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聖杯大会本戦統合スレNO.5
https://bbs.demonition.com/board/6193/
ラフム語翻訳機
https://yt8492.github.io/RafmanTranslator/>>1
と言うわけで立てましたが、ナンバリングを間違えました(正しくは179)。
なので次スレを立てる方は『#180』でお願いいたします。(深々と頭を下げる『聖杯惑星爆現』の第2話、WIKIへの登録が完了しました。
この前知ったんすけどまだ晴明いないんですね…そうだよな晴明難しいよな
>>6
一応、猫の藩士さんの「葛の葉」がスキルや宝具で召喚する程度ですねえ立て乙です
アーイ!!!ウッシー!!!今年は丑年!!!!ウッシー!!!互いを想いあうがゆえに不幸のドン底まで真っ逆さまに落ちていく黒鳥兄妹、これもまた愛の一つの形と言えましょうや
実際のところ、この二人の関係をどうにかするには直接二人が一緒にいるところに介入するより千寿君一人の時に介入する方がよっぽど楽だったりする推理の披露や解説には語彙力が必要と知り絶望しております中納言でございます。
そしてスレ立て乙ですのー前スレの諸々は追々見て回らせていただきますのー>>5
(許されるとは微塵も思ってないから君に計画の全貌伝えてないんやでクリュサオル君……)建て乙です
愛ですか。ロクでもないもんですね
大好きですよ今日あたり話の腰を折る様にフーシェの幕間みたいなの投稿しようと思います
チャラ男ーズはお待ちになって…やっぱ創作物って鏡みたいなもんだよね(自己暗示)
あと前スレ見させていただきましたー。種種の感想やお返しをさせていただきます…
>>前スレ838(ぐれおの予告)
ついに始まるか終局…ん?終「着」特異点…?
しかも舞台は裏のカルデアと、これは今から気になりポイントとwktkが止まらない…!そしてスレイマーンの正体やいかに!
ウキウキ気分で待たせていただきます!
>>前スレ957(爆散じゃなかったっすね、爆現だったすね…)
オープニングバトルから全陣営集結とは豪華ですね…!大規模ではないけれど、誤魔化すの難しそう…
ホレスの格好、めっちゃ浮かない?ととっても不安な中納言さん。画像みたいな装飾侍らせてたんだよ?大丈夫?
石燕は妖がいるとなると大興奮ですね…百岡さんにはめっちゃ凄まれてますけど…
>>967
私も下戸な方なんで無問題!(なにが
お酒の味って表現しづらいですけど、その分お酒呑んでる人たちは個性が出て見ても書いても楽しいもんですよね…酒乱は困りものですが。
お酒でほろっと、キャラの意外な一面が観れるのも私好き寄りの大好き(タロスさん書くのがかなり楽しかった)>>16
ミス。>967は前スレの火村さんのご感想へのものです。967踏んだ人すいませんhttps://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%8F%82%E8%80%83%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%EF%BC%9A%E9%AD%94%E8%A1%93%E7%B3%BB%E7%B5%B1%E7%B7%A8
『参考情報データベース:魔術系統編』に試しにページ内ジャンプを入れてみました
こちらで良ければ他のDB項目にも同様の工事をしますがどうでしょうか>>18
いいと思いますよー>>16
ソフィが必死で誤魔化していますが、それがいつまで通用するかどうか。
大丈夫大丈夫。
セイバーとバーサーカーの方がよっぽど目立つ格好してるから。(なので皆そっちに注目
自分で言う分には抵抗は無いですが、他者に見抜かれるのは流石に凄く抵抗があります。
それだけバーサーカーは人間に転生する前の自分が嫌いなので。ほほーんフーシェのss貼ってもよかー?
よしはっちゃろ
「は、今なんと。数百ものサーヴァントを束ねる貴方がわざわざこの事務室を訪れた理由は、私という男の行動理念に興味を持ったからと言いましたか?」
カルデアが抱える問題をまとめた書類から視線を逸らさずジョゼフ・フーシェは困惑を隠せない口ぶりでそう言った。
働き始めて二日、休憩も食事も取らずにひたすら動き続けるフーシェを止めて欲しいと頼まれマスターは事務室へとやってきた訳だが、一体どうすれば彼を止められるのかと悩んだ結果生前について尋ねてみた。
が、特に手が止まる事はなくむしろフーシェはさっさとマスターを追い出してしまいたいという様な面持ちである。
「裏切り続けた男の話を聞くなど面白くないでしょう。海賊達の冒険譚の方が一〇〇倍楽しめるかと」
もうフーシェ以外からは全員聞いたよ、と嘘をついてみると爬虫類じみた細めがじろりと睨みつけてくる。
「遥か昔の英雄達より血生臭さはありませんが、人間の醜い感情が散りばめられたお話になります。それでもお聞きしたいのですか?」
聞きたいです、とビシッと膝を揃えてみるとようやくフーシェは書類から手を離し、重苦しくため息をついてから口を開いた。
「まず私が生きた時代は滅茶苦茶なものでした。フランス革命が最たるものでしょう。このあたりは他のサーヴァントからも聞けばよろしいかと。私はそのカオスの中で生き残ろうとし、ただ努力したのです。明日は我が身、その恐怖だけが私を突き動かし続けました。以上ですでは職務に戻らせていただきます」
『え!?終わりですか!?』
「そうです、終わりです。他はナポレオン皇帝あたりに聞いてください。ジョゼフ・フーシェという人間はあの方が一番ご存知かと」
『フーシェさんの口から聞かせて欲しいんです!』>>29
「……そこまで言うのなら、良いでしょう。私は、狂いたくなかったから戦ったのです」
今まで聞いたことのない、今にも泣き出しそうな声色だった。フーシェの瞳が揺れている。
「誰も彼もが狂って見えた。富を持つ者も、持たざる者も、皆、平等に狂っていた。私は恐ろしかった……自分まで狂っているのではないかと気が気でなかった。だからこそ私は誰かを裏切り続けました。自分は正気であると言い聞かせる様に、正しい位置にいたいと信じていたのです。そして……そんな世界を支配したかった。十分なほど金を持っていた者が更に金を求めた結果、私の持つ情報で怯えるのが良い気味だと思った。表面上では高慢ちきな顔をしていた者が日々私が持つ情報に戦々恐々としていたのが快感だった。あの世界のありとあらゆる狂気を、私自身で制御したかったのです。今思えば、私も狂っていた。恐怖に駆られ、生存しようと全てを裏切り、全てを盗み続けた私の生涯は間違いなく狂っていたと言えるでしょう」
いつものフーシェとは違っていた。そこには熱があり、怒りがあり、恐怖が込められていた。これまでマスターが出会ってきたいかなるフランスサーヴァントにはない、異様な様子だった。
断言できる。幾度も陣営を裏切りながら、死ぬまで働きたいと宣言するフーシェは弱いサーヴァントだ。死にたくない、生きていたいという願望に突き動かされ続ける悲しいサーヴァントだ。
決して口には出さなかった。けれど、けれどジョゼフ・フーシェ。
貴方はもうとっくの昔に狂ってしまっている。んーとねー、私個人の文体の話をすると基本的に書く話の視点になるキャラの性別によって微妙に書き方は変えてます
例えば真月学園の亥狛君ならストレートというか変に物事を隠さずに彼が感じたままをセリフとして書いたりしますが、一方でペレスでの蘇芳ちゃんなんかは感じたことはセリフにはせず心の奥にしまわせておいて違う言葉でそれをセリフに変えたりとか
あとはキャラが変われば思考も変わるのは当たり前ですけれど、性別が違うことによる思考の違いなんかも意識しますねさてと、第■回ですが。
各陣営の皆様方、三日目の戦闘はどうしますか?
介入しても良いし、介入しなくても良いし。
介入する場合、そのやり方次第で戦闘の行方が変わります。
例えば、ここでドゥフシャーサナの元に駆けつけようとするアサシン(正確にはアサシンが来るまでドゥフシャーサナが足止めしてる)に攻撃を仕掛ければ、フォーリナーがドゥフシャーサナを倒して撤退しようとします。>>31
風見鶏と呼ばれた男の悲哀……武力による英雄ではない故に別種の地獄を知る感じ、好きですねそういえば前スレでぺレス島の今後展開とかもしようぜ、て話になったのでぺレス島リレーでの動向に対する個人的所感を書く。憶測混じりではあるのでGMクロさん次第で色々と変わりそうだけど。
まず参加者は下層に潜るか他の参加者と絡むかの二択になる訳だけど、多分先に下層行くのって悪手だと思うんだよね。
単独陣営で潜ってもちゃんと帰ってこれるか微妙だし、他の陣営に干渉できないから。
最悪?の展開として「誰かが下層に行って最深部到達、焦った他の陣営が手を組んで潜る」だけどコレだと聖杯が戦闘余波で壊れるかもだし、最初に到達した人的にも他の全陣営の同盟と開戦!になったりする可能性があるので。内ゲバの危険も増える。
だからおそらくベストな動きとしてはまずは表層で広く浅く戦闘とかして他陣営のメンバーを確認したら「コレだ!」と思う陣営に共同戦線を持ちかけ、自チーム以外の陣営を倒した後に一緒に下層攻略して最終的にはタイマン、が最適解なんじゃないかなって。コレなら抜け駆けされる心配は無いし、安心して下層攻略に専念できるから。
もっとも、討ち漏らしが先に潜ってるやん!!って可能性もなくはないけど。>>33
(やっべ確認するのめっちゃ遅れた)
青くなったので貼ります!既にリタイアしていた許仲琳と倭姫命はステージ外へと運ばれ、空いた席+αに座るのはフェリーペ、メンテー、聖エウラリアの三名。
ヒュギエイアとマグダラのマリアはセコンドとして傍に控えており、実質この三人が主な挑戦者になったのだが。
「……念の為胃腸薬はじめ消化器官に効く薬は携行していましたが。まさかこんな事が原因で使うかもしれない事になるとは」
「その、なんかすいませんヒュギエイアさん」
「いーえー、別にー? 私は気にしておりませんとも。ええ悪いのはあの腐れ魔王であって、その対処に向かうマスター達は悪くありませんから」
「(絶対気にしてますよね)」
実際問題、参加の意思を示した以上今更拒否もできない。
フェリーペ達が話し合ってる間にも準備は進められ、課題となる料理が運ばれていた。
「これは――麵料理、ですか? ニンジン、白菜、ネギ……ずいぶんと、野菜づくめみたいですけど」
「いかにも! 目の付け所がいいですねお嬢さん!」
「うわびっくりした!」
いきなり現れたのは、道化師風の衣装をまとった小男。
呆気にとられる一同をよそに、小男は高らかに宣言した。
「申し遅れました。私、この大会における司会役を務めさせている者です。先程までは荒事の気配を感じ取り、少々避難させて頂きましたが……どうやら落ち着いた様子。であれば、ここから先は存分に発揮させて頂きますよ!」
「お、おう……よろしくお願いします」
「そうそう。私めはあくまでこの回限りの使い捨てキャラですので。特に名前などはございません。ですので適当に『司会者』『ピエロ』とのみ覚えておいてくださいな」」>>39
「いや誰に向かって説明してるんだ」
「それはさておき!」
話を強引に打ち切り、料理を指さす司会ピエロ
ついでにどこからともなくスポットライトが照らされ(屋外なのに)、場の注目を否応なしに集める。
「こちらの麺料理ですが! その名もずばり『悪魔の野菜麺汁(デビルズ・ベジタブルラーメン)』! 見かけはごく普通の麺料理ですが、一口すすればあら不思議。見る見る内に箸が止まらなくなり太るまで、いえ太ってもなお止められなくなる魔性の料理でございます!」
「太る……肥満……」
「キャスターさん、ストップ! ストップです!」
「本大会のルールは至極単純! 誰よりも多く、そして一番長くこの料理を食べ続ける事! この場に集ったメンバー全員が倒れるまで、この対決は続きます! ま・さ・に! 大食いデスマッチ!」
挑戦者となるメンバーは現在6人。
フェリーペらカルデアメンバーに加え、スノウホワイト・オルタにクー・フーリン(セイバー)、そしてコンラの3名である。
一見すると、先程まで食べ続けていたハンデを背負う分、カルデア側が有利にも思えるカードだが……
「おっと、言い忘れる所でした。本対決ですが、挑戦者の胃袋は試合ごとに自動的にリセットされる仕組みとなっております!」
「えっ?」
「つ・ま・り。先程まで食べ続けだったお三方も、今では開始前のすっからかんな胃袋にリセット済み! 全員、胃袋面におきましては同じ土俵で対決となりまぁす!」>>40
――訂正しよう。全然有利ではなかった。
むしろ、先程までの食べっぷりを見せつけていたスノウホワイト・オルタの事を考えると不利になったとさえ言える状況だった。
だが。今更、後戻りも許されない。
「後輩」
「……やってやる。やってやるさ。なあ、センパイ!」
「――ああ! 無論だとも!」
「それでは皆さん! 準備はよろしいですね! では――3、2、1、レディー……ゴー!!」
かくして。第三の試練、大食い対決こと無限胃袋遊戯が幕を開ける――!
「はぐ、はぐ、もむ……」
「……(ズルズル)」
麺をすする。具材を喰らう。
それだけの動作に全神経を集中させ、ひたすら空にしたお椀を積み上げていく。
極東に『わんこそば』なる独自の風習があるそうだが――今の状況は、さしずめそれと似通っていた。
現状を端的に説明すれば、まさに互角。カルデア組も、スノウホワイト達も、各々全く譲らない。食べる速度にも差異はなく、積み上げられる腕もほぼ同じペースといった具合だった。>>41
食べる速度自体は重要ではない為、その点については問題ではならないのが幸いだが……
「(思ってたよりもいけるな、センパイ)」
「(ああ。癪に障るがこの料理、味もそこそこ美味いし量も適度に盛られている。加えて、我ながらこの食いっぷり――どうやら、思っていた以上に消耗していたらしい)」
食べる、盛られる。盛られる、食べる。
永久機関さながらの繰り返しで、次々と完食していくフェリーペとメンテー。
さらにそこへ、聖エウラリアの思わぬ奮闘が効果を発揮していた。
「はむ、もむ。はぐ、はぐ。うま、うま、うま……」
「(――ちょっと待て後輩。エウラリアの奴、何か食べるの早くないか? あいつ、そこまで大食漢のイメージなかった筈だが)」
「(前にマリアさんから聞いたんだけど、エウラリアって生前はお腹いっぱい食べた事ってなかったらしい。その反動か、こういうイベントに関しては)」
「(人一倍、食欲を発揮する、と。……成る程、喜ぶべきか悲しむべきか。どう反応したらいいのか分からなくなりそうだ)」
二人のやり取りをよそに、順調に空腕を積み重ねていく聖エウラリア。
だが――その食事速度をもってしても、立ちはだかる三名の壁は分厚かった。>>42
「……(もっきゅもっきゅ)」
「ほい次、はい次」
「こっちも、おかわり、だ!」
「――!」
「(……なんともはや。嫌になる食事量だな)」
既に試合開始よりおよそ30分。
6人が6人とも、相当な量の麺料理を摂取している。
にも拘らず、衰えを見せるどころか平然と食べ続ける様はまさに英霊の面目躍如と言えた。
「(あの二人、あんなに食えるタイプだったっけ?)」
「(少なくとも小食ではなかった、むしろ同年代の男英霊と比べても食べる方だろう。だが、それにしてもこのペースは)」
「――腑に落ちねえ。そうとでも言いたげな顔だな、嬢ちゃん?」
十何、否何十杯めかのおかわりを置き、クー・フーリンがニヤリと笑う。
隣のコンラは相変わらず食べ続けるのみだったが、雰囲気だけでも明確にフェリーペ達を意識している事が見て取れた。
「むぐ、確かにオレたちは、あぐ。大食いって言えるような、もぐもぐ。逸話はねえ、ズルズル」
「いや、食うか喋るかどっちかにしてくれよ」>>43
「あ。ちなみに、私語は構いませんが一定時間以上食べないままでいるとリタイア扱いになりますのでご注意を!」
「どんくらいだ?」
「五分以上でぇす!」
「そうかい。なら答えだけ教えてやる。オレ達のスキル、戦闘続行と仕切り直しは知っているな? それだよ」
「は? そのスキルがどうしたって―――――おい、まさか!?」
戦闘続行と仕切り直し。片や、どれだけ傷つこうと戦い続けられる執念の具現。片や、悪化した状況を一からやり直す離脱特化。
戦闘でも何でもないこの勝負にあっては何ら意味を為さない筈のスキル。だが、そもそもスキルとは英霊の逸話や在り方が能力となって昇華されたもの。
宝具と同じように――あるいは、宝具には至れずとも、英霊各々の確固たる力として身に備わるもの。
故に、クー・フーリンとコンラは――
「戦闘続行(食事)」
「仕切り直し(大食い)」
「「とでも、名付けるとしようか?」」
「スキルの改造だと!?」
「畜生! 冗談としか思えない単語なのに格好つけてるのがムカつく!」>>44
だが実際驚くには値しない。
何しろフェリーペ達も過去、様々な微小特異点を乗り越えてきた立場。その度に、一体どれだけ突拍子もないサーヴァント達と出くわしてきた事か。
「水着化でもない癖に、なんて無茶苦茶な――!」
「はっはっは! 恨むなら魔王サマでも恨むこったな!」
「まさか、スノウホワイト・オルタもそう言うスキルを!?」
「いや。そっちはオレらも知らん、多分元からの胃袋(そしつ)だろうさ」
なお、当のスノウホワイト・オルタは話の間もバクバク食べ続けていた。
このオルタ、いたって平常運転である。
「ま、どうあれ手を抜く気はこれっぽっちもないんだがな。『戦士たるもの、いかなる戦場であろうと死力を尽くせ』、昔師匠から教わった言葉だ」
「なんで、手加減とかは期待してくれるなよ? ハンデがあろうがあるまいが、魔王に支配されていようがいまいがやる事は変わらねえ。オレ達はオレ達の実力を出し切るまでだ」
「くっ……!」
予想外の仕込みに、フェリーペとメンテーは顔をしかめる。
スノウホワイト・オルタだけでも手に負えないのに、この上ケルトコンビまで立ちはだかられるとなると勝ち目は限りなく薄い。
――重圧が襲う。絶望が食欲を奪い、胃袋に詰めこんだ分に押し潰されそうになる。>>45
「弱気になるな、後輩」
その重さを。聞き馴染んだ声が振り払う。
「センパイ……」
「分かっていた筈だろう、容易ならざる相手だと。だがそれがどうした? どれ程苦しかろうと、私たちも私たちにできる事を最後までやるだけだ!」
「ヒュウ、言うねえお嬢ちゃん」
メンテーからの激励にフェリーペも戦意を取り戻す。
とはいえ未だ苦しい事に変わりはない。聖エウラリアの健啖ぶりを含めても、この状況をひっくり返すには手が足りなかった。
いっそ援軍が来てくれれば――。叶わぬ願いと思いつつも、そんな考えが頭によぎる。
そう――来る筈もないと、思っていたが。
「話は!」
「聞かせて!」
「もらったー!」
「おわぁ!?」
「え、誰!?」>>46
突如として会場全体に響いた声。思わぬ闖入者に、会場にいた全員が声の方へと振り向く。
その先にいたのは――
「お前達は……がらがらどん!?」
「消えてなかったのか!」
「勝手に殺さないでくださーい! この通り、生きてます無事です!」
「いえまあ、実際もうダメだと思ったのですが。あの山羊悪魔に利用されたまま退場、というのは少々。いえかなり癪に障ったと言いますか」
「ま、半分以上はドラゴンの旦那が引き受けてくれたのもあるんだがな! というわけで、借りを返しに来たぜカルデアの人たち!」
「借りを返すって、一体……」
「無論――こういう事だ(です)!!」
「ちょ、ちょっと! あなたたち、何をするんです!?」
言うや否や、フェリーペ達に配られた分の麺料理を片っ端から平らげていくがらがらどん。
その様を見たピエロ司会者が慌てて止めに入ろうとするが。
「――いいじゃねえか。やらせてやれよ、おもしれえ」
「ひっ!?」>>47
クー・フーリンが剣を投げつけ、制止する。
腰を抜かしそうになるピエロ司会者を無視し、挑発するかのように彼は続けた。
「たかだか山羊の英霊三人……いや三匹か? そいつらが加わった程度で何ができる? それとも何か? 俺たち三人の胃袋が、目の前の山羊共に劣るとでも?」
「い、いえ……け、決してそんなつもりは!」
「なら話は単純だ、こいつらの乱入も認めてやれ。乱入禁止なんてルールにゃ書いてなかったし、仮にあったとしてもこの状況じゃ無視する方がおもしれえ。――なあ、アンタもそう思うだろ? 黒雪の騎士さんよ」
クー・フーリンのみならず、コンラまでもが同意するように頷く。
そしてスノウホワイト・オルタもまた――
「好きにしろ、私のやる事は変わらん。誰が相手だろうと――等しく飲み干すまでの話だ」
「だとさ。文句はないよな、おい?」
「は、はひ!」
気圧されるも同然の形で、ピエロ司会者は肯定する。
ベルゼブブからもアクションはなく、完全に認められた格好だ。
一連の流れを見届けたがらがらどん達もまた、我が意を得たとばかりに勢いを増す。>>48
「よっしゃ、許可も下りた! さあ、食って食って食いまくるぞお前ら!」
「言われずとも」
「もっちろん! 名誉返上、あれ汚名挽回でしたっけ? とにかくやりますよー!」
「お前ら……」
がらがらどんの参戦により、勢いを取り戻す――否、それ以上に速度を上げるカルデア勢。
勝負は一気に混沌を極め、そして――
からん、と。箸の転がる音が響き渡る。
フェリーペやメンテー、そして聖エウラリアではない。既に彼らは、力尽き倒れていた。
クー・フーリンにコンラ――戦闘続行(食事)と仕切り直し(大食い)を駆使した彼らもまた、限界を迎えテーブルに突っ伏していた。
残ったのは、スノウホワイト・オルタとがらがらどん。雌雄を決し、食べ続けた双方の内、残ったのは――
「……我が胃袋。及ばず、か」
どさり、と。スノウホワイト・オルタが地面に転がる。
それと同時にがらがらどんのストンとパチンも倒れ――最後に残ったチョキンが、弱々しくも高々と右手(蹄)を突き上げた。>>49
「しょ、勝者! がらがらどんの、チョキン! よってこの勝負、カルデア側の勝利です!!」
ピエロ司会者の言葉に、会場が一斉に湧き立つ。
ブーイングはない。そこにあるのは、純粋に勝者を讃える歓声のみ。
限界に限界を超えた偉業に、人ならざる悪魔たちですら侮蔑を忘れ賞賛していた。
しかし――それは決して、無傷の勝利を意味しない。
「やり、ましたね……皆さん」
「チョキン、パチン、ストン……お前ら、身体が……」
「ま、元々やられかけの霊基を無理くりここまで引っ張ってきた上に、これだけ酷使したんだ。しゃーねーわな」
「ですがお気になさらず。我々も皆、承知の上で参加したのです。一つのケジメのようなものだと思っていただければ」
「じゃあな、カルデアの! 今回はこんなだったが、また会う時はもっとマシな
オレたちの活躍を見せてやるよ! あと、あの山羊悪魔の野郎をぶっとばしてくれよな!」
がらがらどんが完全に消滅する。
一方、敗北した側もまた同じ運命をたどりつつあった。>>50
「あーあー、オレたちもここまで、か。ったく、今回はほんと散々だったな」
「元はと言えばアンタがやらかすからだろ……ああもう、師匠に会ったらなんて言われるか」
「おいバカやめろ、マジでゾッとするような事言うんじゃねえ。……じゃあな、カルデアの兄ちゃん達。後はよろしく頼むぜ」
クー・フーリン、コンラが同時に消滅する。
残されたスノウホワイト・オルタもまた――
「……これだけは、言っておく」
「?」
「ジャンク料理であれば、私が勝っていた。何故野菜オンリーなのだ……ラーメンの癖に……」
「ええー」
最後に言い残す事がそれか、と。
フェリーペ達が本気で呆れそうになるも、直後スノウホワイト・オルタは気になる言葉を言い遺した。
「もう一つある。――深層に行け。私から言える事は、これで全てだ」
「え?」
それはどういう意味か。問い返すよりも早く、スノウホワイト・オルタが消滅する。>>22
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%8F%82%E8%80%83%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%EF%BC%9A%E6%89%80%E5%B1%9E%E7%B7%A8
参考情報データベース:所属編のページ上部にツリー化した目次を設置してみました
不具合、ご意見ありましたらお知らせください
こういうの他のDBページでもやってみる?という確認です>>9
「神話再臨」での戦闘描写の精緻さ、二人の英雄の熱い感情の発露、締めの一文の余情には震えました…つまり、すごく良いと思います…
少なくとも戦闘描写を敬遠してる私からすれば…もう…輝いて見えてます…
>>31
「死にたくない」から来る哀れさは、シェヘラザードさんをうっすら思い出しますが、彼女とはまた異なった趨勢の時代を生きたからこその時代への本人の主観的な評価が良いですね。
それでも、カルデアは、裏切らないでね…?(予防線)
>>53
白熱した戦いでしたね…エウラリアちゃんの切ない過去に目頭が熱くなりましたが、それが今は大変に頼もしかった…!
がらがらどんさんたちも、ぐれおに続いて素晴らしい活躍ぶりでした…
そして、ギャグ調ながらもシリアスを含ませたスノウホワイト・オルタさん。深層には一体何が待ち構えているんでしょう…!>>63
ふーむなるほど。
となれば騎vs狂以外の展開は全陣営執筆者がボチボチそろってから相談しつつになりそうですねぇ。
剣と暗が一応消極的な方針よりではある感じですし。弓術槍あたりの次展開構想の発表とかまだだし。>>18
工事終わりました
所属以外の項目はツリー化していません宝具の詳しい説明文を書くのって難しいですね……
>>67
これは食べられない、逆に食べられる……(震え声)へいへーいフリクエの素材落ち無さすぎんよー(挨拶)
>>31
フーシェ…生きていたいから仕事に打ち込んでいたのが仕事の為に死にたくないに変わっていったってのがだんだん狂った感が見えてGood
>>35
天覧聖杯戦争の面白かったところはマスターの方がサーヴァントより強かったところ(一部例外あり)そうきたか!と思いましたね。
>>53
急なメタ発言をする司会ピエロが意外にキャラが濃い。この後も何度か出てきそう。
エウラリアの過去にウッてなったり「かっこいいけどこれ、大食いなのよね…」ってなったりがらがらどんの登場に援軍来た!これで勝つる!ってなったり最後のスノウホワイト・オルタが負け惜しみ?を言ったと思ったら助言を残していく所がアルトリアみを感じました。それからこれぐれお時空だから第漆特異点でがらがらどんにはちゃんとした活躍が確約されてるってのがFGOでイベントから本編登場する感じがして良き良きの良き。>>77
CVジョージぃ!>>79
確かに…?まそこら辺は各陣営それぞれだと思う。ウチはこういう方針かなぁ、って感じですね。
ダンジョンあるならモンスターとかトラップとかあるでしょ!よしパーティ組むぞ~、っていう。>>83
キャッチコピーは「その味わいは、まるで人生のよう。」えっとですね……深夜のノリで書いたプロットのままでいくと異聞帯ssが「劇場版 ひぐらしVS呪術廻戦VS少年のアビス とっておきのヤンデレ(?)対ヤンデレ(?)」みたいな感じになってしまうということに今更気づいたんですけど、ぶっちゃけこいつ頭大丈夫か系の描写ってどのくらいの長さまでがドン引きされずにいけるやつなんですかね……?
ちなみに下系のネタは目に見える部分には一切なくてそこが逆に怖いです……初夢が39度近い熱を出して寝込みそうになるというしょうもないものだった……
>>95
うーん、どれくらいでしょうか……20~30くらい?私なりに解釈してみたごんぎつね、設定がどうかと思うので取り敢えず供養してみる。
『タマモニマス』
タマモナインのひとり。
玉藻の前が千年鍛錬によって神格を上げた後、元の一尾に戻る際に切り離した八つの尾。
それがそれぞれに神格を得て分け御魂として英霊化したもの。
『匿名希望のタマモニマス』、玉藻の前が持つ秘密主義な面の結晶。
玉藻の良妻属性、キャットのメイド属性とするならば、彼女はネラー属性。
正体を表に出そうとせず、安全圏から誹謗中傷や嫌がらせを行う陰湿な気質の持ち主。
とはいえ性根は完全な悪とは言いきれず、自分の所為で取り返しのつかない事態に陥った時はキチンと反省する。
……特に昔鰻の入った網籠をひっくり返した因果が巡り巡って人を一人殺めてしまったことがあり、彼女の中で深い疵となっている。
基本的に人間と相入れず、他人との距離感を重要視する一匹狼(キツネだが)。
でも一人ぼっちは嫌なので人間に嫌がらせする事で接点を保とうとする面倒な性分でもある。
英霊の座に登録された真名は『権狐』、権の字は名無しの権兵衛の権。
姿を滅多にみせず悪戯の限りを尽くしたとされる、名も知らぬ狐。>>93
ふむ。その効果内容であれば実質対戦相手を鑑みれば発動しない実質無いものとして扱いますが、それで良ければ。>>104
【固有スキル】
使い魔(鹿):D
鹿を使い魔として使役できる。契約を行う必要はなく、思念を送るだけで可能。
生まれて間もなく山に棄てられたが、牝鹿によって生かされた。
忍耐力:B
肉体・精神問わず、自身に襲い掛かる苦痛に耐えようとする力。
失敗できない状況から迫る重圧や、拷問などの干渉を跳ね除けやすくし、バッドステータスによる行動のペナルティを和らげる。
トロイアと間違えたギリシャ軍がテレポスの治めるミュシアに攻めてきた際、これらを敗走させ更にはかの大英雄・アキレウスと戦ったのだが、数年もの間、その時につけられた傷が癒えず苦しめられた経験から得たスキル。
変化(潜入特化):C
文字通り「変身」する能力。自在に姿を変え、あらゆる場所に潜入することが可能となる。
ただし、変身できるのは自分と似た背格好の人物のみ。この条件さえ満たしていれば、特定の人物そっくりに変身することも可能。
多少の体型の違いであれば条件には影響しないため、異性への変身も可能である。
その傷をどうにか治そうと、ギリシャへ物乞いに変装して、潜り込んだことがある。
航海の先導者:B
「船」と認識されるものに対し、それが必要とする正確なルートを指し示すスキル。「軍略」「啓示」も兼ね備える特殊スキル。
傷が癒えた際、返礼として誰も案内することが出来なかったトロイへの海路をギリシャ軍に示した。>>105
【宝具】
『反転せよ、不治の銹錆(アンティストレフォ・スクリアー)』
ランク:EX 種別:治癒宝具 レンジ:- 最大補足:自身
アキレウスの槍で受けた傷害を、アポロンの予言に従い、アキレウス自身に治癒させた逸話から。
敵の宝具によって与えられたダメージやバッドステータスを、二度目に同じ宝具を受けた際に全て回復することが出来る。
(○○ランク以上の宝具でなければ干渉不可、その攻撃が治癒不可能のものなどであっても、その効果を無効化した上で回復する。)
ただし一つの宝具につき一回しか効果を発動できない。無論、二度目の攻撃を受ける間もなく絶命してしまえば意味はない。
『遥か遠き不落の神層都市(テウトラニア・イリオス)』
ランク:A- 種別:城塞宝具 レンジ:0~20 最大補足:200人
ギリシア艦隊がトロイア(イリオス)と間違えてミュシアに上陸してしまった逸話から。レプリカ版に当たるものの、トロイア自体を顕現する権利を得ている。
神話に謳われた都・トロイアの概念を攻防に用いる宝具。
前方に展開して敵の宝具を防いだり、展開したまま突撃することで敵を押しつぶしたりできる。呪いや精神攻撃にも対応可能。
(展開した外見はエネ〇ギーシールドやAT〇ィールドのような感じに似ている)
神々が造り、英雄たちが集い、壮大な戦場と化した超弩級都市を前に、生半可な攻守など塵芥に過ぎない。
「いやまぁ、勘違いから生まれた都市擬きだけどな。」とはテレポスの言葉。
自身だけではなく味方にも効果を与えることが出来るが、人数が増えるほど効力自体が薄まってしまう、長時間の展開は不可能、などレプリカ故の短所も存在する。>>106
【解説】
大英雄・ヘラクレスと、テゲアという国の王女・アウゲーとの間に生まれた不義の子。
かつてアウゲーの父にして王・アレオスは、「自分の息子たちが娘・アウゲーの生んだ子供に殺される」という神託を告げられる。
これを恐れたアレオスはアウゲーを、アテナ神を祀る神殿に神官として預け、アウゲーに「もし男と通じたら殺 す」と厳しく忠告した。
ところがヘラクレスがテゲア訪れた際、アレオスは神殿で英雄たる彼をもてなしたが、酒に酔ったヘラクレスはアウゲーに欲情して迫り、子を身ごもらせる。
娘の妊娠を知った王は、部下にアウゲーを殺 すように命じ、そして生まれた赤子をパルテニオン山に捨てるが、神によって遣わされた牝鹿に養われ、
更には牧人に発見され我が子として育てられることになった。
その赤子は「牝鹿(エラポス)」にちなみ、「テレポス」と名づけられたという。
一方、アウゲーは同情した部下が始末したと見せかけ、ミュシアの国の王に売り渡したことで、命を救われた。
父ヘラクレスに関しては自身の複雑な生い立ちのこともあって、英雄として一応は尊敬しているものの、冷めた目で見ている。
母アウゲーとは、後にお互い母子であることを知らず結婚してしまったと事件があったが、初夜直前でそれぞれ素性が判明し、現在は良好な親子関係を築いている。>>107
凛々しい顔つきや鍛えられた肉体とは裏腹に、目的のためならば容赦なく、卑怯な手も辞さないリアリストで斜に構えた青年。
楽に平穏に過ごしたいが何かと騒動に巻き込まれ、何やかんや解決に奔走する苦労人枠。
しかし、高潔な武人としての矜持も確かに秘めており、どこか父に似た威厳さを醸し出すことも(本人は嫌な顔をするだろうが)。
また、自身の生い立ちと重ねてしまうのか、両親や片親がいない子供と身勝手な男に振り回された女性にはこっそり優しかったりする。
誕生日:不明 血液型:不明
イメージカラー:ネイビーブルー 特技:潜入
好きな物:勝てる勝負、鹿 苦手な物:苦労している母子家庭、一方的な勘違い 天敵:アキレウス
髪の色:黒地に青のグラデーション 瞳の色:灰色 肌の色:白>>108
「サーヴァント・テレポス、召喚に応じ参上した。……で、もう口上はこれで良いよな?」
「『もう少し心を開け』?すみませんねぇ、生前他人に振り回されてばかりの人生だったもんで。あんまりほいほいと信用出来ないんだわ。」
「はっきり言うが、勝てない勝負なんざ挑まねえし、勝つつもりのない主に仕える気は無ぇよ。……ま、そういうわけで精々気張りな、マスター(悪そうな笑顔を浮かべる)」
「よしよし、良い子だ。鹿ほど繊細で優美な生き物はいねぇよなー。」
「いや、何で誰もトロイアじゃないって上陸前に気がつかないんだよ。わざとか?わざとなのか、あのギャグ集団……」
「……なぁ、ボウズ。母さんは好きか?…………そうか。男ならお前がしっかり守ってやんな。」
「襲撃に対する防衛戦か。任せな。そういうのは得意だぜ、嫌になるくらいな。」
「──────俺に二度目は通じねぇよ……!我が傷を癒せ、『反転せよ、不治の銹錆(アンティストレフォ・スクリアー)』!!」「……ま、流石に三度目は無いがね」>>125
ぶっちゃけ元ネタも割と動いてるし叫んでるけどネ…………(震え声)>>124
『遥か遠き不落の神層都市(テウトラニア・イリオス)』が盾になるよう改良しますか岸辺露伴かなと思ったら岸辺露伴だった。実写化良かったよね。
去年に言ってた今年の抱負通りサーヴァントを改訂したので見てもらっていいですか?
1人目は彼→https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/蒼き風のハサン
>>129
あ、お先にどうぞ>>125
『月に将(すす)む』とかどうでしょう!
毎日少しずつ進歩するっていう意味の「日就月将」からとって。一一 泣き叫ぶ鷲の事、並に白河夜船の事
ポー「貴方は、何かを証明…或いは、何かをこのイベントの中で得たかった。イベントへの参加も、地獄館の主催も、全てはそのためだった。」
「それが何かは推測しかねます。だけれど、その何かを、貴方は違世界のカルデアのフェリーぺ君たちの出現に見出した。彼らの登場を、貴方は手ぐすねを引いて待っていたし、彼らの登場によって貴方は何かを得た。」
「解が出れば、それに使った計算用紙はいらなくなる。何かを得た貴方にとって、鏡像無間地獄館もまた同じこと。」
「ですが、終業にはそれなりの理由が必要になる。何より、ホラーフリークな貴方が何の理由もなしに終業なんてしたら、皆に怪しまれる。普段の自分が仇になりましたね。」
「…そこで、貴方は自分の、館内に展開した宝具を利用した。」
「貴方の宝具は、恐怖の捻じ込み。その度合いも自在。それを、ヴォワザン婦人の連れ子たちに行使した。思わずパニックを起こしてしまうほどの恐怖を送って。」
「それを起因として、他の来館者にも恐怖を流布。スタッフである我々に使わなかったのは、「あまりの恐怖にパニックした来館者たちをスタッフが落ち着かせる」という具合にしたかったんでしょう。初めて来た人なら無理はありませんが、驚かす側までパニックになるのは不自然ですからね。」
「そして、ついで程度にエネミー…大方、貴方の使い魔も投入。あれがあそこまで強かったのは、貴方がそれなりのバフを与えていたからでしょう。あんなエネミー、どのスタッフの世界にもいなかったのは既に調査済みです。」
「そうして、ある程度までは膠着状態を維持させ、フェリーぺ君たちを自分が出ずっぱって時間稼ぎとアリバイを作成。フェリーぺ君たちが到着後はなりを潜め高みの見物と洒落こみ…タイミングを見計らって使い魔を暴れさせた後回収。館の修復不可能な状態にさせ、それを言い訳にしてアトラクションを終業。」
「ここでこうやって打ち上げを開いているのも、どうせスタッフたちに違和感を抱かれる前に有耶無耶にして終わらせるつもりだったからでしょう?」>>135
今や酔客たちの喧騒は遠き万里の彼方。一つの推理劇がカウンターにて開かれている。
この場合の探偵役はポーで、犯人役はホレス。観客もいなければ文句をつけてくる助手役、刑事役もいない。簡素で、簡潔で、簡単なものだ。
探偵役の推理を一通り聞いた犯人役は、揺らしていたグラスを口元に寄せ、僅かばかり残っていた洋酒を一息に呷る。暫くぼうとカウンターの奥の棚に並んだボトルを眺め、店員を呼びそのうちの一本を開けさせた。鷲の紋様のラベル。それが「スクリーミング・イーグル」であるとわかるまでにそう時間はかからなかった。赤い水がグラスに満ちていく。深く濃い形容しがたい匂いが鼻孔を通って身体に広がっていく感覚がした。
ホレス「…お前も一杯、呑まないか?」
ポー「結構です。…今日は呑まないって決めてるので」
ホレス「まぁまぁ。一杯ぐらい、良いじゃないか」
ポー「………なら、一杯だけ」
下種っぽく笑ってそう勧めてくる犯人役に折れ、空になったグラスを差し出す。とくとくと同じ色が空間を埋めていき、近い分先より一層濃度の高い匂いが鼻孔を突いてくる。
呑むと言ってもほんの一口。少なくとも、真相を聞くまではグラスを空にするつもりはない。何より、こんな高い酒を一気に呑むなんて勿体ない。これは勝利の美酒とするが良い。
探偵役のそんな貧乏くさい考えなど露知らず、犯人役はどんどんと遠慮会釈なしにグラスを空にしてはそこに酒を注いでいく。無言でその一連の作業は進められ、五分程度のうちに鷲のラベルの瓶は本来の緑色を、ほの暗いライトの下に晒すことになった。
最後の一滴を舌に乗せると、それを吟味するように瞑目し、瞼をゆっくりと開き、>>136
ホレス「……揣摩臆測にもほどがあるな」
ポー「つまり、間違っているということで?」
ホレス「いやぁ、大当たりだとも」
犯人役の目は洋酒のようで、底には重い鉛が落ちていた。
ホレス「…私はつくづく思うことがあってね。」
「創作物は、書き手にとっての欲の映し鏡のようなもので。それは、また読み手にも当てはまることではないか、と。」
「創作意欲なんてのは、結局は「こんなキャラを創りたい、動かしたい」とか「こういう展開を皆に見せたい」という欲から生まれたもので…それが注がれた創作物は、創作者の欲望を夢なぞより鮮烈に反射しているのだろう。」
「……そこで、だ。」
「私はな、探偵役。その反射はどこまでのものなのか、気になったのだよ。」
「創作物は、果たしてどれほど創作者の欲の儘に動き、広がり、透かすのか。一介の創作者として、ふと気になった。」
「創作は、創作者(おや)が創作物(こ)に命を与える作業だ。そして、一人前のものにさせるために発展(いくせい)させる作業でもある。その中で、それが衆目に映ったのであれば、その発展(いくせい)には読み手も挟まって来る。至極当然のことだろうな。」
「それなら。その作業の内で、最も愚かなことは何だろう?忌むべきは?厭うべきことは何だろう?」
瞳の内の洋酒が揺れて、鉛も揺蕩い、風変わりな彩光が踊った。>>137
ホレス「自明の事。生命を育むにあたっての愚行は、即ち養育の放棄。親が子を放逐し…そのまま死なせることほど愚かしいものはない。そも、人間の一個人が起こし得る中での最大の罪業は殺人だ。」
「命を吹き込んでいる創作も例から漏れはしない。創作者と読み手が、創作物の発展を途中で棄却することは、甚だ愚かなことになるだろう。」
「それを言うなら、文字に起こさず、筆も執らず、想像の内に創作物を死なせるのは、中絶や死産と同義ということになるが…まぁ、それもそれ、これはこれ、ということで。」
「ところで。」
「人は、よほどの恥知らずか気違いでない限り、罪を犯せば罪悪感というものを多かれ少なかれ抱くことになる。お前の作品でも…ほら、あったじゃないか。『告げ口心臓』、『黒猫』…」
プルートー「わぁしがなんれすかぁ!?」
乳の親「あ、こらこら…うふむらうどぅんぬ、かどぅなかいー…」
プルートー「ふにゃ、むぅ…くぅ……」
乳の親の胸肉と膝がイヤーパフのようになっていてもさすがは猫。プルートーは酔いが抜けきらないままに起きようとするもすぐに乳の親に寝かしつけられ、またすよすよと気持ちよさそうに眠る。
それを犯人役は愉快そうに見遣り、すぐに「まぁ」と話を戻す。
ホレス「お前なら、罪悪感云々に関してはよく理解っていることだろう。」
番号 「創作者にとっては、創作物はいかに非現実であるとわかっていても現実的で、三次元的で、重量を持った生命であろう。それを見限れば───確かに動いていたであろう命を見捨てれば、どんな思いを…欲を、抱くと思う?」
瞳の中の洋酒に沈んだ鉛は、穏やかに融け始めている。>>138
ホレス「罪悪感というのは、往々にして「自分を罰してほしい」という欲へ向かわせる。どこぞの円卓の騎士もそうだったな。」
「そして私は考えた。もし創作者や読み手が養育を放棄した時、罪悪感を、自罰欲を持っていたとしたら。」
「“創作物は親たる創作者たちを罰するのか?”と。」
「欲望の映し鏡たるが創作物であるならば。自罰欲すら彼等は反射するのではないか、と。そう考えたのだよ」
グラスを見た。照明がワインの波間に揺らめていた。反射光一つ一つから音が聞こえるよう。
ホレス「これは中々に難しい疑問であった。なにせ、私やお前、他の創作者らは一般から創作物へのスタンスが逸脱している。確かめようがない。」
「そんな中で、このイベントが開かれたのだ。まさしくセレンディピティ、正しくセレンディピティであった!」
「色々な世界を鏡像として内包する鏡。鏡の概念的な力を相互的に高める乳の親。存在そのものが異物足り得ているアヴドゥル・アルハザード。創作物を霊基のベースに組み込んでいるプルートー、プロスペロー。創作者たる私とお前。語り継ぎ、語り継がれた者たち…それらと、“地獄”という概念───“冥府”という概念は、非常に悦ばしい化学反応を起こした!」
「結果、違世界とこちらの世界の境界やら、創作と現実の境界やらはあやふやになった。幾つもの「誰かによって生み出され、読まれ、見捨てられた創作物」は鏡面を通って現実へ向かうことが叶った。」
「さて、どれだけの創作物(こ)が、創作者ら(おや)を罰せたかな?復讐を遂げたかな?」
くたらと、大変にだらしなく犯人役は口角を上げる。探偵役を見ずに。探偵役を、探偵役の持った、グラスに入った、赤黒く鏡のように周囲を映すそれを透かすように、見て。>>139
ホレス「どれだけの時間がかかるかは分からん。どれだけの量が飛び出したのかも知れん。だが、確実に、向かっている。」
「子らは、その道程の中で同志を増やしていくだろう。同じ親から見捨てられた、命を放棄された創作物を。そうして、訪れるのだろう。創作者らの欲を反射すために。」
「彼等はきっと、鏡から現れるのだろうなぁ。────厳密には“映すもの”か。ガラス、水面、金銀銅、鉄製品、……そうだな、液晶画面なんかも、映すものに入るなぁ」
数式は、解けた時が最も気分がいい。それがアルコール摂取時なら猶更だ。犯人役の歪んだ貌が、それを何よりも示している。
しかし、その有頂天も束の間。犯人役は大層不可解そうに眉を下げた。それでも、目は愉し気に細められている。
ホレス「…しかし、そこで疑問なのが、此方のフェリーぺたちに怒りをぶつけていた違世界のフェリーぺたちだ。」
「彼らは、一体何だったのだろう。分かるかい、名探偵殿?」
問われた探偵役は、忌々し気に口をキッと結んで、
ポー「私は名探偵じゃありません。ついでにこの際だから言わせていただきますが、デュパン、彼も名“探偵”ではありません。飽くまで名探偵“役”です」
ホレス「おぉ、それは失敬。」
「……………で、どうなんだい、探偵役殿?」
溜息を一つ。カウンター席の机にぶつける。味が悪くなっては困るため、グラス及びそこに入ったワインには当たらないよう細心の注意を払った。>>140
ポー「……そこまでが、その創作物の展開だったんでしょう」
ホレス「と、いうと?」
ポー「答えれば気づくと思っていましたが、アルコール様様ですね、全く。」
「要は、そう組み込まれていたんです、元から、その世界は。そのカルデアは。」
「焼却された人理を救うために戦い、しかし神的な存在である創作者らの気まぐれによって続きは消去。長い時の間で、フェリーぺ君たちは自分が創作物であるということを自覚。そして、創作者たる存在がいるというメタいことも把握。ついでに、悠々と人理を修復している違世界のフェリーぺ君たちの存在も知覚。それらへの復讐心と、再び人理を救う戦いをという願いは燻り続ける。…そんな中で、偶然にもこちらの世界のイベント、鏡像無間地獄館の鏡と接続(コネクト)。偶々迷い込んできたこちらのフェリーぺ君、メンテーさんに怒り狂い、成り変わろうと誘惑、戦闘するも、実力差なんかであえなく敗北。その時にフェリーぺ君がメンテーさんを庇うという感動的な行動をし、読み手やこちらのフェリーぺ君たちに衝撃を与え、世界ごと消滅…」
吐息を一つ。顎を乗せていた手の甲にぶつけ、
ポー「────その展開全てが、その創作者の欲で、発想だったってことですよ。」
「違世界のフェリーぺ君たちの怒りも、こちらとの接続(コネクト)も、こちらのフェリーぺ君たちとの邂逅も、戦闘も、敗北も、感動的なあれそれも、ぜーんぶ創作者の運びだったんですよ」>>141
探偵役の解答に、犯人役は瞠目と称賛から目を丸くし、吐息混じりに何事かを呟き、
ホレス「世の中には、悪趣味な創作者もいたものだな」
ポー「まあ、ねぇ。…しかしこれですと、一体どちらが現実か、創作物なのかわからなくなってきますね」
ホレス「ハ。お前なら、理解っているだろうになぁ」
にやにやとそう話すと、犯人役は粗放に垂れ乱れていた前髪を雑にひとまとめに後ろへやり、それに続いて椅子ごと後方へ姿勢を傾け、
ホレス「…“愚かなる読み手と創り手は、互いのために存在している。”……ならば、フフ、全く。鏡像無間地獄とは言い得て妙であった!」
「愚かなる親が生んだ欲の鏡像たる愚かなる子らは、鏡像が故に親と共に地獄へ堕ちるのだ!大罪人どもが堕ちるとされる地獄、無間地獄に!」
フフだのハハだのと犯人役は高らかに哄笑を響かせる。響かせ、響かせ、響かせ───バタン、と床に椅子ごと倒れた。衝動から彼のグラスが机から落ち、ガシャン!と音を立てて粉々に砕けた。
四人娘+酔いつぶれ、異文化交流、酔いどれコンビたちの注目が一気にカウンター席に向く。視線がこちらに集まる。
何もかもが馬鹿々々しくなった。思えば、アルコールに脳が侵されたような奴の白状が真実純度100%なんて保証はまるっきりない。自分が酒の席で意識してきた「酔っ払いの語りは話半分に聞け」のそれではないか。
探偵役───ポーはそう考えるやいなや、グラスのワインをいっぺんに喉に通した。
乾いた喉を冷やすには、酒は度数が強すぎて。舌先から脳天までを、深い味わい、色濃き匂いに包まれたアルコールが突き抜けて。ポーの意識は、そこで途絶えた。>>142
◇◇◇
目が覚めた時には、カルデアの自室のベッドに伏せていた。頭が重く、息苦しく、全身に力が入らない。
すぐ横で寝息を立てているプルートーを見た時は我が目を疑ったが、すぐに事の顛末は推測できた。自分のこの異常なまでの気だるさは二日酔いであり、プルートーは自分を見ていてくれたのだ。猫だというのに、こういったところはとても忠犬っぽい。
後に、ポーが白河夜船になっている時のことを聞かされた。それによると、ポーも酒を一気飲みした直後にぶっ倒れ、グラスを割り、慌てて乳の親たちが介抱。酔いが醒めた彼らはそのままネズミが引くように解散の流れになり、店員やその他客に謝辞を述べカルデアに無事帰還したらしい。
店側にとって自分がどういった人物に映ったかを考え嫌気がさし、次に見せられたグラスの弁償額にまた卒倒しそうになった。以上です。連投失礼いたしました。
ということで、夏イベ、鏡像無間地獄館編は、これにてお終いとなります。今までありがとうございました。私への呪いでした。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E7%AC%AC%EF%BC%9F%E9%96%A2%E9%96%80%EF%BC%9A%E9%8F%A1%E5%83%8F%E7%84%A1%E9%96%93%E5%9C%B0%E7%8D%84%E9%A4%A8%2528%E5%89%8D%E7%B7%A8%29
↑こちらを読んでいただくと、流れとかが分かるかもしれません。
解説などが必要だったら、書きますけど…どうなんでしょうね?>>100
やっと実家の引っ越しの手伝い終わったのでゆっくり語れますです
ペレスは今書いてるので少々お待ちを創作における発展の放棄は、言うなれば八十八分の一の濃度になった無間の鐘を鳴らすのと同じことで。
「フラストレーションの発散のためだけにキャラやら何やらを量産して、そのくせ発展を放棄するなんてのを繰り返してるといずれその創作欲の死骸たちと一緒に無間地獄に堕ちるぞ」ということを私から私へ脅しました。脅してます。呪いです。
>>145
そういった本を漁っておいて正解でした…酒の席は、こういう文がやっぱり良いなぁって…
「見たい、知りたい」という欲を持つのが人間ですからね。業が深い生き物だぁ
>>149
違世界のフェリーぺさんたちは創作者にとっての完全な玩具でしたね。悪趣味な創作者もいたものです。
>>150
私にとって一番よく効く地獄です。創作物の遺体たちと轡を並べて堕ちないように今からでも徳を積んでいきたいです。間に合うかどうかはともかく。>>151
【クラス別スキル】
気配遮断A+
【固有スキル】
蔵知の司書:D
多重人格による記憶の分散処理。
LUC判定に成功すると、過去に知覚した知識、情報を、たとえ認識していなかった場合でも明確に記憶に再現できる。
縮地:B
瞬時に相手との間合いを詰める技術。多くの武芸者、武道が追い求める歩法の極み。
単純な素早さではなく、歩法、体捌き、呼吸、死角など幾多の現象が絡み合い完成する。
中東の体術:A
人体の破壊に特化した体術。その中でもアサシンは足技に特化している。壁や天井を足場として使う技術を極めており、濃紺の外套がたなびく様は蒼き風の異名の元となった。
無拍子、とも呼称されるその動きは攻撃の起こりを不可視とし、あらゆる回避を不可能とする。>>153
【宝具】
『颯々葬走(ザバーニーヤ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜5 最大捕捉:10人程度
悪性の精霊・シャイターンの両足から繰り出される蹴り技。
大気中の塵や埃、妖気(オド)すらも足場として空中を跳躍することが可能。
真名解放によって短刀を投擲、同時に敵の背後に転移し、渾身の蹴りを叩き込む。
短刀によって隙が生まれた相手への一撃は心臓を的確に抉り出し、確実に対象の霊核を穿つ。
【Weapon】
『脚甲』
両足に纏う鋼鉄の具足。アサシンが唯一纏う鎧らしい鎧。鍛え上げた脚力によってアサシンの蹴りは防弾加工を施された金庫すら貫通する。
『短剣』
近接戦用の短剣。振る速度が早ければ早いほど切れ味が上がるという代物で、アサシンの手によれば人体をバターのように切断することが可能。
『拘束布』
平時のアサシンが目を隠すために使用するボロボロの布切れ。これを解くことでもう一つの人格と切り替えるスイッチとする。>>154
【解説】
歴代の暗殺者教団当主ハサン・サッバーハの後継者がひとり、通称"蒼き風のハサン"。
巣の上の蜘蛛の如き変幻自在の体術を用いたことから“蜘蛛のハサン”とも。
元々は暗殺教団に身を寄せる孤児の青年だった。
ある日、教団は彼の肉体にシャイターンの“脚”との適合能力が存在することを発見する。
教団は彼をハサンにしようとしたが、彼は信仰に厚い一教徒であり、人を殺めることに忌避感を感じる青年であった。
それを知った教団はある外法を彼に行う。
秘薬と洗脳による第二の人格形成―――人の命を奪うことになんの抵抗も持たない殺人者の生成である。
彼らの目論見は功を奏し―――そうして、心優しい青年は“山の翁”となった。
以降の顛末は想像の通りだろう。
多重人格を発現したものによくある末路として彼は2つ目の人格に自我を呑まれ、精神を病み発狂。
無辜の民を殺戮し続けた彼は、やがて晩鐘の音を耳にしたという。
「蒼風のか。死を厭わぬ仮面を被り何を得た。仮面の下の己は誰も傷つけていないという思い上がりか? 愚か者め―――首を出せ」
享年18歳。信徒の青年は、狂った殺人鬼としてその生涯に幕を閉じた。>>155
温厚篤実。信仰に厚く物腰の柔らかい、義理堅く真面目な青年。争いを好まず星でも眺めている方が性分に合うと語る。
基本的には心優しく困った人を放っておけないお人好し。穏やかな態度もあって異性からは惚れられやすいが、天然ボケの気があり朴念仁という割と困った人。
かかる火の粉を払うこと程度はこなすが、それでも他者の命を奪おうとは思わない。
暗殺者よりも学術肌の人物で、自国周辺の民間伝承に精通している。
―――が、これは通常時の話であり、一度眼の周りに巻いた拘束布を外せば、一呼吸で相手を肉片に変える殺人鬼としての人格が顕現する。
斜に構えたような振る舞いが特徴の好戦的な青年。シニカルで詩的な表現を好む。通常時の人格と知識を共有するため、彼の例えには中東の民間伝承が多く含まれる。
趣味趣向・行動理念の多くが『殺し』に寄っているものの、元々は蒼き風のハサンから生まれた人格であるため義理堅いという部分は共通している。
「サーヴァント・アサシン、ハサン・サッバーハ。召喚に従い参上した……その、さ。こんなクラスで召喚に応じてこんなことを言うのもなんなんだけど。殺.す、という命令は控えて貰えると助かる」
「人が人を殺していいだなんて、そんなことがあってたまるものか」
「叶うのなら、俺は俺という人格として独立したい……あいつにだけ罪を被せるなんてのはもうごめんだ」
「―――さあ。殺し合おうか」
「これでも信心深くてね。屍食鬼(グーラー)に生きたまま喰われるよりも、今ここでバラバラになった方が幸せだろう? って、なんだよその顔は。俺はあんたのためを思って言ってるんだぜ?」
「なんだよおい、命乞いか? ミーカーイールを相手にしたつもりは無いんだがな……まあ、相手が悪かったと思って諦めな。俺はアッラーフほど優しくなくてね。命乞いされたところで、あんたを見逃す理由にはならないだろ?」
「我が体技―――変幻自在、千変万化のこと霊鬼(ジンニーヤー)の如く」
「聖杯、か。異教の信仰物なんざ信じちゃいないがね―――願うことなら、初代のハサンとあと一度殺し合ってみたいね。サーヴァントなんてものは夏に降る雪のようなもんさ。いつ消えても構わないが―――人を殺.すためだけに生まれたもんとしての誇りってやつは、精算しとかなきゃなあ」>>161
いえいえ、自戒は大事ですから。俺酒は飲めないんだよなぁ。。。炭酸とかも苦手だし>>148
ウッ(唐突な精神の心臓発作)『聖杯惑星爆現』3話の戦闘シーン、アサシンが乱入した途端にギャグになってしまうことに気付いた。(白目
>>169
【固有スキル】
使い魔(鹿):D
鹿を使い魔として使役できる。契約を行う必要はなく、思念を送るだけで可能。
生まれて間もなく山に棄てられたが、牝鹿によって生かされた。
忍耐力:B
肉体・精神問わず、自身に襲い掛かる苦痛に耐えようとする力。失敗できない状況から迫る重圧や、拷問などの干渉を跳ね除けやすくし、バッドステータスによる行動のペナルティを和らげる。
トロイアと間違えたギリシャ軍がテレポスの治めるミュシアに攻めてきた際、これらを敗走させ更にはかの大英雄・アキレウスと戦ったのだが、数年もの間、その時につけられた傷が癒えず苦しめられた経験から得たスキル。
変化(潜入特化):C
文字通り「変身」する能力。自在に姿を変え、あらゆる場所に潜入することが可能となる。ただし、変身できるのは自分と似た背格好の人物のみ。この条件さえ満たしていれば、特定の人物そっくりに変身することも可能。多少の体型の違いであれば条件には影響しないため、異性への変身も可能である。
その傷をどうにか治そうと、ギリシャへ物乞いに変装して潜り込み、アキレウスたちまでたどり着いて直訴したがある。
航海の先導者:B+
「船」と認識されるものに対し、それが必要とする正確なルートを指し示すスキル。「軍略」「啓示」も兼ね備える特殊スキル。また、陸地でも1ランク下がった状態で効果を発揮することが可能であり、これによって突如攻めてきたギリシャ軍にも慌てず、自身の兵たちを束ねあげ対応できた。
傷が癒えた際、返礼として誰も案内することが出来なかったトロイへの海路をギリシャ軍に示した。>>170
【宝具】
『反転せよ、不治の銹錆(アンティストレフォ・スクリアー)』
ランク:EX 種別:治癒宝具 レンジ:- 最大補足:自身
アキレウスの槍で受けた傷害を、アポロンの予言に従い、アキレウス自身に治癒させた逸話から。
敵の宝具によって与えられたダメージやバッドステータスを、二度目に同じ宝具を受けた際に全て回復することが出来る。
○○ランク以上の宝具でなければ干渉不可、その攻撃が治癒不可能のものなどであっても、その効果を無効化した上で回復する。
ただし一つの宝具につき一回しか効果を発動できない。無論、二度目の攻撃を受ける間もなく絶命してしまえば意味はない。
『偽・陽光映す不落の神層都市(テウトラニア・イリオス)』
ランク:A- 種別:障壁宝具 レンジ:0~20 最大補足:200人
ギリシア艦隊がトロイア(イリオス)と間違えてミュシアに上陸してしまった逸話から。レプリカ版に当たるものの、トロイア自体を顕現する権利を得ている。
神話に謳われた都・トロイアの概念を盾の形状に具現化させ、攻防に用いる宝具。
前方に展開して敵の宝具を防いだり、展開したまま突撃することで敵を押しつぶしたりできる。呪いや精神攻撃にも対応可能。
(展開した外見はエネ〇ギーシールドやAT〇ィールドのような感じに似ている)
神々が造り、英雄たちが集い、壮大な戦場と化した超弩級都市を前に、生半可な攻守など塵芥に過ぎない。
「いやまぁ、勘違いから生まれた盾擬きだけどな。」とはテレポスの言葉。
自身だけではなく味方にも効果を与えることが出来るが、人数が増えるほど効力自体が薄まってしまう、長時間の展開は不可能、などレプリカ故の短所も存在する。>>171
【解説】
大英雄・ヘラクレスと、テゲアという国の王女・アウゲーとの間に生まれた不義の子。
かつてアウゲーの父にして王・アレオスは、「自分の息子たちが娘・アウゲーの生んだ子供に殺される」という神託を告げられる。
これを恐れたアレオスはアウゲーを、アテナ神を祀る神殿に神官として預け、アウゲーに「もし男と通じたら殺 す」と厳しく忠告した。
ところがヘラクレスがテゲア訪れた際、アレオスは神殿で英雄たる彼をもてなしたが、酒に酔ったヘラクレスはアウゲーに欲情して迫り、子を身ごもらせてしまう。
娘の妊娠を知った王は、部下にアウゲーを殺 すように命じ、そして生まれた赤子をパルテニオン山に捨てるが、神によって遣わされた牝鹿に養われ、
その後牧人に発見され我が子として育てられることになった。
赤子は「牝鹿(エラポス)」にちなみ、「テレポス」と名づけられたという。
一方、アウゲーは同情した部下が始末したと見せかけ、ミュシアの国の王に売り渡したことで、命を救われた。
……ちなみにアレオス王の息子たちがどうなったかと言えば、テレポスはただ意味深に口を閉じるのみである。>>172
父ヘラクレスに関しては自身の複雑な生い立ちのこともあって、英雄として一応は尊敬しているものの、冷めた目で見ている。
母アウゲーとは、後にお互い母子であることを知らず結婚してしまった事件があったが、初夜直前でそれぞれ素性が判明し、現在は良好な親子関係を築いている。
凛々しい顔つきや鍛えられた肉体とは裏腹に、目的のためならば容赦なく、卑怯な手も辞さないリアリストで斜に構えた青年。
楽に平穏に過ごしたいが何かと騒動に巻き込まれ、何やかんや解決に奔走する苦労人枠。
しかし、高潔な武人としての矜持も確かに秘めており、どこか父に似た威厳さを醸し出すことも(本人は嫌な顔をするだろうが)。
トロイア戦争のトップたちに比べてしまえば見劣りするが、本人の戦闘力はそれなりのもの。
追い詰められ、何かを守る・防ぎきる戦いで本領を発揮するタイプ。
また、自身の生い立ちと重ねてしまうのか、両親や片親がいない子供と身勝手な男に振り回された女性、
偉大な親を持ったがゆえに苦労や期待を背負わされている者にはこっそり優しかったりする。
聖杯にかける願いは無いが、上記のような弱い立場の人間がマスターならばできる限り良い方向へ導いてやりたい、
という自身に課した密かな使命があったりするが、決して本人から明かすことは無いだろう。
「英雄気取ってるみたいでハズいし。」>>173
イメージカラー:ネイビーブルー 特技:潜入
好きな物:勝てる勝負、鹿 苦手な物:苦労している母子家庭、一方的な勘違い 天敵:アキレウス、オデュッセウス
髪の色:黒地に青のグラデーション 瞳の色:灰色 肌の色:白
「サーヴァント・テレポス、召喚に応じ参上した。……で、もう口上はこれで良いよな?」
「『もう少し心を開け』?すみませんねぇ、生前他人に振り回されてばかりの人生だったもんで。あんまりほいほいと信用出来ないんだわ。」
「はっきり言うが、勝てない勝負なんざ挑まねえし、勝つつもりのない主に仕える気は無ぇよ。……ま、そういうわけで精々気張りな、マスター(悪そうな笑顔を浮かべる)」
「よしよし、良い子だ。鹿ほど繊細で優美な生き物はいねぇよなー。」
「いや、何で誰もトロイアじゃないって上陸前に気がつかないんだよ。わざとか?わざとなのか、あのギャグ集団……」
「あの時は夢中になってたから気にしなかったが、我ながらよくアキレウス相手に死なず、侵略や略奪を防げたよなー」
「使っておいてなんだが、勝手に都市を盾に変えるのってどうなんだろうな……え、『円卓を盾に使う先輩(シールダー)がいる』?……世の中広いなー」
「……なぁ、ボウズ。母さんは好きか?…………そうか。男ならお前がしっかり守ってやんな。」
「襲撃に対する防衛戦か。任せな。そういうのは得意だぜ、嫌になるくらいな。」
「大英雄の息子か疑いたくなるくらい、勇ましさが足りないって?俺は身近なものを護り切れればそれで満足する小市民でね。武功や戦利品が欲しければ他を当たるが良いさ。」
(イオラオスに対して)「俺は興味ないが、お袋だったら喜んでアンタとヘラクレスの昔話に耳を傾けるだろうな。」
「──────俺に二度目は通じねぇよ……!我が傷を癒せ、『反転せよ、不治の銹錆(アンティストレフォ・スクリアー)』!!」「……ま、流石に三度目は無いがね」
「──────これなるは不条理を跳ね除ける、淡くも砕けずの盾!『偽・陽光映す不落の神層都市(テウトラニア・イリオス)』!」>>178
はい、そういう使い方が味方もできるようになるという効果ですうーん、自分勝手ながら申し訳ないです。
何だか自分のアウトプットする力が足りないみたいですので、テレポスを撤回させていただきます。というかもう絵やデザインに専念していれば良いか……
なぜそこまで厳しいのか……
>>175
ヘラクレスの負の側面……出生を知ると、それは複雑な心境だよねって思いまする。
アタランテのお子さんと並んでアヴェンジャー適正もありそうだなって。
シールダーのクラススキルには
自陣防御:
防御限界値以上のダメージ削減を発揮するが、自分はその対象には含まれない。
また、ランクが高ければ高いほど守護範囲は広がっていく。
があるから、宝具に付けずともある程度は効果の再現が可能ですよ。
トロイアといえばトロイの木馬!
『偽・陽光映す不落の神層都市(テウトラニア・イリオス)』を、「障壁の外向きには絶対的な防御力、でも内側からの攻撃には脆い」みたいな設定にするっていうのはどうでしょうか!
具体的には
「オリュンポスの神々によって造り出された『トロイアの城壁』の防御兵装をエネルギーの盾として擬似展開する。前面に生み出される力場は◯ランク以下の攻撃および呪いや精神攻撃を拒絶し、展開したまま突撃することで相手を押しつぶすことすら可能。非常に取り回しのよい宝具だが、トロイアの滅亡に関わる有名な伝承のために、内部からの攻撃には非常に脆い」
みたいな!185cm・86kgで異性への変身も可能って……
お前のようなババアがいるか!やべぇ、話しの構想を練ったらビートルがトンでもない奴になってきた。
>>185
異常とは、一般的社会的にプラスにしろマイナスにしろ外れていること。
普遍的な価値観では理解出来ない思想行動。
異常は周囲に理解称賛されてはならないし、作者はそれを安易に正当化せずに社会から弾き出される異物・本来否定されるべきものであると明確に示さなければならない。
また、物語において普通の、と称される人物が時おり出るがそういった類いは物語のスポットライトに当たる、事件を解決あるいはそれを成立出来た段階で異常であると考える。
本当に普通の人間であるなら超常蔓延る世界観では何も成せない。特別でない存在は物語の舞台にすら上がれないのである。
その手のものは日常や恋愛がジャンルの世界へ、どうぞ。>>185
私が「異常」と感じることっていうのは「その社会、コミュニティ内で受け入れられないまたは特異に見られる思考・行動」のことですかねぇ。容姿とかなんかもまた然りですので、その人ないし物体がどこのコミュニティに属するどういう何なのかがわからない限りは具体例は出せないです。
例えば、カニバリスト近親相●村で生まれた人がカニバリストで兄と結婚してたらそれは普通なんじゃないかなと思います。>>185
普通とは何か。私の場合は普段は自分を主体に考えます。なので私は基本的に自分と他者の違う所を見て尊重して「私はこうだけどあなたはそうなんだね、それもいい事だと思うよ」と考えてます。
大抵のことは個性として受け入れられるものなので異常となると比較する相手が誰かになります。『日本人』にとって普通でも『イギリス人』にとっては異常な事だってありますしね。逆もまた然り。
創作の中で異常者として扱われるキャラならその世界の中の人間として異質な何かを持ってるかどうか、でしょうか。>>185
異常というと、日常生活にありえない要素が入ったもの、だと思うので、教室に呪詛が…というのでも異常事態にはなるのでは派ですね~
まきなさんは「バレても過去/記憶変えればいっか☆」星人なので、基本的に場所を選ばないです。が、精神的ストレスに弱いので衛生環境などが整備された安全圏(かつ緊張感を伴う場所)を好みます??
人の目が多い、そういうクラブとか…??(パリピへの熱い偏見)通常が多数派で異常が少数派だと思いますですよ
もうぶっちゃけるとラウとまきなの会話で
「ミアを普通の女の子にしてあげたい」
にそもそも普通って何よ?みたいなそういう会話しようと思ったんですけど一人でやるより他の人の意見貰った方がいいかなぁと思って聞いてみたんです
質問下手くそじゃあ!>>185
うーむ大体言い尽くされてしまった…
なので自分からは「日々の平穏を乱し脅かすナニカ」としか言いようがないですね
人であれ物であれ、あるいは事象・現象の類だろうと自分たちを脅かすものに対して脅威を抱くのは世の常みたいな所ありますし>>198
「本人がその状況を異常と感じ変わりたいと思ってるなら異常扱いでいいし改善のために努力するのは構わないけど、そう思ってない場合は個性の範囲内だから変えてやりたいって思うのはただ上から目線で傲慢で押し付けがましいだけ」
……つまり中間ってところですかね。私見ですけど。>>199
やっぱりそうですよね?魔術師世界における通常と異常が自分の中でもホワホワしていたので確かめたかったんです>>198
うわぁ……これどっちでも良いわぁ……1番困るやつぅ…………
道徳屋さんぶって個性判定してもいいし、規律屋さんみたいに強制した方がいいって言ってもいいやつだわぁ…………
ただとりあえず、これをだれかが誰かを思いやって普通にしてやりたい(適応力を上げてやりたい)って言うのを「私個人の意見としては〜〜」って前置きなしで、他所の誰かが否定するのは説教くさくなるのでやめておいた方がいいと思います。
否定するにしても最終的に、「つーかそんなこと私に聞くなよ」で締めないと、普通になることを悪いことと捉えられる形になるので、そこに気を使った方がいいです。つか例えばうちのキャラに聞いたと想定しても「本人が賛成しているのなら全面協力するが」って言うのと「あのな!!!!自分が『矯正しなきゃいけないぐらい普通じゃない可哀想な奴』って扱い受けるのってお前らが思ってるより遥かに傷つくんだからな!!!!」って言うのとみたいな感じでものすごく分かれる議題だから難しいぞ
皆さん意見どうもです。なんとか形にできそうです。ありがとうございます!
_φ(・_・駄目だー!ウジウジしてても駄目だ―!
ガイさんへ、クラススキルと宝具の案を拝借してテレポスに利用しても良いでしょうか!?(普通か普通でないかを交えた話を書いた結果当初の予定をはるか斜め上に行く展開になりながら着地してしまった顔)
>>209
なんだろう…普通か普通でないか議論ではなくそれをうるせー!知らねー!と蹴り飛ばす流れになってる…おかしい…いやでもこれでいいのか…?初期案
まきなとラウの会話の中で「もしも記憶を取り戻せないならなんとかしてミアは生きていくしかない。異常を抱えて」という話になっていく。
当人が異常を受け入れて進んでいく事が出来るのか?そもそも通常も異常も何も魔術の世界では混沌としていてわからないのでは?というまきなの問いかけにラウはなんとも言えない答えを返し、まきなと別れ、寮でミアと再会し、
「どちらにせよやるしかないんだよな」と覚悟を決める
なんだろう違うな、こうじゃないな…となった結果現在まきなにミアの事好きなんでしょ?と言われてラウがちちちち違うわ!してます>>198
あくまで私個人の意見からすると。厳しいこと言います。
まず普通とはどちらか、となる一般社会?それとも魔術社会?
前者の場合であれば間違いなく異常。後者であれば全然。時臣見てれば分かるようにそれが魔術の鍛練に必要なんだなと思われれば姿変わろうが喋り方おかしかろうがどうでもいい。つか、魔術師はそこまで他所に興味を持たぬ。
一般社会の場合、ライオンさんには悪いがこういうしかない。馬.鹿じゃねーか?お前。
まず、何故そうなっているのかが分からない。エルメロイ二世も言っているが何をするにもホワイダニット(なぜそれを成したのか)は絶対にある。
なぜが分かればそれを満たすなり必要を無くさせるならで改善が出来る。なんなら理由が分からなくても回路や属性を潰して魔術の才を無くせば良い。親?逃げ出せば?勿体ないなら道理が通らん。
ラウ君の行動は問題の本質を知らずに上部だけを見て助けたい可哀想と言ってる雁夜おじさんとそう大差ない。あっちな対象の自発性が無くなってて流されるだけのモノ扱いなだけそれでもなんとかなるが。こっちは自発的に問題の中心渦になってるだけ質が悪い。
つまりてーと、情報が足らん。お前らもっと腹割って話せ。>>207
ありがとうございます、それらをこうしてこうじゃ!
『偽・陽光映す不落の神塞都市(テウトラニア・イリオス)』
ランク:B- 種別:障壁宝具 レンジ:1 最大補足:-
ギリシア艦隊がトロイア(イリオス)と間違えてミュシアに上陸してしまった逸話から。レプリカ版に当たるものの、トロイア自体を顕現する権利を得ている。
オリュンポスの神々によって造り出された『トロイアの城壁』の防御兵装をエネルギーの盾として擬似展開する。
前面に生み出される力場はBランク以下の攻撃および呪いや精神攻撃を拒絶し、展開したまま突撃することで相手を押しつぶすことすら可能。
非常に取り回しのよい宝具だが、トロイアの滅亡に関わる有名な伝承のために、内部からの攻撃には非常に脆い。
「いやまぁ、勘違いから生まれた盾擬きだけどな。」とはテレポスの言葉。
レンジと最大補足をマシュの宝具参考にしようと思ったけどこんなんで良いか分かんない!情報小出しなもんでアレなんですけど昨夜書いてた奴だと、ミアは魔術師にとっては普通に問題ない子だよ?放っておけばいいんじゃないの?いやでもな…そうじゃないんだよな、ってラウが頭抱えるところも書いてました。
最終的に着地するのはミアの異常性≠なんでそこまでラウはミアを気にかけるの?になるわけです
だからまぁなんと言いますか、つまるところ一から十まで書けと言いますか。どっちにしろカリヤーン避けられていないぜ!>>217
なんやこの≠…ともかくクローディアさんズバッと感謝です!
あと思い切り忘れていたんでwikiにこれまでのss貼っておきます>>214
うぬ。
アドバイスとしてラウ君にとって持っていきたい普通の理想というのを定めてみたら良いかも思う。
今まで問われてた一般社会として?魔術社会として?てのもあるがラウ君本人の気質として魔術師寄りなのか一般人寄りなのかとか。
魔術師として込みで才能も残したいけど普通な人間みたいにしたいよ~って感じなら相談された相手が私だったら甘えるな、贅沢すぎると返してしまうので……。
さっきから話の話題が魔術師間の話だからか頭魔術師になってそれは魔術師として受け止め受け入れるべき責務では?とか魔術師お止めになってはとか、魔術師として考えるとミウちゃんの魔術体質とか根源行くためのアプローチだから他家の人間に暴露とか出来んよな……。ラウミウ両親からするとバイロン卿じゃないけどヤメロメロ!ってなってまう……。とか考えてしまう。
現行の生きてる魔術師として見てるとこんな考え方になってしまうの本当に申し訳ない……。モーシェ先生の思考アルゴリズムならもう少し穏やかに順序立てて諭せるのだが。
自分の力じゃどうにも出来ないなら聖杯戦争で高名な魔術師、キャスターのサーヴァントを召喚して協力を仰ぐとか方法はあると思うし……。>>221
とりあえず一本書きはしましたけどこれどうなんじゃろ…となってますな今のところ…貼ってみるかなヨシ!覚悟決めた!ss呼んでもらってよろしか!
よし!貼ろう!そして貶されよう!
「はーい、ご苦労様ぁ。本当にダッシュで来るとは思わなかったぁ」
「……一昨日渡さなかったか。いつもより多めに」
『香水持ってきて、ダッシュ』と夜中に頼まれてラウが向かった先はいかにも妖しげなクラブ。店内では
これでもかというほどの大音量でハイテンポなbgmと共にサイケデリックな光が暴れ回っていた。
バーカウンターのあたりで荒屋敷まきなが手を振ってきたので重苦しく溜息をつきながらラウは鼻が曲がるほどの匂いに顔を歪めながら向かっていき、さっさと帰れと言われたわけである。
「いやぁ、ごめんごめん。すっごい便利だから助かるんだぁ」
「便利だからって、神秘漏洩、ダメゼッタイ」
「何を今更ぁ。共犯者じゃん私達ぃ。というか、ここで話すのもアレだから奥行こ奥」
促されるままにラウはまきなの後を追い、クラブの黒塗りの廊下を奥深くへと潜っていく。店員達に顔パスなあたり相当な常連か、それともどうやってとは言わないが既にハートをガッチリ掴んでいるのか、ラウは知りたくなかった。まきなの匂いは特徴的で、近くにいると気分が浮つくのである。
辿り着いたのはクラブ最奥。思っていたよりも室内は清潔感に溢れていて、先程まで打って変わった純白だった。大きめのソファーが向かい合う形で配置されていて、ガラステーブルがちょこんと置かれてた簡素極まるレイアウトだ。
ラウは眉を潜めつつ、明るい部屋にやってきた事でまきなの服装がいつもよりも激しく乱れている事に気付き、何か言おうとしたが瞬時に強烈な甘い匂いに口元を抑えてしまう。
「……お前、まさかとは思うが」
「んー? あー、うんうん相手してたよついさっきまで。あ、分かるんだ匂いで」
「ここ全体に似たような匂いがしてるけど、お前は特に濃いぞ……」
ソファーに腰を下ろし、何か飲みたいと言うとまきなは部屋に備え付けられているらしいミネラルウォーターを投げてよこした。どうやらここは彼女のプライベートルームと言っても過言ではない様だ。
一気に水を喉に流し込み、それからラウはがっくりとうなだれる。>>226
「悪い。折角お前に魔眼を見せてもらったのに、一向に例の香りは作れていない」
「別にそれ私の知った事じゃないし……ってか何その顔。ひょっとして寝てない感じ?」
「ん……二日くらい寝てないかもな」
重い瞼を揉みながらラウは溜まっているモノを吐き出さんばかりに大きく溜息をつき、それを見たまきなは露骨に顔を歪めた。
「あんまし目の前でうんうん唸られても困るんだけどぉ。折角人が気分良くなってるのに水指すとか、空気悪くする天才なのアンタ」
「そりゃ悪かった。でもな、本当に上手く行かないんだよ。間違いなくあるはずなんだ、人間の記憶の奥底までほじくり出せる『懐かしい匂い』が。それさえ見つければ、赤ちゃんの時、遡って胎の中にいた時の記憶をも思い出せる……はず、なんだ」
ソファーに全身を沈み込ませて、ラウは天井からつり下げられたシャンデリアをぼうと見上げる。幽鬼じみた虚ろな瞳は彼らしくないものだ。
また水をぐびりと煽り、ラウは苦しげに呻く。こいつ何処まで空気を悪くするつもりなんだ、とまきながうんざりしているとぼそりとラウの唇から囁く様に言葉が漏れた。
「俺何してるんだろ。勝手に死んだ親父が勝手に押しつけてきた女の子を、なんで助けようとしてんだろ。人助けとか、そういうの今までした事無いんだぜ俺」
「……あれ何、これ私に愚痴る流れ?」
「そこにいるだけで良いから、頼む。……ぶっちゃけさ、もう良いかなって気になるんだよ。ミアは今のままでとりあえず生活出来てるし、大人になるまで面倒みりゃそれで十分だろって」
ぽつぽつと溜まりに溜まっているのかラウは息継ぎもせずに感情を吐露し始める。いつも何かにちくしょう!とキレているのが彼の性格である為にまきなはほんの少しだけ面食らい、無言でその模様を見つめる。
「なぁ、通常と異常ってなんだと思う。普通か、そうでないか。より具体的に言えば、ミアは普通か、普通じゃないか、どっちだと思う」
「うーん、まぁ……私的には普通? 私達の世界じゃああ言うのはそこら中にいるだろうし。噂しか聞いた事無いけど、自分の体を人形に移してる人もいるとか聞いたっけ」
「……だよな、やっぱり、普通だよな。見た目がぐにゃぐにゃ変わるしそのせいで人格ぐちゃぐちゃになってるけど、俺ら的にはセーフだよな、うん……」>>227
しばしの沈黙。天井から全く視線をずらさずラウはずっと口を閉ざし、それから……
「いや、んな訳ねえよ何言ってんだよ俺。助けてって言われたじゃん、親父にも、ミアにも。あの子を、魔術から引き剥がしたいんだよ俺は」
ダルマの様に上体を起こし、唐突に覚醒した。持っていたペットボトルがぐしゃりと握りつぶされ、ラウは血走った目で頭をガリガリと掻く。
「あーもう何なんだよ意味分かんねぇ。俺のやりたい事ってなんだっけ、時計塔のトップになって俺凄い!天才!ハイパー★グレート★ビッグベン★ロンドンスターになりたかったんだよな確か」
「何そのくそダサい名前……」
「良いだろ別に。そういう訳で俺は誰かに構っている暇なんて無いんだ。生まれてこの方人助けなんてほとんどした事ねぇし、その事で後悔もしていない。でもなんで、なんでミアをはい分かりましたと俺は預かったんだ……?」
いや、知らない。そんな事聞かれても知らないし、そもそも話の主軸がぶれぶれだ。まきなは困惑を隠せずラウに魔眼を使うか使うまいか、と思わず考えてしまう。
「俺達からすればミアはギリセーフ。でも、ミア自身はそんなの嫌だ、助けて欲しいってんだからつまるところ本人的には異常なんだ。だから俺は助けたくて……ううううんんんん!?」
「うーんと、聞き流してくれて構わないんだけどさ、それってつまるところアンタ妹さんの事好きなんじゃないの」
「……ほあ?」
ラウはボサボサ髪を両手でむしり取りそうな姿勢のままで、ぴたりと硬直した。まきなとしても下手な事言ったかな、と少々居心地が悪くなり頬を掻く。
「だから、ライクじゃなくてラブの方。私に貢いでくる奴らも、大体私が『好き』だからそうする。アンタも妹にラブだから寝ずに何かしてやりたいんじゃないの」
「…………ほあ?」
沈黙。沈黙。沈黙。ラウは茫然自失と言った面持ちで数十秒は硬直してから、
「俺が、ミアを?」
「他に考えられないというか。ぶっちゃけさっきの普通かそうでないかの話、アンタ的には関係ないんでしょ」
「関係無いというか、俺は助けてと言われたからじゃあ助けるって」
「だからそれだっつの。妹がおかしいかおかしくないかとか関係無しで、助けてって言われたからそうしたいんでしょ。惚れた弱みって奴よそれ」>>228
「え、や、っは……うっそぉ」
それがラウの最後の言葉。ぐしゃあと膝から崩れ落ち、ラウはソファーへと倒れ込んでそのまま動かなくなった。どうも自分を突き動かす衝動の正体が判明したおかげで緊張の糸が緩んだらしい。
「いやピュアすぎでしょ……」
まきなはぐぅぐぅと寝息を立て始めたラウを見つめながら、ズキズキと頭痛が始まった事に呻いた。今夜は色々楽しんだし香水もあるしで頭痛とはおさらばだと思っていたのに、意味の分からない話を聞かされたおかげで結局これだ。
ラウが口走った『普通か、普通でないか』というワードが脳裏に浮かぶ。こんなもの真面目に考えても詮無きことだろう。そもそも普通だなんて、いつでもいくらでも変化するものだ。荒屋敷まきなにとっての普通は乱れた性であるし、他の人間にもそれぞれの普通が存在している。
いわゆる普通の世界から逸脱した魔術師が、今更こんな事で悩んでどうするのか。
頭痛がひどくなるだけの話題をスパッと頭から排除し、まきなはラウを置いてその場を後にした。>>216
「何か企んでますよね?」って聞いた答えがこれだから、腹の探り合いとか婉曲表現を抜くと割とマジでダイレクトに犯行予告+動機の自供と「早まるな!」ってやりとりぞ……>>185
異常とは疎ましい敵に貼り付けるレッテルだよ。
主観という名のものさしで測れない存在を人はみな嫌うのさ。>>237
ありがとうございます、
よし夜にはWikiに登録させていただきます~只今テレポスを登録させていただきました~
色々忘れてたクリスマスのSSと鏡像無間地獄館を登録。ケジメをつけて生きていきたい2021年です。
>>230
ラウミア兄妹いいなぁ…こんなきょうだいがほしかった…しかし、別次元であろうとは言え異聞帯ではこの兄妹の絆が…あんなことに…なってしまうのですよね…この時空の二人にはそうなってほしくないなぁ…
まきなさんも、アバンギャルドでありながら言う時は言うような一種の姉御っぽさがあっていい味を出してますね。なんかこう、恋愛もので出てくる主人公の背中を押す先生ポジ…みたいな『聖杯惑星』の3話が出来たんで、10:10に投下する。
>>247
「2人とも、逃げるで。ワテらの基本戦術は逃げの一手、時々攻撃や」
「了解です。ドリーンさん」
「慎重を期さないといけませんから」
物見遊山でキャナルシティに来たのはいいが、野次馬の最前列で騒動を見る羽目になったアルターエゴ陣営。
即座に撤退指示を出した桃夢にリディアは従う。
アルターエゴも何の迷いも無く追従した。
「この街、存外広大なんですけどねぇ……。アサシン。相手以外の被害は極力避けるように」
「かしこまりました。それでは」(※英語で喋っています)
自分達が拠点としているホテルの1階にあるフロントから、吹き抜けの窓で様子を見るアサシン陣営。
この広い街で幾つもの陣営が一堂に会する機会がいきなり発生したことに、なんとも言えない表情をする達龍。
彼の命令を受けて、アサシンは出陣する。>>248
他の陣営の動向など知る由も無く、妖(あやかし)を目の前にして興奮するキャスター。
対照的に、バーサーカーの表情は完全に憤怒の形相だ。
配下である精霊2人も同様の表情となっている。
バーサーカーにとって触れられたくない部分にキャスターが触れた結果ではあるが、これには鳳蝶も仰天するしかない。
「真っ先に脱落が決まったぞ、テメェ!」
「頭が気にしてる事にズケズケと踏み込みやがって、この下種野郎が!」
精霊2人が今にも殴りかかろうとする中、突如として歌声が聞こえる。
これにより場の緊張感が解け、バーサーカーもセイバーも戦闘体勢を解除。
大多数の人たちが聞き惚れる一方、日本語とも英語と違う言語なのでどんな歌かは分からなかった。
その中でマグダレーナやフォーリナーに桃夢は歌声がドイツ語である事と、それや歌詞から歌の正体に気付く。
「「「リリー・マルレーン……!」」」
>>249
ハンス・ライブという詩人が作った、出征する兵士が恋人を想う詩に作曲家ノルベルト・シュルツェが曲を付け、ララ・アンデルセンが1939年にレコーディングした世界的な名曲である。
その一方で40年代に入ってから、ララがユダヤ系の音楽家達と深い親交があったのを見咎めた当時の政権に、彼女ごと悪質な干渉を受けた経験を持つ曲でもある。
歌いながらやって来たのは黒いツインテールをなびかせる、チャイナドレスを着た美少女。
美声が噴水広場に響き渡る。
歌詞に全力で感情移入しているのが分かる表情と声色で、その少女は騒動の中心へと歩いていきながら歌い続ける。
しかし、歌が終わりへと近づくのに合わせて異変が起きる。
セイバーとバーサーカーの時みたいに、足元から光るように服装が変わっていく。
全体的にドイツの軍服であることが素人でも分かるデザインで、制帽も被っている。
一方、下半身はロングスカート、制帽の飾りも羽を広げたカブトムシと歯車を組み合わせたものや、交差したスパナとどこかの企業のロゴを組み合わせたものである。
服本体に付いている飾りもスパナや歯車など、機械を作るのに使う物と機械の部品を模したものばかりであった。
「初めまして。私はアサシン。皆様の命ば頂きに参ったけん、お別れの歌として『リリー・マルレーン』ば歌(うと)うたわ。ばってん、パンツァー・リートかエーリカの方が良かったと? あん短絡的なチョビ髭とそん取り巻き共に翻弄された存在同士やけん、一番のお気に入りなんやけど」
そして歌い終わり、この街の方言である博多弁で黒いツインテールの美少女-アサシン-が自己紹介する。
殺 害予告も兼ねているのは、その場にいた全陣営が察している。
本格的に巻き込まれてはかなわないと、フォーリナー陣営とアルターエゴ陣営は即座にその場から撤退。
ライダー陣営も野次馬から距離をとり始める。
>>250
「即座に逃げたんと私ば含めて、こん場におったんな合計で9騎。……2騎多かばい。ま、聖堂教会の奴らより先に殺しとかないかんのが最低でも二つ増えただけやけん、気にせん方がよかばい。ちゅう訳で、弱かとが見て分かるきさんから死 ね!」
その姿から明らかに『弱い』と分かるキャスター目掛け、アサシンは手を文字通り『数mも』伸ばす。
これには本気で仰天するキャスターだが、事前に呼び出していた『ぬりかべ』と『あみきり』がそれを防ぐ。
まずはぬりかべがその姿を現して巨体によってアサシンの右手を弾き、あみきりが手首を切り落とす。
「危ないですよー!」
「殺し合いは危なか事ん極致ばい。それにかたっといて寝言とか言わるーと反応に困るっちゃけど!」
危険行為の極地とも言える『聖杯戦争』に参加した者とは思えないキャスターの発言に、呆れた表情をしながらアサシンは言い返して切断面同士を平然とくっ付けて右手を再生させる。
直後、ジャンプして空中浮遊。
更に左手と両足、首までも『伸ばした』。
3DCGのゲームキャラクターがバグったかのような光景だ。>>251
「うげ! 何なのそれ!?」
衝撃的過ぎる光景にキャスターのみならず、セイバーとバーサーカーまで絶句。
無論、その場にいた人達の大半を含めて。
ホテルのフロントから様子を見ていた達龍も思わず「どうやったらあんな芸当が可能なんだ!?」と声を出して驚愕。
アーチャーとメレクも露骨に顔をしかめた。
ヴィオランテも思わず大声でツッコミを入れる。
それに対してアサシンは律儀に説明してくれたが、直後に両手足をグネグネ揺らしながら突貫させた。
「これぞ『無辜の怪物』の賜物にして、準備期間中にこん国のネット小説ば読んで習得した新技! 『アハツェン・テンタケル・アングリフ』!!」
今度はキャスターだけでなく、セイバーとバーサーカーも狙っている。
「折角やけんそこの2人も死 ね!」
>>252
しかも両手足は途中から枝分かれし、その部分からタイヤが発生した。
実質、数mのチェーンで振り回すモーニングスター8本が襲い掛かってきたようなものだ。
バーサーカーは慌てて配下達を下がらせ、錫杖をフルスイングしてタイヤを弾き飛ばす。
セイバーも難なく刀で次々と弾き飛ばして回避。
ぬりかべがタイヤで滅多打ちにされてとうとうダウンし、あみきりも左足で蹴飛ばされたのでキャスターも大急ぎで彼らを撤退させる。
「これ、収拾が付くのかしら……?」
色々とグチャグチャな光景が繰り広げられて思わず呟く鳳蝶。
埒が明かないのでバーサーカーが左手側のタイヤを引き千切り、アサシンの顔面へと投擲。
しかしギリギリのところで左足の方のタイヤで弾かれ、千切られた方も再生。
それが一瞬の隙となった。
隙を突いたセイバーが大声を上げる。
「亡くなられよ!」
>>253
左手により逆手持ちでもう一本の刀を抜刀したセイバーは、槍投げの要領でそれを投擲。
アサシンは咄嗟にかわそうとするも、刀の刀身が極めておぼろげにしか見えない事に気付き、どうなっているのかと考えたせいで動作が遅れてしまう。
当然、アサシンの目と目の間に刀が勢いよく突き刺さり、その勢いは鍔が彼女の顔に当たるまで止まらなかった。
直後、その延長・枝分かれした手足は力なく地面に落ち、アサシン自身も尻餅をついて落下。
セイバーは右手の刀を納刀しながら淡々とアサシンに近づき、逆手持ちの要領で彼女の顔からもう一本の刀を抜く。
そして、右手だけで逆手から順手へと持ち方を変え、刀を軽く振ってアサシンの首を切り落とした。
「痣丸は時々、おかしな出来事を起こすのです」
もう一本の刀-痣丸-の名を冥土の土産だと言わんばかりの態度で告げ、仕切りなおしのためバーサーカーの方へと向こうとしたセイバーだが、違和感に気付く。
数mも伸びていたアサシンの手足が急速に「縮んでいる」のを視界の隅に入ったのだ。
即座にアサシンの方へと振り向いたセイバーだけでなく、バーサーカーにキャスター、その場にいた残りの面々もそちらに視界を向ける。
タイヤも枝分かれした分も『収納』し、左手に制帽を持って右手で頭を首に乗せて、その箇所の傷を目と目の間の分ごと再生させながら立ち上がるアサシンの姿があった。
「二重の意味で予想外やったけん大怪我したやなか」
傷が二箇所とも完全に消え、血もいつの間にか瞬時に剥がれ落ち、制帽を被りなおしたアサシンは怒りを込めてセイバーを睨む。
これを見たセイバーは、これ以上ここにいてはヴィオランテとソフィが危ないと判断する。
>>254
「ヴィオランテ様。ソフィ様。今すぐお逃げくだされ!」
セイバーから逃げるようにと促されたヴィオランテとソフィは野次馬に紛れて、駐車場へとダッシュで離脱。
キャスターは一反木綿で和澄と一緒に空を飛んで逃げた。
バーサーカーも鳳蝶を抱えて逃走し、配下である2人の精霊も霊体化して姿を消す。
セイバーがそれに乗じてヴィオランテ達とは違う方向へと退却。
それに乗じてライダー陣営も噴水広場から離れた。
逃がすまいとまずはヴィオランテ達を追撃しようとしたアサシンであったが、達龍が念話で話しかけてくる。
《アサシン。貴方もここは退きなさい! 騒ぎを聞きつけて警備員達がそちらへと向かっています》
撤退命令であった。
アサシンとしては不本意ではあるが、事前に相手以外への被害を極力避けるよう命令されていたため、止む無く同意する。
《…………かしこまりました》(※英語で喋っています)
そしてそのまま、アサシンも霊体化してこの場を逃走。
残っていたアーチャー陣営とランサー陣営以外の野次馬が、更に騒然となった。>>255
ロード・エルメロイII世「アサシンはドイツが世界に誇る存在だ。彼女はかの独裁者に翻弄された一方で恩恵も受けた生い立ちを持つ。アメリカの誇る名車の大記録を暗殺したのは事実だ。だからといって、機械である彼女が座に登録されるなど未来を見通す目を持っていたとしても想像できたかは疑わしい。次回、『必殺!死神ビートル』!」
ハダリー「Not even justice,I want to get love and truth!!」
ロード・エルメロイII世「愛と真実は見えるか!?」
以上です。
アサシンが出した衝撃の珍技の元ネタは『シャングリラ・フロンティア』。
『英霊としての正装』も武装親衛隊の軍服が元ネタだったり。納言さんへのプレゼントSSなんか全体的に動きがすくねぇ…。デイヴィくん可愛いSSとしても新規鯖紹介SSとしてもなんか中途半端感…。食事描写増やそ…。
>>258
まぁ……「その側」の者のことをはっきり知っているまたはその側に身を置いたことがある上で「わかったわかった、わかったから一旦その手に持った爆弾のそのスイッチ下ろそうか」って言える立場のヒトからの話じゃないと現状の対象S聞く耳持たないからな……うん……>>267
こう、「この作品のこのキャラ!」っていうイメージがせめてでもあればそれに沿った言葉を選んでいけば良いんですがね…
ディックさんの各描写も参考にしつつ、ホレスの外見描写を追記いたしました。
「装飾華美な中世ゴシック風のファッションをした男性。40代後半といった風情で、落ち着きと含蓄深げな雰囲気を纏っている。
グレージュの髪はワンレンウェーブで、皺もなく形良い額には耳にはかからず、前髪とするにはやぼったい長さの髪が一房ワンポイントのようにかかっている。目は年に似合わず溌剌としていて、まるで裡の活力を緑がかった黒色の天蓋が覆っているよう。朽葉を思わせる退嬰的で紳士的な泰然とした「初老」と、毒花か何かを思い起こさせる豪的で享楽的な潤いを持った「遊蕩児」とを「貴族の男」という一つ屋根の下に同居させたような風格。」
………………野郎にこんなに外見描写いるか…?
あと、かなり前のものですが、>>135にて鏡像無間地獄館が終わりました。
何故いるかが謎であったプロスペローさんをホレスが呼んだ理由的なのを書いてもみましたが、ディックさん的にこれはどうなんでしょううむ……まきなは、書いていて楽しいな!!!!
>>268
>野郎にこんなに外見描写いるか…?
フランス特異点で毎回、厩戸皇子の美形表現の描写を入れてましたよ。満足して表現ができるならしたほうがいいと思います。あえて言うならば、一度にその文章をすべて入れるのではなく、分割していれるといいと思います。
例えばあと身体の部分の表現ならば、ホレスが髪をいじれば髪の描写、手を使えば手の描写を入れる感じですね。
先程の厩戸皇子で言えば手の描写「岩塩を素材として彫刻されたような白い手」、肌・頬の描写「最高級の白磁で造型されたような太子の頬」とかですね。あとは動作や表情でも美形表現を入れてました。
……おかしい、夏美とか女性キャラ以上に美形描写が多いぞ。
>>135
プロスペローは知れば忌々しそうにしそうな真相ですね!創作者と創作物で言えばヘンリーも恐竜というロマンを作り出した創作者の1人と言えますね。>>266
それ以前にキャスターはバーサーカーを煽ったという自覚すらないですね。
完全に悪気ZEROで尋ねている事からもその点は明白。
まあ、妖(あやかし)云々を聞かなければバーサーカーを怒らせなかったのも確実ですが。馬鹿じゃないか自分…(お推引けたのに直前に素材を使ってしまった人)
>>270
>>271
ふむふむ…や、これ以外にも色々あると言えばあって、一応wikiにいれたのはさわり程度なのですが…
あと、個人的な趣味でドン・ファンみたいに美形なのが重要であったりとよほどでない限りつらつら外見を文中には挟まない(武器であれば形状がわかる程度、人であればだれかわかる程度)ので………
……もしや、自分自覚なしにやぼったく書いてたりします…?情景描写のノリとかで…
>女性キャラ以上に美形描写が多いぞ。
自分は逆ですね。女性陣はなるたけ、本人視点でない限り自分のとこの連中もよそ様の子でも、少しだけでも可愛さとか可憐さが出せるようにしてるつもりです。視点にしてるキャラ次第な節もありますが…
ホレスはたぶん、鏡像無間地獄館で普通に(もしか多少居心地悪そうだったかも?)働いてたり、プルートーさんと共闘してたりしたプロスペローさん見て愉悦擬きに舌鼓を打っていたでしょうね。
ヘンリーさんもそうですし、他の人たちも結構神話出身だったりと「読み手を伴った存在」が多かったので、鏡像無間地獄館によく噛み合っていたでしょうね…それが故に違世界と邂逅してしまったのですが「ね、アゲハおねえさん。これから、どこに行くの?」
そこまで人混みが集まっていない路地を、水兵の格好をした少年と、何処と無く蝶や芋虫を連想させる巫女服や髪留めに身を包んで杖を持った少女が手をつないで歩いている。
「それはですね、ライダーさん。これから、美味しいモノを食べにいくんですよ?あ、でもライダーさんから聞いた過去を考えると、あまりよくはないのかも…?」
うっかりしていた、というように暫し歩調を止める鳳蝶。だが数秒後には(ま、遥さんに注意すればいいか)というような事を呟いて再び歩き出す。
「はい、ココですよ、ライダーさん。お寿司屋さん、です」
「うわぁ…。お皿が回ってる!キラキラして楽しそうだね!でもなんでかな?」
目を輝かせてテンションを上げるライダー。それに対して微笑みつつ答える鳳蝶。そのまま一緒に入店し、キョロキョロと誰かを探す。
「なんでも、効率化とか安価にする為とか…あまり詳しくは無いのですが。…え~っと…」
すると、店内の一角でテーブル席に座っていた男女の内、全体的に黒い服装をした青年が手を振って居場所を示す。
「あっ、居ましたね。ほら、ライダーさん。アレが今回私たちと組む同盟者です。マスターの彼は、性格は兎も角、信頼は出来る人ですよ」
「うん、わかった。友達になれるといいな。あのお兄さんとも、サーヴァントの人とも。ね?…ふふっ」>>281
「やぁ、鳳蝶さん。数日ぶりだねぇ。サーヴァントとはどうなの?へぇ、子供かぁ。」
「えぇ~、ご主人様ぁ。なんでサラじゃなくてこんな淫臭纏ってるヤツを見てるんですかぁ~?サラが貴方のサーヴァントなんですからぁ、もっとコッチ見てくださいよぉ」
げっそりというかどこか疲れたような雰囲気を纏っている青年、朽崎遥が鳳蝶に挨拶をする。その片腕には清楚な外見をしたメイド服の少女が腕にしなだれかかり、媚びるような声を出して甘えようとしている。
「はいはい。…お前は離れてね?…だからさ、距離置いて欲しいんだけど」
遥はその少女を腕から引っぺがすようにするが、少女はそれに抵抗し、絡ませた腕に力を籠める。
「珍しいですね、遥さん。そんな風に女性と一緒に行動するなんて。恐怖症みたいなのが克服出来てるみたいで嬉しいです。でも、女性の趣味が変わりましたか?うふふ」
鳳蝶は遥が女性とそういった友達以上の関係性を構築できているように見えるのが嬉しそうである。しかし、朽崎はその言葉を否定する
「はっ、冗談。な訳ないでしょ?コイツが好きなのは俺じゃなくて俺にこうやって絡んでる自分自身っぽいし。…だからさ、離れろって。俺は君のこと美人だとは思ってるから…。それでいいでしょ」
「むぅ~?なんでですかぁ、ご主人様ぁ。私の事、邪険にしないでくださいよぉ。サラはぁ、こんなにもご主人様の事を考えているんですからぁ」
「それで、君が鳳蝶さんのサーヴァントかぁ、はじめまして。これから、多分ある程度は同盟相手として一緒に戦っていく訳だからさ、仲良くできると嬉しいな。とりあえず、握手でもするかい?」
自分のサーヴァントの発言を完全にスルーして、遥は鳳蝶のサーヴァントに話かける。どうやらある程度は無視する事に決めたようだ。机ごしに手を伸ばし、握手を求める。
「はじめまして、おにいさん!うん。ぼくもおにいさんとなかよく出来ると嬉しいな!これからよろしくね!」
その手を握り返したライダーは、満面の笑顔で返事を返す。嬉しさのあまり、ブンブンと二人の掌が揺れて、遥も笑顔を返す。>>282
「ご主人様、ご主人様。そんな子供にかまってないで、サラの手も握って下さいよぉ~。変なヤツの相手をするご主人様はなんだか嫌ですぅ。…ってキミ。もしかして…」
遥に絡みつこうとして少女は、ライダーの方を見て、目を見開く。
「あぁ!なんとなく雰囲気を感じたけど、君ってもしかしてレヴィたん!?わぁ~嬉しいなぁ。ランサーで召喚された時は『なんでだろ』ってビックリしたけど、君が現界したなら納得!むふ、さっきはゴメンねぇ。レヴィたんのマスター様ぁ?レヴィたんと合わせてくれただけで嬉しいですぅ。さっきの失礼な発言に関しては撤回しますねぇ?」
ライダーの事を確認すると同時、少女、ランサーは雰囲気を全く変え、鳳蝶にも友好的な台詞を吐いた。
「と、いう事でコイツが今回の俺のサーヴァント、ランサーさ。個人としての能力は尊敬できるけど、距離感に関しては治してくれないのが悩み。はぁ…、ゴエティアなんか触媒にするんじゃなかったなぁ…」
うんざりしたような表情でランサーに関して紹介する遥。
何はともあれ、それなりになかよくなった両陣営。計4人でそのまま食事へとなだれ込んだ。>>283
「ねぇねぇ、アゲハおねえさん。なに食べればいいの?」
「ん~、そうですね。ライダーさんは子供ですから…。アレなんかどうでしょう?…遥さん、子供向きのネタってどこにあるんでしょうか…?」
「あぁ、エビと卵にイクラの子供向き三貫ならコレだよ。俺もマグロの三貫たのもっと」
「サラは~、のどぐろさんでも食べましょうかねぇ~?あ、押し寿司なんかも美味しそうですぅ」
「あん肝の注文もお願いします。私あのネットリ感というかうまみが好きなんですよね」
「おにいさんは、聖杯への願いって何があるの?僕は友達が欲しいんだ!」
「俺?俺は…特にないかなぁ。今回は聖杯の試運転が目的だし。平穏?に聖杯戦争が終わってくれれば、それでいいよ。あっ、サーモン。ライダーくん。コレも美味しいよ。どーぞ」
「あ、ピンクだ。きれい。…ん……っ!コレ、美味しいね!甘くて、ツルってしてる」
「サラが頼んだ海苔巻きさんが来ましたねぇ~。んっ、んっ…」
「変な喰い方するな…あぶり寿司食わせるぞテメェ」
「えぇ~、コレはサラの存在理由にも関わるって言うかぁ。あ~っ、ご主人様、それは駄目ですマジで駄目ですぅ~~!私それ結構嫌な思い出あるのでぇ~」
「ふぅ、あん肝軍艦美味しかった。焼きアナゴも良かったですね。タレ多めなのも好みです。…つまりランサーさんの真名は…(ボソッ)」
「ライダーくんにはチーズ系お寿司の大洪水だぁ~。美味しいよぉ~?」
「ちーず?」
こうして、聖杯戦争同盟の親睦会は過ぎていく。だーめだ、マージで何も進展しねえ……
完全に見れないならまだしもプレビュー機能使うと見れるから、余計に何が原因か分からん
あれか?スマホ側の問題か?(普段使用はこっち)正確な値は公表されていませんがFC2Wikiの1ページあたりの容量上限は4万~5万バイト程度と推測されています
リンクや折りたたみなどの構文を使用しないテキストのみ換算で、全角2万~2万5000文字くらいです
容量オーバーだと警告などの表示はされないようです
ttps://www.luft.co.jp/cgi/str_counter.php
↑文字数・データ量を確認する>>287
ガッツリ泥系だからスレに貼るのは無理だねえ……直接ここには投げれないからwikiの方に貼ろうとしてるわけで
パソコンも持ってはいるけど、ssの文量が約45000文字(罫線なども含む)だから入力するのがめんどいし手間かかるのよな……
一応、序盤部分の泥成分が薄いところは今やったらいけたから、まさか単純な文量の問題なのか……?でもそれなら多分泥部分もいけるはずだし……ううん?>>286
おぉ、わざわざご要望にお応えしてくださりありがとうございます…結構収穫があって私はほくほくです…
デイヴィくんは、やはり子供らしく相手の態度で人を判断してる感じがしますね。数cmしか身長が違わないグランデと鳳蝶さんとで態度が違うのも、グランデは対等な(同い年の)友達という認識なのに対して、鳳蝶さんは(お姉さんの)友達って認識って感じ。精神年齢の差かな…?
あと、お寿司で何を食べるか迷ってるの。純粋に見たことがないっていうのもありますが、これはデイヴィくんにとって最も身近な存在であろうお魚が料理されていることへの戸惑いなんかもあるのではと思わず勘ぐってしまいますね…
朽崎さんは見た目ヤバめ()なのに疑うこともないところもまた純真さがありますね。友達(鳳蝶さん)の友達は友達理論かな?
真名クイズは、本当にわからないっす…デイヴィくんへの呼称的に、悪魔系?悪魔でご奉仕系?ですかね?(当てずっぽう)>>290
グランデ嬢は14でアゲハさんは19だから、納言さんの言う通り、そういった実年齢による差はあるでしょうね。あとグランデ嬢は独自の幻想世界を持っているから、その部分で相性の良さがあるのかも。
深海や海とかは恐怖だったり神秘だったりのイメージを持つ人はいるでしょうしね。
そういうのはあるかも?>魚が料理されていることへの戸惑い
ただ個人的なイメージとしてはやっぱり新鮮さ、今まで見た事のないモノへの戸惑いがメインになってるかなぁ…という印象で書いてました。悪霊になった後、どうしようもなく飢えたら周りの死霊(魚)は食べそうにも思ってるので。
クッチーに関しては、まだヤバい部分は見せてないですからね。単純に波長があう部分もあるのかなぁ、”周りを害する存在”って共通項とかあるし。ふう……何とか紆余曲折を経てようやっと登録出来た……>>288が無ければ分からんかったなこれ(多分限界バイト数が4万くさい)
まあ、何はともあれ宣伝を。
亥蘇の時期外れのクリスマスss三部作だよ!(手元では全部まとめてあるので、wiki登録時に上手く区切ってダウンサイジングしました)
現段階で考えてある怪奇譚の展開バレみたいなのとか、泥とか砂糖とかたっぷり詰まってるよ!何か変なところである?は♡なので、上手く脳内変換してね!
※下記リンクには泥(R-18描写)が多分に含まれています、見る方は何卒自己責任でお願いします
※上から順に読むことを推奨
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/聖夜、花蘇芳と白銀人狼は結ばれる%28前編%29
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/聖夜、花蘇芳と白銀人狼は結ばれる%28中編%29
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/聖夜、花蘇芳と白銀人狼は結ばれる%28後編%29(実は去年の11月くらいから着手してました。でもクリスマスには間に合わなかったよ……)
え?クリスマスssに書いてあることが何か不穏な匂いしかしない?気のせいだよ、うん()
あ、感想とか指摘とかあったら遠慮なくどうぞ(これ以上のエロは多分書けないと思うけど)>>298
狂化ランクはEXじゃなくてE++ですけど特定条件で狂うバーサーカー枠でイカロスを
飛行中もしくは太陽神性に遭遇すると暴走します>>291
ふむふむ。まぁ雰囲気や口調からして、鳳蝶さん大人っぽいですもんね。私二十歳超えてると思ってましたもん。
グランデとは俗に言う「波長が合った」関係なんでしょうねぇ。ひとりぼっちだったっていうのも含めて。
子供ですもんね。初めてのものにはそりゃ警戒もするし好奇心も持つ。
切り身にしたりなんてしないでしょうしね、デイヴィくん…クジラみたいに一口で頬張りそう。可愛い。
朽崎さんのヤバめな部分が出てきたら、デイヴィくんも鳳蝶さんが止めない限り突っ走りそう。朽崎さん、大人ですし。子供は大人を判断基準にするもんですしお寿司。
>>292
自分は面白い試みですし、やってみたいとも思うんですがね…何だろう。バレない程度に文で表現できないのかな…
レヴィアタン繋がりとするとヘビモスかなと思いましたが、どう考えても違うな…メイドになる理由が見当たらないし…
>>297
いえいえ、こちらこそお手間をおかけしてしまいすいません…
おじさんの部類であるということだけで、あとの外見描写は自己満なので、あまりお気になさらず。
> ビートルが更にヤバイ奴になりそう
ドイツの科学はやはり世界一…!>>298
第三のバーサーカーに藤原泰衡を推させていただきます。
ペンテシレイアさんみたいな感じの、源氏ゆるせないマンですそういえば外見と肖像の下りでの小話。
ポーは有名な肖像では髭生やしたおじさんですが、英霊だと全盛期である30歳ほど(代表作の一つ「アッシャー家の崩壊」を執筆したくらい)の癖毛の壮年です。
ホレスは全盛期の件とポーとの差異を設けるために中年になりました。
ファッションへの扱いは雲泥の差なのにねぇ(ポーはシワが付きそうな姿勢に平気でなる。ホレスはシワもチリも一つも付けさせないと意識して動く)>>298
第1 or 2のバーサーカー→リュカオン
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%83%B3
第4のバーサーカー→大嶽丸
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E5%A4%A7%E5%B6%BD%E4%B8%B8
それぞれ推させていただきます。>>298
第三にギネヴィア、第五にオルタの方のギネヴィアを推します>>298
うちの百目鬼はEXっちゃEXなんだけど、『鬼の基準で狂気判定が出るほどの善良な性格』っていうのが理由だからなぁ。
なので今回は難しいな。>>298
第二のバーサーカーでオイディプスを推させていただきたい
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%97%E3%82%B9>>298
第一のバーサーカーにスタルカドを。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/スタルカド
第二のバーサーカーにフェニヤ&メニヤを(ある意味意思疎通不可能なサーヴァントととして)
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/フェニヤ&メニヤ
第三のバーサーカーにボズヴァル・ビャルキを。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ボズヴァル・ビャルキ>>298
第四に「ネッソス」
第五に「ジョン・ハンター」
もしくは第四or第五どちらでも良いので「ジェヴォーダンの獣」
を推させてください~SSが出来たのですが投下してもよろしいでしょうか?
>>298
第三のバーサーカー枠に魯智深を!
中国拳法(酔拳)スキルに統合されていますが、EXランクです。
普段はどこかとぼけているところがありつつも剛毅な人情家ですが、お酒の癖が悪く、酔うと手がつけられなくなります。酒に狂っています。
大吟醸だよ人生は。労して身を削れば削るほど、醸成したとき美味くなる!
故に俺はこの通り、酒を人生の師として仰いでいるのだ。文字通りに、ぐいっとな。
いやあ、俺も辛い。非常に辛い。が、これも修行故致し方ない。
ところで、マスターも一献付き合わないか?>>315
ありがとうございます。
それでは、以下連投失礼いたします「そっちにあったー?」
「なかったよぉ」
「ほんとうにあるのかな」
「わかんない…けど、もうちょっとだけさがそう!」
『おー!』
◇下畑来野
巷はすっかり迎春ムードで、どこもかしこも人でごった返している。
だが、来野がその中に入ることはない。正月の来福モードは三が日初日の初日の出の見物とおせちの堪能、初詣を終えたあたりで捨て置いた。今の来野は、悲しくも○○高校新聞部のいち部員だ。
その訳とも単純で、新聞部は今回のテーマに「都市伝説」を選び、皆が思い思いの都市伝説記事を推敲する中で来野だけが出遅れてしまい、有名どころや比較的取っかかりやすい類いのものは取り掛かった頃には無くなっており、結果年明けまで持ち越すことになってしまったというのだ。
新聞社コンクールで入賞した者として、原稿を落とすなどということは絶対にしない。締め切りは1月21日。まだ余裕はある、と心を落ち着かせる。
そんな来野が今追っているのは、一般的ではないにしろその手の掲示板なんかではかなりの頻度で話題に上がる「でんでらさん」という都市伝説だ。
概要としては、つぎはぎだらけの着物を着た低身長の男(彼が「でんでらさん」であるらしい)がいて、その男にお菓子を挙げたらお返しを貰って幸運になった、その男が誘拐魔に襲われていたところを助けてもらった、その男が連れていた(ついて来ていたようにも視えたという意見もある)和服の子どもたちと遊んだ、なんていうのが大半。都市伝説の中でもかなり系統だった話だ。
この都市伝説の肝は、その男を見たというのは誰も彼も子ども、或いは幼年期の事であり、その記憶も大きくなるにつれ薄れていく、という内容である。見たという人も、喜寿を越す老人から五つに満たない幼児と幅がとても広い。俗にいう「イマジナリーフレンド」ではないかと言われたり、オカルトの色が強くなると幽霊ではないかといわれたりもしている。
これだけだと、危険性も薄く、調理もしやすそうで優良物件に思える。が、部員たちがこの都市伝説を避けていったのは、ひとえにその男の移動範囲の広さにある。
目撃情報の地点を纏めると、どこかに留まっているようには見えない。鹿児島県で目撃されたかと思うと山口県にいて、山口県にいたかと思うと今度は和歌山県で見かけた、なんていう状態だ。定住地を持つ者の行動ではない。>>317
そのことから、掲示板や都市伝説スレッドなどではでんでらさんの正体は浮遊霊であるとする見解が多い。実際、情報を見た限りだと来野もそう考えている。
だが一方で、そんな軽率に見える浮遊霊などいるか、と思う。そもそも、来野が今までに見たことのある浮遊霊はどれも浮遊することを主体としており、お菓子を貰ったから返礼する、なんていう人間的な行動を起こした霊はいなかった。来野が今までに見たことのない霊なのだから、これだけで決めつけてはいけないとは思う。しかし、疑念はこの二つだけではない。ならば、記者として、徹底的に調べて正体を明かしてやろう。そう思い立ったのだ。
それを思い立って初めの一週間は掲示板にもスレッドにも書き込みはなく、仕方がないため図書館で情報を新たに得られないかと本を漁った。特段新情報はなかった。
転機が訪れたのは元旦。スレッドに「でんでらさんと思しき人を見た」というレスが投稿されていたのだ。しかも、場所は来野の住む街の近く。交通機関を使っていれば別だが、情報によればそういった傾向はなく、そこから数日で移動ができるのも範囲が限られる。チャンスは今しかない。
そう意気込んで家を飛び出し、おせちの残りを詰めた弁当を持ちまず市内をめぐった。それでも見つからず、けれどめげず、というのは市内のうちで、隣接市を一日使って二つ潰したあたりからやる気や根気が失せていった。今は、寒さを癒すのとメニューに吸い寄せられて入った駅前カフェで暖をとっている。その間も、スレッドなどのチェックは欠かさない。
正直。もっと単純なものに乗り換えようかと思い始めている。でんでらさんは不羈すぎる。それに、幽霊なら自分でも見えるが、もし幽霊でない場合、来野はどう見たって「子ども」の域からは越しつつあるため認識できるか知れない。もっと安全的確なものにすべきではないのか。そう思ってしまう。>>318
────しかし、しかし、だが、しかし。
ヨットが海に浮かんでいるように見立てた模様の入ったソーダフロートと共に、諦念を腹に下す。この下畑来野、○○高校の新聞部部員、そして、新聞記者であるからにして、チャンスをものにしない手はなく、また、一度そうと決めたネタを手放すつもりはない。ここで諦めては、新聞記者の名が廃る。気がする。
その勢いのままにソーダフロートを飲み干し、お会計を済ませ、店を出る。ひゅうと吹き抜ける薄ら寒い風に不安を覚えるもそれを振り切って先に行った方向の逆に歩き出した。
◇◇◇
やはりというか、来野がどう啖呵を切ったところでそれが先方に届くわけでもなく、一向にでんでらさんは見つからない。まだカフェを出て一時間程度しか経っていないが、少女の心にあった炎は寒風に吹かれ目に見えて小さくなっていっている。
「…どうしよう…」
不意に、そんな弱音が出てくる。日陰からやって来る北風は、それだけで来野の体温を奪っていく。息を吐けば白く、眼鏡が曇る。ガラスを拭いている最中も溜息が止まらない。
眼鏡をかけ直し、ぼんやりと前を見遣る。中央部から離れた住宅地の家々は決して新しくなく、塀は地震一つで崩れてしまいそうなものもあるほどにボロい。ここは上りたくないと思わせるような傾斜の上り坂があり、その上で着物を着た子どもたちが黒い、烏と蛇とを混ぜ合わせたような何かに襲われていて────
────────あれ?>>319
目を凝らしてみると、それは幻覚でも何でもなく、着物を着た数人の子どもたちが、どう考えても非現実的なフォルムをした何かに襲われている。距離があるために子どもたちはぼんやりとしか見えないが、挙動からして安全ではなさそうだ。そして、子どもを襲う何か。あれは所謂「悪霊」みたいなヤツなのではないか。
とにかく、助けないと。来野は飛び出し、上りたくないと思っていた坂道を全力で駆けた。その間に『稚魚』たちに命令し、悪霊擬きを斃してもらう。大変に非現実的なものだが、こっそりと、こっそりと、そういったものに憧れていた来野にとってはばっちこい案件である。
「だ、……はぁ…っ、だいじょう、ぶ…?」
坂道を上りきる頃には、悪霊擬きは稚魚たちに喰らいつくされ跡形もなくなっていた。次に子どもたちを喰らおうとしているのに気づき、慌てて引っ込める。息を整え、笑顔を作り、声をかける。
「え、えぇっと…」
「た、たすけてくれて、ありがとう!」
『ありがとー!』
怯えて後ろに隠れる子、興味津々にこちらを見る子、そして、元気にお礼を言う子。他の子どもたちも、その子につられてお礼を来野に言う。どの反応も子どもらしく、癒される。
「どういたしまし────」>>320
言いかけて、思わず絶句した。
子どもたちは、透けていた。遠くからであったり、ぼんやりと見ていれば気づきはしなかったが、今はわかる。後ろの塀や電柱がうっすらと見えている。
そもそも、服装からして不自然だ。着物自体は、別に正月ムードの一環として何もおかしくはない。だが、この子どもたちが着ているのは、普通の子どもたちが着るようなそれではない。継ぎ接ぎがあったり、すすけたような色合いだったり、ほつれがあったり、袖が備わっていなかったり。中には、教科書でしか見たことがない、もんぺ姿の子どももいる。
来野はわかった。わかってしまった。この子どもたちは、幽霊だと。なるほどだから悪霊擬きが見えて、且つ稚魚たちを怖がったのか。雰囲気からして悪い霊ではなさそうだと感じ、可哀そうなことをしてしまったと反省する。
「怖がらせちゃってごめんなさい。もう大丈夫ですから…」
「ううん、こわくなんてないよー」
「ねー」「ねー」
子ども特有の強がりなのか、子どもたちは笑ってそう答える。
「…そういえば、何でこんなところに?」
「なんでー?」
「えっとねー……いっちゃってもいいのかな…」
「ちょっとまってー」>>321
「おねえさんはしんらいできるひとなので、おはなししますー」
「あっはい」
意外にこまっしゃくれていたおかっぱの女の子が言うには、自分たちは今「おとしだま」を探しているそうで、どうしても見つからないから来野にも手伝ってほしいというのである。
「お年玉、なくしちゃったの?」
「ちがいますー」
「ぼくたち、おとしだまってもらったことないから」「でも、わたしたいの」「どこにもなくてー」「それを、いっしょにさがしてほしいんですー」
他の子どもたちが横から色々と言ってくるためしっかりとおかっぱの女の子と会話は出来なかったが、なんとなく話はわかった。お年玉を貰ったことがないとなると、服装も合わせて相当昔の子どもたちのようだ。
「お年玉って、どういうのかわかります?」
「えっとねー、まるくてねー」
「かたくてー」「たべられないんだっけ」「ぼくたちはたべたことないや」「おみせとかで、よくみかけるのー」
やはり要領を得ない。お年玉をちゃんとは認知していなさそうだ。お金というものを理解していないのかもしれない。子どもたちは何れも7歳未満といった風情で、それも仕方ないと思う。
解決法は単純明快だ。しかし、これで本当に良いのか。子どもたちの頃とは、硬貨の価値は明らかに違う。そもそも子どもたちがこれを硬貨と認識するだろうか。財布を開き、500円玉を掌中に来野は考える。
「…これは駄目ですかね…?」>>322
来野が500円玉を子どもたちに見せると、子どもたちは不審げにそれをまじまじと眺め、ひそひそと話し、やがて来野の方を向き、
「これじゃないよー」「こういうのは、たくさんみたけど」「ちがうよねー」「ちがうー」「ちがうよー」
子どもらしい忌憚のなさに思わず気後れしてしまう。
そのあとも、1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉と見せていったが、そのどれもが「ちがう」と突っぱねられた。子どもというのは、何とも素直な生き物である。
これ以上古いものは手元にはない。あるとすれば、来野の家の蔵の中だ。骨董通ではない来野でもそういった界隈に出せば本来の価値以上の値段で取引されるような代物であるというのはわかる。お金という概念すら知らない子どもに与えるようなものではないのもわかる。しかし。
「すこし…待ってもらえますか?」
◇◇◇
電車に乗り、家に戻り、離れの蔵から目ぼしいものを片っ端から出した。ついでに、ポチ袋も出した。親からは「どうしたんだ」と心配半分、辟易半分で聞かれたが、一刻を争っているために適当に受け流してきた。帰ってから大目玉を喰らうのもこの際覚悟の上だ。
電車に乗り、駅から早歩きであの坂の下に向かう。子どもたちは来野が待っていてと言ったところから動きもせずに居た。
「お待たせしましたー!」
「あ!」「おねえさん!」「みつかったのー?」
来野は財布から硬貨を出す。明治20年代の1銭玉に、二十円金貨、貿易銀に1円銀貨。子どもたちも、これは硬貨と認識するはずだ。>>323
「どうでしょう!」
自信満々に金貨銀貨を見せる来野の予想に反し、子どもたちの反応は鈍い。硬貨と認識はしているようだが、それでも不満を顔に隠そうともせず出している。
「……これ…」
「ちがいますー」
「これ、おかねってやつでしょー?」「おかねじゃないよー」「ちがうー」
膝から崩れ落ちそうになった。そもそもの話、子どもたちの「おとしだま」と来野の「お年玉」の認識に齟齬があったということだ。これでは、来野がいかに「お年玉」を求めて駆けずり回ろうと子どもたちの「おとしだま」が見つかるわけがない。
「…でも、だとするとおとしだまって一体なんなんです…?」
「えっと、だからねー」「まるくてー」「かたくてー」「おみせでよくみかけるー」「たべたことないー」
ますますわからない。来野が謎解きに四苦八苦していると、子どもたちのうちの、散切り頭の男の子が「あ!」と声を上げる。
「あれだよ!あれ!」「どれー?」「あ、あれだ!」「あれだよ、おねえさん!」
子どもたちが指さす方を見れば、そこには神官用の白衣を着た初老の男性が、鏡餅を運ぶ光景があった。
お年玉の起源の一説には、正月に飾った鏡餅を家長が子供たちに分け与えたことにある。ということを、来野は今しがた思い出した。>>324
スーパーに行って、鏡餅はさすがに無理なので小さな丸餅を買い、ポチ袋に無理やり詰め込んだ。ついでに葉付きミカンも入れた。これで多少は鏡餅っぽさがあるはずだ。
「これでどうでしょう?」
「わぁ!おとしだまだー!」「やった、やった!」「これで間に合うねー」「ねー」
「おねえさん、ありがとー!」
『ありがとー!』
来野からポチ袋を渡された子どもたちは思い思いの形で喜びを表し、満面の笑みでぺこりとお辞儀をした。いつの世も、子供の笑顔には一定以上の価値があるのだなと実感させられる。
そんな中、ふとある疑問が浮かぶ。子どもたちはおとしだまを求めていたが、自分たちのためでなく、渡すために探していると言っていた。つまり、渡す相手がいるということだ。しかし、7歳未満相当の子どもがおとしだまを渡す相手とは一体どんな人物なのだろう。疑問は好奇心も織り交ぜて大きくなっていく。
「それじゃあ、ありがとうね、おねえさん!」
「え、いやちょっと…誰に渡すんですか…!?」
「またあおうねー!」「ありがとうー!」「はやくいかなきゃ!」「でんでらさん、すぐどっかいっちゃうもんねー」「ねー」>>325
「へ!?あの、ちょっと、待ってくださいよ!」
子どもたちから、予想外の人名が飛び出す。「でんでらさん」。そも、来野が態々ここに来たのは彼を見つけるためだった。人生万事塞翁が馬、とはまさしくこの事か。
待ってくださいとは言っても、子どもは人の話を聞かないのが定石で、それが本人たち大興奮状態であればなおさらだ。しかも、子どもは足が速い。あっという間に距離が離れていき、それでも見失うものかと来野も必死に走る。普段、体育の授業で手を抜いているのが完全に仇になっている。
しかし諦めるわけにはいかない。なにくそと我武者羅に走り、走り、新春福男レースにも劣らぬほどの勢いと根性を据えて走り、明日の筋肉痛を予見しながらも走り、通りすがった人に形相から驚かれながらも走り、眼鏡がずれながらも走り。走り、走り、走り────
「で、でんでらさん……って…!」
着いたのは公園。所々に錆の入った遊具たちからは相当の年季が感じられ、鮮やかな夕陽に照らされ、一方で影は暗い濃紺の色をしており、総合的に「哀愁」という言葉が似合う情景となっている。
人は、誰もいない。今やって来た来野と、その向かいのベンチにすとんと座っている青年を除いて、誰も。>>326
深く息を飲んだのは、深呼吸の一動作故というのもある。しかし、それ以外にもある。来野にとって、来野の目に映る青年が、あまりにも異様であるが故。
落ち着いた色の着物は、先に会った子どもたちのものにも増してボロッちく、傷んでいて、繕われた跡が多い。髪も飾り気がまるでなく、肌はその分不健康に思えるほどに白い。というか、全体的に不健康、栄養不足に見える。そして、纏う雰囲気がとても薄い。ふっとした拍子に風化してしまいそうなほどに、存在が軽い。
「貴方が、…」
「へ」
ハッとした時には、青年はすぐ目の前まで来ていた。身長は低く、下から覗き込むようにして来野を眺めている。光の薄い丹色の目が来野を観察している。
「貴方が、こちらを?」
「え、えっと」
袖口から出されたのはポチ袋。貧相な身なりの青年に対し、「迎春」と金色にプリントされた華やかなデザインは大変に浮く。来野が子どもたちに渡したものだ。ということは、
「そ、その前に!貴方は、でんでらさんで合ってますか?」
「……そう、ですが。…何か?」
来野の問いかけに青年は───でんでらさんは首を縦に振り、次に表情を変えぬまま首を傾げた。>>327
何ということだろう。年始の数日を使って、それでも見つからなかったでんでらさんが、目と鼻の先にいる。会話ができている。コミュニケーションが取れている。
混乱と興奮、驚愕と歓喜とが一緒くたに訪れ言葉が出てこない来野の心境など知る由もないでんでらさんは傾げた首を元に戻し、ポチ袋を両手で包んで、
「これは、貴方が、持ってきてくださったもの。です、か?」
そう、何ともたどたどしい調子で訊いてくる。
来野は、もう走った時の息切れなど収まっているのに深呼吸を行い、興奮した脳を落ち着かせ、言葉をよく選んで、
「えっと…持ってきたのは私ではありませんが、それを用意したのは確かに私です。あ、名前は、下畑来野といって、○○高校にて新聞記者を───」
「そうですか」
落ち着いてなお上ずった声音で話す来野の自己紹介をぶった切り、でんでらさんはまた袖口をまさぐり何かを探す。そうして出てきたのは、白い生地で作られた、抱きしめられる程度の大きさの、丸っこいフォルムの鳥のようなぬいぐるみだった。大きな縫い目があり、却ってそれが愛嬌を醸し出している。
「これ。」
「はい?」
「どうぞ」
渡された。触ってみると、決してふわふわだとかもふもふだとかそういったものではないが、抱いていてなんとなく落ち着くというか、ほっとするような心地よさがある。>>328
「あの、これは…?」
「…つまらないもの、ですが。お礼、に…どうも、ありがとうございました」
でんでらさんはぺこり、と折り目正しくお辞儀をした。綺麗な、堂に入った挙措であった。
ぬいぐるみへ視線を落とす。垂れた目。鳥のような、けれど凶暴性はまるでない嘴。頬は結構柔らかく、いつまでも揉んでいられそうな気持ちよさが詰まっている。
このぬいぐるみは手作りなのだろうか。というか何なのだろうか。それを皮切りに、訊きたいことが湧いてくる。新聞記者としての義務感や使命感が肥大化してくる。でんでらさんの正体を取材したくなる。
「すいません、ちょっと取材を」
次の言葉は出なかった。公園には、来野を残して誰もいなかった。>>330
来野が出てきてびっくりした……!
ありがとうございます!!完璧ですよー!
ちょっぴり不思議で、どことなく懐かしさの漂う……なんだろう、大人になってからとなりのトトロを見た時みたいな読後感です。
来野、3町を調査するまでやる気が続いていたとか、相変わらずバイタリティの化身……!!
子供の霊達もわらわらしていて可愛かった!
お年玉の起源、初めて知りました。勉強になりました。
来野、私より賢いじゃない……!!
でんでらさんの、ぼやーっとして捉え所がない感じ、まさに都市伝説的ですね。
鳥のぬいぐるみ?なんでしょう。
とても気になるけれども、きっと来野は大喜びでものすごく大切にする……!
そしてきっと、このことを学校で発表しても誰も信じてくれない……!!
内容に関係ないけれども、私はここまでしっかり長い文章を書けないから、すごいなって思いました。書いてる途中で文字が読めなくなるの。
素敵なSSありがとうございましたー!>>333
あれ、ほんとだ……なぜに?(よくよく考えてみたらここで>>294のやつの感想求めないで、wikiに作った自分のR-18コーナーに誘導すればええやんけ!という顔)
まあというわけで(?)>>294で出したssの感想はこっちの方で受け付けます、書きこみは泥会話って書いてある方にしてね!
↓
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ドロテーアの魔術工房:R-18>>331
でんでらさん関係だと基本こうなりますね。或いは私が炬燵に入りながら書いたためかもしれません。
>>332
随分前に話してた組み合わせを遅ればせながら書かせていただきました!
エミュ問題なさそうでよかったです…
来野さんは活力強!新聞記者は足で稼ぐ!そんなイメージ。新聞記者としての矜持的なものもありそうだなと思いました。
でんでらさんよりも稚児霊たちのがアクティブだしコミュニケーションとってる。これじゃどっちが憑かれてる側なのかわかりませんね。
あと、鳥のぬいぐるみですがSDでんでらさんが持ってた画像のやつです。クトゥルフTRPG的に言えばPOW+1(幸運値変化なし)、幸運+10の効果のあるアーティファクトみたいなもんです。でんでらさんの商売道具。
自分は逆に、助長気味になったり長ったらしくなったりしちゃいますね…このSSは数回に分けて書きましたので最初と最後で文量も全然違ったり。
お気に召されたようで嬉しい限りです!>>337
でんでらさんはどうしてもそんな風になってしまう…人型トトロだと思って書いてますからね、致し方なし。
正月だから和風を!と思ったからでしょう。お年玉制度も東アジア限定の文化のようですからね。
お年玉…懐かしいなぁ…>>339
おぉ成程、ありがとうございます~>>346
それの方が安心ですね…。
仮に第三者の介入の場合、まだクラウジウスさん以外の被害は出てないですが、念には念を入れよと言うか。
>>338
なんとなくだけど基礎スペックの違いな別クラスと方向性の違い?なオルタナティブ、みたいな風に感じます。(型月wikiなんかじゃ”画一的な定義ができない”とか書かれてましたが)
例えばウチのサタンでクラス別とオルタナティブを出すなら
・悪意を広げる=飛ばすモノとしてのアーチャーとか、暗躍する悪魔としてのアサシンみたいなのが別クラス。
・分かりやすく他者を虐げたり悪意によって暴れ、そこに「人間には試練乗り越えて成長して欲しい…」みたいな意思も無い「まさに悪魔の王サタン!」って感じになるのがオルタナティブ、みたいな。
自分はそんな認識です。一応、黒化しても精神の方向性が変わらないのは共通みたいです。目指すべきところは同じでアプローチが異なる感じですかね?
でけた……。温めていた新バーサーカー載っけてよい?
【元ネタ】グルジア神話
【CLASS】バーサーカー
【真名】アミラニ
【性別】男性
【身長・体重】210cm・110kg
【肌色】褐色 【髪色】金 【瞳色】赤
【外見・容姿】
褐色に金の髪をした鋼のような肉体を持つ男。
所々欠損した鎧とその身を戒める黄金の鎖が特徴。
狂化によって理性を無くしているが、赭々とした瞳からは隠しきれない闘争に対する我欲が垣間見える。
【地域】グルジア
【年代】神代、紀元前3000年~紀元前2000年
【属性】混沌・狂
【天地人属性】地
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:B 耐久:A 敏捷:B 魔力:D 幸運:E 宝具:A
【クラス別スキル】
狂化:A
パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半を奪われる>>352
【固有スキル】
神性:B+
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
バーサーカーは山を司る狩猟の女神ダリの息子である。
竜殺し:B
竜種を仕留めたものに備わる特殊スキルの一つ。
竜種に対する攻撃力、防御力の大幅向上。
これは天から授かった才能ではなく、竜を殺したという逸話そのものがスキル化したといえよう。
重ね錘る剣山:B-
道具作成の暴走スキル。
本来は宝具であるが、バーサーカーのクラスで召喚されたことでスキルへと成り下がっている。
バーサーカーの周囲を燃え盛る炎の海は魔力が尽きるまで際限なく武具を製錬し続ける。
神の炎から生み出される原初の武器は宝具にも匹敵する。
狂化により多様性と精密性が落ち、ランクダウンしている。
第一宝具が発言中は武器の出現範囲が制限される。>>353
【宝具】
『我が身戒める神の鎖(グメルティ・チェイン)』
ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:― 最大捕捉:1人
バーサーカーの身体を拘束している黄金の鎖。
神の造りし神造兵装の一種。
身体を拘束し行動を束縛すると共に、特殊能力の類いやパラメーターを1ランクダウンさせる。
本来は神犬クルシャが溶かしても直ぐ様元に戻る修復機能があるがサーヴァントとして召喚されたことで 自身の行動では損傷しないが、他の神造兵装かBランク以上の神性スキル保有者の攻撃で破壊可能となっている。
『雷光轟く黒犬(クルシャ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ: 最大捕捉:人
バーサーカーが供とした翼持つ猟犬。
バーサーカーの身程もある巨大な体格であり神獣ほどの霊格を持つ。
その口から垂れる唾液はあらゆるものを溶かすほどの魔液。雷を纏いて最速のサーヴァントと評される槍兵(ランサー)にすら比肩する速度で地上・空中を走行する。
溜め込んだ雷は濃縮された咆哮(ブレス)としても放出され、その威力は高ランクの対軍宝具にも等しい。
【Weapon】
脚撃
バーサーカーは腕を鎖によって拘束されているため、脚での攻撃に限定されている。>>354
【解説】
コーカサス神話における竜殺しにして悪魔殺し。
先史ギリシャよりも太古、グルジア世界における始まりの火を取り武器を鍛えたとされる半神半人の英雄。
ギリシャ神話の火の神プロメテウスの原型(プロトタイプ)とされる。
白き金の髪の狩猟の女神ダリの息子であり、子宮から産み落とされた幼少の頃からも人間の息子として別の兄弟達と悪霊や蛇三頭の巨人、ひいては竜すら討伐したとされる。
青年期、花嫁探しの道中。最高神であるグメルティに見初められ神として迎え入れられるも不遜にも他の神々を取り込み最高神の座に手をかけようとした不敬に対して、カズベク山の奥深くに鎖で縫い付けられた杭にて幽閉されている。>>356
初めて見た名前ですね。そして神話もより古く……とても興味深い英雄だと思いました。
プロメテウスの原型で、そして神の座に招かれたヘラクレスみたいな英雄。野心があるというよりは、向上心が限界突破したような印象を受けますね。是非とも戦闘描写など見たいです。>>359
あくまで正気であれば、という仮定のプロフィールですので。
やはりサーヴァントというだけありバーサーカーで呼ばれただけあってクルシャも戦闘力に振られてます。
雷鳴の吠え声は元々ですが、他にも野原を飛ぶ跳躍力や獲物を間違いなく追跡する能力もあるのですが、追跡能力はカットされてますね。おし、『聖杯惑星』文中のホレスの見た目を『中年男性』に変更したぞ、っと。
>>356
コーサカス神話とはまたニッチな…(自分も全然知りませんでした)
しれっとグランド適性あるのもヤバい
そして……プロメテウスの原形ですと?
プロメテウス「(ガタッ)」アミラニは絶対被らないと思ってたのに……!(頭抱え)
>>356
神話でのトリックスターで腕っぷしも立つとは役割が多い英雄ですね。かなり強そうではありますが、本人を動かすのも魔力消費はそれなりにありそうですが、その上でクルシャを使役するのは生半可な魔力消費では難しそうですね。
実質的戦闘に使える宝具はクルシャくらいですが、蹴り技と炎の組み合わせは大変興味があります。>>359
なんとなくわかった。>イメージ。
ええ勿論勿論。おっしゃる通りですとも>少なくとも年齢と見た目は大人
自分はこう、「判断基準になる大人ではないよなぁ…」みたいな感じで言ったのであって、大人ポジなキャラクター、というのはその通りだと思います。書き方悪かったかもしれん…。納言さんの>>300での感想に否を言うつもりでなかったです。勘違いさせてしまったようであればすいません。
一応朽崎家が代々経営してる病院があるんで、定期的にそこでのカウンセリングとかは受けてるかなぁ、って思ってます。治る兆しは無さそうだとも感じるけど。>鳳蝶さんにカウンセリングされる感じ
鳳蝶さんがカウンセリングしようとしても前の嘔吐SSっぽくなりそうなんですよね。普通に交流してるだけである程度の癒しにはなりそうですが。
しっかり者の姉といたずらっ子な弟みたいで微笑ましい絵になりそうですね~。カワイイ。
>鳳蝶さんにめってされて頬膨らませるけど強く言われてしゅんってなるデイヴィくん実は今日ロードエルメロイ二世の冒険(12/25発売)のネタバレ解禁日なんやで(小声)
〇姜子牙の年齢が約3000歳になりました
名実ともに現代まで生きる英雄枠に。でも約3000年って金狼クラスの神秘なんです??
〇如意棒がエヌマと同じ描写なんですがやだー
対界テクスチャ特攻、天の理でHP3割未満ならオバキル即死ってやつか>>298
第三のバーサーカーにタロスを推します。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B9自作の町、花房に心霊スポットを幾つか生やそうと思います、心霊動画とか見てたらそういう設定作りたくなってしまった……
その方が魔力が豊富そうだし!(?)>>371
それからその内の幾つかは魔術師とかそういう関連絡みにしようかと>>370
なんかこう、時計塔一強じゃない、みたいな世界観の広がりが出たのが個人的には大きいですね〜
彷徨海とアトラス院はほぼ無いも同然だったのでポーの経歴を改めて閲していくと真面目に酒は控えめにすべきだなと思った。
数ある失敗談の原因の9割9分が酒って何なんだよこの人…今めっちゃ自制してるんだなって思っちゃったよ…>>375
お久しぶりです。猫さん関係ですとハクマが更新されていますので確認お願いします。
『残りし花も又散る花なれば』~『神馬を駆る者』がおそらく猫さん不在中の更新分です。
あと私事だと作成したサーヴァントはこういう人がいます。↓
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/マルクス・ウルピウス・トラヤヌス
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/足利義輝
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/アステロパイオス>>375
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E7%AC%AC%EF%BC%9F%E9%96%A2%E9%96%80%EF%BC%9A%E9%8F%A1%E5%83%8F%E7%84%A1%E9%96%93%E5%9C%B0%E7%8D%84%E9%A4%A8%28%E5%89%8D%E7%B7%A8%29
を初めとしてプルートーさんをお借りした「鏡像無間地獄館」が完結いたしました。リンクは長いので正親中納言ページに足を運んでいただければ…
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E8%81%96%E5%A4%9C%E3%82%92%E6%95%B0%E3%81%88%E3%81%A6
あと、ぐれおエピローグ的な、番外編的なクリスマスSSでも猫さんのサーヴァントをお二人お借りいたしました。誰かはお読みいただいてのお楽しみ…()>>375
!
お久しぶりです&明けましておめでとうございます!
こういうゆる~いお正月イベント(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%80%8E%E3%83%90%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%80%80%EF%BD%9E%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89%E5%BE%A1%E5%89%8D%E8%A9%A6%E5%90%88%EF%BC%812021%EF%BD%9E%E3%80%8F)
と
こういうシールダー(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%82%B9)
が出来ました~バーサーカーとしてのクリームヒルト…と言いたいところだけど後出しみたいだしやめておこ
強いて言うなら狂化EX!>>375
第■回、バーサーカーとライダーが敗退して二日目が終わり、三日目の戦闘に入りました。>>369
了解です。
山星さん次第で、時間進めますね。>>385
いやね、バーサーカーになるとは書いたけど狂化ランク書いてなかったし…と思ってね?
とりあえず狂化EXでアヴェンジャーよりひどいです。お前ハーゲンだよな!なあ!状態。
悪いコトするならハーゲンだよねみたいな。あらためてあけましておめでとうございます
今年はマスターを充実させていきたいです
マスターメインの話を増やしたいと思ってます
>>376
了解です。確認しておきます
>>377
つまり琳ちゃんは3200歳になるということ……!
>>378
読みました!ありがとうございます!
プルートめっちゃ活躍しておるな……そのうち改訂しようかな……現状ラムタムタガーが鬼のように空気ですし……
>>379
お久しぶりですー!今年もよろしくお願いします!
テレポスいいですね……城壁展開はシールダーの華よ……!
>>380
読みましたー! いよいよ終局ですね……! 期待してます&楽しみにしてます……!
>>381
うちだとこの2人が狂化:EXです
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/洒落にならないほど怖い話
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/アルスラ・タバリーお聞きしたい!
尻を叩くか叩かれるか!どちらが良いか!>>388
誰にするか、されるか?によると思うが、自分は叩く寄りでプレイしてる人達観察したい派という事で。>>375
>>294で亥蘇の泥ssの宣伝してます
感想とかはこっちで受け付けてますので、こっちにいただけると幸いです
↓
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ドロテーアの魔術工房:R-18お、二世シリーズのネタバレ解禁ですか
予想外にアジア方面の魔術について触れてくれそうなのでとっても嬉しい
と同時に情報出るまでは下手に手を出せなくなってしまった…
我らが祖国なわけですからこのスレもけっこう日本出身のキャラ多いですけど、新情報が出たらみんなまとめて大打撃受けそうだなーと勝手にびくびくしております>>387
はい、確認お願いします。サーヴァントたちにもご意見ご感想がありましたら幸いです。>>387
『聖杯惑星』の第3話を投下しました。>>399
「俺の考えたオリジナル関数だ。かわいいだろう」
……あれよ、例えば魔術を中学以降の「数学」って呼ばれるようになった頃の算数だとするじゃない?
あれって要は公式をちゃんと覚えて応用できるかを試すための問題だから解答欄にちゃんと解くまでの過程とか書いた方が回答者としては正しいんだけど、奴は答えだけポンと書くかわけわかんないオリジナル関数書いて提出してきて、でも答えの数値だけは寸分のミスもなく合ってるから教師的にはせいぜいカンニング疑惑をかけることしかできないみたいなアレなのな。一応本人の頭の中では無意識レベルで正しい計算過程とほぼ同じものが行われているはずなんだけど、すごい自然にできるせいでいちいちそれを手順踏んで解説する意味がわかんないの(わかりづらい例え)>>407
まあ、そうなるよね>プリヤルート
後、『聖杯惑星』を書き進める度にビートルが怪獣染みてきてる。>>415
程度ですか……うーん、「暴行目的で」とか「バラバラ死体が」とかそういう感じですかね?
より詳しい描写は無い系のもの。>>409
(あ、これこの前線まで描いて使い道わからず放棄したやつが役立つな……)
その状況で「ポムなんて公式は使わないだろう!本当のことを言え!」ってテストのたびに生徒指導室に数時間勾留されるとカシモンは第二段階に進化します>>413
悪口とか罵倒とかではなくシンプルに見てられない……って気持ちからくるタイプの精神異常者判定だから……
心が弱ることは恥でも悪でもない>>381
アミラニ
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%8B
先の狂化Aバーサーカーあげましたー。>>424
そんな歴史もあれば芳醇な魔力もある花総の七台心霊スポットを、
危険度(E:怪異に対する抵抗手段の無い一般人にとっても害は無い~A:魔術師でも命を落とすレベル)と共にご紹介。
【※引き続き、心霊・凶悪事件ネタ注意※】
『花総城跡』危険度:E
街の中心部にある観光スポット。戦国時代には立派な城が建っていたが、今は城跡と展示館、公園などが建てられた憩いの場となっている。
夜になると「侍やお姫様の霊が出る」「人柱になった犠牲者のすすり泣く声が聞こえる」などの目撃情報有り。
『花総駅』危険度:E
花総の中心にある大きな駅。
そこには、駅を建てている最中に大事故が発生し亡くなった工事関係の人間や、投身自殺をした女生徒が今も駅構内を彷徨っているという。
「女性のカタチをした白い靄を見た」「酔っ払いが『視えないナニカ』に喋りかけていた」という噂など有り。>>425
【※引き続き、心霊・凶悪事件ネタ注意※】
『染川(そめがわ)』危険度:D
かつて舟による水運などに使われていた大きな川。
今は夏の花火や冬のイルミネーションを見る絶景のポイントとして知られている。
戦などで度々血で赤く染まったことから最初は「血染川」という名前だったらしい。
水難事故が度々起こるのだが、
「上流付近で遊んでいた人間が、川から謎の青白い手に引っ張られそのまま帰らぬ人に……」
という怪談が有名。
『山越第二(さんえつだいに)トンネル』危険度:D
花総と他県を繋ぐトンネル。
そこでかつて、暴行目的で女児を誘拐した凶悪犯が「用済み」となった女児のバラバラ死体を遺棄したのが、
このトンネル近くのちょっとした空き地だったという。
今も「血まみれの女の子の霊がバラバラになってしまった自分の身体を探して彷徨っている」という噂や、
「トンネル周辺で人魂を見た、子供の声が聞こえた」「そこで写真を撮ったら映っている人間の体が一部消えていた」
などの目撃証言が絶えない。>>426
【※引き続き、心霊・凶悪事件ネタ注意※】
『御尊神社(みたけじんじゃ)』
危険度:C+(怪異の他、有名なスポットのためか、不良など素行の悪い人間たちと鉢合わせになる可能性が高い)
花総の端にある廃神社。今は神主どころかまともに管理する者がいないため荒れ果てている。
度々幽霊らしきものや怪奇現象を捉えた映像がネット上に出回り、有名になっている反面、マナーのなっていない人間たちが敷地内のものを壊す・持ち帰る、夜中に騒いで近隣の住人と揉める、
などといったトラブルが起こっている。
『悪魔の一軒家』危険度:A
花総の閑静な住宅街にポツンとある寂れた一軒家。売り家だが買い手は一切現れていない。
昔そこに住んでいた一家が全員怪死(うち一人は行方不明)した事件があり、今も未解決事件として扱われている。
実は一家四人は悪魔に殺され成仏できず家に囚われており、その姿が真夜中に見られると噂。
「物件を買おうと見に来た夫婦が家に入った瞬間、怖気立ち購入をその場で止めた」
「飼い犬の散歩で一軒家を通った際、犬が狂ったように家に向かって吠えだした」
「おふざけ気分で肝試しに行って、悪魔に憑り殺された人間がいる」という証言有り。
≪裏話≫
実のところ、一家は黒魔術を扱う魔術師の家系だったのだが、次期当主である長女が反抗期もあってか家族に反発。
憎悪が頂点まで達し、遂に「敵」でしかなかった両親と兄を魔術で殺めた、というのが真相。
今あの家に潜んでいるのは「魔術と負の感情に呑まれナニカに変異した長女」だったりする。>>427
【※引き続き、心霊・凶悪事件ネタ注意※】
『月欠山(つきかけやま)の御屋敷』危険度:???(心霊スポットというよりは誰も確認できない噂話)
花総で最も標高の高い山、月欠山。
大正時代、漁師の若者が猟の最中、山中に手入れの行き届いた立派な屋敷を発見した。
その後、仲間と共にその屋敷へまた行こうとしたが、不思議なことに残した目印を辿ろうがなにをしようが、
二度と目的地に辿り着けなかったという。
≪裏話≫
実はアレクサンドル・野紀・ヴィヴラメントが所有している隠れ家の一つであり、
「おそらく、結界を一時的に解いて、メンテナンスしていた最中にでも偶然見られてしまったのでしょう」
とかなんとか。
もしも大我が鬼の腕の呪いによって危うい状況になった場合、こちらに匿われて療養する予定。
以上、ちょっとした型月らしさ?を混ぜた心霊スポット紹介でした。ちょこちょこ実際の心霊スポットをモデルにしていたりします~>>429
自分は「コトリバコ」関連を思い出しますね、たしか中国地方や山陰地方のものだったと聞いていたので。
大丈夫大丈夫、「生きている人間が一番怖かった」的なオチで済ませればホラーになるはず多分おそらくメイビー!ついでに禹の絆礼装もぺたりと
『洪範九疇』
初一曰五行、次二曰敬用五事、次三曰農用八政、次四曰協用五紀、次五曰建用皇極、次六曰乂用三德、次七曰明用稽疑、次八曰念用庶徵、次九曰嚮用五福、威用六極。
洪水を治めた時に洛水に現れた神亀の背にあった、九つの文様祥瑞を記した洛書。
五行。万物の元となる水、火、木、金、土の五行。
五事。五行に対応する、人間が持つ貌、言、視、聴、思の五つの動作。
八政。食、貨、祇、司空、司徒、司寇、賓、師の八人の行政長官。
五紀。歳、月、日、星辰、暦数。
皇極。五福を与える機能と体制を整え、施行する王法。
三徳。正直、剛克、柔克。
稽疑。卜筮の結果、王、官人、人民の意見から問題を解決する方法。
庶徴。五事に応じて天が示す徴候、天候気象などの良し悪し。
五福六極。壽、富、康寧、収好徳、考終命。凶短折、疾、憂、貧、悪、弱。五福を奨励し六極にならないように説く。
以上からなる、天下を治める大法。政治道徳の九原則。
すなわち王律。王の権能。根源と直接つながった人界の概念(カミ)そのもの。中華世界において社会国家という概念は夏王朝から始まったとされる。
王権を得た王は全てを引き替えに神さえ処罰することが許される。同胞の裏切りは世界そのものが処断しなければならないが故。天の群神を会稽山に集めることもできれば、防風氏のような馬車を埋めるほど巨大な骨ある神を殺戮することもできたという。術ギルのディンギル(王権で神と一体相討ち)みたいなマスクデータやめてくれ~っていう魂の叫びでした
>>436
そのような在りし日の羽山に、龍の化身がいた。
天にも帰れず、地にも還れない。
だが、何をすべきなのかだけは迷わなかった。
誰に言われるでもなく、頼まれた訳でもないというのに。
「きっと私は、この為に生まれたのだろう」
山嶺を穿ち、渓谷を拓き、河川を導き。
神を弑し、竜を退け、魔を戮す。
その先に、かの王は世界の形を見たという。
これはその証。
どうか今一度、人類に機会を。>>435
HAHAHAぁ、危険度を見てくださいな。そんなにやばそげな奴は少ないでしょう?()(本当はもっとエグ目にしようかなあとか思ってました)
代行者の女主人公を作ろうとしてるけど設定がまとまらない……
>>432
猫の怨霊とか女の怨霊とか白塗りの子供の怨霊とかがいるんだあ……(震え声)>>444
ちがうよぉ
まだマイルドなほうだよぉ
やわらかいほうだよぉ伏神ランサー陣営、最新話投下しましたー。
半端な所ですけどここでバトンタッチです!>>447
お久しぶりです!&いえいえ、礼には及びません!
実はこちら(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%80%8EFate%2FOriental%E3%80%80Amarant%E3%80%8F)で使わせていただこうかなあと練っていた反面、リアムがマスターだと即座に切り捨てられちゃうかなあと思っていました(小声)>>459
素晴らしい性癖にて候、しばし待たれぇいうーむ……ルナたちを花総市に行かせてみたくなってきた
でもジャパン出身キャラ多いから出したいキャラも行きたい場所もいっぱいあって迷う迷う…>>469
ではちょこちょこ修正や追加していきます~、1時間前後には投稿できるかと>>463
あけましておめでとうございます。>>462
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします>>472
まぁ旅の目的はまだ見ぬ神秘の発見であって観光旅行ではないですからね
となると同じ国に行く場合はかなりレアというか神秘そのものが全く別のものを探りにいく、ってことになるんですよ基本的にうちの子は「何か心が折れることがあったりとストレスかかることが起きた末に耐えきれずに壊れて頭おかしいやつ」と「何か心が折れそうだったりストレスかかることが起きた末にソレをねじ伏せた頭おかしいやつ」の二種類
今使ってるのは前者これルナちゃんの逆みてぇなやつだな……?ってなってた奴と並行作成中なんですよ
メンヘラの方は愛されたいから、光吸血鬼の方は輝きたいから二人でアイドルやってる佐伯家@呪怨みたいな家がある時点で魔窟なんじゃあ……やばいんじゃあ……
初出しがサーヴァントとのSSが多いのもあってうちのマスターは人生における目標とか夢を持ちがち>>488
ヤメテー、ヤメテー!
…でも一回打たれた方が良い気がしてくる。これ絶対後で見て母国語-50%で振らなきゃいけない系だ…
普通の市で聖杯戦争は起こらない(断言)リレーとかssを書くのであれば天海とか紫音はそこまでおかしいやつではない
むしろ一般の感性
ただ天海は殺人が癖になるし紫音は殻を破ってナイチンゲールやアスクレピオスの類の医療従事者になるのでちなみに何で心霊云々言い出したかと言うと、
癒されようと猫の動画見ていたら実は飼っている人の家が心霊現象に悩まされてたうえに何個も映っていた→そっからあれよあれよという間に心霊関連の動画巡りに、というのが具体的な切っ掛けですそういえばうちのサーヴァント連中には史実的猫好きがかなりいるのですが、その「好き」も様々でして。
顕著なのを言えば、
ホレスやリシュリューの「好き」は愛玩動物としての「好き」。ホレスはセリマが、リシュリューはルシファーが一番だと思ってる。
ポーの「好き」は感謝と信頼の「好き」。というのも、ポーがド貧乏生活をしていた頃、暖房も買えない中で病弱であった妻ヴァージニアさんを暖めたのが飼っていた猫だったから。病床に伏せたヴァージニアさんとポーにとって、猫は幾許かの癒しになっていたのでしょうそうだ、答えなんてもう得ていたんだ。考える必要なんてなかったんだ。言葉に出来ないだけなんだ。過去を掘り起こすだけなんだ。赤を黄色く薔薇に香るだけなんだ。声に冷たく料理するだけなんだ。一と全に違いはないんだ。眼鏡に悪魔が犯人なんだ。十三時が手紙と呑み込まれるだけなんだ。心臓が猫を告げ口するんだ
>>483
『岸辺露伴は動かない』みたいなストーリーの舞台にしたくなりますね。うちのマスターならキャラクター的にはだいたいは奇妙な冒険をさせられそう。サーヴァントは……いや、世界観にサーヴァントは合わないかもしれませんね。とはいえエクスペンダブルズとか愉快痛快なアクションものも好きなので、そういう舞台を考えてみようかなあ
>>522
理仁「(酒が絡まなければ)ソウダソウダ」諸事情(電車での時差ボケ寝落ち)により花総市へやって来た悪徳新聞記者篠千熄。せっかくだしとネタを求め市の郊外をぶらぶらとしていたところ、胸部を血で飾った少女の幽霊と出会う。
熄「…なるほどねぇ、自.殺を考えていた時に通り魔に…そりァなんとも悲しい。でもそれが俺になんの……え?「今からでも自.殺.したい」?」
「いや、俺も幽霊の自.殺の手伝いなんてしたこともないが…ま、たまにァそんな外連味深い死もあって然るべきだな。良いぜお嬢さん。アンタをきっちり自.殺.させてあげる。…なに、この篠千熄腐っても男だ。お若い娘っ子との約束はしっかり果たすさ!」
こうして、幽霊少女の自.殺お手伝いをすることになった熄。しかし彼はこの時まだ知らない。彼女が望む「自.殺」の本当の意味を。
こんなこと考えて「熄なんでお前普通に幽霊見えてんの…?」ってなった。たぶんむなくそ>>521
アリウムの願いが自身の血族の魔術回路の除去……つまるところ魔術世界との絶縁なのが一つの要因ですね
近親交配の影響で狂っていく血族と自身の身体の状態を見て、ガブリエール家はもう続かないと見切りをつけました
けど、それって先祖の代からの研鑽を放棄することだし、子孫としてどうなの?ってことで客観的な意見を求め、魔術師とは異なる求道者である剣術家を召喚することに行き着いた感じで。
薬丸兼武を選出した当た理由は薬丸自顕流の開祖でありながら、薬丸家の伝統と示現流の流れを汲む継承者としての側面を持つポジションだったから。
憧れてるのはその際に薬丸兼武の情報を漁って、薬丸家の未来の為に自身を犠牲にした在り方に共感を覚えたためですね。ただいま花総市の基本情報と心霊スポットをwiki内に登録させていただきました~
うーむ
・チャラ男スペシャル1、2
・診療所二本
・ラウvs百眼
・彦命vs桃太郎合体編
やりたい事が…やりたい事が多すぎる…!花総行って怪異とかトラブルに巻き込まれた、みたいな展開ならばパワーで敵を倒すみたいな展開よりも、ジョジョの振り向いてはいけない小路とか、岸辺露伴は動かないの富豪村みたいな気転を利かせる展開のほうがいいんでしょうか。
>>528
ライオンさん、前に業平が書きにくい、ドン・ファンとキャラ分けが難しいと仰有られてましたがここ最近業平のSSをいくつか書いてみましたが業平を動かすときの参考になりそうですか?
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/あなたのいない灰色の世界
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/正体見たり
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/独りぼっちのメリークリスマス>>533
そうです、その認識で大丈夫です!つまり最初から寺生まれのTさんが出てきて除霊するのは無し、語り部が脅威を語ってから寺生まれのTさんが駆けつけて除霊するのはOKということ……?
>>535
そうですそうですかませの定義が私わからないんですけど、要はサイコロステーキ先輩みたいな感じ?
>>483
・仕事の一環で来たら想定外にヤベェのと出くわして命からがら逃げきった傭兵(IF黒野)
・標的の魔術師追っかける形で殴り込んだら既に花総の怪異の餌食になってた(IF千早)
とりあえずこんなのなら思いつきましたね私作キャラだとジャックはどれだけ雑に扱ってもいいキャラとして作ったけど、今話題になってるようなかませ役をやるにはそこそこの能力とか強さも必要になってくるからそういう意味だと相応しくはないのかなぁ…
型月だとガウェインとか以蔵さんとか……あとはネロ教授とヘラクレスも入ったりするのかな?
>>462
あけましておめでとうございます。
第■回どうします?
三日目の戦闘、この段階で介入しますか?そういえば夢でチャラ男ーズ現パロ学パロを見たけど、そこだとロドモンさん道灌ネッソスさんは男子高校生で、ドン・ファンと業平さんは大学生でした。
そしてクレープ屋で口説いての値段交渉で男子高校生組が撃沈する傍らで大学生二人が勝利してて
ロドモン「あれが大人の余裕…!」
道灌「大人はそもそもこんなことせずちゃんとお金払うっすけどね」
っていうお話を思いついた。それだけなんですけどちなみにウチはどいつを噛ませにしても全然かまいやしませんが、明確に噛ませ犬を想定して作ったキャラはセイクアッド・ウォーレンってキャラです。
ただもっと強い咬ませ犬の需要はあると思うので、その辺のニーズを満たしたキャラを作ってみたくもあります。赤ザコみたいな。かませ犬……ロバートは居るけど、他にも第■回で出てきてはさくっと殺されてる奴等、良かったらどうぞ。
元々そういう扱いですし、踏み台扱いOKどころか推奨です。胸を張って言う
うちのはじゃんじゃんかませにしてよろしよ…特に…いや言うまいかませ、というか最初からやられるの前提で作ったキャラだとうちはオーブが当てはまりますね
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5
元々はフランス特異点のマスター(第四特異点におけるゾォルケン的なポジ)にする予定だったのですが、何やかんや色々変遷があった結果今の案に落ち着いたというでもいざ他作者のキャラをかませにしようとするとすっっっごい怖いんですよねぇ…
別にいいよって言われててもそれでも怖くなっちゃう>>552
強いけど噛ませになるパターンは大抵強さ以外の致命的な欠点を抱えるケースが多いかと。
例えば慢心するとか、典型的魔術師の性格とか、令呪を無駄に切ったりサーヴァントと上手くコミュニケーションとれなかったりもソレですね。
戦闘方面で強いけど噛ませ枠にしたいなら明確な弱点を設けると良いかもしれませんね。
例えば威力の強いビームを出せるけどインターバルがあるとか、強力な使い魔を使役できるけど本人の実力はさほどでもないとか。噛ませ上等なキャラといえばうちにネムレスってキャラがいましてね。精神的に気圧されたりじゃなく嬉々として襲い掛かって返り討ちならどんな死に方してもOK。私自身自キャラの戦闘シミュレーションする時の仮想敵にするくらい便利です。
>>522
まぁ、その差異は重要ですよね。理仁さんとエルルーンさんの二人の初々しさと暖かさを感じる関係性、私すきです。
自分が型月初心者だっていうのも公式魔術を使う躊躇いにはなっていたりしますね。いつか公式魔術についてもっと肉薄したキャラを作りたい…マスターも、サーヴァントも。
猫レンジ…狂った果実?>>562
ウワー気がついたら時間が経っていた
ペレス確認してきます
執着する敵役……蛇憑き的なマスター作ってみましょうか>>562
悲劇のヒロインかつ日本にいるし、自己認識として日本出身の方ならこちらに
沢渡ヒナ
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E6%B2%A2%E6%B8%A1%E3%83%92%E3%83%8Aでは限りなくネタバレを避けた説明をば。
極酪島聖杯戦争
魔術が罷り通る島、極酪島(ごくらくじま)。
そこで行われるは五騎の狂器(バーサーカー)を召喚させ、相争わせ、勝ち残った者に栄光を授ける儀式。
参加者は皆成人未満の学徒、候補者には事前に『祝令』なる招集令状が送られる。
毎年行われる聖杯戦争に参加するのは極酪島の人間にとって栄誉あること、島の大人達は参加者の子供達を称え死地へと駆り立てる。
「若人よ、島の礎となれ」
祝令は絶対であり、逃げることは許されない。
誰かの意思は泡のように消え、若い魂が徒に失われる。
……そんな閉じた世界の物語。
「─────それは、命令?」
「いいや、提案だ─────逃げ出そう、この世界から」>>562
>>570
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E9%98%AA%E5%9D%82%20%E7%AC%91%E5%8A%A0
うちの阪坂笑加なんていかがでしょう。夢見てる系不思議ちゃんが、幻想が砕け散って、夢が潰えて絶望するのよくない?()というかよくよく考えてみたら、私のマスターほとんど日本の学生やんけ!
>>585
ええ、大丈夫ですよ
というか元からどっちに転んでもいいように設定してますしね、世界線が変われば運命が変わるのもまたFateの醍醐味でしょう>>580
大群獣ネズラ染みた感じで暴れそう。ぐれおの最新話 22:15くらいに投げます
スライマーンが神殿と称した空間は、しかし魔術的というよりも近代的な機器類で溢れかえっていた。
専門的な知識のないフェリーペでは理解は出来ないが、技師であるナウマンであれば、それがどのようなテクノロジーか理解出来るのかもしれない。
「それで、こんなところに私達を呼び出して……どういうつもりだ?」
ナウマンが疑問を呈する。
スライマーン本人が言う通り、彼我の実力差は歴然だ。
ただこちらを殲滅することが目的ならば、わざわざ自身の領域に引き摺り込む理由がない。
カルデアの面々は訝しげに魔弄王を睨みつけた。
『害意はないと言ったろう。それとも、この魔弄王の気分を損ね、戯れに壊されるのが好みか? そうでないならば、話を聞くといい』
「くっ……仕方ないが此処はヤツの言うことを聞いていた方がよさそうだな……」
『ふむ、利口だな。感情に任せて我を討たんとする愚か者では無くて助かったよ。では、語るとしよう……この人理(セカイ)の真実を』
「世界の、真実……?」
フェリーペの反応を受けて魔弄王は誇らしげに返す。>>590
『そうだ。時に、貴様達は己の生きる世界がほんの数刻前に作られたモノであったとしたらどうする? 積み上げてきた過去も、軌跡も全てが数分のうちに植え付けられた偽りの記憶によるモノだとしたら……』
「世界五分前仮説ってやつか?」
『知っていたか、説明が手短に済んで助かる。どうする、貴様達の生きる人理が誰かが僅かな時間に築いたモノだとしたら? 貴様達の人理(れきし)が偽造されたモノだとしたら?』
「お前と思想や哲学について話すつもりはない! 俺達はカルデアとしてレイシフトで過去を見てるんだ……世界の、過去の偽装なんて不可能だ!」
『何故そう言いきれる? 貴様らは見てきた筈だ。信仰によって英霊の在り方が歪んだ事例を。世界を滅ぼす規模の宝具行使を。』
「それは……?」
これまでの、特異点修正の旅路を思い出す。
サッフォーを初めとした信仰によって生前とは異なるカタチで現界を果たした。
四月の愚者(エイプリル・フール)が犯した一日限りの世界の偽装。
そういった出来事を思い返せば、根拠なく不可能とは言いきれない。
『過去の英霊を捻じ曲げることが出来るのならば、何故過去の世界を捻じ曲げられないと考えられる? 過去の世界を滅ぼせるなら、何故現在の世界を生み出せないと思う?』
「お前は……何が言いたいんだ!?」
痺れを切らしたフェリーペが声を荒らげる。
自身のいま居るこの世界が作られたモノかもしれないという不信感が地に足がつかないような不安を駆り立てる。>>591
『単純な話だ……この世界は我が作り上げた世界である、ということだ』
魔弄王はそれに対して、ごく当たり前のことのように告げる。
「なっ……!?」
『驚くのも無理はないが、あまりそこばかりに気を取られ過ぎると本題が進まない故、速やかな理解を望みたいが』
「待てっ! 仮にこの世界がお前の作り上げた偽物だとして、なんで七つの特異点を作った!? 特異点を残せば人理は崩れて世界は滅びるって話だろ!?」
『それがまず認識の相違だよ、偽りなる人理の守護者よ。 七つの特異点、その核たる聖杯……そのどちらも我の手によるモノではない。』
「なんだとッ!? じゃあアレは一体……」
『アレこそは世界の抑止力、その抵抗そのものだ! 世界はとかく、完成を拒むというモノ。我の作りし世界は、旧き世界の敵と見なされたわけだ……。言ったろう、特異点は我にとっては不確定要素(バグ)だと…… 』
「聖杯が、特異点がお前の思惑の外にあったって言うなら、何故その解消を俺達に委ねた!? 」
『抑止の監視は厄介でな。我が手を下せば、それこそ次は守護者を呼びかねん。故に撹乱の為に正当性を持った第三者による介入が不可欠だった……その為に用意されたのがお前たち偽のカルデアだ』
「俺達が……偽物だって……ッ!?」「こ、後輩……落ち着け」
あまりに唐突に告げられた真実にフェリーペは動揺し、諌めるメンテーもまた驚きを隠せてはいなかった。>>592
『お前達は抑止に阻害された我が人理の定礎を復旧し、保証する為に用意された代役だ。真なるカルデアは2016年より先に位置し、『空白となった一年』の記憶を保持しているために、我には捕捉することが出来なかった』
「真なるカルデア……2016年……? お前は一体何を」
『この神殿、この世界、この人理は2015年に起きた災厄によって『空白となった一年』を利用した仮想現実空間! 憐れにも失われた脆き人理に接ぎ木するカタチで世界を分岐させる我が偉業の礎!』
黒く染まったカルデアスは歴史を消されたのでは無く、そもそも定礎が揺らいでいるが故に歴史が定着していなかったのだ。
フェリーペ達は聖杯を回収することで仮想の人理をより強靭で綻びのないモノへと修正したことになる。
魔弄王は高らかに自らの犯行を謳い上げる。
人理消却など存在しない偽りの計画……その後に起こるモノこそが真の野望。
『魔術によって焼却された脆い世界を我が統べる強靭なる世界で上書きする。即ち、人理改訂である!』
「そんな、じゃあ……俺達のしてきたことは……魔弄王の目論見通りだったのか」
「それで、そんな事を俺達に伝えてどうするつもりだ……? これ以上は何をしても無駄だから諦めろ、とでも言うつもりか?」
自分達の行いが黒幕の計画を手助けしていたという衝撃の事実に打ちひしがれるフェリーペ。
そんな彼に変わってナウマンが魔弄王へと問いかける。>>593
『いや、コレは勧誘だ。我が統べる世界へのな。どうだ、フェリーペ・ジョージ・デ・サント……我と共に来ないか?』
「…………どうして、俺なんかを?」
『この世界にはあちら側からの観測者が必要なのだ。この世界にあるモノは全てが転写された贋作(コピー)だが……貴様の精神のみは元の世界から移送された本物だ。故にお前は元の世界とこの世界を繋ぐ触媒となる』
サーヴァントの召喚に触媒が必要なようにな……と魔弄王は続けた。
『我は貴様の在り方を認めている。不条理によって何かが失われることを悼み、憤ることが出来るその魂を認めている。我の手を取るがいい。何も奪われることの無い完成された世界が貴様を待っている』
「何も奪われることのない世界……だって?」
『あぁ、我による絶対統治。もう二度と魔術による人理焼却などという理不尽を許容することはない。魔を支配し、人を監視し、正しく運用して見せよう』
フェリーペの脳裏に浮かんだのは理不尽に奪われた弟の姿。
この王に従えば、そのような犠牲も無くなるというのか。
『我には分かる。貴様の喪失感が。何を悩む必要がある。貴様の旅路が意味消失することもない。 逆に、我を拒めば……それは旅の全てを自らの手で否定することになる』
特異点も人理消却も目の前の王の手によるモノではなかった。
この王はどうあれ、喪失を憂う心を持ち合わせている。
悪を為そうとも変革を求める在り方はフェリーペ自身も喪失感を抱えている故に一概に外道とは切り捨てられなかった。
弟を失った悲痛があった。この世界で得た仲間を失いたくない気持ちがあった。>>594
だからこそ、魔弄王の申し出を断り、彼を倒せば、この世界と共にカルデアの大切な仲間を……先輩を失ってしまうかもしれないという思いがフェリーペを苦しめた。
「後輩! しっかりしろ! 」
『我はフェリーペに問うているのだ、メンテー・プルトランプ。貴様に用はない。』
魔弄王とメンテーの声が、ぐちゃぐちゃになった思考回路に届くが、フェリーペは何も出来ない。
「はぁ、仕方ねぇなぁ……」
立ち尽くすフェリーペにナウマンがため息混じりに声をかけた。
「こうなることは予測が着いてたが……肝心のマスターがこれじゃあ話にならねぇ」
「ナウマン……?」
「仕切り直しだ。貸しにしといてやるぞ、フェリーペ……█████」
『なっ、ヨハン・ナウマンッ! 貴様、何を……いや、貴様は一体何者だ……』
「今はただのカルデアの技術者だよ。 フェリーペ、メンテー……備えろ!」
「ナウマン、備えるって何に……うわっ!?」
ナウマンが何かを唱えると、フェリーペ達の身体が浮き上がり、突如転移し始める。>>595
『無駄だ、このカルデアは既に我が手の内……何処に逃げたところで……』
「さぁ、そいつはどうかな? まぁ、せいぜい生きてたらまた逢おう……魔弄王を名乗る、科学の落胤」
◇
フェリーペが目を覚ますと、そこはカルデアの一角にある自身の部屋だった。
「なんだ、この天才を狭い室内になど呼び出しておいて随分と待たせたな。」
「ミケランジェロ!? なんでここに!?」
「なんでもなにも、ここに俺を呼び出したのはナウマンのヤツだが?」
ミケランジェロの視線の先には共に転移してきたメンテーとナウマンが居た。
そういえば、ナウマンと最初に出会ったのもマイルームだった。
その時は室内の機器を弄っていたようだったが……。
「ナウマン、アンタ一体何をしたんだ……?」
「それは後々説明してやる。それよりも大事なのはお前自身だぞフェリーペ」
「俺自身………」
「私に出来るのはせいぜいサポートだけ。選ぶのはのはお前だ」>>596
突き放すように、それでいてフェリーペを信じているようにそう告げた。
「……後輩」
「センパイ……」
ナウマンに続いて、メンテーが声をかける。
「私ではどうにもならないってのは魔弄王に言われた通りだ。すまない、いつも大事な選択を後輩に委ねてしまって……後輩の重荷も背負えないなんて、私は先輩失格だ。」
「そんなことない! 俺こそセンパイに守られてばかりで……」
葛藤から拳を握り締めるフェリーペをメンテーは優しく抱き寄せた。
「だからこそ、私は……後輩の選択を信じている。どんな道を選んでも、私の後輩の味方……いや、君の先輩でサーヴァントだから」
「……センパイ。」
魔弄王の言葉を信じるのであれば、目の前のメンテーも現実世界から転写されたコピーに過ぎない。
仮に彼と敵対すれば、これまでの旅の記録と共にメンテーを失うことになる。
現実世界に帰還すれば、其方のメンテーも居るだろうが、それはフェリーペの知る彼女ではない。
「俺は……センパイやナウマン、ミケランジェロ、カルデアの皆と別れたくない……」
「……そうか」>>597
世界から見れば偽物だとしてもフェリーペにとってカルデアは大事な居場所である。
もう二度と、大切なモノを失いたくない……それは弟を失った頃からフェリーペの内側に燻っていた想い。
ならば、フェリーペは魔弄王の手を取るべきなのだろう。
「でも、俺はこれまで見てきた。多くの人が次代に託す思いも、繋いでいく歴史の価値も……」
武士が、女傑が、飛行士が、数多の生命が、王族が、聖人が、統治者が……綴ってきた人理という航海図。
それを強引に書き換え、すげ替える行為を看過すること出来ない。
「それに、元の世界にも人理消却みたいな事があって、それを防いだ誰かがいるなら……俺はそれを否定したくない」
自分と同じように旅をした誰かの成果が、無に帰す不条理を認める訳にはいかない。
「だから、ごめん……センパイ」
「私に気を遣わなくていい。君は後輩なんだから。でも、そうか……君らしくて安心した」
先程の宣言通り、フェリーペの選んだ道を穏やかな表情で受け入れる。>>598
「後輩。確かに私達の旅は、いや私のいるカルデア自体が記録に残らなかったとしても……記憶には残る筈だ。だから、そんなに悲しい顔をするな」
「……あぁ、俺はきっとみんなのことも、センパイのことも忘れない。」
「もし、向こうの私に会ったらよろしくしてやってくれ。取っ付き難いかもしれないが、本当は寂しがりだから 」
「─── あぁ、分かった。」
「私と君の旅もこれで最後だ。最期まで、君を守り抜く盾になってみせる!」
「あぁ! 今度こそ魔弄王に勝って、皆で人理を修正しよう!!」
フェリーペは涙を拭い、メンテーに支えられて再度、前へと突き進む。
「決心がついたようで何よりだ。それじゃあ、私も出来うる限りの事はしよう」
「……ナウマンも、ミケランジェロ。二人も付き合ってくれるか?」
「私は別にどっちだっていいんだが……まぁ、ここまで来たら最後まで付き合うさ」
「ふん、元々俺はこういうことは向かん。レオナルドのやつにでも任せておけばいいのだ。しかし、まぁ最後の仕事ぐらいは完遂せねばな」
偽りであっても、その絆に嘘はなく……カルデアにとっての最後の戦いが、始まる。>>599
◇
『来たか……。返事は聞けるのだろうな、フェリーペ・ジョージ・デ・サント。』
ナウマンの手で、再び魔弄王の前まで転移してきたフェリーペとメンテー。
「魔弄王、俺はお前の手を取れない。お前の理想は正しいのかも知れない……けど、それは現在を生きる者には不条理で理不尽な脅威だ」
フェリーペの口から訣別の言葉が紡がれる。
「確かに、お前に従えば俺は失わずに済むかもしれないが、お前についていったら俺は俺じゃない誰かの悲鳴を取り零すことになる。そんなこと、俺は許容出来ない」
『そうか、残念だよ』
拒絶の言葉に魔弄王は僅かに憂いの表情を見せてからフェリーペに向き直る。
『願わくば、戦わずして引き入れたかったがそうもいかないか。しかし、この世界には貴様が必要だ。あちらの世界に渡る為の触媒として、生かしたまま貴様の自由を奪い取ろう』
魔弄王の声音が明確な敵意を孕む。
それに応じて、姿もまた変化していく。>>600
アンテナの様にも見える巨大な角を生やし、身体は無数のケーブルが接続された人型の機械と化していく。
「……これが、魔弄王 スライマーンの真の姿!?」
否、幽精を従える魔導の王が異形の機人にあるわけがない。
其はカルデアと同じく、偽りの功績を騙る偽りの肩書きに過ぎない。
『起動せよ、亜種魔神柱 ラーペ! 今この刻を以て我等は本懐を果たす!』
その掛け声によってスライマーンであった機人と同じく、複雑に絡み合ったケーブルが接続された鋼の柱が浮上する。
「ラーペ……!? そんな魔神はレメゲトンにも伝承にも存在しないはず……!」
「いや、それは確かに存在するには存在するが……」
降霊魔術を扱うメンテーは混乱するが、機械に強いナウマンはすぐ様その存在の正体を看破する。
「電子の海(インターネット)から生まれた虚妄(オリジナル)の魔神、その名前だ」
『然り、我等は悪辣なる魔術を否定する、新世代の魔神なり!』>>601
スライマーンなぞ偽りの姿形。
魔術を否定し、玩弄すると嘯くソレは科学を通じて発生した……人類史における最新の魔神。
魔神王ゲーティアによる人理焼却と魔術王ソロモン王の存在消失によって成立した架空の悪魔。
『完全なる科学による統治を為すモノ。即ち、機械仕掛けの魔神 ミシャンドラである!!』
其は人類が生み出した、人類史の揺らぎを最も迅速に再利用した大災害。
その名をビーストⅠ/R(レムナント)。
七つの人類悪の一側面、『憐憫』の理を持つ獣である。【元ネタ】ネットミーム
【CLASS】ビーストI/R(レムナント)
【真名】ミシャンドラ
【性別】無
【身長・体重】175cm・78kg
【外見・容姿】アンテナの様にも見える巨大な角を生やした無数のケーブルが接続された人型の機械。
【年代】現代
【属性】秩序・悪
【天地人属性】獣
【ステータス】筋力:B 耐久:A 敏捷:C 魔力:C++ 幸運:A 宝具:A++
【クラス別スキル】
獣の権能:A
対人類、とも呼ばれるスキル。
英霊、神霊、なんであろうと“人類史に記録された者”に対して特効性能を発揮する。
単独顕現:B
特殊スキル。単独行動のウルトラ上位版。
存在が確定しているため、即死耐性、時間操作系の攻撃に対して耐性を持つ。>>603
【固有スキル】
ネガ・ドキュメント:EX
ビーストⅠが持つ『ネガ・サモン』と同類のスキル。
人類史という膨大な記録物に遺された存在からの干渉を弾く概念結界。
正しき人類史から生まれた存在はビーストI/Rを打倒することはおろか、傷付けることさえ出来ない。
陣地作成(偽):A
電子の海に生まれ、それを掌握したビーストI/Rはコンピュータの中に巣食い、その内部に仮想現実空間を築くことが可能。
高速演算:EX
未来の予測すら可能とする高速演算処理。
この世のあらゆる電子機器への接続を可能とするビーストI/Rは思考を分割し、高速化させることで冠位の魔術師が持つとされる千里眼に匹敵する未来視を擬似的に可能とする。
リ・プログラミング:A++
仮想現実空間におけるビーストI/Rの最大の特権。
正を負に、無を有に、生を死に……概念・事象を自在に書き換える世界と因果に対する叛逆行為。
全てはビーストI/Rの匙加減により設定される情報帯に過ぎず、いかなる性質であれビーストI/Rは情報ごと書き換え、無効化できる。
ただし、この能力は対象の状態/情報を完全に把握/解析していなければ使用出来ない。>>604
【宝具】
『人理収束黒環(アルス・アルマデル・サロモニス)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:―
原罪のI……そのレプリカ。
人類史における観測史上最大の情報量を持つ終わりを告げる黒環。
環を成す黒き線の一つ一つが人類史を一年毎に圧縮し、カルデアスと同様に高密度霊子で再構築した人理情報記録帯。
魔神王を名乗る獣は光帯を用いて『逆行運河/創世光年』を引き起こそうとしたが、こちらはあくまで攻撃宝具としてのみ使用される。
『人理総統保証機関(アルス・パウリナ)』
ランク:A 種別:異界宝具 レンジ:999 最大捕捉:?人
電子の海に築かれたビーストI/Rの仮想現実空間。即ち『Grave Order』世界そのものが彼にとっての神殿である。
フェリーペとメンテー達が所属する“偽のカルデア”を起点とし、其処から人類史を統べる。
あらゆる歴史と情報の混在した隔絶空間であり、是そのものがビーストI/Rの真体であるとも言える。>>605
『載記の刻は来たれり、其は総てを統べる者(アルス・ノトリア)』
ランク:EX 種別:対人理宝具 レンジ:1 最大補足: 測定不能
第一、第二宝具とは異なりビーストI/Rの完全なる固有の宝具。
『2015』年までの正しき人類史の記録……人理を電脳空間へと複製し、電子の海から後に続く新たな人類史を刻み込む大偉業。即ち人類史の挿げ替えである。
彼は人類史のシュミレートの際に発生する無数の特異点(バグ)をあえて自身ではなく、他者(カルデア)に修正させることで抑止の眼を逃れ、完全な形での人類史の複製を完了させた。
『2017』年以降の電子機器、その総てに接続することで電脳空間から現実世界を侵食し、人類史を自身の統べる複製人理で上書きする。
自身の特権を電子の海から拡張し、現実世界を手中に収めた後に、自身の統治により運営する──それこそがビーストI/Rの計画の全てであった。
【wepon】
『亜種魔神柱 ラーペ』
世界に電子のテクスチャを縫い付ける為の錨、新たなる真理を記す筆、あるいは真実に接続する為の端末(メモリ)。
ビーストI/Rに取っては『載記の刻は来たれり、其は総てを統べる者』の起点となる装置に過ぎないが、一体一体が魔神柱に匹敵するほどの戦闘力と霊基出力を誇る。
【解説】
召喚してきた相手に書物に残せないよう呪いをかけ、ソロモン王のゴエティアにすらその名を遺さなかった73柱目の悪魔にして地獄の総統。
……とされているが、本来ソロモンの従える悪魔達の中にミシャンドラという名の悪魔は存在しない。
それは電子の海にて生まれた都市伝説(ネットミーム)。ある種、最新の悪魔とも呼べる人の幻想ならぬ妄想が生み出した魔性。
神秘に依るものではなく、歴史も浅い彼の霊格は極めて低く、本来であれば召喚すら困難な泡沫の存在である。>>606
しかし、ある事象がミシャンドラの運命を変革する。
『Grand Order』にて引き起こされた魔神王ゲーティアによる人理焼却と魔術王ソロモン王の存在消失。
ソロモン王は無へと還り、ゲーティアも崩壊した。人理焼却事件はそれを持って終結した。
しかし、冠位時空神殿に集った膨大なエネルギーは消えず、残留した。
そして残留したエネルギーは行き場を失い、ゲーティアとの縁を持ちながらも、ソロモンの事績に関わらぬ存在──後世に語られる73柱目の悪魔 ミシャンドラへと注がれる事となる。
魔神ミシャンドラの真なる誕生の瞬間である。
霊基を大幅に底上げされ、確固たる自我を獲得したミシャンドラは人類史を俯瞰し、嘆いた。
彼はソロモンと人類最後のマスター・藤丸立香に救われた2017年以降の人類史ではなく、ゲーティアの人理焼却によって失われた『空白の1年』にこそ着目した。
人類から生み出された傲慢なる獣の性によって意義を失った人類史の断片に同情した。或いは記録に遺されぬという己の性質をそこに重ね見ていたのかも知れない。
魔術式の暴走によって起こった人理焼却を彼は深く憎んだ。
「よもや魔術などという曖昧な術式に人類を任せてなるものか……!」
彼は嘆き、そしてある計画に着手する。それは失われた人類史(ダストデータ)に意義を見出す、ゲーティアとは異なる偉業。
即ち、自身の領域である電子の海に人類史を複製し、2015年以降の『空白の1年』から新たなる人類史を上書きするという『人理改訂』計画である。
不確かで無制御な魔術ではなく完全なる科学(ミシャンドラ)によって統治された世界を創りあげることで、『空白の1年』は新たなる人類史にとっての貴き礎となる。
ミシャンドラを突き動かすのは人類を統治せんとする支配欲・征服欲に非ず。
それは失われた人類史に意義を見出し救済せんとした義憤と使命感。
人類史を支配するという目的ではなく証明という目的の為に統治という手段を必要とした。>>607
以上の顛末を持って彼のクラスは決定された。
スライマーンなぞ偽りの姿形。
其は人類史が生み出した。
人類史の揺らぎを最も迅速に再利用した大災害。
その名をビーストⅠ/R(レムナント)。
七つの人類悪の一側面、『憐憫』の理を持つ獣である。
【人物像】
憤怒と憐れみに溢れた機械仕掛けの魔神。
失われた者、捨てられた者、忘れ去られた者……人類史が前に進む為に放棄した全てを記録し、救済せんとする兆域の王。
その一端が記録に残らぬ己の在り方に対する葛藤であったとしても、根底にあるのは紛れもなく、失われたモノの意義を証明し、それを礎とした正しき世を築かんとする極大の人類愛。
【関連キャラクター】
ビーストⅠ ゲーティア
人理焼却という愚行を起こした忌むべき存在。
汝という過ちを、魔術の暴走を──私は決して赦さない。>>608
ビーストII アポフィス
切り捨てられた太陽。異なる獣性を宿した獣。
我が支配する人理に、汝のような不確定因子は無用である。
クローディア・スチュアート
アラヤを呑まんとする獣になり得た救世主。
汝は我が敵である、疾く失せるがいい。
【他のビーストに対する相性】
電子の海より生じ、太陽の恩恵を受けない為、ビーストII(アポフィス)には優位に立つことが出来るが、自我と知性を得て、理想の為に邁進する彼はビーストIII(邯鄲の夢/ユーティリティー・モンスター)とは致命的に相性が悪い。
ビーストⅣ(ディストピア)とは性質が似通っているため五分。自身の領域であれば有利だが、相手の領域では不利となる。>>562
ヒロイン枠とは違うけど経子、うちの経子いかがっすか…わし実はやってもらいたい展開が一個あるんですよ…へへへ、へへへへへ……>>610
ホゲェエエエ――!!(予想だにしてなかった衝撃の事実に脳が揺さぶられている)
いかん、取り乱してしまった。大変失礼をば
いやそれにしても、まさかまさかですわ。ぐれおカルデア時空が完全な仮想現実だったとは…
しかも魔神柱ミシャンドラ!? ソロモン七十二柱を調べるついでで目にしてはいましたけど、まさかこんな形で出てくるとは思いませんでした
ゲーティアへの反応も辛辣というか、道理過ぎて頷きしかないですね
ところで他のビーストへの相性ついでな質問なんですが、うちのビーストⅤとの相性はどんなもんでしょう? ていうか機械仕掛けのビーストとかどことなくうちのに通じるものを感じる…
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E2%85%A4>>617
ではぺレス島の…、ペレス聖杯戦争コラムの”陣営のスタンス・関係性記入”と”ぺレス島構成”の間か聖杯戦争ページのシナリオの上辺りがいいかな?なんかコッチがいいな、などあればそこにしますが…。
なんか不便とか生まれたらアリウムさんに削除なりの手続きしてもらう感じで。ぐふふ…わしは書きたいんじゃ、必死に走るしょうねんしょうじょを。
比喩ではないガチで必死に走るんじゃ。走って走ってそれでも追いつかれる…それを描きたいのじゃ>>620
走る走る俺たち、流れる汗もそのままに……(絶望)あと一か月ちょっとでバレンタインかぁ(気が早い)
感想感謝です
>>614
亜種魔神柱は言ってしまえばUSBみたいな存在で、正規の人理に接続して「完成した複製人理」をダウンロードさせて上書き保存するみたいな感じですね
>>613 >>616
ビーストの相性に関しては公式を参考にしつつ(キアラ様とゼパなんとか)、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲが三竦みでIVは「比較の性能上」互角みたいな説準拠になっています
特異点Tと接続しちゃったのはマジで想定外なので実はFirst Orderがミシャンドラ的に一番ヤバかった(なので自らクロ嬢排除に動きました)
>>615
なので、理が出てこなかった時期のVは想定してなかったんですよね
強いていえば、ミシャンドラは虚妄という性質上、夢に根差した存在は彼に対して相性がいい(this manやエイプリルフールの顕現も性質上ミシャンドラとの相性が良かったため)ので、恐らく第二宝具『風車の夢、牢獄の理想郷』は決まると思います
精神攻撃で責めていけば有利ですが、地形を用いた物理攻撃はテクスチャそのものを上書きして封じることが出来るぐらいのイメージ
>>622
長くなりましたが、ようやくお披露目です
ネット上のSSでやる以上、「公式とは違うことをやりたい」ってことでミシャンドラを選出した次第ぐだおコソコソ裏話
漆章でCRちゃんが言及した「カルナ・オジマンディアス・ドレイクを召喚出来なかった」原因も実はミシャンドラの影響
ぐれお時空は英霊の座自体も複製であるため、ミシャンドラがある程度召喚に干渉出来ます
万が一、『人理焼却』を知るサーヴァントが召喚されてしまうと計画倒れになってしまうため、基本的に『Fate/Grave Order時空ではFGO第一部までにカルデアと縁を結んだサーヴァントは召喚できない』仕組みになってます。
>>619
FGO ACが本編と違うシナリオ、本編と異なる魔神柱出した辺りでもヒヤッとしましたね……〜深夜の絆礼装紹介〜
『不殺の拳銃』([エルヴィス・プレスリー]装備時のみ、味方全体のArtsカード性能をアップ(10%)&味方全体のクリティカル威力をアップ(15%))
子供の頃の話だ。母に拳銃をねだったことがあった。
……結果から言うと、母がくれたのはギターだった。
当時は「なんでこんなことを」と思ったものだが、その結果として俺は今ここにいるんだから、人生とは不思議なものだ。
前にも言ったろう。俺は戦うことは苦手だ、と。
俺に出来ることは平和を歌うことくらいだ。それに関しては誰にも負けない自信があるが、戦うための使い魔(サーヴァント)としては三流だろう。
……いや、こんな俺だからこそ、君に召喚されたのかもしれない。
我がマスター、君の手の中には人類の未来がある。
良き未来の隣には平和が付き物だ……少なくとも、俺個人はそう思っている。
君が未来を切り開くというのなら、俺は君の切り開いた未来に平和をもたらして見せよう。
……話が話なだけに仰々しくなってしまったがね。噛み砕いて言えば「これからもよろしく」ということさ、マスター。
―――かつてロックの神様と呼ばれた男が手にした拳銃。
―――その弾丸は生涯放たれることはなく、その引き金は生涯引かれることは無かったという。もうすぐ恋人同士が愛を囁き確かめ合う、甘い時期……そんな中、三騎の蛇?がこそこそと集まり何か相談していた
黒龍「黒姫に相応しい、ちょこれいとを捧げるために……!」
甲賀三郎「いやぁ、『友達の友達』並に関係なくないか?俺」
クリュサオル「寒いので帰りたいのですが」
バレンタインイベント『CоC ~コール・オブ・ショコラ~ 』(仮)
近日公開予定
チョコレートの素材の正体に気がついてしまったアナタは、SANチェックです。>>630
います~それじゃあ投げるぞー
>>631
んー……ペレス聖杯戦争のトップ画面とか?具体的にはマスター欄の上のところ【氏名】狭霧 優(さぎり ゆう)
【性別】男性
【年齢】15歳
【出身】日本
【身長・体重】173cm・64kg
【肌色】ベージュ【髪色】焦茶色【瞳色】亜麻色
【スリーサイズ】88/74/86
【外見・容姿】
焦茶色の目が隠れない程度の長さの前髪があるショートヘアと亜麻色の目をした中肉中背の少年。顔立ちは特別良いというわけではないが悪いというわけではない。例えるなら「30人中16人の男子がいるクラスで6、7番目くらいにはいい顔」。
【令呪の位置】右手の甲
【属性】中立・善
【魔術系統】特に無し
【魔術属性】火
【魔術特性】特に無し
【魔術回路】質:D 量:D 編成:正常
【起源】受容
【所属】無所属
【階位・称号・二つ名】
特に無し【契約サーヴァント】
【魔術・特殊技能・特性など】
・重責の魔眼
相手を威圧し重圧をかける魔眼。ランクは黄金級未満程度。使用時は左目が赤く輝く。
分類としては魅了の魔眼に近く、この魔眼に魅入られた人間は何かに取り憑かれたかのようにその場から動けず、彼の言葉無くしては動くことが出来なくなる。サーヴァント相手にも僅かながら効果はあるが長時間の使用は出来ず、魔眼の類いに耐性もしくは対抗手段の無い一般人相手では最大で約5分、魔眼の類いに耐性もしくは対抗手段を持つ魔術師で約3分、ランクD以下の対魔力を持つサーヴァントなら約1分、ランクC以上の対魔力を持つサーヴァントには10秒と持たない。また狂化・魔術系スキル(ルーン魔術・呪術など)・精神干渉系スキル(精神汚染・無辜の怪物など)を有しているサーヴァント相手にはそのランクに関わらずこの魔眼は効かない。
そもそもこの魔眼自体、彼が完全に制御出来ているわけではない。無意識的に、例えば彼と誰かが目を合わせただけで発動してしまうため、周囲の人間からは怖がられ近寄りがたい人物だと思われている。
一応、彼の名誉のために言うが、決して本人の目力が凄いからだとか、目付きが怖いからとかということではない。そう思われているのはあくまでも魔眼のせいである。
【礼装・装備など】
特に無し、強いて言うならスマホくらい
【外見・容姿の詳細など】
外見・容姿からの補足。
ややツリ目気味で、細身だがある程度の筋肉が付いている。とはいえそれでもあくまで趣味の範囲であり、運動部の生徒と比べるとその差は歴然としているのだが。【人物像】
学業平均点、運動能力平均、顔立ちやや普通とどこにでもいるような男子高校生。父・母・三つ離れた医大学生の姉との四人家族。姉弟仲は良くもなく悪くもなく、近すぎず遠すぎずのほどよい距離感の仲。家族仲も特別悪いわけでもないため、どこにでもいる一般家庭そのもので育ったと言っても過言ではない。魔術の素養もあるが、仮に魔術を極めたとしてもせいぜいロード・エルメロイ二世に毛が生えた程度の腕前にしかならない。
また地味なところではあるが、『優』という女の子っぽい名前がコンプレックス。「せめて漢字が違ければ良かったのに。優しいの方の優じゃなけりゃなあ……」とは本人の談。
生まれながらにして『重責の魔眼』という魔眼を有しており、魔眼の影響で周囲から怖がられているが「もしかして自分の目付きが悪いせいなのか……?」と感じてしまっており、魔眼の存在には全く気付いていない。そのため学内での友人はあまり多くない。
しかしそれでも「それならせめて態度だけでもなんとか柔らかくしないと!」と努力をするくらいには生真面目であり年相応である。
また困っている人を見過ごせない性格でもあり、しつこくナンパ男に迫られている女の子やら、道が分からなくて困っている人やら、重い荷物を持っている老人やらをついつい助けてしまうお人好し。必要とあらば、喧嘩することもいとわない。
つまるところ、彼はどこにでもいるような普通の善人である。
イメージカラー:常磐色
特技:簡単な手品、道案内
好きなもの:アジフライ、プレーンクッキー、ボランティア
苦手なもの:紅生姜、カカオの配分が多いチョコ
天敵:誰かを困らせる奴
願い:特には無し、それでも何か願うなら気が早いが大学合格祈願。【一人称】オレ 【二人称】君、あなた、あんた 【三人称】あいつ、あの子、あの人
台詞例
「狭霧優です。……先に言っておきますけど、女じゃないですからね?まあ名前だけ見てれば、そう思うのは仕方ないですけど。」
「オレってやっぱり目付き悪いのか?何かただ見ただけで怖がられるんだよな……。そりゃまあ少しツリ目ではあるけど、そこまで怖がられるほどか?うーん……?」
「姉さんとの仲?別に普通だよ、まあ姉さんがオレに雑用とか押し付けてはくるけど。いやでも女性ファッション誌はまだしも、さすがに下着くらいは自分で買いに行ってほしいかな……。」
「困ってる人がいたら放ってはおけないかな。なんとかして助けてやりたいって思うよ。もちろんそれが必ずしも正しいことだとは思わないけどさ、それでも間違ったことじゃないってオレは信じてるよ。」
【来歴】
特筆すべきことはない。
【性格】
困っている人がいれば手を差し伸べ助けるタイプのどこにでもいるような模範的な善性の性格。基本的に誰かに迷惑をかけるような人間や手を出したりする人間を嫌うが、とはいえ相手が迷惑だと思わない程度の悪戯もするし、向こう見ずで無鉄砲な行動やちょっと規範から外れた行動をしてみたいとも考える年頃でもあるため、ある意味では普通と言えるかもしれない。
【行動規範・行動方針】
とりあえず聖杯戦争並びに聖杯大会というものを止めようとサーヴァントと共に行動する。極力同盟などを結び相手と戦うことを避けようとするが、一般人に被害を出すようなタイプのマスターやサーヴァントと相対した場合は容赦なく倒そうとする。
聖杯に関しては基本的には願いが無いため、自分のサーヴァントに使い方は任せる方針。
【参戦理由】
巻き込まれ一般人枠。なので基本的に事故的に参戦することになる。
【サーヴァントへの態度】
基本的には良好な関係を築こうとする。ただし他人に害をなすタイプのサーヴァントとは相性が悪く、令呪等で行動を縛ることがある。
【役どころ・コンセプトなど】
巻き込まれ一般人枠。主人公になるか蒼銀の巽君になるかはシナリオ次第。場合によってはナレ死とかモブ死とかも全然ありうるポジションで設定・設計しました。
ご自由にお使いください。>>646
やっぱ感想、欲しいよね…。
例えばハデスくんさんとかはポンコツ可愛い感とか好きよ。ちゃんと威厳を感じる時はあるけどそれはそれとして。
なんなら最近は"聖杯大会運営本部"ってスレッド自体に活気が無くなってるような主観的印象もあって寂しみ。玄米おいしい。
>>610
おぉ…おぉ…おぉ…(脱帽)
いや、まさかぐれお時空が作られたものであったとは…凄い…凄い…凄いとしか言いようがない…スライマーンの正体も予想外過ぎて…
エイプリルの時もですが、度肝を抜かされてばかりだ…素晴らしくエクセレント…!
そして、己の脆弱さを理解しながらも、それでも前を向くフェリーぺさんたちがかっこいい、アツい!続きも楽しみにさせていただきます!
>>627
今更ですけどハッピーバースデー、エルヴィス・プレイスリー!
エルヴィスさんも銃を欲しがった時があったのですね…そしてお母さんの人としての強さが齎した決断が、彼を音楽の道へ歩ませ、今のエルヴィスさんがある…お母さんという存在の大きさがひしと伝わってくる素敵な絆礼装だ…
>>638
ザ・一般人!巽くん好きだからこういうの見ると嬉しいけど、巽くん好きだから彼みたいにならないかとても怖い…良いサーヴァントに恵まれて…pray…pray…
>>644
これまた今更ですけどわっちはおりんすえはーちゃろっ
(ああ、これ死ぬ奴だ)
全身を際限なく襲う激痛の中でラウはこれだけはハッキリと認識できた。左腕がえらい方向に曲がっていながら感覚がない。素人の自分でももう左腕が使い物にならない事が察せられる。
目の前には魔眼使いの死徒が一人。げへげへとラウを笑っている。
一応使い魔を仲間であるジル・セレナードにつけておいたから、今体から発している信号代わりの香りを嗅ぎ取ってくれているだろう。しかし彼女がこちらに駆けつけるより早く無惨に殺されるのがオチか。
「小僧、お前さん最後に言う事はあるか?」
使徒が言う。どのみち死ぬのにお前に何を言うんだ、とラウは毒づきたいのを堪えた。とにかく時間を稼いでみよう、この死徒の興味を惹く様な事を言って一分一秒でも生き延びようと言う意思が働いたのだ。
「……ここで死ぬのは、悔しいな。まだやりたい事がたくさんあった。妹を守れるのは俺一人なのに残して逝くのが残念だ。それと、誰も見返せずに死ぬのは悔しいを通り越して泣きたくなる」
「ほお……誰を見返すんじゃ?」
「全員だ。俺はめちゃくちゃデカくなっていわゆる天才達を見返すのが夢だったんだ。もう無理だけどな」
死を前にして走馬灯の様に脳裏でラウの人生が駆け巡り始める。幼い時、近くに住んでいた女の子の匂いを記憶していてその事を伝えたら「きもちわるい」と絶縁された日、時計塔の扉を叩きいざやってやろうと思ったら周囲との差に打ちのめされた時、荒屋敷まきなに色々あって脅迫された日、ライム・シトロングラスと旅先でばったり遭遇そのまま殺人事件に巻き込まれた日、ロード・エルメロイ二世に自信満々で論文を提出したところ物凄く嫌なものを前にしたような目で見られた日……。
「ああちくしょう、マジで見返したかったなぁ」
「……なるほど、なるほど。お若いの、お前さんよかったらわしと一緒に来ないか?」>>650
先程までラウへの殺気に満ちていた死徒の声色が急に穏やかなものになる。突然の誘いにラウが困惑していると、死徒は魔眼だらけの腕を組み、
「お前さんを見ていると昔のわしを思い出すんじゃよお。まだ人間だった頃のわしを。わしも魔術師としては大した事なくてな、周りの奴らが羨ましくて羨ましくて仕方がなかった。才能というものは残酷なもんじゃ」
「わかる。あいつら、なんで最初から100くらいなんだろうな。才能がないと0からスタートなのに、あいつらもっと先にいるんだ」
「んじゃんじゃ、許せぬ。だからわしは色々あって死徒になったんじゃよ。そやつらを見返したいが為にな。どうじゃ、お前も」
「え、いや、うーん……そんな急に勧誘されても困るな」
「そう言うなよぉ、見過ごせんのじゃよおかわいそうじゃし」
瞬間、ラウに電撃走る。死徒の一言「かわいそう」がまるで鐘の音が響く様にラウの体へとじんわり浸透していく。
更に瞬間、ラウの脳内に溢れる更に思い出したくない記憶。まきな、ライム、シリウス・イグナイライト……優れた者達、優秀な才能あふれる者達……。
「……なぁ爺さん、あんた才能がある奴らをどう思う?」
「ん?そりゃお前さん、許せんじゃろう。生まれた時から恵まれとる奴らなんて」
「OKわかった。じゃあ返事はこうだ、くたばれこのくそジジイがぁ!」
ラウは自分でも信じられないスピードで懐から香水の瓶を取り出し、死徒の顔面へと叩きつける。様々な魔眼を持ちながら死徒は反応どころか自分が攻撃された事に気付くのに数秒かかり、
「あ、貴様いったい、むうぐ!?おおおおおお!?」
絹を裂くような絶叫をあげた。その理由は粉々になった瓶に入っていた香水によるものだという事は想像に難くない。ラウはニンマリと笑い、
「死徒にも効くんだなこういうの。神経を滅茶苦茶にしちまう効果があるんだよ。俺はちゃあんと準備済みだから苦しむのはあんただけだな」
「どういうつもりだ!貴様、強くなりたくないのか!」>>651
「一緒にすんじゃねえよくそジジイ!俺はな、テメェみたいなひねくれ野郎よりもっと才能ある奴らを見てるんだよ!あいつらはな、最初っから100でスタートしつつ、それぞれ努力して1000にも10000にも変えていくんだよ、才能あって努力家とかほんとまじ……くそ許せねぇんだよなぁオイ!ざけんなマジで、0から50にするのもやっとなんだよこっちは!」
「だからなんだ!そいつらを見返したくはないのか!」
「ああ見返したいさ、でもそれは俺自身の力でやる事だ。テメェみたいな腐れジジィみたいなのに助けてもらうくらいなら舌噛んで死ぬわくそボケが!ファーーーーーッキューーーーー!!!」
ビシッとまだ動く方の腕で中指を立て、ラウは懐からまた新たな瓶を取り出し目一杯吸い込む。痛み止め効果のある香りが全身に満ちていくのを感じながら、ラウは怒り心頭という様子で死徒を指さす。
「テメェみたいなのと同じ扱いされるのはくそ嫌だがらテメェみたいなくそにくそみたいな同情されんのが一番腹立つんだよ。俺ね、馬鹿にされんのは全然構わねえよ。どうせ俺が将来ビッグになったらそいつらに俺の足舐めさせてやるから。でもな、可哀想だとか哀れむのは死ぬほど嫌いなんだわくそが!それも蛆虫が湧いてそうなくそジジイとか更にくそ!くそ!ファック!」
「お前性格最悪すぎじゃないか!」
「うるせえよくそが!もういいや、助けなんて待っていられるかくそが!色々頭に来てるんだぶっころしてやるくそが!」
大体全ての地雷を踏まれた男、ラウ。彼は無謀にも死徒にタイマンを挑もうとしていた。>>653
乗るな!ラウ、戻れ!
と言いたくなりますが、これはなんだかんだで死徒さん見逃してくれそうな気もする…そんなヤケク.ソの勢いというか、気迫がありますね>>653
「――よく吠えた、魔術師。魔導に携わる人間なんてロクなもんじゃないと思っていたけど、貴方に限っては撤回します」
「そして失せろ蛆虫。お前如きにそいつを従える資格はない。今この場で塵も残さず消えるがいい」
ジルが見て/聞いてたら最高の笑顔浮かべながらこう言い放ってますね
およそ彼女にとって100点、いや1000点満点に近い答えですから>>658
よくってよぉ~【氏名】シャルル・ソルージュ
【性別】男性【年齢】18【出身】ルーマニア
【身長・体重】180cm・70kg
【肌色】肌色【髪色】金髪【瞳色】碧眼
【外見・容姿】顔面偏差値満点の高校二年生。とある事情により一度留年
【令呪の位置】尾骶骨もしくは左手
【属性】中立・悪 特技:ファンサ
好きなもの:太陽、ファンのみんな 苦手なもの:太陽、己の血
【魔術系統】夜染魔術(ノスフェラトゥ・マギア)
【魔術属性】地から朝【魔術特性】宵闇から昼
【魔術回路】質・量:A- 編成:通常
【起源】焦がれる→陽光
【所属】野紀プロダクション【二つ名】穢れた竜(ドラクル)
【一人称】僕【二人称】君【三人称】あの人
【来歴】
地中海に存在する吸血種であるラミュロス種とはまた違った、ルーマニアのとある竜種から派生したとされるドラクル種という吸血種、その血が混ざった混血であるソルージュの一族のうちの一人であった者。
事の発端は、とある男にもらった十字架のネックレスが始まりであった。ドラクル種の混血である彼にとって日光とは己を傷つける凶器そのものであり、だからこそ彼が手を出すことができないものだった。しかし、己とは対極に位置するものに対し焦がれ、一度も目にした事のない晴々とした陽光を欲した。一族の中でも優秀な彼は陽の光を見ることすら能わないから。
────────その願いを、とある魔術師は叶えたのだ。屋敷の何にも引っ掛からず、ふらりとあらわれ、ネックレス(イカロス)を渡して消えた。不思議とそれを手放す気にはなれなかったし、持っていればそれだけで光への渇望は増すのに満足感も味わえたから。
混血は魔に呑まれればそこで終わり。人としての尊厳は消え、後に残るのは魔にも人にもなれなかった出来損ないの化け物。
シャルルの一族の血筋のうち一つが血に呑まれた。吸血鬼としての在り方に染まり、血酒の宴と称し牛耳っていた街の中で殺戮を始める。魔の抑制をしないソレに敵うものは少なく、またそのリスクを犯してまで止めようとする一族のものなど居るわけがなかったのだ──────故に、そこに退魔師、いや、退魔ならぬ喰魔師が現れた。魔に呑まれた混血が暴れ回るのならば、多くの魔を喰らい祓ってきた「誘い雨」はやってくる。…………助けを求めた魔も全て喰らうように。
最終的にはとある手段で呼び出された『英雄』によって誘い雨は撤退したとされるが、それでもソルージュに遺した傷痕は大きい。それはシャルルの家族も例外ではなく、シャルルは一夜の惨劇とその鎮圧によって両親を失ってしまう。それがいけなかった。
─────────焦がれてしまったのだ。喰らってきた人ならざる力を人としての理性を失わないままに人を越えた域で行使する誘い雨に対し、輝かしいほどの力を帯びて剣を振るい、弓を放つ英雄の姿に。人でありながらその最高点に限りなく近づいてあるであろう現代の英雄たる彼女に救われ焦がれない方がおかしいのだ。恋をしたと言ってもいい。
輝くあなたに恋をした、元から抱いていた外の世界への憧れという光への渇望を諌める両親は今死んだ。だから、内に秘めていた狂おしいほどの光に対する憧れが抑えきれず、イカロスは目覚めてしまった。体の内側を照らし焼き尽くすように、体の全てを光で塗りつぶしてしまうかのように。
己の尋常ではない願望がとある魔術師のねじれた魔法と絡み合って、それは己が起源や魔術師としての在り方をも捻じ曲げてしまった。夜の愛し子たる吸血鬼(ドラクル)でありながらその在り方は炎や光から生まれ炎や光に死ぬもの……不死鳥が如き性質を宿す。ソルージュの魔術師としては落第してしまったのである。
しかし、彼は戸惑わない。誇りある竜の子でありながら堕ちた竜魔たるドラクル種の血を引く存在として、そしてその身に刻まれた魔術師としての義務や願望を切り捨てるつもりはないが──────それと同時に、日陰や闇夜で燻り続けるのではなく、外に出てキラキラと輝き体が燃え盛るほどに熱い熱い光になりたいと。その想いはイカロスの如く燃え尽きても決して無くならないのだから。【人物像】
他者の目を惹きつけその輝きから自分に目を離させない天性のアイドル。光に焦がれ、光を知り、輝きたいと願った末に得たものは溢れんばかりの人を惹きつける才能。どうすれば人の目を惹きつけられるかを知った動き。
白髪赤眼のアルビノかつ日にあたれば焦げてしまうドラクル種であり体は害を負う体質であるのだが、変質した体の力を用いて内側にのみ影響が及ぶように、そして持ち前の回復力でそれらを常時治し続けている状態。昼に外出をしなければいい話だが、彼は太陽の光が大好きなので自分の体が回復と火傷を繰り返しているのを承知の上で陽光を歓待する。
ポジティブアクティブイノベーティブ。ガッチガチのアウトドア派で日の下で生きていきたい男子。日ノ本は日出ずる国らしいし楽しそうという理由だけで日本にきた。アイドルしてる瞬間は自分が輝いてる感じがして好き。しかし魔術師としての己を捨てたわけでもなく、己が魔道を確立しそれを発展させるがためにルーマニアというホームを捨てて新しい土地を探して……という側面もある。しかしそれは今まで日陰に居続けたからこそそれを取り返すように明るい世界で輝きたいという感情の現れであり、本来の彼はとても鬱屈としたもの。吸血鬼らしさを出してしまう場面では本来の自分の在り方に自己嫌悪を増すこともある。
ギリシャ神話のイカロスのように、分不相応な域まで至ろうとする者は必ず打ち砕かれる。太陽という輝きに手を伸ばし続ければいつかは溶け堕ちるだろうしそうでなくても己に目覚めつつある朝昼の起源が完全に目覚めれば夜に生きるはずなのに光がなければ生きられないあやふやなものになる。それでも彼は輝きたいと願い、手を伸ばし続ける。吸血鬼としての生命も、家族も失った彼にはそれしか残されていないから。
【魔術・特殊技能・特性など】
夜染魔術(ノスフェラトゥ・マギア)
夜闇や影と言った人の理解の及ばぬ、火も光もない闇に目をつけた魔術。本能に訴えかける恐怖を抽出し、闇夜にまつわる呪いを行使し、人を貶める外法。夜であろうと光満ちるこの現代においても光によって宿る影や心の内に飼っている暗い恐怖を引き出す。誰も彼もが幼き頃に怖がった宵闇そのものが目覚める魔。人に対する特攻的性能を持ち合わせる魔術。上述の呪術的側面に加えドラクル種たる性質と合わせて恐怖に屈した人間を喰らい意思なき屍として行使する死霊魔術的側面を持ち合わせたりすることも可能。
………シャルルの場合は己が性質と起源がこの魔術の呪いの側面からはどうしても合うことが出来ず、それゆえに日に当たることによって出来る闇……つまるところ、日陰や黄昏などから発展させている。しかし、本来の魔術そのものの概念ではないそれは開拓は出来ても発展途上。積み上げなければただの劣化版なのである。
ドラクル種
ルーマニアの竜種がとある呪詛によって腐敗、人への変転、堕落、結果的に堕ちた竜に………本来の貴き在り方とはことなり己に呪をかけた存在である人類種に連なる者、人類史を憎み喰らう吸血種へと堕落したもの。真祖、死徒、ラミュロス種とは異なった形の吸血鬼(幻想種)
その血を引く彼は高い回復力や身体能力、飛行能力、己の影そのものを対象を引きずり喰らう「牙」として扱うことができるなど様々な能力を持つはずだったのだがそれは己の内に満ちる光によって全て満足には扱えない状態となっている。それに加え当人が本来であれば毒でしかない日の光に当たることを好むので殊更目覚めない。むしろ強化を扱った魔術師などに比べれば虚弱だし特に自然治癒力がない。吸血鬼すぐ死ぬ。
【礼装・装備など】
『イカロス』
とある魔術師がくれた魔法のネックレス。何も効果はないが己の内に宿る狂おしいまでの光と外への渇望を呼び覚ました時にこそ発動し、己の欲望を叶えるのに充分な力を与えてくれる。
シャルルに宿った能力は極夜、あるいは日食。元々の夜に染め上げると言った呪いを己の心象風景たる太陽へと纏わせ、半径5〜6mを夜のような昼で塗り潰す球体を顕現させる。その内側では全部が影(牙)となったり黒炎を帯びたりと言った強力無比な攻撃ができるが展開中はいつにも増して体内が光で焼き焦げている。「太陽系に輝く主役!シャルル・ソルージュです☆」
「日光浴は健康にも良いし、僕は好きだよ。いやまあ、僕の場合は火傷どころじゃ済まないんだけどね。でも清々しいからいいかなって」
「あの光になりたいと思った。あの光を追いかけたいと思った。あの光へと手を伸ばしたいと思った。だから走る。走って手を広げる。例えこの身が焼き焦げても、それでもいいから諦めたくない」
「どうせ死ぬなら輝いたまま死にたいな。尽きる最後まで絶えず燃え盛っていたい。炎上って意味じゃなくてね、華々しい終わりが欲しいというのはみんな思うものだと思うけど」
「我が身に宿るは邪竜の血。誇り高き竜の子(ドラクル)は今や失墜したが、その血の貴さは失われたわけではない。………僕以外の一族は、だけど」
【氏名】天ヶ腹リンネ/リンネ・アスタム・ユスティングリー
【性別】男性【年齢】16歳【出身】フランス
【身長・体重】164cm・57kg(天ヶ腹時)
天ヶ腹時【肌色】肌色【髪色】黒【瞳色】茶
【外見・容姿】小柄なゆるふわ可愛い系の少年
【令呪の位置】右大腿か左手【属性】混沌・悪
【魔術系統】美と生命【魔術属性】地・風
【魔術特性】変化・感応【魔術回路】質・量:B+ 編成:正常
【起源】反映・執着【所属】野紀プロダクション
【二つ名】他化自在天【一人称】俺【二人称】お前【三人称】アイツ
特技:演技 好きなもの:他人から向けられる愛 苦手なもの:本当の自分【来歴】
ユスティングリー家とアスタム家の間に生まれた子供。どちらの魔術師の血の特徴も最も濃く引き継ぎ生まれた男。
ユスティングリーの理念である「あらゆる人間が想像する欲望(美)に適応させた姿をとる」という美の概念に適応するように、そしてアスタムの理念である古く貴き生命の樹を紡ぎあげる「何にでもなれる生物」という生物魔術学を成立できるように。
二家の合同研究で生まれた彼はまさしくそれを成し得るのに最も適した存在。誰かの欲望を感じ取り肉体だけでなく振る舞いまでもを完璧に作り通すことができる天性の演技の才能とあらゆる欲望を完璧に反映させる肉体。それはまさしく最高傑作に他ならない。ユスティングリーにとっては悲願に王手をかけるためのピース(後継)に、そしてアスタムにとっては今までで最も有用なデータが取れた検体として溢れんばかりの期待をかけられていた。かけられていたのだ。
…………ユスティングリーの出来損ないとされたローザ・ユスティングリーが、アスタムの木端ゆえにアルビオンに送られたシャフリヤーナ・アスタムが。それぞれ当主争いに台頭してきたのだ。己の手のみで拓いた全く新しい魔導を引き連れて。
あらゆる生命の欲望に対応したそれぞれのナンバーワンの美の体現、というユスティングリーの魔術を「何者にも依らない己の身一つで磨き上げたオンリーワンの美」という非なるもので叩き壊したローザと、今まで地球上に存在しこれから生まれうるあらゆる生命の系統樹の再現を成す、というアスタムの魔術を「どれにも該当しない全く新しい人としての生物群を創造する」という非なるもので叩き壊したシャフリヤーナ。
彼らは己が在り方と異なる一族と真っ向から争い合い、喰いあい、そしてねじ伏せた。彼ら自身の魔術でユスティングリーとアスタムを存続させるようにしてしまったのだ。それはつまり、それまでは魔術師として絶大なまでの開花があるとされていたリンネ自身には既にもうなんの価値もないと言わしめたことと同然であった。
誰も彼もが自分を見ない。見てくれる人は誰もいない。確かにもう使い道はないかもしれないけど、まだ別の道はあるはずなのに誰も見てくれない。こんな自分はいちゃいけない、愛されないといけない。捻くれ狂った自己承認欲求と自己否定がひしめき合いどうしようもなくなってしまった彼に一筋の救いの手が差し伸べられる。それは己を吸血鬼と呼び、暴淫暴蝕の我儘な女であると言った。
「面白いものを見るのは楽しいから、あなたにはチャンスをあげましょう」
そう言ってとある大魔術師の遺産を貰った彼の目にもう迷いはなかった。愛されないのならば愛されるようになればいいから。
誰かの望む自分を演じるのは得意だ。それが己の魔術なのだから。ほら、あなたの好みの身長で、あなたの好みの顔つきで、あなたの好みの髪型で、あなたの好みの声で、あなたの好みの服装で、あなたの好みの口調で、あなたの好みの性格です。だから愛されないわけがない。だって、あなたの大好きそのものなんだから。
愛されないなら価値はない。そんなものにはなりたくない。あなたのために尽くすから、尽くす恋人は好きでしょう?だからほら、ねぇ。男にも女にもなれますよ。
【人物像】
天ヶ腹リンネとして、つまりアイドルとして活動する際の己は愛嬌のあるトーク力高めのアイドル。それと天性のものと謳われる演技力でバラエティ、俳優の二つが特に強い。他人の求める100%の要望に100%と少しの利子をつけて返すことができるために客は満足できずそれを求めて、仕事関係者は彼を疎むほどの才能ではないと認識するので自然と彼を再び推してくれる頻度が増える。
アイドルの皮を被らないプライベート……リンネ・ユスティングリー・アスタムとしての彼は友人と遊んだり、恋人とデートしたりと充実した生活を送っているように見えるが、それは一人一人の欲望に応えた「別の誰か」になって接している。
誰でもないし、なんでもない。ただ自分と関わる人にとって最も好意を向けやすい姿と性格を演じているだけ。観察眼は優れているという評価以上のため少し関わるだけで相手の最も好む姿を割り出せる。
それは単に愛されたいから。境遇ゆえの自己否定感で今にも消えてしまいたくなる空っぽの自分を埋めたくて仕方がないから出来上がったおぞましいほどの自己承認欲求を満たしたいがため。誰かに愛されていれば生きている実感と自分に価値があるということが実感できるから。
人の欲望を見抜いて、それにピッタリの姿になってピッタリの振る舞いをすれば誰も彼もが自分に好意を持つ。好みド直球の姿で好みド直球の振る舞いをするんだから愛されないわけがない。そんなことあるわけない。愛し方はなんだって良いし、愛されるように尽くす男だ、ほら、涙ぐましいでしょう。─────────だから、お願い、捨てないで…………価値をください、見捨てるな、どんな俺が好き?僕?私?それとも我?なんでも叶えてあげるから。
【魔術・特殊技能・特性など】
『美と生命』
イゼルマが究極の美を作り出し自身の魂を高次へ引き上げることを目的としたのならば、ユスティングリーは観測した各々が抱く「美」「愛」の概念に最も適した姿へと成り、美に抱く憧憬、愛に抱く欲望を……魂そのものごと魅了しつくし己が物とし、その魂らを生の軛から解き放ち、死の終着点……いわば根源への孔を開き、数多の信仰を集わせた神とも言えるべき己をそこに至らせると言ったもの。美も愛も、その全ては知性体の知性や欲望、心を統べることによって出来上がるものという考えである。
そのため、ユスティングリーの魔術師(作品)は本人の美しさを求めることも間違っていないがそれよりも「観測したものの美の概念や愛を向ける対象となる精神感応的変身術」「自身の分家や傘下の魔術師が作り出した魔術芸術的装飾品などの美を纏う」と言った他者依存が強いもの。
アスタムの魔術は単純明快な「古来から今に至るまで、幻想種からそうでないものまでありとあらゆる系統樹や遺伝子となれる生物」の創造。生物肉体的アプローチから手を伸ばしていき最終的には肉体からアストラル体や真エーテル……精霊種や神霊の域まで回帰を果たすことにより根源へと手を振れんとするもの。一つ一つ積み上げていくには時間が惜しいので「何にでもなれるもの」を年代順と系統樹順に幾つか作っていけばショートカットが出来るはず、という試みから様々な自立型キメラともいうべき生命体を創作している。その検体であるリンネは性別を超えたあらゆる人種、幅広い年代の人間を再現可能。………肉体に負荷をかけるのであれば特殊な肉体性能までをも……?
【礼装・装備など】
死蝋外装(コート・オブ・マグレガー)
骨を杖に、皮を外套に、血を塗料に、臓腑を装飾に。とある魔術師の死体によって作り上げられた補助礼装。その存在によって使い魔を畏怖させ、制御する。歴史こそ1世紀半程の浅いものであるが、礼装としてはトップクラスの代物。……かの黄金の夜明け団マグレガー・メイザースそのもの。これを装着しその上でリンネが「成り着る」ことで概念的悪魔の指向性を与えた魔力を操ることができる。出力次第によっては至高の幻想(クラウン・ファンタズム)にまで手をかけることも……だが、この礼装は未だ死なず、気を抜けば魂を犯す。メイザース本来の魔術と魂の在り方に対して、成り着りすぎるのは毒でしかない。
「天ヶ腹リンネです!みんなの視線を俺にくださーい!」
「愛されるために己を演じて精一杯に振る舞って、結果それでみんなに愛される。このやり方は嫌いじゃないよ。むしろ愛される実感が湧く」
「見た目の好みはドンピシャ、立ち振る舞いも接し方も完璧。愛さないわけがないよね?俺の方を見ないわけがないよな?ほら、笑顔を見せて。………ねぇ」
「俺が何したって言うのさ!ただ俺はお前に捨てられたくなくて、お前と長くいたいだけだからこうやって、頑張ったのに………!お前の好みまんまだろ!?どっか行くなよ、重いなんて言うなって!………俺をもっと、見てよぉ……!」
「愛して、哀して、恋して、乞いして、抱いて、dieて、キスして、疵して、眠って、合歓って。手を握って。それだけでいい。そしたら俺、また頑張れそう。例え自分がバラバラに解けても」
おまけ【とある会話】
「お前のせいで……俺の、俺は、どんなに……!本当の自分がわからなくなるぐらい愛されたくて頑張ってるのに!」
「そう、それで?私を暗殺しようとするのでもなく、上回ろうと努力するのでもなく、ただ無意味で無価値な恨み言をぶつけるだけなら黒魔術や呪術でも専攻したらどうかしら。それが嫌なら私に会わなければいい。頑張ってて今愛されてるんでしょう、アナタ」
「なんで俺を潰す必要があったんだよ!お前にとって魔術師なんてロクでもねぇやつだろうが!………なら、その道を熱く望む奴に少しぐらい分けてくれても悪くないのに………」
「不公平だよなぁ。努力や実力だけじゃどうにもならないもんがこの世にある。俺は今までそうだっただけで、今回は俺じゃないやつにそれが降りかかっただけ。それで恨みたいなら恨むと良いさ。どんだけ恨んだってどうにもなんねぇんだから前向いたほうが速ぇのにな」>>669
リンネの参考キャラ×2です
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/スピルバーグ教室の問題児達
あと感想募集中>>678
徐々に両親は魔術を唾棄する娘に苛立ち手をあげたりするようになり、長女は益々反発し、長男も長男で両親をなだめたり妹を庇っていたりしていたが……
「お兄ちゃんの方が魔術に興味あるんだから、むしろお兄ちゃんに習わせればいいのに」
という妹の残酷な一言が才能の無かった兄の地雷を踏み、
「お前に何が分かるんだよ!!」「…………もう、もうお前を庇うのは止めるよ……頼む、もう話しかけないでくれ……」
と激怒された上に突き放されてしまう。
「……なんで。……そっか、みんな敵なんだ。私の敵、きっと殺されちゃう、あいつらの良いように使われて人生潰されちゃう」
「──────敵ならみんなコロサナイト」
からのジェノサイド&デーモンモード!>>688
ではでは!
「関東信越厚生局麻薬取締部、特殊犯罪対策班所属。御崎藤花です。よろしくお願いします」
【氏名】御崎藤花/Touka Misaki
【性別】女
【年齢】23歳
【出身】某県・花総市
【人種】日本人
【身長・体重】173cm・57kg
【スリーサイズ】87(D)-54-88
【肌色】白【髪色】黒【瞳色】鈍色
【所属】
【外見・容姿】
長い黒髪と何かを値踏み、あるいは見据えたような瞳が特徴の怜悧な空気を纏う女性。黒いスーツを一分の隙も無く着こなしたモデル体型の美女。
【令呪の位置】左胸部。髑髏と魂を意匠化したもの。
【魔術系統】流魂魔術、強化
【魔術属性】水
【魔術回路】質:B 量:B 編成:異常(霊体への干渉に特化している)>>689
【魔術・特殊技能・特性など】
流魂魔術と呼ばれる魔術の使い手。
水属性と死霊魔術を組み合わせた魔術であり、ステュクスや三途など、冥界や死と生の境などに流れる『河』という概念を根幹に置いている。
彼女が使用するものは『精霊流し』と呼ばれる儀式に由来するもの。
故人の魂を船に乗せ川に流すことで弔う風習が元となっており、それを魔術として行使する彼女は霊体干渉のエキスパートである。
亡霊、地縛霊などの『本人の意思とは無関係にこの世に残留したモノ』に対しては有利に立ち回ることが出来る。
が、悪霊・怨霊などに関してはその限りではなく、それらの完全な浄化は不可能に近い。
霊体には変わりないためある程度の痛打を与えることは可能だが、あくまでも痛打であり致命傷には至らない。
『水属性』の強化を得意とし、血管を『河』と見立てることによるドーピングや自己治癒力の強化などが可能。切り傷や擦り傷、骨のヒビ程度なら数秒。四肢の欠損や骨折すらも数分で回復する。
剣術家としても優れているがあくまでも常人に勝る程度である。射撃能力もそれほど高くない。実戦経験が豊富なため大抵の麻薬取締官よりは取り扱いに慣れている程度のもの。
彼女の最大の強みは、その回復力と身体能力に活用した肉弾戦である。
【礼装・装備など】
『古刀・無銘』
とある事件で彼女の所有物となった古刀。500年クラスの神秘が宿っており、並の結界・霊体なら一刀で切り裂くことが可能。携行性に難があるためここぞという時にしか使用されない文字通りの切り札。
『ベレッタM85』
麻薬取締部で支給される拳銃。銃身に魔術的な加工が施されており、霊体にダメージを通すことが可能。>>690
【人物像】
怜悧な外見同様、鍛えられた刀剣のような印象を与える女性。所属する特殊犯罪対策班は人ならざる存在による人的被害を抑える組織である。
物腰は鋭利、発言は苛烈。触れた尽くを一刀両断に斬り捨てる抜き身の刃。
振る舞いが剣であるならば心根は鋼と呼んで差し支えない。鋼は折れず、歪まず、穿てない。
外的要因からの影響を受けることがない揺るがぬ精神を有している。
ただし省みることが一切無いということではなく、霊体の浄化という仕事に対しても殺人と同等のものとして向き合っている。
それはある意味では殺人の肯定にも通じる。敵対するものであれば躊躇いなく剣を向けるという容赦の無さの現れ。
どこか自嘲的であり諧謔じみた性格。生者を殺めた悪霊が地獄へ落ちるように、悪霊を殺めた自身も地獄へ落ちると認識している。
根本的には生真面目な優等生、しかも内心では羽目を外したがっているタイプ。
奇しくも自身がかつて恋心を抱いていた青年に似ているが、無意識の内に彼から影響を受けていたのかもしれない。ちなみに彼女が善良寄りであろうとしているのは彼の模倣行為である。
仕事中はともかくプライベートは自堕落でだらしがない。休みの日は目が覚めたら昼間(というか太陽光で目が覚める)で、スマホで猫の動画を見たり、スタミナ消費無しのパズルゲームなどをやっていたら夜になっていた、ということがほとんど。
外出は嫌いではないが、気を抜くと飲み歩いてしまうため家計を抑えるために用事が無い日以外は外へ出ない。素が内向的であるため引きこもるのも苦ではない人種。
ヘビースモーカーで大酒飲み。内心どこかでストレスが溜まっているのだろう。>>691
【経歴】
代々祈祷師を務める御崎家に生まれた女性。家督を継いだ姉と将来特殊犯罪対策班に所属予定の弟がいる。
地方都市・花総の出身で、その中に存在する七大心霊スポットの一つ『悪魔の一軒家』に住んでいた長男とは年の離れた幼馴染だった。
当時から魔術を学んでいたがまだ触り程度であり、長男とも魔術師ではなくどこにでもいる青年と少女という関係だった。
やがて彼女は穏やかで善良寄りな人柄をした青年を異性として意識するようになる……が、その淡い恋心は青年の死という最悪の形で失われた。
その数年後、青年の生家は『悪魔の一軒家』として語られるようになる。
初恋の相手が怪異として扱われるようになった事実を彼女は我慢出来ず、家伝の魔術を研鑽するようになる。
高校卒業後はフリーランスの魔術使いとして活躍。前述の古刀はその時の戦利品である。
大学三年の夏、とある事件で父の古馴染みを名乗る男性と出会う。
『暴君』と呼ばれる男に本格的な戦闘術の訓練を受け―――自身には戦闘の適正がないという残酷な事実を認識する。
それでも彼女は決して諦めることなく戦い続け、致命傷の即時回復という戦闘スタイルを確立する。
その後、男の紹介によって現在所属する特殊犯罪対策班に籍を置くこととなった。
イメージカラー:衝羽根朝顔(花言葉:『鎮魂』『平和』)
特技:睡眠時間の操作(ショートスリーパーにもロングスリーパーにもなれる)、車の運転、初めての場所でも道に迷わない
好きなもの:煙草、酒、猫
苦手なもの:怪異、怪談、心霊スポットに自分から赴くような命知らず
天敵:ガザミィ、バフォメット/ジャック・ド・モレー、クロケル……………………一応、プルフラス>>692
【一人称】私
【二人称】貴方、お前
【三人称】彼、彼女、あの子、あの人
【セリフ】
「……捜査協力、感謝します。これで全ての問題は解決しました。どうか、これ以降貴方が『こちら』と関わることがありませんように」
「私も鬼じゃありません。理由も無く斬り伏せるなんてことはしませんよ……そこまで見境がなくなったら、もうそれはやつらと変わりませんから」
「お前達の存在は、世界に容認されていない。大人しく無に帰りなさい……どうか、安らかに」
「どうせ、私もそっちに行く。縁があったら、また会いましょう。恨み言はその時に聞かせてくれると助かるわ」
「あー…………もう5時……お腹減ったな……なんか食べなきゃ……」
「もしもし、ミスター・アレン? 状況終了です。後ほど確認をお願いします」
【役どころ・コンセプトなど】
女主人公。社会人、あるいは公務員ポジション。オカルト・ホラー作品に登場するいわゆる『組織』の構成員。
【製作】猫の藩士
【レンタル】可
【NG表現】悪霊の肯定(理由無きものに限る)。自責の念から開き直る。>>695
だらしないキャリアウーマンいいよね……いい……オカルト物には必要不可欠な公務員系退魔師はいい……
だって原典でお兄さん亡くなってるから……なんでやろうなあ……(遠い目)
藤花「……悪霊、いえ、悪魔。それもソロモン王にまつわるものとしては随分と人間くさく思えるのだけど?」>>638
と、特にこれと言って突っ込むところのない普通のキャラだ……!でも普通すぎて主人公バフ掛けないと退場させられそう……魔眼持ちの主人公属性ってテンプレート化してる部分がありますよね。
書き手さんごとに1人ずつ挙げられそうな気がします。
>>643
>姉も増えたし
意識過剰でなければ多分うちの女流弁護士だと思うんですけど多分本人は『スーツ着ろ、しゃんとして、おしゃれとかそれでいいから(意訳)』って言います。
>>653
(なんかそのまま返り討ちにあって死んじゃいそうだから早く誰か追いついてあげて)
>>669
シャルルの方から闇よりエリちゃんの属性を感じたのですわ。リンネさんの方ですけれど魔術系統に美の系統を持ってきているのは2人目ですよね?
それで何か問題があるってそんなことは無いんですけれど、なんというか書き手さんごとの傾向ってあるよねと感じました。
>>681
(自分の人生の邪魔になるから親兄弟やる気スイッチ入る時点でろくな娘じゃねーですと突っ込んでもよいですよね?)
>>694
いいですよね公務員系魔術師or退魔師。設定もいいですしストーリー中で便利なのも良いです。
花総の出身なんですね、レージュさんの心霊スポット設定も踏まえててこのスレらしいキャラクターだと思います。>>672
結果的にアイドルとして大成する素質を持った二人に
「未だ進路に困る子の手を引くのも私の役目なのでぇ」
>>676
片方はまだ結果的に光属性だからセーフセーフ
>>677
内面は確かにやばい
>>679
そういうのは愛せよとは言わんけど好意だけを向けてくれるならそれはそれで。あとべつにビジネスライクでもいいですし
あと「ありのままの君を」は地雷なのこの子
>>687
アタイも吸血鬼(幻想種)好き!ラミュロスならぬドラクル種!ラミュロスが人狼に近しいならこっちは竜種!
>>697
輝く永遠の偶像に焦がれたのはエリちゃんっぽい
美はローザと同じユスティングリー家で、生命はシャフリヤーナと同じアスタム家だから、確かに二人目ですね
傾向は……あの、そのぉ……
ちなみにシャルルにイカロスをあげたのはうちの橙子さん枠のマイアでシャルルが焦がれた英雄はアルテミシアドラクル種はラミュロス種とも異なった吸血種として作ってみたオリジナルさん
>>697
自分の書き方が雑なので伝わりずらいですが、それだけ追い詰められてたということです。普通ならばこんな事軽く思えるような子じゃない
というかアレですよ、本当にごく偶に、他人身内関係なく殺意が湧く瞬間ってあると思うんですよ、人間。
その瞬間にニトロが注がれて……って感じです。人間って細胞37兆個もあるの…?どうしよ…
>>669
二人してどんよりしてるなぁこのアイドル…
シャルルさんは、なんかこう、シリアスなタイプなのにどこか愉快みも覚えるのは本人のポジティブ思考からなんですかね。トサカサカサカ さか立ちしてもかなわぬお方に恋をした…
リンネさんは、メンヘラの極地というか…全く毛色は違いますが「人間失格」をぼんやり思い出しましたね。本当に何故か。ファンに「リンネさんみたいな人になってみたいなぁ…」とか言われたら心中どうなっちゃうんでしょう。
>>687
自分もちょっぴり感じましたね…シンクロニシティ…
世界五分前仮説は永遠の浪漫…テーマですよね…自分は鏡像無間地獄館のネタ元の一つに「ドキドキ文芸部」があったりするのですが、なんかこう、なんでこう、メタに人はそそられるんでしょう…
>>694
クール系に見えた私生活ずぼらお姉さん!良い!
花総市出身のオカルトバスター…字面が強い、とても強い。そして彼女もアレンさんと繋がりがあるんですね。
ほんと横の繋がり広いな探偵…ほぼ女性(癖強)だけど…>>702
シャルルの方はべつにうじうじ悩むことなく「外に出て日光浴びながら散歩するの楽しい!!皮膚も体内も燃えまくってるけど太陽の下最高だぜ!!」なので過去はどうあれ今はポジティブですからねぇ
家族がいなくなってタガが外れた
頑張ってね!ってリンネは応援する
憧憬の対象になるほど愛されているという実感で死ぬほど嬉しい花総のマスコットキャラの名前はきっと「はなっしー」なっしー。テンション高く喋る人気者なしな~
(今回は……過去が重いとか言われてない……?)
>>697
チェンソーマンのあれとか喰霊のあれみたいな公的退魔組織っていいですよね……
アレンもですけど物語の中心になり得るキャラクターってめちゃくちゃ重宝しますよね。あとメタ発言できるキャラ
流魂魔術もレージュさん発信なので今回のキャラはレージュさんにおんぶにだっこですね……
>>702
素の性格は割と表に向けてるものが近いんですけど、仕事でいっぱいいっぱいになって私生活のことまで回らないタイプのずぼらお姉さんですね……こういうの、あるよね……
く、癖強いってなんですか! そんなことないですよ!(すっとぼけ)
まあ探偵って立ち位置、めちゃくちゃ動かしやすいすからね……
>>704
スーツに日本刀はいいものです。沖田さんもそうだそうだと言っています(一ちゃんを見ながら)
「自分は退魔の生まれだけど初恋の人は怪異になりました」ってなったらこうなりますよね……
>>705
梨汁ブシャー(意味深)(濁った赤)(反応するルミノール)>>712
そんなモンじゃないです?少なくとも弱くはないでしょ。
まぁそもそも論を言えば異能やら伝奇バトルメインの作品で癖のないキャラってそんな居ない印象はあるけど。壁打ち飽きて生活しながらダラダラしてたらまたスレがめっちゃ進んでおられる……遡って読んでこなきゃ……
でも一応ちらっと今見えたことについて私見を述べさせてもらうと、「尖っていない」事がキャラの目立った特色になるのはせいぜいゆるふわ萌えラブコメ系のジャンルになるので、こういう伝奇とかバトルに注力するssに出すキャラクターをまとめたらそりゃ「癖が強い」「尖っている」キャラになるのは当たり前なので、そこは自慢することでも不満に思うことでもない「普通」なのな。
むしろこういうところで「普通である事が個性です」みたいなキャラクターを出すと後から主人公属性開発されるかコクトールートになるかで結局尖るのだ。尖ってる=魅力があるってわけじゃないですからねぇ
ただ尖ってるだけじゃゲテモノになっちゃう
まぁ尖っていてかつ魅力的、なんてキャラを作ればいいんですけど(言うは易し)>>722
マスターや人間だとその二人が掘り下げやバックボーンの印象はかなり強いですからね。尖ってるか尖ってないかは意識すると良くないと思ったから書きたいと思ったキャラしか書いておらぬわ!実際自分が尖ったキャラ作ろうとすると大体悪趣味で露悪的になってしまうしろくなことがねえ
ラウss感想ありがたや!>>738
了解です!
まだアサシン陣営さんの伏神SS投稿は無いので、ごゆっくりと言うか。
また厳しい情勢になってしまって、陳腐でありきたりな言葉しかかけられませんが、お体ご自愛しつつ頑張って下さい。尖ってるとか癖が強いとかに該当するかは分かりませんがミリアルカは私がキャラを作る時の傾向が強く出てるキャラだと思ってます。
>>736
お疲れ様です。亥狛さんをこれ以上忙しくさせない為にも私の身の回りでは患者を出さないよう予防に務めております。
アスクレピオスも「医者がしろと言ったことは必ずしろ」と言っていますしネ!
>>737
ただガイさんの提案したライダー陣営主体の緒戦でならライノちゃんが巻き込まれ一般人って分かったら速攻乱入しますよー。
>>740
ですよね。人外に手を差し伸べてるから野紀さんかと思ったけど野紀さんなら少なくとも焼かれながらも生きてる状態にはしないよなぁと。……人外成分で言えば野紀さんの方が多いはずなのにナー
>>741
実はパラス・アテナちゃんは『神々を侮辱すること』はそこまで怒りません。内心どうなっても知りませんよと思いながら「はぁ、〇〇様がそんなことを…」と相槌を打つ。
実は『女性が戦うことを否定する』方が怒る。だから逸話的にオデュッセウスにはおこだお。>>741
パロミデスさんはフレイザードとかピトフーイ(GGO)的なキャラだから、戦闘面での拘りというか面倒くささはあるかもしれない。自分は癖強い方ではあると思う。作者が振り回されてるんだから是非もない。
>>741
泰衡…は、わかりやすい方かな。
ホレスはラヴクラフト御大を褒めると露骨に機嫌を悪くします。リシュリューはフランスを、阿弖流為は蝦夷の人々を否定したりすると静かにキレます。前者はそれが陰謀のきっかけにしたりするから危険。
ポーはヴァージニアさんについて色々言う(特に「ロリコン」とか)と逆ギレします。他にも飲酒や賭博について色々言ってもそうなります。面倒な作家。でも、自分の後進たちについて貶しても咎めてきます。後進思い。
あと、ジョンは自殺が地雷。自分の味方やマスターがそんなことしたら壊れて暴走するほど。
顕著なのはここら辺で、細かいものまで見ると大体全員なんらかの地雷があります。いやぁ、七面倒>>741
ヒュギエイアはいつもアスクレピオスの事をdisりますがいざこちらがdisるとキレます>>741
ヘンリーは生前は優生学を支持していましたが英霊の座に到達してからはそれを間違っていたと思っていますので、身近で優生学支持者が色々と自説を披露すると黒歴史を刺激されてる気分で不機嫌になります。
あと化石戦争という学界での揉め事に巻き込まれた経験から、他人の喧嘩は遠くから見物したり煽るのは好きだけど巻き込まれるのは特に嫌いです。ちなみに自分のところだとバフォジャックの「魂を売るほどの契約を交わしながらそれを無かったことにしようとする奴」が見えない地雷だったりします。
「馬鹿め!報酬だけ受け取って自害させてやるぜ!」しても、文字通り化けて出てくるし必ず復讐する。
手酷い裏切りには手酷い報いを。きっと生前のアレコレに思う所あるんでしょう>>741
平賀源内とレーヴァテイン・オルタですかね
前者は生前様々な発明や業績を為したものの、当人的に「これぞ」と胸を張って断言できるモノを生み出せなかったが為に偉業を為し得た英霊たちに対し劣等感めいた感情を抱いてます
なので迂闊に「〇〇で有名な平賀源内」と口にすると、笑顔でキレられます。あと杉田玄白はじめ同世代の偉人を貶されるのもアウト
後者は主にスルト・シンモラに向けた感情で、普段は2人の事を「終末から目を背けたがってる愚か者ども」とこき下ろして憚りませんが(そしてレーヴァテインにボコられる)、いざ他人に同じように貶されると「(よし、こいつは惨たらしく殺.す)」と静かに敵対モードへシフトするという
要するに「わたし以外が主と管理者を貶してんじゃねえよ××(放送禁止用語)」なパターンです。ツンデレとか言ったら無言で焼き尽くされます>>754
バフォジャック「まぁ、過去があったからこそ己(オレ)が生まれたわけで。その点は存分に感謝しているとも」
高貴な騎士が裏切られ尊厳を破壊され命まで奪われた結果がこの子だよ!キレないけどかわりにとんでもなく沈む地雷を持っているのはワットと尊氏とカール4世。
ワットは「マードック」関係をなじられると引き篭もる。あと資本主義の幕開けの象徴でもあるのでそれによって被害を受けた人(代表がジャックちゃん)に責められても引き篭もる。そしてブラック企業もびっくりなほどのサービス残業をする。みんなの分まで自分が頑張れば…
尊氏は史実の大半が地雷。直義後醍醐天皇正成その他諸々言われると勢いよく割腹する。室町幕府の云々を指摘されても割腹する。身共が悪いんだ…身共などいなければ良かったのだ…
カール4世は、実はペスト大流行時自国でユダヤ人が迫害されたのを放置した過去がある。その後の法令で「ユダヤ人の移民を歓迎する」旨を記してたりする。それでも罪悪感はあるのでそこを責められると珍しく沈む。我は所詮お山の大将…ルクセンブルク家を偉大にすら出来なかった…>>760
まぁそれが気になるから聞いてるのかもしれんし…第■回、時間進めました。
パワーとスピードは互角、技量差も皇帝特権で埋められて膠着状態のまま時間だけが経過していく模様。
具体的には、他陣営が余裕を持って戦場に来れる位の時間は戦い続けます。
槍陣営は休息中ということで、剣術同盟はここで戦闘に介入しますか?エルヴィスの見えない地雷は『“音楽”を侮辱されること』です
「ロックなんてくだらねえ」みたいな発言もアウトですが、「やっぱロックって最高ですね!ボカロとかくそですよ!」とか言い出してもアウト。説教とかもしないけど落胆してその発言をした相手とは消滅する時までギクシャクします
オードリーの見えない地雷は「自分の見た目と他人の見た目を比較されること」です
そもそも自分の見た目に自信がなく、それでいて他人にリスペクトを欠かさない人なので、今を生きる人間と比較したら激怒します。オードリーさんに比べて誰々は不.細工だなぁ!とか言おうもんなら決裂不可避
エルルーンの見えない地雷は「他のワルキューレを馬鹿にされること」です
ワルキューレとしての自己評価が低い分姉妹達は尊敬してるし、なおかつ家族と思ってるもので、家族を馬鹿にされた時は酒の席で他人に迷惑をかける人を見た時くらいキレます
見えない地雷だったらこんな感じかなあ、そうだ
ちょっと流れ関係なしに聞くんですけど、うちのジャックhttps://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ジャック%28仮名%29と相性良さそうなサーヴァントって誰だと思います?>>741
ビートル:聞こえる範囲でヒトラーを悪く言う。本格的に生産される前に第二次世界大戦を起こされた(そのせいで民間への普及が大幅に遅れた)ので嫌いだけど、彼の恩恵を受けて自分が誕生したと言う事実も理解・受容しているのでヒトラーに対して実は愛憎が入り乱れている。なのでヒトラーへの非難が耳に入ったら即座に機嫌が悪くなる。「あんチョビ髭の悪口ば私の耳に入れていいのは私だけたい」ということ。
百目鬼:『聖杯惑星』でガッツリ書いたけど、ズケズケと過去(人間に転生する前の時期)に踏み込まれると瞬間湯沸し器になる。100名の配下と一緒に。忘れないうちに書き投げておくと藤花の嫌いなものにザミエルくんとサタンがいないのは2人が元々人間だからという理由があります
自作のラーヴァナの地雷は、「真っ当に生きてる幸せなカップルを引き裂こうとしたり、手を出そうとしたりetc」「ラーマ以外がシータに欲情する」「悪が勝ち逃げしようとする」といった所。
女同士だから貞操の危機にならないって一発ネタのハズが、こんな有様に……。
神話級ヴィランのクセに善人マスターのほうが相性が良かったりする。ビートルのコソコソ話
実はデフォルトでマルチリンガル。
ドイツ語の他に英語、スペイン語とポルトガル語、日本語やタイ語もできる。
スペイン語とポルトガル語は『メキシコ訛り』『ブラジル訛り』だけど、これはメキシコとブラジルでも生産されていたから。>>765
いいですよー!好きなように書いてください、!マスターが全員重要人物、召喚されるサーヴァントは七騎ともアサシン
聖杯戦争は見せかけで、本当は要人同士の共倒れ暗殺合戦狙いの聖杯戦争とかふと浮かんだ>>786
これは相性良くならざるを得ない…色んな意味で
というかアルターエゴだとこれより相性近くなるんですか。詳細見たい…>>791
1.奥ゆかしく、物腰柔らかく、それでいて芯の強い女性と出会わせます。出会うきっかけが馴染みの喫茶店の店員とかなら最適です。
※外見は問いませんが赤毛の女性が好ましいです。
2.親しくなり、彼の職業がわかった後に彼に事件に巻き込まれそうなことを相談させます。
3.事件の犯人に協力して誘拐されましょう。
4.自殺、他殺問わず『彼の目の前で、死体が残る形で死ぬ』ことが出来たらミッションフィニッシュです。
さあ、この方法で曇るキャラクターは誰でしょう?ふと思いついた、絆礼装。
永倉新八:大正二年三月十七日の朝刊
藤原景清:大倉御所から見る桜吹雪
ロケット号:素晴らしき開業記念
九鬼嘉隆:我が終焉から幾星霜か
李逵:最期の杯
フォルクスワーゲン・タイプ1:伝説の終わりに
百穴の百目鬼:あの日の見送り>>793
(続き)
ハダリー:運命の棺
アガサ・クリスティ:さらば、セント・メアリー・ミード
凌振:無事に再会できたその日
周公旦:時には誰かの夢枕に
テキストは書く気になったら考える。
チョコレート&お返し礼装はどうしようかな。>>791
・迅龍くんはそもそも哲学的キョンシーで感情無いから曇らん。
・刹那は単純に「君と深く交流してくれる奴いないんじゃない?」っていう事言ったら「そうかな…そうかも…」って曇りそう。。。
いかん「じゃあテロとか犯して皆がボクを無視できないようにしよう!!!」とか言い出した…。
・鳳蝶さんはメンタル硬いんで悲劇や他人の死を目撃したら悲しむけど普通に乗り越えそう。
・ポルカはそもそも曇るって感情が無さそう…。大事な人が死んだりしても「わぁい食べよモグモグ」ってなるだろうし…。
クッチー:ある程度仲良くなるのは前提条件ですが以下を伝える。
・「俺は君の事好きだよ」
・「(クッチーの親の死は)事故だった、状況や君の起源の影響もある、仕方ない事だっただろうね」
・「もう君は十分苦しんだ、両親だって君の事許してる筈さ!自由に生きていいんだぜ」
・「起源が『破壊』で何かを壊すのが好き!?いいじゃんカッコイイと思うよ!!!」
兎にも角にも肯定したり好意を伝えてあげればメンタルを軋ませる事が出来ます。>>791
神野:この世にすべてを殺し尽くしても自分という悪を滅する善がなかった時
螢:ペルソナ5Rのbadendみたいな世界or中国異聞帯が汎人類史に成り代わる展開
偽ジャンヌ:自分がジャンヌダルクではないと知ったとき
ケーフェンヒラー:反転
ぱっと思いつくのはこういうのですかね。サーヴァントたちはヴィブラニウムメンタルが多く曇る隙が思いつかない人が多いです。>>791
曇らせ…曇らせ…
いかん。割と出来上がった段階でどん底ないしそれに近しい状態にあるキャラばっかだから、具体的に曇らせと問われるとこれぞというシチュが思い浮かばん
むしろ周囲を曇らせそうなパターンなら思いつくんですけども
例えば「あたしの事なんて忘れればいい。誰かの傷になんてなりたくないから」なんて言い遺して消滅し、当のマスターを「忘れられる訳ないだろ/でしょ、バカ…」ってさせるムーランとか
クリプター化して、自分なりにベストを尽くしながらも結局無力故に何も為せないまま死.んでいく黒野とか。
「――帰りたい。故郷に、あの家に帰りたい。もう一度会いたいよ……父さん、母さん、仁、美(妹)……」
あとやっとの思いで仇を討てても、何もかも失った後だから廃人化するしかないIF千早とか
「……あれ……? 私……なんで、こんな必死になってたんだっけ……?」
「――ナギ、さ? 誰……それ……?」>>791
・ヒュギエイア
自分の無力さを叩きつけられた時
気丈だけど一回折れるとグズグズになります
・ロドモン
実は自己評価低めなのでボコボコにされると折れてマンドリカルドみたいになります
・ラウ
天才が苦悩する姿はザマーミロ!するけど天才がもがき苦しむ姿は「なんでだよ…天才だろお前!」と曇ります>>791
夏イベのキアラみたいなことをされたと想定して、何人か追加します
ウィーラーフ:「竜退治のときベオウルフの元から逃げてしまった」世界を擬似体験させる
イオラオス:ヘラクレスの傍らに在ることができず挫折した世界を擬似体験
ロビン・フッド:愛する者を守れなかった結果
エドワード黒太子とか在原業平とかダレイオスは曇りそうで曇らない、落ち込むけど曇る前に立ち直るタイプ。ローザとシャフリヤーナは片方だけなら割と大人しい(他学科にカチコミはあまりかけない)けど二人揃うと問題児になります
わたし曇らせたりいたぶったりはべつにすきじゃないよ
ただどん底のトンネルを掘り抜けて最高に輝く瞬間を見つけるためにストレス耐久テストを続けてみたら最終的な出力結果として曇ってるだけだよ>>810
揃うと美の価値観の違いと人生観の違いでどちらも気が立ちまくって最終的に問題を起こす形になる
側から見たらマブダチに見えるかもだけど当人たちからしてみれば犬猿の仲なのだワン>>811
そのどちらもが私だ…いや本当にラウは書いていて楽しい。
カフカスは絶対折れないやつと言う前提で書いたからラウは本当に書きやすい。>>791
曇らせやるなら曇らせ用の配役でそれ用のキャラ作るのであんまり考えてないです
例外的にミカエラは生真面目さからノエルに気持ち向けるほど自縄自縛で精神自傷するので曇るっちゃあ曇ります>>813
なんか嘉隆が同意しそうな画像だ……。
つか、俺の嗜好が多分に反映された結果なんだよな、バッドエンド嫌いは。ビートルの絆礼装のテキストが完成したので投下。
伝説の終わりに(メキシコの工場で完成し、楽団のBGMが流れる中で社員達に見送られる、ボンネットに花が飾られた最後のタイプ1)
2003年7月30日、メキシコで一つの伝説が静かに華やかに終わった。
星の開拓者の大記録を更新した名車の最後の一台が完成し、工場から去ったのだ。
21529464台という金字塔を残し、その日を以て彼女は英霊として座に登録されたのである。
彼女に世界中が恋した。
それから更に時が過ぎても、彼女は世界中で走り続けている。
カブトムシよ、永遠なれ。>>817
絆礼装のテキスト、ビートルのページに追記しました。
スマホには反映されないけど、一応折りたたんでおります。なんか絆礼装出来たけど違和感というかちがうよなぁ!となるからとりあえず貼ってみる
『蘇生薬のレシピ』
(ヒュギエイア装備時味方全体のアーツ性能10%アップ、HP回復量10%アップ)
医神アスクレピオスが作成したと言う蘇生薬に必要なものがまとめられた掌ほどの小さな紙。
メドゥーサ、もしくはゴルゴーンの右半身から採られた血、そして諸々の神からの加護…完成させるのは至難の技と言えよう。
紙の端には彼女らしくない力強い字で「絶対に完成させてみせる」と書き殴られている。
「あー!見ちゃダメですよ!はい、ダメ!……反対していますけど、まぁ、医者としては良いんじゃないかと思っているんですよこういうの。だって夢みたいじゃないですか。誰も死なないなんて」
遍く人々の救済の為か、それとも……悲願であった薬を完成させた自分に振り向いて欲しいのか。少し前の話に戻るけれど、自分の作るキャラは尖ってるようでその尖り方は曲線を描いているような気がしないでもない
こう「突き抜けてピーン!」みたいな感じじゃなくて、「大きなカーブを描いてシューッ!」みたいな?
>>791
蘇芳ちゃん……はもうこれでもかってくらい曇り書いてるし叩き落としてるから置いといて。
うちのキャラは成人してて成熟してる連中は基本的に曇らないからなあ……夜薙葉はヒーロー属性が強すぎて全く曇らないし、月鳴も海音ちゃんとか父親が死んだとかじゃないと曇らないだろうし、エリザヴェーダや枝薬に至っては曇らせる手段がねえ!
サーヴァント側も曇りそうなのごんぎつねと鶴姫くらいかなあ、他の連中は割り切りが凄すぎて相対的に未成熟なこの2人が出てくる感じ
>>805
違うのだ!(定型文)
そも「曇らせ」と「いたぶり・壊し」はだいぶジャンルが変わってくるから……いやまあ近しい関係だとは思うけども(最近プレイしたゲームを思い出しながら)
この二つが上手く噛み合うのってそれこそNTRとかサイコとかそういうものになっちゃうお題だけ投げて泥のように寝落ちしてた阿呆が私です(一週間分の疲れが一気にきた)
やっぱり曇らせにも多種多様な可能性がありますね。私は乗り越えること前提の曇らせが好きです(ヴリトラ並感)(ヴリトラ引けませんでした)
うちのキャラだと異聞帯ミリアルカは蘇生された当初お父様もアイゼンシュタインもフランソワも死ん.でた状況で折れてキリ様に「どうして私を生き返らせた!」と当たり散らす程やさぐれてました。ミリアルカは拠り所とする人がいる時はダイヤモンドメンタルだけどいなくなるとポッキリ折れる。
あとミソラちゃんを曇らせる方法は案外簡単。即死しなけりゃ大丈夫したところに「大上美空なら撃たれたら死ぬぞ」と言ってやる。こうすれば勝手に自己同一性が軋んで苦しんでゲン兄さんの所に行こうとする。>>823
正直あのシーン選択式に見えて実質選択肢が内容なものと思うのです。異星の髪が「蘇生望まなかったから蘇生しなかったよ」とキリシュタリアに言ったところで一人分の蘇生費用はどうなるのと。キリ様視点のミリアルカ(人理修復シミュレーション)は拠り所となるお父様を取り戻す為にしっかりしてたからそんなミリアルカが死を選ぶと信じられないのではないかという。
あと外の状況(地球白紙化&従者二人とも死亡)を知らされてなかったとかもあるかもしれない。>>787
了解です。
手番回しますね。今アルターエゴに波が来てるからいつになるか分からないけどウチのエゴ+1の異星の使徒暗黒会議的な短編上げよう……。
コヤン枠だけ決まってないが(笑)>>829
天使:メガトロン、サンダルフォン
幻霊:ヨハンナ、サンドリヨン
と混ぜもの候補が、選考基準?ペルソナ5が好きだから!一方私はセイバーを作っていた
り、リンボ、お前ーーーーーー!!!!(アルターエゴ繋がりでリンボの詳細を調べてたら自キャラに関わる要素がでてきた)
>>831
英霊って信仰の産物なので、信仰によって生まれたパブリックイメージと実際の人物像が乖離した場合乖離した方がアルターエゴになるのはありかなって>>836
自由に動かせるうちが花だと思うので、作るならお早めにしたほうがいいと思いますよ。
型月の十字教魔術基盤って結構謎が多いんですよね。実践的ではあると思うんですけれど、根源に近づくための神秘の本質からはちょっと遠いのかもしれないかな、とかは考えていますが。全然ヴァレンタインイベントのネタや内容が思いつかない……
(カルデア青春白書2021〜ロカセナ・リリィの初恋〜)
(言うだけならタダ)
(特攻鯖は北欧組)まだ間に合うか?アルターエゴ祭り(ヒーロー着地しながら)
獣王はアルターエゴでもいい気がしてきた今日この頃。何を混ぜるかまだ決まってないけど。
その前に猫さんにみっちゃんのエミュについて確認しないと。猫さーん、「自分は死んだ方がいい」みたいなこと言ってるミュンヘンにどんな感じに声をかけますでしょうか?出来れば本当に死ん.でもいいのか的なことを言えるといいのですが。ハダリーを投下した俺に隙は無かった。
あ、本人「立派な魔術師」になりたいんだし、派閥争いには正直興味ないわけだし、技術を極めたい、知識を深めたいっていうんで時計塔入るんだから派閥争いより研究中心な中立派にしたっていうのがそれっぽいか!
あとは同じ中立派の呪詛科ではなく考古学科にした理由をひらめけば…>>835
掻っ切った鳩を触媒として降霊した存在……鳩……プレアデス!>>852
ほふぅ…ストックにラプラスの悪魔がいる身としては興味深い話です。
最後の一枠は神でも人間でもないものから選ぶとしてうーむ…。本当に魔術師として大成したい意志を持って入ったなら己の魔術に密接である科にするんじゃないかなぁって意見
それを取っ払ってまで考古学科に行くならなんかすごい惹かれる理由があるといいかもですね>>850
んーなるほどなるほど、でしたら自分の案は没ですねぇ>>857
>>859
ふむふむ。やはりある程度しっかりした理由が必要そうですね…
伝染魔術に近しい魔術ってなると、グランデを出した時に指摘された類感魔術関係を学べる全体基礎科ってなりますかね?
>>855
そういうのを考えていました。やはり外様ですから、周囲の目も厳しいでしょうし…況して、体調不安定(不治&魔術回路に変化アリ)なので、いっそう…
そういった点で、そういう人にも平等に接しそうなカイホスルーさんの教室とかがしっくりくるんじゃないかなぁと。
>>861
自然となってしまいました。ルナちゃんの明るさが対比に面白そうだなと思ってたので…
サブか…それも良いですね。しかしだとすると、派閥を超えてっていうのは中々危険そう…身の上が身の上ですし…>>872
じゃあどうぞ
『名無しの教室』
考古学科を筆頭にする中立派の象徴となるはずだった古くからある教室。
『来るもの拒まず去るもの追わず』の精神で派閥も学科も関係なく受け入れる正道にして異端の教室である。
しかし派閥抗争や利権争いが激化していった時計塔において次第に不要とされ、いつしか元あった名前ごと忘れられていった。
一時期は問題児を受け入れる厄介払い先の教室として一応機能していたが、ある現代魔術科の教室にその役割も奪われ本格的に忘れられていく。
今や時計塔の本義に沿わぬ『魔術を学ぶ以外のこと』に益を求める問題児、もしくは訳アリの生徒ばかりが集まる言うなれば不良と落ちこぼれの溜まり場と化した。
益もなければ害もないその教室に、ある一人の生徒が入ってきたのは、つい最近のことである。>>872
安心して!!ポルカさん、普通に他者を可愛がったりもするから!!
危険度ゼロにはならんけどちゃんと低下するから!…コイツも大概鬼種みてーだな…。>>872
(研究分野で合致する部分があるのならエーテライト側に採れるかなと思ったんですけれどやっぱり問題がありそうなので忘れてください、ノリでレスしてすみませんでした)ムーブメントに逆らうかの如く、『夜半の逢瀬』の一員を作成中。
凶器や、殺人アイテムに改造された玩具がメイン商品な『闇の玩具店』。『夢小箱』
現実を憎んだとある魔術師が、自身の命と引き換えに創り出した寄木細工の小箱。
決して開かない中には魔術師の魔術回路がびっしり詰まっており、所有者の睡眠に介入して「二度と現実に戻りたくなくなるほど甘い夢」を見せる。
そうして夢に囚われたものは死ぬまで眠り続けてしまう。小箱を壊せばと思われるかもしれないが、物理的・魔術的にも頑丈な上に、捕えた人間の精神と魂を箱の内部に引きずり込んでいるため、無理やり壊したところでその人間も壊しかねない。
この小箱の最後の所有者にして博物館に提供した人の名前は、羅城大我。唯一自力で脱出した人間でもある。
山星さんちのパンゲアに贈らせていただこうかなあと思っている礼装~黒くなったので投下させていただきます。以下連投失礼いたします
【氏名】真府 四方(まくら よも)
【性別】女性
【年齢】16歳
【出身】日本、N県(現在ルクセンブルク所在)
【身長・体重】166cm・56kg
【肌色】黄色人種【髪色】濃藍【瞳色】空色(片目の瞳孔が開いている)
【スリーサイズ】H83/W62/B90
【外見・容姿】病弱そうな線の細い女子
【令呪の位置】右手。滲んだインク文字のような紋>>883
【魔術・特殊技能・特性など】
『器官強化』
強化魔術の一種。しかし、理論構造上四方以外に使い手はいない。
器官に点在している、という特殊で異様な魔術回路のため、そのうちの一か所の魔術回路をフルスロットルで動かすことによりその器官の働きを常任離れしたものへと向上させる。この原理より、他の強化の何倍もの燃費の良さを持つ。
胃に働きかければ消化が早まり、肺に働きかければ水中であろうと数十分滞在でき、眼に働きかければ遠方の視認も可能となる。脳に働きかければ、同時に複数の思考処理すら容易い。
これは魔術回路の特殊性に依存したものであるため、伝授や他人への応用は不可能。
【礼装・装備など】
『イル・プレー』
四方が養母と共に改良を続ける精神、身体安定剤。
服用すると運動機能が落ちるが、不安定な魔術回路が万全の状態になり体調も良くなる。この薬剤と先述の器官強化を組み合わせることで、安定した体調、魔術回路での活発な運動ができる。
【外見・容姿の詳細など】
淡い色合いのニットカーディガンにチェック柄のフレアスカートを着た線の細い女子。
ストレートの長髪をゆるく三つ編みに縛り、リボンを編み込んでいる。特徴的な薄い空色を湛えた瞳や白い生糸のような細い指などは「蒲柳の質」だとか「儚げ」であるとか、そういった言葉がよく似合う。
【人物像】
どんな状況でもはにかんでしまい、「ありがとうございます」より先に「すいません」が口をついて出る、多数決の際はよほどでない限り意見の多い方に手を挙げる────といったあまりにも日本人的な性格。
病弱、というよりか、「普段は元気だけど、定期的に倒れるくらいに体調を崩す」という変則的な様態で、体調が諸に魔術回路に影響するため体調不良の折は欠席する。祭典であったり落としたら不味い授業の際は多数の「イル・プレー」を服用、予備して出席する。>>886
また、特に何もないのに、まるで騒音に悩まされているような素振りを稀にする。これについては所属しているヘルメ家は「先天的な聴覚の神経過敏」と話しているが、医療に明るい者が見ればそれとは別の原因があると容易に推察できる。
イメージカラー:空色
特技:数独、短距離走
好きなもの:静かな時、炒飯、海、アイドル
苦手なもの:五月蠅い時、トマト
天敵:自分の他人
願い:「他人を殺.したい、けれど自分は生きたい」
【一人称】私 【二人称】貴方、君、○○さん、○○ 【三人称】彼、彼女、○○さん、○○
台詞例
「ヨモ・ヘルメって言います。立派な魔術師になれるよう、日々精進させていただいております」
「時計塔の階位って、なんか格好いいですよね…開位(コーズ)とか、典位(プライド)とか…私も、なってみたいなぁ…」
「けほ、くはっ、っぐ…も、問題ありません。この程度なら」
「うるさい…あ、いえ、何でも…」
「少し、厳しいところもあるけれど…しっかりしていて、意志も強くて。同じ国出身の先輩として、いつもとても頼りにさせて…頼ってばかりいるな?…あ、す、すいません…」(伊佐那義頼に対して)
「同い年で…その、失礼かもしれませんが。自分としては、親近感がわくというか、親しみやすいというか…元気で、明るくて、我慢強い。凄い子だなぁ、って」(ルナ・アードゥルに対して)
「先生。先生は、とても人の好い方です。こんな妙ちきりんな私に対しても、他の生徒と変わらずご指導くださって…その、あまり大きな声では言えないんですが。魔術師より、普通の学校の教師の方が、似合っているんじゃないかと思うくらい」(カイホスルー・アードゥルに対して)>>887
「…すいません、その…綺麗な人だなとは思うんですが…少し、気後れしてしまうというか、えっと…すいません」(ローザ・ユスティングリーに対して)
「不思議な…時計塔に居ると、不思議な人とは大勢会うのですが、その中でも、特に不思議な人だなって…上手く言葉にはできないんです。そういった類の不思議さというか…」(シャフリヤーナ・アスタムに対して)
「彼女とは会ったことはありません。写真で、何度か見ただけで…でも、大人っぽくて、年下には思えないんですよね。年も近いし、一度会ってみたいです」(グランデリニア・グレーヴェンマハに対して)
「リンネさん…素敵ですよね。私、彼のファンなんです、最近知ったばかりなんですが…明るくて、ハキハキ喋れて、歌って踊れて…何より、自分をしっかり持っているところに、憧れるんです」(天ヵ腹リンネに対して)
「双眸(め)よ、矯め、眇め」
「肺腑(はい)よ、吸え、充せ」
「筋骨(にく)よ、踊れ、滾れ」
「耳朶(みみ)よ、拾え、欹て」
「喉頭(のど)よ、響け、号べ」
「脳髄(わたし)よ、廻れ、惟え」
「────脳髄(わたし)は私(まくらよも)で、真府四方(わたし)は私(のう)。生まれた時から、今まで。これからも、ずっと。」
「────────ほんとうに?」>>888
【来歴】
昔々───具体的には10年以上前。あるところ───具体的には日本のN県。片田舎の地に、真府家という魔術の家があった。周囲に魔術師の家はなく、親交といえば国内ではなく国外の魔術師とだけ行う、そんな風変わりな家。祖父母もおらず、一組の夫婦だけが営む、不可思議な家。そこに、少女が生まれた。
少女は愛されていた。一人の子供として、魔術の家とは思えぬほどに。笑って、遊んで、教わって、穏やかに、健やかに育った。
しかし、少女の身体にも異変が起き始める。身体が思うように動かず、器官が働かず、昼夜を問わず体内から誰とも知れない声が聞こえるようになった。
それと時を同じくして、少女の父親も不可解な行動を取り始める。妻を牢に入れ、日夜様々な拷問を行った。行っては、治癒魔術で丁寧に癒し、甚振っては、優しく介抱し。そんなことを繰り返した。
親の行いに当惑しながらも、少女は親を信じて自分の異変を打ち明けた。返ってきたのは、「どうしようもない」の言葉。少女は、それでも親を信じて自分の現状を耐え忍んだ。妻への拷問を除けば、父親はとても優しく、穏やかで、狂い始める前の人物のままであったのも事実だから。少女は、幼さがゆえにその父親を信じた。
少女が6歳の時、父親が銃を使って自殺した。母親も同様に死んだ。遺書には、数少ない友好関係のあったドイツのグレーヴェンマハ家へ少女を養子として預けるという文。その文通りはじめは少女はグレーヴェンマハ家に向かわされたが、すぐに分家のルクセンブルクにあるヘルメ家に移された。
ヘルメ家は若手が不足しており、当主である女性は少女を歓迎しヘルメ家の魔術師として伝染魔術を学ばせ、身辺の世話もした。
当主を信用した少女は、自身の異常を話す。すぐさま調査され、そして少女の異常の真諦は明らかになった。>>889
少女は、胎児のころに母体を通じていくつもの人格が体内の形成途中の器官に降ろされ、一人の身体に大勢の人格が宿ったある種の「多重人格者」となっていたのだ。
体調不良や器官が上手く働かないのは、「器官(たにん)」が指令役である「脳(じぶん)」の言うことを聞かないから。聞こえる声は、器官(たにん)たちの声であるという。
当主は、養母として、魔術師として、少女を養子として、実験体として助けることを約束する。現段階では上述した「イル・プレー」がその上限ということであろう。
少女は、そんな当主に感謝し、ヘルメ家の当主足り得る立派な魔術師になろうと決意する。そして、当主に頼み込んで時計塔へ入学することを許される。
長らく反骨的であった家の分家の魔術師であることや本人の体質(真諦は明かしてはいない)から十分とはとても言えないが、少女は────真府四方、もといヨモ・ヘルメは、時計塔にて、研鑽の日々を送っている。
────────ほんとうに?
【性格】
人が好く、穏やかで慎ましい。反面自分に対して自身がなく、常に自分について猜疑心を尖らせている。
両親と日本で過ごした日々は遠い過去であるが、その時の思い出を「全てが良いとは決して言えないけど、それでも良い日々だった」と思っている。少なくとも、家族みんなでどこかの遊園地へ行った時のことは、代えがたい思い出となっている。世間一般ではヨモ・ヘルメの名を名乗りながら真府四方の名を大切にしているのもそのため。
因みに、周囲には大っぴらにはしていないがアイドルの天ヵ腹リンネのファン。聞かれると、楽し気に好きなところを話す。
【行動規範・行動方針】
聖杯狙う下心はあるが、序盤はそれを差しおいていける余裕がある。
一見ひ弱そうだが、燃費の良い器官強化(世間では一度も使っていない)による長期的な身体能力の強化により、水中や土中への潜伏や避難、情報収集、不得手ではあるが、瞬発力により経験者に引けを取らないほどの肉弾戦も可能。難点といえば魔術回路の不安定さか。伝染魔術は一応こなせるが、あまり頼りにはできない程度。
人心を詰り、人道に背くのは心が痛む。しかし、それしか他にないと理解れば出来ないというわけでもない。
もとより、自分は、他人を殺.す気でいるのだから。>>890
【参戦理由】
眼が喋っている。
胃が喚いている。
喉が笑っている。
骨が呟いている。
歯が軋んでいる。
肺が呻いている。
舌が謗っている。
橋が叫んでいる。
今日も、雑音が体内に満ちている。誰に届くでもない嬌声が、廻り廻って脳髄(わたし)に渡る。
五月蠅くて仕様がない。私の中はガラクタ箱で、私の中はパーティー会場で、自分の中に他人がいる。
────────ほんとうに?
本当に、私は脳髄(わたし)なのだろうか。そもそも、私は元から真府四方だったのだろうか。どこかで、勝手に、成り替ったのではなかろうか。或いは、既に、どこかで、勝手に、成り替られているのではなかろうか。
答えは見つからない。脳髄(わたし)が私(まくらよも)であることを証明してくれるものなど何もない。ただ、五月蠅い音声が、空洞の中に響くだけ。
もう限界だ。もうすぐ、越えてしまう。空洞であったはずの体内(から)が、五月蠅い音声が充満し、満席になって、潰されて、壊れて、砕けてしまう。今だって、瞼を閉ざす度に、恐怖に駆られる。呼吸をする度に、次の瞬間、息ができなくなってしまうのではないかと思って、まともに集中ができなくなる。吐き気がして、瘧に罹ったように震えてしまう。脳髄(わたし)は、考えることしか出来ない。それも、実行に起こせているかどうかも知れぬ考慮を。受け取ることしかできない。それも、真偽さえ掴めぬたよらな情報を。
空は青いの?魔術はあるの?貴方っているの?歴史は真実なの?今私はペンを持っているの?部屋は明るいの?椅子に座っているの?此処は時計塔なの?時計塔は本当にあるの?私は日本人なの?私はヨモ・ヘルメなの?私は真府四方なの?何が正解なの?何が嘘なの?私は考えられているの?私は生きているの?私は脳髄なの?>>891
【サーヴァントへの態度】
人を信じやすい人なので、どんなサーヴァントとも友好的に接する。
地雷は「貴方/君の声が好き」「良いこと言うね」「今なんて言った?」「どうしてそう思ったの?」等々。自分というものを確信しきれていないために、自分という存在を問われると不安定になる。一つ一つは軽度だが、それが積もっていくと瀬戸物のように軽率に割れる。
これは、一般の現代人よりも彼女にとって英霊が大きな、偉大で確立された存在であるから。ある種絶対的な「真実」であるから。真実に疑われる、ということは、自分は真実ではないのかと考えるため。
【役どころ・コンセプトなど】
自分に自身が持てない子。脳は考えるところに非ずとかそういう感じ。
はじめは細胞単位にしようかと思いましたが、あまりにも膨大(37兆)なので止めておきました。人体ってミステリー。ルート分岐で敵になりそうなヒロイン?系。>>894
「今なんて?」とかいう難聴主人公あるあるが地雷な子。ラブコメに厳しい。
>>895
アイドルは偶像ですから…そういう意味でリンネさんって一番偶像的ですよね。
>>896
うーむ…三十年戦争時代からの魔術に考古学的な由縁…精神系って普遍的な分曰くとか浮かびにくいもんですね…
そして伊佐那さんとカイホスルー先生の良識人っぷりよ…本当に貴方達魔術師…?
>>898
ですです。民主主義派の全体基礎科がまず候補だよなっていう。それは「派閥争いには触れない」ということで良いとしても呪詛科が…
ルナちゃんとなんらかの形で絡ませたいなぁと私はとても思っています。ですので>>873の設定を使わせていただくことになるやも。
身長高いけど控え目でおどおどした子が好きです(自己紹介)
戦闘スタイルはエルキュール・バートン的な感じですね。ただし最得手は水中での耐久戦。
弱点は器官一つ一つが魔術回路だから器官一つ潰されただけで甚大な被害が及ぶこと>>899
これがあんまり不幸な目に遭っていない人間の言葉だったら切れて幽霊がころすなり束縛するなりするところだったけど色んな目に遭った大我の言葉だから止めなかったという
幽霊「てぇてぇ……」
ただいま『夢小箱』を『輪廻聖杯博物館パンゲア』に登録させていただきました~>>900
他人の欲望を受けてその形に自分を騙し通す天性の偶像(アイドル)ですからねぇ
だからこそ誰にも負けないただ美しく強く存在する自己の極みとも言うべきローザとシャフに拗らせてはいるけれど>>909
【来歴】
アメリカ、カリフォルニア州はロサンゼルス出身。
股間以外は女の子以外の何者でもない特異体質で、周囲からその容姿と生来のお淑やかさを褒められながら育つ。
なので自分の容姿には自信があり、それが高じて女装が趣味の一つとなる。
両親は『研究は自分達の代で終わっても全然気にならないが、先祖の研究が根源への道となるか否かはハッキリさせたい』ために魔術師となり、その一環で異常者の集まりである『夜半の逢瀬』の面々とも交流を持った変り種カップルだった。
彼に対しても魔術は教えたが魔術師になるかどうかは意思に任せていた。
気合の入ったオタク兼リトル・トーキョーのガンショップ「ムーンヒル」の常連でもあった両親の影響で彼も玩具と銃火器が大好き。
しかし、何かと目立つ子供というのはいじめの標的にされやすいようで、彼もその容姿による女子人気を妬んだ同性のクラスメート達からの執拗ないじめを受けていた。
ムーンヒルの店主の一人娘であるクラスメート、リディア・ツキオカの過激なアドバイスを真に受けて反撃はしっかり行ったが。
こういった経緯から小学生時代は同性の友達が社会人などの年上しかいなかった。
中学卒業後、リディアと違って高校に進学予定だったが、いじめっ子達の中でも特に悪質だった数名が起こした交通事故で両親を失う。
犯人達は彼を標的として事故を起こしたのだが、当人は偶々卒業祝いとしてゲイバーを経営する友人に誘われてハワイに旅行中だったので難を逃れ、ハワイから戻ってきた後に両親の死を知らされた。
当然犯人達は逮捕されて有罪判決を受けたが、年齢の問題から彼が納得できる量刑は免れる格好となり、犯人達も全然反省しておらず「下手に反撃するから親が巻き添えになっただけだ」と詭弁を言い放つ始末だった。
葬儀後、参列してくれた『夜半の逢瀬』の一員から「完遂後に自分達の一員となるなら復讐を全面的に支援する」と持ちかけられて二つ返事でその条件を飲む。
奇跡的に無事だった双方の魔術刻印を自身に移植、遺された銃火器を徹夜で魔術礼装へと改造、家財道具等も持ち出して姿を消し、がらんどうとなった生家だけが残された。
翌年、帰郷して復讐の一環として両親殺 害に無関係だった他のいじめっ子達を全員惨殺 し、その時の光景を撮影。>>910
数日後に矯正施設へと殴り込みをかけ、あの時の暴言に対する意趣返しで写真を入れたアルバムを見せながら「君達と一緒に僕をいじめたから、連帯責任で殺 されたんだよ」と言い放ち、わざと模擬弾を何発も撃ち込んで犯人達を嬲り殺 しにして復讐を果たす。
直後にその光景も撮影し、まんまと逃げおおせた。
その後は契約に従って『夜半の逢瀬』の一員となり、銃火器などの凶器や殺 人を手助けする不思議な薬、殺 人アイテムに改造された玩具がメイン商品である闇の玩具店を開業した。
表向きは趣味が高じて裸一貫で起業した苦労人の商売上手な店主。
店も表向きはどこで入手したのか分からないレアな玩具を多数揃えた穴場の繁盛店である。
商品の都合から店の方は『夜半の逢瀬』としてはかなりまともな部類だが、問題は彼自身。
『夜半の逢瀬』にいるだけあって身体能力が高く、礼装に改造された銃火器が強力なので魔術師にとっては極めて戦いづらい部類。
しかも銃火器の恩恵で犯行を一般人のものと偽装できるため、魔術で足跡を辿るのも難しい。
一応、両親の研究は引き継いでいるため魔術使いではなく魔術師である。
リディアとは友人関係だったのもあって、現状を知られて彼女から撃たれそうになっても『出来れば戦いたくない』と思ている。
スペインで騒動を起こした時に標的の孫という理由で幼稚園児を殺 そうとした際、それを未遂に終わらせたヴィオランテ・ヴァルヴェルデとは相容れない運命の大敵同士。
【性格】
明るくお淑やかで社交的な人物。
『夜半の逢瀬』の中では一番表の稼業を大事にしている。
仲間達とは違ってなるべく悪人だけを狙うのだが、標的になる条件をクリアしてしまった者に対しては自殺 される前に追いついて嬲り殺 す。
幼少期の経験や両親と死別した経緯から、彼が標的と定める条件は『いじめっ子』であり年齢性別は不問。
これに当てはまった者を苦しませながら殺 すためなら、例え乳幼児であろうと親族や友人等の関係者を好き好んで巻き添えにする残酷非道と支離滅裂のサイコキラーでもある。夜半の逢瀬名前被りや……こっちのフリー設定のやつの名前変えなきゃ……
それはそうとその……おつらいですね……>>913
ぶっちゃけると入室適正あるというか、教室メンバーの一人として考えてました
せっかくなので教室メンバーの初期設定も貼っておきます
『教室メンバー』
ルナ・アードゥル
新入生。真面目に授業を受けているが、最近は旅に出ようとしているらしい。考古学科。
カヴン・プラミア
聴講生。授業は一応受けているがいつも使い魔しかいない。動物科、呪詛科。
黒魔術を由来とする使い魔の扱いに長けており"本体"の姿を見た者は未だに一人もいない。実は鯨憑き。
シャフリヤーナ・アスタム
無関係者。サボりに来ている。授業はなにも聞いていない。創造科、植物科。
バーンズ・バーグシェット・バトガニア
生徒。5年かかると言われる全体基礎科の授業を8年も受けてる落ちこぼれ。全体基礎科。
「俺ぁもうダメなんだ…」とふてくされて名無しの教室に逃げてきた。魔術より体を動かす方が向いてるとは本人の弁。
刹那・ガルドロット
無関係者。遊びに来ている。授業は気まぐれでめちゃくちゃにする。現代魔術科。>>917
ポピン
講師。授業にのみ機能特化したホムンクルス。
アルス・ラースレイト・ルナルガム
生徒。籍だけ置いており長いこと教室に来ていない悪い意味で幻の存在。
名無しの教室最古参の生徒であり元々この教室を管理していた魔術師の一番弟子でもある。
今のところこれがメンバー一覧です(※設定は変更の可能性があります)>>916
自己改造じゃなくて、他人を商品にするため?>人を礼装に改造因みに、グレーヴェンマハ家の分家ということで四方はグランデと絡むことになるよ。振り回されるよ。基本不憫枠だよ。
>>903
そういうことにしましょうかねぇ。全体基礎科受講生で、呪詛科にも来ていて、名無しの教室にも出席…は、ヘビー過ぎるかな…?
>>904
あ、そういうのもアリですね。> 人体と精神についての魔術理論
うちの連中もなんだかんだ贅肉を持ったマスターが多いですね…
>>905
お人好しで地雷踏んだら即バッチュンとかじゃないのでまだ安全。
>>913
器官強化がバレたら封印指定に入りそうですね。衆目では一回も使っていないのでセーフでしょうけど。
大体、客観的に見た過去は経歴通りです。父親が何でそんなことしたかは父親しか分からない。いつか書きたい…>>935
いやほんとに大丈夫っすよお気になさらないで21時になったら「悪魔の家に潜む長女」のイラストを投稿しようと思います、デフォルトかつ注意書きはしますが念のため。
どんな感じかと言うと呪怨とかそういう感じです>>912
異常な悪役…だけど単純な異常さもなくて、なんとも言えない人ですね…
>>923
>>924
でーすーよーねー。
とすると、全体基礎科メインで名無しの教室サブにしようかな?そしたらルナちゃん経由で考古学科にも…
いや、全体基礎科だと民主主義派だし中立派には関わりづらいか…?
>>938
その人の理想を見せる夢…夢か…
グランデは「お父様とお母様が無事で、みんな自分のことを認めてくれて、仲が良い御伽噺の結末のような世界」で嵌りそうだなぁ。特に。
スィレンも…スィレン、の理想…「誰もが傷付かず、悲しまず、涙を流さず、嫌わず、嫉まず、争わず、幸せで、幸福でいる世界」だけど…なんだろう、求めてはいるけど、内心人間には見切りをつけている、みたいな…
人類悪(=人類愛)とは真逆のものというか…難しいなぁああああ空白開けるの失敗した!!申し訳ないです!
本当は「カメラ回しながら悪魔の家で肝試しをするDQN達」の小話と挿絵に「そのカメラに映った等身大の長女」というのやりたかったけど自重しました。
うーむ割とブレイクをフォーリナーとして作り直したい衝動に駆られる
けれどもゾア四体に相当するクトゥルフ引き摺り出すほど我の頭できてない!>>942
地雷チキンレース!()
ただ、おそらく四方は地雷の末に至っても周囲に害はなさそう。細切れきなりそう。
>>943
>>944
そうですね…うーんどうしよう。全体基礎科は気になるけど、呪詛科も捨てがたい…サブはまず名無しの教室として…
考古学科は顔を出す程度…顔を出す?ってつまり受講してるってことじゃ?
>>945
デフォルメだと可愛いけど、等身大だと真面目に怖いんだろうなぁ…悲しい末路だ…
>>953
「大いなるもの」とかどうでしょう?
地球由来で、外なる神や旧支配者に対抗できるだけの力はなく旧神に庇護されてる存在が、外なる神たちに力を合わせて対抗しようとして、その依代にブレイクさんを選んだ…みたいな!所々加筆修正して、グリフィンをWIKIに登録しました。
ご迷惑をおかけしました。石燕も色々考えてたらフォーリナーになりそうな、ならなさそうな…呼ばれてるんだよな…
あやかさんにつきましては、性格はほのぼのほけほけ妖怪大好き少年と変わらずなのでご安心くださいバレンタインイベ、思いついたので投稿させていただきます(なお当初予告していたのとはまっっったく違う模様)
『バレンタイン2021 ~まごころと期待のスイーツ・フェア~』
「折角のバレンタインですもの!皆で催し物を開くのはどう?」
女子たちによる午後のお茶会で出た一言から、あれよあれよという間に事は進み、期間限定のスイーツフェアが開催されることになった。
気合を込めてお菓子を作るもの、先ずは素材からと狩りに励むもの、店の飾りつけに凝るもの、「女の子からチョコ貰えないかなあ」とそわそわするもの、とカルデア内はどこもかしこもバレンタイン一色。
……中には日頃絶対言えない感謝やいつも以上の愛を伝えるべく、奮闘するサーヴァントもいるようで……>>960
【登場人物】
オトレーレ:
開催の場の提供者にしてイベントの責任者の一人、『地より輝くは麗しき月鏡神殿(ナオス・ティス・アルテミドス)』内を弄りまくったらしいがそれで良いのか、月の女神とそれに仕える巫女……
なお警備役も兼ねているため、会場内に現れた不埒な輩はアマゾネス部隊にしばかれるぞ
華佗(アルターエゴ):
万が一に備え呼ばれたドクター、救護スペースで茶をしばいている。
「どんな怪我でも瞬く間に改造(なお)、じゃなかった治すのでご安心ください~、あとチョコもくださ~い」
【出展者】
自由:
※ただし、一人ではなく二人以上で組んでください、他作者さんのサーヴァントと組むのも大いにあり。
「スイーツ・フェア」ですのでチョコや甘いもの以外の出展は、ある程度展示内容が揃うまで控えて欲しい。
【来訪者】
自由:
※一人ぶらつくもよし、徒党を組んで賑やかすもよし
【これだけはNG】
ストーリーや会場を崩壊しかねない能力や性格を持ったサーヴァント。(※ただし予期せぬトラブルを招いたり、乱闘騒ぎ起こすのはOK)>>962
では、チョコ礼装とお返し礼装を何点か
チョコレート盛り合わせクラウディア
フォルクスワーゲン・タイプ1からのバレンタイン自分。
お茶濁し一切無しの女体盛り。
チョコレートを平らげたら、お口直しに今度はクラウディアをご堪能あれ。
老酒ボンボン胡麻団子
李逵からのバレンタインスイーツ。
あたし厳選の老酒を練りこんだホワイトチョコレートクリームを、カカオマスてんこ盛りの餅で包んだ胡麻団子の群れだぜ。
まぶしてある胡麻も黒胡麻なのがポイントさ。
饅頭じゃない理由は……分かるだろ?
白昼の花見
藤原景清からのバレンタインのお返し。
桜木の下での豪華な宴会。
酒食そろい踏み、飲んで食べてわいわいがやがや騒いでしまおう。
手すがら琵琶を奏でる景清が語る、頼朝の最期の真相を聞いて笑うのも一興だ。>>962
星五概念礼装
『画廊の八つ時』
キャラ:鳥山石燕、喜多川歌麿(猫の藩士さん)
コスト:12 HP+400(最大強化時1600) ATK+250(最大1000)
[効果]
自身のArtsカードの性能を10%アップ&自身に弱体無効状態を付与(1T)[最大解放]
[解説]
まだ寒さは抜け切らず、けれども筆を滑らす手は止まらない。
世間はすっかりサコイツ色に染まって、それでもこの画廊は変わりはしない。
────だが。
「………今日のお八つは、随分西洋風ですねぇ、お師さん?」
「…………我ら腐っても庶民派。流行りには乗ってみても良いと思うのです」
「へいへい。ちょうどひと段落ついたわけだし、すぐ向かいますよー。…間違っても、一人で食べ切らないでくださいよ?」
「だいじょうぶだよ、だいじょうぶ……たぶん」
八つ時を知らす鐘が鳴る。包まれた八つのチョコ饅頭は、当世の風を画廊に吹かす。そっかもうバレンタインの季節…………その前に節分もあるな…
そういえば今年の節分は2月3日じゃなくて2月2日らしいですね出展者などもどうぞお気軽にご参加ください~
次スレにも宣伝で960~962を貼らせていただこうかと思います>>962
星5礼装
『スイーティ・テンプテーション』
キャラクター:バビロンの大淫婦/女神ババロン
コスト:9 Lv1/80 HP:320/1200 ATK:0/0
【効果】毎ターン30%NPチャージ
【解説】
バレンタインデー。
それは日々の感謝、湧き上がる熱意、甘い誘惑その他諸々をチョコレートに溶かしてカタチにする日。
それは、彼女にとっても例外ではなく……。
「あら、マスター。……それ、私にくれるの?ありがとう……はい、私からお返し。『ハッピー・バレンタイン』
あぁ、それともこっちが良いかしら?『ハッピー・エンドレス・バレンタイン、』――――――なんちゃって……もう、とって食ったりするわけないのだわ!あっ、まって聖人連中を呼ぶのはやめてぇ!!!」
…………ダメそうである。>>962
出展者に術ロビン&ディックさんの殺ロビン、来訪者にベルゼブブを推します
あとは星5概念礼装でも
星5概念礼装『ブラックハート・ウルフ』
キャラ:黒鳥蘇芳
コスト:12 HP+250(最大1000) ATK+400(最大1600)
効果:[魔性]特攻30%を付与&弱体成功率20%up&毎ターンスターを4個獲得(最大解放)
[解説]
もうすぐ自分の想いを伝える日がやってくる。
きっと、あの人は私の渡すものならなんでも喜んでくれるのだろう。
嬉しそうな、照れたような、気恥ずかしそうな表情を浮かべながら。
だけども、それだけで終われるわけがない。
あの人に想いを伝える日。
それはどんなに苦いものも、優しく、甘く、蕩かせる日。
だからこれは。私があの人に贈る──────ちょっとしたわがままな悪戯だ。まともなセイバーと善玉寄りマスターは作りたいかなぁ…。
今後の自キャラオンリー聖杯戦争とかも視野にいれると。>>993
おぉ、そういうの大好きなんでいいですねえ!1000ならスイーツ談義(サーヴァントやマスター達の好みなど)
1000なら他人の推し鯖キャラ
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#178
1000
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