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聖杯大会本戦統合スレNO.5
https://bbs.demonition.com/board/6193/
ラフム語翻訳機
https://yt8492.github.io/RafmanTranslator/立て乙自分。所でユーさん居ます?ちょっとペレス島の展開で聞きたい事が…。
そういやウチはステゴロ得意なサーヴァントあんまいないんだよな……書文先生とベオウルフのステゴロとか好きなんだけど(ストックにはいないことも無いけど)
ステゴロ得意なサーヴァント、うちでは
スブタイ→モンゴル相撲
雷電為右衛門→相撲
イオラオス→パンクラチオン
これくらいかな。うちだと、鉄牛とビートル、西湖ぐらいですね。
それ以外だと景清、ポアロあたりか。>>5
ありがとうございます。それでは、以下連投失礼いたします>>3
どうぞ~◇カトカ・オルロイ
薄暗がりの広がる山道を一台のタクシーが走っている。コンクリートで舗装されてこそいるが、電柱などの人工的な灯りもなく、太陽は暗灰色の雲に覆われ、右も左も木々に囲まれ、タクシーを導くものは運転手の腕前に一任されている。
運転手と会話を交わすような気も起きず外を眺め続け、それも飽きてしまったために今度は懐中時計に視線を落とす。小さな罅の入ったガラスの下で秒針が忙しなく動き、8の位置にあったのが天頂に進み、それと同時に分針が10の上へ進む。時針も含めて見ると、どうやら今は午後10時50分34秒らしい。つまり、カトカの母国チェコは今午後3時50分34秒、プラス計算にかかった20秒。
こうやってぼうっとすることはカトカにとってあまり好ましくない。何か今のうちに出来ないかと脳内で模索するも、時差ボケのせいで頭がクラクラとして、息が重くなり、結果的に何も浮かばず時間が過ぎてしまう。
時計を見るのにも飽き、仕方がないからバッグをまさぐり白い封筒を出した。国際便の印が押され、達筆な字でカトカの名前を記している。封筒から便箋を取り出す。全部で三枚あるうちの一枚を摘み、広げ、読む。
「是非とも、貴方様に聖杯戦争に参加していただきたく存じます。」
その一文をまず認め、次いで二枚目、三枚目に書かれている事情や条件、概要に目を通す。暇をつぶす分、入念に、慎重に。
聖杯戦争。大魔術の産物たる聖遺物聖杯を廻って、多くの魔術師が鎬を削る戦争。規模は史上でも大小様々だが、大抵碌な終わり方をしていない。解体されたり、消滅したり、汚染されたり────とまともな聖杯戦争は決して多くないものとなっている。
そういった類のものなら、カトカは丁重にお断りした。聖杯戦争という単語だけで脳の裏側が氷水に浸されたように冷たくなる。カトカから母を奪ったのは、何を隠そう聖杯戦争なのだから。>>10
しかし、この手紙と差出人に曰く、この聖杯戦争は「亜種聖杯戦争」というものらしく、あくまで聖杯を顕現させるために魔術師たちが協力するもので争いあうようなものではないらしい。そのあとには「これは、貴方様にとって決して悪い話ではないはずであると存じます。」と綴られているのは、オルロイ家とカトカの現状を言い当てているようで薄気味悪くなったが、しかし事実である。
オルロイ家は根源への到達を目的とした家ではない。近代に入り意識されるようになったエネルギー問題の改善を目指し生まれた家であり、変換魔術もまた然りだ。わかりやすく社会的な目標を持つ、名家などによくあるようなしがらみを何一つ有さぬ新進気鋭の家は社会的な投資家たちの関心を大変に惹いた。パトロンが多数つき、国家レベルの資金が必要な実験にも手を伸ばせた。カトカの母、ディアナ・オルロイのころが全盛期であった。
「いやぁ、こんな時間にこんなところまで駆らせる人は、今日で二人目ですよ」
「えっ、あ、はい。…すいません」
車内の気まずさに耐えかねたのか発せられた運転手の気の抜けた声に意識が手紙から車内に戻される。運転手は朗らかに笑んで「お気になさらず、仕事ですから」と答え、それからまた沈黙が訪れた。カトカはまた、手紙、ひいてはオルロイ家に意識を投じる。
ディアナは先進的な女性であった。快活で、度胸があり、人情家で、けれど責務や仕事においては寸分のミスさえ許さない。そんな「出来る女性」であった。
カトカにはわからなかったが、相当に気の強い人でもあったらしい。何でも、社交界で馬鹿にしてきた男にチョークスリーパーをかけただとか、カトカが生まれた時に凡百な回路しか持っていないカトカを嘲り見下した夫を三階の窓から放り投げ三行半を突きつけただとか、そういった逸話を葬式で聞かされた。
そう、葬式だ。ディアナはもう死んだ。聖杯戦争に参加して、魔術師と戦って、死んだ。そうして、その後すぐオルロイ家の全盛期も終わった。
カトカは凡百だ。魔術回路も劣等で、幼かったために教育も半途。辛うじて残った刻印と礼装たる懐中時計も満足に扱いきれていない。誰が見たって、カトカはオルロイ家の先細りの兆しだった。>>11
パトロンたちはオルロイ家を見捨てていった。遺産は現状を維持していく分には問題ないが、何か事を成そうものなら簡単に底が尽きる。何かしなければ本当に先細りになっていくのに、その何かが出来ずにいる。八方塞がりも良いところで、この手紙を読んだときは恐怖と切望が混じり合って気分が悪くなったのを思い出す。
聖杯があれば────そこまではいかずとも、聖杯を見たというのはステータスになる。パトロンたちの冷めた目も少しは和らぐかもしれない。何と手紙には「聖杯の魔力や権能はそれぞれで等分」という内容が書かれていた。これが本当なら、確実に現状を快方へ導ける。
そう考えられても、聖杯戦争という単語で浮かぶのは凄惨な母の末路ばかりで、ぐずぐずとしているうちに期日はあっという間に迫って、結局日本行きの飛行機を慌てて取り、慣れない電車を乗り継ぎ、こんな夜更けにタクシーの運転手に頑張ってもらっている。日本にチップ制度がなくて本当に良かったと今更ながら心底感じた。
「────あぁ、そうだ」
「何か?」
「あ、いえ、何でも」
静寂の中では、どんなものであっても声はとても聞き取りやすい。それが自分にとっては無意識に出していたものであっても、だ。
曖昧に笑ってミラー越しにこちらを窺う運転手に会釈し、すぐに懐中時計に目を遣る。聖杯降臨の地だからと駅で魔力量を測ってみたが大したものではなかった。しかし、目的地にして真の降臨地である厚子夜ホテルとは距離もあった。それに、厚子夜ホテルが鎮座する厚子夜峰は調べによると有名ではないものの霊山などとまことしやかに言われていた。ならば、山中であれば強力であったりするのかもしれない。母の形見である懐中時計には、時刻を知らせる以外に地脈の保有する魔力量を計測する機能もある。>>12
「────あれ?」
「どうかしましたか?」
「あ、いえ、何でも…」
今度は一層怪訝な面持ちでこちらを窺ってくる運転手に、一層曖昧な笑顔を向けてはぐらかし、慌てて時計の針を見る。
懐中時計は、一般的な測量系の針と同じような動きで魔力量を明示する。今は車に乗っているためにブレも生まれることは承知の上で、それを加味して平均値を割り出そうと思っていた。
しかし、手中の懐中時計の針は今、頻りに右へ左へ動き、かと思えば時計のように秒刻みで動き、時には滅茶苦茶な数値の上で止まったまま動かなくなったりと意味不明な挙動を見せている。こんなこと、今までになかった。これを作ったのは母だが、母の話にもこうなったということは記憶の限りなかった。
どういうことなのかまるでわからず、走行中ではあるが一度修理を始めようかと考え始めた矢先、これまで一定であった車の速度がゆるゆると落ちていくのが感じられた。顔を上げると、車のランプしかなかったはずの光が前方にも現れている。
「はい、到着いたしました」
「ど、どうもありがとうございました…」
カトカの混乱を知らぬ運転手はタクシーを門前に停め、トラックから手早く荷物を降ろしていく。急いでカトカも料金を払い、懐中時計をしまってタクシーから降りる。山の上は寒く、俄かに吹いた風を直に浴びて露出した前腕をさすった。
タクシーが来た道を去っていくのを見届け、門の方に目を向ける。立派な門ではあるが、それは大して興味を覚えない。見る限り、カトカの家やその付近の館などにあるものと目立った差異はない。いや、むしろ日本という島国の辺境にあるホテルの門がチェコの館のものと差異がない方に興味を覚えるべきか。>>13
だが、カトカにはホテルの外観の方が興味を覚えるものだった。そのホテルは古びた洋館のようで、闇を被ったように真っ暗な周辺の木々に対しホテルは白塗りの壁を穏やかな色味の灯りが照らしており、浮き上がっているようで、それでいて建物が持つ重厚さや「此処にホテルがあった」という歴史はむしろ周囲の自然と共存し合っているようにも思える。だが、それは二つの概念が存在しているというわけではない。この建物は、自家撞着を抱えているのだ。旧い、という事実は情報や外観からも容易に知り得ることで、だのに周りとは決定的に何かが逸している、或いは「異なっている」。ホテルというよりか大きなお屋敷のような造りをしたその建物にそういった感想を抱いたのは、先ほどの懐中時計の不具合から来ているのかは皆目見当がつかない。
「厚子夜ホテル旧館」と書かれた看板の埋め込まれた門の傍でどうしたものかと考えあぐねていると、ホテルの扉から人影が現れ、カトカの方へ向かってきた。目を凝らすと、それは男であることがわかり、灯りが差すと、男はカトカを手招いているのがわかった。次いで、
「おーい、こっちだよ、こっち」
という声がし、男がカトカを待っていた、聖杯戦争の関係者であるというのがわかった。
「す、すいません、遅れてしまって…」
「いや、大丈夫、大丈夫。まぁ、待ったのは事実だけどネ」
荷物を持って走り寄ると、男は随分と上背で、彫りが深く、どことなく威圧感の感じられる人間であるというのがわかった。日本人のようだが、着崩したスーツや浅黒い肌、目の色を隠すサングラス、がっしりとした肉付きは魔術師の裏社会の者というより物騒な方の裏社会で名を挙げているような人物に見受けられる。
「一応、名前の確認を。カトカ・オルロイさんで間違いないね?」
「あ、はい」
「よしよし。いやネ、何か事故でもあったのではとこちらとしても不安だったんだよ。ま、ちゃちゃっとチェックインしちゃいやしょ…あ、そういえば名前言ってなかったね。増渡光来って言います。今回の聖杯戦争の主催者っす、ヨロシクー」
「よ、よろしくお願いします…」
「あっははは、そう固くしないでよ。危険なんて何にもないから、ゆるくねー」>>14
かなり砕けた、それでいて掴みどころのない言葉を使ってくるせいでどう返せば良いかがわからなくなってしまう。そうやってもごもごするカトカを豪快な笑いでいなし、増渡はぐんぐんとホテルへ入っていく。
ホテルとは似合わず落ち着きのない人だな、と思いつつ荷物を持ち直す。そうしてこちらを気遣って止まってくれるような気配を寸分も感じさせない背中を追いかけようとし、不意に右手付近に痛みが走った。何事かと右手を見遣り、思いがけず生唾を飲んだ。
カトカの右手首には、赤い、時計の文字盤を模したような紋様が────聖杯戦争の正統な参加者を示す印章、令呪が、現れていた。
────カトカが寝ぼけながら見た、母、ディアナの、腕にもあった。よく考えたら異聞帯って「人々に間違いはなかったが停滞してしまった世界」らしいので
「ヘロデ大王が神の子を殺めることができた(明らかな過ちが起きた)世界」は特異点案件ではないのか……?>>20
髪の毛の繊細な色合いがいいですよね。
蓮見さんだけじゃないけれども、同心円の目が吸い込まれそうで私は好きです。>>24
どうぞーではでは…
【CLASS】バーサーカー
【真名】アダム
【性別】男
【身長・体重】168cm 59kg
【出典】旧約聖書『創世記』
【属性】混沌・善・人
【好きなもの】愛しい我が子達、農作業
【嫌いなもの】蛇、兄弟の不仲
【ステータス】筋力 A 耐久 EX 敏捷 C+ 魔力 C+ 幸運 A 宝具 B
【クラス別スキル】
狂化 E>>29
【固有スキル】
神の写身 A→ -
詳細不明。原来アダムは神の被造物にして完全なる存在であったとされるが、知恵の実を食べたことによって罪を背負い完全性を失った。
その名残としてスキルとして表記されてはいるものの全く機能していない。
系統樹の根 A+
多くの人間の祖である者が保有するスキル。
原初の父が醸し出す圧倒的父性は、たとえサーヴァントであろうと戦意を抑制し、高確率で懐柔させる。
理性に頼った話術ではなく本能に訴えかける概念干渉に近いため、相手の精神汚染スキルの有無で成功率は変化しない。
智慧樹の実 EX
エデンの園になっていたとされる、神にも匹敵する究極智を授ける果実。
その果実を食べたアダムは知恵を得たが無垢を失い、それが原因で楽園から追放された。
英雄独自のものを除く、ほぼ全てのスキルをA+ランクで発揮することができる。
ただし『神授の智慧』のように他のサーヴァントにスキルを授ける事は不可能。>>30
生命樹の葉 EX
エデンの園になっていたとされる、もう一本の神樹。その木になる果実は食したものに永遠の生命を授ける。
智慧の樹の実を食べたアダムが自分が裸である事を恥ずかしがり、咄嗟にもぎ取った一枚の葉。
部分的ながら生命樹の効力を遺しており、敵対者の属性に応じた防御効果を発揮する。
具体的には地・天・獣属性の攻撃は大幅に緩和するが、人・星属性の攻撃に対しては効果を発揮しない。
単独行動 B-
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。本来であればアーチャーのクラス別スキルとなる。
造物主である神と袂を分ち人の道を切り拓いた彼はクラスは違えど例外的にこのスキルを獲得している。
動物会話 D
言葉を持たない動物との意思疎通が可能。動物側の頭が良くなるわけではないので、あまり複雑なニュアンスは伝わらない。
元々動物を統べる者として神から生み出されたアダムは本来ならランク規格外だが、楽園を追放された影響か著しく低下している。>>31
【宝具】
『愛し子らよ、星に万の銘を刻め(ブナイ・アダマ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:6人(1000人)
愛しい我が子達の可能性を純粋に信じ抜く父親の加護。
神の写身から人の身に堕ちたアダムに残された神託ならぬ“人”託の権能、亜神託(デミ・オラクル)とも。
「大丈夫、君ならきっと出来る」
人類共通の父からの激励は光となって降り注ぎ、今を生きる人類にとって達成困難な難業や窮地を覆す人間力を一時的に顕在化させる。
それは力であったり技術であったり、機転であったり───対象の持つ資質によって発露するカタチは千差万別。
唯一、「誰かに強く背中を押された気がした」という実感だけが共通しており、皆何かに突き動かされたように自身に課された使命を全うする。
メタ的に言えば、創作作品でありがちな「主人公属性」を付与する他者支援系宝具。
通常霊基ならば自分が認知した人間にしか付与できないが、グランドバーサーカーとして召喚された際に使用する場合、不特定多数の人間が可能性の寵児となり世界中で同時多発的に英雄が生み出される。>>32
『◾︎◾︎◾︎◾︎(◾︎◾︎◾︎・◾︎◾︎◾︎◾︎)』
ランク:A++ 種別:対◾︎宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自分自身)
詳細不明。◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎罪◾︎◾︎却することで、◾︎◾︎◾︎◾︎へ◾︎◾︎◾︎。
◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎、◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎。◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎。
◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎、◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎獣◾︎◾︎◾︎。
【Weapon】
基本は徒手空拳。
生命樹の葉から伸びた蔦を手繰って相手を捕縛したり高く跳躍するのもお手の物。
【解説】
全人類の父であり、アブラハムの宗教において最初の人間とされる男。
土の塵と息吹によって生み出されたとされ、原初のゴーレムとも称される。
かつてエデンの園でつがいであるイブと不自由なく過ごしていたが、蛇神の姦計で禁忌の実を食しエデンの園からの追放処分となったイヴを一人にさせるまいと神々の目前で禁忌の実を喰らった。
「ク.ソ喰らえだ」
罪を自覚し悔い改めるどころか神に刃向かうような素振りを見せたアダムに対して、神は『原罪』と呼ばれる呪いを掛けて楽園から追放した。
なお一説にはこの蛇神の正体はリヴァイアサンであるともされるが、真偽の程は不明である。>>33
かくして、人間の祖先であるアダムは原罪を背負い完全性を喪失した。
元々完成された被造物である存在だったものが禁忌の実を食して狂ってしまった、とも言える。
────世界で初めて狂気に晒された人間アダム。
“狂戦士(バーサーカー)”の冠位を授かるに足る人物と言えよう。
全人類の父なだけあり、誰に対しても慈しみの籠った目で接する大らかな青年。
マスターを「我が子」と呼び、自分のことは「ダディ」と呼ばせたがるなど、主従関係というよりも親子に近い距離で関わろうとする。それも結構なベッタリ具合で。
彼にとって今を生きる人類は皆等しく自分の子であるので、敵対する相手が如何に悪辣極まりない人物でも決して嫌いにはなれない。
「我が子を嫌う親がどこの世界にいるって言うんだ」
とは本人の弁。
たとえ特定の人物と敵対するとしても手の掛かる子供を躾けて正しい道に戻してやる、といった立ち位置を崩さない。
それ故に、己の子供達である全人類を脅かす存在には明確に敵意を露わにする。
それがたとえ人類悪だとしても果敢に立ち向かう。
……が、それはそれとして現在の問題・課題は今を生きる子達が解決すべきとも考えており、宝具にも親心の一端が表れている。
聖杯にかける願望は「愛する子供達の繁栄」>>34
【台詞】
「召喚に応じて参上した、アダムだよ。助けが欲しいって叫んでた赤ん坊は君かな?」
「さあ愛する我が子(マイサン)、今日はどんな一日を過ごすんだい。
もしすることがないのならボクとピクニックにでも行こうよ!こんなに良い天気だし親子水入らずに、ね?」
「嗚呼もう愛おしいったらないよ、子供の成長を見るのは格別の喜びだ。
それも遠い遠いボクの末裔の成長を、こんなにすぐ隣りで見られるんだから本当サーヴァント様様だよ、英霊の座万歳!」
「さあ巣立ちの時間だよ、ここから先は君自身が切り拓くんだ。
不安かい?────なあに、大丈夫さ。君ならきっと出来る。何せボクの愛する子供なんだからサ」正直に言います。以降かなりに渡るまで、カトカ以外にマスターほぼ出ません。台詞も多分ないっす…
>>17
嬉しみ…
ぶっちゃけ序盤が一番カトカが主人公してると思います。語り部Aくらいのポジションです
>>18
不安が恐怖に変わる瞬間を頑張りたいです
スリル、ショック、サスペンスのスリル部分ですね
>>19
ひぇっ褒められ慣れてない人には有頂天至極なお言葉…!ありがとうございます…
>>21
折角だし、オルロイ家の私設定を振り返ろうと思いまして。ノックスの十戒か何かでも「語り部は読者に嘘をついてはならない」みたいなのありましたしね。カトカは正直者
>>22
まあ、聖杯戦争ですしおすし…()
主催者は「危険なんて何にもない」って言ってるんですがねー>>36
最後の宝具が不穏しかない……!
人の心は即ち狂気ということですね。
確かに、神の加護の元で平穏に暮らすより禁忌を犯した罪人を追うのを選ぶのは、神からしてみれば正気とは思えないかもと納得!「世の中、平和になりましたなあ。戦闘服を脱いでいられるこの時こそが、正に『シフクの時』にござるよ」
っていうセリフを軍人キャラに言わせたい!
……ちょっと思い付いただけです。でも、割とイケてるジョークだと思うのん。よっしゃ、ペレス島の最新展開投下終わったぞ!!
…なんでサタンさん序盤も序盤で割とハッスルしてはるのん…?
感想とかあれば。あと戦況に絡んだ三騎士がそれぞれにどれぐらいダメージ受けたのか~とかは相談しながら決める感じでよろしいでしょうか。>>39
画力めっちゃ上がっとる……!>>50
個性が豊かでウレシイ……ウレシイ……!>>55
どうぞー>>63
確認しました!!!!解釈通り!!!ビックリすることに私の描いたイラストとほぼほぼ造形が似てた……!!
じゃあ投下しますね「予約をしていたユスティングリー。ローザ・ユスティングリーよ」
その声を聞くと同時に開く電子ロック。麗しき美の魔術師であるローザのかかりつけである宝石店と聞いてはいたからどのような魔術絡みの店かと思えば、店内の雰囲気も、そこのセキュリティも、極めて現代的かつ先進的である。
「あら、物怖じしないのね?ルピアからは少し前までは仕事もしない、外にも出ない、服にも顔にも体にも気を遣わない良い歳をした成人穀潰しニートと聞いていたけれど」
「ひでぇ!!………親が良いとこだから。俺の意思を汲んであまり外のそういう場に出ないよう気遣ってくれたけど、出なきゃいけないことはあったから」
「そうね、アンタの本家もそういうところだしそう思えばそうなのかも。………顔もそれなりだし、社交場に出ればモテたんじゃない?」
「アンタが言うように今と違って隈だらけ、髪も傷んでる、病的な白さ、人を異星人かと見なすような目つきだぞ。そんな甲斐甲斐しい子はできなかったし、それが当然だろうよ」
「それもそうね。アタシだってお断り。………そろそろ来るわよ、日本語でいいわ」
その言葉を最後に区切って、自分たちの前に現れた店主に目を向ける。どうやら自分たちのためにお茶と茶菓子を用意してくれたらしい。しかし、なんだろう。場の整え方といい、挨拶や腰掛けの諸々といい、間違ってはいないが何か違和感がある。
「店主のダヴィ・ガルシン・アインツベルンです。本日はようこそおいでくださいました。この度のお客様は貴方様だとお伺いしています」
「あ、はい。間久部理仁と言います。……え?アインツベルン?ガルシン?」
アインツベルン。ドイツに根を張る錬金術の大家。ホムンクルスと貴金属の扱いに関しては並大抵の錬金術師では敵わないほどの評判らしい。らしい、というのは彼らはとてつもなく閉鎖的で、表に出て来て活動を行うことが殆どない、一から百まで全てが彼らの領域内で完結している一族なために外界との関わりを持たない。そもそも人間がいるのかホムンクルスしかいないのかということには些かの疑問も生じてるが──────「その、初対面の方にこういうことを聞くのは失礼だと思うんですけど……ホムンクルスなんですか?その、俺の知るアインツベルンのそれとは見た目が……」
「偽姓です。本当の姓は諸事情により捨てたかったので私はアインツベルンの出の同居人達を養っている過程で彼らの苗字を貰いました。謂わゆる脱走者なのですがアインツベルンからは特に干渉もありません。ので問題はないかと」
「………ガルシンっていうのは?確か、元素変換の大家だろうに」
「この店舗は月・水・金が私が宝石商を、火・木・土は私の知人が他の仕事を、そして日曜日もまた別の知人が他の仕事をしています。そのうちの一人がその家の出であるから名を借り受けました。この土地代は私が出しているので」
「そうですか。不躾な詮索をしてすいませんでした」
「お気になさらないで下さい。私を一目見るだけで『恋人はいるの』『連絡先を教えてください』といつまでも言われた経験があるので」
なるほど、彼の美しさは並大抵のものではないから。宝石のような瞳に宝石のような髪、日本人にはあまり馴染みのない高い背丈と大きいが威圧感は与えない肩幅。そしてその立ち振る舞いと達者と美しさがすぎる言語と声。それは確かに、彼が望まないなら酷い目にもあってきただろう。
………平常時なら自分もびっくりするほどの美人なのだが、なんせ隣には宝石のような美しさを凌駕するほどに馬鹿げた美しさの御仁がいる。霞むとは言わないがそちらに打ち消されているのだ。
「ええ、だから感謝してほしいわ。アタシが美しいからアンタの嫌いな外見や人種で判断する輩はアンタなんかに目を向けないの。良かったわね過激派さん」
「………私は、ルッキズムを絶対的に否定するわけではありません。世間一般に美しいことは悪いことではないと思いますよ。私は自分の容姿に対する美醜に関してのみ悪いことと思っていますが」
「責めてないわよ。アタシは美しさを仕事にしているのだもの。スポーツマンや学者も同じ、こんな世界で成り上がるには天性の才能と死ぬほどの努力、呆れるほどの豪運、そして何よりそう在りたいという意志が必要だわ。そうじゃないと人は幸せになれない。アンタは自分の美しさを誇れると思えない性分だから仕方ない。私からすると、勿体無いけどね。それで?本題はそんなディスカッションなのかしら」「………失礼、本題に移りましょう。前もってリクエストしていただいた『生物に関する宝石』の代表的な例をいくつか御用意させていただきました」
ずらりと、アタッシュケースを開いた際に映るのはさまざまな色合いだ。理仁自身はそういうことに関わりはなく、あるのは宝石関係の仕事についている両親である間久部夫妻だが、それなりの知識はある。
「真珠(パール)と琥珀(アンバー)……黒玉(ジェット)……珊瑚(コーラル)にアンモライト……本当に代表的なものばかりですね」
「石英の類も生体鉱物に類されるものはありますが、今回は鉱物学や宝石の知識がなくとも比較的そうであると多くの方から認識されやすいものを選びました」
「どれも大きくて綺麗だ……仕入れるのも大変でしょうに……。………これ、は……象牙(アイボリー)ですか?珍しいですね」
「ええ。象牙は装飾品としては古来から今より、嘆かわしいことですが密猟の対象になるほどに喜ばれるもの。ですがあまり宝石単体として尊ばれるものでは。そもそも宝石と認識する方が少ないというのもあるでしょう。これは密猟経由ではないものですのでご心配なく」
「しませんよ。そんなところをローザが選ぶとは思えない。………この、琥珀に似たこれは……?琥珀は黒い線みたいなものないはずなんですけど……」
「トータシェル。鼈甲と称された方が馴染み深いかもしれませんが」
「え?………あっ、ほんとだ。べっこう飴みたいだな………これも宝石扱いになるんですか?」
「宝石の定義は美しいかどうか、ですので。貴金属かそうでないかなどもありますが、基準は得てして不可解なものです。どう認識するかは主観次第かと」
ずらりと並べられたそれを前に感嘆する理仁。どれもこれもここまでの美しさに育つまでにいくほどの年月をかけたのだろう。これほどの美しさになるまでにどれほどの職人の手にかかったのだろう。まったくもって想像がつかない。
「さて、どうでしょう。お気に召されましたか?」
「はい。……その、加工することなくこれらを全て買いつけることはできますか?」
「それは、また。ジュエリーコレクターなのですか?」
「いえ、その、あの……………」理仁が今回この店に訪れる原因になったのは、自分の実の両親や弟がいる本家……つまるところアルマソフィアが原因に他ならない。自分達は相手にされないからと言う理由でこちらに買い付けを命じたのだ。断ることもできた。できたが両親はともかく弟は馬鹿ではないと聞く。
アレは人の扱い方を心得ている存在だとルピアは言った。ならば自分はそれに倣って無駄な軋轢は起こさないべきだろう。弟の伝言ではここを終わらせたら少なくとも血の繋がったほうの両親との縁は切れるように約束すると言ったから。
「間久部様。私はこの世でどうしても我慢ならないものが4つあります」
「結構あるのね」
「ローザ!……はい、4つ。それがどうなさいましたか?」
「一つは質の悪い野菜と果物。アレは食べ物ではない。二つは差別と偏見。三つは雑なお菓子。そして四つ目は宝石を使った魔術です、リヒト・アルマソフィア様」
椅子を蹴飛ばして反射的にその白く輝く頬を殴り飛ばしたいと、そう思った。理仁にとってアルマソフィアとは忌んで止まない病んだ呪いそのものであって、誰も彼もが気軽に触れていいわけではない聖域だ。そこを意図して踏み込んできたこの男を、殴り飛ばそうとした。
…………ローザに止められたわけでもないし、良心が邪魔をしたわけでもない。ただ、その男がそうやって地雷を踏み抜いた上でこちらを見る目があまりにも冷たかったから。
「どうして、俺のことを知ったんだ。コイツがゲロったのか」
「いいえ。ユスティングリー様は一言も。ただ、私は宝石商です。貴方様の御両親とは仲良くさせていただいていますよ」
「………そこからか」
「ええ。そも、貴方様に依頼を頼んだのも間久部氏の縁を頼って此方に直接買い付けを頼んでこられたからでしょう。それを断ったから、貴方様の方に依頼が来た」
「………さっきの態度にようやく合点がいった。アンタ、魔術師が嫌いなんじゃないか?」
「まさか、そのようなはずはありません。魔術が嫌いなのです」宝石が貴重だから使うなと言っているのではない。そも宝石とは鉱物の中でも加工をすれば輝くと見抜かれたものがそうなるもので、そうならなかった同種の鉱物はそれはそれでさまざまな使い道があるのだ。特別美しかったものがそうなるだけ。そのように現代社会が貴重な資産を食い潰しながら前に進むものなのだから、魔術が貴重な資産を食い潰して停滞して後ろを振り向く文化だからと言って部外者である自分は何も言わない。言うわけがない。ただ、ただ……
「私はお客様の宝石の使い道に意見を申し上げることは極力避けております。収集するのも、想い人への指輪にするのも、自分を美しく飾るための装飾品として扱うのも、構いません。どんな形であれお客様がお買い上げになられた宝石の『美しさ』をちゃんと見つめているから。美しさを資源として活用している。
しかし、宝石の美しさに価値を見出さず魔術として使い潰すことになんの価値がありましょう。それではただの磨き抜かれていない石ころとなんら変わりはありません。私がユスティングリー様と交流を持っている理由は彼女が宝石を美の対象の一つとして見ておられるから。他にもそのような認識で魔術を扱う方とはご随意にさせてもらっています」
差し出されたのは一つの誓約書(ギアス・スクロール)。内容はただ一つ、単純なもの。
『この契約で買い上げた宝石の使用方法を明確に店主に申告し、その通りに使用すること。店主はその使用方法を絶対に口外してはならない』
「このような誓約は魔術刻印を持っていなければ作用しないとか。荒事は好きではありませんので師匠から魔術刻印の一部を貰っています。といっても私は魔術師でも魔術遣いでもありませんので、非常に限定的なもの……私を懐柔するための魅了(チャーム)などに反応するようですが」
「………なんで俺を通したんだ」
「貴方様がどちらかわかりませんでした。宝石を使い潰し砕け散らせる宝石魔術師としてのアルマソフィア様なのか、単純に宝石としての利用を考えていた間久部様なのか。ですのでお応えしました。他に質問は?」
「いや……特にない。なんとなくわかった」重ねて言うが、弟であるメレク・アルマソフィアは馬鹿ではない。顔を合わせたことなどないがルピアから聞いた話で嫌ほどわかるし両親の口から耳に入ってくる近頃のアルマソフィアの近況からもわかる。そんな彼がどうしてここの宝石に執着するのか。どうして一度断られたのに再び商談を持ちかけるのか。
身も蓋もないことを言ってしまえば、美しいのだ。そして、美しいだけではなくその内に秘めている神秘性も。
これらはきっと生きている。比喩ではなく、真実として。理仁だって魔術師だ。この宝石達が宿している魔力は充分に理解しているし、何よりルピアに師事していたからだろう、この宝石たちに生命の鼓動が鳴っているのを感じるのだ。
きっとメレクが頼んだのはそれが理由。ただの宝石のように自然霊や想念が込められているだけではなくて、この物体そのものが生きている─────魂が宿っているからだろう。なぜこのような遺物になっているかはわからないが、それを仕入れる噂を聞いた。だからだろう。
「……アンタ、真っ当な宝石店を営んでるわけじゃないだろ」
「さて。法に触れないつもりですが」
「怖いよ、アンタ。何気ない顔でチェックメイトに持ち込むのが俺の師匠と弟に似てる。………確かにこの宝石達を買いたいのはアルマソフィアの魔術のためです。ですが、俺たちの宝石魔術は他の家系のように宝石を砕くものじゃありません」
アルマソフィアの魔術特性は循環だ。宝石に宿った記憶から古き時代へと回帰して、そして循環を紡ぎ出しかつて在った絶対的循環社会である神の世を紡ぎ出す。無論この魔術は第三魔法には至らず、永久機関などでは断じてないが……
「アイツはその、確かにあらゆるものを利用して然るべきみたいな考えだと思うんですけど、宝石を宝石以外の使い方“だけ”で見るようなやつではないんです。物事の本質の価値を見極めるやつだから、それだけじゃ終わらせない。魔術資源として使うかもしれない。でもそれ以上に宝石として愛でるんじゃないかなって思います」
「しかし、最終的には使い潰されるのでは?」
「アレは神代の残り香として宝石を選んでいます。そしてこの宝石達は生きてます。こんな貴重なサンプル、ただ壊れるだけの宝石として使うはずがない。………美しいもの、使い魔、貴重な検体として、飼うんじゃないでしょうか。その、出過ぎた言葉で申し訳ないです。ごめんなさい、はい」生きてるものを壊れるために酷使するなんて勿体無い。生きていることに価値が見出せるものはその生の輝きを輝かせ続けることに使うべきです。そうじゃないものはボロ雑巾になるまで使いましょう。
多分きっと、そういう男だ。
「………グッド。なるほど、面白い。特にビクビクと震えながらこちらに物怖じしつつコミュニケーションに難のある様を全力で発揮しながら喋るのが面白い。彼の為に売りたくなりました」
「………え?」
「あら、面白かったわよ。汗だらけだわみっともない。さっさと拭きなさいな」
痛い。主に目が痛い。宝石のような男と何者にも形容し難い女がこちらをとてつもない顔面偏差値で微笑みながらぶん殴ってくるから痛い。
「お売りします。値は張りますが魔術師の財力なら買えてしまうでしょう。………ですがお忘れ無く、私は貴方が話してくれたように『意図的に使い潰さないこと、愛でてくれること』を基にあちらと交渉しますからね。少し話して把握しましたがメレク様はきっと多分誓約書の中の人間に貴方も入れるでしょう」
「………え?」
「アンタも知ってるだろうけどスクロールは刻印に結びつき、違反した場合の呪いは魂を壊すわよ。しかもこれ相当の年代物の羊皮紙ね、呪いの破却は一流の術師じゃないと無理だわ、ご愁傷様」
「厄除けの宝石はこちらにございますよ。理仁様、いかがです?」
スゥッと大きく息を吸い込んで、吐いて…………
「家でゴロゴロしてたい………助けてルピア……」「お疲れ様、ダヴィ。はい、お茶淹れたよ。今日のお菓子はマカロン」
「お、やったー!やっぱ持つべきものはパメリっすねぇー!」
「チャイティー、好きでしょ?」
「うん!いやー、今日は疲れたっー!………ありがとうね、パメリ」
先程まで涼しげな顔で青年をからかっていた美人は客が退席した後にスッと現れたパメリと呼ばれたアルビノの美女と共にアフタヌーンティーを堪能する。その宝石のような顔はへにゃりとくずれ、美しいがその方向性が異なった。
「何が?養ってもらってるのは私、金持ちと魔術師に本能的な嫌悪感が拭えないのにアインツベルンから逃げて調整が必要な私のためにわざわざ大金をかけていつもかかわってくれてるのは貴方じゃない、ダヴィ・シウバ・ミーニャさん」
「だからって奥の部屋の掃除までさせる気はなかったっす。心配しなくても俺がやったのに……」
「下手くそな魔術で?私が直接刻印の部位を培養液につけてそれ以外を灰にした方が早いし効率がいいよ」
アルマソフィアはあくまで最後の最後まで商談で話をつけようとした。しかし世の中にはダヴィが大した魔術を使う腕でもないことを知ってそういう手段に出る者もいる。
「………野紀さんに怒られちゃう。引き取った子は最後まで面倒見ろって」
「なら残念。面倒見てるのはこっちかも。金稼ぎの一環で宝石を取り扱ってたらいつのまにか好きになっちゃったお金大好き元魔術使いさんなんて見てられないもの」
「金になるからとか言って教え込んだのはどこの誰っすかー!!」>>16
以前から言ってらしたのがついに始まりましたね。
しっとりとした導入から、どういう風に進んでいくのか楽しみにしていますよ!
>>36
ついに出たなアダム。誰かがやるとは思っていたけれどついに出たな。
ここのところミルトンさんちの失楽園を読んでいるので、こういう場に出てくる設定と当時の書籍から見られる被造物と創造主の関係に違いがあって興味深いです。
>>62
おめざっす(お誕生日おめでとうございます)
おとといは小鳩さんも誕生日だったようで、春の良い日におめでたくて良いですね!
応援&楽しみにしとりますさかい、これからもよろしくお願いします!
>>73
魔術師相手に誓約書書かせにいく宝石商、肝座ってますね……相手のベースでしくったならばとんでもない契約返しが飛んできそうなのに……それだけ宝石そのものへの気持ちが、それこそダイヤモンドのように硬いのでしょうけれども>>62
お誕生日おめでとう☆>>62
おめでとうございます!!
>>76
一応これはメレクくんに非はないオチなので……ただ利害が合わなかったから他の人を遣わせただけで実害はないし
>>75
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ダヴィ・ミーニャ
元々がスラム育ち魔術使いなのもあって非常に肝っ玉が強いんですねぇ……
あと師匠(野紀)が「交渉で一番大事なのはこちらが常に上をとっていてあなたに反撃できる隙も何一つないぞと見せかけること」っていう交渉術の伝授の賜物
それと惚れた女が「魔術面は自分がなんとかするから頑張っておいで。なんてったってアインツベルンのホムンクルスよ」って笑顔で送り出してくれるからですかね……ちょっと時間をかけて選考したうちの子のCV〜、自分の中のキャラのイメージと擦り合わせるの大変だった……
というか昨今は声優の数がすごい増えてるからボイスサンプル聞くだけでも時間かかりましたわ……
ドロテーア・イルゼ・エンブリック→橋本ちなみ
エグモント・フーゴ・エンブリック→土田大
九重海音→福原綾香
五道月鳴→井上麻里奈
黒鳥蘇芳(IF含む)→前田玲奈
黒鳥千寿→戸谷公人
狭霧優→山下大輝
中見唯名→岡本理絵
深淵幽歌→三澤紗千香
比並鏡香→下屋則子
エルシュタイン・ラジアナ・カヴァセルリ→小野賢章
烏森夜薙葉→瑞沢渓
エイル→名塚佳織
ベルゼブブ→小野大輔
ハーメルンの笛吹き男→中村悠一
ギネヴィア(〔オルタ〕含む)→森なな子【定期連絡】
ペレス更新したので確認よろしくです!>>81
ごめんなさい、ちょっと訂正
もう一回聴き比べて考えた結果、ギネヴィアは西口有香さんにします>>84
そうですか、彼に別に非はないのに(むしろ魔術師のやり取りなのに無防備すぎた理仁に非があるくらい)いきなり「病院送り」なんて物騒な事を言うので驚きました>>62
遅ればせながらお誕生日おめでとうございます~!穴だらけですがフリーなサーヴァントネタをポイ
【CLASS】
【真名】小野小町
【性別】女性
【身長・体重】cm・kg
【属性】・
【出展】史実
【ステータス】筋力B~E 耐久B+~E+ 敏捷B~E 魔力A~C 幸運EX 宝具
【クラス別スキル】
復讐者(恋):A
異性を狂わす美貌から、人の怨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。怨み・怨念が貯まりやすい。
周囲から敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちに小野小町の力へと変わる。
多くの男に言い寄られながらも、決して誰にも靡くことは無かった彼女の周りには、強大な愛憎や未練の念が取り巻いている。>>89
【固有スキル】
歌仙の詩歌:A
三十六歌仙、女房三十六歌仙、そして六歌仙の一員に選ばれた彼女が詠む歌は、非情な物の怪たちさえも心打たれるほど。
才色兼備:A-
優れた容姿だけでなく才能やスペックも備わっていることを表したスキル。
その身はサーヴァントになったことで、生前以上のあらゆる可能性が秘められている。
たとえ戦闘スキルや魔術スキルであろうと、特定の英雄が所有するものを除いた全てのスキルを、C~Bランクの習熟度で新たに習得することが可能。
ただし、一度得ればそれで終わりというものではなく、維持のための努力や鍛錬などを滞ることで劣化してしまう。これらのデメリットはスキルだけでは無く、肉体及び(幸運・宝具を除いた)ステータスすら対象に入る。
穴無き女:EX
魅了であれ威圧であれ口説き落としであれ、あらゆる「異性からの精神的な干渉」に対し、完全な抵抗力を発揮する。
──────『あのように幾人もの男を寄せ付けないのは、受け入れる穴が無いからだ』と人々は影口を叩いた。
【宝具】
『小野小町・九想絵巻()』
ランク: 種別: 宝具 レンジ: 最大補足:
良ければどうぞご自由にお持ち帰りください~>>92
果たしてどのような店なのでしょうね!
博物館勤務の封印指定さん「ハァイ、マキナ。俺のお店の時間ですよ」>>99
個人的には「復讐者(恋)」が一番個性的なスキルになったかなと自画自賛したり一応、小野小町は「自身に恋して破れて憑りついた怨霊たちを操るスタンド使い」にしようかなあと思ったのですが、別の場所でそれっぽくより素敵なスタイルの小野小町が登録されていた事と、才女でありながら清少納言・紫式部並に個性爆発したキャラが考えられなくて放棄しました、という裏話
グランド・ダディことアダムをwikiに登録しました。
関連キャラ宛台詞と天敵、あと想定CVを追記しといたので良ければ確認ください。>>62
誕生日か、そりゃめでたい!飴はいるかい?>>81
あれ?蘇芳さんて確か名塚佳織さんではありませんでしたっけ?
でも前田玲奈さんも良いですね、イメージ刷新
>>90
なるほど…アヴェンジャー系小野小町とは思いつかなんだ…
自分は篁さんが地獄勤めですから、そこから獄卒剣士小町ってことで武闘派で「百夜通い」は実は百夜小町と戦い続けた男と結婚するというもので…みたいなことを考えてました(トンデモ)
つまり、それに九十九夜まで通い続けた深草少将は…
>>91
あ、序盤はあくまでカトカ視点で、それ以降は色々な視点からにしたいなと思ってます
誰かの視点では分かることが、誰かの視点では分からない…みたいな…
>>95
お疲れ様です…その報告だけでも安心です
>>103
ここはグランドパパ声優こと松本保典さんで!イコマさんお聞きしたいのだけれど洲甘さんは電話とかファックスとかいわゆる科学系はどの程度まで精通している感じなのです??
>>121
ランサーだとカーテナ抜きだけど『奸計・封絶するは朱羅の槍(シヴォリハザード・レッドランス)』の効果が永続(宝具やスキル永久使用不可能、場合によっては破壊)なパロミデスさんとか如何でしょうか?
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%91%E3%83%AD%E3%83%9F%E3%83%87%E3%82%B9
>>119
どうなりますかねぇ今後。因みに、設定的には
サタン「画像みたいな事言えるんですよ今のペレスSSでの己」>>118
躊躇わないこーとーさー?
最果ての地出身が公式設定だから、コマチ星からやってきたの!って言っても嘘かほんとかわからないあたりツワモノです。>>121
性能控えめではないけれども、派手な破壊をしないで済む正統派悪人ランサーの蚩尤!>>121
ではアヴェンジャーの固有スキルを狂化に変えたダーグルなんてどうでしょう?
宝具も対軍がありますが、あくまで対象に必殺.する為の宝具ですし。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ダーグル「小町ちゃんわぁ、コマチ星からやってきたお花の妖精さんなの♪」
(などと言いつつ)『設定』はコロコロ変わる。花がひと時として同じ姿で無いように、小野小町も毎分毎秒進化し続けているのだ!!
みたいな?みたいな?ふと、書架に点った灯に目が行った。
中を覗き込むと、見慣れた赤毛を持つ少女が椅子の上で船を漕いでいた。
いつものことか、と青年は思った。こういう時のためにと運び込まれ、今ではかなりの頻度で使われている毛布を部屋の隅から運び込む。
「たわけめ。寝るなら自室にしろとあれだけ言っているというのに」
大上段からの物言いとは裏腹に、その手つきは繊細そのものだった。
触れれば頁がバラけてしまいそうな古書を扱うかのような動きで男は優しく毛布をかける。
青年、アッシュールバニパルとそのマスター、ユリナ・リベルが契約して2週間ほどが経とうとしていた。
当初に召喚されていた七騎のサーヴァントもその殆どが敗退し、残りは青年とセイバーのサーヴァントである白雪姫を残すだけとなっていた。
「出会った時はどうしようもないとばかり思っていたが、貴様は随分と変わったよ……まあ王(オレ)の書庫で眠る癖だけは直らないままだったがな」
そんな言葉を零す青年―――その視界に、机の上のノートが入り込んだ。>>127
あらそうなの?なんか兄貴=バトル好き、みたいな印象あって(別に任務とか無きゃ)
そっか、印象修正修正。とりあえずサタン暴れは受容レベルで良かったです…。>>128
開いたページの右側には、これまで戦ってきたマスターとサーヴァント達が名を連ねている。
左側には、アッシュールバニパルの持つスキルや宝具、ステータスが事細かに記されていた。
外側こそ新品そのものだったが、中のページにはひと目でわかるほどの何度も消しゴムをかけた跡が残っている。
きっと彼女は、何時間も何日もかけてこのノートを作ったのだろう。
自らのサーヴァントを勝利に導くために。
「そう言えば、貴様にはこうも言っていたな。貴様は主(マスター)で、この身は従者(サーヴァント)だと……全く、マスターがサーヴァントのために作戦を練るなど、本末転倒ではないか。
魔術師の戦闘など、使い魔に任せておけば良いというものを」
少女の頭を優しく撫で、青年は苦笑する。
そうして、青年の表情は瞬時に英雄のものへと変貌した。
「大義である、マスター。ならばその信に背かぬようにせねばならぬな。
―――王(オレ)の覇道(しょうり)を最も傍で拝む栄誉を貴様に与えよう」電波ってなんだ……とりあえず「うまぴょい伝説」聴いてテンション上げるか……お、トレーナー(男性)版なんてあるじゃん……うそ!?トレーナーのCV、戦国BASARA(舞台)の石田三成役の人だったの!?←イマココ
UMA乗るより早い戦国武将がウマ娘育てるなんて不思議だなあ……前スレで出てたソフィのCV……イメージ元としてFE風花雪月のアネットが女の子らし過ぎて没、ケムリクサのりりは幼な過ぎて没、で今の所デジモンサイスルのアミ(女主人公。CV大久保瑠美)になりつつある。
Fate的に言えばアストルフォの声から男性的な部分を引いた感じの演技。
大体、少し低めの声(メゾソプラノ寄り)だけど明るく活発で、アクセント程度に中性的なら彼女らしくなると思います。
>>62
誕生日おめでとうございます。
>>95
第■回、剣術同盟&アサシン陣営VSフォーリナー陣営という形で戦闘が進んでます。
フォーリナーがヤバい事になってますが、キャスターの宝具なら確実に倒せます。
SS書ける余裕は有りますか?>>121
小アイアスとかどうでしょう?ポセイドンの槍は都市部では不向きですが兵隊を召喚できるので、都市部でも十分に活躍はせられます。小町ちゃんがどんどん不思議なことになってってますね…こんな小町に誰がした。笑
>>139
となると、手番回すのは難しそうですね。嘘予告書いてみたんですけど、今人いないですよね……。
>>140
小町の作成に辺り、私なりの小野小町の解釈やそのためによるテキストの一部変更はあっても大丈夫でしょうか?いつの間にか青くなってたのビックリ。一応投下しといて放置してみよう。
北欧の大聖杯を知っているかい?
否、神代が残した贈り物。万能の願望機たる輝ける臼器を知っているかい?
彼方の海から引き上げられ、伝説と共に溺死したと思われていた呪いの杯。
アインツベルンの器とは異なる、星が生み出した天然物。
私たち自然胎児の始まりであり、最終的に帰する間だよ。
おおっと、無駄話が過ぎたね。
では本題だ。君たちへ贈られた紹介状、その内容は至極簡単なものだ。
聖杯戦争────中でもとびきり大規模な催しになる大戦へのお誘いさ。
時は満ちた。機は熟した。頃合いだ────君たちには喜劇なる血讐の詩を吟じよう。
役者も、観客も、人数が多い程喝采もまた大きくなる。
鈴なりの聖杯大戦。来るものを拒まず、去るものも拒まない。
互いの内に秘める果てしない願いの為に、切磋琢磨していこうじゃないか……殺戮という名の劇場でね。>>154
【割愛説明】
北欧の島国アイスランドが舞台の聖杯大戦。願望機として機能する聖杯は『グロッティ』と呼ばれる石臼。
聖杯として起動するにあたってグロッティは大聖杯に相当する魔力源となり、そして消滅したサーヴァントたちの魂の受け皿となる小聖杯はグローティア家から作られた自然胎児たるミストカーフ……北欧における人工生命体(ホムンクルス)がそれに該当する。
本来であれば英霊召喚の術式、令呪等の基盤がなければ聖杯戦争は成立しないのだが、天然の願望機の性質故か過去・現在・並行世界における情報がインストールされており、そこから自動的に聖杯戦争を成立させるシステムも組み込まれている。
【白の陣営】
聖杯戦争を開催した側であり、時計塔・聖堂教会を挑発するかのように招いた。
アイスランドを古くから根城にしている由緒正しい魔術の御家の他に、北方戦争の折に元いた国から逃げ出してアイスランドに行き着いた家、縁組としてスカウトされた家など。
サーヴァント召喚に使われた触媒はどれも北欧に由来するものばかり。
【青の陣営】
聖杯戦争に招かれた側。北方戦争の時に英国と協定を結んだスウェーデンからの情報提供により聖杯大戦をリークし、結成された陣営である。
時計塔と聖堂教会の協力の元、強力な英霊の触媒を入手し、大戦に向けての準備をする。
また、監視役として教会から一人使者が派遣されていて、その使者もひょんな事からマスターに任命された?>>158
実は青陣営の不憫枠の一人。マスターが故意に召喚したやつで、動物科で色々業績を残した魔術師が「獣の調教な慣れている」とか言ってナイジェルの如く精神を……ね?>>160
主従に関してはお好むのご想像という事で……。
地味に近いようで遠い間接的な因縁がありますね。モーさんがセミ様にモルガンの面影思い出して毛嫌いする関係性よりかは。調子に乗ってフリーなサーヴァントネタをもう一個ポイ
【CLASS】バーサーカー(あるいはアサシン) 【真名】善鬼 【性別】男性
【身長・体重】cm ・kg 【属性】混沌・悪 【出展】史実
【ステータス】筋力B+ 耐久D 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具
【クラス別スキル】
狂化:
【固有スキル】
鬼種の魔:C-
遠い先祖に鬼の血が入っている。
鬼の異能および魔性を表すスキル。鬼やその混血以外は取得できない。
天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出、等との混合スキルだが、バーサーカーの場合は他者に影響を与える系統のスキルは持っていない。
心眼(偽):B
直感・第六感による危険回避。虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。
一意専心(武):A+
己が武芸に没頭し、超人的な集中力を見せる。また、没頭している最中は、精神干渉を無効化する精神防御としても働き、狂化による理性剥奪すら一時的に抑えてしまう(とは言っても、元々まともな思考の持ち主ではないが)。
生まれながらに濁った精神を抱えてなお、剣術の腕は恐ろしいほど冴えわたっており、それでいて迷いが無い。>>163
戦国時代から安土桃山時代にかけて活動していたとされる剣客。後世では「小野善鬼」という名前で伝わっているケースも。
一刀流の剣豪・伊東一刀斎の門弟であったが、継承をかけて同門の御子神典膳(別名は小野忠明)と決闘を行い敗れて落命したというが、その出生など不明な点が多い男である。
彼の正体は先祖返りの形で、人ならざる鬼の気質を持って生まれてしまった人間。
幼くして独りでいたところを一刀斎に拾われ剣の才能を開花させたが、師の首を狙うなどと言った、混血特有の反転衝動・凶暴性から、遂に一刀斎と典膳が密かに結託し葬った、というのが事の顛末である。
というわけで出生からして不明だったので混血剣鬼として考えた伊東一刀斎の弟子・善鬼です。>>166
あー……スキル名被っていましたか、調査不足でした……
なるほど>>170
ホムンクルスちゃんを養って昔からの連れの子達の面倒を見て
自分をボディーガードとして雇ってた野紀から「君は魔術使いじゃない真っ当な仕事につくべき」と言われてホムンクルスちゃんの影響で宝石が純粋に好きになって
今は真人間になって宝石商である……!でも昔は宝石を詐称して売り捌いてたり弾丸として敵に撃ち込んでたりしたからね、そこを追求されるとジュエリースマイルが崩れる>>173
はいよろしくです。
あ、でもあくまで俺の希望なんでまたそこら辺かち合ったら相談して最終決定する感じで…。
逆にパウサニアスからサタンへのダメージ入るのもうちょっと欲しい、とかあれば。>>177
いや、スルトinシグルドon第一臨とか戦法がモードレッドな高笑い系騎士とかそんな感じです。ザッといくつか考えてきました小野小町のサーヴァント案
もう私には小野小町がわからない
・ド直球に宇宙人。ただの異星からの旅人。宇宙的センスから放たれる歌でめっちゃ人気になる。ペンネームだけが残り今の『小野小町』のイメージができあがる
・生前とある万能の願望器に由来する戦争に参加そして勝利。『自分の作品を永遠に残したい』という願いを叶える。叶えた結果作品だけが本物の無辜成分95%のサーヴァント小野小町が生まれた
・複数人いた説採用。やってしまえ小野小町48。君だけの小野小町を作り上げよう! ノリとしてはジャック・ザ・リッパーやロビンフッドのような『全員が本物の小野小町』という感じ。んな無茶な
・集合無意識による「これいいよね」「いい…」「わかる」が人の形になったもの。ナニソレ。常に人々の流行の具現化として活動してきた。「近頃の若いモンは」的視点からバーサーカー判定をくらうフリーサーヴァント……フリーサーヴァントか……
(スッ……)
【CLASS】キャスター
【真名】フランシス・グリフィス/エルシー・ライト
【性別】女性
【身長・体重】152cm・40kg/162cm・50kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】陣地作席:C 道具作成:B
【固有スキル】
妖精眼:EX
二人が共通して保有する魔眼の総称。フランシスは本来世界の裏側に住むとされる妖精をおびき寄せる“道”を開く魔眼を、エルシーは物質界において形を持たない妖精を受肉させる魔眼を有している。
妖精の寵愛:A
妖精に愛される天性の素質。英霊となったことでより強くなっており、今の彼女達は精霊種のそれに近い存在である。
【宝具】
『妖精郷は我らの傍に』 ランク:A+ 種別: レンジ: 最大補足:
サイド・オブ・アヴァロン。
妖精眼の最大駆動。スプリガン、ノッカー、セルキー、ブラウニー、ジャックフロスト、ジャックランタンなどイギリスと深い縁を持つ妖精達を具現化する。>>185
【解説】
コティングリー妖精事件で知られる二人の少女。
彼女達の手によってある写真が撮影され、二人が「私達は妖精を写真に写すことに成功した」と主張したことによってその真偽をめぐって様々な論争や騒動が生まれた。
その真相は、少女達は本当に妖精の写真を撮っていたというもの。少女達の家系は魔術師を生業としており、二人は特殊な魔眼を持って生まれた。
グリフィス家とライト家は妖精郷を通じた根元への到達を目指していた。そのために生み出されたのがフランシスとエルシーの二人である。
時は20世紀初頭、第一次世界大戦の勃発によって二つの家系は根源到達の中断を余儀なくされる。二人の少女は魔術とは関係ない従姉妹としての関係を紡ぎ―――やがて、彼女達の悲願は妖精の顕現という形で果たされることになる。
世界をひっくり返しかねない世紀の大発見を果たした少女達はその写真を当然出版社に持ち込み、その写真は世界全土のオカルティスト達を大いに刺激した。その中にはかのアーサー・コナン・ドイルも含まれている。
当然黙っていないのは魔術協会の面々である。彼らの尽力によって少女達が撮った写真は「捏造した写真」として扱われることになった。
身長以外は瓜二つな容姿を持つ二人組の少女。本来は従姉妹の間柄でがあるが、実の姉妹のように過ごしており、エルシーも従姉妹という概念をよく理解していないため姉妹ということで通している。
エルシーは人を驚かせるのが好きないたずらっ子。フランシスは大人びた性格をしたエルシーの保護者。無自覚とは言え生前から魔術師であり、詠唱にはマザーグースを用いている。
「小さなベティちゃんどうしたの?」「靴を片方なくしたの!」
「ヘイ、ディドゥルディドル」「お皿とスプーンが逃げ出した!」
「霊基転身!」「妖精変生!」
「我らは光!」「彼方への門を開く!」
「準備はいい?」「うん!行くよ!おねえちゃん!」
「エルシー!合わせて!」「オッケー!」>>184
ネタが…ネタが足りない! ただでさえ謎だらけの人なのに!
1都道府県に1人小野小町を配置しても1人余るんですよ!>>190
やるならディオスクロイみたいに男女揃えたいなーという欲があるのでこの2人は一旦保留になりましたね……>>194
ですです!オカルト好きならみんな知ってるあの写真!
ここには書いてないけどこの一件で教会から目をつけられたライト家とグリフィス家は魔術師として没落したという設定がががが(白目)>>192
うちの小町案は尖った個性がなく、申し訳ないです。
平安文化人サーヴァントだと紀貫之は考えましたね。スキルによって美女の姿になっていて、再臨すると本来の青年の姿になる。バ美肉サーヴァント。
アンデルセンみたいなところがあって毒舌家だけど、菅原道真や在原業平(二人とも上の世代)は憧れの人なのでちょっと大人しくなる。美女姿でよくやるぶりっ子演技もしなくなる。
人間観察スキル持っているだろうなぁ、とか考えているんですが宝具とか思い付かなくて止まってます。>>193
(実は163に伊東一刀斎先生に関するフリーサーヴァントネタがありますよと、こそり)>>164
うおっと善鬼さんですか…しかもまさか鬼とは…盲点…
自分は、一刀斎の夢想剣は「各々の夢想をこそ映す」術という設定(にしようとしていて)で、故にどれだけ一刀斎に倣おうと一刀斎の夢想剣は再現できない。典膳はそれを理解し独自の夢想剣を編み出して善鬼を討つことが叶い、一方善鬼はそれを理解しておらず、そのために「一刀斎は典膳に真髄を卑怯にも教えた」と誤解。その恨みはやがて人の形を成し、初めに典膳を手にかけ、それからは究極の太刀を得るために各地の剣客を討っていき、その妄執は人の域すら越し「鬼」の形へと変じた…みたいなのを考えましたね。
性格は「表面上は気が良く大雑把な無法者だけど、その実自分に自信がなく卑屈で嫉妬深い」とかそんな感じ
>>183
どれもぶっ飛んでやがる…凄い…
ここまで来ると本当にどうなるか楽しみですね…宇宙人は面白いし、聖杯戦争勝者は物悲しさがあるし…
>>187
四つ目の台詞からどことはなしに某双子の香りが…
姉妹鯖、良いですね。コティングリー事件は聞いたことがある程度でしたが、調べてみると中々に興味深い。イングランド人はオカルト好きですよね>>200
そうでしたっけ…まずいな忘れてる…2人一組の鯖か。
本田宗一郎&藤沢武夫なら宝具までは考えたことはある。>>201
ディオスクロイはめちゃくちゃ意識してるっていうかディオスクロイみたいなのがやりたいがコンセプトだったりします……でも男女揃ってないとちょっとな……ってなって一度保留になりました()
今はガングラティ/ガングレクトを考えてます
どんな人かをざっくり説明すると北欧神話における冥界ヘルヘイムを支配する冥府の女王・ヘルの従者を務める二人で、自分の解釈だとヘルの子供です()うわーんリンボと巌窟王を合体した、え(げつない)ろ(くでもない)い(やらしい)彼氏面スパダリを作りたい人生だった
>>201
おーう、濃厚だ……負けたっ!!!気配遮断EXを持つけどマスターにも認知されない概念鯖「UMA」とか自分自身が食材だから食を司るルーラーなバロメッツとか原典的にどう見ても直死の魔眼が使える視線を飛ばすアーチャーなコカトリスとかやりたいネタならいっぱいっぱい!!!!
一日が三倍くらいになって欲しい!!!!ううむ、第■回、フォーリナーさん次第では此方で戦闘終了まで書いたほうが良いのかもしれない……。
困った、小町でやろうとしていることと滝夜叉姫でやりたいと思ってたネタが被ってしまう!夏油風なスキルや宝具で、やってることはぶっちゃけスタンド使いになる。
2人1組でやりたいことはヘルのとこの従者コンビでやるとして、妖精の深堀をフランシスとエルシーでやるのはいいかもしれない
>>205
その辺も含めてちゃんと作ってもいいかもですね〜
>>212
2人のやらかしは無自覚の行為ですし、時代的に時計塔もバタバタしてそうなので今後魔術師としての活動を一切放棄するって約束するなら時計塔としても落とし所かなって(2人とも晩年の逸話があるので不審死とかはしてないですし)
>>214
史実で幻想種とか神秘と絡みがある人はだいたいやばいイメージある……それこそ公式だと平安勢とかね……
ボレアズ好きですね……ディオスクロイを参考にしたとのことですがディオスクロイ好きなんですよね自分……>>216
こうね、特にバトル中のセリフ周りから本家へのリスペクトを感じられてね。個人的な琴線にグッと来ますね
ディオスクロイだとリオン(元アトラスのマスター)の身長体重はポルクス参考にしてますね
あの二人あれで175cmもあるのいいですよね……高身長モデル体系女子好き……サーヴァントを作るのに一番苦戦するのは人物像とかを文章化することですね。「こういう人」と示す言葉が探すのが難しい。
黒鹿さんがキワモノの小野小町を作られるならば、こちらはキワモノではない小野小町を作りますよ!ふふふ、様々な小野小町が作られていく……!
「美形や美女として有名なサーヴァント限定聖杯戦争」 とか「歌人や詩人系サーヴァントだらけの聖杯戦争」とか起きそうちょっとしたマスター投下しますや!
「カルキさん……! カルキさん!」
およそ人類の生存圏とも言える完全環境都市(アーコロジー)は絶滅の危機に瀕していた。
西暦にして428899年に推定される“絶対的未来”において世界は寿命を迎えていたからだ。寿命、つまりは圧倒的な熱量の不足。霊子が回らなくなることで世界の運営は停滞し、土地は痩せ、植物は枯れ、動物は飢え、天候は濁る。生命は汚染され、糧とは到底なれない代物へと変わり果てた。悪性情報は焼却されず、ただ癌細胞のように澱みを生み出すまま。
癌細胞とはそう、カリの出現である。
インド神話において語られる末法の悪魔の名前が名付けられたそれは、生命に対する天敵として人類に明確な敵意を示してきた。人の肉を食らい、毒素を撒き散らす存在。絶対的未来に生きる人類全てに課せられた宿命とはカリとの対決である。
「廻剣駆動のための、霊子は…………まだ、か」
カルキと呼ばれた、青年が呻く。
集合型のカリ・サンガに腹を食い破られたのだ。例え霊基外骨骼による補正があろうとも出血量は誤魔化せない。
それでも眼、人知を超越したと目される千里眼は光を失わない。
「まだ……」
「星は縮小し、世界の歯車はとうに壊れている。俺達には……時間が、ない……」
人理再生機構シャンバラは人類の英知を集結させ、ある魔術礼装を詠唱する。
廻剣マハー・プララヤ。
対界と呼ばれる範囲(レンジ)を誇る決戦兵器ではあるが、サーヴァント・カルキの神性を抽出、凝縮過程を完了することで、壊劫を行えるという。
読み取った保存記録の管理を調整し、再構築を開始する際に指定した情報を削除、論理吸収し概念修繕すら可能とする。
数値配分を入力された世界の出力。
人理再生。>>229
「せめて“俺”が全世界の咎を引き受けたかったが、この体では壊劫に耐えられそうもない」
「先輩……?」
「これからはお前がカルキだ。そして……お前の名前は俺が持って、逝く」
カルキを名乗った青年、彼も失われた魔術によって誕生したデザインベビーの一人、が自身の霊核(たましい)を意図的に壊すことで霊子を流出。並列仮想霊子加速器の炉心を臨界状態へと推移させていく。
同時に、カルキとなった者に英霊情報が刻まれ、魔術回路が開かれる。
『入電します! 第六区画、壊滅! 第六隊将パラシュラーマ様は討ち死に!』
『第一区画、パージ開始されました!』『第七区画、制圧失敗!』
「――こちら第十中枢区画、これより廻剣駆動に入る」
『おお、ついに壊劫が!』『人理再生!』
「おおおおぉぉおっ!」
『帰滅を裁定せし廻剣(マハー・プララヤ)』の一撃が、視界を極光に染め上げる。
涙声混じりの雄叫びとともに、世界の狭間、無の内部、天地の間隙、六合の域外へと落ちていく――――>>232
【解説】
過去に予言された未来の英雄、カルキ。
シャンバラに生まれるとされるヴィシュヌの十番目にして最後のアヴァターラ。
その名は『永遠』『時間』或いは『汚.物の破壊者』を意味する。白い駿馬にまたがった英雄、または白い馬頭の巨人の姿で現れる。末世(カリ・ユガ)の最後に降臨し、この世の全ての悪を滅ぼして、黄金時代(クリタ・ユガ)をもたらすという。
西暦にして428899年に推定される絶対的未来においては、人理再生という冠位指定のために過去へ時間旅行して聖杯探索(グランドオーダー)を行う移動特異点。霊長、人類種における最後のヒトである。
誕生日:???
年齢:???
身長・体重:173cm・67kg
好きな物:善なるもの 嫌いな物:悪なるもの
決戦の日:カリ・ユガ
緑がかった白髪に、褐色の肌をした神秘的な雰囲気の青年。
英霊を呼ぶのに相応しい魔術回路と、無垢な魂を持つ。
○霊基外骨骼(デーヴァダッタ)
英霊の座に時間軸は関係ない。故に英霊カルキは信仰により過去にも、当然ながら誕生する未来にも存在することになる。カルキは英霊カルキ本人ではあるが同時に憑依継承したデミ・サーヴァントであると言えるだろう。
終末ならざる世において英霊カルキとしてのスキル・ギフト・加護を十全に使用することはできないため、外付けの回路によって補う。>>233
『帰滅を裁定せし廻剣』
ランク:EX 種別:対界宝具
レンジ:100 最大捕捉:レンジ内全て
マハー・プララヤ。梵天が死ぬ際の宇宙が帰滅することを指す……即ち、壊劫。
宇宙を一巡させるための滅びの権能。悪を滅ぼすため、世界を終わらせるため、彼は全ての最後にこの剣を振るう定めである。剣を振るえば、世界全てを消滅させる。
終末ではない時代では、この剣の力を完全に発揮して振るうことはできず、凝縮・限定された破壊を発生させるという機能に限定されている。
最後のヒトとは言うが、その実、遺伝子工学や魔術によるデザインベビー。
自らの生まれた時代、絶対的未来における霊長、人類種は緩慢なる自滅に際していた。人類の総意、アラヤの抑止力さえ生存を願わない末法の世。
そのような状況下にあっても人理再生を誓う人類愛の人なのである。
しかし、終末ならざる世において聖杯に到達した時……>>234
【台詞例】
一人称:私
二人称;貴方/貴女/おまえ、貴様
三人称:彼/彼女
「カルキと言います。ええ、無職ですとも。衣食住は不要なので、不便ではありません」
「未来とはどの程度、未来なのか? ですか。そうですね、言うなれば末法、終末。そして剪定される事象」
「人は神となれず、神は人を代行者とする。その役割を果たすために生まれたのが私です」
「星の灯火は消える時、諸人は運命を裁かれる。私は神の力を継ぎ、その役割を果たします。そのために…………生きている」
【脳内CV】梅原裕一郎
【テーマソング】A.R.B.「HEROES ~英雄たち」
【製作者】ここのえ
コンセプトは未来人マスター、あるいはマシュ(男)。英霊の生前がマスターをやる反則行為
未来人が人理再生のために“カルキ”を襲名するシステム。リュウマのガゴウ的な
「主人公作りたい主人公!」「それはそれとしてスターシステム的キャラクターも欲しい」という我儘な奴~!!>>239
カルキ「ええ。こちらこそ、人類の祖。そして感謝を。貴方の知恵が、ヒトを私までに導いたのだから」>>236
FGO2部限定のマスター、みたいな感じですね。
マスター、というよりかデミ・サーヴァントの方かな?って感じはしますが。>>246
はい、すいません。>>236
これはまた随分と壮大な設定で…
全体的にSFチックといいますか、一歩間違えるとラスボスにもなりそうな感が溢れててすさまじいです>>250
>>251
>>252
では!
「アーチャー、アウトリュコス。ここに現界した……お前さんが俺のマスターねえ。ま、上手くやろうや」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アーチャー
【真名】アウトリュコス/Autolykos
【性別】男性
【身長・体重】185cm・78kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B+ 魔力B 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
○単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。
○対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。>>254
【固有スキル】
○伝令神の加護:EX
父であるヘルメスから授かった様々な加護、伝令神の名の通り情報に関するものが多い。
アーチャーの場合その特性から詐術や盗み、偽証などに強力な補正がかかる。盗まれたことに気づかせない、目の前の相手が犯人であることに気づかせない。簡易的な情報の改竄能力。
加えて他者と意思疎通を行う際に有利な判定が得られる。互いに伝えたい情報・意思が明確である際には、精神干渉系スキルを無効化して十全なコミュニケーションを行える。
また、敏捷に+補正がかかる。その疾さは、逃げ足の速度として発揮される。
○変色:A
色を変える能力。手で触れるものを目に見えなくする、黒い馬を白く、白い馬を黒くする、などと語られた逸話によるもの。
○武術:B
何らかの武術を収めていることを示すスキル。Aランクで言えばそれ一本で生計を立てられるほどの技能を所持している……が、武術の持つ精神的な頂きには到達していない。
アーチャーの収めたものはレスリングであり、アーチャーはかの大英雄ヘラクレスにレスリングを教えた人物である。
○神性:A
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
アーチャーは伝令神ヘルメスの血を引いている。>>255
【宝具】
『英雄の財宝』
ランク:E~A 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大補足:500人
クレプティア・アルゴー。
アルゴー号の宝物庫に通じる鍵剣。アーチャーはこの宝具を有することで宝物庫の中に存在する物品を撃ち出すことが出来る。
主なものはディオスクロイの宝剣と宝盤、イアソンの剣、ヘラクレスの大剣、アタランテの矢、メディアの錫杖、アスクレピオスの杖、カイニスの槍、
他にもティピュスの戦斧、イダスやメレアグロスの槍、ペーレウスが振るったダイダロスの魔剣、オルフェスの竪琴、イオラオスが率いた戦車など多くの武具・宝具が格納されている。
これらの武具にはスキル『変色』が適用されるため、着弾の瞬間まで一切感知することの出来ない武装群が雨霰と降り注ぐことになる。
また、アーチャーの持つ特性から中の物品には『盗品』『贋作』という属性が付与される。
贋作であるが故に真名解放は不可能だが量産は可能、盗品であるが故に贋作でありながら物品としての質は実物と遜色ない出来をしている。
本物と寸分違わぬ名剣・宝剣の数々、英雄の象徴たるそれらをアーチャーは『壊れた幻想』の媒体、使い捨ての爆弾として使用可能。>>256
【解説】
ギリシャ神話に名高い英雄集団・アルゴノーツの一員。盗みと騙しの名人として知られている。
伝令神ヘルメスの子であり、自身もまたオデュッセウスやイアソンという英雄達の祖先である。
アルゴー号では金庫番を勤めていた。
身長/体重:185cm・78kg
出典:ギリシャ神話・『アルゴナウティカ』など
地域:ギリシャ
属性:混沌・中庸 性別:男性
どことなくくたびれた雰囲気を纏う、無精髭を生やした中年男性。金髪をオールバックに纏め、赤いマントと黒をベースにした軽鎧を纏っている。
金庫番を務めるだけあって金勘定にやかましい男。浪費を嫌い、節制を好む。ちゃらんぽらんな外見とは裏腹に賭け事を蛇蝎の如く嫌っている。確実に勝てるという低倍率でない限り参加しようとすら思わない。
酒にだらしなく、金にがめつく、財宝に目がない。その上欲に忠実という絵に描いたような駄目人間。
飄々とした振る舞いの男で、常に火の点いた煙草を加えている。本気を出す時はフィルターごと吐き捨てる……戦闘終了後はちゃんと拾っているとか。>>257
盗みの名手であり、ヘルメスの持つ叡知・狡知を受け継いでいる。それは孫であるオデュッセウスにも引き継がれている。
前述の通りアルゴー号には金庫番として乗り込んでいたが、周囲とは一線を引いていた。
「己の本質は盗人だ」
「英雄が集まる船には似つかわしくない」
内心ではそう思っていた彼だったが、アルゴーでの旅は心から楽しめたという。
普段は自らを「盗賊」と語ってはばからない彼だが、ここぞという時は自らを「アルゴー号の一員」を自称する。
アルゴー号のクルーであることは、彼にとって何よりの誇りなのだ。
好きなもの:金、宝
嫌いなもの:賭け事
イメージカラー:コーラルレッド
趣味:札束を眺めること、芸術品・美術品の観賞
特技:札数え
天敵:アタランテ、アキレウス>>258
【セリフ】
「ようイアソン、我が孫よ。おいなんだよ、その「げっ、爺さん!」とでも言いたげな面は。そんな呆けた面してるようじゃ、腰のそれを盗られても文句は言えんぜ? 船長殿?」イアソンに対して
「おお、大英雄ヘラクレス殿……そうか。お前さんが大英雄ねえ……で、レスリングはどうだ? まだ使ってんのか?」ヘラクレスに対して
「へえ、メディアに旦那が。イアソンじゃなく? ……そうか。いやなに、一度は義理の娘になった女だ。親が子の幸せを願うのは当然だろう?」メディアに対して
「うげっ、アタランテ……俺あいつ苦手なんだよ。アキレウスのやつもそうだけどさ。俺より足が早いのは、ちょっとなあ?」アタランテに対して
「おお、アスクレピオス。随分と探したぜおい。いやあ、お前さんの秘薬あるだろ? あれがまた随分とここじゃ好評で……何? あれは未完成品? 至急回収しろ? ……あいかわらずだねえ、お前さんは」アスクレピオスに対して
「ヘラクレスの野郎の棍棒、ダイダロスの鍛えた魔剣。アスクレピオスの秘薬に、アタランテの矢……俺の手元には数々の宝があるが……あいつらだけは、最後の最後まで手に入らなかった。あいつらの起す風は、俺の懐にはちと大きすぎる……だから、これでいいのさ」ボレアズに対して
「なんだよなんだよ。俺みたいな盗人に構ってもいいことないぜ?」絆1
「いやあ、参った。まさか俺みたいなやつにここまで付き合ってくれるとはな。
では、改めて―――我が名はダイダリオンの娘キオネと伝令神ヘルメスの息子、アウトリュコス。
誇り高きアルゴノーツの一員として、御身の力になることを誓おう」絆5>>260
宝具が多様性に富んでいるけれど、それらを十全に使いこなせるとは限らないバランス感覚ですね。
あと武術スキルですが、ちょっと名前がアバウトな感じがするので名前を変えてみてもいいと思います。
ちなみにヘルメスの息子はうちのディアドコイにもいるんですよ。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%A1%E3%83%8D%E3%82%B9二人分のセリフ書くのって意外と大変……!
ボレアズのfgo風ステータスにてキャラ言及を行いました。他にも言及して欲しいのがあればご要望を。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ボレアズ>>270
……強いて言うならば血筋(子種)?
真面目な話、当時の人間側にとっても箔付けになったのは確かですしそういえば死霊魔術の子とかで跡継ぎじゃないタイプって家系の魔術とかにどういう気持ちを抱くのだろうか(誉さんの文章改訂中)?ここにそういう後継者じゃない死霊魔術系のキャラっていましたっけ?
ぴやあお
falling moon最新話がでけた!
人いますかい黒いからはれー!
答えを出さなければならない。マスターとして戦うのか、棄権して日常に戻るのか。
出来る事なら今すぐにでも教会に駆け込みたいところである。柳花が呟いた不穏な言葉を無視してしまえば、の話である。
あのおぞましい怪物がまだいるかもしれない、それだけでなくサーヴァント、ひいてはそのマスターが関係している。昨夜何故怪物が廃墟へやってきたのかは定かでは無いが、もしもこうして普通に生活している中にまで姿を表したら?美和子や章久が襲われたら?たとえば今こうして授業を受けていて、理仁の隣に座っているユウヤだかそんな名前だかの男子が、今夜にでも襲われて殺されたら?
だからと言ってそれでマスターとして、サーヴァントを率いて戦う覚悟を決められるというわけでもない。間久部理仁はちょっとした『才能』を有しているだけで、決してみんなを守るヒーローだなんて役柄をこなすには向いていないのだ。
「んー?んー?おい、誰か早弁してんな?どこのどいつだ?」
黒板に熱心に文を書き綴っていた浦戸が翻って生徒達を見渡す。早弁など今時する様な生徒など何処にいるのだろうか、と理仁が隣に座っている経子に同意を求めるべく目を向けると、不自然に教科書が立てられて壁の様になっている。
「くおら三義ィ!お前なーに食ってんだ!」
浦戸の怒号に教科書の内に縮こまっていた経子はびくりと震える。恐る恐る理仁が覗き込んでみればなるほど、経子がおにぎりを顔を真っ赤に染めながら咀嚼していた。
「ふ、ふみまへん、ほなかふいちゃって」
「他の先生ならまだしも、この鼻が利く限りは見逃さんぞー。俺ぁ鼻が良いんだからな」
「ふみまへん……」
「出た!ワンコ先生!」
「ワンコ言うな!あと●治郎とか言った奴、俺が先だからな。あっちが俺を真似たんだよ!ってか三義、食うのやめろ!聞いてんのかおい!?」
こうしてどたばたと騒ぐ楽しげな教室の中でただ一人、理仁だけは笑う訳でも無くうるさがる訳でも無く、ただただ重苦しい顔でいた。脳裏に生じた、もしも教室にあの怪物がやってきたら……などという嫌な想像にほんの少しだけ気分が悪くなったのである。>>278
「やあ間久部理仁元気してるか!!」
昼休みになった途端にこれでもかと声を張り上げて柳花が教室へとやってきた。二年生である理仁の下へ三年生である彼女が殴り込んでくるのはそれだけでも目立つが、よりにもよって二人が噂の転校生という事もあってクラスメイト達は大いにざわついた。
「え、何、なんで転校生同士がランデブーしてんの」
「あの人?黒鳥先輩に挑戦状叩き付けたって言う先輩って」
「うむ、確かに黒鳥蘇芳とは少々火花をぶつけたが……挑戦状というのはいささか大袈裟ではないかな?ともあれ間久部理仁、速く来い。一緒に昼でも食べないか」
「~~~~~っ」
椅子から跳ね上がる様に立ち上がって、理仁は弁当箱を片手日柳花の下へ瞬時に近付くと空いている手でむんずと肘を掴み、そのまま早足で教室を後にする。
「おいおい、何をそんなに焦っている。そうか腹が減っているんだな、うん?」
「ちょっと屋上行くぞ、屋上」
「あのな、頼むからああいう事しないでくれマジで……」
「何故だ。確かによそのクラスに顔を出すのは珍しいかもしれんが、私達は一応顔見知りだろうに。自意識過剰だなお前は」
「うっ、ぬっ、くぅぅ……」
春の風が吹く屋上。軽く論破されてしまい理仁は声をあげたいのを堪えて青空を仰いだ。柳花はと言えば購買で買ったらしい袋一杯のパンに興味津々と言った様子で観察している。
「で?答えは出たのか、間久部理仁。戦うか、やめるか」
メロンパンを囓り目を丸くしながら柳花は理仁へとそう投げかけてくる。
「まだだ。一晩で答えなんか出るかよ」
「熟考するのは別に構わん。が……そう時間は無いぞ」
「怪物の話だろ、二度も聞くか」>>279
「いや、聖杯戦争そのものの話だ。文字通りの戦争になる。あの神父、絶妙にお前を焚きつけている事に気付いたか?」
カレーパンを囓り思ったより辛かったのか顔を歪めながら、柳花はわざとらしく声を低くした。
「戦争……」
ほんの一瞬、それでも理仁が目にしたサーヴァントの力は計り知れないものだ。そんなものを用いた戦争が月見市で行われる。昨夜は曖昧な意識であった為に理解仕切れていなかった事実が、じわじわと追いついてくる。
「聖杯戦争はこれまでに何度か起こっている。はっきり言おう、住民に何の被害も無いなどという生ぬるい事は一度も確認されていない。サーヴァントという力を行使すれば避けられないだろうな」
「じゃあ何か、オレが棄権してもどのみち危ないって言うのか」
「そうはならない様に監督側がある程度のルールを定めてはいるが、あの怪物の件もある。このまま聖杯戦争を開始すれば、これからも人死にが出るな」
焼きそばパンを囓り不思議な味に口の端を歪める柳花。恐ろしい会話の内容とは裏腹なその様子に理仁は美和子が作ってくれた弁当に手をつける気にもならず、苦虫を噛み潰した顔でいる。
「……くそ、なんだよそれ。バッカみてぇだ。そこまでして聖杯が欲しいのかよ」
「欲しいさ。根源に到達するのは魔術師一族の本願、そうだろう?」
「ああ、ああ、そうだったな、そうそう。そんな奴らに散々魔術教え込まれて、挙句に要らないからって捨てられたのがオレだ」
理仁は思わず敵意を込めた目で柳花を睨んでいた。魔術師とは言え、剛胆で竹を割った様な柳花の性格が内心では嫌いではなかった。けれどすんなりと、そう言ってのけた事にほんの少しだけ腹が立ったのである。ああ、やっぱりそうなんだ、と。
「悪い、空気悪くした。ホント、頭がぐちゃぐちゃなんだよ。戦争なんて嫌だ、魔術なんてごめんだ。でもさ、でも……ここはオレの街なんだ。まだここに来て一週間しかいないし、まだ一押しの店とか暇になったら行く場所とかも見つかってないけど……大切な人がいて、これから大切な人になるかも知れない奴らが一杯いる街なんだよ」
怒りにまかせ、理仁は腹の底にあるものを全部吐き出した。驚くほどするすると言葉が口から漏れ、最後まで言い切って彼は大きく息を吐いた。>>280
「ああくそ、なんだよこれ。答え出てるじゃねぇか」
「うむ。今のを聞いた限り、思い切り答えが出ているな。わざとらしく煽った甲斐があった」
「は!?煽るって、さっきの根源云々の事か?」
顔を赤くし噛みつく理仁に柳花は真剣そのものと言った表情で、
「根源に達する、それは私も一族の悲願を背負う身として必ず果たさねばならない使命だ。だが……その為に無辜の民を巻き込むというのは気が引けるな。つまりだ間久部理仁、私も考えている事はお前と同じだ」
カッコイイというのはこういう啖呵に向けられる表現だと理仁は思った。魔術師でありながら柳花は騎士の様に凜々しい。この街で起きようとしている事に怒りを抱いているのは、彼女も同様らしい。
と、柳花はおほん、と咳払い。何をしだすのかと理仁が身構えると、
「ああ、もう私もハッキリ言おう間久部理仁。私は正直ガッカリしている! 聖杯戦争などと大層な名前がつけられているものだから、私はどこの誰々だとか名乗り出て正々堂々とさあ戦いだ!とくるかと思えば、どいつもこいつもコソコソしていて、馬鹿正直に教会にやってきたのは私だけと神父から聞かされた。全く以て、腹立たしいのだ! 挙句に人を殺める事に躊躇なしの怪物ときた!! もう我慢ならんぞ!!!」
「おお」
「此度の聖杯戦争、是正せなばならない。そうは思わんか!」
「おお!」
「ならばやるべき事はただ一つ。教会に行くぞ、間久部理仁!」
「おお!!……ん?行くって?」
「無論、今すぐにだ!」
すっくと立ち上がり、柳花は理仁の手を取って立ち上がらせたかと思えば、目に炎がつきそうな勢いである一点を見つめる。教会の方向である。理仁はすぐにこの少女が何をしようとしているのかを理解した。
「おい、まだ授業が」
「待っていられるか、行くぞ!」
やるべき事はただ一つ。柳花は理仁を連れ、全速力で学校をサボる事にしたのである。>>281
「なるほど。決心がついたから、学校をサボりここまで……理仁さん、その心意気や良しですが、少々勢いが良すぎるのでは」
「ち、ちが、こいつが……」
柳花は有言実行した。恐るべき事に本当に校舎を飛び出し、教会まで理仁を連れて全速力で駆けていったのである。道行く人がコマの様に回転する様を何度か目撃した理仁は、洲甘柳花という少女の持ち得る爆発力と行動力に尊敬と畏怖の念を同時に抱いた。
理仁を引きずってきた柳花本人はと言えば、まだまだ余裕だという顔で腕を組んでいる。
「さぁ間久部理仁、お前の決断を奴に叩き付けてやれ」
「分かったから、ちょっと休ませてくれ、頼む」
息を整えるのに五分ほどかけて、ようやく理仁はジョンと対面する。巌を思わせる雰囲気を持つ神父は眼前の少年がどの様な答えを出すのか、微笑みを浮かべて待っている。
「では間久部理仁さん、聞かせてください。貴方はどうするのですか?」
「……戦う。マスターとして、聖杯戦争に参加する」
「何故?それは義務感でしょうか?」
「簡単だ。オレは単に無視できないだけだ。オレは、やりたくないから、嫌だからってだけで目を背けられるほど出来ちゃいない」
何度でも繰り返す。間久部理仁はヒーローではない。ヒーローではない、それだけだ。
神父の目が見開かれ、片目から一筋の涙が伝う。全く前触れの無いそれに理仁と柳花は思わずギョッとした。
「素晴らしい。素晴らしい決断です間久部理仁。私は感動しました。聞きましたか洲甘さん」
「ああ聞いたとも。男としてようやくスタートラインに立った、そんなところだろう。で、だ神父。私も一つ宣言をさせてくれ」
「はて、一体どのような宣言を」
「すぐに終わる」>>282
おほん、と咳払い。柳花は理仁の顔を見、それからにっこりと微笑んで神父に向き直る。
「この聖杯戦争、ぶっ壊すからな」
「……はい?」
「よおし理仁、学校に戻るとしよう。今ならなんとか六時限目には間に合うんじゃないか」
一体何の事やら、という風に呆然とするジョンを尻目に、柳花は満足げに踵を返す。全く足を止める事無く教会を出ようとするその背中はやはり立派と言うべきか、理仁は追いかけながら感心してしまう。
「おい、ぶっ壊すって具体的にどうするんだよ」
「うむ、実を言うと特に明確なビジョンは無いのだ。ただ強いて言うなら参加者を全員こちらの土俵にまで引きずり込む。そして……殴り合いだ」
訂正する。立派というよりかは勢いが良すぎる。そんな柳花の猪突猛進さに呆れながら、理仁は自分まで何やら満足げな気持ちで満たされているのを感じた。妙に晴れ晴れした気持ちで、口の端が思わず歪んでしまう。
何かが変わろうとしている。聖杯戦争という禍々しい争いを転換点として、間久部理仁の内で大きな変化が訪れようとしている。
>>284
見ていてテンポの良いやり取り!
正義の人では無いし悪を為すときは為す理仁ですが、こういう風に良い方向に煽ってくれる人がいるとより輝くいっけね誤字だ!
>>280
> 一週間しかいないし×
> 一週間もいないし○>>284
宣戦布告から始まる聖杯戦争、実にいい
さて、参戦を決意した理仁の運命やいかに…>>284
主人公の悩みからの決断は早いほうが読んでてもダレなくて気持ちいいですよね。>>266
遅ればせながらおめでとうございます
サーヴァント アレイオン考えてたなぁ……
UMAとは逆に純粋な神霊だけど自身をヘラクレスの乗馬だとしか認識してないからみたいなせっかくだから洲甘柳華さん、描かせていただきたいな……
>>261
ありがたや……
>>262
「何度となく言ったはずだぜ? 『俺がこの宝物庫で責任を取るのは金銀財宝だけだ』ってな。それでもいいって言い張って自慢の槍を置いてたのはお前さんの方だろ? そもそもだ、俺の本職は金庫番じゃなくて盗人(こっち)だぜ? あんなに堂々と置かれてちゃ、つい右手も動くってもんさ」
>>263
うーん……なんかそれらしい名前が浮かばなくてですね……魔術があるし武術もあっていいかなって……
>>264
ワイトもそう思います。WizとかD&DとかRogueとかやりたくなってきた……
>>271
「賭け事なんてのはどう足掻いても親が儲かるように出来てるもんだ。一攫千金を狙うくらいなら、俺が親になった方が早いさ」
>>273
絆5で自分の本音さらけ出す系サーヴァントいいよね……
>>275
盗みの達人がアルゴーでやることがあるなら金銭への執着由来の金庫番かなって……>>302
\(^o^)/
レイドボスとかそういう立場が似合うとしみじみ思いますねえ
ヘルメスの子供ってことでトリックスターをやろうとしたんですけど気づいたらくたびれたおっさんになってたんですよね……CV津田健次郎がやりたかった……
でもあれです。ヘラクレスの師匠って側面でアルターエゴは行けると思うのでその初期設定はそっちでやりたい
ヘラクレスがオンファレーに従ったのはアウトリュコス(師匠やってた時は女だった)に似てたって理由もあるとかそんなん
ここのえさん聞こえますかー!!!!
>>303
古今無双の大英雄ヘラクレス、そのヘラクレスが収めた武技の一つであるレスリングの師匠
これは強い(確信)
ロビンフッドは弓の達人であると同時に罠の達人ですけど、その罠の師匠みたいなもんなんですからね>>306
(型月的には)ゼウスの子であるカストロに武器の扱いを
ケンタウロスの賢者ケイローンに武術(多分パンクラチオン)を
芸術の女神ムーサの子であるリノスに竪琴を
アポロンの孫エウリュトスに弓を
ヘルメスの子であるアウトリュコスにレスリングをそれぞれ習ってますね……とんでもない英才教育……
>>307
うちの子があ……(半泣き)
津田健次郎いい……シグルドは紳士的だけどがさつな津田健次郎が好き……(謎の告白)
>>308
「どことなく見覚えのある顔立ちと思ったら、お前さんもしかすると親父殿……ヘルメスの子か? ほう、なるほどなるほど。アレクサンドロス大王のねえ。いやあ、生きた時代の違う兄弟に出会えるとは、カルデアってのは粋な場所だあな」
こんな感じですかねふと『Fate/Oriental Amarant』の嘘予告を考えていたら、
「……ふむ。では供をせよライダー。」
「はあ!?おま、……何で敵同士なのにそんなことしなくちゃならねえんだ。これだから王様系サーヴァントってやつは……」
「王ではない。 我 ( フ ラ ン ス ) ぞ。」
「やかましいわ!」
というルイ=デュードネとロイグの漫才を思いついてしまった……
まあ傅かれる者と従い慣れている者(かつ執事的行為にボーナスつく「沈着冷静」持ち)だから相性抜群だったり……?>>318
あ、朽崎です(ねんの為。)今出先でトリップ忘れた…。>>325
実際家の成り立ちというか在り方的にも混じってる可能性は高い。お爺さんの代辺りはアメリカに住んでたし尚更。
クローニン(苦労人)が回り回ってクリプター会議ssで全方位に気を回してバランス調整に勤しむ苦労人になってるの因果だなぁって。めちゃくちゃ遅れましたが、第■回を投下してきました……。
それと、報告なのですが8月まで浮上率がかなり下がります……第■回の方は何とか隙を見て更新可能だと思いますので何卒ご容赦ください……。>>330
そういえば蜂に限らず昆虫宇宙起源説なんてのがあったなぁ……ハッ!まさか!>>334
顔出し着ぐるみ着て「がおー、たべちゃうぞー」とかブラック系ネタ言うのは一周回って適性あるんじゃないかなって…。>>334
ハジケリスト的なギャグ適正持ちはうちにはいないけれどボケとツッコミくらいならマスター陣はそれなりに出来るかなー、とそれくらいですかね>>334
それだったら、普通にエイベルと周公旦ですね。
エイベルはセクハラ担当、周公旦は見た目がギャグなんで。>>346
わぁーいありがとうございます~
太眉のほかに髪型とか特徴は決まってますでしょうか?>>344
>>345
>>346
ほいー
2019年夏、街にはある噂が広まっていた。
「ねえ。幻霊って知ってる?」
「知ってる知ってる! 友達が見たって言ってたよ! ベッドの下にいたんだって!」
「私は空を飛んでたのを見たよ!」
幻霊。それは、この街で語られる都市伝説の総称である。
曰く、ベッドの下に隠れる斧を持った男。
曰く、電波の通じない駅へと繋がる電車。
曰く、コインロッカー置き場に佇む少年。
曰く、深夜のテレビに映る死者のリスト。
曰く、朗読すると精神に異常をきたす詩。
曰く、夢の中に現れるとされる猿の車掌。
形も姿も千差万別、いるかどうかもわからない……が、確実に人々を脅かす存在。
夏という季節柄、納涼を求める人間はどんなコミュニティにも多くいる。そんな彼ら彼女らの手によって、街ではちょっとした怪談ブームが生まれていた。>>348
「かっかっか。いやァ、随分と使い勝手がいい。ちょっとばかりイラつきはするが、俺は“NNN臨時放送”が教えてくれる死者をただただ書き写せばいい。“うぃんうぃん”ってのはこういうことを言うんだろうなァ?」
幻霊とは、魔術の世界で『霊基数値の不足によって英霊とはなり得なかったもの』を指す言葉である。
怪談・怪異の大半は幻霊に該当し、それらが単独でサーヴァントとなることはありえない。
しかし、彼らは形を持ってしまった―――この夏にのみ語られる、怪異譚として彼らはこの世界に顕現した。
「あれはもう、加々見梓とは呼べません……彼女は、完全に“泉の広場の赤い女”に“成って”しまった」
幻霊とは英霊になり得なかった存在であり―――それでいて、未だ高次存在であるのは間違いない。
もともと“それ”を存在理由として生み出されたデミ・サーヴァントの素体ならいざしれず、魔術師とは言え普通の人間が取り込むようなことがあれば遅かれ早かれ自壊に通じる。
「いやあ参りました。エイマーズ家のためにもWASPのためにも“さとるくん”の力は持って帰りたいんですが……これは、少しばかり骨が折れそうだ」
「こんにちは。私は山星冬縁香、この子は“ナールナーシュ”、私はナールって呼んでる。ほらナーシュ、みなさんにご挨拶は?」
「やはり神は愚かだし、世界というのは面白い。もし神がいるなら、この僕に“リンフォン”が取り憑くはずがない!」
そうして、この異常事態をきっかけに華宮の外から現れる多くの魔術師が現れる。
一連の事態を解決に導くためこの街に住む二人の少女は同盟を結ぶ。
「随分と厄介ね。あれは」
「厄介? 何が?」
繚乱の吐き捨てるような言葉に、七海は問いを投げかけた。
「あいつの幻霊が“邪視”なのはもうわかったでしょ……あいつの名前はユージーン・バックヤード……バックヤード家の人間は、魔眼の使い手として知られてるのよ。ようは、鬼に金棒ってことね」>>65からのキャラ
【氏名】ダヴィ・ガルシン・アインツベルン
【性別】男【年齢】??【出身】何処かのスラム
【身長・体重】186cm・73kg 【所属】ミルキーウェイ
【肌色】褐色【髪色】黒に金のインナーカラー【瞳色】銀色
【外見・容姿】とある一件で容姿が変わった。しかし造形は崩れず宝石の如き美しさ
【属性】混沌・善【魔術系統】基本魔術と動物会話
【魔術回路】質と量共にCかつ正常【起源】陰湿
【魔術・特殊技能・特性・礼装・装備など】
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ダヴィ・ミーニャ
を参照。ただしマスケット銃に特殊な弾丸として込めるのは宝石や貴重な遺物以外である
【外見・容姿の詳細など】
宝石と形容できる美しさ。……だが昔それで色々あったのか、そこを褒められても嫌な顔をする。私は水商売ではない、ので、顔で売ってるわけではない。
イメージカラー:琥珀色・特技:スリ・交渉
好きなもの・苦手なもの:チャイティー、マカロン・腐った食べ物、雑な菓子
天敵:宝石の美しさを価値と捉えずに使い潰す奴
【来歴】
一定期間までの経歴は上記のダヴィ・ミーニャのページ通り。高校生時代に雇い主である野紀の命令に従うままドイツの古城を舞台とした大決戦で暗躍をしていた際に、失敗作であると断じられてアインツベルンから放たれたホムンクルスであるパメリと邂逅し、彼女を養うことにした。
「将来あなたはどうなりたいのか」今の時代であればたとえ高校一年生の間でも必ず聞かれるであろう進路相談。それに彼は「大学はお金がかかる。気にかけてくれる人が雇ってくれるらしいからそこに就職するつもり」と答えた。
それはつまり魔術使いとして危険と隣り合わせの暮らしを続けるという意思表示であり、野紀がダヴィに対してそのような危険性のない仕事を割り振ったとしてもその空いた暇を使ってさらに色んな仕事を勝手に魔術使いとして行っていく、そうしてお金を積み上げて、積み上げて、自分の可愛い家族達を養っていくのだと。
「ソーバッド。もちろんダブルミーニングです。あなたのそういうところは美しいけれど、ホムンクルス的にはどうかな、と思います」
そう言って、錬金術が得意な小さな妖精は眩いばかりの「貴金属と宝石」をくれた。どこにも行き着く先のない、惨めで愚かな私の才能が貴方のために活かせたのならそれでいいじゃないか、と。
もちろん彼はそれら全てを愛する家族のために使おうとした。それが彼が生まれてから今に至るまでの全てだったし、それを貫いていこうという気が彼にはあったから。しかし、その家族たちが言うには「出世払い、期待してるよ」とのことだった。
これはダメだ、これはいけない。そうやって彼は自分の大嫌いな才能に溢れた金持ちだけれど、自分のことを慮ってくれる恩人の社長に声をかけて───────
「あなたに魔術使いは向いていない。性格はまだしも、致命的に能力が足りない。それに私の個人的な心情も加味した上で───────あなたは魔術使いの道を選ばないほうがいいと思いますよ」
知らない、知らない。そんなの知らない。自分のために生きてきたことはたくさんある。死にたくなかった。死にたくなかったから当たり前じゃないか。けどこんな、ちょっと大怪我はするかもしれないけど安定な高給取りを捨てて進学就職だなんていう不安定な道を辿るなんて……!
………とりあえず、みんなに反対されたのでこの宝石は取っておこう。取っておくなら毎日見ろ、見るなら私がついでに色々と知識も教えてやると言われたが、将来詐欺をするのに役立つかもしれないから聞いておこう。金儲けの道具としての価値が上がるのに越したことはないから。そんな彼は、今や学生時よりは安全な道を進み、詐欺はよくない、夢を奪うと極めて真っ当にすぎる意見を挙げ、社会の価値観の違いは仕方ないが私はそれを掲げて相手を見ることを絶対にしないと誓い、宝石を愛する一介の宝石商である。
【人物像】
煌めきそのものな様相の男。人種的には未だ差別や偏見が多いと思われる地域出身であると考えられる見た目だが、その特徴すら宝石のような美貌である。本人は魔術使いの脱スラム時代にこの美貌で散々な目にあった挙げ句、そこからの人生でも度々そのような災難が訪れたため好きではないと言っているがもしもの時には使うしたたかさもある。その後はよく死にかけてるらしい。
日本語、英語、中国の標準語、その他もろもろ。飛び回る影響で話せる言葉がたくさん。その上で巧みな言葉遣いは相手の心を引き出し、相手が得をしながらも自分にもとても都合の良い結果を導き出す交渉術も兼ね備えている。
これは自分の恩人兼師匠が「交渉術は隙を見せることも大事だが、やはりイニシアチブは取るべき。それと世界共通語とも言える英語は重要でそれだけでもやっていけないことはないがさらに『仲良し』になりたいなら足りない」とアドバイスをしたため。
常に丁寧な物腰で商談に挑み、時にはお客様の判断を汲み取って商談が流れることもある。そも規模など彼一人でしかないのに毎度毎度大きすぎる売り上げを叩き出す。おおよそ一般の宝石商とはその道の人が見たら違うと言い切れてしまうほどのこれは、クリーンな社会のそれでは確かにない。
自分の信条に従った上でのそれに見合う魔術師との商売、少し秘密裏に話をしたいという自由稼業の方との交渉。彼は石には嘘をつかないがお天道様には嘘をつく。そういう類いであった。
なお、素の口調はそのままである。それに魔術使い時代には宝石であるとでっち上げて売り捌いたり、エンチャントを施した宝石を売れなかったことを惜しみながら危機打開のための銃弾としてぶっ放していたりした。のでそういうことを彼に話すとジュエリースマイルが砕け散る。
【一人称】私【二人称】貴方様【三人称】彼/彼女「ようこそいらっしゃいました。さあ、貴方様の依頼をお聞かせください」
「ファイアオパール。アステカの太陽神を形容するかのような色合いが特徴的ですね。ハチドリの宝石、そう称されてハチドリと共に愛されたという話も有名です。シカゴ自然史博物館などに訪れれば当時の装飾品に出会えますよ」
「美しいものに価値がある。生まれ持ったもの、磨けあげたもの、それに関わらず美は尊ばれるべきもの、それは理解しています。宝石という美に携わる身ですから。………ですが、その、私は自身の顔に関してのみルッキズム否定派です」
「お帰りを。私は私の元に流れ着いた宝石こそを尊んでくれる方に授けるべきだと心得ています。貴方のような宝石そのものの美しさに価値を見出さない人に売るべきものではない。……荒事を望むのでしたら場所を移しましょうか」
「Grazie per l’invito, ma non posso, avevo già preso un altro impegno.(お招きいただきありがとうございます。しかし先約がありますので)……三つの言語を織り交ぜて捲し立てられては私も困ります。次は互いに日本語で話し合いましょう。That's why i have to go. Nice talking to you(ですので、もう私は行きますね。貴方と話せてよかった)」
「つっかれたー!セクハラ反対!肩だけじゃなくて腰にまで回してきやがった!!何が嫋やかな花かっての!俺は男だ!」
「チャイとマカロンしか勝たん。仕事がない日はこうするに限るっす」
「今月の出費もエグいっすねぇ……昔のツテを探して……何すかパメリ、私が魔術使いになる?そんなことやめとけ、命が何個あっても足りねぇよ。お前は俺のそばにいてくれるだけで俺の助けになるし…………あっ、今のなし。恥ずかしいっス」
「人を顎で使い潰す立場にはなりたくないっスね。だからワンマンなんだし……いつか良い距離感の立場で共に仕事ができる人が来たなら、アルバイトとして雇っても良いかも。高待遇で!」
「どうされました?私は確かにあなたの昔馴染みですがそのような顔をされる謂れは……『昔は偽物のアメシストを売り捌いて大笑いしてた』『使い物にならない傷ついたダイヤを弾丸で簡易宝石魔術にしてた』?………そんなことは、ない……なかったと、思うっす……思います……」名前:パメリ 年齢:6 性別:女性
属性:混沌・善 身長・体重:160cm・54kg
特技:試験合格 天敵:ユーブスタクハイト
好きな物・嫌いな物:宝石と貴金属・寒さと暑さ
国籍:ドイツ……? 所属:ダヴィの相棒 起源:煌めき
魔術:錬金術(主に貴金属と宝石の類の扱いに優れている)
魔術回路 編成:正常 質・量:共にA
【肌色・髪色・瞳色】白・白みの銀・金
【外見・容姿】ため息が漏れるほどの美女。ダヴィと合わせて黒白の宝石と喩えられる
アインツベルンの失敗作。戦闘用に生み出されたわけでもないのに常人よりも強固な身体能力を有し、かといって本来の目的通りの常人では持ち得ない魔術回路が失われているわけでもなかった。しかし自然の嬰児としての在り方からはかけ離れており、寿命も他の戦闘用個体などと比較するとわかるがとても短命。
調整すれば生きていられる構造だが調整する費用が高い。彼女本人を永らえさせるぐらいなら戦闘用ホムンクルスと魔術用ホムンクルスを10体ずつ生産する方がアインツベルンほどの錬金術師ならコスパがいい。
そして何よりも受け入れがたいのが彼女が道具にあってはいけない強固な自我を備えていたことである。アインツベルンの翁の技術力ならば自我を宿したホムンクルスの生成など雑作もない。皆それぞれ自由意志はある。しかしその中でも誰かの影響も受けずにはっきりと自分自身で「引きこもりなんてごめんですけど」と言い切った。
自分の命が少ないならばその命を最大限使ってやりたいことをして生きていくべきでは?別にこの城を破壊し尽くすわけでもないのだからいいではないか。何の問題が?
その質問に対する返答は「廃棄を決定」の一言に尽きた。幸か不幸か、このホムンクルスは戦闘が不慣れなアインツベルン産であるのかと疑うほどに戦いのセンスがあったので、それを見抜いた翁の手により両手両足を器用に破壊された上でとある洋館へと打ち捨てられた。アインツベルンが元は所有していたらしいが今は誰も土地の管理者がいないと言う場所へ。
あそこじゃ死ぬほど暑かったのにここじゃあ死ぬほど寒いじゃないの。あの耄碌ゴーレムいい加減にしなさいよ。絶対に喉笛噛みちぎってやる。寒い中雪に埋もれそうになりながら必死に耐えて耐えて耐えて……やってくる障害は消し炭にして……ああダメだなんか身体機能がかなり低下してる。思考演算も体内の老廃物処理もだいぶ鈍い。これは死ぬな私は何もすることなく命が尽きるのだなと後悔と諦念で唇をかみしめて─────
「あの、アンタ?凍死したいんすか?だったら止めないんですけど人目がつかないところでやってくれません?」
煌めく黒い宝石のような貴方が、私を見つけてくれたのです。
「………私はホムンクルスで。この通り四肢を破壊されて廃棄されてるので、私を拾ってくれませんか?」
「え?あの、いやその、わかるっすよ。謎に切り捨てられた時のどうしようもなさはわかるけど、急に他人の面倒を見ろって言われても………」
「私の首、見えますか?」
「………アクアマリン?」
「いいえ。スリランカ産レインボームーンストーン。貴重なんですよ?とっても貴重。私を拾ってくれたら、これと、あとムゾー鉱山のエメラルドとか、高純度の金とか、たくさん。でも拾ってくれないなら残念さようなら」
「拾う!拾う拾う!むっちゃ疲労困憊だけど拾ってあげるっす!!」
結局はこの後も彼にその宝石をあげることはなかったのだが─────それはそれとして彼女はその少年に養ってもらうことになった。後にパメリと言う名ももらった。名前なんてなかったから。それと少年が就職するまでの間にはいくつかの仕事をこなすなら少年の依頼主が調整代を出してくれると言ったのでそれで暮らしていた。やがて少年は現実の帰路に立ち、その果てにいつものように、非人間ぶるお人好しは己の身を犠牲にする道を選ぼうとして─────
今度こそ、本当に、あなた自身のために使いなさいと宝石を託して。あとついでに、なんなら私の望む夢も叶えてくださいね、と。
彼女の抱く熱い熱い宝石愛の結果、彼は宝石商となり、彼女はその補佐をしている。……命の賭け事をせずに人生を楽しんでいる彼に代わって、今までたくさん助けてもらったから、そのお返しをして。
【人物像】
ダヴィがこの仕事に着く前に交わした今は古き喪われた魔術による「契約」で二人は一心同体、重要な臓器を共通で利用しているようなものである。パメリの方が人体的に劣っているものを二人が命を共有している形なので身体の調整をしているときは二人一緒、しかし調整期間は以前に比べて伸びたし費用も安くなった。「費用が安くなるしスパンも伸びるから」と彼は笑って言うがそれだけで一蓮托生の運命を迎える道理はない。完全に彼の優しさである。
錬金術のうち、宝石と貴金属に関するものがとても得意。特にそれ戦闘に転用した扱いがとてつもなく優れており、話を聞かなければアインツベルンのホムンクルスとは思えない。
性格にもそれは表れており、表情豊かでハイテンション。世界を飛び回り、愛する人のためにマカロンとチャイティーを作り、敵対した魔導のものの刻印を保存して相手の家に送りつける。ダヴィの振るう卓越した様々な知識は元は彼女が教え込んだもので非常に博識である。しかしそれは主に歴史と伝承、宝石学方面。経営学とか知りません、ホムンクルスですもの。
言いたいことは温和な喋り方ではっきりと言ってやりたいことはちゃんとやる。世間を知らないからこその遠慮のなさかと思えばダヴィと一緒に色々と世界を周り様々な文化を知った上でもあまり変わらない。素直で愚直なヒーロー気質だが将来の目的はとりあえずユーブスタクハイトをぶん殴ることとアグレッシブ。と言っても復讐ほどの熱意はなく機会ができたら程度。ダヴィとパメリの関係性は親友以上の何かというもの。互いに互いの人生になくてはならないものという認識ではいるのだが、家族とも、恋人ともなにか違うもの。明確なこれという定義はないが互いが好きな人ということはわかっている。その好きの定義がわからない。わからないけどどうせそれでいいかとも。焦って決めることはないし、これから歩み出せばいい。なにせ人生は無限大なのだから。
【一人称】私【二人称】アナタ【三人称】彼/彼女
「お待たせしましたー、カフェオレとお茶菓子のフィナンシェですー。はい、私手作りです」
「ダヴィと違って私の方が色々とできるので!ええ、色々と!頭も回ります!何てったってホムンクルスですから!………はい?いやちょっと、経済とかご存知ないですね……」
「瞳の色がホムンクルスのそれじゃない?ええ、これは私とダヴィの契約の証。ダヴィも以前とは見た目が異なるし。私たちはずっと一緒だから。運命共同体ってやつ」
「グッド。ホムンクルスは暴力に弱いと判断するのは良かった。けれどね、そうじゃないのも居る。そういうことです」
「美しいものは美しいと言い続けるの。それが全てを捉えたものなら言われた方はもっと美しくなる。だから私はダヴィを美しいって言うよ。もっと綺麗になって見えるから」
「とりあえず一回ぶん殴りたい!絶対に許さないって意思で絶対に右ストレートでぶん殴る!……のはいけないと教わりました。のでサンドバッグをぶっ飛ばします」
「なぜ宝石が好きか。さて、よくわかりません。もしかしたら己の起源から来るのかも。でも、そうね、そう………過去の地球という存在の魂そのものが石の形に物質化みたいで好き、とかかもしれないなぁ。腐っても私、第三魔法(ヘブンズフィール)を目的に作られたホムンクルスなので。ロマンあるでしょう?」
終わりです。度々出てくる雇用主やら恩人やらの正体は某狸な社長。コイツどこにでも湧く嘘予告に出てくる幻霊の解説できたんで一応貼っときますね
■泉の広場の赤い女……契約者は加々美梓。大阪の繁華街に存在する泉の広場に現れる赤い女の怪談。加々美とは共に関西圏が出自という縁で結ばれた。
■NNN臨時放送……契約者は篠千熄。深夜のテレビ放送で当日の死者のリストを放送するという怪談。
■コトリバコ……契約者は小鳩。胎児の死体を使って作られる呪具の怪談。都市伝説の中でもトップクラスの知名度を誇る。彼女が契約したほかの怪異も邪教によって作られた呪具であるリョウメンスクナ、零落した土着の山神ヒサルキ、顔中に貼られた呪符で強度の封印を施されてもなお邪気を放つ亡霊リアルなど凶悪なもの揃いである。
■さとるくん……契約者はエイベル・エイマーズ。どんな質問にも答えてくれるさとるくんという存在に連絡する方法を開設する怪談。エイベルとは共に外見が少年という縁で結ばれた。
■邪視……契約者はユージーン・バックヤード。見た人間の自殺願望を増幅させる一つ目の怪異の怪談。ユージーンとの縁は……本編でも語った通りである。
■トミノの地獄……契約者は瑞希七海。朗読したものを死に至らしめる詩の怪談。言葉を媒介にして起動する呪いであるため、七海との相性は抜群。
■ナールナーシュ……契約者は山星冬縁香。海外産のパワーストーンに宿った土着の蛇神の怪談。冬縁香とは鉱石を由来とする縁で繋がった。冬縁香は彼あるいは彼女をナーシュと呼んで可愛がっていた。流石です()
■リンフォン……契約者は浅井螢。地獄を凝縮した呪具の怪談。幻霊の中でも珍しい十字教由来の怪談で、その出自が螢との縁になった。
小鳩ちゃんさあ……(呆れ)(震え)>>382
ウェイ!?
エイベルが採用された!>>380
ssじみたものを紹介に入れるのが癖なもので……!
それはともかくとしてここまで書けたので満足です>>389
あぁなるほど!実はそのようにちょっと雄々しく描こうとも思ってました>>393
しっかり審美してくれと言われたらそこも含めちゃんとはします。宝石を使った礼装とかはちゃんとコメントする>>396
気に入って頂けて良かったです~!>>399
WASPが賑やかになってなにより。>>399
私なりの「WASPの子達ってこんなのよね」って感が強調された子になる予定だったり。
あれって自分の腕とかに刃物刺さらないんだろうかと気になり続けて幾星霜。
出来なくはないと思うけど準備に時間がかかる(くっつける物と自分両方に磁力付与しないとくっ付く力が小さい)のと戦闘中に相手の武器を奪うとかは難しそうなのとかで現実的じゃないかなって。そんなことするくらいなら相手に磁力付与して投げナイフした方が早そう。
>>401
ちなみに宝石を宝石魔術で使い潰すんじゃなくて宝石を礼装に加工して身に付けるのはダヴィ君的にセーフですか?
リンクくんちゃん「TSはやめとけ、マジで」
>>402
大丈夫ですよー。どうやって負けるのか気になりますが戦って死ぬならアテナ様も何も言いませんので!>>407
まあ設定的に描きやすくてなんぼですしね、良くも悪くもモブ顔というかギャグ……下手するとキャラdisとかいじめになるんじゃないかと思ったりして難しいですね……(シリアスが書けるとは言っていない)
>>409
※人様のキャラ、という意味で(「うちの子好きに使っていいよ」とか「こういう目に遭ううちの子が好き」って言ってくださるとそんなことは無いのですが)>>414
チェスト>>414
どうぞー!空が、見た事もない表情をしている。
いつものような青空はなく、時たま現れる雨雲もない、赤い雷と黒い雲が空一面を包み隠す。
この世の終わりみたいな光景が自分達のすぐそばまで迫ってきている。
招かれざる絶望、
明らかな異常。
考えられる理由は一つしかない。
啜り泣く声が聞こえる。
愛する◾︎の声、頽れた彼女の側には齧られた木の実が転がっていた。黄金色に輝く林檎はその断面から汁を滴らせ、いたずらに食欲を煽る。
状況証拠が全てを物語っていた、彼女は罪を犯した。この楽園の中心に生えた禁断の実、その片割れを食したのだと。
「雄々々───(オオォ───)」
天が揺れる。神は相当御怒りらしい。
滅多に顔を現さない神はこうして天災として僕達の前に現れる。その度に◾︎は畏れ震えるのだ。
所詮僕達は被造物、創造主と同じ次元に立てる筈もないし理解なんて到底不可能で。>>420
そんな彼女を見守る存在が、僕以外にももう1人、智慧樹の幹にへばりつくみたいにして此方を眺めている。
まるで観覧席で物見雄山気分な観客のようにヘラヘラと、蛇が嗤っている。
「繰り返す───識別番号00002、◾︎。其の罪を、其の口で、詳らかに語るのだ」
「嗚呼天上なる神よ、愚かしくもこの泥人形は禁断の果実を口にしたので御座います。智慧樹の実、喰らわば悪を知るとされる禁断の果実を!」
ちろちろと舌を揺らしながら蛇の姿をした悪魔は饒舌に語る、無責任な野次みたいな言葉を吐き散らかしてゆく。
「不遜にも傀儡風情が神の言い付けを破ったので御座います。この楽園で考えられる最悪の所業、最低の背信行為にありますれば!
神よ、与えられる罰は最も重いものが適切かと!」
「────、」
◾︎の許して欲しいという声さえも風にかき消されてゆく、なんと一方的で慈悲のない掛け合いだろうか。
罪を犯した者は声も上げられず、罪を助長させた者は声高高に天へ叫ぶ、これのどこが告解なんだろう?>>421
僕は考える頭を持たない。
そうあれかしと創造主に造られたからだ。
楽園を運営するにあたって不必要だと判断されたが為に設計時点でオミットされた余剰。
ロボットは作り手の組み込んだプログラムを逸脱しない様に、僕という泥人形は思考という行為に思い至らない。
だから何が良いことで悪いことかそれさえも正直な話僕には良く解らない。
◾︎がなんで怯えているのかも。
神がこうまで怒っているのかさえも。
まるで蚊帳の外の蚊みたいだ。
「───最早弁明の余地は無し、か────では、裁決を降す─────」
「───識別番号00002、個体名◾︎は楽園を運営するに能わず。よって────楽園の追放を、死の大地への放流をもって罪の清算と見做す─────」
淡々と粛々と倩々と。ただ事務的に患部を切り落とす。>>422
神はいつだってシステマチックに、次元の違う所から、僕達には一切の真意を伝えぬまま裁決を下す。
………この気持ちはなんだろう?
「………っ、ハハハハハハハハ。滑稽滑稽!思考機能を搭載されなかった木偶人形が神威を前にどんなエラーを吐くかと思えば、一丁前に涙を流すのではないか!!
ハハハ、コレは傑作だ!そのまま泣きながら野垂れ死ぬが良いぞカッハハハハハハハハハ!!」
尻尾を揺らして嘲笑う蛇、その大笑は天を衝くように大きく、刺すように耳に響く。
………この、気持ちはなん、だろう?
己の過ちを後悔して泣き噦る◾︎。
罪を促した蛇を誹る訳でも神に嘆く訳でもなく、たださめざめと己を罪に打ちひしがれているようだった。
楽園から彼女が追放されれば、一生この顔も拝めなくなるのだろう。
……………この、気 持ち は。改めて思ったけれど、私が描いたキャラの髪作画大変なの多すぎ! どうしてバブル期のギャル並みに髪を盛ってしまうのか……。
>>440
京介自身も定期的に山に様子を見に行きますしなんなら毎日パンチ(猿の使い魔)が綺麗に磨いてるまである。
手段が目的にというかそれまで扱ってきた物に愛着が湧くのあるある。>>444
でもリリスとの失敗が切っ掛けでアダムもイヴを思い遣るって発想に至ったのかもしれませんし、彼の人生に大きな影響があったのは事実ですねー。
……あ、何度も言いますがあくまで自分解釈の創世記の話ですからね?元の旧約聖書とは別モノと考えて下さいね。ややこしそうですし。>>446
ヒャッハー!>>449
【魔術・特殊技能・特性など】
・治癒魔術
初歩的な治癒魔術が使える。現場からビーハイブに帰還するまでの応急処置が主。
・魔力放出
魔力放出によるジェット噴射で高速で駆け回ることが可能。近距離でなら相手を吹き飛ばすことも出来る。
・疑竜の吐息
唯一にして最大の攻撃手段。口からの魔力放出による擬似的なドラゴンブレス。水属性。
【礼装・装備など】
『擬竜の心臓』
とある魔術師が創り出した竜種擬きの心臓。擬きだが呼吸をするだけで魔力を生み出す性質は備えておりこれを移植された者は呼吸により魔力を生み出しそれを魔力放出のようにジェット噴射する事で人間離れした加速を可能にする。
小夜子は施設時代にこれを移植されており普通に呼吸するだけで魔力を生み出し続けている。深呼吸等の呼吸法で魔力量を増加させることも可能。他人に魔力を供給することも出来る。>>450
【外見・容姿の詳細など】
全体的にでかい。眼鏡は基本的に丸眼鏡。ゆったりした服装を好む。
【人物像】
WASPの戦闘班に所属する少女。主に裏方で戦闘班の治療や電子的な援護、砂漠地帯での水の確保等を行う。痛いのは嫌だと言って戦闘に巻き込まれそうになると魔力放出で全力で逃げ回る。
暴力を振るわれることに酷いトラウマをかかえており実際に暴力を振るわれたり脅されたりすると恐慌状態に陥ってしまう。
【来歴】
施設の研究員が日本から拉致してきて擬竜の心臓を移植する実験の被検体にされた。手術は神羅=オトギリによる反乱の直前に行われ手術痕が塞がったらデータを取ろうという段階で救出された。
【性格】
マイペースで温度の起伏が激しい性格。普段はのんびりおっとりしているが熱くなると饒舌になる。あまりに気温の低い所では縮こまってしまう。
サブカルチャー、特に同人誌が好きで買ったり自分で描いたりしている。>>451
イメージカラー:黒
特技:機械操作、逃げ足
好きなもの:同人誌、生物
苦手なもの:寒冷地、暴力
天敵:暴力的な人
【一人称】小夜子さん 【二人称】〇〇さん 【三人称】〇〇さん
台詞例
「はいはい、小夜子さんにお任せ〜」
「はぁぁ、やっぱりコタツって最高だわぁ。最早コタツさん、いやコタツ様!」
「胸[こんなの]のどこがいいのかねぇ…」タユンタユン
「あーっ!人が気にしてることをーっ!小夜子さんのデミドラハート傷付いちゃったなーっ!」
「あ、いや、これはですね…別にお二人のことをネタにしてる訳ではなくてですね(いやある意味ネタにはしてますが(小声))いやいやいやあくまで個人で楽しむために…え?データをよこせ?まいどー!」
「寒いので冬眠してまーす。グー…」
「心核励起。すぅぅぅ────gggghhhhhhhh!!!!」
「ヒグッ、ごめんなさい…。ぶたないで……ぶた…ないで……っ」ガタガタ>>452
主なWASPキャラへの言及。基本的に第三者が「〇〇について」と質問した際の回答
「神羅さん?もちろん尊敬してますよ。ただ、もう少し早く助けてくれてたらこんなもの埋め込まれずに済んだのになって…」(神羅=オトギリ)
「エラルドさん…ですか。すいません、ノーコメントで」(エラルド・ルース)
「皆に嫌われてますよねあの人。まあ小夜子さんも苦手なんですけど」(アンドリュー・バックヤード)
「伊織さん、いつも怪我するんです。まるで傷付くのが自分への罰みたいな感じがして…心配します」(裂月・C・ダークローズ・伊織)
「椿伊か伊椿か…解釈が別れるところですね。ハッ、このことは本人達には内緒で…」(椿・スノウハミング)
「風花さんにはずっと言えてないことがあるんです。一つはあの日助けてくれてありがとうって。もう一つは風花さんを題材にした同人誌描いてますって。もう一つは────」(雲月風花)
「いやーソラさんにはいつも新鮮なネタを提供してもらってますよ。同人的な意味で、同人的な意味で!」(ソラ)
「正直小夜子さんの仕事ってソフィさんの所に着くまで怪我人を死なせないってことだったり。だって小夜子さん初歩的な治癒魔術しか使えないもーん。元一般人舐めんなっつーの」(ソフィ・セーレイズ)
「ガロさん、いい人ですよね。リンゴでウサギさん作ってくれるし。ガロさんの料理美味しいし」(ガロ・ゲッツィオ)
「白魔術での治療に竜の心臓とか小夜子さんの上位互換じゃないですかやだー!」(エイベル・エイマーズ)
はい。デミドラ巨乳眼鏡っ子いっちょ上がり!
所々にちょっとした闇を仕込んでたり好きな物の生物は読み方ナマモノだしエラルドさんとの間に意味深な伏線張ってたりとやりたい放題やってます。これは「昨日何となく考えた話も構成も無い、ただ自分の性癖を満たすためだけの自作聖杯戦争」のサーヴァントたち
セイバー:未定
アーチャー:テウクロス
ランサー:未定
ライダ:未定
キャスター:あやふや
アサシン:未定
バーサーカー:巴御前(自作)
・テウクロス
アーチャー。いわゆる女体化枠。SNで例えるならば「こき使われているランサーや佐々木小次郎」「メディアに囚われたセイバー」的立ち位置。
キャスターが自身のマスター(女性)を人質に取っているため、仕方なく従っている。
・キャスター
キャスター。SNで例えるならば「暗躍するメディア」的立ち位置。アーチャーとアーチャーのマスターを手中に収めており、良いようにこき使っている。
趣味でその2人を、あるいは3人で夜な夜な……
・巴御前
バーサーカー。公式が鬼種ネタに絡めてきたがこちらは龍神ネタに絡める予定。狂気が加速していく系バーサーカー
幼い少年マスターをかつての■■と重ねて見ており、「今度こそ最後までお側にいて、守り抜く」と誓っている。
おねショタ枠>>453
おぁ〜竜の心臓……【CLASS】キャスター
【真名】インドラジット/Indrajit
【性別】不明
【身長・体重・スリーサイズ】cm・kg
【出典】ラーマーヤナなど
【地域】インド
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A++ 敏捷:B 魔力:B 幸運:A 宝具:A+
【クラス別スキル】
○陣地作成:A+
○道具作成:A
○単独行動:EX
【固有スキル】
○神性:C+
かつて人類を支配していた神代の物理法則の名残。
神としての性質、あるいはその体に神霊適性を持つかどうか神性属性があるかないかの判定であり、ランクが高いほどより物質的な神霊に近いとされる。
ブラフマー神の玄孫である半神だが魔性のために退化、零落している。>>461
○羅刹の魔:A++
羅刹(ラークシャサ)の異能および魔性を表す種族特徴。
天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出などとの混合スキル。
○幻術:EX
人を惑わす魔術。精神への介入、現実世界への虚像投影などを指す。
神性ならざる者には捉えられない、総じて半神以上が有するマーヤーとも。
破壊神シヴァの祝福によって羅刹の生得能力である、このスキルはターマシー(闇)の性質を得た。インドラジットが暗雲に包まれた時、たとえ神々の王インドラや聖雄ラーマでさえも見ることも触れることもできない。
○高速神言:A
神代回帰とも。
呪文・魔術回路との接続をせずに魔術を発動させられる。
大魔術であろうとも一工程(シングルアクション)で起動可能。>>462
【宝具】
『虚空に蔵される永遠不滅(ニクンビラー・ヤグナ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1
火の女神プラティアンギラに捧げる祭祀。
聖地ニクンビラーを再現した陣地、神殿にて大儀式(ヤグナ)を行うことで、星辰によって多少異なるが、おおよそ24時間、不死となる。
しかし、それは逆説的に、「ニクンビラーの地にて祭祀を完了しない内に戦闘が始まった時が死期である」ということを示している。
『獄死の海に沈む光赫(ブラフマーシラーストラ)』
ランク:EX 種別:対地宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:レンジ内すべて
梵天の頭、梵頭の武器(ブラフマー・シラス・アストラ)。
“インドラの征服者(インドラジット)”の名前とともにブラフマー神から得た神器。
世界を麻痺させる破壊力を持ち、不完全な使用でさえも周囲一帯が十二年もの間不毛の土地になるほどの被害をもたらすという。二度放てば、海洋が蒸発するとも。>>463
【解説】
ランカーの羅刹王ラーヴァナの子メーガナーダ(雲の咆哮、雷鳴の意)。
父ラーヴァナが天界でインドラ率いる神々の軍勢と戦った際にインドラを捕らえ、解放する条件としてブラフマー神から限定的な不死、そしてインドラジット(インドラの征服者)という名前を得た。
ラーマ率いるヴァナラ族との戦争において、ラーマやハヌマーンに圧倒するほどの技量を誇ったが、彼らの奇襲により祭祀を中断させられラクシュマナによって討たれることになる。
身長/体重:cm・kg
出典:『ラーマーヤナ』など
地域:インド
属性:混沌・中庸 性別:不明
異形、
炭化した皮膚の罅割れた表面を、神代回帰の紋様が熱として奔る。
『虚空に蔵される永遠不滅(ニクンビラー・ヤグナ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1
聖地ニクンビラーにて行われた、火の神の祭祀。
シャラ草の葉とヴィビータカ樹の薪、真紅の布と黒い鉄で作られた匙が用いられる。
火をシャラ草の葉と矛(トーマラ)で周囲に広げて、全身真っ黒の生きた山羊の頸を掴む。燃え上がった献供のシャラ草の炎には煙はなく、輝きが現れ勝利の吉兆が見出される。
火は自分の力で燃え上がり、精錬された黄金のような炎が旋回しながら供物を受け取る。
こうして炎から出現した天車を操り、インドラジットは不死となるのだ。>>464
かつてインドラジットは七つの祭式、アグニシュトーマ祭、アシュヴァメーダ祭、バフスヴァルナカ祭、ラージャスーヤ祭、ゴーメーダ祭、ヴァイシュナヴァ祭、そしてマーへーシュヴァラ祭を行った時、破壊神シヴァが降臨して祝福を授けた。
行きたいと思う所へ進むことができる天車、神々さえも居場所を知ることができない闇の魔術、尽きることのない一対の矢筒、強固な弓、敵を壊滅させる武器を与えられた。
だが伝説には続きがある。『ウッタラ・ラーマーヤナ』において、インドラジットはシヴァ神の子であるという。シヴァの子を懐妊した天女マドゥラーは転生し、マンドーダリーとなりラーヴァナの妻となる。そしてその時になって生まれたシヴァの子がインドラジットであるという。
【一人称】俺・オレ/私
【二人称】おまえ/貴様
【三人称】奴/彼/彼女
スキル
「定めある命たるヒトよ、ラークシャサが何たるかを知るがいい」
「見えず、聴こえず、触れざる闇よ」
勝利
「卑怯とは言うまいな」本人に「あなたを題材にした同人誌描いてます」って言うより言い難い隠し事とは一体…?乞うご期待。
>>454
ノンノン、お姉さん違う。16歳ゾ。
元々伊織と椿をもどかしい!って思いつつ観察してたらなにやら二人がくっつかないのは過去の贖罪が関係してそうだぞとなってソラ風にたどり着いたという感じですね。
ふっふっふ、暴力の所にもちょっと伏線仕込んでるんですよねーこれが。
>>455
職場の同僚を題材にしたナマモノ同人誌とかいうアクの強さよ。そしてその根底にあるのが『組織の元被検体達の幸せな姿を妄想してるもの』だったりする。
16歳なのに身長が171センチもあるのも、バストがFカップあるのも、全部擬竜の心臓による竜の因子が原因なんだ!(ナ、ナンダッテー
>>457
>>せっ、せやろ!?(汗)。
ははーん、さては偶然だなお主。
これはあくまで提案なんですが伊織の右足のアグニと同型のアグニを左足に装備してるってのはどうです?
>>459
まさかの属性被りに小夜子さんもびっくり。「ボクは正義(ヒーロー)なんだ!」って宣い日夜街の皆のために戦う元気系ショタを作ってみたい…
そんで「ボクは正義を遂行する。みんなを守らなきゃならない。だから…キミたちは足手まといだから、死.んで」とか「お兄さん、自分で言ってること分かってるの?コイツは化け物なんだよ?放っておいたらみんな殺されちゃう。…ふーん、お兄さんは、悪の味方なんだね」とか「キミたちはボクっていう正義(ヒーロー)の仲間(どうぐ)なんだから、こんなことで壊れちゃダメだよ?」って真顔で言う鬼畜ショタ…やろうとしてることは街の皆のためであり確かに正義だけど良いことではないショタ…
何かありましたらお教えください…>>465
聖杯について
「そう、その通り。お前を殺,すのは――――俺だ。聖杯を目前にして、渇望の余り身を捩るお前を、喰らう。肉を、骨を、その魂を。そのためだけにお前を勝たす。お前を生かす」
会話
「おお、我が主。貴方の忠実なる従僕がここに。白々しい? はて、何の事やら」
【製作者】ここのえ
…いわゆる召喚者をいつ食べようか、している猛禽類のような目をした、悪魔のような男のイメージ
ではあるんですが、なーんかリンボの「気色悪い底知れなさ」が出せないという。いやリンボのデータ上ではあまり特異ではないはずなんだけど
リンボ+巌窟王のイメージを完成させるために助言を下さい~>>472
確かに精神面が硬い印象はあるかも。
なんつーかいざとなったら「おっしゃ!殴り合いでテッペン決めようや!」的なノリを感じます(いやこんな台詞じゃないだろうけど)。
なんだ「ぐぬぬ」してから撤退するイメージが湧きにくいんだ多分。あとイラッとする人が出るような煽りしない感。個人的に強スペック貼っただけなように受け取っちゃった所為かもだけど、道化師的な雰囲気だったり導く者ってよりは武人!という雰囲気が強い。
あとは宝具の特性かなぁ。。。
本人を直接不死的存在に置換するので、ウザさが足りないというかストーリー的に出てきても「死なねぇ!じゃあまたな!」で一応とは言え”倒してる感”を抱きにくそう。リンボの生活続命はほぼすぐ次が出て来たけど、なんやかんやで毎回倒されてはいた印象(記憶違いだったらゴメンね)。
それと『獄死の海に沈む光赫(ブラフマーシラーストラ)』が大規模直接攻撃系の宝具だと思ったので、他人を食い物にするというか個人を踏み躙るような厭らしさを持ちにくい。
あとコレが自分のリンボ観でかなりのウェイト占めてて結構重要だと思う因子で(そして同時にコンセプトぶっ壊しにかかる感じの発言なんだけど)、”劣等感(二番手コンプレックス?)”、”精神的な欠点、弱さや穴(リンボで言うなら嘘や隠し事がド下手だったり思いつきでガバガバオリチャー走る雰囲気?)”を持ってる印象が薄いかな、と。
もっと言えば伝承ではガッツリ戦況を左右する並ぶもの無き悪役してるので、「拙僧、多才なれば!」→「でも君晴明に比べ「はぁああ~っ!?」的ムーブにおける晴明ポジがインドラジットさんには居ないように思ったのでそういう意味で基盤が合わない感じがします。
なんか辛口評価が過ぎる気がするんですが、問題なければ参考にしてください。>>472
幸せに……なれるといいね……パメリに頑張ってもらうしかない……>>477
苦手意識というより自分の上位互換なのでは?となってる感じですね。まあ差別化できるようには作ってますが。言語化できていなかったリンボ性が擦られていくので、ここのロジックを調整したらいけそうやな感が出てきた~
皆様ありがとうございます~
>>480
なんでリンボ性をと思ったのは「シータの虚像を切ってラーマ達に帰れ帰れ」したからなんですよ
こ、こいつ~結局シータは殺.せないんか~??朽崎君へ
くっちーって交通手段何使ってる?バイク?車?チャリ?
というか免許持ってる?
今書いてる話で必要な情報なので気が向いた時に教えてくれると助かりますお訊ねしたいのですが、このスレのサーヴァントで星の聖剣、聖槍を持っているからサーヴァントは誰がいたでしょうか?
出遅れで辛いこと言うのアレで心苦しいけど
無理にリンボ成分組み込もうとしてインドラジットって名前が付いてるだけの何かになるくらいなら再考の余地が有り余る
元ネタがあるキャラ作る時全般に言えるけど「何でそのキャラにその名前を被せたの? 他の名前でも展開変わらなくない?」みたいなツッコミに巧く返せるに越したことはないと思う
そのキャラ造形で何がしたいか
インドラジットを書きたいならインドラジットを書けばいい
リンボを書きたいなら畢竟リンボを書けばいい我好きなわけじゃないしむしろ許さないの部類に入るから的確なこと言えないかもしれないけど、リンボのリンボ性って貴様も元は卑小なる人類の分際で思い上がり甚だしくも人様に好き勝手言いやがって的なムカつく感にある気がするから元の偉人の逸話からして素直につよつよだとリンボ感出ない気がするぞ人間
>>331
確認しました。
斬殺されたのはアサシンじゃなくて その弟なのでそこだけ直しときますね。
猫さんも忙しいので、とりあえず、キャスターによるフォーリナー封印シーンを省略して戦闘終了まで此方で書いて、後からそのシーンを追加出来るようにしようかと思います。あと個人的なリンボ感じるキャラというかこの聖杯大会ってスレでリンボ的なえげつない・ろくでもない・いやらしい系男性エロさ持ってる奴って誰?ってなったら俺はロカセナとかバフォジャックかな、って気がする。
>>506
もう言及されてたわバフォジャック。(人間が嫌いなので)えげつない・(取る行動は)ろくでもない・(詐欺師的な意味で)いやらしいのはうちに一人いますね……狸汁作ろう……
>>500
あ~、酒吞とリンボでは同じことをやっても怖さが違う的なあれですね?
確かにそうかもですね…>>505
リアル頭身だったら此処にはお出しできないよぉ!!>>220
了解ですー。チラッと見えるのは斬新ですね…
>>236
私は大きなことにはついていけない身だから性能関係や経歴については深く言えませんが…素の彼を見てみたいなと思いました。しかし、それは「先輩」にしか見せないものだから禁忌なのでしょうな…
>>260
ツダケンさんとはいいお声の持ち主でいらっしゃる。
軽薄そうに見えてその実しっかりと周りを見渡し立ち回る姿は安心感があって良いですね。物語とかだと、マスターか味方の誰かを庇って敵と相打ちして…といった活躍が想像できます
>>284
洲甘さんほんとお強い…頼れる味方といった感じで、ですがその分メタくも今後の成り行きに不安を覚えてしまう…私の悪い癖だ…
>>352
>>382
なんだこの爺臭い口調の野郎はと思っていたら熄でござった。草
確かに、熄にとってNNN臨時放送はかなり感じ入るところのある怪異ですね…この二人(?)がいるだけで周辺の死亡者数がダダ上がりしてそう…>>373
ドタバタコンビだー!ダヴィさんは色々なIFをお持ちですが、そのうちの一つとしてこれはもしかせずとも相当にハチャメチャで、けれど充実したものなのでは…?
宝石なんて買えるタマじゃないけど、この二人の日常は見てみたい…
>>426
なんて熱いお話だ…ここから彼の父としての道程が生まれるのですね。
今更ですけど、アダムさんがうちのカスパーや■■■、スィレンあたりと出会ったらどんな反応見せるのか気になりますね。どいつもこいつもですが
>>453
WASPも賑わってまいりましたね…そしてまさか疑似ではあれ竜の心臓持ちとは、とんだ傑物ですね。自分としては、ただに外見が好みとだけ言わせていただきます。高身長女子良いよね
>>468
あーなるほどなるほど。エロい云々はこの人に対してのものでしたか。
うーん、なんだろう…巌窟王とリンボ、そしてインドラジット、どちらの魅力も引き出そうとして結果薄まっちゃった…?対消滅…?みたいな、そんな感じがしましたね。大変に個人の主観ですが…今更ですけど小野小町とかワルキューレとか、皆さんの「好き」が反映される共通のお題ネタって好き
>>517
ば、BANされちゃう~!!>>527
指先で震えるスマートフォンの振動に、私の意識はゆっくりと覚醒した。
ぼやけた視界に映るのは鬱蒼と生い茂る森林、車窓からの光景に私こと蓮見静香は「夜の森もなかなか綺麗じゃない」なんていう場違いな感想を抱いていた。
「もしもし、静香ちゃん? ああよかった。電話に出てくれたってことは、まだ間に合うってことか」
「もしもし、遥? ……まだ間に合う? 何が?」
私の感想も場違いなら、電話相手の言葉も中々に場違いだった。まだ間に合うってどういうことなのかしら。普段から意味深長な言葉回しを好むとは思っていたけど、今日はいつもと違って言葉尻の余裕が足りてない気がする。
「率直に言おう……静香ちゃん、君は“異界駅”に呑み込まれた。時計を見なよ。もう1時間も経ってる」
そこで私はようやく事の重大さを理解した。
「ねえ、さっき私達は」
「ああ。15分後にまた会おうって行ったね。俺はよる場所があるからバスで向かうとも言った」
打てば返すような掛け合い。彼との腐れ縁も随分と長くなった。普段は面倒くさいと思う部分も多々あるけど、こういう時には頼りになる。>>528
「折り返す電車に乗ったという可能性は?」
「君が乗ったのはJRじゃなくて私鉄だろう? あの時間、君が使った路線は一方通行で、仙台駅が終点だ。そこから折り返すことはない。そのまま車庫に入れられてるはずだ」
「……ということは」
「ああ。君が乗ったのは“きさらぎ駅”に向かう電車だよ」
言葉を濁すのが悪癖な遥にしては珍しくストレートな宣言。そんな彼の言葉に、私はわずかな引っ掛かりを覚えた。
「“きさらぎ駅”……? “異界駅”じゃなくて……?」
あいにく、この二つの差が私にはわからない。一つだけ確信が持てるとすれば、“異界駅”がピンと来なかった私でも、“きさらぎ駅”は知っているということくらいか。
「うん。君との電話が繋がるまでに調べてみたんだけどね。
この“きさらぎ駅”は元々インターネットの掲示板から始まった話だ。彼女のハンドルネームが」
「ハンドルネーム?」
「えーっと、宗二君でいう『掃除人』みたいなもんだよ。Twitterとかで使うネット上の名前みたいなものさ。
そのハンドルネームがね、君と同じなのさ」
そして、彼は一拍置いて。
「彼女のハンドルネームは“はすみ”
“きさらぎ駅”は、君と同じ名前を持つ女性から生まれた幻霊だ」>>530
原典で女性かどうかはわからないけどね、君が引き込まれたということは、多分そういう事なんじゃないかなと遥が付け加える。
「……なるほど。うかつだったわ。こんな時期に電車に、しかも終電なんかに乗るのが間違ってたのよ」
「……ごめん。よく聞こえないや」
「え? ……もしもし? 遥? 聞こえる?」
「ああもう! こんなところまで原典通りか!
静香ちゃん! 俺の声が聞こえるかい! 聞こえるものと思って話すからよく聞いてくれ! 君は“きさらぎ駅”についたら線路を逆走するんだ! 一応隣の駅は比奈駅っていう実在する駅に繋がってるってこともあってね。実物ならまだしも、相手が幻霊ならそれで対処出来る可能性が高い! いいかい、必ず帰ってくるんだ!
“きさらぎ駅”は死と生の境界! 間に合わなければ二度と帰って来れない! これが聞こえてることを祈るよ!
頼……どう…無事………………………俺も誉……君…………待って………!」
「――ええ。わかったわ。かならず私は帰ってみせる。貴方達二人が待っている世界へ」
電波があからさまに乱れ始めた携帯の電源が何の前触れもなくシャットダウンした。
深い溜息を吐いて、すぐに前を見据える。
視界の先には、“きさらぎ駅”を示す看板が存在していた。>>531
【※以下ホラー描写あり※】
駅へ降りて、そのまま線路へと飛び降りる。列車の進行方向とは真逆、遥の言っていた通り隣の駅を目指して歩き出した。
―――そして、それは唐突に訪れた。
動けない。身動きが取れない。背筋に走る震えを今すぐにでも止めたいのに、指の一つすら動かせない。
耳に聞こえるのは祭囃子。太鼓の音、篠笛の音、それに紛れて、無数の足音が聞こえる。
『あ……あ……あ……』
声がする。ラジオのノイズをチューニングしたような声。機械的な音声を無理やり人の発言に寄せたような声。
―――どう考えても、人のものとは思えない声。
「あ……あ……あ……あ……あ……あ……」
唯一動かせる首を力の限り動かして、後ろへと視線を向ける。
その先には。
「あ……ああ……ああAAあAあ……あAaaあああAああAAAああAAあああァァァッ!!!!」
膨れ上がった異形の頭を左右に振りながら、こちらへと迫る人間のようなナニカの姿があった。
真正面へと向き直る刹那、視界の端に映ったのは―――巨頭オという表示が記された看板だった。「有大筋力! 行歩平正! 遊行無畏! 如獅子王! 急急如律令!」
それは最早反射と言って良かった。起動したのは強化の魔術。その絶対的な決まりとして、使用者の属性に依存するというものがある。私の属性は水。血液に干渉することで、私の行使する強化魔術はドーピングとして機能する―――!
走る、走る、走る。
後ろを振り返りながら、少しずつ距離を離しているのを直感で感じていた。
「ここ、まで、くれ、ばっ! もう、だいじょう、ぶ―――!」
次の瞬間、私は目の前の小石につまずいて、ド派手な転倒を決めていた。全身を地面に打ち付け、そのまま数回転してようやく停止する……最悪だ。またいつも起源(アレ)が仕事をしたらしい。
「――本当、お互い面倒な起源を引き当てたものよね。ごめんね、遥、誉。約束、守れそうにないかも。
…………………………………………助けて。アーチャー」
奔る、奔る、奔る。
呟いた瞬間、あの時と全く同じ痛みが私の右手を焼く。
―――その時、風が吹いた。この世界特有の、粘ついて生ぬるい空気とは違う風。どこか懐かしく、どこか温かい風。
その風は、目の前の異形を一つ残らず打ち抜いて。
「サーヴァント、アーチャー。召喚に従い参上した。
問おう―――汝が余のマスターか?
…………で、実のところどうなのだ? シズカよ。僕もいまいち実感がないんだ。詳しい話を聞かせてほしいな」私もパラス・アテナちゃんの戦闘シーンが書けたので投稿してもいいですか?
舞台は前に投下した北欧VS時計塔の聖杯大戦です。でーい! 投稿してしまえー!
「先陣は私が切りましょう。守護竜の眷属たちよ、我が咆哮に続き敵勢力を蹂躙するのです!」
槍を掲げ、勇ましい雄叫びをあげると翼竜の軍勢たちも続いて咆哮し、侵攻を始める。
青の陣営たるランサーも戦場を疾走し、敵陣から出動している戦闘用ミストカーフを薙ぎ倒していくべく得物を振るう。
いくら戦闘用に改良されているとは言っても、相手は上位精霊の英霊と、雑種とはいえ幻想種の中でも最高位に君臨する竜種なのだから手も足もでないの自明の理であった。
だが、戦う人形としてプログラミングされている彼らは、欠損しながらも格上に立ち向かう。
「これなるは戦争。戦う者に非ずとも、戦士として戦場に躍り出ているのであればその命、この槍が貰い受けましょう」
『青のランサー』の快進撃は止まらない。
敵兵の攻撃は当たりはすれど擦り傷にすらならず、そのまま槍の餌食になるか、大楯で吹き飛ばされるのどちらかで蹴散らされる。
それもその筈。『青のランサー(パラス・アテナ)』は常時解放している宝具『難攻不落の処女神像(パラディオン)』の影響によりAランク以下の攻撃・魔術の一切を遮断している為、ミストカーフ程度の攻撃であれば防御すら不要だ。
故に、並みの相手では勝負にならない鉄壁の乙女こそが彼女である。
「敵将は、私の相手となるサーヴァントは何処へ!」
槍を投擲し、大楯も円盤投げのように投げ放つ事で前方の敵兵を蹂躙し尽くす。
そしてモーセの海割りの如く開いた道筋を駆け抜け、同時に両腕を広げた彼女の手元に槍と大楯が帰還する。
これがトロイア戦争にて数多の半神たちと戦った戦士の姿だ。>>541
「ッ!?」
瞬間、戦士としての勘が働き、大楯を上へと向ける。
その直後────『青のランサー』を覆う巨大な影が地面に浮かび上がり、鼓膜をつんざく程の金属音が衝撃と共に響き渡る。
「ぐっ……!」
大楯が途方もない力で押し付けられている。
比喩としてあげるなら、倒壊したビルを支えている只人のようで、それを地面が割れるくらいの踏ん張りで『青のランサー』は耐えている。
歯を食いしばって一寸を持ち堪えた後、大楯に加えられているであろう攻撃の軸を少しずらす事により、自身が吹き飛ぶように調整して力比べから脱した。
「……ふぅ」
戦闘時特有の緊張感を解すのに一先ず空気を吐き出す。
直感だったが大楯で防御して正解だった。楯越しから感じた攻撃の重みは、自身の宝具防御力を上回っていたからだ。
『難攻不落の処女神像(パラディオン)』にはAランク以下の攻撃・魔術を無効化する他に、それ以上の攻撃であってもAランク分の防御数値を差し引いたダメージ量になる効果がある。
だが、自陣にその効果を割く場合は防御力も分散されてしまう。そして、少なくとも先程の攻撃にはAランク以上どころか、サーヴァントであってもあり得ないレベルの膂力を有していたので、防いでいなければ確実に浅くない傷を負わされていた。
武器を構え直し、真上から攻めてきた敵を視界に入れる。>>542
────それは余りにも巨大で、異形であった。
『青のランサー』の倍以上の体躯、蒼灰色の肌と、極め付けは四対からなる八本の腕だ。
桁違いの異質さ。人ならざる姿から怪物の類である反英霊と判断すべきだろうが……彼女は少し違っていた。
(あの佇まい、気迫、そして何より攻撃から感じられた闘気。見てくれは怪物だけど、攻撃を受けた私なら分かる。彼は────生粋の戦士だ)
目色を変え、各八本の腕に剣を握っている巨人────『白のバーサーカー』が咆哮したのを合図に突貫する。
手始めに突進力を利用した刺突を繰り出す。
その攻撃に対し『白のバーサーカー』は剣で槍柄を切り上げて攻撃を無効化すると同時に体制を崩し、無防備になった胴体に剣群を叩きつけようと薙ぐ。
懐に入ってからの全方位から来る攻撃は常人であれば回避不可。しかし『青のランサー』は身を捩らせて回避可能な斬撃のみを躱し、そうでないのは大楯を用いて防御した。
そして、次は自分のターンと言わんばかりに乙女は浮いた体をそのままに槍を地面に突き立て、そこから発生した後進力で『白のバーサーカー』の顔面に蹴りをお見舞いする。
ようやく一撃が入った。
「█████████████────────!!!」
「なっ!?」
『白のバーサーカー』は自身を足蹴にした乙女の脚を掴み、乱雑に地面へ叩きつけ、そして八本の剣を同時に打ち込む……が、『青のランサー』は咄嗟に大楯で身を守る事によって吹き飛ばされるだけに留めた。
地面を転がり、徐々に勢いを殺しながら体制を立て直す。>>543
「痛ったぁ……宝具がなきゃ、楯ごと腕が逝っていたかも」
衝撃により若干痺れた腕の調子を直しつつ、再度槍を構えて敵サーヴァントに向かって駆ける。
『白のバーサーカー』は立ち向かってくる相手に威嚇するような雄叫びをあげ、縦横無尽の軌道を剣技を舞ってみせる。
だが、どういう事だろうか。巨人の攻撃は擦れ擦れで当たらず、まるで捉えどころのない蝶に剣を振るっているようだ。
それもその筈。『青のランサー』は蝶のように回避に徹し、蜂のように確実な一撃を与えられる局面まで隙を窺う戦法に変えたのだから。
体格も、ステータスも、あらゆる面において劣っているだろうが、小柄故に小回りが利く。加えて、彼女はこと戦闘において“人間の範疇”であれば多少は無理な動きができる利点もあった。
(けれど、分散した防護の力をこちらに回さなきゃ、仮に攻撃を受けた場合致命傷は免れない)
周囲の状況……『青のランサー』と共に侵攻していた翼竜の軍勢は、防護の力を失った影響から次々と落とされていた。
ミストカーフ兵によるものではなく、ここから離れた場所にある氷崖の上────そこで弓を構える『白のアーチャー』の射撃によるものだった。
「……脆い。やはり如何に竜種と言えども、宝具から生じた神秘であればこの程度か」
白い息を吐き、遠所にて行われている『白のバーサーカー』と『青のランサー』の戦闘を見据える。
介入も援護も不要だと、巨人のマスターに釘を刺されている為下手な割り込みしないが、自身のマスターですらない小娘に命令されるのも癪なので“援護”ではない範囲で好き勝手させてもらう。
そんな訳で『白のアーチャー』その場から移動し、相手の痛手になるだろう患部を探るのだった。>>544
場面は戻って乙女と巨人。
両者の激しい攻防が繰り広げられており、未だ互いに決定打となるものを与えられていない。
片や暴風とも形容できる剣戟を見せ、片や舞踊手のような動きで躱す。
このようなやり取りが連続が続いている為、停滞した攻防にならざるを得なかった……が、そんな連鎖を断ち切るかのように『青のランサー』は微小な、しかして確かな隙を見出した。
ここ! ────と、今を持てる全力の突きを繰り出し、本の一瞬だけ無防備を晒した穴を貫かんとする。
────もういいわよ、バーサーカー。
ピシャリ────と、何かに亀裂が走った音が鳴る。
『青のランサー』は目を見開き、驚愕して硬直状態となってしまっていた。
放たれた刺突は巨躯を貫通……はせず、それどころか肉体に触れる寸前に停止していた。何かに阻まれるかのように。
「こお、り?」
槍が突き刺していたのは、防壁の如く『白のバーサーカー』を守った氷の障壁。亀裂の音はこの氷から生じたものだった。>>545
どういう事だと、乙女は束の間の硬直状態を解凍し、突如として展開された障壁から槍を引き抜いて後退して思考する。
先程までこんなものは無かったし、周囲にサーヴァントらしき気配も感じられない。『白のアサシン』という線もあり得るが、暗殺者である以上はこのような派手な能力があるとは考え難い。
なら、事前にマスターか同陣の魔術師から施された魔術が発動したと考えるべきか……否、これも違う断言できる。
何故なら先の刺突は全力全霊を込めた一撃なのだから、優れた防壁魔術を展開したところでサーヴァントの本気に耐えられる筈がない。
となれば、答えは自ずと出てくる。
「あなた……今まで手加減していたというの!?」
それしか考えられないだろう。
冷静になって惟れば、あれは氷の属性を纏った『魔力防御』に他ならない。膨大な魔力を有しているのであれば対軍規模の障壁さえ展開する事が可能になるもの……それを今の今まで使わなかった。
『青のランサー』にとっては屈辱的であった。戦士である以前の女として扱われ、手を抜かれる事は侮辱に値するからだ。
「くぅ……!?」
『白のバーサーカー』が本領を発揮した途端、一方的な戦闘に傾き始めた。>>546
軍神の女神の如き技量で応戦し、なんとか持ち堪えてはいるが、それでもステータスの差が開き過ぎているのと、巨人が全ての攻撃に氷の『魔力放出』を付与した事から戦況が変わり出した。
もはや回避だけでは斬撃を躱しきれず、かと言って防御すれば冷気が肉体を蝕んでいく。加えて乙女の攻撃は常時展開されている魔力防御によって防がれてしまっている。
そんな状況下で戦闘を行なって約数分が経過した頃、『青のランサー』の肉体の処々が凍結していた。
(拙い……霊体すら凍結させる冷気のせいで、体が思うように動かなくなってきてる)
剣を去なすのに使った両腕は既に肩まで凍結されており、その他にも余波で凍ってしまった箇所が複数。
ジリ貧どころの話ではない。このままいけば確実に首を取られる。
────戦士としては、それも本望かもしれない。
屈強な戦士との命のやり取りで死ぬのであれば、それは誉れだ。先は手加減された事に激怒してしまったが、裏を返せば自分が本気を出すに値する好敵手に定められたのではないのだろうか。
そう思えば気が楽になる……しかしだ、ここで死ぬ事を吉としても、身に宿る闘志は未だ消えてはいない。
であるならば────。
「度肝を抜かせてあげる……!」
『青のランサー』を守るように渦巻いていたオーラが弾け、彼女が手にする槍に一点に集中して螺旋を描く。
その波紋を受けて凍結した部位が元の色を取り戻し、そして乙女の柔肌に紋様が浮き上がる。>>547
「我が身は女神の半神、戦場を跨ぐ軍神の片割れなれば! 成す術もなき敗北など笑止千万!」
今の攻撃が無意味なのであれば、次の一手、神の如き一撃を与えればいい。
膨れ上がる魔力を前にし、『白のバーサーカー』は装填段階に入る隙だらけな彼女に向かって前進しようとする……が、それを阻むように大量の翼竜が巨人に群がり、進行を押し留める。
ライダーめ────と、彼女は微笑む。
「巨人の如き五体、我らが神々すら危懼せしその姿体を打ち砕いて魅せよう! 難攻不落なる護りは反転し、国防の楯は流星となって必滅の槍を成す!」
魔力装填を完了し、ほんの一部であれ女神の権能を紐解いた宝具が姿を曝け出す。
「アテナ、力を貸して────『汝、国を崩す流星(ヴァージンレイザー・パラディオン)』────!」>>548
◯●◯
地形の氷が蒸発する程の熱量が発せられ、周囲は白い靄で覆われて目視では確認困難な景観と化していた。
そんな靄の中、『青のランサー』は確かな手応えを感じていた。
肉を抉る触感が槍から伝わってくる。これは完璧に相手の急所を貫いた時の手応えであった。
「ギリギリだったけど、私の勝ちです『白のバーサーカー』」
靄が晴れていき、覆っていた中の状況を日晒しにする。
そこにあったのは『青のランサー』の槍が『白のバーサーカー』の肉体を貫いた姿。
見まごうことない乙女の勝利であった。
「……少し魔力を使い過ぎましたけど、支障をきたさない程度です。まだ行けますね」
そう言って『青のランサー』は槍を死体から引き抜こうとして……できなかった。まるで、強い力で固定されてものが抜けなくなるように。
そこまで考えが行き着いた乙女は戦慄し、槍から手を離して“死体”から距離を置こうと跳躍する────瞬間、彼女の首に幹のような強固な腕が伸ばされた。>>549
「ぐぁ! な、どう、して……」
驚愕する他なかった。
確かに手応えはあって、再起不能に追い込んだ筈だった……にも関わらず、巨人は、『白のバーサーカー』は息を吹き返したかのように健在ではないか。
気づくべきであったと『青のランサー』は後悔する。
サーヴァントが霊体を維持できない程のダメージ、 または霊核を破壊されれば粒子となって消滅する筈なのに、この狂戦士にはその予兆がなかった。
「まさ、か……死後に発動する、蘇生の……!」
首を掴まれ、言葉も呼吸も、思考さえも正常の定まらない中、彼女は『白のバーサーカー』の宝具の答えに辿り着いた。
だが、些か遅すぎたのかもしれない。仮に知っていたのなら、無謀にも宝具を発動させて突貫などしなかったのだから。
今の『青のランサー』には発動した宝具の影響で防護の加護がないに等しい。故に拘束されているこの状況では、絶好のカモだった。
────食べてしまいなさい、バーサーカー。>>554
原罪の一因だけあって不名誉な渾名が多かったりしますね<イヴ
アダムとの絡み、ウチだとリンゴ農家で開拓者のアップルシードとかが気になりますかねぇ1日見ない間にすっごいスレが進んでいらっしゃる…
本当ならパラスちゃんの宝具をぶっ放す時に、色々抵抗したりしっちゃかめっちゃかする描写を入れるつもりだったんですが……保ちませんでした。
>>565
後は話の都合ですね。だって大戦においてのパラスちゃんの宝具で有用過ぎてね……ありません? こう「アカン。このキャラ最初の方で脱落させなければ」みたいなキャラ。>>515
ツダケンはいいぞ……心がブリュンヒルデになる……
アルゴーの中でも年長の方なのでその辺は意識しましたね〜
NNNは推し怪異なので是が非でも出したかった……熄は渡りに船でした……
>>536
リアルとかね……家の中の怪異も普通にやめて頂きたく……
>>537
空の境界が型月でトップクラスに好きなのでそう言って貰えると嬉しいです……
風に縁がある蓮見をシズカと呼ぶアーチャー……一体誰なんだ……()
>>539
蓮見とくっちーが動かしてて話が弾みまくるの第1回やってた時は思いもしなかったな……
>>557
投稿者の名前が“はすみ”なのはもうやるしかないなと……一体何カーメンなんだ……
>>560
言ってるのがくっちーだと余計説得力が出る……出ない……?くっちーと蓮見周りなら既に古書堂やってる時間軸の話でこんな会話もある
「ああ。依頼だよ。"出張買取"さ」
「やーよ。二週も続けてなんて。私は疲れてるの。絶対に行きませんからね」
「……あのなあ、店長さんよ。そういうセリフはちゃんと給料を払ってからにしてくれんかね」
「行きたいなら貴方一人で行きなさいよ。私まで巻き込まないで」
「わかった。わかったよ。遥のやつには俺からもそう伝えておくさ」
「待って……いいわ。私も行く。遥の依頼ってことは誉も絡んでるってことでしょ……手は抜けないじゃない。流石に」
「……わっかりやすいなあ。お前」
個人的に蓮見の遥・誉呼びが気に入ってます
こいつは少し仲良くなったら割とすぐに名前で呼び出す。こいつはそういうことある>>573
怒る理由が「神は名誉が重要な職業故に公にdisる行為をされたら罰せざるをえない事ぐらい常識でわかんないのか?君もしかして愚かなるタイプの人類??(意訳)」7割「普通それを身内に訊くか?」2割「身内をdisったな●す」1割で、かつ自分に対してなら「まぁ人が死を恐れるのは当然だからな……」で割と見逃してくれる確率高いあたり慈悲の塊(神基準)なのだわ
必要じゃないことは一切したくないタイプの面倒くさがりとも言う>>562
びんわんべんごしのユノー(ヘラー)様だと延々論理で怒ってくるやつ来たな…………
煽りで言ってたらそりゃお星さま降って来ますけど、「こんな俗説どないですか?」で聴いたら不機嫌になりながらくどくど喋ってくれるよ、他人の身体使ってる分やさしいね>>589
「チューコーセイ」の定めだね。
ロゼはもう大人だけれど、なんて。ルドルフ=ジョーク=2世!
昼行性のヒトとハロウィン・ナイトの魔では生活が違うから理解できないかもしれないけれども、ヒトの基準だと、夜のお菓子や夜更かしはとっても不健康!プルフ……貴方の健康を気遣ってのことだよ。
もちろん、貴方が本来の夜行性をする選択もできるけれども、きっとロゼは貴方と少しでも同じ時間を共有したいんじゃないかなってルドルフ2世は思うよ。
一緒に寝て、一緒に起きて、一緒に食べる。
それがロゼの幸せの形なんじゃないかな。そしてきっと、それは貴方の幸せ!だと貴方達2人を見ていてルドルフ2世は感じるのだけれども。
どうしてもってなるのなら、ふたりでよくよく話し合ってみて欲しいな。>>592
もっと聖槍の説明は公式からも欲しいですね。ちなみにうちだと聖槍は本人そのものなアームストロング船長がいます。>>595
ルドルフ2世の国の宗教、キリスト教には「求めるより与えなさい」っていう考えが根幹にあるよ。
相手の本当の気持ちが欲しいのなら、貴方が本当の気持ちを先にあげなくちゃ。
自分は心をガチガチに武装しながら相手に「丸腰になれ」なんて言っても受け入れてもらうのは難しいし、仮に相手が丸腰でも、自分がナイフを握っていたら相手がそれを隠し持っていないって信じるのは難しいよ。
「裏切られるのが怖いなら信じることから始めてみよう」なんてどこかのシンガーが言っていたけれども、それに尽きるとルドルフ2世は思うんだ。
その果てで相手が受け入れてくれるかとか、100%本当の気持ちをくれるかとかはわからないけれども、与え続けた末に残っているものは本当に大切なもののはずだよ。>>598
ありがとう友達!大切にするね!>>601
…………(目を逸らす)
さ、最後まで希望を捨てちゃいかん。だよ。
あきらめたらそこで試合終了だよ。>>591
そういう意味合いで言えばホメロスが聖槍扱いでありますね。
記録で神代ギリシャ世界を繋ぎ留めた世界の槍。
物理的な槍持ってねぇけど。>>606
はい。了解です。>>612
「これに懲りたら真面目に学生しなさい」って言われて明後日ぐらいにはバイトしてるし傷が治ればまた戦場に潜るのがダヴィ
だから早めに魔術使い辞めてまともな就職をしないと裏路地の肉塊になるか下水道に流されるんですね()>>618
モラウができないことって言えばウボォーギンやレイザーみたいな凄いパワーで相手を押し潰すみたいな戦法くらいですからね。聖杯戦争ならば、パワーはサーヴァントに任せてあとは、モラウみたいに色々できてしまうマスターにお任せになってしまうので隙も何も無くなってしまう。>>617
「ぬっふっふ、褒めても何も出ねえぞ?(嬉しそうに)」
陣羽織好き>>622
あと、こんな感じでダジャレ好き!!
そんなオジさん。SS投げてよかですか?
>>631
どうぞーSide:Saber
「やれやれ、島ひとつを利用して聖杯戦争を行う、とは。我が国のトップは何を考えているのやら……」
ゼントリクス家 十五代目当主 ゾルフ・ゼントリクスは溜息を吐いた。
彼の家系はかつては欧州に身を置いた錬金術の家系であったが、18世紀頃に突如としてアメリカへと渡り、以降は国家に従属する“組織”の魔術師として活動を行っていた。
“組織”への所属機関は長く、そのうえ表の世界でも上院議員という椅子を確保しているゾルフは米国の表裏における権力者である。
そんなゾルフよりも更に“上”からある計画が伝令された
━━━━合衆国(ステイツ)が保有する島の一つ、そこで聖杯戦争を行う。
それは遥かな過去にゼントリクスの一族に刻まれた指令(オーダー)ではなく、国から“組織”へと直々に下された使命(ミッション)である。
いったい、何処の魔術師に吹き込まれたかは定かではないが、米国という国家の安定の為という大義名分が振りかざされ、秘密裏にその計画は遂行されようとしていた。
「しかし、この私が矢面に立たされることがあろうとは……」
自惚れでは無いが、ゾルフは自身が“使われる側の人間”になるとは思ってもいなかった。
“組織”に長年在籍していた先祖が作り上げたコネクションと表社会で得た強固な立ち位置……何より自身の血統に秘められた因子。
ゾルフの認識は裏打ちされ、むしろ時がくれば自身が黒幕として聖杯を用いた儀式を行う者となる事を疑わなかった。>>633
だからこそ、国の上層部を懐柔し、自身を盤面に引き降ろした存在に対する警戒心が抜けきらない。
「とはいえ、合衆国……ひいては全人類の為に聖杯を得ること自体は願ってもいないことだ。人類は、私が救ってみせよう」
破滅へ向けて進んでいく人間社会に対する絶望と人類を破滅から救おうという愛。
それこそがゾルフの、ゼントリクス家の魔術師の魔術師が掲げる行動理念。
聖杯が真に万能の願望器であるならば、最低でも現状を覆す程度のことは容易であろう。
煮え滾る人類愛を抱え、ゾルフは聖杯戦争へと臨む。
「しかし、合衆国が主導で行う以上は参加者全員が平等というワケにはいかないか……」
一参加者といえど国家との繋がりを持つゾルフにはあらゆる面でアドバンテージを持つ。
不平等を嫌うゾルフとしては不本意極まりない事象であるが、大義も通すべき義理もある以上、国の要請を拒むことは出来ない。
「離島とはいえ、国の管理下ならば私の『新秘魔術(サイエンスマジック)』も十全とは言わないまでも行使可能か……」
新秘魔術。発展し続ける科学技術に神秘を見出したゼントリクス家固有の魔術である。>>634
電子回路やインターネットといった都市インフラを自身の魔力回路、魔術刻印とすることで他の魔術を再現する。
大都市であるならば破格の性能を誇る魔術、離島といえど現代で人が不自由なく暮らせる環境が整っていれば、使用が困難という程ではない。
電子機器への介入により他の陣営の監視も容易。立場を抜きにしても現時点でゾルフが優勝に漕ぎ着ける可能性は非常に高い。
加えて、更なる決め手となるのは“組織”から提供された触媒。
古びた西洋剣。狙うサーヴァントは当然、最優の英霊 セイバーの位階(クラス)。
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。」
触媒を配置し、あらかじめ誂えられた召喚陣の前に立ち、影響を開始する。
「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ───! 」
詠唱を終えると強い風が立ち込め、強大な魔力が陣の中心へと集まり、形を成していく。
やがて魔力が安定し、視界が晴れるとそこに立っていたのはドレスを纏った絶世の美女。
魔術師であるゾルフすらも畏敬で息を飲むような、魔力すら感じさせる美貌。
「サーヴァント、セイバー。召喚に従い参上したわ。問おう ━━━貴方が私の、マスターか?」>>636
「セイバー……貴女が?」
「あら、私のことをご存知なのかしら?」
「合衆国で貴女を知らない人間はごく限られているだろう━━━オードリー・ヘップバーンさん」
オードリー・ヘップバーン。米国史にその名を残す大女優。
ハリウッド黄金期に活躍した一つの時代の象徴(アイコン)であり、晩年にはユニセフの親善大使を務め、合衆国における文民への最高勲章である大統領自由勲章を授与された人物。
芸能に生きる人物でありながら、恵まれぬ者達の為に立ち上がった、ゾルフにとっては先達とも言える女傑。
「あら、光栄ね。でも私の話ばかりしても仕方がないわ。最初の質問にも答えてもらっていないもの」
「これは失礼しました。私が貴女を召喚したマスターです」
ゾルフは礼を欠いたことを詫び、自己紹介を始める。
「私はゼントリクス家 十五代目当主 ゾルフ・ゼントリクス。嫌いな物は不平等、好きな物はハンバーガー。そして、聖杯に掲げる願いは七十億の人類の救済です」
「随分と、大それた願いね。けれど、素敵だと思うわ! 私の剣を貴方に捧げましょう。よろしくね、マスター!」
不平等を憎み、より良い未来を求める剣の主従。
されど片や人類への絶望から救済を求める魔術師、片や人類の希望を歌い上げる最新の聖剣遣い。
その相違が如何なる結末を齎すのか、それを知る者はまだいない。>>637
Side:Lancer
「ランサー、勝手な行動は控えてください。」
小柄な───少なくとも外見的特徴・身長に関しては少女と称するに相応しい人物が貧相な格好をした男に対して苦言を呈する。
彼女の名はロゼ。願望器を求め、此度の聖杯戦争に参加した魔術師のひとりである。
もっとも、彼女自身は欲に塗れた魔術師と同列に語られることを忌み嫌い、否定するだろうが……。
「勝手な行動、というと?」
叱責を受けた男は首を傾げながら、ロゼへと問い返す。
頭には鉄鍋を被り、身体にボロボロの麻袋を纏い、加えて裸足を探した姿は浮浪者として見られかねない様子だが、『ランサー』という呼称が示す通り、彼はロゼのサーヴァントである。
「マスターに無断で島を渡り歩いたり、勝手に林檎の種を植え付ける行為のことです」
故にロゼは自身のコントロール下で動かないサーヴァントに苛立ちを感じていた。
ロゼ自身が徹底した管理に対する執着を持っていることを差し引いても、サーヴァントの独断行動を快く思うマスターは少ないだろう。>>638
「いけなかったかな? 少なくとも私の宝具は出来るだけ広範に種を植えた方が効果を発揮しやすいと思ったんだが……」
しかし、ランサーとして腐っても過去を生きた英雄である。
自身の価値観で動くことに迷いはなく、それを制止することはマスターをもってしても困難だ。
「宝具をどう使うかは私が判断します……! それとも、私に令呪を使わせたいんですか?」
令呪。例外的に魔術師がサーヴァントを支配できる絶対特権。
ロゼにとっても令呪を使った脅しなど不本意ではあるが、自由人であるランサーを管理するためにはそうする他ない、と己を納得させた。
「悪かった。マスターの判断を聞かずに勝手な行動をしたことについては謝ろう。 現界して日が浅いもので慣れなくてね」
「そんな状態で召喚されて直ぐに独断行動というのはどうなんでしょう。……まぁ、いいです。私だってこんなところで令呪を使いたくはありません」
私は必ず、聖杯を得なければいけないんですから……と、ロゼは切実な表情で訴えた。
ロゼにはかつて、魔術師の行う非人道的な研究……その被検体にされていた過去を持つ。
拷問のような実験が施され、人間性を失いかけた彼女は『何か』に命を救われ、同時にソレが持っていた力を手にした。
ソレは魔術師の持つ魔術を上回る神秘であり、ロゼはその力で周囲を乗っ取り、コミニュティを形成する。
そして、コミュニティを通して聖杯の情報を手に入れたロゼは自身の願いを成就させるべく、この島にやってきた。>>639
ロゼの願い、即ち自身が魔術師に与えられた苦痛を他者に味あわせたくは無いという思い。
その為に、ロゼは件の魔術師のような欲に振り回されるか弱き隣人の欲望の発露、自由を赦さない。
より良き未来に進むために、理性と忍耐の強要による徹底した管理という願望はロゼは抱えている。
「マスターに切なる願いがあるというのなら、私も召喚に応じた英霊としての責務は果たすと誓おう」
自前のスコップを掲げ、自身の主へと誓言を告げるランサー。
薄汚れた身なりながら、その姿にはまるで聖職者のような気品があった。
「程々に期待していますよ、ランサー……ジョニー・アップルシード」
ランサーの真名はジョニー・アップルシード。西部開拓時代を生きた開拓者の一人である。
林檎の種と聖書を片手に開拓地一帯を野宿を繰り返しながら巡り、時として神の教えを説きながら、その地に林檎の種を植えていったという開拓者魂(フロンティア・スピリッツ)の体現者。
確固たる個として世界に生まれ落ちながら、その生涯は法螺話(トール・テイル)として語られた幻想と史実の境を歩む英霊である。
(英霊としての責務、か……我ながら皮肉なモノだな……)
自身に向けられたマスターの背を眺めながら、アップルシードは自身の心の内のみで語った。>>641
Side:Archer
「では、マスターはこの聖杯戦争で広がるであろう災禍を……自身が優勝することで収めたい、と?」
「……はい。 それはいけない事、でしょうか……?」
此処にもまた、聖杯戦争の参加者として契約を結んだサーヴァントとマスターがいた。
一人は端正で優しげな雰囲気を纏いながら、傍らに赤い大弓を携えた青年。
もう片方は浅葱色の長髪とすらっとした長身に、際立つグラマラスな体型の女性。
外見通り、弓を構えた男性がサーヴァントであり、女性の方がマスターだ。
女性……マスターである彼女の名は星揺 最愛(ホシユリ モア)。 本来は日本で平穏に暮らす一般人であったはずの人物。
先日、突如として何者かにその身を拘束され、気づけばアメリカの領地であるこの離島へと連れ出されていた。
そして、到着と同時に令呪が発現したため、最愛は島で行われる魔術的な儀式、聖杯戦争に巻き込まれた。
自由意志で聖杯戦争に参加したワケではないが、最愛は事態を把握して戦いに備える覚悟はあった。
(魔術師の非道……私が、それを見過ごしてしまってはいけない……!)>>642
最愛にはかつて、魔術師が主導する非道な人体実験によって苦しめられた過去を背負っている。
優しい両親と、愛しき婚約者もまた魔術師によって命を奪われ、自身の体にも魔術師の責め苦による後遺症が未だに残っている。
彼女を実験から救い出したのもまた別の魔術師であったため、全ての魔術師が悪だとは最愛も思ってはいない。
しかし、他者を拉致し、儀式と称した殺.し合いをさせようとする人間が善良な存在とは思えなかった。
故に最愛は聖杯を手にし、戦いを終わらせることで、この儀式によって生じる犠牲者を救うことを望んだ。
それこそ、かつて自身を救い出した 魔術師(セイギノミカタ) のように……
「無辜の民を救おうとする在り方を私は否定しようとは思いません。そういった意味では私も生前は似たことをしていました」
最愛の訴えに対して弓兵のサーヴァントはあくまで柔和な態度で受け答える。
聖杯と召喚者の呼び声に応じた以上、彼にもまた願いがあるのだろう。
ならば、召喚者たるマスターが聖杯を得ることに乗り気なのはサーヴァントとして好都合であるはずだ。
「マスターが真にソレを望むのであれば、我が弓と矢を貴女の手の元に奉じます。しかし、自身が欲するモノを見失ってしまう事があれば……この戦いから……」
だが、弓兵は憂いを帯びた顔で最愛を眺めてから窘めるようにそう呟いた。>>643
「アーチャー、それは……どういった意味ですか……?」
「……かつて、千里を見通す眼を持ちながら自分自身の望みすら見過ごして、知らず識らず摩り切れてしまった者を私は知っています。だからこそ、私と契約した貴女にはそうなって欲しくはない」
弓兵の表情からは僅かに悔恨のようなモノが読み取れた。
だからこそ、彼が自らを脅したり、意地悪で告げているのではないことを最愛は理解していた。
(私の願いは……あの魔術師(ヒト)のように人を救いたい……。より多くの人を、“救わなくてはならない”……)
それこそが『自分だけが救われ、生き残るに値する存在』であったという証明なのだから……。
罪悪感と憧憬とが入り交じった感情を籠らせながら、最愛は思案した。
聖杯という力(リソース)があれば、自身もより多くの存在を救済出来る。
それこそ、目の前の弓兵……旱魃に苦しむ民を救った中華の大英雄 后羿のように……!
そんな強迫観念に突き動かされるマスターの横顔を眺めながら、弓兵──后羿は微かに表情を曇らせた。>>644
Side:Rider
「どうして服なんて着ないといけないの? 裸でいた方がよっぽど気持ちいいのに」
一人の幼子が常識をわきまえない疑問を男に投げかけた。
幼子の名はナディア・ニコール・ノーマ・ニコルソン。アメリカ合衆国はアイダホ州出身の悪の魔術師(メイガス・ヴィラン)。
アイダホ州の小さな村に生まれ、性交を含んだ魔術の儀式(サバト)を物心着く前から日常的に目撃していたが為に11歳という年齢も相まって一般的な常識といったモノが身についていない。
裸の目合いが当然の世界で生きてきたナディアにとって服は邪魔者でしかなく、今も纏っている薄手のワンピースさえ、魔力によって編まれており、実際には裸同然である。
そうした背景による倫理観の欠如からニューヨークにて魔術絡みの事件を起こし、事件を嗅ぎ付けた“組織”により捕縛された。
その後、マスター適正を持つために刑の執行も兼ねて此度の聖杯戦争へと投入された。
儀式の過程で犠牲になったところで米国に損失はない、というワケだ。
参加を強要されたナディア本人もまた「裸でいてもおかしくない世界」を作り上げるために聖杯を求めたが……。
「何故、服を着なければならないのか……単純なようで一つ一つを筋道を立てて説明するのは難しいが……」
ナディアの問いかけに応えたのは彼女の理想である衣服からの脱却とは正反対の、全身機械鎧を装着した男だ。
一目で尋常ではない存在感を放つ男は今回の聖杯戦争においてナディアが召喚したサーヴァント、ライダーである。
そんな偉大なる人類の先人、英霊であるライダーは幼子の質問に頭を悩ませていた。>>645
魔力で構成されているという点ではナディアのワンピースとライダーの鎧、ひいては肉体もまた同列であるため、ナディアの格好そのものに対する指摘は難しい。
皆がそうしているから、服を着るべきと宥められるのは相手が最低限の常識を得られる環境に置かれていることが前提だ。
少なくとも自身のマスターである少女はそうした場を得られなかった為に今こうして聖杯戦争に参加している。
故にライダーは真剣にマスターに向き合い、話し方を模索していた。
「“きもちよくない”環境に適応し、乗り越えるために、我々は服に身を包み、身を守るんだ。たとえば私の鎧、宇宙服がそうだ。過酷な宇宙環境では服が無ければ我々は何も出来ないからね」
「でも、わざわざそんな……きもちよくないトコロにいかなくても、いいじゃない。裸でもいられる場所はきっとあるもの」
「自由に多様な場所にいける。それこそが我々、人類の美点の一つであると私は思う。今だって君は少し前なら来ると思ってもいなかったこの島にこうしているのだろう?」
「そう、だけど……望んで来たわけじゃないもの。 まぁ、いいわお話はいつでも出来るもの」
今は聖杯戦争が優先、とナディアは自ら言い出した問答を打ち切り、何やら魔術的な儀式の準備を始める。
ライダーはその様子を見守り、同時に彼女が島に来る以前に犯したという事件のような事が起きないよう、監視に努めた。
(しかし、まさか『聖槍』の担い手が私のマスターだとはね……)
聖槍ロンゴ.ミニアド。世界の織り成すテクスチャを縫い留め、星を繋ぎ止める嵐の錨。騎士王の伝説にて語られる最果ての塔の影。
ソレをケルトのドルイド魔術に通じるナディアは何の因果か獲得してしまっていた。
仮に影である槍を通じて、世界の表層を縫い留める「光の柱」が引き抜かれることがあれば、世界は神代へと裏返る。>>646
そこにはナディアの求める「裸でいてもおかしくない世界」が有り得るかもしれないが、そのために今まで築かれた文明は消失してしまう。
故にライダーはナディアとの対話を欠かすことを怠らないと心に決めていた。
人類のため、そして彼女自身のためにも、彼女がその願いを抱えたまま聖杯を手に入れる『もしも』があってはならないのだから。
「私も『聖槍』と無縁ではない。彼女に文明の在り方を説くのは先達としての役割でもある」
ライダーのサーヴァント……真名はニール・アームストロング。
アポロ11号の船長として、人類で始めて月面に降り立ち人類の世界を宇宙まで拡大させた星の開拓者。
その功績からライダーは機関の鎧、アポロ11号と一体化し、鋼の超人といえる姿で召喚された。
彼もまた地球の外、宙の先にある月へと挑み……人類のテクスチャを縫い付けた者。
仮に槍兵(ランサー)のクラスで顕現した場合、彼自身が『聖槍』としての性質を有する。
そのため、ナディアがアームストロングの召喚をなし得たのはそうした“繋がり”あってのことだろう。
出逢いが必然ならば──英霊として、船長として……彼女を導くこともアームストロングにとっては必然である。
仮に彼女の夢が獣性を内包していようとも、その決意は決して揺るぐことは無い。>>647
Side:Caster
「あれ、わたし……なにをしているの?」
今回の聖杯戦争におけるキャスターのマスター……クローディア・スチュアートは首を傾げた。
8歳という年齢で単身、聖杯戦争に参加している彼女には、それ相応の背景事情というものがある。
クローディアは英国王室王位継承権第三位……だったれっきとした王族という身分である。
しかし、霊体を引き寄せやすい特異体質から彼女を出産後に母親は死霊に憑かれ、彼女を守るために自ら命を絶った。
そのため父王からは愛憎を向けられ、姉妹からは恐怖の対象として見られ、その末に倫敦郊外の屋敷へと幽閉された。
死霊により母を失い、周囲を狂わされたクローディア本人もまた霊障を受けていた。
霊体を受胎可能な『神聖母体』という特異体質は死霊にとっては蘇生の手段という最高の餌であり、常にクローディアは死霊から責め立てられている。
加えて、彼女の起源は『受胎』。孕むことを目的とする指針を持ち、一歩間違えばあらゆる霊体を孕み、産み落とすだろう。
しかし、クローディアは幼子とは思えぬ精神力で起源の誘惑と霊障に耐え続けていた。
起源と霊障による相互干渉による妨げもあるが、それはクローディアの「みんなのしあわせ」を思う救世主としての素養がなせる業だった。
それ故に普段はまともな思考も出来ないほどボロボロである筈のクローディア。
しかし、今のクローディアは真っ当な思考回路を維持している。加えて霊障すらも無い。
周囲にはクローディアを付け狙う死霊の姿は見当たらなかった。>>648
(けど、ならどうして……わたし、孕みたいって思わないの?)
クローディアが自身の『受胎』という起源に覚醒しなかったのは、彼女がそれと向き合うだけの思考を維持出来ていなかった面も大きい。
だというのに、死霊を寄せ付けない今の彼女は起源に支配されてはいない。
こんなに都合が良いことなど、本来であれば有り得ない。
それを可能とするのはそれこそ聖杯による奇跡か……或いは高位の英霊の偉業だ。
そう、事実としてクローディアが召喚した英霊こそがこの奇跡のような状態を作り出していた。
クローディアが召喚したキャスターの真名はワイナミョイネン。
フィンランド民族叙事詩「カレワラ」に登場する、不滅の賢者と謳われた大英雄。
七世紀半もの間を母である女神イルマタルの胎内で過ごし、生まれた時には既に老人であったとされる彼の大賢者だが、クローディアの前にその姿を現してはいない。
そう、今回召喚されたワイナミョイネンは生まれた後の老人としての姿ではなく、母の胎内で過ごした時代が反映されたサーヴァント。
故にワイナミョイネンはクローディアの裡に胎児として顕現しているのだ。
本来であれば既に宿った胎児を依り代とした擬似サーヴァントとなるはずが、クローディアの『霊体を受胎する』という性質によってワイナミョイネンそのものが胎内に収まっていることになる。
かつて、救世主に自身の行いを諭され、時代に必要とされなくなったワイナミョイネンは自身を必要とする存在の呼び声に応じて召喚される。
クローディアの起源である『受胎』を望む衝動が、期せずして『胎児』であるワイナミョイネンを求めた結果生じたイレギュラーである。
また、母胎をキャスターとしての陣地、神殿として作り替えるワイナミョイネンの能力はクローディアに低級の悪霊を寄せ付けることは無い。
そしてクローディアの胎はワイナミョイネンという胎児で満たされている為に、受胎衝動も収まっている。>>649
結果的に自由を手に入れたとも言えるクローディアではあるが、自由とは同時に責任をともなうモノである。
それは悲惨な生涯を辿った幼女とて例外ではなく、この場合の責任とは聖杯戦争に対するスタンスを決定することだ。
クローディアは英国王室の魔術師と米国の“組織”との間の密約によって、この離島へと運び出され、マスターとして登用された。
それは英国としても米国としても“儀式の課程で失っても痛手ではない”駒を用意したという、思惑によるものでクローディアの意思ではない。
しかし、それでも……令呪を宿し、求められたまま召喚を行い、英霊を降ろしたクローディアには参加者としての権利と義務がある。
即ち、聖杯戦争から降りるか、戦い抜くかの選択。
クローディアは改めて、起源など関係ない己の聖杯にかける願望と向き合わなければならない。>>651
Side:Berserker
「いやっ、どうして……私こんなところに。私ずっと……あの■■■■島からずっと、暗い中にいたはずなのに。此処はどこなの……?」
ゆらゆらと、少女が不慣れな足取りで離島の浜辺を歩く。
少女の名前はロロ。此処とは異なる南国の孤島 アリマゴ島出身の人間……否、非人間である。
アリマゴ島の惨劇……ある魔術師の研究が失敗したことにより島民が死徒・食屍鬼化し、魔術協会と聖堂教会の手によって皆殺.しにされた事件。
神秘の隠匿と口封じのため、島の生存者は表向きは存在しないことになっており、ロロもまた本来は亡くなっているはずの人物だ。
しかし、ロロは食屍鬼として死した後に死徒として覚醒し、再起した。
死徒特有の突出した戦闘能力や特異な魔術を持たないことと引き換えに、ロロは虚数空間を覗き込むある種の千里眼を獲得し、そして……“ソレ”と繋がった。
────だして────
────おもいだして────
────わたしは────
────わたしは────
「……聞こえるの、私を呼ぶ声が聞こえて……いぁ、イヤアァァァァァア ────!!」>>652
“ソレ”は遥かな過去、神代において太陽(カミ)であった者。
不要であるとして虚数空間へと封じられ、その事実を受け入れられずに藻掻く『回帰』の獣。
“ソレ”を視てしまったロロは、“ソレ”と接続してしまった。
死徒としてのみならず、廃棄された神と繋がったロロは人ならざる者として生き長らえた。
生前の少女としての人格と人外としての本能が混濁し、安定しない状態で数十年。
定まらない意識の中、アリマゴ島から神の権能によって脱し、海を伝い、アメリカ領の離島へと辿り着いた。
まるで、聖杯そのものに引き寄せられるかのように……。
「何が、どうなって……それに“コレ”は、私が呼んだの……?」
少女の傍らには欠損した鎧と屈強な肉体を戒める黄金の鎖を身にまとった男が立っていた。
狂戦士の英霊。真名はグルジアの半神半人の英雄アミラニ。
狩猟の女神ダリの息子として誕生し、悪霊や巨人、ひいては竜すらも打倒した者。
しかし、不遜にも神々に挑み、その不敬によって山の奥深くに鎖で縫い付けられ、幽閉されたという。
此度の現界ではその飽くなき闘争心が狂気を象徴するクラスというカタチで再現されている。
アミラニの周囲には常に炎が迸り、そこから無数の武器が生み出される。
原初の炎によって宝具にも匹敵する武器を鍛え続けるスキル『重ね錘る剣山』。
魔力を放出し続ける能力に加えて、そのコントロールを失ったバーサーカークラス。
本来であれば即座に魔力が枯渇し、死の危険すら伴うであろう状態。>>654
Side:???
「なるほど、邪法だとは思っていたが……よもや、妲己と同類の獣を呼び覚ますつもりか」
一人の男が、此度の聖杯戦争の舞台たる離島を俯瞰する。
視界を塞がない程度の無造作に整えた髪、瞳は燃えるように赤く、顔は冷徹さを感じさせる鉄面皮の美青年だ。
俯瞰、といっても何も高台に立っているわけでも無ければ、上空を飛んでいるというわけでもない。
島のただ一点から全体を見渡すことを可能とするのは距離と時間を超えて届く監視者の眼。
最高位の魔術師、冠位の英霊が持つとされる千里眼である。
しかし、この男は英霊ならざる者。本人の言葉を信じるならば一介の魔術師。
姜子牙。それが男が現世において名乗る名である。
聖杯戦争という邪法を封じるべく、各地を転々として複数回の聖杯戦争で勝利を勝ち取った男。
「いや、本命は天秤の揺り戻しによる冠位資格者の召喚か……?」
この離島での聖杯戦争でもまた、勝利し聖杯を封じるべく動いた姜子牙であったが……例外的な事態に対して認識を改めていた。
単なる聖杯戦争の一つと看做すには、参加者があまりにも異質なのだ。
千里眼による未来視を行う姜子牙には本人すら気付くことの無い参加者の可能性すらも看破することが出来る。>>655
参加者に内、マスターの複数名が妲己と同様の、人類を侵害する悪性、即ち人類悪へと変成する可能性を秘めている。
対して、召喚されたサーヴァントは人類悪を討つ天の御使い 冠位英霊としての資格を持っている。
素養を持っただけの人間が大半とはいえ/通常霊基での召喚とはいえ、人類悪と冠位の英霊が一堂に会するのは異常事態である。
黒幕の目的は分からず、参加者のいずれかが聖杯を獲得すれば人理の脅威に直結しかねない。
「ならば、この戦……私が全てカタをつけよう」
燃えるような眼を何かを睨むように細め、姜子牙は決意を露にした。
己以外の六つの陣営を蹴散らし、変成の好きも与えず即座に決着をつける。
如何に優れた魔術師であろうと各神話の最上位ともいえる大英雄が複数存在する聖杯戦争を確実に勝ち上がるなど、並大抵のことでは無い。
だが、それがなんだというのか。その程度の逆境、覆せずして何が軍師か。
軍師。そう、姜子牙を表す上で魔術師という呼称は性格ではない。軍師であり道士、仙人の域まで辿り着いた者。
紀元前から生き長らえる者 姜子牙……またの名を太公望という。
「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ───! 」
郷に入っては郷に従え。聖杯戦争の術式手順を踏襲し、自身もまた英霊召喚を開始する姜子牙。
姜子牙が神代から生きる存在であるからと言って、流石に生身で英霊を相手にするのは分が悪い。(少なくとも六連勝を目指すのであれば消耗は避けたい)
故に軍師にとっては自身が使役する兵士でもあるサーヴァントを召喚する。>>656
一切の触媒を用いない召喚ならば、姜子牙が呼び出せる英霊はほぼ“確定している”。
だが、この聖杯戦争は既に複数の異例(イレギュラー)が生じている以上、楽観視は出来ない。
結果を見極めるべく、召喚陣の中心を睨みつける。
魔力が収斂し、英霊の姿を作り上げていく。
召喚された英霊の姿は陶磁器の人形にも思える中性的な見た目だった。
質素な貫頭衣を着ながらも、豪奢な黄金とラピス・ラズリの装飾品は不揃いな印象を与える。
「は、は、は よりによって人間が、怨念が受肉せし、悪魔が如き――復讐者を呼ぶとはな!……いや待て、貴様は本当に人間か?」
姜子牙はアテが外れた驚きと共にこの聖杯戦争の異常に確信を得た。
人類悪の兆しがあるマスターが召喚すれば冠位の資格者を召喚したように、逆に冠位の資格者が召喚すれば、このような結果が発生する。
恐らくはこの英霊は人類悪のどれかと密接に関わる存在なのだろう。
ともすれば、人理の安定を計る自身の戦に、どのようにしてこの英霊を抱き込むことが出来るか、それが姜子牙にとっての最初の試練だった。
「姜子牙。 魔術師をしている。 そちらの名を聞いても?」
「アヴェンジャー、ティアマト神の仔 キングゥ。あまり人間が俺に喋りかけるな近付くな。……人間臭さが移る」
新たに復讐者(アヴェンジャー)の陣営を加え、遂に役者は揃った。
──── Fate/Grand Balancer ────>>657
【セイバー陣営】
人類悪:憐憫(Ⅰ) 冠位:剣(セイバー)
魔神ザガンの眷族であり魔神柱に目覚めうる人材と悪性のみを断ち切るド近代セイバー。
本編で言及している通り、人を救いたいという思いは同じですが、ゾルフは絶望的、オードリーは希望を根底にしているので空中分解必至の主従です。
ただし、マスターとしての能力はゾルフが運営と繋がっているアドバンテージもあり、姜子牙を除けばトップです。
また、近代出身であるセイバーは新秘魔術とも相性が良く、最優らしく手堅い主従です。
黒幕が盤面に引き摺り降ろされる展開が好きなので今回はマスターとして戦っていただきます。
【ランサー陣営】
人類悪:比較(IV) 冠位:槍(ランサー)
神霊ディケーの権能を引き継いだ少女と法螺話と史実の中間に位置する開拓時代の英雄。
管理と開拓という要素が正反対な二人であり、普通に相性が悪い。
アップルシード自体がロゼの支配気質を危険視しているため、いざとなれば自身が力ずくで止めれるよう上手く立ち回ろうとしています。
ロゼは神話の大英雄などと比べると数段劣るアップルシードに対する期待はそこまでではないので、自分が上手く運用(管理)しようと躍起になってます。>>658
【アーチャー陣営】
人類悪:愛欲・快楽(III/R) 冠位:弓(アーチャー)
魔術師の人体実験により後天的に獣の素養を得た者と、民を救った神話の大英雄。
サバイバーズギルトとか憧憬から他者を救済したがっている最愛に対して、他者の望みに応え続けて、自身の望み……妻と共にあることを見落とした后羿のコンビ。
何気に最愛も愛する者を失っているので、この辺は互いにケアしていけば獣化フラグが折れる比較的優しい√。(后羿さんにはロロ戦で活躍してもらう)
后羿さんは巨乳好き(第一回聖杯大会参照)だと言うことで組ませてもらった。
【ライダー陣営】
人類悪:快楽(R) 冠位:槍(ランサー)
聖槍の保有者と自身が聖槍となった星の開拓者。
全裸ロリに対して機械鎧の紳士という相反する組み合わせでもある。
ナディアは単純に環境が悪くて猥褻物陳列罪とか詳しくないので、その辺を船長が諭してあげれば獣化フラグも折れる……かもしれない。
ライダー枠を埋めるため、冠位槍適性持ちの騎兵という形で召喚させてもらった。>>659
【キャスター陣営】
人類悪:愛欲(III/L) 冠位:術(キャスター)
霊体を受胎する幼女と胎児として現界する賢者。
互いに例外に例外を重ねることで本来とは異なる状態になり、クローディアちゃんの救世主(ビーストIII/L)√が爆誕しました。
本来、貧弱な幼女の身体がワイナミョイネンにより神殿化され、クローディアの魔力量も相まって手がつけられない状態になってたりする。
この書き手、クロ嬢好き過ぎである(クロ嬢の影響で最愛作るぐらいだから仕方ないネ)
【バーサーカー陣営】
人類悪:回帰(II) 冠位:剣(セイバー)
原初の水で全てを溶かす死徒と原初の炎で鉄を鍛える半神の人外コンビ。
精神は不安定ながら、魔力面は安定しているとかいう厄介なレイドボス枠。
単純な被害規模なら開始時点で一番ヤバイ陣営がここだったりします。
バーサーカー枠を埋めるため、冠位剣適性持ちの騎兵という形で(ry
【アヴェンジャー陣営】
冠位:術(キャスター)・弓(アーチャー)・槍(ランサー) 人類悪:報復(?)
冠位の適正を持つマスターと獣っぽいアヴェンジャー。
空席となったアサシンの枠を埋めるためポジションです。
実質、獣×6勝ち抜きというク. ソゲーですが姜子牙ほどの男ならきっとやってくれます。>>597
ケーフェンヒラーにこういうことを言ってくれる人が現れてくれたらいいんですけどね。>>671
進化ツリーが厄しかない幼女。アラヤさん仕事して?>>669
自分の魔術を継承するためと資質の強化のために、保険を兼ねて3人の妻がいるっていうマイ設定があるのですが、特に詳しく詰めてはいません。
すみません……!>>671
公式からして魔性菩薩とか大統領とかティアマトとかいますからね。獣になれるのは男性より女性のイメージがあるかもしれません。>>670
アサシン枠が抜けるので一陣営だけ冠位足りなくなるので冠位資格持ちマスターがいて助かりました
千里眼持ちは厄介だからね、これぐらい縛っておかないとね!(しかも全攻略√同時進行なのでフラグ一つ折っても終わらない)
>>671
その分、女性マスター陣は変成前は一部を除いて魔術師としての能力低め、男性マスター陣は魔術師として有能だから……バランス!
>アラヤさん仕事して?
そのアラヤさん取り込もうとするじゃないですかーやだー
>>674
マジで人類史危うくなったら抑止力さんも本職冠位派遣するから……(そこまでの犠牲は考慮しないものとする)
>>676
冠位持ちと人類悪関係者は希少ですからね……!
ロロさん、可哀想だけど人類の敵(死徒とビースト案件の掛け持ち)だから仕方ない……(変な出し惜しみせずにグランドライダー/ベンジャミン・ブリッグズ出しとけば良かったな……)
(突如として乗客が消えたメアリー・セレスト号の船長で、浸水したメアリー・セレスト号から多くの乗員乗客を連れて誰も知らない島へと送り届けて、その後も船長としての責任感の元人々を支え続けた人)>>535
きさらぎ駅…これは鮫島事件や牛の首なんかも出てくるのかな?wktk
そしてここでも蓮見さんとツタンカーメンさんとの縁は健在ですね。またこの二人の活躍が見れるのは楽しみです
>>532
YES!YES!YES!
プロフィール見て知的な眼鏡男子と知って「好きかも」ってなったので…私の先見の明に狂いはなかった…
>>552
おぉう、女子が遭って良いグロ描写じゃない…けど、戦士であればこうなるのも吝かではないという。
バーサーカーはやはり人語を喋れず無知的に暴力を振るう様が恐怖ですね。本家バーサーカーらしいというか、いかにも狂戦士というか
>>554
カスパー「僕の話なんて…どうせつまらないものですよ。…けど…自然の中なら、どんなにくだらない話でも自然鑑賞をしとけば良いし、まぁ、構いませんよ。あと、距離近いです。若干声五月蝿いです」
■■■「………………期待はしないけど。それじゃあ、精々大事にしてよ?大お爺様」
お父さんだ…カスパーは無神論者(神を知らない)なのでアダムさんの話にはついていけなさそうですね。■■■に対するコメントが…こう、キュッとくる…>>695 ありがとねん、ほな行くけえ
【class】セイバー
【真名】■■■■
【別名・表記揺れ】■■■、■■■など
【元ネタ】■約聖書(■■■、■■■■■)
【性別】男性
【身長・体重】156 cm・57kg
【肌色】白色 【髪色】やや紫がかった白髪
【瞳色】緑
【外見・容姿】簡素な白い衣装に身を包んだ裸足の少年
【地域】■■■地方
【年代】紀元前1200年頃
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】
筋力: A 耐久: C 敏捷: A 魔力: A+ 幸運: C 宝具: B
【クラス別スキル】
○対魔力: A ○騎乗: B【固有スキル】
○カリスマ: B(託宣のカリスマ: B)
■■■■を■■■て、民族を率い戦闘を繰り返してきた指導者として人心を掌握する能力。国家共同体運営が可能。
自らが先陣を率いることで自軍の士気高揚と機動力上昇が見込める。
(託宣のカリスマは啓示とカリスマの複合スキル)
○信仰の加護: A+
一つの宗教に殉じた者のみが持つスキル。加護とはいっても最高存在からの恩恵ではなく、自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性。
ランクが高すぎると人格に異変をきたすのだが、セイバーの場合は拠点攻略とそれに伴う『■■戦』への心理ハードルが極めて低くなっている。半ば狂化に入りかけている節もあるが、瞬間的なもので非戦闘時には影響を持たない。
○■■■の手足: B
■■■、■■■、そして■■■■へと脈々と受け継がれてきた古き格闘法。極まれば大天使にさえ勝利する。これを修めたであろう聖者が一万二千の天使を率いる『破壊の天使』を撲殺している。
■■■のメインウェポンである。宝具ですらない剣のことを思えば、こちらこそ本命とさえ言えるだろう。
○啓示: A
○奇跡: B>>697
【宝具】
『我が■と■の■■世界』
ランク: B 種別: 対軍(対都市)宝具
レンジ: 1〜50 最大補足: 一万二千人
わが■■と■■の■■せかい。あるいは、オール・オーバー・ザ・ホライゾン。
主をして■■■に与えられた「その■が■■■、全てを■■■」という御声を実現する宝具。
セイバーが敵軍、敵国家と定めた街や都を、限定召喚した■■■■■の人々と共に攻め滅ぼす。
対都市、ないし都市攻略的な側面が強いため、軍隊同士のぶつかり合いよりもその拠点を潰すような運用に優れている。なお最大補足の12000は生前の■■攻略時■■総人数であるので、発動ごとに12000人を対象にできるわけではない。
『我が■の■が■■堰壊』
ランク: B 種別: 対人(対籠城)宝具
レンジ: 0〜10 最大補足: 一人(一枚)
わが■の■■が■■■せかい。ないしは、オンリー・ワン・オブ・ザ・バーチカル。
鍛え上げられた■■■■の肉体から繰り出される城門突破用の宝具。性質的には『パラディオンの槍』に近い部分が多い。
■■■の手足を相手のガードをブレイクすることのみに使用することで、守りに入った敵を力ずくで崩して攻撃を叩き込む。獲物を選ばないのが特徴で、剣でも投石でも、槍でも素手でも放つことが出来る上、規模も盾を持った人間から閉じられた城壁までと幅広い。技量宝具であるため魔力消費も少ないという出し得技である。
【Weapon】
簡素な作りの鉄製の剣。宝具ではないため、場合によってはマスターが武装をあつらえた方が良いこともある。>>698
【解説】
主に■約聖書の■■■■■に登場する■■■人の指導者。しばしば『■■の子■■■■』とも表記されている。幼名は■■■であり、指導者となってからの名が■■■■である。
■■■■を脱出した際の指導者であったあの■■■から直系の後継者にあたり、彼の指導のもと■■■■■(■■■人共同体)は■■■■を目指して『旅』──『■■■の■■』──を続けた。
聖者■■■は罪を犯していたために■■■■に辿り着くことを主に許されなかったが、■■■■は彼に代わり■■■や■■などの■■■主要都市を知略と武力、そして主の導きによって攻略──■■し、ついには■■■■の■■■を制圧。
100歳(110歳とする説もある)で主の元へと導かれるまで、■■■■■の各部族のリーダーであり続けた。
現代価値観では冷酷な侵略者とも取ることが出来る彼の生涯であるが、自民族と信仰のためにその一生を捧げた彼の人生は■■■■王や■■■王に並ぶ『■■■の1人』にカウントされる形で、敬意をもって信仰されている。
とりあえずはここまでですけぇ、本命の回線に入ってから本投稿いたします>>703
第一宝具は多分「聖絶」関連のもので、解説の方に◯◯王と並ぶ◯◯◯の一人というのはおそらく「九偉人」かと。なので消去法でヨシュアかなぁと思いました。これは「昨日から何となく考えた話も構成も無い、ただ自分の性癖を満たすためだけの自作聖杯戦争」のやーつ
セイバー:未定
アーチャー:テウクロス(自作)&マスター:自作キャラ
ランサー:未定
ライダー:未定
キャスター:スクルド(監獄長さん)&マスター:自作キャラ(※すでに廃人化)
アサシン:未定
バーサーカー:巴御前(自作)&マスター:自作キャラ郁と黎(と四方)は全員「自己評価の低い切実な願いを持つ臆病者」ですが、実際の所結構違いがあったりします。
何かというとそれは自己評価の基準で、郁や四方は「自分は弱い」という絶対評価なのに対して、黎は「他と比べて自分は弱い」という相対評価。これは日常のうちには大きな差異は生みませんが、例えば「絶体絶命の時に捨て身で味方を助けるか」となった場合、郁と四方は「自分じゃどうしようもならんしだろうから味方を助ける」と選択できる一方、黎は「味方は自分より強いのだから何とかなる。だから自分の安全を第一にする」という行為に出ます。ついでに言うと、この「何とかなる」は希望的観測…というか言い訳で、状況の打開或いは人命の優先を意識する二人に対して、ただに自分の命を優先してます。
もしかしたら、大きな差異はないと言いましたが、誰かが路上で刺されたり倒れたりした時、郁と四方はテンパりはしても助けを呼ぶなりしますが、黎は「周りの人の方が強いから」と周りに投げるかも知れません。他力本願で他人頼りな奴です。一般的ですが。
まあ実際、性能もその性格に見合って前者二人は(郁はある程度用途は絞られるけど)人助けに使えるのに、黎は人を傷つけるしか出来ない(それも他人たる鯨が)といったものになっています。大切ですね性格って>>713
【クラス別スキル】
○対魔力: A ○騎乗: B
【固有スキル】
○カリスマ: B(託宣のカリスマ: B)
約束の地を目指して、民族を率い戦闘を繰り返してきた指導者として人心を掌握する能力。国家共同体運営が可能。自らが先陣を率いることで自軍の士気高揚と機動力上昇が見込める。
(託宣のカリスマは啓示とカリスマの複合スキル)
『Grand Order』では「味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)&味方全体のQuickカード性能をアップ(1ターン)&自身にスター獲得状態を付与(3ターン)という効果のスキル。
○信仰の加護: A+
一つの宗教に殉じた者のみが持つスキル。加護とはいっても最高存在からの恩恵ではなく、自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性。ランクが高すぎると人格に異変をきたすのだが、セイバーの場合は拠点攻略とそれに伴う『殲滅戦』への心理ハードルが極めて低くなっている。半ば狂化に入りかけている節もあるが、瞬間的なもので非戦闘時には影響を持たない。
ヨセアのそれは「自身の弱体耐性アップ(3ターン)&HP大回復&自身のBusterカード性能をアップ(1ターン)」という効果のスキル。
○ヤコブの手足: B
ヤコブ、モーセ、そしてヨシュアへと脈々と受け継がれてきた古き格闘法。極まれば大天使にさえ勝利する。これを修めたであろう聖者が一万二千の天使を率いる『破壊の天使』を撲殺している。
ヨセアのメインウェポンである。宝具ですらない剣のことを思えば、こちらこそ本命とさえ言えるだろう。
『Grand Order』では「自身に〔神性、悪魔、死霊〕特攻状態を付与(1ターン)」という効果のスキル。
○啓示: A ○奇跡: B>>714
【宝具】
『我が足と裏の踏む世界』
ランク: B 種別: 対軍(対都市)宝具
レンジ: 1〜50 最大補足: 一万二千人
わがあしとうらのふむせかい。あるいは、オール・オーバー・ザ・ホライゾン。
主をしてヨセアに与えられた「その足が踏む地、全てを与える」という御声を実現する宝具。
セイバーが敵軍、敵国家と定めた街や都を、限定召喚したエルサレムの人々と共に攻め滅ぼす。
対都市、ないし都市攻略的な側面が強いため、軍隊同士のぶつかり合いよりもその拠点を潰すような運用に優れている。なお最大補足の12000は生前のアイ攻略時虐殺総人数であるので、発動ごとに12000人を対象にできるわけではない。
『我が手の平が拓く堰壊』
ランク: B 種別: 対人(対籠城)宝具
レンジ: 0〜10 最大補足: 一人(一枚)
わがてのひらがひらくせかい。ないしは、オンリー・ワン・オブ・ザ・バーチカル。
鍛え上げられたヨシュアの肉体から繰り出される城門突破用の宝具。性質的には『パラディオンの槍』に近い部分が多い。
ヤコブの手足を相手のガードをブレイクすることのみに使用することで、守りに入った敵を力ずくで崩して攻撃を叩き込む。獲物を選ばないのが特徴で、剣でも投石でも、槍でも素手でも放つことが出来る上、規模も盾を持った人間から閉じられた城壁までと幅広い。技量宝具であるため魔力消費も少ないという出し得技である。
【Weapon】
簡素な作りの鉄製の剣。宝具ではないため、場合によってはマスターが武装をあつらえた方が良いこともある。【解説】
主に旧約聖書のヨシュア記に登場するユダヤ人の指導者。しばしば『ヌンの子ヨシュア』とも表記されている。幼名はヨセアであり、指導者となってからの名がヨシュアである。
エジプトを脱出した際の指導者であったあのモーセから直系の後継者にあたり、彼の指導のもとイスラエル(ユダヤ人共同体)は約束の地を目指して『旅』──『他民族の虐殺』──を続けた。
聖者モーセは罪を犯していたために約束の地に辿り着くことを主に許されなかったが、ヨシュアは彼に代わりエリコやアイなどのカナン主要都市を知略と武力、そして主の導きによって攻略──殲滅し、ついには約束の地の異民族を制圧。
100歳(110歳とする説もある)で主の元へと導かれるまで、エルサレムの各部族のリーダーであり続けた。
現代価値観では冷酷な侵略者とも取ることが出来る彼の生涯であるが、自民族と信仰のためにその一生を捧げた彼の人生はアーサー王やダビデ王に並ぶ『九偉人の1人』にカウントされる形で、敬意をもって信仰されている。
ここから先はさっきでは公開していなかったゾーンです。>>717
【人物像】
召喚されたヨシュアは少年の姿を取っており心根も気楽なもの。本人曰く、まだモーセ先生からヨセアと呼ばれていた時分のものであるようだ。
未知のものに目を輝かせ、現代世界を歩くことを楽しんでいる。
「こんっっっな、広い世界でさ、人間がやっちゃあいけないことってたったの10個しかないんだぜ!」なんていい笑顔で言ってのける元気ボーイ。
それでいて、『契約』については極めて重く見ているために、サーヴァントととして召喚された以上は基本、令呪による強制に逆らわないという方針で現界している。
彼自体は定められた制約の中で、出来ることの中から十分に自由を感じることの出来る性格である。
主を重くみる聖書出典の他のサーヴァントと同じく、来たる日に主の御許で目を覚ます『ヨシュア』と自分は別であるという認識を持っている。「その足が踏む地、全てを与える」の御言葉を信じて、じっとしているよりもどこかへ出掛けていこうとするので、運用の際は遊撃を軸に作戦を立てるのがより良いと考えられるだろう。
また、そのような元気な少年としてのヨセアとは別に、流浪の民であることを強いられた人間としてドライな側面もしばしば現れる。
攻城戦や攻略戦では断らない限り基本的にその場に居る敵は女子供であろうが民間人であろうが全て始末する前提で思考しており、マスターから制限をかけられたとしても絶滅させた方が早いと小言を漏らす。
セイバーとしての現界も、剣に対する逸話がないものを自らの霊格の高さと剣を使っていたこともあるという理由をつけて、『もっともクラス補正を潤沢に受けられるクラス』でもって召喚されたというだけのこと。投げ槍を主軸にすればランサーに、投石を主軸に据えればアーチャーとしても召喚されうるが、本人はより効率的に敵を始末出来るよう最もステータスの高くなるセイバーで召喚に応じている。>>718
特技: 戦術ゲーム、笛吹き、肉体労働
好きなもの: 散歩、時間を忘れてぽーっとすること
嫌いなもの: 無意味なファッション
天敵: エジプト出身者全般、先生
願い: 主の奇跡なら祈れば与えられるので聖杯にかける願いはなし(強いて言うなら『ろくでもない願いをマスターが聖杯にかけないこと』)
【一人称】
おれ
【二人称】
おまえ(味方に対して)、てめえ(敵に対して)
【三人称】
あいつ(味方に対して)、そいつ(敵に対して)
【セリフ例】
「セイバー、ヨセア……じゃなくて、ヨシュア! よろしくな、マスター!」
「今更やんなきゃいけないことが三つ増えたくらいで別に気になんねーし。契約には応じてんだから、して欲しいことあったらちゃんと言えよな」
「うーん……神さまに話すれば叶うようなことに、わざわざ聖杯取りに行ってまで願うかなぁ……あっ、あんまし聖杯にへんなお願いとかすんなよな! 神さまキレたらホントに怖いんだからな!」
「モーセ先生はすごい人だったんだぜ! エルサレムみんなを引っ張って、奇跡を起こして、カナンを目指しておれたちを連れて行ってくれたんだ」
「おれの剣はただの剣だぞー。ぶっちゃけ大したもんじゃないから、もっと良い武器くれたらもっと戦果上げてくるよ」>>719
【他クラス適性、変化傾向】
本人が言及している通り、セイバーで呼ばれたのが本人の意思でしかないのでアーチャー、ランサー、あとはアサシンやバーサーカーでも召喚は可能。
ただし、三騎士以外で召喚された場合はヨセアとしてではなく冷酷な側面が強調されたヨシュアが現界する。
英雄然としたヨシュアを望むのならばセイバーで呼ぶのが無難である。
【余談】
何度か触れたが、ヨセア本人はあくまでも『定められた制約の中で自由を感じることが出来る少年』である。この制約とはイスラエル共同体のルールのことだけではない。
例えば、身分とか。或いは、土地だとか。
労働条件、人種格差、そして何より──他民族の国家も含まれる。
モーセの導きによって奴隷の身分を脱したユダヤ人の中には、厳しい旅路に「奴隷のままでいた方がよかった」と漏らしたものも少なくない。
何より彼本人もまた、カナン平定中に主への不平をこぼしている。
受難(ユダヤ)の民でなければ、彼はその生涯を奴隷の身分で満足してエジプトの家で一生を過ごしたであろう。
「こんなことなら、別に、あそこで満足しておいてもよかったのに」
/
以上、うちから初めてやってきたセイバーでした。結構キツめに文字隠したんですが、監獄長さんがいるのでまあ当たるだろうと。想定していた正解ルートはまず伏せ字の中にモーセを見つけてそれからヤコブの手足の説明から『ヤコブからモーセ、そしてーー』という文言より、『モーセの後輩である』ことを指摘した上で九偉人の伏字を当てることで特定する道筋です。レージュさんは道半ばでしたね、おしい。お答えいただきありがとうございます。>>722
具体的にいうと25分くらい「ダヴィはあまり外に出るなと口うるさいけれど……アイツのために誰がお菓子や晩御飯を作ってやってると思ってるんですか。失礼極まりない」
そう、今わたしがスイーツの食べ歩きをしているのは他でもない彼のためなのだ。生まれて6年、まだまだ触れたものがない食べ物がたくさん。ならばそれを経験して、「人は食べれるものなら死なない」と雑な男メシが得意な彼に変わって丁寧ですごい料理を作るのはわたしの役目だろう。決して自分が食べたいからじゃない。仕方なく経費で落としてるのだ。
「……あれ、教会?参ったな、知らない土地なのに冒険しすぎたかも」
ブラジルというのは宝石を産出する国だという。ので、宝石大好きホムンクルスのパメリさんも買い付けに行ったダヴィに同行し、魔術的にも宝石学的にも彼より優れているわたしが時折助言をし……ある程度買いたいものを買った後に食べ歩きをしていたのだ。
ブラジルの方でも比較的治安は良い方に来ているし、万が一のことがあっても身体性能は人間を超えているので多分なんとかなるだろう。わたしの命を本格的に狙った射撃行動でなければ不意打ちでも1〜2発は耐えられる。
「……教会だものね。道でも尋ねようかな」まさか、どこぞの、暴力でマフィアの街を生き抜く教会のような慈善事業お断り神のご加護は金で買え系の場所でもないだろう。そんなことを思いつつ教会の聖堂へと入る。
光に輝く銀色の髪。透き通るような白い肌。唯一、赤い瞳だけは全く違う。だってわたしは金眼だから。
………本来は、このような場所で見るはずのない女が、そこで祈りを捧げていた。
「ようこそ、いらっしゃいました。……………」
「……アインツベルンの、ホムンクルス。しかも、冬の聖女の失敗作(わたし)と同じ」
彼女たちが同じ製造理念(ユスティーツァの再誕)を目的として作られた失敗作だからなのか、あるいは、二人とも「雪と夜明けと男」と言った関連性があったからなのか。互いが互いを悟るのにそう時間はいらなかった。
「………………」
「……アナタ、喋らないんです?こんなとこで修道女してるってことは、アインツベルンに未だ所属してるわけでもないんでしょう。私(イレギュラー)と違ってホムンクルスとしての性能に異常があるとも思えない。なんなら自然の嬰児としては最高……」
『必要がありません。なので会話はあまりしません』
「……ああ、そう。ま、それもいいか」
魂に響く声を聞いて、悟ったようにどっしりと教会の椅子に腰をかけたパメリは自分の前に佇む同型機を見つめて、深くため息をついた。自律行動が出来るほど完成度が高いならば、社会の荒波に揉まれればホムンクルスにもいくらか情緒は芽生えるというもの。そういう奴は見てきたし、そうでなければ何処かで朽ちていると思っていた。
しかしまあ、そこの彼女は随分と“薄い”。悪いとは言わないが、なんともまあ、随分と手厚く守られて過ごしたのだろうとは思った。「名前は?それぐらい教えてくれても良いんじゃありません?私はパメリ。アインツベルンの姓は別の人にあげました」
「……ノエルといいます」
「ノエル。ノエルねぇ。聖夜みたいな顔してますもの。良い名前じゃないですか。似合ってますよ?」
「………ならばあなたもノエルなのでは」
「私は聖女ってガラじゃないです。あのジジイが冬の聖女を目指して作ったのに出来たのはグレた女。ああ、顔のこと言ってます?それなら私とあなたは割と違うし、そも似合ってるって言ったのは魂の顔つきですよ。魂の色」
可愛らしいものを見たようにノエルを見つめてニヤニヤするパメリ。なにせ彼女は生まれてから既に確固たる自我を持っていた失敗作だ。自分にこんな時期はなかったのでニコニコとする顔が止まらない。
「良いもの見ました。なるほど、こういう同型機もいるんですね。かわいい、かわいいです。何処の家の子でもなければ私が養いたいぐらい」
「………あなたも仕事はしていません」
「仕事をするうちの相棒を鍛え上げたのは私ですからぁ!………これだけ会話できてるなら大丈夫かな。出会ってそんなに経ってないけど少し心配だったし。じゃあ、そろそろ帰りますね」
カラコロと笑って、楽しかったと振り返るパメリ。また会えたら会いましょう、お菓子とか興味ないです?その言葉は何処までも柔らかく、何処までもホムンクルスらしからず──────
その隙を見逃さず、消音器がつけられた拳銃の弾丸がパメリの後頭部に激突した。「………グッド。良い判断でした。延髄を貫かれれば暴力に弱いホムンクルスだろうとそうでない人間だろうとほぼ即死。人体学の通例ですね」
「戦闘用ホムンクルスか」
「天使の詩(エルゲンリート)……涙(Träne)」
パメリが象るのはツバメ。いくら拳銃一発程度の弾丸に耐え切れると言っても、そこから即座に反撃する感覚は中々身につくものではない。かつて何処かの世界線で極東の若き魔術師が「ミニ魔術師のようなもの」と称した使い魔が青年に狙いを定め白き弾丸を撃ち出す。
それを読んでいるように、あるいは驚異的な対応力で即時反応しているように、躱し撃ち込み相殺していく。その手に握られている銃はいつの間にか変わっている。なんとも、先ほどのものよりゴツい。
「アレは死ぬ。アレは死にますね。少しは優しくしてくれてもいいと思うわ。バチは当たらないわよ、聖職者なんだから」
「お前は主が創りなさった命ではない」
「なるほど、違いない」
わたしを作ったのは頑固で偏屈なお人形のジジイだから、間違いじゃない。人じゃない、神が創造した生き物じゃないなら確かに罪はないのかもしれないなぁ。そう考えたのは編み出したツバメたちが全員撃ち落とされてこちらを絶対に逃さない弾丸の包囲網が出来上がった時だった。
「やめなさい。そこの女が教会を保全しながら戦っていることに気づいているじゃないか」
だから彼の後ろから見守っていた齢三十路の女にも気付いていたし、こちらの間に割り込むことも知っていた。
「……音咲さん。それホムンクルスですよ?」
「命令が下ってないのに、こんな所で死体を作ってどうするの?異端は死ぬべきだけれど、善き人々が普段使いするここを戦場にしてまで仕留める必要はなくてよ」「………」
「そこのホムンクルスさんはまだしも、ノエルに弾丸が当たったら危ないし。それと、後ろで物騒なものを構えている子も危ないもの」
宝石商になって以来、めっきり見ることの無くなっていた古風なマスケット銃を構えながら教会に入ってくる黒い宝石のような男。いつどれだけ見ても惚れ惚れする宝石のような相棒に迷惑をかけたことが少し恥ずかしい。
「私はブラジルに来たただの宝石商で、彼女はただの私の補佐です。魔術師になったつもりもありませんし、今や二人とも魔術使いも廃業しています。今回の魔術行使は正当防衛だったと納得してくださいませんか?教会の修繕費は弁償いたします」
「……教会も無事です。ふっかけるつもりはありません。ですがお帰りを。聖堂教会はどのような理由であれ異端を赦さない。私も一緒です。そこのお嬢さんの錬金術での気遣いとこちらの不手際に免じて、どうぞ」
「ええ、ありがたく」
本気で殺しに来たのなら、わたしはともかくダヴィは生きてない。そこをこれで手打ちにする辺りどうやら闘争の意思は本当にないらしい。ダヴィのもとでへし折れそうなぐらい手を握り込まれたわたしは音咲という名の女性の顔を見てそう思った。
「帰ったらお説教ですね」
「いたい」
「この国は暑い。ホテルのルームはクーラーを消して差し上げましょう」
「痛いです」
「いえ、とびっきり寒くしても良いかもしれませんね。ホテルには迷惑をかけますが……」
「反省!反省してる!!そろそろ手が真っ赤になる!」
「うるさい、だまれ、ソーバッド。ご迷惑をおかけしました」「………音咲さん、本当にそんな理由でアレらを放っておいたんですか?」
「そうよぉ、要らない殺しは面倒だわ。仕留めるならドンパチのどさくさねぇ。これが夜で近場で死徒か魔術師との抗争があれば乗じて殺したのにねぇ」
残念残念、そう言って何処からか取り出したのかキンキンに冷えているシナモンティーを飲む音咲空葉。ビールを飲んでいるかのような盛大な音を立ててジョッキほどのそれを飲み干した彼女は至福の表情を浮かべている。
「あと、あの男は私と同じ匂いがするわ。アレはシナモン好きね」
「……中東ぽかったですしね」
「そんなんじゃないわ!同じものを愛する奴は異端でもなんとく通じるものよ。だからといって仲良くはなれないけど」
「そうですか。………ノエル?」
日は暮れて、夕方である。死徒狩りの準備のために奥先に向かう代行者二人は太陽を見つめているノエルに声をかける。
「アレも同じようなホムンクルスっぽかったけれど。シンパシーでも感じた?」
「………いいえ」
「じゃあ、どうしたんだ?」
「……………一般常識で、変な人、に分類される者だったなと」
終わりです。アインツベルンのホムンクルスってことでこの絡みは載せたかったんですよね>>707
セイバーなら長七郎、ライダーなら義仲がおります。>>742
ダヴィと合わせて黒白宝石コンビなので是非もなし
「人生死ななきゃ安いので!私も相手も!手癖が悪い相棒のおかげでスリ対策もバッチリです!」
「パメリに手を出されると昔の癖(スリ)が……毎回怒られて止まるんですが……」>>707
セイバー:厩戸皇子、ディードリヒ、足利義輝、立花道雪
ランサー:アステロパイオス、ダレイオス1世、アームストロング
ライダー:イオラオス、スブタイ、平将門、ゴルディアス
ここら辺ですね。>>721
見てくれはモヒカンどころかショタい少年ですけどね。ヤコブ神拳正当後継者なこと踏まえるとやっぱり世紀末救世主伝説の住民かもしれませんけれど。
>>722
余談はこれは幕間やったら解放されるプロフィール6のイメージで書きました。これがあるとないのとでお気楽ショタから印象変わるかもしれなかったので一緒に載せるかどうか迷ったんですが載せました。
>>725
めっちゃ陣地ぶっ壊す代わりに防衛戦の経験が少ないのでもう守りに入ったら辛いセイバーでもあります。あと白髪です。
>>729
第一宝具は『モーセに告げたとおり、わたしはあなたたちの足の裏が踏む所をすべてあなたたちにあたえる。(旧約聖書・ヨシュア記・1-3)』から足の裏にしたので、対応するなら手の平かなと。あとは足の裏と並行な地平線と腕の動きがなぞる垂直線の対応もですね。>>707
ランサー:関羽とかどうでしょうか?
歯に衣着せないけど、悪人じゃなければ背中押してくれるよ。>>720
英雄然としているけど、とても殺伐としている人ですね。うちの那須与一は攻城戦でなくても戦いは族滅、根切りは当たり前と思っているので、この二人が集まった聖杯戦争は恐ろしいことになりそうです。旧約聖書サーヴァント今のところロックな奴高め説
ちょっとコンセプトss投げてもよろしいでしょうか~
>>755
>747にも候補書いてましたが遅かったですか。冷徹な行動をするならば、ケーフェンヒラー、螢、アーダルベルト、カイホスルーはできる人です。できるけど、本質的には冷徹ではない、そんな人たちもいる。
天然サーヴァントならば足利義輝ですかね。そこは極東、日本でも有名な観光地、温泉街であるとされていた。
中でも歓楽街の空を割るかのごとき大きさを誇る、あるホテルの最上階、スイートルームが突如として爆発すれば、それは行き交う人々の目を丸くさせたことだろう。
「やぁ、ニーナ。無事だったかい?」
「何が無事か、五十万のコートに煤が付いた」
「ああ! ああ、それは一大事だ!」
爽やかな笑顔を返しているのが一層、腹が立つ男が私を抱きかかえていた。
黒炭のような皮膚は、ただ単にネグロイドというだけでは取り立てて語る必要もない、彼の生誕地であるランカー島はスリランカとも同一視され、ならば半神でもあり幻想種でもある彼の肌は移民したアーリア人ではなく、南インドの土着のドヴィラタ人をモデルにしたのだろうか、等とも思う。
人類愛なき羅刹、その王族とも言うべき男。
その人離れした長身と筋肉質な体格、そして子供のような印象を受ける若々しさ。
歪だ。
「警察が来れば面倒だ。一般人に暗示を使うのも忍びない」
「いやいや、人々を率いる女王ならば、相応しい身なりの方が大事だよ」
「それは自分も王族だったからか? “インドラの征服者(インドラジット)”」
「はは、まさか。俺にそういうのは必要なかったよ。でもほら、ヒトは大して見分けがつかないから、殻は特別であればあるほど良いだろう?」
魔術師ニーナ・ルインズと、サーヴァント・インドラジットとの相性は最悪だった。肝心のインドラジット本人が最高だと勘違いしているのもまた、最悪だった。
ことごとく、ソリが合わない。
思想だけではない。>>761
「そうだな、俺はこういう服の方が好みだけど」
一瞬の内に、(ブランド物とはいえ)簡素なコートとスーツという組み合わせが、古代インド風の宮廷衣装に様変わりした。南方故だろうか、肌の露出が多すぎる。
かつて魔術王ソロモンが魔術基盤を成立させる以前は、魔術は神とそれに由来する者たちの間でしか扱えなかった特権的な神秘であったという。その神代において振るわれた幻術(マーヤー)という魔術体系それ自体を、インドラジットは習得していた。
一工程もしないで、質感や形状さえも惑わしてしまう。
それは逆に、私の対魔力を抜いたという意味でもある。
「というか、肌出すぎだろう。これは」
「………………ん? いやこれが普通だって()」
男はじっと、私の肢体を見つめる視線を動かさなかった。
(………………こいつ)
時に、私を見るインドラジットの目は恐ろしい。
最初は異性の対象として認識している、と想定していたがそのような生温いものではなかった。むしろその程度であれば御しやすい。
違った。
こいつの目は、こいつの歯は、ヒトを食べるためにある。
品定めをしているのだ――――
君、美味しそうだね。>>762
などと言ったのはいつの日だっただろうか。
「父上は人妻と性交すると頭が弾ける呪いにかかっているのを、承知の上で拉致してきたのかい?」
父ラーヴァナの行いによって、インドラジットは何も損害を受けていない。
だが自分よりもはるかに弱い部下たちは違った。
千、万の軍勢がラーマ率いるヴァナラ族たちに倒されていく。
恨み言の一言ぐらいは言いたくなるというものだ。
「それを知っているのなら、私をラーマの下に返してくださいませんか」
「いやぁ、それは無理なお願いだ、“義母様”よ」
まだ少女といった年頃の女性。
名前をシータと言ったか、ランカー島に攻め入って来たラーマ王子の婚約者であるという。
「私はただ一人、ラーマの妻です。それはそれとして、何故……何故です」
「子は父に従う。それが法(ダルマ)というものだろう?」
「どの口で道徳(ダルマ)を語るのですか。未婚の女性にラークシャサ婚をするのならまだしも、恥を知りなさい、夜の徘徊者。食人鬼」
「――――――誰が!」
自分でも不可解なの激昂の仕方だった。
神々に勝る武芸、ブラフマー神から賜った不死、シヴァ神の恩寵。そういったトロフィーで飾っても結局のところ、お前は卑しい人食いではないか。そう見下されるのが、まるで自身の偉業を無視されたように思えて腹が立ったのかもしれない。
仮にも羅刹の膂力で叩かれた頬を腫らしても、シータは気丈だった。
肝が据わっている辺りは、あのラーマの女らしいところだ。>>765
「――――キャスター!」
「――――おっと」
物思いに深けていたのか、現実に戻ってくる頃には左頭部が消し飛んでいた。スイートルームだったフロアの、千切れ飛んだ高級絨毯を血溜まりが染める。かといってエーテルの血であるので、しばらくすれば霊子として拡散するのだろう。
サーヴァントの反応速度をもってしても、対応困難な神域の弓技を持つ者などそうはいない。弓兵の英霊(アーチャー)、その中でもトップクラスの相手であるのは想像に難くない。
「え、うっそ」
「馬鹿か、お前は! 仮にも陣地を爆破されたばかりで!」
「困ったね、何も反論できない」
幻術で失った組織を補っていく姿は、異形のそれだ。
痛みも、感じないのなら、ヒトのカタチは不格好に過ぎる。
「さすが、天満大自在天神」
「その名はもう少し後にしてくださいね」
雷鳴が、遠方より再び響いた。
雷速の神矢。
此度の聖杯戦争で何度となく争った、菅原道真とそのマスターの相補性はインドラジットの生前を顧みても強敵と言えるだろう。特に三騎士と騎兵が有する対魔力の保有者と敵対して、陣地を失っているというのはキャスターという霊基(クラス)にとって大きな痛手だった。
(さて芽衣さん。彼は何事もなく復帰しているように、私からは見えますが)
(『う~ん、妨害がかかっていてステータスが見えない。マスターの持つサーヴァントへの透視も魔術のカテゴリーだからある程度かは、弄れてしまうんだと思う。サーヴァントの根幹の一つだから無かったことにはできないだろうけど』)
(なるほど。なら当初の予定通りに)
(お願いいたします、ザネさん)
(……ザネさん?)>>766
天満大自在天神の神木である梅の香りとともに、秒速150kmの一撃がインドラジットを焼いていく。ただの超高速の矢、ではない。魔性を払う神気の顕れだ。
本来ならば神域の魔術で強化したところで、受けることなど到底できようもない相乗効果を、インドラジットはその体で止めていく。
「キャスター!」
「ん。気付いているよ」
一矢受けるごとに腕がひしゃげて、弾け飛んでいるというのに顔色一つ変えない。それが異形の羅刹であるからなのかはニーナには判断しかねた。
「マスター狙いだね」
「気付いているのなら、どうして何もしない」
「ここで逆転できたら格好良くない? 惚れるでしょ?」
「遊んでいるわけじゃないんだぞ!」
などと朗らかに言うが、打開策を講じない時点でインドラジットに打てる“手”というものはなかった。幻術……正確には本来の意味とは異なるのだが……マーヤーという魔術によって誤魔化し続けるのには限界があった。
隠身であるターマシーは自身のみに作用するだけであって、マスターを隠蔽する効果はない。主力の神気を撃ち込む魔弾は対魔力によって減衰される。ブラフマーシラーストラという大量破壊兵器、切り札もあると言えばあるが、あれは“相殺させる”ために使うのが正しい用途であって、意図的に使用して良いものではない。
火力不足。
近接戦闘ならば人間と羅刹、その性能差で勝機を見出せるのだが如何せん、遠過ぎた。
(やろうか、特定の対象だけを破壊範囲に収める限定展開……!)
ラーマはそのブラフマーストラを鴉に変じたジャヤンタに使用したが、彼は自ら眼を捧げることで被害を最小限にした。アシュヴァッターマンはアルジュナと違って回収法を知らなかったために、ブラフマーシラーストラをまだ胎児であったパリークシットに向けることで矛を収めるしかなかった。
その再話を、他の英雄にできて“インドラの征服者(インドラジット)”に出来ない道理はないのだから――――>>769
パメリはダヴィと古代の魔術の契約で様々なものを概念的に「共有」してるので魔術の影響で色々と体質に変化が起きてますね
アインツベルンのホムンクルスの特徴といえば銀髪赤眼真っ白なお肌が印象的ですがパメリは真っ白なお肌ではあるんですが白みかかった銀髪で金眼です
顔つきは少し似てるかな?魔術関係ない人が見たら血縁関係にあると思うのかな?みたいな>>787
わーい、よろしくお願いしまーす!>>788いえいえ、謝る事では。今後に縁があれば見たいなぁぐらいの淡淡願望なので。
>>781
ふむふむ...啓蒙が高まる感覚です
ちょっとニーナさんに関してはリベンジしたい>>768
つっっっっっよい…………!!!
天満大自在天神やっっっば!!!
受けて凌いでるインドラジットも大概ですけど!!はわわわのみちざねこう
>>801
アーチャー&キャスター陣営・スクルドの陣地内にて。
ランサーと遭遇し戦闘に入るも、成果を得ることなく帰還したテウクロス。
「──────トロイア戦争の英雄とやらも大したこと有りませんのね、アーチャー。首級の一つもあげずに帰還するなんて。
これ以上恥を晒す前に、兄のようにさっさと自害でもしたらどうでしょう。
……あら、御免遊ばせ。この子がいる限りそんなこと出来ませんでしたね」
「……アー……チャー……」
「っマスター……!……もう彼女を側に置くのはよせキャスター、貴様の魔力はあまりにも異質で強すぎる。
衰弱させているのは分かっているのだろう!」
「まぁ酷い。私(わたくし)とて、偶には人と戯れたいと思うことがありますのに。
それとも、脆くてつまらないこの子の代わりに、相手してくださるの?アーチャー。」
「……私に拒否権などないのだろう、キャスター。」
「賢い人は好みでしてよ。あぁでも、興醒めするようなことがあれば二人仲良く殺して差し上げますので、そのおつもりで。
──────では夜明けまで戯れましょう?」>>805
スクルド! スクルドが喋っている! しかも冷酷なお姫様口調で!
実にいいものを見せてもらいました。
それとレージュさん。スクルドのスキルにあった「混血」ですが、名前がいまいちカッコつかなかったので「妖精の神核」に変更してもよろしいでしょうか?
後ついでに第一宝具のルビである「ナーストレンド・ヴェガ」も「オーダウズレグ・ベルセルクル」変更をと……。
妖精の神核:B
生まれながらに完成した女神である事を表す固有スキル。大神オーディンを祖に持ち、尚且つエルフとの間に作られた混血。主神の神性を宿しているが故に魔術方面の造詣が深く優れた能力を有している。加えて妖精側面での神核により『世界の境界に干渉する能力』を有し、その副産物として高位の妖精眼を保持している。>>805
わかりますよ。二次創作とかでも常にこの言い回しや言葉遣いはキャラに合ってるかな?とか常に悩みます。
スクルドが話している!悪役令嬢みたいだ!とテンション上がりましたね。そして聖杯戦争恒例の厄介な問題児がちらほらいるようです。>>811
ですです。動かしたいキャラはたくさんいるので少しずつ挑戦したいなと思うんですがなかなか難しい……
あと天然のセイバーでしたら生真面目だけど生真面目すぎて天然ボケ入った情緒が実質幼女の委員長系セイバーのモーズグートを推します!>>805
魅了が解ける程おいしくないというパワーワード
他所様のキャラを動かす時は本当に大変ですよね…
自分も今書いてるSSで解釈違いとかあったりしないか不安になるのもしばしばです◇カトカ・オルロイ
何度見たって、右手首にある赤い文様は消えやしない。外で灯りに照らされようと、ホテル内の電光の下であろうと、それは揺るぎようがなかった。
ホテルはロビーに入ると、柔らかな色相の電気に迎えられる。その主光源は中央部の小さくも目を喜ばせるような装飾を施されたシャンデリアで、慎ましくも趣深い、いかにもクラシックホテルといった景色を作り出している要素一つ一つを、その要素のうちの一つでありながら鮮明に光によって磨き上げている。それがあまりにも濃密に過ぎることもこういった種類の建築にはよくあることだが、このホテルは吹き抜けとなって天井を取っ払うことでそのような閉塞感を軽減していた。他にも、木目調で、敢えて絨毯を用いず地肌を晒している階段や、規則的な音を小気味よく打つ柱時計など、ロビー一つであっても、悉くに雰囲気づくりの妙というものを客に味わわせる。
そんな風趣の籠った景観の中で、カトカは備えられたソファに腰を掛け、増渡はフロントで受付の手配を担当の女性────「荒無」というネームプレートをつけていた────としている。ホテルの宿泊など今まで数えるほどしかないカトカにとっては有難い。
「よし、部屋は取れたから、案内するよ」
「あ、でも。位置を教えていただければ…」
「良いから良いから。僕も、参加者の部屋位置は覚えとかないとだし」
「…なら、よろしくお願いします」
増渡の態度には、こちらに有無を言わさないような一定の威圧感がある。暴力的ではないが、はっきりと方向づけがない分末恐ろしさがあり、結果カトカは及び腰になってしまう。母ならば違うのだろうなと感じ、また自然と溜息が出てしまった。悪い人間ではないのだろうが、どうしても付き合いづらい。>>838
「────おや、お越しになったのですね」
認知していたカトカを含む三人のうちのいずれにも該当しない、男のものだが、増渡よりも静かな声がし、そちらを向く。すると、身なりのいい、ホテル全体の空気間に綺麗に収まるような瘦身の男性がいた。カトカという最後の参加者の到着に安堵したのか、その表情は初めて会うにも関わらず晴れやかなように思える。
「そうそう、なんとか間に合ったみたいでネ。あぁ、紹介するよ。彼は…」
「申し遅れました。ホテルの総支配人を務めております、折外明と申します。本日は、当館へお越しいただきありがとうございます」
「あ、えっと…カトカ・オルロイです。よろしくお願いします」
「オルロイ様ですね。…いやしかし、間に合って本当に良かった。何かあったのではないかと…」
「いえ、こちらが勝手に悩みこくっていただけで…ご心配をおかけしてしまってすいません…」
「いえいえ、こちらこそ…」
「いえいえいえ、それを言うなら…」
「いえいえいえいえ…」
ふと傍から吹き出すような笑いが聞こえ、見ると増渡が口元を抑え、それでも堪え切れない分の笑いが全身を震わせていた。そこでお互いにズレた会話をしていたような気がして、カトカもクスリと笑って、それにつられて明も笑った。荒無は本を読みふけっているようで、けれど眼鏡の奥の目が笑っているように見える。
「なに、随分息があっているじゃないの。もしやお知り合い?」
「いえ、その、偶々で…」
「それに、何?明も、なんか今日は楽しそうじゃん」
「いやそんな…お客様がご無事だったので、緊張が和らいで…あと、そろそろ星が見える季節だなっていうだけです」>>839
増渡の笑い混じりの問いかけに畏縮しながら、それでも確かに楽し気に明は答える。初対面であるというのに三者共に打ち解けたような気がして、だからこそカトカも明の発言に踏み込もうとした。
「星が見える…ですか」
「えぇ。厚子夜峰(ここ)は空気も澄んでいて、天体観測なんかにピッタリなんです。この旧館も、勿論史跡としてもありますが、天体観測用に残していたりもするんですよ。あと三日もすれば、特に良い風景が見えるのですが…まあ、明日にでも皆さんと月見でも出来たらなぁ、と────」
星という話になって、途端に明は饒舌になった。そう言われればとホテルの前で空を仰いで、チェコで見るより月の色がはっきり見えたことを思い出す。
それでもなお終わりそうにない星トークに我慢が利かなくなったのか、「まあまあ」と増渡が遮る。口は笑っているが、サングラスの奥の表情はあまり芳しくない。増渡にとっては、あまり好ましくない話であったのかもしれない。
「相変わらず星好きだなあ、明は。けれどもさ、オルロイさんは長旅で疲れてんだから。さっさと客室に案内しないとって思わない?」
「あ、すいません…」
「いやまあ、案内は僕がするから良いケド。夜食の方の準備頼むよ」
「はい。えっと、オルロイ様は何かアレルギーなどお持ちですか?」
「いえ、夜食はご用意していただかなくても…もう向こうで食べてきたので…」
「そうでしたか。…それでは、どうぞ明日に備えてごゆっくりなさってください」
慇懃に礼をし見送る明の姿を尻目に、カトカと増渡は階段────ではなく、フロントの傍に備わったエレベーターを使って上階へ行く。新設でありながらホテルの色調そのままなエレベーター内の館内案内図を見ると、どうやらこのホテルは四階建てで、カトカの客室は三階なようだ。外で見たときはもっとあるように思えたが、気のせいだったらしい。
三階は正直階段で向かっても良いくらいのもので、実際大した会話もせずあっという間に着いた。増渡はカトカが降りるまでずっと開くボタンを押していて、粗暴に見えてもあの丁寧な字配りの手紙を書くだけはあるなと一人感心する。>>840
エレベーターを降り、右側へ進み、突き当りを左に曲がり、また左に。少し入り組んだところにあるようで、迷わないように、周囲の景色の変化を注視しながら進んだ。廊下には大きな窓が両側にあり、片方は外を見渡せるもので、そこから白い月の光が届いていた。温暖な季節なはずだが、月の方はいやに冷え冷えとする趣を持っている。
もう一方の窓からは中庭が見えた。ホテルは旧館といえどかなりの広さがあり、中庭もそれに見合った、莫迦にできない面積を有している。五角形で、周囲は庭園のように草花が規律良く生育しており、それを囲うように一階には回廊が廻っている。東側は椅子や机が多数用意されているので、レストランのテラス席ではないかと推察できる。中央部は開けていて、円形に浅く溝が掘られ、薄く水が張っている。
誰か人がいるのが見え、目を凝らし、それが明であることがわかり、そこで足を止めていたのに気づいた増渡がカトカに声をかけた。
「何だい、チェコのご令嬢も、ここの中庭には何か感じ入るものがあったのかな?」
「え、あ…えっと、はい。綺麗だなって」
「はは、そりゃ、明に教えてやらないとな。あいつ、中庭に特に力を入れてるから」
「そうなんですか…その、お二人は、お知り合い…なんですか?」
一瞬、増渡の目が丸くなって、カトカの方をちらと見遣った。そうして、中庭の方を眺め、頬を掻いて、
「まあ、腐れ縁みたいなもんだよ。ほら、ここ田舎だから。自然と年齢差とか関係なくなっちゃうワケ」
「…そうだったんですか」
「あぁ。まあ、成人してからははお互い忙しくって、会えてなかったケド…お、」
「え?」
増渡の横顔に向けていた視線を、中庭に移す。すると、明の傍に、一人の少女が佇んでいて、何やら話し合っているのが見えた。暗くてはっきりとはわからないが、年齢差がだいぶある。しかし親子ほどではない。考えているうちに増渡が先に進んでいたのに気づき、慌てて後を追った。>>841
◇◇
結果として、エレベーターを使うという選択は何ら間違っていなかった。たとえ増渡に荷物を代わりに持ってもらっていようと、階段を上ってから客室に向かうにはいささかカトカには苦しいものがあった。
「いや、悪いネ。他にも部屋はあるんだけど、ホラ、もしかしたらのことがあるかもだし」
申し訳なさげに謝りながら増渡の言い淀む「もしかしたらのこと」が何なのかが最初見当がつかず、しかし他の参加者が魔術師であることから「何か企んでいるのでは」という疑いを増渡は少なくとも持っていることに思い当たった。
「え、…え、この聖杯戦争って、安全なんですよね…?」
「いや、まあ、うん。警戒はしとくに越したことはないって程度だよ、うん…ま、念のため、寝る前に英霊を召喚して見ていてもらった方がいいかもネ」
「あ、ありがとうございます…」
怪訝な面持ちで食い下がりはするが、増渡は曖昧な表情と言い回しで追及から逃れる。この手の人間はいくら食い下がったって無駄なのはカトカの人生経験が物語っており、おとなしく頷いて、彼が去っていくのを見届けた。
また溜息が出た。割を食う人種というのは一定数決まっている。カトカは普段から割を食う人種だった。だからってめげてはいけないのだが、安全を脅かされては話が違う。
仕方なく客室に入り、荷物の整理をそこそこに備え付けの風呂に入る。といっても湯舟には浸からず、シャワーでざっと汗を流すだけだ。増渡の言う通り、今日は英霊を召喚して、可能なら見張りをしてもらおうと思う。そのためには、ある程度は身なりを整えておく必要がある。触媒も用意できなかったカトカにとって頼れるのは縁だけで、それならば猶更礼儀を失することは出来ない。>>842
温水を冷水に切り替え、浴びる。新しく改装したのか、水場であるというのに目立った汚れはなく、シャワーなどの機器にも不具合は見受けられない。水が止めどもなく落ちていく音だけが広がっている。
時計が12時近くを指し示しているのを見て、ぼうっとしてもいられないなとシャワーを止め、タオルで全身を拭き、髪を乾かし、着替える。あまり遅くに呼び出すのも英霊に対して失礼だろうと思う。夜更けに電話をかけてくるのと一緒だ。
準備を終えると同時に、部屋の柱時計が12時を知らせた。間違っていないかを再三確認する。召喚の儀は館内でどこでも行っていいと聞いてはいたが、誰かに見られることを心配せずに行えるというのは小心者なカトカには嬉しいことだ。
召喚陣の前に立ち、心を落ち着かせる。深くものを考えないようにして、けれど思考は留めない。どうすればいいのかを常に発案するようにする。手首を見れば、やはり、令呪の紋様。今はこれを信じるしかない。
そうして、息をひときわ慎重に、穏やかに、三度、吐いて────
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する」
「────告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」
「汝 三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ────!」
詠唱を吐くごとに、召喚陣は光を増していく。それはより大きく、激しく、明るく、力を増していき、最後の詠唱が終わり、光が周囲を刹那的に満たし、そして、その後、そこには────>>868
【固有スキル】
○神性:A
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
○本殿作成:A
陣地作成の亜種スキル。神道と言う宗教体系に縁のある人物が稀に持つことがあるもの。
自身を奉る領域を制作可能。Aランクであれば"天満宮"を展開出来る。
○神祭具作成:A
陣地作成の亜種スキル。神道と言う宗教体系に縁のある人物が稀に持つことがあるもの。
神道の祭祀儀礼で使用する様々な道具を制作可能。Aランクであれば"鳥居"であっても創造出来る……ちなみに、ライダーが最も得意とするのは梅ヶ枝餅である。
○魔力放出(雷):A
【宝具】
『梅花無尽蔵』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~100 最大補足:100人
ばいかむじんぞう。『騎牛天神』による蹂躙走法。真名解放によって放たれる『騎牛天神』完全解放形態からの突進。
『騎牛天神』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:3人(最大搭乗数)
きぎゅうてんじん。ライダーが率いる牛車。後世の伝承の影響かややおどろおどしい外見をしている。
『神牛・四堂』
しんぎゅう・しどう。生前からライダーと共に過ごし、ライダーの死後もライダーの墓所を決めた牛。そんな彼がライダーという英霊を象徴する宝具と昇華した姿。>>869
【解説】
平安時代の貴族、詩人である菅原道真が、死後に神として昇華した存在。
神としての正確な名は天満大自在天、日本太政威徳天など。
天満宮という神社に祀られており、地域の住民からは天神様、道真公などと呼ばれ親しみを持たれている。
史実では男性ではあるが、此度の現界では女性の姿を取っている。これは、オテンマン様という土着の信仰に由来するもの。
オテンマン様は、菅原道真を神として信仰する体系の中では零落しており、それを霊基のベースとすることで本質的には神でありながら召喚が可能になった。
気立てがよく快活で、気が強いながらもどこか品のある『博多の女』。おまけに酒もかなり強い。
その出自上学問の神という側面が強いため、人に知識や技術を教えることが趣味兼特技である。その教えはわかりやすく、どんなに勉強が苦手でも彼女の教えは水を吸うスポンジのように吸収することが出来る。
晩年を過ごすことになった太宰府には強い愛着を持っている。それは、各地方から大宰府に集まっていた役人達には冷たくされたが、地元の住人であるとある老婆には優しくしてもらったからという理由によるもの。
彼女の中では「大宰府の、福岡の人間に悪い人間はいない」という認識が生まれており、神となった以降も大宰府に対して強い恩を感じているとか。
現に、老婆は大宰府に左遷されたばかりで失意の中にいた彼女に餅を施したという逸話が残っており、その餅は今も梅ヶ枝餅という銘菓として親しまれている。
「行くよ! 四堂!」「あいよ、お嬢!」
「剣気を以て気勢がなんとか!!!!せーの!なんちゃって大天衝!!!!」
「ほいほいほいほいっ! 私流二天一流!」
「マスターは大丈夫だと思うけど、あまり私を怒らせないでね? 怒ったら―――どうなるか、わかりませんので。そのつもりで」>>874
ですです〜!
オーソドックスな男性の菅原道真公という寄りも神/福岡人寄りの菅原道真公です〜!
神としての視点から人をより良い方向に導く女イスカンダル的な!>>872
神祭具作成が陣地作成の亜種と紹介されていますが、これは道具作成の亜種のほうが近いのではないかと思います。
宝具は和製ゴルディアスホイールのような宝具ですので、拠点となる天満宮から縦深戦術をできそうだと思いました。
業平「管三が召喚されたと思えば美しい女神となって現れるとは実に意外だったよ。それも、どちらかというと、あいた口がふさがらないという類いだ」
在原業平と菅原道真は30歳くらい業平が歳上で親交があったそうです。そのため業平は菅家の三男ということで菅三と道真公を読んでいます。道真公も入れてゴーストバスターするSSなんかもあります。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E6%AD%A3%E4%BD%93%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%82%8A>>880
宝具使ってここぞって時に「俺の名は太田道……いいや、俺は……私は、菅原道真!」ってやるのもちょっと悩んだんですけどなんか違うなとなりましたね……
輪廻周りは月リメで明かされそうですね〜
隠し玉で第四宝具があるのでそこで差別化は出来てると思います。まあその宝具もただのマハープララヤなんですけど……()
零落してるとはいえ神は神なんで手は抜けないなって……(言い訳)エグいタイミングで寝落ち…。寝なきゃ…。
>>856
え?めっちゃ楽しかったのだが…?>>884
ありがとうございます~!>>886
そうわよ(便乗)
私流二天一流!みたいなセリフもそれ由来です>>886
大丈夫!展開次第で男女の絡みもあります!
なお>>865
ウチからはヘイドレグ、あるいはヘロストラトスを推させていただきます。……よし、「何となく考えた話も構成も無い、ただ自分の性癖と自己満足を満たすためだけの自作聖杯戦争」が完成しました!
セイバー:ヘイドレグ(亥狛の人さん)&奴隷マスター
→力と欲で相手を殺し○し潰す主人公枠。
マスターは無口で心を閉ざした、奴隷のような散々な人生を送っている若人。でもチャンスを渇望する気概は有る
アーチャー:テウクロス(自作)&善良な女マスター
→女の子同士の温かい友情、良いよね……からの悉く蹂躙される善人枠。救いは無い
ランサー:パロミデス(Requiemさん)&気弱なオッサンマスター(自作)
→今まで色々考えすぎたり縛られたりしてたおっさんが、
「うるせぇ知るか!好きにやればいいんだよ人生なんざ!」みたいな発破をかけられて
殻を破り周囲構わず初めてやりたい放題してみるサクセスストーリー枠。
ライダー:オッタル(自作)&マスター:レスリー・サルバドーレ・マイトストーン(ガイ・フォークスさん)
→多分一番まともな枠。冷徹なリーダー格とそれに付き従う天然(アホの子)、という組み合わせは好き
本人たちはいたって真面目だけど傍から見ると漫才みたいな?>>890
キャスター:スクルド(監獄長さん)&マスター:自作キャラ(※すでに廃人化)
→ボス枠?姦計によってアーチャー陣営を手中に収め、自由気ままに残酷に退廃的に淫靡に振る舞う女王様。
勝ち逃げ(優勝というよりやりたい放題お咎めなし的な意味で)する悪女は最高だってオーディンも言ってた。
アサシン:リリス(自作)&真逆小路 郁(正親中納言さん)
→ロリおに枠。危ないロリとそれに振り回される青年は良い、健康に良い
バーサーカー:巴御前(自作)&マスター:自作キャラ
→おねショタ枠。徐々に狂っていくお姉さんとそれをどうすることも出来ず曇るショタ。救いは無い
……よし、大満足!!なお一部の主従を除き、R18、R18G要素ばっかりな模様>>892
・ダレイオス1世
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ダレイオス1世
・アームストロング船長
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ニール・アームストロング
・アステロパイオス
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/アステロパイオス
ここら辺のランサーは大丈夫だと思います。
>>893
2人目の道真公ですか。どうぞ>>892
難しいな……。人ヤッてない(厳密には未遂)からそこまで切嗣の病気が出ない、カモしれないとしたら、この人。ただ、プライドチョモランマだから寛容性が……。それに民間人巻き込んだり仁義に悖るとアウトやし……。
切嗣側の事情過去とか願いが分かれば問答とかしてくれるけど。
董海川
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E8%91%A3%E6%B5%B7%E5%B7%9D
こっちは寛容性があるカルナ精神だけど味方になる方針状忠実だから振り回すほどの行動は起こさんのよね。
サルペドン
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%9A%E3%83%89%E3%83%B3
第三択は機械だからそもそも切嗣側に興味を持たないから病気はスルーするし、プログラム故の項羽様みたいな人には分からない行動は、ある、という意味ではコレ。
ホメロス
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%83%9B%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%82%B9>>894 >>895 >>896
委細承知、抜かせて頂く
「サーヴァント・ライダー。どうか、気軽に天満ちゃん、もしくは天満さんと呼んでください! まずは……お近づきの印に、梅が枝餅をどうぞ! 美味しいですよ!」
【元ネタ】史実・天神信仰
【CLASS】ライダー
【真名】天満/Tenma
【異名・別名・表記揺れ】おてん様、菅公、天満大自在天神
【性別】女性
【身長・体重】154cm・42kg
【属性】秩序・善(地)
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷A 魔力A 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
○対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
○騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。
それが牛であるならばプラス補正が加えられ、宝具であるなら真名の解放も可能となる。>>899
【固有スキル】
○雷神の神核:A
完成した雷神であることを表す固有スキル。神性スキルを含む複合スキル。
火雷大神をも配下とする日本最高峰の雷神。神号・天満大自在天神。
雷属性の攻撃を無効化し、他者の宝具であろうとも雷属性であるなら真名の解放、生前使用したことのない武具・魔術書などであっても十全に使いこなすことが可能。
また、ライダーがレンジ内にいる際は、雷雨などに干渉するもの限定で天候操作の能力・宝具は封じられる。
○本殿作成:A
陣地作成の亜種スキル。神道と言う宗教体系に縁のある人物が稀に持つことがあるもの。
自身を奉る領域を制作可能。Aランクであれば"天満宮"を展開出来る。
○神祭具作成:A
道具作成の亜種スキル。神道と言う宗教体系に縁のある人物が稀に持つことがあるもの。
神道の祭祀儀礼で使用する様々な道具を制作可能。Aランクであれば"鳥居"のような大規模なものでも創造出来る……ちなみに、ライダーが最も得意とするのは梅ヶ枝餅である。
○魔力放出(雷):A
武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。
いわば魔力によるジェット噴射。
ライダーは魔力と共に雷を放射し、触れた対象に『麻痺』『スタン』『火傷』などの状態異常を付与することが可能。>>900
【宝具】
『梅花無尽蔵』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~100 最大補足:100人
ばいかむじんぞう。
『騎牛天神』による蹂躙走法。真名解放によって放たれる『騎牛天神』完全解放形態からの突進。
天神としての一端を限定展開して放たれる神気と『騎牛天神』が纏う雷霆によって周辺の全てを焼き払い薙ぎ払う。
無尽蔵の名の如くその起動は縦横無尽。高圧縮されプラズマと化した雷撃を放射することで空をも翔ける。
『騎牛天神・梅ケ枝』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:3人(最大搭乗数)
きぎゅうてんじん・うめがえ。
ライダーが率いる牛車。生前、ライダーが乗っていたものが宝具となったもの。実物は一般的な牛車のそれだったが、死後の影響から牛骨で構成されたおどろおどろしいものになっている。
【Weapon】
『神牛・四堂』
しんぎゅう・しどう。生前からライダーと共に過ごし、ライダーの死後もライダーの墓所を決めた牛。
ライダーが死後に神となり、その神使が牛となった影響で彼も幻想種にまで格が上がっている。
人化の法を身につけており、人間となった際にはオールバックの巨漢となる。顔に十字の傷(菅原道真を賊から守った際についたもの)を持つ着流し姿の男。
共に和装を纏うライダーと並ぶとヤのつく職業とそのご令嬢にしか見えない。ちなみに性格もヤのつく人そのもの……といっても、義理と筋を重んじる昔気質の侠客である。>>901
【解説】
平安時代の貴族、詩人である菅原道真が、死後に神として昇華した存在。
神としての正確な名は天満大自在天、日本太政威徳天など。
天満宮という神社に祀られており、地域の住民からは天神様、道真公などと呼ばれ親しみを持たれている。天満宮の多くは「菅原道真公を祀っている」ということを売りにしており、天満宮のお膝元に住む人々にとって最も身近な偉人が菅原道真であるケースは珍しくない。
後世の名誉回復によって優れた文官・武官として評価された菅原道真は、今もなお人々に慕われている。
身長/体重:154cm・42kg
出典:史実、天神信仰など
地域:福岡県・太宰府
属性:秩序・善 性別:女性
薄い梅色の髪を頭頂部で結った少女。白衣と緋袴の巫女装束の上から本紅色の千早を羽織っている。
髪型の印象もあって初見では気づかれにくいが、髪を下ろし佇まいを変えさえすれば貴人と称されて然るべき美貌の持ち主。
史実では男性ではあるが、此度の現界では女性の姿を取っている。これは、オテンマン様という土着の信仰に由来するもの。
オテンマン様信仰は、菅原道真を神と祀る信仰体系の中では零落しており、それを霊基のベースとすることで本質的には神である天満大自在天神を召喚することが可能になった。>>902
気立てがよく快活で、気が強いながらもどこか品のある『博多の女』。おまけに酒もかなり強い。好きなつまみは明太子とおきゅうと、あとどじょうの骨せんべい。
その出自上学問の神という側面が強いため、人に知識や技術を教えることが趣味兼特技である。その教えはわかりやすく、どんなに勉強が苦手でも彼女の教えは水を吸うスポンジのように吸収することが出来る。
気さくで人当たりがよく、普段接する分には神らしさを感じさせない。それは彼女自身が己を「人々の側にいる神」として認識しているため。
人々から「天神様」と呼ばれ親しまれることを喜んでおり、人々の側にあることを何よりも大切にしている。
自らを慕う人々を彼ら彼女らと同じように愛している。
勉学の神である故に、自分を信仰しながら何らかの成果を残した相手には特に甘くなる。日本最強の剣豪・宮本武蔵はその筆頭である。
晩年を過ごすことになった太宰府には強い愛着を持っている。それは、各地方から大宰府に集まっていた役人達には冷たくされたが、地元の住人であるとある老婆には優しくしてもらったからという理由によるもの。
彼女の中では「大宰府の、福岡の人間に悪い人間はいない」という認識が生まれており、神となった以降も大宰府に対して強い恩を感じているとか。
太宰府には『ある老婆が左遷されたばかりで失意の中にいた道真公に餅を施した』という逸話が残っており、その餅は梅ヶ枝餅という銘菓として現在も親しまれている。
彼女自身は福岡という地に深い思い入れがあるが、天満宮という神社自体は全国各地に存在するため基本的には標準語を口にすることが多い……が、テンションが高くなったり、激しい怒りを抱いた際には思わず博多弁が飛び出てしまう。>>903
『紅梅殿曼荼羅』
ランク:EX 種別:対城宝具
レンジ:1~999 最大補足:500人
こうばいでんまんだら。ライダーが有する神としての功徳。その擬似再現。
梅の花が咲き乱れる大曼荼羅を展開する。その内部に置いてライダーは一振りの梅の枝を手にする。この梅の枝をマクロコスモス、ライダー自身をミクロコスモスとすることで万象を「一」へと収束する法則の具現。
本来であれば対界と呼んで差し支えないが、ライダーはこの宝具の効果を対城レベルに抑えている。
他クラスのクラス適性としてはセイバー、アーチャー、キャスター、アヴェンジャーなど。
現在の人物像を見ればアヴェンジャー適性は無いように見えるが、祟神という側面も持ち、日本三大怨霊の一人として数えられる天満大自在天/菅原道真なだけあってしっかりとその資格を所持している。
本人自身に恨み辛みはない。神となった時点で生前は生前として割り切っている。
彼女を彼女たらしめるのは自分が神であるという自負そのもの。
叡智を求めるなら叡智を、武功を求めるなら武功を―――怨霊としての己を求めるなら、その声に応えるまでである。
祝詞などで『てんまんだいじざいてん』と言われるように、天満の正確な真名は『てんまん』となる……が、なんか可愛くないということで『てんま』を名乗っている。
最も、ここぞという時は天満大自在天と名乗るが。>>907
土着信仰由来のTS鯖とは面白い発想
見た目も性格もめっちゃ好みです
ヒロインとか主人公の友人のサーヴァントポジ張れそう…>>912
前者のZUREがどえらいことに。
後者も後者で、剣・弓・予想通り過ぎた騎が言い様の無いバカを醸し出してる分、残りのシリアスが凄いことになっている。あー緊張した……レージュさんの道真公を見れば見るほど「中身が薄い!詰めねば!」ってなった……
>>908
自分もめちゃくちゃ気にいってますね……自分でデザイン作った中ではかなりいい出来だと思います……
>>910
やだなにそれふつくしい……採用……
>>911
書き忘れたけど体臭というか白梅香の匂いはしますね!
>>914
筆の赴くままに書き散らしたらめちゃくちゃ大宰府が頻出単語になりましたね……地元の偉人だからしょうがないね……今度実家帰ったらお参り行こう……全然ご挨拶に行けてない……
>>917
オーソドックスな道真公はレージュさんが作ってらっしゃるので自分は地元の人に親しまれる「天神様」に寄せようかなと!
天満ちゃんが好きな酒は芋焼酎です!そうだ、なんでインドラジットかというと幻術で人を騙す凜雪鴉オマージュもしたかったんだ…回収できてない!
>>915
シナリオライターの話であってfgoのネタバレではありませーん(詭弁)
…はい、田中天さんの話をfate関連スレするとイベントのネタバレになるので二週間後…!
田中天さん関連だとダブルクロスリプレイは「ジパング」とか、ここのえはデモンパラサイトリプレイ「剣神」が個人的に傑作…!あ、どうでもいいですがホテル聖杯戦争はクトゥルフのシナリオを意識してはいますが、流れなんかはクトゥルフ以上にインセインをイメージしてます。
クトゥルフとインセインの違い…深い理由は語りませんけどこの2時間くらいずっとこんな顔をしている
>>925
天満「梅酒?美味しいけどあれってジュースでしょ?え!?違うの!?」
博多の女なので酒の好みがおっさんなのですねえ……>>925
狂化:E+++
普段は理性を持ち、言語による意思疎通が可能であるが感情が高ぶった時、自身の悔恨───「誰か」を護れなかったという慟哭に囚われて荒れ狂っていく。
己がマスターさえも外見はおろか性別や人種に関係なく、その「誰か」にしか見えなくなってしまう。
という狂化持ちな高身長黒髪で龍神属性乙女となってます
リリスは高身長ロリ(例:ヴァンパイアセイヴァーのリリス)キャラにしようかと迷いましたが、140前後ロリかなあとぼんやり思ってます>>907
おお、自在天満のブラッシュアップ版ですか。こう、神様でもまだまともそうな雰囲気が出てますよね。それとも絆上げが進むとヤバいところが出てくるのでしょうか。ウシミツアワーも近い…投げるか!
「間久部、俺は確かにお前をサポートするつもりでいたぞ?しかしな、昼休みに学校を抜け出すっていうのはなかなかお前ロックすぎやしないか?」
居心地の悪さについ目を背ける。柳花に連れられた理仁が聖杯戦争への参加を宣言し、わずかではあるか晴れやかな気持ちで学校へ帰ってみれば六時限目。クラスメイトからは何があったのかと質問攻めにあい、戻ってきたと聞きつけ教室へとすっ飛んできた浦戸からは「放課後職員室に来い」とのお達しを受け現在に至る。
「すみません、本当に」
「で、なんで抜け出した?」
「家に忘れものをしてしまって」
「……」
静寂が痛い。浦戸の目は訝しげで、間違いなく信じていない。かと言って真実を伝えられる訳もなく、理仁は明らかな嘘を貫く他にない。
「なんで洲甘と一緒だった?」
「忘れ物をしたって言ったらついていく!と言い出して……」
思わず更に嘘をついてしまう。柳花のせいだ、と押しつける選択肢を選ぶのはどうにも気が進まず口からついて出た言葉に理仁本人もしまった、と口中でぼやいた。
「親御さんに今から電話しても良いか?」
「いや、それは……ええと」
「はぁ……」
完全に詰んでいる。職員室中からも咎める視線を向けられ、理仁は気まずくその場で足を絡ませたりしてみる。
浦戸は困った風に頭を掻き、周囲の視線がどれだけ注がれているのかを確認してから、
「良いか。もう二度とこんな事するんじゃないぞ、親御さんを悲しませたくは無いだろう」
「はい、反省してます」
わざとらしく声を退くする浦戸に応え、理仁も深々と頭を下げる。すると反省のポーズを見せた事で、僅かにではあるが職員室内の空気が緩んだようだった。浦戸はため息をついてから近くにある椅子を引っ張り、理仁に座れと促してくる。>>944
「……良いか間久部、今回はなんとか収めてやるがこれからはバレない様にしろ。五時限目が三度の飯より少年少女の青春が好きなホトケの小仏先生だから良かったものの、他の先生だったらちとヤバかったぞ」
「三度の飯より、何です?」
「仏の顔もなんとやら、という奴で慈悲深いって事だ。ともかく今回はなんとか庇ってやれたが次は自己責任だからな。あと洲甘にも感謝しとけ」
「アイツ何したんです?」
「お前がさっき言った嘘と似たような事だよ。用があったので学校を抜け出した、間久部は私が無理矢理連れ出したってな」
昨夜と同じ事を洲甘はまたやった様だ。彼女の事だから職員室中に大声で言ったに違いない。
「今、ウチの先生方は大きく二つの派閥に別れている。一方は生徒会長の黒鳥蘇芳、もう一方は洲甘柳花。特に洲甘は転校してきて数日だというのに、黒鳥の事を好いていない教師達をあっという間に味方につけちまった」
「……なんでそんな事に?」
「教師は優秀な生徒が大好きなんだよ。黒鳥は頭は良いが機械なんじゃないかってくらい冷たいからな、嫌われもする」
「先生はどちら側なんですか?」
「俺ね、そういう派閥とか大嫌いなの。昔通ってた学校がそりゃもう派閥でバチバチだったもんでね。だから小仏先生らと『生徒大好き派』っていう少数精鋭派。それに、生徒を気に入る事と生徒を贔屓する事は全く別だろ」
理仁はこの香水臭い教師をどちらかと言えば好きになっていた。どことなく親しみやすく、それでいて一定の距離感でいられるのだ。生徒に過干渉でもなく不干渉でもない、あくまでも教師という役柄に徹している様だ。
「よし、説教終わり。もう帰って良いぞ。ただし問題は出来れば起こしてくれるな。起こすにしても俺を巻き込まないでくれ」>>945
冗談なのか本気なのか判断しづらい言葉で見送られながら理仁は職員室の扉を閉める。転校初日からドタバタとトラブルが続き、挙句の果てに学校側に目をつけられてしまったと言うのはかなり精神的に来るものがある。
今日はもうおとなしく家に帰ろうと理仁が昇降口に向かおうとすると、向かい側からコツコツと甲高い靴の音が響く。窓から差す夕日でよく見えないが、どうやら少女の様だ。
理仁に近付くにつれて、全貌が露わになる。長い黒髪、切れ長の瞳、真一文字に結ばれた口元、真っ赤な夕焼けの中で真っ黒なその姿に初対面であるのに理仁は目が釘付けになっていた。何より、美しかった。
「……何か?」
「い、いや、何も」
見つめられているのに気付いてか、眉一つ動かさずに少女が口を開く。慌てて取り繕う理仁だが、顔を赤くして口ごもってしまう。今度は少女が理仁をじっと観察し、ようやく訝しげに眉をひそめる。
「貴方、名前は?」
「間久部、理仁」
「そう、貴方が。転校してきて早々に洲甘さんと学校を抜け出したっていう」
「あ、いやそれは色々あって……」
「別に興味は無いから良いわ。これ以上問題を起こさなければ、どうでも」
そう言って少女はコツコツと理仁の横を通ると職員室のドアに手をかけ、振り返る。
「自己紹介を忘れていたわ。私は黒鳥蘇芳、生徒会長をしています。それじゃあ」
ぴしゃりとドアが閉まるまでを見届けてから、理仁は額ににじんでいた汗を拭った。今のが噂の黒鳥蘇芳、会話をしているだけで緊張してしまうほどの威圧感だった。>>948
まぁ考えてみる。>>947
威圧感……。
黒鳥生徒会長から放たれる威圧感。(彼は狂っていた>>954
でもぶっちゃけ聖杯戦争規模でやるにはうーんって感じ
一つのエピソードとしてなら詰め込めるけど全体の流れではどうしてもシンプルに王道やっちゃうなあーうんでも強いてやるとしたらとにかく露悪的なのやりたいな、北欧異聞帯みたいなやつ。
エクストラの荒廃した世界、もしくはニーアレプリカントみたいなどうしようもねえなこんな世界!っていう状況でそれでも一握りの希望を抱いたもの達が英雄召喚!とか>>955
クラス被りどころか作者被りも発生してるでおじゃる……>>936
魔術協会と聖堂教会を虚仮にする展開。
つーか今書いてる『聖杯惑星』がまさにそれ。>>957
ただ、性癖全開にすると途中で生き残った参加者同士で和解しかねない(敵が足りない)のでいっそのこと聖杯大戦にしたほうが良いのかもしれないけど、労力が大変な事になるので、実際聖杯戦争書くなら適度にブレーキかける模様。ちなみに今やってるfalling moonはざっとどんなテーマかというと自分に何ができるのか?だよ
何ができるのか突き進んだ結果どうなるかは知らんまぁ結局は次でやりたい自キャラオンリー聖杯戦争が俺の性癖って事になるのかなぁ…。重かったり歪んだりしてる愛情のお話(マスターメイン)
クッチー「誉ーっ!幸せになってくれー!誉が幸せになれるなら僕死ぬから…」
誉さん「兄貴のバカーっ!アタシは兄貴と一緒に幸せになりたいの!」
ポルカ「遥きゅんはぁはぁ…。クンカクンカprpr…。恥も外聞もないレベルの泣き顔を見てぇ…、涙嘗めて穢して犯して…。あ、やばいですね鼻血が…」
迅龍「今回の主は誉様…。拙の事、思う存分使い潰してください、ね?奉仕しますので…奴隷のように…。道具みたいに…。ゆら…ユラユラ…」
刹那「友達欲しいな!デイヴィくんは可愛いねぇ!え?何々?うん解った!デイヴィくんが喜ぶなら良かったボクってば凄い悪い事でできちゃうぞ~!時計塔だって退学出来るとも!だってだってデイヴィくんはボクっていう異物と仲良くなってくれてそして(ry」>>964 >>965 >>966 >>967 >>969
しゃあないな、詳しくは一部ここ( https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E6%9E%9C%E5%BF%83%E5%B1%85%E5%A3%AB%EF%BC%88%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%88%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%EF%BC%89 )にも載ってるけどすごい昔に書いた趣味爆発のプロットを私以外が見てもわかるように書き直してきたよ
・主人公(仮):偶然(実は大会に横槍を入れてきたラスボスが故意に巻き込んでる)聖杯戦争に巻き込まれてアサシンの風魔小太郎を召喚する。小太郎くん同様心根は非常に美しいけど結構割り切るタイプの人間なので聖杯戦争に参加していくこと自体に問題はないが、主従共に圧倒的に火力不足。実は混血だったりする。小太郎くんしか勝たん。
・ヒロイン(仮):御三家ではない魔術使い。参加枠の穴埋めのため騙くらかされて召集され、ホイホイやってきた。金にがめつく色気がない。叫び声が汚い。古いメモなので召喚したサーヴァントの所には当時未実装のブラダマンテの名前があった。
・最優先輩(仮):教会側の参加者で(多分セイバーかライダーの)マスターだが、巻き込まれた主人公たちのことはかわいそうに思って割と親身になってくれる優しい人。でも優しいからラスボスに卑劣な人質戦法使われてリョナられた挙句捕食(物理)された。かわいそうに。
・嫌味さん(仮):三騎士を召喚した御三家の魔術師。中ボス枠。いわゆるZeroで言うところのケイネス枠の噛ませかと思いきや、サーヴァントを失ってラスボスのおやつになりかけたところを主人公たちに助けられて以降はラスボス打倒を手伝ってくれる。べ、別に貴様のためじゃないんだからねっ!うちの土地で暴れられるのが嫌なだけなんだからねっ!……ツンデレか?
・ラスボス:キャスター陣営とバーサーカー陣営のタッグかと思いきやキャスターの果心居士を名乗る不審者(カニバリストのやべー死徒)が本来のキャスターをパックンチョして居座った挙句マスターとしてバーサーカーを召喚してただけだった。初代風魔小太郎過激派同担拒否ガチ恋勢だが、聖杯を手に入れてやりたいことは死者蘇生とかではなく地上を地獄絵図にすること。だって暇なんだもん。ア゛ス変……わってない!
ふむふむ?なにやら各々の性癖に忠実な聖杯戦争のマッチングを行っている様子。これは私も性癖大爆発といきますかぁ!
私の性癖が人外及びそれに伴う価値観の相違であるのは既に皆様ご存知のところ。しかぁし!人外だけが私の性癖ではないと知らしめるために(ちょっとしか)人外キャラを含まないマッチングを心掛けましょう。>>973
そりゃ言うなればプロトじゃない方が必死に人間ごっこ(できてるとは言っていない)して埋めようとしてる疎外感とか孤独感に対して「散々痛めつけられた上で出す悲鳴は嘘偽りない本物だよね!コミュニケーション成立!」「美味しくいただいて物理的に一緒になれば一人じゃないよネ!孤独感解消!」で答え(正しいとは言っていない)出してそのために全力を尽くすアクセル全開の狂キャだからやる事がアレになるのはまぁ仕方ないのだわ。
……あと亜種聖杯戦争ものかつ特定の誰かを活躍させたい話の場合数々の因縁が絡むタイプより一人の妄念がやばいタイプの方が作品としてまとまると思って。(※なおボツ理由:「これが親になる段蔵さんかわいそう」)
>>974
最優先輩(仮)はきっと遺品に対魔性特攻みたいなアイテム残して「これは先輩の分だァーッ!」って展開のフラグになるタイプ性癖とはいうけれど灰汁が効きすぎたらただの悪趣味になりかねないので自重自重なのです
というかそういうのってうちではそれぞれの方面ごとにフィルターで濾してから各キャラ(主にマスター)にして発散しているので展開でまでは趣味を挟むとえらいことになるのです
ミカエラとノエルはあんまりフィルターかけてないので原液に近いと言えるかも>>981
はい。
……まぁプロトじゃない方とプロトの差異なんて極論ずっと感じてる違和感に対しての基本方針が「頑張って合わせるからぶたないで」なのか「うるせぇそっちが合わせろバーーーーーカ!!!!飯よこせ!!!」なのかぐらいしかないんで潜在危険度・人間不信度(だから狂化で意思疎通が必要ないバーサーカーを喚ぶのだ)・こじらせ度はだいたい同じぐらいなんですけどね、はい。>>978
それが全てを物語っている。>没理由レスバとインフレとレスバとレスバとインフレが飛び交う頭おかしいやつだらけの聖杯戦争
ボツ理由:光属性が少なすぎるし光属性の頭が一番おかしい編成だったからうちのディオクレティアヌスは生前は多神教過激派だったけども今は違う感じ
元々キリスト教徒自体に嫌悪感なんて抱いてはなかったし義務と信仰で殺めていたので
「殺されても仕方ないかなとは思っているが、望んで殺されようとは思わないね。俺はあの時異端であると排他される運命にあったローマの神々をそれでも愛し抜きたかったんだから。いつの世も宗教の正しさで世界を喰い合うのが人間の愚かしさなら、あの頃の俺も彼らもその軛から逃れられなかったということだよ」1000じゃなくても性癖聖杯戦争の自作三人娘描く
スレッドが終わるまでに間に合った。と思ったけど残り少ないし次スレにしよっと。
>>995
いやじゃいやじゃ!それでもスクルド殿は最後まで冷酷淫靡な女王様で逃げ切ると決めたのじゃ!
途中で虐げられてるポジションになったりポンコツ化するのは解釈違いなのじゃ!>>992
出番は回想シーンだけになる&当分先の話なので、次レスの後半あたりで質問させていただきます。1000ならレージュさんが十兵衛に眼鏡をかける
誰か武器のデザインを考えておくれ。
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#186
1000
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