痛いと思われつつもやっぱりやっちゃうこの妄想!
インフレがどうとかそんなのは置いといて吐き出してみよう!
実際に登場しそうなものをガチで妄想するもよし、とにかく自分の趣味やネタに走るもよし
※あくまでも妄想なので他人の妄想へのダメ出しはなしの方向でお願いします
次スレは >>960 さんが建ててください
前スレッド ぼくの考えたサーヴァント21
https://bbs.demonition.com/board/12206/
《でもにっしょんch僕鯖僕鯖スレまとめwiki》
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/
参考推奨サイト
本家ぼくのかんがえたサーヴァントwiki
http://bokusaba.wiki.fc2.com/m/
タイプムーンwiki〔特にサーヴァント(スキル)〕
https://typemoon.wiki.cre.jp/wiki/【出典】アルメニア叙事詩「サスナ・ツレル」
【CLASS】セイバー
【真名】ダヴィド・サスーン
【性別】男性
【身長・体重】182cm・78kg
【肌色】薄い茶色 【髪色】黒 【瞳色】褐色
【外見・容姿】癖の強い黒髪をツーブロックにした白人の勇士。薄く無精髭を生やし、右肩から赤く大きなベルベットのケープを纏っている。
【地域】アルメニア、トルコ
アルメニア民族叙事詩の英雄であるが、彼の故郷にして活躍地域であるサスーンは現在の国境ではトルコ東部に当たる。
【年代】A.D.670ごろ
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地 【その他属性】愛する者
【ステータス】筋力:C++ 耐久:C+ 敏捷:B 魔力:C 幸運:B 宝具:A
知名度の低さのため素のステータスは低いが、スキルによる無条件上昇があるため実際は優秀な戦士系のステータスとなる。
【クラス別スキル】
対魔力:B+
セイバーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。エジプトから侵略に来たカリフを打倒した逸話から、エジプト系、あるいはイスラム系の魔術に対してはAランク相当の対魔力となる。
騎乗:B++
セイバーのクラススキル。乗り物を乗りこなすための能力。Bランクでは大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。のだが、宝具であるジャラルは「選定の剣」の性質を持っているため、アルメニアの王たるダヴィドは例外的に神獣ランクでありながらも十全に乗りこなすことができる。>>2
【固有スキル】
サナサールの戦衣:A
祖父サナサールが湖の乙女より授かった3つの秘宝の1つ。カパン・ガディフ、ベルベットのケープと呼ばれる。伝承においては戦闘時に自動的に右腕に展開し、着用者を勝利に導く戦装束とされる。
「右腕の」筋力値・耐久値を常時、かつ無条件に1ランク上昇する。
シンプルに強力だが、右腕だけという伝承上の制約により身体バランスが崩れるので扱いには習熟を要する。
十字の膿:C
左腕に刻まれた十字のタトゥー。タトゥーに使命を設定すれば、使命に殉じ戦う限りダヴィドの左腕に力を与える。
破れば、あるいは使命を二の次にすれば膿んで左腕が腐り落ちる。これが死の遠因でもあるため、この場合は遅かれ早かれダヴィド自身も死亡する。ケルトのゲッシュにも近い能力。
【宝具】
『血気に逸れ、雷鳴剣(トゥル・ケツァック)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:20~40 最大捕捉:300人
雷鳴剣トゥル・ケツァック。祖父サナサールが聖なる湖に飛び込むと、湖の女神より3つの秘宝を授かったという。そのひとつ。ダヴィドは占い師の老女の助言に従い、エジプト王メリクと戦うためにこれらを叔父オハンから得た。
雷の属性を魔力斬撃の形で放出するシンプルな宝具。天より降り注ぐ稲妻の断頭台。
湖の乙女から与えられたその性質はエクスカリバーやガラティーン、アロンダイトにも酷似しており、同様に星の内海で鍛えられた聖剣。
同時にアルメニアの王権の象徴、選定の剣としての性質も持つ。アルメニア版エクスカリバーと言える神造兵装。>>3
『太陽の暴れ馬(クルキク・ジャラル)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:20~40 最大捕捉:100人
太陽馬クルキク・ジャラル。祖父サナサールが聖なる湖に飛び込むと、湖の女神より3つの秘宝を授かったという。そのひとつ。
ダヴィドは占い師の老女の助言に従い、エジプト王メリクと戦うためにこれらを叔父オハンから得た。
クルキク・ジャラルは人語を介する神馬であり、無限に疲れることがなく、さらに太陽に向かって飛ぶことさえできたという。
太陽からのエネルギー供給を受けることで魔力を工面できるため、通常使用の範疇ではダヴィド側の魔力消耗は一切なく、地上も空中も自在に駆ける名馬。
湖の乙女から授けられたことで聖剣の性質を持っており、真名開放すれば聖剣の光を纏いながら突撃可能。
【Weapon】
雷鳴剣トゥル・ケツァック:宝具たる聖剣。荒れ狂う稲妻の奔流はカパン・ガディフなしには制御できないため、通常時は右腕だけで剣を振るい左手が徒手の奇怪な構えとなる。
【解説】
アルメニアの国民的叙事詩「サスナ・ツレル」の主人公。「サスナ・ツレル」は「サスーンの命知らず」を意味する叙事詩であり、彼の祖父サナサールの代から父メヘル、ダヴィド、ダヴィドの子メヘル(ダヴィドの父もメヘルであるため、以下メヘル・ジュニア)の代までの4代にわたる生涯を描いた伝説である。
サスーン王メヘルは40年王国を統治したが、年老いて天に祈ると、天使より祝福を受けダヴィドという子を授かった。
ダヴィドが8歳のころメヘルは死に、勇敢なメヘル王の死を知ったエジプト王メリク(ウマイヤ朝初代王ムアーウィヤ1世、ないしその部下がモデルと比定される)はサスーンを征服する。メヘルの弟で王位を継いだオハンは降伏するも、ただひとり降伏しなかったダヴィドは王国を追放される。>>4
平原でダヴィドはある不思議な老婆と出会い、共に暮らすようになる。老婆から知恵を受け継いで成長したダヴィドは、エジプト人たちからサスーンの民の狩場を取り戻し、破壊された修道院を再建した。
この反乱に気づいたメリク王は王国中の軍隊を集め、サスーンを滅ぼしに向かった。ダヴィドはメリクとの戦いに備え、父メヘルの馬、十字架、鎧と兜、そして雷の剣をオハンから取り戻した。
これらはかつて祖父サナサールが聖なる泉に勇敢に飛び込み、湖の女神から得た秘宝であった。雷の剣、空飛ぶ馬、そして自動で展開するバトルクロスであった。
これらを用いてメリクの名だたる部下を打倒したダヴィドであったが、その時3日3晩寝ていた強大なるメリク王が起きてきた。幾度もの策略ののち、メリクとダヴィドは一騎打ちを行い、父より受け継いだ雷鳴剣でメリクを打倒した。
その後は仲間たちの嫁取りのために旅に出ていたが、息子メヘル・ジュニアに殺されかけ、怒りからメヘル・ジュニアに不死と不妊の呪いをかけた。
その後、昔一夜を共にした女フムシュキクのために戦うと腕の十字架のタトゥーに誓っていた(そして7年くらい忘れていた)ことを思い出すと、誓いを破ったことで十字のタトゥーは化膿し、そして苦しんでいるところにフムシュキクとの間にできた隠し子の娘の放った毒矢を受けダヴィドも死んだ。
【コメント】
アルメニアの国民的英雄、サスーンのダヴィド。選定の剣を以て侵略者を撃退した、いわゆるアーサー王系伝説のひとつ。このタイプの伝承は世界各地に存在しており、そのひとつに当たる。
優秀なステータスに聖剣と名馬を持つシンプルに優秀なタイプのセイバー。
なのだが、「右腕だけ強化されることで(特に技量系サーヴァントと打ち合う場合)体幹のブレを突かれる」「左腕のタトゥーを使いバランスを修正すればゲッシュが如く弱点を突かれる負け筋が生まれる」と、物語上は負け筋が多く非常に扱いやすいタイプのサーヴァント。
wiki追加可能、SS使用可能です。とくに聖杯戦争SSのマイナー偉人を探している人にはお勧め。【元ネタ】インド神話
【CLASS】グランドライダー
【真名】ナフシャ
【性別】男性
【身長・体重】190cm・97kg
【肌色】褐色 【髪色】白 【瞳色】赤
【外見・容姿】豪奢な装束を身にまとったヘビ顔のイケメン。
【地域】インド
【年代】神代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・ヒト科のサーヴァント・王・蛇・魔性・神性
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力A++ 幸運C 宝具EX
【クラス別スキル】
騎乗:B
冠位のライダーにしては騎乗能力が高くはない。
自らの神眼に驕り、聖仙を足蹴にした失敗から同じ轍を踏まないよう騎乗には極めて慎重になっている。
対魔力:-
神眼を得た代償によって失われている。>>6
単独行動:B+
人でありながら神々の王へと祀り上げられたライダーを縛り得るものは三界に存在しないのだが、
生前の失敗から自重しており、意図的にランクを低下させている。
神性:B
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
ライダーは月神ソーマの孫にあたるプルーラヴァスの孫の血統(月種族)であり、
地上の王でありながら、神々に請われて天界の王になったことから高い適性を得ている。
【固有スキル】
神々の王:A
本来は古き雷霆神にして英雄神インドラの保有するスキル。
ライダーはインドラ神の不在時に神々や聖仙の嘆願により王位についたため、このスキルを所有する。
カリスマや神核スキルを内包しており、このスキルを持つ者が神々の中心的存在として扱われる。>>7
在りし日の栄光:B-
かつて月種族の優れた君主として神々や聖仙に望まれるほどの善政を敷いていた統治の記憶。
神話におけるライダーのエピソードはほとんどが神々の王という立場と力を得て、驕慢となった後のものだった。
精神干渉系の抵抗判定にプラス補正がかかり、各種パラメーターを低下させる一時的に代わりに体力(HP)を回復させる。
サーヴァントとしてのライダーは神王であった頃を猛省し、黒歴史としているため
地上の王であった時代が心の拠り所である。
神眼:EX
魔眼と似て非なる、文字通り「神の眼」。
天界の王位に就く際に神々に授けられた視界に入った者の威光……即ち神秘を吸収し、ライダーの力へと変換する能力。
神々・聖仙・阿修羅(アスラ)・夜叉(ヤクシャ)・羅刹(ラークシャサ)・半神半獣(ガンダルヴァ)・悪霊(ブータナ)……
凡そ神代インドに存在するあらゆるモノに適応される絶対的な優位性。
神々や聖仙も抗えぬほどの強制力も脅威であるが、その真価は吸収した神秘のライダーへの還元であり、
神話において多くの神秘を吸収し、無敵となったライダーの前では天界へ帰還した英雄神インドラですら撤退を余儀なくされた。
その様は見方によってはとある異聞帯の王、インド神話の神性を悉く取り込んだ超統合神性にも似る。
サーヴァントとしての召喚でグレードダウンされているが、それでも視界の端に映りこんだだけで生半可な魔術は霧散し、
幻想種やサーヴァントすら問答無用で魔力を徴収され、ライダーの糧となる程。
また、グランドライダーで召喚された際には如何なる神であっても自身が干渉可能な領域に貶める追加効果を得る。>>8
【宝具】
『聖仙の輿(テージャス・ヴァーハナ)』
ランク:EX 種別:対天/対地/対海宝具 レンジ:2〜99 最大捕捉:???
「テージャス」は威光、「ヴァーハナ」は運ぶものを意味し、
特にヴァーハナはインドラが騎乗する白象アイラーヴァタをはじめとする神の乗り物を示す。
インドラの神妃シャチーを我がものとしようとしたライダーが、彼女の指摘と提案を受けたことで作り上げた自身のヴァーハナ。
ヴァルナ神・ミトラ神の子たるアガスティヤをはじめとする複数の聖仙(リシ)を車に繋ぎ、輿を担がせて牽引させたモノ。
聖仙は修行を積み、時として神々を凌駕する超人的な力を宿した賢者であり、
インドラの武器ヴァジュラも聖仙の骨から作り出したものである。
聖仙の骨から作り出したヴァジュラを武器として掲げるインドラを上回るという強力な自負心によって
ライダーは聖仙そのもの、それも複数の聖仙に自身の輿を担がせることでその権勢を誇示した。
しかし生前のライダーは輿を担ぐ聖仙達と口論になり、聖仙アガスティヤの頭に足で触れる(踏みつける)という禁忌を犯したことで
与えられた祝福を失い、呪われて天から堕ちてしまったとされる。
サーヴァントとしてのライダーはこの失敗を踏まえた上でヴァジュラに倣い、聖仙の骨から作り出した分身が担ぐ輿を宝具としている。
アガスティヤには海に逃げ込んだアスラを追いかける為に海を飲み干してしまったという規格外の逸話があり、
輿を担ぐ分身としての聖仙も同様の能力を有し、目的を阻むあらゆる障害を飲み干して先に進む。
聖仙が担ぐ輿には道など関係なく、天・地・海を均して目標へ突き進む。>>9
『罪業の蛇(マハーナーガ・アダルマ)』
ランク:A+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
聖仙アガスティヤの頭を足蹴にした悪徳(アダルマ)により、祝福を失い、天から堕ちたライダーに課せられた呪い。
驕ったライダーへの罰則である天界へ戻ることも叶わず、地を這いずる大蛇(マハーナーガ)への転身。
怪力無双の英雄ビーマを容易く締め上げたと言われる凄まじい力を有しているが、
それほど力を持ってしても天へ昇るという目的は果たせない虚しい力の体現者。
力が強いだけで精神や振る舞いが優れていなければ意味をなさないという戒めを受けた姿であり、
同時に単純な出力の強さのみでは何も成すことは出来ないという概念の象徴として、
いかなる高出力であれ、力による物理干渉を自身の力で捩じ伏せることが出来る。
この状態のライダーを救ったのは怪力無双のビーマではなく徳性高く人望に厚い法王(ダルマラージャ) ユディシュティラとの問答であったという。
【解説】
インド神話に登場するインドラに代わり一時的に神々の王を務めた人物。
もとは月神の孫プルーラヴァスを祖に頂く月種王朝の三代であり、
神々の王インドラが天から逃げ出してしまった際に神々や聖仙に王位に就いて欲しいと頼まれ、
ナフシャ自身はこれを辞退するも、神々によって自分の視界に入った者から
テージャス(威光)を吸収してより強力な力を持つという力を授けられ、天を治めることなった。>>10
しかし、力を得たナフシャは次第に傲慢となり、遂にはインドラの妃シャチーを自分のものにしようとする。
逃げたシャチーはインドラを捜しだし、策略を授かってナフシャの元へ戻った。
シャチーはナフシャが神々のようなヴァーハナ(乗物)を持っていないことを指摘し、
聖仙を乗物とすることを勧め、気をよくしたナフシャはこれに従った。
しかし、ナフシャは聖仙たちを酷使したため聖仙たちとの論争になり、
聖仙アガスティヤの頭に足で触れたことでナフシャはあらゆる福徳を失い、
呪われて天から堕ち、1万年の間大蛇の姿となった。
ナフシャはその後、子孫である法王(ダルマラージャ)・ユディシュティラとの問答により昇天し、救われたとされる。
一時的にではあるがインド神話における神々の王となった事実、そして聖仙が担ぐ輿という規格外の騎乗物(ヴァーハナ)から冠位の騎兵としての適性を獲得している。
サーヴァントとしては子孫であるユディシュティラとの問答によって昇天した後から精神を継続しているため、自らの人生を俯瞰し、猛省している。
冠位ながら安全運転思考の自粛系ライダー。
とはいえ、優勢になるとかつてのような驕慢さが見え隠れする。
グランドライダーとしては神眼による神性に対する優位性、第二宝具による力に対する否定を軸としてビーストを封じ込める役割を成す。>>11
【因縁キャラクター】
・太公望&ネモ/ノア
グラ友。
ライダーのクラス適性持ち同士、気が合う部分もあるらしい。
・超人オリオン
冠位繋がり。
月神(月女神)とも縁が深い者同士、勝手に親近感を抱いている
・アルジュナ〔オルタ〕
真なる超統合神性の威容に圧倒される。
それがインドラの子であると言う事実に皮肉を感じている。
・マンドリカルド
ライダーにして王、生前のトラウマから次長した態度など他人とは思えない。
マンドリカルド側に知れれば、恐縮されるだろうが……。
【Wiki登録・SS使用化】【元ネタ】アイヌ神話
【CLASS】キャスター
【真名】ウエソヨマ
【性別】女性
【身長・体重】165cm・50kg
【容姿】黒い長髪、白い肌、黒いアイヌの意匠の服を着た美女。
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷A 魔力A+ 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
対象を縛る“牢獄”の形成が可能。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成できる。
呪詛を込めた道具を作成可能。>>14
【宝具】
『呪縛黒煙(クンネ・スプヤ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:1人
アイヌラックルを襲いその視力を奪ったキャスターの起こす黒煙。
対象を包み込んでいる時間に応じてその感覚を奪っていく。
アイヌラックルはすぐさま脱出したので一時的な視力の喪失で済んだが長時間包まれていれば五感を奪われる事になるだろう。
【解説】
英雄神アイヌラックルの伝説に登場する暗黒の国の魔女。魔王の妹でもあり、神すら警戒する魔術の使い手。
(アイヌラックルの伝承はいくつかのパターンがある為、彼女が登場しない伝承も存在する)
ある時ウエソヨマはアイヌラックルの愛する白鳥姫を攫おうとした。
アイヌラックルは抵抗するもウエソヨマの起こした黒煙に包まれ、煙の渦から出た頃には目が見えなくなっていた。
白鳥姫は攫われるもアイヌラックルはイレシュサポ姫の助力により回復し、魔神たちの住まう暗黒の国に攻め入った。
アイヌラックルはウエソヨマや魔神たちを切り捨て、魔王も倒した。
そしてアイヌラックルの父たる雷神の力による雷撃で暗黒の国は火の海となり、十二日間燃え続けて消滅した。
その後魔神たちの化身が夜に生きる小動物に生まれ変わり、魔女の化身はコウモリとなった。>>15
【人物】
神、特にイケイケな感じの女神が嫌いな魔女。
生前の行いもどちらかと言うと白鳥姫憎しの方が強かった。
…日の下を自由に闊歩できる者たちへの憧憬があった。
【コメント】
「アイヌ・ラッ・クル伝」を読むと結構勢いよくアイヌラックルに突撃していたりするので割と武闘派なのかも【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】エヴァ・カリエール
【異名・別名・表記揺れ】マルテ・ベロー、エヴァ・C
【性別】女性
【身長・体重】160cm・50kg
【肌色】白 【髪色】黒 【瞳色】紫
【スリーサイズ】B88/W58/H89
【外見・容姿】黒いドレスを纏い、どこか憂いを帯びた表情をした女性。整った顔立ちで、神秘的な雰囲気を漂わせている。
【地域】フランス
【年代】19世紀末~20世紀初頭
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:D 魔力:B 幸運:C 宝具:D>>18
【保有スキル】
真贋双才:A
真の霊能力と、それを模倣する奇術の才が複合した特殊スキル。
魔術と奇術の両方の知識と技術を高いレベルで持ち合わせ、相手を欺く術に長ける。
このスキルにより、自身の魔術的干渉を奇術として誤認させたり、逆に奇術を魔術と錯覚させたりすることが可能となる。
召喚術(霊媒):D
過去、あるいは未来から霊体を喚起する魔術。
キャスターは霊媒師として低級霊を召喚し使役することが可能。
仕切り直し:D
戦闘から離脱、あるいは状況をリセットする能力。機を捉え、あるいは作り出す。
また、不利になった戦闘を初期状態(戦闘開始ターン)へと戻し、技の条件を初期値に戻す。同時にバッドステータスの幾つかを強制的に解除する。>>19
【宝具】
『百花霊乱(ファントム・フルール)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1人
エヴァ・カリエールが霊媒師として行使した「エクトプラズムの具現化」が宝具へと昇華されたもの。
自らの霊基を分割しゼリー状のエクトプラズムとして口から吐き出す、そしてエクトプラズムを身体の一部、例えば腕や足に変化させる。
応用すれば自身の複製体を作り出すことや、敵の体に直接腕を生やして攻撃することが可能。
これにより、遠距離からの攻撃や、多角的な防御、あるいは複雑な作業を同時に行うことが可能となる。
具現化されたエクトプラズムは、実体があるようでなく、触れることはできるものの、通常の物理攻撃では完全に破壊することが難しい。破壊されても、彼女の魔力がある限り何度でも再生する。
【Weapon】
『無し』>>20
【解説】
エヴァ・カリエール、本名マルテ・ベローは20世紀初頭のオカルトブーム期にフランスで活躍した霊能者、霊媒である。彼女の霊能力は、当時の心霊研究家たちの間で「史上最も傑出した」と評されるほどで、特にエクトプラズムの具現化においては、その真贋を巡って激しい議論が巻き起こった。
1886年フランスの軍人将校の娘としてフランス領アルジェリアで生まれた、マルテは婚約者の死がきっかけとなり霊能力を開花させる。
アルジェリアで行った降霊会では300年前のヒンドゥー教バラモン「ビエン・ボア」を呼び出した、降霊会の参加者は彼が物質化し動き回るのを見たと証言したが、実際には彼女に雇われたアラブ人がビエン・ボアを演じていたと暴露され彼女の信頼は失墜する。
その後、彼女はパリに移住し、名前をエヴァ・カリエールと変え活動を再開する。
パリで彼女は多くの著名な心霊研究家、科学者、学者たちを魅了し、彼らの前でエクトプラズムを形成し、霊体の姿を現出させ、あるいは空中浮遊や念写などの現象を引き起こした。その中でも、特にエクトプラズムの具現化は彼女の代名詞となり、彼女の口からゼリー状の物質が噴出し、それがやがて人の顔や手、あるいは全身の形をとるという、驚くべき現象を披露した。
しかし、その一方で、彼女の霊媒現象には常に「トリックではないか」という疑惑がつきまとった。彼女が霊媒中に身につけていた服の裏地からエクトプラズムと酷似した布が見つかったり、霊体の姿が彼女自身のものと酷似していたりするなど、多くの矛盾点が指摘された。
特に、彼女の霊媒現象を長年研究し、その真実性を強く主張した医師シャルル・リシェでさえ、最終的には彼女のトリックの一部を認めることになった。
それでもなお、彼女の霊媒現象の全てがトリックであったと断定することはできなかった。多くの研究者が、彼女の現象には説明のつかない部分が残されていると語り、その真贋は現在に至るまで完全に解明されていない。>>21
【人物・性格】
常にミステリアスな雰囲気を纏い、どこか掴みどころのない性格。言葉は少なく、多くを語らないが、その眼差しは鋭く、観察力に優れている。
自身の霊能力と奇術の境界線を曖昧にすることで、人々を惑わせる事を楽しんでおり、敢えて自分の評価を落とし、偽物の霊媒師と呼ばれることもあった。
真実と虚偽の狭間で生きてきたためか、他者の本質を見抜くことに長けており、嘘や欺瞞には敏感に反応する。
イメージカラー:深紫
特技:手品
好きなもの:神秘的なもの、不可解な現象
嫌いなもの:嘘を暴かれること
天敵:徹底した合理主義者、純粋な探偵
願い:特に無し
【一人称】私(わたくし)【二人称】貴方、あなた【三人称】彼、彼女
【コメント】
リクエスト鯖、作成済みだけど作った、宝具の元ネタはハナハナの実。【元ネタ】ゲルマン英雄伝説、ディートリヒ叙事詩
【CLASS】セイバー
【真名】ヒルデブラント
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】男性
【身長・体重】185cm・80kg
【肌色】白 【髪色】白銀 【瞳色】青
【外見・容姿】白銀の髪を後ろで束ね、武骨な甲冑を身につけた老年の戦士。顔には歴戦の傷跡が刻まれている。
【地域】欧州
【年代】5世紀~6世紀
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:C 幸運:C 宝具:C+>>24
【保有スキル】
心眼(真):B
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。
逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
英雄作成:A+
王を人為的に誕生させ、育てる技術。
ディートリヒ・フォン・ベルンの真の父と言えるヒルデブラントは、世界でも有数のキングメイカーとして知られる。
老練:A+
精神が熟達した状態で召喚されたサーヴァントに与えられるスキル。
いかなる状態でも平静を保つと同時に、契約を通じてマスターの精神状態を安定させることができる。
老騎士の忠言:B
軍師系サーヴァントに与えられるスキル、軍師の忠言の亜種スキル。長年の経験と知識に基づいた分析より味方側に正しい助言を与えることができる。
これに対抗するには、あらゆる分析を打破するレベルの幸運、あるいはスキルを持つことが求められる。>>25
【宝具】
『質実剛剣(ラーグルフ・アングライフェン)』
''ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人''
ヒルデブラントがその生涯において愛用し、幾多の戦いを共に潜り抜けてきた名剣ラーグルフを用いた剣技。
相手の攻撃を受け流し、最小限の力で最大限の反撃を繰り出す「カウンター」の特性を持つ。
相手が強ければ強いほど、その技術は洗練され、無駄のない動きで相手を圧倒する。
この宝具の真髄は、相手の強みを逆に利用する点にある。相手の攻撃は、ヒルデブラントの持つ膨大な戦闘経験のデータとして取り込まれ、ラーグルフを通じて最適な迎撃手段が提示される。
それは時に相手の攻撃を無効化し、時に相手の意図を読んで先手を取り、あるいは相手の死角を正確に捉える一撃となる。
一見地味だが、確実にして無慈悲な勝利を掴むための、老練な剣士が辿り着いた究極の剣技である。
【Weapon】
『戦の剣(ラーグルフ)』
''ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人''
ヒルデブラントの主武装である名剣。これといった逸話はないが、ヒルデブラントと共に数多の戦場を駆け抜けてきた歴戦の刃。>>26
【解説】
ヒルデブラントは、ゲルマン民族移動時代の英雄、ディートリヒ・フォン・ベルン(テオドリック大王)の物語に登場する伝説的な戦士であり、ディートリヒの忠実な側近、そして師としてその名を広く知られている。彼の生涯は、ディートリヒの波乱に満ちた運命と深く結びついていた。
物語において、ヒルデブラントはディートリヒの父、ディアトマール王の代からの老臣であり、幼いディートリヒの教育係を務めた。彼はディートリヒに剣術、戦略、そして王としての心構えを教え込み、若き王子の才能を最大限に引き出した。
ディートリヒがオドアケルとの戦いに敗れ、フン族の王エッツェル(アッティラ)のもとに亡命した際も、ヒルデブラントは彼に付き従い、苦難の道のりを共に歩んだ。
エッツェルの宮廷では、ディートリヒとヒルデブラントは多くの戦いに身を投じた。巨人やドラゴンといった異形の存在、あるいはディートリヒを狙う他の英雄たちとの死闘を繰り広げ、常にディートリヒの危機を救い、その勝利に貢献した。
クリームヒルトの復讐計画にディートリヒ達が巻き込まれた際はバルムンクを振るいクリームヒルトを殺 害している。
彼の最も有名なエピソードの一つは、息子ハドゥブラントとの悲劇的な一騎打ちである。長年の流浪の末、故郷へと帰還する途中で、彼は一人の若き戦士と出会う。その戦士が自分の息子であることに気づかぬまま、互いの武勇を競い、剣を交えることとなる。
ヒルデブラントは息子を傷つけることを躊躇うが、戦士の誉れと、息子への配慮から敢えて手加減せずに戦い、最終的には自身の剣ラーグルフでハドゥブラントの盾を打ち砕く。しかし、その時になって初めて二人は互いが親子であることを知り、涙ながらに再会を果たす。
ディートリヒ叙事詩全体を通して、ヒルデブラントはディートリヒの忠実な従者であり、最高の友人であり、そして何よりも彼の支えであった。ディートリヒが困難に直面した時、常に彼の傍らにヒルデブラントがいた。彼の存在なくして、ディートリヒの英雄譚は語り得なかったと言っても過言ではない。>>27
【人物・性格】
物静かで寡黙だが、内に秘めた情熱と強靭な意志を持った老騎士。
常に一歩引いた場所から物事を冷静に見極め、必要とあらば厳しい忠言も辞さない。特にディートリヒに対しては、師として、そして親友として、深い愛情と信頼を寄せている。
彼を真の王とするためならば、いかなる苦難も厭わない覚悟を持つ。
戦場では百戦錬磨の老兵として、その経験に基づいた的確な判断と、無駄のない洗練された剣技で敵を圧倒する。
しかし、私生活では意外と不器用な一面もあり、若者の流行には疎い。家族や仲間を深く愛する情に厚い人物であり、息子ハドゥブラントとの再会の物語は、彼の人間性を強く象徴している。
イメージカラー:深緑、あるいは鋼の色
特技:剣術、若者の育成
好きなもの:家族、ディートリヒ
嫌いなもの:裏切り、無駄な争い
天敵:ディートリヒの身に仇なす者全て
願い:特に無し
【一人称】儂 【二人称】お主、貴様 【三人称】彼奴、奴【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】蔡倫
【性別】─(宦官であるため、去勢済み)
【身長・体重】180cm・56kg
【地域】中国(後漢)
【年代】1〜2世紀
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・ヒト科のサーヴァント・性別不詳
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
道具作成:EX(B相当)
人類史において重要な「紙」の発明に名を残している。
既に存在していた「紙」を改良しただけという見方もあるがそれでもやはり、彼の優れた功績を全て無かったこととするのは難しい。
また武器や器物を製作する尚方令の役に就いていたため、「紙」以外の道具を作ることもできる。>>29
対魔力:B+
本来は騎士クラスのクラススキル。
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
死後に神の守護神とされることから比較的高ランクとなっている。
神性:C
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
中国の紙漉き職人たちの間で、アーチャーは紙の守護神として崇拝されている。
【固有スキル】
王佐の才:B-
王器を持つ者を補佐する才能。
己に相応しい王者に仕えることで、互いの欠落を補完するスキル。
主君の目的や命令に従い行動する場合、あらゆる判定に有利な補正を得る。
アーチャーは誠実な人柄や潔癖な振る舞いが評価され、和帝から厚い信頼を得ており、しばしば諫言を奏上したこともあったという。
外戚と宦官の間で激しい権力闘争の時代の人物であることから、相手によって効果にムラがあるためB-となっている。>>30
概念改良(紙):A
弓はより強く、剣はより鋭く、斧はより分厚くあらゆる道具に更なる長所を付け足す特権。
製紙法を補強したアーチャーの場合は特に紙に由来する媒体の強度や性質を補強する。
また、剣や弩といった武器の開発に携わっていたとされる点から紙には及ばぬものの、ほかの道具の強化も可能。
エンチャント:A
概念付与。
他者や他者の持つ大切な物品に、強力な機能を追加する。
製紙法の改良者、紙の普及者にして守護神としてのスキルであり、
アーチャーの書く文章自体は作家サーヴァントには及ばないものの、
『紙に文字を記し、価値を示す』という概念を確立した者として蔡倫の記す文字は優れた神秘を宿す。
また、宦官(文人官僚)らしく整った文章を記載する。>>31
【宝具】
『蔡侯紙(さいこうし)』
ランク:A 種別:対事象宝具 レンジ:━ 最大捕捉:???
蔡倫が人類史にもたらした発明、蔡侯紙が宝具へと昇華したもの。
自身が見聞きした事象を蔡侯紙に書き留め、記録することでその神秘を保管・模倣する。
「過去に起こった事象を文書化、再認・伝播し、価値を示す」という人類史における紙の発明によって可能となった事象が具現化した魔術的なコピー&ペースト。
また、事象を文書化する際に書き手の解釈や脚色を加えることで、本来の事実の再現とは異なる事象を発生させることも可能。
キャスターは主にこの能力によって自身が製作した武器や器物に逸話を付与し、能力を向上させることに利用する。
キャスターが記憶・記録できぬもの、理解の範疇を超えたものに関しては再現できないが、
宦官として優れた記憶力と洞察力を持つキャスターは多岐に渡る事象に対して理解を示す。
【wepon】
『蔡太僕之弩・竜亭九年之剣』
キャスターが生前に発明した弩と剣。蔡太僕・竜亭は共に蔡倫を示す。
自身が発明した故に仕組みを熟知しており、キャスターは主にこれらの武装にエンチャントや宝具による強化を施す。
また、道具作成スキルにより量産可能であり、宝具やスキルと組み合わせることで、
「低ランク宝具に匹敵する破壊力を持つ武具」の量産を可能とする。>>32
【解説】
製紙法の改良者として知られる後漢の宦官。
人格の誠実さや工作知識を買われ、和帝の治世にて
様々な武器や道具の製造技術を研究する尚方令の職に任命される。
以前の時代では竹簡や絹織物が紙として利用されていたが、
蔡倫は樹皮や麻屑、破れた漁網などの廃棄物から現代の紙に通じる「蔡侯紙」を発明。
蔡侯紙はその絶大な利便性により、当時の社会に普及していくこととなった。
紙の製造以外にも弩や剣の開発に携わり、和帝への諫言役や
古典の校正役としての務めも果たしたという。
最期は和帝に変わって後漢の実権を握った安帝の命によって、
服毒死を強いられるという不遇の末路を遂げるが、
現代中国においても紙の守護神として畏敬を集めるなど、
その功績は今日に至るまで決して忘れられてはいない。
【人物像・性格】
清廉実直なる官人。宦官は性的な欲求の源を切り離した故に権勢欲に取り憑かれ悪政を成した人物も少なくないが、
キャスターの場合はその欲求が発明や知識欲に注ぎ込まれたと思われる。
決して情を解せない人嫌いというわけではないが、休みの日は家の門を閉じ、人と会わずに農耕に明け暮れたとされるなど、潔癖で合理性や効率を尊ぶ人柄である。
そのような人柄であっても王から信頼され、民から敬意を抱かれたのは、その信望に応えるだけの誠実さを持ち合わせているがゆえ。>>33
自身の発明した紙が広く行き渡ったことを誇らしく思いながらも、後世の人間がより技術を洗練し、普及させたという自覚もあるが故に驕りはない。
それ故に紙の開発者であるという立場を自ら他者に喧伝することは少ないが、あくまで個人的な感想という前置きで、書を愛する紫式部のような人物には好印象を抱いている。
【因縁キャラクター】
・ニコラ・テスラ&トーマス・エジプト
後代の文明の礎を築いた発明家達。
発明や普及の技術を称える一方で、その身振りには些か難を示している。
・紫式部
紙の書籍を愛する彼女を、個人的な感情と前置きをした上で好ましく思っている。
キャスター自身は電子書籍に関してはそういうものもあるのかと受け入れ気味。
・虞美人(芥ヒナコ)
読書家という触れ込みだったので興味を抱いていたが、実物の様子に困惑を隠せない。
その正体が西楚の覇王・項羽の恋人たる虞美人であると知り、更に驚愕した。>>34
【コメント】
リクエストから宦官の蔡倫。
宦官として男性機能を失った故の性別不明判定やりたかった。
他の文化人サーヴァントと差別化するため中華剣と弓(弩)を使うエミヤ系アーチャーの方向性も考えたが、
スキル・宝具的に無難にキャスターに落ち着いた。
【Wiki登録・SS使用化】【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【真名】水木辰之助
【異名・別名・肩書き】水木歌仙・若女方上々吉
【性別】男性
【身長・体重】145cm・44kg
【外見・容姿】一見女性にしか見えないほどに線が細く、美しい和装の男性。頭部には猫耳がついている 【地域】日本 【年代】江戸時代・元禄期
【属性】中立・中庸 【天地人属性】人
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷C 魔力D- 幸運A 宝具C>>37
【固有スキル】
日舞:A+
日本舞踊に関わる者に与えられるスキル。
現代まで伝承される水木流の流祖となったランサーは本スキルをA+ランクで有し ており、自身の舞を見る者の精神を惹きつけ、強く揺り動かすことができる。
また、日本舞踊以外の踊りであっても早い速度で身につけることが出来る。
観察眼:B++
対象を観察し、そのあり方を理解する。人間観察の亜種スキル。
ランサーは特に相手の立ち居振る舞いを理解・記憶することに特化しており、観察によって得た知見は主に舞踊として昇華される。
猫の所作:A
本来は歌舞伎の演目の一つ。
恋の一年によって猫に変わるという内容のこの演目は、生前のランサーを代表する演目の一つである。
その強いイメージ故、発動中は敏捷ステータスの上昇、獣属性の獲得、猫への変身を可能とするスキルへと昇華された。>>38
【宝具】 『水木歌仙・七変化』 ランク:C〜A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
かつてランサーが考案し、自ら演じた「七化け」の演目が宝具へと昇華されたもの。
実地での観察から得た情報を元に、観察対象の動作・あり方を舞踊へと昇華、その舞の対象に合わせて自身のステータスや体型・技術すらも移り変わる。
召喚直後は元となった演目での変化先(狗、殿上人、翁、小童、若衆、女怨霊、猩々)が基本となるが、その後に得た情報に合わせて変んか先は変更することができ、ある程度の制限はあるが、他のサーヴァントへも変化できる。
また、ストックできる変化先は常に7つまで。
【Weapon】 花槍:主に槍踊りにて用いられる、花飾りがついた2メートルほどの槍。
これを用いての槍踊りの名手であっったことが、ランサーとして召喚された所以である。
舞踊で使われる物には穂先がないことが多いが、これにはしっかりついている。>>39
【解説】 江戸時代は元禄年間に活躍した女方の日本舞踊家・歌舞伎役者。
1673年に大阪で生を受け、三都において歌舞伎の若女方として活躍。
当時最高峰の女方と評され、1695年には当時の歌舞伎役者にとっての最高評価である、上々吉の位にまで至った。
演技の面では所作事を得意とし、槍持ち奴の動きを舞へと取り入れた「槍踊り」や、「猫の所作」と言った演目で高い評価を獲得した。
加えて、自身が考案し十年万大夫座顔見せにて演じた「七化け」の演目は当時多大な反響を呼び、後の年代にて流行する変化舞踊の嚆矢になったとされている。
絶大な人気を得ながらも1704年には歌舞伎役者を引退し、その後は日本舞踊の道へと進みこととなった。
後には門弟の粂と共に水木歌仙を名乗って日本舞踊の流派を樹立し、娘踊り師匠の元祖となった。
1745年に辰之助が死した後も、その流派は女人専用の家元として伝承されてゆき、幕末期に水木流として確立。
日本舞踊の一流派として現代まで継承され続けている。>>40
【人物・性格】
普段は女性以上に女性らしい、そんなことばが似合う奥ゆかしく思わせぶりな言動をする男性。
しかしその実、その目は常に周囲の物事を注意深く観察し続けており、見たことがないものがあれば直様観察、舞へと取り込もうとするアグレッシブさを持つ。
また、スキルの影響か何やら猫っぽい性質が現れており。
日向ぼっこをしたり、マスターに何やら擦り寄ったりする時もあるが、大抵その後「役者が役に呑まれるとは恥ずかしい」と赤面するオチが待っている。
海外の踊りにも惹かれるが、露出が多い踊り子(サロメやマタ・ハリ)の格好に関しては、自分がするには恥ずかしいかなと奥手気味。
イメージカラー:朱色
特技:舞踊、お化粧
好きなもの:踊り、弟子たち
嫌いなもの:寒いところ
聖杯への願い:より多くの人が舞を楽しむ世界
【一人称】私 【二人称】〇〇君、〇〇さん 【三人称】〇〇君、〇〇さん
【Wiki登録・SS使用化】【元ネタ】史実、日本書紀
【CLASS】バーサーカー
【真名】物部守屋
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】男性
【身長・体重】175cm・65kg
【肌色】黄褐色【髪色】黒【瞳色】黄
【外見・容姿】顔には鳥の嘴のような面頬を付け、小札甲に身を包んだ武人。手足には羽毛が生え爪は猛禽のように鋭く尖る。
【地域】日本
【年代】6世紀後半
【属性】混沌・狂
【天地人属性】人
【その他属性】人型・魔性
【ステータス】筋力:C 耐久:B 敏捷:B+ 魔力:D 幸運:E 宝具:B+>>42
【クラス別スキル】
狂化:B
理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。Bランクでは全能力が上昇するが、理性の大半を奪われる。
【保有スキル】
無辜の怪物:B
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。生前の意思や姿、本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。このスキルを外すことは出来ない。
物部守屋の場合、怨念が寺つつきという鳥の妖怪に変化したという逸話からこのスキルを獲得している。
廃仏の鞭:B+
仏殿を焼き、仏法を罵倒し、尼僧を鞭打つなどの守屋の仏教弾圧がスキルとなったもの。
仏教徒への攻撃力が上昇するが逆に仏教徒からの攻撃には弱くなる。
稲城の守り:E
強固な防御陣地を構築するスキル。狂化の影響でほとんど機能していない。
弓矢作成:A
軍事を司る氏族の長としての特権、本来であれば飛鳥時代に存在した武器であれば何であれ作成可能なスキルだが、丁未の乱の逸話から弓矢の作成に特化している。
弓には物質的な材料が必要だが、矢であれば自らの魔力を削ることで作成可能。これにより物部守屋は無数の矢を断続的に放つことが可能となる。>>43
【宝具】
『箭沛(やぶすま)』
''ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:200人''
丁未の乱において、自らの邸宅に立てこもり、押し寄せる軍勢に対し、雨あられと矢を射かけた逸話。
アーチャークラスであれば、亡霊を召喚して一斉射撃する宝具となっていただろうが、バーサーカークラスでは無辜の怪物スキルの影響で変質している。
宝具を発動すると両腕が翼に変化し、飛翔能力を得る。
空に飛び上がった守屋は上空から羽を矢として射出し敵陣を蹂躪する、弓矢作成スキルの恩恵により自身の魔力が持つ限り矢の雨を降らし続けることが可能。
また、寺院などの建造物への攻撃時に与えるダメージが増加する。
【Weapon】
『爪』
バーサーカーの守屋は鋭い爪を武器として使用する。>>44
【解説】
物部守屋は、飛鳥時代初期の大連(おおむらじ)であり、大和朝廷における軍事を司る有力豪族、物部氏の当主である。
彼は、当時日本に伝来した仏教の受容を巡り、崇仏派の蘇我馬子と激しく対立した。古来からの神道を重んじる物部氏と、新興の仏教を受け入れ、先進的な国家体制を築こうとする蘇我氏の対立は、単なる宗教論争に留まらず、政治的権力闘争の様相を呈していた。
特に、疫病が流行した際、仏教の祟りであるとして、守屋は蘇我氏が建てた仏堂を焼き払い、仏像を難波の堀江に投げ捨てるなど、徹底した廃仏を貫いた。この行動は、後の丁未の乱へと繋がる火種となる。
丁未の乱は、587年に勃発した物部守屋と蘇我馬子の間に起きた権力闘争であり、日本史上における重要な内乱の一つである。
彼は自らの本拠地である河内国渋川郡の邸宅に立てこもり周囲に稲城を築いた、守屋自身はホオノキによじ登り雨のように矢を射かけた、この猛攻により攻め寄せる蘇我氏方の軍勢は退却を余儀なくされる。
これを見た厩戸皇子が四天王像を彫り戦勝を祈願すると、蘇我氏側の士気が高まり反撃。迹見 赤檮(とみ の いちい)の放った矢によって守屋は射落とされ戦死、伝承によっては秦河勝が守屋を斬ったとされる。
総大将を失った物部軍は総崩れとなり蘇我氏の軍勢は、守屋の一族を皆殺 しにした。
しかし、物部守屋の伝説はそれだけでは終わらなかった。死後、彼の怨霊は「寺つつき」という妖怪になったと伝えられる。
これは、四天王寺や法隆寺に現れ、嘴で寺中をつついて破壊しようとする妖怪で、後に鷹に変化した聖徳太子によって撃退されたと伝わる。>>45
【人物・性格】
狂化によって理性はほとんど失われている。言葉は発せず、ただ不平不満を漏らすようなうなり声を上げるのみ。
目に映る全てを「敵」と認識し、敵に対しては容赦のない攻撃を仕掛ける。
特に、仏教に関連する神秘や、信仰を基盤とする力には激しい嫌悪と憎悪をむき出しにし、破壊衝動が加速する。
生前の誇り高き武人としての面影は薄いが、その行動原理の根底には、古来の神々への信仰心と新興の仏教に対する根深い憎悪が残っている。
イメージカラー:漆黒
特技:弓術
好きなもの:無し
嫌いなもの:無し
天敵:聖徳太子
願い:仏教の存在しない日本を取り戻す
【一人称】無し 【二人称】無し 【三人称】無し
【因縁キャラ】
聖徳太子:天敵、生前は言わずもがな、寺つつきは聖徳太子が変化した鷹に追い払われたという伝説から寺つつきとしても天敵。
ミヒラクラ:自身と同じく仏教を弾圧した者、嫌いな物が同じだけなので特に相性が良いなどはない。【元ネタ】史実(?)+グリム童話
【CLASS】プリテンダー
【真名】ドクター・コンドーム
【性別】男性
【身長・体重】148cm・47kg
【外見・容姿】白衣の上から『一撃七殺』と書かれた帯を巻き付けた医者風の小男。
【地域】イギリス・ドイツ
【年代】17世紀
【属性】混沌・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・男性・ヒト科のサーヴァント・童話
【ステータス】筋力E++ 耐久D 敏捷A 魔力D 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
偽装工作:B+
ステータス及びクラスを偽装する能力。
Bであれば、他のクラスやステータスを相手に見せる事も可能。
固有スキル『一撃七殺』と組み合わせることで相乗効果を発揮する。>>47
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
融合された幻霊『勇ましいちびの仕立て屋』に由来するスキル。
王から差し向けられた援軍を拒み、身一つで巨人退治や一角獣退治に出向いたエピソードから。
道具作成:B
仕立て屋の幻霊が融合されていることから、高品質の布及び衣服を作成出来る。
また自身が由来になったとされる避妊具も作成可能。
【固有スキル】
一撃七殺:EX
ひとうちななつ。
融合された幻霊『勇ましいちびの仕立て屋』に由来するスキル。
一度の打擲で七人を仕留めた武勇……ではなく、七匹の蝿を一度に仕留めた所業を誇張したモノ。
実力で及ばない相手をハッタリを用いて謀る詐術のスキル。
このスキルを持つ者にとって、通常のパラメーターにおける優劣は意味のないものとなる。>>48
医術:B+
英国王の侍医として有する様々な医療技術。
なお、このスキルは現代の基準で比較するのではなく、サーヴァントの生きた時代の基準で判断するものとする。
性病のリスク軽減や安定した避妊技術の確立、その象徴として特定の分野に対して倍加ボーナスがかかる。
好色王への諫言:B
無類の好色で非嫡出子だけでも14名の子を設けた王への諫言。
王位継承の混乱を避ける措置として避妊具を開発したという伝説に由来する。
とある騎士が有する『騎士王への諫言』と同様の効果を持つ。
【宝具】
『幻獣殺し(ユニコーン・ブレイカー)』
ランク:B++ 種別:対獣宝具 レンジ:??? 最大捕捉:???
性病リスクの軽減や安定した避妊技術を確立したプリテンダーの事績、“避妊具(コンドーム)の開発”が宝具になったもの。
別名『地に満ちるなかれ(ドント・フィル・ジ・アース)』。性交が内包する神秘の否定。
性病と懐妊……即ち死と生に密接に結びついた性行為の概念とは一種の神秘であり、それに紐づく形で純潔もまた神秘とされた。
しかし、医療の発達により性行為のリスクは緩和され、人は性を気軽に楽しむようになり、純潔もまた以前ほど重要視されなくなった。
純潔の乙女を愛する幻想種・一角獣(ユニコーン)もそれに伴い、地上から姿を消したという。>>49
以上の顛末からプリテンダーは一種の神秘殺しの側面を有しており、対神秘……特に一角獣(ユニコーン)への特攻を宝具として有している。
また、融合された幻霊『勇ましいちびの仕立て屋』の童話にも一角獣退治のエピソードが存在する。
【wepon】
『牛の腸』
避妊具の原型となった牛の腸。
融合された幻霊『勇ましいちびの仕立て屋』が持つ「七匹の蝿を一度の打擲で仕留めた」というエピソードを体現する形で鞭のように高速で振り回し、叩きつける(よく見ると表面に七匹の蝿の亡骸が付着している)。
互いの逸話が融合された形になるが、傍から見るとあまりにもあんまりな絵面である。
【解説】
ドクター・コンドーム。
17世紀の英国王チャールズ2世の侍医。名前の通り、避妊具・コンドームの由来とされる人物。
チャールズ2世は好色で知られ、結婚の前後を問わず多くの愛人を持ち、認知しただけでも14名もの非嫡出子を設けたという。
見かねたドクター・コンドームは王位継承の混乱を避けるべく、牛の腸膜を利用した避妊具を開発した。
これが後のコンドームの原型であり、その功績により「勲功爵(ナイト)」の爵位を与えられたという……
が、これは広く普及した俗説であり、ドクター・コンドームという人物が実在した証拠はなく、
またコンドームはチャールズ2世が王位につく100年以上前から使われていたとされている。>>50
勇ましいちびの仕立て屋。
グリム童話に収録されている物語の一つ。
欧州には「仕立て屋七人で一人前」という成句があり、
「一撃七殺(ひとうちななつ)」を標榜する仕立て屋から始まるこの物語はその句に対する皮肉とも言える。
ちびの仕立て屋がジャムを塗ったパンに群がる蝿を布で叩くと一度に七匹を仕留めた。
仕立て屋はこれを誇り、「一撃七殺」と刺繍した帯を身につける。
仕立て屋は自分ほどの男がいることを世界中に知らしめようと町を出る。
道中で大男と出会い、力試しを挑まれるも知恵を持ってして腕力で勝る大男を丸め込み、
王に謁見した際には仕立て屋の「一撃七殺」の武勇を恐れた王に
巨人や一角獣の退治という無理難題を課されるも、策を弄してこれらを見事に達成した。
褒美を約束していた王は自身の1人娘である王女と国の半分を仕立て屋に授け、
七人で一人前と呼ばれた仕立て屋の職業から一人の王が誕生した。
上記の二人は共に実在性があやふやであるため、霊基数値の不足により幻霊にカテゴライズされており、
「一角獣を退治した」「功績を認められ、王から地位を与えられた」という共通項から幻霊合体を果たした複合サーヴァントとなっている。
恐らくは巨人殺し(ジャイアント・キリング)や幻獣退治の逸話を持つ名無しの仕立て屋に、
名前だけは現代に至るまで広く知れた侍医を組み合わせることで霊基を安定させる予定だったと思われる。
しかし、後の人類史への貢献度の差から辛うじて侍医側の霊基数値が上回り、
侍医をベースとした能力を仕立て屋の幻霊が補強する形で霊基が成立してしまったようである。>>51
外見は白衣を除けば仕立て屋準拠だが、その精神は侍医の方に偏っている。
一方で詐術を用いる際は仕立て屋の精神が表出する他、精神世界では両者が共生しており、互いに意見を交わし合うこともあるとか。
【人物・性格】
真面目かつ謙虚な王に仕える侍医らしい人物。
そもそも自分が特定の医療分野における象徴のように振舞っていていいのか、
先駆者としてならファロピウス(ガブリエレ・ファロッピオ)とかの方が相応しいのではないか?と思っているが、
かの医師がサーヴァントになるとすれば間違いなく解剖学の側面が強調されるんだろうな……などと普段から考えている
謙虚を通り越して若干卑屈になっているところもあるが、これは自らが実在も怪しい存在であるがゆえ。
一方でスキル『一撃七殺』発動時には仕立て屋の精神が表出し、
王相手でも物怖じしない勇ましさと自信過剰さを持ち合わせ、堂々とした態度でハッタリをかます。
どちらかが真でどちらかが偽であるというわけではないが、それが『役を羽織る者(プリテンダー)』に相応しい二面性となっている。
【コメント】
ある漫画で見た「避妊技術の確立と性病リスクの軽減という医療の発達により純潔の価値は低下し、ユニコーンも人の前に姿を現さなくなった」という描写が
型月の神秘と星の開拓の概念に通じるところがあるな……と思いたって製作。
ネタ枠。ユニコーンが核になってる特異点ぐらいでしか活躍できるところがない。
【Wikl登録・SS使用】可https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%A2%A1%BC%A5%F3
を作ったものですが、個人的にこれじゃない感で出たので改修した設定を投げます。【CLASS】アーチャー
【真名】アーン/Áns
【性別】女性
【身長・体重】174cm・54kg
【スリーサイズ】B94/W59/H89(Gカップ)
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷B+ 魔力C 幸運B 宝具A
【保有スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:A+
マスター不在でも一週間以上は行動できる。ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。>>55
【宝具】
無穹譚歌(ボグスヴェイギル)
・ランク:A
・種別:対人宝具
・レンジ:1〜50
・最大捕捉:1人
ドワーフより授かった身の丈以上の大きさを持つ魔弓。神造兵装に分類される。
ボグスヴェイギルという名は、アーンが魔弓を折り曲げた逸話が由来となっており、アーンと魔弓を繋ぐ異名でもある。
常人では決して引けない強靭な弦が張られており、アーンの膂力によって真価を発揮する。
この宝具には一種の『弓矢作成』の加護が付与されており、弦を引く度に矢が自動的に装填される矢を不要とする魔弓。加えて放たれる矢は全て不可視にして無音の凶弾である。
身の丈以上という規格な為か普通に鈍器としても使用できる。アーンの怪力から振るわれる一撃は非常に強力で、寧ろ射撃されるより殴打される絵面の方が怖いかもしれない。>>56
極星射手(ヒミン・ボグマズル)
・ランク:A
・種別:対軍宝具
・レンジ:5〜99
・最大捕捉:?
ドワーフから授かった五本の魔矢。神造兵装に分類される。
北欧の神秘たる黄金で造られた矢であり、真名を開放し、“望みを祈願する”事によってその能力を発揮する。
祈願した望みの効果を魔矢に反映させ、発射する宝具。必殺の効果であれば弱点を、対軍の効果であれば矢の雨を、大破壊の効果であればブロークン・ファンタズムを、等といったエンチャント効果を有する。
宝具使用の上限は5回までで、消耗品であるが故に5回までしか使えない。
本来、サガにおいて特に能力など語られなかった魔矢だが、アーンと『デンマーク人の事績』において同一視されるアノ・サジタリウスの「狙った場所に必中させた」逸話が結びついた事でこの宝具に昇華された。>>57
【解説】
北欧の伝説のサガである「フラフニスタ人のサガ」に纏められた物語の一つ「射手のアーン」における英雄。
フラヴニスタの英雄ケティルの娘であるフラヴンヒルドの血筋で、ケティルの性質を最も色濃く受け継いでいると言える人物。
実兄であるソーリルに無理やり付いていく形で北ノルウェーのナウマダルの王であるオーラヴの下へと赴き、巨大な魔弓を曲げて入室した事からアーンは「弓を曲げる者(ボグスヴェイギル)」の異名を付けられる。
王権がインギャルドに移り変わって暫くの間、従者として仕えていた頃にインギャルドの奸計によってアーンは無法者と呼ばれ、叛逆者の誹りを受ける事態に陥る。そんな確執から対抗する道を選び、兄弟たちは王の側へとついたので袂を分かつ他なかった。
インギャルド王が数多の刺客を送り、多勢に無勢な危機的状況の中でも全て返り討ちにする。
双方の確執は解消される事はなく、最期はアーンの息子である足高のソーリルによってインギャルド王が討ち取られた。
「射手アーン」の物語は壮大な冒険譚ではなく、人間同士の確執を描いた現実的な物語である。そして日本における知名度は皆無といって言いので、実は男性なのだが女性に変えても誰も気づかないだろう。
英語表記にすれば「アーン・ザ・アーチャー」と呼ばれる程に弓との関係性が高い英雄であり、また類似性から「デンマーク人の事績」に登場する「アノ・サジタリウス」と同一視されている。>>58
【人物】
凛々しい風貌を持つ女性。しかしながら軽薄な言動、粗野でものぐさな気性で全て台無しにしている残念美人。実兄から「お前もう少し礼儀身につけような」と言われる程度には作法がなってない。
根っこからのアウトロー気質でもあり、生前にお尋ね者として分布された際には「そりゃそうだわな」と受け入れた。だがそれはそれとして、嘗められたままなのは許せない方。
本人曰く「人を見る目はある」らしい。実際、インギャルド王を一目見て邪悪な本性を看破しているので、本質を見抜く力は本物。
マスターに対しては召喚した人物の本質次第で真面目具合が決まる。悪なら程々に従いつつ手を抜き、善なら生還できるように立ち回るだろう。
聖杯に託す願いはないが、聖杯戦争には召喚されるのが目的で参戦している。便利になった現代で自堕落に過ごしたいらしい。
fgo内では喫煙所でタバコをふかすだろう。
一人称「オレ」
二人称「お前さん」
三人称「あちらさん」
【能力】
北欧における弓の名手の一人。
トロールの血を引く祖父ケティルの性質を最も色濃く受け継いでおり、その怪力は大軍を相手取っても一騎当千できる。
戦い方は堅実にしてリアリスト。徹底的なゲリラ戦法を取り、確実に対象を討たんと息を潜めて狙いを定める。そこへ不可視にして無音の矢で攻撃するので暗殺者さながらのアーチャーになるだろう。
第二宝具の魔矢はその性質上、いかなる敵にも5回までなら一矢報える強みを持っている。
別クラスの適性はおそらくアサシンが該当。しかしアーチャー適性が高すぎるのでアサシンで呼ばれる事は一生ない。>>59
【関連人物】
インギャルド
生前対立したナウマダル王。
表面上は一見すると優しげだが、腹の中は鍋底にこびりついた汚れより真っ黒との事。
モードレッド
喫煙仲間。
カイニスと合わせて不良女子組としてマルタに折檻される。
ロビンフッド
喫煙仲間。
ビリーと合わせてアウトロー組として悪友っぽい絡みでもするかも。
以上になります。>>61
【クラス別スキル】
搭乗:A
「ライダー」のクラススキルである騎乗の劣化版。生物・非生物を問わぬそちらと異なり、非生物の乗騎のみ操作できる能力。
機械的接続により、非生物でさえあれば機械竜さえ制御し搭乗可能。
対魔力:B
「ライダー」のクラススキル。魔術への耐性を得る能力。
神鋼の肉体は詠唱が三節以下の魔術を無効化する。
機構作成:A+
「キャスター」のクラススキル、道具作成の変種。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇技術を有し、それに類似する機構を製作可能。
【固有スキル】
〇〇〇〇〇〇:B
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇、〇〇〇〇〇〇。
〇〇〇〇〇のそれは、『〇〇〇〇〇』において〇〇〇〇〇が開催した〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇に於いて、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇英雄〇〇〇〇〇〇〇を激しく吹っ飛ばして大量出血させるほどの威力を誇る。
機械の拳が齎す甚大な破壊力。>>62
〇〇〇〇:B+
〇〇〇〇〇することで自身の一部と化した「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」。魔力生成が可能な〇〇〇〇〇を〇〇〇〇〇、〇〇〇〇〇させることで〇〇〇〇〇〇〇が可能。
何の因果か後世に「〇〇〇〇〇〇」が〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇の一種を指すようになったことで、〇〇〇〇〇能力が向上している。
神理空転:B
甚大なデメリットスキル。「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」という、聖杯戦争、および〇〇〇〇〇〇において致命的な呪い。
父である〇〇〇〇〇が、〇〇〇〇〇〇〇〇〇に「〇〇〇〇〇〇〇〇〇」誓いを立てたが、それを破ったことによる呪い。
「〇〇〇」呪いではなく「そもそも〇〇〇〇〇として〇〇〇〇〇もらえない」呪い。〇〇〇〇〇〇〇には影響しない。
なお、自分が作ったものに対しては無効であるため、工匠として作ったものを他者に譲渡することで〇〇〇〇〇ることができる。
【宝具】
『〇〇〇〇(〇〇〇〇〇〇〇・〇〇〇〇〇)』
ランク:B 種別:対人宝具(自身) レンジ:1 最大捕捉:1人
〇〇〇〇〇〇〇が〇〇〇〇〇する際に、〇〇〇〇がその〇〇を助けた逸話、その正体。
即ち、女神〇〇〇の〇〇〇〇を拉致・改造・自身と合成することで作り上げた全身サイボーグ。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇の〇〇〇〇〇ど、〇〇〇〇〇、神の一部をそのまま転用したことに変わりはない。〇〇〇〇(〇〇〇〇)に匹敵する神鋼の強度と、巨人を凌駕する腕力を有する。
〇〇〇〇をベースとした結果女性型となり、元の男性〇〇〇〇〇のパーツは脳・脊椎・心臓を残すばかりである。>>63
『〇〇の〇〇〇(〇〇〇〇・〇〇〇)』
ランク:B+++ 種別:対〇宝具 レンジ:2~80 最大捕捉:800人
〇〇〇〇〇が制作した〇〇〇〇〇兵器「〇〇〇〇〇〇」。
神話に於いて、〇〇〇〇〇〇の『〇』は〇〇〇〇〇のみが〇〇〇〇であり、〇〇〇〇を〇〇〇〇に〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇も〇〇〇〇〇のみが可能とする。
この性質上、〇〇〇〇〇〇〇ですら不可能な「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」が可能。最大〇〇〇〇は自身含め○○○。〇〇〇〇〇〇〇〇であるが、かつて〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇をベースとしており、〇〇〇〇〇〇を除いた基礎戦闘能力だけ見れば〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇再現している。
〇〇〇〇には「〇〇〇〇〇〇〇」や〇〇〇〇〇の子「〇〇〇〇〇〇〇」、「〇〇〇〇〇」、「〇〇〇〇〇」のような超一級の〇〇も混じっている。
さらにこの性質の拡張として、〇〇〇〇〇〇〇〇「〇〇〇〇〇〇〇」すらも短期的に可能とする。>>65
はっや 正解です
【出典】トロイア戦争、『イーリアス』、『アエネーイス』、『オデュッセイア』
【CLASS】ライダー
【真名】エペイオス
【性別】男性……?
【身長・体重】158cm・121kg
【肌色】白 【髪色】白 【瞳色】灰青
【外見・容姿】ローブに身を包んだ女神型サイボーグ。
【地域】ギリシャ、キュクラデス諸島
【年代】神代(紀元前13世紀ごろ)
【属性】中立・悪
【天地人属性】地
【その他属性】ギリシャ神話男性・性別不詳・「紳士的な愛」対象・機械
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:E 魔力:C 幸運:C 宝具:B+++
高パワー高耐久だが重くて遅い。見かけによらない典型的重戦車。
【クラス別スキル】
搭乗:A
「ライダー」のクラススキルである騎乗の劣化版。生物・非生物を問わぬそちらと異なり、非生物の乗騎のみ操作できる能力。機械的接続により、非生物でさえあれば機械竜さえ制御し搭乗可能。>>66
対魔力:B
「ライダー」のクラススキル。魔術への耐性を得る能力。神鋼の肉体は詠唱が三節以下の魔術を無効化する。
機構作成:A+
「キャスター」のクラススキル、道具作成の変種。古代ギリシャの機神技術を有し、それに類似する機構を製作可能。
【固有スキル】
ピュグマキア:B
古代ギリシャボクシング、ピュグマキア。
エペイオスのそれは、『イーリアス』においてアキレウスが開催したパトロクロスの葬祭競技に於いて、アルゴノーツ上がりの英雄エウリュアロスを激しく吹っ飛ばして大量出血させるほどの威力を誇る。機械の拳が齎す甚大な破壊力。
感染神液:B+
ハッキングすることで自身の一部と化した「アテナ・クリロノミア」。魔力生成が可能なナノマシンを他者や機械、霊装に混入させることで霊子ハッキングが可能。
何の因果か後世に「トロイの木馬」がコンピューターウィルスの一種を指すようになったことで、ハッキング能力が向上している。
神理空転:B
甚大なデメリットスキル。「スペックほどの戦果を挙げられない」という、聖杯戦争、およびトロイア戦争において致命的な呪い。
父であるパノペウスが、アテナ神とアレス神に「戦利品を着服しない」誓いを立てたが、それを破ったことによる呪い。
「負ける」呪いではなく「そもそも戦争の主役として参加させてもらえない」呪い。試合などの勝敗には影響しない。
なお、自分が作ったものに対しては無効であるため、工匠として作ったものを他者に譲渡することで戦果を挙げることができる。>>67
【宝具】
『夢想神体(グラウコーピス・アテーナ―)』
ランク:B 種別:対人宝具(自身) レンジ:1 最大捕捉:1人
工匠エペイオスが木馬を建造する際に、アテナ神がその建造を助けた逸話、その正体。
即ち、女神アテナの人型端末を拉致・改造・自身と合成することで作り上げた全身サイボーグ。無数存在するアバターの一つと言えど、機神の一部、神の一部をそのまま転用したことに変わりはない。神体結界(アイギス)に匹敵する神鋼の強度と、巨人を凌駕する腕力を有する。
アテナ神をベースとした結果女性型となり、元の男性エペイオスのパーツは脳・脊椎・心臓を残すばかりである。
「機神体、疑似接続。宝具格納庫より発進。多重加護同時連結。輸送形態解除。勇士たちよ、城を叩け。『終焉の大木馬(トロイア・イポス)』!……こいつで決まりだ」
『終焉の大木馬(トロイア・イポス)』
ランク:B+++ 種別:対国宝具 レンジ:2~80 最大捕捉:800人
エペイオスが制作したギリシャ超兵器「トロイの木馬」。
神話に於いて、トロイの木馬の『鍵』はエペイオスのみが開錠可能であり、戦士たちを木馬の中に入れるのも外に出すのもエペイオスのみが可能とする。この性質上、オデュッセウスですら不可能な「トロイの木馬からの兵力の出現」が可能。最大搭載人数は自身含め30人。兵士は絡繰仕掛けであるが、かつてトロイの木馬に潜んだ29人の英霊をベースとしており、スキルや宝具を除いた基礎戦闘能力だけ見れば彼ら神代英雄を100%再現している。
再現対象には「オデュッセウス」やアキレウスの子「ネオプトレモス」、「小アイアス」、「メネラオス」のような超一級の英霊も混じっている。
さらにこの性質の拡張として、リミッターを外した「オーバーロード」すらも短期的に可能とする。
【Weapon】
夢想神体:女神の肉体を利用したサイボーグ。当人のボクシングの才と合わせ極めて高い格闘能力を持つ。>>68
【解説】
トロイア戦争におけるアカイア側最高の技術者エペイオス。
女神アテナの祝福を受け、イーデー山から切り落とした木々と自分の船を材料に「トロイの木馬」を完成させた人物であり、複雑なトロイの木馬の鍵は彼のみが開けることができ、外からは入り口があることさえ見破れなかったという。
エペイオスは拳闘家としても非常に優れた人物であったが、父パノぺウスがアテナ神とアレス神に「戦利品を着服しない」誓いを立てたが、それを破ったことで「戦争において戦果を挙げられない」という甚大な呪いを受けてしまっていた。
ただ、逆説的に著名な敵と当たることはなく、トロイア戦争を生還、さらに「自分の作ったものが戦果を挙げることは良い」という理屈なのか、トロイの木馬は戦争を終わらせる大戦果を挙げた。
【コメント】
オデュッセウスのサポート担当、アカイア軍主任技術者、エペイオスです。
女性型サイボーグになっているが、中身はゴリゴリのナードの技術者男性。ただそこに女神のアバターがあったから拉致して自分に搭載しただけで……
比較的マイナーな英霊のはずなのに解答が早すぎる。どこで分かったのか聞きたい。
wiki追加、SS使用可能です。>>69
出典の数とサイボーグや機械というワードからギリシャ系と予想して読んでみると、第二宝具の『○○の○○○』が終焉の大木馬と同じ文字数と気付いて、木馬の製作者を調べると五文字だったので確定という感じですね【元ネタ】北欧神話,『ニーベルングの指環』
【CLASS】アサシン
【真名】ファヴニール
【異名・別名・表記揺れ】ファーヴニル,ファフニール,ファフナー
【性別】男性
【身長・体重】151cm・214kg
【鱗色】黒 【髪色】白 【瞳色】金
【外見・容姿】尾を生やし、黒い竜鱗に覆われたドヴェルグ
【地域】北欧
【年代】神代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他属性】人型,妖精,竜属性
【ステータス】
筋力:B+ 耐久:B+ 敏捷:C
魔力:A 幸運:E− 宝具:A−
【クラス別スキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を断つ能力。隠密行動に適している。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。>>71
【固有スキル】
対魔力:A
魔術に対する抵抗力。竜へと変じた妖精という高度な神秘を持つことからAランク以下の魔術を全てキャンセルする。事実上、現代の魔術師ではアサシンに傷をつけられない。加えて、アンドヴァリの呪いを受けているため、それ以外の呪いを無効化する。
陣地作成:EX
竜としての領域作成能力と、ドヴェルグとしての妖精領域が複合したスキル。
地底に財宝を保管する巣窟「グニタヘイズ」を作り出す。また、その過程で地下には多くの横穴が作り出され、それにより迷宮、あるいは坑道のような様相となる。
悪竜現象:EX
過ぎたる欲望を抱いたものが悪竜へと変じる現象。自らの強欲によって後天的に幻想種の頂点とも言われる竜種へと変じたことを示す。スキルとしては「竜種」「変転の魔」の類似スキル。
アサシンは悪竜現象を発症した原初の個体であり、妖精から竜種へと変じた高位の神秘を有するため規格外のランクでこのスキルを有する。
怪力:A+
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用することで一時的に筋力を増幅させる。一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間はランクによる。
財宝の簒奪者:A
アサシンは神々を捉え賠償金を請求し、父フレイズマルを殺 害することで財宝を簒奪した。
捕縛、あるいは倒した相手から財宝、物品系の宝具を簒奪するスキル。
また、このスキルによりアサシンはフレイズマルから簒奪した宝具級の一品である財宝を持ち込んでいる。>>72
【宝具】
『悪竜の呪血(ブラッド・オブ・ファーフナー)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
ファヴニールの心臓を食べたシグルドが智慧を会得し、『ニーベルングの指輪』においてはファヴニールの血を浴びたジークフリートが何者にも傷つけられない皮膚を手に入れたことに由来する宝具。
アサシンの血を摂取した者に竜の因子を与え、強化する宝具。その血を口にすれば、たとえ神秘を持たない一般人であったとしても、竜鱗に覆われたかのような頑強さ、人智を超えた怪力、そして卓越した叡智を手にすることができるだろう。
さらに、摂取する血液の量が多いほどその効果は増大し、それこそアサシンの心臓たる霊核を取り込んだとすればトップサーヴァントに匹敵する力を手に入れることも可能となる。
ただし、アサシンの血液には毒が含まれており、POT対抗に成功しなければ一時の強化が得られたとしてもすぐに蝕まれ命を落としてしまう。
また、抵抗に成功したとしてもこの宝具を摂取した者はアサシンの仔としての性質を会得し、「悪竜現象」に発症しやすくなるのと同時に、血液を媒介として精神を掌握された末にアサシンの傀儡となってしまう危険性を有する。
このように(使用者にとっては)甚大なデメリットを伴う宝具だが、毒に耐えることができ、精神を囚われない高い自制心を有する者であればデメリットを無視することが可能である。>>73
『捉月の黄金咒(ガンディル・アンドラヴァナウト)』
ランク:A 種別:呪詛宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:500人
黄金を生み出すアンドヴァリの指輪。所有者に高ランクの黄金律を付与するが、周囲に存在する知性体の欲望を駆り立て、相互に争わせる呪いが込められている。
真名開放により指輪にかけられた呪いを解放し、悪竜ファーヴニルとしての姿を現す。
全長約40mはある四足の巨大なワイアームと化したアサシンはBランク以下の攻撃を無効化する強固な鱗を有し、毒の息を撒き散らすことで敵対者を蹂躙する。
また、自身の魔力を撒き散らすことで周囲の環境を自身の領域へと変化させる。アサシンの領域とは妖精領域でもあり、領域内の黄金を操ることが可能。
加えて、広範囲に広がった魔力には指輪と同様に呪いが内包されており、知性体の欲望を高め、互いに相争い合う暴動を引き起こす。そして、極限まで膨れ上がった人々の欲望の果てに悪竜現象によるパンデミックが発生する可能性を秘めている。
この宝具を使用すればアサシンは元の姿に戻ることができなくなり、ただ欲望のままに破壊と略奪を行う正真正銘の悪竜となる。>>74
【Weapon】
『貫く閃光(フロッティ)』
アサシンの父フレイズマルが所持していた剣。古ノルド語で「突き刺すもの」を意味する。
「財宝の簒奪者」によって獲得した青く輝く刺突剣。イニチアシブの決定判定にプラスの補正を与え、Cランク以下の装甲値を貫通する。宝具ではないが、それに匹敵する武装。
『畏怖なる溟海(エイギスヒャルム)』
アサシンの父フレイズマルが所持していた海神エーギルの兜。見た者に恐怖を与えるとされる。
「財宝の簒奪者」によって獲得した兜。この兜の装備者を認識したものは深海に沈められたかのような重圧を受け、判定に失敗すると「恐怖」の状態異常が付与される。
『竜の息吹(毒)』
最強の幻想種である竜が放つマナの奔流。通常時でも十分な破壊力を有するが、完全な竜種へと変貌を遂げた際には、その膨大な魔力を秘めたブレスは都市一区画を壊滅させるほどの威力を発揮する。
加えて、アサシンのブレスは毒の性質を持つため、ブレスの破壊から生き残ったとしても毒は生存者を蝕み、破壊された土地は長期間にわたって毒に汚染されることとなるだろう。
『爪・牙・尾』
通常武装。竜のそれと化した爪と牙は下手な剣よりも鋭く、竜の尾は手足に次ぐ第三の武器となる。
【解説】
北欧神話やゲルマン神話に語られる悪竜と化した人間、あるいはドヴェルグ(ドワーフ)。フレイズマルの子であり、オッテルとレギンを兄弟にもつ。>>75
ある時、旅をするロキ、オーディン、ヘーニルがカワウソに変身していたオッテルを仕留めてしまった。これに対してフレイズマルに指示されたファーヴニルとレギンは神々を捕らえ、賠償金を要求した。
神々はドヴェルグ「アンドヴァリ」から黄金を生み出す指輪(あるいは腕輪)を奪い、これを賠償金とした。だが、指輪はアンドヴァリに呪われており、所有者に不運をもたらす呪物であり、後に様々な人々を巻き込んで禍乱を引き起こすこととなる。
そうして、神々より黄金を手に入れたフレイズマル一家であったが、ファーヴニルは黄金へ欲を駆られてフレイズマルを殺 害した。ファーヴニルは黄金と、フレイズマルが保有していた財宝を奪い去り、グニタヘイズへと逃亡し、財宝を守るために悪竜へと変化した。
その後、レギンに育てられたシグムントの息子シグルドによってファーヴニルは討ち取られる。討ち取られたファーヴニルは自身の有する指輪と黄金には呪いがかかっているため、持っていくなと警告するも、シグルドはこれを聞き入れなかった。
その後、シグルドはファーヴニルの血を舐めたことで鳥の言葉を理解できるようになった。鳥たちからレギンが黄金を分配する気はなく、シグルドを殺して独占しようとしていることを語り、逆にレギンを殺 害した。そして、ファーヴニルの心臓を食べたシグルドは高度な智慧を得たという。
【人物像】
内向的・受動的
気怠げではあるが、物言わせぬ威圧感を漂わせる悪竜。
冷酷にして残忍。決して他者を顧みず、遍く財宝は自身のものであると語る強欲の化身。
決して財を誰かに施す心もなく、財で何を為すわけでもない。ただひたすらに財宝を自身のものとし、欲望を満たすことを目的とする。財宝を手に入れるためならば親さえも手にかけてしまったように、欲を満たすためならば決して手段を選ぶことはない。その純粋で歪なその欲望はもはや一つの概念に等しい。
そして、その願いは明白であり、「黄金と財宝を誰にも渡さない」こと。黄金と財宝は自身のものであり、決して他の誰にも渡さないというアサシンの欲望が現れた願望を有する。>>76
しかし、実のところその願望はアンドヴァリの呪いによって歪められた欲望から来るものであり、本当の願いは「呪いからの解放」というもの。この願いを当のアサシン本人は呪いと財宝への執着によって忘却している。
欲望に囚われたアサシンが本当の願いに気がつくことは、再び死を迎えるその時まで決して訪れることはない。
特技:財宝警備,簒奪
好きなもの:財宝,黄金,静寂
嫌いなもの:自身の財宝を簒奪する者
天敵:シグルド、ジークフリートを筆頭とする竜殺し
願い:黄金と財宝を誰にも渡さない/呪いからの解放
【一人称】己(おの) 【二人称】お前,貴様【三人称】奴,アレ
【因縁キャラクター】
シグルド:弟レギンに育てられ、アサシンを討ち取った大英雄であり、財宝を奪い取った故に恨み骨髄に徹する相手。…だが、最後の時、アサシンは財宝には呪いが込められており、持って行かない方がいいとシグルドへ忠告した。この忠告がただ財宝を持って行かないようにするせめてもの打算であったのか、あるいは本当に心からの忠告であったのかは不明。少なくとも、アサシンにこの記憶はないようだ。
【コメント】
リクエストより。呪いによる汚染に加え、毒のブレスの汚染による二重苦をもたらす監督役涙目なレイドボス枠。お前のようなアサシンがいるか。ダヴィド・サスーン
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%C0%A5%F4%A5%A3%A5%C9%A1%A6%A5%B5%A5%B9%A1%BC%A5%F3
ナフシャ
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%CA%A5%D5%A5%B7%A5%E3
蔡倫
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%E8%F1%CE%D1
水木辰之助
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%BF%E5%CC%DA%C3%A4%C7%B7%BD%F5
ドクター・コンドーム
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%C9%A5%AF%A5%BF%A1%BC%A1%A6%A5%B3%A5%F3%A5%C9%A1%BC%A5%E0
エペイオス
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%A8%A5%DA%A5%A4%A5%AA%A5%B9
以上wiki登録完了しました>>78
登録、ありがとうございます【元ネタ】旧約聖書『サムエル記』
【CLASS】アサシン
【真名】サウル王
【異名・別名・表記揺れ】イスラエル初代王
【性別】男性
【身長・体重】195cm・88kg
【肌色】健康的な肌色 【髪色】黒 【瞳色】深い緑
【外見・容姿】軽装の鎧と王の威厳を纏った長身で見目麗しい青年。
第三再臨では青白い不健康な肌色になり禍々しいオーラを纏う、目は光を失い、表情は絶望に染まる。
【地域】古代イスラエル
【年代】紀元前11世紀頃
【属性】秩序・悪
【天地人属性】地
【その他属性】人型・王
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:D 幸運:E 宝具:C++>>80
【クラス別スキル】
気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を断つ能力。隠密行動に適している。
完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
【保有スキル】
望まれた戴冠:B-
イスラエルの民に強く王として望まれ王位に就いたサウルのカリスマ。
サムエルによって油を注がれた王としての栄光を象徴するスキル。カリスマの効果に加え、敵のカリスマに類するスキルを一時的にランクダウンさせる効果を持つ。
かつてはAランク以上の強力なスキルであったが、神に見捨てられられたことでその輝きは失われ、現在のランクに落ち着いている。
悪霊の呪縛:A
神に見捨てられ、悪霊に苛まれたサウルの逸話が昇華されたスキル。
サウルに取り憑いた悪霊の存在により、神性や信仰に関わるスキルや宝具に対し、高い耐性を得る、但し自身にとって有益な効果も無効化してしまう。
このスキルを使用するたびに、サウルの狂気もまた深まっていく。
なお、このスキルは治癒の竪琴スキルで一時的に無効化できる。
千を討つサウル:A
王でありながら戦場に立ち、多くの敵を屠ったサウルの武勇。
「サウルは千を討ち」と歌われるように、対軍勢の戦いにプラス補正。>>81
【宝具】
『神祐穿つ魔槍(シェディム・キードーン)』
''ランク:C++ 種別:対人/対神宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1人''
サウルがダビデに向けて幾度となく投げつけた槍。
本来であれば「王の権威」や「神の加護」を帯びるはずの槍であったが、神に見捨てられ、悪霊に憑かれたサウルが振るったことで、その性質は歪み変容した。この宝具は、神からの「選定」を受けながらも「棄てられた」サウルの絶望が結晶化した概念武装である。
真名解放と共に槍が自身の内面を表すかのようなどす黒いオーラを纏う。
この宝具の特筆すべき点は物理的な攻撃力ではなくその特性――槍の一撃が命中した対象の神性に由来する能力を打ち消す、あるいは減衰させる性質にある。
神の祝福や加護、あるいは神造兵装などを保有していても、命中した瞬間まるでその加護が最初から存在しなかったかのように無効化される、武具等の形ある物であれば一時的に剥奪され、敵対者はサウルの感じた神に見放される絶望を味わうだろう。
アサシンの宝具でありながら、その射程は比較的広く、遠距離からの奇襲も可能。
【Weapon】
『王者の剣(ヘレヴメレク)』
神から授かったという伝説を持つ剣、現在は悪霊の呪縛により真名解放は不可。>>82
【解説】
古代イスラエル王国初代の王。その名は「神を尋ね求める」を意味する。元はベニヤミン族の出自で、見目麗しく、イスラエル中で彼に勝る者がいないほどの体躯を誇っていた。行方不明になったロバを探す道中で預言者サムエルと出会い、神の啓示を受けたサムエルによって王として油を注がれる。
当初は自らを卑しい者と謙遜し、王位を辞退しようとしたが、アンモン人との戦いで大勝利を収めたことで、民衆から熱烈に支持され、初代イスラエル王として即位する。
しかし、彼の栄光は長くは続かなかった。ペリシテ人との戦いを前に、サムエルを待たずに自ら祭儀を執り行ってしまい、神の命令に背く。さらに、アマレク人との戦いでは、神が全てを滅ぼすよう命じたにもかかわらず、最良の家畜やアマレクの王アガクを生かしたまま連れ帰ってしまう。この二度の不従順により、サムエルはサウルに対し、神が彼から王位を取り上げ、別の者に与えることを告げた。
神に見捨てられたサウルは、神の霊が彼から去り、代わりに悪霊に苛まれるようになる。彼の精神は次第に不安定になり、激しい怒りと疑心暗鬼に駆られるようになる。そんな彼を慰めるために召し抱えられたのが、後にイスラエル最大の王となる少年、ダビデであった。
ダビデはゴリアテを打ち倒し、その名声はサウルを凌ぐほどになる。民衆が「サウルは千を打ち、ダビデは万を打った」と歌うのを聞いたサウルは、激しい嫉妬に駆られ、幾度もダビデを殺そうとするが、ことごとく失敗に終わる。
最期の戦いでは、ペリシテ人との激戦の末、息子たちを失い、自らも重傷を負う。敵に捕らえられる屈辱を避けるため、自ら剣の上に倒れ伏し、悲劇的な最期を遂げた。>>83
【人物・性格】
悲観的・好戦的。
一見すると物腰の柔らかい爽やかな好青年。
しかし、神の祝福や加護を宿す者、神に授かった武具を振るう者との邂逅、悪霊の呪縛の使用などを繰り返すと、内に秘めた感情が暴走し人格が豹変する。
彼の胸の内には神に見捨てられた絶望と、ダビデへの嫉妬、そして自らの過ちに対する後悔が混ざり合ったどす黒い感情が渦巻いており、狂気と呼べるほど深く精神を病んでいるのだ。
かつての義憤や勇気は、疑心暗鬼と絶望に塗りつぶされており、他人を心から信じることができない。
その行動原理はかつての栄光を取り戻すことでも、イスラエルを守ることでもなく、ただひたすらに己を捨てた神への報復、あるいは神の恩寵を受けた「選ばれし者」への憎悪を晴らすことにある。
特にダビデに対しては愛憎入り混じった激重感情を向けており、彼に出会ってしまった場合、竪琴の演奏を求めながら槍を投げ付けるだろう。>>84
イメージカラー:深淵の黒
特技:無し
好きなもの:ダビデの竪琴
嫌いなもの:神、神に見捨てられた自分、ダビデ
天敵:神に愛された者
願い:もはやこの世に望みはない。強いて言えば、二度と「王」として生を受けたくない。
【一人称】オレ 【二人称】お前、貴様 【三人称】彼奴、彼等
【コメント】
ダビデ関連のリクエスト鯖の要素を詰め込んだリクエスト鯖じゃない鯖【出典】史実、『続日本紀』、『日本紀略』、悪路王伝説
【CLASS】ライダー
【真名】アテルイ
【異名・別名・表記揺れ】アテリイ、阿弖流為(阿弖流爲)、阿弖利為(阿弖利爲)、大墓公
【性別】男性
【身長・体重】173cm・66kg
【肌色】黄 【髪色】黒 【瞳色】黒
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】文身に覆われた壮年。細身だが筋肉質。第二宝具発動後は典型的な大鬼の形態を取る。
【地域】日本・陸奥国
【年代】8~9世紀(不明 - 802年9月13日)
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・愛する者
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:C 魔力:D 幸運:E 宝具:B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
蝦夷は騎射に長けたとされ、ライダーは阿久利黒なる名馬を駆ったという伝説を持つ。
【保有スキル】
仕切り直し:B+
戦闘から離脱、或いは状況をリセットする能力。
不利になった戦闘を初期状態へと戻し、バッドステータスの幾つかを解除する。
擊則隱草、追則入山。自然のフィールドではプラス補正。自ら降るまで捕らえられることはなかった。
反乱のカリスマ:C-
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
多くの蝦夷を率いて十年以上も戦い続けたが、徐々に土地と人員を削り取られて降伏を余儀無くされた。
ライダーのカリスマ性は象徴的な旗頭、領地運営に関しては十全に機能するが、軍の最高統率者としてはややランクダウン。
護国の鬼将:A-
あらかじめ地脈を確保しておくことにより、特定の範囲を"自らの領土"とする。
この領土内の戦闘において、ライダーはBランクの“狂化”に匹敵する戦闘力ボーナスを獲得できる。
但し、ライダーは郷土の他に"自らの領土"を持つことはなく、事実上宝具『陸奥封堺・水陸万頃』内でしか機能しない。【宝具】
『陸奥封堺・水陸万頃(みちのくさかい・すいりくばんけい)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:500人
ライダーの心象風景に刻まれた故郷、渓谷や河川を擁する肥沃な扇状地を展開する固有結界。
敵の数が多いほど能力を低下させる対軍領域だが、内部に拠点を築かれると効力が弱まる為、建造系宝具が天敵。
ライダーを英雄視する正の信仰が生み出した宝具であり、個人の心象風景を立場の違う蝦夷全体に共有させることで成立している。
『異郷の鬼面(あくろおう)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:1人
二本の角を備えた醜悪な形相の鬼面。言うなれば物質化した“無辜の怪物”。
偏見、誤伝、風説、脚色、そしてライダーを怪物視する負の信仰が生み出した宝具。
鬼面を被ることで幻想種ならぬ空想上の鬼に変貌を遂げ、殺戮と略奪を繰り返す生きた災害に成り果てる。
幸運を除くステータスが3ランクアップ、属性が混沌・悪に上書き、全スキルが機能停止する代わりに以下のスキルを得る。
鬼種の魔:B
鬼の異能、および魔性を表す。堕天の魔、怪力、カリスマ、魔力放出等との混合スキル。
魔力放出の形態は「熱」にまつわる例が多く、ライダーの場合は「雷」。生前は鬼の因子を全く保有していなかった為、Bランク止まり。
戦闘続行:A+
鬼種の常軌を逸した生命力、或いは世間に広まった風説の根深さ。決定的な致命傷を受けても戦闘が可能。宝具発動時は鬼面がライダーの本体に成り代わる為、頭部を砕かれない限り胸を貫かれても首を刎ねられても死ななくなる。【Weapon】
『短弓』
馬上でも取り回しやすいサイズの狩猟用の弓。
『日本書紀』に引用された『難波吉士男人書』には、遣唐使に同行した蝦夷が百発百中の腕前を披露したことが記述されている。
『蕨手刀』
7世紀後半から9世紀にかけて製作された鉄刀。その名称は早蕨を思わせる屈曲した柄頭の形状に由来する。
その多くは東日本で確認されており、蝦夷も良く用いていたと考えられている。
『阿久利黒』
立派な体格を誇る漆黒の駿馬。ライダーとして召喚された由縁。
降伏に際して坂上田村麻呂に託したとされ、安倍貞任の愛馬沖黒や源義経の愛馬太夫黒の先祖ともいう。【解説】
奈良時代末期から平安時代初期の人物。陸奥国胆沢地方を本拠としていた蝦夷の族長。
公姓が賜与されていることから、戦いに加わる前は朝廷と良好な関係を築いていたとみられる。
史書においては、延暦8(789)年に起きた巣伏の戦いの記述に「賊帥夷の阿弖流爲」とあるのが初見。
この戦いでアテルイが指揮を執っていたかは不明だが、既に軍事行動の中心人物であったことが読み取れる。
延暦20(801)年、征夷大将軍・坂上田村麻呂が節刀を返上して征夷が終結すると、翌年4月に盤具公母禮と共に降伏。
二人を故郷に帰して現地を治めさせたいという田村麻呂の提言は退けられ、河内国で斬殺された。
朝廷に反乱を起こした蝦夷の大半は消息不明で、その最期が史書に記されている事は非常に稀だという。
その後、朝廷は同化政策に舵を切り、弘仁5(815)年に嵯峨天皇が蝦夷を夷俘と蔑称することを禁ずる勅を発した。
武士の東国進出に伴い田村麻呂伝説が発展すると、史実を離れた鬼退治説話が幾つも語られるようになるが、
この鬼たちはしばしば蝦夷の一員とされ、時にはアテルイと同一視されることもあったという。
【人物・設定】
寡黙で篤実。落ち着いた重厚な風格を醸し、体格に反して鎮座した巨岩を思わせる。
長く農業と交易に従事してきた一族の出なので、神代に恐れられた野獣めいた身体能力は持たない。
武器は狩猟で磨いた弓術と観察眼、族長として身に付けた指導力、勝手知ったる故郷の山野を活かしたゲリラ戦術である。
朝廷から譲歩を引き出すには力を示す必要があると判断して戦いに身を投じたが、本質的には争いを好まず思慮深い。
新たな征夷大将軍が慰撫と懐柔を掲げているのを知り、自軍が疲弊していたこともあって潮時と見て降伏した。
朝廷の手が届かない山野に身を隠す道もあったが、それで蝦夷全体に累が及ぶ事態を危惧したのだ、とここでは設定する。鯖作成のテンプレが貼られてなかった
【元ネタ】
【CLASS】
【マスター】
【真名】
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】
【身長・体重】cm・kg
【肌色】 【髪色】 【瞳色】
【スリーサイズ】
【外見・容姿】
【地域】
【年代】
【属性】・
【天地人属性】
【その他属性】(人型、竜属性、愛するものなど)
【ステータス】筋力: 耐久: 敏捷: 魔力: 幸運: 宝具:
【クラス別スキル】
【固有スキル】>>91
【宝具】
『()』
ランク: 種別: レンジ: 最大捕捉:
【Weapon】
【解説】
【人物像】
特技:
好きなもの:
嫌いなもの:
天敵:
願い:
【一人称】【二人称】【三人称】
【セリフ例】
【因縁キャラクター】
【他クラス適性、変化傾向】
《詳細なテンプレ》
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%C6%A5%F3%A5%D7%A5%EC%A1%BC%A5%C8%BD%B8【出典】史実
【CLASS】キャスター
【真名】ブラム・ストーカー
【性別】男性
【身長・体重】178cm・92kg
【肌色】白 【髪色】黒 【瞳色】赤
【外見・容姿】がっしりした体格の、髭を生やした白人男性。常に気難しい顔をしている。
【地域】アイルランド
【年代】A.D.1847~A.D.1912
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:E 幸運:B 宝具:C
典型的な文化人キャスター。戦闘慣れしていないどころか、死因が運動不足であることから素では一般人より弱い。
【クラス別スキル】
陣地作成:D
キャスターのクラススキル。物語を紡ぐ「書斎」を作成可能。
道具作成:-
キャスターのクラススキル。下記エンチャントと引き換えに失われている。>>93
エンチャント:B
概念付与。名文付与とも言い換えられる。他者や他者の持つ大切な物品に、強力な機能を追加する。基本的にはマスターを戦わせるための強化能力。
【固有スキル】
吸血:C
吸血行為と血を浴びることによる体力吸収&回復。ランクが上がるほど、吸収力が上昇する。
「ドラキュラ」の作者として一定の吸血能力を持つほか、血をインクとすることでエンチャントの効力を上げることもできる。
【宝具】
『鮮血の伝承(レジェンド・オブ・ドラキュリア)』
ランク:C 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
吸血鬼化の宝具。
自身の作り上げた「ドラキュラ」のパブリックイメージを纏い、文字通り怪物になり果てる。ステータスこそ一級品となるが、元となった人物が戦闘慣れしていないこと、霊基が近代文化人であることからヴラド公のそれよりは幾分か劣る。
「吸血鬼のコウモリへの変身能力」はブラム・ストーカーが作り上げたものであり、これを活かした諜報・暗躍の方に重点を置いた宝具。
『?』
ランク:Error 種別:Error宝具 レンジ:Error 最大捕捉:Error人
【コメント】
『ドラキュラ』の作者である怪奇作家ブラム・ス繝医?繧ォ繝シ縺ァ縺吶?Xiki霑ス蜉?繝サSS菴ソ逕ィ蜿ッ閭ス縺ァ縺吶?>>95
【身長・体重】178cm・66kg
【肌色】白 【髪色】白 【瞳色】赤
【外見・容姿】白い長髪をポニーテールにした細身で美形の若者。吸血鬼のパブリックイメージ的な雰囲気を身に纏っている。
【ステータス】筋力:C+ 耐久:A+ 敏捷:D+ 魔力:A 幸運:B 宝具:A
サーヴァントとして召喚されたキャスターは、真相が露見するまで上述の容姿・ステータス・スキル・宝具(まるっきりウソ)が開示される。
近代魔術師ではあるがゴリゴリに前線慣れしたタイプの、自発的に死徒化した魔術師。
【その他属性】悪魔・魔性・人類の脅威
【クラス別スキル】
陣地作成:B
キャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地「工房」を作成可能。キャスターの所属した「黄金の夜明け」団は舞台演劇を模した儀式魔術で知られる。
道具作成(魔/詩):A
キャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成可能。近代魔術師としての魔道具作成技能、詩人としてのエンチャント機能の双方のスキルを兼ね備える。
適切な素材があれば、魔術的な物品を作成し、さらに怪奇小説的なエンチャントを加え宝具化することまで可能。>>96
【固有スキル】
表の顔:B
ブラム・ストーカーは怪奇小説家としての姿が有名であるが、「黄金の夜明け団」に所属した魔術師としての姿はほぼ知られていない。
事実、現代においても「所属したかもしれない」というレベルの情報しか残していないのだから。
表向きのステータスを「小説家」としてのもののみに制限し、容姿すらも(エレナ・プラヴァツキーのように、本人のそれから社交界で使っていた表向きのそれに)切り替える。
ショロマンツァ:B
ドラキュラ伯爵が魔術を学んだとされる、ルーマニア伝承における黒魔術学校。魔術師ブラム・ストーカー自身もまた、ここで黒魔術を学び、怪奇を取り入れた。
また、のちに「黄金の夜明け団」において儀式魔術や多国籍の神秘を学んでおり、それらを取り入れた黒魔術は複雑化しすぎてキャスター以外には解析できない。
死徒:B-
魔術世界における人理の敵、吸血鬼としての性質を表わす。吸血によるエネルギー補充や調査委性、高い身体能力や魔眼、変身や霧化など、多様な能力を持つ。
本来は伝承における吸血鬼の弱点の多くを持たないのだが、キャスターは性質上『ドラキュラ』に描かれた通りの弱点を有する。
封印指定:C
魔術協会の三大部門の一つ時計塔が判断した、希少能力を持つ魔術師に与えられるもの。
指定魔術は『吸血鬼という神秘を膾炙することによる、人理と原理の両立および原理血戒の模倣』。単純に封印指定に足る希少性を持っていた以上に、時計塔にとっても聖堂協会にとっても極めて不都合であるが故の特例抹殺対象。
黄金の夜明け団の団員は大なり小なりこのような「神秘の隠匿の大前提を放棄した」魔術を使用しており、討伐対象となっており、また後世には現代魔術科の設立要因ともなった。>>97
【宝具】
『鮮血の真相(イデア・オブ・ドラキュリア)』
ランク:EX(Error) 種別:原理宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
吸血鬼化の宝具。
……ただしそれは、単純なイメージの産物にあらず。魔術的な意味での「死徒化」をも含む複合宝具。
まず大前提として、死徒は人理の敵であるがゆえにサーヴァントとしては召喚できない。
この条件を「『ドラキュラ』の作者ブラム・ストーカーなのだから吸血鬼化の宝具を持っていてもおかしくない」として世界に誤認させることで、死徒でありながらサーヴァントとしての召喚を可能とする、極めて特殊な宝具。
本来の英霊召喚術式では有り得ざる事象により、「EX(評価規格外)」ではなく「EX(評価システムのエラー)」と記載される。
即ち、魔術師ブラム・ストーカーは生前の時点で死徒化を果たしており、サーヴァントとして召喚された場合はそこに宝具として物語の吸血鬼を重ね合わせさらに強化。
さらに、死徒とサーヴァントの本来相容れない特性を都合よくピックアップし共存させ
・人理が強くとも弱くとも十全なスペックを発揮できる
・人理による修正・妨害を受けない
・サーヴァントの振るう宝具による死徒への特攻効果を受けない
など、都合の良い意味で破綻した状態にあるということだ。
黄金の夜明け団らしい極めて倒錯した宝具。>>98
「セット、コード:プリムローズ。
原理血戒外典-『ドラキュラ』。
塗り潰せ、『プリムローズ・ドラキュリア』……!!」
『原理血戒外典(イデアアポクリファ):万年筆(プリムローズ)』
ランク:EX(Error) 種別:原理宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
キャスターは死徒としては凡庸な下級死徒に過ぎないのだが、自身の『人口に膾炙した『ドラキュラ』の執筆者にしてイメージソース』という特徴を利用し、自身に吸血鬼の王冠を執筆した。
これにより自身を疑似的に死徒二十七祖相当の霊基として扱うことができる。この場合は全ステータスがAまで上昇するとともに超抜の再生能力を得て、さらに原理を使用した必殺技も得るが、本体が下級死徒なので数分程度の使用が限界。
疑似原理は『万年筆(プリムローズ)』。黒血で構成された無数のコウモリを飛ばす。コウモリは『インク』であり、世界そのものをゴシックホラーに塗り替えることで吸血鬼に有利な空間を展開するほか、空を染めて昼を夜にする、相手を染めて呪いで汚染するなどやりたい放題の能力。
【概要】
ブラム・ストーカーとは、『ドラキュラ』で知られる怪奇作家。当代の名優ヘンリー・アーヴィングの友人にして私設秘書であり、趣味と小銭稼ぎの一環で書いたものが『ドラキュラ』であった。>>99
……だが、一説には彼は近代最悪の魔術結社『黄金の夜明け団』の一員だったとする説がある。
同団員であったJ・W・ブロディ=イニスやパメラ・コールマン・スミスとの交友があったこと、親友のアーヴィングとともにフリーメイソンとして活動していたことから発生した噂とされるが、実際のところはそのような証拠は見つかっておらず、噂に過ぎないというのが通説。
ブラム・ストーカーは自身を「世間に対して秘密主義者」と称していたが、実際はその暮らしぶりは良く知られたものであった。彼が隠した本当の「秘密」とはなんだったのだろうか。
【コメント】
『魔術師』としての疑惑があるブラム・ストーカーです。
実際のところは所属してなかった(交友関係が悪かったが故の単なる悪評だった)説が有力だけど、『吸血鬼ドラキュラの作者』が『近代最悪の魔術結社』に所属した噂があった、って時点で相当面白いので所属してたことにしてサーヴァント化。
wiki追加・SS使用可能です。「今度こそ、今度こそこの身を捨てることになろうとも守ってみせる…!」
【元ネタ】史実
【CLASS】シールダー
【真名】センプロニウス・デンスス
【異名・別名・肩書き】センチュリオン(百人隊長)
【性別】男性 【身長・体重】187cm,86kg
【外見・容姿】古代ローマ式の鎧兜を身につけた筋肉質な男性、体中に傷がある
【髪色】ダークグレー 【眼】緋色
【地域】ローマ 【年代】紀元1世紀
【属性】秩序・善 【天地人属性】人
【その他の属性】ローマ・愛する者
【ステータス】筋力C+ 耐久A 敏捷C 魔力D 幸運D- 宝具B>>102
【固有スキル】
忠勇義烈:A+
勇猛の亜種スキル。
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化し、格闘ダメージを向上させる。
また、本スキルの所有者はマスター権の剥奪・無効化に対して強い耐性を得る。
戦闘続行:B
戦闘を続行する能力。
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り戦い続ける。
狐狼の咆哮:A
凄まじい咆哮を放つことによって相手の筋力ステータスを一時的に低下させ、同時に気配遮断スキルを強制的に解除させる。
また、その効果は相手の数が多いほど持続時間が長くなる。
シールダーは無数の暗殺者によって皇帝たちと共に囲まれた際、凄まじい大声でその非道を罵った後にその命を賭しての戦いに臨んだとされている。>>103
【宝具】 『我が陽よ、永遠なれ(アニマエ・ディミディウム・メアエ)』
ランク:B 種別:対主君宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:2人
かつてシールダーとその主君が多数の暗殺者に襲われた際、シールダーがただ一人で立ち向かい、その命を失うまで主君に傷一つつけさせなかった逸話の再現。
すなわち、自身のマスター及びそれに近しい人物のうち、最大二人に対してシールダーが限界している限りは敵対者の攻撃が無効化される概念防御を付与する。
しかし、無効化された防御対象への攻撃によるダメージはシールダーが肩代わりするようになっており、多用すればその分だけ退去が近づくこととなる。
宝具自体はオンオフが可能だが、シールダーのポリシー故に基本的には常時発動状態になりやすい。
【Weapon】 プギオ:ローマ軍内で広く使用されていた短剣。
リーチは短いが取り回しが良く、装備に隠すこともできる。
スクトゥム:ローマ軍の歩兵が使用していた四角形の大楯。
防御はもちろんのこと、その重量で敵を押し潰すことも可能。>>104
【解説】
センプロニウス・デンススは紀元1世紀のローマにて、時の皇帝ガルバとその養子ピソに仕え、皇帝直属護衛部隊プラエトリアニの100人隊長を務めた人物。
その生涯がどのようなものであったかは殆ど伝わっていないが、彼が最期を迎えるまでの過程は記録が残っている。
即ち、当時新皇帝となったガルバは先帝ネロの放蕩によって生じた財政難から脱却するために、先帝を追いやった功労者らへの恩賞を渡すことを拒んだことで多くの者から恨まれ、更には重要な仲間にして有力者であったオトを次期皇帝候補の座から廃し、養子のピソをその座に据えた為にほとんど四面楚歌の立場に置かれていたのである。
これらの不満は紀元69年の2月10日についに爆発し、籠に乗って市中を進んでいたガルバとピソは、オトが雇い入れた数多の暗殺者に包囲され、さらには護衛についていたプラエトリアニたちも恩賞への不満からそのほとんどが暗殺者達に寝返るか、その場から逃げ出すかを選んだという。
そしてこの時唯一暗殺者に立ち向かったのがセンプロニウスであった。
彼は自身を囲む裏切り者達に対して凄まじい大声でその非道を罵った後剣を抜き放ち、襲いくる猛攻をたった一人で長時間に渡って防ぎ切ってみせ、その間皇帝親子は傷ひとつ負うことが無かったという。
だが、最期にはセンプロニウスも膝から下を断ち切られたことで地面へと倒れ伏して死亡し、その死とともに皇帝親子の命も暗殺者達に奪われたとされている。
主君を救うことこそできなかったが、この活躍を持ってセンプロニウスは当時を生きた多くの歴史家によって記録されることとなり、「当時のローマに残された唯一の光明」とも称されたという。>>105
【人物・性格】
主君に仕え守護することを第一とし、徹底的に忠義に生きる兵士。
いかなる障害が襲ってこようとも決して恐れず、時には痛烈な悪罵を持ってそれらに立ちむかうことも。
正しくサーヴァント(従者)の鑑のような人物ではあるが、いかんせん過保護気味なところもあり、契約中はあまり無茶な遊びはさせて貰えない。
また、強い忠義心がある分マスターが重大な裏切りを行った際にはその忠義が反転しやすく、表面上は普段と変わらず友好的だが、大抵何らかの恐ろしい結末が待っている。
イメージカラー:赤色
特技:肩車、じっと待つこと
好きなもの:滅私奉公
嫌いなもの:裏切り、オト
天敵:オト
聖杯への願い:今回こそ主君を守り切ること
【一人称】私 【二人称】貴方、貴様 【三人称】あの方、彼奴>>106
【コメント】
とにかくマスターを守ることに特化したサーヴァントとして考えてみたもの。
マシュやレオニダスとは意気投合してくれそう。
でもこの性格、設定だとなんだかんだでマスター権奪われて曇らせの被害者になりそうではある。
他クラスへの適性はセイバーあたり?
【Wiki登録・SS使用化】「おいおい、どうした兄弟(マスター)?何か悩み事か?遠慮なく話してみろよ、それだけでスッキリするはずだぜ?」
【元ネタ】史実、マハーヴォディヴァンサ
【CLASS】バーサーカー
【真名】マハーパドマ
【性別】男性
【身長・体重】218cm・142kg
【肌色】褐色 【髪色】黒 【瞳色】金
【外見・容姿】
足に着くほど長く伸ばし毛量も多いという髪型をしている。
左耳に金属の装飾品を付けている。
上半身は鰐の顎を模した鎧を、下半身は赤い腰布を纏っている。
【地域】インド
【年代】紀元前4世紀
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他属性】人型、魔性、王
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:A 魔力:D 幸運:B 宝具:C
【クラス別スキル】
狂化:E-
理性を奪う事で能力をアップさせるスキルだが、バーサーカーは彼の在り方(世界観)に法れば狂気など初めから内外にあり掌握して然るべきものとして、理性を残しているためその恩恵をほとんど受けていない。>>109
【保有スキル】
無窮の武練:A+
ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。
心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。
黄金律:A
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
大富豪でもやっていける金ピカぶり。一生金には困らない。
対英雄:A
英雄を相手にした際、そのパラメータをダウンさせる。
クシャトリヤを出自とする王朝その総てを滅ぼし唯一無二の王として北インドを統治したバーサーカーは破格のスキルランクを誇る。
【宝具】
『恐壊魔王(ウグラセーナ)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1〜3 最大捕捉:500人
『恐ろしい軍勢を有する王(ウグラセーナ)』と呼ばれたバーサーカーの畏号及び破壊性の具現。
バーサーカーで召喚された場合、軍勢ではなく軍を薙ぎ払い国を滅ぼすほどの攻撃性能が一個人に集約される。
第二宝具も併せればまさに無双の破軍と化す。>>110
『暗黒廃堕の法(カリ・ユガ)』
ランク:E 種別:対衆/文明宝具 レンジ:0〜99 最大捕捉:999人
常時発動宝具。
自身の周囲に存在する者達の幸運をE−ランクにまでダウンさせ強制的に致命的失敗(ファンブル)を引き起こさせる。
さらに精神の天秤を負の方面性に傾かせる作用もあり不利(マイナス)補正のかかった精神対抗判定に失敗した場合、不運の連鎖(ループ)は継続される。
また、現界した時代における最新の文明武器を神秘有する自身の兵装として取り寄せることもできる。
【Weapon】
異形の双剣
組み合わせることで鋏のように振るうことの出来る双剣。
【解説】
古代インドはマカバ国ナンダ朝を興した始祖王。
史実の人物とされながらその出自は王と奴隷民(シュードラ)、理髪師と娼婦、理髪師と王妃と文献によって錯綜し、即位年代も紀元前382年や紀元前364年説と安定しておらずその実態は不透明なものとなっている。
プラーナ文献によればクシャトリヤ(王族/戦士)階級を端に興された古の王朝を悉く滅ぼし、ヴェーダの権威からは外れた自由思想や新興宗教を保護したことから彼の治世はカリ・ユガ(末世)とも称された。
その正体は終末の世を支配する悪魔カリそのものである化身(アヴァターラ)。>>111
【人物・性格】
享楽的で豪放磊落な性格。
在りのままの人の業を好み、故にこそ人の醜悪な一面を見た所でそれを否定すること無く肯定する兄貴分。
だが、心せよ。
マハーパドマは人の業に寄り添うが退廃の魔でありその言の葉は堕落へと導く毒であるのだと。
まさに甘い言葉ほどなんとやら、だ。
聖杯戦争のみ召喚に応じ、人を救う気がサラサラ無いため(英霊の責務としての)人理修復案件には応じないサーヴァント。
イメージカラー:紫黒色
特技:悩みの相談
好きなもの:賭け事、混沌とした情況
嫌いなもの:縛り付ける規範
天敵:カルキ
願い:聖杯戦争を経て戦士として頂点を極め、聖杯によって終末の世を到来させる
【一人称】俺【二人称】お前 【三人称】彼奴
【因縁キャラ】
イスカンダル:生前パンジャーブ地方へと遠征したがナンダ朝の国力を恐れ戦闘を避けたとされる。
ラーマ:諸説によればコサラ国もマハーパドマに屈服していた可能性が高いとされ宿敵カルキと同じくヴィシュヌ神の化身であるためそれをネタに挑発をする仲。>>112
【コメント】
リクエストサーヴァント。
調べた当初は情報が少なくどうしたものかと思いましたが、関連情報を繋ぎ合わせてみたら思いのほか面白いサーヴァントに出来上がりました。
第二宝具はランクE=弱いという訳では無い、という意味で作りました。
カリ・ユガは人間の文明によって神々が遠ざけられて堕落するというユガなので当然神秘の対極をゆくのですが現代に召喚されればだいぶたちが悪くなるんじゃあないかと。
FGOには召喚されないと有りますがようは大衆相手の自発的な召喚は無いですがイベントこなして個人受けさせてちょ、ということですね!
【Wiki登録・SS使用可】>>109
リクエストした者です。作成ありがとうございます。
高い個人武勇の持ち主という感じで強力そうですね…第二宝具も敵からしたら嫌な効果してます。「貴方様の視る世界に、どうか光を」
【元ネタ】史実
【CLASS】ルーラー
【真名】聖ルチア
【異名・別名・表記揺れ】シラクサのルチア、シラクサのルーラー
【性別】女性
【身長・体重】161cm・49kg
【肌色】白 【髪色】亜麻色 【瞳色】真珠のような白
【外見・容姿】修道服を着た1本の三つ編みヘアの女性。瞳を眠るかのように閉ざし、その上に黒いヴェールのようなもので隠している。
【地域】イタリア シラクーザ
【年代】3~4?世紀
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:D 耐久:C+ 敏捷:C 魔力:A 幸運:B+ 宝具:A+
picrew GORILLA_ART様
https://picrew.me/ja/image_maker/3595>>115
【クラス別スキル】
対魔力∶A+
魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。
聖霊の祝福に満たされたことと、揺るぎない信仰心による二 重の防御によりプラス補正がかかり、特に視界系妨害効果に対しては強力な抵抗を持つ。
真名看破:B
直接遭遇したサーヴァントの真名・スキル・宝具などの全情報を即座に把握する。ただし、隠蔽能力を持つサーヴァントに対しては、幸運値の判定が必要になる。
神明裁決:C
聖杯戦争に参加した全サーヴァントに2回令呪を行使することができる。他のサーヴァント用の令呪を転用することは不可。>>116
【固有スキル】
千里眼(盲目)∶EX
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。遠方の標的捕捉に効果を発揮。
ルーラーの場合、通常の千里眼とは異なり、両目を抉られた際に、瞳がなくてもものが見える奇跡が起こった。目をそのもの失ったからこそ観じ得る光がある。視覚系干渉無効効果や一種の心眼効果を併せ持つ。
また宝具の発動時において限定的に解放され、あらゆる世界、並行世界すらも見渡す事が出来る
殉教者の魂∶B
精神面への干渉を無効化する精神防御。棄教を迫られ幾多の拷問を受けようとも、目をくりぬかれても屈しなかった強靭なる信仰の持ち主。
瞳の守護聖人∶A
彼女は死後に目、及び視覚障害者の守護聖人として讃えられた。
聖人、Cランク相当の奇蹟含む複合スキルであり、味方全体に直感と心眼に近い効果を与え、視覚低下など妨害効果を無効化する。>>117
【宝具】
『奇跡の瞳、世界を視よ(サンタ・ルチア・ミラーコロ・プピッラ)』
ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:1~500 最大捕捉:瞳の届く限り
様々な拷問を受けそして両目をくり抜かれた際に、両目そのものがなくても物などが見えた奇跡。遮断するヴェールを取り、閉ざされた瞼から開く奇跡の聖瞳。
真名解放と同時に奇跡を介して見える視覚が開放されて広がり、並行世界などあらゆる世界を見渡す。視覚内において味方の周囲に強力な防御障壁を展開する。更には遠くにいる味方にテレパシーで伝えることができ、それらを共有し絶対性を分け与える効果を持つ。
また攻撃に転用することもでき、敵対者に広範囲かつ超遠距離攻撃を行い、凝縮して超強力な一撃を放つことも可能。
【Weapon】
『聖女の瞳(ルチア・オッキオ)』
自身の目をもした2つの水晶玉。大きさはバレーボールぐらい
ルーラーの意思に沿い、遠距離のレーザーや弾幕攻撃、巨大化し敵をぶつけたり押しつぶしたりする>>118
【解説】
イタリアのシラクーザ出身のキリスト教女性殉教者。目、及び視覚障害者、そしてシラクサの守護聖人。また、彼女はナポリの船乗りたちの守護聖人でもあり、サンタ・ルチアという有名なナポリ民謡も作られている。
ルチアの伝説が伝播したのは中世だが、彼女自身の生涯は不明なことが多い。確かなことは、ディオクレティア ヌ ス帝支配下のシラクサで304年に殉教したという事である。
ある日、彼女の母エウティシアは4年あまりも病気に苦しんだが、ルチアは聖女シチリアのアガタの奇跡を聞きつけ、ミサに参加した。エウティシアの病が癒されるよう、2人は聖アガタの墓前で一晩中祈り続けた。いつしか母子は眠ってしまうと、ルチアの枕元に聖アガタが姿を見せ回復を告知した。するとエウティシアはたちまち全快した。この奇跡を機に、ルチアは生涯を神にささげる決意をした。
しばらくしてエウティシアはルチアを結婚させようとしたが、ルチアは自身の人生を神に捧げ純潔を守るために、持参金を貧者への施しとしてほしいと拒んだ。エウティシアは彼女に説得をしたが、ルチアは上記の件も含め逆に母にそのことを説き伏せたのである。その理由で拒まれた婚約者は怒りを抱き、逆恨みで彼女をキ リスト教徒だと密告した。ルチアを捕らえに来た兵士たちはすぐに連行しようとするが、ルチアは聖霊に満たされていたのか、山のように強固な存在となっていた。その為牛の一群に彼女をつないでも動かなかった。しばらくして捕らえた後に彼女の喉元に剣を突き立てたりどんな拷問をしても、ルチアは動ずることなかった。そして、ルチアは両目をえぐり出された。その際に奇跡が起き、ルチアは目がなくとも見ることができた。結局は剣の凶刃により倒れたが彼女の犠牲はローマに広まり、6世紀には彼女を信仰の守護者として、教会全体で讃えるようになった。
絵画や像では、彼女はしばしば黄金の皿の上に自分の眼球を載せた姿で描かれる>>119
【人物像】
慈悲深く、穏やかな女性。他者の加虐心を煽らせてしまう程の儚く憂いを帯びた雰囲気を醸し出し、何を考えているのかわからないミステリアスな印象を与える。けど中身は芯が強く凛とした精神を持ち、人を寄せ付けない強固な意思を持つ。
他者の信仰するもの自体に関しては特に何も思わないし言うことはないが、それを信仰しているからだけで迫害するのやめてほしいと感じているが、自身の信仰してる方も昔も、少し先の未来でも少しやりすぎだと思っているし、自他問わず迫害や弾圧はやめてほしいと、苦言に近い感情を抱いている。
自身の絵画や像に目がデザインされていることに対し可も不可もなく「きっと誰かが目がない私の姿をみてかわいそうとおもったんでしょうね」とコメントしている。
生前恋愛に対し苦い思いがあるのか色恋沙汰や、それの有無問わず自身に言い寄ってくる人やつきまとう人に対し目潰しをしてくる。特に某前髪系メカクレフェチ海賊B氏に対し慈悲はねぇと称するほど
好きなもの:穏やかな時間
嫌いなもの:一方的にしつこい人、逆恨み 、自他問わず迫害弾圧する人
天敵:ローマ皇帝
願い:特になし
【一人称】私【二人称】貴方【三人称】あの子、あの人、彼、彼女>>120
【コメント】
リクエスト?。細目及び糸目か、目隠れてるキャラで迷った際に、ならば逆に考えるんだ、両方取り込めばいいじゃない!と。その結果、3(2.5)?重のメカクレミステリアスキャラができた。 どうですか?
ヴェールoff&開眼ver>>115
リクエストしたものです。ありがとうございます>>123
【クラス別スキル】
気配遮断:B
暗殺者として自身の気配を断つ能力。
彼自身は隠密行動を得意としないが、彼の使役する○○○○○は気配を完全に断ち、敵に気づかれることなく○を○○する。
【保有スキル】
人体研究:B
○○○、そして医術の「裏側」に位置する概念。
生物の○○○○、○○○○、○○といった情報を正確に把握し、致命的な急所を看破する。
特に、○○や○○に対する耐性、あるいは弱点を読み取ることに長ける。
観察眼:C
対象の細かな変化も見逃さない観察力、及び真実を見抜く洞察力。
また、○○○○の○○○であったことから、○○○の存在や○○な事象を感知する能力も含まれる。
殺戮技巧:C
「暗殺者」や「狂戦士」の適性を持つ英霊が持つとされるスキル。
使用する道具の「対人」ダメージ値のプラス補正をかける。
アサシンの場合は本人が望まずともこの補正が掛かってしまうため、一種の呪いと言えなくもない。>>124
【宝具】
『○○○○(ファントム・○○○○○)』
''ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1''
○○○○の研究から○○○○○○○○・○○○○を発見したアサシンの業績が宝具となったもの。
○○で構成された○○な○○○を召喚し、標的の周囲に展開させる。この○○○は気配を完全に遮断しており、視認することも極めて困難。
○○○が標的に接触すると、その体内に微量の○○○を○○する。この○は○○○などとは異なり、肉体を○○させるものではない。むしろ、標的の○○○に作用し、自身を「○○」と認識させる。
この初期段階では、標的はわずかな不快感を覚える程度で、致命的な影響はない。しかし、この○を○○、○○と○○された場合、標的の肉体は○○の○○○によって○○な○○○○を引き起こす。
激しい○○○○○○○による○○○○、○○の急激な低下、そして最終的には○○○に至る。この○は外部からの○○ではなく、標的自身の○○○○○○を○○させることで死に至らしめる、極めて厄介な○である。
対人宝具でありながら、その効果は相手の体力や魔力に左右されにくい。強靭な肉体を持つサーヴァントでも、○○○が○○する以上、○○○○○○○○による死の危険は避けられない。
【Weapon】
『○○○』
対象に○を○○する際に使用する古風な○○○、○○○○○がいるためあまり使われない>>127
【クラス別スキル】
気配遮断:B
暗殺者として自身の気配を断つ能力。
彼自身は隠密行動を得意としないが、彼の使役する霊体クラゲは気配を完全に断ち、敵に気づかれることなく毒を注入する。
【保有スキル】
人体研究:B
毒性学、そして医術の「裏側」に位置する概念。
生物の肉体構造、生理機能、弱点といった情報を正確に把握し、致命的な急所を看破する。
特に、毒物や薬物に対する耐性、あるいは弱点を読み取ることに長ける。
観察眼:C
対象の細かな変化も見逃さない観察力、及び真実を見抜く洞察力。
また、心霊現象の研究者であったことから、不可視の存在や霊的な事象を感知する能力も含まれる。
殺戮技巧:C
「暗殺者」や「狂戦士」の適性を持つ英霊が持つとされるスキル。
使用する道具の「対人」ダメージ値のプラス補正をかける。
アサシンの場合は本人が望まずともこの補正が掛かってしまうため、一種の呪いと言えなくもない。>>128
【宝具】
『凶花水月(ファントム・メデューズ)』
''ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1''
クラゲ毒の研究からアナフィラキシー・ショックを発見したリシェの業績が宝具となったもの。
霊体で構成された透明なクラゲを召喚し、標的の周囲に展開させる。このクラゲは気配を完全に遮断しており、視認することも極めて困難。
クラゲが標的に接触すると、その体内に微量の霊体毒を注入する。この毒は神経毒などとは異なり、肉体を即死させるものではない。むしろ、標的の免疫系に作用し、自身を「異物」と認識させる。
この初期段階では、標的はわずかな不快感を覚える程度で、致命的な影響はない。しかし、この毒を二度、三度と注入された場合、標的の肉体は自身の免疫系によって過剰な拒絶反応を引き起こす。
激しいアレルギー反応による呼吸困難、血圧の急激な低下、そして最終的には心停止に至る。この毒は外部からの攻撃ではなく、標的自身の防御システムを暴走させることで死に至らしめる、極めて厄介な毒である。
対人宝具でありながら、その効果は相手の体力や魔力に左右されにくい。強靭な肉体を持つサーヴァントでも、免疫系が作動する以上、アナフィラキシーによる死の危険は避けられない。
【Weapon】
『注射器』
対象に毒を注入する際に使用する古風な注射器、霊体クラゲがいるためあまり使われない。>>129
【解説】
シャルル・ロベール・リシェ、19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスの医師、生理学者。
彼の最も大きな功績は、アレルギー反応の一種であるアナフィラキシー・ショックを発見したことである。
彼は毒を持つイソギンチャクやクラゲを研究し、犬を用いてその毒が免疫に与える影響を実験した。当初は免疫を獲得することを期待していたが、実験は予想外の結果をもたらす。一度毒を与えた犬に、再び同じ毒を注入すると、犬は激しいショック症状を起こし、短時間で死亡した。
リシェはこの現象を「無防備」を意味するアナフィラキシーと名付け、そのメカニズムを解明した。これはアレルギー研究の出発点となり、その功績によって1913年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。
また、彼は生化学や栄養学の研究も行ったが、その一方で心霊現象や超常現象にも強い関心を抱き、生涯にわたって研究を続けた。
心霊写真の分析や、霊媒師の実験を重ね、時には詐欺の暴露も行いながら、科学的アプローチで超常現象を解明しようと試みた。>>130
【人物・性格】
知的好奇心旺盛で、常に未知なるものを探求しようとする性格。
現代の基準で見ると論理観が欠如している言動を取ることもあるが悪人ではなく、純粋に科学の発展に貢献したいという気持ちが強いだけ。
研究者としての冷徹な一面を持つ一方で、心霊現象の研究に熱中するロマンティストな一面も持ち合わせる。
生前はアレルギー研究の功績を認められた一方、心霊研究は異端視されることもあった。その反動か、マスターや他のサーヴァントに対しては、自身の研究を理解し、興味を持ってくれることを望む。
また、彼は毒殺を好む暗殺者ではなく、あくまで実験の過程で犬を殺しただけの科学者であるため暗殺者として召喚されたことにはやや複雑な感情を抱いている。>>131
イメージカラー:クリアブルー
特技:研究、観察
好きなもの:有毒生物、心霊現象
嫌いなもの:毒
天敵:毒物に対する耐性を持つ者、免疫システムを持たない存在
願い:人類が毒を克服すること
【一人称】私 【二人称】君、あなた 【三人称】彼、彼女、人々
【因縁キャラ】
エヴァ・カリエール:生前の研究対象、彼にとってはクラゲ以上に興味深い人物
【コメント】
真名当てはエヴァ・カリエールの宝具名がヒントになっていたので分かりやすい方だと思う、エヴァの解説に名前出てるし人類悪 回診
「死者蘇生というアプローチは失敗でした。ここからは私によるセカンドオピニオンです」
「医神(ちち)とは違う、私が人類を救済します」
【元ネタ】ギリシャ神話・ローマ神話など
【CLASS】ビーストⅤ
【真名】ヒュギエイア=サルース
【性別】女性
【身長・体重】158cm・45kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:D 耐久:A 敏捷:D 魔力:B 幸運:B 宝具:A+
【クラス別スキル】
獣の権能:C
対人類と呼ばれるスキル。
英霊、神霊、なんであろうと“病”の概念を有する生命体に対して有利に作用する。>>133
単独顕現:A
ビーストのクラススキル。
単体で現世に現れる、単独行動のウルトラ上位版。
維持を司る神格でもあるために存在が強固であり、即死や時間操作系の攻撃に対して耐性を持つ。
【保有スキル】
ネガ・パーテル:EX
『障壁』の否定。病の苦しみからの解放。
障壁とは、父の背中。危険から身を守るための盾。
ビーストが唯一絶対の盾となることで、人類から父を喪わせる獣性。
危険なき世界に成長はない。
もう一人の医神:EX
医学の神としての存在を示すスキル。
本来は父・アスクレピオスと同様に『医神』として扱われるが、ビーストV霊基においては変質したスキルを持つ。
古くはアスクレピオス信仰において父の脇侍として信仰されたビーストだが、
女性神格であったことから、後に女性の健康を守る神として独自の信仰を得た。
またローマ神話においては健康と維持の女神・サルースとして崇敬されている。>>134
蛇遣い(杯):B
不滅の命の象徴である蛇を使役し、また医療に用いる技術。
古代ギリシャでは蛇は神の使いとして神聖視されていた。
今も医の象徴として使われている意匠「アスクレピオスの杖」に並ぶ薬学の象徴「ヒュギエイアの杯」には1匹の蛇が巻きついている。
【宝具】
『秘薬・不要なる明日への悲嘆(ロールバック・ハイジーン)』
ランク:A 種別:対人/対国宝具 レンジ:─ 最大捕捉:─
ビーストVが掲げる杯から溢れ出す薬液の波濤。
杯の内側で調合される万能薬があらゆる傷病を癒し、ビーストVが判断した「健康な状態」を維持する。
デメリットとして投薬前にかけられた強化
状態は全て強制的に解除され、
その前に獲得した経験値も全てリセットされてしまう。
時間逆行による巻き戻し(ロールバック)めいた効果をもたらすがあくまで投薬による治療であるため、
血肉、あるいは魔術回路を持たない非生物・無機物には効果が薄く、生物が持つ寿命(死)を超克することは出来ない。
また、ビーストと同一視される神格である女神サルースは個人のみならず
国家の維持や安定をもたらすとされるため、ビーストはこの宝具を対国規模で処方することが出来る。
悪化(傷病)を恐れ、今を維持し続ける為に“常に未来へ進化し続ける”医療の本分を見失った不完全な無病息災の達成。>>135
病を遠ざけ、患者に天寿を全うさせるがそれは完全ではなく、無欠にすぎない。
悪しき変化を省くというプロセスでは、その存在は変化(成長)を得られず、何も成さずに寿命を使い切る。
【解説】
ギリシャの医神アスクレピオスと健康の女神エピオネーの間に生まれた娘。
父神の脇侍として信仰され、父と同様に蛇を従え、杯を掲げる若い美女として描かれていた。
後に女性の神格であるということから女性の健康、特に婦人病に対して大きな権能を持つ神として女性から崇拝された。
また、医学の象徴であるアスクレピオスの杖(蛇が巻きついた杖)に対して、
薬学の象徴としてヒュギエイアの杯(蛇が巻きついた杯)が採用されている。
更にローマ神話では健康と維持の女神・サルースとして崇敬された。
ヒュギエイアの名は英語で衛生を意味する「ハイジーン(Hygiene)」の語源となった。
本来は脇侍であり、何より娘として純粋に父を尊敬し、医者として憧憬していたヒュギエイア。
しかし、父が蘇生薬を生み出したことで冥界(ハデス)の領域を侵し、大神(ゼウス)の雷霆によって撃ち殺.されたことで、僅かにその心に影を落とす。
敬愛する父に置き去りにされた寂寥感と神の怒りを買った父に対する猜疑心。
それ自体はヒュギエイアの存在を捻じ曲げるほどではない小さな感情に過ぎなかった。
だが、そんなヒュギエイアの屈折を神格化された彼女への信仰が後押しする。>>136
アスクレピオスの脇侍に過ぎなかったヒュギエイアは後に男性神格に対する女性神格として、医学の象徴に対する薬学の象徴として、
父と比較され、差別化され、その信仰は独自化されていった。
ヒュギエイアは父とは異なるモノであり相反するものとして定義されたり。
更にローマ神話ではサルースという独立した女神として成立し、信仰を集めた。
これにより、彼女の自意識は前述した屈折した感情と合わさり、
「自分は父とは異なる」という父性への反感が入り交じったものへと変化した。
そんな父への感情などいざ知らず、神霊となったヒュギエイア=サルースに対する祈りが捧げられる。
どうか我らに永久の安康を、病を恐れぬことなき未来を……と。
ヒュギエイアは歪められた精神性のまま、その祈りに向き合い、解決方法を探った。
己は神に裁かれた父とは違い、患者(人類)たちを完璧に救ってみせる。
しかし、死者蘇生というアプローチは神の領域を侵し、失敗に終わっている。
故に彼女が目指したのは死者蘇生ではなく無病息災。
死という構造に対する変革ではなく、現状を覆すことない究極の現状維持。
自らの薬で全人類の傷病がたちどころに治癒されれば、人類が病に思い悩むことはない。
健康と維持の神はその計画の為に“常に未来へ進化し続ける”医療の本分を見失った。
成長や進化という変化すら認められず、人類は脅威も悪化もせず、寿命を使い果たす。【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【真名】ライト兄弟
【性別】男
【身長・体重】178cm・80kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:D 魔力:E 幸運:EX 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:D
魔術に対する抵抗力。アミュレット程度の効果。
騎乗:-
後述する『航空』が代替し、喪失している。
コンビネーション(道具作成):C
二人一組のサーヴァント。ライダーは兄弟で飛行機を開発した。兄ウィルバーが飛行機全体の設計を、弟オーヴィルが部品ごとの細部を担当したとされる。>>140
【保有スキル】
航空:EX
有人動力飛行を世界で初めて成功させたライダーの飛行機の操縦技術。実験者としてのパイロットであり、後の時代に活躍した戦闘機乗りたちと比較すれば拙いはずだが、世界初の偉業という名声によって補正されている。
為虎添翼:A+
概念改良の亜種。あらゆる道具に飛行機能を追加する反則特権。A+ランクともなれば、神造兵装を除くほとんどの道具に効果が及ぶ。
星の開拓者:EX
人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。あらゆる難航、難行が“不可能なまま”“実現可能な出来事”になる。
かつて神の領域と定められた空を自由自在に翔ける道具を発明し、世界の距離を縮めた一因であるライダーは、このスキルを高ランクで有している。
【宝具】
『小さな世界 (イッツ・ア・スモールワールド)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
ライダーの偉業の果て、空路によって世界の相対的距離が短縮されたことに由来する、移動宝具。瞬間移動と錯覚するほどに距離を縮めることが可能だが、その本質は『空』という障害物のない空間を移動するという概念であり、あらゆる移動の障害を排除することにある。すなわち、ライダーは移動にかぎり、いかなる障害、結界であっても突破することができる。世界を隔離する壁ですら例外ではなく、閉じた特異点や異聞帯であっても彼らは必ず辿り着く。>>141
【Weapon】
『ライトフライヤー』
飛行機。ライダーの開発した試作機だが、スキル、宝具によってその性能は見た目の印象を超えて極めて高い。ただし、兵装の類いは備わっていない。攻撃時にライダーはよく工具を投げている。
【解説】
西暦1903年、人類は空を飛ぶ手段を得た。その偉業を成し遂げたのが、アメリカ出身の発明者ライト兄弟である。
それ以前においても、人類は既に気球やそれを発展させた飛行船によって空を浮遊飛行することには成功していたが、空気よりも重い機体で軽やかに空を飛ぶことは科学的に不可能とまで認識されていた。
数々の失敗と迷走が積み重なる有人動力飛行の開発競争の場に、ライト兄弟は参加した。そして、さまざまな失敗と検証を経て、遂に彼らは成し遂げたのである。しかし、その後のライト兄弟には羨望と戦争の苦しみが降りかかったと記録されている。ライト兄弟の徹底的な技術漏洩を危惧した秘密主義も一因ではあったが、当時より兵器としての価値を強く意識された航空技術には莫大な利得が期待されるものであり、敵対的な態度の者たちもいた。また、世界大戦での破壊行為に心をひどく痛めていたとされる。
サーヴァントとして召喚に応じたライト兄弟は、双子ではないにも関わらずその容姿を同一にして現界している。どうやら揃えた方が楽だと考えたためらしい。基本的には善良な平和主義者であり、攻撃的なスキル、宝具を有さないが、彼らは紛れもない英雄である。何故なら、彼らは偉業を成し遂げた。辛く苦しい道のりを踏破して彼らは辿り着いたのだ、空を飛ぶ夢に。
【ウィキ登録】可人類悪結成
【元ネタ】薔薇十字団文書
【CLASS】ビーストⅤ
【真名】ローゼンクロイツァー
【異名・別名・表記揺れ】薔薇十字団
【性別】無し
【身長・体重】143cm・32kg
【肌色】白 【髪色】金 【瞳色】薔薇色
【外見・容姿】学者風の衣装を身に付けた金髪の美少年、頭にはウロボロスを象った角が生えている
【地域】ヨーロッパ
【年代】17世紀
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】獣
【その他属性】人型・人類の脅威
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:B 魔力:EX 幸運:C 宝具: EX>>145
【保有スキル】
ネガ・パーテル:A
『障壁』の否定、病の苦しみからの解放。
障壁とは、父の背中。危険から身を守るための盾、幼子にとっては未来の自分自身、あるいは乗り越えるべき敵。
ビーストが唯一絶対の盾となることで、人類から父を、そして成長を喪わせる獣性。
賢者の石:EX
自ら精製した強力な魔力集積結晶、ないしフォトニック結晶を操る技術。ランクは精製の度合いによって大きく変動する。
ランク次第で様々な効果を発揮するが、Aランク以上であれば擬似的な不死を任意の対象にもたらすことも可能。
魔術(薔薇十字):EX
このスキルは、基礎的な魔術を一通り修得していることを表す。
薔薇十字団はカバラや錬金術、ヘルメス思想などを組み合わせた独自の魔術を行使する。>>147
【解説】
薔薇十字団とは、17世紀初頭にヨーロッパで突如として出現した、とされる伝説的な秘密結社である。
その存在は、1614年から1616年にかけて発行された3つの文書、いわゆる「薔薇十字文書」によって世に知られることとなった。文書は「全世界の普遍的で一般的な改革」を提唱し、キリスト教の刷新、科学と錬金術の融合、そして人類の啓蒙を目指す、とされた。
しかし、その実態は謎に包まれており、実在したのかどうかも定かではない。
文書に記された創設者クリスチャン・ローゼンクロイツは、中東やモロッコで学んだ神秘的な知識を持ち帰り、ヨーロッパの地に広めたとされているが、これも伝説の域を出ない。
それでも、文書の内容は多くの知識人や神秘主義者の心を捉え、後のフリーメイソンや啓蒙思想に大きな影響を与えた。
薔薇十字団は、その存在が明確に証明されていないにもかかわらず、その思想は時代を超えて受け継がれ、様々な団体が「薔薇十字」の名を冠した。
その思想の根底には、錬金術による賢者の石の探求、不老不死の霊薬(エリクサー)の創造、そして人類の精神的な進化という、壮大な目標があった。
彼等は、神秘主義と科学を融合させることで、世界の真理を解き明かし人類を病や老いの苦しみから解放しようと試みた。
彼等の唱える人類救済、その具体的方法とはエリクサーの投与による全人類の不老不死の獲得。
しかし、エリクサーによって不死を与えられた人類は進化する理由を喪い、死というゴールさえ奪われ永劫の円環に囚われる。
彼等の言う完成された人類とは永遠の''今''を生き続ける生きた屍に他ならない。>>148
——以上の思想を以て彼等のクラスは決定された。無病息災など偽りの夢。
其は父性を否定し、人類を最も病から遠ざけるだけの大災害。
その名をビーストⅤ。
七つの人類悪の一つ、''無欠''の理を持つ獣である。
危険なき世界に成長はない。
イメージカラー:薔薇色
特技:錬金術
好きなもの:完全な存在
嫌いなもの:病、老い、死
天敵:機械系サーヴァント
願い:人類の救済
【一人称】不定 【二人称】不定 【三人称】不定
【コメント】
リクエスト鯖、今投稿したら面白いだろうなと思ったので急遽作成。
ローゼンクロイツがビーストⅤという設定自体は前から考えていたけど、ローゼンクロイツはすでに三人登録されているのでローゼンクロイツァー(薔薇十字団)の擬人化にしてみた。【元ネタ】トマス・モア著『ユートピア』
【CLASS】グランドセイバー
【真名】ユートパスI世
【性別】男性
【身長・体重】180cm・66kg
【地域】イングランド或いは新世界(新大陸)
【年代】16世紀
【属性】秩序・善
【天地人属性】星
【その他属性】人型・王・エヌマ特攻無効
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力EX 幸運B 宝具EX
【クラス別スキル】
対魔力:B+
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術や儀礼呪法などをもってしても、傷つけるのは難しい。
自身の統治する国土内であれば、制定された法則によって対象となる魔術の価値を低下させ、
内包する神秘の純度(ランク)を大きく削減することが出来る。>>150
騎乗:EX
本来は乗り物を乗りこなす能力を示す。
セイバーの場合は自らが大陸から切り離した孤島、自身が統治する国土を騎乗物と定めているため、
評価規格外としてこのランクとなっている。
【固有スキル】
都市改造:A+
人々の理性によって成り立つ理想郷を築くため、都市の建設および管理を行うセイバーのメガスキル。
極めて高い強制力を持った法則を制定し、制約と引き換えとして自陣営に幸福をもたらす。
セイバーが統治する理想郷(ユートピア)は大陸に接した土地を掘削して生み出され、
それを54の区画(都市)に区分けした孤島であるとされている。
自国保存:EX
自己保存のウルトラ上位版。
戦闘を避け、緊急時には第三勢力を傭兵とすることで、自らが“国土”と定めた領域は全ての危機から逃れることが出来る。
傭兵や蛮族の雇用により自国の被害を退け、安寧を約束する理想郷の統治。>>151
幻想の君主:A
セイバーは思想家トマス・モアの著作に登場する架空の国家を統べる空想上の王である。
しかし、理想郷は人類が普遍的に関心を寄せる概念の一つであり、
多くの文学の題材にもなり、実現の試みをも生み出してきた。
そんな人類の想念が、セイバーに人々が求める理想郷の王としての霊基を与えるに至った。
国家君主として重要なスキルの数々をを擬似的に獲得している。
【宝具】
『絶乖の孤島(コンティネント・スライサー)』
ランク:A++ 種別:対陸宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:999人
地脈溶断兵装。星の聖剣ならざる理想の政権……もとい政剣である。
セイバーは『ユートピア』において新大陸に繋がった国土を切断し、三日月型の孤島を生み出し、そこにユートピアを建国したとされる。
本来は自国民と原住民を動員し、大規模に土地を掘削したとされる偉業は、サーヴァントとなった際に剣という形で効率化された。
セイバーが魔力を込めて放った斬撃に、過去・現在・未来において理想郷や理想国家に思いを馳せた全ての者達から
少量ずつ徴収した魔力の総計を上乗せすることで、大地を溶断するほどの大斬撃を生み出す。>>152
『人理絶界・無何有郷(ユートピア・ニューオーダー)』
ランク:EX 種別:結界/対宝宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:999人
第一宝具使用後に発動される、セイバーの真価。
大陸から切断した大地を“国土”として自らが統治する領域、理想郷(ユートピア)を作り出す。
国土内はセイバーによって複数の区画に分けられ、徹底的に管理・統治されている。
またセイバーは国土内において非常に強制力が高い魔力の法則(ルール)を敷いており、
単に行動を制限・強制するだけでなく、外部とは異なる価値基準を設定し、
その基準に準えて価値や神秘を操作することが出来る。
例えば金や宝石といった魔術的にも価値の高い資源の価値を国土内で低下させる法則が敷かれた場合、
単なる資産価値だけでなく錬金術や宝石魔術といった魔術的価値も同様に低下し、神秘が霧散してしまう。
冠位のセイバーとして召喚された場合、魔力の法則(ルール)がより強固なモノとなり、
場合によっては聖杯の価値すら消失させることも不可能では無い。
【解説】
イングランドの思想家 トマス・モアの著作『ユートピア(正式名称:社会の最善政体とユートピア新島についての楽しく有益な小著)』。
その本の中で語られる理想国家・ユートピア国の建国者がユートパスI世である。>>153
ユートパスは新世界(新大陸)に国家を築いたとされ、その国土は大陸と接する土地を
原住民と自身の兵士によって掘削されることで隔絶された三日月型の孤島であるとされる。
ユートピア国は国民が私有財産を持たない共同社会であり、自由・平等で戦争のない理想社会とされ、
価値観や法制度は合理的かつ最適な構造を意識して設定されている。例としては
○国内の54の都市を区画化し、言語・法制度・土地環境を極めて同一のものとする。
○貿易によって獲得した金銀は便器や奴隷の枷、宝石の類は成長すれば捨てられる子供の玩具として用いることで金銀財宝の権威の象徴化を防ぐ。
○戦争を嫌悪し、他国との開戦の際には内輪揉めを誘う情報工作、傭兵や近隣の蛮族を金銀で雇い使役、自国民が戦争に駆り出されることは、最後の手段とする。
など、他にも現実の常識からすれば異様な性質を持ったユートピア社会の法(ルール)は枚挙にいとまがない。
理性と法が徹底されたユートピアは格差がない代わりに個々人の自由を否定した非人間的な管理社会の趣が強く、
理性が統制する社会に対して懐疑的な目線は「否定的に書かれたユートピア」であるディストピアの概念を生み出してもいる。
理性に対する賞賛とも自由意思に対する懐疑とも言えるユートピアの概念は時代を超えて様々な議論や創作物を生み出しており、
その象徴たるユートパスは架空の存在でありながら、人々の想念の累積によって霊基を獲得している。>>155
【Wiki登録・SS使用可】「千年、偽りを語り続ければ、それは神話となる。神話となった魔術師は『神』と呼ばれ、それが確定したとき我々は根源に到達する」
【元ネタ】史実、オカルト史における架空の人物
【CLASS】キャスター
【真名】アンナ・シュプレンゲル
【性別】女
【身長・体重】145cm・38kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:A 幸運:EX 宝具:A++
【クラス別スキル】
陣地作成:A
魔術師の陣地を作成する。近代の西洋魔術結社の多くが儀式魔術を主題として学んでいたとされ、キャスターは当然に修めている。
道具作成:A
魔力を帯びた道具を作成する。神秘の薄れた近代にあって魔術を学んだキャスターは、不足するあらゆる魔術的要素を補うために錬金術までも修めている。
【保有スキル】
見えざる首領:A
シークレット・チーフ。近代に発生した多くの魔術結社の創設を許可する、既に魔術を極めて超人となった存在。
キャスターは、この存在の窓口となって『黄金の夜明け団』の創設許可を伝えた架空の存在である。しかし、だからこそキャスター自身が見えざる首領であるとも。Aランクともなれば、神代の魔術師に匹敵する魔術に関連したスキルを獲得する。>>157
高速詠唱:A
魔術の詠唱を速める技術。大魔術の詠唱も一工程で可能。
賢者の石:A
錬金術の到達点である至上の霊薬。擬似的な不死を与えることも可能。
【宝具】
『魔術王の偽書 (シークレット・グリモワール)』
ランク:A++ 種別:魔術書 レンジ:- 最大捕捉:-
キャスターが創設を許可したとされる『黄金の夜明け団』をはじめとして多くの魔術結社が、魔術王ソロモンに肖ってグリモワールの翻訳、執筆を繰り返した。この宝具は、そのような総てのグリモワールの結晶であり、そこに記された幻想を具現化させる。特に、召喚術に優れ、悪魔を使役することに長ける。
その本質は、東洋の思想盤に近く、人工的根源としても遜色ないが、魔術結社に所属した総ての英霊が共通して持ち得る宝具であり、その活用は英霊当人たちの技量に左右される。その点で言えば、架空にして超人であるキャスターはこの宝具を最大限に活用することが可能であるが、魔術王ソロモンが神託に知恵を求め、力の行使を一度に止め、力を返還したことに肖って、キャスターは最小限にしか活用しない。彼女は正しく魔術王に憧憬の念を抱いているのだろう。
【性格】
中性的、受動的、内向的性格をしている。性別を感じさせない端的な言葉遣いで、基本的に魔術師らしく魔術への興味で内心を占めるが、魔術結社の概念にも近い彼女は来るもの拒まずの精神で、彼女に接触を試みた他者を弟子として扱い、丁寧に教え導く。>>158
【解説】
とある貴種と愛人の間に生まれた庶子とされる、薔薇十字系魔術結社の教義を正しく継承するとされた偉大なる魔術師にして、総ての魔術結社の創設を関わる見えざる首領の窓口を担う女性。
しかし、その実在性は極めて低く、『黄金の夜明け団』の創設に当たって発明された神話上の人物と信じられている。
彼女が誕生した経緯は以上の通りであり、また偉大であることのみを求められた彼女に経歴は存在しない。実在しないのなら当然であり、実在しているのなら全く謎に包まれた神秘的な魔術師らしい人物である。
キャスターとして召喚に応じた彼女は、その実在性の低さゆえに、彼女が窓口となったとされる見えざる首領そのものと同一視された状態である。そして、魔術結社を代表すると自認し、魔術を実践する。
多くの魔術結社が様々な表現で魔術の目的を明示したが、概ねその要約は『人類の進化』にある。現代科学的に分析される、歴史の流動の一つのケースとされる近代魔術結社の諸々の思想は、科学から遠ざかるものではなく、神秘に包まれた魔術を体系化して神秘を剥がす、魔術を科学の一つとする脱魔術的社会運動と解釈されている。しかし、魔術世界において、それはあくまでも結果論でしかない。魔術結社内部の派閥争いによる失敗によって成立した因果に過ぎないのである。近代魔術結社は、正しく世界を魔術の時代に回帰させようとした若い魔術師たちの暴走である。よって、『人類の進化』という命題は、不老不死などの達成された普遍的な高次生命体の完成ではなく、『根源』への到達に他ならない。その方法の具体的なところは、当事者たちも検討段階であったとされる。散逸した彼らの資料によるところには、『魔術王の再来』を目的とした一派も存在した。
【wiki登録】可真名満開
【元ネタ】日本神話
【CLASS】プリテンダー
【真名】コノハナノサクヤヒメ 【性別】女
【身長・体重】172cm・45kg 【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:E 耐久:EX 敏捷:E 魔力:EX 幸運:EX 宝具:B
【クラス別スキル】
単独行動:EX
大地の魔力を吸収してマスター不在でも活動できる。
陣地作成:EX
神霊として神域を定める。特に植物生育を助ける性質が顕著に現れる。
栄華の神核:EX
繁栄と植物の神霊であることを示すスキル。
【保有スキル】
魑魅の美貌:A+++
天孫ニニギが一目惚れしたとされる美貌。魑魅とは山の怪を意味する言葉であるが、ここでは魑を火神ヒノカグツチや雷神タケミカヅチの『チ』すなわち男神を表すものと見做し、魅はそのまま魅了の意とし、転じて男神を魅了するプリテンダーの性質を表現するものとする。
桜の樹の下には:EX
吸血スキルの一種。コノハナノサクヤヒメは植物全般に対する神霊ではあるが、特に日本を代表する植物である桜に象徴されるところがある。
絢爛業火:EX
子の種を疑われたコノハナノサクヤヒメが火中の屋敷で出産したことに由来するスキル。任意の対象のみを焼く業火を発し、また、火による攻撃を焼き潰し無効化する。>>160
【宝具】
『血桜 (チザクラ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜3 最大捕捉:1
コノハナノサクヤヒメの別名に『桜大刀自神』なるものがあることを受けて太刀のカタチに納められた攻性権能。繁栄の女神であることの裏返し、姉神なくば不完全である代償、『衰退』の概念宝具。
血桜とは、死体の埋まったところに生えた桜で、その樹液が血のように赤く、また、季節外れに花を咲かせるなど、摩訶不思議な妖樹のことであるが、特に何か悪さをするようなものではない。あくまでも、血桜は植物として花を咲かせて散らすだけであるが、人間からすればそこで行われた罪の証である。繁栄の影に潜む屍山血河の恨み辛み、呪詛として凝り、コノハナノサクヤヒメの荒御魂の側面として現れた道連れを望む残花である。
【解説】
日本神話に登場する女神。天孫ニニギの妻であり、オオヤマツミの子、また、イワナガヒメの妹神。
天孫ニニギの一目惚れによって、姉妹ともども嫁入りするが、ニニギはイワナガヒメを醜悪を理由として追い返した。しかし、姉妹神である二柱は揃うことで完全な神性となるのであり、人類は繁栄の女神であるコノハナノサクヤヒメの恩恵のみを受けて、永遠の女神であるイワナガヒメの恩恵を喪った。すなわち、繁栄と衰退の流転、諸行無常にして栄枯盛衰の定めを背負い、儚い寿命を得た。
その後、一晩の契りでニニギの子を宿したコノハナノサクヤヒメは、種を疑われたために火中で出産してみせた。その子らが天皇の血統の遡るところの祖先なのだとされる。>>161
サーヴァントとして召喚されたコノハナノサクヤヒメは、女神当人(神)ではない。有象無象の魑魅すだまたちが集合し、なんらかの切っ掛けによって現界した写し身である。本人(神)に善悪の別はないが、殊更に繁栄の悪性が顕著になっており、荒御魂の側面と言える存在。本来は火中出産の逸話に見るような芯のある優美な賢母の如き性格をしているとされるが、この霊基にあっては俗にお花畑脳と揶揄されるような表面的な善良と自己保存を優先した行動指針によって、美貌を自負する無自覚な傲慢によって成立した悪女の如き言動を為す。性悪ではないので、主導権をコノハナノサクヤヒメに握らせず、他の者が主体となって導けば事態が悪化することを防ぎ、さらに繁栄を勝ち取ることは可能である。しかし、放置して、彼女の望むままにすれば、繁栄するのは女神自身のみとなり、それ以外の者たちは衰退する羽目になるだろう。
誰がための繁栄か。女神はその存在自体で人類に問い掛けてきている。
【wiki登録】可【元ネタ】『枕草子』『大鏡』ほか
【CLASS】アーチャー
【真名】藤原隆家
【性別】男性
【身長・体重】183cm・60kg
【地域】日本
【年代】10世紀末〜11世紀中頃(平安時代中期)
【属性】混沌・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・男性・ヒト科のサーヴァント
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。
単独行動(破天荒):A
マスターから離れて行動が可能。
Aランクなら数日以上、マスターを失っても現界し続けることが出来る。
ただアーチャーの場合、破天荒な気質から予想外の方向へ動くため、指示通りに別行動をとってくれるかは非常に危うい。>>163
【固有スキル】
大和心:A
さがな者(荒くれ者)と呼ばれながら多くのものに愛され、敬われたアーチャーの精神性の発露。
カリスマの亜種スキルでもあり、指揮下にある武士達からは慕われ、
身内からは愛嬌を以て受け入れられ、政敵からすら一目おかれる人的魅力を示す。
盗賊打破:B
九州を侵攻した海賊・刀伊を打ち破り、国難を退けた逸話の昇華。
反英霊、特に海賊や盗賊の経歴があるサーヴァントに対して、有利な戦闘ボーナスを獲得する。
海月の骨:B-
海月には本来存在しないはずの骨、転じて非常に珍しい貴重なモノを意味する。
『コレクター』の亜種スキル。
レアパーツを頻繁に手に入れる才能と幸運だが、肝心のパーツがなかなか揃わない。
弓の本末を知らず:EX
大弐殿、弓矢の本末も知り給はねば。
大宰府に着任した戦闘の心得がない公卿であったアーチャーは
現地の武士から「弓矢の上下もわからないのはいかがなものか」と扱われた。>>164
持ち前の大和心、実践的な指揮力と求心力で九州の武士達の心を掴み、国難を平定したというが、これは些か妙な話である。
アーチャーは法皇(花山院)を矢で射た事で長徳の変を引き起こしたとされるが、
仮にアーチャーが弓矢を扱えないのであればそこに矛盾が生じる。
あるいは長徳の変で隆家は自身の従者に弓を引かせたともされるが、真相は……
【宝具】
『生て海月の骨いためず(くらげのほね)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0〜5 最大捕捉:1人
「仰げ、海月骨(くらげのほね)」
アーチャーが携える弓……ではなく扇面(扇子に貼る紙や布)がない扇子の骨(扇骨)。
『枕草子』にて全てにおいて素晴らしい、全く見た事がない骨である語られ、
清少納言をして「海月の骨」と冗談めかして喩えられた逸品。
弓の如く長大な弧を描く、面なき骨のみの扇。
隆家の膂力によって振るわれる、紙が貼られていない扇骨は
風を仰ぐことなく、細い骨の一本一本が空気を細かく切り裂く。
切り裂かれた空気が真空の刃を生み出し、その刃は扇骨が振るわれた方向へと射出される。>>165
これこそが「弓矢の上下もわからない」アーチャーにとっての飛び道具……弓である。
本来、扇骨で真空の刃(鎌鼬)を生み出し、それを飛ばすなど不可能な理屈である。
アーチャーが未だ神秘の色濃い平安の世に生きていた影響か、あるいは
本当にこの扇骨が非常に珍しい、特殊な素材や加工を用いた礼装の類であった可能性もある。
原理としてはある円卓の騎士が持つ、「無駄なしの弓」に近く、
アーチャーは勝手に親近感を抱いている。
余談ではあるが、この宝具の呼び名である『海月骨』は
アーチャーの姉に仕えていた女房・清少納言の言葉をそのまんま貰い受けたものであり、
宝具名の『生て海月の骨いためず』も後代の創作の影響を受けたものである。
【解説】
平安時代中期の公卿。
摂政関白内大臣・藤原道隆の四男であり、姉には一条天皇の皇后・藤原定子がいる。
父・道隆の執政下で武官を務めながら急速に昇進し公卿に列したが、道隆の没後に兄・伊周の
女性関係に関する誤解から、出家した先帝・花山法皇の袖を射抜く「花山院闘乱事件」を引き起こす。
このことを叔父である政敵・藤原道長に利用され、隆家は出雲国に左遷された。>>166
後に叔母である東三条院(藤原詮子)の大赦を受け、官界に復帰。
兄姉亡き後、隆家は姉・定子の子である敦康親王に期待をかけ、周囲も隆家が即位した親王を
補佐することを望んだが、有力な後見人がいないことが理由で敦康親王が立太子されることはなかった。
また大宰府の権官としての在任中に女真族と思われる海賊・刀伊が九州を襲撃する「刀伊の入寇」が発生。
刀伊が博多に侵攻すると、隆家は指揮官としてこれに応戦し、見事撃退に成功している。
天下の「さがな者」(荒くれ者)として知られ、姉が生んだ敦康親王の立太子を
実現できなかった一条天皇を「人非人」と非難したり、権力者である叔父の圧力にも
屈することのない気骨のある人物であり、その気概には道長も一目置いたとされる。
一方で、父・道隆や兄・伊周に対しては批判的な態度を取り続けていた藤原実資からは
可愛がられるなど、人に好かれる一面も持ち合わせていた。>>167
『枕草子』の一節「中納言参りたまひて」では定子の元に参上し、
「素晴らしい(扇の)骨を手に入れたのでそれを中宮様(定子)に差し上げたいと思ったが、
ありきたりな紙を貼るのは勿体ないのでそれに相応しい紙を探している」
と、自慢しており、定子が「それはどのような骨なのか」と尋ねると、
「それはもう、全てにおいて素晴らしい、全く見た事がない骨である」と語った。
それを聞いた清少納言が扇の“骨”とかけて
「それでは扇の骨ではなく海月の骨(本来存在しない、非常に珍しい貴重なモノ)のようですね」
と返すと隆家はそのユーモアに富み、機転が利いた返答に対して、
「それは自分(隆家)が言い出したことにならないだろうか」と笑いながら告げたという>>168
【Wiki登録・SS使用】可センプロニウス・デンスス
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マハーパドマ
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ヒュギエイア=サルース
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ライト兄弟
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ユートパスⅠ世
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アンナ・シュプレンゲル
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コノハナノサクヤヒメ
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藤原隆家
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以上wiki登録完了しましたリクエスト鯖
人類悪 侵攻
「我が王国こそは理想郷。ブリテンこそが人類の到達点、安らぎの地だ」
【元ネタ】アーサー王伝説など
【CLASS】ビーストⅥ/G
【真名】ゴモラズビースト/グイベル
【性別】喪失
【身長・体重】181cm・68kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:A++ 耐久:A++ 敏捷:A 魔力:A 幸運:D 宝具:?
【クラス別スキル】
獣の権能:?
対人類とも呼ばれるスキル。英霊、神霊、どちらであろうとも『人間』を救けるものからのダメージを削減する。
単独顕現:?
単独で現世に現れるスキル。このスキルは『既にどの時空にも存在する』在り方を示している為、時間旅行を用いたタイムパラドクスなどの攻撃を無効化するばかりか、あらゆる即死攻撃系をキャンセルする。>>171
【保有スキル】
ネガ・ロード:EX
人が定める道筋を全て否定する。王道は陳腐化し、騎士道は堕落する、ビーストの眼は濁り曇り、もはや何も届かない。また、人類史のロードマップ、人理さえも否定し、抑止力の活動を抑制する隠し能力がある。
光を掲げる者:EX
かつて星の光を掲げることで人々を導き、護り、戦った英雄の証。カリスマ、魔力放出などの複合スキル。
災厄の十三席:A
かつて唯一人の騎士のみが座った呪われた席次。その呪いのために、他の席と異なり朽ち果てることもなく、獣の座となっている。
不帰の杯:A++
最高の騎士が発見した、救世主の血を受けた聖杯。最高の騎士とともに天に帰るはずだった。しかし、獣の手に簒奪された、奇跡の制御装置。
【宝具】
『今も続く天獄の城 (プロテクティッド・セラフ・キャメロット)』
ランク:? 種別:対人理宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
今も在り続ける理想の城。世界に固定された神秘の楔。喩えるなら、抑止力を上回る出力を保つ固有結界。現実のテクスチャを侵蝕し、存続したブリテン島を固着させようとする特異点であり異聞帯。ブリテンが存続した人類史が続くならまだ許容できるが、ブリテンの存続は神秘の存続に他ならず、物理法則をテクスチャとする汎人類史に対して重大なエラーとなり、その結果、ブリテン島のみが存在する地球に置き換わり、汎人類史のイフではなく、汎人類史の消滅を齎す。
【Weapon】
『聖剣』
もはや銘を喪った、かつての愛剣や臣下たちの愛剣であったいくつかの聖剣。獣がその手に握ることは叶わず、ただ魔力をもって操るのみ。
『マルミアドワーズ』
かつてギリシャの大英雄ヘラクレスのために鍛治神ヘパイトスが造ったとされる神話礼装。聖剣ではないため、獣の手でも握ることができる。>>172
【解説】
かつてブリテンの王国を導き、護り、戦った騎士王アーサー・ペンドラゴンその人。
神秘の終わり、滅びゆく定めを知りながら、その崩壊ができる限り、小さな傷であるように努めたはずの理想の王。
しかし、その鎧は青黒く、頭を飾る冠は獣の角を思わせる。ともすれば、生前と変わらぬ容姿が不気味に思えるほどに装いの趣味が悪い。かつて仕えた円卓の騎士たちが当初はアーサー王の器で現れた卑王ヴォーティガーンではないかと疑ったほどである。
その正体は、聖杯探索より帰還したギャラハッドから聖杯を簒奪し、ブリテンの存続を願ったアーサー王当人であった。
聖杯はアーサー王の願いを受けて、ブリテンの存続を果たすための要件を検索した。諸々の結果として、願い主であるアーサー王を楔とする方法を最善策として採用。ブリテンの崩壊が、人理の決定事項であることから、逆らう力の抽出、アーサー王への定着を決定。人格なき力、天使を選択し、条件に該当する方向性『ルシファー』の力をアーサー王にインストールした。
永い長い旅が始まった。彼の理想とする王国が、千年先も、そのまた千年先も続くように、彼自身が常に王となって、民を導くのだ。
たとえ、民の心に底が無く、縋りつく手が鎖となって彼を縛り、地上より旅立つことを赦さぬとしても、彼は理想の果てを目指し進み続けた。無駄を削ぎ落とし、予断を許さず、妥協の諫言を斬り捨てた。
以上の聖杯探索をもって彼のクラスは決定された。
騎士王なぞ過去の栄冠。
其は人間が逃れ損ねた、人類史を最も呵責する大災害。
その名をビーストⅥ/ゴモラズビースト。七つの人類悪のひとつ、『先鋭』の理を持つ獣である。
【wiki登録】可【元ネタ】ディートリッヒ伝説
【CLASS】キャスター
【真名】ヤニバス
【性別】女性
【身長・体重】160cm・45kg
【容姿】金髪金眼で黒ずくめの女性。
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C+ 耐久D 敏捷D 魔力A+ 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
対象の陣地に介入して閉じ込める事すら可能。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成できる。
魔術の補助道具を作成する。>>176
【解説】
ディートリッヒ伝説に登場する巨人オルキーズを父に持つ黒装束の魔術師。
父と共にチロル山脈地帯のヴィルジナル女王が治める小人と巨人たちの国を荒らし、
オルキーズは新月の晩に女王の侍女を一人ずつ貢物として要求し貪り食っていた。
この知らせを受けたベローナのディートリッヒ王子はヒルデブラントと共に救援に向かった。
ヒルデブラントによりオルキーズは倒されたが、ヤニバスは一旦逃走した。
そしてオルキーズの城にディートリッヒとヒルデブラントは向かったが、巨人たちの攻撃を受ける。
返り討ちにすると、ヤニバスは巨人、蛇、名もわからないトカゲを呼び出し、二人との戦いを傍観し、しばらくして姿を消した。
その後ヤニバスがヴィルジナルの城を大軍で囲んでいるという知らせを受けるとディートリッヒとヒルデブラント、援軍の騎士たちは先を急いだ。
ディートリッヒはヤニバスが鉄の小さな板に呪文を掛けているのを発見し、それに斬りかかった。
剣から迸る炎で鉄板を焼き斬り、ヤニバスをも切り伏せた。
次の瞬間氷河が割れ、ヤニバスの軍勢に雪崩が落下し悪霊共は消え失せた。>>177
【人物】
人外の者たちの安寧の土地を作り出すことを目指した魔術師。
ただしその為ならば邪魔な存在を人外であっても切り捨てようとする矛盾を孕んだ人物。
ヴィルジナルは惰弱な女王と見下し、ディートリッヒらについては自身の理想を邪魔する危険な存在と見ていた。
【コメント】
実際の資料では「息子」とのことですが娘にしてみました。
能力的には宝具込みでヴィルジナルに対抗できる感じのイメージです。「もーっ!あんまりBBA呼ばわりすると、呪殺っちゃうゾ!ぷんぷんっ」
【元ネタ】歴史『吾妻鏡』、『愚管抄』、『神皇正統記』など
【CLASS】キャスター
【マスター】 ???
【真名】北条政子
【異名・別名・表記揺れ】嫉視のキャスター、ゆるふわ愛され少女ムゥちゃん(自称)
【性別】女
【身長・体重】152cm・37kg、179cm・52kg
【肌色】薄肌色、灰白色 【髪色】淡桃色、無 【瞳色】レモンイエロー
【外見・容姿】
仮の姿
小柄で腰まで伸びた巻き毛がチャームポイントの可憐な少女。まるで少女漫画から飛び出してきたかのような色合いをしており、全体的にふわふわっとした夢カワなフォルムは、意図せずとも他者の庇護欲をくすぐる。
しかし数々の歴史書において女傑と謳われただけあってか、目に宿る光は煌々と輝いて、時に対峙する者を圧倒する。
真の姿
大の男すら見上げる長身に不安を覚える程に骨ばった身体、それを覆い隠すように着飾った烏羽の外套が印象的な剃髪の女性。日本人離れした骨格の持ち主であり、深く窪んだ眼窩と尖った鼻、そして否が応でも人を萎縮させる圧力は猛禽を彷彿とさせる。
本人は自身の外見にコンプレックスを抱いており、他人にこの姿を見せたがらない。【地域】日本
【年代】平安時代末期~鎌倉時代初期
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・魔獣・ヒト科以外
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:D 魔力:A 幸運:D ~ A++ 宝具: C
幸運ステータスは初期値がD相当。『夢買い』によって獲得出来る最大値がA++までとなっている。
【クラス別スキル】
道具作成:B 陣地作成:B
【固有スキル】
幻術:C
人を惑わす魔術。精神への介入、現実世界への虚像投影などを指す。Cランクであれば精神世界における悪夢や、他人の意識を現実と狭間の境に閉じ込める事も可能。
北条政子は実妹が見た吉夢を買う事で幸運を自らに引き寄せたとされ、他人の精神世界に介入し、自分と相手の幸運ステータスを足し合わせた後再分配する『夢買い』という技を得意とする。
変化:A+
姿を自在に変形させる。借体成形とも。子供や巨漢などに体型ごと変化することも可能。
彼女の基本骨格は痩せぎすの長身だが、普段はこのスキルによって「頼朝好みの姿」へと擬態している。
暗夜を彷徨い、雨を凌いで:B
詳細不明。父である北条時政から頼朝との婚姻を認められず他の男と結婚させられそうになった時、政子は屋敷を飛び出し愛する頼朝の元へ走ったという話が『吾妻鏡』に記されている。>>180
【宝具】
『丑ノ刻・純情乙女悋気(うしのこく、じゅんじょうおとめりんき)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:無限 最大捕捉:1人
「うらみ、つらみ、きわまれり〜⭐︎」
「アナタのハートをファック・オフ!七代先までいなくなーれー♡(『ティ◯・フィナーレ』と同じ抑揚)」
宇治在住のメル友直伝とされる禁忌の呪法。
たとえ対象が地球の裏側にいようとも相手の身体の一部から「相手の分身」を作り上げて呪い壊す技であり、『妄想心音』に近い宝具。
類間呪術の要領で相手に呪いを付与するのだが、術者が相手に嫉妬し憎悪する程与える痛みは激しくなり、破壊力も増す。
そのため嫉妬狂いで有名な彼女とは親和性がとても高く、澱みに澱んだ嫉妬心から繰り出される一撃は相手を呪殺どころか爆殺.する。
上述の通りおどろおどろしい宝具だが、彼女が猫を被っている間は演出がやたらとポップになる。なお効果は据え置きである。
【Weapon】
五十五寸釘。
センチメートル換算で凡そ165cmの長大な釘。
仮初の姿をしている時は可愛らしい意匠の施された飾り釘だが、彼女が真の姿になると錆びた鉄釘へと変貌する。
宝具を使う際は相手の分身であるウサギ人形(真の姿の時は藁人形)に容赦なく釘をブチ込む。>>181
【解説・歴史】
北条政子は、日本の鎌倉時代初期に活躍した女性で、源頼朝の正室(妻)として、また夫の死後は政治の実権を握った人物。生涯を通して、政治力・行動力・度胸を兼ね備えた「尼将軍」として知られている。
源頼朝との出会いは1170年代、頼朝は平治の乱に敗れて伊豆へ流されていた頃(14歳のときから約20年間)。ふたりは伊豆国の地で出会うとすぐに恋に落ちる。
頼朝は当時罪人の身であり、将来も不安定な彼に惹かれた政子は、身分やリスクをものともせず結婚。
当然、父親である北条時政は猛反対。
政子を母方の親戚とされる伊東祐親のもとへ預け、別の豪族との縁談を進めようとするも、政子は夜中に屋敷を抜け出し、頼朝のもとへ駆け戻ったと『吾妻鏡』に記されている。
政子は頼朝を支え、1180年の平家打倒の挙兵(石橋山の戦いなど)にも同行。頼朝が鎌倉幕府を開くと、正室として政治的立場を確立してゆく。
頼朝は1199年に急死。跡を継いだ嫡男・頼家は若くして将軍職に就く事を機に、政子と北条氏一門は次第に実権を握り始める。
更に独断専行で暴走しがちな頼家との政争や、後鳥羽上皇率いる朝廷軍との戦いである「承久の乱」を経て、幕府における北条氏一門の立場を盤石なものとした。
男中心であった武家社会において女性がここまで権力を握った例は極めて珍しく、日本史上でも特異な存在と言えよう。
鎌倉幕府の公式歴史書である『吾妻鏡』には「神功皇后の生まれ変わり」、同時期に記された歴史書『愚管抄』には彼女の権勢をして「女人入眼の日本国」と賞賛しており、その政治的手腕の高さが窺い知れる。>>182
【解説・独自設定】
伊豆国の在地豪族と化生・魔獣の間に生まれた混血児であり、他人の精神世界に干渉する幻術や変化術を生まれながらに会得した怪物。
身体中に「化生としての特徴」を有しており、故に人間の幸福など期待していなかった。
しかし頼朝と出会い、北条氏以外の者からはじめて人間扱いされた事で恋に落ち、魔獣に身を窶す道ではなく、たとえ艱難辛苦が待ち受けようとも人として生きる道を選択した。
頼朝の愛妾である亀の前に嫉妬するあまり、父北条時政に命じて彼女の屋敷をぶっ壊した───通称「亀の前事件」を機に大規模な自分磨きをする事を決意。
スキル『変化』による骨格変化を用いて「頼朝好みの姿」に変貌し、性格も見た目にそぐわないように幾重にも猫を被り、なんなら幻術を使った印象操作までやる徹底ぶり。
だが嫉妬狂いな己の本質までは変えられないのか、余裕がなくなったり気が抜けたりすると地が出るのが玉に瑕。
なお余談だが、猫を被った彼女の容姿と性格はどことなーく亀の前に似ている。
特技:夢占い
好きなもの:源頼朝
嫌いなもの:忌々しい亀女、本当の自分、ムゥちゃんのこと「BBA」とか言う奴、ヨシツネ、etc...
願い:???
【一人称】私、ムゥちゃん
【二人称】あなた
【三人称】彼、彼女、あの人、あの子
【wiki登録】可リクエスト鯖
【元ネタ】イソップ寓話、史実など
【CLASS】プリテンダー
【真名】幽王[オオカミ少年]
【性別】男
【身長・体重】154cm・37kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:D 魔力:EX 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
偽装工作:A
ステータスおよびクラスを偽装する能力。Aランクともなれば、本来なら使えないスキルのエフェクトを発生させることも可能。ただし、実際の効果はない。
【保有スキル】
嘘吐き:A
虚偽を堂々と宣う能力。初見では必ず真実を言っているらしいと印象付けることが可能。ただし、虚偽の内容次第ではすぐにバレる。
羊飼いのカリスマ:E
幽王とオオカミ少年の能力がミックスされてようやく成立したスキル。羊のように従順で凡愚な存在であれば、どうにか統率することが可能。とはいえ、いくら凡愚と言えどいつまでも騙されているものではない。
嘘から出た実:EX
嘘とは真実味があるからこそ厄介なのである。真実味が皆無のそれはただの与太話であり、信じる者はいない。真実味があるということは、いつか真実になるという可能性を持つことを示し、故に現実化することもある。>>184
【宝具】
『絹を裂く悲鳴に嗤う凶獣 (ラ・ベート・デュ・ジェヴォーダン)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
スキル嘘から出た実を基盤とした召喚宝具。幽王が愛し、破滅へと導いた傾国の美女『褒姒』が妖狐であったとする逸話をベースに、西洋から正体が判然とせず、嘘という概念と相性の良い妖獣『ジェヴォーダンの獣』の霊基を複合したモノを召喚する。従う理由は特にないが、現世に留まるために必要であるため、幽王とそのマスターを積極的に襲うことはなく、護衛もしてはくれるが、全ての決定権はこの妖獣の側にあり、いつ飽きるとも知れず妖獣の凶行を見せつけられることになる。なお、褒姒がベースのため容姿は獣人である。
【解説】
西周最後の王、『幽王』。王朝滅亡のために殊更に愚王と記録される人物。その逸話は到底、英霊には足らず、同じく幻霊である『オオカミ少年』との複合サーヴァントとしてなんとか成立している。
幽王は、笑わない美女であった褒姒を寵愛し、なんとか笑みを見ようと色々なことを試した。絹を裂いて僅かに笑えば、国中の絹を裂き、無意味に狼煙を上げて集まった兵が困惑して笑えば、狼煙を無意味に上げることを繰り返した。やがて、諸将が幽王の狼煙を信じることがなくなり、反乱にあって諸将を集めること叶わず西周は滅びた。
イソップ寓話によると、オオカミ少年は羊飼いで、暇を持て余しては狼が来たと嘘を吐き、村人たちをからかった。やがて、村人たちが羊飼いの言葉を信じなくなったとき、本当に狼が来ても、村人たちは羊飼いを信じず、羊は一匹残らず食べられてしまった。
サーヴァントとして召喚された容姿は少年期の幽王。オオカミ少年の要素に引っ張られたかたちとなるが、見栄っ張りで目立ちたがりな性格。一応、生前の記憶によって反省したところはあるが、あまり深く考えずに勢いで喋っているので嘘を吐くことに躊躇いはない。「まぁ、嘘なんだが」と付け加えるようになっただけである。褒姒[ジェヴォーダンの獣]に対しては恐怖しており、しかし戦闘能力について完全に依存しているので召喚しないわけにもいかないという関係。プリテンダーのクラスは、単純に嘘吐きだからだと思われるが、一応、ジェヴォーダンの獣の目撃者の一人という役を羽織っているという判定もあるかもしれない、たぶん。>>185
【wiki登録】可>>184
リクエストお応えいただきありがとうございます!
オオカミ少年の嘘と幽王の狼煙を絡めて複合した上で、褒姒を獣(妖狐)としてオオカミと重ね見てるのが面白い発想だと思いました!【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【真名】ガイウス・プリニウス・セクンドゥス
【異名・別名・表記揺れ】大プリニウス、「長老(エルダー)」
【性別】男性
【身長・体重】174cm・96kg
【肌色】白 【髪色】銀 【瞳色】碧
【外見・容姿】40代半ばほどの恰幅のいいローマ人男性。髪は薄く、ローマ式の将軍鎧を身に纏っている。
【地域】ローマ
【年代】A.D.23~A.D.79
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【その他属性】ローマ
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C- 魔力:C 幸運:B 宝具:C+
騎士大隊を率いた身であるため、見た目も武器の習熟度も文化人枠とは認識できない領域にある。
【クラス別スキル】
対魔力:C
魔術への耐性を得る能力。Cランクでは、魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。
神秘が残る古代ヨーロッパの指揮官として、それなり程度には魔術の対策ができている。>>188
騎乗:C+
本来はライダーのクラススキル。馬上槍についての宝具を持つことからこのランク。
Cランクでは正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせ、野獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。が、宝具によって呼び出した生物はプリニウスが描いたものであるため、例外的にランクを問わず乗りこなせる。
エンチャント:B-
概念付与。名文付与とも言い換えられる。他者や他者の持つ大切な物品に、強力な機能を追加する。
プリニウスが事典に著したものは事実として、そして伝承として歴史に刻まれる。物体を宝具化できるスキル。
プリニウス自身は作家ではなかったため、『博物誌』の文体にも乱れが多く、お世辞にも作家として優れているとは言えない。
【固有スキル】
喘息:D
デメリットスキル。生前からの喘息により火山灰を吸い込んで窒息死した逸話より、長期の戦闘行動は難しい。また、死因より煙・ガス等に対する弱体を受けている。
引用:B
大プリニウス自身は実験を行うこともなく単一の知識分野の専門家でもなかったが、専門家の記録を読破・整理・体系化することには極めて長けていた。ラテン語をはじめとする数々の言語で描かれた400人、2000冊の資料から適切な知識を習得する能力。
召喚されたプリニウスはしかるべき図書館に一晩籠れば「現代の最先端の知識」を十全に習得可能であり、魔導書でさえも一読すれば十分に習得可能。
エクィテス:C
古代ローマにおける騎士身分を指すスキル。ロムルス王に従った300の勇者を源流とする。
「槍術」「騎乗」「軍略」等の複合スキル。さらにプリニウスの時代のエクィテスは貴族として最盛期を迎えており、官僚的スキルや黄金律的なスキルも有する。>>189
【宝具】
『馬上からの投槍について(デ・ジャクラティオーネ・エクェストリ)』
ランク:D+ 種別:対軍宝具 レンジ:10 最大捕捉:500人
大プリニウス、最初の著作。500名の精鋭からなるローマ騎兵大隊の指揮官としての宝具。500の投槍による弾幕を貼る、一般的な対軍宝具である。
が、この宝具は『ローマ兵向けの投槍の技術書』であることから、「投げ方」は他者に伝授可能。ひとたび500の槍の一本を握らせることができれば、それが幼児であっても、即席で一般的なローマ兵相当の騎乗術及び投槍術、そしてローマ兵として一般的な程度の統制力と自身への忠誠を植え付けることができる。
『博物全書(ナチュラリス・ヒストリア)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:10 最大捕捉:37巻
大プリニウス、現存する唯一にして最大の著作、『博物誌』。即ち、『百科事典の原典』。
天文、地理、生物、美術、鉱物学など、この時代のあらゆる知識を纏めた集大成。
実在する生物に交じって「ペガサス」「ユニコーン」「スフィンクス」のような魔獣神獣も描かれており、信憑性には難がある……
とされているが、神秘に満ち溢れた古代ローマ時代としてはこれ以上ないほど『正確な史実』を反映した百科事典と言える。事典を開くことで、そのページに描かれた内容を具現化する宝具。
これらの2つの宝具を併用することで、大プリニウスは伝承上のウェアウルフやモノコレス(片足だけの部族。ものすごく高速で飛び跳ねて移動する)などの獣人・異民族を召喚、槍を与えてローマ兵化し、さらにその騎乗スキルで数々の幻獣を使役、エンチャントで強化することで強力な騎兵大隊を作成可能。
【Weapon】
無銘・槍:宝具によって召喚される槍。ローマ兵の一般的なものだが折れても替えは効く。
マンティコア:宝具によって召喚される乗騎。人面ライオンの尾が蠍になった奇怪な混合獣。「マルティコラス」という幻獣だったものをプリニウスが誤記したことで後世に伝わる「マンティコア」という名になったという。>>190
【解説】
『博物誌』の著者として知られるローマの将軍、大プリニウス。
博物誌は古代ローマ時代において知られている知識を全10巻37冊に纏めたものであり、百科事典の原典と呼べるものであった。このテキストはプリニウス死後1500年以上に渡り人類の知識の基盤、ないし古代ローマの歴史的資料となり続けた。
大プリニウス自身は非常に勉強家の騎士身分(エクィテス)であり、皇帝ネロの時代には粛清されないよう息を潜めるも、ネロ死後に台頭した皇帝ウェスパシアヌスに仕え、博物誌を書き上げた。
西暦79年8月24日、艦隊司令官となっていたプリニウスは、火山現象を調査するため(歴史上最大規模として知られる)ヴェスヴィオ火山噴火の現場に向かい、大量の火山灰を吸い込んで喘息を悪化させ死亡したという。
【コメント】
博物誌の著者、大プリニウスです。ローマやギリシャの文人にはありがちだが、ローマ軍司令官と意外に武闘派。
事典から呼び出した怪物を「ローマ兵」化して騎兵大隊を作り出す、真名から予想しづらい挙動をするランサー。
wiki追加、SS使用可能です。「僕はテレゴノス。父を殺し、叙事詩の環を閉じる者。ただそれだけの都合の良い終幕装置、それが僕さ。まぁ、君の好きなように使ってよ。君のことも、僕自身のことだって何もかもどうだっていいからさ」
【元ネタ】ギリシャ神話『テレゴネイア』
【CLASS】アサシン
【真名】テレゴノス
【性別】男性
【身長・体重】164cm・49kg
【肌色】白【髪色】曙色に灰色のインナーカラー【瞳色】黄と碧
【外見・容姿】黒いヒマティオンの上から鷹の羽で作られた外套を羽織る、髪を長く伸ばした中性的な少年
【地域】ギリシャ
【年代】神代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型,子供
【ステータス】
筋力:D 耐久:C+ 敏捷:A
魔力:B 幸運:E 宝具:B>>192
【クラス別スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を断つ能力。隠密行動に適している。
完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
【固有スキル】
魔女の祝福:B
アイアイエー島へ帰還したアサシンに母である魔女キルケーが与えた不死の祝福。
同ランクの対魔力、魔力が続く限りの「戦闘続行」と自動回復効果を有する。
また、このスキルにより希薄な存在強度を補完している。
遠くで生まれた者:B
アサシンの名前を意味する。イタケーより遠く離れた場所で生まれ、イタケーへとやって来たアサシンは父オデュッセウスと素性がわからぬままに争い、父を殺した。
同ランクの「単独行動」と同等の効果を発揮し、自らのステータスを隠蔽する。
ロスト・イストリア:EX
失われた物語を別の要素で埋めることで自らを変質させる自己改造スキル。
アサシンの虚無性を示すスキルであるが、同時に埋める要素次第で何にでも変質させられるスキルでもある。
だが、どれだけ失われた過程を埋めようと、決してその結末が変わることはない。>>193
【宝具】
『閉幕を詠う運命の毒(デットエンド・ユリシーズ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:3〜15 最大捕捉:1人
鍛治神ヘファイストスが作り上げたとされる赤エイの毒棘を穂先とする槍。母親であるキルケーより与えられ、オデュッセウスを誤って殺してしまった。
この槍の持つ毒は対象の幸運ランクが高いほどその毒性が高まる。
地味ではあるが、仮にも神造兵装であるため生半可な方法では解毒することは難しい。解毒するにはAランク以上の解毒魔術、薬品を用いるか、神霊の加護を得るかといったところだろう。
だが、実のところ槍の持つ毒は表面上の見せかけに過ぎない。その本質は死の可能性を内包し、叙事詩環の終わりを語る「機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)」。トロイア戦争を巡る叙事詩環の終局である『テレゴネイア』の具現にして、ある世界線における「ピトス」と同系統の機構を用いられた神造兵器「終曲分枝置換兵装」である。
真名開放により槍の穂先はいくつも枝分かれした形状へと開かれ、刺した対象の運命、可能性を槍に内包された死の運命と置換することによって強制的に相手の物語を幕引く。
この性質から特殊な手順を踏まなければ斃すことのできない──伝承防御を有する──存在であっても性質を無視して確実に死をもたらすことを可能とする。また、「このように死ぬ」と予言された、運命を固定された相手であっても例外ではない。
ただし、使用できるのは一度のみであると同時に、この宝具の発動はアサシンの物語の幕引きも意味し、退去してしまう。魔力さえあれば「魔女の祝福」で残存することも可能ではあるが、それでも魔力消費の方が多いため凡そ一時間後にアサシンは退去する。
【Weapon】
『閉幕を詠う運命の毒(デットエンド・ユリシーズ)』>>194
【解説】
トロイア戦争を描いた叙事詩環の最後を飾る叙事詩にして、『オデュッセイア』より後の話を語った『テレゴネイア』に登場する人物。オデュッセウスと魔女キルケーの間に産まれたとされ、その名前は「遠くで生まれた者」を意味する。
父へ会うためにテレゴノスは故郷アイアイエー島を後にするが、嵐に逢い、イタケーへと漂着する。目的地であったイタケーへと辿り着いたことも知らぬテレゴノスは空腹に耐えかね、家畜を盗もうとする。その際、家畜を守るために現れた老人と争いとなり、老人を殺してしまう。しかして、その老人こそがテレゴノスの父であるオデュッセウスその人であった(※オデュッセウスは冥府へと降りた際にテイレシアスより「最期は海より遠く離れた場所で訪れ、安らかで恵まれた老年を送り、老衰し果てる」と預言されている。そのため、『テレゴネイア』におけるオデュッセウスの最期はこの予言とは矛盾したものとなっている)。
それを知ったテレゴノスは自らの過ちに悲嘆し、オデュッセウスの遺体と共にオデュッセウスの妻ペーネロペーと異母兄弟であるテレマコスをアイアイエー島へと連れていく。遺体を埋葬した後、キルケーから不死の祝福を受け、テレゴノスはペーネロペーと、テレマコスはキルケーと結婚する。
以上が『テレゴネイア』の現存する大まかなあらすじであるが、原文の多くは散逸し、その内容の殆どが明かされていない。
英霊としてのテレゴノスは叙事詩が散逸してしまった結果、存在強度が低くなっており、不明瞭な存在と化している。また、彼が架空から形作られた英霊であるのか、あるいは実際に存在した世界線から座に召し上げられた存在であるのかも定かではない。
その上で彼を英霊たらしめているのは「父親を殺し、トロイア戦争を巡る叙事詩環を終わらせた」ことのみにつきる。必要であったのは都合の良い終幕装置だけで、有る筈だった物語の過程など人理にとってはどうでもよかったのだろう。
この事に対してアサシン自身は何も語らず、何も思うこともない。ただ彼は時に抑止力として召喚され、一人の人間を殺して物語を終わらせる、その自らの役目(定め)に沿って動くのみである。>>195
【人物像】
受動的・内向的
ふと消えてしまいそうな雰囲気を漂わせる、他者も、ましてや自身さえも何かもどうでもいいと語る空虚な少年。
柔らかな口調でありながらも、その内面は全てに諦観し、ある種の達観に至っている。
叙事詩の散逸により記憶は曖昧となっているが、唯一、父を手にかけた記憶だけは鮮明に心に焼き付いている。
失われた叙事詩の記憶に執着はない。たとえどれだけ素晴らしい冒険譚だったとしても、必ずその結末は父を殺 すことに集約されるからだ。そして、その父殺 しこそがアサシンの確固たる唯一のアイデンティティであり、彼の虚無性を形作る根幹となっている。
このように全てに諦観してはいるが、他人の家族間の不和、争いに対してはどうにも気になってしまう。自身はもうどうしようもないが、他者はそうではない。そのため、積極的に行動することはなくとも、さりげなく彼は問いかける。今の関係のままで本当にいいのかい?と。
マスターに対しては基本的には忠実。どんな悪事でも基本染めることに躊躇はない。
かといって別に忠誠心があるわけでもなく、命令に忠実であるのはただ全てを顧みない、ある種の自暴自棄から来るものに過ぎない。
また、投げやりになっているだけで良心や善性がないわけではないので、忠実であるからといって悪事を行わせ続けることはアサシン自身も知らないところでより精神を疲弊させることとなる。
聖杯にかける願いに関しては、何もかもどうでもいいが為に願いはないと彼は語る。
……それは嘘である。その根底にはオデュッセウスと出会い、子として認められたいと言う渇望を秘めている。だが、自分で殺 しておいてそんな虫のいい話はないと彼は考える。また、アサシンは「父親を殺 すこと」をアイデンティティとする英霊であるが故に、仮にオデュッセウスと出会ったとしても彼らは再び互いに殺 し合う、呪いのような運命にある。
故にアサシンは願いを諦め、願いはないと自らに言い聞かせるように騙るのだ。>>196
特技:「どうでもいいでしょ?」
好きなもの:「こっちもどうでもよくないかい?」
嫌いなもの:自身,『テレゴニア』,家族間の不和、及び殺し合い
天敵:オデュッセウス一家,キルケー
願い:─────
【一人称】僕【二人称】君,貴方【三人称】彼,彼女
【因縁キャラクター】
オデュッセウス:殺してしまった父親。彼に関する事柄を話す際は露悪的に振る舞う節がある。しかし、それは自身が殺 害してしまったが故の罪悪感から来るもの。その内面は息子として敬愛・尊敬の念を抱いているのと同時に、深い後悔と負い目を抱いている。
キルケー:母親。彼女の息子というのは彼の数少ない確固たるアイデンティティ。とはいえ、後付けの叙事詩の存在であり、存在があやふやな自身が彼女の息子であると名乗っていいのかと悩んでおり、いざ会った時に向こうに自身の記憶がなく、その上で拒絶されてしまうのではないかということを恐れている。
クー・フーリン:ケルトの大英雄。息子コンラと殺し合い、彼の場合は父が息子を殺してしまっている。ゴモラズビースト/グイベル
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%B4%A5%E2%A5%E9%A5%BA%A5%D3%A1%BC%A5%B9%A5%C8/%A5%B0%A5%A4%A5%D9%A5%EB
北条政子
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幽王[オオカミ少年]
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%CD%A9%B2%A6%A1%CE%A5%AA%A5%AA%A5%AB%A5%DF%BE%AF%C7%AF%A1%CF
ガイウス・プリニウス・セクンドゥス
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以上wiki登録完了しました。「さぁ、行くわよ!何もなくジッとしてるだけじゃつまんないし始まらないからさ!ほら、楽しい思い出一緒に作ってあげる!」
【元ネタ】史実、舞台『エリーザベト』
【CLASS】ライダー/アーチャー
【真名】エリーザベト
【異名・別名・表記揺れ】サマー・シシィ(自称)
【性別】女性
【身長・体重】164cm・42kg
【肌色】美白 【髪色】ダークブラウン 【瞳色】アイスブルー
【外見・容姿】この頃からすでに黄金律の肉体美を持つ令嬢
第一∶髪をツインテールにし、真っ赤なビキニ。その上にサブカル系ジャージ風の上着を羽織っている
第二∶黒と白をメインとしたフリルとレースアップのワンピース水着
第三∶フリルと数多のパールが装飾された少し水色がかった純白のサマードレス
霊衣∶ひまわりのモチーフが付いた麦わら帽子を被り、白いワンピース
【地域】欧州
【年代】19世紀
【属性】中立・夏
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:B++ 魔力:C 幸運:A+ 宝具:C++>>199
【クラス別スキル】
対魔力∶E+
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
強いて言うなら日焼けと虫よけ(二重の意味で)対策である。
騎乗∶C+++
あらゆる乗騎を乗りこなす能力。何故か通常よりもプラス補正がかかっている。
「絶対に乗りこなすと心の中で思ったのならッ!その時スデに行動は実行してるのよッ!」
───Why!?
サマーフリーダム!∶A
単独行動(自由)が夏によって変化したもの。
夏の陽気にさらされた彼女は誰も止められない!
二重召喚:D
本来なら四騎士のうちの二つのクラスで現界したことを示すスキル。だがアーチャーとライダー。本来は三騎士との組み合わせは不可能なのだが、無理やりまとめて一つにしているため、このスキルを例外的に保有している
なぜか知らないが、夏の暴走なのか令嬢パワーによるものだろうか?>>200
【固有スキル】
真夏の令嬢∶B
皇帝特権ほどではないが、貴族令嬢による権限パワー。思い立ったが吉日。
大抵の予定や思いつき、面白そうだと思ったものを直結で計画して準備し、遂行を行う。····え?宿題や課題をどうするかって?そのスキルを使えばいいじゃない·····(小声)
準備や遂行するその中には黄金率の効果も内包されているため資金はなんとかなるだろう。
サマー・ビューティーフラワー:A+
黄金律(美)が夏仕様に変化したもの。彼女はその頃から既に、美の原石を持ち合わせていた!
また、ビーチ・フラワーの効果も兼ね揃えており、海辺でどれだけ衆目(あるいは異性の目)を集められるか。A+ランクともなれば、美の偶像(アイドル)の領域。その無邪気に楽しむ姿は、まさに人々を引き付ける。
まだ夏は終わりたくない!∶EX
始まりもあれば終わりもある。終わってしまうとはわかってはいながらも、まだ楽しみ足りない、遊び足りないという令嬢のワガママ。効果は分かりやすく言うと水着茨木の『吾はまだ帰らぬ!』に近いとされている>>201
【宝具】
『美しき真夏の煌き、今此処に(サマードリーム・エリーザベト)』
ランク:C++ 種別:対心宝具 レンジ:1~999 最大捕捉:無限
喜びや楽しさ、ときめきなどあらゆる正の感情と自身が楽しんだ様々な夏の思い出などが混ざり合って凝縮し、心象風景と化したもの。
真名解放と同時に周囲に星を始め様々輝く暗い夏の夜を展開。そしてすぐさまエリーザベトの指パッチンで敵対者周辺に無数のフラッシュ&ライトアップ及び色とりどりの様々な花火が周囲を巻き込んで打ち上がり、トドメに超豪華な巨大花火が敵もろとも打ち上がり花火の海に沈む。まさに忘れられない夏の思い出になる。
【Weapon】
仕込み日傘
神秘のこもった超頑丈なフリルの日傘。実はマシンガン&レーザー銃内蔵。もちろん近接武器として戦ったり、通常の晴雨兼用としても使用可能。
花火
手持ちや置き型など様々な種類の花火。種類や状況に応じて使い分けて戦う。現実では悪戯や人に向けてやってはいけない(最重要)>>202
【解説】
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%a5%a8%a5%ea%a1%bc%a5%b6%a5%d9%a5%c8
ヨーロッパ随一の美貌を持つ皇妃と呼ばれた美少女エリーザベト。ある日、真夏の様々なイベントを見て自分も参加したい好奇心によるものなのか真夏の暑さにうっとおしく感じたのか、退屈を感じたのかあまりの暴走により、彼女は夏仕様へと変貌した。
──そしてその影響なのか死(トート)は置いてきた。
コンセプトは【さぁ思いっきり遊ぶぞ!ハ○ヒ系真夏のわがままお転婆お嬢様】
【人物像】
水着シシィ。基本情報や性格は通常と同類。一つだけ違うのは性能が史実の彼女に近く死(トート)による謎の存在の加護がないこと。そのため一部の能力が少しランクダウンしているが、幸運はプラス補正がかかりポジティブ気味で積極的。
好奇心旺盛、お転婆で元気いっぱい。通常に比べ実家の頃を思い出すのかご機嫌。時折少しわがままだったり、過度な好奇心故にどっか行ってしまったりするなど何処か危うい面も。そんなときは叱るときは叱って注意し、優しく見守ってあげよう。
·····そんな彼女でも、ちゃんと社会のルールやマナーは守りますのでご安心を
好きなもの:アイスクリーム、花火
嫌いなもの:課題、退屈なこと、一方的にしつこい人間
天敵:ジメジメとした暑さ、熱中症
願い:楽しい夏を、忘れず永遠に
【一人称】あたし【二人称】あなた、あんた【三人称】あの人、あの子>>203
【コメント】
夏にちなんでサマーシシィさん。初期設定は水着はビキニでその上にシャツとホットパンツにしようかと悩んでいたが、水着ダ・ヴィンチちゃんと被ってしまうため没。個人的にアーチャーにしようか迷った結果ダブルクラスになっちゃった&霊衣としてワンピースも追加しちゃったけど構いませんね!!?【元ネタ】史実、ヘロドトス『歴史』
【CLASS】アーチャー
【真名】クロイソス
【異名・別名・表記揺れ】富豪王
【性別】男性
【身長・体重】149cm・42kg
【肌色】白 【髪色】金 【瞳色】青
【外見・容姿】豪華な装飾品を身につけた、アポロン好みの美少年。
【地域】アナトリア(リュディア王国)
【年代】紀元前6世紀
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・子供
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:E 魔力:D 幸運:EX 宝具:A>>206
【保有スキル】
クロイソスの蔵:A+
世界で初めて金貨と銀貨を発行し、莫大な富を築いた彼の逸話が具現化したスキル。
自身の魔力を消費し様々な物品(特に金や宝石)を生成することが可能だが、その用途は贅沢品に限られる。
また、無限の魔力を用意しても生前に保有していた量以上の財宝を作り出すことは出来ない。
カリスマ:E-
王としての資質を示すスキル。本来であれば高ランクを得られるはずだが、国を滅ぼした末路とキュロス二世の臣下になった逸話から極端にランクが低下している。周囲の士気を高めるどころか、不安にさせることすらある。
軍師の忠言:C-
軍師系サーヴァントに与えられるスキル。状況を把握、分析することにより味方側に正しい助言を与えることができる。
ランクが上がれば上がるほどその助言の正しい確率は向上する。
クロイソスの場合、目先の戦いに勝つための献策は可能だが、その先を見据えることは苦手。>>207
【宝具】
『神禍齎す旱天の慈雨(ソーテーリアー・ヒューエトス)』
''ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:10~60 最大捕捉:400人''
アポロンがクロイソスの火刑を救ったという逸話と、アポロンの権能である疫病の力を組み合わせた宝具。
発動すると、空に黒雲が立ち込め、周囲に「黄金の雨」が降り注ぐ。この雨は炎の勢いを弱めると同時にアポロンの医療の神としての力で味方を癒す。
この雨は敵に対しては、アポロンが放つ「疫病の矢」へと変化し、病によって敵のステータスを著しく低下させる。
【Weapon】
『黄金の弓矢』
実用的とは言えない華美な装飾の施された弓矢。
『宝石』
魔力を込めて投擲する。>>208
【解説】
クロイソスは、紀元前6世紀にアナトリアに栄えたリュディア王国の最後の王である。
彼は世界で初めて金貨と銀貨を発行し、その莫大な富を用いてエフェソスのアルテミス神殿を再建したことでも知られている。
現代でもクロイソスの名は大金持ちの代名詞であり、大金持ちを形容する言葉として「rich as Croesus」または「richer than Croesus」という慣用句も存在する。
彼はペルシア王キュロス二世と戦うにあたり、デルポイの神託を求め「大帝国が滅びるだろう」という曖昧な予言を得る。
愚かなクロイソスは、それがペルシア帝国を指すものだと信じ込んで戦いを挑むが、結果として敗北し、リュディア王国は滅亡。予言が指していたのは、自らの王国だったのだ。
敗北後、キュロス二世は彼を火刑に処そうとする。絶望の淵に立たされたクロイソスは、自身の傲慢を後悔し、生前崇拝していたアポロンに助けを求める。すると、天から突然の激しい雨が降り注ぎ、火は消し止められた。これを見たキュロス二世は、クロイソスの命を救い臣下として迎え入れた。
その後もクロイソスはキュロス二世に仕え続け、ヘロドトスの『歴史』によるとマッサゲタイ族との戦いの際にキュロス二世に献策したと記されている。
神託を悉く間違って解釈する、二倍以上の兵力差がありながらキュロス二世に敗北する、新バビロニアやエジプトに応援を要請するが誰も応じない、火刑に処される際は泣いてアポロンに祈るなど情けない逸話には事欠かない人物。>>209
【人物・性格】
基本的には気弱で臆病。戦場に立つこと自体に恐怖を感じている。
自らの判断で国を滅ぼした経験から、自己評価は低く、王としてのプライドも威厳もない。
マスターに対しても、頼りなく情けない態度を見せることが多く、常に他者の助けを求めている。
そんな彼が唯一誇れるものは自身の富、財宝について語る時だけは在りし日の自信を取り戻す。
サーヴァントになってからの趣味はコイン集め、但しコインに刻まれた偉大な王の姿を見るたびに自己嫌悪に陥っている。
イメージカラー:金色
特技:無し
好きなもの:金、宝石、アポロン神
嫌いなもの:戦い、自分の情けない部分
天敵:キュロス二世
願い:国を滅ぼさなかったIFを願っている。
【一人称】僕 【二人称】貴方、そなた 【三人称】彼、かの者>>210
【因縁キャラ】
キュロス二世:宿敵であり命の恩人、いろいろな意味で頭の上がらない相手。
レオニダス一世、テミストクレス:後の時代のギリシャの英雄「あの時の神託ってこういう意味だったんですね!」
デメトリオス:少年の姿、派手好き、アーチャーと何かと共通点の多い王、但し最後まで王で有ろうとし続けたデメトリオスの生きざまを眩しく思っている。
アスクレピオス:命の恩神の息子「なんか、すごい顔で睨まれた」
サウル王:神に見捨てられた王「なんか、すごい顔で睨まれて、槍投げ付けられた」
【コメント】
アポロンが助けたってことはそういうこと(美少年)だよね?
あと遠坂凛との相性が良さそう。
SS使用可【元ネタ】『モロー博士の島』
【CLASS】キャスター
【真名】ドクター・モロー
【性別】男性
【身長・体重】175cm・70kg
【容姿】白衣を着た白髪の男性。その瞳には狂気の色が見える。
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷D 魔力B 幸運D 宝具D
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
"手術室"の形成のみならず大規模な"研究施設"を作り上げる。
道具作成:C
魔力を帯びた器具を作成できる。
主に手術用の道具を作成する。>>214
【解説】
ジュール・ヴェルヌとともに「SFの巨人」と呼ばれるハーバート・ジョージ・ウェルズ。
彼の1896年に発表した著作である『モロー博士の島』に登場する生理学者。
残酷な動物実験を理由に学会を追放されたモロー博士は孤島で動物を人間のように改造し、知性を与える実験を行っていた。
島には多数の獣人が住み、人間を模範とする「掟」に従って暮らしていた。
だが掟を破った獣人も存在しており、またモロー博士は手術中の獣人に襲われ命を落とし、
それをきっかけに獣人たちは人間らしさを失い獣と化していった。
【人物】
典型的なマッドサイエンティスト。自身の命を奪った獣人に対し僅かな恐怖を抱きつつもそれを超える研究への熱意に突き動かされている。
【コメント】
あまり強くはないサーヴァントだけども魔獣とかを提供されればある程度の戦力を築く事は可能なイメージ。
それでも制御に失敗する可能性が付きまとう。「めんそーれ。我が城(グスク)、即ち王国へ。観光旅行、大歓迎。星の砂とか、要る?」
【出典】琉球伝承、中山世鑑、椿説弓張月
【CLASS】セイバー
【真名】舜天(水着)
【性別】女性(原典では男性)
【身長・体重】240cm・855kg
【肌色】白 【髪色】銀 【瞳色】蒼
【スリーサイズ】「どこのこと?」
【外見・容姿】サイドテールの美少女の肩から先と腹から下が重機になったようなロボ。
第一再臨:普通の水着。機械部分は水上バイクっぽい洗練されたデザイン。
第二再臨:かりゆしウェア。機械部分から観光宣伝用ののぼりや調理用のコンロが生えている。
第三再臨:琉装。機械部分はド派手な黄色と赤にペイントされている。
【地域】沖縄本島
【年代】A.D.1166~A.D.1237(享年72歳)
【属性】秩序・夏
なお、夏場は彼女にとって「繁忙期」なので全然浮かれてはいない。夏の南の島に対する価値観は、観光客と現地人では違う。
【天地人属性】地(土着伝承としての側面が強く、機神由来の「天」から変化している。)
【その他属性】王・機械・ヒト科以外・源氏・夏モード・南国
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A+ 敏捷:C+ 魔力:C+ 幸運:B 宝具:A
機神由来の鋼の身体・源氏由来の戦闘技術・沖縄の守護者としての神秘と観光おもてなし精神。>>216
【クラス別スキル】
対魔力:A
セイバーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。Bランクでは、魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。「椿説弓張月」においては、妖僧・曚雲法君を打倒したとされる。
騎乗:-
「乗れるように、見える?」
サマー・アイランド!:A
ヴラド公の「護国の鬼将」と似て非なるスキル。あらかじめ地脈を確保しておくことにより、特定の範囲を"自らの領土"とする。
領土範囲内では自身の知名度補正が最大化されるとともに「沖縄」属性が付与され、筋力ランク、耐久ランクおよび観光地ランクが向上する。
海洋仙術躯体:B
弓張月において、舜天は海難により一度死亡し、天孫氏の祖たる仙人の術によって蘇ったとされる。これは、仙人の術によって為朝の遺骸から鋳造されたことを指すのだ。
……実は「沖縄の王」でありながら、この逸話から泳ぐことはできない。海は苦手。比重が金属なので沈む。
【固有スキル】
琉球古武術:A
琉球古王国を由来とする「手(ティー)」という格闘技を習得している。中国武術に源流を持ち、琉球舞踊と一体化することで発生した技術であり、空手の原典。
ならびに自身の肉体の一部としてヌンチャク・トンファーを展開可能であり、こちらも琉球の開祖として最大ランクで扱うことが可能。
舜天はその伝承上の学習力の高さから、重機並みのパワーを赤帯レベルの精度で振るうことができる。>>217
G(ゲンジ)・アームズ:A
舜天が父・源為朝より受け継いだ黄金の太刀と24発の矢、すなわちレーザーブレードおよびミサイル。その源流はギリシャの機神技術にまで遡る。
どこからどう見ても未来兵器なビジュアルとは裏腹に源氏由来の剣術・戦闘技術を完全に習得しており、振ると法螺貝が鳴るとともに源氏を鼓舞する機能までついている。法螺貝はついでに夏に浮かれた奴らも鼓舞する。
南洋幻想~ニライカナイ~:B
南の島へ人間が抱く無意識の憧憬、その概念。「沖縄」の特性を付与された攻撃を受ければ、観光気分に気が緩む。最終的には琉球幻想のニライカナイに取り込まれ、現実世界からドロップアウトする厄介な洗脳能力。
元より南国出身の対象には効果が薄いが、逆にすでに浮かれている相手には有効に刺さる。
【宝具】
「我が身に連なる総てをここに。これぞ我が島、我が城(ぐすく)。島史充填、『斎場弓張月(せーふぁーゆみはりづき)』!!」
「受け継がれる島のリズム、ここにしかない体験が、あなたを待っている。『ようこそ沖縄、我が首里城へ(めんそーれ、うちなーぐすく)』 お金も落としていってくれると、嬉しい。」
『ようこそ沖縄、我が首里城へ(めんそーれ、うちなーぐすく)』
ランク:A 種別:対島(自身)宝具 レンジ:100 最大捕捉:146.7万人
初代琉球王として自身の王国を取り込み、自身の機体を拡張する宝具。固有結界に似て非なる大魔術。
王城としてのグスクに留まらず、自身の系譜に連なるものとして琉球空手や沖縄米軍基地、果てはビーチや水族館なども取り込む。本質的には部分的な人理砲に近い性質の宝具。
ランク自体は極めて高く、歴史そのものである神秘の量・質も相当のものであるが、8割以上が非戦闘の観光用の機能となってしまっている。
巨大なメカ・ジンベエザメに乗って突貫、歴史そのもので構成された光の斬撃を喰らう相手は刹那のうちに体感上映時間3時間38分(+エンドロール16分)の沖縄観光紹介映像を流し込まれる。>>218
【Weapon】
アレスブレードヌンチャク:機神アレス由来の『光剣』。伝承において為朝から受け継いだ黄金の太刀。
今回の召喚では琉球発祥の武器「ヌンチャク」の要素を得て調整されており、ヌンチャクの両側からレーザーブレードが出た状態になっている。
アルテミスキャノントンファー:機神アルテミス由来の『大弓』。伝承において為朝から受け継いだ24発の弓矢。
今回の召喚では琉球発祥の武器「トンファー」の要素を得て調整されており、トンファーの両側から魔力放出することでの立体機動が可能。
腕と接続していることで通常トンファーに必要な「握り込む」動作が不要であり、ヌンチャクや空手と両立可能なのが長所。
【解説】
琉球初代王舜天が、その性質から沖縄の歴史のすべてを取り込んで召喚されたもの。ロムルス王がローマの歴史総てを扱えるのに近い理屈である。
サーヴァントとして現界するにあたり今回の舜天は「沖縄の王」としての側面が強く出ており、観光客の誘致に極めて積極的。
「エンジョイ沖縄。楽しんで沖縄。夏休み以外も来てくれると嬉しい。」
「王というより明らかに観光大使のそれじゃな!(ノッブ)」「おもてなし武将隊に言われたくはない(舜天)」>>219
【FGO性能】
クラス:セイバー
レア度:☆4
基本ステータス:HP12022/ATK9760
コマンドカード:QAABB
《クラススキル》
◆対魔力:A
自身の弱体耐性をアップ(20%)
◆騎乗:-
なし
◆サマー・アイランド!:A
自身に「フィールドを〔水辺〕および〔陽射し〕にする」状態&「南洋幻想」を無効にする状態を付与。
◆海洋仙術躯体:B
自身のArtsカードの性能をアップ(10%)&毎ターンNP獲得状態を付与(4%)&〔夏モード〕に対する防御劣位状態を付与【デメリット】
◆星の砂の加護:C
ストーム・ポッド使用時のバトルにおいて、自身のBusterカードの性能をアップ(10%)
《固有スキル》
◆琉球古武術:A(初期CT:8)
自身の攻撃力をアップ(3T)&「通常攻撃時に自身が無敵状態でなければ、自身に無敵状態を付与(1回・1T)する状態」を付与」(3回)>>220
◆G・アームズ:A(初期CT:8)
自身の宝具威力をアップ(3T)&味方全体の〔源氏〕のNPをチャージ[Lv:10~20%]&味方全体の〔夏モード〕のNPをチャージ[Lv:10~20%]
◆南洋幻想~ニライカナイ~:B(初期CT:10)
〔南国〕でない敵全体に「南洋幻想」状態を付与(5T)、その後、〔夏モード〕の敵全体に「南洋幻想」状態を付与(5T)[Lv:Arts耐性ダウン]。
南洋幻想:確率で「スタン(固定30%)」+「Arts攻撃耐性ダウン(Lv依存、10~20)」が発生する状態。1度スタンにかかれば南洋幻想状態は1つ解除される。スタンを付与する確率は弱体耐性は無視される。恐怖の変種。
〔南国〕:インド鯖、中南米鯖、海賊鯖、ワンジナ、徴姉妹、エミヤ〔アサシン〕、舜天、ヤドカリ、半魚人、海魔、シャークパイレーツ(乾燥地帯であるエジプト・中東鯖は含まないが、アリマゴ島出身のエミヤ〔アサシン〕は対象。なお、原作FGOでは存在しないがポリネシア伝承出典のサーヴァントも当然「南国」である。)
《宝具》
『ようこそ沖縄、我が首里城へ(めんそーれ、うちなーぐすく)』
ランク:単体宝具 種別:Arts
敵単体に超強力な〔南国〕でない敵特効攻撃〔Lv〕&「南洋幻想」状態を付与〔OCでArts耐性ダウンが上昇 10~30%〕
《性能》
アビゲイルに近い「恐怖」軸のサーヴァント。恐怖にArts耐性ダウンが付いた強化能力「南洋幻想」を扱う。長期戦での相手の妨害役に向き、逆に周回性能は終わっている高難易度向け☆4セイバー。
存在するだけでフィールドに「水辺」および「陽射し」を付与するクラススキル「サマー・アイランド!」もピンポイントのギミックブレイカーとしては強力であり、張角のお株を奪う性能。
【コメント】
夏、即ち水着鯖の季節。ということで、琉球初代王メカ舜天が水着鯖に。
通常の水着鯖は「水着で浮かれる」人たちだが、舜天は沖縄の王なので「観光客をもてなす」立場にある。
wiki追加・SS使用可能です。すみません
wikiの方のイメージソングのところは、ここでいったん書き込まれてからじゃないと編集しない方がいいでしょうか?>>223
分かりました
そういうわけであれば、ゴモラズビースト/グイベルの個人的イメージソングを
前半戦YouTubehttps://youtu.be/avztDuCO9k8
後半戦YouTubehttps://youtu.be/-RsLGZHET5c
【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】与謝野晶子
【異名・別名・表記揺れ】鳳志やう(本名)、與謝野晶子
【性別】女性
【身長・体重】160cm・44kg
【肌色】黄色系 【髪色】黒 【瞳色】黒
【外見・容姿】
第一再臨:長い黒髪をひとつ結びにしている、赤いビキニの上に薄手のパーカーを羽織って日傘を差した姿
第二再臨:パーカーを脱いだ、赤い水着姿
第三再臨:サンバの衣装のような羽飾りが追加され、手足に炎を纏う
【地域】日本
【年代】1878〜1942年
【属性】中立・夏
【天地人属性】人
【その他属性】人型・夏モード
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:C 魔力:C 幸運:A+ 宝具:C>>225
【クラス別スキル】
狂化:D
バーサーカーの与謝野晶子はアーチャークラス時に見せていた文人としての立ち振る舞いはなりを潜めている。だいたい普段の三割増しでうるさい。
【保有スキル】
ビーチフレア:C
海辺でどれだけ衆目(あるいは異性の目)を集められるかを示すスキル、ビーチフラワーの亜種。
水着に着替えた与謝野晶子の言動は良くも悪くも炎のように衆目を集めてしまう。
猛く戦へ:B
アーチャー霊基のスキル『君死にたまふことなかれ』とは真逆の強力な攻撃バフを付与するスキル。
戦嫌いの晶子にも、心が昂る瞬間というものはある。それが夏ならなおさらだ。
情熱の恋夏:B
夏は燃え上がる恋の季節。
よって、いつもより数倍暑苦しくお送りします。
ラブラブ。>>230
《宝具》
『火の鳥(メラメラハート・オーバーフロー)』
ランク:C 種別:Buster
敵単体に超強力な攻撃
&やけどを付与(5T/OC:500~2500)
+自身に「やけど状態の時、攻撃力がアップする」状態を付与(3T)
自身にやけどを付与(5T/500)【デメリット】
《性能》
アーチャー時とは打って変わって攻撃的な性能になり、自身も殴れるようになった。
自身がやけど状態の時は攻撃性能がアップするためメインアタッカーとして使用するならなるべくやけど状態を維持したい。
但し、打たれ弱いバーサーカーかつターゲット集中持ちでありながら自前で防御アップ系のスキルを持たないため長期戦では防御面のサポーターが欲しいところ、あるいは退場時に効果が発動する礼装を持たせても良いかも知れない。今更だけどアーチャーの与謝野晶子にFGO性能を追加
《FGO性能》
与謝野晶子
クラス:アーチャー
レア度:☆1
基本ステータス:HP7256/ATK9376
コマンドカード:QAAAB
《クラススキル》
◆単独行動:B
自身のクリティカル威力をアップ
◆対魔力:E
自身の弱体耐性をアップ>>233
《宝具》
『乱れ髪(ラブラブハート・オーバードライブ)』
ランク:D 種別:Arts
自身のアーツ性能アップ(1T)
+自身を除く味方全体〔女性〕のスター集中度アップ(1T/3000%)
&攻撃力アップ(1T)
&クリティカル威力アップ(1T)
《性能》
NP関連のスキル2つにアーツ三枚という宝具回転率の高さを活かして、味方女性のクリ殴りを強化するクリティカルサポーター。
宝具の効果は1ターンしか持続しない代わりに宝具のスター集中の倍率は高くバーサーカーでもスターを集めることが出来る。>>231
【コメント】
設定自体は以前からあった水着の与謝野晶子、物理的に燃えている。
宝具名は通常時と同じく自身の詩集が元ネタ。
ちなみにアーチャークラスは星1から星5まで揃いました。リクエスト鯖
【元ネタ】史実
【CLASS】アヴェンジャー
【真名】崇徳院
【性別】女
【身長・体重】156cm・37kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:A 幸運:D 宝具:A
【クラス別スキル】
復讐者:EX
アヴェンジャーのクラススキル。復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変化する。
忘却補正:A
アヴェンジャーのクラススキル。人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。
自己回復(魔力):B
アヴェンジャーのクラススキル。復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。微量ながらもNPが毎ターン回復する。
神性:C-
現人神の系譜を示す神霊適性。死後の信仰による補正はない。それどころか怨霊としての側面によりランクは低下している。>>236
【保有スキル】
大魔縁:EX
アヴェンジャーが呪詛によって変じたとされる幻想種の銘。無辜の怪物、自己改造の複合スキルであり、アヴェンジャーは女天狗に変生している。
妖術:B
悪左府・藤原頼長に習った呪術と、変生によって獲得した天狗の神通力からなる複合スキル。
屍山血河:A
アヴェンジャーの遺体は棺に納められてなお、血を溢れさせたとされる。戦闘続行スキルの亜種で、敵味方問わず、アヴェンジャーが認識した犠牲の数だけ復活する。
【宝具】
『魔道回向・落星 (まどうえこう・らくせい)』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:9999
アヴェンジャーがその一身に集める恨みや怨念を、妖術をもって質量化し、擬似的な隕石として落下させる大妖術。天狗は本来、中国で流星を示す言葉であり、それに変生するアヴェンジャーもまた流星とそれ連なる事象との縁を深くしている。
【Weapon】
『団扇』
天狗の団扇。誰かに貰ったらしい。>>237
【解説】
日本平安時代末期の人物。皇室血統に生まれ、幼くして天皇位を継いだ。しかし、政争に敗れ、讃岐に流される。朝廷を恨む理由があり、後に災いが降り掛かったこともあって、日本三大怨霊の一人と見做されている。
ただし、白峯神宮にて祭神とされており、讃岐の守護神として信仰を集めてもいる。
アヴェンジャークラスの召喚により、その容貌は生前より逸脱しており、女天狗の姿をしている。しかし、生前も女だったのではないかと邪推してしまいそうなほどに言動は女性的である。
史実によれば、男性であり、子を成した記録もある。しかし、種を疑えばきりはなく、過去の血縁を証明する手段はないため、実は女性であってもおかしくはない。素直に捉えるなら、晩年に髪と爪を伸ばし続けて呪詛としたので、長い髪から女性化した可能性の方が高い。また、神霊の側面もあるので、アヴェンジャーの霊基、怨霊の側面に対する対照として反転したとも考えられる。
とにもかくにも、怨霊の側面で現れながら、基本的には大人しい性格をしており、また他の大怨霊である魔人や雷神と異なり武才はない。ちまちまと遠距離戦を好む。
【wiki登録】可>>240
【保有スキル】
アノテーション:A
多くの書物に註解(アノテーション)を加えた彼女の功績がスキルと化したもの。
対象の真名が判明している場合、対象のスキルや宝具、あるいは存在そのものに対し、注釈を加えることで神秘性を損なわせ弱体化させる。
数学的思考:B
冴え渡る計算によって、ヒュパティアは常に最適最善の戦闘行動を取ることができる。
もっとも、本人は「戦闘ですか、暴力は好きではないのですが……」という反応ではあるが……
千里眼:C
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
ランクが高くなると、透視、未来視さえ可能になるが、Cランクではその域には達しない。
ヒュパティアの千里眼は天文学者としてのもの。>>241
【宝具】
『叡智の蹂躙(スファギ・オストラコン)』
''ランク:D++ 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:10人''
ヒュパティアが暴徒によって牡蠣の殻や陶片で皮を剥がれ、殺 害された逸話が昇華した宝具。
真名を解放すると、自身の周囲に無数の牡蠣の殻や陶片が出現する、かつて自身の命を奪った凶器はヒュパティアの宝具として昇華されたことで、自身を守護する防壁へと反転した。
牡蠣の殻は敵の攻撃を受け止める盾となり、浮遊する陶片は刃の竜巻となって近付く敵を容赦なく切り刻む。
また、この宝具はヒュパティアの憎悪と結び付き、強い信仰心を持つサーヴァント、特にキリスト教や聖職者、聖人の属性を持つ者に対して絶大な威力を発揮する。
【Weapon】
『アストロラーベ』
古代から中世にかけて使われた天体観測器具。事実とは異なるが、ヒュパティアが発明したという説が語られることもある。>>242
【解説】
ヒュパティアは、4世紀末から5世紀初頭にかけて、古代ローマ帝国領エジプトの都市アレクサンドリアで活躍した、新プラトン主義の哲学者、天文学者、数学者である。
彼女は父であるアレクサンドリア図書館の数学者テオンから学問を継承し、多くの弟子を抱え、男女を問わず分け隔てなく教えを説いた。当時のアレクサンドリアはキリスト教徒と非キリスト教徒の対立が激化しており、その渦中にあって、彼女は理性を重んじる学問の道を貫いた。
彼女の功績として特筆すべきは、当時の学術書の多くに註解を加えたことである。ディオファントスの『算術』やアポロニウスの『円錐曲線論』など、数々の古典に彼女の注釈が書き加えられたことで、後世の数学や天文学の発展に大きく貢献した。
しかし、彼女の知性と政治的影響力故に、彼女は当時のアレクサンドリア総督オレステスと、キリスト教の司教キュリロスとの政治的対立に巻き込まれることになる。
キュリロスはヒュパティアを「異教徒」として非難し、彼女の存在がキリスト教の権威を脅かすものと見なした。キリスト教徒にとって彼女は異端の思想の象徴でもあった。
そして、415年、ヒュパティアは暴徒化したキリスト教徒によって襲撃される。彼らは馬車で通勤中の彼女を馬車から引きずり降ろすと教会に連れ込み、牡蠣の殻や陶片を使って彼女の肉を削ぎ落とし、惨殺した。
彼女の死後、アレクサンドリアの学術活動は急速に衰退し、彼女は「古代における最後の哲学者」と呼ばれることとなった。>>246
【固有スキル】
ロイヤルカード:C
水着獅子王が持つものと同一の、カードを操る技能を示すスキル。
カジノオーナーとしてのイメージから与えられたものであり、様々なカードゲームを巧みに行える。
武器としてカードを用いることもしようと思えば。
黄金律:A+
人生においてどれほどお金がついて回るかという宿命を指す。
一国家の財政を未来まで支えるだけのカジノを創り上げたキャスターは、それだけでもAランクに値するが、その類稀な経営手腕によって更なる増収を行うことができる。
モナコ・ヴィル:EX
直訳するとイタリア語で「モナコの岩」。
モナコ公国最古の領地であり、かつてヘラクレスがこの地に渡ったとされる丘陵。
その存在はモナコ公国とそこに息づく人々の長きにわたる繁栄を証明している。
加えて、キャスターの宝具発動時にはその維持力を底上げすることとなる。
>>247
【宝具】 『輝き誘う、遊興の霊峰(カジノ・ド・モンテカルロ)』ランク:A+ 種別:対衆宝具 レンジ:1〜70 最大捕捉:4000人
キャスターが生前考案・建設を指揮し、今なおモナコ公国の財源を支え続けるモンテカルロカジノが宝具へと昇華されたもの。
宝具の発動と同時に王城を思わせる外観の、煌びやかなカジノの本館が出現してレンジ内の対象を内部に閉じ込める。
カジノ内では各種ギャンブルに勝利することが戦闘に値するものとするルールが強制され、武力以上に知力及び幸運がものを言うある種の固有結界が形成される。
また、カジノ内ではドレスコード規定が定められており、夜会服やドレスの着用が義務付けられる上に各種武器の持ち込みは厳禁。
外部から物理的手段で破壊を狙う際には、そのカジノでの収益が一つの国家を支え続けたという逸話故に、対国宝具以上の火力が必要となる。
まさしく黄金魔境。>>248
【解説】
カロリーヌ・ジベールは1793年7月18日にフランスはクーロミエの裕福な家庭に生まれた。
モナコ公家との関係を持つに至った理由には異父兄の結婚や、女優業をしていた際に同じ劇場に出ていたフロレスタンと出会った等の複数の説があるが、最終的にはモナコ公子フロレスタンと1816年に婚約することとなる。
当時のフロレスタンは彼の義兄にしてモナコ公であったオノレ5世から徹底的に邪魔者扱いされており、王としての教育も資金力も不十分なものであった為、カロリーヌとの結婚も裕福な実家からの持参金を当てにした故と捉えられている。
初めは逆境に置かれたカロリーヌであったが、公家入りすると直ぐに経営・外交面で類稀な才能を発揮し、オノレ5世の死後、夫が正式にモナコ公となった後は実質的な国営を任された上に、前王が秘密裡に抱えていた諸問題さえもすぐさま理解し、巧みに解決して見せたと言う。
だが、外部から来た皇妃が政治に深入りする様はフロレスタンの統治への不満に繋がり、公世子のシャルルにその点を指摘された際には「私は家族の幸せの為に、責任を果たしたいだけです」と返すしかなかったと言う。
大きな転期となったのが、フロレスタンへの不満の中でマントンとロクブリュヌの2都市でのミラノからの独立の気運が高まりであり、ミラノ側が多くの手立てを持ってしても革命の勃発は防げず独立。
この失敗を持ってフロレスタンは1848年に廃位され、息子のシャルルが新たなモナコ公となった。
翌年フロレスタンはモナコ公に復帰したが、人心と経済への痛手は到底見過ごせるものではなく、この現状を打破するためにカロリーヌは一大プロジェクトとして国営の大規模カジノ施設、すなわち現在の"カジノ・ド・モンテカルロ“の建設を打ち立てる。
カジノエリア内でモナコ公国民が遊ぶ・働くことを禁止することによってカジノは莫大な外貨取得の場となり、更にフロレスタンの死後、プロジェクトを引き継いだ次王シャルルの時代にはスパや劇場などを含んだ大規模リゾートとして拡大され、リゾートとしての完成から現代まで、モナコの収益のほとんどはこのカジノによってもたらされている。
その後もカロリーヌは経済面に関わり続け高い成果を挙げたが、1879年11月25日に86歳で逝去した。
>>249
【人物・性格】
カジノオーナーとしての性質を与えられてはいるが、運否天賦に全てを任せることを嫌い、実力を持って運を支配することこそ至上と考えるタイプのリアリスト。
その一方で身内に対してはどれだけやらかしたり、無能であったりしてもどうにも手を貸さずにはいられないお人好しな面もある。
その2面性を存分に使って周囲との関係構築を行う為、その印象すらも彼女の掌の上なのかもしれない。
イメージカラー:紅白色
特技:経営、計算、ギャンブル
好きなもの:家族、モナコ公国
嫌いなもの:イカサマ、財政破綻
天敵:息子(シャルル3世)、ジョセフ•ジャガー
聖杯への願い:モナコの繁栄、後は夫がもう少ししっかりしてくれること
【一人称】私(わたくし) 【二人称】貴方 【三人称】○○様>>251
【コメント】
公式水着鯖のスキルを流用できないかと考えて作成してみたもの。
カジノ名にあるモンテカルロとは"シャルルの山"と言う意味なので、現地でのカジノの功績はどちらかと言えば息子寄りの認識なのかもしれない。
他クラスへの適性は水着獅子王的にもルーラーか。
【Wiki登録・SS使用化】リクエスト鯖
【元ネタ】『ラーマーヤナ』
【CLASS】バーサーカー
【真名】クムバカルナ
【性別】男
【身長・体重】183〜cm・76〜kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力:A++ 耐久:B++ 敏捷:C++ 魔力:EX 幸運:D 宝具:EX
【クラス別スキル】
狂化:A+++
理性を喪い、食欲に忠実に行動する。
【保有スキル】
火砕蹂躙:A++
怪力、魔力放出の複合スキル。生命の創造を無に帰すとまでされたその食欲を火炎の魔力として放出し、羅刹の怪力とともに敵を蹂躙する。
砕折されし牙:EX
生誕して間もなく、その食欲を危惧したインドラに害されるも、インドラの乗った聖象アイラーヴァタの牙を折って撃ち返したとされる。
天災の大魔:EX
羅刹最大の巨躯を誇り、山と見紛う大魔であることを示す。肌は黒く、血と脂の臭気を発し、吐息は強風と変わりなく、雄叫びは百の雷の如く、さらに怒りによって火を吹いた。>>253
【宝具】
『休眠の呪言 (ニドラ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
ブラフマーの掛けた呪い。当初は永眠する呪いであったが、ラーヴァナが呪いの緩和を求めたため、ブラフマーは6ヶ月間の眠りと1日の目覚めを繰り返す呪いとした。言葉の王とも呼ばれるブラフマーの呪いはこのように融通が利くらしく、サーヴァント化に伴い、6日間の眠りと1日の目覚めに変化している。なお、休眠中のバーサーカーは、ダメージを受けない。生前も一万頭の象に踏みつけられる心地よさを感じるまで、何をしても目覚めなかった。
『喰滅の大口 (クムバカルナ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
大口を開けて敵を喰らい飲み込むバーサーカーの性質が宝具となったもの。攻撃にドレイン効果を与え、霊基を巨大化させる。巨大化に伴い、ステータスも上昇する。上限はないが、休眠すると効果が消失するため、実質は『休眠の呪言』がリミッターの役目を果たす。
【Weapon】
『砕折されし牙』
聖象アイラーヴァタの牙。あらゆる障害を排除する性質があり、炎や雷など形のない事象さえ撃ち払う。>>254
【解説】
インド神話の叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する羅刹族。魔王ラーヴァナの弟にして、羅刹最大の巨躯を誇る生命あるモノすべての大敵。
生誕して間もなくして、神々の王インドラを返り討ちにして、創造神ブラフマーに呪いによって封じられた恐るべき天敵。
均衡神ヴィシュヌの化身、コサラの王ラーマと羅刹の王ラーヴァナの戦争に際して、ラーヴァナ勢の切り札としてラーマの前に立ちはだかる。なお、ブラフマーの呪いは融通を利かせたためか、絶対性が薄れて無理矢理に覚醒させることが叶った。
その巨躯を現すだけで、猿軍の雑兵を散らし、ハヌマーンをはじめとした猿将を軽々と退け、猿王スグリーヴァに山を投げつけ気絶させた。スグリーヴァを人質にしてラーヴァナの元に一旦戻ろうとしたが、意識を取り戻したスグリーヴァの反撃を受け狂乱。敵味方問わず大口を開けて飲み込んだが、ラーマの大量の矢を受けて、四肢を落とされ、大口を塞がれ、最期はインドラの矢をもってとどめを刺された。
【コメント】
どう考えても火山の喩えだこれということで、それを核にまとめました。狂属性なんで対話できませんが、生前は食欲以外は割とまとも性格なんだとか。
【ウィキ登録】可https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%AA%A5%B0%A5%E0%A5%F3%A5%C9%A1%A6%A5%C4%A5%BD%A5%C3%A5%AF
これを全体的に改修したものです。キャラ名の表記ってどうやって変更すればいんだろうか……。【CLASS】バーサーカー
【真名】オグムンド・フローキ/Ögmundr Flóki
【性別】男性
【身長・体重】250cm・99kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久A++ 敏捷E 魔力A 幸運D 宝具A+
【保有スキル】
狂化:C−
理性と引き換えに各種ステータスをランクアップさせる能力。元より怪物性を秘めた非霊長側の存在故か、自身の狂気を制御できるため、例外的に理性的な会話が可能。ただし、だからといってマスターの制御化に入るとは限らない。
道具作成:A−
本来はキャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成できる。自身の肉体の一部を触媒とし、竜脈より魔力と素材を吸い上げて巨人擬きを作る事ができるが、それ以外は何も作ることができない。>>257
トロールの苑:A
概念受胎により「トロール」の性質を有している。天性の魔スキル、怪力スキル、等との混合スキルでもある。更には「受肉精霊」が持つ“外界から魔力を汲み上げる”スキルも持ち合わせている。
妖精紋様:B
妖精が持つ特有の紋様。現代で伝わる魔術回路に相当する神代の紋様であり、オグムンドの肉体には常時浮かび上がっている。魔術で発現する“結果”のみ発生させるもので、詠唱・術式等を必要とする工程を一切無視して魔術の発動を可能にする。北欧における幻想種が集う領域にて神秘を修めているオグムンドは高ランクの魔術、呪術、幻術が使用できる。
戦闘続行:B
戦闘を続行する能力。顔面を剥がれながらも生存し、後に宿敵と相対した伝承による。>>258
【宝具】
巨濤の大海獣(ハーヴグーヴァ・リンギバク)
・ランク:A+
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜99
・最大捕捉:600人
オッドルを葬る為に利用した二体の古代巨大種(ムールクラーケ)が由来。
北欧でクラーケンと呼ばれる怪物は主にこの二体であり、これらを召喚する超質量生物兵器の宝具。
ただし、オグムンドは紐づけられた逸話によって召喚できるだけで制御はできない。召喚したら放置という無責任の極みと言える宝具だろう。
◼︎ハーヴグーヴァ
北欧で語られる海の怪物で、全ての海獣の生みの親と言われている。
クラーケンの別名ともされており、不定形な存在。「弓の名手オッドルのサガ」では海から突き出た口吻部(鼻と下顎の先端)を巨大な岩礁と間違われており、明確な体積について言及されていないが想像を絶する巨体を誇る。
その存在規模を利用した超質量攻撃を以ってすれば島を一晩で沈める事が可能。
また、北欧の海における幻想種の母という事で無数の海獣の眷属を作ることができる。
◼︎リンギバク
北欧で語られる怪物。
ハーヴグーヴァと共に登場する海獣。
ヘザー(一種の植物)で覆われており、その背面は島と間違われる規模の巨体を誇る鯨。>>259
化外領域・巨人要塞(オビグディル・ヘルランド)
・ランク:A
・種別:対軍宝具
・レンジ:100
・最大捕捉:500人
ヘルランドにて建造した要塞が由来。
宿敵たるオッドルを迎え撃つ為に形成した一種の簡易妖精領域であり、世界を書き換える固有結界ではなく、世界を侵食していく特性を有する異界常識。ただし、この宝具は「無人の土地」という絶対条件をクリアしなければ発動できない。
ヘルランドは「平らな石の荒原の土地」とされており、領域内もそのような風景が広がっている。この領域内においてオグムンドは無尽蔵に巨人を模倣した土石人形を製造できる。
◼︎ランドヴェッティル
かつてヘルランドに存在していた巨人の思念を汲み上げ、素材の一部として組み込まれている。故に呪術と魔術によって模倣された土石の巨人であってもある程度の自立思考を備えている。
ランドヴェッティルとは北欧における「地霊」。所謂、その土地の守護霊的な存在であり、動物・竜種・巨人等の姿を取る。ヘルランドを利用した模倣なのでここでの正式名称は「ヘルランドヴェッティル」である。
宝具名の由来である『オビグディル(Obygdir)』は未開拓、無人、荒野を意味する。>>260
【解説】
北欧の伝説のサガである「フラヴニスタの人々のサガ」に纏められた物語の一つ「弓の名手オッドルのサガ」に登場する人物。
オグムンド・タソック、または「エイショーヴ殺し」の意味を持つオグムンド・エイショーヴバニ等の名で呼ばれる。
サガの主人公であるオルヴァル・オッドルの生涯の宿敵。
元々はオッドルに蹂躙されたビャルマランドの小王により『オッドルを倒す存在」を望まれ、概念受胎の果てにトロールの性質を持って誕生する。
その為、幼少より既に大人と同じ体格を持ち、また幻想が集う領域にて北欧の神秘を習得するという人間とはかけ離れた性能を持っていた。
幾度となくオッドルの前に立ちはだかり戦争を扇動していたが、誘いには乗らなかった為、義兄弟であったソルズを手にかける事により怒りの矛先を向けさせることに成功する。
ハーヴグーヴァとリンギバクを利用してオッドルの船を沈めようと企むが、悉く回避されてしまったので根城にしてヘルランドまで招き入れる。
巨人と結託し、戦争を誘発させ、見事オッドルの息子ヴィグニルを討ち取ったが、復讐に駆られたオッドルにより軍勢を全滅させられ、オグムンドも顔の皮を剥がされて命を落とした。
────と思われたが、正体を隠してホルムガルド(ノヴゴロド)の新たな王として立とうとしていた。
時を同じくしてフーナランドの玉座を譲られたオッドルを和平を結び、互いの確執を解消した。>>261
【人物】
生まれついての悪であり、英雄を倒す為だけに誕生を望まれた生粋の反英雄。
ローブを羽織った長身痩躯の幽鬼のような風貌。素性を隠すように長く伸ばされた髪に、そこから覗く人間性を感じさせない鋭い魔性の瞳を持つ。
性質的には幻想的に偏っている非人間であり、自らの愉しみを優先するロクでなしの完全なる快楽主義者。当人は善悪に拘りはないと語る一方で、人類的・社会的な観点における自身の立ち位置が純粋なる悪である事も理解している。
言動は理性的で丁寧だが、性根がどこまでもスパイラルしているので、真人間であればある程オグムンドの物言いには顰めっ面を浮かべるだろう。
仮にマスターに召喚され、聖杯戦争らに付き合う場合は意外にも従順……に見えるだけ。本質的にはやはりどこまでも非人間であり、怪物なので召喚者に従う筈がないのだ。
聖杯に望む願いはない。儀式に参戦する理由は単に『自身が英雄と敵対する者』だからであり、そこに愉しみを見出しているからである。
【能力】
「狂戦士」のクラスで召喚されているが、同時に魔術師としての働きもできる。
概念受胎により「トロール」の因子を持って生まれている。北欧の伝説・サガで語られる「トロール」とは邪悪な呪術師、神代より怪物らに堕ちた幻想種、または零落し自然霊と同化した巨人の総称であり、あらゆる魔性の名を包含するので、これらの性質を色濃く受け継いだ彼はあらゆる面で人間離れした能力を有する。
特筆すべきは妖精紋様による魔術・呪術・幻術の工程を挟まず結果のみを発現させる魔術回路で、Aランク規模のものであろうとも全て容易く発動させてしまう。
必要とあれば槍杖で近接戦闘も行えるが、身体能力に任せただけの我流なので戦士らしく技術は持ち合わせていない。
上述の宝具『巨濤の大海獣』は大質量攻撃と言える対軍宝具だが、召喚しても制御できないので神秘の秘匿なぞ気にせず大暴れさせて放置を決め込むらしい。>>262
以上になります。
超絶マイナーな怪物でした。>>264
やはりそうですか……。【元ネタ】ギリシャ神話、『ビブリオテーケー』、『変身物語』
【CLASS】バーサーカー
【真名】テレウス
【異名・別名・表記揺れ】テーレウス
【性別】男性
【身長・体重】240cm・475kg
【肌色】鮮血 【髪色】鮮血 【瞳色】黒赤目
【外見・容姿】ヤツガシラや猛禽類を想起する獰猛で苛烈な鮮血色の鳥人の怪物。鳥人とはいえ、嘴に牙が生えたり鉤爪が伸びているなどどこか始祖鳥に近い。また舌がない。
【地域】トラキア
【年代】神代
【属性】混沌・狂
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:A+ 耐久:B 敏捷:B 魔力:C 幸運:E 宝具:B
【クラス別スキル】
狂化∶A
神性∶E-
アレス神の息子であるが、ほとんど退化してしまっている。>>266
【固有スキル】
軍神の加護∶A-
父親であるアレスの加護によるもの。召喚された際に何故か不安定になっており、時折不具合が起きたりもする。
怪力、精神汚染(兇)、武芸百般、蛮勇、軍神の咆哮の複合スキル。
姉妹の攻撃者∶B
もとはといえば自身が行った原因であり、逆恨みとはいえ今でも収まらぬ姉妹への怒りと殺意。
女性、特に姉妹に対し攻撃力が上がり強い特効を持つが、女性に敵対されやすく逆に攻撃力を上げさせ特攻対象にされてしまう。
カニバリズム:B+++
密かに妹を助けたプロクネーが復讐の一環として自身の息子を殺し、それを料理して食膳に出した。バーサーカーはそれを食してしまったことから。
人間の魂食いによる魔力補給にボーナス値が付き、このスキルを使えば使うほど魂喰いの効率が上昇し、効果がアップする。
また定期的に魂食いをするだけでも、マスターの魔力供給を断たれても行動できる。そして魔力消費問題の解決にもなる。
ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格は低下していく。>>267
【宝具】
『飛翔なる血塗られし凶鳥(トゥレーラ・エマーティノス・トラーキア)』
ランク:B++ 種別:変貌宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:2人
今でも収まらぬバーサーカーの怒りなのか、姉妹側の懇願によるものなのか彼女を擁護した女神側がかけた呪いなのか、限界を超えて発狂し自ら転じたのかは定かではないが自らを囚えている呪いのようなもの。人ではないのもこれが起因する。
自身のうちにある激情、憤怒、憎悪、狂気、怨念、殺意……などあらゆる負の感情と、アレスからの狂気的な祝福、それら全てを爆発的に励起させ、自身を凶悪な巨大怪鳥に変貌し、周囲に厄を振りまきながら自身の目に付く者すべてを時速数百kmの猛スピードで縦横無尽に蹂躙し、無惨に喰らい尽くす。また狂化してはいるものの、わずかながらに残った戦闘IQと思考、生前の戦闘経験を活かし臨機応変に対応することも可能。
【Weapon】
肉体
転じた自身の肉体。バーサーカーは逆にそれを利用し己の体を武器にしている。その鉤爪で肉を引き千切り、その翼で切り裂き、その嘴で抉り、その唸声に近い咆哮はソニックブームを起こし、敵に恐怖を抱かせる。時に火炎放射も放つ
無銘∶武器一式
アレス神に授けられた武器一式。人型ではないため正確性や精密動作性は劣る>>268
【解説】
トラキア王でアレスの息子。プロクネーの夫ではあるが、プロクネーと妹のピロメーラー姉妹にとって悲劇の元凶である。
ある日、アテーナイ王パンディーオーンとテーバイ王ラブダコスとの間で国境をめぐって紛争が起こったとき、テーレウスはパンディーオーンに味方をして戦に勝利した。パンディーオーンは報酬として娘のプロクネーをテーレウスに妻として与え、二人の間に息子のイテュスが生まれた。
しばらく時が過ぎ、故郷と家族が恋しくなりプロクネーが妹に会いたがったために、テーレウスがアテーナイにピロメーラーを迎えに出向いた。しかし、迎えに行く途中でテーレウスはピロメーラーに恋と同時に歪んだ欲情を抱いたのか、着いた途端に姉のもとに行かず、山奥の小屋につれていき手籠めにした。そして泣き怒って抗議するピロメーラーに逆上して舌を切り落とし閉じ込め、そしてプロクネーに連れて来る途中に妹が襲われて死 んだと偽った。
だがテレウスは知らなかった。ピロメーラーは織物で自身の惨劇を綴り、それを受け取ったプロクネーはそれを知って密かにピロメーラーを見つけて救い出し、復讐の一環としてイテュスを口封じで殺して料理にして出し、バーサーカーはそれを食してしまったこと。そしてプロクネーとピロメーラーは彼を大いに責め立て逃亡した。それを知り発狂したテレウスは激情し武器を持って姉妹を追いかけた。
ポーキスのダウリアで追いつかれそうになった際に彼女たちが願ったのか、見てはいられぬと神々の手によるものかプロクネーはナイチン ゲールに、ピロメーラーはツバメになり、またテーレウスも神々の影響なのか逆恨みの怒り及び狂気によってそれを追いかける鳥となった。
その後鳥になった三人がどうなったのかは誰にもわからず、神のみぞ知る結末である。>>269
【人物像】
伝承にて人から鳥になったとされているが、サーヴァントとして召喚された際に何故か人ではなく鳥に近い鳥人型の怪物として現界している。
僅かながらに戦闘知恵や思考は残ってはいるものの狂化故に会話することもできず、唸り声に近いものをあげるのみ。
性格も怪物そのものであり敵味方問わず襲いかかるなど凶悪的で、本来の面影は見受けられず詳細は不明だが、元妻曰く『不埒で強いだけの見た目と猫かぶりがいいク ズ』とされているらしい。
生前行ったピロメーラーへの蛮行に対し反省しないどころか姉妹に逆恨みに近い感情を抱いており、どこかで出会ったら蹂躙して『放送禁止用語』してやるとのこと。プロクネーとピロメーラー逃げて。
実力は本物だが性格と制御に難アリなため、マスターが女性及び姉妹持ち、または姉か妹を持ってた場合、気をつけたほうがいい。
【コメント】
ギリシャ神話の神様以外で1.2を争うク .ズで女の敵になりそう。色んな意味でアマゾネス姉妹と合わせたらどうなることやら
【元ネタ】インド神話
【CLASS】グランドアーチャー
【真名】カルナ=スーリヤ
【異名・別名・表記揺れ】日天
【性別】男性
【身長・体重】178cm・65kg
【肌色】白 【髪色】赤【瞳色】銀
【外見・容姿】霊衣『燃える三神の衣』姿のカルナ、額には第三の眼が開眼している
【地域】インド
【年代】神代
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:B 耐久:A 敏捷:A+ 魔力:A+ 幸運:A 宝具:EX>>273
【保有スキル】
魔力放出(紅炎):A+
武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
太陽であるスーリヤの放出する熱と光は神々ですら耐えがたいものであった。
太陽神の眼:A
天空より地上の人々の行いを監視するスーリヤの性質がスキルとなったもの。
あらゆる物事の真実を見抜き、嘘や偽りを暴く。言葉による弁明、欺瞞に騙される事がない。
しかし、妻サンジュニャーの影から生み出されたチャーヤーをサンジュニャーと間違えたまま生活するというエピソードが残されている、神霊クラスには効果が無いのか、それともサンジュニャーが別格だったのか……
神性:A+
神霊適性を持つかどうか。最高位の太陽神であるスーリヤは、神霊そのものであり、そのランクは最高峰。>>274
【宝具】
『日天、地を照らす(スーリヤストラ)』
''ランク:EX 種別:対国宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000''
額の第三の眼から放たれる、太陽そのものを凝縮した灼熱の光線。
スーリヤの最も根源的な力であり、地上を焼き尽くす一撃。その射線上に存在するあらゆる物質を原子レベルで蒸発させる。
この光線は物理的な破壊だけでなく、概念そのものを消滅させる。
この宝具を発動する際には、莫大な魔力を消費するため、単独での使用は一度限りとなる。
『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)』
''ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人''
由来:カルナの母クンティーが未婚の母となることに恐怖を感じ、 息子を守るためにスーリヤに願って与えた黄金の鎧と耳輪。
太陽の輝きを放つ、強力な防御型宝具。光そのものが形となった存在であるため、この鎧は神々でさえ破壊は困難とされる。
性能は通常のカルナが所有するものと同一。
【Weapon】
『無し』
武具など不要、真の弓兵(グランドアーチャー)は眼で殺 す。>>275
【解説】
スーリヤはインド神話における最高位の太陽神であり、天空の主神の一柱。天空を照らす光そのものにして、熱と生命の根源を司る神。
ヴェーダ時代から崇拝される古き神であり、サンスクリット語で「太陽」を意味する名を持つ。
彼は七頭の馬に引かせた黄金の戦車を駆り、日ごとに天を巡る。この戦車は宇宙の秩序を保つ重要な役割を担っている。その姿は黄金の髪と三つの眼、四本の腕を持つ美しい若者とされる。
彼は全ての生き物に生命を与え、地上のあらゆる事象をその光によって見通す、偉大な神である。
神々の王インドラとは太陽神と天候神という関係性から、インドラをライバルと見なしている。
また、スーリヤはマハーバーラタの大英雄カルナの実父でもある。カルナの母クンティーの要求に応じ、カルナに黄金の鎧と耳飾りを与えた、これによりカルナは不死身の英雄となったのだが、インドラの策略により鎧を失ったカルナは不死性を喪失し、宿敵アルジュナの矢に倒れた。
この時、カルナの戦車は車輪が地中に沈み動かなくなっていたのだが、スーリヤとインドラの間にも同じような逸話があり、スーリヤとインドラが戦ったとき、インドラはスーリヤの戦車の片方の車輪を「外す」あるいは「埋め込む」ことによって勝利したという
死後、カルナはスーリヤと一体化した、この事からサーヴァントとして現界したスーリヤは現世に適した姿としてカルナの姿を取る。>>276
【人物・性格】
外向的・能動的。
正義という言葉を体現したような公明正大な人物、悪を裁くことは自身の役割ではないと考えており、悪に直接手を下すことはしないが然るべき所へ報告はする。
地上の人々の行いを監視する神としての眼力は相手の隠しておきたい秘密や嘘を見抜いてしまう、さらに質の悪いことにそれらの秘密を黙っておく事の出来ない性格であり、スーリヤと相対した者は直ちに秘密、嘘、偽滿を白日の元に晒されてしまう。
その歯に衣着せぬ物言いは、カルナをよく知る者であれば「なるほど、確かにアレはカルナの父親だ」と納得するだろう。
インドラことは不倶戴天の敵として嫌っており、いつか決着を着けたいと思っている。スーリヤは本来召喚に応じるような存在ではないのだが既にインドラが現界している場合のみ例外的に召喚可能。
アーチャーのカルナが持つ神弓ヴィジャヤや『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』といったインドラ由来の武具を置いてきたため、拳闘主体のボクサースタイルで戦う。
イメージカラー:紅蓮
特技:戦車の操縦
好きなもの:カルナ
嫌いなもの:雲、卑劣な行い
天敵:インドラ、アルジュナ
願い:無し
【一人称】オレ 【二人称】お前 【三人称】彼、彼女>>277
【因縁キャラ】
インドラ:宿敵。カルナから「黄金の鎧」を奪った相手であり、その行動を許してはいない。しかし、インドラもまた自身の息子であるアルジュナのために行動したことを理解しており、複雑な感情を抱いている。
カルナ:自身の息子にして、現界の依代。腕が少ないと愚痴を溢していた。
アルジュナ:息子を殺した仇敵。だが、神として彼を裁くことはせず、むしろその強さと正しさを認めている。
【コメント】
リクエスト鯖
スーリヤがサーヴァントとして出てくるならスーリヤと一体化したカルナになるだろうなと思ったのでカルナをベースに冠位戴冠戦のグランドサーヴァントをイメージして作成しました。「神話美青年バルドルさんのお出ましだ!」
【元ネタ】北欧神話
【CLASS】ライダー
【真名】バルドル
【性別】男
【身長・体重】203cm・129kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:B 耐久:EX 敏捷:C 魔力:A 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
不死身の逸話を有するライダーはいかなる魔術によっても傷つかない。ただし、ヤドリギの魔術は除く。
騎乗:A
一部の例外を除く万物に愛されるライダーはいかなる乗騎をも乗りこなすことができる。ただし、竜種は除く。
神性:A
大神オーディンの子であるライダーは最高ランクの神霊適性を有する。本来であれば神核を有して然るべきだが、一度死.んでいるためか保有していない。>>279
【保有スキル】
白い君主:EX
ライダーの名に込められた意味だとされるもの。賢明にして雄弁、優柔不断ながら優しさに満ちた理想の美青年だとされる。
冥海の航海者:A
生と死の境界を渡る船を駆る才能。本来、ライダーは操船をせず、船葬されることで流れるままに冥界に辿り着いたはずであるが、なぜか高ランク。冥海は星明かりさえもない暗黒の海であり、光の神であるライダーはただそこにあるだけで導の光となるということかもしれない。
刻銘兵装:EX
ライダーが神代のルーンを用いて実装した兵装群。冥府領域ヘルヘイムに辿り着く不名誉とされる死者たちの銘を刻む存在証明型神造兵装。たとえ不名誉であろうとも積み重ねた人生の重さを載せた砲弾である。>>280
【宝具】
『不変の母性愛 (ブレイザブリク)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
ライダーの母フリッグによって約束された万物に対する無敵性。ライダーはいかなるモノにも傷つかなくなったとされる。ただし、まだ幼く約束することのできなかったヤドリギだけはその身を傷つけることができる。宝具としては、Aランク以下の攻撃を無効化するがヤドリギを用いた攻撃によってその召喚ではこの宝具を永久に喪失する。
『生と死の境界を渡れ、葬送の船 (モーズグズ・フリングホルニ)』
ランク:EX 種別:対冥海宝具 レンジ:- 最大捕捉:?
ライダーが所有するとされた北欧神話で最大の船フリングホルニ。ライダーの死に伴い、ライダーの死体を乗せて火葬されたとされる。宝具として展開したとき、フリングホルニは燃え上がっているが、この炎が生者を傷つけることはなく、死者であれば怨念のみを燃やして安らかにしてくれる。端的に言えば、冥府へと送ってくれる豪華客船である。生者は生きたまま冥府へ連れることが可能。
『生と死の境界を渡れ、復活の船 (モーズグズ・ナグルファル)』
ランク:EX 種別:対冥海宝具 レンジ:- 最大捕捉:?
冥府から地上へと帰還するフリングホルニ。便宜上のためかライダーはナグルファルと呼称するが、それが神話に語られる死者の爪で造られた巨人の船と同一かは定かでない。死とは本来、不可逆であり、それに抗う航海を冥海は認めない。そのため、特殊な加工が必要であり、それが死者の爪による補強だとも。冥府の属性を強く染み込ませた船体からは凍えきった冷気を発し、近づくだけでも凍死しかねない戦船である。>>281
【解説】
北欧神話に名を連ねる光の神。大神オーディンとフリッグの子。女神ナンナを妻とし、司法神フォルセティを息子とする。
神話に曰く、白く輝く美貌の持ち主で、賢明にして雄弁、万物に愛される優しく善良な神。優柔不断でその無敵性のために少々機敏さに欠けるのが玉に瑕。公式チートじみた描写で表されながらしかし、バルドルは神として崇拝された形跡がなく、ただ戦士であったとされることもあり、英霊としての格までダウンサイジングしている。
無敵であったがしかし、唯一の弱点を異母弟ヘズに点かれることで死.んでしまうバルドルだが、だいたい悪神ロキのせい。しかし、ラグナロクを越えた新世界には復活することになるとされる。
召喚されたバルドル曰く、その死の真相には悪神ロキの親バカが動機にあり、冥府神ヘルの良き友となってくれるように願ってのことだったとか。実際に、バルドルのケニングには「ヘルの友」が存在する。当のヘルは特に友を必要としておらず、「全世界のものがバルドルのために泣くのなら生き返らせる」と言ってしまったので、ロキはさらに女巨人セックに変身して一芝居打ったのである。なお、ヘルの心情としては「バルドルが万物に愛されていることを確かめたい」程度のものであり、無理難題を提示したつもりはなかった。
【wiki登録】可
【コメント】
神話美青年!ネモ/ノア見て思いついた。【出典】史実・ローマ建国史
【CLASS】バーサーカー
【真名】ルキウス・タルクィニウス・スペルブス
【異名・別名・表記揺れ】傲慢王
【性別】男性
【身長・体重】182cm・83kg
【肌色】白 【髪色】異様にカールした金 【瞳色】碧
【外見・容姿】金のアフロを持つ、異様に態度の大きな白人青年。体躯も大きめだが筋肉も鍛えている。
【地域】王政ローマ
【年代】B.C.550ごろ?~B.C.495
【属性】混沌・善
【天地人属性】人
【その他属性】王・ローマ
【ステータス】筋力:C+ 耐久:C+ 敏捷:C+ 魔力:D 幸運:D 宝具:EX
狂化抜きでは貧弱だが、狂化込みであれば十分といっていいステータス。足りない戦闘技能も皇帝特権で取得可能。
【クラス別スキル】
狂化:C
バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに各種ステータスをランクアップさせる能力。
理性・言語能力は保たれているが「暴君」「傲慢王」としての伝承から極端に尊大であり、マスターの言うことを一切聞かない。
これを「マスターの言うことすら聞かない分通常の狂化より厄介」と取るか、「王様系サーヴァントにありがちな傲慢さだけで筋力・耐久・敏捷が上昇しておりお得」と取るかは判断が分かれる。>>283
【固有スキル】
背高の芥子を切り落とせ:B
ガビィ市を占領した息子セクストゥスに指示を仰がれたスペルブスは、指示の代わりに庭の背の高いケシの頭を短剣で切り落とした。
これをセクストゥスは「ガビィの有力者全員の首を切り落とせ」という指示と判断し、その通りにしたという。出る杭は打たれる、の意を持つ「トールポピー症候群」の語源。
より立場が強いものに対する特効を得るスキル。戦闘力や神秘、歴史上の立場ではなく、あくまでその時代での社会的地位を参照する。一般的な聖杯戦争においては召喚されたサーヴァントが表向きの地位・立場を得ることが少なく機能しづらいが、特異点等ではきわめて強力に働く。
皇帝特権:A
本来持ち得ないスキルを、本人が主張することで短期間だけ獲得できるというもの。該当するのは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、と多岐に渡る。Aランク以上の皇帝特権は、肉体面での負荷(神性など)すら獲得が可能。
スペルブスはローマ皇帝の概念が成立するよりはるか昔の王であるが、カエサルの独裁やそれに続く皇帝制は、「暴君スペルブスの再来」「共和制の否定」として絶えず批判された。
このことからスペルブスは、ローマ皇帝の源流として高ランクの皇帝特権を持つ。
落日の王国:C
ローマ王国最後の王としてのスキル。東ローマ帝国最後の皇帝コンスタンティノス11世の「落日の帝国」と似て非なるスキル。
ローマ王国を滅ぼし、ローマ共和国の最初の敵であり続けたことから、「王」「執政官」「ローマ」の特性に対する特効効果を得る。>>284
【宝具】
『燃え落ちた託宣(リブリ・シビュラ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:3巻
由来:巫女であるクマエのシビュラは、9巻からなる託宣をタルクィニウス・スペルブスに売りつけた。国が傾く値段からスペルブスが拒絶すると、シビュラはそのうち3巻を焼き、残りの6巻に同じ値段を付けた。さらにスペルブスが断ると、さらに3巻を焼き、残りの3巻に同じ値段を付けた。取り返しのつかないことをしてしまったのではないかと恐れた王はその3巻を購入した。
このシビュラの託宣はローマに厳重に保管され、その脅威から燃やされるまで、408年までの900年にも渡りローマを支え続けたという。
万能の予言書。ただし手に入る情報はきっかり1/3。
通常、未来の1/3もの情報が手に入ればそこからほぼ完全な未来を推測することが可能だが、シビュラの託宣は「概念的に未来の1/3」を教える宝具であるため、いかなる智者であっても、得た情報から未来の推測・未開示情報の推測は一切できない。
【Weapon】
短剣:伝承において芥子を切り落とした短剣。阿片の毒の属性を帯びている。
【解説】
タルクィニウス・スペルブスはロムルスを初代とするローマ王国の七代王にして最後の王。
五代王タルクィニウス・プリスコの息子であり、六代王セルヴィス・トゥリウスの娘トゥーリアの婿。権力欲に取り憑かれたトゥーリアに唆され先王セルヴィス・トゥリウスを階段から突き落とし、まだ息のあったセルヴィスを実の娘トゥーリアが馬車で何度も轢いて息の根を止め、元老院や平民会の承認も得ずしてローマ王に即位する。
元老院と平民会の諮問を受けず、自身の私兵で逆らう貴族・平民を処刑することで圧倒的な恐怖独裁政治を敷いたタルクィニウス・スペルブスは、先王セルヴィスの葬儀すら禁じたほどだという。>>285
とはいえ現代まで伝わるローマ下水道システム「クロアカ・マキシマ」や帝政ローマまでローマ第一の神殿と称された「カピトリウムのユピテル神殿」の建設に携わり、対外戦争でもほぼ負け無しであるなど政治的・軍事的には優秀な王ではあった。
だが、その自分たちの手を借りる必要がない優秀さすらローマ市民からは疎まれていたようで、王子セクストゥス・タルクィニウスによる美女ルクレティアへの強姦事件を契機として反王制の機運が高まり、スペルブスは王位を追われ、ローマ王国は終焉、共和制ローマが始動した。
とはいえ軍事的な才覚は高かったスペルブスはローマと敵対していたエトルリアに渡り、竜退治の王ラルス・ポルセンナと共闘し、何度もローマ共和国を追い詰めたが最終的には王位を取り戻すことなく没した。
【コメント】
ローマ王国最後の王、タルクィニウス傲慢王です。
旧い神秘・狂化によるステータス向上・明晰な判断力・高ランクの皇帝特権・極めて高ランクの予言宝具を持ち、そしてそれを台無しにする「マスターの言うことを一切聞かない」バーサーカー。
wiki追加・SS使用可能です。>>287
【固有スキル】
美食家:A++
ジャンクフードから宮廷料理に至るまで、様々な知識とそれに見合う技術、味覚の鋭敏さを持ち合わせている事を示すスキル。
易牙の舌にとっては、混ぜられた二つの川の水の味を判別することなど児戯に等しい。
人体理解:C
精密機械として人体を正確に把握していることを示す。治療系のスキルや魔術の行使にプラス補正。
相手の急所をきわめて正確に狙うことが可能となり、攻撃時のダメージにプラス補正が加えられ、被攻撃時には被ダメージを減少させる。
易牙は医者でも処刑人でもないが、料理人として人体を解体する技術に長ける。
カニバリズム(調理):A
本来は人間の肉体を捕食した際の魔力への変換効率を上昇させるスキル。
しかし、易牙は自分で人肉を食べるのではなく、それを調理して食べさせることで他者に魔力を供給する。
マスターを強化することも可能だが、人肉料理に心理的抵抗を抱くか否かは当人次第。>>288
【宝具】
『美食地獄(メイシー・ディーユイ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
易牙の料理を食し、「美味しい」と感じた生物に対して自動的に発動する宝具。料理が作られてからどんなに時間が経っていても、料理と易牙との距離がどれだけ離れていても発動する。
対象に「易牙が作った料理以外の食べ物を極めて不味く感じさせる」バッドステータスを付与する。
効果としてはただそれだけだが、食という生活の支柱を奪われることの過酷さは想像以上。立ち回り次第では、多くの人間を支配下に置き、美食をエサに飼い慣らすことも可能だろう。
食事の必要性がないサーヴァントに対しては真価を発揮できない(食にこだわりを持つ者であれば別だが)上、魔力のランク次第で抵抗も可能。
『易牙遺意(イーヤ・ウィーイー)』
ランク:C 種別:対物宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
宝具名は明代に編纂された料理本に由来する。宝具としては巻物の形状を取るが、その本質は易牙が持つ技術と知識の具現。
その叡智を以てすれば調理できないものなどなく、有毒な食材を解毒する方法に始まり、金属や岩石などの明らかに食用に適さない物体を調理する手順すら記されている。そのような食材を用いても、完成する料理は例外なく美味であり、食べた人間の健康を損なう結果には決してならない。
また、症状を「検索」することで、それを治癒する薬膳料理の作り方を見つけ出すことも可能。傷病はもちろん、毒や呪い、精神干渉などもその範疇。ただし当然、貴重または入手不可能な食材を要求されることもある。
【Weapon】
『調理器具』
肉切り包丁や電動ノコギリなど、力を必要としないものが主。人体理解スキルが乗るので、殺傷力は高い。
武器に用いること自体に躊躇はないが、使い終わった後は念入りに清掃を行う。>>289
【解説】
中国春秋時代の料理人。春秋五覇の1人である斉の桓公に仕えた。その舌は混ぜられた二つの川の水を舐め分け、中華料理の祖とも謳われる、紛れもない天才。
しかし同時に、桓公の「私はあらゆる美食を味わったが、人間の肉だけは食べたことがない」という言葉を受け、自身の幼い息子を殺して料理にして献上するという猟奇的な逸話も持ち、豎刁と開方とともに「三貴」と呼ばれる奸臣であった。
息子を献上したことで重用されるようになった易牙だが、同じく桓公に仕えていた管仲の「息子を愛さない人間が主君を愛する筈がない」という助言によって(三貴まとめて)追放される。しかし、既に易牙以外の料理を受け付けない身体になっていた桓公は、管仲の死後、易牙ら三貴を呼び戻してしまった。
桓公が病に倒れると、果たして三貴は反旗を翻し、桓公を餓死に追いやったのち、桓公の子である無詭を擁立すべく暗躍する。だが最後には後継者争いに敗れ、国外に逃亡した易牙は、そこで一介の料理人として生涯を終えたという。>>290
【人物・性格】
料理の腕は間違いなく人類史上トップクラスである反面、その人間性は端的に言って常軌を逸している。
「生物である以上、食事は不可欠」「偉大な英雄であろうと邪悪な反英雄であろうと、食の好みは存在する」「故に、食とは万人に共通する『弱み』である」と嘯く美食至上主義者。
自身の料理を食べてもらうことを何よりの幸福としているが、それは食によって相手の上位に立てると信じているため。
彼にとって「美味しい」という言葉は敗北と屈服の宣言に他ならず、それこそが彼の喜びなのである。
振る舞いは基本的に傲岸不遜で高圧的なものの、料理に携わる人間に対しては多少の敬意ある態度を見せる。
他者の料理を食べることにも抵抗は示さないが、あくまで求道の一環としてであり、「美味しい」という言葉は絶対に口にしない。
イメージカラー:鮮血色
特技:手を見るだけで肉体の不調を見抜く、味利き
好きなもの:新鮮な食材
嫌いなもの:酒、煙草、卓上調味料、食べ物を粗末に扱う人間
天敵:味覚の存在しない人間
願い:さらに美食を追求し、美食の究極に到達する
【Wiki登録・SS使用可】「フフフ……遂に、遂に麻呂も英霊として独立を果たしたぞ!!忌々しい梁山泊の者共よ、麻呂の威光に這い蹲れぃ!!」
「所で麻呂のレア度は如何ほどか………え?星1?…………え?え?」
【元ネタ】史実、『水滸伝』、『傾城水滸伝』
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】高俅(+亀菊)
【性別】女性
【身長・体重】158cm・56kg
【肌色】白【髪色】黒【瞳色】黒
【スリーサイズ】91/57/93
【外見・容姿】肌の露出が多い、大きなスリットの入った白い着物を着込んだ美女。
【地域】中国(+日本)
【年代】????〜1126年
【属性】中立・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:C 魔力:E 幸運:A 宝具: D++>>292
【クラス別スキル】
対魔力:-
アーチャーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。
私服を肥やした悪徳官僚と白拍子如きにそんな贅沢なスキルは与えられなかった。
単独行動:A+
アーチャーのクラススキル。魔力供給を断たれてもしばらく自立できる能力。
元来の低い霊格と『水滸伝』最大の悪役とされながらも五体満足で最終回を迎えた逸話から妙にしぶとく、マスターを失おうとも即座に鞍替えして生き延びる。
【保有スキル】
無辜の怪物:D
『水滸伝』により創り上げられ、後世に広く伝えられた「四奸臣」の悪名。
史実でも権力者に媚び諂い、世を乱しつつ私腹を肥やした前科持ちの彼等に関しては「本来の姿から捻じ曲げられた被害者」と一概にも言い切れず、そのせいでランクは低くなっている。
陰謀を巡らせ梁山泊を壊滅に追い遣った悪臣としての調略と奸計に長け、迫り来る危険を遠ざけ手段を問わず相手を社会的に葬る事が可能だが、TPOを捨てた暴力の前では為す術が無い。>>293
幇芸百般:B+
『武芸百般』の亜種・下位互換スキル。
多岐に渡る芸事を披露し、あらゆる観客を楽しませ酒宴を盛り上げる事が可能。高俅が精通する話術・棒術・曲芸相撲・音楽・詩文の技術に加え、「亀菊」が保有する琴・胡弓・笙・羽子板・舞踊・色目使いの技能も複合されランクが上昇している。
戦闘時よりも権力者に取り入り身の安全と裕福な生活を得る為に用いられ、高度かつ見栄えが良い技巧のみならず「素人に気持ちの良い勝利を味合わせる」技術………要するに接待プレイも得意。
反面武芸に精進した相手には数段劣り、実戦の場では土を付けられる事も。
蹴鞠術:A
彼の出世街道を切り開き、強大な権力を手に入れる最大の要因となった天賦の才能。
碌でも無い人間性とは裏腹に、その技は流麗にして風雅。巧みな足運びを以て鞠を身体の一部が如く自由自在に操る姿は、正に蹴鞠界のファンタジスタ。
思わず見惚れた敵対者の顔面には躊躇無く豪速球をブチ当て、時には毬に見立てて直接蹴りを叩き込んだりもする。
傾国の寵姫:C
内包された幻霊の保有スキル。国家を腐敗させ荒廃させる災厄の絶美。
時の上皇を虜とし、我儘を押し通そうとした末に「承久の乱」の元凶となった彼女だが、乱自体が呆気無く鎮圧されたせいかCランクとなっている。>>294
【宝具】
『&ruby(こうきゅうけっきゃく・しょうようぶとう){高毬蹴脚・昇陽舞踏}』
''ランク:D++ 種別:対人/洗脳宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人(自分自身)''
政才も教養も仁義も無い逮捕歴持ちのゴロツキだった高俅の唯一の取り柄にして、彼に殿帥府太尉の位を齎した"蹴鞠術"が宝具の域に至った物。
鞠を動かす足の爪先、そして地を転がり宙を舞う鞠を捉える眼に意識を集中させ、極限まで高めた集中力により驚異的な動体視力とフットワークを発揮する。
朝廷内でも只管自己保身に腐心した彼の動きは危機察知と回避に特化しており、相手が繰り出す攻撃を軽やかに跳び躱し、脚先や鞠を的確に命中させ巧みに迎撃する。
「亀菊」の嗜好も反映された無闇矢鱈とはだける着物とチラチラ見える肉感的な胸と脚、そして鮮やかな舞踊にも似たその動きは見る者の心を引き込み、正常な思考を麻痺させ無条件の好意を抱かせる事も可能。"雅"を介する貴族や権力者、そして男相手には取り分け相性が良い。
逆に言えば教養の無い相手には大した効果が無く、更には高俅にも亀菊にも武勇に纏わる逸話は無い為、回避もままならない広域殲滅型の暴力には弱いのが難点。
【Weapon】
『鞠』
色鮮やかな錦で造られた高級感溢れる鞠。中に鈴が入っており、転がる度に綺麗な音が鳴る。
本来は武器になど到底成り得ない代物だが、高俅の超人的な技量はアーチャー適性を得る程の飛距離と狙撃精度を兼ね備えている。権力者の前で魅せれば出世も出来る。
威力自体は大した事が無い。>>295
【解説】
高俅:中国北宋末期の政治家であり、軍部の統括責任職である殿帥府太尉だった男。
『水滸伝』では絶大な権力に飽かせて道義に背いた振る舞いを厭わず、奸計を以て梁山泊の好漢達を幾度と無く貶め、最終的に何の咎めも受けず五体満足で生還する作中最大の悪役として描かれており、後世の二次創作『水滸後伝』内で梁山泊残党に逆襲される最期を態々付け足される程の嫌われ者として知られる。
史実の彼はと言うと此方も放蕩者の気質を持ち、酒宴の席で芸を披露し客の機嫌を取る「幇間」を勤めながら様々な権力者の間をフラフラ渡り歩く碌でも無い人間であった。
その一方で兎にも角にも蹴鞠が上手く、『水滸伝』では「高二」という本名があるにも関わらず周囲からは「高毬」と呼ばれていたとされている。因みに史実では元々「高俅」が本名である。
そんな高俅が朝廷に入り出世を果たす切っ掛けもまた蹴鞠であった。
ある時、後の皇帝となる徽宗に貢物を届ける使い役として訪れた高俅は、蹴鞠に興じていた彼に咄嗟の思い付きで自身の技を披露。
彼の高度な技巧は見事に徽宗の心を掴み、これを機に近侍となった高俅は徽宗に甲斐甲斐しく仕え、側を離れなかった。
そして徽宗の即位後は資格が無くても勤まる武官として宮中に昇り、トントン拍子に殿帥府太尉まで出世。『水滸伝』ではこの時に名前を「高俅」へと変える。
以降は他の姦臣達と結託して軍費を使い込み、兵力を私物化した挙げ句に死後は一族郎党揃って官職と財産を奪われる憂き目にあったのである。
……この様に民草を顧みず好き放題した高俅だが、史書に於いては「功績は大した事が無く、悪事に関してもこれ以上に酷い奴は大勢居る(意訳)」と記されており、他の姦臣達と比較しても明確な小物扱いを受けている。
また、''嘗ての上司が政争に敗れて失脚した時にも唯一人だけ受けた恩義を忘れず、世間から冷遇されていた遺族達への支援を生涯に渡り怠らなかった''という悪党にそぐわぬ義理堅い逸話も有しており、良くも悪くも任侠者らしい性格だった事が窺われる。>>296
亀菊:鎌倉時代前期の白拍子。容姿と雅な遊戯と男の扱いに秀で、後鳥羽上皇の愛妾として寵愛を一身に受けた稀代の美女。
ある時に上皇から荘園を与えられるも、管理者である地頭は上皇よりも鎌倉幕府の命令を優先した為に立ち退き要請を拒否。
亀菊は地頭の態度を上皇に言い付け、可愛い愛妾に縋られた上皇は幕府に対して地頭の免職と土地の上納を要求するも、当然ながら幕府側は之を拒絶。
この一件を引き金として朝廷と鎌倉幕府の対立は深まり、遂には国を揺るがす「承久の乱」へと発展してしまう。
…………しかし、上皇率いる朝廷勢力は呆気無く乱に敗北。
敗者となった後鳥羽上皇は隠岐島に配流されるが、乱の切っ掛けとなった亀菊は失脚した上皇に同伴する形で隠岐島へと移住。
その後は上皇が崩御するまで共に暮らし、恩赦が出た後は彼の遺骨を持って京に帰還したとされる。
そんな彼女の名は曲亭馬琴の著作『傾城水滸伝』にも登場。
京の都で虜にした数多の男達に大金を貢がせては破産に追い遣る悪女として描写され、一度は「京の風俗を乱す」として追放処分を受けるも、大赦を機に舞い戻って後鳥羽上皇に取り入り、権力を笠に着て烈婦達の邪魔をする、言わば『水滸伝』における高俅のポジションを担う悪役となっている。>>297
………………「権力を振り翳し私欲を満たす悪徳官僚の概念」として他の姦臣達と十把一絡げに召喚され、色々やらかした挙げ句とある組織でコキ使われていた高俅は終わり無き苦役からの脱出を願い、自身をこんな境遇に貶めた『梁山泊』への復讐を望んでいた。
とは言え、所詮自分達はしがない腐敗貴族。8人がかりで敗北を期したと言うのに己1人で今更何が出来ようか。歯軋りをしながら日々の労働に従事し、ヒィヒィ呻いていた高俅に転機が訪れたのは、とある日本人作家が書き記した『傾城水滸伝』なる書物を目にした時の事。
後鳥羽上皇の寵愛を受け、烈婦達の世を阻み専横を極める悪しき白拍子「亀菊」────自身と同じ立ち位置に当て嵌められた者の存在を知った高俅は「彼女と自身の融合により独立した霊基を獲得する」計画を思い付き、靄に隠された顔で密かにほくそ笑んだのである。
忌々しい梁山泊の連中とは異なり、幸運にも自分と「亀菊」は史実に生きた人間でもある。
足りぬ知名度は「物語の悪役」たる自分達が賄い、霊基強度は「史実に生きた自分達」に補わせれば宜しい。
高俅は人目を忍んで幻霊亀菊に接触し、史実も虚構も引っ括めた2人の霊基を融合させ「英霊」となる計画への協力を要請する。
境遇・性格共に元々似た者同士な事も相まってか交渉はすんなり纏まり、『梁山泊』連中の見様見真似で融合は無事に成功。かくして英霊「高俅(+亀菊)」が此処に爆誕したのであった。
────悪巧みの成就に大喜びの高俅と亀菊が「弱い者同士が融合しても大して強くはならない」という致命的な欠陥に気付くのは、まだまだ先の事である。>>298
【人物・性格】
出身国も生きた時代も異なる者達の融合により新たな人格を獲得したものの、その割に人間性は「高俅」「亀菊」の双方共に単体の頃と大して変わらない。即ち強きに媚び諂い弱きに横柄な態度を取り、私腹を肥やす為の不正行為も誇りを捨てたご機嫌取りも厭わぬ碌でなしである。
悪い事をしている自覚はあれど『水滸伝』『傾城水滸伝』の描写から「世界が自分達に悪であれと囁いている」等と開き直っている節もある。
しかし「悪臣の集合体」から独立して多少丸くなった結果、権力があれば確実に悪用する一方で権力その物を得る為に無理を押し通そうとする事は減っている。
唯一の取り柄である蹴鞠が宝具として認められた喜び、美女の姿となり権力が無くても金銭を容易に稼げる様になった事も影響しているのだろう。
また、一度媚びると決めた相手には徹底的に尽くす態度を崩さず、運命を共にするマスターを背後から刺すような真似は決してしない。
史実の逸話に示された「受けた恩義に報いる義理堅さ」という要素も何気に強まっており、彼の悪名を知りながらも受け入れる懐の深い者・彼に打算抜きで好意と信頼を向けるお人好しを相手取ると毒気を抜かれてしまう弱点も出来ている為か其処まで御し難い英霊では無い。
……御せれば強い訳でも無いが、曲がりなりにも万夫不当の英傑達が集う梁山泊相手に勝ち逃げを果たし、国を傾けながらも死ぬまで権力を保持していた男と時の最高権力者に取り入り寵愛を恣とした女である。私腹を肥やし己が身を守る為だけに使っていた才能を「誰かの為に」使ったならば。
───────悪役たる彼等にも、輝ける活躍の場が与えられるかもしれないのだ。駄目かもしれないが。
イメージカラー:黒色の地が見える白の塗装
特技:蹴鞠・棒術・相撲・音楽・詩文・奸計を巡らせる事・楽しいトーク(高俅)/琴・胡弓・笙・羽子板・舞踊・色目使い・あらぬ噂を流す事(亀菊)
好きなもの:雅な遊び、贅沢、不正行為、賄賂、人を傅かせる事
嫌いなもの:梁山泊の面々、真面目な労働
天敵:108星の好漢共
願い:今度は星5のルーラーとして召喚されたい。ガワは美女なんだし絶対人気出るってば。あと欲しいのは力と富と権力と(ry
【一人称】麻呂【二人称】そなた/お前【三人称】アレ、彼奴>>299
【因縁キャラ】
梁山泊:言わずと知れた不倶戴天の仇敵。
所詮は碌でも無い山賊とゴロツキとシリアルキラーの寄合集団の癖に「正義の徒」として世間から持て囃される彼等が腹立たしいやら妬ましいやら。
大義の為……などと宣おうとそれを果たせず滅んだ以上、連中とて単に世を乱しただけの賊徒に過ぎない筈なのに。
まぁ連中を滅ぼしたのって他でもない麻呂なんじゃが。コココココ!
燕青:昔騙くらかして毒を盛った男に仕えていた忠臣。彼が言う「蹴鞠野郎」の正体こそがこの高俅である。
冗談抜きで死ぬより酷い目に遭わされかねない為、気配を察知した瞬間に脱兎の如く逃走する。
史進:嘗て自分が叩きのめされた仕返しに部下達の手で棒叩きの刑に処し、都から追い出した武術家に師事していた男。何故九節棍になってるの。
呼延灼:梁山泊討伐部隊の指揮官に任命したらいつの間にか寝返っていた奴。「自分より格下云々」発言も相まって印象は最悪。おどれに重臣の責務がどうこう言われる筋合いは無いぞこの野郎。
蘇軾:「春眠暁を覚えず」の詩や中華料理の東坡肉の考案者としても知られる政治家にして文豪。苦境の中でもユーモアを失わず、中国文学史に多大な影響を齎した偉人。
行く宛の無かった若い高俅を書記として雇った事があり、後の高俅が政争に負け弾圧の中で困窮していた蘇軾の遺族を生涯に渡り支援し続けていた辺り本心から慕っていた模様。
【コメント】
一緒に遊ぶ分には凄く楽しいはず。
Wiki登録可能です。>>301
【保有スキル】
黄金律(体):A
生まれながらに女神の如き完璧な肉体であることを示す。Aランクともなれば事実に関わらず女神の化身と見做される。
ウアジェトの目(偽):EX
天空神ホルスの左目を授かっているのではなく、最高位のキャスターが有する千里眼。過去、現在、未来を見通すことができるが、唯一自身に関することは閲覧できない。
変化(月):B
古代の魔術師としての技量と女神の如き美貌、そして千里眼と神性の類感によって、月の女神ウアジェトの力を借り受け、月の満ち欠けの如く容姿を変化させる。あるときは可憐な令嬢、あるときは男装の麗人、またあるときは妖艶な毒婦。
【宝具】
『地平の支配者の歓喜 (アンクケペルウラー)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:1000
キャスターの夫アクエンアテンが信仰したアテン神のシンボルを物質化して顕現させる大魔術。太陽神の権能を借り受けたが如く、幾重もの熱光線によって周囲一帯を焼き払う。なお、物質化したシンボルは光の手を無数に伸ばす太陽円盤であり、UFOにしか見えない。また、アテン神の信仰が希薄なため、あくまでもキャスターの技量によって成立しているところが大きい宝具である。
【Weapon】
『魔術』
古代の魔術師の技量で放たれる超一級の魔術。攻撃、防御、補助と凡そ万能に習熟しているが、対魔力の前には無力である。>>302
【解説】
謎多き古代エジプトの三大美女が一人。その名は「美が訪れた」を意味する。彼女の美貌を現代まで知らしめた胸像は何故か左目のみ象嵌されていない。
ネフェルティティはアメンホテプ4世の正妃であり、あのツタンカーメン王の義母に当たる。それすなわち、アメン信仰盛んな神官集団の絶頂期であり、王権の衰退を危惧したアメンホテプ4世によって新たな太陽神アテンへと信仰を移すアマルナ革命の時期である。よって、アメンホテプ4世はアクエンアテンと名を変える。
権勢強く、反抗激しき神官集団を相手取る夫を献身的に支えたであろうネフェルティティであるが、その記録はアクエンアテンの在位14年を境に一切ない。彼女は歴史から完全に姿を消し、突然死したとも、王の寵愛を失ったとも言われる。しかし、確かな根拠を発掘するに至らず未だ歴史の闇に覆い隠されている。
さらには、歴史にロマンを求める者たちの言説によって、アクエンアテンの後を継ぐ共同統治者アンクケペルウラー、アクエンアテンの新たな妃キウと同一視することもある。
また、その生まれすらも確かならず、大神官アイの子とも、異国ミタンニの王女ともされる。
かくして召喚に応じたキャスターは、羞花閉月なる美貌の持ち主でありながら、自身の生涯の記憶を確かならざる古代の魔術師として存在する。彼女が聖杯にかける願いは、そんな曖昧な自己との決別、すなわち自身のすべて、生と死の狭間、生涯の記憶を思い出し確定させることにある。
一つ、ありきたりな予測を立てるとするならば、生前に行使したのだろうなんらかの大魔術の代償であり、それを取り戻すことは叶わないかもしれない。もちろん、優れた魔術師であるキャスターはそんなことは百も承知である。しかし、狂おしいまでの愛だけが残る心は苦しみに悩まされ、それを育んだ確かな想い出を求めずにはいられないのだ。
【wiki登録】可
【コメント】
空白の多い偉人は盛っていい。いい言葉です。【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【真名】トマス・マロリー
【性別】女性(本来は男性)
【身長・体重】154cm・42kg
【外見・容姿】小汚い風貌の女騎士。アルトリア顔だが悪人面。
【属性】中立・悪・地
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:E 幸運:D 宝具:A+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:B
乗り物を乗りこなす能力。 大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
陣地作成:E-
本来はキャスターのクラススキル。魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
「書斎」の作成が可能だが、生前は監獄という劣悪な環境で執筆を行っていたため、スキルとしては最低ランク。>>304
【固有スキル】
無辜の怪物:A
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。生前の意思や姿、本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。このスキルを外すことは出来ない。
マロリーの場合は「英雄視」。マロリー自身が騎士であったことも手伝って、アーサー王に引っ張られる形で姿や能力が変容している。武勇の逸話を持たないのにセイバークラスなのはこのため。
筋力値・耐久値・敏捷値の上昇、対魔力スキルと騎乗スキルのランクアップ、剣術へのプラス補正などの恩恵があるが、英雄的でない行動を取った瞬間、これらの恩恵が反転する形で極端に弱体化する。
エンチャント:C++
概念付与。他者や他者の持つ大切な物品に、強力な機能を付与する。
マロリーの作成する武装は「それを扱うに相応しい英雄」の存在を前提としており、凡人が使用しても大した効果は得られないが、相応の英雄が手にすれば高ランクの宝具としての機能を発揮できる。
ここにおける英雄とは必ずしもサーヴァントを意味せず、マロリーが英雄と認めた人物であれば生身の人間でも構わない。なお、マロリーには「自分は英雄ではない」という強い自虐的思考があるため、作成した武装を自身で扱うことは不可能。
英雄審美:E+++
英雄に対する理解、あるいは執着心。英雄譚を記録・蒐集・編纂した者に与えられるスキル。英雄に分類されるサーヴァントと遭遇した場合、一定確率で真名を看破できる。
マロリーの場合はアーサー王伝説に特化しており、アーサー王伝説に関連するサーヴァントであればほぼ確実に真名を看破できるが、それ以外に対しては素人同然。>>305
【宝具】
『騎士王の死(ル・モルテ・デ・アルテュール)』
ランク:E~A+ 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
「アーサー王の死」の生原稿。作中に登場する円卓の騎士を召喚し、使役できる。戦闘力はサーヴァントには遠く及ばず、所持するスキルや宝具もDランクが最大となる。マロリー自身の魔力量では数人が限界だが、なんらかのバックアップを受ければ最大で300人の円卓の騎士を召喚可能。
しかしその真価は、対象となった人物を円卓の騎士として称える物語を新たに書き加えることで発揮される。対象に円卓の騎士としての属性を付与し、描写された通りに能力を変容させることができる。強化だけではなく、サーヴァントの持つ逸話を「取捨選択」することでスキルや宝具を封印することも可能。
ただし、この宝具はマロリーが「円卓の騎士に相応しい」と認識した対象にしか使用できない上、物語の内容は完全にインスピレーション次第。都合のいい物語はマロリー自身が許容しないため、マスターにとって望ましいものとなるとは限らない。
また、変容は「対象の理想」ではなく「マロリーの理想」に基づいて行われるため、対象の自己認識に歪みが生じる可能性もある。
【解説】
15世紀イングランドの騎士。アーサー王伝説の集大成とされ、後世の作品にも多大な影響を与えた「アーサー王の死」の作者。
経歴や人物像に関しては不明な点が多いが、恐喝、強盗、強姦、殺人未遂など数多くの悪行を犯し、投獄と出獄を繰り返した犯罪者であった。「アーサー王の死」も獄中で執筆したとされる。
この大作の完成から二年も経たずにマロリーは死去し、その後、出版業者ウィリアム・キャクストンによって「アーサー王の死」は発売され、大人気を博した。
ちなみに、本来のタイトルは「アーサー王と高貴な円卓の騎士」であり、「アーサー王の死」は出版にあたって(つまりマロリーの死後)改題されたものである。>>305
【人物・性格】
一人称は「俺」。粗暴な口調で話し、下品なスラングやジョークを多用する、見ればそれとわかる俗物。生前の犯罪歴からも分かる通り、破壊と暴力への躊躇がない危険人物なのだが、サーヴァントとなった現在はスキルによって悪行を封じられているため、非常にフラストレーションを貯めている様子である。
反面、好きなものは騎士道物語。物語に登場する「勇敢で清廉な騎士」に憧れている節があるが、現実はそう簡単ではないことも理解しており、欲望と衝動を抑えられない自分を嫌悪する。実のところ、その本質は自虐と劣等感の塊。故にこそ、英雄と呼べる人間に出会ったとき、マロリーは自身が持ちうる全てを献身と忠誠に費やすだろう。それはまるで、彼が憧れたあの騎士たちのように。
聖杯にかける願いは「『アーサー王の死』を書き直すこと」。
この作品、やたらランスロット贔屓であり、アーサー王やガウェインなどが割を食っていることでも有名なのだが、マロリーがそうした理由はごく単純。「ランスロットが一番好きだから」。もちろん他の円卓の騎士も好きだが、どうしても最推しを活躍させたくてつい、とのこと。
そもそもこの作品は、大好きな騎士道物語と、騎士であるにも関わらず荒んだ生活を送る自身の現状とのギャップを悲観したマロリーが、せめて世界に何かを残したいと書き始めたものだった。つまり、執筆の動機は完全な自己満足であり、これほど大きな知名度と影響力を持つことになるとは思っていなかったのである。
英霊となったマロリーは自身の嗜好によって物語を歪めてしまったことを深く後悔し、全ての登場人物に対して公平に自著を修正するため、聖杯戦争に参加する。あとついでに題名も元に戻す。>>307
【Wiki登録・SS使用可】>>303
真名戴冠
【元ネタ】史実、エジプト神話、ギリシャ神話、魔女信仰
【CLASS】グランドキャスター
【真名】ネフェルティティ=ヘカテイア 【性別】女 【身長・体重】167cm・43kg 【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:A++ 幸運:B 宝具:A
【クラス別スキル】
陣地作成:A
神代の魔術師として神殿を作成する。
道具作成:A
神代の魔術師として祭具を作成する。
神性:EX
神に至るファラオの信仰を恣意的に利用して神降しの儀式として成立させている。古き魔女にして女神たるヘカテの化身である。
【保有スキル】
女神変生(月):EX
変化スキルの最高位。人の身から神へと変生する。特に月女神としての概念を霊基にインストールしており、復活と再生、魔術、出産、浄罪などを司る。
千里眼(月):EX
最高位のキャスターが有する眼。ネフェルティティのそれは左目に宿り、過去、現在、未来を見通すが、唯一自身のことは閲覧できない。
ソーテイラー:A++
女救世主。女神ヘカテを讃える別名の一つ。セイヴァークラスの適性とはまた別の救世の功績を示すスキル。>>309
【宝具】
『嵐の夜の女王 (ヘカティック・ワイルドハント)』
ランク:A 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
欧州伝説に脈々と語られる『嵐の夜』と魔女信仰における魔女王ヘカテをその首領とすることを定める宝具。『嵐の夜』すなわちワイルドハントとは彷徨う亡霊たちを仕留める厳粛なる行進である。少なくとも、ヘカテの率いるそれは冥府の法を正しく執行するためのもの。一時的に現世に冥界を顕現させ、あらゆる祝福、呪い、能力による不死、不滅、無敵を否定し、死への導き、引導を渡す。その性質上、今を生きる人類には効果が薄いが、薄いのは特殊性を否定する部分であり、普通に攻撃すれば発動中でも問題なく傷を負う。逆に、発動中は冥界の護りを得るネフェルティティは霊核を砕かれても永続ガッツする。
『打擲せし慈悲の炬火 (エウメニデス・ギガントマキア)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1〜3 最大捕捉:1
女神ヘカテの弟子キルケーの第二宝具『打擲せし炬火』の原典。ギリシャ神話における神々と巨人たちの戦争ギカントマキアにおいて、神々に対する無敵性を備えたはずの巨人を一方的に叩きのめした逸話の再現。『嵐の夜の女王』による特殊性の否定のみでは斃せない、存在規模そのものが単純に巨大なタフネスを粉砕する渾身の一撃、そのため対象となるのが一体でありながら、その威力において対城宝具に分類される。
【Weapon】
『魔術』
あらゆる魔術に精通する。
『使い魔』
ヘカテの化身として、ヘルハウンド、ラミア、ランパス、エンプーサ、モルモー、ケルベロスなどの多様な使い魔を従える。エジプト繋がりでスフィンクスもいる。>>310
【解説】
古代のエジプト、ファラオたるアメンホテプ4世の正妃。謎多き美女にして神代の魔術師。歴史の闇に覆い隠された生涯は、彼女自身にも判然としない。
本来であれば、千里眼を有するといえど、功績を伴う知名度の不足によって冠位英霊として召喚されることは極めて稀なことである。よほど、相性の良いビーストの顕現か、女神ヘカテの関心を買う事態なのであろう。
通常のキャスターの霊基において、月女神にしてコブラの神ウアジェトに同位するネフェルティティは、蛙を睨む蛇の如く、まず水女神にしてカエルの神ヘケトの神性を取り込んだ。ヘケトは女神ヘカテとルーツを同じくするともされるエジプト神性であり、この縁を辿ってギリシャ神話の女神ヘカテ、さらに魔女信仰における魔女王ヘカテの神性をも取り込むことで功績を伴う知名度を補い、冠位霊基を成立させている。
神代の魔術師としての卓越した技量、ギリシャ神話の神々が太祖竜から逃亡するに伴い、動物の姿でエジプトに移ったという逸話、そして、ネフェルティティ自身の経歴が曖昧であり、女神ヘカテも三相を持って己を変化させる神であることなど、様々な要因、相性、数奇な巡り合わせの元に成立した冠位をもってしても彼女は自身の生涯を確かめることが叶わない。女神ヘカテの神性はネフェルティティの人格に影響しておらず、それはすなわち彼女は冠位にあっても求める願いを抱えていることにほかならない。それでも彼女は冠位の使命を優先するだろう。手段に正誤はあろうとも、彼女の断片的な記憶にある人々が、人類を愛し、人類を救ける王や英雄であるが故に。
【wiki登録】可人類悪 顕現
「神(よ)は現代(みらい)を知った。神代(いま)と訣別し、衆愚が秩序を成す地獄。人類(たみ)よ、汝らを庇護する威光を畏れ敬え。楽園(オアシス)の地で神(よ)の成した秩序を知れ」
【元ネタ】史実、エジプト神話
【CLASS】ビースト
【真名】ビーストⅡ/イクナートン
【性別】両性
【身長・体重】183cm・86kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:EX 幸運:EX 宝具:EX
【クラス別スキル】
獣の権能:A
対人類とも呼ばれるスキル。神霊、英霊、なんであろうと救いを求めるものに対する特効性を発揮する。
単独顕現:A
単独行動の上位互換、世界の修正力を跳ね除け、タイムパラドックスによる攻撃や即死攻撃もキャンセルする。
神の空殻:EX
本来のアテンは、天体としての太陽を示すのみであり、神性を宿さない空っぽの器だとされる。>>312
【保有スキル】
ネガ・ゴッズ:A
現在の信仰、神話のカタチをことごとく覆す概念結界。天、地属性のサーヴァントの宝具に対するバリアを張る。
アケト・アテン:B
「アテンの地平」を意味する神殿都市。他の神々の信仰を奪うための拠点である。建造を指示したアメンホテプ4世の死後、異端の信仰として解体されるが、その建材は他の建設に流用されたとされる。ビーストの超級出力によって流用された建材が触媒となり、エジプト全土を神殿都市と見做し、既にエジプト神性の全てを取り込んでいる。また、内部に踏み込んだ神霊、神性を有する英霊から徐々に信仰を奪う。
アク・エン・アテン:A++
「アテン神に有益なる者」を意味する名。アテンの恩寵の一切を自身に集約し、アテンの子としてアテンを信仰する。
アンク・ウラエウス:EX
原初の蛇。原初の海ヌンより生まれた創世の神の姿であり、すべての生命の起源。エジプト神性の全てを取り込んでいるビーストは当然、その権能を有している。ただし、神の空殻によってカタチを定められているため、胎から産まねばならず、基本的に真エーテルの循環による無限の魔力供給をもって不死性を有することが主要な効果である。なお、不死性は太陽の存在によって保障されており、死の概念を付与する天敵でもいないかぎりは、実質的に攻略は不可能。>>313
【宝具】
『白昼の太陽船 (マンジェット)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:500人
太陽神ラーが乗る船。ライダー・オジマンディアスが我がもの顔で使用する『闇夜の太陽船』と同一の宝具。名の違いは、天空を行くか、冥界を行くかによるものであり、その性能に特に違いはない。
『神罰の熱視線 (セクメト・ネフェルトゥム)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1人
太陽神ラーの目から生まれたとされる女神セクメトは、ラーを崇めない人々への復讐のための存在だったとされる。ビーストの視線は、灼熱となって不信心な存在を熔解する。
『神聖なる刻銘心臓 (トート・ヒエログリフ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
知恵の神トートは太陽神ラーの補佐役として「ラーの心臓」とも呼ばれた。ビーストの心臓には、ヒエログリフをもってアメンホテプ4世を示す全ての名が記されている。これによってビーストは全てのエジプト神性を統合しながら、一つの自我、人格を保持しており、これを抜かれれば、ビーストの霊基は不安定化し、間もなく事態は解決するかもしれないし、しないかもしれない。統合神性がどのような反応を示すかは未知数である。せっかくだから再創世しようとか考える可能性もある。>>314
【解説】
古代エジプト第18王朝のファラオ、アメンホテプ4世。のちにアクエンアテンと改名し、以降は崩御するまでその名を使った。
当時のエジプトは神官集団の権勢が盛んな時期であり、王権の衰退を危惧したアクエンアテンは、それまでの信仰を否定、天体としての太陽でしかなかったアテン神を唯一絶対に崇めるべきと定めた。都も新たに建造したアケトアテンへと移し、他の神々の神殿を閉鎖、偶像を破壊、徹底した宗教改革、アマルナ改革を実行した。しかし、急激な改革は民心を失い、アジア植民地への注視がおろそかとなって治世末期には領土が縮小した。
史実によれば、このように信仰を転換しようとした異端のファラオであり、その功績は徹底的に抹消されたどちらかというと時代の敗北者に過ぎない。
神代において、アクエンアテンの正妃ネフェルティティは千里眼を有した冠位の魔術師であった。アクエンアテンは戯れに、正妃の語る過去や未来、遠き地の現在を楽しみ、あるとき現代の情景を知った。正妃からすれば、来たるべくして来たる未来でしかなかった現代のありさまはしかし、神代の王であったアクエンアテンからすれば、放置するわけにはいかない問題に映った。
神官集団の権威を削ぐためとしては、偏執に見えるアテン信仰のその動機こそは神代の変わりなき存続という目的にあった。信仰をアテンに集中し、多様化し形骸化し、生臭神官が台頭するまでに腐敗した神話を描き直すこと。それこそがアクエンアテンの真の企み。エジプト神性を切り捨てたのではない、彼らが再び力ある神として再誕するために、効率的に信仰を得るために、一度、信仰の器を一つに、原初神ヌンの再現を目指した。
以上の功績をもって彼のクラスは決定された。
異端のファラオなぞ偽りの名。
其は人類を庇護するため、人類史を最も否定する大災害。もう一度世界を創り、力ある神々が人類を庇護する愛をもって、人類史を終わらせる、『回帰』の理を持つ獣である。
【wiki登録】可
【コメント】
海から来たるティアマトに対して、天へと昇る回帰のビースト、アクエンアテン。他の神々に中指立てたのではなく、彼らが必要だと考えるからこその所業という解釈。つまり、逆張り。>>316
【保有スキル】
自己暗示:EX
シュヴァリエ・デオンと同様のスキル
自らを対象とした強力な暗示のスキル。魔術・スキル・宝具による精神へ働きかける効果を対象として、高い防御の効果を発揮する。
キャサリンの場合は、このスキルにより身体に影響を及ぼすまでには至っていないが、死後の残留思念が真実を捻じ曲げてまで保身を貫き通そうとする程に、その眼には理想しか映らない。ある種の精神汚染スキルに似た役割を果たしている。
そのためほぼ精神への影響のみに限定されているにも拘らず、規格外のランクで獲得している。
被虐体質:B
パッションリップと同様のスキル
集団戦闘において、相手の敵意(ヘイト)を自身へ集中させ、攻撃対象となりやすくなるスキル。マイナスの様であるが、強固な防御力を有する者がこのスキルを持っていると優れた盾役として機能する。
裏切りの姫君:A
マリー・アントワネットの持つスキル「麗しの姫君」の亜種スキル
表面上、統率力とは別で周囲の人間を惹き付け魅了するカリスマ性を発揮できるが、それはあくまで外面だけ。後にその周囲の人間たちから寄せられる思いを悉く裏切ってしまう性質を示すスキル。
二重薔薇王の寵愛:A―
テューダー朝第2代イングランド王ヘンリー8世から寵愛を賜っていたことを示すスキル
信仰心の揺らぎを防ぎ、竜種に対して自身に近づいてくると直感で察知できるようになり、且つ竜種から意識を向けられづらくなるなどの加護の恩恵を受ける。また、王立海軍の軍事力の一端を借りることができる。>>317
【宝具】王の棘無き薔薇の園(ワンスフェイバー・テューダー・キャサリンハロップ)
ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:2人
ヘンリー8世の王妃として「私の棘無き薔薇」と称されるほどに王からの寵愛を受けた、ハワードの王室入り後の栄光を宝具として昇華したもの。
自身の周辺領域にいる敵対者を対象として発動する認識改竄の宝具。周囲の空間には薔薇の花と蔦が咲き乱れ、薔薇の香気が満ちるようになる。空間内ではあらゆるものが備える美が強調され、敵対者は美にしか意識が向かわず、それ以外への意識・警戒が極度に薄れる。
例えば鋭利な刃を持つ武器に対しても、その研ぎ澄まされた刃の輝きに目が眩むばかりになり、武器という認識を徐々に持てなくなり、やがて鉄製の装飾品程度にしか捉えられなくなってしまう。攻撃を向けられようと斬られる瞬間まで回避や防御といった行動がまるでとれなくなるほどの認識改竄を行う。
【Weapon】薔薇
【因縁(ありそうな)キャラ】
マリー&エウロペ…王妃系サーヴァント。ハワードにとっても彼女たちはまさに理想で眩しく映り、時に妬ましいという思いすら向けてしまう。
玉藻の前(妲己)…気質としては近しい存在。王朝を毒した悪女仲間。とは言え、妲己はその中でも稀代の存在であり、王に取り入り国を己が欲望の為の玩具同然に扱うことにかけてこの上なく長けており、傾国の要因となったほど。それに対すればハワードは王を自らの傀儡同然として国を思うままに支配せんと企む野心はなく、そのあたりは比べてしまえば小物も同然。
オベロン…その特異で歪な霊基の在り方から、口から出る言葉のほとんどが嘘になってしまうサーヴァント。嘘塗れという点においては共通しているが、オベロンの場合が最早呪いに等しい域で深く霊基に結び付いた性質であり、本人すらも悩ませるものであるが、ハワードの場合はあまりにも強過ぎる思い込みのために、強力な自己暗示により自身の内面の真実すら完全に改竄してしまう、あまに都合が良すぎる虚言。
清姫…嘘絶対許さないバーサーカーサーヴァント。清姫からしてみれば相性最悪サーヴァントの一角。嘘を自己の中で現実化させるほどのハワードの自己暗示スキルが失敗する可能性を秘めている。>>318
ネロ…薔薇を象徴とするローマ皇帝。ハワードに紐づけられた薔薇の力も元を辿れば夫王ヘンリー8世を由縁とするものであり、ネロの自由気ままな身勝手ぶりは彼の傲岸不遜ぶりを想起させ、ハワードにとっては少し苦手な相手だったりする。
【解説】
彼の悪名高いテューダー朝2代目イングランド王ヘンリー8世の5人目の王妃。
20歳を過ぎぬ内に当時ほとんど50歳であるヘンリー8世と年の差婚にて王妃の身分となった若妻。ヘンリー王はこの麗若き少女に夢中となり「私の(棘の無い)薔薇」と呼び可愛がった。
しかし、程無くしてカトリックであることから王の側近のプロテスタント達から疎まれていたハワードは、彼らから愛人や元恋人との不倫を告発され、ヘンリー王に姦通を疑われる。ハワードは元恋人のフランシス・デレハムに暴行されたと主張するが、彼は彼女が王妃となって以降は親密にはなっていないと主張した上で、彼女とその愛人との嫌疑のかかったトマス・カルペパーが確かな不倫関係であったことを証言。遂にはカルペパーへの愛の告白文までもが証拠として発見されたことにより、ハワードの無実の訴えも空しく、デレハムやカルペパー共々処刑された。
ハワードの姦通罪については凡そ真偽不明であったとされているが、処刑の間際の演説でハワードは公衆の面前でカルペパーの妻となるはずであったことへの未練を口にしたと謂われている。
ヘンリー王の持つ王宮ハンプトン・コート宮殿には、現在でも、当時王の護衛や警備兵に牢獄へ連行される際に、王へ自身の無実を訴え恩赦を請うた時のままの姿でハワードが現れると信じられている。宮殿中にその悲痛の叫び・悲鳴が響き渡るのだと。
Wiki登録可>>320
【クラス別スキル】
狂化:B
パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半が奪われる。
元々通常の意思疎通が不可能な上に、バーサーカー自身の欲求最優先で動く為、正直手がつけられない。
【固有スキル】
怪力:A
筋力ステータスを一時的に2ランクアップさせることが可能。
スキル使用中はその巨体がただ動き回るだけでも十分な脅威となる。
ワイルドルール:A
自然界の法則を守り、その恩恵に与る者。
バーサーカーにとっては弱肉強食の法則こそが絶対であり、唯一の秩序である。
VFX:B
バーサーカーをモデルにしたと思しき映画が大ヒット(?)したことで獲得した。
費やしたリソースと時間に応じてより豪勢でド派手な視覚・聴覚効果を生み出し、操ることができる。
が、どうやってもB級を越える出来栄えにはならない。>>321
【宝具】
『仄暗い海の底から(ディープ・ブルー)』
ランク:C+ 種別:海洋宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:100人
バーサーカーがテリトリーとするバハマ諸島はアンドロス島付近に存在する深層域、ブルーホールをレンジ内に再現宝具。
宝具の範囲内ではバーサーカーはBランク相当の気配遮断効果を獲得し、水深120メートル級の深層に潜れば、水圧・一切の光が差さない暗闇と極低温・未開の深海が持つ神秘と言った複数の要素が自然の防御壁として機能する。
『八爪狂鯊(ジャイアント・スカットル)』
ランク:B+ 種別:対艦宝具 レンジ:1〜20 最大捕捉:5人
バーサーカーと同じ地域に伝わる怪物タコ、ジャイアント・スカットルの伝承が統合され、宝具へと昇華された物。
すなわち、第一宝具に捉えた相手を深海から伸ばした触手で拘束し、そのまま有無を言わさず海中へと引き摺り込み、捕食すると言う高速での連続攻撃。
元となった伝承では船が攻撃されていることから、船舶に対しては特攻効果を持つが、それより小さなものに対しては成功率が若干下がる。>>322
【解説】
ルスカは中米バハマ諸島に存在する孤島、アンドロス島付近に存在するブルーホールに生息しているとされている怪物の一種である。
その語源は軟体動物を意味するモルスカが由来とされており、その名の通りその姿は75フィート以上の大きさを誇るタコやコウイカ、あるいは頭部がサメで下半身がタコという、触手を持つ怪物として語られている。
伝承での生体は待ち伏せ型であり、ナワバリへと入ってきた旅行者などを一切の痕跡も残さずに喰らい尽くしてしまうため実際の目撃情報は殆ど存在しないが、時折バハマの海岸に打ち上げられる正体不明の触手を持つ生物の遺体(グロブ)からその姿が連想されたと考えられており、周辺海域では別の触手を持つ怪物の伝説がいくつか存在している。
基本的にはマイナーな存在だがその一方で、アメリカの映画会社アサイラム社が製作した「シャークトパス」シリーズには半鮫半蛸形態のルスカとよく似た造形のモンスターが登場しており、公式に元ネタだと言及されたことはないがルスカの知名度補正に活躍している…のかもしれない。>>325
【コメント】
毎度夏イベで活躍しているサメ兵士たちが愛嬌特化なので、バケモノとしてのサメキャラを考えてみたもの。
せっかくなので宝具名は映画ネタ多め、鈴木光司先生ごめんなさい。
【Wiki登録・SS使用化】リクエストサーヴァント
「死して尚迷える者よ、その未練を私が断ち砕こう」
【元ネタ】史実、日本伝承
【CLASS】スマッシャー
【真名】源翁心昭
【異名・別名・表記揺れ】玄翁玄妙,能照,空外,能照法王禅師,大寂院法王能昭禅師,源翁和尚
【性別】男性
【身長・体重】194cm・91kg
【肌色】黄色系 【髪色】なし 【瞳色】黒
【外見・容姿】筋骨隆々とした僧侶。戦闘時は手にした拄杖を巨大な玄能へと変化させる。
【地域】日本
【年代】14世紀(1329年〜1400年)
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】
筋力:B 耐久:C+ 敏捷:C
魔力:C 幸運:B 宝具:B>>327
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術に対する抵抗力。Bランクでは、魔術詠唱が三節以下のものを無効化し、大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
重量軽減:C
装備重量によるデメリットを軽減する。重装備ならば戦闘持続時間への恩恵が大きく、軽装備ならば敏捷の上昇が大きい。
【固有スキル】
陣地作成:A
本来はキャスターのクラススキル。魔術師として、自身に有利な陣地を作り上げる。
「工房」を上回る「寺院」を作成することが可能。
峨山韶碩の優れた弟子達、「峨山二十五哲」の中でも源翁は多くの寺院を開いたとされ、北は出羽国、南は薩摩国まで広く行脚したという。
頑健:B
生まれついての特別な頑健さを有する。
耐久値をランクアップさせ、攻撃を受けた際の被ダメージを減少させる。
複合スキルであり、対毒スキルの能力も含まれている。>>328
行雲流水:A
水のように流れ、雲のように世をさすらう流れ者。旅に必要な技能を体得していることを示す。
スマッシャーの場合は雲水として各地を行脚する禅僧であったため保有しており、布教に必要な技能も内包している。
修証一如:C
悟りを得るために修行するのではなく、修行こそが目的であり、修行と悟りを一体とする教義。
禅定へと至った精神は一つの物事への超人的な集中力を齎し、統一された精神の絶対性は精神干渉を無効化する。
【宝具】
『誘引開導・殺生石折伏縁起(ゆういんかいどう・せっしょうせきしゃくぶくえんぎ)』
ランク:B 種別:対心宝具 レンジ:1〜4 最大捕捉:1人
玉藻の前の骸が変じたとされる殺生石を砕いた伝承、及びその伝承を元にした能『殺生石』にて玉藻の前の霊魂を成仏させた逸話の具現。相手を討ち滅ぼすための宝具ではなく、相手を悟らせ、成仏させるための宝具。
喝を入れると共に拄杖・玄能を振り下ろし、相手の未練を断ち、粉砕する。その性質故に未練を根幹とする死霊への特攻効果を発揮する。
また、物理的な破壊をもたらすことも可能だが、本質的には対象の抱える未練・迷いへの攻撃であるために物理的な防御は意味をなさない。
未練・精神異常を断ち崩すことにより、相手の精神を正常な状態へと導くことも可能。
【Weapon】
『拄杖・玄能』
禅僧が行脚の際や、説法の際に用いる杖。殺生石は伝承によっては金槌ではなく杖で打ち砕いたともされ、それらの要素が拄杖へ複合している。戦闘時は巨大な玄能へと変化させることも可能。スマッシャーは拄杖であれ玄能であれ、これらの武器による峰打ちを得意とする。暴力的な絵面であれど、あくまで彼の一撃は対象を屠る攻撃ではなく、迷いを断つための一喝なのだ。>>329
【解説】
′′殺生石は下野国那須野にあり。老狐の化する所にして、鳥獣これに触れば皆死す。応永二年乙亥正月十一日、源翁和尚これを打破すといふ′′
鳥山石燕著作『今昔百鬼拾遺』より
南北朝時代に活躍した曹洞宗の僧侶。峨山韶碩の弟子の一人であり、「峨山二十五哲」に数えられる。印加証明を与えられた後には雲水として北は出羽国、南は薩摩国と広範囲を行脚し、多くの寺院を開創したという。
源翁心昭の逸話で特に有名なものとしては那須野の殺生石を砕いた逸話が挙げられる。
殺生石とは平安時代に退治された九尾の狐「玉藻の前」の骸が変じたものとされ、石からは毒を発して人々や動物を殺した。
源翁は法事を行う事で殺生石を成仏させたが、殺生石は砕けてその欠片は日本中に散らばった。この殺生石を砕いた事から源翁の名は金槌の一種である「玄能」の語源となったとされる。
また、日本各地へと散らばった殺生石の欠片は、牛蒡種、犬神、オサキといった憑き物・怪異へと変じたという。
【人物像】
能動的・外交的
寡黙であるのに加え、その筋骨隆々とした外見から近寄りがたい印象を受けるが、その内面は慈悲深い僧侶。
厳正であるが、同時に寛容で大らか。日々是好日に則り、日常の些細な出来事から非日常の試練に至るまで、目前の事象を平等に扱い、真剣に向き合う真摯な人物。
サーヴァントとして召喚された以上、スマッシャーは従者としての在り方に準ずる。そのためマスターに対して忠実ではあるが、仏法に背くような悪行は決して容認しない。
聖杯にかける願いはないため、通常の聖杯戦争で召喚されることのないサーヴァントではあるが、殺生石の欠片を日本各地に散らばらせてしまったことに憂いており、「砕け散った殺生石達の成仏」という願いを抱いている。>>330
特技:行脚,仏像彫刻,寺院作成
好きなもの:温泉
嫌いなもの:特になし
天敵:特になし
願い:砕け散った殺生石達の成仏
【一人称】私【二人称】貴殿,御坊,〇〇殿,貴様【三人称】彼,彼女,奴
【因縁キャラクター】
玉藻の前
生前成仏させた九尾の狐。人に憧れ、人となり、人に討たれた悲しき者。それはそれとしてそれだけの存在ではないのも理解しているので、何かやらかすなら容赦はしない。
玄奘三蔵,アショカ王
仏教界のビッグネーム。彼らの前では流石に寡黙なスマッシャーも(傍目には分かりずらいが)平静でいることは難しいらしい。>>216舜天(水着)
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%BD%D8%C5%B7%28%BF%E5%C3%E5%29
>>245カロリーヌ・ジベール
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%AB%A5%ED%A5%EA%A1%BC%A5%CC%A1%A6%A5%B8%A5%D9%A1%BC%A5%EB
>>253クムバカルナ
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%AF%A5%E0%A5%D0%A5%AB%A5%EB%A5%CA
>>279バルドル
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%D0%A5%EB%A5%C9%A5%EB
>>283ルキウス・タルクィニウス・スペルブス
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%EB%A5%AD%A5%A6%A5%B9%A1%A6%A5%BF%A5%EB%A5%AF%A5%A3%A5%CB%A5%A6%A5%B9%A1%A6%A5%B9%A5%DA%A5%EB%A5%D6%A5%B9
>>287易牙
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%B0%D7%B2%E7>>292高俅(+亀菊)
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%B9%E2%26%2320421%3b
>>304トマス・マロリー
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%C8%A5%DE%A5%B9%A1%A6%A5%DE%A5%ED%A5%EA%A1%BC
>>301.>>309ネフェルティティ
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%CD%A5%D5%A5%A7%A5%EB%A5%C6%A5%A3%A5%C6%A5%A3
>>312ビーストⅡ/イクナートン
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%D3%A1%BC%A5%B9%A5%C8%AD%B6/%A5%A4%A5%AF%A5%CA%A1%BC%A5%C8%A5%F3
>>316キャサリン・ハワード
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%AD%A5%E3%A5%B5%A5%EA%A5%F3%A1%A6%A5%CF%A5%EF%A1%BC%A5%C9
>>320ルスカ
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以上wiki登録完了しました。「余の歩みこそ人の歩み。余の定めし世界の果てが、人類世界の終端である」
【出典】『歴史』『歴史叢書』『地理誌』『エジプト史』
【CLASS】ランサー/グランドランサー
【真名】セソストリス
【異名・別名・表記揺れ】セソーストリス、セソオーシス、セソンコシス
【性別】男性
【身長・体重】207cm・135kg
【肌色】褐色 【髪色】黒 【瞳色】金
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】威圧感を発する逞しい巨漢。厳めしい表情も手伝い巨岩の如き佇まい。軽装の鎧に黄金の装身具とマント。
【地域】エジプト/アフリカ/アジア/ヨーロッパ
【年代】紀元前19世紀頃?
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・神性・王
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:B 魔力:C 幸運:A 宝具:EX【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではランサーに傷をつけられない。
ヘファイストスの加護により火攻めを逃れた逸話から、炎熱には特筆すべき抵抗力を持つ。
【保有スキル】
神性:A
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
神の化身たるファラオであり、アレクサンドロス・ロマンスにおいては神として登場している。
皇帝特権:A
本来持ち得ないスキルを、本人が主張することで短期間だけ獲得できる。
該当するのは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、と多岐に渡る。
Aランク以上の皇帝特権は、肉体面での負荷(神性など)すら獲得が可能。
最果ての加護:A
聖槍の所持者へと自動的に付与されるスキル。世界の果てそのものから加護を受ける。
戦闘時においてのみ、魔力と幸運のパラメータが一時的にランクアップする。制圧軍略:A
高位の“軍略”から派生した固有スキル。
通常の効果に加え、不利な戦況下に限り破格の有利補正を得る戦術的直感力。
世界規模の征服者が持つ天稟であり、彼の征服王に勝るとも劣らぬランサーに相応しい大軍略。
【宝具】
『王の標柱(ホロイ・ヘルマイオン)』
ランク:B 種別:対陣宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100人
ランサーが征服した諸国に立てたとされる戦勝柱。
効果内にある者の戦いぶりを測り、怯懦と見做した者の能力を低下させる。
能力低下に伴い肉体から男性的要素が消失していき、最終的には貧弱な女体に置き換わってしまう。
実際は各地の「境界を規定するオブジェクト」が、後世ランサーが残した戦勝記念碑と誤認されたものと思しい。
その性質上、打ち立てられた地点に境界を作り、その一帯をランサーの陣地として組み込む機能を持つ。『遥かなる世界の涯(オイクメニコス・コスモグラフィア)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:─
ランサーが定義した世界観の再展開。現行世界に対する古きオイクーメネーの適用。
最果てより現れた光の巨柱が地に突き立ち、今再び「世界の果て」を示し、テクスチャを敷き直す。
敷設された領域は、かつて三大陸に跨った威容を取り戻そうとするように、世界を呑み込みながら拡がり続ける。
征服を拒むものは無すら食い破る境界の力で消去され、征服を受け入れたものはランサーの世界の一部として支配を受ける。
人類世界の製図者たるランサーの征服を撥ね退け得るのは、ランサー以上に世界を広げた一握りの英傑のみ。
彼方を目指して広がっていく宝具に見えて、その本質は限界点を定める鎖された宝具である。
グランドランサーとして召喚された際に使用する場合、ビーストの干渉を世界一つの強度で阻む結界、
或いはビーストと冠位英霊の対決で世界が壊れないように通常空間から隔離された決戦場としての役割を果たす。
【Weapon】
『王の標柱』
自身と祖国の名、武力で以て征服した次第を記した戦勝記念の柱。男根が彫られていたとも。
戦闘も無く征服できた場合は、その民族が怯懦であったことを侮蔑して追加で女陰を彫り込んだという。
『王の標槍(ホロス・エスカータ)』
世界を縫い止める聖槍の影。宝具ランクはA+相当。神話的グレードアップが施された『王の標柱』であり、宝具『遥かなる世界の涯』で降り注ぐ光の柱と同質のもの。
テクスチャを押さえつける概念的超質量を秘め、触れた情報体を上書き消去することで境界を再定義する。【解説】
アフリカ、アジア、ヨーロッパの諸国を征服したとされる伝説上のファラオ。
『歴史』『歴史叢書』『エジプト史』等、古代ギリシャ・ローマ世界の著作で広く言及される。
それらの記述によれば、有史以来エジプト人で初めて艦隊を率い、紅海を発ってインド洋沿岸の住民を征服。
遠征から戻ると、今度は南はエチオピア、北はパシス河畔(或いはタナイス河)まで侵攻し、各地に戦勝柱を立てた。
当時パシス河(及びタナイス河)はアジアとヨーロッパの境、エチオピアはオケアノスに接する世界の果てと認識されており、
セソストリスは古代ギリシャ・ローマ文明にとっての全世界を征服した比類無き覇王と見做された。
ディオドロスに至っては、アレクサンドロス未踏の領域に侵攻を果たし、全アジアを平定したとまで記している。
エジプトに凱旋後は捕虜を動員して運河を開鑿、国土を全エジプト人に均等に配り、年貢を課して安定的な財源を確保した。
ヘロドトスは、この事業に際して測地術として幾何学(ゲオメトリア)が発明され、ギリシャに導入されたとする。
考古学上は小アジア以北に進出したファラオは確認されず、強大なファラオが習合、誇張された人物と考えられている。【人物】
約2m超え(4クビトゥム、3パルマ、2ディギトゥム)の巨漢。
外征に功績を残すファラオたちの集合体にして、後世の征服者たちを測るベンチマーク。
征服王たちの虚像であるためか、神として人格が希薄化しているためか、喜怒哀楽の感情表現に乏しい。
しかし、人間性は薄れていても世界を飲み込まんとする野心、未知に飛び込む好奇心と挑戦心だけは燃え続けている。
良く言えば、原点を忘れぬ夢追い人。悪く言えば、理由も目的も無く征服のための征服を続ける征服マシーン。
普段は寡黙で落ち着き払った態度だが、例外的に征服を成し遂げた際は莞爾として陽気に振る舞う。
また、遠征の下準備として地道な人心掌握に努め、捕虜の諫言を聞き入れ、偉大な後進を認めるなど概ね気長で寛大。
エジプト全土を分割し、運河の開墾により「国土を切り刻んだ」と評されることから土地を切断するセイバー、
モデルのファラオたちが弓勢の強さを誇り、自身のものとされた壁画が弓を持つ事からアーチャー、
初めて艦隊を率い、征服した諸王に戦車を曳かせた伝説からライダーの適性を持つ。
イメージカラー:艶の無い赤茶色。
特技:世界征服
好きなもの:記念碑の設置、倒した敵の批評、遠出(未知の景色、出来事、新たな戦いの予感に高揚するから)
苦手なもの:厭戦感、遠出(兵の不満を宥め、物資をやりくりし、常に帰路を考えて進むのが面倒だから)
天敵:イスカンダル、サウラケス
願い:完全なる世界征服(のための受肉)【関連人物】
イスカンダル
マケドニアの征服王。セソストリスから見て後進の世界征服者。
何かと比較され、セソストリス以上の偉業を成したとか、逆にセソストリスには及ばなかったとかいわれる。
イスカンダルがエジプト入りを果たした際は「新しいセソンコシス」と歓迎されたという。
アレクサンドロス・ロマンスでセソストリスは世界の果てを定めたとされ、神としてイスカンダルの前に現れている。
オジマンディアス
第19王朝の第3代ファラオ。古代エジプトの最盛期に君臨した偉大な王。
セソストリスのモデルの一人で、彼の名前の短縮形セセスまたはセソティスに由来するという。
センウセレト3世
第12王朝の第5代ファラオ。エジプト中王国時代の最盛期を築き上げた覇王。
セソストリスのモデルの一人で、『エジプト史』でもセソストリスは第12王朝のファラオに比定されている。
ヌビア(エチオピア)に自らの戦果を誇示し、ヌビア人を蔑む文面の石碑を遺しており、これが例の戦勝柱のモデルともいう。
厳密に言えば、セソストリスには第12王朝を通して行われたアジアとヌビア遠征、運河開鑿の功績が集約されている。ダレイオス1世
アケメネス朝ペルシャの第3代王。或いはアケメネス朝の開祖。
『歴史』には、ヘファイストス神殿のセソストリス像の前に自身の像を建てようとした際、その功績がセソストリスに及ばないことを理由に神官から反対されたエピソードが記されている。
既にダレイオスは諸国を支配下に置いていたが、セソストリスが征服したスキュティアへの遠征は断念していた。
ディオニュソス、ヘラクレス
いずれもギリシャ神話の神で、主神ゼウスの子。共にエジプトに縁があり、セソストリスを髣髴とさせる逸話を持つ。
ディオドロス曰く、神話上ディオニュソスという名前の神は三柱いて、先の二柱の功績を三柱目が引き継いでいる。
この三柱目のディオニュソスは人間の住む世界全域へ遠征を行い、その果てに多くの記念柱を残した。
同じことがヘラクレスにも言えて、最も古いヘラクレスはエジプトで生まれ、世界の大半を征してリビアに戦勝柱を立て、三柱目のヘラクレスは十二の試練を越えた後、ヨーロッパ方面にも戦勝柱を立てたという。【元ネタ】旧約聖書『サムエル記』
【CLASS】ルーラー
【真名】サムエル
【異名・別名・表記揺れ】最後の士師
【性別】男性
【身長・体重】145cm・38kg
【肌色】 白【髪色】 青みがかった黒【瞳色】 瑠璃色
【外見・容姿】幼いながらも聡明な雰囲気を纏った澄んだ瞳の少年。質素な白い衣を纏い、背丈よりも大きな羊飼いの杖を携えている。
【地域】古代イスラエル
【年代】紀元前11世紀頃
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・子供
【ステータス】筋力:D 耐久:C 敏捷:C 魔力:A+ 幸運:B 宝具:A>>343
【保有スキル】
信仰の加護:EX
一つの宗教に殉じた者のみが持つスキル。自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性。
本来このスキルには最高存在から与えられる恩恵はないのだが、サムエルに関しては特例で実際に多くの恩恵を受けている。
ランクが高すぎると、人格に異変をきたす。
啓示:A+
"天からの声"を聞き、最適な行動をとる。魂が持つ、直感と同等のスキル。
『直感』は戦闘における第六感だが、啓示は目標の達成に関する事象全て(例えば旅の途中で最適の道を選ぶ)に適応する。
だが根拠がない(と本人には思える)ため、他者にうまく説明できない。
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一つの民族の指導者としてはBランクで十分と言える。>>344
【宝具】
『神の雷霆(ラミエル)』
''ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:300''
ペリシテ人との戦いの際、サムエルの祈りに応えた神がその威光を示した雷霆を再現する宝具。ただし、物理的な破壊を目的とするものではない。
真名を解放すると、夜空が昼のように明るくなるほどの雷霆が轟く、この雷霆は神がサムエルに味方していると示すもので、敵対者に強い恐怖を呼び起こし、「戦う理由」や「戦う意思」を根底から揺るがす精神攻撃。
敵は戦意を喪失し、恐慌状態に陥る。対魔力や物理的な耐久力で防ぐことは困難だが、神に近い者ほど効果は薄くなり、反対に神に対する信仰心を持つ者ほど効果が大きくなる。
【Weapon】
『羊飼いの杖』
戦闘に用いることはないが、魔術的な触媒として機能する。>>345
【解説】
旧約聖書の『サムエル記』に登場する古代イスラエルの預言者。イスラエル最後の士師であり、最初の預言者。幼い頃から神に仕え、神の言葉を民に伝える役割を担った。
母ハンナが子を授かることを神に祈り、その願いが聞き入れられて生まれた子。その際に「神に願って得た者」という意味を込めてサムエルと名付けられた。
幼い頃に祭司エリの元に預けられ、神殿で神に仕える生活を送る。ある夜、サムエルは神の声を聞くが、最初はその声がエリのものだと勘違いし、何度もエリのもとへ行く。3度目にエリがサムエルに「もう一度声が聞こえたら『主よ、お話しください。しもべは聞いております』と答えなさい」と教える。その後再び声を聞いたサムエルは教えられた通りに答え、神の預言を受ける。
この出来事により、サムエルは神の言葉を伝える者として認められ、イスラエルの民から預言者として尊敬されるようになる。
その後、士師として民を導き、ペリシテ人との戦いでは、神に祈りを捧げることで神の助力を得て勝利を収めた。神はペリシテ軍に雷を轟かせ、イスラエル軍を助けたとされる。
しかし、彼の晩年、民は神ではなく人間による王を望むようになる。サムエルは神の言葉を伝え、王制の危険性を説くが、民の強い願いに折れ、神の命によりサウルを初代の王として立てる。
しかしサウルが神の言葉に従わなかったため、サムエルは彼を廃し、ダビデを新たな王として聖別した。生涯にわたり、神の代弁者としてイスラエルの民を導き、神と民との間の仲介役を務めた。
サーヴァントとして召喚された際は、幼い頃の姿で現界する。これは、神の言葉を無垢な心で受け取っていた頃の純粋な信仰心が、ルーラーとしての適性に最も合致しているため。>>346
【人物・性格】
思慮深く、落ち着いた性格。感情をあまり表に出さず、常に冷静沈着。しかし、それは冷たいわけではなく、内に秘めた熱い信仰心と使命感に裏打ちされている。
誰に対しても分け隔てなく接し、神の言葉を伝えることを自身の義務だと考えている。しかし、自身が必要ないと考える王や神の意に反する者には容赦なく辛辣な言葉を投げ掛ける。
マスターに対しても、マスターとしての役割を果たすよう厳しく諭すことがある。
イメージカラー:白
特技:祈り、王に相応しい人物を見つけ出すこと
好きなもの:神の言葉、静かな時間
嫌いなもの:神の御心に背くこと、王
天敵:サウル王
願い:特にない
【一人称】 私 【二人称】 あなた 【三人称】 彼、彼女>>347
【因縁キャラ】
サウル王:彼ならイスラエルを任せられると思っていただけに、彼が神に背いたことはサムエルにとって深い悲しみとなった。
アショカ王:異なる宗教体系に於ける理想の王としてその在り方を興味深く観察している
【コメント】
SS使用可なので、正統派ルーラーが欲しい人は使ってみてください「アサシンだ。名は今のところコロニスとでも名乗っておこうか…。」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アサシン
【真名】コロニス?
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】男性
【身長・体重】180cm・68kg
【肌色】? 【髪色】? 【瞳色】?
【外見・容姿】ペストマスク顔全てを隠し、フード付きの黒い拘束着みたいなものを身に纏い素肌の一ミリも出さない。裾部分がぼろぼろなのか、まるで翼のようにも見える。
【地域】欧州
【年代】神代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:A 幸運:D- 宝具:A
【クラス別スキル】
気配遮断∶A(D-相当)
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。だが場合によって賢い存在なら気配でバレる。
ていうか、そもそも隠密とかそういうことしたことないから…
単独行動∶A+>>349
【固有スキル】
男神の贖罪∶EX
男神の寵愛に似て非なるもの。
いつになっても癒えぬコロニスへの後悔と贖罪が、神霊である身を英霊ランクに貶めてまで召喚された模様。コロニスの代理として、アポロンが戦うためのスキル。
ただし、代償としてアポロンは通常のサーヴァントとしての力しか行使できない。
使い魔(烏)∶A-
鴉を使い魔として使役できる。
契約は必要なく、思念を送るだけで可能。
生前の出来事からか使い捨て鉄砲玉としか思っておらず、マイナス補正がついているのはそのせいらしい。
医神の親∶EX
アスクレピオスの親としてのスキル。息子の通常の医療術に加え、精神面のカウンセリングや、彼より上位の治療法が可能。ただし、蘇生は無理。>>350
【宝具】
『太陽神の激情、無情なる一矢(レイジング・コローニス)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:無限 最大捕捉:1人
誤解とはいえ、かの恋人が裏切りを知り激情し、射抜いてしまった愛憎と後悔の一撃。
通常は見えない目にも止まらぬ銀閃が対象を貫く。たとえどんな遠くにいても、何重に隠れていても、まるで近くにいるかのように一撃を放つ。その一撃は確率で死に至らしめる。
だがその一方で撃ち出されると回避されるか対象を貫くまでアサシン自身でも止めることができず、強大な幸運かそれを完全に防ぐスキルか宝具、因果律を捻じ曲げるほどの力がない限り、完全な回避や防ぐことは難しい。
『太陽神の後悔、悲しみは雨の如く(ヘーリオスリーピ・ヒューエトス)』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:0〜200 最大捕捉∶400人
自身の後悔と哀しみ、そして厄災を司る側面が凝縮して一つの宝具に昇華されたもの。
天上から無数の赤閃が降り注ぎ、着弾と同時に厄を飛散する強力な技。だがその一方で制御が効かず、味方も巻き添えになってしまうので注意。
【Weapon】
クロスボウ
通常より大きく黒翼が散りばめられた中2的なデザイン。実力は本物でありたまにこれで殴ったりする。
アサシンになったことでアーチャーよりも劣ったとされているもののその実力自体は衰えていない。その射撃のうまさはどこぞのアステカの悪神様嫉妬案件レベルである。
パンクラチオン
接近戦における格闘術。アサシン曰く密かに鍛えたし実力あるとのこと。>>351
【解説】
かつてアポロンと共にいた恋人であり、アスクレピオスの母親。ある意味被害者の一人。かつては仲睦まじく相思相愛だった。だが種族の違い上、長く共にすることができず一緒にはいれないことが多い為、自身の使い魔まであるカラスを通じ、互いの情報を共有し想いを伝えあっていた。
だがある日のこと、カラスがアポロンにコロニスが他の男と一緒におり、不倫しているかもしてないとこう告げた。それを聞き真に受けたアポロンは大層怒り、コローニスとそばにいた男を射 殺。
だが放った直後に赤子の存在に気づき我に返ったアポロンはそれを止め助けようとするが、すでに遅し。コローニスは「嗚呼、赦さないとそう思うのならば、赤子を産んで確認してからにしてほしかった」息絶え絶えにこう告げた。
それを聞き、息絶える瞬間を見てしまったアポロンは深く後悔し、亡骸から赤子をすくい上げてケイローンに預けてもらい、カラスを黒く燃やし天に磔刑にした。
───本来のコロニスは女性ではあるが、アサシンとして召喚されたコロニスはどこか異なる姿をしており…?>>352
【人物像】
全身黒ずくめ肌での一ミリも出さず、不気味な見た目をした存在。
中身も掴み所がない性格であり、フランクで気さくな協力的かと思いきやいつの間にか試練と称して立ちはだかったり、一見親しげに見えるが一線を越えないようにと距離を置くなど、第三者のような立ち位置に振る舞う。だが時々正体に近い言動がこぼれたりボロが出たりすることもある。その事について指摘したり問うてみても意味深に口を閉ざしたり、大雑把に答えるのみであり、ロをどもらせたりはぐらかすので真偽は不明。
その正体はアポロンであり、人理救済兼彼女の救済及び贖罪のため自ら神性を棄て、霊基削ってコロニスの殻を被って現界したもの。
自身の影の側面が表面化されており、妹程人間嫌いではないものの、厳しさが強調されている。特に自身を含め神を見くびるもの、裏切りに関しては厳しい。愛?人間性?そんなの羊の端末においてきた。
───その本質は、もし神々(自分達)がいなくても進化できる人類の可能性を信じ、成長の妨げにならないように彼なりの教育かつ愛情の裏返しかもしれない。
イメージカラー∶光のない漆黒
特技:特にこれといったものはないが、基本的に出来ることなら何でも
好きなもの:特になし
嫌いなもの:自身を含め神を見くびるもの、自分自身
天敵:コロニス、アスクレピオス
願い:コロニスの蘇生
【一人称】私【二人称】お前【三人称】(種族名)>>353
【因縁キャラクター】
コロニス
自身が愛した妻の一人。今でも癒えることがなく後悔に近い激重感情を抱いている。
もし聖杯戦争などでどこかで相対したら、勝利するより贖罪として彼女に自身を殺してもらうべく戦いを放棄し、身を捧げるだろう
アスクレピオス
自身の息子。気配でバレたし、そしてめっちゃ毒を吐かれた。
オリオン(&アルテミス)
自身の妹。一説では自身ではなくアルテミスに依頼したとされている。オリオンの件もあり気まずいのか顔も合わせられず速攻逃げる。
アポロン被害者の会
半分は自分達の自業自得とはいえ、自身が振り回してしまい、悲劇を迎えてしまった存在たち。それはそれとして、今それどころじゃないんだって!そういうのはよそでやってくれない!?もしどこかで相対してしまった場合、脱兎の如く逃げ去る。【元ネタ】『王書(シャー・ナーメ)』
【CLASS】グランドライダー
【真名】ロスタム・パフラヴァーン
【性別】男性
【身長・体重】305cm・290kg
【肌色】褐色 【髪色】黒 【瞳色】緑
【外見・容姿】筋肉質で引き締まった巨象の如き体躯を持つ威厳に満ちた大男。豪華なペルシャ様式の甲冑を身につけ、その上から毛皮の外套を羽織り。腰には鎚矛と剣を帯び、背中には弓を背負う。
【地域】イラン
【年代】神話時代以降
【属性】中立・善
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:A++ 耐久:A+ 敏捷:A 魔力:B 幸運:B 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:B
騎乗:EX
騎乗の才能。
EXランクで本スキルを保有するロスタムは本来騎乗スキルでは乗りこなせないはずの竜種を例外的に乗りこなすことが出来る。
正確には竜種でもなければロスタムの騎乗に耐えられないと言った方が正しい。>>355
【保有スキル】
戦闘機動(竜):EX
騎乗状態での戦闘に習熟し、騎乗状態での攻撃判定及びダメージにプラスボーナスするスキル。
竜種に騎乗しての空中戦のような生前には経験したことのない状況にも冠位の騎兵は対応してみせる。
本来であれば騎乗していない状態での戦闘力が減少するというデメリットが存在するが、EXランクでこのスキルを保有するライダーにはデメリットが一切存在しない。
パフラヴァーンの誉れ:A+
武勲誉れ高い英雄に与えられる称号。
パフラヴァーンたるライダーは如何なる強敵が相手でも決して惑わず恐れない。
勇猛、心眼(真)、沈着冷静などの効果を内包した複合スキル。
雄魔の血統:A+
英雄と魔性、本来交わることのない両者の血を引くライダーはあらゆる面で規格外の肉体を持って産まれた。
特に筋力は人間では絶対に不可能なランクに到達している。
天性の肉体、怪力、戦闘続行の複合スキル。>>356
【宝具】
『兵仗剋する獣皮(バブレバヤーン)』
''ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人''
ヘラクレスが十二の難行で倒したネメアの獅子と同じく人理を否定する性質を持った獣の皮から作られた外套。
人間が作り出した武器による攻撃を無効化し、さらに火、水への耐性も有する。
ペルシャに於ける人理を否定する獣の姿は虎や豹、あるいは竜という説もあり定かではない。
『屠竜剣(ティゲヘンディ)』
''ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人''
ライダーの振るう大剣、その名はインドの剣を意味する。
屠竜剣の名が示す通り竜殺しの特性を有し、竜種に与えるダメージを倍加する。
七つの道程(ハフトハーン)の第三道程では寝込みを襲った竜の首を刎ね、第四道程では魔女の胴を両断した。>>357
『七つの武勲(ハフトハーン)』
''ランク:EX 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人''
七つの試練を乗り越え王を救出したロスタムの偉業が昇華された宝具。
サーヴァントとしてのロスタムは莫大な魔力を貯蔵した七つの擬似霊核を保有する。その効果は主に二つ。
一つ目は擬似霊核が破壊されることで内包した魔力が溢れ、その魔力を用いて自身に最大で七回蘇生魔術を掛ける蘇生能力。
二つ目は擬似霊核を一つ消費することで自身の爆発的な能力値ブーストを可能とする自己強化能力。
また一つ目の能力の応用でマスターを失っても霊核を消費しその魔力で現界し続けることが出来る。
七つの擬似霊核と真の霊核を持つロスタムを倒すには最大で八回殺 す必要があり、加えて一度見た技であればほぼ確実に見切ることが出来る超一流の武人であるロスタムを八度も殺 すのは容易ではなく、マスター殺しに成功しても数日は生き長らえて暴れ回ることが可能。
『無双の竜馬(ラクシュ・アズダハー)』
''ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:300人''
巨象と見紛う体躯の戦馬、ラクシュはただの馬ではなくかつてロスタムの祖父が討伐したカシャフ川の竜の因子が組み込まれた人造竜種とでも言うべき存在。ロスタムの騎乗に耐えられるのは、そもそも体の作りが通常の馬とは異なるため。
体内に竜種としての魔力炉心を有し、一度召喚すれば魔力供給無しで現界し続けられる。その戦闘力は獅子や竜種とも戦えるほど、疾走すれば大地を踏み砕き軍勢を蹴散らす無双の英霊馬である。
ロスタムと共に七つの試練を乗り越えた事でラクシュも主の宝具『七つの武勲(ハフトハーン)』の恩恵を受けることが出来、蘇生や能力値ブーストが可能。
さらに真名解放することでラクシュの竜の因子が覚醒し、火竜形態(ドラゴンモード)へと変貌を遂げる。
火竜形態(ドラゴンモード)のラクシュは全身が鱗のような装甲に覆われ背中には翼が出現、顔も竜のような顔立ちへと変化する。
竜種としての超音速飛行に加え、口からは万物を焼き尽くす爆炎のブレスを吐くことが可能になる。>>358
【Weapon】
『無銘・弓矢』
イスファンディヤールやシャガードを撃ち抜くなど弓の扱いにも長けている。
『無銘・牛頭の鎚矛』
宝具ではないがロスタムを象徴する武装の一つ。
【解説】
ロスタム、ペルシャ最大の英雄、西アジアでは最強のサーヴァントの一騎。
霊鳥に育てられた白髪の英雄ザールと蛇王ザッハークの曾孫ルーダーベ姫の間に生まれたロスタムは英雄と魔性の血が交わったためか規格外の肉体を持っており、母親の胎内で大きくなりすぎたため帝王切開で出産。
生後一日で成人男性と同じくらいの背丈があり、幼少期には片手で持ったメイスの一撃で巨象を倒している。
成長したロスタムは英雄としての資格を全て兼ね備えたイランに並ぶ者のない戦士となった。
有名なエピソードとしては互いに正体を隠したまま実の息子ソフラーブと三日間の死闘を繰り広げたこと。青銅の体を持ち自らと同じく七つの試練を乗り越えた英雄イスファンディヤールとの一騎討ちなどが挙げられる。
中でもロスタム最大の偉業とされるのが白鬼に囚われたイラン王カーウースを救出するための冒険「七道程」である。
ロスタムはラクシュと共に、獅子、灼熱の砂漠、龍、魔女、闇の世界、悪鬼アルザング、そして白鬼の七つの試練を征しカーウースを救出した。
向かうところ敵無しの無双の大英雄ロスタムだったが、腹違いの弟シャガードの落とし穴の計略により致命傷を負い七百年の生涯を終えた。
死の間際、ロスタムは木の後ろに身を隠すシャガードを木もろとも撃ち抜いてシャガードを殺 害し息絶えた。
竜種の性質を持つ竜馬ラクシュを乗りこなし、幾度となくペルシャを救った偉業を以てロスタムは冠位の騎兵の資格を得た。>>359
【人物・性格】
高潔にして勇猛、弱きを助け、強きを挫く正真正銘の英雄。根っからの武人であり、強敵との戦いを何よりも至上の喜びとする。自らの武力に絶対の自信を持っており、他者を見下すような傲慢さはないが、己の信念を曲げることはない。
戦場では無慈悲なまでの強さを発揮するが、ひとたび戦いを離れれば、気さくで豪放磊落な人物となる。
ただ、英雄としての孤独や、息子を討ち取った悲劇からくる苦悩を胸の内に秘めており、時折、憂いを帯びた表情を見せることもある。
自らの名を隠すことを嫌っており、クラス名ではなく堂々と真名を名乗る。
イメージカラー:錆びた鉄の色
特技:武芸全般
好きなもの:ラクシュ、強敵との戦い
嫌いなもの:トゥーラーン、落とし穴
天敵:特に無し
願い:ソフラーブのために霊薬を手に入れる
【一人称】俺 【二人称】お前、貴様、卿 【三人称】あやつ、奴ら>>360
【コメント】
リクエスト鯖、過去に投稿したロスタムのリメイク。
なんでもかんでもメカにするのは面白くないのでラクシュは生物という方向性で盛ってみた。
ノアがスーパー戦隊的発想による対巨体だとするなら、こちらは仮面ライダー的発想による対巨体というイメージで作成した。【元ネタ】史実
【CLASS】プレデター
【真名】ティブルス
【性別】雌(女性)
【身長・体重】157cm・47kg
【容姿】猫耳の少女
【属性】混沌・悪、人
【ステータス】筋力C 耐久D++ 敏捷A 魔力E 幸運A 宝具E
【クラス別スキル】
消化吸収:A
食事や魂喰いによる生命力や魔力の回復量の上昇。サーヴァントごとに性質に適した対象を摂食することで効果は更に上昇する。
気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。>>362
【固有スキル】
無辜の怪物:A
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方を捻じ曲げられて能力・姿が変貌した怪物。
プレデターの場合、「人の罪」が投影されることで彼女自身が人化している。生態系を汚染し生物種を滅ぼす人の罪の化身。
殺戮技巧(禽):A
人間ではなくそれ以外の動物、特に「鳥」に対して向く殺戮技巧。「飛行」状態への特攻ではない。羽を持ってさえいれば飛べずとも特攻対象だが、逆に言えばダメージにプラス補正がかかるだけで、飛行する相手へ特化した戦闘技術等を持っているわけではない事に注意。
増殖:C
見た目は"一個体"でありながら"群れ"として自己の力を拡大し、更には複数の命をストックすることが可能。「猫に九生」という言葉を体現するがごとし。
【宝具】
『野性解放・殲滅鮮血遊戯(ブラックリスト・キャット・スプラット)』
ランク:E 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1~1000匹
プレデターは一個体であると同時に一個体ではなく、「ティブルス」であると同時に「ティブルス」の子孫である全ての猫でもある。その本性を解放し、その時点での彼女の"命の数"と同数の猫の群れに変化し、集団で敵をハンティングする。
分裂した猫は一個体="命の数"一匹分というわけではなく、倒されても「1/分裂した数」分の肉体を失った程度のダメージにしかならない。…普通なら充分に致命傷になり得るが、その上で複数の生命をストックしているので、「猫を何匹も殺してようやく一匹を殺したのと同じ」しか削れない計算になる。しかも猫が与えたダメージはスキル『消化吸収』によって微量ながらも生命力と魔力に変換され、群れの数=生命のストック数は更に増加する可能性がある。自身が減る以上の速度で増え、相手が増える以上の速度で食らい尽くす。
【Weapon】
『爪と牙』>>363
【解説】
ティブルス。1900年頃、ニュージーランドのスティーブンス島に持ち込まれた一匹の猫。そしてその子孫達。
スティーブンス島の固有種である飛べない小鳥、スチーフンイワサザイを狩り尽くして絶滅させた猫。「たった一匹の猫が一つの生物種を絶滅させた」という伝説で知られるが、実際にはそれは誇張であり、持ち込まれた猫達が繁殖して野性化したものが小鳥を大量捕食したというのが真相。侵略的外来種による生態系の破壊を象徴するエピソードして今日では知られている。
「ティブルス」とは、この伝説においてスチーフンイワサザイを絶滅させた一匹の猫の名前のこと。プレデターはその「ティブルス」であり、スティーブンス島で繁殖してスチーフンイワサザイを狩った全ての猫の集合体である。
飄々として目先の欲望・興味を満たすことしか考えに無い自由人。血を好み、享楽を好み、その場の気まぐれを好む。一応、人間と同等の知性と理性を持っており、食や安全のことだけを考えている野性動物というわけではない。だが本質的に人間社会に興味が無く、人間と価値観を共有していない。
人化しているのは「人の罪」が投影されているため。外来種の持ち込み、生態系の破壊、生物の絶滅。それらの罪を犯したのはティブルスを持ち込んだ人間であり、猫達にはその責任は無い―—いや、それ以前に。そもそも「生物の絶滅」を悪しきことと見做すのは人間だけである。外来種の持ち込み、生態系の破壊、生物の絶滅、どれも「人にとっての罪」でしかあり得ない。故に、その化身たるプレデターは猫ではなく人の姿を取るのである。
「鳥の一種や二種や百種が絶滅するくらいで、人間どもはどうしてそんなに騒ぐニャ? そもそも自分達だって恐竜やマンモスが絶滅しなければ今地上には居ないのにニャあ。自然を大事に、ニャんて言いながら自然の必然に逆らうなんてウチにゃ意味分からんニャ」>>365
■プレデター
「捕食者」のクラス。
何かを捕食・摂食することを特徴とするものに与えられる。主に人間ではなく野生動物や怪物が当てはまることが多い。狂気や復讐心が故に喰らうのではなく、ただ喰らうもの達。
クラススキルは「消化吸収」と「気配遮断」。
【クラススキル】
消化吸収:
食事や魂喰いによる生命力や魔力の回復量の上昇。サーヴァントごとに性質に適した対象を摂食することで効果は更に上昇する。【元ネタ】ペルシャの伝説
【CLASS】セイバー/グランドセイバー
【真名】アミール・アルスラーン
【性別】男
【身長・体重】183cm・63kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A+ 敏捷:B 魔力:D 幸運:C 宝具:A++
【クラス別スキル】
対魔力:A++
セイバーは、宝具によってあらゆる魔術から護られる。
騎乗:B
【保有スキル】
獅子王のカリスマ:A++
商人の子としての半生を持ちながら、高貴な出自を知ると忽ちに祖国の王座を奪還した。その人望はもはや呪いに等しく、多くの味方を得るが、その味方が獅子王の寵を争って「助言者を信じるな」という助言を残してしまうほど。
無窮の武錬:A+
ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。いかなる敵、たとえ妖精や魔物、精霊を相手にしようとも見劣りしない武芸を十全に発揮する。
直感:EX
戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。 常に死戦に晒され続けたセイバーは、常在戦場の心構えであり、奇襲の類いは一切通用しない。また、研ぎ澄まされた直感が未来予知の如く、次なる戦場の兆しを感じ取る。さらに、視覚・聴覚に対する一切の妨害を無効化する。>>367
【宝具】
『全ての魔を剪り堕とす王の剣 (シャムシール・エ・ゾモロドネガル)』
ランク:A++ 種別:退魔宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人
魔術王ソロモンから伝来したとされる、セイバーが冒険の末に手にしたエメラルドに飾られた宝剣。伝説によれば、無敵の悪魔の唯一の弱点であり、不治の傷を齎らし、無敵の悪魔の脳漿の薬でしか治らず、あらゆる魔術に対するチャーム(御守り)となるとされる。あるいは、ダビデの剣とも同一視される最優が持つべき剣。また、エメラルドとは退魔の宝玉であり、その由来の中には堕天使ルシファーの王冠宝飾が剥がれたモノで、天の祝福の証とも、魔王の威光の元に他の悪魔が平伏すとも。宝具として現れたそれは、バルムンクの青き宝玉に同じ真エーテルの結晶であり、それが複数ちりばめられている。真名解放によって圧倒的な魔力を放出、極限のエネルギー攻撃に転換されるのが常用の機能であり、これにも退魔の神秘は宿る。しかし、真の機能は神秘の剪定にあり、星の内海への門を強制的に切り開き、対象となる神秘存在を圧倒的なエネルギーをもって圧し込むことで現実から消滅させる。ソロモンが考えた究極の神秘殺し。
『畏怖の鎧殻 (フーラード・ゼレ)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
セイバーが斃した無敵の悪魔、その不死身の甲殻を用いた鎧。その肉体を必要としたセイバーは、器用にも悪魔の霊的な部分のみを斬った。残った甲殻はそれでも不毀の神秘を宿し、セイバーの鎧となった。セイバーの剣を奪うか、無敵を打ち破る逸話に由来する宝具によってしか、この宝具を砕くことは叶わない。
【Weapon】
『不治の万能薬』
無敵の悪魔の脳漿といくつかの材料からなる霊薬。不治の傷を癒す神秘を宿し、聖杯と合わせることで不老不死を齎らすことも可能。>>368
【解説】
ペルシアの伝説『アミール・アルスラン(アルスラン王)』に登場する主役。伝説の偉大なる英雄。アルスラーンとは「獅子」を意味する。
アルスラーンが未だ母親の胎内にあるときから物語は始まる。祖国を侵略者に奪われ、辛くも逃げ出したアルスラーンの母は偶然に出会った商人に見染められ、結婚する。アルスラーンは、商人の子として熱心に育てられるも、非凡な才能に恵まれ、語学堪能、武芸百般の実力を身につける。
あるとき、侵略者の使節がアルスラーンの育った国に訪れる。彼らは遂にアルスラーンを発見し、アルスラーンも自身の高貴な出自を知った。使節団を駆逐し、祖国に舞い戻ったアルスラーンは侵略者の軍隊を退けると王座に就いた。
しかし、侵略者の王女に恋慕したアルスラーンは冒険の道を征き、なんやかんやあり、妖精や魔物、精霊の暮らす異境・魔境に迷い込み、数々の試練を乗り越えながら、遂に王女を手に入れて国に帰った。
【性格】
生まれながらの高貴。商人の子とされながら、剣と馬に興味を抱き、育ての恩がありながら、出自を隠した父にも怒りを抱く。ただ基本的には善性の人であり、我が道を征く意志の強さはカリスマとなって人々を巻き込み、大冒険は成功を収める。最優が持つべき剣でもって冠位を得たのではなく、最優に相応しい人格をもって剣を握り、得るべくして得たと思い知らされる大英雄。
【wiki登録】可
【コメント】
ペルシャの英雄。日本語訳された資料が不足のため、なんやかんやあった詳細は作者にも不明。とりあえず、シャムシールならダビデの剣と同一視するのはおかしい気がするけど、そしてそんなことが書かれた資料もないが、ダビデの剣がシャムシールと同一でないと書かれた資料もない?のでヨシ!>>369
【コメント続き】
また無敵の悪魔は、恐るべき角を生やしていたらしいので、たぶんビーストだったんだろう。【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【他クラス適性】ライダー
【別名】再生のキャスター
【真名】エリザベス・モリソン&フランシス・ラモント
【表記揺れ】シャーロット・アン・モーバリー&エレノア・ジュールダン、シャーロット・アン・エリザベス・モバリー&エレノア・フランシス・ジュールダン
【性別】女性
【地域】イギリス
【属性】秩序・善/秩序・中庸
【副属性】人
【その他特性】人型、ヒト科
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:C 魔力:C+ 幸運:B 宝具:EX
【クラススキル】
陣地作成:A
キャスターのクラススキル
魔術師として自らに有利な陣地や工房を作成できるスキル
道具作成:C
キャスターのクラススキル
魔力を帯びた器具を作成できるスキル>>371
単独行動:EX
本来はアーチャーのクラススキル
マスターからの魔力供給を断っても暫くは自立できるスキル
【保有スキル】
未知への探究:C
エレナ・ブラヴァツキーと同様のスキル
エリザベスとフランシスは教育者であると同時にそれぞれ1人の学者として、未知なる真理を追究する。
教師の指導:A-
諸葛孔明の保有スキル「軍師の指揮」に類似した亜種スキル
教育者に与えられるスキルであり、自身を除く他の味方に対して一つの社会集団としての結束力を最大限に高める。
教師の忠言:A
お馴染みの「軍師の忠言」スキルの亜種スキル
「人間観察」スキルも複合しており、個人の学習能力を把握・分析することにより、基本的にはその人物にとって有益となる適切な助言を贈ることができる。>>372
異世界放浪:EX
ダンテの保有スキル「三世界放浪」と類似した亜種スキル
旅行で訪れた先のプチ・トリアノン宮殿にて、フランス革命期当時の現地に等しい、110年前の過去の姿と呼べる異世界に迷い込んだエリザベス&フランシスに与えられたスキル
その場所の過去となる世界で、特別な魔術を用いずとも実体化しての行動を可能にできる。一見、彼女たち専用の単独レイシフトとも「単独顕現」スキルともいえるが、彼女たち自身の意志で意図的に過去の世界へ飛べるわけではない。例えるなら、極めて高いレイシフト適性を持ち観測による存在証明などバックアップは一切必要とせず、無条件で存在・行動可能だが、そもそもの移動手段そのものは外部に頼らなければいけないという状態。
それゆえ発揮する機会は極めて限られている。
恐怖へ続く三叉路:A
エリザベスとフランシスの二人が110年前のプチ・トリアノン宮殿に辿り着く直前に通った三叉路で、その中の真ん中の道に立つ昔の役人風の男性二人に道を案内された逸話に由来するスキル
精神的に惑い揺らぐ敵を恐怖と混乱へと誘導することができる。恐怖や混乱は敵がそうした感情を抱く対象に沿うものであり、エリザベス&フランシスはそれが何であるのかを知らぬまま、自然な形でただ恐怖と混乱の許へと続く道への案内人として導く。>>373
【宝具】ヴェルサイユの庭園に記憶は巡る(アン・アドベンチャー)
ランク:EX 種別:対人宝具/対録宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:1000人
生前エリザベスとフランシスが旅行先で、110年前の過去、当時フランス革命期であったプチ・トリアノンの庭園に迷い込み、ある種のタイムスリップ的な経験をしたという「トリアノンの幽霊」またの名を「モーバリー・ジュールダン事件」に起因する宝具。
その場所で過去に起きたことを、その当時に生きていた人々の亡霊たちを召喚して、記憶を遡らせて場所ごと一時的に形成して再現させる固有結界と似て非なる魔術。再現させる過去は予め把握している必要は無く、起きた出来事を調べる目的で、サイコメトリングとして、或いは過去視の魔眼の手間のかかる代用として使うこともできる。言い換えれば体験没入型サイコメトリング。
存命中の人物が関わっている場合でも生霊として召喚できる。また、そこに関わった人物が英霊に昇華された人物であった場合、魔力をさらに消費して頑張れば、幻霊レベルの霊基数値での召喚も可能。
【宝具】嘗て在りし安寧の郷里(アン・アドベンチャー・トランキリテ)
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:0~100 最大捕捉:1人
エリザベスとフランシスの2人が生前目にしたプチ・トリアノンではなく、嘗て在りし、館の主人と共に駆け抜け続けた本来あるべき姿を軸とする固有結果。
あくまでエリザベス&フランシスの宝具でありながら、プチ・トリアノンという場所に色濃く刻まれた、館自身が主人たるマリー・アントワネットの為に担っていた役割が宝具として昇華したものとも言える。
宮廷での生活に付き纏う息苦しさ、様々な柵から解放されるため、一時でもそれらを忘れて過ごしたいと望んだマリー・アントワネットにとって、そこは最も心休まる安息空間。彼女にとって心を軋ませる重圧・ストレスから心身を護るための聖域にして不可侵領域。即ち、あらゆる外敵からの侵攻を阻み、干渉を断つ守りに特化している。
【Weapon】チョーク、指示棒、ペン、分厚い教科書>>374
【因縁(ありそうな)キャラ】
マリー…エリザベスとフランシスの二人が異界化したプチ・トリアノンに迷い込んだ際、そうとは知らずにその幽霊と出会っていた、庭園の草の上に座りスケッチを描いていた女性。とは言え、当のマリー本人は、幽霊とは異なる英霊であるため、彼女たち2人について面識は無いのだが・・・。
エレナ…オカルトを語る上で外せないサーヴァント。エリザベスとフランシスが体験した幽霊事件はオカルト界隈でかなり注目を浴び大きな話題となったとされ、エレナとしては放っておける案件ではないに違いない。
ダンテ…フランシス・ラモントが生前に学者として研究した題材『神曲』の作者。
ナポレオン…プチ・トリアノンと並び、またエリザベスとフランシスの二人がプチ・トリアノンの直前に訪れていた宮殿であるグラン・トリアノンを、後に自身の邸宅として、第2妃マリア・ルイーザと居住を共にした人物。
エルメロイⅡ世&ライネス&スカサハ&ケイローン&鬼一法眼&三蔵
…師匠系サーヴァントたち。教育について議論を交わそうとすれば、盛り上がることもあるだろうが、つい白熱し激しい論争を繰り広げてしまうことも多いだろうことも想像に難くない。
モリアーティ(アーチャー)…表の顔として大学の数学教授やロンドンで教師もしていた人物。
アン&メアリー…元祖2組サーヴァントでありながら、何気に彼女たち以降は存在していない、特に血縁関係でも何でもなく戸籍上赤の他人同士である2人組サーヴァント。
武則天&ドレイク&レオニダス…幽霊やお化けの類が実はあまり得意ではないサーヴァント組。
(サンジェルマン(サン・ジェルマン))…基本的には18世紀頃の貴族として知られるものの、歴史に名を残した数多くの偉人たちに会ったという伝説を持つ、時間旅行者とも不死者とも噂されるなど数多くの謎に包まれる怪人物。彼が一般的に主な活躍時期として知られる18世紀にはマリー・アントワネットも存在しており何らかの関わりがあったともされ、もしかすると 「トリアノンの幽霊」(モーバリー・ジュールダン事件)のきっかけなど何らかの形で関与していた可能性はある。>>375
【解説】
観光目的の旅行先であるプチ・トリアノン宮殿で、約100年程前も過去に生きたマリー・アントワネットや彼女と同時代・当時の人々と出会ったという、オカルト史において有名になった出来事「トリアノンの幽霊」或いは「モーバリー・ジュールダン事件」における中心人物、エリザベス・モリソン&フランシス・ラモント。しかし、この名前は彼女たちが自分たちの超常的な神秘体験を世間に向け公表した著書『冒険(アン・アドベンチャー)』を出版した時のペンネームであり、真の意味での真名はシャーロット・アン・モーバリー&エレノア・ジュールダンとなる。
互いに学校の校長や教科書の著作などを手掛ける教職兼学者の身で関わり合いがあり、その日は二人でパリへと観光目的の旅行に訪れていた。そして、ヴェルサイユ宮殿のグラン・トリアノン、プチ・トリアノンを訪れることになり、最後のプチ・トリアノンで明らかに異様で奇怪な体験をすることになる。
およそ100年ほど前、当時フランス革命期の真っ只中であったプチ・トリアノンの過去に迷い込んでいた2人は、過去の人物たちの幽霊を見たのだと考え始め、2人で再びプチ・トリアノンに足を運んだりと8月10日事件辺りのフランスについて調査をした。
調査の結果、宮殿近くでマリー・アントワネットたちの幽霊が出るという伝説や噂がフランスには以前からあることや、2人があの日に見た人物やアイテムなどは、18世紀頃のフランスの様子を記した資料や絵画、当時の生活様式などを再現した舞台作品などから昔のものであったことなどが判った。
そして調査結果を基に、2人は超常的な神秘体験を共同著書として『アン・アドベンチャー』を出版して、実に体験当時から10年の時を経て公表した。2人の著書は早速、当時ブームであったオカルト界隈をざわつかせる事件となり、多くの話題となった。シャーロットとエレノアの二人はお互いの立場もあったためなのか、暫く数年間は実名を公表せず正体を隠していた。出版の影響は早速表れ、イギリスで発足した心霊現象や超常現象を研究対象として扱う団体「心霊現象研究協会(通称SPR)」はこの2人の体験を取り上げて研究したのだが、結局2人が体験した出来事の正体が何であったのか結論や解釈を出すことは出来なかったという。>>376
(続きから)
シャーロットとエレノアについては、それぞれ事件以降も特殊な体験をしたとされ、シャーロットは事件から13年後には、ルーヴル美術館にてなんと生きていた当時そのままの姿と思われるローマ皇帝コンスタンティヌス大帝の幽霊を見たとされるが、同様の目撃談は他に皆無であり、唯一彼女のみである。エリーザベト(夏)の記事の記法等の修正の際に消えた部分の復元とオグムンド・ツソックの必要以上の修正と思われる部分の復元を行いました
出過ぎた真似でしたら申し訳ありません「ああ、円円。愛しき女よ。そなたと比べれば親兄弟も祖国も塵芥に過ぎぬ」
【出典】史実、『明史』『円円曲』『呉三桂演義』
【CLASS】バーサーカー
【真名】呉三桂
【異名・別名・表記揺れ】平西王、高皇帝
【性別】男性
【身長・体重】181cm・77kg
【肌色】黄 【髪色】黒 【瞳色】黒
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】長髪を結った若武者。第二再臨は剃頭辮髪して鎧に白い布を巻き、第三霊基は坊主頭で絢爛な甲冑を着込む。
【地域】中国
【年代】17世紀(1612年6月8日 - 1678年10月2日)
【属性】中立・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:E 幸運:D 宝具:B+【クラス別スキル】
狂化:EX
理性と引き換えに身体能力を強化するスキル。通常時は理性を保ち、高度な思考や意思疎通も可能。
但し、陳円円が関連すると理性が吹っ飛ぶ。衝冠一怒為紅顏。
……実のところ、陳円円に対する異常な執着もまた後付けの狂気に過ぎない。
陳円円への生前の思い入れは大したものではなく、それ故に狂乱した現状は別人を陳円円と誤認する危険を秘める。
騎乗:B
騎乗の才能。騎射を得意としたとされ、重装騎兵・鉄騎を率いて戦功を挙げた。
大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【保有スキル】
勢い破竹の如し:C
“軍略”の亜種スキル。多人数を動員した戦場において、勢いを殺さず兵を猛進させることができる。
バーサーカーは僅か20騎余りで、数万の大軍を突破して父を救い出したと伝えられている。仕切り直し:A
戦闘から離脱するスキル。
技の条件を初期値に戻し、同時にバッドステータスの幾つかを解除する。
〝勢い破竹の如し”の突破力により、絶望的な包囲網からも無事に逃げ遂せることが可能。
皇帝特権:E
本来所有していないスキルを短期間獲得することができる。
該当するスキルはカリスマ、軍略、黄金律(凶)、武芸百般と偏っている。
実体を伴わない自称に過ぎず、大抵のスキルは素養を持たないために獲得できない。
反骨の相:B
一つの場所に留まらず、また、一つの主君を抱かぬ気性。
自らは王の器ではなく、自らの王を見つける事のできない放浪の星である。
同ランク以下の〝カリスマ”を無効化する。裏切り者の代名詞とされたことでランクが上昇している。【宝具】
『天下第一山海関(このせきをやぶるものなし)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:5~20 最大捕捉:300人
山海関の城壁を出現させる防御宝具。関の一部を呼び出すに留まる為、陣地としては機能しない。
難攻不落を謳われた護りは固く、清軍の侵攻を防ぎ続けた逸話から、対軍宝具のダメージをランク分削減して受け止める。
本来バーサーカーは城塞宝具を持つに足る格を有さないが、第二宝具の存在を前提とする故に保有している。
『天下第一山海関・引狼入室(このせきをひらくものあり)』
ランク:B+ 種別:対国宝具 レンジ:5~99 最大捕捉:300人
裏切りの生涯を決定付けた選択の再現。城門を自ら開け放つ事で発動する第二宝具。
真名解放により城壁の内外が置き換わり、開かれた門から秦の侵攻を表す漆黒の濁流が溢れ出す。
一応バーサーカーの先導で指向性を与える事ができるものの、濁流は魔力の続く限り迸って辺りを蹂躙する。
城壁の内外を置き換えるのは正対する敵を狙う為だが、当然この手順を省略した方が濁流は迅速に放出される。
その性質上、この宝具は背後に護る自陣を奇襲する際に真価を発揮してしまう……が、それこそが本来の使用法である。
【Weapon】
『大刀』
長い柄の先に幅広の片刃を取り付けたポールウェポン。徒歩でも馬上でも使う。【解説】
中国明代末期から清初の武将。字は長白、或いは月所。南直隷の江蘇省高郵(現在の江蘇省高郵市)の人。
錦州の将軍であった呉襄の子。武挙に及第して出世を重ね、遼東総兵に任じられると清朝の侵入阻止にあたった。
1644年、北京陥落の報を受けて清朝に降伏。清軍を先導して李自成を破り、北京に入城させた功で平西王に封じられた。
このとき呉三桂が清に降ったのは、李自成の配下に愛妾の陳円円を奪われたためとする風説が広く流布している。
李自成や張献忠の残党を鎮圧して中国全土の平定に活躍。1662年には南明の永歴帝を殺.害し、明朝の皇統を断絶させた。
その後は清朝から半ば独立した藩王として雲南、貴州に勢力を保ったが、康熙帝が撤藩に乗り出すと反乱を起こした。
周の建国を宣言すると、これに同じ藩王の尚可喜と耿仲明、台湾の鄭経(鄭成功の息子)が呼応。緒戦は優位に立つ。
しかし、反乱勢力の足並みが揃わず、当の呉三桂が明を滅ぼした事実から民衆の支持も集まらず、形勢は逆転。
1678年に国号を大周に改めて皇帝を号した数か月後に死亡。後を継いだ孫の呉世璠も数年で自害に追い込まれて周は滅びた。
近松門左衛門の『国性爺合戦』では、あろうことか我が子を犠牲に思宋烈(崇禎帝)の遺児を匿う忠臣として描かれている。【人物】
白皙の剽悍な武人。武挙の合格者だけはあり、武勇に優れ騎射を得意する優秀な戦士。
迅速果断な性質で、戦況の変化に即応してみせるが、長期的な視点に欠くため短慮と表裏一体。
亡びゆく祖国や不安的な農民政権より、降伏した上司や外叔父を厚遇した敵国を選ぶだけならまだしも、
積極的に旧主の血筋を絶っておきながら反乱時に「反清復明」を掲げるあたり、裏切り者より考え無しの評が似合う。
反骨の相を持つが、自分の身や権益を守るために裏切るタイプなので、単なる方針の違いや性格の不一致で裏切りはしない。
史上においても陳円円はお気に入りの愛妾に過ぎず、清に降ったのは純粋な損得勘定の結果でしかない。
しかし、「衝冠一怒為紅顏」の一文から、バーサーカーとしての召喚時には陳円円を追い求める狂気を付与されてしまう。
同じく反骨の相を持つ呂布とは対照的に、狂化されたことで裏切りの危険性が増してしまった男。
鉄騎部隊の指揮官たるライダー、大刀を振るうランサー、内応により漢人政権に止めを刺したアサシンの適性を持つ。
イメージカラー:厚みの無い黒
特技:騎射、勢い任せ
好きなもの:陳円円(生前より執着心が増している)
苦手なもの:長期的判断、板挟み
天敵:康熙帝
願い:陳円円との再会(狂化で歪められた思考によるもの。本来の優先度は低い)【関連人物】
陳円円
秦淮八艶に数えられた美妓、呉三桂の妾。『明史』や『円円曲』によれば、呉三桂は彼女を奪われた事で清に下ったという。
生涯に謎が多く出自や最期も不詳。上記の逸話も呉三桂を貶める流言、亡国の原因を美女に求める伝統に過ぎない。
この確たる情報の少なさも、バーサーカーの呉三桂が別人を陳円円と誤認してしまう要因の一つである。
李自成
農民反乱の指導者。明を滅ぼして大順を建国し、皇帝を称したが、北京入城から40日で清に敗れた。
李自成と清朝の板挟みになって悩まされた上、清に付いた報復で父と家族を殺されているので憎悪している。
呉偉業
明末から清初の詩人。呉三桂は李自成の部下に陳円円を奪われたので清に降ったとする説に基き『円円曲』を詠んだ。
呉三桂は金品を贈って「衝冠一怒為紅顏(呉三桂は女の為に怒った)」の句を削るよう求めたが、頑として応じなかったという。崇禎帝
明の第17代目にして最後の皇帝。傾いた国の改革に努めたが、緊縮財政と猜疑心の強さで却って滅亡を早めた。
無理難題を押し付けるパワハラ上司として嫌っているが、一応、清に降ったのは彼の死後なので忠義は尽くしたと主張する。
鄭成功
中国・台湾の民族英雄。反清復明を掲げて南明を支え続け、後に台湾に渡って鄭氏政権を樹立した。
あちらからは嫌悪されていそうだが、彼の息子と協調路線を取った事実もあるので表面的な協力は叶うだろう。
秦良玉
正史に列伝を持つ唯一の女性武将。明に最後まで忠義を尽くした軍人。
特に含む所は無いが、あの猜疑心の塊に忠誠を尽くした事も、あの猜疑心の塊から忠義を認められた事も理解不能。「ユリアヌス、最強の魔術師の名だ。憶えて帰んな」 『……牢記せよ』
【元ネタ】史実?、新プラトン主義、『カルデア人の神託』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ユリアノス父子(父・カルデア人ユリアノス/子・神働術師ユリアノス)
【性別】男性/女性
【身長・体重】170cm・45kg/182cm・91kg
【外見】
カルデア人ユリアノス:枯れ木めいて線の細いトーガの初老。無気力な無表情で浮遊している。
神働術師ユリアノス:オリエント風の神官装束を纏った屈強な美女。熱烈な覇気を帯び、表情は常に不敵。
【属性】秩序・中庸/混沌・中庸
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷B 魔力EX 幸運A 宝具C++>>388
神聖魔術:EX
テウルギア。
人の魂を高め、神に到達するための魔術の祖。
真実それがエジプトやバビロニアの秘儀に由来しているかはともかく、
西洋神秘主義に千数百年影響を与え続けた系譜の太祖として信仰されている。
なおユリアノス父子はテウルギアの開祖とされるが、古来よりテウルギア的な秘教魔術は存在していた。
魔術史的には「魂を救う術」をテウルギア、「欲望を叶える術」をゴエティアと峻別した初めての魔術師――という理解が正しかろう。
世界魂:B
プラトン哲学において存在が想定された、宇宙それ自体の魂。『カルデア人の神託』は、女神ヘカテないしレアがそれという。
天使魂:A
大天使の魂を生まれ持つよう設計された、子・ユリアノスのスキル。神性を含む特殊スキル。>>389
【宝具】
『王には王の風が吹く(フルミナータ・アウグスティ)』
ランク:C+++ 種別:対軍宝具 レンジ:20~90 最大捕捉:800人
マルコマンニ戦争で哲人皇帝の窮地を救った神秘的な雷雨。
カッシウス・ディオによれば雨がローマ兵を癒し、その間雹の嵐と無数の雷が敵を撃ち、あまつさえ雨と一緒に消えない火が天から降ってきて敵を焼いたとか。
超自然的としか言いようのないこの気象災害は、伝承によれば、魔術による作為的現象であったという。
後に雷雨を起こした術者が神働術師ユリアノスではないか、と噂された結果、彼女は「他人のために嵐を作り出す」宝具を得た。
使用には中心核となる人物が別に必要。
嵐の大きさ、強さ、包含属性の多さなどは核となった対象の存在格に依存する。
凡夫であれば癒しの雨風と数度の召雷に留まるが、帝王であれば味方を蘇生させつつ敵に地獄絵図を見せる神嵐を生じるだろう。>>390
『神智魔術式・火の花嫁(アニマ・ムンディ・ダムナメネ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~?? 最大捕捉:1人
世界魂としての女神ヘカテの力の招来。
『父』(神。第一知性)から『知性』(デミウルゴス。第二知性)が生まれ、
『力』(世界霊魂。ヘカテー)が『父』と『知性』を仲立ちする――というのが『カルデア人の神託』の世界観。
世界魂は宇宙のあらゆる命の源であり、火であり、光であり、世界魂たるヘカテ女神はテウルゴス(神働術師)の前に輝く姿を見せるという。
燃える女神が相手を抱きしめ、滅ぼす。この宝具によって呼び出されるのは高次の力だ。火のように見えるのは「翻訳」された結果に過ぎない、らしい。
距離・規模・強度といった物質界の尺度には束縛されないとキャスターはのたまうが、どこまで正しいのかは不明。射程:無限は事実のようだが…?
【Weapon】
『イユンクス・改』
ギリシアの古い魔女が使ったとされる伝統的な魔術礼装を、独自の思想に基づき改造したもの。
キャスターにとっては玩具のようなものらしく、手のひらの上で無意味に浮遊回転させているところをよく見かける。>>391
『宇宙女神ダムナメネ』
伝統的神話では、女神ヘカテは三界(天界・地上界・地下界)を自由に行き来できる権能を持ち、魔術を掌る存在とされた。
後世、『魔術パピルス』を記した魔術師たちはセレネないしヘカテ(つまり月と魔術の女神)が全能性と万物の支配権を持つと主張していた。
かかるヘカテを、西暦の『カルデア人の神託』は世界魂(宇宙霊魂、世界霊魂)すなわち造物者と神の媒介と見做した。
……このように、魔術師が扱うために「力」に名付けた記号という意味で。
紀元後世界の「ヘカテ」は、「天使」に等しいと言えよう。
【解説】
2世紀ローマ帝国の伝説的魔術師。ラテン語ではユリアヌス。
父・カルデア人ユリアノスはダイモーンについて全4巻から成る本を書き、息子・神働術師ユリアノスは「神働術と儀式と神託についての本」を書いたという。
後者の著作が、所謂『カルデア人の神託』(『ロギア』)と思われる。ユリアノスは神々の啓示によってこの書を書き上げたという。
『カルデア人の神託』はテウルゴス(神働術師)という語の初出であり、イアンブリコス以降のネオプラトニズムにおいて聖典とされた。
若き日のフラウィウス・クラウディウス・ユリアヌスは「イアンブリコスの哲学と(わたしと)同名の者の神智学」への崇拝の念を書簡で吐露している。>>392
親子の伝説的伝記は、スーダ辞典及びビザンツ圏のキリスト教作家の記録によって知られる。
『スーダ』は「雨の奇跡」(皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスの遠征中、渇きに苦しんでいたローマ軍を雷雨が救ったという故事。
2,3世紀のころよりアントニヌスの祈りがもたらしたとか、エジプト人の神官が降らせたとか、キリスト教徒による奇跡だとか各勢力が我田引水した。類語:神風)
を子ユリアノスが魔術で引き起こしたという説を紹介している。
ソゾメノスは「カルデア人と呼ばれたユリアヌス」が言葉の力で石壁を裂いた逸話を知っていた。
シナイのアナスタシオスはだいぶ派手な説話を引用している。
それによれば、ドミティアヌス帝の時代ローマに疫病が流行り、皇帝はアプレイウス、アポロニウス、ユリアヌスの三博士を呼びつけた。(この甚だしい時代錯誤!)
三人には市区が三分の一ずつ割り当てられ、アプレイウスは担当区域の疫病を15日以内に終息させると約束し、アポロニウスは10日と約束した。
だがユリアヌスはその場で即座に疫病を鎮め、ドミティアヌスに依頼されて残りの三分の二の病も祓って見せたという。
ミカエル・プセルロスは父ユリアノスがプラトンを降霊して子ユリアノスに引き合わせたとか、子ユリアノスが大天使の魂を宿して生まれたといった伝説に言及している。
総じて伝説中の人物であり、新プラトン主義の伝統において構築されたイメージのほかに伝わる事実はない。
親子ともに実在は定かではないが…。仮に彼らが実在したとするならば、古代の秘教の伝統の締めくくりにふさわしい、強大無比な術者であったことだろう。>>393
【人物】
カルデア人ユリアノス
隠者。真理の探究者にして発見者、かつその埋葬者。
世界都市ローマで諸国の思想を統合し一つの系統を創始する大功を成したが、
自らの見出した、神を単なる宇宙運営上のシステムとして扱う世界観を信仰者として認められず、これを死蔵しようとした。
神々が地上にいる時代を目指し、時代の逆行を試みたが……。
内向的な、研究者型の魔術師/宗教者。彼もまた超一流の術者のはずだが、完全な実体化も霊体化も禁じられ、サーヴァントのサーヴァントとして使役される。
生前から似たような扱いを受けてきたためか、自我は摩耗の危機にあるらしい。
神働術師ユリアノス
愚者。真理の到達者にして体現者、かつその冒涜者。
世界を神代に揺り戻す大天使(女神ヘカテの端末)として計画され、しかし神ではなく神の機能を持った人間として生まれ落ちた鬼子。
絶大な力で父親を使い魔に貶め、名を奪い、秘儀を売り捌き、権力に擦り寄り、俗界を謳歌した。
彼女の最期は苛烈なものであったとされる。傲慢さのあまり多くを敵を回し、合従した初期教会・伝統宗教勢力との凄惨な抗争の末に滅びたという。
文字通りの意味で神がかりな魔術の才能を、周囲を顧みず自己の快楽のために費やす、定義上最悪の魔術使い。
……ではあるが、名利と称賛を喜ぶ俗物性が行き過ぎ、振る舞いは豪快の域に達している。彼女に善意も悪意もない。あるのは欲望だ。
幼児時代、出生の秘密を教えられた混乱から衝動的に父親を辱めたのを薄っすら後悔しているが、改める気はさらさらない――程度の人間性の持ち主。>>394
宇宙女神ダムナメネ
神働術師ユリアノスの奥底に眠る根源到達人格。どちらのユリアノスにも存在を観測されていない。(推測されてはいる。)
宝具によって呼び出される「燃える女神」は彼女の影であるという。
【因縁キャラ】
背教者ユリアヌス:「アッハハハハ!!なんてこった!アンタもアタシと同じ"クチ"か!」 『……。こやつ……?』
マルクス・アウレリウス:「よう色男!あのときはよくもアタシを袖にしてくれたな。――次は惚れさせてやるよ」 『……王器なり』
ベンジャミン・フランクリン:「雷が要るのかぁ。粘土の仮面、欲しいか?」 『……』
女神ヘカテ:「聞いてた話とぜんぜん違うじゃねーかッ、説明しろ、親父!」 『……、……。(目をそらす)』「・・・鍛冶師ブラックスミス、トバルだ。しがない鍛冶職人だがよろしく頼むよ。・・・・・え、ブラックスミスはそういうのはなく、ランサーだろって?まあ、そうだな。」
【元ネタ】旧約聖書
【CLASS】ブラックスミス(自称)/ランサー
【真名】トバルカイン
【異名・別名・表記揺れ】トバル(本人的にはこう読んでほしいと強要している。)、鍛煉のランサー、鉄血のランサー
【性別】男性
【身長・体重】179cm・70kg(通常体)
【肌色】くすんだ肌色に所々火傷痕 【髪色】ダークグレー 【瞳色】隻眼→黒赤目/赤に近い赤銅色
【外見・容姿】拘束着のような黒い作業服を身にまとった男。再臨するたびに角が伸び、魔族としての表面化がされ、封じられた目が開く
【地域】不明
【年代】神代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:C 魔力:C+ 幸運:D 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力∶C
陣地作成∶A
トバルカインは自らの工房、すなわち鍛冶場を拠点として活動する。
無論魔術師たちのそれとはまったく異なるものだが、サーヴァントとして現界するにあたっての解釈としてキャスターのクラススキルが付与されたと思しい。鍛冶職人の祖として、類い希な陣地作成能力を持つ。>>396
【固有スキル】
罪なる魔∶A+
神に呪われ後天的に魔へと堕ち、後世にて様々な怪物の親と呼ばれたカインの末裔であるもの。ランサーは彼のその血が強かった。
憎悪、天性の魔 、怪力含む複合スキル
伝説の一説ではトバルカインとナアマの近親行為によって悪魔アスモデウスが生まれたとされているが、ランサーはそれを語ることはなく真相は闇の中である。
武器審美:A
芸術審美に似て非なるスキル。
武装に対する理解。宝具ではなく通常武器を一目見ただけで、どのように戦うべきかを把握する。
Aランク以上の場合、刀剣以外の武装についても把握可能。味方に対しては的確な助言として働き、敵に対しては弱点を見抜く事になる。
鍛錬の血∶EX
先祖の血が強い影響なのか、自身の手にしたものや周囲の物を人の命を殺める凶器へと変えてしまう。たとえ傷つけられないものや戦いに無縁なものでも、これに触れたものはすぐさま兵器へと変えてしまう。
また、自身の血を肉体に纏って自己改造に近い効果を与え、自ら兵器になることも可能。>>397
【宝具】
『罪魔の血、鍛造されし匠の術(ブラックスミス・カインズクラフター)』
ランク:E~A+ 種別:鍛造宝具 レンジ:- 最大捕捉:不明
真鍮の発明者、隕鉄の鍛造者にして金属加工の父。鍛冶の祖先と呼ばれた自身の技術力が凝縮して結晶となり、宝具に昇華されてもの。
自身の血を触媒とし自身の周囲や手にした素材を元にありとあらゆる武具を作り上げる宝具。素材を選ばず、鍛えた武器は神秘を帯びた宝具となり、同意があれば他人に貸与することもできる。基本的に素材は鉄や銅が最適だが、場合や状況によっては紙や草でも作れるらしい。
完成品のランクは使用した素材と製作時間によって変化し、場合によっては宝具に匹敵するほどの超強力な代物ができるが、現代でそれほどの素材がそうそう手に入るわけもなく、基本的にはそこまで強力なモノを作ることはできない。
また 素材によっては宝具そのものを作ることが可能だが、上記よりもさらに消費や時間がかかり、それより規格外のものを作ることはできない。そして攻撃特化であり防御やサポート系は作成不可能。
『試験兵器・神殺聖魔槍(プロトタイプウェポン・ロンギヌス)』
ランク:EX 種別:対神宝具 レンジ:不明 最大捕捉:1柱
真相や諸説、真偽は異なるが、ランサーは通常とは異なる隕鉄を使用しロンギヌスの槍を鋳造したとされている。後世にて同名の兵士がその槍で後の救世主を貫いた際にそれから溢れ出る血液が当時盲目であった兵士の目を治し、回復することができた。
担い手によっては聖槍にも魔槍にもなりえる可能性の槍。トバルカインがランサーであるのはこの宝具に起因する。
原典において、この槍は「常に血の滴る槍」とされ、「決して癒えない傷」を与える一方で「滴る血があらゆる傷を癒す」奇跡を内包しているとされる。
真名解放と同時に赤黒いオーラを纏った魔槍が対象を貫き、引き抜くと同時に傷から溢れ出る血が全てを拒み加護や寵愛を拒絶する領域を展開し、先祖の呪いのごとく周囲の大地を汚染してあたり一面を枯死させる。
また神性に強く、特に聖人や聖性持ちに対し強い特効を持ち、ランクが高ければ高いほど致命傷となるだろう。
しかし、呪の一族とされたランサーは治癒の奇跡は起きることはなく聖槍としての使用及び回復は不可能。>>398
【Weapon】
金槌
柄の長い巨大な金槌。ランサーの通常武器
宝具『罪魔の血、鍛造されし匠の術』から生み出された様々な武器
【解説】
旧約聖書における原初の殺人者カインの子孫レメクの子。異母兄弟に『遊牧民の始祖』ヤバルと『演奏家の始祖』ユバルがおり、またナアマという妹がいる。
最初の金属加工者で、鍛冶の始祖。真鍮の発明者、隕鉄の鍛造者にして金属加工鉄や銅のすべての刃物を刃物を鍛える鍛冶の祖先。
また、通常とは異なる性質を持った隕鉄より剣と槍を鍛造してロンギヌスの槍の生み出したとも言われており、後の時代に後の救世主となるものを貫いたのがその槍とされている。
だが妻や子供などをはじめ、それ以外に関しては不明であり伝承においてはそう記されているのみであった。
【解説・独自設定】
実はれっきとした人間ではなく、彼らの祖先であるカインは人類最初の殺人事件を起こし、その罰で呪われ後天的に魔へと落ち、様々な怪物の祖と呼ばれたもの。末裔(彼等)もまた呪われた者の一族であり、彼の弟のセスの末裔とは相容れぬもの。ランサーもまたその末裔の一人であり、その血が強く、名前も相まってひどく迫害されてきた。
だが、父と母に叱咤激励され、その特技は何かとできるものは何かと探しているうちに鍛冶の才能が開花し、それを極め鍛造の祖と呼ばれるほどの様々な作品を生み出し称賛され、人々の注目の的となった。だがその一方で前述の事も含め、嫉妬入り混じって彼を憎む者もおり、ランサーが鍛造した作品を侮辱し、それを壊して粗末にした。
今までさんざん虐げられてきたトバルカインだが、その限界が達したのかそれがきっかけに魔族の始祖と呼ばれたカインの血が覚醒し、その鍛造した武器で人々を殺 害した。まるで、憎悪に駆られ狂気に落ち、罪を犯した先祖の如く殺戮を繰り返した。
それによるものかどうかは不明だが、運命が許さなかったのか彼のその後は記載されることはなかった。それらも合わせ自身を始めとするカインの末裔は大洪水に飲まれ絶滅したのか、大洪水とは別に違う何かで滅ぼされたのか、あるいは抑止力によって一族もろとも排斥されたのかは定かではない。だが彼等のその技術力自体が滅ぼされることはなく、何らかの出来事で伝わり、広まったとされている。───彼にとってそれは幸か不幸か>>399
【人物像】
ぶっきらぼうでガサツ、常時顰め面の職人気質で無愛想な男性。生前の出来事も相まってか人間不信に近い状態であり、下手すると命を奪われかねない。また人間になりたかったわけではないけれど自身にカインの血が流れていることに唾棄しておりそれの話題を出されるとさらにブチギレてしまう。
かなり難しいけど根気強く交流して親交を深めればある程度は心を許し、ときに自分の作品をプレゼントするだろう。作品を褒められると、表情は変わらないものの内心は照れて喜ぶ
現代の流行とかに興味はなく基本的にこもって作業してることが多いが、素材集めやアイデア探しでたまに外に出ることもある。古代誌において実は武術も得意だったのか武器の性能を試すべく他者を殺そうとする隠れ戦闘狂な一面も。表には出さないが自身の仕事ややりがいを感じており、自身以外の鍛冶師などの技術力持ちに対し敬意を払うなど熱意は本物。
また、生前カインの血が強かったからなのか、上記も相まってトバルカインのカインの文字そのものを嫌っており、その為トバル呼びか、ランサー呼びを強要している。
「両親はどんなつもりで俺にカインの名をつけたんだろうな。」
イメージカラー錆びた赤銅
特技:鍛冶
好きなもの:鍛冶、まだ見たことのない技術力、作品
嫌いなもの:人間、他者と関わること、自身の名前
天敵:レメク、カインとアベル
願い:カインという名前の除去と一族の縁を絶ち、究極の武器を作り上げること。
【一人称】俺【二人称】お前、テメェ【三人称】アイツ>>400
【因縁キャラクター】
千子村正
自身よりあとに生まれた異国の鍛冶師。神秘が忘れ去られていく中で村正が欲したのは「業」を絶つ刀、究極の一刀。それを求め鍛造し続けた。ランサーが珍しく目を輝かせ、強い感心を向けている。
それはそれとして、妖刀村正で有名になったんだって!?その妖刀って奴造って俺に見せてくれよ!
レメク
自身の父親。『カインが7倍返しならば、自分は77倍返すだろう』 発言が有名。自称カインと名乗りカインを超えしものと称する。
ある程度は尊敬し嫌ってはいないが、自称カインムーブにうんざりしている。向こうがカインと名乗ればよかったのに。
ノア
自身と同年代であるが彼は先祖の弟の末裔であり、互いに面識はない。
後に方舟を建造し、自身とその家族、動物たちを乗せて大洪水を乗り越え、生き残った。もし相対したらどうなるのだろうか?そしてランサーが鍛造した製品を彼に見せたらどんな反応をするのだろうか?
カイン
自身の祖先でありある意味全ての元凶。彼の話題を出すと、元から無愛想なランサーが眉を顰めて露骨に嫌そうな顔を浮かべるほど。
彼がいなかったら自身が生まれなかったことに皮肉など矛盾を抱きつつも、敬うつもりや尊敬することはない。
【コメント】
ナアマとかは一説では女悪魔ナヘマーと同一視されているからギリギリサーヴァントになりそうだけど、ヤバルとユバルに関しては多分難しそう。後父親のレメクも。「祝福(ちから)を。この世全ての善(りえき)を、この手に。」
【出典】史実・ゾロアスター伝承・『アヴェスター』・『王書』
【CLASS】ライダー(+キャスター)
【真名】ヒュスタスペス
【異名・別名・表記揺れ】ヴィシュタスパ、カウィ・ウィーシュタースパ
【性別】男性
【身長・体重】302cm・230kg
【肌色】黒+金の刺青 【髪色】黒 【瞳色】蒼
【外見・容姿】純白の魔術着に身を包んだ、黄金の刺青と漆黒の肌の異形の男性。
【地域】ペルシャ・アケメネス朝
【年代】紀元前5世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:A 幸運:B 宝具:B
【クラス別スキル】
二重召喚(ダブルサモン):B
二つのクラス別スキルを保有することができる、ごく一部のサーヴァントのみが持つ極めて希少なスキル。
制限として、三騎士及びエクストラクラスは組み合わせに入らず、残りの四騎(ライダー・キャスター・アサシン・バーサーカー)の組み合わせでなければならない。
ヒュスタスペスはこのスキルによって「ライダー」に加え「キャスター」の特性を併せ持つ。>>402
騎乗:A+
ライダーのクラススキル。乗り物を乗りこなすための能力。騎乗の才能。
A+ランクでは竜種を除くすべての獣、乗り物を乗りこなすことができる。
対魔力:C
ライダーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。
宗教防壁によりゾロアスター教以外の魔術に対して耐性を持つ。
陣地作成:A
二重召喚で得たキャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。「工房」の形成が可能。
ゾロアスター教が確立したのはヒュスタスペスが王としてその立場を保証したからであるとされ、その子ダレイオス1世の代に至るまでで巨大宗教基盤を人理に根付かせたともいえる。「ゾロアスター教」の基盤に限り、無条件で神殿に居るが如くの補助を受けられる。
道具作成:-
二重召喚で得られなかったキャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成可能だが、ヒュスタスペスには王としても魔術師としてもそのような逸話は見受けられない。
【固有スキル】
終末の焔:B
ヒュスタスペスはギリシャ・ローマにおいて異教の終末論予言者として恐怖の対象となった。天より降る炎が邪悪を焼き尽くし、ローマを滅ぼすと予言したとされる。
魔力放出(炎)・未来予知・ローマ特効などを内包した複合スキル。>>403
マギ:B
「魔術/Magic」や「魔術師/Magus」の語源となった、ペルシャの司祭階級。ゾロアスター教に関わる一通りの魔術のほかに、インド侵略を行った際にバラモンから学んだインド系の神秘も用いることができる。
信仰の加護:B
一つの宗教に殉じた者のみが持つスキル。加護とはいっても最高存在からの恩恵ではなく、自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性。小規模新興宗教だったゾロアスター教の最初期の庇護者として、大宗教へと築き上げた一員。
ただしヒュスタスペス自身は実利が目的で改宗したところが強く、生粋の聖人たちのそれと比べると微妙にランクは低い。
英雄血統:B
ヒュスタスペスは史実においてはダレイオス1世、伝承においては英雄イスファンディヤールと2人の大英雄の父と語られる。それは純粋な血統によるものか、あるいはヒュスタスペスが受けた祝福によるものか。
英雄を生み出した父祖として、息子2人の持つ特性・スキル・戦闘力を一瞬だけ借り受けることができる。
【宝具】
「蹄は燃える。祈りを刻む。知恵ある光明は降り、敬虔には見返りを。見返りには「不死」を!『祝福の神馬四肢(ティシュトリヤ)』!!」
『祝福の神馬四肢(ティシュトリヤ)』
ランク:B 種別:対軍/対人(自身)宝具 レンジ:50/1 最大捕捉:100人/1人
由来:ゾロアスターが祈りによって助け出したヒュスタスペスの名馬。「ヒュスタスペスが改宗する」「ヒュスタスペスの子が改宗する」「ヒュスタスペスの妻が改宗する」「ゾロアスターを傷つけた男たちが死罪になる」の4つの条件と「来世の祝福」「不死身」「未来予知」そして「復活するまで肉体が魂を離れないこと」の4つの見返りを以て四肢を回復したという。
ティシュトリヤとはゾロアスター教の中級神(ヤザタ)の一柱。白馬の姿を取るという。
四肢を祝福の炎に覆われた、象ほどの体躯の白馬。現存最古の宗教ゾロアスター教において、教祖ゾロアスター直々の祝福を4つも受けた馬。
幻獣クラスの神秘を有し高い突撃機動力を持つほか、真名開放に伴い、一召喚につき一度だけ「奇蹟:B」「自動再生:A」「千里眼:EX」「戦闘続行:EX」の4つのうちから1つのスキルをヒュスタスペスに付与できる。どれも英雄を大英雄足らしめる破格のスキルである。>>404
【Weapon】
黄金の矛:息子ダレイオス1世が開いた「王の財宝」から得たもの。矛であるが魔杖としても用いる。
【解説】
ヒュスタスペスは、ダレイオス1世の父親として知られる人物。
ダレイオス1世はキュロス2世が作り上げたアケメネス朝をスメルディス王から簒奪した王であり、ヒュスタスペス自身が王であった記録はない。
ダレイオス1世は自身は祖先から王の系譜であったと記録に残しているが、これはプロパガンダであることが歴史的に明らかとなっている。
キュロス2世の又従兄弟であり、父アルサメスの代からアケメネス朝の中の太守・属州提督を務めた有力者ではあったようだ。
……さて、それだけであれば特筆すべき点のない歴史上人物であるヒュスタスペスは、後世においてゾロアスター教の守護者であった王として擬せられることとなる。
『アヴェスター』においてはゾロアスター教の最初期の守護者の王ヴィシュタスパ、ないしオラナタ族の王カウィ・ウィーシュタースパとして語られ、ゾロアスター当人(史実においては微妙に活動時期は被っていない。)の説得により改宗したとされる。
当時42歳のゾロアスターはヒュスタスペスの王宮に現れると3日3晩の論争を行い、勝利したが不興を買って投獄された。しかし、ゾロアスターはヒュスタスペスの病気に苦しむ愛馬を祈りで治療した。
「ヒュスタスペスが改宗する」「ヒュスタスペスの子が改宗する」「ヒュスタスペスの妻が改宗する」「ゾロアスターを傷つけた男たちが死罪になる」の4つの条件を以て、その四肢を回復した。
ヒュスタスペスはこの信仰の見返りに、逆にゾロアスターに4つの条件を課す。「来世の祝福」「不死身」「未来予知」そして「復活するまで肉体が魂を離れないこと」を求めた。
ゾロアスターは、4つもの祝福を1人の男に与えては耐えられないと拒絶し、ヒュスタスペスは1つ目の「来世の祝福」を得ると、自分の霊が天国に昇り、そこで神の栄光を得るさまを見た。こうして神秘を確信したヒュスタスペスはゾロアスター教の最初期の守護者となったという。>>405
『王書』においては英雄イスファンディヤールの父である悪王として登場する。
また、ヘレニズム時代のギリシャ・ローマにおいては異教の魔術師・予言者としても擬せられた。インドでバラモンの元で学んだ魔術を用いるゾロアスター教のマギであり、世界が燃え尽きることを予言する異教の邪悪な予言者としての伝承が残る。
【コメント】
アヴェスターにおける守護者王ヒュスタスペスです。時代的・立場的には微妙にズレがあるものの、ヨーロッパでは古代ギリシャの時点でダレイオス1世の父ヒュスタスペスと同一視されていたらしい。
今回は「ヒュスタスペスという歴史上の属州提督がゾロアスターと出会い、庇護者となりつつも親子で祝福を受け、アケメネス朝を支配しゾロアスター教を国教とした」というラインを引いている。
wiki追加・SS使用可能です。【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】キャスター
【真名】グライアイ
【性別】女
【身長・体重】161cm・43kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力:D 耐久:C 敏捷:C 魔力:A 幸運:D 宝具:B
【クラス別スキル】
陣地作成:A
道具作成:-
下記のスキルにより喪失。
神性:E
海神の元に生まれ、白鳥の翼を持つとされる。ただし、灰色の髪を生まれ持ち、眼球と歯を欠損して生まれており、魔性として扱われる。
【保有スキル】
ラミアの眷属:B
ラミアは女怪の総称であり、女神ヘカテを女王とする魔性である。
高速神言:A
神代の詠唱によって大魔術を一工程に省略する。
道具共有:EX
グライアイは三姉妹で、一つの義眼と入れ歯を共有した。また、英雄ペルセウスの求める道具の在処を知っていたとされる。このスキルを有するサーヴァントは道具作成スキルを喪失するが、道具の在処を把握し、所有者の有無に関わらず共有することができる。EXランクともなれば、他サーヴァントのAランク以下の宝具の在処を把握、共有する。さらに、真名解放さえ可能。>>407
【宝具】
『灰の花嫁を護る竜牙兵 (スパルトイ・グライアー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
グライアイの唯一の歯を触媒とした竜牙兵。通常の竜牙兵よりも強力でB級サーヴァント程度の働きをする。
『湖水に沈む我らの単眼 (トリトニス・グライアー)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:1000
グライアイの唯一の単眼に関する逸話の再現。英雄ペルセウスに奪われ、トリトニス湖に捨てられたことに由来して、周囲一帯を湖水に沈める。
『再誕せよ、灰の花嫁 (トリートゲネイア・グライアー)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:3人(自身)
童話『醜いアヒルの子』において、醜い雛鳥が実は麗しい白鳥だったように、グライアイの神性を励起することで彼女たちを女神として再誕させる隠し宝具。その存在を当人たちも把握していない。トリトニス湖ではかつて女神アテナが誕生した縁ある土地であり、第二宝具でトリトニス湖を召喚することで成立する。三人一組で一人前だったところを、女神化によってそれぞれが一人前に、さらにその連携による合体魔術は三倍ではなく、三乗の効果を発揮する。真名解放には、信仰またはそれに匹敵する愛情をグライアイたちが受け取る必要がある。>>408
【解説】
ギリシャ神話の女怪三姉妹。「老婆」を意味するグライアイで総称される。灰色の髪、白鳥の翼、欠損した眼と歯。欠損奇形を理由に神の系譜から外れたモノ。
逸話は、ペルセウスの英雄譚における脇役であり、姉妹であるゴルゴンを退治する彼に不本意ながら宝具の在処を示すというもの。退治はされず、あるいは、少なくともこの時点では悪事を為したことはなかったのかもしれない。
三姉妹全員が陰気で消極的であり、憎悪よりも絶望や自己嫌悪に心を占められている。細々と生きてきたのだろう彼女たちは、与えることもなければ、求めることもない。ただ奪うことを良しとする怪物である。もはや、自覚もないが、誰かに必要とされることを願って召喚に応じ、マスターには従順。(当人たちは神々による細工で召喚されてしまっているという認識。)隠し宝具を知るのはいつの日か。カルトのマスターの元に召喚されたときか、三人同時性癖のマスターに召喚にされたときか。あるいは、姉妹愛に共感するマスターに召喚されたときか。
【wiki登録】可
【コメント】
不遇のギリシャ女怪。その脇役必要?人によってはもっと盛れると思う。「私の愛しき人。今度は私も一緒に、あの世に同行させていただきますわ・・・♡」
「嗚呼、憎き私の娘███████…!お前され生まれてこなければ、お前さえ産まなければ…!」
【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】マリア・エレオノーラ
【異名・別名・表記揺れ】マリア・エレオノーラ・フォン・ブランデンブルク、偏愛のバーサーカー
【性別】女性
【身長・体重】166cm・52kg
【肌色】死者のような白 【髪色】灰色 【瞳色】黒
【外見・容姿】黒いヴェールを被り、喪服のような全身黒ずくめ衣装の美女
光のない退廃的な瞳の奥に狂気的な愛と殺意が宿っている。
【地域】欧州
【年代】1599年~1655年
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:D++ 耐久:E 敏捷:E 魔力:B 幸運:EX 宝具:C>>410
【クラス別スキル】
狂化∶EX
パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
エレオノーラは一見おしとやかな雰囲気を放ち落ち着いた様子で言葉を話すが、発する言葉はすべて"愛する存在に向けて"言っているだけなので実質的な意思疎通は困難。
そしてとある存在に相対すると理性が吹っ飛び、異常なまでの怒りと攻撃性を露わにし、制御不能状態へと陥る。その話題や関連に出したりしてしまうのと同様。
【固有スキル】
夫に捧げし愛∶A+++
政略結婚とはいえ、バーサーカーは彼を一途に愛し、彼のために尽くした。だが戦争などで彼のいない恐怖と焦燥感が彼女の心を軋み、娘が生まれた際に心が罅割れ、彼の戦死を知った際に心が壊れてしまった。精神汚染、一意専心(愛)の複合スキル
芸術審美:D-
芸術作品、美術品への深い造詣。
芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、やや低い確率で真名を看破することができる。
マリアは音楽、演劇、芸術、建築への造詣は深く、ドイツの宮廷礼拝堂をスウェーデンに持ち込んでいる。しかし、それに財を注いだせいか多額の負債を作り国家の財政を圧迫した。
北方獅子王の心臓∶EX
バーサーカーは一度も彼を離したくなかったのかグスタフ・アドルフの心臓をハンカチに包んで手元に置いて離そうとしなかったとされる。
基本的にバーサーカーのステータスを上げ、一種の魔力炉として機能する。戦闘経験がない彼女が戦うことができるのもこれのおかげと言っても過言ではない。
時折幻影らしきものがバーサーカーに力を与え、周辺を守り、敵を排除する。
「きっと愛しき人が私に力を貸してくれているのだわ」と、本人はそう思っている。>>411
【宝具】
『深淵なる愛の幽城(ソンブル・アムール・モルグ)』
ランク:C 種別:固有結界 レンジ:1~50 最大捕捉:2人
夫の亡骸を抱えて部屋に閉じ籠もり、壁や床を黒く染め上げ、蝋燭の明かりを灯し、息絶えた夫と口吻をし、幾つもの夜を明かしたという。彼が死しても愛するその執着っぷりは遺体から引き離されようとする度に喚き、その心臓を抜き出して自らの手元に置いて、埋葬されればそれを探り当てて掘り起こすほど。その骸に時には口付けて愛撫を行うなどその行いは紛うことなき「狂気」でありそれを見た者は体の具合が悪くなる程。
あたり一面陽の光も入らず、ろうそくの明かりしかない暗い心情風景を展開し、自身のステータスを上げる。暗く冷たい周囲に漂う瘴気と腐敗、あらゆる負のオーラがバーサーカー以外の周囲に襲いかかり、一定時間ごとに精神判定が起こる。精神判定に失敗した場合、更に悪化して具合が悪くなったりするなど様々なデバフが襲いかかる。
そして超巨大な亡霊『グスタフ2世アドルフ』が対象を葬りにかかる。だが自意識がなく彼本人ではない。正式には彼女が望んだ夫であるため、ある意味一種のシャドゥサーヴァントに近い。
【Weapon】
夫が生前使用していた武器一式>>412
【解説】
マリア・エレオノーラ・フォン・ブランデンブルクは、スウェーデン王グスタフ2世アドルフの王妃。 そして後の女王クリスティーナ・アレクサンドラの母親。
彼と政略結婚とはいえエレオノーラは心から愛し、当初は相思相愛で仲睦まじく暮らしていたが結婚して半年程後、グスタフ・アドルフは戦地に赴き、城を留守にした。当時マリアは最初の子を妊娠しており、当初は我慢していたが、夫不在のスウェーデンは暗く陰気にしか感じられず、日々グスタフ2世への恋しさを募らせたことからなのか、彼が何処かに行ってしまい、いなくなってしまう恐怖と焦燥感からなのか、元からそういう性質だったのか精神を患い、実家のドイツから連れて来た侍女以外には面会しなくなる。それのせいかその後死産し、それ以降マリアは神経質になり、凶暴で嫉妬深い面が顕著になってすぐに人を罵倒するようになったとされる。
マリアは帰還した夫に狂ったかのように愛情を振りまくが、グスタフ2世はこの時点でマリアとの結婚を後悔した。「もし自分がこの世を去るのならば自分の子は王位を継げず、マリアに摂政は任せられないので彼女が政治の実権を握ることは叶わないだろう」と手紙に書き残すほど。
その後も妊娠をするが死産し、三度目の妊娠の際、マリアはと離れることを拒否し、周囲の反対を聴かずに夫と共に軍艦に同乗。船が嵐に見舞われて転覆しかけ、その時によるものか帰国した後に死産してしまっている。そして1626年に産んだのが後のクリスティーナ女王である。
クリスティーナ誕生時も、妊娠し臨月を迎えていたが、再び戦争に赴くことになったグスタフ2世と離れ離れになることを拒んだマリアが癇癪を起したため、渋々同行させたが、戦場中でマリアが産気付いた為その時彼は仕方なく妻に付き添って帰国し、戦場を離れている。王子の誕生を渇望していたマリアは王女誕生の報せを聴くと嘆き、怪物だと罵倒を浴びせ、産まれたばかりのクリスティーナに危害を加えようとしたとされる。その時は未遂で終わったが、グスタフ2世はそのことからマリアのヒステリーに恐れ、辟易して距離を置くようになり、娘クリスティーナに近づかせないようにし、危害を受けないようにするなど配慮をしていた。>>413
1632年、グスタフ2世が戦死すると、マリアは完全に心が壊れ、狂ったかのように深い絶望に陥った。翌年夫の遺体と共にスウェーデンに帰国すると壁を真っ黒にした部屋にロウソクを立てて引き蘢り、死しても離したくなかったのか彼の心臓をハンカチに包んで手元に置いて離そうとしなかったとされる。彼女は死後より時間が経過し腐り始めた遺体を抱き、触れ、キスをして愛した。それを見た者は体の具合が悪くなる程。彼が死してもなお衰えぬその狂愛っぷりは夫の埋葬を許さず、埋葬されると彼女は遺体を取り戻そうと、埋葬場所を探し出し破壊したとされるほど。
そして挙句の果てにこれまで遠ざけていた娘クリスティーナを執着するようになって、自分の傍に置いて監禁するようになり、娘に命じ、自分と同様に亡夫の遺体と同じベッドに添い寝させるなど愛そのものがなく虐待そのものと言えるほどの歪んだ凶行(教育)を行った。クリスティーナはそのせいで重病に罹ったが、危惧した摂政の宰相アクセル・オクセンシェルナと議会は彼女の身の安全のためクリスティーナを引き離そうとするとマリアが絶叫するため、頭を抱えるほど難航した。その後も宰相オクセンシェルナとは娘の監護権と養育をめぐって対立するなど修羅場は続く。
1636年、マリアは反逆の疑い及びクリスティーナに対する虐待と言える教育行動などのその有様は紛うことなき「狂気的」で「危険」とみなされ、グリプスホルム城に幽閉された。マリアは何度も脱出を試み、後に敵船であったデンマーク船に乗り込むことに成功し、デンマークに渡る。彼女の最期やその後に関しては詳しくは記載されていないが、デンマークに亡命後になんやかんやあって1643年に故郷ブランデンブルクへ渡り、1648年に再びスウェーデンへ戻った。しかしマリアは王族としての特権を剥奪され、事実上スウェーデンから追放された身。クリスティーナとの再会もなく、親子関係が修復することは二度となかった。
もし、グスタフ2世アドルフが戦死せず少しでも長く生き、自身の精神が安定して少しでも娘を心から愛し、彼女を思うことができていたら…、クリスティーナは違う可能性の女王となり、民を思い、民に慕われる心からの名君になり、未来が変わったのかもしれない。>>414
【人物像】
一見憂いを帯びた儚げな美女。自らを愛夫家と称するほど一途であり、その愛は本物。
───本性は夫に対する狂気そのものといえる愛と、それ以外の存在に対しての虚無。そして娘に対する絶対的な殺意。基本的にそれらしか持ち合わせてないため、一見話を聞いているように見えているが何事にも興味がなく、誰に対しても微塵も愛を向けることも与えることはない。無論、マスターも含めて。時折癇癪起こして暴れ狂うこともあり、素人だったら即諦めるレベル。非常に危険でまさに玄人向け。
かなり難しいかもしれないが根気よく交流し絆を上げれば、少しは認め、"ある程度は"話も聞くかもしれないし、意見も聞き入れ協力してくれるかもしれない。自身と夫の愛の邪魔と自身の娘であり最大の地雷であるクリスティーナに触れなければの話だが。
聖杯戦争及びどこかの戦争にて、どこかで夫に相対した場合、彼女はマスターの命令を無視して自身の願いと戦いを放棄し互いに殺(愛)しあう。逆に娘に相対した場合理性を失い、怒り狂って葬りにかかるだろう。無論、味方陣営にいても油断はいけない。
本人は気づいていないが、本心なのか不明ではあるが稀に独り言に近い言葉を吐き、娘に対しどこか反省に近い感情が伺える。生前スウェーデンに戻ったのは、何等かで完全に正気に戻り、娘に謝りたかったのかもしれない。だが娘が聞き入れ、許すかどうかは別だが。───まあ、彼女にとって許さない確率が高いのだけれども。
好きなもの:夫
嫌いなもの:娘、夫以外の存在、夫を狙うもの、愛を邪魔するもの。
天敵:夫以外の存在、愛を邪魔するもの。エレクトラ
願い:人生をやり直し、最期まで夫と共に愛し、共に愛(心中)する(及び、人類史ごと娘クリスティーナの抹消…?)
【一人称】私【二人称】あなた、陛下(夫に対し、)、お前(敵対者に対し)【三人称】アレ、愛しき人(夫限定)>>415
【コメント】
某血斧王の嫁の如く他のヤンデレに引けも取らないほどの夫ラブ勢&扱いづらいヤンデレ。悪い意味でヤベー親サーヴァント選手権に上位に入りそう。
そして娘に出会ったら殺し合いになりそう【出典】シャルルマーニュ伝説・『モルガンテ』
【CLASS】バーサーカー
【真名】モルガンテ
【性別】男性
【身長・体重】820cm・6328kg
【肌色】白 【髪色】銀 【瞳色】金
【外見・容姿】両手に鐘と金の棒を持った馬鹿っぽい顔の巨人の少年。
【地域】フランク王国
【年代】8~9世紀
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:A 耐久:F~EX 敏捷:B 魔力:E 幸運:B 宝具:E~EX
耐久の最低値に「F」という信じられない表記が存在する。伝承上そうとしか表記できないほどの下限値なので仕方がない。
【クラス別スキル】
狂化:D
バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。だいぶ馬鹿だが意思疎通はかろうじて可能。
【固有スキル】
怪力:A+
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用することで一時的に筋力を増幅させる。
8m、常人の70倍近い体積から放たれる破壊的筋力。>>417
はらぺこ:B
モルガンテは巨人であり、そしてそれ以上に食べ盛りであった。常人の70倍の体積で常人の100倍を食べなければ活動できないが、そのぶん食べた食材を魔力還元可能。さらに伝承においてユニコーンやバジリスクと言った怪物さえ食べつくしたこともあり、魔獣の類を食せばその能力も獲得可能。
【宝具】
『あゝ、喜劇的な最期よ(グランキオ・バーレスコ)』
ランク:E~EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
風刺叙事詩『モルガンテ』における最期……すなわち、怪鯨オルカを打倒しつつも小さな蟹に挟まれて死んだことが由来となった宝具。
壮大な功績を残しつつも平凡な死を迎える、英雄伝説自身への風刺が形となったもの。
逆・ギャグ補正。よりシリアスな状況においては強く、よりコメディな状況であれば弱くなる。
世界を救う戦いにおいては無敵でも、幕間のトンチキで即死する。扱いきれればビーストさえ打倒し世界を救うほどの強化幅だが、そのぶん弱体幅も壊滅的。いざ必要となるときまでに喜劇的な死にざまを遂げていることが極めて多く、聖杯戦争でも聖杯探索でも極めて扱いづらい。
【Weapon】
鐘/鐘撞き棒:聖堂の鐘と、その中にあった棒。いわゆる日本の鐘の木の棒ではなく、ベルの中心にある「舌(ゼツ)」という部位。巨大な鐘とその中の棒ですら、巨人にとっては短剣と鈍器にすぎない。怪力で曲げることで短剣と盾のようになっている。>>418
【解説】
モルガンテはシャルルマーニュ伝説を題材とした1483年の風刺叙事詩『モルガンテ』の主役の巨人。魔女モルガンとはまったくの無関係。モルガン自身もシャルルマーニュ伝説にはたびたび登場するが、無関係ったら無関係。
暴力性の高い巨人であったモルガンテは騎士ローランに敗北し、彼の従者となる。
放蕩の大英雄ローラン、荒くれの半巨人マルグッテとともに旅をし、シャルルマーニュを助け、パリでは敵軍を1人で鏖にした。美女を助け、ユニコーンやバジリスクと言った怪物を打倒・調理し食べつくし、果ては海の怪物オルカさえも打倒したが、勝利の直後海底の小さな蟹に挟まれてモルガンテはあまりにもあっさりとした最期を遂げる。
【コメント】
風刺叙事詩『モルガンテ』の主役となる巨人。
ほぼモルガンな名前、子蟹に挟まれるスペランカーみたいな最期、ずっと腹を空かせているサーヴァントにあるまじき性質、耐久Fという信じられないステータス、そしてそれを乗り越えた先のビーストすら打倒しうる最大値と、あまりにも癖の強いサーヴァント。
wiki追加・SS使用可能…… ですが、こいつをSSで使うのは難しい気はする。【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】ギュスターヴ・エッフェル
【異名・別名・表記揺れ】鉄の魔術師
【性別】男性(女性体)
【身長・体重】178cm・??kg
【肌色】ベネチアンレッド 【髪色】白銀 【瞳色】鉄錆色
【外見・容姿】鋼鉄の身体を持つ貴婦人、ベル・エポック風のドレスを着ているように見えるが鋼鉄の身体の一部。その姿はどこか『自由の女神』を彷彿とさせる
【地域】フランス
【年代】19世紀(1832年 - 1923年)
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・
【ステータス】筋力:E 耐久:A++ 敏捷:E 魔力:C 幸運:B 宝具:A>>421
【保有スキル】
構造解析:A
エッフェルが培った構造力学、材料工学、そして建築技術の全てが結実したスキル。
あらゆる物理的な構造を瞬時に理解・解析し、その弱点や最適な強化点を見抜く。
また、既存の建造物を改変・強化したり、自身が触れた構造物に魔力を流し込み、一時的に堅牢さを増すことも可能。
真名七十二:B
エッフェル塔に名前を刻まれた七十二人のフランスの科学者に由来するスキル。
真名看破によるデメリットを防ぐだけでなく、令呪による束縛を含めたあらゆる呪詛、魔術、更には標的を追尾する宝具などを自動回避する。
強風対策:B
自身の受ける風の影響を軽減するスキル。
エッフェル式風洞を製作し、風の研究に取り組んだエッフェルならではの『風避けの加護』>>422
【宝具】
『鉄の時代(アージュ・ド・フェール)』
''ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:0〜99 最大捕捉:500人''
エッフェル塔や自由の女神の内部骨格を手掛けた彼の創造性と情熱が昇華された固有結界であり、彼の心であり、サーヴァントとしてのエッフェルそのもの。
エッフェル塔の別名『鉄の貴婦人』や自由の女神などの女性的エッセンスを多く内包するためサーヴァントとしてのエッフェルは女性的な姿で現界する。
基本的には常時発動型の宝具。その特殊性及び希少性から高ランクとして指定されているが、火力面のみで言えばB~Cランク相当。
世界各地に存在するエッフェルが関わった建造物を結界内から取り出すことで瞬時に築き上げることができる、生前に関わっていない建造物は一から設計図を描く必要があるが、鉄骨で作り得る物であればほとんどの物は作成可能。
こうして作り上げた建造物は自身を守る強固な要塞として機能する。自身は攻撃用の宝具ではないとしているが、攻撃に転用した場合、エッフェル塔の大質量を以て敵を押し潰す質量攻撃が可能。>>423
【解説】
アレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェルは、19世紀のフランスを代表する土木技術者、建築家であり、鉄骨構造のパイオニアである。
特に1889年のパリ万国博覧会のために建設されたエッフェル塔の設計者として世界的に知られているが、彼の功績はそれだけに留まらない。
彼のキャリアは鉄道橋梁の設計から始まり、ガロンヌ川をまたぐボルドーの鉄橋や、世界屈指の高さと規模を誇ったガラビ高架橋など、数々の困難なプロジェクトを成功に導いた。彼の構造設計の哲学は、鉄の持つ特性を最大限に活かし、最小限の材料で最大限の強度と美しさを実現することにあった。
特に、風圧計算においては当時としては画期的な緻密さで、その知識と技術は、後の航空工学にも大きな影響を与えた。
彼はまた、アメリカ合衆国の象徴である自由の女神像の内部鉄骨構造の設計も手掛けており、外壁の銅板を支え、強風に耐えるための骨組みを設計した。これらの鉄骨構造に対する彼の貢献から、後世の技術者からは「鉄の魔術師」と畏敬の念をもって呼ばれることとなる。
一時期、レセップスのパナマ運河建設スキャンダルに巻き込まれ、有罪判決が下される、後に無罪となったがそれ以降は会社経営から身を引くことになる。
晩年には、エッフェル塔を気象観測や無線電信の研究施設として活用し、工学者から科学者へと転身。空気抵抗や飛行力学の研究に没頭し、エッフェル型と呼ばれる風洞を建設するなど、70歳を過ぎても精力的に活動を続け、L.E(ラボラトワール・エッフェル)と名づけられた航空機の設計も手掛けている。
その観測データは現代の航空学の基礎の一つとなった。>>424
【人物・性格】
無口で常に落ち着き払っている、優雅な貴婦人の姿をしているが中身は筋金入りの合理主義者であり、頑固な職人気質の老紳士である。
自らの仕事、すなわち「建造物」に対しては絶対の自信と強い誇りを持っている。
未来志向の精神と進歩への強い情熱。新しい技術、合理的な思考、そして「鉄」がもたらす未来の可能性を愛しており、彼の設計理念を理解し、尊重する者には誠実で献身的な協力者となる。
イメージカラー:ベネチアンレッド
特技:設計、計算
好きなもの:鋼鉄、緻密な設計図
嫌いなもの:冤罪
天敵:天災、歪曲の魔眼
願い:自身の作ったものが、いつまでも人々に愛され、残り続けること。
【一人称】私(わたくし) 【二人称】貴方、あなた 【三人称】彼、彼女、皆様>>426
リクエストお応えいただきありがとうございました
エッフェルの建造物から後天的TS(肉体?のみ)サーヴァントになるという発想が斬新で面白い!
真名七十二も誂え向きな要素を拾ってきてるのが上手い
風避けの加護の要素を持った強風対策もデミヤの防弾加工と矢避けの加護の関係性っぽくて好きです
エジソン側もサーヴァントとして召喚された姿に驚いてそう「嗚呼、あの男のように私を裏切るのですね…!許さない、赦さない、ユルサナイ・・・!!」
【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】蘭陵王・オルタ
【異名・別名・表記揺れ】羅陵王、高長恭
【性別】男性
【身長・体重】175cm・60kg
【肌色】死者のような白 【髪色】白に毛先が黒い 【瞳色】ダークパープルに血のような赤のグラデーション
【外見・容姿】骸骨のような黒く禍々しい画面をつけた美男子。服も黒と朱を基準とした色合いの服をまとい、その上に骨のような不気味な装甲をつけている。素顔は通常と同じ中性的な美形だが、少し男性的
【地域】中国
【年代】南北朝時代
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:B 魔力:C 幸運:E 宝具:C>>430
【宝具】
『慟哭毒杯、北斉滅亡(どくをのんでなげき、やがてくにはほろぶ)』
ランク:C+ 種別:対国宝具 レンジ:1〜500 最大捕捉:不明
主に毒薬を賜られ、それを飲んで最期を迎えてしまった悲劇。そして真相は定かではないが、自身の死後に当て続けに不幸や災難が見舞われて国は衰退し、最終的に国が滅亡した出来事から宝具に昇華されたもの。
真名解放と同時に発動され、超強力な猛毒の波が対象を飲み込み、ダメージとデバフを与え、幸運を削る。
───だか本当の真価は自身の死に作動する。何等かで自 害せざるを得ず、自 害の際に残る強い負の感情を感じたと同時に作動される。威力は上記よりも強力で、それに加え周囲は汚染されたかのように様々な災難が見舞われ、やがて国は滅ぶ。
それはマスターにも効果が作用されており、もしマスターの身勝手な命令で自決された場合強制真名解放され、そのマスターと周辺を不幸に見舞わせ、その主を破滅的な死へと向かわせるだろう。
【Weapon】
『長剣』
セイバー自体の使用していた武器。刃が黒く、剣先に血のようなのが滲んてる。
『黒馬』
かつて相棒だった白馬が、オルタ化と同時に変化してしまったもの。バーサーカーとそのマスターの言う事以外あまり聞かずどこか凶暴的。
『肉体から溢れ出る毒の魔力』>>431
【解説】
蘭陵王の別側面オルタナティブ。彼の負の感情が表面化されたもの。解説は史実や公式と同類なため割愛。
その美貌とそれに合った謙虚な性格、数多の戦場などの活躍から人々に注目が集まった。だがその活躍が皇帝であり自身の従兄弟である高緯に疎んじられ、毒薬を賜られた。蘭陵王の妻は泣きながら反対し、皇帝に助命嘆願してもらうよう訴えるが、彼は妻の訴えに反しそれを甘んじて受け入れ、嘆いた。
──私は国のために、命を捧げてきたのに
──欲を出さず最後まで忠義を尽くしたのに
──何故、少しでも改善しようとは思わない
──何故、私は死ななければならないのか
──何故、行いを見てはくれない
──私は、何の罪を犯したというのか
──私は、不要であったのか!?
彼は絶望した。腐敗した国に、好き勝手行う奸臣達に、暗愚な主に、その運命に悲嘆し彼の心は壊れてしまった。そして毒杯を飲み、死の間際に呟いた。
『────嗚呼、あの愚かな腐敗した国が続くのなら、皆滅べばいいのに』
彼が本当に心からそう願ったどうかは定かではないが、その後に内部抗争が起こるなど軍事力が衰退して優位を失い、そして北斉は滅亡した。>>432
【人物像】
セイバー時に比べ晩年に近い姿で召喚されたのか身長は少し高い。一見バーサーカーとは思えぬほど物腰が低く、自己肯定は皆無。
セイバー時よりも機械的で口数少なく、一歩身を引いた態度を取るなど忠実的で謙虚な姿勢は通常の蘭陵王に変わりはないように見えるが、本質は狂い、心が壊れてしまっている。上記のような陰鬱で自己肯定感が皆無な性格もそのせい。
そのため内心では懐疑的になり、マスターの行動によってはかつての主とみなし、すぐさま裏切って殺.害を遂行するだろう。
マスターがかの主のような暗愚な存在でない限り、彼は決して自ら裏切ることはなく、最後まで仕えるだろう。
好きなもの:特になし
嫌いなもの:猜疑心、疑われること、裏切り、奸臣
天敵:嫉妬深い存在、武帝、高緯、セイバーの自身
願い:特にないが、悪しきマスターだったらどんな手を使ってでも聖杯を破壊し叶わせないようにし、正しきマスターだったらそれを手に入れるべく奮闘するだろう。
【一人称】私【二人称】貴方、貴様(敵に対し)【三人称】彼、彼女、あの○○>>433
【因縁キャラクター】
蘭陵王(公式)
オルタではない本来の自分
生前のトラウマを根に持ちながらも、なぜ怯えたまま恨まないのか理解できない。
高緯
北斉の五代目の皇帝であり、蘭陵王が仕えた主君で15歳ほど年下の従兄弟にあたる。国を奸臣達に好き勝手させたり、バーサーカーを始め有能な臣下を粛清する程暗君とされている。後にバチが当たったのか、国は滅ぼされ殺されてしまった。
バーサーカーにとっては地雷案件であり、もしそれに相対した場合通常とは打って変わって豹変し、跡形もなく葬りかかるだろう。もちろん話題に出すのもNG。その殺意っぷりはうまれてきたことを後悔させてやるほど
もしどこかで彼、あるいは彼を想起する人物がマスターだった場合すぐさま殺しにかかるか、自ら自害して呪を強制発動するだろう。
武帝
敵対していた北周の皇帝で短命な君主、暗君が続く北斉の混乱を尻目に北周の国力を高め優勢に立っていき、後に滅ぼした若き英主。蘭陵王の生涯の敵役であり、難敵に当たる。
今でも敵対し危険視しつつも、心の中ではもし高緯を、北斉を裏切り彼のもとについていれば、北周に生まれていればどれほどよかったのだろうかと深く考え、苦悩している
スレナス(ライダー)
活躍故に王に妬まれて、間接的に命を落とした者つながり。どこかシンパシーを感じるとのこと。
【他クラス適性、変化傾向】
ヤベー主のせいで悲劇的な最期を迎えた話を見て、もしオルタ化したら恨みなど負の感情が表面化されてるかもしれないなーって思い、そういう闇堕ち・オルタ化が見たかったのです。マスターの性格と、地雷とかに触れない限り扱いやすいバーサーカー枠かもしれない。>>239
遅くなりましたが、ヒュパティアのリクエストありがとうございます!痛々しい姿とは裏腹に澄んだ目をし、非常に落ち着いた性格、書物に註解(アノテーション)を加えた功績の逸話があったこと、自身の死因となった凶器を宝具にした際に攻撃はもちろん、効果は自身を守護する防壁へと反転したことについては意外でした。
ふと疑問に思うのですが、もう遅いだろとか今更何を言ってんだとか思うかもしれませんが、アヴェンジャーが生前のことやそれ関連を恨んでるかもしれないというのなら、>>244の嫌いなものの欄に宗教とかそれに関するのを入れといたほうが良かったのでは?
すみません、ちょっと本音言い過ぎちゃいました…。疑問についてスルーしていただいても構いません…。【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【真名】ハンニバル・バルカ
【異名・別名・表記揺れ】カルタゴの雷光
【性別】男性
【身長・体重】身長:190cm 体重:110kg
【肌色】明るめの黄土色 【髪色】金 【瞳色】濃い赤
【外見・容姿】オールバックで左眼が潰れた大男
【地域】カルタゴ
【年代】紀元前2世紀頃
【属性】混沌・善
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:C 敏捷:A 耐久:D 幸運:A 宝具:EX>>437
宝具
将威の轍/ケルサス・ケントゥリア
ランク:B+ 対人宝具
レンジ:2〜3 最大補足:100
アルプス越えの逸話が、雷光という異名と共に昇華したもの。彼の意思ある所に顕現する意志持つ雷。質量を帯びるそれは時に盾、時に馬となりライダーを支援する。その正体は彼に率いられた無数の傭兵達の総意志であり、雷は霊体に近い性質を帯びる。これの持つ質量とは即ち極めて強力なポルターガイスト。
雷光が宝具であり、付随する霊たちは現界に際してこの宝具に便乗してきたような状態。なんらかの方法で霊魂を剝がせればこれはCランク程度の雷を纏う宝具へと劣化する。
雷嵐こそ我が道とせよ/ハンニバル・バルカ
ランク:EX 対軍宝具
レンジ:99 最大捕捉:1000
上記宝具の真名解放。膨大な雷をその身に纏っての正面突破。真に質量を持った雷嵐は、雷速を以って万難を踏破する。星の開拓者に似た性質を帯びており、権能レベルの大特権。
自らの名前を真名とすることによってローマに対する絶対侵略権を付与しており、ローマゆかりの英霊、宝具、魔術に対してこの攻撃は絶対性を得る。
雷とは神のもの。雷を纏う宝具とは、人の手で神域に至ったという証明である。彼が雷を纏う以上、全ての障壁は障害足り得ない。
囲い砕く有象無象/ノウビス・アーラ・オブセシオン
ランク:D 対軍宝具
レンジ:1〜99 最大捕捉:1000
包囲殲滅戦型。ライダーの代名詞にして奥の手。思考を増幅、連結し、言葉失くして完璧な連携、究極の軍隊を作り上げる宝具。ただし、その本領は上記宝具と組み合わせた時にこそ発揮される。
現代科学に於いて、思考とは微細な電気信号で表される。この宝具は将威の轍に存在する無数の亡霊を電気と認識し、雷光そのものを増幅する。つまり。この宝具の本領とは、ハンニバルに纏わるあらゆる雷の超強化にこそある。>>438
その他詳細
好きなもの 託されること、逆転劇
苦手なもの 真似されること、ローマ
天敵 スキピオ
ハンニバル・バルカ。稀代の軍略家。
戦術という分野における頂点の1人であり、殊更に相手の虚を突くような真似を好む。彼の本質は悪戯小僧のそれであり、英霊となってもそれは変わらない。
大笑と共に弱者を救い、驕りを砕く時にこそ輝く彼は、英雄譚でいう所の「弱者の守護者たる英雄」である。彼を彼たらしめているのはその強力な自負に他ならない。
英雄としての彼は、父親の野望を継ぐその時に始まった。
「ローマを生涯の敵とせよ」
左目を捧げ神に誓った時、彼はまだ少年であった。敵とすべきローマがなんたるかすらわかっていなかったのである。
運命のその日まで、終ぞローマを理解することはなかった。ゆえに彼は、戦う理由を味方に求めたのである。民草は日々の生活にすら苦しんでいる。父親が言うのであれば、それはローマの所業であろう。ならばオレは彼らを救う英雄になろう。
結局、カルタゴはローマに敗北した。戦後敵将と友誼を結び、語りあったことでローマを知った。不倶戴天の敵であるはずのローマも、その実カルタゴと同じ、救うべき民を抱えた国家であった。守ることを誓ったはずの彼に残されたのは、ローマを脅かす侵略者としての名声であった。
ライダーとしてのハンニバルは、彼が最も英雄然としていた青年期の姿である。いずれ重荷になると知りながら、それでも託されることで前を向けるのだと公言して憚らない。老若男女問わず、逆境にあるすべてを救うことが彼の行動原理である。
未来の後悔、今は知らず。いずれこの身は、諦観を憎むことになるだろう。だからこそ、誰であれ、今の彼が見捨てることはあり得ない。あなたが邪悪に染まらぬ限り、雷嵐は道を作り続ける。【元ネタ】ウガリット神話、聖書など
【CLASS】アーチャー
【真名】アクハト
【性別】男
【身長・体重】187cm・87kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:B 魔力:A++ 幸運:C 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
現代の魔術師では傷つけられない。
単独行動:EX
マスター不在でも無問題。
神性:A-
豊穣神バアルの化身とも見做される神霊適性。ただし、力のためにその神格を貶めた側面を利用した節がある。>>440
【保有スキル】
魔力放出(闇):A
堕天してなお善性を手放さなかった反英雄だけに許される亜種魔力放出。秩序属性に対してのアドバンテージを有する。
無欲の罪:EX
巨万の富や不死の命に興味を示さなかった逸話がスキルとして昇華されたもの。魅了や一部の呪いなどを無効化する。反面、欲のあるモノたちから敵愾心を抱かれやすい。
魔王の重圧:A++
豊穣神バアルが貶められた魔王ベルゼブブの重圧。アーチャーを含めた周囲一帯にプレッシャーを振り撒き畏れを抱かせる。アーチャー自身はこの重圧と同等の祝福によって生前を過ごしたため問題なく、周囲はアーチャーの発する重圧と誤認するゆえにアーチャーのカリスマとして機能する。
【宝具】
『堕天の弓 (ゼブブ・ボゥ)』
ランク:A 種別:対人/対軍宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:1/666
工芸神より授かった天の弓。魔王ベルゼブブの瘴気によって堕天している。撃ち出す矢は悪霊蠅となって対象を自動的に追尾する。また、溜めによって一度に複数の悪霊蠅を撃ち出すことも可能。悪霊蠅は魔王ベルゼブブの眷属で、呪いを振り撒く。
『獄炎の咆哮 (レシェフ・ゼブブ)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:視界いっぱい
魔王ベルゼブブの咆哮を模した堕天の弓の真名解放。アーチャーの死後、大地が枯死した逸話をベースとしているが、変質によって死の代償は伴わない。悪霊蠅の発射点である堕天の弓を地獄の門と見做し、地獄の劫火を召喚する。劫火は世界を蝕み地獄に変えるため抵抗はできず、退避するしか難を逃れる術はない。土地を対象とすれば、龍脈の乱された不毛の地が出来上がる。>>441
【解説】
ウガリット神話に登場するハルナイムの王子。子に恵まれない父が多くの供物と儀式の末に、豊穣神バアルの祝福を得て誕生した。
神々の祝福と人々の愛情によって、素直で優しく、威風堂々とした性格となった。欲がないように見えるが、奪うこと奪われることを良しとしないだけであり、与えられるものは感謝とともに受け取り、施すべきときは惜しみなく手放す。
あるとき、女神アナトが天の弓を欲してアクハトに巨万の富や不死の命を提示するも、アクハトにとって天の弓は価値で計るものではなかったため、奪われることを拒んだ。アナトは怒り、アクハトに手勢を差し向け命を奪った。すると大地は枯れ果て、アナトは後悔の念にかられた。なお、その後どうなったかは現代に伝わっていない。推測するならば、おそらくアクハトはなんらかの方法で蘇生して再び大地は潤ったであろう。
ベルゼブブは、バアル・ゼブルを変形した名の悪魔である。サタンに次ぐ地獄の君主、邪悪と奸計に長けた大悪魔で、実力の程はサタンを凌ぐとさえ言われる蝿の王。豊穣神バアルの貶められたこの大悪魔をアクハトは霊基に取り入れている。神々の横暴に悩まされることに思うところがあったのか、あるいは不明瞭な神話の隙間を埋めるためか、理由は黙して語らず。しかし、アクハトの在り方は何一つ変わらない。善良な気質に翳りはなく、大悪魔はただ力としてアクハトの手に握られているにすぎない。
【ウィキ登録】可【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー/キャスター
【真名】メラノプルス・スプレトゥス
【異名・別名・表記揺れ】ロッキートビバッタ、ルネ・ラリック
【性別】男性(雄/雌)
【身長・体重】165cm・48kg
【肌色】乳白色 【髪色】深い緑 【瞳色】黄金色
【外見・容姿】細身の体に、品のいいスーツを着た青年男性、左胸にはトンボのブローチを付け、背中にはバッタの羽を模したデザインのマントを着用している。
【地域】北米大陸、フランス
【年代】19世紀~20世紀
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・人類の脅威
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:B+ 魔力:B 幸運:D- 宝具:A>>444
【保有スキル】
大量生産:A
高価な工芸品を一般大衆に広めるため、量産化技術を確立した逸話がスキルとなったもの。短時間で、同一の工芸品や使役体を大量に生み出すことができる。このスキルがあるため、彼の宝具は圧倒的な物量で敵を制圧する。
魔力放出(跳躍):A
魔力を放出することで爆発的に機動性を上昇させ、総合的な攻撃力を底上げする。
バッタの幻霊と融合したことによる超人的な跳躍力。
時代適応:B
時代の流れ、流行の変化を敏感に感じとり自身の作品へと反映させるスキル。
何時、何処に召喚されようとその時代に適した作品を作り上げることが可能。
二重召喚:C
ダブルサモン。二つのクラス別スキルを保有することができる、ごく一部のサーヴァントのみが持つ極めて希少なスキル。
召喚者が召喚の際に特殊な条件付けを行わなければ発動しない。>>445
【宝具】
『氷柩に眠る硝子飛蝗(グラスホッパー・カタストロフ)』
''ランク:A 種別:対国宝具 レンジ:1〜測定不能 最大捕捉:測定不能''
メラノプルス・スプレトゥスが形成したとされる、世界史上最大規模の動物の群れ、そしてルネ・ラリックのガラス工芸技術の具現化。
真名解放により、数億、数十億と推定されるバッタの群れが召喚される。このバッタの大群は全てが精巧なバッタの形状をしたガラス製の魔力生命体であり、魔力を帯びたものを自身の捕食対象とみなし一斉に襲いかかる。
宝具やサーヴァントの肉体、結界なども餌として喰らい尽くす、サーヴァント同士の戦闘に魔力を使わないことはまずないため対サーヴァント用の宝具として実に有用と思うかも知れないが、材質はガラスのため破壊自体は容易。
但し、砕けたバッタが魔力を帯びた破片として散らばるため思わぬ二次被害を生むことも。
なお、本来のルネ・ラリックの宝具は様々なガラス製の昆虫や植物を召喚するものだったのだが幻霊との融合の影響で変質している。
【Weapon】
『無し』>>446
【解説】
メラノプルス・スプレトゥス、通称ロッキートビバッタは、19世紀中盤の北米大陸で歴史上最も巨大な動物の群れを形成したことで知られるバッタである。学名のspretusは「忌み嫌われている」という意味。
その群れは時に幅1800メートル、長さ数千キロメートルにも及び、総個体数は12兆5千億匹と推定される、その姿は空を暗く覆う巨大な黒雲として恐れられた。
彼らが通過した地域の農作物は根こそぎ食い尽くされ、数年にわたる大飢饉を引き起こし、当時の開拓者たちの生活を壊滅させた。
しかし、その猛威とは裏腹に、ロッキートビバッタは20世紀初頭に忽然と姿を消し、原因不明の絶滅を遂げた。この絶滅は、人間の開拓による生息地の破壊、特に彼らの繁殖地が農業開発によって失われたことが主な原因と推測されているが、その絶滅があまりにも急速かつ徹底的であったため、その詳細はいまだ科学的な謎とされている。
魔術世界ではロッキートビバッタの絶滅は抑止力が発現した例として語られているが、真実かどうかは不明。
但し、どれだけ巨大な群れを作ろうともメラノプルス・スプレトゥスはただのバッタであり、英霊に至ることのない幻霊止まりの存在だった。
そこで召喚者は、霊基数値の補強のためバッタをモチーフにした作品を製作した縁からルネ・ラリックを依代に召喚した。>>447
メラノプルス・スプレトゥスの依代となったルネ・ラリックは、19世紀末から20世紀にかけて活躍した、フランスの金細工師、宝飾デザイナー、そしてガラス工芸作家。
彼はアール・ヌーヴォーとアール・デコという二つの芸術潮流を代表する人物として、その名を現代にまで残している。
当初は金細工師として、大胆かつ革新的なデザインの宝飾品を制作し、多くの人々の心を掴んだ。彼は、宝石の価値だけでなく、デザインそのものに重きを置き、ダイヤモンドだけでなく、ガラスやエナメル、半貴石なども積極的に作品に取り入れた。
特に彼の特徴は、自然界のモチーフ、中でも昆虫や植物を好んで使用した点にある。トンボや蝶、カブトムシなどを美しくも妖しいデザインに昇華させた彼の作品は、当時の芸術界に大きな衝撃を与えた。
その後、彼は活動の中心をガラス工芸に移し、それまで一部の富裕層にしか手の届かなかったガラス工芸品を、大量生産によって一般大衆にも普及させた。彼のガラス製品は、香水瓶や食器、建築装飾など多岐にわたり、芸術と産業を融合させた功績は計り知れない。>>448
【人物・性格】
常にルネ・ラリックの人格が表に出ており、一見すると怜悧で物静かな芸術家然としているが、その内側には北米を蹂躙した底無しの「摂食衝動」が潜んでおり、時おり生野菜や魔力結晶を貪り食う姿が目撃される。
職人気質であり、自身の作品や技術に対しては一切の妥協を許さない。そのため、幻霊との融合によって自分の宝具が歪められたことに強い不満を抱いている。彼の身に付けるトンボのブローチはこの霊基に対するささやかな抵抗の証。
彼の作品に昆虫が多いのは、その儚くも美しい生命の輝きに魅せられたから。しかし、その根底には、生命の本質を解明したいという、まるで科学者のような探究心も秘めている。イメージカラー:透き通った緑
特技: ガラス細工、農作物を一瞬で食い尽くすこと
好きなもの:自然界の造形美、数の暴力、野菜
嫌いなもの:ガラスが割れる音、絶滅という運命、強大な炎属性の攻撃。
天敵:自身の繁殖地を破壊する者。
願い:自身がなぜ絶滅したのか、その「空白」を埋めること。
【一人称】わたし 【二人称】貴方 【三人称】彼/彼女
【関連人物】
サラ・ベルナール:自身の才能を見出だした女優、生前の顧客の一人。
アルフォンス・ミュシャ:共同製作者、一度だけ彼のデザインした装飾品を作成したことがある。
アラビドプシス・タリアナ:美味しそう。
【コメント】
リクエスト鯖、アバドン? いやそれよりラリックの方が融合相手として面白いだろ、と言うことで作成【元ネタ】史実
【CLASS】フォーリナー
【真名】ラプラスの悪魔
【性別】男
【身長・体重】173cm・63kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:EX 幸運:EX 宝具:EX
【クラス別スキル】
領域外の生命:EX
観測者が実在するとすれば、それは我々の宇宙の外に存在していなければならない。
神性:-
科学信仰による全知の神の存在証明であるが、研究結果によって観測者は我々の現実に干渉しないため、神の愛を証明しない。
単独行動:EX
その情報量は世界と同一であり、その現界は現実に干渉しないため、修正されない。
気配遮断:EX
観測結果による未来予測の絶対性は現実に干渉しないことで保証される。
忘却補正:EX
観測結果を解析する知性は忘却しない。>>451
【保有スキル】
千里眼:EX
全世界を観測する。
信仰の加護:-
一つの宗教に属して真摯に信仰することで得るチカラ。観測者が神でないことが直ちに神の不在を証明するものではない。
戦闘論理:EX
サーヴァント化にあたり調整された戦闘行為における最適解予測。ただし、肉弾戦の性能は最低のため非推奨。
【宝具】
『事象完全観測・確定未来予測のできる知性 (ラプラスの悪魔)』
ランク:EX 種別:概念宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
古典物理学によるところの大きい、因果律に基づく強い決定論を実践可能な超人間的知性を獲得する。真名解放によって、現実的に観測不可能な事象、予測可能性の否定を不在させることができる。>>452
【解説】
数学者ピエール=シモン・ラプラスの提唱した、仮想の観測者。その全知なるはまさに神のごとく、しかし反論のもっともたるは我々の宇宙の外にて非干渉の存在である。マックスウェルの悪魔は完全に否定されたゆえに現実に召喚し得ないサーヴァントであったが、こちらは非干渉ゆえに現実に召喚されないサーヴァントである。なお、科学信仰においてすでに古いものとはされるが、我々の宇宙の外に実在することを否定されることはない。我々は宇宙の外を知ることはできないのだから。
提唱した数学者の容姿をしており、その人格もまた彼の模倣。我々が宇宙の外にいたとすれば、召喚されるかもしれない。召喚された彼は我々の宇宙において全知であり、外に対してはその限りではないが、その知性は不確定ながらも外の未来を高い確率で予測するはずである。あるいは、実在したモノに被せる殻として、我々に友好的な性質を宿してもらうという利点での運用も外に出た魔術師は考えるべきであろう。
【wiki登録】可
【コメント】
素人なんで誤解があるかもしれんけど、カタチにしてみた「吾こそは始まりの源氏にして源氏の始祖竜、六孫王大権現なり──!(よしっ! 子孫たちの前で上手く大見得が決まったな!)」
【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【真名】源経基
【異名・別名・表記揺れ】経基王 六孫王 六孫王大権現
【性別】男性
【身長・体重】160cm・52kg
【外見・容姿】平安装束。武人らしい威容を備えるが文官風の威儀が漂う。ヘタレな俗物を演じるが、眼差しは冷たく計算高い。
【地域】日本
【年代】平安時代
【属性】中立・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運A 宝具EX>>454
【クラス別スキル】
気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している
【固有スキル】
陰謀作成:C
陣地作成と似て非なるスキル。
将門記には武蔵国で横暴を働いた後、将門を恐れて逃げ帰り、朝廷に誣告するという謀を行うも、讒言の罪で拘禁されたと描かれる。
しかし、当時の獄令では謀反告発が取り上げられると告発者が拘禁されるのが規定(獄令告密条)であり、実際は『謀反の告発が受理され』からこそ拘禁されたのである。
スケープゴート:C
戦場を生き抜く手練手管。敵対者を斬るのではなく、自らの命と立場を守る技能。
盗賊打破:C
太宰府に駐留していた際に数々の賊を打ち破って治安を回復した逸話から。
反英霊、特に海賊や盗賊の経歴があるサーヴァントに対して、有利な戦闘ボーナスを獲得する。>>455
偽冠の武芸:A
過剰なまでに褒め称えられた武術の技量。
剣、槍、弓、騎乗、神性をそれぞれのスキルランクをプラス1し、属性を真逆のものとして表示する。
真名が明かされた場合、このスキルは消滅する。
【宝具】
『源経基告言武蔵事(うそからでたまこと)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:‐ 最大捕捉:1人
将門記などに描かれる、将門らを恐れて逃げ帰り、彼らを誣告したという逸話が再現された宝具。
サーヴァントとしての力のほとんどを対象の因果律の操作に当てる儀礼呪法の一種。
対象となる人物の運命を操作し、経基と敵対関係になるような状況へと仕向ける事ができる。
この宝具は精神操作ではなく因果律に介入して敵対関係を構築するものであるため、個々人の感情で対立を解消する事は難しい。
しかし、讒言の罪で拘禁されたと描かれてきた事から、この宝具の発動中は自らのサーヴァントとしての能力がほとんど発揮できなくなるという欠点もある。
これ単体では単に経基と対象の間に敵対関係を構築するだけの宝具だが、他陣営との同盟戦略や陰謀工作などを組み合わせれば、より高度な運用──必勝の状況を組み立てた上で相手に戦いを強いるなど──も可能となるだろう。
なお、宝具の発動を止めれば経基のサーヴァントとしての能力は復活するが、構築された敵対関係はそのままとなる。
(因果律への介入が止まるため、努力次第で好転させられる可能性も生まれるが)>>456
『源氏始祖龍・六孫王大権現(げんじしそりゅう・ろくそんおうだいごんげん)』
ランク:EX 種別:万能宝具 レンジ:0~30 最大捕捉:300人
源経基に始まる清和源氏の血統を概念として昇華したもの。
経基が遺言で「自らは龍神と化して邸内の池に棲み、子孫の繁栄を守護する」と語り残し、八尺の龍となったという伝承を中核とする。
宝具を開放する事で自らに始まる血脈を概念武装と成さしめて疑似龍脈を形成し、地に根付かせる。
同時に源経基の身体は清和源氏の繁栄を反映した概念──清和源氏の守護龍へと変貌。
龍脈と結び付いた水気を操り、広範囲に豪雨・水流を呼び込み、敵対者を押し流す事が可能となる。
さらに、清和源氏の血脈(仮冒・伝説も含む)に連なる英霊のスキルや宝具を、自らの能力として(ただしAランク以上のスキルや宝具はBランク相当にダウンスケーリングした上で)発動する事も可能となる。
しかし、清和源氏の守護龍という性質上、清和源氏の血統(仮冒・伝説も含む)を継ぐ相手には攻撃できなくなるという欠点も獲得してしまう。
使いようによってはあらゆる状況を打開しうる万能宝具。
しかし、網羅する能力の膨大さに加え、経基本人に戦闘・戦術のセンスがないため、戦闘中、臨機応変に能力を運用する事は難しい。
戦闘面に寄与しそうな宝具に思えるが、その実、非戦闘時での戦略的な運用にこそ適した宝具と言える。
【Weapon】
『弓矢』:竹と木材を貼り合わせた伏竹弓。
『白馬』:六孫王神社にある白馬像の如き神馬。>>457
【解説】
平安時代の武将。経基流清和源氏の祖。皇族であるが、臣籍降下を命じられ源氏を名乗る。後世では六孫王とも称される。
武芸に長け、弓馬を得意とし、和歌にも秀でたとされる一方で、将門記などでは欲深く未熟な人物として描かれる。
平将門の叛意を告発し、平将門の乱や藤原純友の乱の平定に従軍したが、いずれも到着前に乱の首魁が討たれ、大功はなかった。
その後は大宰府で職務に励んだ後、各国の国司を歴任するという出世街道を邁進し、最終的には鎮守府将軍にまで上り詰めた。
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保元物語によれば、父は清和天皇の第6皇子である貞純親王であるというが異説もある。
将門記などによれば長じて後、興世王と共に武蔵国に赴任し、早々に検注(年貢などの租税を徴収するための土地調査)を実施。
(一説にはその目的は貢物や賄賂を受け取る事にあったとも言われる)
さらに、武蔵武芝が慣例にそぐわないという理由で検注を拒否すると、興世王と共に兵を繰り出して資産を没収、略奪し、武芝らと一食即発の状態となった。
これを受けて当時、関東で名高かった平将門が調停に乗り出し、興世王と武芝の和議が成立したが、経基は肯んじなかった。
さらに武芝の兵が経基の営所を包囲したことで、経基は将門らが自らの命を狙っていると判断して京都に逃げ帰り、将門・興世王・武芝が謀反を共謀していると誣告したという。
だが、将門らによる「謀反の噂は事実無根だ」との申し開きが認められ、経基は讒言の罪によって拘禁された、とされる。>>458
しかしながら、これらの記述は将門記などによるものであり、実際は『謀反の告発が受理され』からこそ拘禁されたのだと考えられている。
当時の獄令では謀反告発が取り上げられると告発者が拘禁されるのが規定であった。
将門の申し開きが認められた事で経基が讒言の罪で拘禁された、というのは事実ではないと現在では考えられている。
経基が臆病や誤解の故に京都に逃げ帰り、ありもしない謀反計画を捏造・誣告した──というのも、どれだけ実態を反映しているかは分からない。
(尤も、朝廷は調査の後に誣告だったと判断して経基の官位を除いたとする説もある。後世の研究が待たれる)
後に平将門らは本当に反乱を起こす事になるが、嘘から出た真なのか、本当に叛意を察知していたのかは不明である。
平将門が新皇を名乗って関東で反乱を引き起こすと、以前の告発が功績と認められ、従五位下に叙せられた。
さらに将門追討の軍にも参陣したが、到着前に将門が俵藤太らによって討ち果たされたため、戦功はなかった。
藤原純友の乱の平定においても軍を率いたが、小野好古によって乱は鎮圧されていたという
しかし、経基の功績は乱の平定よりも太宰府における戦後処理の方にあった。
藤原純友の乱の終結後も影響は色濃く残っており、
九州では純友軍の残党や反抗的な現地有力者、純友に協力していた海賊など、反朝廷勢力が跳梁跋扈していたのである。
しかも、当時は中国・朝鮮も動乱の時代であり、大宰府は海外貿易を管理する一方で、動乱の影響を受けて来訪する海外の海賊へも対処しなければならなかった。
経基は太宰府のトップである源清平の下でこれらの内憂外患に対処し、清平の没後は後任が来るまで太宰府を統括して治安を安定させた。
一方で太宰府の意向ではなく自ら敵の首級を朝廷に送るなど戦功を誇示し、帰京する事を望んでいたともいう。(出世欲だけでなく太宰府での勤務が激務だったのもあるだろう)
後に数々の国司を歴任し、最終的には鎮守府将軍にまで上り詰める事となるが、その由来は血統や幸運などではなく、太宰府での功績を評価されたと思しい。>>460
【人物像】
表情には常に皮肉めいた微笑を浮かべる策士。
源能有を祖とする糾法を貞純親王より承けたとされた勇士であり、武田流や小笠原流の源流たる弓馬軍礼故実を修めたとされているのだが、実際の経基の武勇・人柄はそうした評判とは裏腹に凡庸。
反面、人間心理に対する洞察力に長けており、政争や謀略、和歌などでそうした資質を生かし、欲望を満たしてきた。
本人は己の武辺を卑下して「畢竟、兵の道は詭道だよ」と冷笑的に語るが、内心ではそんな生き方しかできない自分に忸怩たる思いがある。
平将門については強烈な因縁を持つ。
表向きは「朝敵を討った武将」として振る舞うが、内心では将門らと戦う事すらないままに決着した事で、強い劣等感を持っている。
サーヴァントとして召喚された際も、将門の存在には強く動揺し、恐怖と執着を入り混ぜた反応を示す。
聖杯への願いは鬼女紅葉ともう一度会って彼女の琴を聞きたい、というもの。
だが、その一方で将門と直接戦って雌雄を決したいという願いもある。
聖杯戦争では実利主義・利己主義を基軸において動く。マスターとの関係も「利用価値があるか否か」で判断する。
ただし、源氏の未来に関わる者(例えば義家・頼光ら子孫に繋がる存在)には好々爺めいた態度を取る。
これは「六孫王大権現」として子孫を守護した神格化の側面の表れである。
個としての戦闘力は並だが、龍神宝具の使用によって広域制圧力を持ち、また他のスキルや宝具を生かした情報戦にも長けるため「組織や陣営を内側から崩す」運用に適している。
彼を味方にするか敵に回すかで、戦場の様相は大きく変わるだろう。>>461
【関連人物】
源氏(牛若丸 源頼光など):自分の係累に連なる者であるとして面倒を見たがる。彼らの前では卑近な側面を見せたがらず、彼らが尊敬するに値する武士として振る舞おうと務める。……のだが時折地金は出る。
俵藤太:平将門を討ち取った勇士として認める反面、嫉妬もある。とはいえ、関係性は険悪というほどではない。源氏と藤原氏の関係が拗れるのは経基ではなく満仲の代になってからである。
鬼女紅葉:かつて契りを交わした仲。荒んだ彼の心を癒せた数少ない存在でもあった。型月では妻であったとされ、子も成した間柄だけに心残りも大きい。もう一度彼女の琴を聞きたいという想いもある。
【Wiki登録】可
【コメント】リクエストにあったので作成してみました。
ぼくの考えたサーヴァント22
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