痛いと思われつつもやっぱりやっちゃうこの妄想!
インフレがどうとかそんなのは置いといて吐き出してみよう!
実際に登場しそうなものをガチで妄想するもよし、とにかく自分の趣味やネタに走るもよし
※あくまでも妄想なので他人の妄想へのダメ出しはなしの方向でお願いします
次スレは >>960 さんが建ててください
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《でもにっしょんch僕鯖僕鯖スレまとめwiki》
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/
参考推奨サイト
本家ぼくのかんがえたサーヴァントwiki
http://bokusaba.wiki.fc2.com/m/
タイプムーンwiki〔特にサーヴァント(スキル)〕
https://typemoon.wiki.cre.jp/wiki/【出典】史実、『神曲』、中世ヨーロッパ伝承
【CLASS】キャスター
【真名】ウェルギリウス
【性別】女性
【身長・体重】152cm・38kg
【肌色】浅黒 【髪色】銀鼠 【瞳色】銀鼠
【外見・容姿】籠の中に引きこもった、ぼさぼさの髪と汚れたトーガの少女。
【地域】ローマ
【年代】B.C.70~B.C.19
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:E 耐久:E(籠はA+相当) 敏捷:- 魔力:A+ 幸運:B 宝具:B
敏捷値は0。籠の中から自力では移動しない。できない。
【クラス別スキル】
陣地作成(籠):A
キャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。「工房」の形成が可能。
Aランクとなると「工房」を上回る「神殿」を構築する事ができる。
大魔術師ウェルギリウスの陣地作成スキルは極めて高いが、基本的にごく小規模の工房しか作成できない。自分がギリギリ入れる狭い籠だけを神殿化する。
マスターを守る陣地を作成できないのはデメリットであるが、担いで移動できる工房はメリットも大きい。>>2
道具作成(魔/詩):A+
キャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成可能。魔術師としての魔道具作成技能、詩人としてのエンチャント機能の双方のスキルを極めて高ランクで兼ね備える。
魔術で作成したAランク相当の魔道具に最高位の詩人としてエンチャントすることで、Cランク程度の宝具を量産可能。
【固有スキル】
籠の中のパルテニアス:C
「ウェルギリウスが恋心を抱いた女性に騙され、籠の中に入れられたまま窓の外に吊るし上げられ、辱めを受ける」という中世の伝承と、「あまりにシャイであったウェルギリウスはパルテニアス(乙女)と称された」という逸話が形となったもの。またの名を箱入り娘。
籠の中から出ないことで敏捷値が0となる代わりに、圧倒的な強度の籠によって守られるスキル。工房への穴熊はキャスターの定石ではあるが、マスターが担いで移動することを強いられるのは変則的。
橅の木陰のティテュルス:B
ギリシャ・ローマにおける理想郷、「アルカディア」の概念は、ウェルギリウスの「牧歌」によって成立した。
単なる実在する一地方を美化し、天国の属性を与えるほどの詩才。陣地作成や工房作成というよりは、土地そのものへのエンチャントに近い技能。
土地そのものに「この詩人に従いたい」と認識させることで、魔術的に他者がオーナーである土地を己が先祖代々の土地であるが如く扱える。
魔術師というものは単に土地からの魔力供給が受けられるかどうかという次元ではなく、先祖代々の土地から離れることで多かれ少なかれ弱体化するものである。
が、キャスターに対してその常識は成立しない。>>3
【宝具】
『戦と勇士を私は謳う(アエネーイス)』
ランク:B- 種別:対人宝具 レンジ:1人 最大捕捉:1人
ウェルギリウスの「詩人が銅像に魂を吹き込む」最古のゴーレムの伝承や、ウェルギリウスが青銅の蠅を作ることでナポリの街からハエがいなくなった魔術師としての伝承。それが、詩人としての最後にして最大の作品『アエネーイス』と習合して形を成したもの。
半神の英雄アエネーアースを再現した青銅のゴーレム。トロイアにおいてヘクトールに次ぐ武勇を誇るアエネーアースの再現体であり、戦闘系のサーヴァントとも打ち合える強力な性能を誇る……
のだが、性質上『籠の担ぎ手』になりがち。
当然ながら、振り回してはならない病弱な少女を籠に入れて担いだ状態で戦う(敏捷はE程度に制限され、片手は塞がり、なんなら重心移動すら使わせてもらえないので本当に片腕の筋肉だけで、護衛対象を守りながら、本職の近接サーヴァント相手に戦闘しないといけない)という甚大なハンデを考えると、ヘクトールに次ぐ程度の武勇では全然不足で、ヘラクレスくらいないとお話にならない。
じゃあ地面にキャスターを置いて戦えるかと言うと、本職の近接サーヴァントはたいてい「ただ耐久がA+ランク相当なだけの工房」を破壊しうる手段を持っているので、とっさの回避ができない分それはそれで弱い。
もしマスター辺りが代わりに籠を担いでくれるなら、紀元前の魔術師によって使役される神代英雄ゴーレムと言う非常に強力な性能になる。
宝具名は『アエネーイス』の一行目より。
「あ、えと、宝具詠唱……ですよね、すいません、詩人ではあるんですけどこういう口唱みたいなの苦手で、魔術師なんですけど、呪文も得意じゃなくてぇ」>>4
「ですから……よそ見をしている暇はありませんよ。3日前に唱え終えてますから」
『なにが穀物を豊かに実らせ、いかなる星のもとで、
大地を耕し、葡萄を楡の木に結びつけるべきか(ソルテス・ヴェルギリアネ)』
ランク:B 種別:詩歌宝具 レンジ:100 最小捕捉:12時間後
古代から中世にかけて扱われた『ウェルギリウスくじ』という占い。即ち、文豪ウェルギリウスの言葉はすべてが予言であり、その一部を読み取ることで未来を予知できる、とするもの。
ウェルギリウスは大作家であると同時に中世においては魔術師として扱われ、神曲においては冥界、煉獄の案内人としても称された。
聖書の文字を読み解くカバラに近い魔術体系。ウェルギリウスの扱う言葉総てが魔術体系として成立する。統一言語のように言葉自体が意味を持つのではなく、ウェルギリウスが口にした言葉総てが「未来の方向性を固定するとともに」「魔術基盤となる」宝具。
雑談や詩作を重ねるだけで魔術基盤がどんどん強化され、過去の発言を引用することで魔術となる超・長期戦向きの宝具。未来に対する伏線を事前に発言しておくことで運命そのものに干渉できるが、急襲された際に即座に魔術として扱うことはできない。
宝具名の日本語表記はウェルギリウスの代表作『農耕詩』の一行目より。衝撃的な文字数を誇る。
【Weapon】
ヴィルガ:ラテン語で「杖」。中世においてはウェルギリウスが語源であると結びつけられた。駕籠の持ち手として接続されており、軽量化の魔術も含めて運用しやすくなっている。
【解説】
プブリウス・ウェルギリウス・マローは『牧歌』、『農耕詩』、『アエネーイス』などによって知られる、帝政ローマ最初にして最大の文筆家。
病弱で口下手で頭痛持ちで引きこもりだったウェルギリウスは、圧倒的な詩才によって初代ローマ皇帝アウグストゥスの寵臣マエケナスの目に留まる。マエケナスの潤沢な予算により助けられた詩人ウェルギリウス。この2人の関係は、「メセナ(裕福な芸術支援者)」の語源ともなった。
結果的に作り上げられた『農耕詩』、『アエネーイス』の2作の超大作は、初代皇帝アウグストゥスが遠征先からも絶えず進捗を気にするほどになり……そして、早々にローマ最大の詩人の名声を得た。>>5
人前に出ないことから『乙女(パルテニアス)』と称されるほど他人との関りが少なかったウェルギリウスは、同時代の資料も早々に失伝。
古代詩人としてはそれでも資料が多い側ではあったものの、ホメロスの例に漏れず、中世ヨーロッパにおいてはその偉大な詩才が魔術と結びつけられた。
曰く、父母の代から魔術師であったとか、イエス・キリストの誕生を予言しただとか。
魔法のダチョウの卵の上にカステル・デッローヴォというナポリ最古の城を建て、卵が割れない限り要塞は崩れないが、卵が割れればナポリごと滅ぶだとか。
あるいは、蠅の青銅像を作って町全体を害虫から守ってみたり、銅像に詩を吹き込んでゴーレム伝承の元祖の1人になってみたり。
ウェルギリウスの作品自体がカバラのように「文章の一言一句すべてが予言である」とさえ見做されるようになったという。
【人物像】
病弱な引きこもりの少女魔術師・詩人。インドア派にしたって駕籠から出ないのは狭すぎやしませんか?
『乙女(パルテニアス)』なので女体化だし、型月古代ローマなら許されそうだし、何なら史実で引きこもりだから性別が女性でもそこまで大きな影響はない。
聖杯戦争においては極端すぎるほどにキャスターらしいキャスター。直接戦闘能力どころか移動能力、外部への工房作成能力すら放棄した結果として、シェイクスピア並のエンチャントとメディアに匹敵する大魔術を両立可能。
【コメント】
リクエストサーヴァント「ウェルギリウス」。史実要素と神曲要素、どちらをメインとして採用するかお任せします、と書いてあったので……
どちらもメインとして採用しなかった。中世ヨーロッパ民間伝承において『魔術師として語られた』ウェルギリウス。
wiki追加・SS使用可能です。【元ネタ】日本伝承
【CLASS】プリテンダー
【真名】初芽局(八百比丘尼)
【性別】女
【身長・体重】153cm・38kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:A 魔力:A 幸運:B 宝具:A+
【クラス別スキル】
気配遮断:A
本来はアサシンのクラススキル。プリテンダーは多くの創作でくノ一とされる。
【保有スキル】
忍術(伊賀流):B
忍者たちが使用する諜報技術、戦闘術、窃盗術、拷問術などの総称。家康の刺客とされるプリテンダーは伊賀流と推測されるが、実際にはほぼ甲賀流と同じであるとも言われる。
人魚の肉:EX
食べたものを不老長寿に変生する霊肉。精霊種もどきとでも言える状態で非常に不安定。吸血衝動を抱えるが死徒ではなく、その衝動は人の側に留まるためのものでその衝動を抑えると完全に精霊種となって星に還る。
全国行脚:A
諸国を巡り、道路を直し橋を建てて回ったという逸話がスキルとなったもの。日本に限り霊地、霊脈を利用した転移術が使える。>>7
【宝具】
『化身・落花流水 (けしん・らっかりゅうすい)』
ランク:A+ 種別:対人/対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:1〜99
プリテンダーが入定するとき、その命を椿に見立てたとする逸話と、三成との死別に由来する呪法。椿の花の落ちる様が武士の間で縁起が悪いとされることもあり、椿の木と化したプリテンダーの花が落ちることで対象を呪う。花落ちるとも椿の木は健在なように、プリテンダーを定命の人々は置いていく。
また、椿を枯らすことで味方に生命力を分け与える自爆宝具としても使用可能。
【解説】
安土桃山時代、豊臣秀吉の家臣・石田三成の愛妾として挙げられる女性。その実在性は極めて低く、歴史書などの公的資料では確認されない。ただ創作小説以前にも名を記す原型はあり、はっきりしない。召喚された彼女自身にもはっきりとした自覚はなく、名の異なる実在の愛妾や恋愛譚への幻想が混じり合っているのかもしれない。また八百比丘尼としての霊基が重く、初芽局としての霊基が圧迫されている可能性もある。
少なくとも、本世界線の初芽局は、『初芽局』という名前ではなかったかもしれないが、八百比丘尼として名を残した数あるうちの一人で石田三成の愛妾であった人物である。そのため、三成の愛妾であることをアイデンティティとするため『初芽局』と名乗るものの、真名は『八百比丘尼』であり、戦闘に対応するため初芽局のくノ一だったとする逸話を羽織るプリテンダーに定められた。>>8
【因縁】
石田三成:
彼の方にも確かにいた存在として覚えられ、愛されている。しかし、名は欠けており、ただ『ツボネ』と呼ぶ。
殺生院キアラ:
真名を騙られた尼僧。その色気に敗北感を覚える。
忍者系サーヴァント:
少し気後れする。抜け忍だったのだろうか?
【Wiki登録】可>>10
【保有スキル】
凡君のカリスマ:EX
同情や軽視からくる人望。担ぐ御輿は軽い方が良いという利己的な家臣をまとめ、国体護持に捧げられた象徴。
戴冠の器:A
歴代の英国王が眠るウェストミンスター寺院にて、プリテンダーもまた戴冠式を執り行った。偉大なる王たちの後継として新たなる王として歴史の重みを受け止めた。そこにはまだなにも無かったゆえに。
信仰の加護(王):B
信仰による肉体・精神の強化。エドワード懺悔王に傾倒したヘンリー三世の信仰は、あくまで神授王権を基盤とするため、通常の『信仰の加護』とは異なった効果を発揮する。 己の王聖を信じ、歴代イングランド君主のスキルを得る。
【宝具】
『王統憲章・凡庸なる君主 (コモン・ロー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
ヘンリー三世が正式に承認することとなったマグナカルタを、信仰で歪曲した宝具。本来、王権を制限する“王を統べる”大憲章を、歴代王を綴った“王の血統”を記す『理想の王』として解釈し、かつてのイングランド王の幻想をヘンリー三世に授ける。国に必要とされた王から、人が必要とする王への変化の体現。
【Weapon】
『剣』
王として最優のクラスを詐称する。>>11
【解説】
プランタジネット朝イングランド王。悪名高き欠地王ジョンの息子。わずか九歳で幼くして王となり、その後50年を超える治世を敷くが政治的な成功も失敗もなかった。しかし、文化・信仰の側面では、信心深くエドワード懺悔王を好み、ウェストミンスター寺院の改築を開始した。
母イザベラの言葉に従うなど、意志薄弱で押しに弱く、王としては不向きであったが、精力的に領土問題や議会問題の解決を図ったものの報われてはいない。
サーヴァントとして召喚されるにあたり、その押しの弱さゆえに歴代イングランド君主の総意の影響を強く受けており、エクストラクラスに変質している。
良くも悪くも父ジョン・ラックランドへの感情が強い。愚王 (ちち)の汚名を雪ぎ、暗愚 (ちち)のようにはならず、父親のようになりたい。憧憬もある、憎悪もある、しかし、どちらにも届かない。何故なら、彼は凡愚だった。国を滅ぼすことも、発展させることもできない。できたのは、ただ父の遺した礎を使って国体を護持することだけだった。
「僕は繋ぎだった。きっと誰であっても良かった。父の遺した礎を使えば、誰だって為せた作業だったんだ」
【Wiki登録】可
【コメント】
誰でもよかった凡君であるがゆえに、何者にでもなれるという解釈で歴代英国王たちの詐称者であり、マグナカルタとはある意味で理想の君主を綴った代物であるとして理想の君主の役も羽織らせてみた。【元ネタ】史実、諸賞流の伝承、春日社縁起など鎌足伝説
【CLASS】アサシン
【真名】中臣鎌足
【性別】男性
【身長・体重】176cm・73kg
【容姿】黒髪の青年。全力を出すと狐の耳や尻尾が生えてくる。
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運A 宝具B+
【クラス別スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。>>15
【解説】
日本飛鳥時代の政治家であり、日本の歴史上最大氏族「藤原氏」の始祖。
大化の改新の中心人物であり、乙巳の変にて中大兄皇子と共に蘇我入鹿を宮中にて暗殺し当時全盛期の蘇我氏を滅ぼした。
その後は中大兄皇子の側近として動き、勢力を伸ばしていった。
後世には多くの伝説が残り、
蘇我氏に対抗する作戦の成就を祈念していた時に狐が現れ、鎌と兵法を授けられた事で柔術の流派である諸賞流の遠祖となったと言われる。
また赤子の頃に神の化身である白狐に鎌を与えられ、それゆえに「鎌」の名を与えられたとも言われる。
【人物】
数多くの伝説の影響を受け、今回は武人に寄った側面で召喚されている。
但し正々堂々といった戦いに拘らず、アサシンらしく不意打ちも容赦なく行う。
【コメント】
上記の通り伝説の要素強めでの作成。鯖作成のテンプレ
【元ネタ】
【CLASS】
【マスター】
【真名】
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】
【身長・体重】cm・kg
【肌色】 【髪色】 【瞳色】
【スリーサイズ】
【外見・容姿】
【地域】
【年代】
【属性】・
【天地人属性】
【その他属性】(人型、竜属性、愛するものなど)
【ステータス】筋力: 耐久: 敏捷: 魔力: 幸運: 宝具:
【クラス別スキル】
【固有スキル】>>17
【宝具】
『()』
ランク: 種別: レンジ: 最大捕捉:
【Weapon】
【解説】
【人物像】
特技:
好きなもの:
嫌いなもの:
天敵:
願い:
【一人称】【二人称】【三人称】
【セリフ例】
【因縁キャラクター】
【他クラス適性、変化傾向】
《詳細なテンプレ》
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%C6%A5%F3%A5%D7%A5%EC%A1%BC%A5%C8%BD%B8>>20
【保有スキル】
■■の神核:C
生まれながらにして完成した■■であることを現す、神性スキルを含む複合スキル。
精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。
■■■■■は、■■■■■の■■の■■■■■■■■としての神性を有する。
勇壮たる■■■■■・■■:A
■■■■■■■■■軍の女性部隊「■■■■■・■■」の■■■であったことに由来するスキル。
剣術、騎乗、射撃の技術に加え、女性に対してはカリスマのような効果を発揮する。
影灯籠:C
影そのものと同化するスキル。■■■■■の場合、その■に■す■■に由来する。
暗闇から周囲の魔力を得る為、実体化さえしなければマスターからの魔力供給はほぼ不要。
令呪を使われない限りマスターに対してもステータス隠避が可能になる。
但し、ランクの低さから長時間、影と同化していることは出来ない。
獣殺し:D
魔獣や野生動物に対する特攻。
■■■■■は特別獣に詳しい訳ではないが、獣の殺し方は知っている。>>21
【宝具】
『■よ、■■■■となれ(■■■■・キ・■■■■■)』
''ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人''
■■■■■・■■■■が■■■■■■・■■■■の■■者として■を■■■した逸話と、神霊■■■■■が■■■■■■■の完全な■■として■■■すら■いた神話が融合した宝具。
元々■■■■な■■目を、さらに■■■■■■と寸分違わぬ■■に■■させ、■■的、魔術的にも自身を■■■■■■・■■■■と認識させる。
また、自身の保有スキルが封印される代わりに一定時間、■■が持つスキル、『■■■■の■■■■』『■■する■■■■■』『■■■■■■の■■』などを借り受ける形で行使・再現する。
これらのスキルは■■と■■の効果を発揮するが、これはあくまで「■があるからこそ■■られる■」であるため、■■の■■■■■■が健在であれば■■と威力が増す。
また、■■■■■■が取り込んだ■■の特性も■■■が可能であり、本来であれば■■が■■はずの■■を自身が■■■りすることも可能。
『■■■えぬ■■の■■(■■■・■■■■■)』
''ランク:■ 種別:対軍宝具 レンジ:1~■0 最大捕捉:■00人''
■■■■■■・■■■■の保有する宝具と■■・■■■の宝具。
第一宝具『■よ、■■■■となれ』で■■したものではなく、彼女自身の『■■に■■を■■■■』という強い■■、■■が■になった、■■■■■・■■■■本来の宝具。
■■は■■者の■■・■■を■ぐ■■的な■■を■■させる■■宝具だが、■■■■■は■■に対する■■の■■を纏った騎馬突撃として行使する。
【Weapon】
『無銘:■■■■&■■■■■』>>23
ジャルカリ・バーイーは合ってますが、神霊はニルリティではありません
完全正解ではないけどジャルカリを当てられたし正解発表して良いかな?他の回答も無さそうなので正解発表
【出典】史実、インド神話
【CLASS】フェイカー
【真名】ジャルカリ・バーイー+チャーヤー
【異名・別名・表記揺れ】ラーニーの影
【性別】女性
【身長・体重】166cm・51kg
【肌色】褐色【髪色】白【瞳色】深い琥珀色
【スリーサイズ】B89 / W58 / H87
【外見・容姿】ラクシュミー・バーイーと瓜二つの容姿を持つ少女、ラクシュミーが白や赤を基調とした衣装なのに対し、彼女は黒や青の衣装を好む。
【地域】インド
【年代】19世紀
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:C 幸運:E- 宝具:A>>26
【保有スキル】
女神の神核:C
生まれながらにして完成した女神であることを現す、神性スキルを含む複合スキル。
精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。
フェイカーの場合、ヒンドゥーの女神の疑似サーヴァントとしての神性を有する。
勇壮たるドゥルガー・ダル:A
ジャーンシー藩王国軍の女性部隊「ドゥルガー・ダル」の指揮官であったことに由来するスキル。
剣術、騎乗、射撃の技術に加え、女性に対してはカリスマのような効果を発揮する。
影灯籠:C
影そのものと同化するスキル。フェイカーの場合、その身に宿す神霊に由来する。
暗闇から周囲の魔力を得る為、実体化さえしなければマスターからの魔力供給はほぼ不要。
令呪を使われない限りマスターに対してもステータス隠避が可能になる。
但し、ランクの低さから長時間、影と同化していることは出来ない。
獣殺し:D
魔獣や野生動物に対する特攻。
フェイカーは特別獣に詳しい訳ではないが、獣の殺し方は知っている。>>27
【宝具】
『影よ、已己巳己となれ(ラーニー・キ・チャーヤー)』
''ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人''
ジャルカリ・バーイーがラクシュミー・バーイーの影武者として敵を欺き通した逸話と、神霊チャーヤーがサンジュニャーの完全な複製として太陽神すら欺いた神話が融合した宝具。
元々そっくりな見た目を、さらにラクシュミーと寸分違わぬ容姿に変化させ、視覚的、魔術的にも自身をラクシュミー・バーイーと認識させる。
また、自身の保有スキルが封印される代わりに一定時間、彼女が持つスキル、『ラーニーのカリスマ』『進撃するシパーヒー』『グワーリヤルの抵抗』などを借り受ける形で行使・再現する。
これらのスキルは本物と同等の効果を発揮するが、これはあくまで「光があるからこそ形作られる影」であるため、本物のラクシュミーが健在であれば精度と威力が増す。
また、ラクシュミーが取り込んだ女神の特性もコピーが可能であり、本来であれば彼女が被るはずの不運を自身が肩代わりすることも可能。
『侵奪怺えぬ拒絶の王国(ナヒン・デーンゲー)』
''ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:200人''
ラクシュミー・バーイーの保有する宝具と同名・同性能の宝具。
第一宝具『影よ、已己巳己となれ』で獲得したものではなく、彼女自身の『絶対に祖国を渡さない』という強い決意、願いが形になった、ジャルカリ・バーイー本来の宝具。
本来は敵対者の侵入・攻撃を防ぐ絶対的な領域を発生させる結界宝具だが、フェイカーは外敵に対する拒絶の概念を纏った騎馬突撃として行使する。
【Weapon】
『無銘:サーベル&ライフル銃』>>28
【解説】
ジャルカリ・バーイーは、1830年、ジャーンシー近郊の貧しいコリ族(織物職人のカースト)の家庭に生まれた。
幼い頃に母親を亡くし、父親の手一つで実の息子のように逞しく育てられた彼女は、幼少期から馬術や武器の扱い、格闘術に秀でていた。
ある時、森で木を伐採中に野生の虎に襲われたが、彼女は手斧一本でその虎を返り討ちにした、またある時には村の商人を襲撃した盗賊の“一団”を撃退したという、常人離れした武勇の逸話が残されている。
その後、ジャーンシー城の近衛兵であったプーラン・シンと結婚したことが、彼女の運命を大きく変えることになる。城の祭りの際、彼女の姿を目にしたジャーンシーの女王ラクシュミー・バーイーは驚愕した。ジャルカリ・バーイーの容姿が、女王である自分と驚くほど瓜二つだったからである。ラクシュミーはすぐに彼女を気に入り、女性だけで構成された精鋭部隊「ドゥルガー・ダル(女神ドゥルガーの軍)」へと勧誘した。
ジャルカリ・バーイーは部隊で頭角を現し、瞬く間に突撃隊長へと昇進、女王の絶対的な信頼を得る戦友となった。
1857年、インド大反乱(シパーヒーの乱)が勃発。翌1858年、ヒュー・ローズ率いるイギリス軍がジャーンシー城を包囲し、激しい攻防戦が繰り広げられた。
裏切りによって城門が突破され、ジャーンシー陥落が不可避となった時、ジャルカリ・バーイーは一つの決断を下す。彼女はラクシュミー・バーイーの軍服を身に纏い、自らが「ジャーンシーの女王」として敵陣の最も激しい戦区へと突撃したのである。
イギリス軍の将兵は、突如現れた「女王」に驚愕し、全戦力を彼女の捕縛・殺 害へと集中させた。その混乱の隙を突いて、本物のラクシュミー・バーイーは僅かな手勢と共に城を脱出。カルピの軍と合流し、反乱軍の象徴として戦い続けるための時間を稼ぐことに成功した。
ジャルカリ・バーイーは敵陣の中で孤軍奮闘し、最期は数多の銃撃と白刃を浴びて壮絶な戦死を遂げたとも、捕らえられた後に処刑されたとも伝えられている。
彼女の自己犠牲は、インドの自由闘争における最大級の英雄譚として、今なおブンデルカンド地方の民謡で深く語り継がれている。>>30
【人物・性格】
一見すると、冷静沈着で軍人気質な、凛とした大人の女性。しかし、その根底にあるのは「ラクシュミー・バーイーへの果てしない、狂信的とも言えるほどの心酔」である。
彼女にとって、ラクシュミーは自身の人生に意味を与えてくれた唯一無二の絶対の光であり、崇拝の対象。
マスターに対しても基本的には忠実だが、行動の基準は常に「この行動はラクシュミー様の誇りを汚さないか」「ラクシュミー様ならどうされるか」が最優先される。
そのため、例えマスターであってもラクシュミーを侮辱するような真似をすれば、即座に刃を喉元に突きつける危うさを持つ。
自身がラクシュミーの偽者として扱われることに対しても憤りは一切なく、むしろ「私はあの御方の影。これ以上の誉れがあるだろうか」と、至上の喜びとして受け入れている。
本来は虎を斧で退治するほどの豪胆な野生児なのだが、影武者としての任務を全うするために物静かで気品ある女王としての振る舞いを徹底的に叩き込んだため、普段は少し無理をして澄ましている。時折、素の姉御肌で大雑把な田舎娘の一面が覗くことも。
また、取り込んだ女神チャーヤーの影響から熱や光にある程度の耐性を持つ。
イメージカラー:漆黒、群青
特技:虎退治、ラクシュミーの声真似、
好きなもの:ラクシュミー・バーイー、祖国の夜空、温かいチャイ
嫌いなもの:裏切り者、無駄死に、東インド会社
天敵:ヒュー・ローズ
願い:ラクシュミー様の願いが私の願い
【一人称】私【二人称】貴方、おまえ、ラクシュミー様【三人称】彼、彼女、あの御方(ラクシュミーに対して)>>31
【台詞】
「あの御方のためならこの命惜しくはない、『影よ、已己巳己となれ(ラーニー・キ・チャーヤー)』、——ラクシュミー・バーイーは此処に居るぞ!」
「『私はジャーンシーを決して放棄しない』、あの御方がそう仰ったのなら、私もそれに倣うまで。『侵奪怺えぬ拒絶の王国(ナヒン・デーンゲー)』——!」
【関連人物】
ラクシュミー・バーイー:生前に仕えた主であり、崇拝の対象。
「ああ……ラクシュミー様! お姿を拝見できて、このジャルカリ、感無量にございます! 」
ヘファイスティオン(フェイカー):征服王に影武者として仕えた無名の英霊。
「なるほど、魔術的な影武者……、姿形は似ていなくとも影武者は務まるのですね」
【コメント】
ということで、正解はラクシュミー・バーイーの影武者ジャルカリ・バーイー+チャーヤーでした、影灯籠という大ヒントを用意しておいたけど難しかったか。
ジャルカリ・バーイーは日本ではマイナーだけどインドでは彼女の騎馬像が立つほどの英雄です。第一宝具の読みはシンプルに「王妃の影」を直訳したもの。「私はトロイアの人々のために救おうと抗議したのに、何故神々に罰されなければならぬのだあぁ───!?!?!?」
【元ネタ】ギリシャ神話、トロイア戦争etc.
【CLASS】ランサー
【真名】ラオコーン
【異名・別名・表記揺れ】ラオコオン、ラーオコオーン
【性別】男性
【身長・体重】187cm・85kg
【肌色】白 【髪色】所々白髪のグレー 【瞳色】ダークグレー
【外見・容姿】古代ギリシャの神官の服の上に海蛇の装飾が施されたのを纏う中年の男性。細身だが脱ぐと、ギリシャ彫刻のように鍛え上げられている
【地域】トロイア
【年代】神代
【属性】秩序・悪
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:B++ 耐久:C 敏捷:C 魔力:B 幸運:E 宝具:A>>34
【固有スキル】
直感:A
戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。
ランサーはこの危険性を察知し人々に諫言を行った。だがこの後自分が神々の怒りに触れ、殺されることを察知することができなかった。
ギリシャ魔術∶B-
ランサーはアポロン、あるいはポセイドンの神官であったとされている。故に二柱由来の魔術が使用可能だが、複雑な事情でうまく使いこなせない。
海蛇の猛力:EX
神々の怒りに触れ、ランサーは二人の子供もろとも海蛇に絞め殺された。サーヴァントの現界において、何故か知らないがそれらを力にしてしまっている。
Aランク相当の怪力を始め、幻想種と化した超巨大な海蛇を騎乗するなど操ることが可能。当の本人からは「なんでが知らんが、私らの最期となった海蛇が、スキルとなって操れるのかねぇ…」皮肉入り混じったため息を吐きながらコメントしている。皮肉だね。>>35
【宝具】
『神罰:愚者罰せし双蛇(レイジング・カウンターサーペント)』
ランク:C++ 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:3人
ランサーが槍を木馬に投げつけた話、そしてその出来事が神々の怒りに触れ、2頭の海蛇が
ランサーもろとも襲われて命を落とした悲劇が宝具に昇華されたもの。
真名解放と共に槍を投擲し、命中と同時に超巨大な双頭の海蛇に変化して対象を締め付けて捕食し、命を奪う。たとえ槍が外れたとしても上記のように変化して対象を地球の裏側まで追跡し襲いかかる。この海蛇は神々の手で祝福されたので幻想種相当のレベルを持ち、ランサーの任意で二頭の巨大な海蛇に分裂することも可能。
後述の宝具との併用が可能であり、反撃やカウンターの使用においては効果や上がり強力になる。───それ以降においては彼の技術力の問題だが。
『内滅の大木馬(トロイア・ズィアヴロスィー・イポス)』
ランク:B++ 種別:対国宝具 レンジ:3~80 最大捕捉:999人
自身がトロイアの木馬を見て危険と感じ人々に抗議したが神々の怒りに触れて海蛇に襲われて死亡、そして入りこまれて滅亡した悲劇が具現化し、巨大ロボットになったもの。
効果はオデュッセウスの持つ『終焉の大木馬』と同様。だがランサーの場合において、これら含め大蛇形態に変化し周囲を撹乱したり、木馬から巨大な海蛇型の兵器を放出し視覚妨害の呪詛を放ちながら内部に侵入して侵食したり、上記の宝具と合体して生前の出来事の再演も可能。
また、それらを融合した形態も可能だが、蛇とロボットと木馬のキメラじみた異形になっている。>>36
【Weapon】
『神罰:愚者罰せし双蛇(レイジング・カウンターサーペント)』
通常時は二又槍として使用する
『付き従う二匹の巨大な海蛇』
『"海蛇の猛力"による怪力』
『魔術』
【解説】
ギリシア神話に登場するトロイアの神官。トロイア戦争の終盤に差し掛かる頃、アカイア軍の智将オデュッセウスを始め軍による「トロイアの木馬」をトロイアの城内に入れて内側から滅ぼす作戦を実行した。それを見たトロイアの人々は女神への供物だと思い込み城内へ入れ込んでしまう。だがラオコーンはアカイア軍の策略だとその罠を見破り市民に諫言し、木馬に槍を投げつけた。
けれど彼の無謀な行動がアカイア軍を勝利し戦争を終わらせてほしいアテナを始め神々の怒りを買い、海辺から這わされた2頭の巨大な海蛇に息子たちと共に絞め殺される悲劇的な最期を迎えた。諸説は異なるが、アテナの他に神殿など聖地において妻と交わってしまったことでポセイドン、あるいはアポロンの怒りを買いこのような最後を迎えたとされている
当の本人にとっては神への冒涜は行っておらず、国や愛するものを守ろうと善意で奮闘したのに、神々の怒りで悲劇の運命を歩んでしまった不憫な存在である。>>37
【人物像】
常時顰め面をする男性。通常時及び元は信心深く真面目な男性だったが、上記のせいでやさぐれており、時折キレてしまう面もある。特にオデュッセウスなど一部のアカイア軍や、オリュンポス十二神に対しては当たりがひどく、殺意剥き出しで敵対心をむけている。
また、この悲劇の出来事が後世において様々な作品が生まれてしまい、彫刻作品のほうが有名になってしまっていることに一種の嫌悪を抱いている。「なぜ私にとって屈辱的な最期が彫刻されている作品が有名になるなんて…!!誰だよそれを作ったやつは…!!」
好きなもの:家族、平和
嫌いなもの:あの木馬、海蛇、あの彫刻作品
天敵:神々、オデュッセウス
願い:あのとき、あの木馬がトロイアに入りこまないようにする
【一人称】私【二人称】貴殿、貴様【三人称】皆の者、奴
【因縁キャラクター】
オデュッセウス
自身にとっての最大の天敵であり、トロイアの木馬を入れ込む発案をし、軍とともに運び込んだ者。もし相対したらランサーのキレ症が更に酷くなり、暴れまくる。
また、巨大ロボット同士で張り合おうかと勝負を仕掛けてしまうときもある。
「やはり、貴様だったか…!!トロイアにあの木馬を入れ込む発案を行ったのは…!!」
カサンドラ
トロイアの王女であり悲劇の予言者。彼女もまた、トロイアの木馬の罠を見抜き抗議したのだが、彼女の場合はあるしくじりによりアポロンの怒りを買い、自分の予言を信じてもらうことができない呪いを受けており、誰も聞いてくれることも信じることもなく予言どおりに滅んでしまった。
「今更私が言うのもあれですし、既に遅いかもしれませんが、あのときについては拒絶せずそれらを受け入れたほうが良かったのでは?」>>38
オリュンポス神を始めギリシャ系神霊
ランサーにとっては自身を罰した憎き神々。その中に自身が仕える神もいるのかランサーにおいては自分から関わろうとせずマスターにも警告し彼等に出会わないようにしているが、もしバーサーカーだったら理性失って暴走してたとのこと。
「すまぬが、顔を合わせないでくれ…!何故か無償にイライラしてしまうのだ…!!」
【他クラス適性、変化傾向】
キャスター、バーサーカー
【コメント】
リクエスト。他にキャスターやバーサーカーが似合いそうだけど、槍を投げつけた話を見てランサーにした。キャスターでバーサーカーな神官ランサー。【出典】史実、インド神話
【CLASS】アーチャー
【真名】マニカルニカ
【異名・別名・表記揺れ】マヌ、ラクシュミー・バーイー(リリィ)
【性別】女性
【身長・体重】138cm・34kg
【肌色】褐色 【髪色】白 【瞳色】琥珀色
【スリーサイズ】B65 / W52 / H68
【外見・容姿】肩まで届く白髪を三つ編みツインテールにした、まだあどけなさが残る顔立ちの少女、民族衣装のサルワール・カミーズを着ている。
【地域】インド
【年代】19世紀
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・神性・子供
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:C+ 魔力:D 幸運:E- 宝具:B>>41
【保有スキル】
未完の武芸:-
幼いが故に、未だ完成に至っていない武具の技量。
剣術、乗馬、射撃などのランクが一段階低い状態で召喚されるが、召喚後に鍛練を行うことでランクを上昇させることが可能、一芸特化型に成長させれば生前を超える技量を発揮することも。
女神の神核:C
生まれながらにして完成した女神であることを表す、神性スキルを含む複合スキル。精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。
アーチャーの場合、ヒンドゥーの不運の女神「アラクシュミー」の疑似サーヴァントとしての神性を有する。ただし、完全な神霊ではなく少女の肉体に力を引き出されている状態のため、ランクはCに留まっている。
決して放棄しない:B
ナヒン・デーンゲー。本来は宝具。
精神的に幼いマニカルニカはこの宝具を十全に扱うことが出来ない。
よって、マニカルニカは敵対者の侵入・攻撃を防ぐ防御結界を発生させるスキルとして使用する。>>42
【宝具】
『黒闇よ、不運を齎せ(アラクシュミー・アストラ)』
''ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜80 最大捕捉:500人''
マニカルニカの身に宿る不運の女神アラクシュミーの権能を、矢に込めて呪いの魔矢として放つ宝具、厳密に言えばアストラとは異なる。
彼女が放った矢は、着弾と同時に周囲へ濃厚な黒い不吉な霧を撒き散らす。この霧に触れた者は、アラクシュミーの権能によって幸運値が強制的にE-まで引き下げられる。
結果として、敵味方全体のファンブル率が跳ね上がり、必中のはずの攻撃が何故か外れる、対魔力で無効化されるはずの魔術が何故か無効化されない、足元の小石に躓いて体勢を崩すなど、通常では有り得ない不運な出来事が連続して発生する。対抗するにはアラクシュミーの権能に負けない規格外の幸運が必要。
マニカルニカ自身は「これでもくらえー!」と必死に狙いをつけて放っているが、自身も弓の弦で指を切るなどの不運に見舞われる。
こんな効果のわりに無駄にレンジが広く非常に扱いが難しい困った宝具。
【Weapon】
『マラーターの短弓と小銃』
彼女の体格に合わせた小ぶりの弓と、イギリス製の古い小銃。アラクシュミーの神力によって、放たれる弾丸や矢には不吉な黒い魔力が纏う。>>43
【解説】
マニカルニカ(Manikarnika)は、後にインド大反乱の偉大な英雄「ラクシュミー・バーイー」となる少女の本名であり、幼名である。
1828年、バラナシの神聖な地でマラーター族の家系に生まれた。幼い頃に母親を亡くした彼女は、父親によって当時の男児と同様の教育を受け、乗馬、剣術、弓術などの武芸を仕込まれて育った。彼女はその活発さと利発さから、周囲から「マヌ(Manu)」という愛称で深く愛されていた。
14歳の頃、ジャンシーの藩王ガンガーダール・ラーオと結婚したことで、彼女は「ラクシュミー・バーイー」という新しい名を与えられ、妃としての道を歩み始める。
しかし、彼女を待ち受けていたのは、生まれたばかりの我が子の死、夫の急逝、そしてイギリス東インド会社による不当な領土併合という、あまりにも過酷な不運の連続であった。
サーヴァントとしての彼女は、大人の姿の時に宿していたヒンドゥー神話の不運の女神「アラクシュミー」の力を引き継いだまま、まだ何者でもなかったマニカルニカの時代の姿で現界している。
彼女は、自分がいつかジャーンシーの王妃になり、国のために戦って死ぬという大人としての記憶を持ってはいる。しかし、それはまるでとてもリアルな悪い夢を見ているかのような感覚であり、少女としての彼女にとっては未だ実感が薄い。>>44
【人物・性格】
基本的には前向きで活発、負けず嫌いな努力家の少女。
「将来は立派な王妃様になる」という理想を持っているため、背伸びをして大人っぽく振る舞おうとするが、中身はまだ年相応の子供であり、美味しいお菓子や可愛い動物を見るとすぐに目を輝かせてしまう。
アラクシュミーの神核が混ざり合っているため、彼女の周囲には常に小さな不運が絶えないが、彼女はそれを「自分の修行が足りないから制御出来ていないんだ」と勘違いし、健気にも毎日必死に弓の訓練に励んでいる。
自身や宝具がもたらす不運に対しては非常に申し訳なく思っており、戦場で味方が自分のせいでズッコケたりすると「わ、私、悪気はなかったのです! ごめんなさい!」と半泣きで謝り倒す。マスターに対しては、自分を導いてくれる高潔な師のように慕うが、アラクシュミーの呪いのせいでマスターの私生活にも不運が伝染しがちなため、常にハラハラしながら見守っている。
イメージカラー:紅、白
特技:乗馬、木登り
好きなもの:お父様、甘いラドゥー(インドのお菓子)、乗馬の訓練
嫌いなもの:イギリス東インド会社、自分のせいで起きる不運
天敵:特に無し
願い:ジャーンシーのみんなが、ずっと笑っていられること
【一人称】私(わたし)、マヌ(親しい者に対して)【二人称】貴方、マスター【三人称】彼、彼女>>45
【関連人物】
ラクシュミー・バーイー:未来の自分自身。
「……あ、あれが、大人になった私。……うわぁ、すっごく格好良いです! 剣も私よりずっと上手だし、背も高いし! ……でも、大人の私は不幸なことばかり起きて最期は……」
ジャルカリ・バーイー:自身の影武者を務めた人物。
「あ、ジャルカリだー! うわぁ、本当に大人の私そっくりです……あの、貴方は大人の私のお友だちなんですよね? と言うことは私のお友だちでもありますよね!」
ラーマーヤナ/マハーバーラタ系サーヴァント:寝物語で聞かされていた神話の英雄たち。
「わ、すごい本物だぁ! かっこいーなー、あ、そうだサイン貰わなきゃ! ……私もあんな風に戦えたらジャーンシーのみんなを守れるのかな?」
【コメント】
ジャルカリ作成のためにラクシュミー・バーイーの設定を眺めていたらアラクシュミーの力を引き出して戦うリリィを思い付いたので作成してみた。【元ネタ】『封神演義』
【CLASS】アーチャー
【真名】柏鑑
【性別】男性
【身長・体重】180cm・79kg
【容姿】ボロボロの衣服を着た男性。
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。>>47
【固有スキル】
神性:C
神霊適性を持つかどうか。
封神され清福正神となった経緯を持つ為に取得。
黄帝の兵:A
神話的存在たる黄帝軍の総兵官たるが故のスキル。
悪天候の中でも平然と動く事ができ、場合によっては嵐が起き自陣営を護る。
これは黄帝に仕える応竜の助力でもあると考えられる。
流浪の魂:A
千年もの間彷徨える魂となった為に得たスキル。苦悩を耐える力。
その魂の耐久値を上昇させる。また単独行動の効果も含む。
百霊旗:A
アーチャーの封神台に魂魄を導く役目を示す物。
魂を呼び寄せる力を持ち、魔力を少し分けてもらう事も可能。
また聖杯戦争では敗退したサーヴァントが向かう先である聖杯の場所を把握する事もできる。>>49
【解説】
『封神演義』に登場する人物。はくかん。
かつては黄帝軍の総兵官を務めていたが、
蚩尤との戦いで火器により海に撃ち落とされ、千年間魂が彷徨っていた。
姜子牙(太公望)により助けられ、百霊旗を持ち封神台に魂魄を導く役目を負い、
封神されて清福正神となった。
【人物】
千年の放浪が半ばトラウマになっており、孤独を嫌う。
太公望には深い感謝の念を持っている。
【コメント】
結構わずかな情報から拡大解釈での作成です。リクエスト鯖
【元ネタ】水滸伝 ブロッケン現象
【CLASS】ランサー
【真名】石宝(&ブロッケンの巨人)
【異名・別名・表記揺れ】南離大将軍元帥 ブロッケンの怪物
【性別】男性
【身長・体重】190cm・92kg
【外見・容姿】黒髪を後頭部で束ねた青年武将。マニ教の影響で普段着は白衣白冠。戦闘時は純白の山文甲(鎧)を纏う。
【地域】中国
【年代】北宋末
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。>>51
【固有スキル】
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
仕切り直し:C
戦闘から離脱する能力。
また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。
殺戮技巧(度人):B+
「人生は苦。殺人はその苦から救う善。これは成仏に至る道だ」
喫菜事魔――すなわちマニ教団を率いて反乱を起こした方臘は、教徒にこう説いていたという。(単に貶められた可能性もあるが)
「対人」ダメージ値にプラス補正をかける効果に加え、人命を奪えば奪うほどに霊基数値が僅かに上昇する効果がある。>>52
ブロッケンの巨人:B+
霧中において敵の眼前にぼんやりとした巨人の虚像を出現させる。
実体を持たない虚像は触れることも傷つけることも叶わない上、敵の目を石宝の動きから逸らし、敵の回避や迎撃を著しく困難にする効果を発揮する。
看破するには対抗判定に成功する必要があるが、視覚・魔力感知を強烈な光輪が妨害する上、石宝自身が見破られないように宝具を巧みに併用する。
この為、直感や心眼(偽)など視覚妨害に対するスキルがない限り看破するのは難しい。
強力なスキルではあるが、石宝自身に霧を生み出す能力はない為、使用する前準備として何らかの神秘ないし地形の特性を利用して戦場を霧で満たす必要がある。
また、一度看破された相手や詳細な情報を知った相手には効果を発揮しなくなるという欠点もある。
史実(≠水滸伝)において方臘の軍は絡繰仕掛けで動かす巨人に矛や戟・旗指物を持たせ、鬼神のように装わせて官軍を威嚇したと伝えられる。
また水滸伝劇中においても方臘軍の妖術師が幻術を用いて鬼神を呼び出した事例がある
霧の中に光輪を纏う巨影を出現させるブロッケンの巨人と、方臘軍の妖術の逸話が照応した事で、スキルにまで昇華されたと思しい。>>53
【宝具】
『劈風刀(かぜたつやいば)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~4 最大捕捉:1人
石宝が振るった「三重の鎧さえ風を截つように断つ」と謳われた宝刀。
作中では形状が明言されなかった為、柳葉刀とも偃月刀ともはたまた日本の大太刀のようなものだとも解釈されるが、どれも真実の一面に過ぎない。
その正体は、時空曲率を制御する力を有する喫菜事魔(マニ教)の秘宝。
三次元空間のみならず、より高次の時空構造にまで跨って存在する異形の呪具――高次元構造体である。
観測者の眼からは、担い手の意思によって柳葉刀・偃月刀など形状を自在に変化する武器のように映るが、実際には石宝の魔力によって高次元構造体との接続状態を変化させ、三次元空間と交差する部分を選択しているだけである。
そして、いずれの形態においても、対象に刃が触れた瞬間、接触点周辺の時空に急激な曲率勾配が発生する。
結果、対象の内部空間そのものが引き裂かれ、劈風刀は“三重の鎧さえ風を截つように断つ”という伝承通りの切断能力を発揮する。
刃の軌跡上で時空構造そのものが先行して分離し、対象は存在している座標ごと切断される為、単純な物理防御ではこの斬撃を防ぐことは不可能。
ただし、高次元構造体との接続および時空曲率の制御は、あくまで石宝自身の魔力によって維持されている。
その為、魔力供給が断たれた場合、高次元構造体との接続は失われ、曲率操作能力も消失する。
また、世界の法則を書き換える固有結界や、因果律へ干渉する上位概念によって高次元構造体との接続状態を乱された場合も、同様に能力を発揮できなくなる危険性が存在する。>>54
『劈風流星・蘇露沙羅夷(するしゃーらい)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:5~10 最大捕捉:1人
劈風刀の真名開放形態。流星鎚の形態を取って行う空間破砕攻撃。
流星鎚もまた劈風刀とは別個の武器ではなく、高次元構造体が三次元空間へ露出させた別の断面であった――と本稿では定める。
魔力を込めて投擲された流星鎚は三次元空間を直進せず、高次元時空上の測地線を経路として通過し、三次元世界にはその経路の一部のみが結果として現れる。
その為、観測者には物理法則を逸脱した軌道として認識される。
投擲された鎚頭が途中で消滅し、別座標から出現する。
軌道が不自然に屈折する。
一つの打撃が、複数の方向から同時に到達する。
それらは速度や技量によるものではなく、高次元構造体が三次元空間へ干渉する位置そのものが変化しているために発生する現象である。
さらに着弾時には、周辺時空が急激に収縮し、曲率が特異点的な極値へ達する。
これにより空間そのものが圧壊し、対象は物理的破壊と座標構造の崩壊によって内部から粉砕される。
三次元的な予測が成立しない攻撃であるため、千里眼や未来視による回避すら極めて困難。
その上、直撃すれば対象の頑健さを問わず致命傷となる、石宝にとって最大の切り札である。>>56
【解説】(石宝)
中国四大奇書『水滸伝』に登場する方臘軍の将帥。
劈風刀と流星錘を操る武勇と梁山泊の作戦を逆に利用するほどの将才によって百八星の好漢を次々と討ち取った、同作屈指の強敵。
杭州防衛戦で梁山泊軍を苦しめるも、烏龍嶺の戦いで敗北。捕虜となることを拒み、自刎して果てた。
梁山泊の好漢たちが朝廷への帰順後、江南の反乱勢力である方臘を討伐する展開において立ちはだかる、敵側の大将の一人。
方臘軍には鄧元覚・厲天閏・司行方など様々な敵将が存在するが、その中でも石宝は南国四大元帥の一人に数えられる最重要戦力。
特に梁山泊の好漢の一人である関勝は「刀法においては自分と並ぶ力量」であると言わしめた上に、敗走を装い追ってきた相手を流星鎚で打ち倒すなど知略にも長けた実力者として描かれている。
将としても優れた器量を持ち、知勇を駆使して索超・鄧飛・燕順・鮑旭・馬麟・呂方といった梁山泊の多くの好漢を死に至らしめた。
彼の戦果は方臘軍側の将の中でも突出しており、梁山泊の敵将としては最強格の存在として扱われる。
だが、石宝が奮戦しても方臘軍全体の劣勢は覆せず、また援軍要請を断られた事に腹を立てて方臘の救援を行わなかった事によって戦友・鄧元覚を失い、追い詰められる。
最期は烏龍嶺の戦いで東西両方から責め立てられて敗北。
退路はないと悟った石宝は、敵に捕らえられて辱めを受けることを潔しとせず、自ら命を絶った。
【解説】(ブロッケンの巨人)
ドイツのブロッケン山の濃霧の中に現れるという巨人。ブロッケンの怪物とも呼ばれる。
その正体は山あいの霧や雲に人間の影が投影されて生み出される虚像であったが、巨大な影が光輪を纏って映し出される様は当時の人々を畏怖させたという。
幻霊としてのブロッケンの巨人は実態を持たない存在であり、霧の中において相手の姿を拡大して写し取る程度の存在に過ぎない。>>57
【人物像(独自設定)】
文武両道に優れた神官戦士。武勇に優れながらもそれに奢らず、必要とあらば知恵を巡らし、退く勇気も持ち合わせている。
やや理屈に偏重するところがあり、道理の分からない味方には苛立つ事もあるが、それを虚心坦懐に改めることもできる。
総じて、人品卑しからぬ好人物。マスターに対してもサーヴァントとして奢る事なく仕える。
また、喫菜事魔――宋代中国においてマニ教を源流としながら独自に変質した民間信仰――が持つ「万人の内に救済されるべき光がある」という思想の影響から、相手の身分や立場に囚われず個人と個人として向き合う。
悪事に対しては苦言を呈するが、それが戦略的に有効だと認めれば受け入れる柔軟さもある。
表面的には何ら人格的な欠点を持たない、優秀なサーヴァント。
――だが、敬虔な喫菜事魔の信徒であるという点が、彼の美質をそのままに危険な反英雄足らしめている。
彼の信仰は、方臘の反乱の中でさらに先鋭化した喫菜事魔の思想であり、本来のマニ教の教義からは大きく変質している。
その最たるものが「度人」――すなわち、人を殺.害する事で救済するという歪んだ解釈である。
マニ教の教えの底流には強い厭世観があり、本来、光の世界に存在した光が醜い現世に閉じ込められていると説く。
そして現世の肉体に囚われた光を本来の場所へと戻す為に努力する――というのが、本来のマニ教における救済の在り方である。
しかし、方臘による反乱運動の中で、その思想は革命的・終末論的な方向へと変質した。
「この世界は苦しみに満ちた牢獄であり、人々の内側にもある光をそこから解放することこそが救済である」という思想が、いつしか「肉体という束縛から光を解放することこそ慈悲である」という極端な解釈へと至った。>>58
殺生を避ける本来のマニ教とは異なり、方臘の思想によって歪められた喫菜事魔の宗教観では、時として殺.害すらも“救済の手段”として正当化される。
おそらくは反乱に際して敵を討つことへの心理的抵抗を減らし、信徒の結束を高めるための方便に過ぎなかった思想。
しかし、石宝はそれを大真面目に受け止めている。
すなわち、救済のための殺人を。
しかも、喫菜事魔における「光は万人の内に存在する」という思想を彼は強く信奉している。
故に身分、性別、年齢、民族の差異すら関係なく、全ての人間は救済されなければならない――彼は本気でそう考えている。
全人類に死をもたらし、肉体という牢獄から解放する。
彼にとってそれこそが慈悲であり、究極の救済なのである。
厄介なのは、石宝の知性や洞察力が並外れているという事である。
この思想が常人には到底受け入れられないものであることを彼は理解しており、また己一人の手では“救済”が実現不可能であることも把握している。
故に、この危険思想を表立って口にすることはない。
敵も味方もなく、誰もが最終的には“救済”されなければならない。
しかし、それを実現するには順序があり、自らの手で全てが成される必要もない。
彼はそう考えている。
だからこそ、近視眼的な殺.人鬼になることなく、世界そのものを救済へ導くために、冷静な判断と忍耐をもって行動するのである。
そして、その為の手段として有効であると判断すれば(生前そうしたように)自.害する事も厭わない。>>60
【関連人物】
燕青(&ドッペルゲンガー):
かつて方臘軍に仇なした相手ではあるが、恨みつらみは抱かず、ただその力量を評価する
だが、彼が持つ悩み(ドッペルゲンガーの影響)については物申したい部分がある。
石宝にとって肉体は光が一時的に押し込められた形態に過ぎず、自己が失われる事に恐怖する事そのものが的はずれな悩みに思えるからだ。
呼延灼(エンプーサ):
かつての敵将の一人。
呼延灼の承認欲求全開な態度に辟易しつつ「なぜ他者の評価に、そこまで己の価値を預けるのか」と本気で疑問に思っている。
ただし呼延灼が己の弱さを認めながら努力する姿勢については高く評価する。
九紋龍エリザ:
かつての敵将の一人と異国の殺人鬼の融合という理解しがたい存在だが「そういう事もあるのだろう」とあっさり受容する。
彼にとって肉体や外見は執着すべきものではないからだ。
しかし同時に「新しい姿を得たことを喜べる」という史進の精神性には、自らの姿形に頓着しないという点で密かに敬意を抱く。
武則天:
彼女は一時期、マニ教(摩尼教)を含む外来宗教に比較的寛容な政策を取り、宗教施設建立を認めたことで知られる。
石宝は武則天を「光の教えが中国に根付く余地を作った者」として一定の評価をする。>>61
アンリマユ:
アンリマユという役回りを背負わされたただの村人として憐れむ。
また“この世全ての悪”という役目を背負わせるという行為そのものをゾロアスター教の不完全性の現れであるとしてマニ教の立場から非難する。
だが、全人類の救済という目標を考えれば、彼を聖杯に焚べるのが最上の選択肢なのではないかとも思っている。
メタトロン・ジャンヌ:
天使メタトロンの源流の一つとして、古代イラン系宗教のミトラ神との関連が指摘される説がある。
マニ教はゾロアスター教・仏教・キリスト教など複数宗教の影響を受けて成立したため、石宝はメタトロンの存在を光の世界に属する高位存在だと認識する。リクエスト鯖
「言葉に囚われるな。文字に囚われるな。その本質を観たまえよ」
【元ネタ】史実、日本伝承
【CLASS】キャスター
【真名】通幻寂霊
【異名・別名・表記揺れ】通幻禅師
【性別】男性
【身長・体重】120cm・22kg
【肌色】黄色→白※ (死へと近づくほどに肌や髪の色は変わっていく) 【髪色】黒→白 【瞳色】青
【外見・容姿】竹箆を携える、幼い少年の姿をした僧侶
【地域】日本
【年代】十四世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型、子供
【ステータス】筋力:E 耐久:B 敏捷:D 魔力:A 幸運:C 宝具:B
【クラス別スキル】
陣地作成:A
魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。曹洞宗の僧侶として「寺院」を開く。また、対象にその覚悟を問う「活埋坑」を作成する。>>63道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成可能。自らの命を維持する「宝具」を消費することで、命を満たす「飴玉」を作り出す。
【固有スキル】
境界にて:C+
民話『子育て幽霊』にて墓の中で生誕した赤子はキャスターであったという伝承に由来する。死者より生まれ落ちたキャスターは「死」に慣れているため、即死耐性に加えて恐怖耐性も持つ。
修証一如:B
悟りを得るために修行するのではなく、修行こそを目的とし、修行と悟りを一体とする教義。
禅定へと至った精神は一つの物事への超人的な集中力を齎し、統一された精神の絶対性は精神干渉を無効化する。
文字点検:A
「不立文字、教外別伝、直指人心、見性成仏」
キャスターは弟子たちが文字言語に囚われないよう、書物、筆、硯等を没収し、これを焼却したという。
紙や文章を媒介として発揮する能力を焼却・無効化する。
正法眼蔵:A
五感にとらわれない超然とした霊的感覚。「生(はじまり)」と「死(おわり)」をその身に宿し、大悟に至ったキャスターは「命の在り方」を理解する。
それはさながら「浄眼」のようであり、霊体化したサーヴァント、隠蔽された魔力の道筋、果ては「どう生まれ、どう生き、いつ朽ちるのか」という魂の「路線」に至るまで、文字通りすべてが『見えて』いる。この心眼の前では、いかなる欺瞞や隠蔽魔術も意味をなさない。
その在り方は、終わりを見定める「直死の魔眼」に似て、異なるもの。>>64
【宝具】
『護生慈母・幽霊飴(ごしょうじぼ・ゆうれいあめ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
民話「子育て幽霊」において、母親の霊が我が子のために買い求めた飴。
母性の象徴にして、死の淵から生を繋ぎ止めた命の証。キャスターを英霊として留める「楔」であり、今でも飴は彼の生命力を賦活させ続けている。
キャスターはそれを飴玉として具現化させ、他者に分け与えることを可能にする。ただし、数は七粒までに限られ、霊基を削る行為に等しく、与えれば与えるほどキャスターは死へと近づく(還っていく)。
仮に、七粒全ての飴玉をただ一人に分け与えた場合、それはキャスターが生きた満七十年の運命を明け渡す行いと同義であり、サーヴァントを受肉させることすら可能とする。
また、この飴が六文銭を代価として買われた伝承から、逆説的に黄泉への通行料として機能させることもできる。六つの飴を対価として消費することで、自身、もしくは対象を黄泉へと送り届ける。
『黄泉戒壇・活埋抗(よもつかいだん・かつまいこう)』
ランク:B 種別:問答宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:1人
意思と覚悟を問う問答。キャスターが生まれた土の下、死の胎内、黄泉が如き原初の心象風景を展開する固有結界。
「生(始まり)」と「死(終わり)」、その境界たる墓穴の中で、キャスターは相対した者にその信念を問う。
その信念が迷いなき「誠」であるのなら、対象は生へと進む。信念の表明により、己の在り方を証明した対象の精神に付随して霊格が強化され、多くの判定に大幅なプラス補正を獲得する。
反対に、その信念が未練と疑念に満ちた「偽り」であるのなら、対象は深い穴の底(死)へと墜ちていく。
だが、死へと落ちた対象はそのまま絶命するのではなく、死を目前とすることで自らのありのまま、そして「迷い」「欺瞞」と向き合うこととなる。これらに向き合い、新たな「信念」へと昇華した時、対象は死の淵から「新生」を果たすのだ。>>65
【Weapon】
『竹箆』
70センチほどの竹箆。修行者を戒め、指導するために用いられる仏具。未練、迷いを抱える霊体には特に効く。
【解説】
南北朝時代に活躍した曹洞宗の僧侶。峨山韶碩の弟子の一人であり、「峨山二十五哲」に数えられる。出身は諸説あるが、豊後国(現在の大分県)であったとされ、17歳の頃に定山祖禅について出家し、1340年に明峰素哲に、1352年に峨山韶碩に師事する。1368年には總持寺の5世に就き、1370年には細川頼之の庇護を受け、丹波国に永澤寺を開いた。
多くの弟子の育成に尽力した人物であり、彼の指導は苛烈なものであった。
弟子たちが文字や言葉の表面にとらわれないよう、硯や筆、書物を没収して焼き払った「文字点検」。修行の覚悟を試すため、穴の前に立たせて問答を行い、真剣さが足りなければ容赦なく穴の底へと蹴り落とした「活埋坑」。
だが、その厳しい修行もあって、悟り仏道を体得した弟子── 特に「通幻十哲」と呼ばれる十人の優れた弟子──を多く輩出し、仏道の流布、宗門の興隆をもたらしたという。
そんな彼の生まれには奇妙な伝承が遺されている。俗に言う「子育て幽霊」の伝承である。
ある夜遅くのこと。飴屋に一文銭を握りしめ、飴を買いに来る女がいた。それが毎晩続くのを不審に思った店主が後をつけてみれば、女は墓場へと消え、赤子の声が墓の中から聞こえてくる。店主が慌てて墓を掘り起こしてみると、そこには息絶えた女の遺体と、その腕の中で飴を嘗める赤子の姿があった。
と、概ねこのような話である。
そして、この赤子は後に高僧になったとされることもあり、誰であったのかという話には諸説あるが、その中には「通幻寂霊」の名も語られている。>>66
本来、未練を残すことのなかった通幻寂霊は、英霊として現界することはない。だが、民話「子育て幽霊」の子供が寂霊であるという伝承(因果)は、彼を英霊の座へと留め、その召喚を可能とした。
召喚された彼が子供の姿なのも、その伝承に引っ張られてのこと。
通玄寂霊という「記録」と、民話という「記号」に縛られた影法師にすぎない己に思うところはあるものの、彼はその状況さえも縁として受け入れ、再び母の愛によって、この世に現界するのであった。
【人物像】
受動的・外交的
目刺し髪をした幼い子供の姿をしており、現代社会にはあっさりと順応するが、どこか超然とし浮世離れした雰囲気を隠せない少年僧侶。
見た目に反した渋い声による語り口はどこか緩やかだが、口数は少なく冷徹で厳格(スパルタ)。たとえ子供の姿であろうと、決して彼の本質は変わらない。導くためであるのなら、一度死の淵に叩き落とすことすら厭わない苛烈さは健在である。
修行の際に、書物や硯、筆などを没収し、燃やしたというが、厳密には書物や何かを記すことそのものを悪と断じているわけではない。文字や言語に囚われることで、悟ったと誤認し本質を見失うことを彼は懸念しているのだ。
死者から生まれたという出自ゆえに、彼の死生観は極めて平然としており、悪く言えば「ゆるい」。
彼にとって、世界が滅びることでさえ「一つの結果」に過ぎず、過度に絶望もしなければ、感傷に浸ることもない。だが同時に、「死ぬはずだった命を拾い上げるのもまた、一つの結果である」と、彼は目の前の生を肯定する。
特技:指導、坐禅
好きなもの:梅干し
嫌いなもの:本質を見失うこと
天敵:母親
願い:なし
【一人称】私【二人称】君、お前、貴様【三人称】彼、彼女、アレ、奴>>67
【因縁人物(独自設定含む)】
母親
その命が尽きてなお、自らを産み、育てようとした母。
命の始まりから終わりを見据えることができた幼き寂霊は、「いずれ終わるのになぜ生きるのか」「なぜ、そこまでして自分を育てようとしたのか」と生まれた「意味(言葉)」を模索していた。
だが、仏道へ入り、彼は「生にも、死にも意味などない。それを文字言句に著し、理由を付けようとすることこそが無意味であった。我々はただ目の前の生をありのままに受け入れ、懸命に生きて、その果てに死ぬだけ」なのだと悟る。そして、その生を終えてもなお、霊となってまで自身を生かそうとした母の言葉なき「慈愛」を真に理解したのだ。
サーヴァントとして現界した寂霊は、ある意味で母と同じ立場となった。一度は天を踏み締めた僧侶は再び現世へと帰り、その死したる身で召喚者を助く。
そこにあるのは、かつての母と同じ、言葉なき「慈愛」であった。「富・名声・力。この世のすべてを手に入れた男こそが海賊王。うーん、至言だよな。てなわけで、俺が海賊の頂点ってことで、文句ねェよな!黒ひー!!」
【出典】史実
【CLASS】ライダー
【真名】バルダッサーレ・コッサ
【異名・別名・表記揺れ】海賊教皇ヨハネス23世
【性別】男性
【身長・体重】183cm・82kg
【肌色】白 【髪色】灰 【瞳色】灰
【外見・容姿】赤地に金糸のローブを纏い、純金の指輪に刺繍のストールを巻いた、成金めいた海の男。法王の法衣に聖ペトロの指輪を、最も着崩せる人物。
【地域】イタリア、ナポリ王国・フィレンツェ共和国
【年代】A.D.1370-A.D.1419
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:D 魔力:A 幸運:C 宝具:A++
根本的な話をすると、教皇というものは軍事指導者上がりも多く、比較的武闘派の多い役職である。海賊上がりだから教皇の中で上澄み、というわけではない。>>70
【クラス別スキル】
対魔力:A
ライダーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。
通常、ライダーの対魔力は三騎士と比べ低く、14世紀の海賊も同様である。
だが、彼はそれでも教皇であるため、異端の魔術に傷つけられることはない。特級の対魔力を誇る。
嵐の航海者:C+
ライダーのクラススキル「騎乗」が変化したもの。
「船」と認識されるものを駆る才能を示すスキル。船員・船団を対象とする集団のリーダーも表すため、「軍略」「カリスマ」も兼ね備える特殊スキル。
コッサは元来海賊であり、2人の兄もまた海賊として死罪となっている。
だが、彼の才能は海の嵐を乗りこなすよりも、時代の嵐を乗りこなす方に向いていた。
【固有スキル】
俗世百般:B
コッサは無学な海賊から陸に上がり、女遊びと不道徳な暴力、強盗、ついでに男色etc……
を行いながら、その余剰でボローニャ大学に通い、教会法と民法の博士号を取得した。
さらにそのまま(強盗団による敵対者の脅迫と抹消を繰り返しながら)枢機卿まで出世し、メディチ家初代ジョヴァンニ・ディ・ビッチ・デ・メディチの後援を受けながら教皇にまで上り詰めた。
底なしの野心と、その野心を実現できるだけのバイタリティと頭の良さ。教皇として最も重要な「神秘」と「道徳」に関するものを除いたスキルを高速で習得できる。>>71
野望のカリスマ:B
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。カリスマは稀有な才能なため、一国の王としてはBランクで十分とされる。
コッサは1海賊から金貸しメディチと親友になり、多くの裏社会の人物を率いて強盗団を組織し、そしてそうした悪のカリスマでありながら、たった30歳にして枢機卿に上り詰めるほどの聖性すら有していた。
通常のカリスマに加え、聖職売買の逸話から、自身の宝具の一部を他者に貸し与えることで「神秘を付与」することもできる、全体強化を兼ねたスキル。
教皇論議:A
海賊教皇の存在は、通した教会の腐敗問題や思想に関連する主義主張、あらゆる面において議論の俎上に載せられた。
……だが、海賊教皇は女教皇と異なり、(現在においては正当な教皇としては取り扱われないものの)実在することが断定されている。
3人の教皇が並立した教会大分裂の負の遺産そのものであり、教皇年鑑においては1958年までの500年以上に渡って「正規の」教皇としてすら扱われていた。
肯定と批判、神聖と卑俗、それらの議論そのものが知名度を底上げし、魔力の源泉となる。>>72
【宝具】
「宝の数が賊の格。粗暴や野蛮は「こう」使う。『教皇大掠奪(マグヌム・シスマ・オッシデンターレ)』!!」
『教皇大掠奪(マグヌム・シスマ・オッシデンターレ)』
ランク:A++(破壊力はB程度) 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:10人
教会大分裂、大シスマ。動乱の時代に、一海賊から教皇位を「略奪」した逸話が形となったもの。
巨大な黄金の逆十字架と、それに連なる黄金の茨、そして無数の宝物が雑に括りつけられ、最終的には錨のような形となった武器。
……彼が生前に略奪した秘宝、すなわち『教皇が担う無数の聖遺物』である。
敬虔な信者が見れば卒倒するような冒涜的な使い道であり、魔術師が見れば卒倒するような神秘の塊の無駄遣い。
あらゆる教皇が本来所有する代物でありながら、サーヴァントの武器として持ち込めるのは彼のみである。
簒奪物をすごそうな方から雑に括りつけただけの代物であり、20以上の宝具の集合体。
宝具それぞれが何らかの奇跡を産むようだが、いつどのような効果が発揮されるかはライダー自身全く把握していない。聖釘で作った釘バットみたいなもの。
海賊の掠奪物としては歴史上最上であるが、これを簒奪できたのは聖遺物を単純な暴力と権力の源泉としか認識できない彼だからこそ。
ゆえに、担い手でありながらその神秘の真価を全く発揮できない。『担い手が扱うのが一番弱い』という類を見ない性質を持った宝具。
【Weapon】
『教皇大掠奪』:宝具である錨。極めて高純度の神秘の塊であり、鈍器として振り回すだけで圧倒的な破壊力を生み出す。もっといい使い道がいくらでもあるが、ライダーはそうは思っていない。>>73
【解説】
ヨハネス23世。キリスト教の長い歴史においても唯一にして異色の『海賊出身のローマ教皇』。
コッサはナポリ王国の旧家の出、プロチダ島の領主ジョヴァンニ・コッサの子として産まれる。
プロチダは要塞化された島であり、100年後にはトルコの大海賊バルバロッサ・ハイルディンが一時拠点とするなど、海賊と縁深い島であった。
シチリア系のアンジュー=シチリア家とフランス系のヴァロア=アンジュー家の内紛が絶えない時代に、コッサはフランス側に立って海賊として名を挙げた。
もともと交易上の要地を収める貴族の出であったこともあり、戦後にはボローニャ大学で神学を学び、その圧倒的な行政手腕から30歳にして枢機卿にまで上り詰めた。
……とはいえ、この時代のキリスト教会は腐敗と不品行と買収の横行する時代であり、さらにコッサが生まれたころからは、教皇がローマからフランスのアヴィニョンに囚われたり、フランスとイタリアで2人の教皇が並立していたりなどの状態にあった。
事態の収拾のためピサで開かれた公会議においても……3人目の教皇が擁立されるだけという、事態を悪化させるだけの結果となってしまった。
この乱動の時代に、ローマ教皇庁の金融利権を狙う金貸しジョバンニ・ディ・ヴィッチ……名高き貴族メディチ家の初代と手を組んだコッサは、3人目の教皇アレクサンデル5世に毒を盛り、金銭と暴力と暗躍により教皇位に付いた。
「知恵が回る」「頭のいい」人間ではあったものの「賢い」人間ではなかったコッサは教皇位についてからもどんどん堕落。
かねてより支援していたローマ王ジギスムントや買収した数々のイタリア人出席者を味方に付けて唯一の教皇となることを目論んだが、コンスタンツ公会議の結論は、3人の教皇全員の廃位だった。その中でも、異端、聖職売買をはじめ、海賊、教皇暗殺……その他考えうるすべての罪で告発されたコッサは、逃げ出したものの捕まり、投獄されてしまう。>>74
……が、利用し合う関係だと思われたジョヴァンニとは真に親友であったようで、彼は教会と反目する致命的なリスクを負いながらも財産の大部分を擲ってコッサを保釈、彼が数か月後に死したときには芸術家ドナテロの彫刻を以て、教会から度重なる批判と削除の命令を受けてなお、墓碑にこう残した。
「前教皇ヨハネス23世、ここに眠る」と。
【人物像】
極めて粗暴で野蛮。海賊らしい海賊……
ではあるのだが、他の海賊と比較して地頭が良すぎる男。どんな海を乗り越えるか、どんな宝を手に入れるか……その答えが、「こう」だった。
演算能力や狡猾さがあるにもかかわらず、根が賊すぎるので賢くは見えない。
【コメント】
『海賊教皇』ヨハネス23世です。肩書がONEPIECEすぎる。
海賊とローマ教皇って1人の人間で両立することあるんだ……
wiki追加・SS使用可能です。【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【真名】イェスンゲ
【性別】男性
【身長・体重】190cm・90kg
【容姿】長身の美男子。
【属性】中立・善
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。>>76
【固有スキル】
千里眼:B
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。また、透視を可能とする。
さらに高いランクでは、未来視さえ可能とする。
紅顔の美青年:B
人を惹き付ける美青年としての性質。
女性に対しては魅了の魔術的効果として働くが、対魔力スキルで回避可能。
対魔力を持っていなくても抵抗する意思を持っていれば、ある程度軽減することが出来る。
紀功の碑:A
最古のモンゴル語資料であり、アーチャーの遠矢の記録、335アルダ、約530mを射たと記された紀功碑。
またの名をチンギス・カン・ストーン。
アーチャーの矢の威力、命中率を上昇させると同時に新たに文章を刻む事で能力を変化させる。>>77
【宝具】
『強弓引きの勇者(ハブトゥ・イェスンゲ)』
ランク:B+ 種別:対軍絶技 レンジ:5~40 最大捕捉:20人
父たるジョチ・カサルから受け継いだ遠矢の武勇。
父のそれよりも攻撃範囲が縮小しているものの威力は高く、
また紀功の碑スキルと合わせる事で矢の性質を変化させる事も可能。
【解説】
モンゴル帝国の初代皇帝チンギス・カンの弟であジョチ・カサルの息子。紅顔の美青年であったと『集史』にはある。
カサルには四十人近くの子供がいたと伝えられるものの、そのうち名を遺したのはイェグ、イェスンゲ、トクの三人のみである。
カサルの没後、最初にカサル家当主を継いだのは兄のイェグであり、イェスンゲとトクは配下として活動していた。
『集史』に曰くイェグの死後にその息子コルコスンが後を継いだが、彼もまた早世したためイェスンゲが新たにカサル家当主になったという。
イェスンゲはカサル家当主として東アジア方面の征服に当たり、
モンケ・カーンによる南宋への親征が決定すると、イェスンゲはカサル家のチャクラらとともに従軍した。
しかし南宋遠征中にモンケは病死してしまい、帝国ではモンケの弟クビライとアリク・ブケとの間で帝位継承戦争が勃発する。
イェスンゲは他の東方三王家当主であるクラクル、タガチャルらとともにクビライを支持することに決めた。
イェスンゲはクビライ側の先鋒として功績を挙げたが、『集史』によると戦争後、間もなくイェスンゲは亡くなった。
その当時のモンゴル人としては長命な75歳での死去であったという。>>78
【人物】
父ジョチ・カサルを誇りに思い、彼のような武を修めようと懸命に生きた戦士。
覇者の素質を見抜く能力にも長け、かつてはクビライにもそれを見出した。
【コメント】
以前作成したジョチ・カサルを意識しての作成で、単純スペックでは縮小版だが応用性がある感じのイメージです。【出典】史実
【CLASS】アサシン
【真名】フランツ・ヨーゼフ一世
【異名・別名・表記揺れ】不死鳥の皇帝、国父、フランツ・ヨーゼフ・カール・フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン、フェレンツ・ヨージェフ1世、フランティシェク・ヨゼフ1世
【性別】男性
【身長・体重】178cm・68kg
【肌色】やや血色の薄い白肌 【髪色】気品あるプラチナブロンド 【瞳色】憂いを帯びたアイスブルー
【外見・容姿】白いフード付きのオーストリア軍服に身を包んだ若々しい麗人。常にフードを深く被り陰鬱そうな顔を隠している。
【地域】欧州(オーストリア・ハプスブルク帝国)
【年代】19世紀半ば~20世紀初頭
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:C 魔力:C 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を断つ能力。隠密行動に適している。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。>>80
【保有スキル】
不死鳥のカリスマ:A
治世当初は血に染まった若き皇帝と恐れられ、暗殺未遂事件や普墺戦争での敗北、度重なる身内の不幸などの苦難を乗り越え、晩年には帝国内のすべての民族に慕われたフランツ・ヨーゼフ独自のカリスマ。
68年間にわたり君主として君臨し続け、多民族国家を一つに繋ぎ止めた不屈の意志の具現。
皇帝特権:B
本来持ち得ないスキルを、本人が主張することで短期間だけ獲得できるというもの。該当するのは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、と多岐に渡る。
フランツ・ヨーゼフ一世はアサシンクラスの適性をこのスキルによって強引に獲得している。
一意専心:A
ひとつの物事に没頭し超人的な集中力を見せる。
朝4時に起床し、深夜まで「帝国の第一下僕」として政務をこなし続けた。>>81
【宝具】
『栄華極まりし黄昏の維納(フルーリヒェン・アポカリプセ)』
''ランク:EX 種別:対民宝具 レンジ:ウィーンの面積 最大捕捉:ウィーンの人口''
かつて古きウィーンの城壁を取り壊し、近代的な環状道路(リングシュトラーセ)を建設して「世紀末ウィーン」の狂騒と繁栄の舞台を作り上げた彼だからこそ持ちうる、一つの時代そのものを具現化する大宝具。
黄昏時の美しくも退廃的なウィーンの街並みを展開する固有結界であり。この結界内では、当時ウィーンに集った数々の偉人たちがマスター不在の独立サーヴァントとして召喚される。彼等は皇帝の命により様々な支援効果で味方の戦闘をサポートする。
しかし、彼等はフランツ・ヨーゼフの家臣ではなく、皇帝と同じ時代を生きたウィーン市民に過ぎないため広大な固有結界内に点在し自由に行動しており、全員の協力を得るのは容易ではないが、彼等が一堂に会した時の支援効果は驚異的。
但し、フランツ・ヨーゼフは音楽、美術、文学に疎く、性格も後述の通りであるため、本人の性格と宝具の性能とクラスが噛み合っておらず、宝具の持ち腐れ状態となっている。
召喚される主な人物と効果は以下の通り。
【画家】グスタフ・クリムト、エゴン・シーレ、クリスティアン・グリーペンケール:広範な美術知識により対象の真名を看破。
【音楽家】ヨハン・シュトラウス2世、グスタフ・マーラー、ヨハネス・ブラームス:奏でる旋律によって敵の精神を狂わせ、状態異常を付与。
【作家】シュテファン・ツヴァイク、ペーター・アルテンベルク、フーゴ・フォン・ホーフマンスタール、リヒャルト・ベーア=ホフマン:エンチャントによって味方を強化。
【精神科医】ジークムント・フロイト、アルフレッド・アドラー:精神分析により、味方に精神攻撃への耐性を付与、また敵の精神汚染を一時的に無効化。
【医者】テオドール・ビルロート、カール・フォン・ロキタンスキー、アドルフ・ローレンツ:等は傷の手当てを行い、負傷した味方の早急な戦線復帰を可能とする。
【建築家】オットー・ワーグナー、ヨーゼフ・ホフマン:戦闘で破壊された町並みの修復。>>82
【Weapon】
『無銘:猟銃』
狩猟を好んだフランツ・ヨーゼフとって最も使い慣れた武器。
【解説】
フランツ・ヨーゼフ一世は、欧州の名門ハプスブルク=ロートリンゲン家の直系であり、オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝として68年という長期にわたり君主の座に君臨した人物である。
1830年8月18日、オーストリア帝国の首都ウィーンのシェーンブルン宮殿においてフランツ・カール大公とバイエルン王女ゾフィー大公妃の長男として生を受ける。
フランツ・ヨーゼフは将来の皇帝として、幼少期から苛烈な帝王学の教育を受けて育った、12歳の時には週50時間の授業を受けており、13歳の時には勉強のし過ぎによる極度のストレスから体調を崩す事態に陥ったが、彼はこの試練に対して並外れた努力と忍耐力で応えた。
1848年革命の最中、17歳のフランツ・ヨーゼフはイタリア戦線の老将ラデツキー将軍の元へ送られた。サンタルチアの会戦では、敵の砲弾が間近に飛来しても微動だにせず冷静沈着に振る舞ったとラデツキーの報告書に記されている。
同年12月、欧州全土を揺るがした諸国民の春と呼ばれる革命の嵐の最中、わずか18歳で皇帝に即位。
伯父フェルディナント1世の譲位、そして野心的な実母ゾフィー大公妃の強力な後押しによる、まさに激動の中での幕開けであった。若き皇帝に課せられたのは、崩壊寸前の帝国を絶対王政の力で再統合することだった。
彼は生真面目で官僚的な性質を発揮し、自らを「国家第一の官僚」「帝国の第一下僕」と定義。毎朝4時に起床し、軍服に身を包んで深夜まで膨大な書類を精査・決済する、狂気的とも言える禁欲的なルーティンを生涯にわたって崩さなかった。>>83
1854年、彼はバイエルン公家の次女エリーザベト(愛称シシィ)と結婚する。絶世の美女と謳われた彼女にフランツ・ヨーゼフは一目惚れし、母ゾフィーの反対を押し切ってまで結ばれたが、この結婚こそが彼にとって最大の幸福であり、同時に生涯にわたる贖罪の始まりとなった。
厳格なハプスブルク宮廷の儀礼と姑ゾフィーからの圧迫は、自由を愛するエリーザベトの精神を蝕み、彼女は次第にウィーンから逃避して旅を繰り返すようになる。
フランツ・ヨーゼフは妻を深く愛し、彼女の我が儘や莫大な出費をすべて許し、熱烈なラブレターを送り続けたが、皇帝という立場と宮廷の因習に縛られた彼には、妻の心を真に救い出すことはできなかった。
彼の治世における最初の大きな崩壊の予兆であり、彼自身の軍事的な限界を突きつけられたのが、1859年のイタリア統一戦争におけるソルフェリーノの戦いである。
北イタリアの覇権を巡り、フランス・サルデーニャ連合軍と対峙したハプスブルク帝国軍は、29歳のフランツ・ヨーゼフ自らが総大将として直接指揮を執った。しかし、近代化されたフランス軍の火力と戦術の前にオーストリア軍は惨敗を喫する。
戦場は両軍合わせて約4万人の死傷者が泥と血に塗れて転がる地獄絵図と化し、このあまりの凄惨さを目撃したアンリ・デュナンがのちに赤十字運動を発足させる契機となった。
自らの未熟さゆえに夥しい兵士を失い、さらに肥沃なロンバルディア地方を喪失したこの敗北は、若き皇帝の心に自らの統率力への不信という決定的なトラウマを刻み込むことになった。
さらに、帝国の覇権を完全に失墜させたのが1866年の普墺戦争である。ドイツ連邦の主導権を巡り、ビスマルク率いるプロイセン王国と激突したこの戦争は、近代的な鉄道網と最新式の針打式小銃(ドライゼ銃)を駆使するプロイセン軍の電撃的な進撃の前に、わずか7週間でオーストリアの敗北に終わった。これによりオーストリアはドイツ連邦から完全に追放され、中欧の盟主としての地位を失う。>>84
この度重なる軍事的敗北と国際的孤立は、帝国内部にくすぶっていた多民族の独立機運、特に強力な勢力を持つハンガリー人の反発を爆発させる。国家崩壊の危機に直面したフランツ・ヨーゼフは、 1867年、最大の政治的妥協である「アウスグライヒ(和解・妥協)」を決断せねばならなかった。これはハンガリーに対して独自の政府と議会、独自の憲法を認め、オーストリア皇帝がハンガリー王を兼任する形で一つの国家とする「オーストリア=ハンガリー二重帝国」への改組であった。
フランツ・ヨーゼフは妻のエリーザベトと共にブダペストのマーチャーシュ聖堂でハンガリー国王としての戴冠式を執り行った。
メキシコ皇帝となった弟マクシミリアンが銃殺刑に処されたという知らせを受けたのは、この祝賀行事の最中だった。
追い打ちをかけるように、彼の周囲では凄惨な家庭的悲劇が相次ぐ。1889年には最愛の皇太子ルドルフがマイヤーリンクで愛人マリー・ヴェッツェラと心中自殺を遂げるという未曾有のスキャンダル(マイヤーリンク事件)が発生。後継者を失ったハプスブルク家とフランツ・ヨーゼフの精神は決定的な打撃を受けた。
そして1898年、決定的な悲劇が彼を襲う。精神の均衡を失いながらも旅を続けていた最愛の妻エリーザベトが、スイスのジュネーヴにて無政府主義者のルイジ・ルケーニによって研ぎ澄まされたやすりで胸を刺され、暗殺されたのである。妻の訃報を執務室で受け取った皇帝は、「私がどれほど彼女を愛していたか、誰にも分かりはしない」と崩れ落ち、以後、二度と心から笑うことはなかったという。>>85
それでもなお、老皇帝はその頑ななまでの継続への執念によって、オーストリア、ハンガリー、ボヘミアなど様々な民族が混在する帝国を一つの形に繋ぎ止める精神的支柱であり続けた。
彼自身が「世紀末ウィーン」という退廃的かつ爆発的な文化の開花の舞台を作り上げたウィーン改造の張本人でありながら、本人はその華やかな文化には一切興味を示さず、質素な鉄のベッドに寝起きし、最後まで古き良き「軍人君主」としての義務を果たし続けた。
1914年、甥のフランツ・フェルディナント大公夫妻が暗殺された「サラエボ事件」をきっかけに、老皇帝はセルビアへの宣戦布告に署名。これが世界を焦土と化す第一次世界大戦の引き金となった。彼は戦争の終結とハプスブルク帝国の完全な崩壊(1918年)を見届けることなく、1916年、崩御。享年86歳。死の直前までペンを握り、机に向かって書類を処理しようとしていたという。>>86
【人物・性格】
生真面目、丁寧、そして底知れないほどに自虐的。
君主としての気品ある物腰を崩さないが、自信を喪失しており口を開けば「あの時暗殺されていればよかったのだ」「彼女に声を掛けなければ」と静かに自責の念を漏らす。
また、自らを時代の波に乗り遅れた骨董品と自虐するように、自動車・電話などの文明の利器を嫌っており、生前、自動車に乗ったのは一度だけ、という徹底ぶり。この事から同時代を生きた先進的な英霊達に対してコンプレックスのような感情を抱いている。
エリーザベトに対する感情は完全に破綻しており、口では「聖杯への願いは。あの日、彼女と出会わないようにすることだ」「私たちの結婚は間違いだった」と冷酷に吐き捨てる。……が、その実、未練と執着がカンストしている。
皇帝特権を使ってまで、本来適性のないアサシンクラスで現界している理由は「彼女に合わせる顔がないから隠れる」ためであり、同時に「彼女を影から守る」ため。但し、その事を指摘されると「私は彼女を嫌悪している。だが、あのような無防備な女を放っておけば、また不逞の輩に刺されるに決まっている! だから影から彼女を見守っているのだ、文句があるか!」と、顔を真っ赤にして逆ギレする。ツンデレというよりは、もはやストーカーの類いである。
イメージカラー:夕焼けのオレンジ色
特技:多言語会話、長時間のデスクワーク、エリーザベトウォッチング
好きなもの:軍隊、狩猟、エリーザベト
嫌いなもの:無政府主義者、文明の利器(自動車、電話など)、エリーザベト
天敵:エリーザベト、ルートヴィヒ2世、ルイジ・ルケーニ
願い:エリーザベトとの結婚を無かったことにする。
【一人称】私(わたし) 【二人称】貴方、貴殿、君 【三人称】彼、彼女、あの方>>87
【他クラス変化傾向】
アーチャー、ライダー、キャスター、ルーラー
【関連人物】
エリーザベト:最愛にして、世界で一番不幸にしてしまった女性。
「エリーザベト、自由なる鳥。彼女は私という鳥籠から解き放たれるべきだ」
ルートヴィヒ2世:エリーザベトと親しかったバイエルン国王。
「彼と話している時のエリーザベトは心から楽しそうな顔をする。あぁ、あれが本当のエリーザベトなのだな……」
オイゲン・フォン・ザヴォイエン:ハプスブルクの栄光を支えた英雄。
「私は貴殿の守ったハプスブルクを滅ぼした愚かな皇帝だ、合わせる顔がない」
【コメント】
リクエスト鯖、コンセプトがまとまったので作成、リクエスト内容から色々膨らませた結果、自虐的で面倒臭い性格の男になった。
イメージソングはOfficial髭男dism/Pretender「西王母様の代理として遣わされました。我らは三青鳥、ただの三羽の鳥にございます」
【元ネタ】『山海経』、中国神話、道教伝承など
【CLASS】ルーラー
【真名】西王母
※ 外殻こそ三青鳥という形を取ってはいるが、その内情は西王母の霊基情報が殆どを占めているため、霊基の真名自体は「西王母」のままで登録されている。
【異名・別名・表記揺れ】三青鳥(大鶩、小鶩、青鳥)、王母娘娘、金母元君、王母、瑤池金母、九霊太妙亀山金母、太霊九光亀台金母etc
【性別】雌(青)、雌(大)、雌(小)
【身長・体重】164cm・15kg(青・人型形態)/373cm・42kg(大)/30cm・400g(小)※ 大鶩と小鶩は非戦闘時にはサイズが縮んでいる。
【肌色】白(青鳥、人型形態のもの) 【髪色】碧 【瞳色】黒
【外見・容姿】碧い羽を纏う三羽の鳥。身体の大きさこそ異なるが、共通して首元は赤く、瞳は黒い。青鳥のみ人の姿を模すことができ、迦陵頻伽を思わせるような半人半鳥の姿をしている。
【地域】中国、崑崙山(三危山)
【年代】?
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型、神性、猛獣、非ヒト科
【ステータス】筋力:D+ 耐久:D 敏捷:A+ 魔力:A 幸運:B 宝具:A++
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法を以ってしても傷付けるのは難しい。>>89
単独行動:A+
マスターからの魔力供給を断っても自立できる能力。
主人の元を離れ、その御言葉は伝えるために行動する三青鳥は高ランクで「単独行動」を保有する。
道具作成(偽):A+
三青鳥は道具を作成するのではなく、西王母より託された、あるいは何処からともなく入荷した仙郷の物品を迅速に運搬し、契約者へ「支給」する。
騎乗:-
三青鳥達自身が何かに騎乗する事はない。彼女達は西王母の意思を運ぶ遣いである故に、御言葉(霊基)をその身に乗せ、現世を翔る。
【固有スキル】
神性:C++
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。
本来は最高ランクの『女神の神核』を保持するが、三つの霊基へと分割・弱体化しているため、現在のランクに劣化している。>>90
三青鳥:A
西王母に仕える三羽の鳥、即ち「大鶩、小鶩、青鳥」。
古く、そして強大なスケールを誇る神霊『西王母』の現界は、本来であれば不可能を極める。そこで西王母は自らの霊基情報を三つに分割し、自らの遣いである三青鳥へと託し代理とした。
西王母の霊基を内包して現界した鳥達は、三羽で一騎の霊基を共有・保持する。
また、西王母の有する汎用スキル(「怪力」「仙術」「陣地作成」など)を使用可能とする。
神の伝令:A
神の意思を地上へと伝えるメッセンジャー。青鳥は時代が進むにつれ、西王母に食事を運ぶ鳥から、西王母の言葉を伝える使者としての側面を強めていった。
神の使者として仙郷と現世を自在に行き来する権利を保持し、あらゆる境界や結界を無視した空間転移・通行を可能とする。
また、事前に言付けされた「神命」に従う際、限定的な権能の行使を可能とする。>>91
【宝具】
『崑崙青鳥・不熟蟠桃(なんじ、いまだせんきょうにとどかず)』
ランク:C++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
「你好。崑崙デリバリーの者達です。こちら、西王母様からの贈り物、『崑崙直送品目・蟠桃〈未熟〉(こんろんデリバリーひんもく・ばんとう〈みじゅく〉)』となります。どうぞ、ハンコはこちらに。はい、冗談です。」
汝、未だ仙郷に届かず
西王母が託した宝具の一つ。西王母が漢の武帝や周の穆王といった王に、蟠桃を下賜した逸話に由来する。
西王母の代理である三青鳥が与える蟠桃は、不老長寿を齎せない未熟な代物である。しかし、それでも仙郷に位置する蟠桃園で育った果実は高位の神秘そのものに相違ない。
これを口にした者は仙人にこそ至れずとも、一時的に「仙人一歩手前」──すなわち、霊格の強制引き上げによる超治癒・超活性状態へと変貌する。
とはいえ、未熟なものであれど、本来であれば蟠桃は選ばれた者にのみ口にする事を赦される仙郷の恩恵である。
対象が次の条件──「王の器である事」「高徳を持つ事」「仙縁を有する事」──に当てはまる者であるほど効果時間は伸びるが、口にしたものがこれらを持たぬ凡夫であるほど、効果が切れた後に激しい肉体的反動が対象を襲うこととなる。
そのため、三青鳥が西王母の許可(あるいはよほどの緊急事態)なく、この宝具を他者に受け渡す事は基本的にない。
──ちなみに。
口にすれば真の不老長寿を齎す成熟した蟠桃──真名『崑崙下賜・仙果蟠桃(なんじ、せんきょうにいたれり)』──も実は持ってきていたりする。>>92
『崑崙九門・陸吾開明獣(なんじ、こんろんにたちいることあたわず)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜60 最大捕捉:300人
汝、崑崙に立ち入ること能わず
西王母より託された宝具の一つ。崑崙の丘にあるという九つの門を守護する神獣「開明獣」、その影を召喚する。
『海内西経』に曰く、その身は大きく虎に似て、その顔は人面で九つの首を持っていたとされる。
影とはいえ霊格は極めて高く、並の英霊では抗うことも叶わぬ強大さを誇る。
また、九首は天地八方を常時観測しており、これにより死角を消し去り、敵の奇襲、幻術、気配遮断といった「認識外からの干渉」を無効化し、戦場そのものを開明する。
さらに、同一視される「陸吾」という神の権能を限定的に行使することを可能とする。
陸吾とは『西山経』に語られる神であり、崑崙の丘に在り、その姿は人面で虎身九尾、天の九部と帝の囿時──帝の御苑の春夏秋冬──を司るとされる。
その神性に由来し、周囲一帯の四季循環を一時的に変転させる。春であれば萌ゆる繁栄を、夏であれば身を焼く熱波を、秋であれば枯れゆく衰退を、冬であれば先を閉ざす凍結を齎す。>>93『天厲五残・星羅断獄(てんはなんじのつみをさばきたり)』
ランク:A++ 種別:対罪宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:500人
天は汝の罪を裁きたり
西王母への御饌を捧げ、分割して三羽の内にに組み込んだ西王母の霊基情報を励起させ、合体することで、「山海経」に記される古き西王母の荒ぶる御姿を擬似顕現させる。
大いなる巨躯を有す人面獣身、虎の牙と豹の尾、そして三青鳥の碧い巨翼を有するそれは、青鳥が告げる西王母の言葉そのものであり、罰を執行する神威そのものである。
西王母は咆哮と共に天に星々を巡らせる。その中でも一際赤く輝く五つの星は「五残」──墨、劓、剕、宮、太辟──、即ち「五刑」の具現となり刑を執行する。
まず、その前提として天の災いを示す「天厲」の具現たる星躔が対象を包み、対象が有する「罪」を暴き出す。白日の元に晒された罪の重さに応じ、以下の刑罰が自動的に選択・執行される。
『墨(ぼく)』
罪の刻印。隠蔽能力を強制無効化し、内に秘めた「悪性」や「弱点」を衆目の元へ引きずり出す「布告」を執行する。
『劓(ぎ)』
鼻削ぎ。呼吸(魔力供給路)を遮断し、その存在が持つ「アイデンティティ(面目)」の「剥奪」を執行する。
『剕(ひ)』
足切り。敏捷ランクを最低値に固定し、いかなる脱出も許さぬ結界内への「禁錮」を執行する。
『宮(きゅう)』
陰刑。男性、および『陰陽の理』において陽に属する存在へ、生命根幹の「完全遮断」を執行する。
『太辟(たいへき)』
死刑。天命の下、対象の存在そのものへ絶対的な「死」を執行する。
どの刑がどれだけ重ねて執行されるか、相手がこれまで積み重ねてきた「罪(カルマ)」の量に比例する。この宝具もまた西王母の許可なく発動することは不可能。加えて分割された霊基を一つに戻す不可逆性があるため、西王母は罪を裁いた後に退去する。
故にこそ、これは来るべき時にのみ、解放が受諾される宝具となっている。>>94
【Weapon】
『三青鳥』
大鶩、小鶩、青鳥の三羽によるコンビネーション。
青鳥がヘイトをコントロールして敵陣を翻弄し、生まれた隙を大鶩が力強く蹴散らす。そして、動揺した敵の死角から小鶩が鋭い一撃を放ち、確実にトドメを刺す。
多くの幻想種や神秘が跋扈した古き中原の地にて、神への供物を狩り、西王母へと捧げてきた彼女達の連携は、一騎当千の英雄であっても手を焼くこととなるだろう。
また、青鳥は西王母の「神命」さえあるのならば、対象の罪に合わせた災禍を引き起こす「天厲」、その権能の一端を行使することを可能にする。
【解説】
西王母とは崑崙を統べる仙女にして、全ての女仙を統括する女神である。
『山海経・西山経』には「玉山に住まい、人のようで豹の尾、虎の歯を持ち、よく嘯く。蓬髪に玉の勝(かんざし)を刺し、天厲と五残を司る」とあり、山に住まう荒ぶる異形の神として描かれている。
しかし、時が経つにつれてその在り方は吉神へと変化していく。『淮南子』では后羿に不老不死の薬を与え、『穆天子伝』や『漢武帝内伝』『漢武故事』などでは、穆王や武帝と対面し、宴席を設けたり、不老長寿の象徴たる蟠桃を授けている。
また、織姫のように一年に一度、希有という大鳥の翼に乗って東王父へ会いに行くされ、道教においては最高神「玉皇大帝」の配偶者となり、七柱の娘を産んだという。
このように西王母は時代が下るにつれて、「恐るべき人面獣身の荒神」から、「不老長寿を齎す最高位の吉神」として信仰されるようになった、多層的な神格を有する女神なのである。
──というのが大まかな西王母の概要であるが、此度、人理の危機に際して現界したのはその本体ではなく、代理にして彼女の忠実なる従鳥「三青鳥」であった。
元々は西王母のために食事を運ぶことを役目とする鳥達であり(『山海経・海内北経』)、三危の山に住み(『山海経・西山経』)、その名称はそれぞれ『大鶩』『小鶩』『青鳥』であるという(『山海経・大荒西経』)。
主人である西王母が時が経つれて在り方が変化したように、彼女達も役割が変化していっており、「西王母の意思・来訪を伝える使者」「吉兆」「手紙や知らせ」の象徴する存在として伝承されるようになった。>>95
【人物像】
碧い羽を纏う三羽の鳥。その内、人の姿を模した「青鳥」は、迦陵頻伽を思わせる半人半鳥の美しい侍女の姿をとる。他の二羽(大鶩・小鶩)は霊基のサイズを自在に変えられるため、非戦闘時はスズメのように愛らしいサイズで彼女の肩や頭にちょこんと収まっている。
・青鳥
受動的・外交的
常に微笑を浮かべた、真面目で献身的な人物。常に丁寧な物腰を崩さず、マスターからの配達や伝言の命には「ええ、喜んで」と速やかに、かつ完璧に遂行する。…….なのだが、お茶目というには少々浮世離れした、受け答えに困るような冗談を好むのが玉に傷。
三羽の中でも特に人間と関わりがあったためか、人間たちの泥臭く美しい「感情の揺れ動き」を観察することを娯楽としており、色恋沙汰の伝書鳩などを頼まれると露骨にテンションが上がる。
「『蓬山此去無多路 青鳥殷勤為探看』。ええ、恋愛関係の伝言ならば、より喜んで。そういった心の揺れ動き、私(わたくし)は大好物です」
近年は人間の感情が最も生々しく交錯する「SNS」という文化に深く傾倒しており、日々タイムラインの観察に勤しんでいる。
「何が、とは言いませんが、青い鳥のアイコンに戻らないでしょうか?」
しかし、吉兆の印とされようが、今はどれだけ忠実にマスターへ仕えてようが、その本質は人界離れた神域に潜む化性。古き時代は異形の鬼神であった西王母に供物を捧げていた鳥達だ。故にこそ、それに相応しい人ならざる冷酷さと残酷さを彼女らは等しく有している。
そして、どこまでいっても彼女達の真の主人は「西王母」。世の理にそぐわぬと判断した西王母の言の葉一つで、その者が誰であろう三青鳥は容赦なく命を奪うだろう。
「私(わたくし)達がなぜ三危という名を冠する山に住んでいたか、ご存知ですか?実のところ因果が逆なのです。私(わたくし)達という三羽の脅威が住んでいたからこそ、そのような名の山になったのです。……クスクス、安心してください。冗談ですので。ただ険しい山だったというだけですよ」>>96
・大鶩、小鶩
受動的・内向的(大)/能動的・外交的(小)
青鳥とは異なり、人の言葉を発する事はないが、西王母及びマスターの命令がない時に三羽はよく会話をしている。
大鶩は寡黙で、ドッシリとした態度を崩さない。マスターの様子をじっと観察していることが多い。青鳥曰く「今日の術者様の運勢を案じている」とのこと。しかし、戦闘になれば普段の寡黙さが嘘のように、誰よりも獰猛果敢に敵へとその爪を掻き立てる。
小鶩は好奇心旺盛で、よく青鳥やマスターの周囲をせわしなく飛び回っては、興味深そうに首を傾げている。青鳥曰く「西王母様への供物の吟味を建前にお菓子を要求している」とのこと。逆に、戦闘時は好奇心旺盛さは失われ、爛々と嘴を狙い定め、とどめの機会を伺う暗殺者が如き有り様となる。
特技:配達・配膳、伝言、狩り、エゴサ
好きなもの:感情の揺れ動き(特に恋愛関係)、SNS(青)/静寂(大)/菓子(小)
嫌いなもの:桃泥棒
天敵:孫悟空、東方朔
願い:特になし
【一人称】私(わたくし)、私奴(わたくしめ)ら、私(わたくし)達【二人称】術者様、貴方様、貴方、〇〇様、〇〇(※呼び捨ては下劣な悪人、不埒者のみ。基本的には誰にでも様をつける)【三人称】彼、彼女、アレ、ソレ、コレ
【因縁キャラクター】
太公望
封神を執行した名軍師にして、崑崙山の道士。顔を合わせると、お互いに意味深な笑みを浮かべる。何を考えているのか、何か互いに通じ合う深い思案があるのか。……あるいはどちらも、特に何も考えてないのかもしれない。>>97
黄飛虎
三青鳥達は彼が有する「金眼神鶯」と何やら会話している様子が見られるが、何を話しているか青鳥に聞いても「フフ、秘密です。知らない方がよろしいかと」とはぐらかされる。
玄奘三蔵
彼女の弟子、孫悟空は蟠桃園の管理を任されていながら蟠桃会に招待されなかった事に腹立てて、蟠桃園の桃を盗み食いし、不老不死を得た。そのことに酷く思うところがあるようだ。
大黒天
同じく主人の代行として呼び出されているサーヴァント。その在り方にはシンパシーを感じている。
嫦娥
西王母が后羿へと与えた不老不死の薬を独り占めにし、月へと逃げた女神。西王母はそんな彼女に仙薬作りに従事させる罰を課した。いざ会えば、「貴女様が地上に降りるなんて珍しいですね。今夜は月が十二個同時に昇りでもするのですか?」とかなり皮肉めいたもの言いをするが、サーヴァントとして地上へと現界した嫦娥を、三青鳥はその行く末を見定めるように見つめる。
雨女/瑤姫
ランサーのサーヴァント、雨女。その正体たる瑤姫は、西王母の二十三番目の娘、雲華夫人でもある。主人の娘にあたるため、三青鳥にとっては正真正銘の「お嬢様」である。地上へと降りていった奔放な彼女が、相変わらずの調子で過ごしているのを、彼らはニコニコと眺めている。
【一言コメント】
一羽でちゅん、二羽でちゅんちゅん、三羽揃えば牙をむくバルダッサーレ・コッサ等の作者です。
既存の自作鯖のwiki修正と、他作鯖も含む大規模なタグ追加を行ったため連絡しておきます。
1.「教皇」タグの追加。ローマ教皇のサーヴァントがwiki内に複数すること、しかも現行のキリスト教関連偉人に使われがちな「聖人」に該当しない存在もまた複数存在することから。
自鯖:バルダッサーレ・コッサ、ホノリウス
他鯖:ホノリウス三世、マロツィア、ボニファティウス8世、シルウェステル2世、シモン・ペトロ
2.自鯖の文章誤り・誤字脱字の軽微な修正・検閲除けで本スレ投稿版では「〇す」等から変更していた文等の修正、宝具詠唱などのカラーコードの変更
自鯖:バルダッサーレ・コッサ、舜天(水着)、ウェルギリウス、ハイレ・セラシエ1世、ペルーン
3.ウェルギリウスのその他属性「ローマ」を失念していたので内容追加
4.自鯖・他鯖のタグ修整
自鯖:舜天(水着)(+水着)、ウェルギリウス(+史実 神曲 民間伝承 ローマ キャスター 混沌 善 地 女性 女体化 魔術師 作家 ss使用可)
他鯖:温羅(夏)(+水着)、火雷神(夏)(+水着)、エリーザベト(夏)(+水着)、夏雷神(若)(+水着)、シャーロック・ホームズ〔オルタ〕(+オルタ)、アルゴー号〔オルタ〕(+オルタ)、アスタルト・オルタ(+オルタ)、イシュタム〔オルタ〕(+オルタ)、カルナ(オルタ)(+オルタ)、アスクレピオス・オルタ(+オルタ)>>99
wiki追加ありがとうございました!>>100
タグ付けせんくー「お前、どこの英霊だ?セグウェイで戦う騎兵(ライダー)なんぞ聞いたことがねえ。」
「手段を択ぶのが騎士道だと云うのであれば、貴公とは意見が合わないようだ。」
【元ネタ】ランスロ或いは荷車の騎士、散文ランスロ
【CLASS】ライダー
【真名】ランスロット
【異名・別名・表記揺れ】荷車の騎士
【性別】男性
【身長・体重】191cm・81kg
【容姿】襤褸布を身に纏い、ローラースケートを履き、セグウェイを担いだ紫髪のイケメン。
「いや、マジで聞いたことねえよ。どこの英霊だよ。」
【地域】イギリス/フランス
【年代】6世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】円卓の騎士
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:A 魔力:C 幸運:B+ 宝具:A>>103
【クラス別スキル】
騎乗(オーバーロード):A
ライダーのクラススキル。乗り物を乗りこなすための能力。騎乗の才能。
また、英霊の生前には存在しなかった未知の乗り物(例えば古い時代の英雄にとっては見たことも無いはずの、機械仕掛けの車両、ホバーボード、エレベーター、ホッピング、果てはバケットホイールエクスカベーター)すらも直感によって自在に乗りこなせる。
『荷車の騎士』においてランスロット卿は馬2頭を乗り潰している。騎乗の過程でその乗騎の限界を超えた性能を発揮できるが、限界を超えた以上、当然その乗騎の寿命は大きく縮む。
対魔力:B
ライダーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。
自身に宿す精霊と妖精の加護により魔術を弾く。
気配順応:D
アサシンのクラススキル、気配遮断の変種スキル。「その場にいて当然」と思わせる認識改変。
襤褸布を被り騎士としての気配を遮断することで、「その場に人間がいる」ことにこそ気付かれても、「それが自分を攻撃する可能性がある」「それが英霊である」「それが円卓最強の騎士である」ことを悟らせないステータス隠蔽能力。
セイバー・バーサーカー時の宝具「己が栄光の為でなく(フォー・サムワンズ・グロウリー)」が変化したもの。>>104
【固有スキル】
無冠の武芸:-
様々な理由から、他者に認められることのなかった武具の技量。
戦闘に関するステータス・スキルランクを1ランク低く見えるようにし、精神的な侮りも誘発する。
後述の通り極めて珍妙な格好をしているので、分かっていても侮る。
無窮の武練:A
ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。極められた武芸の手練。
心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。
扱ったことのない武装であっても十全に扱え、たとえ如何なる状態であっても……自分がどれだけ珍妙な格好をしていても、精神は揺らがず、戦闘力は低下しない。
精霊の加護:A
精霊からの祝福により、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。その発動は武勲を立て得る戦場のみに限定される。
アーサー王伝説の騎士は、湖の乙女のみならず、小人や妖精などの加護を受ける機会も多い。>>105
【宝具】
『荷車の騎士(カリバー・デ・ラ・チャリオッツ)』
ランク:A 種別:対車宝具 レンジ:1 最大捕捉:30両
ランスロットは誘拐された王妃ギネヴィアを救うため、その行く先を知るというドワーフの駆る襤褸馬車に乗って移動した。不名誉を許さず自身の馬で移動したガウェインと異なり行く先々で嘲笑されるも、最後にはランスロットこそがギネヴィアを救ったのだ。
自身に付き従う鍛冶妖精(ドワーフ)の宝具。ドワーフが魔力を注いだ「非生物の乗騎」はいかなるものであっても宝具化する。
宝具化した乗騎は高ランクの「無冠の武芸」スキルを獲得し、宝具化していることすらを悟らせない。
別クラスの自身が持つ「騎士は徒手にて死せず」と同質の宝具であるが、この宝具は「いかなるものを宝具化しても性能が変わらない」という変則的な性質を持つ。
襤褸馬車でも三輪車でも、戦車でも伝承に名高い秘宝であっても区別なく均一にDランク宝具の性質を得るため、高尚な乗り物に乗る必要は一切ない。
現地調達した/ありふれた乗り物を使い潰すための宝具。
……なお、「いかなる乗り物を宝具化しても性能が変わらない」という事実は、状況によっては複数の宝具を保持できるということでもある。
例えばローラースケートは音速での蹴りを可能とし、竹馬は魔槍に匹敵する神器となる。セグウェイはハンマーに似ている。果てはラジコンカーやチョロQでさえ自走式の壊れた幻想爆弾と化す。
そして、その調達は非常に容易である。
そして、ランスロット卿という騎士、それも名誉より実利を取る荷車の騎士の伝承をベースとしたライダークラスの彼は、そういう手段を積極的に取る。>>106
『不撓燃えたつ勝利の剣(セクエンス)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
「散文ランスロ」において、ランスロット卿が振るう、アーサー王より下賜された短剣。
王妃ギネヴィアを救い出したことで褒美として授けられたものとされ、その冒険が『荷車の騎士』である。
アーサー王が死闘の場にのみ携えたとされる名剣。……ダガー、短剣とは、刺すことと投げることに向いた剣である。これ単独で用いるのではなく、不意打ちや暗殺、武器を失うことを恐れるが故に携える剣であり……名誉を重んじる騎士が扱うのは、名誉を捨ててでも勝たなければいけないほどの強敵との死闘を覚悟したときである。
アロンダイトに匹敵する破壊力を持った神造兵装でありながら、刃渡りが40㎝程しかない。
直接戦闘に向いたものではなく、「セグウェイをハンマー代わりに使ってくる奴が聖剣を持っているわけがない」と油断したところにビームを打つかオーバーロードして刺すかするための宝具。
アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 (ライダー)は小銃として用いていたが、これはその改造前のもの。
【解説】
「ライダー」のクラスで召喚されたランスロット。
多くの物語に登場する英霊は、クラスや召喚時の性質によっては別の出典を得るケース(史実出典のカール大帝とフランスもの出典のシャルルマーニュ、史実由来のセイバー・ジル・ド・レェと「青髭」の側面が強いキャスター・ジル・ド・レェなど。)が存在し、今回のランスロットは「荷車の騎士」を出典とする。>>107
アーサー王の宮廷に現れたゴール国の王子メレアガンは、捕らえたログレスの民を解放する条件として王妃ギネヴィア(と護衛役として自分から捕縛されたケイ卿)を連れ去った。
ガウェインと、途中で出会った名を明かさぬ騎士が追跡したが、騎士は馬を失い、ついでにガウェインから借りた予備の馬も乗り潰した後、王妃の行方を教えるという小人の荷車に乗った。
荷車は罪人を運ぶ不名誉な乗り物であり、騎士も一瞬ためらったが、王妃への愛を騎士の名誉より優先した。ガウェインは荷車に乗ることを拒み、馬で追ったため、王妃の救出には間に合わなかった。
騎士は刃でできた「剣の橋」を傷つきながら渡ってゴール国へ入り、王妃を救った。しかしグィネヴィアは、荷車に乗る際の一瞬のためらいを愛の不足とみなし、彼を冷遇した。誤解が解けると二人は密かに結ばれた。
この騎士はうっかりこの時点で王妃に手を出してしまう。ベッドについていた血により、メレアガンにより、ギネヴィアがアーサー王の妃でありながら姦通したと非難される(事実)。ついでに護衛役だったケイに姦通の罪が被せられる(冤罪)。
この騎士……メレアガンがアーサー王の宮廷に訪れた際には馬を乗り潰して途方に暮れていた円卓最強の騎士ランスロットは、正体を明かし、王妃の謂れなき不名誉(?)を雪ぐためメレアガンと決闘する。
この決闘は勝負がつかなかったものの、ギネヴィア達は解放される。恨みを持っていたメレアガンはランスロットを騙して塔に幽閉するものの、メレアガンの妹を誑かしたランスロットは脱獄し、二度目の一騎打ちでメレアガンに勝利した。
【コメント】
ライダークラスで召喚されたサー・ランスロット。円卓の騎士はさまざまな物語を有するので、出典となる物語を変えるだけでここまでステータスが変わる、という例。
でも、「マンチ性能を持っていて手段を択ばない」という点では相当にランスロット卿らしいとはいえる。
wiki追加・SS使用可能です。【元ネタ】ギリシャ神話 『イリアス』
【CLASS】ランサー
【真名】アスカラポス・オルコメノス
【異名・別名・表記揺れ】アレスの子 アスカラポス、アスカラポス(ランサー)、英霊アスカラポス
【性別】男性
【身長・体重】195cm・105kg
【肌色】白 【髪色】金 【瞳色】紫
【外見・容姿】
筋骨隆々としたいかにも戦士然とした巨漢。鎧兜を身に纏った様は紫の眼光も合わせて機神アレスを彷彿とさせる。
【地域】ギリシャ
【年代】神代(トロイア戦争)
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・神性・アルゴー号ゆかりの者・ギリシャ神話系男性
【ステータス】筋力B+ 耐久D 敏捷A 魔力B 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。>>109
【固有スキル】
神性:B
軍神アレスの子として神性を持つ。
この神霊適正は神性がB以下の軍神・戦神系の英霊に対して、与えるダメージが増加するが、自身の被ダメージも増加してしまう。
軍神咆哮:A-
身体に流れる軍神アレスの血を呼び起こす咆哮。
戦士として共に立つ味方は、軍神に率いられたが如く、その叫びに勇猛さを与えられる。
ランサーが加勢した戦闘は奮い立つ自軍と恐慌する敵軍が入り乱れ、より苛烈さを増していく。
軍神の寵愛:B
息子として父である軍神アレスの寵愛を受けている。
ランサーが戦場で斃れた際には軍神アレスはその死を嘆き、
主神ゼウスの意思を無視して仇を討とうとして戦女神であるアテナに制されたという。>>110
【宝具】
『応酬の槍よ、彼我を穿て(カウンター・メーリオネース)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉: 1人
ランサーを投槍で討った敵将がその後に槍で傷つけられ撤退に追い込まれたという事象が昇華した因果応報の宝具。
対象がランサーを負傷させた際に同種の傷……槍で穿たれれば穿通痕、刃で斬られれば裂傷が対象にも浮かび上がる。
但し、“同種の傷”であって“同様の傷”ではないため、彼我のダメージ比は必ずしも均等にはならない。
そのため、受けた傷を倍返しはどころか、そのまま相手に返すことすらままならないこともあり、「報復」としてはどこぞの三流宝具にも劣る低級宝具。
しかし、その真価は軍神の子であり英雄たるランサーの傷つこうと衰えぬ武力が伴うことで発揮され、
ランサーを傷つければダメージの多寡はともかく必ず傷を負うという状況は相手に攻撃を躊躇させ、
その隙をランサーは見逃すことなく苛烈に攻め入ることができる。
『嘆きの父、軍神の槍(イレイザー・アレース)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉: 500人
第一宝具の基盤ともなっている事象の拡大解釈。
「ランサーを槍で討った敵将がその後に槍で傷つけられた」「軍神アレスはランサーの死を嘆き、仇を討とうとした」
という二つの神話的事実を結びつけることで、ランサーを傷つけた対象に向けて軍神の槍……アレスの象徴である巨大な槍と松明を体現する光の柱を突き立てる。
とあるフンヌ(匈奴)族の王が担う『涙の星、軍神の剣』にも似るが、こちらは反撃の性質上、
ランサーが受けた攻撃から対象の位置を逆算して発動されるため、ポインターにより攻撃地点を指定する必要がない。
そのため、殲滅範囲も縮小され魔力消費や小回りが効くなどの利点がある。>>111
ランサーはこの宝具を「戦場での命運を父神に委ねてしまうモノ」として使用には消極的だが、
自身の全身全霊……軍神の加護を含めた全てをぶつけるに値する存在と邂逅したならば、この宝具を自ら解放するだろう。
【解説】
戦争の神アレスの血を引く半神半人。
兄弟であるイアルメノスと共に都市国家オルコメノスを支配した。
また、兄弟共にヘレネーの婚約者の一人であり、一説によるとアルゴノーツの一人であるともされる。
トロイア戦争では自分達が統治するするオルコメノスと同じく都市国家アスプレドンから編成される
軍船30隻を率いて参戦し、アカイア勢として戦争に貢献した。
同じくアカイア勢の将軍イドメネウスがアイネイアスの義兄アルカトオスの遺体を巡って
トロイア軍と争っていた際に加勢したが、ヘクトールの兄弟である敵将デイポボスが投げた槍が命中し、
アスカラポスは討たれてしまった。
すると、今度はアスカラポスの遺体を巡って両軍が争い、
デイポボスはアスカラポスの武具を奪おうとした際にイドメテウスの従者に上腕を槍で刺されて傷を負ったため、味方に助けられながら戦場から離脱した。
アレスは息子の死を知ると酷く嘆き、ゼウスの意思を無視して仇を討ちに行こうとしたが、アテナがそれを止めたという。>>112
【人物・性格】
力を以て覇を唱える……よく言えば豪快、悪く取れば野蛮とも言える人物。
軍神の子に相応しく武力・戦力で決められたことには意を唱える脳筋戦士。
如何にもな豪傑であるが、一方でアルゴノーツやアカイア勢の英雄と比べて武功で名を馳せることはなかったことがコンプレックスでもある。
軍神の血を引く者として不甲斐ないと思っており、サーヴァントとして現界した際にも聖杯へよりも誇り高い闘いと華々しい戦果を望む。
イメージカラー:赤・紫
特技:武力統治
好きなもの:父・兄弟・戦場
嫌いなもの:敗走・犬死
天敵:デイポボス
願い:なし。ただ誉ある闘争を。
【一人称】我 【二人称】汝 【三人称】奴
【因縁キャラ】
アスカラポス(FGO):同郷同名のサーヴァント。神霊と英霊という差はあれどサーヴァントとして父神の力に依存していること、それでも己の使命を全うする様に共感を覚えている。>>113
ペンテシレイア:自身と軍神アレスを父に持つ女王。同じ父を仰ぎながらもトロイア戦争では互いに敵対陣営についたことを皮肉に思いつつも、戦の神の縁者としての必然であるとも受け止めている。
ヘラクレス:共にアルゴー号に乗り込んだ英雄であり父神アレスと渡り合った大英雄。自身の力のみで神と肩を並べる彼はランサーにとって理想の英雄像そのもの。
ディオスクロイ:共にアルゴー号に乗り込んだ英雄。相変わらずのカストロに呆れつつ、兄妹で一つの霊基を成す絆の強さに、英雄の兄弟(イアルメノス)を持つ者として感嘆している。
【コメント】
アスカラポス違い。
1回誤ってデータが飛んでしまったのでリクエストに投げたが、自分で一から作り直した。
【wiki登録・SS使用】可【出典】史実、および4世紀の教会史(ルフィノス、ソゾメノス、ソクラテス・スコラスティクスらの記述)
【CLASS】ランサー
【真名】マヴィア
【異名・別名・表記揺れ】マウィッヤ(Mawiyya)、マオウィヴァ(Maowiva)、ムアーウィヤ(Mu`awiya)
【性別】女性
【身長・体重】159cm・51kg
【肌色】小麦肌 【髪色】夜を溶かしたような黒髪【瞳色】ディープパープル
【スリーサイズ】B76/W54/H78
【外見・容姿】ウェーブした黒髪の小柄でどこか幼さの残るダウナーな雰囲気の少女。ゆったりした砂漠の民の民族衣装を纏い、額にはきらびやかな金細工の額飾りが乗る。
【地域】シリア、パレスチナ、エジプト
【年代】4世紀後半~5世紀初頭
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王・ローマ
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:B 魔力:C 幸運:B 宝具:C>>117
【宝具】
『戦塵濛濛たる捲土の騎槍(ファーリス・ラムマーフ・アッ=サハラー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~4 最大捕捉:10人
砂漠を味方につけて強大なローマ帝国と互角に渡り合ったランサーの戦術が具現化した宝具。
形状は穂先に渦を巻く砂塵を纏う実戦用のシンプルな長槍。
真名開放とともに、槍を振って発生させた砂嵐の中から機動性に優れたアラブ馬を呼び出し騎乗、長槍を構え、かつてローマ帝国軍を幾度も蹂躙した苛烈極まる超高速の一撃離脱戦法を仕掛ける。
突撃自体の破壊力もさることながら、この宝具の真髄は戦線離脱時における追撃妨害効果にある。
攻撃が終了した瞬間、去り行くランサーの背後に砂嵐が発生し、Aランク相当の仕切り直しの効果が発動、確実に敵の追撃を振り切ることが可能。
一撃で敵を倒すためではなく、次の攻撃に繋げるための宝具。砂塵の彼方から何度も何度も繰り返し襲い来るランサーの攻撃を受け続ければ如何に強大な英霊と言えどいつかは崩れ去るだろう。
【Weapon】
『戦塵濛濛たる捲土の騎槍』
通常武装としても使用される。真名解放をせずとも振るうたびに砂塵を放ち、敵の目潰しや間合いの誤認を誘う。
『無銘:アラブ馬』>>118
【解説】
マヴィア(マウィッヤ)は、4世紀後半にローマ帝国の東部国境(リメス・アラビクス)において、帝国を震え上がらせるほどの凄まじい反乱を主導した、アラブ人戦士女王である。
彼女は、シリア南部を拠点としていた半遊牧アラブ部族の緩やかな連合体「タヌーフ部族同盟」の最後の王、アル=ハワーリーの妻であった。
西暦375年に夫が後継者を残さずに死去すると、マヴィアは同盟の全権を掌握し、最高指導者として君臨した。
当時、ローマ帝国はタヌーフ族を「同盟部族(フォエデラティ)」として国境警備に利用していたが、当時のローマ皇帝ウァレンスはアラブ側の要望を無視し、自らが信奉するキリスト教アリアス派(当時のニカイア正統派からは異端とされた)の司教を彼らに押し付けようとした。
これに対する宗教的反発、および政治的自治の危機を感じ取ったマヴィアは、本拠地であったアレッポから民を引き連れて砂漠の奥深くへと撤退。他の砂漠アラブ諸部族と強固な同盟を結び、ローマ帝国に対する大規模な大蜂起を敢行した。>>119
彼女の軍事的才能は、砂漠の地形を熟知した「神出鬼没のゲリラ戦」と「電撃的な騎馬突撃」において遺憾なく発揮された。
タヌーフ族は100年以上にわたりローマの同盟部族として共に戦ってきた歴史があり、ローマ軍の装備・戦術、補給路と言った情報を熟知していた。
また、マヴィアは砂漠の部族だけでなく、ローマの支配下にあった町の人々からも支持を得ていたとされ、ローマ軍の動きに関する正確な情報を得ることが出来た。一方のローマ軍は、定住地を持たず砂漠を移動し続ける反乱軍を見つけることが出来ず、報復攻撃を行えずにいた。
ローマ軍との戦闘においては大規模な会戦を避け、砂漠の奥深くから現れてはローマの町や軍隊を襲撃し、追撃される前に砂漠の安全地帯へと撤退するヒット&ラン戦法を徹底した。
反乱軍による神出鬼没の攻撃はシリア、ヨルダン、パレスチナ、フェニキアからエジプトの国境に至る広大な戦域で同時に展開された、そのためローマ軍は戦力を一点に集中することが出来ず、各個撃破の形で破っていった。
装備面では、反乱軍はローマのものより長い槍を使用していた。この長さのアドバンテージにより、接近戦になる前に先んじて打撃を与えることができ、ローマ軍にとって非常に大きな脅威となった。
また、反乱軍の馬はローマの馬より速く、操作性にも優れており、不利な状況から即座に離脱することが可能だった。>>120
こうして、ローマ帝国の正規軍を何度も壊滅・敗退させ完全に戦況を支配したマヴィアは、ローマ帝国に対して自ら和平条件を突きつけた。その条件とは、「自分たちが深く尊崇する高潔な砂漠の隠者『モーセ』を、正統派のアラブ人司教として叙任すること」であった。
窮地に陥ったウァレンス皇帝はこの要求を呑まざるを得ず、モーセはアラブ初の司教となった。
和平成立後、条約に基づきマヴィアは精強なアラブ騎兵隊をローマに貸与した。
西暦378年、ハドリアノポリスの戦いでウァレンス皇帝が戦死し、勝ち誇ったゴート族の軍勢が帝国の首都コンスタンティノープルへと押し寄せた際、マヴィアの送ったサラセン人部隊がその防衛戦に参戦。狂気的なまでの猛勇を振るってゴート軍を震撼させ、見事に首都を守り抜くという大功を立てた。
後世の史家からは「パルミラの女王ゼノビアに匹敵する、あるいはそれを超える古代アラビアで最も偉大な戦士女王」と称えられている。>>121
【人物・性格】
誇り高く、峻烈にして、徹底的な省エネ主義者。
常に気怠げで言葉数も最小限。「あー……」「だるい……」「お腹すいた……」が口癖。
普段は日陰や涼しい屋内で丸くなって寝ているかアイスを食べていることがほとんど。
しかし、これは決して怠慢や無気力ではなく、45度を超える殺人的な砂漠の環境で、水分と体力を温存し、いざという瞬間に100%の戦闘力を発揮するためという、過酷な自然に適応したアラブ人の生存戦略である。と本人は語る。
一見怠惰な少女に見えても、彼女は女王として部族連合を率いた人物であり、いかに自民の尊厳と利益を守るかを最優先に考える統治者としての一面を持っている。
また、一度結んだ「対等な条約」や「信頼に足る約束」は命を懸けて遵守する義理堅さを持つ(コンスタンティノープルに援軍を送ったのも、それが『約束』だったからである)。それゆえ相手が一方的に約束を破った時の怒りは凄まじい。
ひとたび敵の発見や作戦開始の報が入ると、脳のギアが冷徹な戦士女王へと瞬時に切り替わり、一切の容赦のない苛烈な戦いぶりを見せるが、終わればまたすぐにフッと省エネモードに戻る。
そのギャップは、まさに昼間は動かないが、夜になると一撃で獲物を仕留める砂漠の肉食獣のそれである。
イメージカラー:サンドベージュ
特技:省エネ、砂漠の行軍
好きなもの:睡眠、デーツ、アイス
嫌いなもの:約束を反故にされること、昼の砂漠
天敵:ウァレンス
願い:特に無し、「聖杯を器にアイスでも食べようか」
【一人称】わたし 【二人称】あんた、マスター 【三人称】あれ、あいつら>>122
【台詞例】
「ローマ軍が見つかったの? ……じゃあ襲いに行こっか」
「女王を動かすということは部族を動かすということ、だから気安く。……え、アイス? 行く」
「我ら、砂塵と共に来たりて砂塵と共に去り行く者、『戦塵濛濛たる捲土の騎槍(ファーリス・ラムマーフ・アッ=サハラー)』!」
【関連人物】
ゼノビア:古代中東の戦士女王として自身と比較されることのある人物。
「パルミラの女王……。綺麗だし、強いと思う。……でも、守るべき場所があるって、とても強いけど、同じくらい弱いと思うの」
ウァレンス:当時のローマ皇帝。
「余計な宗教を押し付けて、わたしの睡眠時間を削った愚か者。……ハドリアノポリスで灰になったのは、自業自得。因果応報、自業自得……(すやすや)」
モーセ(司教):崇敬する砂漠の隠者。
「モーセはいい。物静かで、砂漠の奥でずーっとじっとしてる。お祈りしてる時だけ、ちょっと神々しい。ああいう静かな生活、あこがれる……」
【コメント】
ローマ帝国に完勝したという凄まじい経歴を持つ女王。
宝具のルビはアラビア語で「砂漠の槍騎兵」を意味する、ファーリスは騎兵、ラムマーフは槍使い、槍兵という意味だが、文脈で騎兵であることが明らかな場合はラムマーフ単体で槍騎兵という意味になるらしい。「陽気発処、金石亦透、精神一到、何事不成(陽気発する処、金石亦透る、精神一到、何事か成らざらん)」
【元ネタ】史実
【CLASS】ルーラー
【真名】朱子
【異名・別名・表記揺れ】朱熹(本名) 元晦、仲晦(字) 文公(諡) 晦庵・晦翁・雲谷老人・遯翁・紫陽(号)
【性別】男性
【身長・体重】179cm・66kg
【外見・容姿】長身痩躯、白を基調とした宋代士大夫の袍を纏う初老の男性。右目の端に北斗七星の形に並んだ七つの黒子がある。
【地域】中国
【年代】南宋
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力EX 幸運B 宝具EX>>125
【固有スキル】
易:A
六十四卦から宇宙の動きすべてを読み取り運命を察知する、儒教が整備した魔術体系。
精神一到:EX
『精神一到、何事不成(せいしんいっとう、なにごとかならざらん)』
形而上の存在である“理”に沿って行動すれば、形而下の存在である“気”は自ずと従う。故に成し遂げられない事はない、という理念。
朱子が本気で成し遂げようとした事であれば、朱子自身の能力や置かれている状況から言って不可能と思えるような内容でも、周囲の状況が都合のいいように変遷していき、最後には必ず成し遂げられる。
意思の力一つで周囲の運命やテクスチャの法則を隷属させるもの、と言い換えてもいい。
端的に言えば、その判定が僅かでも成功する確率があるならば、必ず成功させる事ができる。
しかし、成功させた判定の本来の難度に応じたリソース――すなわち魔力(MP)を消費する。
社倉事目:A
リソースを自らの外部に貯蓄するユニークスキル。
魔力に限らず様々なリソースを貯蓄できる概念に変換し、必要に応じて元となったリソースに再転換する事ができる。
彼のスキルや宝具を運用するにあたって必要不可欠なスキルと言える。>>126
【宝具】
『理気二元・天人合一(りきにげん・てんじんごういつ)』
ランク:EX 種別:対理宝具 レンジ:- 最大捕捉:‐
朱子の思想や理念が、強固な概念にまで昇華されたもの。人理を歪める鋳型。
人間の集合無意識を朱子の――そして朱子学を唱えた全ての儒者の理想とする律の形に誘導し、変質させる。
人理を儒教の唱える天理に置き換えるもの、と言い換えても良い。
……その特性故に、現代の世界においては濾過人理補正現象を発生させるものとなる。
彼の思想――朱子学は個々人の人格の陶冶から理想とする秩序規範、物理法則、果ては宇宙論に至るまでを儒教道徳に基づく形で貫徹・体系化した壮大な思想である。
逆説的に言えば、形而下の存在は全て朱子が唱えた“理”の影響を受けるという事。
その概念を昇華した事で、逆説的に人類の集合無意識を朱子の思想に沿う形に歪めていく(朱子からすれば正していく)宝具となった。
端的に言えば「人類はかくあるべし」「人類社会の形はかくあるべし」「人類が目指すべき理想はかくあるべし」という強烈な同調圧力。
個々人の欲求を抑圧して一つのシステムの部品と成さしめ、思想・倫理観を一元化する力である。
これにより人類の集合無意識は変質していき、地球の物理法則(テクスチャ)すらも朱子の思想体系に沿う形へと改竄されていく。
なお、この宝具の効果が広まるほどに濾過人理補正現象を発生させるリスクが上がり、最終的には必ず世界の滅亡に至る。
この宝具は、南宋を救わんと志して、かえって滅亡の一因を作った過去をより大規模に再現するものであると同時に
世界の理想像を目指して世界を滅ぼす理想主義者の宿痾を如実に現すものと言えるだろう。>>127
【解説】
南宋の儒学者・政治家。中国のみならず日本や朝鮮など東アジア全般に影響を及ぼした朱子学の創始者。
儒教の精神・本質を明らかにしたとも、恣意的な解釈や捏造を加えたとも言われるが、
儒教を中華の思想・規範として再度体系化した儒教中興の祖(あるいは道学の大成者)という点では意見が一致している。
右目の端に北斗七星の形に並ぶ七つの黒子を持って生まれたと伝わる。
父・朱松は金の侵攻に対して徹底抗戦を主張する硬骨の官人であったが、和議派の宰相・秦檜に疎まれて中央政界から遠ざけられ、地方での不遇の中で没する。
朱松は息子に三人の友人――胡憲・劉勉之・劉子翬――のもとで学ぶよう遺言し、朱熹はこの崇安の三先生に師事することとなった。
この時期、朱熹は儒学の傍ら禅宗にも深く傾倒し、一時は禅の公案に没入する時期があった。
内面の問いへの鋭敏さ、形而上の世界への探究欲が、当初は禅という形に向かったと思われる。
十九歳で進士に合格した後、同安県の主簿として地方官の職に就く。几帳面な仕事ぶりで帳簿を処理しながら、学校行政にも尽力した。
その傍ら朱熹は生涯の師となる李侗(延平先生)に出会い、数年にわたる師弟関係を通じて禅への傾斜を脱し、程顥・程頤(二程子)の道学へと立場を定める。
李侗との問答は後の朱子学の核心――静坐による未発の涵養、天理の直観――の基礎を形作るものであった。
以後の朱熹の生涯は、地方官としての実務と講学・著述の二本立てで進んでいく。
しかしその多くは地方の下級官職であり、宮廷政治の中枢とは縁遠い日々が続いた。
建寧府で大飢饉が発生すると、朱熹は私蔵していた穀物を提供して民を救済し、利息を柔軟に調整しながら貸付を継続する『社倉法』を実施した。
この試みは「飢饉時に食を欠く者なし」と称えられるほどの成功を収め、朱熹は皇帝にこの制度を上奏して全国普及を促した。>>128
やがて、友人・呂祖謙の仲介により、陸九淵(象山先生)との会講が江西の鵝湖寺にて行われる(鵝湖の会)。
朱熹が「格物致知」による逐一の探究を重視するのに対し、陸九淵は「先立てて大体(心)を確立する」という心学の立場から真っ向から対立し、両者は終に決定的な合意に至らなかった。
この論争は中国思想史上最も有名な学術討論の一つとして記憶されており、「理学と心学の分岐点」として後世に語り継がれる。
淳熙五年(1178年)、朱熹は南康軍の長官に任じられ、廬山の麓に荒廃していた白鹿洞書院の復興に着手する。
書院に学規を制定し、各地の学者を招いて講義を開くこの試みは、書院教育のあるべき形を示す模範として後世に大きな影響を与えた。
ここで朱熹は陸九淵をも招聘して講義させており、思想的立場を異にする論敵への敬意もまた失わなかった。
しかし、朱熹が中央政界に本格的に招かれたのは生涯でほんの短い期間に過ぎない。
寧宗朝に侍講として皇帝に『大学』を講じる栄誉を得たが、宮廷の権力闘争に巻き込まれ、程なくして地方に追いやられた。
寧宗の即位後、実権を握った韓侂胄は朱熹と道学派を政敵と見なし、朱熹の学を「偽学」と断じて弾圧を開始する(慶元偽学の禁)。
道学に連なる者は官界から追放され、朱熹の著書は禁書とされた。
弾圧の中、朱熹は筆を折ることなく、死ぬまで著述と弟子の教育を続けた。
その死から六年後、韓侂胄は誅殺され、偽学の禁は解除される。
朱熹は追贈・追封を受け、後に孔子廟に従祀されて最高位の哲人の列に加えられた。
朱子学は14世紀に科挙に採用され、明朝では官学となり、日本や朝鮮など周辺国家にも多大な影響を与えた。>>129
【余談:朱子学について】
朱子学の教説は、その成立過程も含めて長く深く込み入ったものであり、その教説の内容を語れば切りが無いが
成立した背景に絞って語弊を恐れずに言うならば
儒教を万事の規範と位置づけ、仏教や道教が担っていた領域をも説明し得る体系の構築を目指したイデオロギーであったと言える。
朱子学――ひいては道学は、儒教の祖である孔子とそれを良く継いだ(と道学派が主張する)孟子の道統論を前提に
仏教や道教を排して儒教一元による人間倫理、社会秩序、政治学、ひいては宇宙論の構築までもを目論んだものである。
当の南宋では概して仏教、道教、儒教の三教が並立して受け入れられており、
主として仏教(特に禅宗)は個人の心を陶冶するものとして受け入れられ、道教は民間の祭祀を担い、儒教は士大夫や国政の儀礼を担っていた。
朱子学含む道学は、この仏教、道教が主に担っていた範囲も含め人の営みの全てを儒教に包括させる事で
南宋の宗教観・社会秩序の一元化をも目論んだものである。
南宋の人心は、国家存亡に対する危機意識を背景に、挙国一致を成し遂げる為の理論的裏付けを求めており、道学が興隆した一因はそうした需要が背景にあったとも言える。
建前としては(完璧なはずだと儒教では位置づけられた)孔子本来の説に立ち返ると説きつつ、
対立する仏教や道教の思想の換骨奪胎や儒教経典の恣意的解釈や牽強付会、さらには論拠の捏造までも行ったのが道学であり、朱子学であった。
(こうした行為は現代的な視点では非難すべきものだろうが、古今東西の宗教・学問でよくあった事でもある)>>130
だが、朱子は儒教の矛盾点やこれまでの歴史上の様々な学派による学説を統廃合し、人間倫理から秩序規範、果ては宇宙観に至るまでを一つの理の下に体系立て、中華思想を再編したという点で、同時代の他の儒学者とは一線を画する功績を挙げたと言える。
同じような儒教秩序の再編を目論んだ学派に、王安石を祖とする新学・新法派があり、
これは国家によるトップダウン形式を取り、集権化による効率化・体系化を狙ったものであった為、
地方に土着する豪強――平たく言えば既得権益層との衝突・摩擦が避けられなかった。
対して道学の流れを汲む朱子学は概して言えば孔子の教え通りのボトムアップ形式を取り、(朱子自身が意識した事ではないが)豪強が自身や宗族の利権を守る事に対して大義名分を与えるバックボーンにもなった。
修身・斉家・治国・平天下――まず自分の行いを正しくするところから始め、そこから敷衍して家庭をととのえ、国家を治め、そして天下を平和にする――という孔子の言葉を由来とした理念を字義通りに継承した朱子学は、
土着の有力者達やそれと癒着する士大夫、中央権力に参与できない士人などといった者たちにとって、まことに都合のいいものであったと言える。
かくて朱子学は中央権力から自身や宗族の利権を守る事を正当化し、分権主義的な統治を容認する格好の大義名分となった。
一時は集権化を目指す新学・新法派から弾圧を受けるも、やがて数に劣る新学・新法派を圧倒し、中央政界すらも席巻したのである。
朱子学の受益者は各々の忠義や志操はどうあれ、トップダウンの集権化に大なり小なり否定的であった。
故に、朱子が本懐としていた挙国一致の体制は叶わずに終わった。
それどころか、南宋の統合力を弱めたという意味では滅亡の一因と言えなくもない。
しかし、地方の土着権力が主体となって受容されたが故に、南宋滅亡後も命脈を保ち、以後の王朝においては(体制の学問として変質しながらも)次代の儒教観として受け入れられていく。
そして体制化に伴って教条主義へと硬直した朱子学への反動から、人の心のあり方と実践を重んじる陽明学が生まれ、両論の相克と止揚が儒教を深化させていく事となるのである。>>131
【人物像(独自設定)】
人間離れした意思の強さを持つ、確信の人。あるいは確信の塊、と言っても過言ではない。
朱子にとって「理」は客観的に実在するものであり、自身は紆余曲折の末にそれを正しく看取できるようになったのだという前提が、思考の起点にある。
そして『精神一到、何事不成(せいしんいっとう、なにごとかならざらん)』 の言葉通り、精神を集中して事に当たれば不可能な事は何もないと信じている。
それは傲慢を通り越して誇大妄想に近いものとさえ言えるが、彼の内側では謙虚として自覚されており、その精神は決して揺らぐ事がない。
——人欲を排して形而上の理に従う自分は、私意ではなく宇宙の法則に従っている。その上で省察(反省)も怠っていない、と本人は認識している。
その確信から来る立ち居振る舞いは、生真面目で妥協を知らず、学究に倦むことなく千回の問答をも辞さない学士として余人の目に映る。
論を異にする相手に対しても敬意や礼節を忘れない態度も、それを助長するだろう。(本人からすれば「理」に従って出力されている行動に過ぎないが)
召喚された朱子は宝具の効果――人類の集合無意識を自身の思想体系へと塗り替えていくこと――を、呪いとも破滅の種とも認識していない。
「正しい秩序がこの世に実現されることの何が問題なのか」というのが彼の率直な疑問であり、世界の滅亡というリスクすら「それは理を正しく認識しない者たちが生み出した現行秩序の歪みが原因であって、宝具の問題ではない」と結論づける。
無論、世界の滅亡を望んでいるわけではないため、並行して他者の教導にも務めるが、リスクがリターンを上回ると本人が判断すれば宝具の行使に向けて暴走し始める。
他の他者への視線は、良くて学が足りない者、悪くて人欲に囚われた者である。
故に、彼は自らの思想・理論にそぐわない者を容赦なく論駁し、相手の誤りを指摘する。
生前の陸九淵との鵝湖の論争でも、仏教・道教に対しても、排撃する思想を崩さなかったように。
唯一、僅かでも心が動くのは儒学を真剣に学ぼうとする者に向き合った時だけである。
身分も出自も関係ない。正しく問いを立て、真摯に学ぼうとする姿勢さえあれば、朱子は幾時間でも付き合い「学べば誰もが聖人に近づける」という信念を行動で示し続ける。【出典】史実、クトゥルフ神話
【CLASS】フォーリナー
【真名】ローラ・モンテス
【異名・別名・表記揺れ】エリザベス・ロザンナ・ギルバート、ランズフェルト伯爵夫人
【性別】女性
【身長・体重】165cm・54kg
【肌色】健康的な白 【髪色】漆黒 【瞳色】緑
【スリーサイズ】B95/W59/H88
【外見・容姿】黒く豊かな巻き毛と、鮮やかな緑の瞳を持つエキゾチックな巨乳美女。豊満ながらも引き締まった肢体を、蜘蛛の糸を思わせる繊細なレースと薄衣で包んでいる。
第三再臨では、左肩から生えた蜘蛛の脚が半透明な蜘蛛の糸で操り人形のように麻痺した左半身を操る。
【地域】ヨーロッパ
【年代】19世紀
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・神性・領域外の生命
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具EX>>134
【保有スキル】
ファム・ファタール:B
男を破滅に導く魔性の女としての宿命。本人が望むと望まざるとに関わらず、彼女と深く関わった男性、あるいは彼女に魅了された者は、幸運のパラメータが著しく低下し、最終的に自滅・破滅へと誘導される。
複合スキルであり、フェロモンや黄金率(体)の効果を内包する。
王の寵愛:C
バイエルン国王ルートヴィヒ1世から狂信的なまでの寵愛を受け、伯爵夫人の地位や国政を左右する権力を得た逸話に由来する。自身へのバフ効果。
他者から供給される魔力の効率が跳ね上がり、パトロンが存在する限り、自身のステータスや魔力回復量がブーストされる。
魅惑の舞踏:B
彼女の代名詞である「タランチュラ・ダンス」をベースとした妖艶なる舞。魅了系スキル。
異性に対して魅了の魔術的効果として働くが、対魔力スキルで回避可能。対魔力を持っていなくても、抵抗する意思を持っていればある程度は軽減できる。
しかし、彼女の本当の恐怖は、この舞踏が「ただの誘惑」ではない点にある。>>135
【宝具】
『W.W.W.(ワールド・ウーンド・ウェブ)』
''ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:500人''
邪神の権能が解放された破滅の舞踏。
彼女がステージの上で妖艶に踊るにつれ、彼女の身体や衣装から、不可視の糸が劇場、あるいは戦場全体へと縦横無尽に張り巡らされていく。
この糸は対象を絡め取るのではなく、世界のテクスチャそのものを固定し、縫い合わせる性質を持つ。
彼女の舞踏が最高潮に達し、糸によってステージが完成したその瞬間、張り巡らされた糸が世界のテクスチャをギリギリと締め上げる。
それは邪神が幻夢境と現世を繋ぐ巣を完成させ、世界を滅ぼす瞬間の疑似再現であり、結界内部に局所的な世界の崩落をもたらす。通常であれば世界の修正力によって崩落は何事もなかったかのように修正されるが何らかの理由で世界の修正力が働かなかった場合、世界そのものが崩落に呑み込まれる。
なお、宝具の発動時には魅惑の舞踏も同時に発動しており、彼女に魅了された場合は蜘蛛の巣に捕らわれた蝶のようになすすべなく崩落に巻き込まれ世界から退場する。
美しく、エロティックなダンスの終着点は、回避不能な次元の陥穽である。
【Weapon】
『毒糸の鞭』
左半身に絡まる魔力の蜘蛛の糸を自在に操り、鞭や鋭利な刃として使用する。攻撃だけでなく、移動や高所へのワイヤーアクションにも利用される。>>136
【解説】
ローラ・モンテス、本名エリザベス・ロザンナ・ギルバートは、19世紀ヨーロッパを代表するダンサー、女優、そして公妾。
1821年にアイルランドのリムリックで生まれた。イギリス軍士官の父を持つが、父は幼い頃にインドでコレラで急死。母が再婚した後、16歳でイギリス軍大尉と駆け落ちするが、関係は長続きせず5年ほどで別れる。
その後、彼女はローラ・モンテスという芸名を名乗り、「スペインの踊り子」と偽ってダンサーとして活動を始める。彼女の官能的な踊り、特に蜘蛛が体を這う様子を表現したとされる「タランテュラ・ダンス」は、、当時のヨーロッパで大きな評判を呼んだ。
ヨーロッパ各地で多くの富裕なパトロンや著名人(作曲家フランツ・リストなど)と浮名を流した後、1846年にドイツのバイエルン王国ミュンヘンを訪れる。そこで国王ルートヴィヒ1世に見いだされ、すぐに彼の愛人となった。
ルートヴィヒ1世は彼女の魅力に溺れ、ローラに伯爵夫人の爵位と多額の資金を与え、宮廷政治にも影響力を持つようになる。
ローラは自由主義的な傾向を持ち、反カトリック主義者や学生たちに支持されたが、保守的な国民や廷臣たちは彼女の存在を快く思わず、ローラを巡って国内の対立が深まった。
1848年、フランスの二月革命の影響がヨーロッパ全土に波及する中、ミュンヘンでも市民が暴動を起こし、ローラの追放と国王の退位を要求する。ルートヴィヒ1世はついにローラを国外追放とし、その後、自らも退位に追い込まれることとなる。
バイエルンを追放されたローラは、イギリス、アメリカ、オーストラリアなどを放浪し、ダンサーや自身の半生を題材にした講演・舞台で生計を立てた。
晩年は信仰に目覚め、ニューヨークでひっそりと暮らし、1861年に40歳で亡くなった。>>137
【人物・性格】
情熱的かつ行動的、非常にプライドが高く、我儘で、自分の美に絶対の自信を持つ女王様気質の女性。
男を狂わす天性の悪女。ファム・ファタールと呼ばれているが、彼女自身は男を破滅させてやろうと悪意を持って動いているわけではない。間を見ると、むしろサディスティックな嗜虐心を刺激され、何としてでも網に絡め取って狂わせてみたくなる悪癖がある。
彼女の美学において、最も重要なのは「見えそうで見えない、焦らしの美(エロティシズム)」。
すべてを曝け出すのはただの下品であり、衣服の隙間から覗く肌の境界線こそが、人間の理性を狂わせる至高の芸術であると信じて疑わない。
イメージカラー:深紅と漆黒
特技:即興のスペイン風舞踏、スキャンダルの製造
好きなもの:豪華な生活、権力者、宝石、人々の熱狂的な視線
嫌いなもの:退屈な生活、規律、自分の自由を縛ろうとする者
天敵:ルートヴィヒ2世
願い:永遠に朽ちることのない寵愛と地位
【一人称】私 (わたくし)【二人称】貴方(あなた)、○○(呼び捨て)【三人称】彼、彼女>>138
【関連人物】
ルートヴィヒ1世(バイエルン国王):生前最も深く関わり、そして失脚させた王。
「ルートヴィヒ……。ええ、良いパトロンだったわ、世間が許すならずっとランズフェルト伯爵夫人のままで居たかった」
ルートヴィヒ2世:上記、ルートヴィヒ1世の孫、魅了が通じない天敵。
「ねぇ、貴方、あのドスケベルートヴィヒの孫でしょう? 私の舞踏を見てちょっとはエロいとか思わないの?」
アンナ・シュプレンゲル:自身とルートヴィヒ1世の娘とされる人物。
「私に娘なんて居ないわよ、彼女が勝手に言ってるだけ、そもそも彼女実在してるの?」
アラクネ、土蜘蛛たち:女性、蜘蛛という共通項を持つサーヴァント。
「キャラが被ってるのよ、キャラが!」
サンドロ・ボッティチェッリ:自身の美学と真っ向から対立する不倶戴天の敵。
「彼だけは、彼だけは、この世界から追放しないと気が済まない!」
【コメント】
関係する邪神はアトラク・ナクア、邪神抜きでファニーヴァンプやダンサーで作っても良かったけど、各国を渡り歩いたことから外国人を意味するフォーリナーが似合うと思った。
ルートヴィヒ2世の女性嫌いはこの人の影響もありそう。>>140
【保有スキル】
高速神言:B
神代の魔術師であり、その一言で大魔術を発動させる。
遺灰の杯:EX
兄にして夫マウソロスの遺灰をワインに混ぜて飲んだされる逸話がスキル化したもの。マウソロスのスキルを一時的に借り受ける。
大霊廟の護り:EX
世界七不思議の一つに数えられるキャスターとその夫マウソロスが建造を指示した荘厳な霊廟が齎す死後の安寧の護り。冥界の護りの廉価版だが実在する霊廟によるそれは単純な強化だけではなく、障壁となってキャスターを護る。
【宝具】
『永遠に連れ添う霊廟戦車 (クアドリガ・マウソレウム)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:500
マウソロス大霊廟の頂点に配された主なき戦車の像に由来する戦車宝具。この戦車を操るのはキャスター当人ではなく、戦車と同時に召喚される夫マウソロスである。そのためキャスター自身は真名解放後はフリーとなり、別の一手を打つことが可能。
【Weapon】
『動く石像』
大霊廟に配された獣たちの石像を使い魔として召喚する。>>141
【解説】
古代、カリア国の女王。兄にして先王マウソロスの王妃であり、先立つ夫の後を継いで女王として振舞った。
ギリシャ贔屓のマウソロスは首都ハリカルナッソスをギリシャ風の軍都へと大改築するが、キャスターは全面的にそれに協力し、夫の死後もそれを引き継いだ。
ロドス島の反乱では知略をもって勝利を収めた女傑でもある。
夫への愛は深く、その遺灰を飲むほどである。死後、彼女の遺灰は夫の傍らに葬られ、当時まだ未完成であった大霊廟に納められた。大霊廟の建築は、建築家たちの野心のためにも続行され、その壮麗さは世界七不思議に数えられるほどの完成度を誇った。
【wiki登録】可【出典】史実
【CLASS】ライダー
【真名】サラ・ベルナール
【性別】女性
【身長・体重】167cm・54kg
【肌色】白 【髪色】ライトブラウン 【瞳色】濃い紫
【外見・容姿】豪華な舞台衣装を着た美女、その美貌は性別を問わず他者を魅了する。
【地域】フランス
【年代】1844年〜1923年
【属性】中立・善
【天地人属性】星
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:C 魔力:C 幸運:A 宝具:B>>144
【保有スキル】
時代の寵児:A+
大衆を熱狂させる天性の才能。一つの時代そのものを象徴する絶対的スターであることを示す特殊スキル。
大衆の熱狂度合いに応じてステータスが上昇する他、同時代を生きたサーヴァントからの支援効果を受けやすくなり、それ以外の時代の英霊に対しても魅了およびカリスマの効果を発揮する。
ポジション・ゼロ:A
バミリ「0番」、それはすべての光と視線が集まる舞台の中央、主役の立ち位置。
舞台の主役を演じるに相応しい演技力、美貌、美声を兼ね備えたトップスターの証。
大女優サラ・ベルナールは自身の立つ場所をポジション・ゼロと定義し、自身に『主人公補正』を付加する。
観衆が彼女の退場を望まぬ限り、彼女が舞台から降りることはない。
激昂の一撃:D
怒りを攻撃力に変換するスキル。
大女優と言えど怒りを抑えきれないこともある、怒りに身を任せて放つ一撃はステータス以上の威力を叩き出す。>>145
【宝具】
『煌めくは劇場の女帝(ラ・プルミエール・エトワル・パルフェ)』
''ランク:E〜A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:— 最大捕捉:1人''
サラ曰く、『劇場は“よぞら”、女帝は“ほし”と読むのよ』とのこと。
彼女は他者を演じる者として、伝承や神話における英雄の逸話・能力・概念を舞台衣装として身に纏う。これにより、自身のステータスを一時的に偽装・変容させ、本来持ち得ないスキルを獲得することが可能となる。
神秘の薄い時代の女優であるサラ・ベルナールが神話時代の英雄達とも渡り合えるのはこの宝具の効果によるもの。
獲得出来るスキルに制限は無いが自身が演じている人物が持ち得ないスキルは獲得することが出来ない、例として『ハムレット』や『ジャンヌ・ダルク』を演じている状態で、船長の持つスキルである『嵐の航海者』を獲得することは不可能。
また、自身が身体的・役柄的に演じるのに不相応である大骨な男性英雄(例:ヘラクレスやスパルタクスなど)のスキルを獲得した場合、無理が生じてスキルのランクが大幅に低下、あるいは自身に負荷がかかる。
この宝具の真価は、第二宝具『千客万来! 私の素敵な大劇場』の内部で同時に展開されることで解き放たれる。>>146
『千客万来! 私の素敵な大劇場(テアトル・サラ・ベルナール)』
''ランク:B 種別:対陣宝具 レンジ:1〜40 最大捕捉:1000人''
自らの名を冠した「サラ・ベルナール劇場」を魔力によって世界に上書きして構築する固有結界とは似て非なる大魔術。
自身の心象風景——すなわち「観客の熱狂と、自分が最も輝く光に満ちた舞台」——を具現化した劇場内において、サラは完全な舞台監督にして絶対的ヒロインとなり、目に見えない無数の「劇団員」や「豪華な舞台装置」からの全面的なバックアップを受ける。
照明が敵を幻惑し、セリが地形を変化させ、劇的なBGMが味方の士気を極限まで高める。
さらに最大の特徴として、演劇という形式を通して伝説や英雄の逸話を「再現」し、擬似的な宝具攻撃として展開・出力することが可能となる。
ただし、擬似宝具の使用は一つの演目につき原則一回のみ。別の英雄の擬似宝具へと切り替えるためには、演目を変更し、劇場全体のセットや演出を一から再構築する必要がある。
【Weapon】
『ジャンヌ・ダルクの旗』
『ハムレットの剣』
いずれも劇の小道具だが宝具の効果で本物にも劣らぬ武装として機能する。>>147
【解説】
サラ・ベルナール(1844年10月22日 - 1923年3月26日)は、19世紀末から20世紀初頭の「ベル・エポック(良き時代)」と呼ばれた黄金期のパリを中心に、世界を熱狂させた史上初の大衆的スーパースターであり、フランス演劇界の頂点に君臨した「劇場の女帝」である。
彼女はパリで高級娼婦の娘として生まれた。幼少期は孤独と不安定な環境に身を置いたが、演劇の道へ進むとコメディ・フランセーズなどの名門劇団で頭角を現す。1870年の普仏戦争においては、閉鎖された劇場を自ら傷病兵のための臨時病院へと改装し、看護婦として精力的に立ち働いたことで、国民的な英雄としての支持をも獲得した。
彼女の演技は、感情の爆発と繊細な叙情性を完璧に融合させたものであり、とりわけ文豪ヴィクトル・ユーゴーから「黄金の声」と称賛されたその鈴の鳴るような朗誦は、聴く者すべてを魅了した。
ラシーヌの『フェードル』や大デュマの『椿姫』におけるヒロイン役で決定的な評価を得た一方、男装の麗人としても圧倒的な人気を誇り、シェイクスピアの『ハムレット』やロスタンの『オルロノフ』で男性主人公を完璧に演じきり、演劇界の常識を次々と覆した。
サラは単なる女優に留まらず、優れたプロデューサーであり、自己プロデュースの天才でもあった。無名時代のアール・ヌーヴォーの画家アルフォンス・ミュシャの才能を見抜き、自身のポスターデザインを一任することで彼を一夜にして時代の寵児へと押し上げた逸話は有名である。
また、自作のパブリシティのために、自室に置いたベルベットの棺桶の中で眠る写真を撮影させて売り出したり、ペットとしてワニやライオンを飼うなど、センセーショナルな話題を途切れさせなかった。>>148
さらに彼女はフランス国内にとどまらず、自前の大型劇団を率いてプライベート列車や蒸気機関車、大西洋航路の汽船を乗り継ぎ、南北アメリカ大陸、ヨーロッパ全域、ロシア、オーストラリアを巡る大規模な「世界巡業」を何度も成功させた。莫大な興行収入を上げると同時に、どこへ行っても熱狂的な群衆に迎えられ、まさに「地球規模で愛された最初のスター」となったのである。
1899年、彼女はパリの中心地に自身の名を冠した「サラ・ベルナール劇場」を設立し、名実ともに演劇界の頂点へ登りつめた。
晩年、興行中の事故がもとで右足を切断するという不運に見舞われ、車椅子生活を余儀なくされるが、彼女の情熱が衰えることはなかった。
片足のまま車椅子や特製の椅子に座った状態で舞台に立ち続け、第一次世界大戦の最前線へ赴いて兵士たちの前で愛国的な朗読劇を披露した。
1923年、78歳でその波乱に満ちた生涯を閉じた際、パリで行われた告別式には数十万人の市民が街頭を埋め尽くし、永遠のスターの死を悼んだ。>>149
【人物・性格】
演技力、美貌、美声を兼ね備えた自他共に認める完全無欠のトップスター、女性役はもちろん男性役もこなす。
トップスターなだけあって台詞を覚えるのは早い、但し台詞を忘れるのも早い、具体的には台詞を覚えている必要がなくなった瞬間に忘れてしまう。
役を演じている時はその役に完璧になりきっているため本来の人格を伺い知ることは出来ないが素のサラ・ベルナールはクールでミステリアスな女性、全て計算尽くで動いているかと思えば何も考えていなかったりで彼女の考えは誰にも読めない。
数多くの恋人が居たことからも分かるように恋愛好き、表情一つ変えず「愛しているわ」と囁くなどの素直クールな言動で多くの男性(希に女性も)を虜にしてきた。
また恋愛と同じくらい動物が大好きで犬、ライオン、チーター、オウム、カメレオンなどを飼っており自宅がちょっとした動物園のようになっている。
もし幻想種などを見かければ子供のように大はしゃぎして抱き付こうとするだろう、それほどまでに動物好きなのである。
女優としての活動の他に芸術家としても活動しており彫刻や絵画の製作をしている。
イメージカラー:白
特技:演技、彫刻、絵画
好きなもの:世界旅行、動物、恋愛、芸術
嫌いなもの:時代遅れと言われること
天敵:特に無し
願い:世界を巡る為に授肉する。
【一人称】私【二人称】貴方、君【三人称】彼、彼女、彼奴>>150
【関連人物】
アルフォンス・ミュシャ:才能を見出だした画家。
「ふふ、彼にポスターを描かせた時の興奮は今でも覚えているわ。私の美しさを数倍に引き立ててくれた大切な天才よ。もしどこかで召喚されているなら、すぐに次の劇のポスターを描かせに行かなくちゃ」
トーマス・エジソン:生前交友のあった発明王。
「……頭は可愛いのに胴体が可愛くないわ、もっとモフモフした服を着たら?」
【コメント】
以前作成したサラ・ベルナールのリメイク、今回は時代の波に乗るライダーとして作ってみた。「ライダー、ノア=アークことノアの方舟、ただいまここに着任いたしました!貴方が私の召喚者ですか?」
「その後についてですか?·····すみませんが、私にはその後の記憶がわかりません。───それでも知りたいのです、どんな結末でもいいから自分はどうなったのかを。」
【元ネタ】旧約聖書『創世記』
【CLASS】ライダー/グランドライダー
【真名】ノアの方舟
【異名・別名・表記揺れ】ノア=アーク、ノイア(通称)、ノアの箱舟
【性別】女性
【身長・体重】150cm・38kg
【肌色】白 【髪色】ダークブルーに毛先がオーシャンブルー→クリアブルー 【瞳色】青
【外見・容姿】ネモ/ノアを女性にした少女
第一∶どこか近未来的なコンパニオンみたいな衣装。髪型はシニヨン結
第二∶軍服ワンピースを着た少女。髪型は三つ編みおさげ
第三∶ノアの服装を女性用にアレンジしたワンピース。髪を下ろしている
【地域】中東
【年代】神代
【属性】秩序・善
【天地人属性】星
【ステータス】筋力:C 耐久:EX 敏捷:B 魔力:B 幸運:A++ 宝具:EX>>152【クラス別スキル】
対魔力∶A+
魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。
方舟は祝福されたノアの影響により、高ランクの対魔力を得た。
騎乗∶EX
あらゆるものを乗りこなすことが可能。…むしろ彼女自身が騎乗物である
陣地作成(部屋)∶C
自らに有利な陣地を作り上げる。ライダーの場合、船上などを始め各々と個別の部屋を作成する事が可能。たとえ限られた空間の中でも、自由に入れるように部屋を仕分けてどんな大きさでも入れるトリックルームを作成する事が可能。
【固有スキル】
祝福の方舟:A
神の祝福を受けたノアの手によって造船されたことからスキルとなって得たもの。信仰の加護、救世の航海者、などの複合スキル。
百獣と共に∶B+++
船内にてすべての動物のつがいを載せて150日嵐の中を生き延びた
動物会話を始め、ライダーが目にした生物を無条件に手懐け、手足のように連携して攻撃することも可能。原典において乗せていない存在に対しては幸運判定が起き、判定に成功すれば竜種などの幻想種も手懐けることが可能。ただし蛇、テメーは駄目だ。
ともにいれなきもの∶EX
ライダーの身に僅かに残った儚い願い。叶わないとココロの中ではわかっている。けれど今度こそ、最後まであなたとともに。>>153
【宝具】
『造船、救世の箱舟(シップビルディング・アーク)』
ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:各種族99人まで
聖書によれば、方舟の大きさはおよそ長さ135m、幅23m、高さ13.5m。方舟はゴフェルの木でつくられ、三階建てで内部に小部屋が多く設けられていた。方舟の内と外は木のタールで塗られた。
真名解放と同時に周囲を巻き込んで一から造船し、完成と同時に巨大な大波が対象を押し流す。上記に加え、方舟の一部を展開し防御壁のように展開することも可能。
ちなみにサーヴァントとして召喚され、発動の際に何故か薄いライトグリーンのラインが入った白く近未来的なデザインになっている。ノア本人もびっくり。
『再創世の序曲(グレートラム・ノアズ・アーク)』
ランク:A 種別:対巨人/対国宝具 レンジ:1~3/10~100 最大捕捉:1人/10000人
ノアの方舟に密かに内蔵された機能。ルビや効果自体はノアの持つ宝具と同じだが、ライダーの場合はロボットだけではなく戦艦の艤装として機能しており、その武装を招集することも可能。
真名解放において、兵器が辺り一面飛び出して一網打尽に総攻撃した後、ロボットに変形した方舟が光線でとどめを刺す。もちろん、ノアと同じ戦法も可能。
『粛清せし大波砲(アークフラッド・ハイドロキャノン)』
ランク:A++ 種別:対山宝具 レンジ:100~アララト山ぐらい? 最大捕捉:不明
原典にはそういう記載はなく、ノア本人でもそういう宝具は持ってない。ライダーが密かに追加したものなのか、神あるいは抑止力に与えられたものなのか、方舟の隠された能力なのか定かではないが、神の神罰による大洪水の威力を再現し、それを攻撃に転換したもの。エネルギーを一点に収束・圧縮し、艦首から海を切り開くほどの巨大な超巨大なビームとして放たれる。ちなみに上記のロボ形態でも発動が可能。
わかりやすく言うと、某宇宙戦艦波○砲である。ノアはツッコんだ「本来そういう機能ないはずだよね???」>>154
『救世の航海、拓け新世界への道(ホープネス=アーク・ニューワールド)』
ランク:EX 種別:対星宝具 レンジ:計測不能 最大捕捉:地球一個
彼女の持つグランドライダーとしての性質。移動式固有結界であり、周囲を荒れ狂う大洪水を再演する。
味方全体を艦内に閉じ込め避難させ、周囲に巨大なる方舟の突進と洪水の質量攻撃を放つ。仮にその攻撃に耐えきれたとしても、宝具の効果が切れるまで水上及び水中、それに対抗できる宝具がない限り生き延びるのは難しい。
───そして、大洪水など嵐が終わり新世界への道が開かれたと同時に、ノアの方舟(ライダー)の役目は終えたかのように消滅する
【Weapon】
『アンカー』
『再創世の序曲(グレートラム・ノアズ・アーク)』による主砲、副砲、航空高角砲(両用砲)や連装砲、機銃など複合された艤装
動物たち
正式には動物そのものではなく、スピリットとしてライダーのもとに集っている。彼女はその生命たちを大切にしているが、蛇に関してだけは扱いはぞんざいである。
【解説】
ノアの手によって建設された方舟。
ある時主は地上に増えた人々の堕落を見て失望し、これを洪水で滅ぼすと同時に「主と共に歩んだ正しい人」であったノア(当時500~600歳)に告げ、方舟の建設を命じた。
上記の通りノアは方舟を完成させると、妻と、三人の息子とそれぞれの妻、そしてすべての動物のつがいを方舟に乗せた。洪水は40日40夜続き、地上に生きていたものを滅ぼしつくし、水は150日の間地上で勢いを失わなかった。その後、方舟はアララト山の上にとまり、ノアとその家族と動物たちはそこからでて新たな生活を始めた。だが方舟自体の物語はここまでであり、その後については語られることはない。>>155
───どこかで方舟は目覚めた。
あの人は一人だった。家族や動物たちの前では気丈に明るく振る舞えても、一人になると部屋の隅で悲しそうにうずくまっていた。私は彼を慰めたかった。けれど私は何もできず、ただあの人を見つめることしかできなかった。
そして気がついたら誰もいなくなった。動物たちも、家族たちも、そしてあの人も。私は取り残されてしまった。
もし私が人になり彼の隣に寄り添えたら、少しでも聞いてあげることができていれば、そして彼を抱きしめることができれば、あの人は少しだけ救われるのかな──?
彼女の願いに気まぐれか天が答えたのか、あるいは抑止力によるものか定かではないが、方舟は人の姿となり、冠位として登録された
【人物像】
方舟擬人化美少女と称する少女。ノアに似たゆるふわな性格ではあるが、根は真面目でしっかりもの。飲酒自体は禁止してないもののやらかしに関しては厳しく、鉄拳制裁がお約束。
その一方で、自分は突如役目が終わってしまったのだと自傷しサーヴァントになった今でも心に穴が空いている。それについて問われると気分が暗くなり落ち込むほど。自分は最後どうなったか、今度こそ最期まで彼とずっと一緒にいたい。その真実を求めて召喚に応じ、答えのために戦うのだ。
因みにヘビ嫌いは嫌いでも、びびって怯えたり逃げることはなく殺意剥き出しにし滅ぼしにかかる程。その理由は「あの人の先祖がヘビに唆されて呪われた身。その元凶がのうのうと生きているなんて許せるはずがありません!あんなの生かしておけるわけないじゃないですかー!!」とのこと。例としてあげるなら医神はアウト案件である。技術力は認めてはいるが。
特技:航海、安全確認
好きなもの:生き物全般、虹
嫌いなもの:飲酒運転、蛇、船内での喧嘩や暴挙など不祥事
天敵:ノア、メトシェラ
願い:自身のその後はどうなったかを知り、最期までノアと共にいる。
【一人称】私【二人称】あなた【三人称】あの人、あの方>>156
【セリフ例】
「お酒を飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。ですよ?」
「蛇は滅ぶべし!慈悲はねぇですよ!」
「───願いですか?……得にありません」
「───願いですか?それは、私はどうなったかを知り、最後まであの人と一緒にいることです。もちろん、あの人には内緒ですよ?」(絆5)
【因縁キャラクター】
ノア
自身を造船生み出した人。仲は良く、一種の爺孫に近い関係。だがノアでも例外ではなくお酒でやらかしたら、死なないように鉄拳制裁するのがお約束。
それと同時に彼の心の傷を癒し、最期までともにいれなかったことについて一言では言えないほど複雑な感情を抱いている。
·····それはそれとしてなぜ自身の息子のハムではなくその息子のカナンに呪いをかけたのか疑問に思っている。
ネモ
本来は互いに面識はなく絡みはないはずだが、何故か不思議と親近感が湧く
小さい方のネモに関しては、ネモマリーンズのような従業員および船員みたいなのがいて羨ましいと思っている。
「もしかするとあの…、親戚ですか!?」
船や戦艦など艦船系関連
サーヴァントとして召喚された際に擬人化したものつながり。ライダーはそれらが召喚されたことに驚愕と、その生き方と(特に戦艦など艦隊系の)武装に感心しどこか目を輝かせている>>157
蛇、蛇遣い関連
動物を愛する彼女が唯一唾棄し、忌み嫌う存在。
もしどこかで見つけたら、ライダーはすぐさま滅ぼしに掛かるだろう。たとえ善なる存在であったとしても。
メトシェラ
ノアの祖父。彼の凶行に擁護はできないが、複雑な出生と課せられた悲惨な運命に対し、危険視とともに哀れみに近い複雑な感情を抱いている
【他クラス適性、変化傾向】
アーチャー、シールダー
【コメント】
公式以前にノアのサーヴァント化は見かけるけど、ノアの方舟が見かけなかった事とその擬人化がなかったので。波○砲はなんとなくつけてみたかった。
公式で言及されてる方のとは異なるけど、いずれ闇深メトシェラ作りたい。【元ネタ】北欧神話、史実など
【CLASS】プリテンダー
【真名】竜の魔女ファヴニール
【性別】女
【身長・体重】159cm・44kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A 耐久:C 敏捷:A 魔力:A+ 幸運:E 宝具:A+
【クラス別スキル】
対魔力:EX
竜種の鱗が齎す絶対的な魔術防御。ただし竜殺しの概念には無力である。
忘却補正:A
本来はアヴェンジャーのクラススキル。器としている霊基による影響であり、プリテンダーの人格はある復讐者を元に形成されている。
【保有スキル】
竜の魔女(竜種):EX
竜を従える魔女であったモノが竜種そのものに堕ちたことを示すスキル。竜種に対する特殊なカリスマであると同時に、竜種の炉心による規格外な魔力生成、それに伴う魔力放出を可能とする。
悪竜現象:EX
自己改造による竜種への変貌。竜の瞳をもって運命線の観測を可能とし、それを戦闘に用いることさえ可能だが、欲が剥き出しとなる。
死ごもりの繭:A
元の霊基に備わっているスキルうたかたの夢が変化したもの。永遠に一生命体として認められないためにプリテンダーは…。>>160
【解説】
北欧神話に登場する悪しき竜種ファヴニール。神話によればドヴェルグの名であり、黄金を独占するために変じたものであるとされる。竜殺しの英雄に退治される怪物であるが、その英雄が少なくとも2人存在するために、魔術世界では英雄が同一存在なのではなく、この竜種を現象と見ている。(現象であれば再現性があり、同じものが複数現れることはおかしなことではない)
召喚されるファヴニールは、そんな現象を起こした誰かであり、元となる存在、器があるためプリテンダーのクラス適性を有する。今回召喚されたのは、とある人理異常において成立した聖女の反転存在である。あまりにも強固な精神性を有している聖女には本来ならばオルタ霊基は存在しなかったが、聖杯の力により無理矢理に成立させられた極めて限定的なサーヴァントであった。しかし、人理異常はその後も継続したため、事態の解決のために戦力として英霊の座に登録された。やがてマスターとの絆を深め、うたかたの存在でありながらもいじらしく成長したが、そのマスターのために側を離れた。
人理異常の大元との決着も叶い、マスターは日常に戻ったかに思われたしかし、新たな敵がその足を掴んでいた。この事態に彼女は新たな力を持って参戦することを決意、復讐者から外れるために縁のあったファヴニールを自らの役とした。役を羽織れることそれ自体が、純粋な想いではないことの証明であると気づかないまま。
悪竜現象それ自体は現象であり自我はなく、器となったものをベースとして欲を剥き出しにする程度の性格変化に止まる。しかし、それは初期症状に過ぎず、やがてこの現象に完全に心を飲まれ、元の人格を残しつつも記憶に欠損が発生する。そのはずだが、彼女の存在はうたかたの夢であり、悪竜は繭のなかで羽化することは永遠にできない。すなわち、彼女は彼女のままである。ファヴニールっぽい様子は全て演技である。
【Wiki登録】可
【コメント】
はい、というわけで帰ってきたオルタちゃん妄想サーヴァントでした。バリバリのアタッカーが引っ提げる新宝具がまさかの守護結界系、自画自賛だわリクエスト鯖
【元ネタ】史実
【CLASS】フォーリナー
【真名】エラガバルス
【異名・別名・表記揺れ】ヘリオガバルス、マルクス・アウレリウス・アントニヌス・アウグストゥス、ウァリウス・アウィトゥス・バッシアヌス。
【性別】両性(本来または史実では男性)
【身長・体重】166cm・45kg
【肌色】不気味な白 【髪色】黒にプラチナのメッシュ 【瞳色】全て混ぜたかのような混沌色
【外見・容姿】サイドが長いボブヘアーの顔も体も中性的な人物。神官と巫女、王族の服装の要素が折衷された露出が高く退廃的な衣装をまとっている。
【地域】ローマ
【年代】204-222年
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:C 耐久:A+ 敏捷:C 魔力:B 幸運:D 宝具:A
【クラス別スキル】
領域外の生命:C
このフォーリナーは通常のフォーリナーとは異なり、南米の神々とは別の地球外から飛来した存在を神として崇め、その力を宿した。
狂気:B
退廃と淫蕩。調和と摂理からの逸脱。
周囲精神の世界観にまで影響を及ぼす異質な思考。>>162
【固有スキル】
皇帝特権:E
本来持ち得ないスキルを、本人が主張することで短期間だけ獲得できるというもの
だがフォーリナーの場合は、暗君として後世に刻まれてしまったためうまく使いこなせず、時には無意味になることも。
被虐なる皇帝:A++
罵られたり殴られたりするのを好んだとされるフォーリナーの性的趣旨と、後世を始め様々な悪評が混ざり合い、スキルとなってしまったもの。通常の被虐体質の効果を含め、周囲から敵意等あらゆる悪感情を向けられてしまうが、何故か快楽へと変換し力に変えてしまう。なんでや
異神一体:A
自らその神の化身あるいは代理人であると称し、外なる神とは異なる存在の神気をその身に宿した結果、男女を超えた究極の両性体を得た。Bランク相当の神性を始め放蕩の極み含む複合スキル。また、性別による特攻や恩威を無効化する>>163
【宝具】
『享楽の薔薇の海に溺れよ(サブマージョン・イン・ロセ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:30人
またの名を『ヘリオガバリウム・ロセ』ともいう。ある日客人を招待した際に天井から大量の薔薇が降り注ぎ、周りの客人たちを溺死させかけた?逸話が作品となり、有名になってしまった話が宝具に昇華されたもの。
天上から大量のバラの花弁が降り注ぎ、対象を攻撃し確率で溺死する。薔薇自体は特に大ダメージを受けるほど大したことはないが、攻撃を受けた際に精神判定が発生し、失敗した場合強烈な混乱状態に陥り薔薇の洪水に溺死する可能性が高くなる。
『異界の太陽よ、今ここに(ソル・インウィクトゥス・エラガバリウム)』
ランク:A 種別:対信仰宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:300人
エルガバル神(エル・ガバルまたはエラガバル)とは、古代シリアのエメサ(現在のホムス)で信仰されていた太陽神であり、セム語で「山の神」を意味する。神体として「空から落ちてきた黒い隕石」が祀られたことで知られている。西暦218年に皇帝として即位した際に、ローマに持ち込み、パラティーノの丘に巨大な神殿エラガバリウムを建立した。
真名解放と同時に中央に浮かぶ神体の黒い隕石を祀る本殿を始め周囲にエラガバリウム神殿を建設する。神殿内においてフォーリナーのステータスが上がり、限定的に魔力放出が付与されて、疑似権能に近い魔術を操ることが可能。奥の手として中央に祀られる巨大なビームを放ったり、頭上に巨大な隕石を落とす。また、発動中においては他宗教由来のものを弱体化させる。
ちなみにフォーリナーの死後、ローマに持ち込まれたエルガバル神の黒い石はシリアへと返還された。
【Weapon】
杖
黒曜石で出来ており、エル・ガバル神の模様が刻まれた杖。儀礼用に使われたとされる。無論物理攻撃も可能。
様々な祭具
宗教改革の際に徴収した祭具。使用可能だが、真名解放することができない>>164
【解説】
ヘリオガバルスことエラガバルスは、ローマ帝国23代目皇帝。
シリアの太陽神をローマの最高神に据えるなど宗教改革を強行したほか、数々の奇行や常軌を逸した無軌道な政治と暴走により、後世の歴史家からネロやカラカラ帝に次ぐ「奇抜で最低の暴君」と評された。また、趣旨や思考・癖が倒錯的で常軌を逸しており、男女問わず結婚や離婚を繰り返し最終的に奴隷の男の妻になったり、愛人の男性になじられたり罵られたり殴られたことを悦んだことからそういうのを好むマゾヒストとされている。また、女装と化粧をし「女言葉」を話したと記録されている。
即位する前にバッシアヌス家は母方が皇家セウェルス一族であると共にシリアの太陽神エル・ガバル(ヘリオガバルス神)の神官の家系であり、シリアのエラガバル神殿で最高神官を務めていた。セウェルスの長男であったカラカラ帝が暴政の末に暗殺されるとバッシアヌス家もまたローマより追放された。しかし、祖母ユリア・マエサと母ユリア・ソエミアスによって、前皇帝カラカラの落胤であると担ぎ上げられて、カラカラの死後セウェルス一族を追放したマクリヌス帝に反乱を起こし、これを打倒し14の若さで帝位に就いた。
しかし若くして傀儡に過ぎないフォーリナーは政治を母と祖母に任せて異常なほどの淫蕩に耽り、上記同様様々な痴態を晒したとされる。また、土着の太陽神をローマに持ち込み、パラティーノの丘に巨大な神殿エラガバリウムを建立し、エラガバル神をローマ古来の最高神ユピテルよりも上位に位置づけようとし、自らをその神の化身あるいは代理人であると宣言した。上記の奇行含めその強引な宗教改革は当時のローマ市民や元老院から強い反発を買い、わずか4年後に母もろとも粛清された。>>165
その一方で当時としては非常に珍しく、貧富に関わりなく無償で料理を振る舞い、貧困層の市民や女性に装飾品や生活用品を分け与え、水不足に苦しむ農村に川をひくなどの救済という善行も為しているらしく、早すぎたとはいえ社会民主主義としての福祉政策を行ったり既存の価値観や権力構造に挑んだ 宗教的改革者 や ジェンダー表現の先駆者 として多角的な視点から再評価が進んでおり、 貧困層や弱者への救済措置を積極的に行っていた点が、現代の福祉国家の先駆けとして評価されることがある。
母や祖母を始め親族に振り回され、異様な若さゆえの苦悩、性同一性障 害(?)に近いのを持ち自身に違和感を抱えていたことから同情的な見方をされることもあり、どれが事実なのかは定かではないが政敵の誇張による部分も少なくないといわれていて、歪曲されてしまったある意味不遇な存在でもある
【コメント】
フォーリナーなのはエラガバル神は地球外から神体が降ってきたから話と、フォーリナーは自ら神の代理人及び化身と称したことから。更に詳しく書こうとしたが、アウトの部分が混ざってたので省略。備考欄に詳細とか何も記載されていないので何にするか考えたところ男の娘で両性な皇帝ができた。【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】ランサー
【真名】ラモラック
【性別】女性
【身長・体重】170cm・61kg
【容姿】大きなリボンで髪を飾った少女騎士
【属性】秩序・中庸、地
【ステータス】筋力B 耐久B+ 敏捷A 魔力D+ 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B+
魔術に対する抵抗力。魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。>>167
【固有スキル】
騎士の誇り:A+++
騎士として持つべき自尊心…であるが、ランサーのそれは些か過剰であった。「勇猛」「戦闘続行」等を複合するスキル。威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化するが、ランクが高すぎると一部の精神干渉に対して逆に弱体化する。
赤い盾の騎士:A
赤い盾を象徴とするランサーの武勇を示すスキル。盾を用いた馬上戦において無類の強さを誇る。
…あるいはブリテンの災いたる「赤い騎士」…その一つとしての可能性を示すスキル。
蜃気楼の愛:B
恋人モルガンの与えた加護。ブリテン最高峰の魔術師からの加護は極めて強力。その名が表す通りに蜃気楼のごとくに敵の攻撃を躱し、目を眩まし、予測不能に突如力を増す。だがしかし…その加護はいつ蜃気楼のように消え失せるとも分からないものでもある。
【宝具】
『空際にて揺らめける槍(ロンゴミニアド・ミラージュ)』
ランク:A- 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
ランサーの持つ槍に施されたモルガンの魔術、あるいはそれが発動した姿の槍に付けられた名前。
無銘の槍を依代に、魔術として再現したロンゴミニアドを投影・複製して、本体たる最果ての塔への機能簒奪を仕掛ける。そもそも槍としてのロンゴミニアドは最果ての塔の影であり、影であるならば複写することが可能…というのが根本の思想。まさしく、最果ての景色の中の楼閣の幻影…蜃気楼のごとし。
ただしこれ自体は未完成のもの。如何にモルガンが神域の魔術師であろうと、これを完成させるには、"ブリテンのモルガン"には資源も時間も不充分すぎた。>>168
『不貞暴きの角杯(コンフィデンス・オブ・イノセンス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
モルガンが持つ杯。
モードレッドの「不貞隠しの兜」の飾り角と同じ素材に由来し、「秘密を隠そうとする」性質を持つが、隠すべき不貞の秘密を感じると過敏に反応して騒ぎ出し、却って周囲にその秘密をバラしてしまうという迷惑なアイテム。
中身を注ぎ持たせると、対象の抱える秘密に応じて震え出す。更に注いだ中身を対象に浴びせたり飲ませたりすることで、隠蔽の術式に直接ダメージを与えることが出来る。
【Weapon】
『槍』
無銘の槍であったが、モルガンによってロンゴミニアドの魔術を組み込まれる。
『赤い盾』
象徴と呼ぶべき赤い紋章の盾。
【解説】
ラモラック。円卓の騎士の一人。マロリー版等一部の文献ではランスロットやトリスタンらに並ぶ最強の騎士の一角として讃えられるが、自身が主役となるような個別の物語は持たず、アーサー王伝説全体としては影が薄い人物。
ぺリノア王の息子の一人であり、パーシヴァルと兄弟。マロリー版においてはランスロット、トリスタンに次ぐ「第三の騎士」とされる。武勇に優れる一方で自尊心が非常に高く、トリスタンが馬上槍試合で連戦し疲弊していた彼と戦うことを拒否したところ、それを侮辱と捉え激怒し、「不貞を暴く杯」をイゾルデに送り付けてトリスタンに恥をかかせようとした。だが、後に二人はお互いの強さを認め合い和解し、友人になっている。全く同様の経緯でランスロットとも諍いを起こし、友人になっている。
ラモラックとガウェインらオークニーの兄弟との間には深い確執があった。父ぺリノア王がガウェインらの父ロット王を殺.していること加え、そのロット王の未亡人、ガウェインらの母モルゴースとラモラックは愛人であったのである。これを知ったガヘリス激怒して、ラモラックとモルゴースの密会現場に踏み込み自らの母を殺.害、ラモラックはキャメロットを去ることとなる。だが後に、アーサー王が「槍試合でパロミデスに敵う騎士が居ない」ことを嘆いていると聞きつけた彼は、ガウェインらに狙われている危険を承知で王のもとに参上する。槍試合で優勝した直後、ガウェイン、ガヘリス、アグラヴェイン、モードレッドの兄弟に襲撃を受け、疲労困憊かつ多勢に無勢でありながら何時間も戦い続けた後に絶命したという。>>169
勝気で誇り高い少女騎士。…「誇り高い」というのが曲者で、そのプライドの高さは過剰なほど。克己心が強くストイックだが、その分非常に溜め込み拗らせるタイプ。
事実として、円卓の中でも実力は最上位層。だが実力の高さに比して自分は軽んじられていると強く感じており、その理由を「性別」に求めていた。「女性であるせいで自分は評価されない」と考えていたのだ。
髪を大きなリボンで飾るというやや少女趣味的過ぎるようにも見えるスタイルも、敢えて性別をアピールする自意識・反発心の表れである。
やがてそのような心の隙に付け入られ、モルガンに取り込まれる。モルガンは「他のどんな男の騎士よりも優れている」と囁いて自尊心をくすぐり、彼女を依存させた。最後には事態が決定的になる前に、アグラヴェインらによって排除されることとなった。
サーヴァントとなった今でも、男性の騎士、男性の戦士には強い対抗心を持つ。
モルガンに対しては未だ心酔の感情を持つ一方で…果たして自分に向けられた愛が本物だったのか、疑念と真実を明かすことへの恐怖を抱いている。
【因縁キャラクター】
アルトリア
女性であることには初めて対面した時から気付いた。複雑な感情を持ちながらも、騎士としては最後まで忠義を尽くすことになった。
トリスタン、ランスロット
ランサーが心から実力を認める二人。だがその「男子ノリ」に付いて行けない。そのため距離がある。
ガウェイン
許しがたく我慢しがたい相手。男性の円卓の騎士の中でも最大の対抗心を持つ。>>170
アグラヴェイン、
説明不要の水と油、不倶戴天の関係性。
モードレッド
性別に関しての態度やモルガンへの感情など、自身と対照的な在り方の女性騎士。男性の騎士に対する者とはまた別の、「下に見られたくない」相手。
ガレス
同じ女性騎士という事で、実のところ生前密かに気にかかっていた相手。兄弟の中で彼女一人が自分の殺.害に関与しなかったことは…僅かな救いめいた何かなのかも知れない。
モルガン(異聞帯)
顔が似ているだけで、「自分が愛した人とは違う」と感じざるを得ない相手。彼女個人に対してはそれほど思う所はない。
だが、ランスロット、トリスタンと並んで妖精騎士に与えた名前が「ガウェイン」であった事にはいたくプライドを傷付けられた。(もっともモルガン本人の立場で考えれば、別世界での自分の恋人の名前など、気軽に誰かに与えられるものである筈がないのだが…)>>172
《固有スキル》
◆騎士の誇り:A+++(CT7~5)
自身の攻撃力をアップ(3ターン)&スター集中度をアップ(5ターン)&ターゲット集中状態を付与(1ターン)&ガッツ状態を付与(3ターン・1回)&精神弱体性をダウン(3ターン)【デメリット】
◆赤い盾の騎士:A(CT8~6)
自身のBusterカード性能をアップ(3ターン)&クリティカル威力をアップ(3ターン・3回)&防御力をアップ(3ターン・3回)&「被ダメージ時に敵単体のBusterカード耐性をダウン(3ターン)する状態」を付与(3ターン・3回)
◆蜃気楼の愛:B(CT8~6)
自身に「確率で回避」状態を付与(3ターン)&NPを増やす&ランダムで宝具使用時のチャージ段階を1~3段階アップ(3ターン・1回)&強化解除耐性をダウン(3ターン)【デメリット】
《宝具》
『空際にて揺らめける槍(ロンゴミニアド・ミラージュ)』
ランク:A- 種別:Buster
自身に「確率で無敵貫通」状態を付与<OCで確率アップ>(3ターン)&「確率で防御無視」状態を付与<OCで確率アップ>(3ターン)+敵単体に〔円卓の騎士〕特攻攻撃[Lv]+スターを獲得
《性能》
宝具、クリティカル両面で戦うBusterアタッカー。必要以上にスターを占有する、確率要素が多いなど癖が強い。自前の防御手段は多いため堅く、カウンターを決めれば高い火力が出せる。
ぶっとばしたい相手が多いセイバーには、残念ながらゲームの仕様の都合で不利。>>171
マロリー版では最強騎士の一人だが、基本的には影が薄いという謎の人
一体どういうキャラなのか悩みに悩み、諸々の要素を鑑みた結果辿り着いた「これしかない」という答えがこれ
そうか、女の子だったんだ
女の子だから三馬鹿に混じれなかったんだ…!
女の子だと考えると全ての文脈が繋がって活き活きと立ち上がって来る…!
コンセプトは「裏モードレッド」>>175
【クラス別スキル】
陣地作成:C+++
キャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。
本人の陣地作成スキルは現代魔術師相応にすぎないが、特異点発生装置ロゴスリアクトに頼ればありとあらゆる神殿を即席で設定可能。
道具作成:D+
キャスターのクラススキル。魔術師として魔力を帯びた器具を作り上げる。
一通りは学んでいるものの、あまりに大きな神秘を扱える分、聖槍かアッドを使ったほうが早い。
聖槍を杖として扱うなどの応用に長ける。ロスも大きいが、それを差し引いても現代の素材で道具を作るよりも高性能なのだ。
霊媒体質:B
ブラックモアの墓守、あるいはアーサー王の器としての霊的適正の高さ。
死霊術や召喚術に対する高い適正であり、魔術師としては陣地作成・道具作成に並んで価値のある才能。
霊に干渉されやすいことで精神的負担も大きいが、精神の切除や麻痺は魔術の基礎の基礎なので問題ない。
問題ない……のか?>>176
【固有スキル】
映し身の可能性(魔女):A+
かつての王、未来の王の器たることをあらわすスキル……の変化系。
グレイは己の身がアーサー王に置換されることをひどく嫌っており、その本領を全く発揮できない。
だが、魔術師としての冷酷さを少し身に着けたグレイは、より進んだ成長性を発揮できる。
「竜の心臓」による無際限の魔力生成、現代人類を超えた神秘による魔術への適正により、ステータス自体が別クラスのグレイ・リリィを大きく上回る。
……それが「よいこと」なのかは別。
掠奪公の鑑識眼:A+
人間観察をさらに狭くした技術。対象となる人間が将来的にどのような形で有用性を獲得するかの目利き。その「有用性」を鍛えることも、先回りして簒奪することも自在である。
埒外の演算装置であるアッドを有する彼女は、そのスペックに飽かして師をも上回る魔術の掠奪が可能。魔力量と再演による他者の神秘の強引な再現にも長ける。
泡影の魔眼:B
魔眼蒐集列車にて取得した魔眼。ランクは『宝石』。
過去に繰り出した攻撃を出現させる過去視の魔眼の一種。
自身の身体が絶えずアーサー王に再臨し続けるグレイの肉体は、肉体や魔術回路の移植に対して一定の適正を有する。
他人の内臓を移植増設するような外法であっても、それもアーサー王になるのだから免疫不全を起こさない、と言う機構。>>177
辿り着いた理想凶:EX
ブリテンにおいて、ロホルトもアムルも確認できず、モードレッドは子を成さずに死亡している。ゆえに、グレイはアーサー王の末裔であるとは考えにくい。
その正体は、魔女モルガンが、アーサー王の死体と聖槍から因子を埋め込んだ一族である。
友人であるフラット・エスカルドス同様、彼女もまた、1000年クラスの魔術師の家系が目的を目指して邁進し続けた結果生み出された完成形である。
【宝具】
「古き神秘よ、死に絶えよ。第四段階限定放棄。『涯を縫う空想の槍(ロンゴミニアド・オーバーロード)』!!」
『涯を縫う空想の槍(ロンゴミニアド・オーバーロード)』
ランク:EX 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
星の聖槍にして星を繋ぎ止める嵐の錨。
キャスタークラスでありながら、本来のランサークラスのグレイどころか、本家たるアルトリア・ペンドラゴンさえも凌駕する出力を誇る。
神秘の強さが故に存在が世界の裏側に放逐されかねない光の奔流を、七大兵器ロゴスリアクトと十三拘束によって強引に存続させ続けていたのが本来の聖槍である。
「いくら神秘が強いとはいえ、人間に扱えるものではありませんし……拙はそれを封印しているアッドの方がすごいと思います」とかいう理由で拘束を外した結果がこれ。
現代に存在してはいけないものであるが故に、行使するたびに世界からの修正を受け、早晩霧散する運命にある。基本的には魔力炉として使用される。>>179
「Grief for you……(悲嘆を、あなたに)」
『至上礼装・人理継続第五実験(ロゴスリアクト・レプリカ)』
ランク:A++ 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
アッド。あるいは、ロゴスリアクト・レプリカ。「再演」の性質を持つ、アトラス院七大兵器の一角。世界を演算する特異点発生装置。
アッドは本家ではなくレプリカではあるが、それでもランクEXの現存する神造兵装を十全に封印し、英霊の精神モデルを演算し、宝具すら模造する代物。普及量産品のジェネリックでも平然と特異点が作れる。
基本的にあらゆる魔術の運用を可能とするスパコン付き儀式場。
極小規模の特異点をデータ上で出力することで儀式の実現に足る環境を整備し、かつ、その実行プログラムも演算する。
聖剣よりも鞘が重要であるように、聖槍の鞘にもまた槍よりも価値がある。
【Weapon】
聖槍ロンゴミニアド:封印を撤廃された光の槍。いちおう複数の魔術で雁字搦めにはされており、見た目としては持ち運び可能な杖の形になっている。のだが、神秘論的な意味での封印が不十分なので、揮発し続けている。神秘の維持、根源への到達と言う意味ではよろしくないとはいえ、現実的に維持可能な神秘と言うものは魔術世界ではままあるものでもある。
ロゴスリアクト:アッド。封印に回していたリソースと負荷から解放されたため元気。通常時よりも口数も多く、体力が有り余っている。
【解説】
グレイの持つ、もうひとつの可能性。思考そのものは以前のグレイと概ね変わりないのだが、少しだけの魔術師としての冷酷さを身に着けた姿。
人格の変成度としてはグレイ⇒グレイ〔リリィ〕(セイバー/ランサー)と同程度であり、師匠を尊敬し、ライネスやエルメロイ教室の仲間を友と仰ぐ姿も変わりはない。
ない、のだが……>>180
モルガンの末裔として覚醒した天賦の才に、アーサー王の竜の心臓による底なしの魔力量、究極の礼装たる七大兵器。それを、極めて優秀な魔術教師であるロード・エルメロイ2世が内弟子として鍛え、友とともに切磋琢磨し……
そして、師匠譲りの「掠奪」……柔軟な発想力、あるいは魔術師としての一種の外道ささえも身に着けた姿がこれである。
はっきり言って激ヤバ魔術師の類であり、掠奪公グレートビッグベン・ロンドンスターすら超えた時計塔の厄災。
実のところ、アーサー王の再臨として、本来嫌っていた役割に殉じているセイバー・ランサーよりも本来の適正に沿った成長である。
この成長の方向性に気づけなかったのは神霊デメテルの視野の狭さによるものではあるが……
「希望に満ち溢れた才能で、望むべき道を行く」でも「望む道を生きられなかったとしても、絶望の道を切り拓く」でもなく、『根本的に才能も性格も、それどころかやりたい夢さえも、魔術師、と言うか裏社会に向きすぎている』というものを……気づいて、目を背けないというのは……親にとっては酷では……
英霊の可能性の光が具現化した白化英霊、リリィ・サーヴァントであり、オルタなどではない。
本人が善良で、十全に才を発揮し、健やかに成長できることが、必ずしも社会にとって良いこととは限らない、というケース。
【コメント】
魔術師として正当に成長した可能性を得た、「ロード・エルメロイ2世の筆頭弟子」グレイ・リリィ。
幼少期のグレイちゃんにアーサー王の裔としてのセイバーとかランサーとかやらせるのはある意味酷では?と思っていた。
wiki追加可能です。真名当てクイズ
【出典】史実
【CLASS】ランチャー
【真名】■■■・■・■■・■・■■■■■■■
【異名・別名・表記揺れ】■■■■・■■■■(■■の人間)、■■・■・■■(■■)
【性別】男性
【身長・体重】178cm・130kg(■■■■)
【肌色】小麦色 【髪色】黒髪 【瞳色】琥珀色
【外見・容姿】左目を眼帯で隠し、右腕には■■■■を■■した巨大な鋼鉄の■■、■■には■■とオーク材の■■という■■しくも■■■と重圧感漂う壮年の■■。ぼろぼろの■■■■■の外套を羽織り、■■■を被っている。
【地域】■■■■、■■■■■
【年代】1■■■年~1■■■年
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・■■
【ステータス】筋力:C 耐久:A+ 敏捷:D 魔力:D 幸運:C 宝具:C+>>182
【クラス別スキル】
対火力:B
■■によって■■を失ってなお衰えない闘争心が、砲兵指揮官としての性質と結びついたもの。
火、およびそれを由来とする砲撃、銃撃などの近代火力に対する、無効化に近い耐性能力。火や銃砲の属性を得ていれば、神秘の多寡を問わない。
なお、このスキルの代償に対魔力は完全に失っている。
集団行動:B
ランチャーのクラススキル。複数人の味方がいる時、マスター以外からも魔力供給を受けることができる。効率はマスターからのそれよりはるかに落ちるが、追加の魔力源となるので有用性は高い。
ランチャーは遠距離クラスという意味ではアーチャーと酷似するが、その鈍重さゆえにレンジャー技能たる単独行動を持たない。>>184
【宝具】
『■■吼える不撓の■■(■■■■・■■■■)』
''ランク:C+ 種別:対人(自身)/対■宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:1人''
片目・■■・■■という■■の過半を■■しながらも死線に立ち続け、勝利を収め続けた逸話と、彼を称えた異名「■■の人間(■■■■・■■■■)」が、■■■■型■■■■魔■■体として昇華された常時発動型の武装宝具。
■■した■■を補う■■・■■・■■には、■■■■としての■■■■・集団戦・白兵戦を単体で完遂するための■■■■■ギミックが隙間なく組み込まれている。
■■■は■■内の風■・風■・■■曲線を瞬時に演算する複合■■■■■、長距離■■や■■■■にプラス補正を付与する。
■■■はランチャーの全■■が集約された■■■■■■■。魔■■■■■と魔■■■■■を■■した武骨な重装甲■■■。
装甲を変形・展開させることで複数の■■モードを使い分ける。
①:『重■■■■■■■■』
■■から巨大■■をスライド・展開させ、■■■の■■■■に匹敵する超高威力の魔力凝縮弾を放つ。
②:『多■■■■■』
■■側面■■■■から広範へ■■を■き■らし、押し寄せる軍勢や高速で接近する敵を■■する。
③:『パ■■■■■ー&零■■■■』
至近距離では■■■で鉄■■を叩き込むと同時に、■■した■■■■と魔力を零距離噴出させて敵を粉砕・焼却する。
■■■は一見すると質素な■■だが、■■■■から放たれる■■■■の衝撃と反動を吸収するための■■■■&■■■■ア■■ー■ー機■を完備。
■■時には■■■から■■打ち込み■■■■を■中深■へ■■■■して自身を大地に■■し、大型■の激しい■■でも一切■■を崩さず連続■■を可能にする。>>185
『■■嗤う不屈の■■(■■・■■■■・デ・■■■■)』
''ランク:C++ 種別:城塞宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:300''
■■■■■・デ・■■■■■■の戦いにおける■■防衛劇と、敵将■■■■■が勝利を■■し■■に戦勝を告げる使者を送り、非公式ながらもランチャーが■■する記念メダルが■■■■■で鋳造された逸話が統合された■■宝具。
真名解放により、ランチャーが死守した■■■■の「■■・■■■■・デ・■■■■■■」を召喚。■■からの絶え間ない■■■■と圧倒的な■■力により敵の攻撃を防ぐ。
最大の特性は敵の■■■■によって■■が増加するという点にある。敵が「■■■■■■」と■■を■■した瞬間、あるいはランチャーの戦力を過小評価した瞬間、かつて■■■■■■軍が■■■■■で記念メダルを■■しながら歴史的■■を■したという逸話に基づく概念の反転が作動。
■■は■■に、■■は■■に。■■が受け止めた攻撃の威力をそのまま吸収。■■から、あるいはランチャー自身からの極大■■■■として叩き返す。
敵の■■が強く、軍勢が強大であるほど、それを嘲笑うかのように反撃の■■の破壊力は跳ね上がる。
敵に■としての■■を問う宝具である。
【Weapon】
『■■吼える不撓の■■(■■■■・■■■■)』>>187
正解です【出典】史実
【CLASS】ランチャー
【真名】ブラス・デ・レソ・イ・オラバリエッタ
【異名・別名・表記揺れ】メディオ・オンブレ(半分の人間)、ペタ・デ・パロ(木足)
【性別】男性
【身長・体重】178cm・130kg(義肢込み)
【肌色】小麦色 【髪色】黒髪 【瞳色】琥珀色
【外見・容姿】左目を眼帯で隠し、右腕には大口径砲を内蔵した巨大な鋼鉄の義肢、左足には鋼鉄とオーク材の義足という痛々しくもロマンと重圧感漂う軍人。
ぼろぼろの海軍司令官の外套を羽織り、三角帽を深く被っている。
【地域】スペイン、コロンビア
【年代】1689年~1741年
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・機械
【ステータス】筋力:C 耐久:A+ 敏捷:D 魔力:D 幸運:C 宝具:C+>>189
【クラス別スキル】
対火力:B
砲撃によって手足を失ってなお衰えない闘争心が、砲兵指揮官としての性質と結びついたもの。
火、およびそれを由来とする砲撃、銃撃などの近代火力に対する、無効化に近い耐性能力。火や銃砲の属性を得ていれば、神秘の多寡を問わない。
なお、このスキルの代償に対魔力は完全に失っている。
集団行動:B
ランチャーのクラススキル。複数人の味方がいる時、マスター以外からも魔力供給を受けることができる。効率はマスターからのそれよりはるかに落ちるが、追加の魔力源となるので有用性は高い。
ランチャーは遠距離クラスという意味ではアーチャーと酷似するが、その鈍重さゆえにレンジャー技能たる単独行動を持たない。>>191
【宝具】
『砲火吼える不撓の半身(メディオ・オンブレ)』
''ランク:C+ 種別:対人(自身)/対艦宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:1人''
片目・片腕・片脚という肉体の過半を欠損しながらも死線に立ち続け、勝利を収め続けた逸話と、彼を称えた異名「半分の人間(メディオ・オンブレ)」が、内蔵兵装型カラクリ重装義体として昇華された常時発動型の武装宝具。
欠損した肉体を補う義眼・義手・義足には、海軍提督としての要塞砲撃・集団戦・白兵戦を単体で完遂するためのメカニカルギミックが隙間なく組み込まれている。
左義眼は視界内の風向・風速・弾道曲線を瞬時に演算する複合魔導照準器、長距離砲撃や精密射撃にプラス補正を付与する。
右義手はランチャーの全火力が集約されたメインウェポン。魔導ボイラーと魔力圧縮機構を内蔵した武骨な重装甲アーム。
装甲を変形・展開させることで複数の砲撃モードを使い分ける。
①:『重砲身要塞カノン砲』
手甲から巨大砲身をスライド・展開させ、戦列艦の大口径砲に匹敵する超高威力の魔力凝縮弾を放つ。
②:『多連装散弾砲』
腕部側面スリットから広範へ散弾を撒き散らし、押し寄せる軍勢や高速で接近する敵を掃射する。
③:『パイルバンカー&零距離排熱』
至近距離では蒸気圧で鉄鋼杭を叩き込むと同時に、過熱した高圧蒸気と魔力を零距離噴出させて敵を粉砕・焼却する。
左義足は一見すると質素な木足だが、右腕義手から放たれるド級砲撃の衝撃と反動を吸収するためのアンカー&ショックアブソーバー機構を完備。
砲撃時には接地部から高圧打ち込みアンカーを地中深くへ直撃射出して自身を大地に固定し、大型砲の激しい反動でも一切体勢を崩さず連続砲撃を可能にする。>>192
『慢心嗤う不屈の牙城(サン・フェリペ・デ・バラハス)』
''ランク:C++ 種別:城塞宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:''
カルタヘナ・デ・インディアスの戦いにおける要塞防衛劇と、敵将ヴァーノンが勝利を確信し本国に戦勝を告げる使者を送り、非公式ながらもランチャーが降伏する記念メダルがフライングで鋳造された逸話が統合された城塞宝具。
真名解放により、ランチャーが死守した難攻不落の「サン・フェリペ・デ・バラハス要塞」を召喚。要塞からの絶え間ない集中砲火と圧倒的な防御力により敵の攻撃を防ぐ。
最大の特性は敵の精神状態によって火力が増加するという点にある。敵が「これで勝った」と勝利を確信した瞬間、あるいはランチャーの戦力を過小評価した瞬間、かつてイングランド軍がフライングで記念メダルを鋳造しながら歴史的大敗を喫したという逸話に基づく概念の反転が作動。
勝利は敗北に、敗北は勝利に。要塞が受け止めた攻撃の威力をそのまま吸収。要塞から、あるいはランチャー自身からの極大魔力砲撃として叩き返す。
敵の確信が強く、軍勢が強大であるほど、それを嘲笑うかのように反撃の砲火の破壊力は跳ね上がる。
敵に将としての真価を問う宝具である。
【Weapon】
『砲火吼える不撓の半身(メディオ・オンブレ)』>>193
【解説】
ブラス・デ・レソ・イ・オラバリエッタ(1689-1741)は、18世紀のスペイン海軍において最も偉大であり、同時に最も壮絶な半生を送った「無敗の提督」である。
バスク地方のパサイアに生まれたレソは、わずか13歳でフランス海軍(当時はスペイン王位継承戦争で同盟関係)の士官候補生として海に出た。
彼の凄絶な不屈伝説は15歳の時に始まる。1704年の「マラガの海戦」において、英蘭連合艦隊の砲弾によって左脚を粉砕されたレソは、麻酔すら存在しない時代の手術で、叫び声一つ上げずに膝下切断に耐え抜いたという。脚を失い「木足(ペタ・デ・パロ)」となっても彼は退役を一切拒否し、すぐさま戦線へと復帰した。
続いて1707年、18歳で臨んだ「トゥーロンの戦い」では要塞からの砲弾の破片が顔面を直撃し、左目を完全に失明。さらに1714年、25歳の「バルセロナ包囲戦」において右腕に銃弾を受け、筋肉と神経が破壊されて右腕の自由を永久に失った。
「片目(左目失明)・片腕(右腕不随)・片脚(左脚義足)」となり、肉体の過半を失った彼は、人々から愛着と敬畏を込めて「メディオ・オンブレ(半分の人間)」と呼ばれた。
しかし、肉体を失うごとに彼の戦術眼、統率力、そして勝利への執念は研ぎ澄まされていった。
その後、太平洋や西インド諸島に赴任した彼は、猛威を振るっていた英米の海賊船団を次々と鎮圧。数々の海戦で圧倒的勝利を重ね、スペインの海上貿易ルートを完璧に防衛してみせた。>>194
彼の軍歴の頂点となったのが、1741年のジェンキンスの耳の戦争における「カルタヘナ・デ・インディアスの戦い」である。
イギリス海軍のエドワード・ヴァーノン提督は、186隻の艦艇と約28,000人という、当時の海軍史上最大級の大艦隊を率いて、スペイン領新グラナダの要衝カルタヘナを包囲・侵略した。
対するレソの戦力は、わずか6隻の戦列艦と約3,000〜4,000人の兵力(正規兵のほか、地元の民兵や先住民を含む)のみ。戦力差は実に7倍以上。誰もがイギリスの圧倒的勝利を信じて疑わず、イギリス本国ではレソが膝を折ってヴァーノンに降伏している姿とカルタヘナ落城を刻んだ記念メダルが戦闘終結前に鋳造・流通されたほどであった。
しかし、レソの真価はここから発揮された。彼は自軍の6隻の船のうちいくつかをあえて港の狭い入り口に沈めて閉塞作戦を敢行し、敵大艦隊の進入を完全に阻止。さらに要塞「サン・フェリペ・デ・バラハス」の周囲に絶妙な深さの壕を掘ることで、攻城を試みたイギリス陸軍の梯子の長さが足りなくなるという致命的な計算違いを引き起こさせた。
レソは圧倒的な防衛砲撃戦を展開しつつ、現地特有の熱帯の雨季と黄熱病が到来するまで徹底的な遅延戦術を貫いた。結果、熱帯病と要塞からの凄惨な反撃によって過半の兵員(18,000人以上)を失い、精神的に叩きのめされたイギリス大艦隊は撤退を余儀なくされた。
この空前絶後の大勝利の後、レソは衛生環境の悪化による感染症にかかり、同年9月に52歳でこの世を去った。
直前に現地総督エスラバとの不和・政争に巻き込まれたため、一時的にその功績は歴史の闇に埋もれかけたが、後世において「無敗の海将」「スペイン海軍史最高の英雄」として再評価され、現在のコロンビアおよびスペインにおいて絶大な尊敬を集めている。>>195
【人物・性格】
不屈にして豪快、どんなに絶望的な状況も「大抵の逆境は生前に経験済みだ!」と腹の底から笑い飛ばす鋼のメンタルの持ち主。
絶望的な戦況であればあるほどモチベーションが上がり、不敵な笑みを浮かべながら緻密で冷徹な逆転の罠を仕掛ける戦術家でもある。
軍人としての規律と誇りを何より重んじるが、堅物という訳ではなく、酒や賭け事を好み、マスターや部下に対しては面倒見の良い親分肌として振る舞う。
英霊として現界した際に手に入れた「カラクリ重装義体」を大層気に入っており、ヒマさえあれば右腕の大砲を磨いたり、試射しては「生前のただの木足や不随の腕とは大違いだ! 砲撃まで撃てるなんて、英霊ってのは実に痛快なもんだな!」と少年のように誇らしげに自慢している。
イメージカラー:鉄色
特技:大砲をぶっ放すこと
好きなもの:酒、自身の義肢、勝利
嫌いなもの:自分への砲撃、疫病
天敵:エドワード・ヴァーノン
願い:特になし
【一人称】俺 【二人称】貴公、あんた 【三人称】彼、彼女、奴ら>>196
【関連人物】
・フランシス・ドレーク:イギリスの海賊・提督。敵国の象徴のような存在であり、その豪快さと強運には警戒を怠らない。
・藤堂平助:自身と同じ砲術義肢の持ち主、砲術の指導をしようとしたが自身と彼では運用思想が根本から異なるため断念した。
【他クラス変化傾向】
アーチャー、ライダー、コマンダー
【コメント】
半分人間半分ガンランスなサーヴァント、せっかくなのでランチャークラスを使ってみた。「あのギリシャ一の狩人、オリオンがまさか女性とは驚いたことでしょう……え? もう前例があるんですか?」
【元ネタ】ギリシャ神話……?
【CLASS】フォーリナー
【真名】ベラトリクス
【異名・別名・表記揺れ】ベラトリクス・オリオン、女オリオン、ジャウザー
【性別】女性
【身長・体重】172cm・60kg
【外見・容姿】
狩人風の簡素な装束を身に纏った長身で筋肉質な女性。傍らに黒馬を連れている。
【地域】ギリシャ・全世界
【年代】紀元前8世紀〜……
【属性】中立・中庸
【天地人属性】星
【その他属性】人型・女性・ヒト科のサーヴァント・源氏・神性
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具A>>198
【クラス別スキル】
冬天の星:EX
ノクナレア・ヤラアーンドゥが有する、『南天の星』と同種のスキル。
フォーリナーは宇宙からやってきた生命体ではないが、『地球から見えるオリオン座』の化身となっている。
人類がオリオン座、特に『オリオンのベルト』と呼ばれる三つの輝星にかけた願い(戦勝祈願など)の恩恵を受けているため、
疑似的なフォーリナーとして成立している。
騎乗:A+
獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
全ての獣に優位性を持つ狩人オリオンとしての性質、
後述する宝具の存在により獲得したスキル。
【固有スキル】
天蠍の呪い:A
オリオンの数ある死因の一つ。
星座のオリオンとしての在り方を強調した霊基であるため、さそり座とオリオン座の関係性から通常のオリオンよりもランクが高くなっている。>>199
神性:B
海神の子・オリオンと同等の存在として神性を獲得している。
また、オリオン座の三ツ星は中国においては七福神の福禄寿に見立てられるなど他の神話においても神に相当する信仰を受けている。
海神の寵愛:B
ポセイドンからの寵愛を一身に受けている。
海神の息子としての寵愛か、それとも妻としての寵愛かはフォーリナーのみぞ知る。
【宝具】
『三星の腰帯(トライスター・ベルト)』
ランク:A 種別:対人〜対軍宝具 レンジ:─ 最大捕捉: ???
オリオン座の腰に輝く三つ星が具現化した腰帯(ベルト)。
天に連なる三つの輝星、住吉三神あるいはデルタ、ゼータ、イプシロン。
地球から見て直線上に並んだ星々から魔力を得る。
人為的に直列させた惑星から魔力を授かる理想魔術には劣るものの、
神代において神々の領域であった天から得る魔力は絶大であり、所有者の各種パラメーターを向上させる他、
狩人としてのスキルを上昇させる。>>200
『暗黒の星雲馬(ダークネビュラ・ホース)』
ランク:C 種別:対人〜対軍宝具 レンジ:測定不能 最大捕捉: ???
オリオン座にある馬頭星雲……文字通り、馬の頭の形をした暗黒星雲が具現化した騎馬。
本来は獣どころか生命ならざる星間ガスや宇宙塵の集まりであるが、
「馬頭星雲」という名称と信仰とフォーリナーの有する「狩人として獣を手の届くものへと貶める」という能力が合わさり、黒馬として新生した。
実質的にはオリオン座の化身であるフォーリナーの一部であるため、人馬一体といえる完璧な騎乗を可能とする。
【解説】
ベラトリクス……ラテン語で「女戦士」を意味するオリオン座を構成する星の一つ。別名 オリオン座γ(ガンマ)星。
便宜上、「ベラトリクス」を真名としているが、実際にはリゲルやベテルギウス、オリオン座の三つ星といった
代表的な恒星を含めた『地球から見えるオリオン座』の概念英霊。
オリオン座はギリシャや西洋に留まらず、古代オリエントや中世イスラム世界、
中国や日本といった国々でも名や由来を変えて信仰を受けており、
フォーリナーはそういった地球上におけるオリオン座にまつわる文化を切り取り象った霊基。
とはいえ、同種のサーヴァントであるノクナレア・ヤラアーンドゥがそうであるように、
星と人とを仲介役となる器が必要であり、フォーリナー自身の自我はその器となる存在に由来する。>>201
彼女が女武蔵のように女性として産まれ生きたオリオン本人なのか、
或いはオリオンと縁ある“女戦士”── 一説にはポセイドンと番い、オリオンを産んだとされるアマゾネスその人なのか
その真相はフォーリナー自身のみぞ知る……。
【人物・性格】
男性の方のオリオンと同一の存在とは思い難い生真面目な性格。
それ故に古代ギリシャ語におけるオリオン……「放尿する者」と呼ばれることを恥じ、
ラテン語の女戦士ベラトリクス、あるいはアラビアにおけるオリオン座の領域を指す女性名 ジャウザーを名乗る。
【因縁キャラ】
・超人オリオン
自身と同質の存在であると語り、伊吹童子と酒呑童子のように互いを認識できていないかのように振舞っているが、実はバッチリ認識できている様子。
・オリオン
女性態のオリオンというキャラ被りに絶句。え、あれってアルテミス様なんですか……?
・ヒッポリュテ、ペンテシレイア
シンパシーを感じるアマゾネス達。特に馬を駆る者同士のヒッポリュテには深く共感する。……やはりオリオンというよりアマゾネスなのでは?>>202
・ケイローン
星座としての伝承を英霊として取り込んでいる者として親近感を抱いている。
また、天敵である天蠍を抑え込む役回りの彼に感謝の念も感じている。
・平景清
オリオン座を構成する星の中でも代表的な恒星である赤く輝くベテルギウスと青白く輝くリゲルは
極東では紅白になぞらえられ、和名ではそれぞれを「平家星」「源氏星」と呼んだとされる。
だからといって、オリオン座である自身に源氏特攻が刺さるのは理不尽だと思う……とフォーリナーは語る。
【コメント】
ノクナレア・ヤラアーンドゥの理屈でオリオン座のフォーリナー:オリオンを作ろうと思ったら
オリオン座を成す恒星の中にちょうど誂え向きの星があったため、TSした。
【Wikl登録・SS使用】可>>205
【固有スキル】
熱心党:A++
カナイ、或いはゼロテとも。
ユダヤ教における過激派を指す呼称であり、生前アサシンが率いたシカリ派もそこに分類される。
その過激な思想は異教徒へのダメージを増幅させ、凡ゆる精神異常の介入を拒む。
更に、その効果はアサシン陣営の規模によって増大していく。
扇動:A
数多の大衆・市民を導く言葉や身振りの習得。
アサシンの発する言葉は敵を他者への不安に陥らせ、思想の似通った者であればその攻撃性を引き出し、新たな同士として覚醒させる場合すらある。
異端の砦:A++
誰よりも思想に準じた筈のアサシンたちは、その思想の過激さからいつしか他のユダヤ教徒からも異端と見做された。
アサシンとその同士たちの外部からの攻撃に対する防御力を上昇させるが、同時に互いへの依存をより深刻なものとしてしまう。>>206
【宝具】
『タフリキム(死者の帳、落日の降誕)』
ランク:E〜A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:4000人
アサシンらが暗殺の際に身に纏った、姿と凶器を隠す外套が宝具として昇華されたもの。
外套自体は殆どただの布であり魔力消費に応じて複数生み出すこともできるが、身に纏った者に対して既に"死者"であると言う概念を付与する力をもつ。
そして、使用者がアサシンの同士であれば、死後の世界を否定するユダヤの思想のもと、使用者の存在をこの世界から一時的に隔絶、高ランクの直感スキル或いはそれに類する方法でなければ感知不可能な存在とすることができる。
「外套と短剣」の内、外套を司る宝具。
『シカリ(生者の刃、黎明の葬送)
ランク:E〜A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:4000人
アサシンらが暗殺の際に使用し、一団の名の由来となった短剣、シーカが宝具として昇華されたもの。
魔力消費に応じて複製できること以外は至って普通の短剣であり、他の魔術師やサーヴァント、一般人でも使用することができる。
だが、この短剣を隠し持ち暗殺に使用する際には攻撃相手に死の概念を付与する特性を獲得し、対象が耐性を持たない場合には攻撃成功時、そのまま即死させることすら可能となる。
「外套と短剣」の内、短剣を司る宝具。>>207
【解説】
メナヘム・ベン・ユダ、1世紀頃にユダヤ教の過激派であるシカリ派を率いたとされる人物。
メナヘムが生きた頃のユダヤ人たちの居住地であるパレスチナはローマの属州になっており、野党や民衆による暴動が頻発していた。
メナヘムの家族もその一連の動きの中で多くが反体制派についた末に処刑されており、メナヘムがシカリ派を率いるのも自然な流れであった。
シカリ派はラテン語で短剣を使う人を意味するシカリオイを語源とし、その名の通り祭りの場で市民に紛れ、隠し持った短剣による暗殺を得意とした。この活動は所謂「外套と短剣」そして暗殺組織の始祖とされ、最初の標的であった大司祭ヨナタンの暗殺成功後も多くの暗殺を繰り返し、時には村の焼き討ちや金銭による暗殺の受諾も行なったと言う。
66年にローマとの間で第一次ユダヤ戦争が発生するとシカリ派も反ローマ派として参戦、敵兵や指揮官の暗殺を行った他、死海の西端に存在したマサダ要塞を襲撃して奪取、そこにあった武器を奪うと親ローマ派の拠点となっていたエルサレム宮殿の包囲も主導したとされる。
だが、一連の成功で傲慢となったメナヘムはユダヤ王の正装である紫のほういを纏って神殿に侵入し、自分こそが救世主だと主張したとされている。
当然この行いは味方からも多くの反感を買い、反ローマ派指揮官であったエレアザルは軍を率いてメナヘムとシカリ派を襲撃し、マサダ要塞に追いやったとされている。
その後メナヘムは神殿南東の丘に隠れ潜んでいたが捕らえられて拷問の末に処刑され、シカリ派もローマ兵への敗北が決定的と見ると、二人の女性と子供を残し、集団自決を遂げたとされる。
ただ、一連のシカリ派とメナヘムの物語は同時代の歴史家であったフラウィウス・ヨセフスの書物にしか残されておらず、実在を疑問視する声も存在している。>>208
【人物・設定】
山の翁以前に存在したもう一つの教団、それがシカリ派である。山の翁たちが個人の絶技を研鑽したのに対し、シカリ派はより多くの者が暗殺者となる事を追求し、それ故に精神面での干渉が主要なアプローチとなっていた。
かつての指導者であるアサシンもまた例外ではなく、その精神に個としての自我は既に殆どなく、ただユダヤの教えに反すると見做した相手を仕留めるためだけの機械的反応が残るのみ。
故に彼らが救世主を名乗ったとする件も、自分たちにすら刃を向けるシカリ派を恐れたユダヤ教徒たちがその存在を乏しめる為に作り上げたものであり、その活動に対して異様に記録が少ないのもその事実が発覚する事を恐れ、隠蔽し続けた為である。
マスターとなった者の考えがアサシンと近しければ御するのは比較的容易いが、その場合その削られ歪んだ思想へと飲み込まれる危険性が介在することとなる。>>209
【関連人物】
・山の翁
後の世に現れる、もう一つの暗殺教団を築いた存在。
似た境遇を持ちながらもそのあり方は余りに正反対であり、交わることは決してない。
・歴代ハサンたち
個々が絶技を極めし暗殺者たち。
実際どうなるかはともかく、戦いになればその御技があろうとも、いずれは自分たちが圧し勝つと見做している。
・ローマ系サーヴァント
かつて最も敵対した相手たち。
普段は何事もなく接してみせるが、隙があれば襲うことは厭わない。
・フラウィウス・ヨセフス
ローマとの戦争を生き残り、唯一シカリ派について記録を残した歴史家。
裏切り者とされる事もあるが軍人として共闘したこともあり、同士以外で数少ない心を許せる相手。
彼に対してはお茶に誘うことすらあるとか。>>211
『シェヴーアー・マサダ(生死の果、未明の継承)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:なし 最大補足:不明
マサダ要塞にてシカリ派が遂げた集団自決は本来ユダヤの教えに反する行為であるが、時を経た現代にて、周囲のイスラム勢力に対抗するイスラエルの愛国者たちによってその物語が美化され、民族団結の旗印となったことが宝具として昇華されたもの。
アサシンの死後に発動し、その思想に同調した者がアサシンの存在を知った時新たなシカリ派として覚醒させ、戦う力として他の二つの宝具、そして新たな本宝具の媒介としての役割を与える。
継承の連鎖は止まらない、まるで死の運命が決してこの世から消えないように。【元ネタ】史実 暗殺教団伝説
【CLASS】アサシン
【真名】キヤー・ブズルグ・ウミード
【異名・別名・表記揺れ】ブズルグ・ウミード
【性別】男性
【身長・体重】180cm・72kg
【外見・容姿】痩せ型の体型、柔らかい黒髪を持つ浅黒い肌の男性。頭にはターバンを巻き、ゆったりとした長衣の下に鎖帷子を着込んでいる。
【地域】中東 イラン
【年代】12世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力E 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
生涯のほとんどを統治者として、管理者として過ごした為、隠行においてはハサン・サッバーハ達には遠く及ばない。>>213
【固有スキル】
忠士の相:B
マスターに忠誠を誓い、同時にマスターからも信頼を寄せられる。
アラムート城を守る諸城の防衛網――その西側の要たるランバサル城の守りをハサンに任され、ハサンの遺命により指導者の地位に指名された。
戦闘続行:C+
往生際が悪い。一度一度の戦闘ではなく、籠城戦などの長期化した戦いにおいて士気向上などの優位性を保つ。
信仰の加護:A
一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
ちなみに彼の著書として『就寝時の祈り(ドゥアー・ダル・ヘンガーメ・ハーブ)』という書物があるという。
暗夜の武錬:C++
耀星のハサンと異なり、始祖の暗殺技術を我流で昇華したもの。(あるいは耀星のハサンの時代にまで伝わった武術の源流にあたるもの)
素手や武器を用いた白兵戦闘に長け、低光量環境下での戦闘、特に夜間戦闘に対するボーナスを受ける。
ランバサル城を奪取した際の逸話に関連してか、特に夕闇においてより大きなボーナスが与えられる。>>215
【宝具】
『先達の轍、即ち獄炎(アッスィラート・ル・ムスタキーム)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
「ブズルグ・ウミードは1138年2月9日に至るまで、間違った統治を続けつつ無知な王座に座り続けた。
だがこの日、自分の破滅の踵に踏み潰され、地獄は自分の死体を燃料にして燃え盛った」――史家ジュヴァイニーの記述。
ブズルグ自身の肉体をも焼く――あるいはブズルグの肉体をこそ燃料として燃え盛る地獄の火。
ニザール派を異端と断ずる史家ジュヴァイニーの誹謗が形を成したものか? それともブズルグが生前に辿り着いた教団の秘奥の一端なのか?
真実がどうあれ、英霊としてのブズルグの霊基は地獄(ジャハンナム)へと通じ、その炎を地上に表す門となった。
真名開放により、自らの霊基そのものを炎を纏う怪物の如きものへと変貌させ、自身も含めた周囲一体の対象に罪業に応じたダメージを与える浄炎を撒き散らす。
さらに、その肉体は地獄に通じる門と化している為、接触したものは罪業を滅する地獄(ジャハンナム)へと転送されてしまう。
周囲に炎を撒き散らし、罪人達を地獄に放り込みながら歩みを進め、やがて己の霊基も諸共に燃え尽きる――その性質は自爆宝具に近い。
この宝具を展開している時のブズルグの姿が、彼が敬愛してやまない山の翁が至りし果て――シドラの木に似ている事を彼は知らない。
【Weapon】
『剣』『長楯』『投槍(ゾピーン)』>>216
【解説】
ニザール派の二代目教主。ハサン・サッバーハに仕えた教徒の一人で、彼の存命中は要衝ランバサル城を任された重鎮。
ハサン・サッバーハの遺命により後継者に任命され、セルジューク朝を相手に戦った。
宿敵であろうと庇護を求められれば受け入れ、友邦からの引き渡し要求も拒否する程に義理堅い人物であったという。
†
山岳地域ダイラムの出身。
当時、ニザール派を率いるハサン・サッバーハはセルジューク朝から奪ったアラムート城周辺の掌握に力を注いでいた。
ニザール派の急速な拡大は、現地民のセルジューク朝に対する反感に依るところが大きく、ブズルグ・ウミードもおそらくは同様の動機でニザール派に参加したと思しい。
そんな布教・侵略活動の中で、ハサン・サッバーハはアラムート城の守りを固める思惑もあり、西方の要衝であるランバサル城の攻略に取り掛かる。
はじめ近隣の村を譲るように領主と交渉していたハサン・サッバーハだが、ことごとく拒否されたことに業を煮やし、夜襲により人々を皆殺.しにして支配するようになった。(逆に現地の人間がニザール派から離反しようとしたのを殲滅したとの異説あり)
この夜襲部隊を率いたのがブズルグ・ウミードである、と伝わる。
その功績もあってか、ブズルグ・ウミードはランバサル城の支配を任され、この地の司令官として二十年以上に渡り統治を行う事となった。
この城は『荒れ果てた丘の上にあり、数軒の朽ちかけた家屋が建っているだけで、周囲には植物が全く生えていなかった』という。
ブズルグはこの地を堅固に要塞化し、岩を切り出して運河を建設して水源を確保し、周辺の灌漑にも励み、貯水池の建設や植林によって王家の庭園の如く彩ったと伝えられる。>>217
ブズルグが改修したランバサル城はアラムート城の後方を守る盾としての役割を成した。
ニザール派と不倶戴天の間柄であるセルジューク朝は度々軍を差し向けたが、ブズルグが守るランバサル城はその攻撃を尽く退け、兵糧攻めにも耐え抜き、ニザール派の勝利に大きく貢献した。
ハサン・サッバーハはブズルグの功績に感銘を受け、彼の多才な資質に大きな信頼を寄せていたという。
ハサン・サッバーハが病に倒れると、ブズルグは後継者に指名され、他の有力者三名も含めた四人による合議制を敷くように命じられたという。
やがて合議制による体制はブズルグに権力を集中させた独裁体制へと変じていくが、ブズルグはその有能さによって、ニザール派の基盤をより強固なものとした。
ハサン・サッバーハの死に乗じたセルジューク朝の英主アフマド・サンジャルの猛攻を退け、軍を指揮する宰相を暗殺した。
その後もニザール派の勢力を方方に押し広めた一方で、良かれ悪しかれニザール派を土着勢力の一つとして落ち着かせたのもブズルグであったようである。
ブズルグはダイラム土着の指導者であり、ハサン・サッバーハの行ったような扇動者としての経験に欠けていたのがその原因と見られている。
ハサン・サッバーハの時代と同様にフェダーイによる暗殺も政治手段として用いたが、先代の時代より回数は低下したという。
ブズルグ自身の人柄が伺えるエピソードとして以下の話が広く伝えられる。
ニザール派の大敵の一人であったエミール・ヤランクシュが、新興勢力のホラズム・シャーに追われてニザール派の下に亡命してきた事があった。
ホラズム・シャーはニザール派の盟友でもあり、ヤランクシュの身柄を引き渡すようにニザール派に要求したが、ブズルグは「私は自分の保護下に自らの身を置く者はいかなる者でも敵と見做すことは出来ない」と言って、これを断ったと伝わる。
旧怨を忘れて道義を取る、彼の義理堅さが伺えるエピソードである。>>218
【人物像(独自設定)】
ダイラム出身。つまりYAMA育ち。『痩せ型の体型、柔らかい頭髪、好戦的な性格』というダイラム人の特徴を備える。
だが、同時に伝承に伝えられる通りの極めて義理堅い人物であり、優れたコミュニケーション能力と実務の才を持つ明るい好漢でもある。
好戦的な側面は、新興のニザール派に身を投じ、強大なセルジューク朝に果敢に戦いを挑んだ事からもはっきりと窺える。
セルジューク朝の圧政に対する義憤が彼に剣を取らせたが、それが結実したのはひとえに初代ハサン・サッバーハの教えの賜物であった、と彼は考えている。
少なくとも、良くも悪くも超常の業を持たぬブズルグでは、強大な帝国に抗う事など叶うはずもなかった。
ハサンの教えと宣教、そして秘技の数々を修めた教徒たちの自己犠牲(献身)がなければ、戦い続ける事は不可能であっただろう。
彼は表向きはニザール派の二代目教主に任じられたが、裏にはハサン・サッバーハの名と業を襲名する“本物の教主(山の老翁たち)”が存在した。
その来歴ゆえに、自らを『宰相兼、真の教主を隠すための影武者』であると位置づけている。
暗殺という“命を刈り取る業”を持たぬ代わりに、不毛の地に水を引き、木を植えるような“命を育む業(行政・統治)”に長けていた彼は、よく学び、よく祈り、よく働いた。
彼が表向き教主の座を引き継いだ後、本来は四名による合議制であったにも関わらず、自然と彼に権力が集中していったのも、ひとえに彼の人柄と傑出した実務能力の賜物であった。
尤も、彼は決して自らの才能を誇らない。
初代ハサン・サッバーハが敷いた政策を倦むことなく継続し、イスラム法(シャリーア)を厳格に遵守しただけなのだと笑い、偽りの教主に過ぎない自身の命令に従い散っていった教徒たちに、常に深い謝意と鎮魂の念を抱いている。
昼間は明朗快活に振る舞い教団を牽引したが、夜な夜な自室では一人『教団の団結、暴君からの保護、神の慈悲』を縋るように祈っていた。
その事実が、彼が背負った重圧の大きさを物語っている。
後に彼は教主の座を我が子へと受け継がせ、ニザール派は事実上彼の血統による独立国家(王国)へと変貌を遂げていく。
だがそれすらも、彼からすれば宰相兼影武者としての役目を、自らの一族で永遠に担う覚悟を決めただけに過ぎないのだ。>>219
【関連人物】
山の翁(アズライール):
今でも夢に見る。
指導者となってから幾度となく「あの時の判断は正しかったのでしょうか」と問い掛ける夢を見る。
しかし夢の中の主は決して答えない。
ただ一度だけ「お前が決めよ」と言われた記憶だけが残っている。
その言葉を胸に、彼は最後まで教団を守り続けた。
呪腕のハサン/百貌のハサン/静謐のハサン/幽弋のハサン:
ハサンの称号を継ぎ、始祖の本義を受け継ぎし本当の教主であるとして彼らに敬意を払う。
彼らのいずれも自分より遥かに教えの本質に近い存在であることを自覚し、一歩退いた態度を取る。
耀星のハサン:
暗夜の武錬の技術的後継。あるいは自らが習得しきれなかった暗夜の武術体系を一身に受け継いだ者。
直接の師弟関係になくとも、技術面での見えない繋がりを感じているようだ。
アサシン(Fate/strangeFake):
面識こそないが、同じ教団の系譜に連なる者として、時代を超えた同胞意識がある。一方で暗殺者には向かないなーという認識。マヴィアのマスター作成記念でFGO性能を追加しました
>>222
抜けてた部分の修正完了、報告ありがとう【元ネタ】画図百鬼夜行、史実、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ぬらりひょん(?)
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女性
【身長・体重】202cm・??kg
【肌色】薄赤色 【髪色】黄雷色 【瞳色】灰色
【スリーサイズ】108/74/108
【外見・容姿】衣冠束帯に身を包む能面を被った女性。腰に刺した刀には膨大な電流が迸っている。
【地域】日本
【年代】江戸時代前期
【属性】秩序・悪
【天地人属性】地
【その他属性】人型・妖怪
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:A+ 幸運:C 宝具:A+【クラス別スキル】
対魔力:A
魔術に対する耐性。
妖怪総大将として抱えるその強大な霊格ゆえ、現代の魔術は全て無効となる。
*【保有スキル】
天賦の叡智:A
妖怪総大将としての、並ぶ者なき天性の叡智を示すスキル。肉体面での負荷(神性など)や英雄が独自に所有するものを除く多くのスキルを、A~Bランクの習熟度で発揮可能。
⬛︎⬛︎:EX
正体不明のスキル。
自身の霊基を分割・再編成することで最大五人にまでの分身、またはステータスの再分配が可能となるスキル。
ただし、分身するほど個々のステータスは低下する。
⬛︎⬛︎の神核:EX
正体不明のスキル。
通常の神核系スキルと比べても圧倒的な容量を誇る…とだけわかる超弩級スキル。
同ランクの「女神の神格」「魔力放出(⬛︎雷)」を内包するスキル。
⬛︎⬛︎の⬛︎⬛︎:EX
これまた正体不明のスキル。
竜種に匹敵する強大な飛行能力と魔力炉を兼ね備える大木。
武装として、高燃費であるがそれ以外は同等の機能を兼ね備えるもう一本の大木と、自立飛行を可能とする大量の魔力結晶片を搭載している。【宝具】
『天国剣:⬛︎⬛︎(あまくにのつるぎ:⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大補足:1000人
日本国のある原初の刀匠が鋳ったとされる至玉の宝剣。
真名解放にて猛烈な雷雨と豪雨を引き起こす能力を持っており、上記の神核スキルと組み合わせることで起こすその雷光の暴威は、敵陣を瞬く間に散り散りに焼き割く絶大の破壊を引き起こす。
単純な切れ味も桁違いであり、並大抵の防御系宝具を真正面から切り裂いてしまうほど。
本来この宝剣は⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎の人間であった時、即ち⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎の宝具であるが、このぬらりひょんはこの宝具をなぜか理由もなく無許可で開張可能。
*【Weapon】
「天国剣:⬛︎⬛︎」
上記の宝剣。【解説】
江戸時代の国語辞典『俚言集覧』をはじめとして、数多くの妖怪としての話・絵巻物にはその姿形がこと細やかに描かれる、現代でも有名な妖怪の一つ。
現代では妖怪総大将とも称される稀代のカリスマ性を保つ大妖怪としても扱われる。
その姿は「その形ぬらりひょんとして、たとえば鯰に目口もないようなもの、あれこそ嘘の精なれ」とされるのっぺらぼうのような姿とされ、余りにもぬめりとしてるが為にその姿を捉えられず、つかみどころも(物理的に)ない妖怪と評される。
現代においては頭が後ろに大きく伸びた背の低い老人とされ、家のものが忙しくなる夕方や盆の時期にどこからともなく現れたかと思えば茶や煙草を嗜み、まるで自分の家のように振る舞い、たとえそれを家のものが発見したとしてもその家のものは「彼はこの家の主である」と思い込んでしまい、追い出すことも叶わないとされた。『真名焼雷』
【元ネタ】天神信仰、清涼殿落雷事変、史実
【CLASS】プリテンダー
【マスター】
【真名】オテンマサマ(+火雷神+天満大自在天神)
【異名・別名・表記揺れ】菅原道真、火雷天神、日本太政威徳天
【性別】女性
【身長・体重】202cm・??kg
【肌色】薄赤色 【髪色】赤雷色 【瞳色】黄金
【スリーサイズ】118/84/119
【外見・容姿】衣冠束帯に身を包む大柄の女性。その威迫は強烈で、背中には太陽すら覆わんと光り輝く雷の光輪が浮かぶ。
【地域】日本
【年代】神代/平安時代
【属性】秩序:善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性・怨霊
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A+ 敏捷:A++ 魔力:EX 幸運:B 宝具:EX【クラス別スキル】
対魔力:A++
お馴染みのスキル。
魔力に対する抵抗力を表すスキル。
生前から冴え渡る詩の才能はそのまま魔術に対する深い造形に転じ、ほぼ全ての魔術を看破・対策することにより無効化してしまう。
更に神霊サーヴァントとしての膨大な霊基により、大魔術以上の神秘でなければ単純にダメージが通らない。
道具作成:A+
魔力を込めた道具を作成するスキル。
プリテンダーの場合は魔術的な効能を持った“詩札”を作成可能。
復讐者:EX(E相当)
復讐者として、人の怨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
かつてが日本三大怨霊の一柱であったが故に神格本体に焼きつく呪いとしてスキル化され、いかなるクラスであっても付随してくるためEXランクとなっている。
以下のスキルも同様の理由でEXランク。
自己回復(魔力):EX(E相当)
忘却補正:EX(E相当)
【保有スキル】
天神の知恵:EX
プリテンダーが神前から頭角を見せた脅威の学才が死後も祀られ、神格としての象徴即ち権能にまで昇華された日本神話においても上位の権威を誇る叡智。
日本人類史におけるほぼ総ての知識系スキルを内活し、肉体面での負荷(神性)や英霊が独自に保有するものを除く多くのスキルをA+ランク以上で発揮可能。更にそのスキルを他者へA〜Bランクで享受可能。天神の神核(女神):EX
帝釈天・梵天の二天から尊号と共に賜った厄災、生前の才覚に定められた学神の権威、怨霊として取り込んだ火雷の権能、これを中枢として数多の主神核を習合した超複合神格を表すスキル。本来は神核の容量が膨大故にサーヴァントとしてのスキルでは成立し得ないため、召喚毎に中枢となる神を限定させることで容量を減らし、スキルとして成立させている。
今回の現界においては火雷神、オテンマサマを中枢とした女神としての形質に限定することで、女神の神格に類する複合神格スキルとして発現した。
女神の神核、魔力放出(火雷)等の複合スキル。
五身:EX
万里集九が言うには、天神は神号の他に五つの銘(好玄、道直、良道、道実、道真))と姿(千手観音、大日如来、地蔵菩薩、文殊菩薩、十一面観音菩薩)に変じ、時には十、千、億にも変じた身を以てして八百万の衆生を救うとされる。
自身の霊基を再分配し、自在なステータスの割り振り・最大五人への分身が可能。
分身後もステータスは自在に、なおかつ分身間でも割り振り可能。(元のステータスを50とした場合、分身が二体だとすれば極論片方のステータス総計を1、もう片方を49に割り振る芸当も可能。)
ウルクの切れた斧やどこぞの真祖の姫も持つステータス再分配のほぼ上位互換スキル。菅原の飛梅:EX
天神の生前、即ち道真が太宰府への左遷による別れを惜しんで桜と梅、松に語りかけるように短歌を読んだところ、桜は離別の悲しみに満ちた末枯れ果て、残り二本は思いを強め飛び立ち、途中松が摂津国にて力果てた後、終ぞ太宰府へ降り立ったとされる梅。
インドラの駆るアイラーヴァタを始めとする神の乗り物「ヴァータ」に連なる超生物。
竜種をも凌ぐ超音速級の飛行能力と千年クラスの魔力炉心を備えた梅の神樹。ぶっちゃけてしまえば「樹のヴィマーヤ」とでも言うべき代物。
前述した桜と松の伝説を兵装として搭載しており、高密度の魔力を纏った桜の花弁群と、高燃費ながらそれ以外梅本体と遜色ない機能を備える松の大樹として現れている。『火雷天気毒王(せいりょうでん・へきれきじんか)』
ランク:A+++ 種別:対界宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:1000人
プリテンダーが在りし日の怨霊の頃、当地に座する雷を率いて引き起こした大災害「清涼落雷事変」、即ち火雷神を取り込んだ契機そのものが宝具へと具現したもの。または事変にて神能として取り込んだ火雷神の権能そのもの。
真名解放せずとも、ただ清涼殿の名を唱えるだけで太陽の如き雷火と黄泉の如き怨念に練られた珠として現れ、かつての火雷神もとい伊弉諾の体を燃やし尽くした軻遇突智(カグツチ)の烈火の如く、対象を一滴の魂も逃さず焼き尽くし、伊弉諾(イザナギ)の座する黄泉の国が如き、絶大なる死穢にてその魂と肉を穢し潰す。
真名解放においてはその神能を真に発揮し、一つの世界そのものとも言える神秘を蓄えた、清涼殿を焼き穿ち、世界の生き写したる天皇すら死穢に墜し崩御させた焦界の一閃として顕れる。
逆説的に世界を焼き尽くし、神に死を与えたと見做されたそれは固有結界を始めとする“現世の理に在らぬ物”に対し絶大な破壊を発揮し、まるで雷の前に座する絵画が当然に焼かれるが如く異界の理を焼き捨てる。
純粋な破壊も勿論、かつて平安京を覆い尽くした火雷として土地を火の元に飲み込み、阿僧祇の熱の中に全てを焼き去る破捨の熱射として万物の焼却をもたらす。
しかしこの理をも破壊する火雷は神能の一端に過ぎない。この宝具の真価は生死法則隔絶現象、黄泉竈食(よもつへぐい)すら飲み込む凄絶なる死穢。
血とも肉とも呼べない緋黑の濁流として現れるこれが火雷から溢れ漏れ、触れたものを悉く黄泉に引き摺り込む。
上記の崩御すら引き起こした神話故、その性能は擬似的な黄泉戸とでもいうべき代物に至っており、直撃すれば正真正銘の神すらも強引に黄泉に引き摺り込んでしまう。
無論その威力と権能故に真名解放の魔力消費は余りにも膨大極まり、後述する第二宝具をこの宝具の充填に回しても二分以上は余裕で掛かる。加えてプリテンダー本人がこの宝具の危険性を重々に自覚し自ら規制している上、そもそも最大出力で発動すれば自壊しかねず、ましてや抑止力からの排訴も免れないため、この宝具の発動はそれこそ人類悪との戦いでない限りは不可能。『天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)』
''ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:999~∞ 最大捕捉:8000000〜∞人''
プリテンダーの最に世に伝わる真名にして、プリテンダーの神としての神威そのもの、一つの世界そのものを砕くシヴァの舞の様、またはインドラの掲げるヴァジュラの雷、もしくはシヴァの対に座するブラフマーが編みし創生の華と黄金の卵…その何れもと呼べる全能の力を宿したプリテンダーの本体に繋がる天理の帳。
プリテンダーの背中に備わる超電離光体(プラズマ)の輪、その正体。
真名解放を交わさずとも超々々級魔力炉心として稼働しており、これからもたらされる莫大な魔力によりプリテンダーはEXランクの「単独行動」を発揮可能。
真名解放を持ってすることでこの輪は天に満ち、後に浄土の光が如し権能を宿した、神霊としての道真がたどり着いてしまった全能の境地たる、地球に匹敵する巨躯の雷雲として宙に具顕する。
その権能とは“光の演因”、即ち月の願望機すら遥かに超える、稼働そのものが世界の因果律である絶頂の意志(いかづち)。
魔術師が追い求め続ける根源の渦即ち「 」、それと同義とされるもの。
稼働そのものが因果律であるため、ただ発動するだけで世界は抵抗も許されず書き換えられる。
それこそ惑星系を消滅させることも、逆に創生することも、挙句は歴史の概念そのものを閉じることすら可能。
しかし文字通り異次元と呼べるこの力をプリテンダーは振るうことはない。
それは当たり前なのであるが、こんな荒唐無稽に強大極まる権能は神であれ一瞬で自壊しかねず、ましてや神霊サーヴァントという神を大幅にダウンサイジングした存在であれば、真名を唱えようとするだけで霊基すら消滅しかねないからである。【Weapon】
『天國(てんごく)』
かの天叢雲剣や小烏丸という日本屈指の名刀・神刀を鋳った原初の刀匠「天国(あまくに)」がその手に鋳ったとされる宝刀。
ぬらりひょん時における宝具の正体であり、生前、即ち道真の頃から好んで傍に差していたとされる刀。
神霊となった今でも愛用しており、普段使いがほぼ不可能な上記二種の宝具の変わりとして利用している。
【解説】
日本太政威徳天または火雷天神の名を持つ、菅原道真の神格化した存在。
かつて道真が無実のまま亡くなった時、帝釈宮にて集められた日本鎮国の明神たちに天神の随身者達(崇道天皇等)が勘糾を施した為、帝釈天と梵天が天神と化した道真に一切の厄災を任させ、不信の者と不信ならん者を罰するために生み出された複合神格。
森羅万象全ての誕滅の源となる究極の「一」ともされ、大自在天(アルジュナ若しくはシヴァ神)、釈迦金輪(覚者)、大日如来(玉藻の前)を始めとする多くの神々が習合された結果その権能、神威は一つの宇宙に匹敵した。
天神信仰においては雷神を主とする主神であり、道真の学才を表す学問の神にして清涼殿落雷事変に由来する怒りと雷の猛威を示す雷怨の神とも。
天神の在り方を与えられる前、即ち怨霊としての在り方に座していた時すら清涼殿落雷事件にて藤原時平の差し駒たる清貫を焼き尽くし、当代の皇であった醍醐天皇を崩御させた。その権威は絶大で、先述の二天が任せた厄災の具現たる「総勢十六万八千もの神と百万の猛霊、億千の霊紙」もの眷属、及び怨霊の頃より顕わしし天雷の権能を以て日本国土を満たし、天変地異の悪行を蔓延らせ、それを以てして人間の悪を測り、仏法を滅ぼさん、または生かさんとするとのこと。
その名前は『北野天神縁起絵巻』によれば道真が晩年に無実を訴える祭文を読み上げた時、その祭文が帝釈天を超え梵天まで辿り着き、後に現世に舞い戻ってきた祭文に尊号として書かれてあったとされる。
また日本太政威徳天、この名はシヴァ神の最も強暴なる一側面にして殲滅の女神ドゥルガーとも同義される「ヴァジュラバイラヴァ」を顕し、全世界の平穏を心次第に手繰るとされる。
その習合神の性質故に千差万別の姿を持っており、召喚ごとにその姿形は様々に入れ替わり続ける。
今回のサーヴァントとしての現界においては火雷神の神核、そして青森県南部地方のオテンマサマと呼ばれる女神とベースとした女神の姿となった。
本来はぬらりひょんとは何の関係もない存在だったが、後の世では叙事詩にて、その眷属を引き連れた逸話が偶然にもぬらりひょんの説明の隣に記述された結果混同され、ぬらりひょんに今世まで広がる「妖怪の総大将」という銘を与え、その名を偽らせたことからプリテンダーとしてのクラスを得ることとなっている。【神物・性格】
神前より輝く非凡なる詩才と感性、学神ゆえの空の如く末渡る豊富な知恵と向上心、猛巨なる権能と雷の如き行動力を併せ持つ才神。
特にその詩への想いは圧巻の一言であり、神霊としての如何なる姿にても——それこそ無辜の怪物たる青龍や鬼種たる姿にても——その人格を繋ぎとめ、またその腕も百の民を魅了し、千の民を絆し、万の民を沸かすほどの貴意に達している。
厄災の神格及び怨霊の立ち位置としては、人の理から長く離れた事に加え質と量極まる神仏習合の影響により「厄災とは無限の輪廻に潜む悪徳を排する業務である」という視点に至っており、民に任せられた仏法への怒りももはや果て、結果として余程の非道が見られない限りは、未だ染み付く厄神と日本三大怨霊の名に反して人へ暴虐を働くことは見られない。
しかし度を越した悪を働くような物であれば、染みついたその名に見合う凄然たる殺意を顕にし、かつての藤原を穿いた火雷にて対象を焼き尽くさんとするだろう。
…実は子煩悩でもあり、その程度はたとえ千里、万里の先にても子供の泣き声があればそれを聞き逃さず、雷速で向かうほど。
これは元々道真本人が子煩悩かつ「生命とは無限の連鎖、故に連鎖の始まりと言える子供は命そのものが尊い」という思想を持つのに加え、今回の霊基ベースの一つであるオテンマサマが男根信仰を盛んに行われた子宝の女神である影響が大きい。
上記以外の性格面については学神故の膨大な知恵、神格としての全能的な視点故に非常に冷静沈着であり、本当に子供さえ絡まなければ都市壊滅級の状況すら眉ひとつ動かすことなく解決する完璧超人。
またぬらりひょんとしての名を語ってはいるがこれは「戯れ程度の事」らしく、基本的にぬらりひょんではないことを指摘されれば素直に真名を明かす。イメージカラー:赤黄色
特技:詩を読むこと
好きなもの:子供、詩、桜
嫌いなもの:権謀策略、子供を粗末に扱う者共、貴族
天敵:時平、清貫、知らずして世を荒らす悪逆の者
願い:特に無し。人の成長を信る神が、人の学びの道筋(まちがい)を否定することはあり得ない。
【一人称】私、我 【二人称】君、〇〇、貴様((感情が昂っている時)) 【三人称】彼、彼女
【因縁キャラ】
インドラ(帝釈天)/ブラフマー(梵天):天神の神格における重要な神霊。
言わずとも知られるインド神話の最上位神格であり、天神に神号と眷属を譲渡し、厄神としての神格を与えた張本神。
藤原時平:かつての天神即ち、生前の道真が怨霊になった原因の一つ。
元々は家ぐるみで仲が良く、個人での関係も極楽寺((現:宝塔寺))の定額化の代筆を道真に頼むなど良好だったが、道真に反感を持っていた多くの貴族達の策略に押し通され気が紛れてしまい、遂に昌泰の変にて道真を失脚させてしまった。
死後しばらく経って天神となった道真は昌泰の変の実態を権能によって知っており、今では失望を始めとした非常に複雑な感情を渦巻かせている。
藤原清貫:天神を怨霊として貶めた人物の一人、及び怨霊としての道真を世界に刻みつけた張本人。
こちらは藤原家繋がりだが、時平よりも積極的に道長の失脚に関与し、後に宇佐八幡宮((現:宇佐神宮本殿))への使者では見舞いを名目に態々四十里先の太宰府に訪れ、その様子を嬉々として醍醐天皇や時平に伝えたという。
その後は道真の失脚を嘲笑うかのように順調に昇進し、当時の左大臣や右大臣に次ぐ地位を経たが、正史にも語られる通り清涼の落雷に貫かれ激しい腹裂の後に息絶えたという。
とりあえず次出会うようなことがあればもう一度塵に帰したい。
源頼光:帝釈天の神格と子煩悩繋がり。
おそらく子供に対するスタンスは一通り一致するだろうが、“子供”と捉える範囲や正気度が大きく違うため仲違いは必至となるだろう。
最も仲違い以前に、頼光のことはその生涯のことから慰めにきそうなものではあるが。「ゴー・ポー、ハッカーパーレ!(進め、打ち壊せ!)」
【出典】史実
【CLASS】ライダー
【真名】カール12世
【異名・別名・表記揺れ】カロルス・レックス(Carolus Rex)、北方の流星王、鉄頭公(デミルバシュ)、北方のアレクサンドロス
【性別】女性
【身長・体重】168cm・54kg
【肌色】白皙 【髪色】プラチナシルバー 【瞳色】アイスブルー
【スリーサイズ】B83 / W58 / H84
【外見・容姿】
無造作に束ねた銀髪と、氷のように透き通る瞳が凛々しいモルガン顔の麗人。仕立ての良い青と黄色のスウェーデン軍服を身に纏う。
軍服と同じ青の外套を肩口に羽織り、足元は丈夫な革の乗馬ブーツ、腰には長剣を佩ている。
【地域】スウェーデン、
【年代】西暦1682年~1718年
【属性】混沌・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王・アルトリア顔
【ステータス】筋力:C+ 耐久:C+ 敏捷:B+ 魔力:D 幸運:C 宝具:B+>>238
【クラス別スキル】
騎乗:A
騎乗の才能。
Aランクでは幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を乗りこなせる。
対魔力:D
魔術への耐性。
Dランクでは、一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
【保有スキル】
北方のアレクサンドロス:A
軍隊の士気を高める天性の才能。
王自ら銃弾飛び交う最前線で剣を振るい、兵の先頭に立って敵陣へ突撃する姿を見せることで、只の農民を勇敢な兵士へと変える。
「カリスマ」の効果に加えて、戦場でアレクサンドロス大王の如く振る舞うことで何らかのパラメーターが上昇するという「王道踏覇」に類似した効果が発動する。>>239
瑞典式三兵戦術:A+
ライダーの確立したスウェーデン独自の超攻撃的戦術。
騎兵、歩兵、砲兵の高度な連携により、スウェーデン軍は大北方戦争で連戦連勝を重ねた。他クラスのサーヴァントとの共闘時にプラス補正を得る。
「信仰の加護」「勢い破竹の如し」「火力支援(砲)」の効果を兼ね備えた複合スキル、自軍全体の能力を大幅に引き上げると同時に、自軍への精神干渉を無効化する。
戦闘続行:B
名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
「往生際の悪さ」あるいは「生還能力」、「窮地における生命力の強さ」と表現される。
ライダーのものは生涯に幾度となく銃創、刀創を付けられながら大北方戦争を戦い抜いた逸話によるもの、霊核を撃ち抜かれない限り戦いを止めない。
千里疾走:A+
長時間・長距離移動を可能とする無尽蔵の体力を有する。
また、敏捷パラメーターの一時的な急上昇、全力疾走時の耐久及び筋力パラメーターの上昇、といった効果を発揮できる。
宝具の性質上、真名解放時の威力にも上昇効果が適用される。>>240
【宝具】
『前進する青き軍隊(ゴー・ポー・カロライナー)』
''ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人''
由来:スウェーデン精鋭歩兵集団「カロライナー」およびゴー・ポー戦術。
極寒の吹雪とともに、青き軍服を纏うカロライナーの亡霊を召喚し、不退転の突撃陣形を展開する軍勢召喚宝具。
カロライナーは、味方の火力支援を受けながら、どれだけ銃火を浴びようと無言で前進し、無言の圧力で敵を威圧、敵の目前まで接近した瞬間、フリントロック式マスケット銃を一斉射撃。しかる後に長槍による突撃で敵陣を肉薄粉砕する。
相手が歩兵、特に遠距離攻撃を主体とする弓兵・銃兵の場合、与えるダメージが倍加するが、強固な陣地を構築した相手との戦闘は不得手。
また、自軍の背後から猛烈な吹雪が吹き付けるため、敵は遠距離武器の狙いを付け難くなるという副次効果が発生する。
『進軍続行、仮令天使が天降るとも(ヤ・コッメル・アルドゥリグ・アット・ヴェンダ・ティルバーカ)』
''ランク:C 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人''
大寒波と焦土作戦に晒されたロシア遠征時、「たとえ天使が天降って余に戻るよう告げたとしても、決して引き返さないであろう」と言い放ったライダーの狂気と執念の結晶。
発動中、自身の思考は前進と勝利のみに固定され、戦術の冴えはそのままに疑似狂化状態となる。
筋力・耐久・敏捷ステータスが大きく上昇。さらに痛覚の遮断、寒冷・冷気への耐性を得る。
但し、この状態のライダーは、あらゆる撤退・後退行動が不可能になり、撤退命令であるなら令呪によるものすら弾く狂戦士と化す。>>241
『戦場駆ける流星群(シェーナルファル・カヴァラリエット)』
''ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:50人''
ライダー自ら指揮したドラバント騎兵とオスマン帝国からスウェーデン領シュトラールズントまでの約2100kmを14日間で走破した超人的疾走が融合した強襲宝具。
発動時、ライダーは愛馬に跨がり加速、青白く輝く魔力の分身体を伴いながら密集陣形を取り敵陣に突撃・分断する。
敵を分断するという特性上、敵の陣容が巨大であればあるほど、また敵兵力が多ければ多いほど威力が倍増する効果を持つ。
かつてライダーはこう語った「余の傍らに10人のドラバントがいる限り、たとえ数百人の敵が相手でも、余は必ず彼らに立ち向かうだろう」と。
【Weapon】
『ドラバント・ソード』
スウェーデン将兵が愛用した実用本位の直剣。
『ブランドクリッパレン』
大北方戦争に同行したライダーの愛馬。>>242
【解説】
スウェーデン・バルト帝国最盛期から衰退期にかけて君臨した絶対君主。
1682年、国王カール11世とウルリカ・エレオノーラ王妃の間に誕生。幼少期から英才教育を受け、ラテン語、ドイツ語、数学、軍事学に高い才能を発揮した。
1697年に父王が急死すると、わずか15歳で即位。議会の後見を排して即座に自らの手で戴冠を行い、絶対王政を確立する。
しかし、若い新王の即位をスウェーデン弱体化の好機と見た近隣諸国——ロシアのピョートル1世、デンマーク王フレデリク4世、ポーランド=ザクセン王アウグスト2世——は密かに同盟を結び、1700年、一斉にスウェーデン領へ侵攻、大北方戦争の幕開けである。
当時18歳であったカール12世は直ちに出陣を決意。まず電撃的にデンマークに上陸して首都コペンハーゲンを脅かし、デンマークの大北方戦争への参戦を禁じる内容のトラヴェンタール条約を締結させ、わずか数週間でデンマークを戦争から脱落させた。
カール12世は間髪入れず、4万のロシア軍が包囲するエストニアのナルヴァへ急行。スウェーデン軍わずか1万という絶望的戦力差、さらに猛烈な吹雪という悪条件の中、カール12世は自ら先頭に立って吹雪に乗じた奇襲を敢行。ロシア軍を完膚なきまでに叩きのめし、欧州全土にその名を轟かせた。
続いてポーランド戦線に転戦し、数度にわたる激戦を全て勝利で飾り、ポーランド王アウグスト2世を廃位へと追い込むと、親スウェーデン派のスタニスワフ・レチュチンスキーをポーランド王に即位させることに成功。
アウグスト2世とは1706年のアルトランシュテット条約を締結しデンマークに続いてポーランドを同盟から脱落させた。こうしてスウェーデンに敵対する国家はロシアのみとなったのである。
また、西欧ではスペイン継承戦争の最中であり、カール12世のザクセン侵攻はルイ14世との同盟によるものと疑われたが、イギリスがアルトランシュテット滞在中のカール12世の元にマールバラ公を派遣するとその疑いは晴れた。>>243
カール12世の快進撃を支えたのは国王の親衛隊である精鋭騎兵部隊「ドラバント」と、青い軍服を纏う精鋭歩兵部隊「カロライナー」、そして軽量の野戦砲を使用する機動力の高い砲兵だった。
カール12世の率いるスウェーデン軍は全兵力の約半数を騎兵が占めるという、当時の欧州としては非常に高い騎兵比率を誇った。また、他国では姿を消しつつあった長槍を歩兵大隊の約3分の1に配備し続けた。
この異常とも取れる兵科バランスによりスウェーデン軍は世界戦史でも類を見ない超攻撃的戦術を可能とした。騎兵部隊は牽制の銃撃(カラコール)を行わず密集陣形で敵陣に突撃し、隊列を真っ二つに切り裂く戦法に徹した。
また、当時の欧州諸国の軍隊では、歩兵同士が距離を保って射撃戦を繰り返し、相手の隊列が崩れるのを待つ撃ち合い戦術が主流だったが、スウェーデンの精鋭歩兵部隊「カロライナー」は、ゴー・ポー(前進)戦術と呼ばれる、敵の銃撃を浴びながらも陣形を崩さず前進を続け、敵の白目を目視できる距離(20m)まで接近して一斉射撃を浴びせ、即座に長槍や銃剣、サーベルによる白兵戦へと移行するという狂気的な戦術を採用した。
この戦術の支柱となったのは、ルター派キリスト教に基づく絶対的な信仰心と鉄の規律だった。「自らの生死は神の意思によって既に定まっている」と信じる彼らは、戦場においても士気の高さと規律を維持することが出来た。
しかし、ゴー・ポー戦術は歩兵相手には絶大な効果を発揮したが、ポルタヴァの戦いのような野戦築城された防御陣地への攻撃ではその真価を発揮できなかった。>>244
1708年、カール12世は宿敵ピョートル1世を撃破すべく、ロシア本土への大遠征を開始。
しかし、ピョートル1世は徹底した焦土作戦で応戦。レーヴェンハウプト伯爵率いる増援部隊は1808年10月のレスナーヤの戦いで敗北、9000の兵力、3ヶ月分の弾薬、食料を失った。さらに同盟者であったウクライナ・コサックのヘーチマン、イヴァン・マゼーパの軍勢はロシア軍よって壊滅状態にありスウェーデン軍は補給を断たれ、さらに1708年~1709年の記録的な大寒波に見舞われる。
凍死者が続出する惨状の中、カール12世は「たとえ天使が天降って余に戻るよう告げたとしても、決して引き返さないであろう」と言い放ち行軍を継続。だが、直前の戦闘で足に不覚の重傷を負い、直接指揮を執れなくなったことが災いして1709年のポルタヴァの戦いにて近代化を果たしたロシア軍に決定的敗北を喫した。
戦いに敗れたカール12世はオスマン帝国へ亡命。南方の地でオスマン皇帝アフメト3世を動かし、ロシアとトルコを開戦させる外交工作を展開した。
オスマン・トルコ軍はプルート川の戦いで敵地深くに侵攻し過ぎたロシア軍を包囲し、ピョートル1世を捕縛する好機を得るが、ピョートル1世はオスマン・トルコと和平を結びこの窮地を脱した。
カール12世はスルタンの賓客としてトルコに滞在していたが、賓客へのもてなしはトルコの財政を圧迫するようになった、次第に関係が悪化していき、1713年にはバンデルの戦いに発展、この戦いでは、わずか数頭の馬と数十人の部下と共に屋敷に立て籠もり、オスマン兵数百人を相手に刃を交えて反撃。最終的に捕虜になったものの「鉄頭公(デミルバシュ)」の異名を得た。
1814年、釈放された王は変装して不眠不休で馬を飛ばし、途中ウィーンを経由しわずか14日間で2,152kmを走破して本国へ帰還。
14年ぶりに自国の土を踏んだ王を迎えたのは、連年の戦乱で国力が疲弊し、四方を敵に囲まれた壊滅的な母国の姿であった。
しかし、不退転の王に撤退や講和の選択肢は存在しなかった。帰国したカール12世は休む間もなく徴兵と軍編成を再開し、スウェーデン全土を挙げた総力戦体制を構築する。
1716年、デンマーク領ノルウェーへの第一次遠征を開始するが、この遠征は失敗に終わる。>>245
1718年、第二次ノルウェー遠征時、デンマーク軍の拠点であるフレデリクスハルド要塞の包囲戦を指揮していた11月30日の夜、運命の瞬間が訪れる。
夜間、最前線の塹壕に立ち、敵陣を見通そうと土の壁から頭部を突き出していたカール12世は、暗闇の中から飛来した一発の鉛弾によって頭部を貫通された。王はその場に崩れ落ち、即死した。享年36歳。
この致命弾が敵の流れ弾であったのか、それとも戦争の終わりを望んだ味方による暗殺であったのかは現在も歴史上の大きなミステリーとして議論されている。
一説には、カール12世は神の力に守られており、通常の弾丸では殺 せないため王を撃ち抜いたのは、王自身の軍服のボタンを加工して作られた特殊な弾丸であったとも囁かれる。
生涯において酒・女・賭け事を禁じ、豪奢な王服ではなく平兵士と同じ青い軍服を着用し続けた。 18歳で出陣してから36歳で頭部を撃ち抜かれるまで、一度として首都ストックホルムへ戻ることなく戦場に生きたその生涯は、まさに北欧の夜空を駆け抜けた流星そのものであった。>>246
【人物・性格】
氷のようにクールで無口、無駄な感情を一切削ぎ落としたかのような凛然たる少女。
だが本質は砲声を「我が音楽」、戦争を「熊狩りより楽しい」と言ってのける生粋の戦闘狂。
彼女の狂気的な戦術と思想の根底には、幼少期より憧れてやまない古代マケドニアの征服王イスカンダルへの熱狂的な崇拝が存在する。
そんな彼女が東の大国に目を向けるのは当然の帰結であった、彼女にとって北方同盟の結成は祖国の危機などではなく、ロシアに攻め込む絶好の機会だった。
彼女がリスクを承知で陣頭指揮を執っていたのは、農民の出も多いスウェーデン軍の士気を高め勇敢に戦わせるため、という側面もあるが、王自ら先陣を切り、最前線で刃を交えて敵陣を粉砕するというイスカンダルの生き様を至高のものと信じているためでもある。
そのため、後方で指揮を執るだけの将兵を心底見下しており、どれほど危険な激戦区であっても自ら真っ先に突撃する。
マスターに対しては基本的には軍を維持するための補給線、参謀として扱うが、戦場で退かずに前を向く意志を見せる者には深い信頼を寄せる。
戦闘時には全ての宝具をフル稼働させるため魔力消費が激しく、並みのマスターでは一瞬で魔力が枯渇する。
加えて撤退・退却命令を聞かないという融通のきかない面もあるため、マスター側が手綱を引くのに苦労するタイプのサーヴァントである。
イメージカラー:青と白銀
特技:前線指揮、長距離行軍
好きなもの:アレクサンドロスの伝記、戦争、スウェーデン、有能な臣下
嫌いなもの:退却命令、スウェーデン以外の国
天敵:ピョートル大帝、冬将軍
願い:大北方戦争でのスウェーデンの勝利
【一人称】余、私【二人称】お前、貴様【三人称】彼、彼女、奴ら>>247
【関連人物】
イスカンダル
生涯の憧れであり、至高の目標。もし相まみえることがあれば、珍しく感情を露わにして歓喜と共に全軍突撃(ゴー・ポー)を敢行するだろう。
ピョートル大帝
宿命のライバル、彼女にとってのダレイオス。生前は直接相見えたことはないが、立ち上がった熊のような大男と聞いており、いつか全力で戦うことを望む。
ナーディル・シャー
第二のアレクサンドロスの異名を取る同時代の軍事的天才、静かに対抗心を燃やしている。
グスタフ・アドルフ
近世陸軍の父と称される偉大な先王。同じく戦場で最前線に立ち、三十年戦争のリュッツェンの戦いにて狙撃されて戦死したという共通点を持つ。
リチャード1世
治世のほとんどを国外で過ごした王、戦争によって国家を疲弊させ崩壊一方手前に追い込んだ暴君、同じく要塞包囲戦の最中に狙撃されて戦死した。
ラクシュミー・バーイー
現地の言葉で「決して○○しない」という意味の宝具を持ち、狙撃されて戦死した指揮官、異なる地域の歴史上の人物に例えられるという共通点を持つ。
自ら武器を取り戦う姿勢は認めるが「貴様はジャーンシーは放棄しなかったが、守りに入ったことで戦争の主導権を放棄したのだ」と辛辣な言葉を投げ掛ける。>>248
【他クラス変化傾向】
セイバー、アーチャー、ランサー、バーサーカー
【コメント】
リクエスト鯖、調べれば調べるほどなんで異名が北方のリチャード1世じゃないんだろう?となる人。
妹と似た顔立ちだったり両性具有説(否定された)があったりするので女体化も行けるなということでアルトリア顔になりました。【元ネタ】史実 金史など
【CLASS】ランサー
【真名】完顔陳和尚
【異名・別名・表記揺れ】 完顔彝(本名)、良佐(字)、完顔禅華善(女真語の音写による別訳)
【性別】男性
【身長・体重】186cm・82kg
【外見・容姿】毛皮帽・毛皮衣の上に、女真式鉄兜と重厚な札甲を重ね着した男。
【地域】中国 金王朝
【年代】金末(12世紀後半~13世紀初頭)
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力B+ 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運E 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。>>251
【宝具】
『疾若風雨・忠孝軍(そのいかりをば、あだにぶつけよ)』
ランク:E~A+ 種別:対人宝具 レンジ:‐ 最大捕捉:1人(召喚可能数は400人)
モンゴルの支配を逃れてきた様々な民族からなる亡命者集団から選抜された凶猛なる『忠孝軍』――それを完全に統制し、全盛期を築いた逸話が昇華されたもの。
自身の過去や信望ではなく、対象の過去の行いに質・規模を依存する、特殊な軍勢宝具。
ターゲットの被害者や犠牲者(英霊・幻霊含む)を最大で400人の軍勢として召喚・編成し、さらにアヴェンジャークラスの如き戦闘・報復能力を付与して自らと共に突撃を敢行する。
生者であれば疑似サーヴァントのような状態と成さしめ、死者(英霊・幻霊含む)であれば霊基を拡充した状態で召喚、ターゲットが絶命するまで維持し続ける。
その特性上、多くの者を苦しめた暴君や怪物、あるいは多くの難敵を打倒した英雄豪傑が対象であれば強力無比な軍勢を生み出せる。
反面、相手にとってはかつて自分が打ち破った(あるいは屈服させた)者たちで構成される軍勢であり、個々人のパーソナリティをある程度知られた状態で戦わねばならないというデメリットを抱える。
また、呼ばれた者の人格によっては軍勢の統率が乱れ空中分解する危険性や、事前にどれだけの魔力消費が起こるかの予測が困難であるなどの欠点も多い。
相手がこちらの攻略法を認知している前提の上で、潤沢な魔力を用意し、それぞれの復讐の情念を統制し、弱点を補い合って一つの軍隊として機能させる――その難易度は計り知れない。
だが、十全に力を発揮すれば如何なる敵をも打ち破る可能性も秘めている。
(ちなみに、忠孝軍は初期でも1000人、史料によっては最盛期で最大1万8000人とも言われる大部隊であったが『疾若風雨・忠孝軍』で呼び出せる人数は400人が限度となっている。
これは生前に尤も劇的な戦果を挙げたのが400騎を持って8000の敵軍を打ち破った時である為だと思われる)>>252
【Weapon】
『飛火槍』:先端に火薬筒を仕込んだ長槍。いわば、使い捨ての火炎放射器が付いた槍。炎が尽きても普通の槍として使用可能。
完顔陳和尚はこの槍を使い捨ての武器として大量に用いる他、宝具で編成した軍勢にも配備することが出来る。
完顔陳和尚の存命中にこの武器が忠孝軍に用いられた記録はないが、没後、忠孝軍から選抜された飛火槍部隊がモンゴル軍に夜襲を敢行し、大戦果を挙げた事があるという。【解説】
金王朝末期に活躍した武将。陳和尚とは彼が幼少期に付けられた小字(幼名)だが、完顔陳和尚の名で汎く知られる。
滅びゆく金王朝の最後の英雄であり、モンゴルの名将スブタイを打ち破った事もある戦巧者。
だが、彼一人が活躍しても大勢を覆す事は叶わず、敗戦の末に死を覚悟して名乗りを挙げて拷問死を遂げた。
彼が歴史の表舞台に立った時代、金王朝は北方の新興勢力であるモンゴル帝国の猛攻を受け、国家存亡の危機に瀕していた。
陳和尚も若き日に一度モンゴル軍の捕虜となっている。
この地で完顔陳和尚は高く評価されていたが、故国を想う母の為に共に脱走し、従兄・完顔斜烈と共に祖国へ帰還して軍に身を投じたという。
その後は従兄に付き従い、従兄が病に伏していた折には軍を統括していた彼だが、その時下した裁定の一つが私刑であるとして罪に問われ、死刑判決を受けて投獄されてしまう。
死刑は中々執行されなかったものの、獄中生活は一年半にも及んだ。
その後、即位直後の第9代皇帝・哀宗によってその才能を惜しまれ、反対を押し切る形での特例によって赦免された。
復帰後、彼は忠孝軍と呼ばれる部隊の指揮を任される。
これはモンゴルの侵略によって故郷を追われたウイグル人、ナイマン人、漢人などの亡命者からなる多民族混成部隊であった。
様々な理由から凶暴化し統制が取れていなかった彼らを陳和尚はまとめ上げ、金軍最強の精鋭部隊へと鍛え上げた。
また、陳和尚自身は荒々しい武将でありながら陣中においても『孝経』などの儒教経典を読み、細やかな字を書き記す儒将でもあったと伝わっている。>>254
大昌原の戦いにおいて、陳和尚は入浴して着替えた後に甲冑を纏い、わずか四百の忠孝軍を率いて八千のモンゴル軍に決死の突撃を敢行。
これを粉砕し、金軍にとって二十年ぶりの大勝をもたらした。
この功績により名を馳せた彼は、その後も倒回谷の戦いでモンゴルの名将スブタイの軍を撃退するなど、金軍の英雄として獅子奮迅の活躍を見せる。
しかし、金王朝の命運を決する三峰山の戦いにおいて、大雪と飢餓によって消耗しきった金軍主力は、トルイとスブタイが率いるモンゴル軍の包囲攻撃を受け大敗を喫する。
敗走するも進退窮まり、自ら敵兵の前に進み出た彼はモンゴル軍の指揮官に対して名乗りを上げ、降伏勧告を一笑に付した。
かくして彼は捕らえられ、両脚の骨を砕かれ、口を耳まで裂かれるという凄惨な方法で処刑されたが、死の瞬間まで血飛沫を吐きながらモンゴルを罵倒し続けたという。
滅びゆく王朝に最後まで殉じたその不屈の忠義は、敵であるモンゴル軍の将校からも称賛され、もし彼が来世に生まれ変わったのなら配下に加えたいと言わしめた。>>255
【人物像(独自設定含む)】
内向的・能動的・強気。言葉よりも行動で示すタイプで雑談は苦手。
規律と責任においては誰よりも厳格で、危険な場面では自ら先頭に立つことを厭わない。
誰かに理解されることを求めず、かつて自らを赦免した皇帝の判断が正しかったと証明し続けるために、己を律し続ける男。
世俗の出世や評判には元来関心が薄く、人付き合いにも不器用な性質。
理屈っぽく人情に疎いところはあるが、獄中で死を覚悟しながら過ごした十八か月と忠孝軍を率いた経験を経て、その欠点は多少なりとも矯正されている。
……とはいえ、空気を読まずに直言する性向があるのだが。
マスターに対しては礼儀正しく、実務上は極めて忠実に振る舞う。
しかしそれは心酔や敬愛の情ではなく、あくまで軍人としての規律に基づくもの。
彼にとってマスターは上官であって主君ではない。
判断が誤っていると見なせば、かつて移剌蒲阿に対してそうしたように地位や機嫌に構わず率直に苦言を呈し、機嫌を取るような事はしない。
彼が本当に応え続けているのは、生前の哀宗の一言――法を曲げ、天下の批判を引き受けてまで自分を赦した、あの言葉である。
正しいと信じて行った裁定を恣意的判断だと断じられ、いつ訪れるかも分からない刑死を待ちながら書物のみを慰みに過ごした獄中生活。
取り乱す事はなかったとはいえ、その生活は完顔陳和尚の心をゆっくりとすり減らしていった。
「なぜ自分だけがこのような理不尽な目に合うのだ……」――そんな思いがなかったと言えば嘘になる。
だが、後に哀宗と諡される皇帝に出会った時、彼は自らの悲嘆が如何に浅はかなものであったかを悟った。>>256
彼が哀宗に抱いたのは赦免に対する感謝、だけではない。
賢人である彼の目には、玉座に座る哀宗が、獄中で過ごす自分と同じか、それ以上に悲惨な境遇にあるように見えた。
それにも関わらず、哀宗は勇気を以って多くの批判を振り払い、完顔陳和尚の赦免を決断した。その決断が彼の立場を危うくするものであるにも関わらず。
彼が涙したのは、哀宗の決断の重みを理解していたからこそ。
世俗の名誉や利益には無関心な完顔陳和尚は、その時以来、生き方を変えた。
「自分一人を救うために天下から批判される覚悟をした皇帝には命を賭して報いねばならない」――そう考え、彼の判断が正しかったと生涯をかけて証明し続ける事を誓ったのだ。
忠誠を誓った皇帝はもうこの世になく、金王朝も滅び去って久しい。
それでも彼は、今この場での戦いぶりが、あの赦しに値するかどうかを、誰に見られるでもなく自らに問い続けている。
「私も、かつて国を滅亡に導いた放蕩で暴虐な君主たちの同類だ」――最期にそう言い残して縊死した哀しき皇帝に対し「それは違う」と自らの全てを賭して証明し続ける為に。
【蛇足】
アニメ『天幕のジャードゥガル』でそろそろ金王朝が滅びそうなので、金王朝最後の名将をサーヴァント化してみました。【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アサシン
【真名】ハデス
【性別】男性
【身長・体重】140cm・35kg
【肌色】白 【髪色】銀髪
【外見・容姿】
黒衣を纏い目元を兜で隠した、何処となくペルセポネに似た外見の少年。鴉のような黒い翼の外套を羽織っている。
【地域】ギリシャ
【年代】神代
【属性】秩序・悪
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:EX 幸運:EX 宝具:A+>>258
【クラス別スキル】
冥府の神核:B
冥界にまつわる神としての神核。本来なら一つの神話大系における冥界の王として、規格外のランクを有するのだが…。
気配遮断:A
不可視なる者(アイデース)の異名を持つ。宝具の兜を被らなくとも、その気配遮断は規格外に位置している筈だが、何故かランクが下がっている。
陣地作成:B
本来はキャスターのクラススキル。ただ存在するだけで、その場は冥界に近い位相へと変わっていく。
【保有スキル】
富める者:EX
プルートーン。黄金律系スキルの最上位。地下世界を支配する神として、鉱物や金属、石油などの地下資源の一切を支配する。
冥王審判:B
神明裁決スキルの亜種。冥界神として対象の魂とそれらの抱えた罪業を見抜き、魂を束縛・攻撃する裁定を下す。ルーラーではないことともう一つの理由により、Bランクとなっている。
死と生の輪廻:EX
かつては廃棄物の分解を司る艦であり、オリュンポス船団の物資循環を担当していた。それが地球への帰化後に死や冥界の概念と融合し、生と死の輪廻を司る権能となったもの。自身もしくは味方に対し、擬似的な不死性を与える祝福となる。>>259
【宝具】
『汝、神を覆う幽冥(アイデス・キューネ)』
ランク:A 種別:対人/神(自身)宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
かつてティタノマキアの際に新造された次元穿孔型ステルス兵装の残骸から再構成された兜/帽子。解くと布になる。最低でも5次元以上に折り目が向いた異次元の織物であり、現代の人類には再現が不可能な代物。
被る・括るなどすると魔術的・光学的に観測不可能となり、高度結界の探知も無力化する…というのが、ある世界線における英雄王の蔵にあったもの。本来の担い手であるハデスが気配遮断と併用して用いれば、熱的・震動・電磁的な探知すらも無効化し、次元穿孔により三次元上からの攻撃に対して一時的に無敵となる。…ハデス曰く、これでも穿孔できる次元が低くなるなど本来より劣化しているとのこと。
『汝、神を貫く冥戟(バイデント・クトニオス)』
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1柱
本来なら真体に搭載されていた、オールレンジ対応型分解迎撃兵装。その残骸を再構成した二又槍。真名解放とともに、敵対者を物質の最小単位に至るまで分解する。
機神としての真体仮想顕現は出来ないため、二又槍での戦闘中に敵対者に至近距離から分解の波動をぶつけて破壊するといった形での使用に留まる。威力自体も本来より遥かに弱まっているとのこと。
【Weapon】
『汝、神を貫く冥戟(バイデント・クトニオス)』
機械に似た黒い二又槍。不壊の神造兵装であり、純粋な武具としても強力。>>260
【解説】
ギリシャ神話に語られる、大神ゼウスの兄弟にして冥界の王ハデス。機神としての名は、廃棄物資循環用艦/次元穿孔型ステルス戦闘機ハデス。神話におけるエピソードは少ないものの、ティタノマキアにおいては敵対するティターン神族(ティターン系列艦)の武器/兵器を奪い勝利に貢献した、豊穣神デメテルの愛娘コレーを攫い妻とした、等の逸話が残る。
…少なくとも、愛妻である冥妃ペルセポネが語った「力強い腕、逞しい胸元」という外見的特徴とは一切一致しない。少年期の形態であると仮定しても、そもそも機械仕掛けの神のアバターにそのような時期があったとは考えづらいが…。
【人物・性格】
どちらかと言えば理性的・真面目に見える人物。しかし、それは生来のものではなく、理性的であろうと努めてそうしているように見える。
【因縁キャラ】
ペルセポネ:最愛の妻、である筈だが…。少なくとも、親愛の情は見せているように見える。しかしその感情は妻へのそれではなく、どちらかと言えば母や姉への…。
デメテル:意図的に避けているように見える。彼女の最愛の娘であるペルセポネを誘拐し妻としたことは、確かに両者の関係の瑕疵となるものだが…。>>262
【クラス別スキル】
冥府の神核:B
冥界にまつわる神としての神核。時には冥王ハデスの息子としても伝えられる。
気配遮断:A
不可視なる者(アイデース)の異名を持つ冥王ハデスから、名代としての現界に際し託されたもの。借り物であるため、本来よりランクは低下している。
陣地作成:B
厳密には実母デメテルに由来する、大地・空間の改変能力。
【保有スキル】
富める者:EX
プルートーン/プルートス。黄金律系スキルの最上位。富と収穫の神であり、存在意義そのもの。神代では穀物の収穫などをメインとしていたが、貨幣経済が主体の現代では売買や資産運用・ギャンブル等でも効果を発揮する。
冥王審判:B
神明裁決スキルの亜種。冥王ハデスから名代として託された借り物であるため、スキルランクは本物のハデスより低下している。
死と生の輪廻:EX
冥王ハデスから託された、死と生の循環にまつわる権能。スキルランクも低下する筈だが、豊穣神の一角であり冥妃の縁者でもあることが重なり依然規格外のランクで保持。>>263
視界喪失:A
大神ゼウスに奪われた視界の代わりに、残る味覚・嗅覚・聴覚・触覚と直感が鋭敏化している。直感を複合するスキル。
【宝具】
『汝、冨を賜う聖角(コルヌ・コピア・プルートー)』
ランク:A+ 種別:対地宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:500人
第三宝具。神霊プルートス本来の宝具である角の杯。幼いゼウスが折った牝山羊アマルティアの角に由来し、大地にまつわる神々の象徴…とされる。実際は地球への到来時にクレタ島へ不時着したゼウスが、衝突し折れてしまった大地の神獣アマルティアの角を得たもの。後に富の神となったプルートスへ与えられた。
真名解放すれば大地に無限の実りやそれを反転させた荒廃をもたらすほか、植物や菌類に豊穣の加護を与えることで通常の生態系の範疇を超えた超巨大化・攻撃性の付与などを行ない、圧倒的な物量での敵対者の圧殺を可能とする。
【Weapon】
『汝、冨を賜う聖角(コルヌ・コピア・プルートー)』
古き大地の神獣の角であるため、強大な神気の媒介としてだけでなく不壊の近接武器としても用いることが出来る。近接戦闘時には、自動カウンターとして角から神気を帯びた蔦が無数に生えることで敵対者を捕縛および攻撃する。その他、大地の魔力を吸収・増幅することで擬似的な単独行動も可能となっている。
『汝、神を貫く冥戟(バイデント・クトニオス)』
引き続き、武器として用いる。>>264
【解説】
ゼウスの庶子イアシオンと女神デメテルの息子、冨と収穫の神プルートス。スーダ辞典では死を祝福する女神マカリアーと共に冥王ハデスの子とされる。
ゼウスとポセイドンに手籠めにされ出産した経験こそあれど、それまでまともな恋愛経験がなかったデメテルにとっては、唯一異性として愛した男との間に生まれた子だった。しかし息子イアシオンに嫉妬したのか、もしくは人間が女神に近づいたのを不敬としたのか、或いは広く人類全般に与えられるべき地母神の愛をただ一人が独占することを危惧したのか、ゼウスの手で幼くして父を亡くす。
後に良き者にのみ冨を与えるとゼウスに宣言したが、貧富の差が増すばかりとなってしまうことを警戒した彼により、視力を奪われてしまった。
冥王ハデスの異名「富める者(プルートーン)」やローマでの神名プルートゥスとも関連する名であるためか、後にハデスの子や異名ともされるようになった(本稿では最愛の男の死で狂乱したデメテルに代わり、異父姉ペルセポネ夫妻に引き取られ育ったことで後代ハデスの息子としても伝えられたとする)。
今回の現界では、養父ハデスの名代として幾つかの権能の断片を託されている。スキルや宝具に劣化が見られたのも、神と神霊サーヴァントの違いに加え、大神ならざる義息でもそれらを扱えるように意図的に出力を制限していることや、権能そのものではなくその断片を託されているため。>>265
【人物・性格】
冥王の名代として真面目であろうと自分自身を律し、大人びた雰囲気を醸し出しているが、本来は内気で丁寧な口調でこそあれど外見年齢(10~12歳程度)相応の子供らしさを持つ少年神。心を開いたマスター相手であれば、その面を見せるかもしれない。
真面目な「冥王の名代」、本来の「内気な少年神」、そのどちらにおいても悪人や外道を嫌い善人を好むため、多くの魔術師や魔術使いとは相性が悪い傾向にある。
眼を失った代わりにその他の感覚が鋭敏化しており、親しい相手であればボディタッチを用いたコミュニケーションを好む。
イメージカラー:黒・銀
特技:農業、収穫、資産運用
好きなもの:デメテル、ペルセポネ、ハデス、よく手入れされた田畑と農具
嫌いなもの:悪人、ゼウス
天敵:ゼウス、デメテル・エリニュス
願い:強いて言えば、実父イアシオンと会いたい。
【一人称】余/僕(本来) 【二人称】貴方 【三人称】あの人>>266
【因縁キャラ】
イアシオン:実父。幼少期に亡くしたため、彼に関する記憶はない。…叶うのであれば、何処かで会って話がしたい。
デメテル:実母。最初の記憶は、恋人イアシオンを失った彼女の慟哭の記憶。自分の存在が父とその死を思い出させてしまうのではないかと懸念し、距離を置くようにしている。例えその行為が、息子に避けられるということで彼女を傷付けてしまうとしても。
ハデス:叔父であり養父。育ててもらったことへの感謝しかない。
ペルセポネ:異父姉であり、もう一人の母。母デメテルとその最愛の恋人との間に生まれた弟ということもあり、姉兼養母として惜しみない愛を注いでもらった。ペルセポネ側としては、母と弟の関係を改善したいと思っている。
ゼウス:祖父。実父を殺されていること、自身も視力を奪われていることから、良い感情は抱いていない。
フローラ:冥界の花園を、姉がいない間に管理している姉の親友。たまに権能で生成した肥料を融通するなど、ガーデニングを手伝う関係。
【コメント】
春の終わりでハデペル出て来たので関係者を鯖にしたいと思ったがリアル事情と重なり予想以上に時間がかかった。
最初は某海外ゲーに出たメリノエにしようと思ったが逸話が少なく断念(そもそもハデスの子説もあるザグレウスと違って自分の娘にまで手を出す解釈違いゼウスが父のパターンしかない)、次は登場済なザグレウス以外の子供を纏めようとしたが勿体なくない?と思い立ち断念。スーダ辞典でハデスの子とされ、デメテルも絡められるプルートスならと思いようやく成功。
逸話が少ないメリノエやマカリアーも後々幻霊との融合などで作成したい。
Wiki登録可【出典】竹取物語
【CLASS】ムーンキャンサー
【真名】赫映姫
【性別】女性
【身長・体重】152cm・36kg
【肌色】色白 【髪色】濡羽色 【瞳色】真紅
【外見・容姿】この世のものとは思えぬ絶世の美少女
【地域】日本
【年代】不明
【属性】中立・善
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:A++ 幸運:EX 宝具:EX>>268
【クラススキル】
対魔力:EX
A++以下の魔術は全てキャンセルされる。
事実上、魔術ではムーンキャンサーに傷を付けられない。
また、一定の確率で魔術がファンブルし、そのコストとなっている魔力は自動的にムーンキャンサーに吸収される。
【固有スキル】
願望の器(偽):EX
万能の願望器として設計・鋳造され、しかし失敗作だった存在。
相応のコストを消費して、“魔術で対応し得る範囲内”での奇跡を“プロセスを一切省略して”発動させる。それは万能の願望器ではなく、万能の魔術刻印か或いは演算装置に過ぎないが、そもそも完全な聖杯として設計されておらず、
その機能の大半は霊基として再現が不完全だったため魔力のロスが増大していることから、大儀式等の巨大且つ精緻な魔術の行使には向かない。精々、魔力を周囲に譲渡したり簡単な工程のエンチャントが関の山であるが、詠唱を必要とせず発動までの速度が圧倒的に短いというアドバンテージは極めて強力と言える。
魔性の美貌:A++
多くの男性を魅了し、そして破滅させた美貌の魔力。
対峙するだけで性別、種族、思想を問わずに強烈な魅了を強いる一種の呪詛。
セービングロールに失敗して魅了状態となった者はムーンキャンサーへの敵意を無条件で喪失し、Dランク相当の精神汚染スキルが付与され、彼女からの要望に対して抗えなくなる。
また、付与された精神汚染スキルはムーンキャンサーと対峙する時間を経るにつれて強化される。
破滅へ導く難題:EX
生前、ムーンキャンサーに恋い焦がれた五人の貴人に向けた婚礼への条件となる難題。物語の再現。
そもそもが“月に在る何か”より提示された“前提と正答の破綻した達成不能の誓約(ギアス)”であり、此れを向けられて尚且つ遂行しようと試みる者は幸運ステータスに関わらず高確率で失敗し、ランダムで何らかのステータスを1〜3ランクダウンさせる。また、このスキルが誓約の魔術の側面を持つことから未達成もまた“誓約の反故”を意味するため、これもまた失敗とする。
本来は最高峰の呪詛なのだが、そもそもムーンキャンサー自体の性格故に大それた行為に及べないため、面白半分に相手を困らせてみる程度が関の山だったりする。>>269
【宝具】
『不正接続“月の演算儀”』
ランク:EX
種別:対星宝具
レンジ:ーー
最大補足:ーー
“何処かの並行世界に在る”“月に秘された何か”と自身を接続し、自身を偽の願望器へと昇華させる、ムーンキャンサーの持つ本来の機能。
その膨大な観測領域、事象干渉能力、未来予測などを駆使して文字通りの全能となる。因果律レベルでの権限の暴力。
しかし、通常の聖杯戦争のような、聖杯を寄る辺に召喚された場合はその聖杯と接続先が干渉し合うため極めて短時間しか機能を簒奪出来ず、機能を行使する為に要する演算能力はサーヴァントである彼女にさえ過度の疲労を齎らす。
その上、如何なる状態であれ生前のトラウマから宝具を発動して万能の願望器でいられる時間は短い。>>270
【プロフィール】
かつて、遥か未来に発見される古の遺物に誰よりも早く気付いた男と女がいた。
その二人は夫婦であり、神秘の側に身を置く者共。魔術師であった。
彼等がどのようにして、いと天高き場所にある遺物を観測したかは定かではない。
しかし、彼等もまたその大いなる存在に触れる術を持っていなかったのである。
故に彼等は自分達以外の者にその目標を託したのだ。
後の世代に自らの研究成果を託し、先を譲るのは魔術師の常だが、彼等はそんな悠長に構える気などなかった。
男と女は、自身達の血肉から人ならざる人を産み出した。
天に在る遺物から漏れる視線を辿り、神の器となるべく生み出した“それ”を、老いた男と女は赫映姫と名付けた。>>271
そして、生誕した赫映は数ヶ月で成人となり、この世のものとは思えない美貌に成長した。
赫映はいよいよ月の遺物と繋がり、産みの親である二人に根源を齎らす。
ーーーーはずだった。
月の遺物は、彼女の接触を受け入れ、その深奥へと招き入れた。
しかし、その情報量が、権限が、視野が、あまりにも膨大過ぎたのだ。
程なく、人の身に余る神の領域を覗いた赫映は程なくして息絶えた。
親である魔術師達に残されたのは、時間を無為に過ごしたという寂寞のみ。
それに赫映は秘匿されるべき神秘であるにも関わらずあまりにも衆目に晒され過ぎた。
よって、彼女の遺体は人の世より遠く離れた富士の火口に投棄された。
彼女の生きた証は情報の風化に任せ、月を夢見た者共の夢は終わりを告げたのである。
しかし、赫映は確かに願ったのである。
やがて願望機としてしか機能しなくなる筋書きではなく、ただ一人の平凡な少女としてのささやかな一生を。
完全な器として鋳造された貌や身体の造形だけではなく、自らの内面まで愛してくれる誰かと添い遂げる幸福を。
目的の為の道具としか自身を見られない製造者ではなく、穏やかで素朴な両親の愛に包まれる安堵に満ちた日々を。>>272
【あとがき】
初投稿なので勝手が分からず、ご迷惑をお掛けするかもしれません。
拙い点も多いですが何卒温かくご指導賜れますと幸いです。
日本最古の物語である竹取物語より一騎考えさせて頂きました。
子は親も生まれ方も選べないだけで、平穏に過ごしたかったという心情が出ていればいいなぁ、と思いました。「ほらみんなー!!ちゃんと水分と塩分取ったー?」
「悪い子は全て冷やして反省しなさーい!!!」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ルーラー
【真名】コローニス(夏)
【異名・別名・表記揺れ】コロニス
【性別】女性
【身長・体重】160cm・50kg
【肌色】健康的な白 【髪色】濡羽色 【瞳色】黒にスカイブルーのグラデーション
【外見・容姿】
第一∶白い女優帽を被り、黒いビキニの上にオレンジのパレオ
第二∶髪をポニーテールにし、薄水色のフレンチシャツのナース服。片腕に救護カバンをかけ、その両肩に白衣を羽織っている。ただしズボン。
第三:ひまわりの髪飾りをつけ、ひまわりや太陽を想起するワンピース水着。背後にひまわりのような光輪が浮かんでいる
【地域】テッサリア
【年代】神代
【属性】中立・善、夏
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:C 耐久:D+ 敏捷:C 魔力:A 幸運:A+ 宝具:B>>274
【クラス別スキル】
道具作成∶C
魔力を帯びた器具を作成できる。
彼女の場合、通常の道具作成や薬品などの医療器具をを加え、夏なので冷却グッズや夏にまつわるものを作成可能。
何故かキャスターよりランク上がってね?とか言ってはいけない
陣地作成∶B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。今回は夏なので、休憩室や治療室も兼ね揃えた部屋を作成可能。
何故かキャスターよりランク上がってね?とか言ってはいけない(2回目)
神明裁決(母):C
聖杯戦争に参加した全サーヴァントに2回令呪を行使することができる。他のサーヴァント用の令呪を転用することは不可。他者を見守り、時には叱り時にはおいたを与える。…てか母って何?>>275
【固有スキル】
夏の医神母∶A
キャスター時のスキル『医神の母』が変化したもの。ルーラーは夏を楽しみつつも、医神の母としてのあり方は健在。
サマー・マザーオーラ∶A
ビーチ系やサマー系とは異なる彼女の母性力。周囲に放たれるルーラーの包容力が、みなを惹きつけて、癒してくれる
だが度が過ぎて良からぬことを企んだり口説こうとする輩は彼女の(元)夫である太陽神Aにお仕置きされるぞ。
???「私の妻に、なんか用かい???」
太陽の贈り物∶EX
かつて彼と共に過ごした愛しい日々の名残。太陽のいたずらか彼の祝福かはわからないけど、輝く太陽の光がルーラーを照らし、最後まで幸福な気持ちにする。───たとえ夏が終わってしまったとしても>>276
【宝具】
『熱病遮断せし母の涼域(ストルゲー・クールダウン)』
ランク:A 種別:領域宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:500人
夏の影響の中、自身のうちにある母としての優しさも厳しさがが具現化し、宝具
発動と同時に周囲に薄水色の神殿内風展開し、味方のあらゆる熱気や病気と怪我、夏の不調をすぐクールダウンして癒す。
また、お仕置き部屋効果も内蔵されており、脅威の冷却で敵味方問わず攻撃力やあらゆる戦意などを喪失させる。たとえ高ランクの狂化持ちや精神汚染持ちでも強制的にクールダウンさせる。領域において喧嘩や揉め事は禁止。当に母は強く恐ろし。
【Weapon】
医療器具
パンクラチオン
【解説】
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%a5%b3%a5%ed%a1%bc%a5%cb%a5%b9%a1%ca%a5%ad%a5%e3%a5%b9%a5%bf%a1%bc%a1%cb
コローニスの水着霊基。あるとき他のサーヴァントたちが夏を満喫してるのを見て楽しそうと感じ、自分も水着を選び、夏のイベントに参加しようと決意した。だが参加者の中には夏に浮かれ過ぎでルール違反を多発するものや暴走するもの、時には好奇心故にどうすればいいかわからず心配して困るものもいた。
本来一人の女性として夏を楽しむはずだった彼女はその光景を見て、自身の本来のお節介焼きな性格と心の奥にしまったはずの母としての性質が暴走し爆発。それらによって暴走するどころか逆に両立し、一人の女性として夏を楽しみつつ皆を見守り悪い子はお仕置きする母系Dr.ルーラーが爆誕したのだ!!
そしてその衝撃で端末(アポロン)はどっか行ってしまった!!『なんかひどくない!?』>>277
【人物像】
夏のコローニス。性格など基本的に変わりはないが、積極的な面が強く遊びたい気持ちと、おせっかいの気持ちが爆発し、逆にそれらを両立したスーパードクターマザー
良くも悪くもオカン属性が爆発しみんなをちゃんとまとめて優しく見守りつつも、時には厳しく然るべきところは叱る。
特技:キャスター時と同じ
好きなもの:健康、楽しい夏、良い子達
嫌いなもの:自分を口説こうとする人間、不健康、夏の不注意やアクシデント、悪い子たち
天敵:救いようのない悪い子、別側面の自分自身
願い:特になし、みんなが安全で杭のない夏が過ごせますように
【一人称】私 【二人称】貴方 【三人称】あの方、彼、彼女
【コメント】
夏のコローニスを考えた際に何にすればいいか迷ったところ、母といえばみんなを見守り時に注意することと、家族の中では一番偉い?かもしれないことからルーラーになった。母だって一人の女性として夏を過ごしたいもの。【元ネタ】日本伝承
【CLASS】ライダー
【真名】早太郎
【異名・別名・表記揺れ】悉平太郎、竹篦太郎、疾風太郎、すっぺえ太郎、竹箆太郎、神兵小太郎etc
【性別】雄
【体長・体重】97cm・14kg
【毛色】白【瞳色】青
【外見・容姿】子牛ほどの大きさをした白い山犬
【地域】日本、信州信濃
【年代】14世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】猛獣、ケモノ科、神性
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:A+魔力:C 幸運:B 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:C+
魔術に対する抵抗力。第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:ー
乗り物を乗りこなす能力。ライダーは山犬であるため、通常の乗騎に騎乗する事が不可。
ただし、疾風太郎とも呼ばれることから風に乗るとまでは行かずとも、風を蹴ることによる三次元的な空中殺法を可能とする。>>279【固有スキル】
神性:D+
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
猿神(狒々)を退治した事から、危難除け、災除けの神として信仰されている。
また、ライダーは大口真神の末裔でもあり、後述する宝具により神性のランクを向上させることを可能にする。
千里疾走(犬):C+
長時間・長距離移動を可能とする無尽蔵の体力。
また、敏捷パラメーターの一時的な急上昇、全力疾走時の耐久及び筋力パラメーターの上昇、といった効果を発揮できる。
諸魔退散:B+
人の世に仇なす魔を退け祓った者へと授けられるスキル。
「魔性」に対する特攻、「魔性」から受けるダメージを軽減する特防効果が付与される。
また、ライダーの母を拾った光善寺の本尊は不動明王であり、魔を退治したライダーはその縁により不動明王の加護を受けている。
これによりスキルランクが通常より向上しており、上記の効果に加えて倶利伽羅の炎を「魔力放出」の要領で使用可能にしている。
帰巣本能:A
生物が有する生得的な帰巣性。サーヴァントのスキルとしては自身の召喚者の元へと帰還する能力として表される、「仕切り直し」の類似スキル。「単独行動」などを複合する。
Aランクともなれば自身の居場所も、主人の居場所が分からずとも、帰還することを可能とする。また、どのような傷を負っても帰還する故に擬似的な「戦闘続行」としても働く。
怪物を討ち取ったライダーは深い傷を負いながらも光善寺へと帰り、そこで息をひきとったとされる。>>280
【宝具】
『悉平白羽返し(しっぺいしらはがえし)』
ランク:B 種別:対魔絶技 レンジ1〜5 最大捕捉:1体
生贄の代わりに棺の中に入り猿神を奇襲した、そして猿神退治の逸話そのものに由来する対魔絶技。
敵対象が今まさに他者へと悪行を為そうとする際に瞬時に入れ替わり、割り込むことで因果応報を齎すしっぺ返し。
予想外の割り込みによる奇襲は相手に回避を許さず、また、相手が重ねてきた悪業、魂の汚染具合に乗じてダメージが加算される。
ただし、悪行が完全にキャンセルされるわけではなく、相手を倒しきれなかった場合はライダー自身がその毒牙にかかり、逸話にあるように相討ちとなってしまう可能性がある。
とはいえ、相手を選らぶことにはなれど、後述する宝具によりデメリットを帳消しにすることを可能にする。
『悉平太郎は此処に在りて(しっぺいたろうはここにありて)』
ランク:D++ 種別:対魔宝具 レンジ:1〜35 最大捕捉:100人
見附村を襲う猿神がライダーを恐れていたという逸話に由来する宝具。
「猛獣」「魔性」属性を保有する敵対象と相対する際、「混乱」を付与する精神抵抗判定を対象に強制させる。
相手方は一度でも対抗に成功さえすれば以降は判定を不要とするが、ライダーに敗北し、尚且つその後に再戦した場合は再び判定を強制され、さらにペナルティ補正を受ける。
その本質は危難除け、災除けの神としての信仰、そして祖たる大口真神より受け継ぎし除災の力の残滓。
遠吠え(真名解放)により溢れる倶利伽羅の炎によって霊基の不純を焼き払い、その身に流れる真神の血を励起させ神代回帰を引き起こす。
これによりライダーは真神の再来に等しい霊格を獲得し、対魔決戦霊基へと自らを再臨させる。>>281
【Weapon】
『牙&爪』
ライダーの牙と爪。ライダーは魔を祓う不動明王の加護を受けており、その牙と爪には三毒を燃やす倶利伽羅の炎を宿している。
【解説】
信州信濃にある光善寺で飼われていたという、猿神を退治した山犬。「しっぺい太郎」や「疾風太郎」、「すっぺい太郎」などとも呼ばれる。
多くのバリエーションが語られる昔話であるが、共通する粗筋としては以下の通りである。
見附村では毎年白羽の矢が当たった家の娘を人身御供としなくてはならなかった。
旅の僧侶(山伏とも)がこれを止めるため隠れて様子を見れば神ではなく怪物(猿神、あるいは狒狒)が現れこう歌う。
『信州信濃のしっぺい太郎に伝えるな。今宵今晩このことは、しっぺい太郎に知らせるな』と。
そこで旅の僧侶は信濃へと赴き、光善寺にてしっぺい太郎という名の山犬を見つけ出し、これを連れて怪物を退治させた。
怪物を退治した後には、怪物と相討ちになってその場で息絶えるものや、光善寺へ戻ってから力尽きるものなど、いくつかの結末が語られている。
【人物像】
受動的・外交的
理知的な顔つきをした山犬であり、物静かで落ち着いた性格。クールな雰囲気だが、割と人懐っこい一面もある。
その正体はヤマトタケルを導き、魔を討ち滅ぼす任を担った狼の神「大口真神」の末裔であり、隔世遺伝により先祖返りをした山犬である。彼は魔を滅ぼすことが自身の役目であると自覚し、それに強い誇りを抱いている。
また、単なる「宿命」としてだけでなく、人を魔から守るために彼は戦い続けている。
いつの日か、和尚と再び巡り会える日が来ると彼は信じている。その再会の時に胸を張れる自分でいられるよう、ライダーは今日も自身の任を全うし続けるのである。>>282
特技:警備,魔性退治
好きなもの:和尚、撫でられること、駆けること
嫌いなもの:猿(特に魔性に堕ちたもの)、魔性、狭い場所
天敵:僧侶
願い:和尚様の元へ向かう
【一人称】-【二人称】-【三人称】-
【因縁キャラクター】
ヤマトタケル
大口真神に魔を討ち滅ぼす任を与えた皇子。緊張する相手、だが割とすぐに懐く。
花咲翁
犬と共に現界した御伽噺の英霊。彼が連れている犬に対して近しい何かを感じているようだ。また、大切な人と共にいられることに対して羨望を覚えている。
黒姫
同じく信州信濃の伝承に登場し、逸話のバリエーションが多岐に富んでいる人物。出身地が近いためか懐かしさを感じる相手。>>103ランスロット
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%E9%A5%F3%A5%B9%A5%ED%A5%C3%A5%C8
>>140アルテミシア2世
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%A2%A5%EB%A5%C6%A5%DF%A5%B7%A5%A22%C0%A4
>>159竜の魔女ファヴニール
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%CE%B5%A4%CE%CB%E2%BD%F7%A5%D5%A5%A1%A5%F4%A5%CB%A1%BC%A5%EB
>>175 グレイ〔リリィ〕
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%B0%A5%EC%A5%A4%A1%CC%A5%EA%A5%EA%A5%A3%A1%CD
>>198ベラトリクス
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%D9%A5%E9%A5%C8%A5%EA%A5%AF%A5%B9
>>204 メナヘム・ベン・ユダ
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%E1%A5%CA%A5%D8%A5%E0%A1%A6%A5%D9%A5%F3%A1%A6%A5%E6%A5%C0
258
>>ハデス(2)/プルートス
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%CF%A5%C7%A5%B9%282%29
以上wiki登録完了しました。
また、SS一覧にSS使用可能サーヴァントをまとめてみました。必要ないと思ったら消してもらっても構いません。【元ネタ】古代ギリシャの伝承
【CLASS】プリテンダー
【真名】ホメロス/ホメロマンテイオン
【異名・別名・表記揺れ】ホメーロス(表記揺れ) オミロス(現代ギリシア語) ホーマー(英語) メレシゲネス(一部史料で本名とされる)
【性別】(基本的には)男性。女性にもなれる。
【身長・体重】可変。
【外見・容姿】基本的には右手に剣を持つ古代ギリシャの詩人と言うべき形態を取る。が、本人の意思で姿形は変えられる。
【地域】ギリシャ
【年代】紀元前8世紀頃
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力A+ 幸運B 宝具A++
【クラス別スキル】
陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。が、どうも機能的に向いていないらしく、工房を作る事さえ難しい。
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。>>285
【固有スキル】
高速神言:B
人類史に冠たる文学の一つであり、最古の呪文書としても扱われてきた『イリアス』『オデュッセイア』の著作者であるホメロスは、その一言で大魔術を発動させられる。
偉大な魔術師テュアナのアポロニオス(バリーナースとも呼ばれる)は、法廷でイリアスの一節(アポロン神に纏わるもの)を唱えて姿をかき消したと伝わる。
そのような作品を生み出したホメロスが彼に匹敵する魔術を使えたとしても不思議ではない。
道具作成:A+
魔力を帯びた器具を作成できる。
ホメロスの作品とされる『イリアス』や『オデュッセイア』は魔術師には最古の呪文書として用いられ、その詩節には現実を変える力があると信じられた。
また『イリアス』『オデュッセイア』が書かれた巻物は書物占い(ビブリオマンシー)にも用いられ、『ホメロマンテイオン』という占いの手引書もあったという。
語り手:EX
物語や伝説をいかに上手に口で語れるかを示すスキル。
書物に物語を書き記すような技術とはまったく別の、聞き手の気分や精神状態も加味して適切な語り口を選ぶ、即興性に特化した物語伝達能力。
骰子の選択:EX
書物占い(ビブリオマンシー)。あるいはホメロスの神託。216の回答を持つ予言機構たる彼の本領。
サイコロを三回振る事で、出目に対応する『イリアス』や『オデュッセイア』の詩行が、未来を定める託宣となる。神性:C
神霊適正を持つかどうか。
ホメロスの出自を語る説は千差万別。女神カリオペーの子である説や、メレス川の神とニュンペーのクレテイスの間に生まれた子であるとする説がある。>>287
【宝具】
『昔語りの偽神頌詩(ホメリック・グリーク)』
ランク:A++ 種別:対界宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
『イリアス』や『オデュッセイア』において用いられた人工言語にして『世界に刻まれた魔術理論』――魔術基盤の一つとして後世の魔術師達に用いられた言語そのもの。
古イオーニアー方言を中核として様々な要素や語彙、文法規則を混交させた(あるいは各地で伝承される内に変質した)『叙事詩の為の言語』。
『イリアス』『オデュッセイア』などといった文学の中にしか存在しない混合言語であると同時に、後世の魔術師にとっては最古の魔導書に用いられ、魔術詠唱にも引用された『力ある言語』でもある。
宝具としての効果は、世界そのものに現在の時間軸を錯覚させる事で過去と現在とを概念的に接続し、世界の記憶を人々の心象の内に呼び起こす、というもの。
それ自体は世界の錯覚であり物理的な事象を伴わないが、その一節に描かれる情景の中に自らも存在したかの如く心を揺り動かす。
人々の心象風景そのものに一時的に干渉し、ホメロスが語る通りの光景を描かせるものと考えれば分かりやすい。
こうした特性から、ありとあらゆる固有結界(およびその産物)を破却・改造できる。言わば究極の『固有結界殺し』。
また、類感魔術と併用する事で心象風景とリンクさせ、行使する神秘の性能を神代のそれに匹敵するレベルにまで引き上げるという応用法もある。
『昔語りの偽神頌詩』 の影響下にある魔術師が、魔術行使に適切な一節を唱える、または唱えた一節に適した魔術を用いれば、その魔術は神代の神言にも等しき猛威を振るう。
第五架空要素(エーテル)によって発動する神秘の数々が、第五真説要素(真エーテル)によって発動するのと同程度の効果を発揮するようになる、と考えれば分かりやすい。
この宝具が展開されている中で魔術戦を行えば、かつての叙事詩に謳われる通りの光景――神話の世界とも言うべき様相を呈するだろう。
【Weapon】
『剣』:ダンテの神曲の作中で右手に剣を持つ姿で描かれている。>>288
【解説】
古代ギリシアの吟遊詩人(アオイドス)にして、『イリアス』や『オデュッセイア』の作者として知られる伝説的な詩人。
ギリシャ各地を放浪しながら、神々や英雄たちの物語を歌い継いだとされる。伝承によっては盲目の詩人であったとも。
彼の紡いだ詩は吟遊詩人達(ホメリダイ)によって広められ、後世のギリシア人にとって教養の一つともなり、西欧においても高く評価された。
その生没年や生涯に関する確かな記録は乏しく、多くの都市が「我こそはホメロス生誕の地である」と名乗りを上げて論争を繰り広げたと伝わる。
現代においてもその出自や生涯は(彼が実在の人物であったかどうかも含めて)確定しておらず、近代以降ホメロス問題として激しい議論の的とされている。
古代ギリシャにおいてすら『イリアス』と『オデュッセイア』は同じ作者なのか、ホメロスの作品とされるものはどこまでがホメロスの真作なのかが論争の的にされたというのだから、当時から謎の多い人物であったのだろう。
彼が口承し、後に文字として編纂された(とされる)作品の中で特に高名なのが、トロイア戦争を描いた『イリアス』と、オデュッセウスの帰還の旅を描いた『オデュッセイア』である。
先行する膨大な口承叙事詩伝統を受け継ぎ、それを高度に組織された長大な叙事詩として成立させた事は、彼の名声を不朽のもの足らしめるに十分な功績であった。
後世のホメロス伝承の中には、傲慢な為政者を詩で風刺したり、自身の詩の価値を理解する庇護者の元で歓待を受けたりといった逸話が多く残されている。
そうした信憑性の不確かな伝承の一つとして、彼の最期について語るものがある。
伝承によって多少の異同はあるが、イオス島で過ごしていたホメロスは、漁から帰ってきた少年たちから『釣果はなくシラミだけ持ち帰った』という答えを持つ謎掛けをされる。
この謎を解くことができなかったホメロスは自らの知恵の衰えを嘆き、その後まもなく死ぬ。
その最期は、イオス島を訪れる前にデルフォイのアポロン神殿で下された神託の通りであった――というのがオーソドックスなバージョンである。>>289
彼の死後も、その残した詩は吟遊詩人たちの手によってギリシア全土へと広まり、不動の地位を築き上げた。
アテナイをはじめとする都市国家では、彼の叙事詩を暗唱することが自由市民の教養とされ、アレクサンドロス大王も遠征の際には常に『イリアス』の写本を枕元に置いていたという。
そして14世紀のイタリアの詩人ダンテ・アリギエーリが著した不朽の名作『神曲』においても、ホメロスの偉大さは特筆されている。
ダンテは地獄篇の第4歌において、キリスト教誕生以前に生まれた善き魂たちが留まる辺獄(リンボ)にホメロスを配置した。
右手で剣を持ち、他の偉大な詩人たちを従えて鷹揚に歩みを進める――そうした描かれ方一つ取ってしても、彼の紡いだ言葉が時代や信仰の壁を超えて、人類の心に永遠の残響を響かせていることを証明していると言えよう。>>290
【人物像(独自設定)】
自身の事をホメロスと名乗るプリテンダー。その正体はゲーティアの同類とも言うべき、意思を持った魔術式である。
託宣を下す旧き語り部。古の神代を手繰る巻物。216の回答を持つ予言機構。それが人々のイメージするホメロスの形を取ったもの。予言術式『ホメロマンテイオン』。
そも、ホメロスはいまだ実在したかどうかも定かではない詩人である。
もっと言えば彼の代表作と言える『イリアス』や『オデュッセイア』さえも彼の著作であるかどうかは確定していない。
出自についても各地の伝承によって異なり、その生涯も千差万別。性別すらも女性説(正確に言えば『オデュッセイア』の作者を女性とする説)が存在する程だ。
極論すれば、ホメロスとは佐々木小次郎やロビン・フッドなどと同じように、条件を満たした者(ホメロスの場合は叙事詩を歌い広めたホメリダイの何者か)が該当する殻に過ぎない。
その意味で言えば、二つの偉大な叙事詩を内包し、それに魔術的な意味合いを与えてきた魔術式であるホメロマンテイオンは、ホメロスを騙るに相応しい存在と言えるだろう。
彼はホメロスを名乗り、ホメロスのように振る舞うが、他の作家サーヴァントのような創作意欲を持たない。
彼にあるのは、入力された事象に対し適切な詩行(運命)を検索し、出力するというシステムとしての機能だけである。
「すでに我が詩行に人類世界の全ては収まり、未来さえも我が叙事詩の範疇だ。これ以上、何かを付け加えたりする必要はない。東洋の言葉を借りて言えば、蛇足、という事さ。もしも私が次回作を書くとしたら、我が詩行の範疇にはなに何かを知ってからになるだろう」――と彼は宣うが、実際はそもそも創作する能力を持たないと言ったほうが正しい。>>291
それでも彼が召喚に応じるのは、彼自身の魔術式としての性質(あるいは本能)に由来するものである。
彼は『216の回答』では表現する事が出来ない未知なる何かを探し出す事を機構の一つとして有しており、そうした調査に赴くときのみ、愉悦を求める人間のように声を弾ませる。
もっとも『216の回答』によって表現できないものが人類世界にあるはずもなく、調査が終われば「意味が分かれば/意味を持ってしまえばつまらないものだったね。徒労だった」と言って残念そうにするのが常。
彼が幸福を感じるのは「216の回答のどれにも当てはまらないのではないか」と"錯覚"させられた瞬間であり、実際には必ずどこかの詩行に収斂してしまうという、探求と徒労の無限ループを過ごしている。
【蛇足】
すでにホメロスのサーヴァントはありましたが、魔術・オカルト方面についてより掘り下げたものとして作成しました。【元ネタ】北欧神話 【CLASS】セイバー
【真名】フェンリル
【性別】男
【身長・体重】193cm・76kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A++ 耐久:A 敏捷:A++ 魔力:EX 幸運:E 宝具:A++
【クラス別スキル】
対魔力:A++
神代の獣が有する破格の神秘。現代の魔術師では万が一にも傷つけることは叶わない。
騎乗:EX
自身の眷属を召喚して乗ることができる。他の生物は怯えて動かず、車などの人工的な乗騎に対しては無理解である。
神性:A
悪神の子であるセイバーは高ランクで有する。
【保有スキル】
因子捕食(軍神):EX
軍神テュールの右腕を捕食したセイバーは軍神らしい装いをしている。本来の獣性を抑制し、友好的に振舞うように見えるが…。
巨魔の心臓:A
母なる女巨人アングルボザに由来する正体不明のスキル。セイバーの魔性の由来であり、破壊衝動の源。
自己封印・無明鎖縛:B
本来は宝具。銘を『グレイ.プニール』。この世にあらざるものを材料につくられた、形はあるがそこにないもの。ないものを壊すことは絶対にできないがゆえの不毀の呪縛、しかしありえないゆえに忽然と姿を消す妖精の持ち物。神々は妖精から借り受けただけであり、(少なくとも妖精側の認識としては)いつでも妖精が回収できるもの。ラグナロクにあっては財産として回収して妖精郷に持ち帰った。>>294
【宝具】
『天空を引裂き潰せ、軍神の剣 (ラグナロク・フロズヴィトニル)』
ランク:A++ 種別:対神宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:1〜100
北欧神話の最終戦争ラグナロクにおいて、主神オーディンを喰い殺した逸話の具現。セイバーの霊基にあってはその凶悪極まりない顎を、捕食した軍神の右腕を触媒として剣のカタチに精錬したもの。セイバーのクラスにあり、軍神の因子を利用しているとしても、彼はどこまでも獣であり、決して技を使うことはない。その手が振るのはあまりにも暴力的な一撃であり、斬るのではなく、強引に裂き潰す獣の一噛み。
軍神テュールも元は天空神の性格を宿していたとされ、本来のカタチよりも特に天空神に有効な神殺しの剣である。また、フェンリルは巨人の血を引くものであり、真名解放に際しては巨人化し、それに合わせて本宝具も巨大化する。
【Weapon】
『軍神の剣』
捕食した軍神の右腕から編み上げたもの。あるいは、口につっかえ棒代わりに差し込まれた無銘の剣とも。
『ワーグ』
眷属たる魔狼。本来のセイバーほどではないが、馬並みの巨躯をした凶猛な狼。>>295
【解説】
北欧神話の三大巨魔が長子、巨狼フェンリル。悪神ロキの子にして、弟に世界蛇ヨルムンガンド、妹に地獄の女王ヘルを持つ。
生まれたばかりの頃は通常の狼と変わらなかったために神々の元に留め置かれたが、成長していくと次第に残忍にして狡猾、巨大にして俊敏なる魔獣の片鱗を表し始める。これを恐れた神々はレージングやドローミという縛めを試みたが失敗し、最終的にドヴェルグに造らせたグレイ.プニールをもってその捕縛に成功する。ただ代償に軍神テュールの右腕が失われた。
だが肝心なことに最終戦争ラグナロクに際してはその捕縛から解き放たれ、主神オーディンはこの巨狼の牙に斃れる。その直後には主神の子ヴィーザルによって討ち倒される運命を辿ったとされる。(本作にあってはラグナロクにおける解放は、ドヴェルグによる財産の回収のためと理由付ける。妖精にとってはモノとは与えるものではなく、貸し付けるものなため)
軍神の右腕というとびっきりの因子を宿すために、それによってセイバーの適性を有し、此度はそのクラスをもって召喚された。本来は悪辣極まる不遜な神獣であり、マスターも例外なく人も神をも見下し蔑み、玩具かおやつ程度にしか考えることはない。そのはずだが、軍神の因子による影響か、群れ(軍)の長としての本能が表面化しており、味方に対しては比較的仲間意識がなくはない。ただ油断することはなかれ、絆を深めようと獣にとってあなたは大事な『駒』というだけに過ぎない。必要とあれば、その剣はあなたの心臓に突き立てられることとなる。
【因縁】
テュール
餌を与えてくれた育ての親だが例外なく見下している。あるいはテュールの思惑には、元天空神として主神の座を奪うために、フェンリルを利用したいという野心があったのを見抜いていたのかもしれない。
ロボ
狼王とされる野獣。その憎悪には無理解だが、群れの一員にしても良いとは考えている。
プロテア・オルタ
フェンリルのエッセンスを有するアルターエゴ。是非とも群れに欲しい戦力だと賞賛する。
スルト
とある異聞において捕食されてしまった終末の巨人王。異聞と知ってなおリベンジの機会を図っている。
【Wiki登録】可【元ネタ】チェス起源伝承、「チェス盤上の麦つぶ」問題
【CLASS】キャスター
【真名】スィッサ・イブン・ダーヒル
【性別】女性
【身長・体重】167cm・50kg
【容姿】褐色肌黒髪の質素な服装をした女性。
【属性】中立・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷E 魔力A 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地である「工房」を作成する。
盤面のような形に場を整理し、トラップを設置する事も可能。
道具作成:C
魔術的な道具を作成する技能。
ボードゲーム用の盤、駒などを主に作成する。>>299
【解説】
13世紀の法学者イブン・ハッリカーンがチェスの起源として紹介したインド人女性。
バラモンであるとされ、インドの王を喜ばせる為にチェス(チャトランガ)を開発し献上したという。
喜んだ王がスィッサに褒美を取らせようとしたところ、
「チェス盤の第1のマス目に1つぶの麦を、第2のマス目には2粒の麦を、次のマス目にはその倍の、と続けて、
最後のマス目までの麦つぶを、それがどんな量であろうとも、私にそれを授けてください」とスイッサは応じた。
王は少なすぎると抗議したもののスイッサはそれに拘った。
王が官僚に命じて麦つぶの総量を計算させると世界中にある麦の全部でも足りないと答え、面前で実際に計算した。
王は「そのような要求を思いつく創意は、チェスを発明した才能よりも、さらに賞賛に値する」とスイッサを称えた。
この問題は、等比数列あるいは幾何級数の性質をわかりやすく示す好例として使われ続けている。
【人物】
知性を感じさせる振る舞いを取るが割と茶目っ気があり、褒美の話も冗談半分だった。
ボードゲーム好きでもありそれに関わる英霊との出会いがあれば良いとも考えている。
【コメント】
ボードゲームの歴史は長く他にも起源説とかがあればサーヴァント作成のネタに使えそうだと思ったり。「ここに父…、いや、ラーマ殿はいませんか?もしいるというのならば我々のそばに近づけたりその話題を出してはなりません」
「…別に嫌いだとか悪意あって言ってるわけではありませぬ。ただ我々の存在が、彼の記憶に残る悲劇や後悔を思い出させてしまい、更に傷つけてしまうかもしれないのです」
【元ネタ】インド神話、ラーマーヤナ
【CLASS】アーチャー
【真名】クシャ&ラヴァ
【異名・別名・表記揺れ】クシャとラヴァ、語り部のアーチャー
【性別】男性
【身長・体重】169cm・62kg
【外見・容姿】ラーマとシータの要素を折衷した顔立ちであり、その上にヴェールで顔を隠している双子。左右別にサイドヘアーを垂らしている
【肌色】両親と同じ 【髪色】両親と同じ 【瞳色】両親と同じだがクシャは黄色味が強く、ラヴァは赤みが強い
【地域】インド
【年代】神代
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:C 魔力:A 幸運:C- 宝具:A>>301
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい
単独行動:A
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。宝具の使用についてはマスター不在であれば大きな負荷となる。
【固有スキル】
神性:B
父親がヴィシュヌ神の化身ラーマ、母親が女神ラクシュミーの化身シータである
ラーマの子:B-(A)
ラーマの子であるが故に、二人は後に国を支配しBランクのカリスマを始め武の祝福含む複合スキル。本来はAランクなのだが、2人は「自分たちはラーマ殿の子である自信がない」と自虐的に話していることから
聖仙の教え:A
聖仙でありラーマーヤナの作者とされるヴァールミーキから学んだものがスキルとなったもの。武術や真言(マントラ)、語り手などの技術を扱う
泡沫の願い:B
アーチャーの父ラーマはラーヴァナを討伐し 、妻であるシータを救出したが、戦いの中での呪いによりシータと永遠の別れになってしまう報われない末路を迎えた。その悲劇を見た故に二人は願う『今度こそ呪いが解け、2人が出会える最高の結末』を>>302
【宝具】
『聖仙紡ぎし英雄の叙事詩(ヴァールミーキ・ラーマーヤナ)』
ランク:A+ 種別:固有結界 レンジ:1~99 最大捕捉:7000人
ラーマーヤナの著者とされているヴァールミーキによってクシャとラヴァに朗読され、兄弟は旅をして朗読することで叙事詩を広めた。それらが固有結界となったものであり、発動と同時に周囲をラーマーヤナの世界へ引きずり込む。
そこに広がるのは神代の戦争。ラーマや彼の弟たち、ハヌマーン含む猿軍団がラーヴァナ率いる魔族軍団に攻め込み、それらの戦いが再現されたもの。両者の戦いを巻き込ませ、とどめにラーマとラーヴァナの一騎打ちが展開しその衝撃で全体を吹き飛ばす
最大で物語全体分の再演と同時に上記より大規模の威力を発動可能だが魔力消費が尋常なほど悪い。
【Weapon】
『剣、槍、弓など様々な武器』>>303
【解説】
ラーマーヤナに登場するラーマとシータの子であり双子の兄弟。伝承によれば、ラーマーヤナは最初に作者のヴァールミーキによってクシャとラヴァに朗読され、兄弟は旅をして朗読することで叙事詩を広めたとされる。
魔王ラーヴァナ討伐戦後、さらわれた妻シータを救ったラーマだが、囚われた時間の中でシータはラーヴァナと不貞行為をし子を身ごもったと人々の悪意のある噂や誹謗が広まっていた。それを聞いてしまったラーマは苦悩しながらもシータを王宮から追放し、弟のラクシュマナに妊娠中のシータを聖仙ヴァールミーキの庵に残すように指示する。シータはそこの庵で双子の息子、クシャとラヴァを出産し、彼らは聖仙の指導の下で教育を受け、軍事技術の訓練を受け『ラーマーヤナ』の物語を学び、吟唱楽人として育つ。
そして成長した二人は聖仙ヴァールミーキと、そして変装したシータと共に、ラーマが主催するアシュヴァメーダ・ヤジュニャ(馬供犠)に出席する。ヴァールミーキは、ラーマと大勢の観衆が集まる供犠のパビリオンで、ラヴァとクシャにラーマーヤナを唱えるよう命じる。苦行者たちは、二人がラーマに似ていることに気づく。双子は朗誦の報酬として金貨を辞退し、森の中では穀物と果物で十分だと宣言する。自分の息子だと認識したラーマは、和解を求めて、二人とシータを集会に呼び出し、自分の前に出るよう命じる。この機会に、彼は正式に双子を自分の息子だと認める。そしてシータは身の潔白の試練を乗り越え、ラーマは彼女と和解し、人々のための国を築きあげて家族幸せに暮らした。
『だがこの結末はうたかたの幻であり、現実は非情なり』
その真実(本当の結末)は非常に残酷であり、両親の再会から自分たちがラーマの子である証明、そして母が身の潔白を証明すべく大地の女神に飲み込まれた瞬間であったため家族として交流した時間は少なく、二人にとって最初で最後の家族としての時間になってしまった。シータの最期を目にしてしまったラーマは心を閉ざし、民の声を聞き正義と理想を築き上げる王という名の装置と化してしまった。
そしてラーマの死後、2人後継者として任命された。クシャはコーサラ南部の統治を引き継ぎ、クシャスタリという新しい首都を建設し、ラヴァはコーサラ北部の統治を引き継ぎ、シュラヴァスティに首都を建設したとされる>>304
【人物像】
基本的に無表情、詩人風に機械的な口調で話す双子の青年。右サイドが三つ編みで冷静沈着だがどこか抜けてる兄のクシャ。左サイドがストレートにまとまり気が短く激情家の真面目な弟のラヴァ。一見凸凹に見えるが、ラヴァの暴走をクシャが止めてなだめたり、逆にクシャのトンデモ発言や不注意をラヴァが指摘したりフォローしたりするなど互いの欠点を補っており、コンビネーションは抜群。
彼らを召喚したマスターに対しては基本的に主従に近い同盟関係として接するが性格によっては教えや語りで説き伏せ、もし悪しきマスターに召喚された場合彼らはすぐさま粛清した後に限界を終わらすだろう
通常時はこのような性格だが本性及び両親の話になると急に性格が暗くなり、ネガティブになってしまう。その自己肯定の低さは自分たちは生まれてよかったのかと、自分たちのせいで父を苦しめてるのではないかと思い込んでしまうほど。
そのような苦悩を抱きつつも2人は両親の再会を願う。無謀なことだとはわかってはいながらも、彼らは自身の消滅よりも両親のために行動し戦う。
───もしもどこかで呪いが解け、2人が再会することができたのならば、アーチャーは報われたことを嬉しく感じ、自分たちは二人の子で良かったと心から笑みを浮かべてポジティブに思えるようになるだろう
好きなもの:幸福の結末
嫌いなもの:悲劇、悪意ある噂、自分達
天敵:ヴァールミーキ、ドゥルヴァーサス、両親
願い:両親の再会及び、家族として会話がしたい
【一人称】我々、クシャの方はたまに私、ラヴァの方は激情時とたまに俺【二人称】○○殿、そなた、貴様(敵対者に対し)【三人称】彼、彼女、あのもの、このもの>>305
【因縁キャラクター】
ラーマ
自分たちの父親。生前の複雑な出来事が忘れられないのか父上と呼ぶことができず『ラーマ殿』と呼んでしまう。あの悲劇以降、最低限の関わりや僅かな言葉はあれど、最期まで顔合わせることも家族として関わることはほぼなかった
サーヴァントになった今でも双方嫌ってるわけではないが、自分たちという存在が母の悲劇と生前の後悔を思い出させてしまい苦しめてしまうかもしれないと苦悩して距離を置いてしまう。そのため顔も合わせられず、彼のことになると口数が少なくなったりどもるなど気が重くなる。
シータ
ラーマの妻であり自分たちの母親。シータのいる世界線でも同様であり母上と呼べず、『シータ殿』と呼んでしまうほど。彼女のことにもなるとアーチャーは上記のように暗くなってしまう
【コメント】
日本語ウィキに掲載されていないラーマとシータの子。ライダーかキャスターにしようか迷った。その後の話や公式とかでは詳しく言及されてなかったし関係について独自設定になってしまったけど、実際どう思ってたんでしょうねぇ?【元ネタ】クマルビ神話『銀の歌』
【CLASS】アーチャー
【真名】ウシュフネ
【性別】男性
【身長・体重】176cm・68kg
【容姿】銀髪銀眼、そして獣耳を生やした青年。
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運C 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。>>309
【解説】
フルリ人の神話に登場するクマルビ神。
そのクマルビ神に関わる神話のクマルビ神話に属する『銀の歌』。
それに登場する人の母とクマルビ神の間に産まれた半神の存在。その名は銀を意味する。
ある時ウシュフネは母に自分の父について問いただすと自らの父がクマルビ神である事を知る。
ウシュフネは父を探すも見つかる事は無かった。
これ以降の物語は保存状態が悪かったが復元された物語によると、
その内ウシュフネは天の神々に敵対し始め、鞭で打ち負かしていく。
そして太陽神と月神を屈服させ神々の王の座に就いた。
だがその後イシュタル(シャウォシュカ)女神に敗北する事になる。
なおクマルビ神には神々の王であった逸話、その玉位を天候神テシュブに奪われた逸話、
テシュブから取り返す為に海竜ヘダムム、岩の巨人ウルリクムミを生んだ逸話が存在する。
ウシュフネも王位を取り返す為の子だったのかもしれない。>>310
【人物】
狂暴、攻撃的、傲慢。
そういった性質の人物だが父親がいないという環境への寂しさ、半神であるが故の周囲との違い。
それらによって熟成されていった性格であり、神々への叛逆も神の玉座を奪えば父が遭いに来てくれると思っての事。
【コメント】
日本語資料が中々乏しいのでwikiの英語記事をかなり参考にしています。
神々の王になったとはいえサーヴァントなのであくまでその範囲に留まっているイメージ。「てめェ、どこの英霊だ?子供だからって容赦する気はな……かったが……」
「ちょーつよつよばとるだ!!」
「おい、こんな明らかに戦士でもねェガキと戦えってのか!?」
【出典】史実
【CLASS】アサシン
【真名】オンフィーム
【性別】男性
【身長・体重】133cm・31kg
【肌色】白 【髪色】薄灰 【瞳色】緑
【外見・容姿】明らかに女性的な髪をした、ロシア風のルバシカを身にまとった少年。
【地域】ロシア・ノヴゴロド公国
【年代】13世紀
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:E- 耐久:E- 敏捷:E- 魔力:E- 幸運:C 宝具:D
身体能力は平均的な8歳男児相応であり、英霊としての基礎スペックは本当に最弱。アンリ・マユどころかアンデルセンより弱い。
【クラス別スキル】
気配順応:A
相手の心に違和感なく浸透し、「その場にいて当然」と思わせる認識改変スキル。アサシンのクラススキル、気配遮断の変種。
気配遮断と異なり発見自体は可能であるが、発見したうえでなお英霊であることは気づかれず、脅威だとも全く認識されない。実際に大した脅威でもない。>>312
【固有スキル】
情報維持:B
獲得した情報、伝えたい情報を十全に維持したまま他者に伝えることができるスキル。相手が精神汚染を受けていたり遠隔であっても伝達の齟齬が起きないテレパシーのようなもの。凡庸な情報が残ったがゆえに、アサシンは英霊として成立している。
なお、8歳児に諜報を任せるのはほぼ無理。戦略行動も無理。十全に伝達を受けたうえで、なお意図を読み取りづらい。
一目何処かで:A
一般人の集合体であるオンフィームは、常に「誰かの大切な人」の面影を纏っており、敵対者の刃を鈍らせ、味方を賦活する。
概念的に一般人であるがゆえに、「民を守った英雄」の属性を持っている相手全般が攻撃できなくなる。
それどころか、内部に無数に有する一般人の霊格により、オンフィームの精神性自体もころころと変わっていってしまう。
同等のスキルを持つ果心居士と比べてもランクが高く、かつ、常時発動している。
英雄妄想:D
オンフィームの白樺文書には頻繁に落書きが見られ、騎馬に乗った騎士として敵を屠る様子や、長い首、尖った耳、巻き尾を持つ四つ足の「ちょーかっこいいもんすたー」に変身する様子が記述されている。
……サーヴァントとして語られる英雄の多くが実在定かならぬ伝承の武勲を持ち込む以上、オンフィームがそれをできない道理はない。
ただの落書きが歴史になってしまったが故の想定外。一時的に自身に武勲を付与できる自己強化能力。>>313
【宝具】
『白樺文書(ヴィリスチャーヌィエ・グラーモトゥィ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
白樺の樹皮を身にまとい、落書きの「ぼくは怪獣」の記述を核として3~4mの樹の怪物に化生する。
「人類史」そのものを外皮とした怪物はそれなりに強力だが、なにぶん扱っているのがただの子供なので、ここまでしても平均的なサーヴァントであれば素手で対処可能な弱さ。
ただし、ここまで怪物化してなお「気配順応」「一目何処かで」の効果が十全に有効……
それどころか、「白樺に残された誰かの歴史」を核として増強されているため、そもそも敵対行動をとれずに敗北する英霊も多い、有利不利が極端な宝具。
【Weapon】
木の棒:なんかいい感じ。
宝具同様の白樺でできており、とりあえず神秘は多め。
【解説】
オンフィームは13世紀ノヴゴロドの少年。学校で文字の書き取り練習を行っている途中に飽きて怪物の落書きをした。
以上。>>314
……それだけである。
ただ、羊皮紙が高価で使えないから白樺の皮に刻んだ書き取りの文字と落書きがたまたま数百年残り、それが考古学上きわめて重大な資料となってしまっただけで。
そして、無数に存在する白樺文書の中で数少ないことに、ノートに名前を書く習慣があっただけで。
当時のノヴゴロド公国は中世ヨーロッパとしては極めて識字率が高い(一説には20%とも)地域であり、かつ、民間人が安価で保存性の高い白樺の皮を紙として使用する習慣があり、かつ、土壌が水分を含み酸素を遮断し、低温で微生物も少ない環境であったがゆえに、無数の凡庸なメモが1237枚残っていた。売女と罵られたことで侮辱罪で提訴した人妻アンナが兄を証人喚問しようとした訴状、蜂蜜とソーセージのレシート、すこしヒステリックな恋文やシャツを忘れたから持ってきてほしい夫からの手紙まで。
凡庸な生活は鮮烈な伝承以上に歴史に残ることがない。それが残ったのが白樺文書であった。
それらに語られる、語られぬ、無数の人々の生活が、他よりも少し落書きが多かった……というか、単に文字の書き取りのために自分の名前を練習して、宿題が多かったから枚数も多かった、たったそれだけで名前が残ってしまった……オンフィームの霊格をコアに習合したもの。それが英霊「オンフィーム」である。
文字が残るものが、記録が残るものが、人類はこうだったのだと証明したものこそが英霊であるならば、人類は凡庸だったのだと記録してしまった彼等もまた英霊であったといえよう。
wiki追加・SS使用可能です。【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アルターエゴ
【真名】エンデュミオン
【異名・別名・表記揺れ】エンディミオン、ラトモス山の王、眠れる美青年
【性別】男性
【身長・体重】184cm・72kg
【肌色】大理石のような白皙
【髪色】夜空を溶かしたような藍黒色
【瞳色】星屑が瞬く深い虚無の紫
【スリーサイズ】不明(引き締まった細身、衣服の上からでも分かる均整の取れた肢体)
【外見・容姿】女神アルテミス(セレネ)を魅了した超絶的な美青年。常に眠たげに目を細めている。身に纏う薄衣は夜の帳のように自ずと揺らめき、背後にはヒュプノスの権能である「蝶の翅」と、タナトスの権能である「黒い鳥の翼」を模した、夜気と魔力からなる障壁が幻視される。
【地域】ギリシャ、欧州【年代】神代
【属性】混沌・中庸【天地人属性】地
【その他属性】人型、神性、超巨大(宝具展開時のみ)、愛するもの、ギリシャ神話系男性
【ステータス】筋力:E 耐久:EX(A) 敏捷:C 魔力:A+ 幸運:A 宝具:EX(※耐久のEXは「山に眠る王」の権能による不朽・絶対防御に起因。本来の肉体強度はA相当)>>316
【クラス別スキル】
領域外の生命(偽):A
神の寵愛により、生と死、そして地上のあらゆる理の「外側」へと追放(隔離)された証明。外宇宙の邪神との繋がりではなく、ギリシャ神話の月の権能が極限まで高まった結果、世界法則のエアポケットに位置している。
安息の神核:B
双子の神ヒュプノス・タナトスと霊基を融解・習合しているため、疑似的な神核を保有。神性スキルを含む複合スキル。
【固有スキル】
誘眠のあくび:A
眠りの神ヒュプノスの権能が漏れ出たもの。彼から放たれる気怠げな空気は、周囲の生命活動を著しく低下させ、精神的な魔術防御をも貫通して魂を昏睡(睡眠状態)へと引きずり込む。
冥府の鎌:A+
死の神タナトスの権能の具現。その指先が描く軌跡は空間を切り裂く黒い刃となり、現世への未練ごと肉体と霊基を刈り取る。
山に眠る王:EX
ラトモス山で永遠の眠りにつきながら、その肉体を不老不死として保ち続けた逸話の具現。女神の愛による絶対的な守護。世界そのものが「彼を傷つけてはならない」という法で編まれているため、彼を害するあらゆる干渉や呪いはラトモス山の神秘に遮断され、霧散する。
【宝具】
『永遠にある全能の月』(エンデュミオン・メーネー)
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人
彼を愛した月の女神の古い名メーネーを冠する、世界そのものを「安息の夜」へと反転させる宝具。地上に神の月を召喚し、その光を浴びたすべての生命の霊基を強制的に眠らせる(ヒュプノス)。そして、眠りによって現世との繋がりが最も希薄になった瞬間、音もなく魂の根を断ち切る(タナトス)。対象は苦痛を一切感じることなく、幸福な夢の中で永遠の終わりを迎える。
【Weapon】
『夢幻の夜気と冥府の鎌』
目に見える武器は持たない。気だるげに振るう手元から、夜の帳のような魔力や、空間を切り裂く不可視の死の鎌を放って攻撃する。>>317
【解説】
ギリシャ神話において、月の女神セレネ(アルテミス)に愛されたとされる美しき羊飼い(あるいは王)。その美しさを永遠の物とするため、女神の願いによって「不老不死のまま、ラトモス山の洞窟で永遠に眠り続ける」運命を与えられた。本作においては、人間の身でありながら神の絶対的な寵愛によって「生の終わり(死のルール)」から外れた彼を最高品質の依代(触媒)とし、生と死の境界に位置する双子の神――眠りの神ヒュプノスと、死の神タナトスが神核を融合させて成立したハイサーヴァント。
「生きていながら死.んでおり、死.んでいながら生きている」という彼固有の矛盾こそが、双子神を受け入れるのに最適な「器」となった。当人は三つの意識が混ざり合っても「眠気が三倍になって、少しだけ物讐な物言いを覚えた」程度に認識している。
【人物像】
基本的には物静かで無気力。「できれば起こさないでほしかった」と思っており、常に睡眠の機会を窺っている。しかし、自分を現世に繋ぎ止めたマスターに対しては、かつて自分を照らした月の光に似た温かさを感じており、不器用ながらも深い信頼と庇護欲を抱く。
特技:いつでもどこでも寝られること、夢を操ること
好きなもの:睡眠、静寂、ラトモス山を照らす月光、(絆深化後は)マスター
嫌いなもの:目覚まし時計、騒音、不躾に眠りを妨げる者
天敵:アルテミス(色んな意味で頭が上がらない)、アスクレピオス(無理やり叩き起こされそうだから)
願い:人理修復を見届けた後、マスターと共に誰も邪魔できない最高の夢の中で永遠の安息に就くこと
【一人称】私(あるいは、たまに混ざる神格のせいで「僕」「俺」が混じるが基本は「私」)【二人称】君、お前、マスター【三人称】彼、彼女、彼ら>>318
【セリフ例】召喚:「できれば、起こさないでほしかったな……。私はエンデュミオン。見ての通り眠りの神と死の神に霊基を弄られていてね……。あぁ、だめだ、話し合っているだけで眠い。マスター、指示は手短に頼むよ」
開始:「ふわぁ……。手早く終わらせて、二度寝をさせてくれ」
スキル使用1:「誘眠のあくび――ほら、君も眠くなってきただろう?」
スキル使用2:「冥府の鎌。未練ごと、刈り取ろう」
宝具選択:「静かな、静かな夜を君に」
宝具:「月よ、愛しきメーネーよ。その光で世界を包み、永遠の安息を与え給え……。消え去りなさい、『永遠にある全能の月』(エンデュミオン・メーネー)。……おやすみ」
ダメージ:「ん……っ、少し、目覚めが良いな……」
戦闘不能:「やっと……深く、眠れる……」
勝利:「終わったか。では私は、ここで寝るよ……」
【因縁キャラクター】
・オリオン(超人):「ほう、あれが現在のアルテミスの……。ふうん、熊? いや、中身の方か。……まぁ、いいさ。女神の趣味に口を挟むほど私は野暮じゃない。ただ、私のラトモス山にだけは近づけないでくれ。騒がしくて眠れやしない」
・アルテミス:「……。頼むから静かにしてくれ。君の愛が重いのは知っているが、その声のボリュームはヒュプノスすら恐れおののくレベルだ。あと、タナトスが『あの神の純愛は我らの死の権能よりタチが悪い』と泣いている」
・オベロン:「夢の終わりを生きる虫の王か。ヒュプノスが君の羽を綺麗だと言っているよ。ただ……君の語るお話は、少し哀しすぎて寝覚めが悪そうだ」
【他クラス適性、変化傾向】
キャスター:ヒュプノスの権能を主軸とした、精神干責・睡眠付与に特化したデバッファーとしての適性。
アサシン:タナトスの権能を主軸とした、気配を完全に遮断し音もなく魂を刈り取る即死特化の死神としての適性。
【wiki登録】可
【コメント】
AI生成を利用した初のサーヴァント。普段そこまで考えないような部分も作れて楽しい。クラス指定しなかったので最初はフォーリナークラスで生成されたりして修正はしてる【出典】史実
【CLASS】ランチャー
【真名】カール12世
【異名・別名・表記揺れ】スウェーデンの主砲、渚のアレクサンドロス、北方の得点王
【性別】女性
【身長・体重】168cm・54kg
【肌色】白皙 【髪色】プラチナシルバー 【瞳色】アイスブルー
【スリーサイズ】B83 / W58 / H84
【外見・容姿】
無造作に束ねた銀髪と、氷のように透き通る瞳が凛々しいモルガン顔の麗人、日焼け対策は万全。
第一再臨:サッカーのユニフォーム風の半袖短パン
第二・第三再臨:スウェーデン国旗カラーのハイレグワンピース水着
【地域】スウェーデン
【年代】西暦1682年〜1718年
【属性】混沌・夏
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王・アルトリア顔・夏モード
【ステータス】筋力:C 耐久:B 敏捷:A 魔力:D 幸運:B 宝具:C>>321
【保有スキル】
ビーチ・ストライカー:A+
夏のカリスマ。ビーチサッカーでどれだけ衆目を集められるか。
A+ランクともなれば、スター選手の領域。敵も味方も王の華麗なプレーから目が離せない。
サマー・イズ・ミッドナイトサン:B
短い夏を全力で満喫するという北欧の人々の持つ情熱が千里疾走を変質させた。
カール12世は太陽が昇っている限り夏の砂浜を長時間走り回れる無尽蔵の体力を有する。「馬は日陰に置いてきた」
クー・フーリン等の持つスキル、不眠の加護の効果も内包しているが、こちらは眠らなくても平気なのではなく、明るくて眠れないだけ。
あくまで睡眠を先伸ばしにしているだけであるため、使用し過ぎると強烈な睡魔に襲われる。
戦場の糧(激臭):C
スウェーデンの夏の風物詩であり、保存が利くことからスウェーデン軍の糧食でもあった世界一臭い食品シュールストレミング。
ウォッカなどの酒で洗い臭みを取り、トマトやマッシュポテト、タマネギ、サワークリームなどと一緒に薄いパンに乗せて食べるのがスウェーデン流。
食べるとHPが回復し、何故かガッツが発動する。>>322
【宝具】
『渚に煌めく青と黄色(ゴー・ポー・ブローギューラ)』
''ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:10 最大捕捉:5人''
通常霊基の宝具『前進する青き軍隊(ゴー・ポー・カロライナー)』が水着霊基化に伴い変質したもの。ブローギューラ(青と黄色)とはサッカー・スウェーデン代表の愛称である。
発動と共に周囲をビーチサッカーのコートに上書きし、サッカーユニフォームに着替えた四人のカロライナーを召喚する。
相手はビーチサッカーの試合に巻き込まれ、ルールに則ったプレーを強制される。
カール12世率いるスウェーデン軍の戦術はビーチサッカーでも相変わらずの超攻撃的戦術。
カロライナーはパス回しで敵を撹乱し、少しでも油断を見せればカロライナーからのパスを受け取ったカール12世から強烈なオーバーヘッドキックを叩き込まれる。
その様は、カール12世が重視した高機動力を誇る砲兵を連想させるかも知れない。
【Weapon】
『ビーチサッカーボール』
ランチャー霊基のカール12世が使用する砲弾。>>323
【解説】
何処からか飛んできたルーン魔術によって水着霊基に変化させられたカール12世。
酒も結婚も遠ざけ、生涯を戦争に捧げた彼女が夏の特異点で出会ったのは「ビーチサッカー」という新たな戦いであった。5人でチームを組み、砂の上で繰り広げられるタクティカルかつアクロバティックな激突は彼女の戦闘狂の魂と共鳴した。
そして「余はスウェーデンの主砲である」と、自らを定義したことで、アーチャーでもランサーでもなくエクストラクラス・ランチャーとしての霊基を確立させた。
「ポルタヴァの恨みはビーチサッカーで晴らす! ピョートル、軍服を脱いでかかって来い!」
——最狂サッカー少女の誕生である。>>324
【人物・性格】
基本的な性格は通常霊基と変わらないが、短い夏を全力で楽しもうとする北欧人の気質に水着霊基がマッチしていたためか、普段より表情豊かで口数も多い。無邪気に夏を楽しめていた時分の精神性
また、ベクトルが全てビーチサッカーに向けられた結果、彼女は以前よりも西欧諸国に興味を持つようになった。なぜならビーチサッカーの世界にはイタリア、スペイン、ポルトガルといった西欧の強豪がひしめき合っているからだ。
戦闘狂であることに変わりはないが、戦場がビーチサッカーのコートに限定されているため、端から見ると、凄くマジな顔で遊んでいる人に見える。
なお、本人は大真剣であり、撤退を嫌う性質も健在、試合終了のホイッスルが鳴るまで突撃を止めることはない。
そして、常在戦場の気持ちを忘れないために、17世紀にはスウェーデン軍の糧食に採用された世界一臭い食品、シュールストレミングを小さい樽で持ち込んで試合の合間に食べている。
イメージカラー:青と黄色
特技:オーバーヘッドキック、アイアンヘッドヘディング
好きなもの:ビーチサッカー、ザリガニ・ニシン料理
嫌いなもの:レッドカード、守備的戦術
天敵:ロシア系サーヴァント
願い:サッカーでも何でも良いからロシアに勝つ
【一人称】余、私 【二人称】お前、貴様 【三人称】彼、彼女、奴ら
【コメント】
ビーチサッカーが宝具の鯖のクラスは何が最適か考えた結果、ストライカー=主砲ということでランチャーになった。タグ追加のお知らせ
ジャルカリ・バーイー、マニカルニカに「アルトリア顔」
カール12世に「大北方戦争」
ジョン・チャーチル、オイゲン・フォン・ザヴォイエン、ヴィラール元帥、ブラス・デ・レソに「スペイン継承戦争」のタグを追加しました。いずれも自作鯖ですが一応報告をしておきます。【元ネタ】『フレデガリウス年代記』など
【CLASS】ランサー
【真名】メロヴィクス
【性別】男性
【身長・体重】195cm・92kg
【容姿】金色の長髪の大柄な美青年。
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力A+ 耐久A 敏捷C 魔力C 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
詠唱が三節以下の魔術を無効化する。
大魔術・儀礼呪法であっても殆どダメージを受けない。>>329
【解説】
5世紀中頃にフランク人のサリ族を率いた王であり伝説的な人物。
フランク王国のメロヴィング家の始祖(語源)とされる。
7世紀のフランク人の年代記『フレデガリウス年代記』で海神の子孫であるという伝説が流布された。
曰くクロディオ王の王妃が海水浴をしていた時に、「クイノタウルスの如きネプトゥヌスの獣」に襲われる。
「クイノタウルス」を訳すと「5本の角を持つ雄牛」であり、
ネプトゥヌスの三叉槍と、神話上の雄牛、あるいはミノタウロスの角を合体させたものと解釈される。
そして襲撃の後生まれたのがメロヴィクスである。
カタラウヌムの戦いではアエティウスの率いる西ローマ帝国軍に従い、アッティラ率いるフン族と戦った。
亡くなると息子のキルデリック(フランク王国初代国王クローヴィス1世の父)が後を継いだとされる。>>330
【人物】
王者としての自信に満ち、同胞たちには寛大で、自分の後のフランクの王者たちには興味津々。
カール大帝、シャルルマーニュ大好き。ちなみアルテラには若干の苦手意識あり。
【コメント】
実際の所あまり記録は残っていないみたいですが出生伝承を膨らませての作成です。
肉体スペック的にはバーサーカーじゃないアステリオス君をイメージしています。「ああ……日が、沈んでしまう。やめてくれ、再び暗い牢獄に連れ戻すのは……! 余は、大セルジュークのスルタンなのだぞ……!」
【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【真名】アフマド・サンジャル
【異名・別名・表記揺れ】サミアルドス
【性別】男性
【身長・体重】182cm・75kg(※夜間時は182cm・54kg)
【外見・容姿】昼は太陽のように輝く瞳と、豪奢な青のローブとターバンを纏う威風堂々たる若き覇王。夜は白髪交じりの痩せこけた体にボロボロの衣を纏う老人。
【地域】西アジア~中央アジア(セルジューク朝)
【年代】11世紀末~12世紀中盤
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型 王
【ステータス】筋力B(E) 耐久A(E) 敏捷B(E) 魔力C(E) 幸運C++(E) 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。>>332
【固有スキル】
戦闘機動(馬):B
騎乗状態での戦闘に習熟している。
騎乗状態での攻撃判定及びダメージにプラスボーナス。騎乗していない状態での戦闘力が減少するというデメリットが存在する。
カリスマ:B(E)
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
日中においては大国の王に相応しいカリスマ性を発揮するが、夜間はEランク相当にまで効果が低下する。
皇帝特権:A++
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。
ランクがA以上の場合、肉体面での負荷(神性など)すら獲得する。
幻伝の双王:B
ヨーロッパで流布した『プレスタージョン伝説』において、プレスタージョンに敗れたメディア・ペルシアの兄弟王サミアルドスに比定される事から得たスキル。
自らの霊基を分裂させて、己の分身を作り出す事が出来る。ただし、能力値は半減する上に、分割した霊基を元に戻す事もできなくなる。>>333
【宝具】
『冠は天駆ける日輪(アフターブ・イ・アスマナト・バード・タージ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
「天空の太陽があなたの王冠であれ」――『スルタン・サンジャルを讃える』(アンワリー作の詩)の抜粋。
『太陽が昇る場所』という意味を持つホラーサーンを根拠地とした事、築き上げた栄光を詩人をして太陽に例えられた事、そして晩年に虜囚となった折、昼は形ばかりの玉座に座らされ夜は牢に繋がれるという辱めを受けた事、脱走した折にかつての首都の残骸を見た悲嘆が原因で亡くなった事――
それらの逸話が、太陽を軸として形を成した宝具。
天に彼の王冠たる太陽が昇っている間――すなわち昼間は若々しい覇王の姿・精神となるが、太陽が沈む夜間は老いさらばえた見窄らしい虜囚の姿・精神に変化する。
能力面においても昼間は霊基が賦活され、またサンジャル自身が己の力を擬えた詩に由来する『征服者の剣』と『砦破りの鎚矛』によって武装できる。
大セルジュークの軍事力が概念化した剣と鎚矛はそれ自体が宝具にも比肩する代物であり、『征服者の剣』は平均的な対軍宝具に比肩する攻撃範囲、『砦破りの鎚矛』は対城宝具に匹敵する破壊力を発揮する。
反面、太陽が沈んだ夜間は『征服者の剣』『砦破りの鎚矛』の双方が消滅する上、大幅にステータスが低下した上で牢獄の中に閉じ込められ、動けなくなってしまう。
牢獄から無理やり脱走する事も可能だが、その場合はこの宝具は破却され、老化して大幅に弱体化した状態で霊基が固定される。>>334
『他界廟門(ダル・アル・アヒーレ)』
ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:50 最大捕捉:500人
首都メルヴの中心に建造された彼自身の霊廟であるスルタン・サンジャール廟の概念化。
別名をダル・アル・アヒーレ(他界)。神秘薄れた人界にあって天界・異界の入口を開く門。
真名解放と共に、彼と味方を覆う強固な結界として青きドームを持つ霊廟の幻影が顕現。
内部と外界とを概念的に切り分け、その断絶を擬似的な防壁として敵の攻撃を防ぎ、その威力を一割程度にまで減衰させる。
これはこの霊廟が――天国に通じるという逸話や悲恋の末に別れた妖精ペリとサンジャルの逸話などからも分かるように――他界との門として機能する伝承を持つが故の特性を応用した防御法である。
その性質はアーサー王の持つ『全て遠き理想郷』に似ているが、その本質が現世に根ざす門である為に、かの聖剣の鞘のようにあらゆる干渉を完全に遮断する事はできない。
一方で、天界や冥府などの異界の逸話を持つ英霊と協力すれば、門としての性質を利用して異界に移動する事が可能となる。(というよりも本来の用途はそちら)
【Weapon】
『征服者の剣』『砦破りの鎚矛』:
昼間の宝具効果中のみ顕現する武装。セルジューク朝の軍事力が概念として昇華された、宝具にも比肩する超兵器。>>335
【解説】
セルジューク朝のスルターン。セルジューク朝の最盛期を築き上げた中興の祖であり、没落をもたらした人物でもある。
父王マリク・シャーが死した後の後継者争いの中でホラーサーンに基盤を築き、共同統治者であった兄の死後、セルジューク朝の君主にまでのし上がり、セルジューク朝に繁栄をもたらした。
しかし晩年にはカラ・キタイに大敗を喫し、国威を失う。以後、セルジューク朝が往年の力を取り戻すことは二度となかった。
父はセルジューク朝の英主マリク・シャーであり、サンジャルは側室の子であったと伝わる。
マリク・シャーの死後、兄弟バルキヤールク、マフムード、ムハンマド・タパル、さらには甥のマリク・シャー2世までもが巻き込まれる後継者争いが勃発すると、サンジャルは同母兄ムハンマド・タパルの陣営に与して立ち回った。
この後継者争いは最終的にバルキヤールクとムハンマド・タパルが国を分割統治する形に収まった。
この頃、サンジャルはバルキヤールクの要請で暗殺教団と悪名高いニザール派の討伐を行うも苦戦し、彼らと和平を結んだという。
バルキヤールクが病没すると、その子マリク・シャー2世がスルターンを継いだのも束の間、ムハンマド・タパルがこれを廃してみずから即位する。
サンジャルは兄であるムハンマド・タパルの宗主権を認めつつ、ホラーサーンを根拠地としてセルジューク朝の東部地方を実効支配し、諸外国に武威を示した。
特に大きな武功は二つあり、一つはゴール朝領へ侵入してその支配者を捕らえ、貢納を命じる形で屈服させた事。
もうひとつは長年の宿敵ガズナ朝の首都ガズナを陥落させてバフラーム・シャーを傀儡として立てた事である。
一方で峻険な山々を根城とするニザール派の討伐の成果は捗々しくなく、彼らと和平を結んだ事は汚点の一つともされた。>>336
兄のムハンマド・タパルが没すると、セルジューク朝のお家芸とも言うべき後継者争いがまたしても勃発するが、サンジャルは甥達が争うのに乗じてスルタンの座を勝ち取る事に成功した。
後継者争いに勝利したサンジャルは娘と甥のマフムード2世の婚姻を取り決めた上で、自らを大スルタン、甥を副スルタンとする体制を確立。
この体制のもと、ムハンマド・タパルの子孫はイラクとイラン西部にとどまってイラク・セルジューク朝を形成し、サンジャルは終生その君主継承に介入し続けた。
甥を西部に置く事で情勢を落ち着かせたサンジャルは、以降、東部において大いに武威を振るった。
再びゴール朝と戦い服属させ、西カラハン朝の君主をすげ替え、反旗を翻したガズナ朝のバフラーム・シャーやホラズム・シャー朝のアトスズを屈服させた。
また彼の長きに渡る統治によって国情は安定し、文化面においてもペルシア語詩が盛んになり、首都メルヴは富が集まり、複数の巨大な公立図書館とともに天文台が築かれるなど発展が続いた。
かくして最盛期を築き上げたサンジャルであったが、中央アジアで勃興した新興勢力であるカラ・キタイ(西遼)との戦いでまさかの大敗を喫する。
この敗北はサンジャルとセルジューク朝の威信を著しく損ない、彼は残る治世を秩序回復に費やさねばならなくなる。
再度反旗を翻したホラズム・シャー朝のアトスズやゴール朝との戦いには勝利を収め、セルジューク朝の健在を思い知らせたサンジャルであったが、カラ・キタイの勃興に伴うトゥルクマーンの部族勢力の流入には対処しきれず、彼らの反乱の鎮圧にも失敗。
それどころか妃とともに捕虜とされてしまい、その威厳は地に落ちた。
英主もなく国威も損なわれたセルジューク朝はトゥルクマーン諸部族の狩場となり、サンジャルが虜囚の身から脱走して戻った頃には、首都メルヴは見る影もない惨状を晒していたという。
サンジャルは失意の中で没するが、その後もセルジューク朝は安定を取り戻す事なく内紛を起こして自滅し、有名無実なものとなっていく。>>338
【人物像】
昼のサンジャルは大セルジュークのスルタンたる自負を隠さぬ、鷹揚な覇王。
捕らえたゴール朝の王を殺さず貢納と引き換えに解き放ち、暗殺教団を討ちきれぬまま和議を結んだ際には「寛大に過ぎる」と臣下に詰られてなお悔いなかったという史実の通り、敵の息の根を止めるよりは生かして服属させる事を好む。
もっともそれは甘さではなく「殺した敵は二度と余に頭を垂れぬが、生かした敵はいずれ余の下で働く」という、征服者としての実利に基づいた計算でもある。
「詩人はいい。剣より長く生き、剣より遠くまで届く」と、宮廷に集うムイッズィーやアンワリーら詩人を殊更に厚遇したのも、武名よりも詩に謳われた栄光こそが真に王を永遠たらしめ、人々を服属させるのだと知っていたからだろう。
甥との後継者争いにすら、最終的には娘を嫁がせて和解の形をとった。
「勝利してなお滅ぼさぬ。制覇してなお辱めぬ」――かの征服王の言葉を体現したかのような覇道を歩む、偉大なる王。
彼が第二のイスカンダルと評されたのは、築き上げた栄光も去ることながら、王としての在り方が近似していた為でもあろうか。
だが、日が沈むと同時に、その威風は音を立てて崩れ去る。
夜のサンジャルは、老いさらばえた虜囚そのものである。
三年余に及んだ幽閉の記憶――昼は形ばかりの玉座に据えられ、夜になれば鎖に繋がれるという屈辱の日々――が、そのまま人格として固着してしまったかのように、闇そのものに怯え、牢獄の中で震える。
脱走を果たした後、変わり果てたメルヴの姿を目にして失意の内に没したという伝承通り、夜のサンジャルの心には、故郷が灰燼に帰しているのを目にした際の衝撃が根を張り、英気を損なってしまっているのだ。>>339
【関連人物】
イスカンダル:
自身が『第二のイスカンダル』と称えられた事もあり、王としての永遠の比較対象と見る。
生前、サンジャルを讃えた詩人は「イスカンダルすらサンジャルを羨む」と歌ったという。
また、霊廟には『彼はその時代のイスカンダルであり、科学者と詩人の保護者であり、科学と芸術により繁栄と幸福の中でイスラム世界に受け入れられた』と碑文が刻まれていたという。
「余が貴殿と並んだだの超えただの……所詮は世辞に過ぎぬ」と苦笑するが、イスカンダル本人から「ならば、実際にどちらが上か試してみるか?」と挑まれれば、王として受けて立つ気概はある――昼間なら。
山の翁(アズライール):
生前、幾度となく討伐を試みた宿敵にして、遂には剣で滅ぼすことを諦め、王としてその存在を認めた男。
ジュワイニーが伝えた伝承によれば、サンジャルがアラムートを攻撃しようとしていた際、寝床のすぐそばに短剣に突き刺された手紙が置かれていた。
「もしスルタンに好意を持たなかったなら、その短剣は硬い地面ではなく、柔らかな胸に突き立っていただろう」――その手紙の文面に震え上がったサンジャルは、以降ニザール派との対立を避けるようになったという。
その逸話の真偽はさておき、山城と信徒のみを武器に大国と渡り合ったその手腕に、サンジャルは敬意を払っている。
「余の軍勢では貴様の山城を落とせぬ。貴様が持つ異端の手管では余の国を奪えぬ――ならば、互いに王として生き残るがよい。鷲の巣の剣士よ」
それが二人の間に結ばれた、奇妙な和平であった。>>341
【保有スキル】
██霊基:A++
████・ボディ。
現実世界に存在するのではなく、████に██████として確立された霊基の証。
自分からの物理的干渉能力を失う代わりに、敵からの物理的干渉のほとんどを退ける。
████に特化した██術式や対概念攻撃でもなければフォーリナーを傷つけられない。
ただし██術式でさえも後述のスキルにより時間経過とともに適応される可能性がある。
可能性の闇:A+
████████。
期待された██と恐怖された██が昇華した、変化に似て非なるスキルにして、無辜の怪物によく似たスキル。
夢想された█████も、危惧された██████も、全てを画面に受け止めた集合知がフォーリナーであり、現界した"それ"は「不安」と「可能性」の具現として振る舞う。
██(暗黒):A
ダーク・████████。
近代の██主義の前提を██によって凌駕しようとする█きを█らむ██思想。
██と██をもって既存██の前提を取り払わんとする文明の闇は、時に混沌の時代にあるからこそ力を持ち、現行██への猛毒となる。>>342
███・█████&███・█████:A++
可能性の闇と邪神の権能により、自己進化が進化した特殊スキル。
本来は██の█と接続して██を吸収することで██・██して障害を乗り越えるスキル。
かの這いよる無貌の神に乗っ取られたことで歪曲され、実存世界から直接██を取得可能となった。
███████が存在しない場所からの取得は不可能だが、世界規模の██████が存在する現代では地球の大部分をカバーする。
絶え間なく加速し続けるフォーリナーは、早速人類に制御可能な代物ではない。
【宝具】
『眩き狂叡に盲えよ人類(████████・アトラス)』
ランク:EX 種別:対衆宝具 レンジ:全世界 最大捕捉:全人類
█・████・███・█・██████。
[データ破損]
邪神はモロバレなので乗っ取られた方を当てて下さい。【出典】史実
【CLASS】コマンダー
【真名】クルト・クリストフ・フォン・シュヴェリーン
【異名・別名・表記揺れ】小マールバラ、シュヴェリーン伯爵
【性別】男性
【身長・体重】168cm・64kg
【肌色】白【髪色】プラチナブロンド/白【瞳色】黒
【外見・容姿】二つの全盛期を持ち、青年の姿は、髪を短く刈り上げた精悍な顔立ちの青年将校。老年の姿は、深く皺の刻まれた威厳に満ちた顔立ちの白髪白髭の老将。
【地域】ドイツ(メクレンブルク/プロイセン)
【年代】1684年~1757年
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:D 耐久:C 敏捷:D 魔力:D 幸運:B 宝具:B>>345
【保有スキル】
老将の采配:A
スペイン継承戦争、大北方戦争、シュレージエン戦争、七年戦争と、半世紀以上にわたり陣頭に立ち続けた戦術的洞察力。
戦況の推移を予測し、最小の犠牲で最大の戦果を上げる指揮術。
撤退勧告:B
戦場において自身のマスター・同盟者を安全圏まで退避させる能力。対象一人に同ランクの仕切り直しと同等の効果を付与する。
また、対象者に撤退の必要性を説き、納得させる話術も含まれる。
小マールバラは戦場に散った:EX
自身が戦闘中に死亡することで発動する特殊スキル。
指揮官不在でも30ターンの間、兵力召集で召喚した兵士を現界させることが可能。
また、自動的に宝具の真名解放を行い『黒鷲の旗に続いて駆けよ』を発動させる。>>346
【宝具】
『黒鷲の旗に続いて駆けよ(シュバルツアドラー・シュトゥルムアングリフ)』
''ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:300人''
プラハの戦いにおいて、退却の兆しを見せた味方連隊の軍旗を自ら掴み取り、「勇敢なるプロイセン人よ、我に続け!」と叫んで突撃し、凄絶な戦死を遂げた逸話の具現化。
プロイセンの黒鷲が描かれた軍旗を掲げることで発動する。
自身のカリスマが1ランク上昇し、周囲の味方陣営の精神的デバフを解除、士気と攻撃性能を極限まで跳ね上げ、敵対者の完全沈黙まで途切れなく猛攻を加える。
この宝具の真の恐ろしさは、シュヴェリーン本人が消滅しても戦闘終了まで効果は消えないという点にある。
自身のスキル「小マールバラは戦場に散った」の効果で、兵力召集で呼び出した兵士は消滅せず現界し続けるため、敵が全滅するか、味方が全滅するまで戦闘行為を可能とする。
【Weapon】
『無銘:軍刀』
『黒鷲の軍旗』>>347
【解説】
クルト・クリストフ・フォン・シュヴェリーンは、18世紀プロイセン王国の陸軍元帥であり、スペイン継承戦争戦争から七年戦争に至るまで半世紀以上にわたり戦場に立ち続けた軍人である。
ポンメルン地方の貴族の家に生まれたシュヴェリーンは、16歳でオランダ連邦軍に入隊し、スペイン継承戦争では名将マールバラ公ジョン・チャーチルやサヴォイア公オイゲンの指揮下でブレンハイムの戦い、ラミィの戦い、マルプラケの戦いといった主要な戦闘に参加、若くして凄惨な戦闘を経験し、軍人としての素養を身につけた。
続く大北方戦争では、スウェーデンのマグヌス・ステンボック将軍の下で1712年のガーデブッシュの戦いに参加した。
翌1713年にはシュヴェリーンはメクレンブルク=シュヴェリーン公国の外交官としてオスマン帝国領ベンデルに抑留されていたカール12世のもとに派遣され、そこで1年を過ごした。
メクレンブルク=シュヴェリーン公国軍を経て、1720年にプロイセン国王フリードリヒ・ヴィルヘルム1世にスカウトされ、プロイセン軍の幹部となる。
1730年、少将として皇太子フリードリヒとハンス・ヘルマン・フォン・カッテの脱走未遂事件を裁く軍法会議の一員となった。
その後も、シュヴェリーンはいくつかの戦闘に勝利し中将・歩兵大将と昇進、彼は兵の訓練と軍の組織化において天才的な手腕を発揮し、後のプロイセン軍の鉄の規律を創り上げた立役者の一人となった。>>348
1740年、皇太子フリードリヒがフリードリヒ2世として即位すると、シュヴェリーンは伯爵位と元帥の称号を与えられた。
この時、シュヴェリーンは共にスペイン継承戦争を戦った「老デッサウ人」レオポルト1世と肩を並べるほどの地位を有し、軍中でも「小マールバラ」と呼ばれ尊敬の的であった。
そして、オーストリア継承戦争が勃発すると、大王からシュレージエン侵攻をいち早く明かされその計画を練った。
オーストリア継承戦争のモルヴィッツの戦いでは、戦闘序盤に敗色濃厚となった戦場から国王を脱出させ、自身が残された軍を再統率して奇跡的な逆転勝利を収めた。
しかし、大王はシュヴェリーンが戦場での指揮権を独占するために大王に退避を勧めたのだと捉え、シュヴェリーンを非難したことで二人の関係は悪化する。
1756年に七年戦争が勃発すると、72歳という老齢でありながら陣頭に復帰。1757年の「プラハの戦い」において、オーストリア軍の激しい砲火の前にプロイセン軍の突撃が鈍り、味方の連隊が崩壊しかけた際、シュヴェリーンは自ら落ちていた第2歩兵連隊の軍旗を掴み取った。
「勇敢なるプロイセン人よ、我に続け!」と叫びながら旗を振って味方を鼓舞し、自ら陣地に突撃した瞬間、敵の散弾を胸に受けて壮絶な戦死を遂げた。
しかし、この老元帥の壮絶な戦死と決死の突撃に鼓舞されたプロイセン軍は爆発的な士気を取り戻し、激戦の末にオーストリア軍を破って勝利を掴んだのである。
大王フリードリヒ2世は後に「彼の死は1万人の兵士を失うに等しい」と嘆き、シュヴェリーンを「今世紀で最も偉大な将軍の一人」と称えた。>>349
【人物・性格】
肉体的な全盛期である「若き青年将校」と指揮官・軍人としての全盛期である「老元帥」の二つの全盛期を持つサーヴァント。若き日の熱情と老練な冷徹さを同居させている。
通常の聖杯戦争ではマスターとの相性によりどちらの面が召喚されるか決定する、カルデア式召喚では霊基再臨によって二つの全盛期を行き来する。
青年時は、フレンドリーで親しみやすいナイスガイ。仲間やマスターにも気軽に声をかける。しかし、一度戦場に立てばマールバラ公やステンボック将軍から学んだ戦術眼が遺憾なく発揮される。
老年時は、威厳に満ちた頑固な軍人、だが頑固なだけではなく、ユーモアを併せ持つ。部下やマスターに対して厳格な規律を求めるが、愛情と信頼は厚い。
フリードリヒ大王からの評価を過大評価だと謙遜するような態度を取るが、その評価に違わない実力の持ち主である。
イメージカラー:黒
特技:軍団の指揮
好きなもの:演劇、勝利
嫌いなもの:長距離の行軍
天敵:フリードリヒ大王
願い:戦死した兄との再会
【一人称】オレ(若)、ワシ(老)、まれに老骨【二人称】貴公、主、若造 【三人称】彼、彼女、大王>>350
【関連人物】
・フリードリヒ大王
かつての主君。軍人としての才能を認めつつも、思い込みの激しさには困らされたと苦笑する。
・ジョン・チャーチル
かつての上官。若き自身に戦争を教えてくれた偉大な師として尊敬している。
・カール12世
オスマン帝国で共に過ごしたスウェーデン王。彼女の狂気の片鱗を垣間見ており、ほんの少しだけ恐怖を感じていた。
【コメント】
配下の兵士を強化して戦わせる典型的なコマンダー、宝具は剣ジルの全体版のイメージ。【元ネタ】『ディオニュソス譚(ディオニュシアカ)』
【CLASS】ライダー
【真名】デリアデス
【性別】男性
【身長・体重】183cm・95kg
【容姿】褐色の男性。その瞳は太陽のように輝いている。
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力C 幸運C 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:C
二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。>>354
【解説】
5世紀頃の詩人ノンノスの作品であるディオニュソスによるインド遠征と帰還をテーマにした叙事詩
『ディオニュソス譚(ディオニュシアカ)』。
ディオニュソスは神と認められる条件としてインド征服をゼウスに命じられるのだが、
そこで立ちふさがったのがインド王デリアデスである。
デリアデスは父にジェラム川の神ヒュダスペス、母にヘリオス神の娘(ニンフ)であるアストリスを持つ。
デリアデスはディオニュソス信仰、ワイン文化を拒否し、
ディオニュソスの軍勢とデリアデスの軍勢は戦う事になった。
ディオニュソスの超常的な力に翻弄されつつもデリアデスの軍勢は抵抗し、
ディオニュソスが一時的に戦線を離れた際にはディオニュソス軍を敗走させもした。
しかし最終的にはディオニュソスの神としての力に敗北し、デリアデスはヒュダスペスの川へと落ちたという。>>355
【人物】
酒の類を嫌い酩酊を忌むべきものとする生粋の酒嫌い。
神の血を引く誇りを持った王でもあるが、より神に近しい者に対しても臆する事なく挑む。
【コメント】
ディオニュソスに敗北したもののある程度は対抗可能な強者というイメージ。
ただし絡め手相手は苦手な感じです。「どうも今晩は、アタシは鳥山石燕、その罔両サ。なぁに、ちいっと可笑しな形(なり)になってはいるが、従者(サーヴァント)としては何も問題はないさネ。なんせ、罔両は景に従い、景は体に従うものだから、ネ。」
「悲しみ、妬み、憎しみ、そして畏れ。英霊(アタシら)が人々の信仰と死人の未練から形作られるように、物怪、妖怪変化を生み出すのもまた人の想念。影を畏れ迹を悪む、妖怪の本質ってのはそれサ。」
【元ネタ】史実、『今昔百鬼拾遺』
【CLASS】アサシン
【真名】鳥山石燕
【異名・別名・表記揺れ】佐野豊房、船月堂、零陵洞、玉樹軒、月窓(月窗)、飛雨郷、梧柳庵、石散人、「法名」画照院月窓石燕居士
【性別】女性(元々は男性)
【身長・体重】166cm・-kg
【肌色】黄色系【髪色】黒【瞳色】赤
【外見・容姿】長く伸びた髪は後ろで一つに結び、黒い着物を着た女性。足元は暗い影に溶け込んでおり、そこにいるのに質量を感じさせない
【地域】日本,江戸
【年代】正徳二年(1712年)〜天明八年八月三日(1788年9月2日)
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地(本来は人。魔性と化しているため地属性へと変化している)
【その他属性】人型、魔性
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:B+魔力:C 幸運:C 宝具:B
【クラス別スキル】
気配遮断:EX
自身の気配を消すスキル。隠密行動に適している。アサシンは第一宝具で得たスキルによって影となることできるが故に規格外のランクで保有している。>>357【固有スキル】
影灯籠:A
″ものゝけある家には月かげに女のかげ障子などにうつると云。荘子にも罔両と景と問答せし事あり。景は人のかげ也。罔両は景のそばにある微陰(うすきかげ)なり″
鳥山石燕著作『今昔百鬼拾遺』より
影そのものと同化するスキル。暗闇から周囲の魔力を得ている為、実体化さえしなければマスターの魔力供給はほぼ不要である。令呪を使われない限りは、自身のマスターに対してもステータスを隠蔽する事が可能となる。
宝具で会得した「影女」のスキル。影に潜むアサシンクラスと親和性が高かったため自動会得しており、元来男性であるアサシンは影女の影に引っ張られる形で性別が女性となっている。
白沢図(偽):B+
″黄帝東巡 白沢一見 避怪除害 靡所不徧 摸捫窩賛″
鳥山石燕著作『今昔百鬼拾遺』より
黄帝が瑞獣白沢より聞き取った一万千五百二十種もの妖異鬼神の知識と対抗策を書き写させた書物。
『白沢図』そのものではなく、東アジア圏に伝わる魑魅魍魎の知識に広く精通していることを示すスキル。
森羅万象(景):A
自然の有り様を研究し、その真髄を見抜く観察眼。
自然や器物、そして人の心より生じる影をアサシンは見抜き、その影を縁取る薄影に妖を見出し、その形を成す。
百鬼画工:A+
数多の妖怪を描き連ねた浮世絵師であり、彼は後世の妖怪のイメージに大きな影響を与えた。
アサシンは妖怪画を描く事で妖怪を具現化し使役することができる。明確な題材があるのなら神秘は高まり強固なものとなる。また、妖怪を描き連ねたアサシン自身も妖怪と化している。>>358
【宝具】
『今昔百鬼拾遺(こんじゃくひゃっきしゅうい)』
ランク:E〜A+ 種別:対心宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:?
アサシンの影は妖怪を描く墨そのものであり、同時に妖怪を納める絵巻物そのものである。
本宝具は概ね二通りの運用方法に大別される。
一つは影で描いた妖怪、もしくは影(絵巻)に収められた妖怪の具現化。これによりアサシンは文字通りの百鬼夜行を発生することを可能にする。
もう一つが描いた妖怪の影を纏うことによる妖怪の力の行使。スキル「影灯籠」はこの宝具で会得した「影女」のスキルであり、アサシンクラスとの親和性を示したため、特例として常時発動型スキルに昇華されている。
前者の妖怪の具現化であれば複数同時召喚は可能だが、後者の能力借用という点では、常時発動している「影灯籠」を除き、複数の怪異の力を同時に重ねることはできない。
妖怪の力を与える効果は、他者にも適用可能。その場合は影を纏わせるのではなく、対象の影を「変質」させるプロセスを踏む。
アサシンは対象に潜む「心の影」をカリカチュアし、妖怪として描き出す。妖怪として誇大化した心の影は、やがて現実の影へと侵食。影が完全に妖怪化することで、影の主人もまた妖怪となり、その力を獲得する。
ただし、心の影の妖怪化とは、すなわち「自身が忌避する一面」の肥大化に他ならない。己の醜悪な一面を受け入れる強靭な精神を持たぬ場合、影の主人は精神に異常をきたすこととなる。>>359
″史記の天官書にいはく、海旁蜃気は楼台に象ると云々。蜃とは大蛤なり。海上に気をふきて、楼閣城市のかたちをなす。これを蜃気楼と名づく。又海市とも云″
鳥山石燕著作『今昔百鬼拾遺』より
『今昔百鬼拾遺・蜃気嘉暮里(こんじゃくひゃっきしゅうい・しんきかくれざと)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:300人
『今昔百鬼拾遺』に収録された「蜃気楼」と「隠里」が複合する事で生み出された、アサシンの夢想たる隠世の御殿。
この御殿は鼠浄土を彷彿させる外観に反し、数多の魑魅魍魎が跳梁跋扈する魔境となっている。
しかし、アサシンの作り出す隠里は──精霊が空想具現化によって創造したものに比べ──存在強度が低い。それゆえ、神秘の薄い現世では霧散してしまうため、「世界の裏側」でのみ展開可能な代物となっている。
その代わり、世界の裏側に座する隠里への能動的な侵入は容易ではなく、アサシンが籠城した場合、外部から手を出すことは困難を極める。
また、この隠里は蜃気楼を生み出す妖蛤「蜃」と混ざり合っているため、蜃気楼を放出することで現世への間接的な干渉を可能とする。
この蜃気楼の中を長時間彷徨った対象は、現実と幻想の境があやふやとなり、最終的には蜃たる隠里に呑まれ、跋扈する妖に襲われることとなる。
とはいえ、それはアサシンの拠点へと敵を招く行為と同義でもあるため、蜃気楼に呑ませる相手の選別は必須となる。
──余談として。
「隠里」に描かれた「大黒天」、そして蛤の怪「蜃」を利用し、現世を隠里のごとき幽世へと塗り替える禁じ手が存在するとのこと。
詳細は不明ながらも、それはある種の「擬神」を招来させるものらしく、この宝具のランクがEX(規格外)評価なのはこの禁じ手の影響が大きいのだという。
とはいえ、六騎の英霊の魂を取り込んだ聖杯をもってしても、発動すらできないものなのだとか。>>360
【Weapon】
『妖怪』
第一宝具で召喚した妖怪、新しく描いた妖怪などを使役する。一部の高位妖怪は能力が封じられ、体の一部の召喚など限られている。
・使用可能な能力一例
返魂香:死者を煙の中に浮かび上がらせる能力。死者からの情報収集や、敵対サーヴァントと縁のある人物を浮かび上がらせることが可能。また、死者たる自らを浮かび上がらせ、それを「煙々羅」へと描き直すことで擬似的な分身の作成など応用が効く。
後神:相手の後ろ髪を引かせる能力。
道成寺鐘:燃え盛る鐘に閉じ込めるという、ランサー時の清姫の宝具とほぼ同一の効果を有する。
殺生石:強力な毒ダメージを有する霧を噴出させる。ダメージを受けるほどその毒は強力になる。
『蜃気楼』
隠里と融合した妖蛤「蜃」が生み出す隠里の蜃気楼。蜃気楼の中に入り込んだ侵入者には初期段階は妖怪の幻が襲いかかってくる。この幻に直接的なダメージはないが、現実と幻想が曖昧になるにつれ、その攻撃は実態を得始める。
また、初期段階は幻であることを理解していたとしても、場合によってはそこにアサシンや描いた妖怪達による直接的な攻撃が加わるので、所詮は幻と油断することもできない。
更に、蜃気楼を出現させる位置はアサシンの意思で選択できるため、突如蜃気楼に覆われて、幻に奇襲される事例も発生しうる。
【解説】
十八世紀、江戸時代の日本にて活躍した狩野派の浮世絵師。「画図百鬼夜行」を筆頭に多くの妖怪達を描き、世に送り出した絵師として知られている。
姓を佐野、名を豊房といい、幕府の御坊主の家に生まれたとされる。絵師としては狩野玉燕、狩野周信の弟子であり、また彼自身も多くの弟子をとった。弟子には喜多川歌麿、恋川春町、栄松斎長喜,歌川豊春などの著名人が含まれている。
妖怪絵師として著名な人物であるが、実のところ妖怪を描き始めたのは六十歳代の頃からであり、それ以前の生涯についてはあまり知られていない。
生前は男性だが、『今昔百鬼拾遺』に描かれた「影女」がアサシンクラスの石燕と親和性があったことから、影女と半ば合一しており、影に引っ張られた結果、生前とは異なる性別で現界している。>>361
【人物像】
受動的・外交的
のらりくらりとした雰囲気を漂わせる女性(生前は男性だが、性別の変化を全く気にしていない)。
洒落を好むユーモアを有する浮ついて胡散臭い′′妖怪′′絵師。押しても引いてもまるで実態がないかのように揺るがず、態度の変わらない言笑自若な人物であり、ライダー時とはまた別ベクトルで掴みどころがない。逆にこちらの隠している一面を見抜いてくるような察言観色を有し、まさに手で掴めず、自身の嫌な側面を突きつける影を思わせる。
妖、妖怪、怪異、魑魅魍魎、物怪etcと、影に潜む隠世の者達に魅入られており、彼らに対しては割とミーハー気質。また、彼らの本質は人のものであれ、星のものであれ「想念」によって形作られると考えており、その妖の土壌となり得る心の有り様もまた好む。
描いた妖怪達が故事や伝承、和歌に謡曲、本草書などに由来しているようにかなりの博覧強記。加えて妖怪に対する執着にも似た好意故に彼らへの造詣は深く、度々妖怪やその由来に纏わる蘊蓄をペラペラと話したり、比喩に用いたりする。
サーヴァントとしては御坊主の家系の生まれであるためか、或いは影は主人の動きに付き従うものである故なのか、意外にも従者として一流の立ち振る舞いをとることが可能。
そんなアサシンであるが召喚されている以上は願望を有するはずだが、自身の願いについて語ることはない。>>362
───その生涯の大半が謎に包まれている石燕であるが、彼は幼い頃に神隠しに遭い、隠里に迷い込んでいた。そこは異類異形の妖達が住まう幽世であり、何処か剽軽でありながら恐ろしい、定かならざる妖達に石燕は魅了されたのだ。
やがて隠里より帰還した石燕は二度と神隠しに遭うこともなく現世を生き、隠里の記憶も子供の頃に見た夢として処理され、その生涯を全うした。
だが、それでもなお魑魅魍魎達に心を奪われていた石燕には死してなお続く、後ろ髪を引くような想いが残留し続けていた。
妖怪がこの世に現れなくなって久しい太平の世。時折怪異の噂を聞くことはあれど、大方は偽の怪異。怪異の闇が薄れてく現世に石燕は何処か退屈な思いと寂寥感を抱いていた。
そして、死して座へと至った石燕がアサシンとして呼び出された際、その景が切り離されることで一つの形を得た。
それこそがアサシンの正体、現世を隠世へと変貌させんと企てる百鬼画工、鳥山石燕の罔両である。
特技:蘊蓄語り,俳句,描画,観察,言葉遊び
好きなもの:妖怪,描画,人の心
嫌いなもの:妖怪のいない退屈な世,強い光
天敵:魔性殺し
願い:この世を隠世に
【一人称】アタシ、石燕サン【二人称】キミ、主人(ますたあ)くん【三人称】彼、彼女、アレ>>363【因縁キャラクター】
清姫
「道成寺鐘」のモデル。その純粋たる愛故の狂気でさえも、アサシンにとって好ましいものとして映る。その狂気こそが彼女を生きながらに魔たらしめたのだから。
鬼女紅葉
「紅葉狩」のモデル。恐竜の姿となった彼女を見て、なぜそのような姿になったのかと、思わずウキウキする。
大黒天
「隠里」には大黒天、及びその遣いのネズミ達が描かれている。
殺生院キアラ
「蜃気楼」、「人魚」のモデル…?その性質上、彼女には蜃気楼の守りも意味はなく、隠里にさえ手を伸ばされてしまうため天敵となる。
【他クラス適性、変化傾向】
ライダー
老爺の姿で召喚され、『画図百器徒然袋』を用いる夢見の絵師。付喪神を使役し、切り札として夢纏う宝船を使用する。
長い年月を経た道具が変化して生まれる付喪神を扱うためなのか、ライダーの石燕は老爺の姿で召喚される。
【コメント】
昔投稿したライダー鳥山石燕のアサシンver。前々から作ってはいたけど、夏イベが妖怪ネタだったので丁度いいかなと。>>343
クラス別スキルが抜けてたので補足
【クラス別スキル】
領域外の生命:C
外なる宇宙、虚空からの降臨者。
邪神に巣食われ、権能の█████を身に宿して知らしめるもの。
規格外性は失われているが、その分世界に脅威度を誤認させやすい。
神性:C
外宇宙に潜む高次生命の“端末”となり、強い神性を帯びる。
常識をも書き換える計り知れぬ脅威。その代償は、倫理の喪失。【元ネタ】『阿呆船』
【CLASS】ライダー
【真名】グロビアン
【性別】男性
【身長・体重】170cm・65kg
【容姿】美青年だが見ているとどこか不安になるような容貌。
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:-
騎乗スキルは『阿呆共の守護者』により失われている。>>367
【宝具】
『阿呆船(ダス・ナレンシフ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:112人
ライダーを守り本尊とする者たちの船。
船には数多くの愚性、狂気の要素が詰め込まれており、
それらをぶちまける事で疑似的な狂化状態を周囲に付与する。
【解説】
15世紀から16世紀頃の風刺家ゼバスティアン・ブラント。
その代表作である『阿呆船』において創造された俗悪なる者たちの守り本尊たる架空の聖人。
ドイツ語で「粗野な」「無教養な」を意味する "grob" という言葉からその名は来ており、
グロビアヌスとも、また女性形にするとグロビアナとなる。
『阿呆船』は様々な種類・階層の阿呆の群がともに一隻の船に乗り合わせて、
阿呆国ナラゴニアをめざして出航するという内容である。
同時代ドイツにおける世相やカトリック教会の退廃・腐敗を諷刺したものとされている。>>368
【人物】
愚者を肯定し、慰撫する粗野なる聖人。
自身を否定する者に対しては「ごもっともだが寂しい」というような反応を示す。
【コメント】
バーサーカーなどと組むと怒涛のバフを与えそうなイメージでの作成。【元ネタ】史実、オカルト史
【CLASS】マスター
【他クラス適性】キャスター、プリテンダー
【別名】延長のマスター
【真名】フローレンス・クック
【表記揺れ】無し
【性別】女性
【年代】18~19世紀
【地域】イギリス(ロンドン)
【属性】混沌・中庸
【副属性】人
【その他特性】人型、ヒト科
【ステータス】筋力:E 耐久:C 敏捷:E 魔力:B 幸運:C 宝具:D
【クラススキル】
英霊契約:A
マスタークラスのサーヴァントとしてのクラススキル
英霊召喚の行使と自身で召喚した英霊は勿論、他の要因により召喚された英霊とも契約を結べる能力を示す。
魔力の供給と詠唱などの儀式を行使すれば誰でも行える通常の英霊召喚とは異なり、何も触媒を必要とせずとも、英霊であればスキルのランクに応じてどんな存在も任意に召喚可能な資格を得ている。
ランクが高ければ当然格の高い一級と呼ばれる英霊召喚を可能とする他、現界に必要な魔力の供給量を軽減できる。
さらに、令呪を必要としない代わりに、マスタークラスのサーヴァントから契約英霊への命令には自動的に強制力が働く。>>370
魔力支援:B
マスタークラスのサーヴァントとしてのクラススキル
契約関係にある英霊に対して魔力パスを通じて様々な強化を施せる、マスターとしての特権を示す。
魔力パスの接続には令呪などを媒介とする必要が無く、実質的に魔力パスが切断する虞は無い。
また、通常の魔術師による強化を付与する魔術と異なり、詠唱をせずともほとんどラグ無しで強化を行うことができる。この際、契約英霊との物理的距離が近い程より効率的に、且つ効果的に強化を施すことができる。
単独行動:A+
アーチャーと同一のクラススキル
自身の魔力供給元であるマスターからの魔力供給が絶えても暫くは自立しての行動が可能である能力を示す。
陣地作成:B+
本来であればキャスターのクラススキル
魔術師のクラスではないが、自らに有利な陣地を作り上げる能力を示す。
マスタークラスのサーヴァントにあっては、大抵英霊召喚に適した召喚サークルの作成に特化している。
【固有スキル】
使い魔(霊):D++
セミラミスのスキル「使い魔(鳩)」と同系統のスキル
フローレンスの場合、死霊や亡霊といった低級~中級の霊体を自らの使い魔として数に制限無く使役できる。
契約を結ぶ必要は無く、思念を送るだけで使役が可能となる。>>371
イリュージョニスト(偽):B
シャルロット・コルデー(キャスター)と同一のスキル
魔術に頼らない、純粋な技量としての幻惑スキル。見えないもの、あるはずのないものを見させる、或いは体感させる。
フローレンスの場合は、霊体召喚における完全物質化でトリックを使っていたともされるが、実際にそれが確認された例は少なく、マジシャンが本職でもない。そのためランクは高くなく、フローレンス本人もスキルの(真)(偽)に関わらずあまり使いたがらないスキル。
霊能力:B
所謂異能の一種ではあるが、霊との通信・交信を可能とする魔力の応用術。生前に使用したことのある霊能力を、サーヴァント化に伴って新生した異能としてほとんど使用できる。生きたまま肉体をほとんど殻の状態にしつつ、意識を霊界や精神世界・夢などへとアクセスさせるトランス状態化や自動書記など、霊的現象に近い現象を意図的に引き起こすことができる能力。
永久封鎖宣言:EX
一度召喚した英霊或いは幻霊を消滅後に再召喚できない代わりに、自身と契約英霊の宝具ランクを魔力的なコスト無しで引き上げることができる。
ケイティー・キングは3年間フローレンスの交霊会に出現した後、以降は2度と姿を現さないことを宣言して完全に姿を消したという逸話に由来する。
死後生存への鍵:A
フローレンスは自身の霊基消滅後に周囲の死体か意識の薄い生命体の体へ人格を瞬時にコピーすることができる能力を持つ。
通常の生物へコピーできるのは、人格とそれに附随して本体消滅直前までの連続した記憶のみであり、スキルや宝具といったサーヴァントとしての能力は一切複製されない。現世に生きる他人の肉体へコピーしたなら傍から見ればサーヴァントにとって第2(3)の生を獲得したも同然であり、仮の受肉状態と言っても過言ではない。要は人形魔術とほとんど同じ。
運良く周囲にまだ霊基が消滅しきっていないサーヴァントが居れば、幸運判定を伴うが成功すればそのサーヴァントの肉体にもコピーできる。その場合、体は他者のままサーヴァントの体を扱うため、コピー先の肉体の能力などは使用できないがフローレンス自身のスキルや宝具であれば継続して使用できる。
尚、後述する宝具で傍に伴う英霊或いは幻霊「ケイティー・キング」の真名解放を行っていると厄介な能力になる。
実質的な疑似サーヴァントとしての新生に近い。>>372
【宝具】転生せし幻都に名轟く海賊の子女(スピリット・ケイティー・キング)
ランク:D~A 種別:対人宝具/対霊宝具 レンジ:0~1 最大捕捉:1人
生前、フローレンスが自身の交霊会などで度々召喚したという、所謂物質化現象の1つとして完全な実体化を果たした、即ち英霊召喚が成功したことにより現界し、実体化した女の霊体「ケイティー・キング」の召喚。
ケイティー・キングという名はフローレンスと契約を交わしたことにより着名した第2の生を受けたことを示す為の名であり、その真名・正体は17世紀のジャマイカに在った幻の都市ポート・ロイヤルを拠点に活動したイングランドの海賊ヘンリー・モーガンの娘、アニー・モーガン。
本来ケイティー・キング=アニー・モーガンは、生前のフローレンスの召喚例のよろしく精々が幻霊止まりの英霊未満の存在。しかし、今回マスターであるフローレンスが英霊として召喚されたことで、幻霊を超えた存在として召喚される可能性を得た。
召喚されるキングの霊基は、基本的にあらゆる並列世界線上に存在する別のフローレンスの肉体を依り代にしており、所謂疑似サーヴァントの状態で現界する。
フローレンスが消費する魔力量によって霊基強度が変動し、英霊と同等の霊基強度を保つことができるようになっている。魔力の消費を抑えれば生前同様幻霊並みに収まり、真名解放すれば英霊として召喚可能になるといった具合である。また、キングは一度召喚されて現界している間も、フローレンスの魔力強化によって霊基を強化或いは再臨していく。
宝具の真名解放をしなくとも幻霊の霊基強度で霊体化の状態であれば、常時フローレンスと共に行動することができ、物理的干渉は一切行えないが意思の疎通などは可能。
そして、真名解放時のキングは父である私掠船の海賊ヘンリー・モーガンの娘として、銃とカトラスを手に海賊らしく大胆不敵に豪快に敵を蹴散らす。>>373
キングはフローレンスをマスターとして召喚される、その構成霊基が並列世界線上の別のフローレンス自身の霊基を依り代としている疑似サーヴァントのため、霊基を第2のフローレンス自身の霊基そのものとして、その一部を共有することができる。
つまり、フローレンス自身が受けた魔力支援による強化などは選択式でそのままダイレクトにキングへと反映させることができ、逆にキング自身がフローレンス以外の他者から強化された場合も然りである。選択式のため、弱体化などについては反映させずに一方に留まらせることも可能。
また、前述のスキル「死後生存への鍵」を宝具発動によりキングが英霊以上の強度で実体化している際に使用した場合に特別な能力が使用できる。他の契約サーヴァントの肉体へコピーするのと違い、キングへは彼女の意識や霊基の状態に関わらずほぼ無条件でコピー可能となる。これは、キングはそもそもフローレンスに召喚された時点でそのことについては同意している。
つまり、敵にとってキングが召喚されフローレンスの近くに居る状態で先にフローレンスの方を倒しても、彼女はスキル「死後生存への鍵」によりキングの肉体へコピーし、ほぼ確実に疑似的な蘇生を体現できる。
【宝具】我が心に刻む海賊要塞港(カムバック・ポート・ロイヤル)
ランク:D 種別:結界宝具/対都市宝具 レンジ:1~270 最大捕捉:500人
本来海賊として海を冒険することの無かった故に、海賊のサーヴァントなら多くが持ち得るような逸話や船などを持たないケイティー・キングが、「アニー・モーガン」を真名とするサーヴァントとして持ち得る唯一の宝具と呼べるもの。
かつて海賊時代のジャマイカの地に栄えた繁栄と野蛮を極めた海賊たちの無法の港町。当時の大海賊にして父ヘンリー・モーガンが拠点とし、後に大地震によりその半分以上が海底に沈んだとされる、半ば幻に近しい「ポート・ロイヤル」の固有結界による再現。また、当然ながら実際にポート・ロイヤルを支配していた父ヘンリー・モーガンも同一の宝具を所持している。
海賊の町であり要塞化されていたポート・ロイヤルには、民にして兵である荒くれ海賊達の軍勢と、各所に設置された砲門から狙う砲撃の雨が待ち受けており、ここを生き残って脱するのは非常に困難となる。
【Weapon】死霊・亡霊、ペン>>374
【因縁(ありそうな)キャラ】
エレナ…霊媒などを始めとするオカルト界隈、特に神智学のジャンルにおいて語る上では欠かすことのできない、現在に残るオカルト・神智学の道を大いに貢献し発展させ名を馳せたオカルティスト。しかし、生前のエレナや彼女が創設したされる神智学協会の立場からすると、基本的に霊媒とは相容れない分野であったはずであるが・・・。
エレシュキガル…ゴースト系の上位霊体ガルラ霊を使役し統べる冥界の女主人。
ニトクリス&カマソッソ…ゴーストのような死霊系とは少し異なるが、アンデッドなど死体系の魔物を使役したりする死霊魔術を得意とする英霊達。
道満…藤原顕光という生前に縁のある人物の怨霊(霊体)「悪霊左府」を自身の霊基の一部として取り込んでおり、とは言え半分使役に近い形で宝具により一時的に彼を召喚し、彼の力を借りて宝具を行使している。自身とは別に特定個人を自らの英霊としての力の一部として半強制的に協力してもらっており、宝具によりその姿を召喚するという、似た能力を持つ英霊同士。
メディア&天草四郎&ジャンヌ・オルタ&女王メイヴ&ギャラハッド…など
…かつていつかどこかの聖杯戦争や特異点において、サーヴァントの身でありながらも英霊召喚を行い、召喚した英霊と契約を結んだ経験を持つ英霊達。
諸葛孔明(エルメロイⅡ世)&言峰綺礼&渡辺綱&源頼光&紫式部&清少納言&宮本伊織&由井正雪…など
…生前にいつかどこかの聖杯戦争にマスターの1人として参加し、召喚したサーヴァントと共に戦った経験を持つ英霊達。
モリアーティ(アーチャー)&虞美人&オデュッセウスなど…
…上記2例とはまた少し異なったパターンで、特異点や異聞帯において英霊召喚を行った記録のある英霊達。
ドレイク&レオニダス&武則天&メリュジーヌ…幽霊が苦手な英霊組。共闘は色んな意味で難しそう。>>375
ダユー…フローレンス本人というより、ケイティー・キング関係。片や大海賊ヘンリー・モーガンの娘と、片や父親は海賊ではないが彼女本人が海賊行為を良しとし推奨したことで「海賊公女」の異名で呼ばれていた女性という、「女海賊」を連想させる関係同士。また、片やキングことアニーの父親ヘンリーが根城にし、何割かを治めていた港町ポート・ロイヤルは後に大地震により海へと沈み幻の町と化し、片やダユーが為政者として支配した都市イースは悪魔の策により引き起こされた大洪水で同じく海に沈み伝説の都市と化したという、今となってはその姿を拝めない夢幻に語られる海底沈没都市同士でもある。
メアリー・リード…フローレンス本人というより、ケイティー・キング関係。ケイティー・キングことアニー・モーガンの父ヘンリー・モーガンが没してから3年の内にメアリー・リードは誕生している。
【解説】
19世紀後半に活躍したイギリスの女性霊媒。限りなく本物に近いと言われた霊媒の1人でもある。
幼少の頃より霊媒体質があり、15歳で自らの霊能力を自覚してから霊媒としての才能を開花させる。自宅で交霊会も開いているうちに16歳のある日、霊人ケイティー・キングと出逢い、3年間の協力する契約を交わした。
ケイティー・キングの召喚は、霊媒としては物質化現象の1つに分類されたが、その中でも姿形だけ目に見えるものではなく、確かに手で触れる実体を持つ、「完全な物質化現象」であるとしてオカルトの界隈で話題になった。>>376
フローレンスの召喚するキングの姿や実体について確認はされているがどれも一定ではなく、証言する人により様々な特徴が伝わっている。その姿・外見は基本的にフローレンスに似た年齢感や格好、更には美貌を持っていたというが、その顔立ちや肌色・髪色などは変化していたとされる。また、触った感触についても、ある者がキングの手に触れると、それは人と同じ体温でありながらその皮膚は大理石か蝋のように滑らかであったが、骨が無く、しかし少し時間が経ってもう一度触ると骨があったという証言もある。さらにまたある時にはキングが悪戯で拳で小突いてきた瞬間に思わず手首を掴んでしまうと、手首は紙か段ボールのようにくしゃっと皺になってしまったが、その後も普通に彼女は会話を交わしたともされる。
キングの交霊会の度に特徴に起こる変化としては実に多様であり、当初はフローレンスがキング召喚の手順により彼女が偽物ではない証明の為に手足を縛られる小部屋から顔など一部を覗かせる程度であった。また、顔色や表情も死人のように白く、頭部には陥没があり、照明の薄明かりに体を晒せず、会話もたどたどしいものであったともされる。しかし、数ヶ月で徐々に薄明りの照明に慣れ、表情も自然なものへと変化し、頭部の陥没も直っていたという。そして、皮膚の色や髪型などを変える術を持っており、時に立会人のリクエストに応えたりもしており、約1年後には小部屋から全身を出し、出席者の居る部屋の中を歩き回っていたとされる。
当然フローレンスには懐疑的な目もあり、科学的な調査の手が及ぶこととなったが、当時有名な霊媒ダニエル・ダングラス・ヒューム(ホーム)の調査も担当したウィリアム・クルックス卿の調査を受けた結果、彼女は彼からして「本物」と言わしめた。クルックス卿の発表した調査資料によれば、フローレンスとキングには身長や体重、脈拍、体型、皮膚の健康状態、ピアスの穴の有無、性格など細かな点で幾つもの差異があったとされる。そして、最後にクルックスの目前で溶け落ちるように崩壊し、姿を消したとされている。因みに一部ではフローレンスはクルックス卿との間で恋人関係にあったのではないかとする説もある。>>377
その後程無くしてキングはフローレンスとの契約期間が切れたことにより、以降二度と姿を現すことは無かった。そして、その後フローレンスもクルックス卿とは別の男性との結婚を機に徐々に霊媒としての活動が減っていく。
キングがフローレンスの許を去った後も彼女は「マリー」と呼ばれる霊体を新たに召喚して霊媒として交霊会・降霊会を開くなど活動を続けた。
しかし、この「マリー」という霊体についてはフローレンス本人が扮した偽物であるという見方が強く、一説では当時の交霊会の常連参加者たちは当初からフローレンス本人であることは暗黙の了解として知ってはいたらしい。しかし、交霊会の内容が半ば「下着姿の美女霊体マリーによるストリップショー」と化していたために目を瞑って通い続け、彼女との戯れに興じたといわれる。
ある時には参加者の1人がマリーを掴んだことで、マリーがフローレンスであるということが公然で明確に露呈してしまい、それ以降フローレンスは交霊会の間中やはり手足を縛られた状態のまま監視役が立ち会の許小部屋に引き籠り続けるという手順に変更したという。
最終的にはマリーの存在の信憑性も確認されたとされるが、それならばなぜ初期にフローレンスは態々マリーのフリをしたペテンを行う必要があったのか、今尚謎が遺されている。>>378
[ケイティー・キング及びアニー・モーガンについて]
フローレンスの召喚するケイティー・キングは、既に記載した通り、その正体は17世紀にカリブ海や中央アメリカで活躍したイングランド生まれの私掠船の船長及び海賊ヘンリー・オーエン・モーガンの娘アニー・オーエン・モーガンであるとされている。
アニー・モーガンとしての記録は現在ではほとんど残されておらず、ヘンリー・モーガンを父に持つ海賊の娘であること以外はほとんど分かっていない謎多き人物。本来であれば幻霊としてしか召喚されないはずの彼女であるが、此度フローレンスが英霊として召喚されたことに伴い、フローレンスの宝具として、条件付きで英霊級に至れる霊基を獲得している。
この汎人類史においてマスタークラスの英霊「フローレンス・クック」の手により召喚される「ケイティ・キング=アニー・モーガン」が語るところによれば、彼女は父ヘンリーが拠点としていたジャマイカにある海賊たちの港町ポート・ロイヤルで生まれ育つ。
父ヘンリーの海賊としての姿を見て育ったアニーは、当然のように海賊ヘンリー・モーガンへの憧れを抱き、彼の背中を追うようになっていった。とはいえ当時でも珍しい女でありながら海賊を目指すには険しさもあり、父ヘンリーにはなかなか認めてもらえず海賊として海原に出る機会はほとんど無かった。しかし、その心にはすっかり確かな海賊の魂が宿っており、ポート・ロイヤルの海賊たちに負けず劣らずの勇敢さと海の如き荒れ様を備えた、海賊の一味と間違われても十分な素質を持ったならず者であった。町で海賊達による乱闘騒ぎが起きたならば駆けつけて、どちらか一方の勢力に加勢するか或いは両勢力間の争いを更なる混沌に陥れて騒ぎをさらに大きくした。また、町を通りがかった財宝や金品、食料などを大量に積んだ商船や海賊船を町の他の海賊達に交じって率先して襲いにかかり、逆に他の海賊船が町を襲いに来ることがあれば迎撃にあたったりした。>>379
しかし、その後もアニーはいつまでもポート・ロイヤルで過ごしたわけではなく、1688年の父ヘンリーの死から間も無く、外の世界で見聞を広め経験を積むため度々長期でポート・ロイヤルを離れていた。
キングにはアニーとして生きた中で、いつ頃何処でどのようにして最期を迎えたのか記憶が非常に曖昧な状態で召喚されている。これが、元は幻霊でありながら英霊としてはかなり特異な召喚例であることの影響なのかどうか定かではないが、唯一つ確からしいことと言えば、1692年に起きた大地震によるポート・ロイヤルの水没の際には、どうやら地震の影響の少ない他の土地、他の国に滞在していたことで無事であったということだけである。サーヴァントという存在は幻霊・英霊に関わらず、自らの死の経験及びその際の逸話と信仰がサーヴァントとしての能力に、時には弱点として密接に関わっていることがほとんどである。それで言えばキングは少なくとも、海に深く潜ったり沈んでしまった状況であっても特にトラウマが呼び起こされたり、直接的なデバフ効果を何も受けていないのに急激に弱体化するなどといったことは全く起きておらず、それが彼女の死因が水没であることの否定の証拠ともなり得ている。
以上が、ケイティー・キングの知り得る生前の自身についての記録である。>>341
ヒント①
可能性の闇:A+
████████。
期待された未来と恐怖された破滅が昇華した、変化に似て非なるスキルにして、無辜の怪物によく似たスキル。
夢想されたユートピアも、危惧されたディストピアも、全てを画面に受け止めた集合知がフォーリナーであり、現界した"それ"は「不安」と「可能性」の具現として振る舞う。『「貴方は、幸せですか?」』
【元ネタ】幸福な王子
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】幸福な王子/無銘・燕
【性別】男性/雄
【身長・体重】280cm(鎧有り)152cm(鎧無し)・200kg/54cm・12kg
【肌色】石色/鼠色 【髪色】石色/蒼色 【瞳色】瑠璃色(宝具真名使用前)・無(宝具真名使用後)/黒
【外見・容姿】金色の巨鎧に身を包み、大紅玉と黄金の輝く直剣を携える石像蒼眼の少年。再臨を重ねるごとに装備は無くなり、目も輝きを失う/数多の美しい葦で編まれた布に身を包む鳥人の少年。再臨を重ねると布は消え、体は氷に包まれていく
【地域】アイルランド
【年代】19世紀後半
【属性】秩序・善(両者共に)
【天地人属性】人/地
【その他属性】人型・非生物・子供・童話/人型・ヒト科以外・ケモノ科・童話・動物
【ステータス】筋力:C++~D/E++ 耐久:EX(B+~C相当)/E++ 敏捷:D+~E/B 魔力:A+~D/E 幸運:EX 宝具: A>>382
【クラス別スキル】
対魔力:EX(B~--相当)
魔術に対する抵抗力。
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
宝具の消費に伴いランクが下落していき、最終的には消失する。
単独行動:EX(A~--相当)
本来はアーチャーのスキル。
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
セイバーの場合は宝具から溢れ続ける潤沢な魔力により、マスターが不在であっても一週間は現界可能。
こちらも宝具の消費と共にランクは下落し、消失する。
【保有スキル】
千里飛翔(享受):D++
燕の保有スキル。
長期間・長距離の飛翔を可能とする無尽蔵の体力。
また、敏捷パラメーターの一時的な急上昇、全力飛翔時の耐久及び筋力パラメーターの上昇、といった効果を発揮できる。
さらに、物資を味方から味方、もしくは無辜の民へ届ける時には上記の恩恵の出力が跳ね上がる。
「千里疾走」の亜種スキル。>>383
以下からは王子保有スキル。
黄金律:A
お馴染みのスキル。
人生においてどれほどお金がついて回るかの宿命を表すスキル。
作中生前に王子として何不自由のない一生を送り、像としてもあまりある資金を投じられて生まれたセイバーはこれを高ランクで保有する。
魔力放出(玉火):A
お馴染みのスキル。
魔力を武器や自身に込め瞬間噴射することで、爆発的な能力増強を果たすスキル。
セイバーの場合は剣柄に収まる大紅玉を炉心として、死に瀕した命の輝きを思わせる鮮烈な炎の奔流として放出することができる。
本来は宝具の一部。
千里眼(玉蒼):C+
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
石像としての生前、町の人々の不幸を悉く捉え続けた蒼玉の眼。
良質な魔力リソースを湛える宝石の魔眼でもあり、内在する魔力を消費することで視覚機能を大きく向上させることも可能。
ただし効能は一時的な物であり、使用の度に魔力を魔眼自体に補給しなければ常在的な視力そのものが落ちていく。
またこのスキルはセイバーの視力とも直結しており、スキルを喪失した場合視力は失われる。
本来は宝具の一部。>>384
黄金外装:B+
セイバーの体を覆っていた金箔が、王子の幸福を望んだ世界中の読者の願いの下に変質したもの。
セイバー自身の身の丈を遥かに超える巨鎧であり、セイバーの一連の動作を拡大作用させる強化外装(パワードスーツ)。
着用中は筋力・耐久を1ランク向上させ、発せられる黄金の光は敵対者に威迫を、同時に味方に士気を与える。また多量の魔力を込めることで筋力に瞬間的な+補正をかけることも可能。
本来は宝具の一部で、「カリスマ」「慟哭外装」の複合亜種スキル。
鉛の心の臓:EX
霊核の代わりにセイバーの胸に収まる、像としての命を燃やし尽くされて尚残った一握りの鉛。
現実の鉛とは隔絶した強度と耐熱性を誇り、特にその耐熱性はある種の伝承防御に匹敵する。
「対火力」「戦闘続行」「霊珠子」の複合亜種スキルであり、最悪霊核だけになっても現界可能とする驚異的な生存能力を王子に与える。
コンビネーション:A
燕とセイバーが共有するスキル。
特定の人物と共闘する際に、どれだけ戦闘力が向上するかを表すスキル。
セイバーと燕はタヒを目の前にしても絶たれることのない絆にて繋がっている。
どれほど苛烈な戦場でも目線一つで互いの行動を把握し、最適な行動を取ることが可能。>>385
【宝具】 『幸福捧ぐ黄金王子の物語(ザ・ハッピー・プリンス・アザー・テイルズ)』
ランク:A+ 種別:対人(自身)宝具/対人宝具/対軍宝具 レンジ:1/1~99 最大捕捉:1人(自身)/1人/2人/100人
物語において貧しい母子へと、画家とマッチ売りの少女へと、そして多くの町民へと、燕と共に報いを顧みず施した大紅玉、一対の蒼玉、そして数多の金箔。
常時発現型の宝具でもあり、普段は大紅玉と蒼玉は原典通りの姿で、金箔は巨鎧として王子の元に具現している。
原典にて一つの町、乾いた数多の命を潤す価値を秘めた三宝が真名解放せずとも最高位の魔力炉心・魔眼・強化外装として働き、本来英霊として脆弱なセイバーの霊基を絶大な魔力量により補強、最優たるセイバークラスに相応しい戦闘力を与える。
真名解放を交わすことで対応する三宝は燕へ吸収され、燕を対応した奇跡を振り撒く仮想の幻想種へ変貌させる。
対応する姿と宝具、効能は以下の通り。
①:紅蓮の陽炎に身を宿す鳳
大紅玉が対応。太陽の趣を著す一握りの炎へと変じ、これを浴びた生命に蘇生に匹敵する生命賦活と病の治癒をもたらす。
②:晴天の蒼を纏い輝く一対の鳥
蒼玉が対応。それぞれが一雫の涙へ転じ、これを浴びた対象の才気を限界まで引き上げる。人間であればごく僅かな時に限り英霊と同格の存在に昇華され、英霊であれば次に放つ宝具は原典と同等かそれ以上の奇跡(きのう)を繰り出す。
③:黄金色に舞い散る百の小鳥
金箔が対応。全ての個体が豊沃を表す小麦色の粉塵へ昇華、周囲一帯の味方全ての魔力と肉体を回復し、同時に細やかな希望を胸に宿させる。>>386
しかし奇跡の代償は大きく、発動の度に対応する宝石は消失し、同時にセイバーは著しくステータス・スキルを損失する。(大紅玉なら魔力と魔力放出、蒼玉なら千里眼と敏捷、金箔であれば筋力・耐久と黄金外装を損なう)
また真名解放の主権は燕が握っており、王子が自力で使用できるのは多大な魔力によるステータスの恩恵のみ。
さらにその奇跡を使い切ればセイバーの霊核は真っ二つに砕け散り、同時に肉体は炉心の如き劫火に包まれ、塵も残さず消滅する。
ただ、そこに二つに割れた鉛の心の臓、そして冷えた燕の遺骸を残して。
【Weapon】
『黄金の直剣』
大紅玉を&ruby(ガード){鍔}に備える王子の背丈ほどの直剣。
一級の魔力炉心と化した大紅玉との直結に加え、黄金外装の延長として張り巡らされた黄金の補助もあり、その一閃は童話由来の英霊とは思えない破壊力を誇る。
しかし裏を返せばその力は黄金外装と大紅玉がほとんどを占めるため、宝具を発動して上記二種の恩恵が尽きればただの直剣と化す。
*【解説】
19世紀後半に劇作家や詩人として名を馳せ、戯曲「サロメ」にても著名を博したアイルランドの作家オスカー・ワイルドの作品「幸福な王子」の題名であり、またそれに登場する主人公達である。>>387
ある町に「幸福の王子」と呼ばれる、幸福な生涯を送りながらも若くして天に旅立った王子の慰霊碑が建てられた。
この王子像は数多の宝で飾られており、その絢爛さは忽ちに町中の自慢になったが、町民は知らなかった。
実はこの王子像には王子本人の魂が乗り移っており、生前宮殿では気づくことのなかった町民の貧しく、不幸な実態を目にし、毎晩像でありながら涙を流し嘆き悲しんでいたことに。
そうして来る日も来る日も涙を流し続けた王子のもとに一羽の燕が問いかけてきた。「王子像、あなたはなぜ涙を流しているの」
曰く、この燕は南の国即ちエジプトを目指している途中の寝床を探して寝入ったところ、雲一つない晴天でありながら大粒の雨が降ってきたと思い見上げると、それが王子像から流れ出た涙だと知りなぜ涙を流すのか疑問に思ったという。
そして王子が町の惨状を伝えると、燕は早くエジプトへ渡りたい思いを渋々に抑え、まずは王子に言われるままに剣に収まる大紅玉を、病気の子がいる貧しい母親に届けた。
そうすると次は王子は自らの蒼玉の片方を飢えた若い劇作家へ、もう片方を幼いマッチ売りの少女に分け与えることを燕に臨んだ。当然燕は拒んだ。王子像の蒼玉は紛れもない王子像自身の目であり、これを渡すことは王子が何も見えなくなることと同義だからだった。
しかし王子は「そのようにして苦しむ者を見続けるぐらいであれば、たとえこの目を失おうと恵みを与える方がましだ」と答え、結局燕は言われるままに王子のサファイアを届けた。
やがて、王子の痛々しくも自己犠牲に溢れる慈善に心打たれた燕はエジプトへの渡りを諦め、王子へ死せども付き従う覚悟を決意し、目の見えなくなった王子に多くの話を聞かせた。
それを聞いた王子はまだたくさんいる不幸な人々に自身の体の金箔を剥いで渡して欲しいと願う。そして燕はそれを受け入れ、王子の体を彩る数多の金箔を引き剥がし、飢える子供達に届けにいった。
そして冬が訪れ、王子像の体は凡ゆる輝きを失い、見窄らしい姿と成り下がり、南の国へと渡り損ねた燕も雪の一降りの度に命の輝きを衰わせ、弱って行く。そして自らのタヒを悟った燕は魂を振り絞って、希望を見届ける光も失った王子へ接吻を交わし、末に王子の足の元でその命が果ててしまった。>>388
その時、王子は最早輝きが見えずとも通じ合った友の旅立ちを感じ取り、その喪失に耐えきれず、鉛の心が音を立てて裂けてしまった。
冬があけ、ついぞ外に出てきた町民たちは王子増の変わり果てた姿に軽蔑と失望を抱き、新たな像を作るため王子像を溶鉱炉へと降ろしその血肉の悉くを溶かしたが、唯一割れた鉛の心臓は溶けなかった。
担当者はただ余物としてこれをゴミ溜めに捨てた。そこに紛れもない燕の寂しい亡骸が転がっていることに気づかず粗雑に。
時がたち、下界の全てを見つめる神が戯れに「この世で最も美しいモノを私の元にもって来よ」とある天使に命じた。この天使は人間の美徳というものを深く信じており、同時に下界の観察にも旺盛であった。
暫くして天使は神の元に舞い戻り、右手に心臓を象っていた二片の鉛、左手に冷えども暖かな笑顔に満ちた燕の亡骸を携え、迷いもなく神の前に掲げた。
神はただ満面の慈悲を湛えた一慶を天使に翳し、天使の両手にかがげるそれを受け取り、天に設ける。
すると王子の魂は絢爛に輝く黄金の都へ、燕は万華咲き乱れる天国の庭園へと舞い上り、永遠の幸福を授かったという。
後世では見窄らしくなった王子像を溶かしたのは町民たちではなく市長で、議長たちと「次は自分の像を立てる」といって意味のない口論を延々繰り広げたり、燕は王子像に出会う前葦に一目惚れして一ヶ月半も求婚してエジプトに出遅れたり、最初燕は王子の寄付に駄々を言葉に出したりなど、話の過程は多彩に分岐した。
しかしどの様な道を歩んだとしても王子は常に燕の後に息絶え、そして慈善の報われぬまま燕と共に天国に行くという。>>389
【人物・性格】
幼い雰囲気にそぐわない無欲さを醸し出す王子と、好奇心旺盛にいつも王子の周りを移動している燕。
どちらも少しばかり頼りないように見えるが、その信頼関係と覚悟は非常に強く、例え死を突きつけられても互いを裏切らず、誰かの身の危険を感じれば、それが己を本気で殺.しにきた者であれ、己の命を貸すことのできる傑物。
しかし元より己の身を捧げ一つの街を潤わした王子とそれに命を賭して忠誠を誓った燕、どちらもが聖人というに相応しい善性が故に対となる悪性がなく、他者を助けるという方向性には思考のタガが外れてしまう危うさを持っている。
その上ヨハンナと同じく架空の産物ゆえに、大衆からのイメージが強く作用しており、本来の性格よりもさらに自己犠牲的で向こうみずな性格に変質した。
自己犠牲の化身として定められたその人格は、敵味方問わず他者の利益と不幸に対して異常に敏感。どころか原典の町長のような情状酌量のない悪にも許しを与えるなど、今救うべき・従うべき存在が誰かという思考プロセスが抜け落ちてしまっている。
結果として、事あるごとに誰彼かまわず宝具を真名解放しようとする非常に扱いの難しい存在となってしまった。
マスターに対しては非常に従順ではあるが、その従順さはデフォルトのものであり、例え部外者や敵対者に対してもマスターと対等な存在として従ってしまう。
この為令呪などによる命令がなければ律することはほぼ叶わないだろう。
イメージカラー:黄金色/鼠色
特技:慈善/運ぶこと
好きなもの:人々の感嘆と笑顔、かつての宮殿での生活/葦((恋敗れたといえ真に愛したことに変わりはない))、南国((見たことないけど))
嫌いなもの:不幸に見舞われる他者を見ること、死別/葦((悲喜交交))、冬の寒さ
天敵:市長もしくは一部の町民/冬
願い:万民が富、そして豊かな心を得る事/南国へ行く事
【一人称】私/ボク 【二人称】君/〇〇さん、〇〇 【三人称】彼ら/あいつら
【コメント】
童話の英霊の中にありそうでなかったので作成してみた。>>294 フェンリル
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%D5%A5%A7%A5%F3%A5%EA%A5%EB
>>312 オンフィーム
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>>316 エンデュミオン
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以上wiki登録完了しました>>391
オンフィーム登録ありがとうございます!!『嘆かわしい!!嘆かわしい!!なぜ私がこんな目に遭わねばならん!!ワシはもっとこう、着実に成果を認められて出世したいのだ!!なぜ、なぜ!!『たかがその辺の新興宗教指導者』を処刑した程度で聖人だの大悪党だの呼ばれなアカンのだ!!!』
【出典】史実、新約聖書
【CLASS】ランサー
【真名】ポンティウス・ピラトゥス
【性別】男性
【身長・体重】184cm・96kg
【肌色】白 【髪色】黄 【瞳色】青
【外見・容姿】上等なローブに身を包んだ、恰幅の良い中年男性。
【地域】ローマ帝国・ユダヤ属州(現在のイスラエル) 出生地はフランスとドイツで複数の都市が主張中。
【年代】1世紀頃
【属性】秩序・中庸
ちょっと汚職もするが概ねローマの秩序に服する、一般的な地方行政官の精神性。
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:B 幸運:D 宝具:A
新約聖書の主要登場人物として、大多数の大英雄以上の知名度を誇る。
本来知名度補正は元の英霊の100%以上の出力を発揮させることはできないのだが、ここまで突き抜けた知名度があり、かつ元が低いとさすがに話は別。
【クラス別スキル】
対魔力:B
ランサーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。
過程はどうあれ神殺しの逸話の齎す神秘耐性はたいていの魔術を弾く。>>393
【固有スキル】
無辜の怪物:EX
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
生前の意思や姿、本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。
ピラトゥスは単なる小役人でありながら、東方・アフリカ系教会では教会に帰依した聖者として、西方教会においては悪魔に魂を売り渡した大悪人として語られた。
なんなら時代によっても「ローマに反キリストのイメージを与えたくない」だの「ユダヤ人を排斥したい」だのの政治的理由により評価が二転三転する具合。
『処刑』の逸話そのものに由来する莫大な神秘と多彩な宝具を扱えるが、多彩すぎる伝承は当人の肉体や人格にも大きな矛盾・齟齬を発生させている。
煉獄の手:B
イエスの処刑時、自身に責任がないことを表すため手を洗ったジェスチャーが、死後ピラトゥスが悪霊や炎により呪われ、最終的にスイス中部ピラトゥス山の奥地に埋葬されたとする伝承と習合したもの。
なお、ピラトが己の手を洗い自身の責任がないことを証明した行為は、罪なき聖者を殺さざるを得なかった苦悩と善性の象徴とも、罪なき者を保身のために処刑しておきながら責任からは逃げようとした聖書におけるもっとも愚かな行動ともされる。
両手を覆う煉獄の炎。魔力放出としては火力も応用性もそれなりのものだが、絶えず性質が「祝福」と「呪詛」で切り替わり、再生と破壊による永遠の苦痛をランサー自身に与えている。
聖階段:EX
ピラトゥスは、聖書におけるもっとも重大な出来事の当事者となってしまったことで、ありとあらゆる『処刑に纏わる重大な聖遺物』にアクセスできる。
たとえば、イエスが処刑の際に通った、ピラトゥスの家の階段までもが「聖階段(スカラ・サンクタ)」として祀られているありさまである。
これにより、自身が直接的に関与した「鞭打ち」のみならず、「十字架刑」に関係する重大な聖遺物を、彼の主観通りの『家の階段』『部下の槍』程度の気軽さで宝具として持ち込むことができる。
「重大な聖遺物を気軽に持ち込むことができる」のではなく「気軽に持ち込めるものが後天的に重大な聖遺物になってしまった」と形容するのが正しいか。>>394
【宝具】
『嘆かわしき黄金の盾(ヴィア・ドロローサ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:10 最大捕捉:100人
ピラトゥスがヘロデ大王の宮殿に置いた金の盾。スクトゥムと呼ばれる長方形の大盾であるが、伝承によっては旗ともされる。
ローマ帝国の皇帝崇拝の象徴であり、ティベリウス帝を崇める碑文が含まれていた。ユダヤの律法に反するものであったため現地の反乱の原因となり、統治に支障をきたすと判断したティベリウス帝の命により撤去されたとも。
銀の鷲のレリーフのついた黄金の盾。史実の時点で皇帝崇拝の祭具・霊装であったものが、『ヘロデ大王の神殿を塗りつぶしたもの』『ピラトゥスの総督官邸が嘆きの道(ヴィア・ドロローサ)、即ちイエスの処刑の始まりであった』伝承により強化され、もはや『盾の形の神殿』と呼ぶに相応しい代物となっている。
担い手を強化するとともに、周辺の神秘・神性を「ローマ帝国の威光に服従する異教徒」に零落させる、神秘中和型防御礼装。相手の攻撃宝具の神秘を零落、耐久性を引き下げることで武器をへし折る盾。この使い方の場合宝具威力の減衰はできないため、鉄壁の盾ではあるものの担い手への負担は相当のもの。
『光陰る受難の槍(ロンギヌス)』
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:1~70 最大捕捉:1人
ロンギヌスの槍。キリストの処刑責任者であったピラトゥスが有する、神の子の処刑の象徴。
「所有するものに世界を制する力を与える」とまで称される世界一有名な槍であり、莫大すぎる神秘は振るうだけで超破壊力を発生させる。
とはいえピラトゥスは聖書において戦闘の逸話を全く持たない人物であり、本来の所有者である聖ロンギヌスには担い手として遠く及ばない
……?>>396
「武勲は陰り、威光は潰えた。なァァぜワシが百人隊長如きより弱いと思われねばならん!!!!『光陰る受難の槍(ロンギヌス・ピラトゥス)』!!!!」
『光陰る受難の槍(ロンギヌス・ピラトゥス)』
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:1~70 最大捕捉:1人
ピラトゥスは聖書において戦闘の逸話を全く持たない人物であり。
そして、それは『戦闘能力を持たない』こととイコールではない。
彼の名「ピラトゥス」はコグノーメン、社会的に通用するニックネームのようなものであり、「槍(ピルム)に熟練した者」を指すとする説が有力である。
生前は握っていなかった宝具ではあるものの、ロンギヌスの槍とは神の子を処刑しただけの『ローマ兵の標準的な槍』であり、その扱いには当然習熟している。
それどころか、下級の騎士階級から従軍により総督まで出世し、その武名を名に冠するほどのその槍術は、百人隊長ロンギヌスを当然のように上回る。
大英雄クラスの技量でこそないものの、将軍クラスの武人が聖書による最大限の知名度補正と神殺しの逸話による後付け神秘で強化され、さらにAランク宝具の盾とAランク宝具の槍を振り回しているわけで、その性能は客観的に見てこう称するほかない。
『トップサーヴァント』と。
【解説】
新約聖書において、イエス・キリストに処刑命令を下した人物。聖書の人物の中で数少ない、歴史上実在したことが考古学的に確認できる人物のひとりであり、その立場は帝政ローマのユダヤ属州総督であった。
収入が少なく異民族であるユダヤ人の統治も完了していない、ローマ側から見ると『僻地の下級官吏』に過ぎない人物ではあったが、同時に多くの辺境総督同様に、軍事的・警察的権力を有していたため、当地における処刑責任者であるというのも史実であろう。
……が、所詮は僻地の下級官吏であったが故に功績がほぼ残っていないこと、そしてそれに比して『キリストの処刑責任者』という重大すぎる出来事に関わってしまったこと。それにより、彼の逸話はどんどんと歪められていくことになる。>>397
保身第一の総督ピラトゥスは、ユダヤ属州をローマに服従させて出世するため、当時のローマ最大の有力者であった親衛隊長セイヤヌスに阿るべく異民族、ユダヤ人への圧政と弾圧を繰り返していた。
あるときユダヤ人たちがピラトゥスの元に、「伝統宗教に反抗する新興宗教の教祖を名乗る大工の息子」を連れてきて処刑を求めた。当時、死刑はローマ側責任者であるピラトゥスしか行えなかったからである。しかし、ピラトゥスの目から見て、その男はどうにもローマ法に抵触するようには見えなかったようだ。というか、当時のローマ側からして「ユダヤ教内部の宗教革命と内乱」は美味しい結果ですらあり、ピラトゥスは様々な手(凶悪な連続殺人犯とどちらかに恩赦を与える、苛烈な鞭打ち刑程度で収めてもらう等)を使ってこの男を釈放しようとした。
とはいえ、属州民の強い要望もあり、かつ、当時の属州総督には被支配民によるリコール権があったこと、そしてこのタイミングでは彼の後ろ盾であったセイヤヌスが失脚していて政治的に不安定であったこと等の理由から最終的には処刑の執行を決断した。
行ったことと言えばその程度でしかなかったのだが、後の情勢においてローマがキリスト教化するに当たり、「ローマの権限で神を殺してしまった」ことは重大な宗教的危険性を孕むこととなってしまった。その過程で様々な逸話・解釈が付け加えられていく。
現在の主流である西方、ヨーロッパ系のキリスト教においては悪人として扱われることが多いものの、東方キリスト教、特にエジプトとエチオピアにおいてはロンギヌス同様「悔い改め聖者となった」とされる。さらに重要人物でありながらの記録の薄さから数々の矛盾する「外典」も描かれ、「ピラト・サイクル」と称される伝承群さえ成立した。宗教美術においてはユダヤの王やローマの皇帝の如き異様に豪奢な格好をして描かれたり、あるいは保身的で女々しい人物として、あるいは極端に高潔な人物として描かれるなど、古代から近代まで無数の解釈が並立している。
【コメント】
聖書における処刑執行担当者、ピラトです。ローマ側なのでローマ読みで。
渾名が「槍使い(ピラトゥス)」な軍人上がりの叩き上げ小役人、たぶんゴリゴリの武闘派だよなあという解釈。
wiki追加・SS使用可能です。【出典】史実、旧約聖書、ヘロドトス『歴史』、その他文献
【CLASS】キャスター
【真名】キュロス二世
【異名・別名・表記揺れ】救世王、諸王の王、クルシュ、サイラス・ザ・グレート
【性別】女性
【身長・体重】170cm・57kg
【肌色】褐色肌 【髪色】黒/金 【瞳色】紫
【スリーサイズ】
【外見・容姿】金メッシュの入った黒髪と鋭い紫の瞳を持つ、気品と威厳を兼ね備えた女性。ノースリーブの豪奢なペルシャ風の衣装を身につける。
【地域】イラン、中東
【年代】紀元前600/576年〜529年
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】星
【その他属性】人型・王
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:EX 幸運:A 宝具:A>>400
【保有スキル】
万世不易のカリスマ:A+
寛大な統治により古代から現在に至るまで人種や宗教を越えて多くの人々に尊敬されたキュロス二世のカリスマ。
如何なる時代・場所に召喚されてもそのカリスマ性は揺らぐことがない。
皇帝特権:A
本来持ち得ないスキルを、本人が主張することで短期間だけ獲得できるというもの。
該当するのは騎乗、剣術、芸術、魔術、軍略、と多岐に渡る。
Aランク以上の皇帝特権は、肉体面での負荷すら獲得が可能。
エレメンタル:A
ゾロアスター教の四属性に対応した人工精霊を使役する能力。名称こそ同じだが中世の錬金術師の行使するエレメンタルとは別物。
文字通り、それぞれの属性元素を超高密度に凝縮させた結晶をベースにして作り上げられた魔術的存在。
なお、ゾロアスター教の四属性とは「水」「土」「空」「火」の四つであり、西洋魔術では五大元素の一つに数えられる「風」は含まれない。
作成に掛ける手間次第ではあるが、サーヴァントの戦闘にもある程度まで対応可能な使い魔として操ることもできる。>>401
【宝具】
『王の庭園(パイリダエーザ・チャハルバーグ)』
''ランク:B 種別:庭園宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:100人''
西はスペインから東はインドまで、世界各地に見られるペルシャ式庭園の原典となったパサルガダエの庭園を魔力によって世界の上に一から構築する宝具。
楽園(パラダイス)という言葉の語源となったこの庭園は、周囲を壁に囲まれ、水路によって四分割された木々と草花の咲き乱れる、まさしくこの世の楽園と言うべき空間。
四つの区画それぞれが、人工精霊の住まう四属性の魔力を蓄えた魔力プールであり、土地の霊脈から魔力を汲み上げ、キュロス二世に無尽蔵の魔力を提供する魔術礼装である。
この庭園内でのみキュロス二世は神代の魔術に匹敵する大魔術を行使可能。
『不滅の一万精兵(アノーシャグ・アタナトイ)』
''ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:10000人''
アケメネス朝の精鋭歩兵部隊「不死隊」の召喚。
キュロス二世のものは代々アケメネス朝の王に受け継がれた不死隊の原典(オリジナル)に当たる。
一人が欠ければ即座に別の一人が補充され、常に一万人の定数を維持し続けたという伝説から、キュロス二世の魔力が続く限り、無限に兵士が再召喚される。
キャスターのキュロス二世は精鋭のオイ・メロポロイのみ召喚し、庭園の警護に当たらせているため、他クラス時ほどの圧倒的な制圧力を持たないが、彼らの武装を元素で強化させることが可能。
【Weapon】
『オイ・メロポロイ』
アケネメス朝ペルシャの精鋭部隊、戦闘時は炎や水の魔力を纏う。>>402
【解説】
キャスタークラスで召喚されたキュロス二世。
詳細な解説・人物像はセイバー版を参照。
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%a5%ad%a5%e5%a5%ed%a5%b9%c6%f3%c0%a4
イメージカラー:黄金と真紅
特技:安定した国家運営、剣技
好きなもの:国家、ペルシャ絨毯、パサルガダエの庭園
嫌いなもの:合理的ではないもの、自分自身
天敵:イスカンダル
願い:自身から欠落した人間性の一欠片を手に入れること
【一人称】私(わたし) 【二人称】貴殿、貴様、お前 【三人称】彼、彼女、あれ
【コメント】
キュロス二世と言えばセイバーかアーチャーなのでキャスター版を作ってみた、キャスターでも普通に強そう。【元ネタ】『西遊記』
【CLASS】アサシン
【真名】琵琶精(蠍の精)
【性別】女性
【身長・体重】165cm・53kg
【容姿】黒髪で所謂チャイナドレスの少女。よく見ると蠍のような尻尾を生やしている。
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力B 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
技術的なものではなく本能的なもの。>>406
【解説】
『西遊記』に登場する蠍の精であり真の姿は琵琶程の大きさの蠍。
尾のトゲは倒馬毒の杭であり、仏陀の指を刺した過去を持つ。
孫悟空、猪八戒の二人と戦い撤退に追い込む程の武勇であり、
二十八宿の西方・昴宿の神、昴日星官に助力を頼まなければ退治できなかった。
登場したのは西梁女人国で王女から結婚を申し込まれた玄奘三蔵がどうにか脱出した直後。
突如三蔵を誘拐し、西梁女人国の近くにある毒敵山琵琶洞という洞窟に連れ込んだ。
一晩中三蔵を誘惑し結婚を迫るも拒絶される。
そこに悟空が介入し琵琶精は三叉槍を持って決闘を申し込む。
戦いは激しくなり八戒も加わるが優勢にはならず、琵琶精は尾の毒を使った。
激痛に身を苛まれ悟空と八戒は撤退した。
どうにもならぬと悩んでいた所、観音菩薩が導き昴日星官に助力を求めるよう助言をする。
また琵琶精には仏陀の指を刺し痛めつけた過去がある事を教える。
悟空は昴日星官を呼び、昴日星官は巨大なオンドリの姿になった。
その鳴き声に琵琶精が怯えた所をトドメを刺したという。>>407
【人物】
一度恋をするとよくも悪くも一直線の女性。
一途に奉仕する事を厭わない性質だがそれを邪魔されると烈火のように怒る。
【コメント】
マイナー妖怪ではあるもの結構やってる事は凄い子。
西遊記妖怪は他にも厄介なのがいて恐ろしい。【元ネタ】インド神話、「マハーバーラタ」「ラーマーヤナ」等
【CLASS】スマッシャー
【真名】パラシュラーマ
【性別】男性
【身長・体重】179cm・72kg
【容姿】厳めしく静かな気迫を発する壮年の男性
【属性】中立・中庸、天
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:A
魔術に対する抵抗力。Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。
重量軽減:E
装備重量によるデメリットを軽減する。>>409
【固有スキル】
神性:A
神霊適性を持つかどうか。スマッシャーはヴィシュヌの化身の一つである。
武聖の智慧:A
シヴァ神に教えを受けた、インド神話の戦士の頂点に立つ武人としての智慧。インド神話の多くの戦士は師匠筋を辿ると彼に辿り着く。
英雄が独自に持つものを除く、ほぼ全てのスキルをB~Aランクの習熟度で発揮できる。また、他のサーヴァントにスキルを授けることも可能。
クシャトランタカ:A
クシャトリヤを滅ぼす者。スマッシャーはヴィシュヌの十のアヴァターラの一つであり、その役目は「驕ったクシャトリヤの殲滅」。スマッシャーは二十一度に渡りクシャトリヤを殺戮し、一時代からクシャトリヤを消し去ってしまった。
貴族、王族、戦士階級等に対して有利を得る。
天地揺るがすクローダ:A
ラーマーヤナにおいて怒りに燃えるスマッシャーが登場する時、その不吉な予兆として、地震や太陽の光を遮る程の激しい砂嵐が巻き起こった。
怒り(クローダ)を伴う覇気のみで天変地異すら引き起こす。
神羅万象:A
スマッシャーは弟子ビーシュマとの戦いにおいて、ビーシュマが馬車に乗っていたのに対し生身で現れた。公平を期すため馬車に乗り鎧を付けて欲しいと言われると、彼はビーシュマに神聖な目を与え、その目で見ると「地球を馬車とし、聖典を馬とし、奥義書を手綱とし、神々を御者および鎧にしていた」という。
神の羅として万象を具える、神格としてのパラシュラーマの力の一端。正常な地球環境下であれば、地形・環境からの不利に対して騎乗状態と同様の扱いになる。>>410
【宝具】
『刹利を穿つ破滅(ブラフマーストラ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
カルナにも授けたインド神話英雄の奥義。アーチャーのクラスであれば弓であるが、他のクラスであればそれに応じた飛び道具として顕現する。
『破滅を砕く偃月(カンダパラシュ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1人
シヴァより与えられた戦斧。「カンダパラシュ」(「砕けた斧を持つ者」もしくは「斧で切り刻む」等と解される)はシヴァの添え名の一つであり、斧そのものの名前であるとも。スマッシャーはこの斧によってシヴァの額に三日月型の傷を付けたという。またガネーシャの片方の牙を折ったのもスマッシャーが振るったこの斧だとも言われる。
破壊神の系統に対して防御・回避を破り必中する。
『万物を興す偃月(パラシュラーマ・クシェートラ)』
ランク:A++ 種別:対国宝具 レンジ:50~99 最大捕捉:1000人
『破滅を砕く偃月(カンダパラシュ)』を以て放つ究極奥義。
斧が複数のパーツに分離、刃が柄の動きをトレースして空中を動き、長大・巨大な斧を振るうよう操ることが可能になる。そして振り下ろした刃の着弾地点を中心に、斬撃が走るかのように大地が激しく隆起、その上に在る物全てを攻撃する。
大地を作り出す国造りの権能に限り無く近い宝具。核兵器に例えられるブラフマーストラやブラフマーシラーストラに代表される、地を破壊し傷跡を残す武器と対極の、地を興す武器。「破壊」に抗う「維持」の力の顕現である。
伝説に拠れば、インド西海岸の土地はスマッシャーが創り出したと伝えられている。山頂から海に向けて自らの斧を投げ入れると、斧が届いた場所まで海が退いて陸地が現れたという。>>411
【解説】
パラシュラーマ。インド神話の英雄であり、ヴィシュヌの十化身(アヴァターラ)の一つ、七人の不死者(チランジーヴィー)の一人。その名は「斧(パラシュ)を持ったラーマ」を意味する。インド神話の英雄は彼を師匠とするか、師匠筋を辿ると彼に行き付くことが多い。バラモン(祭司階級)でありながらクシャトリヤ(戦士階級)的な性質を持つ異色の英雄。
ヴィシュヌの化身としての役割は「驕ったクシャトリヤの殲滅」。彼の父ジャマダグニが所有する聖なる牛を巡る争いによって、クシャトリヤに父を殺されたパラシュラーマは、これに激怒した。父の仇を取るために彼は21度に渡りクシャトリヤを殲滅し、一部の血統を残して世界からクシャトリヤを排除した。その後彼は殺戮の罪を贖う苦行のために、マヘンドラ山に隠棲したという。
「マハーバーラタ」においては、ビーシュマ、ドローナ、カルナの師匠としても登場(ドローナは更にアルジュナやアシュヴァッターマンの師匠となる)。カルナに対しては、身分をバラモンと偽っていたことを看破し、「いざという時にパラシュラーマに教えられた技を思い出せなくなる」「戦車の車輪が地面に埋まる」という呪いをかけたことでも知られる。
「ラーマーヤナ」においては、ラーマがシータとの婚姻の試練でシヴァの弓を折った際にそれを感知し、激怒してラーマの前に姿を現す。決闘の中でラーマがヴィシュヌの化身であることを悟ったパラシュラーマは彼を認め、力を譲り立ち去ったという。
このような逸話から、パラシュラーマは「正義のための怒りと暴力」「腐敗を一掃し、秩序・正義を回復すること」を象徴する英雄として存在している。
寡黙にして峻厳たる武人、という印象の男。口数は少なく、一言は重い。滅多なことでは荒ぶらず、揺るがない。
だがそのような振る舞いは身に着けた自制・自律の成果であり、その本質は憤怒の化身たるアシュヴァッターマンにも引けを取らない激しさを秘めた人物。堕落・腐敗・混沌を嫌い、秩序を尊び、それが故に怒りを持ちながらも怒りに全てを任せることなく、理性で秩序を保つことを彼は選んだのだ。
燃え盛る炎の苛烈さと、それを制する氷の冷徹。それらが一体となったのがパラシュラーマである。>>412
斧キャラと言えば外せないよね、なインド神話の最強師匠キャラをスマッシャーで作成
師匠キャラなら「○○の智慧」系スキルはマストだろ!と思ったのでそこを起点に作りました【元ネタ】インド神話
【CLASS】ライダー
【真名】マニカンタ
【性別】男性
【身長・体重】180cm・88kg
【容姿】黒髪褐色の青年。鐘の首飾りを着けている。
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運A+ 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではライダーに傷をつけられない。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。>>414
【固有スキル】
ハリハラプトラ:A+
シヴァ神とヴィシュヌ神の子である事を示す名。
神性を含むスキルであり、人の子として育てられた経験からなんとか召喚可能となっている。
未婚の誓い:A
ライダーは未婚の禁欲者であり、人々を助け恩恵を齎すと信じられている。
自陣営に魅了無効、防御値上昇の加護を与える。
魔神殺し:A
水牛の女魔神マヒーシーを討伐した逸話からのスキル。神性、魔性、獣属性への特攻効果。
【宝具】
『戦騎神虎(バーグ・ヴァーハナ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:200人
自らの神性を励起させ召喚するヴァーハナたる虎。
神獣の領域にある存在であり、その爪牙を持って敵陣を蹂躙する。
また自陣営が傷付いていればその痛みを癒す効果も持つ。>>415
【解説】
主に南インド地方で信仰される神。アイヤッパン、ハリハラプトラ、アイヤナルとも。
父はシヴァ神、母はヴィシュヌ神の化身である美女モーヒニー。
その起源とされる生い立ちは複数の伝承があり、文献によって違いがある。
ケーララ州の伝承ではブラフマー神がシヴァとヴィシュヌの間の子でなければ倒されないという加護を授けた
水牛の女魔神マヒーシーという存在を倒す為に両親が子を設けたとされる。
ある時狩りに出ていたラージャーセーカラ王が湖の近くで金鐘の首飾り(マニカンタ)を付けた赤子を見つける。
子のいなかった王はその子をマニカンタと名付け嫡子として育てた。
しかし妃はそれを厭い病を偽って彼を危険が伴う旅に出させる。
マニカンタはシヴァとインドラ神の助けを借り、自身がシヴァとヴィシュヌの子であることを認識し、
マヒーシーと相対し討伐した。
そしてマニカンタは雌虎に騎乗し王宮に帰還する。
王はマニカンタの神性を認め祠を建てる事にした。
マニカンタは神アイヤッパンとなり、祠の場所を示すために矢を放ったという。>>416
【人物】
善を尊び無辜の者たちの苦しみを少しでも軽くしようと務める者。
神性の高さからか超常的な思考を見せる時もあるが、
神の子だと自覚していなかった頃の側面が強く出ていて只人の在り方を理解できない訳ではない。
【コメント】
高いスペックから放たれるシンプルな高威力。【元ネタ】中国伝承 Fateシリーズ
【CLASS】セイバー
【真名】干将・莫耶
【異名・別名・表記揺れ】干將 鏌鋣
【性別】男性(干将)女性(莫耶)
【身長・体重】178cm・76kg(干将の人間形態) 161cm・47kg(莫耶の人間形態)
【外見・容姿】エミヤの持つ干将とほぼ同型の剣。あえて人型を取る時は干将(鍛冶)に似せた姿。衣服は亀文(亀甲)の模様。(干将) 干将(鍛冶)の妻に似せた女の姿。戦闘時には干将(剣)を手にする。衣服は漫理(水波)の模様。(莫耶)
【地域】中国
【年代】春秋時代~魏晋
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】竜種
【ステータス】筋力A 耐久A+ 敏捷C 魔力A 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:A+
Aランク以下の魔術を無効化する。現代の魔術師では、魔術で彼らを傷つけることはできない。
本来はAランクであるところ、スキルの効果によってA+ランクにまで引き上げられている。
騎乗:C
騎乗の才能。正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。>>418
【固有スキル】
雌雄一対:EX
片方の意思でもう片方を自らの近くに引き寄せる事が出来る。
片方を磁力のように引き寄せるだけでなく、魔力さえ消費すれば瞬間的に転移させる事も可能。
莫耶はこの特性を利用し、干将を投擲してその先にテレポートする、というNINJAさながらの戦術を駆使する。
必ず二振り揃って召喚されるのもこのスキルが所以。
干将あるところすなわち莫耶あり。逆もまたしかり。鶴翼は欠落せざるものなのだ。
陰陽魚:A
陰陽太極図。干将・莫耶の場合、その存在・在り方の安定性を指す。
是を守りたくば即ち是を損ない、是を破りたくば即ち是を正す。
精神干渉を無効化し、対魔術・対物理防御もワンランクアップする。
一応、干将・莫耶の双方が揃っている――片方が人の姿になり剣の形態を取った相棒を手に戦うか、あるいは双方が剣の形態でマスターに装備されている――時でなければ効果を発揮しないという弱点があるが、雌雄一対スキルでこの弱点は踏み倒されている。インチキ。
龍剣:A+
龍魂を宿す剣。故に、龍が如き力を振るう剣となり、自然の歪みを正す力を発揮する退魔の剣ともなる。
同ランクの魔力放出に加え、“魔”との戦闘において大幅な強化(バフ)を受ける。
また、如何なる所以か、巫術行使に対するボーナスをはじめ、様々な効果を発揮できる。が、干将・莫耶の雌雄人格はその全てを使いこなせてはいないようだ。>>419
変化:C++
基本形は雌雄一対の剣であるが、自らの姿形を変える事が出来る。
干将は大きく形を変える事を好まない為、あまりこのスキルを用いず剣としての形態を堅持するが、莫耶は好んで人の姿となり剣の制作に携わった女に似せた形を取る。
また、莫耶は戦闘時には相棒である干将を刀として振るうだけでなく、自らの五体をも適宜、刃へと変貌させて近接戦闘を行う。
――質実剛健の剣風を持つ干将とは異なり、莫耶はかなりの派手好み。
それは戦闘スタイルにも適用され、干将を用いて敵と切り結ぶのみならず、手や足のみを瞬間的に破山剣の如き巨大な刀身と化して意表を突く(なお周りの被害はお構いなし)傾向がある。
莫耶の踵落としは山崩れを思わせる一撃に。回し蹴りは大河の決壊を思わせる薙ぎ払いに。その暴威はさながら龍の巨体がのたうつが如く。>>420【宝具】
『泰山至・黄河渡(ちからやまをぬき、つるぎみずをわかつ)』
ランク:C~A+ 種別:対人心技 レンジ:0 最大捕捉:1人
またの名をオーバーエッジ。あるいはスパークスライナーハイ。それ以外の真名でも使い手に合った名称であれば発動する。
双方が剣としての形態を取り、双方が主と認めた使い手に用いられる時にのみ、初めて使用する事の出来る絶技。
凡才の剣士をして神話や伝説を代表する大英雄と伍するほどに、潜在性能の全てを発揮させるもの。
使い手と気息を一致させる事で、相手が自覚していない無意識領域――霊魂の一欠片、細胞の一つ一つに至るまでを完全に制御下に置かせ、生命として持つ性能の全てを引き出す。
さらに、武器としての形状・サイズを使い手の適性や戦局に応じて変化させる事で、あらゆる状況への対応を可能とする。
ただし、発動中の主導権は使い手にある為、戦闘スタイルの性質・形態は使い手の技術・特性に依存し、龍剣として内蔵する機能の数々も使い手の適性にあったものしか使用できない。
大英雄の万能宝具にも匹敵する自在性を誇る反面、使い手への依存が著しく高い。
使い手にとっての不可能事は実現できないし、可能な事も使い手の程度に応じて効力が上下する。
TRPG的に解釈するならば(干将・莫耶を使用する判定に限り)ダイスの出目を宣言した通りの数値に変更出来るという事。
結局、最後に物を言うのは使い手の練度であり、素人に使わせても莫耶のまま戦ったほうが強いという本末転倒な現象が起こる。
尤も、それも人間や英霊を相手取る場合の話。
本来は“魔”に対抗するための技であり、相手の“魔”としての純度に応じてダメージ数値は指数関数的に跳ね上がる。
大海魔やゴルゴンなどの怪物さえも、真っ向から両断して粉砕する事が可能だろう。
何しろ龍とは自然の化身。自然の歪みである“魔”を正すのは、龍としての本領なのだから。>>421
『五山鉄精・延平化龍(つるぎはへんじてりゅうとなる)』
ランク:EX 種別:対軍・対国宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
干将・莫耶の祖型たる溶融臓鉄に戻った後、双龍の形態を模り、昆吾山狡兔(基底となる制御システム)に基づいて暴れまわる。ただそれだけの宝具。
龍体を形成する溶融金属の内部は地球の内核にも匹敵する超高温――最高温度にして5500℃にもなる焦熱地獄であり、触れただけでも生命は一瞬で蒸発していく。
さらに蒸発せずに耐えられる肉体ないし魂を持つ者(または物)は、溶融金属となった双龍の内側に鋳込まれ、彼らの機能の一部として取り込まれてしまう。
炎熱による大規模攻撃&エナジードレイン&能力の簒奪と行使という機能を駆使して周囲一帯を蹂躙する龍となる、と言えばその無法ぶりが分かるだろう。
しかしながら、龍体は人の世に長く存在する事を許されるものではない為、一度発動すれば遠からず現世から退去させられる両刃の剣ともなっている。
なお、干将・莫耶はこの宝具を使用したがらない。
畢竟、自爆宝具でしかないから、というだけではない。周りを巻き込むから、というのも理由の一部に過ぎない。
彼らの自意識もまた溶鋼に溶かされたものの一部――鋳込まれた雌雄の龍の情報を基としたエミュレートに過ぎない、という事を否応なく自覚させられるものだからだ。
――晋の時代、雷煥という人物が龍淵・太阿と刻まれた二振りの名剣を見つけた。
雷煥は太阿を自らの物とし、龍淵を上司である張華に献上したが、張華は龍淵の剣を干将であると鑑定したという。
龍淵・太阿は共に春秋の名鍛冶である欧冶子の作った宝剣であり、干将の作であるはずはない。
しかし、その銘を刻まれた剣が干将と鑑定されたのはなぜか?
答えは単純。龍淵・太阿は干将・莫耶によって喰らわれ、融合させられてしまった後だったのである。>>422
もとより干将・莫耶は鍛冶師の妻がその身を贄として捧げて出来た霊剣。
溶かしたものを刀身に鋳込むシステムが、その始まりからして存在していた。
故に干将・莫耶は数ある中国の名剣の代名詞となった。
全てを収奪(ドレイン)し、無限に機能を増やし続けるというその特性の故に、いずれ最強に至るもの。
自然が内包する産物(木石)を奪い、自然を成り立たせる仕組み(山河)を穢し、究極の一を作り上げるという刀匠の業(ユメ)。
その象徴と呼ぶに相応しい剣である、と。
余談ではあるが、後に張華が誅殺された後に干将の剣を探させたが見つからなかった。
太阿の剣と誤認されていた莫耶もまた失われ、ただ二匹の龍が河から天へと昇る様だけが見られたという。>>423
【解説】
春秋時代において、呉王ないし楚王の命を受けた鍛冶師・干将とその妻の献身によって打たれたとされる双剣。古代中国を代表する名剣の一つ。
ポピュラーな伝承では、鉄鉱が溶けず納期に間に合わない焦燥の中、妻の莫耶が自らの髪と爪(異説では全身)を鋳炉に投じることで金属が融解し、陽剣である干将と陰剣である莫耶が誕生したとされる。
――実のところ、干将・莫耶の名は、鍛冶夫婦の自己犠牲譚が史料に現れる以前から、天下の名剣の代名詞として中国の文献に登場している。
戦国末期の思想書『荀子』や『戦国策』では、干将・莫耶は太阿・鉅闕・辟閭などと並んで、切れ味鋭い名剣の例として列挙されるのみで、鍛冶師夫婦の悲劇などのエピソードへの言及は一切ない。
少なくとも現存する戦国期の文献では、干将・莫耶は固有の物語を伴わず、優れた名剣の代名詞として用いられている。
いわば業物の代名詞としての記号的存在だったわけである。
鍛冶師夫婦の物語として肉付けされていくのは漢代以降のことで、後漢の趙曄による『呉越春秋』や袁康の『越絶書』には、干将が呉王のために剣を鍛造するくだりが見え始める。
物語が現在よく知られる形――金鉄が溶け合わず三年を要する焦燥、莫耶の断髪断爪(あるいは投身)による完成、楚王へ一振りを献上しつつもう片方の隠匿、そして遺児・眉間尺による復讐――にまで整うのは、東晋・干宝の説話集『捜神記』でのことである。
ここでは干将が「雌雄二剣を作れ。雄剣は隠し、雌剣のみを王に献ぜよ」と身重の妻に言い残して処刑され、生まれた遺児・眉間尺(名は赤、赤比とも)が成長後、素性も知れぬ侠客に父の仇討ちを託す。
侠客は眉間尺自身の首と剣を携えて王の元へ赴き、油鍋の中で王の首・眉間尺の首・己の首を共に煮え爛れさせて相討ちにする凄惨な結末を迎えた。
その結末の故に三つの頭が見分けがつかなくなったため、三つとも王として手厚く葬られた――という三王墓の伝説は、後世まで河南省などに実在の塚として語り継がれ、地誌書『太平御覧』などにも引用が見られる。
後世においては、浙江省徳清県にある景勝地である莫干山が、伝説上、干将・莫耶がこの山中で剣を鍛えたことに由来するとされ、実際に剣池・磨剣石などといった伝承にちなむ地名・史跡が今も残されているという。>>424
干将・莫耶が関わる逸話として特異なものの一つが、『晋書』張華伝に見える龍泉・太阿の逸話である。
西晋の張華は夜空に紫の妖気――あるいは宝剣の精気を認め、部下の雷煥に命じて豊城の獄舎跡から双剣・龍泉(龍淵)と太阿を掘り出させた。
これらは元来、干将・莫耶とは別に、越の伝説的名工・欧冶子が鍛えたとされる剣である。
だが、張華は献上された龍泉(龍淵)の剣を刀身に刻まれた銘とは異なるもの――干将の剣であると鑑定した。
張華の失脚・誅殺後、龍泉(龍淵)の剣の行方は杳として知れず、雷煥の子が太阿の剣を携えて延平の津を渡ろうとした際、剣が腰から躍り出て水中に没し、二つの剣が二匹の龍と化して天へ昇っていく様のみが目撃されたという。>>425
【独自設定】
セファールに滅ぼされた先史文明の遺産。それを鍛冶師が理解が及ばぬなりに技の限りを尽くして剣と成さしめたもの。
かつて王命を受けた鍛冶師は、五山の鉄精と六合の金英――すなわち五つの山と天地四方より材料を集めたと伝承されている。
そうして集めた材料の中に、果たしていかなる偶然か。
地底……というより世界の裏側に眠っていた先史文明の遺物が存在したのである。
『拾遺記』では昆吾山に住まう金属喰らいの兎の内臓とされたそれの正体は、セファールの巨人を打ち払う為に先史文明の一つが拵えた古代兵器。
白い巨人を打ち倒す為に設計されるも未完成のままに終わったもの。
万物万象を内側に融かす金属。セファールの収奪を模倣して拵えられた、概念すらも記録できる一種の形状記憶合金であった。
鍛冶師にとって、それは幸運ではなかった。最高の材料とは言っても、彼が学んできた技は人知の及ぶ鉱物を扱うもの。
先史文明の遺産は手に余り、溶鋼として溶かす事すらままならず、三月が経っても鍛造は全く進まなかった。
彼が如何なる手法を以て先史文明の産物の制御法を知ったのかは定かではない。
妻が髪と爪とを捧げた事で先史文明の遺産がかつての在り方を思い出したのかもしれないし、あるいは妻が贄として鋳込まれた事でその機能が回復したのかもしれない。
ともあれ、鍛冶師は類まれなる幸運によってこの臓鉄を溶かし、二振りの剣として鍛造する事に成功した。
それは自らの力量を超えた奇跡であり、鍛冶師がこの剣を超える剣を作り上げる事は、ついぞなかった。>>426
完成した双剣は時代の流れの中で様々な人の手を渡る。
時に単なる宝として死蔵され。時に歴史に残らぬ戦いの中で振るわれ。
人を、魔を、神を、龍を。あるいはさらに多くのものを斬り伏せ、金属の内側に鋳込(喰ら)った。
やがて双剣の性能は向上し、多機能を備えるようになり、表層には疑似人格すらも纏うに至った。
雌雄の龍。かつて斬り伏せた自然現象の化身とも言うべき無敵の存在を、昆吾山狡兔(基底システム)は疑似人格として設定。
これを以て干将・莫耶は退魔の剣として完成されたのである。
自然の歪みを正すという機能、陰陽表裏で補い合う構造、その情報の完結性の高さ故に、雌雄龍という型だけが唯一破綻せず回り続ける人格(太極)。
演算された模倣(エミュレート)に過ぎないとはいえ、雌雄一対である龍の自我は、干将・莫耶に喰われた中で唯一生き残ったものである。
吸収した存在は機能として保存されるだけで自己同一性を維持できない、地球の中核にも等しい溶融臓鉄の灼熱の中、ただこの二匹のみが"人格"という形を保てるだけの絆を持っていたが故に、彼らは剣の一部となる事を許されたのだ。>>427
【人物像】
(干将)
質実剛健を地で行く古風な男。剣の形態でも振動によって空気を震わす事で喋るインテリジェンスソードでもある。
基本的には剣、それも鉈のような短剣(エミヤの持つものと同じ)形態を保つことを好み、自ら人の姿をとることは稀。
口ぶりだけは落ち着いた大人の雰囲気を醸し出すが、一皮剥けば頑固な一徹者で妥協を嫌う稚気がある。
基本的には派手好きで暴走しがちな莫耶の手綱を握る苦労人ポジション。だが本質は陰陽の陽であり、根は明るく楽観的なタイプ。
莫耶への愛と全幅の信頼は揺るぎなく、その破天荒さが、ともすれば凝り固まりがちな自らの視野を広げてくれるものだと受け入れている。
剣として正確かつ効率的に敵を断つことを旨としており、人間形態で戦う場合は手刀ないし剣形態を取った莫耶を用いて戦う。
(莫耶)
快活で勝気、華やかさを好む天真爛漫な美女。一見カラッとした性格で、現代のカルチャーにも即座に適応する順応性を持つ。
基本形が剣であるにもかかわらず「人の姿で動いた方が楽しいから」という理由で人型を維持し、剣の状態の干将を武器として全力全開で振り回す暴れ馬。
だが本質は陰陽の陰であり、根は慈悲深くも悲観的。あえて明るく振る舞っているフシがある。
平時においても戦時においても周囲の被害をあまり顧みない暴れっぷりを見せるが、その根底には「干将と共に在り、干将の威光を示す」という絶対的な絆が存在しており、干将の為という理由で無辜の民には危害を加えない。>>429
千子村正:
莫耶「ふーん。東夷の刀鍛冶さんねえ。数打ちばかりが能の職人集団かと思ったら、中々面白い刀剣を打つじゃない。ま、アタシから見れば実用品っていうより芸術品って感じだけど」
干将「よく言う。莫耶とて刃毀れした事はあっただろう? 度が過ぎた批判は己が身にも返ってくるものだぞ」
始皇帝:
莫耶「はじめまして? それともお久しぶり? アタシの中に鋳込まれた太阿の剣が懐かしがってるわー」
干将「まあ為政者としてはともかく剣士としては三流もいいところだがな。臣下に背負えと言われてようやく剣の抜き方に思い至る体たらくとは」
荊軻:
莫耶「倭国の太平記には干将(あなた)の矛先三寸が荊軻ちゃんの匕首になったってお話があるそうよ。実際のところはどうなの? 夫婦剣を名乗りながら実は浮気しちゃってた系?」
干将「オ、オレは知らん。一部だけでも奪った盗人がいたのか、それとも彼女の匕首が我らと似たような特性を持つ武器だったが故の誤認か。どちらにせよ関係のない話だ。
それよりも匕首に焼き込んだというヒュドラの毒に興味があるな。オレは」
黄飛虎:
莫耶「あ、あなたのお子さんの黄天化さんについては……えーと、お世話になったというかなんというか……いやアタシ的にはあんまり覚えないんですケド……」
干将「我らが今のような自意識を持つ前の話だ。事実がどうあれ、覚えがなくとも不思議はあるまい。
春秋の剣が殷周の時代に時を超えて遡るだとか、殷周の時代の宝貝が莫耶めの源流であるだとか、そういう推測は出来なくはないがな」>>430
沖田総司オルタ(というより煉獄):
莫耶「あら。あなたも人型になる刀剣なのね。なんだかシンパシー感じちゃう!」
干将「使い手との信頼関係も良好なようだ。良き刀。良き主従よな」
【蛇足】
干将・莫耶の由来不明(うしおととらぐらいしか思いつかない)の対魔属性はなんなのかとか、
UBWルートでのエミヤと士郎の戦いでの一枚絵はどう考えても刀身の形状違うというか長剣になってない? とか、
その辺との整合性を取りながら史料に準拠した(とは名ばかりの超解釈もありますが)設定を心がけました。【元ネタ】『カルキ・プラーナ』
【CLASS】バーサーカー
【真名】コカ&ヴィコカ
【性別】男性
【身長・体重】190cm・100kg
【容姿】筋骨隆々の双子。
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A++ 耐久A 敏捷B 魔力A+ 幸運C 宝具A+
【クラス別スキル】
狂化:EX
理性を代償としてパラメータを上昇させる。
この二人の場合意思疎通は可能だが、最優先事項は悪徳を栄えさせる事に固定される。>>433
【宝具】
『不正義背負いし悪徳の子ら(アダルマ・コカヴィコカ)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:2人
バーサーカーたちを守護する魔性の加護。
この二人はどちらか片方が生きているならば、致命傷を受けたとしても蘇る。
この不死性を突破するには二人を同時に攻撃して止めを刺す必要がある。
…隠された効果として二人の肉体を合一させ一つの物とする力を持つ。
こうなった場合は不死性がより完全な物になり、倒すには一度結合を解き分離させる必要が出てくる。
【解説】
インド神話のヴィシュヌ神の十のアヴァターラ。
その最後の化身カルキの生涯、予言を描いた聖典『カルキ・プラーナ』。
そこに記されたカルキに立ちふさがったアスラの双子。
カリ・ユガにおける魔王カリに仕える将軍たる二人は倒されようと何度でも蘇りカルキを脅かそうとした。
しかしブラフマーにより「二人を遠ざけ同時に攻撃しなければ地上、天上の武器では倒せない」という事をカルキは知る。
そしてカルキは二人を同時に攻撃する事で始末したという。>>434
【人物】
悪徳が栄える時代を維持する為の機構のような存在であり、元々「機械的に悪行を行い続ける」在り方をしていた。
ただしヴィシュヌのアヴァターラに遭遇するとエゴらしきものが噴出し徹底的な攻撃を行う。
【コメント】
対アルジュナ・オルタだと宝具のギミック早々に見抜かれるイメージです。【元ネタ】史実?(多分に推測を含む・一世紀)、『マルコによる福音書』ほか
【CLASS】プリテンダー
【マスター】
【真名】“マルコ”
【性別】男性
【身長・体重】164cm・57kg
【属性】中立・善
【副属性】人
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運B 宝具-
【クラス別スキル】
陣地作成:B
アレクサンドリア大司教座設立者・初代総主教としての伝承に後押しを受け、
信徒(自らを含む)にとって有利な陣地を作り上げる。
陣地成立と共に、内部へ自動的に獅子の玉座が出現する。特に効果は無いが。
道具作成:A
現存最古の福音書にして
『マタイ』『ルカ』主要資料の一つともなった『マルコ』の記者は
最高純度の文書・書物を作成する事ができる
……文書・書物としての純粋な出来はさて置き。>>436
【保有スキル】
聖人:A
使徒的(使徒継承)な福音書記者とされる“マルコ”は
聖人概念を持つ全教派で聖人として認定されている。
召喚時に“秘蹟の効果上昇”“HP自動回復”“カリスマ向上”
“聖骸布の作成が可能”の能力から一つが選択・適用されるが、
彼の場合、“聖骸布の作成が可能”を選択しなかった時も
聖骸布に近い力を持つ亜麻布を纏い現界する。選択した場合、
仕切り直しにより布を失っても魔力消費により再取得が可能となる。
仕切り直し:C-
戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を
戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。
彼の場合、このスキルを使用すると纏っていた亜麻布を失う事になる。
亜麻布のみを纏う若者がイエス逮捕の場に居合わせ、着いて行こうとしたが
捕らえられそうになり布を捨て裸で逃げた、との『マルコ』のみが語る挿話。
これは記者マルコ自身の経験を記しているのではないか、と時に取られる。>>437
獅子の記者:A++
獅子の騎士とは異なる。二世紀の教父エイレナイオス以来の、
四福音書記者をエゼキエル書が言及する四種の生物で表象する伝統により
翼ある獅子を顕し協力を得る事、および自身がその姿で活動する事が可能。
記者と生物の組み合わせは時期・箇所により多少異なり、
初期のマルコ表象は鷲でもあったため鷲に関しても同様の行いが可能。
獅子である時より格段に小さく、力もそれだけ弱くはなるが。
エヴェン・ギライオン:B
大き目の岩を生成し、転がす。投擲ではないが
地続きであれば段差も急斜面もものともせず、多少の谷間も飛び越える。
目標にはこの岩がなんとなく“いいもの”に思われ受け入れてしまい、
意思STでの抵抗に成功しなければ防御・回避の判定を行う事ができない。>>438【宝具】
『福音書(エウアンゲリオン・カタ・マルコン)』
ランク:- 種別:特殊宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
さて、安息日が終わったので、
マグダラのマリヤとヤコブの母マリヤとサロメとが、
行ってイエスに塗るために、香料を買い求めた。
そして週の初めの日に、早朝、日の出のころ墓に行った。
そして、彼らは「だれが、わたしたちのために、墓の入口から
石をころがしてくれるのでしょうか」と話し合っていた。
ところが、目をあげて見ると、石はすでにころがしてあった。
この石は非常に大きかった。
―――口語訳聖書『マルコ』第16章より
後代加筆部分を除くなら、何者かが入口の岩を転がし(エヴェンギライオン)
空となっていた墓の場面で終わっていたとされる福音(エウアンゲリオン)。
イエスの蘇りとガリラヤでの再会予告を長衣の若者に告げられ、直弟子らにも
伝えるよう言われたが、女性達は恐ろしさに墓から逃げ去り口を噤んだ
……との語りが『マルコによる良き知らせ』当初の結末部であった。>>439
スキル群の、また彼自身の背景であり、ここで改めて追記する効果は無い。
【解説】
現存最古の福音書(福音書ならぬパウロ書簡との新旧は不明)とされる
『マルコによる福音書』、その作者である何者か。正体/素性 は不明
(マルコという名前であった可能性までは否定したものでもないが)。
羽織る役は彼と大幅に異なる“教会伝説上の福音記者マルコ”である。
使徒(イエスの直弟子)でないのは勿論、かつて信じられた伝説では
「ペトロの通訳」であった「マルコと呼ばれるヨハネ」がペトロから
イエスについて聞いた事を忠実に記した(故に『使徒的』文書である)
とされていたが、これは聖書学では現在全く採られていない見解である。
60年代(より早い説もある)~70年頃に、当時のイエス口伝伝承を集積し
地中海世界という広範囲の異邦文化に切り込み伝道する為書かれた文書、
ペトロら≒ヘブライスト(ユダヤ主義者)イェルサレム教会の権威 に
寧ろ批判的な人物が記したものではないか、とも捉えられている。>>440
生前のイエスの言行について記す文書が(少なくとも現存範囲では)
一切存在しない期間がイエスの死から数十年続き、イエスの直弟子が
みな老いて衰え(たとえ殉教しておらずとも)亡くなりもした時代。
直弟子として「真正のイエス伝承」を独占する事で絶対的権威を有した
彼らの影響力が減じた頃、イエス伝承を書き記した「福音書」が登場した。
これは直弟子らの独占的権威と体制に大打撃を与えた …のかもしれない。
パレスチナ・イェルサレム地域出身でアラム語を使う直弟子たちに対し
他地域の出でギリシャ語を共通語として用いる人々ヘレニストがいたが、
言語の違いからしばしば意思疎通を欠いて軋轢が生まれ、また後者が
イェルサレムで弾圧されたとき前者は看過し、溝は決定的となった。
後者は地中海世界に広まり、伝道の多くは彼らによるものだったという。
『マルコ』のギリシャ語は『マタイ』等と比べて著しく拙劣とされるが
ヘレニストに属する人物が南シリアで書いたもの、と推測されている。>>441
『マルコ』は愚鈍な直弟子(師の正体を察しもしなければ“王国”の性質を
理解もしない)を厳しく批判し、対して女性たちには比較的高評価を与える。
主にユダヤ人以外へ向けて書かれた伝道の書であろうに、パウロ書簡と同じく
伝道の有用な要素となる“処女懐胎”に全く触れない(そんな話は無かった)。
イエスの救世主性は明白とされず、奇蹟を起こした後それを隠すよう命ずる。
イエス一行の活動(ガリラヤをその地域的な中心に据える)を具体的に語り、
そうしたイエスの“在り方に”従うよう求めている。他の三福音書と比べて
起こった物事を同時代史的に、また率直・客観的な叙述を選ぶ傾向がある。
旧約文書から少なからず引用し表現として用いるも、権威としては掲げない。
ユダはイエスを引き渡すが、銀貨を自ら要求する場は無く、受け取ったかも
必ずしも定かでない。そして彼の“内心の”動機については何一つ語らない。
『マタイ』『ルカ』『ヨハネ』の順にユダの行動を神の制御下とする扱いが
強くなっていくのに対し、『マルコ』のそれはごく薄い。或いは全く無い。
後になるほど強くなっていく“裏切り”の度合いも、比較的弱いものである。
イエスが最後の晩餐の席で自らを引き渡そうとする者の存在を予告する時も、
『マタイ』『ヨハネ』のようにユダをそれと名指しして語りかける事は無い。
或いは、イェルサレムに来てから数日間のイエスの言行に困惑する弟子達には
みな密告者となる可能性が生まれ始めていたのでは、とさえ受け取られる。【元ネタ】『アグシャヤの歌』
【CLASS】バーサーカー
【真名】シャルトゥム
【性別】女性
【身長・体重】160cm・49kg
【容姿】銀の髪の美しい女性。
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力? 耐久? 敏捷? 魔力? 幸運? 宝具EX
【クラス別スキル】
狂化:EX
女神を相手に四六時中暴れ狂い挑むような振る舞いを…演じる事ができる。
実質機能していない。>>444
【宝具】
『女神よ、汝の愚性を見よ(シャルトゥム)』
ランク:EX 種別:対神宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
バーサーカーという存在の根源、あるいはセーフティ。
対峙した相手の神性の高さに応じてバーサーカーの出力が変動する。
神性が高ければ高いほどステータスが上昇し、高威力の攻撃が放てる。
神性が無い場合はステータスは大したものにはならず、威力が無い訳ではないが攻撃威力も落ちる。
また神霊という本来は召喚不可能な存在であるバーサーカーの霊格を可能な範囲にまで留める意味もあり、
正真正銘の神と相対した場合は最大級の力を発揮できるが、サーヴァントとして存在できる状態ではなくなり、
霊基が崩壊する。
バーサーカーは暴れ狂う女神を止める事を目的に同格の力を持って戦う為に生まれた存在。
それに必要な範囲までの力しか持つ事を許されない。>>445
【解説】
おそらくハンムラビの時代(紀元前19~18世紀頃)のアッカド語の文書であり
賛美歌の一節を混ぜた神話が語られた『アグシャヤの歌』。
それに登場するエア神が暴れるイシュタルを止める為に作り出した女神。
語られる話によると、ある時イシュタル女神は怒り狂い、大地と人々を戦いで苦しめていた。
その叫びは賢神たるエアすらも脅かした。
エアはイシュタルに対抗できる存在を作る事を決める。
エアは爪の汚れから強力な女神シャルトゥムを作り出し、イシュタルに対峙し、
昼も夜もその叫びで彼女を悩ませるように指示した。
二人の女神の対決部分の文書は保存されていないが、
イシュタルがエアにシャルトゥムを呼び戻すよう要求し、エアがそれに応じるシーンに続く。
文章はイシュタルの心が落ち着いたという言葉で終わっている。>>446
【人物】
戦闘においてはバーサーカーらしく暴れるのだが、その実仕事人気質であり
必要とされた役割に殉じる。マスターの指示を素直に聞くタイプ。
【コメント】
神性持ちにはかなり強いが無しにはほどほどのステータスで頑張るイメージ。たまには真名当てクイズ。
【出典】■■■■■、『■■■■■』
【CLASS】アルターエゴ
【真名】■■■■■
【性別】女性
性別とかもはやどうでもいいくらい■■■■。
【身長・体重】182cm・66kg(基本値・不定)
【肌色】白 【髪色】金のメッシュが入った銀 【瞳色】青
【外見・容姿】金銀の長髪をポニーテールにした長身の女。片方が金でもう片方が銀のケモミミが生えている。星々の彩られた魔術師のローブを現代ファッションの一部として着潰している。属性過多。
【地域】■■■■■■
【年代】■■■■■(■■■■■■■■■■■■■■■。)
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】神性・悪魔・竜・死霊・ケモノ科・動物・魔獣・人類の脅威
もはや何者だよ、というレベルの属性の多さ。おそらく今後も増えるし、たぶんバニー霊衣もある。
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:A 魔力:A 幸運:D 宝具:A++
とんでもなく高いが、属性過多すぎる上に幸運が低めで、要はたいていの聖杯戦争で誰かしらの特効宝具がぶっ刺さるので実質耐久はCくらい。>>448
【クラス別スキル】
ハイ・サーヴァント:EX
複数の神話エッセンスを合成して作られた人工サーヴァント。英霊複合体である事を示すスキル。
■■■■■は■■■■■・■■■■■・■■■■■の要素を持つ。そのうちメインは■■■■■だが、■■■■■のエッセンスも取り込んでいる……?
■■■■■■■■■■が■■■■■なった■■■■■が、■■■■により■■立てられた複数の「■■■■■■神話」をベースとして成立したもの。
■■■■(なのかすら正直だいぶ怪しい)を■■■■■てから■■■■■■■■■ようなもので、■■■■■とは別物である可能性が高い。
■■■■ー■■■・■■■■■■:EX
id_es。アルターエゴ達が生まれながらに持つ特殊能力。既存のスキルが変質・強化したもの。
サクラファイブのものが有名だがシトナイが有していたり、蘆屋堂満のリディクールキャットや沖田オルタの極地の説明文がそれぞれあからさまに「破壊工作」「縮地」のイデススキルだったり、アルターエゴクラスならそこそこ持ちうるものらしい。
スキル「二重召喚(ダブルサモン)」が進化したもの。複数のクラス特性を有することができる。数やクラスの制限はない。■■■■■は元来のアルターエゴに加え「ランサー」「アサシン」「キャスター」「バーサーカー」「アヴェンジャー」「プリテンダー」「ビースト」のクラス特性を部分的に保有している(ただし、プリテンダーにはそもそもクラススキルがない)。「■■■■■に制限されてなかったならグランドアルターエゴも追加された」とは本人の弁。
対魔力:A
本来はランサーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
叙事詩・■■■■■■■では魔術師のことを「■■■■■■」と呼ぶなど、多彩すぎる■■のうちに■■■の性質すら有していた可能性が高いとされる。■■■に魔術が効くわけない。
気配遮断:B
本来はアサシンのクラススキル。サーヴァントとしての気配を断つ能力。
「■■■■である」ことに由来する高い情報隠匿性能。>>449
陣地作成:A
本来はキャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。「神殿」の形成が可能。
上述の通り■■■、■■■の側面も有するため当然の保持。『■■■■■』においては■■■■■により他の6■■■■の■■が作られる中、「もう■■■■■」という理由で■■■■■った程度には■■が■■■■ようだ。
狂化:C
本来はバーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに各種ステータスをランクアップさせる能力。
怪物・魔獣・鬼種の有する類の種族特性に近いものであり、理性ランクはダウンしない。怪物としての性質を有しているため、理性があろうとも意思疎通が成立するわけではない。
自己回復(魔力):D+
本来はアヴェンジャーのクラススキル。尽きせぬ炎。復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。
通常時の魔力回復量は微量だが、自身の■■■■■した■■■■■系のサーヴァントを相手取ると回復量がやや上がる。
単独顕現:D
本来はビーストのクラススキル。通常の単独行動の効果に加え、時間旅行を用いたタイムパラドクス等の時間操作系の攻撃を無効にするばかりか、あらゆる即死系攻撃をキャンセルする。
「■■」の理によるビースト適正も有するのだが、ダブルサモン系スキルでネガスキルまでは流石に無理だった。>>450
【固有スキル】
■■た神核:B
神性スキルの変種、というか■■版。「粛清防御」と呼ばれる特殊な防御値をランク分だけ削減する効果があったりなかったりする。神性特効は常時喰らう。
■■クラスの■■にして■■■■■■の■■、他神話で例えるならアンリ・マユやシヴァ■■■■■■■■■■、本来であれば■■■■■■■■■■いい存在ではない。
■■:EX(D/A++相当)
■■■■■の正体であるとされた■、■■、■■、■■等に■■■■■■■事ができ、その対象が■■■■■を■■■■■■■■■■た■■■■■できる。
■■■■であるが■■■■■■■■■■、切り裂きジャック■■■■■など■■■■■英霊■■■■■性質。
■■■■■は■■■■■■■ではそれ■■■■、■■■■や■■■■■ーも■■■■■ーのジャックに■■■■■。
が、■■■■■「殺人鬼」■■■■■■■■「■」である。■■■■■としてのランクはD程度であっても、そこから出力される■■■■■総合値はA++査定となり、トータルではEX(評価規格外)が妥当。
■■■■:B
■■■■■をはじめとする■■■の■■は■■■■■に■■■■■の■■■■■したが、■■■■■■■■■に■■■■■されている。
■■■■■を■■■■■で■■■■■■。■■■■■などに近い、■■■■■■■■。
■■■■■■■■■■を持たず、■■■■■に近い性質を持ち、さらに■■■■■・■■■■■・■■にも■■■■■を持つ
……という■■■■■の■■に、■■■■■■■■■■■■■ことで英霊と■■■■■を■■■■■いる。>>451
【宝具】
『■く■ち■つ■神の■(■■■■・■■■■)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:50人
■■■■■ては■■でも■■■■■■■でもない。
■■■■■■■は『■■■■■■■■■■』『■■■■■■■■■■』『■■■■■■■■■■』『■■■■■■■■■■』『■■■■■■■■■■』が■■■■■■■■■■たもの。
■が、■■■■■■■■■■れることがある。かの■■■■■がそうだ。
■が、■■■■■ことがある。かの■■■■■■■、■■■・■■■がそうだ。
■が、■■■■■を■ることがある。■■と■■と■■と■と■■と■■と■を■る■■■■がそうだ。
■■■■■の持つ「■の■」「■の■」「■の■」「■の■」「■■」としての■■、そのすべてが、『■■』である。
即ち、■■■■■した悪竜現象。人の欲の集合体として、ビーストに近い角が顕現したデミビースト。
■■数騎分の尋常ではない多彩な■■を有する神獣に化身する反則宝具。さらに捕食した相手のステータス・スキル・宝具を100%引き継ぎ、どんどん強化されていく。
「■■■■・■■■■」……「■■■■■■」とは、■■■の■■■■■■■■……と称される■■世紀の■■。
■■■■■■■の過程で発生したものと思われるが、■■を、■■を、■■を失った彼女にとって、これ以上的確な■■は存在しない。「人選には気をつけたほうがいいですぞ主君殿よ?奴らはいずれそういう可能性があるのかもしれないのですから。」
「くっ…!██もいるのか…!あの男は何としても…!!」
【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】秦檜
【性別】男性
【身長・体重】179cm・?kg
【肌色】死者のような白 【髪色】ダークグレーに所々白 【瞳色】灰色
【外見・容姿】宰相の服を纏った不気味かつ慇懃無礼感を醸し出す男性。背後に大きな鉄塊らしきものが鎖に繋がれて実質拘束されている
【地域】中国
【年代】12世紀
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:E 魔力:C 幸運:EX 宝具:C
【クラス別スキル】
陣地作成:D
自身に有利な陣地を作成可能
道具作成∶-
キャスターは正式には魔術師ではないし道具作成とかそういうことしたことないから、このスキルは持っていない
陰謀作成∶A>>454
【固有スキル】
蜘蛛糸の果て:A++
邪悪を画策する能力。
秩序を破壊し、善を穢し、しかして自分に対して因果や罰を向かわせない。
蜘蛛が作った網のように相手を取り込み、貶める。
宰相の忠言(凶):B
軍師の忠言の亜種スキル。マスターやその他の人物に適切な助言を与えるが、彼の言葉に一種の扇動効果も併せ持つ。
「どっかの誰かさんとは違って、己の欲望のために国の勢力を弱めてませんからね?」
悪虐の咎人:EX
キャスターは今なお世に残る覆し得ぬ悪名を背負っており、無辜の怪物に似て非なるもの。後世においての評価は中国史史上最悪と呼ばれ、自身の死後に高宗は「これで枕元に匕首を忍ばせておく必要もなくなった」と言って秦檜と親しかった者たちを次々と罷免するほどよく思われておらず、屈辱的な像が作られたり、物語において悪役扱いやざまぁ展開が記されるなど扱いは最悪である
場所や時代を問わず知名度補正を受け、あらゆるデバフが付与されやすくなったり、敵味方問わず負の感情など悪影響を向けられやすくなる。このスキルを外すことはできない
また、召喚された際に鎖の付いた鉄塊らしきものがついた枷みたいなのをはめられており、見た目上消せたとしても、本質的には逃れられず外すこともできない「逆に武器として利用すればいいんですし?」>>455
【宝具】
『莫須有?(はたしてほんとうにあったのか?)』
ランク:D++ 種別:対心宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:40人
岳飛がキャスターの謀略によって投獄され、それに怒った同胞に問われた際にキャスターは「莫須有(あったかもしれない)」と答えたとされる
周囲に有りもしない罪などを捏造を広めて感染し、不信などのデバフを付与させて互いを疑心暗鬼に陥れて内部崩壊を起こす。通常の聖杯戦争においても痛手であり、感染した場合精神判定が発生しそれに失敗した場合、互いに強烈な不信感が湧いて関係が悪化して魔力パスが不安定になり、そして強制解消となって敗退する可用性がある。抵抗するには高ランクの精神干渉耐性や推理やその宝具などを見抜くスキルなどが必要。
また、英雄である岳飛を陥れてから死なせたことから一種の対英雄の効果も内包されており、対象の幸運を最低値に減少させてから悲劇的な死など不幸の運命を結びつける
【Weapon】
鎖付き鉄塊
自身の身に巻き付かれてる鎖に大きな鉄塊がくっついたのを、鎖分銅のように力任せで振り回してぶつけるが、本人自身はまともに戦ったことないらしく、たまに自分にぶつかったり疲れるとのこと。ちなみに鉄塊らしいものの正体は、自分たちが拘束されてる跪像らしい
言の葉
彼の発する言葉は不吉な呪詛を帯びており、周囲に悪影響を与える>>456
【解説】
黄州出身の南宋の宰相。敵国である金へ屈辱的な和平・降伏政策をすすめた「売国奴・奸臣」の代名詞と呼ばれ、そして英雄の岳飛を謀略で陥れてから死なせたことから中国史史上最悪の人物として人々から唾棄されている。
1090年に現在の南京に生まれた秦檜は1115年26歳の時に管理登用試験である科挙に合格し、段々と出世をしていく。科挙の合格平均年齢が40歳前後であったことを考えるとかなり早く合格したと言えるだろう。文官として北宋に仕えていた頃は元々は金との抗戦派であった。
1127年に起こった靖康の変において秦檜は妻もろとも徽宗一族と共に金に連れ去られてしまう。秦檜はかつては対金強硬派としてしられており、常々金に対して戦うべきだと主張していた。金が首都開封を占領してからもその態度は変わらず、金が和平派のリーダー張邦昌を傀儡とする政権を打ち立てようとしたときも秦檜は金に対して毅然と反論、これによって金の機嫌を損ない北方へ拉致されることになった。1130年、彼は金から脱し、南宋の皇帝、高宗の下に馳せ参じたが、かつて抗金派であるはずの秦檜は高宗に対して開口一番「天下の平穏無事を願われるならば、北は北、南は南とされるべき」
と主張し、今までとは一転して金との講和を図ろうとした。高宗はこれを聞いて喜び、秦檜をただちに宰相に任命したが、他の高官たちは秦檜の言うことに違和感を抱いていた。
秦檜は高宗を説得し金との講和を進め和議を結ぶが、その過程において講和に反対するものや要人を謀殺や平民へ落としていき、特に救国の英雄と呼ばれた存在である岳飛を謀略で陥れてから刑死させた。その後も自らの権力保持のために敵国の金の圧力を背景に、自身を非難するものは粛清するなど恐怖政治を敷いたものの自身は天寿を全うするなど一種の勝ち逃げ人生を送ったのだったが、自身の死後においては売国奴の代名詞となり、中国史上最低最悪の存在とあらゆる方面から蔑まれてしまい屈辱的な像が作られるなど一種の報復に近い罰を受けている>>457
だがその一方で国は金より長く続いたとされており、 当時の南宋は国力が疲弊していてもし金との全面戦争を続ければ国自体が滅亡していた可能性が高く、和平を結ぶことで南宋の長期安定と経済発展の基礎を作ったという見方がある。皇帝の意向代行として秦檜一人の責任ではなく、実質的な主戦・講和の決定権を持っていた高宗皇帝の意向を代行し、政治の安定を図った実務家としての側面もあり、後の清朝などでは現実論としての和平の合理性が評価されることもあったなど、現代において再評価の声も少なくはない。
────果たして本当に彼は売国奴なのか?それとも国の未来のため必要悪にならざるをえなかった偽悪者だったのか?
ちなみに関係ない話だが、日本の揚げパンとは異なる中国の揚げパン油条(ヨウティヤオ)の元の話があり、岳飛の死を知り、されど秦檜の恐怖政治に無ずすべもできないと知った人々は憤り、小麦粉を練り秦檜とその妻を見立てて油で揚げて擬似的に釜煎りの刑にすることで恨みを晴らそうとした。この料理が「油炸檜」として評判を呼び、後世に製法を簡素化したものが油炸鬼として残ったとされている。
【因縁キャラクター】
岳飛
主戦派と講和派という立場の違いで対立したことを含め自分の対比に当たる人物。自分たちにとって計画の邪魔なのか、皇帝である高宗は当初は彼を信頼していたが金を攻めて人質の皇族を取り戻した際に自身の地位が奪われることに危惧したのか、名声を上げていく岳飛に彼は段々と疎ましく感じたのか、あるいはキャスター自身が妬ましく感じたのか定かではない。もし出会ったらすぐさま必死に逃げるだろう>>458
伯嚭
国を支えて立て直そうとした人物を謀略で陥れて死なせた宰相つながり。ただし伯嚭の方は後に敵国である越国へと登用してもらおうと向かった際に、その国の王に見限られて処刑された。キャスターは「己の欲望のために他者を陥れて国を裏切った輩とは一緒にしないでいただきたいのだよ。」と警告している。だが等の向こう本人からは『何で向こうはのうのうと天寿全うしやがったんですかねコノヤロー!!…ま、こっちの方があんな屈辱的な像が作られなかっただけマシですけどね!』とブチギレており、もしどこかで相対して目が合ったら決闘は逃れられないだろう
清姫
キャスターにとって天敵。嘘を嫌う彼女にとって秦檜は唾棄する存在しか見えず、もし相対したら宝具が通用しないなどキャスターにとって難敵であり、最悪の場合彼は悲惨な焼死体となるだろう
【コメント】
再評価や見直しはあれど、全体的にワーストに入るほど中国においての王様以外でのやべーやつ。アサシン系キャスター【元ネタ】『ギルガメッシュ叙事詩』
【CLASS】キャスター
【真名】マトゥル
【性別】女性
【身長・体重】160cm・49kg
【容姿】金髪赤眼の美女。
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷E 魔力A+ 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:A+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
”神殿”を上回る”大神殿”を形成する事が可能。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成できる。
霊魂に干渉する類のアイテムを得意とする。>>461
【宝具】
『彼の光輝(ニ・ディンギル)』
ランク:A 種別:対魂宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:1人
魂そのものに干渉し行動を掌握する霊的ハッキング魔術。
自らの武装を放棄させるなどの用途に使われる。
対象が強大であればある程に難易度は上がるが、狂化状態などに陥っていれば多少難易度は下がる。
【解説】
英雄王ギルガメッシュの妹。
シュメール語のテキストに登場し、そこでは兄ギルガメッシュと同様に神とされる。
物語に語られるギルガメッシュとエルキドゥによるフワワ討伐の際に
ギルガメッシュはフワワに姉妹を妻として捧げるから代わりに畏怖の光輝を与えてくれと申し出たという。
…実際の所はマトゥルがフワワに対し魔術を行使し無理やり光輝を放棄させていた。
マトゥルは巫女でもあり魔術により兄を助けていたのだ。(とここではする)>>462
【人物】
兄よりはとっつき易い人格で穏やかではあるものの気位の高さは当然持っており、
無礼な扱いには相応の報復が待っている。
自身と人間たちの間に一線を引いていて自らを過去の遺物だとする。
…フワワに対しては自覚していない引っ掛かりのような物を抱えている。
【コメント】
情報の少ないギルガメッシュの妹。結構な独自拡大解釈の子です。
ここでは元々は3分の2神という事で召喚可能に。>>453
ではないです「アーチャー、僕の名前はフリードリヒです…。それはそれとして、ここに父上はいませんよね…?」
【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【真名】フリードリヒ大王
【異名・別名・表記揺れ】哲人王、老フリッツ、フリードリヒ2世、フリードリヒ・リリィ
【性別】男性
【身長・体重】162cm・45kg
【肌色】不健康な肌 【髪色】銀 【瞳色】右青/左銀
【外見・容姿】プロイセンの王族の服をまとった若きフリードリヒ大王。穏やかではあるが、どこか拒絶し怯えに近い雰囲気を放つ
【地域】プロイセン
【年代】1712〜1786年
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:C 魔力:D 幸運:A--- 宝具:B>>467
【固有スキル】
芸術審美∶A+
アーチャーは母から教わった文化や芸術を知り、それを密かに楽しんだことから、文化人としての芸術作品、美術品への深い造詣。
芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、高い確率で真名を看破することができる。
特に、詩歌系や芸術系、音楽関係の宝具に対し、高い効果を発揮する。
フルートの奏術:C-
アーチャーは音楽を好み、特にフルートに関しては上手く、本人でも自信があり演奏会を開くこともあるほど。
その奏でる音は味方の心を癒し、敵対者にダメージを与える。だが効果は不安定であり、心から気に入らなかったり音楽を嫌う存在に対しては癒しの効果が通用しない
兵隊王の鍛錬:EX
自身の父親であるフリードリヒ・ヴィルヘルム一世による鍛錬術。現代で言うスパルタ訓練であり、過度な訓練の成果をこの身に奮い立たせて攻撃力などステータスを上げる。だがこのスキルを使用するたびに彼の身と心に深く傷つくだろう。>>468
【宝具】
『鉄の規律・殲滅式騎馬砲兵隊(プロイセン・エンゲージ・イン・ウォーフェア)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜250 最大捕捉:550人
わかりやすく言うとライダーの自身が持つ宝具『鉄の規律・灰燼に帰す片翼(プロイセン・オブリーク・オーダー)』をアーチャーVerにアレンジし銃撃戦に特化したもの。
後に未来の自分が発案したとされる騎馬砲兵隊を召喚し猛烈な機動力で敵の側面へと回り込ませ、同時に召喚された歩兵連隊とともに斜行戦術で銃撃を行う
【Weapon】
『マスケット銃』
『フルート』
流石にフルートそのものを武器にはしないが、アーチャーの奏でるその音色が味方を癒し、敵にダメージを与える>>469
【解説】
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%D5%A5%EA%A1%BC%A5%C9%A5%EA%A5%D2%C2%E7%B2%A6#
フリードリヒ大王のアーチャーとしてのクラスであり、王になる前の若き頃の姿であり、心が壊れる前の不運な時代。詳細は同類のため割愛。
【人物像】
フリードリヒ本来の性格であり、母親似で芸術家気質であり穏やかで繊細な性格。
生前の不遇な時代を味わったのか基本的に人間不信であり、必要時以外誰ともかかわらず一人でいることが多い。だが趣味や気があったり、心を許したものに対しては心を開きやすくなり、現代の作品とか見せると彼は目を輝かせて喜ぶだろう。
その一方で生前のトラウマもあるのか、戦闘や怒られることには慣れていても、過度の暴力や制限されることについてはトラウマであり、最悪の場合は心が壊れて強要や制限をした輩を葬るだろう。マスターはアメとムチの調整が必要である
因みにライダー時と比べてやつがれではなく普通にぼく
特技:フルート演奏
好きなもの:演奏、様々な文化作品
嫌いなもの:暴力などでの虐待、制限されること、過度に厳しい教育
天敵:父親、未来の自分
願い:呪縛から解き放たれて、自由に過ごしたい
【一人称】僕【二人称】君、あなた、貴様(激情時、嫌いなものに対し)【三人称】彼、彼女、あの人、あいつ(嫌いなものに対し)>>470
【因縁キャラクター】
フリードリヒ大王
未来の自分自身。立派な王様になれてることに感激し羨望の眼差しを向けるも、何故か睨まれた。
「未来の僕は立派な王様になっているのですね…!…うっ!何故か知らないけど睨まれた…!」
フリードリヒ・ヴィルヘルム一世
自身の父親であり、最大のトラウマ
未来の自分と比べてアーチャーは父上と呼んではいるものの、もし相対してしまった場合彼は発狂して自ら命を絶つか、あるいは暴走してどんな手を使ってでも葬りにかかるだろう。もしマスターが極度に厳しいなど性格によっては彼を想起する存在だった場合も同様であり、すぐさま裏切り命を奪うこともためらわない
「…!!申し訳ありませんが父上の話題出すことや僕に近づけさせたりはしないで…!!」
フリードリヒ2世(神聖ローマ帝国)
面識はないが、名前が同じなことからアーチャーは彼のことも羨望している
「僕と同じフリードリヒ2世の名前の人がいるんだ…!気が向いたらお話してみたいな…!」
【コメント】
不運とはいえ穏やかで心が壊れる前の若フリードリヒ【元ネタ】『ブリタニア列王史』など
【CLASS】キャスター
【真名】ロウェナ
【性別】女性
【身長・体重】160cm・48kg
【容姿】赤毛の美少女。笑みを浮かべると子供のように可愛いらしい。
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。
魅了効果付きのアイテム、毒薬等を得意とする。>>473
誘惑の白き乙女:A
容姿による誘惑、仕草による誘惑、フェロモンによる誘惑、魔術による誘惑、権力による誘惑。
それら全てをひっくるめた誘惑技術をキャスターは習得している。
尚スキル名の「白」とはサク.ソン人の象徴として冠している。
【宝具】
『継子に贈る甘き死(スイート・フォア・ヴォーティマー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
キャスターが継子を排除する為に用意した毒。
様々な種類の毒を取り揃えており、また毒自体に悪霊が取りついている。
魔術的な防御をしていたとしても、それらを貫通する。
『偽・従順なる卑王(ロウィーナ・ヴォーティガーン)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:600人
キャスターが生前目にした中で「もっとも恐ろしい存在」の息吹を魔術的に再現したもの。
つまるところ疑似ドラゴンブレスであり、その強烈なマナの奔流に巻き込まれれば一たまりもない。>>474
【解説】
『ブリタニア列王史』等に語られるアングル人・サク.ソン人・ジュート人を率いてブリテン島に侵攻した、
とされる伝説的指導者ヘンギストの娘であり、彼らをブリテンに引き入れたヴォーティガーンの妻。
ヴォーティガーンは対峙するスコット人、ピクト人に抗するためにヨーロッパ大陸から傭兵としてサク.ソン人らを
招き入れたとされ、彼らを率いるヘンギストが連れてきた美貌の娘ロウェナに一目惚れをしたという。
これは悪魔がヴォーティガーンの中に入り込んだとも描写される。
ヘンギストらはロウェナをヴォーティガーンの新たな妻とし、ケントの地をヘンギストらに渡すよう提案した。
ヴォーティガーンはこれを承諾し、ヘンギストらはこれを足掛かりに着実にその地位を確立していった。
臣下たちはヴォーティガーンにヘンギストたちをブリテンに引き留めないように進言するも、ロウェナへの愛しさ故にそれを退けた。
その内ヴォーティガーンの子ヴォーティマーが新たに王位に就き、軍勢を率いヘンギストらと戦った。
そうしてサク.ソン人たちをブリテンから追放したのだが、ロウェナは彼の召使を贈賄により誘惑し、
毒薬をヴォーティマーに飲ませた。
それによりヴォーティマーは死に至りヴォーティガーンが再び王位に就いた。
ヘンギストらが再びブリテンに大軍を連れてこようとした事でヴォーティガーンとの間に緊張が走った際にも、 その旨をロウェナは父に使者により伝えた。
それによりヘンギストは友好的に出つつも和平会議での騙し討ちを行う事を目論見、実行に移した。
ヴォーティガーンは殺されずに済んだものの、ヘンギストらは多くの地を略奪したという。>>475
…ロウェナの最後については『ブリタニア列王史』には記されてはいない。
後に討伐される事になったヴォーティガーンと運命を共にしたか、父の元へ逃げおおせたかも定かではない。
【人物】
自らの同胞(すなわちサク.ソン人)の繁栄の為に良くも悪くも全力を尽くした女性。
同胞と認められさえすれば尽くすタイプではあるが、そこまでが大変。
ヴォーティガーンについては「人」である内は制御しきれていたが、「成った」後には手に負えなくなった。
【コメント】
タイプムーン世界においてどういう扱いなのかは解らないものの面白い人物だと思い作成。>>465
完全回答です、お見事。>>448
「自分の正体が知りたいのか……と?」
「当然!!まッッッたく興味がない!!」
「整形加工大いに結構。本当の自分(わえ)より、強い神(わえ)。信仰(かみ)に真実も欺瞞もなかろ?」
【出典】スラヴ神話、『原初年代記』
【CLASS】アルターエゴ
【真名】ヴォーロス
【性別】女性
性別とかもはやどうでもいいくらい正体不明。
【身長・体重】182cm・66kg(基本値・不定)
【肌色】白 【髪色】金のメッシュが入った銀 【瞳色】青
【外見・容姿】金銀の長髪をポニーテールにした長身の女。片方が金でもう片方が銀のケモミミが生えている。星々の彩られた魔術師のローブを現代ファッションの一部として着潰している。属性過多。
【地域】東ヨーロッパ
【年代】9世紀以前(神話断絶のため正確な数値が不明。)
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】神性・悪魔・竜・死霊・ケモノ科・動物・魔獣・人類の脅威
もはや何者だよ、というレベルの属性の多さ。おそらく今後も増えるし、たぶんバニー霊衣もある。
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:A 魔力:A 幸運:D 宝具:A++
とんでもなく高いが、属性過多すぎる上に幸運が低めで、要はたいていの聖杯戦争で誰かしらの特効宝具がぶっ刺さるので実質耐久はCくらい。>>478
【クラス別スキル】
ハイ・サーヴァント:EX
複数の神話エッセンスを合成して作られた人工サーヴァント。英霊複合体である事を示すスキル。
ヴォーロスはヴォーロス・ヴォーロス・ヴォーロスの要素を持つ。そのうちメインはヴォーロスだが、ヴォーロスのエッセンスも取り込んでいる……?
失伝しきって本来の姿がわからなくなったヴォーロスが、現代研究により仮説立てられた複数の「再構成された神話」をベースとして成立したもの。
一つの神(なのかすら正直だいぶ怪しい)を一回バラしてからもう一度組み立てたようなもので、本来の伝承とは別物である可能性が高い。
コンパレーティヴ・マイソロジー:EX
id_es。アルターエゴ達が生まれながらに持つ特殊能力。既存のスキルが変質・強化したもの。
サクラファイブのものが有名だがシトナイが有していたり、蘆屋堂満のリディクールキャットや沖田オルタの極地の説明文がそれぞれあからさまに「破壊工作」「縮地」のイデススキルだったり、アルターエゴクラスならそこそこ持ちうるものらしい。
スキル「二重召喚(ダブルサモン)」が進化したもの。複数のクラス特性を有することができる。数やクラスの制限はない。ヴォーロスは元来のアルターエゴに加え「ランサー」「アサシン」「キャスター」「バーサーカー」「アヴェンジャー」「プリテンダー」「ビースト」のクラス特性を部分的に保有している(ただし、プリテンダーにはそもそもクラススキルがない)。「英霊クラスに制限されてなかったならグランドアルターエゴも追加された」とは本人の弁。
対魔力:A
本来はランサーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
叙事詩・イーゴリ遠征物語では魔術師のことを「ヴェレスの孫」と呼ぶなど、多彩すぎる権能のうちに魔術神の性質すら有していた可能性が高いとされる。魔術神に魔術が効くわけない。
気配遮断:B
本来はアサシンのクラススキル。サーヴァントとしての気配を断つ能力。
「正体不明である」ことに由来する高い情報隠匿性能。>>479
陣地作成:A
本来はキャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。「神殿」の形成が可能。
上述の通り魔術神、契約神の側面も有するため当然の保持。『原初年代記』においてはキエフ大公により他の6柱の大神の神殿が作られる中、「もう近くにある」という理由で作られなかった程度には神殿が多かったようだ。
狂化:C
本来はバーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに各種ステータスをランクアップさせる能力。
怪物・魔獣・鬼種の有する類の種族特性に近いものであり、理性ランクはダウンしない。怪物としての性質を有しているため、理性があろうとも意思疎通が成立するわけではない。
自己回復(魔力):D+
本来はアヴェンジャーのクラススキル。尽きせぬ炎。復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。
通常時の魔力回復量は微量だが、自身の信仰を打毀したキリスト教系のサーヴァントを相手取ると回復量がやや上がる。
単独顕現:D
本来はビーストのクラススキル。通常の単独行動の効果に加え、時間旅行を用いたタイムパラドクス等の時間操作系の攻撃を無効にするばかりか、あらゆる即死系攻撃をキャンセルする。
「粉飾」の理によるビースト適正も有するのだが、ダブルサモン系スキルでネガスキルまでは流石に無理だった。>>480
【固有スキル】
割れた神核:B
神性スキルの変種、というか破損版。「粛清防御」と呼ばれる特殊な防御値をランク分だけ削減する効果があったりなかったりする。神性特効は常時喰らう。
主神クラスの神霊にして神話大系最大の怪物、他神話で例えるならアンリ・マユやシヴァに匹敵する存在であり、本来であれば劣化した程度で呼べていい存在ではない。
千貌:EX(D/A++相当)
ヴォーロスの正体であるとされた神、悪魔、動物、人間等に己を変じさせる事ができ、その対象が持つスキルをEランクまで弱体化した状態で行使できる。
正体不明であるが故になんにでもなれる、切り裂きジャックやホメロスなど正体不明の英霊が持ちうる性質。
ヴォーロスは正体不明度合いではそれらに劣り、変身精度やレパートリーもバーサーカーのジャックに大きく劣る。
が、変身対象が「殺人鬼」のそちらと比べて「神」である。変身スキルとしてのランクはD程度であっても、そこから出力される劣化権能の総合値はA++査定となり、トータルではEX(評価規格外)が妥当。
異教復興:B
ヴォーロスをはじめとするスラヴの神々はキリスト教に圧され大半の神話が失伝したが、現代の異教復興運動に伴い再評価されている。
失った信仰を現代の情報で補正した性質。ルーン魔術などに近い、魔術基盤の再構成。
本来の神霊規模の霊基を持たず、無辜の怪物に近い性質を持ち、さらに知名度補正・スキル・宝具にも大きな欠けを持つ
……というデメリットの代償に、現代の薄い神秘を取り込んだことで英霊としての召喚を容易化している。>>481
【宝具】
「牛の神・熊の神・竜の神・月の神。情報は錯綜し、真相は深層に消えた。」
「真名は再編し、人類悪は復号する。」
「そのすべてが、真相(ほんとう)だとしたら?」
『■く■ち■つ■神の■(ヴェレス・クニィガ)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:50人
これに関しては伏字でも真名当てクイズでもない。
正確な漢字表記は『遍く保ち毓つ牛神の蹄』『猛く打ち勝つ熊神の牙』『赫く隕ち征つ竜神の顎』『脆く充ち絶つ月神の唄』『憂く朽ち抛つ悪神の疽』が全部重なって表記されたもの。
神が、主神の座を追い落とされることがある。かの雷神トールがそうだ。
神が、悪魔となることがある。かの悪魔ベルゼブブ、バアル・ゼブルがそうだ。
神が、複数の物事を掌ることがある。太陽と芸術と弓矢と光と予言と植物と病を掌るアポロンがそうだ。
ヴォーロスの持つ「牛の神」「熊の神」「竜の神」「月の神」「悪魔」としての側面、そのすべてが、『真実』である。
即ち、熊を基盤とした悪竜現象。人の欲の集合体として、ビーストに近い角が顕現したデミビースト。
神霊数騎分の尋常ではない多彩な権能を有する神獣に化身する反則宝具。さらに捕食した相手のステータス・スキル・宝具を100%引き継ぎ、どんどん強化されていく。
「ヴェレス・クニィガ」……「ヴェレスの書」とは、9世紀の古代スラヴの詩集……と称される19世紀の偽書。スラヴ復興運動の過程で発生したものと思われるが、正体を、本質を、信仰を失った彼女にとって、これ以上的確な聖典は存在しない。>>482
【解説】
ヴォーロスは、スラヴ神話における神。主神ペルーンと対抗する悪神……
として語られるのだが、スラヴ地域のキリスト教化に伴ってペルーン以上に伝承が散逸しており、ギリシャ神話のヘシオドスのように纏めてくれる人もいなかったこと、その割に民間伝承では多彩な内容が残っていることで『何が何だかわからない正体不明の存在』と化している。
しかも戦士・貴族層の神だったペルーンと比較して農民層に親しまれた神だったと考えられており、「主神ペルーンに敗北した悪神」という考え方もまた、貴族層からの偏った考え方だった可能性すらある。
というかそもそもスラヴ民族は文字を持たず、「文字の伝来=キリスト教伝来=スラヴ神話の破壊」である。このためスラヴの神々は著しく資料が少なく、しかも、その中でも農民……異教の文字を記すほどの教養のない人々に親しまれた神となると、『資料が散逸した』とかのレベルではなく『そもそも最初から文章としての資料が全く存在しなかった』可能性すら高い。
とりあえず少なくとも家畜と関係する有力な神であったことは間違いがない。
が、それ以外の情報が
・夜空の星を放牧する月の神
・豊穣を齎す春と牛の神
・財宝を喰らう竜の神
・森に潜む熊の神
・死を掌る大悪魔
・詩を掌る大悪魔
・キリスト教の聖者である聖ブラシウスの神格化
・そもそも存在したの?
etc……と、現代の研究においても明確な輪郭すら掴めていない状況にある。>>483
しかも、この散逸した逸話の中に「豊穣神ヴォーロス」と「大悪魔ヴェレス」という2種類の本来別々の超常存在が混じっている疑惑があり、しかも民間伝承レベルだと名前が混ざってしまうため、現段階ではもはや復号不能な状態である。
というか、単一の神だったとしたらあまりにも万能神すぎるので、いくらなんでもいくつかは間違いである可能性が高い。例えば、竜の神という概念は、類似する神……例えば雷神と敵対するヴリトラなどから比較神話学的に逆算されたものであるし、悪魔や熊、死神としての側面もまた、周辺地域の「ヴェレス」に近い音韻の言語から「語源ではないか」と推測されているだけ。近年では信憑性に疑問が呈されている。
【コメント】
スラヴ神話の豊穣神?ヴォーロスです。本来の時点で雷神ペルーンに匹敵する最高神クラスだったことは確からしい。
が、それ以外が全部失伝。近年はスラヴ民族運動とかに伴い、周辺の神話から似たような話を持ってきて神話を再構成しようと試みた結果、周辺の神話の神全部盛りみたいな状態になってる神。
それが本当に全部盛りだったパターンでサーヴァント化してみた。女体化したことと特徴的な一人称は要素としてヴリトラが強いため。
「真名当てゲームの伏字の下に伏字が入ってる」のもやってみたかったので満足している。
wiki追加・SS使用可能です。「夜明けの前には寒さがありマス。春の前には雪が降りマス。つまり、マイナスを支払うからこそその後にプラスがあるのデス」
「…なーんてまあ、犠牲の分だけ報酬が保証される、なんて都合の良いことは無いのデスけどね? 『太陽が勝手に巡って来るとは限らない』というのが我々の神話の世界観デスから、ええ」
【元ネタ】アステカ神話
【CLASS】ランサー
【真名】イツトラコリウキ
【性別】男性
【身長・体重】170cm・59kg
【容姿】黒を基調とした、陰気な猫背の青年 目隠しをし、額には杭のようなものが刺さり、手には箒を携えている
【属性】混沌・悪、天
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷C 魔力A- 幸運C- 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:A
魔術に対する抵抗力。Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。>>485
【固有スキル】
暗黒の神核:EX
神性スキルを含む複合スキル。
アステカ神話においてイツトラコリウキは女神イツパパロトルの対応者、相似するものとして扱われている。
魔力放出(氷):A
魔力放出スキルの一種。ランサーの場合、氷や冷気を操る。
凶星の光:C
災害をもたらし人々を傷つける金星の光。敵対者の幸運値を著しく下げ、災厄を運ぶ。
イツトラコリウキは金星神トラウィスカルパンテクトリが太陽神トナティウに敗れたことで変じたものであるとされ、また「逆行する金星」とも呼ばれたという。アステカにおける金星は、災いをもたらす不吉な星であった。
トラウィスカルパンテクトリであればAランクで所持しているが、イツトラコリウキであるためランクが下がっている。
静止の凍気:A
あらゆるものを静止、不活性、無気力状態に近付ける凍気。最大出力であればサーヴァントをも石化・凍結させることができる。>>486
【宝具】
『星も凍てつく夜明け前(オチパニツトリ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:500人
藁を束ねた箒。穂には"罪"と"穢れ"が染み付いている。
一振りすることで広範囲に吹雪を引き起こし、敵を文字通り"一掃"する。微弱ながら即死判定と、強制的な移動判定を発生させる。
夜明け前には寒さがあり、春の前には冬がある。冬(夜)の間に降り積もった罪と穢れを浄化し、新たな命の道を開く彼の役割を象徴する宝具。
『明星、太陽さえも狙い撃て(トラウィスカルパンテクトリ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:5~200 最大捕捉:1人
額に刺さった杭を抜くことで発動する宝具。
この杭こそはトラウィスカルパンテクトリ自身が太陽神に向けて撃った槍であり、トラウィスカルパンテクトリとしての力を奪い取った楔。「トラウィスカルパンテクトリとしての力」の全てが槍の中に封じられている。
抜かれた杭は投げ槍の形へと戻り、これを投槍機(アトラトル)に装填、発射する。撃ち貫かれた相手は災禍の呪いを受け、かつてのトラウィスカルパンテクトリ=イツトラコリウキと同じように、急速に力を喪失する。
ただし発動するとランサー自身も致死級の大ダメージを受ける。頭の真ん中を貫かれた傷が開くのだから当然である。しかも傷自体は「あるのがサーヴァントとして本来の形」であるため、尋常の手段では治療が不可能。そうでなくとも発動自体が一度切りの使い切りであり、奥の手中の奥の手。
「使えば一発逆転の切り札、とは限らないので、無駄撃ちだけは勘弁デス」
【Weapon】
『黒曜石のナイフ』>>487
【解説】
イツトラコリウキ。アステカ神話の寒さと黒曜石の神。冬、雪、罪、罰、夜、夜明けなどと関連付けられる。夜明け前に冷え込むのは彼の仕業によるとされる。
神話によれば、彼は元々トラウィスカルパンテクトリと言う名の金星の神であった。かつて太陽神トナティウが誕生した時、トナティウは他の神に生贄となることを要求した。トラウィスカルパンテクトリはこれに激怒し、トナティウに向かって矢を放ったが的を外し、逆にトナティウから矢を受けて、その瞬間トラウィスカルパンテクトリはイツトラコリウキへと変わったと言う。
図像においては箒を手に持っている姿で描かれ、これはアステカ人の冬の伝統と関連付けられる。アステカ歴における11番目の月は「オチパニツトリ」と言う名で呼ばれ、これは「掃除」を意味する。
陰気な男性。一見すると卑屈っぽいが意外とそうでも無く、どちらかというと皮肉屋な性格。これはより善い明日を望むのならば避け得ない、「手痛い」「手厳しい」発言を自分の役割と課しているため。ただし新たな提案や積極的な行動はしない。見ようによってはただの「文句ばかり付けて何もしない奴」である。(トラウィスカルパンテクトリの頃は逆に「有無を言わさず実力行使に出る奴」であった)
口調は常にローテンション、必ず敬語だが皮肉げでわざとらしいイントネーションを語尾に滲ませている。具体的には、文字表記すれば「~デスね」「~しマスか」等といった具合に、デスマス部分だけカタカナになる。実はそこだけ見ればケツァルコアトルと共通なのだが印象が全く違う。
嫌っているものは「犠牲」。殺人が倫理的に許せないとかそういう理由ではなく、「自分は偉大だから他人は犠牲になってくれて当然」だとか、「犠牲さえ払えば成果が得られる筈」だとか、その手の甘えた論理を嫌っている。別に自分が生贄を捧げられれば拒まず喜んで受け取る。
「ワタシの前で『自己犠牲でなんとかしよう』みたいな作戦提案したら、お望み通りアナタを切り捨てマスよ。そこんとこヨロシクデス」
【因縁キャラクター】
エレシュキガル
金星神の陰キャ面、ということでちょっとシンパシーを抱いている。
「太陽の暖かさを見せつけられながら、金星はそれを自らの手に出来ない…という構図は世界の神話では結構"あるある"なんデスかね。まあ、偶然の一致かもしれマセンが」>>489
《固有スキル》
◆魔力放出(氷):A(CT8~6)
自身のQuickカード性能をアップ(3ターン)&Artsカード性能をアップ(3ターン)+敵全体に宝具封印状態を付与(1ターン)
◆凶星の光:C(CT8~6)
敵全体の弱体耐性をダウン(3ターン)&防御力をダウン(3ターン・3回)&クリティカル攻撃耐性をダウン(3ターン・3回)+スターを獲得
◆静止の凍気:A(CT8~6)
敵単体に行動不能状態を付与(1ターン)+敵全体の攻撃力をダウン(3ターン・3回)&クリティカル攻撃耐性をダウン(3ターン・3回)
《宝具》
『星も凍てつく夜明け前(オチパニツトリ)』
ランク:B 種別:Quick
敵全体に攻撃[Lv]&チャージを1つ減らす&攻撃強化状態を解除&低確率で即死<OC>
《性能》
妨害とクリティカルサポートを中心としたデバッファー。スキルで付与するのがカズラドロップと同じ「クリティカル攻撃耐性ダウン」なので、クリティカルでのNPとスター獲得を通常以上に支援できる。反面、自身は直接のNP獲得を持たないため、自分自身のNP稼ぎにこれを使わないと宝具を連射するのはややつらい。>>488
FGO内での記述を汲んでトラウィスカルパンテクトリを割と良いように解釈した結果のキャラ
良い感じに嫌われ者の異端者っぽい雰囲気になってくれた
犠牲を嫌っている本人が自己犠牲宝具持ちと言うのも、偶然ながらハマっていてお気に入りリクエスト鯖(ミゼーア要素はリクエストを反映)
【元ネタ】史実 クトゥルフ神話
【CLASS】フォーリナー
【真名】チンギス・ハン
【異名・別名・表記揺れ】チンギス・カン、成吉思汗(表記揺れ) テムジン、鉄木真(本名) 法天啓運聖武皇帝(諡)チンギス・ハーン(尊称) ジャハーン・グシャー(イスラム圏での尊称。世界征服者・世界を開く者の意)
【性別】男性
【身長・体重】185cm・82kg
【外見・容姿】壮年の遊牧民の男性。ティンダロスの混血種とされた為か、ごく稀にその姿がブレてキュビズムを思わせる鋭角のみで形成された姿となる。
【地域】モンゴル
【年代】13世紀
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型 王 神性 人類の脅威
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷C 魔力A 幸運B 宝具EX>>492
【クラス別スキル】
領域外の生命:A
外なる宇宙、虚空からの降臨者。不浄に魅入られ、権能の一角を身に宿して揮うもの。
人類史の神々のみならず、アイウエブ・グンシャルのような外なる神の力をも駆使し、ミゼーアのもたらす不浄がよからぬ害をもたらさないようにコントロールしている。
神性:A
生前からチンギス・ハンは天(テングリ)の加護や啓示を受ける覇王として崇敬を受けていたが、後世ではその大偉業により様々な神話的・伝説的存在と結びつけられ、あるいは神の子や神の化身とされた。
転輪聖王、ヴァジュラパーニ神、インドラ神、ブラフマー神、アフラ・マズダー神、マハーサンマタ王、ダルマパーラ仏、サーヒブ・キラーンなど関連付けられた神格・伝説は多種多様。
また、チンギス・ハンの転生と自称したロマン・ウンゲルンはマハーカーラの化身ともされたという。>>493
【固有スキル】
皇帝特権:EX
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。
ランクA以上ならば、肉体面での負荷(神性など)すら獲得できる。
カリスマ:A
大軍団を指揮する天性の才能。Aランクはおおよそ人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。
チンギス・ハンが死した後もそのカリスマ性は生き続け、彼の血統に連なる『黄金の氏族(アルタン・ウルク)』でなければハーンの地位にはつけないというのが絶対のルールとなった。
内なる書:A
「(チンギス・ハンは)古代の王たちの制度を記録から学ぶことなく、自らの内なる書から創出した」――史家ジュヴァイニーの記述。
己の心と関わりなく動き続ける明敏無比の思考回路。心眼(真)の亜種とも言えるユニークスキル。
未来に起こり得る状況を事前の情報収集や経験則に基づいて複数予測し、先々を見据えて運営する能力。
偵察・諜報・地勢・兵站・心理分析を組み合わせた“先を読む”力。
人間ならば誰もが持っている予想能力が、経験と鍛錬により未来視の域にまで磨き上げられたものである。
曰く、チンギス・ハンは常に敵情を探り、戦う時期と場所を可能な限り選び、自軍が不利となる戦闘を極力避けたという。>>495
【宝具】
『星導天路・石像馬蹄(アルタン・ガダス)』
ランク:C 種別:対軍/対国宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
邪神アイウエブ・グンシャルがチンギス・ハンに授け、リーダーとしての力を与えたという、奇妙なベージュ色の星石で出来た馬の小像と、チンギス・ハンの力を増幅したという石像群。
真名解放すると、周囲の地面へ複数の星石の石像が展開。
石像は大地を囲み、チンギス・ハンの領域たる結界を形成する。
この結界内部において、チンギス・ハンの益となるあらゆる物事――人間・魔力・兵站・情報・士気など――が集約・掌握され、彼の意思の下で容易にコントロールされるようになる。
逆に敵側は、同じ領域内にいるにもかかわらず統率は乱れ、組織は分散され、連携が崩れていく。
味方を強固に固め、敵は脆く分散していくように仕向ける、精神操作宝具の一種と言えなくもない。>>496
『鋭角なりし宙の門、けして開く事なかれ(アンギュラー・グラビティウェル)』
ランク:EX 種別:対界宝具(厳密には対人(自身)宝具) レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
天(テングリ)の加護を受けるシャーマンとしての側面を具現化した大宝具『王の天命(テングリイン・ゲスゲール)』 が変質したもの。
あるいは外なる宇宙の影響を宝具『王の天命』で封じた状態そのものを指す。
元となった『王の天命』はチンギス・ハンと結びつけられた諸宗教の神格・伝説の能力を統合して神霊レベルの魔術行使を可能とするものだが、
フォーリナーとなったチンギス・ハンは自らのシャーマンとしての能力の大半を邪神ミゼーアへの軛として費やし、外宇宙からの影響を封じ込め続けている。
この軛を一時的に解く(あるいは意図せず解いてしまう)事でティンダロスという異次元領域の周縁部――重力の井戸が地球上に投射される。
ミゼーアの領国たる(あるいはミゼーアと同一視される邪神ダオロスそのものともされる)ティンダロス、その領域を囲う重力井戸は、物理法則上(曲がった宇宙)に配置される事でブラックホール化。
周囲一体は重力崩壊によって破砕され、事象の地平へと吹き飛ばされる。
発動している間は封じられ、解除する事によって攻撃的干渉が発生するという珍しいタイプの宝具。
言うまでもない事だが、長時間解除し続ければ外宇宙からの干渉を招く事となるという特大のリスクがある。
クトゥルフ神話においてティンダロスの王の一人とされるミゼーアは、北欧神話の大狼フェンリルと関連付けられている。
そして、北欧神話においてフェンリルに腕を喰われたテュール神は、その起源をインド・ヨーロッパ祖語の天空神デュエウスに遡る神だとされるが、モンゴル族が信仰した天(テングリ)もまた同一起源の神格であるとする奇説がある。
そうした細い縁がミゼーアに辿られたのか、はたまたフェンリルがテュールの腕を喰らった逸話が奇妙な形で噛み合ったのか。
チンギス・ハンと関わりの深い天(テングリ)との縁を、ミゼーアはこの宇宙を侵略する為の橋頭堡として利用できるようになったのである。>>497
【解説】
モンゴル帝国初代皇帝。諸部族に分裂していたモンゴル高原の遊牧民を統合し、人類史上最大の征服国家を築き上げた覇王。
幼少期に父を失い、一時は一族とともに困窮したが、各部族との結盟と抗争を繰り返しながら勢力を拡大。
モンゴル高原の諸部族をほぼ統一した後は周辺諸国の征服に乗り出し、モンゴル国家をユーラシア規模の帝国へと発展させた。
本名はテムジン。チンギス・ハンは後に送られた称号。
父はモンゴル部族の有力者イェスゲイ、母はホエルン。伝説上の先祖はボルテ・チノという神狼であったとされる。
テムジンが幼い頃、父イェスゲイは敵対するタタル族によって殺.害され、母ホエルン共々、主従関係にあった人々から見捨てられた。
その後の少年時代は困窮の中で過ごし、些細な諍いで異母弟を殺.害したなどとも伝えられている。
成長したテムジンは、妻ボルテを迎え、次第に自らのもとへ従う戦士たちを集めていった。
とりわけ重要だったのが、幼少期からの盟友ジャムカとの関係である。
二人はアンダと呼ばれる義兄弟的な盟友関係を結んだが、やがて政治的立場の違いから決裂し、モンゴル高原の覇権を争う最大のライバルとなった。
テムジンは各部族との敵対と同盟を繰り返しながらタタル、メルキト、ケレイト、ナイマンなどの諸勢力を次々と打ち破り、最終的に高原の有力部族をほぼすべて従えることに成功する。
覇権を握った彼は他の草原の征服者達のように諸部族の人的資源をそのまま麾下に加えるのではなく、自らの軍事組織へと分散させて組み込んでいった。
これによりモンゴル軍は部族単位の従来の結びつきではなくチンギス・ハンの下に組織化されたものとなり、指導者への忠誠を軸とした大規模な軍事力へ変貌していった。
やがて、オノン川流域で開かれたクリルタイにおいて、テムジンの高原支配が正式に承認され、彼はチンギス・ハンの称号を名乗るようになった。
チンギスの語義については現在も確定していないが、モンゴル族の族長というだけではない諸部族を統合する新たな国家の君主へと立場になったという点で意見は一致している。>>498
その後、チンギス・ハンはモンゴル高原の外へ軍を進める。
1209年には西夏を攻撃して服属させ、1211年以降は女真族の金朝に対する本格的な征服戦争を開始した。1215年には金の中都を攻略し、華北における金の支配を大きく揺るがした。
また、中央アジアではウイグル勢力などがモンゴルに服属し、東方だけでなく西方へも勢力圏が広がっていった。
そしてチンギス・ハン最大の征服戦争となったのが、ホラズム・シャー朝への遠征である。
ホラズム領内でモンゴル商隊が殺.害された事件を契機として大規模な侵攻が開始され、モンゴル軍はブハラ、サマルカンドなど中央アジアの主要都市を次々と攻略した。
チンギス・ハン自身もこの遠征を指揮し、ホラズム・シャー朝は急速に崩壊していった。
この遠征は、モンゴルの軍事力が単なる遊牧国家間の抗争を超え、都市国家・定住文明を大規模に征服できることを示すものとなった。
モンゴル軍の強さの所以は単なる精強さではなく、チンギス・ハン自身がトライアンドエラーを繰り返しつつ高度なシステムとして組織化していった結果であるとされる。
騎馬弓兵を中心とする部隊運用、情報収集、偵察、複数方向からの同時侵攻などを組み合わせ、敵国に対して極めて高い作戦機動力を発揮した。
また、征服地から技術者や職人を取り立て、攻城兵器などの技術を軍事力へ取り込んでいった。
モンゴル遊牧社会の伝統的な戦闘能力。入念な情報戦と根回し。実用的技術を取り込む事への貪欲さ。
抜きん出た才能に依存するのではなく『戦う前に勝利を確定させる』事を目的として機能するシステムである事がモンゴル軍の強さであった。
統治面でも、チンギス・ハンは従来の部族社会をそのまま拡大するのではなく、国家としての制度整備を進めた。
そうした功績もあってがヤサと呼ばれる巨大な法典をチンギス・ハンが制定したと説明されることが多いが、現在の研究では彼が現存する形の大法典を制定したとする証拠は乏しい。
しかしながら、チンギス・ハンの命令や裁定を基として成立したヤサという統治規範は、チンギス・ハンの死後も一定の権威を持つ法として用いられる事となる。>>499
宗教政策についても、チンギス・ハンは特定の宗教へ国家を統一するより、各宗教勢力を統治のために利用・保護する姿勢を取ったとされる。
彼自身はテングリ信仰を基盤としつつ、道教・仏教・キリスト教・イスラム教などさまざまな宗教の聖職者と接触しており、モンゴル帝国の統治空間には後世につながる宗教的寛容の伝統が形成された。
晩年には再び中国西部の西夏に対する遠征を行ったが、その最中にチンギス・ハンは死去した。
死因については古くから諸説があり、落馬による負傷、病気などさまざまな説が語られているが、確実なことは分かっていない。
チンギス・ハンの死後、その後継者には第三子オゴデイが選ばれ、1229年に正式に即位した。
モンゴル帝国はむしろこの後に最大の拡張期を迎え、バトゥによる西征、フレグによる西アジア征服、南宋への征服戦争などが続く。
だが、その征服事業を下支えしたのもチンギス・ハンが築いた政治・軍事体制であった。
彼は死してなお世界に影響を及ぼし続けたのである。>>500
クトゥルフ神話においてはまた別の側面が語られる。
ブータンの山中には『世界の狭間の眼』と呼ばれる異形の神、アイウエブ・グンシャルが棲むという。
形のない黒い虚無に七つの眼だけが浮かぶこの存在は、食屍鬼(グール)たちから崇拝され、忌まわしい祭儀によって人間には知ることのできない知識と力を与える。
その眼を覗くことによって、アザトースの宮廷そのものを垣間見ることさえできるとされる。
そして、この神とテムジンとの間には奇妙な縁があった――とクトゥルフ神話では描かれる。
13世紀末の魔術師ラング=フーの著作とされるカンブルク文書には、チンギス・ハンにはアイウエブ・グンシャルの恩寵があったのだと記されている。
テムジンには力が与えられた。
星の石で作られた、彼を導く馬の小像が与えられた。
彼の国の境界に置かれた石像群にはチンギス・ハンに力を集約するものであった、と。
また、チンギス・ハンとクトゥルフ神話を結びつける事例は邪神アイウエブ・グンシャルだけではない。
ある作品ではニョグタという邪神が登場し、タルタリーの洞窟から現れた邪神が偉大なるハーンの天幕へ恐怖と破壊をもたらしたと語られる。
チンギス・ハンと直接的に関係のある話ではないが、ティンダロスの大君主とされるミゼーアは、北欧神話のフェンリルの源流である、とクトゥルフ神話では設定されている。
このフェンリルに片腕を喰われたテュール神は、モンゴル部族が信仰する天(テングリ)と起源を同じくする神格である、とする説がある事を考えると、一応関わりがあると強弁できなくもない。>>501
【人物像】
恐るべき覇王としての経歴とは裏腹に、個人としては素朴で穏健。だけど怒ると怖い、というタイプ。
贅沢を好まず、手作業による細工品を作ることを好む。
若い頃の彼は草原の遊牧民が有するシビアさはあっても、決して好戦的な人物ではなかった。
屈辱には残虐な復讐で報いたが、それは草原を生きる者として当然の規範。
オン・ハンに若い戦士たちを率いる立場になるよう求められたのを断り、家族と小さな共同体を守って暮らす道を選んだ逸話からも分かるように、かつての彼は平和であればそれを善しとし、慎ましくとも穏当な暮らしをこそ求める人物だった。
彼が偉大な部族長として成長していくのは、慎ましくある事は美徳ではなく弱さであり、敵に狙われる隙でしかないのだと、散々に思い知らされた後の事である。
敵を退ける為に得た力と蛮性は、さらなる敵を呼び、さらなる備えを要求した。その繰り返しの末に、彼は覇王となったのである。
彼の苦しみに満ちた半生は、個人としての心情と戦士・指導者としての思考の完全な分離をもたらし、状況に相応しくない感情の表出は強制的に抑制されてしまうようになった。
必要のない拘り――個人としての愛情や民族としての誇りと言えるものも含めて――と分断された思考回路は、人というよりも機械や昆虫のそれ。
敵には恐怖を、味方には恩恵を与え、以って帝国の定理たる規範を敷く自動機構と成り果ててしまったのだ。
個人としての感情に心が千々に乱れたとしても、思考回路には僅かたりとも感情を噛ませず、希望的観測を抱かない。
出自よりも忠誠と実績を重視する人事、自らの秩序を受け入れない者に対する冷酷さ、裏切りに対する苛烈な報復、女子供も含めた全てへの呵責なき蹂躙――これらもまた全て根を同じくする。
ウイグル文字の採用、征服地の技術者・職人の登用、攻城技術の導入などの柔軟性も、彼の思考回路の特質がまた違った形で発露したものに過ぎない。
愛する息子(ジョチ)の病を仮病と疑い、反乱を計画しているのだと判断して軍を差し向けた逸話も、また然り。>>503
フォーリナーとしての彼も、その本質だけは変わらない。
だが、霊基へ侵入したミゼーアの不浄は、彼の捕食者としての本性をより悪辣かつ野蛮な形で表出させた。
人を臣下として取り込む。
敵を征服して領土へ取り込む。
有能な者を軍へ取り込む。
異民族の技術を国家へ取り込む。
女を抱き、子をなし、血統を拡げる。
それらの本来は異なる行為のすべてに、ひとつの異常な衝動が付きまとう。
――自分の外にあるものを、自分の内に飲み込みたい。
それはかつての彼の本性をなぞるものでありながら、同時にティンダロスの混血種が持つ人食いとしての衝動として歪められてしまった欲動。
その為、女性へ向ける欲情、敵へ向ける征服欲、臣下へ向ける所有欲、子孫を残そうとする欲求の境界が、フォーリナーとしての彼の中では曖昧になっている。
希望的観測を抱けないチンギス・ハンは、自らが置かれている状況を過不足なく理解し、その思考演算の大半と天の権能を邪神の影響を封じ込める為に用いる事で正気を保っている。
だが、著しく消耗する事があればタガが外れ、完全な怪物へと堕ちるだろう。
……ミゼーアを封じ込める事に思考能力の大半を用いているが故に、彼の素朴な人間としての感情・情緒が表に出やすくなっているのは皮肉な話だ。>>504
【関連人物】
イスカンダル:
ティムール朝以降の中央アジア・イスラム圏の歴史観においてはイスカンダルとチンギス・ハンはしばしば世界征服者の二大巨頭として並び称される存在であった。
史家ジュヴァイニーは「もしアレクサンドロスがチンギス・ハンの時代に生きていたなら、彼の策略・知略をチンギスから学んだだろう」とまで述べたという。
インドラ:
チンギス・ハンはモンゴル・チベット系の仏教史においてヴァジュラパーニやインドラの化身とされる事がある。
17世紀以降に成立した『エルデニイン・トブチ』などのモンゴル年代記群は、チンギス・ハンの権威をチベット仏教の枠組みで再解釈した。
つまり、彼を仏法の守護者たる神格の化身として定義したのである。
大黒天:
大黒天とはすなわちマハーカーラが仏教に取り入れられたもの。
チベット仏教の伝説によればある仏僧に呼び出されたマハーカーラによってモンゴル軍が築いた堤防が決壊させられた事があったとか。
また、チンギス・ハンの転生と自称したロマン・ウンゲルンという将軍がマハーカーラの化身とされた事がある。
アショカ王:
同じく転輪聖王と呼ばれた者同士。チンギス・ハンは16世紀以降のモンゴル仏教史において転輪聖王として位置づけられている事がある。>>505
ヴァナルガンド(フェンリル):
彼の霊基を冒すミゼーアと照応する存在としてクトゥルフ神話で描かれる存在。
宝具によって暴走を封じられている、という点でも共通している。
ロマニ・アーキマン ローマ出身英霊:
ロマンという単語に不愉快そうに眉を潜める。
単語の意味が不快なのではなく、自らの転生を僭称した不届き者(ロマン・ウンゲルン)を思い出しての事だが。
【蛇足】
クトゥルフ神話とチンギス・ハンを絡めるならアイエブ・グンシャルのみにした方が妥当だと考えましたが、
ミゼーアを絡めてほしいというリクエスト内容を鑑みて超解釈に超解釈を重ねた次第。「才色兼備。まさしく、わたくしのためにある言葉ではなくて?」
【出典】黄金伝説、キリスト教聖人伝
【CLASS】セイバー
【真名】アレクサンドリアのカタリナ
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女性
【身長・体重】160cm・49kg
【肌色】白【髪色】栗色【瞳色】青
【外見・容姿】簡素なチュニックに花嫁のヴェールを被る絶世の美女、首元には包帯が巻かれており、マフラーのように風になびかせている。
【地域】エジプト(アレクサンドリア)
【年代】4世紀初頭
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・ローマ
【ステータス】筋力:E 耐久:B 敏捷:E 魔力:A 幸運:B 宝具:D++>>508
【保有スキル】
舌鋒鋭き才女:A+
皇帝マクセンティウスが送り込んだ異教の賢者50人を論破し、瞬く間に改宗させた逸話がスキルとなったもの。
修辞学、哲学、天文学、数学など、当時のあらゆる学問を修めたカタリナは、論理の矛盾や破綻を見逃さず、鋭い剣の如き弁舌で相手を追い詰める。
幻想の聖人:A
歴史的資料から、アレクサンドリアのカタリナが実在しないことは明らかになっている。
だが『黄金伝説』に記された彼女の伝説は、今もなお人々を引きつけて止まない。
聖人が関連するスキルを擬似的に獲得することができる。Aランクであれば、ほぼ聖人と変わりない。
魔力放出(光):B
聖人・聖女・聖騎士にのみ許される亜種魔力放出。
悪属性に対しアドバンテージを有する。
天使の軟膏:C
伝説によれば拷問を受け投獄されたカタリナは、天使に軟膏を塗られ傷を癒したとされる。
毎ターン魔力とHPが自動回復する。>>509
【宝具】
『雷にて砕かれし車輪(ロタ・フルミネ・フランゲレ)』
''ランク:D++ 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:50人''
別名:キャサリン・ホイール。
カタリナを処刑するために作られながらも、彼女が触れた瞬間に雷によって破壊され、逆に処刑人たちを討ち払った棘付きの車輪の逸話が宝具化したもの。
普段は小型化した状態で盾として左腕に装着されている。
真名解放とともに、本来の形態である巨大な車輪刑の車輪に回帰、神聖な光を放ちながら高速回転する。
その後、車輪は爆発的に破壊され、無数の鋭利な破片と聖なる光が散弾のごとく全方位へ超高速で射出される。
非キリスト教徒に対して絶大な威力を誇るが、自らの象徴を破壊し攻撃に転用するという壊れた幻想にも似た性質故に、一度使用すると同一戦闘内での連発は不可能、再使用には一定のクールタイムと多大な魔力を要する。
【Weapon】
『殉教の聖剣(スパタ・マルティリス)』
彼女の最期となった斬首の逸話に由来する直剣。自身が振るった剣ではないが、剣が聖カタリナの象徴であるため所有する。
この剣で斬られた傷口からは、伝説通り血ではなく乳のような白い光の粒子が溢れ出す。>>510
【解説】
アレクサンドリアのカタリナは、キリスト教の伝統において「十四救難聖人」の一人として広く崇敬されてきた聖女である。
伝説によれば、彼女は4世紀初頭のエジプト・アレクサンドリアの知事コンストゥスの娘として生まれる。また、別の伝承ではキプロス王の娘とされる。
彼女は幼少より哲学、修辞学、天文学などのあらゆる学問を修めた屈指の天才少女であったとされる。
ローマ皇帝マクセンティウスがキリスト教徒を弾圧し、異教の神々に犠牲を捧げるよう命じた際、カタリナは自ら皇帝の前に赴き、異教崇拝の無知と非論理性を鋭く批判した。
皇帝は彼女を論破するために帝国中から50人の高名な学者や哲学者を集めたが、カタリナは洗練された弁論と知識によって彼ら全員を論破し、逆にキリスト教へと改宗させてしまった。激怒した皇帝は学者たちを処刑し、カタリナを投獄した。
獄中におかれてもカタリナの信仰は揺るがず、彼女を訪問した皇后や将軍までもが彼女の気品と教えに感化されて改宗した。皇帝は彼女を屈服させるため、鉄の刃を取り付けた四重の拷問車輪によって彼女を切り刻む刑を命じた。
しかし、カタリナが車輪に触れて祈りを捧げると、天から降った雷光によって車輪は砕け散り、周囲にいた異教徒たちが巻き込まれて命を落とした。最終的に彼女は剣によって斬首され、その首からは血ではなく乳が溢れ出たと伝えられる。
その後、彼女の遺体は天使たちによってシナイ山へと運ばれ、現在の聖カタリナ修道院の地に安置されたとされる。
しかし、近現代の歴史学およびカトリック教会の調査により、アレクサンドリアのカタリナという聖人の実在性には決定的な疑義が呈されることとなった。1969年にはカトリック教会においても彼女の祝日がカレンダーから抹消された(後に任意記念日として再録)。
現代の史学における通説では、彼女の伝承は5世紀アレクサンドリアで異教徒の暴徒によって惨殺された実在の女性哲学者・数学者「ヒュパティア」の生涯と死の構図を反転・モデル化し、キリスト教的な聖人伝として創作・編纂されたものと考えられている。>>511
【人物・性格】
信仰心に篤く、極めて知的で気品に満ちた高貴な聖女である。
……と同時に、己の知性と信仰、そして美貌に対して絶対の自信を持つ高慢な自信家でもある。
自分を完璧な知性の体現者と自負しており、敵対者や愚か者に対しては優雅な微笑みを浮かべながら、容赦のない正論で理路整然と徹底的に論破する。その切れ味鋭い言葉こそ彼女の振るう本当の剣なのかも知れない。
己の正しさを微塵も疑わないため、ある意味では非常に扱いづらいサーヴァントである。
往々にして不遜とも取れる態度をとるが、それは嫌味ではなく客観的な事実として述べているに過ぎない。
その高慢さの裏には「人々を導き、救わなければならない」という強い義務感と、無私無欲の聖性が確かに同居している。弱者や子どもに対しては慈愛に満ちた態度で接し、どれほど過酷な試練であっても「神の御心」として微笑んで受け入れる芯の強さを持つ。
イメージカラー:乳白色
特技:論破、改宗させること
好きなもの:学問、議論
嫌いなもの:キリスト教の良さを理解しない者
天敵:ヒュパティア
願い:無し
【一人称】わたくし 【二人称】貴方、貴様 【三人称】彼、彼女、彼ら>>512
【関連人物】
ヒュパティア
自身のオリジナルと呼べる存在。その最期には同情するが、オリジナルに対する敬意のような感情は全くなく、ことあるごとに知識でマウントを取ろうとする。
ジャンヌ・ダルク
自身の声を聞いたという少女。一方的に旧知の仲のような距離感で接してくるため苦手意識を持っている。
【コメント】
リクエスト鯖。自分の才能を鼻にかけるタイプの優等生キャラ。
髪や目の色、包帯といったヒュパティア要素も取り入れつつ全くの別物に仕上げてみた。>>341
ヒント②
『眩き狂叡に盲えよ人類(████████・アトラス)』
ランク:EX 種別:対衆宝具 レンジ:全世界 最大捕捉:全人類
ザ・シャドウ・フロム・ザ・スティープル。
暗黒の邪神はかつて科学者に人類の栄光と破滅を確約する新技術を授けたという。故に現代では"[真名封鎖]"が依代に選ばれるのは必然だろう。
██上で██するあらゆる████を掌握することで、"それ"が望む██を自由自在に██する。██規模の扇動・幻惑・██操作スキルとも。
時間は掛かるものの、██全体に浸透していくことで大██はおろか██すら解体し、全██を支配して一挙手一投足を把握することすら可能。
悪性情報の増大が閾値を超えた時に真名開放が可能となり、██████が実存世界を植民地の如く征服する最悪な██████████が実現。
輝かしき技術革新が世界に齎す影、あるいは人類の進歩と未来を嘲笑う外なる神の所業。リメイク発売記念なので記念に
エクストラプレイした時ゲーム自体不慣れ&初fateだったのでステ振りが分からんなくて何故かFateでは幸運は重要なステータスだぞってよく分からん情報を信じて幸運極振りにしてアリスで詰んだなぁ
我ながらアホなことしてたと思う(cccをきっかけにやり直して何とかクリア出来た)>>515
すいません書く場所間違えました【元ネタ】妖精の女王 +Fate/Grand Order
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】アンジェラ
【性別】女性
【身長・体重】300cm・305kg(本体164cm・58kg)
【属性】秩序・善
【副属性】地
【ステータス(着装時)】筋力A 耐久A+ 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具C+
【ステータス(解除時)】筋力C 耐久A+ 敏捷B 魔力D 幸運C 宝具C+
【クラス別スキル】
対魔力:A
鎧宝具により向上、A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。
騎乗:B
幻想種を除く獣、乗り物であれば自在に操る事ができる
……鎧を纏った彼女を乗せられる乗騎を用意できるかは別問題である。>>517
【保有スキル】
カリスマ:C
団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
アングロサクソン(アングル・サクソン・ジュート)人としての
自認・伝承を持つ者に対しては効果を一段階増す。
ルーン魔術:B
北欧の魔術刻印、ルーンの所持。
伝説上、五世紀の大陸からのブリテン島侵入異民族首長家の者達は
ウォーデン(オーディン相当)の曾孫~来孫世代にあたるとされる。
彼女の血は神霊適性に至らないほど薄いが、技能の一端は受け継ぐ。
金剛巨刃:A
甲冑に(アンジェラ自身の体格ではなく)見合うサイズの大剣。
ルーンにより強化と複数種の変化(特殊効果付与)が施されており、
後者は状況に応じた選択発動が可能となっている。
鎧の護りは脱いでいる間も一部残されているが(完全な素の耐久値はD)
肉体能力補助は停止しているため、巨刃を振るうなら難儀する事となる。>>518
【宝具】
『女王城塞・波濤鎧殻(フォートレス・アンジェラ)』
ランク:C+ 種別:結界宝具 レンジ:-・1~50 最大捕捉:1人・500人
戦場で猛威を振るったアンジェラの鎧。
後にはブリトン人王の一人ライアンス王とその軍勢が戦利品として手に入れ、
従者グラウチェ(『梟』)の提言を受けた貞節の騎士ブリトマートが得た。
およそ常人の体格とはかけ離れた大きさ・重量をしており、
通常の甲冑のようには纏わない。適合者が正しく着装する事により
パワードスーツ的肉体補助機能と環境適合用の術が働くようになる。
寒暑に耐え、視覚(視界)聴覚や呼吸にも不自由しない。快適。
大地に接触している限りその加護を受け防御力が向上、また
他者の掌握下に無い地脈からの魔力吸収効率が高められる。
真名により陣営防御(広域魔力防御)能力の発揮が行えるが、
質・相性が共に良い地脈に陣取った上であれば、一会戦の間中
その効果を維持し続ける事を可能とする。敵軍の悪夢。>>519
【解説】
サクソンの美姫アンジェラ。
ブリトマートのかつての乳母、今は従者である老女グラウチェが
「乱世の中に美女と老女の二人旅は危険、鎧兜で性別風貌を隠しましょう」
と進言すると共に、勇気づけるため口にした高名な女性の一人。ブーディカ、
グウェンドリン(コリネウスの娘、裏切った夫王ロクリヌスを破った女王)、
マーシャ(グウィテリウスの妃、あらゆる学芸に通じ新たな法制を定めた)、
エミリン(コーンウォール女王)にも勝る好例だという。
グラウチェがその眼で見た事だが、ウーサーと異教徒軍の戦いの中で
アンジェラはウーサー軍の重鎮ウルフィンを三度に渡って打ち倒し、それを
カラドックが辛うじて逃がした(彼自身も撤退がやっとであった)という。
恐るべき武勇に引けをとらぬ美貌をも持ち、彼女が率いる民族は彼女に因み
アングル族と呼ばれる。彼女を(敵だが)手本に勇気を出せ、と老女は言う。
数日前、ブリトン軍が敵軍を襲撃して多くの戦利品を得て来た時に
このアンジェラの壮麗な金縁付きの鎧を手に入れていた。彼女自身の生死は
(纏って戦った上で倒され剥ぎ取られたのか、そうでないのか)不明だが
ブリトマートは教会に掲げられたこの鎧を手に入れ、グラウチェと旅立つ。>>520
……つまりは本編中一行たりとも直接登場しない人物がアンジェラなのだが。リクエスト鯖
【元ネタ】史実 伝承
【CLASS】ランサー
【真名】チャールズ大帝
【異名・別名・表記揺れ】カール大帝 シャルルマーニュ カロルス大帝
【性別】男性
【身長・体重】195cm・110kg
【外見・容姿】ルーラーのカール大帝より少し若い。茨の冠を被り、戦陣に相応しい戦装束で身を固めた姿。右手に聖槍を持ち左手で旗槍を掲げている。
【地域】欧州
【年代】8世紀~9世紀頃
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型 王
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷A 魔力C 幸運A+ 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:EX
彼がかつて集めた聖遺物による守り。
規格外(EX)クラスの対魔力を持つ彼を魔術に分類される物で害することは不可能と言える。>>522
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
大帝特権:A+
本来所有していないスキルを短期間獲得することができる。
効果は「皇帝特権」と完全に同一だが、自己申告によってスキル名だけが変化している。
救済の光:B
防護効果及び回復効果を秘めた光を発する。宝具である聖槍の付帯効果のひとつがスキルとなっている。
なお、宝具『大帝宣言』の発動中は聖槍を手放してしまう為、使用不能。
啓示:B
“直感”と同等のスキル。直感は戦闘における第六感だが、“啓示”は目標の達成に関する事象全て(例えば旅の途中で最適の道を選ぶ)に適応する。
様々な民間伝承や異本の中で、天使や聖人からお告げを受ける逸話を数多く持つチャールズ大帝にとって、とても馴染み深いスキルと言える。
大帝特権で適切なスキルを獲得すれば『カールとエレガスト』で描かれたような城への潜入も容易く行えるだろう。>>523
【宝具】
『大帝宣言(ロンギヌス・カロルス)』
ランク:C+~A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~70 最大捕捉:20人(投擲)・700人(因果干渉)
後世、英国のアゼルスタン王に送られたというカロリング王家伝来の聖槍。
ロンギヌスの槍と同一の代物である――と伝承では見なされているが、カール大帝の持つそれには他にはないユニークな逸話が存在している。
「サラセン人との戦いでこの槍を投げるとチャールズ大帝は必ず勝利して帰還した」というマームズベリーのウィリアムの筆になる逸話がそれである。
そうした伝承が昇華されたのか、それとも元々有していた機能なのか、この宝具には癒しの他に二つの特性が備わっている。
一つは投擲する事で一条の光芒と化し、敵勢を撃滅する攻撃宝具としての特性。
もう一つは、投擲後に突き立った槍の周縁上に位置する敵に敗北の運命を刻み込む、因果律干渉の宝具としての特性である。
因果律干渉には幸運による対抗判定が可能。(TRPG的には敵のダイス判定に±25の範囲で補正をかけられる。相手が幸運による対抗判定に成功した場合は無効)
攻撃宝具としてはパーシヴァルの『光さす運命の槍(ロンギヌス・カウントゼロ)』に及ばない(宝具の種別も対城宝具ではなく対軍宝具である)が、因果干渉により様々な戦況に対応できる万能性が強み。
反面、純粋な武器としての性能にも優れる聖槍を手放し、大振りな旗槍のみで戦わなければならなくなる点は弱みと言えなくもない。
ちなみに、この聖槍投擲に関する伝承は、後世の研究者によって西ゲルマンの古い宗教慣行との類似性が指摘されている。
敵軍に槍を投じてオーディンへ捧げる――『大神宣言(グングニル)』に通じるモチーフが、キリスト教化によって聖槍と結びつけられたのではないかとする説である。>>524
『言祝げ、聖旗は地に天運を定む(ウェクシルム・マウリキー)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:600人
ランサークラスで顕現したチャールズ大帝のもう一つの槍。聖マウリティウス(モーリス)の軍旗。
旗槍であるとする解釈も存在しており、ランサーのクラスでは大振りな旗槍として顕現する。
「スペインでの戦争において、どれほど敵意に満ち、密集した敵軍の隊列であっても、それを打ち破り敗走させるのを常としていた」との逸話通り、宝具としての効果は敵勢の撹乱。
真名を開放して掲げている間、敵の判断力・認識を乱し、連携を不可能とさせるというものとなっている。
これにより、敵がどれほどの多勢であろうと、どれほど訓練を積んだ軍勢であろうと、連携できない烏合の衆へと貶め、各々単騎の力量のみでの戦闘を強いる。
ただし、真名を開放している間は軍旗として掲げ続けなければならず、槍として直接戦闘に用いることは不可能となる。
この為、真名開放時に投擲によって手放さなければならない『大帝宣言』との併用は困難。(両方の真名を開放した場合、チャールズ大帝が戦闘に使える武器がなくなってしまう為)
軍勢同士での戦いでこそ真価を発揮する宝具だが、聖杯戦争のような少人数での戦いにおいても、相手の主従や同盟間の連携を崩壊させる事が出来る為、十分有用。
チャールズ大帝の戦術眼と聖槍の純粋な武器としての性能を以てすれば、敵に大同盟を組まれたとしても各個撃破する事が可能となるだろう。>>525
『逆説を示せ、潰えし大渠よ(フォッサ・カロリナ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:10~99 最大捕捉:1000人
チャールズ大帝が、東方遠征に際してライン・ドナウ両水系を船舶で連絡するために建造を命じるも失敗した大運河が宝具になったもの。
気宇壮大なこの土木計画は、豪雨と湿地化した地盤、度重なる浸食と土砂崩壊によって放棄されることとなった。
後世にはこれを「人間の知恵や計画は神に逆らえない」という神意による失敗と見る説、さらには夜ごと現れる幽鬼や精霊が溝を埋め戻したとする怪異譚まで生じた。
エメッツハイムの異教の聖林をカールが破壊したという伝承とも結び付けられ、異教の自然霊の呪いによって工事が妨げられたのだ、とする解釈さえもが後世に付加された。
宝具としての大運河は、これらの伝承をも取り込んだものとして昇華されている。
真名開放により、かつて大運河の護岸を支えたオークの杭が地上へと突き立ち、瞬時に巨大な水路を形成。
しかし、かつての工事が失敗に終わったように、出現した大運河は程なくして崩壊を始める。
濁流、泥土、崩落する大地。
自然による人間への報復を、攻撃的な概念として一時的に顕現させる宝具。
その奔流には、神意、異教の精霊、幽鬼、そして“自然そのものの怒り”として語られてきた幾重もの伝承が混在している。>>526
『聖なるかな、枯れゆく命に樹は芽吹く(メモリア・マルティリウム)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:10人
チャールズ大帝がひた隠しにする宝具。禁じ手とも言うべき魔槍。一種の特攻兵器。
戦いの前夜に兵士たちがランスを地面へ突き立てて眠ったところ、翌朝、その槍に樹皮や葉が生じていた。それはこの戦いで殉教する者達への神の予告であった――とする偽テュルパン年代記の逸話に由来する宝具。
持ち主の運命力を吸い上げてパラメータを強化する槍であり、一兵卒ですら英霊と互する程の絶大な力をもたらすが、代償に運命力の枯渇による死を強いる。
この宝具は他者に貸与する事が可能であり、また複数作り出す事が可能であるが、チャールズ大帝は英霊としての矜持からこの宝具を使いたがらない。
殉教の運命は神が定めるものであり、己の恣意で定めて良いものではないと彼は考えているのだ。>>527
【解説】
西欧世界の父とも呼ばれる偉大な皇帝。カール大帝、シャルルマーニュなどとも呼ばれる。
この霊基は史実において巨大な帝国を築き上げた偉大な覇王でもなく、華やかなる十二勇士を束ねた武勲詩の中の王でもない、第三の姿。
中世の民衆が思い描いた様々な民間伝承や異本の中で、神のお告げに振り回され、各地を放浪した人間臭くも神秘的な“路を開く王”としての側面である。
フランスやイタリアで花開いた王道的な騎士物語から外れた伝承において、彼はしばしば熱心な巡礼者として描かれた。
『偽テュルパン年代記』において、彼は夜空に輝く天の川の星の導きに従ってイベリア半島へと遠征を行った。
そして聖ヤコブの墓を異教徒から解放し、今日まで続くサンティアゴ・デ・コンポステーラ――聖ヤコブの巡礼路を開拓した偉大な先導者として語られている。
また『シャルルマーニュの巡礼』と呼ばれる荒唐無稽な伝承においては、エルサレムやコンスタンティノープルへと赴き、威厳ある皇帝らしからぬ姿を見せる。
東方の皇帝と張り合って豪快な大言壮語を繰り広げ、配下のパラディンたちと共に神の奇跡をもってそれを実現してのけた。
そうして東方から茨の冠をはじめとする数々の聖遺物を持ち帰り、王国の権威を高めたという。
さらに中世オランダの伝承『カールとエレガスト』においては、天使からのお告げを受けて自ら盗賊に身をやつしている。
夜の森をさまよい、かつて追放した忠臣エレガストと出くわした彼は、身分を隠したまま共に城への夜盗を企てる。
その泥棒稼業の最中に、身内の裏切りによる自身の暗殺計画を偶然知り、それを未然に防ぐという数奇な活躍を見せた。
このように、民衆の伝承における彼は玉座に座るだけの支配者ではない。
天使の突拍子もない命令に従って泥棒の真似事すらこなし、各地を東奔西走する神出鬼没な放浪の王であった。>>529
【関連人物】
カール大帝(ルーラー) シャルルマーニュ(セイバー):
自らの別の側面が現れた姿。カール大帝は史実における統治者の彼を、シャルルマーニュは騎士物語の中の彼の側面を体現する。
そして今の彼が体現しているのは史実と伝説の混交――民間伝承の内にありし“路を開く王”としての側面である。
ワルキューレ クー・フーリン(キャスター):
オーディンに縁ある英霊達。
彼が戦前に行ったという聖槍を敵陣に投じる儀式は、その起源をオーディン信仰にまで遡るという説があるそうだが……
アルテラ:
彼が属するカロリング朝はアッティラの子孫だと称したという。
その自称においては、チャールズ大帝(カール大帝)はアッティラから数えて12代目の子孫とされている。
型月の設定においても『生前の彼は古代遺跡にてアルテラとの邂逅を経て夢見る心を排し徹底した現実主義者として生きた』という設定がある。
【コメント】
カール大帝でもシャルルマーニュでもない側面というリクエストに基づき、史実&『ローランの歌』『狂えるオルランド』以外の要素を中心にしてみました。
しかし、大英雄だけあって掘ってみるとスキルや宝具に出来そうな逸話が出るわ出るわ。
切りがないぐらい逸話があったので、今回はランサークラスに該当しそうなエピソードのみを盛り込みました。
聖槍をぶん投げてから旗槍を振り回したり、片手で旗槍を掲げながら片方の手で聖槍を振るったりするゴリラな戦闘スタイル。【元ネタ】寓話『マアトとゲレグ』
【CLASS】プリテンダー
【真名】ゲレグ
【性別】男性
【身長・体重】176cm・65kg
【肌色】黒灰色 【髪色】ダークグレー 【瞳色】黒目に灰色
【外見・容姿】顔のパーツが整ってないわけではなく醜男でもないが、後述に記される兄と比べて美男子でもない。通常時はニヤニヤとした糸目状態だが、本性およびブチギレ時は開眼してもはやホラー状態になる
【地域】エジプト
【年代】不明
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:C 魔力:B 幸運:EX 宝具:?
【クラス別スキル】
偽装工作(話術)∶A-
偽造工作の亜種スキル。彼の場合は話術や詐称に特化しており、まるで本当にあったかのようにそれらを用いてステータスおよびクラスを偽装させる。だがボロが出やすかったり誰かに指摘されたりすると効果が不安定になる。>>531
【固有スキル】
神々の加護(凶)∶EX
エジプトの9柱たちによる神々の加護。効果は通常の神々の加護と同類。プリテンダーは巧みな話術で神々を欺き味方につけたが、後に彼の息子の策略に嵌って露見されてしまい、呪われてしまった
そのためEXなのは規格外ではなく不安定によるものであり、もし一歩間違えると加護は失いやがて呪いとなるだろう
黄金律(凶):B
他者から騙し取った財産を自由に使用する事が可能。
詐欺による略奪を躊躇わず行えるプリテンダーとはとても相性の良いスキル。
神々への偽証∶A+
神々を騙したとされる(ある意味天性の)自身の演技と証言。まるで本当にあったかのように思い込ませて自らを信じさせ、言動を以て他者を欺き思うがままに従わせる技術。
何者かが追求してそれらが暴かれ無い限り、露見されることなく本物だと信じさせ続けるだろう。>>532
【宝具】
『真実なき偽証の断罪(エニアド・ウェべヌー・ゲレグ)』
ランク:E-~A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
『刃の部分はめったに採れない貴重な金属を含んだ石を使い、握りの部分はコプトスの木を削り出して作り、ナイフを納める鞘は神々の神殿のデザインに似せて、革ひもは神牛の皮から作り出した特別な物』とされている奴だと彼は言っているが、実際はただのナイフに過ぎず威力も短剣相当である為強くはない。
…だが本当の真価はナイフではなくその逸話の再演である
宝具の発動と同時に相手を傷つけた場合、対象の罪科を捏造して強制的に悪属性を付与し、宝具やスキルを収奪して、確率で盲目状態にするなど神々の呪いなどを神々の加護の元に行使することが出来る。また“収奪”した能力はプリテンダー自身の能力とすることが可能。
宝具を使用せずどもこの宝具の価値を誤認させる効果も併せ持ち、巧みな詐術を用いて高ランクの宝具やスキルを奪い取ること可能であり相手がこの宝具の価値を誤認しているほど高ランクの宝具やスキルを奪い取る確率が高くなりそれらも収奪可能
一方で、宝具の真価が暴かれたりプリテンダーの嘘など陰謀が露見された場合、この宝具の効果は失って収奪した宝具やスキルは持ち主のとこに返され、最悪の場合自身が盲目になってしまうなど神々の罰則という名の呪いがプリテンダーに襲いかかる。>>533
【解説】
古代エジプトの物語「マアト(真実)とゲレグ(虚偽)」に登場し、概念である真実・正義と虚偽・嘘を象徴する対照的な二人の兄弟の弟。
───これはまだ、神々が地上に君臨していた頃の話。あるところにマアトとゲレグの兄弟がいた。兄のマアトはおだやかなで誠実な美男子であったが、弟のゲレグは嘘つきでずる賢く兄みたいな美男子ではなかった。ある時マアトはゲレグに借りたナイフを無くしてしまう。それを知ったゲレグは怒り糾弾する
「あのナイフはこの世に二つと無い貴重な物だったんだ。刃の部分はめったに採れない貴重な金属を含んだ石を使い、握りの部分はコプトスの木を削り出して作り、ナイフを納める鞘は神々の神殿のデザインに似せて、革ひもは神牛の皮から作り出した特別な物だったんだぞ!!!」
そして彼は神々の法廷に訴え、ナイフの話を始め兄は悪いやつであり自分はいじめられたと讒言した。それを信じてしまった神々はマアトの財産を没収して盲目にし、ゲレグの屋敷の門番へと置いた。ゲレグは彼をひどくこき使うなどいじめてきたが、だんだんと飽きてきたのか召使いにライオンの巣窟に放り込むように命じた
だがゲレグは気づかなかった。命じられた召使いはマアトの境遇に憐憫を感じたのか僅かな食料と水だけを持たせて遠く安全な場所に放置し、通りがかった美しき貴婦人が彼を見初めて結婚、そして子どもが生まれた。大きくなったその子は父の無念を晴らそうと策略を練り、ゲレグを嵌めて今までのを露見させることに成功。それに気づいた神々はゲレグを罰し、兄と同じように盲目にして門番へと置かせた。そしてマアトに謝罪して目を完治させてから没収した財産を返し、彼とその妻を若返らせた。こうしてマアトとその妻と子どもは幸せに暮らしましたとさ。>>534
【人物像】
普通にしていれば整っている方だが、ふとした瞬間に極悪な本性が顕になり、ゲス顔や悪人顔が似合ってしまう。性格もわかりやすく言うと悪いとこだけが詰められた汚いワカメに近いゲス。口調も場合によっては穏やかなど普通だが人を見下すような慇懃無礼で、キレたり本性顕になると今までのが嘘みたいに口がものすごく悪くなる。そのため超上級者向けの悪役や外道向けである
好きなもの:騙しがいのある人間、いじめがいのある人間、富や財産
嫌いなもの:兄、勘のいい人間
天敵:兄、宝具を確実に見抜く存在、清姫など嘘を確実に見抜く存在
願い:受肉して一生遊んでも不自由のない暮らし
【コメント】
リクエスト。強いわけじゃないけどスキルと宝具が厄介であり、男版偽ピナことリィナみたいなやべーやつ。人によってはシン デレラ・ストーリー系に見られがちな毒妹ならぬ毒弟にも見えなくない>>537
【クラススキル】
対魔力:EX
A++以下の魔術は全てキャンセルされる。
事実上、魔術ではムーンキャンサーに傷を付けられない。
また、一定の確率で魔術がファンブルし、そのコストとなっている魔力は自動的にムーンキャンサーに吸収される。
【固有スキル】
願望の器(偽):EX
万能の願望器として設計・鋳造され、しかし失敗作だった存在。
相応のコストを消費して、“魔術で対応し得る範囲内”での奇跡を“プロセスを一切省略して”発動させる。それは万能の願望器ではなく、万能の魔術刻印か或いは演算装置に過ぎないが、そもそも完全な聖杯として設計されておらず、
その機能の大半は霊基として再現が不完全だったため魔力のロスが増大していることから、大儀式等の巨大且つ精緻な魔術の行使には向かない。精々、魔力を周囲に譲渡したり簡単な工程のエンチャントが関の山であるが、詠唱を必要とせず発動までの速度が圧倒的に短いというアドバンテージは極めて強力と言える。
魔性の美貌:A++
多くの男性を魅了し、そして破滅させた美貌の魔力。
対峙するだけで性別、種族、思想を問わずに強烈な魅了を強いる一種の呪詛。
セービングロールに失敗して魅了状態となった者はムーンキャンサーへの敵意を無条件で喪失し、Dランク相当の精神汚染スキルが付与され、彼女からの要望に対して抗えなくなる。
また、付与された精神汚染スキルはムーンキャンサーと対峙する時間を経るにつれて強化される。
破滅へ導く難題:EX
生前、ムーンキャンサーに恋い焦がれた五人の貴人に向けた婚礼への条件となる難題。物語の再現。
そもそもが“月に在る何か”より提示された“前提と正答の破綻した達成不能の誓約(ギアス)”であり、此れを向けられて尚且つ遂行しようと試みる者は幸運ステータスに関わらず高確率で失敗し、ランダムで何らかのステータスを1〜3ランクダウンさせる。また、このスキルが誓約の魔術の側面を持つことから未達成もまた“誓約の反故”を意味するため、これもまた失敗とする。
本来は最高峰の呪詛なのだが、そもそもムーンキャンサー自体の性格故に大それた行為に及べないため、面白半分に相手を困らせてみる程度が関の山だったりする。要はナンパの回避方法を“月に在る何か”でググったもの。>>538
【宝具】
『不正接続“月の演算儀”』
ランク:EX
種別:対星宝具
レンジ:ーー
最大補足:ーー
“何処かの並行世界に在る”“月に秘された何か”と自身を接続し、自身を偽の願望器へと昇華させる、ムーンキャンサーの持つ本来の機能。
その膨大な観測領域、事象干渉能力、未来予測などを駆使して文字通りの全能となる。因果律レベルでの権限の暴力。
しかし、通常の聖杯戦争のような、聖杯を寄る辺に召喚された場合はその聖杯と接続先が干渉し合うため極めて短時間しか機能を簒奪出来ず、機能を行使する為に要する演算能力はサーヴァントである彼女にさえ過度の疲労を齎らす。
その上、如何なる状態であれ生前のトラウマから宝具を発動して万能の願望器でいられる時間は短い。>>539
【Weapon】
無銘・拳術
武装は特に無いが、讃岐造から護身術程度に大陸由来の武術を仕込まれている。
【プロフィール】
かつて、遥か未来に発見される古の遺物に誰よりも早く気付いた男と女がいた。
その二人は夫婦であり、神秘の側に身を置く者共。魔術師であった。
彼等がどのようにして、いと天高き場所にある遺物を観測したかは定かではない。
しかし、彼等もまたその大いなる存在に触れる術を持っていなかったのである。
故に彼等は自分達以外の者にその目標を託したのだ。
後の世代に自らの研究成果を託し、先を譲るのは魔術師の常だが、彼等はそんな悠長に構える気などなかった。
男と女は、自身達の血肉から人ならざる人を産み出した。
天に在る遺物から漏れる視線を辿り、神の器となるべく生み出した“それ”を、老いた男と女は赫映姫と名付けた>>540
そして、生誕した赫映は数ヶ月で成人となり、この世のものとは思えない美貌に成長した。
赫映はいよいよ月の遺物と繋がり、産みの親である二人に根源を齎らす。
ーーーーはずだった。
月の遺物は、彼女の接触を受け入れ、その深奥へと招き入れた。
しかし、その情報量が、権限が、視野が、あまりにも膨大過ぎたのだ。
程なく、人の身に余る神の領域を覗いた赫映は脳を灼かれ息絶えた。
親である魔術師達に残されたのは、時間を無為に過ごしたという寂寞のみ。
それに赫映は秘匿されるべき神秘であるにも関わらずあまりにも衆目に晒され過ぎた。
よって、彼女の遺体は人の世より遠く離れた富士の火口に投棄された。
彼女の生きた証は情報の風化に任せ、月を夢見た者共の夢は終わりを告げたのである。
しかし、赫映は確かに願ったのである。
やがて願望機としてしか機能しなくなる筋書きではなく、ただ一人の平凡な少女としてのささやかな一生を。
完全な器として鋳造された貌や身体の造形だけではなく、自らの内面まで愛してくれる誰かと添い遂げる幸福を。
目的の為の道具としか自身を見られない製造者ではなく、穏やかで素朴な両親の愛に包まれる安堵に満ちた日々を。>>542
【因縁キャラ】
讃岐造:典型的な魔術師。自身を鋳造した者で、求められる機能にしか期待されていなかったことに不満はあれど、精神年齢相応に反抗しなかった自分にも嫌気が差している。
嫗:讃岐造の妻。魔術師。やはり自身をホムンクルスとしか見ていなかった為か、ディストピア飯しか出さなかったことに不満を抱いている。ディストピア飯がトラウマになって陰ながら努力して炊事を習得した。
5人の公達:金持ちナンパ男たち。ものすごいイヤらしい目で見られて気持ち悪かった。あと根性も無かった。(かぐや談)
帝:女をアクセ感覚でしか見ていない最低男。(かぐや談)財産と地位は確かな為、讃岐造が研究の資金元として確保しておきたいという思いから、無理矢理文通をさせられる。返信は常に適当だったという。>>543
【コメント】
以前投稿した赫映姫の加筆版となります。
項目を増やしてサーヴァントの掘り下げをしました。
以下適当な話です。
赫映姫は竹取物語の原文とは大きく異なります。
讃岐造と嫗は魔術師であり、月にある何か(この世界線におけるムーンセル・オートマトンに相当する超巨大な記録装置かつ演算装置のようなもの)を発見し、それに接続し機能の全権を簒奪するべく鋳造した特注のホムンクルスこそが赫映姫となっております。
その為、赫映姫の天地人属性は月にあるものとの兼ね合いのみならず、fgoにおけるホムンクルスと同様の天属性となっています。
ホムンクルスやオートマタのサーヴァント、意外性があって好きなので機会があったらまた考えてみたいと思いました。
Wiki登録可>>545
wikiの管理人に該当ページ6つ(トバルカインは手動で復元されていたので除く)の復元をお願いするって感じになるかな
というわけでこれを見ていたらお願いします管理人>>547
【クラス別スキル】
気配拡散:C
アサシンのクラススキル、気配遮断のアンチ版。自身の気配を拡散し、気付かれやすくなる。戦闘に長けた人物が圧倒的気配により敵を寄り付けない、といった使い方もあるが、基本的には純然たるマイナススキル。
【固有スキル】
語り手:Z---
物語や伝説をいかに上手に口で語れるかを示すスキル。書物に物語を書き記すような技術とはまったく別の、聞き手の気分や精神状態も加味して適切な語り口を選ぶ、即興性に特化した物語伝達能力。本職の語り手ではない。
【宝具】
『嘘吐きの凋花(イリウペルシス)』
ランク:Z--- 種別:対人宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:1
泣き真似で油断を誘うだけの宝具。それ以上の効果は一切ない。
【Weapon】
なし。弱い。
【解説】
たぶんソードアートオンラインのヒロイン。疑わしいところは何もない。
ザザッッッ ザッッ>>548
「あれ?おかしいな、疑われた?」
【出典】ギリシャ神話『アエネーイス』
【CLASS】アサシン
【真名】シノン
【性別】男性
【身長・体重】159cm・51kg
【肌色】白 【髪色】銀に赤メッシュ 【瞳色】銀
【外見・容姿】紐とほどけたトーガを身に纏った年若い美少年。薄幸というか、情けない顔をしている。
伝承においては捕虜として全裸+木馬に繋がれた紐という形で描かれることが多く、サーヴァント化してからもそれが引き継がれている、ゼノビアと同様のパターン。
【地域】ギリシャ・アカイア
【年代】神代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:D 幸運:B 宝具:A
直接戦闘の逸話こそないとはいえ、オデュッセウスとイアソンの従兄弟である神代の戦士である。彼の騙ったことが事実であれば、オデュッセウス含むアカイア陣営(時期的にアキレウスは死しているが)から逃げ切る程度には足が速い。たぶん嘘だが。
【クラス別スキル】
気配拡散:C
アサシンのクラススキル、気配遮断のアンチ版。自身の気配を拡散し、気付かれやすくなる。戦闘に長けた人物が圧倒的気配により敵を寄り付けない、といった使い方もあるが、基本的には純然たるマイナススキル。
ただし、シノンの場合は宝具の精神汚染効果が気配に乗るため、それを拡散することができる。>>549
【固有スキル】
無冠の武芸:EX
様々な理由から、他者に認められることのなかった武具の技量。
剣、槍、弓、騎乗、神性のランクをそれぞれ本来のものより一段階低く(マイナス1して)見えるようにし、属性を真逆のものとして表示するが、真名が明かされた場合この効果及びスキルは消滅する。
通常このスキルはランク自体も「-」表記なのだが、「相手を油断させる」ことのみに特化した英霊であるシノンはこのスキルをEXランクで有する。デメリットスキルを除く全ステータス・スキル・宝具のランクを30段階ほど低く、「Z---」と見えるようにする。ステータス下限はEであるためどう考えてもおかしいのだが、疑うことができない。
騙り手:A
物語や伝説をいかに上手に口で語れるかを示すスキル。
書物に物語を書き記すような技術とはまったく別の、聞き手の気分や精神状態も加味して適切な語り口を選ぶ、即興性に特化した物語伝達能力。
シェヘラザードの「語り手」スキルとの差異は全くなく、スキル名の違いは詐欺に積極的に使うかどうか、使い手の精神性によるところが大きい。
虎口にて閃く(偽):C
従兄弟であるイアソンの有する、ピンチをチャンスに変える才能……の偽物。
ピンチをチャンスに変えるのではなく、チャンス時にピンチを演じる、あるいは、ピンチを捏造してチャンスをもぎ取る才能。
【宝具】
『嘘吐きの凋花(イリウペルシス)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:1国
泣き真似で油断を誘うだけの宝具。それ以上の効果は一切ない。>>550
それは、事実である。
ただし、トロイア戦争の終結の由来となった、という点を除けば、だが。
シノンの泣き真似、極めて哀れな立ち居振る舞いは、トロイア側にどう考えても怪しいデカいメカ木馬を全く疑わせずに持ち込ませる程度の洗脳性能を誇る。ひとつの神話を終わらせるため、オリュンポスの神々のフルバックアップを受けた運命改変的な理屈で、相手は絶対に油断する。
戦闘時には起きてはならないレベルの完全な油断をした相手には、真正面からでも当然のように暗殺が成立する。
起きる効果こそ弱いものの、Aランク宝具の出力をその「弱い効果を起こすため」に全振りしているため、ほぼあらゆる耐性を貫通する。
が、油断させる、つまりあくまで「未来予測を狂わせる」宝具なので、神霊や魔眼持ちなど、未来視を持つ者には全く効果がないというのは伝承上の弱点。
FGO的に言うなら、宝具効果は「〔未来視〕でない敵全体に「弱体無効」を無視するスタン状態を付与(確率1000000%)【強化扱い】(1T)」
宝具名はトロイア戦争における「木馬による落城」を描いた叙事詩、「イーリオスの陥落」のギリシャ語読み。存在は確かだが、10行程度しか現存しないため内容は謎。
「ノストイ接続、鹵獲状態より遠隔起動。光学的断面積、虚数域へシフト。魔力隠匿、暗殺形態で叩く!『終焉の大木馬(トロイア・イポス)』!!……こいつで、決まりだ。」
『終焉の大木馬(トロイア・イポス)』
ランク:A 種別:対国宝具 レンジ:2~80 最大捕捉:400人
トロイア戦争の切り札になった「トロイの木馬」。物理的に殲滅兵器として用いるオデュッセウス、移動軍事基地として用いるエペイオスと並び、もう1人の「トロイの木馬の担い手」であり、そして、最も大衆に膾炙した用途。すなわち、偽装暗殺凶器としての木馬の担い手である。
オデュッセウスのそれより出力は下がるが、代わりに「気配遮断:A+」を獲得。神代の超兵器がアサシン以上の隠密性で強襲する。
さらに、破壊された場合は相手の宝具欄に追加される特異な性質を有する。当然、トロイの木馬を招き入れてしまった以上、後はもっとも最悪なタイミングで牙を剥くだけである。しかも当然のように洗脳効果持ちで、「強い宝具が手に入った」くらいにしか思えない。>>551
【Weapon】
『帰郷の燭(ノストイ)』:伝承において、トロイの木馬の前で仲間の帰還を助けるために焚いていた篝火。
その実態は『終焉の大木馬(トロイア・イポス)』の外部アクセス用の通信端末の一種。木馬と同様の素材で作られた硬い棒であり、先にはアテナ・クリロノミアを利用したエネルギー炉がついている。ハイテク松明。宝具レベルとまでは言わないが、手持ち武器としてはそれなり程度に強力。
【解説】
トロイア戦争における最終盤、トロイの木馬の前で泣いていた人。
「みんな、ぼくを置いて逃げちゃったんだよ!!!」
「この木馬……木馬?像はアテナ神に捧げられた神殿で、帰り道の安全を保障してもらうためのもので……うぇーん!!じゃあ帰れなかった僕は女神さまにも見捨てられたってことじゃあないか!!!」
「しかもさァ!!オデュ兄がさァ!!万全な起動のために僕を生け贄に捧げるって言いだして……だから必死になって逃げて……でも、敵地だから行き場なんてなくて……結局ここに戻ってきて……」
「もうさ!!寝返るからさ!!あの自信満々な軍師面ぶん殴ってやろうよ!!さ!!」
「実はこの像は帰り道だけじゃなくて帰還のための機能も付いた神殿でさ。実のところそれを使えないか期待して戻ってきたとこもあるんだけど……逆に言えば、敵の手に落ちれば帰還できずにみぃんな海の藻屑ってワケ!!」
「だからこんな大きく重く作ってあるんだよ、エペイオスの奴がさ、そもそもこれにアクセスするためにはアテナ神殿に接続しないと行けないんだけど、このへんにアテナ神殿はトロイアの1つしかないし、トロイアの城門を通れないように作ればアテナ神殿につかないから逆利用されても問題ないって言っててさ」
「ああ、でも無理かあ!あの城門はトロイアの誇りだもんね!!いくらなんでも崩す度胸はないか!!」
・
・
・>>552
・
・
・
「まァ!嘘だけどね!!」
要は、ありとあらゆる嘘と挑発、泣き落としを利用し、型月のみならず神話上でもどう見ても怪しいトロイの木馬を、トロイアの城門を崩して持ち込ませた、ギリシャ神話でも屈指のスパイにして詐欺師。アキレウスすら超える戦果を口八丁だけで叩き出した、トロイア戦争のMVP。
神話上においてはこの場面にしか登場しないにもかかわらず、家系図的にはヘルメス神の曾孫、オデュッセウスやイアソンの従兄弟という豪勢な血筋であり、資料によってはオデュッセウスの弟とも。
【コメント】
オデュッセイアを観てきたので。トロイア戦争のMVP、シノンです。
以外と本家僕鯖wikiにもSAOのほうしかいなかったので作成。サーヴァントとしてはだいぶ使いやすい類の英雄ではある。
wiki追加、SS使用可能です。>>554
「いやあ、スゴイ!!スゴイ!!未来が見えてるわけでもないのに、ここまで僕を疑えるなんて、もう打つ手なし!降参だよ!!」
【宝具】
「それも嘘だけど。自分が嘘に気づいたって慢心してる奴ほど騙しやすい奴もいないよ!ご苦労さん!!」
『嘘暴きへの暴(エクシティウム・トロイア)』
ランク:B 種別:対賢宝具 レンジ:-(情報汚染宝具であり、物理的距離に制約されない。) 最大捕捉:10人
さて。上記の内容……シノンの嘘を「だれも疑えなかった」というのは、嘘である。トロイア戦争において彼を疑えたのは、未来視を持つ王女カサンドラと、トロイア一の賢者ラオコーンの2名であった。
ただし、その2人には神罰が落ち、トロイの木馬への疑いを広める前に抹殺されている。
『絶対に疑えない嘘を疑われた』時に発動する、ウィリアム・テルの「放たれじ次善の二矢(ツヴァイテ・シーセン)」と同等の性質を持つ矛盾宝具。発動条件の極端な厳しさの代償に強力な性質を有するタイプ。
シノンの嘘に対し、疑いを向け、真実に辿り着いた際に出現する、口封じ専用の2匹の蛇。ラオコーンとその息子たちを屠ったポセイドン神の眷属。
単純な強さという面でも相当に強力ながら、それ以上に「疑われた」というだけで距離を問わず発動するのが厄介。自陣内の作戦会議中に突如出現、真実を知ったマスターを屠りにかかる危険な宝具。【出典】史実、『黄金伝説』
【CLASS】ルーラー
【真名】聖エルジェーベト
【異名・別名・表記揺れ】ハンガリーの聖エルジェーベト、テューリンゲン伯妃エリザベート
【性別】女性
【身長・体重】158cm・40kg
【肌色】透き通るような白肌 【髪色】ピンク【瞳色】薔薇色
【スリーサイズ】B80 / W59 / H82
【外見・容姿】
第一・第二再臨:ボサボサの髪に継ぎ接ぎだらけのボロボロの服という貧者そのものの風貌の女性、常に眩しい笑顔を浮かべている。
第三再臨:貴族風のドレスをアイドル調に仕立て直した純白の衣装、黄金の刺繍と薔薇の飾りが施されている。
【地域】ハンガリー、ドイツ(テューリンゲン)
【年代】13世紀(1207年〜1231年)
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・エリザベート
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:E 魔力:B 幸運:E 宝具:D+>>556
【クラス別スキル】
真名看破: B
「ルーラー」のクラス特性。直接遭遇したサーヴァントの真名・スキル・宝具・ステータス情報などの全情報を即座かつ自動的に把握する。
あくまで把握できるのはサーヴァントとしての情報のみで、対象となったサーヴァントの思想信条や個人的な事情は対象外。
また、真名を秘匿する効果がある宝具やスキルなど隠蔽能力を持つサーヴァントに対しては、幸運値の判定が必要となる。
神明裁決:C
「ルーラー」としての最高特権。
召喚された聖杯戦争に参加している全サーヴァントに対して、2回まで令呪を行使できる。他のサーヴァント用の令呪を転用することは出来ない。
陣地作成:C
魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。
聖エルジェーベトの場合、病人・怪我人を治療する「病院」の作成が可能。>>557
【保有スキル】
聖人:A
聖人として認定された者であることを表す。
サーヴァントとして召喚された時に“秘蹟の効果上昇”、“HP自動回復”、“カリスマを1ランクアップ”、“聖骸布の作成が可能”から、ひとつ選択される。
鋼の看護:B
魔力で形成されたメスや薬品を使用して仲間の治療を行う。
人を救う逸話によって強化されているため、重傷であっても治療可能。人間でもサーヴァントでも変わらず治療できる。
本来は13世紀の技術なので、他の人間が同じことをしても同じ治療効果は望めない。
カリスマ:E
王族としてのカリスマ性。国家運営は出来ないが、アイドルとして活動するのであれば、天賦の才と言えるランクである。
施しの聖女:A
財産と生涯をすべて貧民救済に捧げた逸話が昇華されたスキル。
自身の魔力と生命力を味方に分配・譲渡することで、味方のステータス増強効果をもたらす。>>558
【宝具】
『赤薔薇聖女(ホーリーシング・エルジェーベト)』
''ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:3〜60 最大捕捉:200人''
聖エルジェーベトの代表的な伝承「薔薇の奇跡」と彼女が死後に起こしたという治癒の奇跡が形を変えた宝具。
エルジェーベトが愛と祈りの歌を歌い上げると、辺り一面に魔力でできた白と赤の薔薇が咲き誇る治癒結界が展開される。
歌声を聞いた味方はHPが回復し、あらゆるバッドステータスが解除される。
また、副次効果として、陣地作成スキルで作り上げた病院の性能を一段階引き上げることが可能。
本来は治癒効果のある薔薇を生み出す宝具で、歌う必要は無いのだが当人がアイドルに夢中な影響でこの形態を取る。
【Weapon】
『ローゼン・マイクロフォン』
薔薇の蔓で装飾された銀の十字架マイクスタンド、宝具の基点となる。>>559
【解説】
聖エルジェーベト(ハンガリー語:Szent Erzsébet, ドイツ語:Heilige Elisabeth von Thüringen, 1207年 - 1231年11月17日)は、中世ヨーロッパにおいて最も敬愛された聖女の一人であり、ハンガリー王アンドラーシュ2世の娘として生まれた実在の王女である。
1207年、ハンガリーのアールパード朝の王家に生まれたエルジェーベトは、わずか4歳で政治的同盟のためにチュリンゲン領邦伯伯嗣(後のルートヴィヒ4世)と婚約し、チュリンゲンのヴァルトブルク城へと送られた。
幼少期から格式ばった宮廷生活になじめず、深い信仰心を持ち、贅沢を嫌って貧しい人々や病者に深い同情を寄せる少女であったと伝えられる。
1221年、14歳でルートヴィヒ4世と正式に結婚。政治的政略結婚であったにもかかわらず、二人の夫婦仲は非常に睦まじく、3人の子供に恵まれた。
ルートヴィヒ4世は妻の極端とも言える過剰な慈善事業や信仰心に理解を示し、宮廷の貴族たちが「王妃が城の財産を浪費している」と不満を募らせても、常にエルジェーベトを庇い、愛し続けた。
彼女の最も有名な伝説が「薔薇の奇蹟」である。ある寒い冬の日、エルジェーベトは城の厨房からこっそり持ち出した大量のパンを裾に包み、貧しい人々へ配るために城を降りようとした。
その途上、妻の行動を不審に思った(あるいは反対派の義母に促された)ルートヴィヒ4世に出くわしてしまう。「何を持ち出そうとしているのか」と問われたエルジェーベトが怯えながら「薔薇の花を摘んだのです」と答えると、彼女が着物の裾を開いた瞬間、冬場には咲くはずのない見事な赤薔薇が満開となって溢れ出たという。ルートヴィヒ4世はその奇蹟に感銘を受け、彼女の慈善活動を全面的に認めるようになったとされる。
しかし、幸福な結婚生活は長く続かなかった。1227年、第6回十字軍に参加した夫ルートヴィヒ4世が遠征途上のイタリアで病死。当時わずか20歳であったエルジェーベトは絶望の淵に突き落とされる。
夫の死後、城の権力を握った義弟ハインリヒ・ラスペらによって宮廷から追放され、彼女は子供たちと共にヴァルトブルク城を追われることとなった。>>560
極貧の中に投げ出され豚小屋に住む境遇にまで身をやつしたエルジェーベトであったが、
それを伝え聞いた伯母・伯父はエリーザベトと子供たちを自らの居城であるバンベルク城に送った。
伯父は神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世との再婚を薦めたが、拒否して貞節を守った。
彼女は王女としての身分を完全に捨て去り、フランシスコ会の修道女となった。亡夫の持参金を取り戻すと、その全財産を投じてマールブルクに大型の病院を建設。自ら質素な衣服を纏い、毎日患者たちの汚 物を洗い、傷口の手当てをし、死者を看取るという苛烈な奉仕活動に没頭した。
彼女の霊的指導者であったドミニコ会のコンラート・フォン・マールブルク教父は、非常に厳格な人物であり、エルジェーベトに対して鞭打ちや極限の禁欲生活を課した。
しかしエルジェーベトはそれらの苦難を「キリストの苦痛に与づく喜び」としてすべて受け入れ、心身を酷使し続けた。
その過酷な奉仕と断食、禁欲生活が魂を削り取った結果、1231年11月17日、エルジェーベトはわずか24歳の若さで息を引き取った。
彼女の死後、その墓所では数々の病気平癒の奇蹟が報告され、死後わずか4年という異例の速さ(1235年)でローマ教皇グレゴリウス9世によって列聖された。
その翌年には、彼女の頭骨を聖遺物として祀るために遺体から頭部を取り外す儀式『改葬』が行われ、神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世自ら頭骨に冠を被せ、聖遺物容器に納められた。
その後、聖遺物容器は三十年戦争の際にスウェーデン軍によって略奪され、現在はスウェーデンのストックホルム歴史博物館に所蔵されている。
聖エルジェーベトは現在でも貧者、慈善事業、看護師、パン職人、そしてハンガリーの守護聖人として世界中で深く信仰されている。>>561
【人物・性格】
純真無垢、清廉潔白、そして過剰なまでに献身的。
根は極めて真面目で、神への祈りと困窮者への奉仕こそが己の使命であると信疑の余地なく捉えている。
しかし、彼女は自分の命や健康に対する執着が極めて希薄で、自身が苦しむことに一切の抵抗のないある種の破綻者であり、誰かが止めなければ己の魔力や命を限界まで削って他人に与え続けてしまうため、実質的にマスター側が彼女のストッパーになる必要がある。
生前はルートヴィヒ4世がその役割を果たしていたのだが、彼が病死してからはストッパーが不在になり、さらにコンラート教父の存在により過剰なまでの献身性が加速していった。
現代に召喚され、歌で人々を笑顔にするアイドルという概念に触れ、深く感銘を受けた結果、歌で人々を救済するアイドルサーヴァントとして転身した。
アイドルになっても困っている人を見捨てられないというスタンスは徹底しており、傷ついた者であれば敵であっても治療しようとする。
イメージカラー:ローズピンク
特技:歌うこと、病人のお世話
好きなもの:貧しい人々の笑顔、アイドル、夫
嫌いなもの:特になし
天敵:エリザベート・バートリー
願い:願うことは何もない
【一人称】私(わたくし) 【二人称】あなた、〇〇さん、子ブタさん(ファンに対して) 【三人称】あの方、あの子たち>>562
【因縁キャラ】
・ルートヴィヒ4世
最愛の夫、彼の死は世界の死に等しい。
・エリザベート・バートリー
自身と同じハンガリーのエルジェーベトでありながら、拷問によって人々を傷付ける正反対な生き方故に決して相容れない存在。
・フローレンス・ナイチンゲール、ネモナース、ネモベーカリー
守護対象のサーヴァント。
【コメント】
聖女の方のエリちゃん【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【真名】ムカリ
【異名・別名・表記揺れ】木華黎、木合黎、木花里、謀合理、摩睺羅(漢語表記)ムーカリー・クーヤーンク(ペルシア語。ムカリ国王の音写) ジンケン・バートル(異名。真の勇士の意) 四駿
【性別】男性
【身長・体重】cm・kg
【外見・容姿】霊幡(スルデ)――モンゴルの軍旗の一種。人間ですらない。上部には炎を象徴する三叉槍、中央には円盤が配置され、本体を形成する馬毛の房がそこに付属。馬毛の房の色は平時は白、戦時は黒に変化する。
【地域】モンゴル
【年代】13世紀
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】王 神性
【ステータス】筋力‐(マスターに依存) 耐久A 敏捷‐(マスターに依存) 魔力A 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせる。なんでこの姿なのに乗りこなせるのか。それは本人にも分からない。
また、所有者が十分な戦闘技能を持たない場合、ランサーはこのスキルを応用して持ち主の身体動作を補助する事がある。>>564
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。カリスマは稀有な才能でBランクならば一国の王にも匹敵する。
霊幡として召喚されたが故か、このスキルはムカリの所有者に一時的に貸与する事も可能。
忠士の相:B
マスターに忠誠を誓い、同時にマスターからも信頼を寄せられる。
金王朝の離間工作によって王に任命されてもチンギス・ハンの信頼を受け続け、彼の代理まで勤め上げた事から。
沈着冷静:A
如何なる状況にあっても混乱せず、己の感情を殺して冷静に周囲を観察し、最適の戦術を導いてみせる。
精神系の効果への抵抗に対してプラス補正が与えられる。
「沈毅にして智略多く、猿臂にして善く射、二石強の弓を挽く」と史書に記されただけあって生前は心身共に優れた人物であった。
最果ての加護:B
聖槍の所有者へと自動的に付与されるスキル。といっても、彼にとって聖槍は一時的に預かっているものに過ぎないため、ランクは低下している。
特殊な形態で召喚されたが故に、ランサーを武器として所有するものにも効果が与えられる。>>566
【宝具】
『集わす風の十二方位(ジンケン・バートル)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:500人
後世の信仰においてムカリの霊威そのものを宿す依代、すなわち彼の化身とされたという、神矛でもある霊幡(スルデ)。
そうした伝承の故か、ランサークラスで召喚されたムカリは、生前の姿ではなく、己の魂が定着した霊幡として召喚されてしまった。
ムカリは英霊であると同時に宝具でもあり、真名開放さえも可能とする。
基底とされたのは後世ムカリの墓を動かそうとした際、旋風を起こして作業者たちが吹き倒し「ここを離れたくない」と示した逸話。
さらに、ムカリの転生前の姿とされた関羽に纏わる逸話が重ね合わされ、大風を操る宝具として昇華されたのである。
(自然干渉が風に限定されているのは、ムカリには関羽ほど多種多様な自然現象を引き起こした逸話がない為)
最大威力そのものにも優れるが、細やかな制御にも優れており、風をあらゆる方角へ自在に吹かせる事で敵の妨害や味方の支援も同時に行える。
その利便性、多様な戦局への対応力こそがこの宝具の真髄。
(史実とは異なり)伝承上では、ムカリはこのスルデを携えて以来、不敗の将となったとされるが、使い方次第では本当に百戦百勝する事が出来るだろう。>>567
『最果て開く霊幡神矛(スルデ・テングリ)』
ランク:A+(本来はA++だがムカリには扱いきれない為ランクダウン) 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人(本来は1000人)
チンギス・ハンを称える祭儀で用いられたという多くの霊幡――九斿白纛・四斿黒纛が統合された聖槍の力を霊媒・行使するもの。
チンギス・ハンの霊幡を下賜され、主君の代理として振る舞う事を許された、ムカリだからこそ使用可能な宝具。
元となった宝具は、九本の白い霊幡(チャガン・スルデ)、主一本・副四本からなる戦時用の黒い霊幡(カラ・スルデ)を概念的に束ねた一本の神矛。
(あるいはチンギス・ハンの血の中で神代から保菌され続けてきた聖槍が形を成した概念武装)
霊幡とは神聖なる旗(トク)。九つの白い霊幡は平和と安寧を象徴し、四つの黒い霊幡は力と無敵を象徴する。天から授かったものともされる。
また、チンギス・ハンは生まれた時、霊幡(スルデ)の形をした血の塊を持って生まれてきたとする伝説(史書とは異なる)もあり、その影響もあってかチンギス・ハンの霊幡は神聖な品として崇められたという。
この霊幡は旗であると同時に神矛でもあり、上部には炎を象徴する三叉槍、中央には円盤が配置され、本体を形成する馬毛の房がそこに付属していた。
房には馬のみならず人の魂も宿るとされ、チンギス・ハン縁の霊幡は彼の魂が宿る祭具として現代でも信仰の対象とされている。
だが、実際にチンギス・ハンが用いたのは複数の霊幡ではなく、ただ一本の『九脚の白纛』であったとする説もある。
馬毛(およびヤクの毛)で出来た九つの房で飾られた一本の旗が、史書の記述から複数の霊幡として誤認された――その可能性が史学者に指摘されているのだ。
そうした伝承が統合された結果か。
あるいは元より凄まじい力を有するものだったが故に「ただ一つの旗がもたらす力ではない」と誤伝されて信仰されたのか。
チンギス・ハンが生前に用いた白纛(旗槍)は、数多の霊威を重ね合わせたかの如き力を持つ一本の神矛――聖槍として宝具化した。>>569
【解説】
モンゴルの武将・王。チンギス・ハンに仕えた四駿四狗の内、筆頭に数えられる重鎮。
モンゴル統一や金朝討伐などで数々の武功を挙げ、チンギス・カンより国王(グイオン)の称号を賜る。
チンギス・ハンの西征中は留守を守りながら金朝と戦うも、征服を果たす前に病.死。子孫もまた元朝の世襲貴族として仕えた。
ジャライル部族の首長家であるジャアト・ジャライル氏族に属する人物で、幼い頃からテムジン(後のチンギス・ハン)に仕えていたという。
父は、テムジンが苦境に陥った際、自らの馬を与えて追撃者を食い止め戦.死したと伝えられている。
ムカリはこの父の死を経て、より深くテムジンに仕えるようになったという。
青年期からのムカリは、勇猛さだけでなく沈毅にして大略ありと評される逸材として知られていた。
ある時、テムジン一行が敵の襲撃を受けた際には、ムカリは敵将の眼前で名を名乗り、三本の矢で三人を射.殺した上でテムジンを守って脱出したという逸話が残されている。
また、雪の中で主君の天幕が見つからなくなった際には、ボオルチュと共に毛皮や毛氈を掲げてテムジンを風雪から守り、夜明けまでその場を動かなかったとも伝えられている。
こうした功績から、ムカリはボオルチュ、ボルグ、チラウンらと並ぶ四駿の一人として数えられるようになった。
テムジンがモンゴル高原の諸勢力を統合していく過程でも、ムカリは各地の戦いに従軍し、ケレイトやナイマンなどとの戦争で功績を重ねていった。
とりわけケレイト王ワン・ハンとの対立が決定的となった際には、ムカリが精鋭騎兵を率いて夜襲を行い、敵陣を崩壊させたと記されている。
オノン川流域のクリルタイにおいてテムジンがチンギス・ハンとして即位すると、ムカリは左翼万戸長に任じられた。
この時、チンギス・ハンはボオルチュとムカリについて「我と汝らは車に轅があり、人に臂があるようなものだ」と評し、最重要の腹心として信頼を寄せたとされる。>>570
その後、モンゴル軍が金朝への征服戦争を開始すると、ムカリもその中心的な指揮官となった。
野狐嶺の戦いでは金軍の大兵力を相手に敢死隊を率いて突撃するなどして大勝を収めた。
さらにその後の戦役では居庸関方面への進撃、涿州、益都、浜州、棣州などの攻略に関わり、華北各地へのモンゴル軍の進出を支えた。
金朝領内へ大規模な南進が行われた際には、戦闘だけでなく降伏した現地勢力を取り込む役割も果たしている。
特にムカリの能力が発揮されたのが、征服した地域を単なる略奪対象としてではなく、長期的に支配するための足場として利用したことである。
彼は金朝や現地武装勢力の間に存在する対立を利用し、史天倪・史天沢らの漢人武装勢力をはじめ、多数の地方勢力を降伏させて自軍へ組み込んでいった。
こうした人材を各地の守備や軍事に利用することで、モンゴル軍は少ない中核兵力でも征服地域を維持することが可能となった。
騎馬軍による機動戦と、降伏した在地勢力を組み合わせて支配領域を拡大するという方式は、その後の華北征服において重要な意味を持つことになる。
チンギス・ハンが中央アジアのホラズム・シャー朝へ向かうことを決めると、ムカリは中国方面に残されることとなった。
この時、ムカリは国王の称号と太師の地位を与えられ、さらに九斿の白い大旗を授けられた。
チンギス・ハンは諸将に対し、この旗を立てて進軍するときは自分自身が臨んでいるものとして命令に従うよう宣言したとされる。
これはムカリに対して、単なる一方面の将軍ではなく、遠征中のチンギス・ハンに代わって中国方面の軍事・政治を統括する権限を与えたものだとされている。
こうしてムカリは、チンギス・ハンが中央アジア遠征に向かっている間、北中国におけるモンゴル軍の最高指揮官として金朝の支配領域を少しずつ切り崩していった。
モンゴル本軍の大半が西方へ移動した後も、ムカリはモンゴル人だけの兵力に頼らず、契丹、女真、漢人などの降伏兵・現地勢力を組み合わせて軍を編成した。
その為、この時期の戦争はチンギス・ハンによる遠征とは異なり、占領した地域を維持しながら徐々に金朝の領土を削っていく長期戦となった。>>571
ムカリの強さは戦術的な天才性というよりも、限られた戦力を補うために敵を味方へ変えていく統率能力にあった。
降伏した将兵にはそのまま旧来の地位を利用させ、土地の事情を知る在地勢力を統治と軍事に組み込み、モンゴル軍の騎馬戦力を決定的な局面へ投入する。
彼の麾下はチンギス・ハンに預けられた草原の諸部族および降伏した漢人を寄せ集めた烏合の衆に過ぎない軍勢であったが、これを指揮して大敗を喫する事がなかったという事実が、彼の卓越した統率能力の証明となっている。
反面、寄せ集めの軍勢や河北の地の統率・統治に苦慮したのもあって、金朝との戦いは遅々として進まなかった。
各地の都市・要塞を巡る攻防を繰り返して金朝の支配領域は徐々に狭めていったものの、相手の激烈な抵抗と自軍の悪条件(あるいは己の衰え)の為に、さしものムカリも進軍速度が大幅に低下してしまったのである。
結果、ムカリは金王朝を滅ぼす前に病に倒れた。
臨終の際、彼は弟のタイスンに自らが長年国家のために戦い続けてきたことを語り、ただ金朝の都をまだ攻略できていないことだけを心残りとして、後事を託したとされる。
ムカリの死後、その後継者として息子のボオルが爵位と軍権を継承し、金朝への征服戦争を引き続き指揮した。
後世のモンゴル帝国ではムカリの一族が代々国王と呼ばれる有力家系として繁栄し、ムカリ自身もチンギス・ハンに仕えた最も信頼される将軍の一人として評価され続けた。>>572
【人物像】
内向的・能動的・強気。一国の王にも比肩する王気を備え、世が世なら国家草創を成し遂げてもおかしくない人傑。
『有太祖之風(太祖チンギス・ハンの風格があった)』と評されただけあって、小チンギス・ハンとも言える程の器量と人物眼を有する。
これだけの逸材が忠臣として従い、他の人々に国を割る神輿として担がれる事もなかった事が、チンギス・ハンの並外れた王器の証明ともなっている。
戦闘においてはいかなる劣勢においても決して動じることなく、経験と分析により淡々と最善手を探り当て、その実現の為ならば自らの命をも擲つ勇者。
言葉少なではあるが、事態を好転させるための行動は極めて素早く能動的。
軍略や戦術の指導においては一切の妥協を許さず、毅然とした強気の姿勢を崩さない。
一方で人材の長所を見抜き、降伏した敵すらも適材適所で使いこなす、度量の広い人材コレクターでもある。
他の武断の臣とは違い、草原の価値観・倫理観のみに収まらない広い視野を持つが故に、チンギス・ハンは彼に留守を任せたのだろう。
……とチンギス・ハンの片腕だけあって英雄と呼ぶに相応しい大器なのは疑いようがないのだが。
さすがに人の姿ではなく霊幡という形態で召喚されたことに思うところはあるようだ。
何しろ霊幡。
旗である。長矛である。人ではない。
戦場を駆け、敵陣を切り崩し、必要とあらば自ら馬を降りて兵を率いた勇将たる己が、よりにもよって単なるインテリジェンスウェポンになるとは何事か。
本人としてはどうにも釈然としない。>>573
無論、霊幡という形態そのものの意義は理解している。
己の魂を宿すものとして祀られ、軍旗として掲げられ、兵たちの心を一つにする。
そういうものである以上、戦場において旗が持つ価値も、その旗へ魂が宿ることの意味も、主君の霊威を示す神矛である事の素晴らしさも、十分に理解している。
理屈としては納得している。理屈としては。
マスターに対してはあくまで一時的な持ち主として接する。
しかし【鑑識眼】スキルによってマスターの長所や伸び代を見抜くと、能動的に助言を与え、時には厳しく鍛え上げる『軍師兼鬼コーチ』のような一面を見せ始める。
マスターが才能を持っていれば持っているほど、彼の指導は苛烈になるだろう。
烏合の衆をまとめ上げて軍団を作り上げた彼にとって、未熟な持ち主を一人前の戦士・指揮官へと育て上げることもまた、一種の使命のようなもの――職業病だからである。>>574
【関連人物】
呂布:
自身が関羽と関連付け(同一視)された為か、不信と嫌悪の眼差しを向ける。
仮に関羽の影響がなかったとしても、あまり好意が持てる相手ではない。
儒教道徳ではなく草原の道徳で捉えても、正直あそこまで無軌道なのはちょっと……という感想。
諸葛孔明:
後世の史料では自らと並び立つ良臣の一人として語られる軍師。
主君を己の目的の為に利用するのではなく、あくまで主君の大望を実現する為に知略を尽くす姿勢には大いに共感する。
関羽との関連付けの影響もあるのか、割とウマが合う相手。【CLASS】キャスター
【真名】ヤン・ファン・ヘルモント
【性別】男性
【身長・体重】173cm・57kg
【容姿】ペストマスクで顔面を覆った男性→ガスマスクで顔面を覆った男性
【属性】中立・中庸、人
【ステータス】筋力E 耐久D+ 敏捷D 魔力C 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:B
自らに有利な陣地を作り上げる。"工房"の形成が可能。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。錬金術師として道具を作成可能。>>576
【固有スキル】
現象観察:A-
目の前の物理現象のありのままを観察し、記録するスキル。化学者として、「定量的実験」という革新的なアプローチを行い近代化学の扉を開いたが、彼の実験自体は少々詰めが甘い。
医術:B
近代的医術。このスキルは現代を基準で比較するものではなく、サーヴァントの生きた時代の基準で判断するものとする。
当時としては先進的な科学的・実験的アプローチに基づく医療行為を行った。
夜は夜に知識を告げる:A
nox nocti indicat scientiam。キャスターが彼の著書に記す、聖書からの引用句。
彼はしばしば夜の夢や祈りのビジョンの中に疑問への答えを求めたという。
「直感」に近いが即時性が無い。
万物溶解液:?
キャスターが求めた錬金術の至宝。
パラケルススの提唱したアルカヘストを彼は「万能溶媒」であると信じ、「不滅」とも「マカバイの火」とも「ゲヘナの火」とも呼んだ。>>577
【宝具】
『空を別ける模糊(ガス・シルヴェストル)』
ランク:C+++ 種別:対宝具宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:5人
キャスターが操る、気体のゴーレムのようなもの。パラケルススの言う風の精霊シルヴェストルにも似ている。正確には、それを構成する気体が宝具。
キャスターは生前、「大気」とは異なる「気体」というものが存在することを発見し、それに「gas」という名前を付けた。特に木材(炭)を燃焼することによって得られる気体を「ガス・シルヴェストル(gas sylvestre)」と呼んだ。
このガス・シルヴェストルは、現在で言うところの「二酸化炭素」である。ここで重要なのは、二酸化炭素は不燃ガスであるという点にある。つまり、「燃焼」や「爆発」を防ぐ概念を持つという事である。
この宝具で包み込み周囲の大気と遮断することで、強力なエネルギーの放出を伴う宝具を封殺.する。
さほどの神秘を持たない筈のこの宝具がここまで強力な概念を持つのは、聖杯戦争における破壊の責任が、表向き「ガス会社」に押し付けられる事と関係があるのかも知れない。ガスにそれほどの破壊の力があると言うのならば、逆にガスによって同等の力で封じられるのも道理、という事である。よって、召喚された時代が現代に近いほど、相手の宝具が「現代には存在しない神秘」であるほど、被害の隠蔽が困難な高威力であるほど宝具の効果は強くなる。この宝具の前ではエクスカリバーだろうとエアだろうと等しく不発に終わる。
『天を撼かす息吹(ブラス・メテオロン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1人
形の無い「何かを動かすエネルギー」。『空を別ける模糊』もこれをエネルギー源として込めることでゴーレムとして稼働する(それ自体はあくまでも気体というマテリアルに過ぎない『空を別ける模糊』は、別にエネルギー供給が無い限り勝手に動いたりなどしない)。
キャスターは生前、自然界を支配するエネルギーとして「ブラス(blas)」という概念を提唱した。その中でも気象現象や天文現象を支配するものは「ブラス・メテオロン(blas meteoron)」と名付けられた。
エネルギー源として利用するのが本来の使い方だが、直接攻撃力に転化して炸裂させる使い方も可能。要するに…結局爆発する。>>578
【解説】
ヤン・バプティスタ・ファン・ヘルモント。17世紀フランドルの医師、科学者、錬金術師。「gas(気体)」という言葉を発明したことや、定量的実験の先駆けである「柳の実験」等で知られる。
彼は大気とは異なる気体というものの存在を理解し、ギリシャ語の「chaos(渾沌)」より「gas」という言葉を発明した。
また彼は、万物を形作る元素は水と空気であるという自説の証明のため、植物の成長前後で植物と土の重量の変化を測定し、土の重量が極僅かしか変化していなかった事から「植物の重量増加は全て水が変化したもの」と結論付けた(これが「柳の実験」である)。結果を言えばこの実験には誤りがあったが、定性的な観察や議論が中心であった時代に「定量的な科学実験」の先駆けとなったという点で彼は先進的であった。
サーヴァントとして現界した彼は「気体(ガス)」と言う概念が科学の極めて基本的な概念となっている事に喜び…そして極東でこの言葉に何か妙なイメージが付いてしまっている事に悲憤する。聖杯戦争の隠蔽工作にあまりにカジュアルに使われる「ガス爆発」というカバーストーリー。ガスは、ガスと言う言葉は、なんかそういうんじゃないんだ…!! ガスという言葉が卑俗なものに落ちるくらいなら…聖杯戦争なんて…!!
イメージというものを一番に気にしてる辺り微妙に中二病っぽい。元々「混沌(Chaos)」とかいう言葉から新語を造語する辺り…。
あと当時としては至極真面目に行った実験がガバガバだとか中高生に馬鹿にされるのにも悲憤する。
ちなみに彼自身はペストマスクが使われていた時代より微妙に早い時代の人間なのだが、サーヴァントになるとペストマスクを着用しているのはファッション。霊気再臨でガスマスクに変わるのも勿論ファッション。>>580
《固有スキル》
◆現象観察:A-(CT7~5)
敵全体のクリティカル攻撃耐性をダウン(3ターン)&〔天の力を持つ敵〕の攻撃力をダウン(3ターン)&〔地の力を持つ敵〕の宝具威力をダウン(3ターン)&〔人の力を持つ敵〕のクリティカル発生率をダウン(3ターン)
◆万物溶解液:?(CT7~5)
味方全体のHPを回復+敵単体の強化状態を解除&防御力をダウン(3ターン)
◆夜は夜に知識を告げる:A(CT7~5)
自身に毎ターンNP獲得状態を付与(3ターン)&毎ターンスター獲得状態を付与(3ターン)&「3ターン後に味方全体のNPを増やす」状態を付与
《宝具》
『空を別ける模糊(ガス・シルヴェストル)』
ランク:C+++ 種別:Arts
自身の宝具威力をアップ(1ターン)&弱体付与成功率をアップ(1ターン)+敵単体に攻撃[Lv]宝具威力を大ダウン<OC>(1ターン)
《性能》
防御型のデバフ中心サポーター。タイミングを測って宝具を撃てば、かなり敵の宝具威力を減少できる。NP供給量は自他ともに多い方だが癖がある。タイミングを測っていたらNPを無駄にしがち。>>579
リクエストに応えて…の筈だったけど一番乗りを取られた鯖
ヤン・ファン・ヘルモントをガス会社と結び付けるという無茶振りに向き合い頭を捻ったのに先を越されて泣いた
当時は先を越されてこれ出すのは格好悪いな…と思ったけど今考えると別にそんな事も無いんじゃないか…と思ったのでやっぱり
投稿
宝具にまでガス会社との関連性入れ込んだの我ながら偉くないですか?【出典】史実
【CLASS】アーチャー
【真名】ヤン・ジシュカ
【異名・別名・表記揺れ】隻眼のジシュカ、ヤン・ジシュカ・ズ・トロツノヴァ
【性別】男性
【身長・体重】178cm・82kg
【肌色】健康的な日焼け肌 【髪色】白髪混じりの黒髪 【瞳色】黒
【外見・容姿】黒い眼帯と無数の凄絶な傷痕が刻まれた強面の壮年武人、白髪混じりの髪を後ろで束ね無精髭を生やしている。
質実剛健な鉄製胸甲の上に、フス派の象徴である「赤い聖杯」が鮮やかに描かれた白地のタバードを着用。
【地域】チェコ(ボヘミア)
【年代】1360年頃~1424年10月11日
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:C 耐久:B 敏捷:C 魔力:D 幸運:B 宝具:B+>>584
【保有スキル】
心眼(偽):A+
視覚妨害による補正への耐性。
第六感、虫の報せとも言われる、天性の才能による危険予知。
アーチャーの場合、両眼の視力を完全に失ったことで極限まで研ぎ澄まされた戦況把握能力。
常勝不敗の将帥:EX
戦史上希な生涯無敗を成し遂げた指揮官に与えられる最上位の軍略。
率いる味方の士気を高め、敵対する陣営の戦意を挫き、敵将の持つ軍略をランクダウンさせる。但し、一度でも敗北した場合、このスキルは失われる。
砲煙弾雨・革新:B
時代の変革者たる英雄に与えられる特殊スキル「革新」。
アーチャーの場合、更に砲煙弾雨の文言が追加される。古きに新しきを布く概念の変革。
「神性」や「神秘」のランクが高い相手や、体制の守護者たる英雄などであるほど自分に有利な補正が与えられる。これによりアーチャーは「神性」や「神秘」を持つ英霊や宝具に絶対的な優位性を誇る。
逆に神秘性の薄い近代の英霊などには何の効果もない。それどころか自身の各種スキル、宝具の効果が落ちる。
死地への誘い:A
フス戦争の数々の戦いで発揮された敵を自身の有利な戦場に誘い込む技術。
敵は自らが窮地に陥っていることに気付かぬまま、銃の間合いへと誘われる。>>585
【宝具】
『奏でろ、黎明の銃火(ボゾバ・ハラドバ)』
''ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:300人''
アーチャーが完成させた軍事革新の結晶「荷車要塞」と、そこに配備された火器群の集中射撃を展開する陣地型宝具。
真名解放とともに、鉄板で装甲化された荷車群がチェーンで連結され、敵を包囲・分断するように絶対防御陣地を形成。
荷車の隙間や銃眼から無数の銃砲身が一斉に覗き、フス派賛美歌の合唱とともに激しい蜂の巣状態の射撃を浴びせる。
騎士の突撃を歩兵・農民が火器で撃滅したという史実に基づき、ライダークラスおよび騎乗スキルを持つ対象に対して絶大な特攻ダメージを与える。
『鳴らせ、継承の鼓笛(バベン・ジシュコフ)』
''ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人''
死に臨んだアーチャーが「自分の皮を剥ぎ、それを太鼓の革に張れ。そうすれば死後も自分が陣頭に立ち、敵を恐怖に陥れることができるだろう」と言い残した逸話と、彼の死後にその遺志と戦術を受け継ぎ、自らを「孤児(スロトツィ)」と称して戦い続けたフス派兵士たちの執念が融合した概念宝具。
アーチャーが消滅する際に自動的に発動し、消滅したアーチャーに代わり陣太鼓が召喚される。
この陣太鼓を打ち鳴らせば、敵陣に恐慌を引き起こし、撤退あるいは反撃を容易にする。
しかし、この宝具の真価は所有者が望むのであれば、消滅時点でのアーチャー・ヤン・ジシュカのスキル・宝具を引き継ぎ、ヤン・ジシュカの疑似サーヴァントとしての戦闘を可能にするという点にある。>>587
【解説】
ヤン・ジシュカ(Jan Žižka z Trocnova a Kalicha)は、15世紀のボヘミア王国(現在のチェコ)において発生したフス戦争において、フス派(特に急進派のタボル派)の総司令官として指揮を執り、十字軍を相手に無敗を誇った軍事指揮官・戦術家である。
若き日の事故により片目を失明し、最晩年には両目を完全に失明しながらも指揮を執り続けたことから、「片目のジシュカ」「盲目の将軍」として畏怖された。
1360年頃、南ボヘミアの小貴族の家に生まれたとされる。前半生に関する記録は極めて乏しいが、1378年のボヘミア王カール4世の死去に伴う社会的混迷の中で領地を失い、傭兵あるいは強盗騎士として活動していたとされる。
1410年、ポーランド・リトアニア連合軍がドイツ騎士団を破った歴史的決戦「タンネンベルクの戦い(グルンヴァルトの戦い)」には、ポーランド側の傭兵として参加していた可能性が高いとされている。
この戦闘経験を通じて、当時のヨーロッパにおける最新の軍事技術や重装騎士団の戦法、およびそれに対する歩兵の限界と可能性を深く学んだと考えられている。
ボヘミアに帰還したジシュカは、国王ヴァーツラフ4世の宮廷に出入りし、侍従として仕えた。この時期、プラハ大学の総長であり、カトリック教会の腐敗や贖罪状販売を痛烈に批判していた神学者ヤン・フスの思想に深く共鳴する。1415年のコンスタンス公会議において、フスが異端として火刑に処されると、ボヘミア全土でカトリック教会および神聖ローマ帝国に対する憤怒が爆発した。
1419年、プラハでフス派市民が市庁舎を襲撃し、市会議員らを窓から投げ落とした「第一回プラハ投擲事件」が発生すると、ジシュカはこの暴動に積極的に参加し、自らもフス派運動の最前線へと身を投じることとなった。
ヴァーツラフ4世の死後、神聖ローマ皇帝ジギスムントがボヘミア王位の継承を主張すると、宗教的・民族的反発からフス戦争が本格的に開戦した。教皇はフス派の鎮圧を目指して「フス派十字軍」を何度も編制し、ボヘミアへと侵攻させた。
これに対しジシュカは、南部ボヘミアに設立された急進的フス派の宗教的共同体「タボル」の軍事指導者に選出され、農民や市民を中心とする貧しい民衆軍を組織・訓練することに全勢力を傾けた。>>588
ジシュカの最大の業績は、軍事的訓練を受けていない農民集団を、当時最強を誇った重装騎兵主力の十字軍に打ち勝つ強靭な正規軍へと変貌させた軍事改革にある。
特に彼が考案・実用化した「荷車要塞(ワゴン・バーグ / チェコ語:Vozová hradba)」の戦術は、軍事史上極めて革命的なものであった。
ジシュカは農作業用の大型馬車に補強用の木製装甲板を取り付け、銃眼を開けた「戦闘馬車」を作成した。戦場においてはこれらの馬車を鎖や鉄線で相互に連結して円形や四角形の強固な陣地を即座に構築した。馬車の外側には掘を掘り、防護をさらに固めた。
この荷車要塞の内部には、当時としては先進的な火器である小型の大砲(ハウビツェ / 榴弾砲の語源)やピスタラ、クロスボウを配置し、さらに農具を改造したフレイル、槍を持った歩兵を緻密に配置した。
敵の重装騎士団が突撃してきた際には、荷車要塞の強固な防御力によって攻撃を受け止め、火器と遠距離武器の集中砲火によって敵の突進を粉砕した。敵が混乱し、損害が一定に達したタイミングを見計らい、荷車の隙間から隠れていた自軍の歩兵や軽騎兵が一斉に飛び出して反撃に転じるという、徹底したカウンターの戦術を体系化したのである。
また、ジシュカは軍律を極めて厳格に定め、野戦における陣形の形成、合図の手段(旗やラッパによる通信)、軍資金の配分などを細かく規定した陸軍条例を制定し、高度な組織的運用を可能にした。>>589
1420年のスドミェールの戦いでは、沼地を利用してわずか数分の一の戦力でカトリック軍を退けた。同年、プラハ郊外のヴィトコフの丘の戦いにおいて、圧倒的な数を誇る第一次フス派十字軍を荷車要塞で壊滅させ、ジギスムントの王位戴冠の野望を挫いた。
1421年、ラビー城の包囲戦中に残っていたもう一方の目も矢を受けて負傷し、完全に視力を失ったが、ジシュカは指揮権を放棄しなかった。
彼は地形や状況を信頼できる部下に言葉で報告させ、自らの驚異的な記憶力と空間把握能力、そして戦場の直感のみによって戦況を正確に把握し、引き続き軍を勝利に導き続けた。
1422年のクトナー・ホラおよびネボヴィドの戦いでもジシュカは十字軍を徹底的に破った。1423年以降、フス派内部での温和派と急進派の対立が激化すると、ジシュカは自らの派閥を率いて内戦にも勝利を重ねた。1424年のマショフの戦いでは、対立するフス派同盟軍を完膚なきまでに叩きのめし、自らの無敗記録を更新した。
1424年10月11日、モラヴィア遠征の途上、プルジビスラフの包囲戦の最中にペスト(あるいはその他の感染症)によって倒れ、病死した。
ジシュカの死に際しては「自分の皮を剥ぎ、それを太鼓の革に張れ。そうすれば死後も自分が陣頭に立ち、敵を恐怖に陥れることができるだろう」と言いはなったという有名な逸話が残されている。
死後、ジシュカを父親のように慕っていたフス派の兵士たちは自らを「孤児(スロトツィ)」と称し、ジシュカの戦術を継承しその後のフス戦争を戦い抜いた。>>590
【人物・性格】
口数は少なく、頑固で取っ付きにくい鉄の武人。
堅実な勝利を第一とし、勝利に派手さや華麗な用兵なぞ無用と断じ、強い信仰心を持ちながらも、神頼みや美学、騎士道といった概念を「甘っちょろい」と軽視する。
それが勝利に繋がるのなら悪役を演じることも厭わない性格で、自身の戦術が敵が攻撃することを前提としたものであるため、生前は異端者としての振る舞いを徹底し敵の攻撃を誘った。
勝利のため生き残るためにあらゆる手段を冷徹に講じる徹底的なリアリストであり、訓練を受けていない農民に銃器を持たせたのも、単に勝つために最も効率的な手段だったからに過ぎない。
そのため自らを「勝ちに拘る面白味の無い男」「戦術のレパートリーの少ない一芸野郎」と評価している。
マスターに対しても過度な忠誠や情愛は求めない。「お前が指揮官なら、勝つために私を徹底的に使い倒せ。私もまた、勝つためにお前の魔力と知恵を使い倒す」という、対等なビジネスとしての契約を提示する。
ただし、マスターが個人的な美学や無意味なプライドのために効率を欠いた指示を出したり、配下の命を無駄に使い潰すような愚を冒した場合は、冷ややかな一瞥とともに即座に指揮権を剥奪するか、自ら鉄槌を下す恐ろしさを秘めている。
逆に、どれほど泥臭く不格好であろうと「勝つために必死にあがく者」に対しては深い敬意を払う。
イメージカラー:硝煙のグレー
特技:野戦築城、地形把握
好きなもの:確実な勝利、フス派の信仰、学習しない敵
嫌いなもの:騎士道精神、個人の武で戦況をひっくり返す強者
天敵:自身より後の時代の英雄
願い:ボヘミアの民の安寧(聖杯そのものは「ただの胡散臭い魔術の器」として端から信用していない)
【一人称】私、わし 【二人称】お前、貴様、マスター、小娘、若造 【三人称】あれ、奴ら、彼奴>>591
【因縁キャラ】
・ジャンヌ・ダルク
「ふん、小娘が、聖女だか何だか知らねぇが、わしらの信仰を馬鹿にするんじゃねぇ」
・織田信長
「なるほど、銃を手にした奴の考えることは何処でも同じか」
【コメント】
東欧の名将ヤン・ジシュカを知らない人がいるようなので解説のために作成。
要約すると相手との戦力差(兵の質と量)を装備と戦術で覆し連勝した名将【元ネタ】史実(ノルマンディ・12世紀)
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ウァース
【性別】男性
【身長・体重】168cm・60kg
【属性】秩序・中庸
【副属性】人
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力C 幸運B 宝具E
※宝具破棄時 筋力D 耐久D 敏捷E 魔力C 幸運B 宝具-
【クラス別スキル】
陣地作成:D
読書・執筆に向いた陣地を作り上げる。
実戦闘をする場としての有利な効果はほぼゼロ。
道具作成:D
作家ないし教会人として様々な文書・道具を作り上げる能力。>>593
【保有スキル】
円卓の刻印:-
第一宝具の恩恵を(破棄しない限りは)常時受けており、
肉体的な基本能力値が向上している。朗読が基本的な韻文を綴り
読者/聴衆 へ直接語り掛ける表現も多用した彼においては、
生前以上に明瞭な声質と声量の拡大効果も与えられている。
本人は言語能力の拡張も期待していたのだが、その効果は発生していない。
彼は「ブリトン人が語った」事をよく書いたが、彼らの言語を全く解さず、
彼らの側がウァースの言語で話して/書いてくれるのに頼るばかりだったという。
クルトワの艶事:C
恋愛沙汰に関し有名な逸話を持つ英霊、および
今現在恋路に生きる者に対する支援能力が向上している。
そう強く推した覚えは無いのだが、と本人語る。
宮廷風恋愛的な、またそうでない色恋、双方の要素をウァースは導入したが
後者は大陸作品におけるガウェイン卿の在り様に影響を与えたと推測される。>>594
ローマ遠征前、カドール卿の荒々しい主戦論に対し彼は平和の価値を語るが
その中で「ご婦人とふざけ合う事ができる」からと話すのだ。この発言は
彼が色事師として(時として酷く不誠実に)描かれる原因になったという。
森閑のブロセリアンド/狂騒のバラントン:C-
バラントンの泉 緑石より出づる
其処に人々 行き来する日あり
暑熱に苦しみ バラントン赴けば
角杯に泉水を汲み 緑石をば濡らす
されば忽ちのうち 雨降りしきらん
ヘンリー二世の委嘱により書き始めた(が打ち切られたという)
ノルマン人歴史叙事詩『ロロ物語(ロマン・ドゥ・ルー)』にて語った
後のアーサー伝説群での重要地、ブロセリアンドの森とバラントンの泉。
森・泉そのものを具現化できる訳ではないが、その伝承を以って
静寂(遮音)と気象制御(降雨~暴風雨)の術を行使する事ができる
……本人がこうした現象に懐疑的なため、後者の成功率がやや低い。>>595
【宝具】
『隔て無き集いの場(ラ・ターブル・ロンド)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:制限なし
アルテュ宮廷に揃う 数多の優れたる諸侯
誰もが己を最優と思い 誰しも己を最低とは思わぬ
そこで王は ブリトン人言い伝える かの円卓を作らせた
座す騎士達は王の側近 誰もがそこでは平等にあり
皆が等しく席に着き 等しく食事を供される
我は皆より上席にありと 誰も自惚れる事ならぬ
皆がここでは上座に座り 誰も下座に座する事無し
アーサー物語世界に広く受け入れられ現代まで残る『円卓』、
そのはじまりを記した者としてウァースに付与された特権。
自身を含む任意人物を『円卓の騎士』とし能力の向上を行う。
着名・ギフト付与に近い事象だが、既存円卓騎士としての着名とは異なり
“その人物を円卓騎士として衆目が認めた”ものとなり、肉体能力向上
および効果対象の適性に応じた能力を伸ばす形での強化が行われる。>>597
『最早そこには誰も居らず(アクシス・ムンディ)』
ランク:EX 種別:対人・対界宝具 レンジ:彼にはわからない 最大捕捉:彼にはわからない
皆が上下なく集まり特別な場の無い円卓、それが
他者と隔絶する選ばれし者の『危難の席』を持つまで
彼が書いてから百年と要しはしなかった。
座席は個別の物となり、席の間にも区切りが作られ、
席を得る/得られぬ者の嘆きや軽侮に争いが度々あり、
他より権威ある席が位置付けられ、相応しからざる着席者を破滅させる。
ウァースが書いた頃よりかけ離れた物と成り果てた円卓、それはまた
その崩壊が作品世界全ての終焉へと至る一種の『世界軸』なのだという。
彼が認識する所の、“円卓/自分の在ったこの舞台”に破滅的運命を課す。
単独で存在する宝具ではなく、第一宝具を破棄しての
壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)にあたる。別枠となっているのは、
第一宝具のランクや効果、規模に全く見合わない結果をもたらし得るため。
いずれにせよ、一度これを起こせば彼には何も制御できないし、
具体的に何が起こりどこまでの事態に至るか予想もできない。>>598
【解説】
ブルターニュとコタンタン両半島の沖合ジャージー島出身の詩人、
バイユーの教会参事会員でもあったウァース(ヴァース、ワース、ウェイス)。
『ブリタニア列王史』をラテン語からアングロ=ノルマン語詩へ翻案した
『ブリュ物語(ロマン・ドゥ・ブリュ)』の作者として知られる。
Fate/strange Fakeにて生前リチャード一行が「かの騎士王と円卓の物語を
自分で見て来たかのように生々しく、懐かしむように語る」詩人に挙げた一人。
忠実な翻訳ではなく、また彼以前にも『列王史』を訳した者はいたのだが、
「『ブリュ物語』が書かれた事で『ブリタニア列王史』の翻訳はみな色褪せた」
と言われる程の名文を綴り、ヘンリー二世妃アリエノールに捧げられた。
王宮での公式朗読会にも使われたという。現存する写本数も『列王史』には
遠く及ばないながら印刷技術普及前の本としては非常に多く、人気が窺える。
『ブリュ物語』の主な変更/翻案 点の一つは、偽史であれ一応は年代記を主張し
“事実”を追う形式をとっていた『列王史』に対し、登場人物の感情を描き出し
“物語化”の道を開いた事。また色恋の要素や『円卓』をアーサー世界へ導入し
(彼は「ブリトン人の間で言い伝えがある円卓」と既存要素のように記したが)
比較的平穏な期間に「多くの冒険と驚異があった」と更に道を整えた事である。>>599
その一方で『列王史』等に記される神話伝説的な記述に対してしばしば
「作り話混じり」「嘘」「一部を脚色し過ぎ、お蔭で全てが嘘に見える」と
追記・注釈部分に記し、そうした要素を馬鹿にする態度も見えるのだが。
彼の手によるものではないと思われる重要な変更点は“エクスカリバー”である。
列王史でのアルトゥールスの剣はカリブルヌス、ブリュ物語のアルテュの剣は
カリボールである。ラテン語からノルマン語へ移し替える際の自然な語形変化、
だが一部の・少数の写本は「エスカリボール」と記す ……恐らくは誤筆写で
(傍証として、ラヤモンの『ブリュ物語』英語翻案は剣名にes/exを用いない)。
或いはブリュ物語外で生じた es が比較的遅い筆写のブリュ物語写本に還ったか。
いずれにせよ後の仏語作品の多くが(クレティアンや流布本等、主要な物を含み)
エスカリボールを用い、英語へ移される際「エクスカリバー」になったという。「ほっほっほ、私は医師(ドクター)だよ?病気を減らすことが私の義務だ。何かおかしなことを言っているかね?」
【出典】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】Dr.ガトリング
【本名】リチャード・ジョーダン・ガトリング
【性別】男性
【身長・体重】166cm・88kg
【肌色】白 【髪色】白 【瞳色】紫
【外見・容姿】白い髭を生やし、ねじれた白髪を生やし、白衣を身に纏い、丸眼鏡をかけた、温厚そうな老発明家。
【地域】アメリカ合衆国
【年代】A.D.1818-A.D.1903
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:C 魔力:D 幸運:B 宝具:C
狂化:EXと「ガトリング」の名の知名度が齎す、近代の老発明家とは思えない純粋暴力。
【クラス別スキル】
狂化:EX
バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに各種ステータスをランクアップさせる能力。思考が「病死者を減らす」医師としての性質と、「飢えを減らす」農学者としての性質に固定される。
ただし、「病死者を減らす」「飢えを減らす」ことが「人命」より上で固定されているため、病死者を殺戮し、飢える民を殺戮することを辞さない。
あくまでそうした手段を積極的に取るわけではなく、それが最適解である場合の話であるが、そのぶん純粋な殺戮兵器としても運用しづらく、独自のバランス感覚を持つぶん意思疎通の難易度は最高クラス。>>601
【固有スキル】
殺戮技巧(兵器):A+
兵器開発者の英霊が持つスキル。使用する兵器の威力を数倍に引き上げる。銃以外にも有効。
兵器開発者であれば所有していてあたりまえのスキルであり、「ジョン・ブローニング」「サミュエル・コルト」「ミハイル・カラシニコフ」のようなメンツも持っている。
Dr.ガトリングは、農業用の種蒔き機の回転を見てガトリング砲を思いつく程度には、あらゆる物体の殺戮的利用法を思いつき発明できる。
医術:C
近代的医術を修めていることを指すスキル。Dr.ガトリングは、発明家であると同時に名前の通り医師(ドクター)である。
……医師免許を持った、本職発明家。医師業に従事したことはないので、平均的な医大生くらいの技量がある。
【宝具】
「長引く戦闘行為は、多くの苦しみを生む。病は辛い。怪我は辛い。終わりが見えないのは、辛いものだよ。だから。幸いをあげよう。『博士の薄情な博愛(ドクター・ガトリング)』!」
『博士の薄情な博愛(ドクター・ガトリング)』
ランク:C 種別:治療宝具 レンジ:20 最大捕捉:20人
ガトリング砲。Dr.ガトリングの最大の発明品。
『戦争における死者の大半は病死であり、医師としてこれを減らさなければならない』という発想により発明された、1人で100人分の殺戮機能を有するがために、戦争を長引かせず、かつ、戦場に赴く兵士の数も減らせる道具。
機関砲の一発一発が、Dr.ガトリングの極めて優しい心根を反映し、患者の体内の病原菌や病巣を追尾し、消滅させる純粋な治療宝具。
当然、病原菌を肉体ごと機銃掃射された患者は死亡するが、病死していないので問題はない。>>602
【Weapon】
ガトリング砲:宝具。車輪の上に回転式の機銃が載った、原始的な機関銃。機関銃の小型化が進んでいない当時のサイズでは大砲に類するものとして分類されていた。が、ドクターは狂化により筋力がBになっており、普通に担ぐし振り回す。
【解説】
リチャード・ジョーダン・ガトリングはアメリカの発明家。ガトリング砲の発明で知られる。
農夫の息子であったガトリングは、蒸気船のスクリューに着想を得て農業用の播種機……回転により自動で小麦の種を蒔く機械を発明し、巨万の富を得る。
しかし、成功を収める中、天然痘に罹ってしまう。生死の境を彷徨った結果、人を救う業、医学を志し、リスキリングとして医学博士号を取得。
その後は医師としては働かず、農業機械の販売で利益を得ていたが、数年後には南北戦争が勃発する。
人命を尊重し、医学に通じる心優しい発明家は、南北戦争の死者を減らすため何かできないか必死に考えた。
結果、『戦争の死者の大半は病死である。1人で100人分の仕事ができる殺戮兵器を作成すれば、必要な兵士の数は当然1/100になる。しかも、仮に決着までの時間が1/10になれば、戦争の病死者は1/1000になる』という恐るべきウルトラCを考案。
農業用播種機の回転機構を転用し、複数の砲身を回転させながら100人分の殺傷能力をばら撒く装置、ガトリング砲を発明した。
平たく言えば、マッドサイエンティストの類である。
【コメント】
意外とサーヴァント化されていない発明家、ドクター・ガトリングです。
ナイチンゲールより話が通じないタイプの医師。ガトリング砲で戦争を高速終結させることを以て「病人を減らせたので良かった」と宣う史実バーサーカーにして、マッドサイエンティストの代表例。
wiki追加、SS使用可能です。「キャラクター一覧」ページを利用してwiki内のランダムなサーヴァントのページに飛ぶボタンを試作してみましたので、管理者と相談がしたいです
Seesaa Wikiでコードを記述できるのはサイドメニューのフリーエリアだけで、これは管理者しか設定できません
良ければお話しお願いします(wiki内の掲示板だと目に付かなさそうなのでこちらで失礼します)「よぉ、アンタがオレのマスター?オレは羿。もしも真名にピンとこなければ、太陽をワンオペにしたおっさんとでも覚えてくれ。これからよろしくな、マスター!」
「そういえば、クラスについて言ってなかったな。クラスは、なんと驚き【ランサー】だ。……ハハッ、言いたいことはわかるぜ?弓を求めてたんなら悪いな!……ま、安心しろよ。弓が無かろうがオレはオレ。アンタは必ず、オレが守ってやるからさ」
【元ネタ】中国神話
【CLASS】ランサー
【真名】羿
【異名・別名・表記揺れ】后羿、大神羿
【性別】男性
【身長・体重】179cm・78kg
【肌色】黄色系 【髪色】黒 【瞳色】黒
【外見・容姿】槍と化した矢を背中に背負い、桃の木で作られた棍を武器とする好漢
【地域】中国
【年代】神代(堯統治時代)
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型、神性((限定的に))
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:C 幸運:E 宝具:A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
魔術への耐性。Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。>>605【固有スキル】
神性:-
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。
ランサーの神性は完全に失われているが、宝具の行使によって、その一端が蘇る。
無窮の武練:A+
ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。 心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。
──たとえその武器が得意とした弓から、矢そのものになろうとも。
千里眼:B+
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
本来ならば星の運行を見通すほどの、最高ランクの千里眼を有するが、ランサークラスの召喚によりBランクにまで落ちこんでいる。
ただし、第二宝具を真名開放した際は元のランクへと回帰する。
崑崙踏破:A
中国の西方、世界の果てに座すとされる神山・崑崙。ランサーは西王母の有する不老不死の薬を求め、鳥の羽さえ沈む「弱水」と、その外周で燃え盛る「炎山」をも超え、方八百里・高さ一万仭におよぶ崑崙を踏破した。
これを突破したランサーの足取りは、いかなる絶地・難所であっても遮ることはできない。
その本質は、愛する者のためならばと立ち上がる不屈の意思の具現。
かつては愛する妻と共に永く生きるため、彼は薬を求め遥かな異邦を踏みしめた。そしてサーヴァントとして現界した今、その歩みは、再び彼女と向き合うためにこそ向けられている。
どれほど肉体が損耗しようとも目的を果たすまで立ち上がる、「一意専心(愛)」「戦闘続行」などを内包する。>>606
【宝具】
『羿殺九頭(とうばい、まをころ す)』
ランク:C+ 種別:対魔宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:9人
桃棓、魔を殺 す
弟子「逢蒙」がランサーを不意打ちし、殺 した際に使われた凶器───桃の木の棍棒、本来の名を『逢蒙殺羿』───を魔性退治の武器へと昇華させたもの。僅かなランサー適性もこの死因宝具によるもの。
古来より魔を祓うとされる桃の性質に、魔神退治の逸話が混ざり合うことで、「魔性」への特攻効果を獲得。加えて、多くの怪物・魔神を討ち滅ぼしたランサー自身が保持することで、「魔性」の属性を有する者を威圧する効果を発揮する。
真名解放によって「魔性」属性を有する者のステータスを著しく弱体化させる桃の香りを放ち、九つの頭を持つ怪物「九嬰」を滅ぼした連環箭を、棍による神速の九連撃として力任せに再演し叩き込む。>>607
『不射十日(わがみ、ひをいぬかず)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:1〜??? 最大捕捉:1人
我が身、日を射抜かず
天帝より賜り、最後の太陽へと放たれることのなかった十本目の素矰(白羽の矢)。それが、白松に変化したという伝承とクラスに沿って槍のような形状へと変化したもの。
矢には神であった頃のランサーの神威が込められており、握れば神威がランサーの霊基へと流れ込み、失われた神性をほんの少しだけ蘇らせる。微弱であれど一時的に神性を呼び覚まされたランサーのステータスは底上げされ、弓を失ったディスアドバンテージを補うに足るスペックを得る。
真名解放により矢に宿る神威の全てが矢ごとランサーへと流れ込み、神霊「大神羿」としての力を刹那の間だけ取り戻す。
そして、自身の肉体に矢が番られたという状況。彼はこれに『墨子』に語られる「羿が弓を作った」という逸話を組み合わせることで、逆説的に己が身体そのものを概念的な『弓』へと作り変え、必殺の一撃を解き放つ。
それはまさに、遍く万象を穿つ、正真正銘、太陽を殺 す一刺(一矢)である。
輝かしい救世の弓を置き、槍兵として現界した彼は、しかして弓を捨てきれはしなかった。弓こそが英霊「羿」という存在の根本に根ざす真骨頂(アイデンティティ)だからだ。故にこそ、どこまでいっても彼から弓を引き剥がすことなどできはしない。
──だが、もはや彼の矢は遠く太陽に向けられることはない。
ただ「目の前にいる、愛する大切な者の運命を狂わせる因果」を確実に撃ち滅ぼすためだけに、彼はこの身を絞る。
故にこそ、宝具の銘を『不射十日』。
弓を置いたからこそ獲得した、どこまでも不器用な男の「不射之射」なのだ。
「『不射の射』、なんて語るには烏滸がましい、贅肉だらけのパチモンだけどな。
──それでも、オレはこの思いをもう手放したくはないんだよ。なぁに、かつては太陽を射落としてみせたんだ。道理を捻じ曲げてこその『羿(オレ)』だ。この程度のことやれなくて、何を守れるってんだ」>>608
【Weapon】
『羿殺九頭』/『不射十日』
普段使い用の武器である桃の木の棍棒と、文字通り命を賭して道を切り拓くための切り札。
前者は2メートルほどの長さを持つ、赤身がかった一本節の棍棒。普段はこれを軽快に振り回し、マスターへと襲いかかる敵を討つ。
後者は140センチほどの長さを持ち、槍へと加工されてはいるが、神秘的で洗練された美しさを覚える鋭利な白き一矢。ランサーはここぞという時、或いは決して譲れない時にこそ、この槍(矢)を解放する。
『矰槍』
槍と化した矢。神威は宿ってはおらず、『羿殺九頭』使用時のサブウェポン。
長さは『不射十日』と同様。その持ち手には頑強な縄が巻かれており、飛行する相手へと投擲して穿つと同時に、拘束し引き寄せる──巨鳥「大風」を射落とした「矰繳(いぐるみ)」としての──役割を果たす。
【解説】
中国神話『羿射九日』に名を残す、かつて神の座にあった救世の大英雄。
類まれなる弓の使い手であり、同時に天へと現れ地上を焼き尽す十の太陽のうち、九の太陽を射落とした伝説で知られる。さらに、地上を跋扈する数々の怪物や魔神をも討ち滅ぼす功績を挙げた。
しかしその栄光とは裏腹に、帝堯によって神籍を剥奪され、妻「嫦娥」には不老不死の薬を飲まれて月へと去られ、最期は弟子「逢蒙」の裏切りにより桃の木の棍棒で撲殺されるという、あまりにも悲劇的な末路を辿った英雄でもある。
さて、優れた弓の使い手である筈の羿だが、今回現界したクラスは「ランサー」。
無論、羿に槍の逸話はないが、自身の死因である桃の木の棍棒、十番目の太陽へと放たれることのなかった矢を槍としている。
彼の英霊としてのアイデンティティであるアーチャーではなく、ほぼ縁のないランサーとして現界したその真意とは?>>609
【人物像】
能動的・外交的
九つの太陽を射落とした大英雄とは思えないほど、どこにでもいそうな素真面目で素直な反応を見せる、お人よしで日向のような好漢。
人懐っこくフランクな性格で、他人との交流を好み、「何かあれば力になるぜ」と惜しみなく手を差し伸べる、徳のある善性の人物。
だが、どれだけ親しみやすくとも、その本質は常人の感覚から乖離した「元・神霊」。
その穏やかさは、太陽さえも射落とし、数多の魔神を屠る強さに裏付けされたもの。裏表のない素直さも、その強さ故に取り繕う必要がないからこそ。それは、ある種の「神であった者」らしい無自覚な傲慢さとも言えるだろう。
とはいえ、強者であるという自負はあれど、自己評価はめっぽう低い。
「強いだけではダメなんだよ。強いだけじゃ、大切なものは何一つ守れやしねえ」と彼は寂しげに自嘲する。
人間が好きなのはもちろんだが、彼は誰かが不条理に傷つくことを嫌う。余計なお節介だと理解しつつも、彼はつい手を貸し抱え込んでしまう。長い目で見れば人間だけで解決できると分かっていても、「傷ついてほしくない」という思いが勝ってしまうのだ。
しかし、そうして「困ってる見知らぬ誰か」を助けることに偏ってしまうため、逆に「信頼している大切な人」に対しては『あいつなら大丈夫だ』と甘え、後回しにしてしまう傾向がある。
──故にこそ、彼は見落とした。愛しき妻が抱いた暗闇を。
九つの太陽を落とし、民を救い、英雄と謳われながら、大切な妻を死の恐怖から救えなかった。それこそが、彼の自己評価を著しく低くしている最大の原因である。>>610
だからこそ、今回現界した彼は弓を置き、槍を手にした。遥か遠くの脅威を射抜き世界を救う大いなる英雄ではなく──ただ、手の届く側にいる大切な者をその手で守る1人の男として。愛する者の側に自らを繋ぎ止める「楔」として、彼はランサーの霊基を選んだのだ。
故に、聖杯に抱く願いはただ一つ。
「もう一度、嫦娥へ向き合うこと」。
今更の償いが独りよがりな、虫のいい話だということは百も承知だ。拒絶され、罵倒される覚悟もできている。
それでも彼は、もう二度と、彼女を後回しにすることだけはしないと、もう一度愛する者へと向き合うために歩み出したのだ。
特技:狩猟、弓矢作成、弓、人助け
好きなもの:恒我、逢蒙、人とその笑顔、木犀、月見
嫌いなもの:自身、悲しみ苦しむ顔、不条理な災難・事象、他者の死
天敵:天帝、逢蒙
願い:もう一度、恒我へと向き合う
【一人称】オレ【二人称】アンタ、オマエ、キミ、テメエ【三人称】アイツ、アレ
【因縁キャラクター】
嫦娥
ランサーの妻にして、誰よりも死を恐れたが故に月へと逃げた女。普段は気さくなランサーが、翳りを帯びた態度を見せる相手。ランサーからの呼び方は「嫦娥」ではなく、古い呼び名である「恒我」。
死を恐れて震える心に気づけず、地上で苦しませてしまったことを、今も狂おしいほどに悔いている。
どんな顔で会いに行けばいいのか。そもそも、会わない方が彼女にとって幸せなのかもしれない。それでも、彼女と再び言葉を交わしたいと願ってしまう。
かつての関係に戻りたいわけではない。ただ、嫦娥と、そして今も彼女自身を縛り続けているであろう「恐怖」と向き合う。そのために話し合いたい、ただそれだけなのだ。>>611
逢蒙
自身を殺した弟子にして、向き合わなければならないと考えている、もう1人。彼のことを恨んでいるのかと聞けば、「いや、別に。アイツのことを恨んじゃいねえよ」とあっけらかんに語る。確かに思うところ自体は多大にあるが、やはり大切な弟子を恨むなんてできはしない。それに、もう一度手に入れることができた大切を失うのが怖かったのだ。だからこそ、あの日、ランサーは彼の蛮行を一度は許してしまった。
玉兎
嫦娥の眷属として仕えてくれている月のうさぎ。月へと逃げた嫦娥を身近に支え、孤独から救ってくれている彼女には深い感謝を抱いている。出会えたら「嫦娥あるあるトーク」で盛り上がりつつ、嫦娥の近況を尋ねる相手。
ヘラクレス
弓を得意とし、同じ九つの首を持つ怪物を討伐したギリシャの大英雄。親近感を覚える相手であり、一緒に酒を酌み交わしたいと考えている。
ラーマ
妻を愛していた幼い姿の時が最盛期と語るインドの大英雄。境遇や「妻への愛」という点で、ランサーにとっては眩しく、心から応援している相手。
【コメント】
人の身に堕ちながら、変わらず神の視点を持っていたが故に、大切を見落とした男。
中秋節だったので。嫦娥を考案してた頃からうっすらと考えてはいた方。アーチャー以外で作れないかなー、と考えた結果、死因で無理やりランサーにしましたが、かなりトンチキな形に仕上がった気がします。
イメージソングは「BUMP OF CHICKEN/天体観測」リクエストサーヴァントです
【元ネタ】『偉大なる王』及び『大鴉』
【CLASS】ライダー
【真名】王(ワン)
【性別】雄
【身長・体重】330cm・326kg
【容姿】額に「王」、首筋に「大」の模様を持つ巨大なトラ。黒い大鴉が傍に仕える。
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力A+ 耐久A+ 敏捷B+ 魔力E 幸運C 宝具C+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
本来のランクはより低いと思われるが、大鴉の影響か上昇している。
騎乗:EX
あらゆる乗騎を乗りこなす…というよりもライダー自身が乗騎である。
但し気安く人を乗せる事は無いだろう。>>613
【固有スキル】
密林の裁定者:A
山の霊の代行のように崇められたライダーのスキル。
悪属性への特攻効果、山や森でのステータスの上昇効果を持つ。
聖なる蓮華:A
ライダーの雄叫びにより咲き誇る聖なる蓮華。
自陣営の弱体効果解除、回復効果。
ネヴァーモア:A
ライダーの霊基を補完する形で共にある大鴉の言葉。
その言葉を聞く者の過去への念を強め、精神的重圧を掛ける。
また魔術的な効果として対象の耐久を減少させる。
動物会話:A
言葉を持たない動物との意思疎通が可能。動物側の頭が良くなる訳ではないので、あまり複雑なニュアンスは伝わらない。
ライダーは動物なので人間を除いた自分より格下の生物に命令を下すことが可能。>>615
【解説1】
ニコライ・バイコフ著『偉大なる王』に登場する額に「王」、首筋に「大」の模様を持つ巨大な満州トラ。
物語はワンの誕生から描いていく。母虎に妹と一緒に狩りの仕方等を学んでいく。
父虎もまた「王」「大」の模様を持っており、ワンはそれを継承していた。
育つと独り立ちし、自分よりも小さな生き物の俊敏性、対峙した人間の古老の精神力といったものに感銘を受ける。
また土地の人々はワンを山の霊の代行者のように崇め、ワンは森林の王とされた。
やがてワンは雌虎と愛を育んだが、その雌虎は人間により殺され、その人間はワンにより殺された。
ワンの中から人間たちへの畏敬の念は消え、それから後、他国より来た人間たちにワンの故郷の森は伐り拓かれ、密林は焼かれた。
ワンの中に人間たちへの憎悪の念が芽生えたが、尚かつて敬意を抱いた古老への念は持ち続け、生きていた。
しかしある時ペストに掛かった動物を喰らい体調を崩した時、妻を人間に捕らえられ、それを助けようと向かい
その人間を殺しながらも銃弾を胸に受けた。
ワンは更にそこにいた老猟師に襲い掛かろうとしたが、そこにかつての古老が現れ自らを捧げようとした。
古老の意思を尊敬していたワンはその場を立ち去り、そして命を落とした。
『偉大なる王』は最後に密林の言い伝えを記す。今でもワンは深い眠りにつき、体は化石となり、密林に君臨しているという。
ワンが目覚めればその力強い声は山に響き渡り、天地は震え聖なる蓮華の花が咲くといわれる。>>616
【解説2】
エドガー・アラン・ポー著『大鴉』に登場する「Nevermore」とだけ喋る大鴉。
『大鴉』にて恋人を失った主人公の下に現れパラスの胸像の上で羽根を休める。
主人公の問いかけに「Nevermore」とだけ答え続け、主人公を少しずつと狂気に陥れる。
大鴉は「死者を悼む、終わりなき追憶」の象徴とされる。
また悪魔の鳥、冥府からの使者、凶兆の鳥とも。
【人物】
故郷を奪って行った人類への怒りを持ち、気安く近づきはしないのだが、敬意を抱かないという訳ではない。
強い精神性を持つ人間には敬意を表し、手を出さないという選択をする事もある。
傍にいる大鴉については故郷への念を強くさせるのは構わないのだが、時々鬱陶しくなる事もある。
【コメント】
虎版ロボをイメージしていたのですが、実際読んでみると古老には一定の敬意を抱いていて中々意外な精神性をしていました。【元ネタ】史実 第二次世界大戦
【CLASS】アサシン
【真名】ボニファス
【異名・別名・表記揺れ】ウルトラ、ウルトラ・シークレット
【性別】可変
【身長・体重】183cm・76kg(情報工作次第で変化可能)
【外見・容姿】どう見てもジェームズ・ボンドです。本当にありがとうございました。(情報工作次第で変化可能)
【地域】英国(主な活動地域はドイツ)
【年代】20世紀
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力- 耐久- 敏捷- 魔力- 幸運- 宝具C++ (宝具以外は変身した姿に応じて調律される)
【クラス別スキル】
気配遮断:E~A+
宝具『幻想在りき機関の欺瞞』の効果によって気配遮断のランクは上下する。>>619
【固有スキル】
自己改造:A
自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。
このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。
変化:A-
自分の姿や性格を人口に膾炙されるイメージ通りに変身させる能力。
ボニファスの場合は宝具と連動する為、思い通りの形を得る為には情報工作という工程を挟む必要がある。
諜報:A+
このスキルは気配を遮断するのではなく、気配そのものを敵対者だと感じさせない。
親しい隣人、無害な石ころ、有能な側近などと勘違いさせる。
A+ともなれば味方陣営からの告発がない限り、敵対していることに気付くのは非常に難しい。
数学的思考:A++
冴え渡る計算によって、彼は常に最適最善の行動を取ることができる。
その思考能力は戦闘にも転用され、さながら銀幕のスターが暴れまわるが如き派手派手しい戦いを現実のものとする。
だが、その本領は数学的思考による謎(エニグマ)の解体――転じてあらゆる情報欺瞞の分析・看破である。>>621
【宝具】
『幻想在りき機関の欺瞞(ザ・ウルトラ・シークレット)』
ランク:C++ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
暗号解読を主軸とした諜報機構の実態を隠す為に流された『MI6に所属するスパイマスター・ボニファス』という欺瞞情報が宝具にまで昇華されたもの。
ボニファスにMI6のエージェントという形・概念を与え、霊基を安定させる宝具。
現代で召喚されたボニファスの容貌がジェームズ・ボンドを思わせるものになり、銀幕の映像のような過激な戦闘をも可能と成さしめているのは、この宝具の力の一端――より正確に言えば人々がMI6のエージェントとしてイメージする中で最も有名なのがジェームズ・ボンドであるから――である。
風貌や所持品、人格なども人々のイメージに沿う範囲で変化するため、ボニファスに関する欺瞞情報を人口に膾炙させる事で、風貌・所持品・人格などを狙った形に変化させる事も可能。
仮にMI6が生まれる以前の年代や英国の存在が知られていない地域に召喚された場合、召喚直後の容貌・服装は現地に溶け込んで違和感がない範囲、かつ英国(英国成立以前ならブリテン島出身)の諜報員という設定と不整合がない範囲でランダムに決定される。
この場合は、情報工作による自身の変化がより重要なものとなるだろう。
下準備こそ必要だが、姿形はおろか所持品・能力・人格さえも狙った方向に変化させられる万能性を持った変身宝具。
反面、真名が発覚した瞬間、この宝具は消失し、ボニファス自身の霊基も霧散するという特大のデメリットを内包している。
この弱点の為に、ボニファスはマスターに大してでさえも自らの真名や正体を隠した上での活動を強いられてしまう。
十重二十重に虚偽を重ねようと真実が見破られれば無意味。
この宝具なくして英霊ボニファスは形を得る事は出来ず、現世に留まる事も叶わないのだ。>>623
【解説】
第二次世界大戦中、英国の政府暗号学校(GC&CS)において敵の暗号通信などを解読した情報報告。
後にウルトラとラベリングされた暗号解読の価値を鑑み、情報源を誤魔化すために作られたカバーストーリー。
それこそがボニファス――ドイツに諜報網を張り巡らせたスパイマスターという設定で創作された人物である。
第二次世界大戦中、英国政府通信暗号学校――GC&CS、後のGCHQ――はブレッチリー・パークを中心としてドイツ軍の暗号通信を解読していた
こうして得られた情報をそのまま「暗号解読によって入手した」として配布すれば、ドイツ側にエニグマその他の暗号が突破されていることを悟られる危険がある。
そのため英国側では、解読情報をあたかも人的諜報(ヒューミント)によって入手したかのように見せるための偽装が行われた。
その際に創作されたスパイの元締めがボニファスである。
ブレッチリー・パークの公式資料では、暗号解読により作成された情報報告はMI6へ送られ、その際にボニファスという架空のスパイからもたらされたものとして扱われることがあったと説明されている。
また英国国立公文書館も、第二次世界大戦期の暗号名の一つとしてボニファスの名を明記している。
すなわち、そこに記録されているのは一人の超人的スパイではなく、暗号解読によって得られた情報に与えられた架空の情報源であった。
この名称が選ばれた経緯については、1940年6月5日、解読情報の配布方法について話し合われた時期が、ドイツへの布教で知られる聖ボニファティウスの祝日に当たっていたため、とする証言・研究がある。
聖ボニファティウスはドイツ人の使徒とも呼ばれる人物だが、その名が選ばれたのは英国流のアイロニーの一種であろうか。
当初、ボニファスは特に陸軍・空軍関係の解読情報を覆い隠すための名前として使用された。
海軍のエニグマ情報には当初ハイドロという別の呼称が存在したが、1941年6月には高度な暗号解読情報を示す名称としてウルトラが採用され、以後こちらがより広範な呼称として定着していく。
ウルトラと名付けられた所以は、暗号解読が成功している事を英国の最高機密以上の極秘事項――すなわちウルトラシークレットと見なしていたが故だという。>>624
偽装の効果は大きかった。
連合軍がドイツ国内の高位将校や政府機関に潜入した工作員から情報を得ているかのように振る舞えば、仮に情報が漏洩しても、ドイツ側が疑うべき対象は英国の暗号解読能力ではなく英国のスパイ網となる。
実際、解読情報はベルリンの有力な情報源から得たものとして扱われることがあり、英国側ではボニファスの名を用いて情報の出所を秘匿した。
ボニファスというスパイマスターが成し遂げたとされた諜報活動は、その実、暗号を傍受した通信員、暗号を解いた暗号解析官、ドイツ語を読み解いた翻訳担当者、情報を分析した情報将校、それを各方面へ届けた連絡将校など、無数の人間の仕事を一人の架空人物へと集約したものだったと言える。
第二次世界大戦という人類史最大級の情報戦の中で生み出された、実在しないスパイ。
英国の諜報活動の真実を隠蔽し、勝利へと導いたという功績を持つカバーストーリー。
それがボニファスという架空のスパイマスターであった。
戦後も長く機密は維持されたが、F・W・ウィンターボサムの『The Ultra Secret』が1974年に刊行され、ウルトラ作戦とその実態が一般社会へと明らかにされていったことで、ボニファスという偽装もまた、その役目を終えることとなった。>>625
【人物像】
人格もまた可変。というより人格というものを一つの情報として自在に改竄するのが彼(または彼女)である。
現代に召喚された場合、大抵は人々が思い描く典型的な英国諜報員――洒脱な紳士、軽口を叩く皮肉屋、危機に陥っても笑みを絶やさない、いわゆる“銀幕のスパイ”を思わせる男性型の姿を取る。
元ネタを知る人間が見れば、どうしたってそう見えるし、本人もそれを否定せず積極的に利用する。
それがボニファスという英霊の最も効果的な利用法なのだから。
しかし、彼には誰にも明かせない絶対の秘密がある。
それは、自分が実在した一個人ではないこと。
ボニファスという名のスパイは、情報戦のために作られた虚構である。
その人物像も、経歴も、功績も、英国に潜入していたとされた諜報網も、全てが暗号解読という事実を隠すために作られた物語に過ぎない。
そして、その秘密を真に理解されることは、彼にとって死を意味する。
敵に知られても消滅する。
味方に知られても消滅する。
自らのマスターにさえ、正体を看破されれば霊基そのものが即座に崩壊し、消滅してしまう。
故に彼はマスターに対してさえ嘘をつく。>>626
彼は召喚直後からいくつもの偽装設定を用意する
出生地。所属組織。生前の経歴。得意とする武器。かつての上官。任務内容。
そしてサーヴァントとしての真名。
質問されれば、即座にその場で最も矛盾のない回答を生成する。
さらに、それが事実であると誤認されるほどに高精度な『偽の真実』を偽装工作によって作り上げる。
情報工作によって相手や周囲の認識そのものを誘導し、偽の経歴を裏付ける証拠まで用意し、必要なら人格まで変える。
そうする事で相手の疑念を躱し、偽りの真実で満足させるのである。
「彼は何者なのか?」
その問いに対して十人いれば十通りの回答が返ってくる。彼自身がそう仕向けるからだ。
あるいは十人が十人とも同じ答えを返してくる。彼自身がそうなるように架空の真実をでっち上げるからだ。
一般的なサーヴァントならば、絆を深めた相手に過去や本心を語ることもある。
だがボニファスにはそれができない。
言葉に出せない。記録にも残せない。真実を明かす事など、絶対にできない。
それを手がかりに彼自身の正体に迫られれば、彼の宝具は消失し、彼自身も現世に留まる縁を失うのだから。>>627
彼にとって自己の人格とは、他人の認識によって成立する一つの情報である。
虚偽によってのみ存在するペルソナであり、根幹に存在するのは機械的な演算に過ぎない。
その在り方は固有結界――あるいは別の世界線においてワラキアの夜と呼ばれた祖の能力(タタリ)に酷似する。
尤も、英霊として召し上げられている時点で魂を有している筈であり、機械的な演算すらも彼の被る仮面の一つに過ぎないのかもしれないが。
単なるカバーストーリーの一つが英霊の座にまで召し上げられた由来は不明。
だが、一つの仮説として、彼が神秘・隠秘の側に属するものであった、とする解釈が成り立つ余地はある。
第二次世界大戦においてナチス・ドイツに協力した魔術師達(トゥーレ協会)がいたように、英国の諜報にも魔術師の関与があったのかもしれず、ボニファスというカバーストーリーの一因に神秘・隠秘の関与があった可能性も否定できない。
何らかの魔術によって生み出された使い魔でもあった、とする解釈はロマンが過ぎるか。>>628
【関連人物】
シャーロック・ホームズ:
同郷の探偵であり、天敵。最大級の警戒対象。
真実を突き止め、暴く彼の在り方は、そのままボニファス自身の死に直結するものだからだ。
たとえ彼がボニファスを害する気がなくとも、また真実を口にしなかったとしても、気づかれた時点でボニファスは消滅してしまうのだから。
マタ・ハリ:
ボニファスが珍しく親近感を抱きながらも、決して本心を明かさない相手。
スパイもまた彼の真実を突き止める可能性の高い人物であるが故に、警戒度は跳ね上がるだろう。
……と言っても相手の正体を知らない場合、相手の諜報スキルの影響もあって脅威に思えず、女好きのロールプレイをしている間にあっさり正体を見破られて敗北する可能性も高い。
ナーサリー・ライム:
英霊としての在り方の近似から、強い同類意識がある。
童話と欺瞞工作の違いはあれど、どちらも同じ架空の物語が英霊にまで昇華されたもの。
ナーサリー・ライムからすればボニファスは愉快なミュンヒハウゼン男爵であり、ボニファスからすれば彼女は数少ない仲間意識を持てる英霊と言ったところ。
尤も、ナーサリー・ライムがあと一歩推論を押し進めれば、その瞬間にボニファスが消失してしまう、危うい綱渡りの関係性でもあるが。【元ネタ】メキシコ民間信仰(フォーク・カトリシズム)
【CLASS】ルーラー
【真名】サンタ・ムエルテ
【性別】女性
【身長・体重】155cm・39kg
【容姿】煙草を咥えた、痩せて骨ばった白い肌の美少女 時々によって色の違うローブを身に着ける
【属性】混沌・中庸、地
【ステータス】筋力D++ 耐久EX 敏捷D 魔力A 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
魔術に対する抵抗力。二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
気配遮断:A
死は当たり前に人の隣に。>>630
【固有スキル】
神性:C
その体に神霊適性を持つかどうか。
ルーラーの起源はアステカ古来の女神にあるともされる。
死そのもの:EX
ラ・ムエルテ・ミズマ。死そのものの擬人化。死そのものであるが故に即死を無効化する。
夢幻の聖人:B
「幻想の聖人」とは似て非なるスキル。女教皇ヨハンナのように存在を幻想された聖人ではなく、元々実在しない、「死」という概念の擬人化を聖人としたものがルーラーである。
聖人が関連するスキルを擬似的に獲得する。Bランクでは、本物の聖人には一歩劣る。
普遍の愛:EX
死とは普遍なるもの、絶対なるもの。それ故に彼女はあらゆる願いを聞き届ける。
生物のみならず無生物や概念にも、形あるあらゆるモノに存在する「死」を認識し、鎌で斬ることで死を与える。単純な殺傷・破壊のみならず様々な現象を起こすことが可能(例えば病気を殺.すことで病気を治す等)。原理的に言えば、「直死の魔眼」に近い。ただし自身が"死そのもの"であるルーラーの場合は特殊な視覚などは必要無く、当たり前のものとして五感全てで死を知覚できる。
願いの彩:A
身に着けるローブの色を変えることによって司る分野を切り替える。イメージ的には視界に重ねるフィルターのようなもの。認識する「死の形」を絞ることで、それらを殺.すことで実現できる現象を切り替える。
このスキルによる制御を受けなければ、知覚する「死」の範囲が広すぎるため、死を与える能力のコントロールが難しい。>>631
【宝具】
『断ち切り女神(チャルメカシワトル)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~5 最大捕捉:10人
身の丈を越える禍々しい大鎌。所謂グリムリーパーのデスサイズ。
巨大だがルーラーは細腕で軽々と振り回す。大雑把な刃で切れ味は悪いが、生体を切り裂く斬撃を直接発生させて攻撃する。斬撃は遠くまで飛ばすことも可能。対物破壊力は高くはないが、外見相応に質量があるため実のところそんなに悪くない。
無論、「死」を与える場合は物理的な切れ味は関係無い。
宝具名はアステカの冥界に住む女神の一柱。語意は「臍の緒を切る女性」。
『今来たれ至上の死(ラ・サンティシマ・ムエルテ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
図像通りの「ローブを纏った女性の骸骨」の姿の巨大な分体を召喚。纏うローブの色に応じた対象に通常より巨大な規模で死を与える。広範囲攻撃や巨大な対象への攻撃が行えることは勿論として、より巨大な世界そのものの「流れ」に影響を与えることが可能。
【Weapon】
『地球儀、天秤、砂時計、ランプ、フクロウ』>>632
【解説】
サンタ・ムエルテ。メキシコのフォーク・カトリシズム(民間カトリック主義)における聖人。その名前は「死(Muerte)」という単語に聖人の称号「聖(Santa)」を付けたもの。つまり死の擬人化を聖人とした存在。女性とされ、ローブを纏い鎌を携えた骸骨の姿で表わされる。
あらゆる願いを叶えてくれるとされ、良い願いだけではなく悪意ある願いをも聞き届ける存在として、一般市民から犯罪者に至るまで幅広い社会階層の人々に信仰されている。カトリック教会からは正式な聖人としては認められず、悪魔崇拝として非難されているが、サンタ・ムエルテの信者達の多くはサンタ・ムエルテをカトリック信仰の一部と見做している。
サンタ・ムエルテ像の彩色は様々であり、色によって司る意味合いが変わるという。供物としては花、果物、香、水、酒、硬貨、キャンディー、蝋燭などの他に、葉巻やタバコも捧げられる。
「痩せた少女」「可愛い少女」「聖なる少女」「白い少女」「白い貴婦人」「黒い貴婦人」「影の貴婦人」等の様々なあだ名で呼ばれる。
その起源はコロンブス以前のアステカの信仰に由来するともされるが、諸説あり判然としない。その信仰は20世紀までは秘密裏に行われるものであったが、21世紀に入ってからは公的なものとして拡大し続けている。
色白のひどく瘦せた美少女。目の下には深い隈が出来ている。よく煙草を咥えているが、合法的に喫煙可能な年齢なのかは不明。…というか煙草自体が合法の物なのか不明。
恐ろし気な外見とは裏腹に、優しく屈託が無く親しみやすい。度を越えたレベルで誰にでも親切で寛容。善悪や立場に関係無く誰の言うことでも平等に聞く。流石に「求められれば何でもする」というほど分別が全く無いわけではないが、真剣に頼まれれば大体二つ返事。ある意味では聖母、聖職者らしい在り方ではあるが、暴力的なことや享楽的なこと等に対しても全く抵抗感が無いのが問題。願いの範疇で「より良い」結果に導く気はあるが、大局的・客観的に見て「より善い」結果に導くとは限らない。とにかく良くも悪くも何事にもこだわらない性格。
人外の危うい性質を持ちながら、あまりに人間に受け入れられやすい。その矛盾する性質はまさに人間社会における「死」そのものの鏡写し。死は恐れるべきものではない…隣人として親しむべきものなのである。>>634
《固有スキル》
◆夢幻の聖人:B(CT8~6)
自身のBusterカードのスター集中度をアップ(3ターン)&Busterカードのクリティカル威力をアップ(3ターン)&毎ターンスター獲得状態を付与(3ターン)
◆普遍の愛:EX(CT8~6)
自身の攻撃力をアップ(3ターン)&無敵貫通状態を付与(3ターン)&即死付与成功率をアップ(3ターン)&NPを増やす
◆願いの彩:A(CT7~5)
【効果を選択可能・同じ効果を連続で選ぶことは出来ない】
【緑】
自身の宝具タイプをQuickに変化させる(3ターン)+味方全体のクリティカル威力をアップ(3ターン)&即死耐性をアップ(3ターン)&無敵状態を付与(1ターン)+スターを獲得
【青】
自身の宝具タイプをArtsに変化させる(3ターン)+味方全体の宝具威力をアップ(3ターン)&NPを増やす&強化解除耐性をアップ(3ターン)+敵全体の攻撃強化状態を解除
【赤】
自身の宝具タイプをBusterに変化させる(3ターン)+味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)&防御力をアップ(3ターン)&弱体状態を解除+敵全体の防御強化状態を解除>>635
《宝具》
『今来たれ至上の死(ラ・サンティシマ・ムエルテ)』
ランク:A 種別:Buster(Quick, Arts)
【宝具タイプがQuickの時】
自身の宝具威力をアップ<OC>(1ターン)&スキルチャージを1つ進める+敵全体に〔悪〕特攻攻撃[Lv]&確率で即死<OCで確率アップ>
【宝具タイプがArtsの時】
自身の宝具威力をアップ<OC>(1ターン)&スキルチャージを1つ進める+敵全体に〔秩序〕特攻攻撃[Lv]&確率で即死<OCで確率アップ>
【宝具タイプがBusterの時】
自身の宝具威力をアップ<OC>(1ターン)&スキルチャージを1つ進める+敵全体に〔人の力を持つ敵〕特攻攻撃[Lv]&確率で即死<OCで確率アップ>
《性能》
万能型サポーター兼全体即死アタッカー兼特攻宝具アタッカー兼Busterクリティカルアタッカー。万能家。
第三スキルの効果はどれも強力かつ多岐に渡るが、同じ効果を連続で選ぶことは出来ないという制約付き。強力な効果を短いCTで回せるのが強みだが、必要な時に必要な効果が手札に回って来るとは限らない。また宝具の特効が切り替わるため幅広い敵に対応可能だが、こちらも第三スキルに依存することに注意。宝具で何色を選ぼうともクリティカル強化に関してはBuster限定で、第一スキルを使えば否が応でもBusterカードがスターを吸ってしまう。>>633
何故「死」が万能の願いを聞き届けるものになるのか?について考えて、直死の魔眼が病気を斬ったり未来を斬ったりしたことを思い出したのがアイディアの中核
漠然とした万能ではなく、理に適った「願いを叶える能力」を持ったサーヴァントとして成立させられたのではないでしょうか【元ネタ】『悪霊』及びスラヴ伝承
【CLASS】キャスター
【真名】ニコライ・スタヴローギン
【性別】男性
【身長・体重】178cm・69kg
【容姿】黒髪の美しい青年。その目に希望の光は無い。
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷D 魔力B 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”を形成する事が可能。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。
精神に干渉するアイテムを好んで作成する。>>640
【解説1】
フョードル・ドストエフスキー著『悪霊』、その全編の主人公。
ニコライ・フセヴォロドヴィチ・スタヴローギン。
類い稀な美貌、並外れた知力・体力、そしてカリスマ性を併せ持つが、徹底したニヒリスト。
信念を持たず周囲の人々を操っていくが、当人も最終的に自身の虚無、救いの無さ故か自害する。
過去に少女を自殺に追い込んだという秘密を持つ。
作中では革命家ピョートルはスタヴローギンを革命組織の中心に祭り上げようとする。
建築技師キリーロフはスタヴローギンの影響によって
「神の意に従わず我意を完全に貫けば、神の非存在、自分が神となることが証明される。完全な我意とは自害である」
という独特の人神思想を持つ。
スタヴローギン家の農奴の息子シャートフはスタヴローギンの影響によって汎スラヴ主義の信奉者となる。
このように多くの人物に影響を与えている。
【解説2】
スラヴ地方に伝わる吸血鬼クドラク。吸血鬼ハンタークルースニクと戦う宿命にあるという。
黒い狼の姿をしており、真の正体は悪の魔術師であるとされる。>>641
【人物】
心の奥底では救いを求めつつも差し伸べられる手の価値すら信じきれない虚無的人物。
罪を犯す事に喜びを感じながら同時に罪悪感を感じる屈折した人格。
大抵の場合自らの罪悪感、自己嫌悪に苛まれて自滅に向かっていく。
【コメント】
深く付き合わない内は魅力的に見えるが…みたいなイメージの人。【元ネタ】佐渡おけさ +手塚治虫『おけさのひょう六』
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】おけさ
【性別】女性
【身長・体重(人)】155cm・50kg
【体長・体重(猫)】47cm・5kg
【属性】混沌・善
【副属性】地
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷A+ 魔力E 幸運C 宝具E
【クラス別スキル】
気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
とは言え踊る際にこれを用いる事はあり得ないが。>>644
【宝具】
『おけさ踊り(さどのおけさかおけさのさどか)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:見えるなら 最大捕捉:見る者全て
どちらの姿の時であれ、
視界に入れる者の興味関心を(諷刺対象には敵意を)喚起する踊り。
ただ見物するだけにせよ、攻撃を仕掛けるにせよ、
踊りが中断/終了しない限り意識を逸らす事はできない。
歌によっても同様の効果が得られ、
また踊りが見えていない者の興味を呼び招き寄せる事も可能となるが、
踊りを伴わない歌単品では格段に効果(抵抗難度)が落ちてしまう。
歌の方はさすがに猫姿でも同じようにとは行かない …聞く者によっては
節のついた鳴き声へ、通常の歌以上に惹きつけられるかもしれないけれども。>>645
【Weapon】
爪と牙を持つが、攻撃能力はただの猫並。人を引き裂く怪物的な力は無い。
相手を倒したいのなら、踊りを見てる隙に契約者なり同盟者なりがやるべし。
どちらの姿であっても、踊る時には編み笠をかぶっている。
【解説】
佐渡のおけさ踊り、その起源伝説のひとつである
可愛がってくれた主への報恩に歌や踊りを披露した猫。
または、この猫が化けた美貌・美声の女性。
手塚治虫の『おけさのひょう六』においては、
元々は貧農のひょう六が踊りの名人であった。
白猫のチリと共に暮らすひょう六は周囲に名の知れた踊りの名手、
ことに領主・役人を風刺し面白おかしく踊る様が大変に好評であった。
やがて当の領主が彼を呼び寄せ踊らせると、ひょう六はいつも通りに
当人の前で色狂いや収賄の様を踊って見せ、だが領主は穏やかだった。
表面上は、である。>>646
ひょう六は踊りを、人々は見物を禁じられる。それでも彼は踊り続け、
やがて遠国から来た元遊女のおけさが弟子入りし共に踊るようになる。
だが役人は彼の片目を斬り、それでも踊りを止めないともう片方も切り、
踊れなくなったひょう六の意思を継いだおけさが一人でも踊り続けるが
領主配下に攫われた上に人買いへ売り飛ばされ、ひょう六の前から消えた。
残されたひょう六はおけさの名を呼び続けるが、当然彼女が戻る事は無い
……筈だが何故か戻り、ひょう六は涙しながら“おけさ”を抱きしめる。
その日以降も人々は“おけさ”の踊りを見るようになる―――
が、彼らの眼に映るのは、笠を被った白猫が踊る様子であった。
一人ひょう六だけが真実の姿を知らずにいる中、白猫の踊りは
かつてのひょう六と同様、或いはそれ以上の大評判で広まった。
止めようと何度役人が来ても、白猫は軽くかわして踊り続ける。
年月が経ちひょう六が“おけさ”に看取られ亡くなった後、
白猫も縁の下で亡くなったという。「キャスター、ペルディクスと申します〜。正式には彼の母親ですけどね。え?キャスターじゃなくセイバー?…まぁそれはそれとして、ところで聞きたいのですが、あのお兄様(ク.ソ野郎)は何処に?」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】セイバー
【真名】ペルディクス
【性別】女性
【身長・体重】156cm・47kg
【肌色】肌色 【髪色】グレー 【瞳色】ライトブラウン
【外見・容姿】古代ギリシャの服と機工師の服を折衷したのを着ているミディアムボブの女性。側に特徴的なヘッドギアを始め所々鷓鴣をモチーフとしたアンドロイドがついてきている
【地域】古代ギリシャ
【年代】神代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:D++ 耐久:C+ 敏捷:C 魔力:B 幸運:D 宝具:C+>>648
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない
陣地作成:B
本来はキャスターのクラススキル。魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”を形成する事が可能。
忘却補正:B
名工の嫉妬のせいで子供が悲劇にあった出来事を、母は決して忘れない>>648
【固有スキル】
ダイダロスの血筋:A
セイバーの系譜は混乱しているが、アテーナイの王族に属し、クレーテー島の迷宮ラビュリントスの建設者として名高い建築家、工匠、発明家であるダイダロスの親族という点では一致している。Bランク相当の道具作成、一意専心、概念改良の複合スキル
女神の加護:B
女神アテナの加護。伝承においてペルディクスは落下死する寸前に女神アテナに受け止められたとされる。セイバー自身が戦うためのステータスアップや戦闘力アップに加え、セイバー自身の消滅以外の何等かで後述の宝具が破壊された場合、すぐさま女神の助力が入りバックアップが発動し記憶を始め復元が行われる。
儚き親子の絆:EX
10世紀頃の書物『スーダ辞典』にてその記述が残されており、アテーナイのアクロポリスの近くに「ペルディクスの聖域」と呼ばれる場所があり、伝承において我が子の悲劇に悲しんだ母親は自ら命を絶つ。その出来事に憐憫を抱いたアテーナイ人はペルディクスの聖域を造営して、彼女を崇拝した
人々の信仰によって築き上げられたその親子の絆は、何よりも強く今度こそ誰にも奪わせない。>>650
【宝具】
『悲劇の親子、母の憤怒(アグリオス・ペルディクス・タロース)』
ランク:C++(/EX) 種別:対人/対ダイダロス宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人
親子の絆、子の悲劇の伝承、そして母の怒りが混ざり合って具現化した宝具
通常時は外見にも記載されている通りのアンドロイドだが、宝具の発動と同時に似ても似つかぬ凶悪な超巨大殺戮マシンに変形し、敵を殲滅する。通常の超巨大な怪力を始め、様々な武器が内蔵されており、状況によって使い分けて敵対者を葬る。その中には擬似的な太陽光レーザーも搭載されており遠距離攻撃にも対応している。
メタい話でありゲーム上基本的に使用されないが、もし相手がダイダロスだった場合、ランクがEXになりどれだけひどく損傷しようと必ず追跡して葬るダイダロス絶対許さないマシーンとなるだろう。
余談だがなぜ超巨大な殺戮ロボットになるのかはわからないが、自身の息子の名前がかのクレタの青銅の巨人兵器の名前と同名でありそれが混同されてしまったとされるらしい。
【Weapon】
『チェーンソー』
セイバーはチェーンソー自体発明していないが、倒したときの感覚がスタイリッシュな爽快感を感じるからしい。後述の鋸と合わせて二刀流だったりそれらを使い分けるが、基本的にこれがメイン
『鋸を始め様々な発明品』
『悲劇の親子、母の憤怒(アグリオス・ペルディクス・タロース)』
工具や武器が内蔵されており、通常時はセイバーをアシストするアンドロイド。彼女はそれを実子のように慈しみをもつ。果たして子の技術と記憶を機械に移したものなのか、あるいは子が機械そのものになったのかは定かではない>>651
【解説】
ギリシャ神話に登場する名匠ダイダロスの親戚及び弟子であり、鋸の発明者とされている。セイバーはダイダロスのもとで弟子として働き、ダイダロスから教わったことを理解するだけでなく類まれな才能を発揮した。あるとき魚の背骨あるいは蛇の顎を使って細い木を挽き切ることを思いつき、尖った歯の列の模型を作り鉄片から作成して鋸を発明したとされる。
その他にも鉄製の脚を作り、一方の脚を固定することで円を描くコンパスを発明したり轆轤など仕事に役立つ幾つかの発明を行ったが、ペルディクスの才能に嫉妬したダイダロスは、ある時アテーナイのアクロポリスからペルディクスを突き落とした。それに気づいた女神アテナはペルディクスを受け止めて鷓鴣(シャコ)に変えた。原典では息子とされているがサーヴァントにおいて何故か女性として召喚されている。
正式には召喚されたのはダイダロスの姉妹でありペルディクスの母親。実はペルディクスは彼女の方であり、息子の名前はペルディクスではなくタロスであったとされる説もある。>>652
【人物像】
基本的に職人肌ではあるものの、兄とは違い意外とフランクで親しみやすい性質を持ち、母親としての面も持ち合わせている面倒見のいい女性
その一方で嫌いなものに対しては辛辣になって口調が悪く毒舌になり、特にダイダロスに関しては生前のことを許していないのか態度が悪化しやすく、塩対応の他にも密かに研究して報復兵器を作って発明したりするなど、虎視眈々と復讐を目論んでいる
子の代わりに母が呼ばれたのは定かではないが、、彼女にとって我が子をもう二度と悲劇に合わせたくないし、失いたくないおそれがあるのかもしれない。
「それはそれとして子のスキルや技術を親が使うってなんか複雑ね…。後、何で私セイバーなのかしら…?」と、彼女は苦笑いする。
好きなもの:まだ見ぬ発明や技術、我が子
嫌いなもの:嫉妬、嫉妬して他者を陥れたり葬ろうとする存在、背後に立たれること
天敵:ダイダロス
願い:ダイダロスにあのことを謝ってもらう、そしてスクラップしてしばく
【一人称】私【二人称】貴方【三人称】あの人、彼、彼女、あいつ>>653
【因縁キャラクター】
ダイダロス
自身の兄。通常時はお兄様と呼んでいるが、機嫌悪いときや時折お兄様(ク.ソ野郎)だったりそのまま呼びだったりする。セイバーは彼の技術に尊敬や敬意を払っているが、生前嫉妬して我が子を突き落として殺そうとしたことに関しては許していない。そのため近づけてはいけない。
「あら、いかつい腕型の機械になったのですねお兄様?その女誰だか知りませんが、それごとスクラップし二度と修復できないように今すぐ微塵にしましょうかしらね?」
イカロス
上記の息子であり、面識はないが自身にとって甥に当たる人物
彼の墜落死に憐れみつつも、半分は父であるダイダロスのバチが当たったから代わりに命を落としたんだだからある意味自業自得だと愚痴っている
【コメント】
刃物に関わり、鋸を発明したとされることから(セイバー感やそれ要素のない)セイバー。ダイダロス実装されたことからその関係者を作成してみました。ダイダロス絶対許さないウーマン【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】アブラモ・コロルニ
【異名・別名・表記揺れ】ユダヤ人のダイダロス、新たなるダイダロス、エスペリア(スペイン)のダイダロス ユダヤ人のレオナルド(ダ・ヴィンチ) ユダヤ人のミュンヒハウゼン(ホラ吹き)男爵、秘密の教授
【性別】男性
【身長・体重】175cm・70kg
【外見・容姿】ルネサンス期の学者・宮廷技師を思わせる男。衣服の随所に工具、計測器、筆記具、暗号盤、仕掛け武器、その他諸々の器具を仕込んでいる。
【地域】イタリア(神聖ローマ帝国)
【年代】16世紀後半
【属性】中立・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運A 宝具EX>>656
【固有スキル】
対魔力:EX
彼が持つ唯一の神秘である魔除けの異能。敵対的なものであれ友好的なものであれ、魔術的な干渉は全て彼から逸れていく。
魔術という概念、神秘に全く愛されていないとも言える。
高速設計:B
かのダイダロスにも擬えられたエンジニアとして有するスキル。
自他問わず、あらゆる人間の発想や想像を瞬時に理解し、設計に落とし込む能力。
それを形にするための基幹技術から細部の設計まで瞬時に把握する。
理論上は大抵の技術障壁を突破しうるが、実際のモノ作りにおいては、必要な技術や設備は全て手ずから用意せねばならない。
文明レベルがかけ離れた品を作るには、非現実的といえるほどのコストと時間がかかるだろう。
イリュージョニスト(偽):A
魔術に頼らない、純粋な技量としての幻惑スキル。稀に優れた技巧の持ち主が(真)として獲得することもある。
見えないもの、あるはずのないものを見させる、あるいは体感させる。
奇怪な現象を披露した逸話が多々あるが、本人はこれを自然魔術・自然学的な技術として説明し、手品の種を明かす事もあった。
同時代の伝聞にはカバラや黒魔術によるものだとするものもあるが、本稿ではあくまで技術に基づいた奇術であると設定する。>>657
数学的思考:A
冴え渡る計算によって、彼は常に最適最善の戦闘行動を取ることができる。
かつて身につけた剣術をベースとして、幾何学に基づいた人体動作、作成した様々な器具・仕掛け武器の行使、さらに奇術をも加えて敵を翻弄する。
言わば、剣術・数学・工学・奇術の合わせ技。
全く新しい戦闘スタイルとコロルニ本人は自称するが、カリオストロの幻影と東方武技(自称)を組み合わせた戦闘スタイルに酷似している。
……むしろカリオストロのそれの方が洗練されているのは内緒だ。
暗号術:A
暗号を作成・解読する技術。
隠されたものを暴くスキルとしても機能し、幸運判定に成功すれば魔術や宝具等によって厳重に隠蔽された真実をも見抜く。
彼自身に魔術の素養はなかったが、魔術・錬金術・占術など神秘学の文献を読み解いた経験は、暗号の解読や作成を行うスキルとして昇華された。>>658
【宝具】
『大脱走に至る鍵(クラヴィクラ・サロモニス)』
ランク:EX 種別:対神秘宝具 レンジ:不明 最大捕捉:不明
彼の巧みなる脱出・脱走術と、彼自身の「人知の及ぶ範囲において、技術が魔術に劣るわけないだろ!!」という信念・妄執を所以とする宝具。
真名は彼が翻訳したとされるソロモン王縁の魔導書の名から取られているが本質は真逆。
すなわち神秘の構造を解読し、技術によって実現可能なものとして理論化する宝具である。
『人類が行うあらゆる魔術を無効化し、また配下に納めた』というソロモン王の指輪にも似たる力を、ただ頭脳のみで成し得るもの。
人の扱う神秘の尽くを暴く鍵。
真名を開放する事で、未だ人類には神秘・隠秘でしか辿り着けない境地がある――その牢獄(道理)から脱走し、工学的な技術のみで宝具や大魔術と同等の事象・現象をもたらす事が可能となる。
より正確には、人が持つ物理的・魔術的・概念的・その他諸々の“縛り”を、未解明が生み出す誤認であると位置づける事で突破し、結果のみならずその過程をも技術により実現可能なものへと貶める。
星の開拓者とは似て非なるものであり、神霊由来の神秘に対しては効果を発揮しない。
あくまで人の認識に由来する縛りを解体し、技術で実現する道筋を立てるものと言える。
なお、実現できるかどうかは費やすリソース次第。
故に、超越的な神秘を技術化しようとした場合、大抵「理論上は可能だが実際は机上の空論」といった具合に落ち着く。
ちなみに、紐解いた神秘を実際に器具として形にしなかった場合も、対象とされた神秘は構造を解き明かされ、技術で再現可能なものと位置づけられる事で劣化する。
魔術師からすると最悪な宝具。>>659
巌窟王の『虎よ、煌々と燃え盛れ(アンフェル・シャトー・ディフ)』とは性質・特性は違えど本質的には法則の超克という点で近しい。
その近似性は、彼と同じく脱走者としての逸話に紐づく宝具である為か。
【Weapon】
『変形する仕掛け武器』
自身が発明したと伝えられる多目的装備。召喚直後は以下の三種類の武器を所持し、適宜使い分けながら相手を幻惑する。
・短剣/剣/クロスボウ/フセット(特殊短剣)の形態に変形する武器。
・杖/槍/剣/スピンドルの形態に変形する武器。
・圧搾機/燭台/火縄銃/焼串の形態に変形する武器。
召喚後に他の武器を作り上げる事も可能だが、それらは神秘を帯びない純粋な技術の産物となる為、神秘を帯びない攻撃を受け付けない対サーヴァント戦では殆ど役立たない。>>660
【解説】
16世紀イタリア、マントヴァに生まれたユダヤ人の技師にして発明家。数学者にして暗号学者。錬金術師・奇術師とも伝えられる。
各地を渡り歩いて身につけた知識・技術を提供し、対価を受け取る事で生計を立てた山師的な人物。
当時から毀誉褒貶が激しく、卓越した賢人・技師として評価する者もいれば、単なる詐欺師として猜疑の目を向ける者もいた。
幼少期から機械技術に強い関心を示し、父から多方面にわたる教育を受け、さらに剣術まで身につけたと伝えられている。
後にはゴンザーガ家、エステ家などの宮廷に出入りし、軍事技術から演芸まで、求められたあらゆる知識を商品として提供した。
特に名高いのが武器製造と軍事工学である。
フェラーラでは連発可能な火縄銃・火器を考案したと伝えられ、トマーゾ・ガルツォーニは一度の装填で四、五発を連続して発射できる銃についてコロルニの発明として記している。
アレッサンドロ・タッソーニも、アルフォンソ2世の技師が一度の装填で十発を撃てる火縄銃を二千挺製造したという逸話を残しており、その人物をコロルニとみなすことには十分な根拠がある。
(同時代にはマルコ・アントニオ・ヴァルグラーナによる先行例も存在するため、世界初の発明者というわけではない)
マントヴァでは軍事建築家としても活動し、ガルツォーニはコロルニの築いた防御施設について「一個軍団がごく短時間のうちに姿を消して避難できる」ほどの優れた構造であると賞賛している。
また火薬や硝石の製造にも深く関わり、後年には硝石生産の大規模な方法を有すると自称してヴュルテンベルク公の強い関心を引いた。
実際にプラハやフェラーラで硝石・火薬製造に携わっていたことが記録されている。
さらに恐るべきことに、1590年代末には毒物を利用する兵器の構想まで売り込んでいる。
ヴェネツィア当局やモデナ公に対して、一撃で多数の人間を死に至らしめる毒物――極端な例として教会に集まった信徒の群れさえ殺.害できる――及びその解毒剤を提案した記録がある。>>661
彼はまた、数学と計測にも異常な執着を見せた。
未刊となった『エウティメトリア』では、鏡を利用した距離測定、各種の測量器具、機械装置、旅行用馬車の走行距離を計測する機構などを論じている。
とりわけ馬車用の走行距離計、すなわち初期のオドメーターにあたる装置は、彼自身が構想したことをタッソーニが証言している。
そして彼の名を異様なものにしたのが、魔術師としての一面である。
宮廷の祝宴でコロルニはマジックを披露し、木の実を宝石や真珠へ変え、隠されたトランプの札を言い当て、絵に描かれた動物を飛翔させ、黄金の鎖を生きた蛇へ変えたとガルツォーニは証言している。
コロルニ自身はこれらを悪魔の力ではなく、自然の秘密を利用する自然魔術だと説明していた。
彼はガルツォーニにいくつかの奇術の種明かしまで行っていたとされ、魔術と言うよりは現実の物理法則を利用した奇術・技術であったと解釈される。
また、皇帝ルドルフ2世のために鏡を組み込んだ小箱を作り、生きている者や死者の姿を見ることができると謳ったという。
現代の研究では、その正体について歪曲鏡やアナモルフォーズ、円筒鏡などの光学的技巧が候補として挙げられているものの、具体的な仕組みは確定していない。
暗号術にも名を残しており、プラハで暗号術書『スコトグラフィア』を刊行している。
これは外交文書などを暗号化するための方法をまとめた書物であり、多言語で使用できる暗号体系を提示したものであった。
コロルニは魔導書『ソロモンの鍵』の翻訳者としても知られる。
16世紀末以来、コロルニはヘブライ語の『ソロモンの鍵』をイタリア語へ翻訳した人物とされてきた。
この伝承は長く疑われてきたが、現代の研究により16世紀のイタリアにヘブライ語版が存在した証拠が提示され、コロルニの翻訳伝承に一定の蓋然性を与えている。>>662
さらに彼の名を伝説的なものとしているのはどんな牢獄からも脱獄できる者としての逸話である。
1588年、ポーランド王位を巡る争いで捕らわれていたオーストリア大公マクシミリアンを救出するため、彼の脱獄術が皇帝ルドルフ2世に注目された。
実際には交渉によって大公の釈放が決まり、コロルニ自身が救出作戦を実行することはなかったが、その後も『どのような錠前や閂があっても牢から脱出できる男』という評判は残り続けた。
後にコロルニ自身がその伝説を実証し、ヴュルテンベルクで公爵に拘束された折に監視下の状態から脱走。
少なくとも4000グルデン相当の報酬を持って逃亡し、追手を振り切ってマントヴァへ帰還したという。
死因は熱病とされるが、後世には毒殺説も生まれた。現代の研究でも毒殺の可能性については決着していない。
同時代のユダヤ人学者アンジェロ・アラトリーニは彼を『新たなるダイダロス』と称し、後の称賛詩では『エスペリアのダイダロス』として神話化された。
この呼称は、単に発明家だったというだけではなく、技術・数学・奇術・秘密知識を一身に兼ね備えた万能人としてのコロルニ像を象徴するものと言えよう。>>663
【人物像(独自設定)】
外交的・能動的・強気。
多種多様な知識を身に着けた才人であるが、それ以上に洒脱な会話や自らを売り込む事に長けた山師的な人物。
華やかな場所を好む。生前の時点でも宮廷で技術を披露し、人を驚かせ、王侯貴族との会話を楽しみ、自分の知識を売り込むことを厭わなかったように。
生前は技師、発明家、奇術師、外交的仲介者、商人と、必要とされる場所においてその役割を様々に変えたが、サーヴァントとして召喚された場合も時代や状況に合わせて自らの技能を最大限に発揮してくれる。
その一方で、分不相応なまでに過剰なプライドの持ち主でもある。
生前も自分の技術を単なる大道芸や詐術として扱われることを嫌い「自分の術が単なる嘘や欺瞞であるはずがない」という趣旨の自己認識を示している。
だが、理論上は可能な事と実際に完成させられる事とを明確には区別しない悪癖があり、特に晩年の硝石製造では、相当に大きな成果を約束したにもかかわらず失敗し、ヴュルテンベルク公との軋轢を招く結果となった。
彼にとって奇術も数学も工学も細分化された知識体系ではなく、自然界に隠された秘密を暴き、それを人間の知識へ変える一つの学問だった。
魔術の才能がないにも関わらず錬金術についての知識を修め、彼なりの自然科学として身につけられたのは、彼の知的能力もさる事ながら、その熱意――自然界の法則を詳らかにせんとする情熱があればこそ成し得たものと言える。
反面、その熱意は彼の魔術師としての才能の欠如に対するコンプレックスの裏返しでもある。
カバリストでもあったダ・ピサ家の嫁を迎え、カバラの大家を義父としたにも関わらず、彼自身は何ら魔術的才能を持たなかった――その事実は彼の人格を大きく歪めた。
彼の卓越した頭脳は魔術という異端の学問にも発揮され、その術を成り立たせる道理を理解することも容易であった。
だが、魔術を行使することだけが、彼にはできなかった。『魔が己を避ける』という天性の祝福(呪い)を以って生まれたが故に。>>664
かくして、彼がかつて持っていた魔術への憧憬は、魔術を理解した上で人々の扱える技術に貶めようという暗い情熱に変貌し、その生涯を魔術を解体する為に捧げるに至った。
表立って魔道に対する敵愾心を示す事はないものの、魔術世界を凋落させる為に各地で密かに暗躍するようになったのである。
時計塔の目からしてもコロルニの行動は目に余るものであった為、時計塔からの刺客に襲われる事は多かったが、彼は身につけた知識の数々と自らの『魔が己を避ける』異能を以って退け続けた。
それどころか、彼が築き上げた財産(魔術世界に通用する素材も含む)を湯水のように費やして政治戦、心理戦を時計塔の側に仕掛ける事さえあった。(彼自身が魔術師の家系に連なる者であり、また時々の権力者の庇護を受けていた事も幸い/災いした)
そうした様々な要因の故に、魔術世界の理を以ってコロルニを害する事はついぞ叶わなかった。
最終的に彼の命を奪ったのは何の神秘も持たないただの毒物であったという。
神秘・隠秘を密かに敵視する反面、敬虔なユダヤ人としての自己認識も強い。
キリスト教徒であるガルツォーニとは親しい関係にあった一方、改宗を勧められてもユダヤ教を捨てることはなく、ソロモン王を自らの知識の祖型として積極的に利用した。
コロルニにとっての知識とは、魔術を貶める手段であると同時に、ユダヤ的知識人としての自己像・世界像をも支え、肯定する為のエクスキューズでもあった。>>665
【関連人物】
ソロモン:
コロルニが自らの知識を位置づけるために用いた象徴的存在。
コロルニはソロモンを自然の秘密を知る者の理想として利用し、『ソロモンの鍵』の翻訳者としての評判もこの自己像を強化した。
レオナルド・ダ・ヴィンチ:
史実上の直接の交流はない。
ただし、機械工学・兵器・光学・数学・演出技術を横断する万能人という後世のイメージから、コロルニが「ユダヤ人のレオナルド」と呼ばれる比較対象となった。
本人はダ・ヴィンチが魔術の才能をも有していた事実に対し、密かに嫉妬と敵愾心を抱いている。
アヴィケブロン:
同じユダヤ人であり、受難の民であるユダヤ民族を救おうとしたその意思には敬意を表する。
反面、カバリストの祖であるという点から複雑な感情も抱いている。
ダイダロス:
自らの異名の元ネタとなった人物。彼が持つ神代の超絶技巧に瞠目する。
腕だけという異常性や終わりきった人間性に対してさしたる感慨を持たない辺り、コロルニも立派なマッドであった。「今の私は国主の重責を負わぬ故、無為な姉弟喧嘩も吝かではないぞ」
【出典】史実、『アングロサク.ソン年代記』『アングル人の歴史』『アイルランドの断片年代記』
【CLASS】シ-ルダー
【真名】エセルフレッド
【異名・別名・表記揺れ】エセルフレド、エセルフリーダ、エゼルフレド、エセルフレアド、アゼルヴラッド
【性別】女性
【身長・体重】173cm・65kg
【肌色】白 【髪色】茶 【瞳色】深緑
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】冠を戴いた精悍な女丈夫。皮革で補強した鎖帷子に毛皮のマント。豊かな長髪をコイフに詰め込んでいる。
【地域】イングランド・マーシア
【年代】9世紀末~10世紀初頭(870年頃 - 918年6月12日)
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王
【ステータス】筋力:D 耐久:C 敏捷:D 魔力:E 幸運:A 宝具:B【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:C
騎乗の才能。正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。
自陣防御:B
味方、ないし味方の陣営を守護する際に発揮される力。
防御限界値以上のダメージを軽減するが、自分は対象に含まれない。
ランクが高ければ高いほど守護範囲は広がっていく。【保有スキル】
要塞構築:C+
“陣地作成”の亜種スキル、あるいはアナザーバージョン。
ヴァイキングの侵攻に備えて自領に十の要塞を築いたシ-ルダーの築城手腕。
Cランクであれば軍勢を防ぐには十分。既存の建物や施設も改築して要塞の機能を付与できる。
カリスマ:C
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、小国の王としてはCランクで十分と言える。
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。【宝具】
『蛮夷囲う石の網(マーシア・ウェルブルグ)』
ランク:C+ 種別:城塞宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:300人
マーシア王国の境界に沿って築いた十の要塞の再現。
個別でも防御陣地として機能するが、その真価は複数の要塞で画く防衛網にある。
シ-ルダーが築いた(改築した)要塞同士はラインで繋がれ、個別の防御数値は合算して全体で共有される。
このためシ-ルダーが要塞を増やすほどに防衛力は高まり、古めいた石造の要塞は神話の聖城の如き金城鉄壁に近付いていく。
盾兵のクラスに相応しい防御宝具だが、チェスターのヴァイキング撃退の逸話に基く攻撃的活用も可能。
通常、要塞群は各地に散らばり防衛網を敷くが、攻勢時は敵軍を取り囲むようにして出現。
敵の四方八方から投石、熱湯、火矢、蜂の群れを浴びせながら包囲を狭めていき、最後は要塞そのもので圧殺してしまう。
この際も要塞の数が多いほど攻撃は激しさを増し、石壁はより堅固となって包囲からの脱出も困難となる。
『カエサルよりも輝かしき者(モア・イラストリアス・ゼン・ザン・シーザー)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人(自身)
かつてのマーシア王国、現在のイングランド中部地域でのみ発現する宝具。
シールダーを讃える詩の通り、彼女を神君カエサルすら凌ぐ大英雄の位階まで押し上げる。
全スキルが1ランク、幸運と宝具を除くステータスが2ランク上昇し、「男性」に対する威圧効果を獲得する。
更に、宝具発動中シールダーは概念的に「男性」を得、元来の性別と合わさって特定の性別を対象とした効果から外れる。【解説】
中世のイングランド中部に存在したマーシア王国の君主。アルフレッド大王の長女。
886年頃、ウェセ.ックス王家とマーシア王家の関係強化のためマーシア太守エセルレッドと結婚。
しかし、高齢の夫は間も無く病臥し、エセルフレッドは病床の夫から助言を受けつつ10年近く統治を代行した後、
911年に夫が亡くなると単独統治を開始。事実上の女王として「マーシアの貴婦人(女主人)」と呼ばれた。
899年、弟のエドワードがウェセ.ックス王となると、従兄弟のエセルウォルドが王位を求めて反乱を起こした。
902年の戦闘でエセルウォルドは戦死するが、彼が同盟を結んで呼び込んだヴァイキング(デーン人)との対立は激化。
エセルフレッドはエドワードと協調姿勢を取り、910年頃から5年をかけてデーン人の勢力圏との境界沿いに多数の城塞を築く。
城塞網を構築した姉弟は攻勢に転じ、917年にエセルフレッドは四人の忠臣という犠牲を払いつつもダービーを攻略。
ダービーはデーン人の勢力圏の五大都市(ファイブ・バラ)の一つで、この戦果はエセルフレッド最大の勝利とも評された。
翌年には同じファイブ・バラのレスターを降伏させ、ノース人に支配されていたヨークも臣従を約したが、履行される前に死去した。
死後は娘エルフィンが地位を継いだが、侵攻してきたエドワードに廃位され、マーシア王国はウェセ.ックス王国に併合された。
同時代資料の『アルフレッド大王伝』や『アングロサク.ソン年代記』におけるエセルフレッドの扱いは小さく、
その事績はマーシアで書かれ、散逸しつつも他の年代記に組み込まれて記述を留めた写本群「マーシアの記録」に拠る。
12世紀に入ると、イングランドの歴史家であるマームズベリーのウィリアム、ウスターのジョンらの筆で誇大に再評価され、
ハンティンドンのヘンリーは口を極めてエセルフレッドを絶賛し、「カエサルよりも輝かしい」とまで詩に詠った。
この過剰な高評価は当時のイングランドの王位争い、先王の娘マティルダとその従兄スティーブンの対立に起因する。
マティルダ派であった上記の歴史家たちは、女性も偉大な君主になり得るという「先例」を持ち出そうとしたのである。【人物】
夫に代わって領国を運営し、自ら戦場に立ってデーン人を撃退した女傑。
恐れを知らず容赦の無い荒武者の気骨を持つが、根底には冷徹な為政者の視座がある。
戦士として武器を取ったのは、単にそれが可能だったから、国を守る有効な手段だったからに過ぎない。
エセルフレッドは武将の天稟を持ちながら武勇を誇ったり戦闘を楽しむ感情は無く、戦争を避けもしないが好みもしない。
力の行使を躊躇わないが、私人としては信仰に篤いので、流れる血は少ない方が望ましい、とは思っている。
死後にマーシアが併呑されたことは、一抹の哀惜こそあれど、当然そうなるだろうという納得と諦観で受け止めている。
自身の輿入れもマーシア併呑の布石と認識し、ウェセ.ックスによるイングランド統一は近いとも予想していた。
とはいえ、守護者(シールダー)として現界した今のエセルフレッドは、自分の領国を絶対に護り通す気満々である。
生前とは異なり、たとえ弟が相手でも侵攻を黙認したりはせず、全身全霊を賭して立ちはだかるだろう。
イメージカラー:モスグレー
特技:築城
好きなもの:要塞、祈り
苦手なもの:身内争い
天敵:エドワード古王
願い:マーシア独立……だが、聖遺物の私用は望まない。【関連人物】
エドワード古王
アルフレッド大王の長男。ノース人を撃退し、イングランド統一を押し進め、アングロサク.ソン国家の礎を築いた。
異名「The Elder」は一般に「長兄王」と訳されるが、エドワード殉教王と区別するために用いられたのが初出であるため、
本来の趣旨(エドワード殉教王より“古い方”のエドワード)を汲んで「古王」と訳されることもあるらしい。
本稿では弟扱いと長兄呼びが混ざるとややこしいので「古王」を採用する。
エセルフレッドの死後にマーシアを征服したが、姉弟は長く協力関係にあったこと、
エドワードの後継者がマーシアで育てられていること、エルフィンの夫を探した形跡が見られないことなどから、
エドワードとエセルフレッドの間でマーシア併合についての合意がなされていたとする見解もある。
【一言コメント】
厳密に王と呼べるかは微妙。上位者がいるとノーカンっぽいFGO基準だと王属性は貰えなそう。
第二宝具発動時は能力が跳ね上がるが、カエサル越えを謳うならこれくらいはほしい。作成者ではありませんが、福音記者ヨハネのページが >>536 の時と同じID:S/2cz933DQによって編集されているのでwikiの管理人さんに対処をお願いしたいです
【元ネタ】史実(イングランド・12-13世紀)、アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】アーサー・ペンドラゴン[ラヤモン]
【性別】男性
【身長・体重】171cm・66kg
【属性】秩序・善
【副属性】地
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運A+ 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:A
妖精の鎖帷子ウィガールと雁白の兜ゴズホィットにより向上。
事実上、現代の魔術師では彼を傷付けられない。鎖帷子、兜とも
ラヤモンが初めて名を記したとされる …後続も出なかったが。
騎乗:B
幻想種を除く獣、乗り物であれば自在に操る事ができる。>>675
【保有スキル】
妖精の加護:A
妖精からの祝福により、優先的に幸運を呼び寄せる能力。
誕生直後の彼へ、妖精(アルエン、アルヴェン、エルフ)たちは
「優れた騎士になる」「長生きをする」「強大な王となる」力と共に
優れた徳をも与える“最も強い魔法”をかけた、とされる。
切り拓くアメラウディル:B
鋼以て斬り裂く勇者達を率いる者、
混迷の中で人・兵を導く皇帝(アメラウディル≒インペラトール)。
軍団を指揮・統率する才、および自らの攻撃性の向上。
事態の発端となる会話を聞かずに眠り、騎士達の探求の助力とならず、
自らの妃誘拐事件の解決にさえ何ら役立たない、主役騎士へ舞台を提供するだけの
無為の王(レックス・オティオスス)の対極に位置する性質。>>677
【宝具】
『回り巡る円環の間(ネアズ・イ・ブレニン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0~60 最大捕捉:1600人
巨大な木製品を顕し、妖精國のキャメロット城壁(千年級の樫の木を組み込み、
種々の攻撃へ柔軟に対応するオークニー様式)に類似する護りを成す。
キャメロット城(その名自体が彼の作品には無いが)を顕す力とは別物。
私は千六百人かそれ以上の者が
互いに顔を見ながら座れる、円形の卓を作りましょう。
輪のような卓で、内側と外側に座り、互いに顔を見る事ができます。
誇り高い者がその卓についていても、彼らが争いをする事はありません。
と言いますのも、誰が身分が高いのか、低いのかが分からないからです。
―――木工に長けたコーンウォール職人、アーサーへ語る
具体的な大きさ(人数・席数)を語る中ではおそらく最大規模の『円卓』。
でかい。とてもでかい。それでいて「どこへでも運べる」と職人は請け合う。
であればそれは呼び出す、召喚するものと言ってよかろう。いい事にする。>>679
【解説】
ラヤモンを霊基に用いる疑似サーヴァントであり、
ラヤモンの物語に大きく偏っている。
【解説(ラヤモン)】
『ブリタニア列王史』のアングロ=ノルマン語翻案詩『ブリュ物語』、
その中英語翻案『ブルート』を書いた人物、詩人ラヤモン(ラハモン)。
自著冒頭で本人が主張するところによれば、セヴァーン川上流
アーンリー(現アーリー・キングズ)の教区司祭であった。
教会で読書に明け暮れるうち英国の歴史について書きたいと思った自分は
書物を求め島内を巡り、素晴らしい三冊を手にした。ベーダの『教会史』、
聖アルビンと聖アウグスティンの共著、それにウァースの『ブリュ物語』。
自分は三つ目を最もよく読み、そしてこの三つを併せて一冊の書を著した。
それが本書である …とラヤモンは書くが、前二書を参照した様子はない。
『ブリュ物語』との差異は多々あるが、これらの書物とは無関係であり
彼が語っていない典拠・参考にした口承が他に多くあったと思われる。
そもそも二つ目は実在する訳がない(二人の生きた時代は離れている)。>>680
『列王史』以降に生まれたアーサーもの騎士道文学の影響が全く見られず
ウェールズ伝承に近い面があり、また宮廷人より庶民を対象とした節がある。
『ブリュ物語』が華やかさを持ち深刻な場でも冗談・軽口を交わすのに対し、
本人の(或いは民族的な)生真面目さからかそうした部分をしばしば削った。
一方で追加部分も多く、行数で言えば『ブリュ物語』の二倍を優に超える。
英語で書かれた 最初の・1300年以前では希少な アーサー物語、とされる。
アーサー時代において最重要にして最も活躍する人物はアーサー王、これに
ワルワイン(ガウェイン)が次ぎ、ケイやベデヴィアも優れて冒険的である。
アーサーは誕生時から妖精の祝福を強く受けており、最後の時は妖精の女王
アルガンテのもとへ行く。彼は二人の女性が乗る小舟で去って行くのだが、
王が治療役のいる島へ運ばれるだけでなく「異界の女性が乗る舟がやって来て
王を運び去る」エピソードは、これが現存するうちで最も古いものだという
(流布本『アーサーの死』でモルガンの迎えが書かれるより二・三十年早い)。
豊かな韻律、戦闘の細かな描写、アーサーの(他作品で名が無い)武具への
名付け等々の特色を持つ一方、教養・上品さ・文学性・心理分析においては
仏独の優れた騎士道作品に劣り、英語が文芸語として未成熟であった事もあり
人気は然程なかったという ……J.R.R.トールキンなどは高く評価するのだが。「ランサー、自分はラクシュマナと申す。同盟者よ、汝のあり方が正しきものならば力を貸そう!」
【元ネタ】インド神話『ラーマーヤナ』
【CLASS】ランサー
【真名】ラクシュマナ
【性別】男性
【身長・体重】167.5cm・65kg
【肌色】肌色 【髪色】群青色 【瞳色】青緑に近い翡翠
【外見・容姿】色違い青ラーマ。一本のみつあみにまとめており、前髪を上げている。服装の所々に蛇や竜の装飾が施されている
【地域】インド
【年代】神代
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:B 魔力:B+ 幸運:C 宝具:A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
ランク以下のものの効果を削減する。Aランクでは、Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。>>682
【固有スキル】
神性:A
ヒンドゥー教の伝承では、ヴィシュヌ神が休むとされる千の頭を持つ宇宙の蛇シェーシャ(或いはアナンタ)の化身とされている。また、ラクシュマナもヴィシュヌの化身である。
武の祝福:A
槍術のみならず武芸全てに秀でていることを示すスキル。
これによりランサーでありながら宝具に近い威力を持つ剣、弓等を持ち込むことが出来る。
蛇竜の激情:A+
兄のラーマとは違い気が強く感情的であり、ラーマに対する理不尽な出来事に対しては怒りの感情をあらわにする傾向がある。たとえば、カイケーイーの策略でラーマがアヨーデヤを追放されたときには、追放の命に不服を唱えず受け入れたラーマに対し、カイケーイーに怒りの感情をあらわにしながらラーマに必死で説得をしている。
一種の狂化スキルが内包されており、彼の心臓は竜の炉心のように動き出し、彼の怒りは竜の息吹のように溢れ出す
守護せよ焔結界:B
ラクシュマナ・レカ。本来は宝具。任意の対象の周囲に結界を貼り、外部からの攻撃を遮断して炎の壁を展開する。しかし対象が結界内から出てしまった場合、効果は打ち砕かれてしまう>>683
【宝具】
『雷天よ不死を貫け(アンジャリカストラ)』
ランク:A+ 種別:対魔宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:1人
かつて苦行の末にブラフマーから「十四年間眠らなかった者だけがインドラジットを倒せる」という恩恵を授かったインドラジットに、女神の加護により十四年間眠らなかったラクシュマナが放った究極の一撃。本来は首を落とした矢であり、対象の首を狙って弓に番えて射つものである。だが、サーヴァントとして召喚された際に矢を槍に改造して宝具もランサー仕様に改造されている。
真名解放時に蒼雷でできた槍型の雷が対象の周囲に射出して放出し、トドメとして槍に蒼雷を迸らせながら対象めがけて投擲し不死性を貫く。宝具を最大解放すれば、必ず不死ごと撃ち落として葬る必中の一撃になる。しかし後者の使用法を行った場合、伝承どおりに十四年間分の強烈な眠気が襲いかかりランサーは一定時間行動不能になってしまう。
『偉大なる蛇竜の気(アナンタ・デーヴァストラ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜60 最大捕捉:500人
聖人ヴィシュヴァーミトラにより、あらゆる神魔に対抗するために授けられた数々の武器。効果はラーマの持つ宝具『偉大なる者の腕(ヴィシュヌ・バージュー)』とほぼ同類。ランサーはそれらを活かしてインドラジットのアストラを打ち倒したとされる
【Weapon】
『槍に改造した矢』
『偉大なる蛇竜の気(アナンタ・デーヴァストラ)による様々な武具』>>684
【解説】
ラーマーヤナに登場するラーマの弟。正式には異母兄弟ではあるが、ランサーは彼を実の兄のように慕い、最期まで彼を支えて仕えたとされる。
継母であるカイーケーイーの謀略により国を追われる身となったラーマを共についていくシータとともに同行し、2人を密かに支えて守っていたが、ある時自身の失態により、シータがラーヴァナにさらわれる悲劇が生まれてしまう。ラクシュマナはラーマやハヌマーンらと共にランカ島へ赴き、敵と戦ってシータの救出に貢献した。特に有名だったのはラーヴァナの子でありかつて苦行の末にブラフマーから「十四年間眠らなかった者だけがインドラジットを倒せる」という恩恵を授かった強敵インドラジットとの戦いである。
インドラジットはかなり強敵であり、ラーマとラクシュマナは二度苦しめられており、ラクシュマナに関しては意識不明の重症を追うほどであった。ランサーの回復後は、儀式を行ってるインドラの陣地を襲撃し再戦を行った。両者の戦いは弓矢だけならぬアストラの打ち合いに発展し、女神の契約で14年間眠らなかったラクシュマナのトドメの一矢で 不死身のインドラジットの首を落とした。その後、ラーヴァナを倒しシータを救出して王として即位したラーマはラクシュマナを皇太子にしようと申し出たが、ラクシュマナは異母兄バラタの方が年上でその称号にふさわしいと言って断り、王になったラーマに仕えた。
自身の最期は、ある時にドゥルヴァーサ仙人がラクシュマナが戸口を守っているのを見て、ラーマとの面会を要求した。実はラーマはヤマと面会しており、会話が始まる前にヤマはラーマに、二人の会話は秘密にしておくこと、部屋に入ってきた者は誰であれ命を奪うことを厳命した。ラーマはこれに同意し、ラクシュマナにそのことに警告した後、戸口の警備を任せた。ドゥルヴァーサの要求にラクシュマナは丁重に断った。すると仙人は怒り、ラクシュマナがすぐにラーマに自分の到着を知らせなければ、彼を始めアヨーディヤーのすべてを呪うと脅した。
ラクシュマナはジレンマに陥り、もし長引かせたり争いが起こったりしたら兄やアヨーディヤー全体がドゥルヴァーサの呪いにかかってしまうため自分一人が死ぬ方が良いと悟り、会合中のラーマに仙人の到着を知らせた。そして彼は自身の死を遂行すべくサラユ川の岸辺に行き自ら身を投げて生命を終えた>>685
【人物像】
本来はアーチャーが最適だが、彼は「兄王や義姉を影から守り、楔の様に支えのだからそれに値するのになって当然」と、ランサーになっている。自他ともに厳しく堅物でストイックであり、どこか尊大な口調で話すためある為怖がられたりするが、本質は兄と同じ国や民を愛する心優しい青年。
主従関係について生前最後まで兄に仕えていたことからマスターにも忠実だが、ランサーにとっての理想がラーマ・あるいはシータみたいな存在であり、マスターがよくあるものや多少の問題があれど受け入れるが、それが目立ったり他者に危害を加えるなど問題が大きい場合は(物理込みで)説教で説き伏せ、改心しなかったり悪人だった場合はすぐさま見限って葬るだろう。
その一方で自身の悩みやジレンマを自分一人で抱え込みやすくなかなか他者に言えない問題も抱えている。もしマスターが彼の悩みを聞き最後まで寄り添うことがあるのならば、ランサーは最後まであなたを心から支えるだろう。
好きなもの:サバイバルやキャンプ、兄と義姉の幸せ
嫌いなもの:悪人、大事なものを侮辱されること
天敵:インドラジット、ドゥルヴァーサス
願い:兄と義姉の呪いの完全解呪及び二人の再会
【一人称】自分【二人称】汝、貴殿、貴様、同盟者(マスターに対し)【三人称】そちら、あちら
【因縁キャラクター】
ラーマ
ランサーは彼を『兄王(兄上)』と呼び、今でも尊敬している兄。だがラーヴァナ戦後の彼については何故か苦い表情になり、物語後の彼については意味深に口を閉ざし、深く語らない。されどそのことについては時々断片的に零すこともあり、おそらく『顔をみせず心を閉ざし、自分含めごく一部のものにしか口開かず他者を心から愛することも信じることができない王という名の機械になってしまった』らしい。
シータ
ラーマの妻であり自身の義姉に当たる。ランサーもまた彼女を実の姉のように慕い尊敬している。その一方であの時ちゃんと冗談とか言わずシュールパナカーをちゃんと葬っていれば悲劇は起きなかったのにと後悔している。
因みに自身の妻であるウールミーラはシータの妹にあたる。>>686
バラタ、シャトルグナ
自身の異母兄弟。伝承ではランサーはシャトルグナとは双子の兄弟だったとされているが、シャトルグナとはバラタと一緒にいることが多く、ラクシュマナとの関わりが少ない。ランサーは2人をあまり覚えてないが、嫌ってるわけでもない
ドゥルヴァーサス
インドの聖仙の一人であり、自身の最期のきっかけになり流石のランサーでも叶わなかった相手。下手するとインドラジットよりも厄介であり戦ったら国が崩壊するほどの別ベクトルで大惨事になったとか。ランサーは「…聖仙という名の邪仙ではないだろうか」苦い表情を浮かべながら愚痴ってたとか
インドラ
結末においてはランサーは生きたまま天に昇り彼の部下になったとされる。だがランサーは「自分はインドラ神の部下になった記憶がない」と否定している
クシャ&ラヴァ
ラーマとシータの間に生まれた双子の兄弟であり、自身にとって甥に当たる存在。深く言及はしないが、どこか気にかけている様子【元ネタ】アーサー王伝説 ウェールズ伝承
【CLASS】セイバー
【真名】ウーサー・ペンドラゴン
【異名・別名・表記揺れ】ユーサー、ウーゼル、ウスィル・ベンドラゴン(表記揺れ) ゴルラサル(異名。青灰色の武具を帯びる者の意)
【性別】男性
【身長・体重】181cm・68kg
【外見・容姿】青灰色の輝く鎧を纏い、獅子王の被っていた兜(ゴズホィット)を被った騎士。鎧兜を脱ぐとプロトタイプアーサーに似つつも険のある顔立ちの青年。
【地域】ブリテン
【年代】5世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型 王
【ステータス】筋力A(B) 耐久B(C) 敏捷B++(C++) 魔力C 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:C
騎乗の才能。正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。>>688
【固有スキル】
カリスマ:B
宝具『燦然と輝く王剣(クラレント)』の影響によりBランク相当のカリスマを獲得。
驥足百般:A
武芸、芸術、色事など様々な分野に才を見せた逸話から。
生前に嗜んだ物はBクラス以上、新しく始めた事柄は通常より早い速度で習熟する。
「私は詩人であり、竪琴弾きである。私は笛吹きであり、クルース(胡弓)弾きである」――『タリエシンの書、ウスィル・ペンドラゴンの哀悼歌』より抜粋。
魔術:C(条件付きでA+)
魔術師としての技量そのものは並の域を出ない。
ただし、ウェールズの三題詩(トライアド)にある通り『ブリテン島三大魔術』の一つを修めている為、特定の術式に限っては超絶の規模の現象を引き起こす。
ちなみに『ブリテン島三大魔術』は後にアーサー王にも仕えた魔術師メンウに伝授されたと伝わるが、逆にメンウからウーサーに伝授されたものであったとする異説もある。>>689
【宝具】
『燦然と輝く王剣(クラレント)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
王位継承の際に用いられたという、いかなる銀よりも眩いと謳われた王剣。
所有者の威光を増幅させる剣であり、ウーサーが用いる場合は王の威光……王気を増幅する効果を発揮する。
具体的には身体ステータスの1ランク向上。(ステータスは補正済み)スキル『カリスマ』の取得などが挙げられる。
ブリテン島の王にして守護者たるウーサーが用いる場合、ブリテン島に対する支配権をも増幅され、島が内在する神秘の投影をも可能とする。
ウーサー自身の修めた魔術は並程度だが、クラレントという増幅器を介する事でブリテン島に内在する神秘を魔術として顕現させる事が出来るのだ。
尤も、制御できるかどうかはまた別の問題となる。生前はマーリンの幻術との合わせ技で何とかコントロールしていたらしい。>>690
『皓々と眩き王剣(クラレント・イニスプライダイン)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:100人
ウェールズの三題詩においてブリテン島三大魔術の一つとして謳われながらも、伝承における力は不明瞭な謎多き秘術。
ウーサーがメンウに授けたとも、ウーサー自身がメンウから学んだともされる。
ちなみに、真名のイニス・プライダインとはブリテン島の意。
その正体は、マーリンが運ばせたとも巨人を使役して築き上げたと伝承され、ウーサー達の墓所ともなったストーンヘンジの召喚。
ウーサーの場合、それに加えてストーンヘンジの持つ力の一端を利用し、光速に迫る剣舞を繰り出すというものになる。
真名を開放する事で『燦然と輝く王剣』による王権の拡張を利用し、ブリテン島に在りし最果ての塔の光と擬似的に一体化。
その上で粒子加速器の如く機能するストーンヘンジに突入し、クラレントの刃先の一点にのみ微小な質量を残して亜光速にまで加速する。
端的に言えば、ウーサー自身が光の刃と化すのである。
かくして一条の光と化したウーサーは、輝きと共にストーンヘンジより射出。
魔力が尽きて光化が解けるまでの間、縦横無尽に飛び回り、超高速の連続攻撃によって敵を切り刻む。
光化に伴う質量の極小化の影響もあり一撃一撃の威力こそ低いものの、十重二十重に連なる斬撃の嵐は、ウーサーの哀悼歌にあるように「百の首を切る」に足るもの。
複数ではなく単独の対象に斬撃を数十、数百と重ねていけば、アーサー王の大宝具にも匹敵するダメージ数値を叩き出す事も叶うだろう。>>691
だが、亜光速域で動いている間、ウーサーの視界は大きく歪んだものとなってしまう。
光行差によって全周の光が進行方向へ偏って届く上に、ドップラー効果によって光の波長が可視域の外へずれ込んでしまう――つまり、亜光速下においての視認性は壊滅的な状態。
それ故、ストーンヘンジからの射出後は、射出前に定めた軌道をなぞる他になく、動作の再修正も行えない(仮に軌道を変えればあらぬ方向へすっ飛んでいく)という特大のリスクを内包している。
白き竜ヴォーティガーンに敗れたのも、竜由来の予知直感により軌道を見切られて反撃された為であった。(と本稿では設定する)
軌道上にウーサーの残像すら留めず、伝承に謳われるクラレントの“銀より眩い光芒”のみを跡に残す、流星の剣。
観測者の目には、接近時の剣光は短波長に偏って蒼白に、離脱時の剣光は長波長に偏って赤く映る。
言うなれば、白き竜が赤き竜に変ずるが如き一閃。ウーサー自身が夜空に見上げたペンドラゴンの流れ星の魔術的再話とも言えよう。>>693
【解説】
アーサー王の父として知られる、ブリテン島の伝説上の王。
後世のアーサー王伝説では、マーリンの魔術によって家臣の妻と交わり、アーサーをもうけたとされる。
名のUthyr / Uthr はウェールズ語uthr(恐ろしい、凄まじいの意)に結びつけられ、Pendragonは pen(頭・首長)とdraig(竜)を組み合わせた言葉であるという。
字義上は竜の頭を意味するが、戦士たちの首長、最高指揮官に近い称号だったとする解釈もある。
十二世紀に成立した『ブリタニア列王史』以前から、ウェールズの詩や三題詩にウスィル・ペンドラゴンの名が現れ、アーサーと同じ伝説に属する英雄的な人物として知られていた。
詩『誰が門番なのか』ではマボン・アプ・モドロンがウスィル・ペンドラゴン(ウーサー)の召使いとされ、『タリエシンの書』の『ウスィル・ペンドラゴンの死の歌』では、ウスィル(ウーサー)が自身の武勇を誇っている。
また同書にはウスィルの子マドッグ・アプ・ウスルが現れ、その系譜は後世の伝承にもつながっている。
ただし、これら初期資料においては、ウスィル(ウーサー)がアーサーの実父として描かれていたと断定することはできない。
さらに『ブリテン島の三題詩(ウェールズのトライアド)』では、ウスィル・ペンドラゴンの魔術がブリテン島の三大魔術の一つとして挙げられ、彼がその術をメンウ・アプ・テルグワエズに伝えたとされる。
術の内容は不明だが、最初期のウスィルが卓越した魔術の担い手としても認識されていたことは注目される。>>697
【人物像・独自設定】
内向的・受動的・強気。
王として完成される前の姿。王になる筈だった兄が死んだ後、玉座につく事になったその瞬間を全盛期として切り取られている。
擦れた大人の現実主義と、捨てきれない子どもの夢の間をせめぎ合う弟キャラ。
ブリテン島に終焉が近づいているのを暗示するかのように、騎士としての素質は凡庸で魔術の才も並程度。
その欠陥を様々な技芸やクラレントの増強分で補填する事で、どうにか『ブリテン島の王にして守護者』として振る舞えている。
それでもサー・ケイが「人間離れしているがあくまで人間離れだ(GOAより)」と評した通り、超常の域には程遠い。
水面下で必死に足を動かす、飛べない白鳥。
生前は果敢な勇者として振る舞い、兄の没後は(ゴルロイスに軍勢の指揮権を預けた時のように)傍目からは自らを危うくする大胆な決断も平然と下す、広い度量を備えた王として振る舞った。
だが、そうした騎士像、国王像は兄アンブロシウスの模倣という側面が強く、ウーサー自身の本質は伝承にある通り『賢く、用心深い』男。
前述した果敢さ、大胆さも冷徹な計算を経た上で出力されているものであり、兄とは違って利害を計算した表裏のある行動である。
何も演じる必要がない素でいられる状況では無愛想な説教魔となる。生前も兄に対し裏で良く小言を口にしていた。
一方で、そうした自分の本性が理想とする勇敢な騎士像から程遠いものである事がコンプレックスでもある。
兄であるアンブロシウスを強く慕い、その死を深く嘆いたという伝承は真実。
二人は仲の良い兄弟であり、ウーサーにとってアンブロシウスは力においても人格においても自らの理想とする騎士像の体現であった。
それだけに兄の死がもたらしたショックは大きく、その後の王としての在り方をも既定した。>>698
生前のウーサーは、心の傷を癒す間もなく国政を担い続ける内にある種の超越者に近い国王として完成するに至ったのだが、まだ玉座についたばかりのこの姿の頃は人の心を捨てきれてはいない。
未熟な少年が思い描くような良き国王像を夢物語だと断じつつも、それを理想の星として胸に仕舞い、まだ捨てきれずにいる青年騎士。
兄のような偉大な騎士の演技も、その裏で計算を巡らせる狡猾さも、後に厳格な支配者となる事を伺わせる苛烈さも、時折ポロリとこぼれ落ちる少年めいた未熟な感情も、全てが彼の構成物なのだ。
少なくとも、今はまだ。
ジェフリーが記録した『先王の誰よりも厳格な正義の執行者』すなわち生前の如き超越者に成り果てるか。
それとも、兄が生きていた頃のように現実を見据えながらも夢を追い求める青年騎士という別の成長を遂げるか。
それは、その時々の状況とマスター次第となるだろう。>>699
【関連人物】
マーリン:
彼の軍師でもあった魔術師。彼の本性についても察しており、能力については信任しているが人格については何もアテにしていない。
それだけに、アルトリアの事について彼が後悔をしていると知れば驚くだろう。お前そんな人間じみた感情があったのか。
アルトリア:
自らの王位を継いだ我が子。今のウーサーにとっては未来の自分が概念受胎で作り上げた存在。
生前のウーサーは女性として生まれた事を理由に失望したというが、今のウーサーは精神性が若く、また彼女が未来に成し遂げる様々な偉業を知っている為、彼女の事を誇らしく思うだろう。
尤も、彼女の精神性まで知ってしまえば、その誇らしさは後悔に転ずるかもしれないが。
モルガン:
彼の予想とは異なり、ブリテン島の守護者として優れた才能を持って生まれた娘。
王として完成されたウーサーであれば彼女とアルトリアの骨肉の争いを知っても眉一つ動かさないだろうが、今の姿のウーサーは(未来の自分のやらかしとは言え)さすがに心を痛める。
円卓の騎士達:
優れた騎士達とは聞いているが、自分の家臣であった竜の騎士ブラノール・ル・ブランに全員敗れたという話を聞いて半信半疑。
「老人にすら敵わんのが円卓の騎士と言えるのか? それとも先達に華を譲ってやったのか……?」>>701
申し訳在りませんが
解説については引っかかってるNGワードが分からず
何度手直ししても投下できないのでWikiの内容を参照してください……「サク.ソン人」とかが引っ掛かったのかもしれませんね…
【元ネタ】旧約聖書『サムエル記』
【CLASS】ルーラー
【他クラス適性】キャスター、アサシン、サーヴァント
【別名】天告のルーラー
【真名】サムエル
【性別】男性
【年代】紀元前11世紀
【地域】イスラエル
【属性】秩序・善 【副属性】人
【その他特性】ヒト科、人型
【ステータス】筋力:D 耐久:B 敏捷:C 魔力:A+ 幸運:A 宝具:A+
【クラススキル】
対魔力:EX
魔術に対する抵抗力を示すスキル
士師であり、祭司であり、預言者であったという経歴だけでも十分だが、加えてその狂気と見紛うばかりの絶対的な信仰心から、サムエルは特級の対魔力を持つ。
陣地作成:A
本来であればキャスターのクラススキル
魔術師にとって有利となる陣地である「工房」を作成することが出来るスキル
サムエルはAランクで所有するため、神を奉る祭祀として、「工房」を上回る「神殿」の構築を可能とする。>>704
神明裁決:B-
ルーラーとしてのクラススキル
ルーラークラスの最高特権であり、聖杯戦争に参戦中の全てのサーヴァントに対して有効となる令呪を2回まで行使できる。聖杯戦争の規模によってはサーヴァントの総数に応じて各サーヴァントに対して使用できるだけの分を所持できる。
【固有スキル】
信仰の加護:A+++
お馴染みのスキル
一つの宗教に殉じた者のみが持つスキル。加護ではあるが、最高存在からの恩恵ではなく、信心から生まれる精神的・肉体的な絶対性を示す。
サムエルはランクが高過ぎるが故に人格に異変をきたしており、最高存在・神への絶対的な信仰心を表している。サムエルにとって主だけが絶対であり、主の意思は全て正しく、御意思にはただ粛々と従うのみ、選択肢は二つとないという、狂信の域にまで達している揺るぎない絶対的信奉精神を表す。・
絶対の代弁者:EX
メタトロン・ジャンヌの「絶対の代行者」スキルに並ぶスキルでありながら、お馴染みの「啓示」スキルや「高速神言」などを複合するスキル
「啓示」スキル同様、「直感」スキルと同等でありながら第六感とは異なり、目標達成の為に最適な道を選択可能な他、得た「啓示」に従う度に、目標達成の為に行使する魔術に必要な詠唱を「啓示」の内容を預言する形のみで代用できるようになり、実質的な呪文や魔術回路との接続を必要とせずに魔術の発動が可能となる。
但し、「啓示」については通常の「啓示」スキルとも少し異なっており、最高存在からの預言となっており、サムエル本人ではなく、他者が主体となる最適な行動を示す場合もある。
サムエルは「最後の士師」として、只管神から授けられる預言を忠実に人々へ伝え導いてきた預言者・代弁者である。
奇蹟:B
マルタの持つスキルと同様のスキル
時に不可能を可能とする奇蹟を示し、「星の開拓者」スキルに似た部分はあるものの、本質的には異なっており、その効果が適用される物事も異なっている。>>705
祝福すべし英雄の誕生:C+
「英雄作成」スキルや「祝福されし生誕」スキルなどを含む複合スキル
王や預言者・英雄となる人物に、神意の下に神から援助を受けることのできる権利を授けるに等しき祝福を与え、次代の王や預言者・英雄を人為的に誕生させ、補佐や指示を行い導くサムエルの士師としての務めであり技術。
最後の士師:A+
お馴染みの「カリスマ」スキルを含む、「反骨の相」スキルや「不屈」系スキルなどの複合スキル
イスラエルの民を軍事的に導き指揮を行う指導者として、自陣の士気や統制者への反骨神、あらゆる苦難でも折れない屈強にして頑強な意思を宿らせ、サムエル自身以外のサーヴァントを含む人に対して、「カリスマ」スキルを発現させたり、元から所持している者であればそのランクをアップさせる。
師へ告ぐ裁き:B
サムエルが初めて主の声を聞いて伝えた預言に基づくスキル。
それは師エリが犯した不徳であり、悪事を働く二人の息子を、悪事の存在を認識していながら裁かずに放置していたことに対する彼ら親子3人に下される裁きの預言。
罪を犯した咎人や悪事を手伝ったり見逃した咎人に該当する存在に対して特別なダメージ強化の効果を発揮する。所謂悪特効の攻撃を繰り出せる。>>706
【宝具】今へと至る神の手助け(ヤルエーム・エベネゼル)
ランク:A 種別:粛清宝具/対軍宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:100人
イスラエルがペリシテ人との戦いに敗れ、契約の箱も奪われて人々が絶望する中、サムエルは人々に神への信仰を説き、皆の前で祈りを捧げる。そこへペリシテ人たちが攻めてくるが、サムエルの祈りにより、ペリシテ人たちの頭上に轟き、彼らを恐怖させ勢いを削いで退かせたという最高存在の神雷を撃ち落とす宝具。
世界の創造主にして天上の主、或いは唯一たる最高存在の為す御業の再現。神の力を宿した最大の神秘を形とした轟雷を地上に降り注がせ、敵の軍勢を丸ごと雷光が照らし、その悉くを一閃の下撃ち抜き尽くす。
古くより人々の畏怖の象徴にして、神の力・権能即ち神威の表れとして代表される雷は、大伸ゼウスの大雷霆やインドラ神の真なるヴァジュラに連なるものである。本来の全力を以て放たれればその両者と同等か或いはそれを上回る破壊力の神罰に他ならない。
しかし、『サムエル記』にて神が撃ち落とした雷はペリシテ人たちの全滅を目的としたものではなく、あくまで恐怖を刻み込み衰えさせ撤退させるための牽制や威嚇に近いもの。したがって、威力としてはゼウスの全力の大雷霆『我、星を裂く雷霆』の威力として表されるように、惑星破壊級以上とまでには及ばない。だがそれこそギリシャ異聞帯にてゼウスがカルデア一行に対して見せた広範囲に及ぶ雨の如き雷霆の威嚇射撃に匹敵し、直撃すれば圧倒的なまでの破壊が生じることに違いは無い。>>707
【宝具】今一度、約束された応報の破滅(ハックハローン・ハアッポォ・アサー・レクハー)
ランク:A+ 種別:対人宝具・対因果宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
『サムエル記』において死後、イスラエル王サウルから霊体として喚び出されたサムエルが、生前同様にサウル王自身と彼の治めるイスラエルがペリシテ人により実質的に滅ぼされることを示す預言を再び授けたとする逸話を由来とした宝具。
因果律に干渉し敵にとって起こり得る最悪の結果を決定させる。敵にとってはまさしく災禍を呼び込む宝具であるが、「最悪」の形にはサムエルの思惑を反映させてデザインすることができ、これにより敵のみが損害・不利を被るようにして無関係な他者を巻き込まないで済むように調整できる。
この宝具により引き起こす災禍について、対象となる敵の幸運のランクが何であろうと一切無視され、実質的に幸運判定は行われない必中効果となる。
しかし、この宝具は元々存在する可能性をほぼ100%にしてしまうものであり、全く隙の無い相手や全ての突発的な事故にも対処できる為に入念な準備を欠かさない慎重派の相手、咄嗟の行動においても常に対応しきれる柔軟性を備えた相手に対しては、あまり効果が無い場合がある。
【宝具】主よ、どうか我が祈り聞き届け給え(シェムー・エール)
ランク:EX 種別:対界宝具/権能宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:無し
隠された第三宝具。
最高存在から授けられた御言葉を忠実に代弁し続けんとしたサムエルの精神性、信仰心を形としたものを素とし、預言者としての役目を全うしたサムエルが最高存在より賜った(と本人は認識している)三度まで赦された神の権能に等しき特権とも呼ぶべき宝具。
宝具の発動と共に宿る特殊な神聖令呪により、世界そのもの及び世界に存在する万物に対して行使できる強制命令権。サムエルが紡ぐ言葉はそのまま世界に聞き届けられ、現実のものとなる。まさに魔法の域に迫る神の奇蹟そのもの。>>708
(続きから)
時に魔術世界において、このように神の時代の言葉を再現し世界に直接働きかける魔術師「統一言語師」と呼ばれる存在が確認されており、この宝具はまさにそれと本質的には同質のものである。
現在確認される封印指定の統一言語師と比べても、凡そ彼のものとは強制力が異なっており、ほとんど全ての存在がサムエルの下す命令に対し抗えない。
但し、令呪を模っていることだけはあるようで、知性体に対して命令権を行使した場合、その彼/彼女の解釈が加わった上で、命令内容が実現化する。複数人を同時に対象とした場合には、英霊が人々の信仰を基盤とする記録情報体であることに影響し、人類全体における最も平均的な解釈が採択される。
「神明裁決」スキルはこの宝具のミニチュア版として獲得しているものであり、今回のように、この宝具を有していればセットで保持できるスキルとなる。能力については、元となる超級の令呪に等しい宝具より数段格落ちしているが、とは言え「神明裁決」スキルは他のルーラークラスが所持する同名スキルの中でも高ランクのものと同格である。
サムエルの信心に基づく精神性とこの宝具及び「神明裁決」スキルの存在により、サムエルは高いルーラーのクラス適性を得ており、それ故彼は多くの場合ルーラークラスで召喚される。
【Weapon】粘土板、聖杖>>709
【因縁(ありそうな)キャラ】
ダビデ…神の命に従い、サウル王の次のイスラエル王とするためにサムエルが油を注いだ人物。
メタトロン…「神の代理人」の異名を持つユダヤ教の大天使。あちらは神を代行する天使として、神に近い力を振るうことができる。
(サムソン)…同じく『旧約聖書』における士師の1人。聖別された者「ナジル人」として、神から賜った祝福によりいくつかの誓約の代わりに得た怪力を振るい、イスラエルを裁き活躍した英雄。サムエルもまた「ナジル人」ではないかとする説もある。
マルタ&源頼光&由井正雪…など…真面目委員長系の英霊繋がり。中でもマルタや正雪はまだきちんと話せば分かってくれる柔軟さを有するだろうが、頼光などは特に(狂化の影響が濃いためか)融通が利きづらく、その点において特にサムエルと似ている。
オフェリア…彼女の持つ魔眼「遷延の魔眼」は、サムエルの宝具【今一度、約束された応報の破滅】とある意味真逆の異能と言える。「遷延の魔眼」は、自身にとって不都合な可能性を先延ばしにすることで、逆に魔眼の対象者にとって不都合な可能性しか残さないようにするもの。それに対して【今一度、約束された応報の破滅】は、対象者にとって最も不都合な結果のみを残し、それら以外の可能性を全て排斥してしまうもの。
(玄霧皐月)…サムエルの宝具【主よ、どうか我が祈り聞き届け給え】と同質の力を扱う生身の現代に生きる魔術師。
クレーン&ニキチッチ&抑止力の守護者系英霊(エミヤ&エミヤオルタ&坂本龍馬&沖田総司オルタ)
…聖杯戦争や人理の危機以外で、死後どこかの地に様々な形で英霊として召喚された経験を持つ者同士。特に霊長の守護者と呼ばれる英霊たちを遣わす、世界にとっての最終安全装置の一つである霊長の抑止力「アラヤ」については、サムエルの仕える最高存在とその動向に共通する部分もあり、実際どこまで共通する存在であるのかどうかは不明。サムエルにとって仕えるべき、信じるべき神は唯一柱のみであるが、もし「アラヤ」が最高存在に近しい存在であったならば、おそらく彼は自ら望んで霊長の守護者に志願するであろう。>>710
エリザベート…親しみを込めてその真名を縮めて「エリ(ちゃん)」と呼ばれる英霊。サムエルにとって師である「エリ」と同じ名で呼ばれているのが、サムエルからすれば取るに足らない、謎に可能性にだけは満ちた低級サーヴァントとあって、かなり関わり合いになど絶対なるまいと避ける要注意対象。もし関わることがあれば、おそらく終始苦労人枠に押し込まれ、アルキメデスと互いに無言で握手をし合うような関係を築けそうなことは想像に難くない。
【解説】
旧約聖書の1つ『サムエル記』に登場する、その名が付けられる通り、『サムエル記』の全体を通して深く関わっているユダヤの士師にして預言者「サムエル」。
サムエルは幼い頃より母親に祭司エリのところへ授けられ、彼の下で奉公しながら彼を師事しつつ、預言者としても活動していき、徐々に周囲の人々からも認められていく。
ペリシテ人と戦争状態にあったイスラエルは彼らに敗北を喫し、契約の箱を奪われ、祭司エリも死に、人々は不安と絶望の渦中に居た。そこでサムエルは皆に主への信仰とその恩恵、慈愛を篤く説き、祈りを捧げた。するとそこへ攻め込んできたペリシテ人たちの頭上で雷が轟き、瞬きの内に蹴散らした。この一件を以て、サムエルは神の声に耳を傾け、その声に従い人々を導く指導者、真の士師と成った。
指導者として長きに渡り活躍してきたサムエルであったが、老成したサムエルは人々の望みをきっかけとして、主からの命にもより、人々を導く新たなる王を選ぶこととなった。王となる人物は主が見繕い、サウルという男が選ばれた。サムエルはサウルの頭に油を注ぎ、サウルに主が彼を選んだことは、神の愛を受けるイスラエルの民たちを導くという非常に重大な大任を任されたことであることを伝えた。そして、民たちの前で、彼らの望み通り新たな王が選ばれることとなったが彼ら民を真に導き救うことができるのは主において他に無いことを強く説くと共に、雷雨を降らせる奇蹟を目の当たりにさせ、主と自身に畏敬の念を刻ませた。>>711
しかし、イスラエルが再びペリシテ人たちとの戦いに入ったある時、サウル王は主の伝えを守らずにサムエルが生贄を捧げて帰ってくることを待たずに先に燔祭を実施してしまったために、主はサムエルを王位から退かせ別の者を王位に就かせることになり、サウル王は王位終焉の憂き目に遭う。しかし主はサウル王にチャンスを与え、彼に試練を課すこととなる。
即ち、サムエルは主の言葉を以て、かつてイスラエルの民と争ったアマレク人たちを財産の1つたりとも遺さぬように殲滅し尽くすことを命じる。しかし、サウル王はまたしても主の伝えを完璧には守らず、アマレク人の王アガグを生かして捕虜とした上、良質な家畜などを戦利品として持ち帰ってきてしまう。このサウル王による主からの信頼に対する裏切りによって、いよいよ主は王を見限ることとなり、破滅の運命を辿ることをサムエルは彼に告げた。サムエルは、サウルが最後まで主への信心を貫けず、その果てに破滅を運命付けられてしまったことを嘆いた。
サウル王の次に主の寵愛を受けるべき新たな王が必要となったが、主はダビデという美少年を選ばれ、サムエルはダビデの下へ行った。サムエルは、サウル王の後任を探していることが彼に知られれば、自身が王に命を狙われかねないことを危惧しつつも、それを承知でダビデの頭に油を注いだ。
やがて、ダビデはサウル王から目障りに疎んじられ命を狙われることになってしまったために、彼から逃げ続けていたが、無事にサウル王と和解を経ていたわけであるが、その間にサムエルは老いにより最期を迎える。サムエルの生は一度ここで終わる。
サムエルの最期からそう多くない月日を経た後、その頃イスラエルは因縁のペリシテ人たちからの何度目かの侵攻に備えようとしていた。ペリシテ人たちは侵攻の準備を着々と進め、軍勢を伴いイスラエルへと今にも迫ろうとしており、彼らの軍勢を知ったサウル王は恐怖していた。>>713
【人物像】
冷たく鋭い眼光を覗かせながらもその眼に眼鏡をかけ、その硬すぎる真面目さが背筋に濃く表れて、それでいて厳かながら神聖な雰囲気を纏った長身の若々しい青年。
何よりも誰よりもまず主への信仰を最優先に据えており、それ以外のすべては二の次として扱う。サムエルにとって遵守すべき絶対のルールとは主唯一つであり、たとえマスターの令呪であろうとも彼を完全に従わせることはほぼ不可能に近い。それ故、サムエルが通常の聖杯戦争に召喚されることはまず有り得ず、万が一あったとすればそれこそ預言により主の意向が介在した場合のみである。
主の意志であるならば、それがどんな凄惨な内容であれ粛々と執行する、まるで機械仕掛けの天使のような存在として、冷酷な人間と思われがちだが厳密には少々誤解がある。サムエルはサムエルできちんと人間らしい感性を持ち合わせ、何よりも共に過ごす時間が長ければ情に厚い一面を見せる時もある。しかし、そうであっても彼の行動原理がブレることは無く、逸話においてサウル王に対してもそうであったように情に絆されて信仰・主への信頼を捻じ曲げるようなことは絶対に有り得ない。融通という言葉を知らぬ、主という絶対的規律を徹底的に重んじる苛烈にして超絶石(なお鋼鉄製)頭委員長タイプ。
人としての情緒をきちんと持ち合わせていながら、その者が主の意向に反する障害となる存在であれば一切の情け容赦なく滅びの運命を伝えるその在り方は、常人からすればとても理解し難いものであり、ともすればその信心は狂気にすら思えてしまう程だろう。人として生を受けた身でありながら、神に仕えることへの狂信的なまでの忠義と勤勉さたるや、人の世に在ってはまさに天より遣わされ地上に降り立った御使いの如し、と形容するのが相応しい。
サーヴァントとなってからのサムエルは実は極めて限定的な場面でのみ啓示が働く。しかし、サムエルは飽くまで常に主より授かった預言に従い行動しているように振舞い、彼を観察する者も無神論者や過激な対立派でも無ければそれを疑いはしないだろう。
しかし、実際には普段はあまり主の言葉が聞こえているわけではない。ならばサムエルが周囲にあたかも現在も主の声を聴けるのだとアピールしたり装っているのかといえば、当然それも違う。彼にとっては飽くまで真剣に本気で現在でも主の言葉が聴こえているのである。>>714
だが、サムエルの行動は結果として確かに、かつて彼と同じく主の御言葉を耳にした(今となっては確かめようもないが、もしまだ人理に刻まれた状態であるのなら)ソロモンから見たとしても、主の意向に則って行動しているようにしか見えないだろう(尤も、千里眼を通してみた場合は看破できるだろうが)。当のユダヤ教における最高存在、天上の主からしても、サムエルの行動は世界を善く正しく運営する為に、その意向・方針に沿った行動であるため、雑に言ってしまえば「サムエル、グッジョブ!」と主的にも大変都合が良いため特にストップがかかるようなことは無いわけである。
【コメント】
実はこれでもかなり前から構想は練っていて、6月パスト・カルデアが実装されて、(未プレイだけど)ダビデのモーション改修が入り、さらに何やらダビデ周りの掘り下げもあったと耳にして、そのニュースがホットな内に完成させて投稿したい!と思っていたのに4ヶ月くらい遅れてしまった・・・。
またダビデがフォーカスされるタイミングがあった時には、幕間とかでもいいから、サムエルへの言及、否さ立ち絵と台詞付きでの登場とかあることを祈りましょう。
ともかく漸く日の目を見せられて良かった・・・。>>716
アレが居るせいで、今回ちょっと聖書、神の子関係のオリ鯖載っけるのちょっと躊躇したってもんですよ
結局投稿しましたけども
何なんですかアレ>>716
上記のものですが、しばらく時間おいて確認してみたら閲覧できない状態になっててウィキページ一覧から消されてた。管理人さんが対処してくださったのかもしれませんねNGワードに関してはどれが引っ掛かるのか、wiki内に一覧を作るなりした方がいいかもしれませんね
【元ネタ】アーサー王伝説(『ペルスヴァル』とその派生)他、近現代作含む
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】クリングゾル
【性別】男性(去勢済)
【身長・体重】169cm・64kg
【属性】秩序・悪
【副属性】地
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷E 魔力A 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:B+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
生前に有した『不可思議の/驚異の/魔力ある/魔の 城』『地の岩山』に
相当する効果の陣地を構築できるが、規模はさすがに及ばない
……土地・物資・魔力とも余程のものを用意していたなら別だが。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。
『不可思議の寝台』をはじめとする数々の驚異が魔城にはあったという。>>720【保有スキル】
昏い猛き乙女の愛:B
魔城に付随する魔の庭園/花園の乙女達、その愛。
“意中の貴婦人”に相応しい誉れを騎士に求める「位高き乙女の愛」の反転、
対象の精神性を己と同じ位置まで引き摺り下ろし堕落させる力。
対象を魅了し、精神性に由来する能力を封じる。
ただし元から彼と同程度以下に低劣な精神には後者の効果は発揮されず、
また高い聖性の持ち主に対しては一切の影響を与えられない。
芸術審美:D
『ヴァルトブルクの歌合戦』(それは13世紀序盤のこととされるのだが)や
『クリングゾルの最後の夏』(それは20世紀に42歳で死ぬ画家の話だが)等の語る
歌匠(マイスタージンガー)・詩人・芸術家としての“クリングゾル”により
芸能面の逸話を持つ宝具を目にした場合、一定確率で真名を看破できる。
スィヴライフェリスト:A
ウェルギリウスの書。ケリドウェンが世にも醜い息子の為に
霊感と叡智の大釜で霊薬を煮ようとした際に参照したとされる書と同じもの。
所要時間増と引き換えに、魔術行使・道具作成のランクを一つ引き上げる。>>721
弱体化:D~A+
聖杯への関与・到達、聖杯探求達成の逸話を持つ人物に対する弱体化。
“聖遺物としての聖杯の本質にどれだけ近付いた者か”により変動し、
相手が聖杯探求完遂者としての霊基そのもの(異霊でないギャラハッド、
聖杯王を継いだ版のパーシヴァル、『王冠』におけるガウェイン等)
であれば殆ど無条件に敗退する。
聖杯の呼名を持つだけの、聖遺物とは無縁のものはこの対象とならない。
【宝具】
『嘆き落つ運命の槍(クゥ・ドゥルル)』
ランク:A+ 種別:対軍・対国宝具 レンジ:2~40・0~99 最大捕捉:1000人
グラールの聖なる槍。不適格者が手にし聖杯守護の王を傷付けた時、
または聖杯守護者が不適格者へ落ちてこれを罰する為に傷付けた時、
王と同期した国土を“何をも生さぬ荒地”とする“嘆きの一撃”をなした物。
彼のもとにあっては奇蹟や癒しの力は無く
激震と落雷の雨を以て広範囲の災いをもたらすもの、
ないし純粋な武器としてのみ力を見せる。>>722
『全て遠き理想郷(クリングゾール・メールヒェン)』
ランク:× 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
『ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン(邦題・青い花)』にて
詩人クリングゾールが弟子にして娘婿となる主人公ハインリヒに語る、
詩人の働きを以て三界(天・地・冥)の統一成った、黄金時代の再来。
完全に堕ちる以前の魔術師クリングゾルが望み、
また堕ちた後も心の奥底に抱き続けている願い。
だが彼自身や陣地の魔力どころか並大抵の聖杯(アートグラフ)でも実現不可。
不可能なので×であり、通常、彼自身これを宝具として認識してすらいない。
万が一これを成し得る何某かが確認された場合、
彼は他の全てに優先して実現を目指す事となる。
【解説】
『ペルスヴァル』にてアーサーの母后やガウェイン卿の母・妹らを
『不可思議の(魔法の)城』に捕らえていた「占星術に長けた学僧」。
『パルチヴァール』ではより悪性を増し描かれた魔術師クリンショル、
ワーグナー歌劇では聖杯守護者たちの明確・積極的な敵クリングゾル。>>723
アーサー王の母后とガーヴァーン(ガウェイン)の妻が語ることには、
彼はナポリのウェルギリウスの血をひくとされる名高い大公であったが、
シシリーの王妃との姦通現場を夫王に押さえられ、去勢されてしまった。
その後は男女問わず人を憎悪し、喜びを奪う事を悦ぶようになったという。
だが約束は守る人物とされ、ガーヴァーンの『不可思議の城』征服により
クリンショルがそれまで奪った財物・捕えた人は全て放たれる事となった。
ワーグナー歌劇のクリングゾルはかつて聖者を志すも挫折し、裏返って
聖者とその信徒・守護者を憎み蔑み、堕落させる事を目指すようになった。
かつてイエスを恋しながら嘲笑ってしまった美女クンドリーを手駒とし、
その美貌と性的誘惑を以て聖杯守護者アンフォルタスさえ陥落させていた。
「聖性を身にまとったあの誇り高き男」は俺を追放したが信徒はみな落ちた。
「聖者達の守護者は救われず、俺を追い求めてやまない運命」だと彼は言う。
じきに自分が聖杯(グラール)を守護する事になろうさ、とさえ嘯いていた。
だが「清らかな愚者」パルジファルはクンドリーにより愛の苦しみを知るも
その愛に落ちる事は無く、ならばとクリングゾルが自ら手に取り投げ放った
「グラールの聖なる槍」もパルジファルの前に動きを止め、所有者を移した。
パルジファルの掲げたその槍は、クリングゾルの庭園と城を滅ぼしたという。「御機嫌よう。私は早百合姫と申します。あれ、なぜ私はバーサーカーのサーヴァントとして呼ばれたのかしら…?」
【元ネタ】伝承、『早百合伝説』
【CLASS】バーサーカー
【真名】早百合姫
【異名・別名・表記揺れ】早百合
【性別】女性
【身長・体重】155cm・43kg
【肌色】青白 【髪色】濡れ黒羽 【瞳色】黒
【外見・容姿】
百合色の着物を着た儚い女性。再臨すると所々切り裂かれ血痕の付いた死装束
【地域】日本
【年代】戦国時代?
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他属性】人型、死者
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:B 幸運:E 宝具:C
https://picrew.me/ja/image_maker/625876/>>725
【クラス別スキル】
狂化∶EX
通常時は理性もあり落ち着いて会話もできるが、スキルとの打ち消し合いによるものであり本質は既に人格破綻している
また、マスターに嘘や讒言を禁じているが、清姫のようにマスターが嘘をつくと令呪を一角喪失させるわけではないが、嘘の内容によるものとマスターが讒言を信じ裏切った場合全角喪失するおそれがある。
【固有スキル】
虚ろなる美:B
自身のその美しさと、残酷な最期が混ざり合い、スキルになったもの。その美しさと悲劇性が他者の心を憐憫の情を抱かせてから惹きつけ、敵対者に呪いを与える
さゆり火:A
またはふらり火、ぶらり火とも呼ばれ、富山県富山市磯部町の神通川流域の磯部堤で明治初期まで現れていたとされる富山の伝承において自身の死後に怪火が現れ、「早百合、早百合」と声をかけると、女の生首が髪を振り乱しながら怨めしそうに現れたという
バーサーカーはこれを操り、呪術や使い魔を派遣することも可能
■■■の■∶?
詳細不明>>726
【宝具】
『早百合悲歌(とどろけ、さゆりのかなしみ)』
ランク:D 種別:固有結界 レンジ:1〜50 最大捕捉:100
かつて自身が味わった悲劇の人生が心情風景となり、宝具に昇華されたもの
固有結界内にて磯部堤を背景にさゆり火が漂い、辺り一面■■■が覆い尽くされている。それらが対象の周囲に張り巡りデバフを与えて魔力などを奪う。その際に精神判定が発生し、それに失敗した場合全ステータスが大幅に下がり、幸運に関しては異様に下がりやすくなり確率で確率で呪われて命を落とす。
───だがこの宝具はあくまでも限定解放にしか過ぎず…?
【Weapon】
さゆり火
『百怪図巻』『化物づくし』などには、犬のような顔をした鳥が炎に包まれた姿で描かれている。『画図百鬼夜行』による画も炎に包まれた鳥だが、こちらの顔はインド神話の迦楼羅を思わせる。解説がないためにどのような妖怪かは不明だが、火の化身であり、供養をされなかった死者の霊魂が現世をさまよった末、このような姿に成り果てたとする説がある。また、ふらり火の類話として「ぶらり火」の伝説がある。
■■■
詳細不明>>727
【解説】
戦国時代の越中国(現在の富山県)に伝わる伝説『早百合伝説』に登場する佐々成政の側室・早百合姫。諸説は異なるが、佐々成政があるとき巡回していたとき、早百合という娘と出会い、その美しさに惚れた成政は彼女を妾に迎えて、一時もそばから離さず寵愛した。だが他の側室や女中から疎まれてしまい、ある時早百合姫が成政との子を懐妊しているのを見た彼女たちは讒言した。
「早百合姫は他の男と不義の密通をした」と。
城から帰った際にそれを聞いた成政は激怒し愛憎のあまり早百合姫を引きずり上げて殺し、彼女の弁解などを聞かず磯部堤で木に吊り下げてバラバラに切り裂いた。さらには彼女の一族までも同罪として処刑されることになる。早百合を始め無実の罪で殺されることになった一族は、成政に呪いの言葉を残す。それによるものか讒言を行った側室や奥女中たちの不審な死を始め周囲に不幸が訪れていき、最終的に成政本人も悲劇的な末路を迎えた。
だが彼女は史実上の確かな実在を示す公式な一次史料は確認されておらず、史実との矛盾点含め彼女は「早百合伝説」という伝承・郷土伝説の登場人物とされており、本来は幻霊相当の存在にしか過ぎないものではあるものの…?
果たして人々によって記録が消された彼女本人なのか、架空の存在なのか、或いはそれに近い女性なのか
「他者の讒言を信じ、私を裏切るのですね…!許さない…!!」>>728
「呪いよ、咲き誇れ」
真名落花
【元ネタ】史実、『早百合伝説』『黒百合伝説』
【CLASS】プリテンダー
【真名】黒百合
【異名・別名・表記揺れ】クロユリ、エゾクロユリ、ミヤマクロユリ、黒百合姫(自称)
【性別】女性
【身長・体重】155cm・43kg
【肌色】蒼白 【髪色】黒に近い黒紫 【瞳色】黒目に淀んだ琥珀
【外見・容姿】和服ドレスを纏った女性。髪飾りや服装の所々に黒百合の装飾が施されている
【地域】日本
【年代】?~現代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他属性】人型、植物
https://picrew.me/ja/image_maker/625876/
※記載し忘れましたが上記の画像も含め五百式立ち絵メーカー様>>729
【クラス別スキル】
狂化:EX
通常時は理性もあり落ち着いて会話もできるが、スキルとの打ち消し合いによるものであり本質は既に人格破綻している
また、マスターに嘘や讒言を禁じているが、清姫のようにマスターが嘘をつくと令呪を一角喪失するわけではないが、嘘の内容によるものとマスターが讒言を信じ裏切った場合全角喪失するおそれがある。
元が植物であるが故に一種の狂気(理性)を得たが、人との価値観が完全に合うわけでもない
復讐者:A
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変化する。
花言葉の性質上、ランクは高め
忘却補正:B+
人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。
愛する人に裏切られた怒りや恨みは忘れなず、その報復は強力なものとなる
自己回復(魔力)∶C++
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。
花が養分を吸い上げるように魔力を微量ながら毎ターン回復>>730
【固有スキル】
虚ろなる美:B
自身のその美しさと、残酷な最期が混ざり合い、スキルになったもの。その美しさと悲劇性が他者の心を憐憫の情を抱かせてから惹きつけ、敵対者に呪いを与える。まるで黒百合のように
さゆり火:A
またはふらり火、ぶらり火とも呼ばれ、富山県富山市磯部町の神通川流域の磯部堤で明治初期まで現れていたとされる富山の伝承において自身の死後に怪火が現れ、「早百合、早百合」と声をかけると、女の生首が髪を振り乱しながら怨めしそうに現れたという
バーサーカーはこれを操り、呪術や使い魔を派遣することも可能
黒百合の恋:C
黒百合の花言葉には「呪い」「復讐」等の怖い意味があるが、「恋」「愛」というロマンティックな意味もある。アイヌの伝承において思いを寄せる人の近くにこっそりクロユリを置き、相手がその花を手に取ると2人は結ばれるというロマンチックな言い伝えがある。
任意の対象に加護や祝福を与え、その対象が攻撃を受けるなど危害が加えられた際に呪詛が発動し与えた相手に報復する。>>731
【宝具】
『黒百合哀歌(さきほこれ、わがかなしみののろい)』
ランク:B+ 種別:固有結界 レンジ:1〜100 最大捕捉:500人
上記の宝具『早百合悲歌(さゆりひれん)』の正体でありが名称が変化したもの。早百合姫が味わった悲劇の人生とクロユリの呪いが混ざり合って心情風景となり、宝具に昇華されたもの
固有結界内にて磯部堤を背景にさゆり火が漂い、辺り一面黒百合が咲き誇り地面が覆い尽くされている。それらが対象の周囲に張り巡りデバフを与えて魔力などを奪う。その際に精神判定が発生し、それに失敗した場合全ステータスが大幅に下がり、幸運に関しては異様に下がりやすくなり確率で呪われて命を落とす。
また、固有結界内において黒百合が咲いており、プリテンダーはそれを摘み取り相手に渡せば、受け取った相手を確実に破滅の道へと歩ませることも可能
【Weapon】
さゆり火
『百怪図巻』『化物づくし』などには、犬のような顔をした鳥が炎に包まれた姿で描かれている。『画図百鬼夜行』による画も炎に包まれた鳥だが、こちらの顔はインド神話の迦楼羅を思わせる。解説文がないためにどのような妖怪かは不明だが、火の化身であり、供養をされなかった死者の霊魂が現世をさまよった末、このような姿に成り果てたとする説がある。また、ふらり火の類話として「ぶらり火」の伝説がある。
黒百合
自身の端末である花。その植物で相手の行動を阻んだり花びらや葉を刃状にして飛ばしたり、香りを呪詛に具現化して飛ばしたりする>>732
【解説】
黒百合とは、高山植物のユリ科バイモ属の植物であり10〜30cmほどの高さで、チョコレートのような深い赤茶色や黒紫色の花を下向きに咲かせる。花期は夏で6-8月で生息地は北海道の低地湿原や本州中部北部の高山帯や山の上など、涼しい場所に自生している。しかし 虫に花粉を運んでもらうため少し変わった強い匂い(独特なにおい)がするので、見た目の割にあまりいい匂いではない
花言葉は「恋」「愛」であり、アイヌ民族の伝承にて思いを寄せる人の近くにこっそりクロユリを置き、相手がその花を手に取ると2人は結ばれるというロマンチックな言い伝えがあるとされている。だがその一方で「復讐」「呪い」であるとされており、上記の物語『早百合伝説』においても早百合姫は処刑される際、彼女は「立山に黒百合の花が咲いたら、佐々家は滅亡する」という呪いの言葉を残した。これらによるものかは定かではないが、後にさまざまな不運が起き、成政自身も争いに敗れて最期を迎えた。その際に、立山に黒百合が咲いていたとされている。─────果たしてこれは偶然か彼女の言葉通り咲いたのか
この不気味さと後にできた伝説が結びつけられて、黒百合は人の身を得て彼女の役柄を羽織り、プリテンダーとして登録された。>>733
【人物像】
本来神秘が薄くただの花であるが故に人格は存在しないのだが、早百合姫の役柄を羽織った際にそれらを得たもの。通常時は物腰低く一歩身を引き、おだやかで儚げな大和撫子。その雰囲気が他者の嫉妬や加虐心を燻ぶらせてしまう危うい面も醸し出す。
だが本質は残忍であり、恨みは忘れることはなく一度されたことは報復が果たされるまで対象を逃がさず主に影からの陰湿な復讐を行う。「だって容易に相手をそのまま葬ったら味気がなく報復の意味がないでしょう?」とのこと。また嘘に関しても厳しく、清姫みたいに全ての嘘に対して厳しく激怒して令呪を一角強制喪失はないが、嘘の重さと内容によっては説教が強制的に始まって口説き、改心しなかったり嘘の罪が重い場合は上記のように悲惨な展開になるだろう。花言葉の性質も相まってか、幸薄被虐に見えて残忍闇深大和撫子
その一方、好きな人に対しては一途であり完全無辜の民や心を許したものに対しては献身的で優しい面も見せる。もしマスターがそれらを守り、讒言に惑わされることも裏切ることもなく真摯に接すればプリテンダーは自ら裏切ることはなく最後まで仕えるだろう。…ただしヤンデレほどではないがそれに近いほど愛が重いのを除けばの話だが
好きなもの:誠実な人、穏やかな時間、報復が果たされる瞬間、復讐対象者が絶望や苦しむ様子
嫌いなもの:嘘、讒言、茶会
天敵:虫、クロユリの匂い
願い:───今度こそ、偽りなく私を愛してくれる存在を
【一人称】私【二人称】貴方【三人称】貴方様、あの方>>734
【因縁キャラクター】
佐々成政
自身を愛し、自身を殺した人。今となっては一言では言い切れない愛憎以上の感情を抱いている。もしどこかで顔を合わせてしまった場合、彼女は───
茶々
個人については嫌ってるわけではないが、生前茶会で苦い出来事があったのかどこか気まずくて近寄れない
コロニス
国など異なるが、讒言のせいで夫に殺されて命を落としたものつながり。何故か気が合う相手。
清姫
嘘に裏切られたものつながり。また、(性質が異なるとはいえ)嘘を嫌う者同士でもあり上記同様気が合う相手
クリュティエ=ヴァン・ゴッホ
植物に関する者つながり。自分が讒言で殺されたのに対し、クリュティエの方は讒言で間接的に相手の命を奪ったためあまり快く思ってない
【コメント】
黒百合にまつわるもう一つの物語『黒百合姫祭文』があったけど、検索したら早百合伝説のほうが有名だったのでそれを羽織った花を作成してみました【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【真名】イーオー 【性別】女
【身長・体重】153cm・42kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:D 魔力:A 幸運:A 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:B++
ライダーのクラススキル。主神の加護による増幅される。
騎乗:EX
ライダーのクラススキル。神代ギリシャの超技術により製造された牝牛型の機械に搭乗する。
神性:C
河の神の娘とされる半神である。
【保有スキル】
聖婚の巫女:A
本来は女神ヘラの別名とされ、エジプトに渡ってからは女神イシスとも同一視された神授王権の証明者。伴侶の王国に繁栄を齎す。
主神の寵愛:B
主神ゼウスから授けられた愛。テオス・クリロノミアによる概念強化。ライダーの肉体は女性的であることを定められているためパラメータは変化しないものの、反射神経や思考速度などは強化されている。
木星の月:EX
ライダーの名は、木星の衛星の由来となった。また牝牛の姿は月の神獣に関わるとも云われる。>>736
【宝具】
『豊穣の神牛 (メーテール・ボオーピス)』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:100
ライダーが姿を変えられたとされる牝牛の正体、神代ギリシャの超科学的産物である、牝牛型機動兵器。そんなもので浮気を誤魔化せるわけもないが、焦っていたゼウスはその場にあったものでライダーを匿うほかなかった。ヘラはこれのシステムを掌握し、中から開けることができないようにしたらしい。なお搭乗者を保護するため生命維持機能が搭載されており餓死などの心配はなかった模様。
宝具として展開したときは、女神型に変形して機神デメテルの豊穣の権能を模した大兵装を起動する。つまりエジプトに建てたデメテル像とはこの宝具のことである。
【Weapon】
『魔術』
神代の魔術を行使する。魔術の女神でもあるイシスとの縁があり、その腕前はミノス王の妻パーシパエーに匹敵する。
【解説】
ギリシャ神話に搭乗、否、登場するゼウスの愛人(被害者)。本来は女神ヘラの別名ともされるが、浮気を咎められているので取り込み損ねた神性の残滓だったのだろうか。
ヘラの巫女として神殿に仕えていたが、ゼウスに目をつけられる。敢えなくお手つきとなったイーオーは牝牛の姿に変えられ、ゼウスに匿われるが、ヘラは牝牛のままイーオーを貰い受け、監視の巨人アルゴスに見張らせた。ゼウスの命を受けたヘルメスの手で救い出されるが、ヘラは虻を放ちイーオーを追い立てる。
やがてエジプトまで逃げ延びたところでゼウスとヘラの間で和解が成立し、イーオーは人の姿を取り戻す。その後、エジプトの王家の一員となり、デメテルの像を建てて、デメテルとともに女神イシスと呼ばれることとなった。
【Wiki登録】可【出典】史実
【CLASS】ライダー
【真名】ウィリアム・オーガスタス
【異名・別名・表記揺れ】屠殺公
【性別】男性
【身長・体重】154cm・50kg
【肌色】白 【髪色】金 【瞳色】碧
【外見・容姿】深紅のローブを身に纏った金髪の美少年。
若き頃は文武に優れる美少年「スウィート・ウィリアム」として寵愛されていたものの、足の傷を契機にぶくぶく太り、戦果を挙げるための苛烈な戦後処理と軍規により国民の支持も失った。故の若き姿での召喚である……?
「どうしてここまで当たり前のことに、そこまで的外れな答えが返せる?斤量は軽いほうがいいに決まっているだろう?」
【地域】イギリス
【年代】A.D.1721-A.D.1765
【属性】秩序・悪
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:C+ 耐久:C+ 敏捷:E 魔力:D+ 幸運:C 宝具:A
足の銃創により生涯歩行に悩まされた逸話がある。肉体が若返ってもなお呪いのように足を苛み、敏捷値が極端に低い。よって、基本的に馬車から下りない。
【クラス別スキル】
騎乗:C
ライダーのクラススキル。正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせ、野獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
ライダーとしては相当に低い……が?>>738
騎獣調整:A
騎乗スキルにおける「正しい調教、調整」を乗り物に付与するスキル。
「被騎乗属性付与」と言い換えても良い。乗騎のランクが高いほど付与に時間はかかる。
これにより、オーガスタスは事実上A++の騎乗スキルを獲得し、竜種を含むすべての獣を乗りこなすことができる。
【固有スキル】
見よ、勇者は帰る:B
オーガスタスの凱旋を祝うために作成されたオラトリオ、ユダス・マガベウス第三部五十八曲。
自身の勝利を祝うための曲がクラシック史に名を残したことで生まれた、音楽とともに全ステータスを1段階強化するスキル。
ステータス強化は極めて優秀なのだが、突如流れるフルオーケストラは戦場において位置・真名を知らせてしまうデメリットも大きく、さらに自動発動。有利になると勝利確定BGMとして勝手に流れ、4分ほどで勝手に演奏終了して効果が切れる。
屠殺技術:A
卓越した「戦後処理」技術。戦闘において敗北した相手への攻撃に対してプラス補正がかかり、与えたダメージぶん魔力を回復する。
要はFGOでのオーバーキルの挙動を聖杯戦争に持ち込むスキル。
ハイランドの鎮圧:C
オーガスタスはジャコバイト反乱の鎮圧に際しケルト文化を徹底的に弾圧し、キルトやタータンの着用も禁じさせた。
ケルト神話系サーヴァントに対する特効効果。>>739
【宝具】
「不要なものは屠殺に回せ。役立つものには誉を与えよ。血を流し、血を受け継ぎ、弱きものは肉に換え、気性荒きは捻じ伏せよ。」
「ただ、それだけのことだ。国も、人も、馬を扱うようにあればよかったのに。」
『唯一抜きんでて、並ぶものあり(エクリプス・ファースト・アンド・レスト・キングヘロド)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:100人
ウィリアム・オーガスタス最大の才能。王族としてでも、軍人としてでもなく、「余生の趣味でやっていた牧場経営者」としての栄光。競馬史に残る……というか、「サラブレッド」そのものの原典となる、二頭の名馬を生み出した、人類史最高の馬産者。
エクリプスは史上最強の競走馬に挙げられることも多い黎明期の名馬。1頭が見え透いていたが故あるギャンブラーが2連単を提案、そしてその結果こそが唯一抜きんでて並ぶものなし……すなわち、「エクリプスが1着、2着以降はなし(=1着と92馬身差以上となったため当時のルールにより失格)」となってしまったほどの怪物である。
ヘロドは史上最強の競走馬ではないだろう。だが、史上最強の種牡馬である。かのヘロドの子は497頭1042勝を挙げ、さらにその中の子の1頭から469頭1108勝を挙げる圧倒的な遺伝子。現代のサラブレッドの血のうち18.3%をヘロド1頭で影響しているという別種の怪物。
史実においては並び立たなかった、史上最強クラスの競走馬2頭立てによる『戦車(チャリオット)』。武装した英国王室馬車。
単独で英霊として成立しうる競走馬2頭を、単独で英霊として成立する軍人が乗りこなし、本来の歴史になかった軍馬として運用する宝具。
英霊としての格としては赤兎馬とブケファラスでタンデムしているようなものであり、伝承による強化も含め、ただ走るだけで周辺を荒地(ダート)に変える。
【Weapon】
銃剣:ソケット式銃剣。オーガスタスは兵に銃剣を持たせ、正面の敵ではなく斜め右隣の敵を突くことで相手の盾による防御を回避する戦術を考案した。>>740
【解説】
カンバーランド公爵ウィリアム・オーガスタス。ハノーヴァー朝英国王ジョージ2世の三男。18世紀イギリスを代表する王族軍人であり、英国陸軍総司令官。
若くから軍務への関心が高く、勇敢で理知的で美形であったため、一時は長兄フレデリック・ルイス以上に王位継承に近いとさえ称された。そして陸軍に所属し、足を弾丸で打ち抜かれながらも当然のように英国陸軍の頂点に上り詰める。お飾りの王子ではなく軍制改革や軍事指揮に対しての主導権も有する、実務的にも優秀な軍司令官であったようだ。
当時、名誉革命により追放されたステュアート朝ジェームズ2世の孫、「若僭王」チャールズ・エドワード・ステュアートが亡命から帰還、プロテスタントとカトリックの対立とも相まって、ハノーヴァー朝の転覆を目的とする「ジャコバイト運動」が発生していた。
カロデン・ムーアの戦いにおいて洗練された銃剣戦術、ゲリラを行いづらい平地への釣り出し、そして潤沢な砲兵を用いてこの運動を完全鎮圧したのがオーガスタスである。
しかし、屠殺公を有名にしたのは勝利そのものではなく、戦後処理だった。反乱の参加者は、逃げ出したものも負傷したものももれなく追い詰めて屠った。帰るべき家屋はすべて焼却した。利益を生む金品や家畜は全て略奪した。反乱軍でなくとも、それにかかわった村落もまた同じであり、教会であっても例外はなかった。
そして、質の悪いことにそれらは徹底的に統率された「戦後処理」であり、差別もなく、兵の暴走もなく、ただあくまで将来の氾濫を予防するための、生真面目な「平和活動」であった。
が、あまりの残虐性から市民の支持を失い王位継承者からは転落、それどころか本来主張できた摂政の地位すらも得られなくなってしまった。>>741
しかし、サーヴァントとしてのオーガスタスの強みはそこではない。王に慣れなくなった後、余生を謳歌する彼は、趣味の牧場経営の過程で歴史上最強クラスの名馬「ヘロド」と「エクリプス」を生み出した。語弊を恐れず言えば「品種改良でサラブレッドを作った人物」と言って差し支えなく、歴史上最高の『馬産者』である。
競馬史に残る、というかもう「競馬を成立させた」と言ってもよく、後世には数々の逸話も付与された英霊級の超名馬を、『軍馬として運用できる』唯一の人物。
【コメント】
史上最強の馬産者、屠殺者カンバーランドです。馬産者……馬産者!?!?
普通に軍人としても世界史の教科書に載るレベル、単独で十分に英霊水準なのだが、「趣味で育てていた馬が2頭も英霊の座にいる」とかいう本当にわけのわからないことが起きている人物。
それこそダビデ王しかりロムルスしかり、羊飼いや牧夫から王に成り上がった英雄は数多いのだが、生まれながらにして王子なのに牧夫の才能がダビデ王の10000倍くらいあるのは唯一抜きんでて並ぶものなし。
wiki追加、SS使用可能です。そういやウィキに掲載済みの自分のサーヴァントをいずれリメイク投稿してみたいんですが、投稿してウィキに掲載する際に、昔投稿したのを旧版として分けたほうがいいのでしょうか?新しく書き直したほうがいいのでしょうか?
【元ネタ】史実(オランダ)
【CLASS】キャスター
【真名】マウリッツ・エッシャー
【性別】男性
【属性】秩序(混沌)・善
【ステータス】筋力A(E) 耐久A(E) 敏捷A(E) 魔力EX(D) 幸運A(C) 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:EX
キャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地な陣地「工房」を作成可能。
彼が作成できるのは無限の魔力を取り出せる、四次元空間の「庭園」である。
「庭園」内におけるキャスターは、全能に近い力を発揮することができる。具体的には世界のテクスチャを変更して、二次元を三次元に変え、三次元を四次元に書き換えることが可能。
ただしマスターを含む、生者を中に入れることは、ほぼできない。>>744
【固有スキル】
星の開拓者(偽):EX
人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。あらゆる難航、難行が『不可能なまま』『実現可能な出来事』になる。宝具の能力により擬似的に獲得したスキルであるため、実現可能となる時間は極めて短く、すぐに世界による修正が発生する。
陰陽逆転:A
光を影に、エントロピーをネゲントロピーに、攻撃を回復に、回復を攻撃に変える、因果の書き換え。
対象が受ける予定のダメージを同数値の回復に、受ける予定の回復を同数値のダメージに変更する。
さらに、このスキルの成功確率は神秘の象徴である、魔力対抗判定の数値に「反比例」する。
ただしこのスキルはキャスター及び、効果対象の視界内でしか発動できない。
騙し絵:A++
幻術と似て非なるスキル。世界のテクスチャを騙すわけではないが、優れた視覚的効果によって、対象の感覚をコントロールすることができる。
特に令呪や、サーヴァント召喚用の陣のような、魔術的幾何学模様に対する効果は抜群で、画数の消費をマスターやサーヴァント本人達にさえ誤認させたり、陣による魔術の発動をジャミングするなども可能。
対抗手段として、同ランク以上の心眼や千里眼スキルによって無効化される。>>745
【宝具】
『錯視的庭園(ガーデン・オブ・ペンローズ・トライアングル)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:2〜40 最大補足:20人(あくまで視界に収まる人数の目安)
世界のテクスチャを張り替えることで、現実的には作成不可能なはずの庭園へと相手を閉じ込める宝具。
庭園内は強固な四次元空間かつ出口が存在しない空間となっているため、脱出は極めて困難。
後述する宝具の能力により、作成不可能であるという矛盾を解決したかのように見せかけることで、この宝具は発動可能となる。発動条件は、対象の全身が視界に収まっていることと、対象以外の第三者による観測が行われていないことである。
庭園内には永久機関が組み込まれており、無限に近いエネルギーを生成する能力を持つうえ、無限に近い数の幻想種が内部を徘徊している。
幻想種は並の魔術師程度であれば歯が立たないほど硬い甲殻と、重力を無視して壁や天井を這い回る能力をもつ。
この宝具で生み出されたものはありとあらゆる幻想を、そのまま幻想として、フラットに裁定する。よって神秘であればあるほど、むしろ傷つけられることはない。
特に神代のサーヴァントによる攻撃であれば、宝具による攻撃であっても一切を無効化する程の防御力を誇るが、逆に生者による、神秘を伴わない物理的損傷には弱い。
生きた人間により、庭園内にある庭園の「核」である、立方体を破壊された場合、宝具は崩壊し、後述の宝具も使用不可になるほか、ステータスも括弧内の数値となる。
『描く手(ドローイング・ハンド)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1
最大捕捉:1
キャスターの切り札であり、生命線であり、アキレス腱でもある宝具。
幻想の産物である自分自身が、幻想を生み出すという矛盾そのもの。それを一見解決したと"見せかける"ことにより、キャスターというサーヴァントの情報を、キャスター本人が書き換えることができる。
自己改造系スキルの究極形態であり、キャスターらしからぬ高いステータスは、この宝具の効果によるもの。
対サーヴァント戦における自分の各種判定数値を、概ね任意の数値として再設定したうえで行えるという、破格の効果を有する。ただしこの宝具の存在は、他者に観測されてはならない。>>746
【解説】
パズルのような幾何学的絵画や、無限に登れる階段などの騙し絵でお馴染みの、芸術家・版画家。
マクスウェルの悪魔とは異なる原理での、偽永久機関の代表とも言われる水車の絵はあまりにも有名。
名作「階段の家」の謎生物は、オリジナルではあるが名前がつけられており、「ペダルテルノロタンドモーヴェンス・ケントロクラトゥス・アルティクロース」というらしい。長くて怖い。
世界的に認められ、視覚の魔術師と称されたことが、キャスタークラスを得た遠因である。
有名だしいるかなと思ったら意外といなさそうだったので。
wiki登録、SS使用可。【元ネタ】史実(イタリア他・12世紀)
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】アルナルド・ダ・ブレシア
【性別】男性
【身長・体重】155cm・46kg
【属性】中立・善
【副属性】人
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷D 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:-
宝具による魔物化能力と引き換えに、通常の狂化は失われている。
【保有スキル】
無力の殻:C
宝具および他スキルを使用しない限り
サーヴァントとしての気配を殆ど発さず、
現界に要する魔力も微々たるものとなる。>>749
【宝具】
『流れ着く糾弾の徴(パプストエーゼル)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1体
近世初期にテヴェレ河で発見されたと語り伝えられた怪物的死体、
教皇権の腐敗を示す天の啓示だと主張(宣伝)された『教皇驢馬』。
遠目には人型、だが顔は驢馬。四肢は鱗が覆い、
右手には象の蹄があり、左手は人のものに似て、
右足には牛の蹄があり、左足は猛禽の如く。
獣耳のある老人顔が浮き出た臀部からは尾が伸び、先には竜の頭がある。
本来であれば、これとアルナルドに直接の関係は一切無い。
教皇を批判・否定したアルナルドの遺灰が捨てられ、三世紀半後に
教皇・教会の腐敗を示す死体が畔に打ち上げられもした河を介した結び付き。
真名と共に肉体がまず濡れた灰へ変わり、それから怪物姿へと変貌する。
保有スキルによる能力行使以上に使用を嫌がるが
使用後(解放中)は理性が曖昧になるのか、躊躇いを見せなくなる。>>751
聖なる事柄は人の理性・知性によって(完全とは行かぬまでも)理解ができ
合理的説明を経ての信仰が可能、と説いた大学人アベラールの弟子であった。
この考えに否定的な同世紀最大の聖職者ベルナールはアベラールを非難したが
彼の講義は大変人気があり、教会内にも支持者が少なからずおり、また話を
あくまで教理上の問題に限って教会・聖職者への攻撃は控えていたために
暫くの間はギリギリ許されていた …が弟子は師のように振る舞わなかった。
アルナルドは真っ向から教皇・教会の有り様を否定し、危険分子とされる。
異端審問を受けイタリアを逐われ、フランスからも追い出され、チューリヒで
同門の学友に匿われるも、彼をボロクソ罵るベルナールの書状がそこへ届いた。
消息を一時絶ったアルナルドが再び姿を現すのは、数年後のローマ市であった。
イタリア諸都市で起こっていた、市民自治を要求するコムーネ闘争。それが
ローマでも起こっていたが、観光・巡礼以外の産業が未発達で商人階級が薄く
また“君主”が領主貴族ならぬ自分達が信仰するカトリックの長である事から
どうにも揮わない状態にあった。しかしアルナルドは「世俗権力と結び付き
堕落した聖職者の穢れた手が、真の聖務を成すものか」と強く人々に説いた。
名門貴族ジョルダーノ・ピエルレオーネと共に、彼は指導者的な立場となる。>>752
教皇は世俗権力を放棄すべし、と主張する彼は元老院と共和制の復活を求めた。
ジョルダーノが元老院議長に選出され、一同は紀元前からの元老院の所在地
カンピドリオの丘に立て籠もった。時の教皇は無論鎮圧を試みるが抵抗は頑強、
自ら最前線へ赴いた …が投石で死んだ。次の教皇に選ばれたエウゲニウスは
叛乱勢力に阻まれて大聖堂で戴冠する事もできず、ローマ市を一旦放棄する。
なお、行き当たりばったりの“元老院と共和制”も上手く行くわけがなかった。
教皇庁の活動も主要産業たる観光/巡礼も麻痺した市は荒れ、ジョルダーノは
独断で和平を試み、バレて糾弾を受けると一族を率い聖天使城に籠ってしまう。
元老院と教皇の両方から軍の派遣を要請された神聖ローマ皇帝は判断を保留。
グダグダのまま六年が過ぎ、1152年に和平協定が成立、教皇が市に帰還した。
しかし新教皇も新皇帝(赤髭フリードリヒ)も、協定では認めた市民統治を
本心で認める気など無く、アルナルド追放を命令。更に聖務停止を宣言すると
ローマ市民は三日で音を上げ、大勢でカンピドリオの丘に押し寄せた。
市外へ追われたアルナルドは近郊に匿われていたが、教皇と合流した皇帝軍が
これを逮捕、またローマ市を完全制圧した。異端審問所は彼を異端と断定し、
アルナルドは絞首刑後火刑に処された。遺灰はテヴェレ河に捨てられたという。リクエスト鯖
【元ネタ】儒教 孔子素王説
【CLASS】セイヴァー
【真名】孔子
【異名・別名・表記揺れ】孔丘(本名)、仲尼(字) 孔夫子、素王、文宣王、至聖先師、万世師表(尊称)
【性別】男性
【身長・体重】216cm・120kg
【外見・容姿】袞服という礼服と冕冠を着た中華皇帝風の格好。長人(背が高い)、河目隆顙(横に長く切れ上がった目、盛り上がった額)、舌理七重(下の筋が七本あった)、斗唇(巨大な唇)、虎掌・亀背、頭の形は尼山に似る。胸には『制作定世』の文字があった――などなどの後世の讖緯説などによる神格化の影響を受けている。
【地域】中国
【年代】春秋時代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型 竜種 神性 王
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷D 魔力A 幸運B 宝具EX>>755
【固有スキル】
可能性の光:EX
星の開拓者に似て非なるスキルにして、無辜の怪物によく似たスキル。
実際に自分が手掛けた事も、実際には関わりのない伝説も、すべてを一身に受け止めた偶像がセイヴァー・孔子であり、現界した彼は尚古と天命の具現として振る舞う。
竜種としての属性を有するのも、孔子が黒帝(黒龍)の子であるとする伝説を有する為か。
制作定世:EX
正当な自然の流れに属さない歪みから生じる干渉を正しい流れに戻し、世界を儒教思想に基づく形とする天命を背負う。
端的に言えば、魔術のみならず“魔”やそれに類する存在・神秘からの干渉まで対象に取れるようになった対魔力。
僅かでも魔としての側面を有する干渉であれば問答無用でシャットアウトする。
神性:C
黒帝の子とされる事からある程度の神性を有する。>>756
【宝具】
『素王筆法・天将木鐸(いっぴつ、ばんせいをただす)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
人理の校閲。人類史を再定義する春秋の筆法。
理想化された上古の規範を現世の判断基準とし、あらゆる事象の正邪を裁定する宝具。
その裁定を『世界の法則(テクスチャ)』にまで拡張することで、人類の築き上げた歴史と、その歴史によって成立する権威・制度・因果関係を書き換える事すら可能とする。
世界がその事実をいかに評価し、何を正当なものとして認め、何が抑止力によって後押しされるかを変更するもの。
テクスチャの恣意的改変と言っても良い。
儒教思想において『義』と認められる行為は、その正当性を人理によって補強される。
また『不義』と判定された行為は、その正当性を失い、行為・現象を成立させていた権威・契約・加護・指揮系統などの根拠が崩壊する。
また、間接的な原因を結果に直結することで、命令者・扇動者・共犯者など、表面上は事件から距離を置いていた者にも、その行為に対する責任を帰属させる。
端的に言えば、儒教道徳における正邪・善悪の判定に基づき、人類という概念のパラメータが変化し、個々人もその影響下に置かれるのである。
また、副次的な効果として、孔子の存在は(儒教における聖人であるが故に)人理によって補強され、人類からの攻撃に対して無敵と呼べる程の防御力を発揮するようになる。
この守りを打ち破るには儒教道徳において彼と同等以上と見なされる聖人による攻撃か、人類の版図を上回る規模の攻撃が必要となる。
霊長・人類に含まれない存在による攻撃には効果が薄れるが、スキル:制作定世によって補填される為、総合的な防御性能は大差ない。>>758
【Weapon】
『紫微剣』:
後世の神格化の過程で孔子の物とされた刃も鋒もない剣。セイヴァー・孔子はこの剣を筆のように振るい、世界を書き換える。
紫微とは天帝の座所にして秩序の中心である事を象徴する名。また、刃も峰も持たないのは儒教における教化の象徴であるが故。
だが、生前の孔子は論語において「紫の朱を奪うを悪む」――つまり紫が赤の座を奪っていて許せないと述べていたという。
赤・青・黄・白・黒の五色を正色、他を間色とする孔子の思想からすれば、紫色の流行と地位向上は世の秩序の乱れにも通じるものだと思えてならなかったのだろう。
その紫色が至高の地位を示す色として定着し、孔子の佩剣の銘として伝承されたのは歴史の皮肉と言えよう。>>759
【解説】
春秋時代の思想家・孔丘。それを原型としながら、後世の人々による顕彰と伝説化を経て、聖人にして王者たる存在へと昇華されたもの。
素王孔子。歴史上の孔子その人というよりも、彼こそが天下を治めるべきであったとする儒家の理想と、後世の信仰が生み出した救世主。
孔子は生前、周初の秩序を理想とし、礼と徳によって乱れた天下を立て直すことを志した。
しかし、その理想が現実の政治において結実することはなかった。
彼は王位を得ることも、理想とする政治を天下に実現することもなく世を去ったのである。
だが、孔子の門弟たちは、その師の生涯を単なる失敗として終わらせなかった。
『論語』には、弟子の子貢が孔子を天が生み出した聖人と称え、日月にも等しい存在として擁護した言葉が残されている。
師への敬慕と、学団の外から寄せられる批判への反論。その中で孔子は、一人の思想家から常人には及び難い聖人へと位置付けられていった。
戦国時代に至ると、その評価はさらなる高みに達する。
孔子は舜や禹といった古代の聖王に比肩するばかりか、彼らをも超える存在として論じられるようになった。
孟子もまた、孔子が天下を得なかった理由を、徳の不足ではなく、天子から推挙される機会がなかったことに求めている。
すなわち、天下を治めるべき徳を備えながら、現実にはその地位を得られなかった者。
孔子はそのような存在として、後学たちの思想の中で王者に近づいていったのである。>>760
その思想を決定的な形へと発展させたものが、孔子が編定したと伝えられる魯国の歴史書『春秋』をめぐる解釈である。
当時は王のみに許された事業である史書編纂に孔子が礼に反して手を染めたとも考えにくいのだが、少なくとも後世では孔子が編纂したと信じられた。
それどころか、後世においては春秋を単なる歴史書ではなく、歴代の君主や諸侯、大夫の行いを裁き、政治の正道を後世に示す書物として読む思想が発展した。
王者となることなく世を去った孔子は、その筆によって王者の行いを正し、未来の統治者が従うべき規範を定めた――そう解釈されたのである。
史書編纂に手を染めたのも彼が正しい地位を得られなかった王――素王であるが故だと解釈された。
漢代の思想家・董仲舒に帰せられる言説にも、孔子が『春秋』に『素王之文』を示したという表現が見える。
王者としての徳を持ちながら王位を得られなかった者が、その著作を通じて王者の道を明らかにしたという思想。
後世、この考えは素王、すなわち王位なき王者という概念を通じて語られるようになった。
それは、不遇に終わった一人の思想家の生涯を、別の角度から完成させるための思想でもあった。
彼は王になれなかったのではない。王となる資格を持ちながら、時代がそれを認めなかったのである。
彼の理想が実現しなかったのではない。後世の王者たちこそが、彼の示した道に従わねばならなかったのである。
政治的な敗北は、かような解釈の変更により、道徳的・思想的な勝利へと読み替えられた。
やがて孔子への尊崇は、思想や学問の領域にとどまらず、王朝の正統性や国家の祭祀とも結び付いていく。
その中で孔子は儒家の始祖、万世の師表として顕彰された。
王位を得なかった人物が、後世の王朝から王の称号と礼遇を受けるようになったのである。
(もっとも、その制度化は一挙に進んだわけではなく、各時代の政治や儒学の展開に応じて変化していったものであるが)>>761
生前には何も成せなかった男が、死後には天下の理を定める者と扱われた。
諸侯に仕えることのできなかった思想家が、諸侯の行いを裁く者と信じられた。
現実の王座に座ることのなかった男が、あらゆる王者の上に立つ規範とされたのである。
無冠の王者。歴史に敗れながら、歴史そのものに裁定を下す規範とされた者。
孔子素王とは、時代に拒絶された理想が、後世の人々の信仰と願望によって王権以上の権威へと転じた幻想。
孔子自身の理想をも超えた夢の形であり、一種の神とも言えよう。ネタで済まない・・・
【元ネタ】Ace Combat 7 Skies Unknown
【CLASS】ライダー
【マスター】???
【真名】トリガー
【異名・別名・表記揺れ】三本線
【性別】男性
【身長・体重】不明
【地域】 ???
【年代】2010年代?
【属性】善・中庸
【その他属性】完全純正の普通の人間・・・だったはず
【ステータス】筋力:A 耐久:S 敏捷:S 魔力:D 幸運:E 宝具:S>>764
【クラス別スキル】
騎乗:EX 乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない・・・はず。
何故か最高クラスの騎乗スキルを持っており、第一宝具を完全に乗りこなし、制御可能。
対魔力:D 彼が居た世界に魔法なんてものはなかったので無効化もへったくれもない。
【固有スキル】
魔力放出(飛翔):D→A+
通常は普通の人間に毛が生えた程度の強さしかないためD、宝具使用でA+となる可変型
宝具が宝具なので当然か・・・
空中制御:D→S
これも宝具使用中のみ上昇する可変型。空中での姿勢や向きを制御する技術で、その飛行技術が極めて高いためスキルとなっている。>>765
【宝具】
『戦闘機(fighter aircraft)』
ランク:S 種別:対軍 レンジ:1~??? 最大捕捉:1~4または6
生前の彼が乗り込んだ全ての機体を召喚、騎乗(?)する宝具にして武器そのもの。
普通に戦闘機と言えるものから、お前のような戦闘機があるか!というものまで召喚できる。
この宝具の欠点はあまりにも対軍に特化しているにも関わらず捕捉数が少ないことと、隙あらば隙間を潜りたくなること。
【解説】AceCombat7の主人公君。隙マニア。プレーヤーの行動で戦果がガラッと変わる。でもゲームじゃ顔うつったのワンカットだけ!
特技:宝具使用中に橋の下やトンネルを潜ること
好きなもの:空を飛ぶこと
嫌いなもの:空を飛べないこと
天敵:やけに強いジジイとAIが操縦する戦闘機
願い:特にない・・・?
【他クラス適性、変化傾向】宝具の武器が武器なのでランチャーやガンナーにも適正がありそう、所属国家を窮状から救った功績があるのでセイヴァーにも適性はありそうだ。「サーヴァント、人魚姫よ。正式には人魚姫本人じゃなくて彼女の姉なんだけどね…。てか、なんであたしたちフォーリナーなのかしらね?普通アヴェンジャーでしょ?」
「返してよ…、返してよ…!あの子を返して!それができないのなら、苛まれ、呪われながら無惨に死.ね!!!」
【元ネタ】童話『人魚姫』、クトゥルフ神話
【CLASS】フォーリナー
【真名】人魚姫
【異名・別名・表記揺れ】人魚姫(姉)
【性別】女性
【肌色】少し青白い 【髪色】淀んだダークブルー 【瞳色】全て混ぜたかのような黒
【外見・容姿】
第一∶ミディアムぐらいの短髪の美人。上半身が人、下半身が魚の典型的な人魚
第二∶喪服に近い衣装を纏った人になる。身長は平均より少し高め
第三∶まるで異界と化した海と思わせる退廃的なドレス。髪が長髪になる、下半身が蛇と魚を混ぜ合わせた竜体に近い。簡易霊衣で人になる
【地域】欧州
【年代】不明
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他属性】童話、半人半獣、人類の脅威、ヒト科以外
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:B+ 魔力:A++ 幸運:E 宝具:A>>767
【クラス別スキル】
領域外の生命:A
神性∶B
外宇宙に潜む高次生命の先駆けとなり、強い神性を帯びる。現実を弄ぶ、計り知れぬ脅威の怒り。その代償として彼女達は自身の情報と何者なのかを失った。
復讐者∶E+++
本来はアヴェンジャーのスキル。
憎むのは王子と隣国の少女、それを生み出した作者のみであり、それ以外に関しては無関心、ていうか逆に恐怖を向けられる。
忘却補正∶A
本来はアヴェンジャーのスキル
彼女たちは決して許さない。あの子に助けられた身でありながらも探して恩を返そうとはせず裏切った男を。王子の勘違いで容易に受け入れた愚かな女を。その結末を書いた愚かな作者を。そして…夢を見すぎたあの子と止めることができなかった自分自身も含めて。
自己回復(魔力)∶B+
憎悪(愛)∶EX
詳細不明。彼女たちは恋を恨み、愛を呪う。悲劇で失ってしまった心に、何も靡かない。>>768
【固有スキル】
人魚の美声∶A
魅惑の美声の亜種スキル。男女問わず惹きつけて、攻撃を行い様々な災害をもたらす。
人魚の歌声は美しく残酷であり、伝承においては溺死させたり船を難破させたりする恐怖の象徴の一つだった。
深海の姫∶B-
黄金律(体)、麗しの姫含む複合スキル。彼女たちもまた、人魚の姫の一員であり人々を引きつける美しさも持つ
瘴気の水域:EX
疾病のリヴァイアサンの異名を持つ邪神の権能の一端。巨大な水域(海や湖など)に棲み、その場所を病気や腐敗、不浄な変異で満たすとされ宇宙ウイルスのような存在とも例えられる。一種の魔力放出(水)も内包されている。
周囲に魔力耐性のない一般人や動植物が触れたら即死する疫病の水を放ち、それらを拡散して様々な呪いを感染させる>>769
【宝具】
『愛裏切りし決別の刃(ラヴァー・ブレイカー)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
生前フォーリナーが自分の髪を代償に手に入れたものであり、相手の命を奪いその返り血を浴びれば自身にかかった呪いを消すことができると末妹に渡した短剣
威力自体はただの短剣に過ぎないが、この宝具の真価はこの宝具で傷つけた相手のつながり及び加護や寵愛などのバフを切断し、さらに自身が受けたデバフなどを解呪する。だがよくも悪くも自分のバッドステータスを解除するには相手のバフを選んでからそれを糧にしなければいけない。魔力消費はかかってしまうものの、切断特化にして魔術的なつながりなど相手のバフを完全に断ち切ってから確率で即死させることも可能
応用すれば自分自身にも対応可能であり、マスターから受けた今までの加護やバフは初期化してリセットされてしまうが、マスターとの令呪権やつながりなどのパスを切断し裏切ることも可能。
また、真名解放していようがしていまいが王族に対し強い特効を持つ
『歪曲:人魚達の深海世界(マーメイド・ナイトメアオーシャン)』
ランク:A+ 種別:対海宝具 レンジ:1~500 最大捕捉:2000人
かつて自分たちが住んでいたとされている海の中の世界。邪神と契約したことによって歪曲された心情風景を展開し、引きずり込む。本来見た目は美しく、宮殿を始め麗しい海の中の世界されているが、邪神の干渉により歪曲され、グロデスクな恐怖の世界になってきる。
周囲に異形と化した海洋生物が蠢いており、それらの生物が対象を蹂躙した後、トドメに呪詛で凝縮された竜体に近い怪物が敵対者を喰らい尽くす。また、この宝具内にてフォーリナーとそのマスター、彼女が認めた仲間以外に魔海の脅威が迫り、海中でも攻略可能なスキルや宝具などの逸話がない限り攻略は困難である
【Weapon】
『歌声など魔術』
『使い魔』
元は幻想種に近い海洋生物だったのだが、邪神による歪曲によりグロデスクなモンスターとなってしまった>>770
【解説】
物語『人魚姫』に登場する人魚姫の姉たち。諸説は異なるが主人公含め基本的に六人姉妹とされている。だが物語の出番は少なく、序盤と自らの髪を代償にナイフを渡す場面にしか登場しない脇役に過ぎず、最高でも幻霊クラス等々だが…?
【解説(独自設定)】
実は物語終了後、彼女たちは風の噂で聞いてしまい、知ってしまった。人魚姫は自分たちの警告を反し、自ら命を絶って泡になったことを。
彼女たちは絶望した。嘆き、慟哭した。
自分たちのせいであの子は死んだんだ。あの時どんな手を使ってでも止めればよかった。頬を叩いてでも最後まで説得し、厳しく叱っておけばよかった。
生きる気力をなくした彼女たちは魔女のところに行き、こう叫んだ。
───自分達のことはどうなってもいいから、すべて捧げてやるから憎き王子様(アイツ)を報復し、国ごとを滅ぼせる力をよこせ!
魔女は一瞬動揺したものの、すぐさま了承し、禁術を授けた。そして儀式を行い自身達のすべてを捧げ、外なる神を呼び出した。すると呼び出された邪神に取り込まれてしまうが、彼女たちは抗う。
自分達のことはどうなってもいい、どんな手を使ってでもアイツを葬りたかった。あの子が復讐(ソレ)を心から望まなかったとしても、あたしたちは絶対に遂行する。
邪神はそれに答えるかのように接続(力を貸)し、フォーリナーとしての資格を得た。そしてその力で王子たちを不幸に陥れ、国を沈没させて滅ぼしたとされる。彼女たちのその後についてや、これが記されることのなかったその後の話の一つなのかは定かではない。>>771
【人物像】
基本的に人間を好んでおらず他者不信てああり、時折攻撃的になるなど危険な一面も持つ。特に王子様系に関してはトラウマを持ち、少しでもそれに想起したり感じさせる存在に対し殺意むき出しにして殺しにかかるだろう。たとえ女性でも油断はいけない。だからといって別に人間全てが嫌いとかではなく人類そのものを滅ぼしたい意思は無いため、懸命に接し親交を深めれば少しずつ心を開き、姉としての面倒見の良さが見れるだろう。(ただし恋心など恋愛感情については抱くことはない。)
第三再臨時に自己肯定感が低く自虐的な面が表面され、邪神の影響なのか定かではないが自身に関しては混濁しており、自分は何番目だったのかあるいは集合体だったのか記憶がない。けど一つわかることは末妹のことを思っており狂気にとらわれず、復讐心と姉妹愛によって邪神の狂気を打ち消し合っている。
恋愛についてもトラウマを抱いており、特にな〇〇系に対しては真顔でア ンチコメ書きまくるほど。「すべての女の子は恋愛して誰かと結ばれないと死 んじゃう病かしら?」
まだ、現実とかのデメリットや苦しみなどを知らず夢見がちな人物に対し現実的で辛辣な詞を投げかけたりドライな対応をとるが、そこに意地悪な意味で言ってるのではなく悪意はない。わかりやすく言うと二度と同じ目に遭わせたくないし、あの子のように悲劇を味合わせたくない願いの裏返しなのかもしれない。
好きなもの:海、魚、妹たち
嫌いなもの:現実を知らず都合のいいことだけを考える夢見がちな存在、恋愛、王子、海を荒らす存在
天敵:魔女、アンデルセン、人魚姫(主人公)、殺生院キアラ(水着)
願い:あの日人魚姫が王子を助けず、人間にあこがれずそれにならないようにする。それが不可能ならば、人類史ごと物語『人魚姫』の絶版
【一人称】アタシたち【二人称】あなた、あんた、お前【三人称】あの子、あいつ、あの○○>>772
【因縁キャラクター】
人魚姫(主人公)
末妹であり悲劇の主人公。今でも愛する気持ちは本物だが、あの日王子を殺そうとせずその結末を受入れ、幸せを願った理由がわからない。
ねぇ、なんであんなことしたの?ねぇ?どうしてお姉ちゃんたちの言うこと聞けなかったの?ねぇ??ねぇ???
わからない、理解できない、受け入れたくない、認めない、許さない、ユルサナイ
もしどこかで彼女あるいは彼女の生まれ変わりに近い存在がいたのなら、もう二度と悲劇を味合わせないようにとフォーリナーはまずはじめに両脚をバラバラにして監禁し、近づこうとする悪人を排除するなど一種のやばい毒姉になってしまった。
王子様
妹に助けられた身でありながらも感謝を述べることも探そうともせず、あの女と結婚して裏切り、妹の愛を踏みにじった憎き男。あの子が幸せを願ったとしても、あたしたちはその倍として呪い、あの子がすべてを許そうとしても、あたしたちは許さない。
隣国の娘
お前もあの男と同じ同罪よ。
魔女
自分たちの大切なものを請求し、それを叶える道具を出した魔女。意外にも恨みなどの感情はない。代償があれとはいえ、彼女は強要や脅し、押しつけはしていないのだから…>>773
アンデルセン
『人魚姫』の作者であり、フォーリナーにとっても親と言える存在。だが彼女達はは微塵も親だと思っておらず、あの様な結末に対し強烈な殺意を抱いている。相対したらどんな手を使ってでもなぜそのようなのを書いた理由にに問い詰めるだろう。
もしそれが答えられないのなら、その答えの内容によっては逆に二度と執筆しなくて済むように両手足をバラバラしてあげようかしらね?
海賊、コンキスタドール関連
たとえあいつの気配がしなくても、あたしたちの海を荒らすから嫌いだわ。
バーソロミュー・ロバーツ
フォーリナーにとって嫌いな海賊の中でも特に嫌いなタイプ。ああ、あんたの顔を見るとあいつの気配を思い出すから、人前に顔を見せられないように顔面を傷つけるか、そのヅラを剥いであげようかしらね?もし、あたしたちの前髪が長かったらあんたはさらに惨殺確定でしょうけど
殺生院キアラ(水着)
な、なにあれ…色んな意味で寒気がしてきたわ…。
【コメント】
人魚姫本人かと思った?残念!お姉ちゃんでした!関係する邪神はカソグサ>>763
ちょいストップ
自鯖以外のFGO性能を無許可で作るのとか、それを本スレにアップせずにwikiに追加するのとかたぶん駄目だよ
今回は後追いで許可を出しておきますが、そのうえで「騎獣調整:A」を「自身に」ではなく「味方全体の「騎乗(内部的に言うなら騎乗スキルではなくノッブの三千世界の特効対象のこと。)」に」、「ハイランドの鎮圧:C」の特効対象を「神性」から「ケルト(クーフーリン・スカサハ・フィン・ディルムッド・メイヴ・バゼット・ケルヌンノスに加え、「ケルト神話」ではなく「ケルト地域」で特攻をかけているためアン・ボニーが該当)」に変更するとかの調整をしておくわね【出典】史実
【CLASS】アサシン
【真名】エルマン・モーリス・ド・サックス
【異名・別名・表記揺れ】ヘルマン・モーリッツ・フォン・ザクセン
【性別】男性
【身長・体重】182cm・95kg
【肌色】健康的な白 【髪色】艶やかな漆黒 【瞳色】琥珀色
【外見・容姿】長髪を後頭部でまとめた髪型の筋骨隆々とした体躯の青年、フランス陸軍の軍服を着ているが胸元はパツパツ。
【地域】ドイツ(ザクセン選帝侯国/ポーランド)/フランス
【年代】1696年~1750年
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:B 耐久:D 敏捷:C+ 魔力:E 幸運:C 宝具:C>>777
【保有スキル】
天性の肉体:D
生まれながらに生物として完全な肉体を持つ。このスキルの所有者は、一時的に筋力のパラメーターをランクアップさせることが出来る。
ザクセンのヘラクレスと称された父親譲りの肉体、馬の蹄鉄を素手でへし折る怪力を有する。
要塞突破:C+
電光石火の夜間奇襲により厳重な警戒態勢にあったプラハ城塞を、一切の発砲無く銃剣のみで奪取した逸話。
障壁・結界・陣地といった守りの概念に対する特効。敵が築いた「工房」や「陣地」に、物理的な破壊を伴わずとも隙を作り出し、突入を可能にする。
モーリス・ド・サックスの場合、夜間の攻撃時にプラス補正。
軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。
自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。
神速:D
その行軍の速さ、戦場での電光石火ぶりより霊基に刻まれた技能。
戦闘を継続すればするほどに敏捷のステータスが上昇する。>>778
【宝具】
『夢想行軍(メ・レヴリー)』
''ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:600人''
モーリス・ド・サックスの著した軍事論集『我が瞑想』の思想と、オーストリア継承戦争における伝説的な「プラハ奇襲作戦」の逸話が統合・昇華された急襲宝具。
マスケット銃とサーベルで武装した18世紀の兵士を召喚する宝具、召喚される兵士達はフォントノワの戦いなどで自身が率いた実在の兵士ではなく、モーリス自身の戦術思想を体現した、高い脚力と白兵戦能力を備えた夢想の軍勢。
サックス自身を含む全員に「神速」スキルの効果が付与されており、数や火力で敵に劣っていても機動力で圧倒することが可能。
他のクラスであれば大規模な野戦も可能だろうが、アサシンクラスでは敵陣への奇襲に最適化されている。
【Weapon】
『サーベルと銃剣』
装飾を排した実戦的なサーベルと、突撃に適した銃剣。>>779
【解説】
エルマン・モーリス・ド・サックスは、18世紀のヨーロッパにおいて「常勝無敗」の天才的軍事指導者として名を馳せ、フランス王国大元帥の称号を授けられた不世出の戦術家・軍事思想家である。
1696年、ザクセン選帝侯でありポーランド王でもあったアウグスト2世(強健王)と、その愛妾であったオーロラ・フォン・ケーニヒスマルク伯爵夫人との間に庶子として生まれた。
わずか12歳でオーストリアのプリンツ・オイゲン将軍の幕下に加わり、スペイン継承戦争の大戦役に従軍。マルプラケの戦いなどを経験し、若年期から当時の最新兵学と野戦における戦術の真髄を肌で吸収した。
その後もピョートル大帝の側で大北方戦争に参加し、スウェーデンの軍勢と交戦するなど、ヨーロッパ各地の主要な戦場を渡り歩き、実戦経験を積み重ねていった。
1720年、フランス軍に入隊。彼は単なる武人にとどまらず、深い洞察力と独自の理論を備えた軍事思想家でもあった。
当時のヨーロッパ諸国が採用していた横隊による精密な一斉射撃と厳格な規律を過剰に重んじる線形戦術に対し、サックスは強い疑問を抱いていた。彼は、人間心理と士気の変動こそが戦闘の勝敗を左右する最大の要因であると看破し、兵士の肉体的な行軍能力と、行進の足揃えを統制するためのドラムによるリズム行軍の重要性を説いた。さらに、画一的な火力戦に依存するのではなく、前進時の運動性と白兵戦の併用、そして「予備隊の集中投入による局所的優位の形成」を重んじる斬新な戦術理論を構築した。
これらの思想は、彼が著した兵法書『我が瞑想(Mes Rêveries)』に集約されており、後のフリードリヒ大王やナポレオン・ボナパルトをはじめとする後世の世界的軍略家に多大な影響を与えることとなる。
1740年にオーストリア継承戦争が勃発すると、サックスはフランス軍の中核としてその卓越した指揮能力を遺憾なく発揮した。
1741年、プラハ奇襲攻略戦において鮮やかな電撃戦を指揮して同市を落とし、ヨーロッパ中にその名を轟かせた。この功績により1744年にはフランス元帥へと昇進した。>>780
彼の軍事キャリアにおける最大の金字塔が、1745年5月11日に行われた「フォントノワの戦い」である。カンブレイ近郊のフォントノワにおいて、カンバーランド公が率いる英・オランダ・ハノーファー連合軍(約50,000)に対し、サックス率いるフランス軍(約56,000)が相対した。この時、サックスは重度の腹水腫に冒されており、徒歩や乗馬すら困難な状況であったが、藤製の駕籠馬車に乗って全軍の指揮を執った。
フォントノワにおいてサックスが採用した陣形と戦術は、軍事史上の傑作と評される。
彼はフォントノワ村を中心に堡塁をいくつも配置したがフォントノワ~バリー間には堡塁を置かなかった。これはサックスの誘いであり、左翼を弱点と見なした敵の縦隊に対して側面および正面からの立体的な集中砲火を浴びせる極めて防衛的な陣形を構築した。
イギリス軍はサックスの目論み通り、左翼に攻勢を仕掛け三方向からの砲撃を浴びるが、イギリス軍はサックスの想定を超える粘りを見せフランス軍の正面陣地を突破しようとするも、サックスは動揺することなく戦況を冷静に観察し、絶妙のタイミングでアイルランド人旅団を含む予備兵力と王立騎兵隊を同時に集中投入した。
これにより連合軍を包囲、壊滅的な打撃を与えて完全な勝利を収めた。この勝利により、フランドル地方の大半がフランスの支配下へと収められた。
その後もラウフフェルトの戦い(1747年)やマーストリヒト包囲戦(1748年)などにおいて勝利を重ね、一度の敗北も喫することなく戦争を勝利へと導いた。ルイ15世は彼の未有の軍功を讃え、フランス歴史上わずか6人にしか与えられていない最高位の武官職「フランス国王陸軍大元帥」の称号を授与した。1750年11月30日、シャンボール城にて54歳で息を引き取った。>>781
【人物・性格】
陽気で豪快、酒と女性をこよなく愛するナイスガイ。
性格は極めてフランクで細かいことを気にしない、そのためかお金の管理は非常に苦手。
軍人としては軍隊の機動力を重視しており、迅速な行軍こそ勝利の秘訣と信じて疑わない。そして白兵戦も重視しているため体を鍛えることを好んでいる。
オーストリアの名将オイゲン・フォン・ザヴォイエンを戦術の師と仰いでいるが、フランス軍に所属したことに少しばかりの負い目を感じている。
イメージカラー:濃紺
特技:蹄鉄折り、散財
好きなもの:野戦、美女
嫌いなもの:包囲戦、節約、体力の無い兵士
天敵:オイゲン・フォン・ザヴォイエン
願い:借金の心配をせず暮らせる財力を手に入れる。
【一人称】私 【二人称】君、マスター、貴公 【三人称】彼、彼女、彼ら>>782
【関連人物】
クルト・クリストフ・フォン・シュヴェリーン
マルプラケの戦いでは味方として戦った男。直接の面識は無くとも同じ時代を生きた軍人として互いの軍歴を語り合いたいと思う相手。
オイゲン・フォン・ザヴォイエン
少年時代にその背中を見て戦術を学んだ大先輩。「あの男の戦術の柔軟さこそ、私の師であった」と敬意を抱いている。
【コメント】
フィジカル高めの指揮官系アサシン。「俺が憧れたのは竜殺しの大英雄じゃねえ。残忍なる略奪者だ」
【元ネタ】史実、ラグナル・ロズブロークのサガ、ラグナルの息子達のサガ
【CLASS】ライダー
【真名】イーヴァル
【異名・別名・表記揺れ】アイヴァー、イマール、骨無しのイーヴァル
【性別】男
【身長・体重】196cm・102kg
【肌色】白皙 【髪色】 白銀 【瞳色】群青
【外見・容姿】杖を持ち戦化粧を施した美丈夫
【地域】欧州
【年代】9世紀
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:A 耐久:C 敏捷:E- 魔力:B 幸運:B 宝具: EX>>784
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術への耐性を得る能力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。
Bランクでは、魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
単独行動:A
マスターとの繋がりを解除しても長時間現界していられる能力。依り代や要石、魔力供給がない事による、現世に留まれない「世界からの強制力」を緩和させるスキル。
イーヴァルは単身イングランドにて内部工作を行った逸話からこのスキルをAランクで持つ。
騎乗:B
乗り物を乗りこなすための能力。騎乗の才能。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
Bランクでは大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
神性:C
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。
イーヴァルは大神の血を引く英雄シグルドと戦乙女ブリュンヒルデの子アスラウグを母に持つことから半神に比肩する神性を有する。>>785
【保有スキル】
略奪のカリスマ:B+
カリスマ、沈着冷静、戦略の複合スキル。イーヴァルの棟梁としての優れた資質、即ち怜悧狡猾な戦略眼と指揮能力を示す。
弓矢作成:B++
巨木から即席で弓を作成し神獣の眼を射抜いた逸話を持つイーヴァルは、ルーンを用いて素材を加工し様々な性質の弓矢を作り出すことができる。弓には物質的な材料が必要だが、矢であれば自らの魔力を削ることで作成可能。適した素材さえあれば接近防空システム搭載の連射式バリスタや思考制御式弓型ドローンといった未知の兵器すら作成してみせる。
ヴァイキングの勇猛:A++
ヴァイキングとしての戦闘経験及び精神性。勇猛スキルの効果を含む。弟と共に北欧を荒らし回り、大異教軍を率いてイングランドで侵略を繰り返したイーヴァルはこのスキルを最高ランクで所持する。
原初のルーン:-
北欧の魔術刻印・ルーンを自在に操る。
ここで言うルーンとは、現代の魔術師たちが使用するそれとは異なり、神代の驚異的な威力を有する原初のルーン───北欧のオーディンによって世界に見出されたモノのオリジナルである。
イーヴァルのルーンは母アスラウグから学んだもので、愛用の杖は魔術行使のための礼装でもある。また、ドルイドの流れを汲むアイルランドとブリテンの魔術にも精通している。>>786
【宝具】
『潰屠の隕涕(ガグンラーズ・スリースティングル)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1〜5 最大捕捉:100人
原初の18のルーンを用いて繰り出す、渾身のバリアチャージ。伝説において神牛シビルヤを屠った大技。
ただの魔力障壁による激突と侮るなかれ。質量操作によって障壁そのものに超質量を持たせ、衝撃を極大に増加させたそれは迫り来る隕石の如く。神獣すら絶命させる一撃は対象を完膚無きまでに粉砕する。
超質量を活かし地面へと叩きつけるように上空から繰り出すことで真価を発揮するため、横方向からの体当たりという形では威力が半減する。同時に高度があるほど威力が増加する性質を併せ持ち、イーヴァルは弟や配下に盾ごと自分を投擲させることで一気に高度を稼ぐ手法を多用する。>>787
『戦斧を執りて翼を広げよ(ミュケル・ヘレ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ1〜99 最大捕捉:1000人
イーヴァルと血を分けた、ビョルン、ハールヴダン、シグルズの三人の弟達、そして彼らラグナルの息子達に率いられイングランドに侵攻した、ヨーロッパ各地のヴァイキングによる大連合軍、通所「大異教軍」を召喚する。
三人の弟達は宝具こそ持ち合わせていないものの、各々が固有のスキルを持った強力なサーヴァントであり、加えてEランクの単独行動を持つ。サーヴァントとしてのイーヴァルはこの宝具で召喚した弟達のいずれかを正規のサーヴァントに見せかけ、裏から暗躍する戦法を得意とする。
加えて、この宝具によって召喚される軍勢の最大規模は、その土地でのイーヴァルの知名度によって1000人弱〜5000人にまで変動するという特徴があるが、特筆すべきはその軍勢が二つの形態を持つことにある。
一つは騎兵で構成された騎馬形態。こちらは入り組んだ地形での機動力に秀でており、敵陣深くに攻め入る際に適している。また、下記のロングシップ形態に比べて消費魔力が格段に少ない。
そしてもう一つはロングシップ形態。この宝具で召喚されるロングシップはルーンを組み込み改造した浮遊船であり、水上だけでなく地上・空中での運用も可能で、船首には竜の頭を模した可動連射式バリスタを、甲板には任意の方向に展開できる魔力障壁発生装置を搭載している。船団は20m弱の小型船数百隻と30m強の大型船一隻によって構成されており、大型船はより重武装で火力・防御力共に小型船を上回る。
イーヴァルは状況に応じてこの二つの形態を選択し、時には混合させて最も効果的な戦略を構築する。>>788
『賢者の霊髄(フィヨルスヴィズ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
イーヴァルの両脚に骨の代わりに存在する、霊子によって構成された独自の生体組織。
サガに曰く、ラグナルが長旅から戻った日の夜、彼は妻のアスラウグと床を共にしようとしたが、彼女は「三晩待たなければ子に災いが降りかかる」と告げた。彼女は予知能力を持っており、今身篭れば生まれてくる子供の身体に異常が生じることを予期していたのである。しかしながらラグナルはそれに構わず彼女を求めたため、産まれた息子イーヴァルは「骨無し」の身体でこの世に生まれ落ちたのだという。
この逸話は神々による呪いが形となって現れた例として語られるが、その実態は大神オーディンによって行使された「代償魔術」の結果である。オーディンが己の片目と引き換えにミーミルの泉の水を得たように、もしくは九日九夜我が身を吊ることでルーンを見出したように、イーヴァルもまたオーディンの手によって、脚の不具を代償として唯一無二の神秘をその身に宿した。
それはフォトニック結晶と非常に近い性質を持つ特殊な生体組織。
魔力を通し霊子演算器とすることで未来予知級の予測演算を行うことが可能。さらに演算能力を応用して複雑な魔術式を瞬時に構築したり、逆に魔術式の性質と構造を解析し、他者の魔術へ介入して術式を一方的に解体することすらできる。この力を持って生まれたイーヴァルは生を受けたその瞬間から並列演算能力を発揮しており、一切の訓練を積むことなく本能的に高速思考と思考分割を行っていたという。
魔術世界には自身の骨を演算装置として機能させる技術が存在するが、彼の脚はまさにそれの究極系とも呼べる。しかしながら、この生体組織の影響で脚の感覚の殆どを喪失しており、白兵戦がほぼ不可能な程に敏捷性が極めて低い。>>789
【Weapon】
『杖/弓』
脚が不自由なイーヴァルは、歩行の際にこの杖を用いる。魔術儀礼用の礼装としての機能も備えており、彼の魔術行使を補助する。
狙撃の際や本格的な戦闘時には身の丈を超える大きさの堂々たる強弓へと変化させ、母譲りの弓の腕を見せる。
『盾』
杖と同様に魔術礼装の一種。浮遊・推進機能が備わった神鉄製の大型ラウンドシールド。イーヴァルはこの盾に搭乗し高速飛行することで自らの機動力を補っている。
【解説】
9世紀の北欧、イギリス、アイルランドを股に掛け、血と恐怖で染め上げたヴァイキングの指導者。
デンマーク建国伝説に語られる伝説のヴァイキング王、ラグナル・ロズブロークと、ファヴニール殺しのシグルドと戦乙女ブリュンヒルデの娘アスラウグの間に生まれた長兄。サガでは父ラグナルの犯した罪により呪いを受け、骨を持たずに生まれてきたとされており、「骨無しのイーヴァル」の異名で知られる。
ラグナルがノーサンブリア王エラに討たれた際には仇討ちのために「大異教軍」と呼ばれる前代未聞のヴァイキング大連合軍を結成し、ブリテン島への侵略を決行。その智略と残虐さでイングランドの大部分を支配した後はアイルランドに渡り、ウイ・イマール王朝の祖になったとも言われるが、真相は定かではなく、研究者の間では今もなお議論が続いている。>>790
【人物・性格】
猛々しさと理知を併せ持つヴァイキングのカリスマ。
勇猛果敢たるヴァイキングの中にあって、常に思考を巡らせ大局を見据える頭脳派。弓兵としての実力も無双の腕前を誇るが、それ以上に“狡猾さ”を己の最大の武器と考える切れ者。
柄は悪いものの非常にフレンドリーな性格で、一度身内と定めた相手には背中を預け共に酒を呷り語らうことを好む人懐っこい人物。常に自信と余裕に満ち溢れ、その求心力・指導力で周囲を奮起させる、自然と組織の頭目になっているタイプ。人間関係を重要視しており、基本的には軋轢を避ける傾向にあるため、自主性を持ちつつもマスターの意向を尊重し柔軟に対応してくれるなど良好な関係を構築しやすい。
しかし、その本質は血と支配への欲望に満ちた生粋の略奪者であり、目的のためならば無辜の人々の慎ましやかな日常を蹂躙し、屍の山を築くことに対して何の躊躇も疑問も抱かないなど、根本的な価値観・倫理観は現代人とはかけ離れている。
彼に魅入られるということは即ち、邪悪と暴虐の煌めきに捉われることと同義であり、気付いた時には「この男のためならば死に果ててもいい」と心身を捧げ、その生き様に殉じてしまう、悪魔的なカリスマ性を宿した超危険人物である。
そして最期には、自らの全て───残虐さ、狡猾さ、武力、カリスマ性、それらを跳ね除け、踏破してみせた強者に討たれることをこそ、イーヴァルは望んでいる。>>791
【能力】
弓矢作成による武装開発能力と原初のルーンをはじめとする多種多様な魔術によりあらゆる状況に対応し、超高速で飛行する神鉄の盾と強弓から放つ凄絶の矢で、遥か遠方から相手を一方的に撃滅する戦法を基本とする。が、それ以前に前線に出ること自体が稀で、第二宝具「戦斧を執りて翼を広げよ」で呼び出した弟達を正規のサーヴァントに見せかけ裏から操作することで、自らの存在を隠匿し暗躍する場合が殆ど。この宝具は二つの形態を使い分けての集団戦法は勿論、船一隻と少数の兵のみを召喚し移動拠点とすることもできるなど、様々な用途に使える高い汎用性を有する。
そして彼の無類の強みは、第三宝具「賢者の霊髄」による状況処理能力にある。
演算によって「これから何が起こるか」「どう対処すべきか」を算出する能力に優れ、尚且つそれを実行し得るに充分な実力と手札を持つ。解析などでデータを入手すれば魔術システムのプロテクトを破って干渉し、異なる魔術基盤の術式を改変することもできる。
また、戦士である以上に略奪者であるため“武芸を競い合う”ことや“正々堂々戦う”ことに対しては関心が薄く、楽して勝てる方法があるなら迷いなくそれを実行に移す。優れた機転と戦略眼を持つことも相まって、とにかく勝利することを重視するならば極めて優秀なサーヴァント。同時に、強烈なカリスマ性で周囲を毒してしまう場合も多く、強靭な精神力を持つマスターでなければ主従関係が逆転しかねない危険性も孕んでいる。
なお、素の機動力だけは最低クラスなため、接近戦は不得手。>>792
イメージカラー:紺碧、白銀
特技:弓術、人心掌握
好きなもの:略奪
嫌いなもの:薄気味悪い一神教徒
天敵:怒った母
願い:戦いによる自らの死
【一人称】俺 【二人称】お前 【三人称】アイツ
【因縁キャラ】
ラグナル・ロズブローク:父。マヌケだが、その背中でヴァイキングの何たるかを教えてくれた、世界一カッコイイ親父。
アスラウグ:母であり、ルーン魔術と弓の師匠。怒らせると怖いが、脚が不自由な自分を誰よりも愛してくれた、世界一美しいお袋。
ビョルン、ハールヴダン、シグルズ:頼もしい弟達。強靭無比な絆で結ばれている。
シグルド、ブリュンヒルデ:偉大な祖父と祖母。血を引いていることは誇りに思っているが、目指すものは違うと考えている。
アルフレッド大王:お前が殺らなきゃ誰が俺を殺るんだよ。>>793
【コメント】
大英雄シグルドと戦乙女ブリュンヒルデの孫であり、その娘アスラウグと伝説のヴァイキング王ラグナルを親に持つという神話染みた経歴を持ちながら、史実に存在が確認されているヴァイキングの指導者。
大異教軍が攻めてきた時型月イングランドはどうなっていたのやら…。
wiki登録可「天地始開,致使厲階重結,大梗殷流,邦國遘殄悴之哀,黎民嬰周餘之酷,豈不由賈詡片言乎?(天下に明るい兆しが見えたというのに、再び災禍を結ばせ、大きな厄災を大いに蔓延させ、漢王朝は殄瘁の悲哀を受け、民は西周の衰亡時のごとき過酷な災難を被ることになった。これがどうして、賈詡の片言によるものでないと言えようか)」――裴松之の評。
【元ネタ】三国志 三国志演義 山陽公載記など
【CLASS】キャスター
【真名】賈詡
【異名・別名・表記揺れ】文和(字) 粛侯(諡)
【性別】男性
【身長・体重】170cm・61kg
【外見・容姿】褒衣博帯を悠然と着こなす黒髪の老士大夫。
【地域】中国
【年代】後漢末期~三国時代
【属性】中立・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷D 魔力B 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
自らに有利な陣地を作り上げる。戦争時における陣形にも精通している。
道具作成:C
魔力を帯びた器具を作成できる。単純な機構になるが、攻城兵器なども考案できる。>>795
【固有スキル】
軍師の忠言:A+
軍師系サーヴァントに与えられるスキル。
状況を把握、分析することにより味方側に正しい助言を与えることができる。
ランクが上がれば上がるほどその助言の正しい確率は向上し、A+ランクであればあらゆる不測の事態を含めても、100%的中する。
これに対抗するには、あらゆる分析を打破するレベルの幸運、あるいはスキルを持つことが求められる。
スケープゴート:B
戦乱の世を生き抜く手練手管。
敵のヘイトを反らし、危機を他者へ押し付ける(あるいは分散させる)ことで自身の安全を確保する。狡猾な生存戦略。
心理鑑識:A
人間観察をより深く、狭くしたスキルの一つ。
対象の精神構造に潜む綻びや執着を見抜き、そこへ働きかけることで判断力を鈍らせる。
離間の計などの計略の一助ともなり、交渉や保身にも役立つ便利なスキル。>>796
【宝具】
『転禍一陣(たださずのじん)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
「転禍為福を成さしめる事こそ知の真髄。虚を以て天譴を誘い、災異を転じて掩殺.せしめん」
事実上、後漢王朝の命脈を絶った軍師であるが故に受けるようになった天罰。それを自らの利益に転用する宝具。
山陽公載記に曰く、賈詡が太鼓を雷のように打ち鳴らすと、砂塵が天を覆ったという。
つまりそれは、賈詡が天に自らの姿を誇示すれば、天が感応して異常現象――すなわち天罰が下されるという事を意味していた、と本稿では定める。
原理としてはアルテラの宝具『涙の星、軍神の剣(ティアードロップ・フォトン・レイ)』に近い(自身に向けられた天罰をサーヴァント側で制御する)もの。
自身を巻き込む形で天災や人心の荒廃が引き起こされてしまうという本来ならマイナスに働く代物なのだが、賈詡は未来を必ず言い当てる程の分析能力により、天罰が自身の利益となるように状況を誘導する事ができる。
賈詡を罰する為の災いは必ず賈詡以外に仇を成すに至り、惑わされる人心もかえって賈詡の計略を成功させる一助となる。
天が賈詡を罰しようとする度、その悪影響を周囲へ転嫁し、自身の利益をもたらす状況へと誘導している、と考えれば分かりやすい。
端から見れば、賈詡が自らに都合の良いように魔力放出(厄災)を行使したり、他者に精神攻撃をかけて判定妨害を掛けているようなものだが、厳密に言えば起こる事象そのものは天が下すものであり、賈詡自身で効果を選択しているわけではない。
彼は災異を予見し、それが最大の利益を生むよう盤面を組み替えているだけである。(TRPG的には効果の対象を任意の対象・範囲に再設定する)
その規模や効果は対軍、対城規模になる事もあるが、本質は賈詡への天罰である為、宝具としての種別は対人宝具に分類される。
後漢末期から三国時代にかけて様々な災異が起こったのも、人心が乱れ荒廃したのも、離間の計などによりかつての仲間が相争う事例が頻発したのも、異常気候が相次いだのも、日食が起こった事すらも、天に罰せられるべき賈詡がその智謀によって天罰を他所に押し付け続けていた事が一因だったのだ――と本稿では定める。>>797
【Weapon】
【軍鼓】:軍隊用の太鼓。賈詡の場合、天に自らの存在を誇示する――すなわち宝具の発動の為に用いる。
【解説】
後漢末期~三国時代の参謀・政治家。荀攸と並び算無遺策(打つ手に失策がなかった)と評される策士。
はじめ董卓に仕え、董卓死後は李傕・段煨・張繡と主を変える。
後に魏を建国する曹操とは幾度も争ったが、官渡の戦いの直前に張繡と共に彼に仕え、魏王朝の功臣となった。
若い頃はあまり評価されていなかったが、後漢の名士であった閻忠からは張良や陳平といった漢王朝の草創に関わった名軍師達に比肩しうる逸材と評されたという。
氐族の集団に襲われた際には異民族に恐れられていた段熲の親族であると偽り、生きながらえることに成功するという知略を見せたという。
董卓政権下では郎官として仕えたが、董卓が王允・呂布らによって討たれると、恐慌状態に陥った董卓軍の残党である李傕・郭汜らを説き伏せて長安への反攻を決断させ、王允らを打倒することに成功。
李傕らにも高く評価され、その政権の幕僚として立身する。
しかしながら、賈詡自身はこの時の出来事を「ただ命を長らえる為の計略」であると述べ、功績だと思ってはいなかったと伝わる。
王允を討ち果たして成立した李傕政権であったが、政権内部では権力争いが絶えず、賈詡は幾度となく諫言を行ったものの聞き入れられなかった。
彼自身は無益な争いを嫌い、やがて李傕らのもとを去って各地を転々とする。
その後は張繡の軍師となり、曹操との戦いでその知略を発揮した。
賈詡に猜疑の目を向けてきた他の主と違い、張繡は賈詡を疑う事はなかった為、賈詡も存分に腕を振るえたと思われる。>>798
一度は張繡と共に曹操に帰順するも、曹操が張繡の叔父の未亡人を側室に迎えたことから張繡と共に離反。
賈詡の献策による奇襲によって曹操軍に大打撃を与えている。
後に宛城の戦いと呼ばれるこの一戦は、曹操の長子曹昂や猛将典韋が戦死し、曹操自身も辛うじて脱出するほどの窮地であった。
その後も賈詡は曹操軍との抗争を支えたが、曹操・袁紹の二大勢力が激突する直前に張繡に曹操への帰順を勧める。
張繡は宿敵である曹操は自分たちを許すまいと考え狼狽したが、賈詡は曹操の大望や天下分け目の戦いの直前という状況から必ず厚遇されると読み、張繡を説得。
結果は賈詡の読み通りとなり、二人揃って曹操に厚遇される事となる。
しかし、幾度も曹操を苦しめてきた経緯から、私的な交友関係を広げる事を避ける事で保身を計った。
その身の処し方を見た知者は賈詡に心を寄せたという。
曹操配下となってからは官渡の戦いに従軍し、また関中平定や西方経略に貢献した。
彼の進言は決して外れる事はなかったとされる。
また、曹操が大敗を喫する赤壁の戦いの直前には「荊州で地盤固めを優先すべき」と開戦に反対していたとも伝わる。
彼の先見の明が伺える逸話である。
曹操の後継者争いにおいては長子である曹丕に助力。
曹操に跡継ぎを誰にすべきか問われた際には「袁紹・劉表(どちらも長子を後継にする事を明言せず、後継者争いで勢力が滅んだ)の事を思い出していた」と述べて、最終的に曹丕が後継者となる一助をなしたとされる。
この事は曹丕に深く感謝されており、魏建国後は太尉にまで昇進し、魏の重臣として朝政に参与した。
他に孫子兵法、呉子兵法などの兵法書に自ら注釈をつけていたともされるが、現存しない。>>800
【人物像(独自設定)】
座右の銘は『命あっての物種』。往く先々で災いを振りまきながら我が身の安全だけは保つ台風の目。
天下国家の安寧や大義名分よりも、「いかにして自分が安全に、かつ長く生き残るか」を最優先事項として行動する保身主義者。
彼の献策が「算無遺策(打つ手に失策がない)」と評されるのは、彼が自身の安全を守る為の策謀を何重にも張り巡らせるからに他ならない。
他者の感情、道徳心、さらには天変地異すらも盤上の駒として計算に組み込む。
周囲からは冷血な毒士と恐れられるが、本人に悪意や加虐趣味は一切ない。
ただ淡々と一番自身の生存確率が高くなる手段を選び取っているだけである。
結果的に国が滅ぼうが、天下が乱れようが、己の命が繋がるならば躊躇いなく実行に移す。
それ故に功名心も薄く、目立つことを好まない。
自己評価は極めて正確。智謀に長ける上に人間的魅力に欠けた自分は周囲から恨みを買ったり疑念を抱かれやすい悪党である――と自己を認識している。
そのため、必要以上に他者と親しくならず、大きな手柄を立てることも避ける傾向にある。
マスターに対しても基本的にはドライ。ビジネスライクの態度を崩さず、深く踏み入るような事はしない。
しかし、自らを疑うことなく全幅の信頼を置いてくれるマスターに対しては話が別。
かつて張繡の軍師であった頃のように、その卓越した頭脳を十二分に発揮して自身とマスターが生還する道筋を導き出してくれる。
聖杯戦争に参加するサーヴァントは、死してなお何らかの未練を持つが故に聖杯を求めて召喚に応じるというが、賈詡の未練はそうした深い絆で結ばれた主の願いを叶え、良き生涯を遂げさせる事にある。
生前、張繡が非業の死を遂げ、息子の張泉も守れなかった無念が、そのような願いを抱かせたのかもしれない。>>801
【関連人物】
陳宮
同時代の軍師。味方を犠牲にして勝利を掴む彼に対しては、明確なスタンスの違いを持っている。
「彼のような、自他共に破滅に向かう軍師とは一緒にしないでいただきたい。私はあくまで、私が安全に生き残るために策を弄するのです。……え? 『味方を囮にしているだけ』? ……人聞きの悪いことを言わないでください」
諸葛孔明(エルメロイⅡ世)
三国時代を代表する軍師。生前高く評価していたが、サーヴァントとしての生き様には呆れている。
「あのような過労死まっしぐらな生き方、私には到底真似できません。長生きの秘訣は、有能を過剰に見せびらかさないことですよ、丞相殿。……まあ、あの方の場合は周りが放っておかないのでしょうが。ご愁傷様です」
呂布奉先
王允政権下において戦い、長安から追い落とした相手。
「ああ、あの手の御仁は本当に苦手です。理屈が通じませんからね。まあ、それだけならまだ扱いようもあるのですが、欲望に弱く短絡的で軽薄と来れば、可能な限り関わらぬのが妥当というものでしょう」
司馬懿(ライネス)
同僚であり、共に魏を支えた智謀の士。
「おや、仲達殿。随分と可愛らしいお姿になられて……いえ、詮索はよしましょう。お互い、目立つのは避けたい性分ですからね。……ふふ、あまり腹の中を探り合っても無益ですよ。私はただの、しがない老人なのですから」>>802
周瑜
赤壁の戦いの際、賈詡の「荊州の地盤固めを優先すべき」という進言が採用されていれば、対峙する未来は変わっていたかもしれない相手。
「あの時、私の策を我が君が採用していれば、貴方の火計も無に帰していたでしょう。……もっとも、我が君に天下を取られては私の居場所がなくなっていたかもしれませんから、結果論としては丁度良かったのかもしれませんが」
趙雲
民間伝承において、賈詡の旧主である張繡と同じ師(童淵)に槍術を学んだ兄弟弟子とされる。
「子龍殿とは……ええ、私の旧主が少々ご縁がありまして。その忠義、武勇、誠に敬服いたします。ですので、できれば私のような悪党にその槍を向けられたくはないものです。ええ、本当に」
張角
後漢滅亡の引き金(黄巾の乱)を引いた男。
「天を味方につけたつもりで自滅した愚か者ですね。あなたのおかげで乱世が始まり、私の所為で漢は終わった。天の意志とは、かくも皮肉で理不尽なものです。だからこそ、私は天など信じず、己の知謀のみを信じるのですよ」自作のカール12世(通常/水着)が勝手に編集されてるな、イメージソングを追加したのは自分だけど
個人的な考えだけど他クラス変化傾向に水着とかの季節系霊基のクラスを載せるのはちょっと違う気がする、他クラス変化傾向は「通常の召喚」でいくつクラス適性があるかを書く所だと思っているのでトップページに書いてる「どなたでも編集可能です。」を「どのページも勝手に編集していいよ」と勘違いしてるのかな
何にしても困るね「車輪よ、天よ、回れ廻れィ! いつもより多く廻しておりまァァァす!!」
【出典】史実
【CLASS】ランサー
【真名】嫪毐
【異名・別名・表記揺れ】長信侯
【性別】男性
【身長・体重】171cm・81kg
【肌色】黄 【髪色】赤紫 【瞳色】黒
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】髭と眉を脱毛した薄い顔の男。局部の怒張に比例して気迫を増し、面相や体毛が濃くなっていく。
【地域】中国
【年代】古代(? - 紀元前238年)
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・超巨大
【ステータス】筋力:D 耐久:EX 敏捷:E 魔力:E 幸運:C+ 宝具:E【クラス別スキル】
対魔力:E
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
申し訳程度のクラス別補正である。
【保有スキル】
無辜の怪物:D
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
巨根伝説により能力・姿が変貌、具体的には陰茎が極めて伸長・肥大している。このスキルは外せない。
「毐」は徳の無い男を意味する蔑称であり、一説では「嫪」も秦の名族に由来する「樛」姓が改竄されたものだという。
変化(潜入特化):E
宦官と偽り後宮に入り込んだ逸話に由来する変身能力。
ある程度の範囲で姿を変え、籠絡すべき対象に接近することが可能となる。
特定の外見や個人への変身ではなく、その場に溶け込めるパーソナリティへの擬態に特化している。無頼漢:D
自由に動き回る為の“騎乗”“単独行動”の複合スキル。
おまけとして宴会に強くなり、宴会時には宝具のウケが良くなる。
一介の食客であったものの、権威を笠に着た結果ランクが低下している。
後宮のカリスマ:D+
秦の後宮において発揮された人心掌握能力。巨根、確かな後盾、芸事の腕前などに基づく魅力。
その魅力は嬴政の母・趙姫をも籠絡するほどのもので、危うい立場であろうとも国の中枢との繋がりを維持できた理由となった。
全盛期には数千人の配下を従え、廷臣にも影響を及ぼしたといい、太后の愛妾に留まらない政治力があったとか。
【宝具】
『陰關桐輪而行(ちから、わをまわす)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:10人
陰茎を軸に馬車の車輪を回す一発芸が、太后籠絡の逸話により宝具へ昇華されたもの。
圧倒的質量の巨根は目撃者の精神を威圧し、男性には恐怖、女性には魅了の精神異常を付与する。
更に車輪の回転運動はレンジ内にある視線を引き寄せ、直視した者を深い催眠状態に陥らせることができる。『陰關天輪而行(ちから、よをまわす)』
ランク:EX 種別:対国宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
単なる巨根を以て一国を揺るがした伝説が昇華された宝具。
性交を通して国そのものに繋がる、ランサーにのみ為せる回天の法。
オリエントの聖婚儀礼に似た、王が世界と接続することで恩恵を蒙る儀式の形を取る。
ランサーの場合、天上の神々からでなく、地下の霊脈や地上の諸力からエネルギーを引き出せる。
接続が深まれば、魔力のみならず運命力(中華思想でいう徳、天命)を引き寄せることさえ可能となる。
但し、聖婚が神と通じた聖娼を介して姿なき神と番うように、国と直に交わることはできない。
ランサーは国と通じる者、王族や国家祭祀を司る神官と交わることで形なき国と番う。
交わる相手が国と深い繋がりを持つほど、ランサーもまた国と深く速く繋がることができる。
国と深く接続したランサーは、王者の如き天運に守られ、各種ステータスの向上や成否判定の有利補正を受ける。
更に、向上した運命力はランサーの下に人員、資金、好機を引き込み、独りでに王への道を用意する。
極まれば王朝を簒奪し、帝国を築く偉業すら叶え得るが、近くに真正の王者が現れると国との繋がりが途切れ、
それまでに蓄積したリソースと元来の幸運で以て王者を打倒するまで運命力の恩恵は停止する。
世界的な魔術基盤、陽根(ファルス)信仰からの多大なバックアップにより成立したものであり、
陽根が象徴する霊能の中でも、国の萌芽にして、大地を貫いて国体を規定する世界軸の機能から成る大宝具。【Weapon】
『陰茎』
宝具『陰關天輪而行』の発動媒体として、国に干渉し得る聖槍の如きものとして、相応の神秘を宿す。
硬度と重量も手伝って振り回したり叩き付ければ武器代わりになる。が、当然ながら好んで戦闘には用いない。
【解説】
中国秦代の偽宦官。嬴政(後の始皇帝)の母の趙姫(太后)と関係を持ち、クーデターを起こした。
『史記』呂不韋列伝によれば、嫪毐は大変な巨根で、自らの陰茎を軸に馬車の車輪を動かす宴会芸を持っていた。
そこで趙姫と不倫関係にあった呂不韋に自身の後釜として見出され、経歴と外見を偽り宦官として後宮に送り込まれた。
呂不韋の期待通り趙姫の愛人に選ばれた嫪毐は、息子を二人も設け、その寵愛を背景に呂不韋に次ぐ権勢を誇るまでになる。
前239年には長信侯に封じられ、山陽と河西の太原郡を得て領土とし、数千人の召使いと千人余りの家来を抱えたという。
しかし、嬴政の下に嫪毐が偽宦官だと密告があり、内偵により趙姫との関係が露見すると三族諸共処刑された。
一方、秦始皇本紀では、御璽を盗んで兵を挙げるも、嬴政の命を受けた昌平君と昌文君に鎮圧されたことになっている。
嫪毐は車裂きにされ、一族も処刑、罪の軽い家来は三年の徒刑、更に四千戸が爵位を奪われて蜀に流された。
更に反乱に加担した廷臣は梟首となり、趙姫は雍城に幽閉され、呂不韋も連座して罷免された。【人物】
不相応な野心を抱いた芸人。基本的に無謀かつ放埓な男だが、此度の召喚では本来の人格は失われている。
ランサーとしての成立時、大宝具に霊基リソースを取られた結果、重要度の低い生前の記録はオミットされたのだ。
この経緯と無辜の怪物の影響により、ランサー嫪毐の人間性は大半が巨根伝説に塗り潰されてしまっている。
生前も主人の命で太后を抱いたのが始まりであり、『陰關天輪而行』も自身の強化を目的として女を抱くものだが、
正しく陰茎に支配された怪物に成り果てた今の嫪毐は手段と目的が入れ替わった状態にあり、性交を最優先に行動する。
潜入、悩殺、陰謀の要素からアサシン適性を持つ。というかそちらが嫪毐という反英雄の正道。
一応アーチャークラスの適性もあり、その場合は前238年に現れた彗星に由来するスターブラスターが宝具となる。
嬴政が成人の儀を行う年に現れた凶兆が同年に反乱を起こした嫪毐と結び付いたもの。
イメージカラー:暗紫色
特技:例の宴会芸
好きなもの:出世、宴会
苦手なもの:馬、隠し事
天敵:始皇帝
願い:建国(本来はもっと直接的な利益を望む)【関連人物】
趙姫
嬴政の母。趙の富豪の生まれで、呂不韋の愛人を経て、子楚(後の荘襄王)の妃となった。
『史記』によれば甚だ淫乱で、嫪毐を寵愛するあまり、彼との子に嬴政の後を継がせるつもりだったという。
この醜聞自体が創作とする見解もあるが、今の嫪毐は趙姫との夜については熱く語るものの、他のことは何も語れない。
呂不韋
秦の相国。罷免された後も声望を保ったが、始皇帝から蜀へ行くよう命じられ、今後を悲観して服毒自殺した。
嬴政
秦の太子。後の始皇帝。嫪毐の反乱は、結果的に父の代から権勢を誇った呂不韋の排除に繋がった。
死の恐怖を植え付けられているので怯えて逃げ回る。立つものも立たないので宝具も発動不能。
道鏡、ラスプーチン
皇室に取り入った巨根伝説の持ち主たち。
いずれも根拠に欠き、特に道鏡に関しては嫪毐の逸話が直接のモデルになったともいう。また結構荒らされてるな 復元した方がいいかも
「問おう、貴様が不遜にもファラオたる余を召喚したマスターか……おい、横から覗くでないわ!」
【元ネタ】ヘロドトス『歴史(ヒストリアイ)』+生物学(分類学)
【CLASS】ランサー
【真名】プセウドセロス・セソストリス
【異名・別名・表記揺れ】ファラオ・セソストリス、ヒラムシ+セソストリス
【性別】雌雄同体(表面上は男性)
【身長・体重】183cm・??kg(厚みがなく平べったいため、身長に対して極めて軽量)
【肌色】紺 【髪色】紫 【瞳色】オレンジ
【外見・容姿】
人間離れした体色と平べったさを持つ異形。表面上の容姿はオジマンディアス王に似る
【地域】エジプト+インド太平洋 熱帯海域
【年代】紀元前19世紀頃+19世紀〜……
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】王・神性・性別不明・非ヒト科のサーヴァント
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力A 幸運A 宝具B>>814
【クラス別スキル】
対魔力:B+
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
また、スキル『扁形』によって側面からの魔術を回避することに長けている。
ただし、魔術を躱しているだけなので、広範囲魔術攻撃の場合、助かるのはランサーだけである。
【固有スキル】
神性:C
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
神王オジマンディアスをはじめとする複数のファラオの伝説が複合・誇張された存在であるランサーは本来高ランクの神性を持つが、
サーヴァントとして成立するにあたりヒラムシの要素を取り込んだことで神性が薄れており、このランクに留まる。
皇帝特権:A
本来持ち得ないスキルを、本人が主張することで短期間だけ獲得できるというもの。
該当するのは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、と多岐に渡る。
Aランク以上の皇帝特権は、肉体面での負荷(神性など)すら獲得が可能。
ランサーは人と扁形生物の融合という無理難題をこのスキルによって成立させているため、
皇帝特権スキルが本来有する圧倒的な性能は発揮できない。>>816
【宝具】
『雌雄決する偽角の管柱(プセウドセロス・オベリスク)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2〜10 最大捕捉: 1人
別名 オベリスク・フェンシング。
征服した敵国の軍を「女のような戦いぶりであった」と侮辱するために、女陰を象った柱を立てさせたという伝説と、
複合されたヒラムシの一部が持つ生態が合わさり宝具となったもの。
ランサーの体表から異形の柱が出現し、これに突き刺された対象に自身の魔力を注ぎ込み、「敗者」「女性」の特性を概念的に付与する。
特性付与を受けた対象は自然界における雌性体(母体)に課せられる負担(出産など)を具体化した魔力消費の強制や行動速度低下などのデバフを強いられる。
攻撃と行動阻害を同時に行うこの宝具は極めて強力だが、使用中に反撃を受けると自身がその負担を受けるというデメリットも存在する。
しかし、スキル『扁形』による回避力、そしてファラオとしての尊大な自身を持つランサーはリスクを顧みず、この宝具を行使する。
【解説】
ヘロドトスが記した歴史書『歴史(ヒストリアイ)』に登場するヨーロッパに侵攻したとされるファラオ。
陸路でアナトリア半島に入って西進、海峡を渡ってヨーロッパに侵攻し、スキタイ人やトラキア人を破ったとされる。
また、一説にはスキュティアやエチオピアまでも含む全世界を征服し、エジプトにカースト制度と習合神セラピス信仰を導入したとも。
セソストリスの伝説には、征服した敵国の軍を「女のような戦いぶりであった」と侮辱するために、女陰を象った柱を立てさせたという伝説も存在する。>>817
そんなセソストリスではあるが、その存在はエジプト第12王朝のセンウセレト3世に、
第19王朝のセティ1世、そしてラムセス2世(神王オジマンディアス)などの要素を含んだ伝説上の存在であるとされる。
諸王の業績や逸話を複合・誇張した末に誕生した強力であるが、成り立ち故に実在性を持たない幻想のファラオ。
当然、永遠の国にも赴けないが、かといって英霊としての霊基も存在しないため、通常召喚不能なサーヴァントである。
しかし、そこは空想上の存在であってもファラオである。
ファラオとは王にして神、神王とは人の身では不可能な事柄を可能とする者である。
他の要素との複合によって霊基数値を補うことで架空の神王は現界可能な霊体を成立させた。
それがプセウドセロス……ニセツノヒラムシとの複合であるプセウドセロス・セソストリスである!
【解説2】
学名プセウドセロス……分類ニセツノヒラムシ。
平たく薄っぺらな身体を持つ扁形動物、ヒラムシの一種である。
体表は粘液で覆われ、カラフルな体色(警告色)を持つものが多く、サンゴ礁などに潜んでいることが多い。
特にプセウドセロス・ハンコッカヌスなどの種は『ペニスフェンシング』と称される特殊な繁殖行動を行う。
これはこの種が両性具有であり、各個体は雄としても雌としても機能できる故の行動であり、
伸縮性のある管(生殖器)を互いに伸ばし、相手の体表を貫き、傷口から精子を注入することで外傷的受精を引き起こし、受精された個体を「母親」にする。>>818
ペニスフェンシングでの敗者を「雌」にしてしまうその性質、
平たく薄っぺらな身体を持つ扁形動物と誌上(紙上)の記録にしか存在できない王との親和性から
この生物がセソストリスとの複合に選出された。
【人物・性格】
敗者を見下すことを至上の愉悦とする傲慢なるファラオ。
他者に苦労や負担を強い、自らはまた別の戦いで勝利を築き上げる戦闘狂。
しかし、その本質は実在性を保てないことへの劣等感と複合されたヒラムシの本能的な闘争心が混ざりあったもの。
そのコンプレックスが平たい自らの肉体に表れており、側面から見られることを酷く嫌う。
願いは単体での霊基の成立。
他のファラオ達と並び立つことを常に夢見ている。>>820
【コメント】
セソストリスの『負けた相手を「女のような戦いぶりだった」と侮辱するために、女陰を象った柱を立てさせた』という逸話から
(そういや、負けた方が本当に雌になるタイプの動物っていたよな……)と連想して調べたら思った以上に面白い生態をしていたので作製した。
セソストリスも実際には銅像とか作られているらしいので平面にしか存在していないワケではないのだが、都合が悪かったので無視した。
【wiki登録・SS使用】可チンポネタが被るとはな...
【元ネタ】史実(西欧・12世紀)
【CLASS】ルーラー
【マスター】
【真名】タンケルム
【性別】男性
【身長・体重】160cm・50kg
【属性】中立・中庸
【副属性】人
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具E
【クラス別スキル】
対魔力:A
揺るぎない信仰心 …信仰心? によって高い抗魔力を発揮する。
事実上、現代の魔術師では彼に傷をつけられない。
真名看破:×
どうした訳か、機能していない。
神明裁決:×
どうした訳か、付与されていない。>>823
狂化:EX
彼はルーラーを自称するバーサーカーである。
基本能力向上の他、低ランクの偽装工作に相当する効果が働いている。
【保有スキル】
不要。(本人曰く)
【宝具】
『全能なるタンケルム(パントクラトール)』
ランク:EX 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
おおよそあらゆる技能・能力を取得する事ができる。
皇帝特権から取得対象や持続時間に制限を無くしたようなもの
……などという都合のいい話は無く、
自分の霊基という器の強度・大きさを顧みていない故の暴挙。
無茶苦茶な取得や長時間の維持は着実にダメージを蓄積させ、
誰かが拳や強制命令で止めない限りは早晩崩壊を迎える。>>824
【解説】
12世紀序盤の巡回説教師。
教会・高位聖職者の腐敗を批判し詰り改革を志すも敗れた“異端者”、
では済まずに自らを神と錯覚するに至った異常者。
フランドル伯のもとにいたと考えられるが、1110年代に入ると
アントワープ近辺で民衆への説教活動を行いながら教会の腐敗を激しく批判。
ドナートゥス派的な観念、秘蹟の有効/無効は授ける者の徳性に依存しており
故に現在の腐敗した教会聖職者による秘蹟は無効である、との考えを説いた。
十分の一税すらも批判し、腐敗・富裕化した現教会は最早全く不要であり
真の教会は自分と同志のみだとタンケルムは主張する。そして華美な服を着て
数千の“信者”を従え、各地を巡り歩いては町々で説教し、弥撒を妨害した。
……既にだいぶおかしいが、信者は彼を神と崇め、タンケルム自身もそう主張し
群衆の前でマリア像と婚約式を挙げ、水浴した水を聖遺物として信者は飲んだ。
1115年、渡河中にカトリック聖職者によって頭をカチ割られ死亡。>>822
そりゃ被ってない方がいいよな……「トリック・オア・トリート!アサシン・スレナスっスよー!お菓子をくれぬなら貴様のその命を刈り取ろう…!…なんてね。」
【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【真名】スレナス
【異名・別名・表記揺れ】死神忍者スレナス
【性別】男性
【身長・体重】180cm・71kg
【肌色】褐色 【髪色】くすんだ金に近いキャメル 【瞳色】銀色
【外見・容姿】死神と忍者の装束を混ぜ合わせた衣装を着たライダースレナス。簡易霊衣で骸骨の仮面をつける
【地域】パルティア
【年代】紀元前84年? ~ 紀元前52年
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A++ 魔力:C 幸運:C 宝具:B>>829
【宝具】
『死神大蹂躙地獄(カルラエ・グリムリーパーズヘル)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜666 最大捕捉:50000人
ライダー時代の宝具『熱帯砂漠地獄(カルラエ・デザートヘル)』が、ハロウィンにちなんで変質し、内容も変わったもの。
固有結界に似て非なるものであり、血のように真っ赤な砂漠が広がる地獄を展開し、足元に無数のデスサイズが入り混じった蟻地獄が対象を捕らえて引きずり込んでから、ミンチのように八つ裂きに攻撃し、確率で死に至らしめる。
仮に逃げ切れたとしても地獄の灼熱級の暑さが襲いかかり、スレナスが生前倒したとされる敵兵の亡霊たちの手が伸びてきて、それらに捕まり逃れることができなかった場合スクラップ地獄に引きずり落とされるだろう
【Weapon】
『デスサイズ』
典型的な大鎌ではなく、大きめのショーテルであるが、時に大鎌に変形して戦う
『忍術、暗器全般、体術』>>830
【解説】
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%a5%b9%a5%ec%a5%ca%a5%b9%a1%ca%a5%e9%a5%a4%a5%c0%a1%bc%a1%cb
史実及び基本情報は同類なため割合だが、ハロウィンにおけるスレナスの霊基。
ハロウィンの日、皆がそのイベントを楽しむ中で、スレナスはひとりいつもと変わらぬ状態でありイベントとは無縁だった。それを見た我が王(マスター)は彼を誘った。スレナスは当初モブにはもったいないものだと遠慮をしていたのだが、我が王(マスター)やイベントを楽しむ一部のものや子供達もスレナスにも楽しんでほしいという羨望の眼差しとお願いに負けたのかスレナスはその熱狂に負け、渋々と了承した
だが衣装を選んだ際にどの衣装もスレナスにとって派手で目立つのでどれかいいか悩み、考えた結果あまり目立たない死神か忍者にしたが、どちらにするべきかさえも迷っていた。すると、
『逆に考えるんだ、両方取り込めばいいさ』と謎の天の声により、彼は両方を選び、それをうまく折衷して取り込んだ。これにより、ライダースレナスはアサシン・死神忍者スレナスになったのだ!
───どちらかといえば死神要素が強く、人によっては"違う、コレジャナイ感"が強いが、それは気にせず本人もはずかしくないようそれらしく振る舞い、それらを活かして活躍するだろう!>>831
【人物像】
性格は変わらずいつもと同じ。だがライダー時と比べて、ちょっとご機嫌なモブらしかぬノリのいい明るめな性格になっている。
だがその一方で冷酷な面も忘れず、敵対するものに対しては本性顕になって死神のように無慈悲に葬るだろう。表はモブらしくもイベントを楽しむ自称モブの氏族長、裏は敵対者やイベントに騒ぎを起こす輩や暴徒たちを粛清する仕事人。それがアサシン・死神忍者スレナスである!
特技:ライダー時と同じ
好きなもの:褒められること、まだ知らぬ料理やお菓子
嫌いなもの:イベント時に不敬や暴挙を起こす輩、我が王にとっての敵対者
天敵:ガチの死神など死関連、オロデス二世
願い:特にかける願いはないけれど、季節イベントを楽しむ!
【一人称】自分、俺(素であり絆が上がると) 【二人称】アンタ、貴殿、貴公、貴様(敵対者に対し)、我が王(マスター) 【三人称】諸君、あの者、この者
【コメント】
ハロウィンスレナス。性格がアサシンらしかぬ状態になったけど、楽しめればそれでいいや!*基本情報
【CLASS】キャスター
【真名】ゲオルク・カントール
【性別】男性
【身長・体重】183cm・72kg(アーマー未着用時)/192cm・122kg(アーマー着用時)
【肌色】微白 【髪色】白髪混じりの黒 【瞳色】赤
【外見・容姿】
どう見ても〇イ〇ン〇ンにしか見えない造形のフルクリスタルアーマー。普通に飛んでるし、胸のリ〇〇ターっぽい場所は閃光弾並に輝いている→頭部アーマーを脱いだ状態。その顔は立派なゲルマン髭を蓄えており、またアーマーの光反射もあり彫りの深みが際立つ→綻びながらも威厳を感じさせる、無限記号を遇らったフロッグコートを着こなす壮年の紳士。その頭上には不釣り合いな程に煌々と光り輝く王冠が浮かび、左腕には結晶で構成された厚手の魔導書を抱えている。
【地域】ドイツ
【年代】19世紀前半〜20世紀前半
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・
【ステータス】筋力:C+ 耐久:C+ 敏捷:B+ 魔力:A+++ 幸運:E 宝具:EX【クラス別スキル】
道具作成:EX
魔力を込めた道具を作成するスキル。
後述する宝具によりキャスターは近未来の兵装をも魔道具として形成し、使用することができる。
陣地作成:E
自分にとって有利な地形を作成する。
生前終ぞ自身の望んだ学室に入れなかったが故か、キャスタークラスにあるまじき低さ。
このランクでは元からある工房を装飾するぐらいが精一杯。
単独行動:EX
本来はアーチャーのクラススキル。
魔力供給を絶ってもしばらくの間現界できる能力。
後述の宝具により、龍脈をも凌駕する膨大な魔力を恒常的に自己補給できるキャスターは、マスターからはおろか聖杯の管轄外ですらサーヴァントとして永久的に現界を可能とする。>>834
【保有スキル】
芸術審美:B+
芸術作品、美術品への深い造詣。芸能面の逸話を持つ宝具を目にした場合、中程度の確率で真名を看破できる。
今は数学者でありながら音楽家の家計に生まれ、幼少期より腕の立つバイオリニストでもあったキャスターは特に音楽方面に深い造詣を持っており、音楽方面の逸話に対しては判定にプラス補正がかかる。
信仰の加護:B
一つの宗教に殉じた者のみが持つスキル。加護とはいっても最高存在からの恩恵ではなく、自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性。
ランクが高すぎると、人格に異変をきたす。
星の開拓者:EX
人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。
あらゆる難航・難行が、「不可能なまま」「実現可能な出来事」になる。
その時代の技術力では一歩足りない難行を人間力だけで乗り越える、一握りの天才ではなくどこにでもいる人間が持つ『誇り』を燃し尽くす力。
「無限」を人類の手に授け、また人類の発展象徴たる「電子コンピュータ」、その概念の生まれる土壌を生み出したキャスターはこれを規格外のランクで保有する。
天賦の叡智:A++
並ぶ者なき天性の叡智を示すスキル。
肉体面での負荷(神性など)や英雄が独自に所有するものを除く多くのスキルを、A++~B++ランクの習熟度で発揮可能。
神秘の象徴が一つであった無限を「実在する物」として道理を持って解明し、社会に広めた、また無限を説明した道理が後に「思考実験」の理論原典となったキャスターのそれは高いランクを誇る。
さらに宝具の効果により++補正がかかっている。>>835
【宝具】
『人は此処に自由をなぞる(スヴァボーグ・リュディ)』
ランク:A++ 種別:対理宝具 レンジ:1〜99 最大補足:999人
キャスターがその腕に携える、凄まじく緻密に描かれた数式の表紙と無限記号を刻んだ裏表紙を特徴とする書物。
その正体は現代数学のあらゆる概念を構成する土台にして、現代人類の発展の象徴と成したコンピュータ理論またはプログラム、これの生誕にも深く関わった「集合論」、そしてキャスター自身が若き頃に唱えた「数学の本質とはその自由性にある」という言質が昇華された宝具。その概念と言質を元に過去未来現代全ての数式を収束、結晶として構築した超複合計算概念体。
即ち、近代における人類の「発展」と「解明」の力、人類の生き様・生存力そのものの具現。
遥か未来のコンピュータの概念すら自由に取り入れたそれは、本来キャスターの介在した世代どころか現代の技術基盤をも遥かに隔絶した性能となっており、書全体が余す所なく超々々高密度のフォトニック純結晶、賢者の石とも呼ばれる光情報媒体の形式を持って構成される、一世界に相当する情報概念と強度を演算機として活用するスーパーアーカイブ。
たった数百年分、しかし故に情報単独で人類史そのものを書き起こすにまで至った膨大な未来人類史は、人類史全ての演算機の総和(スパコンはもちろん、スマホや)に比類する超速演算力を内包しており、コンマ一秒以下の時間で大魔術・儀式呪法級の術式を構築することや、自身及び周囲の味方にかのアトラス院の高速思考・分割思考にも類する未来視的予測演算能力の享受、挙句は自己結晶構成の変更・組織複製により状況に即したあらゆる機能の形成・ある程度までの自己再生を可能とする万能の礼装。
加えて個別内蔵された補佐人工知能「アレフ」のオンライン直結によってキャスター自身の思考能力は常時大幅な機能拡張を施されており、「天賦の叡智」のランクに++補正、敏捷に+補正をかける。>>836
真名開放では「人類の発展」という概念を限界まで駆動させ、内部に存在するあらゆる情報を拡張複合、これにより宝具そのものを増殖変質させレンズ式巨大複合鋭角を形成、この形成された鋭角に莫大な魔力を流し込み、強烈な螺旋を描く彩(にじ)の奔流として変換したのち対象を穿ち砕く。
この鋭角と極光は上記した「発展」「解明」の概念を鋳型として、キャスターの偉業たる「無限(神)の解明」を極めて攻撃的に解釈・具現化したもの。
即ち、神を始めとして、魔術・魔法・奇跡…そのようなあらゆる“人の手が及ばない物(≒神秘)”という概念を一括りに暴き散らかし、ただ地上にあるべきものとして解き尽くす不朽にして普及の晶坑。
その性質上古今東西全ての神秘、特に「神性」に由来するものに対し絶大な攻撃性能を誇り、対象が神、またはその恩恵そのものを見に宿す存在であればそれこそ、権能恩恵諸共にその姿を貫き解く神殺.しの力。
それを抜きにしても、最新にして膨大たる人類史の概念を纏った光の螺旋は強固な情報密度を持っており、その強度を持ってして絶大なる破壊を引き起こす。
しかしこのような人類の本質、ひいては人理の一端を強引に引き出して事象に転用する離れ業ゆえ、真名解放に必要な魔力はかの“星の聖剣”に匹敵するほど膨大であり「本来は」そう易々と使えるものではない。
またキャスター自身が強い信念を持った敬虔な使徒であり、神への特攻=神々の冒涜として捉えているため、よほどの悪神でもない限り神に向かって真名開放することはほぼない(それ以外の対象に対しては、流石に了承は必要だが解放してくれる)>>837
『いざ神は此処に、人の手にて開かれよう(アイン・ソフ・オウル)』
ランク:EX 種別:対理宝具 レンジ:1 最大補足:(自身)1人
かつてアリストテレスが神々の領域として禁忌とし、人の世から切り離した“形ある無限(実無限)”を取り戻しカバラにおける「神」を意味する名を与え、人類の手に再び授けたキャスター自身の偉業、
そしてこの偉業により、キャスター自身の家系が連綿として紡いでいたカバラの神秘、その最奥が天文学的な確率で結びつき昇華された宝具。
キャスターの頭上に煌々と浮かぶ、世界を塗り潰さんとでもいうような鮮烈な光を放つ白銀の王冠。
その正体は読みにも書かれる通り、カバラの魔術体系において「無限の光」「光に終わりは無い」「非存在のベール」とも称され、宇宙構造セフィロトの樹・反宇宙構造クリフォトの樹を創生したとされる、魔術界において一般的に「 (根源の渦)」の一側面と称される超越的な存在“アイン・ソフ・オウル”及びそれが一点に収斂・結実して発生したとされる原初のセフィラ“ケテル”、これの極小版。
あまりにも強大が故にいかなる指向性を持たず、故に万物を等しく生み出すに至った主の奇跡の正体、基カバラにおける主の解釈。それは「実在する無限」という有無関わらず凡ゆる可能性(数値)を絶対的に内包した力であり、全ての法則の源となる究極の出力。
カバラの世界観において、宇宙より先に在った原初の無(アイン)より産まれた無限(アイン・ソフ)が自身に秘めた可能性を展(ひろ)げるために、遍くを照らし全てに意義を与える力(セフィロト)、または遍くを燃し全てを還元する力(クリフォト)として発露させた慈悲と断罪、創世と破世の光たる無限の力。
全てのカバリストが抱える悲願にして、本来再び現実と交わろうはずは無い超絶の奇跡であるそれが、キャスターの唱えた「超限数」にて世界に僅かながら繋がりを持ち、一雫が現実へと漏れ出し凝(かた)まったもの。>>838
一つの神話体系における原初の宇宙そのものと呼べる規格外にして無分化のエネルギーであり、「肯定された無限」の概念を持った神話礼装。機能(指向性)のない全能。
宝具化と大元からのたった一雫という二重ダウンサイジングを受けてはいるがそのエネルギーは以前として絶大であり、第一可動天、カバラにおける全天体そのものの活動の根源の超極小規模再演として、膨大な真エーテルを未来永劫、資源も代償も無く外界へ生産し続ける規格外にして埒外の代物。
真名解放しない場合はその出力は大幅に落ちるが、それでもなお一英霊の現界を聖杯下にて完全に補完し得る上で霊基強度を向上させるほどの魔力出力かつ、生産の永続性は変わらない。
真名開放においてはまさしく無限とも題せる、出力だけで尚大聖杯に匹敵する雫本来の存在規模の解放に伴い、キャスターは第一宝具の真名開放を一切の消費なく永続展開可能とし、同時にその莫大な強度を持ってして抑止力の枷すら跳ね除ける、主神の鼓動とも呼べうる桁違いの魔力リソースにより聖杯の管轄外においても現界が可能となる。
そしてこの魔力量により本宝具も真名開放の消費を自己補完するため、理論的にキャスターは数百年以上もの現界を可能とする埒外の権限を行使可能。
極論、召喚された時点で好きなタイミングで受肉できる聖杯のようなものであり、キャスターに「魔力切れ」の四文字は存在しない。
キャスターらしからぬ筋力と耐久、 A+++という異常な魔力、スキル「単独行動」はこの宝具の影響。>>839
【weapon】
「人は此処に自由をなぞる」
上述した第一宝具。戦闘時、または長距離移動時にはこれを某ア〇ア〇マ〇まんまなアーマーに変形させて、同時に「いざ神は此処に、人の手にて開かれよう」を某アー〇リア〇ターのように動力にして戦う。
「神話の大魔力」にて稼動する、「近・遠未来の全技術」を注ぎ込んだパワードスーツ。その暴力的に矛盾した相乗効果は埒外の他なく、アーマーより放たれるマイクロ結晶ミサイルやらリパ〇サー〇イやらペ〇ワット〇ーザーやらは明らかに未来的な見た目に反して、内部の結晶構造による高度魔術式+高濃度真エーテルにより英霊を容易く殺傷しうる神秘と火力、ほぼ全ての英霊に必中しうる追尾性・速度を叩き出す。真名開放は〇ニビーム枠。
また飛行速度も上上であり、先述したアレフの補佐も相まってその飛行能力は第二宝具の出力もあり超音速クラスを誇りながら、蜻蛉の如く軽やかにして精密な旋回性能を保つ。
ちなみにやろうと思えばハ〇クバ〇ターへの変形や、アーマーの複製・自立稼働による編隊攻撃も可能。>>840
【解説】
18世紀ロシア帝国に生まれ、ドイツにてその名を博した数学者ゲオルク・カントール。それまで数学界では禁忌とされてきた「実無限」を持ち込み、無限にも大小が存在することを証明した稀代の異才。
また現代数学の基礎である集合論の開祖でもあり、そして彼が実無限を解明するために編み出した「対角線理論」は後にアラン・チューリングが執り行ったチューリングテストにも繋がり、現代のコンピュータ基盤を作ったともされる。
1845年3月3日、カントールはロシアのサンクトペテルブルク西部・入植地の商人の家に六人兄弟の長男として生まれ、そこで11歳まで生活。
この頃に音楽家の家系であった母や有名な音楽家であった祖父の手づからの教育を受けており、神童とも呼ばれるほどのバイオリニストであったという。
11歳の時に父が病気となり、その療養のためにより冬が穏やかな地としてドイツに移住。この移住の際にダルムシュダット実務学校に入学し、四年後の1860年に卒業。この頃から卓越した数学能力、特に三角法に関して秀でた能力を発揮していた。
1862年8月にダルムシュタット高等商業学校(現:ダルムシュタット工科大学)を卒業。同年にチューリッヒ工科大学に入学後ベルリン・フンボルト大学へと移入し、レオポルト・クロネッカーやカール・ワイエルシュトラス、エルンスト・クンマーなどのて厚い指導を受けることとなる。>>841
そして1870年のある日彼に転機が訪れることとなる。
ドイツのハレ大学で数学者エドゥアルト・ハイネから受けた「ある関数Xを三角関数Aで表す場合、その関数Xは三角関数A以外の三角関数で表せるのか」という問答を受け、キャスターはこれに挑戦。その過程で数列の計算だけでなく「無限個の点を集めた一括りの数(集合)」を求める必要があることを彼は自覚。
そして「一括りにできる無限」の研究中の時「無限にも大きさの違いがあるのでは」という生涯最大の視点を発見。
この時に自然数の無限(数えれる、紙の上に鉛筆で一個ずつ途方もなく付けた点のような、1、2、3…と永遠に続いていく整数の無限)と実数の無限(数えれない、鉛筆で引いた線の如く途切れのない、1.1、1/2、-1など整数以外も含める無限)が一対一対応できないことを証明、更にこの無限を実在する値として考えるための「ω(無限個の数を一括りにしたことを表す記号。∞記号のプロト)」を発案し、ω+1、ω×2、ωの2乗や、無限の個数を表すℵ(アレフ)0,ℵ1,ℵ2,…などの当時の数学界では埒外の新理論を次々と打ち立てていった。
この膨大な集合を扱う過程で操作を簡単にするため、現代集合論のアーキタイプを発案したとされ、結果としてこの理論は現代数学の基礎を担う数となっていく。>>842
しかしその発見の後、カントールはその人生を陰に落としていくこととなる。
当時の数学界においてはアリストテレスの考えに則り、まだ無限は「可能無限(いつまでも数えていける過程としての無限)」としてしか認められておらず、「実無限(上記のωをはじめとする、一つの集まりとしての無限)」は破綻したものとして捉えられていた。
それに真っ向から反するカントールの超限理論は数学会からすれば幻覚またはそれ以上とされる酔論であり、保守派からの反発はもはや烈火の如く激烈で会った。
特にその反発を激しく行い、保守派の先頭に立っていたのが最も親しい師の一人であったクロネッカーであり、「整数は神が作った、それ以外の数は人が作った」を始めとして直感的数学、有限の回数で組み立てれる数を尊んでいたクロネッカーからすれば、カントールが語る「完成された無限」というものは直感の外側に存在するものであり、非常に許し難いものであったという。
無論最初からカントールに厳しかったわけではなく、むしろ最初は彼の優秀な才能や思想を正面から認めており、心優しく指導していたという。
だからこそとも言えるのだろうか。カントールが代数から解析、つまり方程式を解く方面から無限などの値を調べる方面に進んで行くと共にクロネッカーの愛は思想の根源的な対極により捻れていき、ドイツの保養地ハルツでの対談を持ってしてそのカントールとクロネッカーの関係は静かに断絶。以降のクロネッカーからの執拗苛烈な人格否定や、権力による論文発表の妨害、同時にカントール自身が証明に難航していた「連続体仮説(自然数の無限と実数の無限の間の大きさの無限は存在するのかを探索するもの。現在は証明も否定もできないと結論づけられている)」の精神的ストレスなどが重なり生活もままならないほどの躁鬱障害に伏せ、入退院を繰り返したのちにシェイクスピアの研究にのめり込み、特に「フランシス・ベーコン=シェイクスピア」説に傾倒したのち論文なども発表するなどの奇行を経て死去。没年72歳、1874年に迎えた妻ヴァリー・グッドマンとの間は良好かつ、六人の子供をもうけるなど恵まれた家庭を築けたが、その最期は精神病棟サナトリウムにて誰にも看取られない孤独な物だったという。>>843
だが生前、彼が誰からも否定しかされていなかったと言えばそれは違う。
著書『有理数と無理数』にて有理数を2つの集合に分ける「デデキント切断」を用いて、それまで感覚的であった無理数や実数を厳密に定義し直したリヒャルト・デデキントは長年書簡を通じてカントールと共に無限や実数の連続性の議論を深め、生涯を通じて理論を共有した中だったという。
また現代において数学界の道筋をおよそ100年分リードしたとも言われ、特に無限次元空間理論「ヒルベルト空間」などにより量子力学や関数解析学において類稀なる功績を残した同期の天才学者ダフィット・ヒルベルト(1862~1943)はカントールの無限の概念と集合論を強く支持し「カントールが我々のために作り出してくれた楽園から、何者も我々を追い出すことはできない」という名言を残すほど彼の理論を絶賛していた。
そしてカントールの没後も集合論と対角線論法は生き続け、そのうち集合論は数学の全ての説明を可能とし、度重なる厳密化によりNFT公理式へとして現代数学を支え、そして現代においてはコンピュータのSQL・typeシステムなどを始めとする数多くの重要なプログラムの基盤となっている。
また対角線論法はアラン・チューリングの「チューリング問題」などを通じてコンピュータが証明できない問題の証明に用いられるなど、現代における数学的発展の影響に糸間ない多大な影響を与え、人間社会に大きな発展をもたらした。>>844
余談だが、彼の名でもあり一族の名でもあるカントール(Cantor)という意味は「聖歌隊の指揮者」「ユダヤ(音楽)の主催者」を表し、これはカバラや秘密の教えを説くものとも意味する。音楽の方面においては、カントールの母方の祖父であるフランツ・ベームがかのウィーンヴァイオリン楽派の基礎を築いたヨーゼフ・ベームの兄であり、またカバラ方面では宝具にも解説した通り唯一神の性質を「実無限」として捉え崇める風潮があり、その本質は数理的に神を解明することだったという。
カントール自身もユダヤ、ひいてはカバラを凄然に敬虔する信徒でもあり、自らの超限数理論を「神からの啓示」と強く信じ、それを糧に師からの侮辱に耐え忍んでいたとも。
カントールが実無限の本質を見つけたのは、このような偶然というにはあまりにも多くの運命に即した、必然的なものだったのかもしれない。>>845
【人物像】
内向的・能動的・弱気
基本的に理知的ではあるが、それ以上に隠しきれない子供のように旺盛な探究心と、風に揺蕩う綿毛のように繊細な感受性に溢れる、芸術肌の数学者という一見矛盾しそうな人物。
「数学は自由であれ」という名言や、それまで一元的であった無限の正体を暴いた逸話からも漏れ出る、温故知新・自在闊達を体現するが如き上昇意欲と感性の塊。人のあらゆる意見を真正面から受け止め、それを全く新しい視点から学び続けることを是として楽しむ健啖家。その柔軟な感性の何よりの証拠が宝具を〇イアン〇〇まんまな見た目と機能にして、しかもその機能を十全に扱う所作に現れている。
また自らの超限数理論などを「神から直接自らに授けられた崇高なるものである」と心の底から信じる敬虔な使徒でもあり、生前はその健固な信仰を自身の精神の支えとして、同時に数学と宗教の融和を目指して上記の超限数を「絶対無限(全ての無限を総括すると仮定された無限。現在ではその矛盾性ゆえNFT公理式においては除外されている)」と通常の「超限数」に区別して考えるなど、使徒としても柔軟な考えを持つ。
しかしその高い感受性と信心深さゆえ、かつて生前師であるクロネッカーから受けた糾弾などを含めた凡ゆる悪評、もしくは自身の理論の破綻なども決して思い流すことができず抱えこんで精神病を患った話に由来する頑固さと精神的弱さもあり、英霊となった今でもマスターの失態や自身の失敗を必要以上に考え込み続け、ここぞという時に限ってへたってしまう、もしくは妄想に逃げてしまうなどと言った難癖持ち。>>846
さらに自身の命題・信仰の対象とするほどに熱中しながらも、生前終ぞ解明することのできなかった連続体仮説については重篤なトラウマが根ざしており、これを問いただすとクロネッカーからの批判もろとも思い出してパニックになり赤子のように泣き出してしまうなどといった弱点もある。
無論本人はその幾つもの難癖を自覚しているが、英霊として在り方を固定された今では、例え直せたとしても次の召喚ではまたやり直しになってしまうと考え悲観してしまっており、基本的に自身の性格の改善に積極的ではなく引っ込み思案。
マスターに対しては前述の宝具と性格もあり、迷惑や被害をかけない・向けられないようにほぼ単独で行動する消極的な思いやり癖(悪くいえば責任逃避)があるが、たとえそのような不都合な物事にも確固とした理念を持って耐え忍ぶような者に対しては、かつて無限、行くは当時の数学界に信仰たる意思と維新的思考にて立ち向かい、そして摩耗していった己を重ね見て、そのような消極さと難癖を可能な限り顰め、自身のような最期を向かわせまいとする溢れる決意、そして深い信頼を持ってして、聖杯戦争を勝ち進むための力と知恵を貸してくれるだろう。
なお意外な特徴としてバイオリンの名手でもあり、幼少期には神童とも呼ばれていたその腕前は音楽系の英霊には流石に届きはしないが、並のバイオリニストを凌ぐ高い手腕を誇る。>>847
イメージカラー:白銀
特技:バイオリンの演奏
好きなもの:無限、シェイクスピア、家族
嫌いなもの:連続体理論、クロネッカー
天敵:レオポルト・クロネッカー
願い:師クロネッカーとの和解、または連続体濃度の解明
【一人称】私 【二人称】〇〇君/〇〇(激昂した時) 【三人称】君/貴方/貴様(激昂時)
【関連人物】
レオポルト・クロネッカー
生前における大切な師であり、同時に最も自分を拒絶した人物。もし再び相見えようものなら、向こう側から敵意剥き出しになってなんとしてでも理論を否定しにくる大戦争/大論争が勃発する。
リヒャルト・デデキント
生前における親友にして最大の協力者。当時カントールが混乱し、何度か再確認してくれといった「(要約)一次元空間も三次元空間も無限の点として見ると内包する点の個数と密度は同じ」という巨大理論の証明確認を繰り返し行ってくれるなど、その仲はかなり良好だったようだ。
ダフィット・ヒルベルト
生前における最大の支持者にして継承者。
当時クロネッカーらにより度重なる攻撃を受けていたカントールの理論を解説内にも記類した通り絶賛し、また次世代の数学界リーダーとして連続体仮説解明の重要性にも気づき、1900年の会議にて挙げた「20世紀に解決すべき23の問題」の最初の問題に連続体仮説を掲げるなど、カントールの知名度や理論の継承においても最も活躍した人物と言っても過言ではない。>>848
シェイクスピア(フランシス・ベーコン)
生前においてカントールが数学の次に最も証明に白熱し、また荒れていたカントールの心の支えになった人物。
作品も当人も好きではあるが、実際には「シェイクスピア=フランシス・ベーコン」という意識が強く根付いているため、英霊としてのシェイクスピアと対面した場合、カントールは「自身の説は間違っていたのか」と悲観し、失意の末その場で崩れ落ちるだろう。
アビゲイル・ウィリアムズ
宝具におけるカバラ、基それにおけるクリフォトの樹繋がり。類稀なる巫術者としての才覚を魔術王の遺産に見初められ、行く度なる繰り返しにて「銀の鍵」と成りえ、「全にして一、一にして全」の力がごく一部を振るい立つ少女。
どちらも時空を超越した力ではあるが、まだフォーリナーではない分カントールの方が抑止力の干渉を受けやすく、真名開放下においても抑止力に対抗する分の魔力リソースの観点から、若干力負けする。
両儀式、沙条愛歌
カントールの宝具、「いざ神は此処に、人の手にて開かれよう」と同じく「 」へ繋がっている近代の接続者たち。
ただし幾らかの差異があり、カントールが「出力」のみの全能に対し、彼女らは「機能」に傾倒した全能になっている。(出力がないわけではない。)>>852
《宝具》
『人は此処に自由をなぞる(スヴァボーグ・リュティ)』
ランク:A++ 種別:Arts
自身のArts性能アップ(1T/OC:20~60%)
+OC2以上の時敵全体の強化解除
+敵全体に強力な神性特攻攻撃(OC:150%〜200%/Lv:600%~900%)
《性能》
3T持続する高速神言なるデタラメスキルにより最大NP600%補充を誇る超宝具連射型☆5全体キャスター。
ワンポチで放たれる強化解除無敵貫通宝具4連射という暴力の権化。
強化解除はオーバーチャージが要求されるがスキルレベルMAXなら単独でも勝手に達成される(いざ神の150%+星開の50%=200%=OC2)。
それどころか全スキルレベ1単独でも宝具を初手ブッパできる(レベ1いざ神80%+レベ1星開の30%)。「自分の正体が知りたいかって?まあ、無理じゃないか?」
「ホワイトチャペル事件は、人類史のブラックボックスだ。手口も、凶器も、容疑者さえも確定していない。」
「だけど。」
「HowDoneIT(どうやってやったか)がわからないなら、逆説的に神秘の仕業に決まっているよ。」
「だから……」>>854
【出典】史実
【CLASS】キャスター
「私こそが、『ジャック・ザ・リッパー』だ。」
【真名】ジャック・ザ・リッパー
【性別】男性
【身長・体重】164cm・54kg
【肌色】白 【髪色】紫銀 【瞳色】黄緑
【外見・容姿】紫銀の髪を肩口まで伸ばし、黒い襤褸のローブを纏った中世的な青年。
「魔術師」ジャック・ザ・リッパーの犯人像としては男性のみならず魔女たちも容疑者として挙げられており、それらが複合した形となる。呪殺という共通点からアサシンの彼女と顔立ちが近く、兄妹で通るくらい。
【地域】イギリス
【年代】A.D.1888-1891
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:B 魔力:A 幸運:D 宝具:C++>>855
【クラス別スキル】
陣地作成:B++
キャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。
地図上の多数の点で事件を起こすことで都市規模の巨大な工房を作成可能。
道具作成:A-
キャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成可能。
材料としては儀式殺人の被害者の内臓が必須である。さらにAランク、疑似的な不死の薬などを作成する場合、ジャック・ザ・リッパーの事件によって失われていたとある内臓……すなわち、死体から剥いだ魔術回路そのものを材料とする必要がある。
【固有スキル】
情報抹消:B
対戦が終了した瞬間に目撃者と対戦相手の記憶から、能力、真名、外見特徴などの情報が消失する。例え戦闘が白昼堂々でも効果は変わらない。これに対抗するには、現場に残った証拠から論理と分析により正体を導きださねばならない。ジャック・ザ・リッパーの正体不明性が形となった隠匿スキル。
霧夜の幻像:A
ジャック・ザ・リッパーの容疑者の多くには何らかのアリバイ、事件発生時刻における別所での目撃証言が存在する。魔術師であれば2か所に同時に存在しても問題がなかったのではないか、とする説を基とするスキル。
夜間に限った分身作成スキルであり、同時作成可能数も多く、出現させ操作できる射程も都市どころか国家規模で、魔力消費も皆無。ただし、アリバイ作成に特化した「霧に投影した本当に見た目だけの立体映像」であり、攻撃能力や視界共有などは一切なく、それどころか軽く触れただけで掻き消える。
マハトマ:C
ジャック・ザ・リッパー事件において容疑者として挙げられた「魔術師」には、時代背景上神智学やフリーメイソン、心霊現象研究協会SPRの関係者も多かった。これらを複合したジャック・ザ・リッパーは、複数の魔術基盤を並列使用することで強大な魔術を操ることができる。
並列使用は必ずしも毎回成功する訳ではなく、幸運と偶然も大いに必要であるため、「時折、きわめて強力な魔術が発動する」といった形になる。>>856
【宝具】
『血の正典(カノニカル・ファイブ)』
ランク:C++ 種別:対都市宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
「切り裂きジャックの起こした事件は儀式殺人であり、現場を繋げるとゴルゴダの十字架が浮かび上がる」という説に基づいた宝具。
連続殺人においては現代でも多く使われる陰謀論であり、そもそも4つ以上の点があれば多少歪でも十字架やら五芒星やら六芒星やらが描けてしまうので眉唾物といえる。
が、こうした「殺人現場を繋げると儀式場になる」という概念の原典はジャック・ザ・リッパーに対して神智学者ヴィットリア・クレマーズ男爵夫人が主張したものであり、当時としては濃度の高い画期的な神秘であった。
4件以上の殺人を起こすことでその点と点を繋ぎ合わせて儀式場を作り出す工房宝具。準備時点で4件以上、可能であれば地点を特定して事件を起こす必要があり、しかもその死体から内臓を抜き取るなど魔術的調整が必要で、さらに万全な魔法陣を築くなら30、40の死を積み重ねる必要がある……
という、残虐性がどうこうを遥かに通り越した七面倒さと引き換えに、都市を覆いつくすサイズの巨大な魔術工房を作成する宝具。
「カノニカル・ファイブ」、正典的五件とは、切り裂きジャック事件における、犯人が模倣犯でなく同一犯、すなわち、切り裂きジャック本人であることが概ね確定している5件の事件の総称。>>857
「此よりは地獄……私たちの地獄はここからだ。」
「“わたしたち”は、悪夢・霰・刃……殺戮をここに!」
『血まみれの真実(ダブル・イベント)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
「切り裂きジャックは一人ではなく、複数人だった」という説に基づいた宝具。バーサーカーで召喚された際の「其は惨劇の終焉に値せず(ナチュラルボーンキラーズ)」と似た伝承から派生した宝具ではあるが、魔術師が行うのであればまた話が変わる。
即ち、「切り裂きジャックは一人ではなく、召喚した霊や洗脳した他人による殺人を行えた」……翻って言えば、「切り裂きジャックは教唆犯であった」とする伝承からなる宝具である。
ジャック・ザ・リッパーのナイフにより『他マスターの令呪を剥ぐ』ことで自動発動、令呪と紐づいたサーヴァントを即死させ、その臓腑と「ジャック・ザ・リッパー」を触媒として、生け贄と同一クラスのジャック・ザ・リッパーをサーヴァントとして召喚・使役する。
発動時点で1騎のマスターの脱落が必須となる発動条件の厳しい宝具だが、使役される残り6騎のジャック・ザ・リッパーはすべてが「殺人」特化、しかも性質上手口が同じで、概念的にもキャスター自身が手を下したものと全く同一の、キャスターの「材料」を同じ手口で集めることができる。
「ダブル・イベント」とは、ジャック・ザ・リッパーにより行われた、同日同時刻の2件の事件を総合して称したもの。
【Weapon】
ペンナイフ:アサシンのジャック・ザ・リッパーが使用するものと酷似した意匠の6本のナイフ。ただし、ジャック・ザ・リッパーの凶器としては「解体用ナイフ」「医療用ナイフ」のほかに「ペンナイフ」……羽ペンを削るための折り畳み式ナイフが使われたとの伝承もあり、これによりやや細身で、折り畳み(フォールディング)機構がついている。>>858
【解説】
『切り裂きジャックの正体は黒魔術師であった』とする説が結実した、キャスタークラスのジャック・ザ・リッパー。
核となる人物はロスリン・ドンストン、魔術師にしてジャーナリストである。切り裂きジャック事件の起きたホワイトチャペル地域のロンドン病院……すなわち、一連の事件における検死が行われた病院に入院し、事件直後に退院した。
彼は魔術師として、「切り裂きジャック事件により内臓の一部が摘出されている」「殺人現場を地図上で繋げると十字架になる」「それは黒魔術に使われている」と判断し、独自の調査を実施。
異様なまでの事件への執着具合。彼の妻が行方不明であり、彼に殺人の疑いがあったこと。娼婦と恋愛関係にあったこと……などから彼自身がその「魔術師」であったのではないかとも疑われたが、事件中は入院していたためアリバイがある、とされた。
彼自身を含め、ルイス・キャロルやエレナ・プラヴァツキーなど、魔術師がジャック・ザ・リッパー事件の犯人であるとする説は根強く、かつ複数存在した。民衆は、理解できぬ殺人を、理解できぬ黒魔術に仮託した。それらの伝承が結実したものがキャスターのジャック・ザ・リッパーである。
【関連人物】
ジャック・ザ・リッパー(Apo)
比較的仲が良い。これは、水子霊であるジャック・ザ・リッパーと魔術師であるジャック・ザ・リッパーは『犯人として両立できる』説だからである。
これはすべてのジャック・ザ・リッパーに該当し、自身の存在と矛盾するジャック・ザ・リッパーに対して生理的嫌悪感を抱く。
ジャック・ザ・リッパー(Fake)
嫌悪寄りの中立。正体不明の正体を探るバーサーカーにとって、あらゆる手口を可能とする「魔術師」はあまり望ましいものではない。
【コメント】
各クラスで別々の犯人像が召喚されるらしき「ジャック・ザ・リッパー」のうち、キャスタークラスで召喚される犯人です。
通常知名度の低い現代魔術師でありながら、最大級の知名度補正が乗った珍しいタイプ。
最大出力は相当に高いが、宝具2種が『宝具無し工房なしでサーヴァントの複数いる夜中に連続殺人事件を起こしてね!』と『宝具無しで敵マスターを暗殺してね!』という、そもそも発動自体が無理難題に近い効果テキストをしているのが難点。
wiki追加・SS使用可能です。
ぼくの考えたサーヴァント24
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