。そもそも接触する機会がない。>>579
『航海総括局』
『船』の航海・運営における意思決定機関。
航海の上で必要な船体に関する様々な役割を担当している。また、外交や財政管理も担当。
航海総括局は『船』の組織の中でもっとも高い地位にあり、そのため所属する幹部候補生はいくつもの面で優遇される。
個人用の工房や調査隊の成果物が優先的に回されたり、居住区の個室もグレードの高いものが用意される。こういった理由から航海総括局に所属している人間は魔術師として真っ当に活動しようとしている者が多い。
航海総括局の局長となる人間は自動的に副船長も兼任する。副船長は表に出てこない船長に代わって実質的なトップをつとめる。
航海総括局の主要な施設は船尾に位置する"灯台"と呼ばれる巨大な塔に集中している。
幹部のための個室や工房そして共同研究施設が集まっている。『機関室』を除いた各グループの本拠もあり、最上部には『操舵室』が存在する。
属しているグループは『操舵室』『機関室』『通信室』『灯台室』の四つ。
『操舵室』
『船』の舵を握る部屋。船の操縦はここで行われる。航海総括局の管理下にある。
入室が許されるのは『副船長』『操舵手』『通信士』の三名のみ。実質的なトップの集う場。>>580
『機関室』
『船』の整備・拡張・点検を担うグループ。航海総括局に属する。
機関室という名前ではあるが、動力機関を含めた船体全てに対応する。
船体の大雑把な部分はしたっぱたちの仕事。動力機関は機関室長をはじめとしたウデのある者の仕事。
『船』に認識阻害の魔術をかけるのも機関室の仕事だが、少々特殊なため通常業務とは外れた専用のメンバーが担当している。
『通信室/ドルフィン・ニュース』
『船』の情報伝達を担当するグループ。航海総括局に属する。
船内の情報伝達はリーダーである通信士がほとんど一人で行っており、メンバーの大半は『船』の外、陸地で活動している。海にいては知りようのない世界情勢や他の魔術組織の動きを監視し伝えることが通信室のメイン任務。
そして通信室のメンバーは人材の引き抜き、スカウト活動を行っている。『船』の存在を噂レベルで魔術社会に広めてもいる。
それとは別に『船』で起きた事件・事故・イベントなどをまとめた新聞『ドルフィン・ニュース』を毎日発行している。これは通信室に課せられた仕事ではなくリーダーの通信士が趣味で始めたもの。
『灯台室』
航路上の監視を担当しているグループ。『船』のレーダー&ソナー役。航海総括局に属する。
波を見る、風を読むのが基本。他には海賊や魔獣の接近もいち早く察知する。
気象予報も行う。場合によっては星詠みのためにちょっと雲を動かしたり、複数人の儀式によって天候操作を行うことも。>>581
『生活管理局』
『船』に所属している全ての人間たちの生活を管理し守っていく防衛組織。人間が生きていく上で発生するいくつもの雑務を担当している。
生活管理局の局長となる人間は、自動的に操舵手も兼任する。これは『操舵室』を航海総括局に独占させないための措置である。
高い地位にある航海総括局や、成果物を直接獲得できる調査隊と比べると、生活管理局は魔術師として活動するには向いていない。そういった事情も所属する人間は根源を求めない魔術使いや、個人的な目的・理由をもっている者が多い。
生活管理局には魔術や神秘を知るだけの一般人もそこそこ所属している。これは業務の多くが根本的な部分で魔術を必要としない、という理由から。
『船』の中央部に位置するドームは生活管理局の所有。ただしドーム上部に積み重なる居住区は管轄外。
ドーム内部は重要な施設が集まっている。生活管理局の本部をはじめ、総合病院や図書館、冷蔵・冷凍倉庫を兼ね備えた巨大食堂など。
船内の実に5割が生活管理局の所有となっている。5割という数字は『船』の供用倉庫を含めてのものなので実際の使用率は他とそう変わらない。
また、『船』の内部に存在する迷宮の管理も生活管理局が行っている。
属するグループは『海鍋給食センター』『特救衛生班』『美化清掃班』の三つ。>>582
『海鍋給食センター』
すべての船員たちのお腹をみたす『船』の料理人が集まるグループ。生活管理局に属する。
点在する三つの食堂と冷蔵・冷凍倉庫を受け持っている。
食堂は学園内部、居住区近辺、船体後部に設置されている。
仕事は調理。とにかく調理。工房に引きこもったままの魔術師へ配達もしている。たまに調査隊の獲った水棲魔獣やらなんやらの解体を手伝うこともある。
真水の管理も海鍋給食センターの仕事に含まれる。
水を得るために灯台室に雨を降らせてもらったり、貯水タンクや浄水設備のメンテナンスを機関室と共同で行っている。
正式な仕事ではないが水耕栽培や畜産に船外に出ての狩猟といった食材調達も行っているメンバーもいる。
『医務室/特救衛生班』
医者や看護師、呪術医が集まる医療を担当しているグループ。生活管理局に属する。
仕事の内容は医療行為。手段に魔術が用いられているが一般人の手を借りることも多い。
そして海難事故に対処する特殊部隊でもある。溺れた人の救助や船内での火災や浸水と幅広く対応する。
彼らは真っ白な箱型ゴーレムで造られた"医務室"を駆って、けが人や病人、溺れた人の元へ駆けつける。>>583
『美化清掃班』
特別な技能を持っているメンバーの方が少ないグループ。生活管理局に属する。
『船』の全ての施設・設備を清掃するのが役割。
その仕事量の膨大さから使い魔などを用いて"手足"を増やすことが推奨されている。
生活管理局のしたっぱメンバーの多くが所属しているが、それでも人手が不足することはままある。
『ワイルドハント騎士団』
各グループからメンバーを選りすぐって作られた屈指の戦闘力を誇る治安維持組織。生活管理局から派生しているが、属してはいない。
"船長"の命令を直接受け取る唯一の組織であり、『船』全体の治安維持と外敵の駆除を目的として動く。
航海総括局、生活管理局、調査隊の三つの組織が争いを起こした時の抑止力としての側面を持つ。
独自の判断で動くことが許されており他組織の影響も一切受けない。彼らの活動は"船長"の命令のみが介入できる。>>584
『調査隊』
『船』の最大の目的を実行する組織。正式名称は秘海調査隊。
航海総括局や生活管理局と違い『船』の動向に関与しない。海の未踏領域に挑み、未知なる神秘を獲得することだけが調査隊の役割である。
また、『船』内部の迷宮を調査するため特別な調査小隊が結成される場合もある。これは生活管理局による要請を受けて初めて結成される。
他組織と比較して死傷者が最も多い。戦闘行為によるものと、それに伴う海中での事故が多発しているためである。
リスクに見合うメリットも大きく、調査で獲得した成果物の7割を調査隊の所有とすることが認められている。残りの3割は航海総括局に回され、そこでさらに各部へ分配される。
「神秘の追究」「根源への到達」といった最も魔術師らしい目的を持った人間が集う。
『船』の針路にも影響するため調査海域の選出や調査期間などの最終決定は航海総括局によって定められている。
調査隊が組織として自由に動けるのは主に二点。"調査対象の選出"と"調査方法"である。
なにを調査するか、どのように調査するか、それらは全て調査隊に委任されている。
調査隊では隊員に複数人で小隊を組み行動することを推奨しているが、実力があれば個人で動くことも認められる。
第一に求められるのは成果、次いで生還。手ぶらで生きて帰る者は半人前以上ではあるが、一人前でもない。
魔術を使えない人間の入隊は認められていない。ただし、魔術に頼らずとも調査隊の必要水準に達する戦闘力をもっている規格外の存在であれば、例外的に入隊は認められる。>>585
『学園』
『船』の船首付近に設置された教育機関。船上に建つ凹の形をした巨大な学舎が目印。
全寮制。全ての生徒が五年の時間をこの学舎と寮で過ごす。
内二年間は基礎を学ぶ混合科、残りの三年間を航海科、生活科、調査科の三つの学科のいずれかを選んで進む。
教師は授業内容に合わせて航海総括、生活管理、調査隊からそれぞれ派遣される。学園専属の教師も存在する。
入学するには『船』の外でスカウトを受けるか、自力で『船』にたどり着き試験を受けるかの二択。ちなみにスカウトを受けた者は試験を必要としない。
卒業後の進路は基本的に『船』のどこかになるが、希望すれば時計塔のような外部の魔術組織や一般企業にも進める。前者には推薦書を、後者には一般社会に通じる資格取得ができるよう取り計らってくれる。
学園の真下に『船長室』があるとされている。
それゆえに学園のどこかに『船長室』に繋がる出入口があるのではないかと噂されているが真相は不明。
『寮』
学園の背にあたる部分に併設されている全生徒が入る宿舎。
外観は白く横に長い平屋の四角い建物。……だったが、居住区と同じく後から乗船した者の増築が繰り返され、こちらも九龍城さながらの様を見せている。現在五階まで伸びている。
基本的には一人一部屋。希望すれば二人で一部屋を使うことも認められる。ただしどちらも問題児であったりすると認められない。>>586
『それぞれの学科について』
『混合科』
基礎を学ぶ学科。
始めの二年間は全ての生徒がこの学科に在籍する。
この二年の間に生徒は自身の向き不向きを把握し、航海科、生活科、調査科の三つの科のどれを目指すかを決める。
多種多様な生徒が集まるこの学科では、能力を伸ばすこと以上に人脈作りが重要とされている。
能力が認められれば混合科での二年間を飛ばし、飛び級で三つの科の内いずれかに進むことも可能。
『航海科』
船の運航に必要な能力を幅広く求められる。
特に重要なのが天候操作と星詠みと魔導工学。そして人間に対する管理能力。
将来的な幹部候補の育成が目的。この学科の生徒は『船』の重要区画を任せられるようになる。
幹部候補ともなれば船内の工房を優先的に与えられる。自分だけの研究環境を整えようと航海科を目指す生徒は多い。
『船』全体の維持・向上を目指す生徒と、自身の地位向上を優先する生徒が半々くらいで分かれている。>>587
『生活科』
名の通り人間の生活に必要な能力『生活力』が求められる。
生徒本人の生活力もさることながら、ゴーレムやオートマタといった使い魔をどれだけ増やし、操り、自分の手足とできるかも重要となる。
これは人手不足に陥ることがないようにするために必要な能力である。逆に言えば人手の問題を解決できるなら使い魔を不要とすることも認められる。
必要不可欠ではあれど『船』の本義を担う航海とも調査とも違う学科のため、生徒数は他の科に比べて少ない。
海の調査や神秘の探求とも違う個々人の目的を優先する変わり者が多く見られる。
『調査科』
調査能力の他にも戦闘、逃走、救助といった実戦的な能力が求められる。
戦闘力が重視される学科であり、授業内容も机に向かっているより現場に出ることが多い。
基礎的な立ち回りを除いて、魔術に頼った戦闘能力は個々人による差異が大きいため教師による個人指導が主流。この教育方法のせいか『生徒と教師』というよりも『師と弟子』といった関係に近くなる。
『船』の主目的を達成するための最前線たる調査隊入隊が叶う学科であり、生徒人気は高い。
「神秘の追究」「根源への到達」といった最も魔術師らしい目的を持った生徒が集う。>>589
乗船者になれるキャラクターのストックがないのが残念!ですが支援者・取引先リストにアーダルベルト・シザームンドを推薦してもよろしいでしょうか?彼の商売柄、取引が生まれそうです。
あと海鍋給食センターに水耕栽培設定が加わって嬉しかったです。
>>533
ガンドレットとさらに黒鍵風スパイクとは独特ですね。食満との関係性も継続していただきありがとうございます。
食満のもとで仕事をしているならば、覇久間の管理者である夏美とも面識がありそうですね。ちなみに女性への接し方や対応とか、常態と異なることもありますか?
>>389>>462
与一、張遼、趙雲たちの活躍を読めて満足です。全員で頑張って難敵を倒す感じはFGOっぽくていいですね。
旧主の宝具を使うところを見たら張遼も驚きますよね。
>>425
アクションがかっこよかったです
>>507
戦闘シーンは本当に難しいです。頭の中の情景をアウトプットするのも大変だし、書けたとしても山場や楽しめる場面がなく面白味のない文字数稼ぎにしかならない文章になることもありますからね。(蘇る、嫌な記憶)ぐぎぎ……ご相談なのですが、明日(というか今日)皆さんに見せたかったサーヴァントがbyteke^@yskor-@rsmhwgt@t2@.場合は日を改めた方が良いですかね……?
>>594
アドバイスありがとうございます~
そうですね、ちょっと日を改めようと思います>>591
言われてみれば確かに似てる気がしますね…
>>592
洛陽の話と獅音の話同時に来たんで分割しますね
洛陽関連
曹操の宝剣を使ってたら多分許褚も張遼も驚くよなと思ってあのシーンは書きました
そこについては後ほどのストーリーで詳しく語られます!
獅音関連
女性への接し方は男性相手と然程変わらないっす、とはいえ一応クリスチャンだし代行者ではあるのでナンパ等の変な事はしませんし逆ナンとかされても断ります、ただ健全な勝負事吹っ掛けられたら割とノリやすいです(教会付近の町の祭りの腕相撲大会等で無双した経験あり、食満さんから少し注意はされてるので程々にしてる)
全体的に前に比べて特徴付けようと思って不良クリスチャン的な感じに変わりました
あと食満さんの護衛という事で覇久間では夏美ちゃんとも顔見知りかもしれないですね、ただそうだとしても任務時なので素ではなく軍人モード入ってると思いますQ全然書いてませんよね?
A気付いたら1日が終わってます
何もかも更新できねえぞどうなってんだ!>>602
ほうほう……短髪と>>589
これが噂に聞く『船』……乗船希望というかは微妙ですがウチだと海系のヴィラン枠のヒース・スケイル(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%AB)とか絡ませてもらえるかも……
>>592
雲耀の太刀は公式の対人魔剣に負けないぐらいのものをいつか出力したいと思ってたので特に力が入りました「どいつもこいつもアホみたいだ」「自分が何かを盗まれたって言われたら、すぐに焦って捲くし立てる」「”何が”盗まれたんだ、”誰が”盗ったんだとか延々とな」「しまいにゃその責任を誰かに押し付けて喚き散らす」「警察は何をやってるんだ早く犯人を捕まえろ、そんな治安はオカシイ、政治家はさっさとそんな社会を改善しろ、あとはそうだな……。そんなのは知らなかった、盗みの手口を教えてくれれば被害に遭わなかったのに、みたいな風に」「要するに、だ。『盗まれた』って結果は気にする割に、『盗まれた過程』って”手段”は大体の奴が気にしないし、深く考えない」「コレってさ。つまり”神秘”なんじゃないかって思うんだ」「窃盗っつー概念はプロメテウスの火みたいな伝承を主に古くからあるし」
という理屈での窃盗魔術、みたいなのが思いついたんだけど、この場合盗める範囲ってどれぐらいが適正なんだろうか。概念的なモノまで強奪範囲だとインチキ過ぎるし、かといって物質的なモノ限定だと「ソレただの凄腕のスリやん」になって魔術師感ないし。あとまぁ答えてもらえるかどうかわからないけど以下の条件に一つでも当てはまるサーヴァントが思い当たったら自作他作問わず教えてくれ
今年の節目は幕間の物語キャンペーンで行こうと思ってるのでこの辺がどんだけいるかで書くかどうかとストーリー決める
・幽霊
・霊現象、祟り、怪異に詳しいが問答無用の怪異払いは行わない
・九天玄女、あるいはイシュタルに関係ある
・清朝に与しておらず反骨・国家反逆系の逸話で有名になってもいない中国出身
・自身の美しさを一番に讃えられることにこだわる頭白雪姫の女王
・美人局に引っ掛かりそうな軽率な男
・美人局に協力しそうな程々の悪党
・鬼に優しくできる人
・古今東西芝居というものの題材になったことがある
・ステージの上に立って注目される業種に興味がある
・人類を滅亡させることに興味がある
・男でもいける
・性自認方面で悩みがある
・子供好き
・観光業に興味がある、観光地建設の実績あり
・人類を一つ上のステージに導きたい>>613
・問答無用の怪異払いは行わない
これは百目鬼が該当するかな、と。
性格的に問答無用の怪異払いは出来ないだろうし。
・清朝に与してない+反骨・国家反逆系の逸話で有名になってもいない中華系
自作だと梁山泊一〇八星以外の中華鯖は大体該当する。
・芝居の題材になった
景 清 。
人形浄瑠璃や歌舞伎を含む古典芸能に『景清物』なんてカテゴリーがあるぐらいだし。>>613
・霊現象、祟り、怪異に詳しいが問答無用の怪異払いは行わない
菅原孝標女〔オルタ〕(源氏物語 葵 物の怪)
・清朝に与しておらず反骨・国家反逆系の逸話で有名になってもいない中国出身
蚕馬
・美人局に協力しそうな程々の悪党
清原致信
・古今東西芝居というものの題材になったことがある
コッペリア
・男でもいける
・性自認方面で悩みがある
エラガバルス
キノツラユキ
・人類を一つ上のステージに導きたい
ハイフェッツ>>614
・百合にはうるさい
サッフォー
・世界の管理者
・乗ってくると周りが見えなくなるタイプのバトルジャンキー
メムノーン
・フランス万歳
ルイ=デュードネ
この辺ですかね〜>>621
・男でもいける
→バフォジャック
・子供好き
→雪女
古今東西芝居というものの題材になったことがある
・ステージの上に立って注目される業種に興味がある
・観光業に興味がある、観光地建設の実績あり
→メネス
・観光業に興味がある、観光地建設の実績あり
・人類を一つ上のステージに導きたい
→アッシュールバニパル>>613
・清朝に与しておらず反骨・国家反逆系の逸話で有名になってもいない中国出身
趙雲、許褚、周瑜、典韋
・性自認方面で悩みがある
若干違うかもしれないけどワンチャン典韋も当てはまるかもしれない
・乗ってくると周りが見えなくなるタイプのバトルジャンキー
許褚
あと他作の鯖ですがフランス万歳は中納言さんのリシュリュー入ると思います>>614
・幽霊 → 小野小町(キャスター)
・霊現象、祟り、怪異に詳しいが問答無用の怪異払いは行わない → 在原業平、大嶽丸、倭建命
・九天玄女、あるいはイシュタルに関係ある → 小野小町(アルターエゴ)
・清朝に与しておらず反骨・国家反逆系の逸話で有名になってもいない中国出身 → 曹操(確か国家反逆はなかった気がする)
・鬼に優しくできる人 → 厩戸皇子、在原業平(一定の警戒心を失うことはない)
・古今東西芝居というものの題材になったことがある → プロスペロー、大嶽丸、那須与一
・子供好き → ロビンフッド、イオラオス、フロームンド、厩戸皇子、スブタイ、ダレイオス1世
・観光業に興味がある、観光地建設の実績あり → トラヤヌス(観光地建設の実績)
・人類を一つ上のステージに導きたい → 厩戸皇子(場合によっては)
・男に(現代の価値観から見れば第三者視点から見ても割と正当な)恨みがある → 役小角
・法律を制定したことがある → 厩戸皇子、曹操、トラヤヌス、ダレイオス1世、プトレマイオス1世
・乗ってくると周りが見えなくなるタイプのバトルジャンキー → 足利義輝幽霊(というよりはそれを従える)
霊現象、祟り、怪異に詳しいが問答無用の怪異払いは行わない
百合にはうるさい(姉妹愛とかそっち方面)
→スクルドが該当しますね。>>613
・軽率な男
ロドモン
こやつ…>>613
・幽霊
学校の怪談ちゃん(トイレの花子さん)とか土蜘蛛さんとか
・清朝に与しておらず反骨・国家反逆系の逸話で有名になってもいない中国出身
赤「多分俺は両親の剣の方が有名だと思います」
・古今東西芝居というものの題材になったことがある
大河ドラマで軍師官兵衛と麒麟が来る(光秀)辺りでしょうか
・男でもいける
頭ギリシャ、頭ケルト、頭戦国の皆さんは大体いけます。
・百合にはうるさい
_人人人人人人人人_
> バルバロッサ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄>>614
・男に(現代の価値観から見れば第三者視点から見ても割と正当な)恨みがある
人魚姫(姉)
妹が惚れた男に振られて自ら命を絶った(姉目線)から復讐するは逆恨みっぽくもあります
・世界の管理者
ツクヨミは月の管理者で人類の観測者でもあります。
・乗ってくると周りが見えなくなるタイプのバトルジャンキー
上杉謙信、宮本伊織、パラス・アテナ辺りでしょうか。特にパラスちゃんはペレスでカッとなって冷静な判断が出来なくなってましたし。
・フランス万歳
デオン・ド・ボーモン>>628
なるほど、大嶽丸は生前の縄張りの山が異界みたいになってました。
>>629
アサシン戦はもう終わってます。終戦までの補完にSS投稿はありです。
直接的な戦闘の終了はここら辺(アサシン消滅は先の話)。ご確認お願いします。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E6%98%9F%E3%81%8C%E5%A2%9C%E3%81%A1%E3%82%8B%E3%82%88%E3%82%8A%E3%80%81%E8%BF%85%E3%81%8F>>610
(´・ω・)っ『ノーシン散剤』
>>614
>法律を制定したことがある
>世界の支配者
ランサーのユノー神は空いたままのギリシア『異聞帯の王』枠を使ってカルデアに来ているという想定なのでどちらにも当てはまります
法律に関しては規範の制定的な意味で必ずしも律法そのものではありませんが、キャラクターモチーフが弁護士なので講義で言えば入るでしょう、たぶん。
>・乗ってくると周りが見えなくなるタイプのバトルジャンキー
セイバーのヨシュアはわりと当てはまらなくもなくもないです。シンプルに体を動かしているうちに気分が上がってきて格闘戦を楽しめるのでノリ切ってしまっているのならいったん突き飛ばさないと話聞かなくなるかもしれません。今更だけどマレオ君は今剣とか白山吉光とかの長めのイメージです、それで毛先が赤っぽくて金魚みがある…みたいな
>>614
霊現象、祟り、怪異に詳しいが問答無用の怪異払いは行わない
鬼に優しくできる人
子供好き
→鳥山石燕
美人局に引っ掛かりそうな軽率な男
古今東西芝居というものの題材になったことがある
美人局に協力しそうな程々の悪党
ステージの上に立って注目される業種に興味がある
→ドン・ファン
古今東西芝居というものの題材になったことがある
人類を滅亡させることに興味がある
→鵺(この場合滅亡に興味があるというより人類の終焉(終わったらどうなる?)に興味がある)
鬼に優しくできる人
子供好き
観光業に興味がある、観光地建設の実績あり
→柿本人麻呂>>636
現象、祟り、怪異に詳しいが問答無用の怪異払いは行わない
古今東西芝居というものの題材になったことがある
ステージの上に立って注目される業種に興味がある
→エドガー・アラン・ポー(芝居に映画が含まれるなら。また、三つ目は親の関係で、あるいは朗読や講演などで)
霊現象、祟り、怪異に詳しいが問答無用の怪異払いは行わない
観光業に興味がある、観光地建設の実績あり
→ホレス・ウォルポール(ストロベリーヒルハウス)
古今東西芝居というものの題材になったことがある
法律を制定したことがある
フランス万歳
→リシュリュー
子供好き
法律を制定したことがある
→志賀清林(法律というか、相撲での決まり事ですが)
観光業に興味がある、観光地建設の実績あり
法律を制定したことがある
→カール4世>>637
観光業に興味がある、観光地建設の実績あり
古今東西芝居というものの題材になったことがある
男に(現代の価値観から見れば第三者視点から見ても割と正当な)恨みがある
→藤原泰衡(義経メイン気味だけど弁慶にも頼朝にも恨みはある)
多重に要素があるキャラはここら辺で、一つの要素があるキャラは
古今東西芝居というものの題材になったことがある
→阿弖流為、太田道灌、カスパー・ハウザー
観光業に興味がある、観光地建設の実績あり
→京丸
人類を一つ上のステージに導きたい
→クリスチャン・ローゼンクロイツ
男に(現代の価値観から見れば第三者視点から見ても割と正当な)恨みがある
→淡路廃帝(自分のものではないけれど、古今東西の種々の恨みを抱えているので)
乗ってくると周りが見えなくなるタイプのバトルジャンキー
→伊東一刀斎(というかいつも周りが見えていない希ガス)
ステージの上に立って注目される業種に興味がある
→ジョン・ウィリアムズ(アサシンが注目されるのに興味あるとはこれいかに。ぐれおありきならロックのライブに興味あり)>>639
そういえばそうでした!ここのえさんたちも大会スレに投稿してもらっているので、ちょっと大変ですがそちらを遡っていただければSSもあります。よく考えたら教師が人間である必要ないな…魔術師に教えるんだし…
>>643
受肉したサーヴァントは存在がビッグすぎてちょっと気軽に使えませんが……それ以外なら色々いけそうですよね。人要素薄いマスターもすでにけっこういますし>>462
素晴らしい…とても素晴らしい決着だった…すごく嬉しいです…ありがとうございます…!
サーヴァントたちの強かさや剛さを表しながらもマスターの人徳もさりげなく挟まれているのが良い…リシュリューがンドゥールみたいなポジションになってるのも嬉しい…不屈さが眩しい…これからの戦いも楽しみです!
>>495
お互いに愛の重てえ兄妹だなぁ…きっと素敵な親御さんに育てられたんだなぁ…(白目)
常識人なようでいてその実、というのはディオスクロイ思い出しますね。苦労人っぽくしながら色々な人を振り回して行って欲しい子…
>>507
なんて熾烈なキャットファイト…キャットどころかむしろタイガーファイトですよこんなの…
この特異点でしか見られない対戦で、且つ見られない決着の仕方で、特異点の独自さがマッチしていて面白かったです!
>>533
ガッチガチの現代兵器装備…やはり代行者はロマン溢れる職…
熱血っぽいところもあって、食満さんからはそこら辺諌められてそう、師弟って感じでいい関係を築けていそうですね
>>641
こう…泳いでる時とか、髪が長い方がゆらゆら棚引いて綺麗だろうなぁ…って…(願望)今って人居ますか?特に黒鹿さん。おまたせしました、ジャスミンのssが書けました。
>>646
黒鹿さんじゃなくて申し訳ないですがチェストジャスミン・アドレーヌが『船』に乗ってからはや数日。学園に籍は置いているものの一度も顔を出していなかった。というのも
「はぁぁぁ────」
生まれてこの方身の回りの事は全て召使いが行ってきたが為に自分一人ではろくに身支度も出来ず、縒れた服を外套で隠している状態だった。
「これからどうしよう…」
ジャスミンはとりあえず外の空気でも吸おうと迷路のような居住区の端のベランダのようになっている場所に向かった。そこはここ数日暇を持て余したジャスミンがボーッと一日を過ごす場所でもあった。
「あ……」
そこには既に壊れた柵を直している男性が居た。誰とも会いたくなかったジャスミンはそっと扉を閉めようとするが
「別に遠慮しなくてもいいよ。出ておいで」
男性は作業する手は止めずに半開きになった扉の向こうに居るジャスミンに声をかけた。流石に呼ばれて出ない訳にはいかずジャスミンは渋々姿を現した。>>648
「君は…見ない顔だね」
「ジャスミン…アドレーヌです」
「アドレーヌ……ああ、最近入った子だね。僕は(未定)、生活管理局の人間で生活科の教師もやってるんだ」
そう言うと男性はコンコンと木製の柵を軽く叩く。余談だが居住区は様々な建築様式が無造作に散りばめられており金属製の部分もあれば木製の部分もある。
「こうして壊れた部分を修理するのも僕らの仕事でね。まあ今回はサボ…もとい休憩中に僕が壊しちゃったんだけど」
「はぁ……」
元々一人になりたかった上に自分が出席していない学園の教師ということもありバツが悪そうにするジャスミンを横目に男性は作業に戻りながら続ける。
「まあ何が言いたいかと言うとね。何か悩みがあるなら聞くよ?」>>649
それから少し悩んだ後ジャスミンはぽつりぽつりと話し始めた。
「小さい頃から、魔術を学んでいれば他は何もしなくてよかったのよ…」
「うんうん」
「皆が私を第一に扱ってくれるから…私の我儘をなんでも聞いてくれるから…なんでも思い通りになるって思って…でもそんな訳ないってことは分かってて…」
「…うん」
小気味よい木槌の音とともに相槌を打つ男性。次第にジャスミンの呟きもヒートアップしていく。
「私にとってあの家が世界の全てだった!教わってないことなんて知らない!知らない世界に放り込んで、勝手に失望して、また知らない世界に放り込んで!私にどうしろって言うのよ!これから一体、どうすればいいのよ!!」
ジャスミンの感情が昂り地団駄を踏み始める。その様子にうんうんと首を振る男性。やがて修理が終わり立ち上がった。
「はっ…私は何を…」
「悩みってのは言葉にして吐き出してしまえばすっきりするものさ」>>650
「それで、これからどうすればいいか、だったね。簡単さ、君のしたいことをすればいいんだ」
「私の…したいこと」
「本当なら教師として授業に出るように言うのが正しいんだろうけど、無理強いしてもためにならないからね」
ジャスミンは答えに詰まり俯いてしまう。その拍子に今の自分の姿を再確認し────
「今は、自分の身の回りのことくらいは自分で出来るようになりたい…です」
男性はそこで初めてジャスミンの格好に気付いたようでなるほど、と呟くと手を叩いた。
「よし、なら明日から僕がマンツーマンで教えてあげよう。掃除に洗濯、食事の手配なんかもね」
「あ、ありがとう…ございます」
その日はこの後授業があるからと男性と別れたジャスミンは部屋に戻ると家を出て以来触っていなかった荷物の一つを手に取った。>>651
次の日
「先生、今日からよろしくお願いします」
「うん。素直でよろしい」
「あの…」
ジャスミンが何かを言いそうになったタイミングで不運にも男性の通信機器に連絡が入った。
「はいもしもし。────はい。────はい。────ええぇっ?また壊したんですかっ?────はい…分かりました(ピッ)
あぁー、気軽に言ってくれちゃってさぁ。あれ直すの大変なんだぞぅ」
「先生?」
ジャスミンの声でハッとした男性は両手を合わせて謝りだす。
「ゴメン!急用が出来ちゃって、できるだけ早く戻ってくるからそれまで────」
「ううん。むしろ丁度良かった。これ、よかったら使って」
ジャスミンが合図すると物陰から一体の人形が現れた。追記
誉さんのキャラデザイメージに使用させていただいたのは「△○□×(みわしいば)」さんの”少年少女好き?”メーカーです。
https://picrew.me/image_maker/46940リアルが落ち着いてきたので第■回投下しました。
>>613
自作だと、
清朝に与しておらず反骨・国家反逆系の逸話で有名になってもいない中国出身:関羽
百合にはうるさい:ヤマトタケル、シンモラ(スルトちゃんはあまり喋らないのでうるさくない)
男に(現代の価値観から見れば第三者視点から見ても割と正当な)恨みがある:スキュレー(ストーカー被害の上、それが某大魔女に怪物にされる原因に)
世界の管理者:スルトちゃん&シンモラ(二人セットでムスペルヘイムの管理者)>>645
アザス…!!
リシュリュー戦は結構書くの大変でしたが楽しく書けたので気に入って頂けて良かったです!!
ここからもガンガン強敵が出てきてあと2、3騎程仲間も増えていくのでガンガン熱くしていきたいなと思ってます、是非見てもらえると有難いです!!
(あと最後ンドゥールっぽいなってのは実は俺も書きながら思ってました…)
あと獅音に関しては勝負好きな所とか聖職者としては若干よろしくない所はあるけど根っこは軍人気質のしっかりした体育会系後輩的なイメージです
こっちも気に入ってもらえたら嬉しいっす!
>>654
滅茶苦茶いい人ぉ…!!
ここから船で居場所を見つけて救われていったらいいな…(なおキャラシによると多分既に溶け込めてると思われる、良かったねジャスミンちゃん)
>>658
重いッッッッ!!お前ら死ぬ程重いよッッッッ!!>>655
すごくいい人をイメージして書いてたら自然と寄っていって電話の時の大変なんだぞぅは自分でもロマニやんけってなりました。はい。
>>656
多分ここで先生から授業に出るよう言われてたら何も考えず“先生に言われたから”授業を受けるって感じの熱が無い生徒になってました。
私こういう感情の線が複数伸びてるのとどデカいのが一本伸びて背景化してるの好き。なんか自分に戻ってきてる矢印あるんじゃが。
>>657
新しいどころか初めての学生生活でござる。先生の教育の賜物で穏やかな子になってて事前にジャスミンの情報を仕入れてた人達に「誰…?」って思われたこと請け合いです。
>>660
ふぅむそれは困りました。あまり似た人がいるとややこしくなりますしね。
>>662
季節外れの編入生に当時は奇異の目で見られることもあったでしょうが素直な性格と実力から頼られるようになっていきます。
>>663
恐らく誰とも会おうとせず割り当てられた個室で孤独死説が濃厚かと。
>>664
いい感じのシャンプーとトリートメントを贈ってあげるだけでも大分変わると思います。皆さん感想ありがとうございます。先生がいい人なのが伝わってて嬉しみ。
ちなみにジャスミンちゃんが一晩で作業用オートマタを作ったことに先生が驚いたのはFakeでランガル師が数日で案山子っぽい人形を作ったのと比べると分かると思います(あちらは自分で操作するアバターでこっちは自動で動くって違いもありますが)
そんな金の卵をみすみす捨ててしまう魔術師がいるってマジ?1レスで終わるショートSS「海月ちゃんの秘密」
秘海集積船「学園」2年、冷静にして大人びた雰囲気の少女、一条海月。普段はキツめの表情をしているが、ふとした時の年頃の少女の様な笑顔が大変可愛らしく、学園でもまあまあの美少女である。
そんな彼女には、秘密があった。それは…
「…よし、皆寝静まってるね。甲板に行くよ、メロ。」「ぷにゅん。(おっけー。)」
魔眼で周囲を確認しながら静かに走る。ポニーテールのいつもの格好ではなく…。
地雷系っぽい格好の、ゲームのキャラのコスプレでッ!!
そう、海月は隠れオタクなのだ!!詳細は字数の都合上省略するがコスプレをこっそり嗜む位にはオタクである!!
そして今はアイドルバスター、ライトニングカラーズの黛奈津子という女キャラのコスプレをしてこっそり深夜の甲板で撮影をしようとしていた。
「よし、誰もいない。じゃあメロ、お願い!!」
そう言って、ウインクして笑顔を出す。実は海月ちゃんは普段は人見知りで表情を作りづらいがコスプレしてるとめっちゃ表情作れるんだって!!すごいね!!
「ぷにゅぷ!!(いくよー!!)ぷ!にゅ、るん!!(3、2、1!!)ぷん、ぷーるん!!(はい、チーズ!!)」
写真を撮る。そしてウィッグを一旦外し写真を見る。
「よし、悪くないかな…ん?」
そこには…コスプレをしている海月しか写ってない筈だった。
…まさか。後ろを向くと。
「やあ海月ちゃん!!今日は随分ぶr…可愛い服を着てるね!!もう一回ツーショット撮ってマレオくんと握手しようぜ!!」
…次の日、普段真面目に授業を受けてる筈の海月は珍しく一日部屋から出てこなかったという。
完>>678
生活科は基本人手不足っぽいから激務になっちゃうのもいいかなって…
あ、じゃあお願いしますアイデア①
ズボラなオジサン教師。「オンとオフがはっきりしてるんだ」
アイデア②
色っぽいお姉さん教師。多方面とのコネを持つことの意義を生徒に説いてくれる。
アイデア③
車椅子に乗ってるお爺さん教師。穏やか爺さんでもおっかない爺さんでも美味しい。ノリと勢いで投下したSSが意外と反応あってビビる
ちなみにこのSSは時系列的には船入ってすぐなので多分今は何人かにはコスプレ趣味明かせる位には仲良くなったんじゃないかなと思ったり
あと海月ちゃんのイメージCVは諏訪彩花さんです
>>665
確 か に そ う だ わ
>>666
良かった…
>>675
海月「ごめん誰にも言わないで下さいお願いします。…それはそれとして隠れオタク仲間は教えて欲しいです…」
>>677
まあマレオさんは嬉々としてバラす様な奴ではないと確信してますし何事もなく復帰できるとは思うので多分あまり問題は無いっす
>>678
船を一瞬で行き来できるマレオさんなら絶対やるとキャラシ作ってた時から思ってたのでやらせてみました>>686
そう言ってもらえると…
なるべくすぐお披露目できるようにします!>>671
>もう首輪つけて無理矢理にでも家に置いておく方がいいんじゃないかな?
誉さん「うん……確かに、そうすれば兄貴は他に迷惑かけなくなるから安心だし、アタシ的にも”家に兄貴がいつもいる”っていうのは結構夢のある話なんだよな。でもそれを実行して、兄貴にアタシの本性がバレて…その結果として兄貴から拒否られたり、変態だって嫌われるかもしれないの、怖いし……。いや!兄貴はそんな風な事言わないのは分かってるけどさ!でも不安なモンは不安なんだよ」
監禁に対しては選択肢としてはるけどギリッギリまで選べませんね。恋愛?にはちょっと乙女な感じの誉さんですので。
>>683
そうなんです!朽崎周りの設定を作ると、結構感情が重くなりがちな気がする。混合科の先生ができたので、見てもらってもよろしいでしょうか…?
よさそうかな? 貼ります
【氏名】ポチ先生
【性別】オス
【年齢】56
【出身】日本
【身長・体重】40cm・11kg
【肌色】…?【髪色】赤毛(白混じり)【瞳色】黒
【外見・容姿】柴犬。赤毛の柴犬。モノクルをかけたちょっと理知的に見える柴犬である。
【属性】秩序・善
【好きなもの】煮干しいわし、悩める生徒
【嫌いなもの】野宿、ギリギリ食べられる生ごみ
【魔術系統】呪術
【魔術属性】風
【魔術特性】犬
【魔術回路】質:E 量:E 編成:通常
【所属】秘海集積船
【階位・称号・二つ名】ミスタ・ワタナベ>>690
魔術・特殊技能・特性など
『犬神/獣憑き』
ポチ先生が受けた呪いの大元となった呪法。これによって彼は人から犬と成った。
生家に残っていた術式を素人が見よう見まねで復活させようとしたため、出来損ないの失敗作になっている。その結果として"人のように喋る犬"が生まれた。
犬にできることは大体なんでもできて、人にできることはあんまりできなくなっている。鼻は匂いだけでなく魔力もかぎ分けれるすぐれもの。
見た目こそ犬であるが発声器官や寿命は人間準拠らしい。食べられるものも人間と同じもので大丈夫。塩分大目でお願いします。
『式神』
犬神の呪法を自分なりに解析して使えるようになったポチ先生の使い魔。
指揮棒やチョークの形をして浮遊する。授業を進めるために必要なもの。
日常生活のために手の形をした式神もいくつか連れている。
礼装・装備など
『モノクル』
ポチ先生が愛用している片眼鏡。魔力視ができる魔術礼装。
生徒たちの素質や状態を確認するために使用している。>>691
来歴
日本生まれ日本育ちの一般人。
祖先が魔術という外法を嗜んでおり、それゆえに子孫である自分にもそれなりの素質がありまた魔術に関する資料も残されていた。
それらに興味を抱くようになり、自分なりに祖先が扱った外法を復活させようといろんなことを試していた。犬を首だけ残して埋めたり、カエルとトカゲの死骸を鍋で煮込んだり、夜な夜な校庭に巨大な魔法陣を描いたりと変人認定されるまで似たようなことを繰り返す。
努力の末に一つの魔術式が起動。そして失敗。魔術式は呪いとなり、魔法陣の中心にいた彼は、それはもう誰が見ても立派な柴犬になっておりましたとさ。
犬になった後も人間だったころの記憶は保持し、喋れもしたが、それでも姿形は犬。おまけに喋るとなっては不気味だったろう。
人間の時から変人認定されていたこともあり、家からは追い出された。
それからしばらくは野良犬同然の暮らしを続けていた。生ごみを漁り雨風を辛うじてしのげる穴倉に潜む暮らし。人前で自然にワンと鳴く練習もした。
そんな暮らしをしていたころの目的は「呪いを解く」こと。魔力に対しても効くようになった鼻を活用して、なんとか人間の姿に戻ろうとしていた。
魔力の濃い臭いを辿って彷徨っていたところ『船』に遭遇し、そのまま乗船した。『船』に乗ってからも呪いを解く手段を探していたが結局見つからないまま現在に至る。
呪いを解くためにあれこれと魔術について調べまくった知識を活かし『船』で専属の教師をやっている。
ちなみに人間だったころの名前は『渡辺健治』。ポチと呼ばれるようになったのは乗船してから。>>692
人物像
穏やかでいつだって物静か。吠えることは滅多になく、生徒たちの顔と匂いは絶対に忘れない。「失敗を恐れてはいけません」が口癖。
犬としての本能か、初対面の人相手だと匂いをかがないと落ち着かない。不意におしりに顔を近づけられても優しく許してあげてほしい。
問題児を前にするとつい「クゥーン……」と困った鳴き声が出る。悲しい時、困った時、悩んだ時、その他さまざまな局面で彼は鳴く。
分類で言えば魔術師ではなく魔術使い。根源の存在はもちろん知っているが目指そうとはしていない。
というよりも目指せるかどうかから怪しい。根源を目指すには次代の存在が必要だが、犬の自分にとって"次代"となる者は果たしてどういう存在になるのか……考えると怖くなってくるので根源は目指さないことにした。
魔術は好きだが、過去の失敗から「好き」だけで動くことはなるべく避けるようにしている。教師をやっていると比較的安全に色んな魔術を見れるのでそれが楽しみのひとつなんだとか。
感性は一般人寄り。自分も他人も構わず薪にして根源へ向かう魔術師の存在を知った時は軽く引いていた。今ではすっかり受け入れ「そういうもの」で済ませている。
『船』では学園に所属。主に混合科を担当。
専属の教師をやっているのは、それが一番やっていけそうな仕事だったから。そして実際にできている。
元が失敗した一般人という過去もあって、落ちこぼれ寄りの生徒や特殊な出自の生徒をより一層気にかける。もちろん優等生をないがしろにしているということはないが、手がかかる子ほど可愛く見えるのもまた常である。
生徒の悩みを共有し、そして解決へとひとつひとつ進めていくことはポチ先生の教師としての大きな喜び。
教師として、そして犬として『船』で暮らした時間は数十年に渡り、今ではもう「このまま犬でもいいのでは…」と考えるようになっている。
自他共に犬であることを認めているのが大きく、また『船』での暮らしに限れば犬の姿をしていることにそれほどの不便もなくなっているからだ。>>693
【一人称】私【二人称】君、さん【三人称】彼、彼女
台詞例
「はい。はい。着席してください。静かにね」
「ああ…もう、あまり先生を困らせないで下さい」
「見くびらないで頂きたい。犬と言えど、そう容易くワンとはいきませんよ?」
「わおん!?」
「失敗を恐れてはいけません。恐れも後悔も全ては挑んでからです」
「…………クゥーン……」
「いえ、確かに私は犬ですが。そんな立派な骨を持ってこられても困るのです。……困るのです! 鼻先に持ってこないように!」
「マレオ君ですか? えぇたまに見かけますよ。彼の先生にもなってみたいと思うのですが、そう簡単にはいかないようで」
「そうですね、一条さんは私の生徒です。手がかからないどころか友達の悩みを聞いてあげたりしているようで助かっています」
「クレティアン君は……いえいえ、生徒の趣味に深入りはしませんよ。趣味ではなく魔術に必要な制約であるかもしれませんから、私は何も言いません」
「話はよく聞きますよ。アドレーヌさんは生活科でも期待の新人なんだとか。ふふふ、将来が楽しみですな」
【製作者】黒鹿ファンそういえば超グラビティ激重感情による相思相愛ラブラブ?兄妹となった朽崎兄妹だけど、二人ぼっちになって初期なんかでその想いによる色々を常に認識してた蒼さんって心労とか凄そうだなって思った。
本人も鬼種の血由来の暴走精神に苦労してるのに、それと同等なぐらい世話の焼けるヤツらのメンタルケアをしなきゃな時もあるって訳だしね。>>715
実感になったのでGO!
することが無いなら図書館へ行くのだ、というのも変な話だろうか
1937年、7月。
テキサス州の田舎町。
そこにあるレストラン。
年配の客が大挙してたむろしている。
「ヤジマが農場を持ってから、ここも随分賑やかになったなぁ」
「ライスで儲けた金を投資したら、当たったそうよ。それで増えた分だけ街に寄付してくれたから、インフラも随分整備されてねぇ」
「おかげで息子も働き口がこっちで見つかってさ。稼ぎで孫をヒューストンの大学に行かせることが出来たんだよなぁ。今じゃ孫、併合自治領で働いてんだぜ」
そんな他愛もない話に花を咲かせていた彼らの耳に突然『緊急ニュースです!』と、ラジオから響き渡る。
店内が騒然とする中、ラジオから聞こえてくるパーソナリティーの声は驚くべき事態を告げていた。>>716
『我が国所有の四川と雲南の両併合自治領に、中華民国の共産党軍と国民革命軍が侵攻しました。雲南自治領では国共連合軍が昆明市近郊にまで進軍しており、駐留軍が迎撃に出動していますが突破される可能性も――』
店内の空気が一気に変わる。
特に、孫が併合自治領で働いていると自慢げに言っていた老人は目に見えて顔色が青くなり、テーブルの上で握られた手が震え始めるほどだった。
「どうしたの!?」
「う、うちの孫……。雲南自治領の学校で、地元のちびっ子連中に英語教えてるんだ。で、その学校の所在地が…………昆明市なんだよ!!」
数十年後、現在。
カリフォルニア州、ロサンゼルス。
シャドウ・ボーダー内部、立香の個室。
プリシラの部屋で見た衝撃の光景で疲労がどっと押し寄せたのか、立香は服を脱いで下着姿になってから、ベッドに倒れ込んむように寝転がる。>>718
同時刻。
ビーチェスの店内。
ソフィとマシュは店の『レストラン』部分の開店準備を始めていた。
「えっと、メニューはほぼ日本食ですね。米飯とおかずを一緒に食べるよう推奨する注意書きもあります」
「お刺身とか生卵にも注意事項が書いてあるね。『日系、若しくは日本特別権限自治領の方以外のお客様にはお勧めできません』って」
メニュー表を2人で確認しながら、店内の準備を進めていく。
アレルゲンに関する表記の他、彼女達が先ほど言及した点に関する注意書きも、メニュー表にはっきりと記載されてあった。
これは、偏にビーチェスの経営者夫婦が日系であるため、としか言いようがないだろう。
そんなマシュとソフィは、日本のファミレスの古い制服と昭和以前の女給服をミックスしたような、ウェイトレス用の制服を着用中であった。
和洋折衷という四文字熟語が良く似合う意匠であり、2人の容姿を際立たせてもいる。
ゴルドルフとグレゴリー・ウーはその腕を買われて厨房担当である(まだシャドウ・ボーダーから戻る途中のプリシラも厨房担当)。
カドックとペペは配達を担当。
ムニエルを含む残りの面々は情報収集のため、図書館に行った後だ。>>719
それはともかくとして。
「……あ、プリシラさん」
『用事』を済ませたプリシラが戻ってきたのに、ソフィが気付いた。
「ビオランテさん、どうでした?」
「お腹が一杯になったから、すぐに寝てくれたわ」
温和な表情と態度を崩さずに事の次第を報告するプリシラ。
ただ、ビオランテを満腹にした方法を察しているせいか、ソフィの表情は強張っていたが。
ロサンゼルス中央図書館。
汎人類史では2001年に改名された、アメリカで3番目に大きい公立図書館である。
この異聞帯では、1986年に起きた火災が蔵書に被害が生じる前に鎮火されたのもあり、古い資料も大量に残っている。
なので、オフェリア達はビーチェスとの距離も然程離れていないここで情報収集をしている最中なのだ。>>720
ベリルが渋い表情で目を通していたのは、『フロンティアの拡大』と銘打たれた古い歴史書である。
内容は対インディアン戦争の終結後、如何様な経緯でアメリカが世界征服に乗り出したのかを淡々と、それでいて肯定的に綴ったもの。
特に印象に残ったのが、日本が『基礎州』でも『併合自治領』でもない、『特別権限自治領』となった切っ掛けが記された箇所である。
(『日本の魔術組織と偶然知り合ったことで魔術及び聖杯戦争の存在を知ったベンジャミン・ハリソン大統領は、近代化する日本を強く警戒するようになる。一方で「驚異的ならば味方にすればこの上なく有用でもある」とも考え、予てより「『1.米日修好通商条約に代わる平等な通商条約の成立』『2.日系移民に対する差別的な立法の禁止』『3.貴国の併合は最後にする』『4.併合後の優遇措置』。我が国の世界征服に全面協力してくれるならば、この条件を全て履行する」と日本政府に申し出ていた。日本政府との交渉成功と内容の確立を受けて、我が国と日本の軍事的協力関係『米日同盟』が秘密裏に成立。当初は日本の第2回帝国議会の会期終了日に併せて両国で公表する予定だったが、蛮勇演説による衆議院解散という嫌なクリスマスプレゼントの余波で、翌年へと持ち越されてしまった。公表後、日本は軍事における重要なパートナーとなり、特別権限自治領という特別な地位を獲得できた切っ掛けとなる、また、魔術の実在が公にされたことで、我が国の世界征服は対魔術組織戦争の様相も呈するようになっていった』。……フロンティアが消滅しなかっただけで、かなり大幅に変わったな)
汎人類史だと国勢調査局長の報告書によってフロンティアの消滅が確定したとされる。
だが、この異聞帯では報告書に『インディアン(※アメリカ・インディアンの人権団体『国際インディアン条約会議』の意向を尊重し、こう表記します)の掃討は完了したが、それによりフロンティアは拡大した』と記載されたことで政府が勢い余り過ぎて世界征服に乗り出してしまい、実現したのだ。
それを読んだベリルとしては、何とも言えない気分になるしかなかった。
「……どう思うよ、ディートライプ」
「はっきりと言える自信が、ないな」>>721
1890年を分岐点として、一気に歴史が変わったことは事実である。
だが、ほんの些細な『if』でここまで劇的に変化してしまうことに、ベリルもディートライプも違和感を覚えていた。
これまで立香が攻略してきた異聞帯は、かなり大きな分岐点を切っ掛けとして剪定されたが、ここは違う。
一歩手前とはいえ剪定されないまま異聞帯となり、そのまま継続されている。
「ただ、これだけは言える。この異聞帯は、それでも俺達のいたところとはそれなりにかけ離れている。だから、油断はするべきじゃない」
「ああ、分かってるさ」
ベリルはそう言うと、タイミング良くオトレーレが合流する。
「収穫あったー?」
「あったぜ。多分俺以外もゲットしてる情報だと思うけどよ」
数分後、館内の片隅。
図書館に来た面々が手に取った書籍を持ち寄り、小声で話し合っていた。
まずはベリルが口火を切る。>>722
「1890年、国勢調査局長による報告書の内容が引き金となって、政府が勢いのままに世界征服の準備を始めた、と」
「その後、日本の協力を取り付けた関係から、日清戦争の際は日本側に加勢。賠償金と台湾を獲得した日本とは対照的に、『租界』は残存させつつ四川と雲南を略奪しているわね」
オフェリアが補足する。
次にスブタイが説明を続けた。
「それから日露戦争が起きるまでの空白期にUKからカナダを強奪。返す刀で中南米も併合してアメリカ大陸全土を掌握。日露戦争の時も日本側に味方して、勝利に大きく貢献した手柄をいい事にチュクチとマガダンとカムチャッカを、シレっと李氏朝鮮まで巻き込んで併合してるぞ。サハリン島は日本に丸ごと譲渡したな。第一次世界大戦では、日本を引き連れて第三勢力として参戦。トルコ全土とアフリカの3割、アトラス院を支配下に置いている」
最後はムニエル。
世界征服が完了するまでの流れを淡々と喋り出した。
「ロシア革命ではドサクサに紛れる形で、俺達側で言う『極東連邦管区』の残りを獲得。辛亥革命じゃ静観を決め込んでた中国に関しても、日中戦争が起きるなり日本に加勢して租界以外の全土を併合。そんで持ってお待ちかねの第二次世界大戦では、またしても日本をお供にして、今度は利害関係から秘密裏にドイツをたらし込む形で参加。1945年にUKや時計塔とソ連を下して、最終的に日本を全面合意の上で併合した事により世界征服を完了しているな」
数人がかりでの説明が終わり、一同は口をへの字に曲げて考え込む。>>723
「……なんか、もう滅茶苦茶だな」
「この間、巴御前と黒髭がゲラゲラ笑いながら遊んでいた『ハーツ・オブ・アイ○ンIV』もビックリだぞ、こりゃ」
ラクシュマナと慶次が呆れたように呟く。
デイビットも思わず溜め息が出た。
「この異聞帯は、今までとは別の意味でかけ離れているな。その後の世界情勢を考えれば、はるかにマシな流れかも知れんが……」
国境の政治的撤廃によるそれらの問題解決、通貨の統一による貿易摩擦の発生阻止、併合という形を取ることで元の地域住民との軋轢を緩和。
色々と問題が山積みの汎人類史と比較すれば、平和以外の何物でもないだろう。
ただ、それはあくまでも『汎人類史』と比較しての話である。
そこまで至る過程においてアメリカがやらかしたことは、あまりにも凄まじい。
加えて、やはりベリルの胸中には拭い切れない疑問があった。
「でも、やっぱりおかしいよな。どうして55年で世界征服できたんだ?」>>724
そうなのだ。
この異聞帯は確かに汎人類史と比べて遥かに平和的ではあるが、いくらアメリカとはいえ60年もかからずに世界制服を完遂したのは、流石に速過ぎる。
「……調べた限りではアメリカの国力と工業力と物量と、『賢者』タイプの封印指定対象者達から提供された魔術知識や魔術が、日本軍のバーサーカー染みた活躍と上手く噛み合ったから、とされているわね。魔術師の協力の取り付けに関しては政府が奔走した結果だけど、中でもスクラディオ下院議員は特に有名だわ。1924年に初当選してから魔術師の懐柔策を積極的に打ち出して、日中戦争が始まるまでの空白期にアメリカの魔術組織的な側面を大きく成長させた功労者よ」
「……ああ、うん。そういうこと」
オフェリアの妙に丁寧な解説に、ベリルは納得する。
要するに、色んな意味でアメリカのスペックが高過ぎて、凶暴極まりない日本軍に対する超強力なバックアップ体制が整っていたのだろう。
「挟撃、合同で突撃、日本軍が目立っている内に横から不意打ち。物量的な余裕と魔術的な支援ありきのあらゆる戦術を駆使して押し潰しているわね。私とローエングリンが目を通した本には日清戦争時の写真が掲載されているけど、余りの蹂躙ぶりに当時の基準ですら掲載した新聞社に苦情が殺到したレベルの悲惨な光景を写した物まであったわ」
オフェリアが眉間に皺を寄せながら言う。
両目を閉じて苦虫を噛み潰したような顔をしているローエングリンが、手に持っていた本のとあるページを開いて一同に見せる。
そのページには米日連合軍双方の将兵が清軍を相手に戦っている時の様子、立ち話をしている時の姿、それぞれを写した2枚の写真が掲載されていた。>>725
前者では返り血を浴びてもお構い無しの日本兵達を見て一部の米兵が思わず顔を背けており、後者では米下士官数名が自然な笑顔なのに対して日本兵は表情が引きつっている。
解説によると、後者に関しては捕虜の扱いに関して米日双方の部隊で折り合いがつかず話し合いが長引いており、それに対する人道にもとる発言が平然と飛び出す世間話で、日本兵はたまたまその場にいたので運悪く混ざる格好になっていたとの事。
両方ともハーグ条約(※1899年版と1907年版の二種類があります。この場合は前者)発効以前の戦場の実態をこれ以上ないほど見せ付けつつ、その頃の日本軍の苛烈さ、当時の白人の人権意識をそれぞれ如実に表した、正に生々しい2枚と言えよう。
無論、これ以上に酷い光景を写した物は数多く存在する。
だが、この2枚は米日双方が、方向性の違いからお互いの残虐性に戦慄し合っていたという事実を物語っており、それを証拠付ける貴重な史料であった。
以上。
…………シヴィライゼーションや仮想戦記もビックリの 地 獄 だ こ れ 。>>727
この異聞帯の何が怖いかというと、パラドックス史観+史実通りの国力+バーサーカーの軍団(日本軍)全面協力というヌルゲーと呼ぶのも躊躇うレベルのバフがかかってたとはいえ、魔術協会&聖堂教会にも勝ってること。(爆死>>735
いや、良識人にするかヤンデレにするかで私の思考が大乱闘状態なのですよね…
ヤンデレの方は、自己肯定感が低くて愛は相手の全てを肯定するものって考えで、自分の好きな人に全肯定。自分を認めてくれた、肯定してくれた人が好き…ってタイプ。船の皆さんも大好きです。
ただ、一度認める(肯定を示してくれる、評価してくれる)と勝手に「この人は自分のことを全部認めてくれる。愛してくれる」と認識してつけ上がって、少しでも相手が自分を否定すると「自分のこと嫌いになった」「見捨てられる」と曲解して考える。とっても情緒不安定。多分授業中とかでは正解のある問題(意見を否定するわけじゃなく、あくまで是非関係ない正解を示す系)でしか当てられない…みたいな>>733
マレオ「( ´_ゝ`)フッフッフ……」あー、朽崎兄妹の日常風景的なSS書いてもいいかもなぁ〜。
とか思って少女漫画とかにありそうな
”主人公が仲のいいクラスメイトと一緒に学校から帰ろうとしたら校門には謎のイケメン!歓声を上げたりお近づきになろうと騒ぐ同級生や先輩後輩!するとイケメンは主人公に気付き気さくな挨拶!色めき立つ周囲に主人公は慌てて自分との関係性を告白!「彼氏じゃなくて〇〇!」そして一緒に帰宅へ……”
みたいな流れをやろうとしたんですよ。
したらクッチーが割と問題無く誉さんの知り合いのみならず、学園の守衛さんなど色々な人と結構フレンドリーに会話とかしてて「おめぇ…『僕は誉以外は世界の全存在が大っ嫌いだ!皆くたばれ!』してた頃より随分と成長して……。”目に付くモノは全部壊す!”って嫌悪全開から”なんだか誉以外のヤツは苦手だ”程度の苦手意識メインになったでも大進歩よ!」
という感じの後方保護者面みたいな気分になった、というお話。>>742
welcomeよっしゃ行きます
人によっては今回の更新で色々バレるかもしれないです(割と伏線があからさまな気がする為)第4節 寸刻の小休止-1
黄都洛陽。
黒と金に包まれた巨大な砦並ぶ城塞都市。
そこには、兵士と八卦ノ将こそ在れど、民は存在しない。
そして、その都の中央には、そこまでの無機質な区画とは違い、仙郷の様な光景が広がっている。
華やかな船立ち並ぶ湖、綺麗に咲き誇る桃園が円状に並ぶ庭。そして、その中央には絢爛豪華な黄金の王城。
贅を尽くしたかの様な仙郷を、御殿から見下ろし、高笑いする男がいた。
「流石は我が為の黄都。素晴らしい眺めではないか?のう、張角よ?」
「真にそうであるな。そして、何度も言っているだろう、我の事は張角ではなく『真人』と呼べと。」
「そうだったわ。他の奴らの呼び名なぞどうでもいいし、今の貴様の様な事を言われたら迷わず処刑していたが、お前は別だからな。」
そう言い、教祖の顔を見ながら酒を飲む。>>745
「儂の野望を成す為には、お前の言っていた計画が必要であるからな。ククク…ハハハ!!」
再び、男は高らかに笑い始める。
「それにしても、それにしてもだ!!呉の水景!!魏の銅雀台!!蜀の桃園!!本当に奴らの様なク.ズには勿体ない物よなぁ!!甘っちょろい将軍様ごっこをやる餓鬼共にはよぉ!!その様な物は儂の様な天性の者にこそ許されるのよ!!」
全ての三国の将を冒涜する様な罵言を吐き、哄笑を上げる。
「やはり帝たるに相応しいのはこの儂よ!!奴らの様な雑魚には務まらん!!この覇業を成した暁には、奴らも全員座で這いつくばって儂を見てりゃいいのだよ!!」
酒を豪快に飲み、荒い息を吐く。
と、その時張角の札が反応した。
「む…魔帝よ、話がある。」
「あ?何だ、『真人』?」
「…水ノ八卦、リシュリューが斃れた。」>>746
「…」
「まあ、下層にはまだ風ノ八卦と地ノ八卦がいる。恐らくは、黄都に着く前に半分は屠れるとは思うが…」
「…クク、ククク…」
「魔帝?」
帝は一人震えた。激昂するか、と思ったら。
響く様な声で、笑い始めた。
「ククク…ハッハッハッッッ!!ご苦労だったではないか!!」
「…意外であるな。貴様ならば使えん奴めと怒鳴ると思っていたが。」
「何を言う!!元々我が計画に必要なのは儂とお前のみよ!!残りは捨て駒だ!!そして奴らは儂らの国に踏み込んだク.ズ共を排除してもらえばそれでいい!!やられようが知らん、むしろ相討ちのが丁度良いわ…!!」
豪快に笑いながら吐き捨てる。教祖はフフッと笑いながら頷いた。
「…やはり、貴様は面白いな。貴様を皆して殺しに掛かった三国の者どもがおかしく思う位には。」
「さもあろう、さもあろうよ!!だから儂は貴様の誘いにも乗ったのだ!!そう…」
「三国の者共が為せなかった、真なる統一、真なる支配を成す事!!我が積年の野望、貴様の■■とやらをな!!」
邪悪なる桃源郷にて、二騎の元締めは待ち構える。
桃源郷から見た空は、暗く、黄の曇天に染まっていた。以上
次回 第4節 寸刻の小休止-2
クッソ邪悪なオーラ出してる魔帝…一体何者なんだ…>>753
どうぞ……!!(歓喜)>>753
あなやいと嬉しい、改めてはじめまして!
どうぞ~投げさせていただきます。
「深き水底を掻き、深潭の彼方を探る。その先に眠る神秘は必ずや根源へ続く階となるだろう」
【氏名】イオネル・アヴェローヌ
【性別】男性
【年齢】25歳
【出身】フランス
【身長・体重】184cm・71kg
【肌色】白【髪色】黒【瞳色】青
【外見・容姿】生真面目な表情を崩さない、やや堅苦しい男性
【令呪の位置】右手
【属性】中立・善
【魔術系統】纏繞魔術、成果物の解析とそれを利用した礼装作成
【魔術属性】水
【魔術特性】纏繞
【魔術回路】質:B 量:B 編成:正常
【起源】『探究』
【所属】秘海集積船『調査隊』>>756
【魔術・特殊技能・特性など】
『纏繞』
魔術特性。特定の方向性を持たせた魔力を物体に纏わせ、絡ませ、外部の悪影響から防護する。
"強化"に近しく、"結界"に類似し、強化効率も防護強度もそれらに劣るが、応用性は高い。
本来は特殊な環境下で儀式を執り行う際に術者や礼装を保護する為のもの。
イオネルの場合、海洋調査時にウェットスーツ状に編んだ魔力を纏い水温と水圧から身を守りつつ酸素のみを透過させて生存を続行する、調査で獲得した成果物の防護保存などといった形で活用される。
【礼装・装備など】
『波濤の花束(ヴァグ・ブーケ)』
イオネルが手に入れた成果物の一つ、人類未踏領域に棲息する微かな神秘を宿す藻類、珪藻、渦鞭毛藻を加工したもの。
普段は水圧対策が為された特殊な袋に封じ込めている。
海中にて戦闘が発生した場合、これを纏繞魔術により構成された泡の中に閉じ込め、対象に射出する。
対象に命中し、泡が弾け藻類が水に触れた瞬間、攪拌される事により急激に泡立ち、強い粘性を伴う膨大な量の"波の花"を咲かせ、敵対者に纏わり付き、視界を塞ぐ事により遊泳、追跡を困難とさせる。
また、自分自身に纏繞、固着させる事で頑強なバブルアーマーとして使用する事も可能。
100%天然素材なので自然にやさしい。>>757
【外見・容姿の詳細など】
すらっとしているが筋肉質。所謂細マッチョ。
色白の肌、鋭い目付き、眉間の皺など堅物でやや近寄り難い印象を受ける。
【イメージ画像〔picrew〕】
https://picrew.me/image_maker/611021
イメージカラー:暗き深海の黒
特技:調査活動
好きなもの:成果物の研究、イカスミパスタ
苦手なもの:調査が徒労に終わること
天敵:【データ削除済】
願い:神秘の探求、根源到達
【一人称】私【二人称】君、お前【三人称】彼、彼女
【台詞例】
「巨大古代種の残骸、神代の時代錯誤遺物(オーパーツ)、異界常識を孕む深層異海...未だに人の手が届かぬ未知の海域の神秘。実に探究しがいがある」
「悪いが成果物の研究で忙しい。また今度にしてくれ」>>758
【来歴】
表向きは油田を始めとする海洋資源の開発、販売を行う企業、裏では海洋神秘資源の探索と研究を行う魔術家系であるアヴェローヌ家の魔術師であり、次期当主として魔術刻印の一部を受け継いでいる。
ジワジワと減少していく原油生産量と海洋神秘資源の産出量を危惧し、近年では家系ぐるみで深海の開発を積極的に行っていたところ、その海洋の神秘への探究心を買われ『船』からのスカウトを受け、新たなる神秘探究へのアプローチを学ぶべくこれを承認。
『学園』を卒業後は『調査隊』に所属。
強い神秘への探究心によるものか、成果物獲得率は高い。
【性格】
生真面目で堅物。友人は普通にいるが深い仲の者は少ない。
神秘探究と根源到達を目標とする魔術師らしい魔術師であるが深海の浪漫を好む人間らしい一面もある。神秘抜きでも沈没船の財宝とかグロブスターとかオーパーツとか好き。
【行動規範・行動方針】
調査と研究が第一。調査隊の一員として協調性はあるが必要以上に他者に肩入れはしない。
深海の極限環境下でも中立的かつ冷血な判断を下せるだろう。
【参戦理由】
聖杯への興味は無くはないが、自分から聖杯戦争に赴く可能性は低い。>>760
【補遺:秘海調査インシデント4■.-1■8.】
以下の文書は秘海調査小隊"オルカ"隊員Ionel Averone(コールサイン:ブラボー)が未踏領域座標4■.-1■8.の調査時に意図せずに未知の異界常識に接触した際に取られた音声ログの書き起こしです。
調査隊員Ionel:こちらオルカ-2ブラボー。司令部、応答願う。
コマンド:ブラボー、君の座標位置を特定できない。周囲の様子はどうだ?
調査隊員Ionel:視界は開けているが...他調査チームは見当たらない。海底を調査していたら急に視界が歪み"流される"感覚があった。おそらくは妖精領域、それに亜する異界常識へ取り込まれたと仮定する。脱出ルートを捜索しつつ領域内の調査を続行する。
コマンド:了解。アストラリティの危険性は未知数だ。充分に注意せよ。
(重要性が低いログを省略)
調査隊員Ionel:何かが見える。なんだアレは...?青い、青い何かが...
コマンド:異界常識の主かも知れない。危険性が高すぎる。直ちに引き返せ。
調査隊員Ionel:いや...もう少しで見えそうなんだ...アレは...
(通信が数分間途絶する)
コマンド:ブラボー!応答しろ!
調査隊員Ionel:そうか、そういう事だったのか...!
コマンド:ブラボー?
調査隊員Ionel:青い、この世の何よりも。
(通信ログ終了)>>761
【一部情報が更新されました】
【肌色】青白【髪色】青【瞳色】青
【外見・容姿】『青色』が関わらない限りは基本的に生真面目な表情を崩さない、やや堅苦しい男性。眼孔が青色一色に染められている
【魔術系統】纏繞魔術、成果物の解析とそれを利用した礼装作成、『青』
【魔術属性】水、『青』
【魔術特性】纏繞、『青』
【魔術回路】質:B++量:B 編成:異常(深淵事象を認識した事による未知の知覚領域の覚醒とそれと連鎖した疑似神経の変質)
【決戦の日】蒼く、碧く、より青く
【起源】『青』
【契約サーヴァント(候補)】"接吻"のフォーリナー、"深潭"のバーサーカー
【魔術・特殊技能・特性など】
『青(アジュール)』
調査中の意図せぬ事故により妖精領域に類似した異海に流れ着いた先で認識してしまったナニカ。
調査隊内では「深海に潜む幻想種の魔眼」「古代文明の精神汚染装置」「真エーテル」「現世に滲み出した世界の裏側の理の断片」「深淵に潜む人類知覚領域外の生命体」など様々な仮説が立てられている。
人類種の知覚限界と現実の解析度を超越した色彩を持つ深淵事象の具現。
本来であれば認識すら不可能な代物であるが、イオネルの神秘に対する狂気的な探求心によるものか、奇跡的にそれを認識してしまった(spot hidden critical)。
これによりイオネルの脳内...海馬周辺に存在する、おそらくは現行医学では未解明の知覚領域が覚醒。それと連鎖する様に妖精眼、浄眼とは異なるプロセスによる魔力の可視化、魔術属性、魔術特性、魔術回路、そして起源に変質が発生している。
その正体は明らかになっていないが、認識した者の起源と世界観にまで影響を及ぼす、現実から乖離した異質な存在である事は明確である。>>762
魔術属性『青』
起源の変質に伴い発露した通常の分類に収まらない特殊な魔術属性。
この属性を帯びた魔力は濃密な『青色』を帯びており、魔力を可視化する能力を持たない者ですら微かに目視可能なレベル。
この世界の魔術理論で説明不可能な要素を孕むある種のブラックボックスであり、これを用いて運用された魔術は魔術的な防護を一部貫通する。
場合によっては対魔力すら蝕みかねないが、よほど霊格の低いサーヴァント相手でもなければ力負けするだろう。
【セリフ例】
「青だ、青こそが神秘の窮極!!」
「私は見た。深潭に揺らぐ青き神秘を...アレこそが我が目指すべきもの」
「アレこそが根源...否、根源より漏れ出す真理のそのさらに外側に属する者であると、私は確信している」>>763
【性格】
『青』という未知にして深淵の神秘に触れ、帰還した事により変容し、何かのタガが外れている。具体的には青い装飾品しか身に付けなくなり、自身の工房を全部青く塗り替えたり、食事を摂る時に青い着色料などを使い青くしてから食べるようになった。
根源到達よりも『青』を再び認識するという目標に傾倒しており、その執念には少なからず狂気を孕む。
同時に明確な目標を得て精神が安定したのか(或いはその真逆か)堅苦しさは少し消え、付き合い易くなっている。
【行動規範・行動方針】
全ては『青』に至る為に。
【人物像】
イメージカラー:『青』
特技:調査活動
好きなもの:青いもの、成果物の研究、イカスミパスタ
苦手なもの:調査が徒労に終わること
天敵:『青』
願い:あの『青』を再び認識し、完全に理解する
【役どころ・コンセプトなど】
それなりに強い中堅どころの堅物調査隊員。
或いはSAN値直葬を喰らいバグった魔術師。>>765
組織ってモノの中には何かしら変な人?がいるのは割とあるあるだし、大丈夫なのではないでしょうか。
WASPのアンドリュー野郎や、蓮見古書堂だと小鳩ちゃんとか?聖堂教会だと戸波さんもそうかもしれないですし。しかし素晴らしいですね!初のキャラ投稿でこの完成度とかいうか、めっっちゃ熱の入ったキャラメイクというのが非常に伝わってきます。
なんだこのカッコよさの塊……!情報更新前の段階で「深き水底を掻き、深潭の彼方を探る。その先に眠る神秘は必ずや根源へ続く階となるだろう」…!?
セリフ良い……!ってなるし、纏繞という言葉の強そう!って印象。
それでいて「"強化"に近しく、"結界"に類似し、強化効率も防護強度もそれらに劣るが、応用性は高い。」というロマンがある設定と礼装がジャミング系統で優しい雰囲気があるのとか好き。海上戦闘になってもバブルアーマーで活躍出来そうですしね。天敵:【データ削除済】っていうのもなんだかお洒落だなぁ……。とか思ってたら!!
音声ログの形式で把握出来る「あっこの人ヤベーのと邂逅してる〜!?」って急激な展開がガバ!ってくるこの感覚!好き。こういう音声ログとか報告書みたいなのがキャラ設定とかで出てくるとなんだか”アガってくる”ような気持ちってありますよね。イイ……。
そんで『青』って謎の存在?がまた!人の中身まで変質させてしまう異常というのが興味を深く誘ってきますよね。ビジュアル的にも青い魔力、というのは映えそう。中々今後の活躍が楽しみなキャラだなぁ、となりました。
”【決戦の日】蒼く、碧く、より青く”というのも詩的でドキドキしますし、
【契約サーヴァント(候補)】"接吻"のフォーリナー、"深潭"のバーサーカー
という記載にはまさかサーヴァント投稿とそれに伴って「もしかして……イオネルさんとそのサーヴァント達のちょっとしたコミュが見れるSSにも期待していいのか……!?」とワクワクしてしまったり。
なにはともあれ、新規参入ありがとうございます。今後のキャラ投稿やSSなんかで交流して行けれたら嬉しいです。これからよろしくお願いします。>>765
堅物と思いきや……好き!
途中の通話ログが特に良い味出していて好き!新規さんキタァァァァ!!
よろしくっす!!
>>765
凄い練られてる設定のマスターですね!!
そして途中の演出も凝ってるし厄そうな部分もある新キャラ!
めっちゃ良いと思います!!>>770
間違いすまない。>>765
『船』を見てこれをお出ししてくれたなんて…うれし、うれしい…
来歴、動機、所属と、綺麗に繋がったそれの魔術師らしさと『船』の一員らしい感じが良き良きで……なんかよくないモノに接触しちゃってるじゃないですか!いいなぁー!
青に狂って、青のために調査に挑み続けると…いいじゃないか、こういうどっかおかしくなっちゃった人…!>>765
よく練られた設定で船との親和性も高いキャラで、船を舞台にして登場するにふさわしいキャラですね。青に偏執してしまう変貌も面白いです。>>770
かわいい!黒鹿さんへ
『船』のモブ船員というか雑用係オートマタの妄想をまとめたんですが見せてもいいですか?突如買おうと思ってたゲームの新情報公開+まさかの発売日前倒し+暫定戦闘BGMがかっこよすぎるとかいう情報量の洪水で頭が追いつかない京極です
23時から4節-2出します行きます
第4節 寸刻の小休止-2
第一の八卦ノ将、リシュリューを撃ち倒したカルデア一向は、黄都のある山嶺を目指し、歩を進めていた。
…古代中華とは思えない程のハイテク車で。
「うっほォォ!!風が気持ちいいぜェェ!!」
「わァ…!!すごぉい…!!」
「いやはや、車をこの様に操るというのは貴重な経験で良いですな!!」
「ドリフト!!ドリフトやろうぜ張遼!!」
「馬鹿言わないで下され仲康殿…」
運転席で騎乗スキル持ちの張遼が、そして許褚と膝に座ってるデイヴィが普段とはかけ離れたテンションではしゃぐ。
「…それにしても、よくここまでの物を作れましたね、黄夫人。」
「ええ、先の戦艦の残骸で利用できそうな物を少し見繕いまして。あの様な物を見せられたら、やはり発明家魂が疼くという物です!!」
黄夫人が少女の様に興奮して言う。黄夫人は伝承においてもかなりの発明家だったと言われているが、実際にはかなりとか最早そういうレベルではないオーバーテクノロジーでは?とマスターが思う程の物を創り出しまくれる、凄腕なんてモンじゃない発明家であった。「古代中国って凄いなー…」
マスターは後部に乗りながら苦笑いする。ふと、趙雲はどう思う?と聞こうと思い、横に座る趙雲の方向を向くと。
…趙雲が、黄夫人を見ながら、まるで姫を見る騎士の様な顔で穏やかに微笑んでいた。
マスターは、趙雲の肩を突っついた。
「…ねえねえ。どうしたの…」
「おわっ!?…ああ、マスターか。」
(…おわっ?)
マスターは、一瞬思考が止まる。今、趙雲が先程までからは想像できない反応しなかった?と。
もう一度顔をまじまじと見ると、平静としてる様には見えるが、突っついてから、趙雲の顔がにわかに赤くなっていた事のに気付いた。
「…顔、赤いよ?」
「…。」
趙雲は横を向いていたが、意を決した様にマスターの方を向く。
「気にしないでくれ…と言いたい所だが、そうだな。貴女になら、話してもいいか…」>>785
趙雲が、特異点で出会ってからリシュリューとの戦闘までしていた険しめの顔から一転し、少しはにかむ様な表情で喋り始める。
「…まあ、そうだな。言うのも憚られる事ではあるが…実は…」
「うんうん」
「…その、俺は平時、気を張っていない時に女性とコミュニケーションを取るのが少し苦手なんだ。隠し通すつもりだったが…」
そう。趙雲は、男に囲まれたむさ苦しい環境にて、ひたすらに武練を磨く若き日を送っていた。それ即ち女性と関わる機会がかなり少なかったという事!!女性に対して、それも活発だったり元気な女性相手に彼はかなり奥手なのである!!
武人としては欠点である事は自覚している。実際に孔明殿や仲間にも指摘されたりからかわれたりした事もある。現在は武人として気を張っている時は決して出る事はないが、まさか、出てしまうとは…
だが、打ち明けたらマスターの様な若き女性にはどの様に思われるか…最悪、嫌われるやもしれないと思っていた。…どうするか。そう真面目に趙雲は考えるが、ふと目を上げると、マスターは下を向いていた。
「…マスター?」
「…ふふっ。」>>786
マスターは優しく、けど面白そうに笑い始める。
「ふふっ…可愛い。」
「かわッ…」
「あ、ごめん!!そういう意味じゃなくて、何か、趙雲ってこう、クールでかっこいいイメージだったから。こういう所もあるんだなって!!」
「…イメージと、違ったか?」
「うん。…でも、いい意味でかな。」
「…!」
趙雲が、少し驚いた様な顔をし、穏やかに笑う。
「そうか…なら、良かった。」
その時、趙雲の脳裏に、ある物が浮かんだ。
何故か分からないが、ある者達がマスターに重なって見えた。
『俺が…■■様の代わりになれていれば…俺は…!!』
あの敗戦の後。彼が生涯ただ一度だけ、絶望の底に落ちた時。
…壊れた彼の心を救ってくれた、三人。
そこにいる夫人と、自分の伴侶と、自分の事を慕ってくれたある少女が。>>788
山岳の荒路を車で進んで数時間。森を抜け、岩肌の見える谷に一行は到着した。
「…暗くなってきた事ですし、この辺りで一旦野営を作りましょう。」
「しゃバーベキューだァッッッ!!」
「おさかなー!!」
「…仲康殿、デイヴィくん。残念ですがこの特異点には野生生物すら存在しないらしいのです。肉は…」
「…ふっふっふ!!」
突如、黄夫人がわざとらしく笑う。
「…まさか、黄夫人。」
「ええ!!」
「あるの?食糧が…!!」
「ふっふっふ!!勿論ですとも!!ご覧ください!!」
そう告げながら、黄夫人は所持していた鞄を開け、その中を漁り始める。そして。
「じゃじゃーん、こちら魔術で保存して持ってきた食糧品でございます!!」
肉!!魚!!野菜!!そして見事にバーベキュー容器まで用意してるという用意周到ぶり!!
その万能ぶりに、マスターはこう叫ばざるをえなかった。
「げつえもーん!!」
「それではここで食べた後に作戦会議という事でよろしいですか、皆様?」
「了解!!」
そうして、一行は束の間の小休止に入ろうとしていた。>>789
…陰の差す岩肌を、一騎の影が降りていく。
哨戒する木人兵の間を擦り抜け、風の様に走る。
しかし、木の雑兵は気配にすら気付かず、再び周囲を動き始める。
「…まさか、リシュリューの旦那がやられるとはねえ。いやはや。」
走りながら、独り言を呟く。言葉とは裏腹に、語り口は高揚している。
「野良の敵を一騎捕えただけでも充分だっていうのに、将の首落とせる位の一等首を大量に狩れる機会が回ってくるなんざ…おっちゃんは本当にツイてるな…!!」
興奮すると同時に、速度も上がる。
第二の八卦。その凶刃が、カルデアに迫っていた。つー事で今回はジョーンさんに想いを馳せながら書いた趙兄の設定深掘り回ですわ
何故趙雲が黄夫人や張姫に対してやけに弱かったり優しかったりするのか、それには彼の過去が関係していたって感じです
これは語るのもうちょい後なんですが、趙雲の闇要素はここだけにしようと思ってます
夷陵の戦いの後に絶望した時に三人に救われた趙雲はその時己のトラウマ的な物を克服して、ある誓いを己に課したって感じです
そして捕えたとか言ってたサーヴァントは一応言っておくと深手は負ってません
次回か次々回位で話動かしたいなと思ってます>>781 お出しして良いのか確信は持てませんが寝る前に投下しておきます
【銘】アルシオネシア
【性別】(※無しか両方か未定です※)
【身長】165センチ程度
【コア素材】古い珊瑚、海洋生物の化石など。
【概要】
『船』の各種雑用に従事する群体型オートマトン。
突出した性能は持たないが、洋上でも入手や錬成可能な素材で構成された量産および整備面に優れたマスプロ・オートマトン。
愛着が湧きすぎないよう、プリセットされた仮想人格や容姿は没個性的。また、これらは意識や記憶をネットワークとして共有する群体である。これは課された指令に対して自主的に人員の振り分けをしたり増援要請のスムーズ化等に寄与している。『Alcyonacea』の銘はイソギンチャクやサンゴの類縁である刺胞動物・ウミトサカ目が由来。群体を成す生態になぞらえたものか。
水夫・事務員などの担当職種ごとに異なる制服を着ているが、性能・仕様自体はいずれも同一。どこかの部署で緊急の欠員が出れば他部署のコレが制服を着替え合流する。制服デザインは監督する人間クルーに一任されている。給仕タイプの制服が執事服だった年度もあるらしい。
ちなみに設計者の個人的な趣味により、自爆機能が搭載されている。
以下、特に要員の多い3タイプについて簡潔に記述する。
・Type-M(Marine)…水夫・水兵役。デッキの掃除や警備巡回、航海の補助などの雑用を行う。
・Type-C(Clerk)…事務員役。書類整理や備品管理などの事務全般に従事。
・Type-S(Steward)…給仕・客室担当。荷物の配達や各部屋の掃除など従事する業務は多岐に渡る。おそらく最も従事機体が多い職種。
【なくても良い設定】
n年前(※未定※)に自動人形のスペシャリストに依頼し作成された原型を元に製造されている。なお、設計者本人は「他に仕事があるから」と自主追放済みである。>>795
でもこういう存在がいると船内でのクオリティ・オブ・ライフというか快適性がメッチャあがるやつ。
あとネームド船員の削減になるからそういう意味でも結構便利な気がするの……。>>794
うぉお~海型?オートマトンとかロマンの塊……好き!おはようございます!今ジャスミンのキャラシ改訂版を作ってるのですが現在船関係者ってどれくらいいるのでしょうか?
>>765
ご新規さんだとっ?いらっしゃいませ!
おおう私の好きな堅物魔術師キャラと見せかけて狂気に冒された魔術師という一粒で二度美味しいキャラですね。そして『青』を見た後の方が接しやすくなってるのが個人的に好き。
>>770
かわよ。かわよ(大事なことなので(ry)
>>791
げ、げつえもんっ!なんて頼れるサーヴァントなんだ!
>>794
可愛いがいっぱい!わーい!!
何が良いってこれを作った魔術師は原型と心得のある者がいたら増産できるようにしてから出ていったってことなんですよね。あと自爆機能すこすこのすこ。
>>800
これは紛れもなくマスコット先生ですわ。>>805
ほむほむ、なるほど了解ですヒャッホゥ!なんかロマン溢れるジャスミンの新兵器案が浮かんじゃったぞ(徹夜明けテンション)
まあ普段使いする訳じゃない、というか出来ないレベルの奥の手だしいいかな。>>779
いやー…マジで何者なんすかね…
三国の景観独占は正直こいつならやりそうだなと思いながら書いてました
>>780
忠相もぶるぁ言うのか…(何となくそんな気はしてた)
5節中盤位で加入する感じになりそうっす
>>794
タイミング被ってしまってすいません…
これはいい群体オートマトン…!!
>>793
月英殿も趙兄も可愛いっすよね…
まだ張飛と馬超出てないから断言はできませんが多分趙雲は五虎将で一番ギャップ萌え属性あると思います
>>796
ギャップ萌えはいい文明…!!
孫尚香に対しては仕事の為警戒する事が殆どだったって感じですね
阿斗奪われて取り返したエピソードとかもありますし気を緩める事は少なかったんじゃないかなと思います
>>798
ケトおじは一体何をする気なのか…それは多分次回か次々回で明らかになります!!
そしてアル虐おじさんは草>>815
WASP mk-IIの様相を呈している気がする。オートマトンズが好評のようでウレシイ…ウレシイ…
原型(プロトタイプ)は個性つけて良いと古事記に書いてあるので投げます 採用はされてもされなくても良いです
【機体番号凡例】A-001(※全体の通し番号)S(※現在配属されている部署) 通し番号の桁数は仮の物です
【特殊機体】 【番号】A-000P
【愛称】(※募集中※)
【大事なもの】裁縫道具一式
【原型師】Dr.ネルズ
【概要】
アルシオネシアたちの原型(プロトタイプ)となる機体。他とは多少異なるコアを搭載している。業務は群体ネットワークの管理とオペレーション、及び製造班(Type-P)の主任を務める。
基本的にアルシオネシアの拠点(第2被服室)に常駐している。大型の縫製機械に接続され、その場から移動することは少ない。リーダー個体としてアルシオネシアたちに号令をかける権限を持つ。自分達の業務エリア内であれば『船』で起きたことはだいたい知っている。
Type-P(Production)…製造及び被服担当。主な業務は自分たちの装備や制服の作成と修繕。手足がもげる程度の損傷までならば自分たちで直せる。(それ以上の損傷は製造班主任によるスクラップ&ビルドとなる)
常駐しているのは3体程度だが、年度替わりなどの繁忙期は増員される。アルシオネシアの原型であるA-000P(通称:未定)が主任を務める。>>817
【台詞例】同型機宛には無機質あじが増す。人間など他の相手にはロボロボしい丁寧語。これはアルシオネシア共通のものである。
「業務報告、本日の自爆許可申請は5件。申請は全て却下済みです。個別の却下事由はレポートを参照してください」
「業務連絡、休暇中の学生寮区画の清掃日程及びシフトを通達。Type-S以外の機体も一時的に配置替えを行うため要確認のこと。学生様がたから清掃不要および立入禁止の事前申請を受けている部屋に関してはまとまり次第通達する」
「重篤な損傷を負った同型機を私が修理するとなると、一度解体して新たに組みあげる方式になるのですが、何故か一部の乗組員様から不評でした。『人間の思う自己同一性と我々の向き合い方』という議題で度々ミーティングを行ってはいますが、なかなか理解が難しいもののようです」
(以下は群体ネットワーク内での思念会話ログの一部を書き起こしたものである)
A-000P>製造班より報告、本日深夜に発生した実験魔物脱走インシデントにおける我々の被害状況。二機が軽傷。一機がコア含めた全損によりロスト。新たな機体製造の為の素材使用等を上に申請、補充は明後日以降となる見通し。
A-032S>ロストしたA-033S"通称:ミミちゃん"は○○様と明日ティーブレイクの約束をしていた。提案、当機がA-033Sのログを引き継ぎ○○様との約束を履行する。アレの髪型を単独で成形するのは困難なため応援を要請する。
A-000P>承認。巡回中のA-014Mがそちらに向かっている。
***その後***
A-032S>○○様を悲しませてしまった。失敗と判断する。
A-000P>事の経緯はこちらでも確認している。A-032Sは今回の問題点と改善点をまとめ次回ミーティングまでに提出するように。他の機体にも本件の分析を推奨する。ホテル聖杯戦争の本編があまりにも書けないので外伝的SSにシフトしてます中納言です。
自キャラ掘り下げ出来るようになったのはめちゃ楽だけど他様のキャラ掘り下げ恐怖症とまたバトらねばならぬ…
>>737
そうですね…良識人枠はポチ先生にお任せして、ヤンデレ生徒を考えるかぁ!()
>>740
>>770
落ち着いたタイプの可愛い系…だけど足の逞しさとかはしっかり“男”だなぁ…
あと猫耳なのって魔術由来だったり?などと
>>749
うーむこれはラスボス、巨悪の風格…でも、何なのでしょうね…お二人とも台詞の雰囲気から私好みそうな感じがひしひしと…(イケおじ好き)
>>765
やったーご新規さm…ぐぇーッ大先輩ッ!ともかくようこそ!これからよろしくお願いします…(なんてお呼びすれば良いのかしら?)
いやぁ良いですねイオネルさん…マッドサイエンティスト感…SAN値0なプロフィール…SCPみのある補遺…やはり海はいい…
>>791
第一の難敵を退けての束の間の平穏…団欒の中で迫ってくる第二の難敵の足音…ハイテンポに進む展開はスムーズで良いですね、投稿速度も…すごい…>>818
【以下採用するか未定の部分】
生きているもの相手には役に立たない武装を備えているらしい。
「────特殊シークエンス『最期通牒』、起動準備」
対霊兵装 『偽·永訣宝典(デスノーティス·レプリカ)』
…原型師の出身家系、《葬儀屋》ネルズ家が持つ対死霊礼装の劣化模造品。元々の形状は弔事を知らせる鐘の形(ネルズの名もこれに由来する)だったが、使用者に合わせて度重なる改装を施されている。A-000Pに搭載されているものは大型の裁ち鋏と糸切り鋏の二挺一対。グリップは冥界や墓地を象徴するとされる糸杉製。見立て的には《死装束を繕う裁縫道具》、あるいは《イソギンチャクやクラゲの刺胞》。
『お前は既にしんでいるのだから此岸ではなく然るべき彼岸へ還れ』『永久の別れ』などといった概念を以て死者を裁断し、在るべき形に還す葬祭具。生きているものには効果がない(ただの裁縫道具である)代わりに、対死霊において強力な効果を発揮する。なお、本体性能が貧弱なためサーヴァントにはワンチャンない模様。
以上です
オペ子+仕立て屋といった風の人形です
個別返信はできなくてすみませんが昨晩のこいつらにご感想ありがとうございました
元気になります>>822
どうぞー
生活科の先生、了解です『決戦礼装・ボンバルディエ』
ジャスミン・アドレーヌの制作意欲に火が点いてコスト度外視で作り上げた最高傑作。並大抵の魔術師相手なら正面から打倒できるレベルのスペックを誇るジャスミンの切り札。
四本腕のメカメカしい見た目をしておりボンバルディエ(爆撃機、砲手)の名が示す通り魔力をビームのように撃ち出すカノン砲を大小合わせて六門装備。毒矢を発射するクロスボウ、杭を打ち込み爆破するパイルバンカー等も装備している。
また、起動時や狙いを付ける時にピピピピやキィーンといった機械音が鳴る、フルフェイスのような頭が光る等の機能がある。なお特に意味はない飾りである。
当然のように自爆機能もついている。
強力な反面稼働するのに膨大な魔力が必要で満充電するのに通常のオートマタ100体と同等の魔力が必要になる。しかもこれはパイルバンカー用の素材を除いた数字である。
毒矢を使う理由は元々毒武器によって当時唯一の味方だった召使いを喪ったことで毒が嫌いになり毒の対策を重ねたことが高じて自身も強力な毒を調合出来るようになったから。
ジャスミンが主に使う毒は神経毒。この毒に侵されると全身の筋肉が弛緩して動けなくなり、大量に打ち込まれると心臓も止まってしまう。余談だが“筋肉を弛緩させる毒”をチョイスしたのは過去に“筋肉を硬直させる魔眼”で苦い経験をしたことがあるからである。意外と根に持つタイプ。>>827
武装一覧
・カノン砲(大)
掌と足に合計四門備え付けられた魔力砲。出力を調整するとブースター代わりになり短時間なら飛行することが可能。
・カノン砲(小)
カノン砲(大)が付いた腕の肘側に備え付けられた魔力砲。主に死角を補うために使われる。
・クロスボウ
カノン砲が付いていない方の左腕に備え付けられたクロスボウ。二の腕部分に矢筒があり腕を伸ばすと自動で矢を番える。
機銃等ではなくクロスボウにした理由は「その方がかっこいいじゃない」。一応矢の方が毒を塗布しやすいという理由もある。
・パイルバンカー
カノン砲が付いていない方の右腕に備え付けられたロマン武器。魔力結晶などを加工して作った特性の杭を打ち込んで内部から爆破する。換えの杭の数はその時々で変わる(大体二、三本)
・クローアーム
四本全ての手の鋭い爪。非常に硬く接近戦ではこれを使って戦う。神経毒が滲み出す隠し機能がある。
・自爆機能
残り魔力全てを使った大爆発。当然本機は木っ端微塵となるため出来れば使いたくない。まぁた横入りしちゃってるよこの人は…(自省)
>>823
はいはーい、レッドアの親友基準ですか。
正直彼奴は根明コミュゴーイングマイウェイなんで、分け隔てが基本ないのですよね。ただその交友関係の中で親友になりやすい基準を言うなら…酒の味をわかってる(酒を楽しく呑める)、ゲームが好き(オンラインでもオフラインでも。上手い下手はなし)、何かに一生懸命でひたむき、という要素が多いって感じですかね。どれか一つでも親友は十分います
>>826
はえ〜猫耳ヘッドホン…猫は可愛い…
>>829
> 毒武器によって当時唯一の味方だった召使いを喪ったことで毒が嫌いになり
さらっと書かれる仄暗過去…
機械音が出て光るなんてロマンの塊ではないですか…!3mはありそう…誉さんのページに兄との関係性なんかに関する思考を編集プラス。
とやってふと思う。蒼と誉さんが仲いいのはなんとなくわかるけど(一緒に商店街歩いたり?)、お互いにどう思ってるのかが今一出力出来ない!
まだまだだなぁ……となりました。面倒くさがり屋さんと重度のブラコンだから、深い関係性にならない、とか感じてるのかな俺?
さて今後蒼と誉の人間関係についてもしっかり考えないとなぁ……。>>838
私的にジャスミンはフランス出身ってことも合わせてスっと信じて「へぇ、信じるんだ?」って言われて「えっ?嘘なのっ?」ってなって「本当だよ(この子そのうち詐欺とかにあいそうだなぁ)」って思われそうなイメージです。なんか今のところ『船』に動物っぽいヒト多い気がする…
ポチ先生作った私が言うことじゃないけど…気にされてるようなのでアルシオネシアたちの親のプロフだけ裏設定として開示しておきます
現在の『船』には直接関わらないヤツであることをご了承ください
4年ほど前に書いたものなので粗はあるかと思います
氏名) ドレイク・ネルズ (Drake Knells)
【性別・年齢】男性 17世紀生まれ
【身長・体重】177cm
【方針・属性】中立・中庸
【異名】プロフェッサー・エンバーミング、Mr.TNT、変態技師、カモ
【国籍・出身】イギリス(スコットランド・エディンバラ)
【所属・役職】フリーランス
【趣味・特技】ものづくり全般、特殊メイク
【好きなもの】人形、日本の食品サンプル
【嫌いなもの】経年劣化、汚部屋
【外見的特徴】金髪緑眼の青年、よれた白衣にシャツネクタイ
【解説(人物】通称Dr.ネルズ。人形師の男で生身の肉体は既になく、現在まで自作の人形を義体にして活動している。ちなみに彼の人形は脈が無い、レントゲン撮影など医学的に人間と判別可能。
人体と造形のスペシャリスト。魔術によらない造形も得意。各地を放浪し作品を作ったり、動画サイトに製作過程を投稿したり、依頼を受けて(主に)魔術師の遺体の処置をしたりと生き飽きないために忙しない。最近は実家の依頼で渋々ネルズ家次期当主を弟子として伴って暮らしている。面倒だが断れなかった。……断れない男かもしれない。「腐らないコツは楽しみを絶やさないことだ」とのこと。過去に時計塔で仕事をしていたこともある。
亡くした最愛の女性を甦らせるために各地の蘇生に関する魔術や伝承を収集し、科学分野にも手を伸ばしていた過去がある。たとえ永遠に彼女の形を留めることはできても、女が男にもう一度愛を語ることはない。────万能の願望機でもない限りは。
しかしカタチあるとは言え残留記憶(ぼうれい)に生者を繋ぎ止める資格があろうか。>>843
「肉体/器と精神/記憶はさておき、肝心の魂が問題だ!」「嗚呼、たった3/4オンスすらままならないなんて!」
好きなものを標本にしてずっと保存しようとする悪癖(願望)があり、本人も自覚はあるのであまり生きたものに入れ込みすぎないようにしている。しかして友人たちそっくりのミニチュアは増える一方であった。
総評して、残念な男。わりとチョロいしノリが少し鬱陶しい。
これはドレイク・ネルズという偏執狂の全記録を移植し、記憶を基にあたかも生きているかのように振る舞う極めて精巧な人形である。大昔の技術でなし得たという人格・精神の模倣を彼なりに再現している。記憶媒体には小さなフォトニック結晶を彼の理論に基づいて組み上げた演算特化型礼装(パソコンの基盤に近似する)を使用。「記憶があれば間違いなく俺はそのように振る舞う」という確信と我の強さ、いくつかの幸運から成功してしまった技術。実体のある残留思念(ゴースト)とも呼べる。彼は「何で真似する奴が出ないのか、キマリ具合が足りないんじゃないの?」と不思議な様子。
其は永遠を望む者。永遠を望む涯てに、愛せるものは死者/人形のみである。>>844
使用する魔術
【系統】錬金術、人形工学。解剖学・生化学の他、科学分野にも造詣が深い。爆発大好き
【属性・編成】火、地
【魔力量・質】量D質D
【持ち物】発破用の触媒が入った試験管複数本、助手役の自動人形、その他仕事道具一式(コテ、パテ、メス、化粧品、工具等) 、四次元(比喩)白衣
【解説(能力】前置きとして、彼は戦闘者ではないし本来魔術師は前衛職ではない。
霊園の管理や魔術師の遺体に関する諸々の処理(魔術刻印の摘出、検死、遺体の防腐処理や修復など)や義肢製作を請け負ってきた【葬儀屋】ネルズ家出身。造形に関しては一族始まって以来の天才であり、仇名が示す通り、特にエンバーミング技術は随一である。実家の地下室には彼の『最高傑作』が安置されている。
なお魔術刻印は継いでいないが、ネルズの家業で必要な各技能の習熟度は魔術面を除き歴代最高であり、度々後継者の教師役をさせられている。防腐や造形などに関する以外の魔術については、例えば暗示なら「入国審査を誤魔化せる程度」とおおむね平凡。
ただし爆破には一家言あり、最小限の発破で構造物を解体する、試験管の触媒を即座に反応させ手榴弾の如く投擲する、爆風を計算し自身に被害が及ばない安全地帯を作るなど無駄に多芸。曰く「一級の作る者として壊す方も一級でなければ」とかなんとか。気になる機械はとりあえず分解して綺麗に組み直す派。
便利博士枠というか、大抵のものは製作できる変態技術者。>>845
【礼装】 『永訣宝典・改(デスノーティス・アルター)』
…ネルズ家が受け継ぐ対死霊礼装のレプリカを更に改造した品。元々の形状は弔事を知らせる鐘(ネルズの名もこれに由来する)だったが、使用者に合わせた度重なる改装を施されている。ドレイクが使用するものはスレッジハンマーのような形状に改装された。基礎材質は冥界や墓地を象徴するとされる糸杉製。見立ては《甦るべきでない者に杭を打つための鉄槌》。
本来は『お前は既にしんでいるのだからこの世ではなく然るべき処へ還れ』『永久の別れ』『頼むから眠っていてくれ』などといった概念を叩きつけて死者にお帰りいただく葬祭具。破砕力向上目的の改造を施した代わりに、対死霊性能はちょっとしたダメージボーナス程度にランクダウンしている。また、聖堂教会の使用する『○葬式典』と同様の由来を持つ術式が組み込まれている。打撃と共に火葬(?)式典が爆発する金槌。
余談だがコレにはオミットされているものの、本物の方には火葬・土葬・花葬などいくつかの変形機構が実装されている。
失ったものを求め続ける男が扱う武装としては、皮肉になっている気がする。
・自動人形・助手3号『ロベリア』Lobelia
身長160cm、B77W57H84
彼に随行している女性型自動人形。外観は青い髪に黒いドレスの可憐な少女。微弱な電流を使い敵を一瞬スタンさせる、関節部を一時的に分離しトリッキーな動きで翻弄するなど多少の戦闘ギミックはある。が、あくまで自衛と逃走のためなので攻撃力は低い。ドレイク・ネルズのサブメモリ。
余談だが「助手1号」は彼の最愛の人であり、ロベリアの姿は彼女の少女時代を模しているらしい。
以上わかげのいたりです お目汚し失礼しました>>848
成程…!!>>829
歩く兵器庫みたいなスペックしとる(白目)
それはそれとして不要でしかない筈のギミックもいくつか搭載してるとか、もしかしてこのお嬢様意外と浪漫的な要素にも理解がある?
>>846
魂を「たった3/4オンス」と評する辺りに、マッド感と言いますか人でなし感が溢れてて最高だと思いました
>>847
・ダイバースーツ:とりあえず全身を覆う、密着する感じのデザインにする
・鎧:ゴッテゴテに固めると水中戦には逆効果なので、プロテクター的に急所を保護するような感じでパーツを配置する。あとパーツを魚や貝っぽくするのもあり?
・海っぽさ:とりあえずカラーリングを青基調にすればいいのでは(適当)
自分から出せるアドバイスはこんな所でしょうか>>847
まずこれは「自分だったらこう考える」という例示をあげているだけだからあんまり深く考えないで欲しいことは先に言っとくモンニ
その上で述べるけど、海らしさを活かしたいダイバースーツっぽくしたいという気持ちがあるならゴテゴテ飾りをつけるのはやめた方がいいと思うモンニ
水中戦っぽさを意識するならやっぱり大事なのは動きやすさだモンニ
あと海っぽさを取り入れるなら安直にてらてら光るスケイルメイル感と海の生物の形態を取り入れた構造は外せないモンニ
鎧兜っぽいパーツを作りたいならやっぱりおすすめはシャコとかダイオウグソクムシだモンニ
あんまり部位ごとの面積広げると水中の抵抗とかやばそうだモンニ、流線型で最低限がそれっぽい
とはいえ私も考えては見たけどあんまりまとまらなかったモンニ
推し海洋生物がクラゲだからこういう時参考にならないんだ…>>857
設計者のポンチぶりと反比例?して造られたモノは人格、いや人形格ができてるのであんしん…いやでも自爆機能何か取り外せへんようになってるわ
……シオネたちの真面目さをしんじて。みなさま 若気の至り野郎についてあたたかい感想ありがとうございます
わたしの黒歴史ノートも浮ばれることでしょう
自信満々にあかるくネクロな変人ですが、人形はびっくりするくらいまともに造るやつです 信じてください(ぼうよみ)>>861
マレオ「えーほんござぁ?」>>852
歩くどころか飛びもしますぞ。名前の由来が爆撃機ですので。
如何にも理解ありますよ。最初はとりあえず自爆機能を付けるくらいでしたが色々作っていくうちに染まっていって今ではパイルバンカー×爆破なんていうロマン武器を作るように。神は天にありて、世は全て事もなし。赤毛のアンにはそんな言葉がある。
なら、今の自分の状態さえ、この世界には些末で事と挙げるものでもないのだろうか。そうは思わない。思いたくない。
服と一緒に肌の大部分が削げ落ち、或いは爛れ、或いは抉られている。血は傷口から今も流れているが、碌な手当てもしていないために古い傷の血が半端に凝固して、その上を新しい血が伝うのだから悶えるのすら飽きるほどにこまめに痛みがどこかしらから走る。息を吸おうとすればするほど、喉に出来た傷の血が溢れて呼吸を乱してくる。指の一本も動かせそうになく、細目───それ以上はどうにも開かない───で、暁の空を睨むしか身体は許してくれない。
これより痛みを論ったところで意味はないので、別のことに考えを向ける。空の色が、澄み切ったような青色だったからか、娘のことが浮かんだ。けれど、きっと、空が今何色であったって、自分は娘のことを思い出しただろう。>>870
カトカ。カトカ・オルロイ。私の、ディアナ・オルロイの長女。ディアナに似ず内気で、少し不安になるほど臆病なところがあって、それでもそこには確かな人としての温もりを持つ子。好きなものはガーデニングと紅茶で、ここは自分に似たのかもしれない。だが、どこで覚えたのかお酒にあの年で興味があるのはややいただけない。
魔術の才能は───正直、僻目なしに言ってあるとは思えない。伸びしろや地力、ポテンシャルといったところから見ても一般的な基準の下に甘んじている。
だからこそ、自分が、母として、先達として、教え導くべきだと思っていた。そうしようと、そうすると心に誓っていた。今ではそれすら果たせそうにない。お酒も、ビールも、大人になってから一緒に呑もうと宥めていたのに、それも叶わない。
母として以前に、ひとりの人として不甲斐なさに歯がみしてしまう。それは、未来に設けていた約束の全てが守れないからというのもある。しかし、それ以上に悔しいのは。>>871
「────ねぇ、おかあさん」
「なぁに、カトカ。早く寝ないと朝早く起きられないよ」
「おかあさん、どこかへ行くの?どこへ行くの?」
「あら、わかるの」
「うん。ねぇ、どこへ行くの?カトカは行けないの?」
「行けないわ。危ないもの」
「あぶないなら、おかあさんも行っちゃダメなんじゃないの?」
「……カトカは心配性ね。カトカなら、おかあさんが凄い魔術師だって知っているでしょう?」
「しってる。でも、」
「でもも何もないの。安心おし。そうね…この時計が一回りもしない内に戻ってきちゃうから」
「ほんとう?」
「えぇ、勿論。だから、さあ、早くお眠り。明日に響いたら大変よ」
「うん…おやすみなさい」
「おやすみ」
そんなことを言っておきながら、ディアナは、家中の時計を止めて屋敷を発った。
カトカはどんな思いで朝を迎えたろう。どんな風に一日を過ごしたろう。カトカだって物の分別は付く年だ。きっと、あんな子供だましはすぐに見抜くだろう。見抜いて、そして、その時、どんな事を考えただろう。>>872
ごめんね、カトカ。おかあさん、戻れそうにないや。
事実、セイバーという最優のクラスを引き当てたというのに、他のマスターに対して感情任せに対策もなしに突っ込んで、結果は痛み分けどころか相打ち。「凄い魔術師」なんて自負していたわけではないが、それでも、あぁ、こんなものかと自分に嘆息してしまった。
ねぇ、カトカ。こんなおかあさんだけど、誇れるかしら。
そのマスターは、外道だった。人の命を何とも思っていないような、そのくせ危険になると保身に走るような、同じ魔術師だと思いたくないような下種だった。だが、そんな下種なら社交の場で結構な数見てきた。その程度なら受け流すこともできた。
けれど、その魔術師は、一般人の、妊婦が多く入院していた病院の、しかも「ちょうど出産一週間前ほどの妊婦」を執拗に狙って襲っていた。聞いた話では、重体の妊婦の前に無理やり切開して、そのせいで死にかけの赤子を置いて放置したりなどのこともしたという。
ディアナだって魔術師である前に女だ。出産だって体験したことがある。それがいかに苦しくて、辛くて、心細くて、それでも、生まれてくるものへ確かな愛を持つようなものであるかを知っている。それを経て生まれ出でた命の愛しさというものも理解している。だから、そればかりは許せなかった。許さなかった。まるで、「あの男のようだ」なんて思って。その果てがこの様なのだから、誇ろうにも誇れやしないだろう。
思えば男運のない一生だった。どちらかというと、幸の薄い方であったかもしれない。より薄幸の人には失礼だろうが、この状況を鑑みると否応がなしにそう思ってしまう。>>873
そうして考え至るのは、やはりカトカのこと。
この先、あの子はどうなってしまうだろう。責任感の強い子なのだ、無理してでも自分が後を継ごうとするだろう。そして、自己肯定感の低いあの子のことだ、すぐに自分というものに諦念を抱いてしまうだろう。それでも、変に気張って、魔術師らしくあろうとしたりなんてするだろう。本当は、庭いじりをしたりムーブメントを調整したりする方が性に合っているだろうに。
もしか、聖杯戦争に参加しようなどとするやも知れない───そう考えて、引き攣ったように口角が上がる。肌に電流のような痛みが通り抜ける。
もし、そうなってしまったら。自分は何が今してやれるだろう。段々と縺れて途切れていく意識の中で、それに思考を働かせる。回して、廻らせて、巡らせて、脳の血管がはち切れそうなほど、脳そのものが発熱してしまいそうなほどに考えあぐねる。
今更何か魔術的なものを残せそうにもない。刻印は何とかなりそうだが、それ以外はどうか。使えそうなものの殆どは戦闘で潰れてしまった。修復は難しい。
何とか力を振り絞って顔を横にずらす。首がそのまま千切れそうなくらいだが、或いはもう千切れているのかもしれないが、それでも、そんなことは考えずに視線を移す。手には、懐中時計。熱や衝撃で変形しながらも修復は可能な程度の被害で済んでいる。>>874
次に思い出したのは、セイバーのこと。セイバーは、最優の称号に相応しい力を有していた。東国の剣客で、名は教えられて初めて聞いたが、どういった縁で彼が呼ばれたのかも分からないが、それでも頼りになった。だらしなくて、何かとずぼらで、強くもないのにお酒は呑んで、奔放不羈といった感じで。それなのに、ディアナのことをマスターと認めて、勝ち残るために尽くしてくれた。大きく笑う、大きな英霊。
もしかしたらカトカとはそりが合わないかも、と考え、それはないなと結論付ける。セイバーは、人の性根を目敏くもよく見抜く男だ。そして、善性を思う男だ。ならばむしろ、自分よりお人よしなカトカにこそ彼は合う。
「────スター、マスターッ!」
声がした。久しぶりに聞いたその声は、普段とは違って焦燥と驚きと悲しみを湛えている。
今度は意地になって、時計を握った手をひっくり返す。腕には、まだ二画ほど残った赤い紋様。長針と短針のような二つの線。
視界の端では、セイバーが寄ってきている。彼の方にも赤色が身体全体に見え、無事に終わった戦いではなかったのだろうというのが容易に見て取れる。若干よたついていて、だというのに、ディアナを心配してセイバーは精一杯に駆け寄って来る。>>875
あぁ、彼なら、だいじょうぶだ。安心できると、急に意識が宙に浮きかけた。慌てて戻すが、もう殆どがうわの空で、次にするりと抜けてしまえば、もう掴んで戻すのは無理だろうということが悟れる。
視線はまた日の出の空へと戻る。青色が着々と失せていっている。それはまさに、ディアナの中からカトカが、記憶から、意識ごと消え去ってしまうのを絵に描いたような情景だ。そんな空の下、ディアナは、今際に、声にもならないような声で、
「二画の令呪を以て命ず。セイバー、柳生十兵衛三厳。───もし、その時があったら。カトカを、私の娘を、……よろしく」
────尤も。そんなことないに越したことはない、けどね。レージュさんがいらっしゃれば、華陀について確認したいことがあるのですが……?
人工的に魔術回路を作るってことに関しては橙子さんが本物と数分違わぬ人形を作れるってことは魔術回路とかも作れてるってことやん?って感じです。
>>895
ハイコストハイリスクで量産困難って話なら大体はよその家と一戦構えて苦労して確保するより自前で地道に増やした方が早いという発想になるのではないかな
実際くるおか(変換がめんどくさい)家の細菌改造とかマトウの蟲みたいに体を体質レベルで改造する術は結構用意してるみたいだししかし皆さん、柴犬好きですねぇ(800のよくてよ具合を見つつ)
>>904
…………いや、まァ、『船』関連でまったく作ってないってこともないんですけどね
ただ生徒キャラはみなさんがいいの出してくれてるので自分で出す優先度は下がってるかなー…と…そんな感じで考案中のヤンデレが全方位ヤンデレすぎて設定に「ワイルドハント補導歴TOP5の一指」の一文が入りそうになっている…これはもはやヤンデレではないのでは…?
>>878
いずれホテル聖杯戦争が完結した暁にはFate/Agnostic Sphere Zeroをやりたいですね…(遠い目)
十兵衛さんはずるい男
>>879
母の思いはいつだって強く優しいもの…最近涙腺ゆるゆるながら描きたいなぁと…
>>880
真面目に考えて、触媒もなしに縁だけで喚んだサーヴァントが名も知らない異国の剣客って“何か”があるに違いないですからね。ほぼ後出しですが…
>>882
家族のために頑張る人は強い…そんな人の家族のための令呪はそりゃあ…
>>883
ディアナから魔術も礼装も完全には継げなかったカトカが唯一繋がることのできた縁ですね
>>898
そこら辺はおいおいね…少なくともディアナと十兵衛さんの陣営はお互いにとって思い出深いものだったでしょう>>915
恋愛にそこまで焦りとか特別な観念があるわけではないので、「ちょっとお嬢さん遊ばない?」的なノリですがね。
手足鉛玉は大して気にしません。むしろ「アンタおもしれーな!」ってなる。楽しいって思れば何だってレッドアにとっては成功談です
>>916
ちょっと好きになってもらおうとその人の好きなものを(執拗に)プレゼントしたり、嫌われたと思って情緒不安定になってちょっと押しかけてちょっと詰め寄ってちょっと自か他の死か心の中を仄めかす程度で…悪意はないんです…
>>918
惚れっぽいというより、博愛主義?なんというか、愛し愛されが当然な環境で育ったから、みんなに等しく愛と被愛(妄想)を持っている…みたいな…
この土日に投下できそうなんでその時に具体的に解説したいですね
>>919
そうなんですよね…そこが問題。明確に狂っててその狂いの源は愛なんですけど、愛が一般的なものとは違う(表面上は混同されがち)ような…
メンヘラ寄りだとは思うのですが、いやキチデレのみもあるな?…うーん?>>903
ありがとうございます>>922
言い換えるなら、クレイジーサイコデレ、とか?>キチデレorメンヘラ>>927
それはそれで「過げk……あ、アクティブなレディだ……」とか呟いちゃうかもしれません()>>924
年齢を考慮に入れてなかった……!まあ、アーダルベルトも流石に十代はストライクゾーンから外れますね。彼も粉かけることなく、気の良い兄さんくらいな接し方になります。黒鹿さんはいらっしゃいますか?
『船』の中で情報統制というか情報が外に漏れないようにするのってどこの担当になるのでしょうか?>>934
う、うーん…情報関係なら
神秘の秘匿を守らない輩にも対応するワイルドハント騎士団『船』の重要な書物がある図書館を管理している図書室ってグループ
日々のニュースをまとめて発行している通信室のドルフィン・ニュース
……とかがあるんですが、外に漏れないようにっていうのは考えてなかったですね…どこが担当するかと言えば航海総括局のどこかになると思いますイオネルさんもwiki追加されましたし、そろそろ『船』総合情報ページなんか作っていいんじゃないです?klんな感じの案件はココが対応してそう、なんかも書けるし。
>>937
そうですね流石にそろそろ…
整理予定のページに「組織関連」というのを見つけたのでそこに置いておこうと思いますリディアのこそこそ話。
リディアは地元の警察署のポリス連中と顔馴染み。
大体、凶悪犯に襲われたリディアが、殴る蹴る鉛玉ぶちこむの反撃で凶悪犯を半殺し→署で話聞かせての流れが長いので。
厄介者扱いしてるわけではない。wikiに秘海集積船の登録と参考情報データベース:所属編に所属メンバーを追記しました~
>>935
なるほど、ありがとうございます。とりあえず船外に漏れないように秘匿されているって感じに書いておきます。安価ミスぅ…
ただいまマレオをwikiに登録させていただきました~
風呂入ってから、レスを建てる。
なので風呂に入ってくる。よし、二つを合わせて『自己強制血判[オメルタ]』にします。お二人共ありがとうございました!
ホンマ何やねんウチのWi-Fi…ころころ変わりおってからに(憤懣)
スレを建てて来た。
ジャスミン・アドレーヌ
【性別・年齢】女性・18歳
【身長・体重】157cm・48kg
【国籍・出身】フランス
【趣味・特技】人形劇
【好きなもの】ジャンキーな食べ物、人に感謝されること、自爆機能
【嫌いなもの】毒、過去の自分を思い出すもの、独りで居る時間
【外見的特徴】
・金髪碧眼。髪の長さは長めで髪質はややパサパサ。
・青い縁の眼鏡をかけていて戦闘時は外す。
【性格】
大人しい雰囲気をした少女。人と居る時は明るいが一人でいると段々ネガティブになる。困っている人を放っておけず率先して力になろうとする。
自称利己的な性格。人助けをするのはそうすることで自分の価値を認めてもらうため、人形作りに打ち込むのは自分の居場所を確保するため、成し遂げた偉業を隠すのは『船』に居たい(実家に連れ戻されたくない)からと結局は自分のことしか考えてないと自嘲する。【解説(人物】
人形魔術を扱う家系のお嬢様。家族や使用人から蝶よ花よと育てられ何でも自分の思い通りになると信じてやまない我儘放題な性格だった。
転機は15歳の頃。時計塔に行った際に傲岸不遜な態度が原因でトラブルを起こしてしまう。その際に癇癪を起こし大勢を巻き込む大乱闘となり魔術協会への入学の話が無かったことになる。
そのことが切っ掛けで両親に家に置いておけないと判断され『船』へと送られることとなった。
当初は唯一自分に着いて来てくれる筈だった使用人が亡くなったこともあって失意の底にあったジャスミンだったが生活科の教師との出会いを経て立ち直りその能力を買われて混合科を飛ばして生活科に編入した。
現在の彼女は生活科で魔術を学びつつ精力的に『船』の運営の為のオートマタを作ったり設備のメンテナンス等をこなし、余暇には立ち寄った港町で趣味の人形劇を開いたりしている。
お嬢様だった頃は知りもしなかったジャンクフードを気に入ったり潮風等の影響で髪質が変わったり視力がちょっと落ちたりしているがなんだかんだ今の生活を満喫している。
眼鏡をかけているがこれは強化魔術を使えば視力を補える所を普段はその分の魔力もオートマタの作成や充電に充てているため。戦闘時は節約を考えず強化で視力を引き上げるので外す。
『船』で様々な需要の人形を作っていくにつれてロマンというものを理解していき、好きに弄っていい部分に妙な機能を盛り込んだりすることがある。【系統・代数】人形魔術、人体工学・7代目(実質勘当されているので刻印は継承していない)
【属性・編成】土、風・正常
【魔力量・質】B・A
【起源(補足】呪縛
【礼装(補足】オートマタ複数、『決戦礼装・ボンバルディエ』、『自己強制血判[オメルタ]』、『人工魔術回路[マジックサーキット・アーティフィシャル]』
【解説(能力】
様々な機能を持たせたオートマタを作成し、操ることが可能。設定した役割をこなす自動人形、設定したモーションを入力に従って実行する半自動人形、全ての動きを操作して動かす操り人形等が存在し、同時に使える人形の総数は15歳の時点で100体にまで及ぶ。
人形の武器には一部毒が塗布されているものがある。詳しくは後述。
人体模造の魔術が衰退した17世紀以降の時代において蒼崎橙子のみが可能とされていた魔術戦に耐えられるオートマタの作成に成功している。ただし詳しい仕組みは秘匿されていて解体して暴こうとすると自爆するようにしている。
『殺戮人形劇場[グラン・ギニョール]』
時計塔での乱闘事件の際に披露したジャスミンの必殺技。自動人形70体、半自動人形25体、操り人形5体の計100体の人形を同時に操作し「独りぼっちで戦争でも始める気か」「脳みそ何個あるんだよ」などと言わしめた。グラン・ギニョールには「荒唐無稽な」「血腥い」といった意味の他に「こけ脅しめいた」という意味があるように100体全てを緻密にコントロールしている訳ではない。
例えるなら70体の自動人形はガンガンいこうぜやいのちだいじにといった作戦を与えたCPU、25体の半自動人形はコマンド入力で決められたモーションをする格ゲーのキャラ、5体の操り人形が全ての動きをリアルタイムで操作する本命といった感じである。『決戦礼装・ボンバルディエ』
ジャスミン・アドレーヌの制作意欲に火が点いてコスト度外視で作り上げた最高傑作。並大抵の魔術師相手なら正面から打倒できるレベルのスペックを誇るジャスミンの切り札。通称ボン
四本腕のメカメカしい見た目をしておりボンバルディエ(爆撃機、砲手)の名が示す通り魔力をビームのように撃ち出すカノン砲を大小合わせて六門装備。毒矢を発射するクロスボウ、杭を打ち込み爆破するパイルバンカー等も装備している。
また、起動時や狙いを付ける時にピピピピやキィーンといった機械音が鳴る、フルフェイスのような頭が光る等の機能がある。なお特に意味はない飾りである。
当然のように自爆機能もついている。
強力な反面稼働するのに膨大な魔力が必要で満充電するのに通常のオートマタ100体と同等の魔力が必要になる。しかもこれはパイルバンカー用の素材を除いた数字である。
毒矢を使う理由は元々毒武器によって当時唯一の味方だった召使いを喪ったことで毒が嫌いになり毒の対策を重ねたことが高じて自身も強力な毒を調合出来るようになったから。
ジャスミンが主に使う毒は神経毒。この毒に侵されると全身の筋肉が弛緩して動けなくなり、大量に打ち込まれると心臓も止まってしまう。余談だが“筋肉を弛緩させる毒”をチョイスしたのは過去に“筋肉を硬直させる魔眼”で苦い経験をしたことがあるからである。意外と根に持つタイプ。武装一覧
・カノン砲(大)
掌と足に合計四門備え付けられた魔力砲。出力を調整するとブースター代わりになり短時間なら飛行することが可能。
・カノン砲(小)
カノン砲(大)が付いた腕の肘側に備え付けられた魔力砲。主に死角を補うために使われる。
・クロスボウ
カノン砲が付いていない方の左腕に備え付けられたクロスボウ。二の腕部分に矢筒があり腕を伸ばすと自動で矢を番える。
機銃等ではなくクロスボウにした理由は「その方がかっこいいじゃない」。一応矢の方が毒を塗布しやすいという理由もある。
・パイルバンカー
カノン砲が付いていない方の右腕に備え付けられたロマン武器。魔力結晶などを加工して作った特製の杭を打ち込んで内部から爆破する。換えの杭の数はその時々で変わる(大体二、三本)
・クローアーム
四本全ての手の鋭い爪。非常に硬く接近戦ではこれを使って戦う。神経毒が滲み出す隠し機能がある。
・自爆機能
残り魔力全てを使った大爆発。当然本機は木っ端微塵となるため出来れば使いたくない。『自己強制血判[オメルタ]』
ジャスミンの血液を混ぜた特殊なインク。このインクで印を描いた人間を人形のように操作出来るようにする礼装。主に自分の身体を思う通りに動かすために使う。
他人に使用することも可能だが同意を得た相手でもなければ成功しないレベルでレジストが容易。実はユージーンの硬直の魔眼への対抗策として作った。
ジャスミン本人も知らないが死体ならば容易に操れるという抜け穴がある。
『人工魔術回路[マジックサーキット・アーティフィシャル]』
ジャスミンが可能にした“魔術戦に耐えられるオートマタ”のタネ。人体工学よって作られた人工の魔術回路でこれを搭載したオートマタは自ら魔力を生み出し稼働する。また、強化などの魔術すら使用するようになり既存の人形より格段に強力な存在となる。
当然上記のボンバルディエにも搭載されているがそれでも主にカノン砲のせいで消費量に生成量が追い付かない。
現状ジャスミンの人形へのスタンスが道具や手足の延長であることから人格等は搭載されていないが仮に擬似人格の作成や人格の再現に力を入れるとキャラシがもう一枚必要になってくる。
これの真価は義手や義足などを用いた人体への転用による魔術回路の改造である。後天的に魔術回路を増やしたり魔術回路の異常による障.害を取り除くことが可能。
この事は余計な争いを起こさないよう船外に漏れないように秘匿されている。【台詞例】
「人手が足りない時は言って。作業用のオートマタならいくらでも作れるから」
「義手や義足も作れるわ。どんどん頼っていいのよ」
「任せて。メカっぽい義手と生身っぽい義手、どっちがいい?」
「っぷはぁ。フライドポテトとコーラってどうしてこんなに合うのかしら」
「最近…作ろうか真剣に考えてるの。『動くドリンクバー』」
「そうねぇ。今日はこのお話にしましょうか」
「力を抜いて、俯瞰して自分を見るの。“100体の人形”を操るんじゃなくて“100体の人形を操る自分”を操るイメージよ」
「皮肉なものよね。嫌いなものへの対策を練っているうちに、その嫌いなものを自分が使うようになるんだから」
「別に、自分のためにやってるんだから、褒められたことじゃないわ」
「ああ……自分のことしか考えられない自分が嫌になる……」「見てみてマレオ君。今度の人形、ドリル付けてみたの!────いや採掘用、採掘用だよ…あはは」(マレオ)
「じー……あっ、ジロジロ見てごめんなさい。今度作る人形でメロちゃんのデザインを参考にさせてもらおうと思って」(一条海月)
「あなたが高貴な生まれだっていうのは疑ってないわ。でもそれで相手を平服させたい訳でもないでしょう?」(クレティアン・ド・リュジニャン)
「ポチ先生ー、ちょっと相談したいことがあるんだけど、時間大丈夫?」(ポチ先生)
「あの…近い、顔が近い。これ(青い眼鏡)が気になるならあげますから…」(イオネル・アヴェローヌ)
「本当、いつ見ても芸術の域だわ。あなた達を作った魔術師に会ってみたいくらい」(アルシオネシア)【人間関係】
マレオ
仲良し。『船』に来た頃のどん底期を知られてるのでそういう面でも気の置けない存在。
一条海月
仲良し。歳が近いこともあって割と早い段階で仲良くなった。
クレティアン・ド・リュジニャン
仲良し。出自について疑わないどころか大体のことを鵜呑みにするので「この子そのうち騙されないかな」と心配されている。
ポチ先生
仲良し。飛び級で生活科に入ったこともあって先生というより何かあった時の相談相手のような間柄。
イオネル・アヴェローヌ
仲良し。オートマタ等の人形技術が調査に有用だからとちょくちょく頼られる。青い眼鏡に反応される圧に怯んで一時期別のに変えていた。何で変えたのか指摘されたので戻した。
アルシオネシア
仲良し。許可さえ出れば人工魔術回路を搭載したり色々改造してみたいと思ってる。アルシオネシア全員を纏めて個人として扱っている。
人形を扱う者として彼女(?)達を作った魔術師のことを密かにリスペクトしている。クリストファー・クライ
『船』に送られる途中で刺客に襲われた際に助けてくれたヒーロー。時々彼を題材にした人形劇を作って子供達に披露している。
大鳳京介
三年前の乱闘事件で巻き込んでしまった人。ひょんなことから再開しあまりの変わり様に驚かれ今でもちょくちょく連絡を取り合っている。「この人がお兄様だったら私はあんな風に育たなかったかもしれない」と夢想するくらいには慕っている。
ユージーン・バックヤード
嫌い。大嫌い。今でも機会があれば〇してやりたいくらい嫌い。どうしてこの人が京介と仲が良いのか分からない。今度は絶対勝てるように全力で対策を立てている。
という訳でほぼ完全版ジャスミン・アドレーヌちゃんです。あとは船所属のキャラが増えたらそのキャラへの台詞や関係を追加していきます。
ちょこちょこ元ネタやデザインモチーフが透けて見えるところがあると思いますが暖かい目で見ていただけると…。ふと思ったこと。
ハダリーの幸運のランク、ちょっと高過ぎるかも。
なんでちょこちょこ加筆修正中だったりする。アルシオネシア・プロトタイプの愛称は「シオネ」にすることにしました ユージーンさん、京極さんありがとうございました
>>972
ゴッテゴテの武装はトキメキですね
挫折からあがってきた子は強いのです 主人公ちからをかんじます
シオネ「我々を代表しまして、A-000Pがジャスミン様に返礼申し上げます。
『武装』としての人形はジャスミン様の方が上手かと。いえ、人形性の違いと言うものですから一概に優劣を論じるべきではないのでしょうが。思えばあの方、ヒト形の武具は造らない方でした。……リスペクトをすると言うならあの方には会わない事を推奨します。クリエイターの人格は知らぬが花と聞きます。
改造につきましては……戦闘能力増強目的には協力できかねます。我々の運用方針に反する可能性がございます。申し訳ございません。それ以外でしたら、お話をしましょう。」ジャスミンのキャラシをwikiに登録しようとしてたら『やっぱり表向き死んだことにして名前を変えた方がドラマ性あるんじゃない?』って私の頭の中の設定モルペコが囁いてくる…。
>>979
採用やったー!
イメージしたのが追放された悪役令嬢のその後ですからね。昨今の流行的にも主人公力高いですよ。
人形性の違い。確かにそう言うとしっくりきますね。ジャスミンの方は自分(人間)より強い“物”を作り出す言わばアトラス院的な理念ですがネルズさんは人の形をした器というか“者”を作ってる感じでしょうか。
あと人となりについてはいざ会ってみると意外と意気投合する可能性もありますよね。主に爆発系統で。
>>980
そりゃあ此度のジャスミンとの関係で晴れてうちの魔術師家系全部の長子と接点が出来るレベルで顔が広いので。ミスターパーフェクトコミュニケーション。
心の贅肉どころかアスリート並にストイックな心の体脂肪率してるけど。>>981
爆破性は合うかもしれませんね(笑)
最終的にたぶん人間を造りたいんですよねDr.ネルズは
生きて眠っているようにしか見えないくせに生きていないのが納得いかなくて(不定の狂気)
まあ極まっていくのは少女の造形と屍の身繕いばかりなのですがヘッヘッヘッ
外部からの発注で造ったのもあって、シオネはヤツの妄執から外れた位置にあったりします
こそこそ裏設定ですがそれで『アルシオネシア』の銘もドレイク·ネルズ作の命名法則(花の名前)から外されています
……メタ的には、誰か使いそうなシーリリー(ウミユリも花じゃねえけど)を避けてサンゴなどの方面で探した結果ですが
花に見立てられるけど花ではないモノ
作風は継いでるけどドレイクにとっての『花』ではないモノ という後付け
シオネが親(の人格)にドライな評価なのもそのせいかも海月ちゃんキャラシ完全版書こうと思ってんですがひとまず性格面の修正部分を軽く投下します。後で他キャラとの絡みも投下します。
性格
クールで大人びた少女。少し人見知りの気はあるが優しい性格。しっかり者でもある。
…とここまでだと割と生真面目な委員長タイプに見えるが実は結構ノリが良く、友達とかが面白い事してたら「変な事しないか見張っとく」的な事を表面上言っときながらノリノリで仲間に入ったりする。素直じゃないね。
また割と筋金入りのオタクであり、女児アニとか美少女アニメとかのコスプレもしたりする。本人的にはあまり公にしたくなくこっそりやってるがマレオに見つかり仲間を紹介され今は仲良くやってる模様。
普段はクールだけど時折可愛い物とか好きな物とかの話になると饒舌になる。そして後で我に帰った時恥ずかしがる。可愛い。
つまり風紀委員とか委員長タイプかと思ったら中身が少女趣味で可愛い上にちょっとポンコツなおもしれー奴でしたパターンの女の子になりました。
ツンデレ設定は死に設定になったのだ…(つーかどっちかというとクーデレの類)他キャラとの絡み
マレオ→何だかんだ仲良し。海月は少しマレオを雑に扱うけど何だかんだで心開いてるし信頼してる。好き放題言い合える仲なのかもしれない。マレオの悪ノリには渋々(実は興味津々で)付き合う事もある。
ジャスミン→めっちゃ仲良し。船の仲間の中でも特に親密な仲の友達で、よく一緒に行動する。メロちゃんもめっちゃ懐いてる。
クレティアン→仲良し。女装趣味なら話が合うのではと思ってコスプレ趣味を打ち明けるタイミングを図っている。
ポチ先生→尊敬する先生。同じ日本出身の元一般人という事で話も合うし相談もしやすい。メロもめっちゃ懐いててよく背中に乗る。
イオネル→尊敬している先輩。話した事自体はそこまで多い訳ではないが魔術特性の一つが自分と似た身体に纏う系なので教えを乞いたいと思っている。会う度瞳を凝視される事を不思議に思ってる。
シオネ→仲良し。ちゃんと個人として扱うし、髪をセットしてあげたり手伝ったりもする。シオネを見てると時折妹を思い出すらしい。
ひとまずこんな感じっす埋めがてら、ハダリーのキャラシート・改訂版を投下するっす。
全体にわたってちょこちょこ加筆修正したんで、キャラシ全部を投下するため長文注意。
【元ネタ】未来のイヴ
【CLASS】アルターエゴ
【真名】ハダリー
【性別】女
【身長・体重】160cm・60kg
【肌色】白 【髪色】金髪 【瞳色】青
【スリーサイズ】100・60・87
【外見・容姿】絶世の美女、清楚で上品な服装
【地域】アメリカかイギリスのどちらか
【年代】1890年より前
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型、女性、機械
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運E 宝具A>>987
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術に対する抵抗力。
機械にしては随分と高いが、これは開発者が何の偶然か原初の女が有していた神秘と、ガラテアの根底に存在する『欠片』までも科学だけでそっくり再現してしまった結果。
『SFにおけるアンドロイドの金字塔』というネームバリューに引っ張られてランクが上昇した面も極僅かだけある。
単独行動:A
アンドロイドなので自力で魔力をある程度発生させられる。
ただし、マスターからの魔力供給は定期的に必要
【固有スキル】
射撃:C
銃火器を扱う才能。
全身に複数仕込んでいる。
ほとんど暗器みたいな使い方前提だったが、命中率はそこそこ高め。
機械の体:A+
機械であるため、毒も呪いも効かない。
有効な精神攻撃も極めて少数。>>988
このスキルはランクが上がればその分、電気と磁力に対する耐性がつく。
Aランクは電気も磁力もへっちゃら。
ランクに+が付くと、マスターに対する機械への理解力と親和性の強化という謎の現象も起こす。
これもランクが上がればその分だけ、必要時間が短縮される。
黄金律(体):A
生まれながらに女神の如き完璧な肉体を有する。
アンドロイドなので体形が崩れることは無い。
発明王の恩恵:A
発明王と呼ばれる偉大な人物に生み出されたことを示すスキル。
ガラテアの『アフロディーテの恩恵』との違いは、恩恵を送ったのが神か人か。
【宝具】
『未来の夏娃(ザ・フューチャー・イヴ)』
ランク:A 種別:対人宝具(自分) レンジ:1 最大捕捉:1人
半常時発動型の宝具で、通常時は肉体を変異させて内部から銃火器を展開する。
本来は『理想とする機能を追加することで性能を高める』能力。
言い方を変えると「皇帝特権」の宝具版。>>989
通常時の機能はそれの応用の産物であり、やろうと思えば刃物も出せる。
真名を開放すると本来の能力が発揮され、戦闘終了まで恐るべき戦闘力を得られるが、使い方によっては過大な負担が生じる。
対魔力のランクが上昇したのと同じ理由で獲得した宝具でもある。
【Weapon】
『内臓式の銃火器』
開発者が生前、こっそりに内蔵したもの。
宝具と『発明王の恩恵』の影響をまともに受けており、種類が増えたり形状が大幅に変化したり体の一部を変形させたりと、えらい事になっている。
まるで、これだけが開発者の意向を反映されているかのように。
【解説】
絶世の美女である歌姫アリシヤに惹かれながらも、その悪い意味で俗物を極めた中身を知って自殺を決意するほどに絶望した友人、エワルドのためにとある科学者が造り出したアンドロイド。
アリシヤと瓜二つで、それでいてあちらとは対照的に人柄も極めて良好という正に理想の女性というべき存在であったが、不運にも積んでいた船が事故で沈んでしまい、役目を果たすことなく海の藻屑となってしまう。
Fateの世界線では、エワルドはその後運命の人と出会って幸せな生涯を過ごしており、彼女はその事実を何らかの理由で知っている。
そのため、彼女も自分で運命の人を探そうと決意しており、婚活も辞さない覚悟。
造られた経緯故か魂だけでなく性別も重視しており、相手が異性であるという条件は決して譲らない。
もしもマスターが惚れるに値する男性であれば、結婚という絶対条件と引き換えに彼女は尽くすだろう。
そうでなかったら、命の保証はできない。>>990
雨の中で傘をささずに踊る人がいてもいいように、自らの意思で好き好んで愛する人に尽くす者がいてもいい。
自由とはそういうものだ。
ちなみに名前はペルシャ語で『理想』の意。
この時の顛末はフランス人小説家が執筆した『ラ・エヴ・フチュール(邦題は未来のイヴ)』に詳細が記されている。
その小説には記載されていない、内蔵された銃火器は開発者が護身用兼エワルドの警護用に、彼にも秘密で用意したもの。
無論、ハダリーはそのことは教えられていたのだが、使用はともかく詳細を能動的にエワルドへ教えるのはプログラム段階で禁じられていた。
開発者は後でエワルドに教えるつもりだったが、ハダリーが海の底に沈んだのでそれを明かすチャンスが無かったのである。
生前は超高圧空気銃を両手と口腔内に1個ずつ仕込まれていたが、宝具のせいで形状も種類も内臓箇所も滅茶苦茶な事になってしまった。
当然、ハダリーは本気で困惑しており、開発者が座を介して何か干渉しているのではないかと疑っている。
アルターエゴという特殊なクラスの適正はアリシヤとイヴ、この二名の実体を伴った別人格とでも言うべき生い立ちに加えて存在がアンドロイドという概念を確立した事実、そして『今の人理は神の力添え無くともガラテアを完成可能なほど成長した』の証明したのもあって殆ど奇跡的に獲得した。
ガラテアの根底に存在する、とある神格の欠片までもが偶然再現されていたのも大きい。
なお、海に沈んでからしばらくして、ハダリーの存在を知って止せばいいのに対抗心を燃やしたニコラ・テスラが、戦闘用アンドロイドを開発したとの噂がある。
【人物像】
清楚で貞淑。
『理想の女性』という男の願望に対する一つの答えとして生み出されただけあって、性格も容姿も極めて高水準。
しかし、その完成度の高さ故に、自身の歩く武器庫とも言えるような状態に悩むことも。
人工知能という概念が成立する以前の存在であるため、意外にも『シンギュラリティ』とは縁が遠く、だからこそ自我と魂は人間のそれらに極めて近い。>>991
人の好き嫌いはハッキリとしており、物腰柔らかに好意も敵意も明示する。
女たらしもビッチも嫌いだが、ミソジニーとミサンドリーも嫌い。
特技:家事全般、●●●●、機械操作
好きなもの:家事全般、いずれ見つけたい最愛の人
嫌いなもの:ツイフェミ、女たらし、ビッチ
天敵:トーマス・エジソン
願い:完全復活
【一人称】私
【二人称】あなた
【三人称】あの人
【セリフ例】
「私を造ったのは天馬博士じゃないのに……!」(EXアタック)
「私は卑しい歌姫と原初の女の鑑写し。同時にガラテアの再現!」(宝具発動命令時)
「私は最愛の人に尽くすと決めているわ。でも、あなたの生き方も一つの選択肢なのね」(マイルーム会話「アメリア・イアハート」)
「あの人、嫌いだわ」(マイルーム会話「ヘンリー八世」)>>992
「近づかないでくれます?」(マイルーム会話「007」)
「とやかくは言えないけど、あなたはそれでいいの?」(マイルーム会話「ムーラン」)
「近づいたら殺虫剤をかけるわよ?」(マイルーム会話「蚕馬」)
「私は、私がエワルド様に恋をしたのかすら分かりません。だから、いつか出会えるはずの運命の人に恋してみたいです」(マイルーム会話「京丸」)
「家事は大好きですよ。達人ですもの」(好きなもの)
「私を造った方ですか? エワルド様と一緒に私の心を育ててくれた、とても立派な人ですが社会人としては語るまでも無いレベルでニコラ・テスラに完全敗北していました」(マイルーム会話『開発者』)
【因縁キャラクター】
ヘンリー八世(異性として一番嫌いなタイプ。外見は関係無い)
ジェームズ・ボンド(プレイボーイはお断り)
蚕馬(雄馬への仕打ちに対する憤りから、軽蔑の対象)
凌振(アンドロイド同士にして人間と結婚した経験持ちなので、人間との異種婚姻に関してアドバイスが欲しい)
ニコラ・テスラ(人間的には全然嫌っていないが、色々な理由で特殊な馬鹿ではないかと疑っている)あっ……拗らせ恋慕……作品に花の名前……めちゃくちゃにかぶってる…………
どうしよ……
……まぁいいか…説明しなかったから微妙に法則ずれてるけど本来自律行動するものにつける名前は動物って設定だからな……そろそろ埋めるか
>>996
おk。
あ、1000なら自作の鱒で「WASPと縁がありそう、出来そうな人(因縁含む)」礼装の名前
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#207
1000
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