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ラフム語翻訳機
https://yt8492.github.io/RafmanTranslator/このネッソス君ってば他のケンタウロスと比べて(比較的)蛮族じゃないわね……
神曲だとケイローンと一緒にダンテ案内してたし(ケンタウロスの中では)まともな方。
☆ 新スレ初のごれんらく ☆
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%88%86%E5%89%B2%E4%B8%A6%E8%A1%8C%E5%9E%8B%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BCSS%EF%BC%88%E4%BB%AE%EF%BC%89
前スレでもした内容ですが、今一度再掲しておきます。念の為、必要事項はwikiの方に書いておきました。不明な点がございましたらご連絡ください。
現在議論?雑談?している内容は一・二週間ほどで片付けば良いものと考えております。書く側として参加していない方々も、「うちのキャラはこういうところでこんなことしてそうだな」とか「うちのキャラだったら喜んで挑戦しに行ってそう/おばけ嫌いだから嫌がりそう」みたいな雑談のダシに是非是非使っていただいて。はい(一スレぶり2度目)
前スレで返答として来た内容は私のほうでまとめさせていただきましたので、見ていなかったという方々も遡る必要は……たぶんないです。
また、言及しているポスター画像(流石にいらすとやの駄コラをWikiに載せる勇気はない)もこちらに再掲しておきます。よろしくおねがいします。ねこはいます。え!地獄の話なのか!なんかそうなるとうちはついにウィリアムブレイクを引っ張り出すぜ!!
地獄篇……ダンテ・アリギエーリの地獄(ハーデス)……。
というかこれでドスケベ四天王に五人目(鞍馬天狗)・六人目(ネッソス)のニューフェイスがエントリーしたのか……
あ、ケンタウロスモードの重さに関しましてはネットでザッと調べたサラブレッドのもの(体高は160-170cm、体重は450~500kgくらいが標準らしい)をちょこちょこ弄ったモノとなってまする
立て乙~。
クロさんへ。レゼルヴァちゃんが使用した触媒に対する返答ですが、以下の感じです。
・神代のルーンらしいき物が刻まれた石が触媒なんだけど「私=道具」「自分=兵器」って共通点があったからその相性ですかねぇ。
・あと前にヴァルキュリア/砲兵&レゼルヴァ・プレストーンの主従が構想された時は特にそういう(魔術師脳だから神代方面の触媒しか持ってこない)設定への言及なかったですが、あの時の組み合わせとはレゼルヴァちゃんの状況とか違う感じになるんです?
それと現時点でwikiだけ参加なCutrotomさんへのコンタクト?(でもにっしょんCHも見てね~、的なん)どうしましょうか?ライダーさんの推測通りならfc2wiki経由でココの事知ら無さそうなのである程度情報提供はした方がいいように思うんですが。>>14
改めてよろしくお願いします。長く付き合っていけるといいな、と思っております。
コテハンかトリップはあると会話とか色々が便利になりますし、付けた方がいいですね。>>14
コテはあった方が何かとわかりやすくなると思います
キャラの外見はセスカさんに限らずあらかじめ決めておくとイメージしやすくなっていいですよ
で、セスカさんは「氷の魔女」「雪の魔女」ということなので銀髪が似合うんじゃないかと思うのですが、如何でしょうか>>24
霧のロンドンを模した世界で死霊と大量の悪魔(ドラクル)が飛び交う感じになるのかな……?……今の所、驚かしネタは被っていない感じですかね?
>>28
場を仕切ってディストピア作ってた指導者が、ゾンビに噛まれてバリケードの外側に追い出されるところまで幻視できました!
そのまま死にゆくかと思いきや、最期の腹いせにバリケードを破壊して「ザマァみやがれハハハハハ!!」しながら、群がるゾンビの中に消えていくんだ……>>35
まぁ、逃げ出したんじゃなくて協会からの命令 で来たのなら飼い殺.し状態でしょうし、死.んでも構わないとひょっとしたら触媒なんて持たされなかったのかもしれません。>>31
>>33
見ました!見ました!見ました!見ました!やべえ!!!!((()
とかくに、一つ一つご感想をば。
>新規さん二人
これは個性的なお二人ですね…お二人とも、よくぞおいでくださいました!このスレで最も多産な正直者こと覇久間術中納言もとい、正親中納言と申します!以後よろしくお願いいたしますね。
そして前スレセスカコル組拝見させていただきました。いやぁ可愛い!正反対な二人だけど仲良しっていうのは何時の世でも萌え燃えるものですね!馴れ初めの方も楽しみにしてます!
>黒江ちゃんSS
これ続き物じゃないですかやだー(前後編一気見した人)
魔術師というよりは求道者…いや違うな…ともかく、黒江ちゃんの言い知れない不気味さと非情さが崩れることなく横溢していて、大変読みごたえがありました!親御さんの末路悲しい…これでお兄さんもやられてまうんやろ…?重い…軽いのに重い…
>ドローテアさんのSS
わぁい学園モノ、中納言学園モノだいすき
こういう、非一般人たちが日常の中で、互いに気づかずに蠢いている感じ好きです。それが学園モノなんだから素晴らしい!ストーリーも学園モノならではのものがあって面白かったです!
………日本の学生キャラどころか、うちまともな職に就いてる奴ほとんどいないじゃん…ホームレスとかニートとかばっかじゃん…>>42
続き。
>チャラ男が!
拝見させていただきました!これは新たなチャラ男ーズが!?
ヘラクレスをただ一言の讒言で討った男…イアソンが黙っちゃいない奴ですね。ヒュドラの毒やっぱ強いわ…普段は取っつきやすい感じがしても、時折見える異種故の感性の違いが出ていて大変好き。好き(大事なことなので二回)
>>32
ふむふむ…大嶽丸さんも面白そう…だけど、使いっぱしりに甘んじてくれなさそう…
ぶっちゃけ、関門の元ネタが「鏡地獄」で、至るところに鏡を巡らした館の中を鏡を持たされたフェリーぺさんたちが巡る…というものなんで、スタッフらしいスタッフの置き所も見つからないんですよね…
あとテムカセさんてwikiのどこにいらっしゃいますか…?
最終的に館アッシャー家の崩壊よろしく倒壊しそうなんだよなっていう>>41
人類好きとブラコンに「君たちの推しってどっちが強いの?」って聞いたらそりゃどっちも「自分が好きな方」って言うんだよなぁ
推し方が「普段むしろ嫌いなんじゃないの?ってレベルであれこれ言うけど最終的にはなんだかんだで助けたがるし殺したりできない」と「普段からすごい好きって言ってるけど実際殺さなきゃいけない時がきたら何の迷いもなく寸分の狂いもない手つきでヘッショ決めに行く」で真逆だけど
(なお街が消えた理由は左の方が『古代ギリシャカラテもピンポイント部分消失攻撃も、見えなきゃ当てられねェんだよなァ!』って理屈で幻術ヒット&ランを繰り返して煽った結果、右の方が面倒になってMAP攻撃キメたからです)
(でも左は偽空間跳躍でMAP攻撃しのげる代わりに決定打が出せない状況なので千日手だね!)
>>29
……多分被ってない……かな?あとでまとめるときに改めて確認しますけど>>45
そういえば好意を示す(本当に示してるか?本当に??)相手に対しての視点が「自分より上だと思ってる(自分に価値を見出せない)」と「自分と対等だと思ってる(自分が偉いということは一ミリも疑っていない)」ってところも逆だね
でもそれが相手に対する「自分が届きたいのは人のハイエンドであって神の領域ではないからみだりに足を踏み入れようとしない」「他人を貶めなくても自分は偉いのでわざわざ他人を見下すようなことは言わないしむしろぱっと見優しい」っていうお互い踏んじゃいけないラインを踏まないムーブになっているんだね
……なぜ私は自分で作ったキャラクターの人格をわざわざ考察しているんだ?(混乱)>>48
HAI!!ホラー系のイベントだとサーヴァントよりマスターを出したい欲に気付いてしまった私。ジャックとかハクトくんとか
しかして今回はぐれお形式……惜しい、惜しいなぁ
>>50
(ヨシ‼︎)
これからよろしくです。コルセスカさん>>50
わかりましたー>>49
>>54
魔性滅ぼすマンなイリヤーさんでもいけると思いますよ!
>>43
「遊び」で受けてくれるかどうかですね……子どもの遊びと思えば酒飲んで過ごすことのほうが好みだろうしなぁ。
テカムセは役小角と同じくストックに入れてます。あ、そういえば役小角もちょっと改修しているので彼らへ何か感想がありましたら嬉しいです。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BD%9C%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9……ネッソス(馬)、鞍馬天狗(烏)、ジェヴォーダンの獣(狼)、クリュサオル、黒龍、甲賀三郎(蛇)、メネス(牛)、長靴をはいたネコ(猫)、バフォジャック(山羊)
うーむ、動物シリーズが増えていくと呟きつつまた夜に来ます~>>47
なんと…ロドモンさんが元っていうのは、何故だか納得がいった…
何れまたチャラ男ーズを書いたときは、是非登場させたいものですね(早ければ夏イベのお化け屋敷巡りで出せるかも?)(ただ問題は、皆精神が安定しているからリアクション激しくなさそうなところ)
>>52
さらっと結構な人数の魔術師を返り討ち(黒江ちゃんのことだからそのまま玩具にしてそう)って言ってるのが、彼女の魔術師としての腕の高さを理解させやすかったですね。
千早ちゃんは無事でいてほしい…
>>57
そうなんですよね…むしろ随行サーヴァントよりじゃないかなって。
お、ありがとうございます。ふむふむ…うーん、テムカセさんも実に魅力的ですが、なかなか関門と掛け合わせが難しそう…ですが、おすすめいただきありがとうございます。関門の流れもまだ練り練り中なので、出せそうになったら声をかけたいなと思います!
>>54
えっ(乳の親さん出したいなと思ってた)(鏡の中の世界でボス格勤めていて、ある程度驚かせたり戦力削ったら裏口から来た人帰す役にしたいなと思ってた)>>62
グレンデル→記憶読み取って変身できるので、相手が一番びびってる姿に変身する。
スタルカド→3メートル超えの8本腕。シンプルに圧が強くて怖い。>>62
乳の親…言わずもがなその1
アヴドゥル…言わずもがなその2
タロス…追跡者ムーヴで圧を与えてくる勢その1
ブリアレオス…追跡者ムーヴで圧を与えてくる勢その2
新島八重子…鵺パワーによる正体不明+雷速行動でビビらせる。
スカタク?アイツは…………ギャグにしかならなそうだから除外♥コミカライズ版の深海電脳楽土 SE.RA.PHを読んで「アレ、『施設』って型月魔術世界に割とありふれてる……?」って思い始めたrequiemです。
ユーさんどう思います?
さて、忘れてましたがドロテーアさん(本日)、ゲルトさん(甥っ子さんの)、ガイさん(8/2。遅れました)、お誕生日おめでとうございます。それからネッソスをwikiに登録し、宝具名を『射堕とす英雄(ハーキュリーズ・ベイン)』に決定しようと思います、その節は皆さんありがとうございました!
昨日上げた黒江SS、wikiの方に登録してきました
まとめて繋げた形になりますが、興味のある方は是非こちらよりどうぞ
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E9%BB%92%E6%B1%9F%E5%87%AA%E5%92%B2SS%EF%BC%9A%E9%BB%92%E6%B1%9F%E3%81%AB%E8%A6%97%E3%81%8F%E6%B7%B1%E6%B7%B5
>>58
ふむふむ、確かに
今後もこうした感じに、今あるキャラのSSを投下していく事も考えておきましょうか…
>>60
黒江「両親を亡くして、もうどうしたらいいのか…。力になって、いただけませんか?(チラ)」
魔術師「ああ、いいとも。喜んで支えてあげよう(馬鹿め、研究成果を頂いたら用済みさ)」
黒江「(ギラッ)引っ掛かったなヴァカめ!」
魔術師「アバーッ!!」
こんな感じでほとんど不意打ち気味に片付けてました。
この辺は凪ポルSS見ると分かりやすいかもしれません。まあ欧州の名門辺りならともかく極東の、それもかなり異端な在り方の魔術師に群がる輩なんてこんな程度です
あと不意打ちは暗闘における正義https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%88%86%E5%89%B2%E4%B8%A6%E8%A1%8C%E5%9E%8B%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BCSS%EF%BC%88%E4%BB%AE%EF%BC%89
超大雑把にまとめてきましたよ
ついでに確認しましたが、多分大きく被ったりしている内容はないよう
これなら私がボスマップとして考えていたシェオルタルタロス閻魔庁(チェイテピラミッド姫路城と同じイントネーションで読もう!)とも競合しないと思いますしいい感じの滑り出しだと思います>>76
了解です、ありがとうございま……「シェオルタルタロス閻魔庁」>>77
一応、口先や雰囲気だけではなく、「あのヘラクレスが、激流に呑み込まれず我が妻をしっかり担ぎきれる肉体をしている」と判断する程度の肉体機能も備えている、という感じの設定はあったり
つむぎですか……パパ、ママで!>>80
えー、新しいチャラ男サーヴァント(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%BD%E3%82%B9)が増えたアルよ!
と
夏イベントこんな感じに進んだよ>>76!>>83
人の弱みに付け込むのが得意なので「旦那に不満を持っている系の寝取り」とかかなりの高確率で成功するチャラ男ですね(興奮)ちなみにこのネッソス、女体化する案もありましたが「いや、女性にちょっかい出す系のノンケチャラ男に飢えているんじゃい」ということでこのままチャラ男になったという経緯があったり。
>>82
それは興味深いですね!私、気になります!>>86
【魔術・特殊技能・特性など】
・強化魔術
旅する中で習得した最低限の魔術。
習得と言ってもたまたま出会って恩を売った魔術師から教わった出がらしレベルのもので、瞬発的な肉体強化程度にしか役立たない。
それでも当人にとっては魔術師はじめ神秘界隈の化け物たちと渡り合う数少ない手段である為、日々の研鑽は欠かさない。
・剣術
タイ捨流。……をベースに組み上げた、ごった煮剣術。
学生時代からさらに磨きがかかっており、本来のタイ捨では反則・禁じ手とされる行為も躊躇なく取り入れてる。
また抜刀術も別で会得しており、強化魔術と併せて発動すれば達人をも凌駕する速度と斬れ味を解き放つ。ただし肉体への負担が大きいので乱発は不可能。
【礼装・装備など】
・『魂吸』
千早の愛刀にして妖刀。
とある魔術師に頼み込んで鍛えてもらったもので、打刀と短刀の二振りがそれぞれ存在する。
通常時の切れ味は並の日本刀と大差ないが、魔力を注ぎ込む事で外付けの魔術回路として機能する。これにより切れ味と耐久性が大幅に向上、さらに刀身に炎を纏えるといった離れ業も可能となる。
一方で意識せずとも勝手に魔力を吸収し続けるという妖刀故の欠陥もあり、長時間使い続ければ千早自身の命に関わる。体色・頭髪の変化はこれの副作用。>>88
【外見・容姿の詳細など】
普段着はジャケットにジーンズ。動きやすさ・戦いやすさを第一としており、お洒落などは全く意識していない。
また、首元にはとある人物からもらったペンダントをぶら下げている。
【人物像】
とある世界線における成長した志村千早、そのIFの姿。
明るく人懐っこかった頃の面影は消え、常に険しい目つきを浮かべ他者を近寄らせない雰囲気を纏う。
本人も他人とは関わりたがらなくなっており、必要以上の接触・交流を除いては打ち解ける事がない。
後述する過去の一件より魔術師、特に一般的なそれを憎悪しており、出くわせば即座に斬りかかる程見境がない。実力のかけ離れた相手であっても、隙あらば斬り伏せようとする。
イメージカラー:錆びた鉄色
特技:剣術
好きなもの:読書、鍛錬
苦手なもの:人付き合い、積極的に話しかけてくる人種
天敵:■■■■
願い:■■■■の抹殺
【一人称】私 【二人称】君、お前、あんた 【三人称】あいつ、奴>>89
【来歴】
かつて志村千早という少女はごく普通の少女だった。
人より剣術が得意で、本人もまた無類の剣術好き。同世代の女子の中でそれはある種異端に近い在り方だったのかもしれないが、少なくとも昔の彼女は善良で、人懐っこいただの少女だった。
そんな彼女の運命は、とある少女との出会いで変わる。否、塗り潰される。
「私は■■、■■■■。■い■に■が■くと書いて、■■■■よ」
大人びていて、ちょっと不思議な所もあった少女。千早にとって、彼女との出会いは良いものの筈だった。
感情で突っ走る所のあった自分を窘めつつも、何だかんだノリの良い所がある親友。時には悪友めいた誘いをかけられた事もあったが、おおむね彼女の人生においては楽しい思い出だった。
――聖杯戦争に巻き込まれ、その先で敵として巡り合うまでは。
『ごめんなさいね、千早。本当は卒業まで自重するつもりだったのだけど』
『でも仕方ないでしょう? だって、こんなに素晴らしいものを用意してくれた人がいたんだもの』
『この杯はどうしようもない欠陥品。根源なんて夢のまた夢もいい所だけれど――私にとっては、十分に役立つわ』
『さようなら千早。私の友達、私の愛した子。……どうしようもなく、甘くて愚かな剣士さん』>>90
※以降は、とある街に関する記録。
日本の地方都市・■■市において聖杯戦争勃発。
サーヴァントが5騎召喚され、内3騎までは消滅を確認。
しかし最後に残った2騎の内、■■■■が暴走。宝具の濫用とそれに乗じた■■の強奪により都市中心部を筆頭に建築物の倒壊と火災が発生。
結果、中心部にいた市民をはじめとする■■■人の死亡を確認。なお、負傷者・行方不明者はその倍以上に上るとされ――
追記:■■市××高校壊滅について
■■■■の暴走時、真っ先に宝具の一撃が本校舎に命中。さらにその後の戦闘の余波で校舎全体が崩壊し、生き残っていた被災者もほぼ全員が死亡・行方不明となる。
なお、当時この高校では学校祭が開かれており、生徒や教師のみならず見物に訪れた保護者なども多く巻き込まれたとされ……
【性格】
冷徹無慈悲、苛烈を地で行く剣鬼。
敵対者に対して一切の慈悲を見せる事はなく、仕留めた相手であっても遺体を破壊し尽くす等その扱いは徹底している。
かつてあった頃の優しさはほぼ失われ、ただ魔術師を殺.す事と宿敵のとある女性を追い続ける事だけを生き甲斐とする。>>91
首にぶら下げたペンダントの中には昔撮った写真が収められており、かつての過ちと怒りを忘れないよう時々開いては思い出している。
魔術師に対する感情は憎悪を通り越してある種の呪いと化しつつあり、忘れようにも忘れる事を身体が許さない程。
一方で眠っている時などにかつての光景を夢に見る事があり、その記憶が彼女を苛んでいる。
【行動規範・行動方針】
魔術師に対しては基本的に敵対。必要となればギリギリ共闘を許容する事もあるが、共闘が終われば即座に襲い掛かる程に根深い遺恨を抱く。
魔術使いに対してもほぼ同様であり、例えどんなに廃れかけた家系であろうと魔術の片鱗を窺わせるようであれば即座に斬り捨て対象に含める。
一方で一般人に対してはぶっきらぼうながらも安全圏へ逃れるよう忠告・警告するなどある程度の配慮を見せる。ただしあくまで最初のみで、それを無視して居残り続けるようであれば面倒は見ない。
また、魔術師・魔術使いに協力している姿を見せれば問答無用で敵対する。
【参戦理由】
宿敵を見つける/殺.す為。
【サーヴァントへの態度】
ただのビジネスパートナー。深入りはせず、また深入りも望まない
基本的にキャスタークラス、時に魔術師系統のサーヴァントとの相性は絶望的であり万が一にも召喚されたら自害を命じかねない程。
一番相性が良いのはバーサーカー。意思疎通がいらないから。
ただし魔力消費が激しい為、当人の戦闘スタイルもあってその辺りが非常にネックとなる。>>92
【コンセプト】
千早オルタ。とある少女と出会ってしまった彼女が、辿り得るかもしれないIFの可能性。
あくまで可能性の一つであり、このルートに必ず行きつくとは限らない。が、一歩間違えれば高確率でこうなる。
【台詞例】
「君、生きてる? ならよかった。邪魔だから、とっとと他所へ行ってくれない?」
「志村千早、特技は剣術。苦手な事は人付き合いで、好きな事は鍛錬と読書。分かったら二度と話しかけないで」
「……しつこいな。話しかけないで、って言ったでしょ? あんたに必要があっても、私にはないから」
「魔術師は殺.す、悪い魔術師なら絶対に。よい魔術師なんてこの世にいない。いたとしても――全員、私の敵だ」
「殺.す、殺.す、殺.す……! ようやく、見つけた。お前だけは絶対に逃がさない。絶対に――ここで、殺.す!」
「死.ね、死.に尽くせ! お前らの居場所なんてこの世にない! とっくに廃れた神話諸共、仲良く心中し続けろ!」
「……どうして。なんでよ――なんであの時裏切ったの――――凪咲」>>94
これはまさにオルタの系譜。エミヤ・オルタみたいな悲愴感漂う人柄になっていますね。望ましいサーヴァントを召喚できないけれど、その縁が以外と悪くなかったみたいな展開が出来そうですね。
装備としてはメインウェポンは刀にするとしても、自分と標的との格差を埋めるために色々と道具を使うほうがそれらしいかなと思います。例えばゴブリンスレイヤーみたいにゴブリンをスレイするためならなんでも使う!みたいなスタイルがイメージに合います。
あと刀については、これは甚助の影響を受けたifとしてなんとなく考えていたのは九字兼定のような名刀を考えてました。空の境界で冠位魔術師の結界でも500年以上の歴史を持つ古刀は斬ってしまえることは判明しているので、充分に脅威たり得るかなと。次元の放浪者(ストレンジャー)にして太平治る大将軍、異聞帯を股にかけ世界を糺す『漫遊王』─────名も徳川光圀、水戸黄門なり!
「鎮まれ、この紋所が目に入らぬか─────なーんて。一回この台詞言ってみたかったんだよね」
残業中にパッと思い浮かんだネタサーヴァント案。さて伏神書かねばな>>95
あくまで「魔術師殺.す」が第一前提であって、それ以外に関しては割と適当というか無関心ですので
魔術師が絡まなきゃ普通にコミュ障女なのです
>>96
ふむふむ成程……確かに手段を選ばず戦うってスタイルはらしいかもしれません
あと名刀よりは妖刀派ですね。だって妖刀の方が悲劇感、増すでしょう?(ド外道)
それにもし今の彼女が名刀を振るうとしても多分その反動で逝きます
もう身体の方が名刀の業に耐えられる程、丈夫ではないので
妖刀で無事なのは半ば無理やり生かされてるから。外付けの魔術回路とはそういう意味も――という設定を、今思いつきました
>>100
まあ黒江と出会ってしまった時点で…
逆に言えば、出会いさえしなければ何とかなります。あと周囲の対人運もあればワンチャン
そういう意味ではCP時空はある意味理想的かもしれません「死とは何か。それはアレだな、俺なんかよりも幾代も先の世界であっても議論され続けたことだな。実際、各神話じゃあ死生観なんてのは大きな問題だった。エジプトとか、それが顕著だ」
バロールが呵々と笑いながら閉じているはずの目を持って先を見据える。何も見えていないはずなのに何かを見ているその姿は、どこか現実の、生きている存在とはかけ離れていて。
「俺はな、死は誰にでも訪れる救いであり、誰にでも訪れる罰だと思っている。世の厭ましい多くの苦痛から逃れられる唯一無二の法であるし、誰もが願い恋焦がれる欲望、願望に向けた人生を打ち切る最低最悪の幕引きだ。
まあ?仏門には解脱という概念があり、それに等しい物の概念は西洋にもあったし、それに至ったものも少なくはないから一概にそうはいえんだろう。死を尊ぶべきものとも受け取るものはいるし、そうでないものもいる。つまりはこれは俺の持論なんだが。おいおい、これでも俺は直死の魔眼の巨人王だぞ」
目を開いて、槍を振り抜く。力も何もないようなそれは自分の周囲を取り囲んだ人、刃、矢、魔術の全てを紙切れのように裂く。
「この姿は便利だな。元々の俺の魔眼が劣化して見たら殺しちまうんじゃなくて、死の線や点が見えるようになってる。これなら加減も効くし便利便利」
死の体現者が振るう鎌は一つの例外もなく全てを刈り取り逝く。しかしこれは真価にあらず。
「てなわけで、だ。……お前ら全員に死を与えよう。何、怖がるな。痛くもないし苦しくもない。恐怖はすぐに無に溶ける。喜べ、『見られただけで死ぬ』ことで有名な魔眼が見られるんだ」
魔眼が、開いて。
「直死────死が、俺の前に立つんじゃない」「私はね、あそこまでの化け物じゃないのよ。本当。本当だってば。ええ、真っ当な魔女よね」
ワルツを踏むかのように戦場を跳ねて飛んで回って。稀代の魔女ラ・ヴォワザンは戦いを厭うような顔で。
「Summon(召喚) Black goat & Crow(バフォメット、レオナール)」
似たような顔つきの悪魔。それは黒魔術の悪魔という概念の皮を被ったとある騎士団の団長と、とある子供たちの集合体だ。
「Werd ich beruhigt je mich auf ein Faulbett legen;(長椅子に寝そべって怠惰な日々を過ごすなら)
So sei es gleich um mich getan!(そんな私は堕落しきっている)
Kannst du mich schmeichelnd je belügen(あなたが甘い言葉を囁いて騙し)
Dass ich mir selbst gefallen mag,(私を自分に満足した気にさせることができたなら)
Kannst du mich mit Genuss betrügen;(あなたが快楽によって私を欺くことができたなら)
Das sei für mich der letzte Tag!(それが私にとっての終焉であると)
Die Wette biet ich!(さあ、私と賭けをしましょう?)」
指を鳴らす。それだけで多くの使い魔……そのどれもが一級品の呪いと憎悪を秘めたおぞましく穢らわしい者達が周りの敵を喰い尽くす。喰いつくされたものは魔女の命令によって新しい使い魔へと生まれ変わる。
それだけに飽き足らず、魔女が地面に垂れ流す毒は敵の思考を鈍らせ鈍化させ、呼吸を知らずのうちに止めている。毒の魔女、灰の魔女、ラ・ヴォワザンが近くにいるというだけで、人にとっては害なのである。
「……こういう戦い方しかできないから、魔女と蔑まれるのでしょうね」>>111
>まあ物理的に黙らせて説明できればワンチャン……あるかな?
つまり天パにおよそ『致命傷』と呼ばれるレベルの負傷をギリギリ避けた人体破壊を行えと………………………………大得意だわこの天パ。でもコイツ、ノアさんに手をあげられたらその瞬間ノータイムで速攻殺しにかかってくるんだよなぁ…………(震え声)
やっぱり 対話って 難しいね !「わぁ!見てくださいよ姫!アレすごいっす!いやー、やっぱ強い人たちは怖いですねぇ!」
「そうね。それは人体を解体しながらいうセリフじゃなくてよ」
人を外れた身体能力とナイフ捌きで目の前の敵を解体していく黒コートの女。投げたナイフで解体するほどの絶技を振るう女は明らかに人の身ではない。
その女を呆れたような目で見ながら、巨大なホムンクルスを爪で引き裂き仕留める令嬢はこの場において異物感と正常感を両立させている。
「というか、あなたね。仮にも切り裂きジャックで殺人姫と名乗るのなら、そしてキャスターのクラスなら、魔術を使いなさい魔術を」
「わっかりましたー。……お前の魂は私のもの。お前の心は私のもの。お前の生も死も全てが全て私の掌の上。さあ、歩きなさい。殺戮の地平を、此処に。我が名はレギオン」
黒い長剣を振るうことで殺人姫が殺めてきた霊魂が反応する。本来の魔術師ならば不可能な魂喰いをさらりと行う彼女は「霊体と肉体の混ざり合った幻想種」のそれであるが故に。喰らってきた霊体から作り出すレギオンは全てを殺し、主の糧とする。
「私も吸血鬼らしいことをしてみようかしら。………そら、竜の騎士(ドラクル)らしく踊ってみよう」
吸血鬼に血を吸われたものは吸血鬼となる。その伝承通り吸血姫に引き裂かれ血を啜られた者たちはグールとなって歩いている。そんな彼らが一気に爆ぜ、噴き出した血が杭となり、貫き縫い止め吸い殺してしまう。人々の幻想により形作られた吸血鬼たる彼女はヴラド三世やカーミラと言った要素も識っている。
「姫、もっと沢山解体(バラ)しましょう。全て、全て血の色に」
「………仕方ない子ね」「んもー!みんなガサツすぎー!もう少しスマートな戦い方できないわけ?俺くん怒っちゃう!」
あざとい怒り方をしながら敵の攻撃をひょいひょいと避ける学生服を着た少年。真名を隠神刑部。日本屈指の化け狸である。
「そもそもさぁ、前提が違うじゃん。俺らはサーヴァントであっちは雑兵。なら、俺が本気で相手する必要ありますー?」
などと言ってはいるが状況は追い詰められているに過ぎない、そう誰もが思う状況であるし相手方もそう思っているに違いない。
「………何が悲しくて雑魚相手にまともに向き合えっていうんだよ。馬鹿じゃねーの。
俺はそもそも人間が嫌いなんだって。本当は触りたくもないのにさ。なのにお前らはいつもいつもいつもいつも……ああ、思い出したら腹立ってきたな。完全に墓穴掘ったわ。あーやだやだ」
口笛を吹かば口から血の花道。ハミングをすれば頭がザクロ。既に呪いの仕込みは終わっていたし、あとはそれを近づいてきた奴らから発動させるだけ。いつ仕込まれたかも気づいていない。だからお前達は浅い。
「ああ、でも、なんだろう。これも面倒になってきちゃったな。よくよく考えたら俺が人間に対して真摯に殺してしまおうなんて面倒じゃね?一気にやるか」
ぱっと空に咲いた鉄の華。小型の鉈が敵軍の兵の首周りに浮いて。いつのまにか首と手首には拘束がつけられている。
「これにて終幕、締めの段ーっと。フランスに則った処刑法を、ね?」
パン、と軽快になる手拍子と共に、鉈がが首を断ち元気に吹き出す血の噴水。ああ、なんと悲しい光景たるや。よよよと泣く真似をした狸は心底つまらなさそうに残党の駆除を始めるのであった。>>114
よくてよ
以下。千早が巻き込まれた聖杯戦争の簡単なあらすじ
・亜種聖杯戦争めいた劣化模倣版。召喚できた英霊が5騎止まりなのも、器の聖杯が未完成だったから
・新月の夜、サーヴァント同士の戦いに巻き込まれる形で千早参戦。相棒は唯一の三騎士だったセイバー
・内訳はセイバー、キャスター、アサシン、バーサーカー、それとエクストラクラス(未定)の5騎
・キャスター召喚者は聖杯戦争の黒幕。むしろ最初にキャスターを召喚し、それから聖杯戦争の舞台と準備を整えた
・千早陣営の奮闘と、聖杯戦争自体が見切り発車だった事もあり3騎(殺・狂・特)までは打倒
・残るキャスターと黒幕を討つべく準備を整えるも、密かにキャスターと通じてた黒江(実は狂陣営のマスターだった)が黒幕を先んじて奇襲。令呪を強奪し、自前の魔術と組み合わせて一時的に操り人形化
・そのまま千早が通ってた学校に聖杯共々乗り込み、千早とセイバー以外の全員を人質に取る
・セイバーに託し、一か八かの賭けに出るも失敗。結果聖杯が暴走し、学校を中心に甚大な被害を齎す
・事前の仕込みにより黒江は逃亡。千早もセイバーの奮闘でどうにか命拾いするも、この時に学友・両親を失い天涯孤独の身に
こうして一人の剣鬼が生まれ、魔女はまんまと逃げおおせました。簡単と言いつつ、全然簡単じゃない…
ちなみに黒江が奪おうとした聖杯は、魔力を使い果たしこそしたもののどうにか残骸同然の状態で残りました。コミカライズ版Fate/zeroで蟲爺が手に入れてた聖杯の欠片的なアレです>>127
うちのキャスターだと
セルゲイ・コロリョフ
神の杖!サテライト・キャノン!建造!マスターの財布は死ぬ
雷電爲右衛門
おい、魔術使えよ
プロスペロー
精霊を支配できるので空想具現化とか色々できる
エウメネス
魔術より軍司令官としてのほうが優秀だぞ!
テカムセ
無辜って魔術使える魔法戦士
役小角
六神通使えたり、鬼を使役して天狗の力も使えるうちではキャスター最強。
正統派?は役小角やプロスペローくらいですね。>>116
千早(IF)「やりやすくて助かるわ。人と喋るのは、好きじゃないし」
真顔でこう吐き捨てますね、確実に
神野VS千早(IF)とか地獄絵図待ったなしですわ…
>>117
千早(IF)「魔術で作られた人形? そう。じゃあ――壊すわ」
人形そのものに罪が無くても、魔術に由来するものである限りいつか人に仇名すかもしれない
あと魔術で生み出されたって所がかつてのサーヴァントを思い出させるのでその辺もアウトですね
>>118
千早(IF)「魔術師を殺.す為に魔術を使って何が悪いの。自分たちが研鑽しているものに牙をむかれるとか、最高の意趣返しじゃない」
真顔でこう言い切りますから無問題
>>119
うーんこれは最高に性質の悪いパターン
あと短編読みました!
こういうダイジェストというかCM的な感じで次々と展開されていくのめっちゃ好物です
何より、どんな風に戦うのかとても分かりやすいですし>>131
クッチーに対してはアレっす、クッチー本人に面と向かって言うほど非人間じゃないけどクッチーの家族を失った過去も含めて「君最高に面白いよ!とくに母親を失った事故が素敵だ!これからも面白い物語を作ってくれ!」ってタイプの人間だから多分内情知ったらクッチーが先にキレるかもしれない
Requiemさん正田さんの作品知ってますよね?神座シリーズのミトラやナダレ、そして水銀みたいな感じだと思えば
>>130
ヴォワザン「………だから嫌なのよ」
>>132
if千早ちゃんの受けてきた辛い出来事も含めて「素晴らしい物語を積み上げてきたのね」って全力の敬意を表するタイプだから相性最悪なのだわ
戦闘描写を描くときにダイジェストは便利、まじでそれ「見て見てハクト、外だよ外!」
「そうだな……」
言って、窓の外に目を向ける。そこにあるのは輝くばかりの太陽とどこまでも広がる青空。少し視線を下に向ければ真っ青な海と真っ白な砂浜のビーチが見える。あぁ、夏を感じる。
だがそれらを見るつもりはない。外に目を向けたのはただ"目の前の画面"から目を逸らしたかっただけだ。
"目の前の画面"の中ではとあるゲームが映し出されている。その内容は……うん、全年齢向けでないとだけ言っておこう。そうとしか言いたくない。
「やっぱり! ほら見てやっぱり外でやる気だよこの二人!」
「そう……」
そう言いつつエンターキーを押し続ける人物の名はキャスター──スネグラーチカ。僕の相棒というかコンビというかパートナーというか、まあともかく暫定ながらもそういう間柄になっている少女だ。
「わ、わわ、もう脱がせはじめたよ、ほらほら!!」
「あぁ……」
「ハクト、ちゃんと見てる?」
「見てるよ……」
「ん、よしよし。見るだけじゃなくてわたしたちはこの『ギャルゲー』を作らないといけないんだからね」
「だから……あのさぁ……」
「ん? なに?」
「なんで…………なんでギャルゲーなんだよ!!!」
季節は夏。時刻は昼。場所はホテルの一室。
なぜこんな場所にいるのか。なぜこんなことになっているのか。なぜギャルゲーなのか。
何一つ理解したくない状況で、キャスターのマスター錫凪ハクトは喚きながら頭を抱えた。>>144
とにかく、整理しよう。
まずここは現代のシンガポールに発生した特異点───らしい。
なぜか僕とキャスターはこの特異点に迷い込んだ───らしい。
そして、この『電脳合成都市国家シンガポール』を終わらせるために必要なのが…………
「ゲームを作ること」
らしい。
なぜかジャンルはギャルゲー限定。作ったゲームを英霊たちの即売会で売り、最も売り上げが多い者に賞品として聖杯が与えられるとか。
そうかそうか。何言ってるんだ。
いや、いやいやいや、本当に意味がわからない。なんでゲーム? なんで恋愛? 賞品が聖杯ってどういうことだよ。英霊の即売会ってなんだよ!
「悪い夢かなコレ」
「そう思う時って夢じゃないのがほとんどだよね」
「そういうこと言うなよ……」
まぁいい。いやよくないけど。とにかく現実を受け入れて話を進めよう。
ここが特異点である以上なんとかして修正しないと帰ることもできないだろう。もういつものパターンだ。
しかしここで問題がある。>>145
「というかだ。恋愛でゲームって言われても僕はそんな経験皆無だぞ、どうするんだ」
「ふっふーその辺はわたしに任せればダイジョーブ!」
「…………」
「冷たい! 冷たいよ疑いの目が! ほんとにダイジョーブだって!
「ごめん。まったく信用できない」
「だからダイジョーブだって! 経験がないなら経験すればいい!」
「……つまり?」
「実際に『ギャルゲー』をプレイしてマネればいいんだよ! わたしがヒロインでハクトが主役!」
「はぁ!?」
そんなこんなで、現在に至る。
そう、つまり言ってしまえば僕とキャスターは二人してギャルゲーをプレイしているだけなのだ。
勉強。取材。参考。そういった名目はいくらでも付け足せるが事実は変わらない。いや実質的にプレイしているのはキャスター一人で僕は後ろから眺めているだけなんだけど。
ちなみにキャスターが今プレイしているギャルゲーは赤い髭の大男から借りたものらしい。事情を説明したところ、百合がどうとか長時間苦悩した後に初心者向けのものを渡してくれたとか。初心者向けとかあるんだ……。
さて現実逃避の回想もそろそろ終わりにしよう。今は前を向かなきゃ進まない。隕石落ちてこないかな。>>146
「ダメだよハクトーちゃんと見なきゃ」
「そんなじっくり見れるわけないだろ……というかなんでキャスターは見れるんだ」
「わたしはこういうのを知りたくて召喚されてるからね!」
「そういえばそうだった、この恋愛脳……」
もうちょっとこう、照れたりしてくれないものだろうか。一人だけ恥ずかしがってる自分が情けない気がしてくる。
「というかさ、"そういうシーン"とか、いやもうゲーム自体終わりでいいんじゃないか?」
「えー…ハクトは見たくないの?」
見たいか見たくないかで言えばまぁ、そりゃ、まぁ、まぁ、まぁ、うん。それはさておき『二人きりで見る』この状況はいい加減限界だった。
「……ほら、僕らはゲームを見るだけじゃなくて作らないといけないだろ? メインはそっちなんだから」
「そっか。それもそうだね。ここまでにしよっか」
よし!!
「続きは終わってから見ようね」
くそォ!!
ひどくひどい未来が約束されてしまった。逃げたい。
さて、ようやくゲーム製作に入るわけだが……その前に、どうしても気になることが一つあった。
「じゃ、作ろっかハクトが主役のゲーム!」
これだ。自分が主役、主人公をやるというのがどうにも違和感がある。>>147
「なぁ、やっぱり主役が僕ってのは無理があるんじゃないか」
「なんで?」
「キャスターはわかるよ。かわいいし」
「んぇ、」
「でも僕はほら、とりわけ目立つ顔でもないだろ。性格だってガラじゃない」
「……ぅー……」
「キャスター?」
「あ、う、うん。それは平気。前髪で目がかくれてたら誰でも主役になれるらしいから」
「なにその基準」
「そーいうわけだからハクトも隠してみようっ。ホラホラ」
「あーもうわかったわかった自分でやるからくっつくな」
「はーい」
「まったく……」
にじり寄ってくるキャスターを一旦引きはがしておいて前髪を垂らす。髪と言っても所詮は男のそれ。とりあえずぺたんと寝かせるだけで要求通りの形になった。
それほど長いわけでもないが、視界にちらちら入る前髪は思ったよりうっとうしい。
「どう?」
「うーん……むーん……むむむ……」
「やっぱりダメなんじゃないか? 眼を隠すだけで主人公って」
「隠さないほうがカッコいいと思う!」>>132
駄目でした。残念。まぁでもそれぐらい徹底してこそよね~。
>>133
すまない、さんざ偉そうな事言っといて正田祟作品は黒白のアヴェスター序章と凶戦士をちょびっと読んだぐらいしか知識ないのじゃ。。。(あと正田崇作品wikiを偶に読む)
例に出されたのだとミトラが信者ゼロだって事ぐらいしか知らない……。
キレは…するかなぁ。。。クッチーって
「俺はあの事故を美しいと思った→親を殺して後悔じゃなく感動を覚える(起源の影響)ヤツはきち外→俺は狂人である→俺は壊れてる狂ってる破綻してる、俺は狂人だ、誰が何を言おうと狂人なんだ(ry」
「自分=最下層の屑!だから他の存在は皆上!」
みたいな思考回路で今があるので、
「お前=屑!狂人!」とか「憐れだねぇ……w」辺りの事言われると「狂人認定されたやったやった!」「もっとぉ(ゾクゾク)……」ってなる可能性がだいぶ高く、じゃあ割と上手くいくかもしれん。
やっぱりコイツ精神的にかなりマゾでは…。。。。?>>152
~scene2『壁ドン』~
「……やれと?」
「いえす。あ、床ドンでもいいよ?」
「それ意味違うだろ」
とかなんとか言ってる間にキャスターは壁際でスタンバイしている。あぁくそ、やるしかないのか。
無遠慮とすら言える距離まで近づいてから、右手にそれなりの力を入れて壁をドン。
……なんか、これだけでもけっこう恥ずかしい。でもこれだけじゃキャスターは満足しないだろう。
その白い肌をうっすら朱に染めながら、期待していますと言わんばかりの顔を見ればこれで終わりとは言えない。
距離を離さないまま、いっそより距離を縮めながら左手の親指と人差し指でキャスターの綺麗なあごを小さくつまむ。
そのまま、ゆっくりと持ち上げ───………
「ハクト、ハクト」
「なに」
「そ、そこまでやるとは思わなかった」
ほんの、少しだけ、目をそらしながらキャスターはそう言った。
その顔に浮かぶ朱の色が期待のそれだけではないように見えて───僕は考えるのをやめた。>>154
そんなこと言われても困る。こっちはそんな設定を気にする余裕がないんだ。
太ももの柔らかさが妙に気になるだとかひんやりつめたいのが不思議と気持ちいいとか余計なことまで言わないようにするので精一杯だ。
だからこうして思ったことをそのまま簡潔に言うしかない。
「もうちょっとほら、ドキドキしたりしないの?」
「してるよ」
「してるの?」
あ。
キャスターが屈むようにして目線を合わせながら聞いてくる。ちょうどキャスターの身体で僕の頭をすっぽり覆うような体勢だ、後頭部にお腹が押し付けられてる気がしてちょっと待ってほしい。待って。
「ドキドキしてる? してるの? ほんと?」
「してない。してないから顔上げろ」
「そっかそっか。してるんだ、そっかぁ」
上下反転したその顔はニヤニヤとするばかり。一向に上がる気配はない。くそ、余計なこと言った。
「そ、そっちはどうなんだよ。膝枕の感想は?」
「ん? ん~~~……」
ぱっと顔を上げて唸り始めるキャスター。ふぅ、たすかった。>>155
「ん~……太ももがチクチクする」
「……それだけ?」
「うん、それだけ」
「ほかにもあるんじゃないのか?」
「いっぱいあったんだけどね、ハクトのせいで全部ふっとんじゃった」
「なんで僕のせい」
「ドキドキしたって言ってくれたから」
「……してないって」
「……にひひ~」
ぜんぶお見通しと言わんばかりの顔で、キャスターはまた笑う。
その顔を見ていたら否定するのも肯定するのもどっちでもよくなってきた。馬鹿らしくなったとも言う。
「さて、と。簡単なの三つやってみたけど、どうだった?」
「疲れた……精神的に……」
一部分を抜き取って正直に答える。世の中の人たちはみんな日常的にこんなことをしているんだろうか。全人類をちょっと尊敬してしまいそうだ。
「大丈夫ー? そんな調子でゲームも作れる?」
「……えっ? いや僕作れないぞゲームとか」
「え。は、ハクトってニホンジンじゃないの?」
「日本人だけどそれ関係ないだろ!?」
「だ、だってニホンジンならこう、誰でもパソコンとかカタカタ―って……」>>156
「で・き・る・かぁ!!!」
……という訳で。根本的かつ致命的な見落としによって二人のゲーム製作は幕を閉じる。
そしてまた時間と共にループして振り出しに戻るわけだが───戻ったところで何も変わらないだろう。
なぜなら今回の二人は主役どころか脇役ですらない。ただのゲスト。ただの賑やかしだ。
二人が知り得ることなど一つもない。
己以外のマスターの存在も。
この特異点の黒幕も。
ループの事実も。
知らない、気づかない、わからない。けどまぁ、たまにはそんな夏もいい。
何も知らないまま戯れを続ける二人の夏はまだ、まだ、まだ、まだ、まだ──────終わらない。150X
朧月の夜だった。
警邏役である男が一人、松明を片手に歩いていると、上の方から「おーい、そこの」と声が聞こえる。見上げると、ちょうど男が顔を上げたあたりに人型の影があった。くすんだ金色の髪の毛が淡い月明かりの下でキラキラと輝き、褐色の肌を明るく照らしているようにも見える姿だった。
「……あ、妖……」
「どこに目つけてるんだお前。こんな妖がいるものかよ」
男の言葉に不機嫌そうに口を尖らせた後、怪しい影がどこか覚束ないようにも見える足取りで木から飛び降りる。ちょうど男の目の前に着陸すると、怪しい人物は髪とは違い鮮やかな金色である瞳をぱっちりと見開いて男の顔を覗き込んだ。
「で、お前、名前は?婚姻関係は結んだことがあるか?子供は?特技は?」
矢継ぎ早に質問を繰り出す「妖」に、男は蛇に睨まれている蛙のような奇妙な感覚を覚える。やはり妖だろう、と男は思った。こんな夜中に明かりもなしに木の上に座りこみ、挙句昼間そこらの商人と話すような気配のままで意味不明な質問を投げつけてくる。こんな妖がいるものか、と相手は言っていたが、それ以上にこんな人間こそいるものか。
だがしかし、不審者は男が質問に答えるまで解放する気はないようであった。驚くほどに敵意すら感じない、何を考えているのかわからないようなきょとんとした表情で自らを見上げる妖に、根負けしたように男は自らの名前を絞り出した。
「そうか。えーっと、こういう時は……ありがとう?だっけ?」
妖が笑顔……というにはあまりにも形式的に口角をにゅっと上げる。そのまま歩き去ろうとする相手に「そちらには行くな」と声をかけようとした男は、目の前の影の先ほどまでは白かったはずの服に赤黒い染みができていることに気づいた。
「やっぱ、名前も知らない相手を一方的に殺 すなんて気分悪いもんな。……さて、頼まれた標的ってやつはこの奥だっけ?」
ごろりと、西瓜ほどの大きさのものが地面に落ちる音がした。>>161
201X
朧月の夜だった。
警備員である男がドアの前で少しうつむきながら立っていると、前方から「もしもし、すみません」と声が聞こえる。顔を上げると、少し屈んだような姿勢で男を見上げている女性がいた。窓から差し込む淡い光が、その闇に溶け込むような黒髪と染み一つない白い肌を美しく照らしているようだった。
「……失礼ですが、どこから……」
今ここまで入ってこられる人間がいるはずがない、と不審げな顔で尋ねた男に、女が「入れたので入りました。何か問題が?」と首を傾げた。
「そんなことより、ワタシ、この先にいる方を殺しに来たのでどいてくださいな」
「……は?」
男の思考が、しばし停止する。今、目の前の女はなんと言ったのだ?それも、カフェで「コーヒーを一杯」とでも言うような表情で。
男とて素人ではない。むしろ、警護役としてはだいぶ経験も積んだ、修羅場を乗り越えてきたと自負している。それなのに、目の前で微塵の害意も感じられない薄い微笑みで自らを見上げている女が、何を考えているか全くわからなかった。狂人であると笑い飛ばすこともできるが、それならばここまで辿り着いていることの説明がつかない。
「そんなことができるものか」と女を真っ向から見据えて怒鳴り付けようとしたその時、男は目の前で自分の顔を覗き込んでいる目に気づいた。こちらの返事を待っているかのように開かれたそれを見れば見るほど、男は自分の全身が大きな蛇に締め付けられているかのような不快感と恐怖に襲われた。
「……ば、バケモノ………!」
「うーん。まだ何もしていないというのにそういう風に言われると、悲しくなってしまいますね」
女はしゅんとしたような表情を作ってため息をつくと、そのまま「ワタシも暇ではないので失礼しますね」と男の体を押す。相手の気配に動揺していた男が大きくバランスを崩し横によろめいている間に、女が勢いよく扉を開いた。
「お仕事、ご苦労様です。次の勤め先探しも頑張ってくださいね。応援しますよ!」
くすくすという笑い声と、背後で扉が閉まる音。
壁の向こうから聞こえる叫び声から逃れるように耳を塞ぎながら、男はぐったりと床に膝をついた。……今更ながら、バーサーカーのくせに詐欺師や暗殺者みたいな性能してんなネッソスくんと思いつつまた夜に来ます~
カシンちゃんとちょびっと関連付けたキャラクターを作りたいんですけど、許可いただけるだろうか……具体的には宝具の一つを作って貰った的な関連性だけなんですけど…
>>170
いいんですか?!それは有難い…今日中にキャラクター含めて投下してみますね。また確認お願いします。>>168
あんらあ可愛い!
ネッソスの台詞を以下のように追加・修正しようかと。
「初めましてー!自分、ケンタウロスのネッソスって言いまーす!バーサーカーなんすけど、めっちゃ喋るんでうるさいと思ったら遠慮なく言ってくださいっす!」
「好きなものぉ?……そりゃあ勿論、女の子に決まってるじゃないですか、マスター!ところで、彼氏募集中の良い子、いたりします?」
「いやー、まさかあの大英雄を結果的に倒せるなんて、大金星っすよねー!これは一生、自慢になるわー。」
「俺、こう見えてかーなーり、打たれ弱いんで。ちょっとショック受けただけで死んじゃう可哀想な生き物なんですよ。うさぎちゃんですよ、うさぎちゃん。」
「え、もしかして俺に話しかけてた?……いや、嬉しいっすよ。逆ナンなんて初めてですし!……それで、どこか落ち着ける場所に移動します?」
「ひどーい!俺は誰彼構わず抱いたり暴れるようなノータリンじゃないっすよ、マスター!!隙があって好みの見た目じゃなきゃ、ピクリとも反応しないっすよ!」
「いぇーい、俺の勝ちー!じゃあ約束通り……友達からよろしくってことで。……んー?『力づくでものにするんじゃないのか』って?いや、そういうの本気で無理なタイプでしょ、君」
「……大丈夫。君を馬鹿にして傷つけるような男は俺が追い払うから。……いいんだよ。今まで耐えてきた分、ここで泣いてもいいんだ。」
「『たかが使い魔風情』ねえ?―――その使い魔風情に、その使い魔風情にあんたの妻が寝取られたんだよなあ。……結婚してから、触ることすらしなくなったんだって?酷い旦那もいたもんだ。」
「この使い方するとマジ死にそうになるんだけど、贅沢言ってられないよなあ……!宝具、開放……――――――ぐっ……ッッ……■■■■■■■■■―――!!」>>165
昔ドアから入らない生活してたら友達に「扉をあけて入って来ようね(意訳)」「いきなり人の背後に立つのはやめようね(意訳)」って言われて以降「ちゃんとした部屋の入り方はドアから入る事」って認識してるだけだから、警備員の人に対しては「部屋に入るために邪魔だからどいてくれないかなぁ」ぐらいしか感じてないしその人の人生のことは割と頭からすっぽ抜けてるゾ
……友達は「エパミナンダスや、これは味方間の話であって敵襲をかけるときに正面玄関をぶち抜いて入れという意味ではないんだよ」って言わなきゃいけないね修羅場があと少しで終わる……ヒイ……ヒイ……
タスクの進捗は1ミリも進んでないので言おうとしてて忘れてたこぼれ話を1つ
自作サーヴァントの白鳥礼装(スヴァンフヴィート)はそれぞれ原作のものとは性能に違いがあります
それを意識して漢字の方も焔・白鳥礼装、宴・白鳥礼装、演・白鳥礼装とそれぞれ頭文字に『えん』と読む漢字をつけるようにしていたりSHO-DO的にできたss貼ってもよかですか
ならば!SHO DO GO!
喫茶店『バル・ブライア』はそれまでにない静けさにあった。いつもならばこの時間は四人の青年達のおかげで賑やかであるのに、今日は青年達の内一人、ドン・ファンだけが紅茶を口に運んでいる。その横顔が纏う憂いを帯びた色は、それだけで女性を魅了してしまう事だろう。
「……もう、三日か」
ドン・ファンは本来なら真向かいに座っているはずの青年達を幻視する。彼らがいなくなるだけで言いようもしれぬ寂しさと空虚な気持ちが胸の中に生じている事に気付き、彼は思わず微笑んでしまった。
ロドモンと太田道灌が突如失踪を遂げて三日が経とうとしているのに対して、未だ二人の痕跡は見つからずまるで神隠しに遭ったかの様相を呈しているのだ。可能な限りの手を尽くしたものの、ロドモン達がまるで消滅した様にいなくなっている事だけしか判明せず、いわゆるどん詰まり状態である。
「さて、あの二人は一体何処へ消えたのやら」
紅茶の水面に映る己の顔を見下ろし、ドン・ファンは思考を巡らせる。何が二人に起きたのか、そのきっかけは……
「やはり、あの時か」
八月になるのだから、もっと夏らしい事をしよう。そんな提案をロドモンが言い出し、各自アイディアを持ってこようとなったあの日を最後に彼は失踪してしまった。ならばこのアイディアに関して何かしでかした結果と見る他にない。>>184
と、店内へと客が入ってくる。その顔を見、ドン・ファンは瞳を細めて迎えた。在原業平である。何やら大きなケースを手に早足でやってくると、
「二人の居場所が分かった。町外れにある洋館だ」
「……ああ、そういえばそんな噂話を聞いた。なるほど、私とした事が珍しく焦ってしまったらしい」
ふふ、と困り顔でかぶりを振るドン・ファンに対し、業平は表情一つ変えずに懐から一枚の写真を取りだしテーブルに滑らせる。酷く古い写真なおかげで霞んでいるが、そこには洋館が映り込んでいた。
「調べたところ、かなり危険な場所だ。数百年はこの土地に住み着いている。僕の目をかいくぐっていたとは……恐らく相当な力を持っているだろう」
「で、どうするんだい」
「無論、すぐに出る。僕達の友人を攫った代償は高くつくからね」>>185
「夏に向けて何かしようぜ!と言い出したは良いんだけど妙案が思いつかず二人でうだうだしていたら自称肝試しマスターの怪しい未亡人に遭遇、おすすめ肝試しスポットがあるって言われて未亡人オーラに引き寄せられるまま町外れにある朽ちた屋敷へとやってきてみれば……」
「なんと未亡人はその屋敷に住み着く幽霊で俺達を取りころす為に声をかけた事が判明……一〇分前に『うふふふ恐怖に悶え苦しみなさーい』と言いながら消えていったっす……」
そういう訳で、ロドモンと太田道灌の二人は薄暗い木造廊下に寂しく佇んでいた。内装は不気味なほど整っていて、とてもではないが五十年前の物とは思えない。つい最近建てられた、と言っても良いほどだ。故に正常とは言い難く、二人が異常な状況下に置かれている事を意味している。
「いやー、マジやべぇわ未亡人オーラは。この俺が騙されるとは……」
「騙されるも何もロドモンさん完全にメロメロだったじゃないすか、手前の言う事全然聞いてなかったし」
「道ちゃんはまだわかんねぇけどぜってぇその時は来る。未亡人の放つオーラまじパネェわメンズホイホイだから」
「もう何でもいいっすから……とにかくここから何とかして出ないとやばいっすよ?」
「あーそうだわな……こういう洋館系のホラー映画だとさ、ここと外で時間の経過違うって言うじゃん? こっちの一分が向こうだと一時間、なんて可能性なきにしもあらずじゃね?」
「洒落になんねぇっすよそれ!」>>186
実際は一分が一時間などでは済まないほど時間が経過している事を知る由は二人にはない。
「つかさ、道ちゃん。なんか曲がり角から誰かがこっち見つめてね?」
「え? は? うわ、マジだ、マジでなんかいる!」
ロドモンが指差した先には黒い人型のもやもやがゆっくりと近付いてきていた。こんな屋敷にいる怪しい存在など、間違いなく幽霊であろう。うあうあうあ、と呻き両腕を突き出すその異様な姿にロドモンと道灌は即座に武器を構える。
「うわ……幽霊だぜ道ちゃんやべぇよ」
「やべぇっす、でもよく考えたら手前達も幽霊じゃねぇっすか?」
「ばっかお前、オレ達は人襲わねぇべ?」
「あー……確かに。ていうか、廊下狭くって手前の槍使いづらいったら無いっすわ!」
「槍だけにヤリづらいってか!うわはははは、マジパネェ!やべぇ怖くて変なテンションになってきたーーーー!!ついてこい道ちゃーーん!!!」>>175
まぁ伽倻子がペニーワイズに進化しただけみたいな変化というか、目力が「蛇に睨まれてるみたい」から「蛇に巻きつかれてるみたい」に変化しているという点ではどちらかといえば悪化というか……ホラー耐性がないならどっちでもキツイかなみたいな………(目そらし)>>174
上杉謙信:基本的にやりたい事やらせてくれるであろう点から相性は悪くない。妹への仕打ちも一応苦言を呈すけど特に強くは出ないので決裂もしないビジネスライクな関係に落ち着きそう
クロケル:魔術師らしい魔術師は相性良き。特にサーヴァントを使い魔として扱うくらいな典型的魔術師だったら最初から絆3くらいになる(なお3から不動)
玉兎&獏:召喚したマスターの為に色々してくれるタイプの人(人外)なので…
シャイタン:気まぐれ屋だけど不遜な態度を取らなければ大体好意的に接するので相性は良さそう。場合によっては「力が欲しいか…?」してプリヤの慎二みたいな改造[インストール]を施す可能性も
田中新兵衛:サーヴァントのやりたい事を許容する、きっちり殺る相手を指定して仕事を振る、この二点さえ押さえれば新兵衛とはいいビジネスパートナーになれる
おまけ『クロケルを召喚したマスターのタイプ毎の絆の上がり方』
①サーヴァントの事を使い魔扱いする典型的魔術師
最初から絆3くらいあるけど3から不動
②一般人or心の贅肉系魔術師
普通に絆0から上がっていって絆5まで上がる
③カルデアのマスター
マイナス5からスタートだけど最終的に絆10まで上がる
④プルフラス
最初から絆4.9ある。非常に馴れ馴れしい>>192
中納言、いっきまーす!(深夜テンション)◇宮野つむぎ
「───っ、はぁ…ぐっ…っ…はぁっ!」
逃げろ、逃げろ、逃げろ、逃げろ。心が叫ぶ。両足を交互に、自転車のペダルのようにがむしゃらに回して地を蹴る。ちらと汗を拭くついでに後ろを窺うと、闇の中で蠢く「化け物」がなおもつむぎを追ってきている。
何故、こんなことになったのか。全く検討がつかない。自分は、ただ、梨花ちゃんと琴羽ちゃんと遊んで、その帰路を辿っていっていただけだったのに。街灯の下で揺らぐ「化け物」を見つけて、見つかって。
息がもたない。足が悲鳴を上げている。脳が、走れ、走れと命令しているが、身体が言うことを聞かない。どんどんと、化け物の気配が近づいてくる。
元歩いていたコンクリートの道とは違う、通ったこともないような整備どころか人も歩いたことがないのではないかという獣道はつむぎの足を引っ張ってくる。無造作に伸びた木の根のうち一本が、つむぎを転ばせた。咄嗟に、今日買った梨花ちゃん琴羽ちゃんとお揃いの服の入った袋を庇う。代わりに、せっかくだからとクローゼットから出してきたちょっと高めの淡い色味のワンピースに、泥と砂がごったにまとわりついた。だが、そんなこと気にしていられない。
寝転がるようにして仰向けの体勢になると、化け物の姿はもうすぐ目の前にあった。立ち直れず、這うように後ずさる。が、それも背が木にぶつかったことで出来なくなってしまう。
なんで、なんで、なんで。なんで、こうなってしまったんだろう。今まで、平凡に、普通に暮らしてきたのに。家に帰れば、パパやママがいて。心底考えたくもないけれど、宿題が山ほどあって。来週は、梨花ちゃん琴羽ちゃんと映画見に行く約束だってしたのに。なのに、どうして。どうして。>>194
「こ、来ないで…!来ないでよ…!」
乱れた呼吸を、髪を整えることもなく、精一杯に睨みながら言うが、化け物がそんな言葉に耳を傾けるわけがない。じわじわと、寄ってきて。けらけらと、つむぎを嗤うようにして。
「止めて…止めて…!お願い…誰か…誰か、助けて…!助けて…ぇ!」
しっちゃかめっちゃかに、手近にあった石や枝を投げるが効いている様子は微塵もない。泣き叫ぶようなつむぎの悲鳴も意に関せずにゅうらと伸ばされていく凶手に、いよいよかとやるせなさと虚しさに目を瞑り、自身の最期を呑み込む───その時だった。
「あいや待たれい!」
ざあ、という音と共に新緑を散らせ、つむぎと化け物の間に何かが割って入る。山吹色のカラーリングに、採石場が似合いそうなマフラーを靡かせ、鳥───色合いからして、恐らく雁の羽を模したバックデザインの陣羽織を着た、槍を携えた男性だ。
「…我こそは、戦国に映ずる彗星、太田道灌!年端もいかぬ女子を狙うとは、なんたる蛮賊か!ここに成敗してくれるッ!っす!」
そう言うや、太田道灌と名乗った男性は、槍を器用に操り迫る化け物の手を薙ぎ、穿ち、払い除ける。一歩踏み出したかと思えば、凶手が体躯を掴むより速く木を足場として上空へ跳び、落ちるに従って化け物へ一撃を見舞う。機敏で、正確で、安定した動きだ。>>195
「ちょ、おおちゃんやり過ぎ…って、もうどうしようもないよねぇこれじゃあ…!然らば…!」
後ろから、先の男性とは違う声が聞こえる。慌てた、それでいてどこか楽しそうな声。そうして、次につむぎの目に飛び込んで来たのは、僅かな月明かりさえ照り返し、真昼のように周囲を照らし上げるようなド派手な鎧を纏った男性だった。
「遠からん者は音に聞け!近くば寄って目にも見よ!というか遠くても見よ!誇り高きアルジェリア王、ロドモン、見参!おおちゃんばっかに良い思いさせねーもんね!覚悟しろよゲテモノ!」
ド派手な鎧に見合った金髪をキザったらしく掻き分け高らかに宣うと、化け物に一気に間合いを詰め、長剣で大きく躯を刺す。ぶんと引き抜きざまに回し蹴りを一発食らわせ、更に道灌と息を合わせ追撃する。その度に、獣道に燦々と光が舞う。
「…あぁ、随分奮っているね」
「本当に。まぁ、彼らは武人。闘志が燻っていたのではないかな?」
「なら、君はどうなんだい?」
「いやいや、僕はあくまでも本職は歌人さ。だから、今は前線には立たないよ。それに、お嬢さんを守らなくちゃならないからね」
「おや、抜け駆けかな?」
「滅相もない。現状をよく鑑みた上での決断だよ」
「はは、そういうなら仕方ない」
また、声がする。ご多分に漏れず、今化け物と戦っている二人とは違った、二つの柔和な声だ。
「さて」
今度視界に映ったのは、誰かの後ろ姿ではなく、白く、肌理細やかな───しかし男性らしい豊かで均整の取れた肉付きをした手であった。
「お手をどうぞ。お嬢さん」
視線を上へ向けると、想像通りの───否、想像以上の、想像上とも言える曲線美と直線美を侍らせた男性がいた。赤みがかった芒のように波打つ茶髪の合間から、風に吹かれ垣間見える金色の瞳は、つむぎが今まで見てきたどの金色より深く艶やかだ。そんな佳容が、今、つむぎに向けられている。その事実にこそたじろいでしまう。>>196
「あっ!ドンちゃん、後ろー!」
ロドモンと名乗った男性が、しまった、という声と共にそうつむぎの目の前の男性に叫ぶ。が、飛んできた化け物の手は、ロドモンが叫び終えるより先に寸断された。ひゅん、と白刃を振る音がする。
「…全くもってなっていないね。在原君。お嬢さんは頼んだよ」
「勿論。安心して戦ってくれ」
後方からの声に満足げに頷くと、男性は「気をつけて」と囁き、つむぎを背にサーベルを構え直す。
「ここは私も名乗るのが筋というものだろう。我が役(な)はヨーロッパはスペインが誇りし純なる色事師(しゅじんこう)、ドン・ファン。どうか、私の得物を汚してくれるなよ?三下」
隙を見て襲ってくる幾多の手が、ドン・ファンと名乗った男性のサーベルの数振りの下に肉塊へと成り下がる。他二人とは違い、なんとも緩慢で余裕綽々とした身のこなしだ。しかし油断はなく、的確に、狂いなく、サーベルと己の肢体を汚さぬようにと剣を動かし、攻撃を躱していく。
「ロドモン君たちでも一筋縄ではいかないとは、相当の怪物だな…ともかく、お嬢さんはこちらに」
ドン・ファンを名乗る男性の手を取ろうと伸ばしていた手に、別の男性の手が触れた。しなやかで、爪の形からうっすらと見える骨の具合までもが見惚れるほどに凛々しく麗しい。優しく引っ張られ、大樹の陰へ隠れる。男性は、抱くようにしてつむぎを庇い様子を窺っている。色鮮やかな和服からする成熟した花のような軽やかな香りが、つむぎの心を落ち着かせる。
「せっかくだ。僕も名乗らせてもらおう。ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くゝるとは───聞いたことがないとは言わせないよ。今は昔の歌仙にして、退魔の弓雄、在原業平。知らぬというなれば、この一矢をとくとく刻むが良い!」
言い放つと共に、在原業平と名乗った男性は矢を射る。びゅんという風切り音を立てたかと思うと、矢は化け物へ吸い寄せられるようにして胴を突く。次いで三本の矢を同時に番え、道灌、ロドモン、ドン・ファンのそれぞれが相手する場へ助力するように別々の弧を描かせて向かわせる。しかも、つむぎを庇った状態で。おおよその常人が可能な武の域を悠々と越している。>>197
槍が抉り、剣が撫で、矢が幾本も立つ。化け物は満身創痍でもはや後がなくなったのか、捨て身で近くにいるロドモン目掛けて特攻を仕掛ける。この場の誰も割って入れない位置だ。そうして、化け物のどす黒い鉤爪が、ロドモンの鎧を貫く───筈であった。
「真打ちは遅れてやって来る…ってぇことで、ネッソス、満を持しての登場でーっす!黒いデカブツなんて、あの英雄のこと思い出しちゃうじゃーん!…容赦、ねぇからな?」
月を背負うようにして化け物を蹴り飛ばしたネッソスと名乗った男性は、遠目からでも現実離れしていると感じさせる容貌であった。何といっても、化け物を蹴ったのは、人の足ではなく馬の蹄であったのだ。上半身は鍛え上げられた肉体美を有する筋骨隆々たる人身だが、下半身は雄々しき馬のもの。つまるところ、ギリシャの神話に登場する「ケンタウロス」だ。
「サンキュー新入り!出来ればもうちょい速く来てほしかったなぁ!」
「サーセーン!いやぁ、可愛いお嬢さんを見かけちゃったもんでー!」
「こんな所でも女子引っかけるなんて、さっすがケンタウロスっすね!」
「ケンタウロスは関係ないもーん。ってか、業平センパイはー?」
「在原君なら、ほら、あそこに」
「ほんとだ…って、センパイもどさくさに紛れて引っかけてるじゃないですかーやだー!しかもかわい子ちゃんじゃないっすかー!」
「人聞きが悪いね。僕は、お嬢さんを庇っているだけだよ。遅参した方が悪いのさ」
「うっわあ、そういうの詭弁って言うんだぜあっちゃん!」
五人の男性が、戦場にあるまじき会話を方々からしている。そして、道灌の槍───ではなく、懐より出した短刀の一刀にて、化け物は霧散し消え失せた。
「ふぅー。ひとまず、退治完了っすね」
「お疲れちゃーん!」
「お疲れ様。在原君も、お嬢さんも、もう大丈夫だよ」
「すぐ終わっちゃいましたねぇー。」
「それはお前が来るのが遅かったからだよ!」>>198
用心深い確認が終わると、皆剣を仕舞い、槍を突き立て、思い思いに談笑を始めた。業平も、つむぎの手を引き輪の中へ入っていく。
「おぉ、間近で見るとやっぱり別嬪だ!いやぁ、つくづく自分好み…」
「だとしても、遅参してきた奴に戦果はねぇよ」
「えぇー!そんなご無体な!」
「まぁまぁ。もう暗いわけですし、お嬢さんは帰すべきっすよ」
口々に何事かを言われているが、疲労困憊も良いところなつむぎにはよく言葉が解せない。とにかく、今は帰そうという話になっているらしく安堵する。
「んー、でも、オレらがいたら、また狙われちまうかもだしなー」
「人通りの多い所まで送れば良いんじゃないっすか?それなら、何かあってもすぐわかりますし」
「確かに。お嬢さん、道はわかるかな?」
首を振る。
「じゃあ、オレらが来た道に連れてく?反対方向だったりしたらごめんだけど」
「それで良いと思うよ」
「それじゃあ…」
五人が、ほぼ同時につむぎの方へ向き直り、手を差し出す。
『お手をどうぞ、お嬢さん』
───なにコレ、乙女ゲーかな。>>199
◇◇◇
───結局どうなったかは、つむぎはぼんやりとしか覚えていない。ただ、大通りに送られて、そこからふらふらと家に帰って、パパママに門限越したことで怒られて、服をどうしたのか聞かれて、そこで大泣きしちゃって。そして、今、自室のベッドに寝転がっている。
スマホを開くと、LINEの通知が溜まっていた。来週の映画のことで、梨花ちゃんが推しの男優が出演するとテンション高めのメッセージが来ている。琴羽ちゃんは若干辟易して、その前に宿題は済ませておきましょうね、とつむぎにしても大変耳が痛いメッセージを送っている。
明るい梨花ちゃんと、真面目な琴羽ちゃんと、話が出来ている。それだけでまた泣き出してしまいそうになり、それを堪えてLINEに「来週、今日買ったお揃い着ようよ!」と打っておいた。
以上、「乱入クエスト発生!」でした。連投失礼いたしました。
これからの覇久間レイド戦に際しての戦闘描写のれんしう。チャラ男ーズ各位、レージュさんネッソスさんとつむぎちゃんお借りいたしました。この話の中でのチャラ男ーズはFGO第五特異点におけるジェロニモさんたちみたいなチームです。
ご感想ご意見お寄せくださいーhttps://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%88%86%E5%89%B2%E4%B8%A6%E8%A1%8C%E5%9E%8B%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BCSS%EF%BC%88%E4%BB%AE%EF%BC%89
定時連絡しようと思ったけど特にする内容がないから、代わりに総支配人がアシスタントに「おかしくね?」って言われたときどうごまかしてたのか載せとくよ……
あとシェオルタルタロス閻魔庁にツッコミが入っていましたが、この場合はチェピ姫城に比べれば割とまともかつ真面目な理由があるしそれぞれ繋がりもあるのでせいぜい見たフェリーぺ君が引くぐらいしか面白ポイントはないのではないでしょうか(真顔)>>205
そうですね。だいたいwikiにある感じかと。なんかあったら連絡しますねー。>>201
エウメネスも与一も気にしませんね。快くは思いませんがと鎌倉武者とドライアイスより冷たいメンタルなので千寿とのペアとして動く分には全く問題ないです。
小アイアスも報酬として提示されない限りは要求はしませんね。勝者として敗者から略奪することもあり得ますが、それを容認するならば問題なく動けるかと思います。略奪を中止させるのは千寿だと難しいと思います。
>>188
二つに分かれてどちらも面白そうな展開。しかも業平が祓い屋としての顔を出しているのがいいですね!
>>200
この前話していたチャラ男ーズのパーティ編成が本当に堅実であると証明していますね。対魔は業平が専門家だし本当に強いなぁ。
つむぎちゃんはあの五人だと誰が好みなのやら……>>204
確認しました。キャスターとセイバーという相性が悪い構図なのに凄く見応えのある接戦でした。プロスペローとかキャスターの戦闘場面を書くのに苦手意識を持っていたので参考にさせていただきます。
私も少し前に藤丸たちのサイドを更新しているのでご確認お願いします。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%A9%E7%99%BB%E5%A0%B4>>213
ええんちゃう?>>211
それで言えばうちのヘンリーも研究の専門は化石哺乳類(サイ、ブロントテリウム、長鼻類、ウマ)なので馬頭鬼やその他地獄の獄卒や生き物は興味の対象になるかもしれません。夏イベ?が肝試しになったということでフリー素材キャラを貼っときます
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/洒落にならないほど怖い話
使えそうなら好きに使っていただいて大丈夫です
エミュがわかんないとかあったらwikiかここ覗いた時に教えてもらえれば対応します>>213
よくてよ!>>211
ついでに言えば幼少期にギリシャ神話等の知識も祖父母の家にお世話になってた時期に得てるのでギリシャの冥界の話でも盛り上がれますあ、では投下します。
【真名】水戸光圀
【元ネタ】日本、歴史/講談/時代活劇
【CLASS】アーチャー
【性別】男
【身長・体重】176cm 67kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力 B 耐久 C 敏捷 A 魔力 D 幸運 A 宝具 C++
なお、上記のステータスは日本で召喚された場合に限る。
【クラス別スキル】
単独行動 EX
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられるスキル。藩を離れ単独で行動する事が常だった彼は規格外の単独行動スキルを獲得している。
EXランクならば宝具を乱発しない限り現世に留まり続けられる。
対魔力 C
魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
Cランクのものは魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。>>219
【固有スキル】
神性 E
神霊適性を持つかどうか。後世に神霊と祀り上げられた徳川家康の血縁故か、若干ではあるが神性を保有している。
諜報 A
気配を感じさせないのではなく、気配そのものを敵対者だと感じさせない潜伏スキル。
Aランクともなれば味方陣営がその違和感を自覚しない限り、敵対していることに気付くのは困難。
光圀公は市井に紛れて、自身の高貴な身分を気取られることなく博徒や乞食と対等に対話したという。
反骨の相 EX
一つの場所に留まらず、また一つの主君を抱かない気質。
本来このスキルを持つ者は主君になり得ない。しかし彼は徳川御三家の藩主でありながらも異聞帯を横断し、諸国を漫遊する自由人な性質を兼ね備えている為、特例で反骨の相を獲得している。
……また生前幕府に対して反感を抱いていたとされ、『生類憐みの令』で有名な徳川綱吉公にあてつけで野犬の毛皮を大量に送りつけた逸話も関係しているかもしれない。
「何、気負う必要はないぞ。俺は間違ってると思えば糺すし、そうでなければ何も言わん。
流石に『動物を殺.すな』だなんてトチ狂った政策を言おうものなら物申すかもしれんがな、あーっはっはっはっは!!」
大日本史 EX
だいにほんし、又の名を『アーカイブズ・ジパング』。彼の死後二百年に完成した歴史書であり、全三百九十七巻に及ぶ超大作。
創生日本から現代までの歴史・事件を詳細に記す自動書記装置であり、これによりアーチャーは日本関連の英霊ならば非常に高い確率で真名を看破出来る。>>220
【宝具】
「(仮称)」
種別 対人宝具 ランク C レンジ 2 最大捕捉 一騎につき50人
異聞帯を渡り歩き、諸国を巡り歩いた『漫遊王』に常に付き従った二騎の従者。
その正体は「ササキ」と「ヨドミ」という銘を付けられた自律型式神にして、和製ゴーレム或いはツジギリ・ファンネルとも呼ばれる存在。
超高精度の精密動作と力強さ、スピードを兼ね備えており、近接戦闘においては武闘派英霊にも匹敵する膂力を発揮する。
ただし射程距離が極端に短く、遠距離に対しての攻撃手段を持たないことが欠点か。
製作者はアーチャーではなく異聞帯を渡り歩く過程で知り合った妖術師(ソーサラー)に依頼した結果いただいたもの。
「旅の友が欲しい」という願いを義体の妖術師は見事叶えたが、作られた従者は些か個性が強過ぎるきらいがある模様。
具体的には「ササキ」は女好きで、「ヨドミ」が女に免疫がない。>>221
「(仮称)」
種別 対悪宝具 ランク C++ レンジ 60 最大捕捉 500人
黄金色に輝く徳川家の家紋が刻まれた印籠。
江戸時代において印籠は権力や地位を象徴するシンボルであったとされ、光圀公のそれは最も有名な印籠と言っても過言ではない。
翳すだけで人民が平伏する魔性の印籠。
その実態は「魂の高潔さ、精神的尊さ、権力の高さを総合的に数値化し重力干渉能力として変換するインバータ」である。
擬似重力操作宝具。彼我の精神的高潔度の差異が大きければ大きい程より体感する重力は重くなる、したがって相手が下劣な悪党である方が効果は覿面となる。
逆に自身と同じかそれ以上に高潔な精神性を持つ存在に対しては無意味どころか、翻って自分に擬似重力が降り掛かるリスクを抱えている。
なお無生物に対しても効果を発揮するが、生物を相手にするよりも多くの魔力を消費してしまう。
真名解放によって超強力な力場を発生。
森羅万象を引き摺り込み、粉々に轢き潰す無慈悲なブラックホールを作り上げる。
【weapon】
なし。
生前は弓術、棒術のみならず専科百般を得意とする万能ぶりだったが、最近は専ら人工従者と印籠による重力操作に依存している。>>222
【解説】
常陸国水戸藩二代目藩主であり、江戸幕府初代将軍・徳川家康の孫にあたる。
また日本の時代劇で有名な『水戸黄門』の主人公とされる人物。なお『黄門』とは中納言に叙された人物が退任した後に呼ばれる尊称である。
時代活劇に於いては笑顔の映える好好爺としてのイメージが強いが、若い頃は刀を振り回して街を歩く、辻斬りを働く、吉原遊郭に入り浸るなど不良と呼ばれても遜色のない振る舞いを行なっていたという。
だが十八歳の時に読んだ『史記』伯夷伝に感銘を受け、以降それまでの粗暴な振る舞いは鳴りを潜め勉学に励むようになる他、自分の手で歴史を編纂したいと考えるようになる。
藩主としては勧農政策を推進し、士風の刷新をはかった。
また、儒学を奨励して明暦三年に彰考館を置き、『大日本史』の編纂事業に着手、さらに儒学者として名高い明の遺臣朱舜水を招くなど、水戸学精神基礎を定めた。
「名君」として評され当時の庶民の間でもその知名度は高く、亡くなった際には
「天が下 二つの宝つきはてぬ 佐渡の金山 水戸の黄門」という狂歌が流行した。>>223
なお彼の命で編纂作業がなされた『大日本史』だが、製作期間凡そ二百四十九年。途方も無い期間と多額の費用が投入された大歴史書は、水戸藩内で教科書として採用された結果、後世の人々に勤王思想を植え付け────巡り巡って新撰組の創設に間接的に関与していたりする。
以上が正しい史実における彼の紹介である。
今回召喚された水戸光圀は我々が知る世界の水戸光圀とは異なる、『剪定事象の水戸光圀』。
その証拠か、肉体年齢は二十歳相当。精神的な年齢も肉体準拠で、若々しさとお節介焼きな一面を併せ持つ勤勉な遊興者となっている。
世界の間に隔たる次元を乗り越える能力を偶然備えていた彼は、偶然時空間の歪みに巻き込まれる事で剪定事象による消滅を免れ、そのまま諸国漫遊ならぬ次元漫遊の旅に向かうこととなった。
次元を放浪し、幾多の世界を股にかけ、そして行く先々で事件を解決していく────そんな世直しじみた慈善の旅を繰り返していく内に名付けられた名は『漫遊王』。
時空間を漂う関係上サーヴァントとしての光圀公と生身としての光圀公が存在するが、どちらであっても気性は変わらず、戦闘力も遜色ない。
聖杯に願う望みは「自分のいた剪定事象への帰還」。
今の根無し草的な生活も気楽で嫌いではないが、やはり自分は世界にとっての異物、余分である実感は失くならないという。
元の世界に戻ったとしても、剪定事象である以上消滅は避けられない。
だとしても収まるべき所に収まる、終わるべき場所で終わりを迎える───それ事こそが彼の願いなのである。>>224
【台詞】
フォーマルな場面では武士言葉を使うが、素の場面では現代人らしい振る舞いをする。
「鎮まれ、この紋所が目に入らぬか─────なーんて。一回この台詞言ってみたかったんだよね」
「助さん、角さん、戦闘形態移行。さて、蹂躙してやろうぜっ!!」
妖術師謹製の和製ゴーレム二騎を起動させての発言。
なお正史において助さん角さんなる人物は存在せず、モデルとなった人物がいるにとどまるらしい。
「おぉっ…これは妖術師どの!またお目に掛かるとはこの世もまっこと奇妙な事ですなー!!
いやはやその節はお世話になりましたが、実はまた一つ新しい旅の友を作って欲しくてですな────今度は『八兵衛』という名を既に考えてあるのですよ。そんでもってオプションとしてうっかり属性も付けて頂ければ有難いで候、更に贅沢言うならば……(これ以上は長過ぎるので割愛)」>>226
うーん!内心「カシンチャンに関係ある人物ってもう出てるか私が短編ssで出したか公式サーヴァントだぞ……誰だ……?」って首傾げてたんですけど意外な方向で攻められて不意打ちを食らった気分ですね!でも面白い発想で私は好きです!
奴なら八兵衛を作った後で「俺が考えて友人に『それは忍術じゃなくて曲芸だろう』って却下された動きを導入した新型作品を考えてるんだけど要る?友人に擬え(トリビュートし)て疾風型とでも名付けようと思ってたんだが」とか言いそうやなぁ……
……でも奴に人型のものを注文する時って外見設定にきっちり指定入れないと自動的に顔面加藤段蔵にされる呪いかかってるから、多分注文苦労しただろうな……>>182
コミカライズ版は表スレで紹介された時に飛び飛びで読んでるだけなので詳しくは分からないけど、あるじゃろうのぅ。この手の人類の業は創作世界の鉄板故な。
>>200
チャラ男達が割と真面目にバランスいいパーティだと再確認。ギャルゲーのような出会いだけどこのまま再会しない方が一般人として幸せなんだろうなぁ……再会するんだろうなぁ……。
>>203
ですねぇ(シャイタンの方を見つつ)
でもでも、サーヴァントの身体の一部を移植したらマスターでもサーヴァントを打倒できるようになるんですよ?────行き着く先は腕士郎ですが
>>226
ヴァッ(有名所なサーヴァントが来て目を焼かれる図)
漫遊王は世界を渡り歩く、ですか。これは面白い。宝具名についてはすぐには浮かびませんでした…。>>228
ドフォーウ!!
ありがとうございます、ありがとうございます!待ち受けにします!本当にありがとうございます!>>229
うーんどちらかといえばモデルは微刀・釵の方だけどぷに子さんもかわいいからいいか……
………ま、まぁ、あれよ?フェイスレス的なアレではなくてね?ちゃんと注文しないと「注文がないからサービスで世界一綺麗な顔にしてやったぞ」ってあの顔をお出ししてくるだけでね?
ほ、ほら、ブラックジャックでさ、女性の顔を「世界一の美人にしてくれ」って依頼されたブラックジャックがその女性の顔自分のおかんそっくりに整形して「ほら、世界一の美人だぞ。喜べよ」ってやってたじゃないですか?……いや、あれ真の意図は復讐だったな……>>232
金さんや吉宗公ではありませんが、“鬼平”長谷川平蔵は考えたことはありますね。>>210
実態はキャスターVSライダーですけどね。
オリ宝具生やしまくって大丈夫だったかな……。
槍だの盾だの弓だの剣だの使ってもうクラスわかんねぇな(エミヤ見ながら)>>227
キャラクター自体が変化球の塊なので、受け入れていただけるか不安でしたが、そう言っていただけて嬉しいです!
顔やらスペックやらは漫遊王が一から十まで事細かに指示を出したので多分顔面ダンゾウちゃん状態は回避したのでしょう…ササキとヨドミは筋骨隆々のスタープラチナみたいな奴等です。
>>229
ディックさんのエウメネスも漂流者設定でしたね…次元漂流の間にもしかしたら会っていたのかもしれないと考えると非常に浪漫ですね!
>>230
◯◯王って呼び名をつけたかったので、漫遊王です。絶妙に威厳のイマイチな呼び名とか諜報に長けた光圀公らしいかなぁって
>>232
おお…その宝具名素敵ですね!!!ちょっとアイデアが湧いて来たかもしれません…!>>188
この2組がどうなってしまうのか……続き、続きをはよう
>>191
④「我は!最初から!マイナスだ馬鹿者ぉ!!」
しかしロゼ共々面倒見られたり、真摯に接されるとすぐ絆があがるチョロ助である。
>>200
いやったあ、つむぎとネッソスだあ!人生最大のピンチからの人生最大のより取り見取り贅沢セットという温度差に生みの親ながらニヤニヤしてしまう
こ、細かい所なのですが、「梨花」ではなく「莉花」が正しいですね。茉莉花のほう(小声)
>>201
それとメネスが宝具を使った時の魔力消費量の存在をすっかり忘れてましたわ……お兄ちゃん干からびちゃうかも
>>208
ネッソス「ご先祖さま、チィース!」
攫われかけたのになお今際の嘘を信じられた経緯から、このような弱みに付け込み、誑かすことが上手いケンタウルスになりました。
>>226
うーん、宝具の効果といい、助さん角さんの存在といい、次元漫遊といい、良いですね!!(興奮)しかし、つむぎが良い感じの役割を貰っていると、「本来の役割はこんな感じなんですよ~」と花総の聖杯戦争にちょい役として出そうと思っていた親としては……ふふふふ(ごまかし)
>>242
清原(兄)も当然ながら妹(清少納言)の方がずば抜けて才能あるし父親にも愛されてたタイプだったからそこだけは理解してくれるから……(釘は刺しそうだけど)
イピクレスは理不尽なまでの才能を持ちながら当たり前のように自身を愛してくれる血を分けた兄がいた事と自分は兄のように慣れず奴隷のように流されてきたという経歴から両者の板挟みになって苦悶するタイプかなぁ……(イピクレスは曇ってる時が一番輝く)わぁい感想たくさん。うれしいーもっと欲しいー!(強欲な壺)
>>207
乙女ゲーをこの自粛期間中やり込んでいたんでね…乙女ゲーっぽく出来ていたようで良かったです!
>>209
前衛4人と後衛1人は少々心細さもありますが、何せその後衛が強いですから…総じて安定した運びを意識して書かせていただきました。信頼しあってる感も出てたら嬉しい
>>230
自分の中ではこれでつむぎちゃんとチャラ男ーズは終わりですが、十二分にあり得る展開だとも思っています。その時はきっと選択肢で誰についていくかとかあるんだろうな…
>>240
つむぎちゃんは民俗学に明るいと書いていたので、地の文もかなり明け透けに書けて楽しかったです。つむぎちゃん的には5人の中だと誰がタイプです?やっぱり神秘の濃いネッソスさん?知名度の高い業平さん?
…………吁!やっちまった…申し訳ありません、すぐに直します!
ところで、皆さんがつむぎちゃんの立場になったら誰選ぶんでしょ☆ 恒例のごれんらく ☆
今回はこれまでの情報をまとめておきます。
【関門について(登場予定キャラ、題材)】
・平教経&海御前、平家の亡霊が彷徨う海辺
・ローズル、ヴァルハラ
・ロスヴァイセ、和風ホラー(?)
・ジャック(主従)、死霊都市ロンドン
・ 、忘却迷宮レテ
・ホレス(ポー、ラヴクラフト、乳の親、アブドゥル・アルハザード、プルートー?)、鏡像無間地獄館
・掃天地星スペクトル、シェオルタルタロス閻魔庁
【随行鯖について今までの候補】
・ロカセナ(水着バージョン)
・牛頭鬼
・謎の隠密X
・イオラオス / イリヤー
・ヴォワザン(水着)
【結局どっちの話なんだっけ?】
・ウィリアム・ブレイク
・ファーブル>>251
もし黒鹿さんが良ければ、「イチキシマヒメで海の怖さを知ってもらう会」に「平教経&海御前、平家の亡霊が彷徨う海辺」を組み込んでもらって前半の平家と後半のイチキシマヒメの2パートに分ける、という案も良いかなあと思ったのですがどうでしょうかね?
そしてなんという職権乱用……!おそるべしもっとやれぃ
>>252
そこはこのお話の作者である中納言さんにお任せしますわ!
ただし悲しいかな、太田道灌に関しては武将であることが覚えていなかったり、(退魔師集団の長という面は一般人には知られていない情報だろうから)歌は知っていてもその作者である在原の名前にピンと来なかったり……つまりオカルト知識全振り過ぎて学力残念な子でもあるのだ
241に関しましては…………ヘケ!(ハムタロサァン化)>>254
まあ、業平は鬼や亡霊との遭遇の伝説が残る人なのでそこをフックにつむぎちゃんが覚えているというのもアリかなと思います。あ、そういえばディックさんへ
大獄丸(アサシン)のステータスですがあれは「マスターが一流の魔術師であるという前提」でしょうか?それともどんなへっぽこマスターでもあのステータス何でしょうか?
それからどういうものにしろ由愛がマスターだと幸運が1ランク下がってしまって大丈夫でしょうか?>>230
ですよねぇ。「ヤベー所よ!」感が薄れてしまった風にも感じて若干何というか、複雑?みたいな?
wikiの鱒キャラに組織所属な研究員系の男性魔術師ほっとんどおらへん。。。ポジションとして一人ぐらいは欲しいんじゃが。誰かイイ人いないかな。
そしてご両人からOK貰ったからクロケルくんちゃんが登録できるぞ!やったね!>>264
了解で、ありがとうございます~……もしや私って変に単純明快なキャラ作るより、パズルみたいに複雑なキャラを作る方がウケがいいのではないだろうか?
蘇芳ちゃんといい千寿といいギネヴィアといい、内面複雑怪奇なキャラほど皆さんからの反応がいい気がするというか……心の面を意識せずによく書くからそういう反応になりやすいのか?>>267
花総の聖杯戦争のセイバーがまだ未決定ならば、こちらでまた推薦してもよろしいでしょうか?
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/フロームンド・グリプスソン
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/立花道雪
アーチャーの好き勝手暴れて~というイメージに合うのがうちだと思いつかないんですよね。真面目さんが多いせいかもしれません。>>269
了解しました、後でやっておきます
で、候補なんですが2騎ずつ
セイバー候補
・ルイ=デュードネ
太陽王・ルイ14世。近代人ではあるが、高い知名度補正と可能性の光要素でかなり戦える正統派セイバー。
西洋圏の人物なのでキリクさんとも相性は悪くないかな……と
・メムノーン
知名度こそ低いがアキレウスと互角に渡り合った紛れもない強豪。
消滅覚悟で大技も撃てるためマスター撤退に際しても映えるが、腐食の血液がネッソスと被るのがネック
アーチャー候補
・清原致信
生前から野盗紛いの郎党なため、基本的には汚れ仕事もこなす人物。
天狗繋がりで鞍馬天狗、チャラ男でネッソスとも繋げられるが、和鯖の割合が増えるので優先度は低いかな
・オズワルド
その死が謎を呼び、後世の信仰で捻じ曲げられた暗殺系スナイパー
当然ながら汚れ役も出来るし、アサシンが高ステ人外系なので逆にこっちは近代人の弱小だけどハメられると厄介な暗躍系弓兵といった感じに……>>264
あ、やべ。見逃してました
すいません>>279
どうぞ。>>279
(いいよ!の意)>>279
どうぞ!では参ります
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アーチャー
【真名】エウリュアレ
【異名・別名・表記揺れ】エウリュアレー
【性別】女性
【身長・体重】172cm・52kg
【肌色】白 【髪色】青緑 【瞳色】黄色
【外見・容姿】肘から下から手先まで蛇の鱗を生やした四肢を持つ女性。蛇を思わせる髪をポニーテールに結っている。黒いギリシャ風のチュニックを纏い、瞳をヴェールで隠している。蛇のような瞳孔をした瞳を持つ。
【地域】ヘスペリデスの園
【年代】神代ギリシャ
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他属性】魔性、女性
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具A>>283
【クラス別スキル】
対魔力:B
単独行動:A
【固有スキル】
神性:E
神霊そのものではあるが怪物に転じたためにほぼ消滅している。
怪力:C
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性で、一時的に筋力を増幅させる。持続時間は“怪力”のランクによる。
おろちの呪:A+
ゴルゴーン三姉妹が有する強力な呪詛。触れたものを毒する呪いであり、現代の物質ならば瞬く間に犯し溶かし尽くす劇毒である。アーチャーの魔力にはこの呪詛が宿り、矢に付与することも可能。後述の宝具を使用する際には+補正が加わる。
魔眼:A
ゴルゴーン三姉妹が有する強力な魔眼。姉妹ごとにそれぞれ特性が異なる魔眼を持つ。
アーチャーの場合は遠間を見渡すことに長けた物で、透視と千里眼の複合となっている。>>284
【宝具】
『怪蛇の血脈(アデルフィア・ゴルゴー)』
ランク:A 種別:転身宝具 レンジ: 最大捕捉:
ゴルゴーン三姉妹が共有して有する宝具。
抑えていた怪物としての血を解き放ち、ゴルゴーンの怪物と呼ばれる幻想種に転身する。
スキル:変転の魔を獲得し、幸運と宝具を除く全てのステータスを3ランク上昇させる。
極めて強力な宝具だが、魔力消費が極めて高い上に一度使えば元の姿には戻れない。
マスターとの意思疎通能力も失うため決して多用はできない文字通りの切り札。
『彼方への飛翔(オノマ・エウリュアレー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:視界内全域 最大捕捉:1人
『遠く飛ぶもの』を意味するエウリュアレーの名が宝具となったもの。
真名解放によって一度視覚に入れたものを追尾する矢を放つ。
矢には必中の概念が宿り、あらゆる障害物を乗り越えて敵に命中する。
ゴルゴーンと呼ばれる強い神秘を宿すアーチャーの矢もそれと同等の強度を持つ概念を持ち、この宝具を防ぐには同等の強度の「頑強」「無傷」などが必要となる。
【Weapon】
『女怪の一矢(ヴェロス・エウリュアレ)』
蛇を思わせるしなやかな曲線を描く弓。弦を引くことで魔力を矢に変換する能力を持つ。>>285
【解説】
ギリシャ神話に登場する怪物。
ゴルゴーン3姉妹の次女である。
海神ポルキュースとケートーの娘で、ステンノー、メドゥーサと姉妹であり、メドゥーサ以外の2人は不死であった。
ゴルゴーン姉妹はかつては美しい娘であったが、末妹のメドゥーサが女神アテナの怒りを受けて怪物にされたことに抗議した姉二人も怪物の姿にされた。
元々はオリュンポス十二神が台頭する遥か以前にギリシャで崇拝されていた地母神だったと考えられ、一説には月の女神とも言われている。
怜悧な容貌通りクールでストイックな性格の人物。
キャリアウーマンのようなキビキビとした振る舞いが特徴的な女性。
姉のような天真さも妹のような爛漫さも持たず、そのことがコンプレックスになっている。
天然な姉と脳天気な妹に振り回される中間管理職立ち位置。
彼女も紛れもなく崇拝されるべき女神なのだが、天性の女神である姉や偶像を体現する妹が周りにいるため自己評価が低くなっている。
姉を支え、妹の面倒を見てきたため自立心が高く、そのためか子供扱いされるのが苦手。>>286
【セリフ】
「サーヴァント、アーチャー。召喚に従い参上した。問おう。貴方が私のマスターか?」
「………あまり子供扱いしないでください。ちょっと! 頭を撫でないで!」絆1
「………貴方に、触って欲しいと思う。私がこんなことを言うのはおかしいでしょうか。髪も、瞳も、全てを貴方のものにして欲しい」絆5
「メデューサ……貴女も来ていたのね。ええ、ステンノお姉様もいらっしゃるわ。これで、いつまでも一緒よ」メデューサに対して
「ステンノお姉様。お久しぶりです……え? 少しくらい肩の力を抜け? 誰のせいでこうなったと思ってるんですか。もう」ステンノに対して
「クリュサオル。貴方がメデューサの息子なのね。……ちょっと! 誰が叔母上よ! 誰が!」クリュサオルに対して
「あれが、オリュンポス十二神……あれが? あの機械にしか見えないあれが? ………そう(思考停止)」オリュンポス十二神に対して
「あの、マスター……あちらにいる極東のサーヴァントのことなのですが……その、変に懐かれてしまって……メデューサとお姉様の相手をするだけでも大変というのに……はあ……」望月千代女に対して
「エルメロイ様ですか? ええ、たまにお茶を。不思議ですか? 私も不思議です。何故でしょうね。彼とは他人の気がしてなりません」諸葛亮孔明(ロード・エルメロイII世)に対して
「ええ、目にものを見せてあげましょう」
「広く彷徨い、遠くへ飛ぶ……これが、私! 『『彼方への飛翔(オノマ・エウリュアレー)』!」
以上、高身長人外お姉様なエウリュアレ様でした
他の2人に関してもふわっと考えてはいるので需要があれば形にするかもしれません
感想お待ちしております>>287
中間子らしい悩み事を抱えていたり、本人のストイックなところはそういう悩みとの折り合いなんかもあってこそなのかと思いました。彼女が動く物語を読んでみたくなりました。
エウリュアレさんの系統がお好みであれば自作の下記のキャラも気に入っていただけるかもしれません。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ディートリヒ・フォン・ベルン
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ランドグリーズ>>285
そういえば『彼方への飛翔』の「この宝具を防ぐには同等の強度の「頑強」「無傷」などが必要となる。」というのはただの防具ではダメということでしょうか?
例えば頑健スキル、魔力防御スキル。悪竜の血鎧とか炎門の守護者みたいな防御宝具でないと防げないということでしょうか?では貼ります
–––––複合黄泉遊園パンデモニウム。
–––––施設中枢、統合大冥府シェオルタルタロス閻魔庁。
「業務連絡!業務連絡!聞いてるかブラック上司!園内全域の空間固定は完了した!俺は疲れた!以上!」
キャスターは広間中に響く大声と共に何処からともなく現れると、壁に張り付くような姿勢のまま大きくため息をつく。
広間の真ん中、ちょうど城の中央部分に設置されている「要石」の前に小さな椅子を置きぼうっと外を眺めていたランサーは、いきなり背後に現れたキャスターにも特段驚くことなく「ご苦労様。あとは定期メンテナンスの時以外ゆっくりしてくれて構わないよ」と笑顔で振り返った。>>297
「……それにしてもこの見た目、もう少しどうにかならなかったのかい?なんというかこの城……すごく独特なセンスだけど」
「無茶言うな!流石に俺だって、まったく慣れ親しまない概念は『慣れ親しんだ形』にしてからじゃねーとリアリティある再現はキツいっての!」
肩をいからせて反論する協力者に「うーん、それもそうかー……」と気の無い返事を返すと、少年は眼下に広がる光景を改めて見下ろす。
「広域冥界型テーマパーク」として設計されたこの特異点。その中央部に所謂シンデレラ城的シンボルとして鎮座しているのが、このシェオルタルタロス閻魔庁(改めて考えると『頭痛が痛くててんてんぺいん』みたいな名前である)だった。
ランサーの「自身こそが冥府といえる」という性質ゆえに霊基にデータとして混入している冥府そのもののデータを、生者が踏み入れることができる程度の「それっぽい特異点」という形にフォーマットし直したのがキャスターである。神たる者の持つ強烈な心象、文字通りの「異界常識」のままであれば本物の冥府が顕現してしまうところだったが、そこを優れた術師が複製・調整した後魔力リソースを要に固定することで精巧な幻レベルまで落とし込んだ形になる。
問題は、ランサーは地域的には西洋の者で、彼が影響を与えたと言われる後世に伝わる『冥府』の概念たちもまた主に西洋圏限定のものであったこと………そして、キャスターは「似合わなくても着物が着たい」と言ってはばからぬ日本生まれ日本育ち、寺出身の一応仏教徒であったことだ。
結果、現在ランサーの目の前に広がる城の全景はパルテノン神殿とノイシュヴァンシュタイン城と法隆寺が曲がり角で正面衝突したかのような、なんともカオティックなものとなっていた。>>298
「うん……僕には造形センスがないみたいだから、断言はしないけど……うーん?」
「な、なんだよ」壁に掛けてあった巨大なペンチを見ながら首を傾げはじめた雇い主を見ながら、キャスターが体をそらして腕組みする。「文句があるならお前がスーパー機神パワーでもなんでも使って自分で空間を作ればよかっただろうに」
「僕個人だと冥府の純度が高すぎるんだよ。君の……人間が百年間島の中で争い続けた程度で地獄だって感じて精神疲弊しちゃうぐらいの可愛らしい感性を混ぜ込んで、漸く丁度いいぐらいさ」
「にゃんだとゥ!」
明らかに機嫌を損ねた様子のキャスターが声を荒げるも、すぐに肩を竦めて「……まァ、お前さんにゃわからんか」と両腕を頭の後ろに回し大きく伸びをした。
「そうだね。僕にはわからない。わかる必要がないし、わかるべきでもないんだ。だからこそ、今回は君の力が必要だったわけだし。
優れた魔術の使い手といえば僕のところにはそれこそギリシア一のがいるわけだけど、それじゃ「ただの本物」だからね」
「ん。それもそうだな。フードコートで飯食ったら退園不可能になる遊園地とか、誰が入るかって話だ」
自分の目の前の壁に器用にぶら下がりながら会話を続ける術師に、ランサーは「現世に冥府を顕現させるとか、明らかに僕がやってはいけない不祥事だしね」と大きく頷いてみせた。
「……それに、機神の力は……ちょっとね。僕等が機械である事を続ければ、いずれ必ず『あれ』に見つかってしまうだろうし」
険しくなったランサーの顔を見て、キャスターがきょとんと首を傾げた。
「『あれ』?」
「うーんとね」ランサーが人差し指をくるくると回すと、目の前の顔面めがけて突き出す。「君のいつものあの目つきを惑星規模にしたようなやつだよ」
ちょうど鼻のあたりに突きつけられた指を軽く押しのけると、キャスターは「いつもの目つきってなんだよ」と顔をしかめた。
「あれ?無自覚だったの?てっきり威圧術の一種だと思って『人間のくせにアレを思い起こさせるような目ができるとかやるじゃん』って感心してたんだけどなぁ」>>299
「……俺はもしかして煽られているのか?」
「煽ってないよ。なんというか……原初にして混沌、全てにして虚空?ここではない遥か遠くにいて、もし認識されたら大変なことになる……んー、あんまり言及すると何かの拍子にうっかり呼び寄せたりしちゃいそうで嫌だなぁ」
大げさにぶるぶると震えるような仕草をしてみせた少年を見て、キャスターが大きく目を開いた。
「ふぅん。相も変わらずそっちの歴史は一向に全容が掴めないが、お前が明確に嫌とか言うのは珍しいな」
「あ、そうそうその目つき。
……僕にだって怖いものや嫌いなものぐらいあるよ?アレとか、白い巨人とか、君達に認知されているところの僕等の『父親』とか、アドニスとか」
「最後だけ『怖い・嫌い』の意味が違わないか?」
「………………てへっ♡」
「てへじゃなくて」
「いいでしょ、別に」言って、ランサーが一瞬だけ少年らしからぬ表情を覗かせる。「君にとっては、神が人間じみた感覚を持っているのは悪いことじゃないだろう?たとえ、それが機械的な学習による反応に過ぎないと仮定してもだ」
「………お前のはどっちなんだ?」
「さあ?正常に動作している限り出力される行動は同じなんだから、どちらでもいいじゃないか。そこにわざわざ差異を見出そうとすることそのものが、哀しいほどに余分で非効率的だ」
君は「正しい形」に囚われすぎなんだよ––––と、ランサーが言葉を結んで砂糖菓子を口に含んだ。>>300
「ん、おいしー。……僕個人の意見を述べるとすれば………機械のままであれば、地球(このほし)の保全よりも母星の再生を優先しなきゃいけないからね。そうあるために生まれたのにそうしたく–––」少年が一度言葉を切り、言葉を躊躇うような様子をみせた。「–––したく、ない……っていうのは、君ならわかってくれるんじゃないかなって思うんだけど」
キャスターが大きく目を瞬かせた。
「お前、自分の意見言えたのか……」
「言えるよそれぐらい。………王の発言って責任と圧力が伴うから、あんまり言わないようにしてるのは事実だけど……」
ランガーが「うーん」と首を傾げ考え込んだ後、ポンと手を打った。
「…………あ、そうだ!夏だから気が大きくなってるんじゃない?」
「天体の回転による単なる気候の変化にそんな摩訶不思議な効果はねェ………と、言いたいところだが、夏イベント参加者どものハッチャケぶりを見るとそうも言い切れないのが恐ろしいな」
自分の毛先をつまんでくるくると回しつつ、キャスターは一部の「どう見ても暴走している人物」のことを思い出しため息をついた。
「てかさ、お前さんのその姿勢的に身内の……あの様子はいいのか?もろロボとかいるだろ」
「……そ、そこは……本人たちの自主性に任せよっかなみたいな?あまりやり過ぎるようならあれだけど……」
しどろもどろといった様子で目をそらした少年に、キャスターが「なるほど、確かにその見た目じゃあ相手に何言っても説得力ないわな」と言い放つ。
「そんなことは……僕だって、ちゃんと言うべき時は言いに行くんだからねっ!……たぶん、『我』の方で」
「そうかそうか。あまり期待はせずに信じとくよ。……それはそうと、従業員の選定と指示はお前さんが一手に引き受けてるわけだが、俺が確認する必要はないのか?」
細い眉を曲げて不審げに尋ねるキャスターを見て、『総支配人』は「ないない!」と訓練に訓練を重ねた向日葵のような笑顔を見せた。
「任せてよ! 冥 府 の 運 営 な ら 、僕はベテランだからね!」
……イベントの運営はどうなのか?と訊かなかったことが、キャスター最大の失敗である。キーボードの調子がものすごくアレなせいで何回か誤字とかコピペミスやらかしてるけど、直すのにはもう少し時間かかりそうだから修正は後でいいか……(諦観)
「ねぇ、もし自分が創作物の世界の人物だったらどうする?」
「どうしたんだ、急に」
「やめてください、藪から棒に」
何処とも知らぬカフェ。お茶をしていたメアリー・アンスフィールド、西行・キャスリーン、キュベレー。メアリーの口から出たのは、突然の、そして存在の根幹を揺らすような話であった。
「考えてみてよ。魔術が使えて、人ならざるものもいて、さらには宇宙人だっている。そんな奴らが数千数万年の時間の中で数多の並行世界において永劫無限に殺し合うなんて、とんだライトノベルやPCノベルじゃない?」
「……俺らの人生全てがようは『創作者』に仕込まれていたらどうするか、と?」
「そう、その通り。どうする?」
「どうもしない」
少し、意外な答えが返ってきたと他の二人は思った。西行の生まれは『何処のなにともわからぬ縁上の父親に、擬似神代回帰を為すように仕込まれ、結果擬似的な根源接続者ともいうべき存在になった』のだから。
自分の人生が作者の思うがままに描かれて、自分の歩んできた成長と悲しみの時間も全て自分を作った存在のシナリオ通りだったのなら。そんなの、彼が敬愛してきた日本の英雄達の有り様も侮辱するようで、烈火の如く怒り狂って然るべきだと思うのに。
「意外か?大して意外でもねぇだろ。だってどうもできやしない。
仮にここがお前の言う通りの世界だったとしよう。さらに仮定してここがゲームのシナリオだったとしよう。ならさ、物語がハッピーエンドを迎えたらどうなる?それでいて、プレイヤーが『もう一回遊び直したい』と思ったら?ポン、とリセットするだけで、俺らの世界は無に帰すのさ。
仮にここが漫画やアニメの世界なら。どれだけ頑張ったって一つのエンドを迎えたら終わりだね。俺が積み上げてきたもの全部無くなって一番迎えたくないと思っている死に方をしても、そこの女神が悪魔として世界を愛で包んで見事バッドエンドだとしても。要はそこで終わりさ。絶対に避けようのない剪定事象みたいなもんだろ」
「……受け入れるんですか?」その問いに、西行が……果心居士が今までで殆ど見せることがないような……そう、悪戯が成功した子供のような意地悪な笑みを浮かべて。
「いいや?違うね。俺の人生にとって俺の優先順位は……まぁ、自分を大事にしろって言ってくれた奴もいるし最低ライン、ってわけじゃないがまあなんだ、友や敬愛すべき英雄たちに比べると安い。しかし、俺は友や英雄達の輝きを無駄にするつもりはない。こう見えてな、俺の在り方は結構混み合っている自信がある。俺の目は並行世界も見通す!ってな。だから、ああ。そうさ。
──────俺の在り方を見た、俺と言うキャラを作った存在に、『この思いを無為に帰させる結末は避けよう』と思わせてしまうほどのキャラに膨れ上がればいいのさ。ああ、出来る。出来るとも。いつもはこんな風に言わないが、これは言わせてくれ」
「ああ……なんかわかります。アレですね、創作者の手を離れていくキャラってやつ!……それに、仮にあなたを作った方がいたとして、ただただどうしようもない、何も残らないみたいなものにはしないというか。多分きっと、愛してもらってるのだと思います。貴方の思考回路を、人生を、自分が作り出した上で悩みに悩んで貴方の活躍を描いてくれてると思いますよ」
西行が導き出した結論はこうだ。ならばキュベレーはなんなのか。
「私は別に。……仮に飽きられてポイされて、この歩みはそこで終わりだって言われても『それは仕方ない』と受け止めますね。恨みも反抗心もありません」
「それは、なぜ?」「そも、神とはそういう在り方です。信仰が潰える……つまるところ、『飽きられる』ということは神にとって死を意味する。妖精や精霊に堕ちるのか、それとも死して神霊となるのか。まあ、どちらも大して差はありませんがね。
私は人々に対して求められることを振りまく偶像であった。それでいて大自然の摂理を人々に知らしめる戒めであった。その果てに人は私を信じなくなった。だから、私はそこにいない。
それでいいじゃないですか。人の信仰(敬服)によって成り立つものが人に飽きられることに駄々を捏ねるなんて浅ましい。飽きられたのならば、存在を忘れられたのならば、それは人の信仰を集め続けられるほどに人気でない己の在り方を恨めよと。
だから、はい。仮に私を作ったものが人であるならば。いや、そうでなくとも。ともかく、創作者さんに飽かれて消されるならそれまでなのです。神として存在し続けた日々と変わりはありません。私を作った方もこんな思考を見て『うわぁ』と思っているかもしれませんね?」
なるほど、神らしいと言えば神らしいのだろうか。このように潔い神もいれば執着する神もいるのだろうとは思うが。
「それで?」
「メアリー・アンスフィールド、お前はどうなんだ?」
「私は、もちろん──────だいっっっっっかんげいよ!!!
この世界の全てが一人の手で、いや、もしかしたら複数人なのかもしれないけれど!とりあえず、誰かの何かによって紡ぎ編まれた物語!私はその一幕を彩る色になれた!この世界という物語を少しでも綺麗にできた!ならばそれは、たとえナレ死をしてしまうような在り方だったとしても尊ぶべきもの、喜ぶべきもの、滂沱の涙を流し受けるものだから!」
「お前みたいなナレ死がいてたまるか」
「仮にモブだとして、強い影響を与えますよ貴方。ポッと出すぐ退場系のネタキャラだとしても後々『○○さん』とかいってネタにされるタイプのやつです」
「もちろんそれも大歓迎。……というか、ええ。そこだと思うのよ、私。仮に私たちが創作物だったとして、存在が消える、忘れられるなんてことがないって思うのは。
人は二次創作や夢小説を作る。作らなくとも、ファン同士がその作品について語り合うし、なんなら『あの終わり方の後どうなったと思う?』なんていうキャラの未来まで想像してくれる。
仮に私たちが漫画や小説だとして、その本が再版されなくなったとしましょう。仮に私たちがゲームだとして、中古に売られたとしましょう。
でも、ファンの記憶にはたった一人だけだったとしてもちゃんと記憶に残るし、なによりも……製作者達の記憶には、絶対に残る。忘れられたりなんかしない。消滅してしまうことなんて、ないのよ」
流石の物語キチである。気持ち悪い。それどころか自分という存在にも物語上必要であるという色がついたからか今までの人生で一番嬉しそうだ。だがしかし、まあ。
「……確かに。誰からも忘れ去られるなんてことは、あり得ませんねぇ」
「ああ、うん。確かに。そう言われれば、な」あ、終わりです
39度台叩き出したときになんかふと「私の子達って私が引退したらどうなるんじゃろね?」と思ったので>>318
まぁ奴って基本的に自分の事に関しては「全ては俺が頑張ればなんとかなるし、なんとかならないならそれは頑張りが足りてない」ぐらいの考えで生きてるから、だいたいそんな感じよ(友人の描写が解釈違いだったら第四の壁突き破って抗議しに来ないとは言ってない)
……にしてもさらっと言ってますけど39度って大変ですわね?今大丈夫ならいいんですけど……
>>303 >>306 >>311 >>316
イベント運営として考えるとコミュ障とコミュ障の化学反応でゲーム進行不能バグが発生してはいるけど(天性のワンマン社長と本能レベルの現場エンジニアでシステムが回るはずないじゃん、中間管理職呼んでこい!)、カシンチャンと仲良くする奴のムーブとして考えれば「適度にトラブル起こしまくって振り回して忙殺」って意外と適正ムーブなのよね(暇にしておくと勝手にレゾンデートルの事とか自分と正常な人類の差とか考え出して鬱るから)なおカシンチャンシリーズの「例の目つき」は本体がちゃんと自我を確立して自発的に周囲に興味を持つようになればなるほど強くなる傾向にあるので、基本的に年を経るにつれ悪化しているよ
年齢から見た時系列的には
友人K「獲物を探す動物みたいだな。人の中に紛れ込む上でその気配は目立つから、普段はわざと視線をずらすように心がけるといい」
↓
ランサーK「見ていると不思議と母艦を思い出すなぁ……」
↓
匿名希望警備員「バケモノ(直球)」
↓
弟子L「なんというか……普通『見ていると吸い込まれそうな瞳』って大きくて存在感があって魅力的って意味やないですか。師匠のはちゃいます。物理的に重力を発して見るもの全てを吸い込み、亜空間にバラバラにしてばらまきそうなタイプの『吸い込まれそう』です。同じ顔のお手伝いさんなら見ててもそんな事感じたりせぇへんのに、師匠だけ目から暗黒空間です。すみませんけど俺は見ててSAN減ります」
……って感じに推移しているね。本人的には「注視しているだけ」なんだけどね。
でも怯えて逃げると怒られるけど「怖いんでやめて!」ってストレートに言えればむしろ好感度は上がるから、攻略したい人はそのへん頑張ろうね!
>>322
戦国末期にかけての推し死亡ラッシュで人間的精神の方に限界が来ただけで、元は世間の流れも予測した上で「普通はそうなるものだ」って受け入れてきたぐらいには人と人外の中間地点みたいな変な視点してるしなぁ……
奴から見た「人間の頑張り」が愛歌様にとってのアーサーみたいなもので、そこ関係こじらせてない時は素でそこそこ人でなしだし……範囲が一種の人類愛みたいなところまで及んでるから基本「俺は推しを推して最終的には推しになるために生きてる」ってレベルでこじらせてるけど……>>327
>>328
【元ネタ】史実・共和制ローマ期
【CLASS】セイバー
【真名】スパルタクス2世
【異名・別名・表記揺れ】スパルトコス、スパルタカス、ローマの敵、災禍
【性別】男性
【身長・体重】182cm・77kg
【肌色】白 【髪色】金色 【瞳色】赤
【外見・容姿】朝焼けの如き淡い金髪を持つ端正な顔立ちをした青年。貴公子のような風貌をしているが、身に纏うのは土煙で汚れた騎士甲冑であるため、総合的に見るならば歴戦の戦士という形容が相応しい人物。
【地域】ヘスペリデスの園
【年代】神代ギリシャ
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】星、男性、人型
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷C 魔力D 幸運C 宝具A>>329
【クラス別スキル】
対魔力:B
騎乗:A
【固有スキル】
心眼(真):A
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
逆転の可能性がゼロではないなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
指導者、そして剣闘士として多くの戦いを経験したセイバーは高いランクを有している。
不屈の意志:
あらゆる苦痛、絶望、状況にも絶対に屈しないという極めて強固な意志。肉体的、精神的なダメージに耐性を持つ。
―――諦めない。スパルタクスは、決して諦めない。
反逆の暁星:A
―――スパルタクスは、人々の胸に輝き続ける。
彼の生き様がスキルへと昇華したもの。
カリスマ、勇猛、軍略などの複合スキル。>>330
【宝具】
『騎殺の決意(エクウゥス・インテルフィケレ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜100 最大補足:条件に応じ可変、最大で6人
第三次奴隷戦争において決戦を前に自らの馬を引き出させて斬り捨て、「勝てば馬は幾らでも手に入る。負ければもう必要ない」と言い放って歩兵として戦いに加わった逸話が形となったもの。
自らの残存魔力の75%を消費して発動する宝具。
その効果は幸運を除く全てのステータスに2つの+補正を加えるというもの。
消費魔力を考えても協力と言うべきものだが、その代償として幸運はEランクとなる。
それはすなわち些細なことが敗因になると言い替えてもよく、上昇したステータスによって押し切らなければ負ける可能性があるという危うい賭けに高じることともなる。
『山領を発つ反逆の剣(スパルタクス・サーヴァイル)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大補足:1000人
ヴェスヴィオ火山より始まったセイバーの反逆を象徴する剣(グラディウス)。
反逆の英雄、全古代史の中でもっとも素晴らしい人物、ガリバルディも比べ物にならない偉大な将軍、高潔な人格者。
そう言った人々の彼への憧憬が形になった貴き幻想(ノーブル・ファンタズム)。
灼熱を称える赤銅の剣。魔力を込めて振るえば熱波となり敵を襲う。
真名解放によって火山の噴火を思わせる超高熱の火炎を熱線として解き放つ。>>331
【解説】
第三次奴隷戦争の指導者。
ローマ軍人・クラッススとの戦いに破れ戦死を遂げたか、彼の死は奴隷制の大きな改善に繋がったとされている。
ボスポロス王国の王族に生まれ、父はパイリサデス4世である。
パイリサデス王はスパルトコス朝が長くないことを察しており、パイリサデスの名はここで断つと決意し息子にスパルトコスの名を授けた。
ただし、その息子は出奔してローマ兵となり、やがては奴隷となった。
パイリサデス王の直観は正しく、スパルトコス朝は次代のパイリサデス5世を持って終焉を告げることとなる。
ディオニュソスの秘儀によって霊感を得た女預言者によって「スパルタクスは偉大な恐るべき勢力となる」と言われるほどの人物。
勇気と力、加えて知恵があり温和な性格の人物。
指導者階級の生まれであり、騎士的伝統を身につけている。
それは、常に誇りある振る舞いを欠かさず、弱者の盾となるものであり、強者に取っての矛を向けるものということ。
文武両道、知勇兼備、謹厳実直と形容するに相応しい紛れもない英雄。
ただし、それは戦士としての側面で、風呂が好きで、奴隷となったこと父に詫びたいという願いを持つなど人間臭い部分も存在する。>>332
【セリフ】
「セイバー。スパルタクス。君が良き盟友(とも)であることを祈ろう。我が主よ」
「聖杯への願い……父に、一度でいいから謝罪をしたい。私は私の生に後悔はしていないが、かの王を裏切ったのは事実だ……意外だったかな?」
「サーヴァントとマスターは奴隷のようなものだ。故に、君とは良き盟友(とも)でありたいね」絆1
「私とて、生まれは王族の身だ。主従というものが何かは理解しているさ……君の指示は気持ちいい。今一度、貴方に忠誠を。私は、貴方の一振りの剣となろう。それが、良き未来の礎となることを願って」絆5
「神に挑み、その神威を手にしたもの。彼らに比べれば、私の生涯(たたかい)は些事と言えるだろう」エジソン、テスラ、バベッジなどの科学者サーヴァント
「ローマ皇帝達か……ああ、今は特に何も。生前は思うところがあったがね。私の死を持って奴隷制が変わったのは事実だ。ならばそれでいいさ」ネロ、カリギュラ、ロムルスなどに対して
「風呂はいい。傷は癒え、疲れが溶けていく……ローマの生み出したものの中でも、特に素晴らしいんじゃないか?」
「東方の武芸者……是非一度手合わせを願いたい。私は指導者かもしれないが、それ以前に1人の剣闘士だ。己の強さを証明したいという欲もあるんだよ。主殿」武術系、剣豪系サーヴァントに対して
「了解した。我が主君」
「我が剣に解放あれ!」
「我が名はスパルタクス! 剣闘士の長にしてポスポロスに生まれし王なり! 我が好敵手よ! 我が剣の錆となる名誉を与えよう! 『山領を発つ反逆の剣(スパルタクス・サーヴァイル)』!」
以上です
経歴込みで自己解釈盛り盛りのセイバースパルタクスでした
私もスパルタクスになれるんだ……!(公式への反逆という意)>>329
訂正です
【地域】南イタリア・カプア
【年代】起源前109年頃〜起源前111年
正しくはこうですね
ごめんスパルタクス……花総のサーヴァントたちですがステータスを2種類用意しようかと思っています。
たとえば、ネッソスのステータスの場合、
筋力A 耐久E 敏捷A 魔力C 幸運C+ 宝具B~A+(本来のスペックに近いもの) と
筋力A 耐久E 敏捷A 魔力C 幸運C 宝具B~A+(ガウフレディ姉弟がマスターの場合)
とかこんな風に。ヤバイ、別ジャンルにハマってハクマ進めてない。そんな私が来ましたが、何かありましたでしょうか?
>>341
あれでも由愛ちゃんは自分の中では「契約したサーヴァントが幸運Eになる悲運のマスター」レベルでは無いですからね~>>339
ふぉー、マジですか。了解です。なるべくお待たせしないように頑張ります。東鬨SSの更新分をwikiに投下しました。
☆ またもやごれんらく ☆
ストーリーについては大体被らないように共有できたかなって思うんで、随行鯖について話しておこうと思います。
【随行鯖について今までの候補】
・ロカセナ(水着バージョン)
・牛頭鬼
・謎の隠密X
・イオラオス / イリヤー
・ヴォワザン(水着)
・大嶽丸
上記の中から二、三人選抜するのが私的には存在が埋没したりしない限界やないかなって思うんですけど、誰がいいかについての意見をお聞きしたいなって……
>>292みたいな意見も出るものなので(私の意見としては「はぐれさせればええねん」)、できれば「自分が書こうと思ってる話の中で動かせそうか」とかを基準にご意見があれば幸いです。>>347
一応ヴォワザン(水着)は普段のヴォワザンの「めんどくさい部分」が水着テンションでぶっ飛んで子供達の育児をしてる優しくてスタイルが抜群お母さんって感じなので書きやすさはすっごいあると思います
と言っても自分のキャラをダイマするのは「おいおい」なので他の方のキャラを選ばせてもらうと牛頭君とかロカセナとかですかね?
やっぱ水着霊基は大事アルヨ。牛頭君はストーリー的に
地獄めぐりとはなんの関係もない裏話
バロールの魔眼は「見た相手の身体だの魂だの全部を殺して消滅させる」という代物なので見た瞬間魂が「 」(根源)にさよならバイバイするやつです
現代では人が死んだとしても行き着く先は「 」なので別に変わらないんですが、問題は神代です
例えば冥界がある神話法則の世界でこの魔眼を発動して殺してしまうと
死ぬ→冥界に行く→そこからは各々の生死観の法則に従う
というものだったのが
死ぬ→冥界通り越して「 」に直接叩き返される
という神話法則ガン無視で冥界神がぴえん案件なのです
また凛のペンダントのように死んだ直後ほんとすぐとかであれば「避けられない死を殺して否定する」とかいうものは可能なのでそういう意味でも冥界神ぴえん案件>>347
個人的にヴォワザン(水着枠)がいるので、ロカセナは選ばれなくても良いかなあと。
あとテーマ上、牛頭鬼ニキはいて欲しいなあとも。クロケル大人気だな~
>>364
よくてよ!>>364
黒くなったので投げます。とはいえ大半は以前と同じままなので、改修箇所のみですが
まずは戦闘能力から
・剣術
タイ捨流……をベースに組み上げた、ごった煮剣術。
学生時代からさらに磨きがかかっており、本来のタイ捨では反則・禁じ手とされる行為も躊躇なく取り入れてる。
さらに抜刀術も別で会得しており、強化魔術と併せて発動すれば達人をも凌駕する速度と斬れ味を解き放つ。ただし肉体への負担が大きいので乱発は不可能。
また、刀以外の武器の扱いも後述の体術と併せて習得しており、その気になれば落ちているモノを武器にして戦う事も出来る。
・体術
上記の剣術とは別に、千早が独自に体得した技術。
総合格闘、柔術、ボクシング、コマンドサンボにシステマ。果てはクラヴ・マガにサバットまで幅広く揃っており、それぞれの技術を組み合わせて振るう。
我流である為個々の技量は決して高くないものの、当人のセンスと発想力もあり予想のつかない出し方や定石を無視した繋ぎ方になっている。>>366
続いて装備
【礼装・装備など】
・妖刀
千早の主武器。
とある神秘に通じた鍛冶師から手に入れた逸品。打刀の『魂吸』と短刀の『血反吐』が存在し、普段は専ら『魂吸』を用いて戦う。
通常時の切れ味は並の日本刀と大差ないが、魔力を注ぎ込む事で外付けの魔術回路として機能。
これにより『魂吸』は刀身の強度・切れ味が大幅に向上、また一時的ではあるものの刀身に炎を纏えるようになる。当人の技量もあり、この状態であれば鋼鉄をも切断可能。
一方『血反吐』は刀剣としての性能は魔力注入後も変化はない。切れ味・強度も見た目通りだが、反面吸収して消費する『魂吸』とは逆に『魔力を溜め続ける』機能があり、限界まで溜め尽くすと爆発する。
最大時の威力はC4プラスチック爆弾に匹敵し、建物一室程度であれば容易く破壊できる程。ただし蓄積に時間がかかる為、日頃から注入し携行する必要がある。
『魂吸』は一振りだけだが『血反吐』はその使用目的上、普段から五振り携帯している。>>367
性格・行動規範(長くなったので分割)
【性格】
冷徹無慈悲、苛烈を地で行く剣鬼。
敵対者に対して一切の慈悲を見せる事はなく、仕留めた相手であっても遺体を破壊し尽くす等その扱いは徹底している。
かつてあった頃の優しさはほぼ失われ、ただ魔術師を殺.す事と宿敵のとある女性を追い続ける事だけを生き甲斐とする。
かろうじて巻き込まれた一般人に関心を寄せる程度の情は残っているものの、そのスタンスは「死にたくないなら勝手に生き残れ」程度のものでしかない。また、本人も自覚している為自分から他者へ積極的に関わろうとはしたがらない。
首にぶら下げたペンダントの中には昔撮った写真が収められており、かつての過ちと怒りを忘れないよう時々開いては思い出している。
魔術師に対する感情は憎悪を通り越してある種の呪いと化しつつあり、忘れようにも忘れる事を身体が許さない程。
また、眠っている時などにかつての光景を夢に見る事があり、その記憶が彼女を苛んでいる。>>368
【行動規範・行動方針】
魔術師に対しては基本的に敵対。必要となればギリギリ共闘を許容する事もあるが、共闘が終われば即座に襲い掛かる程に根深い遺恨を抱く。
魔術使いに対してもほぼ同様であり、例えどんなに廃れかけた家系であろうと魔術の片鱗を窺わせるようであれば即座に斬り捨て対象に含める。
一般人に対してはぶっきらぼうながらも安全圏へ逃れるよう忠告・警告するなどある程度の配慮を見せる。ただしあくまで最初のみで、それを無視して居残り続けるようであれば面倒は見ない。
また、魔術師・魔術使いに協力している姿を見せれば問答無用で敵対する。
一方で彼女が忌避・敵対するモノは魔術(もっと言えば西洋魔術)に寄るところが大きく、それ以外の神秘については特に抹殺対象とはしていない。
例えば土着の神性や迷信、あるいは聖堂教会の信仰といった魔術側と対立する存在に対しては干渉しないよう心掛けている。
特に聖堂教会に対しては魔術を扱う構成員はいても『あくまで魔術師または魔術に与する者を倒す為の方便』と見なしているが故に、ギリギリの所で踏み止まっている状態。
最も聖堂教会からすれば体の良い猟犬、千早にとっては貴重な情報源程度の認識である為、根っこの部分ではやはり仲が良いとは言えない。
よって全体的な行動方針は一匹狼。魔術陣営とは余程の事(洗脳、人質戦術等)でも採らない限り共闘はまず有り得ず、またそれ以外の陣営であっても非情に困難。ただし魔術が絡まない限りは特定の陣営に肩入れする事もない為、その点はある意味公平とも言える。SINは……完全に私得のシナリオでした……(挨拶)
>>335
ご意見ありがとうございます
レージュさんのおっしゃるC+を採用させて頂こうと思います!
>>336
公式のあれは……キャラ付けとして仕方ないかなって……(史実の人物像を史実に忠実にするとみんな英雄になってしまうと思います)
>>352
(私のサーヴァントはどれもそうですが)公式とはまた別時空な史実を元にしたスパルタクスになりますね
史実を掘り下げれば掘り下げるほど公式とは違った紳士なんですよね彼……知恵があり温厚な性格って説明部分とかWikipediaのものから少し表現をいじったくらいですから……
>>360
あのスパルタクスという表現に彼のパブリックなイメージを感じてじわじわ来ますね……w
武芸者へのセリフは投下ギリギリで差し込んだものですが好評のようで何よりです
>>362
なんと、同担(?)のマスターがいたとは……スパルタクスもですが基本的には低レアを愛好&愛用するコルセスカと申しますどうぞよしなに
スパルタクス推しの方に良いスパルタクスと言っていただけて嬉しいです……!キャスト変更によるrequiemの文章編集に着手します。後日変更点とかあれば言うよ。
あと停止意見も無かったし、Cutrotomさんに連絡もしてしまおうかな、と思う。蒲池夏美のページ、香坂のほうのデータがそのまま流用されたいた部分があったので修正しました。設定そのものに変更はありません。
電気魔術を使う魔術師の魔術属性や魔術特性がわからない……何が該当するのでしょう?
>>397
近○モノの作品でこういう系統の兄妹、探せばいそうですし話としてもありそうですしねえ……
しかしそうか、顔がいいけど裏では……みたいなのはギャップが強みなのか……_φ(・_・メモメモ
そのうちまた似た系統でも作るかなあ……?わあいつの間にかガッツリ増えてる
>>381
千寿の場合:「死.ね(直球)」
蘇芳の場合:「…そこをどきなさい。どいて、二度と魔術に関わらないと誓えば一度限り見逃してあげる。どかないなら、魔術を捨てないなら――」
夜薙葉の場合「退魔師。そう、あんたも魔術を打ち倒す為に魔術を使う側の人間なんだ。じゃあいいわ。ただし――私の、邪魔は、するな。したらその時は……分かってるでしょうね?」
>>383
>甚助の影響を受けた√の千早
どうぞどうぞ、作ってみてください!
個人的に他キャラから見た私のキャラというのが非常に気になるので!
以下、各キャラ回答
・カイホスルーの場合:「胃痛でお悩み、ね。安心なさい、もう胃薬の心配はないわ。だって――その胃袋も含めて、あんたを真っ二つにするんだから」
・ケーフェンヒラーの場合:「……やっぱり。お前も、魔術に関わる人間たちの同類か」「一度だけ言う、大人しく私に斬られろ。そうすれば一太刀で終わらせてやる」
・香坂夏美の場合:「ただの魔眼持ちだけなら、見逃してあげる道もあったのに。あんたなんか人並みに人生を全うしてればよかったのよ」>>405
>>386
・皆宮三雲の場合:「邪魔だって言ったのが聞こえなかったようね。いいわ、どうせあんたも魔術絡みの人間なんでしょう。だったらやる事は変わらない。いつも通り、斬り捨てるまでよ」
・虚木鍾太郎の場合:「……調子が狂う。もういい、二度と私の前に顔を見せるな。私も、二度と顔を出さないから」
>>387
・スィレンの場合:「幸福なんて知らない、もう欲しいとも思わない。だから――その気色悪い笑みを止めろ、下衆野郎」
・郁の場合:「……結局、あんたは中途半端なのよ。怖がりの癖に火中の栗を拾いたがる。誰よりも優しげな振りして、その実一番の傍迷惑。ま、どっちでも私のやる事は変わらないのだけど」
>>388
・方喰菫の場合:「そう。あんたも魔術師を殺.す魔術使いなのね」「せいぜい、互いの獲物が食い合わない事を祈るわ。復讐者同士で殺.し合いなんてやってる暇ないし」特に問題なさそうだったので、IF千早をwikiに登録してきました
彼女の活躍にご期待あれ…>>412
ぶっちゃけ奴のコンプレックスは大雑把な人だったら「ないものねだり」の一言で片付けるようなものだから、下手に優しく諭したりするよりは派手に振り回して忙しさで忘れさせた方が効くんじゃないかな
スプラッタ見れない原因が家族の原型残ってない死体である事以前に……普通、地面に脳味噌が散らばってるの見たら気持ち悪くなりませんか……?(真顔)ちな夜中に言い逃げしてくけど西行さんの欲しいものはだいたい生まれつき白い肌、暗い色の髪、見えすぎない目、聴こえすぎない耳、繊細すぎない舌、無意識下で魔術を使ったりしない体質、激しく運動しても痛まない手足、ちゃんと涙を流したりできるような共感性を持つ精神、(できれば優しい)両親、最低でも人権は認めてもらえる程度の家柄、苗字、自分で責任を負える程度の度胸、あとこれより前に書いてある事全部を手に入れた結果自分が天才じゃない人間になっても捨てないでくれる友人だよ
でも他の人に「じゃあどうぞ」って与えられるとそれはそれでキレるよ
………それを持っている「ちゃんとした人間」を真似したところで自分がそれ手に入れたことにはならないから、努力の方向を変えた方がいいと私は思いますけどね>>407
合致した意見を主張する場合、相手の一の反論や主張に対して十の反駁(丁寧とも重箱の隅をつつくとも)をしますし、それでもなお反論してくると「ここまで言っても理解できないなんて可哀想」という態度が無意識に如実になってくるので、場合によっては熱くなってると取れるかもしれないですね
>>406
いやぁ、二人共々手酷くてむしろ清々しいですね。スィレンはこんなこと言われても「幸福に見捨てられて本人も望まないなんて惨めすぎて見ていられない」と宣うのでしょうね…文字通り下衆だな。
郁は否定しようとしても思い当たりすぎて出来ずにそのままやられるんだろうなぁ。しかしそんな風にして色々な魔術師を屠ったって彼女の哀しみや義憤は失せないというのがまた悲しい…茨を纏いながら歩き続ける獣道…よくてよついてるんでいきまーす
「戦闘機動へ移行。定型句の詠唱開始。───うーらめーしやー」
【CLASS】アサシン
【真名】ロスヴァイセ
【性別】女性
【身長・体重】125cm・24kg
【地域】北欧
【年代】今、現在、現代
【属性】中立・夏
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:C+ 魔力:A++ 幸運:C 宝具:E+
【クラス別スキル】
気配遮断:E
特記事項:隠密行動は本機本来の運用から逸脱しています。応援してください。>>422
【固有スキル】
神性:―
神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。
特記事項:現在の霊基はオバケとしての運用が適切であり、神としての運用は不適切となります。ご了承ください。
原初のルーン(夏):D
夏に関するアレコレに特化した原初のルーン。とっても便利なのでいくら使ってもいい。
特記事項:機能を制限した為ルーン使用時の安定性は向上しています。ご期待ください。
魔力放出(氷):A
武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。氷バージョン。
特記事項:本スキルによる『かき氷』の製造は不可能です。予めご了承ください。
【宝具】
『氷霜装填・ひんやり解放(ニヴルヘイム・クーラーダウン)』
ランク:E+ 種別:対熱宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1~10人
霜の国を思わせる冷気の全力解放による範囲攻撃───は危ないので却下。
ギリギリまで出力を落とした冷気でひんやり涼しくさせる対熱宝具。>>423
「怪談。ホラー。オバケ。これらに共通する目的が本体の冷却にあると学習しました。
追加補足:本機は冷却に関する機能がありません。これより冷却可能な攻撃手段の獲得を開始します」
そんなこんなで獲得したロスヴァイセのオバケとしての宝具がこれである。そもそもの前提が間違ってるいるとだれか早く教えてあげてください。
【Weapon】
『非・起動装着式大神宣言(ヒトダマ)』
ロスヴァイセ専用の補助礼装。本来装着式のものだが、オバケはメカと合体なんてしないのでその機能は封印されている。
複数に分離し、ファ〇ネル的な使い方でロスヴァイセの戦闘を補助している。見た目は完全にヒトダマのそれで、周囲に漂うことでロスヴァイセのオバケっぽさの演出に一役買っている。
特記事項:本機は『騎乗の白き乙女』ロスヴァイセです。現在は騎乗しておりません。ご了承ください。
【解説】
夏の暑さにやられ、お化け屋敷を新たな戦場だと定義することで霊基変化した夏のロスヴァイセ。
『足がない』、なるほどそれはオバケの第一原則。
『死が身近にある』、うーん物騒。実にオバケらしい。
『死後の世界へご案内』、これだけの要素が揃えば間違いない! 間違ってても問題ない! 君が、君こそが『オバケ』だ!!>>424
オバケとしてはルーキーもルーキー。ホラーのなんたるかを1ミリも理解しておらず、『驚かす』なんて機能も搭載されていない。
なんにもわからないのでとりあえず物理的に心臓を止め───ようとして怒られたのでいよいよもって八方塞がり。
しかし諦めるわけにはいかない。例え兵器からオバケに変わっても任務放棄はありえない。
誰が見てもオバケらしい、オバケの中のオバケを目指すロスヴァイセの夏が今始まる!
え? 水着はナシ? なんてこったそれは本当に夏なのかい?
【一人称】本機 【二人称】(名前呼び※敬称略) 【三人称】彼ら、彼女ら
【セリフ例】
「本機は現在オバケです。オバケなのです。ご了承ください」
「撃滅、開始。………………撃滅は不許可? 了解しました」
「ご期待ください。夏の本機も活躍いたします」
「戦闘機動へ移行。定型句の詠唱開始。───うーらめーしやー」
「ひゅーどろどろどろ。ひゅーどろどろどろ。ひゅーどろどろどろ。疑問提示。……オバケに、見えますか?」
【製作者】黒鹿ファン>>415
やはりでしたか……
まあ即殺にいかない辺りで「おや?」と思いましたが、IF千早からしたら「まだギリギリで普通の生活に戻れるかもしれない」という良心がそうさせたのかな?>>431
◆◆◆◆◆◆
――迷宮受付前――
メンテー「なかなか手の込んだ内装だな。レンガの貼られたアーチ状の通路と足首を隠すくらいまで満たされた水、明かりはガスランタンの灯」
メンテー「さながら地下下水道といったところか。薄暗くて落ち着くな、私は気に入ったぞ。おや、受付が見えてきたな。誰かいるようだが・・・・・・甲冑を着込んでいて正体がわからんな」
???「・・・・・・ようこそ、御二人ですね。まずは安全のため、お名前とご住所をここにお書きください」
→声がくぐもっていて、男か女かさえも分からない・・・・・・
???「はい、ご記入ありがとうございました。では、改めてこんにちは。私はお二人のナビゲーターを務めさせていただきますカラクリ、『マシュー・ムネーモシュネー』です。『ムーシュ』とお呼びください」
ムーシュ「ここは『大迷宮レテ』。その水を飲むと全てを忘れてしまうといわれている川、レテの源流に建てられた地下迷宮です。かの有名な建築家ルシアン・デタンジュの手によりつくられたというこの建物は、長い年月の中で多くのお金持ちたちの手にわたってきました。そしてそのうち、とある噂がささやかれるようになります。」
ムーシュ「『金持ちたちがこぞってこの場所を手に入れたがるのは、自分たちの最も大切な財宝を隠すためだ』『そして、いまだにそのお宝たちは誰にも見つかることなく、持ち主にも忘れられたまま、迷宮のどこかに眠っているのだ』」
ムーシュ「その話を信じた多くの冒険家たちがこの迷宮に挑み、そして戻りませんでした。彼らの魂はレテの水により還るべき場所を忘れ、いまだ迷宮内をさまよっているそうです・・・・・・」
ムーシュ「これからあなた方はこの迷宮を見学することになります。大丈夫、私がついている限り、絶対に安全なルートをご案内させていただきます。もしものことがあったとしても、迷宮内に散らばる6枚の地図を集めれば、安全な出口がわかります。ご安心ください」
ムーシュ「ただし約束してください。絶対に私から離れないこと。とどまり続けている魂たちを刺激してしまったら、どうなってしまうか私にもわかりませんから・・・・・・」>>432
◆◆◆◆◆◆
――迷宮内見学遊歩道――
メンテー「なるほど、雰囲気作りのための演出か。なかなかどうして、アトラクションの待ち時間に聞かされるこういう話は結構ワクワクさせられるな。そうは思わないか?」
→まあ、確かに、こういうのがあってこそ100%楽しめるのかもしれない。
メンテー「うん!それで、大体こういうものはこのあとトラブルが発生して――」
恐ろしい声『ぐおおお!愚かな略奪者どもめ、貴様らなどに財宝を渡してなるものかあああ!!』
ムーシュ「この声は!どうやら私たちはさまよう魂たちを刺激してしまったようです。気を付けてください!」
→おお!?通路が揺れてる!
メンテー「悪霊が来ているんだ!振り落とされないようにしっかり手すりに摑まれ!」
→センパイ、ノリノリだな・・・・・・
巨大悪霊「ぐおおおおおおお!か~く~ご~!!!」
→本当に襲ってくるのかよ!!!>>434
◆◆◆◆◆◆
――迷宮内水路――
→・・・・・・・・・・・・
→・・・・・・
→・・・・・・は!?ここは・・・・・・?
メンテー「どうやら無事だったようだな、安心したぞ」
→センパイ!ケガは大丈夫か?
メンテー「ああ。大丈夫だ、ありがとう。落ちたときに多少水を飲んでしまったが・・・・・・」
メンテー「さっきのは事故ではなくて、ここまでアトラクションの一部なんだろうな、きっと。デミサーヴァントの私はともかく、あの高さから落ちて後輩にケガひとつないのがその証拠だ。水が流れているといっても、くるぶしが沈むくらいしか水位がないし、そんなものでは落下の衝撃も大して軽減されまい」
→確か、6枚の地図があれば出口がわかるとか言ってたな。
メンテー「そうだな。迷宮内探索・・・・・・どんな仕掛けがあるかわからないし、さっきのようなやつらがまだいるかもしれない。先に入った仲間たちも心配だ・・・・・・注意して進もう」>>419
うーむどことなく鬼滅の童磨と胡蝶しのぶめいた関係…>スィレン×千早
あと千早の復讐ですが義憤とかはありません
あるのは純粋な殺意と憎悪のみ。心身ともにどす黒く染まり、今なお染め続けながら歩いているのが彼女なのです
>>420
実を言うと菫は境遇的にかなり千早に近しい人物なので、最初はもうちょい意気投合した感じで上げようかとも考えてました
でもそれだと「魔術師死すべし、慈悲はない」からズレそうなので今の形に
>>426
うーんこの絶妙なポンコツ感。可愛い、とても可愛い
これで声でもついた日には可愛さの余り悶え狂いそうです
ポンコツ要素同士、うちのレーヴァテインと絡ませたら思わぬ化学反応起こしそう
>>429
いやー多分苦悩しませんね。もうそういう段階とっくに通り越してるので
むしろ「よくもあいつと組んで騙したわね、死.ね!」な感じで殺意MAXです>>443
ありがとうございます!
本格的なホラーだと苦手な方がいらっしゃって失敗した事があるので、その辺りの要素は軽めで……!
感想とか、ありがとうございます。
スレッドの創作活動が活発になってるみたいだけれども、最低限しか見れてなくて申し訳ない!
ちょいちょい戻ってみてくるぅ……>>448>>449ありがとうございます~ではでは
【CLASS】ランサー 【元ネタ】史実+逸話 【真名】前田慶次
【性別】男性 【身長・体重】195cm・96kg 【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力E 幸運A 宝具C+
【クラス別能力】
対魔力:D
【固有スキル】
花の傾奇者:A
騎乗、勇猛、心眼(真)、直感などの複合スキル。
また、『粋で漢らしい武人であれ』『こんな時、前田慶次ならこうできる』という後世の人々からの期待・信仰によって、幸運判定に成功すれば新たなスキルを一時的に身につけることが可能。
異存のカリスマ:EX
体制や特定の人物に歯向かう際、発揮される特殊なカリスマ。
軍団の指揮能力や団体戦闘に影響は無いが、その反逆っぷりに周囲の人々が心揺さぶられれば揺さぶられるほど、ランサーは英霊としての強さが増し存在が濃くなっていく。
つまり自らの知名度・信仰を後から補正するスキルだが、元々名が知られている土地で召喚された場合、発動しても効果は薄れてしまう。
芸術審美:B
芸術品・美術品に対する理解、あるいは執着心。ランサーは、東洋の伝統的な芸術の逸話を持つ宝具を目にした場合、高確率で真名を看破できる。
自ら日記や和歌・連歌を嗜み、当時の名だたる文化人と交流があったことから得たスキル。>>450
【宝具】
『傾奇御免状(かぶきもの、まかりとおる)』
ランク:B 種別:傾奇宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100人
かの天下人・豊臣秀吉も称賛し、人々の注目を惹きつけて止まぬ前田慶次の生き様(かぶきぶり)で、
戦闘を自身のペースに持ち込み戦う相手を困惑・油断させ、ランサーに対する防御力を削ぐ攻性宝具。
固有結界とは似て非なる大魔術であり、「大傾奇魔術とでも命名するかのう!」とは本人の言葉。
朱塗りの大槍を振り回し、どこからともなく強制召喚した愛馬・松風に跨りながら戦場を駆け抜けて、敵の軍勢にダメージを与える。
ランサーが駆けた直後、盛大な花吹雪が起こり、血腥い戦場はどこか清廉で晴れ渡った雰囲気に変わりゆく。
「本来ならば松風はライダークラスでのみ召喚可能なはずじゃあ……」
「この男(かぶきもの)をそんな事で縛れるとでも?」
マジレスすると、ライダークラスで呼ばれるものより色々弱体化しているし一瞬の召喚だし、まぁぎりぎりセーフな感じで認められた使い方です。
FGOならば「敵全体の強化状態を解除+敵全体に強力な攻撃」といった効果を持つ宝具。>>452
【解説】
朱色の大槍と派手な具足、衣装や髪型が目に付く偉丈夫。
日本の戦国時代に活躍した武将、前田慶次(ただし複数の名前を所持しており、そのうちの1つの通称に過ぎない)。
戦国大名・前田利家の義理の甥であり、数々の悪戯や奇行、意趣返しの逸話を持ち、また武勇と教養を兼ね備えた武将としても有名な英霊。
外見は雄々しく溌溂とした若武者だが、口調は「ワシ」「~~じゃのう」など年老いたもの。
この奇妙なちぐはぐさは後世の人々が描く「前田慶次」像に引っ張られてしまった為。
性格は自由を愛する根無し草であり、からかい好きな天邪鬼であり、あるがままを愛する老成した教養人。
しかし人々から「弱きを助け、強きをくじく、日ノ本一の傾奇者・前田慶次」というイメージを押し付けられている為、致命的に違うわけでは無いが本来の自分とは異なる行動を取ってしまうこともある。
当の本人は「まぁ、有名税というやつじゃろ。」とわりと呑気に受け入れてはいるが。
宝具は朱色の槍のほかに、愛馬・松風や晩年を過ごした屋敷・無苦庵などがあり、ライダーあるいはキャスターで召喚されれば全貌が明らかになる(多分)。
偉そうなだけのマスターや消極的で引きこもりがちなマスターとはそりが合わず、生前の様に一泡吹かせながら出奔する恐れがあるので注意。
聖杯にかける願望は「特に無し。呼ばれたからにはそのように振る舞うまで。いっそ、盃にしてしまうかの。」とのこと。
誕生日:不明 血液型:不明
イメージカラー:朱・黒・金 特技:放浪
好きな物:風流、悪戯 苦手な物:不自由 天敵:心に誓った主・上杉景勝
髪の色:黒 瞳の色:琥珀色 肌の色:黄色>>453
「ランサー・前田慶次、お前さんがワシを招いた当世の主かい?……ふぅむ。覇気は無いが良い目をしておる。
ワシが人を褒めるなんて、滅多にないぞぉ?」
「前田慶次が戦働き、しかと見よ!」
「罷り通る!!」
「やはり、時代やお上が変われど人の在り方は変わらんのう。
故に、ワシも変わらずに酒宴と野次馬を愉しむのであった。むふふ」
「……お前さんと過ごす時間は、ワシにとっての何よりの贅沢じゃ。
ただ寿命がくるまであるがままに生き、あとは死ぬだけと胸に刻んではいるが……
―――いつかこの身が無用となるその日まで、お前さんの為に槍を振るのも悪くはない。」
呟いていた通り、前田慶次らしいケレン味とか頑張って引き出してみました。感想等頂き>>456
じっくり見てやるぜええ!!!!>>458
一応、蔵書から魔力引き出してるけど、うん。立香ちゃんの方で影響あっても……。
相手側のキャスターが正規の魔術師なら今の攻防で先生の真名が割れます。
カバラの分野ではめちゃネームドだから……。
後、多分切り札はサマエルじゃないし、他にも不死殺.しの手段用意出来るやろうなー、とも。>>458
デン・テスラ登場まで書きましたのでご確認お願いします。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%A9%E7%99%BB%E5%A0%B4
>>459
実はバーサーカーの酒呑童子がユージーンさんが作っていますよ。異なる世界の酒呑童子がさらに増えますね。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E9%85%92%E5%91%91%E7%AB%A5%E5%AD%90>>467
それでSSやリレーに支障が出ず自分が納得出来たり筆が乗るならば、良いのでは無いでしょうか~>>473
ま、これからの準備は立香パートの流れ次第で分岐も有りますので必要なものはメガネさんとの相談も視野入りですかねー。うーん、水着ロカセナが出来たのですが、ご紹介しても大丈夫ですかね?
>>421
すいません見落としてました
・ルナの場合:「吸血鬼だろうが何だろうが関係ない。魔術を捨てない、諦めないというのなら、今度こそ塵になるまで切り刻んでやる」
・ジャックの場合:「……何よそれ。殺.して死なないだけでも大概なのに、あんたみたいなのが本当にいたなんて」「いいわ、こうなったら徹底的に付き合ってあげる。剣士の一念、思い知るがいいわ」
>>449
参加したいのは山々ですが、割と話進んでしまってるっぽいですからね…
下手に参加しても混乱させたりする恐れもあるので、今回は見送らせていただきます
あ、そちらが動かす分には一向に構いません
>>454
おー久々の前田慶次だ
宝具もスキルも派手好みな構成が堪りませんね
聖杯戦争や大会に出たら存在感だけでレイドボス張れそうだと思いました【CLASS】ライダー
【真名】ワルキューレ?(「ロカセナ」と自らは名乗っている。)
【性別】女性?
【身長・体重】159cm ・50kg
【属性】混沌・中庸
【出展】北欧神話
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運B 宝具C++
【クラス別スキル】
対魔力:A
Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない
サーフィン:A
騎乗スキルの亜種。Aランクであれば大抵のサーフボードを乗りこなすことが可能。
神性:C-
このロカセナ(ロキ)は、テンションも在り方もかつて神々と過ごした頃のものに近くなったらしい。
つまりアーチャークラスの頃は殺意や悪意を持って周囲の人々を陥れようとしたが、ライダーの場合その性質がやや薄れ接しやすいものに。
「ただしオーディン、テメーはダメだ。」>>250
地獄の話となればブレイクはどっちかというと…一緒にめぐるタイプですかねえ>>483
使い魔(馬):EX
本来かつ正規のライダークラスで召喚されたならば、宝具として登録されるはずの二頭の神馬。
それらを単なる使い魔として使役するスキル。
「あのカーミラとか言うライダーも、かっこいいワンコを二頭も連れてるじゃねえか。ならこっちもオッケーだよな?」
「ち、ちげーよ。親子三人水入らずじゃねーし。ただの使い魔だし!」
・スヴァジルファリ
元々は巨人の持ち物だった幻想種の馬。非常に怪力であり、使役中はライダーの筋力を「C+++」まで上昇させる。
「我が妻よ、力を貸そう」
「姿形は変われど、吾が愛した妻に変わりない。吾はその魂を愛しているのだ。」
「……とは言ったが、妻よ。またあの姿になって吾と戯れる気はないのか?」
・スレープニル
スヴァジルファリとロキの間に生まれたサラブレッド。速さに優れ、使役中はライダーの敏捷を「B+++」まで上昇させる。
「お呼びでしょうか、母様」
「―――遅い。そのような実力でこの神馬(スレープニル)を負かそうなどと思いあがるな凡俗が、地を這っていろ。」
「わあい、人参だ~♪」>>484
【宝具】
『夏を踏破せよ、冥府の波乗板(エアリアル・ナグルファル)』
ランク:C++ 種別:飛翔宝具 レンジ:- 最大補足:1人
ロカセナは、娘の宝具をコピー&魔改造して海だけではなく陸でも空でも、
死後の領域でも何処でも波に乗れるサーフボード『冥府の波乗板(ナグルファル)』を生み出した。
ちなみに「エアリアル(エアーとも呼ぶ)」とはサーフィンの技の一つであり、空中に向かって飛び出す上級者向けのテクニックの名称。
悪神の波乗りは夏が続く限り、止まることを知らない。
『終末怒濤・大神制覇(ラグナロク・ビッグウェンズデー)』
ランク:EX 種別:対海宝具 レンジ:2~50 最大補足:200人
世界最大の波と言われている「大いなる水曜日」。それをナグルファルに乗って再現しつつ敵ごと大波を制覇しようと試みる。
ちなみに水曜日は「オーディン」を示す曜日であると言われており、ライダーが何故この波に執着しているかはご察しの通りである。
この波を完全制覇するのが、この夏ロカセナ最大の野望でもある。>>485
【解説】
詳しいキャラ紹介はこちら(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AC%EF%BC%88%EF%BC%9F%EF%BC%9F%EF%BC%89)に譲るとして。
悪神(あのこ)が水着に着替えたら、ということでこんな感じに様変わりしました。
サーフボードに乗ったり旦那(馬)に乗ったり子供(馬)に乗ったり、相変わらずフリーダムな奴であるが、アーチャーの時よりとっつきやすくなりました(多分)。
しかし悪戯好き・余計な事しいな部分は相変わらずなので注意が必要。
くわえて「フェロモン(馬)」で馬たちをメロメロにするので関係者の方々は注意してください。
無論、使い魔である2頭の馬たちの言葉は一般人や一般サーヴァントたちには分からない。
「あぁ?今回は何を企んでるだあ?……嫌ですねえ、私はただ夏を満喫したいだけですよぉ☆」
怪しさ満点だが、割とこの言葉通り、彼女(彼)なりに夏を浮かれたいと思っているだけである。
第一再臨:柄物のチューブトップビキニにデニムのショートパンツ
第二再臨:あざとさ全開のフリルビキニ
第三再臨:麦わら帽子と真っ白なワンピースの優雅な避暑地スタイル一応requiemの加筆修正完了な筈。ストーリー進行でザッハーク準拠な部分の改変と、描写の追加(クッチー薬中属性付与、ジャックちゃんたちへの異常事態示唆の場面)を行ったよ!
一応確認してね。自分もサーヴァントとss投下して良いでしょうか~
ssはドロテーアさんの斉天大聖をお借りしました。https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/斉天大聖「へえ、牛(ぎゅう)の長兄も当世に呼ばれていたのかい」
「狂戦士を名乗る猿の顔を見る羽目になろうとはな、末弟よ」
「牛が槍使うよりは幾らかマシだろうよ――っと!」
片や平天大聖。かの美猴王と並び称されし魔王にして、かつて天界に弓引きし七天大聖が長。本性を顕せば身の丈は雲を貫き、一跳ねで百山を超える天下の大妖魔。その真名を九首牛魔羅王と称す。
片や斉天大聖。傲来国花果山から産まれた石猿にして、東土大唐から勅命によって西方へ経を求める玄奘三蔵の一番弟子。天軍を相手取り、金丹を得て銅頭鉄背、八卦炉に燻されて火眼金睛。須菩提祖師より名付けられし法名を孫悟空と称す。
斉天大聖は如意金箍棒を、牛魔王は混鉄棒を操り、互角の戦いを繰り広げる。
(参ったな。牛のヤローは仮にも七天大聖の長兄だけはある。
俺様とだけ戦うなら、いくら時間があっても終わらない――――)
特筆すべきは、牛魔王には生物学的な意味での“死”が存在しないという点だ。
万物には霊基(うつわ)に霊核(たましい)という前提があるにも関わらず、何度首を切り落とされ死を迎えようと、何事もなかったかのように再生する変化の極致。それは綱体の斉天大聖とは真逆の過程ではあるが、結果的に同じ無敵の体現であると言える。
だが、それは本質ではない。
生まれながらに“死”を取り上げられているということ。牛魔王の原型、九首牛魔羅王の体長は千丈、体高八百丈の体躯を誇る。それはさながら死体化生神話のように生存圏が女神の定義であったのと同じ、一つの異界に等しい。この現実という秩序を覆す呪いのカタチなのである。
「牛!」
「分かっている!」
牛魔王の前に突き出した腕が、視界を遮るためか直立する壁へと変わる。
(女の声! これは自分が何に変化するのかを隠す壁か。
そして牛魔王に“近い”女で、戦闘の役に立つってんなら一人しかいねえ!)>>493
斉天大聖はその戦闘慣れした洞察力を発揮し、牛魔王の意図をすぐに覚る。
案の定、壁からは瓜二つの女が二人、左右から一丈二尺もある扇を両手で構えて飛び出して来た。
「鉄扇公主羅刹女の姉御かい!」
「そうだ猿!」「そして終わりだ!」「「――――『翠雲、芭蕉扇』!」」
(二方向からの同時攻撃! しかも芭蕉扇!)
翠雲山の号を冠する羅刹女の芭蕉扇は、その霊宝故に吹き飛ばす能力こそ高いが、風圧で崩れるほど脆くない限りは吹き飛ばされるだけで済む。
ただし、その距離は八万四千里。メートル法で換算するならば約4200kmとなる。
(バーサーカーの霊基には定風丹も觔斗雲もねえ。ということは確定でアメリカ大陸横断チケットになるって訳だ)
これが何を意味するか。単独行動の有る無しに関わらず、依り代となるマスターと離れ過ぎたことによる、世界の修正力による干渉。その難点を克服したとしても、とにかく復帰に時間がかかる事実上の場外追放処理。マスターとの二人三脚であるサーヴァント戦においては致命的だ。
だからまずその前提を崩す。
(十中八九、牛魔王は芭蕉扇を持たないだろう。まず牛のヤローはそんなん無くても十二分に強いし、羅刹女が圧をかける動きが出来なくなる。
気になるのは羅刹女が宝具を使えるカラクリだな。騎獣のように召喚して宝具行使っていうパターンなのか、それとも例外措置で条件があるのか……?)
中国武術に曰く、震脚に似た動きでコンクリートに覆われた地面を捲り上がらせると、そこに出来た穴に滑り込む。道路だった物の破片は芭蕉扇に扇られて、彼方へ。
身外身の法による身代わりを代用したやり方である。
(悟空め、一度知っている動きには躊躇がない。だが、芭蕉扇と勝負することを逃げたということは、得意の変化や觔斗雲の類はない。となれば崩しようもある)
「おい、牛!
下手な変化しやがって、この俺様が区別つかないとでも思ってんのか。アンタは疑うことなく不死身だが、霊核を共有している羅刹女はそうじゃないんだろ?」
「なっ!」
「動じるな、奥。揺さぶりだ――――」【CLASS】ランサー
【真名】九首牛魔羅王
【性別】男
【出典】『西遊記』
【身長・体重】220cm・150kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:A++ 耐久:A++ 敏捷:C 魔力:B 幸運:D 宝具:A++
【クラス別スキル】
○対魔力:C
【固有スキル】
○怪力:A++
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用することで一時的に筋力を増幅させる。一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間はランクによる。原型として現れた時の筋力は巨人のそれである。
○天性の魔:A+++
英雄や神が魔獣と堕ちたのではなく、怪物として産み落とされた者に備わる、人の身では絶対に不可能なランクの筋力と耐久。一つの地形ともいえる白牛の原型は、霊基の枠組に収まりきらず、「+++」という一種のバグ表示になっている。
頭は峻嶺のごとく、両の目は稲妻のごとく金色の光を放ち、角は二本の鉄塔、口からは黒煙を吹き歯は利刃を並べたよう。頭から尾までは千丈にあまり、蹄から背の高さは八百丈。これぞ九首牛魔羅王の威容である。
○変化:A
自分の肉体を素材にして組み替えることで、文字通り「変身」する。能力や姿といった在り方を変貌させ、肉体面での負荷(神性など)も獲得できるようになる。神通広大。首を切り落とされようとも再生することができる。
天地の造化を奪い、日月の玄機を侵すことは、丹が成った後には鬼神も容れ難い。法性に通じ、根源の心身に注ぐことを会得した後は、三災を避けなければならないという。七十二般の地煞変化はそのための術。牛魔王は孫悟空と同様に七十二般の変化を心得ているが、図体がとても大きいので連携して行うことができない。>>496
【宝具】
『翠雲芭蕉扇』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:500
火焰山遥八百程、火光大地有声名。火煎五漏丹難熟、火燎三関道不清。
時借芭蕉施雨露、幸蒙天将助神功。牽牛帰佛休顚劣、水火相聯性自平。
左手の親指で柄の七番目の赤糸をひねり、呬嘘呵吸嘻吹呼と口訣をひと声唱えれば、一丈二尺。祥光は艶々と輝き、瑞気は紛々と漂い、三十六本の赤糸は、前後あい結び、表裏あい連なる。崑崙山にて、混沌初めて開けてこのかた、天地を産み成せる霊宝。大陰の精葉。一陣の陰風に扇がれれば旋風に翻る木の葉のごとく、流水に漂う落花のごとく、ただ飄々蕩々。
人を扇ぐと八万四千里(約4200km)の彼方に吹き漂わされてのち、陰風が止む。孫悟空は觔斗雲という雲を止める力があったため、一夜飛ばされ続けて五万里ほどで停止した。一度扇げば、八百里を射程に捉えて火を退ける。二度扇げば、そよ風。三度扇げば、空全面に漠々として雲が呼び起こし、細雨が降り注ぐ。この陰風は伝承防御。扇がれれば必ず八万四千里の距離を吹き飛ばされなければならない。留まることもできるが、その場合は“総距離-停留距離=ダメージ量”を強制的に与える。
伝承防御とは現実、人理といった秩序(ルール)に寄り添わない絶界。妖精たちが持つとされる空想を具現化した心象世界、異界常識。概念防御をさらに限定条件にしたもので、ある決まりに沿った行為でなければ通用しないという防御。単純に強い力や強い魔術では効果が薄く、元になった空想にちなんだ弱点を突かなければならないもの。陰風の影響を受けないようにするためには、如来が与えたという風を捕まえる一条の飛竜杖、風を留める定風丹などの、前提となる風のカタチを否定する力が必要となる。
【Weapon】
『混鉄棒(あらがね)』
孫悟空の如意金箍棒と互角に打ち合うことができる。>>497
【人物像】
二人一組で召喚された異例なサーヴァント。そのことによるステータスへのペナルティは存在しないが、どちらか一人が倒れればもう一人も戦闘不能となる。
『牛魔王(九首牛魔羅王)』
全身に神代回帰の紋様が刻まれ、手足の爪は赤黒く変色している異常な肉体。天鵞絨のような外套を身に纏い、振る舞う様はまさに魔王という風格。
静かに煉丹術の書物を読みふける知性とは反対に、己の快不快のみを生きる指針とし、ただただ自然(あるがまま)に女子供を手にかけることすら躊躇しない残忍な性格。自身が頂点であるという前提ではあるが、力以外の序列を嫌い、強者と認めた相手には強く興味を持ち、逆に弱者とみなした相手は一方的に痛めつけて楽しむ。心理の隙をつく変化を得意としていることからも、言葉遊びで弄び、騙し返すなど狡猾。
「魅せてみろ、でなければ死ぬだけだ」
「天上天下にただこの俺だけが、限界(いのち)とは無縁だ」
「奥の良いところは、匂いが出たり消えたりするところだ」
「斉天大聖との因縁を語れば、長いぞ。なんせ五百年来の付き合いだからな」斉天大聖へ。
「哪吒か。やつは蓮の花の化身故か、呪いの何たるかを知らんよな」哪吒へ。
「宙の外から零れ落ちたもの、仏性を否定することで証明する天魔波旬。そうかあれが……」鞍馬天狗へ。
「極東の鬼種はああいうカタチを取るのか。はは、面白いだけで終わるなよ?」大嶽丸へ。
『鉄扇公主羅刹女』
白衣を着た女道士。亜麻色の髪を短く切り揃えた、中肉中背で、飾り気がないのに天性の煌びやかさで可愛いと感じさせる美人。幼い頃から翠雲山芭蕉洞にて修行を志し、道を得た仙女。夫である牛魔王に対し、偶像的な自分という非現実的な美しさを徹底して演じる。そのため、自分の本心や人物像をほとんど見せないように振舞うため、顔が視えない能面のような無表情である印象を与えることが多い。
「牛(ぎゅう)は、今年も、帰って来ない」
「私が敗けるはずないじゃない」
「私は私に何かを求めてくる人が嫌い」ここにこっそり何とは言いませんが私の趣味がバレるかもしれない数字を貼っておきます
一体なんの数字なんでしょうね(すっとぼけ)
鄭成功:25
藤原千方: 15 / 23
ヘリオガバルス:16
風魔忍群:13~4
果心居士(若い方):19 (歳食ってる方):22 (1XX)
新九郎(姉):14 (本物):24
端島:17
ハーデース:16 / 32
ヘルマプロディートス:17
テスピス:23>>506
ええ、FGOで開幕からスタンくらってるレベルで狼狽えてるので、そんな感じで。シドニー投下しました
ヴォワザン(水着)投下していいですか?【クラス】アサシン【真名】カトリーヌ・モン・ヴォワザン
【性別】女性
【身長・体重】164cm・56番kg
【肌色】白【髪色】金【瞳色】紫
【外見・容姿】ワンピース型のビキニ。子供達が手を引いてる。Fカップ
【属性】夏・中庸
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力A+ 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
気配遮断(B+) 自分が堕胎や密売の犯人であると永らく隠し通してきたことから。あと悪魔がわちゃわちゃ騒ぎまくってサーヴァントであることを隠し通したりする。
【固有スキル】
黒魔術:A+
製薬技術はキャスターの自分に置いてきた。その代わり悪魔達との絆が向上したからか魔術に磨きがかかっている。神代の域に一歩届きそうなほど。
集団詠唱:A−
傍にいる子供達がアサシンと共に詠唱を重ねることで多重詠唱や詠唱代行、短縮により大魔術を短時間で連発出来てしまう。……のだが子供達は飽きっぽいので乗ってくれないことも多々ある。そんな時はただの詠唱である。
サマー・デビルズ:B+
可愛らしいショタとロリ……彼等は一人の例外もなく悪魔の概念を当て嵌められた「何か」もしくは怨霊のどちらかである。彼らがラブコールを投げかけているアサシンは、つまるところ夏の砂浜に舞い降りたアイドルと言っても差し支えないのだ……!!
「私未亡人なんですけど!?ちょっ!ああ動き回らないの!」【宝具】
『真夏の火華砂上楼閣(サマーチルドレン・ウェイクアップ!)』
ランク: A+ 種別:対城宝具 レンジ:10〜200 最大捕捉:500人
悪魔との全力契約履行。「思いっきり人生を楽しみたい」という要望に応えて、夏の遊びを満喫していたところ、溜め込んでいた本来の暴力性、邪悪性の発露。
溜め込んでいたものを対象にぶつけるのだが、ぶつけ方が夏の遊びである。捕まえて砂埋めにした後、頭をスイカ割り。そのまま大きすぎる砂の城を作って出来上がったあと極大花火で爆砕、落ちてくる敵を流しそうめんの要領で巨大ウォータースライダーに流した後に生命力や魔力を抽出化した素麺を悪魔達で美味しく啜るというもの。
霊基三臨ならば本性を表した悪魔共が邪悪に淫蕩に残虐に魂を食い散らかす。
【Weapon】
子供(悪魔)達: 契約していた悪魔(自称)のレオナールが本来の子供としての在り方に戻っている。それどころか、別の英霊経由なのか他にも悪魔という概念の皮を被った違う奴らが集まっている。
例→レオナール、バフォメット、クロケル、プルフラス、ベルゼバブ、ザミエル、メフィストフェレス
【解説】
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/カトリーヌ・モン・ヴォワザン
を参照。本来は陰がある未亡人……なのだが陰を作らせている原因である悪魔が「夏だからわちゃわちゃ遊びたい!」とヴォワザンから剥離、本来の非業の死を遂げた子供達……の面が大きくなった為呪縛から解き放たれた。
呪縛から解き放たれ、ヴォワザン自身も夏の狂気に魅せられた結果、選んだ道は「母としての自分を失わない。とりあえず子供達と遊ぼう」ということだった。なお、遊ぼうと夏をエンジョイする気持ちは満々だが一番の理由は「はっちゃけた悪魔が何かしないように見張る」ことである。
悪魔という狂気を従え、怨霊という悪を手なづける。まさに悪魔と悪霊の母である、と……大善を偽ってそのような悪性に満ちた狂気の淫婦。それこそがアサシンたる証左である。……霊基三臨では、本来の悪魔らしい姿となった子供達とその禍々しい魔力を黒いドレスのように纏ったヴォワザンが見られる。
【人物像】
本来の霊基であるヴォワザンは暗く、魔術を使うことに酷い恐怖を覚え、こちらともまともに会話することが難しい、己は魔女にあらずと狂ったように否定すると精神的に問題がある。
しかし水着のヴォワザンは母性全開で皆の母として存在し、困っている人を見たら魔術で助けてあげ、苦労人なマスターをよしよしと甘やかしてくれる良きママである。しかし、自重をしないということもあり本人も悪魔達と一緒に全力で夏を楽しむ。抜群のプロポーションを恥じることなく晒して思う存分体を動かす様は青少年の桃色な気持ちを惑わせる。
………のだが、本人の魔女としての悪性もいつもと違って隠すことなく振る舞われる。……そのため敵に対して割と容赦がない。母としての一面を見せていたかと思えば「女」としての魅力を漂わせこちらをからかってくる意地悪魔女でもある。
【一人称】私【二人称】あなた、君【三人称】あの子、あの人
【セリフ例】
「アサシン、ラ・ヴォワザン。こっちは私についてきた悪魔(子供)達よ」
「よろしくー!」「お腹すいたー」「マスターのお目目寒天みたい」
「本来の私の悪魔はレオナール、を名乗ってたのだけれど……何か、別のも増えているのよね。あっ、喧嘩しないの!」
「このテンプルきしだんだんちょうめ!」「おやおや、こどもだねぇ」「こいつらうるさーい」「かき氷と焼きとうもろこしよー。焦らず食べてね」
「あたまいたーい!」「歯にはさまった」「やきそば」
「……ほら、言わんこっちゃない。案外可愛らしいのね、あなた達」
「さあ、日が落ちるまで遊びましょう!お友達も引きこんで!『真夏の火華砂上楼閣』!」
「すなあそびしよう」「すいかわりー」「はなびをしよう」
「「「イタダキマス」」」
「あら、マスター。私の水着を褒めてくれるの?嬉しいわ、ありがとう。……えっち。目線でバレバレよ」
「よしよし。地獄めぐりなんて大変ね。マスターの祖国の別府だけにしておきなさいって話よね、よしよし。いい子いい子。マスター、私と一緒に頑張りましょうね?」
「この者は墓場に住み、もはや何者も、鎖をもってしても彼を繋ぎ止めることは出来なかった。主は問う。お前は何か」
『我らは答えた。我が名はレギオン。我々は大勢であるが故に』
以上ですー。コンセプトは真夏のエッチなお母さんor子供達に囲まれたお姉さん>>520
私はギリスパルタクス使うかなぁ、としても。
原作で示されてる通り理性的に最悪のタイミングで裏切る役回りになるかなぁ、て……。>>518
ぼくの考えたサーヴァント10
https://bbs.demonition.com/board/5192/
《でもにっしょんch僕鯖僕鯖スレまとめwiki》
ttps://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/
僕鯖スレ(キャラを作って貼る専用のスレ)に投げてから使う予定が出来たらこっちに投げるのもアリですわよ。>>522
ただ、ざっと見た感じ向こうだと本当に作って貼るだけって感じで感想や反応自体はあんまり……って感じですね。
反応求めるならこっちだけどSS書くのを視野に入れないといけない……。
どっちもどっちですね。
動かしたいなら自分今夜辺り協力しましょうか?>>525
ですな。
鯖と鱒でワンセットって所が有りますからますはそこから。>>489>>492>>500>>507
これが自分なりの「水着である必要性は……?」とは言われないが水着以外の要素も絡めた水着鯖よ!
馬、馬が自分の中で今来ている!(ネッソス、松風、この親子という繋がりは偶然でしたが)
>>491
ロカセナ「ヘルにも後で貸してやるぞ?」
これは水着ヘルのフラグが……!(適当)
>>499
んー、これは強いしマスター干上がりそう(恐怖)
なに、ランサーとな!?「芭蕉扇で人を飛ばすからアーチャー」ではないのか!?()
>>513
ママー!!!青少年を狂わせる魔性のママー!!!
プルフラスは母親から決して離れようとしない人見知り幼児になってそうだし、もう一体は……もう一体は通常運転だな、うん>>516
夏の魔力で悪魔との関係良好!悪魔達はこのスレの「それ」であったりなかったりします。ザミエル(伏神のアーチャーのそれにあらず)とかだったりすることもある
if千早ちゃんいいっすね……うちのラナ・アレマンノと会わせてみてぇ……悪はぶっ○すウーマンなの
>>519
狂った方が幸せという
>>528
やーんプルフラス可愛いー。霊基三臨で悪魔らしくなったときとのギャップよ
水着ロカセナええやん……夫も息子もキャラ濃いな……人参あげたくなる
>>530
エッチなお姉さんだけど三臨ではキャラが変わるという水着鯖のど定番よー
牛魔王と羅刹女は原典からして二人が好きなのでとてもすこ……
ちなみにこれがヴォワザンの霊基再臨
霊基一臨→紫の水着ワンピースのヴォワザンとスクール水着の子供達
霊基二臨→真紅と深青のパレオのヴォワザンとちょっと成長して各々水着を着た子供達
霊基三臨→黒いドレスを着たヴォワザンと本来の妖艶な姿……に水着を着た悪魔達>>529
いやデン・デスラの事「……それにしても。マスターはいよいよ奇縁の持ち主のようですね」
ある特異点にて。蛇を思わせる長身の美女が、なんとはなしにそんなことを呟いた。
「奇縁?」
「ええ」
何の話? と言いたげな顔を浮かべるマスターに、女性は短く返し視線を投げる。黒いヴェールから覗く縦長の瞳孔を湛える黄眼の先には、1人酒盛りに興じる女の姿があった。
彼女の名は酒天童子。日本三大妖怪の一角にして、大江山の首魁と呼ばれた鬼である。
「鬼、そして怪物。奇縁というには十分ではありませんか?」
自重げな表情を浮かべ女は苦笑する。頬を掻くその指には、淡く輝く鱗が並べられていた。
女の名はエウリュアレ。ゴルゴーン三姉妹と呼ばれ、かつてのギリシャにて恐れられた怪物である。
「……あはは。そうかも」
つられて頬を掻き、同じように苦笑するマスター。しかし、瞳には否定の感情が静かに燃えていた。
『確かにあなた達は怪物って言われてたかもしれないけど、私にとっては英雄だよ』
そう言おうとした矢先。
「なに〜? 今私の話しました〜? 一緒に呑みますか〜?」
この緊張した空気を壊す闖入者が現れた。
「……酒天。飲みすぎでしょう。いくらここが貴方の胎内のようなものだとしても、もう少し自制を……」
「あ、エウ様も飲みます〜? うわばみって言うくらいですし、強いんでしょ?」
「エウ様言うな。というか、酒臭いんですが!」
肩にもたれかかる女と女。絵面こそは眼福ものだったが、会話の内容は色気には程遠かった。>>533
「今ね。2人の話をしてたんだよ。私は蛇のモンスターとか、鬼とか、そんな感じの人ばっかりと契約してるねって」
お姉様と言いメドューサと言い私の周りはなんでこうも……と頭を抱えるエウリュアレをフォローするようにマスターがそう答える。怪物という言い回しを避ける辺りに彼女の人の良さが現れていた。
「あ〜、なるほどね〜。確かにそうかも。エウリュアレは女神でもあるんでしょ? 私も似たようなものだもの」
「え?」
「へえ?」
呆気に取られたような気の抜けた返事をする2人に、酒天童子は一言追撃を入れる。
「2人はさ。吸血鬼って知ってる?」
「……一応、ある程度の知識は」
「私も」
「えーっと、どこから説明しようかなー。まずそうねー。地球って星には、抑止力っていう力があります。世界の破滅を防ぐための力、これには地球の「破滅したくない」って意思が力になったものと人間の「破滅したくない」って意思が力になったものの2つがあるの。これを……」
「人間側をアラヤ、地球側をガイアと言う。我々はアラヤ側の存在だ。そうでしょう」
「そういうこと〜」
補足を入れたエウリュアレの言葉に楽しげに返す酒天。その手にはいつの間にか新しい瓢箪が握られていた。>>534
「それで、吸血鬼って言うのは掻い摘んで言うとガイア側の抑止力なわけ」
「……それが貴女とどう言った関係が? 話が長くなるのは悪い癖ですよ。酒天」
「あ〜ごめんなさい。つい楽しくなってきちゃって……ようするに〜私もそういう人達と同じってわけ! 私は精霊種って呼ばれるものだし、おまけに竜種とのハイブリッドなんですけどね! どや!」
胸を張る酒天童子とら裏腹に、エウリュアレとマスターはより困惑が止まらない。
2人と酒天童子による質疑応答が始まった。
「酒天って鬼じゃなかったの?」
「細かい定義では違うわね。ガイアの抑止力は人類に対するカウンターなの。その役目を果たすために人を間引いていたら鬼って呼ばれて伝承に残ってたってわけ〜、まあ、パチモンよね! パチモン! あ、茨城はちゃんと鬼だからね!」
「竜種とのハーフと言うのは?」
「私が生きてた時代ってもうそこそこ文明が発展しててね。一応妖怪とかはいたけど、単独で精霊種ってものが生まれるほどの神秘は残ってなかったの。じゃあ今生き残ってる幻想種を触媒にして受肉すればいいじゃないってことで生まれたのが私ってわけ。無茶苦茶よね! あはははは! まあこの霊基の私は一応は神様として祀られたって立場のやつだからさ! あんまり細かいことは気にしないでちょーだい! あはははは!」
ケタケタと笑う酒天童子。マスターとエウリュアレはというと、納得するしかないという表情を浮かべていた。
キャスター・酒天童子。大江山に住まう鬼の首魁。人となりこそはエウリュアレ曰くの「困ったもの」だったが、強さとしては間違いなく一級品のそれをしていた。
「あ〜そう言えばちゃんと話したのは初めてだったかも? ごめんね〜、マスタ~。隠すつもりはなかったんだけど」
「いいよいいよ。こうしてちゃんと話したの初めてな気がするし」
マスターがそう言うのも無理はない。酒天童子という鬼は常に酔っていて、意思疎通など出来ないと思っていたからだ。
ということであれば、酒天童子の目論見は見事に成功していたらしい。>>535
端的に言えば、彼女は自分に自信がなかった。
鬼と呼ばれはしたが種としての鬼とは異なる自分。
神と敬われはしたが、天津神・国津神とは格の違う自分。
そもそも、精霊種と竜種の混血という出自が唯一無二のものなのだ。
この世界にたった一人きりの種。その事実が、彼女を酒に走らせた。
元々酒は好きだったが、前後不覚になるまでの常飲はしていなかった。
我は鬼にして鬼に在らず。我は神にして神に在らず。
相互理解など不要。ただ主従であればそれでいい、と酒天童子は思っていた。
「まー私も隠してたからさ、いいのいいの! ―――ん?」
繰り返しになるが、酒天童子というサーヴァントは強さに関しては一級品である。
今の野営地も彼女自らが手掛けたもの。そこに紛れ込んだ敵対者など、手に取るように感知することが出来た。
「せっかくの酒盛りに……ようも水を入れてくれたのう……マスター、敵襲じゃ。エウリュアレ、手を貸せえ。やつらは皆殺.しじゃ。なに、わしの宴に混ざろうとしたんじゃ……代金は命で払ってもらおうかの。ビタ一文まからんが、覚悟はええかの?」
鬼が、嗤う。
出自も何も今はなく、その獰猛な笑みは紛れもなく鬼と呼ばれるにふさわしいものだった。>>541
公式への……忖度です……
一応「自作鯖は公式とは別世界線」というのが念頭にあるので表記も変えた方が良かろうな、と……
酒天童子に関してはスレッド鬼さんが登録されてるものとの兼ね合いも考えてこの名前になりましたけど>>543
・風鬼、水鬼、金鬼、隠形鬼、(火鬼、土鬼など)
藤原千方の使いの鬼たち。構成員には幻想種としての鬼、人間が変化した鬼、伝承から生まれた鬼の全てが混ざっている。伝承では「ありがたい和歌の力で退散した」と残されているが、実際は首領級の四鬼は「その首を差し出せば他の民は助けよう」という勧告に主人と共に従うも、残された里の民は約束を守らなかった人間によりほとんどが討ち取られ、極々僅かな生き残りのみが落ち延びた。
特に名が残っている「鬼」たちは「藤原千方」の核になった少女にとっては家族のようなものである。
・ユリア・ソエミアス / ユリア・マエサ
ヘリオガバルスの「おかあさま」と「おばあさま」。傀儡の皇帝を擁立し実権を握ろうとしていた一派であり、彼女が自身にかかっている「男であれ、傀儡の皇帝になれ」という圧の代表として特に認識している二人。ガバルちゃんには激しい愛憎(憎寄り)を向けられている。
・アクウィリア・セウェラ
古代ローマの「ウェスタの巫女」だった乙女。清らかな処女として女神に仕えることを生業にしていたが、その役割に興味を持った(あと、単純に無理難題なわがままを言いたかった)ヘリオガバルスと強制的に婚姻関係を結ばされた。狂気の皇帝に唯一真っ向から心配に基づく諫言をした女性であり、「そんなに嫌いじゃない女」。清楚系の美女らしい。
・ペルセポネー
みんなご存知ギリシャの女神。皆さんご存知デメテル様の娘であり、ハーデース様をバグらせた最大の要因。この方を経由して頼めば割といろんな頼みを聴いてもらえる(全部何とかなるとは言っていない)。
アドニスと仲良くするとハ様がジェラシーボンバーになる。
・董友
鄭成功の妻(台湾王妃)。「政治的に必要」という理由で取引の上鄭成功(女)と婚姻関係を結び、協力者として尽力した。「夫」からは急死してしまったがゆえに後継問題などで苦労をかけてしまったことを申し訳なく思われている。セイバー曰く、「自分とは真逆に、小柄で可愛らしくて女らしい子。でも割と気が強い」。>>544
・今川義忠
駿河今川家当主。血縁的にはかの今川義元の祖父であり、北川殿(新九郎の姉)の夫。早くに死亡してしまったことにより彼の妻と息子が複雑な後継者問題に巻き込まれることになり、新九郎が関東にやってくる原因となった。妻との仲は普通に良好であったもよう。
・筒井順慶
興福寺系寺社勢力出身で、織田信長や豊臣秀吉にも仕えた大名。明智光秀と仲がいい。柏原の砦付近で野営していた折、ちょっとした気まぐれととっさの機転で戦国時代の日本に伽倻子系大怪獣が顕現するのを防いだある意味大英雄。結構苦労人。
・初代風魔小太郎
初代の風魔小太郎で、日本人離れした容姿を持ったどちらかと言うと現代基準のイケメン(CV:石川界人)。カシンチャンに親友として慕われ、Xくんには天地創造の神として崇められている。
朗らかで優しい、常識的な人間に見えるがその深層にはゴリッゴリの実利主義と効率厨が潜んでいる。その利益重視の性質ゆえに、カシンチャンの(一見すれば暴言にしか見えない)マジレスじみた言動も全く気にせず受け流せる希少な人材。部下、家族、友人に対する愛情は人並みにはあるのだが、それでも「障害になるのであれば切り捨てる」と本心から言い切れるぐらいにはスッパリ割り切れるプロ忍者。
「どうせなら、浪漫を追求しつつ血脈と名を残したい」と最強忍者作りを志すが、本人および友人が早々に「本人がなるには肉体のスペックが足りない」と気づいたため子孫に期待する方向に切り替える。以降、一族の配合操作等の方針の礎として活動した。当の友人には「5代目の頭くりぬいてこいつの脳入れれば多分完璧中の完璧な忍者になると思う(両方に怒られると思うからやらないけど)」と評価される男。心の底からかっこいいと思っていることもあり、度々横文字を使いたがる。イケメン。
カシンチャンにとっては自分に真意から優しくしてくれた人でありまともに会話を試みてくれた大事な友人だが、本人はカシンチャンのことは「手間がかかる弟」あるいは「巨大な野良猫」だと思っている。>>545
・イスケ
謎の隠密Xにくっついているうりぼう。チャームポイントは首元の赤いスカーフ。召喚の際くっついてくるかどうかは完全に本人の意思なので、場合によってはいないこともある。「〜っス」という口調の人語で喋ることもできるが、基本は猪悟。
その正体は、「風魔忍群」という大枠の概念に属しながらも幻霊レベルで独立が可能となっている存在である忍者、二曲輪猪助。
風魔の里全体で行われていた配合操作などの計画の結果の一端として生まれたが、そのステータスは本人曰く「足の速さと走るときの持久力以外は平均以下」。特に、戦闘術等の分野においては頭領と比較しても「マジで全然まったく万に一つも勝ち目がない」らしい。
本来忍びという者はその名を明かさず正体を気取られないものであり、「名が知られている」ということが示威行為において有利に働く頭領クラスや、名を上げる事が有利に働くソロで傭兵まがいの活動をしているものでもない限りその名は残らないものである。しかし、彼の場合は「北条方から派遣された忍びであるにも関わらず、自身に向けられた侮辱に怒り勝負を受けた」という自らの本分を逸脱した行為により書物に名が残されてしまった。この行動により彼は風魔の里に居続けることができなくなり、後に伊賀あるいは甲賀に渡ったと言われている。
………と、いうのは彼による情報工作の結果。実際のところは、時勢により里の終焉を予見した頭領に「仕事上のミスを原因とした解雇」という名目でこっそり再就職を促された形である。自らの才能を認めての命令であることは理解し、また忍の職務上上司からの命令は絶対であるという「もうこちらを身内とは思うな」「何があっても戻ってきてはいけない」という命令には忠実に従ったが、それはそれとして本人の感情的には「ふーん、やっぱりそうだよな。お前は昔っから俺らのことなんて全然信頼しないでいつも自分で全部抱え込もうとするんだよな。もう知らないぞ!本当に他人同士だからな!謝ったって許してやらないからな!大体俺とお前同い年だろ何でお前ばっかりそんなに苦労して(以下略)」という拗れ気味の後方幼馴染面的怒りを抱いており、それゆえに五代目風魔小太郎が宝具として使用する「不滅の混沌旅団(イモータル・カオス・ブリゲイド)」により召喚される部下200人の中には意地でも含まれない。>>546
後に伊賀の里でその辺をうろついていた妖術師と遭遇し協力を得た上で風評を「自身が100%悪い」という形に書き換え直した結果、歴史書に残った記録は時代レベルで食い違ったものになり、その上「忍者のくせにキレて決闘するとかないよね〜」という評価をされる形になっているが、その辺はあまり気にしていない。
本体(謎の隠密X)とは(主に五代目)風魔小太郎に関する解釈違いで揉める仲で、よく牡丹鍋にされそうになっている。
***マスター側篇***
・シュウ(堰口修)
高円寺零央のクラスメイト。成績は中の上。将来は堅実に公務員になりたい。面食いで、好みのタイプはスレンダー美人。実は零央に師匠を紹介してもらいたがっているが、性格を知ればがっかりする確率九割、やばい扉を開く確率一割なのでやめたほうがいい。
・ミキ(三木輝)
高円寺零央のクラスメイト。成績は下の上で、度々零央に試験範囲のヤマを聞いてくる。お調子者。バイト先の先輩に片思い中。零央的にはそのノリが結構楽しい大事な友人である。
・ヤマモトさん
海棠あまね(16)のバイトしているメイド喫茶の店長で、年齢不詳のおじさん。見た目がどうみてもカタギではないが、メイドさんに手を出そうとする厄介客等を追い出すための威圧としてそういう格好をしているだけなので、実はそれほど怖い人ではない。本来は17歳以上(できれば18以上)という要件で募集していたメイド喫茶のバイト面接にやってきたあまねの「家計を助けつつ父親探しの資金を貯めたい」という身の上話に感動して雇用を決めた。たまに賄いとして残ったクッキー等をくれる。好きなテレビ番組は犬猫のかわいい動作にアホみたいなアテレコがついてる類いのあれ。
・レジーナ・スミルノヴァ
ブルガリアの旧家、スミルノフ家の2代目長女にして跡取り娘。エレーナの感情視の魔眼を移植された妹。姉からは「至極典型的で特筆すべきところのない、普通の魔術師」との評価を受けている。容姿は姉によく似ているが、こちらは若干意思が弱そうに見えるロングヘアー。姉のことは落伍者だと思って蔑みつつ哀れんでいるが、姉も彼女にだいたい同じ感想を向けているのでお互い様である。表向きは絶縁しているが、お互いに対する愛情はそれなりなため別に不仲というわけでもないらしい。※なおこれは「現在名前が出た上でキャラ像がある程度固まってる」「他作既出キャラではないしなりそうもない」という条件の物なので実際はもう少しいると思うし、多分マスター側はこれからも追加が入ります
>>531
ヴォワザン「あらあら、皆と一緒にあそばないの?」
プルフラス「やだ」
ヴォワザン「ほら、はじめましてのご挨拶は?」
プルフラス「……(ヴォワザンの後ろに完全に隠れようとする)」
多分こんな感じにYO!
ちなみにロカセナの旦那は「ト〇コの八王に出てきそうな外見した馬で、情熱的な愛妻家」、
息子は「優雅で神聖味ある姿だけど、マイペースなお坊ちゃまかつプライド高い」、
という設定もあったり。>>552
あとは隠し味に本気の鬼モードを出すと口調が変わるのを少々(公式の鈴鹿御前的なムーブいいですよね)>>554
これで普段はエッチなお姉さんだったらなおのこといいですよね……(趣味を盛る姿勢)>>556
公式でもapoヴラド3世とEXヴラド3世とかおるし...
別解釈ではなく別側面というべきでは????アルトリアとアーサー、ヴラド三世、fgoのアスクレピオスとfakeのアスクレピオスなどは、公式を否定しあっていた…??
というか「別の解釈をする」というのも二次創作ではないのですか?
>>559
いや、別に大丈夫では?
公式酒呑の別側面かはともかく、酒呑童子という伝承を下地にした全くの別キャラとしては全然有りな訳ですし。
公式で明確に示されてる要素を鯖化した~とかであれば公式の素材は変えちゃいけないけどそうではないでしょう?(exe.スパルタクスはセイバーで呼ぶと理性的にここぞという最悪な展開で反逆してくる、とか。
同名キャラが云々言ったら私のオデュッセウスなんてムカつくク.ソガキですよ(笑)
成長しても公式みたいな伊達男にはなりませんし。公式はキルケーに脈無しですが私のは脈自体は有りますしね。先にペーネロペーに出会っていたから靡かなかっただけで。
いや、作った当時はセイレムの時期だったのでオデュッセウス出てなかったんですけれども……。というかセーフアウトって公式云々の問題やないやろ!
私なんかな!見てみろ!未成年未成年アンド未成年やぞ!推しの上司の先祖を作り部下を作り謎の概念を作り先祖の友人を作ったんだぞ!挙げ句の果てには推し(先述のではない)を美少年にした!冷静に考えるとおかしい!あと異性装趣味とか変装趣味が多い!これも冷静に考えるとおかしい!
どちらかといえばアウト!さあ責めるがいい!!実は公式で別のカタチで登場していた「クリュサオル」
公式で出てきそうな「柳生十兵衛」
公式の望月千代女のご先祖様とは関係ない「甲賀三郎」
……へへ、自分ところの公式否定してそうなキャラ、いっぱいいるや!つーか極論言えば二次創作って公式の否定では?
「俺は公式のこの展開が好みじゃないから自分で好きなように書く!!」
「私はこのキャラ好きだからまだ言及されてない関係者作る!(公式でも関係者の想定はある筈)」
「自分はこの世界観で新規キャラ作る!!(→その後公式で登場)」
ってのが即ち二次創作な訳ですし。僕鯖界隈には30騎近くもの異なるアーサー王が同時にいるサイトがあったりするしへーきへーき。
むしろ公式が拾ってないネタを昇華させて行くべし。コルセルカさんのエウリュアレ、スパルタクス、酒天童子はそれぞれキチンとキャラは立ってますし、あとはどうストーリーに登場させるかですよ!
そしてそれはリレーに参加すればほぼ必ず活躍しますし、なんならコルセルカさんが先述の3人を面子に含んだ聖杯戦争個人SS描けばいいのだ!
強いて言えばコルセルカさん自体がリレーや個人SS用のバトれるマスター枠は作っとくべきかな?>>568
いいと思います!私も鬼サーヴァントを作った者としてはお仲間が増えるのは嬉しいことです。>>573
さぁ…?単純に作りたい、ってならんかった(製作にも向き不向きはあるでしょ)・他で完成度高いの見て「アレを越えるのは無理やわ…」ってなった・このスレで他の人作りそうだな、ってなった
辺りが考えられますかね?>>573
>「おかしいな……何でまだ誰も作ってないんだろこの人…」って思う
それは私も来た当初思いました。「あれ?聖徳太子は誰も作ってないの?」とか「スブタイってそんなマイナーだった……?」とか。
そういえばスブタイはまだ個人SSでしかお話を書けてなかったな。そのせいで自作サーヴァントのなかでもかなり影が薄い、というか認知されてないかもしれない!ではお言葉に甘えて
【元ネタ】『大江山絵詞』『大江山酒天童子絵巻』『御伽草子』など
【CLASS】キャスター
【真名】酒天童子
【異名・別名・表記揺れ】酒顛童子、酒呑童子、朱点童子
【性別】女性
【身長・体重】165cm・51kg
【肌色】白 【髪色】群青 【瞳色】瑠璃色
【外見・容姿】
華やかな露草色の振袖を着崩し、朱色の簪で群青の髪を束ねている。
見た人間を溶かすような強烈かつ濃厚な色気を振りまく蠱惑的な美女。
【地域】丹波国・大江山
【年代】平安時代〜鎌倉時代
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】魔性、竜、女性、神性
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷D 魔力A++ 幸運C 宝具A>>578
【クラス別スキル】
陣地作成:B
道具作成:A
【固有スキル】
神性:B
キャスターは土着信仰の神である。神が鬼として召喚されているためランクは落ちる。
果実の酒気:A
声音や吐息に蕩けるような果実の酒気が香り、視線だけでも対象を泥酔させる。魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物)であれば、たちまち思考が蕩けてしまう。本来はカリスマと魅了、両スキルの複合スキル。サーヴァントであっても、防御手段がなければ魅了を受ける可能性がある。最終的には対象を狂気に陥れることも可能。
魔力炉心:A
竜種、精霊種、その混血であるキャスターが持つ魔力の内燃機関。竜と精霊の双方の特色を併せ持つ機関で、空気中のマナと龍脈のマナを同時に取り入れることが出来る。Bランクの単独行動と魔力放出の複合スキル。>>574
履歴書書きます。
なんというか、私は「こういうことができる」とか「この漫画のパロ」とかだけ先行すると綺麗にキャラ作れないタイプなんですよね。なので、「できること」「やること」の中でも普通の人間と違う特異な部分を洗い出して、「じゃあどうしてそういうことをするようになったのかな?」って理由をつけていきます。
普通キャラクターとして作れるような人物はうっすい人生は歩んでない(歩んでいる場合はそれを崩してくれる非日常に憧れてるとか、ある日崩されて絶望するとかがウリのキャラになりがちですよね)と思うので、その人の経歴をきっちり組んでいけば被りはしても薄くはならないと思うんですよ。
この際個人的に大事にしているのは小説とかからエピソードを持ってきてもいいけど、その場合は絶対に「あ、元ネタこれだわ」ってならないように崩したり混ぜたりするってことですね。>>579
【宝具】
『大江山明神符(おおえやまみょうじんふ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:1人
改心したことで明神として祀られたキャスターのご利益が宿った符。
現す力は酒神、水神、治療神など。
酒神としての効果は二日酔いの改善、発酵の促進など。
水神としての効果は水除け、雨乞いなど。
治療神としての効果は首から上に限定されるが、その分死に至る傷病でも直ちに回復を可能とする強力なもの。
極端な話、動脈を断たれたとしても即座にこの宝具を使用すれば出血よりも先に傷を癒すことが可能である。
『大江山竜神郷(おおえやまりゅうじんきょう)』
ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:1000人
空想具現化。自然、世界の触覚である精霊が所有する自己の意志を世界と直結させて、世界を思い描くどおりの環境に変貌させる能力。
キャスターがかつて住んでいたとされる生と死の境である大江山の岩穴―――竜宮を展開する。
内部は自然界の濃厚なマナで溢れ、キャスターはこの内部において竜種としての力を限定的に行使することが可能となる。また、内部では魔力のステータスに++補正が加わる。
真名解放によって竜種へと変生し、水属性のブレスを波涛として解き放つ。>>582
【解説】
丹波国の大江山、または山城国京都と丹波国の国境にある大枝に住んでいたと伝わる鬼の頭領。
彼女が本拠とした大江山では洞窟の御殿に住み、数多くの鬼を部下にしていたという。
その本質は八岐大蛇と呼ばれる竜種より生まれた星の触覚である精霊種。
竜種の肉体を触媒として受肉した竜種と精霊種のハイブリッドであり、ガイアの端末として人々を間引いた結果鬼と呼ばれるようになったのが酒天童子である。
酒の入った瓢箪を片時も手放さない飲兵衛。
常に泥酔しており、加えて隙あらば一献傾けようとする筋金入りの酒飲み。
間延びした語尾に果実の酒気が乗るためより扇情的な方向性に極まっている。
本人も快楽主義者で享楽的。何故か「据え膳食わぬは男の恥」という言葉を彼女自身が打ち出しているため、見知らぬ男性と一晩の仲になることも多い。
本人の自覚無自覚問わず対象を容易に破滅させかねない辺りに鬼としての在り方が見え隠れしている……ただし、厳密に言えば彼女は鬼では無いのだが。
ただし、現在の彼女は神として祀られた側面の英霊でたる。酒天童子は改心し、人々の信仰を経て酒の神となった。
だが、土着信仰の神であるため神としての格は劣り、竜種と精霊種のハーフという種族は現状彼女しか存在していない。
天津神・国津神にもなれず、同族も一人しかいないという深い深い孤独を抱えている。
言うならば世界でたった1人の孤独。前述の振る舞いはそれを拭い捨てるためのものであり、一種の現実逃避である。
改心し、神として敬われた側面として召喚されているため、本質的には温厚でアライメントも善となっている。
人と人との縁を結び、自らも楽しめる酒宴を好み、それを台無しにする輩には鬼としての側面を見せる。>>583
【セリフ】
「サーヴァント、キャスター。あんたが私のマスターってことでいいのかしら。そう。いいのね……ところでマスターは、お酒は強い方?」
「マ〜スタ〜♡美味しいお酒が手に入ったの♡一緒に飲まない♡?」絆1
「お酒は飲まないのか? そうね、最近は控えているの……だって、あまり飲みすぎてはしたないところをマスターに見せるのは嫌だし……なんでもない!」絆5
「茨城童子……会えて良かった。嬉しいわ。貴方が生きていてくれて……別人みたい? そう、ね。憑き物が落ちたのかもね」茨城童子に対して
「んー? あんたが源頼光ー? あーいいのよいいのよ。別に気にしてないし。飲んだら嫌なことは忘れるタチでね。あんたも一杯どう?」源頼光に対して
「好きなもの〜? 美味しいご飯と美味しいお酒ね〜♡」
「嫌いなもの? 嘘、裏切りかな。横道はダメよね。私が言えた義理じゃないけど……あとは、鬼の酒盛りに割って入るのは、死にたいっちゅうことと思っていいんかのう? まあわしは鬼じゃあないんじゃけども! ぬはははは!」
「酒天童子、いっきま〜す♡♡」
「マスタ〜♡戦利品も確保したし、パ〜っと一杯……ダメですか〜?」
「は〜い♡喜んで〜♡」
「さーて、盛り上がっていきましょーう! 『大江山竜神郷(おおえやまりゅうじんきょう)』! そーれざっぱーん!!!!」
【関連人物】
茨城童子……酒天童子の部下とされる鬼。性別は男。陰のあるイケメン。酒天童子に振り回されつつそんな日々が嫌いではないという良く出来た男。ハルヒとキョン、アクアとカズマみたいな関係性を浮かべてもらえれば大体あっています。>>588
×どうしようもない孤独をかけている
○どうしようもない孤独をかかえている
どうして……誤字が無くならないの……>>592
あ、良いですね!どうか改名候補に加えさせてください>>593
あーそうかその手段も……とにかくその案も候補に追加させてください!>>592
なるほど。まぁそこら辺の調整はコルセルカさん次第か。
あー、ワルキューレってのはこの人ですね。酒飲みワルキューレです。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%B3
今週のジャンプ読んだら獣胎憑霊法(リカントロピー)キャラをもっと使いやすく・動かしやすくできるようなアップデート、追記編集・再キャラメイクをしたくなってきた私だ。
アレ超かっこよすぎんよ……。>>531
ラナの場合:「悪を滅ぼす、ね。ならあんたには私がどう映っているのかしら? 益体もない自殺行為に溺れる愚かな悪なのか、正当な憎悪と憤怒に身を焦がす復讐者なのか。……どちらにせよ、私にはどうでもいい事だけど」
>>573
やっぱ強い鯖=時代が古い英霊に偏る所もあるからじゃないですかね?
中世とか近代の有名どころな英霊だと古代や神代に劣る感があるし、古代は古代でここまで近くなったら神代で良くない?って感ありますし
あと単純に知名度高すぎると作るのが一周回って難しいというのも
>>574
とりあえず適当に埋めるだけ埋めて、後は投稿時のツッコミ待ち(おい)
でも割とこういうやり方で埋まったりもするんですよ。ツッコミが無かったら無かったで「もう充分埋まっている」と自分を納得させられますし
>>586
神になった酒呑童子、というのが良い着眼点だと思いました
鬼の頃と同じように人を破滅させかねない辺り、彼女の宿業的なものを表してるなぁとも
名前が酒呑から酒「天」になったのも、単なる表記揺れだけではなくこういった側面を示してるようで良いと思います>>597
>531レス追記:
大体こうなりますね
魔術師も標的にしてるという点で千早の中のターゲットゾーンからは外れますが、だからといって共感や同情を示す事はないという感じ今北……
>>586
これはうちの酒呑とは大きく違うタイプですね。スケベな竜種系精霊イイゾイイゾ。
うちのも厳密には鬼とは違うパターンです。ヴォワザン水着は同行に選ばれなかったらなんか二度と出番なしでハイさよならは勿体無いな……こっちのギミックの驚かし側に回ってもらおうかな……オッケーならだけども
>>601
入場規制…なるほど、なるほど…いや、ホレスならきっと大丈夫だ、それぐらいものともしない。だってホラーの大家(自称)やぞ?今のホラー文化の創始者(自称)みたいなもんやぞ?神や獄卒なぞ赤子の手を捻るようなもんですわ(震え声)今北産業、何が起こってるんです?
とりあえず二次創作での私のスタンスは「うんうんそれもまた公式だね!でも俺はこの話がやりたいから書くね……」だぞ!その度に公式設定との矛盾を確認したりキャラの口調を確認したりの作業に追われるがなあ!
>>573
理由を考えるのなら、
・知名度ありすぎてどうすればいいのか分からない
・マイナーすぎてそもそもの資料や海外wikiくらいしかまともな情報がない
あたりじゃないですかねえ、私も個人的にシヴァなんかのインド神話の有名どころは知ってましたけどマハーバーラタやラーマーヤナまではFGOやるまで知りませんでしたし
>>574
うーん、キャラを作る時に自分でキャラが薄味だと思うことは少ないからなあ……そういうキャラにしたって意図的にそうしてることも多いですし
「コンセプトは何?」「どういう性格で、どう考えて、どう動くの?」「どんな過去があって、もし最期を迎えるとしたらどんな感じ?」、この3つを意識してればキャラは自然と作れます
うちの最新だと千寿あたりは「理解も同情も出来るけどク ズな兄貴」「何もかも蘇芳ちゃんとは真反対に」「怪物な妹に恐怖していて、最期は決して安らかなものではない」って感じに軸がありますねコメントが黒くなったので投稿します。
【氏名】レティシア・オーリック
【年齢】十代後半
【性別】女性
【出身】フランス
【身長・体重】
【スリーサイズ】
【魔術系統】電気魔術
【魔術属性】
【魔術特性】
【魔術回路・質】B
【魔術回路・量】D
【魔術回路・編成】変質
カイホスルーの弟子で彼の教室に所属している。協会に所属した当初は自尊心が肥大化していたが、優秀な他者たちと比べて自分の浅はかさに気づき恥じらい、情けなさでどん底になってしまったが、その際には立ち直るのを静かに見守ってあげるという度量の大きさを見せたカイホスルーには感謝と尊敬の念を抱いている。
研究に没頭し過ぎて飲まず食わずになったり、生活面が色々と後回しになったりするカイホスルーの身の回りの世話をすることが多いでは苦ではない。
招申という怪異を生まれながらに身に宿す少女。招申とは本来は上空上空を漂い、雷を食べる怪異。しかし、時たま落雷とともに地上へ落ちてしまうことがあり、その時に自力で上がれない怪異は生物に宿る。招申に憑かれた生物は帯電しやすくなり、体内から放電して宿主めがけて落雷させて雷を食べるようになる。宿主に落雷を招くもその雷を食べるので宿主は死ぬことはない。
上記の特性から電気系統の魔術の素質を持ち、ついたあだ名は「電気ウナギ」。雷雨の日は衝動的に高い所へ登り雷を浴びたくなる。感電フェチと誤解されやすい。(感電が心地よいことを本人は否定していない)
カイホスルーがロード・エルメロイ2世から伝授された、原始電池を利用した電気魔術を得意としている。電流を利用して拘束や治癒魔術も使いこなす。>>608
ギャラルホルン自体はヘイムダルが持っている訳ですし、ヘイムダルの子供達が持っているというのは?>>608
>606に件のキャラクターを書きましたが、今のところ接点があるのがカイホスルーと中納言さんのスィレンくらいですね。
ギャラルホルンか……水着とかハロウィーンとか与太イベントならば、ランドグリーズが持ってこれるかもしれません。ビフレストなんかも宝具かスキルになるかもしれません。>>606
んー、魔術の設定についてはOKだと思います。
問題は人物設定の方ですよね。この説明文だとほぼほぼカイホスルーありきのキャラになってしまっているかと。あっしが>>543あたりから書いてたような「登場キャラクターの関連キャラクター」としての覚書であればこれは大丈夫であると思いますが、現状では「カイホスルーの関係者」としてではない状態のキャラ設定がいまいち不明瞭であると思われます。例えば簡単に好きなもの、嫌いなもの、うまくやっていける人間やっていけない人間などを考えて見るだけでも、「この子はどういう子なの?」という質問に対する掘り下げにはなるかと。
あとはそうですね……「自尊心の肥大化」というと理由は自身の特異体質からくる才能への自信とかでしょうか?でしたら「これぐらいならいくらでもいるのか…」で折れる理由にも説明はつきますが。その辺りがどういう理由かによってもまたどういう子なのかが変わってくる気がするので、書いてみては?>>613
あとはそうですね……ドロテーアさんもおっしゃる通り、「静かに見守ってもらった」は少し慕う理由として弱いかもしれません。「ヤケになってキツく当たったときも優しく大人の対応をしてくれたので、あるべき大人の姿だと思っている」とかならまぁわかるんですけども。>>613
まず関係者系のキャラは作るのにどうやったってそのキャラありきになってしまうので、最低限のバックボーンがないとキャラがどうしても薄くなるんですよ
だからそこをしっかりしないとどんなに能力がすごいキャラでもそこ止まりになってしまいます
うちのだと黒鳥兄妹が分かりやすいかな?言いたい事は大体ドロテーアさんと島術さんが言ってくれたので、個人的に気になった点を一つ。
考古学派は中立主義よね?で、現代魔術科(ノーリッジ)は貴族主義な訳じゃん?
派閥を跨いだ魔術の伝授は、ちょっと(少なくとも二世→カイホスルーの√)無理があると思うのです。
確か、ただでさえ立場的には微妙な現代魔術科が他の派閥の科(しかも講師)に魔術を伝授なんてした日には
貴族主義派「おっ、裏切りか?おっしゃ制裁って名目で利権や技術、生徒とか奪お。つか現代魔術科を吸収合併しちゃおうぜ!」
ってなると思うのよね。時計塔ってのは隙を見せれば食われるトコですし、そういう(派閥を跨いだ魔術の伝授)のはライネスが止めたりするんじゃないかなぁ、と。約束より遅れてしまいましたが投稿しました
結構進みましたが確認よろしくお願いします>>622
なるほど。了解です!ネムレスVSオルソ・ビアンコさんのss書けました。人が集まってきたら投稿します
>>627
お?山星さんとレージュさんで二人いるしss投げても良さげ?
前々から言及はしてたけど詳しい設定出てたか記憶に無いユージーンの友人日向優人くんとかね。
PS、山星さん。久し振りにR18ページでエロな話しませんか?最初は私から振りましたが他の話題に変えてくださっても大丈夫です。よくてよついたので投稿します。あ、一応血が出る表現使ってますので朝イチにキツい人がいるかもしれません。
>>630
これはある晴れた日の出来事。
「む、強者の気配!」
その男は厳密には名が無い。しかし人からネムレス・ウォーフリーク[名無しの戦闘好き]と呼ばれるだけあり強者を見極める勘が研ぎ澄まされていた。そして自身を尾行する者の気配を感じ取り歯を見せて笑う。
「クハッ、これは誘っているな。いいぞ、ならば乗ってやろう!待っているがいい!まだ見ぬ強者よ!」
言うが早いかネムレスは来た方向を振り返り駆け出した。
「ふははは!なぜ逃げる!?誘ってきたのはお前だろう!ああそうか、自分に有利なフィールドに誘い込もうというのだな?クク、いいだろう。鬼ごっこといこうじゃないか、名も知らぬ好敵手ァ!!」
そう叫ぶと更に加速する。先程まで本気を出していなかった訳ではなく、戦う前から始まっている駆け引きに血湧き肉躍り限界を超えたのであった。>>631
「追い!付い!たァ!!」
地形を利用し加速したネムレスが逃走する男の背中を捉え襲い掛かる。男はチィと舌打ちし手にしていた剣で弾くと逃走をやめて向き直る。
「もう少しだったのだが、仕方無い」
「おお!その穴の空いた包丁のような風変わりな剣。貴様、『ヴェネツィアの白熊』オルソ・ビアンコだな!?」
男──オルソ・ビアンコが構えたのを見て気を良くしたネムレスは弾かれて刃毀れした得物を捨てながら高らかに叫ぶ。
「知っていたのか」
「ああ!いつか戦いたいと思っていた相手が自ら目の前に現れるとは、俺は世界一幸運な男の称号を手にしてしまったようだなオルソ・ビアンコ!」
大仰な身振り手振りを交え喜びを表現する様にオルソはやや顔を顰め
「とにかく、お前を排除する────その前に一つだけ。お前に『風変わりな剣』と言われたくはない」
「ハハハ!違いない!!」
そう言うとネムレスは両手に投影魔術で作り出した卍のような武器、フンガムンガを握りしめ地面を蹴った。>>632
「フッ!ハッ!シャアッ!!」
ネムレスの怒涛の攻撃をオルソは剣を使って弾いていく。しかし魔術使いであるオルソ・ビアンコが魔術を使わないのを見てネムレスは不満げだ。
「何故だオルソ・ビアンコ!何故魔術を使わない!?これでは削り合いとは言えないッ!」
「…削り合い?」
「そうだ!殺し合いとは互いの命の削り合いだ!俺がお前の命を削り切るかお前が俺の命を削り切るか、二つに一つ!オルソ・ビアンコ!お前が本気を出さなければ勝っても負けても満足出来ないッ!!」
ネムレスが鬼気迫る形相でオルソを睨み付けるが対するオルソは興味無さげに手を振りもう片方の手で持った剣でネムレスの剣を防ぐ。
「安心しろ、魔術なら使っている」
そう言うと同時にネムレスの腕に何かが当たってネムレスの腕が弾かれる。見るとそれは足元のマンホールの蓋だった。かなりのスピードで当たったからか腕の骨が折れているようだ。
僅かに怯んだ隙にオルソが距離を取ると詠唱と共に蓋の抜けた穴から水流が立ち上る。そして大量の水によるウォーターカッターが幾重にも折り重なりネムレスを取り囲む水の牢獄となった。>>633
「水の無い所でこれ程の…いや、手持ちの水を混ぜて地下水道の水を掌握したのか。クク、ハハハ……それでこそだオルソ・ビアンコッ!!!」
水の牢獄が完成し、閉じれば中に居る者の命は無い。しかし高らかに笑ったネムレスは勢い良く駆けた。そう、まだ完全に閉じてはいないのだ。ウォーターカッターに身体中を切り付けられながらも強引に、礼装戦尽黒帯の助けも受けながら突破した。全身血塗れになっても目は爛々と光り戦意は失っていない。
「何っ!?」
オルソもこれは予想外だったのか完全に虚をつかれた様子だ。無理も無い、完全に閉じていないというだけで水の牢獄は既に人が通れるような隙間は無く、ウォーターカッターは触れればただでは済まない。しかし目の前の男はただでは済まない程度のダメージを恐れるタマでは無かったのである。
流石と言うべきか咄嗟に氷を壁にするものの戦尽黒帯によって瀕死とは思えない膂力を発揮するネムレスの一撃を防ぎきれず砕かれてしまう。そして────
「俺の勝ちだ、オルソ・ビアンコ!」
一対のフンガムンガがオルソの胸に突き刺さり、左右に振り抜かれオルソの身体を切り裂いた。>>634
噴水のように撒き上がる血飛沫を気にもとめずネムレスは新たな武器を手に取った。
「まだだ!」
そう言ってネムレスは躊躇なく今度はオルソの腹と肩を刺し、切り裂く。
「フハハハ!魔術刻印だったか?それがあると魔術師や魔術使いは死ににくいんだったなオルソ・ビアンコ!ここか?ここを裂けばお前は死ぬのかオルソ・ビアンコ!!」
それは魔術刻印に対する詳しい知識が無く単にそれがあると死ににくいとしか認識していないからこそ起こった惨劇。ネムレスが狂気的な笑いを上げながら手当り次第にオルソの身体を切り裂く目を背けたくなる光景が数分続き、最初程の鮮血が飛ばなくなった事で漸く手を止めた。それと同時にネムレスもまた全身の切り傷から血を流し過ぎた事でバタリと倒れる。
「ハァ…ハハハ…楽しかったぞオルソ・ビアンコ。俺は生涯お前の名前を忘れない」>>637
死を恐れない&普通は動けなくなる大怪我を負っても戦尽黒帯で無理矢理動かせるから一瞬で命を刈りとる意気で仕留めにいかないと思わぬ反撃を受けてしまうってのが厄介なところです。>>639
オルソさんは悪くない、寧ろ手持ちの水を元手に地下水道を掌握して都市部でも水場みたいなこと出来るようにしたり工夫はしてたんや。ただ今回はウォーターカッターよりチャパティー戦でやった凍結の方が良かったってだけなんや。>>641
私は割と長文で考えるタイプですね。型月の設定的にも○小節とかは意識してるかもしれない
最近の例(不湯花)
「木花佐久夜毘売、参出て白しけらく、『妻は妊身めるを、今産む時に臨りぬ。是の天つ神の御子は、私に産むべからず。故、請す。』とまをしき。爾に詔りたまひけらく、『佐久夜毘売、一宿にや妊める。是れ我が子には非じ。必ず国つ神の子ならむ。』とのりたまひき」
「爾に答へ白しけらく、『吾が妊みし子、若し国つ神の子ならば、産むこと幸からじ。若し天つ神の御子ならば、幸からむ』とまをして、即ち戸無き八尋殿を作りて、其の殿の内に入り、土を以ちて塗り塞ぎて、産む時に方りて、火を其の殿に著けて産みき」
「開け───────木花開耶姫」>>641
一応刹那はシェイクスピア系演劇台詞なんかを独自翻訳して詠唱にしてる設定です。
「Expectation is the root of all heartache.(魔導・励起)」
「The labor we delight in cures pain.(術式・終末)」
とか。
まぁでもタブレットによる高速詠唱を駆使するのであんまり自分の口での詠唱ってない気がする。>>644
あとミソラちゃんの音楽魔術なんかは音楽が詠唱になってるので音符だけにするかリアル作詞作曲技能を身に付けるかJASRACのお世話になるしか無かったりする。詠唱……詠唱……(メモ帳の奥の覚書を引っ張り出す)
・ダイアナ・アッシュコット:びっくりするほどスタンダードな西洋魔術
・西行・キャスリーン・華恩:普段は適当に日本呪術的な言葉(オールジャンル)、ガチると謎言語(解読はほぼ不能だがもしできる人がいたら感想は「ソースコードやんけ!」。でも極論「ああもううるさいなぁ!」でも同じ効果は出る(ただしこれを使うとしばらく鬱るぞ!)
になる)
・高円寺零央:同上(普段の方)、ただし貰い物の魔術礼装の方は「起動」とかそういうシステマティックな言葉で使えるものの方が多い
・西行・シャルロット・千鶴:「お砂糖、スパイス、すてきなものをいっぱい!」って感じ。
・アレクサンドル・ベロノソフ:フル詠唱に近づけば近づくほど儀式的な詩に近くなるが、一貫して聞く人が聞けば「ははーん?禿山の一夜だな?」ってわかる内容。西洋幻想文学に造詣が深いほどアイデアロール成功率が上がる。本人が気づいていないのは単にその手の分野にそんなに詳しくないからである。
・エレーナ・スミス:クラシック音楽、または歌劇からの引用。楽器の演奏を詠唱の代わりにできる。
・カイ・ゲオルギエフ:同上(パターンは少なめ)
………うん!あまり深く考えてないってことがわかった!!!!
>>627
まぁ、変更をしたい場合は「他と大きく被らない」って点だけ押さえてもらえればあとは「こうしたいです」って報告だけしてもらえればwikiの方とか反映しますさかい
随行鯖についての投票は(多分平日中は人いないか投票してることすら知らないかだと思うから)休日入り次第もう一回ぐらいやっておこうかと思いますけど……>>647
投票の件、了解しました!
また夜に来ます~>>636
狂人に対する咄嗟の判断が遅かった、それが敗因
火炎で一撃死したチャパティーの時は幸運だったんだなあ
ネムレスさんイイ感じにイカれてて良いと思います
詠唱は大体水とか流水とか竜とかでそれっぽくした日本語の詠唱をそのままギリシャ語で翻訳しております
アレンの事件簿ではロシア語詠唱ですがぶっちゃけそんなに細かい拘りはない(というかWikiの方で文字が?になってるからロシア語の方がいいまである)
>>639
オルソさん(の作者)は頭のおかしい人のサンドバッグにされることを歓迎しています。どんどんキャラクターの強さをお披露目する犠牲にしてください。
初回から殺してるから何やってもかまわぬ。
あ、エキストラでの採用も歓迎ですよ!>>651
翻訳する前の文がアレなのでそもそも再翻訳してもそうなるかわからぬ…
ついでに詠唱する際に文が変わったりしてるけどルビと日本語は大体同じ文章のはず、きっと。>>672
ほほう、どんな人がくるのか楽しみにしていますね!>>663
多分パイセンだと思う、そもそもパイセンって真祖に良く似た真祖擬きで実態としては精霊とかの方が在り方としては近いし吸血にしたってぶっちゃけ必要ないから吸血種ではあるけど吸血鬼ではないし
金狼の神代回帰の質次第だけど内包してる神秘の量でパイセンより上ってそうそういないんじゃないかな……そういえばファミ通のネタバレって二週間後の13日(なお明日)にやった方が良いですか?
キャストリアのマテリアルもネタバレ注意で二週間後?>>684
言ってましたね。虞美人と埋葬機関は縁壱みたいのがたくさんいるというより、無惨対柱みたいな戦いになるのかな~と思ってました。
そういえば業平にいつもよりテンション低めに恋愛話させたいと思いましたが、どなたかお心当たりありますか?チャラ男ズだと難しいかなと思いましたのでご相談です。>>688
月姫では七夜みたいな退魔関係の設定も知りたいですね。→これは・・・・・・大量の死体!?
メンテー「いや、違う。呼吸はあるようだ・・・・・・おそらく記憶を全て失ってしまった者の末路だろう。極力、刺激しないように進もう」
◆◆◆◆◆◆
→また行き止まりか。
メンテー「一度行った場所には目印をつけておいた。引き返すぞ」
→いや、待って。センパイ、あれは?
メンテー「ん?確かに。見落としていたが、廃人たちに埋まってなにか置いてあるな。どかしてみよう」
→これは、宝箱?
メンテー「みたいだ。中は・・・・・・」
→!!うわっ!足が引っ張られる!?へぶっ!??
心を亡くした者「欲しいよおぉぉ・・・・・・ちょうだいいいぃい!!」
メンテー「こいつら・・・・・・まだわずかに意識が!待っていろ、今助ける!!」
~~戦闘:心を亡くした者~~>>694
◆◆◆◆◆◆
メンテー「ここまでくれば、とりあえずは大丈夫だろう。さて、改めて宝箱の中身は――」
メンテー「おお、もしかしてこれが地図の欠片じゃないか?お手柄だぞ後輩!」
→この一帯の地図と、何か走り書きがしてある。なになに・・・・・・『一番大切なものを胸に進め』?
メンテー「何かのヒントかもしれないが、よくわからないな。ところで後輩、水を飲んだと言っていたが、何を忘れた?」
→いや、わからない・・・・・・センパイは?
メンテー「私もわからないんだ。あるいは、忘れていることすらも忘れているのかも・・・・・・」
メンテー「この地図にある通りだな。重要な情報は可能な限り共有して、随時確認するしかないか」>>686
>>691
>>692
では
『朽ちぬ庭園(エヴァーガーデン)』
私立丹羽高等学校。愛称はニワコウ。ニワコウという名は外部生が一般人の友人に説明するためのもので、正式な名前はエヴァーガーデンになる。
九州のとある地方都市に存在する魔術師達の互助組織。
全日制の学園の体を取っており、名門の女子高としても名高い……最近共学制になったのだがあまり知られていない。
『生徒一人一人は種。その種から美しい花を咲かせる場所がこの学園』という校風であり、個々の自主性を重視している。
元々は隠れキリシタンや秘教古神道の教徒の集まりであり、洗礼名という文化や「本名を明らかにすることは呪いに繋がる」という考えから生徒達はそれぞれ通し名を持つ。
通し名は植物や花の名前であることがほとんどである。
生徒達はそれぞれの素質に沿った四つの寮に配属され、そこで同じ志を持つ同年代の友人、あるいは恋人と共に成長していく。
似たような構造である時計塔から影響を受けており、全体基礎、個体基礎、降霊、鉱石、動物、伝承、植物、天体、創造、呪詛、考古学、現代魔術の十二の教科が履修対象となる。
時計塔のように専攻という形ではなく、それぞれを長い間かけて身につけていく。
街中に存在はするが、魔術の素養のない人間には寂れかけた映画館にしか見えない。
ちなみに入学するには入試を受験する必要があるが、まずは入試に必要な要項を見つけるためにも魔術の素養が必要。
内部には様々な季節の花を咲かせる花畑が目を引く文字通りの庭園である。
ロンドンの時計塔と同様に街全体が学園の生徒を主な客とした店が多い学園都市。
ただし一般的な観光客も多いため、例えば本屋の3階が魔術書を取り扱う店になっているようなことがほとんど。>>696
寮一覧
■サルビア
寮の色は赤。寮言葉は家族愛、エネルギー。シンボルは空に向かって吠える赤い虎。
特色は『団結』。人と人の繋がりを重視し、誰かと心を重ね合わせることを大事にする性質の生徒が所属する。
原作キャラだと士郎、凛はこの寮。
■デルフィニウム
寮の色は青。寮言葉:清明、移り気。シンボルは青い炎を纏う孔雀。
特色は『高潔』。誠実で謹厳実直、学徒として優秀な生徒が所属する。ただし研究家気質でもあり、興味のある分野以外は人並みな生徒もこの寮に入りがち。
原作キャラだとエルメロイII世、フラットはこの寮。
■アカシア
寮の色は黄。寮言葉は感受性、優しさ。シンボルは寝転んだ黄色い亀。
特色は『融和』。思いやりや絆を重んじる生徒が多い。サルビアに近い基質を持つが、サルビアとの最大の違いはマイペースな空気を寮全体が包み込んでいること。
原作キャラだとグレイ、桜はこの寮。
■ユーフォルビア
寮の色は緑。寮言葉は控えめ、私の心は燃えている。シンボルは木枯らしを待とう竜。
特色は『研鑽』。基本的には生真面目でデルフィニウムに似た気質の生徒が多い。デルフィニウムとの最大の違いは野心家か否か。己の力を誇示することを追求して結果、傭兵や魔術使いになることも多い。
原作キャラだとケイネス、切嗣はこの寮。>>698
これはハリポタ的素敵非日常空間!自分のところだと誰にしようかな。梔子戸繚乱を怪しげなショップ店員にしようかな……!
ちょっと疑問に思ったのですが、
「似たような構造である時計塔から影響を受けており、全体基礎、個体基礎、降霊、鉱石、動物、伝承、植物、天体、創造、呪詛、考古学、現代魔術の十二の教科が履修対象となる。
時計塔のように専攻という形ではなく、それぞれを長い間かけて身につけていく。」
ということですが、これは高校卒業後も残って学び続けるというカタチになるのでしょうか?
いや、魔術を学ぶって自分の家のものだけでも長い年月をかけて研鑽しなければならないものだって頭にありまして。それを全て勉強するってかなりの時間が必要かなと思ったり。朝の告解
昨日のネムレスssの「何故だオルソ・ビアンコ!何故魔術を使わない!?これでは削り合いとは言えないッ!」
という台詞。修正前は「フッ!ハッ!オルソ・ビアンコ!どうして魔術を使わない!?」でした。
やだ、私ったらパロディ多過ぎ…?東鬨の最新話、投下しても良かですか?
>>705
どうぞ~───本当に、良いのか。
頭の中で声が響く。最早聞き慣れた耳障りな声だ。
いつも憎まれ口ばかり叩く忌々しい嗄れ声が珍しく戸惑いの色を滲ませている。
────受け入れてしまえばもう、引き返せないぞ。
───『同期』するとはそういう事だ。
何を、異なことを言う。
元々その為に命を燃やすと決めたのだから、今更なにを迷うというのだろうか?>>709
もうアーチャーの姿は見えなくなっていた。
背中の方から大きな剣戟の音が続いているから、彼がまだ死ん.でいないのは間違いない筈だ。
正直、後ろ髪を引かれる思いはある。あの場にアーチャーだけを置いていくだなんて、まるで時間稼ぎの為の犠牲に思えたから。
けれど顧みる余裕なんかない。ただ前へ進むこと、それこそが玲亜達に残された道。
放水路は延々と続く。魔術で弄られた空間は実際の面積と必ずしも相関しない、だから聖杯までの距離を推し量ることも出来ない。
終着点の見えない探索は心を蝕んでゆく。放水路のジメジメとした暗闇が磨耗を更に加速させてゆく。
そのうえ時間だって有限だ、迫りくる三重苦が玲亜と、亥狛に無慈悲にのし掛かる。
「大丈夫、少しずつだけど匂いは近くなってる。この路を真っ直ぐ行けば」
間違ってない、筈だ。
じっとりと絡みつく空気を振り払うように上げた声は虚しく反響した、だけどそんなことは意に介する様子はない。
額に汗を滲ませながら嗅覚の情報を読み取り続ける。
先の情報を読み違えれば、大幅な時間の浪費に直結してしまう。その影響からか、未だかつてない程に頭脳と嗅覚は鋭敏だ。
一心不乱に情報の取捨択一と探査を繰り返す。>>710
真剣なのは亥狛に限った話ではなかった。
走りながら場所を確認し、位置を測り、情報を精査する。
それらを同時並行で行うのだから、心身の消耗は著しい。息も絶え絶えなまま玲亜は礼装をかざす。
「───────ここだ」
そうして一行が到達した先には、不思議な『水幕』が在った。
まるで馬鹿でっかいシャボン玉だ。水路内の光にゆらゆらと揺れながら、写す景色を秒刻みで変えていく。
殺風景な水路の中じゃなければ観る者を感嘆させられそうだが、残念なことに三人とも余裕はない。
そのシャボン玉結界の向こう側に確かに聖杯の気配を感じるのだから、その分焦りもひとしおだ。
玲亜が言うに結界とは異なる界を隔てる術式であり、内と外を切り離すモノらしい。
その言から考えれば、あのシャボン玉の向こう側は今の場所とはまるで違う世界なのだろうか。
この薄暗い領域とはてんで違う異界が待ち構えているかも知れない。
間違いなく不穏。けれどもその実態を外側から掴む事は不可能だ。
完全な未知数(アンノウン)、けれどここで足踏みしている時間はない。こうしている今も夜は刻一刻と更けていくし、否が応でも聖杯起動の刻限は迫ってくるのだから。
「……間違いない。この先に聖杯はある」
玲亜が無言で頷く。
「覚悟は出来てる?亥狛君」
「そういう玲亜こそ、やっぱりやめようはナシだからな?」>>711
「冗談!ここまで来たんだから今更下りるような意気地無しじゃないから。
……それに私のサーヴァントが頑張ってくれてるんだもの。此処で踏ん張らなきゃ、アーチャーに顔向け出来ないよ」
そういって胸に手を当てて軽く息を吐いた。言葉とは裏腹に心は平静から程遠い、といったところだ。
良かった、玲亜もそうなんだな。
気取られないように安心してしまう。一人では圧し潰されてしまいそうな不安も、同じように体感する誰かが居るだけで大丈夫と思えてしまうのはなんとも不思議なもので。
それが玲亜だったら、尚のこと和らいでいくような、そんな気がする。
「───ちょっと、何笑ってるの」
玲亜に指摘されて初めて自分の口が綻んでいることを自覚した。
「あ。……いや、頼もしいなって思ってた」
「へー、どーいう意味なんだか」
ヘソを曲げてしまった。とはいえ、それがただのフリだなんてことは人間の気持ちの機微に疎い亥狛にだってお見通しだ。
ランサーは結界に自分の手を突っ込むと、驚くほど抵抗なく肘の辺りまで埋まってしまった。
反射的に腕を引っ込めるが、彼女の右腕は無事である。
「どうやら人体に害はなさそうですね。ですがご注意を、結界の先で何が待ち構えているか知れませんので」
言葉の裏には自分達を護り切れる保証はできない、そういった意味合いが滲んでいた。
決して軽くない決心を各々付けて、亥狛達はシャボン玉の内側へと踏み込んだ。>>712
水面に入り込んだような湿っぽさを肌に覚える。
一気に視力が悪くなったみたいにボヤけて、世界が磨り硝子の向こう側の様に曖昧となる。
なるほど外と内を隔てる境界とは言い得てるな、そう亥狛は思う。
シャボン玉の膜を超えている間は呼吸が出来なかったが、体感は十数秒程度だったので別段苦痛はない。
そうしてボヤけていた視界が徐々に明瞭になり、また違う景色を形作る頃には、シャボンの膜を越えてしまっていた。
口の中にシャボンの液が入ったらしく苦い味に咽せながら辺りを見回す。
「げほっ…、ランサーここは」
「聖杯の空間みたいですね。もう少し先に聖杯らしき魔力の塊を感じます」
聖杯の空間は想像とはまるで違うグロテスクなものだった。
言い表すなら生き物の内臓をひっくり返して、壁一面に貼り付けたような。
吐気を誘発させる饐えた臭いと、目を覆いたくなる肉腫まみれの光景。
あまりにも醜悪な景色にランサーは思わず眉間にしわを刻んで閉口している。
生肉や獣の遺骸を見慣れている自分でさえ不快感を覚えるのだから、玲亜がこんなもの見たらどうなってしまうのか。
そう思い、玲亜の方を見ようとしたが。
「───、玲亜は」
「ええ、先程の結界を抜けた時点で玲亜さんの気配がなくなりました。
完全に消失した訳ではないので、恐らく私達とは別の地点に飛ばされたのだろうと思いますが────」>>713
反射的にランサーが槍を構えた。
何事かと思いランサーの睨む方へ目を向けると、根本から頽れた円柱の上に腰掛ける人影があった。
「誰ですか」
警戒心を剥き出しにしたランサーの声に、座り込んだ男は気圧される様子もなく立ち上がる。
「誰ですか、とはご挨拶だな。それはコッチの台詞だと思うんだが」
男はサーヴァントではなかった。
片脚を庇うように立つ姿勢は重心がやや左に傾いている。髪はところどころ色が抜け落ちて、白髪じゃない部分を探す方が早いくらいだ。
とてもじゃないけど五体満足とは言えない身なりだった。
亥狛が気配に勘付けなかったのも彼が気配を隠していたというよりも、彼自身の気配があまりにもか弱かったからだろう。
だが、ランサーは亥狛とは対照的に、今までにない位に気を張っているらしかった。
「先ず来た側が身分を明かすのが常識だと俺は思うが………まぁいいさ。どうせ此処に来たって事は、アンタら聖杯を止めに来たんだろ?」
その警戒心の所以を、亥狛も遅れて気付く。
「なら二人とも俺の敵だ。俺は何人たりとも聖杯に触れさせねぇと決めている」
彼が右手を前にかざすと何もない空間から剣が現れた。
真っ黒な霧に覆われた剣。
見るだけで心臓を押さえつけられた錯覚を覚えるソレは紛れもなく『宝具』だ。
「俺はセイバー陣営のマスター、謂綱詩譚。
………サーヴァントは故あって俺が殺したが、得物はこうして健在だ」>>715
「────、──────」
シャボン玉に酔う感覚なんて生まれて初めてだ。
実際には数秒くらいの短い時間のはずなのに、体感がそれの何十倍にも感じられるほど濃密なものだった。
よろめく身体を無理に起こそうとして、ふと手の平に軟らかい感覚があった。ボヤけた目の焦点があっていくにつれて手に触れていたものが何なのかがはっきりした。
どうせなら、分からなければ良かったと思うほどの後悔と共に。
「………!」
絡みついていたのは、生の肉だった。
コンクリートの隙間から生えている雑草のように、放水路の舗装された部分を縫う形で肉が浸食している。
視界の悪い空間に生い茂る肉の花はその花弁から悪臭を漂わせていて、立ち入る者の嘔き気を誘う。
床にびっしりと生えた肉腫の根は、まるで動脈のように脈打っている。
────気持ち悪い。
思わず手で口を覆う。>>716
周囲に亥狛達の姿はなく、玲亜はただ一人気味の悪い空間に放り出されたらしい。
つまり自分を守るサーヴァントも仲間もいない今、彼女自身で自衛する他にないということ。
戦闘面ではあまり戦力にならないことを自負している玲亜にとってすれば今迄にない危機とも言える。
現状を取り敢えず把握しよう。そう思って肉腫の根のほうに視線を移すと。
「ごきげんよう、昨日ぶりですね。玲亜さん」
「麗奈」
「ふふ、怖い。そう構えずとも私は逃げたりしませんよ?」
つかつかと歩み寄る修道服の少女は、肉の根を踏み付けながら距離を縮めてくる。
立ち向かわないと。
そう思うのに、身体が拒絶して動かない。
胃からこみ上げる不快な異物を喉で堰き止めて、ただ諸悪の根源を睨みつけることしか。
でも、戦わなきゃ。
だって、アーチャーはたった一人で頑張ってる。
御父様が遺してくれたこの街を、大好きな皆んなを、失う訳にはいかないのだから。
「───いつ見ても、折れない眼ですこと」>>720
です、かね?
描写として必要なのはアヴェンジャー陣営vsクリパとアサシンを追うランサー、って形になるでしょうから…、多分それでいいと思います。
あ、アサシンさんがイコマ君とガッサーの会話イベはさみたい、って言ってたので、ランサーの追跡シーンは少な目でもいいかも?〆にイコマ君がアサシンに対してアクションする感じで。というか、私も人狼&真祖談義参加したかった…(仕事で絡めなかった)
うごー!!全然顔出せてないしssも書けてねー!チャラ男ーズ早く書かねえとー!!
前から悩んでいた前田慶次のスキルですが、
傾奇者の流儀:EX
体制や特定の人物に歯向かう際、発揮される特殊なスキル。
軍団の指揮能力や団体戦闘に影響は無いが、その反逆っぷりに周囲の人々が心揺さぶられれば揺さぶられるほど、
ランサーは英霊としての強さが増し存在が濃くなっていく。
つまり自らの知名度・信仰を後から補正するスキルだが、元々名が知られている土地で召喚された場合、発動しても効果は薄れてしまう。
という感じにしようかと思います~>>731
なるほど。了解しました。ただご無理はなさらずに、ですよ~。悩みましたが私が作ったペーネロペー登録しました。
名前は火村さんにかぶらない様『人型機動大弓ペーネロペー』です。>>730
ですねー、命を削れるだけ削って耐え難い苦痛に耐えてようやく英霊と一瞬渡り合える力を獲得出来たのですから、作者としては最後の一瞬をぱっと花火のようにド派手に散らして欲しい一心です。どうも、恒星の欠片を求めて怠惰していたアトランティスを攻略中のユージーンです。何かssを書こうと思ったけどユージーンとユージーンの友人の話かクロケルで何か書くか迷ってます。
>>718
詩譚君が命を燃やしてる…。ドス黒い剣に黒い翼とか絶対カッコイイやつじゃん!>>746
うむ、人理焼却が起こらない時空でのゾルフ・ゼントクリスさんの動向について聞きたかったのじゃ。>>748
追記。イメージカラーは山吹色或いは雁っぽい焦げ茶(つまりは目と髪の色)です業平のイメージCVが櫻井孝宏さんか平田広明さんかで迷う……迷う!どちらも想像してみると嵌まるんですよ。
明日なんとか頑張ってrequiem最新話を貼りたいと思う(事前申告によるセルフ締切設定)
>>749
わかります。オルフェンスのバルバトス最後の無双シーンとか破壊されながら暴れるのが好きでした。>>758
突然変異最強説きたわね…。
普通の魔術師は戦闘出来ない研究職の筈なのに…。普通じゃないから是非も無いよネ!マイフレンドォォォォォ!!!!(アトランティス攻略中の叫び)
やー、展開知ってたはずなのにいざ直接プレイすると破壊力がヤバいね。一枚絵の効果もヤベぇ。マイフレンドはマイナー英霊推しの希望(ウラノスでの清原兄はかなり影響受けてる)
他所での用事も一段落ついたのでボチボチ顔出せると思います〜
とりあえずはハクマとお盆リレーですね>>762
あとシャルロットみたいなヒロイン力がとても高い女性サーヴァントを作りたいなと思いましたね。イオラオスやディートリヒがその思いを含めましたが、ちゃんとヒロインをできるかは未知数ですが。>>756
ちゃんと見てないんでどんな破壊のされ方なのかわからないんですけど、とりあえずぶっ壊されるなら全部好きです。
トランスフォーマーの実写版とかでの破壊描写とかが好きですね。アーシーってTFがよそ見した瞬間流れ弾で吹き飛ばされるシーンとか。
ぐおおー、ブレイクで夏イベ参戦すると言ったのにどんなふうにやろうか迷う〜バックナンバーというかワイのはこれやで!みたいなのあったら教えて〜→よし、4枚目の地図GETだ。
メンテー「うん、順調だな。では、引き返して新しい道を・・・・・・まて後輩、どこに行く。そっちは一度行った道だろう。印がついているだろう」
→え?印・・・・・・?あ、ああ。これ、そういうアレだったのか。
メンテー「・・・・・・もう一度覚えるんだ。『一度行った道には印をつける』『常に印のない道を目指す』。この2つを徹底していこう」
→わかった。
メンテー(マズい、思った以上に後輩の記憶の消耗が激しいな。『水を飲まなければ問題ない』と思っていたが――)
メンテー(戦闘時や撤退時に散らばる水しぶき、壁や天井から滴る水、体に付着した水滴・・・・・・気を付けようとも、少しずつ体内に入ってきてしまう)
メンテー(私はデミ・サーヴァントゆえにマスターほど急激に忘れるわけではないが・・・・・・果たして、どの程度覚えていられるのだろうか)
???「グオォォォォォ!」>>771
→巨大な岩が迫ってくる!?
メンテー「いや、あれは――鬼種のサーヴァントか!?記憶を失い暴走している!撤退だ!」
鬼「グオオオオオオォオォォォ!!!」
メンテー「くっ、逃げきれないか。仕方がない、私が時間を稼ぐ!マスターは早く安全圏まで!!」
→無理はするなよ!
~~戦闘:巨躯の古鬼~~
鬼「グオオオォォォォ!」
メンテー(ぐぅ!さすがに攻撃が重い、潮時か。次の一撃を防いだ隙に脱出する!)
鬼「オォォォォ!!!」
メンテー「ここだ!宝具展か――!??」
メンテー(お、思い出せない・・・・・・!あれだけ訓練していた宝具の使い方が一切!名前さえも・・・・・・!!)
メンテー「き、きゃあああああ!!」>>772
◆◆◆◆◆◆
盾を失った私の頭を巨大な腕が鷲掴みにし、乱暴に床へと叩きつけた。
頭蓋が砕けるような痛み。思わず漏らしたうめき声と入れ替わりに、大量の水が口から、鼻から、流れ込んできた。
今まで無自覚だった記憶の消耗。だけれども、今回は違う。思い出が・・・・・・後輩や、カルデアのみんなと築き上げてきた大切な宝物が、急激に失われていくのを私は感じた。それはまるで、頭の中を激流で無理やり洗い流されているようだった。
「ごほっ・・・・・・や、止め――!」
必死にもがき顔を持ち上げるが、そのたびにプレス機のような力で上から押さえられ、何度も水中に引き戻される。
ああ、止めろ・・・・・やめてくれ!!今の私を象っているすべてが失われていく。海に放りだされた砂だんごのようにバラバラになっていく。
頼むから!私は情けなくも、敵に嘆願するしかなかった。
頼むからやめてくれ!これ以上奪わないで!――やめてえええ!!!
・・・・・・・・・・・
・・・・・・
何もない真っ白な景色。
映すべきストーリーが失われた、心のスクリーンボード。
最後に投影されたのは――私の原点といえる、『誰か』の笑顔だった。自分のサーヴァントたちでそれぞれイベント適性高いと思うサーヴァントはどのくらい適性があるか、公式サーヴァントで例えて考えてみました。
在原業平:紅茶、緑茶ポジ(とりあえず入れたらいい仕事する)
イオラオス:邪ンヌポジ
エドワード、大嶽丸:クーフーリンポジ
厩戸皇子:キャスギルポジ
ダレイオス:アルトリア(青いほう)ポジ
小アイアス:黒ひげポジ
すまないさん、ぐだぐだ組ポジが足りませんでした。牛魔王を羅刹女に変更しました~
虞美人+芭蕉扇(気まぐれに動く牛魔王を添えて)っていう感じです
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/羅刹女
周回遅れだけどキャラ造形で感動したのは剣盾のダンデ。ガラルのチャンピオン、無敗の王者…かっこよ!>>777
作者が気になるならばここで投稿してもいいとは思いますが、ここのえさんはリンクも貼っていますし、対応としてはそれでも充分かと思います。羅刹女の性能、投下しますね~
【CLASS】アーチャー
【真名】羅刹女
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:B+ 耐久:D 敏捷:A 魔力:A+ 幸運:C 宝具:A++
【クラス別スキル】
○対魔力:A
○単独行動:EX
独立した強力な魔力炉である羅刹女は、マスターがいなくとも自身の霊基を維持できる。
【固有スキル】
○仙界羽人:A
受肉精霊。霊核を環境と共有する受肉した自然霊。道教思想に語られるところの仙人であり、不老不死。知恵ある限り人間には到達できない、知性体が目指した本当の意味での嬰児。地球の触覚である精霊種が有する特性。
周囲の環境を地球(じぶん)側によせる権能、テラフォーミング・アトラクション。自然(世界)の一部であるために思い通りに、より正確には『思う』だけで世界を改変する空想具現化が可能。精霊種の戦いは元素を生成し、配合し、支配しあうもの。自然界とマナを共有できる精霊種は、魔力を自らの体内に蓄えるのではなく、外界から無尽蔵に汲み上げ、動植物を問わずあらゆる生命体から一定量のエネルギーを剥奪し自身で利用することが可能。ただし人型という形態に縛られている以上、その肉体を維持するために自然界からの干渉が及ぶため、供給は無限でも出力に限界があり、実際に行使できる魔力量は人型の英霊としての領域に留まっている。
神代回帰・質:A/量:B+/編成:七世紀までの系統樹。
○無為自然:B+
仙界の真人としての自己再生能力。二元対立の分別による像ではなく、世の理、世の在り方という形而上の相をありのままに観する自在の境地。そのひとつの結論が全身を気(エネルギー)で満たす小周天であり、また、周囲の空間に自身の気を満たす大周天にある。つまり自身の気で満ちた空間を形成することで、完全な自分のテリトリーを作る。天地と合一し周囲の状況を感知し、また、その姿を自然に透けこませ己の存在を消失させる瞑想の技法なのである。
インビジブル・エア。体力上限と下限を効果時間中は無いものとして扱う。加えて精霊種としての特性上、自然環境での効果は大幅に増幅され、逆に人工環境での効果は減衰する。>>783
【宝具】
『翠雲芭蕉扇』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:500
牛魔王版と変わらず。
『九首牛魔羅王』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:100 最大捕捉:-
頭は峻嶺のごとく、両の目は稲妻のごとく金色の光を放ち、角は二本の鉄塔、口からは黒煙を吹き歯は利刃を並べたよう。頭から尾までは千丈(3330m)にあまり、蹄から背の高さは八百(2666m)丈の白牛。かの美猴王と並び称されし魔王にして、かつて天界に弓引きし七天大聖が長。本性を顕せば身の丈は雲を貫き、一跳ねで百山を超え、千年もの間を生きる天下の大妖魔。その真名を九首牛魔羅王と称す。
自分の肉体を素材にして組み替えることで、文字通り「変身」する。能力や姿といった在り方を変貌させ、肉体面での負荷(神性など)も獲得できるようになる。神通広大。首を切り落とされようとも再生することができる。天地の造化を奪い、日月の玄機を侵すことは、丹が成った後には鬼神も容れ難い。法性に通じ、根源の心身に注ぐことを会得した後は、三災による死を避けなければならないという。七十二般の地煞変化はそのための術。故に牛魔王は生物学的な死、成長限界を無視して際限なき規模拡張を可能とする。存在規模が上限に達すると自らの規格を巨大化させ、さらなる上限を設定。これを繰り返す無限増殖。いずれは星を破壊する宇宙レベルの災害だが、巨大化すればするほど知性・機能の複雑化が失われていくため、通常の知性体ではこのスキルに耐えられず、自己崩壊してしまう。何より、惑星の重力、世界からの抑止力に、物質世界の限界として常に圧迫される外部要因によってそれ以上の成長は不可能とされる。
しかし、その巨大霊基を全開稼働させた攻撃は、空間そのものを攻撃するほどの制圧力を発揮する。ただ振るうだけで敵個体ではなく、領域を攻撃対象としてしまう広範囲攻撃。古代文明における女神が、死体化生神話の例においても人類の生存圏そのものを指す言葉だったように、この現実という秩序を呪う異界常識。正義という秩序を正す粛正攻撃(ワールドエンド)に対する“世界を守る”証、対粛正防御を有する。
…要するに、異界として対粛正防御が生え、変化&巨大エネミーの全体攻撃を駆使する牛こんにちは、気がついたら丸二日ぐらい顔出ししてなかった島術です。
理由は古いゲーム引っ張り出してシリーズマラソンしてたからです。合コン喫茶でヨースケと結婚したあたりで目が覚めました。すみません。
このようなことを尋ねるのは非常に心苦しいのですが、何か夏イベSS関連で進展などございましたでしょうか……?
あと、随行鯖のアンケやり直しについてはこの後正式にご連絡した後から日曜日までにしようと思います>>790
771にガイさんの関門『忘却迷宮レテ』の続きがアップされた……くらいですかね?
自分は今文章(……文章かこれ)を纏めている所でして、4、5日以内には投稿できるかと思います。あ、黒鹿さんはいらっしゃるかな?
夏イベのザックリとした説明と言うか、「これこれこんな感じで平教経&海御前ゾーン始まってそっからイチキシマヒメゾーンへパス!」という説明&許否をしていただこうかなあと思いまして>>794
江口拓也か森久保祥太郎を推したいで候>>795
牛魔王に最適化された規格は原典描写固定で、それ以上巨大化するとあっぱらぱーになります~
というよりただの現象に(例えば風の精霊が巨大になり過ぎたら、ただの台風になってしまったような??)
対粛正防御は格好良い理由以外にない、あれでその申し訳ない。ロマン全振り…
理の秩序同士が衝突した際の、世界の耐久値っぽいだろ、という推測からではあるんですが如何せん妄想>>800
どうぞどうぞ~>>800
どうぞ!(自分も業平のSSを書きたい……)>>800
よくてよ
それ終わったら短編投下しますねよっしゃ!
「おっしゃどっけいコラァ! ロドモン様のお通りだァ! 見ろ道ちゃん俺の勇姿を!」
「いや別に伝えるほどの活躍してない気がするんすけど! ていうか全然幽霊強くないんスからね!」
「言うな!スライム踏み潰してるみたいで正直作業ゲー過ぎる!」
廊下を疾走しながら、二騎のチャラ男が武器を振るう。襲いかかってくる幽霊は彼らにとっては大した障害などではなく、容易く薙ぎ払われていた。しかしたとえ敵が弱かろうとも、際限なく現れ押し寄せてくるのは軽口を叩きながらも二人をじわじわと消耗させつつあった。幽霊屋敷に閉じ込められて一時間、全く脱出の手がかりは得られずにいるのだ。
「そこら中にあるドアは通じてたり通じてなかったり、通じていると思ったら落とし穴あったり……ぶっちゃけ何なんだここ!」
「手前達を迷わせようとしている、としか言いようのない構造っすね」
「マジ最悪だわ作った奴はアホじゃねぇのこれバリきちぃ……どっかで休ませてくんねぇかな」
そう軽口を叩くロドモンの横顔に余裕は感じられない。太田道灌はそれを察し、何処までも続く廊下を見据えた。一つ、目立たない部屋のドアが見える。
「あの部屋とかどうっすか。幽霊達の目もごまかせそうっすよ」
「うぇ?マジ?じゃあ行こうぜハリー!流石にスライム連戦はモチベが下がっちまう」
幽霊達を切り払い、また次の軍団がやってくるよりも早くロドモンは廊下の奥、影になっているドアへと駆け寄ると肩を怒らせながらむんずとドアノブを掴んだ。>>806
「……む?む?」
「どうしたっすか。急がないと幽霊が……」
「あっ、あれ、何これ、このドアノブ固いし回らねぇ!」
まさか、と道灌は声を上げようとしたがロドモンは鬼気迫る表情でドアノブを握りしめ、ぴたりとも動けない様子だ。汗がこめかみを伝い、全力を傾けている事が窺える。
「つか、なんか手が離れないんだけど!」
「ふぇっ!?なんすかそのホラー展開!」
「いや、ホントなんだよ。なんか手を固く握りしめられてるみたいで……あ、なっ、あれ、ヤバイ!ヤバイ吸われてる!なんかよくわかんないけどなんか吸われてる!」
慌てふためくロドモンの眼前に立つドアの向こうから何かが床を踏み締める歪な音が響いた。ドア一枚を挟んで、何か得体の知れないものが息を潜めている。そしてソレは今、ロドモンへと……!
「ロドモンさん!」
咄嗟に道灌は床を蹴り、ロドモンを突き飛ばす。ガッチリとドアノブに縛り付けられていた手がその際に引き剥がされ、ロドモンは床に尻餅をついた。
瞬間、ドアを突き破り岩の様な拳が道灌の目の前を横切った。これまでの幽霊のそれではない、真っ当な人間の拳だ。
「(こいつは……!?)」>>807
即座に距離を取り、道灌は槍を構える。砕け散ったドアの破片を踏みつけながら全裸の巨漢が廊下へとその姿を現し、唸り声を上げながら道灌を睨みつけた。
「な、な、なんで!なんでこいつがいんだよ!」
巨漢の背後からロドモンの情けない声があがった。これまで道灌が聞いた事のない、絹を裂く様な悲鳴だ。尋常ではないその様子から、道灌は巨漢がロドモンと何かしら縁のある存在なのだと理解した。
「ロドモンさん!こいつが何なのか知ってるんすか!」
「知らない、知らない!こいつがいるはずない! でも忘れるはずがないこの筋肉と、そんでアソコ……間違いない、ローラン、ローランだこいつ!! ほげぇぇぇぇぇぇ全裸のローランだぁぁぁ!」
「ほげぇぇぇぇぇぇ……全裸のローラン……」
何やら洋館の中から女子の様な悲鳴が聞こえた。間違いなくそれはロドモンのもので、彼が窮地に陥っている事を意味している。
ドン・ファンは傍らにいるフル装備の有原業平に視線を送る。返答は無言の首肯だった。
ロドモンと道灌はこの洋館にいる。そして聞くに耐えない甲高い声から考えるに、窮地に陥っている様だ。>>809
ん~、大ピンチだというのに最後の悲鳴で笑ろてまうのだわ!>>812
申し訳ないまた間違えました…名前間違えは本当にやってはいけない事…>>809
これ↓が迫り来る恐怖をロドモンは体験したんですね……御愁傷様です。>>809
ダメだ…二人にとっては恐怖脅威しかないシーンなのにギャグにしか思えない!しかしフル装備業平さんの本気っぷりは幽霊たちにとってのホラーになりますね…続編も楽しみです
>>770
様相の描写も「陽光の躍るような活力に富んだ褐色」ってありますし、アクティブな印象は有ります。
宮内さん…いい声ですね…揺れてしまうな…
>>794
近藤隆さんか阿座上洋平さん辺りでしょうかね…?
>>811
キャスター陣営OKですー、どういった場面か気になるますが
>>773
描写がエグい…これは紛うことなきホラーですね。これからどうなるのかも気になる…
自分もいい加減お借りした(する)サーヴァントのキャラ把握しないとな…ホレス手当たり次第すぎるよ…
>>801
ヘンリーさんの金尾哲夫さんがイメージ通りすぎて震えた…>>809
全裸のローランはやばいわ……判断基準に筋肉だけじゃなくて男のソレが入ってる(それほどまでに鮮明にあの全裸聖騎士が刻み込まれてる)のに笑っちゃいました
投下しますねー「清廉で気高く強いあの方は、貴様のような下劣な畜生が主と仰いでいいものでないとなぜわからない?」
リアム・アンブローズが敬愛する主であるセルレア・フォーサイス。神秘の世界を知らない者たちのために身を戦場へと投じるセルレアを敬愛するリアムは、セルレアが穢れたものに手を伸ばすことを好まない。それはつまり、セルレアが契約したサーヴァントであるバフォメット(悪魔)にも難色を示して当たり前であるということ。
「清廉で気高い……か。ふむ。ククッ、クハハッ!」
「……急になんだ気持ち悪い」
「ああ、剣で口を裂こうとするのはやめてくれたまえ。いやなに、己(オレ)のマスターが清廉で気高い、などと……いやはや、ふむふむ?」
これはある日の話である。
「………今の、腹が立ったな」
「……マスター?なぜ手袋を取り出したのか教えてもらっても…………っ!?」
自分のマスターが取引相手の魔術師に散々部下のことを煽られたからと取り出した手袋を思いっきり相手の顔面に叩きつけた後に改めて地面に投げつけたのだからさしものバフォメットも驚いてしまうというものだろう。手袋を放り投げるのは騎士の決闘の申し込み方としてはスタンダードだがこんなアレンジがあるとは思わない。
「手袋を受け取る覚悟はお有りかな?いや、あるに決まっているね、受け取りたまえ」
地面に落ちて汚れた手袋を再び顔に投げつけてキレ散らかした相手から決闘の了承を受けたらもうこちらの勝ちである。容赦を捨てあらゆる手段で殴り飛ばすクレイジーガール。
そう、騎士の誉れなど馬鹿の戯言。平常時やそれが必要な状況ならまだしも、そうでないなら投げ捨ててありとあらゆる手段を自己の信条に則って使えというのが彼女のスタイルなのである。それを騎士としての在り方に当て嵌めているだけで行動としては容赦を知らない野郎そのものなのだ。
「普段は部下を背負う手前あまりそういう面は見せないのだが」
「己(オレ)は特別ということかい?」
「大して気にするような男じゃないということさ。歯牙にも掛けないということだね」「ああ……なに?アタシも暇じゃないのよ。早くして頂戴」
「随分な物言いだな。自分の立場もわかってないのか。そちらの居眠りをしている片割れといい随分とお気楽だ」
「コイツを片割れ扱いするのはやめてくれる?腹が立つのよ」
創造科の問題児コンビ、ローザ・ユスティングリーとシャフリヤーナ・アスタムは今現在縛られている。何かと恨みを買う商いをしている二人は研究分野からして本人が大したことないという判断のもと、こうして暗殺の依頼を受けた魔術使いに縛られることがよくあるのだ。
「アタシ、二時間後には打ち合わせがあるのよ。帰りたいんだけど」
「家に帰り着くのは魔術刻印だけだろうな」
「アタシの抵抗の対策もしているの?」
「もちろん。アンタは魅了に気を付ければいいし、そこの寝ているガキは素肌に触れなきゃいい」
なるほど、確かによく考えて対策をしたのであろう。あろうが………浅い。浅すぎる。ローザが嘲笑するかのようにため息をついた後、ゆっくりと刺客を見つめ……
「ところであなた、呼吸はしていて?顔が赤くなっているけれど」
「………な、に?っ、ハァー……これは、息が、止まって……」
「息を呑むほどの美貌、ということよ。何よ、アンタ。私の美しさをレジスト出来ない程度の対魅了を用意されても困るわ。いつもと変わらないんだもの」
ニヤリと笑った美貌に穴を開けてやろうと銃を向けるも引き金が引けない。その「美」に傷をつけることはしてはいけない……いや、そも傷などできるはずがないという観念が既に刷り込まれているのだ。ローザの美という名の魔力を計り間違えた時点で、もう既に彼は負けていた。「……シャフリヤーナ。寝てばかりじゃアタシも困る。さっさと片付けてくれない?」
「チッ……めんどくせぇ。さっさと魅了で殺してやればいいのに。
───────メリダ、久々の伴侶だ。食い散らかせ」
ドプリ、とシャフリヤーナのポケットに入っていた試験管から漏れ出す……否、溢れ出す海水。それがあたりを浅く満たした時、刺客の2人が何故か地面に生えた海藻に引き摺り込まれる。もちろん抵抗しようとするが、地の底から響くしゃがれた、しかし甘いと感じてしまう歌声を聞けば体が石のように固まり引きずられていく。
「そも俺はアレなんだ、創造科の問題児扱いされるんだぞ?ローザは己の美という芸術を磨くが、俺がどういう芸術を磨くかはあまり人に知られてないもんでな。
答えがこれだよ。飼育してんのさ、そんじょそこらの魔術師じゃあ手に負えないような化け物を、な?勿論俺だって制御はできない。このくそったれな妖精の呪いで通じ合えるだけだ。だから、一度放ったら満足するまで戻せねぇ」
「そしてこの人魚もどきの対処法は歌で彼女を魅了すること。アタシは歌が上手いし声にも魅了の力は帯びているからしっかり歌えば心配することがない、ってわけ。ご愁傷様、喰われるのはアンタ達だけ。その子偏食家だから、刻印は残るんじゃない?」
言うが早いか喰うのが早いか。海水が退き残ったのは無造作に食い荒らされた幾つかの身体である。
創造科の問題児二人に手を出した奴は変死体になる。その言葉を体現するような、奇妙な死に様であった。
「最悪。海水に濡れたわ。慰謝料」
「やかましいババアにくれてやる金は1ドルもないね」
「は?」「あ?」ちなみにうちのサーヴァント、マスターの今のところ決まってるイメージCV(敬称略)は
鳥山石燕:井口祐一
カスパー・ハウザー:八代拓
ジョン・ウィリアムズ:KENN
藤原泰衡:高橋直純
太田道灌:畠中祐
淡路廃帝:興津和幸
柿本人麻呂:宮下栄治
ホレス・ウォルポール:石井康嗣
エドガー・アラン・ポー:高橋広樹
あと余所様のサーヴァントですがデイヴィくんは井ノ上奈々さんだったりラジバンダリ☆ ひさびさにごれんらく ☆
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%88%86%E5%89%B2%E4%B8%A6%E8%A1%8C%E5%9E%8B%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BCSS%EF%BC%88%E4%BB%AE%EF%BC%89
更新しました。今までの流れについてはこちらを参照ください。
今回は随行サーヴァントについての投票を行いたいと思います。集計をもう一度改めて行いたいという意味で、前回返事をくださった方ももう一度こちらにレスいただけると幸いです。以下に表を貼らせていただきます。
・ロカセナ(水着バージョン)
・牛頭鬼
・謎の隠密X
・イオラオス / イリヤー
・ヴォワザン(水着)
・大嶽丸
・ウィリアム・ブレイク
多分これであってる……よね……?
選定は「このキャラがいれば自分のところ書きやすいかな…」「このキャラならいいリアクション取れそうやな……」って感じの基準でやってくれると話が進みやすくていいと思います。数としては3人ぐらいでしょうか……なんならはぐれさせればいいと思います。冥府の旅が順風満帆にいくわけがないので、仕方ないね!
P.S. ヨースケはいつ見てもマジ私の理想の「普通の男友達」ポジションすぎて、普通のいいやつって設定でヤツを超えるもの作れる気がしないクマねぇ……>>827
ロカセナ、イオラオス、牛頭鬼とかいいかなぁっと第■回投下しました。
いよいよ乱戦開始……さて、次の手番ですが、誰か書きたい人居ますか。
なお、今年中の完結を目指す為、バーサーカーはこの乱戦中に倒される予定です。そういえば寝る前にロドモンとローランの関係について。
ロドモンは色々あって川にかかっている橋に仁王立ちして弁慶の如くやってくる人から武器や兜を奪うといった事をしていました。
そこに怒り狂ったローランが登場。ロドモンは「テメェここを誰の縄張りだと思ってやがる!」と斬りかかりましたが敵はあのローランなので、返り討ちにされた挙句川に落とされるという非常に惨めな想いをしたのです。>>827
ロカセナ、牛頭鬼、ヴォワザンで。……ロカセナ当確で草。名乗り出といていてなんですが、ロカセナの指名っぷりに感謝&驚愕ですぞ
時代はTSわからせ尻軽属性か……(すっとぼけ)>>847
最近みた漫画で、某漫画家さんがネームの執筆作業で後輩のアシスタントさんをあえて同席させて他愛無い会話をする事でインスピレーションを得る……なんておっしゃってました。
ネタにどん詰まりした時は他の人の視点を交えるのがいいんじゃないでしょうか、と言ってみたり。HF三章見たいんでパソコンの状態チェックしたけど素のままじゃどうもブルーレイ無理っぽくて悲しい。。。(DVDはいけるかもだが画質低いし)
>>844
ありがとうです~。コレで一旦アサシン&イコマくんの問答に移る感じかな?夏美の家に訪問するシーンのノルマって何でしたっけ?バーサーカー戦への導入?
そういや前にギネヴィアの幕間やってから我もやってみたいなと思う
その前に書かにゃならんのいっぱいだけどユーさんと黒鹿さんいます~?
>>860
requiem最新話が形になったので投下するよ。
なんだか雑なようなき気はしないでもないので、感想とかで「ココの描写欲しい」「解り難いトコあった」とかあったら解答したり追記とかするよ。
では次レスから。さて、状況を整理しよう。
「縺翫°縺ゅ&繧難シ溘?繧ケ繧ソ繝シ?滄&縺?&縺?&縺??らァ√?繧医?繧ヲ繧」繝シ縺?縲√>繧?ェー縺?隱ー??ス──!!」
俺─クロナさんを背負って公園内を駆け回っている─何故かって?そりゃあ・・・え~っと、ゴジラやウルトラ怪獣っぽくはないな、マジでキメラって感じだ。な怪物が追いかけてきてるんだから逃げるしかないですよねぇ!!
マジで速く来いよヴクの暴君野郎!!・・・ホイっと爆弾投擲!!
呪詛爆弾とステルスでなんとかはしてるが、クロナさんの体力とか諸々の問題で凌ぎ切れる気がしない。。。
『ヴクゥゥッ!!まだ来ねぇの!!??』
『フハハハハ!我が魂は宵闇の迷宮に閉じ込められた!しばし安息せよ!!』
あの野郎、迷子になってやがる…っ!!勿体無いが本気で令呪を切るか迷ったその時。
「大丈夫ですか!?」
公園の木々を切り倒し、馬に騎乗した女騎士?が現れた。確かランサーだったっけ?>>862
あの怪物は元サーヴァントで、今はマスターの令呪による使い魔?とココまで来る途中で子供(サーヴァントっぽいという事だから、多分ジャックちゃんに増える能力でもあったんだろう)を喰らい、あんな異形になったと(令呪を見せたら察して説明してくれた。)
現在ランサーちゃんに「逃げろ」と言われたので、足止めを任せ、クロナさんの治療と119番通報をして
「なっ!何をしているのですか!?」
戦場に戻る
「いやぁ、何って俺、一応魔術の世界の住民だしさ。神秘の隠匿をする為にだよ。うん、それにほら、ほっといたらここら辺の住民だいたいを食い殺そうな勢いじゃん?それは見逃せないよなぁ、って。だろ?」
実際問題、コイツに暴れられて聖杯戦争を滅茶苦茶にされるのは非常に面倒と言うかイヤだしねぇ。
「さて、令呪を持って命ずる。バーサーカー!我が元へ馳せ参じよ!!」
『勿論だとも、我がマスターよ!!さぁ、俺の敵は何処だ!!アレか!?アレだな!フハハハハ!天には欠け一つない月輪!そして誇りも最大限に稼働している!さぁ、我が凱旋の始まりだ!!」
「って感じでさ、俺は銃火器とかでサポートするから、二人でなんとかしてよ。あぁ、俺はキミの優しさに付け込んで手を抜かせたりするかもしれないけど、ある程度本気でやる。じゃ、そういう事でヨロシク。それに、コッチにヘイト向いたら死ぬし、バーサーカーも脱落だからね、仕方ないと諦めて欲しい」
「そ、そんな…、いえ、魔術の徒とはそういう輩でしたね。解りました。バーサーカーさんの力を主に当てにさせていただきましょう」
幻想の暴君が竜の牙と人狼の爪を剥き、聖女は白亜の聖槍を構えた。>>863
私、大鳳飛鳥はアサシン、セイバー、そして灯里さんと一緒に夜の街を駆けている。
先ほどまで、灯里さんと二人で今後の作戦とか魔術の教授をしてたら、空葉さんからの使い魔によって怪物が暴れてる事、そして鎮圧して欲しい事を連絡された。一応街に烏たちを放ってはいたけど、魔術の先生をするのに夢中になったりで完全に出遅れた。数もそんなに出せないし、まだまだ兄さんみたいに自由自在に動物を使役する事は出来てないからなぁ……。
兎にも角にも、件の怪物の元に烏を飛ばしつつ、対処の為に走っている訳だ。今はどうも遥さんと槍の人、そして襤褸と騎士鎧を混ぜたような服装の異形の騎士?が討伐しようと頑張っているようである。
槍で薙ぎ払い、突き、爪と焔が怪物の身を切り裂く。
今増援に行くから!だからもうちょっと頑張って!!
「あ、飛鳥さん!アレ!!」
灯里さんが物陰を指差す。そこには下半身が食い荒らされた男性が苦悶の表情を浮かべながら転がっていた。もしかして怪物とやらに食われたのでは。慌てて近づき、治療や救急車を呼ぼうとする>>864
「大変!灯里さん。私はこの人に応急処置をするから、貴女は119番をお願い」
「分かりました。あっ、すいません飛鳥さん。セイバーさんには他人を回復できる魔術を習得しているって言ってました。ソレでなんとか対応できるんじゃ」
「断る」
するとセイバーさんが虚空に姿を現し、私の腕を掴んで邪魔をする。
「何故?『その男はマスターだからだ』ええ、分かってるわ。『ならば。』
「そうですね。私も賛成です、飛鳥。例え死にそうでも、戦う相手であるモノに情けをかけるべきではありません」
アサシンも同意する。確かにそうだ。今私が参加しているのは聖杯戦争である。敵を助けるべきではないかもしれない。だけど、
でも今にも死にそうな人がいる。それを見捨てる事は私の信念的にNOだし、貴方の、騎士が持つ騎士道にも反するんじゃないかしら」
「私からもお願いします。セイバーさん。私はまだ聖杯戦争について全然知らないけど、でも出来る限り他人には死ん/でほしくありません」
「セイバーさん。どうしても嫌、というのでしたら、令呪?を使います」
そういった二人のお願いが功を奏したのか、セイバーは渋々といった様子であるが、回復魔術を行使し、男性の出血を食い止め、治療を施してくれた。
すると──────>>865
『エウラリア。聞こえるか。』
脳内でマスターの声が響く。ああ、どうやらマスターは助かったらしい。槍で獣人に変化したバーサーカーさんの邪魔をしないよう、ぎこちなくも合わせながら、マスターと会話を続ける。
『マスター、無事だったのですね!心配でしたが、何よりです。これで心置きなくあの怪物さんを討ち取れます!!』
『アイツは、必ず殺/せ。私は、アレが憎い。過去の自分の未熟に重ねている憎悪だろうが、ヤツを滅したい、そうでなくては、私は先に進めない──ッ!』
そうか────。きっと私のマスターはあの過去に囚われているのだ。昨日夢に見たあの朧な記憶を思い出す。サーヴァントの変化によって、その後悔や苦悩があふれたのだ。ならば。
『マスター、令呪で私に聖槍に対する全力の真名解放を命じて下さい』
すると、かすかな動揺が伝わってくる
『何…?何故だ。貴様は人を救いたい筈。私の憎悪に付き合う必要など』
『いいえ、ありますとも。仕えるべきマスター、その貴方の心の苦痛を救えずに、他の人を救えるなんて、そんな都合のいい願いがありますか?それに、放っておいてもこの怪物は人を襲う。ソレはこの街の人々を見捨てる事と同じです。もう、私は覚悟を決めました。ですので、マスター、貴方は全力でフォローしてくれれば、それでいいんです』
さぁ、ココが正念場だ。先ほどの青年を介してバーサーカーさんには怪物を抑えてもらう。ああ、マスターも覚悟を決めたようだ。
『我がサーヴァント、ランサーに令呪をもって命ずる。全力の聖槍をもって、あの怪物を打ち倒せ!!』>>866ああ、心身に力が漲る!!
そうだ、私は人を救うのだ。例え霊器は軋み、聖杯戦争を生き残れなくても、悔いはない!
「すいません。ドゥン・スタリオンさん。私の我儘に突き合わせてしまい。貴方にも、叶えたい願いはあった筈なのに……。ですが、ありがとうございます。」
自身が騎乗している馬、ドゥン・スタリオンに謝意を伝える。私が宝具の全力解放を望んだ際には、既に同意するように嘶いてくれたが、本心は分からない。それでも、感謝を伝える。
────────駆ける────────────駆ける────────駆ける────────駆ける
「────────最果てより光を放て。其は空を裂き、地を繋ぐ、嵐の錨! 『最果てにて輝ける槍(ロンッゴォッ!ミニアドォォォォォッ)』!!────────」
そして────────────────>>867
「最近の俺たちってなんだか運がないと思わない、バーサーカー?なんだか『イケる!!』ってトコで逃げられたり、決め手にかけたり。ま、労せず敵が消えてく、って考えると結構嬉しいっちゃ嬉しいんだけどさ。なんか欲求不満~」
「だがマスター。我はあの光に血潮が震え、狂笑している!フハハハハ!聖人が孤独の為にその魂を潰す光など、滅多に見れるモノではない!!」
「あ~あ、盛り下がっちゃった、ま、いいや。とりあえず灯里ちゃんか飛鳥ちゃんに連絡して、と……。あ、メール来てる。えっと、『飛鳥さんの家で待っています。助けて下さい…?』どういう事だろ。急ごうか、バーサーカー」
「了解だ。ククク、不穏な闇を感じるぞ…」
◆◆◆
そして、飛鳥ちゃんの家である、大鳳に到着した。そこには────────
「殺した…殺した…、駄目!触れないで!!どっか行って!「えっと…」
あっ…っ。悲しまないで、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…っ!許してください許して、いや駄目、許さないで許しちゃ駄目助けて嫌嫌嫌!うっ、うぅああああ………っ!ヒッ来ないで、いやだ行かないで、許して離さないで…私は、
貴方を殺してしまった…っ!」
布団を被り怯えている飛鳥ちゃん、と困り果てた灯里ちゃんにセイバーと出会った。ん~、親父さんは我関せず、って感じだ。あ、アサシンもいねぇじゃん。>>846
私はライダーvsアーチャー見たいですー。>>809
なんでここにローランが!
ピンポイントでトラウマを刺激されている……はずなのに、全裸なの笑いました。
最後に来て全部持ってきますね。さすが大英雄!>>875
一応コテトリ提示>>874
基本みんな周りに中指立てて敵を作る生き方してるんですよね。そのくせ問題が起きたときにも大義名分の範囲内で蛮族かってぐらい凶暴なムーブするからさらに敵を作るぐぬぬ……花総の聖杯戦争の主人公、「ナニカの血を引く不良少年」にするか「規格外の魔術礼装を埋め込まれてしまった少年」にするか……どんな思惑で聖杯戦争に挑ませるか……ナヤム!
>>879
います~、他の人もいるかな?アヽ、袴ブーツ嬢の経歴になんでこんなに手こずっているんだ!何故お嬢より先にグランデの叔父様の経歴が出来上がりそうなんだ!合間程度だったのに!
>>879
いますでございます「トウモロコシに、神モドキ共が……我と芽衣の道を阻むとなれば容赦はせんぞ」
騎兵の武技が、弓兵の矢が、槍兵の槍と魔眼が、暗殺者と魔術師の術が暴風雨を逸らし、散らし、打ち消す。
されど、その全てが未だ霊核に届くことはない。
宝具により開放された魔力を伴った風雨の壁は時を経る毎に増大する。
平時はバーサーカーという位階に縛られたフラカンであっても宝具を使用すれば破壊力に限れば神霊級の魔術行使に匹敵する災害と化す。
だが真に恐ろしいのは複数騎の神性を持ったサーヴァントを目の前にしながら、劣等感を狂気の根底としていたフラカンは揺らいでいない、狂気に囚われているはずの狂戦士が、指向性を持たず平等にその暴力を振り撒いている事実であった。
サーヴァントは成長しない。それは絶対の原則。
まず、サーヴァントとは死者の影である。
『座』に登録された英霊の分け身に過ぎず、仮に現界を通じて変化がもたらされたとしても、それは一時的なモノだ。
しかし、バーサーカー:フラカン(ハリケーン)に関しては些か事情が異なる。
ハリケーン自体は狂戦士の枠に収められた現象であってもフラカンに限ってはそうでは無い。
ソレは呪詛にして残滓、思念体であり漂流物である。
生命の定義が肉体の有無であるならば、ソレはその定義から外れるモノ。
しかし死の定義が不変であるのならば、ソレはそれはその真理から逸れるモノである。
それは時代を掛けて摩耗と劣化を重ねるモノ。
故に死者の霊たる英霊でもなければ、貴き遺物たる神霊ですらない。
零落であってもそれは変化である。
バーサーカー:ハリケーンという霊基に寄生したソレはサーヴァントでありながら『変化』の可能性を持つモノに他ならない。
事実、フラカンは宝具の使用によって確実にその霊基を変容させている。
猜野芽衣という存在の為に、神霊という拘りさえ捨て去る執着がその在り方を再定義する。>>882
芽衣のためだけにある災害、彼女に相応しくない常識(いま)を破壊する、新たな摂理の管理者。
(あぁ、我が破壊は……芽衣の為の世に続く掃討であり粛正となる)
フラカンはもはやサーヴァントという軛から外れつつある。
崩れた土砂を、氾濫する川を、流れ行く雲を、吹き荒ぶ風を取り込んで……
フラカンは現世の自然、その巡りに組み込まれることで変則的な『受肉』を果たそうとしている。
一個の生命として根を生やすのではなく、一時の気候現象としてカタチを為す。
聖杯戦争という術式から外れ、大気の流れに沿ってこの世界を突き進む。
そうなれば、もはやサーヴァントとて手出しできる存在ではなくなる。
もちろん、代償は存在する。時が立てば風は解け、雨も止む。時間経過により再度世界に溶け込み、干渉手段を失う。
だが、フラカンはそれを良しとした。
ソレを止めることは、まだ誰にも適わない。
◇
「はぁっ、はぁっ……」
暴風の壁に阻まれた内側、台風の目にあたる位置。
フラカンが暴威を振るう中、猜野芽衣は地に伏していた。
宝具の使用、それによる魔力の徴収によって芽衣は相当疲弊していた。>>883
周囲の自然を巻き込むことで加速度的に被害を拡大するフラカンの宝具も初動はあくまで魔力で起こした風と雨である。
実態を持たないハリケーンという存在そのものの格を引き上げるにも等しい行為であり、相応の対価が要求される。
『晴眼』という異能を除けば、一般人に毛が生えた程度の素養しか持たない芽衣にとってあまりにも大き過ぎる負担だ。
(私は、何を間違えたんだろう……)
昨日までは上手く付き合えているつもりだった。
(いや、オカルトは信じないくせに神様(コレ)は信じようとしたのがそもそも都合が良すぎたのかな……)
どの道、過ぎた時間は戻ってこない。
フラカンの過去を知り、その生い立ちに憐憫を覚えたとしても、その感情は彼女の狂愛を超えて届きはしない。
呼び出した責任と見つけてしまった過去に私は相対しなければならない。
(フラカンのコレはどう取り繕っても私の願いのせいだ……)
ままならない現実を、思い通りにいかない不条理を破壊したいと思ってしまっていた。
変人で才覚に溢れた姉、自分よりも後からきて抜き去っていく後輩、いつまでも理想に近づけない自分、自分を認めてくれない社会……その全て対する不満。
セイバー……オードリー・ヘップバーンを見てから、その感情は一際強くなった。
覇久間に来てからも、魔術や儀式に振り回されて……そんなもの無ければいいと思ってしまった。
聖杯戦争に巻き込まれてから、その忌避感は一層強くなった。
だからフラカンは破壊する。芽衣の気に食わない常識/非常識(モノ)全てを……。
(決着をつけないと、私のせいだから……それに私はフラカンを知ってしまったから……)
本当は今も何故自分がこんな目に遭わなければならないのかと芽衣、運命を呪っている。
しかし、そうした感情を糧にハリケーンはより強く荒れ狂う。>>884
令呪に目をやる。これを使えばフラカンは止まるかもしれない。
しかし、今も拡大し続けるフラカンに絶対命令権として通用するかは魔術師ではない芽衣は計りかねていた。
一か八か、使用すればフラカンは止まるかもしれない……でも、それで止まらなかったらと思うと芽衣にはどうしても選択が出来なかった。
『芽衣よ、恐れるな……苦痛を与えてしまうことは詫びるが、それも一瞬のことよ』
フラカンから芽衣に向けて声が発せされる。
それは現在進行形で暴走しているモノとは思えないほど優しい声音であった。
『しばし、微睡みの中にいるといい。目を覚ませば、お前の望む世界が広がっている筈だ』
それは甘言だ。覚醒の先にあるのは取り返しのつかない罪の証だけだ。
『あらゆる望みを叶えよう。芽衣に害をなす全てを排除しよう。芽衣の理想に沿う世界を実現しよう』
それでもフラカンは芽衣に甘い言葉を囁き続ける。
不都合を配した都合の良い世界、それは生き物であるならば誰もが望んでしまう空想だ。
そして芽衣の手には空想を成し遂げる、災害(チカラ)がある。
平凡だった自身に舞い降りた万能の天災。
魔力を消費し、思考力の低下した芽衣はその誘惑を振り切ることが出来なくなっていた。
(散々、辛いことを味わってきた……フラカンにも出来ることをした、だったらお返しをもらっても……いいのかな)
芽衣の覚悟が揺らいだ、瞬間>>885
────ヒュン、と
一本の矢が飛来し、芽衣の足元に突き刺さった。
芽衣は驚いて倒れ込むが、恐らくそれは芽衣に向けた攻撃ではなかった。
なぜなら、その矢には細く折り曲げられた紙が括り付けられていたのだから……
「矢文、一体誰が……」
フラカンの暴風雨を突っ切る矢、夏美の連れていた騎兵の英霊か、或いは他の英霊かは分からないがサーヴァントによるモノなのは明らかだ。
芽衣は這って、その矢に手を伸ばし、手紙を解いていく。
その矢文に書かれていた内容は……
(ここまで矢を飛ばせるなら、私自身を射抜いた方が手っ取り早いのに……そうしなかった理由は……)
思い当たる節はある。
ひとつはマスターの絶対命令権である令呪を頼りにしたいから。
もうひとつは……
(夏美ちゃんは……必死に考えて、この作戦を通したんだろう……)
芽衣自身より若いのに、彼女は芽衣を救うために英霊を説得したんだろう。
それがどのような覚悟かは芽衣には計り知れない。
魔術は信じない。ただそれでも。>>886
魔術師でありながら、私の為に悩んでくれた少女の思いを、無下には出来ない。
(悩みのない世界はきっと気楽なんだろう。でも、悩みを持ってるのは私だけじゃない……!)
人は誰しも生きるだけで悩み続けている。
その責務から解き放たれた時、芽衣が感じるのは自由であると同時に孤独だろう。
(ごめんね、フラカン。私はまだ、“悩むことが出来る自分”が惜しいんだ……)
万能であるモノの孤独を、芽衣はフラカンの記憶を通して知ってしまったから。
だから、フラカンの力は芽衣が背負うには重すぎた。
「令呪を……使う」
契約の印に光が灯る。バーサーカー陣営にとっては二度目であり、最後の令呪の行使。
『待て、芽衣……!何を……!』
その輝きにフラカンも動揺する。しかし、フラカンは芽衣を阻むことは出来なかった。
「私は、フラカンを手放すよ。だから、アナタも私を手放して……」
『待て、芽衣……やめろ、そんなことをすれば……グァァァ■■■■■■■─────!!』
「アナタは私に拘るべきじゃなかったんだ……私もアナタを縛るべきじゃなかった。だから、責任は私が取るよ」
フラカンの風が芽衣を巻き上げ、『台風の目』から弾き出す。
安全地帯から脱すれば、精神的支柱を失い暴走する風雨の餌食になりかねない。>>887
それを踏まえて芽衣は覚悟を決めたのだ。フラカンを呼び出した責任として命を懸けた賭けをした。
暴風雨の壁に隙が出来るとすればそれは、内部の者を外部に打ち出した時に出来る出口。
其処から突入すれば、内側にある霊核に一気に辿り着くことが出来る、それが芽衣が打ち立てた作戦であった。
(後は頼んだよ、夏美ちゃん……フラカンを終わらせてあげて……)
嵐の夜、その最期の攻防まであと僅か……
◇
こんな感じで自分のために悩んでくれた夏美の存在を感じ取って芽衣は覚悟を決め、フラカンを召喚してしまったことに対して責任を取るために命懸けの作戦を遂行する……みたいな感じ(飛び出した芽衣はライダーか他の陣営に受け止めて貰う?)
芽衣が台風に出来た『穴』から突入、精神的にも弱ったフラカンの霊核にトドメを刺すイメージで>>889
自分はOKだと思いますの。むしろフェイバリット!ですの!芽衣さんの心情の変化、覚悟を決めた時の描写と繋げ方が丁寧ですね。
受け止めるとしたら…安全なのは、やはり将門さんかな?矢文はどうしましょう…どうしましょう?>>893
なるほど。遮ってる感あって(個人的には)好きなんだが、まぁ見難いか。。。
他なんかあります?
とりあえずwikiに
「」
『』
「」
表記で追加してきますね。>>895
もしもし俺だよ俺!!ライダーvsアーチャー、書き終わりました…
推敲した上で投下したいので19時に投下しても良いですか?さて、状況を整理しよう。
最優先で考えるべきは、クロナさんを背負った状態で、この『怪物』からいかにして逃げ切るかだ。
「縺翫°縺ゅ&繧難シ溘?繧ケ繧ソ繝シ?滄&縺?&縺?&縺??らァ√?繧医?繧ヲ繧」繝シ縺?縲√>繧?ェー縺?隱ー??ス──!!」
身の竦むような恐ろしい咆哮。
何故だかわからないが、喩えようもないほどマジでキメラって感じの見た目をしたこいつは執拗に俺を追いかけてくる。
状況はわからないけど、追いかけてきてるんだから逃げるしかないですよねぇ!!
「√?繧医?繧ヲ繧」繝シ縺?縲√>繧?!!」
怪物の鉤爪が鋭く振るわれ刈り取られそうになるが・・・ホイっと爆弾投擲!!怯んだ隙に射程外へ!
呪詛爆弾とステルスでなんとか凌いではいるが、相当マズい状況だ。
クロナさんは大きく負傷していて、長引けば命に関わる。かと言って、俺だけの力じゃ逃げ切れる気がしない。
唯一の打開策は、未だ影も形もない。マジで速く来いよヴクの暴君野郎!!
『ヴクゥゥッ!!まだ来ねぇの!!??』
『フハハハハ!我が魂は宵闇の迷宮に閉じ込められた!しばし安息せよ!!』
あの野郎、迷子になってやがる…っ!!勿体無いが本気で令呪を切るか迷ったその時。
「大丈夫ですか!?」
公園の木々を切り倒し、馬に騎乗した女騎士——ランサーが現れた。>>902
――海辺アトラクション・入り口前にて――
(第○関門であるアトラクションを前に、気を引き締める一向)
しかし、いざ入ると其処には……お化け屋敷の中とは思えないほど何処までも続く砂浜と海、青空が眩しく広がっていた。
――海辺アトラクションにて――
フェリーペ「ここのアトラクションは……浜辺……?」
メンテー「どうやら『海の怖さを知ってもらう』ためにつくられたアトラクションらしいが……見たところ、ただの綺麗な海と砂浜にしか見えないな。」
(海辺ではしゃぐ一行、散り散りに遊んでしまっている)
メンテー「やれやれ、皆、何をしに来たのか覚えているのか?…………うーん、それにしても本当に綺麗な浜辺だな。」
フェリーペ「そうだな。こんな事態じゃなければ、思う存分ここではしゃぎたかったよ。」
メンテー「そういえば、君の出身は確かブラジルだったな。やはり海でよく遊んでいたのかい?」
フェリーペ「あー、俺の場合はダンスの方が……」
そんな他愛のない会話を楽しみながら、素足で波打ち際を歩く男女二人。傍から見れば、海を満喫している恋人たちである。>>909
――海辺アトラクションにて――
教経「いやあ~!!負けた負けた!……で、どうだったよ大将、俺こと平教経の入水場面を再現してみたんだが、ちゃんと肝冷えたか?」
海御前「……ワタシハ、スゴク」
あくまでお化け屋敷の一環とは言え、目の前で夫が死にゆく場面を見てハラハラしない妻などいないだろう。
教経「すまんすまん。だがお前たちがのびのび暴れる場所を提供したんだから、それでちゃらにしてくれや!」
海御前「……モウ、ゴマカサナイデ」
フェリーペ「…………で、今度こそ通してくれるのか?」
沈めかけられるわ、目の前で惚気始めるわで、先程よりぐったりした様子のフェリーペに対し、
教経「ああ、勿論!さぁ奥に進みな」
教経はそう言って浜辺の先を指さし、道を開ける。あ、時間になったので投下しても良いでしょうか?
東鬨最新話、タイトルは『神話再臨』です。>>915
アスファルトの瓦礫を吹き飛ばしながら、ライダーは戦車を手繰る。放水路の手狭な空間をものともせずに、天馬は三次元的挙動でアーチャーを翻弄する。
その過程で放たれる衝撃波は老朽した柱など易々と砕く程で、たとえ英霊だろうと巻き込まれればアスファルト共々粉々だ。
柱と柱を縫いながら移動するライダーに苦戦を強いられる。
単純な戦力差もさることながら、戦場となった放水路はいかんせん弓兵にとって不利な環境が揃っていた。
等間隔に並ぶ柱は障害物となり、矢の照準を狂わせる。
かといって徒手空拳に持ち込む隙も創出出来ずにいる、そんな状況。
事態を好転出来ずに歯噛みする猶予すら与えまいと、ライダーが突進する。
「───────轢き死.ねぇ!!」
捲れ上がる地面と舞い上がる土埃。一切合切が一緒くたに攪拌される破壊の行進だ。
巻き込まれれば死は免れない、アーチャーは間一髪で横へ逸れると振り向きざまに矢を連射する。>>916
矢を番えて、鉉を引き絞り、放つ。
この一連の動作をコンマ数秒の中に幾重に重ねて。
速射砲もかくやの矢の連射だが、ライダーは全ての矢を躱して打ち払う。
「甘ぇ、そんなもんじゃ俺は殺.せねぇぞ────!」
憎々しげに舌を鳴らすと、追い打ちをかけるライダーに迎え撃たんと空中で姿勢を整えようとした。
だが。
「ガ、ハ……っ!!」
不意に意識の外からくる鈍痛。
原因はライダーによる殴打だった。
アーチャーが体勢を整える隙を突き、戦車から跳躍した後にそのまま脳天目掛けて拳を振り下ろしたのだ。
英霊の強固な身体をもってしても、ライダーの拳は耐え難い。
重く、鋭い。
人間が到達する筈のない筋力A++相当の打撃なのだから、その威力は宝具にも引けを取らない。
ギリシャの海神の血統を有する神話の英雄、その基礎出力の違いを嫌という程痛感してしまう。
思わず明滅する意識の中、それでもアーチャーは意志を手放そうとはしなかった。
ライダーが放った殴打によって巻き上がる砂塵風に紛れる形で擦り抜けて、更なる追撃を回避する。>>917
”『この身体』で接近戦はウマくない。”
無意識でライダーと距離を取るが、結局どのレンジであろうとライダーに先んじることは出来そうもない。
半端な距離では戦車で一瞬にして縮められるし、かといってインファイトは自殺行為。
「流石……神話最強格の一人なだけはある。全く、個人の戦闘力がこの規模など悪い冗談にも程があろう」
「そりゃあどうも。絶望してるところ悪いがよ、俺と同郷の英霊ならこれくらい標準搭載だぜ」
ライダーが戦車から降りて徒歩で接近する。
一歩一歩はただの歩みである筈なのに、その歩みが放つプレッシャーが恐ろしく重い。
「俺の後の時代の奴なんか螺子巻き細工の馬を宝具にするらしいしな。
『たかだかペガサス程度』で目ん玉ひん剥いてちゃ、命が幾つあっても足りねぇぞ?」
「たかだかペガサス程度、か────本当に馬鹿げた話だ。虚仮にされたような気分、だ」
そう言いながら放つ眉間目掛けた騙し討ち。
音の壁すら超えて、空気の尾を棚引かせて迫り来る一射は、並の英霊ならば対処出来ずに脳漿を散らしていたことだろう。
だが眼前に立ち塞がるはギリシャ最強の一角。
顔色一つ変える事なく────否、僅かばかりの憐憫を含んだ表情のまま、矢を寸前で掴み取りそのまま鉄矢を握り潰す。
「軽い」
「─────!」
「これが純粋な神秘の差だ。ま、悲観するこたねぇよ。神の時代と人の時代にはこれだけの違いがあるってだけの話さ。
恨むんなら弱い時代に生まれた己を恨め」>>918
それは死刑宣告にも似た響きだった。
神秘という概念の基本原則として、神秘はより古い神秘に打ち倒されるのだという。
つまりは、この隔絶した戦力差の所以は純粋に生まれた時代、触れてきた神秘の差でしかなく。
お前はどう足掻いても神代の英霊には勝てないのだと、そう突き付けられたようなものだ。
かつては百戦錬磨の剣闘士だった。
討ち果たした猛獣は数知れず、万夫不当の名を欲しいままにしていた。
自分を打倒しうる英傑は存在しないと、声高に叫んだものだ。
“それが─────こうも儘ならないとは。”
「ク、………時代の差、か。なるほど絶望的だ、だが」
悲しくもあった。
だが、同時に湧き上がったのは歓喜だった。
自分が憧れた英雄が生きた時代は、やはり強き時代だったと。
目の前の強敵の存在はかの大英雄の強さを示す証明に他ならないのだから。
なら────かつて“大英雄の化身”を嘯いた身として。
彼の名に恥じぬ様を見せつけねばなるまい。>>919
「燃えるではないか」
「………へぇ。勝てる見込みがないってのにか?」
「ほざくな、貴様も分かっていように」
「嗚呼、確かに言うまでもねぇよな─────“だからこそ”、だよな」
奮える。
全身に血が滾って、理性に青い焔が焚べられた。
止まらない、負けられない。このままでは終われない。
俺に大英雄の面影を見たかつての民衆を酔い痴れさせたように、斯様な窮地にこそ華々しい勝利が相応しい。
「相対するは神話の大英傑。生前幾度となく死線を泳れどこれ程までの脅威はなく、未だ嘗てない劣勢は不可避。
だが、だからこそ滾るというもの────誰もが勝てぬと諦める相手を撃ち倒してこその浪漫、即ちローマの真髄であり。それを体現する余こそが、コロッセウムに名高き剣闘皇帝よ!!」
何、難しい話ではなかろう。
皇帝に“不可能”はないのだから────>>920
風の吹かない筈の地下空間に猛風が吹き荒ぶ。
アーチャーを中心として現れた乱気流は膨大な魔力を巻き上げて周囲を飲み込んだ。
乾いた風。それはかつてアーチャーが生前頬に感じた故郷の風。
幾度となく繰り返された闘争劇場、そのフィナーレを飾る強き風だ。
割れるくらいの歓声が聞こえる。
興奮と怒号と、叫声の入り混じった声。
それはかつてアーチャーが全身に浴びた懐かしき称賛の嵐。
幾度となく勝利を飾った黄金劇場、その大団円を彩る猛き声だ。
「民衆よ歓喜に奮え、畏敬を示せ。」
ライダーの身体が奮える。
敵が放つ王気が、霊基が、加速度的に膨張していくのを実感する。
”コレは、不味い“
そう肌で理解しながら、心が畏れを純粋に楽しんでいる。怖いもの見たさと闘争心とが入り混じった感情は、何故かライダーの貌を歓喜に彩っていく。>>921
その威容に映るは神話に名高き大英雄の面影か。
はたまた建国神話を打ち建てた人の身で神に成った男の姿か。
魔力に神気が宿る。魔力はこの場どころか、地下神殿全てを覆うように満たされてゆく。
放水路に存在する全ての生き物が空気が変わった事に気付く。
その神気は圧倒的、かつ絶大。
「燦然煌く英傑は此処に、我が身をもって顕現する─────!」
『……何をしているのライダー、遊んでいる余裕はありません』
念話を介して麗奈の声が届く、どうやらアーチャーの変化はあの結界すら超えて聖杯の間まで到達しているらしかった。
何と、規格外のオーラ。
生前を闘争と冒険に終始した英傑イダスでさえ、これ程までの気を纏う存在はただ一人しか知らない。
そう、ソイツはかつて英雄達の旅に同船した際に目見えた正真正銘の大英雄。
いつか闘いたいと願いながらも終ぞ叶う事がなかった、自分が唯一、本能的に「勝てねぇかもしれねえ」と感じたあの男。>>923
地下神殿がビリビリと音を立てて悲鳴を上げる。
神話の大英雄の再臨に魔術を施した空間が耐えきれなくなっていた。
『──────!令呪を以て命じる───魔槍を解放しなさい!!』
念話越しの声は酷く荒立っていた。
麗奈は勝てないと踏んだのか、ここに来て約定を破る選択をした。
重ねる事、五画。
聖杯戦争の監督役から略奪した余剰令呪を上乗せした強制は、神話の英雄と言えど従わざるを得ない。
だが、ライダーは気付いていた。
仮に目の前の弓兵がヘラクレスに近い領域に到達したのなら、この魔槍は抑止力になり得ないだろう。
この”神話再臨“にも等しい出会いは何方かの死というカタチでしか、終わらないという事を。
「─────希臘英雄物語(ゴッド・ハンド・テアートルム」
「────双絆別つ絶縁の槍(ディヴィデッド・デスモス)!!」>>924
マッハを超越する速度で放たれるライダー全力の投擲。
その手応えは、目映いばかりの光に消えた。
朦々と立ち込める砂埃に目を凝らすライダー、その双眸を期待に光らせながら。
「………念話は通じているか?残念だったな麗奈。
一枚、向こうさんが上手だったみたいだぜ」
『……………』
破れんばかりの咆哮。民衆達が興奮して上げる猛りの声だ。
円状に展開された闘技場に逃げ場はなく、敗走は即ち死を意味する異質な空間。
古代ローマで最も有名な建造物コロッセウム、その闘技の場の中心に、ライダーが立っている。
彼一人ではない。ライダーと向かい合うようにして立つ英雄がもう一人、コロッセウムの中心に立っている。
ライダーよりも更に頭一つ大きな体躯に、隆隆な筋肉に覆われた身体、そして全身に漲る魔力は、先程までのアーチャーとは別次元である。
この姿は闘技場にて民衆達が幻視したコモドゥスの姿。
剣闘皇帝が高々と宣言した「新たなるクィリヌス」にして「ヘラクレスの化身」としての姿。
剣闘皇帝はここに、その真価を開帳させたのだ。>>925
アーチャーは胸に突き刺さった絆破りの魔槍を引き抜くと、先程のライダーよろしく純粋な握力で槍を握り潰す。
『巫山戯てる───絆破りの槍は間違いなく起動した筈、たとえヘラクレスに近い霊基を獲得したとしても絶対的な呪縛は逃れられないのに』
槍は真っ二つに折れたまま、地面に無残に転がった。
「────余が。余の輩(ともがら)が、何の策も弄せずに貴様らに挑むと思うたか?」
「…………なるほど、単独行動か」
「然り」
胸からは血が吹き出て、傷口には黒い瘴気が漏れ出ている。宝具『双絆別つ絶縁の槍(ディヴィデッド・デスモス)』が正常に作動した証だ。
「しかし、それだけに非ず」
だがアーチャーは座に帰還する気配はなく、闘技場を解除する様子もない。
流石に本調子とは程遠いようだが、これは余りにも、不可解だった。
「余のマスターは三画の令呪を全て費やして生存の為の魔力に変換した。そして我が輩との魔力パスは今、魔槍によって潰えた。
……したがってこれで輩(ともがら)から魔力を絞り取る事なく貴様と死合えるということだ。我が身に残った魔力が潰える迄の、瞬きの間ではあるがな」
「するってぇと?その短い間でも俺を斃せるに足る、と」
ライダーは不敵に笑うや否や、自身の魔力を膨張させた。
自身よりも後ろの視界が陽炎のように揺れる、怒り狂った魔力が空間にさえ影響を及ぼした証左である。
その威圧、その威容は、目の前のヘラクレスの化身と張り合うほど雄々しく。
「────随分と軽く見られたもんだ。いいぜ、付き合ってやるよ。テメェが座に帰る前にハッキリさせようか。
………どっちがギリシャ神話最強の英雄かってのをよ─────!!」>>927
真名解放された全力疾走。
それは前に垣間見せた限定解除とは比べ物にならない疾さだ。
その進撃は災害の爪に等しく、一度放たれれば都市すら一溜りもなく崩れ去る。
その天災の如き対軍宝具は天高く飛翔すると、身を翻して一転、アーチャーがいる地面目掛けて疾駆を始める。
最初から余力は残さない。
魔力切れを狙うなどという不粋は犯さない。
ライダーは限られたこの数分間で己の全てを出し切るつもりだ。
そして、アーチャーも彼の闘士としての矜恃に応じるように全身に魔力を巡らせた。
さながら仁王の立ち姿。
両腕を空に広げて、幹ほどに太い脚は大地を踏み締めて、数秒後に来る衝撃に備える。
───────円形闘技場全体が揺れる。
地面は捲れあがり、方々に瓦礫が散ってゆく。
観客席で湧く民衆達にその衝撃が波及したが、魔力で練り上げられた存在に影響はなかった。
衝突かり合う質量と質量。
敵対し合う意地と意地。
世界最強級の漢(オトコ)同士の喧嘩は、観る者を圧巻の渦へ引き摺り込む。>>928
大英雄の化身となったアーチャーが立つ姿はまさしく地に深く深く喰い込む大樹そのものだった。
戦車を牽く天馬を真正面から受け止めて、その威力を相殺させている。
無論無事では済まない。
対軍宝具クラスの一撃を真正面から受けようものなら、如何なる英霊とて死なない筈がない。
だが。ギリシャ神話最強の英雄ヘラクレスは、如何なる英霊の範疇を逸脱する。
「オオ、オオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」
『十二の試練(ゴッドハンド)』。
ヘラクレスが生前に成した十二の偉業を具現化した、神の祝福であり、呪いと呼べるモノ。
本来であれば並の英霊なら一つ超える事さえ困難な難行たちは、死後英霊として召し上げられる際に”十二の命“という形で昇華された。
即ち、ヘラクレスは一度の死では止まらない。
天馬の一撃を全身に浴びたアーチャーは一つ、二つ、三つと一気に命を散らしていく。
繰り返される死は六度、しかしアーチャーは止まらない。
我武者羅に天馬の頸を片腕で掴み取ると────────その頸を膂力でへし折った。>>929
声にならない呻めきを上げて天馬は膝から崩れ落ちる。そして其れが牽いていた戦車もまた全体のバランスを崩した結果崩れ、倒れていく。
しかし宝具を失ってなおライダーは目の輝きを増すばかり。
戦車から泥臭くも飛び降りた彼は、丁度戦車の影から勢い良く強襲を仕掛ける。
顎先を狙った渾身の打突。
拳骨に神秘を乗せた、文字通り全身全霊を籠めた一発は、大英雄の鎧じみた肉体でも無傷とはいかない。
顎先どころか頭蓋すら砕け散って。
それでもアーチャーは膝を着くことはしなかった。
死にながら、肉体を再生させながらも、ライダーの猛攻に対して喰らい付く。
「───────ッラァどうしたぁ!!俺の知る大英雄(デカブツ)はこんなもんじゃねぇぞォ!!!」
「────────ッ!」
乱れ飛ぶ拳と拳。
それら一発一発全てが対人宝具を凌駕する。
ミサイルを至近距離で乱射し合っていた方がまだ生温いくらいに鮮烈を極める闘技場。
血飛沫が、そこら彼処に真っ赤な花を咲かせていく。>>933
思い知った。
彼は紛れもない大英雄だった。
蹌踉めく身体を気力で押さえ付けて、ただ一人闘技場の中心にて立つ。
在りし日の歓喜の声。
それは懐かしくもあり、虚しくもあり。
────そして何よりも誇らしく、心を撃ち鳴らす。ちなみにアーチャーの宝具展開中の脳内BGMはtwo steps from hellの『Archangel』です、良かったら聞いてみてください。
>>941
横槍如きでどうにもならないってイダスが確信しているのも良かったですよね!>>935
あぁ、いいですね……宝具解放からの大英雄同士の殴り合いめちゃくちゃ熱いです……
約定を破った麗奈に対して恨み言も吐かずにただアーチャーと向かい合うライダーがほんとうに気持ちいい……>>950
おっと、超久々だあ。
立ててきます~そういえば結局、聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#***/旧聖杯大会予選の”旧聖杯大会予選”部分の変更?とかってどうします?もう固定?
>>938
ありがとうございます。あれでやり方よかっただろうか……(ドキドキ)
そういえば夏の分割並行型リレー(903)の感想などお待ちしております(小声)そんなに長くないからssにも出来なかったチャラ男ーズの小さなお話
店員A「先輩、あの人イケメンですねー…」
店員B「あぁ、ファンさん?そうよねー。ビシッとしてるし物腰も柔らかいし…でもなーんでこんなやっすい焼き鳥屋にいるのかしらね」
店員A「確かに…でもすっごい楽しそうで、見てるこっちも微笑ましくなりますよ」
店員B「そうねー」
ファン「もしもし、ロドモン君かい?うん、前に君達が話していた焼き鳥屋にいるよ」
ロドモン『うぇ!?マジ!?こう言っちゃなんだけど、ファンちゃんそういうの好きじゃないと思ってたわ…オレらも今から行って良い?」
ファン「勿論だとも、待っているよ。…それとね、焼き鳥を好きなんじゃない。『好きになったんだ』。誰かさん達のおかげで、ね」>>945
頑張ります!
あと雷電のイメージCVを募集中です。>>935
大英雄の男臭いぶつかり合い、燃えますねぇ……!!
人がいるなら自分の個人ssの続き投げたいです
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/灰津聖杯大会
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/魔神、敗退
前回のあらすじ
最強候補であったバロールが運営本部の策により「ランサー、自害せよ」系列の命令(令呪全乗せ)により脱落。その霊基の九割を再構成して黒化され、運営が島を荒らすための手駒になったのであった
勢力図
同盟組んでるの→ランサー陣営、セイバー陣営、バーサーカー(件&ツバキ)陣営
個人プレー→その他全部
脱落→キャスター(バロール&ゼレア)陣営
暗躍→運営>>964
解釈とかはおっけーですよ
改稿あるなら楽しみにしてます>>963
よくてよ!
自分も外伝SSの続き仕上がったんですが、薄い内容なんで山星さんの後で問題ないです
ていうかスレの残数的に、山星さんので終わりますかね?『運営から聖杯大会参加者に通達します。大会を盛り上げるシステムであったキャスター:バロールが暴走しました。このままでは市民、ひいては開催地であるこの島に影響が及ぼされます。即刻討伐を緊急ミッションとして定めさせていただきます』
「ねぇ、どうするのマスター?」
「どうもしない。私とメイヴが参加していいことなんてないもの。……それよりも、今のうちに魅了される人たちを作った方が早い。市民を守る名目にもなる」
「ライダー……私たちは退きましょう。ライダーの宝具は真っ向からの勝負には向いてない。市民の方々を安全に避難させることに助力すべきです」
「マスターが言うことなら、もちろん!」
「シノン、トワ。申し訳ありませんが、私達はここで退かせていただきます。戦乱の中にいてはツバキが危ない」
「ごめんね、おにいちゃん達。……いたいことされたら、いつでも私に言ってね。なおすから」
メイヴ(バーサーカー)、ソール(ライダー)、件(バーサーカー)はこの争いから手を引いた。どうやら表向きな戦闘ではなく市民達の保護に向かうらしい。ならば、そう。魔王バロールに面と向かって立ち向かう者たちは……
「……アーチャー、俺は余計なことに手を出したくない。俺というマスターの意向は汲まないか?」
「ヴァチキだってヒー☆ロー(英☆雄)なのぉんっ♡♡だから仕方ないわっ!」
「……はぁ。漁夫れそうなら漁夫れ。腑抜けた奴が味方なら特攻させるか殺したほうが早い」
「セイバー、調子は大丈夫か」
「私のマスターの魔力回路は一級品ですので。ランサー、あなたこそ気をつけるべきかと」
「……なんだ貴様。見ない様相……ああ、アレか。中南米のアサシン?」
「ふん、そういう貴様(キャスター)は人とは呼べぬ姿だなぁ?我は死の王と騙るあのデカイだけの猿を誅伐しにきたが……貴様は打算しかないな」セイバー、ランサー、アーチャー、キャスター、アサシン。この五騎が挑むという。対して大胆不敵に笑うのは、目を瞑り牙を剥き、2mをゆうに越える体格の怪物。かろうじて人のようであるそれは、どうしようもないほどに人類と相容れない。
「貴殿、バロールとお見受けする。形式上1:5となり異存はあるだろうが甘んじて受けてくれ」
「構わんよ。俺は別に一人でもいい」
「………ほう?面白いことを言うな」
「構わんと言ったのだ。雑魚が1匹2匹増えようが所詮雑魚。それらを打ち砕かずして何が魔王か。何が魔神か。……俺もこの霊基に刻まれた役割は塵だと思っているがそれはそれ。誠心誠意貴様等を打ち砕き、聖杯を手に入れよう」
その返答を開戦の合図とし、セイバーとランサー、そしてアサシンが駆け抜けて刃を振るう。その煌めきは鋼鉄をも容易く切り裂く技。まともに当たればサーヴァントといえども……
「……痒い。皮膚も通らぬそれは楊枝か」
受け身もせずにまともに受けられ、逆に振るわれた槍に吹き飛ばされる。バロールにとって大したことのない一撃であるそれは、他のサーヴァントにとって絶大な一撃であると。その神威を知らしめる。
「……当たらずとも風圧でこれですか。あの巨人」
「ただでさえ高いステータスであったものを、魔術で引き上げているのだろうよ。聖杯から供給される無尽蔵の魔力を汲み上げ、湯水の如く使い潰す。おおよそ遠慮がない。故に───」
キャスターが発動する神代の大魔術。対魔力が低いものは問答無用で消し炭にしてしまうほどに、吸う空気すら焼けるように熱いほどの業火を何するものぞと振り払う。神代の魔術……どちらも人のそれを外れたもの同士の行使。なれば勝つのは魔力の供給量が高い方である。
「ほら、この通りだ。……アーチャー」
「ヴァランッ!!??ヴァチーキのルゥアブが欲しいのネッ♢!」
「喧しい。……竜巻の中でも正確に射抜けよ」
巻き起こした極大の竜巻の中、セイバーとランサーのみならずキャスターまでもが剣戟に参加する。それらを容易くいなすキャスターが魔術によって竜巻を吹き飛ばそうとした時、ある一矢が頰を掠める。「………!この竜巻の中、俺の頭を撃ち抜こうって?……あの弓兵か」
「ヴァチンキのアモーッッルルァァはマダ☆マダ♡行くわよぉんっ!!」
バロールを囲むように放たれる数十本の矢。竜巻の軌道に載せることで多方面からの攻撃かつ斜めなどの変則的な攻撃。それら一つ一つにアーチャー以外の四騎による極大なエンチャントがなされており、一矢一矢がまともに刺されば大打撃を与えうるもの。
「……温いと言っている。お前達は浅すぎるぞ」
竜巻の中で吹き荒れる膨大な風力。それを放ったのはバロールその人であり、それ自体は大したことはない。ただ〝槍を最適な力で振るった〟だけ。その最適な力というのは矢を止めるに値する力であり、矢の推進力を丁度に停止させるもの。
「巧いが、雑念がある。大方他の者らも始末する気でいたな。だから浅い」
振るわれた槍撃は空中で停止した矢の向きを変え、敵である複数人に向けて正確に放たれる。あるいは槍の柄で弾き飛ばし、あるいは風圧で吹き飛ばす。それら一つ一つが的確な角度で狙う。矢を停止させる技量、それを弾き飛ばす技量。まさしく神域のそれであろう。
「……浅いのは、そちらだろうに」
「不覚を取ったなぁ、巨人っ!噛みつきやすい首筋だぞ?」
バロールの影から出たアサシンの首を狙った一撃は、首を飛ばすと言わずとも鮮やかな手つきで半分までねじ切り千切る。ああ、そうだ。これこそが闇の冥府の神、カマソッソの本領。首を刈るそれこそが逸話の証左。反射で蹴り飛ばされるも、致命傷であることは確かだろう。
「……殺りましたか?」
「それは生きている前兆だ。いや、真面目な話今ので仕留められてはいないだろう。的確な追撃をせねば……」
「”その必要“はないぞ。何故なら俺は生きているからな」
ぐちゅり、ぐちゅりと鳴り響く音。そこにあるのは確かに首を切り裂かれたバロール。それがどうしたものか、大したことはないという風に首が元に戻る。「ああ、一つ弁明をさせてくれ。これが本来の聖杯戦争ならば俺は今ので殺されていた。アサシン、お前の一撃はそれほどまでに見事だ。だが、しかし、なあ?俺を聖杯なぞに繋ぐからこうなる」
霊核を砕かれなければ、サーヴァントは死なない。いや、死なないということはないが大量の魔力があるのなら理論上治る。その上バロールはドルイドだ。重傷の治し方の一つや二つ心得て当然。なればこそ、この結果は当然とも言えよう。
「ああ、そうだ。俺も弓やナイフは嗜んでいてな。どうも扱い難くて構わんと思っていたが中々どうして、それも良いものだ。さて、踊って見せようか」
「抜かせ。どうせ使うつもりなんてないんだろ?透けて見えるぞ」
「そう思うか、ランサー。……まあしかし、確かに使う必要もない。何故ならもう、既に仕込んでいるからだ」
「何を……ッ、っ、!?これは、グッ……」
バロール以外の全員が掠る程度とはいえバロールの攻撃を受けている。故に、彼らはもう『武器に付加した猛毒』を受けている。槍に取り付けられた薬瓶から刃に染み出す毒、ナイフに焼き付いた毒、矢に塗られた毒。それら全てが内から臓腑を焼くもの。
「……避けろよ、此処で死なれては興が削がれる」
「この膂力……さらに身体能力を上昇させて……チッ、これからは受け流すことを諦めろ!全てを回避しろ、受けたら死ぬと思え!!」
本気で振り抜かれた……魔力の放出を帯びた猛毒の槍の巨人が如き一撃が、辺り一帯の大地を砕く。浮き上がる岩に飛び乗るサーヴァント達を迎え撃つ、最強の魔王。
………これこそが、神々も恐れた巨人の王である。「これが、サーヴァント……」「あのバロールとかいうのが規格外なんだよ、紫音とかいう坊や。てかアレだな、手榴弾入ってて生きてたとか化け物かよ」
「お前なぁー!黒野、とかいったっけか!?お前のせいで死ぬかと思ったんだぞ!?」
「骨ぐらいは拾ってやるよ。拾って上司の死霊術師(ネクロマンサー)に提供して小遣い稼ぎしてやる」
「っ……そんなに今喧嘩したいのかよ」
「いいやぁ?ただそっちから殴ってくれれば正当防衛だよなぁ」
「男はああやってバカをする。仲睦まじいことはよきかな、だけどね」
「ジェーン、と言ったか。悪意が透けて見えるぞ。本当にあちらがおっ始めるなら真っ先に二人を殺してやろうという殺意が丸見えだ」
「そんなことないわよぉ、ニアディールちゃん♡………それよりも、そこの女子。なんで塞ぎ込んでるの」
「……そんな、だって、いや、まさか……」
ぶつぶつと呟き虚空を見つめ頭を抱える都羽。その目は虚であり、己の中の何かを否定している目だ。百年を悠に生きるジェーンにも、数多の人間の裏切りを見てきたニアディールの目にもそれは些か奇異に映る。
「……都羽?どうした、どこか痛むのか?」
「紫音、君……私、わた、し……読める、の……聞こえるの」
「読める、聞こえるって……何が?幻聴か幻覚なら、もう少しよく見ないと……」
「違う!違う、違うの……なんで、なんで……どうしてっ!『バロールの言う言葉』が聞き取れるのっ!」
「なっ……都羽?都羽!?」
滝汗が止まらない。心臓がバクバクする。馬鹿みたいに頭が痛いし耳鳴りもするのにあのバロールとかいう大男が紡ぐ詠唱だけがスラスラと聞き取れる。まるで英語のリスニングのように、簡単とは言えないが意味の一端が理解できる。
ヒステリックになってしまったように頭を抱え飛び出した都羽。サーヴァント達が混戦する戦場の間近へと近づき、何を思ったか深く深く息を吸い込んで。「grānom!wīro!」
聴きなれない。どこの国の言語とも……強いて言えばイギリス、アイルランドに近い発音が響いた直後、バロールの発動していた魔術が消え失せる。
一瞬の驚きを見せ、即座に声のした方向へと剣を投げようとするバロールの腕が若干の固まりを見せた時、好機と言わんばかりにサーヴァント達が攻撃を開始する。
「……なんだ、あの言語は」
「………ケルト祖語。いや、もっともっと深い源流……喪われた言葉(ロスト・ランゲージ)か」
「ケルト祖語……?」
「過去に使われた言語よ。古ノルド語とか、古英語とか、日本で言えば古語とか、とにかく色々な過去の遺物(言葉)があるでしょう?その中でもアレは失われた言葉。現代でも復元が試みられているけれど、至難の言葉なの」
「……そんなの、ありふれているだろう。それが魔術になると?」
「なるのよ。古来、ケルトのドルイドは文献よりも口伝を重視した。口で語り継ぐ言葉こそがドルイドの秘儀を、魔術を、そして神話を紡いでいた。ケルトで言えば吟遊詩人だってそう。言葉で、詩で、世界を形作るでしょう?
神代の魔術は近代の研究では『神の権能の一片』と言う説が有力でね。古代ケルトにおいて言葉は歴史に関わる密接なもの。口伝を尊ぶ存在達なのだから、言葉を発音できるというのはそれだけで神の力の一片を借りることに他ならない。神言、というやつかしら。
だからさっきの娘は、バロールの神言に割り込んだ。勿論、今のケルト祖語は現代人が見つけたもので、正式な神代の言語魔術理論とは次元が違う。古代の神秘なんてないし神代の魔術は扱えないけれど、システムを流用して現代版にチューンして、一部でも良いから割り込めば停止するきっかけになる。術者が動揺して止めちゃったんだもの」
この場において、バロール以外に理解しようがない、行使しようがない言葉。それを現代の魔術にマイナーチェンジされたとはいえ割り込まれれば流石に驚くともいうべきものだろう。
「……言葉さえ知れば簡単である、と?」
「そういうわけでもないわ。理屈を完璧に理解して、一つの単語への理解度を深め、魔術的歴史の造詣を積んだ上で最適な魔術理論を即興で組み立てて声に魔力を編み込む。並の魔術師じゃ無理ね」「理論を分かった上で、誰ならできる?」
「私は無理。そこの紫音とかいう子も無理でしょ。ノア、だっけ?あの子なら……でも今すぐは無理かも。即興で出来るのは、都羽って子以外多分誰一人いやしないわよ………何よあれ。典位、または色位相当じゃない」
「大丈夫か、都羽?急に走り出すな、危なかったぞ。……それにしても、凄かったな、その魔術」
「……んだ。……じゃない……」
「?どうした、なにか言ったか……」
「あの女は、私の先を行くんだ……私だって頑張ってケルト祖語の言語魔術を開拓して、復興したし、功績だって積み上げたのに。アイツの功績はその比じゃない……ルーンの完全なる復興……?ふざけるなよ蒼崎橙子!私の先をいつもいつもいつも……!」
「都羽!どうした、しっかり……っ、都羽!?」
気絶する都羽。何か、脳に大きなショックがあったのだろうか。
「まあまあ、寝かせとけよ。……おっと、何もしない何もしない。本当さ。それよりも、だ。そこの甘ちゃん。二つほどニュースがある」
「どうせ良いニュースと悪いニュースだろ。ありふれてるな。聞かないぞ」
「確かに良いやつと悪いやつがあるがまあ聞け。これはデカイぞ。
良い方は、あのデカブツは生きている人間を攻撃出来ないってことだ。多分二次被害じゃない直接的な被害を行使できないってこと。多分俺らが飛び込んで間に割り込めば隙になる」
徐に、都羽の腹に銃をぐりぐりと押し付ける黒野はにっこりと笑って。
「悪いニュースは、俺はそれをする気が全くないってこと。なんなら、俺以外全員を身代わりでそっちに飛ばしても良いってこと。ああ、ただし。お前だけが行って頑張って持ち堪えるなら、それでもいいぞ?」>>956
綺麗なモノを穢したい、つい当たり前の事を破りたい、そんな情動は人間だけのものですからね。
普遍性から外れているだけで、表に出さないだけで誰しもが持っている。
なら、それを快いとしている少女が人間でないはずがない。リアルでやるのが頭おかしいだけで。
……後言動が変態すぎるだけでまだ14歳の女子中学生ですからね。彼女。>>971
そうですね……ただ芽衣にすべて任せて自助努力でなんとかしろというのも厳しい話。夏美側からも何か情報なり策なりを伝えるようなことをしたいと思います。
あとイレギュラーな受肉については、妖精眼の魔力の流れや構成の変化を見てとって「受肉させてはいけない!それまでに芽衣さんを助ける!」と焦る夏美と、誰かに「手っ取り早くマスター仕留めたほうが早くない?」と提案する側で一度衝突させたいなと思ってます。>>976
買いかぶってもらってナンボの神さまですから訂正とかはなくても大丈夫です
ハードルを超えれなくても私の力不足が露呈するだけですので! えぇ!
でも天変地異とかはちょっと無理かな!>>986
はじめまして、アリスさん。恐らくはアリスさんがご不在でしたうちに参加させていただくことになったと思います。コテハンをディックと言います。これは好きな作家の姓を元ネタにしています。
日本出身の英霊を作ることが多い傾向になります。よろしければ、ページを覗いてみてください。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AFあ、そうだ
山星さんの後に投下する予定だった外伝SSですが、やっぱりスレが変わってからにします
理由はいよいよ残りスレ数が少なくなってきたのと、今投下しても感想返しづらくなるからです
今の調子だと多分明日になるかもしれませんが、よろしくお願いします>>981
アリスさんお久し振りです!コテハン変わりましたがユージーンです。>>986
それは良か……良かったとは言いづらい……
戻ってきてくれたのは良かったけど……>>990
第一回の鹿之助とのコンビとは対照的にどこまでも冷たく鋭く、がコンセプト
バロールも伊達にクーちゃんのひいおじいちゃんしてないのよ!>>987
ご丁寧にどうも。
アイランド編でライダー役をしてますアリスです。その内名前は変えます。
隠し事しか芸の無い作者だったので開示しながら復帰させていただきます。
作者ページはこちら
(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%A8%E7%90%86%E7%B6%B4%E3%81%AE%E4%BA%BA)>>981
お久しぶりです。1000なら自作と他作でのカプ談義
今回はスレッド芸しなくて済みそうやなと言いつつ埋め
好きな宝具、スキル名
水着も良いけど浴衣もね!と言って埋め
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#161/旧聖杯大会予選
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