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聖杯大会本戦統合スレNO.5
https://bbs.demonition.com/board/6193/
ラフム語翻訳機
https://yt8492.github.io/RafmanTranslator/たて乙。
>>3
……。やめとくか。>1000なら自キャラがゲームに出た時の必殺技
ではこちらにしますか。
メルブラ的性能とかFGO風ステータスとかたまに妄想する。うみゃ……キャラクター×現在連載中の漫画ってネタは往々にして書いてる人の推し漫画推しキャラが透けて見えてちょっときもちわるいことになるのが見え見え(あと設定的に漫画雑誌そんなに興味ない人もいる)なんで「好きなジャンル/掲載雑誌/推しキャラ」はそういうの読む人って設定のだけ用意した上で現在連載中の作品のネタバレを一切挟まないように調整してくるよ
某漫画は休載中だからネタバレしようがなくてよかったねスレ立て乙ですのー
今時の漫画というものを私中納言は知らんのですね、ハイ。いつまでも一昔前から出られんのです。
一昔前で良いならグランデはポーの一族とか好きそうだし、綰やレッドアはジョジョが好きそうだなあと。あと耿実はキテレツ大百科あ、昨日話してた新鯖……というか何年も前のスレの果てに消えたリメイクサーヴァント投下していいですか?
「私は生死の境を司る大悪魔、イグニス・ファトゥス……ウィラ、ジェーン、でも構いませんが……もしかしたら、あの子達がいるかもしれませんもの。ランサー、イグニスとでもお呼びください」
【元ネタ】ヨーロッパ伝承【クラス】ランサー
【真名】イグニス・ファトゥス
【異名・別名・表記揺れ】ウィル・オ・ウィスプ、ジャック・オ・ランタン
【性別】女性【身長・体重】182cm・66kg
【肌色】蒼白【髪色】青藍【瞳色】紅蓮
【外見・容姿】一見ボロ布のようにも見えるシスター服を纏った美女。戦闘時は脱ぎ捨て鎧と一体化したようなドレスを纏う
【属性】混沌・悪魔・地
【ステータス】筋力:D 耐久:B 敏捷:B 魔力:A 幸運:E 宝具:B+
【クラス別スキル】
対魔力:B-→普段のランサーは対魔力B相当の魔術への抵抗力を持つが、その悪魔としてのあり方からか浄化の類の魔術には滅法弱くなる。
【固有スキル】
魔力放出(イグニス):B
地獄の業火と言い伝えられる青く燃え盛る鬼火(ウィル・オ・ウィスプ)。その炎を司るランサーの象徴の一つたるスキル。ライター程度から召喚者の供給次第では屋敷一つを瞬時に燃やし尽くすまで、彼女の腕は止まらない。
ジャック・フロスト:B
イングランドに存在する冬や雪、霜の妖精。群体のそれにランサーが関わった「ジャックのひとり」が死により妖精へと転じた1人。ランサーの使い魔となり、冷え込んだ冥界という概念と重なり合った力は生命力を奪う冷気そのもの。
境界にて:A
中東にて、かの暗殺教団の祖たる武の極みの暗殺者が至ったそれとは別の境地。彼女が司りその守り人、渡し人として存在し続けた生と死の境界を表すスキル。迷える魂に一つの指針を示す、生死関わらず人に明かりを与えるスキル。殺し合いではなんの役にも立たない。
神性:E→神霊として零落した妖精の名残り。【宝具】
『いつか言祝ぐ導きの門(デビルズ・ファトゥス・パンプキン)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:60人
ランサーの展開する妖精領域、もしくはかつて権能と呼ばれた絶対的権限の名残り……それを人理のサーヴァントとして下ることで固有結界の1つとして確立したもの。かつて大地に生きていた頃と違い気軽な展開は出来なくなった己の真の姿の解放。
何も見えない、何も聞こえない、何も感じない、何もわからない暗闇の中でただ一つほんのりと青く煌めく鬼火を展開する。
生きているのに死地に飛び込む者にはその罪を理解させる業火を。死んだはずなのに死を認識できない者にはその手を引き導く灯火を。どちらでもない者には新しい存在(ウィル・オ・ウィスプ)として新生させる救いの篝火を与える。ランサー曰く「消費魔力でなかなか戦闘になんて使えないような代物」とのこと。
【Weapon】
大鎌→ランサーの持つ業火の灯籠をランサーが魔改造したもの。自分のイメージに合うように、と改造したそれを「死の最適解」を理解するように……つまり効率の良い解体をするように振るう。それはとあるアラヤの英雄の末路のそれに、酷似している。
【解説】
ウィル・オ・ウィスプ、イグニス・ファトゥス、あるいはジャック・オ・ランタン。西洋の鬼火伝説にて最も顕著な名称たる死ぬことも出来ない愚者の罪人の名を冠する女。
その正体は、その罪人に灯火を与えた悪魔そのもの。かつては生死を司る古い女神だった、神から零落した妖精。愚者(ファトゥス)の名をを冠するが如き愚行ゆえに悪魔であると幻想の殻を被せられた名も喪ってしまった女神。神話のテクスチャとして定められた死後の世界(テリトリー)を持たず、さまざまな神話テクスチャを渡り歩いては死後の世界に行くことが出来なかった溢れ者(イレギュラー)を該当する神話の世界に送り届けた黄泉送りの女神。どの神話にも馴染めず、しかし己の成す行いにより名も知れぬ神としての信仰は得ている。故に彼女は世界にとって異物である「蒼い焔」を己の旗として掲げ続けていた。
……どっちつかずのあやふやな存在は時が経つにつれて邪魔者となるのが世の常。いつしか彼女は神としての信仰が失われ、かの一神教に覆われた西洋においては「異常なもの。人を正しい死から惑わす悪魔」として扱われる。神として零落し、死霊としての幻想を押し付けられた大妖精。神のシステム的人格のままだった彼女はそれでいいと思っていた。
小さき、小さき闇で、惨めに誇示し続けていた己の領域内にて、必死に赦しをこう哀れな煉獄の罪人を見るまではそれでいいと思っていた。
気づけば彼女は自分に許された特権である導きの青い灯火を握らせ、現世に送り出していた。このまま自分の領域から放り出せば煉獄に閉じ込められたままの彼を再び生の旅路(呪い)へと突き押した。
「どうしてそのようなことをするのか」
死霊という概念を押し付けられた己には天敵とも言える聖人が語りかける。
「今までは神として生きていて、だからよくわからないのだけど……そう、そうだな。人間は間違える。禁忌を破り約束を違える。けど、守りたいと思った誓いを守り通せるのも人間の特権です」
口が勝手に開くたびに自分の中で世界が固まっていく。神として定められていた道が消え、妖精として細々と生きていくという考えも消えた。そうだ、そうだ、こんな自分は人々にとって悪魔だろう。だって─────「私は不平等に。残酷に。人を導くと決めました」
後に西洋各地で死者の魂を鬼火へと変え、霜へと変え、名無し(ジャックとウィル)たちを生み出し続ける名も無き悪魔。イグニス・ファトゥスと名乗る起点のお話である。
【人物像】
愚者の火の名を冠する大悪魔……と自称する神くずれの妖精くずれ。人々から受けた幻想により「悪魔」「死霊」という概念を手に入れ新生したものの、本質的には妖精郷に行き損ね、神として消えていくことすら出来なかった割と落ちこぼれの女の子。
しかし彼女自身は自分の今の立ち位置を気に入っており、故に人々を震え上がらせながら、人々を自由気ままに救い惑わす悪魔としてのムーブを楽しんでいる。本人曰く、鬼火の仕組みが解明され遂に消え去るその時までしっかりと働き続けたとのこと。
悪魔を自称するが清貧を重んじるような、自分に駆け寄る子供を抱えくるくると肩車をするような、趣味はお菓子作りだとはにかんで言うような、穏やかな女性のそれ。しかし確かに、それがどのような破滅でも契約者の言葉に受動的に従ったり、時折己の意思で人から鬼火(ウィル)を増やす悪魔らしさは見せる。
その本質は人々に寄り添いその死への旅路と生きている今を照らす青い柔らかい炎。超越者としては領分を履き違え失格したが、世の理に中指を立てる悪魔としては百点満点の大悪党。生きているのにその実感が湧かないならば、この炎で苦しんでしまえ。熱いだろう、息ができないだろう、さあ生を実感しろ。そうでないならこのまま灰になれ。
死しているのにそれを受け入れきれないのならば私がその路を照らしてやろう。お前がどんなにこの世界にしがみつきたくともそうはさせない。この火で根源へと還してやる。
そのどちらでもないならば────ああそうだ、お前に蒼い鬼の火の一員となる喜びをやろう。生と死のあやふやな我らは死ぬことも生きることも定義しづらいどっちつかず。そうやって存在し続けて………いつか目的を掴んでみろ。そうでなければ苦しむだけ。
神のように無慈悲で厳粛で極めて合理的な判断をとる生き物でもなく、妖精のように無邪気で気まぐれに人を混乱に陥れる化け物でもない。己の中にある「生きている喜びを知ってほしい」「迷っているものを断ち切りたい」「この悪人を信じてみたい、次の選択に期待したい」という人間のような身勝手な思いだけで人間には許されない権限を扱い続ける。
弁えない、省みない、媚びない、退かない、戸惑わない、後悔しない、償わない。なるほど、特別な力を持っておきながら不平等にそれを使いたいように使う彼女は悪魔といっても差し支えはない。
ちなみに、ランサーとしての彼女は迷い続ける人という存在に対して一つの「道」を「穿ち」運命において「貫き」確立させるという彼女自身の特性によるものである。本来ならば更に適したクラスで生死を司る神としての権能が強いアサシン、妖精としての特権がさらに特化したキャスターがあるが、彼女自身は「神は公平すぎる。妖精は横暴すぎる。だから性格的にはこれ(悪魔)が一番」と言っている。
特技:道案内
好きなもの・嫌いなもの:焚火・洗礼詠唱持ち
願い:自分専用の死後の世界は作ってみたい……かも?
【一人称/二人称/三人称】私/アナタ/あの子・あの人【セリフ例】
「ブラックドッグを率いる長……ええ、私はある意味それに似たようなものかもしれませんね。人から転じた死霊妖精を率いる私もそのようなものです、多分」
「焼き菓子は好きですよ。伊達に鬼火を使ってはいません、多分焼き加減の調節はカルデア最高峰の腕前ですとも。レアからウェルダンまでウェルカムです」
「名無しのジャック、名無しのウィル……愚者の火、南瓜の悪魔、霜狂い妖精、そういう感じで人を照らしてきました。だってほら、私がこの人は見込みがあると踏んだらやるしかないでしょう。自分がやりたいようにやってこその悪魔ですし」
「私は元々■■だったり、色々特殊な存在なので。実は色んな並行世界の色んな彼らを知っているのです。英霊の座に、私が同一存在として溶け合っているようなものと考えてください」
「異界展開です。マスター、私から離れないで。……これは私の定めた世界。私こそが法、私こそが道。世界の意思なんて知らない。これが私だ、黙して笑え────!」
「ああ……ウィル。今は何を?……そう。お話、聞かせてくださる?あなたの旅路、気になります」
「ジャック……そう、それでいいと思います。なんとなくで善人働きをしたくなった。それでバーサーカーとして呼ばれるのも、アリですよ」
「ジャック……そう、まだ死ぬことができないのですか。それも一つの選択でしょう。死にたくないから死なない。大いに結構ですよ。迷惑かけ過ぎなければ」
「ハデス……ああ……うーん……もしかしたら怒られるかもですね、私」
以上です>>15
許褚は拳モードと槌モードを分ける感じ
拳状態だと攻撃速度が速い。槌状態だと一撃が重く防御が手薄になる分火力がクッソ高い
Vスキル的な奴
荒狂→発動後一定時間攻撃力アップ、防御力大ダウン
拳状態
岩穿ち→地面に拳を当て岩を飛ばす飛び道具。多分波動拳コマンド。
金剛拳→渾身の力で拳をブチ込む。ガード削り効果あり。
暴牛飛ばし→投げ技。火力高い。
前転→真三國無双リスペクトのネタ技。
槌状態
鳥堕とし→小ジャンプして鉄槌を振り下ろす。後隙がデカいが威力はすごく高い。
金剛・城崩し→スーパーアーマーだが後隙ヤバい。
超必殺→玉砕礫・崩→巨岩を投げつける。技発動までに間があるが発動したらめっちゃ削れる。これで倒したらオーモーイーガーが((>>17
壊れだわ
スマン>>22
カイくんがかなりストレートな好みで笑いました、帆村くんのステマに乗りやすいってのもらしいなぁ……という感じ
そんでもって李くん……(環境的には仕方ない)>>16
しかも罪人の方じゃなくそれを助けた悪魔の方、っていう……
女神ならば人を導くのももっと冷静で公平で非情で、私は私の勝手な事情で人の生き死にに勝手に関わるから悪魔なんですよ〜と言ってる良い人
>>19
お姉さん(闇(光))ですよろしくお願いします
>>20
自分勝手に安寧をもたらすマッマではありますね〜
妖精ですし、生死の神ですし、ジャック・オ・ランタンですし、ええ!
>>24
悪魔としての空想を被せられた元神霊の元妖精なのでね、本物の悪魔の異界常識は使えません。妖精として、神としての名残りの異界化は使えますが
>>28
人理の英霊に降ったことで固有結界となったので好き放題使えるわけじゃないですねぇ、使えたとしてもあまりコストに合わない>>32
うふふ、そんな風にお好きに弄っても良いのよ~20:30頃から新宿殺陣営のSSを投げます
>>38
はぁい、そうでぇす。だからこそ色々あって自分が助けた多くの並行世界のジャックオランタン、ウィルオウィスプを覚えてまぁす、そういうふうに
「名前がないの不便なので、イグニス・ファトゥス」……プロフィールの最初の自己紹介にかかってくるわけですよ、解説にも言葉は濁してますが「無名の悪魔」だということは記載していたり◇
「早く……次の薬を……!」
女は焦燥感に駆られ、新宿の夜闇を掻き分けて走る。
魔術髄液。魔術回路を持たぬ只人へ、対価と引き換えに神秘を与える一種の礼装。
その代償は使用者自身の身体機能。神経を誤認させ擬似的に魔術回路を開くその効用は同時に果てしなく肉体に負担をかける。
加えて薬物のカタチを採るこの礼装は極めて中毒性が高く、静脈注射の影響で身体中に効力が行き渡る。
「アレがないと……私は……ッ」
女もまたその悪辣なる礼装に侵された憐れな被害者の一人である。
尤も、自ら新種の薬物に手を出した時点で自業自得とも言えるが……。
ともかく、もはや自身の意思では抜け出せないほどに女は薬物への強い依存を抱えていた。
追加の薬を求め、売人との約束を取り付けた女は指定場所へと早足で向かう。
「……ッ! 痛……!」
>>46
しかし、焦り過ぎるあまりに周りが見えておらず女は前を往く人影に衝突してしまった。
「これは失敬。 お嬢さん(マドモアゼル)、お怪我はありませんか?」
「あっ……は、はいッ 特には……」
ぶつかった相手がに話しかけられ、女は呆気に取られつつも差し出された手を取り立ち上がる。
流暢な日本語故に気づかなかったが、顔をよく見ると相手は日本人ではなく西洋人といった感じだ。
整った顔立ちに夜会服を着込んだ、絵に描いたような紳士だった。
「ぶつかってしまってごめんなさいッ! 私、先を急いでいるので……」
現実離れするほど画になる紳士に見惚れている女だったが、自らの目的を思い出して足早にその場から立ち去ろうとする。
「夜の街は危険だから気をつけて……それから、身体は大切にね」
「えっ?」
紳士の告げた言葉の後半部分が気になり、思わず振り返るが、そこに彼の姿は無かった。
女は呆然とするが、指定時間が差し迫っていることに気付き、再び歩を進めた。>>43
固有結界に取り込まれたら大ダメージということになるんですかね?>>48
故に気付かない。薬物を購入するために降ろした金銭を収めた鞄。
その中に紳士からの“予告状”が仕込まれていたことに……。
◇
「いやぁ、まさか俺が聖杯戦争に参加して、アンタを召喚するなんて10年前からは考えもしなかったなぁ……」
「私としてもまさか自分が生きた時代の100年後に日本の首都を訪れることになるとは思わなかったよ」
ラフな格好をした青年と逆にスーツをかっちりと着込んだ紳士の二人組はキャリーケースを牽きながら、談笑し合う。
対照的な外見ながらも互いに気さくな笑みを浮かべ合う二人は傍から見れば友人同士に見えなくもない。
しかし、その実……この二人は主従関係にあり、ある種友人同士より深い繋がりを持つ運命共同体である。
青年の右手の人差し指に浮かんだ紋様、それが彼らの関係性……マスターとサーヴァントの在り方を示す証だ。
「悪いね、大怪盗。人を魅せる怪盗様に火事場泥棒みたいなことさせちまってさ」
「いや、私としても中毒性・危険性のある薬物というのは好ましくはないからね。あのコカイン中毒ではあるまいし……」
二人の引き摺るキャリーケース、その中身は長旅に際して必要となる日用品……などではない。
それは彼らが取引現場に駆けつけて奪い去った薬物 ──礼装 魔術髄液であった。>>50
マスターである青年は盗みに長けた自らのサーヴァントを使役し、取引の場にて商品である髄液を奪い、逃走したのである。
「ほー、その語り口からすると稀代の名探偵との対決ってのは実際あったってワケ? ていうか、アンタも名探偵も実在したんだ?」
自らのサーヴァントの言葉じりをとらえて揶揄するマスターに『大怪盗』と呼ばれたサーヴァントは少し呆れたように嘆息する。
「信仰を編み、霊基を成すサーヴァントにその質問は些か無粋ではないかなマスター。というよりも実在性の話であれば君の方こそ驚きだよ、『灯火ジャック』殿」
今度はサーヴァントの言葉にマスターである青年は困った顔を浮かべた。
「やめてくれよ、見ての通り今は“南瓜(アレ)”を
被ってないだろ? 今はただの『ジャック』だよ」
『灯火ジャック』、広く知れた名はジャック・オ・ランタン。
現代におけるハロウィンの象徴とも言える不死者─── それが青年の正体だった。
彼の者は天国と地獄の双方に立ち入り禁止を言い渡され、死ぬことが叶わず彷徨う愚者であるとされる。
事実として死を迎えずに旅を続けているのが彼であり、見た目こそ青年のソレではあるが既に年齢を忘れるほど長い時を生きているという。>>47
サーヴァントに振り回されて胃痛に苦しみ髪が抜けるカイホスルーが思い浮かぶ!>>44
けどグリフィンもいいな…>>51
「それは残念。この出逢いを祝し、かの名高きランタンを頂きたいくらいだったのだがね」
「悪いけどアレは随分前に北欧辺りで売り払っちまったからなぁ……案外、探せば見つかるかもしれないけど」
「それは魅力的だが……此度の私が盗むべき宝は別にあるからね。またの機会に探してみるのも悪くはないが」
互いに冗談とも真実とも取れる発言を重ねてから、サーヴァント……アサシンは本題を切り出した。
「東鬨の聖杯が、南米由来の宝物だというのは本当なのかい?」
現在新宿の聖杯戦争で用いられている聖杯は本来は東鬨にあったものであり、更に起源を辿ればそれは南米に由来する至宝なのだという。
それが真実であるならば、怪盗として宝物の掠奪と蒐集を繰り返してきたアサシンにとっては見逃し難い逸品である。
「んー、本家の人間が言ってたから間違いねぇと思うぜ。ま、今や衰退の一途を辿る謂綱家の掴んでる情報がどこまで正確かは分かんないけど」
「しかし、本当に私が聖杯を頂いても構わないのかい? 聖杯を勝ち取ることは君の属する家系の大願なのだろう?」
ジャックはその来歴から本来の家族に当たる存在を持たない。
帰る場所も行くあても無いジャックを拾ったのはその特異な体質に目をつけた魔術師の家系、東鬨における聖杯を管理する御三家の一角・謂綱家であった。
謂綱家の扱う代償魔術はジャックの特性とも相性がよく、彼は謂綱の召使いとして良好な関係を築いてきた。
魔術髄液の奪取にしても、本来は謂綱の研究であったソレを回収するのはジャックなりの義理立てではあったが……>>55
「十年前の聖杯戦争に負けた時点で謂綱は死に体、失われた聖杯の探索だって半ば放逐同然の任務だしな。外様の手に渡るのは防いでやる義理はあっても、命を懸けて持ち帰ってやるほどの恩義はねぇよ。それよりかは願望器が願いも持たねぇヤツに持ち去られた方が面白くね?」
事実上の謂綱の名代であったとしてもジャックはそんなことは気にかけずに、自らが『愉快である』と思った方に全力を尽くす。
その長命ゆえの奔放ぶりは見るものが見れば「聖杯戦争を侮辱している」と取られても仕方はないが……
「面白い、か……。マスターがソレを求めるならサーヴァントとして私はそれに応え ────聖杯簒奪、華麗なる犯罪劇をお見せしよう!」
ジャックの召喚したアサシンは劇場型犯罪によって人々を魅了した怪盗……真名はアルセーヌ・ルパンである。
観衆(マスター)が痛快な狂騒劇を望むのであれば、彼はエンターテインメントとしての掠奪に手を尽くす。
アサシン:アルセーヌ・ルパンとそのマスター:ジャック。
聖杯に導かれながら、願望器を求めない狂言回しの主従はひっそりと、しかし華麗に新宿の夜で踊り始める……。>>52
アザス!
どうしよう…全員めっちゃいい…アメリカ異聞帯の解説ページが暫定完成したんで、8:50に投下しまっせ。
>>64
概要
エイベル・エイマーズが担当する異聞帯。
1890年に『フロンティアの消滅』ではなく『地球全体こそフロンティア』が宣言された結果、数十年をかけて世界征服に成功したアメリカ合衆国。
汎人類史におけるアメリカの領土は『基礎州』、それ以外が『殖民自治領』で区別されている。
殖民自治領は現地人による自治が認められており、『元の国名+自治領』と呼称する。
アメリカの世界征服の恩恵で赤狩りも冷戦も無かった。
一見、却って汎人類史より平和な世界に思えるが、実際は銃社会が満遍なく強制された結果、世界中で西部劇のような銃撃戦が日常風景となっている。
地方によっては殖民自治領間の争いも熾烈であり、核兵器のノウハウが何者かによって流出した結果、一時は世界各地で核ミサイルの開発競争が発生。
クリシュナ=オッペンハイマーが王(大統領)として君臨し、核兵器廃絶法を施行してようやく核ミサイル開発ラッシュが止まった。
しかし、核ミサイル開発ラッシュは宇宙開発に必要な技術の成長に必須という側面もあり…。
以上です。
エネミーとか顛末とかは監獄長さんがお好きなようにして大丈夫です。>>67
2人とも、生前はエイベルとガッツリ面識があります(密造酒販売で屈指のお得意様だった。その縁で親しい関係になっていた)。
いわば、「友達だから(エイベルを)止めるんだ」ポジ。とりあえず許褚の聖杯大会版のサンプル台詞投げます
あと結構性格変更
平時は全体的に愛すべきバカタイプになってます
「バーサーカー!!許褚ォ!!推参!!あんたがマスターか!!よろしく頼むぜ!」
「おうマスター、考え過ぎんなよ?物事ってのは突貫してきゃ勝手に何とかなるモンよ!八方塞がりならその壁をブッ壊して突撃ってな!!」
「俺は馬鹿なんだよ。曹操様にも虎痴っていう渾名付けられる位にはな。だがな、難しい事考えずに立ち向かうのが一番いいって事もあると思うぜ?マスター。」
「マスター、戦いだ。ああ、俺を、存分に…暴れされてくれやァ!!」
「行くぜ行くぜ行くぜェ!!」
「武器ならぶつけ合って弾く!!盾ならブッ壊す!!火計なら壁ブッ壊して脱出する!!正攻法が最高の近道なんだぜ!!」
「攻撃こそ!!最大の!!防御だァァァァ!!」>>69
…大分キャラ変わったな。アメリカ異聞帯の解説&SSを登録しましたー。
>>73
そういうときはサイコロ振ったり、くじ引きしたりするといいですよ。考えても仕方ないから運に任せる。アメリカ異聞帯の空想樹の名前は、クリプターとその鯖が欲したものの暗喩です。
クリプターは1人も手に入れられず、鯖は生前1人しか手に入れられなかったもの。>>66
悩むがよい(無責任)>>80
鯖は
トーチハンズ→景清(オカルトつながり)
フレイザー→クリスティ(生きていた時代が重なっていた時期がある)
で。
鱒はディアナ→桃夢&エイベル(ディアナが年上)
でお願いします。>>87
書いてみたい、ですね
イラストは無理よ>>80
千里眼繋がりでグウェンジーナ→リブシェ
海繋がりでベイラ→ワルタハンガ
芸能関係繋がりで天宮昴→猜野 芽衣
でお願いします>>91
やっぱり…!
マックスさんもいますもんねぇこんばんは、お久しぶりです。仕事の忙しさと獣国が書けないのとでin出来てなかったユージーンです。私に関することで何かありましたか?
>>86
了解しました!
よろしくお願いします!
炎の中から武器持って圧バリバリで出てくる狂陣営とか書きたい…>>95
『COSMOS J100054.13+023434.9』というスターバースト銀河の俗称です。>ベビーブーム>>105
この有能なへっぽこ……!!!
でも、プロテクションが解けるまで造型を眺めるのも乙だとルドルフ2世は思うよ。>>108
槍はサーヴァントがホメロスであるのは確定しています。
マスターはまだですかね。
ひょっとしたら新キャラになるかも。>>108
それなら、
サーヴァント:スキュレー
マスター:ソフィ・セーレイズ
でお願いします。>>112
ありがとうございます!よろしくお願いしますー
ほう、幼く…これは楽しみですね最近になって気づいたんですけど、私って萌えキャラよりデカイ異形キャラのが好きだったみたいです……。
>>116
おや、思った以上にロートルな容姿でございますね。30代とは思い難い…
>>120
ふむふむ、14歳となると多感な年頃、その分ストーリー性が高まったように思えますね!
あと、一応質問させていただきたいのですが、二人のTV SHOW内での動きは「家に参加者として、触媒を用意された上で出される→インタビュー(あるのかな?)で自分たちの境遇を暴露&家からの独立を宣言、これにより視聴者にウケる→ローゼンクロイツ召喚、以降色々な人間に対し殺意を持つもその度ローゼンに教育的指導をされる→殺人にはハンディがあるというルールもあって渋々言うことを聞いておく」みたいな感じでよろしいでしょうか?ローゼンの宥め賺しをあくまでも合理的に考えて受け入れてる…みたいなアメリカ異聞帯用に、バーサーカーを作成中。
生前の逸話を考えるとレンジャー適正高いんだけど、飛び道具を使った逸話が無いんでバーサーカーに。>>123
特に固まってはいませんね。ただ強いて言えばグレンデルより発達したツノと、怪物のように飛び出た背鰭と続くように伸びた尻尾があるくらいですかね。>>129
まあ聖杯獲得、根源到達へのための鉄砲玉扱いですからねぇ
アポで亜種聖杯戦争が世界中で流行っている、という設定をみた時「そういう使い道のために育てられた子もいたら面白いかなあ」と思い、生まれたキャラが双子です今回の大会で魂食いすると悪役への感情がまた溜まって聖杯に蓄積されるけどそれはそれとして討伐令出るしオーナーが敵対します。
それとは別に何らかのアプローチをして運営側の目に止まると本来とは別の方法でさせてはくれる。
効率はガタ落ちするし悪役扱いされないけど討伐令も出ない。すっかり忘れておったがわしはTV showにはリベンジも兼ねてラウとロドモンで参戦するぞい
>>138
大丈夫ですとも~何も無ければファヴニールの幕間、投下します~
『邪竜黄金欲界グニタヘイズ“燃え立つような欲の果て”』
前回までのあらすじ
「話の途中だがワイバーンだ!」>>142
◇◇◇◇
「ちゃんと死体、残してる?」
「解剖でもするつもりなのか、汝よ」
「いやだって飛竜種にしては中々よこれ。親、やばいんじゃない?」
ヘルが慣れた手つきで、黒い竜鱗を剥がしていくとその鱗は黄金へと変わった。
「ん~、これは確定かね」
「黄金、それに竜種。グニタヘイズの再現とでも汝は言うつもりか」
「そう。グニタヘイズの食欲たる輝きの悪竜現象。かの“ファヴニール殺し(ファーヴニス・バニ)”シグルドが新生させた魔剣グラムによって倒した、邪竜――」
言い終わる前に大きな地響きが起こった。
この地の王の真名に呼応するかのごとく、枯れ果て、生気なく荒涼とした野が震えあがる。
その震源は何かと見てみれば、黒々とした竜体が大地を這い、毒気を孕んだ劫火が視界を彩る様子が映ったことだろう。
疑うことなき、竜種。
亜竜、ワイバーンなど比較にもならない幻想種の頂点。
神なるモノであり、幻なるモノであり、魔なるモノである獣。
「――失われた歴史の残滓が、再び同じ土を踏むか」>>143
竜の巨体、竜の両翼、竜の巨顎、そして竜の咆哮。
何一つとしてヒトのものはないというのに、その口から発せられる音は、間違いなくフェリーペがよく知る言語の形をしていた。
「その姿、完全に竜体と成ったようだな」
「数値上は真性悪魔そのものってことは、受肉、変生しているってこと!?」
(や、やばい……この場に竜殺しは一人もいない……!)
竜との対峙は、亜竜種のようなただのモンスターと相対する、という以上の意味を持つ。
形ある蜥蜴にして形なき魔。
真の竜とはもはや概念に等しく、自然の脅威そのものであり、災厄の象徴でもあろう。
特に悪竜現象(ファヴニール)ともなれば、大欲を抱く知性体、精神がこの地上から消え失せなければ真の意味で滅びない。たとえ大本が神格であろうとも、魔術の枠に収まるサーヴァントでは倒す術がない。
竜殺しという例外を除けば、だが。
「――小手調べでもしてやろう」
咆哮とともに、地に舞った黄金が人型を取って動き出す――
◇◇◇◇>>144
「竜言語による、黄金のゴーレム化!? その図体で器用だな!」
ヘルの操る風とは霜と氷の世界、“霜氷領域”ニブルヘイムから流れ込む絶対零度の吹雪。あらゆる温度変化と物理的攻撃に対する鎧であり、周囲に状態異常を撒き散らす兵器でもある、死の概念を孕んだ魔力放出である。
触れれば、感じれば、容易く土塊へと還る。
「自らで思考することもない、葦よ。滅びよ」
ウートガルザ・ロキの操る幻術とは、神霊さえ見抜けない虚構を生み出す。化外を閉ざす者として世界を区切り、閉鎖すればその結界は内部からは脱出不可能な箱庭にさえなるだろう。
抜け出せない精神の袋小路に入り込めば、魔力尽きるまで踊り狂う。
(すごい、この二人!)
ファヴニールが製作したのは魔力、おそらくは魔性が宿った宝具級の呪体である黄金を素材とした高度なゴーレムなのだろう、それを一切考慮することなく打ち砕いていく。
フェリーペが指揮するまでもない。といってもこの北欧伝説のみならず神話においても超一流のサーヴァントに、たかが20にも満たない人間が指示するようなことがあるだろうか。
「――やるな。人形では相手にすらならないか」
だが、ファヴニールは狡知に長けた小人……小人だった。今は竜種ではあるが。
ゴーレムは目くらましに過ぎない。
『この数値は――っ!』
メンテーが観測データを見て、失策を悟る。
『ファヴニールの竜の炉心から発生する魔力は、誤認です! その空間にはそもそも大源(マナ)が無いんです!』>>145
「マナが無い――――?」
誤認とは何か。
魔術に疎いフェリーペでさえ、ファヴニールが多量の魔力を生み出しているというのは、圧……熱と言い換えてもいい……で察しがつく。燃える炎のような赤い黄金の竜鱗が赤熱化し、灰塵によってすぐに黒く染め上がっている。翼膜に流れる魔力が星座のような配列を作り、明滅しているのは一種の炉、燃焼状態に入っているからだろう。
「なんてこった、てめえの馬鹿みたいにデカい魔力(ノイズ)でジャミングするっていう力技か!」
生存と現界に魔力を必要とする精霊やサーヴァント、あるいは戦闘に魔力を用いる魔術師にとって、使える大源(マナ)がないというのは死活問題だ。特にサーヴァントには致命的であり、ごく一部を除けば瞬時に無力化されさえするだろう。
なにせ、サーヴァントというのはHPとMPを共用の魔力(リソース)から配分している存在だ。血を失えば、体を維持するための魔力が失われる。魔術や宝具といった魔力を使えば、その分だけ消滅が速まるのだ。
といっても、それは小源(オド)だけしか使えない時の話。大源(オド)が使えれば、サーヴァントの魔術回路の性能に合わせて、魔力の補填が叶う。
対して、竜種の心臓はただ呼吸するだけで魔力を生成する。体内の魔力は世界の息吹に拮抗するため、幻想種の頂点である竜種は大源(オド)がなくても魔力の枯渇など恐れる必要がない。
「なにが悪竜現象、邪竜だ! 大仰な名前がありながら、狡い手使いやがって!」
「――くくく、ははは!」
「――圧倒的な戦力差をもって、蹂躙する! それこそが愉悦! それこそが儂よ!
――我が竜の息吹(ドラゴンブレス)に原初の十八ルーンを用いて影すら残さぬ!!」>>146
「ヘル! フェリーペ!」
「どうしたウートガルザ! ちょっと私はもう霊格のデカさから消滅寸前だぞ!」
「冥界の女神よ、失われた世界の息吹、恩恵はどこに行く?」
「は、あ? マナの完全な消滅もあり得ると思うが……いいや、奴は性根の腐った守銭奴だ! なら当然、エーテル塊のような財産として残すは、ず…」
「そうか黄金! この転がっている黄金が!」
「この不自然に屹立する黄金が魔力の塊であるならば、使い道はあるだろうよ」
「だがこれは悪竜現象(ファヴニール)の大本、『滴る黄金(アンドヴァラナウト)』で増えた黄金だろう!? あの輝きは魔性のもの、使えば間違いなく自滅する!」
「い、いいや、そうはならないはず! ウートガルザの幻術なら!」
「然り、幻術とはすなわち精神に作用する現象操作。ならば吾がその黄金に囚われた心を幻に改竄すれば良い!」
「頼む!」
フェリーペは自分の手の甲に刻まれた令呪を強く意識した。
黄金の柱に駆け寄り、魔力の流れをイメージする。自分と繋がるサーヴァントの存在を確かなものとする。
カルデア、汎人類史に属する霊基として召喚されたウートガルザ・ロキの宝具は、かつての異聞帯で君臨した時のような性能を発揮すること自体は叶わない。英霊本体に等しかった当時と違い、サーヴァントとして矮小化されているからだが、それはあくまでも量の話であって、質ではない。この場だけであるならば、話は別だ。
「――――『星を欺く幻影よ、現の夢となれ(ワールド・ヴィジョンズ)!』」
「――――『黄昏に抜錨せよ、我らが旗艦(ヴィーグリーズ・ナグルファル)』!」
「――――『竜の死(グラム)』!」>>147
竜の息吹、その極光が、神々の黄昏を導く巨人の進軍と拮抗する。
霜の巨人ヨトゥン種、山の巨人ベルグリシ種、火の巨人ムスペル種、そしてベルゲルミルを最後に滅んだユミル直系の原種フリームスルス種さえ、ファヴニールの宝具『竜の死(グラム)』、かの竜殺しシグルドの魔剣と同じ真名を持つ魔力放出には紙切れも同然だ。
「フェリーペ君、魔力ぶん回せぇ――!!」
「了ぅ解――!!」
――ヘル、俺の娘。
――なんですか、こんな時に。
――イメージするのは常に最強の自分だろ? 恥ずかしがるなよな☆
――んー、私がおちゃらけるのは良いけどパッパがそのテンションなのは普通に困る~。
――りっふじーん! まあ、そういうこと、分かれよな。
「くっそーッ、走馬灯でも見てたか私は! ぶちかませ、お兄ちゃんズッ!!」
其は大神を噛み砕く、餓狼の顎。
其は雷神を蝕み食う、巨蛇の毒。
汝らは、かのアスガルドの神々を絶やすために生まれた決戦兵器。
何より、血脈を同じくするその魂を形作る強度に、敵うはずもなく――
「儂の邪竜黄金欲界グニタヘイズがぁあ――――!!!」
ただ、ファヴニールの色々と感情が混じった断末魔だけが木霊した。>>148
◇◇◇◇
カルデア、サーヴァントに充てがわれるマイルーム。
狂戦士の英霊(バーサーカー)として召喚されたファヴニールが使っている一室は、彼の本性を示すかのように、一面を黄金の山で覆われていた。足の踏み場もない、いや踏み場こそが黄金なのだ、と主張するかのようにファヴニールは黄金細工であろうと目もくれず、上を歩いて行く。
まるで王様のように黄金の山の上に座り、マイルームの玄関前に仁王立ちするフェリーペを見下ろした。
「で、反省した? というか報告書にカルデアの不手際ですって書きたくないんだけど」
「――なら書かなければ良いだろう。どうせ査察機関なぞ機能しておらんだろうし」
「新所長に提出しなければならないし、そういう訳にもいかないんだよ」
「――めんど……ごほんごほん。難儀だな、人の仔は」
「人間は独りじゃ生きていけないからね」
“哀れだな、邪竜よ”
“多くの者と出会えたならば、自分が一番強いなどとは思わなかっただろうに”
「――……そうか。それはまぁ、そうだろうよ」>>149
「というか何で特異点なんか作ったのさ」
「――それはな、ウートガルザ・ロキの奴が世界樹ユグドラシルと、空想樹を同化させただろう? そこでちょっと儂なりに思うことがあってな。ああ、お陰でデータは取れた。さあ、出て行け出て行け。儂はこれから思索に入らねばならん」
「なんだよそれ~」
フェリーペは呆れ顔であったが、聞きたいことは聞けたのだろう。特異点を作ったいわば犯人ということも既に終わったことのように、ファヴニールと会話する態度さえいつもの自然体に戻っていた。
それはそれで人を、サーヴァントを過信しているのではないか、と思わなくもない。だが生来、反英雄であるファヴニールにとっては極めて珍しく、悪くない気分であった。
「――ああ、燃え立つような欲の果てに。
――おまえはきっと、世界を救うのだろうよ」
部屋から出るマスターを見送りながら、少しだけ、その思いを口に出してみた。>>161
ふむふむ…やはりあの双子か…
これは個人的イメージで作ってみた(Picrewの「元気ゴリゴリ????」でつくったよ! https://picrew.me/share?cd=2q6iwppDDD )二人。リボンは私の趣味「ファヴニール殺し(ファーヴニス・バニFafnis bani)」は読み方合ってるのか超気になる…
というか古ノルド語じゃなくてアイスランド語らしい罠…?
>>160
燃え立つような欲の果て、エッダとかヴォルスング・サガだと黄金は「赤い黄金」と書かれていてそこから持ってきたワードなんですが、最後に表題を使うことでオチになって良かった感があります~>>171
あら~~~あらあらアッラ~~~!!!(興奮)https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/イグニス・ファトゥス
登録しました。関連セリフ欲しければ受け付けます
>>151
かっけえ……北欧かっけぇよ……ファヴ……めっっっっさ期間空いたけどfalling moon最新話投げてよかですか?
よっしゃ!投げたろ!
あの時、私に殺意はあったのだろうか。
「もしかしたらそうかもしれません。黒鳥さんは神に与えられた自由を誤った形で行使し、そして兄を殺した。そう捉えられます」
神父だったらこう言うだろうと生々しく脳裏に再生される。自分に酔った偽善者の言葉、貶している様でなんとか丸め込み許そうと語りかけようとする物言い。あんな男が聖職者として許容されている事こそが過ちだろうし、彼の行い全てが悪い自由を体現していると言って良い。
繁華街を歩く。陽が傾き始め薄暗くなる空の下、家路へと着く人々の流れに逆らいながら、私はゲームセンターへと足を運ぶ。今までは視界に入れる事すら無かった遊戯場、そこに向かう理由は高校の教師からのやんわりとした頼み事だった。
「最近物騒になってきただろう。時間があるなら、ふらふらしている生徒達に君から注意してやってくれないか」
生徒達が教師を下に見ている、という話はよく聞く。私に頼み込んできた彼もその口なのだろうと見当をつけとりあえず承諾したが、それには一応の理由がある。一つは私が外にいたというアリバイを作る為、もう一つは家にいたくないというもの。
店内に生徒の姿は見られなかった。ここ最近少しずつガラの悪い人間が表出する様になったのに加えて、神父から聞いた不良達の死は朝からニュースで大袈裟に騒ぎ立てられていた。
『え、何、死んだのあいつら。はー、良いんじゃないんですかね別に』
『私の知り合いが絡まれたりしてたんですよぉ、でも安心しましたぁ』
『こういうのもなんですけど、しんで当たり前の奴らでしたからね』
「貴女、何をしているの」
「ほぉあ!?せ、生徒会長!」
一人、クレーンゲームに夢中だった女子生徒に声をかける。まるで幽霊にでも出会った様なリアクションで飛び上がった彼女の後ろで、大きなぬいぐるみがクレーンのアームから音を立てて落下した。私に構わずそちらを向き、女子生徒は苦しげな声をあげる。>>178
「んぁぁぁぁ、せんべいのぬいぐるみ……」
「悲しんでいるところ悪いけれど、もう帰りなさい」
「え、いやでも」
「最近、少し物騒でしょう?一人でフラフラしていると良くない事が起きると思うけど」
「ううーん……はい」
顔をしかめてしばらく考えたのち女子生徒はうなだれ、とぼとぼと歩き去って行く。他にも生徒がいるか確認したが、それらしい制服は見られない。どうやら殺人事件が起きたと言うショックは少なからず影響を与えているようだ。
大体の見当をつけながら人気の店などを見回りしていると、意外な人物に遭遇する。人の流れに身を任せてボサボサな髪が揺れるものだから、よく目立った。
「浦戸先生」
「ん?おお、誰かと思えば黒鳥。なんだ珍しいなお前がこんなところにいるだなんて」
浦戸がおっかなびっくりと言った視線を向けた先はガールズショップ。私としては興味を抱く対象でも無いが、彼は私がここに何かアイテムを探しにやってきたと勘違いしたらしい。
「別に私、興味ありませんから。生徒達が寄り道していないか、確かめに来ただけですので」
「なんだよそういう事か……てっきりお前もこう言う店に寄るもんなのかと。ってちょい持ち、なんでお前がそんな事してるの。オレ達の仕事のはずなんだけど」>>179
まあこの教師ならばいいか、と経緯を説明する。浦戸は気難しそうに眉間に皺を寄せた。
「ったく……良い大人が何してんだよ。子供に押し付けるとか最低だな。黒鳥も嫌なら嫌って言うんだぞ。その先生にはオレの方からキッチリ言っといてやる」
「そういうの、別にいいですよ。私自身が見回りをすべきかと思っていましたから。それに私としては、先生がこうした活動に積極的だという点が意外です。てっきりサボる方かと」
「傷つく事言ってくれるじゃないの。あのね、オレ教師よ?生徒を気にかけるのは至ってフツーの仕事でしょうが。んじゃ、まだ回るところあるからオレはこれで。もう夜になるし、お前もすぐに帰れよ」
浦戸はショックを受けた風だが、手を振って人混みの中に消えていく。と、急に足を止めて振り返り恐る恐ると言った顔で、
「……家に送って行ったほうがいい?」
「結構です」>>180
他にも生徒が出入りするであろうスポットをいくつか見回るが、いたとしても数人ほどのグループがまばらにいる程度。声をかけるとすぐに身なりを正して散り散りに帰っていく。ここまでやれば、私に課せられた仕事は終わったと言っていい。
これからは私のやるべき事の時間だ。
広い範囲を練り歩く必要は無い。ただふらふらと散歩をする様な気分で、それでいて私はここにいるのだとわざとらしく靴音を鳴らしてみる。時計は夜の八時を回っていて、心なしか人の移動はまばらになっている。不良達の間で薬物が出回り始めていると聞くから、それのせいであろう。ただでさえ近付きたくない連中が、さらに悪質になるのだと考えれば人々が夜の街を出歩きたがらないのも頷ける。
空を仰げは今にも堕ちてきそうな月が見えた。傍には塔を思わせる高層マンション、そしてその屋上には……ヒトがいる。強化した視力は、それが女性である事を認めた。う、うわあああああ!
ここのえさんへ、オンファレーなのですがアッシリアではランサークラスで召喚されたという設定、有りでしょうか?無しでしょうか?>>188
うぉん、ありがとうございます!
今からアッシリア前日譚、投稿させて頂きます!──────歌が聞こえる。それはこれからはじまる殺戮に心踊らせる、歓喜の歌声だ。
『──────……アヴェンジャー!ランサー!キャスター!そちらの状況は!』
『西地区の住人は全て避難させた。』
『東地区もばっちりでしてよ!』
「避難場所付近だがこれといった魔物たちの反応は無い。どうやら『嵐』が止むまで、当分は近づきもしないと見える。」
『そうか、三人ともご苦労。これで俺も、いや、俺たちも全力で戦える……!』
「……この三人ならば。あるいは。」
そう、傍観者(じぶん)は密かに思っていた。この時までは。>>190
──────歌が聞こえる。思わぬ羽虫の抵抗に苛立ち、予期せぬ負傷に荒ぶる歌声だ。
……結果は痛み分けであり、こちらの全滅であった。
彼らが油断した、という訳では決して無い。「ソレ」が余りにも、規格外過ぎたのだ。
「……まさか。アーチャーとアヴェンジャーの、決死の一撃でも死なないとはね。」
『感心している場合ですかキャスター!……此の場は私(わたくし)が引き受けます。貴方は収集できたデータとやらを、あの王まで届けなさいな。』
「……へえ?それは。」
『でなければ私(わたくし)、死力を尽くした皆様に顔向け出来ませんので。厚顔無恥な貴方の事情は存じ上げませんが。』
「はは。返す言葉も痛む心も無いなあ。──────ではお任せしよう。去らばだ、ランサー。英雄たる人よ。」
『ええ。御機嫌ようキャスター。人ならざる賢者殿。』>>193
「『イデス』に襲われた地区だが建物等に多大な被害はあったものの、住人は全員被害を免れた。」
この時ばかりは唯我独尊なこの王も、勝手に纏まり住人の避難や戦闘に動いた配下のサーヴァントたちへの批判は無かった。
「そして悪い知らせだが……。貴様は把握しているかもしれんが、この襲来でアーチャー、アヴェンジャーの霊基消滅をこちらで確認した。残るランサーだが……霊基は『消滅』せず、『不明』となった。」
「……イデスに捕らわれ、改造でも施されたのかい?」
「その可能性は高い。そしてそのイデスだが、どうやら傷を回復しながら受けた戦力を解析し、自身を強化している様子らしい。」
「──────次に逢いまみえるとしたら、全力で潰すしかないと。カルデアの件と言い、問題が山積みじゃあないか?王様。」
「ふん、だからと言って我が民たちを見棄てる気なんぞ無いがな。傷が癒え次第、酷使させてもらうぞ?我が配下(サーヴァント)。」
無窮水域文明 アッシリア zero・sideA、完裏ペ更新したらしい
>>196
うちのイグニスファトゥスに対してウィルくんの関連セリフ聞いてみたいでーす
>>195
わぁお……強い、強いぞマザー……
>>184
死者が転じた妖精を率いる大悪魔さん()もう一段階先があるとかないとか
ヴィーザル!?
>>71
神としての定めを守らず秩序を乱すという意味では確かに混沌悪ですがそこには優しさがありますからねぇ
>>74
イグニスもイグニスでこりないのねぇってニコニコしちゃう。過保護なおかんになる
>>114
人に寄り添える在り方が一番!そんなの悪魔以外ある?っていうタイプのお姉さん
>>185
バフォジャック→「ああ……人理とはかくもと言うべきか……罪深いですね……悪魔らしい、とは彼のことを言うのでしょうか。お近づきにクッキーを」>>206
猫にちゅーるならぬバフォジャックに焼き菓子……やはり胃袋を掴むのが最強>>208
募集しているのはフランスゆかりでなくても問題ないですよ。クリプターのサーヴァントではないので土地縛りはないです。ユージーンさんのデオンには王側のサーヴァントになっていただきたいです……
文献にオジェの身長が7フィートと書いてあってイスカンダルとほぼ変わらない身長に驚いてます。>>215
ありがとうございます&SSどうぞ!>>213
そう考えるとこの三人が集まり戦ったのは必然だったのかもしれませんね……!◇
「『霊器盤』に反応アリ……ってことは、これで他の六陣営は全て召喚完了ってコトかな? いやぁ、いよいよだねぇ……第一次新宿聖杯戦争! 思ったより早い再開だったね!」
『霊器盤』。聖杯戦争において『聖堂教会』が派遣する監督役に渡される魔導器。
聖杯が招いた英霊の属性を表示する機能を有し、これにより監督役は現界した英霊の数とクラスを確認することが出来る。
しかし、此度の聖杯戦争は新宿という教会の影響力の弱い都市部で行われ、他にも複数の組織が関わっているため教会は干渉できず、傭兵の魔術師を一人送り込むだけに留めている。
故にこの聖杯戦争には監督役は存在せず、必然的に『霊器盤』も教会から正式な手続きで預けられたモノでは無い。分かりやすい不正の証拠品である。
そんな『霊器盤』を眺めながら女は嗤っていた。
その女は病的なまでに青白い肌をした……屍人のような女だった。
時代を感じさせる簡素な布着に身を通した白髪に白い肌と特徴が多いが、何より彼女を象徴するのは眼だった。
焦点が合わない狂ったような瞳、その目をぱちくりと動かしながら歌うように喋り続ける姿はさながら狂人のソレだ。
「東鬨の聖杯戦争、あれからもう十年も経過している。遅すぎたくらいだよ、バーサーカー」
狂喜に駆られる女に対して別の女が冷ややかな視線と声でそれを制した。
もう一人の女も異様な白さだが、病人のような先の女────バーサーカーとは異なり、まるで人形、作り物のような質感だった。
事実として彼女は人が ───魔術師が “ある目的”の為に造り上げた被造物……ホムンクルスである。>>219
「冷たいなぁ……今回の聖杯戦争の根回しには私だって協力したって言うのに」
バーサーカーは口調だけは気落ちした様子を見せているモノの表情からその狂気はまるで抜けておらず、また喋るペースが衰える様子も無い。
「下手に外来の魔術師を介入させないように『魔術商会』に情報を流して“悪魔の商人”を呼び込んだり、地元のヤクザとマフィアの末端を狂わせて抗争を誘発したり……アハッ! バレたらレゼルヴァちゃん、コンクリ詰めで海に沈められちゃうね! いや、その前に臓器売買かな?」
その場にバーサーカーと『レゼルヴァ』と呼ばれたホムンクルスの二人しかいないのをいいことに、短絡的に計画を口走るバーサーカー。
更に「それから……」と付け加えて語り出した。
「聖杯の維持……何より十年もずっと聖杯と新宿そのものを“狂わせて”調整してるんだから」
十年前、東鬨の地から奪われた聖杯。
東鬨から新宿地下へと運び出されたソレは起動に際して、いくつかの条件を要する。
聖杯に適合する地脈・見合う魂・依代となる贄……その三つが揃わねば、聖杯が願望器として機能することは無い。
東鬨では東雲・戸波・謂綱がそれぞれを用意して聖杯の完成に臨んだ。
前回の聖杯戦争では依代である魔術師が儀式の最中に命を落としたことで成就には至らなかったが……奇跡的に聖杯戦争の開幕まで漕ぎ着けることが出来た。
しかし、東鬨という霊地から引き剥がされた聖杯を全く異なる土地である新宿に設置してしまっては聖杯が定着するかも定かではない。>>220
前回の聖杯戦争にて謂綱のマスターが没した隙に乗じ、自らのバーサーカーの力で聖杯を簒奪したレゼルヴァ。
彼女はバーサーカーに命じ、聖杯と地脈の双方に干渉行わせた。
バーサーカーのスキル『狂宴』。高位の幻術にも匹敵する、人はおろか環境(テクスチャ)、物理法則すら狂わせる能力。
このスキルを用いて土地と幻想種の炉心たる聖杯の在り方を無理矢理に捻じ曲げ、双方の接続を可能とした。
最も操るのではなく狂わせるである以上、バーサーカー自身にも結果は読めず、事実として聖杯と土地が結びつくまでに相応の年月と試行回数を要したのだが。
どうあれ、これで土地と捧げるべき魂────七騎のサーヴァントは揃ったことになる。
「ようやくだ……!聖杯の準備さえ整えばもはや私の計画に狂いはない。私は遂に願望を成就させるのだ……!」
レゼルヴァはホムンクルスとして生み出されながら『魔術協会』の監視下に置かれ数年間、苦渋を舐めさせられ、監視から逃れて聖杯戦争に参加して聖杯を得ながらも、使用することすら出来なかった苦節の時代を思い返しながら、その事実を噛み締める。
余りにも時間をかけすぎた、もうこれ以上の失敗は許されない。
「計画に狂いはない、かぁ……そうでもないかもよ?」
だからこそ自らの使い魔の不意の一言をレゼルヴァは聴き逃すことが出来なかった。
「何かを問題でも?」
苛立ちを抑えながら、レゼルヴァがバーサーカーに問いかけると彼女は口角をつり上げて返答する。>>221
「来るでしょ、裁定者(ルーラー)。 東鬨の聖杯戦争は原則サーヴァントとマスターが六組にマスターを持たない逸れサーヴァントが一騎……でも、今回は六組に加えて前回から継続して参加する私達で七組。これは明確なルール違反だよ」
「ルー、ラー……ッ!」
バーサーカーの告げた言葉にレゼルヴァは愕然とする。
裁定者(ルーラー)。聖杯戦争を滞りなく行わせる為に聖杯自体が召喚する特殊霊基(エクストラクラス)。
通常の英霊に対して優位性を保つために破格の特権を有しており、それを用いて違反者を糾すモノ。
社会を乱せば社会の管理者が、魔術世界から逸脱すれば魔術師がそれを誅するように、聖杯戦争にもまた儀式としてのルールが存在する。
前者の二つであれば魔術師でありサーヴァントという強力な使い魔を従えるレゼルヴァには脅威足り得ないが、裁定者の英霊となれば話は別である。
既に数多の反則行為を行ってきた狂戦士の陣営は彼の者にとって、なにより聖杯にとっての敵対者と看做されてもおかしくは無い。
レゼルヴァの懸念を他所にバーサーカーはその存在を想って濁った目を輝かせていた。
「誰がくるのかなぁ……! いっそゼウスかハーデース様でも来たら面白いんだけどっ!」
「原則の話をするならば聖杯を以てしても神霊は召喚出来ないはずでしょう。貴女のような零落した神霊ならばともかく」
契約者の迅速な指摘に僅かに気分を害されながらも、あくまで笑顔で振る舞うバーサーカー。>>222
「冗談だよ。それにレゼルヴァちゃんが召喚したのが零落した私で良かったんじゃないかな? 君みたいな都合の良い“器”、下手に神霊を呼び出してたらそのまま乗っ取られててもおかしくないんだから」
アフロディーテとかそういうことしそう、とケタケタ嗤う。
その様子をレゼルヴァは呆れ半分諦観半分で眺めている。
「もとより『レゼルヴァ・プレストーン』などという個に意味は無い。私はならねばならないのだから、『ダーニック・プレストーン』に……!」
レゼルヴァ・プレストーン。彼女はある魔術師のにとっての代替品”として生み出された。
かつて時計塔にて『八枚舌』の異名で知られたその魔術師は自らの亡き後に起動する呼びとして彼女を遺した。
そして、予定通り魔術師の没後に彼女は起動を開始し……同時に絶望の淵に落とされた。
目覚めた自らの中には『八枚舌』としての自己ではなく、レゼルヴァという自我が存在していたのだ。
────私(レゼルヴァ)などという我は存在してはならない……!これでは己は予備として、道具としての機能を果たせていない……!
レゼルヴァは深く絶望した後に、自らが道具として正しくある為に……万能の願望器たる聖杯を求めた。「今度こそ私は、自らの本分を全うする……!」
聖杯を得るという目的で魔術師によって生み出された彼女が、魔術師に成るという目的の手段として聖杯を欲する。
奇しくもそこで手段と目的の逆転が起きているという事実に彼女は気づかない。
そんな彼女の様子を彼女の使い魔(サーヴァント)は愛しい我が子を見るような慈しみの目で嘲笑っていた。>>227
その時には他の異聞帯にも渡り歩く危険性もあるとかないとか……?Wikiのザミエルの台詞欄に追記
鳩にトラウマがある方のヴィルから松明持ってる方のウィルへの台詞を追加しました
よくなければ取り下げ訂正します
「蕪頭、じゃなくて松明持ちの方ねえ…。オレ個人としての好悪はひとまず置いておくとして。二度死ん:でやっと悔い改めた、ドの付くようなナントカにも藁一把くらいの慈悲は与えられる。世の中よく出来てるもんだハハハ」(ウィリアム・トーチハンズについて)(態度にちょっと微妙な棘がある、気がする。Watching you.)自作キャラクターの性格把握に、こんな性格診断テストも活用できるんじゃないかなって。
作者の性格からかけ離れたキャラクターだと、書いているうちに段々と「キャラクターとしての考え方の軸」がわからなくなってくるので、原点に立ち返るときに非常に有効だと思います。
https://www.16personalities.com/ja>>236
では!
まずは、謝罪をさせてください。
申し訳ありません、先生。俺は貴方の元へと戻れなくなってしまいました。
貴方の言いつけを破り、聖杯戦争へと参加してしまいました。此度の聖杯には不具合があったらしく、そちらへと戻ることは叶いそうにありません。
先生の顔に泥を塗ったこと、お詫びしてもしきれません。本当にごめんなさい。
幸いなことと言えば、なんとかこちらで生きていく算段が整ったことくらいでしょうか。これで先生の怒りが収まるとは思いませんが、少なくとも命は保証されています。
だから、俺のことは心配されないでください。馬鹿な教え子だったと、笑い話にでもしてくれると助かります。
今後も先生とその生徒達、ひいては貴方の率いる教室に多くの幸運と繁栄がありますように。俺は最低の生徒ですが、どうか貴方の幸福を祈ることだけは許して欲しい。
本当にお世話になりました。
ありがとうございます。貴方に出会えて俺は幸せでした。
親愛なるロード・エルメロイII世へ、心からの感謝を込めて。>>237
◆
「これは受け売りだけどね。魔術師とは天使を蒐集する職業なんだ」
「天使を……? 天使とは、あの天使ですか?」
マスターの思わぬ発言に、私は思わず面食らった。
魔術師は吟遊詩人に似ている。発言が抽象的で、真意がいまいちわからない。
「ああ。天使という概念は時代の発展と共に変化してきた。現代の神秘は枯渇しかけている。新世紀を迎えて久しい今、我々は世界への適応を強いられている。かつての人々が、天使の概念を変化させてきたようにね」
立て板に水、とはこのことだろう。もしかしたらこれも受け売りかもしれないが、一度も噛まずに一度も詰まらずにここまで語れるだけでも手放しで賞賛出来る。
契約サーヴァントと言う贔屓目を無しにしても、彼の弁舌は巧みだった。
「マスターは、先生に向いているのかもしれませんね」
だから、私はそんな何気ないことを口にして。
「君は私を誤解しているよ、レディ。私は誰かを導けるような人間じゃない」
彼は、悲しそうにそう返すだけだった。
―――この時の私は、彼がどれだけの重りを背負っていたかまだ分かっていなかった。>>238
◆
「頼みがあるんだ。レディ。君さえ良ければ、その眼を隠してくれないか……魔眼には、あまりいい思い出がなくてね」
自分達以外の陣営と数回矛を構えて、焦燥しきった彼が口にしたのは、そんな意外な言葉だった。
「マスターがそう仰るなら」
私はと言うと二つ返事で答えて、元々着ていたローブのフードをすっぽりと頭に被る。
改めて思う。私のような規格外の魔眼は、彼のような現代の魔術師には文字通り目の毒なのだろう。
私だってこんな眼は嫌いだ。
父を死を齎した眼。神殺しの眼。私はこんなに眼が嫌いだし、出来れば自分の顔だって見ていたくない。
彼がこの眼を嫌ってくれたのは、私にとって望外な幸運なのだろう。
◆
夢を見ていた気がする。間際の夢、幻燈の夢、これが所謂走馬灯なのだろうと私はぼんやりとした頭で思った。
サーヴァントとマスターはお互いの精神を共有する。なら、今目の前で死にかけているこの人の見た走馬灯を私が見ても不思議じゃなかった。>>239
「……レディ。私を、殺.せ。違う。私の『呪い』だけを殺.せ。仮にその源流が宝具だとしても、呪いは呪いだ……君の眼なら、それが出来る」
この人は、いつだって唐突だ。
眼を隠せと言ったのもそう。天使を集めると言ったのもそう。
ああもう。この契約者は、契約相手にどれだけのものを求めるというのだ。流石にこれは少しばかり文句を言ってもいいはずだ。
「そんな、ことは出来ません。守るべき相手に剣を向けるなど、あってはならない」
私は戦士だ。
性別は関係ない。年齢は関係ない。あの荒波の地(ロッホラン)に生まれたものは、フォモールの人間として生まれたものは、生まれながらにして戦士でなければならない。
本来生かすべき相手を、殺.すことなんてそれこそ死.んでも出来ない。
「違、う。殺.すために殺.すんじゃない。生かすために、殺.すんだ。ランサー、エフネ、バロールの娘。私は、君を信じている」
もう、本当にもう。貴方はどれだけ私の予想を裏切れば気が済むんですか……私は、何度貴方に教わればいいんですか。
「ねえ。マスター」
「なん、だ?」
「―――やっぱり、マスターは先生に向いていると思います」
そんな、まるで散歩にでも誘うような言葉をかけて。私は彼を蝕む呪詛(し)を直死した―――>>240
◆
「……教職につこうと思うんだ。君の言葉を信じてみたくなった。構わないかな?」
全てが終わって。
ビュザンティオンへ向かう列車の中で、彼はそんなことを口にした。
「構いません……そうですね。では、これからは先生とお呼びしても?」
「構うさ。私が構う……私が飢えれば君も死ぬ。私は君を現世に逗留させたものとしての責任がある。だけどね。私はやっぱり自分の思いをなかったことには出来なかった」
キザと言うか、回りくどいというか。わざわざ許可を取らずに命令でもすればいいんだ。
貴方が彼に憧れているのは知っている。
「だから―――私のために命を賭けてくれるかい。ランサー」
「……今更何を。そんな物は、とうの昔に賭けています。マスター」
身も心も魂も、召喚されたあの時から貴方に捧げると決めている。
主従とはそういうものだ。契約とはそういうものだ。
少なくとも、私の周りにいた神(ヒト)達はみんなそうでしたよ。マスター。>>241
◆
「以上で手続きは終わりだ。これからよろしく頼むよ。ミスター・ウィンフィールド」
「こちらこそ。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いしますよ、ミスター・マゼラース」
「ご指導ご鞭撻ね。かのロード・エルメロイII世の教え子に俺のような冒険家が教えられることがあればいいんだが……そうだ。一つ聞いていいかな? ミスター」
「私で答えられることならなんなりと」
「何故伝承科に? 本来なら現代魔術科に行くべきだったんじゃないのか? 今ならロードの座も夢じゃないぞ。なんせうちは常に人材不足だからな。はっはっは!」
呵呵大笑、豪快に笑い飛ばすチャールズ氏。彼の破顔を見たマスターの表情が僅かに柔らかくなったことを、私は見逃さなかった。
「……私のような若造に君主の座は相応しくありません。私は私の与えられた時間が許す限り教鞭を取っていたいのです。現代魔術科の教壇に立つような真似をすれば、むず痒くて授業にならないというものです」
マスターなりの決別なのだろう、と私は思った。
だって、マスターの眼が、あの時の私と同じ……もう二度と帰れない故郷を偲ぶような眼をしていたから。>>242
◆
「そういえば」
「そういえば?」
ビュザンティオンに宛てがわれた寮の一室で、私はポツリと零した。既にパジャマに着替えた先生は私の言葉にオウム返しを放つ。
何を言おうとしたんだっけ。予想にしなかった言葉に、私の頭は必死に言葉を振り絞って。
「私。今はこの眼が少しだけ好きかもしれない」
「奇遇だな。私もだよ」
顔を見合わせて笑い合う。
私は―――本当に頭が悪いと思うけど今この瞬間。
よりによって聖杯戦争が終わった後、何故私が彼に呼ばれたかを理解した。
以上です。連投失礼致しました。
エフネとミスター・ウィンフィールドの詳細はまた後日……>>247
お返事ありがとうございます~
明日にはちょっと調節とかしてwikiの方に登録させて頂きます>>227 >>245
ルーラーはサプライズ枠なので色々仕掛けてあります
>>226 >>233 >>230
ダーニックの予備としての製造ロットでの目的は死後も彼の願望を成就させるために動くことだと思うんですが、レゼルヴァちゃんはまず起動時に致命的なエラーを吐いてるのでそこを直さなきゃ冷静に前を向けない感じなんですねー
>>235
基本に帰って異聞帯や特異点ではない魔術師・サーヴァント7組の聖杯戦争なんですが舞台が舞台だけに規模が大きくなりますね……新宿の命運はルーラーに託された!
>>228
互いにどこかイカれてる主従ですが、バーサーカーの方も“親’に対しては思うところあるし、レゼルヴァちゃんの生い立ちにも気をかけてるので、結構親和性自体は高い主従だったりします>>244
ありがとうございます!
個人的にエモいと思う主従・コンビの好きな関係性を詰め込んだの2人なのでロマンチックと言って貰えて嬉しいです!
>>247
ミスター・ウィンフィールドは個人的な紳士像を詰め込んだキャラです……と言っても、二世への手紙でもあるように本来の一人称は俺だったりするんですが。
今の振る舞いは二世をトレースしたものですね。
>>250
時計塔飛び出て聖杯戦争に参加してる時点でやってることはエルメロイ教室Tier1問題児のフラットと同じですからね……そこで唯一無二のパートナーと出会えた辺り二世の教え子って感じもありますが。
自分も書いてて「ロード・エルメロイII世とエルメロイ教室の懐って色んな意味で広いな」って思いました。
創造主のキノコはもちろんこれまで作り上げてきた三田先生に感謝せねば……ただいま昨日の小話をwikiに登録させて頂きました~
>>151
宝具の3連続発動のシーンすごく良かったです! シメが1番簡潔な『竜の死』なのもカッコいい演出になってました!
>>182
ひりついた空気がらっきょに近い感じですね。現実側のパートから幻想側のバトルパートへの以降でキュッと温度差があって、読んでいて心地よく冷えつきました。…………もーちょい、もーちょいまとめて投下してほしかったかも、この空気が変わる感じを持続させて欲しかったかも。
>>195
(調べてくる)
えっ…………? 空想樹自体がもうアッシリアの敵なん…………?
なかなかまた厳しい異聞帯ですね…………
>>225
この新宿に来て面子から浮かないルーラーって誰だ……?
レゼルヴァさんって愉悦部さんのところの子でけっこうこのスレでも古いキャラだったと思うんですけれど、いろんなルートを通って黒幕やってるのを見るとちょっと感じるものがありますね。
>>243>>253
実はわたしは聖杯戦争後もサーヴァントが残っている展開が好きなのですよ。
いいですねーこう言う雰囲気、乗り越えた者たちにしか出せないあいだからの空気感が伝わってきますね。>>257
「ちょっとくらい」変わった空想樹もありかなと思いまして、ちょっとくらい>>243
魔眼で呪いのみを殺.すのは痛覚残留思い出しますね(アレは病巣でしたが)
ビュザンティオンに移る理由付けもしっかりしてて良い聖杯戦争後日談って感じでした
それとチャールズ出していただいてありがとうございます!(時計塔とかもそうだけど組織内の内情絡めた会話好きです)
>>254
製造理念の為に戦うのは被造物ならではですよね〜(自分も好きなので筆が乗りました)
>>257
元々、東鬨にあった聖杯を持ち出すっていうApoにおけるダーニックのポジションなのでコレはレゼルヴァさんにやってもらわな!ってことで黒幕に……!
>>259
彼女はダーニック・プレストーンではない(煽り)
レゼルヴァさんお借りしました、口調とかムーブとか問題なければ何よりですが……ビュザンティオンこそこそ話
ミスター・ウィンフィールドは生徒を受け持ってますが生徒達からは口を揃えて「「「で、あの内弟子の方とはいつくっつくんですか?」」」と言われてるとかいないとか
半分内縁の妻みたいなものだからね。仕方ないね。
>>254
運命の夜、いいよね……ボーイミーツガールはFateの華よ……!
>>255
ビュザンティオンの場合場所が特徴的ってのもあって維持に必要な魔力が少なく済みそうってのも理由ですね。
>>257
自分も好きですね。hollowの日常パート大好きです。
>>260
自分も書いてて思い出しましたね。痛覚残留(直死の魔眼を殺.すため以外に使う→ラストの展開に持っていきたかった)
聖杯戦争後日談、山場を繋ぎ合わせれば1本のSSになるので書いてて楽しいですね……
こちらこそありがとうございました!もし続きがあるならまたお借りすることになると思うのでその時はよろしくお願いします。>>260
ムーブとかは大丈夫ですよー。>>266
まあ確かにリレーに出す時はその辺しっかりしといた方がいいですね。
確かに武器が弓しかないと寄られた時に蹴るか弓で殴るしか無くなりますしね。>>257
(本当に仰る通りですという顔)
もうちょい…もうちょい出せるか…?となったけどしかしそれはそれで長すぎるか…?と妥協してしもうたんや!まあ、持っている国籍は9だろうが6だろうがいいんですけど。兎に角たくさん持っているという設定。アイデンティティーが国や組織によらず兄弟(妹)によっているイメージから、都合によって変える設定が生まれました。
>>283
生態を考えれば考えるほどなんで今まで死ななかったんだろうってくらいの死に急ぎ野郎ですからね。>>288
一言「やめて」と言ったらやめますけど、口では「わかりました」と言っても顔が明らかにしょんぼりしてるので止めた方が罪悪感感じるやつ……!>>309
神秘的で繊細なやり取り(ToLOVEるダークネス仕込み)かあ……()
「貴方もかの国の生まれならわかるでしょう。我らは自然と共にある狩人。狩人なら、目の前の獲物を見過ごすことなどあってはならない」
「しからば命令を、契約者。私は貴方の槍です。どうか欲しいままに振る舞うとよろしい」
「では―――狩りの時間だ、ランサー。君の魔槍を思うがままに振る舞うといい」
「仰せの通りに。マスター」
戦闘中ならこんな感じになりますが。
>>310
「ええ。そのためのビュザンティオンです。少なくとも通常の霊地よりは維持がしやすく、その気になればいくらでも研究が出来ますから」っていいますねえ。
「私は私の都合で大切なものを切り捨てた……そこまでして彼女を選んだのです。他の何を失っても、彼女だけは手放さない」ってなる。>>313
ミカ「動きやすさとか価値観とか、様々な理由で肌を晒すことは、まああるでしょうし、過剰に騒いだり指摘するのも、真剣に戦っている彼女に失礼でしょうしあまりにも戦士として未熟。それで戦闘に支障が無いならば、問題はありません。……ありませんとも。」>>315
六章だと妖精紋様(=神代紋様?妖精の持つ魔術回路に対応する器官?)とか異界常識(アストラリティ)とかワードが出てましたね...
あとは妖精騎士ガウェインのファウル・ウェーザーなどの妖精領域(亜鈴など、力ある妖精が持つ大神秘)とかも。>>320
ありがとうございます。それでは、以下連投失礼します<前回までのあらすじ>
亜種聖杯戦争の舞台である深山のホテル、厚子夜ホテル旧館は、突如として名状しがたき化け物の徘徊する朝の来ぬ世界へと変じていた。
探索をする者、戦う者、笑う者。様々な人間たちの思惑は、この異常を契機に膨れ上がり、館内はまさしく狂乱の坩堝。場外での人ならざる者(サーヴァント)たちの連続的な衝突は、その描出と言えよう。
そんな中、参加者の一人、チェコの魔術師カトカ・オルロイはというと────>>322
◇カトカ・オルロイ────3階客室
「────と、言うことで…その、私何が起きているのか、さっぱりで…」
時刻は11時を過ぎ正午へ向かっている。けれど一向に空には陽は現れず、ぽっかりと白い月が雲間からささやかながらに鮮烈な光を部屋に差し込んでいる。
カトカはというと、あの後に鍵を無事見つけ、現状ホテル内で最も安心できる場────自身の客室で、目の前の男、柳生十兵衛三厳に事情を覚束なくも説明し終えたところだ。今、カトカの味方は彼しかいない。
「…成程な。じゃあ、アンタはこの状況に本当に心当たりがないんだな?」
「は、はい。誰か…他の、魔術師の方やそのサーヴァントの仕業かもしれませんけど…私、昨日はここの従業員の人たち以外の誰にも会っていなくて…」
「ふむ…そうか…」
十兵衛は思案するように腕を組み、カトカは申し訳なく項垂れる。今日になって、気まずい静寂を味わうのは一度や二度ではなくなったが、それでも辛いものは辛い。
薄々、こんなことになる気はしていた。これはどんな様相を呈していようと聖杯戦争。そしてそれに参加するのはどこまでいったって人間。ならば参加者の中に甘い蜜を独り占めしようとする者が現れるのは想像に難くはなかったことだ。>>323
ただ、そうではあってもこれはあまりにも大規模なように思える。それに、このタイミングというのもなんだか引っかかるものがある。通常の聖杯戦争なら有り得る行いだが、これは便宜上は亜種聖杯戦争、参加者が協力し合って聖杯を顕現させるもので、それなら今でなく、それこそ聖杯が顕現した瞬間にでも動くのが最適だ。もし他参加者に所業がばれたら、四面楚歌の状況を築くことになってしまうのだから。
「……その、セイバーさん…」
「なんだい?」
「えっと、…もう一度、訊いておきたいんですが…貴方は私のサーヴァントなんですよね?」
「そりゃあ、そうだろう」
「でも、じゃあ…なんで、召喚の際には現界出来なかったんですか?」
「…………」
疑問は山積している。点在する疑問全てに繋がりを見出してしまうのは、カトカの悪癖なのか、それとも人間規模のものなのか。
もし、この異常が昨夜から仕込まれていたものだとすれば、それはこの土地を土台としたものと考えられる。そして、その場合同じく土地を礎とした英霊召喚にも何か影響があるのではないかと類推してしまう。即ち、昨夜十兵衛が現界出来なかったこともこの異常と関りがあるのでは無いか、と想像するのだ。
「それは…前も言った通り、俺にもわからないんだ。あの時────アンタが英霊召喚の儀式を執り行った時、確かに俺は現世に現界した。…なのに、どういうわけか、寸分も動けない闇の中にいたんだ」
「………」
「何か干渉が…それこそ、この異常を起こした何某から妨害が入ったのかも知れない。今はっきりこうだとは俺にも言えないさ」
「……そう、ですよね。すみません…」>>324
十兵衛から敵意のようなものは微塵にも感じない。疑うべきでない相手を疑っているようで、吸う空気が重くなったように思えた。
自分の意気地なさには常日頃呆れていたが、こんな時まで発揮されなくても良いのにと頭を沈ませてしまう。
しかし悲嘆してもいられず、自分なりに昨日からの出来事を順繰りに思い出していく。そうして、ホテルに着き、増渡、明と会い、客室に向かうというところで、増渡のことを思い出し、増渡の発言を掘り起こす。
彼は、こう言っていた。「もしかしたらのことがあるかも」「警戒はしとくに越したことはない」と。あの時はまさかと思いながらも抜け目のない人だと思っていたが、今では疑念の矛先となってしかるべき発言だ。
「……増渡さん」
「ん?」
「増渡さん、昨日…夜の、セイバーさんを召喚する前の時に、「警戒はしとくに越したことはない」って…言ってて、それが何だか…引っかかってしまって」
「増渡…っていったら、確かこの亜種聖杯戦争の主催者だったな」
「はい。…あの、疑い過ぎているとは思うんですけど…これを仕込んだの、彼じゃないかって…」
「…主催者が聖杯を独り占め、か。有り得ない話ではないな」
「そうなんです、それで、だとしたら…どうしましょう…?」
「主催者が元凶…となると何しでかすか見当もつかねぇな。その仮説が正しければ、こんな大仰なことまでする御仁だ。まだ切り札を残しているのだって考えられる」>>325
結論に至るには揣摩臆測が多すぎる。そもそも情報が足りない。しかし、何か仕込むほどの余裕があるのは、あの時は彼ぐらいしかいなかったのではないか。何せ主催者ならば開催地の事情にだって明るい。加えて増渡は自分の口から「厚子夜は故郷である」と言っていた。故郷ならば猶更土地の具合も知っているだろう。
「…まあ、何にしても、だ。何にしても、ここでずっと粘っているのは良くないんじゃないか?」
「そ、それはそうですけど、けれど…」
「安心しろ、マスター。あの化け物がアンタの目に入るより早く、俺がそいつらを斬り伏せてやるさ」
十兵衛は笑った。その表情があまりに場違いで、空気感が異なっていて、思わずカトカも笑んでしまう。英雄、というのはやはり肝が据わっている。
最優のクラスであるセイバーを喚べた────かどうかはまだ断言はできないが、味方につけたのは確かに安心感がある。未だに信用しきれていないのが実情だが、それでも何だか、自分が強くなれたように感じてしまう。緊張の糸がゆるりと解けたような心地がする。地に足がついた、とでも言うべきか。
「……わかりました。もし他の参加者の人と会ったら、情報を共有して、可能なら…協力したいですね。…従業員の皆さんも、心配ですし」
「従業員…?」
「明さんや、荒無さん、満さん、研二さん、廣さん…彼らだって、巻き込まれた方々なんですし…」
「……………」
「な、何ですか」
「…いやさ。マスター、ずっと思っていたことだけど、ホントに魔術師らしくねぇなってさ」>>326
ぎく、と心がわかりやすく音を立てた。何だかんだで言われてきたことだし、自覚もしていたことだが、それは大概揶揄の表情と一緒に言われることで、十兵衛のようにあっけらかんと言われると却って気恥ずかしさが生まれる。
「…き、緊張感の抜けること言わないでください。とにかく、行きますよ」
「はいはい、危ないから下がっていてくれよ」
「わかってます…もう」
いまいち気が締まらないが、緊張感は絶やさず持たなければならない。他の参加者が皆自分のように事態の収束に乗り出そうとしてくれる人間であるとは限らない。味方にセイバーがいたとしても、気安く油断はできない。
そうして、さて行こう────としたところで、意識外から音がした。部屋を見回し耳を欹てると、ベッドサイドの備え付けの固定電話が鳴っている。
近づき、十兵衛の方へ視線を遣ると、十兵衛も怪訝そうにしていた。携帯電話は圏外で使えないが、この館備え付けの電話は使える、ということなのだろうか。それとも、これも黒幕か異常事態の尻馬に乗ろうとしている輩の罠なのか。
「…出るか?」
「……出ましょう。もしかしたら、従業員の人からかもしれません」
「なら俺が出る。万一何か仕込まれてたら危ないからな」
「…ありがとうございます」
数歩引き、十兵衛に電話口を譲る。サーヴァントは聖杯から現代の知識を得ているらしく、十兵衛は言うに400年ほど前の人間であるというのに手慣れたようにして受話器を取った。>>327
「…もしもし……え?…あぁ、俺はそうだ。…わかった。…マスター」
「は、はい」
「もしかしたら、だぜ」
受話器から顔を外して振り返った十兵衛の顔には喜色があった。そして安堵の色も差していた。恐らくカトカも、同じような顔をしているだろう。
足早に電話口へ進み、半ばひったくるように受話器を受け取る。受話器からは、昨夜初めて会ったばかりの、けれどこの場では何よりも安心できる声があった。
『もしもし、…オルロイ様ですか?』
「はい、カトカ…カトカ・オルロイです。明さん…ですね?」
『……!よかった…よかった…はい、こちら折外明です。ご無事なようで…』
「そちらは?…皆さんいらっしゃいますか?」
『………数名いない者がいますが、大半は1階の食堂の方に居ます。幸いなことに、皆無事で、怪我もありません』
「1階のレストラン、ですか」
『はい。そこで試しに館内電話を動かしてみて…まさか繋がるとは思ってもみませんでしたが。ひとまず、一度こちらに集まっていただけませんか?何もわかってはいませんが…情報共有をしたいです』
「わかりました、すぐに向かいます」
『ありがとうございます。…と言っても、何が何だか、本当にわからなくて…教えていただく一方になってしまいそうですが』
「いえ、そんなこと…そういえば、増渡さんは…そちらにいらっしゃいますか?」
『………ふ、増渡、ですか…』アメリカ異聞帯に合わせて作成していた、アメリカ出身のコンビ鯖が完成した。
クラスに関してツッコミが繰るかも知れんけど。せっかくなんで、>>333で言及したのを投下してみる。
【元ネタ】トム・ソーヤーの冒険
【CLASS】バーサーカー
【真名】トム・ソーヤー&ハック・フィン
【本名】トーマス・ソーヤー&ハックルベリー・フィン
【性別】男
【身長・体重】175cm・71kg(トム)&174cm・70kg(ハック)
【肌色】白 【髪色】ダークオレンジ(トム)、黒(ハック) 【瞳色】黒
【外見・容姿】高級な服を着た青年→いかにも冒険者といった感じの服を着た青年(第一再臨時)→田舎の少年みたいな服を着た青年(第三再臨時)
【地域】アメリカ
【年代】19世紀
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型、男性
【ステータス】筋力:C 耐久:B- 敏捷:B 魔力:C 幸運:A 宝具:C>>337
【解説】
アメリカの著名作家、マーク・トウェインが執筆した名児童文学『トム・ソーヤーの冒険』のダブル主人公。
イタズラ大好きの悪童コンビとして、大小様々な冒険の末に幼くして大金持ちにまで上り詰めた。
大人になってからの動向は不明であったが、Fate世界では30代前後で2人揃って南北戦争にアメリカ合衆国側で参加。
色々やりつつ無事に生き残り、戦時中に敵兵として再会したマーク・トウェイン(同じ町の同じ学校のクラスメートだった)との交流を経て、彼が『トム・ソーヤーの冒険』及び3つの続編を執筆する切っ掛けを作る。
トウェインの紹介で知り合った、ニューヨークの辣腕ビジネスマンと一緒に仕事をしつつ、あちこちを転々としながら最期まで冒険を繰り広げた。
【人物像】
大人の状態で現界したものの、大金持ちになった切っ掛けや南北戦争での経験からか、性格と精神年齢は2人揃ってセント・ピーターズバーグで滅茶苦茶やっていた頃と変わっていない。
それを指し示すように声は少年のそれである。
ただし、人生経験のおかげでその頃よりも冷静かつ知恵が回る。
『ハックルベリー・フィンの冒険』で描かれたジムの一件もあってか、人種問題に対しては極めてシビア。
人の判断基準に人種を含むことは嫌うし、そういうことをする人も嫌い。
召喚者がそういう人間であれば、何の躊躇もなく裏切る危険性を内包している。>>339
【セリフ例】
トム「こんにちは! 僕達はバーサーカー」 ハック「トム・ソーヤーとハック・フィンだぜ!」(召喚時)
トム&ハック「「レベルアップだぜベイビー!」」(レベルアップ時)
ハック「勉強はもちろんだけど、人種差別はもっと嫌いだな……」 トム「『ハックルベリー・フィンの冒険』を読めばその辺が嫌と言うほど分かるよ」(マイルーム会話「嫌いなもの」)
トム「ジェロニモを見ていると、どうしてもインジャン・ジョーを思い出すよね」 ハック「俺ら、滅茶苦茶やってた頃のジェロニモを知ってるからなぁ」(マイルーム会話「ジェロニモ」)
ハック「ヘンリーじゃん。久しぶり」 トム「リンカーン郡戦争で偶々居合わせた時以来だよね」(マイルーム会話「ビリー・ザ・キッド」)
【製作者】あやか
以上。
クラスとか二人一騎とかにツッコミが来てもおかしくないかも。>>341
当初は『第三再臨時に(子供の頃にまで)若返る』って設定にしようかと思ってました>>343
子供の頃から死ぬまでイタズラ小僧であり続けたのが狂気と見なされた、ってとこですかね。
子供の頃で召喚しようとしたら、別のクラスだったかも。
レンジャー適性がバカ高い(友人1名と一緒に四日ほど無人島で三人暮らしをしてた)から、飛び道具を使うエピソードがあったらアーチャーにしてました。>>347
なるほど。
明日にでも加筆修正してみます。>>351
とりあえず単独行動と直感的なスキルは持ってそうですねぇトムとハックのこそこそ話。
二人がゲットした大金の内、ハックの取り分は判事預かりとなり、ハックには1日1ドルの利息(利子とも言う)が支払われることに(ハックルベリー・フィンの冒険を参照)。木伽聖杯大会のzeroを投げてもいいですか?
>>354
トム&ハック「「チェストー!」」頭が痛い、目眩がする、身体が重い、酒を飲んだ事など殆ど無いが二日酔いという奴はきっとこんな気分なのだろう。
いつの間にか新木との接続が切れているのは私がまだ未熟なせいか。
お世辞にも寝心地の良いとは言えない拠点のソファーとは比べ物にならない私の家の布団だが、ここまで来た記憶は無い。
少しずつ思考が動き出す。昨日私は…
「…タリエシン、私はどれ位眠っていた?」
「そうだね…10時間位かな?何処まで記憶がある?」
「アーチャーのマスターを吹っ飛ばした所からの記憶が無い…待て、どうしてまだ私は生きている?アーチャーの単独行動はどうした?他のマスターは何をしていた?」
「落ち着けマスター。」
「聖杯はどうした?何故私達の元に現れない?まさか奪われたか?何故私達は無事なんだ?いつの間に私は家に戻ってきた?」
それだけじゃない。何かがおかしい。何か言葉にできない違和感が頭を悩ませる。>>356
「いいから落ち着いてくれマスター。
君が最後のマスターを打倒した。
アーチャーは単独行動スキルで私達を倒しに来たがそれを気絶した君のサーヴァントが凌ぎ切りアーチャーは消滅した。
他のサーヴァントが居ないから聖杯戦争は我々の勝利で幕を下ろした。
これが君が意識を失ってからの聖杯戦争の全てだ。何も不自然な所は無いだろ?」
「いや、何かがおかしいんだ…明らかに何かが足りないし何かが余分なんだ。」
「単純に疲れているんだよマスター。ここ数日君は殆ど眠らなかったんだから当然の事だろう、今はもう一度眠って仕事の話はその後にするといい。」
「………そうかもしれないな。また少し眠る事にするよ、悪いね。」
目を閉じると彼の竪琴が聞こえてくる。情動を誘うつもりのないただ眠りへ誘う為だけの調べは、私が意識を失うにはあまりにも効果的で…
意識を失う直前にふと聞きたい事が思い浮かんだ。『詩人タリエシンの世界(ブック・オブ・タリエシン)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
吟遊詩人の長タリエシンに許された特権。
現在発生している戦いを「自らが語り継ぐべき英雄譚」と定義する事で、その戦いに参加している人間一人に「この戦いを乗り越えた果ての自分」という英雄の霊基による強化を施す。
あくまで形式上は英霊召喚の変則型である為に召喚されるサーヴァントに空きが必要で、強化の内容もクラスの影響を受ける事となる。
対象が他のサーヴァントとの戦闘を重ねる事で英雄譚としての質が向上しステータスの上昇や宝具の取得に至る。
アーサー王伝説の語り手であるタリエシンは英雄譚としての質が向上した対象をアーサー王伝説の中の存在と紐付ける事が可能。
成立すると英雄としての可能性が広がり新たなスキルや宝具の取得が促される。寝静まったころだろうし、少しサーヴァント投下していきやす。
【CLASS】セイバー
【真名】”銀腕“ゲッツ
【性別】男
【身長・体重】189.2cm 220kg
【属性】混沌・悪/秩序・善
幻霊を取り込んだ影響か、一つの霊基に二つの相反する属性を内包している。
【天敵】ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
【好きな物】品の無い豪華さ、血腥い殺し合い
【嫌いな物】きれいごと
【出展】歴史、戯曲・文学
【ステータス】筋力 A+ 耐久 C 敏捷 E 魔力 E幸運 B+ 宝具 C
【クラス別スキル】
騎乗 C
対魔力 EX>>361
【固有スキル】
戦闘続行 C
所謂「往生際の悪さ」。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
彼の場合生き汚なさのあらわれ、泥水を啜ろうが生きてさえいれば勝ちという意識の顕在化である。
心眼(真) C+
修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す。
度重なる決闘を経て養われた眼はこと一対一の命のやり取りにおいて真価を発揮する。
リック・マイアス E
彼をモチーフにした戯曲の有名なフレーズ、「ク.ソ喰らえ」という意味合いの啖呵。
自分が気に入らない相手ならば多少のカリスマや心的威圧、魔術束縛を押し退け逆らうことが可能。
聖杯戦争に於いては不本意な令呪への抵抗力として作用する。
なお本来はAランク相当だが、取り込んだ幻霊の影響でランクは著しく低下している。>>362
【宝具】
『血濡の鉄腕(アイゼンファウスト・ベルリヘンゲン)』
ランク D 種別 対人宝具 レンジ 1~20 最大捕捉 1人
英霊ゲッツ・フォン・ベルリヘンゲン本人の宝具。
度重なる決闘を共にした血濡の義手が宝具と化したもの。自分の胴体程の大きさの鋼鉄義手には剣、槍、大砲、煙玉……様々なギミックが内蔵されており、七つ道具のように用途毎に使い分ける。
真名解放すると内蔵された武器を全開放し、息つく暇もない連撃を喰らわせた後に、とどめの城壁破砕用パイルバンカーを相手の土手っ腹にお見舞いする。
『無血の銀腕(フェアウェル・トゥ・アームズ)』
ランク C 種別 対戦闘宝具 レンジ − 最大捕捉 1人
本来ゲッツ・フォン・ベルリヘンゲンが持たない第二の宝具。
生前彼が有していなかった「銀の義手」にして、第三者の手によって意図的に組み込まれた概念礼装(クラフト・エッセンス)。
銀の腕の本来の持ち主は博愛の心で長年続いていた略奪・争いの連鎖を止めた逸話を有しており、宝具となった銀腕にもその伝承の一端が内包されている。
いわく、「銀の腕は鉄の腕にまさる」。
ここで言う鉄の腕とは凡ゆる武器を指しており、他者を慮る高潔な心はどんな兵器よりも優れているという意味である。
「武器よさらば」という名のルビ通り、銀の腕は触れたランクC以下の宝具や物理攻撃を完全に無効化し、それを超えるランクの攻撃はランクC分の防御数値を差し引いたダメージとして計上する。
ちなみに、この銀腕、勝手に動く。
銀腕本来の持ち主の人格がインストールされており、性質は極めて温厚で平和主義にして強情。
仮初の所有者であるゲッツとは基本ウマが合わず気に入らない事があれば喋れない代わりに鉄拳制裁という形で徹底抗議している。>>363
【weapon】
無銘の剣
決闘用に誂えた名もなき剣。もっぱら義手に内蔵された武器を使うのでコレは非常用。
巨大な鉄腕には爪楊枝のように小さいため、これを持つのは銀腕の役割である。
【解説】
15世紀から16世紀にかけて実在した中世ドイツの騎士。
戦争で片腕を失うも鋼鉄の義手をつけて戦い続けたことから「鉄腕ゲッツ」の異名を誇った。
史実の人物としてよりもヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテが若い頃に執筆した戯曲「鉄の手のゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」の主人公として有名。
戯曲では世の理不尽に唾を吐く英雄として描かれているが、これはかなり美化されたもの。
実際の彼は決闘制度を悪用した強盗、恐喝、追い剥ぎを繰り返して財産を築きあげた、人呼んで「強盗騎士」。
血の気が多く戦いには首を突っ込まずにはいられない粗暴な性格であったとされる。
「銀の腕のオットー」とは13世紀ドイツ───皇帝の権威が失墜し、たくさんの諸侯や城主が略奪や争いをくり返す戦乱の時代に生きた心穏やかな少年の物語。
追い剥ぎ豪族の子息として生まれたオットーは、父の掠奪を恨んだ大人の手によって誘拐され腕を切り落とされる。
しかし降りかかった理不尽をオットーは憎まず、誰を恨むこともなかった。
それどころか自身の腕を切り落とした人間を罰しないようにいったという。
殺戮が殺戮を呼び、憎しみが憎しみを引き起こす負の連鎖の中で、少年の慈愛に満ちた精神がその連鎖を断ち切ったのであった。>>365
【台詞】
「わーったよ、掠奪はナシ。狡い金儲けもしない、だからそんなにボコスカ殴るんじゃねーよ!
……なぁマスター、幻霊を引っ剥がす魔術とかねぇのか。この右腕が邪魔ったらありゃしねえ」
「気に食わねーってのは充分な叛逆事項なんだぜ旦那ぁ。俺は小難しい未来ってヤツより自分の感情を優先するぜ」
「俺を騎士足らしめてんのは後付けの銀腕だ、コイツの高潔さが無い限り悲しい事に『史実の』俺は三騎士にゃなれないらしい。
小賢しい姑みたいで癪だが、ま、聖杯戦争に勝つ為の戦略的判断ってもんなんだろ?なら受け入れる他あるめぇよ」
「あーあ、ゲーテの野郎がもう少し上手く広めてくれたらよ!こんな小姑義肢ナシに三騎士になれたってのに」
「どうやら────珍しく意見が一致したみてーだ。
……面白ぇ、この盤面グチャグチャにひっくり返してやろうぜ。銀腕」トム&ハックを加筆修正したんで、上げてみる。
【元ネタ】トム・ソーヤーの冒険
【CLASS】アサシン
【真名】トム・ソーヤー&ハック・フィン
【本名】トーマス・ソーヤー&ハックルベリー・フィン
【性別】男
【身長・体重】175cm・71kg(トム)&174cm・70kg(ハック)
【肌色】白 【髪色】ダークオレンジ(トム)、黒(ハック) 【瞳色】黒
【外見・容姿】高級な服を着た青年→いかにも冒険者といった感じの服を着た青年(第一再臨時)→田舎の少年みたいな服を着た青年(第三再臨時)
【地域】アメリカ
【年代】19世紀
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型、男性
【ステータス】筋力:C 耐久:B- 敏捷:B 魔力:C 幸運:A 宝具:C>>378
黄金律:B
人生において金銭がどれほど付いて回るかの宿命。
散在のし過ぎに注意だが、大富豪も余裕の金ピカぶり。
生前の冒険で獲得した報酬により、子供の頃から大金持ち。
仕切りなおし:C
戦闘から離脱する能力。
生命及び人生の危機を確実に回避し続けた強運と経験。
一意専心:C
一つの物事に没頭する集中力。
2人の場合は冒険とイタズラで発揮される。
戦闘という、両方が有効活用できる状況下においては優れた危機察知能力を与える。
【宝具】
『誰よりも遠くへ(アドヴェンチャー・イズ・フォーエヴァー・アンド・エヴァー)』
ランク:C 種別:冒険宝具 レンジ:1 最大捕捉:2人(自分達)
子供の頃から終生衰えなかった冒険心の現れ。
立ちはだかる困難が強大であればあるほど、黄金律以外の固有スキルが強化される。>>379
【Weapon】
コルトSAA&ウィンチェスター・ライフル
子供の頃に使ったことは無い。
物語では語られなかった、大人になってから使い始めた。
【解説】
アメリカの著名作家、マーク・トウェインが執筆した名児童文学『トム・ソーヤーの冒険』のダブル主人公。
イタズラ大好きの悪童コンビとして、大小様々な冒険の末に幼くして大金持ちにまで上り詰めた。
大人になってからの動向は不明であったが、Fate世界では30代前後で2人揃って南北戦争にアメリカ合衆国側で参加。
色々やりつつ無事に生き残り、戦時中に敵兵として再会したマーク・トウェイン(同じ町の同じ学校のクラスメートだった)との交流を経て、彼が『トム・ソーヤーの冒険』及び3つの続編を執筆する切っ掛けを作る。
戦後は童心以外の何物でもない性分に有り余る行動力、高過ぎるレンジャー適正をリンカーン大統領に買われてホワイトハウス直属のエージェントに転職。
トウェインの紹介で知り合った、ニューヨークの辣腕ビジネスマンと一緒に仕事をしつつ、諜報活動も兼ねてあちこちを転々としながら最期までセレブ生活と冒険を続けた。>>380
【人物像】
大人の状態で現界したものの、大金持ちになった切っ掛けや南北戦争での経験からか、性格と精神年齢は2人揃ってセント・ピーターズバーグで滅茶苦茶やっていた頃と変わっていない。
それを指し示すように声は少年のそれである。
ただし、人生経験のおかげでその頃よりも冷静かつ知恵が回る。
『ハックルベリー・フィンの冒険』で描かれたジムの一件もあってか、人種問題に対しては極めてシビア。
人の判断基準に人種を含むことは嫌うし、そういうことをする人も嫌い。
召喚者がそういう人間であれば、何の躊躇もなく裏切る危険性を内包している。
特技:冒険、イタズラ、資産運用
好きなもの:冒険、イタズラ
嫌いなもの:勉強、人種差別
天敵:インジャン・ジョー
願い:受肉
【一人称】僕(トム)、俺(ハック)
【二人称】君、お前
【三人称】彼、彼女、あの人>>381
【セリフ例】
トム「こんにちは! 僕達はアサシン」 ハック「トム・ソーヤーとハック・フィンだぜ!」(召喚時)
トム&ハック「「レベルアップだぜベイビー!」」(レベルアップ時)
ハック「勉強はもちろんだけど、人種差別はもっと嫌いだな……」 トム「『ハックルベリー・フィンの冒険』を読めばその辺が嫌と言うほど分かるよ」(マイルーム会話「嫌いなもの」)
トム「ジェロニモを見ていると、どうしてもインジャン・ジョーを思い出すよね」 ハック「俺ら、滅茶苦茶やってた頃のジェロニモを知ってるからなぁ」(マイルーム会話「ジェロニモ」)
ハック「ヘンリーじゃん。久しぶり」 トム「リンカーン郡戦争で偶々居合わせた時以来だよね」(マイルーム会話「ビリー・ザ・キッド」)
【製作者】あやか
以上。
エージェント云々は、映画『リーグ・オブ・レジェンド』でトムとハックがアメリカ政府の諜報員と設定されていたことに由来します。
ちなみにハックは物語開始前の時期に落命したので本編未登場(未公開シーンとノベライズで判明)。>>331
惨劇の夜(というかずっと夜)の幕開け…いや神話的生物なら可愛い繭くんがいるんですが…
十兵衛のエミュ無問題!やった!知的だなんてそんな…これからは剣士としての猛々しさも描いていきたいです
>>332
しんでます…
イレギュラーに次ぐイレギュラー、といった感じで書いていきたいところなのでこれがその第一弾…的な…
カトカと十兵衛さんは、いかんせん会ったのがつい今しがたですから…これから縮まると良いね
>>334
田舎の山のホテル旧館…異常事態…クローズドサークル…何も起きないわけがなく…
召喚の儀の時に来なくて異常事態になってから来る…というのはだいぶ胡散臭いですよねっていう
>>343
主人公(枠)が疑った相手からしんでいく…?フラグならあるかもしれませんね…>>182
さっぱりとした文体…会話からの人物像の掘り下げ…気になる引き…凄く、良いです…
何でしょうね、この淡々とした感じ。if蘇芳さんらしいとも思えるし、東京っていう舞台にも合っているような…
そして浦戸先生良い人ですね。こういうNPCの深掘りが劇中にさらっとされているの自分好きなんで、とても憧れます…
>>195
冒頭から不穏度MAXな異聞帯…そして管理も本当に大変そう…こういう前日譚での絶望度の掘り下げはこう、心に来るものがありますね…
遺影礼装は果たして誰になるのか…
>>225
製造理念を全うしようとする(そうしている時点で出来ていない)マスターと狂気の女神…これは一筋縄ではいかなさそうな陣営ですね。でもなんだかんだで他の個性的な陣営の個性的な行動に振り回されそう…そういう意味ではダーニックさんらしいかも…?
>>243
良い出会いを果たした主従だ…自分ウィンフィールドさん好みだわ…紳士良い…英国紳士好き…
>>261
今更ですが自分も良いと思いますよ。バイバルスさんクラスの方なら近接戦の心得だってあるでしょうから
>>367
凸凹コンビ…良いですね。普段はコミカルに仲良く喧嘩、でも意志が合えば息のあったコンビネーション…コンビものの浪漫ですねちなみにビーアはアッシリア王都の防衛を任されつつ、畑(海ばかりなこの異聞帯だと超貴重な存在)を耕したり作物収穫を手伝ったりして住人たちと色々交流を深めていたりしている、という設定だったりします。
生存報告
趙雲のイメージCV寺島惇太さん(ちょっと低めの時のイメージ)に決定しました
ちなみに周瑜は普段の飄々とした感じとガチモードの声色が滅茶苦茶変わる感じの声のイメージで許褚は叫ぶ時に濁点入ってる感じですね(「い゛く゛せ゛ぇ゛!!!!」みたいな)
ところでリアル少し忙しくなったので洛陽ガチで遅れますこれは「五百式立ち絵メーカー」さんで作らせて頂いたビュザンティオンにいる時のエフネ。
内弟子だからフォーマルな服装をしてて、眼を隠すためにフード付きのジャケットを着てて、眼は直死の魔眼だから蒼くて、髪はクーフーリンのおばあちゃんだから青い。そんな人です
ポニーテールなのはフードの中でも纏まるようにとかそんなん。
>>394
ギブソンタックなのは二世の髪が長髪なのと同じです(正確には二世が講義で漏らした「髪には魔力が宿る」みたいなのに影響を受けて。ビュザンティオンの講師って立場になって結い出した)
最初はセーター着せようと思ったんですけど姉と丸かぶりで辞めました()
そして気づいたら編み込みのあるキャラがめちゃくちゃ増えていたという。
>>396
スカサハやスカディと並べると身長も1番低いですからね彼女。>>398
寺島惇太さんとは……お目が高いですねぇ!◇
──── 検索開始……検索終了。
──── 一件一致。体格適合。霊格適合。魔力適合。
──── 憑依による人格の一時封印失敗。それに伴い元人格の同意獲得不可。
──── 英霊の人格を一時封印及び英霊の霊格挿入(インストール)開始。
──── 霊格挿入(インストール)完了。 体格と霊格の適合作業開始。
──── クラス別能力付与開始。
──── サーヴァントクラス、ルーラー。現界完了。>>402
◇
裁定者。聖杯により選出される『聖杯戦争』という概念の管理者。
絶大な権限を持つ反面、その力を我欲の為に利用することがないようルーラーの適正を持つ英霊は総じて『現世に何の望みもない事』が条件として存在する。
この条件の為、聖杯に呼ばれる裁定者は多くの場合、最大宗教において「聖人」と称される信徒が該当する。
だが便宜上、西洋の概念に準えて“聖杯”と呼称されているが本日は南米に由来する至宝である。
故にソレが東鬨に在った頃から「東鬨の願望器によって呼び出される逸れサーヴァントは中南米にまつわる英霊である」という法則が存在する。
南米の至宝が呼び出す裁定者は「聖人」に非ず。其は法(ルール)と徳を持って民を制する統治者────「皇帝」。>>403
◇
(此処は……俺は確か……)
青年 ──フェリーペ・ジョージ・デ・サントは新宿にて目を覚ました。
南米・ブラジルで生まれた彼は幼少期からダンスの技能を磨き続けてきた。
その幅を広げるために彼は故郷から飛び立ち、世界各国を渡り歩いて見聞を広めていた。
そして運悪く、或いは運命的にもこれから聖杯戦争が開始されるというタイミングで日本の首都、東京都の新宿に滞在していた。
とはいえ、一般人であるフェリーペは本来であれば魔術師の儀式などとは無関係の存在、そのはずだった。
(分からない、何も……その筈なのに俺は──今この街で何が起きていて、自分がどうなっているのかを“知っている”ッ!)
聖杯戦争。七騎の英霊。魔術師。
数刻ほど前から意識を失い、目覚めた後のフェリーペの思考回路には外部から干渉を受けたように聞き馴染みのない単語や信じ難い常識が刷り込まれていた。
そして、驚くべきことに内心の困惑に反するように彼自身は“知識として”自らの身に何が起きているかを理解していた
「俺が……裁定者(ルーラー)のサーヴァントだっていうのかッ!?」>>404
自らの肌に刻まれた紋様────十四画の令呪を見ながらフェリーペは思わず声を上げた。
聖杯による知識の付与。それがフェリーペが現状を正確に把握している理由である。
新宿の聖杯は違反者に対する警告として裁定者の英霊を呼び出そうとした。
しかし、まだ新宿の地脈と強引に接続された聖杯は非常に不安定な状態にあり、召喚に際して不具合が発生した。
召喚される英霊と現世との繋がりが余りにも弱く、ルーラーのサーヴァントを単騎として降臨させることが困難となったのである。
それに対応するために聖杯は生身の肉体を依代として英霊を降ろす召喚方式へと移行(シフト)した。
この聖杯は元来、贄を求めるモノ。ならば現地の人間を自らのサーヴァントが現界する上での要石として利用することも厭わない。
召喚される英霊と聖杯そのものに適合する南米と縁ある人物としてフェリーペは依代に選ばれた。
だが、ここでまた一つ例外が生じてしまう。
憑依に際してフェリーペは自我の封印を拒絶し、英霊もまたその高潔さゆえに彼の意識を乗っ取ることを拒否したのである。
結果として英霊の人格は一時的に封印され、フェリーペの人格と英霊の力、そして裁定者としての特権だけが残されたのである。
(こんな、中途半端に押し付けられたって俺一人で何が出来る……? どうしろって言うんだ)
英霊の一端を宿しているとはいえ、フェリーペはまだ二十歳に満たない青年である。
魑魅魍魎の跋扈する聖杯戦争を取り仕切るには余りにも役者不足であった。>>405
(だけど、こんな俺を尊重して託してくれた英霊がいる)
聖杯に望まれ、使命を持ちながらもフェリーペ自身を認めて力を明け渡した英霊について想う。
託されたモノがある以上、それを蔑ろにするのはフェリーペの主義に反する事だ。
(全身から半端ない力を感じる……これが英霊。コレが今のこの街には七騎も存在する……)
その身に宿すからこそ分かる法外な力の奔流。
ソレと同質の存在が、裁定者としての自戒を持たずに力を振るうことを考えると、ゾッとする。
(なにより、聖杯自体が贄を求めている……この儀式は犠牲を前提として成り立っている)
参加するサーヴァントや魔術師だけならばともかく、強大な力が振るわれればその被害は無関係な人々にも及ぶ。
それは余りにも理不尽であり、不条理……フェリーペが最も忌避する事態だった。>>406
『ごめん……兄さん……』
不意にフェリーペの脳裏に懐かしく、苦々しい声が響く。
麻薬ビジネスという悍ましい理不尽によって奪われた最愛の弟の最期の姿。フェリーペ自身が理不尽を憎むことになった原点。
それを思い出してしまえば、これから起こりうる出来事を黙って見過ごす事など出来ない。
「裁定者……上等だ。やってやる!」
気に入らないというならば、自らの力を以てソレを覆さなければならない。
聖杯戦争における裁定の基準はルーラーのサーヴァントに委任される。
聖杯戦争を円滑に進行させることに徹するモノもいれば、被害が表沙汰にならなくとも無関係な人間を巻き込んだ時点で対象者にペナルティを与えるルーラーも存在する。
新宿の杯が選んだ英霊はともかく、フェリーペの場合は後者だった。
「俺は……この聖杯戦争を終わらせる……!」
限りなく被害を抑えて聖杯戦争を終結に導く。
仮初の裁定者には余りにも難儀な戦いがここから始まろうとしていた。>>407
コレは正史より外れた秘史。分岐した聖杯戦争の物語。
前回の聖杯戦争により東鬨から消失した聖杯。十年の時を経て、ソレは日本の首都・東京は新宿にて再度、顕現す。
土地を変え、参加者を呼び込み、管理者を迎え……新たなる儀式の幕は上がる。
陰謀が、妄執が、狂気が、義憤が……都心にて交錯する。
今宵始まるのは正道を外れた者達の例外だらけの聖杯戦争。
悪性が蔓延する魔境にて最後に笑うのは果たして────
Fate/OUTRAGE ─新宿聖杯秘史─>>388
使ってもいいのよ。>>388
さっき過去ログをチェックしてたら『ヴァイオレントリー・アズ・バトルス・ウィズアウト・オナー・アンド・ヒューマニティ』の感想書いてくださったのにやっと気付いたんで、今更ながらここで返信。
アメリカ人基準でも過激ではあります。
SSの文中でぶっちゃけたけど、雁夜と出会っていなかったらギャングの会計係一直線だったので。OUTRAGE、Wikiにまとめましたー(感想ありがたい)
>>410
>遅まきながらGrave Order読ませて頂いてました
完結後から読んで貰えるのめちゃくちゃ嬉しいですね……(ありがたいです)
>>411 >>414 >>415 >>416 >>417
最後のために伏せてたサプライズ枠なので反応貰えるの嬉しい!(ぐれおも完結させた甲斐がある)
今回はぐれお経験無しの真っ当な一般人としてのフェリーペくん
ルーラーとして悪性だらけの聖杯戦争で被害を減らすために奔走してもらいます
英霊に関しては伏せてあるけどWiki探せば出てくるかもしれない(小声)
……フェリーペくん的には魔術髄液が出回ってる状況にエンカウントするのが一番BADな展開かなって>>418
まぁ、希少スキルって書いてあるし専用スキル感もしますね <守護騎士
汎用スキルだとあとは心眼(真)や戦闘続行あたりもそれっぽい印象がありますね>>422
wikiを探せば出てくる、フェリーペが依代になれる皇帝のルーラーとな?(検索&検索)
トゥパク・アマル……とかかな……しかしルーラーということは、殴ルーラーかはたまた蹴ルーラーか……(大変な誤解)
クッチーにもなにかあれば答えますよ~。誉さんとグウェンジーナさん絡ませる予定があるならそっちの返答も考えれますし。
>>431
誉さんに関してだとシスコンの兄貴に加えてシスコンの姉貴的ポジションまで増えてしまった彼女の明日はどっちだって感じですね……(グウェンジーナはお姉ちゃん気質なので誉さんもゴリゴリに可愛がるので)
>>432
なるほど……!
そうなると「も、もう少し主張を言ってくれていいんですよ……?」ってセリフが結構なターニングポイントになりそうですね。
オイフェ自身は機械のように自分を定義してますしそういう風に作られたものでもありますが個としての人格は存在しているので、マスターからの要望に答える形でオイフェ自身の性格とか意見を出すようになります。
そして「禁忌」問題ですが、オイフェ自身も人の好悪が無い=長時間一緒にいる相手に惹かれやすいのです。
なので、Wikiのセリフのように遠ざけられた段階で予想以上の悲しみを覚えて、そこで自分の気持ちを自覚する展開があるやも……!
そうなると恥じらいも覚えるしむしろ自分のこれまでの振る舞いを思い出して枕に顔を埋めて足をバタバタさせ始めます。>>435
ちょっとミカー、オイフェちゃん泣いちゃったじゃーん
しかしこの主従、すれ違ってんなと言いつつおやすみなさい~しかしむしろ言わせて欲しいのだが、今まで公式で出てきた前例たちを統計学的に事例として扱う場合、イレギュラーもおらず世界が揺らぐような計画もなく大爆発も起こらず黒幕もいない聖杯戦争はむしろ少数派で「普通」ではないのではないかー????
よっしゃ!イレギュラーしかいない聖杯戦争作りましょうぜ!
>>438
なるほど。ありがとうございます、参考にさせていただきますね。
あと今更ですが、ランサーとの対決の終わらせ方とか戦い方とか諸々のエミュ大丈夫だったでしょうか?
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E4%BA%8C%E4%BA%BA%E3%81%A8%E4%BA%A4%E5%8F%89%E8%B7%AF%EF%BD%9E%E3%82%B2%E3%82%B6%E3%82%A6%E3%82%BC
>>440
えぇっと、確かガングランさんでしたね。
まず、偉大な親を持つ二代目という点で精神的な隔たりは薄いです。まあそれでも当人は子であっても偉大であるガングランさんと自分とを対比させて少し沈みますが…
ただ、ガングランさんの騎士道精神を悪く思うことはありません。きっとガングランさんが弱きに手を差し伸べるなら、それに頷くことでしょう。
色恋沙汰には疎い子なので、そういう点ではある種面白い取り合わせかもしれませんね…彼女スレンダーかどうかわからないけど…セイバー:キールタ・マックローナン(ビーム無し、生前剣士)
アーチャー:オルヴァル・オッドル(弓が宝具、変なのなし)
ランサー:ラモラック(槍使い、高い敏捷性)
ライダー:バナスター・タールトン(騎乗物有り、強めの宝具)
アサシン:流麗のハサン(暗殺向きのアサシン、ハサン)
キャスター:カトリーヌ・モンヴォワザン(魔術師)
バーサーカー:マイナス(弱い存在の狂化。意思疎通不可)
製作者被り無しで考えるとこんな感じでしょうかね……(普通の聖杯戦争)普通かどうかはともかくホテル聖杯戦争は一番被害の少ない聖杯戦争だよ。神秘の秘匿もバツグンだと思うんだ。関係者だって少ないしね。
フォーリナー案件?名状しがたき化け物?ハハッナンノコトヤラビーム撃たないセイバーが普通のセイバーだとして、オーズバッシュみたいな斬撃を使えるのは普通のくくりなんですかね?
>>449
甚助は低燃費ですが、何人かは魔力がたくさん必要ですからね。まあ、ロードクラスでなくても魔力をたくさん用意できる方法はありますからね。>>445
それに加えて
・並のサーヴァント相手でも戦ったら負けるし、自分の工房内など都合の良い状況とかでも無い限り防戦すら出来ない。
・チート染みた魔術とか特殊能力とか無い。
・基本スペックは代数に依存で、ポッと出の奴がチートで無双とか出来ない。
辺りでしょうか?ようやくPCが帰ってきた。
これから設定作りだ……>>439
うちからですと「潜影のハサン」ですかねぇ
冬木式の『アサシンは歴代ハサンたちの誰かから召喚される』「能力は優秀な方ではないが優れた気配遮断スキルや隠密行動が武器」みたいな>>439
・消滅した後で聖杯に変な性質を持たせない
・エクストラクラスが召喚されない
・反英霊が召喚されない
・余計な神秘の漏洩をさせない
・アサシンクラスはハサンのみが召喚される
イレギュラーのない聖杯戦争をするとなれば、こんなんでも挙げないと「ここに例外が存在する」になりそう。
そう考えれば私のところの反英霊と愉快犯を除けば……。>>461
逆に言えばそれ以外はドラゴンブレスやら原初のルーンやら砂嵐やら恐竜やらが入り乱れる神秘の秘匿的な意味で監督役が過労死するやつでは。ビームを出さないセイバー陣営は癒し。実はビームだけならまだ誤魔化しようはあるんですよね……(雷だとか、電気が急遽発光したとか)
しかしながら戦闘機・イージス艦の消失、東京都の水没、超巨大生物の出現とかちょっとキツイですね。ビーム出すセイバーがいないと大海魔も複合神殿もアダムも吹き飛ばせないからそれはそれで詰みますからね
ビームは霊長の抑止力だったんだよ!!>>465
な、なんだってー!!?巨大怪獣や大神殿とかを消滅できるビーム撃つことができるならセイバーでなくてもランサーやアーチャーでもいいんですけど。あんまりそういうこと任せられるランサーやアーチャーが出てくる聖杯戦争は少ないような。カルナやアルジュナがいればセイバーがビーム撃てなくてもいいんですけど。
普通の聖杯戦争、みんなアサシンみたいなもんかの…(セイバー沖田さんを見ながら)
>>455
こ、呼吸するだけで災害規模の奴がおる……応龍ちゃん……サーヴァント貼っていいですか?
>>475
では!
「サーヴァント、ランサー。召喚に応じ推参致しました。これより先は、貴方の眼となり、貴方の槍となり、貴方の進む道を切り裂き貫くことをここに誓いましょう」
【出典】ケルト神話
【CLASS】ランサー
【真名】エフネ
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女性
【身長・体重】154cm・42kg
【肌色】白【髪色】シアン【瞳色】サファイアブルー
【外見・容姿】肩下まである髪を持つ美少女。肌に密着するインナーの上にフードのついた黒い外套を着ている。
【地域】常若の国ティル・ナ・ローグ、あるいは荒波の地ロッホラン
【年代】5世紀以前
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】巨人、超巨大
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:C 幸運:D 宝具:
【クラス別スキル】
対魔力:B>>476
【固有スキル】
直死の魔眼:EX
魔眼と呼称される異能の中でも最上級のもの。巨人王バロールから娘エフネに引き継がれた有限を見極める瞳。
異能の中の異能、希少品の中の希少品。
無機・有機問わず、“活きている”ものの死の要因を読み取り、干渉可能な現象として視認する。
直死の魔眼から見た世界は“死の線”で満ちた終末の風景であり、まっとうな精神構造ではこれと向き合っての日常生活は難しい。
ランサーは普段、焦点をズラして物事を俯瞰することでこの異様な視界と折り合いをつけている……が、それにも限度はあるため、後述の宝具で一部を封印している。
最果ての加護:A
星の錨である聖槍の所持者へと自動的に付与されるスキル。戦闘時においてのみ、魔力と幸運のパラメータが一時的にランクアップする。
魅惑の美貌:A
人を惹き付ける天性の美貌。魅了系スキル。
異性に対して魅了の魔術的効果として働くが、対魔力スキルで回避可能。対魔力を持っていなくても、抵抗する意思を持っていればある程度は軽減できる。
絶世の美少女と謳われ、遠目に見たキアンを恋に堕とし、枕元に立たせるほどの慕情を抱かせた逸話が由来。>>477
【宝具】
『秘されるべき最果ての塔』
ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:10〜100 最大補足:1000人
ティル・ナ・ルイン
聖槍。星を繋ぎ止める嵐の錨。真実の姿は、世界の表皮を繋ぎとめる塔であるという。
アイルランドに存在する四つの世代、研究者の中でサイクルと呼ばれる時代の織物を縫い止める楔の一つ。
かつてのランサーが幽閉された塔。常若の国ティルナ・ノーグ。そのテクスチャに聳え立つ塔は聖槍となるに至った。
魔眼によってその本来の力の大半を“殺”されてなお、星の輝きをたたえて輝く、最果ての柱。
『自己封印・月光転輪』
ランク:B 種別:B レンジ:自身 最大捕捉:自身
シーリングクロス・アリアンロッド。
ランサーの首に巻かれた布。妨害を意味するサンザシ、保護を意味するナナカマド、強力を意味するオークのオガム文字が刻まれている。
女神としての自身と同一の権能を持つ月の女神・アリアンロッドの力の一端を用いて魔眼を封印している。『死』と言う概念に対して月の持つ『狂』と言う概念をぶつけて打ち消しあっている。
真名解放と共に帯をほどき、髪を結うことで魔眼を解放する。
【Weapon】
『弔いの葬華』
エイン・クリヴァル。聖槍の外殻を抽出した武装。死を齎す魔眼のイメージが混ざったのか、西洋で語られる死神が持っているような巨大な大鎌になっている。>>478
【解説】
巨人王バロールの娘にして光の神ルーの母。文献によっては月の女神としても語られる女巨人。
父から直死の魔眼を遺伝しており、彼女の抱えたそれは父よりも濃い死を宿していた。
それが由来となってケルトのドルイド達は「エフネの子がパロールの命を奪う」未来を視てしまう。
子孫を残さずに、引いて言えば時代の王が生まれるその前に自分が死ぬことを憂いたバロールは、世界の最果てであるティル・ナ・ローグへと通じる島に水晶の塔を建て、エフネをそこに幽閉した。
家族仲は全く悪くなく、幽閉に関しても「これから顔を合わせることは減りそうだけど、父さんがそれを望むなら」と受け入れている。
幽閉したバロール自身も自由を奪う分何一つ不自由することない生活を遅れるよう尽力した。
多くの侍女を塔で働かせ、死後いくら食べても蘇る豚や飲んでも飲んでも尽きない麦酒(エール)、更にケルトの世界観では極めて貴重とされるリンゴを『木』ごと送るなど最大限の援助を行っていた。
が、その甲斐も空しく、彼女はキアンと言う男に一目惚れされてしまう。
キアンは彼女の夢枕に何度も立ち、見知らぬ男が繰り替えし現れる夢に焦燥しきった彼女の元に押しかけた。
そうして彼女は光の神ルーを出産。
―――彼は、予言に語られた「バロールの死」を遂行した。
エフネのその後は語られていない。
一説には、父の死を偲び、自身の愚行を嘆き―――塔の最上部から自ら身を投げたという。>>479
【人物像】
基本的には物静かで口数も少なめ。咲いた花を見て笑顔を見せ、散った花を見て涙を流すような素朴かつ繊細な感性を持っている。
父に対しても息子に対しても複雑な感情を持っている。特に父とは対話の機会を……もっと言えば、自分のせいで死んだようなものである父の死後の安息を願っている。
マスターに対しても英雄として居丈高な振る舞いをすることはなく、外見も内面も年相応の少女にしか見えない。
しかし、父が父だけあって、本質的には三騎士に相応しい在り方をしている。
一度武器を持てば敵を屠り尽くすまで止まらない死の旋風。体躯こそ小柄だが、巨人としての水準以上の膂力で振るわれる大鎌は、その遠心力もあって決して止まらない。
義を尊び、情を尊び、一度交わした契りを破ることを死よりも重んじるケルトの戦士。どれだけの外道であろうとも、自身が裏切られるその時まで忠誠を尽くすだろう。
……裏切られたらそれはそれ。自身の受けた所業を倍返しでお見舞いすることを信条としている。肉親相手こそためらいを見せるが、基本的には「昨日の友は今日の敵、今日の敵は明日の友」を地で行っている。
生の大半を塔ですごしていたためやや世間知らずの気がある。
父が王様なだけあってお姫様属性持ち。
軽度の男性恐怖症。キアンとの出会いが出会いだっただけにグイグイ来る男性を苦手としている。ナンパとか論外である。
彼女と契約するなら、紳士に徹するのが望まれるだろう。>>480
特技/趣味:引きこもること。/散歩、機会があれば旅行。
好きなもの/嫌いなもの:明るくて広い場所。自然/暗くて狭い場所。自分の眼。
天敵:キアン
願い:死した父、その魂の安息
【一人称】私 【二人称】貴方 【三人称】彼、彼女
【セリフ例】
「……お久しぶりです。お父さん。色々と言わないといけないことも言いたいこともお互いにあると思うけど。今は一つだけ……また会えて、嬉しい」バロールに対して
「貴方も、その眼を……貴方は、その眼が怖くない……?」両儀式、ガヘリスに対して
「あれが、ブリテンの聖槍。最果てに建つ、嵐の錨……」アルトリア・ペンドラゴン(槍)、グレイ
「北欧の炎の巨人……それで、ワルキューレ……? あの、北欧の神は何を考えて……?」ワルキューレ(ムスペル)に対して
「冥府の巨人……北欧の冥界、死後の世界を率いる巨人の女王……私も、ああなれたら良かったのに」ヘル(ここのえさん作)に対して
「現代に聖槍が……? 現代の神秘はとうに衰退したと思っていましたが、その限りではなかったようですね」グレイ、ニール・アームストロング、ボイジャーに対して
「はい」「切り裂きます」「殺しましょう」
「月華拘束、解除」「魔眼、解放。全てを葬ります」
「圧縮、完了。月光、臨界。聖槍、抜錨―――秘されるべき最果ての塔!」
【他クラス適性、変化傾向】バーサーカー、アサシン455のとんでも聖杯戦争は「これエフネとミスターはよく生還出来たな」と思わせておいて実はエフネ自身もとんでもサーヴァントでしたというあれ。
開催地の滅びを加速させるスタイル()
>>483
もしかして:オイフェ
エフネ「私が女王になれば良かったのです。父の王位を継ぎ、王となれば良かった。私は彼の娘です。私にはその資格があります。反対勢力など、全て踏み潰してしまえばよかった……まあ、過ぎた話ですけどね」
>>484
原典からして水晶の塔に幽閉されたとか書いてあってもうやるしかないと思いましたね。バロールが保有する地下帝国のある島に建てられた塔→ティル・ナ・ノーグは地下にある国って繋がって完全に聖槍じゃねえかと。
エフネとミスターの「コンプレックスを持つ少女がそのコンプレックスを嫌う青年に心を開いていく」って主従関係は自分が型月でもかなり好きな主人公とヒロインがベースになってるのでヒロイン適正高いと言って頂けて嬉しい……!
>>485
解説にも明記してますが直死で聖槍を制御してるので正直イメージほど強くは無いです。聖槍制御に使ってる分出力は落ちてます。
>>486
最初から主従揃ってSSでお出ししたヒロインだ。面構えが違う。()
>>489
なるほど……
「放置してたら他の一族が黙ってない。最悪エフネを殺.すかもしれない」ってのを危惧して幽閉したって方がしっくり来そうですね……
「……不思議。見た目を褒められるのは苦手だけど、お父さんに褒められるのは別みたい。嬉しい。ありがと」エフネの脳内CVを早見沙織さんにしたい自分と上田麗奈さんにしたい自分と能登麻美子さんにしたい自分が殴り合いを始めた。
>>492
ありがとうございますー!
脳内で擬似兄妹、擬似家族みが増していく……!(長女グウェンジーナ長男遥次女誉)
>>487
ミスターは間違いなくドンピシャでしたが基本的には「女性」ではなく「エフネ個人」として扱う相手なら問題ないですね。公式だとカドック、キリ様、獅子劫さん辺り。
>>497
スペックだけでいえば確かにそうなんですけどそれやると物語として全く面白くないのでそうなることはないと思います……
あとサーヴァントなのでマスターでデバフかけることも出来ますし。マスターの魔力が足りずに聖槍の制御だけで精一杯、魔眼を行使しての戦闘は出来ないとかまあやりようはいくらでも。
>>498
戦う逸話が無いのに戦えちゃうのは結構なサーヴァント、特に作家鯖にも当てはまりそうな気もしますね……>>501
坂本真綾さんが大塚明夫さんに声変わりするんだからおかしくないおかしくない~>>503
ギルの声が違う場合もある(SN世界:ドモン、PT世界:グラハム)し、世界線の違いの都合ってケースもあると思う。>>505
>中華さんめっきり顔出し少ない、キャスター主従は誰かやりたい方が居ればその方に変更することは目算に入れています。
ありゃ。まぁ術陣営は現時点でほとんど動きないですしねぇ。。。
>>505
アーチャー陣営に関しては…、前に「今度は大丈夫」的な事言ってた覚えあるので辛い。
しかしwikiのトップページとかでは”一ヶ月以上連絡が取れない場合は他の人による代筆。それに伴う退場措置が発生する可能性があります”とかありますし、まぁ他の人に変更、でも仕方ないのかなぁ。。。とは思います…。
変更するとしてもサーヴァントはパウサニアスさん続投か似た性能の狙撃系アーチャーにはした方がいいかと。もうバトルでの絡みはしてますし。>>495
見てみたいです!反応遅れてしまうかもしれませんが……
>>505
お返事ありがとうございます。
弓術どちらもキャラクターが良かっただけに残念な感じもしますが……
代筆してくださる方がいらっしゃれば続投でいいと思います。
ただ、他の方が製作されたキャラクターを動かすのは得手不得手がありますし、自分のキャラクターを動かしたい!という方も多いと思いますので、新しく参加希望の方がいるかどうか、その人がどうしたいかを優先しても良いのではないでしょうか。
人数が集まりそうにない、もし負担でなければ、どちらかの陣営をGMのコマにするのもありだと私は思います。
特殊な形式の聖杯戦争なので、各層の危険性等々の描写上のヒントや尺度みたいな役回りがいても良いのではないかなって。
FGOのゲームバランスの関係で、魔物系の強さについてはどうしても各人想定のバラツキが出てしまうように思うので……アーチャー陣営の次回パートは1日目になる予定なので1日目に関しては自由にやって貰えればー
クロさんの判断で2日目に移ったらまた投下します
>>508
心配させてごめんね……やっぱ定期的に覗かなきゃダメね……
>>510
こちらこそお久しぶりです
ちょこちょこ顔出しするようにしますね……
>>511
アーチャー陣営のコンセプトは「少女に戦闘技術を教えるおじさんとおじさんに戦闘技術を教わるおじさんの擬似家族」なのでここからが本番開始です!
お互い殺し殺される関係ってのはかわりませんから。相手がクーフーリンやパラス・アテナともなれば尚更当然です
サタンは若干獣寄りでしょうが、この2人の戦い見ると人間強い……人間怖い……ってなりますよね
>>513
確かに案外公式じゃいないね……お互い影響を与え合うのはカルナとジナコとかセイバーと士郎とか割といるけどマスター→サーヴァントはいないかもしれない
>>514
お久しぶりですー!>>518
み、ミーは未来の大一番だけではなくて、「自分という方向性を決めた起源の日」みたいなニュアンスで使ったりもします
公式でそれ過去の出来事じゃない?っていうやつがいた気が...した...(幻覚)>>518
決戦の日、ここ一番での大勝負という意味だと京介の『父親の死』が浮かびましたね。長年の計画の決行日ですし!
まあ真面目に考えるなら京介は『日蝕の夜に翼を広げる』とかでしょうかねぇ。
あとはセリカ・イングラシアの『想いを告げる』とか。>>518
うちの鱒の場合は、
・グリフィン:いじめっ子討伐(定期的に発生)
・エイベル:ドリーン(桃夢)にプロポーズ
・桃夢&リディア:運命の人と出会う
・ヴィオランテ:グリフィンとの最終決戦
ですかね。ひえ〜ボックスとかに集中していたらスレがとんでもなくすすんでいる〜
falling moonの続き書いていたりするけど自分の中でこの展開にしようかあの展開にしようか急に迷う〜とうとう出す日が来ちゃったか〜〜……
ダイアナ・アッシュコット:雲ひとつない空の下で
西行・キャスリーン・華恩:桜の森の満開の下
(もっと遠慮なく情のない記述にする場合は「業用・虚空蔵大宇宙」)
西行・シャルロット・千鶴:甘く優しい夢
高円寺零央:無間地獄の果て
アンゼリカ・K・シェリンガム:史上最も遠い熱
アレクサンドル・ベロノソフ:禿山に黎明
エレーナ・スミス:喝采こそ光
カイ・ゲオルギエフ:天上の君へ伏す
多米椰宵:高校の卒業式
九泉シノン:ラプラスの魔
※なお魔道にいない方々は「そういうのとはちゃうねんな(厄介感情)」という理由によりカットさせていただきました>>542
どうぞ~【氏名】エリ・ミィシェーレ【性別】男
【年齢】17歳【出身】ハンガリー【属性】秩序・善
【身長・体重】160cm・48kg 【令呪の位置】うなじ
【外見・容姿】コンタクトを外すと右目が魔眼の軽く纏めた茶髪セミロングの女の子(男だよ!)
【魔術系統】隠形魔術【魔術属性】火【魔術特性】融解
【魔術回路】質・量:B+(魔眼を除けばD) 編成:正常【起源】固執
【所属】時計塔・現代魔術科
【魔術・特殊技能・特性など】
残光の魔眼
元来持っていたものではなく、とある魔術師に(半ば無理やり)移植されたもの。この魔眼の何たるかという真価は掴んでいるため負担はかかりにくいが完璧な制御が可能というわけでもない。詳しくは下記リンク参照。
ttps://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/残光の魔眼
隠形魔術
世界との一体化を成すために己という存在を薄く薄く引き伸ばし、周辺の地域に分散させる魔術。成立までの間に中国の道教思想を取り入れており、本来の在り方としては圏境などのそれに近いが二代前に西洋降霊術の在り方を取り入れ大規模な指針転換をしたことにより形としては大きく変わった。
亡霊という土地に残留する思念の塊を参考にした、己の強い自我の分散とそれによる存在感の希薄、土地と己を繋ぐことによる疑似的な世界との一体化。結果的に、自分の行動は見えざるものを見るような相手でない限り捉えるのは難しくなる。
しかし、己の意志や欲望をばら撒いて土地に一時的とはいえ定着させる、ということは己を己たるものを薄く拡げていることと同義。疑似的な亡霊(残留思念)となれるほどの想いを持ち、それを躊躇なく自己から削れる我欲の無さとその上で己を保つ自我の強さというある意味矛盾したものの両立が必要な魔術。
【礼装・装備など】
ナイフと拳銃→一時期魔術師としてのあり方が迷走していたころのミィシェーレ家は、金策としてその魔術を駆使した暗殺という魔術使い紛いのことをしていた。その名残りで当代当主であるエリは一通りの人の殺し方を覚えているが本人としては「体が向いてない」とのことで使えないし使いたくもない。
チョーカー→エリが世話をしている「怪物」の首につけられているチョーカー。不可視不可触の紐が括り付けられていて軽く引っ張ったりして怪物の暴走を止めている。好きなもの・苦手なもの:角砂糖・背脂
【一人称】俺【二人称】アンタ/あなた【三人称】○○さん
【来歴】
ミィシェーレという一族に生まれた新しい風とも言えない凡庸な魔術師。世界各国の様々な思想から苦し紛れに祖先が生み出した隠形魔術をついではや二百年、祖父の代からギリシャの降霊術の大家であるメルト家の分家となって方向転換をしたは良いものの上手く回らずに継ぐこととなってしまった不幸な男。
別の世界線では鬱屈とした嫉妬と生温い絶望の中で魔術師としてではなく魔術使いとしての快楽を貪り、己こそが世界の主役たらんと振る舞う端役でしかなかった彼だが、この世界線ではただの少年である。
本来、メルト家にも厄介な政敵処理のために子飼いにされたようなものであるミィシェーレ家。その後継たるエリが駒としてではなく普通に生活できるようになっているのは、メルト家の後継候補たる「ルカ・メルト」という青年のお陰である。
メルト家の当主候補筆頭たる三姉妹とは異なり、特異な才能を活かしきれる魔術回路と魔術センスという土台に乏しかった彼は一族内の落ちこぼれであり、だからこそ同じような境遇のエリにはまるで歳の近い兄のように接することができたし、エリもそんな彼を兄のように慕っていた。
………某日、黒魔術と降霊術を掛け合わせ、召喚した霊体の持つ存在規模と存在強度を上昇させようと試みていたルカの実験は失敗、実験に使用していた大量の霊体がルカに憑依、重度の霊障を負うこととなった。それだけならば元々降霊術者であったルカは対処可能であったのだが、特大の呪いを帯びた霊の記憶から遡るように、蘇るように、ルカが生まれつき所持していた弱々しい未来視の魔眼が変質した。それは異なる世界の未来を観測する眼。そして見たくない先を見ないようにするもの。現代の戦乙女が持っていることを秘匿するほどには希少な魔眼。遷延という名を冠するそれはルカにとって見たくもない未来を、そしてエリにとって望まない未来を暴き立て映し出す。
愛する姉妹に徹頭徹尾道具として使い潰される未来のエリとそれを死んだ眼で見つめつつエリに都合のいい夢を見させる役割を果たす、自分。
誰も自分を見ずに無謀な実験で霊障を負い、苦しみ抜いて死ぬ自分とそことは関係のない場所で嫉妬と優越感のまま一般人にも魔術の特権を振るうエリ。
元々後継としての期待もかけられず、誰からも深い愛を捧げられることもなかったルカに、霊障で精神が憔悴しきっている状態でこの仕打ちは致命的だった。ルカの精神は壊れ、その魔術回路と魔眼は死霊にとって都合のいい苗床や寝床に。野放しにすれば不都合が生じるために厳重な拘束を施され、エリにその面倒が任されたのであった。
エリは知っている。ルカが壊れた大きな理由は彼が観測した異なる未来においてエリが歪みに歪んだどうしようもない在り方に沈んだからだということを。
エリは気づいている。拘束具を売ってくれた魔術師が移植したこの魔眼で、ルカが元に戻ってくれるにはどうしようもない袋小路だということに。けれど、魔眼に運命を縛られるようにあり得ない光を追い求めて自分が歩いていることも。
普通の人間らしく生きながら、魔術師としても成長する。何かを捨てて何かを取る事を選ばず、どちらも取ろうとする我儘は叶うはずもない。叶うとしても、どれだけの執念と幸運がいるのだろう。そもそも、そこに必要な恩人は壊れているのに。
そう、それはエリの都合の良い妄想。彼が勝手に思い描いた夢の未来が、極少数の確率で叶うが故に彼の魔眼に色濃く影として脳に焼き付いているだけ。けれど、それが幸せすぎてそれを求めるために彼は普通に普通の生活を続けている。
彼は、かつて見たありうべからざる己から逃げるように、求める最上の未来を掴めるように、固執し続けている。【性格】
一見、というかそうでなくとも可愛らしい少女のように見えるが実際は身も心も男性。服装も女性に寄せているというわけではない、ただ顔つきが女の子というだけである。なので本人的には不服らしく、怒った顔で訂正を求める。
我慢強く、執着深く、頑固もの。ルカに託された「普通の人生を」と親に託された「魔術師の人生」を両方達成するために魔術師としてとてつもない修練を重ねる一方、今までの稼業であった暗殺は取り止め「普通の学生らしい学生」であろうと異常なまでに取り繕う。
一日最低五回は魔術の練度向上のため、己というもの希薄にさせ薄れさせるという修練……簡単に言えば命に関わるものを平然と行いながらも、魔術師の特権のような生活における魔術行使や大量の資産運用、政治争いには全く関与せずに学生らしく普通の行動をするというわけのわからない生き方。欲で行動を変化させる人間という生き物とは思えないほどに普通じみた生き方に固執している、と表せる生き様をしている。
余計な物を得ずに魔術だけを追い求めるそれは魔術師としては一種完成された在り方であり、しかし魔術以外の普通の概念に拘りすぎるあまり更なる向上のための闘争には身を投じない辺り、損をしている生き方だとも評される。主役には決して輝けない端役であるとも。
この世全てにおいて欲望というものは醜く世界にこびりついて足掻くだけの消えかけた光だと冷たく感じていながらも、それでもと諦めきれずにその眼に宿す希望の光を追い続けて止まることができない少年。魔眼に人生を振り回されてはいないが確実に囚われてはいる。
「僕だって、兄(に)ぃのようにできるはず。美しく羽ばたかなくても、側にいられるはずなんだ」
普段はメルト家の命令と自分から望んでいることもあり、学生生活と魔術の練習以外は廃人のようになったルカの面倒を見ている。拘束具を外すこともあり危険極まりないがエリはこれを譲らない。【ルカ・メルト】
メルト家において長男。降霊した死霊に対して黒魔術による呪いを重ねることで死霊の格を引き上げるという術式を開発しながらも、使いこなせずに廃人となってしまった黒髪オッドアイの青年。
どこを見ているかもわからない眼、返答になっていない声、呪いとそれに汚染されたルカ自身の凶暴性が溢れ出さないように拘束衣を着せられている。常人には普通の服に見えるし、魔術師の類にはあまり拘束力のない拘束衣に見えるがそこに込められた封呪の術式は現代有数のもの。付けたチョーカーは首輪、口には犬用の口枷のようなものが取り付けられている。
なぜか、エリだけはそれなりに意思疎通ができる。ルカは本当に意思疎通ができないのか、あるいは“したくない”のか………
「………名前?エリ・ミィシェーレですけど……っ、アンタ失礼だな。俺は男だ!どっからどう見ても、それ以外の要素ねぇだろ!」
「魔術を研鑽するのは当たり前だ。何百年も前の祖先の願いを俺一人の意志で断ち切っていいわけないだろ。幸いなことに金はそんなにかからないんだから」
「………出来ないからって諦めるのは、違うと思う。そんなの、なんかヤダ。子供の言い訳がましいけど」
「暗殺?そんなことしちゃダメだろ。法を守って何となく生きなきゃいけないだろ、人は。名誉?財産?俺の一族の魔術に必要なわけでもないし、特になぁ……普通に過ごせば良くないか?」「兄ぃ、今日はどこに行こうか?メルト家の霊地内だったらどこにも行って良いんだってさ。ピクニックでも、する?」
「ぅ……ぁ゛……ん……」
「おっけーい。じゃあちょっとお着替えしようか。昨日あんだけ泣いて暴れたからね。仕方ないよ」
「兄ぃも俺のことを気遣おうとしないでよ、俺の方が上手く眼は使えるんだから。……今でも見たくないものは見えるし、頭がおかしくなりそうなぐらいチカチカしてるけど」
「むぅ……ん……あ……」
「わかってるわかってる。拘束衣で上手く魔術が使えないだけなのはわかってるから。兄ぃが凄いのは俺が一番わかってる」
「俺のどこがおかしいのかな?かな?俺は頑張ってるよ。たくさんたくさん頑張って一番良い幸せを掴もうとしたよ?普通に起きて普通に学生して普通に兄ぃのお世話をして普通に魔術の修練をしてるだけ。それを壊したくないし壊させたくないだけ。それだけで良い、それだけしかいらないんだよ?うん?
────────何がおかしいんだよ、言ってみろよ!人の幸せにケチつけんなよ!」
【役どころ・コンセプトなど】
普通の生き方なんて魔術師なら出来るはずもないしなんなら大事な兄が魔術のせいで壊れたという時点で兄を捨てでもしない限り普通からは逃れられないのにいつか「兄がいつものように笑ってくれて自分も普通の子供らしく生きていけながら魔術師としても腕を上げる」なんていう現実逃避少年
根がリアリストだから叶わないことを分かっているのに観測した幸せな未来に固執してなぁなぁで妥協出来ないダメな子
うちのキャラに妥協しないキャラは多くいるが大きな違いは「妥協せずにいられる実力を持つかどうか」であり、エリはそれがない。他はみんなある
【余談】
エリが魔術師らしい闘争に身を投じずともそれなりに魔術の修練ができたり多少の霊地を持っているのはメルト家がルカの厄介払いとして押し付けた謝礼という感じ。本格的にルカを治療するなら今のままの状況は許されず功績を得るため色々と魔術社会に首を突っ込まなきゃいけなくなる
ので普通の生活に固執しているエリは踏み切れない、いつかルカが自力で治ることを信じることしかできない
以上です寝静まった頃でしょうし、リメイク版役小角を投稿します。
【CLASS】キャスター
【真名】役小角(えん の おづの)
【別名】役行者(えんのぎょうじゃ)、神変大菩薩
【性別】男性
【出典】史実、日本霊異記、続日本紀、在地伝説
【年代】7世紀
【身長・体重】178cm・72kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力EX 幸運D 宝具
【クラス別スキル】
陣地作成:A+
「魔術師」のクラス特性。魔術師として自らに有利な陣地「工房」を作成可能。Aランクとなると「工房」を上回る「神殿」を構築する事ができる。
魔術の方向性が違うため「工房」とは呼称されない。また、即効性に優れ、即座に陣地(強力な結界)を作成でき、神殿に相当するのも閉鎖的な空間ではなく開かれた場所、自然環境そのもの自らの領域に変える。
道具作成:B
「魔術師」のクラス特性。魔力を帯びた器具を作成可能。突出した才能があるわけではないが護符や呪具作りに生かされている。>>552
【宝具】
前鬼・義学 / 後鬼・義賢
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~200 最大捕捉:300人
役小角が使役していたことで有名な鬼たち。身長10mほどの2体の鬼神童子を式神にして使役する。前鬼は全身赤く、筋骨隆々の裸形に腰布を巻き、鉄斧を持ち、大きく開いた口から灼熱の劫火を吐き出し、後鬼は全身青く、女性の体つきで、着物と腰布を身につけ、両手で抱えた鉄瓶から強烈な鉄砲水を放出させる。
前鬼と後鬼はそれぞれ高ランクの鬼種の魔を持ち、戦闘力も最高位の鬼種とも遜色がない実力者。そのため役小角の宝具の中でも最も魔力消費量が激しく、この宝具を使用した場合は下手をすれば役小角の他にもう2体サーヴァントを召喚した場合と同程度の魔力を必要とする。膨大な魔力の供給源を確保できない場合、マスターにかける負担が大きいため、前鬼と後鬼の召喚を数分~数十秒未満に限っている。
神縛りの詞(おんぎゃくぎゃくえんのうばそくあらんきゃそわか)
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:500人
鬼神を使役できるほどの法力を持っていた役小角が、葛木山にいる神一言主を折檻して責め立て働かせていた伝説に由来する宝具。
神霊、神性スキルを有する対象のバフ効果を全解除し、各能力パラメーターを強制的に1ランク減少させ、常時発動型の宝具を有していた場合は1~2ターンの間効力を失効させる。また、判定次第では対象に取った者を1~2ターンのスタン状態にする。
灰身滅智・石鎚山法起坊(けしんめっち・いしづちさんほうきぼう)
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:500人
いわゆる「天狗のうちわ」を使う大呪術。スキルにもなった大天狗・石鎚山法起坊としての性質が強く顕れた宝具であり、真名解放と共に放たれる風は無数の刃となり切り刻み、火に耐性がある行者さえも焼き尽くす天狗の炎で焼き尽くす天変地異の領域である。裏ペ更新
>>550
ブリジットの方が人生踏み違えた感はある、多分ifの方がまだ修正は効くと思います、多分
あっちは魔術を使って秘匿を守りながらその範囲で色々してるとかいう完全に魔術使い堕ち(しかも金稼ぎとかではなく自分の欲望本位)してるから改心させる人がいないと詰みネ、消されるアル
ブリジットとの違いは起源の違い。それだけ。それだけでルカと親密度が変わるから
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ブリジット・ミィシェーレ>>553
【Weapon】
錫杖、その他密教法具等
【解説】
飛鳥時代の大呪術師。日本独自に誕生した山岳信仰である修験道の開祖。彼が築き上げた魔術系統が後世へ伝わってゆき、日本各地の霊場に干渉したこともあり、日本の神秘に属する業界への影響力は大きい存在。
大和国葛城上郡に、三輪氏の系列を組む神官の家に生まれる。 両親は大和国と出雲国の双方の賀茂氏で、遡ると大国主神の息子である事代主神に巡りつき、須佐之男命の系統である。
幼い頃から比類なき才能を発揮して山岳修行をはじめ、17歳で飛鳥元興寺の高僧から孔雀明王の呪法を教授され、紀伊山地・熊野にて30年にも及ぶ山岳修行を行った。その中で金峯山で蔵王権現を感得して、日本古来の山岳信仰と仏教とを織り交ぜた修験道の基礎を築きあげる。以降、近畿を中心として日本各地を行脚し修行の日々を送った。
【人物】
修験道の白い法衣を着た老人。首から結袈裟、膝から下には脚絆を身につける。頭に頭巾を被り、一本歯の高下駄を履いている。白髪・白髯の顔は鶴みたいに清雅で、しかしその眼は少年のようにこだわりなく澄んでいる。
功績や偉業のわりに口調は大ざっぱでフランク。基本的には達観して人当たりもよく、豪放な性格で、ジョークを飛ばすこともあり、会話する相手に遠慮をさせない不思議な魅力を持っている。だがそうした性格とは裏腹に、その魔術は老獪なもの。 戦うときも相手をひらひらとからかうように振る舞うも、相手を嵌める手練手管を持つ。京の朝廷によって伊豆に流されたことは、今でもその恨みを忘れていない。
【能力】
彼が開発した修験道を扱う。「六神通」と呼称される修験道の法力を六種すべて習得している。長い山岳修行のため極限状況下でのサバイバル適性に優れている。戦闘では流刑先の伊豆大島から、毎晩海上を歩いて富士山へと登っていった伝説があるように魔法一歩手前の空間移動にも近しい力を発揮する神足通、火に耐性がある行者さえも焼き尽くす天狗の炎、高速で撃ち出して物理的に在り得ない動きで操作する飛鉢法などを行うことができる。六神通でによって筋力をAに強化し、錫杖や金剛杵で殴りかかる近接攻撃も可能。杖の先には真言で呪が仕込まれており、発動すると流体化した魔力が超高圧で射出される仕組みとなっている。>>555
イメージCV:千葉繁
一人称:俺
二人称:お前さん/お前/○○(敬称付き)
三人称:あいつ/○○(敬称付き)
【台詞】
「キャスター、役小角。召喚に応じ参上した。……へへへ、まあ、難しく考えず仲良くやろうや」
「好きなもの? そりゃあれだ、温泉。温泉入って飯食って寝るのは気持ちいいぜ~。伊豆山で温泉見つけたこともあるぞ」
「嫌いなもの? 朝廷の連中は好きじゃあねえな。あとありもしないことを言いふらす奴とか。ふんじばって川に流してやりたくなる。あ、そういえばあいつにお礼はまだしてなかったな……」
「聖杯ねぇ。胡散臭いが……久しぶりに娑婆の空気を吸いたくて考えてなかったが……あー、まあ手に入れてから考えるわ」
「や~腰が痛えな…目も霞んで来た。還暦過ぎには周回は辛いわ」
「おお、厩戸皇子と相まみえるとは。俺の先祖はあんたに殺されているが、遠いご先祖様過ぎて俺に恨みがあるわけでもねえんだよな」
「鬼一法眼かぁ。……お前さん、なんでも人界に降りて自称最強の天狗と言っているらしいじゃないか。誰が最強かとか言ってたら収拾つかないからやめとけよ~」アリウム・ガブリエール:雲耀の閃き
ミスルト・ハイドランジア:赤色の花畑
猜野 芽衣:嵐の夜
ヒース・スケイル:豪華客船
アデーレ・ゲシュペンスト:針の筵、その彼方
ドリィ・ブライランド:ある偶像の観劇どうも、休日出勤の代休で本日休みのユージーンです。なんとなく昨日の残りのひつまぶしと冷凍してたカレーを合わせてひつまぶしカレーなるものを作ってみたら思いの外美味しかったです。
>>549
おつらい…。使いこなしてる人が多いから麻痺しがちですが魔眼に人生を支配されるのもまたよくあることですからねぇ。
そんな望まずに魔眼を得てしまった人から安全に魔眼を摘出してちゃんと見える義眼を移植してくれる眼科医がいるので縁があれば訪れてみるのもいいかもしれません。
>>557
老練スキルは保有者結構居そうだなぁって思いました。でも説明的にただ歳を重ねたってだけでは持ってないかも?
>>558
魔法少女は何歳でも魔法少女だもん!(前例をチラ見しつつ)>>568
アイタリデス「し……死 んでいる」『決戦の日』は元の定義がよくわからないので、とりあえずUBW士郎の対ギルガメッシュがそれに当たるとイメージした上で
「その日を乗り越えなければ先へは進めない日」
「自分の生き方を変えるか変えないかの選択の日」
「自分が生きてきた意味か価値を見出せる日」
この三つのうちのどれかに当てはまれば良いと仮定した上で今考えたもんですけれど
○人蓑祐輝…『世界の終わりの日』(超克済み)
→弥一市神代回帰事件最終日。同市地下魔道水脈の最深部ひとつ前の空洞で、極、局所的な世界の終わりを繰り出す、とある『魔導士』との激突の日。日常を選んだ少年は、それを壊すと宣言した彼へと拳を振るうため駆け寄っていく、そのほんの十数秒で数十メートル。
基本ここにお出ししてるssのひとみのはこれを突破したあとのひとみのです。
○ミカエラ・ミシェル…『十字架を下ろす丘』
→聖杯戦争かなにか、とあるホムンクルスの少女について、彼女を人間にしたいか、そうするのをやめておくか、またやめておく場合、人でない彼女への感情が罪悪であるか否かの答えを出す日。潔癖な彼にとって、彼が手放したくないと望む純白の少女は彼にとっての罪(十字架)なのです。背負うのをやめて降ろした上で、手を引いて並んで歩いて行けるのか、罪の証を捨てていくのかを決める瞬間でしょう。
○竹葉灯里…『人しかいない魔女の森』
→彼女の発火体質に対しての決着を望める日。これは完全に今考えたんで、ここに来るまでのフラグが自分でも見えないんですよ。ちょっとコメント控えます。ただこの森は人混みの比喩ではなくて本当に木々の空間です。
○ルーカス・ソールァイト…『世界を終わらせる日』(超克済み)
→弥一市神代回帰事件最終日。同市地下魔道水脈の最深部ひとつ前の空洞で、無限を世界に出力する、とある『英雄』との激突の日。根源にたどり着けると確信した青年は、それを阻むと宣言した彼を討ち滅ぼすべく、たった一人のための世界崩壊を撃ち込んで行く、そのほんの数十メートルで十数秒。
これアレです。以前山星さんとやらせてもらった時に撃とうとした決戦術式です。>>571
まあ確かに人生の大きな転機になったことは間違いないですよね。ついでにうちの子で決戦の日ネタも投下
パッと思いついたのだとこんな感じになります
・黒野双介:再会、麒麟児
・志村千早:夢幻にして並行世界からの来訪者
・黒江凪咲:因果応報の時
・加々見梓:鏡面人形舞台カガミ
・マチルダ=カザン:前人未到の旅の果て
・ジル=セレナード:オペレーション・セレナーデ
・ユウキ=モーティマー:復讐鬼vs悪鬼
・志村千早(IF):清算大舞台スィレン…『誰も知らない野の果て』
彼女(三鳥)…『快気月蝕』
綰…『捕鯨の船出』
■■■(アリス)…『黄金の光かがやく昼さがり』
熄…『死事収め』
レッドア…『路上急ブレーキ』
これだなって思う自鱒たちの決戦の日。過去もあるけど未来もある感じ。
ということで遡っていきまする>>482
エフネさん…なるほど…なるほどね…()
直死の魔眼で最果ての塔とは恐ろしい…これが5世紀にいたアイルランドおかしい…でも正統派ヒロイン可愛い…魅力と恐ろしさの詰まったお人ですわね。ウィンフィールドさんとの活躍楽しみです!
>>483
海…湖…川なら水着…に、なるか…?()
でも行脚祭に水着で参加とか相当なアレですよね…っていう…
夏といえば!ホラー!(サヴァキャンと被ってんだよな)
>>549
ヤバい…ヤバい子だ…
二兎追う者は一兎も得ずといった感じが体現されているかのような…現実逃避を辞められる日は来るのでしょうか…
>>557
新生役小角さん!能力に具体性が増して、その分人物像も含めて一筋縄でがいかない感じが強まりましたね。
言及は、よろしければ人麻呂にお願いしたいです。あと人麻呂の一言主のいざこざの仲裁への反応なども…前とそこまで違いなさそうですが…
>>558
魔法少女は!心が少女なら!きっと!いつまでも!現役!ウチのマスター勢を
登場してから語る前提でキャラを作る分なんの事かわかりにくいな…
理綴貞知:知らない過去の清算
縁切湖越:負債からの脱却
大狩空谷:猟犬には主があるのみ
大雪音羽:我枯れの時、旅断ちの日
くじら:喜怒哀楽の彼岸
バウム:夢幻の英雄譚
木伽愛込(前日譚):御伽の英雄より愛を込めてブームに乗り遅れないように私も決戦の日考えてみました。ついでに簡単な解説も。
ユージーン・バックヤード:『今更止められない断罪』
かつて一族の魔眼を大量に潰した大馬鹿野郎の居場所を突き止めて断罪へ向かう。そこで何故そのような事をしたのかを知るがそれがどうした。そんなことで許される訳が無い。せめてもの手向けとして研究成果は有効活用してやるから安心して死.ね。
大鳳京介:『繋がる縁、禁術を紐解く夜』
京冬時空などで京介が人間の頸城から外れる為に“人間を魔獣に変える魔術”を使う。それまでに繋いだ方々との縁で術にアドバイスを貰ったりすることで完成する。
空野恋:『幸せの形』
自分が無意識に母親代わりになろうとしてたのをやめて自分の幸せを求めるようになる地点。そこで選ぶのが家に残る魔術師の当主としての幸せか良い人を見つけて嫁いでいく女としての幸せかは未だ分からない。もしかしたら良い人を婿に引き入れて両方取る可能性もあるかもしれない。
ミリアルカ・アーデルハイト:『満月の夜』
彼女にとって体内の獣の因子が活発化する満月の夜はいつも戦いの夜である。自分は人間だ…静まれ……静まれ………
黒上リンク:『平行世界との決別』(超克済み)
文字通り自分の元いた世界に戻ることを諦め、今いる世界で自分を大切に想ってくれる家族や友人を大切にするようになる。これを経ないとリメイク前のように精神が揺れて不安定になる。
ルファス・ヴァーミリオン:『秒針を逆しまに』
いつか辿り着くかもしれないルファス・ヴァーミリオンの魔術の極致、時間逆行。それは壊れた物を壊れる前に、覆水を盆に返すようなもの。そこに至ればもしかするとルファス・ヴァーミリオンはルファスと■■■■に戻れるかもしれない。(そのうち『弥一市神代回帰事件』の時期まとめだけでも作ろかな…………)
>>549
うわーぃこれはきびしい……
> うちのキャラに妥協しないキャラは多くいるが大きな違いは「妥協せずにいられる実力を持つかどうか」であり、エリはそれがない。他はみんなある
ホントにひどい……これじゃどうしようもない…………
>>557
キャラの解像度かなり上がってとても良いと思います。公式の具体的なキャラがいると、スケールを測りやすくなりますよね。
ぺぺさんも含めて今天狗が熱い。
>>558
なんどでも言いますけれどわたしダイアナさん推しですので彼女にとっての雲ひとつない空の下が見られる日が来るといいなと思っておりますのよ。
>じゃあ私また混ざれるもんなし所在なしの人
ところでなんですけれど今完全フリーでそれでいて『ある程度の規模の合作』をやりたいなーって思ってる方っています?
前からちょっとずつ考案しはじめていた短期リレーのアイデアを共有したいので、そういう需要があるかどうかが知りたいのですが。決戦の日…決戦の日…難しいなあ
ラウ:「誰も追いつけない」
ミア:「ある朝の鏡」
カフカス:「笑い死に」
経子:「放課後の体育館裏」
今思いつくとしたらこのあたり?>>582
なるほど。まぁ外見が人間でも寂しがるというかモヤモヤしちゃうのがクッチーなんよ。
クッチー「俺は京介くんの事は結構評価してるんだよね、妹を大事にしてる価値観とか、似た生命に関する魔術を扱う所とか。だからこそ、君がヒトデナシになるのは許容出来ない。俺と同じバケモノになるという事実を受容できない。ま、君の友人としての俺の拘り…じゃないか。勝手な願望思い込み、ってだけなんだけど」
まぁメタ的な話をすると人なのに精神性が人っぽくないクッチーと、生命体としては魔獣だけどメンタルは人だろう京介くん、っていう妹スタンス以外のベクトル反転になりそうで面白いかも、なんて思ったり。
グチグチ言いつつ、結局クッチーはアドバイスくれ言われたら多分手助けするのでしょうが。
京介くん自身はクッチーの反応にどう言うのかは気になったり。ジョーンさんちのオイフェを見ていたら、
「優秀な跡継ぎ(男子)を欲していたアタランテの父親が、彼女の毛髪などを元に生み出したアタランテのコピーにして存在すら知られていない息子、パルテノパイオス」
なんてサーヴァントを閃いた真夜中>>587
京介「俺はヒトデナシになるつもりは無いしお前のことをバケモノだと思ったことも無い。例え人間を辞めても俺は俺だ。これからも変わらず大鳳京介と朽崎遥として仲良くしていけたらいいと思っているが、朽崎は人間を辞めた俺は嫌いか?」
妹に関しても自立を宣言して離れていくのと兄に会うために近付いていくのとで対比になりそうだなぁと思ってたり。
>>588
アルフレド院長「まずは魔眼が生まれにくくなるよう体質改造から始めましょう。投薬や手術、確実に遺伝しなくなるまで何代かかかるでしょうがそれまでは摘出して対症療法で繋ぎましょう」
魔眼の摘出手術代金は義眼の移植込みで現金払いか魔眼払いで選べます。バックヤード家は摘出した他人の魔眼には興味がありませんが魔眼を売る販路は確保してるので貰った魔眼を売ってお金に変えられるのです。
魔眼に悩まされる一般人にとってはかなり良心的。最近立て込み過ぎてて何もかけてないからとりあえず電車の中でこないだ見た夢の中のエピソードを仕上げました
魔法少女の件はあれなの、真面目に書くと「キラキラしたコスチューム着てるキャラクターとしての魔法少女になりたいのか、人に希望を与える概念の総称としての魔法少女になりたいのか」って問題をはっきりさせなきゃいけないから割とシリアスに人生の岐路なの
>>559
本当にあの路線で神秘の深奥を目指すなら、指先一つで人命を塵芥のように操れるようになりながらもその大切さを噛みしめる責任を常に捨てないでいないといけないっすからね
>>584
私も実は完全フリーってわけでもないんだけど、なんかやるリレーやるリレー停滞するか人が消えてくから根本のやる気が落ちてる状態なのですわ。でも何かちょっとしたことをやるだけならできるとは思ふよ決戦の日が全く同じの主従がいるらしい
第1回聖杯大会の乱入アーチャー陣営って言うんですけど>>600
かわいい~!!!
それはそれとして、果たしてその発言はほんとかなあ~?作ってみました自キャラたちの決戦の日
ツバキ『結合する悲鳴と産声』
コナモン・ズロイドフ『人類の向こう側』
錫凪ハクト『銀世界のまんなか』
ジャック『▷さいしょからはじめる』
ルナ・アードゥル『吸血鬼と魔術師』
シメオン・ノーリッジ『文明集結都市』
>>600
監視しとかなきゃ…>>591
決戦の日がその人物にとっての最期の日なのか、大一番なのか今一つよく分からないので多分こんな感じになるんではないかなととーとつにサーヴァントの女装&男装大会
各部門入賞者には周回拒否権、総合優勝者にはお好きな場所にレイシフト権贈呈
それぞれ「本気部門」「お笑い部門」「少年少女部門」「老齢部門」「カップル部門」「夫婦部門」「異性友人部門」「同性友人部門」があり、後ろの部門に行けば行くほどシチュエーションを求められる。
シチュエーションの度合い設定は完全審査官の好みによる判定なため高度な心理戦を求められる。
ちなみに、一騎につき各部門参加権一つまで。子供サーヴァントは原則参加権を「少年少女部門」「カップル部門」「異性友人部門」「同性友人部門」のみ有することとする。
審査官長には一時サミュエル・ベラミー氏が挙がったが、彼の場合一部の部門の審査が厳しくなるであろうという意見などがあり否決、審査官長という役職はなくなった。
ここまで考えて自分が疲れていることに気づきました。おやすみなさい>>610
おやすみなさい~
あいつ(ベラミー)、一部門につき一日かけて審査する気でいたので危ないところでしたねぇ(?)>>562
この魔眼が自分の願いを叶えるために必要だと信じてる(囚われてる)からどうでしょうね……ルカの遷延の魔眼もルカのために残しておきたいとかいう心はあるし囚われてる
>>564
士郎の素人練習みたいに命の綱渡りを何度もしてますからね……
>>573
まだこちらの方がなんとかなる節があるって分にはマシ、なのでしょうか
>>577
現実を受け入れるか、欲しい未来を掴む力を手に入れるか、どちらにもなれないか……3択ではあるんですけどね
>>584
「今の彼にはその素養がない」ので「素養を手に入れる」ことができたらワンチャンある。そもそも自分にないものをどこから取るのか、という話になりますが
>>590
ブリジットの方と同じく「端役」に縛られている節があります。というかエリはルカが見たブリジットというifの未来に縛られてると言っても……>>610
何とか面相「変装は男装や女装に含まれるのかね?」
何とか塚筆頭「呼ばれた!気がした!」
2番目の人は多分出禁にした方がいいと思います……ある意味本職なので……>>610
長七郎&鉄牛withクリスティが本気部門、トム&ハックが同性友人部門、善財童子が少年少女部門で出場できますね。
トム&ハックは当初、お笑い部門で出場しようとしたところ、二人組ということで待ったをかけられた。
ビートルもお笑い部門で出場使用とするも、服装(まんまちょび髭のコスプレだった)がアウト過ぎると審査側に判断されたため断念。>>620
そったらネガティブな話ではねぇべよぉ(謎の方言風)
京介が人間を辞めるってなるのが冬縁香ちゃんとの愛故にってことですよ。
あと京介と仲がいいからって全員がお互いに仲がいいとは限らない的な。>>616
>一度本音でぶつかってみるといい
本音…。
・誉に対する家族愛
・両親の死に責任を感じている事
は伝えてると思うのよねー。どっちも避けて通れない話題だし、東鬨とかでも誉→クッチーへの信頼は高いので。
「コレ以上何をどう伝えろと言うんだ…」>>620
了解です。とりまシナリオ終わった……ちきちき改修宣言です~
ファヴニール
スキル「叡智の結晶」を「ファヴニールの言葉」に
スキル「竜種改造」の欄に →悪竜現象 の一文を(スキル強化したらこうなるよ的な意味合いで)
『恐れを知らない戦士(エーギス・ヒャルム)』に着名(ギフト)っぽいフレーバーテキストとか
竜化とシグルド化を整理する関係上、『竜の死(グラム)』もテキストが変わるかも
『滴る黄金(アンドヴァラナウト)』を止めて、『アンドヴァラナウト』単体に
脳内CVを水瀬いのり氏に
…と、全体的に最新の世界観にアップデートする感じで新規ストーリーが設定に直撃するかと思ったが別にそんな事は無かったぜ!
まぁ、ネタバレはこわいので…
くくく……やれ新章だと皆が盛り上がっている中、アッシリアどう話を纏めるかもそもそ考えていました
>>630
なるほど、太る機能ですかあ……
プル「我が身にそのような機能無し!!(ドヤア)」早い……、まだ前半終わってない……。
>>635
ほら、ブラウニーや某赤い人にお腹を膨らまされた女性陣たちが人サーヴァント問わず何人もいる訳ですしね。>>627
少しでも新情報出たら爆散予定だったのですが現状確認できてないので…
ランスロットがね…予想の斜め上だったというか…発想のスケールで負けた…はいはい新章と新キャラに関する話はエスカレートしてネタバレになるのが常だからないないしましょうね〜
太る太らないって言うならパンと水以外戻しちゃうから味わうことも太ることも出来ないアサシンがいるんですよ。カスパー・ハウザーっていうんですが
>>640
サンキューオシショー
ところで>>584で考えている途中と言っていた『提案』なのですが
結論から言うと、このスレでレイドバトル、やってみませんか?
元いたキャラクターの派生やそのボスが作った物語の世界とセットである場合ではなくて
「ビースト作るの流行っていたから作った」とか「思いついたアイディアをキャラシにまとめるだけまとめておいた」みたいな形で登録してある『出番のなさそうな大ボス』を持っている方いませんか?
そういうキャラを活用して、ボス側の主催(ホスト)と対決側で複数人の挑戦(ゲスト)とでひと月程度の短期間で戦ってみる企画はどうでしょうか。
ホスト側は『どう言うボスを出して、どう言うステージで戦うか』を先に表明しておきつつ、挑戦側に対して勝ちに行くか否か
(初めから負けてもいいよと言う場合は先に宣言しておいた上できちんと『負けられる盤面』を整えてください)
ゲスト側は『自分はどう言うキャラを出して、他のゲストとはどう言う絡みをするか』を出しつつボス撃破を狙っていく
期間中に撃破出来ればゲストの勝ち、粘り切られたり全滅させればホストの勝ちという風にひと月程度の企画として行うというものです。
ただし、この提案には致命的な欠点もございまして……わたしはホストをやれないんですよ。提案してる側なのに大ボスキャラを持っていないんで。
なので、そう言うキャラをストックしつつ、この企画に乗ってくれる方がいないと前提からして破綻してしまうんですが、どうでしょうか?
レイドバトル企画は前々からちらほらと頭に浮かんでいたのですが、やってみようと言う感じはありませんか?>>652
ああいえ、吸血した真祖が死徒になるのは一回姫君は血を吸ってるけど真祖のままで普通に本編してるから違うんじゃない、かなぁ、なんて思ってたり……>>659
サッフォーとメンテー!ありがたい!
大丈夫でーす!刹那「私!人口妖精ですよ!!!」
どうも
自分の更新ペースと出現率が減少傾向になってる事に危機感を覚えてる京極です…
リレーとか新鯖とかマスター作りながら15節まで作れるのだろうか…?>>677
女性劉備、私は良いと思うの!>>676
アカンうちの趙雲が気絶するゥ!!
…洛陽の色々考えてる内に劉備についての設定固めといた方いいかなと考えてたら女性設定も色々できるなって所から女鯖色々作ったら面白そうやなとじゃあ女性劉備にします
……これ趙雲の女性苦手設定にも色々加えられそうだな…SSを貼っていいですか。
特異点修復ものなんですが……>>683
チェストォ!!たまにありますよね、無性に自キャラのTSバージョンを考えるのって
それは、有り得たかもしれない"IF"の話。
かつて電脳世界に生み出された七つの特異点を、多くの英雄と共に駆け抜けた墓盾の少女と人類最後のマスターの物語。
"もしも"の話、"まさか"の話、いつかどこかであったかもしれない異聞の物語(フェイクロア)だ。
◆
フェリーペ・ジョージ・デ・サント。メンテー・プルトランプ。
2人がレイシフトしたのは……緑豊かな湖水地方の一角だった。
角を持つ女性がいた。翼を持つ男性がいた。現実世界。少なくとも、フェリーペが生きてきた世界では見たこともない性別的特徴を持つ人々が存在していた。
2人は彼らの一人に言葉をかける。
―――そして返されたのは、手に持った農具の切っ先と、揺らぐことのない殺意だった。
「お前が……女王陛下の敵……」
「許さない……お前達は許さない……!」
メンテーとフェリーペ、2人の背丈を足してもあまりある体躯をした男が持っていた鍬を振り下ろす。並外れた膂力から放たれた一撃は舗装された道路を粉砕した。
メンテーは即座に盾を構え、敵陣の真ん中へと飛び込んでいく。
「せ、センパイ! 相手は一応人間だぞ!」
「言ってる場合か後輩! 安心しろ! 峰打ちですます!」
「盾の峰ってどこなんだよ!!!!」>>688
うちのエウメネスが神代ギリシャから紀元前に転移してきた人なんですが、知名度補正はイスカンダル配下のエウメネスとしてしか得られないのが残念。>>689
◆
「はあい。あんたたちがカルデアからの来客ってことでオッケーかな?
あーしはサッフォー。2人は特異点修復に来たんしょ? ならあーしも協力するし!」
住民達の猛追からの逃走に成功した2人は、現地に召喚されたサーヴァントとの合流に成功した。
キャスター、サッフォー。レスボス島に名を残す女性誌人であり、かのプラトンすらも認めるほどの才媛である。
そんな人物が協力を申し出てきたのは渡りに船と言えた。
「そうか。それはありがたいね……ここには、貴方以外にも呼ばれているのか?」
「んー。一応ね。つっても、あーしも、他のみんなも土地じゃなくてこの特異点の聖杯に呼ばれたんだけどネ」
「特異点の聖杯? ……それってつまり」
「察しがいいじゃんフェリーペくん。そういうことっしょ。あーしを呼んだのはこの特異点の親玉・冬の女王ベイラ。
―――つまり、あーしと2人は本当は敵ってわけ! あ、でも敵じゃあないよ。あーしは2人にあのわからず屋の女王様を止めてもらいたいなーって思ってるし」
「止めてもらいたい? それはどういう……」
メンテーの追求に割って入ったのは、常人ならば鼓膜を貫かれない轟雷の音だった。
「ここにいたか。詩人(ムーサ)よ」>>691
「ヘラ、クレス」
メンテーが口にしたのは、ある英雄の名前だった。
大英雄。巨雄。ヘラの栄光。
ギリシャ世界最高の、ひいては世界最大の英雄。
多くの逸話を残し、多くの伝説を作り、多くの神話を打ち立てた英雄の中の英雄がここにいる。
「お前を連れ戻しに来た。女王にはお前が必要だ……お前が誰よりもわかっているだろう。サッフォー。女王ベイラの始まりの一騎(ファースト・サーヴァント)よ」
「……あーしもわかってるヨ。でもさあ。あの子は自分で背負わなくていい荷物を背負ってることに気づいてないんよ。それを何とか出来るのってあーしだけじゃん」
可能性の光。サッフォーのスキルは文字通り、多くの可能性を見出された英雄が保有するものだ。
彼女と特異点の王には、わずかながらに共通点が存在していた。
「理解した。が、納得は出来ん。ならば力で押し通るのみ、だ。起きろ―――『超越すべき勝利の剣(マルミアドワーズ)』」
共に神代、遠慮は無用。
共に英雄、加減は無用。
ヘラクレスの保有する十二の命―――その一つを削って具現化された『十二の栄光』が、神代の詩人に振り下ろされた。>>692
◆
「これで打ち止め! 『冷たき汗四肢にながれて、身はすべて震えわななく』!」
赤熱する『超越すべき勝利の剣(マルミアドワーズ)』を、サッフォーの作り出した氷塊が受け止める。
英雄を囲むように生み出された氷の筵は、大英雄の最後の命を奪い取った。
「―――見事。先へ進め。勝者はお前だ。キャスター」
「冗談、流石に無理っしょ。もうなんもかんもすっからかんだし」
「ならば―――進め、カルデアのマスター。お前達にはその権利がある……彼女を頼む。私には、終ぞ救えなかった」
後悔を吐露しながらヘラクレスは消滅した。対峙したサッフォーも、既に満身創痍だった。
「……サッフォー。今すぐ俺と契約してくれ」
「ごめん。それは無理かな。二度も裏切ったりしたら流石に合わせる顔がないもんネ……女王様とはまだお茶会してなくてさあ。その後だったら良かったんだけどねえ」
ヘラクレスはサッフォーを女王のサーヴァントと呼んだ。フェリーペは彼女に魔力を供給することで消滅を防ごうとしたが、その提案は無碍もなく断られた。
「ごめんね2人とも……でも、最後にひとつだけ。
『お行きなさい。そうすれば、わたしたちは目にするでしょう。曙の女神さま。黄金の腕した運命が』……いってらっしゃい! 2人とも! ベイラちゃんを頼んだよ!」
サッフォーは消滅した。神代の、祝福を残して。>>693
◆
ヘラクレスの現れた道の遥か彼方、その先には氷で作られた巨大な宮殿が存在していた。
「……なあ。センパイ」
「ああ。あそこが敵の本拠地……この特異点の終わりだ。しかしまあ、随分とわかりやすい。女王と言う割には随分と素人くさい。私の中の英霊(サーヴァント)がそう言ってる」
そんな会話の中―――メンテー達はその男を視認した。
おそらくは、彼が女王(かのじょ)の切り札であることを、少年と少女は瞬時に理解した。
「お前達がカルデアのマスターか。テンプレっちゃテンプレだが、一つ口上を言わせてもらおう。
汝ら、通るに能わず―――ここを通りたければ、このグレヴィルドを倒してからにしろってな!」
◆
バーサーカー、グレヴィルド。マビノギオン……アーサー王伝説の前身にて語られる巨人の門番。
その守りは迅速かつ的確で、メンテーにとっては最悪の相性であることを証明した。
戦闘において、自分の動きが読まれるということ以上に最悪なものはない。熟練した門番である彼にとって、少女の動きはあまりにも単調だった。
「ああ……ああ、いいさ。もういい。お前達ならもしかしたら……と思ったんだがな。
もういい。ここで死ん.でいけ。シールダー。お前達じゃあいつは救えない」
男の拳が天へと掲げられる。巨人の膂力から放たれるその一撃は、擬似サーヴァントであるメンテーに防げるようなものではない。
「ようやく隙を見せたな、門番。真名開帳──私は帝国の門の番となる」
最も―――英霊の真髄たる宝具であれば話は別だ。
「それは平等と不可侵を保証する安息地──顕現せよ、『いまは眠れ死者の帝国(カタコンブ・ド・パリ)』!」
あらゆる害意を退ける死者の帝国の門。巨人の拳を受け止めた際の圧力は、内部から死の概念を漏れ出すに至った。>>694
◇
"死"そのものの直撃を受けて満身創痍となったグレヴィルドは、息も絶え絶えで女王の居室へとたどり着いた。
「悪い。しくじっちまった。俺の負けだ……あいつらは強い。間違いなくこの国最大の敵だろうぜ……そしてな。あいつらの眼は生き生きとしてた。俺を相手どった時ですら、どうやって乗り越えるかを楽しんでいたように見えたぜ」
「成程。相手に不足は無い、ということか」
「……そういうことだ。本当は近衛としてあんたのそばにいるのが筋なんだが……俺はここまでだ。悪いな」
「ご苦労だったな。バーサーカー。休息を赦す……御身は、私の恩人だ」
「頭を上げろよマスター。俺はサーヴァントだ。マスターのオーダーに従ったまでさね……悪くなかったよ、あんた。まさかこの俺が、陛下以外の指示を気持ちよく思うとはなあ……」
◆
「センパイ、調子は大丈夫か? ……本当に勝てるかな。俺達」
「何を今更……もう後戻りは出来ないさ。それに……」
「それに?」
「案外、対話で何とかなるかもしれないぞ? グレヴィルドやヘラクレスが言っていただろう。彼女を救えと。今思えばあの村人達もそうだ。女王ベイラは、あまりにも愛されている。
そんな愛される存在なんだ。実はものすごく優しいのかもしれないぞ?」
そうして、2人は女王との謁見を果たす。
「よくぞ来た。カルデアのマスター。私がこの国を統べる女王。ベイラである」
「貴方が……女王……」
「うむ……む? 意外だな。ヘラクレスやグレヴィルドを打ち破って来たのだろう。私にも即座に剣を向けると思ったが」
「恐れ多くも女王陛下。貴女はこの国の民に大層愛されておいでである。そのような貴女であれば、対話による解決が成ると思ったのです」
「成程。貴様の……御身の言葉にも理がある。ならば問おう。異邦よりの来訪者よ」>>695
「私の国はどうだった? 楽しかったか?」
「愚問だな」
「ああ。そんなの、楽しかったに決まっている!」
楽しかった。本当に楽しかった。亜人と戦い、巨人と戦い、あの大英雄ヘラクレスまで打ち破ってきた。
心躍る冒険。強敵との戦い。そして、倒すべき魔王がここにいる。
いいや……違う。貴女は魔王なんかじゃない。
貴女は王だ。誰よりも厳しく誰よりも優しい女王。貴女の国の人達が、貴女を愛し、貴女を守るために立ち向かってきたことは身を以て知っている。
貴女はこの国の人々を愛した。この国の人々も貴女を愛した。俺には政治のことなんてわからないけど、貴女が作った国が素晴らしいことはよく知っている。
「そうか……そうか。うん。それならいいんだ」
冬の女王ベイラ。
スコットランドの伝承に秘される女王。名も無き女王。語られぬ女王。
そうあれかしと生み出されたもの。人の姿を得た自然。
女王でありながら国は無く、女王でありながら民を持たない。そんな彼女が聖杯に託した願いは、自身の存在理由の証明だった。
人は己を女王と定義した。ならば、己はその在り方に従うまで。
良い国を。民が幸福で満ち足りた良い国を。
希望に溢れた国を。愛に溢れた国を―――人々の、良き未来を。>>696
だからこそヘラクレスは。
だからこそグレヴィルドは。
だからこそサッフォーは、それぞれの形で彼女の力になろうとした。
神を、王を、自然をよく知る彼らにとって、ベイラは力を貸すに値したのだ。
人々の幸福を、国の幸福を誰よりも望んだ彼女は、女王として光り輝いていたのだろう。
「ならばこれ以上の問答は不要。
カルデアのマスター、フェリーペ・ジョージ・デ・サント。
シールダー、メンテー・プルトランプ。
―――良いぞ。人間。今一時のみ戯れを赦す。
元よりこの身は冬の具現。試練を以て、人々に成長を促す神(モノ)なれば!
さあ来るがいい! 聖杯が欲しくば、この冬(わたし)を打ち倒して見せよ!」>>697
かくして"もしも"は終わり。
世界はあるべき姿を取り戻す。
この物語に結末はなく、結末がないからこそ、この物語で綴られた希望はどこまでも続いていく。
これは、ありえたかもしれない"もしも"の話。
偽りに満ちた物語(Fake/Grave Order)だ。
以上です。
フェリーペとメンテーを自分で動かしたい……でも本編は完結してる……ならIF時空だ! ってことで生まれたSSでした。
本家FateにFakeがあるんですからスレ版FateにもFakeがあってもいいよねということでこんな話になりました。
長々と連投失礼致しました。用語・展開補足 Fake/Grave Order
グレヴィルド
門番として立ち向かったバーサーカー。
メンテーと繰り広げた門番同士の勝負では終始彼女を圧倒したが、『守るべきものを守る』と言う役目を自ら放棄したため、死者の門に打ち倒された。
最期にはベイラをアーサー王と同格の存在として認めていた。
サッフォー
ムーサの名を欲しいままにしたキャスター。
ベイラに召喚された一人目のサーヴァント。ただしベイラ側にはつかず、カルデアに助力した。
可能性の光を持ち、卓越した観察眼を有する才女はベイラの抱えるある種の歪みに気づいていた。
メンテーの援護があり、ヘラクレス自身が自ら残機を消費したとはいえ。キャスターの身でありながらほぼ単独で十二の試練を打ち破るという偉業を成し遂げた。
ヘラクレス
女王ベイラの戦力として立ちはだかったサーヴァント。此度の世界線ではここのえさんのヘラクレス像に準拠した形での単独参戦となった。『超越すべき勝利の剣(マルミアドワーズ)』は完全なオリ宝具である。
グレヴィルドと同じく最期までベイラのサーヴァントとして忠誠を貫いた。正確には、忠誠を貫くことでしか彼女を救うことが出来なかったというべきか。>>703
ベイラ
スコットランドに語られる冬の女王。此度の特異点の黒幕。
人理改訂の尖兵として聖杯を与えられた彼女は自らの王国を興すことを決意した。
王としての名を持ちながら国を持たず民も持たぬ彼女にとってこれは千載一遇のチャンスだった。
己の存在理由を果たすべく、己の求められた役割を果たすべく、彼女は愛を以て自らの王国に君臨した。
人々は彼女を愛し、彼女もまた人々を愛した。特異点でなければ、彼女の作った国はきっと繁栄したことだろう。
最も、為政者としては完璧な彼女だが、地理関係に関しては些か弱かった。メンテーに(正確には彼女の中のロペスピエールに)素人と呼ばれたのはそれが原因である。
メンテー・プルトランプ
Fate/Grave Order時空のシールダー。
此度の特異点でもマスターの盾として彼を守り続けた。
グレヴィルドとは同じ門番としてぶつかり合い、遥かに格上である彼から『門番として』勝利をもぎとった。
余談だが、本SSのタイトルの決め手となったのは彼女の発した「こんなのはただ、私個人の死に場所探し(Grave Order) だ」というモノローグである。
フェリーペ・ジョージ・デ・サント
Fate/Grave Order時空のカルデアのマスター。
此度の特異点では女王ベイラの国を、ひいては女王ベイラという存在そのものを肯定した。
亜人が住み、英雄とぶつかり、巨人と矛を交えた特異点。
それを彼が肯定したのは、彼がゲームや漫画といったメディアに、ひいてはファンタジーの世界に慣れ親しんでいたのが大きかった。感想ありがとうございます……!
>>699
ここのえさんの人物像準拠の単独版ヘラクレスでした……!
>>700
ベイラを肯定出来たのは現代の文化に親しみがあり、憧れる部分もあるであろう一般人のフェリーペだからだと思ってます。
>>701
正確には残機数がフル満タンじゃなかったってのも大きかったですね……
>>702
むしろ自分の方こそ特異点で動かせる設定を作って頂いてありがたく……
キャスターで正統派っぽい魔術師を探してたどり着いたのがサッフォーでした。前衛のメンテーと後方支援のサッフォーがいたのもフェリーペがベイラにたどり着くまでの道程を楽しいと思えた理由の一つです。
ヘラクレスが本気を出すだけの格を書けてたら幸いです……!>>707
なるほどなるほど……親しみやすさや取っつきやすさとか、重要視しちゃいますよね
おぉ~楽しみです!>>もしかしたら典韋もその内作るかもしれない>>706
なんの迷いもなくリディア一択。
予想以上に凶暴になった(白目)。>>709
怖い話……石も林檎も無い上に、これから水着イベが待ち構えているんですよぉ……>>709
んんーー一応試し読み(https://www.cmoa.jp/title/142339/vol/2/)で読める範囲っちゃ範囲だから完全アウトではないけどページ丸ごとは少々グレーかな。この場合は拾い画像でいいか悪いかもわかってないパターンじゃないかと思いますけども
某たばとか雑スレならホイホイ投げるんでしょうけど一応なぁ劉備、女性もアリだなと思いつつ男であってほしいと思った結果女性と見紛う見た目をしてる美青年っていうイメージが生まれたんだが俺の中の蜀はパルス国か何かなんですかね…
木伽に向けてバイバルス周りの設定精査してたらコッチにも『女と見紛うような美青年』の関係者が生えてきた……(半月くんちゃんと絡めたい)
ペレスはプロスペローを出すならば年若い娘さんのマスターと組ませてみたいな。マスター死亡からのキャスター暴走で倒されたい。
>>724
どうぞ~ではでは〜
【氏名】アデーレ・ゲシュペンスト
【性別】女性
【年齢】18歳
【出身】ドイツ
【身長・体重】170cm・50kg
【肌色】白【髪色】金色【瞳色】碧
【スリーサイズ】83/54/82
【令呪の位置】右手の甲
【属性】中立・中庸
【魔術属性】火・地の二重属性
【魔術特性】鍛錬
【魔術回路】質:B 量:C 編成:異常(回路全体の繋がりが粗い)
【魔術回路を起動する際のイメージ】「金属の槌で鉄床を打つ」
【起源】別離
【所属】無し(フリーランス)
【階位・称号・二つ名】蝙蝠商人・妖魔の末裔
【ステータス】精神C 知性B 交流D 身体A 健康C 技能B 魔術C 装備B 特殊B 総評☆☆☆>>726
【人物像】
ドイツ出身の鍛冶師。妖魔の混血。また戦場を渡り歩く武器商人でもある。
自身の鍛錬した刃物をあらゆる用途で売り払う。複数の陣営に武器を売り払う蝙蝠商人として一部では目の敵にされているとか。
特定の陣営に肩入れせずどっちつかずのスタンスを取り続けるのは彼女の起源と混血という出自に加えて、彼女が固執するある童話が影響している。
童話に登場する妖魔と少女は恋仲であり、妖魔は家族に労働を強いられる少女の負担を軽減しようと自身の持つ力を加えずなんでも切れる包丁を貸し与える。しかし彼女の母の奸計によって包丁は奪われ、妖魔は母親に腕を切断され、二人は引き裂かれてまう。
幼少期の彼女は己の起源の写し鏡であるかのような童話を戒めとし、愛するものとの別離を恐れているがために必要以上に恋愛や友情というものに対して臆病になっている。
そんな感じなのであまり女子力とかは気にしない。むしろ鍛冶の邪魔になるので派手に着飾ったりはしない職人気質女子。>>727
【魔術・特殊技能・特性など】
・混血
人間以外の血が混ざっている。アデーレはある妖魔の血を引き継いでおり、妖魔の特性を断片的に有している。
アデーレの場合はアスリート級の高い身体能力と刃物などの扱いの器用さという側面を色濃く継ぎ、また起源である『離別』も血筋に大きく影響を受けている。
その源流はドイツの森に住まう妖魔。童話『ほうちょうをもった手』のモデルと目される妖魔。
童話において彼の妖魔は意中の少女と引き裂かれたとされる……が、アデーレの祖先は肉体的な交わりを介さずに概念受胎というカタチで自らの証を少女に残した……と推測される。
・刀剣審美
芸術審美に似て非なるスキル。武装に対する理解。
武器の扱いを一目で理解し、『騎士王の聖剣』のような著名な武装であれば真名看破の糸口とすることも可能。
味方に対しては的確な助言として働き、敵に対しては弱点を見抜く事になる。>>728
【礼装・装備など】
『妖魔の包丁(エルフェン・クーヘンメッサー)』
ある童話に登場するアイテムを魔術的に再現したモノ。
鉄のみならず自らの肋骨を材料として使用した一点モノ。
混血の肉体的な強度と内包する神秘に加えて、刃そのものに起源である『離別』の概念を練り込んだモノ。
物理的な切れ味も然ることながら、その真価は起源を利用した概念的な切断である。
これで切断された対象は、刃先から『離別』の概念を刻まれることで刃の入り、切れ目に合わせて自発的に分離を開始する。
下敷きとなった童話の概念から、対象の大きさを問わず、質量比の最大6%に相当する部位(例:人体における片腕)を全体から分離させることが可能。
完全な分離の発動には刃先が5秒以上触れていなければならず、途中で中断されてしまえば負傷はその時点で切り付けた場所のみに留まる。
使用には筋力を必要とせず、アデーレでなくとも扱うことは可能。
混血と童話に由来する神秘であり、触れれば英霊であっても傷付けることが可能。
副次効果は高位の対魔力には弾かれるが、物理的な切れ味自体は対魔力の影響を受けない。
製法に関しては極東の骨師と呼ばれる混血一族に似ているが、これは偶然の一致である。
その他、魔力を帯びた刃物(ナイフ・長剣)や鍛冶道具(金槌)等を保有しそれを手持ち武器にしたり、場合によっては投擲することもある。すみません昨日一日中頭痛くて死んじゃってました
ふっかつしました、お返事くれた方ありがとうございます
>>666>>669
一応まだ企画提案と相談の段階なのでやれるにしてももうひと月くらいは準備しないといけないと思うんですがそのあたりをクリア出来たら挑戦してみたいかなと思いますね。
別に完全フリーでなくても良いです。発起のきっかけが「主張してるしてないはあるけど、今何にも参加できてないひといるなー」だっただけなので、参加できるなら他タスクがあっても良いと思います。ただ定員の問題が起きたらプライオリティ下がっちゃうかもしれませんってだけです。
まあこの感触だとこのままスレに引っかからずに提案流れていきそうですけどね!!!!
>>687
>大量発生したアバドンをみんなで駆除する
まさしくそんなん。イメージ掴みやすくしてくれてありがとうございます。>>739
>獅子をギャフンと言わせる存在になってみせる
あぁ〜いいですねぇ〜!
バイバルスも野心家が好きなので誰か(自身)の下につくことよりそういった目的意識があった方が好みだと思いますし>>744
なるほど了解です
真面目系だがフランクな神父と脳筋で豪快な兄貴系サーヴァントの主従とか完全に好みですわ…!レイド……キュベキュベしてきましたね!
・女神の真体キュベレー
・神としての権能を取り戻した魔神バロール
・黙示録の四騎士に擬えた原罪の6、ローマ皇帝ディオクレティアヌス
・嘘を現実にする天探女
こちらがサーヴァント由来
・魔法よりも魔法らしい魔術師ニーナ・ルインズ
・精霊種の若女将
・アルテミシア
・ゴルゴーンの後継者
こちらがマスター由来……かなぁ六章後篇クリア……スクルドとマラジジの設定に変動があるかもしれません。
>>747
かっこいい仕事人ってイメージなので自然と背が高くなりましたね……
包丁は刀崎の骨刀に対応するカタチで愛の霊薬みたいに起源を利用した礼装でもあるので効果自体はそれなりに強めに……
レイド参加側なら已然興味あります洛陽2節中編完成
2節は前後編構成にしようと思ったら長くなったので更に分割しました
乗っけていいですか?>>752
勿論!エミュミスってたら言ってください
それでは行きます>>754
第2節 黄魔襲来−2
「…そう。我は、太平道教祖にして、真黄巾党の指導者。真名は…アルターエゴ・張角である。」
黄衣の男から発された真名。それは、歴戦のサーヴァント達を驚かせるに値する物だった。
「張角…!!それに、アルターエゴ…!?」
「如何にも。私こそ張角。アルターエゴとなりて、正真正銘の仙人と化した者よ。」
「…!!」
立香が動揺する。仙人。神仙の術を使う、人でありながら神性を持つ者。実際に立香達の目から見ても、張角からは神性が感じられた。
それを見て張角はほくそ笑む。
「…狼狽しているな。良いぞ。それでこそ話し甲斐があるという物よ。」
その時、少し気圧される立香を偉丈夫の影が覆った。
その影は、あくまで冷静に槍を構えながら睨む。
「…脅迫するのはやめろ。」
「…ほう。その見た目、三国の将か?」
「そうだと言ったら?」
「いや、話が進み易くなるのではと思ったのみよ。」
「…御託はいい。そこまでの兵を連れてきているんだ。始末する気なのは見え透いている。」>>755
臆さず言い放った後、趙雲はマスターと目を合わせ、アイコンタクトを取った。
「…うん。」
柔らかい表情で頷いたのを確認し、再び別人の如き表情で張角を見る。
「…一応聞く。話とは?」
「…率直に言おう。」
張角は前に進み、大声で話し始めた。
「我らは、この世界は失敗したというあの者の言葉に賛同した。王道潰えども大志破れず、再び我らで覇を唱えようぞという彼の言葉にもな。」
「…。」
「故に我らは既に洛陽を手中に収めた。そして我らは、その洛陽を新生させるのだ。」
新生…?そうカルデア陣営の誰もが思った時、張角は両手を広げた。
「そう、洛陽は生まれ変わる!!中華はおろか地上において永遠の安寧を誇る都、魔神によって守護されし永劫の都に!!…そう、それこそ『黄都洛陽』!!中華の真なる統一を成す究極の都である!!」
その叫びに、黄巾の軍勢は咆哮と歓声で応えた。
「…という訳だが、どうだ?貴様らも我らと共に、大志を為さんか?真なる永劫の帝国を観れるのだ。悪くはなかろう?」>>756
…しかし、3騎のサーヴァントとマスターは耳を貸さず、戦闘態勢に入る。
夫人は冷静に兵器を作る用意をし、少年は宝具の構えをし、武人は槍を構える。そしてマスターも、立ち上がって覚悟の目で軍を見つめる。
無言となり、戦場を風のみが通り抜ける。その静寂を破って掛け合う。
「…マスター、行けますか?」
「うん。大丈夫。行ける!!」
「分かりました。デイヴィ君はマスターを!趙雲様!!」
「応!!」
槍の紋様が緑に輝き始めた。それと同時に、風が趙雲の周囲に吹き始める。
「ほう…匹夫の勇よな。仕方あるまい。四渦将!!奴らを殺.せ!!」
その声が響くと同時に、風と共に空中から突貫する影があった。
高速の旋風宿した、趙雲の凱角槍が張角を狙う。
「覚悟ッ!!」
その時、飛び上がった女騎士が丈夫を止めた。槍が激突し、着地して両者後ずさる。
「駄目じゃない、折角の演説が終わった後に仕掛けるなんて。ま、私はいいんだけどね?」
「…少し癪に触ったからな。許せとは言わない。ただし…覚悟はしてもらうぞ!!」
「覚悟ねぇ…いいわね、貴方。燃えちゃうわ!!」>>757
槍使い同士が鍔迫り合いを始める。一方、マスターの周囲にはデイヴィと、黄夫人が構えている。
片や川から水が滴る無数の武器を取り出し、片や持参した素材から一瞬で無数の兵器を創り出す。
そして、それを三騎の周囲に満遍なく並列させている。並の黄巾兵ならば殲滅できる程の物量で。
「この陣を恐れぬのならば、来なさい…!!」
「ぼくの、お友達に、手を出すなら、沈めるよ…!!」
そう言った2騎の目は、必殺の気を帯びていた。
「ほう、ならば私がやろう…!」
「!?」
その声と共に、黄巾が2騎とマスターの前に近付く。
武器を持って黄巾を巻いた軍勢。その隊列の最前に、担架の上に座る男がいた。
「女子供とはいえ、手練れのサーヴァントであると見た。百数倍の差をも気にしないその不遜なる姿勢にまずは敬意を。」
その男は、余裕の表情で拍手をし、笑いながらサーヴァントを見る。
「しかし、この私の策の前には、果たして立っていられますかな?」
男が指を鳴らした。すると、兵団は逆V字型に陣形を作り出した。
「さあ、行くが良い!黄巾兵よ!!」>>758
掛け声と共に、一気呵成の勢いで兵団が襲い掛かる。
「鶴翼の陣…!!ならば…私が行きます!!デイヴィ君、示し合わせた通りに!!」
「うん…!!」
黄夫人が巨大な装置を準備しながら、無数の砲撃を浴びせる。
右手に持った操作盤を一点の乱れも無く動かし、画角を一瞬一瞬で変えながら砲弾を撃ち出すその様は、正に臥龍の妻であった。
「ワイバーン部隊は空中から大砲を爆破せよ!!キメラ部隊は突貫で攻め込め!」
呼応し、空中から竜の群れが炎を吐き出さんとする。しかし、竜が気付いた時。既に彼らの翼は浮かんだ剣によって切り落とされていた。
「…楽しく、なってきた。」
空中で姿勢を保てなくなったワイバーン達は墜落し、キメラ部隊に激突する。
「今です!!」
「うん!」
デイヴィが目を瞑り、力を溜める。その時、近くの川の底より巨大な機雷が音を立てて浮かび上がった。
同時に黄夫人が巨大なパチンコの様な物を運ぶ。岩が機雷器の上に置かれると共に、スイッチが押される。
…高速の突貫。弾丸の如き機雷が敵陣へと飛び込んだ。>>759
…しかし、それは敵将へ当たる前に、爆散した。
「…へぇ。結構いい攻撃じゃないか。けど、残念。まだ将がいた事を忘れたのが盲点だったね。」
黒き肌の男が、爆煙の中より現れる。
「…貴方でしたか。ですが、この流れに茶々を入れるのもどうかと思いますがねぇ?」
「…知ったことか。アイツはあっちに行くと言って聞かなかったし、かと言って…俺だってこんなの見せられたら、面白くなってしまうだろ?」>>762
黄都洛陽は王都とも語感合うし黄色入るしいいなと思ってやりました
「魔神」は…まあ先のお楽しみって事で…
多分12節辺りで分かります>>771
ZEROキャスター陣営みたいに暴走させたいので、普段の彼ならやらない無茶苦茶や残忍なこともやっちゃって、他の陣営から袋叩きにされたいなと。>>769
どの魔神なんですかね…
ただ多分今までそんな使われてない魔神かもしれないっすね、名前で調べてみたら複数のスマホゲーでキャラにいる位だったので
四渦将登場シーンは英霊剣豪一斉登場の所位にしようと思ったら凄いカオスな事になって俺も困惑してます…
多分次回か第3節冒頭で収拾付くかな…(フラグ)>>771
クライマックスすぎてこの後弛まないか心配ですけどね…いやガチで心配
最終決戦はともかく四渦将それぞれとの決戦とか変にならない様に気をつけたいです…>>771
どうぞ~<前回までのあらすじ>
亜種聖杯戦争に参加したものの、何者かの策謀からか、名状しがたき怪物の徘徊する冒涜的ホテルへと変貌した旧館に閉じ込められた一同。
様々な陣営が入り乱れ、思惑、私欲を絡ませ合い、その糸は着々と複雑怪奇の紋様を綾なしている。はたして、この恐るべき織布を紐解く者は現れるのか。
そんな中、セイバー、柳生十兵衛三厳と魔術師カトカ・オルロイは自室にて思案に耽っていたが、その折に館内電話が鳴った。受話器からは、このホテルの総支配人、折外明の声がして────◇カトカ・オルロイ────1階レストラン
カトカたちがレストランへ着いたのは12時半のことであった。
レストランは今は食堂として使われているらしく、タイル張りの大広間のような空間にはロビーとは別の、豪勢な作りのシャンデリアの光が辺りに降っている。外が真っ暗なのもあって、白い上等な壁紙がより白く見える。そんな室内に、従業員と思しき男女が二十人近く集まっていた。皆神妙そうな、けれどその空気に疲れたような、何をしたらよいのかまるでわかっていないような、そんな痛々しい面持ちでカトカたちを見ていた。
「……なるほど。オルロイ様も、朝起きて異常に気が付かれたのですね」
「はい。明さんは、化け物は見ましたか?」
「いえ…ただ、従業員の中に見たことがある者がいましたので、その者から聞きました」
「……何か、心当たりは?」
「…申し訳ございませんが、…皆目見当がつきません」
「そうですか…」
従業員たちに囲まれるようにして、カトカと十兵衛、そして明は中央の机を挟んで相談をしあっている。この異常について、化け物について、それぞれの状況について。
明は受け答えこそはっきりしているが、額には汗が見え、顔も俯きがちで健康的とは言えない色をしており、発言の節々に吐息が混じっている。主催者の増渡が居ない今、このホテルの総支配人である彼が事態の収拾を務めねばならず、その疲労が如実に現れているのだ。>>779
「あの、お疲れのようなら、少し休んでは…?」
「…いえ。お構いなく。こうなったのも私の注意が不足していたからです。…私がなんとか、しなければならないですから」
「けれど…」
「お気遣い、痛み入ります。ですが、本当にお構いにならないでください。…総支配人として、自分は動きたいだけ、ですから」
強い口調で言い切られると何も言えない。頻りに目を抑えているが、こちらを見据える瞳の中には頑なな意志を宿した色があった。
何から話すべきか。考えた。今、増渡の死について聞くのは不躾に思える。従業員も明も、この異常事態に困憊し憔悴しきっている。なんとかレストランに集まって、化け物やそれ以上の異常が襲ってこないようにと祈り、そして祈ることに今は疲れている。
十兵衛は話には混ざらず、静かにカトカの隣で腕を組み思索に耽っているようだ。そんな彼も、従業員たちの目には異質で異常な存在に見えるのだろう。不審げな眼差しを感じる。
沈痛な静寂が続き、続いて、それを裂いたのは、カトカの腹の音だった。
誰かがくすっと笑ったのが聞こえた。思えば今朝から何も食べていない。しかし今、よりによって今鳴るかとカトカは恥ずかしさに悶え、十兵衛が押し殺したように笑い、それに従業員たちがつられて笑った。沈痛な空気は消えたが、カトカとしては全く嬉しくない。
「え、えっとその、これは…」
「…いえ、いえ、こちらこそすみません。すぐにお食事をご用意いたしますので…」
「い、いえ、いえ!良いです、良いです!」
「良いじゃないか、腹が減っては戦も出来ねぇって言うだろ?」
「そういう問題じゃなくって!」
「…………ふふっ…」
最後には、堪えかねて明まで笑いだした。勘弁してほしい。>>780
そうして、明の指示で料理がすぐに出された。高原野菜のサラダに、卵とハム、ポテトサラダとレタスを使ったサンドイッチ、冷製のコーンスープからはひんやりとした心地いい匂いがした。
「…本当に。有り合わせのようなものですみません。セイバーさんも、折角だというのに…」
「いえ、むしろこんなに出していただけるなんて…」
「そうさ。サーヴァントは食事を摂る必要はないからな。それに、いつまで籠城することになるかわからないしな。備蓄はあとどれぐらいなんだ?」
「…一応、ここは山の上ですし、雨も降りやすい地域です。ですから、有事の際のためにある程度は備蓄がありますが…この分だと、他のお客様のことも考えると五日が精々でしょう」
今度は十兵衛と明がホテルの状況について話し合っている。カトカはそれを慎重に聞きつつ、朝食兼昼食にありつくことにした。
まず、サンドイッチ。二種類一つずつでどちらも分厚く、手で持つほどに重量感を覚える。卵は甘い風味で整えられていて、ハムは反対に塩気がある。挟んであるパンは軽くトーストされており、風味の違う具材を丁寧に纏めている。ポテトサラダは優しく淡く、レタスは新鮮で歯ごたえがあった。
サラダはより新鮮だった。まずプチトマトの甘味が段違いで、フルーツトマトかと初めは疑うほどだった。レタスのシャキシャキとした食感は咀嚼に喜びを感じさせるもので、朝食として目を覚ますにはもってこいの代物だろう。茹でられたブロッコリーも、ドレッシングが不要なほどにそれ単体での味わいに富んでいる。
コーンスープはスプーン一杯でも顔に近づければその柔らかな香りが鼻孔をくすぐる。口に滑らせると、内側からの異なった香りが口内を冴え冴えとした冷たさと共に潤す。母国チェコではそこまでコーンスープというものに親しんでいなかった分、この味わいと香りは一生忘れないだろうという確信が持てる。
食後の紅茶はスタンダードなダージリン。癖がなく、これまでの多様な香味を穏やかに包んでくれる。まさしく終止符(ピリオド)。飲み下せば、意識は自然と食事からこれからのことについての話し合いに向いた。
見る、嗅ぐ、食べる、噛む、飲み込む。全過程を味わい尽くし、ふうと息を一つ吐き顔を上げると、十兵衛が話を止めてカトカの方を面白げに見ていた。>>781
「な、何でしょう…」
「いや、美味そうに食べてんなぁって」
「……ご満足いただけたようで、何よりです」
「あ、いや……美味しかったです、とても…ごちそうさまでした…」
見ると、従業員たちまでカトカを優しく笑んで見守っていた。自分はそこまで美味しそうに食べていたのだろうか。何だか恥ずかしいこと続きなように思えてきて、どうにもやりきれなさが積もる。
「ありがとうございます。三文と蔵辺に伝えておきますね」
「あ、二人が、これを…?」
「はい。…お知り合いなのですか?二人と」
「あっ……その…」
しまった、という言葉が浮かぶ。そういえば、明は三文たちが昨夜カトカの客室を覗きに行ったのを知らないのだった。
伏目がちに睨んでくる明は生徒を窘める先生か何かのようで、目をそらすのもやっとなほどだ。そらして十兵衛の方を見やると、彼は下手な口笛を吹いて明後日の方向を眺めていた。睨んでやりたくなった。
「……もしかして、昨夜にでもお客様の部屋に行きましたね?彼ら」
「…………はい…」
「…まったく。本当に、申し訳ございません。後できつく言っておきますので」>>782
口元は笑っていたが、明の眼に笑顔はなかった。従業員たちは「あいつら終わったな」と小声で囁き合っていて、カトカは心の中で三人に謝っておいた。
◇◇
時刻は13時。レストラン内は緊張を失い、その分堰を切ったように和やかな雰囲気が広がっていた。従業員は談笑をし、明やカトカたちへの注目もなくなった。気が緩み過ぎではとも思うが、今までの心細さを考えると致し方ないことであるとも感じる。カトカだって、同じ状況ならきっとそうしていただろう。
それに、今なら訊き難いことも訊ねられる。中央の机からこっそりと席を立ったカトカと十兵衛は、同じく隅の方へ寄った明に声を落として話す。
「…増渡さんは、本当に亡くなっていたのですか?」
「…はい。死体の状態が酷いので、正確な確認は取れていませんが…」
「酷い…?」
「………えぇ。燃やされたような…焼かれたような。顔の判別だって出来ないくらいです」
「…焼かれた…ですか」
「そんな死に方、普通では有り得ません。ですから、…私は、参加している魔術師か、そのサーヴァントの誰かが増渡を殺.したと睨んでいます。他の者には伏せていますが…」
確かに、人を焼き殺.すなんていうのは一般人のできる芸当ではない。明の考えは尤もだ。
カトカは生まれてこの方変換魔術以外に系統だった魔術を習得してはいない。そのため、人体を焼くのにどれほどの技量が必要なのかは推し量れない。だが、焼き殺.すなどと言う行為には殺意と言うものを感じる。主催者という立場を邪魔に思った人物の犯行だろうか。>>783
「ご遺体は…」
「…そのままにしておくわけにもいきませんので、今は他の部屋に安置しております」
「…そうですか…」
「…私は、オルロイ様が増渡を殺したとは思っていません。ですから言わせていただきますが…あまり、見るべきものではありません」
「わかりました。…では、今は誰が居ないのですか?…紺瀬さんは?」
「紺瀬は、まだ見かけておりません。昨夜は三文たちと同じ部屋にいたという話なのですが…朝には、居なくなっていた、と。あと居ないのは…フロントの荒無と、田津方と…それに…」
「それに?」
「…義妹の、志歩も、見かけておりません…」
志歩について話す時の明の顔はより辛そうであった。この状況下で見かけていないというのはそれだけで生死に関わる問題だ。明の心情を慮ると、何と声をかければ良いかわからなくなる。
明はそれに気づいたのか、力なく笑って、
「……まぁ。誰か、他の魔術師の方に助けてもらっていれば良いのですが、ね」
そう言った。それがまた何だかいたたまれなくてカトカが押し黙っていると、従業員が明を呼んだ。
「失礼します」と言ってそちらへ向かう明の背中を眺めて十兵衛の方へ視線を遣ると、十兵衛も同じように明の方を、カトカとは違っていたく真剣に、眉根を顰めて見つめていた。>>784
◇???────4階西館
腕が痛い。腕が痛む。腕より先は、何もない。
毟られたようにして、上腕より下、肘はなくなってしまっている。そこにあったはずの令呪は当然消え失せている。
壁に寄りかかり、尽きることのない痛みと口の端から漏れる息を必死になって押し殺.す。そうでなければ殺される。もう自分ではアレは制御しきれない。
どうしてこうなった?どうしたらいい?身じろぎ一つせず思考をめぐらす。めぐりはとても良いとは言えない。絶え間なく聞こえる破壊音と多量の出血が纏まりそうな思考を容易く潰していく。
それでも、月はそんな己のことなど露とも知らず照り輝いている。白い月影は、赤黒い腕の傷跡を生々しく映えさせ、それが自分の現状と言うものを馬鹿みたいにはっきりと示している。
静けさは、眼閉じれば祈りとなる────などと詠ったのは誰であったか。今は決して静かではないが、自分の心は今に至っては静けさに覆われている。今眼を閉じれば、それは祈りとなるのだろうか。
────誰の?それはいったい、誰のための?生きたいのに?
そんな問いかけを空しくも最期に、意識は瓦礫に埋もれていった。>>789
動くな!属性過多警察だ!(おまいう)うわあああfalling moonももっと頑張ろうぜえええ更新しろおおおお
>>787
一体誰なんでしょうね…令呪奪うのはアサシンの特権となるのか…?ホテルの朝食って美味しいですよね!ホテル行きたい!(我欲)
>>788
ふふふ…深夜に朝食の飯テロをするのはたまんねえぜ…!
よくあるトリックですよね。応用が多岐に渡るので、そのどれかなのか…
>>791
「壊した」か「壊れた」か、これも重要そうですよねー(他人行儀)
まだまだ、不穏度はこんなもんじゃない…はず…
>>792
何気に冷静になって他の人と交流できた初めての場面ですからね。追々増えていったらいいな…
>>793
そう言ってくださると嬉しい…モチベ上がる…
令呪奪われたマスター(?)は聖杯戦争では非力…!あまりにも非力…!
>>796
クローズドにはラフムくんが好みそうな要素もあるもんね…でもラフムくんは私許さないよ(強化解除絶許)アハト爺の詳細な設定を知って、『聖杯惑星』における冬木聖杯戦争終焉後のドサクサに関する設定とアハト爺の去就をちょっと変更するハメに。
黒幕は変わらんけど。>>803
でもレージュさんは鯨憑きページにNGを設定してらっしゃいますし、そこに外れなければ別に大丈夫そうじゃないですか?気になるならレージュさんと相談してみたり>>802
レージュさんに直接色々聞いてみた方がいいかもしれません。>>806
んー…そこまで違うものになってるなら鯨憑きとは別物として作った方が楽かなぁと思います
鯨っぽさが欲しいなら鯨に似た幻想種の骨を使ったとかでもいいでしょうし>>802
≪創作に関するNG≫
憑き物というのは、荒神とか良くないモノなイメージを持っているので、「完全に従順な使い魔/善良で人間の友なる存在」にはしないで欲しい。
(人間側が力づくで完全に制御している/善の為に使う/都合よく友だと認識している、鯨側が偶然その人間を気にいったがそれ以外の人間は餌同然、とかは全然あり)
以上がNGでして……木伽さんの鯨は、パッと見セーフではないかなあと感じました~最近皆さんが投下したキャラのIFを見て思った事
「もしかして、私のキャラにはIF度合いが足りないのでは?特に黒野」
という訳で、試しに「もしも黒野が魔術師の家系に生まれてたら」的なIF設定考えてみたんですが今上げてもよろしいでしょうか?いよっし決めた!
悪竜現象によって竜の姿になるのはニーズヘッグの竜の因子が原因の一つ、ということにすれば竜属性とfgoのエネミー版ファヴニールの「ニーブルヘイム」が回収できる…!
罪深いけどオリ設定を生やすぞ生やすぞ~!>>812
【魔術・特殊技能・特性など】
・黒絶魔術
こくぜつまじゅつ。全てを拒み、排撃する事に特化した攻防一体の魔術。
術式発動中は展開部位が黒く染まり、さながら全身タイツか黒ペンキで塗りたくったような姿になる
元々は陰陽道における結界術から派生・分岐した魔術であり、西洋魔術や修験道等他の流派を取り込んだ結果、最早各々の原形を留めない有り様になっている。
術式の効果は、自分と自分が持つ物に触れる・干渉しようとする物事への反発。例えば術式展開中の彼を殴ったり斬りつけたりすれば、殴ったor斬りつけた側が弾き飛ばされ、そのダメージは衝撃も含めて黒野には通らない。
銃弾などの飛び道具に対しても有効であり、集中すれば狙撃ライフルレベルの銃弾さえ逸らせる程。勿論ガンド等の魔術的呪詛・攻撃にも有効。
また、この術式を纏ったまま攻撃した場合、術式による反発効果もそのまま重なって威力の底上げにつながる。打撃であれ斬撃であれ、銃撃だろうと作用する為、見かけ以上の破壊力を齎せるというメリットもある。
ただし魔術である以上、当然魔力供給が滞れば強度も下がり展開もままならない。また、一度発動すれば永続するという訳でもなく、どんな攻撃であっても被弾すればその度に少しずつ術の強度は下がっていく。限界に達するとそれまでの反動が丸ごと襲い掛かり、場合によっては最悪そのまま死亡する事も。
余談ではあるが、この術は他人にはかける事ができない。彼の魔術特性が作用しているのか、あるいは別の要因か。いずれにせよこの術が守るのは完全に黒野一人となっている。それこそ悪霊を集める幽霊船……みたいなのだったら荒神とは違った人間に良いモノではない不気味さが出てそれっぽいかも知れないかなぁって思いましたね
>>813
【外見・容姿の詳細など】
仏頂面を張り付けてる青年。
衣服の下には、大小様々な古傷が残る引き締まった肉体が隠されている。
イメージカラー:錆びついた黒
特技:水切り
好きなもの:孤独、銃火器
苦手なもの:友情、愛情
天敵:ジル・セレナード
願い:『普通』の自分になりたい
【一人称】俺 【二人称】お前、あんた 【三人称】あいつ、そいつ
台詞例
「黒野双介、よろしく頼む。まあ覚えようが覚えまいがどうでもいいけどな」
「神秘なんぞク.ソくらえだ。こいつのせいで俺が今までどんなに苦労してきたと思う? 人間、普通に生きて普通に死ぬのが一番だよ」
「今時魔術だの根源だの流行んねえよ、馬鹿馬鹿しい。とっとと廃れとけば良かったのに、テメエみたいに未練がましく執着するからこういう破滅(コト)になるんだ」>>815
「……おい誰だ、今俺の事を『ブラックタイガー』とか言った奴。怒らねえから大人しく出て来い? ちょっと、魔術を込めた拳で殴り飛ばすだけだからよ」
「ああ畜生、あんなイカれた先公の関係者に近寄るんじゃなかった……。今度会ったら絶対ぶっ飛ばしてやる、あの野球ヤロウ……」
「俺の母親は、俺を産んだせいで亡くなった。その時点で俺のやるべき事は決まっていたし、誰が相手だろうとこの負債(まじゅつ)を継承させる気はねえよ」
【来歴】
古くより続く魔術師の家系、黒野家の長男。家の歴史は平安後期~鎌倉前期の辺りまで遡り、都で陰陽師の一員として活動していた所に端を発するとされている。
かつて陰陽師の一族に属する者であった彼の先祖――つまり初代黒野は、お世辞にも優れた術者とは言い難かった。最低限の才能こそ持ち合わせたものの、結界の強度も維持時間もお粗末としか言えないレベル。最初こそ両親や周囲の人間もそれなりに目をかけたものの、改善の兆しが見えないと知るや皆彼から遠ざかっていった。
一族内で明確に除け者扱いされながら、それでも修行に明け暮れてた彼だったが――ある出来事を境に、彼と彼の子孫にまつわる運命は動き出す。
それは、任務で同行したとある武士との語らいだった。
「ふむ。張れる結界も貧弱で、維持できる時間もたかが知れたもの、と。それは確かに、難儀であろうな」
「いっその事、お主自身に結界を張って戦った方がマシではないか? 使えぬ術の才を磨いても仕方あるまい」
「物事とは考えようだ。お主が今固執しているものが使えぬと分かっているのであれば、早々に見切りをつけ別の道を探った方が良かろう。その方がいっそお主にとって為になるというものよ」>>816
助言というには正直適当で、内容もさしたる根拠を持たないありふれたもの。
だが――実を結ばない鍛錬に倦み、力を得る事に手段を択ばなくなりつつあった初代黒野にとって、その言葉はむしろ福音にさえ感じられた。
そのやり取りを境に、彼は今までの鍛錬を破棄。武士の助言を基に、彼自身に結界を通す――言うなれば強化魔術のようなものに方向性を変え、昼夜を問わず没頭し続けた。
一族の者は、「ついに絶望のあまり狂したか」といよいよ見限り、追放を言い渡したがそれすらも気に留めていなかった。
自らの研究を抱え、都を去り、人里離れた土地で研究と鍛錬を積み重ね――やがて、彼自身は故郷より遠く離れた坂東の地で息絶えた。
だが、彼の死後も研究は終わらない。流れ着いた土地で子孫を為し、現在で言う魔術基盤を作り上げ、本家が滅び絶えてなお、黒野の一族はその術式を受け継ぎ続けてきた。
そして――その成果は、ついに実を結ぶ事となる。すなわち、黒野双介という人物の誕生によって。
かつて、初代黒野が望み欲した理想の果て。
『自らを一つの結界と見なし、あらゆる脅威を拒み排撃する守護の化身』
それが初代黒野が目指した夢であり、今の子孫――黒野双介が忌み嫌う魔術『黒絶魔術』の正体である。>>817
【性格】
不愛想・不機嫌・不器用の三拍子が揃った気難し屋。
幼少期における魔術の暴発と、それによる親友の負傷。さらに後述の母親の死の原因もあって自身の魔術を嫌悪しており、一日でも早く捨てられないものかと考えている。
顔面には常に仏頂面が張り付いてるものの、特段他人に対して害意・悪意を抱いているという訳でもなく、むしろ他人に対しては可能な限り気遣うタイプ。
不愛想な態度も不機嫌な様も「自分の魔術がいつまた暴発するか」という恐怖と警戒心の表れであり、彼自身もそんな自分の弱さに嫌気が指している程。
他の魔術師・魔術使いに対しては「希望もないのに根源目指すとか馬鹿じゃねえの」「人目につきやすい異能を堂々と行使するとかアホじゃねえの」と極めて冷淡。彼からしてみれば魔術に関わる者は『自分から真っ当に生きる道を捨てた狂人・愚か者』でしかなく、率先して潰しにかかる事はないが関わり合いになりたくもないと思っている。
……が、彼自身の不器用さが齎す故か。結局いつも肝心なところで他人を見捨てられない性質故に、そういった魔術師らしからぬ魔術師と関わりを持ってしまう傾向がある。>>818
ちなみに異名である『ブラックタイガー』とは、そんな魔術師の一人と知り合った際に名付けられたもの。
『攻撃と防御が一体化した術式ですか! 極東には珍しい魔術もあるんですね!』
『でもなんか、そうやって防御を固めながら相手をじわじわ追い詰めるのって昔の戦争に出てきた重戦車みたいだ……』
『そうだ! 黒野さんの異名、ブラックタイガーなんてのはどうです!? 独ソ戦だったかで活躍した、ドイツ重戦車から採ってみたんですけど!』
当然ながら黒野は拒否った。誰が黒エビだ誰が。
が、何だかんだどういう訳か広まってしまい、後々心の底から激怒する羽目になったのは別の話。
【行動規範・行動方針】
『自らの魔術回路・刻印を完全に失くす事』が彼にとって最大の生きる目的。
自殺.するのが一番手っ取り早いと彼自身自覚もしているが、流石にそれを実行する程人生に絶望も狂気に走ってもいない。その為専ら腕のいい魔術刻印摘出者がいないか、あるいはそれを為せる奇跡を探し求めている。
仮に見つからなかった場合、結婚も子作りも成す事なく一人で人生を終える予定。……そうまでして止めたい理由は、自分の代で魔術を完全に終わらせる、という決意もあるが、それ以上に彼の母親の死が関係している。
黒野双介の母親は、双介を生んで数日と経たず死亡した。出産時の負担が影響して、と周囲には見なされているが、実際は異なる。>>819
黒野の母親は――もっと言えば、黒野家の妻は代々後継ぎの出産と同時に、あるいは程なくして死亡する傾向にあった。
黒絶魔術という他への拒絶・排撃に特化した魔術回路・刻印を継承させる子種故か、あるいは研究過程で交わしたとされる悪魔との契約故か。とにかく黒野家の妻で出産後も長生きできた女性は一人もいなかった。
双介自身、幼い頃に母親がいない事を父親に問いかけた際知っており、そしてその事実こそが黒野家そのものに引導を渡すべきだと決意させた。
他者とまともに手をつなぐ事もできず、肉親にさえ害を為す悪魔の術式。そんなものを律義に受け継いできた一族の愚かさと、平然とその列に並ぶ父親に、幼少期の彼は決定的な嫌悪感を抱いた。
そして十八歳。高校を卒業し、いよいよ本格的に家を継ぐ段階を迎えたその日。彼は生まれて初めて父親に叛逆した。
すなわち、父親から魔術刻印と魔術の全てを引き継いだ上での出奔。自らに全てを明け渡した父親が、今まで拒んできた負債全ての応報を受けるかのように事切れたのを見届けると、彼は実家の全てを引き払い、さらに研究の全てを焼却し旅立った。
それ以後、彼は己が魔術を完全に滅ぼす術を探している。魔術師でありながら己が家計の積み重ね全てに引導を渡す。その矛盾を狂気と見なされながら、今もなお。
奇しくもその姿は、かつて本家から放逐された初代黒野のそれに似ていたという。
【参戦理由】
自らの魔術回路の完全消去。>>826
オリジナル黒野が一般人でありながら非日常(=神秘)に惹かれる側の存在であるとすれば、魔術師黒野は神秘側の存在でありつつも普通(日常)を望むという対比になってます
起源設定はアレです、黒野を作った当時はまだそこまで細かく設定とかしてなかった頃だったので…鯨憑きレギュレーション周りで思ったのは無機物に取り憑くのはありなのかなぁって……
付喪神っていうか曰く付き物件というか……「 」家(家系)ではなく「 」家(建築物)に憑くタイプの鯨>>833
後れ馳せながらハッピーバースデー・トゥ・ユー。>>833
後お誕生日おめでとうございます!選定の杖、『原罪(メロダック)』を原典とする選定の剣……うむむむ
>>833
えっ、一日遅れで誕生日おめでとうございます~!そうそう、思い立ってユージーンのキャラ設定を細かく書き直したのですがもう夜遅いので明日投稿します。ではおやすみなさい。
【氏名】ユージーン・バックヤード
【性別】男性
【年齢】19歳
【出身】日本(京都)
【身長・体重】180cm・78kg
【肌色】白【髪色】金【瞳色】緑
【令呪の位置】右手
【属性】中立・善
【魔術系統】視覚魔術
【魔術属性】風
【魔術特性】文章を読み込む
【魔術回路】質:B++ 量:B++ 編成:正常、一族の魔眼起動時+が適用
【魔術回路を起動するイメージ】ピントを合わせる
【起源】暴く
【所属】無し>>846
【魔術・特殊技能・特性など】
・視覚魔術
見えているもの、ヒトの視覚に対して『それは本当にそのような色をしているのか?光の反射でそう見えているだけではないのか?』という哲学から派生した魔術。霊視や透視など目に関する魔術が使える、魔眼を擬似的に再現する魔術。
実は魔眼研究の片手間に「一応魔術師なんだからそれっぽい魔術使えるようにしよう」という程度の理由で作られた。
・読心の魔眼
ユージーンが持つ生来の魔眼。ランクは黄金。
相手の心が本の形で見えてそれを読むことで相手の考えや記憶、深層心理まで読むことが出来る。
本の装丁や書いてある文字などから大まかな人となりを知ることが出来、例えば魔術的に弄られた者の精神などは一目で分かる。
【礼装・装備など】
・魔眼保管用アタッシュケース
歴代バックヤード家の魔術師の魔眼を保管している入れ物の携帯版。魔眼はユージーンの両親のを足してちょうど100個になった。ユージーンの目とリンクさせて様々な魔眼を使ったり魔力炉として使うことが出来る。ただし100個全て起動すると負担が大きく長時間の使用は出来ない。
実は持ち歩かなくても祖父母の代までの魔眼は使える。
・眼鏡
特に魔眼殺しとかではない普通の眼鏡。目に埃等が入りにくくする保護眼鏡としてかけている伊達眼鏡。>>847
【一族の魔眼】
・未来視の魔眼
ユージーンの父、アルフレドの魔眼。見た者の未来がその者の日記形式で読める。予測の未来視に分類され未来が変動すると日記の内容も変わる。ランクは黄金。
・魂識の魔眼
ユージーンの母の魔眼。見た者の魂を見ることが出来る。魂の色や形でその人物の本質を見抜くことが出来る。魂に干渉する魔術と組み合わせることで効果を上げる力も持つ。ランクは宝石。
・硬直の魔眼
ユージーンの祖父の魔眼。見た者の筋肉を強ばらせ硬直させる。筋力が強いもの程拘束力が増す。ランクは通常のノウブルカラー。
・伝達の魔眼
ユージーンの祖母の魔眼。見た者に自分の意思や声を伝えることが出来る。他の魔眼と組み合わせることで目を見なければ発動しない魅了や支配を目を見なくても発動出来る。ランクは黄金。
・その他魔眼
前述のアタッシュケースを持っている際にしか使えない上に基本的に魔力炉として使う。リレーなどでその他の魔眼を使う際は事前に相談します。>>848
【外見・容姿の詳細など】
金髪につり目がちな緑目、スクエアメガネが特徴。
【人物像】
気さくでノリがいい性格。────というのは対外的な仮面で基本的に人間嫌い。理由は人の心が読めるため嘘や建前、誤魔化しが効かずそれらを気持ち悪いと思っているため。
曰く「飲み水に混ざった埃やウイルスが見えるようなもの」「カルキ臭のする水で作ったスープみたいな感じ」であり嫌だけどそれらが出来るだけ無いように振舞ってくれる家族や友人は例外でそれらに対しては気さくだが本音をズケズケと言い開けっぴろげに振る舞う。
性格は悪い部類で嘘つきを嫌っているくせに自分は平気で嘘をつく。これは人間ってそういうもんだろ?という当てこすりであり相手が嘘をつかず真っ直ぐぶつかって来た場合はこちらも真っ直ぐ返す律儀さはある。そして結構チョロい。
善にしろ悪にしろ何か一つのことに対して真っ直ぐに立ち向かう姿勢を良しとしそういった人物を見ると応援する。なので主人公の相棒にもなれるし悪の手先にもなる可能性もある。
起源の『暴く』を自覚しておりそれを利用して読心の魔眼で読み解ける情報が増えている。反面相手の秘密を見ると暴きたくなる性分であり例え相手の地雷であろうと相手が逆上して襲ってこないか未来視でクリアリングしてから爆発させようとする。
虫が大の苦手で家にGが出た時は一目散に逃げるし百足が出たらへっぴり腰で箒で掃き出す。虫嫌いな理由は虫の心が読めず例えるなら普通の人がエイリアンを気持ち悪いと思うような感じでユージーン目線では虫が理解不能な怪物に見えている。
なお大鳳京介の使い魔の虫に心が読めるものがいるがそれはそれで余計に気持ち悪くなるという。
フィジカル面で言うと非常に貧弱。強化魔術を使用しないと平均的な一般人にすら負ける上に強化魔術を使用しても鍛えた一般人に負けるレベル。
これはバックヤード家の人間が数代に一度近親婚を繰り返してきたことによる血の濃縮と産まれる前に魔眼を持って生まれるように調整が施されること、家の歴史の割に少ない魔術刻印などが原因である。>>849
イメージカラー:金と緑
特技:好感度チェック
好きなもの:抹茶味のお菓子、友人と遊ぶこと、人の秘密を暴くこと
苦手なもの:粉塵や強い光等の目に悪いもの、嘘つき、虫
天敵:目に悪影響を与える敵、虫使い
願い:特に無し、強いて言うなら金
【一人称】俺 【二人称】お前、あんた 【三人称】あいつ
台詞例
「おっす、遊びに来たぜ」
「ハッ!褒め言葉として受け取っておくぜ」
「俺にとっちゃそんなことク.ソ程どうでもいいんだわマジで」
「どいつもこいつも嘘つきばっかり。胸ク.ソ悪りぃ」
「馬っ鹿優人お前!ボーッと歩いてんじゃねぇよ!危ねぇだろ!」
「ほら、俺とお前ってスツーカらしいし?振り回されるのには慣れてるっての。…ハッ、ツーカーくらいは覚えたのかよ」
「ハッ!言ってなかったか?俺は“俺自身を含む”嘘をつく人間が大嫌いだ。勉強になったろ、上辺だけで人の言葉を信じると馬鹿を見るってな!」>>850
【来歴】
バックヤード家の長男として生まれ魔術や魔眼の制御を教わりながら医学の道に進む。
高校時代一切嘘をつかない人間、日向優人と出会い「優人はユージンとも読めるからユージーンとは友人になれる」と臆面も無く絡んでくる優人に最初は馬鹿じゃねーのと思っていたが段々絆されていき最終的に愛すべき馬鹿と思うようになり親友となる。
現在医大生。親友の優人もまた自分が付きっきりで勉強を教えて同じ大学に合格している。
大鳳京介とは魔眼について相談に来たことが切っ掛けで知り合った魔術師としての友人。頻繁に遊びに行くことから結構気に入っている様子。
彼の妹である大鳳飛鳥についてはなんとなく知っており高位の魔眼持ちだからと狙っているが京介に妹さんをくださいと言うのが怖いので半ば諦めている。
一族の魔眼を継承した際に魔眼に宿った先祖の残留思念を読み、先祖がどのような思いで自分たちに眼を託したのかを知り一族の魔眼を幾つも潰した叔父に対する殺意に目覚めた。
【役どころ・コンセプトなど】
主人公の友人キャラとして作ったけどラスボスの参謀も出来るキャラになった。
魂識の魔眼で魂[ほんしつ]を見抜き、読心の魔眼で心[ひととなり]を知り、未来視の魔眼で未来[みのあんぜん]を確認し、もしもの時は硬直の魔眼で動きを止められるという対人交渉において絶対的な優位性を持つが暴きたがりな性格が災いして良好な関係を築けるかは賭け。>>842
クッチー「くっ、俺ならそんな光景を演出できる可能性があるのに、別世界だから無理だ!」
あくまでIFなのでクッチーの同僚な闇黒野くんに黒絶魔術を習得させるのも厳しいでしょうしね。一応「先祖が魔術師だったけど失伝してたよ!」ならアリかもですが、そういう感じじゃないでしょうし。
>>852
クッチー「ねぇ京介くん。君の友人にユージーン・バックヤードっているじゃん?あ、洒落みたいだなコレ。まいいや。人の心だかを読めてそれらがキモいからつまり人嫌いな訳でしょ。なんで魔眼殺しの眼鏡とか使ったりしないの?見るのが嫌なら、見たい時だけ見ればいいのに。まぁもしかしたら『癖になってんだ、ヒトの心見て生きるの』って感じなのかもだけどさ。……因みにコレって禁句?」
どちらにもクッチー適応できそうだったのでなんとなく。ユージーンくんは魔術や魔眼に攻性、防性のモノがないので、純粋一般魔術師って感じがしますね。>>853
京介「以前俺も同じ質問をしたことがある。その時のあいつの答えは「俺が心を読むのを止めたら人は嘘をつかなくなるのか?」だ。思うに心が読めてしまう分読めなくなると疑心暗鬼に陥ってしまうのだろう」
例えば足元に罠があるとしてそれを知らなければ何も心配せずに歩けるし知ってても罠の場所が分かればそれを避けて進める。でも罠があると分かっててもどこにあるか分からなかったら怖くて進めない。みたいな。
なんだかんだでユージーンも魔眼が無かったらまともに生きていけない魔眼に囚われてるというやつです。
一応一族の魔眼を持ってる時なら何かしら攻撃手段はあるでしょうが手ぶらの時は対人コミュ特化な感じですね。硬直の魔眼は『あくまで筋肉を強ばらせているので操り人形等の外部から動かしているものは止められない』とかの弱点もありますし。すいません
唐突すぎますが洛陽で早く見せたい所出来たので投下します。
2節前後編のつもりが4話構成になってて草生える第2節 黄魔襲来−3
槍使いが激しく穂先をぶつけ合い、火花が散る。百合の突き合いにも及ぶ戦いを繰り広げながら、双方不敵に笑う。
三国と◼️◼️の猛将。互いに相手にとって不足は無かった。
「はァァッ!!」
槍を合わせながら趙雲は思考を巡らせる。
(この女騎士、恐らく力量の差は大きくない。だが、どこか底が知れん。何か奥の手を隠してる手合いだろうか?…ならば、奥の手を使われる前に倒して敵将を削るのみだ!!)
柄がぶつかり火花が散り、双方後ろに下がる。
「良いわね、貴方。練度がそこらの並の将じゃない。それも、幾度の死線を超えてきた顔をしてる。そういう子は…完膚なきまでに叩きのめしたくなっちゃうわ!!」
槍が趙雲の顔面に突進する。趙雲はそれをいなすが、躱した瞬間、砂煙と共に視界に二本の指が近付く。
(目潰し…今しかない!!)
手の内を刹那に考えた瞬間目を瞑り、直感で槍を避ける。
目を開き、槍に力を込める。同時に槍に緑の紋様が輝き出した。
「ここで仕留める!!」>>857
「…ッ!!」
横へ飛び退いた刹那に、さっきまでいた所に稲妻の如き斬撃が落ちる。
徒手空拳と化した武人が目にしたのは、生前戦った将とは根本的に「違う」、魔の如き威迫を出す男。
「…あらぁ、槍を奪ったんだから、宝具で壊そうと思ったのに。空気読まないわねぇバーサーカー。」
バーサーカー、と呼ばれたその男はニヤリと笑う。
「いや、本当に旨そうな男だと思って、我慢できなかっただけよ。中華の将の肉は食った事がなくてな。お前さんも食いたくねぇか?」
「…私は遠慮しておくわね。流石に人を喰らう、なんて真似は嫌よ?」
「…ッ。」
人域を逸した会話に、目の前にいた男は何か、恐ろしい物を感じざるにはえなかった。>>858
「…と、そこの風を纏いし猛将サン。まだやるかい?」
(…槍を奪われて2騎が相手か。些かまずいが…それより、女騎士もそうだが…あの男の気は…何だ…!?)
「まあいい…アサシン、やるぞ。白兵戦の要は早めに潰すに限る。」
「了解。それじゃ、槍兵サン…殺しちゃうから、精々足掻きなさい!!」
(…冷静に考えろ。マスターの方に戻るか?だが、槍を取り返さなければ…)
その瞬間、彼に2騎が襲い掛かる。
「…やるしかない。」
趙雲は、腰に巻いていた剣を引こうとする。
「!!」
『…!!…殲滅しろ!!…』
『…様…斗様を…』
『…俺は…けない…!!』
その時、彼の頭に過った記憶。
山の中で、数百倍もの敵陣の中を死物狂いで駆けた記憶。
…この剣を得た代わりに、護るべき物の一つを失った記憶。>>859
そして、更に過ったもう一つの記憶。
『…私は、弱いなぁ。』
「…劉備殿……俺は…」
彼は、力無く零す。
激しい雷の一撃が、草原に閃光を放った。あと趙雲と青紅剣少し絶対変更というか追加しました
まあネタバレになるので公開は後ほどという事で…洛陽では隠れてた俺作の鯖の一面を出しまくろうと思ってます
特に趙雲は今までとは違う一面見れると思います
洛陽完結したら好きになってくれるかな…>>866
いや、俺の説明不足でした
申し訳ない…>>868
すいません
気をつけます…
自分のエミュがガバガバすぎるな…>>843
ヴィオランテから見て、魔術師黒野の生き方がどんな風に見えるのかは興味ありますね
自分が生まれたせいで母親を失い、それを良しと見なした父親を蔑み、一族全ての努力を無為にするべく生きる漢の姿を見てどう思うのか…
>>844
うーん…思いついたはいいのですが、兼ね合いとかが厄介そうなんですよね
魔術師なのでこれで堂々とクリプター枠にも使えるし、聖杯戦争にも参加できるという便利ポジなんですが
とりあえず本気で登録するなら礼装とかも考えなきゃですので、今の所は保留といった感じ
>>852
こうして見るとほんとに『魔眼』と深いつながりがある一族だなぁと
虫嫌いの設定がギャグっぽく見えて、本人なりにガチの恐怖の対象という所が奥深いです
>>861
趙雲の運命やいかに…
>>868
IF黒野の方が単に人生が狂った程度のキャラだったので、より深くIF(もしも)を想定して作り上げました
昔の頃にこれを思いついていれば…というのは今更ですねついでにもう一つ
レージュさんいますか?
昨日言ってた、セイバー長恵が完成したので投稿したいのですが人外みを表現するために人骨あしらうってことに矛盾を自覚した今朝方
>>799
クローズド聖杯戦争って見かけたことね〜!ってなって折角だから書いてみました。その代わり行動がめっちゃ制限されるから厳しい…
>>800
カトカ視点には今は安心感を持たせたいな…と。???さんは…うん…()
>>821
おぉ…!なんというか、「拒絶」が表れてますね…日常に生まれれば日常を拒み、魔術師に生まれれば魔術を拒み…黒絶魔術は適していると言えるのがなんとも言えないですね…
黒江さんと絡みがあるのかな?と今からちょっと期待してたりします
>>852
虫が大の苦手っていうの…なんか、斉木楠雄を思い出しますね。目に悪影響を与えるってなると太陽光を扱う敵とかが天敵になりそう…グラサンで遮れるかな…
>>861
実力者同士の戦いは堅実だけど華があって、見ていて良いものがありますね…大獄丸さんも登場してきてわからなくなってきた…
そして最後の追憶シーンは気になる内容でしたね…自分中国史知識ZEROなんで全く見当が付かず楽しみです…!>>873
黒絶魔術はまあ、言ってしまえば初代から受け継ぎ続けた呪いというか妄執と言いますか…
もうとっくに始まりである初代は亡くなってるのに、代々受け継ぎ続けてきた結果が双介という
ちなみに黒江とのつながりは現時点で未定。仮に出くわすことになったら、それはもう酷い事になるでしょう。周囲も含めて>>861
趙雲…あの時剣を抜けていれば…。となるんじゃないかとドキドキしてます。
>>868
そもそも魔術師は研究者であって物理を鍛えるのは一部のゴリラがやってりゃいいんだよ!とはユージーン談。なお友人の一人(恋姉)にメスゴリラ発言をしてアイアンクローで持ち上げられたことがあるとかなんとか。
美しきハイエナは人の魔術資産を奪おうとするのが魔眼として形で残ってる物に向いたらヤバそうですね。
>>870
3000年魔眼の研究に没頭してきたうちの最古の歴史を誇る魔術師ですので!
多分ウェールズの森の芋虫妖精とか見たら限界を超えた速度で逃げるやつですね。なまじ心が読めてしまう分余計に不気味というか。
>>872
京介「そもそも魔眼自体メリットよりデメリットが大きいものが多いからな」
歪んだのは人生じゃなくて性格なんだよなぁ。更に言えば優人に出会って全く嘘をつかない清流を知ってしまったから余計に混ざり物が我慢出来なくなってしまった。
>>873
ユージーンの設定の中に斉木楠雄が混ざってることは否定しません。実は目フェチな理由も斉木楠雄に近かったり。
日光とかあとは魔眼に対して直接カウンターかませるタイプとかですね。例えばリンクくんちゃんは対象との繋がりを辿って呪いを飛ばせるので魔眼でなにか仕掛けてきた時はカウンターでムスカみたいに出来る。メガーメガー>>877
大丈夫です
曇らせ度はそこまで高くないと思うんで…(フラグとかじゃなくてガチ)
平安京みたいなスッキリした感じ目指してやってる所はあるので多分そこまで暗くはならない筈>>882
【クラス別スキル】
・対魔力:D
魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。
なお、魔力によって強化された武器や、魔術によって作られた武器による物理的な攻撃は効果の対象外。
Dランクでは、一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
・騎乗:B
乗り物を乗りこなす能力。騎乗の才能。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
また、英霊の生前には存在しなかった未知の乗り物(例えば古い時代の英雄にとっては見たことも無いはずの、機械仕掛けの車両、果ては飛行機)すらも直感によって自在に乗りこなせる。
Bランクでは大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。>>883
【固有スキル】
・心眼(真):B
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。
逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
アサシンクラスでは霊基の未熟さ故に偽りのものでしかなかったが、剣士として大成した彼は真の意味で心眼を有する。
・武の求道:B
地位も名誉も富も女も無視して、ただ一心に武を磨いた者たちに付与されるスキルの一つ。
セイバークラスで召喚された彼の場合、抜刀時のみならず素手での格闘時にもある程度バフが追加され、また精神攻撃に対する耐性もある程度獲得する
・タイ捨流:A
丸目長恵自身が編み出し、立ち上げたとされる兵法・タイ捨流。
「体・待・対・太」など様々な意味を持つとされる「タイ捨」という名は、剣術のみにこだわらない彼の兵法そのものを反映したものであり、事実剣術においては異端とも言える体術の導入や多様な地形を想定した立ち回りに現れている。
具体的な内容は、地形変動による敏捷・幸運ステータスへの影響無効と槍術・薙刀術・馬術・忍術・手裏剣といった様々な武術。
その他芸ぶりはアサシンクラスの長恵をして、「俺より間者らしい事やってんじゃねえか…」と言わしめる程。>>884
【宝具】
『活人剣太刀(しなさずのけん)』
ランク:B 種別:対人秘剣 レンジ:1 最大捕捉:1人
セイバー・丸目長恵が有する宝具にして、その真骨頂。
レンジ・最大捕捉共に1という極端な数値だがそれも当然。この秘剣が貫くのは他ならぬ己自身、あるいは振るうと決めた相手のみであり――また、一度きりしか使えない文字通りのとっておきでもある。
その効果は、貫いた相手の完全治癒と大幅な霊基ブースト。つまり完全な回復&強化宝具である。
「この剣は人を殺さず、また死なさず。ただ生かし、極限まで活かす為にこそ振るわれる」
長恵自身がそう語る通り、この宝具によって貫かれた相手はあらゆる負傷・損傷から甦り、限界を超えた駆動すら可能とする。
ただしあくまでも効果は一時的なもの。ダメージが深ければ深い程、その活動限界も減少し、致命傷を負った時点でこの宝具を振るわれた場合どうあがいてもその時間は最長で3分動ければ上出来というもの。また、霊基への強引な干渉の都合上、軽重問わずこの宝具を振るわれたサーヴァントは効果時間経過後に消滅する。霊基そのものへのダメージである為、治癒手段による延命も無効。
彼がこの宝具を振るう時は、すなわち彼が追い詰められた証であり――同時に、最も必要と認識した時にこそ解き放たれるだろう。
『殺人刀太刀(いかさずのたち)』
ランク:B 種別:対人魔剣 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
アサシンの丸目長恵が有していた宝具にして、『活人剣太刀(しなさずのけん)』
の対に当たるもの。
内容はアサシンクラスのそれと大差ないがアサシンクラスのそれと比べ殺傷力が増しており、また純粋に剣技の技量が上がった事で対処も困難になっている。ランクとレンジも少しではあるが上がっている。
当人曰く、『あの時代を生き抜いた剣士であれば持ち合わせて当然の技量』との事。>>885
【Weapon】
無銘:日本刀
【解説】
戦国時代に相良家に仕えた武士にして、タイ捨流の開祖。
また、アサシンクラスの丸目長恵が年を経て成長した姿でもある。
固有スキルもいくつか変化した他、全体的にステータスが向上しており、老成した事による経験値も備わっている。
アサシン長恵が『若かりし頃の、やんちゃしていた全盛期』だとするならば、こちらは『剣士として、侍として大成した全盛期』と言えるだろう。
タイ捨流を打ち立てた後の彼は、その後天正15年(1587年)に一時距離を置いていた相良家に復帰。以降は剣術指南役として務め上げ、九州一円にその名と流派を広めた。
晩年には徹斎と号し、土地の開墾に携わりながら隠居生活を送ったとされる。
【人物像】
慎み深く、また落ち着きを得た好々爺然とした男性。
粋がる傾向が目立ったアサシンクラスの頃と比べ、物事に飄然と構え、堂々と受け流す度量を持ち合わせるようになった。が、一方で血の気の部分は相変わらずであり、強者と対面したり戦場に立つとアサシンクラス同様熱い一面を垣間見せる事もある。
流派の開祖としてタイ捨流を宣伝・布教する一面もあり、受諾されれば全力をもってこれに応える。ただしそこは戦国の世を生き抜いた男、教育方針は現代のそれと比べかなりスパルタ傾向にある為、受け答えの際は覚悟を決めるべし。
ちなみに余談ではあるが、剣術以外にもかなり多くの文化を嗜んでいる。また、剣術以外にも様々な武芸に精通しており、時と場合によっては剣術に頼らぬ戦い方を見せる事もあるとか。>>886
特技:書道、和歌、舞踊
好きなもの:剣術、鍛錬、教養全般
嫌いなもの:外道、薩摩関係者(嫌いというより苦手なもの。一応己が成長という意味では感謝している)
天敵:上泉信綱
願い:上泉信綱との真剣勝負
【一人称】儂
【二人称】お主、貴様
【三人称】あ奴、そ奴
【セリフ例】
「サーヴァントセイバー、丸目長恵。召喚に応じ参上した。――さて、お主が儂のマスターか?」
「よもや死した後にこれ程の英傑と競り合える日が来ようとは……全く、生前に武を修めておいて正解だわい!」
「暇があれば木刀と筆を持ち、相手に恵まれれば真剣を取る。いくつになってもやめられぬ、男子の性よ」
「ところでマスター、お主タイ捨流に興味はあるかの? もしよければ、儂が手ずから授けたいと思うのじゃが……。えっ、今は良い? そうか……気が変わったら、いつでも言ってくれて構わんのだぞ?」>>887
「師匠……! お会いしとうございました! この丸目、御身に師事を受けながらついぞその名に報いるだけの偉業を為せず面目も……!(上泉信綱に向けて)」
「おい貴様。貴様だそこのザンバラ小僧。なんだその見るからに粗野な成りは、山賊でも迷い込んだかと思うたわ。まったく、そんな成りが過去の己だったかと思うと恥ずかしくて堪らん。ほれ、そこのしみゅれえたぁとやらに来い。またとないこの好機、徹底的に己が不備を叩き直してくれるわ!(丸目長恵・アサシンに向けて)」
【因縁キャラクター】
・上泉信綱:師匠。年をとった後でも尊敬の念は変わらない。今でも生前に再会できなかった事を密かに気にしているつもりだが、当人や周囲からはバレバレである。
・丸目長恵(アサシン):過去の自分。とりあえず出くわしたら思わずはっ倒したくなる程度には黒歴史
【製作者】火村の人ちょっとしたプチ予告、貼ってもよろしい?
>>891
老成する前と後が見えるのは新鮮味ありますよね。李書文はどっちもキレキレなの隠れてませんから。
個人的には対魔力は同じ江戸時代初期頃の剣士である宗矩、武蔵あたりと調整してもよかったと思います。あまり低すぎると低い理由も必要かなと。
あ、義輝の丸目への台詞を下に書いておきます。
役小角の台詞と義輝の台詞を貼ります
役小角の台詞
「おおっと、人麻呂君じゃあないか。へへ……また“お友達”についてのお願いかい? 俺、ちょっと
全国津々浦々修験修行してくるのでさらばだ!ハッハッハ!」(人麻呂へ)
「へえ、ここには俺以外にも爺の姿で召喚された奴らがいるんだな。どいつもこいつも、おっかないねぇ。若く精強無比な肉体でも収まらない何かを得られたのがそのときなんだろうな。俺かい? さあ、どうなんだろうな」(爺サーヴァントへ)
ほう、同郷の刀鍛冶かい。は? 爺だぁ? 村正!なんで俺が爺で、お前だけ若くて可愛いんだ! ズルいぞー」(千子村正へ)
義輝の台詞
「お、蔵人佐がいるか。貴様が興したというタイ捨流兵法とは一度くらいは闘って見るのもいいんじゃないかと私は思うのだがダメか?同じ師匠筋のよしみでなんとか」(丸目長恵へ)>>894
どうぞ~。ではでは投下~
さぁ、冒険にいこう。
右から左へ。西から東へ。地から月へ。
灼けつくような砂漠をこえて。
真っ暗な深海を進みつづけて。
まあるい星を片っ端からふみつけて。
「フッ……そうさ、俺の名は──────!」「もっとも優れた魔術とはなんでしょうか?」「聖槍────開錠ォ!!!」
「ようこそおいで下さいました。我が博物館はあなた方の来訪を歓迎します」「ん~吸血鬼さんがいるから?」
「錬金術の一説において"金"は完全な神を意味し"銀"は不完全な人間を意味する。で、あれば」「黙れこの美少女がァッ!」
知らないものを知りにいこう。
隠れたお宝を見つけにいこう。>>897
「そうだ、俺はリアルにフィクションを求めてる」「なにあれなにあれすっごーーーい!!!」「お前、死霊魔術師だな?」
「ノ・ゾ・キなーんてイケない子たちね? ウチの新人ちゃんにどぉんなご用事?」「…………俺に似た、獣の、人狼の臭いがする」
「『死霊病棟』は一回行ってみたかったんだよね」「もしかしなくてもさ、タチバナって危ないヒト?」「どうも。兄です」
世界を救ったりはしないけど。
英雄なんていないけれど。
「生まれたことは罪で、生きることは罰であるかのように。『生きる』という行為は多くの苦しみを────七難八苦を伴うものだった」
「だからこそおれは言おう。"それでも地球は回っている"と」「ヨモちゃんの『強化』って普通とちょっと違うよね?」
「火とは人類が手にした最初の神話だ」「象牙の塔はやめときなって」「そのための投資でしたので。可能な限り楽しませてくださいよ、ルナ」
それでもいいと思うなら。
思ってくれるのなら、どうか見てほしい。
愚かなばかりでどうしようもない、魔術師たちの冒険を。
『ルナ・アードゥルの冒険旅行記』───いざ、開幕。コソコソ小話
デイヴィくんは第一第三再臨共に重たいもの(碇、籠)を持っていてまだ見ぬ第二再臨にも舵とかを持っている予定だけど、これには「君を絶対に離さない、一緒に沈んで」というデイヴィくん自身の意思と「どう足掻いても上がってこれない」というデイヴィくん(の前身の少年霊)の正体を表していたりもするよ。そりゃ碇や舵や籠から少年が離れられるわけないもんねっていう>>902
めっちゃ考えてくれてる……。嬉しぃ…。>>907
では!
「アルフレッド・ウィンフィールドだ。いい。ロードをつける必要は無い。私は、そんなものになる気は毛頭ないのでね」
【氏名】アルフレッド・ウィンフィールド
【性別】男性
【年齢】29歳
【身長・体重】178cm・62kg
【誕生日】3/12
【血液型】AB
【利き手】右
【出身地】イギリス
【趣味・特技】喫茶店巡り・教鞭を取ること
【好きなもの・嫌いなもの】コーヒー・魔眼
【肌色】白【髪色】マルーン【瞳色】アイピー
【外見・容姿】癖のない茶色の長髪をギブソンタックに結ったスーツ姿の男性。付けている眼鏡は魔眼からの干渉を防ぐ礼装になっている。
【所属・職業】時計塔/現代魔術科・エルメロイ教室→ビュザンティオン学院/伝承科→ビュザンティオン学院/?????・生徒→講師→??
【イメージCV】佐藤拓也さん(002/ジェット・リンク『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』)>>911
【魔術属性】地
【魔術系統】古典的な西洋呪術
【魔術回路】質:B / 量:C / 編成:やや異常(特性『隔離』に特化しつつある)
【決戦の日】魔眼蒐集列車
【魔術・特殊技能・特性など】
古来より『魔眼』を、ひいては見るという行為を魔術として取り扱っていた家系の生まれ。
あらゆるモノを視る究極の魔眼を作り出し、事象の流れを視ることで根源へとたどり着くことをかつては目標にしていた。
魔眼作成時の事故によって両親が事故死した後は方針を180度転換。
あらゆる魔除け・まじない除けを研究することで世界のあらゆるものを跳ね除け、世界の何にも属さないことで世界の裏側へ至ることを目指している……が、講師業が重労働なためかあまり進捗は芳しくない模様。
そもそも、上述の根源到達はあくまでも方便であり、内心では教職として生を全うすることを心に誓っている。
魔術師としてビュザンティオン教室・伝承科の講師を務めている。が出自であるため当初は現代魔術科から打診があったが、やんわりと断ったという。
師と同じく「わかりやすく身につきやすい。古今問わず、化学魔術問わず、有用であれば何であれ活用する」という教育方針を取っている。
ただし、前述の両親を失った経緯から魔眼に関しては苦手意識がある。内弟子でありパートナーでもある少女が魔眼使いであるため全盛期よりはマシになったが、魔眼を目にすると未だに緊張を隠せないでいる。
特注のスーツの内側に無数の礼装(お守りや護符、魔除けと呼ばれるもの)を身につけている。そのためか常に軽度の強化魔術がかかっているようなものであり、華奢な身に反して身体能力は人並み以上。>>912
【人物像】
温和で温厚。常に物腰柔らかく、レディファーストを欠かさない。
絵に描いたような英国紳士……が、それはあくまでも上辺の話。
知的に、聡明に、意識してその様に振る舞おうとしているだけで、本質的には年相応の青年である。
この振る舞いは自身が誰よりも敬意を抱く時計塔のある君主を模倣したものであるとか……余計な口癖まで移っているが、それはご愛嬌である。
時計塔からビュザンティオンに移籍する経緯で元々所属していた教室に対して不義理な行動をしており、不本意とはいえそのことが負い目となっている。
彼が講師という道を進んだのも彼に対する憧れ……と、内弟子のある言葉が大きい。
若くして両親を亡くした天涯孤独の身。刻印も残されていないため、彼には血として受け継いだ魔術回路しか残されていない。その魔術回路すらも、元々の術式はほぼ残っていない。正確には長いこと使用していないため消えつつある。
経歴が経歴のためか繋がりや絆と呼ばれるものを大事にする。それ以上に家族というものを求めている節がある。
仲間を、生徒を、内弟子を―――血を越えた絆で結ばれた今の人間関係を大切にしており、それを傷つけようとする相手に対しては容赦も呵責もない鬼と化す。
自分の価値観を崩そうとする相手を容赦なく殺めることが出来る。
自分の大切な相手を守るためなら、自分の命すらも顧みない。
彼はある意味では誰よりも魔術師らしく、誰よりも魔術師らしくない。
どれだけ本人が否定しても、彼はエルメロイ教室の生徒なのだろう。>>913
【セリフ】
「私はあの教室を裏切った身、その私が現代魔術科に所属するなど不義理この上ない。ただでさえかのロードには泥を塗ってしまっているのです。貴女は彼を泥で窒息死させるおつもりですか?」
「了解した。地獄に堕ちろ、マイ・マスター」
「チェックメイトだ、ミスター。貴方の蒐集した天使のお披露目会と行こう。何も魔術刻印の全てを明け渡せというわけじゃない。私の目当ては貴方の抱える術式のごく一部。ここから生きて帰ることを考えれば、安い出費でしょう?」
「貴様は私の弟子を舐めた。そのツケは取ってもらう」
「その眼を開け。今こそ、君の天使を蒐集する時だ―――!」
「FxxK!!!! また厄介事を持ち込む気か貴様!!!! ……失敬。取り乱した様だ。で? 要件はなんだ?」
【関連人物】
エナ・ウィンフィールド……内弟子、兼、遠縁の親戚……ということになっているサーヴァント。かつて参加した聖杯戦争で契約した相手。
レイラ・バーナッジ……ビュザンティオン学院・現代魔術科の生徒。後にアルフレッドと縁を結ぶことになる相手。
【製作者】ジョーン>>920
なるほど、そういう理由があったんですねぇ……!
オリジナルオーディンが長髪、オリジナルロキはセミショート(で良いのかな)ときているのでオリジナルトールはバランスを取ってショートヘアに~>>908
あ、そう言えば昨日セイバー長恵から剣豪将軍への返信台詞書き忘れてましたね
という訳で、こちら
セイバー長恵「音に聞こえし剣豪将軍様にそう望まれるとは、この長恵余りある光栄に御座います。しみゅれぇたぁの模擬戦であれば、ご存分にどうぞ」
あと長恵の対魔力スキルについて昨日の返事分を追加しました。よろしければご確認下さい
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E4%B8%B8%E7%9B%AE%E9%95%B7%E6%81%B5%EF%BC%88%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%EF%BC%89
>>915
これがMr.ウィンフィールド…。紳士性の中に、確かな熱さを感じさせる良いキャラだと思います
台詞の節々からも本家キャラのオマージュが感じられて面白いですグエー!!!!カシンチャン……では正確にはないや、あれがそう呼ばれるようになる前のなんかの描写としてやりたかったことと同じようなものをほぼ完璧にこなしてる小説発見してもうたー!!ヤヴァイは!どうしよう!まぁ今更変えられるような設定でもないけど!
>>929
アイヤー!まさかの採用とは!?
ちなみに全体図はストリートファイターのユン・ヤン兄弟みたいなのをイメージしてます正直昨日の洛陽勢いで書きすぎて少し失敗した感あるんだよな…
最後のシーンだけでも変えるか…「拒否権はありません。貴方にはロードになってもらいます」
それはまさに青天の霹靂。
予想だにしなかった発言が、ウィンフィールド青年に投げられた。
「魔眼蒐集列車の乗車権、それを用意する手段がこちらにはある。
―――貴方、あの列車を潰したいのよね?」
「私をロードにしたくば、聖杯にでも願うといい……とは言っても、神秘の薄れた現代に“本物”が降りるとは思わないがね」
「センパイをよろしく頼みます。俺に出来ることがあればなんでも手伝うので……今度は、俺が彼女を守る番だ」
変わらないということが美しいのは、そうあるように作り出されたものだけだ。
人間にとっての美しさは変わらないことではない。
変わろうと足掻くその姿こそが、最も美しいのだ。
「彼女の名はメンテー・プルトランプ。
その身に英霊の力を宿す、疑似サーヴァントよ」
みたいな話を今後書こうと思います……
もっとフェリメンが書きたいので……自分、Fate世界だと事件簿とRequiemがかなり好きなんですけど。
ビュザンティオンって両方できちゃうんですよね……
>>918
大人になりきれない青年、みたいなのがイメージですね〜
>>922
「問おう。貴方が私の、マスターか」とかもですけど折角二次創作するんですからその辺擦って行きたいと思いますね……運命の構図もいつかやりたい……
>>923
根源到達手段、魔術師やるなら必須だしそこ詰めるのもキャラメイク面白さの一つと思ってるので褒めて頂けるの嬉しい……
自分の選択を悔やみつつ、それでも前を向いて己の戦うべき戦場に立つ、みたいなのいいなって……
エナの戸籍も含めてその辺は今後もSSで掘り下げたいですね……
>>927
魔眼のせいで両親が亡くなったのがトラウマ、だけど両親の積み重ねてきたものを無かったことにしたくない……みたいなメンタルから今の魔術になりました。あ゛っ゛っ゛(断末魔)
ミスターの名前なんですけど、過去スレに出てた魔術師さんのキャラと被ってたのでアレックスに改名しようと思います……
お前はいつもこうだ……こんなんだからミスターの脳内CVも公式に先にやられる……(元は松風雅也さんで考えてました)「とにかく魔術回路の撤廃は認めん。ガブリエールの家名に傷がつくからな」
「何が家名ですかああああ!!壊れた死霊魔術師の隔離病棟扱いの一門に権威なんてありませぇええん!!」
「なんだとぉ……」
>>926
大まかに今のところ浮かんでいる設定だと
【死霊病棟】
フランス 首府パリ南東に設置された死霊魔術師の一族 ガブリエール家の工房にして収容所。
『墓守』の一族として全盛期はフランス全土まで影響力を持っていたが、5代目以降の衰退を受けてパリを拠点に置き、そこに一族の魔術師が集められている。
度重なる近親交配によって心身に以上をきたした死霊魔術師を魔術的な拘束・介助によって外部に解放されないように病棟内に押さえつけている。
元々、身体が弱い者も多く、病棟内で産まれて病棟内で生涯を終える者も少なくはない(当然、死体は魔術に使用される。)
ちなみに『病棟』の異名に違わず、医療器具も多数取り揃えられていたりする。
現状は精神面でもっとも安定した当主のアリウム・ガブリエールが運営しており、アリウムが比較的にマシな召使いに支配魔術をかけて客人等の相手をしている。
魔術師の本拠地だけあって警備も厳重であり、屋敷周辺の森はそれそのものが既に“死体”となっており、内部の動植物は全て死霊魔術師の使い魔である。(それ以外にも古典的な結界などの罠(トラップ)も多数見受けられる)
立場的にも物理的にも自由が効かないモノが多いため、外部とのコネクトとして時に他の死霊魔術師と契約をしている(獅子劫→アリウム当主時点では朽崎遥)。
英仏間の諍いから全盛期は対立していたこともあり時計塔とは折り合いが悪く、また内部の悍ましさから蔑まれている。
とはいえ、かつては時計塔と張り合っていただけありガブリエール家には貴重な礼装───この場合、著名な魔術師や幻想種などの亡骸が収められている。
こんな感じですが補足とかいります?昨日の洛陽の後半、修正版投下します
「まあいい…アサシン、やるぞ。白兵戦の要は早めに潰すに限る。」
「了解。それじゃ、槍兵サン…殺しちゃうから、精々足掻きなさい!!」
(…冷静に考えろ。マスターの方に戻るか?だが、槍を取り返さなければ…)
その瞬間、彼に2騎が襲い掛かる。
「…やるしかない。」
趙雲は、腰に巻いていた剣を抜き、力を込める。
「!!」
『…!!…殲滅しろ!!…』
『…様…斗様を…』
『…俺は…けない…!!』
その時、彼の頭に過った記憶。
山の中で、数百倍もの敵陣の中を死物狂いで駆けた記憶。
…この剣を得た代わりに、護るべき物の一つを失った記憶。>>943
「どうしたァ!!」
声に我に帰った時、轟雷の剣が襲い掛かっていた。
剣で受けるが、その威力は異常。衝撃と共に思い切り跳ね飛ばされる。
「がッ…!!」
「その程度ッ!?」
地面から女騎士が槍を突き上げる。躱すも、槍が肌を掠める。趙雲は焦燥と共に、己に言い聞かせる。
(ク.ソッ…!!落ち着け…!!)
着地したものの焦りが見える緑の槍兵を見据え、敵将は不満げな表情をする。
「何だぁ、そんなモンか?まぁいい、もう一発…」
しかし、趙雲は目を瞑る。その時、彼の剣から、妙な気が現れ始めた。
「…紅雷宿す業の剣よ、万夫を断ちて凱を叫べ。」
突如、剣より紅き稲妻が迸り、刀身を覆う。鋼色の剣が、一瞬にして紅の剣と化す。
「…!!」
「『青紅剣』!!」>>945
ク.ソとかが引っかかってるのではないかと。あと怪しいのは殺.しちゃうとかかな?>>950
まあコレは別にバレてもいいので言うと正解です
実はここだけの話、別の隠し球(鯖としては多分作らない)の伏線も今回張ってるんですよね…
最後に趙雲を救った風にも意味があります。>>942
ぐれおの作者さんにうちの2人を主人公・ヒロインって呼んでもらえるのめっちゃ嬉しい……
ミスターの話は事件簿を意識してるので各SSからのゲストを出す仕様はどうしても実装したかった……
あとどこかのインタビューで三田先生が「Zeroっていう完結した話に出てきたキャラの成長譚を書くのは難しかった」っておっしゃってたので、自分なりのフェリメンアフターを書きたくもなりました。
事件簿の旨味に乗るなら自分も相応に苦労しないとなって……
アリウムさんさえ良ければお借りしたいです。
>>946
うーんそれも面白そうですがアレックスって名前の方がウィンフィールドって姓に対する収まりがいい気もするので。
あとアレックスって名前はアレクサンドロス、ようはイスカンダルと同じ語源なのでそれもありかなあと。
>>950
参加するならするでお留守番、あるいは別時空ってことにするので大丈夫かと!!マークは4つまでしか並ばないと覚えると良いですよ!!!! これ以上はNGになります。たぶん嵐対策ですかね。
あと殺し、はセーフです。これは他作品スレで幻想殺しがそのままうてたので覚えました。でも殺.すはダメでしたよ。>>954
成程、道理で駄目だったんか…
ありがとうございます!真夜中のコソコソ話
ヴァルヴェルデ家はスペインでは不自然レベルの色白。
これは初代当主の母親からの超強力な優性遺伝。素晴らしい今日が来たー昨日の次だー
>>914
今更ですがお誕生日おめでとうございます!
ミスター・ウィンフィールドさんだ!好きだ!()
魔眼へのアプローチが独特かつ納得のいくものですね。そして随所で見られる師の薫陶…絶対師、「そこは似るもんじゃないだろう…」って思ってるだろうな…
>>948
援軍きちゃ!カルデア、今のままだと完全に他勢に無勢ですもんね…これで戦況が変じれば良いけれど…
>>959
ちょっとガタイが良いのが…合わないんでしょうかね…?詳しくはないですが、確か彼は細身でしたし…
>>960
よ、良かった…!そんなに喜んでくださるとは僥倖、僥倖…
勝手に舞台を公園にしたり、夕方にしたり、セルフパロディ入れたり、ネッブさんの真名看破してたり、あまつさえネッブさんに「ありがとう」って言わせたりで結構自分都合を押し通してますが、大丈夫でしたか…
>>961
あぁ…また自分間違えてる…筆乗ると何か一つは間違えるな最近…
ご指摘ありがとうございます。wikiに登録する際には修正しておきますね役小角もそうですが自分の中でイメージCVも決まるとエミュがより捗るようになりますね。
>>973
ありがとうございます!!!!
これでまたフェリメンが書けるぞー!!!!わたしです〜
お久しぶりです、最近IF蘇芳ちゃんのssの執筆にかかりきりだったので中々顔を出せませんでした……
もう終わり際ではありますが、さらっとこれまでのスレの流れを見てきます
あ、あと次スレになったらIF蘇芳ちゃんのssを投げます
え?なぜ今出さないのかって?……余裕で30レス使いそうだから、投げるに投げれないからさ!(自制しろ)>>982
ありがとうございます。そうなると空港かそこまでの経由駅で捕まえることになるかと思います。多分、宣戦布告のタイミング的に市内で捕まえるのは難しそうなので。監獄長さんに描いていただいたフロームンドに感激したので、台詞作りを頑張りたいと思います。言及先を考えたいのですが、このキャラへ台詞が欲しいとかありますか?
>>987
>>988
・外観は洋館+墓地、内装は病院然としてた感じ(死体を補完する冷暗所とかもあります)
・“比較的にマシ”な一族の死霊魔術師が行います(10人程度)。またアリウムは使用の知識は有しているけど身体が不自由なので、身体“は”無事な魔術師に支配魔術をかけて使用させたりもします。
・部分的には他の魔術師数名に分担させ、全体を総括しているのがアリウムですね。その気になれば一人でも運用できるが負担もその分大きくなります
・死霊魔術師でありながら戦場に赴くことが出来ないのが結構致命的なので、死体を買ったりしてます。あとは隔離されているので外部の事情に疎く、情報も都度購入しているという感じ。
・魔術社会に収まる程度の知名度の人物ですね。時計塔の階位に合わせるなら大半が開位〜典位で冠位はいません。幻想種も大半が魔獣ランクで、幻獣ランクの獣はいても幼体ぐらいです(ヒュドラの幼体が最高クラスと想定して)
朽崎(あるいは朽崎遥個人)との契約は世界線によるけど獅子劫との契約が切れたタイミングで渡りに船だった所あるので少なくともガブリエール家経由での面識はないかなって1000なら水着描く
1000なら自作じゃない(他作)キャラのイメージソング
1000なら構想中のサーヴァントについて話す
1000ならホラー
>>989
なるほどなるほど…ありがとうございます!1000なら上の”1000なら~”を全部してみよう。
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#194
1000
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