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・版権が絡むキャラクターを制作するのは禁止されております
・各作者たちはレンタルサーヴァント・マスターのページを編集してください。
聖杯大会本戦統合スレNO.5
https://bbs.demonition.com/board/6193/
ラフム語翻訳機
https://yt8492.github.io/RafmanTranslator/なんか踏んでもうて申し訳ありません……。
魔術組織間でのマスター候補の絡みや立ち位置……
まきなが時計塔だと現代魔術科・降霊科、とか?
天体科が神学も含めるっていうのでちょっと気になっている私
アーネンエルベは聖遺物関係ですかね?原初のルーン残っているのはトゥーレ協会でしたっけ>>3
私としてはどちらでも。>>6
聖遺物や呪体な礼装を集めて商いをするアーダルベルトの活動拠点がアメリカって、今思うとちょうど良かったかもしれません。欧州とかから入手して、魔術協会とかの影響も薄いアメリカで売り捌くという。立て乙。年始概念礼装の鞠もをかしが失くなっててショックな人です。レベル上げで食わせちゃったかなぁ……?(覚えナシ)
自分とこのメイン鯖はあんまり公式魔術組織だと特に影響力ないから話せる事ないですなー。
同時にキャラ相関図も制作楽そうだけど。魔術組織……。
となると、うちの桃夢は、山嶺法廷からすると審議案件かもしれん。
始祖が曲がりなりにも仙女(つまり下手すると十官に、伍一族では失伝しているカノジョノ名前とか知ってるのがいるかもしれない)で、しかも先祖帰り起こした挙げ句、仙術(と料理)を使って暗殺やってるし。ポルカと刹那(時計塔関係者)
迅龍は思想魔術に関わりがあるかもしれない(まだ2世の冒険読めてないから断言は出来ない)ナチスドイツが大聖杯をダーニックに奪われず、そのまま保持したまま聖杯戦争を起こす世界線とか……。
>>20
RED LINEで沖田に瞬殺されてたアレか。ドイツが産んだ凄いやつ…!
思いつかん!ドイツは何するかまるでわからん!ドイツ産というと、うちの場合はビートルだな。
なんか当初の予定と書くときのクラスが違うケース多くねぇか今後予定な自作聖杯戦争。
コルテスがアーチャーでカリストーはバーサーカー、サタンがアルターエゴで半分ぐらい変更が……。
ランサーつくりてぇな。明日にはパナケイアの幕間続き載せられるけど健全な百合が待ってるかんな!ほどほどに期待してくれよなあ!
あー!メレクが黒鹿さんとルナちゃんの話のおかげで時計塔にしっかり所属出来ていたではないかと思い出した深夜
魔術協会だけね
☆ガッツリある
アンゼリカ・K・シェリンガム:家は降霊科だが本人は割とその辺を漂っている。そこそこの名家生まれだがお妾さんの子みたいなもんなので扱いは…………うん。
アレクサンドル・ベロノソフ:呪詛科。歴史はともかく時計塔内での権威はないのでイケメンのカッペだと思われている。
ダイアナ・アッシュコット:植物科所属だが顔はろくに出してない(外に出るようになるルートなら出てる)。魔術社会的には没落貴族扱いだけど表の地位は盤石なので問題ないんだ。
☆まあある
九泉シノン:大元を辿れば源流的にはアトラス院とかそっち系らしいが祖父の代ではないこともなかった。今はお察し
劉紫琳:組織がそっち関係者の隠蔽の手伝いや下請けを引き受けるので。自分もちょくちょく参加する。
高円寺零央:魔術の道を学ぶのならばいずれ行かなきゃいけないだろうなと感じている。なお師匠は「でもあそこ上澄みの上澄み以外はただの貴族ごっこ学校ごっこのお遊び集団だし……見るものないし……独学でやった方が早いじゃん……」とやや非推奨気味だがそれができるんなら今頃魔術師はダース単位で根源に到達してるだろうがえーっ
西行・シャルロット・千鶴:製造者は所属していた。なお製造者に起こった出来事に対しては同輩からは割と「わざわざ山奥入ってヒグマにちょっかい出すから…」みたいな扱いらしい
エレーナ・スミス:確か妹がいるわね。興味ないけど
カイ・ゲオルギエフ:そっち関係に軽くアンテナ張っておかないと魔術界隈での情弱が理由でお嬢様が困るかもしれないので、少しだけそっち系の魔術使いネットワークに顔出していたりいなかったり
☆ない
李逹龍:どちらかというとそういうところで幅きかせられない程度の魔術使いと上手いこと繋がってる。あんまり不用意にそっちに踏み込みすぎると消されますし。
多米椰宵:魔術家系と言えなくもないが本人に護身以上の魔術を極める気は特にないため
海棠あまね/帆村昭治:ゴリゴリの一般人枠なので>>30
下手したら封印指定ですよ。
竜の心臓細胞を移植して自分の心臓を放射線と高熱の代わりに膨大過ぎる魔力を常時発生させる原子炉(*比喩です)に改造するとか、無謀の極みだし。時計塔関係者で言えばセレステインとブリュンヒルドしかいない……意外と少なかった。Kは関係者だけどそこまでだし……。
仮にビオランテとリディアが時計塔に行くことになったら、二人仲良く即行でエルメロイ教室に駆け込む。
ビオランテの場合、魔術特性から引く手は多いだろうけど。まあ、時計塔関係のキャラが多いのは当たり前というか、アトラス院と彷徨海が狭き門かつどっちも突き抜けた分野にいる連中で構成されてる中で、門が広く開かれていて数多くの門徒がいるのが創作しやすさに繋がってるところはあるのかなって
特に彷徨海に関してはFGOで明かされた情報が現在の彷徨海の情報の9割を担っていると言っていい(白目)☆エーテライト(本家)の時計塔関連の設定☆
○ウィリアム(本家当主・じいさん)の場合
この爺さんは週6でイギリスには居ませんが自分の教室を個体基礎課(中立派閥)に持っています。その名も『決闘教室』わかりやすくて良いですね。
本人は血統も才能もバチバチに持って生まれてきたタイプですが最も重視しているものは『センス』であり、それは何かしらを賭けた勝負でもって磨かれていくものだと考えています。理論と座学を軽んじているのではなく、正しい技量を思考を省いて出力することの方が重要であるというスタンスです。
主には副担任(副室長)が管理者となり、受講生は初回で与えられた100点満点のポイント(あるいは、命以外の自らの財産)を賭け、合意の上で署名を提出。壇上で魔術とその他の武装を含めた簡易的な戦闘を行って管理者が採点、決着後点や財産が移動したのち家系の秘術に関わらない範囲で小手先の技術について解説を受けて壇上を降りる、ここまでがワンセットです。
誘われた決闘を断るシステムは存在し、誘った側に詐称がある場合と受けた側に拒否感情がある場合は書面にインクが付かず名前が書けない仕組みです。
学期ごとに更新が起こり、その時点でのポイントは成績に、移動した財産は所属の変更がなされます(同学期内ではかけて失った財産について『とりもどし戦』が認められ、その際取り戻したい挑戦者側は自ら賭けること無しに署名を提出できます)。人のもんパクってばっかいると全然ポイント増えなくて相対的な成績がガンガンダウンしていく仕組み。
要するに魔術を『使う』機会を増やして促成栽培させようという目的の部屋です。
たまにウィリアムが出張ってレイド戦を始めます。複数学期所属している人の間で『(ポイント)収穫期』と呼ばれるお祭りです。収穫されるのは受講生のポイントの方ですけれども。ポイント足りなくて収穫期前に慌ててポイント戦を繰り返していると副担任に「(冬支度の)リス」と呼ばれてネタにされます。
本業の所属とはあまり被らない副専攻的な立ち位置の部屋なので時計塔内で命のかからない対決をさせたい場合にはどうぞ。
ルーカス
「本家の親(僕から見て伯父)と兄弟姉妹(僕から見ていとこ)の話は後でするよ」ちょっとストックに転がってた魔術師投稿しても大丈夫ですか?
よし、ちょうど10:30なので投下します。
クレメンタイン・ヴァンデスカトル/Clementine Vandescattr
年齢:18歳
性別:女性
身長:161cm 体重:49kg
スリーサイズ:B79W57H85(Bカップ)
特技:自撮り
好きな物:ファッション誌、SNSでのモデルの写真投稿
苦手な物:頑固で融通の利かない人
国籍:スウェーデン
所属:時計塔
学科:降霊科、動物科
魔術回路:質:A/量: A編成:正常
【解説】
スウェーデンのウプサラに居を構える由緒正しい名門貴族で、北欧における降霊術の大家。
失われつつある北欧神話の神秘を代々継承する家系であり、その経歴は長い。ただし歴史のある家柄のせいか魔術家の柵は強く、古いしきたりに縛れられがちなので頭が固い人物が多い。
「追想霊裘(ハムラマ)」と呼ばれる魔術礼装の開発元。素材となる動物の裘に降霊術を施し、降霊させた魂の一部を衣に固定させる事によって着用した者に擬似的な獣人能力を付与させる魔術礼装。
元々は北欧の人狼伝説「変身する者」「同じ皮膚を持たぬ者」を基盤とした技術で、衣を被せる事で変身能力を獲得する神秘を模倣してもの。よって研鑽を重ねれば幻想種の礼装すら作成が可能となる。
余談だが、時計塔とは北方戦争以来の間柄である。>>41
【人物】
きめ細かな健康的な白い肌、融かされた紅玉と形容される薄紅色の髪、現代の戦乙女の如き紅顔と、見る者を惹きつける程の美貌を持つ女性。降霊科に所属している北欧の令嬢。
性格は気さくで、お姉さん気質に近い言動を取る。実家が頭の固い時代遅れの親族が多かったので反骨精神を発揮し、外では割と自由気ままに振る舞う。
魔術の関係で衣服等に長い間触れた影響か、オシャレには非常に気を使っており、流行りのメイクやファッションを研究しては着飾った後、オシャレした写真をSNSに投稿している現代っ子。
このように現代に適応して一般常識が先に来ているように見えるが、実際には魔術家の跡取りらしく根源の到達を最優先としている。なので法に触れない、または目に付かないのであれば裏取引・闇商売に手を出す程度には魔術優先で、普段の気さくな言動ながらも思いもよらない冷酷な言葉が飛び出る。
オシャレはあくまで趣味の範疇とは彼女の言……しかし、時たま魔術よりオシャレの研究に没頭する事があるので、一概にそうだとは言えないかもしれない。
当面の目標を「白鳥礼装」の再現としており、もやは魔術とオシャレの研鑽を両立させたものとなっているが、周囲は敢えてそれを指摘しないでいる。
【能力】
魔術師の才能は名門らしく非凡であり、魔術回路も質・量ともに高水準。何をやらせても一定の結果を叩き出す程度には多才だが、それ以上の結果が出せない器用貧乏とも言える。
礼装を用いた姿の変態、擬態、隠蔽を得意としている。時には獣に姿を変えて戦闘力を上昇させたり、時には別の誰かに擬態して身を隠したりと応用が効く。
自身を着飾る為には肉体美を維持しなくてはならないので新体操選手、またはバレリーナのような柔軟でしなやかな肉体になるように鍛えている。よって近接戦闘では意外にも強か。蝶のように舞い、蜂のように刺す。今後作りたいマスターと見た目を変える的な方向性で少しネタが被ってしまった……。
まぁ運用目的は別だからいっか!>>54
大丈夫です。ちゃーんとわかっていますとも
でなきゃわざわざ台湾にまで同行してくれないでしょうしね>>58
夏と言えば舌ペロ、ラムダリリスもそう言っています
最初は無難にビキニとかタンキニとか考えたんですが趙兄に寄せる感じでスポーティになりました
素肌にウェットスーツはスポーティというよりフェティッシュ? だって俺の中のお絵描きおじさんがそうしろって……>>60
アイヤー!好!好ー!『聖杯惑星』のこそこそ話。
第四次冬木聖杯戦争では、神霊大決戦(ライダーvsキャスターのファイナルラウンド)が起きた。あらすじ:インドラジットは爆発寸前、歌の力で世界(かいじょう)を救えアイドル!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「~~~~~~♪」
透き通るように透明で清廉な歌声が会場内に響き渡る。
それはその場で固唾を飲んで見守る人々だけでなく、荒ぶる羅刹の戦士の魂にまで染み渡り、激情を鎮めていく。
「……っ、支配人!私の声が届きますか!?」
そんなセイバーの問いに、>>71
確認しました~
被ってたら泣く部分は大丈夫っぽいですね
蠱毒に使う虫が五虫(裸虫は人間も含める)っていうのと、デッドフェイス=特異点収束体じゃないけ??が肝なので、そこが被ると意味ないっていう出オチなのです…>>70
新年らしく爽やかに終わらせてみましたぞい!
くらなんとか天狗「はよう、出番はよう~」唐突ですが、今年は自作の『Fate/Oriental Amarant』とLostbelt No.■『無窮水域文明 アッシリア』、
御借りしたキャラクターさんたちはそのままにもう一度色々練り直そうかと予定しています
後からああいう展開はどうだろうとかあの設定は無理があるのでは?とか思い返してしまう……>>62
ええでよー。
>>53
そうですね、それであってます。
書き出してみたら行数超えたので2レスになっちゃうんですけど解説入れますね。
まず前提として戦い方が三段階あって、本人のノってきた具合でどんどん上がっていきます。
①第1形態〜オールテンカウント
『手癖』極まった状態から繰り出される「一小節より発生の早い十小節」をひたすら乱射してきます。完全に肌感覚で繰り出されるその術式は起点と結果のつながりが意味不明なことになっており、
・霧が出たと思ったら地面から上に向けて雷が昇る
・火花が散ったかと思ったら全方位巨大花の壁面が発生
・埃が集まったことに気がつくと極地レベルの冷気に覆われる
などの現象をホイホイ起こしてきます。
描写テーマは『風が吹けば桶屋が儲かる』。
一小節と十小節は認識していますが、二〜九のカウントは本人もほぼ意識せずに発動しています。後から思い出すこともできますが、次を撃ったらもう大体忘れます。
それとテンカウントを起点に積み上げていくことでさらにコンボ数を上昇させてくることもあります。疑似的ではありますが20、30、40くらいまでは溜め要り強パン通常攻撃くらいの気持ちで振って来ます。
この時は雑に剣の達人がわざと大振りを繰り返しているような状態で、決して遊んでいるわけではありませんがとても楽しんでいます。>>75
②第二形態〜解析・解体・吸収
ここから真面目に戦いを始めます。『完全なる1』を習得しているウィリアムによる相手の使う魔術と行動の解析とコピーです。
何を、どうして、どういう駆動力で、どういう事を考えながら、どういうふうな結果を導くのか。これらを全て(可能な限り)吸収し、相手の行っていることをエーテライト風に翻訳した上で同じ傾向・系統の技をそれより高い威力でぶつけてきます。身につけられた技術はウィリアムの経験値として保管されます。使う魔術はテンカウントに限らなくなり、さらに無駄なく、駆動が正確になります。
格上相手でも格下相手でも、コレを繰り返して来たことで『完全なる1』を習得した、ウィリアムにしてみればいちばん慣れ親しんだスタイルです。
③第三形態〜4大礼装仕様による白兵戦
最終形態です。本家にとって重大な礼装である剣・盤・杖・杯を用いて、体術を含んだ攻撃と防御を行います。
・よく切れる剣で斬ってくる。
・とても硬い盤で止めてくる。
・すぐれた杖で魔術を撃ってくる。
・すばらしい杯で魔術を掬い上げてくる。
本来なら礼装はかけがえのないものなのですが、ウィリアムは原本をすでに孫にあげているので使っているのは自作のイミテーションで、かつ破壊されても即再作成してきます。
(逆に言えば、礼装の破壊さえ出来るのなら次の行動を攻撃でも防御でもなく礼装の復帰に固定させられます)
あとは全形態でロギア回避が搭載されているとか、第一・第二形態では4大礼装は広がって地面に刺さり結界のようになっているだとかです。
作成基準が『平均的な戦える君主の真ん中くらいの強さ』なので盛っているように見えるかもしれませんが、
「まーブラックボックス化されている既出ロードの設定が全部出て来たらこれくらいにはなるだろうなー」くらいの感覚ですね。更新なければマスター投げ、ます……!
【名前】榛折芽(オリガ)/Hasibami Origa
【性別】男性
【方針・属性】中立・悪
【魔術回路・質/量】C+/C(外付けの回路により上昇する)
【魔術回路・編成】変質
【魔術系統】使い魔を用いた東洋の呪術混じりの魔術
【魔術特性】束縛、吸収
【魔術属性】水
【起源】公正
【代数】不明
【魔術/魔術礼装/技能など】
〇地形魔術:A
結界、結界術。
現象操作術(実践可能域になった神秘学)の一つ。
結界とは基本的に術者を守るモノを指す。魔力で安編んだ網を土地に張り、その内部に手を加える地形魔術と言えるだろう。結界内での効用は千差万別。基本的に、結界とは内と外を分けるものであり、それ自体で完結した世界を作り上げる為には、まず自身を完成させなくてはならないとされる。
本来の意味での結界とは、術者個人にではなく、術者が居る場所にかけるもの。そのような間接的な魔力干渉では、自身の体に魔力を通している魔術師には何ら効果はない。だが、人工的に作り上げた心象風景の具現は、一時的にせよ現実を書き換える特殊な地形効果を持つ。>>79
【解説】
法政科の弁護人。
法政科とは魔術協会の一角、時計塔を運営・管理するための学科。
正しくは第一原則執行局。つまり「神秘は秘匿すべし」という時計塔の第一原則を厳守させるための部門である。内部は「魔術世界を守るもの」と「魔術師たちを取り締まるもの」と「人間社会に貢献するもの」の三分野にわかれているが、その内、魔術世界を守る派閥に所属している。
その行動原理は極めて単純で、才能至上主義。資源として価値ある状態を優先する。
故に、万能性を最も尊ぶ魔術世界に籍を置く彼にとって、バルトメロイは君主(ロード)なのである。
誕生日:11/30
年齢:26
身長・体重:179cm・63kg
好きな物:才能
嫌いな物:毒物
決戦の日: 壺中の天
似合わないブランド物のスーツと黒縁眼鏡をした男。中肉中背。
羽虫三百有六十、而鳳為二之長一、毛虫三百有六十、而麟為二之長一、甲虫三百有六十、而亀為二之長一、鱗虫三百有六十、而龍為二之長一、裸虫三百有六十、而人為二之長一。
五蟲とは、古代中国において動物を五種類に纏めたものであり、生物の系統樹よりもその形質を優先している。対応する五行は文献によって異なるが、『淮南子』では鱗蟲を木、羽蟲を火、蠃(裸)蟲を土、毛蟲を金、介(甲)蟲を水。『類經』では介(甲)蟲を金、鱗蟲を水、毛蟲 を木、羽蟲を火、裸蟲を土としている。
ここでは鱗蟲の長を蛟龍と扱うため水気、『類經』に準拠する。>>80
蠱毒、あるいは巫蠱。
毒のある虫を使用して人に害を及ぼす巫術。一般的に、百足、毒蛇、蝦蟇蛙、その他の有毒な昆虫類を数多く集めて一つの容器の中に放ち、共食いさせて生き残った最後の一匹は強い呪力を持つ虫になると考えられている。これを用いて人を殺める。巫蠱の乱など、木人(木製の人形)を使用することも含まれており、広義では呪殺全般を示す。また、民間伝承の中には、錦蚕蟲のように害ではなく富をもたらすといった一例も存在している。
……五蟲の概念に従えば、人もまた蟲の一種である。
完成度の高い蠱毒の壺は、閉じた内的宇宙に等しい。
本来ならば人知れず消え去るはずの死した動物たちの無念、断末魔といった精神活動が死にきらず場に残り続けた結果、呪いとして蓄積。限定された時空間の歪みである残留霊基、特異点収束体と化す。この生きながら死に囚われた、何も生み出さない悪性情報の一種は死した肉体を動かし、肉体さえも悪性情報に変質させ、その素顔を死の貌に塗り替える。
結界の中で生存した最後の一体は、死した動物たちの経緯(これまで)と最期(おわかれ)を受け取った「代弁者」であり、また「最高種」へと変質するのである。>>81
【台詞例】
一人称:僕ら
二人称:君/貴方
三人称:彼/彼女/あの人
脳内CV:
「榛オリガ。聖杯戦争を弁護しに来た、法政科の魔術師だ」
「榛オリガ。天地神明に誓って、君の弁護を行うことにしたよ」
「擬麟毛蟲!」「擬鳳羽蟲!」
「それは果たして、消費した資源に相応しい結果ですか?」
「時計塔の維持を目的とした法政科の魔術師は、基本的に死なないことに特化していましてね。いや、僕らの場合は逃げることに、かな……?」
「とりあえず着てはいるものの慣れないんだよなぁ、この柄のスーツ。動き難くてさ」
「榛の本家は東洋の思想魔術の流れを汲む、縮地の魔術にあってね。そこが味噌っかすだから法政科なんていう社会の歯車をやっているんだけど」
「榛子(はしばみ)、松子、榧子、核桃(くるみ)。四種の長命果のひとつ、榛の芽を折るのが僕らだ」
バルトメロイ・ローレライに対して
「いやぁ、彼女ほど魔術師として相応しい人もいないでしょう。クロンの大隊にでも入れれば僕らの人生は上がり、なのですが。一人ひとりが、協会において一部門を任されるほどだからなぁ……」
化野菱理に対して
「先輩がいてくれて助かります。ただでさえ同郷の言葉が通じる人っていないんですから」
【因縁キャラクター】
【テーマソング】>>86
弁護(物理)……やはり何事も物理的・物質的が一番よ……!
そして勝てば良かろうなのだ……!(フラグ)さむさには勝てなかったよ.ageha
>>94
あら~モコモコ可愛い~~!!>>97
ガタッ
グギッコキャッ0.side_Lucifel
地を這う蛇が月を拝んだ。
ソレは、血だまりを啜ってからのそのそと木を登る。その村は、葡萄が名産だったので、農園でなくてもそこら中に葡萄の木があった。
初夏の、微妙に暑いような、涼しいような曖昧な気候。のそのそと蛇は木を登る。
ふと振り返ると、血だまりの発生源は綺麗さっぱり消えていた。
のそのそ、のそのそと幹を登り、派生した枝へと這っていき、実のなった方へと進んでいく。
一般的な人間より高い視界を得ると、片田舎もいいところなその村がよく見えた。
下を見ると、夥しい数の蛇が集まっている。
突然だが、蛇の交尾は知っているだろうか。ある種のそれは悍ましいほどの数がごく狭い範囲で絡み合うというが、それに近い光景だった。
蛇はそれを見下ろすと、あっけなくその中心に身を投げた。
「とはいえ。それが私なのですが」
蛇は既にない。ゆうに10000を超えていたはずの蛇たちが居ない。代わりに1人の魔物がいた。
夜は属するその魔物は、人並みの身長を得て葡萄を撫でる。慈しみを持って。愛情でもって。
それがある村で起きた、特に記すべきでもない夜の出来事。
そんなものがなぜ記録されたのかと言われれば、まあ、それは。きっと単にインクでも余ったせいだろう。>>101
新年から暗いお話なんて似合いませんからね!まだまだ暖かくするんじゃ!ユージーン・バックヤードのスペックをざっくりまとめてみました。これ書くのに丸一日かかったってマジ?
・魔術
視覚魔術という魔術を使う(詳しい原理は省略)。視覚魔術には大きく分けて『魔眼を魔術で再現するもの』と『魔眼を上手く扱うためのもの』がある。総じて戦闘には不向き。
強化や治癒、暗示といった初歩的な魔術は不得手で先祖の魔眼で代用した方が良い。
・魔眼
自分の読心の魔眼を含め最大102個の魔眼を所持し祖父母の代までの魔眼をいつでも自分の魔眼として同調、使用することが可能。レパートリーは未来視(父)、魂識(母)、硬直(祖父)、伝達(祖母)。
それ以前の世代の魔眼は専用の礼装に保管されていて礼装を装備している間のみ使用可能。自分や先祖の魔眼を魔力炉として使うことで一時的に魔力量を引き上げることが出来る。
・身体能力
控えめに言ってク.ソザコ。強化魔術込みでも鍛えた一般人に負ける。サーヴァントで例えるなら筋力も耐久も敏捷もE。
視覚魔術で動体視力等は引き上げられるのでサーヴァントを含め大抵の相手のスピードを認識は出来る。身体が反応できるかは別。>>105
・精神面
基本的に性格が悪い上に捻くれていて露悪的。ただし一度友人として認めた相手にはかなり親身になる。
読心の魔眼に魂識の魔眼、未来視に伝達といった対人コミュニケーションで心強い魔眼を持つため隣に置いておくと交渉等を上手く進めてくれる。
・礼装
普段持ち歩くような物は持っておらず必要な時に先祖の魔眼を保存している礼装を持ち出す程度。
他には実家で使っている物や後々自分で作る物などがある。
『魔眼保存用礼装』
液体に満たされた容器の中に先祖の魔眼が保存されており空間拡張を施されたトランクやアタッシュケースの中に入れて持ち運びされる。容器は普段は家で厳重に保管されている。
『魔眼を反射する鏡』
その名の通り魔眼の効果を反射する鏡。姿鏡や手鏡などバリエーション豊富で家で管理している。逆に反射しない鏡も存在し洗面所に設置されている。>>106
『魂の写本』
ユージーン作の特注品。読心と魂識の合わせ技で対象の心及び魂の形を記録した本を作成する。完成した本を読むと精神や魂が当時の様相を取り戻す。
これそのものに魂が宿っている訳では無くあくまで読んだ者の魂を修復するもの。ユージーン曰く「魂の修正パッチ」
・戦闘
先祖の魔眼でフルアーマーユージーンになっている際は「〇〇の魔眼だ」で後出しジャンケンが出来てしまうのでメタ的に何かしらの理由を作って制限してます。九終でバーサーカーの維持のために魔力炉として使ってた等。
先祖の魔眼が無い場合は硬直の魔眼で動きを止めるか読心と伝達のコンボで相手のトラウマを思い出させたり精神面で責める。膨大な情報量を伝達の魔眼でぶつけるという技もあるが自分への反動も大きい。
そもそも魔術師は研究者だから戦うもんじゃないんだよォ!を地で行くキャラ。サポートなら輝ける。
こんな感じです。調子が戻るまでこんな感じで自キャラの性能見直しをしていくつもりです。他に私のキャラで見てみたいキャラとかいますか?>>109
(ちょっと調べた)
プルビキニ「……変態!!」前に一部のネタだけ出したノルナゲストをピタ。
【CLASS】ライダー
【真名】ノルナゲスト/Norna-Gest
【性別】男性
【身長・体重】175cm・64kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷A 魔力A+ 幸運EX 宝具A
【保有スキル】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。
騎乗:A
乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。Aランクで幻獣・神獣ランク以外を乗りこなす。>>111
祝福されし生誕:A
生まれながらにして人々や神々に祝福され、皆から愛されてきた。必要なものがあれば運命力によって与えられ、危険が迫れば様々な要因により回避する。『授かりの英雄』とは似て異なるスキル。
ウルズの祝福:B
運命の女神(ノルニル)の一柱であるウルズから祝福を受けている。決して衰える事のない美貌と、一級の戦士が有するであろう勇敢さを授かっている「女神の加護(戦士)」「麗しいの美貌」と「勇猛」の複合スキル。
ヴェルザンディの祝福:B
運命の女神(ノルニル)の一柱であるヴェルザンディから祝福を受けている。過去、現在においても詩人として大成すると約束された才と、決して貧しくなる事はない豊かさを授かっている「女神の加護(音楽)」「治癒の竪琴」「黄金律」の複合スキル。
英雄の語り手:A
北欧の古き神々、英雄の物語を紡いだのを示す語り手の亜種スキル。基本的には「語り手」と同様に聞き手の気分や精神状態も加味して適切な語り口を選ぶ、即興性に特化した物語伝達能力だが、それに加えて実際に相対した対象の動きや能力を詩として表現することで真名看破に必要な情報を整理し、その確率を上げる事ができる。>>112
【宝具】
招かれた死火の蝋燭(ダウジ・スクルド)
・ランク:EX
・種別:対人(自身)宝具
・レンジ:0
・最大捕捉:1人
運命の女神(ノルニル)の一柱であるスクルドからの呪いが由来。
蝋燭が燃え尽きない限りは死ぬ事はない伝承防御による概念宝具。蝋燭本体に攻撃を加えても“燃え尽きる”ことが条件なので破壊されず、ノルナゲストにも影響はない。また仮に火がついても消火してしまえば問題はない。
ただし燃え尽きた場合は、いかに全快であろうとも、いかなる処置を施そうとも問答無用で消滅する。
生前では蝋燭を竪琴の中に収納していたが、サーヴァントとして現界した際にはマスターに預ける方針を取っている。
運命との幻想譚(ノルナゲスト・サットル)
・ランク:A
・種別:対人(自身)宝具
・レンジ:1
・最大捕捉:1人
生前に結んだ英雄たちの縁が由来。北欧における数多の英雄たちの力を借り受け、武器として具現化させる宝具。
ノルナゲストをライダーたらしめる宝具であり、また他クラスの適正を持つ理由にもなっている。>>113
・グラム
シグルドの持つ魔剣。最強の魔剣に恥じぬ切れ味を誇っており、太陽と竜殺しの属性を有している。
ノルナゲストは本来の担い手ではないので真価を発揮できないが、得物として振るうには破格な性能を持つので無問題。
・グラニ
シグルドの愛馬。神馬スレイ.プニルの血を引く高貴なる馬。
シグルドから譲り受けた金具を介して召喚可能。元々はグラニに付けられていた馬具の一部で、黄金で作られたリング状の金具はあらゆる黄金の指輪よりも価値があるとされた。
当時最速を誇った脚力を持ち、空をも飛んで疾走する。
グラニは特にノルナゲストに懐いている訳ではないが、御主人の知り合いなので邪険にする訳にもいかないので、「私たちはビジネスの関係です。分かりますね?」との事。
・リジル
レギンの剣。ファヴニールの心臓を切り取った逸話があるので、竜種の血を浴びた魔剣となっている。
特に親しい関係ではなかったが、縁があったので借りパクしている。
・スクム
スタルカドの剣。分離剣とも呼ばれる神造兵装。
巨人の体躯に合うように造られたスタルカド専用武器なので、大き過ぎて重すぎる得物をノルナゲストは巧く扱う事ができない。八つに分離させて大剣規模にしたことで漸く振るえる程度のもの。>>115
【解説】
北欧のサガ集である「ヘイムスクリングラ」「フラートの島本」に収録された「オーラヴ・トリグヴァソン王の大サガ」に挿入されている「ノルナゲストの話」に登場する人物。
ノルナゲストはデンマークのグレーニングという場所で生まれた。
六世紀から七世紀、高貴の生まれ故に大勢で誕生を祝っていると、そこへ運命の女神(ノルニル)たちが来訪し、その内の長女と次女であるウルズとヴェルザンディはノルナゲストに祝福を授けた。しかし、三女のスクルドは興奮に包まれた人混みによって転ばされてしまう。それに怒ったスクルドは揺り籠の上にあった蝋燭を指差してノルナゲストに『蝋燭が燃え尽きた時に死を迎える』呪いをかけた。
悲嘆する赤児の両親にウルズは蝋燭の灯を消して大事に保管するように用心を促した。
このような経緯から「ノルンの客(ノルナゲスト)」と呼ばれるようになる。
物語は、ノルウェーに滞在していたオーラヴ・トリグヴァソン王の元へ訪れたところから始まり、王とその部下たちにこれまでの人生で経験し、見聞した事を詩として演奏する。
『グンナルの歌』『グズルーンの歌』を始めとし、シグルドのフンディング王とその軍勢の討伐遠征、ファヴニール殺し、シグルド・フリングとの戦争とスタルカドの決闘等を語り、次にシグルドの死後の出来事であるブリュンヒルデ によるニヴルング族の殺戮、ラグナルソンの一人であるビョルンとの出会い、ハーラル美髪王、ウプサラのエイリーク王、ザクセンのフロズヴ王等の出会いも綴った。
一通りの詩を詠い終えたところで、オーラヴ・トリグヴァソンは何故ノルナゲストと呼ばれているのか問い、ノルナゲストは自身の出自を交えて説明した。
それを聞いたオーラヴは蝋燭に火を灯すように促し、一連の物語が真実かどうか、本当に古き神々が守っているのか試した。
ノルナゲストはウルズに与えられた勇敢さを以ってこれを証明しようとし、竪琴に収納していた蝋燭に火を灯すも、蝋燭が燃え尽きたその瞬間に倒れ伏して予言通りの死を迎えたのだった。>>116
【人物】
青と白を基調とした衣装を身に纏い、気品に溢れたプラチナブロンドの美青年。
涼やかで一見すれば何事においてもおおらかな優男にも映るが、自身にとって納得のいかない事があれば遠慮なく遺憾を示すので実はそうでもない。
自分が人々から愛されている自覚があり、尚且つそれを利用して王族等といった最上流階級に取り入る強かさも持ち合わせている。
詩人らしく語彙力があり、またアドリブにも強い影響かコミュニケーション能力が高く、三百年という長い年月を生きたのもあってか顔見知りが多く、おおよそ六世紀から十世紀にまで及ぶ。
マスターとは最初から腹の中を見せて信頼関係を築こうとする。聖杯戦争を共に勝ち抜くにはそれが最善と考えており、元々の性格もあってマスターを裏切る事は先ずない。
死因の影響もあって北欧の神々の愛を、自身の信仰を試すような発言は許せないらしく、聖杯に望む願いは『オーラヴ・トリグヴァソンにビンタを一発お見舞いする』になっている程度には絶許案件。
【能力】
自身の得物である円盤の他に、宝具の効果によって出現させられる多種多様の武器を臨機応変に使って戦闘に当たる。
生粋の戦士ではないが、数々の英雄と共にあった事から同等の勇猛さを持ち、自らの不死性を利用した肉を切らせて骨を断つ戦法を地でいく。
ある程度ではあるが、具現化させた武器から担い手の技量を読み取って再現する事も可能にしている。しかしながら真名開帳には至らない。
ノルナゲストの竪琴にはヴェルザンディの加護による癒し、鎮静の効果が付与されている。これより相手の戦意を削ぎ落とし、旋律を傾聴させて戦闘を中断させる事などができる。>>117
【関連人物】
シグルド
北欧の大英雄にして『悪竜現象(ファヴニール)』殺し。
シグムンドの仇であったフンディング王とその軍勢と戦争に共に赴いた間柄。まさかの昼ドラも真っ青のドロドロ展開で死んだ事にビックリ。
グンナル
ニヴルング族のギューキ王の息子。
顔見知りではあったが特にこれといった交流はなかった。ただし『グンナルの歌』を詠った事からその最期を見届けた可能性がある。
ドロドロとした昼ドラ展開にも驚いたが、アトリに向けた怨嗟の方が驚いたらしい。
グズルーン
ニヴルング族のギューキ王の娘。シグルドの妻。
シグルドの愛がグリームヒルドの謀略で作られた事や、その後の死別やアトリとの婚姻のいざこざもあって憐れに思っていたが、エルメンリークに見せた復讐心を見て「ああ、兄妹なんだなぁ」と思ったとか。
ブリュンヒルデ
ワルキューレ。当初はグンナルの妻だと思っていたが、後々に引き起こされた悲劇によって誤解があったと気づく。
ニヴルング族に齎した殺戮と、その後の自害に至るまで全てを見届けた。>>104
死徒って表現がが文字通りのⅥ階梯なら普通に撃ち合えます。
ただし、死徒が扱う超抜能力は(月姫を読む限り)基本的に『呪い・呪術』なので、経験値に出来ない都合上積極的に討伐に行ったりはしません。
イメージ的にはたぶん『経験値が美味しくないのに撃たれ強くてめんどくさいエネミー』です。
第Ⅶで拮抗するけどおおよそ削れる、第Ⅷまで行って生きるか死ぬかのガチ競争になります。
>>121
基本攻略できないから『ポイント収穫期』なのですが(0点になったら落第)、まー物質的な攻撃を当てに行くなら空間固定して動けなくしてから結界内に飽和攻撃。呪術的なものなら『場』を作って相手に不利な条件を重ねていくのがセオリーです。
あとこのじいさんですが、勝ち負けの基準が明確ではないので年に片手の指の本数くらいは負けてきます。それも普通負けんだろそんなヤツに! ってやつにもそこそこ負けを認めては賭けたもの(当然重要な物品やら権利)を無くしてきます。
ウル(本家長女・プラチナブロンド)
「本当にもういっそ痴呆にでもなってくださらないかしら」
強いから勝てる相手に勝ち続ける完全常勝の王者ではなく、毎年1000戦990と数勝対数敗のおおよそ常勝の王者っぽい存在なわけですね。『そんな強えんだったら同格の君主クラスとでもやってろよ』
A: 若気の至りで100年以上前に、当時のどこ科の君主相手にもうやりました。ぼっっっっこぼこにされた上でふんだくりにふんだくられた上、いくつかの禁忌を縛られており、その中に[望まない相手に決闘を挑まないこと]、[君主への挑戦を2度としないこと]が含まれているので出来ません。
本当は完全なる1習得時点で肉体に由来する縛りは全て解かれているのですが、真なる縛りとは必ずしも術式や契約に由来しないものです。それらは精神に根ざした信念になってしまいました。
『完全なる1ってなんだよ』
A: 魔術元素、火・水・風・土に対してそれ以上分割できない最小粒子のひとつです。ウィリアム・アドスクエア・エーテライトはこの最小粒子の一粒を感覚的に掴んで扱っています。
手があるのなら、人は屈んで小石を拾えます。指で砂利をつまめます。器用な人なら砂浜で一粒の砂だって指先につけられます。ですが、そのケイ素と酸素からなる原子の塊は決して1ではありません。同様にどれほど微細な制御でもそれはいくつかの塊をまとめて取り扱っているのです。
ウィリアムの特別性はこの1を感覚的に扱えるようになり、そのまま全身の粒子を掌握したことです。
『じゃあ封印指定されてろよ』
A: このウルトラバトルジャンキーに好きなだけ封印指定執行者と戦い続けてもいい権利を与えたいのですか???
秘技祭祀局的にも意見が割れており、ほっとけ派が8割、それでも迷惑だし封印しとかない?派が2割です。完全なる1は固有スキルなので封印指定っぽいですが、特殊才能ではなく技量由来なのでどちらかといえば対象外なのも8割派の根拠の一つです。お題『酒と肴と昔話と』『冬の釣り』でSSを執筆中。
なんか、家光が気合の入ったアホになってる……。自動でページ内の見出しを拾って目次化する構文が有りました
項目を増やす都度にアンカーを埋め込む手間がなく更新が楽ですが
スマホ表示だと見出し数によってはおそらくクっソ縦長くなるのがデメリットかもしれません
ツリーメニューと併用し目次を折りたたむことは可能ですがデフォルトは展開された状態です
初期状態を閉じた方にしようとするとスマホ表示がおかしくなります ロングロング目次の解消には微妙かもしれません
適度な項目数で今後組織(見出し)の増える可能性がある「参考情報データベース:所属編」で試しに導入しました 改修前の版のバックアップは取ってあるので問題があるようなら戻します
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/edit/%E5%8F%82%E8%80%83%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%EF%BC%9A%E6%89%80%E5%B1%9E%E7%B7%A8/
一覧系のページなどに活用できるかと思い、編集用テンプレートの所にサンプルを追加しました ご査収ください
添付画像は撮影のためのプレビューであり実際に変更はしていません【CLASS】ランサー
【真名】アロンソ・キハーナ
【性別】男
【身長・体重】177cm 52kg
【属性】秩序・狂
【天敵】ペイルライダー
【好きな物】騎士道物語、異世界転生ラノベ、麗しき貴婦人
【嫌いな物】現実
【出展】スペイン・冒険小説
【ステータス】筋力 E 耐久 E 敏捷 D+ 魔力 E 幸運 C 宝具 EX
【クラス別スキル】
対魔力 E
【固有スキル】
信仰の加護 A+++
一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
ランクが高すぎると人格に異変をきたす。
彼は騎士道精神に殉じるあまり趣味嗜好のレベルを逸脱。最早狂信者の域に達しており、例外的に本スキルを獲得するに至った。>>128
芸術審美(騎士道) A
芸術作品、美術品への執着心。古今東西、歴史・伝承における逸話を持つ宝具を目にした場合、ほぼ確実に真名を看破することができる。
彼の場合は騎士道物語関連に特化したものである。相手が騎士道物語に関連する人物であれば微かな情報からでも確実に真名を看破できる。
騎士道踏破 E
騎士たらんとする態度を貫くことにより効果を発揮する自戒系スキル。一部ステータスの向上に寄与しているが、騎士道に背く真似をすると弱体化してしまう。
彼の場合騎士道という心の支柱がないと途端に一介の老人と化してしまう。
壮健なるや荒獅子の騎士 B
効果なし。ステータスに箔をつける為に彼自身の手で書き加えられた有名無実のスキル。【宝具】
『如何に叶わぬ夢だとて(インポッシブル・ドリーム)』
ランク EX 種別 対人宝具 レンジ 2~50 最大捕捉 80人
これこそが、私の旅。
星に随い、信じた道を突き進む。
如何に叶わぬ夢だとしても、
如何に遠い旅路であろうとも。
────届かぬ星に手を伸ばすのだ。
現実世界を「ドン・キホーテが認識する空想世界」に塗り替える固有結界。
錆びた槍は伝説の名槍に、女子高生は貴婦人に、ビル群は巨人の兵団に、ドン・キホーテの妄想が衰えぬ限り彼の頭の中の騎士道物語は止まらない。
空想具現化とは異なり固有結界内で起こった変化は現実世界に反映されない、たとえビル群を巨人の兵団と見立てたとしても、それを倒したからといって現実世界のビルが倒壊する事はない。
また空想で生み出した存在が必ずしもドン・キホーテの味方をしてくれるとは限らず、ドン・キホーテ自身が「打倒すべき敵」と認識している限り妄想の産物は彼に牙を剥く。
『鈍奇翁虎乃巻(マイ・バイブル)』
ランク E- 種別 対己宝具 レンジ 1 最大捕捉 1人
ドン・キホーテが硬時も肌身離さず持ち歩く騎士道物語の書物。彼に騎士道の何たるかを思い出させてくれる名書。
……実は宝具でも何でもなく、現界後に本屋で定価700円で購入したライトノベル。タイトルは「剣道部の俺が異世界転生したら聖騎士と崇められたあげく暴虐姫とドタバタ逃避行(ハネムーン)を繰り広げて大変なんだが!?」。
もちろん宝具としての効果は皆無である。>>130
【weapon】
ただの一本の鉄で出来たランス。
宝具との併用により、ランクB相当の宝具として使用可能。
【解説】
ミゲル・デ・セルバンテスが執筆した物語『ドン・キホーテ』の主人公。
騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなった郷士(アロンソ・キハーナ)が、自らを遍歴の騎士と自称し冒険の旅に出かける物語である。
自分の周りの出来事を全て騎士道物語に置き換えて認識し、各地で次々と問題事を巻き起こすトラブルメイカー。しかし基本的には理知的で思慮深い人物であり、彼の騎士道狂いを治そうと奔走する者もいたことから人望は厚かった。
物語の最期には病に伏せ、騎士道物語など夢物語だと悟った末に死去してしまう。>>131
『ドン・キホーテ』という小説自体滑稽本としての要素が強いが、時代の変遷とともに届かぬ夢に追い縋る悲劇的側面に焦点が置かれるようになり、現在では単なる風刺本に止まらない名著として認知されている。
「聖書を除けば世界で最も人の目に触れた物語」の主人公である彼の知名度は伊達ではなく、世界のどこで召喚されたとしても最高峰の知名度補正を受けられるだろう。
ただしそれでも宝具なしでの実力はサーヴァント相手に数合剣戟を繰り広げることさえ難しい。
ゼロに何を掛けてもゼロのままという事だろうか……。
聖杯戦争におけるエンジョイ勢。
現代の風景一つ一つに一々狂喜乱舞しており、生前同様騎士道フィルターで物事を把握し行く先々でドタバタ活劇を巻き起こす。
現界早々に現代日本のライトノベルに興味を示し、とくに異世界転生の可能性の無限大っぷりに感銘を受けた模様。
「かような極東の地で騎士道物語が脈々と受け継がれとるとは!」
これは読破するほかあるまいと甲冑姿でア◯メイトに通いつめ、着実に地元の名物コスプレおじさんと化しつつある。それと同時に彼の妄想力も磨きが掛かっているのか、宝具の世界観にも反映されている。
聖杯にかける願いは「受肉」。
死に瀕して衰えた騎士道物語への愛は英霊になって再燃したらしく、今一度胸躍る冒険の地を追い求めている。
それがフィクションだろうがノンフィクションだろうが、そこは大きな問題ではないとのことで、異世界転生とか言うのもドンと来いである。>>132
【台詞】
一人称は「我輩」。二人称は「貴様」か「お主」、「◯◯殿」とも呼ぶ。
マスターが女性の場合は従順な騎士として振る舞いたがるが、男性の場合「新しい従者」と認識してしまいあんまり命令を聞いてくれない。
「我輩の名はドン・キホーテ。浪漫と貴婦人を愛する、世界最高の知名度を誇る遍歴の騎士なのである!
我輩を呼び出したのは…そちらの麗しい御婦人であるな?うん、きっとそうだ。間違いない、言わずとも判る。なにせ貴女と我輩には主従契約を超えた運命的な赤い繋がりを感じて────え、違う?」
「正直ステータスとかランクとかは風味(フレーバー)であって、戦いは結局ノリに乗ってる方が大体勝つのであるな」
「騎士の外套(マント)は乙女の涙を拭う為にあるのである。どうか今は、今だけは、我輩の背中に身を委ねては如何か」
「騎士の外套は乙女の涙を拭う為、そして───騎士の槍はその涙の理由を変える為にある。覚悟召されよ、獅子の騎士は牙を剥いたぞ」
「うぅむ、我輩が昨日一気見した書物にはアーサー王が聖剣エクスカリバーから怪光線を放っていたのであるが……アレは胸がときめいたわぃ。
なぁ従者よ、我輩も槍からちょっとビームとか出してみたい」>>136
感想ありがとうございます!
まず勝ち残ることさえ難しいサーヴァントですから、トーナメント形式でもバトルロワイヤル形式でも聖杯獲得は難しいでしょうね。
あと現代エンジョイ勢ですから神秘の秘匿もあんまり自重しないでしょうし、魔術師からすれば大外れの部類ですね。
ビーストⅤに対してですが、こんな感じですね。
「妄執の獣とは、いやはやなんとも醜怪な。だが志半ばに斃れる苦しみは我輩にも覚えはあるとも。
その悔しさたるや、憎しみたるや、煉獄の炎さえも生温い烈火であるな。」
「だが間違っても己の結末を恨んではならんのだ。たとえ夢半ばで果てようとも駆け抜けた日々は美しく、人生の糧となる価値ある時間なのだからな。
───挫折を憂い、否定し、己の踏み締めた路さえ愛せない……それが貴様が醜悪たる所以である。」
ギャグ的には「もっと露出度の高い貴婦人の依代にした方がやる気出るのであるが」とか言います。
>>137
感想ありがとうございます。いろんな意味でガレスの対極を意識したサーヴァントです。
絡ませたらシナジーあるとは思いますが同じクラスですから聖杯戦争では無理という…もったいない…【ゆる募】
自分の事を刷り込み効果(初めてみた存在を親だと感じるアレ)で人間だと思ってる人外に似合う魔術。>>153
わー!このニコッとした怪しい笑み!妖しい笑み!!お題SS、ちょっと長くなりそうだけど投稿したくなったんで、前半と後半に分けて投下する。
12:15になったら前半を投下予定。>>156
時間過ぎたんで投下、投下、投下。
酒と肴と昔話と冬の釣り
それは、カルデアの一角での出来事。
結城みつこと松平長七郎に誘われ、柳生十兵衛三厳に藤丸立香、高峰妙子とサミュエル・ベラミーは酒の肴にと鍋を囲むことになった。
何でも、徳川家綱とマウイが吹雪の中にも拘らずカルデアの外に出て、南極沿岸でミナミタラを釣ってきたとの事。
量が量なので鍋にしたから、何人か呼んだとか。
で、当の家綱とマウイはどうやって南極沿岸まで行ったのかというと、これまたビートルに運んでもらったという。
今度は刺身用を釣りに、また南極沿岸だ。
現在、テーブルにはガスコンロとその上にある鍋、水、出汁用の昆布粉、食材や酒と各員の食器が置かれ、立香達はそれらを囲むように座っている。
「……クラウディアも、随分と協力的ですね」
そう呟くのは、妙子。
同意するのか、サミュエルもまた大きく首を縦に振る。>>157
「お酒目当てなんですよ。どうも竹千代様がそれで釣って協力を取り付けたようで……。マウイさんの方は、釣りと聞いて自分から協力を申し出てくれましたが」
みつは、苦笑して言った。
「だが、新鮮な魚にありつけるのは有り難いな」
十兵衛は笑いながら言いつつ、コンロに置かれた鍋の蓋を取る。
それに合わせてみつが水を張り、結構な量の昆布粉も投入してからコンロの火をつける。
よく見ると、小型のガスボンベをガス管でコンロに直結していた。
「このタイプって、確かヨシタカ達と一緒に今川版『鉄人2○号』を一気見してた時に映ってたな。後半のメイン悪役2人が仲良くカニ鍋をつつくシーンで」
サミュエルがさり気無くコンロの方式を見て感想を漏らす。
この方式、固形燃料やカセットコンロが出来るまでは主流だったのだ。
それに関しては妙子もかなり気になっている様子。
「今は『カセットコンロ』が主流ですね。やっぱり、爆発事故が問題になったのでしょうか?」>>158
「だろうなぁ……。今度、モモフクに聞いてみるか。それにしても、マウイも良く誘いに乗ったよな。イエツナも大概だけどさ」
彼女の疑問に同意しつつ、サミュエルは吹雪いている南極で釣りをしようと誘った家綱と、それに乗ったマウイに呆れる。
それに反応したのだろう。
みつは一言零し、十兵衛が即座に思い出して相槌を打つ。
「生前の、冬の海釣りを不意に思い出したのかもしれません」
「アレか……。確か慶応2年の正月明けから間もない頃だな。あの時は家光公が伊豆守殿に、それはもうガッツリ叱られていたぞ」
十兵衛のこの発言にサミュエルと妙子に立香は普通に仰天。
みつも「そういえばそんな顛末だった」っと言わんばかりの顔になる。
「オチは伯父様の失敗談ですけど、聞きます?」
「私聞きたい! あ、妙子さんとサミュエルはどうするの?」>>159
かの三代将軍、徳川家光の失敗談と聞いて即座に聞きたいとせがんだ立香に聞かれ、妙子とサミュエルは首を縦に振る。
それを見て、みつは口を開く。
「前振りが長くなりますが、始めますね。あれは、正月明けに居候先だった店が組合の定めた定休日を無視して営業していたのが露見して、怒った組合に課せられた『定休日を無視した分だけの』強制長期休業の前夜でした。せっかくの長い休みだからと、徹夜で冬の夜釣りに行った時です」
南極沿岸。
家綱とマウイが、吹雪いてる中で他愛の無い雑談に興じながらミナミタラを釣っていた。
ダ・ヴィンチ謹製の携帯防寒術式のおかげで二人とも凍らずに済んでいる。
なお、牽引トレーラーを付けたビートルの1台がアイドリングしながら待機中である。
「南極にも四季があるって聞いたことあっけどさ。吹雪いてばっかりなんだから『年中冬』でもいいと思うんだけどよ」
「そうだよね。万年氷点下なんだから四季もトキもあったものじゃないと思うのだ」
「だろ? にしても、あの時の海釣りの方が随分と楽だなこれ。こういうとこでのこれと比べると」
「真冬に海釣りでもしたのか?」>>160
「生前、それもまだ父が生きてた頃な。父の勧めに乗って、明け六つ前にお忍びで江戸城抜け出して、小童1人で深夜に冬の海釣りやらかしたんだよ。釣果は上々だったけど、江戸城に戻ってからが大変だったぜ。父がみんなに怒られてる真っ最中。僕も怒られたけど、それが軽かったこと。姉上達の拳骨覚悟してたから、逆にむかついて怒鳴りつけながらみんなを止めたよ」
マウイは若干ひいているのが分かる顔をする。
対照的に家綱は明らかに懐かしんでいた。
余程、その時の事が印象に残っているらしい。
「釣りしてた時の箇所も聞く?」
「何かあったのなら聞きたいのだ」
「おーし。んじゃ決まりね。ちょうど、たまたま横に人がいるとこで糸垂らしてさ……」
海に面している江戸にとって海路は重要な生命線であった。
各地から送られた物資が、多数の河岸へと運ばれ、そこを経由して江戸の街へと流通して行ったのである。
ましてや、当時はまだ『江戸の釣り』というレクリエーションの黎明期であり、戦国時代そのままの軍事態勢を維持した弊害で余剰人員となってしまった武士達が、暇つぶしで興じだした頃と思われる。
『江戸の釣り』の現存する最古の記録は、家綱の再従兄(はとこ)にあたる松平直矩の『大和守日記』における万治2年秋のハゼ釣りに関する記述とされている
その夜、家綱が釣り糸をたらしたのは、直線換算でも現在の単位で4kmほど離れた、鉄砲州の河岸の横。>>161
夜が明ければ佃島が見えるであろう場所であった。
「余の跡継ぎたる者、一度は度胸試しをせねば」と言う父、家光の期待に応えるべくまだ齢一桁の家綱は彼の手引きで江戸城を抜け出し、度胸試しにと万全の準備を以て夜通しの海釣りへ挑んだのである。
とはいえまだ子供なので、ふと不安にかられた家綱はたまたま先に夜釣りをしている先客を見つけ、これ幸いにと挨拶してから隣に座り込んで釣りの準備を始めたのだ。
「隣、失礼していいですか?」
「あ、どうぞどうぞ」
「かたじけのうございます」
家綱が釣りを始めて早数十分、彼も先客も無言で手をかじかませながら釣果はぼちぼち。
ふと、先客が口を開く。
「そういえば、お声と言葉遣いを聞く限りやんごとなき家の御子と見受けします。私が言うのもどうかとは思いますが、何故この時期に夜釣りを?」
「……分かりますか? 実を言うと、力のある武家の跡取りでして。父から『跡継ぎたる者、一度は度胸試しをせねば』と言われたのです。それに応えようと、父の手引きで屋敷を抜け出し、供を付けずに夜釣りへ参った次第で。事が露見したら最後、父が家臣たちから大目玉を食らうのは目に見えていますね」
その言葉に、先客は思わず笑ってしまう。
家綱の方も、これは笑うしかないだろうと納得していた。>>162
何しろ、やんごとなき家の幼い子供が父親の手引きで真夜中にこっそりと抜け出すなどという事をしているのだ。
この事実だけで、斜め上とはいえその父親がどれだけ親バカなのか良く分かるというものだろう。
「そういえば、貴殿はお声から婦女子ですね? 武家の方とは分かりますが、それでも婦女子が夜釣りというのも珍しいような」
「今は女だてら肩肘張って浪人者をしています。幸い、名のある方のお力添えで今は仕出屋で居候をしながら働いているので、稼ぎには困っておりません。ですが、仕出屋組合の決めた休業日を知らずに無視していたのが正月明けから間を置かずに分かり、店が怒った組合側から無視した分だけの強制休業を課せられたのです。それで、急に暇になったので明六つまで寝ずに夜釣りをしようと。すみません。気分まで暗くするようなことを聞かせてしまって」
「お気になさらないでください。尋ねたのは私ですので」
思わぬ身の上話を聞いて、何か引っかかる気がしながらも内心驚く家綱。
隣の先客はそれを詫びたが、家綱は失礼に当たる真似をすまいとそれ以上追及しなかった。
だがしかし、そんな会話も長く続かない。
両者、一点の曇りも無く浮きの先を見つめて集中する。
そのまま時間が過ぎ、明六つではないが佃島の輪郭が見える程度には明るくなり出した頃。
二人とも釣竿を握る手に力がこもり始める。
獲物が針に引っかかったのだ。
そして、ついに……! ビクンッ!! と二人の釣竿が大きく跳ねる。
咄嗟に二人揃って竿を引けば、釣り糸の先にいたのは見事な鮎並(アイナメ)。
しかも、揃って体長が1尺7寸(約51cm)はある大物だ。>>163
二人は顔を見合わせ、同時に笑い出した。
真冬でも日の出となると一気に明るくなるもので互いの人相が思いっきり明確に見えたのだが、揃って大物が釣れた嬉しさで二人はまだ気付いていない。
お互い、濃い面識のある者同士だということに。
「鮎並でこの大きさは珍しいですね!」
「まったくです。抜け出してきた甲斐がありました!」
そして、二人はこの時点でようやく気付く。
互いに面識のある者同士だと。
「家綱様!?」
「那菜姫殿!?」
そう、家綱の隣にいた先客とは、松平長七郎こと徳川那菜その人だったのである。
ここに至って那菜は家綱の、父の手引きで供を付けないで抜け出したという旨の発言を思い出す。
直後、那菜の絶叫が明六つ前の磯に轟いた。
「…………正気ですか伯父様はぁあああああああっ!!!」>>164
南極沿岸。
家綱の昔話を聞いて、釣りをしながらマウイは心底呆れている。
当然であろう。
一国の最高権力者が、度胸試しにとまだ年齢一桁の跡継ぎが城から抜け出す手引きをした挙句、お供を付けなかったのだから。
「イエミツさん、相当なアホなのだ!」
「ムッとはするけど、供を付けるの忘れてた点以外でも否定できねぇのがキツイな!」
容赦ないマウイの言葉に、眉をひそめながらも正論だと痛感してしまう家綱。
……まぁ確かに、我が子が江戸城から抜け出す手引きをしておきながら、供の者を付けるのを忘れた点は褒められたものではないだろう。
抜け出す手引き自体も相当であるが。
2人がそんなやり取りをしながら釣っている内に吹雪は勢いを増しており、クーラーボックスも帰還を促すように満杯手前となっていた。>>166
ランチャーさんの高峰妙子、レモネードさんのサミュエル・ベラミー、レージュさんの柳生十兵衛三厳をお借りしました。>>134
おお、また別のドン・キホーテ。私も学生時代には読まされたので、その知名度はトップクラスでしょう……意味があるかは分かりませんが。>>175
あ、ニーアのイメソンはこれでお願いしますYouTubehttps://youtu.be/lzyDD8bMDKs
バンシーは『うみなおし』で!「がおー、たべちゃうぞー」
「愛は善きモノですが、必ずしも良きモノではありません」
「いいこ、いいこ。今はおやすみなさい」
【CLASS】バーサーカー
【真名】カリストー
【性別】女
【身長・体重】163cm・60kg
【出典】ギリシャ神話
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力 B+(C) 耐久 B(D+) 敏捷 B+(C+)魔力 B(C) 幸運 E 宝具 B
()内はブースト前のモノ。
【クラス別スキル】
狂化:E
清らかな乙女としての思想は既に無く。弱肉強食を旨とする野生ルールを軸に活動するようになる。>>180
【宝具】
『北斗の七矢(メガリ・アルクトス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~99 最大捕捉:一人以上
天上の“大熊座の七つ星”から降り注ぐ流星の矢で、7連続攻撃が可能。最初の一撃のみ任意で標的を指定し、以降はその標的に攻撃が集中する。基本的に標的は変更できないが、攻撃途中で標的が死亡した場合、残りの攻撃回数はランダムでその場にいる別の標的に振り分けられる。
『嘆き呻る黒熊(ディアボロス・メタモルフォシス)』
ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大補足:一人
カリストーがクマに変えられた逸話の具現。
常時発動型の為、バーサーカーはいつも全裸の上に着ぐるみパジャマを着ているような状態。
熊の爪や牙を持つフィジカル型の「魔人」となり、獣由来の俊敏な機動速度、ひっかきや噛み付きといったワイルドな攻撃手段を獲得。さらには幸運以外の全ステータスを向上させ、"怪力"や"直感"スキルを取得するに至った。
しかし、戦闘時は興奮して理性が吹き飛び、マスターの指示は全く受け付けず、言葉すら忘れたように唸り声をあげたり感情のままに暴走するのみとなる。乙女狩人としての戦闘経験がなくなり、撤退すらおぼつかなくなるのは相当なデメリットであろう。
また、食生活の好みが女性的なモノから鮭や野草に木の実などの直食いに変化してしまったのが慣れないらしい。気がつくと昆虫といったゲテモノをつまみ食いしてしまったりするので、戦闘時以外は若干気を抜けない。>>181
【Weapon】
なし。『嘆き呻る黒熊』の影響下で強化された変幻自在の体術を基本に、低コストな宝具である『北斗の七矢』での上空からの奇襲、強襲を織り混ぜて戦う。
【真名】
大熊座のカリストー。アルカディア王リュカーオーンの娘。
イタリア語で「最も美しい」という意味のその名の通りのとても美しい乙女だったが、身を飾ることや色恋にはまるで興味を示さず、アルテミスの従者として処女を誓い、狩りに明け暮れる生活をしていた。が、ゼウスに惚れられ、アルテミスの姿を借りるという方法で関係を強引に結ばされる。しばらくは隠し通せていたが、ある時沐浴を強要され妊娠がバレる。その結果純潔を尊ぶアルテミスの怒り、あるいはゼウスの妃のヘーラーの嫉妬で熊となる呪いを受けてしまう。ちなみに熊への変貌の経緯には諸説あり、ゼウスの保護といった物も。
熊になった直後に殺され、ゼウスに天にあげられたとも、息子であるアルカスと熊と狩人という関係で出会ってしまい、避けられぬ悲劇を避ける為に星座になったとされる。
【解説】
全裸の上に熊の着ぐるみパジャマを着た女性。割と巨乳だが、見えないので見にくい。気品を感じさせる雰囲気を漂わせているがボヘっとしていると思ったら突拍子のない発言や自虐的ジョークを言うなど、掴みどころが無い性格。
ゼウスに見初められたのは仕方ないと割り切っていると言うが、嫌いなのは「事前、事後のフォローができない男性」らしく、結構根に持ってる事が伺える。狩人としての経験と熊としての生活により、どんな体勢からでも矢を射る事ができる程の柔軟な体を持っており、片手で逆立ちしながら砲弾のようなキックを繰り出したり、立った状態なのに相手に後ろから上段の蹴りをお見舞いし、前からの攻撃を体を反らして避ける事などが可能。
『変身物語』などでは、カリストーは熊にされた後も十数年間生き続け、姿は熊であるため狩人たちからは獲物として狙われるが、心はもとの乙女のままであるため、他の熊たちも含めた野獣たちが怖くてならないというみじめな思いを強いられたとされているが、本人は否定的。
「いやー、ちょっと前までやるかやられるかだったのに、いざ動物側になったら怯えるってそんな訳ないじゃないですかー」
野生生活の影響で弱肉強食的な生き方へ傾倒が進んでいる。
聖杯への願いは「息子アルカスと家族としての会話がしたい」疲れすぎて頭全然回らん丸~
>>175
ここ好きポインツが隙を見せない二段構えッ!!>>184
そんな感じですね。フィジカルブーストしてオールレンジ対応型な、より”ガンガンいこうぜ!”系になったというか。でも逸話参照すると理性がふっとぶのは妙だな…。(一応メンタルだけは人間のままで~だった訳だし)。マスターとのコミュニケーションが不能に、ぐらいが正しいのか?
>>185
あとは精神的な面ですかね。半端というかなぽわぽわ系の落差大きいアーチャーですよするよりは、バーサーカーで精神が入り乱れてるよしてる感じの方が自分としては扱いやすいんじゃないか?と感じたというか。”不思議ちゃん系野生児ママ乙女風味”みたいなノリで……。
あとは次作な次作キャラメイン聖杯戦争でのクラス分けの都合ですかね。
>>187
実際神代の熊って今よりもっと強い気がする。
熊パジャマは自分でも気に入ってる解釈なので、好んで貰えるのは嬉しいモノですねぇ。>>190
こういう挙動をしながら脅かしたり逃げたり反撃してきたりする訳だ。怖っ!ふーむ、ウィードシースを軽く読み流して偶然にもヴィテゲとハイメにも言及してたから英語版の方で情報漁ってたら……ドマイナーな諸説だけれどもハイメ=ヘイムダルで秩序を保つ為に人間体に転生(みたいなもの)していた話があるだなんて。
自キャラを見渡してふと思う
ワシのキャラ……赤毛か黒髪か金髪か白髪しかいなくないか……?
どうやって差別化するつもりなのだ……?【CLASS】ランサー
【真名】ゴリアテ
【外国語表記】Golyat
【性別】男性
【身長・体重】298cm・405kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷B+ 魔力C 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。>>194
【固有スキル】
海淵の巨脈:A
異教の海神としてのダゴンの系譜であることの証明。
神性、怪力、天性の肉体、水棲、魔力放出(水)などの複合スキル。
心臓にダゴンの神體を埋め込まれており、母胎の段階で海神に連なる戦士として生を受ける運命を背負っていた。
涜神の暴魔:A
神へ仇成す神敵としての武勇。同ランクの勇猛に加えて、敵対する聖性への特攻能力を示す。
しかし、同時に聖性が乗った攻撃の特攻対象としても扱われる。
畏怖の叫び:A
生物としての本能的な畏怖を抱かせる咆哮。
敵全体に恐怖、継続的な防御ダウン、瞬間的な防御ダウン大などを付与する。
獅子の如き剛勇を誇るサウル王ですら戦いを避ける圧力。>>195
【宝具】
『神臓巨兵・嘯濤心悸(レーヴァーヴ・マルネイオン)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
ラビ文献にてダゴンの姿が刻印されていたと語られるゴリアテの心臓。その正体は海神としてのダゴンの一部を素材に鋳造された特級の魔力炉心。竜種のそれに迫る魔力供給量は勿論のこと、仕留めた対象を生贄とし最大で神霊級の支援を得られるなどそのポテンシャルは生ける大神殿とも形容される。
肉体各部に仕込まれた生体兵装へアクセスし殲滅形態へ移行する、一時休眠状態に入ることと引き換えに大神殿級の陣地を構築する、巨大化と見紛うほどのパンプアップなどその膨大な魔力量を活かす仕組みには抜かりがない。
『神民悲嘆・約櫃破戒(アーク・イン・ベト・ダゴン)』
ランク:B++ 種別:対聖宝具 レンジ:1〜20 最大捕捉:100人
イスラエルの民を襲った悲劇、契約の箱簒奪の再演。
『神臓巨兵・嘯濤心悸』にオーバーロードを強いて漸く発動まで漕ぎ着ける切り札。自身を中心に神霊級の聖性防護をも沈黙させる異界常識に似た力場を展開。過負荷を強いた副作用によって肉体を本物の巨人サイズまで拡張させられたゴリアテが突喊し、敵陣に壊滅的な打撃を見舞うまでが1セットの強襲宝具。
神民の敵ペリシテ人の暴威を単身で体現する強大無比な宝具だが、魔力消費は極悪そのもので、かの聖櫃級の戦利品を捧げない限りその日の内の再起動は現実的ではない。>>196
【Weapon】
『槍』
刃だけで約7kgの重量がある大槍。ペリシテ人の技術の粋を凝らして作られた業物であり本人曰く「ヒッタイトの神鉄すら穿ち得る」と豪語する自慢の一品。ゴリアテのサイズ変動に合わせて伸縮する特性を持つ他、魔力を通せばドリルのように高速旋転したりパイルバンカーめいた機構を備える多機能兵装。魔力放出(水)の後押しを受けた怒涛の攻勢は三叉槍を振るう海神の如し。
『鎧』
重量約60kgに上る帷子鎧…と聖書に語られているが、その見た目は人間サイズのモ◯ルスーツ。ワイヤー射出、背部ウォータースラスター、水圧カッター、水蒸気ホバークラフト、流体銅による衝撃緩和など多彩な兵装が仕込まれる生体鎧。『神臓巨兵・嘯濤心悸』本格駆動時の兵装群はE〜Cランク対人宝具級の出力を叩き出す。>>197
【解説】
旧約聖書サムエル記に登場し、若き日のダビデと戦ったペリシテの巨人兵士。その名はアッカド語で破壊者を意味する「Guzali」に由来するとも。
ラビ文献ではモアブ女オルパの子として他三名の巨人と共に産まれたとされ、聖櫃奪取を行った男であると解釈される強者。
エラの谷の戦いで代表戦士として一騎討ちに名乗りを上げ、気圧されるイスラエル軍に対し40日間に渡り挑発を浴びせるも、その末に訪れたダビデとの戦いに敗北。投石で昏倒した所を奪われた自身の剣で斬首され、神を嘲笑った巨人兵は因果応報の最期を迎えた。今日においてゴリアテはジャイアント・キリングや図体だけの見掛け倒しの典型として語られる、いわばかませ犬の代名詞となってしまったが…
その正体は神代ペリシテのバイオテクノロジーとユダヤ伝承のテクスチャ拡大によって変質したダゴンの神體を以て、オルパの母胎より鋳造された対イスラエル人型決戦兵器。ペリシテ人はヒッタイト、ミケーネ、エジプトといった神代の超文明を襲撃し、その技術を簒奪し続けた脅威「海の民」の系譜であり、各文明から奪取した多方面のロストテクノロジーを擁する高度な技術集団だったのだ。士師サムソンの捕獲や聖櫃略奪事件は世界を席巻する唯一神の加護を解析し対抗手段を練るための試みだったというのが真相。ゴリアテの最期となったエラの谷の戦いも新たなるイスラエル王ダビデの登場を予期し、誘き寄せるために行われたもの。ゴリアテの死後ペリシテ人は壊走したが、それもダビデの脅威を認識しての組織立っての戦略的撤退であった。>>198
【人物】
有機的な深青の全身鎧を纏ったロボットめいたフォルムの巨漢。素顔は青白い肌をしたドレッドヘアーの精悍な男。粗暴で傲岸な蛮族…といったパブリックイメージとは真逆の理知的で生真面目な武人肌。命じられれば生贄や殺戮といった非道にも手を染めるが、基本的には誉れを尊ぶ戦士で正攻法を好む。事前情報の収集や解析結果を重んじる所謂データキャラの気があり、ダビデが到着するまでの四十日間も挑発行為の裏側で対策チームと共に神の加護を得た者の戦力を過去のデータから分析しながら修練に励んでいた。このように慢心とはおよそ無縁の人物で、伝承を鵜呑みにして見縊ると痛い目を見るだろう。本人も後世に広まった人物像は理解しており、むしろ自ら脳筋を演じて油断させるなど実情との乖離を積極的に活用している。
神代技術をふんだんに取り入れた自身のボディを誇りに思っており、ロボ呼ばわりには訂正を要求する。しかし、エコーがかかった片言喋りが災いして中々誤解が解けないのが悩み。生前の死因からか投擲には過剰警戒気味であり、場合によっては(大真面目に)「対投擲形態」と称して躊躇なく小動物のように丸くなるほど。
特技はシンクロナイズドスイミング。生前はイシビベノブら兄弟機と一糸乱れぬ連携を披露していたようだ。聖杯には古今無双の英雄達を相手取り自身の性能(武)を知らしめること、民族の誇りを賭けてペリシテ人が高度な文明を有していたことの周知化を望む。
【能力】
パワーやタフネスだけでなくランサーとしても一級品の槍術、各種装備による多彩な戦法、優れた頭脳からなる冷静な戦運びを兼ね備えるトータルファイター。ウォータージェットとワイヤーを組み合わせた立体的機動、蒸気噴射による視界封鎖、肉体各部に仕込んだ水圧カッターで不意を打つなどのギミックを使いこなし、王道の白兵戦と組み合わせた堅実かつ巧妙な戦技を振るう強豪である。『神臓巨兵・嘯濤心悸』フル稼働時の武力は災害の域に達するほど。また、海神としてのダゴンに連なるため、水中では戦闘力にボーナスがかかり、最新式魚雷並の遊泳速度を叩き出す。>>199
【台詞】CVイメージ:白熊寛嗣
「我ガ名ハゴリアテ。ランサーノクラスデ召喚サレタ者ダ。無様ナ敗北者ダガ、貴殿トペリシテノ名ニ恥ジヌ武働キヲ約束シヨウ」
「知ルガイイ、破壊ヲ冠スル我ガ名ノ故ヲ!」
「ダゴン神ヨ…矮小ナル我ガ総身ニ御力ヲ!」
「心セヨ!汝等ノ災イハ今此処ニアル!」
「恐ルル侭ニ我ガ名ヲ聞クガヨイ!」
「貴殿ノ武技、身体能力、魔力量、戦術、思考パターン、ソシテ宝具…既ニ我ガ陣営ハ分析ヲ終エタ。死角ハナイ」
「礫一ツニ不覚ヲ取ル木偶ナド与シ易シト侮ッタカ?ソノ驕リコソガ、貴殿ノ身ヲ滅ボス」
「私ハロボデハナイ…」
「嘆クガイイ、唯一ナル神ヲ奉ル正シキ民ヨ!『神臓巨兵・嘯濤心悸(レーヴァーヴ・マルネイオン)』稼働限界超過ッ!!!…ココニ彼ノ日ノ災イハ再臨ヲ果タス!『神民悲嘆・約櫃破戒(アーク・イン・ベト・ダゴン)』ッ!!!……任務完了(ミッションコンプリート)、直チニ帰投スル」>>200
「ダビデ王…ソノ矮躯ニ如何ナル神威ガ宿ルノカ未ダ計リ知レヌ。彼コソ違ウ事ナキ聖雄ノ王ヨ」(ダビデへ)
「貴殿ハ勘違イサレテイルヨウダガ、私ハロボデハナイ。機神ノ流レヲ汲ムノハ事実ダガ、ペリシテガ独自発展サセタ生物工学コソガ主体ナノダ…」(加藤段蔵へ)
「ヌウウ…中華サイバネティクスノ巧緻、恐ルベシ」(中華サイボーグ系サーヴァントへ)
「彼ノ御仁ノ剛勇ハ聞キ及ンデイルガ…不安ダ。頭部ノ防護ニ気ヲ配ルベキデハナイダロウカ?…アラユル意味デ私ガ言エタ事デハナイノダガ」(サムソンへ)
「アレニミエルハ神鉄ノ国ヒッタイトガ英主ムワタリ二世…!聞キシニ勝ル黒鉄ノ威、見事ナリ」(ムワタリ二世へ)
「深淵渡リ、オグムンド・ツソック…ソノ猛悪、海神ニ連ナル我ガ身ニハ確ト感ジ取レルワ」(オグムンド・ツソックへ)
「ヌウ、投擲兵装!?単純威力デハダビデ王ノソレヲ超エルカ…!?後学ノタメ是非トモ立チ会イヲ所望シタイ」(フェルディアへ)>>203
中々好評で嬉しいです!ゴリアテってダゴンを心臓に刻むレベルのダゴン信者なのかー(僕鯖と海外サイト見ながら)→ハッ!これは神體を使った魔力炉心では?(錯乱)という胡乱過ぎる発想が原点です!
>>205
個人的な外見イメージはゼー・ズール、ケンプファー、グフあたりのMSを人間サイズにした感じですね。俺は深夜テンションをやめないぞーッ!ディックさんーッ!
>>206
かませ犬扱いされてるのを気にしたり現界後はイルカショーに興味あったり以外と人間味あるタイプなんです…仲良くしてあげてください!
>>208
ゴリアテ「——私ハ、ロボデハ、ナイ……ナイ、ノダ……!」
出来ないようです!
>>210
「ゴリアテって脳筋のイメージあるよな…せや!ハイテク搭載するんだからこの際万能選手にしちまえ!」がコンセプトの一つです。伝承補正で宝具級の投擲が頭に直撃したらほぼ100%ぶっ倒れるのと聖槍やヤコブの手足などの聖性攻撃以外に弱点は特にありません!…持ってる人割と多くない?とか言わない。前に投稿した短話を再投稿しつつ、続きみたいなやつをば。
感情なき鏡は、愛情の涙によって溶ける────。
ある絵本を読んだ姫君が、凍える城の中で呟く。
ふと思い浮かんだ呟きであり、どういう意味が込められていると訊かれれば、特に何もという他ない程度のもの。
単なる思いつきだもの、特別な感情が込められた訳じゃない。
けれど彼女は、一方でこうも考えた。
────皮肉にも、私程この言葉が似合わない存在はいないでしょう。
姫君は恋をした事はない。愛情も、人と人が育んでいくような感情を抱いた事はない。
冷酷で、血も涙もない人間性か……否、そもそも彼女は人間ですらないのだから、その印象は的外れもいいところだ。寧ろ、試練を与えるだけで人間に対してまだ友好的とも言えるだろう。
そんな姫君────氷の女王たるヴィルギナルが皮肉げに自嘲する言動は、ある結末を垣間見たからに他ならない。
“英雄の王が眠りについた。“
きっと、彼女にとっては唯一とも言える友人であり、己の素顔を曝け出せる相手であった。
強いくせに負けず嫌いで、負けず嫌いなくせに泣き虫。色々な意味で暖かさを感じる勇者だったのに、哀しみに塗れた最期を遂げた。
過去や未来、現在の遍く全てを見通す眼を持っている訳ではないが、それでもある程度見える景色はある。
ヴィルギナルはその一端で友の生き様を見守り……そしてみすみす見捨てた。
いや、見捨てたなどとは人聞きの悪い。彼女に他人の人生へ干渉する義務などないし、勇者たる者の幸福は己で掴むべしと激励するだろう。友人相手なら尚更。少し思うところがあっただけ……ただそれだけだ。>>214
はてはて前置きが長くなってしまったが、要するにヴィルギナルは感傷に浸りながらも変わらない自らの在り方に辟易していた。
哀しい筈なのに、心は凍りついた氷像にように無感動という矛盾を孕んだ気分に憂いている。
友に感化された影響か、自身も人間のように喜怒哀楽があると錯覚して、それが全て勘違いだと改めて思い知らされて、そして氷城の玉座にて独り嘆息する。
精霊の本性を知っている者が見れば驚愕に値するだろう光景だ、
しかし、ここは氷に閉ざされた絶界領域。人が安易に踏み込めば命の保証がない神秘の巣窟。故に反応を返す者など誰もいない。
「でも、仕方ないのよね。あの子の死はどうにかできるものではなかった。“あの世界”は、終わっていたも同然の物語だもの」
目を閉じれば思い出す、なんとも奇妙な箱庭。
よくもまあ世界として成立したものだと感心する他ない程、彼女が観測した世界は特異であった。
城の中で幾分か暇を持て余していたヴィルギナルは時折、領域の門を開いて勇士たちを招き入れていた。そして戯れに試練を与え、見事に突破した者へ褒美を贈ることで時間を潰しに興じる……そんなある種のルーティーンを行なっていた時に、それは現れた。
凛とした雰囲気を纏い、それでいて麗しさも兼ね備えた女の騎士が。
この出会いをきっかけに、ヴィルギナルは騎士の世界へ興味を抱いた。
あれ程の強者を生み出したのだ、とても刺激的な情景が広がっているに違いないと、彼女との間にできた縁を辿った結果────そこには、彼女ですら予想だにしなかった物語があった。
一言では語りきれない程の、混交された歴史の畝り。
氷の女王ヴィルギナルは、今一度あの物語を思い返して一つ一つ紐解いてみようと考え、玉座にその身を弛緩させた。>>215
先ず始めに、とある話をしようと思う。
1万2000年前に飛来した白き滅び────それを打ち倒した聖剣使いを。
全てを知っている訳ではないが、星の触覚にして端末である精霊は、この惑星に刻まれた記憶をある程度認識している。
故に彼女も知識としては共有していたに等しい。
星の聖剣使い────その原型となった守護者の存在を。
厄災よりこの惑星を救った始まりの聖剣使いは各地で信仰の対象となり、あらゆる聖剣使いの原型となった。
伝承、逸話、その在り方は千差万別であるものの星を脅威から救う聖剣の担い手という点だけは共通していた。
ヴィルギナルが邂逅したのも、未だ神代の残滓漂う北欧の地にて根付いていたものだ。
既に名は喪われ、伝説のみが残っていた聖剣使いの信仰。それは時が経つにつれて徐々に風化していったが、ある物語によって殻を得る事ができた。
それこそがシズレクル・アヴ・ベルン────またの名をディートリッヒ・フォン・ベルン。>>216
彼……否、彼女は北欧に根ざした信仰によって生まれたが、正規の物語を与えられた訳ではない。
中世より作られた叙事詩も、謂わばディートリッヒ という殻を形作る為の架空の物語。
存在の立証が確立できない、史実との整合性が取れない幻想の中だけのもの……ただし、彼女だけは例外と言えよう。
人々にとっての英雄、こうであって欲しいという想いが結晶化された存在────かの騎士王が有する聖剣と同じく、星の内部で精製された人型の神造兵装。
聖剣の担い手なれど、その手で掴んだ剣を星の聖剣へと押し上げる解放の星。
これこそがディートリッヒ・フォン・ベルンの正体。数多の勇者を束ね、巨悪を制し、白き巨神の抑止力たらんと造られた人の形をした剣である。
さて、そんな人々に望まれた英雄の最期というのは大団円を迎えるのか、それとも悲劇的な終局を迎えるのか……答えは後者だ。
児童に言い聞かせるような夢物語であれば話は違っただろうが、古来より英雄譚というものは悲劇で終わるようにできている。
彼女もその例に洩れず、親しかった仲間も、近しい友人も全てが息絶えてしまい、孤独な最期を迎えて眠りについた。
聖剣使いは獲得した誉れとは裏腹に悲劇によって終わる。
そんな負けず嫌いで、泣き虫で、仲間を誰よりも大切に思っていた英雄の始まりは────。ゲートキーパー!ゲートキーパーです!!(私もストックに構想があるからわかる)
ゲートルーラーはカードゲーム!!!!>>225
素でミスったわ。キーパーねキーパー。門番的な印象あるのでケルベロス行けるか!てなったマン。前にイコマさんからネタ提供あったし。>>226
作家陣のような支援型……ダンテ・アリギエーリとかですかね?>>226
支援系宝具になりそうな英霊……神の十字架を持つサラディンとか、神霊だけどガニュメデスとか、あと希代の奇術師松旭斎天勝とか……>>231
下二騎は「でもにっしょん版ぼくの考えたサーヴァント」に詳細を考えて投下させていただいたものだったりします>>230
弱いランサーはこないだ投下したドン・キホーテですね。宝具はピーキーですが展開してる最中は武器や他人を妄想フィルターで一応強化が可能です。
強いランサーはガレス……と言いたいところですがまだ投下してない別のサーヴァントですね。カスティティスっていう海版オリオンみたいな人です個体基礎科って何気に伝承科より情報開示少ない気がする…
>>166
サーヴァントたちの、昔語りを交えたやり取り。なんだかほっこりしますね。釣りの心得はないですが、この人たちなら大物もたくさん釣り上げてくれそう…
>>183
母っ気がマイナス、野生みプラスって感じですね。一見ゲテモノ系でいて、その実クレバー、ギリシャエッセンスを多分に感じます。CVはあやねるさんかな?とか考えたり
>>202
おー!ゴリアテ!しかも白熊さん!なるほどなるほど、キャラとしてのポテンシャルに満ちている…!
個人的にメカっぽで「ロボではない」自称する系結構好きなんで、良いなぁと。ダゴンって聞くとCな方を想像してしまうのは悪い癖
>>218
悲しい…英雄はいかに英雄然としていても、心は人なんだって…それこそアルトリアを思い出しますね
>>226
今更ながら支援型サーヴァントは柿本人麻呂とか、ワットとか…ポーとか…雰囲気的にはデバフ系よりバフ系って感じなんで人麻呂、ワットかな?あと戦闘ブーストならマスターで耿実、レッドアとかいます。前者は出会う機会があれば作った道具を貸すことで。後者は向こうが勝手に気に入ってコネ駆使して色々取り寄せて、って感じで
>>226
支援型なら、うちのクリスティと忠相がいます。>>220
後、ランサーは善財童子がいますけど、こっちはバリバリの強キャラだしなぁ。流れとしてはクッチーと狂マスター、WASPがとある外道組織(誘拐した人たちで色々遊ぶ)で絡む→クッチーが聖杯戦争もあるしで逃げる、狂マスターとWASPはそれぞれの理由でクッチー追っかけるという感じ。
さてどうすっか…。まずは狂マスター制作しなきゃだからサーヴァント問題は先送りかなぁやっぱ。
色々情報収集しなきゃ……。許褚の武器に鉄鎖を追加すれば良いのではと電流が走った男
ハンマーと鉄鎖を振り回して豪快に戦うとかイメージ合いそうな気がしてきたしまだ木枷でも洛陽でも戦ってないので設定追加するかもしれません>>257
色々描いてみてますけどやっぱバストアップめちゃくちゃ描きやすいなってなりますね……()>>261
実際にアダルト向けの漫画やイラストを描いてる方々は裸……と言いますか、人体を描くのが凄く上手いので参考にして描くのは間違ってないですね。絵は奥行きとか立体感とか重力を意識して描くようになると上手くなる気がするし自身の未熟さを感じられる……
>>249
ドラマCDは把握していなかった…wikiとか見てもエルメロイ系は載ってないのよねぇ…いや自分で探せば良いのだけど…
あとすごいメルヘンですね。でもそういうの魔術師ならやってそうでもあるな…類推は難しそう…
>>253
先手必勝!ですね!
まあ今のところ考えてるのは性格だけで魔術設定決まってなくて、あー時計塔の学科で色々考えるかーってなってそういや個体基礎科ってなんだっけー?みたいな感じですけど…
時計塔、自キャラだと何処だろうとか考えるだけでも楽しいな…
>>254
どういたしまして!和服黒髪美人良いよね…良い…
えっジョーンさんの黒髪美人!?和鯖!?(安直)
>>255
すげえ…肝が据わっている…
安倍晴明関係で平安呪術は色々ありそうですよねぇ晴明は陰陽道ですけど、平安って時点で…
日本でそういうのってあまり聞きませんね、一つや二つありそうにも思いますケド
>>258
結構可愛い設定だった…それで愛情を教えるのがカリストーさんって感じですかね?面白そうな取り合わせ本音を言うと考古学科というか中立派以外にもいろんな科に自キャラ派遣させたいんですよ私
裏で海賊とアレコレしてる超⭐︎貴族なエルルモアの坊ちゃんとかずっと大樹ゴーレムの中に入ってる人見知りな子とか概念美少女になろうとしてる変態野郎とか抱かれたい男ランキングトップ10を常に維持してるミスター・ゴッドハンドとか竜の魔術刻印が刻まれた天体科の新星とか!そういうのが!!出したいんです!!!
けど出番作ってやれないからチクショウ!!!時間なんでないのォー!!!
まずは台湾を書くんだ私ィ……
>>269
考古学科に限定せずとも教師&教師みたいなお話もアリかと
>>272
いいと思いますよー
ヨモちゃんは…どうだろう。まだ早いような気もしますが腕前的には開位あってもいいような…どうかな…
>>273
純粋なプレゼントか…発信機代わりか…もしもの時のお助けアイテムか…
どれだ、どれなんだ…?>>273
ありがとうございますー!
>>274
公式からの唐突な供給には震えましたね…(平景清を見つつ)
ツクヨミなんて神霊級の、それも日本神話系列を出すわけナイナイ!(なお伊吹童子)
>>275
うわあみんな気になる…特にずっと大樹ゴーレムの中に入ってる人見知りな子気になる…絶対可愛い…()
時間ないのわかります…自分もキャラ掘り下げたい…レッドアはジャンマリオのゾンビクッキングのファンとか耿実と三鳥は家の関係で婚約もどきだったりとかのくだらないものからヨモの家族についてとかスィレンの幼少期とかも…多いな…
そんな感じですよねー。「腕前はあるけど知識的な面や思考力が不足している」ってことで一歩及んでないぐらいにしようかなと>>234
南極だから、食えるのがミナミタラしかなくて。
ハワイとか沖縄とかで釣ってたら余裕で色々と大物を釣ってくれます。T型フォード、いつ作成しようかな……。
只今wiki内の自分のページを少し弄らせていただきました。
これで多少は見やすくなってれば良いなあ…>>285
ちなみに服は前の夏霊衣です
そして張姫ちゃんが170位ある筈なのにロリ化してるのは元ネタの都合上というかまあ俺の力不足ですサーセンアームストロング船長とゴリアテで、パッと見ロボと間違われるサーヴァントという、謎のカテゴリーを思いつきました。
>>287
どうぞ!うーし…
これまでサーヴァントの過去を夢で垣間見る事は多々あったものの、一度に二騎のサーヴァントと同じ夢を見るなど前代未聞である。
「ほら見て姉さん、小さい私達ですよ。純真無垢って感じで、あー、昔が懐かしい」
「……」
姉妹は幼き頃の自分達を見つめ、それぞれ異なるリアクションを取っている。パナケイアは昔のアルバムを眺めているかの様に楽しげで、一方のヒュギエイアは苦々しい表情だ。
『二人とも同じ夢を見てるの?』
「……その様です。血縁関係にあるサーヴァント自体は私達以外にもいますが、こんな現象は初めてだと思います」
「簡単ですよ姉さん、私達姉妹の絆に違いありませんって。ほらマスターも見ましょうよ昔の私達!」
走り去っていく姉妹を追いかけるべくヒュギエイアと共にパナケイアに手を引かれる。心の底から楽しげな妹とは違い、ヒュギエイアは苦虫を噛み潰したように鎮痛な面持ちを浮かべていた。>>293
医神アスクレピオスの娘ならば、自然と彼女達にも医師となる使命が課せられていた。父親はそうしろともそうするなとも、一言も命じなかったが、いつの間にか娘達は彼に師事を乞うていた。
「関節を取ったら、こうして、組み伏せる、っと」
「えっと、こう?あ、あいたたっ!」
「パナケイアは体が硬いねぇ……」
四人いる娘の内、ヒュギエイアとパナケイアは特に仲が良く、いつも二人でセットである。幼いながらもしっかり者なヒュギエイアと天真爛漫なパナケイア、対照的であるが故に二人は波長が合ったようだ。
「お姉ちゃんは大人になったら何をするの?」
「私は薬師になるつもり。そっち方面がお前には向いてるってお父さんが」
「そっかあ、私、何が得意なのか分からなくて……」
「大丈夫だよ。きっとパナケイアだって何かに目覚める。私達、アスクレピオスの娘なんだから。胸を張って、ね?」
ヒュギエイアの口癖はいつもそれだった。自分はアスクレピオスの娘なのだから出来ない事はない、やってみせる、と。父親への深い信頼と尊敬であり、同時に自分自身への戒めとも取れるそれを、パナケイアはどちらかといえば好いてはいなかった。>>294
「ああでも、アケーソーみたいになっちゃダメだよ。あれは唯一無二とかそういうんじゃなくてただの変人だから」
「『ボクはアスクレピオスの娘だからな!アスクレピオスになるぞ!』とか凄く胸を張ってるけど……」
「ダメダメダメ。あんなの真似したらお父さんに怒られちゃう。それにあの子はあの子、パナケイアはパナケイアでしょう?」
「うん……そうだね、やれるだけやってみる。私、お父さんの娘、だもんね」
「よーっし、それじゃあパンクラチオン組み手もう一回行こうか!」
「え〜…」
決して不満を口には出さず、それなりに嫌がりながらパナケイアは姉に応じようとして、視界の端に「ソレ」を捉えた。
パナケイアの掌くらいの小鳥。けれどその翼は怪我をしているのか片方からは血が流れている。ぐったりとしているそれを手でゆっくりと掬い上げ、姉妹は顔を見合わせた。
「どうしよう、この子元気ないよ」
「お父さんのところに連れて行こう。珍しい症例じゃないけどきっと治してくれるよ」
医者としての勉強自体はしていたものの、実際に生命の危機に触れるのはこの時が初めてだった。ヒュギエイアの提案にパナケイアは慌てながら家へと戻り、父に助けを求めた。
けれど運悪く彼はおらず、残りの姉達もいなかった。>>295
「嘘、どうしよう……お父さん?お父さん!?」
さしものヒュギエイアも気が動転する。目の前で消えようとしている生命に、彼女は初めて恐怖していた。それはパナケイアも同じで、手の中で身動きひとつしない小鳥に震え上がった。
死ぬ、しんでしまう。
「お姉ちゃん、私達で治そうよ!どうすれば良いか分かるよね?」
「わ、分かるけど、でも実践なんてした事ないし、もし失敗したら……」
「大丈夫だよ!だって私達、お父さんの娘なんだもん」
咄嗟にそう口に出していた。普段耳にタコが出来るくらい聞かされていたフレーズを、そのまま投げ返してみたのである。
ヒュギエイアはドキリとして妹と小鳥の顔を交互に見た後に、キュッと口を真一文字に結んだ。
「うん、そうだった。私はアスクレピオスの娘なんだから、これくらい治せる!うん!やってみる!!」
自分に言い聞かせる様にそう言って、ヒュギエイアは小鳥の傷を診る事にした。持って生まれた才覚なのか、何処に怪我があるのかをすぐに見抜き治療を始めた。パナケイアも姉の集中が途切れない様に最低限サポートした。
診療所中の棚をひっくり返し使えるものは全て使い、一時間ほどして小鳥の翼になんとか応急処置を施す。血が止まったのを確認してから、姉妹は大きく息を吐いた。>>296
『何をしている?これは一体全体どういう事だ?』
背後から、父の声が飛んでくる。棚という棚を引っ張り出したおかげでそこら中ひどい有様になっていたのに姉妹はようやく気付き、なんとか説明しようとしたが怖くて声が出なかった。
『ふむ……?』
ガチガチに固まってしまった二人をよそに父は診察台に乗せられた小鳥を見ると、ゆっくりと持ち上げて何やら観察し始める。しばらくして観察が終わると、鋭い眼差しが姉妹に向けられた。
『これは二人がやったのか?』
「えっと、は、はい!」
「私達で、やりました!」
父は顎に手をやり、何やら考え事を始める。
もしや部屋を滅茶苦茶にした罰を与えられるのだろうか?と顔を見合わせて震えていた二人の頭に、突然父の手が乗せられた。
「え……」
「何……」
『初めてにしてはよくやった。及第点だ』>>297
それだけ言うと、父は小鳥を手に部屋を後にした。口ぶりから判断するに別の部屋でしっかりとした治療を施してくれるらしい。
空気が弛緩するのに合わせて姉妹はその場に崩れ落ちてしまう。施術に父との会話に緊張する出来事が立て続けに起こったものだから、幼い二人からすれば心臓が破裂しかねないほどだ。
「あ、あははは……聞いたさっきの、及第点だって」
「頭撫でられちゃった……えへへへ」
それから姉妹は散らかした診察室を急いで片付けた。いつ新しい患者がやってきてもおかしくないので、室内は既に清潔ではなくてはならないからだ。
しばらくして二人の姉が帰ってくると、ヒュギエイアとパナケイアは自分達が初めて治した患者の話をこれでもかというほど聞かせ、更に父に頭を撫でられた事も話した。
「えー!いいなーいいなー!ボクそんなのされた事ないんだけどなー!」
「……ズルい。その施術、私も付き添いたかった」
「えっへん!でもうまく行ったのはパナケイアがそばにいてくれたおかげだよ。怖かったけど、それでも頑張ろうって思えたんだから」
「え?私?本当?」
「うん!ありがとうね、パナケイア!」
ギュッと抱きしめられ、耳まで赤くなるのを感じながらパナケイアも姉に身を寄せるのだった。
>>298
「懐かしいなあ、懐かしいなあ。姉妹共同作業!今思えば、あの時から姉さんは『死』が怖かったんですね」
「……」
目の前にいる笑い合う姉妹と、隣にいる正反対の姉妹。一体二人に何が起きればこうなってしまうのか、推理しようにもその材料が足りない。ただ分かるのはこの記憶の先にはヒュギエイアが直視する事を拒む何かがあるという一点のみだ。
「そういえば、姉さんは気付いていましたか?気付いていたでしょう、きっと。折角だからマスターさんにお話ししちゃいましょうか」
「パナケイア……」
「私達が助けたあの小鳥、お父さんのおかげで無事回復して元気に飛び立っていったんです。姉さんと一緒に見送ったのを今でも思い出せますよ」
────でもあの後、すぐに別の鳥に食べられちゃったんですけどね。>>302
いやまぁ畏れ多いとかはあんまり気にせず書いてもらってもいいんですが…自キャラの出番増えるのうれしいですし
ただディックさんのやろうとしてるお話を予想するにルナをメインに据えると考古学科内だけで小さくまとまっちゃうかもなのでほかの科のキャラを採用した方が話を広げやすくなるかなぁと思います
そういう意味では条件挙げて募集かけるのはアリかと新しい試みとしてssをpdf形式にまとめてみたんですけれど、このサイトで見てもらうことって出来たでしょうか?
>>311
さんきゅー師っ匠
と言うわけであげてみました
https://shiga-f.com/cgi/upload/upload.cgi?get=00111
鍵はdemoniです。
ファイル名は本当は『人蓑祐輝 フランス編序章・1章・2章』だったんですが潰れてしまいましたね。
よければ見てみてください。(´・ω・)o0O(やっぱり新しいこと試すといまいち反応が見られないのかなと言う顔)
時間も経ったし第二章までの解説を。
material.
○今回までの登場人物は『人蓑祐輝』『ミカエラ・ミシェル』『ノエル』『アダムス神父』『艶のある黒髪のリリ』『蛇=ルシア』『篤きアダムス(初代)』『女』です。
○ミカエラについて唐突に生えてきた枢機卿の養子設定、善人・セラフィム・キボトサーゲレオス。
○ミカの代行者としての実力ですが、今回の装備(遊撃モード)なら第Ⅳ階梯が相手なら要救助者がいても問題なく、第Ⅴ階梯が相手だときっちり装備を使い切って秘蹟込みで勝ち切れる、くらいのレベルです。本人が述懐していたようにライフルを持ってきた本気モードなら第Ⅵ(通常死徒)に決め玉が当たる、同期のチームと合わされば第Ⅶ相手にフィニッシャーになれるくらいのものです。
→当たれば上級死徒でも始末し切れる特殊弾頭を持ってて、それを当てられる技術があるならそりゃ決めにはなれるよねという話。
→そもそもコイツはステータスの合計値を取ればルーカス超えてくるガチモンの……
○ノエルの名前どうしよう問題。気になるようなら変えます。また私が耐えきれなくなったら変えるかもしれません。今の所は『洗礼名なんだから被る事もあるよね!』で通すつもりです。
○・フラク・エンフェルトの名前を覚えているひと0人説。もし覚えている奇跡の貴方、「これはおかしい」と気が付けたかも。
現状はまだばらまきの範疇ですが、ここからは遊び抜きで戦闘開始です。
最後に、ページ数はないですが各章タイトルを並べて行きますね。
序 章・ひと違いには御用心 Do_enough_searching_NOT_to_make_wrong.
第一章・拾う神と小さな箱庭 Entry_into_the_EDEN.
第二章・『裏庭』 "Paradise".
第三章・永遠なるや、理想郷(そして、■■■) Utopia_ever(,_and_????????).
第四章・楽園失墜 Eden's_End.
終 章・出て行く人とやたら無駄に広い世界 Do_enough_looking_TO_make_your_world.ただいまスィレンを開位に、またヨモを末子の階位であるという記載を加えたのと、鵺の第二宝具の種別が空欄だったのを記入しましたー。
>>289
引きこもってるのがすごく気になるですね…というか純粋にゴーレムの中にいるっていうの面白いなって。
ヨモの過去、経歴だらだら書く癖なくそうってしてた時期なんでいささか短兵急なように感じられるのでね…色々書きたいなと…
>>300
姉妹って四人もいたんだ…四人とも仲が良く、お父さん大好きな良い子たちだなぁ。
そして軽い調子で切り出される暗い過去。夢の中でそういうのは…いやむしろ夢の中だからこそ…?私的には、少しでも生きる時間が伸びたことは素晴らしいと思いますけど、当事者にしてみればどうなのでしょうね…
>>309
良かったイメージ通りだった!木伽では主従共々良いお声の陣営ですね…
>>312
すっっっごい文章量だ…pdf、フォントとかレイアウトとか工夫できるなら自分も使ってみようかな?
しかし人蓑さん、そういう体質…というか運命?ってレベルですねコレは…
死徒なんかも出てきて、謎が謎を呼ぶといった展開で、普段味わえない空気感を味わうことができました
>>316
まだ間に合うならば、同郷(スペイン)のよしみといった具合でドン・ファンにでも…>>320
コレには意地悪騎士なパロミデスさんも「それが私ですしぃ?おじさまには私がアーサー王に選ばれた意味を理解していらっしゃらないのではなくてぇ?」
とか煽りつつ意外にも外道働きは自制するの巻。純粋な憧れ由来な訳で、ちょっとやり過ぎに気まずくなる。イコマさんと久しぶりに会話出来てうれしみ。
またリレーとか可能になったら言ってくださいな。色々と報連相しましょう。コソコソ小話〜
ヨモの名前の由来は「周囲(四方)がまっくら」からです。お先まっくらならぬ周囲まっくら。
>>327
横書きと縦書きだと、同じ文でも印象ガラっと変わりますよね。自分はたまーにSS風名刺メーカーを使うんですが、こう、行間の空きでの雰囲気の違いとかあるもんだなぁと思います。
敢えてレス変えるとかもしますよね。際立たせたいところでそういう工夫ができるの、結構楽しい
>>328
コメントありがとうございますー!スペイン出身で様々な文芸に伝えられた存在…って点では似通ってますよね。物語の構造は真逆レベルですが。
「お褒めの言葉どうもありがとう。歌劇にも謳われた存在としては、同郷の者であっても譲るわけにはいかないのでね。まあ、道理のことさ、気落ちしないでくれたまえ。
お互い、世界を魅せた怪傑。仲良く談笑でもしよう。お茶でも飲みながら、ね」
ドン・ファンは老騎士さんなドン・キホーテさんの隣にいることで自分の若さを目立たせようとしてる。小顔効果的なアレ>>333
なるほど…ではアフロディーテ関連で人格面・交友面を
たぶんこんな感じです
アフロディーテからアイネイアースに対して:自分の娘であり映し身・化身。ゼウスの予言によって定められたローマの王。加護(寵愛・偏愛)や化身に投影する自己愛なども背景にあるが、主に「自分の娘が王になる!やったー!」感の方が強く表れている。ヘラはさっさとオリュンポスの決定に従えい!
アイネイアースからアフロディーテに対して:母であり大いなる女神の一柱。神代の魔力(エーテル)が失われていくのを肌で体感しているため、加護を得ておきながら人間が神から離れつつあることに申し訳なさがある。肉親的な母への愛ではなく、信仰的な母への愛。神々の中で特別視している訳ではなく、「美の女神」「母なる女神」という他の神と比べて崇める要素が複数ある、というだけそういえば今日サブのスマホの画面が割れました、悲しい。
>>335
しかし伏神は単発を短く書けるから、どっちをリハビリ枠にするかはイコマさん次第になるか。
俺の方は今のところは凄い忙しい訳ではないし(少なくとも2月から3月は)
ところで今、納言さんはいらっしゃるかしら。>>338
凶兆と狂気の女神アレクトー「(私が彼の狂乱ぶりを育てましたという生産者顔)」
トゥルヌス「うむ!てへぺろだ!!」
ちょっと神代級の着火材と油とニトロを抱え込んでしまったばかりに……「ねぇ、もう10時だよ?平日のこんな夜に君みたいな可愛い子がひとりじゃ危ないんじゃないの?」
ああ、いつもの通り。いつもの流れだ。厭らしい光の立ちこめる夜の繁華街には必ずこういう男が湧く。
「ごめんなさい。ワタシ、高校生なんです」
「え?マジで?ガチJKがこんなとこ来ちゃダメだって!どこの高校?てか家どこ?送るよ?」
「……じゃあ、お願いしようかな」
下心見え見え。視線はミニスカートと胸元に釘付け。でもそれでいい。こんな愚かしい男には制裁があって然るべきだ。運命に導かれた絶対的な裁きが。
「あの……ここ、路地裏じゃ」
「いいじゃんいいじゃん!というか、あんなにあっさりオレに付いてきちゃったんだからさ、もうこっからどうなるかなんて分かりきってることっしょ?」
「……そうですね。ちょっとだけ、なら……」
「ちゃんとお金出すしさ。とりあえず……そうだなぁ、脱がせていい?」思った通りだ。欲まみれ、肉まみれ、唾まみれのク.ズ肉。どんなに取り繕った良い顔と言葉がでも、所詮はこう。あっさりと目の前の果実に手を出す猿。
「恥ずかしいので……目、瞑っててくれますか?ワタシ、逃げたりしませんから」
「そう?じゃ宜しく。……逃げたりしないでよ?」
「逃げませんから。ほら、目を瞑って─────」
でも、この美味しそうな血だけは評価してあげる。とっても綺麗な血が通ってるということだけが、アナタが今まで生きてきた一番で唯一の功績なんだから。
「本当に可愛いね。キスしたいぐらい」
「あ………ぁ?な、ん……へ?」上手く言葉が紡げない。何でだろう、口が痛い。頭が痛い。頸が痛い。痛い、痛い、イタイ……!
近くの水溜りに駆け込むと、そこには、杭が口の中から頭の後ろまで突き抜けたワタシの顔があって。
「聖なるかな、聖なるかな。キミでようやく六人目。オレは聖職者なんだからあんまりこういうところに居るべきじゃないんだけどなぁ」
「なん……アンタ、まさかっ」
「秘匿聖歌隊所属、洗礼名をアスモ。主に代わって刑を執行します。その身を委ねなさい、吸血鬼。お前に残された道は浄化の他にないと知れ」
「なっ、なっ─────」
しくじった、しくじった!こうならないように気をつけてたのに、教会の代行者とは似ても似つかない浅はかな男を釣り上げて血を吸って楽しんでたのに!わざわざ、そこらで吸った女の子や男たちを囮にまでしたのに!?
「ふざけないでよ……アンタみたいな聖職者がいるっての!?女の子誘って路地裏でヤろうっていうのが!?」
「まさか。ちゃんと目星はつけてたし。……それにほら、この十字架とか、染めてない黒髪とか、品行方正っぽくない?ちょっと服は神父服を改造してるけど、まあ誤差でしょ。人を吸い殺してるキミよりマシだし?」
「な、なによ、アンタなんか、アンタなんか────!」「結界張ってないから何とかなると思っちゃった感じ?」
有無を言わさず首を獲る。そのつもりで振り回した爪が掌ごと壁に縫い付けられる。流れるように右手左手両脚を縫い留められた女は十字に架けられた裁きの時を待つかの如き罪人だ。
「異端審問、しよっか。人の血を吸った、吸おうとしたのはオレが初めて?」
「………誰がアンタみたいな詐欺師なんか」
「ん、残念。オレが初めての男だったら良かったのに。被害的にも、男心的にも。じゃ次……初めに吸ったのは誰?友達?オレみたいにナンパした男?それとも……両親?」
「……!」
「ご両親か。吸血衝動が止められなかったかな?もしかして、家でグールになって彷徨ってる?」
やめてよ、そんな目で見ないでよ。救えないものを見るような目でアンタなんかがワタシを見つめないでよ。
「……ワタシが悪いっていうの?ワタシだって、なりたくてこんなのになったわけじゃないのに?」
「罪悪感はあるんだ?」「当たり前でしょ!?渇いて渇いて仕方なかっただけで、別に二人を殺したかったわけじゃないもの!あんな、何も言わない肉袋にしたかったわけじゃないもの!!だから、だからしょうがなく」
「そうだね。死体としてキミが生きている以上仕方のないことだ。そしてそれに飽き足らず人外としての超越感に溺れたのは、間違いなくキミの罪だよ」
問答は不要。懺悔も不要。罪は計れた以上ここで彼女の命を絶つ。聖釘で頭を跳ね、落ちた頭は浄化する。彼女の告解を認め、焼却ではなく救済を。その憐れみは、彼女を通して蠢く死体(家族)にも届かせる。
「救いあれ。黒獣の眷属なりし黒山羊に救いあれ。どうかその魂の罪から解放されますよう」
秘蹟を込めて心臓に杭を打ち込む。彼女の縁を通して自宅で這いずり回るグールとなった彼女の両親を葬り去る。アスモはあずかり知らないところだが、彼女達に唯一遺された弟が、修学旅行で吸血を免れ無事なことだけはただ一つの救いだろう。
「っ、はぁ〜……親基探しは姐さんがしてるし、となるとオレはまた下僕狩りだな……繁華街の空気、オレ苦手なのになぁ……」
だって、この生臭い雰囲気が、あの肉の山のようで。「ぅ゛……気持ち悪くなってきた。さっさと帰って……あれ?姐さんから電話?……あいあい姐さん!」
『マリナさんと呼べ。調子はどうだ?』
「首尾は上々っすよー!さっきも1人片付けましたし!」
『そうか。……こちらも捜索は順調だ。一週間もせずに片がつくだろう。成り立ての城主だったのが上手いように働いたな』
「そっすか?じゃあオレも頑張って下僕の始末頑張りますね!」
『……三日間休日をやる。調子を整えろ』
「あえ?オレちゃんと仕事はこなして」
『馬鹿者。お前の体のことだ。そろそろだろう?というか、既にだいぶ“キテる”だろう?息が荒いぞ』
「……………その」
『欲に耽られても困る。適度に節度を守りつつ発散するように。職務のためならば主もお前を看過するだろう』切られる電話。その言葉でやっと自分がどうなっているかを自覚する。
「はっ、はっ、は、あァッ……!」
体が熱い、汗が止まらない、顔は真っ赤に、景色も真っ赤。
犬のように喘ぎ呼吸し、激しい動悸が世界を回す。流れる血潮が気持ち悪い。湧き出る唾液が気持ち悪い。滴る汗が気持ち悪い。
死体の山、いとおぞましい顔で倒れ伏す男たち。その上で、魔の子宮から生まれ出でた死体でできた自分。生まれからして罪深い、救われるべきではない怪物。それがお前だというように罪が後ろに立っている。
「嫌だ、嫌だって言ってるのに……!」
目が瞬く。八重歯が輝く。この身は人に在らず。さりとて吸血鬼にもあらず。同胞は他になく、悩みを分かち合える友もいない。慎ましい生き方を好むのに、それを許してもらえない体。欲に耽ることでしか己を満たせない、他者に依存した現代社会における欠陥品。
「ぐ、う゛、ぅふ゛、げぇ゛ぇ゛……!」
吐いても止まらない。むしろ消費したエネルギーを補給するためにさらに体が疼くだけ。依存したくないのに依存しているこの状況は、多分、本当に体に毒だ。
「………探さなきゃ………やだなぁ、こんな自分が、汚くて見てられないよ」【氏名】アスモ/カナタ・タマユミ
【性別】男【年齢】21歳【出身】フランス
【身長・体重】179cm・64kg
【肌色】白【髪色】黒【瞳色】黒
【属性】秩序・善【起源】耽溺【所属】秘匿聖歌隊
【魔術回路】質・量:C+ 編成:異常(人の構造ではない)
【魔術・特殊技能・特性など】
『魔宴・再誕祭(リジェネレート・インキュバス)』
とある魔術師の宝庫に秘蔵されていた「淫魔の生きる子宮」を母胎として、数えきれないほどの男の精気と魂を基に作り出された人工的にして現代では決して自然発生することのない『魔』としての仮称。
現代の混血とは異なり、初めからして人間の要素はなく、故に神秘薄れたテクスチャ内でも稀なる神秘を保持する。魅了の魔貌、精気による魔力ブースト、生殖行為による眷属の生成など様々な淫魔という種族特有の能力を持つ。
存在を維持するために定期的に魔術的な調整、もしくは定期的な精気(生命力)の摂取が必要であり、実験を施行した魔術師はとっくに子宮に吸い殺されているので、魔術的な調整は不可能である。
【礼装・装備など】
『聖釘』
救世主を十字架に打ちつけた釘を模した、『拘束』の概念武装。専用ケースから魔力を込めて現出させ、投げて突き刺す、袖から素早く出現させて打ち込むといった正面戦闘ではない使い方が主である。
『聖十字架』
救世主が処刑で架けられた十字架を模した概念武装。不浄の者には寄せ付けず、吹き飛ばす『拒絶』の概念を、定命の者には触れている間小効果の治癒を与える。普段身につけている十字架のネックレスに魔力……もとい祈りの力を込めることで巨大化する。これを使いこなして敵の頭を粉砕するのが主な戦い方。
アスモは両武装において特別なチューニングを上司から施されており、異端でありながら問題なくこれを使用する自由を有する。【来歴】
───────オレは、死体から生まれた不浄者だ。
物心がついたとき……さらに正確に言えば、幼児の姿で“母”である子宮から生まれ落ちた時に最初に彼が思ったことはそれであった。
とある魔術師が戯れで手を出し、淫魔の子宮の可能性と魅力に取り憑かれ、数多の男を食い物にして何代もかけて作り上げた最高傑作。最後には己らの身を捧げて作り出した人の業の塊のようなゴ.ミク.ズ。
周りを見渡せば男の死体しか転がっていないような状況で彼は生まれ、一瞬にして己の体に刻まれた業を知り、慟哭した。なぜなら始まりからして罪深い。死してなお人を貪り喰らった怪物の胎から生まれた自分に人らしいものは何もない。人の身体を模しているが、その体に流れる血に人の要素はどこにもなかった。
だというのに、生まれが特異な故か自意識は人であるのだ。母と同じ淫魔として振る舞えたのなら、自分は生存競争のために他者を食い物にする怪物であると自認できたが、人である以上はそこに必ず罪が生じる。罪は濯げず、また罪を罪で塗り重ねていく。男の体で生まれた以上、女の精気を喰らわねばならない、その異能で誑かし、髄の髄まで啜らなければならないという事実に心底吐き気がした。
「ならば貴君、我が隊に属しその血、その魂までを神罰執行に服したまえよ」
魔術師が遺した防衛機構を全て斬り潰して、自身を産み落とし、その後に変異し荒れ狂うようになった子宮を撃ち殺して、そう目の前の聖職者は手を差し出した。ヴァンデル枢機卿の誉れある秘匿聖歌隊の一員としての勧誘を受けたのだ。
「それで、この身に背負った罪が償えるのなら」
『カナタ・タマユミ』……自身を生み出した魔術師の名前を罪の証として背負っていた少年はその手を取った。それが、秘匿聖歌隊創成期のルーツのひとつであり、処刑者アスモの始まりである。【性格】
出自と職務内容上、真面目一辺倒な人間が多い聖歌隊の中でも底抜けの明るさを持つ青年。割とユーモアがあり、割とブラックジョークが好きな部分はあるが、それはそれとして空気が読める温かみを感じる。チャラ男のような世話焼きお兄さんである。
なお、それはそれとして好みのタイプの女の子にはお近づきになろうとする部分は存在し、非番の時はよく外食やデートをしている場面が見受けられる。しかしそれは本当に遊んでいるだけで、付き合った女性の数は少ない模様。
その裏の顔は聖堂教会に所属する一員。顔の良さを利用して夜に紛れ、一般人を誑かす異端を処理する処刑人。生まれつき持つ魔の異能を使いこなして人ならざるものを蠱惑し、磔刑に処し、頭を砕く肉体派。普段見せている明るい顔とは異なる底抜けに冷酷な顔つきは闇夜に紛れる風貌と相まって人のそれとは程遠い。
………前述した境遇のように、彼自身は自分の出自を疎んでいる。今もなお自分に流れている血と、自分が多くの男を食い物にして生まれてきた怪物だという事実が否応無く彼を蝕んでいる。付き合った彼女が少ないのは穢らわしい腐肉と淫魔の血が流れていることの自己嫌悪で本心から好きになってもその先へ進めないため。情欲を抱いても「良くないもの。他人に向けるべきではないもの」と思う気持ちが愛し合う者同士としての一歩先へ進むことを拒否するため。
さらに言えば、その体を維持するための調整で定期的に女性と交わり精気を摂取しなくてはならず、発作が起こった際に彼は女性と一夜を過ごしてその情愛を命の糧としなければならない。
なのに、彼自身は自身の情欲に関わるもの全てを忌むべきもの、恥ずべきもの、赦されないものとして捉え、心の底から嫌悪している。しかし、贖罪のためにこれからも生きなければならない自分は後腐れない一夜の情を交わさなければいけない。そうした事実に夜毎に絶望し、憎悪し、苦しみ悶える日々である。
望まな肉体的性依存と、生まれついて持ち合わせる性恐怖症。どれほど苦しんでも拭えない罪の証は、彼の心が救われるまで生涯苛み続ける。
イメージカラー:蒼黒 天敵:ドイツ騎士団のとある末裔
特技:性交渉、ハニトラ(本人は嫌いである)
好きなもの・苦手なもの:梅干し・エナドリ
【一人称】オレ【二人称】キミ【三人称】あの人【セリフ】
「イェーイ!オタクくんみってる〜?今からキミの大好きな○○ちゃんとぉ〜、キミの一世一代の試合を応援しに行きま〜す!もちろんオレ1人じゃなくてキミの友達も一緒だから安心してね!」
「オレ他人の彼女寝取るとか絶対ありえないって思ってるんすよね。やっぱり健全なお付き合いをするべきだと思うんすよ。ところで今夜お食事行きませんか?焼肉食べたいです」
「姐さん!姐さん!執行者の旦那さんとはどうなんですか!?ちゃんと夫婦生活出来て……痛っ!良いじゃないですかオレらの拠点なんだから!誰も聞き耳立ててないですって!」
「オレも彼女と手繋いで散歩とかしてみたいんだけどなぁ、どっか良い出会いねぇかなぁ………ま、無理だよな。化け物だし」
「天を仰ぎなさい。手を組みなさい。神に祈りなさい。キミたちの魂だけは、天に還しましょう。それを拒むのであれば、塵に還って反省しなさい」
「磔にした後、一撃で心臓を粉砕する。動かなければ反発が作用して楽に逝けるぞ。動けば綺麗に潰せないから大人しくしてろ」
「え゛ぅ……ムリ、こんなのムリなのに……気持ち悪い、気持ち悪い……!なにより───こんな気持ちで女の子を抱く自分が本当に気持ち悪い……!」
『秘匿聖歌隊』
ヴァンデル枢機卿の名の下に結成された特殊部門。本来の聖堂教会の教義では存在することすら許されない、いずれ終末にて人として認可し救われることすら烏滸がましいとされる異端たちを『その身、その魂の隅までを神の意志の代行に捧げることで生まれてきた罪を償うべし』という理念のもと職務をこなす人材として活用する。
その存在は一般教義から秘匿/隔離され、邪悪な獣たちが洗礼にて聖を謳い主を賛美し、粉骨砕身の贖罪を以って救済と為す。埋葬機関よりも特異ではなく、強力でもない半端者が集められた便利屋集団。
その成立にラウレンティス枢機卿が関わっているだの関わっていないだのと騒がれているが、本質的なところで言えばヴァンデル枢機卿の体の良い私兵部隊と言っても差し支えないものである。
統括するのはヴァンデル枢機卿の寵児であるシスター・マリナ。異端とされる魔術も使わない唯一の純人間である。>>356
冷静に考えてほしい、ベースが聖杯戦争というバトルロイヤルが主の魔術師サイドとベースが死徒という超常存在が主の聖堂教会サイドでは後者の方が伝奇寄りになるのは必然なんだ
怪しい儀式と超常存在のどちらがホラーになりやすいかって言ったら後者の方がイメージしやすいし分かりやすいだろう?そういえば今更兼小さいことですが、黄夫人(水着)のクラスをライダーからアーチャーに変更させていただきました
コマンドーとはアーチャーだよ>>354
拝見しました〜……ア、アイドルっ!
改造神父服に身を纏ったチャラ男くん……
>>355
心情的にはシンパシー感じてもおかしくはないんですけど、心は代行者のそれなので異端で、しかもネクロマンサーのクッチーには命令があれば勇んで十字架でぶん殴りに行っちゃいますからね……でも平常時であればこちらからはそこまで険悪な雰囲気ではないと思います
>>356
型月世界だと多分ロクな生命体じゃないと思うんですよね、淫魔系統の幻想種
数年で引退する必要がないぐらいフィジカル的には恵まれているのにメンタル的にはすでにボロボロの人
聖歌隊は職場環境的に悪すぎるわけでもないのが余計に生き残り心の憂鬱さを増長させる
>>333
ディオメーデス→アフロディーテを槍で傷つけ退散させた時に「お前が望む女としての美貌を授けるがお前も他人もその人生を悲惨な終わりを迎えるまで絶対に知覚できない、むしろもっと醜女に見える」という呪いもとい祝福をもらう
>>312
ひとみのくんのお話だぁ!巻き込まれるというか関与するというか、そういう運命なのが英雄らしい……>>359
ワルキューレって正にアイドル、おでんもそう言ってた!
エッッッッッギリシャこそこそ話
オリジナル要素多すぎるからNPCということにしているアスクレピオスの娘達の一人、アケーソーについて。
ざっくり言うならボクっ子でアスクレピオスのエミュをしてる、つもり。FGOで言うならアスクレピオスのボイスを全部ちょっとおちゃらけた感じで言う。cvは斎賀みつき、これね!>>331
コメントありがとうございます。
ローエングリン、ワーグナーの作ったオペラは結末こそ(それこそ当人がフランツ・リストに擁護されるまでハッピーエンド版を検討したほどの)悲劇ですが、騎士道物語としてはドン・キホーテも大喜びの王道も王道でしたので。
ローエングリン「ドン・キホーテ郷、残念ながらあの船の名は『聖霊・白鳥戦艇(オーロラ・サンダー・クルーザー)』でして。……それはそれとして、騎士道物語を愛し、騎士道を尊ぶ。貴方の様にそんな生き方が出来たら、きっと僕はエルザを……傷……づげずに゛! あ゛あ゛……!!」
最後、ドン・キホーテへの羨望とか、自己嫌悪がオーバードライブして泣き崩れております。>>333
ヒィッ、カツアゲ…カツアゲ怖い…。
確かいつだったかトリトン経由でもパラス経由でも母親が分からなかったから半人ってことにしてたら別キャラで出てきたニンフについて検索したら娘の欄にパラスが居て戦慄した覚えがあります。
どうしようか迷って先延ばしにしてたせいで母親の名前また忘れてしまいましたが…。
>>339
山星さんお久しぶりです。
かねてよりライン繋いでたうちのジョージ神父を現役引退に追い込む呪いをかけたティム・ドルチェ氏の配下の死徒の階梯って考えてますでしょうか?
実はちょっと前に代行者キャラがどれくらいの階梯と戦えるのかって話が出てたのでその配下の階梯をジョージ神父がギリギリ勝てないラインにしようと思いまして。
>>353
ん”に”ゃぁぁぁっ。(性癖に変な刺さり方した声)
本当は性恐怖症だけど性に縋らざるを得ないキャラとか面白そうだなってとこ完全に同意だけどあえて言います。あなたの血は何色です?
>>360
>>361
あれ?そうでしたっけ?それなら私の方で槍陣営の一日の〆書かないとですね(タスクが増える音)アスモが姐さん!って呼んでるのは秘匿聖歌隊を統べるシスター・マリナのこと
聖歌隊の中で唯一異端を使わない純人間であり、聖堂教会の例に漏れずとてもゴリラであります最近、創作に幅を広げるためにも色々とネットに浸る日々……(飯テロ動画に行き着きつつ)
山星さんは……今日もいらっしゃるかな……
wikiの作者ページの俺の所更新しました。
鯖の性格を一文追加してます。
あとガチでSS上手く書けないんでもし打ち切りなった時の保険として前置いた洛陽ラスボスのアヴェンジャーを真名隠し(ページ一番下に真名置いてます)で投下しました。
にしても俺の鯖お兄ちゃん属性とか兄貴系とか親父系とか似たようなモンに偏ってんな…>>373
俺はキャラの4割短髪なんです…髪のレパートリーが少なすぎて…
実は初期設定だと趙雲とか許褚とかもうちょいキャラ違かったんですが俺の実力不足とかこっちのが気持ちいいキャラだなとか色々考えて結構変わったんです
趙兄 初期 寡黙で今より感情出さないけど優しい少し女性苦手なお兄ちゃん属性の予定→口数は少し少ないけど普通に笑うし女性苦手属性無くなったどころか名実(?)共にお兄ちゃん属性になりましたやったぜ
周瑜 初期は毒舌の予定→毒舌じゃねえし普通に気のいいお兄ちゃんじゃねえか!!(今後はツンデレ的な所を出して可愛い男子枠にしたい)
許褚 初期 気難しいし気性荒いバーサーカー→愛すべきバカ的な属性になった
こんな感じですあと自分のページに公式のお知らせでのサーヴァントPUの紹介時に赤字で書いてる一文みたいな奴追加してます
まだ途中だし多分変わりますが面白そうなんで追加してみましたハイメの幕間のようなものが書けたので投下します。
世界を救う戦いに応じ、馳せ参じた……なんて気障ったらしい事は言わない。
確かに人理の危機とあれば英霊が応えるのは道理だろう。俺も色々と思うところはあるが、人類最後のマスターとやらに召喚されたのも最終的にはそこへ行き着くからだ。
だが、こちらも暇もなく戦場を飛び交っている訳ではない。一時の休息や、他のサーヴァントとの交流もある。
見知らぬ土地の英傑や、生前より見知った顔ぶれ────やり切れない後悔の証跡。
前置きが長くなったが、そんなサーヴァント交流会で俺の頭を悩ませる奴が数人。
シズ……かつての主君であったディートリッヒ・フォン・ベルンの存在だ。
人理の危機とあれば颯爽登場してもおかしくない奴で、俺が来た時には案の定現界済みだった。
別段、アイツが召喚されているだけなら鬱陶しく悩んだりしない。問題は“もしも”の霊基の方だ。
解放の星、あらゆる枷を焼き尽くす聖火、新たなる女神。
冗談じゃない。これがアイツの辿るもう一つの可能性などと認められる筈がない。
大元の使いっ走りで見届けた末路を、最後まで人間として涙したあの光景がこんな形になるなんて。
当初目にした時はひたすらにムシャクシャして、憂さ晴らしにシズを弄り倒してやった……昔のように。
未練がましく、女々しいことこの上ないとはこういう事だな。生前の思い出を引き摺って感傷に浸るなどと。>>385
「成る程。だからオレに話を持ってきた訳だ」
「……不本意ながらな」
この身は英霊ハイメだが、大元との紐付けで溜まる鬱憤というものがある。
ヘイムダルの課した秩序の平定、聖火の監視、その他諸々……いち分霊に仕事を割り振り過ぎだろう。
誰かに愚痴をぶち撒けたい気分にもなるが、生憎と己の正体をアイツやかつての仲間に明かしていない。ヴィテゲの野郎は薄々勘付いているだろうが。
よって俺は事情を把握し、尚且つ大元とも面識がある詩人を拉致した。戦乙女に化けた道化は知らん。
「ま、君が辟易するにも無理はない。あの聖火の化身は終末装置と何ら変わりない脅威だし、今は僅かに残った人間の人格が主導権を握っているけど、反転したもしもの時は……」
「……その時の為に、俺がいるんだろうが」
自惚れではないが、俺は聖火に対して備えられた抑止力のようなものだ。世界規模で作用する消火器と言えば分かり易いか。
兎も角、あんな“もしも”が活動しようものなら俺は強制的に認められない方の面を拝ませられるんだろう。
心底面倒で、うんざりする役割だ……まあ、任せられた以上はやるが。「男で尚且つ兄貴分のツンデレなんて需要ないよ?」
「うっせ愉快犯。嫁にそっぽ向かれてくたばってしまえ」
相手は全て見透かしたかのような意味深な笑みを浮かべる。
この男は未来を見通せる眼を持っているので、ぶん殴ってやりたい程に憎たらしい物知り顔も粗方の事実を知っているが故のもの。
北欧でもバグか突然変異で生まれてきたと言われても納得してしまう程度には、神々すらも予期しない存在だった。
唯一、大神オーディンのみがこれの到来を観測していたのかもしれない。
自身の代行者たり得る、人間の身でありながら神々の列に加わる事できる程の逸材を。
「冷たいこと言うなよ。万が一の事態が起きた時には協力するから」
「……大神の指示か」
あの用心深い大神のことだ、北欧における数々事柄に介入するように目の前の男に指令を出しているのだろう。
事実、コイツがいれば失敗率が格段に下がるからな。
「その代わり、他の面倒ごとにも少しは協力してくれると助かるんだかがね」
「面倒だ?」
「なーに、巨人夫婦の監視、自立した魔剣への警戒、結んだ縁でやって来るかもしれない獣の母、座に干渉してきた夢の残滓、深淵の蛇とエトセトラ」
「……何気に重労働だな」
「はは、神の職場がまさかのブラックだとは思わなかったよ。あの爺ぃ、少しはスカディの緩さを見習ってほしいものだよ」>>387
そこで根は乙女なスカディを出すのは如何なものだろうか。系統が違いすぎるだろ。
「まあなんだ、交渉成立という事にしておく」
「OK、言質は取ったよ。君の愚痴から可笑しな話題に発展したけど、オレ自身にも有益な方向に進んだから万々歳だ」
「……割りに合わねえ対価だったな」
そう言うなって────その発言を最後に奴は去っていった。
多忙なくせして自由奔放に見せる姿勢は、普段から人でなしの一面ばかり見せつけられている連中にとっては想像もつかないだろう。
仮に俺も無関係だったなら知らないだろうしな。
まったく、カルデアというのは人理継続保障機関という名ばかりの災厄の蒐集場なのかと言いたい。
レイヴニルエルダや、大神代行者の挙げた問題はもちろんの事、多数の悪竜現象、白き巨神の名残、気分屋で今は戦乙女の真似事をしている道化と問題は山積みだ。
しかも北欧だけの厄介ごとだけでなく、数多の神話体系、最新の人類悪、外宇宙からこちらを覗いているだろう降臨者……なんだこれは。
蠱毒でもやるつもりなのかと疑問を抱いてしまう程度には、ここは余りにもアレだった。
「あー、やめだやめだ。俺は俺のやるべき事を……やりたい事をやるだけだ」
他の面倒ごとにかまけてる暇はない。先ずはアイツの────妹分のことが俺の優先すべき問題なのだから。【CLASS】ライダー
【真名】ハイメ/Heime
【性別】男性
【身長・体重】180cm・77kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷B+ 魔力C 幸運B 宝具A
【保有スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A+
乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。A+ランクともなると竜を除いたあらゆる幻獣クラスをも乗りこなせる。>>389
曙光の神片:B
ヘイムダルの分霊。神性の亜種スキル。あらゆる闇を掻き消す光の概念を内包し、夜に対して優位に立つことが可能。また不眠の加護に加えて光神性、太陽神性を持つ対象の攻撃にある程度耐性を獲得する。更に副次効果で、いつ如何なる時も美男子としての容姿を保っていられる他、空に虹をかけれる。本人曰く「何に役立つんだこれ」とのこと。
千里の野臥:B
自然界で生き延びる為の視力と聴力の良さ、サバイバル技能、ゲリラ戦術。可食か否かを見極める知識や森林地帯での奇襲、隠遁、相手を陣地へと誘い込む扇動能力に、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす破壊工作能力に長ける。
魔力放出(光/古):B
聖人系サーヴァントの一部が有する亜種魔力放出とは似て非なるスキル。光の形態をとった魔力を放出し、戦闘力を増強する。
動物会話(馬):B
言葉を持たない動物との意思疎通が可能。ハイメは馬と気持ちを通じ合せ、抜群の連携を取る事ができる。偶に通りすがりの誰かが馬と口論する彼の姿を見るとかなんとか。>>390
【宝具】
疾走踏蹄(リスペ)
・ランク:B+
・種別:対軍宝具
・レンジ:2〜40
・最大捕捉:200人
北欧神話の神馬スレイ.プニルの血を引く俊足の軍馬であり、幼少期よりハイメと一緒に育ち、そして旅立ちの日にて父親から譲り受けた。
あらゆる障害を飛び越えて移動する他、神馬の血筋の名残りとして高い跳躍力を誇る。真名を解放する事によってワープの如き瞬間移動を可能とし、空間転移ではないので消失による回避などはできないが、瞬間移動という一種の加速を用いて対象に突撃する事によって、莫大な突進力を生み出せる。
幻想種としてのランクは魔獣で、軍馬として育成されたのもあって素の戦闘能力も高く、人語は話さないが理解はできる。
馬と会話ができるハイメは、度々リスペと話す機会があり、その度に主人をたしなめている。
余談だが、性別は雄である。>>391
過ぎ去りし誓い(ブルートガング)
・ランク:B
・種別:対人宝具
・レンジ:1
・最大捕捉:1人
ハイメが旅立つ際に父親から譲り受けた剣。
聖剣・魔剣には分類されない、所謂『名剣』ランクの武器であり、これといった特異性はなく、生前ディートリッヒと一騎打ちをした際に折られている。
しかし座に招かれ、英霊として歴史に刻まれた際に、ある程度以上の負荷を与えると破壊されてしまうが、破壊された瞬間に大ダメージを与え、相手の武装も諸共破壊する特性を獲得している。
生前折られたものの、切れ味は名剣のそれであり、そんじょそこらの普通の剣と比較しても明白なまでの差があると理解してしまうくらいの切れ味を持つ。
ハイメは戦闘時にて、この剣を使っている事が多いが、特性である『破壊』が発動しないように剣を振るい、器用にひび割れなどが入らないようにしている。
潔き約束の証明(ナーゲルリング)
・ランク:A+
・種別:対人宝具
・レンジ:1
・最大捕捉:1人
ディートリッヒ ・フォン・ベルンより譲り受けた白銀の魔剣。聖剣エッケザックスと同じく精霊によって鍛えられた神造兵装で、鞘から刀身を剥き出しにしている限り、常に相手の宝具よりランクが上になって神秘の押し合いによって負ける事がない。また光を放つ特性を有しており、ハイメの持つ「魔力放出(光/古)」の負荷に無条件で耐えられる上、出力の上昇にも一躍買っている。
真名開放を不要とする宝具で、抜刀している間は自動的に発動する。相手宝具のランクを上回る能力ではあるが、この宝具は剣の性能が上回るのであって担い手の身体能力らに変化はないので注意が必要。
ハイメはブルートガングと同時に使う事が多いものの、使用率を比較すると若干少ない。理由は、友として、家臣として賜った大切な剣であり、切り札として使いたいからという想いからきている。>>392
【解説】
中世ドイツの叙事詩『シズレクのサガ』に登場する人物。ディートリッヒ・フォン・ベルンの配下の一人であり、一番初めに配下に加わった人物。
名声を得るべく父親シュトゥーダスの元を離れ、当時ヒルデブラントと修行に出ていたディートリッヒに挑むも敗北する。その後、勇敢に挑んできた度胸をヒルデブラントに見込まれ、ディートリッヒの配下に加わる事となった。
長い年月をディートリッヒたちと過ごし、共に冒険し、時には身内同士で喧嘩などをして実力と絆を高め合い、騎士として栄華の道を歩んでいたに思われたが、その夢に影を落とすことになる。
当時ローマを支配していた猛王エルメンリークの暴虐により勇士たちは分裂し、ディートリッヒは亡命を余儀なくされ、全てが失われてしまう。
激情の囚われ、元凶であるエルメンリークと家臣のシヴカに襲いかかるも、圧倒的な戦力差によって捕らえられ、処刑寸前までいくところ間一髪脱出に成功し、そのまま森の中で隠遁する。
主君が戻ってくるまでの合間、ハイメは森でゲリラに勤しみ、ディートリッヒと敵対する戦力を削いでいた。そして後に合流を果たし、エルメンリークとその軍勢との戦争に勝利した。
晩年、ハイメは修道院で僧を努めながら平和を満喫していたが、突如として修道院に出没した巨人に戦うべく、再び装備を身につけて立ち上がり、騎士として最後の仕事と呟きながら老いた身で戦闘を行い、討伐するも相打ちであったので重傷を負い、最期はディートリッヒに看取られて命を落とした。>>393
【人物】
機動力に重点を置いた軽鎧を纏った騎士。
銀髪赤眼で整った容姿をしており、その甘いルックスから女性をたらし込む生粋のプレイボーイ。それに加えて、ぶっきらぼうな口調ながら世話焼きな性格なので気にかけた相手はほっとけない性分。
高貴な身分の生まれではなく、平民の出の山育ち。よって礼儀作法などは知らず、騎士道精神を重んじる人物から粗暴に映る事がやや多い。
一対一の真剣勝負において戦闘能力は然程高くなく、どちらかと言えばゲリラ戦を得意としている。しかし当人は表には出さないものの、騎士のように真正面からの真剣勝負を望んでおり、巨人との相対にて自らの理想通りの戦いを以って殉死している。
ディートリッヒには妹分として時に揶揄ったりする事が多いが、忠誠心はヒルデブラントと並ぶ程に高く、主君ともしてだが大切な存在として非常に気にかけており、ヴィテゲの件には大激怒した程。
12人の配下の中では、実力は下から数えた方が早いと思われがちだが、巨人などを討伐する能力は持ち合わせているので弱くはない……が周囲の殆どが規格外なのでやはり下から数えた方が早い。
幼少期から神馬の血筋を飼育していたせいか、馬と会話できる特技を持っている。
現代に召喚された際、馬を使った移動が廃れていった事に少し寂しさを感じつつも、身分の差に関係なく美女たちをナンパできる事にウキウキしているとか。
聖杯戦争に応じる理由「ディートリッヒとまた会えるかもしれないから」というだけで、口ではいい加減な願いを言うが、実は聖杯に対する願望は一切ない。どこまでも妹分を案じる、気難しい兄貴分がハイメである。
────ここまでが「シズレクのサガ」おけるハイメの物語。
その実態は、光の神ヘイムダルの分け御霊。秩序を保つ為に人間界の地上へと送られる監視役。
古来より北欧各地で確認されているハイメ、ヘイミル、ハーマの伝承は紐付いており、全てヘイムダルが送り出した分霊体。なので伝承に齟齬があっても関連付けられているのはその為。
ハイメの名を与えられた分霊の役割は、レイヴニルの炎を内包する聖剣使いの行く末を見届ける事であり、自らの死に際まで分霊としての自覚する事はなかったが、奇しくも役目をまっとうする寸前までいった。
この特殊のお陰でハイメはセイバー、キャスター、アサシンのクラス適性を持つ。>>401
まぁ創作ならこんな主義の人もいるし、人それぞれってコトで……。>>401
「えー。名のある名剣を二振りも持ってるのに勿体無い」
まあ森くんも言ってるように要は戦場で勝ち残るのが大事ですからねぇ。>>403
>>アスモ(アスモダイ、アスモデウス)
あ、ああーーっ!アスモってどこかで聞いたことあると思ったらアスモデウスだったんだ!
………え、どぎつい皮肉じゃないです?人がある程度いるならサーヴァント貼っちゃおうかしら。どれぐらい居ますかね?
よくてよきた!ヨシ!
「くそっ、じれってぇなぁ。ちょいと儂がやらしい雰囲気にしてやるか。……ってなんだ坊主?……おめぇ、老い先短い爺の楽しみに水差すってのかよ。『貴方サーヴァントでしょ?』だとぉ?んなモン気ぃすんなって!」
「現世の基本は、”りでゅーす”、”りゆーす”、”りさいくる”、だろうが!モノは大事にしろぃ!そういう”りすぺくと”精神のない野郎は呪うぜ、儂は。なぁ?」
「儂の望みねぇ……。そりゃあ勿論、”資源が無駄なく活用される世界の実現”だ。わしゃあ、儂の民(ごみ)共を救わなきゃあならねぇ。それが、曲がりなりにも『王』って呼んでくれた民(ごみ)共への礼儀、感謝ってモンだ。となれば、やはりゴミが減る世界ってのが一番の近道だろう?だからその為に戦うってぇ訳だ。文句あっか?」>>409
【元ネタ】『百器徒然袋』など
【CLASS】アヴェンジャー
【真名】塵塚怪王
【身長・体重】170cm・53kg
【性別】男
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久EX 敏捷E 魔力B+ 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
復讐者:C
忘却補正:C
自己回復(魔力):B+
【固有スキル】
鬼種の魔:D+
鬼の異能および魔性を表すスキル。天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出、等との混合スキル。
塵塚怪王は山姥…すなわち鬼の一種類にて王と呼ぶべき存在の王である。アヴェンジャーは鬼種としては低級の存在だったりするのだだが、それでも鬼の王であり、その所以で取得している。
鬼種の魔における魔力放出の形態は「熱」にまつわる例が多いが、アヴェンジャーのそれは「風」の属性を持つ。なぜなら万物を塵芥に変えるのは風である故に。彼にとって風は武具である。あらゆるモノを蝕む猛毒の呪詛として敵対者を腐らせ、溶かすのだ。
付喪神:A+
塵塚怪王は付喪神の王でもある、とされる。アヴェンジャーは周囲の『捨てられたモノ(廃棄物は勿論、消費された魔力の残り滓や捨て犬や捨て猫などの生物にも適応が出来る)』をかき集めて吸収し、自身に合成する事で、体を再生させる事が可能である。
また『捨てられたモノ』への支配能力も保有しており、単純な強化は勿論、付喪神として使役したり、或いはそれら『捨てられたモノ』を召喚、染み付いた経験を読み取る事でそれらの持つ情報を会得し、乗り物に乗れたり、剣術の行使が可能。言うなれば技能特化型の皇帝特権(例えば肉体などに元から備わる神性などのスキルは習得できない)>>410
【宝具】
『百棄夜行・朽王無尽』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:一人
アヴェンジャーが展開する”塵塚怪王”という名の固有結界を維持する核である唐櫃。サーヴァントが持つ能力が固有結界なのではなく、固有結界そのものがサーヴァントと化したもの。
アヴェンジャーはそれ単体では低級の鬼種でしかなく、『百棄夜行・朽王無尽』という唐櫃、ひいては固有結界がある事でサーヴァントとして成り立っている。その為、唐櫃はアヴェンジャーと同意であり同位。本来道具である唐櫃が、塵塚怪王と同格、塵塚怪王=唐櫃、という状態になっている。
固有結界が解除すれば勿論アヴェンジャーは消滅するものの、その核である唐櫃はアヴェンジャーの体内に霊核として存在するという状況であり、結界の楔を壊す方面での塵塚怪王の打倒は非常に難しくなっている。
そう、この世に捨てられたモノを全て綺麗にするのは限りなく不可能なように。
真名解放を行う事で、多種多様なゴミがどこまでも広がり、放置されている埋立地のフィールドが具現化される。
その結界内ではすべてのものがゴミになる。肉体、精神的な強さは徐々に弱体化する。武器はなまくらに成り下がり、防具は擦り減っていく。道具類は機能不全を起こしていき、最後には生物の筋肉すら動かなくなり、死亡・消滅さえ出来ないまま苦しむ事となる。
反対にアヴェンジャー自身は結界内にある廃材などのゴミを取り込み、ステータス強化や巨大化を行う事が可能となる。
呪いによる弱体化と廃材による強化により、ドンドン彼我の力量の差が離れていく為、持久戦向きの宝具。
【Weapon】
鉄扇。瘴気を内包する風を操る為の呪具であり、ある程度なら防御や打撃にも使える。>>411
【真名】
塵塚怪王。山姥たちの王であり、ゴミと付喪神の王でもあるとされる。
が、その由来は江戸時代中期の画家、浮世絵師である鳥山石燕によって定義付けられたというだけ。かの作家の妖怪画集『百器徒然袋』に描かれているのは唐櫃をこじ開けている鬼でしかなく(一応、室町時代から江戸時代にかけて描かれている『百鬼夜行絵巻』にも同じく唐櫃をこじ開ける姿の赤い鬼の構図はあるのだが……)、『徒然草』第72段にある「多くて見苦しからぬは、文車の文、塵塚の塵」という文から、この塵塚怪王もそれらをもとに創作されたものだと考えられる(『百器徒然袋』には『百鬼夜行絵巻』や『徒然草』からの引用が多く見てとれる)。
ちなみに、前述の「文車の文」の箇所からは「文車妖妃」が創作されている。
実は霊基だけ参照すれば塵塚怪王は不成立なぐらいの弱弱しさであり、鬼としての”個”ではサーヴァントとして現界するのは無理だった。では何故塵塚怪王がサーヴァントとして成立しているかと言えば、それは最近の国際情勢などにおけるSDGs(=持続可能な開発目標)、日本では最低でも江戸時代からある「もったいない」という概念に端を発する、世界中で日々起こっている廃棄に対しての罪悪感や後ろめたさ、などのエコロジスト的思考を糧にサーヴァントとして成立するだけの力を得た存在。妖怪であると同時に、思想概念的なサーヴァントでもある。>>412
【解説】
翁の仮面を軽く被った鬼の角を持つ美青年。継ぎ接ぎと繕いまみれだが品を感じる和服の上に襤褸を羽織っている。小生意気に笑い、活発に行動するなど若々しい。しかし、一人称が”儂”であるなど、その言動には老人のような雰囲気を漂わせる。
雑なようで案外人懐っこい性格をしているが、同時に悪戯好きでお節介というか他人の事情に首を突っ込みたがるので、「好々爺?」と言われれば首を傾げざるを得ないようなキャラクター性をしている。特に好きなのは出歯亀というか、付き合いそうで付き合っていない”友人以上恋人未満な男女”などに関わる事で、なんとかくっつけてイチャイチャしてるのを見る事である。が、アドバイスが直球に過ぎるというか「とっとと想いを告げて、まぐわっちまえばいいじゃねぇか」というなモノが多い為、あまりうまく行かない。
また、人の名前を憶えてもそれはそれとして妙な渾名で呼びたがる。
サーヴァントとしては現世エンジョイ勢で、マスターとの性質次第だが基本好きに動き回るタイプ。そういった行動の片手間に付喪神を使役して情報収集を進めているが、同時に気が付くとそこら辺の酒場で女性を口説く、酒飲んで喧嘩する、捨て猫捨て犬野良の動物を侍らせて可愛がってたりするなどの面倒事を呼び込むので、目を放しっぱなしは非推奨である。>>413
ごみをはじめとする「捨てられたモノ」達の王であるが”廃棄そのもの”へは無事に役目を終えたからである、という受け取り方で、人間へ恨み骨髄に徹しているという訳ではない。そんなに。
勿論、好き嫌いによる食品ロスや動物の遺棄などは許さず、子供へ食育しようとしたり捨て主を呪ったりする。
また、捨てられた事への応報が起こっても無駄遣いは減らない、と考えており、また「まだ役に立つ」「もっと使ってほしい」という道具たちの無念や願望が軸であるので、人間には友好的。
魔術師に対してもそれは変わらず、魔術はよく分からねぇが皆頑張ってんなぁ…というような態度をとる。ただし「宝石は使い捨て。威力は高いが、コストも高い」宝石魔術に対しては難色を示しがち。……はぁ!?綺麗なモノへの嫉妬とかではねぇんだが!?いやマジで。
聖杯への願望は上記の通り、『ムダに捨てられるごみが減るような世界の実現』。ただ正直難しいんではないかなぁ。。。とも思っている。後ろばっか見てちゃあ、世の中進まねぇ訳だしなぁ……。
「俺は捨てられたモノの怨嗟や後悔、そして捨てた!とか言ってる癖に”忘れられない、捨てきれない”とか考えちまう奴らの想いに『間違いじゃあねぇ』って言うのが仕事だ。それが儂の歩む王道、だってなぁ」
「ぁん?『口調は爺くせーのに見た目は若いんですね?』…っ!それは言わねぇでくれ!仕方ねぇだろう、発生は室町時代で、石燕の旦那に命名されたのが江戸時代だぞ!?ガワが若ぇのはそういうモンだって理解してくれたっていいじゃねぇか」>>424
ですねぇ。それが安牌でしょうね。千里眼関係はいつ爆撃されるか分かったものじゃないですし。
うーん、リハビリがてら書こうとしてるssの地の文を誰かの一人称視点にするか否か。なんか最近一人称視点ばかり書いてる気がするし普通の地の文の練習してみようかな。>>395
ゲリラ戦得意な軽めのイケメンライダーとは滅茶苦茶面白そうですね!!
うちの獅音と組ませたら楽しそう…(ゲリラ戦繋がり)ここのえもリメイク行くぜ~
『陛下、陛下。妾(わたくし)、妊婦を一目でも見ればその胎児の状態を知ることができます』
「それが真実かどうかを確かめるには、腹を捌くしかないな」
殷王朝末期のある日、妲己の戯れの言葉によって、罪もない妊婦とその胎児の命が失われた。
伝説に曰く。
紂王の愛妾、妲己の正体は九つの尾を持ち、永く千年を生きた狐狸の精であったという。
三皇秦皇・女媧娘娘の密命を受けて人界へと降り立ち、既に命運尽きて天下を失いつつある殷王朝を滅ぼし、新たな聖王を迎える役目を与えられた三妖のひとり。
そのはずが、殷に入ればその邪悪な本性を顕して、紂王を更に惑わせ、残虐にして非道。ありとあらゆる悪逆に耽って無辜の人々を傷付ける大傾国と化したとされる。
国を、世界そのものを我が物顔に操って獲物をいたぶろうと手を尽くし、抗う者あればたちまち捕らえ、筆舌に尽くし難いまでの責め苦を味わわせる愛玩の所業。
人界すべてを吞み込まんとした生ける災害にして人の悪。
殷商の都、朝歌を支配するクラス・ビーストの跳梁跋扈だった。
◇◇◇◇>>428
――元来、狐は丘の陵墓を守る神霊であり、その正体は地脈の竜の陰の姿である。風水では陽の竜(生きている人間のためのエネルギー)しか語られないが、狐は本来の風水では陽の竜と同等以上に重視される陰の竜(死者のためのエネルギー)である。月夜に月光に照り映える白狐の走り去っていく姿が、残像もあって長いひとつのライン(龍脈)に見えた事が起源のようである。
古来より、夜明けの太陽が海面や朝靄の中に作り出す光の道は、蛇や竜、狐などと同一視されてきた。この“水によって反射する太陽の光”、つまり地上における太陽の分身こそがもうひとつの本質とされる――
カルデア地下に建造された巨大図書館。
無数とも思える書棚の一つの列に立ち、一冊の本を手にする女性がいた。
誰かを苦しめる美しさ、誰かを傷付ける奔放さ。国を盗り、統べて、喰らうモノを体現したかの如き、その肉体。彼女のおおまかな外観は、日本出身のサーヴァントが見れば玉藻の前であると、中国出身のサーヴァントが見れば妲己であると、そう思うであろう。
しかし、傾国にしては王気に溢れている。傾国にしては毒気が薄れている。
狐耳と尻尾が特徴の半人半獣の美姫ではあるが、些かながら雄々しい。
それも当然。彼女は妲己の姿をしているが、紂王なる人物なのだから。
「故に金色白面。あるいは軒轅陵墓。黄帝の墓所の守護者にして、崑侖より運気を導く陰の気脈、か。狐狸の類など、生前では何とも思っていなかったが面白い記述もあるものだ。この蔵書の選択はお前がしたものか?
……いや、いい。得心がいった故、口が滑った。忘れろ」>>429
佳人の唇が自嘲を含んだように、歪む。
こうして理知的な姿を見てしまうと、“彼”が狂戦士の英霊(バーサーカー)であり、人に仇なした反英雄であるということを失念してしまう。
繁殖のための共存ではなく、幸福のための共存。種を守るためではなく、歓びのための飼育。愛玩による隷属を人間に強いた者。人を、人と思わなかった者。
戯れのように人を殺めてもなお、省みることのない。
それが紂王という人物である。少なくとも記録の上ではそうだ。
しかし…………
「ああ、それは違う。勘違いをするべきではない。
妲己のように領地を持てば傾国の性が現れるように、予(わたし)も英雄・反英雄の役割から外れて、ひとたび王として君臨することがあれば疑いなく、生前を繰り返すことだろう。
違うとすれば、以前は獣に後始末を委ねてしまったという点だ。それではとても、完全なる『悪の都』とは言えない。罪を重ね。罪を積み上げて。熟し切った果実のように、やがて腐り落ち。芳醇な香りを、おぞましい毒に変える。そのように滅びを迎えてこそ、都市の完成なのだから」>>433
バレンタインだあ~???チョコ・お返し礼装だあ~???
そんな甘いこと言ってられるかってんだ!!!
(チョコください)>>433
バレンタイン?なにそれおいしいの?>>433
バレンタイン……例年なら作成済みサーヴァント全員分になるまでバレンタインシナリオ書くけど去年からほぼ追加0なんだよな……
……サブキャラに手を出すしかないか……?おまけ用に冥府さんばかのキャラシとか作るしかないか……?マスター勢はあんまり楽しくなさそうな人八割だし……23時30分にクリスマスイベの続きを投稿させていただきます~
前回のあらすじ:
挫けそうなニーアであったが数時間の間でバッジを2個ゲットした。
それを聞いたザミエルは宇宙猫と化した
《天界の舞台(セブンス・ステージ)》
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
~第五会場~
改めて。
第五と第六のステージを勝ち進めたニーアに話しかけるインドラジット。
「さてさて……では送っていこうか。」
「えっ。でもインドラジットさん、大丈夫なんですか?」
「大丈夫かって?」
ニーアが心配する通り、先ほど魔力を暴走……つまりは思わぬ消耗をしているであろうキャスター。余裕そうに見せているが辛い状態のはずだ。>>450
「そりゃもう!大丈夫じゃないけど、今にも倒れるとまでは行かないし、夕方までには無事に帰すと約束しちゃったからねぇ。」
「うん、それはきちんと果たすとも!」
羅刹の貴公子としてか。
特異点の代表者としてか。
ともかくいずれにしても、約束を守る理由は彼にはあった。
……それはそうと。
「律儀なお人ですね、支配人も。」
「…………まあ、それはそれで。ニーアさんを送り届けたら、また此方に戻って修繕作業を手伝ってくださいね^^」
「今にも倒れるとまでは行かない、ということですし^^」
先の予期せぬ戦いによってあちこち傷ついたステージを背に、高峰妙子は眩い笑顔と有無を言わさぬ圧でインドラジットに釘を刺した。>>440
シギト「私が骨をうずめるのは騎士団だけと決めておりますので、謹んで遠慮させていただきます」
異端容認組織とはいえ流石にガチモンの死徒を受け入れる度量は聖堂教会にあるのだろうか……しかも聖遺物を所持してる死徒とかいきさつはどうあれ過激派ピキピキピーマンでしょうし。
>>441
東鬨については保存した文が消えてるのでまた麗奈VS玲亜とかあのあたりから再スタートとさせてもらいます。
あと改めてみると詩譚のゾンビ戦術が不憫すぎるのでその辺も手を加えようかと…伏神についてですがセイバー陣営どうしよっかなとか思ったり
>>443
あ、それではプリテンダーごんぎつねに対して一言お願いします。和鯖反英霊繋がりでひとつ。>>456
塵塚怪王「カッカッカ、中々綺麗な嬢ちゃんじゃねぇか。よろしくなぁ悪戯べっぴん狐ッ娘。百鬼夜行の名前を冠する宝具を持つモン同士、仲良くやろうぜぇ。あ、兵十だったっけかぁ?オメェさんが謝っても許してくれねぇってんなら、儂もなんか頭捻ってやるよ」
みたいな風になりそう。どっちも伝承などの概念纏ってる系なので、シンパシーとか感じてたりするかも。
>>456
ふむふむ。
伏神でのセイバーの扱いは……。何かしらちょびっとクッチーとセイバー陣営で絡み書いて(不穏に締めて)それでクッチーが排除してました!で最終決戦に突入しちゃうとかもありですかねぇ…(ちょっと前に「顔見せ無くなって久しい人がいる場合は脱落したという扱いでストーリー的には抜かして進めてもいいのでは?」という意見も出てた事だし……。)>>460
もう片方の主催者の霊圧が消えた!……まあ、いいやぃ
壁は厚いぞニーア!>>457
「よく解んねぇ美人さんだねぇ、嬢ちゃんは。まぁ儂が今まで見た事ねぇ付喪神って訳だろうが……。ちゃんとぜぇんぶ大事にされてたか?そうなら儂から言うべき台詞はねぇな」(ビートル)
「再び百鬼夜行な宝具のお仲間ってぇ訳だ。しっかし全く、真面目なお人だねぇ百目鬼の旦那は。望み叶って天に昇ったってぇのに、他者の願いの為にわざわざ鬼に戻る宝具持って現界するたぁ。ま、仲良くやろうや」(百目鬼)
>>458
「あー、その。んー、わしゃあ心中やら後追いなんぞってぇ男女の色恋で情念が強いのは苦手だ……。どう声かけていいか分かんなくなっちまわぁ。今は無自覚なら、そこら辺の諸々に触れるのも良くねぇし。どうしたモンかねぇ……」(オイノネ・リリィ)
「おうおう、またいいおねぇちゃんじゃねぇか。『雪女』ねぇ、まぁた”めじゃあ”な妖怪サンで……。妬ましい羨ましいっつーつもりはねぇけど、儂の”ねーむばりゅう”、もっと大きくならんかな」(雪女)
「阿呆が。想い女が大事だってぇなら、まずは話し合いすべきじゃねぇか?そりゃ儂は男女の連れ合いと見りゃあ『抱け抱け』言うが、人ならぬ奴とヒトの子の恋愛がそんな簡単じゃねぇ事ぐらいは分かってるつもりだぜ?」(黒龍)
こんな風に言うかなと想像しつつ……。>>449
自分のトコはネガティブだったり畜生だったり後悔あったりで陰気寄りサーヴァントが多いので、たまには明るさ割合多めなキャラを作りたくて。
塵塚怪王「ごみの王だからって陰気にやってちゃあ、それこそ人が離れちまうだろ?儂はごみの王として塵どもへの”まいなすいめーじ”を増やしてぇ訳じゃねぇからな」>>462
わっ全員にありがとうございます!>>470
ありがとうございます~!ヴィテゲの方も改修ができたので投下します(短話は思いつかなかったから書けませんでした)
【CLASS】バーサーカー
【真名】ヴィテゲ/Witege
【性別】男性
【身長・体重】183cm・81kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力A 耐久A+ 敏捷A 魔力A 幸運D 宝具A
【保有スキル】
狂化:C
幸運と魔力を除くステータスが上昇するが、言語能力を失い複雑な思考ができなくなる。>>473
天賦の技法:A+
生まれつき武器らの扱いが優れている天性の才能。混血であるが故に、自身に秘められている数々の人外の技術を、直感や多大なるセンスで完全に再現する。このランクになれば血の覚醒を済ましているので、いかなる精神的制約の影響下でも武装すれば十全の戦闘力を発揮できる。
混血:EX
人間以外の血が混ざっている。ヴィテゲは妖精、人魚、巨人らの血筋とされ、これらの特性を受け継いでいる。妖精の能力は大気からの魔力の蒐集。人魚の能力は地上と同じ動作を水中でも可能とする。巨人の能力は「怪力」。これらの能力を使用する場合、全てAランクの数値で使用できる。しかし、狂化の影響で妖精の能力のみ使用できなくなっている。
混沌の鬼哭:B+
秩序と対をなすものの左証であり、存在そのものが混沌を招き寄せる嵐の核片。バーサーカーで召喚された影響で、よりスキルの能力が高められており、これを保有するヴィテゲが現界し、咆哮を轟かせるだけで小規模のワイルドハントを発生させる。また、ある英霊が召喚されると連鎖的に召喚される可能性を引き上げるスキルとしても機能する。>>474
【宝具】
錬鉄王からの贐(シュヴァン・リュストゥング)
・ランク:B
・種別:対人宝具
・レンジ:0
・最大捕捉:1人
父親であるヴェルンドから贈られた防具一式と盾。
妖精の王とも呼ばれ、ゲルマン神話においては優れた鍛冶師として知られる。妖精から学んだ鍛錬技術を応用して造られた装備は『精霊兵装』と呼ばれるもので、その性能と神秘の格は神造兵装に迫る。また、かつて目の当たりにした白鳥礼装も参考にしているのか、白を基調とした色で統一されている。
常時発動型の宝具で、あらゆる敵からのダメージを半分にまで削減する。このダメージ半減は無防備であった場合の効果であり、盾を構えた防御態勢の状態となると4分の3にまで減少させる。
泡沫の夢跡(トロイメライ・ナーハデム)
・ランク:B
・種別:対人宝具
・レンジ:0
・最大捕捉:1人
裏切りの後に逃亡した際、祖母である人魚がヴィテゲを水中へと引き込み、その生涯を終えるまで守られ続けた逸話が宝具とした昇華した能力。
淡い色の泡が纏わり付いており、所々の体の箇所が屈折しているので正確な姿が捉えられなくなっている。また、効果によりステータスも複雑に表示され、こちらも正確な情報を読み取る事ができない。
この宝具のもう一つの能力は、完全透明化であり、物理的に触れる事はできるものの、気配、魔術等による感知では決して発見されない。>>475
儚きし幻への乖戻(ミームング)
・ランク:A+
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜50
・最大捕捉:500人
ヴェルンドによって鍛え上げられた最高傑作の剣で、妖精と同じ鍛錬技術、言わば神造兵装と同じ技術で造られている『精霊兵装』の魔剣。
魔力を通す程、切れ味が上昇し、最大限に高められた切れ味は宝具級の防御でなければ防ぐ事は叶わない。
万物を断ち切る剣と称され、物理、概念、魔力を問わず容易く斬り裂く。それは既に「切断」の現象とも呼べる域に達しており、不確定なあやふたな存在も顕界における事象として空間ごと境界線を斬り、有りとあらゆる物質を両断する。この力は真名開帳により開放され、刀身に薄色のオーラが纏わりつき、対象を一刀両断する斬撃を放出する。また、斬撃放出は連射する事もでき、最大5回連続か、または5回同時の放出を可能とする。加えて、5回分の斬撃を一つに束ね、この宝具における究極の斬撃を放つ事もできる。しかし、バーサーカーで召喚されているヴィテゲに真名を解放する程の理性は残されていない。
令呪を一画使い、無理矢理にも発動させる事もできるが、その場合バーサーカーの霊格に亀裂が生じるので多様できない。>>476
【解説】
『シズレクのサガ』に登場する人物。ディートリッヒ・フォン・ベルンの配下の一人であり、最強の勇士と謳われた『半妖の騎士』。
ゲルマン神話で鍛冶師として名高いヴェルンドとベズヴィルドとの息子。
武勲を挙げるべく父ヴェルンドの元を離れ、優れた騎士と噂されていたディートリッヒ ・フォン・ベルンの行方を探し、その道中でヒルデブラントとハイメと遭遇し、友人となる。
ヒルデブラントに剣の腕を見込まれ、ディートリッヒとの決闘を許し、数々の試合を経て同等の実力である事を示すが、剣での試合になった途端ヴィテゲが有利となり、激戦の末勝利する。
決闘には勝利したもののディートリッヒの武勇、精神性、そして感じ取ったカリスマ性に心を打たれ、以後仲間となり戦友となった。
ディートリッヒの騎士となってから数々の冒険、戦い、出会いを経験し、若い年齢でありながら実力は師ヒルデブラントに追い抜く寸前にまで届く程となっていた。
しかし、ある時を境に自らの主君と袂を別つ事になる。
本来の物語はヴィテゲが裏切りによって全てが崩壊してしまうものだが、実は元々の目的であった『武勲を挙げる』という願いよりも友情を選んでいた。
故に猛王エルメンリークの暴虐を内部から抑えるべく敢えて敵陣の懐に入ったのだったが、シヴカの謀略と洗脳の魔術によって傀儡されてしまう。
これらの一件により、ヴィテゲは操られるままに嘗ての仲間を殺め、ついにはディートリッヒの弟を手にかけてしまい、両者の軋轢が確実なものとなってしまった。
洗脳が解けて自らの過ちで信頼も、主君の笑顔さえも全て奪ってしまった事で絶望し、水中に身を投げ出して命を絶とうとしたが、自身の祖母である人魚により連れ去られ、死が訪れる瞬間まで水深の中で守られた。
この逸話から『裏切り』の烙印を歴史上に刻まれ、十二の勇士を崩壊させた要因の一つとされた。>>477
【人物】
全身甲冑の白騎士。普段は兜で隠れて見えないが、素顔はエルフ耳の美男子。
本来の性格はやや世間知らずな二枚目で、やや天然。思ったことをズケズケ口に出す言動のせいか、女性からは距離を置かれる事が多かったとか。
一見クールに見えて初志貫徹するアグレッシブさを秘めており、またその直情的な性格の反動で自らがおかした過ちに深く溺れてしまう一面も。
ディートリッヒを聖杯戦争で目撃してしまえば、即座に標的をそちらに変え、戦っていた相手などに目もくれなくなる暴走特急。
この暴走は無論狂化の影響もあるが、シヴカにかけられていた洗脳が強く表面化した結果によるもの。なので恨んでいるどころか、当人からすれば懺悔したい相手なのに攻撃的になってしまう。
バーサーカーとなったヴィテゲの願いは『ディートリッヒへの懺悔と断罪される』事であり、嘗て涙していた彼女の前から逃げ出した事がヴィテゲにとって生涯最悪の最後であったので、その贖罪と断罪、そして自らが罪悪感から解放された楽になりたかったのが望みに繋がっている。
余談だが実は歌がうまい。
────ここまでが「シズレクのサガ」おけるヴィテゲの姿。
その実態は混沌を招くワイルドハントの核片。秩序とは対極にある者として存在する。
古き北欧の伝承によれば秩序と混沌の双神がいたとされており、一説によればヴィテゲの源流は混沌────ワイルドハントとされている。(秩序側はハイメ。その影響かウィードシースや様々な伝承でハイメとヴィテゲはセットで語られる事が多い)
よって、ヴィテゲの物語での役割は秩序を乱す存在そのものであり、主君への裏切りの逸話もその一片でしかない。
なので当人は生真面目でも、属性が混沌なのはそのせい。意図せずとも騒動を引き寄せる(あるいは引き起こす)天然のトラブルメーカーである。起源はきっと「混沌」。
適性クラスは他にセイバー、ライダー、アサシンが該当する。書けるときに投下できるタイミングでちょっとずつ落として行く感想とそのお返し
>>353
コンセプトからしてえぐみが強い……真っ先に本人が救われないと行けないのに……
意図してるかどうか分かりませんがts桜みを感じますね。
>>359
ふふふ、まだまだ少年パートですよ
前2篇はロンドン魔術結社編も日本地方都市(島術お師匠がうちのキャラを選んでくださったお話)もルーカスが前提にあったので、それのないフラットな状態の人蓑祐輝を出していければ良いと思います。
>>373
人間は金と亜麻色と黒と赤みのある艶の黒なんでそこそこ分かれてますね。黒組も日本人で学生となると染める機会がなければその系統に自然になっていきますし。
>>383
おおっとこの手の行き違いは盤面ひっくり返しの第一歩やな?(推しの小説がこの手のギミックをよく使ってくる人間並みの感想)
一人称視点だからこそこの勘違いが上手いこと映えてきてますね。
400番台以降はまた後でー。今日は1月19日!
今日はエドガー・アラン・ポーとジェームズ・ワットの誕生日ですよ皆さん!
この二人、同じ誕生日だって知った日の衝撃はとんでもなかったですね。雰囲気とかも全然違っていて、でも不思議と納得できる部分もあったりなかったり…オッカムの剃刀案件なんですかね、コレも。
というわけで何か書きたいなと思っておりました(具体的には、昨年ポーの幕間だったので今年度はワットの幕間でも…とか)のですが!SSは!何も書けてません!!!時間が足りない…!もうやだぁ…
とにかく、お誕生日おめでとう!おめでとう!素敵な一日をありがとう!
ということで遡って参りますねー>>481
私的には神造兵装と同レベルではなく、あくまで同じ技術を使われた人造兵装にしたくですね……ワンランク下くらいのをどう表現したものか考えたところ「精霊兵装」というなんの捻りもない名前が……。
もっといいのがあったら募集してます。
>>483
アインツベルンの脳筋戦法は間違ってはいないんですが……運の悪さがですねぇ。
仮にハイメが召喚されれば連鎖的に狂化されて召喚される可能性が浮上。
シヴカはとんでもない奴でっせ。シズレクのサガでも、ヘルヴォルとヘイズレクのサガでもやらかしてくれます。
>>484
性格と起源が対照的なのは型月ではよくある事ですから……実は単一のハイメ(ヘイムダルの分霊)と、ごった煮のヴィテゲ(色々な混血)と対比にもなっています。>>492
ステラ枠がいればゲーム環境的に丁度いい(?)かなと思いまして。これでようやく一通り読めたかな。感想です
>>353
エロや性快楽方面で掘り下げられそうなネタでこのような悲しい業を背負うキャラクターになるとは
あとなんとなくミュウツーの台詞を思い出してしまいました。
皆さんで教会の設定が色々作られていることもあって教会のキャラクターだけでも何か話が作れそうですね。
>>395
レンジャーが戦士も兼業しているような設定のハイメですね。そして本人も苦労しそうな生い立ち
>>415
>>443
元ネタの妖怪とエコロジーな概念が組み込まれてこういうキャラクターになった発想力に脱帽です。キャラも良さそうですし、話を進行させる役回りも得意そうだなと思いました。
台詞でしたら、最高位の鬼種である大嶽丸にいただければ嬉しいです。
>>431
紂王と妲己がこのように化合されるとは……。でも、聖杯戦争で召喚したらそのマスターは即退場しそうな予感。キャラクター改修の流れに乗って私も気になって点についてご相談
在原業平の退魔の技術がスキルになったもののスキル名が、ちょっと安直過ぎるかなと思いました。何か良さそうなネーミングはありませんかね?
呪術(破魔):B
退魔の戦士として魔性や邪なものを清浄なものにする邪気祓い等、退魔の術を習得している。
在原業平はアーチャーとしての現界にあたり呪術行使能力に衰えている部分は多い。しかし、浄化の力を矢に付与して退魔、穢れの浄化する破魔の矢を放つ技術には長じている。
あと改修版(スキル面)をかつて周知していたか自信ないのでリンク貼っておきます。以前ご指摘頂いたあれこれ含まれててとりとめがないところとか、問題点は解決できているはず。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E5%9C%A8%E5%8E%9F%E6%A5%AD%E5%B9%B3遡るとか言ってたくせに寝落ちしてた愚民〜(自分)
>>353
わぁお、これはとんだ厄モノ…サキュバスとかそういうのって女性のイメージが強かったので、男性バージョンというのは新鮮ですね。
というか…性別も含めてチグハグ?ってヤツなのでしょうか、コレ…
>>383
どんどんと強大になっていくカランさんの素性…この後のやり取りで真実は見えてくるのか…
あと自分がここにいなかった時の分も拝読したのですが…あれ、見覚え…というか聞き覚え…のような感じのする人…というかモノ…がいるような…?()
>>395
二刀流は格好いい、非常にわかります…
過去の、特に最期の部分がすごくファンタジーもののキャラっぽいというか…それこそ、ジョジョの三部後のポルナレフみたいな…壮絶な最期ですね…>>415
石燕「あなやー!歌麿君のみならず貴方まで来ているとは。懐かしい気分になりますねー。…そうだ、みんなにも会わせてあげないと!きっと喜びますよ。私が何より喜んでいるのですから!」
何か私のことが色々聞こえるなと思ったら、ほうほうなるほどなるほど、これはこれは…
江戸時代なんかは修理屋や割れ物の溶接をしての再利用なんかも一般的で、それが近代で一気に古い物を使い続ける<新しい物を買うになってしまって、今はそれが見直されて…現代に復活する妖怪って感じですね。世相時世の具現的な要素もある石燕の『妖怪』像に則していて私はとっても良いと思います!
自作の石燕の経歴とかとも齟齬はありませんし、何より平安以前以外の妖怪とか伝承の鯖が増えるのは個人的に嬉しい…
>>431
ある意味あしゅらサーヴァント…でも確かに、妲己といえば紂王、紂王といえば妲己で両者が互いの伝承において不可欠な存在ですものね…理に適っておられる…
>>455
強者たちと鎬を削り、勝利を収め一皮剥けたのも束の間、強大なライバルを見据えていらっしゃる…ここまで頑張ったニーアさんをひたすらに応援するほかない…!
>>479
これは番狂わせ(物理)サーヴァント。狂化によって生真面目要素を消すことで思う存分混沌を広める存在になっていそうだ…
秩序側というハイメさんとのカルデアなどでのやり取りなんかも見てみたくなりますね>>504
みんなもペンライトを振って応援だ!>>512
適合出来なかったら人間じゃなくなりそうですよね。>>504
塵塚怪王「おぉう、石燕の親父殿じゃねぇか。全く全く、こうして親父殿と会えるってのもサーヴァントってやつの妙、になるのかねぇ?兎も角だ!まずは酒でも一杯やって、そっから囲碁なり将棋なりを一局どうだい?」
納言さんのお眼鏡にかなう塵塚怪王を作れてホッと一息。
>>505
いや、茨木童子は結構可愛がろうとするし、酒呑童子にはフレンドリー寄りになりそうなので(多分金時関係)、単純に大嶽丸が塵塚怪王の「鬼種の美学」みたいなのに当て嵌まってないのかな?
自分はエコロジスト的思想に干渉されてて反転衝動薄まってる部分もあるから余計にそうなってる感。
バーサーカーとして現界したなら下手に制御せずに暴れ回る方が鬼らしい、顕明連によるネタバレはつまらんから使わない?無粋無粋、そんな遠慮するんなら不壊金剛のまじない辺りを宝具にしてこいってんだ。となるし、美女を囲ってた割にフラれた女の事をズルズル引きずっているのもみみっちい、徒党を組んでるのに鈴鹿御前の言い方じゃあどうも孤独みてぇだったそうだが、そういう状態らしいと推測できる様なのも気に食わない。
まぁ剃りが合わないて気持ちなんでしょうね、塵塚怪王的には。>>516
多人数で創作しているから方針や趣味が自分と違う人が出るのは仕方ないと思います。しかしながら、それをキャラクターへの台詞に混ざてしまう否定するというのはやめたほうがいいと思います。相手のキャラクターの設定を変えたほうがいいと思うのであれば、それは創作者に相談するなり要求するなりしたほうがよろしいかと存じます。いやぁタイピングって両手使えないとこんなに難しいんですね
シラナカッタ
>>503
お気づきに…なられましたか…
いやほんとよく気づきましたね、うっすらとした描写で1〜2行しか書いてなかったと思うんですがアケ版のネタバレも二週間後の方がいいですか?
>>526
【宝具】
『幽かなる護身の陽光(ポイボス・クーロトロポス)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:自身
アキレウスに追い詰められたランサーを護り抜いたアポロン神の力の再現。
発動とともにアポロン(のごく僅かな神通力を備えた端末体)が場に召喚され、アゲノールに寄り添いながら彼の庇護を開始する。
毒に呪詛、矢の嵐が降り注げば悉くを打ち払い、
刃が迫り来れば幻惑の霧で彼を包んで安全圏まで運び、
必要とあらば自らが囮となり敵を引き付ける、絶対防御の宝具。
あくまでアゲノールの身の保全のために戦うのであり、なおかつ、殺傷力の高い権能や神装兵器の類いは所持していないが、かの韋駄天と渡り合ったほどの戦力を帯びている。
ちなみに端末体だが、特殊なバイザーで視界を封じている息子アスクレピオスに似た涼やかな美青年の姿をしている。
【Weapon】
『鉄の古槍』
無銘ながら数々の敵将と打ち合ってきた鉄製の槍。
投げても傷付かず、かなり高い耐久性を持つ、相棒と呼べる存在。>>528
トロイアを守護する一柱、太陽神アポロンから勇気(加護)を与えられた兵士たちもとい、ランサーではあったが、この危機的な状況下どう動くべきか悩み、立ち止まっていた。
……他の兵士たち同様にイリオスの都へ逃げ込むか、あるいはイデ山に潜んで夜を待ち、イリオスに帰るか……。
……どちらの道を選ぼうと、神速のアキレウスからは逃れられない。
──────ならばいっそ、奴を迎え撃ち、あるいは堂々と散らん!
そう決意し、迫り来るアキレウスを相手に名乗りを上げ、勝負に出るアゲノール。
結果こそ、ランサー渾身の攻撃は、神々の鍛えた防具と加護を纏うアキレウスに届かなかったものの、アゲノールの選択を祝福し、側で見守っていたアポロン神は彼を霧で包み隠して戦場から救い出す。
更にはアゲノールの姿に変じて自らアキレウスを誘導、最後に正体を明かしたアポロンにまんまとしてやられた韋駄天は悔しがったが、トロイア軍の退却を手助けしてくれたのであった。>>529
ふわふわ猫っ毛に眼鏡がトレードマークの、青年の姿をした槍兵。
風貌、血筋、能力……錚々たるギリシャの勇士たちが集結したトロイア戦争関係者の中ではやや埋もれがちな印象があり、本人もそれについて若干思うところはあるらしい。
性格は平和を好み、常に忙しくあちこちを駆け回っては味方や身内のために「最善」を模索する、懸命な人間。
武功や戦利品には興味がないが、その重要性やそれらを尊ぶ戦士たちの在り方は理解している。
窮地に陥ると、または意地を張る場面だと理解すると、普段の彼からは想像も出来ないような豪胆さを発揮し、自身の犠牲すら恐れることがない。
一言で説明すると「普段仕事に熱心で男っ気も遊び心も感じられないのに、有事の際はめちゃくちゃ頼もしくなる系男子」。
聖杯にかける願いは特にないが、自分が生きていた時代より平穏になった現代を見て回りたい、とのこと。>>530
誕生日:不明 血液型:不明
イメージカラー: 特技:火事場の馬鹿力
好きな物:普段使いする所持品の手入れ 苦手な物:いわゆる「ジョックス」・「陽キャ」的な人気者 天敵:アキレウス
髪の色:栗色 瞳の色:青 肌の色:白
「ランサー・アンテノール、召喚に応じ参戦しました。……知らない名前?あはは……まーそうすっよねー。……まあともかく、足手まといにはならないと思うんでよろしくお願いします。」
「宝具、開放……!──────ポイボス・アポロン、輝ける神よ、どうか僕にお力を!」
『オッケー!』
「……相変わらず軽いなあ、この人ぉ!?有難いけども!」
『大丈夫、私 最強だから』
「(なんか読んで影響されたのかな……)」
「くっ……!トロイア戦争に比べれば、このぐらい……!槍を弾かれた絶望に比べれば、ちっとも……!……自分で言っててちょっと辛い!!」
「いや。そうやって和平を選ぶのは臆病者なんかじゃないと思います、立派な道の一つですよ。」>>531
「あーあー!やっぱり、アキレウスやヘラクレスのようなタイプの男がモテるんだぁ、どの時代もぉ!」
『やれば出来る子だからね、君は』
「いやだからと言ってアキレウス級の困難はマジで勘弁なんですけどぉ!?」
【因縁キャラクター】
アポロン:
自国に味方してくれた神にして命の恩人。
いつもは気ままな天の声だが、宝具発動時にチラリとその姿を見せる。
ランサーはフリーダムな守護神だなぁと思いつつも、超常の存在とはそのような人が計り知ってはならないものだと受け入れている。
アキレウス:
かつて自国に攻め込んできた敵。
自分より遥か上を行く体格や血筋や武装に少々思うところはあるものの、彼の大英雄としての実力や立ち振舞いを認め、一目置いている。
アンテノール:
尊敬する父。
アカイアとの争いを好まず、王たちに何度も和平の道を進言していた。オベロンをどストレートに反映してプリテンダーを亜種生まれ変わりと考えれば、
褒姒・妲己、褒姒・金色白面、みたいなイメージが組める…のか!?
>>520
正直、表だと二週間待たずにまとめられているネタバレもあったりするので、本当にネタバレが嫌なら、でもにっしょん全体から離れるべきなのでは、という気持ちもあったり
ここのえは事件簿の追加シナリオまだ読めてないけど、受動喫煙しました
>>533
陰キャの系譜味を感じる…(そしてこの経歴は上澄みの方じゃねーか!とツッコミを入れる一連の流れ)
アイネイアース「アゲノール。アカイア人より寡兵であろうとも、勇壮さでは劣らぬトロイアの兵(つわもの)の一人です。彼の弱さを知りつつ勇ましきその様に、私達は勇気づけられてきました。当世にあってはマスターが、その勲を見届けるのでしょうね」PDF読みました
古き良き(?)ラノベの様式美を感じさせる雰囲気はもちろんなのですが読み応えがあるってのが最高ですね
あとネタバレ即解禁の件に関しては私は反対を表明しておきます
・ここを最新ネタバレの考察スレにしたくない(どんな設定もある程度時間を置いてしっかり理解してから使うべきだと思う)
・上記を踏まえ最新設定はある程度みんなが直接見てから話題にしたい、有り体に言えばエアプ動画・スクショ履修勢は嫌い
・みんながみんな出たものを真っ先に購入・プレイして読破して噛み砕くことができるほど暇ではない
・私個人は自分さえ楽しくできれば良いとは思わない
ので>>539
います~自分のキャラを自分から完全に独立させるにはどうすればいいですか。
覚悟完了、参ります
「やっほー。うちはライダー……ライダー・ホロコーストでいいかな。ま、気楽に行こーよ、気楽にさ!」
【出典】
【CLASS】ライダー
【真名】ライダー・ホロコースト(燻祭の意)
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女性
【身長・体重】173cm・59kg(本質的には双方共可変・可変が正しい……が、ライダーはこの身長と体重で固定している)
【外見・容姿】
【地域】日本
【年代】江戸時代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型、女性、魔性
【ステータス】筋力E 耐久EX 敏捷A 魔力B 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
騎乗:EX
人騎一体という一つの究極系。ライダー自身が一種の乗り物である。>>545
【人物像】
波打つ灰色の髪とくすんだ肌が一目を引く女性。色素の薄い容貌とは真逆の気さくで明るく人あたりのいい人物。
人あたりのいい、と言うと聞こえはいいが、本質的には捉えどころの無いと言った方が正確ではある。とにもかくにも気まぐれで、結果的に誰かを振り回すのが常となってしまう難儀な気質をしている。良くも悪くも行き当たりばったりで、計画性というものが皆無と言っていい。
流石に聖杯戦争の方針をコロコロ変えるわけではないが、どうやってもライダー自身が主導権を握ってしまう都合上厳格なマスター相手とはあまり馬が合わない。巻き込まれたマスターを引っ張っていくのが性に合っているのかもしれない。
これは本人の性格に瑕疵があるわけではなく、本人の性質によるところが大きい。
ライダー自身も自覚あるらしくそれをフォローするかのように気配り上手な気立ての良い女性である。
私人としては楽しいことが好きな楽天家。ライダーらしく“ノリ”が良く、平素の振る舞いは10代の少女と大差ない。現代日本で召喚された場合はタピオカやケバブなどを味わい尽くすことだろう。
色素の欠けた容貌からは想像もつかないほどの明るい人物。火事と喧嘩が華と呼ばれた時代を生きた華やかな女性。
……ではあるが、人間とは意図的に一線を引いている部分がある。魔性と言う出自から来るものか、意図的にやっているものかは本人にも分かっていない。
自分の本質が掴めてない故にどこか自暴自棄な部分も見受けられるやや不安定な女性。
【セリフ例】
「オッケー!上げていこうじゃん!」
「ちょっと臭うよマスター! 鼻を抑えててね!」
「どこ見てんのー? こっちこっち!」
「いーよ別に。減るもんじゃないし。魔力供給にもなるなら、それでいい」
「あっははは! ごっめーんマスター! やっぱあそこは右だったねー!」
「あんたらとうちは違うよ。一緒にしないで……あんたらはいいじゃん。ちゃんとそれっぽい過去があるんだからさあ。あんたらに比べたらうちなんて煙みたいなもんだよぉ」妖怪系サーヴァントに対してネタバレはもうポロッと漏れたり「ああ、この人が反応するってことはあの辺かな」と察したりで言っても意味無いと思うので『新情報が出てもすぐにそれを組み込んだ新キャラとか作らない』とかそんな感じの方がいいんじゃないかなと思いまする。
>>533
上が凄すぎるせいで平均に収まってる平均的なサーヴァント感がすごく好きです。あとトロイア関係のサーヴァントが増えるとパラスちゃんとの絡みも想像出来て嬉しい。
>>544
自分の意見は自分の意見で別口でちゃんと発する。あとキャラに喋らせる時は「このキャラならこう言う」ってキャラの視点に立って考えるとか。
あと完全に切り離すんじゃなくて性格や人物像に自分と重なる部分と全然違う部分両方を入れるとエミュしやすく代弁にもなりにくいかなって。
>>547
ペロッ、これは煙々羅!>>555
ぎゃー!外れたー!どうぞどうぞ>>555
やっぱり妖怪だったでウィス!
チェスト関ヶ原ですぞ「やっほー。うちはライダー……ライダー・ホロコーストでいいかな。ま、気楽に行こーよ、気楽にさ!」
【出典】烏山石燕『今昔百鬼拾遺』
【CLASS】ライダー
【真名】煙々羅/Enenra
【異名・別名・表記揺れ】煙羅煙羅、閻羅閻羅
【性別】女性
【身長・体重】173cm・59kg(本質的には双方共可変・可変が正しい……が、ライダーはこの身長と体重で固定している)
【地域】日本
【年代】江戸時代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地【その他属性】人型、女性、魔性
【ステータス】筋力E 耐久EX 敏捷A 魔力B 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
騎乗:EX
人騎一体という一つの究極系。ライダーは本質が『煙』でありながら『煙』に騎乗する。ライダー自身が一種の乗り物である。
【固有スキル】
魔力放出(煙):C
武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。いわば魔力によるジェット噴射……ではあるが、ライダーの場合は煙を放出するため近接能力の強化という部分ではいささか質が劣る。ライダーの保有する魔力放出の本質は、相手を目を眩ませるための暗幕にある。>>559
【宝具】
『閻羅煙・天衣無縫』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:自身 レンジ:自身
けむり、たなびくかぎり。
煙々羅が帯に例えられた逸話が形となった宝具。
自身が身に纏う紬、並びにそれを構成する糸。これらの本質は“煙”であり、ライダーはこの“煙”に騎乗することでライダーとしての本領を発揮する。
“煙”を足場にすることで上下左右天地自在の振る舞いを可能にする、ライダーをライダーたらしめる宝具。この宝具を最大解放すれば、文字通り天衣無縫の機動戦を行えるだろう……最も、使えば使うほどライダーの服が消耗していくため、使い切ったら大変なことになるだろう。
『閻羅焔・業火無尽』
ランク:A 種別:対罪宝具 レンジ:2〜30 最大捕捉:100人
ほのお、つきることなし。
閻羅が転じて閻魔と結びつけられた逸話が形となった宝具。
自身を構成する煙を焦熱地獄を包み込む業火に変換し叩きつける。
この炎は通常の炎焼系ダメージを与える他、対象の罪に応じてダメージ判定を繰り返すという特性を持つ。
この罪の基準は宝具を行使した時代の法令に準じるものとなる。
英雄と人殺.しはほぼ等価である。この宝具は多くの英霊にとって天敵足り得るだろう。
【Wepon】
『無銘・煙管』>>560
【解説】
『しづが家のいぶせき蚊遣の煙むすぼゝれて、あやしきかたちをなせり。
まことに羅(うすもの)の風にやぶれやすきがごとくなるすがたなれば、烟々羅(ゑんゑんら)とは 名づけたらん』
烏山石燕著『今昔百鬼拾遺』に登場する妖怪。
一説には吉田兼好著『徒然草』の十九段の「六月の頃あやしき家にゆふがほの白く見えて、蚊遣火ふすぶるもあはれなり」に由来するという。
【人物像】
波打つ灰色の髪とくすんだ肌が一目を引く女性。色素の薄い容貌とは真逆の気さくで明るく人あたりのいい人物。人あたりのいい、と言うと聞こえはいいが、本質的には捉えどころの無いと言った方が正確ではある。
とにもかくにも気まぐれで、結果的に誰かを振り回すのが常となってしまう難儀な気質をしている。良くも悪くも行き当たりばったりで、計画性というものが皆無と言っていい。
流石に聖杯戦争の方針をコロコロ変えるわけではないが、どうやってもライダー自身が主導権を握ってしまう都合上厳格なマスター相手とはあまり馬が合わない。巻き込まれたマスターを引っ張っていくのが性に合っているのかもしれない。
これは本人の性格に瑕疵があるわけではなく、本人の性質が煙であるところが大きい。
ライダー自身も自覚あるらしくそれをフォローするかのように気配り上手な気立ての良い女性である。
私人としては楽しいことが好きな楽天家。ライダーらしく“ノリ”が良く、平素の振る舞いは10代の少女と大差ない。現代日本で召喚された場合はタピオカやケバブなどを味わい尽くすことだろう。
色素の欠けた容貌からは想像もつかないほどの明るい人物。火事と喧嘩が華と呼ばれた時代を生きた華やかな女性。
……ではあるが、人間とは意図的に一線を引いている部分がある。妖怪と言う出自から来るものか、意図的にやっているものかは本人にも分かっていない。
自分の本質が掴めてない故にどこか自暴自棄な部分も見受けられるやや不安定な女性。>>561
その本質は虚無、あるいは空虚。
煙であり、その上で語るべき出自や経歴が存在しない。
煙の妖怪、煙々羅。人の世を脅かしたわけでもなく、怪異殺.しの英雄に討たれたわけでもない―――ただそこにいるだけの妖怪。
彼女に主たる人格は無く、現在の振る舞いは“煙”に相応しい人となりをエミュレートしているだけにすぎない。
否、主たる人格が無いというのは語弊がある。
時折見せる自暴自棄で投げやり、アンニュイな態度こそが彼女の本質である。
ある意味で、無色に限りない容姿通りの女性と言える。
【セリフ例】
「オッケー!上げていこうじゃん!」
「ちょっと臭うよマスター! 鼻を抑えててね!」
「どこ見てんのー? こっちこっち!」
「いーよ別に。減るもんじゃないし。魔力供給にもなるなら、それでいい」
「あっははは! ごっめーんマスター! やっぱあそこは右だったねー!」
「あんたらとうちは違うよ。一緒にしないで……あんたらはいいじゃん。ちゃんとそれっぽい過去があるんだからさあ。あんたらに比べたらうちなんて煙みたいなもんだよぉ」妖怪系サーヴァントに対して
「……本当に、呆れたマスターだこと。こんな私にここまで付き合うだなんて。正気なのかしら……いや、正気じゃないからここまで付き合ってくれたのかも?」第三再臨時
「わかった、わかりました……私の負けよ、マスター。私は煙、今の貴方にとっては刹那に過ぎ去る夢のようなもの……それでも良ければ、力になりましょう。安心してちょうだい、衝立くらいの役は果たすから」最終再臨時私、アケ版のネタバレの方言ったのに何故このような方向へ……。
>>566
コンセプトは「なんかサブキャラ」だったんですがなんか主人公寄りになった気がする~!ランサー・アゲノールくんの新セリフ(少)+特定キャラ(小)への台詞を考えたのですが、もしも駄目だったり変えて欲しい箇所がありましたら、気軽にご指摘ください
「今なら逃げ出せる?──────冗談。ならここで時間稼ぎに嫐り殺された方がマシだ。」
『それでこそだ、アゲノール(えいゆう)。君ならそう答えてくれると思ったよ。』
オイノネ(リリィ)へ
「……パリス王子のパターンで幼くしたんですか?」
『さてね?そこは語らず想像に任せるよ。』
アイネイアースへ
「アイネイアース……ヘクトール王子に次ぐ実力者にして、自ら新しい国を建てた英雄……まっ、まさかまさかっ、女の子だったとは!」
ハーデースへ
「お、この気配は。同じギリシャ系ランサー……というよりも召喚順で言えばそっちの方が先輩か、よろしくお願いします先輩!」
『(面白そうなので、黙っておこうと思う私なのであった)』>>569
✕『(面白そうなので、黙っておこうと思う私なのであった)』
↓
○『(面白そうなので、真名や正体については黙っておこうと思う私なのであった)』
さっそく間違いだごらあ!(泣)これは突然のモテ期にぴょんぴょんしてる石燕(テキトー)
>>533
トロイア戦争って本当にいろんな英雄がいたんだなぁ…それぞれの英雄を見ると、彼らがひしめき合っていた当時を見てみたくなります…
そして見た目が「見た目フツー系眼鏡地味主人公がある日ちょっと不気味で意味深な青年と出会って日常が一変する系学園ファンタジー漫画」感…!ちょっと違うけど黒魔女さんが通る‼︎とか…
>>563
石燕「わ、わわー!?煙々羅まで!ここはほんとうに、不思議なところです…へへ、うれしいなぁ…。せっかくなので、今日はたくさん描いちゃいましょう!秘蔵の絶品すいーつも解禁です!」
妖怪サーヴァントが増えている…!うれしみ、うれしみ…そして一見ライトでその実とってもウェット…うーむ素敵なキャラ造形…あとネタバレ云々は、アレですね、Twitterのミュートワード機能があればなぁ…って思う時はありますね。
型月だと色々なジャンルがあって、予想外の方向から食らうこともありますし…自分も気をつけたいな…みたいなただいまアゲのんをwikiに登録させていただきました
>>572
コメントありがとうございます、格好いいのから無残なものまであらゆる英傑たちが揃ってますからねトロイア戦争……!
そしてドストライクな感じの例え、うれしみ~>>575
私も最近まで知らない英雄だったりしました……ほんとに色んな人がいたトロイア戦争
『やれば出来る子だから聖杯戦争にホイホイ持ってけドロボー』
「ヤメテ!」天覧聖杯戦争みたいなのって時代背景考えると大変そうなテーマだなぁ……。
>>573
ネタバレって言っても本来ならここで気を付けるのはキャラメイクとか設定でこういう前例があったのでって時での話ぐらいのもんだと思うんですよ
ただこういうのビックリしましたねっていうような雑談したいだけならネタバレどうこうじゃなくてそもそもスレ違いになると思いますぞ気分転換にネタ出してたはずなのに『ルナ先輩』の概念が頭から離れなくなりもうした
背とか伸びてるかな…周りはみんな伸びてそうだなぁ…誰も求めてないキャラソン情報〜パナケイアのテーマソングはオルターガーデンという曲ですぞ〜
他の方と被ったけど、風呂入る前に鯖を投下するぜよ。
【元ネタ】三国志
【CLASS】ランサー
【真名】張遼(チャン・リァオ)
【別名】張文遠(チャン・ウェンユアン)
【性別】男
【身長・体重】182cm・85kg
【肌色】アンバー 【髪色】群青 【瞳色】柿色
【外見・容姿】道化師の意匠をふんだんに盛り込んだ甲冑を身にまとう、鋭い目つきの偉丈夫
【地域】中国
【年代】
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型、人、男性、愛するもの
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:A+ 魔力:D 幸運:A 宝具:B+
【クラス別スキル】
対魔力:C
三節以下の詠唱による魔術を完全に無効化する。大魔術・儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。>>583
騎乗:C
幻獣・神獣を除く動物に騎乗して戦う能力。
「乗り物」という概念に対する適性であり、機械でも乗りこなす。
【固有スキル】
勇猛:B
威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を一切受けつけず、自らの意思を貫き通す力。
武芸百般:A
多岐にわたり培われた戦闘技術により、あらゆる戦闘状態に対応することが可能。
剣であれ槍であれ弓であれ戟であれ、武器であれば何でも使いこなせる。
軍略:D
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
ランサーはランサーとして召喚された都合上、武人としての気概がより強く前面に出ているため、ランクが下がっている。
心眼(偽):B
修行と研鑽によって培った洞察力と直観力がもたらす、窮地における直感的行動予測。>>582
お気持ちソング……。
まぁそれ言ったらクッチーの楽曲はDesigned desiresなんだけど。。。>>584
【宝具】
『超力剛侯怒涛入侵(チャオリー・ガンホー・ヌータオ・ルゥーチン)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1 最大捕捉:味方の数だけ変動
合肥の戦いにおける大活躍の再現として生み出された宝具。
敵中に寡兵(もしくは単騎)で突撃し、敵陣に切り込みながら縦横無尽に暴れ回るだけなのだが、その規模が桁違いである。
加えて、相手が有利であればあるほどこの宝具の破壊力も、ランサー及び彼の味方一同のステータスも上昇する。
例えば相手がデフォルトでランクB以下の宝具無効とか、相手が長所を潰して短所を燻り出す宝具を持っているとか、自分が強力なデバフを受けているなどの状況で発動したら最後、目も当てられない大惨事を引き起こす。
余談だが、真名の『剛侯』とは没後に送られた諡号(しごう)である。
【Weapon】
槍
後世のイメージの影響か、『峰』の部分に鎌状のカギ爪がついている特殊な形状。
その形状の武器は本来、三国志より大分後である唐の時代に成立したものである。>>586
【解説】
なし崩しで何度も仕える主君が変わっても、常に重用された乱世の勝ち組。
特に曹操からはとても大事にされ、彼自ら手を引いて馬車への同乗を許したほど。
外様、それも董卓を経て呂布から鞍替えしたというのもあって極一部の同僚達とは上手くいかなかったものの、智勇と武力と清廉な人柄を兼ね備えていたので上司からも部下達からも絶大な信頼を寄せられており、人間関係にも大層恵まれていた。
合肥の戦いでの大活躍から三国志という状況を決定付けたと言っても過言ではない。
江東では当時、泣く子に親が「遼来」と言い聞かせたら子供が即座に泣き止んだという逸話があり、『泣く子も黙る』の語源になったとも。
出陣した戦いでは尽く大活躍して華々しい戦績を残したものの、最期には戦場ではなく病魔によって死を迎える。
気合の入ったサディストで有名な曹丕にも丁重に扱われており、その死を泣いて悲しんでもらえたという。
当然ながら後世の評価も絶大で、武廟六十四将に名を連ねたほど。
しかし、自分の実力と功績に対して理解も納得もしながらも、時折言い様の無い違和感に悩まされた。
「自分は外様なのだから、元から仕えていた者達も本来なら同レベルの功績を挙げられたのではないか?」「運の良さから活躍できたが、それによって仲間達の分も余計に活躍したのでは?」と。
座で後世の評価を知ってからは、違和感は強まるばかり。
ある聖杯戦争でマスターとの対話を経て、違和感の正体にやっと気づく。
『自分には欠点らしい欠点が見当たらない』という事実に。
「人間としてそれはそれでどうなのか」とまた悩む羽目になったのだが、これが転機となる。
気分転換にと、開催地で興行していたサーカスを見に行った際、道化師の芸を見て今までに無い感銘を受けた。
優れた武人だからこそ、道化師の計算された滑稽な動きと、芸の成功も失敗も完璧に調整してのけるプロの技工を見抜いたのだ。
これが天啓となり、『自分の欠点が分からないのなら自分で作ってしまえばいい』という答えに行き着き、道化師のような新しい甲冑を身にまとい、仕草も言動もおどける様になったのだ。
この時の経験がよほど心に強く焼きついたのか、それ以降はランサーとして召喚した場合、戦う中華道化師がデフォルト仕様となっている。>>587
【人物像】
清廉にして素直、真面目で実直、豪放闊達にして礼節を重んじるという絵に描いたような人格者。
非のうちどころが無い好漢中の好漢であり、本人が悩んだのも致し方ないほど。
現在は上記の経緯から口調も態度も典型的な道化師を演じているが、時折本来の口調と態度が出て来る。
その時の様子は鎧の意匠や、普段の様子とのギャップもあって生前より怖いかもしれない。
何度も仕官先を変える羽目になった経緯と経験から自分を『主君をとっかえひっかえする根無し草』と思っている節があるので、マスターには何の蟠りもなく忠を尽くす。
特技:戦争、戦闘、雑技(これは自称)
好きなもの:雑技、サーカスの興行鑑賞、尊敬に値する武人
嫌いなもの:賊臣、主君を正しく導けない軍師
天敵:曹操、曹丕
願い:自分の本当の欠点を見つけたい
【一人称】私
【二人称】あなた
【三人称】あの人、あの方>>588
【セリフ例】
「御召喚、ありがとうございます~! 今も昔も泣く子が黙る、張文遠(チャン・ウェンユアン)ですぞぉ。身なりはこれですが、腕っ節も幸運も正真正銘の一級品! どうぞ活用してくださいな~」(召喚時)
「今の私は道化師。道化師とはへらへらおどけるもの。それに徹することこそ道化師の忠道! 受け入れがたいでしょうが、ここは一つ、ご容赦を。ご容赦を~~!」(マイルーム会話『主従』)
「命を受け、つかの間だけでも本当の自分をお見せします!」(宝具発動指令を受けて)
「我、道化師を気取れど真の姿はどこまでも武将であり。三国志を決定付けたこの武勇、嬉々として再演して見せようぞ! 孫呉も泣く子も恐怖で黙る武威をこの現世で。『超力剛侯怒涛入侵(チャオリー・ガンホー・ヌータオ・ルゥーチン)』!!」(宝具発動時)
「あいや~、仲康殿ではござらんかぁ! 結構なイメチェンこそしましたが、私は張文遠ですぞ~。またしても同じ主君の下で共に戦うとはこれも何かの御縁と言わざるをえませんなぁ」(マイルーム会話『許褚』)
「私の強運は衰えることを知らないですねぇ。名老将たる黄漢升殿が味方になってくださるとは~! 蜀漢随一の弓術、期待してますから~」(マイルーム会話『黄忠』)
【イメージCV】白鳥哲
【製作者】あやか
以上。
何でか乱世のなんちゃってピエロになってた。(土下座)
では、風呂に入ってきます。ちょっと描き方を変えてみた煙々羅落書き
これが俺の黒髪和装女子じゃ
>>564
煙々羅「どうもどうも〜」
内心では(またちゃんとした妖怪が増えてる……)ってなる
>>565
高身長お姉さんはいい。それいい。やれいい。
宝具の読みは文字数も込みで意識したところなのでうれしみ……!
>>566
実は素で煙の総体なのでデフォで物理は透過しちゃうんですよね。耐久EXなのもそれ。当たらなければどうということはない!ただし魔術とかビーム剣は当たる!
>>571
わかりみが深い!
>>572
煙々羅「わー!パパじゃん!おひさ!元気してた!?」
セリフ書いてて第三再臨以降の口調が浮かんだ瞬間にガッツポーズしましたね……いい感じのギャップになったと思いまする
>>577
慧眼お見事にござりまする……
ライダーだからある程度宝具に依存させたいなと思って色々考えてたらスキルが何も浮かばなかったという罠()
性格に関しては好評なようで嬉しいですね……>>506
>>508
ありがとうございます。やっぱり難しいですよね。うーん、呪術(破魔)でいいかな……
>>514
まあ、宝具やスキルについてはこの際置いておくと、別に鈴鹿のことは引きずってはいないので、塵塚怪王とのコミュニケーションミスが起きたのでしょう。
>>533
投擲(槍)という突出した技芸を持ち、アポロンの端末体の支援が宝具とランサーでも新鮮な特徴を持っていますね。
>>534
実はアステロパイアスは前にこのスレにも投稿したことがあるんです。
>>563
普段は明るく賑やかしいけど本質的にはアンニュイというギャップの演出が映えそうなキャラクターですね。そして固有のスキルが1つというのは、Apoのジークフリートを思い出しました。流石に黄金律1つってどうなの……?と当時は思いました。
うちの大嶽丸は彼女と異なり英雄譚の悪役側なんで、たしかに同じ妖怪でも立ち位置が異なるわけですか。まあ、カルデアなんかにいたら大嶽丸は妖怪の先達として振る舞ってくれると思います。>>589
張遼がこうなるとは驚きです。欠点がないことが欠点と判断して、イメチェン良いのか悪いのか!本文にもありますが、いきなり歴戦の武人の顔になるギャップもいいです。宝具やスキルがバフ盛りして殴るというシンプルな構成が潔いですね。そしてそれだけで強いのでしょう。
ちなみにうちのストックに曹操がいます。きっと遭遇した彼のことを心配することでしょう。
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%c1%e2%c1%e0%cc%d2%c6%c1>>593
あ、そうなの?じゃあ俺の読み取りミスもあるな……。
あと顕明連の未来演算に関しては「使える状態なのに個人の拘りで使わないのがもったいない」などの意見の総括的な発言であって、俺が気に食わんから代弁させた、とかそういう訳ではないのだ、というのは塵塚怪王の名誉の為に言わせて欲しいです………。韜晦して答えないとか聞くと怒る、辺りでまぁ引きずってるのかなぁ…?と自分は感じた。
>鈴鹿のことは引きずってはいない>>597
…闇深くなってない?>>600
ああ、前向きな陽性の強さというのが損なわれてしまうとそれはそれでもったいないのは仰有る通りですね闇要素……実は苦手分野だったりしますね。私は普段病まない方なので闇を連想しようとしても創作物のやつしか思いつかなかったり。
うちのは根暗か病んでるヤツしかいない気がする……。特にマスター(筆頭は勿論クッチー)
>>605
後は闇要素を持つキャラ(病んでる人)の行動が読み取れないと言いますか、何を仕出かすか分からない不安要素をちゃんと描写出来ないので苦手になりますね。これは今の塗りで塗った張姫
昔の絵を塗り直してばっかだから顔もろくに描けなくなるんだぞ。反省しろ俺
>>600
趙兄はポジティブでヒロイックなのが俺と張姫に効く……>>593
コメントありがとうございます
地味に自分の中で流行っていた「投擲(ほにゃらら) 」シリーズサーヴァントだったり
あとスタ○ド使い風サーヴァント>>591
>>592
悩みぬいた末にたどり着いた答えだけあって、道化を演じることへの拘りは相当なものかと。
ちなみに、声はピエロモード時(普段)だとロイド・アスプルンド、素の時は伊佐未勇。
>>594
作り始めたのはいいけど、キャラはどうしようかと頭捻ってたら、たまたま白鳥さんの演じたキャラの台詞が脳内再生されたのを受けて、人物像を調べていく内にあれよあれよとなんちゃってピエロになってました。
彼の宝具の怖いところは、元々強力なのに『相手が有利(=自分が不利)であればあるほどもっと強力になる』というある種のカウンター染みた特性を持つこと。
まあ、流石の曹操も実直で誠実で礼儀正しい功臣が道化を演じるようになったのを見たら絶句しますよね。>>610
「(フンス)」と珍しく微妙にえっへん顔の彼がいたとかなんとか
たとえその時に成長出来なくても、型月には第三成長期があるという二段構え……!アゲノールくんのイメージカラーはブルーグレーで決まり
イメージカラー考えるの悩むけど楽しいイメージカラーというか自分で使いたいと思う色、割と固まりがち
だから色塗りしてて「まーたこの色ですか」ってなりがち()やっぱ元のままにします
すいませんただ己の心の弱さの部分をあまり発露しないでいる感じにしたいと思います
>>597みたいに前に進む誓いこそ立ててはいるけど自分の精神の深層の自覚してるかしてないか位の所で前述の迷いがある感じにしたいと思ってます
その一点の迷い故に青紅剣の威力が生前程出てないってのもアリかもしれないですねそして張姫ちゃんと趙兄はいずれ絡ませたい…
夏になれ…早く夏イベの時期になれ…(夏霊基はしれっと既出故準備はできてない事もない)>>618
・張姫の事は妹の様に思っている。ただ女性の扱いにはあまり慣れてない為若干振り回されてない事もない。
・イベとかでは彼女と黄夫人のセコム的存在になってるイメージ。水着剣豪で張姫が剣豪になって趙兄が中ボス的な感じになってるイメージとかあった。
・姫である張姫がサーヴァントとして戦う事に関しては咎めたりはしない。本人が望んで戦いを志願したのなら止める事はないと思っている。生前彼女が戦えなかった事に関しては同情と、あの血腥い状況で手を汚さなくて良かったのかもしれんという考えが入り混じっている。
・五虎将軍が彼だけとなり、劉備も死.んでしまった後は彼女に上手く接する事ができなかった(鍛錬に明け暮れ張姫とあまり関われなかった)まま自身も死.んだ事に対して罪悪感を抱えている。故にカルデアで彼女や黄夫人が笑顔でいるのを見て安堵している。
こんな感じですね>>620
ピエロ恐怖症って実際にありますからね。(そうじゃない)>これはこれで子供が怯えそう
完璧であればいいってものでもない、ってことです。>本人にとっては至極切実>>621
いえいえ、普通に正面切って突撃するぐらいですよ。
完 全 に 殺 す 気 満 々 で 槍 を 振 り 回 し な が ら 。「あ、そういえばリドリーさんとこにも張遼いあたな」って気づいたの、俺以外にいたかな?(死
個人用にこのスレ産の時計塔キャラを年齢別でまとめてたんですけど15歳がひとりしかいなくてびっくり
16歳組も4人しかいないので思ったより少ない真面目な話年齢があんまりにも若すぎるとPLとして使いづらいって側面も理由としてあるんじゃないかな
例えば10歳の子供を戦場に放り込むぞ!ってなったら本人か周りの人をかなりの異常者にしない限り誰かしらが「いやそれはない」って止めに行くと思うし、車運転できないし一人で旅行も難しそうだしINTはともかくEDUは年齢相当にしないと違和感出るし>>628
自分が知っている範囲での時計塔の年齢層低めのキャラって、ライネスやオルガマリーといったロードと関係する人物ばかりですし。
ゴッフ(少年期)は法政科という貴族の義務教育的な場所だから少し違いますし。>>629
まー、時計塔のキャラで少年少女枠あんまりいないなって話題から既にずれてはいるんだけれど
このスレで繰岡 椿をやるのは結構大変というか、まだスレ全体の空気感が整っていない初期にしかやりにくい傾向にはあると思いますね
時計塔の所属が青年以上ばっかりというのはありますけれど、やろうと思えば飛び級らしいものをさせてみたり早期編入のような設定をつけてみたりすることもできなくは無いと思います
それでもやらないのはやっぱり初代のfateで遠坂さんちの凛ちゃんが大学行くまでロンドンには行ってなかったっていうのがあと引いてそう>>633
天敵の片割れが曹操なのは、ほぼ自己申告みたいなものですね(主君、それも歴代で一番重用してくれた人だから)。
最初は素に戻りますが、すぐさま道化を演じて台詞例の二つ目と似た発言をします。>反応どうも、やること溜まってるのに何か新キャラのアイデアがポーンと浮かんで頭から離れないユージーンです。
イベントもう少しで完走出来るのでそうしたらある程度落ち着く…ハズ。>>636
いいっすね…
趙雲次第でワンチャン…俺としては「私は一向に構わんッッッ」というより俺もやりたいんですが張飛とか生前の伴侶とかこのスレの反応とか考えると大丈夫かなと思ってしまい躊躇してしまう俺がいるんすよね…
ただ正直イチャついてる二人はッ!!見たいですッ!!『憑霊魔術』
死亡した動物の霊を自らに取り憑かせ共生する降霊術の一種。
取り憑いた動物霊は常に術者について周り必要に応じて自らに憑依させ動物の能力を宿す。一見獣性魔術の様だがあくまで依代に動物霊を憑依させて生前の能力を再現するものであるため極端な話依代は自分でなくてもよい。他人に憑依させたりも出来るが大抵は抵抗され弾かれる。
“使役”ではなくあくまで“共生”であり動物霊の力を借りる代わりに術者は動物霊の無念や心残りを晴らしゆくゆくは成仏し根源の渦へと還って行く。
憑霊魔術師はこの動物霊が根源の渦へ還る際のエネルギーを利用して根源への道を拓くため生涯をかけて死んだ動物の霊を集めて回る。
人間霊を使わない主な理由は『人間霊を成仏させるのは手間が掛かる』『術者に害を成す悪霊になる可能性が高い』『術者の技量や霊の格によっては乗っ取られる危険性がある』等がある。
使い方①
犬の嗅覚や猫の夜目、蛇のピット器官等の感覚器を使ったりする。
使い方②
幽霊関係の話で出しやすい。
使い方③
『〇〇に猫耳が生えた』等の小話の雑導入に使える。>>645
少しだけ似た系統の魔術……と言いますか、魔術礼装を使うキャラを結構前に投稿しましたね。皮を被って変身する系ですが。>>661
おお、ありがとうございます。
ちなみにラフイラストの元となった、リディアのイメージ図。
Picrewのツインテールメーカー(https://picrew.me/share?cd=ScmScnSUVp ※リンク切れ)で作成したものです。>>663
結構シルエットを掴んでますね。
なお、リディアを投下した際には外見詐欺との誉め言葉まで飛び出しました。
まぁ、このなりでトリガーハッピーかつ、話し合いがダメなら即座に暴力という超武闘派と想像するのが無理ゲー。ふと「魔眼があるなら魔指とか魔舌とか魔鼻とかもあるのかな…」という考えが浮かびました中納言です
たまらなく語呂が悪い
>>589
生前の反省によってキャラチェンしたランサー…奇しくもうちの太田道灌と通ずるお人ですね…
>>590
…石燕、親父殿やらパパやら言われているけど見た目的には二人より小さいんだなぁ…(しみじみ)
まあ図画百鬼夜行とかを描いたのが晩年の頃だし、さもありなんといった具合ですケド
>>636
>>637
デイヴィくんカワイイヤッター!
色んな人に描いていただけるなんて、私のデザイン力も捨てたものではありませんわね!(自画自賛)
>>661
基礎トレにポージングを組み込むとは…この人、デキる…!
そして三鳥嬢まで描いてくださりありがとうございます!強気な感じがよく出てる…
重箱の隅案件ですが、三鳥の苗字は「昨」ではなく「咋」ですよとだけ…アゲノール(ランサー)のスキル、
不撓不屈:B
かつて、迫り来るアキレウスと対峙する覚悟を決めた際の、ランサーの覚悟が形になったもの。
戦闘続行・勇猛スキルと同じ効果を持つが、ガッツが発動した際にその真価を発揮する。
窮地に立たされ、強敵と向き合う時、彼の双眼はただひたすら闘志に満ちる。
を
奮闘の勇士:B
かつて迫り来るアキレウスと対峙する覚悟を決めた際の、ランサーの戦意が形になったもの。
危機的な状況において、驚異的な集中力・胆力と揺るぎない覚悟が浮上し、そして双眼はただひたすら闘志に満ちる。
戦闘続行や沈着冷静スキルとよく似た効果を発揮するスキル。
に変えようかと思います魔術師としては異端すぎねえかコイツ…?大丈夫か?あと元ネタが地味に顕著では…?って奴ができました
一応30分から貼ってみます行きます
【氏名】リヒター・イグニス
【性別】男
【年齢】26歳
【出身】オーストラリア
【身長・体重】178cm・68kg
【肌色】褐色【髪色】赤【瞳色】赤
【外見・容姿】ソフトモヒカンでバンドマンの様な格好をした男。
【令呪の位置】右肘
【属性】火
【魔術系統】強化
【魔術回路】質:B 量:B 編成:正常
【起源】−
【所属】フリー>>674
【魔術・特殊技能・特性など】「焔蛇魔術」
石を媒介する魔術。使用する石に魔術で炎を浴びせる事により、炎の蛇(サラマンダーと本人は呼ぶ)の使い魔を生み出す。この蛇はリヒターの意志で動き、火の息を吐いたり相手に突撃して炎上させたりさせる事が可能。
使用する石の種類、数、質によって蛇のスペック(単純な戦闘力、耐久力、大きさ等)は変化する。最低でも鉄鉱石程の石が無い限り蛇を生み出す事はできない。逆に黒曜石、ダイヤモンド、溶岩等を使用する事により生成する蛇は、豪雨であろうとその雨粒が蒸発する程の熱を持つ巨大な個体となる。
蛇は1体のスペックで同時に生み出す数を変える事ができ、1体の戦闘力が小さい者であれば5体まで同時に出せるが強力な個体を出すならば1体までしか制御できない。
ちなみに最小個体の蛇は人間の腕程の大きさ、最大個体であれば10m程の個体となる。>>676
【人物像】オーストラリア出身の世界中を放浪する謎のギタリスト。彼の弾くギターはそのバーニングなパッションで人どころか動物も興奮させるという噂を持つ。
熱い性格の陽気な兄ちゃん。「ギターのビートは人の心に炎を宿す力を持つ」と言い、世界中の色んなストリートで自身の音楽を鳴らす。
またサブカルにも詳しく、カードゲームやテレビゲームもやるらしい。そして属性選択ができる物なら火属性を多用するという。
また、困っている奴を見ると放っておけなくなる性分で、ギターを弾いて元気づけたり飯を奢ったりしてくれる気前のいい一面もある。それが利用されたと気付いてもあまり気にしない。「そいつはハズレだっただけだ。本当に喜んでくれる奴が一人でもいるなら、俺っちはそれで構わねんだよ」と言う。
勝負事はかなり好きで、面白い事があると首を突っ込みたくなる。
また、世界中で炭鉱夫のバイトをして生計を稼いでは、鉱石を自分でも収集しているらしい。
嫌いな物は冷たい奴ら。「今の社会は全然ホットじゃねえ。俺のいた世界も同じだったからな。だから俺は、俺の火を燃やし続けながら、火が消えた奴の火をもう一度燃やしてえ。」とは彼本人の談であるが…?>>677
その正体はフリーランスの魔術師。世界中を周り、己の魔術を更にバーニングな物とする為に放浪する男。
しかし基本的には人助けの為か、己の修行の為にしか魔術師としては動かない。
そこまで有名ではない魔術師の家系の出身で、家族仲も良好。根源への拘りはあまり無く、それなりに魔術を研鑽しつつも楽しくやっていく事をモットーとした珍しい家系だった。父は弱者を助ける事が好きな優しい男であり、リヒターもそんな父が好きだったが、両親はその甘さを嫌った別の魔術師に暗殺される。親戚に勧められた彼は時計塔に一旦は入るが、魔術師社会の暗部に触れ、逃げる様に脱落した。
そして失意の底にいた彼は、「あの位の冷たさが無ければ魔術師になれないのか、なら俺は…魔術師になんざ成りたくねえ」と絶望した時に目にしたのは、嘗て父が聞いていたロックのレコードだった。それを聴いた彼は、その自由なメロディー、ビートに心を打たれ、気づいた。>>678
「そうだ、自由だ。あの氷点下の様な暗い世界が魔術師の通常であっても、それが俺が辞める理由にはならねえ。むしろ俺は、あんな世界とかで心が壊れた奴を、救う炎になってやる。魔術師としては異常であろうと、それが俺の道だ…!!」
それ以来、再起した彼は、魔術の研鑽を続けながらギターを始めた。そして、両方に才能が現れ、魔術師として人助けをしながらギターで人々の心に熱を灯す男となった。
彼は、基本的に古典的な思想を持つ魔術師を嫌っている。根源を目指すとは言え、魔術師でも自由に動けばいいだろ。それを人に強いるのはバッドだぜという魔術師としては異端な思想を持つ為である。
それ故、その様な魔術師が自分の味方を傷付けた時は怒りを表にする。
そんな、魔術師にしては優しすぎる思想を持つ情に厚い男。それがリヒター・イグニスである。>>679
イメージカラー:緋色
特技:ギターを弾く事
好きなもの:カードゲーム(火系の物縛りでやっているらしい)、熱いビートを持ってる奴
苦手なもの:冷てえ奴
天敵:強力な氷雪系の魔術師等
願い:俺のビートで誰かの人生を良い方向に変える事
【一人称】俺 【二人称】お前、てめえ【三人称】俺ら、俺達
台詞例
「俺はリヒター・イグニス!!バーニングなパッションで世界中の氷の心を溶かす男だ!!」
「オラァ!!俺の魂のライブ始めるぞォ!さあ!!てめえらの魂にイグニッションしてやるから耳かっぽじってよく聞きやがれ!!」
「なあ、よく聞け坊主。人の心が冷たいって言うだろ?大体は他人の心を冷たくするバッドな冷たさだがな、お前の心は他人に凍らされて、凍てついた心だ。俺も、そういう時期があったから分かんだよ。だから、俺が今からお前のその心を溶かしてやる。お前の為に、俺のバーニングなギター、聴かせてやるよ。」>>681
あ、あと書き忘れてた物が
リヒターの魔術で生成したサラマンダー的な奴は媒介してる石がコアになってるんでその石を砕けば一発で消滅します>>670
磨けば何だって光る…というか、やっぱ魔術師って一般的にワイン樽なんだなぁって思います。
魔貌…格好いい…(「まがん」読みという駄洒落しか浮かばなかった人)
>>671
縦ロールポニテ!前髪パッツン!好きな属性だ…
>>672
独立した魔術回路で移植可能、と聞くと割とどの器官でもあり得なくないかな…と。そしたら全身移植魔器官人間とかどうかな…みたいな。
たぶん器官の回路同士がぶつかり合って碌でもないことになりそうですが
>>681
ヒロイックなお人ですね!サーヴァントなら猫の範士さんとこのエルヴィスさんとのコンビを考えてみたくなります。
魔術も絵になる格好いいヤツだ…
>>683
あーそれも素敵…やっぱり人に聞くと一人じゃ得られない気づきがあるもんだなぁ…>>665
こちらこそ描いててモチベのあがる素敵ショタをありがとうございますですよ!
いい加減人体を描けるようになりたいなと思いつつ服がわからねえ……もう裸でいいか……となりつつもある今日この頃
申し訳ねえ……申し訳ねえ……三鳥嬢も実は昔から一度描いてみたかったキャラでした……(謎弁明)
>>681
イグニスと聞いてうちの松明組がビクッとなりました(鬼火並感)
これは聖杯戦争での戦闘中に乱入して「戦闘なんてくだらねえ!俺の歌を聞けェ!」と叫びそうなのが似合ういい漢!
ニーアとかと絡めてみたいですねえ
>>690
ありがとうございますー!こちらこそ喜んでいただけて嬉しいです!
ガレスと言えばこのスレの581から始まるSSにお借りしてました
https://bbs.demonition.com/board/7154/12/むーん……没ssの導入投げていいですか?
>>665
『キャラを演じてる系ランサー』の先駆けがいたとは。
全くキャラ株利子て無いし。相違点もしっかりあるのが興味深い。(太田道灌:半分地になってる、張遼:100%演技)深夜に投下したリディアのラフイラスト、目下の課題は両目をバランスよく描くことだわな。
後、イメージ図を考えると右目を片メカクレにした方がよかったかも。「……やっぱり。ただお茶するだけなら学部外ね。イギリスの紅茶とお菓子は好きよ」
「ブリティッシュな食事は嫌いだっていうの?」
「いいや?好きでもないだけね。生の果物とかの方が好きよ」
優雅なアフタヌーンティー。それを楽しむのは私、ルナ・アードゥルと、金髪をたなびかせる美女だ。互いに時計塔の違う学部ではあるが、交友関係はある。
「意外。ローザはフランス出身だから、フランス料理主義かと」
「偏見ね。そもそも、フランス料理だって何から何まで豪華じゃないし。朝とか悲惨よ。……ま、そもそもそんなまともな物を食べさせてもらえる生活じゃなかったけど」
「それは、魔術的な一種の儀式?」
目の前の何にも形容し難いほどの美しさを放つローザは己の美を神秘とした魔術体系の持ち主だ。以前、彼女から聞いたイゼルマのように、彼女も食から動きに至るまで何かしらの調整を受けていてもおかしくはない。「いいえ。アタシは出来損ないも良いところだったから。精々使い捨てられる立場だったのよ?それこそ、アルビオンに送られても良いぐらいに」
「………」
「信じてない顔ね。醜いわ」
そりゃそうだろう。所属学部は民主主義の創造科とはいえ、バルトメロイの飼い犬である動物科にも籍を置く魔術師で、立ち振る舞いは貴族マシマシなのだから。
「そうおかしい話でもないでしょう?聞けばかのエルメロイ二世の義妹……ミス・ライネスも分家の出だと言うわ。運と策略があれば成し上がるのは簡単だと思うけれど?」
「魔術師にとっての分家がどんな扱い受けてるかわかってる上で言ってるの、それ……?」
端的に言えば、飼い殺しの地獄だ。己が家系の魔道を確立させ盤石な繁栄の態勢を取っていないのなら、本家からの支援が無ければ潰れてしまう。仮に盤石にしていたとしても、本家の気を損なえば潰れてしまう可能性だってある。魔術師という者は、基本的に一貫して始まりが遅ければ遅いほど脆いのだ。
「知ってるわ。多分、誰よりも知ってる。だってアタシ、実の親にも殺されかけたんだものね?」その言葉は一般の家庭にとっても、魔術師にとっても、耳を疑うような言葉。子供は宝と言うように、子供がいなければ跡を継ぐものがいないからだ。
「そういう嘘は好きじゃないな。私のこと知ってるのに、そういうのは、ちょっと困る」
「本当よ。そうね……いつもアタシに着せ替えられてばかり、じゃ不満も溜まるものね。ひとつ話を聞かせてあげるから大人しく座ってなさいな」
そう笑いかけた後に、ローザの彩られたネイルがテーブルを叩き、遠くの曲がり角……大体5mほどだろうか。そこに火花が、否、かなり大きな炎が撒き散らされる。
「レディの秘密を盗み聞きなんて趣味が悪いわ。妖精に道徳心まで持っていかれたのかしら」
「何がレディだ。レディは初対面の野郎を殴り飛ばしたりしないんだよ。な、ヨモ?」
「わ、わわ!シャフリヤーナ先輩!?ちょっとちょっと!」
ローザと対照的に無性的、しかしながら負けず劣らず美しい。“血を喪った男”と称されるシャフリヤーナ・アスタムと……私の同輩、真府四方が居た。「そんな子まで連れてきて。なに?また殺し合いたいの?」
「もう数えるのも面倒だろ?それと、オレは単に名無しの教室の可愛い可愛い後輩が腐りきった同期にいじめられてるのを止めただけだ。ヨモは……あー、うん。同い年がいじめられてたら可哀想じゃねぇか」
「なにが名無し(ネームレス)よ。アンタの基本はアタシと同じスピルバーグ先生の教室で、アンタはどこにも行けない民主主義の飼い犬だわ」
その言葉はシャフリヤーナの顔を深く歪める。歪める……がそれも一瞬の話。皮肉げな顔をして、すぐさま口を切り返す。
「トランベリオのドンファンと話はついてる。今やオレもアスタムの当主だからな。そんな風に首輪をつけられ続ける人生は終わったのさ。お前こそどうだよ?バリュエレータのババアに睨まれる気持ちは」
「イノライ先生とは仲良くさせてもらってるだけよ。ええ、本当に。それよりも早くその子もアンタも座りなさいな。ちょうどいい、アンタの話もしてあげなさい。この子たちの新しい知見になるでしょう。なんせ二つの家系の神秘を解体するんですからね」
これまた驚きの言葉だ。それはつまり、ローザとシャフリヤーナ、双方の一族の魔術の概要を話すということで、それが他者にどんな利益をもたらし、自分達にどれほどの損害を齎らすかは魔術師であれば自明なのだ。
「あの、ローザ?本気で言ってる?」
「シャフリヤーナ先輩?その……大丈夫なんですか?怒られないんですか?」「大丈夫よ。だってアタシの魔術、今までのダッサい一族の魔術と殆ど別物だし。封印指定をされるほど磨いてないだけで実質アタシ一代みたいなものだし」
「オレのもだよ。妖精からもらった呪いありきだ。……それに、そもそも迂闊に喋ろうとするほど、お前らの肝が据わってるようにも見えねぇもんな?」
……微笑まれているのに、なんだか、睨まれているような気がする。そんな私たちを尻目に、何も返さないことを肯定と捉えたのか、二人は紅茶を一口啜った後に、ありふれた権力闘争を語り始めたのだ。
「………これは、ユスティングリーの出来損ないが殺されようとした時の話」
「コレは、妖精に血を奪われた男が厄介払いでアルビオンに送られた話だ」
これは、私が世界中を旅する最中で、何処かで聞いた新世代(ニューエイジ)のお話だ。登場人物
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/スピルバーグ教室の問題児達
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/真府%20四方
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ルナ・アードゥル
黒鹿さんのルナちゃんが世界を旅する最中で挟まれた幕間のような話です
書く暇がないのでお蔵に眠る手筈となったのでぽっと語り口だけでもと>>709
ちなみに夏霊衣>>711
主人公すぎるので何かしら変更いれようとは思ってます
強さはバランス結構考えました。ちなみに水属性とか氷雪系と当たるとサラマンダーの数を1体に絞って全リソース入れる覚悟で行かないとキツい感じなのでそこもバランス取れてると思います>>709
言い忘れてました
素材トレスしました>>714
見える…見えるぞ。ピアノ担当の人をヘタク.ソ呼ばわりして揉め事を起こすミソラちゃんの姿が(比較対象モーツァルト)あと諸々の都合を考えると、神羅さんの魔術にある改造魔術、獣胎憑霊法(リカントロピー)って事になるかもしれん……。
誤字・脱字・文章のおかしさを無くしたい……
褒姒、あまりにも光コヤンと似過ぎてしまったから日和って僕鯖の方に投下してきました
いや光コヤンは「欲望を叶えさせ過ぎて堕落させる」人だから違うはず…違うはずと言いつつ、これ光コヤンですよねえ!?と言われたら否定できない
褒姒はほぼ唯一の逸話と言ってもいい「烽火戯諸侯」の逸話を「愛玩(ネガ・セルフによる自我の消滅)」に絡めると、愛玩までの過程で「マスターが自分を褒姒に切り売りする」しか思いつかない未熟…リヒターの詠唱思いついたんですがどうでしょうか
「melt the your lock even the rock.(岩ごとお前の枷を溶かせ。)ignite the soul.(魂に火を点けろ。)
burn.(燃えろ。)burn.(燃え上がれ。)burn!!(燃えやがれ!!)
We're free.(俺達は自由。) We're one soul!!(俺達の魂は一つ!!)
appear here!! salamanders‼︎(来い!!サラマンダー!!)
here we go.beat them on our beat.(行くぜ。俺達のビートで奴を倒す。)」>>727
ビオランテとは確かに波長が合いそうですね!!
共闘とかしても面白そうですね。>>733
>>736
>>738
ありがとうございます。とりあえず詳しい効果が書けたのでそれを見て考えていこうかなと思います。
実験の結果オリビアが持って生まれた魔眼は『』の魔眼。ランクは判定不能(高いという訳では無い)
視認した対象に強力な暗示をかける魔眼。暗示にかかった相手に対して「お前はもう死ん.でいる」と言えば肉体が生命活動を停止してしまうほどでレジストに失敗する=生殺与奪を握られると同義である。ただし対策をきちんとすればレジストは容易。
この魔眼の特異性は例え宝石ランクであっても制御下に置けるバックヤード家の血と視覚魔術をもってしても完全には制御出来ない点。魔眼界のゴールドシップ。
オリビアの意識が無い間はオリビアから独立して稼働し、射程範囲内に力を撒き散らすため下手に摘出すると被害が大きくなりかねないとあのアンドリューが封印を選んだ厄介者。
封印はアンドリューの鏡礼装によって暗示を反射し『自らの魔眼は見たものの記憶を無くす忘却の魔眼である』と思い込ませた上で厳重過ぎて瓶底メガネになっている魔眼殺しの眼鏡をかけるという二重仕掛けになっている。
ビジュアル的には瞳に格子状の線と×印が入っているように見える。>>734
熱いビートをかき鳴らす的な感じがすごくらしいなって感じがしていいですねぇ。私は英語ク.ソザコナメクジなので英語の詠唱考えられるの尊敬します。
>>739
聖遺物とかよりその時偶然クッチーが持ってた魔術師の心臓(後で爆弾にでもしようと考えてたやつ)をその場で加工して埋め込んだとかどうでしょう?心停止してて死にかけてたとかで。
>>742
大鳳兄妹は虚数空間にしまってます。あとジャスミンも召使いに虚数属性の人がいて便利な格納庫扱いしてます。
蘭猫とかは事前にキル現場付近のあちこちに武器を隠してます。
ミソラちゃんは極端な話指パッチンだろうと声だろうと音を出せばそれが凶器になる全身凶器ですし風花ちゃんも全身凶器その2です。コソコソ小話
熄は死後の世界とか輪廻転生とかないと思ってる。あったら死を選んだ人たちの意味がなくなるから
>>693
ごめん…ごめんなさい…スキュラさん…素で忘れてました…
>>705
うわぁー!スピルバーグ教室の問題児お二人にルナちゃんにヨモだー!?超死角からエゲツないクリティカルヒット食らった気分…現状からどちらかが身動ぎ一つすればドンパチ始まるコンビ…空気感が良いなぁ…
ヨモのエミュ全然問題ないですー!絶対「とんでもないことになってる…」って一人で胃痛めてるなコレ
自分は普通に昔話気になるんで続き読みたいです…アルビオンとか特に気になる…
>>732
>>740
効果的に「信じて疑わないようにする」といった感じだし…「確信の魔眼」とか「絶対の魔眼」とか?
>>734
ギター掻き鳴らしながら言ってそう…むしろ歌詞かも…>>742
武器装備してるキャラがまずもって少なく…銃持ちは大体ホルスター装着(レッドア)、胸元に収納(熄)。
刀持ちは胸元に収納(三鳥嬢)、杖に仕込んでる(でんでらさん)。
魔術とか使ってのだと、スィレンは分解して各所に忍ばせて、合図で自動で瞬時に組み上がるようにしてる。耿実は着てる和服の袖がド◯えもんの四次元ポケットみたく色々収納出来るようになってる(自分の製作品限定)。>>742
獅音は目的地付近の人気のない所にベースキャンプ置いてそこに武器を保管しておく感じ、移動時は分解してリュック等に細々と入れてカモフラージュ
リヒターのギターはスペアを装って持ち歩き、鉱石は普通にバッグに入れる(平時でもある程度はポケットに忍ばせてる)
って感じです武器の運搬か……四次元ポケットみたいな礼装があれば便利なんですけどね。魔術師ならばルフレウスみたいに装飾品に見せかけて魔術礼装で全身を包むことはできますが。
夏美は扇とか礼装を身につけて持ち歩き、ケーフェンヒラーや食満は現地に色々と持ち込むけどその経緯とかどうするか手段については省いてます。伊佐那は空間拡張と重量軽減したミニペットボトルサイズの器に砂鉄を詰めて携帯してます。実は結構前から考えてたけど使う機会ねーなってなってた詠唱でユージーンが祖父母以前の先祖の魔眼を使う際の詠唱で
I am your descendant(我、汝の直系に連なる者)
ってのがあったりします。リレーでは多分使われないし個人ssでもユージーンがこれ使うような場面に出会すとは思えないという。
>>745
確信の魔眼…いいですね。革新とも読めますし実は段々成長してるこの魔眼に合ってます。
>>752
縛鎖だと縛ってる感が強いですね。イメージ的にはもうちょっと洗脳というかなんというか(語彙力の欠如)
>>755
人間としての姿はその心臓の魔術師がベースになってるとか。────あれ?士郎に寄せるって言ってたのにいつの間にかジークになってる?
>>756
あっ、カッコよ。なんとなくグラサンかけてるイメージだった。短SSとセットでサーヴァント投下します~!
「私(わたくし)の力を借り受けたい?
もちろん構いませんとも。ただし対価はお忘れなく。業務内容に応じて材料費、人件費、直接経費などが掛かりますが、ええ、メネスさん程の王器なら心配要らないでしょう」
「うむ。それがな、すっからかんなのだ」
「は?」
「当世の言葉では、素寒貧とも言う。まこと不思議な話だがな、偉大なる礎であってもサーヴァントとして召喚されれば多くの所有物……つまりは領土・領民、そして財産からは引き離されるものなのだ」
「皇帝特権で黄金律を獲得すれば良いのでは?」
「愚か者。後から得るのと、元々持っていたのでは、まったく別の考え方ではないか」
「は、はあ。そういうものですか。
ともかく、どう言い換えたとしても今現在1QPだろうが懐には無い、と。そういうことでございますね?」
「その通りだ。実に耳が痛い」
「おととい来やがれ――――ですわ!!」
守護英霊召喚システム・フェイトによって召喚された褒姒に与えられたカルデアの一室、俗にマイルームと呼ばれるその部屋に訪れたメネス王を、褒姒はその辺にあった、誰かから貢がせた高そうな壺を彼に思いっきり投げつけた。
褒姒。人から生まれたにしては、何の因果か狐耳と狐の尻尾を持っている半人半獣。
尾てい骨から伸びているその尾は、陽炎で揺らめくかのごとく像を乱し、九つあるかのように見えた。>>762
褒姒は守銭奴ではない。■■の病理の体現者であるから、特に弱者にはその判断が甘くなる。それは優しくなるということではなく、普通なら見放すような状況下であっても、埒外の条件を許容するのであればそれを遵守する限り、手助けをする。数字的な利益ではなくとも、彼女にとっての利益であるからだ。
しかし、強者であるならば話は別だ。
■■の病理が対象とするのは弱者のみ。強者を強者たらしめん全てを奪い取り、弱者と成らせて、ようやく意味がある。
そしてメネスは強者の側だった。必然的に当たりもきつい。
「という訳で支払いはアルカスに頼もう」
「え~! 私、アルカスさんはどうも苦手というか仔熊感がないと言いますか」
「確かに0と1の論理で生きている貴様では、理想郷の概念は理解できないであろうが」
「違いますー共感しないだけですー」
◇◇◇◇
「あら、理想郷(私)の話かな?」>>763
「少しばかり手を貸してもらいに来た。が、どうか?」
「手を借りたいこと? もちろん構わないけど、何でもはできないよ。千里眼も無いし」
「問題ない問題ない。要するにこの……にある……部分のあれをこうして……」
「ああ、なるほどね。確かにそれは、およそ万能である君でも手が余る」
「…………」
獣であれど、獣にあらず。
褒姒はこのアルカディアの少年王を苦手としていた。
それは彼が多くの未来を視たからか。いいや、それは違う。最高位の魔術師が持つという時間と空間を超える千里眼。これはしょせん高次元の生命である神が持つ視点と何ら変わりがない。ただ見える宇宙が観測宇宙から記録宇宙へと推移しただけ。しかし、それだけならば、千年狐狸精へと変生した女神(わたくし)とて同じこと。
あまりにも透き通っているから、余計に際立つのだ。
理想のために、自らの道を選んだ彼と私の違いが。
(かといって、ええ、死.ねば丸く収まるというのはナンセンス。というのが私のスタイルですので)
「けっこう納得のいくものが設計できたんじゃないかな」
「という訳で、この料金プランはどうかな!」
「はあ。もう好きにしてくださいまし」
褒姒はこの後、己の軽率な発言を後悔するのだが、それはまた別の話である。【CLASS】プリテンダー
【真名】褒姒/Baosi
【性別】女性
【身長・体重・スリーサイズ】168cm・55kg・B86/W57/H84
【出典】史実、『史記』『絵本三国妖婦伝』など
【時代】紀元前8世紀
【地域】中国
【属性】混沌・善
【その他の属性】金色白面(獣、女性、神性、猛獣、魔性)、竜
【ステータス】筋力:A 耐久:D 敏捷:C 魔力:A 幸運:D 宝具:A+
【クラススキル】
〇気配遮断:B
〇陣地作成:A
〇獣の権能:C
対人類・対人理スキル。
人類が生み出すもの、人類に有利に働く法則、その全てを抑制する力。
〇単独顕現:A
単体で現世に現れるスキル。
存在が確定しているため、即死耐性、魅了耐性、時間操作系の攻撃に対する耐性を持つ。>>765
〇ネガ・セルフ:B
動物に生まれる「自我」「自己」を否定する権能。
記憶障害、認識攪乱などとして現れる。
「取り込んだ動物たちを、自らの細胞から生成、放流」するとき、生み出された生物は交配による「家系」「系統樹」を作る事を禁じられるだけでなく、そもそも生命としての「自我」を持つ事さえ許されない。自分の眷属になった生命には、身体の成長、経験の取得、遺伝子配合による進化を禁じる。
【固有スキル】
〇果実の酒気:A
カリスマと魅了の複合スキル。
声色や吐息にも蕩けるような果実の酒気が宿り、視線だけでも対象を泥酔させる。
魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物)であれば、たちまち思考が蕩けてしまう。
サーヴァントであっても、防御手段がなければ魅了を受ける可能性がある。
最終的には対象を狂気に陥れることも可能。
〇竜の炉心:B
夏王朝が衰えた際に“褒之二君”が現れた。
時の夏帝はこの二匹の神龍に簡策の書をつくって漦を請い、これを所蔵する。
漦とはすなわち龍の精気であり、この漦から褒姒は生まれた。
魔力放出に分類される生体エネルギーの過剰発露状態。
竜種としての魔力炉心が形成されており、サーヴァントでありながらほぼ独立した行動が可能となっている。>>766
〇女神変生(獣):A
変化スキルの最高位。
フィールドを「殷獄」に変化させる。
この殷獄において人は獣に落ち、理性は失われ、被虐はその深度を増していく。
殷の紂王を堕落させた酒池肉林の再現とも言える地獄絵図。
【宝具】
『冲天日光・烽火戯烽燧大鼓(オペレーション・ナインドライブ)』
ランク:C 種別:対国宝具 レンジ:1~9999 最大捕捉:一都市
褒姒を寵妃とした周の幽王は、寇が領地に侵攻してきたときのために烽燧と大鼓でもって烽火を挙げることで諸侯を召集していた。寇がなくとも戯れにこの火が上げて諸侯が現れたのを見て褒姒が大笑したことから、幽王は有事でもないのに度々烽火を上げて諸侯を集めた。
これを烽火戯諸侯と云う。
自らを金色白面、九つの尾を持つ大化生へと変貌。自らの尾のライブラリに魂と遺伝子を取り込んだ周の幽王に仕えた諸侯を使い魔として生成。肉を脂にして燃え盛る亡者となって、周囲を焼き尽くす。その様はまるで火砲のごとし。>>768
【解説】
檿弧箕服(山桑の弓と箕の箙)、
実亡周国(実に周国を亡ぼさん)。
周の幽王の寵姫で、褒という小国の人。
夏王朝伝来の器が開かれた際に出現した漦(泡)が蜥蜴と化し、後宮の女童を懐妊させて十五の頃に子供を出産した。その時に生まれたのが褒姒とされている。
幽王はこの褒姒を非常に寵愛し、今いる太子を廃嫡して彼女との息子である伯服を太子とするほどであったが、笑うことはなかった。しかし、絹が裂ける音を聞いて褒姒がわずかに笑うと、幽王は国中から絹を集め。諸侯を召集するための烽火が上がった間違いを褒姒が大笑したことから、幽王は有事でもないのに度々烽火を上げて諸侯を集めた。このために信頼は失われ、異民族の犬戎が侵攻してきた際に諸侯は一切集まらず、幽王は殺され西周は滅びたという。
「玉藻の前伝説」においては、妲己、玉藻の前と同じ九尾の狐が変じた傾国の美姫として知られている。
【人物像】
梨花は雨を帯びて嬌艶を争い、芍薬は煙を籠めて媚粧を馳せる。その美貌は瑤池へ下る仙女に劣らず、月裏の嫦娥は玉闕に離するほど。
裾の広がった鮮やかな色彩の漢服に身を包む、狐耳と尻尾が特徴の半人半獣。
その美しさで誰かを苦しめ、奔放さで誰かを傷付ける傾国の美姫。
伝説において不好笑(笑うことを好まない)とされており、ただ彼女の笑った姿を見たいがために時の王は国を滅ぼしたという。
特技:歌舞
好きなもの:従う者
嫌いなもの:逆らう者
天敵:太公望、聞仲
願い:人類悪顕現>>769
弱肉強食を旨とする戦火の支配者。
強き者は獲物として敵対し、弱き者は手駒として管理する。マスターは自分の「能力」の提供という貸借契約を結んだ間柄、という認識。そのため魔力や生贄などの彼女が思う正当な対価が支払わなければ、サーヴァントとしての契約は打ち切られることになる。その対価は時価によって変わり、現界と戦闘時に消費した魔力という必要最低限の時もあれば、多数の人々の命を救うならば人間一人以上を要求する時もある。ともあれそれが支払われないのならば、マスターはその身をもって負債を返済しなければならない。
そして全てを失って、愛玩されるがままとなるのを好む。
根本にはタマモ族としての奉仕体質があり、愛玩、果てには相手の自我さえ取り上げてしまうような独占的な管理願望がある。
本当の意味で彼女を買うならば、国一つは必要とするだろう。
《真名飽和》
【真名】褒姒・妲己/Baosi・Daji
褒姒として新しく発生した妲己(金色白面)。
「玉藻の前伝説」に曰く、褒姒もまた白面金毛九尾の狐であった。
殷周革命のおり討伐された千年狐狸精・妲己の遺体は、褒城の地に一堆の碑とともに封じられた。この地はかつて夏の桀王の時代に二匹の龍が現れ、受け取った漦が安置された場所でもあったのだ。しかし、周の厲王は巡狩の行幸の際に訪れ、両方の封印を解く。
龍の壺には底に白色の塊が、狐の壺にはもはや底に水が少量溜まっているだけであった。だが、やがて泡と化して外に溢れ出て玄亀と化して、後宮の女童に触れた後に消滅。
しばらくして、女童が夫なしで懐妊したことが発覚する。
女童の娘の名を、褒姒。
後宮に迎え入れられると幽王に寵愛され傾国の限りを尽くしたが、申侯と結託した犬戎の侵攻によって落命。自らの息子である伯服、またある時は若藻という婦人の姿に変化して、吉備真備とともに日本へと渡ったという。>>770
【台詞例】
一人称:私(わたくし)
二人称;貴方/お前/〇〇さん
三人称:彼/彼女/奴
脳内CV:斎藤千和
「危険な存在ほど、魅力的な姿をしているものです」
「私の関心をお買いになるのであれば、ええ、およそ国一つ分は必要かと」
「強制するのではつまらない。合意の上で自我(すべて)を差し出していただけなければ」
「夜は更けましたが、私のゲームはまだ始まったばかりですので」
「もう支払えるものがない、と。なら、生存権とかいかがです?」
「胡喜媚ちゃん!」
「王貴人ちゃん!」
「これこそは愛玩の兆し!」
太公望に対して
「…………(いらっ)」どうやらあの顔に苛立つようである。
【イメージソング】
【備考】「ぼくの考えたサーヴァント@でもにっしょんch」に投稿したものに、一部加筆を行ったもの
【製作者】ここのえ>>760
なんだろう、ジョーンさんの絵がどんどん上手くなっていってて怖い。これが継続は力なりというやつか(まとまった時間が取れなくて最近描いてない人)
>>772
個人的にプリテンダーは条件やらなんやら分からないことが多いので公式から情報が出るまでは触らない方がいいんじゃないかなと思ってます。
これは傾国の美女。コヤンスカヤとの差別化とかもいい感じで太公望が本来想定していた愛玩の獣はこんな感じだったんだろうなって思います。
>>竜・魔性・神性・猛獣という全身弱点ウーマン
赤君とか宝具が竜・魔性・神性の三重特攻だし凄いダメージ出そう。あと干将莫耶持ってるから何か反応あったりするかなって。
>>779
心臓が複数入ってるとか。────いかん、最近NARUTOのアニメ見返してるからか角都の顔がチラつく…。プリテンダーはまぁ今作っても後から公式にひっくり返される気がビンビンするのでスルー安定かなという感じです
偽物も混ぜ物もプリテンダー以外のクラスで出来ますしね>>751
この英文の流れで意味通じるかな…?間違ってねえかな?みたいな感じっすね…
>>753
うす!
>>758
やはりボサボサ系の髪型はいい文明…!!
グラサンは一応たまに掛けてます。ただ俺眼鏡キャラ描くと何か変になっちゃうんすよ…違和感というか
>>777
普段落ち着いてる趙兄が張姫の前ではめっちゃリードされてタジタジになっちゃって張姫はそれを面白がってリードしながら悪戯するって感じの雰囲気で末永くイチャついてほしいっすね(個人的な雰囲気のイメージは趙雲が鍛錬終わって一息ついてる所に張姫が後ろから思い切り乗っかってきて(おんぶみたいな体制)笑いながら手料理差し出してくるみたいなシチュエーションを想定してる)
あと遂に俺の裏ページ(wikiの俺の作者ページから入れる所)を使う時が来たかと昂っています(過度なモンは避けたいとは思ってます)久々にマスター貼っていいですか?
>>725
め、メディーック!
>>728
そらナニよ
>>729
元がいいんですよぉ元がぁ!
>>774
ありがとうございます〜!
羅刹女投稿当時のレスとWikiの設定を見て「ははーん。これもしかしなくても天使の方の羅刹女だな?」ってなったのでこんな感じになりました
例え自分の絵でも見た目がわかる方が執筆がはかどる……(羅刹女in聖杯戦争on女同士のくそデカ感情を書きながら)
>>781
人体は分からんし塗りも分からんしそもそも男が描けないしでなんかもう色々ダメです()
始めた頃に比べたらだいぶマシにはなってると思いたいですけどその分文章が書けなくなってます……今まで文章書いてた時間で絵描いてるので……結構前に投稿したレーギャルン再現を目論む魔術師の設定に少しだけ言及。
レーギャルンに施されている九つの枷とは即ち九つの世界。パンドラの箱と起源を同じくする厄災を内包する匣は九つの箱庭という枷によって閉じられている。
つまりは箱錠魔術(多分名前変えるかも)なるものは、固有結界ではないものの世界に該当するであろう一つの世界を結界として展開し、相手をそこに閉じ込める事ができる。
なんてのが頭に浮かびました。>>797
【人物】
油の切れた絡繰、あるいは朽ち果てた案山子を思わせる印象の枯れ木のような青年。基本的には露草色の作務衣を着ている。
外見通りどこか存在感の希薄、あるいは掴みどころのない男。
水を流れる浮草のような、空を行く雲のような、悠々自適、行雲流水を地で行く人となりをしている。
祖父母に育てられたせいかどことなく、というか口調も含めるとだいぶジジくさい男。私服が和装というのも込みで現代社会からは浮きまくっているが、それすらも気にしない。ある意味すごく懐が広いのかもしれない。
が、一度火が点くと飛び出るのは昔気質のべらんめえ口調である。
偏屈な石頭、一度これと決めたことはテコでも曲げない頑固者。
短気で喧嘩っ早く、言葉よりも拳で語るを信条とする。絵に描いたような江戸っ子であり曲がったことが大嫌いな義侠の徒……どちらかというと、古き良き武士に近い。
虐げられる弱者、そして弱者を虐げる強者を見過ごしておけないタチ。
後述の性質から走り出したら止まらないタイプなので、普段は大体のことを右から左に聞き流すことで対処している。
後述の通りやや情緒不安定な気がある青年……その理由は、彼の個我は最早彼のものでは無いため。
浪端何処という自覚はあるが、浪端何処の趣味嗜好、主義主張……もっと言えば、彼の彼らしい人格はその腕につけた義手によってとうの昔に失われている。
ある意味外見通り、内面は擦り切れて事切れた人形のようであり、聖杯戦争に勝利せねばその寿命は一年と持たない。
当然聖杯への願いは「義手をつけたままで天寿を全うできる身体」>>798
【魔術・特殊技能・特性など】
右腕に装着した特殊な義手を起点とした魔術師。生来の……厳密に言えば、幼少期から無自覚にそうあり続けてきた悪魔遣い。
最も古い記憶の時点で既に右腕が義手であり、「架空の触覚は、同じ空想の怪物を許容する」という悪魔遣いの理念をその生涯を以て体現している。
悪魔遣いとして失った感情は『諦観』……彼の思考に諦めるという概念は存在しない。どれだけ勝機が無かろうと、どれだけ遠くに浮かぶ星であろうと追いかけることをやめられない。
兎にも角にも己の感情に正直……それ故に一度スイッチが降りると司法程度で彼は止められず、敵と認識したものになんの躊躇いもなく手を下せる文字通りの悪魔となる。
御左鬼/みさき
みは御霊の御。さは左道の左。きは文字通りの鬼。
直訳すると「国家を揺るがすほどの魂を持つ鬼」と言った所か。
時は戦国時代。生き馬の目を抜く乱世で暗躍していた呪術師によって生み出された呪体。
各地より募った武芸者を鬼門に設置した小屋の中で殺し合わせ、生き残った人間の腕に呪的加工を施した義手。
莫大な負の想念と500年もの年月の末に魔術的な屍蝋化……構成物質の第五真説要素化が進んでおり、義手という点も加えて“悪魔”の定義に噛み合うようになってしまった特級の礼装。
一度起動すれば、触れた対象の天寿を表層化させる告死の魔拳となる。
■道返太刀/ちがえしのたち
奥伝、あるいは真髄。西洋の魔術社会では決着術式と呼ばれるもの。
戻るべき道を指し示す太刀。返るべき道を指し示す太刀。
義手に蓄積された年月から再現した当時の人々が最も恐れた死の形―――すなわち日本刀を投影する。
収束した第五真説要素を解き放つ告死の魔剣>>799
【セリフ】
「好きなもの? 好きっていうか……俺みたいな跳ねっ返りをここまで育ててくれた爺さんと婆さんには感謝してるよ」
「あ? ……ああ。今のは俺に言ってたのか。悪い。寝てた」
「―――おい。今のは鶏冠に来たぜ。流石によ」
「青二才め。顔を洗って出直しやがれ。っと、悪い悪い。顔は俺が潰したんだったな」
「洒落せえ、どの面下げて雁首並べてやがる。決めたぜ―――皆殺.しだ」
「怨敵、確認。対抗寿命、装填。
呪念、尽きること無し―――冥土の土産に持ってきなッッ!」
「外殻、形成―――目貫、狂い無し。刃文、乱れ無し。
畏れを返し、怨みを帰し、呪いを孵す。
ここに至るは真の剣。畏れを断ち、怨みを断ち、呪いを断つ。
何処へ行き着くかは、お前自身の魂を以て知るだろう。
奥伝、開眼―――真髄・道返太刀!」精神に関係、由来する魔術…思いつかない…
キャラの設定のおおまかな部分は決まって使用する魔術が決まらない。往々にしていつもそう
>>758
やったー!えっあんなとんでもな性能でまだ成長してるんですか…?こわ…
>>772
フォーリナーになって人類の脅威・領域外の生命属性もプラスしよう!()
見るだけで凄まじさを感じる…スキルはせっかくだし、既存に見られる物じゃなく独自の名称にしたりしたら…などと勝手ながら考えたり…(昨今のFGOに毒されている人)
>>783
あー!寒蘭さんそっちの方だったのかー!面白い点と点の繋がりかた…また一波乱ある気配ですね…
そしてカランさんの人間への認識…超越的な立ち位置、目線だからこそ、人間の生き方が印象的に映ったのですね…なんだかんだで職務が全うされて、カランさんが無事に虹の橋を渡れることを祈るばかり…
>>801
戦国時代で致死率が高い武具って確か弓矢だったような…などと野暮なことは置いておいて。
ナチュラルに薄命でびっくりで、「何処」っていう名前もあって物語が生まれそうなお人ですね。嫌いなものが書かれていないのには何か訳があったりするのでしょうか?ところでジョーンさん、話があるんすけど
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/自鯖アングラエリア
ここで趙兄張姫についてろくろ回し合いません?
話しまくったらここのレスめっちゃ侵食しそうですしどうでしょうか?【氏名】オリビア
【性別】女性
【年齢】20代前半
【出身】施設生まれ施設育ち
【身長・体重】165cm・71kg
【肌色】白【髪色】金【瞳色】限りなく黒に近い緑
【外見・容姿】瓶底メガネに萌え袖白衣、後ろ髪が左右に跳ねたショートヘアが特徴。
【令呪の位置】右手
【属性】中立・中庸
【魔術系統】視覚魔術
【魔術属性】水
【魔術特性】縛る
【魔術回路】質:C 量:C 編成:一見正常に見える(矯正痕有り)
【起源】空虚
【所属】WASP(研究班)>>810
イメージカラー:白
特技:意外と足が早い
好きなもの:タルタルソース、整理整頓
苦手なもの:無計画な浪費、乱雑な部屋
天敵:神羅=オトギリ(苦手な訳では無い)
願い:施設の被検体達を健常に治すこと
【性格】
理知的でマイペース、お茶目な一面もあるが所々で変人。WASPの仲間からはいい人や優しい人という印象を抱かれているが怒ると怖いとも思われている。
タルタルソースをこよなく愛し何にでもタルタルソースをかける。マイタルタルを常備しており酷い時には「白身フライはタルタルソースを食べるために頼んだ」とまで豪語するほど。
流石にタルタルソースを直飲みするのは不健康だからとしない。────今更では?
袖が手の先まである萌え袖だが実は改造白衣で袖に切れ込みがあって指を使う作業をする際はそこから手を出せる。
何故萌え袖にしてるのかと聞くと趣味だと答えるが実は袖の中に色々隠し持ってるのでは?と考えられている。実際鎮静剤入りの注射器がスっと出てきたことがある。>>811
【来歴】
施設で生まれた実験体で成長後は大人達に混ざって施設の研究を手伝っていた。その事に関しては負い目もあるが気にし過ぎても仕方ない、それ以外に選択肢が無かったと割り切っており過去に何をしたかよりも今何をするかを重視している。
今はアンドリューの助手をしており彼との相性は悪くない様子。ただ多少なりとも思う所はあるようで時折鋭い毒舌をぶちかます。
実は雲月風花の眼の片割れを所持している。既に片割れはカレイドスコープへと改造されソラへと移植されているがもう片方はアンドリューが使わないように隔離&管理している。
彼女が望めば返すつもりだが片目だけ戻ることで余計に他の部位を渇望するようになってはいけないと様子見し続けている気遣いの人。
オリビア自身が施設でどんな改造を受けているのかは不明。しかし瓶底メガネを絶対に外そうとしないことから魔眼を移植されていて瓶底メガネは魔眼殺しなのではと推測される。
台詞例
「ハァイ、私はオリビア。よろしくね」
「ガロ君の料理は美味しいよ、自信持って」
「まあ別に嫌いって訳じゃないし?むしろ好きだよ、あの人の無駄話[おしゃべり]」
「うわぁ…何回見ても凄い部屋だね。ねぇ、お願いだから片付けさせて?せめて種別毎に分けよう?」
「これ?チキン南蛮定食だよ。チキンはタルタルソースの下に埋まってるケド」
「はーい、いい加減に黙ろっか」プスッ
「経費無駄遣いした悪い子は誰かなー?いや怒ってはないよー?ホントホント」>>812
実はアンドリュー・バックヤードの娘にあたり、一族が行っている胎児段階での調整時に母体の負担を度外視して限界まで調整を加えた子として作られた。
実験の結果オリビアが持って生まれた魔眼は『夢現[ゆめうつつ]』の魔眼。ランクは判定不能(高いという訳では無い)
視認した対象に強力な暗示をかける魔眼。対策をきちんとすればレジストは容易である。
ただし暗示にかかってしまうと精神のみならず肉体にも影響を与える程の強制力を発揮する。暗示にかかった相手に対して「お前はもう死ん.でいる」と言えば肉体が生命活動を停止してしまうほどでレジストに失敗する=生殺与奪を握られると同義である。
この魔眼の特異性は例え宝石ランクであっても制御下に置けるバックヤード家の血と視覚魔術をもってしても完全には制御出来ない点。魔眼界のゴールドシップ。
オリビアの意識が無い間はオリビアから独立して稼働し、射程範囲内に力を撒き散らすため下手に摘出すると被害が大きくなりかねないとあのアンドリューが封印を選んだ厄介者。
封印はアンドリューの鏡礼装によって暗示を反射し『自らの魔眼は見たものの記憶を無くす忘却の魔眼である』と思い込ませた上で厳重過ぎて瓶底メガネになっている魔眼殺しの眼鏡をかけるという二重仕掛けになっている。
ビジュアル的には瞳に格子状の線と×印が入っているように見える。>>818
我、特徴的な目大好き侍。
1番好きなのは青黄のヘテロクロミア。事件簿アニメ見るまでへファ子がそうだと知らなくて視聴後財布から1万円が消えてたよ。>>822
×鍵の形をした武器
〇武器にできる鍵
であったか…。どんな扉の鍵なんでしょ>>819
きゃーっサンダーッケラウノスーッ稲光ーっ
ME!GA!NE!この先私がオッドアイやヘテロクロミアのキャラを出したら「あ、ここが今回の性癖ポイントか」と生暖かく見守って貰えればと。
>>825
敵サイド草>>825
確か……エウロペさんちの……冥界のお偉いさんの……(記憶力/Zero)>>829
ミーノースかラダマンテュスの方であったか>>829
単語が抜けてるわpossibly穴兄弟の息子だわ
どっちみち最低な表現だな、やめようイケメンのキャラシは(超個人的に)健康に良いのでつくっちゃうべき(興奮)
作っちゃえ作っちゃえ♡
え?なんか変な意味に聞こえる?気のせい気のせい
真面目な話島術さんの場合イラストで供給&布教できる分キャラシがあると他の人の話でも採用率高くなりそうだと思いますよ。画像はふと描きたくなって描いた火村さん作のマチルダ・カザン(仮)
スの字後輩モデルのショートヘアってことでマシュと同じ目隠れで前髪はオフェリアみたいな感じで
そのままだとだいぶマシュ+オフェリアな感じになったので少しくせっ毛感をプラス
……別に俺がこういう髪型が好きなわけではない。断じてない
>>803
刀……いいよね……刀……
>>805
あらかわ〜!
仁さん!仁さんじゃないか!
>>806
これは実際の致死率とか関係なく当時の人々が恐れたものの具現なのでその……規模的にペストはめちゃくちゃやばいけど、今一番怖いのは例のアレだよね、的な
>>808
確かに……経歴の書き出しが必要……!
>>809
まずはセイバーと組ませます(sn並感)うーーーーーんたぶんひとの趣味に由来する部分が大きいと思うんだけど、状況証拠から見るにその世界最高峰の教師がなんか女神っぽそうな気がするから自分ならランクEで神言にする
詠唱は中世から近代以降の鯖のスキルだから久しぶりに魔術師の絡みのような小話が書けたので投下します。
ブリュンヒルドは窮地に立たされていた。
別に命の危機に晒されているとかではなく、彼女の内気な性格的によろしくない状況に追い込まれているというのが正しいだろう。
「ふーん、ヤルンテイン工房の」
「君に依頼すれば匣の再現に一歩近づくのかな?」
コミュ障で初対面は愚か、顔見知りな相手であっても吃り癖がある彼女にとって、一人以上から詰め寄られる事は恐喝とほぼ同意義であった。
片や魔女狩りの異端殺士と、片や厄災が詰め込まれた匣を再現しようとする狂った一族の魔術師。
同胞の者たちではないが、地方的には同郷の者たちと言えなくもない……だが関わり合いたくなかった。
何故なら魔術師的に、時計塔の生徒的に彼らは地雷に等しい存在だからだ。>>844
先ず一人目、リューンベル・カースは魔女狩り────十六世紀後半に勃発した事件ではなく、零落した本物の魔女を討伐するのを生業としている人物で、ある意味魔術を扱う者の天敵と形容できるだろう。
対魔術戦に特化した狂人であり、その中でもリューンベルという少年は特異的だ。
ブリュンヒルドが古い文献から発見した大神オーディンが齎したとされるレイヴニルの炎────それを内包し、炉心として起動させている『伝承保菌者(ゴッズホルダー)』が彼なのだ。
あらゆる枷を焼き尽くす解放の火。聞けば最果ての塔というテクスチャの概念を燼滅するらしいので、魔術的にも相性が悪い相手と言う他ない。
某ゲームでも鋼タイプは炎タイプに弱いと言われているくらいだ。
そしてもう一人、ウールヴルヴィはシェラン島の辺境にある寒村の一族────厄災の匣たるレーギャルンの再現を試みている神代から続く一門であり、交流はないがヤルンテインもその存在は僅かながらも認知している。
閉鎖的で、狂気的で、非人道的なのが彼らだとブリュンヒルドは聞き及んでいる。
そして目の前の少女であるウールヴルヴィはレーギャルンの鍵を持って旅に出た放浪娘だそうで、少し会話しただけでも分かる通り世間とはズレてるし、飄々としている本性は無情なる魔術師そのもの。
ただしお喋りなのか、同郷のブリュンヒルドと話して気分が盛り上がったのか、本来であれば秘匿すべき己の魔術をペラペラと露見する始末で、聞いてしまった当人は「秘密を知ったからにはここで死.んでもらう」などという最悪に妄想で終始青褪めていた。
「あの、あの、あぅぁ……」
二人に詰め寄られ、言葉に詰まるコミュ障。
なんとか絞り出そうとするも、自身の言葉でいらぬ反感を買わないかという心配が脳みそを支配し、余計に呂律が回らなくなる。
「……取り敢えず、近くの喫茶店で落ち着こう」>>845
◇◇◇◇
リューンベルの提案でバル・ブライアという喫茶店に腰を落ち着けた一同は、改めて互いの顔を見合わせる。
「ねえねえ、君のそれってどうなってるのかな? 魔銀(ミスリル)を自製できる神秘の仕組み、ボクは知りたいなぁ?」
「ひ、人んちの秘伝を探るのはよくないと思う!」
「えー、いいじゃんかー。せっかくボクのも教えてあげたのに」
「勝手に漏らしただけ……」
早速絡まれるブリュンヒルド。
そんな光景を注文したドリンクで喉を潤わせながら眺めるリューンベルは、助け舟すら出そうとはせずに頬杖をついていた。
コイツら面白いな……などと他人事のように俯瞰し、ストローでは飲み難いミルクシェイクを頑張って吸う。
「ところで、そこで無関係者のように傍観してる君は世にも珍しい伝承保菌者(ゴッズホルダー)って話だよね? しかも他とは異なる補充を不要とするタイプときた。そんなYOUは何故ロンドンへ?」
「……まあ、今の雇い主の仕事みたいなものだよ。北欧出身のお前たちなら知っているだろう? グローティア家の事は」
「ああ、ミストカーフだけで構成されている人工生命体(ホムンクルス)の大家ね。実際にお目にかかった事はないけど、風の噂で話は聞いているよ」
「……わ、私のとこのお客さんでも……あります」
「なんと、そうだったのか」>>846
意外そうな表情を浮かべ、今度はリューンベルが身を乗り出してブリュンヒルドに近づいた。
その際、コミュ障の彼女はかすれた悲鳴を出して逆に身を引く。
ラブコメであったなら今頃少女は赤面でもするかもしれないが、生憎とこのグループにそれを期待するのは無駄である。
「聞けば魔銀(ミスリル)は、古来より大神オーディンの水星が象徴とする水銀が起源とされているらしいな。この分野は錬金術とも関連していて元より鍛造を生業としていたヤルンテインは特殊な金属を欲し、長期間に渡り大神の刻印をその身に刻んだ結果、特殊な体質……今は確か『魔銀保菌者(ミスリルホルダー)』だったか? になったらしいな」
「な、なんでうちの企業秘密を……!」
「エイサ────雇い主から聞いた。あ、ちょ、待って泣くなよ」
「知らないうちに、知らない人に秘密を丸裸にされたぁ……!」
「人聞きの悪い」
ガチ泣き寸前のブリュンヒルドを慰める……とまではいかないものの、他族の秘伝を吹聴しないと安心させて宥める。
「いたいけな美少女を泣かせるなんて、異端殺士はそっちの仕事も入ってるのかな?」
「……お前、俺の知り合いに言動が似てるな。そのちょっと小悪魔的なアレ」
「おや、今度はもしかしてボクが泣かされ口説かれる番?」
真面目に取り合うつもりがないのか、ほくそ笑むばかりの少女に溜息が出る。>>847
「まあまあ、そう嘆息しないで。さっきの話に戻るんだけど、君が内包するそれ────とても興味がある。使い方次第では世界を神代にだって回帰させる事ができるソレをね」
「……気になっていたんだが、よくそこまで情報を嗅ぎつけられるな。俺は俺の秘密をどこかで漏らしたつもりはなかったんだがな」
「ボクのアンテナを侮っちゃいけないよ? それで、話してくれるのかな?」
「断る。ていうか、俺自身も仕事に便利な力くらいにしか思ってないから、深く考えた事はない。よって語るべきことなぞ何もない」
ドン、という背後に擬音が入りそうなセリフで一刀両断した。
キメ顔で言った後、リューンベルは難しい顔をしながら逆に白い女に問い詰める。
「逆に、俺はアンタの素性が知れない。魔術師なら……あれだろ? 魔術の秘匿やら、秘伝の秘匿みたいな、そういうのをするのが普通なんだろう? なのにアンタはペラペラを包み隠さず開示して怪しいったらありゃしない」
「もっともな意見だね。まあ、ボクの魔術なんて開示しても誰も理解を示さないだろうし、狂人だと笑われるのがオチだから問題ないのよ」
ここでウールヴルヴィは自身の魔術について明かす。>>848
「ボクの魔術……テキトーに匣魔術でもいっか。それはレーギャルン再現の副産物として出来た魔術なのは外で説明した通り。
じゃあ、レーギャルンとは何かを簡単に説明すると“九つの枷がついた厄災の匣”という大変シンプルなものでね、先ず再現するのに欠かせない要素がこの“九つの枷”なんだよ。
これは神話的、魔術的に言い換えるのであれば枷は北欧における九界に該当し、世界からの誓約をもって封じられている。
だから、ボクたち一族はその枷を再現する事から始めたんだけど、要は九つの世界を造れという無茶振りに帰結する訳なの。固有結界があるわけでもないのにね?
ただ、一族の執念は深くてね、完全再現とまではいかないけれど理論上で可能な答えに辿り着いて、この魔術が出来上がった……どう?
ボクの魔術は一つの箱庭を、世界の中に世界を構築する結界を展開して相手を封殺.する事ができるんだ。相手は文字通り手も足も出ない……代わりにこちらからも干渉できなくなってしまうけどね。
まあメリットと言えば、星から異物として認識されないから強制解除をされない点くらいか。
後これは余談だけど、この魔術は相手を拘束する特性上リューンベルくんの炎には滅法弱い。弱々過ぎてあっという間に倒壊してしまう程度には」
説明を終えたウールヴルヴィの顔は「理解できないでしょう?」と言わんばかりのドヤ顔であった。
それについての二人の反応は────。
「「あ、はい……」」>>837
すまない…俺が言いたかったのは隻狼なんや…ツシマは実はフロムちゃうんや…!!遡りつつ返せるところには返すべきお言葉を
>>537
お師匠にも見てもろた……うれしい……うれしい…………!
文量に関しましてはアレです。舞台説明やらなんやらやりつつゲストキャラの紹介と事件への導入までやってると前編だけで馬鹿みたいに容量食うんです。
スレ占領するのも自分の中で望ましくないので、許されるなら後編も同じような形式で、外部アップロードの形を撮らせていただくと思います。
>>670 >>740
いまさらですけど、3000年て下手したらロズィーアンの始まりより古そうですよね。祖でもそこまで行くと神代連盟連中しかいなさそう。
『律令』の魔眼とかですかね。
こういう時に困ったら、使いたい漢字を一つ決めてそれを含む二字熟語を辞書で引くといい感じの当たりを引けますよ。
>>705
あーーーー! 魔術師同士の策謀と牽制の音ーー!!
こういういろんな人のところからキャラが集まって会話ができるのがオープン系二次創作の醍醐味ですよね、読み切りなのが勿体無い……!
>>742
うち基本素手かステッキ一つだからそういうのあんまりないんだけど、聖堂教会のミカエラは割と持ち物が多いので移動モードだと鞄にだいたい詰め込んでて戦闘モードだと法衣の下に銃のホルスターや黒鍵がある感じやね。おのれホスト規制…。今のもいつまで使えるか…。
>>850
普通なら自分から明かさないでしょうけど「真似できるもんならしてみなよ」的な感じで言ったりするのもいるかなと思いますよ。どの道周りはドン引きすると思いますが。
>>851
お気づきになりましたか(画像略)
>>853
実は起源を辿るとソロモン王の時代までいく由緒ある家系だったりします。ただ諸々の理由で3000年モノの魔術師レベルではないのです。
まず当時は魔術師というより魔眼研究家みたいな感じで魔術師としてのスタートはもう少し後から。
次にあくまで研究対象は魔眼で魔術は魔眼を扱う上で都合がいいからと修め始めたから。
そして極めつけは一時期魔眼持ちの子が生まれた駆け出し魔術師の家系に「その娘を寄越せば魔術刻印を株分けしてやろう」的な使い方をしてたから。
今でこそ安定して魔眼持ちが生まれ続けるレベルまで品種改良されてるけど昔は魔眼持ちを一族に引き入れるのに躍起になってたのでかなりあくどい事もしてたのです。例えば星読みの力(魔眼)を持ってた先住民族の巫女を攫ったりだとか。
魔術師としては真っ当に3000年積み重ねた家系って訳では無いけど魔眼に関しては魔術師の常識から外れてるくらいに考えてます。
>>855
無計画な浪費は要するに予算を超えるようなお金の使い方は良くないって感じで乱雑な部屋も何処に何があるかちゃんとしてる定位置管理をしたい派って感じなので相性悪いって訳ではなさそう。オリビアのことをwikiに登録してきましたー。
スリーサイズ書いてないけど実は脱ぐと凄いんです。>>856
なるほど。
そういう情報も仕入れて、次作の幕間でWASP組のわちゃわちゃとかも書きたいものですなぁ……。とりあえず暫定できたから一人分だけ投げておくね
どうせ人おりゃんし【CLASS】キャスター/ゲートキーパー
【真名】ラダマンテュス
【出展】ギリシャ神話
【性別】男
【身長・体重】183cm・78kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力 D 耐久 D 敏捷 C 魔力 A 幸運 A 宝具 EX
【クラス別スキル】
・陣地作成 A
・道具作成 E
・神性A
【保有スキル】
・カリスマ(冥) B
死した者に対する命令権としてのカリスマ。本来は冥府神の権能を以ってしなければまず使えないスキルだが、彼の場合エリュシオンを統括する者としての信仰を得た実績により比較的高めの状態で所持している。
・高速弁論 C
高速詠唱ではなく高速神言の派生スキル。冥府に属する者としての縁で魔術の女神より教導を受けたことによるスキルだが、本人は魔術師としての特筆すべき才能は持ち合わせてしまうため何やら変な方向に変質してしまった。具体的には法律家、法廷で弁を振るうものとして「予め計画した工程を実行する」類のものに特化した形。>>860
【宝具】
『幽冥、昏くも厳正にて(ピュライ・エウブーレウス)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1-40 最大捕捉:100
行き先が冥界限定のどこでもドア。吸引力の変わらないただ一つの門。本来死した状態でいるべきものを送還するという方面に特化しており、性質上ほとんどのサーヴァントに対して有効打となる代わりに基本マスター戦では何の影響も及ぼさない(何らかの方法で自らの延命処理をしているようなタイプなら話は別)。
『遥か縁近き白楊郷(エーリュシオン)』
ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:1 最大捕捉:-
海をこえ遥か西の果て、どこかにある理想郷。あるいは、地底でもっとも穏やかな箱庭。
門を超えて概念上現世と地続きであり隔絶されてもいる、そんな空間に入る、ただそれだけの宝具である。
死を超え、老いすら超えた先であるため
ただしサーヴァントとはいえ現界している以上は「そこに属さないもの」であることに違いはなく、(肉ある存在よりはタイムリミットが長いにせよ)長く居座ろうとすれば弾き出されてしまう。…逆に言えば、完全なる死人であればいつまでも居座れるということではあるのだが。
なお、ここに咲き誇る白ポプラ(レウケー)をむしって無事でいられるのはギリギリヘラクレスまでであるため、偉大なる冥王陛下の貴重なガチギレシーンを見たい場合でもない限りは下手に手を出さないのが賢明である。
【weapon】
「鍵」:特に名前のない、ガチでただの大きな鍵。ものすごく大きく丈夫なので、何かを殴るのに使ってもまず折れたり曲がったりすることはないらしい。ちなみに折れない理由は「生物に死の概念がある以上冥府への道は存在するから」。>>861
【解説】
クレタ王族。ハデス様と気質が似てる人。
父はゼウス、母はエウロペ。ミノスの弟(説にはよるがサルペードーンの兄)。子供はいるらしいのだが、Wikipediaに日本語版項目がないレベルなので紹介は後述。
義父であったクレタ王アステリオスの逝去後「長子が王となるのが法律的に正しい」という理由でミノスの王位継承を支持するも、「だってお前俺より人気あるからクーデターとか怖いし(意訳)」という理由で追放される。その後、たどり着いたテーバイで夫を亡くしたアルクメネーの再婚相手となった。つまり、戸籍的にはヘラクレスの義父。
数々の立法案件に関わったりした超真面目くんキャラらしく、彼の場合は「公平公正な裁判官」としての個性づけがきっちりされた上で紹介されることが多い。
エリュシオン統括管理部長。一見すれば血も涙もない冷血鉄血鉄面皮に取られかねない表情筋とズバズバ言い過ぎる性格をしているクールキャラに見えるが、上記の追放理由の逸話にも見える通りちゃんと「法律は究極的には人を守るためのもの」という意識を一貫させつつも人間的な感性や人望は持ち合わせているため上司よりは話が通じる。自分の私情よりも法律を上位に置ける考えは上司に好評で、冥府内の要職としてもひときわ重要役職につけてもらっている。逆に、柔軟な政治的判断を要する案件は他二人に比べるとやや下手。
クレタを追放された理由には、上記の性格もあって王位に就いた兄に対して王弟としての立場からあんまりにもどストレートにズバズバザクザクと苦言を呈しすぎたことから「叛意あり」と認識されてしまったことも一因として存在する。後に、流れてくるいろんなニュースと兄の訃報に静かに頭を抱えた。
色々と複雑な関係(血縁上は兄弟の息子)ではあるが、ヘラクレスとイピクレスのことは「父とは子を保護する義務のあるものである」という思想を差し引いても普通に実の子のように思っているらしい。>>862
【セリフ例】
「えぇい喰らえへカテ神拳!」
「……うむ。己れも法律家としての本分はあるが、少しは他の技能も身につけておいた方が良いと思ってな。特別にヘカテ神に教えを乞うたのだが…………どうも、かの魔女殿のようにはいかないな。殴った方が早い」
「……ヘラクレス。己れはお前の長じた後にお前の母を娶っただけの者で、育ての親というわけではない。亦お互い大人であるからして過度にああしろこうしろと指図する気も毛頭ない。その上で言わせてもらいたいのだが…………コホン。装いは、もっとちゃんとしたものにしなさい。体が冷えるだろう(ヘラクレスに対して)」
「イピクレス……ほう、あの子も……。……うむ。恥ずかしながら年頃の娘御というものはどう扱えばいいのか皆目見当がつかなくてな……。あの子に関することで何かあれば己れに言え。法が許す範囲であればなんなりと手を尽くそう(イピクレスに対して)」
「おい兄者。目先の欲に溺れて道を外れてはいけないと何度言ったらわかるのだ。約束は守る。言ったことには責任を取る。自分のやられて嫌なことは人にしない。童でも知っていることなのになぜそうしない?そうやっていつも楽な方に楽な方にと嫌なものから目を逸らしていって、最終的に困るのは兄者なのだぞ。そのようなことだから娘御にも見限られてしまうのではないか。遠きテーバイの地で一部始終を聞いた時の己れの気持ちがわかるか?これでは母上に合わせる顔がない!貴方はその悪癖さえなければ稀代の賢王となれる器なのだから、もう少し自らの身辺を顧みて……おい、耳を塞ぐんじゃない。今日という今日こそは理解していただく!(ミノス(自作)に対して)」
「兄者………………あ、姉上……だと…………?????(ミノス(wiki)に対して)」
「母上……はい、飴はいただきますが……その、もう少し腰回りに何か巻くなりしていただきたいというか……(エウロペに対して)」
「…………ど、どういうことだ?何が起こっている………????(ユノー=エウローペに対して)」
「貴方様がそれで宜しいのであれば何も言うことは……いや……本当にそれでいいのか……?何かが根本的に間違っているような……?(ハーデースに対して)」>>863
*お得な豆知識*
・ラダマンテュスの息子とされている人は大まかに二人。Gortys(ゴルティス)とErythrus(エリュトルス)だよ。いずれも日本語版Wikipediaには影も形もなく、エリュトルスに至っては英語版wikiすらないんだ。
ゴルティスはリュカオンの子テゲアテス(アポロンとアルテミスを怒らせて祟られた王)の息子という説もあるけど、クレタ伝承曰くラダマンテュスの息子なんだって。のちに親元を離れクレタの街ゴルテュンの祖となったってパウサニアスさんが記録しているよ。
エリュトルスについてはマジで日本語での発音を調べようとすると綴りがにてる虫の記事しか出てこないレベルだから発音にすら自信がないけど、どうやらこっちはクレタ島からイオニアまで移住してエリュトライって街を作ったってことで知られているらしいよ。なんだかんだで英雄っぽいことしてるね!
「暫定版」じゃない内容については解説欄が前作ったやつのコピペなので手が空いたらそこ含め足りてなさそうな部分を丸っと見やすく書き直すのと、あとついでにセリフ欄の内容ともしかしたらスキルが増える>>864
ふふふ……ド真面目系イケメン……!>>864
人ならおりゅよ
鍵を武器にしてるだけあって宝具が両方とも異界への門的なやつなの好き。ランク高いのも納得だし今を生きる人間には効きにくくてサーヴァントには効きやすそうなの相性ゲー度高くて良い。
セリフを見るにうーんこれは秩序・善!ってなりますね。真面目なようでハ様の姿や別時空の親族に困惑しておられる。>>870
元々魔眼を継承すると両目が無くなって失明しちゃうから視力を戻すために作ったから人前で出せなかったら意味無いからね。
なおそれが転じて魔眼が嵌ってた眼孔に嵌めたら限定的に魔眼を再現する人工魔眼なんてワケわからん物が出来上がったという。あ、そうだ。レージュさん、ちょっとよろしいかな?
>>874
構いませんですよ~!ウルティア 「ところで、私(わたくし)だけその例の? なんていうか忘れたのだけれど、ほらルーの言うアレと合ってないのよね」
ルーカス ロバート 「「……………………。」」
ウルティア 「結局どうなの? 本当にあなたがそこまでいうほどの相手なの? まあ兄さんから逃げ切ったっていうのはそこそこではあるけれど」
ロバート 「……正直、あの時はそこまで本気で始末しに行ったって訳でも無いんだが、それはそれとして得体の知れない感覚はちょっとあったね。ほぼ接敵してないから分からなかったけど」
ウルティア 「魔眼のホルダーだって話で、ルーの決戦術式(ワールドエンド)を切り抜けた以上は本物なんでしょうけれど。どうにも正直眉唾よねぇ、私が直接の会ったことがないせいだけかしら」
ルーカス 「…………。」
ウルティア ロバート 「「なんか言え」」(バシッ)
ルーカス 「……あでっ、うん。まあ、そうだね。『無敵』はともかく、アレ以来『インフィニティ』は使ってないだろうしね」
ウルティア ロバート 「「…………。」」
ルーカス 「けれど、『無限』を使うなら僕の『英雄』は間違いなく何でもありだよ。多分、ウル姉は食われる」
ウルティア 「……へぇ、愉快ね。ルーカス」
ルーカス 「ところで、人蓑だよ。ひ・と・み・の」
ウルティア 「……ふふっ。魔眼ホルダーで瞳のって……もうちょっと捻りを、」
ルーカス 「ああ。それは僕も勘違いしたけど、違うんだ。『人の形をした羽織りもの』って意味の、『人蓑』なんだよ」>>876
あーーっ!!(今の今まで人蓑くんの名前が瞳のって読めるのに気付かずアハ体験した顔)
しかし日本語に詳しいなこの英国貴族達。でも島さんの描かれるイケメンなら狂っちゃうのも当然だよね???(おめめぐるぐる)
>>883
「いやさ、別に金も地位も十分なだけあるし若い愛人迎えるぐらいなら全然できるんだけどな?お互いよく知ってるわけでもないちょっと遠目で見ただけの、しかも敵国の男に惚れ込んで自分の父親を売り渡すような異常者を身近に迎えたら常に「こいつ別の男に惚れたら今度は私のこと売るだろうな」って覚悟を持つ必要が出てくるだろ。国に化け物抱えてる状態でこれ以上背中から刺されそうな悩みの種とかまっぴらゴメンっていうか、これに関しては流石に私悪くないよな?(逃走)」などと供述しており
なおこの後色恋に目が眩んだ娘が英雄に協力したことが遠因で死ぬ模様>>886
事件簿以外だとあんま描写ないですからねー…
個体基礎は字面から基礎を突き詰めた感じなんだろうとは思いますけど、型月の基礎の魔術がまずあんまりわからないという色んな考えてるとやっぱほまはるCP(誉さん×クッチー)はお互いの愛情矢印デカ過ぎるなー、といつも思う。
他のマスターとかで「(両者とも)おっも…」となる関係性ってあるんだろうか。>>888
一応「生前真面目にやれば完全無欠に見せかけることができるのを実証として目撃しているのでそれを恒久的に継続してほしい弟」VS「懐かれて悪い気分はしないがうるせ〜〜〜知らね〜〜〜〜Final Fant asyしてる兄(正直ずっと真面目にやるのは無理。苦痛)」なので仲自体は普通に良い方なんだ
お互い「あいつはそういうやつだからな…」しながら俺は変わらんお前が変えろをし続ける終わりのないマラソンなんだ
なので間にコミュ力があってなおかつ善性のアイアコスくんを挟んで三人で調和取りましょうねー>>893
Q.目の前に男がいます。貴方の国家の法律的にはその男は死刑に相当する罪を犯しています。ちなみに罪を犯した理由は死の淵にいる唯一の肉親を救うためでこの男が死んだ場合その肉親は自動的に死にます。貴方が口を出せば判決に影響が出ると思いますけどどうします?
ミ「なぜ私が犯罪に走るような輩の事情なんて気にしてやらなければいけないのか。まぁ普通に死刑でいいだろ」
ラ「罪を犯さなければいけない状況に陥った男には同情するし、これが冷酷な判断に聞こえることは理解しているがが罪は罪。死刑に処すべきだろう」
ア「王として言えば、国民の困窮はある程度僕の責任でもあるよね。死刑を回避できるようギリギリまで情状酌量の余地を探そう。どうしても無理そうなら肉親には僕からできる限りの補償をするよ」>>894
加えて一応もう一個
Q.親しい人が病気になりました。その人を助けるためには立入禁止区域に入る必要があります。手続きをすれば入れないことはありませんが、していたら間に合わないでしょう。どうしますか?
ミ「チッ……下手に見捨ててそいつの周りに身内を見捨てる屑野郎だとかいう風説を流布されても困るしな……こっそり行って助けた後口止めをしつつ、命の恩人としての立場を利用して一生下僕にしてやる」
ラ「立入禁止区域が立入禁止区域になるのにも理由があるだろう?どうしてもそこでなくては駄目なのか?手を尽くして別の手段を探すべきだし、もし入るにしてもしっかりと公的手続きを経るべきだ」
ア「人助けより大事な法律があると思うかい?……いや…もちろん法律はできる限り全員が得をするためにあるっていうのは作る側に回ったこともある者として理解してるけどさ……何かあったら緊急避難でゴリ押すよ。あ、でも立入禁止の理由が「僕がそこに入ったことで別の人が病気の治療法を無くして困る」…みたいな理由だったら別の方法も考えてみるけど」浮 上 (ザパァ)
>>783
カランは優しい使いね……。
自分からロジックエラーを選ぶとこの世界ではあまりいい方向には向かわない傾向があるけど、カランは善いままでいてくれてよかった。
>>806
(まあ精神系の魔術は、ネタはあるんだけどうち4大超越者の最後のひとりが使うヤツだから、オープンワールド的に使い勝手が良いかどうかは判らん……相談とかなら具体的な話があれば出来るかもしれないけど…………)
>>850
こいつらこんなに実家の話して大丈夫なのかってくらいしゃべっとるな、大丈夫か
>>864
ユノーさま
「あら、飴ちゃんでも欲しかったかしら? ラダマンテュス」
宝具がどっちも門なのかよって思ってちゃんと見返したら副クラスゲートキーパーで納得。公式にないからなんとも言えない部分はあるけど成程そりゃ門だわ。
>>892 >>894 >>895
わかりやすい。あとバランスが良い。
ぱっと見アイアコスがいないと崩壊しそうなバランスでいて、実は兄弟の仲が悪いわけじゃ無いから普通に成立するけど、結局アライメントも込みで三人そろってワンセットになるのが上手いことなってますね。ところでわたしはモノクルがすきです。
>>899
おまかわ
潜 航 (ザブン)>>903
出先の島術です
神霊系キャラに手を出しているものとして私見を述べさせていただければ、神霊そのままを出されると霊基や神秘の格の問題でマスター側でもサーヴァント側でもほぼほぼ一方的な蹂躙にしかならならず、リレー小説の登場キャラとしては極めて使いづらいと考えます。
よって、いずれ側で投下したいにせよかなりの弱体措置・行動半径や活動時間の限定措置、擬似サーヴァント化による霊基のスケール縮小などの手をとるか、或いはなんとかしてあらゆるツッコミをすり抜けられる「神霊がそのまま降臨する方法」を考えつけるのでもない限りはキャラシ無しのシナリオNPCとしてSSに登場させるのみに留めたほうが賢明であると思います。>>903
駄目っていうルールが明確に定められてる訳じゃないけど、諸々考えるとナシだよ、みたいな……。
初期の投稿だと神様の類なキャラも多少はいた覚えもありますが、結局リレーや個人SSとかでの活躍はしてないですし、ある意味それが答えかな、と。
島術さんもおっしゃってますが、登場させるにあたっての手間や関門多いでしょうし、神霊そのまま登場。お待たせしました
お待たせしていないかもしれません
パナケイアの幕間続き貼ってもよろしいでしょうか>>901
実は設定上三人全員鍵の宝具自体は持ってるけど他二人は現世サイドの英霊としての逸話にプラスアルファで「FGOでは使用されない」系として持ってくるだけだからサーヴァントとしてメインウェポンにまでしてるのはラダマンテュスだけなのだわ
あの兄弟はお互い「こいつとは性格上合わないな」って思ってるし兄からしたら身近に置いとくと自分の対抗勢力に担がれて戦う羽目になりそうだから面倒で置いときたくなかっただけで別にお互い嫌いかと言われればそんなことはない妙な関係ですからね
>>902
実際裁判員は参考にしてる
ハ様&ラダマンテュスの構成だと冥界の運営がほぼ工場のライン作業になるので善人と悪人でバランス取ったヤジロベエ状態にして裁判できるところまで持ってくみたいな
善意によるルール違反はある程度尊重されるべきだけど悪性について理解できる者がいないのもそれはそれで不公平だしとりあえず貼っちゃるけんの!
あれはいつの事だったか。いつもの様に父から教えを受け、いつもの様に姉と組手を行っていた。
ふと、ぱたりと姉が手を止める。何かに視線が釘付けになり、引き寄せられる様に近くの茂みへと歩いて行く。
「お姉ちゃん?」
呼びかけても返事は無い。彼女の視線は、足元へと向けられたまま動こうとしない。何か怪しいモノでも見つけたのかと思い後を追い、同じ様に一点から目をそらせなかった。
草むらに羽根に包まれる様にして鳥の死骸が落ちている。別の鳥に襲われたのだろう、小さな体のそこかしらについばまれた跡が花の様に残されていた。
「これ、あの鳥」
ぽつりと姉が呟く。惨い有様になっている鳥をよく見れば、翼の根元辺りの毛が少し禿げている。それは初めて医者として治療を施した、あの鳥が怪我をしていた患部と似通っていて……。※
二人で小鳥を治療したあの日から、ヒュギエイアとパナケイアの仲はこれまで以上に深まっていった。いつも二人で行動し、いつも二人で何かをしていた。組手も、治療も、父への師事も。
成長するに連れてアスクレピオスの娘達も父親の仕事を手伝う様になった。いずれ医療に携わる者として実戦を経験するべきだったからだ。一度に四人全員を駆り出す訳にはいかないので大抵はツーマンセルで、やはりこの時もヒュギエイアとパナケイアは固定であった。
「今日も患者さんでいっぱいだねぇ」
「お父さんのところに来ればどんな怪我や病気でも治せちゃうんだもん。皆来るに決まってるよ」
姉妹はいわば一心同体だ。喜びも、怒りも、楽しさも、哀しみも、互いに共有し合い自分の事の様に感じ取れていた。息もぴったりで口に出さずとも何を考えているのかが伝わり、てきぱきと仕事をこなせる。これはきっと絆に違いない、二人はそう確信していた。
娘達の年齢はもうすぐ成年を迎える。アスクレピオスから教えられるだけの知識を全て受け取った時、四人は医者として家を発つ事になるだろう。それでもヒュギエイアとパナケイアは共に旅立ち、共に診療所を開こうという話しをしていた。
ある夜の事である。姉妹は夜にこっそり家を抜け出し、月光を浴びながら草原を駆けた。子供の様にはしゃぐ機会などもう残されていないのだから、心残りが無い様にとパナケイアが提案したのだ。
滅茶苦茶に手足を振り乱してとにかく走り、草原を転げ回る。息が切れるほど続けて、二人はばったりと倒れ込んだ。
「姉さん、もしも私が病気になったら……その時は治療してね」
「急に何を言い出すかと思えば、そんなの当たり前だよ。私達はずっと一緒」
ぎゅっと手を握り合う。蛇の様に指を絡めて、誓いを結んだ。
少女だった自分達に別れを告げ、二人はまたこっそりと家へと戻る。また明日から父の手伝いがあるのだから、寝坊してはいけない。こっそりと、音を立てずに、自室へ……。『駄目だ、これでは駄目だ。完成しない、打ち克てない』
もしも帰るのがあと数分早ければ、遅ければ、戸の隙間から父の嘆きを目にする事は無かっただろう。寡黙で感情を露わにする事が無い彼が、憤怒を露わに苦しむ姿はかつてないモノであった。
死、生きている以上必ず待ち受けている終わり。これまで何度も目にし、そして唇を噛むしか無かった医者の敵。
(――――ああ、流石私達のお父さんだ)
パナケイアは感動した。父は自分達の見ていないところでずっと苦悩していた、戦っていた。死を克服しようと孤独に研究を続けていたのだ。
ならば自分が為すべきは彼を支え続ける事に違いない。娘としてではなく、一人の医者としてアスクレピオスの力になろう。
悲痛な声を聞いた上でパナケイアは改めて父を深く尊敬した。きっと姉も自分と同じ事を考えているに違いない、彼女はそう思い隣を窺う。
「―――――」
ヒュギエイアは口元を抑え、父の背中をじっと凝視している。見てはいけないモノを見てしまった、そう言わんばかりにその横顔は筆舌に尽くしがたい感情の渦を生み出している。
その時パナケイアは自分と姉とで抱いた感情が別のモノであったと気付き、そして彼女がどんな事を思ったのかまるで分からない事にゾクリとした。声をかけたくても、どう言えば良いのか分からずに口をつぐむしか無かった。
ヒュギエイアが家を発つ事になったと聞かされたのは、二人で野原を駆け回ってから数日後の事である。
「姉さん!姉さん待ってよ!」
父の苦悩を目にした翌日、ヒュギエイアは何も見なかったかの様に振る舞っていた。パナケイアはあの横顔が忘れられず、彼女と接しようにもどうしても勇気が出せず僅かに距離を取ってしまっていた。あんなに仲が良かったというのに、二人の関係は急激に離れていたのである。
そうしてパナケイアが私用を済ませて家に戻った時、姉は既にいなかった。他の姉に聞くと「家を出る」と言って出て行ったのだと言う。
「待って、ねえ、待って」
必死に追いかけなんとか追いついたパナケイアの荒い息遣いを耳にし、ヒュギエイアはゆっくりと振り返る。その目の下には大きなクマがあった。
「なんだ。いない間に出ようと思ったのに」
「出て行くってどういう事。なんで急に……」
「うん、ちょっと色々あってさ。お父さんと喧嘩しちゃって」
喧嘩。一体何に関して、という部分はすっぽりパナケイアの頭からは抜け落ちていた。重要なのは姉が何処かへ行ってしまうという部分だからだ。>>917
「じゃあお父さんに謝ろうよ!私も一緒に謝るから、ね?」
必死の呼びかけにヒュギエイアは首を縦には振らず、むしろ困った風に笑みを浮かべる。
パナケイアは何が起きているのかを理解しようにも気が動転してしまい、とにかく姉を家に連れ戻そうという気持ちで一杯だった。
「パナケイアはさ、死をどういうモノだと思ってる?」
背中を向け、ヒュギエイアはぽつりと呟く。いつもと変わらない声色の様で、けれど無機質だ。
死、アスクレピオスが打ち克たねばならないと言っていた医者にとって最大の敵。
「死は、克服するモノだよ。お父さんだってその為に頑張ってる」
「そっか……私はさ、死は受け入れるべきなんじゃないかって思うんだ」
思いも寄らぬ言葉にパナケイアはしばらく面食らう。あんなに父の事を尊敬していた姉が、初めて彼とは別の考えを口にしたのである。
あの夜、彼女の中で渦巻いていた感情は父親にではなく、死へと向けられていたのだろうか。
>>918
「人が死ななくて良い。それって本当に良い事だと思うんだ。でもね、始まりがあるのなら終わりだって無くちゃいけない。花が咲いて、枯れる様に。でもそれで終わりじゃなくて、次の花が咲く。人間もそうなんじゃないかな。産まれて、死ぬ。産んで、死ぬ。終わりがあるから始まりがある訳で、だから死は克服するんじゃなくて、受け入れるモノって思ったんだ」
「それ、お父さんに話したの?」
「一度話し出したら止まらなくて。そしたらお父さん、『そうか』ってだけ。そしたらもう家にはいられないでしょ?だから出て行く」
「待ってよ姉さん。言ってる事、全然意味分かんないよ」
わなわなと声を震わせるパナケイアに、ヒュギエイアは思わず苦笑で返した。
「私も全然分からない。正直頭の中ぐっちゃぐちゃ。でもハッキリ言えるのは、お父さんとは別の道を行くって事だけかな」
「姉さんお願い、戻ろう?駄目だよそんなの、そんなの。私達一緒だって、そう言ったのは姉さんだよ」
「じゃあ、一緒に来る?」
「……そんなの、出来ない」
「なら、ここでお別れ。パナケイア、貴女は何も悪い事はしてないよ。勿論お父さんもね。ただ私が、こうしたいって思っただけだから」
そう言ってヒュギエイアはまた歩き出した。どんどん姉の背中は遠ざかっていく。追いかけなくては、と頭では分かっていながらパナケイアの足は動けずにいた。投げかけられた言葉の意味が飲み込めないのだ。
どうして私を置いていくの。どうして急にお父さんの事を否定するの。いつも、いつもあの人の娘である事を誇りに思っていたのは姉さんなのに。何度も私に「アスクレピオスの娘」なんだと言い聞かせていたの は、姉さんなのに。
―――――私をこんな風にしたのは姉さんなのに、どうして
「待ってよ、待ってよ姉さん。待ってよ!!置いていかないで、いかないで、行かないで!!」まぁどうしても投下したいようだったら相談してくれれば各人リレー用として問題ないレベルを提示することでアドバイスできるってのがここと僕鯖の違いなんでそこはまぁ気が向いたらどうぞってことで
デミドラくんのサイズ感というかcm表記ってどれぐらいがいいんだろうか。
身長だけでじゃなく、体長、尻尾の長さとかもある程度cmで表したい所だけど、参考データが無い……。>>928
ワイ冥ペディア、役に立ちそうな項目を教える
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/カトリーナ・ミクトランシワトル
かまそそちゃんとかへるちゃんもいるわね
みんな好きね冥界>>928
なるほど、逸話や性格が愉快な神様ですね>>948
勝手は子供向けのお絵かきボードにも近いですねえ ええちょっとCHOCO先生のあれもきっかけです
塗りや細かい描画には不向きですが単純な線で描く分にはさらさらでした立ててきましたー。
>>951
乙で御座います。そうか……もうすぐバレンタインか……
描くか……自キャラのバレンタイン絵……何故まじゅつかいろと打ち込むと魔獣回路に変換するんだろううちの自動変換は。
>>959
まぁそんな流れですかねー、とりあえず自作内での設定としてはコレぐらい!
今後リレーなりで出る時にはまたサイズに変化が、ってふわっとさせておきますか。趙兄のバレンタイン…マスターとの優しいお兄ちゃん属性バリバリのSSを書くか張姫ちゃん相手のペース取られてなされるがままの趙兄を書くか迷うな…
とりあえず一番バシッと書けそうな許褚を真っ先に書きますね(即断即決)今の幕間が終わったら次はロドモンの幕間も書くぞー!タイトルは「ロドモン対イケメン盗賊団」だー!
>>965
時計塔では他の教え子たちと同等に接します。身贔屓してると思われてはルナのためにはならないと思うからです。プライベートではだいぶ態度は甘い親戚のおじさんです。許褚バレンタイン
投下します
ハイパーマッスルタイム突入!!チョコレートを手に持ち、マスターはカルデアの廊下を歩いている。
「おうマスター!!」
「っと…!?」
突如後ろから勢いよく、だが痛くない位の力で肩を思い切り叩かれる。振り向くと、筋骨隆々の男が、どこか暑苦しくも気持ちいい笑みを浮かべていた。
「びっくりしたぁ…」
「悪りぃ悪りぃ!!何か旨そうな匂いしたから寄ってみたんだ!!」
「そうなんだ…なら丁度良かった!!これ、どうぞ!」
そう言って、立香は許褚に小さな袋を差し出す。偉丈夫は少し驚いた様に凝視する。
「こいつは…確か何かで見たな。超胡嶺虎…とかいう奴か?」
「そうだけど多分何か違う覚え方をしてる気がするよ許褚…まあいいや、うん、これはバレンタインのプレゼント!!受け取って!」
笑顔で両手を前に出して差し出されたチョコレートを、許褚は意外にもゆっくりと受け取って開封する。
普段は単細胞な彼も、こういう時は雑な部分を薄めようとするのだった。
そして彼は、そのチョコレートを一口に入れ、噛み砕いた。
「…うおお!!美味え!!美味え!!何じゃこりゃめっちゃ美味えな!!」
「えへへ…喜んでもらえて良かった!!じゃあまたね!!」
と、笑顔で手を振って別れようとした時だった。
許褚が、突然後ろから両脇を抱えて持ち上げた。猫のように。>>971
つーか割と傍目から見たらセクハラに見える様な体勢になっている。
「え?許褚?」
「チョコ食ったら腹減った!!」
「はい?」
「あとこういう何か貰った相手にゃ返礼をしろってガキの頃教わったんだわ。つー訳で食堂行くぜええええ!!!」
「ええええ!!??」
そう言いながら許褚はマスターを抱え走り出す。割と抱え方アレだとかそういう風に見えるかもしれないとかあるが、彼は全くそんな下心はない。
「俺はこう見えて旨い飯作れるからよ!!保存してた俺の肉饅をおめえに食わせてやらぁ!!」
「肉饅!?いいの!?」
「いいって事よ!!そうだ、曹操様も誘って食おうぜ!!」
「ちょっと待ってさっき食べたばかりだから!!」
「問題ねえ、肉は別腹だ!!」
「うーんこの三国マッスル…」
しかし、まあいいかと彼女は受け入れた。
確かに狂化で少し押しが強く、短絡的で後先はあまりり考えてないけど…
少なくとも彼のその思考には、悪意という物は無いように見えるから。>>972
…俺ぁバカだからよぉ、他の奴らみてえな気の利いたモンはやれねえ。何か手の込んだモン作るってのもできねえしな。せいぜい力作業位よ。
だがな、それでも、マスターが俺に向けてくれる信頼。なんかいい感情。そいつらは分かる。
昔、曹操様や仲間…そしてアイツから感じたモンに近い。
だから、俺はバカなりに、そういうモンに対してできる事はしてやりてえんだ。
…アイツも、そう言ってたからな。
礼装「超肉圧!!漢気饅頭」
許褚からのお返し。
肉饅。それも大量、かつ1つ1つがバカでかいし脂っこい。
常人にとっては1つでも油そばメガ盛り、大量に食えば某アブラカタメマシマシなラーメン屋も真っ青な位胃袋が圧迫されるだろうが許褚にとっては朝飯前な量である。これも魏屈指の筋肉自慢故であろうか。>>975
筆が早いっ。そして挟まってしまって申し訳ない。
この熱血漢っぷり、嫌いじゃないわ!でもそのお返しの油っこさは勘弁しておくれやす…。>>975
巨大肉饅の圧がすごい
一つ一つがメガ盛り油そばに匹敵するカロリーとか半端ないですね
そしてそれをペロリといける本人の食欲と胃袋もまた>>989
悩んでいるポイントがわかれば、私も何かお力になれるかもしれません。ネタバレの恐れがあるのであれば、下記でやり取りするのはいかがですか。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E6%A1%83%E8%89%B2%E8%8D%89%E7%B4%99調査移籍が死霊魔術系のなんかだったからとかでいいのでは?
戦闘系技術もあって死霊魔術にも知識があるから白羽の矢が~、みたいな。
あとは反則気味なので非推奨だけど、クッチーが情報流して云々。スレも残り少ないですし埋めるのも兼ねて1000取り合戦でもしますか
1000ならカラバリ1000なら雁夜おじさんと結婚していても問題ない女性キャラ。
1000なら伝承保菌者
1000じゃなくても次スレの何処かでイベントの続きを投稿する~
1000ならバレンタインイベント
マスターケモ化
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#204
1000
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