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前スレ https://bbs.demonition.com/board/11286/
過去ログ https://bbs.demonition.com/search2/聖杯大会
聖杯大会本戦統合スレNO.6
https://bbs.demonition.com/board/9916/
ラフム語翻訳機 https://yt8492.github.io/RafmanTranslator立て乙ですー。大人な趣味は……まぁ”多くの子供やらなさそうだなぁ”程度で大丈夫っす。あとは似合いそうレベルでも問題ないです。自分のトコだと例えば
クッチー:ビリヤード、蒼さん:釣り、ヴィクトル:ダーツ、刹那:ボトルシップ
とかそんな感じで……。建て乙でございます。
大人の趣味か…。
エイベル:パソコンの自作、ブレストラン通い
イスマエル:心霊スポット探索
タララーワ:占い
リガヤプロ:ギャンブル
プリシラ:自分を世話役とした年下へのエイジプレイ強要
星雪:効き酒
まとめるとこうなります。
そういえば、日本人鱒を全然作成していないな。建て乙。俺乙。
とりあえず伊草槍パートの進捗ですが、前半部分というかランサー召喚から会話までのパートは完成しました。あとは宗谷さんの命乞い爆破宣言聞いて宇宙猫になるシーン書けば出せます。
明日、遅くても金曜の投下を目指します
あと大人の趣味ですが
獅音:山登り(虚構妖精編のあの子に思いを馳せながら)
リヒター:焚火(多分JCバルベルデ所有のキャンプ場的な何かでやってる)
海月:演劇鑑賞(ただし大半が2.5次元)
凌牙:ソロキャン(たまに朝方に船の甲板でカレーとかラーメン作って食ってる)
裂夜:和菓子の目利き(騎士団の先輩とかムジカちゃんの好きそうな味をピンポイントで持ってきたりする)
巽おじ:ポーカー等トランプゲーム(結構強い部類)
競奈:鶴水市のゲーセンで対戦ゲー(強い)
こんな感じっすね。一部大人の趣味か分からんのが混じってるがまあヨシ!!建て乙です~
大人の趣味はありそうな面子としては
フリーヤ・シグルザルドッティル・ヴィゾールヴ:動画撮影・編集
キリク・レナ:世界一周旅行
荒屋敷まきな:ギャンブル、コスプレ、脅迫(大人の趣味とは…?)
离晨:大人買い
ここのえの抱いていた違和感が分かったので投稿した「七宝イクサ」のパーソナリティは誠に勝手ながら、一旦全部リセットしたいと思っています
というのも人間の価値観を持った怪物より、怪物が人間に擬態している方が「怪物の部分」を積極的に扱うことができるからです。具体的な出力方法はまだ決まってないですが、性格が変わることが予想されるので人間関係も多少の変化すること何卒ご容赦を…ルナ「旅ってすごく大人の趣味っぽくない?私って実はけっこう大人っぽい?」
メレ「そうですね、旅費と宿と足をすべて自分で用意できるのなら『大人の趣味』と言えるでしょうね?」
ルナ「…………お世話になっております」
>>8
了解です。お待ちしてまーす今弓陣営パート見返してみたら前半の
「我輩は過去の堆積物(サーヴァント)を武器として誇らしげに侍らす陋劣な魔術師とは違う、同類に見られるとか心外!」
的な文はその後のロスヴァイセさんという兵器を誇示する姿への置きブーメランのつもりで書いたけど召喚場面を短縮したのもあって即落ち2コマ感すごいな…まあ兵器がすごいからしょうがないよネ
そして大人な趣味の概要を把握、の上での好きなもの/特技欄にないような趣味を抜粋
カステラ:夢日記(をつけて元となった時期や場所を特定すること)
レリック:弦楽器のチューニング(調律だけ、演奏はしないしできない)
三鳥:萎みかけの草花での栞作り
ロウィリナ:チラシや空き箱を使ったアート
あとヨモは最近とあることから携行食の研究を始めたとかなんとか
>>9
世界一周旅行が趣味になるの、ブルがジョワしてるわ…さすが貴族。でも何故だかレナさんの旅行風景はむしろ子供っぽいところある気がします(テーマパークとかで目を輝かせるイメージ)
実際動かしてみるとちょっと違うなってなることありますよね、色々な要素を加味してとなると特に…
やはり感性はその人の視点でモノを書く時に受ける印象を大きく左右させますからね。擬態となるとこれまでに対してどういった風にキャラが変わるのか楽しみにしておりますというわけでクラッフのssをポンと
>>8
??「YAMAの修行はいいですよ」「あら、お久しぶり。もう進路は決まった?」
「もちろん。ミス・スキュレカリュー。あなたの元では、私は羽ばたけない。甘えてしまいますから」
「そう。……それじゃあね。次会ったときは力の限りをぶつけ合いましょう」
才あるものはたとえどの立場だとしても摘みあげ育てる。かのスキュレカリューに目を付けられるのはとても名誉なことである。だからこそ、セナ・スキュレカリューに話しかけられたクラッフも悪い気はしない。しかしそこに入ることはしなかった。その前にグローリアンに目を付けられたし……何より、闘争が内にある教室は嫌だ。安全な場所でゆっくりと自分のペースで成長と研究を続けるべきだ。だから断った。
「あはは……どうか仲良くしましょう。私はあなたに見込まれたことを嬉しく思いますので」
「面白いこと言うのね。私の生徒でない以上は敵でしかないのよ。……それに、そんな風に言いながら、今も私に無駄な目を付けているでしょう?」
ヒールで床を鳴らす。セナのその行動だけで、耳障りな機械音が窓の外から鳴り響く。クラッフがあわよくばとセナに仕込んだ監視用の使い魔が爆散したのである。方法はわからない。ただ詠唱も何もなく、シングルアクションのみで事を成した。一度手を取り合えない以上はお前は私の敵である。それを知らしめるためだけの行為。
「私が手を組みたいと思えるほどあなたが偉大な魔術師になれたのなら、そのときはまた会いましょう。大したことないまま近づくようならそのまま殺してしまうから。あと、もっと余裕を持った立ち振る舞いを身につけたら?」
「………肝に銘じておきます。私の雇い主に教えていただきますから」「で、あるからして。宝石とは人の手に渡り続けたものこそ……」
しまった、と思った。この教室にいる意味が見出せない。それが名無しの教室に参入して、ある程度過ごした上で抱いた感想であった。当初から監視の名目で入ったし、この教室の授業内容も大体は把握していた。その上で言おう、予想以上だ。得られるものはとても乏しい。政治闘争どころではないような生徒ばかりだ。
『………うん、納得した。自分が名を上げるならきっと現代魔術科でだろうな。モチベも上がらないし有益な情報は掴めない。仕事だから監視はちゃんとするけど……』
過度な争いで足を引っ張られるのはごめんだし、何より上から目線で庇護されるのも心の底から腹が立つ。そんなつもりでセナの勧誘は蹴ったし、アインの誘いに応えたのもいずれ必ず彼らの力が必要ないほど成り上がり、逆に見返してやるというつもりだったから。客観的に見ても叛骨精神がありすぎる方だとは思うが……だからといって、闘争も何もないような場所で満足できるような性質でもない。居る意味が見出せないというのは、それだけで気が滅入るものだ。
教室には出て情報収集するけれど、そうでない日はお陰様で現代魔術科の講義を受けるかひたすらアトリエで礼装を作り続けるか、だ。政治闘争をするにはまだ実績が足りない。ただ、それはそれとして……とても暇だ!本当に暇!講義内容を聞きながらも頭の中にあるのは、新作の礼装を試運転するということだけ。講義終わりに真っ先に駆けつけて、取り繕いが完璧な笑顔を向ける。
「モートン先生、少々よろしいでしょうか?礼装の試運転をしたいのです。低品質、大して魔力も込めていない宝石があったら、それで私を攻撃してくれませんか?」
「……構わんが。ならば本当に簡易的なもので良いな」
砕け散るその一瞬こそ、宝石は一際輝き美しい。故にこそドラモンド家は宝石を握り砕くことこそを己が一族の信条とする。魔術に依らない、純粋なる身体能力で砕く行為にこそ神秘は宿るのだ。故に、握りしめたトパーズをモートンは素の握力、もとい指で挟んだ力のみで握り潰した。その破片が眩しく煌めき、雷の弾丸となってクラッフの胴体目掛けて駆け抜けていく。「ふっ──────」
「………空属性。第五架空要素による魔術解体、か?どうやらその短剣の機能らしいな」
「何度も見たもの、簡単な術式、魔力量の寡多、その他諸々の条件が絡まないと使えないあまりにもお粗末なものですが。改良は続けますよ。それと、ありがとうございます。私もやっと、知りたいことを知ることができました」
私は、きっとこの教室の教導を必要としない。己が魔道の本質とは何か。どの道を進むべきか。どんな風に研鑽を積めば良いのか。きっとそれが誰に聞かずともわかっている。本能的なもの、俗な言い方をすれば起源により定まっているものなのかも。方向性は既に固まっていて、必要なのは単純な研鑽と研究。だから本当に、ここにいる意味がわからなくて……
『そういえば、ここにいる人たちはなんでここに来たんだろう。自分で言うのもなんだけど、こんなんいる意味なくないか?』「ん?アタシが入れる場所がここだったってだけよ。別に最初からここに入りたい理由はなかったし、政治?とかそういうのに負けて流れてきたわけでもない。今は下の子達がいるから大事な場所だけどね。でも本当にそれだけ」
「俺の瞳に映る世界の美しさを広げるためだ。この教室に入ってきたのもただの挑戦だよ。名前は使うが権力は使わないし、金に物を言わせるのも興味がない。だって、誰が俺に勝てるというんだい?この身一つでの挑戦、それが未知の美を開拓することに繋がるかもしれないから」
「ふん!この教室が野蛮で粗暴で、何の価値もないからだ!才ある貴族が報われるべきこの時計塔において、僕はこんな教室が存在すること自体が許せない。だから改革し、解体する。それが僕の貴族としての義務なのさ!あとは……あの諦めの悪い頑固なルナ・アードゥルのこともある」
「人は皆努力をするべきだ。少なくとも僕はそう思うし、他者もそうあるべきだと思っている。その上で言おうか。他者の足を引っ張って研鑽の末に生まれた至高の神秘を蹴落とす簒奪者たち。アイツらは気に入らない。気にいらないから怒って……それで、まあ、ここにいる」
「うーん……えーと……私が色々と変わっちゃってから……私が魔術を心置きなく勉強するにはここしかなかった、のかな。うん、そんな感じ。だって魔術好きだもん。根源にだっていつか行きたい!だから、どこでもいいから勉強したかったんだ」
「私は……えっと、詳しくは言えないけど家庭の事情でここ以外の選択肢はなかったです。でも、ここで頑張って勉強して、魔術を磨いて……って嫌いじゃないです。ヘルメの当主に恥じない魔術師になりたいから」
ここまで色んな生徒の話を聞いてきた。その上で結論を出そう。彼らは、自分にないものを持っている。特殊な体質、権力、財力、恵まれた素質、それらを各々持ち合わせている。中には境遇に恵まれずここに流れ着いた人もいるけれど……けど、言えることはたった一つ。「なんでお前ら、そんなに恵まれてこんなところで燻ってるんだ?もっと出来ることあるだろ。その神秘に溢れた体質が羨ましい。俺にそんなのねぇし。刻印ですらみっともない。その財力が、権力があれば、もっと色んなことできるだろ。挑戦っていうなら持てるもの全部使って踏破でもしてみろ。
何が気に入らない、だ。気に入る入らないじゃねぇ、そうしてやっと勝負の舞台に立ってんだこっちは。泥水でもなんでも啜って這い上がるんだよ。………自分だけの力じゃここしかなかったのなら、自分以外の力も借りてくれ。それがどんなに屈辱的でも、それがどんなに困難でも、そうやって立てよ」
これはただの文句だ。人はそれぞれの人生にそれぞれの選択があって然るべきだし、その選択によって互いが対立し合わない限りは他者の選択に何を口出しする権利もない。特に今回はそうだ。皆、各々の譲れぬ信条やスタンスのもとここに流れ着いたのだ。人生の岐路で選んだのは彼らであってクラッフではない。自分にない物を持っていることへの僻み、八つ当たりと言ってもいいだろう。そしてそれをわかっている。わかっているからこそ、家族も、腐れ縁の親友すらもいない自室でそれをぶちまける。
「………決めた。やっぱり誰にも負けたくない。自分よりも良いものを持ってるから仕方ないって理由で人の後ろを歩きたくはない。走るなら一番前。辿り着くなら一番上だ。そうでなければ意味がない」
名無しの教室だけではない。いずれ、グローリアンにも牙を剥く。子飼いの恩を報復の弾丸で返す。その生き方がクラッフ・フロースの道だ。生半可な気持ちで降ったわけでもないし、生半可な気持ちで腹を向けているわけでもない。我が顎で必ずやその喉元を喰い千切る。それが、生きるということだろう。
「考古学科でも、現代魔術科でも、私は必ず勝ちを取る。どうせ、私以外に後はないのだから。そのために自分ができる精一杯をやらないとね。
─────後日、考古学科と現代魔術科。どちらも個別に開かれたコンテストで。とある少年の作品が受賞したという。これを足掛かりとし、闘争へ本格的に乗り出すために。
おしまい。誰にでも噛み付くわんこ察してる方が居るかもしれませんが、有沙が言ってたアンジェ=アンジェリーナです。
触媒となった鏃自体も、木伽でアンジェリーナがソフィに貸そうとした触媒の片割れ(実は有沙から借りてる)だったり。
とはいえ、伊草においては、タイミングが悪過ぎて現地開催なのに孤立無援になりました位の意味でしかありません。
>>4
聖杯爆弾の説明がなかったこともあり、千早さんが管理者をころそうとしても止めない位の好感度になってますね。
>>5
触媒自体は先祖が日本に流れる際に持ち込んだものが残ってたので……その中から最適なのを選んだのが彼女。
有沙自身の観察眼が優れてたのと、そもそもラーヴァナに魔王やる気がなかったのですんなりと。
>>17
なかなかの狂犬ですね。
生き急いだ結果、街一つ巻き込んで自滅仕掛けてるキャラが最近現れたので、一抹の不安も感じてしまいますが……同じ轍を踏まない事を願います。そういえば前スレ最後の方でアグラオニケさんとルナちゃんは相性悪くないとのことでしたがインモラルだとか、一回食べられるだとか…
もしや「月を喰らう」ってそう言う…?となった中納言でした
>>17
セナさんにもお呼びがかかっていたとは。色んなところから見込まれてたんだなあクラッフくん。こうなるとグローリアンの次男さんの手を出すタイミングが絶妙であったと見るべきか
名無しの教室が得られるものの少ない場であるというのは…うーん返す言葉も見つからない。もう一方があのエルメロイ教室となると歴然でしょうね。そこで変に僻まずになにくその精神になれるのはもはや起源に「反骨」とかがありそうな気がして来なくもない
というかこの才能や特異性、家格への情感を見るにシウンさんへ向けるクラッフくんの矢印、結構重くフクザツなものなのでは?はた、と
>>19
あらま、聖杯戦争リレーの垣根を越えた繋がりがこんなところで。となるとワンチャンこの世界線木伽の聖杯大会が放送されている傍らで聖杯が爆弾になってる系日本列島が存在する…?
草薙家は北欧系列というイメージでしたが武器という概念を通じて他にも色んな国にルーツを持っていそうですね>>17
予想よりはるかに牙研いでたし牙がっちがちに鳴らしまくってたクラッフくん
この「文句」は特に男子組にブッ刺さりそうですね…
> こんなんいる意味なくないか?
そうだね…本気で勉強したい人にとっちゃ本当にそうだね…
先生がなにも言わなくてもそんなモノ作れるあたり本当に…優秀なのに…
セナ先生にも声変えかけられる人材なのに監視目的のスパイとして名無しに放り込んでいくのグローリアンさんはさぁ…
>>19
あ、やっぱり
そうかなーとは思ってましたが、そうか草薙さんちとも交流あったんだ…
言われてますよご当主!ご当主!後始末頑張りましょうねご当主!
>>20
『月喰い』についてあれこれ考えてたときに型月で言うお月さまってそういうことじゃない?と思い至りまして
それならルナは食べられちゃうかなぁ、と。ハイ>>18
若い頃は何にでも燃え盛るもの、というのはキャラ付けとして意識してますね
>>19
たとえ最後に燃え尽きるとしてもそれに他者を巻き込まず自分に留める範囲でケジメをつける形になります、誰かに責任を押し付けるのは大嫌いなので
自分だけじゃなく一族も燃え尽きるかもしれませんがそっちは例外。自分に全てを任せて期待して託されたし、自分の後も多分芽がないなって悟ってるので死ぬときは一緒に死のうやの精神です
>>20
アインが、というよりはメリルがキレッキレでした。「多分そろそろ他のところに持ってかれる」「わかった」みたいな感じで
ないものはないので無いものねだりして何もしないんじゃなくて足りないリソースはどっかから持ってくるし僻む暇があるなら足を動かします。時間は待ってくれないので
私→自分→俺の順番に素の口調へと変化するシステムなんですけどシウンに対しては普通に「俺」が出てくるしいつもやらないようなキレ顔で中指立ててきます。シウンは人生に光をくれて守ってくれる養父がいるのもありますがクラッフは幼い頃から自分が一番家の中で優秀だったので最初から矢面に立って先導しなきゃいけなかったのがあります
>>21
いざ文章に起こすとこんなことになりました。とんでもねぇ
一応クラッフは既に自分の辿り着くべき道は見つけている(エルメロイ教室の生徒が二世の指導で自分に最適な魔術のスタイルを身につけたりする感じ)であとはひたすら技術を積み上げていくのとリソース集めて作品作るのが目標なので教室に関する学びの寡多はあまり関係なかったりします
だからグローリアンも「お前に金と素材やるからそれで頑張れば?」って条件を出したしクラッフも「まあその二つが一番苦しかったし他は自分でなんとかなるのでそれくれるなら良いっすよ」って感じです
それはそれとして知識的にも政治的にもマジで得られる学びが少ないので呆気に取られた部分はありました。それでも授業をさぼらず参加して意味のないスパイもやってるのはクラッフが真面目だからです
あとおかげで虚構妖精編でルナちゃんの情報をアインに流せたので収穫がなかったわけではないかもしれません。創造科の問題児共の情報もそれなりに入ってくるしおまけ話
クラッフがセナの勧誘を断ったのは純粋に「あなたを私の生徒にする」という上の視点からの態度が透けて見えて腹立ったからです
グローリアンのようにただのスポンサーとなってくれるなら話は別ですが、なってくれるのスポンサーではなく知識や教えを与える教室の先生なので「うるせぇバーカ!いらねぇよ!!」のノリで断りました
ただ「生徒がピンチの時は自ら立って守ってくれる」みたいな付加価値にリサーチ不足で気づけていなかったのが数年前に断ったときで、「でもまあ高く買ってくれてるならコネ作っておけるでしょ」みたいなノリで話しかけに行ったら
「いや今は普通に敵だよアホか。今のお前と絡んでも旨みも何もねぇよ」って切って捨てられたのが冒頭の会話です。若いのでこういう失敗もする
>>23
ちゃんとエミュできててよかったーー!気に入らなくてもそうすることを選択したクラッフと気に入らないから選択しなかったライカさんで違いがあると思ってます未だに書き出した逸地のセイバーに納得いってない状態なんだがどうしたら良いだろう……。
まだセイバー出てきてないんですが相談良かですか。伊草進捗 めっちゃ手直しして召喚シーン書き直しながら使い魔絶叫シーン書いてる途中です。初手でどこまで打ち解けるかの塩梅が難しい。
とりあえずケツ叩きの為に自分に「槍召喚パートを書き終えるまでサマアド周回を完全に封印する」縛りを課してます。今日中に書き終えて宝箱狩りに行くぞ俺は…!!
投下できたらレス返すのでもうちょいお待ちをー(もしかして召喚パートや伝言パートもう少し長めに描写した方が良かったかな…?の顔)(一陣営だけ暗転挟んだせいでめっちゃ早くに召喚したみたいだな…の顔)
>>28
髪の長さであったり腕の包帯であったり、他は割とボロボロでありながらペンダントは綺麗だったり…と全体にアンバランスさを意識しましたので見てると不安定さを感じてしまうかもしれません
伊草は現状見た目のいかつさがないのは草薙さんくらいかも…一般人の視点では男性陣が全滅してる(趙雲さんも190cmの仏頂面のせいで威圧感ある)のが痛すぎますね
>>29
描きたいですねぇ、といっても後は草薙さんだけですが。ビジュができたらペパムンcmのパロとかしたい所存
>>30
以前描かれていたノーマル千早さんと比べると色々ありすぎた姿になりましたね…笑えば面影があるとかそんな感じなはず、きっと
>>31
Tシャツとかパーカーとか羽織るタイプを推薦したい…けど大正時代あたりのダサレトロ水着をぜひ着て欲しいという我欲が…ウゴゴ>>26
前にプロローグ書いた、ここのえ産ファヴニールと狂コッペリア出した奴の続きですね。
前提としては味陸十五くんと組ませるのですが……。
草案としては2騎ほど選んでまして。流石に全部は見きれてないかもしれませんが。
①Cutrotomさん産 鍾馗
中華サーヴァントが選ばれるのは珍しい、基本的な採用基準としての採用率低が当てはまるのですが如何せん、肝心の情報が秘匿状態なのがどうしようかと。
宝具ごと封印を良しとかほぼ戦えないじゃないか。
②ミラーカさん産 ウッフェ
昨夜見ていて良いなと思ったのが彼です。
剣戟の歌劇と錆落としがボルテージに達したら宝具解放とかカッコよくないですか?
ビジュアルに映えまくり。
ただ、彼喋りまくるキャラなのが他と被るのが。
弓、暗、降、狂とテンション高い喋りまくるのが3、4人くらいいるのでこれ以上増やしてもな、という気持ちがあります。七宝美世は魔術師である。
いや本当は極東の法術師の家系に生まれた者として、除霊や退魔などを細々と行って生涯を終えるという覚悟をもっていた。しかし、ある事件をきっかけに“伝承科(ブリシサン)”からの招待状が、とても大きな融資と一緒に舞い込む。私は資金繰りで立ち行かなくなった一族への負い目もあったので、その条件を了承し────単身、大英帝国へと渡った。
の、ですが。
「何故、スキュレカリュー教室を受講しようと?」
「サー・ハイランドには感謝してもしきれません。融資の件といい、伝承科として私に道を示してくださいました。
それでも、伝承科では魔術を学べない。
ただ瑕があるとすればその一点だけなのです。
私はいままで法術を扱ってきましたが、“道”を実現するためには魔術の習得が不可欠なのだと気付かされました」
「ン。伝承科とは“伝承外の伝承”の解読に人生を捧げる学部。それを言われてしまったら、確かにぐうの音も出ない。だが少なくとも、外法の存在であれば外法をもって退けるという七宝家の“退魔”の完成形、君の存在を手放すことは出来ないし、それは承知しているね?」
「はい。あくまでも私個人のためですので、両立します」
「険しく前途多難な道だ。スキュレカリュー女史が噂通りであるのなら何の足しにもならないだろうが、せめて紹介状を書こう」
「ありがとうございます、サー。
でも席は自分で勝ち取れると思います。学院長直下の少数精鋭、エリート集団──である伝承科の生徒が他の学生に見劣りします?」
「ン? ンー……どうカナー?」>>43
コードウェル・ブリシサン・ハイランド。
時計塔学院長であり伝承科の学部長でもあるロード・ブリシサンの分家筋、ハイランド家の当主。ブリシサンの分家ということは生まれながらの“伝承科”であることを意味する。人類外の存在を隔離し、これを管理するという理念に情熱を燃やす。それがハイランド卿だ。私にとっては『人類の脅威』と戦うための術を教授してくれた、大恩ある“先生(メンター)”でもある。
時計塔の最低限の礼節──とても高いということだけは分かるブランド品の──スーツと、何か高そうな&魔術的に稀少そうな装飾品を身に着けている、カイゼル髭の壮年男性だ。その筋骨隆々かつ紳士的な立ち振る舞いは、渡英したばっかりの私を日本語が通じる数少ない人として安心させた(後で知ったことだがそれは翻訳礼装を使ったという)。
「とりあえず、次の学会にも出席しますので。その時にはよろしくお願い致します」
「ン。それは承知した」
◇◇◇◇
かの錬金術師パラケルススはスイス国バーゼル市において、昼は市医として働く傍らで大学教授として教鞭をふるい、夜には魔術師の家系に生まれた子弟たちの師として振る舞う二重生活を送っていた。バーゼル市に逗留するパラケルススの評判を聞いた幾人かの在野の魔術師たちは、医学教授としてではなく、あくまで錬金術師・魔術師としての彼に一時的な弟子入りという形で自分たちの子女を預けていたのだ。
彼の証明した第五精髄の抽出などが記された魔術書は『アルキドクセン(魔術原論)』と題されている。第五精髄、第五の元素たる“空”すなわちは第五架空要素たるエーテルであるが、この抽出については錬金術のみならず多くの魔術でしばしば行われる。パラケルススはこれを様々な物質──金属、マーサカイト、塩、石、宝石、真珠──から抽出することが可能であると証明した。>>44
空たるエーテルが“かたち”を成し、密閉された空の硝子瓶の中にエーテルの煌めきが充ちる。
もちろん、それだけではただの素材だ。固着させ、物質としてのエーテル塊にしてしまえば素材としての意味は失われるが、この状態であればさまざまな魔術への応用が可能となる。この“正しい魔術工程”は『アルキドクセン』に記された工程とは異なる。
あくまでも魔術を知らざる人々に向けた書。
技術を伝えるのが主ではなく、概念を伝えるためのものであるからだ。
しかしながら、知識を語り、綴り、伝えること。書をまとめ、出版という形で世に浸透させてしまうこと。それは愚行であり、罪であり、魔術を技術に貶める行為であり神秘の公開に他ならず、いずれ神秘の衰退を招くと判断されて然るべきだろう。
もっともこれは既に公開されてしまったパラケルススの技術の“翻案”に過ぎず、既に露呈し技術と化して力を失いつつある神秘への接触、なのだが。
◇◇◇◇
鉱石科(キシュア)の系列学園街、四番街の中に──この四番というのは魔術全体の共通常識・地脈・マナ学などを扱う全体基礎科(ミスティール)を第一として、個体基礎、降霊、鉱石、動物、伝承、植物、天体、創造、呪詛、考古学、現代魔術論と続く、魔術師の在り方を決める研究方針をナンバリングした順番である──ロンドンの街並みに遜色ない、大きな屋敷が一棟。>>45
教室と呼ばれる講堂は基本的に“時計塔(クロックタワー)”の地下にある。この館は訓練室と同じように、学科が所有する“研究棟”だ。館長となる者の工房でもあるが共同研究者として幾人かの魔術師が従事することもある。
『ボンバストゥス(誇大妄想)』と名付けられたこの館のオーナー及びにパトロンの名前はスキュレカリュー。要するに自らの教室のOBの後援をしているのだ。
「エルベガスト君、お邪魔するわね」
「ぅお! これはこれはスキュレカリュー閣下。まさかもう家賃代わりの論文提出の時期ですかなさすがに小生まったくもって行き詰っておりまして手を付けていないのですクポォwwおっとそこのイエローモンキー殿は何方ですかなおっとこれは差.別発言でしたなドゥフフwwww」
「あら、一回は腹パンしなければならないとは覚悟していたけれど、何回か必要なのは予想外だったわ。ミヨちゃんは…」
「気にしていません。私は鉱石科内ではまったくの無名──何の成果もあげていないのは事実ですから」
「そう。じゃあ、ニートしていた分だけ殴ろうかしら」
「いやスキュレカリュー閣下のパンチは三日ほど腹痛時々下痢の内臓模様なので勘弁ですなwwww」
セナ・スキュレカリュー先生の話によれば、この肥満体型かつ人を哂ったような態度の巨漢はエルベガスト・フリッツというスキュレカリュー教室の卒業生なのだとか。最底辺のク.ズ野郎ではあるが、その才能は折り紙つき。卒業後も引く手あまたの人材なのだとか。
もちろんこの性格を除けば、なのだが。
一応、セナ先生は「あれは“わざと”なのよ?」と言うが。絶対に面白くてやってるだろ。>>46
「地下工房を借りるわ。準備しておいてくれる?」
「は~なるほど何か実験をするということですかなwwしかし教室の訓練室や実験棟を使わないということはあり得ないwwということはその小動物殿に関することでなるべく情報が洩れないようにしたい訳ですな承知でござるwwであれば当然のことながら結界の強度と条件を再設定しておきますぞクポォwwww」
「その喋り方、止めておきなさい。誰に影響されたのかしら」
「…………あっはい。ん~、急に直すと逆に落ち着かないですね。
割と真面目な話をすると、このボンバストゥス館の結界は外殻を建築魔術の『魔力を用いない心理的な結界』と、内殻に魔術を使用した諸々の結界を敷いている訳ですが。足りない感じです?」
「もしかすると結界が破れるかも、っていうところまで想定しておいて」
「それは拙者ww、いや違った、僕の技量を考慮した上でマジです?」
「マジです」
「は~~、草ww、いや草しか生えん」
エルベガスト・フリッツを館長に据えた研究棟にして工房、ボンバストゥス館の地下室へと繋がった階段は、柱を中心に配した螺旋構造の一般的なものだった。埃ひとつ無く、瑕ひとつ無いのは工房維持の優れた技量の現れだろう。
セナ・スキュレカリューの靴、ヒールの音が空洞に木霊する。>>47
「この研究棟の名前は何故、ボンバストゥス……誇大妄想……なのですか?
縁起の良い名前ではないように思えますが」
「ああ、それは僕がパラケルスス学派の出身だからですね。賢者の石、霊薬エリクシルなどの作成を行っています。専門外の宝石魔術のことでも魔術理論を教導できるのはスキュレカリュー閣下の“魔術回路(さいのう)”が優れている証拠。
付け加えるなら、パラケルスス学派は学派の祖であるパラケルスス自身が『第一原則』を破ったことで時計塔では没落しているので。強力な後ろ盾が必要なのですな。ボンバストゥスを名乗れるのも、スキュレカリュー閣下の相応の立場あってこそという訳です」
「なるほど……」
「まあ僕は天才なので底辺から成り上がるのは余裕wwチート転生者並みに余裕wwww」
「腹パンいっとく?」
「あっはい止めときます」>>31
己を省みる力はあります
それを上回る噛みつきわんこなだけ
>>38
グローリアンが「将来優秀になって噛み付くのも良しだよ。そん時はお前潰すけど」みたいなスタンスを隠さないってのもあります
特にメリル(政治担当)はクラッフの内心も全部見透かしているので見透かした上で「いつか首を取りにきなさい」とその野心を肯定しています
>>49
「腹パン」とかじゃなくて「叱る」みたいなニュアンスになると思います。自分の生徒にそう直接的な言葉は使わないし、なんなら教室外の人にも「潰す」とかは使うけど「腹パン」みたいな割と俗っぽい言い方はしないかもです
あとだいぶスタンス変わってきているようなので相談事あればお付き合いしますよ>>37
>解ってたけど、単純に危険人物が組んでる
うん……。「破綻した修羅」と「狂人のふりをする怪獣」のコンビですかねぇ……。
宗谷さんへの交渉はどうなりますかねぇ、「駄目だと思ったら一応根源への可能性が」って提案ですから、通りそうっちゃ通りそうですが、「こいつは頭イカれてるそうだからやめとこ」になる可能性も十分ありますし。
>>36
うーん清々しいレベルでうるさい(褒め言葉)。メタネタもしっかりやりおって。
フィードバックとしては特に違和感などは無いですね。強いて言えば「刹那の令呪は目元だから確認の行動させるなら鏡をかざす感じかな?」ってぐらいです。
>>40
>あとは草薙さんだけ
あ、そっか。前スレで六蘭さんと刹那(趙雲未読スルー困惑)で描いてて、今回千早さんだからか。
納言さんってクッチー描いた事ありましたっけ?
>>41
ウッフェか……一応合作ではあるものの、権利的には橘さんに譲ってるからなんとも言えねぇ。
まぁ黙る事もできるってキャラではあるから……。ショートスリーパーになりたいよぅ
さて、各陣営の召喚シーンを確認しましたので1日目は終了となります
そして2日目開始です。各々朝〜昼のシーン執筆に移ってください。散策なり罠を張るなりパートナーを親睦を深めるなりご自由にどうぞ
とくにやることないよって陣営があれば夜ターン開始まで待機でも構いません
>>35
確認しました
で、ですね。先に言うとその交渉はほぼ100%無理です。宗谷家サイドからしたら絶対に信用できないので
どうやったら信用してくれる?って話になると「隣にいるそいつを今すぐ自害させろ」としか言えません
その場で参加者4人分の首を用意できるなら進三郎も聞かざるを得ないでしょうが…
>>36
確認しま……いやテンションすっごい。喋りまくりの弾けまくりですね。君たちィ…これから殺し合いをしに行くんですよ…?
進三郎はまず「もしもし」から急に叫ぶからそうなる
>>40
運営的には長さよりも短くまとめてテンポよくポンポンと進めてほしいところ…
最初からトバすと尻すぼみになりがちなのがリレー形式というやつですので>>32
そう思うでしょう?私もそう思うんですよ…ルナもルナで無難に露出少なめなの選びそうでもありますし
というかルナに麦わら帽子は最終兵器すぎてね、たぶんきっとおそらく世界を救えるだけのぱわーが出る。出せる。出します
>>34
>メレ坊に不意打ちかましてえ
良しッ!それは絶対にやりましょう!それができる水着にしましょう!私もそれやりたい!
そうなれば必要なのはギャップですねギャップ!いつもと違うところを見せつけねばならない。やはり露出度か…?露出度をあげさせて気分から変えていく…?
>>39
オフショルダー…オフショルダーのビキニ!?
さすがだ…私はそこまで踏みこめなかった…へそだしシャツのパンツスタイルで落ち着くところでした…
色も柄もなんでもイケそうで決めかねてます。赤かなぁと思ってたけど白もいいなぁ!
>>40
あー!羽織るやつ選びそう!ちょっと照れて頭から被ってそう。言われてしぶしぶ頭出すやつなんだ…
(ダサレトロ水着ってどんなやつだろ…)……子供っぽさを出すぶんにはいけるのでは?ヨモちゃんあたりに「それ…ちょっと古いんじゃ…?」くらい言われそう復刻サマアドたーのしー!!あとサマアドのシナリオやってて思いましたがこんな感じでトンチキにわちゃわちゃした水着鯖の絡みを今年こそ書きたいですね…
初日のお泊まり会パートとか、書けるならボンクラ5みたいなガチトンチキとか書きたいですね…行けるならまだうまく動かしきれてなかった温泉水着勢も込みで書きたい
>>17
おー向上心と反骨心のある魔術師だ…良いっすねえ
ある意味デセフィオ君以上に名無しの教室への侮蔑感というか文句が強かったのは予想外でしたが確かに納得。
こういう奴が強者喰らってのし上がって行くのが大好きドラゴンなのでクラッフ君には頑張ってほしいですねえ
>>27
褐色もあって闇堕ち感強いですね…かっこいい…
>>31
何か羽織ってる下は結構露出度あるビキニ系の水着的なのを推薦したく
羽織って露出度低めかと思ったら実はまさに活発な感じのカワイイ系水着を着てる系のが俺は好きです(Y談)
>>40
>ペパムンCMパロ
それは「アリ」だ
見たいですねえ!!
>>49
おー、新生鵺ネキのSSって感じですかね?
セナ先生出たり鉱石科の施設出たりと色々ありますがオタク君の癖が強ぇんじゃ!!!やっぱり個性強い脇役って良いですよね…
これは後編が楽しみちなみに趙雲から見た刹那のファーストインプレッションですが
「正直色んな意味で(自分より前の紀元前の存在)(妖精という自分より強い神秘)(電波超テンション)(謎動画)凄い濃くて未だに飲み込みきれてないのはあるけど、その来歴故の「自分の世界を広げたい」っていう目的を好ましく思ってる。生前のあらゆる君主のような大志とは違うタイプだけど、だからこそ興味と好意を抱いている」
って感じです。初手絆1にはなったかなって感じで、恐らくお互いの好感度の高さ的には現状1位の可能性もあるかも。もう五虎将の中で一番親密度上げやすいのは間違いなく趙雲なのではって気がしてきた。
>>37
おー、騎陣営も雰囲気明るくなるんですね。有紗さんは主人公属性っぽい雰囲気感じますしそれは楽しみ。
安心と信頼の刹那ちゃんなので、召喚初手でインパクトを植え付けて趙雲が困惑するって流れは決めてたんですね。ただ初手怪文書は印象大丈夫かなってなったんで、PVをしっかり作って自己PRなら分かりやすいし誠実さも分かるしでアリだなって感じでかましました。
>>51
発言はノリもネタ要素も結構キレッキレに行けたかもなって手応えはあります。あとはネタを枯渇させて勢い弱めない様にしたいですね…!
違和感ほぼ無し良かったぁ…令呪目元の件は把握しましたー。とりあえず急ぎって訳ではなさそうなのでwiki登録のタイミングで少し修正掛ける感じにします。
>>52
ま、まあ趙雲君は初手作戦会議提案したり慎重になってますから……
まあ今はテンション高めのギャグ枠みたいになってますが、ガチの戦い始まったら割と真面目に戦うと思いますのでそこは安心してほしいです。
音割れ進三郎は正直ギャグに振り切れすぎたかもと思ってます。ただその報告から作戦会議の流れまで書くと20レス行っちゃいそうだったのでギャグオチにするべきだと思ったと供述しており
とりあえず2日目ですね。初手脱落の可能性もある以上ここで書きたいネタストックから優先度高めのをブチ込みに行くべきですかね…?>>52
>宗谷家サイドからしたら絶対に信用できないので
妥当な判断すぎる……。やっぱズルはいかんよズルは
>>56
ま、刹那に関しちゃ今回できた”繋がり”への執着も入れればネタ方面以外での描写もできるから。
アーパー墜ち妖精~しっとり会話も添えて~ってなモンですよ
>>58
コレが真性狂人と偽装怪人の差ですよ。アメリカリレーのリベンジもしていきたいので、ガッツリ暴れさせたいな、と思います。
>>61
すぐキャラが出てこなかったので、味陸十五くんを調べたけど、キャラシート内容が薄めなので具体的なアドバイスが出来ん……。
しかし、離脱者消息不明者が増えるとキャラの不動在庫というか死蔵というかが増えちゃうのは勿体無いなぁ、みたいな事をふと思った。キャラクター性は魅力だけど、作者がもうスレから去ってる状態の鯖鱒に関する扱い?なんかのルールも決めちゃった方がいいのかも……?>>62
もったいないからこそ今書き出してるFate/deep shineでは不動在庫、空白在庫メインに選出している感じです。
極力選出作者が被らないようには調整しています。
まぁ、今いる方々は基本的に情報量多めだから目移りもあるんですが……(笑)伊草について質問があるんですが、2日目日常パートのそれぞれの陣営の動向、少なくとも場所をできれば知りたいなと。ちなみに槍陣営は温泉街か港に行って刹那ちゃんがガンガン趙雲を振り回す予定。
>>58
あまりにも想定してたマスターの神秘とかの範囲の斜め上かつ、大気圏まで突き抜けるレベルのとんでもない神秘と滅茶苦茶な情報量と半端ない電波トークが同時に襲ってきましたからね。衝撃を受けてもおかしくない。
正反対だし噛み合ってるのか絶妙に噛み合ってないのかは正直俺も未知数ではあるんですが、まあ良いコンビになりそうってのは間違いないなと。
通話事故で笑ってくれたの嬉しいですね…ちなみに書かないと思うのでここで暴露するとこの後その店に朝ラー食いに行きました。刹那は萌え声で誤魔化したとか。
>>59
>個性のバランス良い
有難うございます…!バランスの塩梅良い感じかなとたまに考えてたのでそう言ってもらえるとかなり自信つくし嬉しいです…!
でもこのオタク君俺かなり好きですね。ドアホを演じてる真面目君なんだけどドアホモードの時の語彙がマジで面白いって塩梅めっちゃ好きです。サブキャラでも良いからたまに見たくなる感じで癖になりますわ…
>>60
伝えたかった事全部伝わったの嬉しいです(ピシガシグッグッ)
あとは髪の結び方変えるのもアリだと思いますよー。ぶっちゃけルナちゃんのツインテを見てみたいんだ俺は…はい自分でその内書きます。
とりあえず出し惜しみはせずに2日目でイチャイチャ方面の弾をブチ込もうかと思います。
>>62
ですねえ。とりあえずそっち方面は、2日目で生存できた場合の3日目で二人それぞれの過去とかについて打ち明けあった後に絆深めるシリアスめなイベント出そうかなと思います。
とりあえず2日目は出し惜しみなく軽くイチャつかせて、脱落ならそこで終了、生存なら更に関係深めていく感じにしますわ。後者入ったらワンチャンCP方面も考えたいな…しゃあ、SS後編投下!
>>65
役割魔術の論者なのですぞww(違う)
口調で誰かが一発で分かるので便利なのですが、後戻りができない諸刃の剣すぎる「それでは記録はここから。
では。これよりクリッターの限定顕現の第一実験を始めます。これは再度の確認なのだけれど美世ちゃんはどの程度、鵺をコントロールできている状態かしら」
クリッターとは七宝家が管理する『宇治の宝蔵』に封印されている“鵺”のことだ。
鵺。伝承では猿の頭・虎の胴・蛇の尾という三相を持つ合成獣(キメラ)系の幻想種のひとつであるとされている。多量の油で覆われた黒い鬣が、闇夜の中でも不気味な光を放つという。古来、鵺のトラツグミのような鳴き声を聞いた帝が病に倒れたことから、災厄の前兆として鵺を恐れる者が昔は少なくなかったのだとか。
しかし七宝家の鵺は違う。名状しがたき蠢魔に、酒吞童子・大嶽丸・玉藻の前という『宇治の宝蔵』に納められた悪霊(自然霊)の因子を植え付けることで鵺のカタチを与えたものだ。
「私が鵺を制御できるのはその時のコンディションや星辰配置によっても異なると思いますけど平均5分、300秒程度です。
何かをさせようと思うと更に秒数は減って行き、戦闘行動させると120秒が限界かな、と」
「それに関しては特に後ろめたさを感じる必要はありませんぞwwそもそも精霊種のように人間よりも上位の存在を使い魔にすると主従関係が逆転していつの間にか自分が使われているといった事態も起こりかねないですなwwww卓ゲ換算で50ターンあれば何でも出来ると思われwwwwww」
「その通りね。なので魔術回路の限界値である300秒を基準にしていきましょう」>>68
「鵺(クリッター)は明らかに人類種が使役できる存在ではありません。それはもはや境界記録帯(ゴーストライナー)、英霊や神霊と同等。よって通常の方法では維持も制御もできないでしょう。
極東の魔術儀式・聖杯戦争で用いられたという『令呪』はそのものが魔力資源というのもあるけれど、サーヴァントとの間に交わされた『三回まで命令に従う』という同意があってこそ働くの。これを破ると原初の呪いである報復機能が現れるから反故はできない。
神霊も圧倒的な力を振るうことができるけど、必ずしも全能っていう訳でもなくて、特に神と神で、人間との間で交わした『約束』や『契約』には非常に強く縛られるの。これは神霊が自然の報復機能の体現でもあるから。
私たちキリスト教圏だと旧約・新約といった“聖書(テスタメント)”の概念。極東の言葉だと“誓約(うけい)”ね。神と人との間で交わされた契約という構造を、自分が自分に交わすという形にしたのがアイルランド神話のゲッシュね。
何かしらの権利を放棄することで空いた“霊子熱量(リソース)”を、何かに回すための呪詛。それが契約」
「契約内容は色々と考えられますなww例えばそのクリッターやらの全能力を出力するのではなく一部だけを借り受けるといった条件を付けるといった」
「最終的には鵺の機能を“ヒト型”という私たち人類種にとって理解の及ぶ範囲に落とすのはあり得るわね」
「そうか。私は今まで特に躾もせずに、首輪に繋がったリードだけを頼りに暴れる犬を抑え込んでいた……ということなんですね」
「魔術師を名乗るのには無知蒙昧wwはっきり言って無駄の極みでしたなwwww」
「それで。あなたに出来るかしら?」
「────やります。やってみせます」>>69
魔術回路を叩き起こす。
私にとってそれは身体に刻まれた魔術刻印、『宇治入り』の呪詛の紋様から“中”にあるものを引っ張り出すイメージ。それを皮膚に沿わせて、手に握る。特に鵺を出すのは痛みや恐れもあるが、明確な暗示が出来ている。
路(パス)を繋げた先の腕の骨を残して、肉を引き千切られるような幻視。
ヒョー、ヒョー。
言葉にならない金切り声だけが灰色の闇の中に聴こえてくる。
ぬばたま色の脂が、床へと流れ出る。
これは体液と同じだ。原生生物のアメーバが纏うような。
セナ・スキュレカリューの反応だけが抜群に迅かった。
彼女は即座に対抗用の礼装を起動させる。確かに鵺(クリッター)は伝承科のみが扱うことのできる“この世”の存在ではないようだ。英霊を使い魔にしたというサーヴァントは対魔力という異能(スキル)を持つというが、この“特異点”はそれに似ている。しかし七宝美世という魔術回路と路(パス)が繋がっているというのなら、その一点のみで鵺は怪物ではない。
鵺の顕現にともない、七宝美世は大部分の魔術回路を奪われたことで、生命維持に残り少ない本数の魔術回路を全力で回している。喀血、尋常ではない量の吐血に沈んで倒れているその身体に近寄って、触れる。
「エーデ君!」
「Liber de Nymphis, Sylphis, Pygmaeis et Salamandris et de caeteris Spiritibus.
(五大を司る惑星の息吹を此処に、汝らは元素の繰り手!)」
高速詠唱で圧縮された簡易契約(テンカウント)!
大魔術の詠唱を一工程で成し遂げる神言の如きパラケルススの領域には及ばずとも、本来ならば十小節以上もの詠唱が必要な呪言を短縮する。四重の元素結晶による結界が鵺の爪の一振りによって簡単に砕かれる。伊草初日からドンパチすると勘違いしてたお知らせを読めない中納言はだーれだ!?私だ!!
というわけで二日目ですか…どうしよう、日常パートほぼゼロと判断してその分のネタを漫画などで消費したせいでお財布すっからかんだあ。このままじゃあお宿に篭って工作するくらいしかしない
それとも騎陣営や剣陣営が宗谷さん宅を訪問されるようだからその入れ食いごと上から潰すようなこと(所謂うやむや要員)でもするかな?
>>41
>>61
主従内でうまいことにならないようなら外部からの干渉(召喚式の不備、不具合、悪意などなど)が原因で物理的に喋る機能を持たない霊基になってしまった、とか?かなり強引ですが
ボディランゲージがその分めちゃくちゃうるさくなりそう
>>51
朽崎さんはもうデザインが決まっていますからそれ準拠でパロとか描こうと思っているのですが、もしや現在wikiにある画像から変更があったり…?
>>53
ダサレトロ水着って要は画像みたいなヤツです、でもこういうのはほたるさんにも着てもらいたい自分がいて…明るい子ほど着て欲しくなる不思議
ヨモはルナちゃんの普段の浮世離れっぷりを見て来たせいで変に露出したりしたデザインでないことに安心して数秒後に「………いや、古くない?」と気づき引き止めようとするも時すでに遅く…みたいなことになりそう
>>55
サマアド良いですよね、なんかこう「ザ・夏イベ!」という感じで。ルルハワとかサマキャンとかも正真正銘の夏イベではありますが、夏そのものを取り扱っているといえばサマアドって気がします
他にもせっかくならサムレムの各陣営CMサムネパロとかもしてみたいけどそれには鯖のデザインも必要で…息抜き妄想が息抜きの領分を越すのは避けたいところ。あくまで本命はリレーSSですからネ…>>58
ンフフ、地右衛門の肌色使っちゃおとか思ってスポイトで取ってあまりの黒さに驚愕しちゃったのは内緒のショです
一口に褐色といっても地右衛門からアンドロメダまで色味による印象はだいぶ違ってきますからね、イメージ通りとのことで嬉しいです
>>49
>>74
なんともまあ登場人物すべからく個性豊か…エーデ氏の多重ろくでもなさも印象的ですが個人的にはハイランド卿のビジュと喋り方のギャップに心掴まれました。ブリシサンの分家ってめちゃくちゃ格が高いのに相槌がユーモラス、かつチャーミング…
そして美世さん。イクサさんと比べてもかなり冷静沈着で礼儀正しい感じがしますね。常識人的というか、最後にぶっ倒れちゃうところといい振り回されてる感を覚えなくもないお人
そして双子、双子ときましたか。イクサさんの場合のお兄さんに続き近親者がいたという展開のようで、今回もまた強い悔恨をお持ちなようで…三つ子であったりは…しなさそうですね、ハイどうも、突然ですが久々にssが書けたのですが投下してもよろしおす?
前回までのあらすじ
なんやかんやで小聖杯を手に入れた京介達はそれを自分たちが所有する霊地に接続し身内だけで聖杯戦争を開催した。夜の学校。ホラーの代名詞のように扱われるが実はクラブチームや少年団の練習用に開放されていて存外明るかったりする。しかし今夜グラウンドを駆け回っているのはたった二人。
「っ、流石ね京ちゃん。さっきから結構本気で攻撃してるはずなんだけ…どっ!!」
「舐めるな。硬質化したこいつは対物ライフルすら防ぐぞ」
空野恋が強化を施した手足で何度も殴る蹴るを繰り返すのを大鳳京介は黒い流動体、フィルニースを操り防ぐ。
余裕そうな口振りとは裏腹に京介の内心は大いに思考を巡らせていた。
というのも今回の聖杯戦争は身内だけで行うということもあり暗黙のうちに同盟を組む流れになっていたしユージーンとコーデリアなどは組むことを隠す様子も無かった。
そんなこんなで京介は同盟を組むとするなら幼馴染でもある恋だと考え、彼女の呼びかけに応じてサーヴァントも連れずに出向いた結果────
「ごめんね、京ちゃん…」
と言うや否や仕掛けてきた不意打ちを受ける羽目となり、そのままなし崩し的に戦闘となった。「(なんてザマだ。女子の呼び出しにホイホイついて行く中学生か俺は)」
そんなことを考えながら恐らく肋骨が折れているのだろう痛みを訴える胸を押さえ気を紛らわせる。
『アーチャー、恋のサーヴァントをここへ近付けるな』
『了解。……ところでマスター。ここからならその女を狙えるが、どうする?』
『駄目だ殺.すな!何故恋がこのような手段に出たのかを探る』
『はぁ、我がマスターは身内の裏切りに甘いねぇ。まあ、雇い主の意向には従うさ』
「さて…」
京介が念話と骨折の応急処置を終えた頃、自分と恋の間に展開していたフィルニースの障壁が大きな音を立てて砕けた。
「暗に壊せないと言ったつもりだったが」
「対物ライフルを防ぐ、でしょ?ならそれ以上の破壊力を出せばいい」
恋の腕は内出血で赤黒く変色し強打した拳からは血が滲み出していた。そしてそれらは見る間に修復され、やがて元の綺麗な手に戻る。
過重強化[オーバーロード]。人体の限界を容易く飛び越える空野恋の真骨頂である。「(まずはあれと打ち合える程度にはならないとな)フィルニース」『 ア イ 』
呼びかけに反応し砕け散った破片が液状化して京介の元へ集まると再び硬質化。さながら黒いプロテクターのようになったフィルニースを身に纏い構える。
「あーいいなー。詠唱しなくても呼ぶだけで意を汲んでくれる使い魔いいなー」
「そう言うな。これは相応にリスクのある外法だ。それよりもお前の、文字通り血の滲むような努力が為せる自然体での魔術行使の方が余程健全だろう」
「…………そうだね」
「(なんだ、今の間は)おっと!」
恋の放った鋭い打撃を弾くように受け流す。恋は護身術も兼ねて様々な武術をかじっておりそれらの型と漫画やアニメの真似をした技を織り交ぜたなんちゃって喧嘩殺法が特徴的でこれを知っていると知らないでは戦いやすさが大きく違ってくる。
「(拳…拳…足払い、ここだっ)」
体制を低くして放つ恋の足払いを大きく跳んで躱しつつ京介が背後に回る。そして立ち上がろうとした恋の腕を掴んで組み伏せた。
「うぐっ……」
「恋、いい加減に説明してくれ。一体何故…
ゴキリ────人体からしてはいけない音と共に恋を押さえつけている拘束が緩まる。京介が緩めた訳では無い、恋が自身の肩を外したのだ。
「はぁぁっ!!」
「ぐうっ!」
強引に拘束から逃れた恋の反撃を喰らい京介が大きく吹っ飛ばされる。両者の距離は大きく開き、恋は脱臼した肩を元に戻しながら立ち上がる。
「私だってこんなことはしたくなかったよ!でもしたくないことをしてでも叶えたい願いがあるの!!聖杯戦争に参加して、人を蹴落とすのにそれ以外の理由がある!?」
恋はそう叫び過剰強化を全開にして地面を蹴る。一息に距離を詰めると勢いそのままに足を振り上げ、渾身の上段回し蹴りを繰り出した。
それは人を殺めるのに十分過ぎる破壊力を有しており、現に京介が腕をクロスしてガードするのが間に合わなければ首の骨が折れていたのは想像に難くない。
「────よく分かったよ、空野恋」
「何を…う”っ!?」
まるで車に撥ねられたかのような衝撃と共に恋の身体が宙を舞う。
衝撃の正体は京介の傍で首を振る大型の四足獣。大鳳京介との魂契約により低位の幻想種へと進化した使い魔の黒犀、名をサイクロン。
「俺も…相応の覚悟で相手をしよう。死.んでも文句言うなよ」魔術戦というよりは少年漫画の異能バトル観たいな感じ。こういう多彩さとかいいよなぁ、って思ったり
>>78
そうでしたか、これはまた早とちり…確かにそもそも開始(伝令)が10〜12時台でしたし、もう実質2日目か
いやね、深夜か昼間かで脱線事故の被害内容が変わってきそうだな、と思ったものですから
ほうほう喪服…伊草の男マスター両方とも喪服っぽい色合いになってるのすごいな、不謹シンクロニシティ
>>79
拝読いたしましたー、まさかのお腹の傷跡というヘキによる妄想が公式から描写されるとは…ありがたやありがたや
そして淡路廃帝のバーサーカークラスについての言及もいただけるとは。嬉しいやら、きちんと説明していなかった自分の至らなさに恥ずかしくなるやら…
そして説明とやりとりの解像度の高さ、素晴らしいです。二人の間にある静けさとは反対に地の文では響き合っているような、そしてその物心静動の対比が映える距離感が美しい…白黒の墨の濃淡を思わせる主従ですね
>>80
「ン。」不思議に人外感を見出してしまう造形でとてもをかし
なるほど、まあ地の文で触れる程度の近親者は多くしてもというところではありますよね。最近双子の同一性を再認識することがあったので、美世さんたちの過去はとても興味深いところです
>>88
ライフル対応魔術をシンプルすぎる強化で突破してる…肩関節も外してくるし、自分の身体をそこまで酷使できるのは体質以上に宿願への熱意が悲痛なまでに伝わってきますね
こういう異種格闘技みたいな対戦新鮮で面白い…自分でも書いてみたくなる…ちなみになんでわざわざ美世さんを三つ子かどうか追及したかと言うと、鵺を題材にした『国字鵺物語』という読本で「鵺はその昔鳥羽院に深い恨みを持って果てた三人姉妹が化けたもの」という設定があったため
他にも同著で頼政の従者である猪早太が自身の武勇を残すべく自分の三人の子供にそれぞれ鵺一・鵺二・鵺三という名前をつけていたり
当初は軽く読み飛ばしてたところですが、ここのえさんのイクサさん誕生における三位一体概念を見て鵺物語での鵺と三の符号は文芸的に通念だったのでは?と思い至りました。こういう気づきはとても楽しい黒鹿さーん。日中パート、場合によっては午前と昼で2回行動して大丈夫ですか?
>>65
>>66
>>75
成程成程ー。となると
狂→自己紹介(済)、夜に向けた戦闘準備。現在休息中
騎→パトロールしながら喫茶店等にも行く、その後に宗谷亭突入
剣→作戦会議しつつ敵マスター探す、場合によってはカチコミして騎を狙う
って感じですかね?
なら槍は午前に温泉街で遊びながら親睦深める→昼は都市魔術ポイント探る為にどこかのエリア探索って感じにしようかな…
>>66
アレですね、音割れ電話で地声が割れてしまったのでバレたら怖いなーでも折角だし一緒に食べたいナーって感じで、声色変えて誤魔化したって感じです。刹那ちゃん萌え声できそうだしネ!!
>>74
美世ちゃんの背負ってる厄ネタ、セナ先生の強さと教師としての姿勢、そしてエーデ君の絵面の面白さと色々詰まってる上で無駄が無いの良いなと思いました。
あとやっぱりエーデ君好きですわ…役割語録で煽り散らかしながらインテリ発言して有能さもあるのキャラの立ち方が半端じゃない…
>>76
サマアド良いですよね…俺は夏イベだと水着剣豪とサマアドが2大最推し夏イベですわ…
サムレムパロも良いですねえ…とりあえずビジュ両者ある槍陣営と弓陣営だけなら互いにワンチャン作れそう…ですかね?急いで伊草書くべきか一旦擦り合わせてる内に船SS書くべきか宝箱狩りに行くか…滅茶苦茶迷うんじゃが…
>>79
何気に気になってたバーサーカー霊基の理由が凄い納得しました。呼ぶべくして呼んだみたいな縁も感じますね。
もう少し刺々しくなる可能性あるかなと思ってましたが、コレは思ってた以上に良い絆を育めそうな予感
>>88
やっぱり文字通りの火力ゴリ押しは強いし良いですね。リョーガ君達もそうだそうだと言ってます。
それにしても身内聖杯戦争とはいえ、やはり魔術師である以上願いは譲れませんよね。退けない戦いに燃える分、少し辛くなっちゃいますね…
>>94
騎槍の遭遇は確かに良いですね…!俺は喜んで大歓迎ですよー
日中の温泉街って事と有紗の街守りたいって考えと刹那のいのちだいじにスタンスもありますし、温泉街では言葉交わして見定めながらの睨み合いで終わらせるってのもアリかもですね。他のレス見るにその後に剣陣営とやり合う可能性高そうですし
そんで夜とかに戦場で遭遇、改めてバトるって展開とか良さそうだなって思います。もしかしてこれは…出来るのか…?やるとしてもサブクエ(サムレムでいう異傳)だろうなと思っていた現代服ロスヴァイセさん散策パート…!
>>93
そんな、完全な自己満解釈なのにそこまでしていただけるとは…
ですがどうか無理はなさらないでください、色々な要素を抱えたキャラですから、難しいと感じるものを過積載していく必要はないので…
>>96
麦わら帽子とか病的な白さの肌とか、元の特徴を映えさせるためにはシンプルな方が味が出るかな、と
ヨモに選ばせると小一時間かかりそうなのでローザさんのサポートは必須ですね。なんなら彼女ルナちゃんの決まった後「ルナちゃんがこういうのなら自分は…」とかまで考え出す始末ですから
ちなみにダサレトロボーダー水着は男女どちらにも対応するデザインなのでほたるちゃんの場合オプションでカステラにも着せることができます。みんなの視線釘付けペアルック()>>94
契約というワードは“うけい”を知った時から使いとうございまして
強すぎて御せない奴どないする→縛ればええやろ、とギミック化できたのはちょっと楽しかったです〇エルベガスト・フリッツ
「その魔術理論ははっきり言って稚拙ですなドゥフフww」「ぬおー!!!」
略称はエーデ。
時計塔、鉱石科。ボンバストゥス(誇大妄想)館長。
政争に負けて没落していたパラケルスス学派の麒麟児。魔術論オタク。
体格的にも巨デブなのだが強化の技量が並外れているため敏捷性も高い。動ける肉弾戦車。
人を小馬鹿にしたような言動をするが自分がそうしたくてしているだけなのでスルー推奨である。
山星さんへ(空リプ)
SSのはここのえの脳内実験だったので時空含めてwikiに非登録=非公式扱いなのですが、
上記の者がスキュレカリュー教室の卒業生(または生徒)として存在する可能性はありますか…!?天狗の内裏、大江山鬼會(仮)などの異界が複数合わさった幻想種の互助組織、複層異界・〇〇
なんてのを妄想していたんですが、スレ日本の組織図どうなってたっけな…ユーさん、裏ぺ更新してきましたー。
>>100
あざっす
前半で遊んでワンチャン騎と邂逅した後に後半で動くって感じにしたかったんで助かります…!
まあ宗谷ハウスでドンパチしてる間にどうするかってのはまだ決めてないんですがね……うーん、都市魔術で異常に勘付いてこっちは弓陣営と遭遇するとか…?>>104
>人を小馬鹿にしたような言動をするが自分がそうしたくてしているだけなのでスルー推奨である。
魔術師的ろくでなさではない純正ロクデナシじゃないですかヤダー!
>>105
神體由来の奉能生體の組織が各地に転々とありそうですが覚えてる限りだとそのくらいですかね…?鯖でありなら業平さんの所属した対魔組織が現代でも続いているとかもあり得そう
天狗、鬼をはじめとした互助会となると日本三大妖怪の一角として河童も公式からの掘り下げがない今好き勝手してみたいところ…
>>106
わーい、では昼はロスヴァイセさんの伊草観光(巡回)回にしましょうかね。ここで他陣営と会ってお互いが鯖であることを気取ることなく別れるでもそのままドンパチ始めるでもアリアリ
だって年頃の女子としては友達同士でオソロとかしてみたいけど服屋にも滅多に行かなければアクセとかも嗜まないから…だからルナちゃんが乗り気な時こそ調和を心がけるのです。メンタルがつくづくそこらのJK
そしてこれが思いの外着せてみたらそれぞれで似合ってたオプションの概要でございます皆様、ありがとうございます
>>82
アヴェンジャーの淡路廃帝が「民草の怒りや嘆きを代行する」存在な等バーサーカーは…といった感じで書いてみました
>>91
あまりにも素敵なイラストを頂いたので、思わず即興で書き足しちゃいました
今回は全体的にサクサク展開と聞いてたので、いつも以上にハイペースで距離を詰める展開になりがちな予感…
>>94
いつ敗退するかも分からないので、今回は本当にサクサク距離を詰めてく事になります
無論、展開に無理をきたさない範囲内で
>>96
どこまで戦えるかはわかりませんが、とりあえず書ける時に書けるだけの内容は書いていきたいですね
>>99
自分でも思ってた以上に上手くかみ合った感がしてきました>>88
お互い割と重体なのに殴り合えるタフネスさよ
やはりフィジカル…!フィジカルの強弱は全てを解決する…!>>88
パワーオブパワーだわ!天才って戦い方が怖いね……
>>74>>104
おお……とんでもない魔術儀式やろうとしてたのだわ……
大丈夫なのですけどセナの年齢がそもそも今35なのでそこら辺考えた上手い塩梅の年齢の調節をした方がいいかも?と思わなくもなく
まああやふやでもいいのですが
これは前スレ>>854にある話
https://bbs.demonition.com/board/11286/18/
では久々の続きを「……まずい。思ったよりも、薬が……」
気分が悪い。身体が熱い。なのに心地良い。カクテルの中に混ぜ込まれた薬の量があまりにも過剰だ。魔獣回路での洗浄が間に合わない。普通に死にそう。死ぬならまだいいけど、死ぬよりも酷い様を晒す方が嫌だな。今更吐いても身体に回って間に合わないし、誰も通らないことを祈るしかない。
「うっわ最悪…バッド入ったときみたい……」
思い出したくもないものが延々と頭の中で再生される。一族の魔術を身体に刻むために多くの苦行に心身を浸した。それらが心の瑕から沁み込んで、私の呼吸を止めてくる。なのに気持ち良い。私の身体はそれを悦びと捉えるように作り変えられてしまったから。
「誰か助けて……いや、助けないで……アサシン……も、だめ、呼ばない……」
『当然よ。その見苦しさこそ私の見たい風景だもの。あなたがただの玩具でないのならば精々足掻きなさい。たとえ死ん.でも動かないわ』
「性悪……あーやばい、まじでやばい。ぶっ飛びそ……」
「ツユくん?どうしたのそんなとこで転がって……ってなんかおかしいな?」
ペチペチと頬を軽く叩かれる音。こちらを気遣う声。ああ、どこかで聞いたことがある。なんだかとても安心する声だ。学校で聞くとなんだか心が安らぐ。優しくされるのは嫌なのに、声の芯に冷たさを感じるから嫌じゃないんだ。「………毒素を固めた。多分胃の中にあるから吐き出せば間に合うはず。吐ける?それとも私がやろっか?」
「い、ら、なぃ……自分で、やる……っ、う゛、っ゛っ……!!」
ここまでしてくれた相手の指を汚すつもりはない。これぐらいなら自分で出来る。何せ吐き慣れているから。喉奥に手を突っ込んで、そのまま湧き上がる衝動に任せるだけ。喉が気持ち悪いけれど、それは水を飲めば問題ない。問題ない、のだけど……
「い゛い。自分で、飲め……んっ、く………」
「うるさい。私に支えられてる時点で説得力は皆無よ。黙って飲んで、黙って体を預けろ」
なんだか口調がいつもと違うような気もしなくもないが、そんなことに気を配ることはできない。ツユは今、抱き上げられて水を飲まされている。こんなに優しくされるのはまずい。死にたくてたまらなくなるから。不思議と心は安穏としているがそれはきっと今だけ。すぐにでも希死念慮が自分を襲うだろう。いつもは取り繕えるが、こんな不安定な状態じゃ到底太刀打ちできない。
「やだ……死ぬ、死なせて……ごめんなさい……ちゃんと、ちゃんと綺麗に消えるから……いや、違う。こんなこと言いたいわけじゃ……」
「っ、たく……シャキッとする!あなたを蝕んでいた毒はもうないのよ」
抱き上げた体勢から、そのまま力強く抱きしめられる。とても力強い、本当にギリギリと身体を締め付けられる感覚で。汚れた衣服なんて気にしない腕による痛みによって意識が鮮明になっていく。優しく、ではなくただ痛い。けれどおかげで正気が取り戻される。優しいと死にたくなってしまうけれど、痛いとまだ生きる気が湧いてくるから。けれど、どうして?なんでわかったような行動をとるんだろう。「………なんで、知ってるの?」
「はぁ……私ね、超能力者なのよ。触れたものから記憶や感情を読み取るサイコメトラー。しかも特別力が強くて……だから、大体わかる。あなたがどれほど板挟みで苦しんできたのか。その果てに何があるのか」
本当は言うつもりなんてなかった。しょうもないし、そんな弱みを晒して良いことはないし。けれど、目の前にいる彼があまりにも弱々しくて、惨めで、情けなくて。なんだか哀れに思えたから自然と口に出してしまった。これはミスだ。けれど不思議と悪い気はしない。こんな薄暗い汚れた路で、今にも泣きそうな顔をしているツユを見るとなんだかマシな気分になるから。
そう、ただそれだけ。別にツユのことが大事なわけじゃない。その筈だ。私自身他者と関わるのは苦手な筈だから。人に優しくされるのが苦痛なのに、それでもこっちの陽気な近づき方に報いるためにここまでずっと近くで明るく接してくれたこと。そんなことに情を感じているわけではない。ないんだ。……本当に。嘘じゃない。嘘じゃない、はず。
「………マトモに生きるのが嫌なのね。自分がそういう生き方をするのは赦されないと思っている」
「だって……私、私は、本当はもっと違う生き方をしたかったけど、でも、そんなの責任があるから。多くの人を踏みつけにしたからには、そんなこと、できない……」
「そう?難儀な生き方ね。けどまあ、私は全部知ってるんだし私に言ってみたらいいんじゃないの。なんであなたがここに来たのか。逃避行を続けるならもっと別の場所もあったでしょうに」
“なぜ”この場所を選んだのか。聖杯戦争が計画される前から。ラヴギッドが本格的に携わる前から。ツユは時計塔を出奔しここに居た。他に参加するラヴギッドの人間はいたはずだ。なのに何故、ここにいる。何故、それを選択した。ただ逃げたいだけなら此処よりももっと良い場所がある。聖杯戦争以外にも何かあるんじゃないか?「………腹違いの弟がいるって、聞かされてた。どこかできっと暮らしてるって。だから会いたくて。私は幸せじゃなくて良いけど、その子が幸せなら良いなって……」
「だから、ここに?」
「うん。私はどうでも良い。聖杯戦争だってどうだっていい。ただ、顔も知らなかったあの子が幸せになってほしい。私には、幸せにする方法はわからないけど……あの子がやりたいことを、やらせてあげれば、それで……」
「そう。その通り。『あなたは正しい』ですよ、ツユ・ラヴギッド。あなたはきっと、『彼を幸せに出来る』でしょう」
ノイズが走る。世界が歪む。“異物”であるとこのテクスチャそのものに弾かれたソレが、ゆらゆらとこちらに歩いてくる。不定形の女型をしているソレは、足音すら出さずにひたひたと歩き寄ってくる。動けないのは、生命としての恐怖の表れか。
「やめておいた方がいい。私の内心を見透かせば、人であれば容易く壊れてしまうでしょうから。する気がなくとも気分が悪いでしょう?」
「…………聖杯戦争の、サーヴァントとやら?」
「はい。『私はサーヴァントですよ』。『嘘偽りない真実』として此処に存在しますから。……運命は、脚本は、主役が欲しいのです。この物語を進めるために。今回はそれに二人を据えました」
カラコロと笑い声がくすぐり跳ねる。空間が歪曲し、身体が引き摺り込まれている。空間転移、現代においては魔法級の神秘を行使するソレは、ツユを嘲笑うかのように見て……「一人は、夢を諦めないもの。己が欲望に正直になり、前に進み続けた。結果、人の道を踏み外し己が悦楽のまま狂気と踊り果てる生まれも育ちも哀れな平凡だった男の子。
そしてもう一人は、人生を諦めたもの。己が人生に救いを求めず、他者の救いを夢見て、逃げて、逃げて……そして転げ落ちる。何もかも失って、雁字搦めのまま泣き喚く男の子」
「アンタ……っ!」
「さようなら。『また会いましょう』ツユさん。あなたは主役。あなたも主人公。逃げられるとは思わないことです。この争いで、あなたは忘れられない『救い』を刻むでしょうから。ねぇ、そうでしょう?天海さん」
街の中にいるならば、それはすなわち己が掌の上である。嘘で世界を騙し、弄び、すり替える。せっかく後釜にした天逆毎が楽しんでいるのだ。ならば彼等に観客を。何、私が元々の“マスターたち”を害することは決してないのだから。
その日、全てのサーヴァントが二つの地点に集められた。多くの人が見ている中で、各々の人生の軌跡によって人々の願いを集めるために。
以上です。次回から本格的に乱戦していきたい
というわけで色々とwikiにも編集作業してきま詠唱や名前から埋まるキャラ、他の部分でネタ詰まりがち
久々にプール漁ってたら良い感じにスキュレカリュー教室生いけそう(見どころはあるけど自分にとっての魔道を見出せていない)なのがいる〜となったけどこのままだと男子生徒の個性が…個性が大乱闘…
>>111
あ、弓陣営(ロスヴァイセさん)は別に温泉街以外にも足運ぶ予定です。なんなら初日夜に温泉街は出歩いたので他所に行こうかなと。どうせ温泉街が本拠なので帰る時に遭遇することは出来ますし
温泉街に集まりがちなのは地図上だと電車が温泉街にしか延びていない&宗谷さん家がある&単純に観光地というのが主な要因かと。線路に関しては個人的には今から加筆するでも良いかなと思っています
制服で会うことの方が多いとなるとどうしてもお揃い難易度が上がる…その点でいっても水着は良いテコ入れ要素。方々で扱われるのも納得
オソロとは良いものです…ほたるちゃん普段は青基調の服をよく着てますが、こう描くと赤もよく似合いますね
それってコアリクイかなー?それってコアリクイだねー、アリクイだいすきー!(意訳:コアリクイくんも夏仕様の麦わら装着です)
>>119
はわわ、黒幕が本格的に接触してきちゃった!『嘘』も遺憾無く発揮してる…本当にツユくんの弟さんは大丈夫なんですかこれ、人の心…(なお神)
乱戦に次ぐ乱戦、今度はナキくんにも剣槍にも色々あったわけですがどんな戦況を呈していくのか
>>121
ほたるちゃんの朝は早い…船だと内部で競の会場も普通にありそうですね。珍味がゴロゴロ出て来そう。ラジオのネタにできるぞ、やったねカステラ
気が早すぎるのは重々承知でしたが、昨日が暑すぎて…船はきっと万年海開き今までのストーリーまとめました
基本色々さらっと書いてるので直近の話を見返すと色々わかる部分はあると思います
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/Fate%252FFalling%20Star
>>122
まあ弟も弟で危ない方向に手を引かれたりしていろいろ大変だと思います
天探女はこれでちゃんと「マスターを害することはしない」って誓いを立ててはいるのです>>119
この手の発言はだいたい真逆になるもんですが……あのこれ一個だけ『もう会うことはない』的発言混ざってません……?
ツユ……ツユちゃん?大丈夫だよね……?
>>120
>>124
騎陣営は夜になってから動く
狂陣営は状況が変化したのを察知して動く
というのを合わせて考えてくと本格開始はやっぱり夜からですね
>>122
それは、たしかに…特に旧市街方面はわざわざ足を向ける理由がないんですね…。人がいないから戦いやすい場所だけど、人がいないから集まることもないと……うーん
宗谷邸くらいは旧市街方面に置くべきだったかも…
>>121
買い物にいくだけのはずなのに集合時間がまだ明るくもならないほどのド早朝…こんな時間にやってるお店なんてと困惑してたところに現れる魚市場…困惑がまるごと納得に転じながら荷物持ちを申し出るカステラくん…
見える…見えるぞ…!刹那→タイムトラベルによって目的も、記憶も、当時の世界も、仲間も全て喪失して独りになった妖精
趙雲→主君を止められずに失い、劉備に忠誠誓った頃の仲間とも五虎将の仲間とも全員倒れ、最後の一人として残された武人
やっぱり共通点あるしかなりアリなのではこの二人
>>108
かわいい…カスほたいいぞぉ
カステラがいつもオシャレな分ギャップあるの好きですわぁ…アリクイも可愛…そういや何でほたるちゃん=アリクイの図式が成立したんだっけ…
>>112
>>113
そうですね…それならこっちは弓と鉢合わせてバトル方面の方が初手としては良い感じになりそうですかね?
・狂陣営はどっちに入っても面白そうなので確定戦闘枠はこっちにしといた方がいいかも
・中ボス枠なのもあるし槍陣営が最初に死にそう候補筆頭な気がしますしで六蘭と刹那のレスバやるなら今しかない可能性あり
・レイド時のルート候補ロスヴァイセの大神宣言に損傷与えといた方が良いって話あった気がしますし、それなら高火力出せるうちの青紅剣は適任な気がする(ダメージ与えて敗退って可能性もあるけど)
みたいな感じで。弓レイド開幕時に一時休戦できそうな騎陣営とは昼遭遇がある訳ですし
どうでしょう?
>>119
ツユちゃん!!ツユちゃんも割とまずい事なってないですか…!?というかメイン二人のサーヴァントがとっちも割と上位の性悪じゃないですか教えはどうなってんだ教えは!!
そして天海ちゃん、なんとなく悪い子じゃなさそうな気がしてきましたね……何処かで分かり合えそう…分かり合えたらいいな…2日目越えられたらの話ですが、刹那ちゃん達がガチで勝ちに行く理由付けが決まりました
孤独を知った事のある存在同士で刹那と趙雲の絆が凄い深まって友人みたいになる。趙雲視点でも同じ孤独を抱える者だし、対等な友人みたいに見てくれてる刹那に強い好意と少しのシンパシーを抱き始める
↓
終わればまた別れて孤独になってしまうって事を刹那が気付いて病むけど、サーヴァントなら聖杯戦争終わっても契約続行と魔力供給さえあれば現界を続けられる点と、刹那の魔力面なら心配がない点に気付く(例:UBWグッドエンド)
↓
聖杯に願いを掛けはしないけど、ボクは君と別れたくない。一緒にいたい。だから、5日なんかじゃ全然足りない。勝って、サーヴァントとして現界を続けて、ボクとキミとで一緒に、沢山。世界の全てを楽しみ尽くそうよ、趙雲クン!!
みたいな。敵を全員倒さないと爆発して終わる伊草だからこそ最後まで退けないですし、サーヴァント体のままなら刹那ちゃんも最後まで一緒にいれる可能性があるって感じ。これなら最初は遊びだけどガチになるって感じにもにできますし色々説得力増すかなと。
どうでしょう?
>>127
個人的には良いんじゃないかと思います。
仮にそのまま昼に騎槍遭遇(バトルかは不明)、剣vs弓やって夜に槍vs弓、騎vs剣(どちらかに狂乱入?)って流れなら、全陣営満遍なく2陣営以上との顔合わせできそうだからバランス良いですしね。槍VS弓、マスター同士の対決の中で刹那さんに全くダメージを与えられないことから埒が開かないとなって「そうだ、あの化け物嫗でも効くか実験してみよう」という形で列車脱線起こす展開でも良いなと思いました
妖精に鉄製品は毒、となれば鉄の塊な電車や高架橋は(そもそも当たるかどうかはともかく)有効そうですし、なんならそこでロスヴァイセさんと趙雲さんの間に電車が挟まる→近接主体なランサーでは不利だろう、勝った!→青紅剣解放、車体を突き抜けて大神宣言にダメージ…みたいな流れも作れそう
>>125
「こんな朝から会いたいだなんて、キャーほたるさん情熱的ぃ!」みたいに揶揄ってみるけどほたるちゃん側が図星のときの反応とは真反対の「えっ何かありました?」というような反応返されて微妙な空気が流れる二人…おぉ、アンジャッシュ
>>126
『魔都』の中にはない現代服をファッショナブルに謳歌していた現実カステラもお揃いの魔力には抗えなかった…
ほたるちゃん=アリクイは確か、昔一雨さんがアリクイ威嚇ポーズをするほたるちゃんの可愛いイラストを投下なさったことがあったのでそこが初出かな…?
槍VS弓OKでーす、ただ大神宣言破損については耿実の実験阻止と合わせて弓陣営(主に耿実)が屈辱感を覚えること、焦ることを促すためのものなので単に大神宣言が損傷することがレイドボス化に繋がるわけではありません
無論破損展開は全然構いませんし、レイドボス化はいつのタイミングでもこちらは問題ありませんが、一応念の為>>129
そこら辺の解釈とか展開は任せます。私の意見はあまり気にせずでいいです!
まぁ強いて言えば「どうでしょう?(提案)」じゃなくて「こうします!(宣言)」ぐらいのノリで予定に関する発言はして貰えればと。一応(いやそれは流石にかなり変!)となったらストップかけますが、現状はそういうのも特に無いですしね。
>>130
>化け物嫗
滅茶苦茶嫌って草生える。念のため確認ですが、六蘭さんが刹那・ガルドロット=妖精って気づく原因って教えて貰っていいです?傍からだとすごく突飛な外見してる訳でもナシ……、いや普通に「ボク妖精!」とか言うわアイツ。
槍vs弓が勃発するなら、現代服ロスヴァイセさん散策パートの後ぐらいでセイバー陣営が襲撃は駄目そうだな……。うーんそうなるとセイバー陣営vsバーサーカー陣営とかですかね?使い魔飛ばした結果、宿で休んでる千早さんを発見!→なんか疲れてるっぽいし襲うか!って流れ。火野さん的には大丈夫そうですか?とりあえず宗谷邸襲撃イベントは夜までなさそうなので、進三郎が家に帰るワンシーンくらいは書いておきます
軽い情報まとめくらいのやつを
>>128
ナキくんは内面と人間関係で不穏さが、ツユちゃんはずっと実は不安定なこと描写されてますよね
比較して描写量が少なめなルフくんはやっぱり安定している…
>>130
これはほたるにはだいぶ後になって「アレ?あの誘い方だともしかして…?」みたいな超遅い自覚をしてほしい…カステラくんが意味深なことなんもないなって理解したあとにひっそりと意識しててくれ…
ですです。設定面にはアリクイ要素まったくないので完全に無から生えてるアレです
かわいいから全然ウェルカムだぜ!って親指立てることになってるパターンですね
>>132
剣陣営は夜に騎陣営とドンパチするのが確定してるからそこは無理にちょっかいかけなくてもいいんじゃないでしょうか?
狂陣営がこのまま自陣に引きこもって寝っぱなしになるなら是非とも攻め込んでほしいところですが、幸いにも狂陣営はほっといても勝手に自分から戦ってくれるので明るいうちは放置でいいかなぁと
いやまぁ運営役の私が揉めてもいないリレーの流れに口出すのは良くないかもしれませんが…>>134
あれまこの子ったら!
帰り道だけ意識しちゃって!
あらあらまぁまぁまぁ!>>131
ありがとうございます、そう言っていただけると勇気が出ます
まずもっての確認ではありますがスキュレカリュー教室の入学条件(セナさんのスカウト基準)は>122の「見どころはあるが自身の魔道を見出せていない」というもので認識間違っていませんかね?
>>132
全然砲撃当たらなくて腹立つ〜!というのは間違いなくあります
正直耿実、ぱっと見で刹那さんを長命異常の存在と見抜くことは出来ても妖精かどうかを見分けることは能力的にも経験的にも不可能なので刹那さんが自己紹介してもらうしかありませんね…
まあ妖精だとわからなくても人型である以上は質量で押すのは有効だと踏んで&実験欲を発露させて列車ぶつけてくる気がしますが
散策パートはぶっちゃけ何をして良いかわからない中で出した案なので戦闘自体は入れちゃって問題ないですよ。耿実の魔術知識が乏しい手前、伊草各地を歩いたとて碌な考察ができず観光に終わりそうですし
>>133
この二人はいつもそう、片方が意識をしなくなってからもう片方が意識しだす…歯がゆいやら面映いやら
>>134
あまりにも荒川区〜!これカステラ「競りとかオレ初めてですけど、いやぁ声も背もピンと張って格好いいモンですね〜」なんて抜かしたりしたんじゃあるまいな??
そして珍味ガバ=タンバスピス(仮名)、なんだかんだでこの後カステラ放送局のサブキャラとしてカステラの隣に座ってたりしそう。なお見つめてくるだけ今の所
午後 剣vs狂戦闘(温泉宿周辺?) 槍&騎遭遇(バトルするかは分からない)
夜 弓vs槍戦闘(電車沿線) 剣vs騎戦闘(宗谷邸) ワンチャンどちらかに狂乱入?
って感じの流れですかね?誰か退場を考えると夜に狂がどっちに突入するかで大分運命が変わりそうな予感
>>130
良いですねえ。ロスヴァイセは空中戦得意+魔力量と攻撃パターンが多彩なので、刹那有利の鱒とは逆に鯖側の序盤はロスヴァイセが優勢だと良い感じかなーって気がしますがどうですかね?
>別に破壊がレイド化条件ではない
了解です。まあ初日から切り札解禁するのもアレかもって気もしますし、この辺りは流れ次第にしますか。
>>134
カスほたほんとすき
そしてまたガバタル君に亜種が増えていらっしゃる…
>>143
有紗ちゃん思ってたよりリアクション大きいの良いですね、可愛い…そして初手夢が百合百合して笑いました
良い感じに絆深まってきてますね…良いですね…
そんでこの流れだと、次に温泉で槍と遭遇になりそうですかね。あとは遭遇した時に
・軽くバトルする
・警戒しながら対話する
だと、個人的には後者側が有紗さん的にもそれっぽいかなと思うんですがスルトさん的にはどうでしょうか?伊草セイバー陣営、二日目の午前パート投稿しました。後はちょっと休んで、その後使い魔で発見したバーサーカー陣営に奇襲をかけようかな、と思います!
>>150
>個人的には2と3の順番を逆にしてもよいのでは
そこら辺は任せる感じになりそうなので、火野さんのやりやすい流れで書いてもらうのがいいのかな、と。
こっちでセイバー陣営の攻撃描写を畳みかけるよりは、多分バーサーカー陣営視点で戦闘開始をする方がいい感じの怪我をさせつつ本格戦闘って移れそうなので。
クッチーは攻撃特化だからダメージ計算が面倒だな……とはしみじみ思いますね……無傷は避けたいけど、じゃあそれなりに負傷を、となると今度は威力が大分高いしで
>>151
かわよ。ちょっと勝気な深窓の令嬢って雰囲気ですねー、扱う魔術的にはバリバリの肉体派な訳ですが>>119
神霊級サーヴァントがフリーのままで暗躍中という危険な状態。
言ってる事が反転するとなると、ろくなことになりそうになくて恐ろしいですね。
>>144
やる事やってるというか、やられてるというか……。
実は、有沙がある事に気付く為のフラグの一つだったりします。
>>147
刺激的な光景だったので照れ隠しも有り、普段よりも大きなリアクションに。
他の日だとやる余裕が無さそうだったので初手の夢がこれになりました。
槍陣営と遭遇したら、警戒しつつ対話しる方向……というより、昼間の温泉街では神秘の隠匿がヤバい上に被害が大きくなり過ぎてとてもじゃないけど戦えないので。
>>151
わー、ありがとうございます。イメージ通りの娘が出てきて、感無量です。
特にボリュームの多い髪と長い睫毛が良い感じです。
>>152
何気に伊草だと鯖鱒がビジネスライクな関係なのは唯一ですね。
しかし、休みを取るのが出来ないのは中々にお労しいです。うーん、やはり奥斑線は旧市街あるいは港に向けて支線を設けてもよろしいでしょうか?(画像奥斑駅より伸びるピンク線のイメージ)
と言いますのも、現在予定されている二日目の各陣営の激突が展開を見るにいずれも温泉街が舞台になってしまいそうなのですよね。旧市街は戦場として活用することを意識して設定されたゾーンですし、せっかくならそちらを使ってみたいです
あるいは、「元は別な線路が走っていたが廃線になった」とかでも
>>141
なるほど了解です。またキャラシ作成の中で質問浮かびましたらお聞きしたく思います
>>142
一つの食材から鰤大根の味がするの珍味を通り越して摩訶不思議…海は広いな、大きいな
これでハマチサイズが若い個体とか、成熟するとどれだけになってしまうのだろう
>>143
拝読いたしましたー。神代の英霊が言う「穏やかな」現代、もはや聖杯戦争ではテンプレものとはいえしみじみきちゃうなあ
そして有紗さんは喚んで早々とんでもない夢を見てしまって…ビジュを描き出した後だと、この子が起き抜けで赤面してるの、なかなか趣深い…
>>147
ロスヴァイセ優勢了解しました、問題ないと思います。ひとまず夜の対決は確定事項として考えても良いですかね?>>152
拝読いたしましたー。パロミデスさんと朽崎さんの関係はかなりフラットな印象ですが、戦闘のためとはいえマスターの体調を気遣うところは曲がりなりにも騎士というべきか
もしかしてこれくらいの距離感が朽崎さんのメンタルケアにとっては都合が良いのかな…?
クラスのしっかり者お嬢様、というイメージです。この人がコルセットとか着て髪を結い上げて戦うの、正直ギャップがとても格好いいと思う
>>155
イメージ通り!なんと嬉しいお言葉…礼装の名称とかを見るにクール系なんだろうなと思いながら描いてました
睫毛(特にしたまつ毛)が長いと黒髪でもかなり西洋風に見える不思議
>>156
多分クラスメイトとかに修学旅行で髪遊びっことかする時「うわっふわっふわ!羽毛じゃん!」とか言われて代わる代わる触られてるくらいふわっふわです
ほう、一般生徒とな…?そういえば伊草、聖杯戦争は始まっていますしメニューのリレーSSの項にもう追加しちゃって良いですかね?
>>159
了解でーす、じゃあこの状態だと橋が見えなくなってしまうからRequiemさんに支線の加筆お願いして…京極さんにも戦場を旧市街or港にできないかお越しになった際に聞こうと思います
あとレイドが現状3日目?っぽいことを考慮すると平蜘蛛の消費を勿体ぶるのもナンセンスだし、せっかくなら夜の列車脱線は支線(旧市街or港)と奥斑線のニ線で同時多発的にやっても良いかと思案中
どちらかを普通列車にして人的・精神的被害を出して、もう片方を貨物列車で石油でも積んでいたことにして火災を発生させるとかして差異を出そうかなとも船SSのボス初登場回で煮詰まってよく考えたら伊草2日目前半パートが半分以上投下されてた件(まだ未着手)
マルチタスクって大変っすね…今から書きます…
>>150
成程成程、つまり宗谷邸三つ巴+旧市街タイマンって感じですね把握です
まさか有沙vs千早vsクッチーが最初から見られるとは…楽しみですねえ
>>155
OKでーす!
とりあえず次の話で温泉街に向かう感じにして導線は整えときます。
あとは遭遇する場所ですね…息抜きのショッピング中に邂逅路線と真面目なパトロールなり探索中に邂逅路線だと後者の方が良さそうですかね?
>>157
バトル場移行の件ですが全然OKですよー
ただ市街と港のどっちかってのは結構迷いますね。旧市街なら槍陣営の拠点だし、魔術で違和感に気付いて直行からの邂逅って流れを作りやすそうかなと思うんですね。ただ港は今の所何にも使われてないからここで使うのもアリかもしれないなと…港の方が遮蔽少なそうだからロスヴァイセ的にも暴れられそうだし…うぅむ…>>161
ありがとうございます、急な変更で申し訳ない…
自分もその二択は悩みますね。二日目昼を列車脱線実験の仕込みパートとして消化する予定なのですが、刹那さんは都市魔術でこういった動向を見破りそうだし…
ただ旧市街の遮蔽物が多い、というのは戦闘面では港も倉庫などがあるみたいですしそう大差なさそうな気もします。サムレムOPみたいに空からの射撃で家々が倒壊、その瓦礫とビームの波をVSアタランテのジャンヌよろしく瞬足で潜り抜けていく趙雲さんとか見応えありそうだし
>>162
加筆ありがとうございます!この感じだと港向きの線路沿いに草薙さん宅があるから…ここで実験すると三つ巴中でもラーヴァナさんあたりが気取りそうかな?
>>165
実験後の火災が成功した暁には伊草はしばらく雨が降りそうですね…人口とかを考えると旧市街or港で貨物列車、温泉街で普通列車になるかな
まあ三つ巴を宗谷邸でなさる予定の騎剣狂陣営の皆さんにも許可をもらえれば、の話ですが。ということで↑の旨どうでしょう?とロバートさんRequiemさん火村さんに空リプ
SS追加ありがとうございます、現在投下済の1日目夜の弓陣営のSSは『紫煙は山辺に、白羽は地維に』というタイトルを想定しておりますわーいやりたい事とやらなきゃアカン事が多すぎてパンクするぅー!!
まずはリラックスしながら書きたい部分の構想を膨らませよう、そうしよう
>>165
そうですね、槍陣営のタイトルですが
・FAIRY AND DRAGON
・FAIRY AND WIND
この二つが候補で思いつきました。納得いかない場合変えていただいて問題無いですー
>>168
こっち貨物なのは大賛成でーす。あとそれなら港の方が良いかもですね。貨物列車の雰囲気に合いそう
そういえば130の弓槍の間に電車挟み込みをどう対応するかですが、納言さんの案を改造した形の案思いつきました
個人的には涯角槍の突きで風突き上げて少し電車を上に浮かす(直線方向のベクトルを減らして脱線の被害は減る)→その浮いた隙間を青紅剣で突き抜けてロスヴァイセの武装にダメージみたいなのとかどうでしょう?それで人の多いエリアに突っ込む最悪の被害は回避できるけど、結局爆発はしてしまうみたいな。生存してたらそれでレイド時に積極的に弓陣営と戦う理由になりますし。
>射撃して壊しまくるアーチャーと瓦礫を疾走するランサー
良いですねえ。ガレキ落ちてくるならデカめの瓦礫を槍の風ブーストで飛ばした次の瞬間別方向から跳躍して攻撃ってのもアリかもですね。
あと、弓槍互いへのダメージってどの位にしますか?>>169
あとメニュー(左横のヤツ)にも足さないと。枠としては「伊草聖杯戦争」にして、編集としては「伊草聖杯戦争>Fate/Quiet Riot : 伊草聖杯戦争」にするのがいいかなぁ、とか思う。
>>167 >>169
確認完了。いやぁ執筆が速くてうらやまし!とりあえずはこっからクッチーの銃撃開始って流れになるのかな。である程度は距離ありそうだから流石に銃弾斬りされて、という感じか……?
頑張って書き上げます。
>悪趣味の犠牲となった名も知らぬ中居さん…
クッチー「あとで礼装にするから、相手への攻撃と戦力補充で一石二鳥という訳さ!」
>>168
>三つ巴を宗谷邸でなさる予定の騎剣狂陣営の皆さんにも許可をもらえれば、の話ですが
ん?多分いまいち意図を理解できてない、かな……?
要するに騎剣狂の三つ巴してる裏で六蘭さんvs刹那ちゃんもやってて、列車実験勃発→気づいた三つ巴が戦いながらそっちに戦場を移す……という認識で大丈夫ですか?というわけで本戦に伊草弓陣営昼パートを投下いたしました。ご確認のほどよろしくお願いします
>>167
拝読いたしましたー。このピリついた空気感、バトル開幕としてとても良いですね。即座に念話に切り替えるところやさらっと着地を任せるところとか歴戦の猛者の貫禄がある
しかし最優のクラスが気配遮断して奇襲しかけてくるのってこんなに怖いのですね…飄々としているからいっそう底知れない感じがします
>>170
かしこまりました、それではひとまず列車脱線実験の一つは伊草港を前提に、ということで。火の海を映す夜の海はさぞ映えるでしょうなあ
そして改良案ですがとても格好いい。個人的に人的被害の多い脱線事故はメタ的には趙雲さんのような英雄らしい人物が目の前で大勢の人が危険に晒されるとしたらどうするか、というイメージで組み立てていたのですが、そこはさすが三国志鯖。矜持と実力がうかがえてとても良い対処だと思います!
ダメージは…どうしましょう、一応宝具を喰らうわけだしロスヴァイセは中傷くらいにはなりそうなところ。趙雲さんは切り札も消費するわけですから、そこまでダメージを受けてなくても戦力はだいぶ落ちそう…?
>>171
あぁいえ、言葉足らずでしたね。戦場は移さなくても結構で、ただ同エリアで事故を起こすからそれによる被害を把握してもらえるとありがたいな、という程度の確認です。事故自体は単発ですが、下手人はその場にいないので
そのまま戦闘続行しても、解散しても、あるいは魔術などで敢えてその状況を利用しても構いません
>>172
ご確認ありがとうございます、現状では温泉街の方は普通列車による事故になりそうなので、ドンパチしてたらなんか遠くから衝撃音と悲鳴がする…みたいな程度のイメージです>>176
メニューに追加できました!ありがとうございます!
…いい感じに表示できてない!ちょっとあれこれ試します!うーむ…これはページ名から「Fate/Quiet Riot」の部分を削らないとちゃんと反映されないのか…
メニューの方にまで入れたら収まり悪いし…うーむ…>>179
あ、あれコマンドなのか…!早速やってみます!
……もう誰かがやってくれてますね。どなたかわかりませんが、ありがとうございます!「はー!歌うの気持ちよかった!次はどんな歌が聞きたい?べ、別にあんたたちのためじゃないんだけど、特別よ!」
『もういいかな……』『耳ないなった』『シテ……コロシテ……』
「はぁぁぁ!???あたしの歌が耳障り!?なによなによ!あんたたち絶対呪ってやるから!嘘よ、許してあげる!」
その配信は、眠りに落ちたものだけが見ることができる。起きること、眠ること、それらが反転しているが故の虚実の動画配信。そこに理屈など関係ない。ただ“そういうもの”だと思えばいい。神の御業とは人間には到底理解できないものなのだから。バーサーカーはその通り、理解の埒外から全てをひっくり返す。夢に見たものたちからしてみれば、鬼の角のようなものが生えた和装の少女が聴くに堪えない歌を存分に歌っている姿が映っているだけなのだ。夢だから疑問にも思えない。けれど信仰は集まっていく。
「あたしの玩具ぶっ.殺しツアーしようと思ったけど……やっぱやめときましょう。いいわ!本当に許してあげる!だって今から……あんたたちは本当に面白いものを見るんだからね」不敵な笑みを浮かべながら、バーサーカーの腕が霞む。凄まじい勢いで飛んでくる矢を掴んで見せたのだ。自身が負ける可能性を微塵も考えない大胆不敵さ。面白い格下とやっと戦えることへの喜び。湧き上がる鬼の性が今、猛る。
人ならざる咆哮を放てば、それだけで天地が“ひっくり返る”のだ。バーサーカーの周囲にある鉄骨が空に向けて落ちていく。廃品置き場で配信をしていたのが功を奏したらしい。もっとも、何もなければ地面を落とすだけなのだが。
とはいえ。それら全てを消し飛ばす神威もまた、天高くから見下ろしている。セイバーだ。先の動画で大暴れしたソレが蛇睨みを利かせている。そして、そんな神々に挟まれたセイバー……もといライダーも。自信に満ちあふれた顔で弓を握りしめている。
「俺はセイバー!最優のサーヴァントらしくお前たちも打ち倒して見せようじゃないか!」
「………?(こてんっ)」
「セイバーだかライダーだか知んないけどあんたら全員雑魚じゃん。なっさけな〜い泣き顔晒して腑ぶちまけちゃえ〜♡」
クラスの詐称に首を傾げる本物のセイバー。そしてライダーが取り繕う理由を見抜いた上でどうでもいいと吼えるバーサーカー。この中で唯一、“誰の力で、何の目的で皆が集められたのか”の真意を見抜いているのはバーサーカーのみだが……それすらどうでもいいと放り投げ、己の殺意がままに踊っていくのであった。「………念話は通じる。しかしサーヴァントの気配が多数。困ったな、仮にも我が女神の化身を預かる身だぞ?それをこうも……となると神霊サーヴァント、いや、神そのもの……?」
ランサーは、廃工場の真ん中に立って一人考える。元々今夜、サーヴァントが配信をしていたここに襲撃をかけるつもりが変な物によって集められてしまった。マスターと念話が通じることは把握した。マスターも今現在こちらに向かっているようだ。サーヴァントが複数いることも伝えた。しかしながら……ここら周辺の廃工業地域、それら全てが何者かによって“隔離”されているようだ。人ではない。サーヴァントとしても少し怪しい。考えたくはないが、何かしらのイレギュラーによって“サーヴァントの規格を超えるもの”が呼ばれたとしたら……
「………その前に2匹、か。以前殺されかけたくせに懲りないのか?」
「依然私は私のままですよ。どうか踊っていただけますよねぇ?」
避ける必要すらない、というのが一手交えた後のランサーの結論だった。多分、本気で振り抜いた刃さえ素手で止められる。きっと今回もそうだろう。……と、思いたかったが。
これは戦士の勘だ。逸らした頭が元々あったところ。そこに尋常ではない風切り音がする。魔術の類なら避ける必要もない。ただこれが普通の攻撃だったならば……流石に受け止めきれない。予備動作も無しにそんなことをしでかすのがあり得ない。以前戦った時は手を抜いていた?いいや、というよりは強くなったと言うべきか。「………霊基再臨、だけではないな。何をした?」
「さぁてさぁて。私は何もしてませんよ?ただ……そうですねぇ……悪人大好き殺人鬼さんの噂はご存知ですか?」
「そうか、噂の……私もそれなりに信仰を集めたと思ったんだがどうやら足りんらしい。だが……む?」
睨み合う二人の間に歩いてくる犬がいた。大きさは小型犬ほどだろうか。耳が垂れて可愛らしい。この様子を見ても構わず歩いてくるのは肝が太いのか何なのか。なんて話で済ませられるわけでもなく。わらわらと大小様々な猟犬たちが湧き出てくるのだ。敵意を宿した瞳で見つめながら。
「かわいい〜〜!!……で、ご主人様は顔を出さないんです?」
「「「ヴゥ゛〜〜〜!!」」」
「こんなに沢山。……さてさて、どういうことかな。飼い主はよほど腰抜けらしい」
「むり……ごめんマスター、僕には無理だ……だって、怖い……ランサーは、あれ……うぅ……」
猟犬たちの飼い主であるアーチャー、真名をアクタイオン。高貴な神の血筋に生まれ、ケイローンに師事し狩猟技術を会得した青年。彼は“不幸にも”月女神アルテミスの水浴びを目撃してしまい……その罰として、理不尽に姿を獣と堕とされ、気づかなかった猟犬たちに喰い殺された。そう、そんな彼は“女神恐怖症”なのだ。神性を帯びた女性を見るだけで培ってきた技術も、サーヴァントとしての信念も吹き飛ぶ、そんな英雄ならざるただの青年。今だって、己を抱いて震え蹲っている。
………けれどそれでは面白くない。誰も彼もに勝ちの目を。強いやつがただ強くて終わるなんて、つまらないし何より戦いは激化しない。もっと霊脈を育てないといけない。だからもっと負荷をかけなければ。そのために世界を嘘で包んだ。虚構と現実を織り交ぜて、幻想が形になるようにした。失われた第一の神秘。それに近しいことを“嘘の言葉”で紡いだのだから。この戦いで、彼にも忘れられない収穫を得てもらわねばなるまい。『バーサーカーが気持ちよく配信してたらサーヴァントが急に来た、だっけ?多分マスターもいるだろうな。それはきっとサグメとやらのせいだ』
「でしょうね。……ねぇ、なんで私は本気で走っちゃいけないの?」
『静から聞いた。あんた脳のリミッター壊れて無駄に魔術使うんだってな。俺がサポートする以上、無駄なリソース消費は許さないから」
「支配欲強め〜」
サーヴァントは全騎が集められたが、マスターにおいてはその限りではない。たとえ戦闘が起きても介入する気のないマスターたちは強制的に転移させられたが、介入する気のある……戦闘を行う意志のあるものには適用されない。だからツユも天海も引き摺り込まれた。それ以外は皆、この戦場に馳せ参じる意志のあるものたちばかりである。今、廃工場までの道を駆け抜けている恋と遠くからそのサポートをする撫海もその一人だ。
「………なんか視界が開けてるね」
『仕方ない。バーサーカーが配信をしてるところに行くまでは……おい止まるな!』
「え?あっ…!」
走る速度を制限しながらも走ることを止めなかったのは狙撃の危険性を知っているから。ともあれこれは聖杯戦争で、参加者のデータから近代兵器を用いるものは少ないと思っていた。魔術を用いない狙撃なんて、巨人の穴蔵で兵器を作るセオリか、近代兵器を用いた戦闘にも長けているセナぐらい。けれど時間の関係上、どれほど全速力で急いでも自分たちを先回りはできない。しかし彼の頭は……高速演算は、土壇場でその可能性を導き出した。もし、集められる前から誰かが“張って”いたら?
その答えがこれだ。集められる前からずっとここにいて、狙撃銃で狙撃した。それだけじゃない。周りに爆弾を設置し、起爆した。魔術で仕込んだ物ではないから魔力の痕跡を魔術で辿る、だなんて技法もできない。存在感を消せているのは単に兵士としての技術だろう。止まれば撃って爆発できて良し、止まらなければ爆発で足を止めて如何様にも。その狙いがここに───『ばーか。俺に対して現代兵器は悪手だぜ。お返しのキスしてやる』
「………わぁ」
「面倒だな」
魔術ならば、神秘が宿る。神秘が宿るからこそ、撫海の魔術は通じにくい。霊体を憑依させるポルターガイストは他者の神秘が古ければ古いほど、古くなくともそれ相応の魔術回路等であるならば効きにくい。しかし、神秘がないものならば。たとえそれが現代の人工物だろうとも。いや、人工物だからこそ。ポルターガイストは、幽霊による怪奇現象は神秘を帯びる。
爆弾は爆発しないし、弾丸も空中で静止する。それどころか、弾丸は反転して同じスピードで飛んでいく。戦闘態勢のセナに狙撃銃の弾丸程度は大したこともないが……それはそれとして、驚きはある。参加者が接続する魔術基盤等の下調べが済んでいるので標的だった恋(空野の次期当主)がやったとは考えにくい。ならば、必然的に第三者。それに加えて。
「楽しくなってきたな。三つ巴……いや、遠くにもう一人いるな。随分とくだらん魅了を扱う。四つ巴か?」
「共闘……どころじゃないか。素人でもわかるくらい殺気がする」
『しゃーねぇ。切り替えてけ。みんな殺して総取り。次点で五体満足の生還だ』
「………」
無言のまま、短刀を抜いた少女がひたひたと歩いてくる。素足に汚れは何一つつかず、白い着物が汚れることもなく、ゆっくりと。白い布で顔を覆い隠しながら、歩いていく。全ての生命に、殺意を撒き散らしながら。「さて、ボクがこのゲームを始めた理由は単純な話。トライヘルメスでネットサーフィンをしていると“特殊な剪定事象“というバッドエンドのネタバレを食らったからだ。今回の一件がそれに関わっているのかもしれない、が……不思議な話だ。今に至るまで“全く”ルートが見えなかった。こんなに大きなイベント、流石に見落とさない。たとえ理由や内容がわからなくてもぽっかり空いた穴で“何かある”ことはわかるはず。なのにそれが不自然だなんて思えなかった。
それだけじゃない。今になってようやく、このゲームの大事な設定とストーリーが見えてきた。超局地的で限定的な神代回帰。サーヴァントだけじゃなくてマスターもなんで信仰が力になるなんてそもそもテクスチャの法則がちょっとズレてる。………綾姫ナキのプロフィールは全開放した。アレはもう成るか成らないかの二択。ならこれは……そうか、この回帰を得たそれ以外の」
「こんにちは!セオリお兄さん」
張り詰めた空気には場違いの甘い声が響く。一人でぶつぶつと考察を口にしていたはずのセオリだが、いつの間にか背後にぴったりとナキがいる。思わず視界がくらりとするほど蠱惑的な香りが漂ってくる。知性体であるが故に、だろうか。確か自分に同性愛の志向はないはずだが、それでも惹きつけられるものがある。なるほど、もうかなり手遅れらしい。
「こんにちは、ナキくん。どうしたのかな?」
「聖杯戦争を棄権してくれない?お兄さんの目的は多分勝つことじゃないもんね。なら今ここで降りたって問題ないでしょ?」
「それはちょっと承諾しかねるかなぁ。ボクがいるから防げるバッドエンドも自慢じゃないけどたくさんある」
「えー?じゃあ仕方ないなぁ、ちょっと気絶してもらうね?」
ちょっと、気絶?物は言いようだとセオリは苦笑する。確かに使っているのはナイフではなく警棒だ。だが振り抜くスピードが尋常じゃない。腕や足以外に当たれば普通に死にかねない。己の身体をコントロールする情報処理機構(アルゴリズム)があるからこそ、それに対処できた。完璧に衝撃を逃せる受け流し方をできたのだ。「気づいてる?笑ってるよ」
「そんなわけないに決まってるじゃん!僕は好いことを命をかけて実行してんだからさぁ!」
「殿方の激しい争いですね。わたしも加えさせていただいても?」
熟練の武芸者のような、鮮やかな手つきで二人を投げ飛ばす。ふわりと服をたなびかせ、人を喰らい尽くすような柔らかい微笑みを浮かべる少女がそこにいる。ナキにとっては嫌いと感謝が入り混じった知己の仲で、セオリにとっては初対面だが演算で一方的に知っている仲だ。リディア・メルトが踏み込んできた。
「優しくしてください。こんな風に殿方たちに迫られるのは初めてなんです」
「僕もこんな気持ちでするのは初めてだ。ドキドキしてる。痛くしちゃうかも」
「はぁ……若者の倫理教育が心配になるよ。レーティング上げた方がいいんじゃない?」
今日は以上で次回大乱戦。今回は大体2レスごとに別視点に切り替わっています。一つ陣営が足りないのはわざと>>156
>交渉突っぱねる流れはこっちでやろうと思ってましたが先を越されちゃいましたね
ちょっとフライングしちゃいましたね。一応宗谷さんのリアクションお願いしてもいいですか?
>>182
うーん破天荒。しかし、聖杯戦争へのスタンスというか過ごし方はキッチリしてんなぁ、と。
サブウェポンな都市魔術もしっかり活用してて、雰囲気に対しても強い違和感を覚えたりはしてないから、やっぱり任せて問題無さそう。
まぁ仮に強いて言うなら喧しさが想定以上な印象も無くはないので、1つの「」を長くして”!”の数は減らしてもいいかも…?ただここら辺はあくまでフィーリング的な部分ですから、そんな気にしないで下さい。
ちなみに赤兎馬への反応は驚愕の叫び声ってよりは絶句するイメージでしたね。奇天烈存在なくせにトンチキ存在への免疫は薄いから、アイツ。今年分の自鱒夏霊衣完成しそうなんですが流石に投稿早いかもしれんな…いやカリブ復刻してるし昔のラスベガスやサバキャン復刻もこの時期だったし…ううん…
>>192
デートですね…マジモンのデートですね…
まあ仮に生存したら翌日以降は更に深い部分踏み込んで関係進展させる予定なので今のうちにライトなのはガンガンやろうって感じです。
UMAネタはいずれやりたかったので遂にやれて少し感無量です…
>>194
わちゃわちゃエンジョイしつつもしっかり魔術師らしく用意周到に仕掛けていくって感じのイメージだったのでそんな感じで書かせてもらいましたァん。
そのスタンスも都市魔術も込みで攻めてないか間違ってないかって少し迷ってましたが、どうやら大丈夫みたいで良かったです…!
とりあえず!!を!にですね、了解です。wiki入ったら修正しときます。つい!!って書いちゃう癖なので直しときます…
>赤兎馬の絶叫
実はアレあやかさんの聖杯惑星の召喚シーンの絶叫オマージュというかリスペクト的な感じだったんです…刹那ちゃんのムーブ学んでる時に見つけて良いなってなったので…耿実は伊草コラボイベ(仮)でもよほどでない限りカルデアと協力しない男です
むしろ最新鋭の技術「も」揃えながらやることが歴史の保全というのが気に食わないまである
>>174
人の大切なものを大切だとわかっていながら壊すのはご飯を粗末にするのと同じくらいの悪行ですからね、ろくでなしです
そもさん耿実は歴史や思い出が嫌いな未来派男なので安定していようといまいと思い出の詰まったものであるなら許容できないのです。だから改良して新生させるんですね
有紗さんは戦場から近い温泉街の事故の救助に舵を切るかと思いましたが、さすがに家が港の方の線路沿いだからそちら優先になりますか
バリバリに好戦的な人が集まったせいで…
>>175
部品を取るにしても手で触りたくないので靴の先っちょでやってます、念には念を
今回のおばあちゃんといい漫画のおじいさんといい、弓陣営(というか耿実)は老人に優しくないです
>>181
一も二もなく古いもの、歴史嫌い!って側面を強めに描いています。今回はこれからの刹那さんとの敵対でもロスヴァイセのレイドボス化でもこの部分が起因となるので、今のうちに印象は強く
そして空リプご確認ありがとうございます!まあ描写などは各人の視点で見た場合のものなので程度も有無もご自由になさってくださいませ…>>182
拝読いたしましたー。二人の願いの方向性が定まったからか距離感がぐっと親密になった気がしますね。どちらも浮世離れした存在であることが諸所から窺えるのが特殊な主従って感じで好きです
あと聖杯大会の英霊の真名予想しあう時計塔生徒とか、こういう会話から世界観の広さが見えるの我ハオ…
>>191
アマノサグメ様ジャイアン属だったのか…やってることはとんでもない分肝心の配信内容のぶっ飛び具合が印象に残って…これも信仰獲得の一環なのか?
顔合わせも臨戦態勢もすっ飛ばしての乱戦突入、各々の行動の速さはなんとも手練れ揃いですね。そしてナキくんは…前回は指摘されなかったからまだ何とか、などと思ってましたが指摘されても振り返れなくなってる…ライダー召喚シーンをタイトルつけてwiki登録しましたー
>>203
まあ半日経ってお昼になってますのでね、さすがにショックはあらかた抜けてます
神父殿を起こしてた朝方はまだちょっとテンションがあやしいこのあと1時間でどうにかしたとか、そんな感じの二日目朝伊草弓陣営
>>201
本来なら諌めたりする側なはずのサーヴァントが(耿実目線で)大当たりだったのもあって自制力皆無になってます
まだまだ伊草も展開が読めませんからね…全陣営とのレスバ一回くらいはしてみたいけれど欲はかかない、かかない…
>>202
もう後はほとんど見ず知らずの他人に任せるしかない…という状況でもかろうじて自分が今できることを判断して行動に移せるの、リカバリーとまではいかないまでも監督役としてまともに見えてくる…
これが人が人なら「どこの馬の骨とも知らない奴らに託せるかあ!」って暴走しかねないだけに切り替えの速さを含めた進三郎さん生来の気の速さが活かされてますね息抜きに遊んでたらなんか完成しちまったので25分辺りに自来也おじのヴェネツィア夏イベ霊衣の簡易キャラシ投げます。
>>197
今回退場の可能性は捨てきれないので、今のうちに現段階上限の好感度を作っときたいなとなったので親密にしました。夜はタイマンになるから確率は気持ち減ったかもだけど油断はできませんのでね
聖杯大会があるからこそそっち方面の予想は結構やりやすくなりそうですし、時計塔でも盛んになってそうだなーって感じだと京極思ったワケなので書きました。
>>201
怪文書量産できそうなテンションではありますがその実かなり強キャラってのを出したかったので伝わって嬉しみ…
今回はテンションの高さに隠れた抜かりなさと強さを書きたかったのでそこをしっかり高評価貰えてめっちゃ嬉しいっす…
>>203
ある意味マスターとしてのスペックだとかなり高いですからね。
都市魔術で盤面を確認しやすいので刹那の魔術師としての視点と趙雲の将としての視点を擦り合わせる事でかなり動きやすいって感じです。移動も早めにできるので戦闘準備パートでの立ち回りだと今回の陣営の中では一番良い可能性もあるかもですね。後は強くしすぎない様に調整しながら書きたい
そうですね…個人的には、最初に出会う時の反応を考えると騎陣営側からの方が雰囲気出ていいかなって気がしますがどうでしょうか?よし行きます
念の為元々のキャラシも貼っときますので興味があればご覧ください
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E8%87%AA%E6%9D%A5%E4%B9%9F%2528%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%2529?pc霊衣「クラシック・サマースーツ」
自来也(キャスター)の夏霊衣(水着霊衣。
蝦蟇柄のサスペンダーが目立つ、シックな色のカジュアルスーツ。水着とは言えないが、少なくとも水の都での活動において違和感はない格好と言える。
一見夏休暇に来たビジネスマンのような格好をしているが、蝦蟇や道具を仕込んだビジネスバッグ、複数の緊急コマンドを仕込んだ隠しスイッチ付きのアームカバー、大量の頭脳労働用ブドウ糖菓子等と装備に余念がない。
霊衣解放時「…そらよ、霊衣だ。儂は別にいつも通りでも良かったんだが、小僧(アサシン児雷也)がうるさくてな…とりあえずこんな風にしてみた、っつー訳だわ。まあ、やる事はそこまで変わらねえ。夏を楽しむお前さんを見守って、忍者の端くれらしく影から守りながら……まあ儂も、適当に楽しむとするさ。」
マイルーム台詞「あ?水着じゃなくてスーツ系で良かったのかって?阿呆。若い方の儂なら兎も角、流石に儂にゃ海パン一丁で堂々と歩く度胸は無えっての。…あー、そんな面すんじゃねえ。泳ぎ以外なら、ビーチバレーでもショッピングでも何でも付き合ってやるからよ。(まあ……カナヅチだって事は、言わねえでおくか…)」>>214
戦闘開始1「さぁてお前さんら、夏だが寒くなる準備しとけよ?……倒されて肝冷やす準備をな。」
戦闘開始2「天下無敵の夏の大盗賊、自来也様参上…!…いや、儂だと似合わねえなコレ。とにかく行くぞ!!」
スキル1「ノッてきたな、儂も蝦蟇も」
スキル2「折角だ、楽しくやろうぜ」
スキル3「ふぅ、効くねぇ」(ラムネ食いながら)
コマンドカード1「焦んなよ?」
コマンドカード2「悪くねえな」
コマンドカード3「やるか…!」
宝具カード1「さぁて、夏らしく派手に暴れっか…!」
宝具カード2「よし、祭りの時間と洒落込むかい」
アタック1「そらよッ!!」
アタック2「飛ばせッ!!」
アタック3「ガラ空きだ阿呆が!!」
アタック4「悪いな、読めてるぜ」
アタック5「驚いたか?」
アタック6「よう、射的は好きか?」
エクストラアタック1「そぉら、これで詰みだな」
エクストラアタック2「チェックメイトってなッ!…だったか?(アサシンの引用)」ダメージ1(宝具)「かなり…効くなァッッ…!!」
ダメージ2(通常)「おっと」
戦闘不能1「気ぃ抜きすぎたか…間抜け晒しちまった、すまん…!!」
戦闘不能2「ク.ソッ、やらかした…身体弱えな俺の阿呆…!!」
勝利1「…浮かれて気が抜けてる、とでも思ったか?ド阿呆が、出直してきな。」
勝利2「問題なく勝てたが…やべえ暑ぃ死ぬ…運動不足って訳か、俺のド阿呆が……」
勝利3「疲れたな…帰って酒飲んで優勝してえ気分だ。ほら、蝦蟇もそうだそうだっつってるぜ。…うん、ボケとしちゃ甘かったな、忘れろ。いいな?」
以上です。自来也おじの霊衣
とりあえず今年のヴェネツィア夏イベ用に作りました
水着…?ではあるんですが公式もキャスギルマーリンジクフリシグルドエミヤ辺りみたいに夏服系は少なくないですし、ヴェネツィアなら水着ってよりこっち寄りのが良いかなって事でこんな感じにしました
ヴェネツィアイベとか今後の夏系SSで使ってくれたら嬉しいです。ツッコミ側だったら更に嬉しい
感想にできそうな部分少ないので出来ればで構いませんが、感想あったら嬉しいです
あと霊衣イラスト↓>>210
これは伊草コラボイベ(仮)でショップ&ミッション欄で応対を務める宗谷親子が見れる…ってコト…!?(甚だしい幻覚)
本編で影も形もなく描写がちらっとあるだけでCMとかで「誰これ!」って騒がれる枠だと睨みました進三郎Jr.さん
別にものづくりの天才ではないので結構な回数トライアンドエラーしてると考えるとかなり職人(ギーク)ですね
一応味方にはロスヴァイセへ衣服紡績機を使うみたいに支援もするので被害ばかりではありませんが、今回はケースがケースですから、ね…
>>211
ケモ耳キャラのヒトミミあるの問題に一つの終止符が…シャントリエリさんがヒトに成っていくほど聴力は逆転するんだろうなあ
>>216
こんなイケおじっぷりを見せつけておきながらカナヅチでお菓子を大量に隠し持ってるのあざといが過ぎますわね…
あとコレもしかしてネクタイをシャツより内側に巻いてます?やだハイセンスだわ
自分も練らないとな…今のうちに取れる選択肢を増やしておくが吉、イベの詳細が決まってから取捨選択していけるように…>>218
流れ次第では今回ぜんっぜん出番ない可能性もあるのでなおさら外伝シナリオやアフターシナリオでスポットライトあたる感がつよい宗谷Jr.
宗谷Jr.だと思うといける気がしてきましたよ…まずは性別からだ…伊草コラボで伊草の私服霊衣が解放されてそのロックさにカルデアの仲良い鯖の大半から驚愕の目で見られる趙雲君概念
というか趙雲君伊草と水着霊衣で夏服のバリエーション2つあるんですね…
>>206
可愛さと微笑ましさとお労しさがトリプルで来るの草生えないですね…
>>208
恐らく私服状態(前スレ731)で歩いてたら人によってはガチで勘違いするかもしれないとは思います。というか刹那ちゃんのファッションセンスが強すぎる。サーヴァント顔負けすぎる
>>218
元キャラシからあった運動音痴設定と頭脳労働用にラムネ食ってる設定をね…活躍チャンスの水着タイミングで改めて強調したかったんですね…
ネクタイは正直作画ミスだったんですが内側に巻いてるのアリですね、よしこれで行きましょう採用!!ってなりました。ガバチャーをしても立て直せばモーマンタイ
お待ちしてまーす。水着鯖とか水着霊衣とか描くの結構好きなんでもしお披露目されたら描きたいですねー
>>219
分割思考使って遊びつつ仕事はある程度こなすので問題ナシ!!ヨシ!!でも普通に遊んでいいのよ、というか遊べってマスターとか他の鯖に言われて普通に遊ぶってのもアリですのでどっちにでも転べるんですね自来也おじ
やはり若いイケメンも良いけどイケオジからしか摂取できない味は確かに存在すると京極思うワケちょっと大人になったシャントリエリ【船残留√】
_青いマントは騎士団か調査団か、あるいは『船』の認可を以て猫の手な活動をしている証か。
_『ニンゲン』とは心の在り方、ネコミミだろうがヒトとして善く生きることが大切なのではなかろうか。
何よりわたしは『船』という社会にこのままで受け入れられている。ネコの力を捨てるよりもこの善き人々のために役立ててみようと思い立ったのだ。
_『船』で学びそのまま此処をナワバリと定めたルートのシャントリエリ。ネコチェンパゥワーを斥候(スカウト)職として活用することになった。さすがにネコ100%の姿にはならなくなった。
_ネコネコEXTRA√。シャントリエリにとってのTRUEエンドはいずれ(『船』を降り)街に出てそこでネコミミの必要ない(>>218)ただの人間として生きていくことである。でも猫耳娘のまま『船』で面白騒がしく生きていく選択ももちろん彼女の人生じゃよフォッフォッフォゥ。
シャントリエリのなりたい人間の定義を彼女がどう定めるのか。どの√が一番”正しい”とかそういうことはないのだ、きっと。
>>219
ネコチェンブレインがなんかいい感じにお耳の情報を取捨選択してくれていると信じましょう>>222
こちら確認しました
また、開戦パートの執筆待ちも了解です
黒鹿さんとご相談の上、よろしくお願いしますねー生活管理局所属のエリュオスト氏
普段は大気中の粒子などを操り船で過ごす人々にとって快適な気温と湿度を維持する仕事に就いている
10代の頃は他人からの肯定に執着し否定を極度に恐れていたが現在はそういった悪癖はなりを潜めており、穏やかで丁寧な物腰は社会人として洗練されている
……彼の悪癖の鎮静は思春期を乗り越えた成長によるものか、「否定」すらも肯定のうちと捉えるというまた別な成長(あっか)を遂げたものか。はてさて
というこでシャントリエリさんのifルートから着想を得たラクガキ。先生とかになってる√もありそう
>>221
3コマ目に出てる手も変装散策用の義手ですからね…でも、兵器であってもお洒落はしても良いということで…
>>222
拝読いたしましたー。やっぱりこの二人は手際がいいですね、相談なんかも簡潔だし合理的
ただ寝落ちによる就寝は身体を強制シャットダウン(場合によってはコンセント引っこ抜き)してるようなものだから回復も微々たるものだと中納言思うワケ。伊草に温泉があって滋養も自然とできて良かったと思うワケ通信室次期室長兼放送室長(自称)の日々滓氏
卒業後通信室に入り勝手に放送室なる部署を作り勝手にそこの長になった。通信室長は面白がって容認している
20代の頃と変わらずテンションは高くウザく喧しい。ルー語が増えた気もする
虎視眈々と通信室長の後釜を狙っているが、「なら室長がいなくなるまで、なってからも健康体でいませんとね?」と給食室の女将に言われて以来健康的な生活(夜更かししない、アルコール控えめ、禁煙)を送ることとなっているが、存外嫌ではないらしい
>>227
ドクトゥーラ氏書籍刊行してる…全体的に大人びていながらもシュシュに可愛いお人形が着いていたりポップカルチャーな可愛い要素も残っていますね。生徒さんからのプレゼントかしら
しかしメロちゃんはそれほどのサイズになるともはや肩凝るくらいなのでは…なんかヒレまでできちゃってる…
>>228
未来ifなSSを…SSを書くのです…(無茶振り)
ロックくんは本当の船長になるのですね、なんか元になった人の人となりを考えると変わらず誰かを振り回していそうな…でもどっしりと安定感もありそうな…服装は間をとってポケモ◯のゲンジさんみたいなものになってるでしょう、きっと
10代の頃はストーカーみたいな写真が部屋を埋めていたのが先生になってからは生徒との思い出の品が席巻していそう。ずっと健全なのは間違いないですねちなみにこの二人は10年後は戦闘力も順当に高くなっています
トワは霧を展開して全方位から『怪物の輪(ハロー・ブロッケン)』を射出できるようになっていたり霧の巨人を全身完成させていたり
カステラは『魔都』の具象化に成功して低コスト固有結界のような芸当ができるようになり、『1923年9月1日』での大規模振動波、『1945年3月10日』での必中焼夷攻撃などといったド派手な現象を起こせたり
なおこれでも普通にレリックの方が強い更に便乗(裂夜君描こうと思ったけどムジカちゃんの所見てやめとこうとなったので伏せとこうと思ったリョーガ君行きます)
ワイルドハント騎士団兼調査科模擬戦講師の砕城凌牙君
ある港町で起きた事件と死闘の後、あらゆる経験を重ねて卒業後騎士団に入団した。
今は騎士団として活動しつつ巽会の生徒の面倒を見たり、調査科の生徒の模擬戦授業を担当している。「これでも学生ん時に生活科の奴に完膚なきまでにボコされた事があるんだぜ?今も五分五分だしな」と言っても全く信じてもらえないのが悩みらしい。あと知らん内に元ヤン説がそこらで流布されてた。
服にあるマゼンタの色や飾りは、果たして離別した妹分の形見なのか、或いは、もしかしたら——————。それは、未来のみぞ知る。
これ船SSで触れようと思ってたネタですがどうせなのでノリに乗って放流します。>>234
(前回までのあらすじ)
(ユウキの戦闘力を前に追い詰められる加々見と黒野)
(窮地を救ったのは、まさかの三上だった!)
膝を突き、苦しげに胸元の傷口を押さえるユウキ。
その窮状を全く意に介さない蹴りが、彼女の腰に突き刺さる。
先程加々見に対して行った仕打ちが返るかのように。悪鬼少女は抵抗する事なく階下へ蹴落とされた。
「……一応、礼は言っておく」
「いらん。お前らを援けたのはモノのついでだ。偶々都合のいい場所に敵がいて、そこに良い囮もいた。それだけの事だろう」
相変わらずの冷たさに、黒野は一瞬だけ眉を顰める。
次いで、先程吹き飛ばされた加々見の事を思い出し――慌てて周囲を探し回った。
「加々見、どこだ!生きてるなら返事しろ、おい!」
「……はいはい。生きとる、よー」
「ッ!」
呑気ながらも、どこか苦痛を堪えるような声。
その大元を辿り、階下を見下ろすと――そこには、銀糸を伸ばしかろうじて捕まっている加々見がいた。
「生きてた、か。まってろ、すぐ引き上げる」
「あ、ダメダメ。触ったらアカンて」>>235
「? ――ッ!」
指先に走った苦痛に、思わず銀糸から手を放す。
見れば先程銀糸を掴んだと思しき箇所の皮膚が裂けており、血が流れていた。
「もー。あんた何を見とったの。うちの銀糸は特別製やから、素人が下手に触れたらそうなるのは分かっとったやろ」
「……そう、だったな」
「ちょいまち。今やっと応急処置が終わった所やから――ふんっ!」
銀糸が躍動し、ぶら下がっていた加々見が大きく持ち上がる。
その勢いのまま黒野がいる場所まで飛躍し、再び降り立った。
「よっこいしょっと。黒野、あんたも無事……やないな。ほら、手当てするから見せて」
「別に。これくらいの傷、支障はねえよ」
「アホ、こっから先も死闘が目に見えとるんやぞ。今の内に治せるもんは治しとくに越し――!?」
階下より突風、否上昇気流が巻き起こる。
ナニカが下から飛び上がってきた。
そう理解するより早く、跳躍してきた『それ』は拳を振り上げ、勢いのままに叩きつける。
「――ガァアアア!!」
「っ!」
拳が狙う先はただ一つ。
己が胸元を抉り、深手と恥辱を負わせた者――三上令司。
およそ少女のものとは、人間が放つものとは思えない咆哮と共に叩きつけられたユウキ・モーティマーの拳。>>236
その一撃は三上を砕く事こそ失敗したが、眼前の足場を粉砕する事はできた。
「なっ!? おい、足場が!」
「――! まずい!走れ黒野!」
言うが早いが、加々見は痛む身体を押して全力疾走を開始する。
三上を案じてる余裕はない。くぐってきた修羅場の経験と積み重ねが本能を刺激し、黒野もまた後に続く。
そして、当の三上とユウキは――
「……あれだけの傷を負わせて上がってくるとは。さてはお前、『使った』な?」
「――」
最早、ユウキの目には理性も正気もなかった。
血走らせ、赤く染まったその瞳からは三上に対する憎悪と殺意で溢れ。
貫かれた傷口は魔法陣が浮かび、禍々しい光と共に塞がっていく。
NCバトルの参加者に配られる恩恵――ナイトメア・サーキットによる自動回復。
だが。少女の狂気は、その効果とは全く無関係なもので……
「元から鬼みたいな奴だとは思っていたが。その様子だと、完全に堕ちたな」
「コロス。オ前、だけはゼッタイニ……!」
「やってみろ。お前の殺意があの外国人よりも上だと言うのなら、な」
「――――■■■■■ッッッ!!」
崩落する瓦礫の中、同じく落下する三上とユウキもまた戦闘を開始する。
人も、物理も。何もかも度外視した血戦の火蓋が切って落とされた。乗るしかない、このビッグウェーブに!
絵が描けないなら画像メーカーを使うのです。右下にあるようにテイク式女キャラメーカーを使わせていただきました。
という訳で未来ifジャスミンをドン。
長い時をかけてトラウマを払拭したジャスミン・アドレーヌ。生活管理局の職員として働きつつ学園の教師も兼任している。
心に余裕が出来たからか美容にも気を使うようになり一時はパサついていた髪もキュルッキュルのキューティクルに。
耳に着いているデバイスは人形の制御をサポートする魔術礼装。これによりただでさえ100体同時に操っていた処理能力が更にアップ。増えた分は替えのきく労働力として船中で働いている。
最近の悩みは童顔なせいで学園の生徒に間違われることと調査隊に入った弟が無茶をしないか心配になって見に行ったら仕事しろと追い返されること。女将に成ったほたる姉さんの尻に敷かれるカステラの妄想
一雨さんのほたる姉さんの姉さんっぷりから見るにスキル【無言の圧】も取得済みだと思いました
>>229
トラウマを克服して声を出せるようになったムジカちゃん、入船前のような朗らかで明るい頃みたいに笑えているのだろうな…これにはきっとマレオやニコレットさんもにっこり
以前の彼女と違うとなれば、裂夜さんとの仲にも進展或いは変化はつきものというわけで…これにもまたにっこり
>>232
いつかピクシスさんが下船するとなった時「来ましたねオレの時代!さあ大人しく引導を渡しやがれですよ!」って身を乗り出そうとしたら「あぁ、後任よろしくね」ってさらりと言われて思わずつんのめる未来ifカステラ…見える…!
今の元気いっぱいで破天荒なロックくんも年を経てひとかたならぬ成長を遂げた未来ifロックさんも見たぁい!(無茶振りof無茶振り)
>>233
凌牙さんはなんだかんだで面倒見が良いことはもはや明らかなことなのでコワモテだけど密かに慕われるタイプの講師になれるのは確定ですわね
元ヤン説が語られているということはこの√だと未来では結構どっしりしたお人になるのかしらん…恐らくカステラあたりは積極的に流布に貢献していそうですが(そして懲らしめられる流れ)
>>239
ただでさえ数を物ともしていなかったユウキさんがついに修羅に…最後に武器さえかなぐり捨てて己の拳のみで戦うということからも並々ならぬ殺意が見えますね。絶対少女がしちゃいけない顔してる
早くに分断されてしまっていた二組ですが、ユウキさんもさることながらフェリーペさんたちは相手がサーヴァントというわけで…今まで戦闘のたびに満身創痍な分今回ばかりは本当に無事でいてほしい…ちなみに自船キャラ上述の二人以外の連中は10年後でも皆生きてるか死.んでるかくらいの変化しかありません。魔眼を摘出することをニコレットさんに匂わせているレリックにしたって実際摘出するのは50年後くらいでしょう
強いて言えば夕ウタはある日甲板に出て水平線を眺めているかと思うと急に「あっ」とだけ言ってそのまま海に飛び込んで行方不明、なんていう形での下船はあり得ます
目撃者の証言では、彼が飛び込んで生まれた波紋の中に、以前夕ウタが引き合いに出していたロビダの絵にあるような不思議な飛行船が映っていたような…とか
>>250
まとめ役な立場の組織がごたつくってだいぶヤバいのでは…?でも現状語られた生徒たちの進路にも航海総括局はないし有望株も…これは、確かに暗め…
カステラ「いや違うんですよほたるさん、これは久しぶりに巽海に顔でも出そうと思ってその時お土産にと買ったものでぇ…それに見てくださいよ、このポテチは新作で期間限定だし、こっちのワインはオレと同じ31年モノなんですよ!これぁ運命感じちゃうのもせんかたなしってもので…
……………はい、ちゃんとご飯食べます…」
ある程度めちゃくちゃやれてた若い頃ならいざ知らず、社会人になって胃袋を掴まれてしまったからにはもう、ネ…為朝とか項羽とかワイルドハントみたいなタイプのデカい異形とかロボ系の奴を作りたい欲が湧いてきたけどどの辺りの地域なら作れそうだろうなコイツら…
>>228
一応ニコレット先生絡みの事もありますしそっち方面行くってのは決めてました。魔眼とか使って船内で何か起きた時のレスキューは行けそうって感じですかね
初恋キラーには絶対なってますね。何なら普段はクールそうにしてるのにある時コスプレしてるのを発見してしまってギャップ萌えでオチるニキがいても不思議ではない
>>229
ムジカちゃん成長ルート良いっすねえ…ハッピーエンドな成長してて俺も嬉しいです…
>裂夜君との関係はヒミツ
!?気になる…ッッ!!
>>230
成長して大人びてるけどしっかり可愛い部分は残ってる女の子もすきすき大好き
実は人形のアレはジャスミンちゃんから貰ったプレゼントってイメージだったり
???「ぷにゅ(貴様メロが太いと申すか)」
>>239
遂に決戦ですね…
こういう物理的にも精神的にも後戻りできない決戦前の感じ燃えてくるから好き!!
それはそれとして三上さんも大丈夫かな…でもこういうキャラは最後の最後にカッコいい見せ場ある可能性もあるから期待は持てそう
>>247
何だかんだ問題児でも面倒はしっかり見てくれると思います凌牙君。自分が船に拾われた時にそうされたみたいな感じで
そして元ヤンはカステラ君広げてそうだなーって思ってたら公式解釈一致ッ!!良かった…
そうして模擬戦を仕掛けて合法的にブン殴りに行くリョーガ先輩であった>>257
確認しましたー
やっぱりクッチーは戦闘が始まるとイキイキしますね。物騒に楽しそうでジャンキー
来週以降はどうします?
代筆が気持ち的に無理そうなら一回一回のターンを可能な限り短く……それこそ箇条書きレベルに削ぎ落としてもらうのが現実的かと思うのですが、どうでしょう?伊草の朽崎さんの件、多忙な中無理させるのもアレですので俺が早めに書いて木曜までに更新して繋ぐってのはどうでしょう?せっかく同時並行ですし
バトルじゃないにしろ更新はあるだけでも変わると思いますし、早めに更新できるように頑張るので
>>254
マジっすか…!!って歓喜とマジか責任重大だなってプレッシャーが同時に…ッッ!!
なら今度数年後裂夜君描くのでそのタイミングでやる感じで良いでしょうか?
>>255
思ってた以上にフランクな邂逅の仕方だった…でも騎側も今は穏便な対応なのは結構ありがたいですね。
とりあえずここからは喫茶店で話し合う感じですね次回の俺パートで刹那ちゃんの電波トークとかランサーからの騎陣営の雰囲気とか色々書きながら、最後に刹那が有沙に聖杯戦争に出る目的を聞いてパート渡す→スルトさんパートで守りたい意思的な話をするって流れはどうでしょうか
あと有沙ちゃんの聖杯爆弾バレですが、このタイミングで「え?知らなかったのかい有沙ちゃん?」って教えるのもアリかなーと思ったのですがどうですか?
>>256
ギリシャですか、良いですね…!守備範囲外なのでちょっと勉強しながら探してみます
うん、2.5〜3mくらいあるク.ソデカロボ鯖を作りたいですね…ドラゴン娘を作りたい…けどドラゴン娘がわからない…竜難しい
>>252
>模擬戦を仕掛けて合法的にブン殴りに行く
そんな…敢えて「模擬戦見学会」と題して生徒たちも見守る中でバトり合うことでなあなあで逃げることを潰すだなんて…(勝手に飛躍妄想)(でも大人凌牙さんはそれくらい強かになっていてもおかしくないと思ってます)
>>253
もしや船の男たち結構胃袋掴まれてる…?生活管理局の強さが遺憾無く発揮されてるなあ
この奥さんの笑顔は圧とかじゃなく純粋な笑顔なのだろうなぁ
>>255
>>257
どちらも拝読いたしましたー。作品が違うんじゃないかって思うくらい空気感が違う…日常パートと戦闘パートだからというのもありますが、視点キャラの獰猛さや思考なんかの影響でこれが同じ市内で同時進行で起きてるとはにわかに信じがたい
伊草のリレーについてはもうある程度解決してそうなので今更ですが、厳しいようならその担当者の行動場面を一旦飛ばして時間を進めちゃうのも手ではあると思います、ハクマでも同じように進めていますし
無論これはある程度の展開が確定してる(少なくとも伊草の場合はその日どの陣営が脱落しないか決まってる)必要があるので全く通用する話ではありませんが、こういう案もあるよと
>>256
一汁三菜がデスクワーク多めになった身体に沁みるあったかい定食なんだろうなあ
多分カステラはすぐに調子を戻して、どころか調子づいて「からあげって言ったらやっぱりハイボールは欠かせないですよねー!……ナンデモナイデス、お茶美味しいです」とか言いかねないそういえば私作の他の船メンの10年後を想像してみた結果全く変わってないニコレットさん、向こう10年以内に亡くなることがほぼ確なので既に鬼籍に入ってるヴィクトル翁、師匠の後釜でワイルドハント騎士団の便利屋枠になっちゃったロイドとなりました。
特にロイド。アルマが強制再臨できる時間が伸びたおかげで実戦でもドラゴンライダーになれるようになって陸海空オールラウンダーになるしタフだし魔術も武術もいけてと「何かあったらロイド差し向ければだいたい何とかなる。なんなら全部壊して帰ってくる師匠より便利」とか思われてますね。
>>248
現行のボンバルディエって爆撃機って名前の割に全部乗せ汎用機になってるので隊列組むってなるともっとスマートに飛行能力とカノン砲に専念させたやつになると思います。
というよりこの頃までいくと「何かあった時に誰でもねじ伏せられる切り札を」って強迫観念も無くなるので人形一体一体のスペックも落ち着いてきます。
精神面はかなり安定していてなんなら船内でのお祝い事の時にはドレスとかも着るようになったりしますね。>>263
展開について。
(前提)
今回は威力偵察がメインなので、基本方針としては接近せずに捕捉もされない、としたいですね。姿は見えても届く事はないよう、みたいな。
なのでこの戦闘においてはずーっと遠隔操作の陰湿戦法の継続、を想定しています。
(ダメよされそうな構想)
それはそれとして、パロミデスの特性を行かした戦い方をしてみたくもありますね。つまりvsバーサーカーを途中で離脱し、気配遮断で千早さんを奇襲!っていう『サーヴァント置いてきぼりマスター暗殺大作戦』。でもそれリレーじゃどうなのよ、って気持ちもある。
>>267
>四体目の白鳩型使い魔がナレ死してる
だってもう宗谷との交渉も決裂したし……だったら使い魔潰した方が今後楽だし……あわよくばハッキングして情報ゲット出来るかもだし……って感じですね。>>269
その感じでお願いします
無理そうになったらまた相談するということで今日ーはわーたしーの誕生日ー。
それはそうと予告兼自分への追い込みのための宣言。
今週の土日辺りでうちの子聖杯戦争の続きを書き上げてそれからペレスのssに取り掛かります。
ss書く勢い付けに書き始めたもので勢い落としてたんじゃ本末転倒じゃんね。
あとこれはゆる募なんですがうちの子聖杯戦争で京介以外が召喚したサーヴァントがまだ未定なのでどなたか良い案があればいただきたいなと。
募集要項としましてはうちの子聖杯戦争では触媒無しの縁召喚を行っておりますのでユージーン・バックヤード、空野恋、玄上リンク、ミリアルカ・アーデルハイト、ルファス・ヴァーミリオン、コーデリア・リーン・ルインズが縁召喚しそうなサーヴァントです。>>270
(前提について)
ふむふむ。つまり千早側からすればワンチャン姿を捉える事はできても刃が届く事はない塩梅と
これはまあどうとでもなりそうな感じですね
(構想について)
こちらはダメよというよりツッコミどころが二点
・いくら奇襲スキル持ちとはいえ、既に姿を見られて眼前で戦ってるのに二度も三度も上手く行くか?(『奇襲』という言葉の本質を思えば、一度実行し捕捉された時点でもう成立しないorし難いのでは)
・複合とはいえセイバークラスの気配遮断がそこまで効果を発揮し得るか?まして↑の状況が前提である以上なおの事
とりあえずこの二点に関して説明がないと、何とも言えませんね
発想としてはアリかもですが、序盤から取るにはややリスク高めな案でもあるかと
>>272
お誕生日おめでとうございます!
サーヴァントですがうちからだとルファスに冬将軍(四季魔術由来)をおススメします久々に和装女子のキャラデザができるー!ってノリだけで要素を詰め込んではいけない(戒め)
こんな盛り放題でどういうキャラに見えるか却って気になるところ
>>268
和風の…なんと言いますか。一応神様、人に報いるタイプの竜をモチーフにした魔術家の娘っこです。↓のビジュが現状のイメージなのですがそんな感じしますかね?と
リレーだしライブ感のまま進行していくのが恐らく一番ベストなのでしょうが、多忙な中での執筆は齟齬やミスが生まれやすいものなので…
各人の昼行動描写が終わるくらいには二日目の脱落陣営を決めていきたいところですね、夜の戦闘×2での敗退になることと思いますし、それなら夕方に掘り下げを挟む余地も出来ますし
>>269
ドラゴン娘とは言いましたが立ち位置的にはポルカさんが近しい気がします…まだ完全なドラゴン形態には成れない感じ
あとフリー設定の渦にある「生物拡張の魔術」は自分の記憶ではRequiemさん発案のものと思うのですが、ちょっとアレンジして使ってもよろしいでしょうか?
>>272
お誕生日おめでとうございます!良い一年になりますように…
ユージーンさんの御宅の子聖杯戦争ということは以前投下されたSSの深掘りが拝めるということですか…ワクワクしますね
鯖としてはルファスさんにカスパーとか、ユージーンさんに道灌とか面白いんじゃないかなと思いました…あと空野「恋」さんに喚ばれる京丸とか(駄洒落)
他様の鯖だとリンクさんに島術さんのヘルマプロディートスさんとか愉快そうだなと>>272
ハッピーバースデー・トゥー・ユー。
そして皆さんお久しぶり。
麗しの食道楽の4話目を執筆中。
これ以外にもゆる募したお題がまだ2つあるな…。伊草の槍陣営&騎陣営遭遇パートpart2出してきましたー
一応槍陣営から見た騎陣営の雰囲気は、爆弾の事もあってどうあれ最終的に戦う事は間違いないけど、戦うとしても武人っぽい感じで礼節とリスペクトを持って挑む相手、刹那的には戦うにしても仲良くなりたいって感じの印象にしていきたいなと。今回唯一悪くない印象の対立関係作れそうな二人ではありますし。
仮に生存して弓陣営レイドで協力するとしても終わった後はしっかり敵対する友好的寄りライバルみたいなイメージ。
とりあえず次のパートで刹那の台詞を噛み砕き終わった有沙ちゃん側のスタンスとか槍陣営の印象とかを書いてもらえたらと。あと台詞の中にしれっと紛れ込ませてたんで聖杯爆弾について聞く流れでも大丈夫だと思います。
あとラーヴァナと有沙ちゃんのエミュは初でしたが大丈夫そうでしょうか…?>>272
遅ればせながらおめでとうございます。
ゆる募に関しては……、ミリアルカ嬢にカリストーとかサタン(ライダー以外)って感じですかねぇ。
>>274
千早さん狙いに関してはvsバーサーカーでヒットアンドアウェイを繰り返して戦闘離脱しても違和感薄いように戦い、敏捷にはランク差があるので急行すればバーサーカーはちぎれそう。
クッチーは雑木林に潜入してて、サーヴァント2騎は旅館の側だろうから千早さんの視界に入らない事は可能っぽい
んでクッチーの嫌がらせ戦法で精神面を削ってる中をにじり寄り、カラスに紛れて攻撃するとかでなんとかなるのでは、なんて考えてました。
しかしバーサーカー視点で離れた→追撃が遅い、となれば普通に警戒するだろうし、『もしや』とか思いそうだよなぁとはなるかも
リスクに関しては逆ですかね。実現確率が100%ではないですが、失敗しても損はあまり無さそう、と思ってます(サーヴァントと離れて戦闘→サーヴァントと近くで戦闘になるなどの違い程度の予想)
まぁただ序盤の緒戦から討ち取れるなら皆苦労してないか。タイムリミットありとは言え、リレー的に良くない手法なのも事実だし>>278
騒々しいだけに見えて、やっぱりリスクマネジメントとかはちゃんとしてるんだよなぁ、刹那って。となる回でしたね。
前回のあらすじネタ好き。あとなんか言うタイミング逃してましたが、刹那が鉄に弱いとかそういうのは無かったり。
んで。エミュとかは任せるとは言ってたのですが今回はちょっとだけ解釈的なズレを伝達。
えっと「有紗ちゃんへの自己紹介、ちょっとテンションが高すぎる&もっと長くて良いし、湿度高めで」という事です。趙雲さんに対してはあんな感じで問題無かったのですが……。
刹那はアレで”自分の存在”に対する自信は無いので、初対面の相手に自分からアプローチする際は割と「仲良くしてくれるよねヨロシク!挨拶済んだしもう友達だよね解ってくれて嬉しいなありがとう!」というノリでは無く、どっちかというと「よ、よろしくお願いします……。いきなりで申し訳ありません。ボクは変なヤツだけど問題ないかな?仲良くなってくれますか?嫌わないで欲しいな。大丈夫だよね?ボクはキミとは違う生命体で人間ですらないから、不気味で気色悪いかもしれないけど、キミと親しい存在になりたいと思ってるのは本当なので受け入れてくれますか?あっ、困惑しないで。こういう言動が苦手なら上手くやるから拒まないで!ボクの存在が疎ましいならそれでもいいけど、ボクが貴方に好感を持ってる事は認めて欲しいし、貴方の隣人知人となる事は許してください。ボクの事が不愉快なら好かれるようになんでもするから、遠慮せずに仰って下さい。都合の良い奴隷が欲しいなら椅子でもなんでも勤めさせていただきますし、言ってくれたら靴とか足だって舐めます。精一杯奉仕するから、遠慮なく申し付けてください。勿論貴方がそういう人間では無い事は承知の上ですが……。いや、変な発言しちゃったな。ボクはこういう生き物だけど、どうか友達になってくれると嬉しいです」
って感じのキモくてジトジトしたローテンションな重い女の子になっちゃうんですよ!
伊草の状況だともうちょっと湿度低いかもしれないですが、少なくとももうちょっと挙動不審になりますね。
そに初対面の相手は友達になってくれたら?そりゃあガンガンいつもみたいに行きますとも!もう望みねーなな感じに終わってもガンガン行くけど……。肝心なことを忘れていた
レージュさんいらっしゃいますか!?
メレ坊に水着を着せるならどんなものがいいか、リクエストなどあればお聞きしたいのですが!横からですと剣狂対決のお開きをパロミデスさんの奇襲と両立させる形で書くなら
パロミデスさんが消えて千早さんの方に→千早さんが令呪を切って廃帝を呼ぶ→カウンター的にパロミデスさんは手傷を負い、一時退却を選択
みたいな感じなら剣陣営は負傷、狂陣営は令呪の消費で痛み分けになってちょうど良いのではないかなーと
>>277
鯉は合ってます、根底はまさしく鯉のぼり。どれくらい要素として取り入れるべきか四苦八苦でしたので嬉しい…ただ元ネタの竜自体に鯉要素はなく、昇竜のためのモチーフとして鯉が選ばれている感じですね
あと言われてはじめて気づきましたが後北条氏というのも予期せぬところで掠っていますね…正確には後北条氏の麾下の氏族に縁があるという形ですが
>>278
拝読いたしましたー。以前聞いた刹那さんの第四の壁を穿ってくるような描写が地の文での語りかけで再現されてるの良いですね…
マスターたちをさておいてサーヴァント同士がひと足先に通じ合ってるの、あまりにも絵が容易に想像できますね
>>280
巫女ですかあなるほど。帯の装飾がしめ縄っぽく見えるかな…やはり人の目があると違いますね、色々と気づかされます
人魚姫っていうのも改めて見ると確かに…
了解でーす、Requiemさん宅の鱒で接点作れそうなのは…扱う魔術(神秘)的にも所属的にも年齢的にもポルカさんが一番それらしいかな?
またキャラシができ次第、投下と共に相談させてください>>293
ヤッター!お待ちしてまーす!
そしておやすみなさいませ〜THE☆全身筋肉痛リターンズ〜地獄の宝箱周回ラストスパートを添えて〜
7月までに既存水着メンツでサマアド初日更新分のお泊まり会パートパロを書きたい
>>281
どう始めるかで詰まった時に滅茶苦茶便利なんですよね前回の刹那おねーさん構文…こういう感じで随所に独自の色出しながら便利に繋げられるの本当に強いし書いてて助かるな…って感じです
初手怪文書で困惑する有沙ちゃんは書こうと思ってたので書けて良かったです。解釈間違えたのがかなり痛いですが…
>>282
能天気に見えてその実魔術面とかは抜かりなく色々仕込んでそうだなー、って解釈で刹那ちゃんは書いてますね。魔術師としては一流ですしそういう面ではしっかりしてそうだなと。
おぉうド解釈違い…申し訳ありません…
前回と同じノリで書こうとしてキャラシの大事な部分甘く見た俺のミスです、すみません。
とりあえずもうちょい湿度高めにグラビティは把握です。これはwikiで修正するべきか、或いはすぐに最後の2〜3レスだけ修正版投下しといた方が良さそうですかね…?
>>290
第四の壁クラッシャーという個性はガンガン発揮させないとなと脳内のリトル京極が言ってました。だったら従うしかねえよなァ!?って感じです
互いに見定めてる感じの相手がインパクト強いシーンの反応でリアクションが通じ合う、みたいなの良いかもなと思って思い立ったが吉日メンタルで書いてみました。こういうギャグシーンは先だと書けなくなる可能性があるのでとっとと消費するに限るんすねしかし槍弓対決は刹那さんの初手長文を「アーチャー、殺.せ」で遮って砲撃、「人の話は最後まで聞くのが常識でしょー!?」とぷんすこ刹那さんに「腐ったレコードはとっとと粗大ゴ.ミに出さないとね。それに、よく言うだろ?…老人の話は、長い」「なんだァ…キミ…?」ですぐに戦闘に持っていけそうだなと
出会って3秒即バトル、今やってる槍騎の交流と全然違ってきそうでこれもまたをかし
>>292
千早さんはキルゼムオールで反面廃帝は色々とあと一歩が足りない性能してる印象なので令呪の消費は経験者的にも慎重にならざるを得ないところですし、一角程度でもかなり継戦を断念するには十分な気はしてます
そうですそうです、錦鯉イメージ。なんだかんだで赤系統の鮮やかな髪色を描いてこなかったので…
鯉の別名が「六々魚」なので、三つ鱗×2でそれを表せたらな、という具合でした。他にも要素はあるので、キャラシにも良い感じに反映させていきたいところ皆さんお祝いの言葉ありがとうございます。
うちの子聖杯戦争の縁召喚につきましても沢山の案ありがとうございます。とりあえずそれぞれの縁召喚で引っ掛かりやすい要素を書いたので参考までに。
ユージーン
・人を遠ざけるポーズをとりつつその実絆されやすい捻くれ者
・本質的な行動原理が『誰かのため』
・人の心が読める
・公式鯖で縁召喚するとアーラシュが来る可能性が高い(条件3の方)
空野恋
・基本的にしっかり者なのに変なところで天然、箱入り。
・家系的に基礎を突き詰めて究極を目指してる要素がある。
・一部のギリシャ関係者(遠い祖先がイスカンダル(アキレウスとヘラクレスの子孫)のため)、ただし縁としては弱め。
・公式鯖で縁召喚すると李書文(条件2の方)かアキレウス(条件3の方)が来るかも。
ミリアルカ
・『人間』であろうとする混血、又はその逆。
・ミリアルカに混ざってる五種それぞれの幻想種関係者。
・ホムンクルス関係者(傍に居る従者が触媒になる)
・公式鯖で縁召喚するとアステリオス(『怪物』であろうとした混血)が来る可能性が高い。玄上リンク
・肉体と魂がちぐはぐ。
・平安時代の陰陽師の子孫なので平安鯖と薄っすら縁がある。
・イメージCVが釘宮理恵さん。
・公式鯖で縁召喚するとワンチャン玉藻前を引く可能性がある(先祖が安倍晴明と共に玉藻前討伐に赴いた縁がある)
ルファス
・新しいものが好き、新しいものを作り出すための努力を惜しまない。
・天候や四季など時間の移り変わりに関係する者。
・本人が『ルファスを詐称するルファスの弟』なのでプリテンダーが出る可能性がある。
・公式鯖で縁召喚すると多分ニコラ・テスラ辺りの発明家が出てくると思われます。
コーデリア
・死者蘇生や輪廻転生に縁のあるサーヴァント。
・悪霊、特に母や子に関係するものを呼び寄せやすい。
・動物系サーヴァント又は殺人鬼系サーヴァント(前者はコーデリア本人が扱う霊、後者はコーデリアの父スタンリーがシリアルキラーの霊をナイフに憑依させて使うため)
・公式鯖で縁召喚するとほぼ確定でジャックちゃんを引きます。夜勤明けの寝落ちとか色々で返答遅れてごめんねです。サマアドは少しやりきれなかった、残念。
>>290
>またキャラシができ次第、投下と共に相談させてください
ありがとうございます。では、よろしくお願いします。ゆったり待ってますね。
>>295
>キャラシの大事な部分甘く見たミス
いえいえ、解釈違いがどうのってより、本質的にはこっちの過失ですね。俺って『刹那・ガルドロット』の話はしてましたけど、色々考えてた『時空旅行者の誰かちゃん』についての話題はほぼ出してませんから。
騒がしくて派手で優秀なのはあくまで『刹那・ガルドロット』であり、土台は「時空旅行者の誰かちゃん」。で、まぁ色々コレを機に深堀りしたんですが、”彼女”は『「親が自分を迷子にした。迎えも助けも絶対に来ない」と自覚してる幼女』って感じになりそうなんです。
なので『刹那・ガルドロット』というのは”永久ひとりぼっち確定なロリが周囲の人から気を引く為に『みんな見て見て!私凄いでしょ!』と精一杯アピールしてる姿”な訳ですね
wikiに記載の情報じゃ伝わらんて。自己紹怪文書についてですが、本戦じゃなくてコッチで改訂版というかを投稿して貰ってロバートさんにも確認して貰い、該当エピソードが伊草のSS部分に登録されたら編集、って風でいいんじゃないかと。
>>296
おそらくはそんな流れになるかと。でも六蘭さんのスタンスは見破りそうなので、意外に初手からシームレス戦闘になりそうっぽさは少し感じてたり。俺が現代服描こうとする時にほぼ毎回パーカーとかコートとか何かしら上に羽織らせてしまう病ってどうすれば治ります…?
俺基準のカッコいい服が羽織る系に偏ってるからなのか…?
>>296
弓槍開戦の流れ良いですね…!その流れの時点でランサー的にも対話の余地なし、問答無用で撃破する対象になりますしアーチャーはもう説明不要だしでコレはバッチバチやでえ。
あと前半弓優勢→後半槍の宝具で武装にダメージ(本体は無傷)って感じですし、こっちのランサーにもある程度ダメージ入れてもらって大丈夫ですよ。あとは脱落候補になる可能性もあるので最悪撃破でもOKです
>>297
良かったです。古風の王系口調って何気に書いた経験多くなかったですがこれで安心。
オシャレな洋風喫茶店で趙雲が食いそうな奴が思い浮かばなかったのはあるんですが、やっぱり趙雲も190cmの武人ですからね。こういうしっかり食える時には体育会系男子くらいに食べると思ったんです。
あと騎陣営が2日目決着した後に事故で火災起きた港に行くって話ありましたが、となるとそこで戦闘後の槍陣営と会って弓陣営が脱線の主犯と知る→騎陣営の次のターゲットが弓陣営になるって流れとかどうですか?
>>310
えっちだ(尊さで語彙死)
ハレンチハレンチ!!ハレンチ警察出動だ!!ルナちゃんを逮捕する!!
それはそれとして小生的には>>308が性癖でござるもし伊草がfate/qrみたいなゲームで出てたら発売前で一番真名予想看破されそうなのセイバーかランサーなのではって気がする。逆にアーチャーとバーサーカーの真名予想難易度は多分異常に高そう
>>305
まあ俺が解釈外したのもあったのでこの件はイーブンって事にしましょ
成程成程…と思ったら新しい重要情報が…!!メモメモスクショ…
つまり今の「刹那ちゃん」ってのは「時空旅行者の誰かちゃん」が精一杯演じている偽りの自分、って認識でOKですかね?vtuberみたいなキャラで良いなと思ってたけど笑えなくなってきたぞぉ…
>ここに投下してからwiki投下時に修正
成程了解です。とりあえず早めに出せるようにしときます。伊草の狂vs剣に関してですが、自分としては”パロミデスのマスター奇襲”を今絶対やりたいという感じでもないんで、厳しそうならば普通に取り下げというかでも問題無いし、”敵マスターを主従で袋叩き大作戦”も温存できるならそれはそれでアリです!同じリレー内で2回実行もアレだしねぇ
そうなるとサーヴァントは単純な削り合いになりそう。んでマスター戦の結果は
・ダメージと引き換えに情報アドバンテージなり(クッチー有名だろうし)をとる千早さん
・ある程度残るダメージは与えられたが、威力偵察による成果はそんなでも無いクッチー
みたいな結果がバランス的には良いのでしょうか、などと考えております。
>>310
自分も赤+ネイビーがいい感じするセイバー(パロミデス):イスラム教の装飾なんかがあれば円卓の騎士っぽさと合わせて特定は早そう、女体化の壁もガレスちゃんが無敵貫通してくれてる
アーチャー(ロスヴァイセ):羽や盾の紋様からワルキューレまではいけてもまさかワーグナー支部長完全オリジナルとは思うまいて…
ランサー:三国志鯖の特定率は異常。なぜか
ライダー:正直ラーマヤーナエアプなので読者からの印象とかのギャップの度合いはわからない。インド的コスチュームならワンチャン…なさそう
バーサーカー(淡路廃帝):そもそも淡路廃帝(=淳仁天皇)の知名度が…同じ御社に祀られている御方の予想をされそう
おまけ
キャスター(アグラオニケ):おそらく高確率で月モチーフ、なんなら月食モチーフがあるだろうし衣装と合わせてかなり看破できる部類
割と最近リアルタイムで真名予想に参加できたサムレムと正答率はそんな変わらなそうな私見です
>>305
そういえばの事前質問ですがポルカさんが時計塔中退したのって何時ごろか決めていたりしますか?
>>310
かーわーいー!ルナちゃんお肌はかなり病的白さなはずなのに表情がハツラツとしてるから水着が思いの外似合ってる…
私は欲張りにも白基調の赤/ネイビーグラデーションを提案いたします!なんならグラデーション部分は透けてると良いよね!()
>>312
男子キャラは服のデザインが枯渇してしまいますよね…自分は現代服というのならいっそのことスーツとかにすると思います。コンサバ系とかも悪くないかも
了解でーす、じゃあ生傷多め、中破くらいのイメージで書いていこうと思います。そんな姿の武人がガッツを見せる様を書けるの嬉しいな…趙雲はPVとかで「万夫不当のこの槍に…敵う者なしと知れ!」(涯角槍の由来は生涯無敗の槍)みたいな感じのノリで一身是胆とか長坂単騎駆辺りの要素入った台詞がチラッと出た部分で特定されるタイプな気がしてきた。
パロミデスと趙雲がサムレムでいう周瑜サブちゃんみたいなPV後即特定枠になりそうですね。というか他の難易度が高すぎるっちゃ
>>317
成程成程スーツとかコンサバ系…よっし合いそうな奴いましたわアザッス!!
そんじゃ
趙雲→ロスヴァイセの砲撃がそこそこ掠る、1〜2発モロに被弾して肩とか四肢辺りに生傷(急所は避けた)
ロスヴァイセ→左右どっちかの武装にかなりの損傷、浮遊バランスが少し崩れてしまう(超改造でバランス治る)
みたいなのをイメージしてますがどうでしょうか?>>318
お返事ありがとうございます、ここのえさんが現在考案ならっている八十氏についてなのですが
竜宮の主である龍王様って所謂八大竜王の娑伽羅龍王だったりしますか?竜宮の正式名称では跋難陀龍王のようですが、ほかの描写を見るに娑伽羅の方に思いまして
あと八十氏って日本の魔術師にどれだけ認知されているかとかは定めていらっしゃいますか?例えば古い竜に纏わる神秘を取り扱う魔術家ならwikiのページにある解説程度のことは聞きかじっている、とか
まだ改修中・推敲中とのことで明確な答えが難しいことと思いますので決めていないというのであれば全く構いませんが、良ければ教えてください
>>319
バーサーカーはCMで淡路の歌でも挟まればワンチャン…ないかも(n回目)
恐らくCMでもプライバシーポリシーに則りまくったアーチャーが一番の難問だと思います。実質キャスター枠
お互いの負傷のイメージそれで問題ないです!事故を見届けつつも双方ともに撤退やむなし、という具合ですね皆さんの鱒で、縁召喚したら誰が来そうか、とか考えたら楽しそう。
>>320
地学的に近畿地方全体の霊脈はひとつの竜宮で繋がっていたんだよ!というのもアリだったのですが流石に手を広げ過ぎた感があって。娑伽羅とかはどう考えても竜王とかの諸説ある部分(『太平記』とか『俵藤太物語』との出典上)がクリアできないため、琵琶湖・堺部分は無かったことに。『都名所図絵』とかの引用はそのまま使うので、水路に霊脈が通っているんだな程度(これはサムレム最終盤での霊地取り合戦で川が霊脈になっていたのであり得る)
という訳で、勢力に関しては宇治圏のみということで
余談ですが『宇治の宝蔵』は竜宮であるので、主である竜王は宇治殿になります
宇治の宝蔵に酒吞童子・大嶽丸・玉藻の前の遺体が納められたことは(リアル文献に載っているので)魔術世界ではむしろ常識である、と判断すると「(自他共に)古い家系であれば知っていて当然」ぐらいの距離感でしょうか
→技術的・魔術的な情報に関しては源氏系なら詳細を知っている。交流があればその家系も知っている
→文化的背景は魔術世界的には有名(竜・宇治殿の逸話や宝具の収集など)
…という感じになりますでしょうか。何か疑問があれば伺いまする~>>313
>「刹那ちゃん」ってのは「時空旅行者の誰かちゃん」が精一杯演じている偽りの自分
偽りの…とまで言うと誤謬があるかもですが、ある種のセルフプロデュースの結果が『刹那・ガルドロット』である、というのは間違いないかと。「妖精」としてはいつもの感じですが、「人間」としてはどこか臆病で寂しがり屋って感じです。
んで基本的にはもう妖精なので、自分からアプローチする際には人間的な感性が表面化する印象。
>>315
んー、割とこっちの展開や思惑ありきでの会議になっちゃってましたし、まずは火野さんの想定してたシナリオプランを確認したい所ですね。クッチーの銃弾を斬った後はどう考えていたのかな?というのは認識してからすり合わせしないとフェアじゃないと思うし。
>>317
>ポルカさんが時計塔中退したの
許嫁であるクッチーの精神がぶっ壊れた結果ポルカさんにも悪影響が出て素行不良が加速して……って感じなので、諸々の事情を考慮すると15歳から18歳の間になるかなぁ、と。「なぁに?あたしに似たものを見たことあんの?」
「(こくっ)」
「そりゃあ残念。あんたはお馬鹿さん!あたしはあんな根暗の性悪と違うわ!だってあたしは優しくって……人間が大好きだもの、ねっ!」
嘘、である。バーサーカー、天逆毎(アマノザコ)は息をするように嘘をつく生き物で、そこに何の意味もない。取り繕うためでもないし、何か成し遂げたいことがあるわけでもない。ただそういう風に自分の気持ちとは天邪鬼なことを口にする存在であるというだけ。しかし全てがそうでもない。故にこそ、言葉だけを信じれば彼女の芯は見えなくなってしまう。
そんな天逆毎にバーサーカーのサーヴァントとしての立ち位置を押し付け、己はサーヴァントの規格から逸脱した。根暗の性悪と称された天探女(アマノサグメ)がつく嘘は目的を達成するためのもの。故に彼女の嘘は世界を捻じ曲げる。意味があるか、それともないか。その一点で天探女/天逆毎の在り方は異なるのだ。
それは、戦い方にも如実に現れていて。ひっくり返す天邪鬼の宝具があるにも関わらず、それを複雑な使い方で活かすことはない。邪魔なものをひっくり返して、それ以外は殴り飛ばす。ただそれだけだ。だって、そうじゃないと楽しくない。頭を使うよりも楽しむ心に従って暴れ狂う方がよっぽど良い。
「軽い軽ーい!!虫の頭よりも簡単にもぎ取れちゃう!ねぇねぇ、あんた本当にこんなので神様ヅラしてんの?ものすっごくしょうもなくない?良いと思うわ、とっても!」
「………!!」
アマノサグメによって世界が変えられたことを、誰よりも早く察したのはバーサーカーだった。だからこそ、今日に至るまでずっと信仰を得るための布教活動(はいしん)を続けてきた。元の生まれが素戔嗚神の毒気であるというのもあり、今のバーサーカーは恐ろしく強い。一本しか展開してないとはいえ、セイバーが変化させた大蛇の首を簡単に引きちぎってしまうほどに。天邪鬼のルーツ、と定義されることもある彼女は己の内に潜む魔性を隠すことはしないのだ。「ふ〜ん?怒っちゃったんだ?ざーこ♡ざーこ♡でも当たんないわよバーカ!」
「俺とも戦ってくれよ、化け物」
「はぁ?何よあんた、邪魔」
とてつもない衝撃でセイバーの尾が地面に叩きつけられる。大きくひび割れ、地割れの音が鳴り響き、軽く吹き飛ぶほどの力の強さ。宙に浮いたバーサーカーを上下から挟撃する形でセイバーが撃ち出す竜の息吹、ライダーが振り抜く雷の刃が襲来し……その全てがバーサーカーには当たらなかった。
上から降り注ぐ龍の息吹は文字通り“ひっくり返った”のだ。反転し、セイバー目掛けて飛んでいく。己の攻撃で傷一つすらついていないがそれでもセイバーが驚くことも無理はない。打ち消すのではなく、吸収するのではなく、そのまま反転したのだから。魔術などの術理ではない神秘もサーヴァントなら然程おかしくはないが、内容が単純に奇妙極まる。
驚く姿はライダーも同じだ。剣先が触れるかどうかの瞬間に、自分の身体の向きが急に反転した。それだけではなく、剣を握りしめていた右手から肘先にかけてまで、文字通り“裏返った”のだ。肉、骨、皮、それらがあっさりと。癒しの加護ですぐさま修復したが実に珍妙だ。それと同時に、ライダーは即座に理解した。基本的なスペックで自分は敵である二騎に負けている。セイバーだけではない、バーサーカーもほぼサーヴァントの域にないものだ。
「なるほど。つまりは俺の生きていた頃と何も変わらん。人気を博したものが天に立つってことだろ?」
「………なによそれ。神様頼り?」
「人とはそういうものだろう?……我が顔(かんばせ)にウェヌスの加護よあれ。我が剣にマルスの加護よあれ。……さあ、お前たち!俺(ローマ)の威光に焼き惚れろ!!」降り注ぐ砲弾はセイバーの鱗が変化したもの。膨大なオドが込められて変形したそれはAランク相当の破壊力があるだろう。まともに剣で受ければ宝具級でもない限りまず折れる。しかしライダーは怯まない。一歩先、歩む足に恐れはなく、振り抜いた一閃は完璧なタイミングで砲弾の威力を受け流す。他にも降り注ぐ砲弾の雨を全て、剣一つで受け流してみせた。己が武術の才能を極限まで発露させるそれは軍神の加護であり、そもそもライダーが持ち合わせているとてつもない才能だ。
涼しくも、しかして勇猛な表情でそれを成し遂げたライダーに思わず配信を眺めた人々は湧き立った。空色の髪が雷鳴に瞬き、桃色の瞳が闇夜の戦場に色を差す。戦う姿こそ美しく、吠える姿は勇ましい。それらは全て、画面越しに見つめる人々に向けたもの。美神の加護が込められたその一瞥は……人々の信仰心を集める。美しいということは、それだけで人々の目を惹くものなのだから。
「異教の神がなんだっていうんだ。結局のところ、俺が一番カッコよくて輝いている。だろ?」
「………なぁに?生意気」
「(あわあわ)」
ひとまずおしまい。夕方ぐらいに次はマスターのパートを貼れたらなぁ>>325 >>326 >>327
そういえば何だかんだでこっちの思惑とか言えてませんでしたね、すいません
こちらとしてはキャラ的にはバチバチに迎撃しつつも、書き手側としては様子見のまま一旦お互い水入りで終わらせてよかったという具合です
まだ日が高い内という事もありましたし、いくら秘匿があるとはいえ旅館のすぐ傍でやり合ってたらどうしても人目につきそうですし。あくまで本番は夜に、といった感じです
なので当方としましては黒鹿運営さんと剣陣営さんの案を合体させるという展開で問題ありません
よろしくお願いいたします
>>331
うーむお互いに煽り合いよるわ
そして二人の勢いに置いてけぼり気味になってるセイバーが可愛い>>333
了解です
では近日中に仕上げますね今週オーバーワークしすぎてもう疲れちゃってェ…全然動けなくってェ…
何かリフレッシュ兼リハビリしたいんで…軽いノリのSSかキャラ単体絵かギャグ絵のリクエストゆるぼしたいです…
>>321
とりあえず海月ちゃんは人魚姫(姉)とかですかね…あとリヒターは割と火属性絡みか蛇絡みだろうから候補沢山いそう
あと巽のオッサンは百目鬼を縁召喚できるんじゃないかと思うんすよね…
>>331
メスガキバーサーカー良いっすね…思ってた以上に嫌なメスガキしてるのすき…
そしてライダーカッコ良くて好きになりそうですわ。ローマですわ…
割と右も左もヤバい事になってる中で明るいライダーは清涼剤みたいな感じがして良いですね…なおキャラシの伏字えー、唐突ですがご報告
>333までのやり取りを経て、伊草聖杯戦争の続きが出来上がりました
ですが、投稿前にいくつか最終確認をば
その1.今回で狂陣営vs剣陣営は決着まで書いても可?
一応今出来上がった仮SSでは、決着まで書き上げてしまったのですが…
あ、勿論朽崎たちは退場してません。あくまで奇襲失敗→そのままお開きという感じに撤退させたまでです
朽崎側の行動に関しては剣陣営さん側である程度補足するといった感じでお願いしたいです
その2.剣陣営から明かす情報に、セイバーから自分が『セイバー』である事を明かしても可?
確か前回の引きだとどのクラスのサーヴァントかははっきりさせてなかったので、一応今回の更新で明かさせておこうかと
これに関しては単純に描写の都合です。今のままだと『女剣士』表記のままになってしまうので、あえて明かさせる事ではっきりさせようかと
こちらはこちらで地の文だけは『セイバー』表記にして千早たち目線では相手クラスを知らない、という事にすればどうにかなりそうなので無理にとは言いません
以上、ご確認よろしくお願いしますルナティックでデイヴィくんとカリストーが現界する前にその2騎の設定を深堀りしてキャラクター性の奥行というかを増したいで御座るの巻。
デイヴィくんは海への恐怖を司るライダー(ショタの姿)と、海底の支配者属性のキャスター(青年フォルム)みたいな違うクラスで大きな変化!をしたいという構想。
カリストーはバーサーカーとアーチャーの違いを明確にするとかかな。
>>336
常の全開稼働に拘る必要はないと思う。
>>337
>今回で狂陣営vs剣陣営は決着まで、朽崎側の行動はコッチである程度補足
オッケーです!シナリオの状況的には宗谷邸三つ巴バトル開始頃のSSで回想させる形で一時退却後の行動に触れる感じで行こうかね。
クラス判明は……どうだろ。まぁ全陣営に露呈する訳でもないし、大丈夫な気はする。それに回復できない令呪と魔力消費で回復できるだろう負傷なら、クラス情報ぐらいは渡さないとフェアじゃない気もしますし。なのでクラス開示も問題無いと思います!一晩休んだら少し疲れが楽になりましたが、よく考えたら最近のやらかしポイントは根詰めた時に弱音吐いてそこからってのが多い気がするから一旦落ち着こう。そうしよう。
>>342
成程見た目からの看破要素は少なめと…これ槍陣営から見た鯖の雰囲気とか考察要素に使えそうだな…
それと改訂版できました。遅くなってすみません
とりあえずこれ見てもらって続きの執筆をお願いしたいなと。まあ大まかな展開の文脈は変わってないので大丈夫だと思います
行きます大会スレの193レス途中より改訂
「さて。もう話してもパーペキにオッケー、バッチコイだよ!軽い結界も仕掛けといたから、他に気取られる可能性も0.00%なので安心してネ☆」
それとなく会話を聞かれなくする為の結界等を構築した刹那は、有沙に話しても良いと合図をする。
頷いた有沙は、真面目な表情で口を開いた。
「…そうね。まず、私は草薙有沙。この聖杯戦争に参加したマスターよ。それで…貴女もマスター、という事でいいのよね?」
真剣な目で、見極めるように。有沙は2騎目の主従を見定めながらその名を名乗った。
その問いに、刹那は——
「…よぉし、じゃあボクの番だね。よぉし…深呼吸ヨシ!いくぞっ…!!」
一つ深呼吸をした後に、胸を叩き。立ち上がる。
だが。
「…?」
ランサーは、一瞬、何か違和感を感じた。その感情に、何か。自分の知るマスターとは違う、暗いものを感じたような。そんな気がした。
そのまま、刹那は。口を開いた。>>344
「…突然呼び止めちゃってごめんネ?ボクは何となくキミを見た時にビビッと来ちゃったから仲良くなりたいナー、って思っちゃったんだけど、もしダメならダメで大丈夫だからネ?そこは遠慮しないで大丈夫ダケド、もしそれでもボクと仲良くしてくれるなら嬉しいなー、ってね。とりあえずボクの自己紹介はしっかり見逃さないで聞いてくれると助かるナー、って事で行くよっ!!とりあえず…ボクの名前は刹那・ガルドロット!遥か昔の世界の何処かからタイムスリップしたスーパーストロング&アルティメットキュートなフェアリーで堕天使!なんDA☆あ、本物の妖精だよボク!最新の妖精なんだよスゴイだろー見たかイェーイ!!…大丈夫?引いてない?引いてないネおk…!そして今はあの時計塔でっ、一番カワイイっ、時計塔の不思議ちゃんランキング上位に入る(本人談)堕天使ちゃんとして有名なオネーさんなんだよ(諸説あり)!それでなんダケドね、ボクは自分の世界を広げたいナー、色々なモノを見たいナー、知りたいナーっ!!って思いでボクは戦ってるんだ。この聖杯戦争に出たのもそんな感じの思いで、聖杯は若干気になるケドまあ二の次三の次にじさんじって感じだネ!……だからそう身構えないで。神秘の隠匿のコトだってしっかり分かってるから今から開戦だ!なんてしないから。ボクがキミ達にコンタクト掛けたのは、単純にキミが気になるからってコトだから。『アレ』の事もあるし多分ボクらの戦いは避けられないけど、そうだネー…今の気分で言うと、戦う相手としても、できるなら武人の礼を以てお相手したい、だからキミとは戦う前の今のウチに仲良くなりたいって感じ……なんだけど、キミはどうかな?ほら、ボクって変なヤツなのは自覚してるし、こういうキャラが苦手なら治せる様に努力はするから…!でも、聖杯戦争だから戦うのは当然だろフザケンナって言うならボクは勿論引くからそこは大丈夫だよ。…とりあえず、ボクはこんなヤツだし、爆弾アリの聖杯戦争だからムズカシイかもだけど…良かったら、キミのコトも教えてくれると、嬉しいな…!!嬉しいんだけど…どうかな…?どうカナ…?いいカナ?良かったらいいな…!——よっし言い切れたぁ…!」>>345
驚くなかれ、今の一連の台詞をほぼノンストップ台本無しで言ってのけたのである。この感情ジェットコースターな台詞をである。
有沙は面食らって困惑し、一瞬スルーするべきかと考えたら。だが、胡乱な自己紹介に見えて所々に重要なワードも聞こえた為、スルーはできない。
「———ごめんなさい、少しだけ整理させてほしいのだけれど」
「……!!いいよ!!」
故に、有沙は困惑しながらも、返答の為に一旦言葉を整理する時間を必要とした。
顔を輝かせ、喜んで了承する刹那と、冷静に考える有沙を見て。
「…随分と面妖なマスターよな」
「……まあ、そこは慣れてくれると助かる……」
戦い合う宿命の2騎のサーヴァントも、苦笑するしかなかった。
だが、ランサーは。
(マスター……)
そのマスターを、どこか気にする様な視線を一瞬投げかけて。そのまま目を瞑り、カツサンドを口に入れた。>>338
なるほど梅雨ネタ…とはいえウチのメンツだと利用法がある位高い地位の奴はいないのが問題か…いやここで巽おじか…?
>割り切って休むのもアリ
やっぱですか…まあ確かにそうですね、今まで根詰めて焦ったタイミングに限って何かやらかしちゃった事多いですし。とりあえず刹那怪文書は書きましたし一旦休むか…
>>339
ですね…とりあえずリフレッシュに適当にゲームでもしてますわ…
>>341
仮に聖杯戦争でマスターで書くなら十中八九百目鬼を召喚するつもりですね。絶対いいおじさんコンビになる
>リディア(あかいいなずま着用)が「飲む亀ゼリー」を一気飲みしたら、胃が拒絶反応起こして疑似的なバッドトリップに襲われるギャグ絵
———なんて?
ちょっと考える時間プリーズ…Fate/Qrはゲームよりも1クールアニメ(最大24話)とかの方が良さそう。
セイバー陣営が主人公じゃなくて、ついでに悪役なのも結構珍しい気がする。
>>347
うん、大体こんな感じですね。もう開戦してるし、積極的でありつつ少し弱気なのが似合う。
因みにルナティックで誉さんにテンション高めなのは利害の一致が確定だし、まだ開戦前なのが理由。
あと他の伊草マスターに対するコミュニケーションは
・クッチー:敬遠。こいつ周囲に全然興味ねーじゃん、が分かる為。ただ多少シンパシーは感じる
・六蘭さん:嫌い。自分と明確に相性悪いのを認識するので、多分仲良くなれない。嫌がらせしたろ。
・千早さん:尊重。でもまぁ……魔術師じゃなくて妖精としては友好関係になれるかもだし……(長文)
って感じを想定しています。
>>349
好き勝手荒らすだけ荒らして帰った……。状況的にはマジで一撃離脱!みたいな流れですね。
もっと近づくとか、妨害しつつじゃないと銃弾ヒットは無理そう、という情報が拾えたのは十分な収穫かな。流石にどんなシチュエーションでも全部を銃弾斬り出来るって事は無さそうですし。
>>351
>ルート間違えると爆発しちゃうような感じ
実際拉致監禁のヤンデレルートは出来ますからね刹那って。結界術って凄い。あやかさん、やっぱさっきのリク絵は色々な意味で怖いので無理です許してください。前に資料は貰ってた水着ハダリーか水着長七郎描いて埋め合わせるのでどうかそれで……
>>349
読みましたー。
主従両方メンタルがバーサーカーしてる剣陣営VSバーサーカーは寧ろ落ち着いててマスターの方がバーサーカーしてる狂陣営といった感じで色々と荒々しくて見応えあるバトルでしたね…
抜け目なく確実に殺しに行こうとした強敵のセイバー陣営を超えたのがバーサーカーの狂とは思えぬ程の冷静な機転ってのがめっちゃ好きです。淡路廃帝は割と落ち着いてるのもありますしクラス判別面で他のマスターを混乱させる事もできそうなの何気に厄介ですね。
そして一旦お開きで、決戦の地は夜の宗谷邸三つ巴に…いやマジで誰が脱落するのか全然予測できないこの緊張感良いですね…ゾクゾクする…!
>>352
よーし良かった…
あー成程。まさにその対誉ちゃんシーンを参考にしたからこそズレが起きてしまったのかな。そこは申し訳ない。
他マスターへの印象把握です。これ2日目生存してたらその次の弓レイドで六蘭さんとめっちゃレスバさせたいですね…絶対楽しい…
>拉致監禁ルートの可能性あり
あー成程。言語化できました。
趙雲→刹那の今後生やす感情というか重めの感情がなんとなく導けました。
・変人ではあるが良い主だし、その元気な姿を見てると何となく微笑ましくなる。
・ただ、その不安定な精神を見ていると、かつて止めきれず死なせてしまった主が脳裏に過って不安になってしまう。
・だからこそマスターが、かつての俺が愛した主君と同じ道を辿ってしまうのを、見たくない。その為にこの主を、今度こそ最後まで守り抜いて勝たせたい。
みたいな感じにしようかなと。マスターのそういう面を知ってしまったからこそ、生前の二の舞を防ぐ為に勝ちに行くみたいな。
だから、優勝して願いは叶えず敢えてサーヴァントのまま現界する事で、刹那の孤独を少しでも埋めて、今度こそ、自分の主君を少しでも救えたらいい。みたいな目的になる感じにしようかなと。
生前劉禅や仲間を守る事はできても、主君や国は救えなかった。その分、目の前の新たな主君を救う為に戦いたい、みたいな。それなら両者生存して騎陣営とバトる事になっても退けない目的ができますし、ある程度シリアス度も上がるかなと。うおお最近人に質問してばかりだあ…へっぴり腰が板についてきちゃってる…
ということで山星さん、セナさんひいてはスキュレカリュー家について質問です。前スレでスキュレカリューの魔導の目標は神罰に比する業を引き出せる鉱物を作り出すことによる自身と高次存在の合一化…とあった記憶なのですが、セナさんはそれを人に(聞かせる意味があるという前提で)聞かせることってありますか?或いは彼女の魔術を通じてそれを垣間見ることがあったり、とか
>>323
ご丁寧にお答えくださってありがとうございます…!そして構想中の最中でしょうに突っ込んだことを不躾に聞いてしまって申し訳ない…
二点のご回答把握いたしました。とても詳細で気になった部分は大体掴むことができましたので、また質問したいことがあれば空リプを飛ばすことと思います。その時はまたなにとぞ…
>>325
こちらもお答えありがとうございます!質問続きで恐縮なのですが次はドラコニル家について
彼らは魔術名家とのことですが交友関係のある他家からのお願いで時計塔への入学を斡旋してくれたりすることってありますか?恐らくドラコニル家の所属は動物科(貴族主義)であると思われますが
>>331
もうこんなん怪獣バトルじゃないですか…周辺一帯の地形変わっちゃってません?大丈夫?大丈夫なんだろうなあ
暴はもちろんのこと舌戦も猛烈で、ボディランゲージが主な言仁様が不思議と劣勢に見えてしまう。ほか二人があまりにもバチバチしてるせいで…>>336
>>338
横からですが梅雨といえば女子の大敵髪のうねり!ということで髪質痛みがちなジャスミンさんを気遣う海月さんとか学園女生徒組が見てみたいですわ!
>>347
>>352
刹那さんが最初に伊草で会った他マスターが草薙さんで本当に良かったなって感じですね
二歩分思い切り踏み出そうとしてつんのめって勢い三歩下がってしまっていそうな不安定さを見てると、敵対心満面な他陣営と何の緩衝材もなしに邂逅するのはちょっと悲しいがすぎる
>>349
拝読いたしましたー。幸運Eでありながら間に合ってるのとても格好いいな廃帝…持ってる…
しかし奇襲とはいえ一回の戦闘でここまでぐったりきてしまうの今から三つ巴での千早さんが少々不安になってくる。廃帝の方がむしろこういう燃費方面は一々気にしてそうな感じ、他様も言う通り鯖鱒の狂っぷりが逆転してるようにも見えてくる>>353
>銃弾のみに集中して対処できたので凌げた
よしよしよし。じゃあ三つ巴とかでもなんとかなりそうだな。千早さんと有紗ちゃんが近距離系でクッチーは中距離系だから、重点的に狙われつつも範囲攻撃と必中するかもな銃弾で対応する感じを想定しておこう……。
>>354
>抜け目なく確実に殺しに行こうとしたセイバー陣営
クッチー&パロミデス『「俺達は戦うのが好きなんじゃねぇんだ…壊すのが好きなんだよォォッ!!!」』
ってスタンスだしなぁ……。流石縁召喚。
ランサー陣営の関係性については引き続き任せます。「刹那・ガルドロット」の解釈は十分なレベルだと感じてますしね。
>>357
>他家からのお願いで時計塔への入学を斡旋
可能だと思います。(あんまり名家としての格などは考えた事なかったりしますが……)。
家としてもある程度は影響力があるでしょうし、不良になったとは言え、ポルカ自身の魔術刻印・回路や霊脈を調律する腕前は結構なモノがありますから、そこら辺のツテで行けそう。
>>358
クッチーは一応敵対心というよりは苦手意識ですねー、どっちも相手のメンタルの柔い所に触るから、互いに距離を置いちゃう、みたいな印象です。ルナティックではそういう部分が鍵になったりするのですが
そういやデイヴィくんのブラッシュアップというか人格面などの深堀りをしようかな、と考えているのですが、イラストレーターとして「こういう要素の解説もっと欲しい!」みたいな要望ありますか?
現状だと海への恐怖を司るショタなライダーと海底の支配者属性な青年キャスターという2クラス実装を構想しているのですが。私は懺悔します。前編中編後編の中編を書いて上げるつもりが筆が乗って後編まで書いてるうちに締切オーバーしてしまいました。
という訳でうちの子聖杯戦争、大鳳京介VS空野恋の中編後編一挙公開です。「俺も…相応の覚悟で相手をしよう。死.んでも文句言うなよ」
懐から儀式用の折り畳みナイフを取り出して掌を切り裂く。普段はフィルニースの血で代用するところだが覚悟と言った手前、己の血を使った椀飯振る舞いだ。
「開門[ゲート]!」
地面に血を垂らすと黒い穴のようなものが浮かぶ。開門と言ったようにこれは門であり目印だ。虚数潜航した使い魔たちはこれを頼りに実数空間のこの座標へと浮上し、擬似的な空間転移を可能とする。
「ほんっと…ずるいよねぇ京ちゃんのそれ。何でも運びたい放題じゃん」
「何度も言うが他人を基準に考えるな。無いものねだりは見苦しいぞ、恋」
鴉、犬、蛇、馬と多種多様な使い魔の軍勢を展開する。
一見強そうな軍勢だがその実、魂契約した使い魔が死ぬと契約者自身の魂も傷が付く。例えば魔獣を屠れる程度の爆弾で使い魔が同時に複数死ぬと致命的だ。
だが恋にはその手の範囲殲滅手段は無いし数体程度ならやられてもリカバリーがきく。相手の手の内を知っていないと出来ない下策、だが刺さる相手にはとことん刺さる。「わっ…とと!」
恋は四方八方から飛びかかる鴉や犬に阻まれ思うように距離を詰められずにいる。
それもそのはず。人は鳥でなくとも顔に向かって何かが飛んでくれば怯むし足を犬に噛まれれば走れない。
「くっ、このぉ!」
使い魔の相手に手こずっている間に状況を整理しよう。
まずこのグラウンドには玄上家が用意した結界が張ってあって日没から夜明けまでの間は外から中の様子は当たり障りの無いものに見えている。
恋の目的は不明、だが俺を殺してでも叶えたい願いがある。根源…は今回の小聖杯では不可能だと説明しているから違う。これ以上は考えても分からないな。
今、肝心なのは恋のことをどうするか。傷付けずは不可能でもなんとか殺さずに鎮圧して────鎮圧?
「ふっ…」
この期に及んでまだ俺は恋のことを殺したくないらしい。随分と甘くなったものだ。
今まで俺は妹の脅威となるものを排除するために力も人脈もと躍起になってかき集めてきたが…。俺自身はそれらの繋がりを捨てるに捨てられない。
そうと決まればやる事は明白だ。多少乱暴でも恋を戦闘不能に追い込む。その過程で死ん.でしまったら…………その時は諦めよう。「痛っつ!」
京ちゃんの使い魔の鷹に切られた背中を治しながら走る。足を止めるな、止めたらまた犬に噛みつかれる。
「せぇぇいやぁ!!」
助走をつけてさっき私を轢いてくれた犀を殴りつける。ざっと2tはありそうな巨体だけど強化した私なら殴り飛ばせる…のに。
「ああもう!また!」
吹っ飛ばした先で使い魔はまた影に潜って少ししたらケロッとした顔で出てくる。キリがないったらありゃしない。
そりゃあ分かってた、分かってたわよ。私と京ちゃんでは戦いにかけてきた年季が違う。初手の不意打ちで倒せなかった時点で不利は必至。それでも!
「それでも私は、聖杯で叶えなきゃいけない願いがあるのよ!『citius, altius, fortius.[より早く、より高く、より強く]』!」
普段は無意識に働かせられる魔術回路を意識して動かす。尽のように必要な部分に重点的に!瞬のようにインパクトの瞬間に最大値を!この日のために弟たちの得意分野を身につけてきた。そうじゃないと、勝って聖杯を手に入れないと、“今までの努力がなんの意味も成さなくなる”!
状況は依然苦しい。でも、私知ってるよ。京ちゃん、あなたの使い魔…沢山死んだら辛いんでしょ。
過剰強化[オーバーロード]を全開にして目の前を飛んでいる鴉目掛けて足を振り上げる。
「くた、ばれぇ!!」「────っ」
使い魔のカー三郎が死んだ。名付けが不評だった頃からの古参だったが、仕方ない。
魂契約をした使い魔が死んだ時、繋がっている俺の魂の一部も同時に欠ける。魂の欠落、自分の一部が抜け落ちるこの喪失感は何度経験しても慣れることは無い。それよりも
「それ!もういっちょ!!」
恋は一体、また一体と使い魔を斃していく。その度に俺の魂にはダメージが蓄積していく。
迷うな、早く作戦を実行しろ。一瞬で済むことだろう、でなければこちらが死ぬぞ。
「フィルニース!」
「なっ!?」
恋が頭を潰した使い魔の死骸をアンカーに虚数空間からフィルニースが浮上。その液状の身体が恋の右腕を包み込む。そして
「ぎっ────!?」
恋の令呪が浮かんでいる上腕・二の腕から先を喰い千切った。「あ”あ”ぁぁぁっ!!」
傷口がズキズキと痛む。血が流れ出て熱い。なのに寒い。頭もこのままじゃ死ぬぞとガンガン警鐘を鳴らす。
「うぐっ…はぁっ…はぁっ…」
なんとか止血はしたけど…駄目、失った手をすぐに再生は出来ない。どんなに魔術刻印が私を生かそうとしても、無から有は作れない。
呼吸を整えるうちに京ちゃんがやって来る。ああ、見たことない黒い剣を持ってる。
おしまいかぁ……。当然だよね、私が京ちゃんにしたことを考えたら殺されても文句言えないもの…。
「勝負ありだ。恋、いい加減何があったのか話せ。願いの内容如何では協力しよう。な?」
「え…?」
本当、お人好し過ぎるよ…京ちゃん。力無く地面に座り込んだ恋はぽつりぽつりと独り言のように呟く。
「私の体質のことは知ってる…よね?」
「ああ。ギリシャ神話の女神テティスに由来する『父親よりも優れた子を産む』体質。突然変異で隔世遺伝した一種の伝承保菌だと聞いている」
「そう。それでね、この体質の女性が産んだ子供って父親由来の才能を持って生まれるの。つまり…」
「次代に空野の魔術を残せない…?」
「あたり…」
「そりゃあね、魔術師として習ったよ?オマエがこれから学ぶことは全てが無駄なのだって。でもさ、研究したことを子に受け継がせる。そうした積み重ねの礎にはなれるのが普通じゃない。
なのに、こんなのって無いよ…!」
遂に左手で膝を抱えて泣き出してしまった恋。京介は武器を捨て、恋に寄り添い背中を摩ってやる。「だから、聖杯で普通の身体に…伝承保菌者でなくなればって思って……。そんな時に京ちゃんが小聖杯を手に入れたって言うから、何としても手に入れなきゃって…でもどうすればいいのか分からなくて……」
「分かった、分かったから。落ち着いてから話せ」
「うん…」
それからの話をまとめると自分でもどうすればいいのか分からずグルグルと回る思考の中で出力されたのが京介を不意打ちで倒すというものだったそうだ。
「本っ当……馬鹿だなぁ。仮に俺に勝ててたとしてもその後はどうするつもりだったんだ?孤軍で他を倒せる算段でもあったか?」
「うぅ…」
「だから、最初から俺に相談すれば良かったんだ。そういうことなら俺は協力を惜しまない」
「京ちゃんっ。ごめんね、ごめんねぇ!」そんな大鳳京介と空野恋の一連の戦いを見ていた者。その内の一人、ユージーン・バックヤードは使い魔との視覚共有を解除して伸びをする。
「よぉーっしこれで一件落着。やっぱ京介に任せて正解だったわ!」
「ジーン、あんた本当にそういう所よ。最初からアドバイスしてあげれば良かったのに」
聖杯戦争開始前から恋の状態を知っていて尚且つ見て見ぬふりをしていたユージーンをコーデリアが諌めるがユージーンは何処吹く風である。
「そう言うなってディリィ。別にレンが死ぬ訳じゃねぇしレンは腕くらいちょん切れでも治せんだよ。時間と手間がかかるだけでな」
「で、その再生までの時間が稼げればあの二人が同盟を組んでもイーブンってわけ?」
「そゆこと」
そんなやり取りをしているとコーデリアのスマホから音が鳴る。見ると彼女の父からの連絡だった。
「お父様から連絡よ。『バーサーカーの卵を見付けた』って」以上で大鳳京介VS空野恋パート終わりです。
はい、空野恋がこんなになってまで聖杯を手に入れようとしてたのは自分の体質の破却のためでした。
聖杯戦争の前くらいに恋はこの事実を知って思い悩んでぐるぐると考えがまとまらず、そんな中聖杯戦争の話が来たから飛び付いたんですね。所謂頭ハツカネズミと言われる状態だった訳です。
オマケにそれを見ていて「どうせ京介がなんとかするだろ」って放置してたユージーンがコーデリアに頭グリグリされたりしております。一応未来視で恋が死なないことは織り込み済みですよ?あとこの時空ではとある理由でユージーンが若干浮かれポンチになってるってのもあります。
ss中で恋やユージーンも言及してますが恋はこの後時間をかけて欠損した右腕を再生していくことになります。生存報告
【悲報】クローディアバース三国志3英傑、戦国†恋姫と化す()>>373
戦国†恋姫じゃねぇ、恋姫†夢想だわ>>336
人への愛情が一切ないメスガキバーサーカーなので割と普通にマスターにも牙を剥いてきます。やべぇ
ライダーは意識して「爽やかで気高く最優なセイバー」としての立ち振る舞いを実践しようとしている節があります。嫌な傲慢さを出さないように立ち回っていたりする
>>342
夢を見ているもの限定で接続される神秘溢れるなんかよくわからん配信なのでこう見えて隠匿はバッチリだったりします
>>356
おやおや、言仁様はかわいいですね
他にも色々とひっくり返せたりします。手と足をひっくり返したりと使い回したり
軍人皇帝時代を生き抜いて平定させたローマ(皇帝)なので己が支持を得るムーブをする、というのは割と嫌いじゃなかったりします。多分こういうのが逆に下手なのはアクタイオン(アーチャー)とか
>>357
強さはともかく周りを巻き込む規模としてはもう片方のサーヴァントの乱戦よりもこっちの方が酷いですね
なおこう見えて単純スペックではやはりセイバーがダントツというか、傷ひとつないし単純な力押しを続けてるだけなのでやっぱりむちゃくちゃ強かったりします
質問の返答ですが具体的な魔術理論(どういう伝承や魔術の理論構造を下地にしてスキュレカリューの魔術基盤を成立させているのか)は言いません
けれど魔術基盤の概要そのもの(兵器を成し、その兵器を用いて戦火に身を投じ、他者を蹂躙し己が身を人並外れた神と成す)ということ自体は割と教えてくれると思います、それが生徒ならなおさら
イゼルマが「人体の究極の美」を目指していることは他家の魔術師に知れ渡っているけど、二世に解体されたようなどんな魔術理論を組み合わせてその「究極の美」を目指しているのかは明かさないようなものです
なので質問に関しましては「教えると思います」とだけ
>>371
「父親由来」ってのは盲点でした
なるほど……母方の魔術基盤と母の才能に関してはそうなるのかというわけで>>329の続き
──────なぜ、わたしはこれほどまでに綾姫ナキに興味を抱いているのだろうか。ここ最近、ずっとわたしはそれを考え続けていた。理由があるはずだ。確かにわたしが興味を抱いたことのある人物は他にもいる。メレク・アルマソフィアは優秀な才能を持ち合わせ、なおかつ厄介な嫁入り先の候補であるからそれなりに興味がある。
わたしの姉たちもそうだ。厄介だが、その才能は惜しい。是非とも使いたい。蹴落としたとて、他所の胎としてただ無為に消費するのは嫌だ。壊れた兄はどうでもいいが、兄を慕うあの分家筋の少年は使い勝手がいい。ほら、この通り。興味を抱く相手はたくさんいる。ならばなぜ、自分はナキにだけあれほどの興味を抱くのか。不合理な選択を取るほどに入れ込んでいるのか?
考えに考えた結果、わたしの頭の中にある一つの結論。多分わたしは、彼の神秘の在り方に強く惹かれているものがあるのだ。際限なく成長する怪物性。他者を蠱惑し引き摺り喰らう魔性。わたしの場合は“母性愛”で、彼の場合はまた別のものではあるが……それはそれとして、彼の身に宿る底知れぬ神秘を、本能的に見抜いて賞賛していたのだと思う。ある種の嫉妬と言ってもいいかも知れない。魔道に生きるものにとって、古く強力な神秘は目を離せないものだからだ。
………だというのに。なぜわたしは、変わらず彼に惹かれ続けるのだろう?目を奪われていた理由は、とっくに理解したというのに。
「ふふっ。“大いなる母。生まれ出でよ。抱かれよ。甘えよ。あなた達にはそれが許されている”」
「鬱陶しい…」
「おやおや。いいじゃないか、いじらしい。甘やかしてくれる可愛い女の子の癒しパートって、世の男性諸君は喜ぶものじゃないのかい?ボクはもうとっくに枯れてるからあれだが」
目を合わせているのに、視界に入れているはずなのに、魅了の魔眼が全く効かない。そのことにナキは苛立ちながらも警棒を構え……そして、今、自分が取り囲まれている状況にさらに気分を悪くする。魔眼が効かないのはまあいい。話を聞く限り、リディアの魔術は魅了や暗示に深く関わるもので、セオリが所属するアトラス院も魔眼に対策できる科学技術を有している可能性は否めないから。問題は別のところにある。というのも、セオリの行動が明らかに邪魔だ。彼が本気になると魔術師は詠唱や魔術刻印の起動ができない……正確には、起動するタイミングで攻撃を加えられろくに魔術が使えない、という話だが。それを一切していない。自分はともかく、リディアはれっきとした西洋魔術師だ。これが本当に皆で敵対した三つ巴ならば、明確な殺意を持って潰しあうべき。
しかしセオリはリディアの魔術行使を全く妨害しない。攻撃も単調で、千里眼を宿し武練に長けた霊を降霊させたリディアなら余裕で対処できるほどだ。それどころか、リディアを真っ先に潰そうとしているナキを妨害するかのような攻撃を時折差し込んでいる。セオリがいなければ戦闘経験の乏しいリディアは真っ先に沈んでいた。それほどまでにナキの成長は著しく……その成長を活かせない実質的な2vs1は何よりも歯痒い。
「ずるい……ずるい、ずるい!」
「あら、そんなに膨れ上がるほどわたしを見てくれたんですね?嬉しいです。どうです?もっと見てくれても」
「僕はあなたのこと好きじゃないから。抱かれて壊されるよりも僕があなたのことを壊したいんだよ」
「うーん、若いなぁ。若者二人が若すぎる」
……その言葉の裏側にあるのは再演算により導き出された現状の把握と、そこはかとない焦りだ。以前、ナキと戦った際に奇妙だと感じた成長速度……演算による予想が正しければそれがナキの生まれである人外のものと噛み合った時の相乗効果はとてつもない。おそらく身体構造が人から外れることは免れない。大事なのは精神構造。つまりどれほど人間性を維持しているかということ。
はっきり言って、今のままでは危うい。ナキが完全に堕ちたところで人類や世界にもたらす影響は大したことはない。が、それはナキ自身が引き起こす問題の話。それに連鎖するものはまた別だ。演算結果では、最悪の場合は人類の大半が人類の在り方を保てなくなる可能性もある。おそらく完全に魔性になることで、彼に関連する人物の箍が外れてしまうのだろう。だから急用に、彼の人間性がどれほど健在かを確かめねばならない。
「オルケストラ、カセット選択。魔術ビルドでいこう」
「魔術師?いったいどこから……」
「“落ち着いて。わたしはあなたを抱きしめる。あなたはわたしに抱きしめられる。それこそあなたがあなたを保つ唯一の方法なのだから”」ホテルのメンバーと共に造った秘蔵の蓄音機。自身の持ち合わせる情報媒体技術と降霊術を組み合わせたこの礼装はセットするレコードによって異なる記憶を呼び覚まし……数多くの亡霊を顕現させる。今回起こしたのはルネサンス期より、魔術師たちの亡霊。行使される呪いの一つ一つはナキの帯びる神秘に通用せずとも、重ね合わせることでさらに強大な一撃を……となる前に全て掻き消えてしまった。リディアの降霊術はこと霊体に大きな影響力を持つ。この選択は悪手だったのだろう。
「油断も隙もありまくり。高を括るのも大概に。ボクからしてみれば君もナキくんも中ボスと雑魚敵の中間ぐらいさ」
「え?きゃっ……!?」
リディアが魔術を行使し終わったタイミング。セオリの手を潰したことでセオリへの警戒が緩み、ナキへの警戒を最大限に尖らせたその瞬間。そこを狙ってセオリはリディアに攻撃を仕掛けた。使い魔による弾丸の如き羽の雨と、並の防御術式を容易く貫く槍の刺突。リディアではどう足掻いても避けられないし、ほぼ確実に死ぬ。そんな攻撃だ。別に殺し.たいわけではないが、これにおいてどう反応するか。それでこの二人の行方が測れるから。
「────危ない!」
「………!」
人外の身体能力を用いてリディアを抱きしめ倒れ込む。ナキが庇ったのだ。羽の幾つかはナキの身体を傷つけるが、その痛みも厭わず敵であったリディアを庇ってみせた。見殺しにするのではなく、その隙に乗じて攻勢に出るのではなく、自分の同級生である少女(敵)を身を挺して守ってみせた。これが意味するものは一つだけ。“まだ手遅れではない”のだ。
彼の中の人間性は依然失われず。善行を良しとする輝きの方向性はまだ捻じ曲がっていない。ならば希望の芽はある。ああ、歓喜に打ち震える。殺.す必要がなくなった、彼らの行く先をまだ見守ることができる。そう、守られたただ一人にもそれは言えることだった。だって彼女は、とあるシナリオでは大母として覚醒して全人類を抱きしめて呑み込んでしまうから。そうならないためにも、きっと……ああ、終わったな。わたしはここで負けたのか。愕然とそう思った。恐怖はない。魔術刻印を持ってれば自身の喪失に伴い魔術刻印が破損しかねないか気が気でなかっただろうけど、今のわたしは当主候補の一人なだけ。死んだとしても、わたしが喪われるだけだ。他に優秀な姉たちがいるからメルト家の存続と発展に害はない。だから何も怖くなかった。嫌でもなかった。ただ漠然と、自身の未熟を受け入れる覚悟があった。
なのに感じたのは死に伴う視界の暗転でも激しい痛みでもなく。澄み渡った夜空と、なんだか自分よりも大きくて固いものに身体が包み込まれる感覚だった。強く抱擁はされたけれど、不思議と痛みはない。こちらへの気遣いに満ち溢れていたから。自分から抱きしめることは数あれど、抱きしめられるのは初めてだった。
「ナキさん、どうして」
「っ……自分の目の前で死にそうな同級生を見捨てるのは、良いことじゃないでしょ……!」
「………そのため、だけに?」
一歩間違えればナキに全てが突き刺さり死ん.でいたはずだ。そうでなくても、今でだって身体が抉れて血を流している。人並外れた回復力で治るといったって痛くないわけじゃないし、体力が削れないわけじゃない。顔が苦痛に歪んでるのも事実だ。それでもわたしを守った。守ることによる得なんて何一つないのに。
「………あっ」
魅了なんて何一つ使ってない。使われたのならわかるし、流石に抵抗する。なのになんだか心が変だ。身体も精神もコントロールできない。苦悶の声を漏らしながらもわたしに怪我がないか気遣うその表情に、わたしが地面に打ちつけられないように抱き留めた大きな両腕に、混じり気のない善意のその声に、わたしの愛は困惑する。だってそれは、己の内に眠る獣性、魔性とは関係のない行動ということで。さっきまではあんなに子供っぽかったのに、今の彼の姿は必死に子供を守る大人みたい。
その顔に、心は昂り弾み。その声に、胸は爆ぜ高鳴り。その腕に、顔は朱く染まる。全てを包み込む大母の愛、女としての深層意識に浸透する怪物性の愛とはまた違うもの。これは、愛ではなく、もしかして。わたしが惹かれていたのは興味だった。だった、のに………
完璧な怪物としての平等な愛を喪失し、たった一人の男の子に向けた恋(特別)を手に入れた。……その日、人類全てを抱きしめるグレートマザーは少女になった。>>380
なるほど。了解です、ありがとうございます。
>>381
そりゃあもう切実ですとも。真っ当な魔術師に「君は次代に能力を受け継げないよ」って言ったら大半が絶望するでしょうから。
その上恋はその事実を最近まで知らずにずっと血のにじむような努力を続けてきたわけですからショックも一入ですよ。
被告人は「身内でやるってこと差し引いても聖杯戦争ってこと忘れてない?」と供述しており…。
真面目な話平時であればユージーンもアドバイスしたり伝手を紹介したりする面倒見はあるのですが如何せん聖杯戦争となるとシビアな損得勘定が挟まってしったんですね。
>>382
そうです。実は結構前からこの設定は考えてたのですがやっとお披露目できました。
ちなみにですが山星さんのssに登場している恋はこのことを知っているか知らないかはお任せします。
>>387
恋に落ち〜る〜音がした(懐メロ)
巨大な愛を持つ存在がたった一人に恋をする。型月に嵌っててこのシチュエーションが嫌いな人はいないって言えるくらいに大好物です!黒鹿さんにちょっと船関連で質問でーす
wg-@rs4d@94tekvt@ed7=zhlqeyw@rt@、jd@8zg94tets@btk/emyjd@8zdt@2<k94rni6hlq@dqjd@8zd、nqeum2@=q@dweew@rt?
あと朽崎さんにも伊草の事で質問なんですが、刹那ちゃんは一旦有沙ちゃんが受け入れたっぽいので通常テンションに戻して大丈夫ですか?
>>361
よっしゃ高評価+認定ありがとうございます!
俺も第一か第二再臨辺りのイメージで作ったのでイメージドンピシャ+伝わったみたいで良かったです。第一でポニテ和服→第二で和装メイド要素と来たら第三で姫みたいな感じになるのかなってイメージ。あと何気にレア度が気になってたり。(レアリティとかPUとか妄想してる民)
>>371
前回恋ちゃんがいつも以上に血走ってない?と思ってましたがそういう事だったのか…確かにそれは意地でも闘るしかない訳だ…
そしてユーさんとデイリィ嬢が組んでると考えると今回結構同盟の数多そう?
>>387
マジか…(安心)と思ったらマジか……!!(驚愕)が一気に襲いかかってきましたわ
ナキ君がまだ狂気に堕ちてない事実で安心したと思ったらまさかのリディア嬢がヒロインフラグでビビり散らかしました。アレ…?割と絶望感高いと思ってたけど結構大丈夫な気がしてきたぞ…?
そしてセオリ君も何となく悪い奴というか殺意MAXではなさそうですし、少なくともナキ君周りは戦後処理パートで刺してた暗雲が晴れてきた気がしますね。一旦は安心できそう
>>388
読みましたー。
やっぱり有沙ちゃん達は怒るよな…今から宗谷邸カチコミが楽しみになってきましたわ
後は次回の俺パートでお開きにして帰りに槍陣営が騎陣営について話す感じにして、その次のスルトさんパートで騎陣営が会話してから次の動向(宗谷邸?)決めるって感じはどうでしょうか?
あとついでに有沙ちゃんに槍陣営のクラス名開示していいですか?>>391
セイバー、アーチャー、ライダー、キャスター(レイド戦)が退場済みでランサー、アサシン、バーサーカーが残存ですね。そういえば趙雲の無窮の武練:B−で軽い相談が。
・心技体の合一により、いかなる地形、戦術状況下でも十全の戦闘力を発揮できる。
ってのが公式の説明ですが、これはAランクそのまま使ってたのでB−の規格に文面を変えた方がいいかなと思ったんです。それで
・心技体の合一により、いかなる地形、戦術状況下でも安定した戦闘力を発揮できる。
みたいに十全な戦闘力(A)→安定した戦闘力(B−)に変えたら違和感薄いかなと思ったんですが大丈夫ですか?自分の絵にまだ自信持ててないっちゃないんですが、最近フォルダでふと昔の絵が目に入ったんですね
……これでも俺の絵結構成長してるんやなって…
>>396
アザース!
これで目下の問題はある程度楽になりましたアザス
>>397
ありがとうございます!
ハイテンション面重視しようと思ってましたがやっぱり刹那ちゃんは重い子ですからね…今はこの重さをどういう風に活かしていこうかなーと今後の展開ルートによっての動きを考えてたり。仮に2日目敗退ならライトに終わるつもりですが、生存したらもっと深くしていこうかなと
>>398
よーし頑張ります、木曜までを目標にします!
あとスムーズにって事なら、個人的にはすぐとか早めに脱落者会議開始でも大丈夫ですよ。待たせる側の俺的には書きながら参加も可能ですし>>398
了解しました。それじゃひとまず待ちの姿勢で
しかし脱落か…
どうしようかなせっかくの絵描きさんたちの話に作業環境のせいで混ざれない悲しみよこんにちわ…(クリスタ民)
>>359
なるほど了解です、良かったこれで二方面の明確な縁が作れる…
そしてクラス別デイヴィくんと、ほうほう…個人的には外見でいえばモチーフ(〇〇を模した〜とか〇〇を想起させる〜とか)があるとビジュアルの想像がしやすくて良いんじゃないかなと思います。ヴィクトルさんよろしくAIイラストで出力しちゃうのもわかりやすいかと
あとはせっかくツーパターン設けるのであればもう一方と比べて面差しや表情筋、所作にどういった違いがあるかも述べられていると台詞一つにつけても見方が変わって良いと思います〜
>>371
自分の生まれに思い悩む様と願いの切実さが恋という名前と合わさって業が深く思えて…つい応援したくなっちゃいました。自棄になってる肉弾戦キャラは画になるなあ
そしてユージーンさんとコーデリアさん、コーデリアさんの方のキャラシで過去に親交があったのは知ってましたが愛称呼びを許してるくらいとなると思いの外仲が良い…?
>>382
>>387
セナさんの魔術基盤の件把握いたしました。魔術理論は命も同然だものねそりゃ当然、概要程度で十分そうですありがとうございますー!
さてサーヴァントたちのどったんばったん大騒ぎに対してこちらはまた違った方向にどったんばったん…恋によって世界を破滅させるルートが失われるの、アンデルセンの理論を思い出しちゃう
ナキくんが何か不都合が生じた際に口をついて出るのが汚い悪口とかでなく「ずるい」なの、幼さと育ちの良さを感じてしまって…まだまだ引き返すことができるようで胸が落ち着きましたわ>>393
ギリギリを反復横跳びしてるような状態ですしそれがこれからも続くようなお話になっていくと思います、書いててハラハラする
セオリも進んで人を殺めたいわけではないのでね……
>>397
こう見えて一応主人公なもんで……やっぱりかっこいいところはね!というやつです
>>413
「こいつは使える/使えない」の認識のみで、他に特定の人類を特別扱いすることはない、「等しい愛の大きさで人類全てを愛している」リディアに「たった一人の特別」が生まれた機会なのです。恋のトキメキは愛を壊す
もっと冷静だともっと知的な煽り方とかができるかもしれませんが色々と理性が外れかけてたので「ずるい」という子供らしい表現を使う形になりました
>>414
「愛するが故に抱きしめる。抱きしめるが故に壊してしまう」というのがこの場合のバッドエンド
あくまで抑止力をそこまで掻い潜れたら、の話にはなりますが仮にそうなった場合天墜のバッドエンド集の中でも1、2を争うほどの人類総体への被害をもたらすでしょう
「ボクは世界を救えないよ。昔はともかく、今の人類にはヒーロー(英雄)なんていないんだ」>>393
>通常テンションに戻して大丈夫ですか?
いいよ!ファーストコンタクト以外は概ね騒がしノリで大丈夫です。六欄さんに対しては(あっやべー人いるしひでーことしようとしてる!)よっしゃ襲ったろ、レベルの感覚でも大丈夫かなぁ、みたいな。
>>413
ふむふむ……。ライダーデイヴィくんは納言さんのイラストそのままに、キャスターデイヴィくんは画像みたいな暗黒神官というか”見るからにヤバい奴”な雰囲気にさせたいですねー。
ショタの時は躙り寄ってくる邪悪、青年時は迫り来る害悪、的な!
>ヴィクトルさんよろしくAIイラストで出力しちゃうのもわかりやすい
ああ、そうですね。まだサブスク登録してるしやってみようかな。
https://www.pixiv.net/artworks/117816598そういえばクラス開示しようか迷いましたが——やめました。
ランサー陣営が自分から開示するのはアリかと思ったんですが流石に一方的に情報渡しすぎでは?って感じたのとか両者クラス開示もアリかもだけど有沙はやるかな?って迷ってた+脱落決議もあるので迷ってる時間はねえ!!って事で開示無しの方向に。次会った時に開示したいですね。
>>419
分かりやすい。ならこっちサイドもイメージ出しときます
弓vs槍に関しては
マスターが刹那が超有利、サーヴァントが総合力でロスヴァイセ有利って感じで鯖鱒で有利が別れてる感じのイメージです。
ロスヴァイセ(装備)
筋D 耐B- 敏A 魔A++ 幸E 宝A+(恐らく今回は使用無し)
趙雲
筋B+ 耐B 敏A 魔D 幸C 宝B
なので尖っててステータスの強弱差が大きいロスヴァイセ、+が少ないけど総合的な安定感は勝ってる趙雲って感じで差はそこまで大きくはないっぽいですが、やはり魔力がA++なのとロスヴァイセが制空権を取れるって点がデカいアドバンテージなのでロスヴァイセが有利に傾きそうかなって感じですね。
一応、場合によってはロスヴァイセに撃破される感じで槍陣営が初手脱落引き受ける事も可能ではあるかなと伝えときます。
>>424
W脱線で貨物大爆発+エクストリーム人身事故が確定してるので混沌フラグ書いても問題ないな!!ヨシ!!って気持ちでした。
ですね。一旦家戻ってから都市魔術で港方面に反応→港直行からのVS弓陣営開始かなってイメージです…!>>417
あくまでビジュアルから引き出されるイメージ上だとデイヴィ(ライダー)くんがそのまま成長したって感じがしますね、精神性もベクトルが違う本人って感じでしょうか
>>419
パワーバランスはラーヴァナさんがイコールつかない程度には力量が上な気もしますがおおむね間違いないと思います
疑問としましては負け筋として想定なさっているラーヴァナさんの宝具は有紗さんの意向で使用を制限していたように記憶していますが、ロバートさん的にはもう使っちゃって大丈夫なのでしょうか?と
>>423
拝読いたしましたー。しっかりコミュニケーションもとれていて、聖杯戦争でしか会う機会はないのは承知の上ですが違うところで会えていれば…と思ってしまいますね。夕暮れはもう違う色…
爽やかながらもソワソワと不安を覚えてしまうような〆が日常パートの最後としてとてもマッチしていますね
>>425
槍弓のパワーバランスも相違ないです、刹那さんは交戦中攻撃はせず防戦に徹するという認識で合ってますかね?
あとRequiemさんの>417の解答的には対面した段階でもう戦う気満々、みたいですがファーストコンタクトの刹那さんは有紗さんの時みたいな感じでしょうか、それとも以前お互いの印象を示しあった時みたいな軽い感じ?或いは軽口もそこそこに?
>>427
マスターがやられるかサーヴァントがやられるかの敗退の仕方から決めていくのも手かなと思います、まだ逆算していく余地はありますしサムレムパロをしたい〜とぼんやりOP見てて思ったんですが「まだ進んで行け〜」の部分、伊草に限らずみなさんの鯖だとどんな風景が広がってるんでしょう
伊草だと現状ロスヴァイセがラグナロク終焉後の戦地、淡路廃帝が曇り空の鳴門海峡かな〜と考えてます(他鯖は調査が不徹底なのでわからない…)
>>430
まあマスターとサーヴァントの分断は昼に狂主従が受けたのもあってそう何度も展開されないものとは思いますが…描きようは無限大ですからね
あとは今の段階で各陣営の夜の部で脱落するとしたらどういう展開かをひとまず挙げていって、それに他が「いやそれはこの鯖のステータス的に厳しい」とか「そうすると他鱒も巻き込まれる危険がある」とか意見していって、一番今後の展開などでも無理がないと判断できる陣営に決めるとかリディアのifのキャラシを作成中。
期待せんで待ってや。何気に今回のラーヴァナといいイェケモンゴルウルスのクリシュナといいインドに縁がある趙雲君。
>>426
お互いに認めながらも、馴れ合いすぎはせずに敵として強さも見極めたみたいな感じです。なんとなく初日生存したと仮定したら後半、もしかしたら最後で槍vs騎が起きそうだなって気もしますし仲良くしすぎはしない感じにしました。エピローグまでマスター両者が生存してたらワンチャン交友関係結べるかも…?
>>428
関羽以上なのは理解してたんですが、なんとなく趙雲が初手で「このサーヴァント、関羽殿以上のオーラを感じる…!」みたいな仲間を軽んじる発言はするかなー…って印象があったので同等のオーラって事にしました。趙雲って五虎将でも仲間意識は特に強い部類なイメージはあったので…
仮に対峙するとしたら唯一勝ってる敏捷+宝具解放で機動力を極限まで上げて速度と手数で攻め切るのが最大の勝ち筋かなー、って考えてたり。
>>429
今回唯一バチバチでない関係を築けそうな所なのでね、こういうタイミングの内に穏やかな会話を書きたいなと思ってたんです。
槍弓パワーバランスも問題無かったようで一安心。そんでおっしゃる通り刹那ちゃんは防戦メインで戦わせようかなと思ってます。攻撃寄りにするとイカレたスペックになるって朽崎さんが言うほどなので、とりあえず防御重視の理由を考えてそれに従おうかなと。
初手の絡み方は…すみません少し考えます。初手バチるのもアリだけどダメ元+有沙が行けたからとファーストコンタクト仕掛けて速攻なんだァキミィするのも面白いかなって迷ってて…
>>431
そうですね…サムレムパロ趙雲は長坂の戦いで、森の中で四面楚歌してる状態での後ろ姿とかかなって。
脱落パターンはそうですね…文字数行けるか分からんので次レスで行きますわあのシーン、最期の瞬間ってのはまずないだろうし全盛期というにも心象風景というにもしっくりこない鯖がいて本当に不思議なんですよね
ちなみに自鯖で明確にコレ!ってのは
阿弖流為→北上川での交戦を山上から見下ろす
ホレス・ウォルポール→ストロベリー・ヒル・ハウスの一室、手には本を一冊携えている
カール4世→建設中の石橋の上で向こう岸を眺めている
柿本人麻呂→多くの船が行き交う海を浜から見る
カスパー・ハウザー→雲一つない星空を見上げている
京丸→大輪の牡丹が咲く花畑に一人で佇んでいる
藤原泰衡→燃え盛る平泉の邸宅群を見つめている
鵺(フォーリナー)→丸木舟の中から月もない夜の川に浮かんでいる
こういう時水辺と火って題材としてよく映えますよね
>>433
多分扱う魔術的にセイレムでのアビーみたいなダイレクトアタックしかけてきそうな気がするんですよね。確かにそれをされるとせっかくの遠距離戦が無意味になるので調整で一気に削っちゃうのも悪くないと思います>刹那さんの攻撃
自分もどちらも捨て難いなと思っていたので…最初友好的に構えてた方が耿実的にも口撃しやすいとは思うのですよ、はじめから敵対的だと恐らく口を挟んだりもせず粛々と撃ちまくりそうなので
長板の戦いの趙雲さんほうほう…と調べてみたら三国志演義の方だと糜夫人の覚悟ガンギマリでびっくり。多分救出に向かってる最中イメージなのでしょうが阿斗をおぶった姿を想像してしまった>>429
ファーストコンタクトですが、とりあえず初手軽めに接する→プッツンでよーしキミとは仲良くなれないね、キミみたいなヤツならトリックオアトリックで分からせてあげるよ覚悟しろ!!ってなる感じにしたいなって思います。
刹那ちゃんは目で見れば相手の印象を見透かせるっていうキャラシの部分でやべー奴なのを見破る→でもとりあえず有沙の事もあるしでまずはコンタクトだ、よーし頑張るぞー!!こーんにーちはー!!→例の流れ→刹那「何だァ…キミィ…?」でランサーもこの敵は問答無用でやるしかない方の敵だ認定で即刻ガチで構えるって感じのイメージですがどうでしょう?
やっぱり六蘭さんと刹那ちゃんは今までの話的に100%相互理解不可能で殺るか殺られるかしかない相手ですし、それなら出会って掛け合い1発で即一触即発が良いかなーと。
あとコレはついでなんですが、青紅剣使用=弓陣営に真名割れるので、もし次のバトルがあったら「君の真名は趙雲子龍…で合っているかな?それなら君はそんな技術の宝具を持って五虎将と囃し立てられながら主君も国も何もできなかった哀れな奴なんだね、可哀想に」みたいに劉備と蜀を守れなかった件で煽るのもアリじゃないかなってふと思いました。地雷ど真ん中踏み抜くのもやるかやらないかで言えばやりそうですし。解釈違いだったらマジで土下座モノくらい申し訳ないですが…文字数
>>431
槍陣営の負け筋ですね。
個人的にはまずマスターの刹那が六蘭に殺される、ってのは無さそうかなって気がするので除外。
個人的に思いついた主な負け筋としては
・妖精=鉄の武具に弱いでロスヴァイセに掴まれて武具当てられて刹那が超デバフで倒されるルート(刹那=鉄に弱い訳ではないかもなので一番無しルートかも)
・ロスヴァイセの宝具で遠距離から集中砲火、近付く隙を与えられず撃破されるルート(でも宝具は1回限りなのがネック)
・最初からガンガン砲撃が当たっていってダメージ→切り札の青紅剣をロスヴァイセがギリギリで躱して、負荷が掛かった隙を明確に狙って砲撃を直撃させて槍と剣が離れる→反撃の隙を与えず撃ちまくって倒すルート(今回だと一番現実的なルートっぽい、個人的にはこれでも良いけどせめて一矢報いる位の見せ場はほしい)
とりあえずパッと思いついたのはこんなモンでしょうか…
問題としては、1対1かつ相手が恐らく宝具を使えない、マスター殺しも難しそうだって状況ではあるのが今回の退場の難しそうな点かなと。
ただ、主人公ポジの味方寄りの奴が最初に倒れるルートはサムレム弓でもありましたし、槍が最初の敗北って流れになったら納得はしますし受け入れるつもりです。そうなったらワンチャン刹那ちゃんが生き残った元マスターとして有沙ちゃんに明確に味方するルートもあるかもだし…
とりあえず今思いつく限りではこんな感じでしょうか。意見とかこの敗北ルートもありそうじゃね?って奴あったら教えてくれると参考になるかもですレージュさん…聞こえますか…レージュさん…
妙なことをお聞きしますが、メレ坊は楽器を弾けますか…?こう、貴族階級の嗜み的なアレで…
聞こえますか…レージュさん…聞こえますか…
>>435
パッと浮かんだのだと鹿之助は月を見上げるシーンですね絶対に。間違いない
ロベスピエールはうつむきがちに血塗れのギロチン台へ……というのは、ちょっと聖女様と被るか…
隆元とかは顔が見えずに夜更けに机に向かいながら筆を走らせるシーンだったりしてほしい
>>436
ですねぇ…全員が納得できるのならそれが一番に違いない
>>438
そーですねぇ…製作者的には宝具抜きの遠距離攻撃だけで趙雲を仕留めるのは厳しい印象。そりゃあアーチャークラスの砲撃なんでアホみたいな威力でぱんぱか撃ちますが、それを捌ききれない趙雲じゃないでしょう
もちろん宝具ぶっぱが当たれば一殺は確実ですが、これはどうやっても相討ちになりますしね
可能性があるとしたら…うーん…回避不可能な距離からの溜め砲撃とかでしょうか
これもランサーの槍が届きかねない距離だからやっぱり相討ち展開になる?>>438
趙雲さんとの対決で思案するなら、ギリギリの攻防を続ける中で列車事故発生→以前言った車両が二騎の間に、それによってロスヴァイセが至近距離まで接敵しゼロ距離射撃で霊核に戦闘不能レベルの負傷
で勝敗は決した…と思ったら「…獲ったぞ!」って趙雲さんが最期の力を振り絞って青紅剣発動、宝具直撃により大神宣言が大規模破損
みたいな展開ならどちらが脱落(もう一方は満身創痍ながら生存)もおかしくないのではないかな、と。そうすれば令呪による修復も後に視野に入れられますし
マスター(刹那さん)の死による脱落を考えるならやっぱり列車事故かなあ。何らかの要因で結界を解くことになれば、さすがの刹那さんでも何十トンもの鉄塊の下敷きにでも遭えば…肝心の要因が思い浮かばないのが難点ですが
>>437
その流れにしましょう、有紗さんとの出会いが最初だったことの弊がいい感じに出てて悪くないと思います
あと耿実は伝承の武具なんかの名を冠した発明をしてますし趙雲さんの真名はわかるでしょうね、そして間違いなく煽りますので解釈一致でしてよ。不思議だろうなあ趙雲(推定)が敵将の武器持ってるの
「何故君がそんなもの(青紅剣)を持っているのか甚だ謎だったが、なるほどね。主の意向に異を唱え、主の死後おめおめと生きて、国も守らず…そしてその剣。歴史に残らぬだけで、趙雲子龍は叛旗の造反者だったと。これは面白い真実だ、滑稽だ!」みたいに悔恨を踏まえた上で敢えて履き違えてみせるかも?
>>439
>暗がりに満たされた宮中を背景に~
おわあぁ…恵美押勝の乱鎮圧後の本拠(中宮院)を取り囲まれて着の身着のままに廃位されて配流されるところだあ…(100%妄想)
淡路廃帝の誕生はまさしくその瞬間であることを考えるとそれもとても良いですね…良い知見を得られてハッピーにございます
>>442
象徴的なものが明確な鯖は想像しやすいですよね。それぞれで振り向くことに含まれる意味も変わってきそうなのが面白いところ
ロベピさんのは聖女様のそれよりもっと晴れやかで賑やかな感じにするとか?快晴の夏空の下で観衆が見守ってるみたいなマジで今日から日曜までの間がかなり暇な執筆チャンスなので気合い入れます。頑張ろう俺
>>435
サムレム風OPの趙雲は多分片腕の位置が不自然(カメラワーク的に見えない位置で阿斗を抱えている構図)になってて「この腕の構図不自然では?」「抱えてるっぽい構図?」「やっぱコイツ真名趙雲じゃね?」って言われるやつ
糜夫人さんはマジで覚悟キマってましたからね…趙雲の幕間2か趙雲オルタ絡みのイベ作るなら新邪馬台国の戦闘力ないタイプのNPCにできなくはなさそうな女傑な気がする
阿斗は守り抜けたものの糜夫人の死を止められず立ち会ってしまった、ある意味劉備と同様に止められなかったってのがあるので余計に「守る守る言っときながら生前糜夫人とか劉備とか蜀とか護れなかったよね?」って言って煽られたら言い返せないんですね。ただコレを敵に言われたら流石に趙雲も今まで書いた事ない位にガチでキレるとは思います。多分無言かつ怖いくらいの無表情で青紅剣解放して斬りかかってくる
>>442
そこですね。
ぶっちゃけロスヴァイセがA+で宝具解放すれば弓に流れを完全に持ってけるのは事実なんですが、アーチャーの宝具は1回限りだから絶対レイドで使った方がいいと思うんですよね。
その上で考えると結構両者は拮抗しそうかなと。
制空権を取れて魔力面がエグいっていうロスヴァイセのスペックで少し差はありますが、ロスヴァイセが宝具封印しなきゃいけない状態で趙雲が切り札の青紅剣解禁して超火力+敏捷加速を乗っければスペック差も詰められてイーブン、或いは少し槍優勢寄りになりそうですし。とはいえ弓にはレイド枠って重要な役目もありますしこっちが倒すのは難しい。
なのでこの段階での弓槍だと確実な決着の決め手ってのがあまり思いつかない、ってのが正直な所ですね。こっちの勝負で槍陣営敗退を考えるなら、それこそ令呪が鍵になるんじゃないかなって気がします。そういや前投げた自来也おじ夏霊衣、よく考えたらスーツ系夏霊衣って割と胸見えてたりする奴が多かったんでちょっとデザイン修正するかもです
>>444
>砲撃で致命傷からの最後の力で宝具で大神宣言破損
その決着パターン良いですね…!これなら仮に最初に脱落になっても完全に受け入れられるかもです。
>趙雲子龍は反旗の造反者
エクストリーム地雷タップで大草原。
「……否定は、しない。だが、肯定もしない。だが、事実は言わん。……俺が貴様に話してやる様な事実など、一片たりとも存在しない。」(無表情で凄まじい殺気を放つ)
もしこの流れになったらこんな感じで驚くほど落ち着いた雰囲気でマジギレします。元々マスター煽られる、人身事故起こしまくるっていう上に、自分の気にしてた部分を踏まれた上で「反旗の造反者」ってド地雷踏まれたら最早役満なんてレベルじゃないと思われるのでもう問答無用になります。流石六蘭さん俺たちにできない事をやってのけるそこに痺れる憧れる
刹那と六蘭のレスバもありますし弓陣営へのヘイトが一番高いの槍になる可能性ワンチャンありそうですね…>>450
今のプロットだとメレ坊以外にいい感じに収拾つけられる人がいないのでね…がんばってもらわなきゃいけない
ルナ?やつは好き勝手しておりますよむぅ…。
>>432で言ってたリディアのIFのキャラシ、ピンと来なくて全削除しちゃった…。
止まってる連載の続きを書こう。脱落もそうだけど二日目夜の交戦の詳細を希望として出し合っていけるのも今のうちだろう〜ということでこういう展開挟めたら良いなを漠然と
弓陣営は主従共に戦闘スタイルが遠距離型なので槍陣営との対面&敵対時に耿実の指示でロスヴァイセが先制攻撃、それを弾く趙雲さんでもうもうと煙が立ち込め、弓主従の姿が消えている(飛行で移動した)
槍陣営目掛けて砲撃、と一緒に耿実が拡声器か何かで刹那さんを煽る、ブチギレ刹那さんが都市魔術で街中の町内放送スピーカーを乗っ取って爆音レスバ
神秘の秘匿?一般人に聞こえる?でぇじょうぶだそれを掻き消すレベルのドンパチ(ロスヴァイセVS趙雲)が起きてるから聞こえてるのは当事者たちだけだよ多分
>>445
>>446
良かった想定地雷地点が外れなかった…趙雲さんがキレるのって何気にこれまで滅多に描写されてこなかった分新たな顔の深掘りという点で悪くないかも…?ただこの場合物語としてはこのまま槍陣営がやられるのは後味が悪い気もして、どうにかレイドなりで黒鹿さんの言うように逆転の契機としたいところ
耿実は創作におけるキャラクターの個性を裏付けるのに重要な過去という要素を全力で否定する男なので、対峙する期間が長ければ長いほどヘイトは溜まる奴ですね。大して強くもないのに…(某ロボット並感)
>>447
おおう、これは…見返る仕草にまた別の趣が見えてくるシーンになりますね…
あそこって本家がどれも当人(サーヴァント)以外の時が止まっているようなシーンなので、帽子が宙を舞ったりして本当に「その瞬間」がロベピさんに遮られる形で展開されていると考えられて、少しの間とは言えかなりヘビーな描写になりそう連日残業Dayだったので返信がむずかった……遅れてすまぬ
>>418
デュエプレでも速くディスペクター使ってみたいですわ。今は光単とバイクがメイン!
>>422
>伊草市の伊草部分は「イグサ」と読みます
ほんとや……。
>>429
>デイヴィ(ライダー)くんがそのまま成長した、精神性もベクトルが違う本人って感じでしょうか
そうですね。ショタヴィくんがおどおど邪悪ショタだとするとデイヴィくんは爽やか性悪イケメン王子って方向性かな?
ショタが沈没した”モノ”に関する『王の財宝』なら、王子モードは水死者を隷属させたり、自分の身体を海棲生物に変化させて直接ボコってくる感じ。
「沈ん、だ。物は全部。ぼくらのだ、よ?」から「フハハハハハ!薄情者の事など知るものかよ!僕(やつがれ)共が世界を諸共支配してやろうじゃないか!」みたいな。
>>431
>どんな風景が広がってるんでしょう
サタン:豪華、普通、粗末な意匠がジッパーとかモザイク、糸や包帯やら魔法陣で継ぎ接ぎになった玉座に座りながら平和と戦乱の光景を同時に俯瞰している
パロミデス:火焔に塗れ、幾多の武器が突き刺さった死屍累々の丘(カムラン)
マルフィーザ:フランス調の王城。騎士たちが盛んに槍試合をしている
デイヴィ・ジョーンズ:真っ暗な海の底でクラゲや甲殻類、魚などと一緒に微睡んでいる
みたいな妄想。王座系が多いわクッチーの干し首って爆弾ではあるけど、本質的には呪殺礼装、ガス兵器だよなと思う今日この頃。
①起爆→②金属片を撒き散らす。物理ダメージで倒せればヨシ→③溶けた脳漿によるガスというかが爆心地付近から広がる→④煙を吸った生物に血液が変質する呪いを発症させる→⑤血液の変化によって致命傷
みたいなプロセスだし
さて、伊草に関して色々。
>>429
>パワーバランスはラーヴァナさんがイコールつかない程度には上な気もしますがおおむね間違いない
そうですね。根拠としては継戦能力面です。クッチーも有紗ちゃんも魔力回路はどっちも質:B 量:B !ならば持久戦に持ち込めば同等ぐらいのパフォーマンスにはなりそう!?という読み。
>>438
>刹那は妖精=鉄の武具に弱い
そういうのは特に考えてなかったです。妖精ではあるけど、同時に人の属性も持ってますし……。
>>444
ふっふっふ!結界が崩壊したら今度は魔眼を使ってすり抜け回避をすればよいという考え。
無駄に生存力の高い女、刹那・ガルドロット。防御、回避、生命力の全部が100点満点中200点ぐらいあるなコイツ……。しかし魔眼に関しては起動が間に合わないと駄目なので、24時間365日完全無欠の異能生存体って訳ではないかな。>>421
>有沙は割と中距離戦も出来る
なるほど。剣士、鍛冶師というイメージが先行してたな……。確かに「魔弾撃てるよ」とかありましたね
>>426 >>441
クッチー「『襲撃した宗谷邸にいた草薙の当主が俺を危険視してくる』『さっき襲撃した復讐鬼ちゃんも勿論俺を狙う』つまり……挟み撃ちの形になるな」
THE★自業自得!悪名轟く狂人ネクロマンサーだからね、しょうがないね。
>>443
>管理者の死がスピーディー
クッチーは言う程積極的な殺/害を目論んでいる訳では無かったり。聖杯は欲しいですからね、他のマスターに関する情報いっぱいあったら良いよね!「おうジャンプしてみない?(ショットガン押し付け~)」
>>441
>ライダー陣営の負け筋はバーサーカー介入前に『封,殺.せし朱羅の騎士(クリムゾン・ナイトハザード)』で能力封じ
まぁ自分の想定もそんな流れですかねー。ただ状況的には一応乱戦だし、『封殺/せし朱羅の騎士(クリムゾン・ナイトハザード)』には令呪が必要になってくるかな
現時点の情報だと三つ巴とは言いつつ、実質2vs1っぽくなりそうだな……。ただ即席な上に明確な同盟じゃないですから、そこら辺の隙や連携の甘さをパロミデスが突いて逆転!というのは問題無くできそう。淡路廃帝とパロミデスはかなり相性いいですし
ひるがえってマスター戦はクッチー不利……なんだろうなぁ。まぁクッチーはいざとなれば徹底的な逃げの選択肢を打てる。コレは強い!気がする。
>>430
>三つ巴になるといっても3つの陣営が同時に来るわけではないですよね?
そうですね。草薙家当主と宗谷家当主が聖杯戦争に関する会談をしてる最中に「話の途中だが死霊魔術による敵襲だ!」からの暫くおいて「朽崎の首をよこせ!」と千早さんが突っ込んでくる流れになると考えております。>>431
新八:芹沢や新見達と一緒に泥酔しながらはしゃぐ光景→徐々に遠のきながら並行して色褪せていき、映画館で上映中のモノクロ映画だと分かる→唯一の観客である杉村の爺様がそれを感慨深く鑑賞中。
景清:壇ノ浦で黄昏ている。
長七郎:鷹司家の本宅で赤ん坊を愛おしく抱きしめており、父の幽霊が縁側でくつろぎながらそれを優しい表情で見つめている。
家綱:鷹司家の本宅の正門を寂しげに見つめており、父の幽霊が肩に手を置きながら優しい表情で慰めている。
ビートル:我が闘争の原語版を大事に抱えながら雑踏の中へ消えていく。
トム&ハック:トウェインの墓参りをしている。
クリスティ:オリエント急行の食堂で背伸びしてワインを飲みせき込む少女時代→ナイル川を渡る観光船のデッキを微睡ながら歩くハーレイ→バートラムホテルの客室で、老け顔に変装するため厚化粧中のマープルへと、場面が切り替わる。
といった感じですね。>>453
拡声器レスバ良いですねえ…!作品違かったらハ◯ビンホテルよろしくオシャレな曲背景にラップバトル始めそう
思いついた展開だと、そのレスバ+戦闘開始の次くらいの序盤で
趙雲が接近して攻撃開始→ロスヴァイセが飛行しながらガンガン攻撃してくるのを捌くけど少しダメージ入る、空中を動きながらガンガン追い詰めてくるロスヴァイセが優勢→それを見た六蘭が「見たまえ化け物嫗某!やはり其方の方が押されているように見えるなァ!!」「それも無理はない、見てみろ!美しいだろう、吾輩のサーヴァントは完成された究極の兵器だ!美しい技術の極致!!技術も力も!!その辺りの戦士とは格が違うのだよ!」みたいに煽りまくる
↓
「ねえねえ、なァに勘違いしてるの?」「なに?」「……やっぱりキミの目は見掛け倒しの節穴だ。いつ、ランサーの槍が、ただの槍だと言ったんだい?」
↓
跳躍して趙雲がロスヴァイセに刺突を入れようとするがロスヴァイセが躱す→落ちる趙雲にカウンター砲撃を入れようとした瞬間涯角槍から高出力の風の刺突を放つ(今まで風は使ってなかった)→ロスヴァイセは躱そうとするけど少し浮遊のバランスが崩れ、そこを風でターンした趙雲が吹き飛ばす。ロスヴァイセにも軽いダメージが入る
↓
あの槍も技術の結晶だったのかと少し驚きながら槍を見る六蘭に刹那「あれあれー?兵器大好きな癖に、こっちのギミックは見抜けなかったんだねぇ?」「ギーク君って言おうと思ったけど…どうやらキミは、知識はあるけど肝心の審美眼は無いよわよわオタクなんだねぇ!ビックリ!」「図に乗るなよ時代錯誤の老婆が…!!」
みたいな感じの流れで大神宣言の飛行、涯角槍の風属性って互いの手札晒して戦闘激化って流れとかどうかなーと。
洛陽終盤でラスボス予定だった董卓が三国時代愚弄してキレさせようと思ってましたがお蔵入りになりましたのでね。青紅剣絡みでそういう風に言ってくる奴とかいたら面白そうと思ってたのでドンピシャに地雷アタックしてくる六蘭さんみたいな奴を正直待ってましたとも
ですね。最初に槍陣営退場の場合は弓レイドの時に刹那が有沙に「大神宣言の◯◯パーツの辺りはボクのランサーが損傷させた。治っていたとしても、間違いなくあそこがアーチャーの弱点になるよ」って先に伝えといて、決戦終盤でそれが決定打になるとかどうでしょう>>461
現時点でもう龍の歴史や鬼の歴史でもない、紙の歴史からかけ離れたD(データ)の歴史になってるから。
マナシステムも違うしね。デュエプレオリジナルカードのディスペクターとか来ないかな。
>>462 >>463
千早さんと有紗ちゃんに面識ないなら2vs1も厳密なソレにはならなさそうですし、マジでどうとでもなりそう。「そもそもちゃんと連携できんの?」というか。
あと淡路廃帝の「争の坩堝」に影響されて、共闘を目指した結果ガタガタになる可能性だって無くはない。
千早さんも午後の敵襲の際は疲労で気絶しかけ、そっからほぼ休まず状態から連戦っぽいなと思うので、コンディションとか考えると大分不利なんじゃないかな、と(まぁここら辺は火野さんに要確認ですが)>>454
なるほど、ライダーデイヴィくんが引き摺り込んでくる恐怖を想起させてくるそれならキャスターデイヴィさんは襲いかかってくる恐怖って感じ。パイレーツオブカ◯ビアンのアレとは違いますが、髪が触手みたいになっていたり異形みが強くてもおかしくないですね
ただその場合だと僕(やつがれ)って一人称はちょっとそぐわない気もします。かなりへりくだったものですし、セリフを見るにやはり俺とかオレ様とかなイメージがします。尤も「薄情者」など気になるワードがありますし、何か事情のあるところが垣間見得ますが…
>>456
あぁ、そういうイメージもありますね…確かに…完全に耳にプリズム現象起こしてましたわ。それも侘しくて切なくてとてもいい…ハッピーで埋め尽くされる
>>460
ディスってみせろこれはフリースタイル!服が変!(同時パンチ)…ってコト…!?
レスバの内容も良いですね、捲し立てるだけたてといてぐぬる耿実がとても解釈一致です、とても書きたい。最後はもう明確に「ババア」とか口走りそうなくらいぐぬぬってるでしょうな
自分もそういうライン越えできるキャラってfgo時空だと三寒四温くんみたいなイベント産のいかにもやられそうなヤツでしか出来ないよなあと思っていたので…なので今回一助となれるかもしれないというのがちょっと楽しみだったり
そういう尾を引く展開好き好き大好きー!ですがレイドボスロスヴァイセ(新生ヨルムンガンド)は姿形がブルアカのビナーみたいになってしまって原型がないので痕がどう残っていることにするかが難しいですね…
>>461
>>455
刹那さん生存ルートは自分もそれで良いと思っています。耿実がレイドボス陣営の通例として死ぬとしたら、古いものを疎んで新しいものに執着した男が死.んで古いながらに新しいものへ手を伸ばす刹那さんが生き残るのは皮肉みたいに思えてなかなか乙ですしセイバー陣営としては3日目のvsアーチャー戦開催後での退場が希望ですかねぇ。レイドボスに剣ブームぶつけるのはやりたい!
ついでに言えば、一応悪役が誰も倒せずにすぐやられて終わり!は避けたい所……。
>>466
子供の時は「みんなと仲良くなりたいな!自分の事好きになって欲しいな!」って感じで受動的だったんですが、キャスターまで成長してるとやっぱぼっちな訳ですよ。
なので「みんな自分みたいな亡霊も、海の中にも興味無いんだ!もう知らない!じゃあ遠慮せずにこっちから沈めて、皆を支配してやるわー!」
っていうヤケク.ソテンションというか、拗ねて卑屈にこじらせちゃった感じですね。
あと一人称”俺”系は手持ちキャラに多いので、被りを避けたいというのも少し……。>>457 >>462 >>468 >>469
すいません、返信遅れました
二日目夜の狂陣営立ち回りですが、こちらの想定&希望としてはおおよそ下記の通りになります
・朽崎を追って偶然宗谷邸に辿り着く
・そこで目当ての朽崎を捕捉。が、どうも何かごたついてる事に気づく?(この辺は要相談)
・一旦遠巻きに様子を見るも、そのやり取りから宗谷がこの儀式の主催者であった事、さらに既に始末されていた事を知る(ついでに爆弾の件もこの時知る事でOK?)
・とりあえず状況判断的に既に襲われた&宗谷邸襲撃犯と思しき朽崎の方がより危険と判断。戦闘に乱入し、朽崎狙いで立ち回る(有沙も標的ではあるが、優先度的には後)
IF千早が知らないのは事前に得た情報が「土地の魔術師が企ててる」程度でしかなく、どの魔術師がどこにいるか~までは把握しきれていなかったという事で
実際宗谷からの使い魔連絡もハブられてたし、問題なく通るのではないかと
ご確認よろしくお願い致します。個人的には弓退場後にもまだ脅威というか騎にとってガチの危険な相手がいた方がいいってのを考えると剣は残るのもアリかもって気がしてきました。
そして狂も有沙さんと良い対立関係できそうですし、やっぱりそう考えると認めるのは辛いですが…バチり度は低めで騎に友好寄りの槍陣営が一番初手脱落適性ありそうな気がしますね…
まあ最悪コラボで名誉挽回という手もあるし…
>>475
良いですよー
ただ確か黒鹿さんverツタンカーメン君って今まで見た目とか顔のビジュアル出てない奴だった筈なので、そこ込みで考える感じになると思うんですがそれ担当自分で構いませんかってのと、あと一応擦り合わせ的なアレで
・ツタンカーメン君その物の見た目のイメージ(特に髪型とか雰囲気とか)(大雑把でもOKです)
・その上で水着霊衣はどんな感じが良いかってイメージ
ってのがあるとイメージ合わせられそうで助かるんですが、大丈夫でしょうか?弓レイドの時にまともな連携の取れる陣営が欲しいので、ライダー陣営としてはランサーに残って欲しいところですね。
弓レイドではヴィマーナで海上か山のどちらかにアーチャーを押し出す展開を考えてるので。
セイバーの最も危険な宝具を封じた状態で戦える、二度は無いかもしれない好機なのもありますし。>>476
えーっとですね…(キャラシ再確認)
大雑把なイメージは第二再臨のオジマンディアスみたいな雰囲気を想定してます。ショタオジマンディアス的な感じで、衣装の雰囲気も近いです。キャラシにある「青と黄金の衣装」はメインカラーが黄金、青は宝石なんかの装飾品の色をイメージ。髪色は守護者っぽい灰・白系統のツンツン頭です
水着霊衣のほうはシンプルな水着一丁にツタンカーメンマスクの上からサングラスをかけたどう見てもはっちゃけてるヒトです。水着の色はやっぱり青系統?疲れすぎて何もできない〜という日は他様のCV(今回は伊草)を妄想して過ごす日曜日。敬称略、異論もたくさん聞きたいです
朽崎 遥:神谷浩史(と前に聞いたような記憶)
パロミデス:朴路美or沢城みゆきor斉藤佑圭
刹那・ガルドロット:小澤亜季or石原夏織
ロスヴァイセ:大森日雅
草薙 有紗:佐々木瞳
ラーヴァナ:瀬戸麻沙美
志村 千早(IF):河瀬茉希
宗谷 進三郎:宮本充
アグラニオケ:三石琴乃
>>468
淡路廃帝の「争の坩堝」は意識的なオンオフができないものとなっております
指向性は一方向に多少加減をすることはできますが(レージュさん作の「連鎖特異点『奇怪島備忘録 ビザー・アイランド』」でもそのような使い方になっております)、基本廃帝から全方位に放射状に拡散されているようなスキルです
三つ巴組の展開を相談中とのことで、ほか淡路廃帝について気になることなどございましたら製作者としてお答えしていく所存〜
>>477
レイド舞台は元より自分は海想定(ラグナロクでのヨルムンガンドが海から陸へ攻め入る存在であること由来)だったのでヴィマーナは別なところで活躍させたいところですが大丈夫でしょうか?
…というかもしかしてこの夜の部が終わった次の日が本番だからもう詳細詰めに取り掛かった方がよい感じでしょうか?そういえば今更ですが、趙雲のCV梅原裕一郎さんは大体アルハイゼンみたいなタイプの声のイメージです。ただどうせですし納言さん的な趙雲のイメージCVもお聞きしたいですー。参考にしたい。
>>484
イメージCV妄想良いですねえ…!個人的にロスヴァイセは土屋李央さんも似合いそう。
刹那ちゃんはその2人だと個人的に小澤さん派かなー…
>>485
大人っぽく振る舞ってる少年感を出したかったので伝わってそうで良かったです…!
小ギル的な奴はですね…今からOK貰い次第水着霊衣を描く予定なのでもう少しお待ちくださぁい
>>486
よぉしOK…!!ロック君と差別化させようと思って色々変えてはみました。本当は着込ませようと思ったんですが他版権のツタンカーメン検索しても大体脱いでてェ…参考にならなくてェ…
とりあえず杖とか軽く変えた改修版でーす。
あと霊衣の仮面はヴェネツィア風というかペルソナ5のジョーカーみたいな仮面とかどうでしょうと提案してみる。ガチツタンカーメンマスクの上にサングラスはシナリオ初手の出オチ枠もアリだと思うのです…朝っぱらから大変なことになっております(やんややんや)
>>487
おー良きです。杖と胸当てがいい感じです
なるほどヴェネツィア風の…やっぱりツタンカーメンマスク+サングラスはネタに振りすぎてますかね?
カッコいい担当は他の人がやるだろうとか考えちゃって…つい好きなように…
>>488
はーい、お願いしまーす
>>489
ひょえっ、憂いを帯びたショタきた…
目の周りのパワーがすんごい。絶対覚悟決まってるこの子
ゆるゆる作画のツタンカーメンマスクかわいいですね。波に揺られててほしい……あのシープはいったい……?
>>491
いや〜…かわいいですね…!ルナの武器は肩まわりだと考えてたのにおそろしいまでのくびれがおそろしい
新しい色どんなのかなと楽しみにしてましたがまさかのミントグリーンとはね…ふりふり!すけすけ!ひらひら!なんだこれはかわいいぞ!
雰囲気が最高に夏。湖を背景に、木陰で!?いやもう似合いすぎでしょうよと。なんだぁ?
なにより三つ編みですよね三つ編み。かわいい。すんごくかわいい。こういう時だけの普段しない。どうにかなっちゃいますよちなみに>484のorはキャラの側面によりけりなゾーンです
パロミデスさんなら強さでは朴路美さん、戦闘中の昂りでは沢城みゆきさん、普段のお姉さんキャラでは斉藤佑圭さん
刹那さんなら小澤亜季さんではひたすら陽!元気っ娘!な感じで、石原夏織さんでは明るくも内側にひとりぼっちの少女を抱えた不安定さを意識したものになっています。井上ほの花さんも似合うかなと思いましたがロリっぽすぎるかな、と
>>487
趙雲さんのCVは実は初期は前野智昭さんだったのです…ええ、中華で、前野智昭さん。その後思わず笑っちゃいましたよね…
土屋李央さん!自分が知ってる範疇ですとハスキーで落ち着いた声なイメージでしたが訥々とした感じが確かに合ってるかも…!
>>489
かんばせが、特に目がツタンカーメン(仮面)だあ…!神秘性を感じられますね
ゆるゆる仮面装備姿は仮面装備状態がどこかの再臨であって、わからないとかリヨとかの差分で出てきそうな気配がする…
>>490
あー刹那さんが大谷育江さん…賑やかな感じは確かにその系譜な気もしますね
キャラシの段階でCVが当てはめられているキャラはそのイメージで安定しているので鯖は置いておいて…エイベルさんは少年キャラを演じてる時の阿澄佳奈さんイメージかな、と思ってます
>>491
わー!緑!ここでイメージカラーと補色関係にある緑を持ってくるとはルナちゃんおしゃれさん…
三つ編みに使っている以外にも腕にもシュシュ付けててヘアアレンジも色々できそうですね。普段のツンツンヘアーがサラッとしてるのが特別感があってとてもいい…!ちょっと明日まで半ROMします
>>472
>パッと思いつくようなメリットは何にもない
別にクッチーそこら辺をあらかじめ分かる訳じゃないですしね。神の視点持ってないから(刹那は持ってる)、的外れな行動も普通にするでしょ、という判断。
まー仮に宗谷邸向かっても反応次第で色々その後に取るべきルートがわかってくるでしょうしね。
宗谷邸で得られたモノが無い→使い魔で見つけた相手とか草薙家にカチコミ
宗谷邸に自分と同じく文句なり情報収集しにきたヤツがいる→ソイツを襲う
宗谷邸で色々ゲット→その情報なりを基に聖杯戦争をガンガン進める
みたいな。
>>484
>「争の坩堝」は意識的なオンオフができない
よし来た!これで勝つる!少なくとも大分有利というかコッチに嬉しい戦況になったな。(具体的に言えばカーテナビームが乱射可能になった)
>>484 >>490
刹那のcv?村瀬歩と佐倉綾音だよ!具体的に言えば「速水ミハヤ(つれないほど青くて あざといくらいに赤いのヒロイン?)」の声。
>>484
クッチーのcvなぁ……。神谷浩史さんの間桐慎二に対する向き合い方とかを考えると、ちょっと脳内cvとは言え当て嵌るの躊躇しちゃう感。それにまんま、折原臨也になっちゃうしね。
なので現在、個人的にクッチー役として注目してるのは子安武人さん。>>496
大体こんな感じ(刹那cv)YouTubehttps://youtu.be/ED1yqfTA41s?si=MsT-z7pmvDh1bY-Q
YouTubehttps://youtu.be/zC9QgAcoJiE?si=VUD-EI3Tt4TuhJtd
あーでも、吉岡茉祐さんとかもアリか……?
>>494
沢城みゆきさんはなー。マルフィーザに頼みたい印象強い。でもそれやったらほぼモードレッドなんよね
伊草に関してですが、流れや脱落に関する色々をスムーズに決めるなら、もう「優勝者は誰なのか?」辺りを決めてもいいかも?
「アーチャーはレイドするからココで終了」、「〇〇はこういう事情で」、「自分はこういう風に脱落かなぁ、でもその前にこういう事したい」みたいな感じで流れを全部決めちゃうの!|д゚)チラッ
>>507
ありがとうございます、健康的な可愛い子は良い文明〜太陽神で羊形態ってモロにギリシャさんと被ってるなと気づいた朝
そもそも題材が太陽+豊穣をイメージするから神話単位で似通う部分も出るんだと気づいた朝
というところまで考えて古くから太陽に紐付けられる羊さんの豊かさのポテンシャルがやばいんだなと気づいた朝でした
>>503
希望…アレンジ…希望…アレンジ……………すいませんパンイチ形態しか思いつかないです!お任せしてもいいですか!?
仮面自体を変身させるのいいですね!宝具シーン限定の特殊演出みたいな!
>>507
ふむふむ…先にサーヴァントを落とすか、マスターを落とせるかって勝負になってきそうですね
>>509
かぁっこいい〜!鋭い視線がすてきですわ〜
>>510
かわかわよ。元の曲もかわいいのかと思って聴いてみたら…あるぇ?
この手は引かれていっても大丈夫なやつです???>>512
よっしゃ任されましたOKです!
今日休みだった+例の話題解禁まで時間あるので今から描いてきますわーそろそろ大丈夫ですかね
という訳で
祝☆本家版趙雲登場!!おめでとう!!!やったぜ!!!
予想はしてたけどガチで本家版趙雲キタァァ!!カッコいいヤッター!!デザインカッコいいー!!プレイアブルだあああ!!!しかもDLCなら主役確定じゃねえかよっしゃああああ!!!という歓喜の気持ち9割と直撃だあああああ!!!俺の代表サーヴァント直撃来たどうしよおおおおう!!うわああああ!!!という直撃しちまったどうしよう感1割が同時に来ました。
にしても思ってたより鎧が軽めだったり赤髪だったりとビックリ+脱帽なデザインで流石公式ですね…強い…
あとは直撃したどうしようって事なんですが、とりあえずプレイして本家版趙雲がどんなキャラでどんなスキル宝具か次第では最悪伊草後にロストも考えるかもしれません。今見える範囲だと
本家
・ライダー、赤髪上げ、乗馬がメイン?、長坂単騎駆方面プッシュ?タイトルが白龍だからそっち側で何かアリ?
俺版
・ランサー、黒髪メカクレ、馬は使わない、風属性、三国ガジェット面プッシュ、切り札が青紅剣
って感じで、公開されてるストーリー的にも長坂単騎駆方面プッシュしてる気がするのでそれならワンチャン差別化できるかもしれないって一縷の望みを抱いています。
なので、少なくとも伊草終わるまでは何もしませんが、もし公式で青紅剣なり三国ガジェットなり出てきたらちょっとマジでロストを考えるかもしれません。その時は本当に申し訳ない
というか、皆さんはキャラ直撃した時に残してたか消してたかってどんな感じだったんでしょうか…?良ければ参考にしたいので教えてくださると助かります。>>511
ようつべで公式配信されてるこれやらこれでテツの声を聞いてから決めても遅ないでぇ~。(ダイマ)YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=CA65i-Q2YUQ
YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=9Dq0Ekuw9jI
>>514
>>515
ふふ…ないんですの…直撃したこと…一回喰らってみたい…まあ私は直撃しても使いたいキャラはそのまま使います。公式と丸かぶりでもしない限りは気にしないスタイル
看板がどういうものかにもよりますけど…やっぱり自来也さんですかね?
>>516
ムハハぁ仮面サングラスのシュール感すきすき。…なんか生えてる…
伝え忘れてて申し訳ないのですが上着は頻繁に脱ぎ捨てるイメージだったので、雑に使い倒せるラフな感じがいいかもしれません
後出しの形になってすみません…!
>>517
>>518
それじゃあ大雑把な流れはもう作れますね?
1、騎陣営が宗谷邸へ
2、剣陣営が騎陣営を奇襲。進三郎死亡
3、剣陣営VS騎陣営開始。奇襲効果で騎陣営劣勢
4、狂陣営が参戦。実質2VS1の形になって形勢がひっくり返る
各陣営の動きをまとめるとこういう感じになると思います自鯖の人気度はやっぱり趙雲のワンマンなのでは説が有力になってきてしもうた…頑張れ自来也おじ…お前が自鯖第二の人気鯖になれ…
>>519
おー…やっぱりモロにイメージ通りかもしれない…
>>520
直撃は初めて喰らうと怖いですが慣れると逆に嬉しくなりますよね。特に俺は1回目の張角の時は心構えも覚悟も足りてなかった故のあのザマでしたが、今ではアレで成長できたし良い経験だったかなと
やっぱり丸被りしなけりゃ何とかなりますかね。ただ一応セーフの場合の軽い加筆案も考えてはいますが、正直コレは公式がどれを拾ってくるかに掛かってますね…
自来也おじですか。個人的にも趙雲抜きだと一番の自信作な鯖ですしね…今から夏イベなりで掘り下げて人気度を上げていきたい所存
フッフッフッ…マスク上の蛇に帽子生やしました。サングラスマスクを見た他のサーヴァントの反応が今から気になるぜい…
ラフな感じ…となるとパーカーとかですかね?よぉし描き直してきます
>>521
本当ありがとうございます
正直昨日はロストした方がいいかと迷ってましたがその絵で元気湧いた所があるのでマジで嬉しい
>>522
3弾はコーエーらしい奴って時点でまさかとは思ってましたが、その前までは先に関羽とか来そうだなと考えてましたね…
成程、確かに消してないですね…OKです、参考になりました!趙雲さん公式登場おめでとうございます〜!
個人的にはサムレムパロの話から長板の戦いでの救出劇を知った身なのでそれとリンクする物語になるんじゃないかという考察を耳にして私は…運命、感じちゃいましたね…
>>509
趙雲さんのこの武骨な感じやはり格好いいな…突き抜けるような緑色がとても目に馴染む…
>>510
なつかしのぴえん顔だ…そして鬼要素強めな大我くんの引き留めを困り顔で済ませる野紀さんの強キャラ感たるや
>>515
自分としては典韋さんを推したい…けれど水着霊衣も過去に実装済みであることを考えるならまだそういった季節ものを経験してないお人も推したいところ
ということで児雷也さんを推薦いたしたく思います。尤も趙雲さんは殿堂入りという扱いでも良いので看板役のままでいてほしいのが本音ですが…
>>516
澄んだ青の瞳とマリンカラーの羽織がとてもマッチしてる…!チョーカーや胸元のリボンでお洒落要素もあって、ヴェネツィアのシャンティな雰囲気によく合ってると思います!
仮面サングラスはスキルで使ってきたりショップの差分で出てきたりしそう、あとで「…なんでもない、忘れたくれ…」って照れ顔になってそう>>528
The武人って格好良さが良いですよね趙雲殿は
師匠を腕力だけで引き止めるなんて百年早いのだあ大我よ
鬼「ぴえ〜ん」去年の公式夏イベが円卓3騎+オベロン×2で実質5騎だった事を考えるとこっちも霊衣5〜6騎くらい枠作っていいのではって気がするのですが如何でしょう?
>>528
ありがとうございます…!洛陽執筆時のトラオム直撃だったり伊草中の今回だったりと、直撃キャラ動かしてる時にタイムリーに直撃する事多いのが面白いですよね俺…しかも両方6月だし周瑜発覚も7月だし、もう三国鯖は大体初夏に出る説を提唱していい気がしてきました。陳宮も周年だし
典韋ちゃんはですね…逆に水着が濃すぎて本来の方が霞んでる説あるので夏終わったらそっちを改修したいなと思ってたりします。宝具の死門番人も軽度の1vs1結界、そこで撃破したらステータス上昇みたいな物にしたらそれっぽさ上がるかなと考えてたり
そして児雷也くんですね。コイツはその内何かしらの聖杯戦争で書きたいなーって考えてるのでその時が来たら一気に化ける…筈…
とりあえず殿堂入りでも趙雲君は残す方向性では考えてますが、とりあえずモーションとかバトルスタイルとかがモロ被りしてない事をお祈りしてます…早くPV確認したい…今日のニ◯ダイで来ねえかな…
長くなったので後半レス返しは次レス>>528(ツタンカーメン霊衣部分)
ありがとうございます、嬉しいです…!
何となくヴェネツィアが舞台なら、霊衣はラスベガスとかサバキャンの霊衣的なオシャレ寄りな雰囲気にした方がそれっぽさ出るかなーと個人的に思ったんです。実は自来也おじの方とかモロにそっちリスペクトでしたし。
そこにラフにって指定入ったので、今ラフさ+ヴェネツィア感あるオシャレ感をどう出せばええんやろなと考えてます。そんな意識高い事言える程デザインセンス高くないのに…
仮面サングラスはそれこそツタンカーメン君が「宝具を使う!!」って言ってそれ出して、戦闘終了後に自来也おじが(…そのサングラスは突っ込んでいい所なのか……?)って頭抱える絵面は見えました。あと子供っぽさを押し殺してる少年と何だかんだ面倒見いいおじさんなので相性は良さそう
>>529
よし了解です、そこ修正して明日までにブチ込みますー現状出てる夏霊衣鯖は自来也さんが緑でツタンカーメンくんが青なことを考えるとドン・ファンで赤を入れたいところ
一刻も早く野郎の肉体と和解せねば…あとできればチャラ男ーズモチーフを入れていきたい…
>>531
>>532
まだ女子鯖の水着霊基も決まっていない中で霊衣五六騎は作画的にもストーリー的にも少しハードではござらぬか…?というかそれ敢行できた公式すげえな…
三国志鯖、最近はよく露出するようになった気がします。一番多い陣営が呂布陣営という状況も昔のこと…
>趙雲君は残す方向性では考えてます
やった!洛陽の亜種特異点やモンゴル、伊草など出番も多かっただけにロストは名残惜しく思ってしまっていたのでそう言っていただけると嬉しいです
ベガスの霊衣はおしゃれで良いですよねー。ヴェネツィアは画になる空間ですからCMやセイントグラフも妄想がはかどります
子供が気軽に脱げる上着って考えるとイリヤのタオル地羽織を思い出しますが、そこにセレブ感を…となると確かになかなか浮かびませんね。腕輪つけるとか…?(辛うじてのエジプト要素)
擬似親子…というよりは親戚のおじさんと少年って距離感になりそうですね。好きなお菓子選べーって言われてわけっこできるアイスを選ぶツタンカーメンくんと、大きい方をあげる自来也さん、戸惑って大きい方を返そうとするけど結局そのまま美味しく食べる二人…みたいな>>533
イリヤのタオル地上着と言いましたがそれだと完全にロックくんになることにいましがた気がつきました、あいすみませぬ…>>533
おおドンファン赤メインですか…!良いですねえ。マジでオシャレ濃度高くなりそうだな今回…
そうでしたねすいません…去年が女性水着より男性霊衣を予定してる人多かったイメージあってつい…
サムレム制作がコーエーだった事もあってかかなり増えましたね…コーエー作fateの続編が出たらマジで曹操辺り出そうやなって気がします
趙雲君はやっぱり間違いなく自他共に認める京極産キャラ最高傑作だと思ってるのでやっぱり残したいなって。公式の方向性によっては涯角槍や青紅剣の逸話の部分が強いのがうちの霊基、みたいにできる可能性はあると思いますし
CMで夜のヴェネツィアとか映ってそうですねえ。オシャレな角度で仮面(カモフラージュしてる小さい方)を外すツタンカーメン君は見えた
一応なんとなく良さげなのは思い浮かんだので今から描いてきます。明日までには終わらせようかと
ですですそんな感じです!
「坊主が一丁前に気ぃ張りすぎてんじゃねえよ阿呆。」「後悔がどうとかは分からんでもねえが、今は夏の水着だろ?たまには抱え込まねえで発散して羽目でも外しとけっての。ま、外しすぎてやらかしたら儂とか他の奴が何とかしてやっからよ」みたいな感じで口悪いけど面倒見てあげる的な。子供扱いしすぎる訳じゃないけど過度に気ぃ張らんでいいって言ってくれる感じですね。(ツタンカーメン君にとってコレが地雷だったら考え直します)。なお運動音痴なのでわんぱくにはしゃぐツタンカーメン君の後ろをゼェゼェ言いながら追っかけていくみたいな。まさに親戚のおじさんって感じですね。ドンファンさんとか他の男性霊衣とか水着の追加によっては関係も色々考えてこっかなと。>>537
うーわ、こわいぐらいのイケメン……
白い肌に浮き出る鎖骨がえっちに見えてしまうので仕舞ったほうがいいと思います。仕舞え
>>538
ムッハハハハ、色付きで光るツタンカーメンサングラスすきぃ
すっきりした印象で良きかと思います!これでこの夏は乗りこめていけるぞツタンカーメン!
>>539
いいえディスカッション大会は要りません
状況を整理して手札をさらして負け筋の確認もしたのにそれでもまだ決まらないのですから、意見の交換をしても同じ流れを繰り返すだけでしょう
なので投票制で決めることを考えています
三つ巴の担当者三人にそれぞれ「流れの中で落ちると思われる陣営」をひとつ指定してもらって、2票以上集まった陣営を脱落決定とします
各陣営に一票ずつ入った場合は私が最後の一票を入れて決めます
どうです?普段より解放されてそうなショタとチャラ男ーズの一角というメンツって事は想定通り自来也おじがツッコミ側に回れそうですね…あとは男性側+1騎くらいと女性水着大量って感じかな?
>>536
そこは多分大丈夫です。自来也おじ的なツタンカーメン君への接し方はスイーツ系とか買う時があったら積極的に分けたり奢ったりして「遠慮する必要ねえ、いいから食え」ってする位のイメージ的な感じです。坊主が遠慮しなくて良いんだぜ?位の塩梅みたいな
>>537
エッチだ…多分CMでサバフェスのキャスギルよろしく色気強い感じで映ってそうな雰囲気ですねえ
王道水着ショタ、色気おにーさん、ダンディイケオジ…なんか良い感じに属性別れた気がしますね
あと気付いたんですがドンファンと自来也って宝具の相性めっちゃ良いのでは。幻想概念に超バフ与える結界と実質幻想由来の自バフなので合わせたらドンファンさんにク.ソデカ強化盛れる気がします。
>>540
メジェド形態の水着ニトクリスも目光ってた記憶ありましたし良いかなって思って描きました。大丈夫そうで良かったです
推定星5っぽいツタンカーメン、推定星4っぽいドンファン、星3自来也。完璧ですね。他作者さんによってはあと1〜2騎くらい男性入る余地もありそうですし女性鯖もあるしで今年の夏は良い感じになりそう
>>541
ツイッター見た瞬間衝撃でフリーズしました。ありがとうございます…!
あと火村さん鯖だと平賀源内辺りとか割とその内ワンチャン来そうだなって思ってたりします。>>420
彼が見える本当の滅びはたった一つしかなく、それ以外のことは絶滅とまではいかないがそれなりにヤバい案件だったりするので普通に毎日駆け回ってます。セオリが何をしなくても勝手に抑止力が片付けるけどそれはそれとして被害を減らしたいので首を突っ込む
>>538
若々しさと王の気品が良い感じにミックスされてて良〜〜〜
私は「サロメ」が作った後に公式に来たんですけども私自身のゲッシュとして「公式に来ちゃったものは私自身は使わない(他の方が扱うのは別)」ってものを立ててるのでほぼほぼお蔵入りみたいなものになってます
>>537
えっちじゃないっすか!?!?色気が……色気がすごい。というか想像してたよりも外見年齢若い
>>491
銀髪紅目に対して緑の水着のこの色合いでうまい具合にルナちゃんの美しさを際立たせるの好きですわ
>>509
正統派の英雄って感じの見た目でとても好きですありがとうございます!!
>>510
「そしてマンデー……」とか「堕ちるとこまで堕ちなはれ」なんて……まあシャッチョは堕ちるとこまで堕ちたら急な勢いでなぜか地上に戻ってきちゃったんですけども
>>387の続き「腰抜けが一人。恐れ知らずが一人。どうしてこう極端なんだ?ちょうどいい戦士が居ない」
「恐れ知らずはあなたの方。私はヒトを殺.す生き物なんですよ?そこは怖がっておきましょうよ、人として」
「霊基再臨をした程度で勝てるなどとは思うなよ、惨めが過ぎる」
力の差は歴然としている。たかだか英国の殺人鬼程度が神話の王であり戦士であるものを討つなど片腹痛い。事実、そのような方向性に霊基を再臨させていったのであればキャスターが敵うべくもなかっただろう。だからそんな風には変化させない。選ぶのは化け物。夜闇に紛れ悪を斬り、血で呪いを紡ぐ化け物だ。そうなるように夜な夜な仕込んだのだから。もちろん、趣味も兼ねて。
「怪物は英雄に討たれるが運命……しかし全ての英雄が怪物を討てる強者であるとは限りません!さあ、ランサー。あなたはどちらです?」
「お前が挑む側だぞ」
確かに性能は向上している。身体能力は全般的にさらに跳ね上がっていて、行使する魔術も産業革命時のものとは思えない。魔術回路が古く、強くなっている。人を殺.す生命体としての勘がさらに冴え渡っているのか、見てからでは対処できないような攻撃すら直感で避けるフシがある。強くなっている、それは疑いようのない事実。
加えて、人外としての性質も面倒だ。霊体と生身の中間、とでもいうのだろうか。存在規格が薄いところから急に濃くした一撃を。存在の確率操作に近い、一種の霧化とも取れる超高度な技術であるものだがそんなことは関係ない。なぜならキャスターにとってはこれこそが生まれながらに持ったものだからだ。何に害されることもなく己が欲望を満たせたのはこの力があってこそ、という側面も強い。ランサーの槍は的確に捉えているのにすり抜けてしまって届かない。それを何度も繰り返している。
「信仰の獲得……そうか、なるほどな。くだらん小細工に頼らねばならんか」
「その小細工(信仰)で成り立っているのが私たち(境界記録帯)でしょう?烏滸がましいとは思わないのですか?というか、あなたの信奉する神も信仰に依るものでしょう」
「手法がくだらんと言ったんだ。信仰とは集めるものではない。集まるものだ。死後の人生でわざわざコソコソと集めるなんて情けない。私も、私の奉ずる女神も、斯様なことはしない。なぜならそうせずとも威光は未だ届き渡っているからだ」槍が、赫く染まりゆく。ランサーの持つ槍は二柱の神を傷つけ血を吸ったものであるからこそ、英霊の規格では宝具として三つの意味を持つ。一つ、神殺しの力。二つ、美の女神の力。三つ、赤き軍神の力。これはその三つ目、かつて分霊と言えども打ち倒した軍神アレスの力だ。
元より武技の冴えは確かなもの。手にした己に武才の極まる効果はあまり期待できないが…それらは単純な“攻撃”の力として確かに反映される。身体を動かす身体能力、槍が当たることの破壊力、そして切れないものを切る技量。それらが単調に強化されたことで、存在をあやふやにしたキャスターの身体もある程度は芯を捉えることができるようになった。完璧に命中させることは難しいが、ある程度のダメージは与えられる。それはいずれ確かな形として届くだろう。
「美の女神で魅せる必要もない。我が槍にて踊れば自ずと視線は付いてくる」
「な、る、ほ、ど。なるほど、なるほど。悪巧みは私の専売特許ですが、それで足掻ける範囲にも限りがあります。となると……姫〜?吸血鬼の底力見せてくださいよ!」
「情けない従者を持つと苦労するわ」
気品溢れる艶やかな声が、ランサーとキャスターの間に現れる。頭蓋を狙う槍の刃が嫋やかで白く照り輝く女の掌で受け止められる。その美しい形とは裏腹に、掴み握る力は強い。そこらの名剣、名槍の類だとしても簡単に握り潰されてしまうほどだろう。殺人騎の消失に合わせてもう一人の“キャスター”である幻想の吸血鬼が現れた。人々の吸血鬼への幻想、信仰が形を成したキャスターがこの世界法則が敷かれた世界に顕現するということは。
「強いな。生命としての規格が違う。マスターに資料として見せられた死徒とやらとも真祖とやらとも違う……人類から生まれ出でたものがここまで強いとは」
「恐れも畏れも私にとっては美酒でしかないわ。人類とは勇敢であるべきよ」
ランサーの投槍がキャスターの上半身を消し飛ばす。それでもキャスターは消失しない。血肉が寄せ集まり身体が形成されていく。霊核がある場所を確かに壊したとてそんなものは関係ない。吸血鬼はその程度で死なない。弱点を突かない限りは血を、魔力を、全てを枯らすまで死ぬことはないだろう。血のストックを溜め込んで、マスターの魔力も時が経つにつれ肥大化する。そんな彼女たちを真正面から削り倒すのは無理筋も良いところだ。赤黒い槍が、剣が、鎖が、棘が、槌が、天地から現れ暴虐の限りを尽くす。血は尽きず、熱も冷めない。もちろん、ランサーはこれに蹂躙されるというわけでもない。この程度で負けるようならば、彼女はあのトロイア戦争であそこまでの武勇を誇るはずもないからだ。むしろ、ここまでの戦士に巡り逢えたこと。その事実に歓喜すらしている。そう、何も問題ない。たった一人の“腰抜け”を除けば、この状況は二騎にとっては良いものでしかない。
「う゛っ……ぐ……っ゛……」
若き青年、アーチャー。彼は地面に蹲り、湧き上がる吐き気を必死に抑え込んでいた。一時は矢を番えるところまで行ったのだ。でもダメだった。そこまでだった。それ以上はどうしても“怖くて”できない。あの化け物はどうでも良い。ただ……あの女の戦士がどうにも恐ろしい。だってあれは“神性”がある。神性を宿す女を、アーチャーはひどく恐れるのだ。それがたとえ戦う力のない少女であろうとも、アーチャーはたちまち足が竦む。目眩も動悸も容赦なく彼を襲い、今にも立っていられなくなる。それほどまでに怖い。
当然だ。彼は神の呪いに殺されたようなもの。偶然、月女神の水浴びを目撃してしまい、赦しを乞うことすら許されずその身を獣へと堕とされ、最愛の猟犬たちに生きたまま貪り食われた。戦士ならば、それでもと次の生を立ち上がり戦うだろう。戦士以外の英雄であろうとも、次こそはと立ち上がり前を向くだろう。だがアーチャーは出来ない。そんな風には生きられない。
だって彼は“英雄ではない”からだ。血筋が恵まれているだけのただの青年。英雄譚など一つもなく、偉業など何もない。だから、そんな凡人である自分が怖いものに立ち向かえるわけもない。恐怖に呑まれ、ただひたすらに跪いて己の生を願うのみ。仮にランサーが目の前に立っていれば、今すぐにでも平伏して命乞いをしていただろう。師がケイローンであろうとも、いや、だからこそ、英雄ではない己が身を彼は何よりも恥じている。恥じているが、止まらないのだ。「そうだ……逃げてしまおう。それが良い。こんなところで命を賭ける必要はない。僕は、僕の命を捨ててもいい場所で戦うべきなんだ。少なくともランサーがいるこの場所では、僕は何も出来ない。怖くて、辛くて、矢の一本すら射ることができない。それならキャスターだけの方がまだマシだ。たとえ勝てなくても、ランサーさえいなければ弦を引き絞る勇気が湧いてくる。だからここは……」
『アーチャー。いいえ、アクタイオン。わたしの命令を忘れましたか?あなたは戦わなくてはならない。鎖から身を解き放ち、前に進むのは英雄だけの特権ではありません。人間は誰しも、前に進む権利があります』
アーチャーのマスターであるリディアは、生憎と前に進めない経験をしたことはない。しかしその心情はわかる。わかるし、彼女の母性愛の在り方は人々を前へ進めなくする在り方だ。だからこそ、よくわかる。今まで抱きしめられたもの全てがそうなった。しかし同時に、前へ進む権利はあるのだということも理解している。だからこそ声をかけるのだ。未来に向かって進むのはどんな人でもできるのだと、少女は理屈で理解していた。
それでも動こうとしない己のサーヴァントに仕方ない、という思いを抱きつつも……リディアは令呪を一画輝かせ、命令権を行使する。ただ消費するだけではダメだ。せっかくならば指向性を持たせなければならない。つまり、令呪に自身の魔術を重ねる。普通はそんな芸当はできない。だがリディアほどの天才ならば可能だ。そしてその内容は……
『令呪をもって命じます。アクタイオン、恐れを踏み越え進む許可を与える。あなたにはそれが許されている』
「………そんなことするよりも無理やり弓を引かせた方がよかったんじゃ」
『そうですね。そっちの方が効率がいい。けれど特別です。わたしは非効率な選択の喜びを味わいました。だからあなたにもあげます』
無理やり強制するのではなく、あくまで背中を押す形。つまり最後に決めるのは、他でもないアーチャー自身。彼が自身の意思で歩むことを決めたのならば、その時は─────
「………宝具、開帳。『天輝きて、駆ける星犬』!」
青年は初めて、神威を纏う女と怪物に弓を引いた。自分のために博打に挑んでくれた少女に報いるためだけに。きっとそれは、英雄の火種と呼べるだろう。「ほう?ただの腰抜けではないようだ」
「あら、立派。それ相応の返礼を与えねばならんか」
おおいぬ座とこいぬ座。その信仰を宿す猟犬たちの遠吠えはすなわち狩りの合図。彼らは弓矢へと姿を変貌させ、その操作の一切をアーチャーに委ねる形となる。そして最後の一匹はマスケット銃にも似た姿に。これら全てを自身の脳内での処理能力のみで扱い切る。それこそ狩人たるアーチャーの本領。分割思考はかつての師であるケイローンに授けられた。ならば問題はなく、星の輝きを纏った矢は流星群の如く駆け抜ける。全方位からの絶え間ない飽和射撃だ。
「撃ち合いね?面白いわ」
「私がこの中では一番不得手か?まあいい、槍で壊せば済む話だ」
あらゆる領分において相手を上から叩き潰す。事実殆どの場合において可能であるキャスターはその撃ち合い、力のぶつけ合いに対して優雅に華麗に乗っかった。血の杭を弾丸とし、単純な弾数と火力の勝負に出る。アーチャーの姿は見えないほど遠くにいるが、なんとなく方向性はわかっている。それにまあ、問題ない。駆け抜け捕まえ首を引きちぎればそれで終わりだから。
この勝負だけで言えば最も不利なのはランサーだろう。鳥と化した兵士たちを使役すれば魔力が続く限り永続的な弾幕は張れる。しかしそもそもそういう意図で用いるものではないのだから当たり前だ。だから漏れ出る敵の攻撃を全て槍で切り伏せ、斬撃を赤い刃として飛ばす。隙が出来たその瞬間に、渾身の一撃を与える。その時を待つために敢えて乗った。この勝負に乗る必要はないが、勇気を見せたアーチャーへの敬意だ。
「弾丸?ほう……私と同郷の気配がしたのだが……っ!?」
「足元を掬われたわね。どうやらアーチャーはあなたにご執心のよう」
隠し球として矢の雨に紛れ込んだ銃弾。速くはあるがランサーならば気負うことなく躱すことの出来る速度ではあったが……そこから先が仇となった。ランサーが避けたその瞬間、まるで生きているかのように軌道を捻じ曲げ喰らい付いてきた。肩を貫く程度で留めた上、供給される魔力で修復は済むが……緊張が緩み、この一撃を叩き込めるその瞬間まで耐え抜くその心に感服した。>>545
ありがとうございます、カラーリングがばちっとハマって一安心
正統派英雄は良い文明!
(鬼)「堕ちたと思ったらワープしてた!?」>>541
了解です
一票確認しました
>>544
>>546
票数を絞っているのは票が割れた場合に、数字で示せる最終決定権を私が持つ意味があります
そもそもこの投票は予想外に延びた三つ巴に関する話の延長線上にある例外的措置です。三つ巴に参加する当事者のみで決めるのが筋だと私は考えます
とはいえそうですね、公平性に欠けていたのも確かなので弓陣営と槍陣営にも一票ずつ投票してもらいましょう
票数が割れた場合は私が決めます
投票期間は今週の土曜日まで。次の日曜日にはどの陣営が脱落するか正式に決定したいと思います
>>552
おお…なんだかアクタイオンのネガティヴさが予想を超えてた。耐え忍ぶイメージが強かったけどまさか腰抜け呼ばわりされるほどとは…でも最後には男見せれましたね
にしてもリディアさんルート定まってからずいぶんとイキイキしてらっしゃる…では多少長くなりますが、投票と理由を。
自分は勿論バーサーカー陣営(同時にセイバー陣営は満身創痍レベルの負傷って感じでしょうか)ですね。
理由は『絶対無理な展開では無いと考えてるし満足度的な意味ではそっちのがよさそう』というもの。
セイバー陣営はパロミデス脱落するとクッチーの直帰で終わるので正直戦果がパッとしない(攻撃失敗×2)、という結果だけ。
しかしバーサーカー陣営が敗退しても千早さんがそのままどっか行く、という流れにはならなさそう(クッチーをはじめとするマスター狙いを続けるでしょう)ですし、vs六欄さん、なんて活躍も考えられます!
ライダー陣営はセイバーが大負傷して嬉しい(少なくとも損にはならん)
セイバー陣営とバーサーカー陣営はそれぞれに見せ場のワンチャンがありえる!
となれば三つ巴の結果やその後の伊草リレーに対するとしては悪くないのではないかなぁ……、と。
あと争の坩堝に関してはライダーバーサーカー間の不和よりもセイバーへの精神的悪影響の方が大事ですね(不和の想定は付け入る一因になれば良い、程度)>>554
そんじゃ投票させていただきます…
俺は、バーサーカー陣営敗北、セイバー陣営生存ルートに一票入れたいと思います。
理由としては、弓レイド後の3陣営と有沙ちゃんのスタンスの観点です
まず、槍は今回生存確定っぽい流れを見た上で弓レイド後の陣営を考えると剣槍騎or槍騎狂になる訳ですが、仮に後者の槍騎狂の流れと仮定すると↓
・街を守る事を第一とする、それ故に脅威を優先して倒す有沙(千早は剣弓ほど残虐な真似はしなさそうだからこのスタンスは後半戦にどうなるのか)
・勝って現界持続させるって目的を見出しはする予定だけど、比較的残虐度も低めで相手へのバチバチ度も低めなので弓剣狂ほど殺伐度は高くない刹那(勝ちたい理由はあるからライバルにはなれるけど悪役ポジにはなれなさそう。なので他はどの緊張感は出せなさそう)
・復讐って強い敵対の目的こそあれど、バーサーカーのスペックとしてはかなりしんどそうな千早(バチバチ感出せはするし、矜恃的にはラスボスも行けそうだけどスペック的に、特にラーヴァナ相手にどこまで渡り合えるか問題)
って感じで、クライマックスの殺伐度とか盛り上がりとか有沙の闘う理由辺りが正直少し尻すぼみになりそうだなって不安があるのが正直な意見です。なので最初は槍退場もアリかと思ってた部分もありましたが生存っぽいので、剣狂を天秤にかけた結果この答えにしたみたいな感じです。
なので、心苦しいですが明確なガチ悪役ポジができる+被害も出せるし、完全光属性枠の有沙にとっても戦う理由になれる剣陣営を終盤まで残した方が後半戦も色々と、特に緊張感的に良い感じになるのではって思います。あとは剣槍狂の中では一番ラスボス感あるし、前言ってたヒトコロカーテナチャージ?も行けそうですし、千早ちゃんも敗北した後でも元マスターとして伊草の地で動かす事は不可能ではなさそうですし。
とはいえ狂生存ルートが悪いと思ってる訳ではなくて、其方なら3陣営の目的のぶつかり合いとかの要素がより強くなりそうですし、明確なガチ脅威ではなく、聖杯の破壊が目的の復讐者って敵に有沙ちゃんがどう思って立ち向かうのかって部分とかも面白そうだなとは思ってます。正直迷いました。
なので迷った末、俺の中では剣陣営生存に軍配上げた感じです。
とりあえずこんな感じで一票入れます。お願いしますドン・ファンは自来也さんと比べるとわりと容赦なく(大人げなく)ツタンカーメンくんに接すると思います、アイスの分け合いでツタンカーメンくんが幸運D-によって不揃いな割れ方してしまって二人が譲り合いしてたら「なら私がもらうよ」って横合いから勝手に食べていくような感じ
探索中に集団から外れてナンパしてたりと「真似しちゃいけないオトナ」像、ある意味正しくドン・ファンする予定
>>538
色合いのノーブル感はそのままに上着はパーカーっぽくなったことでラフさが増してちょうど良いバランスになりましたね
サングラスツタンカーメン仮面はもう簡易霊衣で実装されちゃうんじゃ無いかってくらいの存在感…ブルーアイズアルティメットビーム、ギャグかと思ったらふとした瞬間に役立ったりしそう
>>540
正直オベロンや公式ドン・ファンみたく腹筋持ちムキムキ系にしようかなとも一瞬思ったのですが、耽美的なイケメンはやはり肉ではなく骨で色気を出すべきかな…ということで。なので鎖骨の注力に言及してくださって嬉しいです
>>542
ふふふ、それもこれもレージュさんの素敵デザインあっての着想ですので…感謝してもしきれない…(手すりすり)
「ラ・シエスタの男」良いですね!セイントグラフで船乗ってるイメージだったのですが寝そべってる姿が想像できて服にも合う
>>543
朝焼けのベランダに出てそう~、カーテン靡いてそう~。三騎それぞれ朝昼夜のシーンが似合いそうで、その点でも良バランスな気がします。あと一騎追加するとすれば…夕方とかかな?欲を言えば水の都ですし舟守枠がほしいところ
ドン・ファンと自来也さんの合体宝具確かに強力そう…!この三人幻想とか仮面(ペルソナ)とかをアイデンティティに持つ要素があるので連携も面白くなりそうですね
あとドン・ファン星4は正解です、限定星4イメージ。わかるもんだなあ
>>545
押し出したい部分が伝わっていることが皆さんの感想からわかって嬉しい嬉しい…ポーズとかショールとかも意識してみたので本当に。色気、良い言葉だ…
結構ドン・ファンが作品群で表わされる要素に「若さ(落ち着きのなさ)」があるのでキャラクタライズするならこれくらいかなと。若めのファッションというのもあるでしょうが>>554
神性持ちの女性に対してはとにかく弱いです
たとえそれが戦闘能力をほぼほぼ宿していない相手であっても膝が震えて力が抜けて過呼吸になるぐらいには怖い
いつものリディアならもっと動きを縛って強制する方向で令呪を使ってましたね、非効率なこんなことはしませんさて把握遅れてしまい申し訳ありませんが伊草の投票の件了解いたしました
そしてその前に幾つか質問と意見を…といっても瑣末なものですが
現状狂陣営と剣陣営が票を二分している感じで投票理由もどちらも納得できるものですが、例えば京極さんが理由として挙げていらっしゃった最後ラスボスを張る時のサーヴァントの力量差について
自分はこれは聖杯(とその霊脈)を利用すればサムレムの焔エンドみたいな形でのラスボス化が可能でありその場合パワーバランスも一方的にならないとは思ってます。正直ラーヴァナさんクラスだと剣狂どちらでも戦闘は一方的になりかねないので、その解決策として
ただ公式のルートをそのまま踏襲するのはどうなんだっていうのもあるでしょうし、それぞれの鯖鱒のスタンス的にやるのか微妙な策でもあります(特に聖杯獲得自体が目的な朽崎さんは本末転倒になる)(火村さんにおかれましても以前書いてらっしゃった明治聖杯戦争のラスボスと動きが同じなので食指が伸びない案と存じます)
ひとまず、そういった聖杯の利用はアリなのかをGMである黒鹿さんにお聞きしたく。一から十まで決めていくのが無用というのは承知の上ですが、自分の票で決まるだろうと考えると懸念事項はここで洗っておきたいので
あとRequiemさんの仰っていた争の坩堝によるパロミデスさんのカーテナ連射は淡路廃帝の製作者としての見解を述べますと確かにチャージを進めることはあるでしょうが連射可能なほどは賄えないという認識になります
A+級の宝具の「一撃必殺の溜め技」である以上不和を誘うくらいの害で即チャージ満タンになるとは考え難いです。先の一戦も含めて一発打てると仮定しても、廃帝が無効化&利用されていることを察して加減調整をすると思うのでやはりこのスキルだけでは厳しいかと>>552
令呪で無理やり言う事聞かせるのではなく、あえて励まし奮起を促す形で委ねる…
こういう令呪の使い方大好きです
>>554
投票に関しては既に>541で上げた通りなので置いといて
実際IF千早が有沙に敗北する理由、というか道理はあるんですよね
魔術師としての力量差というのもありますが、それ以上にIF千早が抱える復讐者としての筋というか通すべき指針という意味でもです
設定記事内でも記載した通り、IF千早にとって魔術師への憎悪は正当な憤怒であると同時にある種の呪いでもあります
かつて聖杯戦争中に起きた/起こしてしまった悲劇、防げなかったそれに対する自身への絶望と無力感、元凶たる凪咲に裏切られた悲しみと怒り
そして何より――同じ『魔術』に関わる者として、神秘故の惨劇を防げなかった事への悔恨と罪悪感
それら全てを『復讐』という形に凝り固め、どうにか人として駆動させ続けているというのが志村千早のIFという正体であり実情です
そして↑が前提にある以上、千早にとって今の有沙はある種劇薬でありかつての自分を写す鏡でもある
もちろん有沙側からすれば何の関係もない、一方的な投影対象
けれどIF千早にとってはある意味昔の自分を思い出させずにいられない存在で、同時に己にとって本当に復讐すべき存在であるのかどうか
彼女を、草薙有沙を殺.すという事は、ここに至った自分自身を否定する事ではないのか――
もしもIF千早と有沙が対峙するとして、決定的な敗因があるとすればこういう所になるかもしれません聖杯惑星の続きが出来たので、短いけど推敲が終わり次第投下しますえ。
>>562
宝具と海賊と絶世の美女と
前回のラストから時は遡り、海浜公園。
2対2の戦いは激化の一途を辿り、セイバーは瘴気のサブアームを多数展開。
アルターエゴも内部から更に多数の銃火器を出している。
バーサーカーの配下達を次々と蹴散らすが、如何せん再生速度が速く数も増えており、状況は激しくも膠着状態と言うべきか。
「状況はこのまま行ったらジリ貧か。クラリス! マグダレーナ! 宝具を使うからな!」
状況の打破が最優先事項と判断し、ライダーはマスターである二人に声をかける。
許可を求めたわけではなく、使うと宣言しただけなのだが。
これを聞くなり、マグダレーナは後ろ髪を引かれる思いで妹を見続けるクラリスを抱えながら大急ぎでその場を離れる。
「狡猾、残忍、理知。この三本柱を以て宣う。蹂躙とは即ち砲火! 『災厄の赤髭(ウルージ・ハイレディン・バルバロッサ)』!!」
ライダーが宝具の真名を解放した瞬間、如何にもなマークを付けた帆船だけで構成された船団が沖合に出現。
砲声と共に砲弾が砂浜目掛けて飛び出し、一瞬の間を置いて着弾する。>>563
それもライダーのみならず、バーサーカーとその手下達も器用に避けながら。
アルターエゴは背中から無反動砲を2門展開、セイバーも瘴気で弓矢を生成し、それぞれ迎撃。
「ビオランテ様! ソフィ様を連れて急いで離れてくだされ!」
セイバーに促されるや、ソフィを連れて大急ぎでその場から避難。
色々と混ざり合った轟音が海水浴場を包み、他の海水浴客達も大慌てで避難する。
距離を取って戦いを静観していた鳳蝶は、バーサーカーの手下達の一部と一緒に避難誘導をしながら念話で、バーサーカーに話しかけた。
(状況はどうですか?)
(セイバーとアルターエゴはどちらも相当の強敵です。押され気味とはいえライダーの宝具を相手に持ち堪えており、付け入る隙が小さくて中々打って出れません)
バーサーカーは鳳蝶の質問に対し、率直かつ冷静に戦況を分析・報告する。
この局面において最も有効的なのは、セイバーとアルターエゴを同時に相手取るのではなく、どちらか片方ずつ相手にすることだと気付いているが両者共に多数を相手取るのに有利な手札持ちなので、如何せん隙を突けないのだ。
そんなことを考えている間も、轟音は鳴り響く。
(鳳蝶さんはその場の者達と一緒に引き続き避難誘導をしながら、更に離れてください。私はもう少し粘ってみます)>>564
そう言って、バーサーカーは念話を終える。
直後、砲弾の一部があからさまにビオランテとソフィ目掛けて飛翔。
セイバーがすぐさまサブアームの一つで砲弾を叩き落す。
その隙にバーサーカーはアルターエゴとセイバーの間合いに入り込み、錫杖を振り回した。
セイバーはそれを大袖(※武士の甲冑で言うショルダーアーマー。盾代わりでもある)でガードしながらサイドステップ。
アルターエゴは左二の腕からシールドを展開するもそのまま弾き飛ばされて砂地を転がった。
「頭が隙を作ってくれたぞ!」
「アルターエゴを取り押さえろぉっ!」
精霊達がこれ幸いと一斉に押し寄せてアルターエゴを拘束。
アルターエゴはこれに対してわざとバラバラになる。
呆気に取られながら各部位を持っている精霊達に対して、雷と変わらない高電圧の電撃がそこから一斉に放たれた。
「アバ―!?」と悲鳴をあげる精霊たちを尻目に、アルターエゴはバラバラになった状態で浮遊。
それまでとは違って明らかに殺意の籠った目でライダーとバーサーカーを睨み、詠唱を始めた。
「私は男の夢。私は恋する女。私は生きる意味を定めたい。私は理想。だから私は私が今思う通りに私を彩る。私の全ては運命の人のためにある以上…。『未来の夏娃(ザ・フューチャー・イヴ)』!!」>>565
宝具の真名を解放するや、アルターエゴが体の断面図からどれだけ少なく見積もっても体積の数倍としか言えない程に大量の銃火器を展開。
その全てが周囲を飛び回って狙いを定める。
両手の指と両目と口に加えて、乳房とヘソからも破壊光線が放たれ、銃火器も一斉に火を噴く。
船団から放たれる砲弾を迎撃し、精霊達を吹き飛ばし、更にはクラッキングで乗っ取った『日本を仮想敵国としている複数の国』の偵察衛星十数基を移動させ、船団目掛けて全部落とし始めた。
精々人工衛星を落とした程度と侮るなかれ。
一桁で済まない数が一斉に、しかもほぼ一か所に落ちてきたのだ。
アルターエゴの”神秘”により大気圏の摩擦熱を物ともせず。
「ライダー! そなたの船団が!」
「あのアマ、どこまで滅茶苦茶やれば気が済むんだ!? 砲撃継続! 生かして返すなぁっ!」
当然、船団は壊滅を超える被害を被るが、それでも砲撃続行。
海水浴場が爆風と爆炎に包まれ轟音も響き渡る。
鳳蝶に誘導されて避難した海水浴客達がその光景を見て消防や警察に通報し、横目でそれを見た鳳蝶は急いで念話でバーサーカーに意連絡する。
(百岡さん! すぐではないですが、警察と消防が来ます!)>>567
ライダーも魔術で防壁を張って身を守っていたクラリスとマグダレーナを両脇に抱えて、船団の内浜に乗り上げてきた一隻へとジャンプして乗船。
乗り上げた一隻はバックで浜を離れてそのまま高速離脱。
そのタイミングでアルターエゴへと桃夢から念話が入った。
(アルターエゴ。どこにおる!?)
(ももち浜の海水浴場で戦闘中です! リディアはランサー陣営に追われて渡辺通近辺まで逃げ回っています。向こうの狙いはリディア自身と聞きました)
(となると、血筋の事を突き止めたみたいやな。さっきどのねきを歩いてるのか気になって電話したけど、繋がれへんかったどころか電波が届けへん所云々の自動音声が返って来たから、嫌な予感がしてそっちに連絡したんやで。想像したないけどリディアは既に…)
(今念話を試みたのですが、どういう訳か繋がりません! バーサーカーとライダーが撤退したので、探しに行きます!)
(なんかあった時用に、同意を得て下着にGPS発信機を仕込んどったから、現在地は特定可能な筈やで。今調べたら天神の裏通りで立ち止まってるわ。もしも敵さんに捕まっとった場合を想定してワテも行くから、そこで落ち合うわぁ!)
念話が終了したのと同じタイミングで宝具の発動状態を解除し、元の状態に戻ったアルターエゴは体の各所からスラスターを展開して、発信機の電波を頼りに離陸、飛び去る。
それを見送ったセイバーも、念話でビオランテから一旦姿をくらませた方がいいと促されたので、霊体化した上でその場を離れた。本日は夏至にございます
太陽の長い日です。旅に出るには良い日ではないでしょうか
>>555
>>556
はい。それぞれの一票確認しました
>>559
そうですね……正直なところ爆弾としてのギミックしか考えていませんでしたが……うーん
アリ、とします
ただしギミックの無力化などはNGです。爆弾には最後まで爆弾でいてもらいます。まあラスボス戦前提ならギミックの意味もないようなものでしょうが
それと、パワーバランスを揃えるなら一方の強化だけでなくもう一方の弱体化も併せて考えてもいいと思います
欠損並の一撃を喰らうでもいいし、積み重ねた負傷や疲労だけでも戦力を削ることは可能ではないでしょうか
>>560
タイマンならこのへんを起点に決着がつくと綺麗になりそうなんですが…
今の三つ巴って状況がどうもややこしさとそぐわなさを感じさせてしまう>>560
強制力自体はないですが受け入れ踏み込んだら心理的にすごい作用するように考えてリディアが魔術を組んでるので効果満点ですまだギリギリ夏至!間に合いました!
予告通りに打ち上げて火ィ点けてくぞおらー!「高密度魔力反応、ですか?」
メレク・アルマソフィアの声が車内に広がる。
彼の付き人であるフェーブスの運転で夜のロンドン市街を走らせていた折のことである。盗み聞きの不安がごく少ない車内での会話は、彼にとって貴重な密談の場でもあった。
密談、といえどもそうそう物騒な話は出ない。少年魔術師のごく個人的な付き合いをヒミツにしておく程度のものだった。
だが今日に限れば、妙な話が出ていた。
「はい。家の者が観測したそうです」
「場所は?」
「北にございます。フィンランドの片田舎だそうです」
「フィンランド……」
北国のひとつだ。メレクにとっても、そしてアルマソフィア家にとっても縁のない場所。そんな場所にわざわざ家の者が観測……どこか合理性に欠く話だ。しかしありえない話ではないとメレクは感じる。
なにせあの家は、保守的なわりに無駄が多い。
「また無意味に調査員を出しましたか。"なにもない"ことを確認するためだけに」
「ほほ……とはいえ新たなる神秘の採掘、という目的はあるのですよ」
「どうせ安心したいだけでしょう」>>573
アルマソフィア家が行っている無駄遣いのひとつだ。宝石魔術を扱うこの家は、それらしい理屈と建前をいくつも並べて各地の鉱山や坑道に調査員を派遣している。ハイエナのように貪るのでもなければ新たな神秘を見つけようとするのでもない。ただ「異常なし」の一言を得るために貴重な人員を割いている。
まったくもって無駄だと断じていたその確認作業が、今回に限ってアタリを引いたらしい。
「その魔力反応の、具体的な場所は?」
「廃棄された坑道内部と聞いております。それも観測できたのはほんの短い時間だけで、今は途絶えていると」
「……追加の調査員は?」
「送られておりません。実際に観測した調査員の話だと魔力反応とはまた別のリスクがあり、事実が不透明な前例にないケースですゆえ、この件に当家の人員を割く必要はない。と」
「なるほど。……相も変わらず保守的な姿勢で」
フィンランドの片田舎。そこで廃棄された坑道。短い間にだけ観測された高密度魔力反応。……観測器の故障や誤作動を疑うのもいいが、きっとそうではないとメレクは感じていた。いや、きっと運転中のフェーブスも、アルマソフィアの家すらもかの地にはなにかがあると半ば確信しているはずだ。その確信があるからこそ追加の調査員を送らないという判断ができたのだ。
避けるべきリスクがそこにあるという、確信が。
「この話は……」
「決して口外するなと仰せつかっております。メレク様も含めて、です」
「……今、聞いてしまいましたが」
「おっと、そうですなぁ。つい口がすべってしまいました。歳を取ると、どうも物覚えが悪いようで」>>574
長年アルマソフィアに仕えてきた老人はどこか弾んだ声でそんなことを言ってみせる。
後部座席に座るメレクからは見えないが、きっと、白い歯が見えるほどに笑っているのだろう。幼いころから何度も見てきた顔だ。
「……そうですね。今日は早く休んでください。そんな、ありもしない話を口にするほど、疲れているようなので」
「ありがたいお言葉です。ええ、坊ちゃまを送り届けた後に、たっぷり休ませていただきます」
そう言って、少し車を加速させる。先よりも少しだけ早く後ろに流れる街の光を眺めながら、メレクは思考を続ける。もちろん、ありもしないフィンランドの件について。
観測内容は事実。高密度魔力反応ないしは高密度の魔力が使われた"なにか"は確実に存在する。アルマソフィアが遠ざけようとするほどのリスクが、ある。必ず。
「…………ふふ」
知らず、笑みがこぼれる。
いかにも"彼女"向きの話だと思った。この話をすれば喜び勇んですっ飛んでいく姿が目に浮かぶ。
フェーブスがこの話をしたのも半分はそのためだろう。つまりは、目的地の提示。上の指示に背いてでも、メレクの個人的な付き合いを肯定してくれたのだ。>>577
曰く。それは魔弾である。
"それ"は終わりを想起させる姿をしていた。脚か杖かもわからぬほどに動かぬ脚部。奇妙なほどに折れ曲がった腕部。無残にもひび割れた頭部。全身から赤い魔力を漏出させる姿は、もはや動くことが不自然ですらあった。
曰く。それはある神代を終わらせた力、滅びを振るう者に与えられし称号である。
まだ"それ"の役目は終わっていない。終わりは命じられる者はすでにいない。朽ちて尽きるまで止まることはない。なれども、朽ちて尽きようとも果たさねばならぬ役目があった。
曰く。それは剣である。
倒れかけの老人のような、初めて立った赤子のような足取りで"それ"は歩く。その、道行に必要なものは、
やはり、杖である。すみません土曜の夜までには必ず投票しますもう少し悩ませてください
皆さんのお話を聞けば聞くほど決めかねてしまう…こんな二者択一に悩むの久しぶりかもしれない
>>552
ジルさんと姫様の切り替わり直前の会話何かとても形容し難いのですが緊張感のなさがとても好きです、こういうふうにくるくる変わって戦えるのは二人一組鯖の魅力だなあ
恋を知り「敢えて」を取るようになったリディアさんの変化に気づいてそうなアクタイオンさんの宝具開帳格好いいな…でも初手宝具と最後の一文にヒヤヒヤしてしまって素直に喜べない自分がいます。天海さんが参戦するようですが、マスター側に動きがあるのかしらん…
>>560
>>561
街一つ吹っ飛ばす聖杯爆弾の決戦が剣士同士の果たし合いみたいに一刀の内に終わる、みたいな静動のギャップが好きな中納言はそういう精神面からくるブレによる決着が見たくなってくるう
>>570
たられば満載な質問をしてしまって申し訳ないです…ギミック無効NGの件も把握です。仰る通り、この案はラスボス戦での活用を目的としたものですので後も先もない流れとなっております
そして弱体化はまさにその通り、すっかり抜けておりました。現状出揃っている中で弱体として尾を引きそうなのは…パロミデスさんのカーテナポイズンかな?神性持ちじゃないので素通りするはずですし、なんなら三つ巴の段階で仕込めるし…初っ端からデバフは流石に無粋とも思いますが
>>569
ハダリーさんの機械人間ならではの無法っぷり、見ていて清々しいくらいですね。しかしそんなピュアピュアで乙女チックな詠唱から出てくるのが身体断面銃火器なのは運命の人ギョッとしちゃうと思うよ…
百岡さんバーサーカーでありながら市井の権力機構に敏感なの本当にバーサーカー?と思う反面、警察も消防もこれだけやってようやくの到着か…いや他所でも大概なことを弓とか術とかがしてるのが悪いですが、とても悪いですが>>559
>パロミデスのカーテナ連射は無理!出来て一発。
ふむ。厳しいか。「しからばカーテナ本来のビームで」とか思ってたらカーテナの機能所有者の精神保護だけだったでござるの巻。忘れたいつかの昔に自分でオミットしてたのか?
改めて考えるとパロミデス、宝具になるような武具ないなー。武器封じは兎も角、カーテナは正直こじつけな宝具だし。他になり得そうな武器も正直ソースとしては薄い……。
そうなるとあの人、生前は単純な殺戮本能と自前の戦闘能力のみで他の円卓と張り合って「一騎打ちと言えばパロミデス」って感じだったのか。強くね?となった今日。>>559 >>570 >>581
そこら辺を考慮しつつ、三つ巴を考えるとまぁ……セイバー陣営が主従ともに大暴れして
ライダー陣営とバーサーカー陣営に多大なるダメージを与えて退場、も割と理に適ってる部分はあるのか。
例えばラーヴァナに令呪で使用を強制した武器封じで『天翔ける神の御座(プシュパカ・ラタ)』を半壊させたり、納言さんも言う通り、最後にカーテナの毒斬撃による弱体化で霊器出力を下げたり。
あとマスター側は干し首により血液呪詛の発症を両マスター。肉体破壊の銃弾を有紗ちゃん、狂乱魔弾を千早さんにプレゼントして伊草からは撤退(セイバーがラーヴァナに突っ込んで脱落したので)とか。
結果、千早さんと有紗ちゃんは致命傷にはならんかったけど後遺症が治癒し切らない!みたいな展開。
そうすればライダー:ランサー:バーサーカーのパワーバランスが10→6:5:3→2ぐらい(ここは要相談になるでしょう)になって聖杯接続による強化も不要になるのかな伊草の聖杯パワーでバフ掛かったラスボス、って事ならこっちの槍陣営は4日目のボスで3騎目の退場って感じっぽいですかね?個人的には妥当どころか想像してたシチュド真ん中ですし大歓迎です!
そんで>>561のスルトさんの発言も見て思ったのが、ラスボス枠の陣営が聖杯を取りに行って行方が掴めないまま爆弾のリミットが迫る→爆弾のリミット的にも退けないって事で互いに覚悟決めて刃を向ける、騎VS槍開始って展開とか良さそうだなって思いました。街への被害は出さない相手だが、勝つ理由を見出した故に全力で倒しに来る刹那達を相手に、スルトさんの言う有沙ちゃん達はどういうスタンスを見出すか。って感じなら最終決戦前のボスとしてはかなりアリでは?と思うんです。
もう決めるって訳ではないですが、個人的には2ルートどっちになるとしてもvs槍はラスボスの一個前なら色々と流れが綺麗になりそうかなと。
>>552
うおおアーチャーかっけえ…!!心境の変化があったリディア嬢の令呪も中々に熱いですね!
そして宝具でランサーに少し隙が出来そう…?もしかして本当に趨勢が変わるのか…!?と思ったら最後!!前の山星さんのコメント的にもしかして誰か撃破?とは思いましたが…どっちだ…?
そしてギリシャの神性の宝具を目前にしてるのに余裕のキャスターよ。底知れなすぎて怖いよ…
>>569
大量の精霊、海賊船、人工衛星墜落アタック…序盤から凄いバトルですね。これ一般人宇宙猫になってそうですね…
そしてどの陣営も関係性良さげなの良いですね。独自の良い感じの雰囲気確立してて好きですね聖杯惑星。
そして次回サブタイよ。リディアちゃんの無事を祈って全裸で待機したいと思います…
>>579
新章だ…!!俺達の冒険旅行記(ルナちゃん)が還ってくる…!!
新たな冒険と新たな舞台、そして新たな敵の雰囲気が感じられるめっちゃ良い初回だと思います…!決めました。伊草二日目脱落は狂陣営に票を入れさせていただきます
まだ>559のラスボス案や>581の弱体化案に対する三つ巴陣営の皆さんのご意見をうかがえていない中で決めてしまうのは時期尚早とも思いますが、己に課したゲッシュと元より定められていた期限を無みにするわけにもいかないので、これで決定といたします
理由や以降の√妄想などは後ほど整理してお伝えしようと思います>>552
ヤバイ奴の見本市が続く中での熱い展開、アクタイオンが英雄への一歩を……。
と思ってたら、地の文が不穏ですね。
>>569
じ、人工衛星の雨……被害総額幾らに……!?
落下による海洋汚染もあって……ああ、被害規模考えたくないですね。
>>579
今までで断トツの厄ネタが出てますね……。
スルトちゃん「……まさか……」
シンモラ「……レーヴァテイン、ですか?」
>>586
レイドボス化アーチャーに対処出来なくなるので、無しですね。
そう何度も攻撃が当たるのかというのもありますし、ここで消耗させるなら令呪使用するほうがあり得るかと。
飛行能力と大火力宝具を併せ持つ陣営である以上、弓レイドではライダー陣営の負担が一番大きくなりますし……むしろそちらで消耗する展開を考えていました。
>>587
動かしてる内に変わりそうなのでなんとも言えない所が大きいのですが、他を全部片付けて、ランサーと純粋に願いの為に最後の戦いをって可能性もありますし、まだ決めるのは早いのでは?>>581
一番困惑してるのは他ならぬハダリーだし、何だったらエジソンもビックリしてる。>宝具
狂化EX(デメリット一切無し)だから、理性的なのです。>百岡
聖堂教会のカバーストーリーのせいで通報が遅れたと思っていただければ。>消防と警察
>>587
そうだった、まだ開催して2~3日しか経ってなかったんだ。>序盤
散々公式で仲間割れだの制御不能だの見てきたんで、聖杯惑星ではそういうの書く気になれなかったからですね。>関係性
泥の方で何されたのかは書くつもり(鬼)。>リディア
>>588
>>591
日米と東南アジアには関わりの無い事で御座います。>被害総額
そっか、人工衛星って本体もヒドラジン使ってるから…。
海賊船or海面にあたった瞬間に発生した爆発で殆どヒドラジンが燃え尽きて無害化したと思えば…(震え声男)。>単なる船団壊滅じゃすまない&海洋汚染>>593
お待たせしてしまい本当に申し訳ございません…
ご配慮ありがとうございます、ですが一番の懸念点(ラーヴァナさんの弱体化)について>591で回答もらえましたので相談すべきことはもうなくなりました。狂陣営のままでお願いいたします
狂陣営脱落を選択した理由をあくまで現状出揃っている情報からのもので挙げますと主に二点
①Requiemさんも仰っていた脱落後のマスターの動き。初脱落という中で直帰してしまう朽崎さんはまだしもパロミデスさんがラーヴァナさん弱体化のための舞台装置のように思えてしまう
②弓レイドで戦力として淡路廃帝があまり活躍できそうにない。バランスとしてライダーに戦力の比重が大きすぎる
これに追加で>591で弓レイド前の弱体化は避けたいということからカーテナポイズンを受ける場合三つ巴時点ではなくレイド以降の場面が必要になったというのがあります
そしてここからが妄想
淡路廃帝脱落が列車事故前後であった場合、三日目に生き残った千早さんが耿実を刺す形で廃帝の業を代行する(してしまう)ような動きになるという点で独白などによりドラマ性が生まれそうだなとか
二件の列車事故、三日目のレイドでの被害、などから礼装を補充した朽崎さんがラスボスだとして、決戦前に脱落した刹那さんや千早さんが劣勢気味になる有紗さんに手を貸す(共闘というよりあくまで手を貸す程度、結界術で干し首爆弾を塞いだり、銃弾を切り落としたり)ようになればかなりまとまりのあるラストになるんじゃないかとか
毒を受けて初戦より少し動きの鈍くなったラーヴァナさんにしつこく抉るような剣撃を叩きつけながら「痛い?痛いわよねぇ?イイ顔…!」ってSっけ昂らせるパロミデスさんがいかにもって感じで良いんじゃないかとか
三日目に脱落して以降何も尾を引かない(予定)の自分がこんな色々妄想するのはお門違いのことと存じますが、一度浮かぶと止まらなくなってしまいましたので置いていきます、お目汚し失礼しました>>595
了解しました
では狂陣営脱落でリレーを進めていこうと思います7月上旬までに肩慣らしにカーメン君ドンファンさん自来也おじの今年霊衣組がビーチで軽く会話するSSを書きたい。
>>557
真似しちゃいけないオトナなドンファンさん好き。自来也おじもパッと見不真面目なオジサンだから女性水着陣から見た大人男子組の反応が少し気になりますね。あとこの二人はカーメン君への対応含めてチャラ男とおじさんだから少しそりが合わなくて、普段は軽く憎まれ口叩き合う関係だけど非常時にはカーメン君にだけ「彼なら大丈夫だと思うな」「アイツなら問題ねえだろ」って言える位互いを買ってるみたいな関係だったら俺が喜びます(早口)
旧verより良い感じになったなと我ながら思いますね…黒鹿さんリテイクしてくれてありがとう…
良いですねえ。昼の海で笑顔で振り向くカーメン君と夜の橋に寄り掛かりながらコーヒー飲む自来也おじか…自来也おじのセイントグラフも考えないとな…
確かに3人全員共通点ありますね…!これもうヴェネツィア夏イベのテーマ幻想にするのもアリでは?(極論)ちなみにレイドボス・新生ヨルムンガンド(もっと良い名前を考えたい)の誕生イメージは
ロスヴァイセが令呪一角消費で宝具『終末装填・大蛇解放(ラグナロク・ヨルムンガンド)』を解放→大神宣言が巨大機構化、ロスヴァイセを取り込む→熱で乙女は融解し、機構の白き大蛇(へいき)が形成される
という感じで巨大化するので飛行能力が失われる代わりに通常攻撃が全体攻撃でA++攻撃になります。口や節々の隙間から砲門が覗いて撃ってくる兵器はお好きですか?
あとヨルムンガンドも原典で毒を吐いてくるのでそれに倣って毒素(カーテナの持つ呪詛的な毒でなくして、それこそ核みたいな高熱のもの)による弱体化もあるよなあと思いました。でもこれはちょっと唐突すぎるかな
ほか弓レイドに向けてボスとして設定しておいてほしいことありましたらぜひお教えください〜
>>597
腹まではだけてるような大人を信用しちゃいけないという教訓ですね()現地民とかに聞き込み調査するときに「アンタたちは留守番、変な目で見られる」って同行拒否られてそう…
そういう関係性とても好き…なんか鍵開けとかする場面で「流石の手癖だね、盗賊屋は伊達じゃない」「アンタの手の速さにゃ負けるがな」みたいな洋画的応酬してほしい…それがシリアスな共闘シーンで意味が逆転したものになるんだ…(幻想)
映画だったり仮面だったりと「非現実を投じる」ことに連関性を見出せる舞台でもありますから悪くないかもですね、ヴェネツィア・ファンタジーアおお、セイバー陣営生存ですか。
そうなると、やっぱり三つ巴戦でダメージは受けつつ、キッチリ廃帝を脱落させる展開に持っていくといった流れになりそう。
弓レイド戦ではパロミデスには討伐参加して貰うけどクッチー自身は街で暗躍テロする、とかかな(納言さんの案を採用するなら)。ともあれ、後に悪役として活躍できるよう色々頑張っていきたい所存です。
>>598
>弓レイドに向けてボスとして設定しておいてほしいこと
まず思いつくのは、具体的なサイズ感、辺りでしょうか。海のそばに陣取る予定、というのをどっかで聞いたので、じゃあ攻撃・移動・占有範囲はどうなのか?みたいな点は色々考察するのに大事になってきそう。
>原典で毒を吐いてくるのでそれに倣って毒素による弱体化
どういう感じかにもよりますが、カーテナチャージに利用できそうか……?>>602
多分二度見されるし
「だいたい『ミートパイのように』って甘くないものも歌っているのにすぐお菓子に結びつけるのはどうかと思うぷにゅ」
ってマジレスされそうだあ
スイーツ(タケノコ)船SS執筆中
前スレでやらかした時に言ってた同期作品の強キャラがセナ先生セオリ君だったり推定アレ関連の楽師だったりでのプレッシャーに関してはもう大丈夫です
こっちのボスは暴で勝負してやる…!!
>>598
うおおヨルムンガンド強そう…確かビナー君みたいな見た目でしたっけ。マキちゃん呼ばなきゃ…(推し)
コイツ相手だとランサーは、涯角槍で暴風ブラストして吹き飛ばしてノックバックさせるとか青紅剣突き刺してショートさせるとかがダメージソースとして有力そうな感じになりますかね…?あとは囮になってライダーが宝具撃てそうな所に誘導するとか行けそうかな
良いですねえ。推定リーダー枠で皆を引っ張ってこうと頑張るカーメン君を互いのスタンスで見守ってほしい。
同行拒否シチュ見たいですねえ。男子も必要って流れになった時に「ふむ。情報収集という事ならこの私に任せたまえ。口説いて情報を得るのは私の得意分野だからね」「いやお前は口説く方に行くだろ。ここは儂が蝦蟇込みで調査するさ」「いやいや君の手段も悪くないが、やはり言葉の情報こそ重要だろう?この完璧に美しい私の方がよりお嬢様達から話を引き出せるとも」「分かってねえな阿呆が、こういうのは会話だけじゃなくて探索込みでの調査が常道だろが」「いや私が」「いや儂だな」って口論した瞬間に同行拒否告げられて「「え?」」って顔見合わせてほしい。そしてマスターに女性陣に同行するカーメン君に振り向きざまに申し訳なさそうな顔されて二人で落ち込むみたいな流れを見たいでござる。
>>599
きゃわわわ!!!!
これにはロゼちゃんも海月ちゃんもニッコリスルトさん黒鹿さんに提案です
確か前に、騎陣営は三つ巴終わった後に港の貨物列車爆破に直行するかもってスルトさんが言ってましたが、それならそこで戦闘後の槍陣営と会う→アーチャーのマスターが主犯って事を知るって流れとかどうでしょう?それなら三日目、或いはその場でスムーズに協力関係結べそうですし。
>>591
聖杯爆弾のタイムリミット設定的には良さげかなと思いましたが、確かに早計だったかもですね…
まあそこはその時考えれば良いっぽいですね。まずは2日目の二箇所バトル→3日目弓レイドですし。
>>606
槍陣営的には特に書きたいシーンは無いですね。
アジトで都市魔術使って風水→港に異常出てる!!行こう!!っていう簡素な流れになると思いますし、そこは省略してもいいかなと。
強いて挙げるなら、「結構歩いて刹那ちゃん疲れちゃったヨー、そういやランサーくんって史実で馬乗ってたけどいないの?」みたいな今回ダイレクトアタックにあたっての差別化点をフォローした会話を挟みたいなーって位でしたが、その辺触れるならネタバレ解禁後の方が良いかなと思いますしわざわざ今やる必要は無いかなと。セイバー陣営が想定というか執筆にあたってイメージしておく結果としては、パロミデスが大怪我・廃帝を倒してラーヴァナにも多少の手傷を負わせ、有紗ちゃんにもそれなりの負傷を与える、って感じでしょうか。
クッチーへのダメージはロバートさんや火野さんと相談って感じですかね、基本的には遠距離タイプvs剣士同士の即席コンビって対戦カードになる訳ですし>>611
サーヴァントがいないからって教会に駆け込むタイプじゃないですもんねぇ…
では当面はアサシンスタイルで行動という感じですね。実際にマスター権奪えるかはまぁ流れ次第で
…マスター権強奪展開は本気でやろうとするとかなりの幸運が重ならないと無理そうですが、でもこれ成立したら面白いだろうなぁ…>>604
絶対動いたら可愛い、めっちゃ和み可愛い!一日経ってから振り返ると自分未来を意識(妄想)しすぎだったな…と自省
自分の脳内だけにある√を前提に考えるのをやめよう、という学びあるネ
>>600
>>605
素敵な展開もあったのに申し訳ないです…いつかどこか、それこそコラボイベントやルート分岐として書けるようなら書いてみたいところ
>>601
はーい、まず展開場所は具体的には先ヶ浜周辺を予定しております。港は流石に死体蹴りがすぎる気がするので
サイズ感は…せっかくだしとてもデカくしたいところですがどうしよう、とぐろを巻いた状態で155mぐらい、とか…?(あまりにも単純計算)
毒の搭載は決めかねている状態ですが、もし採用して使用するとしたらトドメを刺すであろうラーヴァナさんに対してになりそうです。完全に戦乙女でなくなっているので神性は破却されているでしょうし
>>602
良かった、どれくらいの変貌遂げても良いのか少し不安でしたので一安心…
機械触手!良いですね、蛇だし舌の二又に別れたところがそういうのになってて欲しい。あと鱗が小型ビットになったりしてそれらも一掃する必要があるからラーヴァナさんが宝具を開帳する…みたいな流れにしたいなとも考えております
趙雲さんは単体宝具っぽいし、パロミデスさんは同じく高火力ですが仕様とマスターがそばに居ないということから殲滅ほどの取り回しは効かなさそうということで>>604
やめたげてよぉ!白にペイント目立つんだから!()
涯角槍ノックバックは良いかもしれませんね。レイド戦が今のところ浜辺の想定で先ヶ浜を超える(綾ノ川へ接続する)と山が射程圏内になって暴走中の聖杯を刺激してしまうかも!みたいな制限を設けようと考えているので、本体を倒すのと同じくらい侵攻を食い止める役は重要になってくると思います
なんかこう、二人は机の下でお互いの足踏み合おうとしてて欲しいですね。そしてツタンカーメンくんにそれを気づかれて咎められて素知らぬ顔を作る
そうなると女性陣にはそういうことズバッと言える人が欲しくなる…いや、ここはむしろ気弱そうな子が「お二人と一緒はちょっと…変な風に思われそうなので…」って断る方が二人には効果バツグンなのでは。或いはぐだみたいな無邪気な子
>>606
>>608
自分も特に書きたいところはないので仕掛けの点検をして帰るかなあ、というところで後ろから「あれあれー?まだ線路工事には早すぎると思うよー?」って刹那さんに声かけられて…で、そのまま戦闘に入ろうと思っています>>606
襲撃の前まで進めますか?それとも、一度管理者視点挟みますか?
>>607
華やかというよりシックな感じですね。
他の強化手段と併用する事で、一方的に距離を詰めて接近戦を強制出来る上に、干し首爆弾の血の霧の呪詛を無効化出来る(要するに、少なくとも爆風自体を当てないとダメージにならない)防御性能があるので。
>>608
それでいきましょうか。
>>612
二対一ですし、バーサーカーを倒せたけど他にはダメージ与えられない位じゃないかと。
セイバーが重傷になる以上、マスターが深入りせずに居たから撤退が間に合った感じで。
>>615
小型ビット一掃……元々、有沙を消耗させる予定だったとはいえ、一戦闘で宝具三種全て使う羽目になりますね。
二日目戦闘ノーダメ、令呪一画使用、有沙がヴィマーナに搭乗(マスター討伐は他の陣営に丸投げ)位やればどうにかって所でしょうか。>>615
モンハンのダラ・アマデュラぐらいでどうよ?>サイズ感
>>620
んじゃロバートさんが投稿したのを確認したら、自分がセイバーの攻撃を描写するって感じですかね。
>>619
まぁ有紗ちゃんvsクッチーの戦闘過程についてはおいおいで……。こっちとそっちのスペックに関しては今言いあってもしゃーないし。
こういう場だと、『悪』対『善』で必ずしも善が勝つ訳ではなく、そもそも対戦が実現するかも不明なのだ。
ラーヴァナのダメージに関してはちょっと書き方の順序が悪かったですね。”多少の手傷”に関してはバーサーカー到達までのタイムラグ分が主ですね。
タイマンしてるのにどっちも無傷、なんて事は無いでしょうし(同様の理屈で2vs1でも攻撃の余波で……みたいな流れとかのあり得る)船SS次話執筆中
ネタバレ エクストリーム噛ませ
>>616
俺の推しに貫通属性が多いのでね、なので大人のカードで貫通パ召喚して仕留めるね…
恐らく現状分かる範囲だと趙雲でヨルムンガンドに深手与えるのは難しそうかなって感じがあるんですね。火力は悪くないけどいかんせん範囲と殲滅力は高くないので掃討しないと無理なら決定打にはなれないかなと
なのでラーヴァナがアタッカー、パロミデスが遊撃だとするならやはり此方がタンク役になるのが適任でしょうね。防戦は結構得意とする所ですし、何ならロスヴァイセにダメージ与えた張本人なのでヘイト受けやすくなる可能性もありますしね。
仲良く喧嘩する関係は本当に良いですね…この位の塩梅でガンガン喧嘩してほしい。カーメン君の保護者ポジの筈が煽りあってるのをカーメン君に呆れられるとかでたまに立場が反転してほしい…でもカーメン君は反りが合わないだけで内心互いに認めてはいる腐れ縁的な奴だってのを察してるからあまり心配してない、みたいな感じとかだったらいいなあ…
留守番する時に煽り合ってた二人が珍しく「……うん、ゆっくりお酒でも飲もうか」「そうだな……」って意気投合するんですね…
あとはそれ言ってくれそうな女性鯖ですが、俺は典韋ちゃん(既出)だけなのでもう弾が無いんですよね…待つしかないか…
>>618
歌舞伎風掛け声すき。
ま、まあよく考えたらアラサーアラフォー辺りの年代イメージでしたし…>>625
公式でもHFルートで主人公が辿った道でもありますしねー
裏の王道的な
もちろん取り扱い注意案件ではありますが…生き残りすぎるとマスターだけで聖杯戦争ラウンド2ファイっとかってなりますし
こう考えていくと数を減らせるマスター殺しって大事というか進行上必須の過程でもあるんだなぁと痛感>>624
なるほど。失礼しました。
>テンポを考えると省略(設定上はあるけど描かない)したほうが良いかも
ですね。実際弓レイド挟んだら有紗ちゃんが回復させて実質無かった事になるかvsヨルムンガンドの負傷からしたら誤差、ぐらいでしょう。
>>625
>鯖消えても独自ムーブで続行
残りそうなのは六欄さんと千早さんに有紗ちゃんって感じですかね?
クッチーは敗北したら直帰だし、刹那も危険地帯の真っ只中に積極的に残るかは微妙かも
まぁなんか有紗ちゃんにアドバイスなり有用なアイテム渡して退場はありそう
>>622
勿論勿論。とりあえず三つ巴を乗り越えれた時点で何かしら爪痕残せそうなのは確定したんで、後は流れに任せて〜って想定です。かなり厳しい目であることはもちろんのことですが見てみたいですね、マスター権奪取千早さん
四日目に剣陣営が暴れて騎(&槍?)が対処、マスター撃破で脱落するだろうと思ったら奪取されていてそのまま逃走され捜索虚しくタイムリミットは刻一刻と近づき、二陣営の願いが望まぬ形でぶつかり合う…みたいなビターな展開が浮かんできちゃいましたのでだいぶ疲れてます
>>619
そういった感じで問題ないです、第三宝具開帳の必要性をより強まるために海魔よろしく対城宝具級以下足切り要素(回復力ではなく単純な耐久力として)でも生やすべきかと思っていますが、その分だとなくても大丈夫そうですかね?
>>620
はぁい、お言葉に甘えてレイドボスとしてロマンを詰め込ませていただきます
ところで『終末装填・大蛇解放(ラグナロク・ヨルムンガンド)』の詠唱とかってお考えになっていたりしますか?あったら教えていただきたいです
>>621
ほうほう…(ググる)でかい!そして格好いい!デカすぎると山まで普通に射程圏内だろってなりそうなので確定とまではいきませんが、少なくともビジュアルの面ではとても参考になりそうです!
>>623
タンク役は>624でロバートさんが仰っている通りラーヴァナさんの宝具の方が適材だと思います。ので、副戦力として防衛ラインを死守するのが趙雲さんの立ち回りとしてちょうど良いんじゃないかなと
ヨルムンガンドと化した以上はロスヴァイセのデータは棄却されているでしょうし、そもそも彼女が前回敗れたからといってそちらを自動的に優先対象にするとも思えませんので
男性陣の夏霊衣は決まったものの肝心の女子鯖が一人として決まっていないのが現状ですからね…自分もこればかりは他の方にお頼みするしかない
とはいえ水着霊器のキャラシを作らねばならないという点でそう簡単にできるものでもないだろうというのもあり…うむむ懺悔します
私は海月ちゃんとメロでポケダンスパロGIFを描きたいと思いましたがイラスト苦戦したり他の事してる内に旬を逃しました。
>>624
>>628(レイドでの役割の話)
よく考えたらそうでしたね…飛行可能宝具って時点でタンク役は決まっていたような物だった
となると此方はライダーの援護に徹する感じですね。暴風ブーストの突きで巨体浮かせて吹き飛ばしてノックバックさせる、ライダー標的にしてビームなりで攻撃しようとした時に暴風突きで顔面ごと攻撃の軌道をヴィマーナから逸らしてライダーの攻撃チャンスを作る、の辺りのムーブが行けそうな感じですかね?
あとは刹那ちゃんがタブレット+都市魔術で防衛ラインを把握して有沙ちゃんに共有するみたいな感じのオペレーター的な事するのも良さそうかなって思います。
>>628(水着の話)
ここばかりは皆様に任せるしかないですね。
とはいえ一応ヴェネツィア男性陣3人がメインの2〜3節の中編サブシナリオ的なSSの構想は浮かんでるので、男性のみでも何とかできる様にはしとこうかと思ってます。とはいえ完走経験/zeroなので行けるかは分かりませんが…>>631
おk。
一両日中とはいかないけど、作ってみる。『真右、八割の力で殴れ。その二秒後に七時の方向。全力で回し蹴り。そのままの勢いで正面に全力で投げていいぞ』
「注文が多い!けど考えなくていいからすごい楽!」
空野恋は魔術師として些か体質が特異である。魔術を扱う際、魔術回路を起動する際、人は必ず集中する必要がある。しかし彼女はほぼそれがない。身体の一部を扱うように、意識せずとも魔術が行使できる。むしろ逆に、制限しなければ無意識に魔術を使ってしまうことが時々あるほどに。なので調節する。そんなに派手に動きまくって魔術のリソースが削れたら堪ったものではない。恋が戦闘での思考のリソースを身体能力の調節に使う分、身体の動きや敵の動きを分析して対応する役割は全て撫海が担っている。
結果からしてみれば、この魔力リソース管理をした戦闘は正しいといえるだろう。必要以上のリソースを消費せず、最適な配分とタイミングで攻めのいなし方をできる。セナの礼装は殺戮特化で、使用するにあたっての魔力効率なども殺し合いに特化されている。そんなものを相手に慣れてないものが挑めばたとえ天才でも削り殺されてしまうことだってある。だからそこを撫海が補うのだ。その為の手も打ってある。
全面的に恋の動作を撫海が指定することに加え、宙に浮かせた数多の銃で恋を守るように配置する。恋の格闘では対応しきれないものに対して銃撃して妨害を続ければいい。防御の隙が生まれたところで恋を攻撃に転じさせればいい。彼女の強化は凄まじい。完成度が高いものに加えて、重ねがけの禁呪を悍ましいまでに使いこなしているからだ。手を引いてやればこうも化ける。
『ナイス!いい感じじゃん、今度俺と仕事するか?』
「嫌。私は傭兵じゃなくて魔術師だもの!」
「武術の練度はそこらの護身術を会得した魔術師とそう変わらんが単純なスペックで押しているのか。それともう一匹がサポート。そっちを仕留めることは難しそうだ」
しかしそれまで。撫海の操る弾丸は命中せずに逸れていき、恋の殴撃も届かない。そこまでの距離に近づくことが難しいのだ。鉄塊から出力する大量の武器が絶え間なく攻撃を続ける上に、撫海が銃撃で相殺し隙を作ったとしても恋が動こうとするその瞬間を狙い撃たれてしまう。鉄塊から抜き取った武器は魔術の一種で撫海の干渉を跳ね除ける。そしてセナがそれらを己の手で扱うこともまた造作もない。「……待て。あの着物を着た女はどうした?」
「え?あれ、さっきまで……」
『マズっ、これ魔術じゃねぇ!』
巨大な鉄の砲弾と恋の拳が交わる直前、二人の間に割り込むように、和装の少女が跳んでいた。セナの頭蓋には呪符を、恋の瞳には短刀を突きつけて。咄嗟の防御が間に合わなければ死ん.でいたほどの手際の良さ。宙を鮮やかに舞って殺意に満ちた一振りを成す。隠行、魔術に当たらない技術のみでここまで存在感を消してみせた。少女……天海にとっては実に癪だが、この聖杯戦争の参加者において、彼女が誰よりも“それ”に長けているから。
「“密集陣形、一斉突撃。続いて構え、一斉射撃”」
「星屑を数え、新芽を手折る」
天から降り注ぐ大量の槍。寄せ集めることでかつての重装歩兵の突撃を模した魔術は当たりさえすれば敵を貫く強烈な破壊力を宿している。しかし届かない。槍の一本一本を縫うように、するりと身体を滑り込ませる。間髪入れず放たれる弾丸すら空中で回転して避けてみせる。まるで全ての軌道がわかっているかのよう。
いや、わかっている。天海の超能力である感受能力を最大限まで引き出すことで、足が着いた地面、身体が触れる空気、それらから読み取る敵の想い……もとい、さらに先鋭化した殺意を読み取っている。だからわかる。セナがするべきだったのは座標も軌道も何もかも緻密に練り上げられた技術が凄まじい統制された殺戮の魔術ではなく、とにかく乱射や突撃を繰り返す無秩序な殺戮の魔術。何も考えずに撃ちまくった方が天海には効くのだ。
「故に我は人を殺.す」
天性の人殺し。この詠唱も魔術や呪術といった意味はなく、単に己の熱を高めるためのもの。理性はこの殺.人癖を何よりも嫌っているのに、本能はそれを喚起する。殺.人は、癖になる。少女にとって、それは一度道を踏み越えてからずっと付いてくるものだった。セナのような経験も、セオリのような演算能力も必要ない。直感、生物の本能で天海は“効率的な人の殺し方”を察知する。本当に殺したことなど一度もないのに、身体は動く。こと人を殺.すことにおいては、誰よりも勝るだろう。虚空から現れる刃にセナの首の薄皮を切られたことで、撫海とセナは瞬時にそれを理解した。「たまに居るんだ。貴様のような才能に溢れた生まれつきの殺し屋が」
『めんどくせぇ……しかもなんだアイツ、あの後ろにいるのは悪霊か?』
「全力で殴ってみる?」
無言で佇む天海の背後に揺らめくは顔の全てが削がれた女。それでもなお、その骨格からは美しさが際立つ。纏う衣も美しく、刀を振り抜く姿すら艶かしい。きっとかつては男を魅了し愛を売る一人の女だったのだろう。挿す簪は貰った愛の表れか。名を、星爪と云う。以前は呪術師に行使される悪霊でしかなかった花魁は、天海によって供給される大量の殺意で新たな形を得た。人を怨み、人を殺し、人を呪う。その悪意がまた天海に流れ込んで天海を壊す。負の循環の原因だ。
人並外れた速さと筋力で駆け回り、刀を振り回し、簪を投げ、帯で握り潰す。煙管からは炎が巻き上がり、三味線は音の衝撃で物体を粉砕する。嘆きがままに暴れ回る星爪に隠れてここぞというタイミングで天海が致命の一刺しを捩じ込む。セナは今のところ対処できているが、恋が少し難しい。殺し合いに慣れていないから、撫海の指示があっても全てが最適なタイミングでこなせるわけではないからだ。
「っ、ねぇ、このままでいいの?ぶっちゃけジリ貧じゃない!?」
『まあ待て。……ここだ。恥も外聞も捨てて、雑だが強い戦い方でいこう』
そう、それは人類の原初から存在する人の殺し方。拳で殴り殺.すのは難しく、しかし武器を用いるのも難しい。ならばこれこそ最適解。
『メインの魔術回路が強化、サブが治癒。どっちもこなしながら全力投擲。行けるよな?』
「私を舐めない、でっ!!それで?守ってくれるのよね?」
『ああ。全力でお姫様を守るとも』
殺意が読み取れたその瞬間、本気で回避行動を取らなければならなかった。何を捨てても全力で回避しなければ死ぬ。そう思わせるほどの威力と速度。その正体は投石。恋が自身の肉体の限界を超えるほどの力で投げ、壊れた肉体を瞬時に再生する。そしてまた石を投げる。あまりにも効果的で……遊びのない戦い方だった。石を掴んで投げるというプロセスすら、次弾を撫海が操作して一人でに掌へ収まるようにするという効率の良さ。ただ石を投げることだけに集中できるということは戦闘においてあまりにも大きい。ただ、この戦法で苦しむのは純粋なフィジカルで負けている天海だけであり、セナは例外だ。今までの戦いで、絶え間なく大火力を叩きつけてくるものはいた。それが魔術ではなく、物理的な性質を帯びたものであることもまたあった。そう、その程度でしかない。鉄塊を変形させ、大鏡で補助をする。それだけで恋の一手は届かない。それでいい。撫海の狙いは天海が恋を狙えないようにすること。それと……
『上手く使え』
「虚構の果てに、私は至る」
「…………はっ、なるほど」
飛んでくる石を、紙一重で受け流す。短刀を握った右腕の筋肉、その節々が千切れるが問題はない。動かせればいい。ある程度軌道を変えて流した石を、朝爪の扇子により引き起こした風でさらに軌道を変えながら、速度を上昇させる。それらが他の石やセナの弾丸と弾き合い……セナの脇腹を貫いた。不思議なことに傷一つついていないが、セナの前にいるそっくりの彫像の脇腹に穴が空いたようだ。理屈ではない、直感でこれが殺.すための最適解だと悟って実行した。そうなるように撫海と恋は誘導した。そしてそれはその通り、見事にセナを貫いたのだ。その事実がさらに天海を昂らせる。理性を本能が引き摺り込んでくる。
「……私は、人を殺.すもの……いや、違う。そうじゃない。私は、ただの一般人。そうでなければ、意味がない。私ひとりを生かしてくれた意味がない」
読み取った他者の心情は、そのまま重圧になって天海を蝕む。日常生活で触れるものさえ天海に幻覚、幻聴、悪夢、その他身体の不調をもたらすのだ。それが殺意であるならばどうなるか……その殺意に感化されて、彼女の中の殺人衝動も自ずと跳ね上がっていく。それに殉じてここにいる全員を殺.せば終わり、ではないのだ。もう一人、あと一人、まだまだもっと─────膨れに膨れた殺人衝動はきっと完全な殺人鬼へと堕とすだろう。だから、天海の選択は何よりも厳しい。殺意に溺れることなく、殺人衝動を受け入れることなく、己の殺しの才能を使う。相手を殺.すための最適解を選びながらも、湧き上がる殺人衝動に溺れることはしない。殺したとしても、それに悦びを感じてはならない。それは、一般人に例えれば“自分にとって極上の娯楽を体験しながら幸福感を得てはいけない”ように感情を切り離すもの。しかし天海は溺れない。八年。天海に殺人癖が付いた時から一人も殺さず耐え忍んできた年月である。その強靭な精神が、この結果をもたらすのだ。
「いける。このままなら愉しむことなく勝てる」
少し、事を急いでしまった。焦るがあまりに危な気な回避をしてしまったことで、顔を隠していた布が千切れた。布で顔を隠していたのはこの場の何処かにいるであろう友人と顔を合わせたくないからであり……しかし、熱に浮かされないよう躍起になっていた天海が取り繕おうとする考えもなく、そもそも取り繕える余裕もなく。そんなタイミングで、こうやって。
「天海、ちゃん?」
「………ツユくん、なんで」
一番見られたくなかった人。マスターであることを明かしたくなかった人。私の、八年ぶりにできた大事な人。あなたにこの姿を見られてしまった。
終わり。次回、ツユの視点から>>640
いや失礼。
パリと勘違いしてたー!
水の都なんすね。ならコンホヴァルで作る感じになります。>>628
「装填開始───砲身接続、対象照準、魔力充填、砲撃体勢制御、全機能最適化、終末火砲励起───装填完了。発射します」
こんな感じです。捻りなしのストレート砲撃発射シーケンスとなってます
使い方によっては細部をいじるのもありですね
>>631
(そういえば言い出しっぺ私だったな…という顔)
あ、私からも問題ないです。この確認も不要とは思いますが一応念のため…
>>632
確認しましたー
話し合い自体は穏便に進んだのにこのあと死んだんだよね…
次は剣陣営の奇襲シーンからですね
>>639
あーあ出会っちま(ry
殺人鬼適性◎な子が殺人衝動抑えたまんま戦うのはすんごい精神力の賜物だけど、その分というかだからこそというか余裕がなくなって…
…間が悪いなぁ!浮世離れした容姿のそれは、雲間に浮かんだ月の如し。
芙蓉のような眦、緋桃のような唇、碧の眉は細やかに美しく、面差しは咲きかけた牡丹にも似ている。立ち振る舞いは東風にたなびく青柳のごとき嫋やかさ。衣に薫物をせずとも歩けば蘭麝の香りが辺りを包み、魂も飛ぶような心地こそする。眩き白雪が形になったかのような色白の肌ともなれば、唐土に名高い楊貴妃や西施、日本の衣通姫や小野小町もどうして彼女に及ぶだろうか。
身には紅梅に蘭の花の刺繍が施された唐綾の打衣を纏い、羅綾の五つ衣を重ねている。一本一本の狂いなく切りそろえられた黒髪は裾に余り、芽吹く草木のような清廉さである。
その美麗さの前では、春の月明かりに照らされる夜の桜、夕暮れの海棠であっても及ばない。
スキュレカリュー教室の講堂に花が咲く。
魔術師の中には……それこそ鉱石科で例えるなら、かのクレオパトラが孔雀石(マラカイト)のアイシャドウを用いて化粧を施したように……美を命題の魔術として希求する家系、あるいは神秘の域にある美をある種“当たり前”として有する家系などがある。それこそ様々な思惑の下、遺伝的・魔術的な品種改良は行われているのだが、それでも尚、彼女の存在は人目を引く。
肉体そのものが神意を、神秘を成している。
魔術師というのは魔術回路を持つ人類種、生態系の中に偶発的に生まれる魔獣のようなもの。総身がエーテルであるのと、エーテルを扱うことができるだけの生物では原理が異なる。言ってしまえば受肉した妖精種と遜色ないということだ。
そのような訳で、もはや教室生には当然となった彼女、入(ハイル)の十二単スタイルは、聴講生にとって目の毒であった。彼らはただでさえ単位取得のために受講している訳ではなく、セナ・スキュレカリューを筆頭とした講師陣の講義を聴きたいがためだけに講堂に集まるというのに。>>646
「そういえばセナ先生、極東に行ったじゃない。
ハイルって極東の出身でしょ、特有の魔術体系で何か修得しているのない?」
「────そう、ですね。例えば和歌でしょうか。
古来より、和歌に力あり。その本質は我々、魔術世界の者には呪言といった方が通じ易いことと思います。本朝に伝わる習わしであり、神代にはイザナギ尊とイザナミ命の二尊天が天浮橋で互いを呼んだ歌に始まり、スサノオ尊が歌った八雲の歌が三十一(みそひと)文字であったことから世に広く伝わったと言われています」
「なるほど、ワカ・ポエット。和歌(japanese poem)ね。
確かに刄先生の講義で聞いたことあるわ。魔術特性は詞を用いた感染の呪術だったよね」
「わたくしは、そのように認識しています」>>643
文中でも示しましたけど他の人からすると自分が一番やってて楽しいことをやりながらも楽しいと微塵も思ってはいけないようなものなので苦行も苦行です
>>644
これがただの偶然というにはあまりにも何もかもが上手くいきすぎていますね、もしかしたら裏に嘘で世界を組み替える邪神がいるかもしれません
>>645
戦闘スタイルとバックボーンの結びつきを見てもらえて嬉しい〜〜!!単純な戦闘で言えばやはりセナが一番ですが魔術師の才能や殺しの才能で各々食いついてる感じになります
サーヴァントのバトルも>>547にありますのでぜひ
>>648
なるほどなるほど……ちょこちょこサイレント修正があったのはこのため……十二単はさすがにいかつい>>645
QKK(急にケモ耳+半人外が描きたくなったので)
ロシアっ子+女帝ということで白髪金眼に
マントの下は何も着てないと喜びます。俺が
こうエロス方面ではなく人界に顕れた野性的な意味で続きが書けたので投下していきます冒険旅行記~
ダン、ダン、ダン。
立て続けに床を踏む音がした。木造りの床を、硬い革の靴が蹂躙していく。
人間の脚が持ち上がって、すぐさま下ろされる。下降していく靴底が床に触れればまたダンと音が鳴る。それが繰り返されている。
また脚が上がる。下りる。そして音が鳴る。ダン、ダン、ダンと飽きもせずに木の床が鳴らしていく。
勢いと重みに悲鳴をあげて、床がみしりと小さな音を出した。だけどそんな音は誰も聞いちゃいない。聞こえちゃいない。ここにいる10人から20人、あるいはそれ以上の人数になった団体は、それどころではなかったのだ。
また音がする。
床の音とは違う。凛と響く弦の弾かれた音。
楽器だ。カンテレ、と呼ぶらしい。厚い木の板を空洞にして、音が通るように空けた穴に5本の糸を張ったもの。もっと丁寧に作ったものは20本も30本も張るのだと聞いたけど、ここにあるのは5本のものだった。
カンテレだけじゃない。ここにいる団体様のほとんどが何らかの楽器を手にしていた。色も形もさまざまで、その名称もいろいろとあるんだろうけど、私にわかるのはヴァイオリンとかアコーディオンとか、知ってて当たり前の名前だけ。実を言うと8割くらいの楽器が初めて見たものだ。
大勢いた。楽器を抱えた人間たちは大勢でひとつの踊り場を囲っている。ぐるりと輪を描いて立ったり座ったりしていた。その中心に誰も気づかない悲鳴を上げる木造の踊り場があり、その上に、私は立っていた。
私───ルナ・アードゥルはたくさんの楽器に囲まれながら踊っていた。
私だけじゃない。楽器を持たない人間はみんな踊り場に上がって形もなにもなく踊っている。気の向くままに床を踏む。>>652
ダン、ダン、ダン。
ダン、ダン、ダン。
ダン、ダン、ダン。
この場の秩序はかろうじて統制の取れている音楽だけしかなかった。
ひとまとまりの音楽のために人々は楽器を吹いて叩いて鳴らして、その音すべてに応えるように、なにも持っていない踊り手たちが楽器代わりに足踏みを激しくさせていく。
そこには男の人がいて女の人がいる。お年寄りがいれば子供がいる。なんら区分けられることもなく、人々は音と踊りに狂う。音が聞こえて、その音を好きだと言えるならそれだけでいいらしい。大雑把すぎるとも思う。
どこをどう見ても熱に浮かされた集団だ。演奏会と呼ぶにはあまりにもまとまりがない。でもこれこそが我らだと言う。
この在りようこそが"ペリマンニ"だとみんなが言う。
ペリマンニ。フィンランドの民族音楽を伝える流れ着いた楽師たち。フィンランドの、楽師。
その、楽師たちに混ざって私は踊っている。私の冒険に同行した男の子も一緒に踊っていた。
「本当にっ、これが必要なんですか!」
男の子───メレク・アルマソフィアが抗議の声をあげる。私は、笑いながら応える。
「要るよ! だってこんなに───楽しいんだもん!」>>653
ダン、ダン、ダン。
ダン、ダン、ダン。
ダン、ダン、ダンッ。
アガっていく気分のままに足を鳴らす。最後の一回はより強めに踏んだ。とくに意味はない。そんな私の様子にひとりのペリマンニが声をあげる。
「たのしんでっかぁ! 嬢ちゃん!」
そこら中に鳴り響く音の群れにも負けないような大声。ろくに通りそうにない酒焼けしてそうなしゃがれた声が、声量だけで強引に
「めいっぱいに!」
「おう、おう! 坊主ぁどおだぁ!?」
「必死ですよ!」
「いいこったぁ! まだまだいぐぞぉ!!」
その声につられるように音楽どものリズムが早まる。高まる。盛り上がっていく。ジャンジャンぼぉーんのキンキンどがらがシャーンと、どの楽器がなんの音を出しているかもわからない混沌模様。意味がわからないまま踊って踊って踊りまくる。水着をまとってさらけ出された肌の上にいっぱいの汗を流しながらまだまだ踊る。
ついつい勢いでメレクの手を取って、振り回されるようにしてぐるぐる回った。なにがしたいのが自分でもわからない。わからなくてもいいと思う。>>654
「楽しんでくれてるー!?」「盛り上がってるー!?」
「もっちろん!」
「「やっほっっっ~~~い!」」
同じく水着姿の双子姉妹も大はしゃぎ。ミカン色とレモン色の髪が上下左右に舞う。
「ほら! 置いてかれちゃうよメレク!」
「なんで! こうなっているんですか!」
「あっははは! なんでなんだろうなー!」
本当になんでだろう。ああそんなのわかりきっている。そのために来たのだ。
理由を問えば頭にいくつも理由と単語と出会いが浮かぶ。リズムと音に身を任せて足を鳴らすたびに消えていく。浮かんでは消え、浮かんでは消え……最後に残ったのは、この村で一番衝撃的な出会いのこと。
それもまた踊っているうちに消えてしまいそうになって、だから思い出していく。"それ"に出会ったときのことを。
始まりは、昨日の夜にさかのぼる───……>>655
◇ ◇ ◇
不思議な光景だと思った。
私ことルナ・アードゥルが車内のフロントガラスから見る景色は、そんなありきたりな感想を引き出した。
沈まぬ太陽。
夜でありながら暗闇が訪れないソラ。
神秘の有無に関係なくそういう光景は世界にいくつもある。鏡のように世界を反転して映す湖とか、消えない炎を吐き出し続ける滝とか、そういうのが。
だからこれも、そのひとつ。
俗に、白夜と呼ばれている現象。私たちの住む世界がまーるく回っているからこそ見られる景色。ある意味で世界の端っこである北極圏と南極圏でそれは如実に現れる。
私が見ているものは北極圏のそれだ。季節は夏。時刻はとっくに子供の寝る時間。だってのに夜闇がせまる気配はどこにもない。
この場所、この季節、この時間だけが見せる、奇跡だった。
私は今、フィンランドにいる。
まーるい世界の全然丸さを感じさせない田舎のあぜ道を、レンタルした車が進んでいく。揺れる。高級そうなふかふかシートのおかげでお尻は痛くなかった。
「失礼。この先の道も少々揺れそうです」
さて、レンタカーすなわち自動車が動いているならば、当然に自動車を操る運転手がいる。その運転手は後部座席に座る私のちょうど真正面にいる、白いひげをたくわえた白髪のおじいさんだった。名前はフェーブスさん。>>656
やさしい目をしたおじいさんだ。年齢とともに深く刻まれた顔のしわも威圧感を与えない。表情か、物腰か、その両方か。とにかくやわらかい雰囲気を身にまとっている。こんな人がおじいちゃんだったらいいなと思うけど、残念ながら私とフェーブスさんの間に血縁関係も家系図上のつながりもない。
「ううん、大丈夫だよ───おじいちゃん!」
にもかかわらず私はフェーブスさんを実の祖父かのような距離感と親密さで会話をする。……別にお孫さんの気分に浸りたいわけでもないし、フェーブスさんを祖父として欲しがったわけでもない。
ただ、必要なこと……らしい。
その様子を見ていてもうひとりの同行者……私と並んでレンタカーの後部座席に座る人物がぽつりとつぶやく。
「何度見ても不気味に感じますね」
「なっ、なにさ! メレクから言い出したことでしょー!?」
メレク。メレク・アルマソフィア。私の冒険の同行者で、フェーブスさんがお仕えしているお金持ちの家の子。
今回の冒険は、このメレクとフェーブスさんから持ち込まれた話が発端だった。
フィンランドの片田舎にある廃棄坑道で観測された高密度魔力反応。
観測したアルマソフィア家が実質的に手を引いた事実。
言葉少なく語られた「楽師」の存在。>>657
種別問わず神秘と見れば飛びつく私からしたらそれはもう魅力的すぎる話だった。もちろんすぐさま飛びついて食いついた。その場で旅行の体での冒険が決まったのだが……そのときに付けられた今回限りの条件があった。
まず前提として、今回の目的地にはすでにアルマソフィア家の調査員が足を踏み入れている。高密度魔力反応を観測した、その事実を気取られている可能性が高い。すでに警戒されてしまっているかもしれないのだ。目的地ではすでに外部の魔術師を弾く用意が成されているかもしれず……そんな場に、どう頑張っても子供だと見られるであろう私とメレクだけで行けば、すぐに疑われるに違いなく。
つまり今回の冒険には怪しまれない"大人"の存在が必須であり、そして"大人"と私たちの関係も自然に見えるようにする必要があった。
そのために付けられた条件が……
「みんなでただの観光客のフリをするって話だったじゃん!」
そういうワケだった。
聞けば件の場所はリゾート地としての側面もあるみたいで、観光客として入りこめば問題はない、って話だったんだけど。メレク的には微妙らしい。
「たしかに言いましたが。実際に見てしまうと、やはり……」
「いいじゃん別に。ねー、おじいちゃん?」
「そうですぞメレク様、爺は嬉しゅうございます。この歳になって初めて、かように愛らしい孫娘ができました」
「フェーブス……」
おお、メレクが呆れと諦めを混ぜ合わせたような目をしてる。私以外にあんな目を向けてるとこはなかなか見れないのに。フェーブスさん……やり手だ。>>658
「ときに、メレク様」
「……なんですか」
「『おじいちゃん』とは、呼んでくださらぬのですかな?」
「フェーブス!」
「失礼。はしゃぎすぎました」
は、は、は、と心底から楽しそうにフェーブスさんは言う。なんだかすごく珍しいものを見れた。私と一緒にいるときには見せない、見られないようなメレクの姿。
フェーブスさんがメレクに長く仕えていられた理由が、なんとなくわかった気がした。
「ですが、ご安心ください。この爺はお二方の邪魔はいたしません。必要とあらば参上しますが……平時は、いつも通りにお過ごしを」
「そう願いますよ……」
すでにちょっともうぐったりきてるメレク。まだ今回の冒険は始まってすらないってのに大丈夫なのかな。
そうしている間にも車は明るい夜をぐんぐん進んでいく。不思議なことにフィンランドの田舎道はそのまんま坂道であることが多い。たまーに浮遊感を感じるくらいに上がったり下がったりを繰り返している。慣れてない人は変な酔い方しちゃうんじゃないかな。まあ私も慣れてないけど楽しいほうがまだ勝っている。
「それでルナ、繰り返しの注意になりますが」
「ん? なんだっけ?」>>660
すごくよく似た顔立ちの2人組だった。小柄な背格好もこちらを見つけた翠色の眼もうりふたつ。わかりやすい違いは鮮やかなレモン色とミカン色の髪くらいだろう。
どう見ても双子、もしくは超そっくりな姉妹。そんな2人が私と、メレクと、フェーブスさんを見て声を上げる。
「お客様かな?」「お客様だね!」
「挨拶しなきゃ!」「そうだご挨拶!」
「いらっしゃいませお客様!」「ようこそようこそヘンピな村へ!」
「さあ、さあさあこちらへ遠慮なく!」「ずいずいずずいとおいでませ!」
「歌いますか?」「踊りますか?」
「「それともそれとも演奏しますか!?」」
「なんでもいいです」「なんでもアリさ!」
「ぜーんぶ陽気に!」「ぜーんぶ楽しく!」
「「そうさウチらは! 陽気で楽しい~~~~~……"ペリマンニ"~~~!!!」」
そんなハイテンションすぎる熱烈大歓迎を受けて、私の新しい、フィンランドでの冒険が始まる。>>663
導入があれなのでちょっと変則的な形になりましたフィンランド編
プロット中だけでもいい空気吸ってますこのおじいちゃん>>665
メレ坊にこのテンションで絡んでいける人はレアですからねぇ…わりとメレ坊は全方位に気張ってる子ですし
まぁまぁまぁまずは出会ってからでしてよ仕事がちょっと残業多かったですが復活。今週中にはロバートさんSSへの返答出します。
あとそういやふと思ったけど、伊草の今後の動きとかあるし、自分も裏ページというかなりを作って京極さんと場外相談所?みたいなのあった方がいいだろうか。某ヤンジャン漫画に関する雑談なりもしてみたさある。まぁ強制とかではないですが。ヴェネツィアサブシナリオ(仮)、とりあえず大丈夫そうならディックさんの曹操を悪巧みの元締め枠で、納言さんのリシュリューを共謀者の片割れ枠でお借りしたいなと思ってます…
曹操達がヴェネツィア特異点の一部区画を乗っ取ってカジノか何かみたいなの作る→水着女子と金稼ぎを両立できる!これで勝つる!みたいな大事にはならない範囲の悪巧みするのを聞いてヴェネツィア男性組が止める為に殴り込む(今の予定だと曹操が女人関係フィーバーなので男性陣メインで突撃のつもり)、みたいな流れの予定です。
カーメン君と曹操の王同士バトル+ドンファン自来也おじの軽口タッグバトル(相手に使い魔頭脳戦メイン枠かつvs自来也枠でリシュリューさんを借りたい、あとはドンファンとマッチアップ組めそうな奴かつ悪巧みに乗りそうな奴を探したいあるいはゆるぼしたい)の二つをFATALBATTLEで所々誤魔化しながらかっこいい所だけ書きたいなと。
まああくまで仮ではあるのでそこはご了承ください。あとは歩く風紀壊乱と本人SSであったので大丈夫だと思いたいけど作者様に曹操の解釈間違ってたり悪巧みやめろ言われたら謝罪撤回はします
>>667
良いですよー!喜んで行きますとも
こちらとしても擦り合わせたい事はありますし、朽ち崎さんキャラと自キャラ絡みの雑談とか某漫画の話とかもしたいですし大歓迎ですよ>>673
ペリマンニの皆さんはテンションが高い(主観)(知識の偏り)(第一印象最優先)
みんながみんなそうというわけではないでしょうけど、私が知ってるのはハンパじゃないテンションで演奏しまくる人たちでした何だかんだしてる内に新イベ始まっちゃったよーゥにて候
8月に船SS完結させるって豪語してた俺のスケジューリング能力のマヌケさを痛感しましたね……ごめんね敵キャラの皆…
>>639
うへえ天海ちゃんが想像以上に強い……中堅イメージな狂鱒コンビでも手こずる位だとは…
そして最後よ…!!ナキ君が光明見えたと思ったら今度はこっちが更なる地獄に落とされとるんじゃが!?
そして本当にコンパクトな文量かつ魅力的な読みやすい文なの憧れますね……じっくり観察してレベルアップの糧にしよ…
>>662
うっほぉ良い異国情緒感。良い感じに風景浮かんできそうな雰囲気がいいですねえ…
そして楽師ちゃん?もう出るの!?いやそれにしては何か穏便そうな気配…でも油断はしない方が……いやそれでセダム君疑って申し訳ない事になった過去もあるし……うーむ…とりあえずルナちゃんが楽しそうだからヨシ!!
>>669
ハァイジョージィ…裏ページは良いぞジョージィ
とりあえずページだけ置いといて放置ってのもアリだと思います。俺はユーさんと会話してますが、リョーガ君ジャスミンちゃん裂夜君ロイドさん辺りのキャラの設定の擦り合わせとか魔術面とかの相談に乗ってもらったりしてたりしてたので結構裏ぺで助かってる所はありますし、もしもの時に役立つと思いますよー。
>>670
珍獣が大量に棲むジャングルと化したどっかの特異点でなんか美食を捧げてバトルする儀式的な奴をしてるのを見る→その儀式に聖杯が関わってるのでグルメバトルに参戦する、みたいな感じですかね?
結構楽しそうですねえ>>675
いいよね、裏ページって。
とまぁ、推敲が終わったんでローエングリンの水着霊基のキャラシを投下するでー。
【元ネタ】アーサー王伝説、パルチヴァール、ドイツ伝説集、ローエングリン
【CLASS】ライダー
【真名】ローエングリン
【性別】女
【身長・体重】170cm・60kg
【肌色】白 【髪色】白 【瞳色】スカイブルー
【スリーサイズ】100・60・92
【外見・容姿】あかいいなずまの色違い(金色)+首輪、下腹部にボディペインティングで描かれたブラバント公国の国章
【地域】イギリス、ドイツ、ベルギー
【年代】アーサー王が活躍していた時期より後
【属性】中立・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型、人、女性、愛するもの
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:A 魔力:A 幸運:E- 宝具:A->>677
【宝具】
『聖霊・白鳥戦艇(オーロラ・サンダー・クルーザー)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:10 最大捕捉:20
『真夏の空の波濤(オーロラ・イノンダスィヨン)』
ランク:A- 種別:対軍宝具 レンジ:500 最大捕捉:1000
聖霊・白鳥戦艇が放つオーロラの大津波。
真名開放時、ローエングリンは頭部に乗っている。
発射されるオーロラには非常に強い聖なる力が込められているため、ゼノグラシア達も少なからずダメージを受ける。
【Weapon】
剣、聖霊・白鳥戦艇、ゼノグラシア達
通常霊基の様に剣を使う一方、聖霊・白鳥戦艇がボディプレスや嘴攻撃やチョップしたりゼノグラシア達が祟ったりする。
【解説】
マスターやハダリー、典韋に勧められて水着霊基になろうと決めたローエングリン。
水着は以前着たビキニにしようと思っていたのだが、話を聞きつけたゼノグラシア達(ゴットフリートとエルザ)がネロの許可を得てクレーンに作らせた水着を無理矢理着せた。
その結果、霊基自体がゼノグラシア達のそれと一体化し、クラスが変化したのみならず聖杯の加護にも異常が生じることに。>>678
ローエングリンは聖杯の加護の変異を気にしていないのだが、ゼノグラシア達と聖霊・白鳥戦艇の喧嘩には頭を抱えている。
【人物像】
セイバーの時と変更なし。
…無いのだが、水着のせいかダウナーな印象が強い。
また、ゼノグラシア達と聖霊・白鳥戦艇の口論には辟易しているようでセイバーの時と比べると辛辣な物言いも目立ち、彼らが言い合っていると偶に聞こえる音量で容赦の無い口撃をして精神的ダメージを食らわせている。
特技:夜伽、体を張る(意味深)、健康的な暴飲暴食、暴言
好きなもの:エルザ、エルザとゴットフリートからのセクハラ被害
嫌いなもの:不毛な言い合い
天敵:京丸
願い:この霊基では無し
【一人称】僕
【二人称】貴方
【三人称】彼、彼女>>679
【セリフ例】
「この霊基では、水着はこれ限定だとエルザにハッキリ言われまして…」(再臨時)
ローエングリン「あの…戦闘中ですけど…」エルザ&ゴットフリート「「ヨイデハナイカ!」」聖霊・白鳥戦艇「ザッケンナコラー!」(戦闘開始時)
ローエングリン「テヤンデェエエエエイ!!」ゴットフリート「アイエー!義弟を投擲アイエー!」エルザ「ちょっとやめないか!」聖霊・白鳥戦艇「ブヘヘヘヘヘヘ!」(攻撃時)
エルザ「ズガタッキェーッ!!」ゴットフリート「ダマラッシェーッ!!」聖霊・白鳥戦艇「ヒカエオラー!!」(EXアタック)
「『口悪くない?』って思ってますね? ……あの3人の性格が嫌と言うほど再確認できるレベルの下らない言い争いを聞かされたら、僕の方も聞こえるようにあんなこと言いたくもなりますよ」(マイルーム会話『ストレス』)
エルザ「ローエングリンにこの水着を着せて正解でしたわ」ゴットフリート「ローエングリンも満更ではありませんからね」ローエングリン「……僕がこの水着をどう思っているかは、ゴットフリートが言ってくれましたからノーコメントで」ゴットフリート「これは失礼しました」(マイルーム会話『水着』)
以上。
当初はファニーヴァンプにしようかなって思ったんだけど、未だに詳細が不明過ぎて断念しました。そろそろ俺も女性鯖2騎目を作りたいけどネタが思い浮かばん…守備範囲が三国志なりモンゴルなりが中心だから野郎鯖のネタばかりが……
———アルターエゴ綱手……!?(その時京極に電流疾る)
>>682
「ぷ゛ぬ゛ん゛…(何か複雑な感情)」
ゼノグラシア達の水着のセンスが飛び抜けていらっしゃる…何気にこのスレ水着でエッチ枠は貴重だからある意味有り難いかもしれないっすね…
とはいえ配布もまだ確定するタイミングじゃなさそうですし、一旦レアリティ周りは保留でもいいかもっすね。ガチャルートならローエングリン自身が選んだ水着も再臨ブチ込むのもアリや
CVが豪華+圧が強すぎて草ァ!!あと何気に苦手なもの:不毛な言い合いって事は男性大人組(ドンファン自来也、仲良く喧嘩して憎まれ口叩くコンビ)も対象に入りそうっすね…>>685
そうですね
とりあえずは中納言さんが来るまで待機ということで>>688
あ、よかったよかった。おかしなところで止まってたらどうしようかと思ってました
明日ですね、お待ちしてまーすぐぉおうページわけされてるせいでスマホでレス書くの難しい…(一敗)
>>639
銃と兵器と拳が飛び交うなんとも厳つい戦局に飛び込んでくる天海さんの立ち居振る舞いのスマートさよ。自己暗示的な用法の呪文といいややもすれば武人を彷彿とさせますね
そしてこのタイミングで会ってしまうか…綾姫一家といい明かしたくないものを直視してしまうことになるダブル主人公に悲しい現在
>>642
お顔の丹精さもそうですが手や足のシルエットがすごく洗練されている…!特に脚の肉付きが少女の細さと獣の引き締まった感じとを程よくマッチしていて、服装がシンプルなだけに神秘性を覗かせていらっしゃる…すごい…
>>648
宇治の宝蔵関係以外に和歌を元とした呪術を修めている、というのは八十氏の名前の由来を考えるととても納得のいく差配だあ…岩絵具の魔術刻印というのも気になる
まさしく風流風雅なお姫様といった感じでめちゃくちゃ好みです入さん。苗字は…兎道が可愛らしくて推したいところだけど読みで考えると宇治入りまんまな気もする…
ので、兎はそのままに藤原氏(藤原頼通)から一文字もらって兎藤(うとう)さんとかどうでしょう?善知鳥なんかにも通じて、三つ子を亡くして罪悪感を懐いていると思しき入さんの現況とも重なりそうだな、と
>>662
ルナちゃんの魔術についてを考えると確かに夏の北欧の白夜は一度は訪れてしかるべきものでしたね。なんだかとっても思索的
ペリマンニ双子ちゃん可愛い…だったり擬似親子(祖父孫)旅行ほほえましい…だったりでなんとも和やかな旅の始まり。ですが、「気をつけろ」という報告を無みするわけにもいかないせいでこの平和を二心なく堪能できない捻くれ納言…無印◯品の店内bgmでも聞いて心を北欧に寄せてきますとりあえずセルフ〆切に間に合った!後はライダーがセイバーの斬撃を止めて、暫く切った張ったしてからバーサーカー参戦!って流れですかね。
>>693
ああ、前の生物拡張の魔術の人ですかね?そっか、男性になったのか。ポルカとの関わりどうなるんだろう。ポルカと関わり持ったら人間関係的にはクッチーとかヴィクトルも引っ張ってこれるけども。
とりあえず自分も裏ぺ製作完了!京極さんは確認ヨロシクです。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%82%8D%E8%A6%B3%E8%AB%87%E8%A9%B1%E5%AE%A4>>694
一応他の方で「そっちのキャラとかで軽く聞きたい事や言いたい事あるんだが」など、個人的になんかあればそれも確認したりもします。10分後くらいに、船SS最新話投げます
覚悟は決まりましたよし行きます
ダグラス・ブリージス。その男は、時計塔、現代魔術科の三級講師であるブリージス家の当主である。
彼は、数日前に数人の強力な側近を連れて鶴水市に到着した。その目的としては、慰安旅行と周囲は認識している。
だが、実際の目的は、違う。
本当の目的は…鶴水市に数日後に停泊するという、その船。
海を拠点とする秘海集積船との接触。そして、提携の交渉の為である。
魔術協会。その三大部門の一角である、時計塔。
その中には、貴族主義を始めとした様々な派閥が存在している。
そんな中、歴史も浅く、見下されていた一族であるブリージス家の当主の彼は、とにかく成り上がる事を考えていた。
漸くゲットした講師の地位。だが、その座を手に入れたといえ、待っていたのは別の教室の客員講師として、そいつらに顎で使われ、見下される日々。それが、彼にとっては我慢ならなかった。
とにかく地位が。地位が欲しい。その一心だった。一人でも多くの人を蹴落としたい。一人でも多くの人の上に立ちたい。だが、下手に動いては潰される。安全に、楽して成り上がろう。そう思い、潰されずに楽して地位を得る手段を模索し続けた。
そして、彼は探求の末、一つの答えに辿り着く。
秘海集積船。海の神秘を探求する、魔術協会に属さない組織。
海や水に纏わる魔術を研究してる身として、前々から興味を持ち、動向を調べていた訳だが、その独立しながらも強く確立している、組織としての強さ。それに目を付けた。
独自の体制を持つ、この組織をどうにか懐柔し、味方に付ければ。外部の後ろ盾という手段を使えば、潰されるリスクを減らして強大な力を得る事ができるのでは、と。>>699
そう考えてからは早かった。
あらゆる手段を利用し、集積船の停泊期間と歴代の停泊地を割り出し、そこから絞り込み、確実に来ると思われるルートを見出した。
極東の関東地方、鶴水市。そこに、船は確実に停泊する。
故に、この休暇を利用して、少数の手練れの部下達と交渉の為の貴重な素材を連れ、この街に来た。
遂に、俺は覚醒できる。
魔術協会から離れた組織が味方につくのであれば、上の連中も恐れをなす筈。変化球ではあるが、安定して政治力を上げる手段にはなる筈だ。
集積船側としても、魔術協会の人間が協力関係になるのなら願ってもない事だろう。断る理由なんか無い筈だ。
つまり。100%俺の勝ちだ。
鶴水のホテルにて、そんな事を考えながら、俺は眠りについた。さあ、この夏の終わりが、俺の黄金時代の始まりだ。
そう、思っていた。
「お坊ちゃま——お逃げ、を———」
その連絡を最後に、部下全員との連絡が途絶するまでは。>>700
月夜の浜辺に、一人の男の影が照らされる。
「ハァ、ハァ……!!」
ダグラス・ブリージスは、夜の波音よりも激しい足音を立てながら、夜の海岸を走った。
「……何が、何が起きているんだ」
呼吸を荒くしながら、海岸を走る。走る。走る。
2時間前まであった筈の30人の部下達との連絡が、突如全て絶たれた。
使い魔も反応しない。使いたく無いが、最悪の時の為にと用意していたスマホで連絡しても、誰も出ない。
ただ、唯一スマホで信号を受ける事ができた場所へ向かって、礼装を担ぎながら走っている。そして、今に至るという訳だ。
音信不通になったのは、鶴水海浜の洞窟。緊急用に使っているスマホの地図を頼りに、出せる最高速の速度で走り、ダグラスはその洞窟の前に到着した。
曰く、昔鉱脈として使われていた洞窟だという。人為的な跡も見えるが、まあそこは関係ない。とにかく今は、不届き者を狩るのみだ。
確実に戦闘になるだろうと装備を整えながら、同時に呼吸も整え、一旦頭を整理する。
(———誰が、こんな事をやったっていうんだ)
俺達は、集積船が到着して次第、入船の態でコンタクトを取り、交渉を持ちかける予定だった。今後の政治力の上昇と、海の魔術、神秘を探求する者同士の協力関係の構築。その為に。
だが、今。部下全員が失踪し、最大の側近も途中で連絡が途絶した。
襲われたという説が有力だろう。しかし、誰に?
部下は全員、魔術の腕も腕っ節も強い奴らの筈だ。俺には及ばんが、そんな奴らがそう簡単に殺される筈が——
考えながら、戦闘の準備を完了させていく。>>701
集積船の刺客か?いや、誰にも交渉については話していない。それに今からコンタクトを取る、それもポジティブな理由の奴を殺.しに来る理由なんて無いだろう。
上からの刺客?いやまさか、そんな筈は。媚びは売りまくった筈だ。そんな可愛い後輩を殺.す筈が、無い。
「——本当に、ふざけた真似をしやがって」
説を強引な自尊心で消し、義憤に駆られる。特殊な形状の杖を持つ腕に、強い力が入る。尤も先の理論は、本人の魔術師らしい傲慢さの現れだったのだろうが、本人は知る由もない。
「……まあ良い。後悔させてやろう」
だが、問題はないとダグラスは断定し、その洞窟の中に足を踏み入れた。
中は、足が浸かる程の水位の道だった。地面と壁には、無数の岩石が水に浸されながら転がっている。問題ない。この場所なら魔術も十全に発揮できる。そう確信しながら暗視の魔術で目を慣らす。
勝つ。倒してやる。
静かに、頭の中で決意を固める。
そうだ、俺ならやれる。どんな敵であれ、伝説の一歩を踏み出した俺に、倒せぬ敵などいない。
少なくとも、信号の在処であるこの洞窟。この中に、きっと部下達はいる。恐らく、敵も。俺の部下達なら死.にはしない。死.ぬ訳ない。死.んでたとしても、少なくとも俺は死なない。
何者かは知らないが、俺は成り上がって、時計塔で地位を高め、あらゆる人間を蹴落とすんだ。
そんな俺を敵に回した事を、後悔させてやる。
脳内で、己を鼓舞する。どうせ、誰もいないんだ。今のうちに景気付けはしておこう。
何なら集積船も今から味方につけるんだ。奴らならこの俺を見逃しはしないだろう。どうあれ此処で倒せば、敵は終わる。物理的にも、社会的にも。終わらせてやる。そうだ、跪かせてやる。俺は。
漸くあの栄えある時計塔の三級講師になり、伝説を始めんとする男だぞ……!!」
「そうかよ。アホくせえ」
「—————ほう」>>702
音が、響いた。
同時に、空気が一気に剣呑とした殺気に呑まれる。
猛獣が唸る様な低い轟音。それが鳴り響くと同時に、魔術師としての本能が、大きな警鐘を上げる。
「ッ———splashッッ!!」
咄嗟に後ろに身を翻しながら、詠唱によって自身の魔術を行使する。その魔術によって即座に作られた「それ」を、暗闇に立つ未確認の敵に対して放つ。
「おっとッ…!!」
その攻撃の手応えは、余裕な敵の声で無いと判明した。
闇の中で、水が破裂する様な激しい音が残響を鳴らす。並の人間であれば鼓膜に被害が行くレベルの轟音だが、互いに一切動じない。
「おーおー、中々に物騒だな。挨拶しようと思っただけなのによ。時計塔サマの名門貴族サマのダグラス・ブリージス君?」
「———気安く名前を呼ぶな」
「オイオイ、殺し合うなら空気が良い方が楽しいだろ?それにお前とは——」
「黙れ」
「そう言うなよ。ホラ、ご対面の時間だぜ、っと!!」>>703
その物騒な声と共に、洞窟に照明が灯る。
灯り始めた光源を横目で見ると、どうやら岩壁の肌に現代的なライトが大量に付いているらしい。どうやら相手のアジトという事は、如何にも山賊崩れが好きそうな風情だ。
まあ良い、相手のアホ面に興味はない。どんな顔かも、どんな見た目かも、どんな相手かなんて事にすら興味ない。ただ、分からせてやるだけだ。
「…ほぉん、やっぱりな。如何にも貴族様って面に磨きが掛かってやがる」
「よく分かってるではないか。お前は如何にも学が無さそうな輩だな」
「…おいおい、そう昂んなさんな。面から本性が丸見えだぜ?ええッ?」
「野蛮人め」
不遜かつ飄々とした口調の煽りを、貴族様は意に介さない。
「お前の目的は何だ?」
「…さあなァ、ひょっとしたらテメエと同じかもしれないぜ?」
「そんな事があるかよ。どうせ金目当てって所だろうよ、お前のような三下はそれだと相場が決まっている」
「どうだかな?真実聞いておったまげても知らねえぞ」
「…俺の部下を加害したのは、お前だな」
「ああ、それか———全員ブチ殺した、と言ったら?」
「……そうだな。お前は終わる。いや、いや。それ以前にお前は既に終わっているな」
「…へぇ?どういう事だよ?」>>704
ダグラスは、不遜な顔で目の前の男を睨み付ける。そして、息を吸い。貴族としての威を出しながら、宣言を口に出さんとした。
「いいか…!!俺は、かの魔術協会が一角、時計塔に所属する講師であり!!名門ブリージス家の当主である”廻水卿”ダグラス・ブリージスだ…!!お前が何者かは知らんが、どうせそこらの欲に塗れた魔術使い風情だろう!?それに魔術師、ひいては時計塔を単身で敵に回したと言う時点で、お前は既に———」
ペッ。ビチャ。
息の音から数刻置いて、何かが魔術師の顔についた。
沈黙。感情が停止し、混乱し。
「———」
「…くっっっだらねえな」
吐き捨てられた言葉と共に、吐かれたそれの正体に気付いた時。
「ッッッッ——————!!!」
貴族は、激昂した。
「———貴様ッッッッ!!誰に向かって——」
「だからくだらねえって言ったんだよ、家畜野郎が。カビ溜まって難聴にでもなってんのか?」
「なッ——」
「時計塔の講師に喧嘩を売ったからお前は死ぬ?崇高な魔術師を敵に回した時点で終わり?ハハッ、ハッハッハ…!!その理屈は流石に破綻してんだろ!!」
頭に手を当て、男は大声で笑い出す。ツボに入ったかの様に爆笑する男。その嘲笑の的になっているのは、ただ一人。
「何が可笑しい…!!」
「———ったく、厨二病の小学生の方がまだセンスある脅し文句言えるぜ?さぞかし甘やかされすぎて精神年齢が幼稚園生で止まってんだろうな情けねえ———
…おっと、怒ったか?」>>705
返答は、代わりに猛る水の音で返された。
水の音が、強くなり始める。
水位が、引き始めた。いや、正確には違う。洞窟に溜まっていた水が魔術師に引き寄せられ、魔術師の周りを起点として徐々に、海水から変質し始めている。
見れば、海のように蒼い杖を持ち、無数の水を浮かばせなて。一度、詠唱という引き金を引いた瞬間殺.す構えだ。
「———ころしてやる。ころして、身の程を分からせてやるよ下郎……!!」
ころす。ころす。ころす。エリートとしてのプライドを傷付けられ、弄ばれ、嘲笑われた魔術師は、最早止められない怒りを——いや、止める気すらない。こんな奴は、ころすしかない。そういった、完全な殺.意に覆われた。
「ヒュウッ…!」
男は、その殺.意を前にしても一歩も引かない。口笛を引き、余裕綽々とした表情を、少年の様に輝かせる。
「いいねえ、それだよそれ…!!やっぱり議論なんてモンじゃねえよな、敵を下すならころし合いが一番何もかも分かりやすいよなァ!」
「———黙れ、黙って負けてしね」
「おーおー煽りよる。俺は、もうお前に勝ったも同然だってのによ」
「ほざけ、こっちの台詞だ———!!」
煽りも終わらない内に、二つの違う轟音が響き渡る。
それが、ころし合いのゴングのサインである事は疑いようもなかった。
「———、———、———…!!」
男は、地面を強く脚で叩きつけ、詠唱を始める。
■■■の音が、洞窟の内に鳴り響く。最初は男の周囲だけの小さな音が、徐々に広がり、巨大な轟音と———>>706
(遅い!!)
だが、先手を取ったのは、魔術師だった。
「deep(深く)、deep(濃く)、deep(太く)——deep(強く)ッッッッ!!」
「水廻魔術」。それがダグラス・ブリージスが追求した魔術。
水分は蒸気となり、雨となり、海水となり。そうやって、海と空を輪廻の様に回り続ける。そこから見出した魔術。
根源への術は今も模索してはいるが、少なくともこと正当防衛の術としては、並の魔術師を凌ぐ強さを誇る。
まず、空気中の水を含めたその場のあらゆる水分を流転させ、空中に浮遊させる準備段階を整える。
そして——四度繰り返される、単調な同じ詠唱を使う。
長年の研鑽により洗練されたその単語ひとつで、無数に浮かした水の粒一つ一つは、一発一発が致命の弾となる。
一度目で魔力を高め、二度目で濃縮し、三度目で凶器として最高の質とし——そして、四度目の詠唱で敵に向かって放たれる。
水の粒一つ一つが、気体、液体、固体の全ての性質を併せ持った武器となる。音速で放たれ弾ける弾となり、相手の身体に深く突き刺さる刃となる。まず、当たれば、どんな防御でも貫く破壊力と化すであろう。
まさに、四度の詠唱によって、死神の如く敵を討ち取る武器となる。>>707
それが今まさに——目の前の下郎に、放たれた。
「……!!」
破裂する水の衝撃音と水飛沫が、多重に反響する。
「がッ……ア゛ア゛ッッ———!!」
飛沫で見えないが、目の前の男の絶叫で勝利を確信する。
遊び無しで、初手から切り札を使う。そうする事によって、どんな敵だろうとすぐに地に伏せる。魔術戦というのはとても単純だ。
つまらないが、そもそも魔術師の本分ではない。蹴落とせれば何でもいいのだ。
さあ、この男の素性を聞いて、殺そう。もしかしたら、この男の規模のデカさによっては地位を上げられるかもしれないしな。
そう思い、消える飛沫に向かって進もうとした。
「なんてな。言ったろ、勝ったも同然だって」
———足は、動かなかった。
「え?」>>708
足は、既に「それ」に、塞がれていた。
「な———」
現状に、脳が追いつかず、混乱する。
———その男は、生きていた。
先程の、何もかもを破壊する水の雨を受けたのにも関わらず、身体に傷一つ付かずに。嘲笑うような笑みを浮かべながら。
「よーし、俺の番だな。——覚悟、決めろよ?」
餓鬼の様に笑う。いや、餓鬼の様ではあるが、違う。そんな生易しい物ではない。完全に、闘志と狂気に満ちた、まるで戦いに悦びを感じるような———
「■■。■■。■■。」
その男が地を踏みつけた瞬間、攻撃が始まった。
激しく低い轟音と共に、連続した衝撃が肉体に襲い掛かる。
(なんだ、この魔術———!?)
魔術の理論自体は分からなくもない。どうやって攻撃しているのかは理解できる。
だが———攻撃力が、常軌を逸している。
連続した衝撃で、身体が鈍い痛みと共に壊れ始める。強化した肉体すら凌駕する攻撃で、考えようとしても意識が飛んでいく。
「どうした!?大した事ねえなァ貴族様ッッ!?口では好きな様に言えても身体は正直だな!!テメエは弱いって事実が見え見えだぜ!?あァ!?」
「黙、れ———」
そう言って、杖に力を入れようとしたその時。
「オラ、王手だッ!!」
腕が、目前で蹴り上げられた脚によって弾き飛ばされた。>>709
カラン、カラン。
杖が、落ちる。
同時に、全身に力が入らないまま、■■が身体を抑えつける。その音が、呆気ない敗北の合図を無慈悲に告げた。
有り得ない。有り得るはずがない。
何でだ?確実に当たった筈だ!!どんな防御も風も破壊する雨の筈!!…そこらのチンピラ風情が無傷で済むはずが———
「なあ、さっき言ってたな。俺は時計塔の講師だ。俺を敵に回した時点で、お前は魔術協会を敵に回したも同然だー!!だったか?」
「———!!」
激昂した目で睨もうとしても、何もできない。足は身動きが取れず、身体にも一切力が入らない。
「そぉら」
「がッ——」
それを見ながら、魔術使いは不敵な笑みで魔術師を踏みつけ、言葉を続けた。
「ま、大体今まで会った魔術師様共もそういう事を言ってたんだがよ、そいつらは全員俺に負けた。そんで今は地の底でお陀仏だ。虚勢を張る前に敵を見極めろって話だよな全く。」
「———!?」
「まあそんな訳で、ここで問題だ。ジャジャンっ。——お前らと俺の格の違い。その源が、何だか分かるか?」
答えられなかった。目の前の現実を受け入れる事を、魔術師としてのプライドと脳が拒否して止まらない。
「ハッ、分かる訳ねえよな。教えてやるよ」
褐色の魔術使いは、笑顔を消し——
「覚悟だ。」
「な、に———?」>>710
男は、語り始めた。
「今まで潰した貴族の魔術師サマは大体の奴がこう言ってたのよ。『手を出したら上が黙ってないぞ』、『下につくなら許してやる』…そして、『私を誰だと思ってる』ってな。」
「……!!」
「な?腐り切った覚悟だろ?」
笑顔で語りながら、岩の椅子を握る腕に力が入り始める。笑顔と裏腹に、怒りが混じったような雰囲気で。
「昔から、力を得た貴族共ってのは出る杭を潰して、縛って犬のように靴舐めさせようとしてくる訳だろ?その癖に、上の連中には畜生のように気持ち悪く媚び諂ってやがる。それが永遠に続いてんのがこの世界だ。そんで上の存在であればある程に、自分らは絶対に堕ちない、絶対に転落しないって聖域が約束されてる訳だろ?魔術師ってのはそういう奴だよな」
「何を、分かりきった事を」
「ああ、分かりきってるさ。そいつは俺も理解してるぜ?…だが、そんな甘やかされて永遠の繁栄が約束された連中からは、覚悟なんてモンは欠落してる。慢心に堕ちた奴らって訳だ。」
「…!?」
微かに鳴り始めた歯軋りの音を笑いながら流し、岩の椅子から立ち上がる。
「そんな風に絶対に潰される訳がないって鷹を括って舐め切ってる奴らを見て…俺は、思ったのさ。」
そう言いながら、男は水面に落ちた貴族の杖を拾い上げ———>>711
「——■■」
バキィ。
「——————は?」
その杖は、握り潰された。まるで、木の枝を折るように、一瞬で。
生半可な物では壊れない硬度の、強度の、年数の魔術礼装を、たった一瞬、力を入れただけで。
いや、その事自体に驚いた訳ではない。時計塔の魔術師が、驚いたのは——そのカラクリ。
(今の、それは—————)
馬鹿な。有り得ない。有り得る筈が、ない。それを持っていた男は。余程の間違いがない限り。あの———
「——もし、そういう、栄華の貴族共が潰されたら。何百年も権力を保ってきて蹴落としてきた奴らが、逆転して地の底や海の底に堕とされたら。どんな面でどんな泣き言を言うのかな、ってな……!!」
いや、そうじゃない。
それには、興味がない。
ただ、ゾッとするような恐怖が、襲う。
ダグラス・ブリージスはこの男の正体に、さして興味は無かった。
どうせ、倒せる。どうせ、そこらの無名の身の程を弁えないチンピラだろうと。
だが、「それ」を見て、確信した。>>713
「正っ解!!」
「な—————」
瞬間、魔術師は言葉の堰が外れた。
驚愕と怒りと屈辱が、激流の様に流れ出す。だが、それ以上に疑問が強く表出した。
「馬鹿な…馬鹿な!!何故お前が生きてる!?どうやって生き延びた!?いや、何故俺を狙う!?何故俺の部下を手に掛けた!?何が目的……」
——え。今、俺は何と言った?
———
『お前の目的は何だ?』
『…さあなァ、ひょっとしたらテメエと同じかもしれないぜ?』
———
いや、待て。おかしい。
この鶴水の街は大した街ではない。極東の辺境、霊地としても大した場所ではない筈だ。
そんな何の取り柄もない街で魔術的な価値は俺が見出した一つだけで、俺と同じ目的なら———
・・ ・・・・・・・・
「何故、お前があれを狙う—————!?」>>715
「まず、集積船を狙う理由は簡単だ。俺達の目的を達成するには、まず一つの魔術組織っていうデカい要石を破壊する必要がある。そして、アレを壊す算段が完全に整ったのさ。最強の、集積船を確実に破壊できる協力者のお陰でな。」
「なら、そもそも、何故」
「分からねえか?分からねえよな。まあ、聞けよ。」
破間昂騎は、答えた。
それは、今からやる、叛逆譚の口火を切る発言。
「俺の目的は、俺の希望——『破壊王』の意思を復権させる事。そして俺達全員の目的は、魔術社会の反転。」
洞窟の炎が、揺らめく。
「俺達は、まず集積船を破壊する。そして、魔術社会には叛逆できる。革命を起こせる。そういう火種を生み出して、世界の潰された杭達に叛逆の火を付ける。」
狂気の目が、光る。
「あらゆる魔術組織、あらゆる貴族、あらゆる魔術師。そいつらを潰し、崩し。叛逆し、叛乱して、叛転させるんだ。」
魔術師の目が、怯え始める。
「———何を、言って」
「まずは集積船を、俺達で壊す。そして、世界各地の組織を破壊して、破壊して、破壊して——最後は魔術協会を壊す。そして——権力じゃねえ、暴の世界。魔術使いの世界に変えてやるってな。それが、俺達にとっての王が残した決断。そして……俺がやる野望だ。」>>716
「俺達は、叛転の戦線(リヴァース・フロントライン)。『破壊王』の宣言した世界を成す、革命軍だ———!!」
それは、決して有り得る筈のない、凶悪な欲望なのであろう。
成立する筈のない、最狂の空論。
頓挫する事しか有り得ないような、虚構。
その野望が成功する事は、決して有り得ない。少なくとも、魔術社会そのものを破壊する事はできない。
世界の脅威にはなり得ない、矮小な暴動。
だが、少なくとも。その狂気は———
その船と、その青年にとっては、虚飾ではなく。
今、最悪の脅威となって、牙を剥き始めようとしていた以上です。ボス登場回
はい。ぶっちゃけしょうもない敵だとは思います。ぶっちゃけスキュレカリュー教室の全貌が出た辺りからコイツの格落ち感と小物感強くなってきたな打ち切ろうかと迷いましたが、覚悟決めました。最後まで走ります。
とりあえず、最後の文が全てです。コイツは、魔術社会にとっての脅威ではない。そんな物にはなり得ない。ただの大言壮語の机上の空論って事です。ぶっちゃけ野望はコイツのキャラ設定において最早サブパーツです。
コイツの何よりの役割は、集積船、というよりは今回のメインである砕城凌牙君にとっての最大の脅威って所です。何でなのかはまあ後々。まあ船にとっての最大の敵は別にいるんですが
なので、とんでもない大ボスってよりは強い章ボスくらいのイメージで見てください。
本当色々申し訳ありません。
とりあえず良ければ反応お願いします…!実は現イベが終わるまでROMってるつもりだったのが私だ
>>552
アクタイオンが揺れ動くタイプだったのは意外でござった。他2騎が安定し過ぎていると言いますか
そして最後が不穏も不穏…!この三つ巴どうなる…!
そういえば刄先生は日本生まれですかね?中東?
>>662
フィンランド舞台はこのスレ割と珍しい感じですがなるほど音楽テーマ…だと…
(ガルパンの)サッキヤルヴェン・ポルッカの記憶が蘇る…
>>680
第一印象がトンチキ霊基の盛り合わせの全セットみたいなサーヴァント…!
これが夏の魔力ってやつかー!
>>692
ぎゃぁぁごめんなさいネタが被りましたか申し訳ございません────ッ
いやいやいやここはスキュレカリュー教室の日本生まれ和装友達とかもアリだと思いますよぼくぁ
苗字はですねえ…(ごにょごにょ)
むしろハイルを和服女装美少年に変えてもそれはそれで背徳的といいますかうわなにをするくぁwせdrftgyふじこlp
>>718 >>719
ダグラス三級講師──!そ、そんな……あの廻水卿が一瞬でやられるとは……!(かませキャラ大好き民並感)
破間さん、外見も行動もロック過ぎる生き方していて良いキャラやね…破壊王なる伏線ワードが出て来てwktk>>692
>>693
北欧の白夜は絶対に見ておかねばならんだろうと常々思っておりました。ペリマンニも含めて今回は「前からずっとやりたかった」成分が多めの話になってきています
まぁまぁ今回はリゾート地に来てるのでね、しばらくは穏やかやもしれません
数分で出てきた思い付きにしては気に入ってますベッドの下。私畳の上に布団しいてる人なんでベッドないんですけど
使い方は……私もわからないの……名前一文字だけ入れて改行せずに書き込めばいいのかな…?
>>694
確認しました
ここでやらなきゃいつやるんだというアサシンムーブでしたね
しかしこれ…草薙さん一点狙い?壁ごとドカーンときて進三郎は巻き込まれるイメージだったんですが進三郎生きてます?
>>718
輝かしい未来(主観)が秒で潰されたダグラス・ブリージスさんに悲しき現在…でも廻水魔術は私すきだよ…
破間さん超ストレートにパワーぶんぶん振り回してくるボスキャラだぁ…時計塔で一発やらかしてんのに元気にジャパンまでこれてるのすごいな。どうしてこっち(船)に来ちゃうんです? 破壊王さん? 何言ったんです?
>>720
いや本当にね、このスレのフィンランド関係者ぜんっぜんいませんでした。なので今回お借りする他作者さんのキャラ少な目だったり…心臓バクバクさせながら投下しましたが大丈夫そうで安心している朝です。
そして覚悟ニキこと破間昂騎くん(元々名前を鋼騎にする予定だったから誤字りましたすみません)は、ボスキャラ強キャラとしての強さは正直今の同期作品の面々に比べたら少し劣ります。それでも■■を初めとした色々でかなり強いですが
ですが、その狂暴さと獰猛さって部分を初めとした色々な独自のボス感で此方も魅力を出していけたらいいなと思います。こちらは暴と悪で勝負します
今回の新たな敵達は正直俺もどういう評価になるか、人気出るか出ないかが未知数予測不能な奴ばかりなので少しだけ期待しててください。今まで善人ばかりだった分の狂人新キャラバーゲンセールです
>>720
最初は普通の魔術師数人を単騎でボコる絵面にしようと思いましたが——やめました。昔投げた没版の初登場シーンと被るしどうせならそこそこの強キャラ潰してバーンの方がカッコいいですし…
昂騎君はですね…野望としては小物だけど今回のボスとして見ればこの上ない最大の敵だと思います。どういう評価になるかはまだ分かりませんが、結構寝かせただけある奴だと思います…!だと良いなぁ…
ロックってのはそうですね…外見行動含めて色んな意味でロックな奴ですよコイツは…5重くらいの意味でロックなやべー奴です。
破壊王に関しては、今後をお待ちください。ベールが落ちた時に今回の物語の意味が分かると思います>>721
>ここでやらなきゃいつやるんだというアサシンムーブ
実際まぁこれ以降はやれるタイミングなさそうですしね。刹那にはバレそうだし……。
>これ…草薙さん一点狙い?
はい。
>壁ごとドカーンときて進三郎は巻き込まれるイメージ
パロミデスには壁ごとドカーンとやれるスキルが乏しくって……、忘れてたけど通常のカーテナ天使ビームも知らん間にオミットしてたし(多分ブラッシュアップの時かな)
>進三郎生きてます?
今後死亡する可能性はありますが、現状だと被害はないですね。
当主会議は机挟んで向かい合ってると思うのですが、その草薙さんサイドに近寄って斬りかかってるので
>>719
ビジュアルにマグマっぽさを感じる。
談話室更新しましたー。でも暫くこっちからの返信速度どうなるかちょい不明>>721
予告でチラッと言ったエクストリーム噛ませの名に違わぬ勇姿でしたね…惜しい男を亡くした……
正直水廻魔術に関しては我ながら割と悪くないと思ってまして、これだけで消費するのは勿体無いけどブリージス家の別のネームド作るのもなぁ…と思ってたんです。
なのでこの魔術は折角なのでフリー設定化しようかなと。ご所望なら好きに利用してOKですよー。
このボスはアレですね、今言える範囲だと破壊力とかに特化してる、確実に敵を潰す為に研鑽した魔術です。戦闘慣れしてない奴とか生半可な魔術師なら余裕で倒せる位には強いです。
色んな意味で今回のボスとして相応しいのではないかなと。更に「船を確実に破壊できる奴」っていうガチのやべーやつも控えてます。つーか船的にはこっちの方が怖いかも。
破壊王さんはね……もうそういう事です。今回の話のメインがアイツな時点でそういう事です。キャラデザだいたい固まったけど髪色が悩ましいのでご助力いただきたく
四つ以外の色でもお聞きしたいです
>>694
ああいえ、生物拡張の魔術のキャラなのには違いないのですがキャラごとプールになりました。せっかく相談に乗ってくださったのに申し訳ないですが…
>>718
その志がいかなるものであっても真っ直ぐに貫き通す存在が強い型月世界でこの意志の強さは紛うことなく最狂ですわ…いかにも敵役って感じのするビジュアルも表情もとても格好いい
ダグラス先生は災難ですが、破間さんのことを言われるまで思い出せなかった時点で勝負は決していましたね。ただ上昇志向も魔術も嫌いじゃないので冒険シリーズとかのスピンオフ作品でアトラムよろしく掘り下げが見てみたいキャラになっていてこれまた侮れぬ魅力
>>720
いえいえ、元よりちょっと造詣に行き詰まりが生じていたキャラでしたので…少し寝かせようという程度です、どうかお気になさらず〜
ほうほう、女装家のルートもあると…そうするとキャンディちゃんと異性装トークの盛り上がるキャラになりそうでこれまた夢が広がりんぐモノですわね!
>>721
一日中昼なフィールドでルナちゃんの魔術などはどうなるかというのはずっと夜のフィールドを設けた中納言としては注目ポイントですの
そうですよ水着がまだ見れてないんですからすぐ不穏になられても困りますよ、水着ルナちゃんを目に焼き付けねばならないのですから()
こういう脊髄から溢れたような何の気なしのワードチョイスは不思議な魅力があるのですよね
「納言:〜〜」みたいに打ち込めばわかりますかね…?(今回限りで退場のNPCにする予定だったダグラスさんが想像の5倍反響あって予想外すぎて滅茶苦茶ビックリしてる顔)
いやまさか1日足らずでここまで人気出るとは思わなかったです…魔術も最初は「海だの水だの知らねえな、こっちは大地だ!!」みたいな感じで倒して集積船の次の敵は大地の魔術使い!!ってするだけの当て馬予定だったんですが想定以上に人気出て驚いてます。これが時計塔の力か…
という訳でお知らせです。
緊急の方針転換ですが、想定外に人気出たので生存ルートかつ水廻魔術フリー素材解禁+ダグラスさんキャラシ制作しようと思います。
今から突貫で水廻魔術の設定とダグラスの簡易キャラシ作ってwikiに正式に登録する流れにしようと思いますので、投下したらご自由にお使いください。
いやめっちゃ嬉しい誤算でした…ビビった…ダグラスさんは魔術的に全体基礎科の講師にすればいいかな…
あと何気に初登場の瞬間からここまで反響出た自キャラ初めてなのでは…?
>>723
惜しい。どちらかと言えば94t@ystczat@0ですね。でも見た目のイメージ的には割と火山的な部分も入ってるっちゃ入ってるかもです。
はーい後で書きますー。更新ペースはお好きなタイミングで大丈夫ですよ。
>>725
「乗るしかないぷにゅ、このビッグウェーブに」
プルフラスが真顔でツッコミしてるの何か貴重で面白いですね…
>>726
良いですよー。正直魔術考えるの得意ではない俺がここまで良い感じの奴を作れたってなれば、皆様のアレンジ入ればより良い感じになりそうですし
ただ正直根源への至り方があまりパッとしなかった部分はあるので、そこはなんか良い感じにでっち上げてください。もしかしたらダグラスさん側にも逆輸入するかも
>>727
個人的にDが好きですね。
覚悟の強さ、意思の強ささえあれば人間は何でもできる。上で安寧に甘えてる貴族と、世界を壊す為に覚悟を決めた奴では覚悟の強度が違う。故にこそ、覚悟を極限まで決めた俺はお前らとは格が違うし、勝つ事もできるんだよ。みたいな考え方をしてる奴なんですね。精神性は汚いジョ◯ノ((失礼 何を思って叛逆を狙うのかとかその辺りは後々。
ダグラスさんはマジで想定以上に反響あって「え?」って声出ましたね。ちょっと面白い奴だったなアイツって声がある位になるかと思ってたら人気が出てて嬉しい誤算。
という訳で魅力も作って今キャラシ作ってます。ここからカッコいい活躍する奴になるか、コメディリリーフになるかは本当に未知数なので正直我ながら楽しみになってきましたね…どうなるんだろ…
>>731
正直ステレオタイプなやられ役にしたつもりなんですがね……何か憎めない奴に見えてきましたね…
昂騎くんはですね。冷静にイカれてるタイプの強敵です。戦闘狂で頭も回る奴かと思いきや、意外な一面もあるかも…?って感じかもですね。
どこまで暴れまくるかは、今後をお楽しみに。もしかしたらムジカちゃんも危ないかも…?とりあえずできたので投下します
『水廻魔術』
水。水分。それは、地球において不可欠な物。あらゆる物体、人体ですら根幹の一部となっている物。
そして、水という物は消えることなく回り続けている。氷となり、水蒸気となり、海水となり、雨となり、雲となり。地球の上で消えることのない循環を、輪廻するが如く繰り返している。
そんな水に神秘を見出した魔術。
固体、液体、気体の三態の水を自在に操り、三態を自在に変化させ、流転させる。そして、水分が根幹の一部となっている人間すらも輪廻する水の一部に生まれ変わらせる事によって根源に至るという考えの元、探求が行われている。
魔術の基本は水分の操作。水の三態を自在に変化させる事が基本だが、応用すれば狙った箇所の空気を一気に凍結させたり、或いは大気の水分を膨張させ水にしたり、水を蒸発させたり等色々な事ができる。
主な使い手の一人として挙げられるダグラス・ブリージスは、固体気体液体の要素を併せ持つ水分を一時的に作り、武器として飛ばす事ができる程に熟達しているという。
とりあえず水廻魔術の原型はこんな感じにします
あとは希望の方がいれば自由に使ってください!船SS、次話で漸くプロローグ終わりの予定です。長かったね…よく考えたらプロローグに14話って何?
あと黒鹿さん、急で申し訳ないのですがロスヴァイセの主要な攻撃パターンをざっくりで良いので教えてくれると助かります。FGOモーション風みたいなざっくり説明でも大丈夫なので良ければ…
>>734
良かったです。大物ではないけど危険って雰囲気にしたいけどぶっちゃけ塩梅大丈夫かなとは心配してたので、キッパリとした感じでコイツは大物じゃないって言ってくれて正直安心しました…
厳しい観点ですがまさしくその通りですね。切り札を初手で切って確実に潰すって判断はまあ悪くはないんですが、慢心して相手を見誤ったダグラス君の覚悟が足りてなかった、って所でしょうか。
>>735
六蘭さんクッソ殺意湧き出ていらっしゃる…下手に自分で攻撃せずにアーチャーの魔力に全振りすればいいのに…(ロボット並感)
とりあえず此処から戦闘開始ですね。こちらの次回の案としては
・ロスヴァイセの攻撃を捌くけど制空権で有利取られてるのを自覚する(当初の予定通り弓優勢)→趙雲が六蘭に殺意向けられてる刹那を心配するが刹那が余裕で六蘭の砲弾を防御する→「ボクの事は気にしないで攻めて」「了解した…!!」って流れで交代
って感じにしようかなと思うんですが、中納言さん的にはどうでしょうか?
これだと溜め回みたいにはなっちゃいますが、前話してた感じを適用するなら次の中納言さんパート辺りで前言ってた通り六蘭さんが煽り始める→大音量レスバ開始みたいな感じとか良いんじゃないかなって。あとはロスヴァイセ優勢を初手で覆すのもアレですし。
どうでしょう?>>733
ほーむほむなるほどなるほど……これめっちゃ範囲広いですね?
人間以外の生物も範囲内ならいくらでも広げられるし、そうでなくても水の循環なら治水要素を足してもいいし、もっと広く見れば星の巡りのひとつだと言えるし……もうなんでもやれちゃうのでは?
>>734
本当にね……特にメレ坊は後半がんばってもらわないといけないので楽しめるうちに楽しんでほしい
まあその辺メレクはきっと心配いりませんが
>>735
確認しましたー…わーお殺意も判断もはやぁい…
ロスヴァイセというか、兵器へのリスペクトがそのまんま邪魔者への殺意にスライドしていくあたり一貫してるお人だなぁ耿実さん…
人が死んじゃうと言われてもこの反応なのはさすがの兵器。こうでなくては
>>736
FGO風にすると、
B→極太の魔弾砲撃、急降下シールドチャージ
Q→通常ワルキューレと同じような飛行+ゼロ距離射撃、鎖っぽいものをバシバシぶつける
A→小さめの魔弾連射、カクカク曲がるレーザー攻撃
EX→全武装連続使用スペシャルアタック
ざっくりこんな感じです>>737
———やべえよく考えたらいくらでも応用できますねコレ
もしかして盛り過ぎちゃってますかね…?いやもしかしなくても盛り過ぎてる気がしますねコレ…適当に考えたけどこの魔術かなりヤバい気がしますね…どうしよ…
よし、とりあえず少なくともダグラスさんでも生物内の成分まで効果は及ぼす事はできない。そこまで行くのはダグラスさんレベル以上にかなり極めないと難しい。って事にします。突貫ですがこれで何とか…なるか…?
助かりました。やっぱりFGO風は分かりやすい…これで何とかできそうですありがとうございます!>>731
>フットワークの軽い陣営
バーサーカー陣営と比べると、ほとんど消耗してませんしね。戦闘準備の確認の為、小休止ぐらいは挟んだかもですが
>>734
現状の能力構成だとこうなるんで……。先に進三郎さん斬る理由も無いので、ああいう流れに。
付近でビーム、みたいなのの方が良ければカーテナの設定を微調整して毒ビームじゃなくて天使ビーム出来ます!なども可能かなとは考えてますが立派そっちにします?
>干し首爆弾出して大丈夫
多分まだダメ。クッチーは侵入してないからね。霊体化や気配遮断ってサーヴァント本人と本人由来のモノ以外も存在感消えるなら1個ぐらいは持ってそうですが、そこら辺の設定はどうだったっけ……?
>>735
ほぼ煽ってるだけなのが好き。そーいや刹那が妖精って即座に看破できた理由はなんでしたっけ?(忘れちゃったので再確認したい)>>718
叛転の戦線ですか……あらやだとってもカッコいいしとってもイカつい組織名!
目的が何を成し遂げたいのか、その力はあるのか、というよりも実際に何をしたのかで悪役の恐ろしさやカッコよさはひしひしと伝わるものだと思いますので、船を狙う彼らの己を高らかに主張する戦いがひりつきまくりそうで楽しみでたまりませんね
>>738
うぉ……でっか……と腹筋バッキバキ……が交互に襲ってくるとても良いイラスト
>>727
服装の色合いと考えるなら自分はCが好みです
>>720
アクタイオンは何一つ自分が誇れる英雄譚もないただの運の悪い男でしかないという一点で召喚されたマスターに引け目を感じるし神性持ちの女性が怖くてたまらないという致命的な弱点を持っています
刄くんは実は日系アメリカ人だったりします
というわけで>>639の続き「こっちに座って。さ、個人面談を始めましょう」
「……私以外にもやってるんですか。モモアーとか、まともにしてくれなさそうですけど」
「もちろん。聴講生とは面談しないけど、正式な生徒には全員。モモアー、あの子については……そうね。部屋の中に入った瞬間こっちに呪いをかけてくるわ。効かないけど」
スキュレカリュー教室の生徒になってからしばらく。先生は常に先に立っている。自分の内側に潜む怪物も手懐けて。あらゆる面で生徒たちの前に立つ。それを気に食わない生徒もいるけれど……私はそれが好ましい。守ってもらえる感覚はなかったから。たとえそれが作品という形でも。だって自分はこんなに根暗で、意気地なしだ。それなのに拾ってもらって周りにも優しくしてもらってる。
「もう慣れた?十人十色ではあるけれど、面白い子たちでしょう」
「………私は、そう、ですね。優しくしてくれる人もいます。でもそれでいいのかなって。私が楽しく生きてちゃ良くないんじゃないかなって。だって私は、多くの人の不幸の上に生きているのに」
「そう思った原因を聞かせてくれる?ああ、あなたがラヴギッドのことを秘匿のために黙っておきたいならそれでも良いけど」
「はい。えっと………何を言ったらいいんだろう。とにかく、私が言えることは……私の世界は、私が思っているよりも、私に甘すぎることでした」
運動をしすぎてはならない。週に4日は女性の装いをしろ。“実体験”はせずとも良いが知識だけは頭に入れろ。魔術の鍛錬も欠かしてはならない。男の生き方を捨てろというわけではない。むしろ適度にそうであるべきだという。その方が背徳感が増す。道徳的に禁忌であればあるほどなお良いのだから。だが……それはラヴギッドの子供達のみに許された権利。それ以外はどうなるのか。ラヴギッドとその派閥が詳細不明なところはそこにあるのだ。「香水を変えた、だぁ?いつもより女の子らしくて可愛い?……ふぅーっ………いい加減にしろ!俺は男だ!俺だって、こんな風な生き方をしたくてしたわけじゃっ!………故郷に、好きな娘がいたんだ。帰ってきたら付き合おうって、言ってたのに………」
「ツユ様。あなたが悪いわけではありません。あなたの生き方ではそのような考え方になってしまうのも無理はない。ですが僕たち……いいえ、“私”たちがその安寧に喜んでいるかは別なので。どうか内密にお願いしたく。僕たちがそう振る舞ったとあれば、死よりも恐ろしい罰が待っていますので」
生かさず、殺さず。ある程度の実績は出しながらもそれから先は許さない。そのために突出しすぎた才能は潰す。それが、ラヴギッドの派閥における本家以外への対応だった。己を象徴するものとして性自認は重要だ。それが定まっているのなら尚更。だからそれを縛り付ける。縛り付けて、自己の抑制……力を削ぐのだ。
最も魔術回路が優れたものを一人本家に呼びつけ、使用人として己の定義するものとは別の性別の生き方を強いる。人間の尊厳を踏み躙る、実に愚かで悍ましい儀式と習慣だった。
そんなものに、使用人の全てが耐えられるわけではない。今回もそうだった。まだ思春期の少年がツユの何も知らない言葉に心が決壊するのは仕方ないだろう。今にも引きちぎらんとするほどにスカートを握りしめて涙を溢し、執事の様相をした男性……否、女性が背中に手を回し退出した。
それはツユにとって初めての光景で、心に深く影を落とし……だからこそ、なんとかしなければならないという使命感を抱かせた。齢14歳、表舞台に出ることを許され、政治闘争を学び権力を手に入れた時期だった。
「父様。魔術が成立する時代についてはあなたもご存知かと思いますが。……はっきり申し上げますと、今のラヴギッドの運営体制はこの終わり変わっていく時代には不適格です。ブラッシュアップが必要だと思います」幼い頃から父との食事が苦手だった。何せ見た目からして“大人”とは思えない風貌だったのだ。昔から今に至るまで、父の姿は何一つ変わっていない。自分と同じか、少し下。見る人によっては兄弟と取られるかもしれない。それぐらいの少年の姿のまま、そのちぐはぐさだけが不気味だった。顔も体も子供なのに、視線も喋り方も表情も全てが大人のそれなのだ。父としてツユを愛しているのも事実、それがよくわかるほどに。
「そうか。確かにツユの言う言葉には一理あるね。けれどそれって、困るのは私たちではないんじゃないかな?あくまで派閥の者たちであって、私たちは困らない。ツユという優秀な後継にも恵まれたし」
「ですが父様。派閥全体の行く末、そして魔術世界そのものの未来を鑑みればあまりにも非効率……」
「ツユ」
知っている。ツユはその視線の怖さを知っている。全てを見透かされ、抵抗することを許され、上から全てを押し潰すような重圧。そこから先の言葉を口にすることすらできなくなるような、恐ろしさ。特に何をされたわけでもない。ただ怖い。今までの人生からくる重みが、まだ何もしたことのないツユの心をへし折りに来たのだ。詰まるところ、親を敵に回してまで己の意見を通す気があるのかという覚悟を問われている。
表情は誤魔化せているが冷や汗が垂れる。目立たない範囲で身体が震える。飲み物が喉をほぼ通らないし、ご飯だって味がわからない。おかしいな、なんだろう。なんでこんなに怖いんだろう。父に強い言葉で詰られたことは一つもないし、暴力を受けたことだってないのに。今だって理由を述べようとしていて頭ごなしに切り捨てているわけではない。むしろ温情なのに、なぜ怖い?
「私は今、父ではなく当主として話している。改めて認めよう、その意見は正当性がある。私たちの派閥をさらに強大にするためにその試みをするべきだというのもわかる。しかし、そうなった後の責任は取れるかな?自身のアイデンティティを否定されるような生活をされてきたんだ。ずっと、ずっとね」「解放されるのは大人になってしばらくした後。新しい人生を歩むことはできるが、幼い頃から研鑽を積むべき当主はできなくはないが難しい。そんな年齢の使用人も少なくないわけだ。
……そんな彼らが急に放り出されたらどうなるかな。果たして『解放された!やった!』という喜びだけで済むだろうか。その恨みの矛先が私たちに向かない自信は?向いたとて、どうにかできる自信は?そして責任を負う覚悟は?」
「………ぁ」
「大丈夫。まだ子供だ。責任を取れないことだってあるさ。だから仕方ない、気負わなくていいよ。こんなのはただの親子の雑談だから。そんなに大きな話でもないし、難しいことにもしたくない。ただ……ツユがそうなるまでに至った問題は解消しないといけないね。連帯責任にしようかな。
……おい、ここ数年で入ってきた者たち全員を処罰してくれ。同年代がいいからと全員ツユのお付きにしちゃったからね。ちゃんと今の自分がどういう存在なのかを刻み込むように」
「御意」
夕食後、父直属の部下が動く。“ツユ様はお気になさらず今まで通りの生活をお楽しみください。処分するわけでもありませんから”という言葉を飲み込み自室に戻っても、やはり気分は晴れない。それどころかどんどん暗く、痛く、怠くなっていく。だって見てしまったから。懲罰房に連れていかれるあの執事の少女の姿を。だって聞いてしまったから。泣き叫び許しを乞うあのメイドの少年の声を。まず吐き気が止まらなくて、胃の中にあるものを全部出した。それでも止まらないから水をがぶ飲みして、また吐き出した。頭が痛い。震えが止まらない。涙がぼろぼろ溢れてくる。
──────詰まるところ。私たちはこんな風に他者を傷つけ成り立っているわけで。
「ごめんなさい……ごめんなさい、ごめんなさい……ごめん、許して、いや、許してくれなくていい、から。ごめんなさい……!」
ただ、泣き続けた。いつかこの罪を贖う時が来るように。いつか私がけじめをつける日が来るように。ただそれだけを祈っていた。そんな折に、私は“先生”に目を付けられたのだ。「ふぅん、そう。まあ?わからなくもないわ。変に貴族主義な魔術師の悪いところというか……ねぇ。封建主義みたいなことしてるのよ。というか、道理で。教室に初めてきた時は根暗全開で、誰とも目を合わせられなかったわけね」
「もっと私に責任を取る力があったら……もっと私が幼い頃から政治に携わって実績を上げていたら……まだ、あの子はいるんです。最近はめっきり口数も減って、さらに立ち振る舞いも女の子らしくなって……でも私は知ってる。あの子の好きな女の子、まだ故郷で待ってるんです。だから私がなんとかしないと。私が責任を全て背負わないと」
「それもおかしな話だと思うけどね。子供の挑戦を応援して、その責任を取るのが大人の役割よ。世間一般に悪とされることならばまた別だけれど、そうでもないなら尚更。私からしてみれば大人による子供の抑圧ね。絶対に私はしない」
それが先生。それがセナ・スキュレカリュー。己が作った作品(生徒)の行いに全て責任を持つからこその“先生”。生まれてから今に至るまで、初めて出会った頼りになる大人。頼っていい大人。子供として甘えることを許してくれる人だった。だからそれはありがたいし、彼女のおかげでこんな風に内気な性格を取り繕える立ち振る舞いができるようになったけど……でも、その善意が辛くなる時もある。自分は幸せになってはいけないと思うから。その優しさで吐きそうになってしまうのだ。だから離れることにした。やりたいこともあるから。
「暫くの間、休学させてほしいです。私はやりたいことができました。日本で、人探しをします」
「理由を聞いてもいい?」
「………たった一人、弟がいるらしいんです。胎違いの子。先代当主の命令で父が聖堂教会のシスターとの間に半ば無理やり“実験”で作らされた子だったと。認知のへったくれもないですが……“繋がり”があるから、日本で生きていることはわかるのだと。父との世間話で聞きました。清らかなものを穢すことで淫蕩な呪いに満ちた人を外れたものを産む実験だったそうです。成功を観測する前に父が下剋上を成したと言いますが」
「なるほどね……私の知り合いに人工的に作られた淫魔の神父がいるのよ。純度が高くて肉体は100%人外。そんなもの?」「いえ。先代当主はその方向性を目指しましたが父はそこで一つ実験の思想とは違うものを仕込んだと言います。私とは異なる形で“新しい人類のモデルケース”として生まれることになるだろう、と。名前は……知らないですが、念写で写真は撮りました。ほらこれ、私よりも年下なのに背がすっごい高いんですよ。この子を探しに行くんです。血縁のことを言うかどうかは決めてませんけど」
「そう。私は止めないわ。あなたはやりたいことをやっていい。あなたはまだ学生だもの。学生には己の生き方を見定める余白がたくさんあるんだもの。その余白を惜しむことなく使いなさい。あなたがあなたを蔑ろにしない限りは、“先生”として私は止めないから」
そうして単身日本に渡って、コネ作りをしている間に雨にずぶ濡れているルフを拾った。今にも死にそうな顔をしていたから、仕事をあげて、一緒に仕事をして……そうして、私は見つけたんだ。ナキを、私のたった一人の兄弟を。
『おはよう。気分はどう?』
「最悪。アサシンはなんで捕まってないの」
『私の糸で織りなす宮殿はある種の異界よ。あなたみたいな不完全な新人類が織りなす心象風景とは違うの。ねぇ、アンタ。アンタまだ“他人の幸せ”を願ってるの?アンタがいたせいで壊したのに』
「それは、そんなっ」
『お、怒らないでください……ごめんなさい、ごめんなさい。でもその、仕方ないですよね?あなたが魔術なんて教えなければ。誰かのためになりたいっていう思いと魔術を、戦いを繋げなければ、そうならなかったんだから』誰かのためになりたいと。素敵な両親に負けない自分だけの良い所が欲しいと、ナキは言った。だから魔術を教えてあげた。その才能の使い道を教えて、その上で彼が望むように人助けのために使えるよう環境を整えた。全ては、ラヴギッドと何の関係もないまま彼に幸せになって欲しかったから。結果はどうだ?災禍に身を置くことになり、己を壊し、狂いかけている。それはいったい誰のせい?
『アンタはそういう星のもとに生まれてきたの。魔術師風に言うなら起源?そ、それは多分……あなたは、あなたが、誰かのために動くとそれはその人に不幸を撒き散らすというものです。あなたは幸せになるけれど、あなたが幸せになる分、あ、あなたの大事な人は苦しむことになる。タチが悪いのは最初はアンタもソイツも幸せを手に入れたように見えることね。喜んだ後にバカを見る。無自覚なのが殊更気持ち悪い』
「そんなことない。私は必ずあの人たちを幸せにする。父様を必ず殺.す。そしてみんなに幸せを返す。たとえ刺し違えてでも」
『………殺したことなんてないくせにね。まあいいわ。アンタの思うようにやると良い。求めれば求めるほど、きっとそれは遠ざかるから』
アサシンのこれは予想ではない。ほぼ確実に起こるものだと思っている。彼女の観察力は、かつて神話における神々の痴態を正確に捉え、何もかもを芸術的なまでに描写してみせた。それを見た女神を激しく怒らせるほどに。そんな彼女は少々露悪的な詰り方をするものの、その眼に狂いはない。それに、気になったのだ。アサシンを異界から引き摺り出せないことはわかっているのに、なぜツユだけでもこの乱戦に引き摺り込んだのか。その答えはきっと……
「あれ?」
ここに引き摺り込まれたときと同じ不快感が身を襲って、ツユが転がり込んだのはおそらくマスターたちの戦場。ほとんど傷もなく悠然と歩くのはセナ先生で、黒インナーを纏っているのは別のマスターだろう。そしてその間で短刀を手に舞い踊っているのは。「天海、ちゃん?」
「………ツユくん、なんで。や、やだ。違うの。これは、そうじゃなくて……」
天海が“平凡で普通な女の子”として生きていくために必要なライン。それは日常生活で触れ合う人々にこのような姿を見せないこと。みんなに普通の女の子として扱われることで、天海は殺人衝動に飲み込まれず今まで生きてこられたのだ。日常に繋ぎ止めるストッパーである。その中でも、特にツユは……彼は、最近できた友達で、いつか敵対するはずの相手だとしても、日常を楽しめる人だった。呪術師の家系であることを知ってなお、普通の女の子として扱ってくれた。だからもっと穏便な、譲渡や敗北宣言の形で降りるつもりだったのに。
「落ち着いて。大丈夫、私はマスターだからって嫌ったりしない。しないから、だから、ね?先生、ちょっとタンマ!」
「………はぁ。可愛い生徒の頼みだから仕方ない。おい、そこの魔術師。その二人に手を出すなよ」
「痴話喧嘩でしょ?犬も食わないよ。私もそういう配慮はあるし、サポートしてくれてるやつも私が黙らせる」
恋はそういうお話が好きだし、セナは生徒の頼みを無碍になんてしない。撫海だけぶつくさ言っていたが知らん振りを通しているので別に気にしなくて良い。天海に対してツユは殺意も何一つ向けていない。きっと大丈夫だろう。きっと落ち着いてくれる。そう誰もが思っていた。天海を落ち着けるために近づいたツユの腹を他ならぬ天海自身が刺すまでは。
『そんなわけないのにね。さっきまで殺意に触れていたんだから。反射的に人がいたら殺してしまうでしょう。それが本能なのだから。そして一度刺せばもう止まらないわ。親しい人を殺.す過ちを犯したもの』
「あっ、ちがっ、い、や……ごめ、」
「っ゛……だ、いじょうぶ。大丈夫、だから。先生!お願い、天海ちゃんを殺さないで……私は大丈夫、だか、ら……」即座に行動に移ったのはセナ。刺した瞬間に殺意がわかっていても避けられないほど数多の銃口が天海に狙いをつけた。しかしそんな天海を庇うように、天海に覆い被さってツユは庇う。大丈夫、刺された箇所は急所ではない。父が施した自動治癒の術式が私を殺.すことなく生かす。傷口は深いから時間はかかるだろうが、“保険医”がくれた薬もある。死ぬことはないし、このまま天海の心を魔術で落ち着けて……
「ああ、しまった。このルート分岐は最悪だ」
「………空間転移なんてものを味わったかと思えば、あら、まあ」
「ツユちゃん?………は?なんでツユちゃんが刺されてんの?ねぇ」
嘘と破滅の女神はただ刺されただけでは満足しない。そんなことじゃこの物語は進まない。彼女の脚本における主人公は二人。ハッピーエンドは嫌いじゃないが、幸せになるにはまだ足りない。あと一押し。その背中を押してあげた。別の場所で戦っていたマスター全員を引き寄せた。そしてナキに見せたのだ。ツユが刺されるところを。
ナキを中心に、ツユのみを除いて吸収されていくオド(生命力)。天海を除いたマスターたちはそれぞれ防護の魔術式を構築しているが、そうでなければ衰弱死していたかもしれないほどの吸収量。唯一それを持っていない天海だけが、顔を青ざめ気絶して、吸い殺されようとしている。そしてその吸ったものでツユを癒そうとする。
姫は言った。“肉体の変化に引きずられて精神が変化し、その精神の変化に引きずられて肉体が変化する。それを繰り返した後、あなたは完全な人外になる”と。大事な人が刺されたショックでナキは“正義も道徳も関係なしに、今すぐにツユを治したい/天海を殺.したい”という熱を宿した。故に身体が変貌した。そして止められなければ、完全に。
「はぁ。本当に、わたしらしくない。アーチャーも戦いが白熱してこちらに来られないようですし」
─────ここでの女神の誤算は、たったひとつ。少女に芽生えた恋の旋律を耳に入れていないことだった。
終わりです。ツユは誰かのために動くほど誰かを不幸にしてその分のリターンを得る呪いのような運命のしたにあるとかないとかちなみに>727の男は天体科と鉱石科の掛け持ち予定です。モチーフは蝙蝠と青空
>>728
本当に申し訳ないです…ただキャラ造詣とか神秘の構築とかは個人的にかなり気に入っているので、いつかどこかで!出したいと思っています!自キャラでは希少な女子だし!
>>730
>>732
>>741
ご意見ありがとうございます!CかDか、Cに青を混ぜて暗めにしてみるか、という感じですね。色々練りつつ良い名前の色を基準に考えて行こうと思います〜(最後にはいつも色名判断)
>>733
水は捉え所がない分色々応用が効きそうですが、反面術者本人の想像力とか素養とかが試されそうですね。系統としては水専門の変化って感じがするので全体基礎科所属もあってると思います
あと個人的に根源到達へのプロセスから火村さんとこのリキッドクラウン家とも関わりがありそうだなーと
>>736
判断してからの計算は冷静だけどそもそもの判断が殺意一強すぎて土台無理な話になってます。まあ感情を抑制できてたらこんな男になってないのでね…
次回の流れもそれで問題ないですー。信頼しあう槍主従を書いちゃってくださいませ>>737
技術好き!と思い出(神秘)嫌い!が相関関係にある男なので、この状況だと我輩のアーチャーすげー!ってなればなるほど女(刹那さん)キメー!度数が増していく寸法です
兵器が動けば人が死ぬのは当たり前なのでね、包丁に切られる食材のこと考えろって言っても無理なのと一緒だと思ってます
あとベッドの下に潜り込ませていただきましたので良ければご確認いただきたく…(ドキドキ)
>>740
良かったエミュ(特にビックリドッキリ長広舌)問題なさそう…これから大音量レスバを展開しますのでその時も良ければご監修お願いします…
>刹那が妖精って即座に看破できた理由はなんでしたっけ?
(すっかり忘れていた顔)
う、wiki登録時に加筆します…或いはRequiemさんと京極さんが良ければ今後のレスバの中で混ぜる感じにしようかなと…(「ボク、フェアリータイプぞ?じゃれついちゃっても良いのかい?」みたいな煽りで出す具合で)
>>750
ツユさんの異性装の理由がとんでもなさすぎた…それを今だと一種のアイデンティティ(気合い入れる時はバチビチに決めてくる)にできてるのは教室やナキくんたちとの出逢いの賜物なのかしら
そして「普通でないこと」の露見に留まらず不意の攻撃まで入れちゃうとか…それによってナキくんが暴走し始めちゃうとか…こんな盤面を用意したのはどこの神様だ!セオリさんの苦々しい顔が想像できてしまう…!水廻魔術ですが、生物とか人みたいに魂を持ってる物に対しては基本的に効力が弱くなる、基本的にダグラスとかは自然体の水分を主体で使うって設定にします。これなら根源への課題も出るしクリエイトしやすくなるのでは
>>741
初期案、というか最近までは破壊戦線って文字通りの名前だったんですが、色々考えて叛転に変化させた俺の判断は間違ってなかったと思います。
ですね。正直コイツの今後のムーブは、魔術社会全体に恐怖を及ぼすっていうよりは凌牙君+一部船メンバーの脅威になるのが最大の部分ですからね。
凌牙、競奈、昂騎。この3人が今回のキーキャラクターになります。
あのバスターゴリラ許褚と双璧を成した女傑の腹筋と推定Jカップの絶世の美女アンドロイドの胸ですからね…今度こそ本当に叡智の扉を開けたのかもしれないです
>>751
(アクアステラさんとモロ被りしてる事に気付いた顔)
…ちょっと火村さんに系統似てるけど大丈夫か聞くまでは一旦ダグラス関連の作業止めときます。伊草書くし。良い感じに応用できてる(色んな意味で)アクアステラさんと基礎を突き詰めてるダグラスで差別化はできるか…?
とりあえず大丈夫そうなら、全体基礎科で教えてる感じにします
よーし書いてきますそもそも「水」という属性が応用も発展がいくらでも出来る超万能属性ですからね…方向を限定しないとどうしても大きくなっちゃうところはあると思います
いっそ大雑把に水の魔術を扱うめっちゃくちゃでっかい家を作って、分家もいっぱい抱えてる設定にして、そこの分家のひとつという形にすれば水を扱いながらも用途を狭めることができるのではないでしょうか
>>750
つ、ツユちゃん……まずいぞ今までのツユちゃん呼びが急に刺さってきた……
いやいやちゃんとツユちゃんは受け入れて武器にできる子だから大丈夫…大丈夫なはず
ソルシュクラインの繋がり思ってるよりもずっと根っこ深かったんですね。そうかぁ…そりゃ大事になっちゃいますわ…
>>751
>>752
天体と鉱石ですって?…………え、じゃあ、あの傘って……いやでも蝙蝠って……蝙蝠……???
あ、ベッド下のほう返信しましたー絵を描く時に線画をどの位の線の太さと重ねがけの濃さにすればいいのか分からないよ…黄金比が分からないよーゥにて候…
>>750
ツユちゃん…ナキ君がやべえって思ってたらツユちよゃんがヤバいとかそんなレベルじゃなくて、最早どうしようもないレベルの闇だ……起源レベルは絶望すぎる…
そしてナキ君とツユちゃんの関係はそういう事だったのかっていう衝撃もすごい。ツユちゃんにとっては実質運命だったって事なんですね…つらい…
情緒が死ぬ神回でした…そして天探女さんはその内しっぺ返し喰らってくたばる覚悟を今のうちに決めてもろて……
>>757
ちょっと一旦保留にして整理します。正直雑にやられる予定だった奴の魔術だから結構粗めな所もあるので細部をちょっと練り直してきますね…ちなみにツユはスキュレカリュー教室生徒ではありますが鉱石科ではなく動物科です
旧エルメロイ教室で学んでたメルヴィンが創造科オンリーなのを考えると設定を鑑みても多分鉱石科じゃなくてもいけるな……と思いました
ツユ本人はともかく家柄は動物科なのでもちろんバリバリ貴族主義
>>755
明確な起源の詳細はまだちょっと違いますがアサシンの見立て通り今までの空回りは起源とそれにまつわる生き方が引き起こしたものであるとはとって良いです
悪い方向ばかりに転がるのはちょっと違うけど今のツユの生き方だと悪いようにしか転がらないようなものです
>>757
本人はツユちゃんって言われることには何の不快感もないしなんなら可愛いって言われるのは好きです
でもそれは自分の話で望まぬ生き方を強いられている自分の部下は違うよなってずっと思ってます
基本的に自分は幸せになりたくない、なっちゃいけないと思っててその分他の人が幸せであることを願うのであんな感じにもなります、なった結果こうなった
>>758
やることなすこと大体裏目に出る生き方しかしてません、教室の生徒だったときにならなかったのはセナの導き方が上手かったからでしょうか
ナキの生き方はツユからしてみれば「同じ血を引きながらも何にも縛られず明るく生きてる弟」なのでその生き方を守りたいと思っていました、壊れました>>733 >>754
確認してみましたが、そこまで被ってる所はないと思います
あえてうちのアクアステラとの違いを挙げるとすれば、水廻魔術とダグラスのそれが水(というか『水分』)に重きを置いているのに対し、アクアステラと液体魔術の場合は文字通り『液体』に特化してるという所ですかね
水分そのものを主体に汎用性を高めたダグラスと、固体気体液体の内一つに特化してる反面液体に関する事なら大得意なアクアステラ
そもそも水系統魔術自体わりかしメジャーな方だと考えてるので、そんな気にされる必要とかはないかと
>>735
確認しましたー
六蘭さんが想像の数倍キレてらした…
これで弓陣営と槍陣営も開戦として、さてこの影響がどう転んでいく事か…
>>750
なんてこったい、どこぞの誰かではないけどあらゆる展開が最悪だぁ…
起源レベルの因果となるとこれはもうどうしようもなさが果てしないですね
そしてここからひっくり返せる可能性を持ってるのがリディアちゃんとは、何とも複雑な気分といいますか2日目弓vs槍が終わる前にはプロローグ完結させて1章予告をブチ込みたい所
そしてついでに水着男子で短編を1つ位書きたい
>>759
助かります
ありがとう同志よ
ちょっと軽くトレスして練習してみます…!
>>761
ですね。自然の中の水の循環を軸にしているっていう核の部分を忘れてはいけなかったって部分を見落としてました、すみません。気付かせてくれて有難うございます…!!
となると水を循環させる事を突き詰めて、地球上全ての水に触れ、全ての水を知る事で根源に至る…だと弱いか。この根源周りを上手く考えるのが課題ですね、頑張ります
>>762
多分あのキャラシ的にここに今後ローエングリンさんも加わるんですよね…描けたら何か描きたいですね
キャラシから矢澤のアレの水着ってのは分かったので、そこからどうオリジナリティ出すかって思った結果シンプルに歯車のリングにしました。
にしてもあやかさん鯖は皆スタイルがグンバツで良い練習になりますね…自分の女子は貧〜普が多いのでいい練習になります…
>>765
良かったです…とりあえずこっちは人体一切関係なしの基本的な自然の水変化ってスタイルにしようかと思います。
ちなみに今の所の予定だと、ダグラス的にアクアステラは同系の天才としてライバル意識を抱いてる気持ちと、あの明後日の方向に飛んでる変態をライバル視するのはなんか認めたくねえ的な気持ちで半々の複雑な感情を向けさせようかなと思ってます。少なくとも言及は書くかも>>765
これは中納言の早とちりだったようですね…勝手に巻き込んでしまいすみません
水って本当に奥が深いなあ…
アーチャーの機動を見ていたいのに、よりによって相手が嫌い中の嫌い属性だったので…改めて見ると逆ギレ(逆ですらない)にもほどがありますね
伊草が本格的にめちゃくちゃになるのは今晩からですからね。暴れるだけ暴れて、その後の被害も起こりやすく起こしやすい空気感を作ることが目標です
>>768
製作者ページで魔術師に分類してるはずなのになぁ…フリーランスですらないモノホンのアナーキーポジになりつつある恐怖
>>771
日刊フィンランド紀行!…を見たいところですが、スレの圧迫などが懸念される場合は以前のようにwikiに登録してそのページをはっつけるとかでもいいと思います。にしても筆がお早い…実は前々から裏ページの名前だけは決めてるんですけど、書くことが無いので作ることが……。
>>772
電車落としに、戦術的及び戦略的な意味が殆どない時点で割と……。>>719
おk、やってみた。
ローエングリン「あ、典韋。その、…布面積の大きい水着を探しているのですが、一緒に見てくれます?」ゴットフリート「無礼者―!」エルザ「私(わたくし)とゴットフリートが選んだ水着の!何が!問題でして!?」ローエングリン「痛いっ。爪を立てながら掴まないで…」>水着典韋
「子龍殿。すみません。目のやり場が少な過ぎる水着で…」>子龍
ローエングリン「自来也の霊衣も有りかも…」エルザ「却下!却下ですわ!下腹部のボディペイントを焼き印に仕様変更されたくて?」>自来也(夏霊衣)
ちなみに画像はタララーワの水着姿のイメージ図(AI生成)。
水着を選んだのはロレンシオとカンデラリア。
タララーワ当人は満更でもなかったけど、リガヤプロとバイディワは人殺しの目でロレンシオとカンデラリアを睨みました。談話室更新!
>>752
レスバ監修了解です。んー、個人的には加筆の方がいいですかね、忘れてたのもあってかなり理屈というかが気になってきてますので……。
>>755
カーテナの機能はA(所有者に与えられる悪影響オールカット)とB(天使ビーム)があって、パロミデスの影響を受けたのはAだけだから、Bの運用法は変わらんですよ、という理屈はいけなくもないかな?とは考えてます。
>>756
>セイバーは、ライダー陣営から少し離れた状態で、近くに管理者が居たら殺.しますか?
前も少し触れて「裏取りせず”なんかあるだろ”精神での訪問なのは厄介」って感想を貰ったりしましたが、セイバー陣営の三つ巴参戦理由って
・マスターを倒す
・情報源になるかもな宗谷当主の確保
辺りが主軸なので、自分としては「ふーん進三郎さん三つ巴戦で犠牲になるのか~」ぐらいの捉え方で、積極的にセイバー陣営がどうこうするか、となるとそこら辺は微妙だったり巻き添え食って進三郎さんが死亡しても「そっかぁ!残念!」ぐらいのノリでは済ますでしょうけども森と湖の国、フィンランド。
そのように呼ばれる理由を私は自分の目でこれでもかってくらいに感じた。
まず、広い。
とにかく広くてでっかい湖がなにより目を引く。あんまりにも広いもんだから対岸がうっすらと白んで見えた。透明度の高い水をたっぷり蓄えた湖はそのまま巨大な水鏡にもなった。
水鏡が写すのは、白夜特有の赤い空。朝焼けにも夕焼けにも似た、朝と夜のはざまを大きな大きな水鏡が余すことなく写し出している。
鏡のような湖と赤く染まった空。そのすべてを取り囲むように背の高い針葉樹の緑色がおおっている。
風が吹いた。木々が揺れて音を出し、湖が揺れて赤い光が瞬いた。
綺麗だなと、思った。
ありきたりな言葉を、万人から引き出せる景色だと思えた。
この景色を見てもなんの感情も表さないというのは……なるほど、きっとなにかの礼を欠いている。それが自然へのものか芸術へのものか、はたまたもっと別のものかは、わからないけど。
それでもやっぱり綺麗だと思うのだ。
だから私は、それを言葉に乗せてぶちまける。
「ほら見てメレク! すっごいよでっかいよ! 赤い! きれい!」
「見たまんまですね。感想自体には同意しますが」
いつも通りに冷ややかに見えて、メレク自身も湖の絶景に見入っていた。きっとメレクも感じるものがあったんだろう。それが私と同じだったらいいな、と思う。
ざくざくと砂利交じりの道を歩いていく。やみくもにでもなく、2人の案内人に連れられて、だ。>>780
「どうどうどう!?」「すっごいでしょ!?」「でっかいでしょ!?」「ひっろいでしょ!?」「飛び込んでもいいんだよ!」「泳いだりしてもいいんだよ!」「潜るのはダメだけどね!」「危ないからね!」「「でもすっごいよね!?」」
「うん! すごい!」
飾りっ気もなにもないシンプルすぎる私の言葉にも2人の案内人は「「ひゃっほーい!」」とハイタッチしながら喜んでいた。みかん色とレモン色の髪もぶんぶん揺れてる。うーんテンションたっかい。
2人の案内人、村でも評判(らしい)双子姉妹のミッピとレッタは案内半分の談笑半分で私たちを先導していく。ちなみにみかん色の髪をしているのがミッピで、レモン色の髪をしているのがレッタ。
だいたい私と同じくらいの背丈に、揃って白いベストとカラフルでふわふわのスカート、その上からこれまた白いエプロンを被った格好をしている。伝統の民族衣装らしいけど名前は2人揃って忘れたらしい。なんでだ。
「こっちこっち! こっちだよ!」「あっちにいったらダメなんだよ!」
跳ねるように揺れるみかん色とレモン色の2人に置いて行かれないようについていく。
目的地は村の西側にあるコテージ。湖畔の絶景を存分に楽しめる落ち着いた雰囲気の……みたいな謳い文句で貸し出されていたもの。前もって予約を入れておいた、そのコテージを目指していた。
「"アトリー"さんの予約で合ってますよね!?」「間違っていたら大変ですから!」
「問題ありません。"アトリー"で合っていますよ」
ああそうそう、今回は私がフェーブスさんをおじいちゃんと呼ぶのと同じ理由で、私とメレクとフェーブスさんの3人が全員同じ姓名を名乗っている。今出た"アトリー"というのがそれだ。
ルナ・アトリー。メレク・アトリー。フェーブス・アトリー。というふうに。ただこれも全員が同じ姓名を名乗っているだけで、いわゆる"役"の設定なんかは全くない。『そんなものは相手が勝手に深読みしてくれますよ』とはメレクの弁だった。それでも私は半信半疑だったんだけど……。>>781
「それでそれで! 聞くか聞かまいか迷いましたが!」「気になっちゃうので聞いちゃいます!」「「アトリーさん家ってどういうご家庭!?」」
「ご想像にお任せしますよ」
「(教えてくれそうにないよレッタ)」「(隠さなきゃいけない感じなんだよミッピ)」「(なんで隠すんだろ?)」「(お忍びなのかな)」「(もしかしたら貴族サマかも?)」「(よもやまさかの王族サマかもよ)」「(じゃああっちは王子様?)」「(こっちがお姫様だったり?)」「(どっちがどっち?)」「(どっちもどっち!)」
効果覿面。すっごい深読みしてくれてる。メレクがどうだと言わんばかりの顔をしていた。見ないフリ。
ひそひそ話が全部聞こえちゃってるのも気づかないフリをして、視線を逸らす。メレクも双子姉妹からも目を離してしまうと、少し離れて歩いていたフェーブスさんと目が合った。
とても、にこにこしていらっしゃいました。
◇ ◇ ◇
落ち着いた雰囲気どうこうの謳い文句通りに、湖のそばに建てられたコテージは落ち着いたリゾート地らしい雰囲気を醸し出していた。
一段分高くなっている床下。その上にどでんと構えられたコテージ。広くないのにまとまった印象を出す間取り。内装はささやかな白と緑を添えたやさしい色合い。そして視界を外に向ければ絶景の湖、と。
うん、こんなところで朝から晩まで過ごせば、それだけで穏やかな人間になれてしまいそう。
なんだけれど。
「それじゃあまた明日ね王子様!」「日が高くなったら一緒に泳ごうねお姫様!」「「よかったらウチらの演奏も聞きにきてねー!!」」>>782
そんな落ち着いた雰囲気を吹き飛ばすかのように、言うだけ言って双子姉妹はぴゅーっとどこかへ走り去っていった。
私たちがコテージに荷物を運び入れたのを確認した瞬間にこれだ。外から来た人間をみんなお客様と呼ぶのなら、ほかの観光客を案内しに行ったのかもしれない。
というかお姫様呼びはやめてほしい。
「……結局、現地のペリマンニの話は聞けませんでしたね」
「あっ。忘れてた」
そうだった。あまりのハイテンションっぷりにすっかり流されていた。ペリマンニ───楽師に関わることは、なんでも警戒しておかなきゃいけないのに。
やっちゃったなぁと思いつつ、備え付けのソファにお尻から飛び込んだ。ふっかふかだった。
「今からでも追いますか? あの双子を」
「……いや、やめとく」
あの騒がしさだ、見つけるのはたぶん簡単だろう。けど見つけたあとはまた双子のペースに巻き込まれてしまう気がしてならない。さっきの「一緒に泳ごう」発言もあるし今すぐに会ったらそのまま湖にダイブしちゃうかも。
なので却下。後回し。
楽師のことは一旦置いておいて、本来の目的に戻ろう。
フィンランドの奥地であるこの村で観測された高密度魔力反応と、その具体的な場所。そこを探っていく。>>783
「例の坑道に行くつもりですね?」
「いえす!」
この村にあるらしい廃棄坑道。あらかじめ聞いておいた話だと人気の少ない村の北部に入口がある。あると言っても立ち入り禁止になっていて村人も近寄ってはいけない場所になっているようで、ただの観光客として来ている私たちならなおさらだろう。
だから今すぐ行くのだ。白夜で明るさこそあるが時刻はとっくに夜のそれだ。"わるいこと"をしに行くにはぴったりな時間。
誰かに見つかるまえに、バレるまえに、行って帰ってくればいいだけだもんね。
「では手早く支度を済ませましょう」
「おっけい! 私こっちの部屋ね!」
返事を待たずに入り口から左手奥の部屋に入っていく。このコテージはどの部屋からでも綺麗な湖が見えるから、あんまり意味はないけど。まあ気分の問題ってことで。
やっぱり広くない部屋の中、目にやさしい白と緑のベッドやらタンスやら個人机やらまるい絨毯やらを軽く物色しておく。目立つ物ナシ。魔術的仕掛けも……ナシ。うん、ひとまずは大丈夫。
持ってきた荷物をまるい絨毯の上でひっくり返す。リゾート地をリゾート地らしく過ごすためのアイテムもいくつか持たされていたので、今回はいつもよりも大荷物になった。
その中には普段使わないような薄めの布地やベルがある。……これも使うんだろうけど、今は置いとく。
それほどやることはないけど、私は坑道へ行くための準備を始めた。>>784
◇ ◇ ◇
「あっ、やっと来た。遅いよメレクー」
「むしろ貴女が早すぎるでしょう……さっきと同じ格好ですし」
「いいじゃん同じでも。これ気に入ってるし」
いつも冒険に着ていくポンチョをぱたぱたさせながらくるりと回ってみせる。夏場に着ていくにはちょっときついけど、これでも魔術礼装の一種だから愛用する理由はお気に入りだから以外にもあるのだ。
そんな私とは違ってメレクの格好はいつもと違う。黄色いワンポイントが光る黒いシャツにグレーの上着。なんというかラフ? かじゅある? 服のこと、それも男の子のそれに関しては私は詳しくないけど……
「なんか……普通の男の子っぽい!」
「ルナは普段の僕のことをなんだと思っているんですか」
そりゃ男の子だと思ってるけどさ。
「ほら、普段はもっとお上品な感じじゃない? 庶民っぽさがないというか」
「時と場合に沿った服装を選んでいるだけです。今回はリゾート地に来ているのですから」
「でもそれでいつも通りに動けるの?」>>785
「ご心配なく。必要なものは、必要な場所に入れてあります」
それはつまり魔術の媒介に使う宝石を取りだしやすいようにしてあるということだろう。宝石と宝石がこすれるちゃりちゃりとした音も聞こえないから、見た目以上にしっかりと装備しているのかもしれない。
傍目にはわからないよう宝石を仕込んでいるなら、着替えに時間かかるのも当然かもしれない。
「……ついさっき着いたばかりなのに、もう遊びに行くのかい?」
と、口をはさんだのは"おじいちゃん"っぽさを意識したフェーブスさん。コテージの中でもフリは続けるらしい。だったら、私もそれに倣わないと。
「うん! ちょっと探検してきたいの!」
「そうかい。なら、行っておいで。あんまり危ない場所へ行ってはいけないよ?」
「はーい! ほら行こメレク!」
「行きますが、少し待ってください」
「?」>>786
手を引く私を逆に引っぱって足を止めて、そのままメレクは振り返ってフェーブスさんを見た。
そして、
「いってきます。えっと…………おじい、ちゃん」
私もフェーブスさんも一瞬で固まる。
言うが早いがメレクはそのまま私の手を引いて外に小走りで向かった。メレクに手を引かれるなんて珍しい状況になったけど、それよりももっと珍しいものを見せられた私はそれどころじゃない。
「ちょぉ!? メレク!?」
「行きますよ。時間は有限でしょう」
「そうだけどそうじゃなくて! ねぇねぇねぇ今のって───」
「質問は受け付けません。いいからちゃんと歩きなさい」
「待ってってー!」
先の双子姉妹に負けず劣らず。ぎゃあぎゃあと騒ぎながら遠ざかる2人の背を見て、老人は笑う。
優しそうに、愛おしげに。
「……良いものが、見られましたなぁ」自来也おじコソコソ話
実は恋愛観はそこそこ一途だったりする。
自身の核になった物語の綱手の存在もあって、ハーレムよりは惚れた女一人を大事にする方が良いだろという考え方なのでドンファンとはそこで軽くレスバする事もあると思われる。
「良いかツタンカーメンの坊主、運命の人ってのは、人生に一度会えるか分からない、大切な存在だ。まあ…儂の場合創作で実際に見た事はないが、それでも大切な存在でな。…ま、お前さんももし、そういう存在を見つけたら大事にしてやりな」
「いや、それは違うね。愛の力とは強い物で、そして愛は皆に与えられるべきだ。運命の人が決められてるなんて物ではない、恋した人なら皆が運命の人なのさ…!!私のような完璧に美しい人間なら尚更ね?いいかい少年、愛とは自由で、縛られないべきである物だ。沢山の人間に愛を振り撒く事こそ本当の恋だし、君にはその素質があるとも」
「待て待て、知ってるかよドンファン?愛ってのは振りまきすぎると逆に毒となって刃となり得るんだぜ?そういうハーレムな奴より一途に愛し合った物語の方が純粋なハッピーエンドは多いんだぜ?」
「それは愛の形が歪になるからこそではないのかな?私のように皆に平等に完璧な愛を振り撒くならば万人の婿ともなれるのさ。一人なんかじゃなく沢山の人に愛を捧げる事こそ真の色男なのだよ、分かるかいお堅いお兄さん?」
「お前さんみたいな極端な例のが珍しいんだよ阿呆」
「うーん、凝り固まった愛の持ち主には難しい話かもしれないね」
「……よし上等だ水着の女子共に多数決で聞いてケリ付けようぜ色男野郎!!ハッキリさせようじゃねえかよ!!」
「構わないよ…!真の愛を堅物の愛の君に伝導してあげようじゃないか!!」
「……マスターよ。愛とは難しいな…」
以上思い付きのショートSSでした。恋愛観レスバトルに巻き込まれたツタンカーメン君に悲しき現在>>777
水着典韋「良いよー!!こう見えて、アタシも結構水着見て自信はついたしね。水着のセンパイとして一肌抜いてやるさ。アタシに、任せときなっ!!」「……ところでローエングリン。コイツら、一発ドカンと大砲ブチ込んで打ち上げる位なら大丈夫か?多分大丈夫だよね?」
遂にできた仲良しの水着の後輩にテンション上がる典韋氏。
趙雲「…ああいや、気にしなくて大丈夫だ。水着とはそういう物なのは理解しているし、慣れた。…うん、僭越だが、俺から先達として助言するなら。夏は、何故だか普段より解放された気持ちになる筈だ。霊基を変えるなら、尚更。だから、悩みは一旦置いて、夏に当てられ楽しんでみると、いいと思う。」「…そうだ。もう一つお節介を焼くならば…仮にその霊基で曹操と鉢合わせたら、即刻構えておくといい。」
普段のローエングリンを見てる事を考えるに、こんな感じでアドバイスしそうだなって気がする。
曹操様に関してはサムレム周瑜でもディックさんでも女好き言われてたから大丈夫だとは思いつつそろそろイメ損しそうな気がしてきました。
自来也「お前さんみたいな子にそう言われるのは悪い気はしねえが、折角の夏だし水着なんだ。こういう服着るのは別の機会で、泳げる時に水着で存分に楽しんで来るといいと思うぜ。…後はまあ、折角だし、褒めてくれた礼だ。ナンパしそうな奴にゃ儂が目ェ光らせといてやるさ。」「……にしても、大分難儀で面倒臭そうな阿呆共に絡まれてんだなお前さん…」
普通に大人ムーブしてる様に見えて、内心珍しくストレートに褒められたので結構テンションが上がってたりします。ナンパから守ってやるさムーブは大人としての面倒見の良さから来てるからな。決して運動音痴で泳げねえのを誤魔化そうとしてる訳じゃねえからな!!
なおモブ男くらいなら蝦蟇でも追い払えるけど、某喧嘩仲間とかのチャラ目サーヴァントが来たら正直自来也おじ単体だと追い払えるか分からなかったりします。>>668
見逃してしまっていて本当にすみませんでした…今更ですが、ヴェネツィアシナリオにリシュリューの起用大丈夫であることをお伝えいたします
多対多の頭脳戦は華がありそうで良いですね!指揮官たちの渋さに反して蝦蟇とロシェルとで絵面自体はキッズアニメみたいなポップな感じになりそう
対ドン・ファンに合いそうなのは…自鯖だとやっぱりサルダナパールでしょうかね?悪事の片棒も全然担ぎますし(多分曹操さんやリシュリューが上に立つならコイツの生態もカバーの範疇でしょうし)
>>789
ドン・ファンこういうこと言うの塊な会話だ〜!アイツにとっての「運命」なんて「神様」と同じくらいの言葉でしかないものだからね、見解の相違アルね…
ここでナンパで雌雄を決しようとするのが何よりもツタンカーメンくん(とマスター)に毒であることを後で女子鯖に説教されてほしい
>>774
「保険医」ってヒーロー願望があるとかからもしやとは思っていましたがやはり紫雲さんだったんですね…
こうなると山星さん宅のお人の相関図一度きちんと見てみたいな、他宅除いても線すごいことになってそう(本数も濃さも)
それはそれとして教育者側の人間だけでなく学友さんたちも気遣いがあるのとてもあったかい。こういった温もりがちょっとずつでも来日の動機(勇気)に繋がったのかな
>>788
双子さんたちの賑やかしさから漂う大黒天感。実際ああいう癖のある声してそうで民族衣装もあってとても可愛い。この後ご家族に王様御一行のお話しするのかな
そしてそしてメレクさんのデレ(?)よ。ファーブスさんのほくほく顔が目に浮かぶよう…現地でラフな格好になると一層お忍び感が増しますね。ラフとはいえどしっかり上質なんだろうなぁ「おーい、メレクー?」
「…………」
「メレクさんやーい?」
「…………」
無視だ。ガン無視だ。さっきの「おじいちゃん」発言をつっつこうとしてからずっと無視されている。無視したままスタスタと早歩きで進んでいく。
その間にも私の手はメレクの手と繋がったままで、つまりは引っ張られる形のまま歩き続けていた。いや、引っ張られると言っても力自体はまったく強くないし、変な体勢で歩かされていることもない。本当に、手を引かれているだけ、という状況。
「おーいってばー……」
この状態がコテージを出てからずっと続いてるもんだから、だんだんと私も口数が少なくなって、手を引かれるがままになる。
それはいい。手を引かれるのはいいんだけど、誰かに手を引かれるなんて状況はどうにも慣れなくて、そわそわしてしまう。落ちつかない。不慣れというだけで人はこんなにも調子が狂う。
「……」
「……」>>799
2人して無言。先の珍しい行動に引っ張られて狂った調子は戻らずに、どちらともに言葉未満の音だけが呼気に乗る。
そんな調子で湖に沿って歩く。村の西にあるコテージから北にある坑道入口に向かって。
村の中心地はこの広い湖だ。湖を中心にした南方向に村の入口がある。南からそれぞれ西と東に生活区域が伸びる形だ。そして、北に向かうほど人も建物も減る。
私たちは村の北に進んでいってるから、自然と人も建物の数も減っていった。そのうち、湖と森と、私とメレクしかいなくなっていく。
赤い太陽がまぶしい。低い位置にあるそれは私たちを含めたいろんな影を長く伸ばしていって、そうして私たちと湖面をひとつにした。
次第に私の口数も減って、そんなおかしなまましばらく湖のそばを歩き続ける。
いっそ今からでも走って逆にメレクの手を引っ張ってやろうか。……と、考えていると、ふいにメレクが足を止めた。つないでいた手を離して、そして。
「……申し訳ありません」
「えっ」
足を止めた隣に並んだメレクが、私の目を見て、謝った。
メレクが、私に、謝った!
逆のことならこれまでいくらでもあったのに。
「下らないことで、意固地になってしまいました。謝罪します」
「いっ、いやいや、いいよそんなの! 気にしてないし!」
「ここに来るまでの間も強引に手を引いたでしょう。……どこか痛めてはいませんか?」>>801
◇ ◇ ◇
きっと『立ち入り禁止』とかって書かれているのであろう看板と、その背後に佇む巨大な鉄扉。扉には錆びれながらも役割を果たす錠が取り付けられていた。
入ったら怒られる。それは間違いない。
間違いないのを確認したうえで私とメレクは錠を破った。こういう時の魔術は本当に便利だなと思った。
堂々と鉄扉を開いて坑道に入る。しっかりと鉄扉を閉めて、再び魔術で扉の向こう側にある錠にその役割を果たさせてやる。私の魔術は今、ちょっとだけアレなので、このへんはぜーんぶメレクにお任せした。
一連の作業が全部終わったときにはもう私とメレクもいつも通りに戻っていた。
さて。
坑道と聞いて最初に思い出すものといったらなんだろう。
私はトロッコ。坑道内部に敷かれたレールの上をガーっと進んでいけるあのトロッコ。あれが真っ先に連想される。あとはカナリアとかピッケルとか。
なのでまあ、メレクから今回の目的地を聞かされて以降ひそかに楽しみにしていたわけなのです。トロッコ。乗りたいなぁって。あのグルグル回るやつとかやってみたいなぁって。
そう思ってたんだけれども。
「トロッコ……ないね……」
「あっても困りますがね」
なかった。ないのだ、トロッコが。>>802
不安定ながらも『強化』の要領で暗闇も見通せるようになった視界の中、坑道内のでこぼこした岩壁とそれを支える丸太の柱がよく見える。足元には岩の砕けた石ころや砂。ちらほらと見える人間の痕跡───用途不明の糸くずやマグカップの破片───が、ここだ自然にできた洞窟じゃなく人の手で掘られた坑道だと教えてくれる。
人の手が入っていたことは確実、のクセにトロッコはない。レールの痕跡すらもないところを見ると元からないと考えるべきだろう。
そもそも坑道内の通路が不自然にせまい。変に曲がりくねっていたかと思えば崖にも近しい急な坂を下ったり上ったりしなきゃならない。行き止まりから引き返せば不思議と戻る道が増えていたりもする。
とにかく侵入者を迷わせてやろうという魂胆を感じる。まるで迷宮のように。
「遊び心が足りないよねっ、坑道にトロッコないとか」
「そんなに乗りたかったんですか?」
「乗りたかった!」
「……戻ったら遊園地にでも連れていきますよ」
それじゃ違う、という喉元まで出かけた言葉を飲み込む。坑道のトロッコと遊園地のジェットコースターは全然違うんだよという主張はいくらでもしたいところだったが、魔術が関係ない話題だとぼろ負けする未来しか見えない。魔術が関係ある話題でも勝てるかちょっと怪しい。っていうか私の思いつき魔術の話は穴と欠点と再現性を突かれまくるのがよくあるパターンの気が……。
いや待て待てそうじゃない、違うよ、ズレてきてるよ私。トロッコに乗れないのは残念だけど、大事なのはトロッコも置けない造りのほうだ。
「ねぇメレク」
「なんですか」
「宝石魔術の使い手にお聞きしたいんだけど、この坑道どう思う?」
「坑道を名乗らないでほしいというの正直なところです」>>803
「やっぱダメな感じ?」
「ダメです。通りにくく、高低差がきつく、ろくな補強も目立たず安全面も怪しい。これでは掘り出した成果ひとつを運ぶのにも苦労するはず。つまり……」
「そもそも坑道として造られていない?」
「加えて言えば迷宮として造られた可能性が高い。十中八九、魔術師の手が加えられていると見ていいでしょう」
いきなりアタリを引いた。その喜びを顔に出してしまっているのが自分でもわかる。
もしかしなくてもこのまま真っすぐに目的の高密度魔力反応の正体までたどりつけるかもしれない。そう考えると声も足取りも弾んじゃうのは、これはもうしょうがないというもので。
「でも、入口にはなんの魔術もかけられてなかったね?」
「それは……そうですね、道中にも魔術の痕跡すら見つかっていません」
たとえば壁や床に掘られた文字であるとか。たとえば道順を誘導するためのアイコンであるとか。たとえばシンプルなトラップであるとか。そういう迷宮にありがちなものが一切ない。
もちろんまだ見つけられていないという可能性はある。単純に見落とした可能性も、奥の奥まで進んで初めて発動する可能性もある。ある、けど……それでもやはり私の印象、直感は「無い」と告げてくる。
造り、思惑、真意。そういったものが総じて霞むほどに、ここは……寂れている。
この迷宮は、きっと、もう生きてはいないんだ。
「廃棄されてから久しい、そんなところでしょうね」
「だね。作った人も生きてるかどうか怪しいや」>>804
ほっと一息つく。坑道がこの状態なら、思っていたほど警戒する必要はなさそう。
「だからといって油断していい理由にはなりませんがね」
「ぐむっ、わ、わかってるし」
「本当にわかっていますか? 寂れてはいても、忘れられ放置されたトラップの可能性などは残っていますよ?」
「わかっ、てる……し……」
「そも坑道という四方八方を岩に囲まれた状況がまず危険なのです。正しく理解しているなら油断・慢心できる要素がどこにあるとお考えで?」
「…………ぐぐぐぅ~~~!」
「まあ、魔力反応も皆無。少しくらいは警戒をゆるめてもいいでしょうが……」
「なんだよぅ、結論いっしょじゃん………………あれ?」
「? ……なにか?」
「魔力反応、あるよ?」疲れ眠気で頭がちょっと鈍ってるので詳しいリプ返とか裏ぺ返しは明日やります…水曜までには伊草出します…
>>809
助かりましたありがとうございます…!
どの辺りで分断されたのか辺りで迷ってたのですが、大体想定と同じっぽくて良かったです…!展開と掛け合いは決めてたのでこれで何とかできそうです
もうちょっとだけお待ちください!>>810
私も書いててほほえましくなっちゃってましてね…
坑道は大丈夫ですよ大丈夫。なんたって寂れてますゆえ。おかしな変質者が出たりすることもありません
はーい返信しましたー>>788>>807
魔術師の生き方とはかけ離れたかのような穏やかなひと時を過ごしてていいなぁ、メレクくんの魔術師ではない側面もかなり見えてていいなぁ、とか思ってたんですよ
赤い魔力の奔流ってなんぞー!!あと岩を裂くってシンプルに火力というか規模がでかい
>>779
わたくしが最も気高く、強く賢く優れていて、美しいんですのよ!というスタイルなので自分に親しかったり近いところにいるやつほど自分の下にいて自分を褒めそやすべきでは?とモモアーは思っています
なのでこれも「何をやってもうまくいかない惨めなあなたに対してのわたくしの施しでしてよ」というもの
>>796
紫音は別に時計塔に入るつもりもなかったんですがセナの勧誘に折れて渋々、という感じです
関係図は……そうですね……どうなんだろう、一旦まとめてみてもいいかなとは思いましたなんとなく
昇鯉はウリューが教室での経験を基に発展させた綾姫の魔術にとって大事な要素なのでこれをキャンディちゃん、もといツユに送るのは友愛の表れです
適応して進化するという性質が強いのでいくら強く抱きしめても次はもっとふかふかで強靭になる
というわけで>>750の続きを叩き込みます「ナキさんって、蝶のイヤリングしてましたっけ?それと、鯨?何にしても可愛らしいですね」
触れるものに侵食する。魔術であればどうとでもなるのが道理のそれが、今はなかなかに通用しない。魔術師であるならばたとえその道の専門でなくとも精神干渉を弾けるのが当たり前だ。自己の精神を管理できない魔術師など二流ですらない。ただ……流石におかしい。ツユやリディアのような精神防護を貫通する正当性を持った魔術理論を構築するわけでもなく、ただそうある生き物の性質としてのもの。改めて羨ましいと思う。それは人が持てる力ではないから。
その場にいた誰もが知る由もないが……ナキの付けているイヤリングはセナがツユのために“博物館”から取り寄せた、かの封印指定の産物だ。ツユはそのうちの一つを兄弟の証としてナキに匿名で発送した。その形が変化している。それもそのはずだ、これは心の有り様、生き方、それらを受けて性質を変化させる礼装なのだから。
「夥しいほどの蝶と、巨大な鯨……削り飲み込む怪物の生き方の表れ。一年前まではただの学生だったとはどうにも思えませんね。けれど残念です、あなたは怪物ではなく、人ですから」
荒れ狂う蝶の波をすり抜けて、鯨の鰭も横目に流す。セオリとセナの支援を受けてナキの前に降り立ったのならば、後はもういつもの通り。抱きしめるだけ、なのだが……
「あら、えっち。傷が残ったらどうするんですか?」
鋭く尖ったナキの爪がリディアの腹を深々と切り裂く。大量の血が噴き出して、それでも平然な顔をしていられるのは、リディアがあらかじめ自然治癒能力の高い肉体を持っていた霊体たちをいくつも憑依させたから。それでもやはり治りは遅い。霊で肉体を変化させることは難しいし、何よりこれからすることに力を使わなくてはならないから……
「お邪魔します」深く、深く。精神の変転が完全に為されてない今がナキを人に戻す唯一の機会。ここをどうにかしたとてこの先も多くの堕ちる機会はあるかもしれないが……少なくとも、先延ばしにはできるはずだ。そしてそれは不可能ではない。“人”に対して何よりも効力を発揮するこの魔術が通用したのだ。精神はまだ既存の人間の範疇である。だから潜る。潜って、探して……暗い井戸の淵に座っているナキを見つけた。
「ナキさん。帰らないのですか?このままではあなたは人殺しになってしまいますよ。天海さんのあの行為は突発的なもので悪意があるわけではありませんし、まだツユさんも助かる可能性がありました。なのにそれでは……あなたの信条としている“善いこと”とは外れているのではありませんか」
「うん、そうだね。“僕”はそう思うよ。ここでリディアさんの手を取ったら起きてこれると思う。えへへ、ありがとうね。“僕”のために」
「………あなたは、断片ですか」
ナキはリディアのことを名字以外で呼んだことはないし、そんな風に感謝を述べることも、明るい笑顔を屈託もなく向けてくれることもない。けれどここはナキの心象風景であって、そこで笑う目の前の彼がナキではないわけがない。ならばきっと彼は断片なのだろう。今のナキに残っている、純粋無垢な人間としての断片。無垢というには、もう色々と知り過ぎてしまったから。
「そうだね。僕という現実に導く縁があるからリディアさんが起こすことは多分できるけど、起こした時点で僕は消えるかなぁ。だってもう、綾姫ナキは何も知らない男の子ではいられなくなっちゃったから。決断する時が来たんだよ。そしてどの道を決断するにせよ、彼はもう穢れてしまった。普通の男子中学生とはもう呼べないね」
「……ならば今の綾姫ナキを構成する主体となるナキさんはどちらに?」
「井戸の底、覗き込んでみて。大丈夫、突き落としたりなんてしないし、引き摺り込まれたりもしないから」井戸の底にはナキがいた。淵に座っているナキが学生として制服を身に纏っているのに対して、こちらはロートゥスが仕立て上げた戦闘服だ。それはきっと、もう戻れないから。眠ったように安らかな表情を浮かべる一方で、身体中には糸のようなものが巻き付いている。繭みたいだと、リディアは思った。きっと一日も経たずに、あの糸が全てを覆うのだろう。
「井戸、イド……ああ、そういう。ナキさんはその歳の一般人にしては色々と博識そうでしたもの。目を覚ましても、この井戸の中で羽化するまでの流れは変わらない、ということですね。どういう風に羽化するかだけが変わる」
「そういうこと。……だからさ、僕のことよろしくね。リディアさんのこと咄嗟に助けたでしょ?あれができるならまだ遅くないと思うんだ。僕の本質が“悦楽”でも……何を愉しむかの方向性は自分で決めれるんだから」
リディアの目論見は成功した。リディアが瞳を開けば、先程までとは打って変わって地面に崩れ落ちて深い眠りについているナキが見えたから。深く、深く息を吐いて、血を流し過ぎた身体がゆっくりと崩れ落ちる……はずだったのに、なぜだか身体が支えられている。これは……
「アー、チャー……?」
「何も言わないで。目を瞑って寝ていて。……すまない、僕のミスだ。戦いに熱中しすぎてしまった。それと……もう少し僕が強かったら、もっとスムーズにあの戦場を脱して君を助けにこれたかもしれないのに。ごめん、色々と弱くて、本当にごめん」
「謝らないで。あれは、わたしが、許可したこと。わたしがあなたのマスターなのですから……そんなに泣かれても困ります。それと……ああ、何か来ます。注意して」
「何を………は?」
空が、戦慄いている。青い雷が渦巻いて、凝縮して、マスターたちが集まっているその範囲全てを包み込んだ。我が脚にメルクリウスの加護ありき……ライダーが、全てを灰にするためにやってきた。令呪を使う暇さえ与えない。他のサーヴァントたちではライダーの速度に追いつけない。唯一アーチャーがここに馳せ参じたのは、元々距離をとって戦っていたからだ。そして、アーチャーではライダーの雷霆を止められない。「アマミに人を刺させたんだ。死んだ後も殺してやろう」
「令呪をもって命ずる!“ライダー!止まって!”」
公的に“ライダー”と呼んだのはこれが初めてだ。今まで呼ぶことがなかったのはライダーがセイバーとして扱って欲しいとお願いをされた他に……そうであった方が、己の恐ろしい部分を見せずに済むからというライダーの配慮だった。だからこそ、恐ろしい部分を止めた自分を止めたいときはライダーと呼んで欲しい。その願いを果たしたのだ。
そしてその約束の通りに雷霆は霧散し、降り立ったまま天海を抱き上げる。先程までの配信で写していた姿とは一転して、冷酷な皇帝としての表情を見せている。令呪による静止が無ければ、本当に全員殺していたかもしれないほど。涙を流してナキを睨みつけるアーチャーと対照的に、どこまでも冷ややかにツユを見つめている。
「アーチャー、退け。その怒りをここで発散するのはやめておいた方がいい。然るべき場所で、然るべき時に発露するべきだ。俺はそうする。お前もそうしろ」
「ああ。そうさせてもらうよ。……行こう、マスター。君たちも帰った方がいいよ。というか、帰れ。僕のマスターがせっかく解決したこの争いをさらに荒れさせることは許さない。絶対にだ」
自分の心身ががもっと強ければ。自分がもっと最優の誇りを捨てていれば。アーチャーも、ライダーも、己の甘えを恥じている。マスターを抱えて飛び去りながら、もっとやりようがあったと後悔している。そうだ、やりようがあった。“その手段を嫌っていた”だけで、最初からなんとかする方法があったのだ。自制する理由と、マスターを傷つけた後悔。それらを天秤にかけた結果、二騎が選び取る選択は。
「英雄にすらなれないのなら、人であることを捨てるべきだった」
「はぁ……お前のためを思うのならば、もっと苛烈にいくべきだったな」
以上です。ボーイミーツガールで別のボーイを狂わせていこうぜ!というやつ。Apoのアタランテの姐さんあるいはプロトのペルセウスとか、サムレムの頼光を騙っていた丑御前とか、そういうノリの展開になりそう一人称、あるいは話し方について
たとえばツユは日本に来るにあたって日本語を覚えましたしセナも自分の生徒に日本生まれがいるので意地で日本語を覚えました
セオリは演算を応用して覚えてリディアは日本人の霊を使って日本語をラーニング
それはそれとして彼らにも母国語があって、特にセナ(平常時と戦闘時で口調が変わる)やツユ(本人の性自認とは別に振る舞いは女性的な側面もあり)に関してはまあ英語を基本使うのですが口調だったり声色が違うということで時計塔での会話は行われているのかもしれません
小ネタまでに
>>819
アーチャーもライダーもただ自分だけの問題だったら死ん.でも使わない、を選ぶかもしれませんが何しろこれはマスターが関わっているので
主人公ですよ!こんなんでも主人公ですよ!>>769
ライバル…。それはまた身に余るような何というか
とりあえずその感情は割と正しい>あの明後日の方向に飛んでる変態をライバル視するのはなんか認めたくねえ
ちなみにアクアステラからダグラスへの矢印ですが大体こんな感じです
・ロードを筆頭に名門貴族たちの玩具箱と大差ない時計塔でのし上がろうというガッツはすごい
・でも作中でやらかそうとしてた事については非常に辛辣
・本人曰く「なんでバレないと思ったのか」「そんなの泳がされてるだけで、実質いつでも〆られる半秒前じゃない?」「ま、俺には関係ない事だからほっとくけどねー」
>>772
いえいえ、お気になさらずー
>>788 >>807
この爺ちゃん良い空気吸ってる…。トロッコ欲しがるルナ微笑ましい…
と思ってたらの急展開ですよ。さあさあ、どうなる?
>>817
イドだけに井戸、とはまた直球というべきか。ちょっと前のFGOを思い出すと笑うに笑えないといいますか…
はたしてリディアちゃんはこの爆弾を抱えた少年の手綱をどこまで握れるのでしょうね伊草槍陣営、更新してきました
ここでランサー君側の抱えてる、過去故に主君を守れなかったらまずいっていう要素を即刻「ボクは大丈夫、ボクを誰だと思ってんの舐めんな!」っていう刹那ちゃんパワーと説得力で解消する事によって手っ取り早く絆を深めて今後の絆の要点要素を刹那ちゃんの孤独に持ってける、って流れにしたかった感じです。もしかしたらいずれ短めの補足SSをこっちで投げるかもしれない
ある意味兵器として使う事、使われる事に疑問持ってない弓陣営と対比できてるかもしれないなって書いてて思いました。
最後のク.ソダサ公家ボーイくんって渾名は大丈夫か分からないけどまあヨシ!!
とりあえず次はロスヴァイセさんに空中からの迎撃で有利に立ち回ってもらいながらラップバトルタイム開始みたいな流れを想定してます、という事で納言さんお願いします。派手にレスバやっちゃってください
感想オナシャス>>823 >>824
こっからバーサーカー陣営参戦まではショートカットでいいかなーって感じですかね?
お互い小手調べから加速していってどっちにも多少傷が入ってで淡路廃帝も乱入してきて……みたいになりそう、という気持ち。
>>822
キッチリ情のある主従してるのも良いモンだ。しかしああいう「ガンガン行こうぜ!」な台詞の後が専守防衛だと少々カッコが付かない感じもしますし、結界じゃなくて都市魔術を利用した攻撃もしていくんが流れとしては自然なのでは?とかも思いましたねー、ここら辺は納言さんも含めて相談になりそうですが。
線路とか電線やらを『脈』に見立てて利用し、街で拾ったライターと水鉄砲の式神によって顕現させた架空の炎龍をぶつけたり、錆びたカッターや鋏を触媒にした複数の斬撃とか。お知らせ
船の次話で今回の敵陣営、叛転の戦線を全員顔見せします。行けるならほぼ全員立ち絵あるいはシルエットか何かを作りたい。
という事なので1つチラ見せ。変態性なら京極産ぶっちぎり堂々の1位のめっっちゃキモくてヤバいやつがいます。
>>796
よっしゃありがとうございます!!正直洛陽の時点でリシュリューさん結構好きだったのでもう1回使いてえなと思ってたんですね。ならトンチキこそ最高のタイミングではと。
サルダナパールさんですね、良いですね…!ただ1つ大丈夫かなって部分上げるなら、一度敗北するとそこから落ちていくってカルデア時空ではトンチキでも致命傷では?って所は大丈夫なんでしょうか?まあトンチキだし大丈夫かなとは思いますが…
幻想の存在で児雷也側の話とはいえ綱手との純愛ってエピソードがあるので1人との真面目なお付き合いを念頭に置く自来也おじvs文字通り運命のいたずら信奉者でハーレム大歓迎なドンファンさん。これはレスバですわ
わしこういう互いの事を嫌ってるって訳ではなくて認めてるけど単純に相性とスタンスが合わなくて軽くバチバチしてるキャラ大好き!
>>807
珍しく素直に謝るメレク君に対して調子狂うから大丈夫!!って言えるルナちゃん良いですね…一般的な魔術師なら多分後々までそこでネチネチマウント取っててもおかしくないからこういう所に良さが出てる
そして地面を裂くような赤い魔力の奔流…薄々察してましたが文で表されるとやはり今回の敵ヤバいなってのを確信しますね。どんな奴なんだ…!?>>817
ありがとうリディアちゃん…やっぱりこういう序盤でヤバく見えた敵が恋を覚えて印象変わるの良いですね
そしてアーチャーとライダーが!!特にライダーがヤバいんじゃが!?やはりキャラシで警戒していた俺は間違いではなかった
これで弓と騎もヤバくなった事によって今回のサーヴァントが最早ほぼ全員ヤバい事になったの笑えないけど面白いですね…いや剣と槍はまだ正常な範囲の筈だな…
何となくナキツユは兎も角、敵のマスター達自体は根っこが正常ぽかったり恋を覚えたりまだ話は通じそうな奴が多い分サーヴァントがどうなるかってのが本当に怖いですね。ほぼ全員危険なサーヴァントと化した今どんな混沌が起きるのか…
>>818
あら可愛い。やっぱりルネさんの絵は見やすいの良いですね…
>>821
思ってたより評価悪くはなかったけど船の件については圧倒的残当ですね。なんか悪くない絡みは作れそうな作れなくなさそうな
とりあえずダグラスさんは成り上がりたいけど楽はしたい、効率の良さを重視するっていう所でキャラ拡大していって、魔術師らしい部分はあるけど少し憎めない奴にするって感じにしようかと思ってます。まあ割とイキった結果思想がヤバいチンピラにフルボッコにされたのは…黒歴史という事で…ちなみに伊草の弓vs槍ですがまだ趙雲は槍の風ブーストは見せてません。
出したSSの段階では弓も槍も互いに小手調べ位の攻撃してるイメージ。
>>823
読みましたー。やはりというかラーヴァナさんかなり強いですね。さすが羅刹王…
そして聖杯戦争や爆弾の件で激怒してる上で元凶の進三郎に発破を掛ける有沙ちゃん良い子や…
その上でラーヴァナの戦い方に見惚れているのが良いですね。それがどんな風に今後影響されていくのか楽しみです
>>824
趙雲君は生前劉備守れなかった為に、主君を守りながら勝つ事を考えてるっていう考え方が弱点になる可能性を孕んでる数少ないデカい弱点になってんですが、刹那ちゃんの妖精パワーで即刻その心配ナシ!!と発破を掛けたって寸法ですね。流石刹那ちゃん。
そうですね…すぐ電車バーンではないかなと。次の納言さんからレスバタイム開始って事ですし、そこから戦闘激化的に早くて次々回の納言さんパート位だと予想してます。
>>825
騎陣営とは少し違うタイプの光の信頼関係を書きたかったなって感じですね。アレです、前刹那ちゃんの何かの話でアクマゲーム出てた筈なんでアレで例えるなら槍陣営は潜夜くん的なポジションをイメージしてます。(今120話辺りまで読んだ)
正直そこはミスった感ありますね。刹那ちゃんが防御メインって話あるのでそれ含めて考えるべきでした…
ただ折角なので、そんな感じで牽制レベルに都市魔術で軽く殴っていくのはアリかもですしやりたいですね。ガバチャーをフォローしてくださるのはマジで助かる…ありがとうございます…>>806
当たりを引いたというかなんというか。
とりあえず、炎じゃないだけマシですね。
>>817
イドが井戸ですね。
それはそれとして、その甘さは捨ててはいけないものじゃないかなあ……。
>>822
可愛い上に判断力も高い刹那ちゃん。伏線も撒かれてて、今後が楽しみですね
>>824
パロミデスが羅刹に近い戦い方なのでやりやすいというのもありますが、小細工無しで単純に強いのが一番崩しにくいという奴ですね。
>>825
バーサーカー介入と、管理者爆殺はどちらが先のほうが良いか確認したほうが良いかもしれませんね。
>>828
有沙自体が場数も踏んでる上に、管理者が自体を治めようとした事は解ってたので、使えるものは使う方針に。
サムレムやってから、一度やってみたかった剣技に見惚れるシーン……この先出来たら良いなという展開の前フリでもあったりします。>>832
大はずれ中のあたり寄りな何かです
炎だったらここで「完」と付けねばならなかった
どちらが先かって話になるなら、私としては狂陣営乱入が先のほうがいいです
冷静に考えると運営役の死ってけっこうなイベントのはずなんでなるだけ多くの陣営に見て欲しい…ベッド下更新いたしましたー。ですがほとんどもう〆ですのでお返事はいただかなくとも結構です、なんなら他の方が利用する場合などを考えて内容を決していただいても構いません〜
>>813
>昇鯉はウリューが教室での経験を基に発展させた綾姫の魔術にとって大事な要素
なるほどぅ、見返してみるとそもそもウリューさんが教室入りしたのもツユさんの紹介あってのものみたいですし、ナキくんたちとは別な角度での代え難い仲のようですね
鯉…というか魚のぬいぐるみって実際フォルムは抱き心地良さそうだし鱗みたいなのがあればほどよい刺激もあって抱き枕とかにするのにちょうど良さそう
そしてセナ先生についての質問なのですが、彼女は先生として生徒に頼られる存在であろうとしている、というお話でしたがもし頼ってくる生徒がその頼る事象が半分自業自得みたいなもの(巻き込まれ要素もあるけどそもそも生徒自身が向う見ずに突っ込んでいったのが原因)でヘルプを出してきても助けに来てくれたりしますか?それとも抵抗して状況を打破する力はあるのだからと自力解決を促しますか?
>>817
これまではマスター側の暴走やこじれが圧倒的でしたがここに来てサーヴァントの…しかも片や神代の狩人、片やローマ皇帝と。英霊の暴走を止めるのは容易でないのがこの場合恐ろしいですね
ナキくんもツユさんも綺麗にタゲられちゃってまあ…さすが女神、物語の主人公を映えさせてくる>>822
拝読いたしました。信頼関係が厚いなあ、日常パートのタイプの違いからくる凸凹感も引き締まった空気の中では絆の土台となっていることがわかって味わい深い
あと個人的にちらっと列車脱線の伏線張ってくれたの嬉しいです、こういう確認しきれなかった懸念点が…という展開が大好きなので!仕掛け人本人がやっちゃ意味ないので圧倒的感謝…
「公家ボーイ」は、まあ…六蘭家の出自はおそらく町人ですので違ってはいますが、そう気にする要素でもない気がしますし、何よりそういう家にまつわる評価を下されるのが嫌いな耿実への煽り文句にはちょうど良いものと思います
と言うことで書いていきますー
>>825
>>828
と、書く前に確認事項が増えましたかね?
都市魔術による攻撃は問題ありませんが、例として挙げられている「線路を脈と見立てて〜」は脱線を防ぐことにも繋がりそうなのでそこを少なくとも詳しく確認したいです。あと、どのタイミングから攻撃し出すのか(自パート、レスバ前から?)なども
>>826
そう言っていただけるととても嬉しいです…自分も洛陽でのリシュリューの動きがとても好きでしたので、また京極さんに彼を書いてもらえるとなると今から楽しみでなりません…!
実際そこは大変だとは思います…が、仰る通りトンチキ時空によるパス、或いはカルデア所属ではない現地鯖でとかなら…
いっそのことトンチキ極めて敗北後によわよわになってかんたんさるだな(さくがほうかいのすがた)になっちゃうとかもアリかもしれませぬ
>>823
ラーヴァナさん強い…そしてそれを物ともせず狂気的に食らいついていくパロミデスさんこわい。強さにも方向性の違いというものがあることが感じられますね
有紗さんも冷静にすべきこと出来ることを把握して行動に移せていて頼りになるなあ。覚悟の強さ、責任感の強さが現れていらっしゃる>>836
ほーい了解です。ではでは今回はここまでで
他にも、誰でも、来てもらっていいんですのよ?私のベッド下はいつでも空いております
というか寂しくなるので誰か来てほしい…サーヴァントの私服っていいよねシリーズその①(続きがあるかは知らない)
一人失楽園兄貴姉貴(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/イェロニムス・ボス)
>>827
極論言うとアニメみたいな絵が描きたいとは常々思ってるのでそれが見やすさに繋がってるかもしれない……?>>831
ですね。千早とは展開的に恐らくもう無理、有沙とは戦うとしても矜持のぶつけ合いになりそうだから無さそう、クッチーとは戦えるタイミングがあるかまだ分からない。となると此処でレスバ祭りをするしかないと思うんですよ
存分にパンチライン効かせていきたいですね…
>>832
可愛くて変な空気出してるけど実力はマジモンって感じですからね刹那ちゃん。性格的性能的な相性の良さが予想以上にマッチしてる気がします。
主従の関係についての伏線は3日目以降で回収していきたいなと思ってます。一応おおよその流れは固まってるので、あとは流れに任せるだけですね
>>833
はい。マジです。
当時刹那ちゃんの資料が欲しくてwikiを漁ってたんですが、その時聖杯惑星の召喚シーン見た時に絶叫シーンが何かツボって好きになったのでオマージュしたかった。それってパクリかな パクリだね ごめんなさい(土下座)
>>834
正直想像以上に光属性強くしすぎた感があって大丈夫かなと不安になってます。まあサムレムアーチャー陣営みたいなモンだと思えばいいか…いいか…?ああ肌色を入れない時の方がなんか絵がいい感じに見える 我ら肌色を入れない時の方がなんか絵がいい感じに見える高校
>>837
ランサーが刹那ちゃんの孤独を知ったが故の想いが勝ち残る理由になる、ってのを後半の核にする予定なのでランサー側の暗めの要素は速攻で払う事にしました。ぶっちゃけ刹那ちゃんなら守られるまでもなく自分の身も守れるでしょうから、その点では趙雲も安心できるって訳です
公家ボーイはなんかすいません…とりあえず今のうちに良い感じのレスバ用蔑称考えときます(蔑称考えるって何だよ)
リシュリューさんは滅茶苦茶拙い時期に使用させてもらってたから粗もあった気がするので、今度はより冴えた感じで使いたいなと思ってます。それとかんたんサルダナは有りですね…有りだ…
>>839
縦セタ巨乳とは…いい性癖を持っていらっしゃる…
成程アニメみたいな絵…!いいと思います、良い感じにそれっぽさは出てる気がする
それだと俺は少年漫画キャラみたいな絵を目標にしてる部分がありますね。好きな某忍者漫画の作者さんが線重ねて太くするタイプの絵っぽいので、正直それに影響されてる部分はあるかもです>>821
本能的な部分で動いている側面が多いこのときのナキにとってはイド(井戸)が……というイメージで心象風景が構築されたのかもしれませんね
大体貞子が出てくるような井戸の下にナキはいました。リディアは……良くも悪くも行動原理が主体的でないのがどう転がるか
>>827
自分が死ぬのは怖くないので割とガンガン凸るのがリディアではあります
マスターもサーヴァントもまとも過ぎて強いのが剣と槍、マスターがまともすぎるのが狂、マスターもサーヴァントも不安要素ありが弓と騎、マスターもサーヴァントも不安なのが暗と術です
>>832
イドが井戸です。ここから力を汲んでいるのかもしれませんね
はい、人として誇らしくあって誇らしく死ぬのであれば捨ててはいけない甘さでした
>>836
持ち主の趣向に合わせて性質が変化する特徴を持つなんだか憎めないぬいぐるみは教室に入ったことで根暗な雰囲気から人付き合いを覚えてコミュ力を上げたツユちゃんを模しているのかもしれません
アーチャーもライダーも自分のマスターがナキツユをそれぞれ好印象に思っていたことを知っているので余計にブチギレました
質問の返答ですが多分ヘルプに応えながらも自主的に対抗するその動きも促しつつというハイブリッドな感じになると思います
あと生徒自身の過失でそのような事態になったのであればちゃんと反省を促したりはするかもしれませんね
>>840
成長した裂夜くんの雰囲気がかなり好きかもしれないです、余裕がある感じ>>814の続き
「俺は先生のところに行くから!だから退けよクォードレス!」
「若造が粋がる粋がる。せめてこの鳥の羽程度跳ね除けるようになってからというもの」
「くっ……わたくしの怒りも限界ですのよ!野良犬は野良犬らしく!ゴミ捨て場を這い漁っていなさいな!」
「………ごめん。でもセナとの約束だ。セナの戦場は瀬名だけのもので………通すことはできない」
「………うわぁ、地獄かな?」
リコリスの展開するBGMや舞台演出の力を受けてリコリスの私兵やアルバイトとして雇った他生徒に“叛逆”の力を与えるまでは良い。だが獣喰らいのクォードレスという講師がこの教室の中でもセナの次に1、2を争うほど強かったのが単純な敗因だろう。背中を突き破るように現れたあまりにも大きすぎる羽に絡め取られてみんな身動きが取れなくなっている。
モモアーの放つ最短最速のビンタは指輪から高密度の呪詛が込められたもの。まず速く、避けたところで掌から生じた風圧に呪詛を載せて攻撃の目測を見誤らせる呪いの鎌鼬と化す。しかし相手は妖刀、魔剣を求めて戦場に潜っては鍛造する呪詛の円環を専門とした傭兵だ。骨を灼き、肉を凍らす魔剣を用いて見事に鎌鼬を捌いてみせた。
そんなクラスメイトたちを眺めながら……綾姫一門、正統後継者であるウリュー(瓜竜)もまた、コソコソと抜け出そうとしていた。“セナ先生の戦場に身を投じるなかれ”という教室のルールをここぞとばかりに破ろうとする生徒は少なくない。それは善意だったり、悪意だったり。
ウリューは単純な話で、聖杯戦争が行われている綾姫と、そこに参加しているキャンディちゃん(ツユ)を助けたいだけなのである。極論、セナが死んだとしてもまあ良い。だからこそ止めようとする講師陣の網を潜り抜ける必要がある。息を止めて、隠密に適応した体質となって……
「あら、ウリューちゃん。前より腕を上げたかしら?ますます欲しいわねぇ」
「……マダム。と、紫音さん」「止めないわよ?他の子たちはみんなその資格がないけど、あなたはその資格があるもの。何もせずに黙って見ていて己の一門と友が滅びる様を見るのは教育上よろしくないわ。いってらっしゃい」
「そういうことだから。俺もばーさんも内緒にしておくよ。あっ、これ薬な。精神にも、肉体にも。用法容量を守って正しく使ってくれ。他の子に使っても良いものだから」
光り輝く流星の枝先で生徒の魔術を絡め取りながら、星樹老杖の異名と礼装を持つ中年の女性が、柔らかな微笑みを浮かべながら送り出す。これは投資だ。いつか必ず、たとえ派閥が違ってもこの恩を返すだろうという見込みとお節介。その隣で保険医である“英雄”が背中を押してくれたことも。彼は戦うことの大事さを知っている。命を賭けて戦うことでヒーローになれることを知っている。だから、戦う少女を尊重したのだ。
「というわけで。これからの話に躍起になりすぎて息子さんや聖杯戦争のことが疎かになってるあなた達のために来たんですよ。わかりますか、絲栗さん。それとセレナさん?」
「えっと……ウリュー?これは俺たち夫婦の問題で」
「もうあなた方夫婦の問題とは言い切れません。今この冷戦下で誰の心を一番傷つけてるのかわからないんですか?そのナキくんとやらですよ。私にも無関係じゃないんです!」
「………無関係じゃない、って何かしら」
「私の大事な友達の弟なんですよ!私は留学前に面識も数えるほどしかありませんがそれはそれ。事情を知った今は別の話です。てか……手遅れになる前に愛を伝えて止めるのが親の役目じゃないんです!?」
綾姫一門の次期当主、綾姫瓜竜。彼女が主人公になることもないし、主要な人物になることもない。綾姫夫妻もそうだし、実はひっそりと、隠れて弟分たちのことを見ていた宝石店の店主もそうだ。彼らは端役。この物語の中核を成すのはもっと聖杯戦争に密接なものたち。けれど……彼らは皆、主人公たちの軌跡を構成する大切な欠片なのだ。一つは微々たるものでも、それが団結したならば────きっと何かを変えるだろう。「特定の血統に対する生体反応に異常が出たときにこれはGPSの機能を果たすようになってる。ツユにも、そしてナキにも」
「……やっぱりか。アイツら兄弟なんだろ。種…いや、胎違いだな?ナキはそのこと知らねぇみたいだがよ」
「そこまでわかるのか。埋葬師の見抜く力ってのは噂に聞いた以上ですね。心でも読んでるんじゃないかと疑ってしまうほど」
ロートゥスとルフは廃工場に向けて歩いて行く。記憶の再生……呪いの凝縮。かの女神による神殿構築と、それにまつわる嘘の世界はこの現実に歪みを生んだ。無理やりにマスターやサーヴァントを転移させ事象を組み替えたのだ。人型を取った呪いが大量に湧いて出るのも仕方ない。放っておけば霧散するが、今すぐにでも近づきたい二人にとっては非常に邪魔な敵である。何せそれなりに強いのだ。ロートゥスが細工品を完璧に使いこなしても限度があるというもの。それほどまでに、数が多い。
「………ルフ。出し惜しみして欲しくねぇんだけどよ。テメェはまだ剣を抜く気はないのか?」
「俺の剣はそういうもんじゃ……はぁ。わかった。じゃあ剣を寄越せ。なるべく質の良いもの、東洋よりも西洋に寄ったものがいい」
「待てよ……お、あった。上手く鍛えすぎたもんでな。この街に潜む他の吸血鬼を終わらせるために作ったもんだがちと上等すぎて適さない。使えよ、壊して構わねえ」
「わかった」
言葉は要らなかった。鞘から剣を抜けばそれで全てが終わったから。本来ならば凡人が生涯をかけて辿り着くべき境地。呼吸や身体の動きで魔力を生み、自己暗示で身体を変革する。一振りで五匹の首を切り飛ばした。返す二振りで背後に潜んだ六匹の半身を断ち切った。視力を強化した魔術師でも戦闘にかなり慣れていなければどうにも見切れない、その速度で全てを断ち切り、気づけば刀身を鞘に納めていた。
生まれながらの天才ならば、流石にロートゥスも会った時点でわかる。しかし彼の目にはそうは映らなかった。ならばそうではないのだろう。つまりその武技には何かしらの仕掛けがあるとは踏んだが、それにしても圧巻の技だ。身体の動かし方は西洋のものだろうか?それと……彼は自分自身が持つ剣を抜いてはいない。抜こうとしなかった。そこにもまた、何かがあるのだろう、と。「行くぞ。俺はツユを連れて帰ります。二人で話すことがある。あと、種も仕掛けもありますけどお前にそれを明かすつもりはありませんから」
「リスクヘッジ完璧かよ」
「………あれ、私」
「おはよう。腹刺されたのにもう治ってますよ。凄いですね」
「ルフ……ああ、そうだ。天海ちゃんとナキは?」
「ナキはロートゥスが連れ帰った。そして、お前たちが寝っ転がってる以外には死体も何もなかった。それが全てでしょう。……はぁ、死にかけましたね。それが何を意味するか、わかっているんでしょう?」
ツユたちを探すために用いたGPS……それはラヴギッドの血統に反応するもの。もちろんツユであっても作れるが、ツユはそんなものは作らない。ナキの動きを監視し束縛することはツユにとって最も嫌なことだったから。ならばこれを作ったのは誰か。当代当主、ツユの父以外にはいない。そしてルフがGPSを持っている。それはつまり。
「俺のラヴギッドから引き受けた仕事は聖杯戦争での実子二人の監視。とはいっても今までは当たり障りのない範囲でした。何かやっても誤魔化せたから。けどそれは、お前の生命反応が危険にならないという前提でした。次代当主ですからね、危険になったのならその知らせは当然、お前の父親にも行く。……言いたいこと、わかるな?」
「本当に、ずるいよね。なんで私とビジネスパートナーなのがわかってて、聖杯戦争が始まる前にそんな任務を受けたの。私、裏切られたと思っちゃったのに」
「金になるから。俺とお前は友達じゃない。雇用主と従業員だ。それとほら、お前は別に副業禁止とか言ってませんからね。それは置いといて……身の振り方、考えろよ。傅くか、叛逆を掲げるか。逃げてもいいけど」捕捉されたということは、これまでの全てを知られてしまうということ。ソルシュクラインの活動や聖杯戦争に勤しむ水面下で着々と積み上げた下剋上の計画もほぼ確実に知られてしまうということだ。アレはもはや人ではない。人の精神防護如き簡単に食い破られ、何をしていたかなど知られてしまうだろう。いや、きっともう見られた。ツユが計画していた全てが筒抜けになったのだ。取れる選択肢は三つ。それでも逆らうか、大人しく平伏してしまうか、誰も知らない遠くへ逃げるか。……ルフは、どう思うのだろうか?
「ねぇ、あなたはどう思う?」
「俺に意見を求めるな。お前がやったことだ、お前が責任を取りなさい。始めたのはお前。なら終わらせるのもお前だ。ただ……そうだな。俺は、お前がどんな選択をしたとしても。俺だけは、絶対に軽蔑しない」
誰かに優しくされる度に死にたくなる。誰かの気遣いが何よりもの苦痛。自分は幸せになってはいけない。何故なら他人を不幸にして自分は幸せになってきたから。万人の幸福など成り立たない、他者を犠牲にして幸福が成り立つのが世の理だ。だがそれでも、今までの人生で誰もがきっと他人を幸福にしたことがあるはずだ。なのに自分はそれができていない。誰かに不幸をばら撒いてばかりいる。だから優しくされたくない。誰かに幸福をもらっていいほど、私は立派な生き方をしていない。
だからルフは私に厳しく当たる。甘さなんてくれないし、甘えようとしたら殴られる。本人は取り繕っているけれど、それが私を慮った優しさだってことなんて嫌でもわかる。こんな状況でもなお、彼は私を突き放し……けれど、どんな選択をしても尊重すると言ってくれる。その在り方は年下なはずなのに、あまりにも大人びている。
「じゃあ、頼ることにする。私は、私の手で親しい人たちに幸運を届けたい。そのために精一杯頑張るよ」
「そうか。なら、精一杯足掻きなさい」「よう、目が覚めたか」
「僕は……えっと?」
「ツユが刺されたところを見てぷっつんイカれたらしいぞ。キャスターが言うにはそれで……あー……身体が完全に変貌したんだと。止めたリディアに感謝しなきゃな」
「そう、なんだ。……うん、だと思う。不思議なんだ。とても視界がすっきりしてる。音もよく聞こえる。あと多分……人間が持っちゃいけないようなものを持っちゃった感覚がする」
わかっていたことだ。今更そこに悲しいだとか、悔しいだとか、そういう感情は湧かない。そもそも力を求めたのは自分で、その通りに力を手に入れられた。これは恥ずべきことではなく、喜ぶべきことだとナキは感じている。だから大丈夫。ただ……少し寂しい。今までの自分はやはりどこかでただの中学生であったことに固執していた部分があったのかもしれない。喪ったというのは何かをその分得るために大事な行為である。わかってはいるけれど、それでも抱くのは止められない。
「ツユちゃん、マスターだったんだね。ルフくんは元々あっちが雇用主だから知ってるのは当然として……ロートゥスも知ってたの?それとも、わかった?」
「見てわかった。まず何かしら聖杯戦争に関係あるなってのはバレバレだった。そっからまあ、色々と問いただして……そしたら白状できるところは白状した。それ以外のことも大まかにはわかった。そもそも儂に隠し通すつもりがなかったんだろうよ。それぐらい簡単に読み取れた。お前に言わなかったのは……怖かったんだろうな。自分との関係が知られるのが」
「実父との繋がりがこんな風になるなんて思わなかったし、本人からじゃなくてロートゥスから聞くことになったとは僕も思わなかったけど。でも、そっか。僕が幸せになりますようにってツユちゃんは祈ってくれてて、僕が幸せになるような手伝いをたくさんしてくれたってことだよね。ありがたいなぁ」
ああ、そうだ。そういう無垢さがロートゥスにとって眩しいものだった。まだ年相応のあどけなさが残る、屈託のない笑顔。初めて会った時にそれを見せられたときから、その物語は始まった。より良いものになれるはず、さらに明るいその先を目指せるかもしれないという方向性を与えてくれた。ロートゥスがここまでお節介を貫いたのはそういう魅力を感じたからだ。誰に対してでもない。そしてそれが、消えつつあるのもまた事実。何も知らない無垢なままではいられないことはロートゥスもわかっていた。この聖杯戦争を通して、幼い部分は消え成長するであろうことは読める。ただ……こんなにも、それが悪い方向に行くものだとは思ってもいなかった。綾姫ナキを構成する“芯”が、そしてそのルーツが、紐解いていった今のロートゥスにはわかる。それはナキの原初の願いからしてみれば……あまりにも残酷だ。
セオリの忠告が頭を過ぎる。これは言ってもいいものか、あるいは己が墓にまで持って行ったほうが良いものか。人が行いを自覚したとき、そこには二つの道がある。一つは己を革め別の方向へと進む道。そしてもう一つは、自覚したが故に止まることを知らずにそのまま更に突き進む道。特に起源は後者に寄りやすいとも聞く。ならばこれは、ロートゥスの見抜いたナキの“本質”は……しかし、ここが分水嶺かもしれないから。
「なぁ、ナキ。儂は今からお前を壊す」
「え……?それって、いったいどういう…」
「お前は、善いことをしたいと常に言う。それこそが自分の進むべき道だと言う。でもそれは、お前のそれは……っ、……断じて正義感、使命感なんかじゃねぇ。お前がそうしたいのは、単にお前が“気持ちいい”からだ。正義の名の下に他者を踏みつけにするのが気持ちいい。強きを持って他者を砕く。それが許されるから、お前はその立場にあることに快楽を見出している」
それはきっと、単純なこと。悪を踏み躙ることはとても気持ちの良いことだから。だからそうする。それがいい。自分は善で、あなたは悪。蹂躙することで正義となる。周りは誉めそやしてくれる。それが綾姫ナキを構成する、何よりもの輝きだから。
キャスターも、ロートゥスも、わかっていた。肉体の変貌に引きずられて表層化していただけで、これは前々からずっと、ナキの本質として構成されていたものであると。高尚な理想でもなく、清廉なる奉仕でもない。ただ己の力を高らかに誇る手段/他人を壊して悦に浸る手段として善行と誅罰の執行を掲げたのだと。人としての理性と、無垢なる善性がそれを正義感、使命感であると定義し、今まではそうなのだと信じ込んでいただけで。本質は……最初から歪だった。「それが悪いわけじゃない。どう転がるかわからないから。お前がどういう選択をするか、問題はそこだ。………儂には、どうすることもできない」
「………は、ははっ。じゃあなんで言ったの……なんで………」
「儂は不器用なんだ。このまま壊れていく姿を見るくらいなら、こうやって……それで、お前がどうするかを見たいから。お前という人間に対して、どこまでも公平でありたかったから。だからウジウジと迷って……お前が変わるか変わらないかの、この瀬戸際になっちまった」
「……………寝る。ひとりにして」
「ああ」
おしまい
自分は「善いことをしている」という盲信も、キャスターの誘いで思わず半グレを殴り飛ばした時の微笑みも、起源の「悦楽」のとおり生来のものであるということでした
切り裂きジルとはマジで相性召喚。生まれからして人ではない、悪を壊すことに快楽を感じる、etcetc……ナキは認めたがらないけど割と魂から似てる冒険旅行記の続き、いきます
なにが、どうなったんだろう。
わからない。ただ呆けた頭が半端なまま覚醒しかけている。
今の今まで自分は寝ていたのか気絶していたのかもわからない。だから、なんだっけ? なにをすればいいんだったっけ?
寝ているのなら起きればいいのか。いやこうしてのんびりとでも頭が動いているならもう起きてるのかな?
起きれたならじゃあもういいかもしれない。でもわからない。曖昧のような、ぶつ切りされてるかのような思考を繰り返す。
───ずず、ずずず。
───ずず、ずずず。
───ずず、ずずず。
……………?
なにかが地面を、引きずる音がする?
思考が、意識が、その音に持っていかれる。これはなんなんだろう? と回らない頭で考える。
答えは出てこない。>>858
引きずるような音が止むと同時、顔いっぱいに冷たいなにかが覆った。混乱のさなかでばしゃりという水音を聞いた。
水音。
水。水だ。
顔を水中に沈められたんだと理解した。
頭で理解するよりも先に身体は反射動作をしてしまっていた。呼吸をするために口を大きく開けて肺を動かした。
水中でそんなことをすれば体内に侵入してくるのは当然、空気ではなく水である。結果として私は呼吸の要領で水を吸い込んで、そして溺れた。
「っ!! っ、っっっ~~~~~!!!」
もがく。手と言わず足と言わず全身の駆動箇所を順番もなにもなくめちゃくちゃに動かす。状況を脱するための取っ掛かりを求めてひたすらに暴れる。
意識はとうに覚めている。身体の感覚も行き届いている。そのすべてがろくすっぽ動きやしない。
急速に吸い込んだ液体が鼻の奥を痛烈に苛む。痛みに反応して無意識に涙もあふれるがとっくに濡れた顔面じゃわからない。
目の前が暗い。まぶたは開いたはずだがなにも見えない。痛い。苦しい。見えない。いたい。いたい。いたい。
「~~~っ!! っ!! っ!! っ……!!」
生存本能の賜物かこのような状況にあっても身体が抵抗を止めることはなかった。どうにか顔を水面から出してやろうと力を振り絞る。>>859
けれど抵抗叶わず。どうやら髪を掴んで水中に引きずり込んでいるらしい"なにか"を動かすことはできない。
魔術を使えばまた変わるかもしれない。初歩的な『強化』の魔術だけでもこの状況では大いに助けとなる。が、乱される。元々この地では大きく安定性を欠いたものだ。結果は容易に予想できるものとなった。
ごく初歩的な魔術を成立させるだけの集中力すら、今の状況は許してくれなかった。それでも、と無様な抵抗を繰り返す。
両足をばたばたと動かす。すぐに重みで押さえられた。
左手を振り回す。"なにか"に掴まれて動かせなくなった。
右手を振り回す。爪先がいやに硬い"なにか"を掻いた。
それだけだ。
渾身の抵抗の結果は、それだけで終わった。
「っ! ……っ! ……っ…………、………………」
次第に抵抗に使う力も抜けてくる。当然だ、人体は息をせずに動けるようには出来ていない。なおも動こうとすれば壊れてしまうのが道理だ。
心は折れていない、折れるものか。苦痛の有無だの呼吸の有無だのと、たったそれだけで折れてやるわけがない。
ああ、それでも。心ばっかり踏ん張っても身体が付いてこないのはどうしようもなくて。
魔術も使えない、年相応の少女としての力しか出てこない、だからなにをどうしても動きもゆるぎもしないまま。>>861
「げほっ! げほっ! ぅぇっ……、は、ぁ」
水を吐く。息を吸う。優先順位もつけない不器用な呼吸をしばしの間、繰り返す。
「は、ぁ……はぁ、はぁ、……はぁ~~……ふ~~」
心臓がうるさい。頭がいたい。いや身体全部がいたい。痛くないところがわからないくらいだけど、頭は止まってない。命があって、生きている。
助かった。その実感を得るだけでまたも力が抜けそうになるが、それではさっきの二の舞になりかねない。
油断せず、身体に力を入れ直す。途切れそうな意識をこれだけは無傷の心で立て直す。
視界も『強化』の要領で暗視に対応する。目と耳を使って確認しなくちゃいけないことはいくらでもある。
まずは周囲の確認。意識が途絶える直前に見ていたむき出しの岩肌があった。まだ、坑道の中にいると見ていい。見上げれば少し角度をつけて穿たれた大穴があった。直前の状況を考えればあれはあの赤い魔力が空けた穴で、私はあそこから落ちてきた……ということになる、と思う。
私と同じように倒れた少年魔術師の姿なんてものは、なかった。これは朗報だと考えよう。無事と仮定してもはぐれたことになるが、無事でいてくれるならどうとでもなる。
次に、水があった。いくらでもあった。あの衝撃で地下水でも漏れ出たか、一つならず水たまりがいくつもあった。深さは見ただけではわからないが、今はちょっと確かめたくなかった。
そして、
「……なに、これ?」>>862
自分の周囲に散らばる残骸を見て、つぶやく。
そこにあったものはいずれもなにかの金属で出来ているように見えた。鈍色、とでも言うのだろうか。灰色をさらに暗くしたような色合いを、つるつるの表面の上から塗りたくったような姿。
形状はばらけていて分かりにくいが、いずれも人体を模しているように見える。機械的な固さはあるものの……ばらけたものを集めれば人体に似たなにかが出来上がると思う。
だが人体を再現したにしてはサイズが小さい。これではどれほどまっすぐに組み合わせても、子供程度の大きさにしかならないだろう。子供を作ろうとしていたのなら、正しいかもしれないけど。
これが……あるいは彼らが、私を水中に沈めようとした不埒者の正体で間違いないだろう。だが、動かない。もう動かないんだろう。
いずれもこと切れた鉄屑になった今、真に見るべき相手は別にいる。
「…………」
顔を上げる。前を見る。
そこに、いた。
おそらくは不埒者の集団を一蹴してくれたであろう存在。ともすれば命の恩人とも呼ぶべき相手に、けれど私は警戒を解けずにいた。
彼か、彼女か。どちらであれ"それ"は全身が金属で造られていた。日の下にさらせばまばゆい光を返す、鏡面にも似た装甲。
脚か杖かもわからないほど動きそうにない脚部。奇妙の一言に尽きる折れ曲がった腕部。無残にもひび割れた、どこか宇宙服を思い起こさせる頭部。全身から赤い魔力が漏れ出ている姿は、もはや動くことが不自然とすら思える。
そしてそのすべてが先の不埒者と近しい子供サイズ。金属製の身体を含め無関係だとは思えない。
「あなたは……」
どう声をかけるべきか、一瞬迷う。>>863
けれど、警戒よりもなによりも先に、聞くべくことがひとつある。
「あなたが、私を助けてくれたの?」
「肯定する」
答えた。返事をした。私の言葉を理解して、私が理解できる言葉で返してきた。多少その響きに差はあったけど、人に近い声での応答があった。
言葉は通じる。なら。
「ありがとう!」
一番最初にそれだけは伝えなければいけないと思った。
まだ名前も知らない相手。このあと灼かれるかもしれないし水に沈められるかもしれないけど、そんなのは後の話だ。
そんな思考もただの杞憂だったようで、"それ"は少し身体を揺らすだけにとどまる。
「助けてくれてありがとう! 私、死ぬとこだった!」
「……ン。礼はいらない。私は、私の判断基準に則ったまで」
「それでも、」>>864
とにかく礼と感謝を伝えるべしと息を吸う。吸った息を音に変えようとした直前、突然がしゃりと音を立てながら"それ"は崩れ落ちた。
前ぶれのないアクションに反射的に身構えるも……後の動きが続かない。"それ"は直立したような体勢で前のめりに倒れている。そしてまったく動かない。みじんも。ぴくりとも。
本当に動かない。
束の間の静寂がよぎる。
「ど、どうしたの?」
「返答する。深刻な魔力不足。残量は0.1%に満たず。私はまもなく全機能および活動を停止する」
「は? えっ、はあ!?」
一体なにを言い出すんだ。
もうすぐ停止する? 魔力がない? そんな状態であの正体不明の攻撃を振るった?
……私を助けるためだけに?
「なんで……」
無償の善意というやつだろうか。そういうのはあるのかもしれない。自分の身を顧みずに誰かを助ける。そういうヒトは、正義の味方みたいな奴が、この世にはいるのかもしれない。>>865
私は信じられない。
悲しくも当たり前に。私は、そうまでして他人に入れ込む心が理解できない。受け入れがたい。肯定、できない。
そんな私の想いを知らず言葉は続けられる。
「返答する。あの状況で見知らぬ誰かを見捨てることは『カッコいい』ではないと判断した」
また、意味の分からないことを言われた。
「……カッコいい? ではない?」
「同意する。転じて、あの状況で助けに入ることは『カッコいい』に含まれると判断した」
「……そりゃ、助けられた側からしたらカッコいいと思うけどさ」
「歓喜する。私はまたも『カッコいい』を更新した」
「そのために倒れてるけど、それはカッコいいの?」
「否定する。今の私は、『カッコいい』には該当しない」
そりゃそうだ。まっすぐ倒れたまま淡々と喋るヒト……機械? を、カッコいいと思う人は少ないだろう。
……いや、なんで? そのために今まさに停止しかけてるのに?
せっかく動いてくれている頭が意味のわからなさで止まりかけている。その間にも倒れた命の恩人の言葉は止まらない。>>866
「見知らぬ君よ、命の礼とは言わない。だが頼まれてほしい。この地底より上を目指してほしい。地上に上がれば近辺にアントン・レーヴィンヒュルムという老人が住んでいるはず。彼に会って伝えてほしい。言伝を頼みたい。私と、セ「だーーーっ!! もう!!」……ー……」
いきなり遺言じみたものを残そうとする言葉の群れを押しのける。勢いよく私は"それ"に詰め寄っていく。
いよいよもって意味がわからない。赤い魔力に呑まれて、落ちたか飛んだかも曖昧なまま気を失って、起きたかと思えば謎の機械群に沈められて、そこを知らない機械に助けられて。
かと思えば命の恩人は停止しかけている。言葉だけのお礼しか送れずに見送ろうとしている。置いていかれようとしている。
冗談じゃない。
こんな、なにもわからない状態のまま、意味のわからない言葉だけ残されるなんてまっぴらごめんだ。流されるまま後は任せたと言われても聞いてやらない。
私は、私のやりたいようにやる。
「魔力!」
「ッ」
「ないんでしょ!? だったら私のをあげる!」
返答は待たない。そうする間にも相手は停止まってしまうかもしれない。
右腕を顔の高さまで持ち上げる。すぐそばに近づいた右手首に喰いついて、ためらわずに嚙みちぎった。
薄い皮膚と、熱持つ血管が、硬くも鋭さをもつ牙によって裂ける。自然、切り口から鮮血があふれ出た。手のひらから指先までを赤く染めてしたたる赤色を、"それ"に差し出す。
「───飲んで!」>>867
◇ ◇ ◇
「魔力!」
暗闇に最適化された視覚情報の中で、銀の髪の少女が叫びにも近い声を出す。声のみならず四肢の動きや表情から強い感情の発露が見て取れる。
許されざる事態である。ほんの一瞬きの時間ではあれど、兵器たる私が気圧された。
「ないんでしょ!? だったら私のをあげる!」
束の間の空隙───そこへ狙いすましたかのような提案を刺してきた。さらに失態を重ねた。ここが戦場であればこの身は魔力の枯渇を待たずに終わっていた。これが、人類種の交渉術であるのか。
思考演算に乱れが生じる。故、提案に対する検討も遅れた。
1分後か、一瞬後か、今にも枯渇しかねない残魔力を消費して誤差を修正。その間にも少女は動いていた。
簡潔に説明すると彼女は右手首への自傷行為を取った。該当箇所の出血を確認。
魔術師の体液には多くの魔力が含まれる。彼女は血液の提供による魔力供給を試みようとしているのだと推測できた。そうか彼女は魔術師であるのか。おそらくはペリマンニでもない、異邦の魔術師。
「───飲んで!」>>868
出血量が多い。右手首の傷の深さは相当なものだと推測できた。人体ならば相応の痛みが生じているはずだが、少女が気にする様子はない。
理解する。彼女は人間でありながら頭の造りに少々の狂いがあるようだ。
「いやもう飲ませる! 口どこ!? どこだ!? ここか!」
限りなくゼロに近づいた距離で彼女は怯みもしない。無傷の左手で金属の我が身を好き放題にする。おそろしい。
当て推量であろうに、少女は狙い正しく顔部の経口補給路に右手を差し込む。やはりおそろしい。
すでに全身の駆動系は停止まっている。言葉以外に少女を止めるものはない。言葉すらも出さないので少女は止まらなかった。魔力を含んだ血液がとくとくと流れていく。
<魔力反応を検知>
利用可能な魔力であることを示すシステムメッセージ。彼女の魔力を、この身体は等しく魔力であると認識した。まだ自分は停止まらずにいられるのだと歓喜する。>>869
<魔力反応を透過><魔力反応をスキャンします><エラー><再度魔力反応をスキャンします><エラー><現行処理を却下><魔力供給を開始します>
魔力の供給が始まる。だが/不明。<エラー>魔力だけじゃな<残魔力漏洩/排出/処理完了>入り込<エラー><エラー><エラー><不明な反応を検知>だめだ、これは
染められて<主脳のリライト処理を強制実行><エラー>浸されて<システム修復を要請><却下。修復処理を強制終了>赤くて、赤くて<エラー><修復を再度要請>あまくて<エラー><メモリ領域が破損><リライト処理を完了>とろけそうで<駆動操作プログラムに異常を検知><思考演算プログラムに異常を検知><基幹命令プログラムに異常を検知>もう、なにも<存在目的を消去><否定。それだけは>だめだ<エラー>だめだ<エラー>だめ<エラー><システム領域の破損><管理者情報を更新>だめだめだめだめだめだめだめだめ<緊急。システムを強制終了します><却下。再起動を実行>
機械が動き出す。
血に染まった兵器(こども)は、ついに止める者を失くした。>>870
◇ ◇ ◇
「───再起動、完了しました」
「やっった!」
無傷の左手で大きくガッツポーズ。ほぼ勢いだけの救命措置だったがどうにかなったらしい。ひとまずこの正体不明のヒト型機械の延命には成功した。
さあ、これで残り時間を気にせずに話ができる。さっきまでは状況が状況だっただけに言えなかったけど、このヒト型機械には如何なる神秘が宿るのか、気になって気になってしかたがないのだ。落ち着けば全部明らかにしてやろう。
「───管理者情報が更新されました」
「ん?」
そんな、私の思いを置き去りにして、事態は進んでいく。
「───新規の命令を入力してください。『マスター』」
「………………はい?」>>855
良いことをしたら周りから褒められて気持ちいいし、両親にはないもの(魔術)を持ってて気持ちいいし、それに何より、自分が正しいのだという正当性を持って悪いやつを倒すという行為に何よりも快感を感じていたのですね
プロローグで倒した誘拐犯に実は大事な家族がいたことを知って動揺して「自分は正しいことをしたよね」と聞いたのはそのせい、正当性が崩れてしまったので
けどロートゥスが言ってる通りそれが100%悪いことではないのです、少なくとも聖杯戦争が始まる前に世直し自体はできていたので
問題はその欲求が表層化した今からで
>>872
壊れかけの合間に交わした問答にルナちゃんの期待して期待されなくなった一連の流れが垣間見えて物悲しくなったあとに……待って!その血、本当に与えてよかったのですか!?ってなる、なった>>840
ドン・ファンは処されてしかるべき…自来也おじさんはここを離れると良い、じき戦場になるでな…
そして兄妹で振れ幅がデカすぎて夏風邪ひいちゃいますわよ。リョーガさんの緊張しているのに空な感じの眼差しが辛いなあ
>>852
スキュレカリュー教室が荒れている…!セナ先生のキャラシの時点で関係はそれぞれとありましたが一枚岩でないことが顕著になってますね。リコリスさんとモモアーさんがかなり極端な例と考えても…
ウリューさんのお名前格好いい…女子にはいささかゴツくないかとは思ってしまいますが。誰かを助けたいという思いで動けるのは本当に強い
そしてナキくんの縁召喚の実態が明らかに。キャラシの起源がちょっと不穏な気はありましたが本編開始時点でかなりどっぷりな状態だったわけですね。どんどん知ってしまって、無垢ではいられなくなっていく悲しみ…彼の無垢さに惹かれていたロートゥスさんがこれを告げなければならないのもまた悲しい
>>854
了解です、ひとまずは安心です
ただタイミングがレスバ後なのは少し遅すぎるかな、と。レスバ後には脱線が控えているのでちょっと詰め込みすぎになりますし、レスバ中にちくちくし合うのが適当ではないでしょうか。これは京極さんのご意見もうかがいたいところですが
>>872
またルナちゃん水に落ちてる…
「杖」さん、プロローグでは外見の人外感からして不気味な印象が強かったですが「カッコいい」をモットーとしていたり結構やさしい方だった…という楽士共々のギャップを感じてしまいました中納言です
吸血鬼なルナちゃんが咄嗟にとはいえ血を人に吸わせるの構図として面白いな…とか思ってたら、さあハプニング。めちゃくちゃ重要そうな人の名前とか出ていたわけですが覚えてるかな…これ村帰れるかな…心配去ってまた心配ですよ、さすがとしか言いようがない>>874
文字通り溶けている……
>>875
普通に静観してる人が7割、リコリスの金に釣られた人が1割、ここぞとばかりに暴れる人が2割ぐらいの割合になりそうです。この二人は極端な例
ウリューはですねぇ……まあそんなに活躍する予定はガチでないんですが……強い子なのは本当です
ナキの地の文に伏せ字によく◾️が登場してますが見返すと大体「気持ちいい」が当てはまったりすると思います
ロートゥスは「核心を見抜く能力に長けているが核心をついて爆発させる」ってのもしばしば
それと一応>>843でスキュレカリュー教室の質問返答しました
裏話
ツユは優しくされると死にたくなるからルフは絶対に優しくしない、というのは節々で徹底している話なのですが逆にあまりにも冷たすぎるのと時々気遣いが漏れてるので一周回ってツユが「優しくされないことで優しくされている」ことに気づく羽目に
ナキに対して「お前のやってること普通に悪いことだから正義じゃないよ」と聖杯戦争前に突きつけたり
ギリギリまで二人の情報がラヴギッドに伝わるのを阻止したり、現地の偵察を秘密裏に処理してたり
明らかにもらう賃金以上の仕事をしています昨日出した成長版裂夜君についての詳細
成長し、ワイルドハント騎士団でも有数の戦力と化した裂夜。己への自信もついたのか、昔よりも冷静かつ堂々とした性格になった。だがオフで気を抜いてる時には、昔の片鱗が見えたりする。
戦闘時の心眼の冴えが上がり、敵の攻撃を全て受け流し、まるで詰将棋の様に堅実に、揺らぐ事なく撃ち勝てるようになった。あのレリックともかなり斬り結べる程。
なお、表に公表はしていないが既婚という噂がある。
また、同居し始めた時期からアコギを練習し始めたという話や、変装で誰かは分からなかったが女性とデートをしていたという情報もあるという。
——つまり、そういう事である。
大人版ムジカちゃん描きたいけど垢抜けた美女という事で上手く描けなくて難しいよーゥにて候
>>843
成長して余裕ができた感じにしたかったのでまさしくそんな感じですね。密かに女子生徒達にモテ始めてるらしいけど、本人は誠実に断っているとかいないとか。
>>854
良かった…まあ、一応3日目以降に闇というか刹那ちゃんの孤独の部分にも少し触れていこうとは思ってますのでそこは安心しといてください。
今からルナティックが楽しみな様な恐ろしい様な…
>>875
「ドンファン…惜しい阿呆を亡くした…」
「勝手に殺.さないで貰えるかな」
今気付きましたが典韋もハダリーもアーチャー、ドンファンはセイバーなので相性的にはヤバいの草。愛の力で相性変更特殊バフが入る事を祈りましょう…
この落書きでは叛転の戦線の敵キャラ達も一部は容赦なくギャグ堕ちさせる予定となっております。させない奴もいますが、少なくとも競奈昂騎+次回出る2人は容赦なくネタ絵描く予定。
正直花京院ネタは早すぎた気がしましたがやりたくなってしまったので仕方ないですね…あとはまあ、花京院ネタだとその内「あのポーズ」だけは絶対にやらせようと思ってます。
リョーガ君はまあ、今後描きたい絵の練習みたいな表情ではありました。とりあえず史上最大に追い詰められます。助けて騎士団今後のSSなんですが、船プロローグを次話で完結させて1章予告書いたらもうヴェネツィアサブクエ書こうかなと。
ぶっちゃけ1章は戦闘入ってからの展開は決まってるんですが、それまでの日常パート周りが固まり切ってないのと中ボス1人のスペックを少し調整してるので、それ調整しながらヴェネツィアでカーメン君達を暴れさせれば良い感じに回るって寸法です
もちろん伊草も書きますが、こんな感じで回してこうかと
>>852
スキュレカリュー講師のヤバさが強すぎて草。メイン講師抜きでこの強さってのを見るとやはり時計塔のヤバさを実感しますね…
そしてルフ君とロートゥスさんの安心感は強い…あらゆる物が絶望に転んだこの状況で、少なくともこの2人は大丈夫だと信頼できそうなのが救いですね。前バチバチしてたけど何だかんだ良い感じに協力できるのもすき
そしてツユちゃんは実家の魔の手が迫り始め、ナキ君は己の業を自覚する…
ここからが本番って感じがしますね。サーヴァントも完全に協力的ではない今、どうやって戦っていくのか
>>853
結構バトル漫画系が好きだったので、そっち側を意識する事が多いんですよね。少し線を粗めにした方が俺の絵はいい感じになるかもって気はしますし
暫くジャンプ系しか読んでなかった俺に漫画熱を戻してくれた漫画なんですよねアレ…
>>872
また凄い物抱えてそうな新キャラですね…!何気にルナちゃんってかなりとんでもない奴らと出会ったり戦ったりしてるんだなって改めて思います…
そしてこの推定メカ君、カッコいいを指標にしてるの好きだな…既に好き…
と思ったら供給時の言葉が割と不穏なんですが…?
>>874
かわいい
よし、こんなんお出しされたらやるしかないですね。やってやりますナキのイヤリングが変化したモチーフは蝶と鯨
蝶はプシュケーをイメージ基にして、鯨は単純にナキの在り方の表れ
食べても食べても食べ足りない貪欲な快楽主義者
>>877
自分の力を存分に振るってやりたいことやるのは気持ちいい、内に宿る衝動のまま暴れるのは気持ちいい、という生粋の本能に対して「善であれば、悪に対してはやったっていい」という蓋がされた上での方向性が定まりましたね
魔術を覚えて神秘に触れるまではそもそも目覚めることのなかったこの衝動ですが、目覚めた後の方向性がこの善人ムーブになったのは両親の教育の賜物です
全然普通に倫理観ぶっ壊れボーイになる可能性はありました
>>880
一応クォードレスと刄は扱う魔術も経歴もゴリゴリの戦闘派なので……!もちろんそうじゃない講師もいるよ!まだ出てないだけです!
ロートゥスは年の功による判断と細工品の数々で、ルフは博物館とかその他諸々のたくさんの経験、あと鍛え上げた武術が光ります
ツユもナキもどういう道を辿るのか見ていてほしいですね
>>881
独自のテーマを決めるのが難しい……わかりますわかります、シャフリヤーナでそうなりましたうー……む。今更ながら三日目のレイド戦の始め方で思考が止まりつつあります中納言です
最初は全陣営を召集するような動きにしようかとも思ったけど宗谷さん死んだ後だとあまりそういう動きに力がない(「もしや主催者の呼びかけか?」と勘違いが起きない)し、何より耿実の性格考えるとわざわざ呼びつけるよりさっさと街ごと焼却処分の方に行きそうだし…
まだまだ先の長いことで皆さん見通しが立っていないのは承知の上で、三日目このまま行った場合どういう風に動くかとかのイメージって各自あるでしょうか?なんならどこかの陣営と交戦→宝具開張でなし崩しにレイドボス化(他陣営は騒ぎや魔力反応を感知して順々に集まってくる感じで)しようかなーと
>>876
>>878
サルダナパールにとっては溶けることも楽しいことなのできっと大丈夫です!
ちなみに溶ける理由としては借り受けている緑の火柱さんの炎熱に弱体化した霊器が耐えきれなかったとかそんな感じ。早いとこゴッホちゃんに星月夜打って調整してもらわないと恐らく融解しきる
>>876
>普通に静観してる人が7割
良かった…(このままだと構想中のヤツが生徒が全員世紀末状態だった場合教室の隅の方で震えていたので割と本気で)
そしてお答えくださりありがとうございます!だいたい想定通りでしたわ!
>>879
い、一応我が妄想内でのドン・ファンは宝具に自身の不利相性を打ち消す効果があるので…(なお等倍だろうがレジストだろうが宝具を二連も食らったら普通のサーヴァントは死ぬ)
ですが中納言これはむしろ最初に典韋&ハダリー戦で負け戦からの海に落下、命からがら現地民の女性に助けられて…というセビーリャの色事師的サブクエ導入ができるのでは?という逆転の発想に至りました。ピンチの時ほど新たな出逢い(被害者)に恵まれる、それがドン・ファンという男
>>880
うへへ…でも他にも適任な鯖も色々考えられると思いますのでそう決断を急がずとも良いのですよ…京極さんの書きやすいようにしてくださいまし今週から来週の間には深堀りデイヴィ・ジョーンズを投下したい気持ち……。
>>885
セイバー陣営の3日目は三つ巴戦のダメージがデカいので、待機ターンですね。
宿に戻ったり霊脈探して魔力供給をやる感じ。んでヨルムンガンドが出現したらそのどさくさに紛れて街で軽く爆破テロ&魂喰いでより良質な回復をしたり、毒斬撃のチャージしたりって想定
レイドはランサー陣営とライダー陣営で頑張ってねってスタンスでしょうか。そもそも対サーヴァントに割けるリソースが尽きてそうなので補充しないとマズい
>>887
そういや新三郎さんの爆死ってどんな流れでしたっけ?なんか既定路線っぽくなってますが、原因どうだったかな、と……。
あと刹那の都市魔術攻撃のタイミングは京極さん納言さんに任せます。自分はネタ出しする感じで。
例えば、防御用に展開した結界内にライター・ペットボトル・鉢植えの欠片(土付き)・鉄製の鋏などを安置して四神相応っぽい状態に変化、そのまま呪文を詠唱して架空の幻獣を顕現させて敵に突撃させるなんてどうでしょうか。>>837
実際に書く段階になって、パロミデスみたいな戦闘スタイルを強く書くのが苦手な事に気付いて……。
有沙は頭の良いキャラとして動かしてますね。
>>852
なんというか、根本的に聖杯戦争に参加したらいけない子だったのですね。
>>872
だから吸血鬼の血は駄目だって……。
しかし、管理者……大元は女巨人だったりしない?
>>885
弓レイドはアーチャーの魔力が急増するのに気付いて、現場に急行する感じを考えていました。
>>888
>>889
弓レイドに参加出来ない位消耗するなら、三つ巴の時点で令呪一〜二画使う位じゃないと説得力出ないのでは?
管理者爆殺は、部屋の中に干し首爆弾が投げ込まれる→、ラーヴァナが有沙を抱えたうえで壁を破って脱出→壁を破る際に放出した魔力が爆風や呪詛を押し返して有沙は無事な一方、その有沙の瞳には爆発と致死量の呪詛に飲み込まれる管理者が映っていた……というのを考えていました。コソコソ話
叛転の戦線の構想自体は2022夏辺りからあったけど、実は色々作り直しまくったり没ったり見直しまくって初期構想のまま正式版まで持ってきたのはほとんど昂騎君周りのみだったりします
名前も結構変わったしビジュアルも昂騎以外完全に変わったし能力面もかなり変わりました
特にビジュアルは初期だとリーゼント悪人面だったりハゲマッチョグラサンサイボーグだったりとあんまりにもあんまりだったので初期のまま出さないで心底良かったと密かに思ってたり
>>885
そうですね、2日目終了時に爆破で来た有沙と合流、弓陣営の事を有沙達に話すって流れは固まったっぽいので、前スレ辺りでの話的にも弓陣営関連でならスムーズに協力体制を組めると思うんです。
なので、弓レイド開幕の時にどっちかが勘付けば連絡取るなりで先ヶ浜で合流、騎と槍で共同戦線開始って流れは割とスムーズに行けると思います。剣陣営はそこでは自由に動きそうですし、弓レイド開幕は何とかなるのではと思うっす
なので、どういう流れでロスヴァイセ宝具でビナー化するかってのが主な考えるポイントになるんじゃないかなと個人的には思いますというかレイド戦って当然のように全陣営参加するもんだと思ってました私
参加しないパターンもあるのね…
>>890
ねー、ダメなんですけどね。やっちゃった
んえ?おうう?まあそういうこともあるかもしれませんね?
にゃるほどにゃるほど…剣陣営が起点になるのは変わらない感じですねー>>893
ナニィ⁉︎
わーいやったぁ!>>888
一応詠唱というかは「我が領域に四神あり 即ち我が身は麒麟なり 虚構の霊帝に命じ奉る 『架空・顕現』!!」なんてのどうでしょ?
>>889 >>890
んじゃやっぱ新三郎さん脱落になるかは微妙な範囲だな……。現時点でクッチーと宗谷邸はそれなりに離れてて、恐らく既に工房も起動してる訳で。まぁ有紗ちゃん狙った結果新三郎さんが脱落しても「ドンマイ!」ですますタイプではあるでしょうが、三つ巴戦のフィールドって多分宗谷邸の外だろうし……。
三つ巴戦の舞台って宗谷邸の庭とかでいいんですよね?具体的な言及がいままで無かったですが
>>890
>パロミデスみたいな戦闘スタイルを強く書くのが苦手
そこら辺はコッチで強く書けばヨシ!って感じですかねー。剣を瞬間的に霊体化させて再度出現、その結果相手のガードを突破!みたいな気持ち悪めな動きとかしそうだな……。
あとレイド戦の引きというかは劣勢の中、電車爆破の衝撃によって騎狂に隙が出来る→令呪1画消費で強引に魔剣解放して淡路廃帝を脱落させる→そのまま退避、って流れを考えてます
>>891
あ、談話室をちょこっと更新してます。三日目にも何か実験してそこからレイドボス化の流れとかにした方が良いのかな…初手被害を抑えるとするとボス化する直前にはせめて一陣営はいてほしい
>>887
ムラトさんを誘拐するか脅迫するかして彼の名前で人を集める…確かに監督役死後に一番招集力ありそうなのは教会の人間ですよね
これまで接点がなさすぎて唐突な感もありますが手としては悪くないかも
>>888
あや、レイド戦剣陣営参加しない感じなのですか?だとするとちょっと戦力少なすぎる気が…いやリソースなどの面は仰る通り三つ巴でだいぶ減ってしまうでしょうし無理強いするものでもありませんが
>>890
>>891
騎槍の対弓同盟は二日目の段階で締結できそうですね。レイドの時に即席で組むよりずっと共同戦線がスムーズに張れそうなので安心です
始め方は始める側の動きでしばらく煮詰まっている感じでして…遊びのない奴はこれだから難しい
あと京極さん、ひとまず二日目の槍VS弓での刹那さんの攻撃について、どのタイミングで始めるか考えがございましたらお聞かせくださいませ
内容よりもそっちの方が個人的には書く上で現状把握しておきたいです
>>893
これは…浴衣ルナちゃん2024(デジタル)…!?ルフの武術に関しては、学ぶまでの年月はともかく学び方自体に魔術の類は関係なく
剣を握り弓を引くことでの自己暗示の身体変化も呼吸や歩法を完成させることによる魔力の生成も全て博物館にいる某英雄に学んだもの
曰く、「千回は余裕で死んだ」とか
>>890
というか戦うための力をそもそも学んではいけませんでした、学べば「悪を打倒するために力を行使する」ことができてしまうので
だからそこも含めてツユはそういう道に引き込んでしまったんですね報告 バトグラ風ヴェネツィア男子勢3騎分描いてます
多分明日までには出せる
>>895
おkでーす、22時までには返します
>>896
スルトさんとの相談次第ですが、2日目のその時点で締結ルートとその日は帰って3日目午前に共有→締結ルートの2つが良い感じの候補かなって個人的には考えてます。
そうですね…六蘭がレスバ開始してからプッツンして攻撃開始に一票で。
最初はとにかく防いで様子見だよネ、敵を知り己を知れば百戦(以下略)、まずはどこまで手の内あるか確認してからDA!と思ってたけど六蘭がレスバ仕掛けてきたのでよし作戦変更!!トリックの時間だあああ!!でレスバ反撃+攻撃開始とかどうでしょう?
>>893
キタ———(゜∀゜)—————!!>>898
> バトグラ風ヴェネツィア男子勢3騎
み、見ちゃっても良いんですか…!?楽しみすぎる…これは霊衣の紹介文も奮って考えねば
というかドン・ファンは下を描いてないのですがイメージだけでもお伝えしといた方が良いでしょうか?
個人的には二日目に合流して締結の話に持っていくのが流れとして自然…というか、三日目午前持ち越しだと時間帯的にも前日の初対面での会談とあまり変化を出せそうにない気がするのですよね。合流してからなら夜のファミレスとかで場所にも戦闘後ということでお互いに疲労感の残った感じがあって面差しにも違いを表現できそうだな、と勝手ながら思いました
レスバ開始後ですね、自分もそれで問題ないと思います。だいたい最初の想定における趙雲さんの風解放と同時並行で起きるというイメージで合ってますかね?
あと開始後…となると恐らく京極さんの手番でスタートだということになりますが、耿実の対処法とか反応とかも設定しておくべきですね。結界術とは違って魔術の神秘自体はそう高くなさそうだから加農砲で露払いして…それでもやってくるヤツは…村雨?お前出番あるのか…?仮に剣不参加、槍騎主従スクワッドで弓レイドってなるとしたらランサー何処まで貢献できるかな…
ヴィマーナが強いとはいえ騎に任せっきりなのはアレですし何かしら役割を良い感じに作りたい所。とはいえチャージ涯角槍で怯ませたり吹き飛ばしたり浮かせたりして隙+ライダーが良い一撃入れられるチャンスを作るのが一番それっぽいか…?
>>899
>ヴェネツィア組バトグラ
見ちゃって良いんですよ…!今回はクオリティも前より上がったと思いますし前より自信持って出せるかなと思ってます(線画だけど)
ドンファンさんの下は是非お聞きしたいですね。寄せられるだけ作者さんのイメージに忠実にしたいですし
やっぱシチュ被りの事もあるしその場で成立のが良いですね…それなら午前は別々に情報収集しながら個々の主従の絆タイム作るとかかな
ですね、大体そんな感じで大丈夫です。風ブースト解禁で趙雲がギア上げると同時に刹那のレスバ煽りも加速し始めるみたいな。
村雨は…ワンチャン3日目の他マスターとの戦闘に期待するしかないですね…
「近付いて直接殴れる距離で殴り合うなんてノンノン!!ボク可愛いフェアリーちゃんだからネ…暴力なんてそんな野蛮な…ここは穏便にレスバトルで…」みたいなタイプだと思いますし。台詞はともかく距離は開けながら攻撃するタイプだと考えてるので刀当たる距離にはまず近づかなさそう。ということで超ざっくりドン・ファン(夏)の下イメージ〜。わかりづらい箇所ありましたらご質問ください〜
この際チャラ男ーズモチーフを言ってしまうと
紅葉と流水のショール→在原業平
胸ポケットの花(山吹)→太田道灌
金の蹄鉄の刺繍→ロドモン
となっております。「夏霊衣になれなかった彼らの分まで、ね?」とのこと
>>902
ならひとまず今回のパートではまだ攻撃を展開しないということで書き進めて行こうと思います
あと村雨使うのは>901みたいなイメージで加農砲の砲弾の雨を生き残って突進してくる四神相応の使い魔たちに対してのものですので刹那さんに直接ぶつけるつもりはありません
それで刀身についた汚れ(血みたいな)を振るいながら落としつつ埒が開かないと苛立って、そこで仕掛けのある線路が目に止まって…みたいにして脱線に繋げられそうだなあーと次からキャスターの生前なのですがその前にこちらのページの下部にキャスターの生前を夢で
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E6%9C%88%E3%81%AB%E5%A2%9C%E3%81%A1%E3%82%8B
あのとき、あの男を肉塊にした後。隠れて戻ってきた私に対して祖父母は嬉しそうに言祝いだ。ただの人には見つからないような隠れ方をしたのにそれでも見つかってしまった。そこでやっと、気づいたのだ。私の生まれは確かに偶然から生じたものだが……何もかもが偶然によるものではないのだと。私が“こうなる”ことの予想はついていなかったみたいだけれど、ある程度はこうなるように“調節”を繰り返していたことは分かった。それで、ふと思ったのだ。きっと両親は何の関係もない一般人で、一般人だからこそその身体を使われた。何もないやつの中から化け物が現れるって、よく聞く伝承の話でしょう?
「あなたは全く新しい幻想種。霊墓を由来としないものとしてはかなり珍しいケース」
「魔術の全てを注ぎ込もう。人では至れぬ域に至れるように。そうであれと我らが謳おう」
肉体を持ちながら、霊体である。己が思念を形と成し、己が肉体で暴を為す。生まれながらに死ん.でいて、死ん.でいながら生きている。後世において、ファンタジー創作でリッチなどと呼ばれるそれに近いものだと誰かは言った。生命活動が停止していたから常に飢えて生きていた。温かい血と内臓に触れたことで、ようやく生を実感し、己の魔性を悟ったのだ。だから少女は貪欲に、魔術の知識も学んで蓄えた。身の毛もよだつ儀式も、顔色ひとつ変えずに全て学んで見せた。
そうした一年後、少女は行方不明になった。骨が全て抜き取られた祖父と、肉が全て抜き取られた祖母。その遺体と少女自身の大量の血痕を残して消えてしまった。周りは死んだと思っていたがもちろん少女は生きていた。◾️◾️という名前を捨て、名無しの誰か(ジル)として生きていくことを決めた。だって満足できない。この世界には甘い香りのする獲物(悪人)がたくさんいるんだから。一人、二人、三人四人、いいやまだまだ、足りないもっと!悪性情報を蓄えたものがジルにとってのご馳走だったから、そういうものを好んで殺して食べた。無垢であるもの、善性であるものはつまらない。味気ない。食べなくてもわかっていたから一度も手をつけることなくやりたいようにやっていった。夜道を歩く殺人姫。霧に微睡む殺人騎。その日もいつものように真夜中を歩いていたときだった。
「ご機嫌よう。随分と楽しそうね?こんなに霧も深い夜じゃ月灯りすら見えないのに」
「ええ、ご機嫌よう。麗しいあなた。大丈夫ですわ、私の娯楽は誰も知らない秘密の食事ですから」
あまりにも強すぎる香り。今まで一度も、こんなものに触れたことはなかった。それほどまでに甘い腐臭がする。こんな霧の立ち込める夜を歩く貴族のような少女なんて怪しいものでしかないのに、ジルの本能がそれを怪しみ静止することはできなかったほど。衝動的に、首筋をナイフで切り裂いた。大量の血が噴き出して、それらを浴びていく。思っていたよりも濃厚ではない。すっきりとした甘さだ。だが薄いというわけではない。くどくはないが、味気はある。不思議な感覚を愉しみながら、呪印を刻めばこの通り。少女の臓腑は全て外に“吹き飛んだ”。傷ひとつなく綺麗な状態で余すことなく食べたい時に使う、ジルの自慢の大魔術。どんな生き物であれ、内臓が全て無ければ生きてなどいけるはずもない。
「あら、手品師だったのね?種も仕掛けもわからなかったわ」
種も仕掛けもわからないが、そもそもお前のくだらん手遊びで死ぬことなどない。暗にそう仄めかせるような言葉を囁きながら、少女は変わらず立っていた。内臓は外に出ている。幻術の類ではないのは確かだ。何より、肉を貫いた感覚は必ず違えない。なら、再生?馬鹿げている。あれら全てを再生できるなんて、吸血鬼や精霊くらい。けれど、どちらであろうと気づかないわけもない。なら………?
「私とあなた、似てるのね。私もよ。世界でたったひとりの怪物。人々の幻想が寄り固まった血に酔う高貴な獣」
「吸血、種……」踊るように宙を舞い、歌うように杭を喚ぶ。ジルの四肢を削ぎ落とした上で霊体も実体も縛る赤黒い鎖が完全に拘束する。首を片手で掴まれたまま、はるか高く、空まで飛ばれて。悠然と佇むその姿は人々の幻想、信仰が集まった末に生まれた、たった一人の吸血鬼。死徒でも、真祖でもない、全く異なる形のそれ。同胞はなく、未来もない。けれどそんな自分でいいのだと、やりたいようになるのだと、ただ高らかに世界に宣誓するその有り様は……
「形は違えど、あなたも同じでしょう。いえ、私よりも酷いかもしれないわね?人から作為的に生まれた人でなし。何処にも居場所がない、死ぬときも独りぼっち。ねぇ、それでいいの?」
「私は私の人生を不幸に思ったことなどありません。なぜなら私の人生は楽しいことばかりだからです。お分かりですか、レディ?私は、私の人生(キャンバス)に、苦という一色を入れたくない。その生まれも、その育ちも、その一生も、私にとって楽しいものに変えたからです。あなたも同じでしょう?死ぬのはひとり。けれど楽しく死.ねばいい」
「………ふふっ。面白いわね。いいわ。あなた、私の従僕に成りなさい。どうせここで死ぬはずだった身。面白いものを見せてあげる。私たちは人よりも永い時を過ごすけれど、人の一生よりも早く死ぬわ。死に怯えて永遠を求めるのではなく、刹那に愉しむその瞬間を求めて他者を慮ることなく生きていくの。どう?ダンスのお誘いを受けてくれるかしら」
「それは……そうですか。傷の舐め合いではない、明確な意志を持って死ぬまで踊ると。ええ、ではその通りに。私の“姫”。この命ある限りエスコートいたしましょう」
そして私たちは全力で生きた。やりたいことをやった。殺し.たいやつを殺して、壊したいものを壊して、守りたいものを守った。良いこと呼ばれる行為自体は自分はどうでも良かったけれど。姫が時々、戯れでそれをするから手伝った。そんな風にやっていって……そして私たちは死んだ。人の一生よりも遥かに長く生きることができる私たちだけれど、人の一生よりも遥かに短く死にました。誰に殺されたかは……ね?
「当ててみてください、マスター」
「…………どうしてそんな、人をたくさん殺しておいて平気な顔ができるんだ」
「人ではないから、だと思います。あなたもそうではないのですか?だってあなた、笑って────」
「うるさい」迷いはない。ナイフで首筋を狙った一閃はとても鮮やかで、疾い。戦いに手馴れたものでなければ回避は難しかっただろう。ただ…ジルは首筋に赤い線が一本出来上がるぐらいには手加減をしたようだ。たらりと垂れる血液が、ナキの嗜虐心を唆らせて、避けられたからはい終わり、にはしないように。
「待って。逃げないで!いや、うん。そうか。逃げてもいいよ!ほらもっと!あははっ!」
あれだけ扱うことを忌避していたナイフを握って、必死に振るう姿は生き生きとしている。本人の大義名分としては、人を殺しかねないキャスターをこれ以上暴れさせるわけにはいかないからここで殺してでも止める、だろうか。それならば人体にとって致命的になるものを狙えばいいのに、何度も何度も、活動には支障ない部位も狙っている。浅くとも、広く傷つけていけばいつか動きは鈍って動けなくなる。失血とはそういうもの。だからわざとそうなるように楽しんでいるのがわかる。
夢の中だから、だろうか?本人の自制心も外れているようだ。いかにもな正義の理由を掲げてはいるものの、瞳は爛々と輝いて声も弾んで楽しそうだ。口元が弧を描いて、次は何処を狙おうかと虎視眈々と見定めている。そんな状態が楽しんでいると言わずしてなんと言えばいいのだろう。だって楽しい。自分の力で誰かを侵蝕して壊すのが、自分の本来の力を制限せずに全力を出すのが楽しい。今までずっと、人の枷に縛られていたから。人であることを捨てて本能のまま動くというのはこんなに楽しいのか。
気づけばジルは倒れ伏して、動かなくなっていた。その死体にはさまざまな色の蝶が群がり、綺麗とも気持ち悪いとも言えない雰囲気を醸し出している。まるで何かを死体から吸い上げているかのように、翅を羽ばたかせるたびにその色が鮮やかになっていく。満足したのか、飛び去ってしまったけれどそれでも大量の蝶が依然としてナキの周囲を飛び回るばかりだ。
「楽しかったですか」
「楽しくない。こんなの全然楽しくない。楽しいなんて思いたくない」
「ありきたりなセリフになってしまいますが……あなた、身体は正直ですね」
「うるさい」頭を掴んで、力の限りめいいっぱい床に叩きつけた。変な音がして、ギリギリと変に首が動いているけどそんなの待っていられない。もう二度と逃げ出せないように、馬乗りになって動けないようにする。呼吸は詠唱のみではなく、魔術そのものの行使に密接に関わる。だからそのまま、両手で首を押さえ付ける。ゴリゴリっていう感触がして、肺から空気が変な音になって漏れ出てる。あまりにもジタバタ動くから、片手で何度も殴って動きを鈍くして、また絞める。体格だけじゃなくて力も、いつのまにかキャスターより上になってたみたい。いや、ここが夢の中だからだろうか?
「引っ掻いたって無駄だよ……っ」
「──────それでいいんですよ。己の魔性を肯定しなさい」
「違う、違わない。だって楽しい、楽しくない。なんで僕が押さえつけられなきゃいけないの。やりたいことやって何が悪いんだ!一度ぐらい、全力で何かやったって……違う。そんなの人間のしていい生き方じゃない!でも、何が違うの?今までの正義の味方ごっこと何も違わないじゃん。それに……こんなに楽しいこと知ったらもう辞められないでしょ」
夢の中での自分は、学生服を着ていたはずなのだけれど。いつの間にか自分は兎鬼の仮面をつけていて、服もロートゥスが仕立てた仕事用のものになっていた。腕も手もきちんと覆っているから、キャスターの爪も傷つけられない。ほら、こうやって、気持ちいい。何度か大きく痙攣した後に、ゆっくりと力が抜けていく。それに合わせるように、つけていた仮面が落ちていく。そしてその時初めて、自分が泣いていたということに気づいたのだ。………果たして、この涙は、なんの涙だろうか。悲哀?それとも……歓喜?
なんだか笑いが込み上げてきた。笑いと涙が止まらない。泣きじゃくりながら笑ってるせいで、喉の奥が変にイガイガするし、頭の奥がきゅーっと冷えて縮まるような感覚。じんわりと、身体中が熱い。呼吸ができなくて、大きく肩を震わせながらもやっぱり笑いが止まらない。こんなの知らない。なんでこんなに……嫌な気持ちが全くしないんだろう。不思議だね。ああ、でも、そうか。
「あ……あはっ、あははっ……!ずっと、ずっとこうしたかった……!!」https://telegra.ph/%E3%81%8B%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%A6%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E8%AA%9E%E3%82%8B-07-07
「………姫。チェックメイト、では?」
「あら、まだよ。私はまだ持ち直す方に賭けるわ。だって彼はまだ大事な選択をしていないもの」
「そうですか?……まあ確かに。マスターがどれだけ泣き喚こうがあれは夢の中でやったことでしかない。現実の彼はまだ清らかですね」
血の紅茶を口につけながら、キャスターの主従は粛々と歓談を続ける。召喚された時からわかっていた。ナキが人ではないことも、ナキの深層心理にあるものがアレであるということも。その上で彼らはそれぞれの立ち位置を誰にも知らずに定義した。ジルは“綾姫ナキはこちら側に堕ちてくる”ということで、姫君は“人のままでいる”ということ。ジルはともかく、姫君の予想に理由はない。ただ単に、そうだったら面白いなという程度。そしてジルはもっと明確で、正直だ。
「私、一度自分を殺してみたかったのですよ。どれだけ美味しいのか気になりますので」
「そっくりだものね。だからあなたは待ってるのね。彼が開き直るのを」
「ええ。姫にはご迷惑をかけます。此度の現界、面白いものはありましたでしょうか?」
「あら、まだ勝負は終わってないわ。最初はただの余興だったけど……こう見えて、割と自信があるのよ。マスターは堕ちないわ。堕ちないために支える人がいるもの」
以上です。この物語を始めた時から何が何でもここは書くつもりでした>>930
見れましたよー
リンク先でお、おおう…と姿勢を正すことになりましたともちなみに耿実は煽りの中で魔術師を人情知らずと罵倒していましたがこれは本心です。人格を認められる存在を道具のように扱うとかちょっとないなぁという感じ
アーチャー?アレは道具だから
>>920
地対空の手立てのない相手には滅法強いなと思いました。制空権はフィクションでも有効
私見の刹那さんの地雷を(耿実目線地雷というほどの深刻さは認知しておりませんが)お通しであらかた踏んでみました。気分がいいと人は舌がよく回るものです
「老人の話は長い」はそんな長広舌に堪忍袋の緒が切れた刹那さんの反論に対するコメントですね。嫌いなもの:説教
ふふふ、なんとか間に合って良かった…国籍も時代も年齢もキレーにバラバラで、聖杯戦争がなければ出逢う機会もなかった取り合わせですね。メタ的にも参加する時にそれぞれお借りしてる形なので本当に千載一遇
>>921
なんかス◯ブラやってる中でのマイクパフォーマンス感がありますよね。自分もサーヴァントたちがSDなのもあってそういう格ゲーの画面っぽいなと思いました
>>922
刹那さん目線「こいつ駄目だ」→「こいつ嫌い!」くらいまで印象を落とすためにはこれくらいのオードブルはしかるべきかな、などと考えまして…
ヴィマーナにはテンション上がるでしょうねぇ。もしラーヴァナさんが自分のサーヴァントだったら多分本人そっちのけで宝具の解析・改造に時間を費やすと思う>>932
四人も一枚に収めるの初めての挑戦すぎて泣く泣く潰れちゃった部分もありますが、個人的にもかなり頑張って描けたと思ってます!
次回以降の刹那さんの舌鋒には火を吹いていただきたいところですね。使ってる拡声器の機能からして一方的に言い立てることしか考えてませんから
なるほど…そういったバックグラウンドに踏み込む反論は刹那さんターンに回しておいた方が殴り合い感が出るかなと思ったのですが、京極さんと相談してみましょうかね
ちなみにお察しの通りその反論だとダメージはほとんど受けません。「屑物の癖して貴重な酸素と電力を濫費する君に言われる筋合いはないと思うなあ?」とか返すと思われ(まあ実際刹那さんという存在が生きて現代を謳歌しているというのが地雷なのですが)>>934
まー刹那は大分レスバ強い方だと思ってるので、ケチョンケチョンにして欲しさありますね……。
相手を視認してるか相手から視認されたら(あっこの人こう言われたら嫌なんだな)が概ね解るので>>904
今更ながらムラト神父の是非についてですが、進三朗さんが現状死亡する方向性である以上は全体に影響力のある(言葉を届けられる)存在は以前相談したレイド戦の端緒などで使えそうだなという印象はあります
ですがあくまで今の範囲だとその程度のものですし、端緒としても神父を使うのは次善策なので>929で仰っている通り進三郎さんの安否に寄る感じですね
>>907
三人並んでみると皆衣装が舞台のおしゃれさを意識してか落ち着いた色合いになってますね。三原色なだけあって収まりが良い
というかバトグラだとドン・ファン徐福ちゃんよろしくメカクレになるんだな…顔が良いくせに…
>>928
七夕に願いが(夢の中とはいえ)叶っちゃった…そうですよね、同類を召喚しちゃったってことは一番殺してやりたいのは自分のサーヴァントにほかなりませんよね。こういうところもとてもFateしてる…
嘘と現実も曖昧になってしまった街だけど、夢と現の境だけは裏返らないでほしい…https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%99%E3%83%AC%E3%83%BC%E7%94%A3%E6%B3%A5%E3%81%AE%E6%B5%B7
裏ペ(前までの内容一括削除済み)にてリンク先の話の裏話というかぼかして伝えられなかったこと(ちゃんとシリアス)を色々と
なんかそこにまつわることでのコメントとかももしあるならばどうぞ
>>937
というよりは「コイツみたいな最悪なやつには思う存分力をぶつけていいだろう」ってことで今まで出したことのない全力の殺意で殺した結果「ずっとこんな風に暴れたかった、力を抑えたくなかった」って気づいた感じのセリフです
それがある意味自分にすごい近い殺人鬼だったのは皮肉でしかありませんが黒鹿さん、いらっしゃいますか〜?
>>947
満喫してほしい。日本の夏を味わってほしい
あぁー…ジャパン編書きたくなってきちゃった…レージュさん。
リクエストの受付OKでしょうか?建ててきます
次スレ建ててきました
承認よろしくお願いします夏バテぇい
あとネタバレ解禁なので言うと京極産趙雲は割とそこそこ安心してロストせずに残せそうだなと。
謎ドラゴンは兎も角としてガジェットからエネルギー放出する系では無さそう、チラッと触れられた青紅剣(漢字違うけど出し方わからんのでゴリ押し)もCかつフレーバーのみなのでこっち程の代物ではないかな?って感じなので大丈夫だろうって感じです。風被りした時はガチでヒヤッとしましたがまあ大丈夫でしょう
あと心配してた性格面は割と核は近かったけど公式が少し熱血とか豪快寄りっぽい部分があったので何とかなりそうだなと思います。こっちでは落ち着いた部分を意識して書いていけば差別化はできそうみたいな
にしてもサムレム楽しかった…周瑜趙雲と初期に出したサーヴァントが両方サムレムで本家版登場したのは凄い縁を感じましたね…流石コーエー…
あと今回触れられまくってたしコーエー製fate続編来たら曹操来るか賭けません?
>>918
めっちゃ良いイラストや……ありがとうございます好きです
そしてロスヴァイセ優勢を尻目に行われる怒涛の六蘭さんのパンチラインで草。ラップバトル上手そう
とりあえず此処から刹那レスバ返し→趙雲風ブースト解禁→劣勢からイーブンに返して刹那ドヤ顔って流れで大丈夫ですね?この質と圧のレスバを俺の文章力で返せるかが不安ですが気合い入れます!日曜までには出せるようにします…!ナキ君の絶望度合いを見てると予定してるリョーガ君達の曇らせが全然ぬるい気がしてきてしまった
せいぜい0.5ナキ君くらいかもしれねえ
>>928
ナキ君の絶望度がえっっげつない…このスレ来てから過去最高濃度の曇らせを体験してる気がする…
そして何キャスター共は自分が焚き付けて絶望させといて愉悦しながら後方ファン面してんですかねえ…主人公のサーヴァントの面か?これが…
しかも仮にも味方だし強いから下手に何も言えないのが絶妙に嫌らしい…ナキ君頑張れ、乗り越えてコイツらの愉悦予想すら覆して全員に吠え面かかせてやれ
>>936
こっち側も遂に死闘が始まるって段階になりましたね
チハヤから見たらクッチー達は勿論、有沙達も宗谷もバッチバチの敵でしょうが、ここからそれぞれがどう出るか気になりますねえ
三つ巴がどんな風な戦いを引き起こすのか
>>937
シックな感じでいい雰囲気出てますよね。ワンチャン4騎目があるとするなら黄色かな…
こっち向きにメカクレが入っちゃってた…入っちゃったならもう…ネ…って感じですね。これは世界線を超えて奴が来てもおかしくないけどドンファン大丈夫?>>956
曇らせにぬるいもぬるくないも無いので大丈夫です大丈夫です
これ大丈夫かな?追い詰められてる感でるかな?って思いながらも書いていったら全然普通に「うぉ……雲でっか……」ってなりますなります
一応キャスターはちゃんと互いのスタンスに分けて行動をとっていますよこう見えて
ジルは「堕ちてくれないかな」と思ってるので積極的に誘惑してますが、姫は「堕ちない方が面白い」と思ってるので堕ちないように干渉してくれてます
真夜中に無意識で綾姫の呪体食って変貌しそうになった時に首の骨折って一回殺してリセットしてくれたりとか、「大事なのは何をしたいかではなく何をするか」という助言をしてくれたり>>958
了解ですー。当然と言えば当然なんですが、やっぱりこのスレ日本人のキャラクターが多いからジャパン編ではじめましてしたい人がいっぱいいるのが困りもの
せっかく縁ができてるし西行さんにも会いにいきてぇ…
>>953
壊すのは全然いいんですが宗谷邸破壊がメインになると本末転倒なのでさっさと戦闘を進めてほしいところです
人を壊してください人を耿実の煽り、レスバ初心者としては煽りとして暴言として大丈夫だったろうかと不安だったのですがちゃんと煽れてたようで胸を撫で下ろしました
しかしこれからの掛け合いは対比を意識して量で攻めるであろう刹那さんに対して質で攻めていきたいところ…質の良い暴言ってなんだ…
>>936
拝読いたしましたー。手始めの段階とはいえサーヴァント二騎が戦っている状況で宗谷邸よく耐えてるな…まあ三騎も来た以上は覚悟決めなきゃですが
三つ巴前の三者の視点が時間経過もあってそれぞれに違った印象が拝めるの、リレーの特色だなあと。チハヤさんの場合客観性に終始しているからこそ、不穏な展開を匂わせる文や戦況が伝わりやすい
>>955
せっかくの第一試合ですから…筆が乗ってしまいました
前回の線路への仕掛けをロスヴァイセに語ったことといい、耿実は上手くいっている時にそれを誰かに自慢したい悪癖があるのでしょうね。賛同求めてるわけじゃないので本当にただの悪癖
次回の流れはそんな感じでお願いします!あと>932でRequiemさんが発案されていたパーソナリティに踏み込んだ煽りがあるのですが、そちらの刹那さんターンに使いますか?
>>956
4騎目はいっそカーニバル仕様のド派手ファッションで来たりしそうですね、仮面つけててイベント終了まで誰かわからない…とかでもネタとして面白そう
まあ上姉様の宝具が正面じゃないのと同じ理由ということにしましょう、そうしましょう…ドン・ファンは見られるのには慣れてるからきっと大丈夫!…なハズ(なおナンパの邪魔にはなりそうな模様)(バソみたいなイケメンが一定間隔でついてきてるヤツに話しかけられるの普通に怖いッピ)ぽっぽこ冒険旅行記の続きといきます
どうしてこうなったの?
「新規の命令を入力してください。マスター」
平坦で機械的な声音で同じ言葉を繰り返すヒト型機械を、途方にくれた気分のまま見つめる。この言葉もすでに四回目だ。どうしてこうなっちゃったんだ。
殺されかけたところを助けられた。助けられた人が魔力不足で停止しそうだった。だから私の魔力をあげた。
うん、1から10までどこをどう切り取っても破綻はない。ここは人心地ついてお互いに自己紹介でもするべき流れのはず。なのに、なんで、私は命の恩人からマスターなんて呼ばれてるの?
「新規の命令を入力してください。マスター」
嗚呼。五回目。
こうなっては仕方ない。どうにもならない。求められた通りに命令を出したほうがいいんじゃないかと内側からささやかれる。私もちょっとそう思う。なにせこのままでは話が進まない。それこそ『自己紹介しろ』とでも命じれば案外ころっと上手くコミュニケーションが取れるかもしれない。
と、同時に、ここでなにかひとつでも命じてしまえばいよいよ致命的に取り返しがつかないという予感がある。なにかしらの神秘が喪われる、嫌な予感が。
予感に従って動けず。かといって放置することも当然できず。こうして見つめ合うことしかできない。右手首を切った傷も三回目の言葉が出る前に止血くらいは済ませてしまった。ああ、手持ちぶさただ……。>>965
「新規の命令を入力してください。マスター」
六回目。十回目を超えたら数えるのはやめようと決意する。
それにしてもヘンテコな見た目をした機械だなぁと見つめながら思う。
宇宙服のヘルメットじみた真っ黒でまんまるな頭部。猫背と呼ぶのも生ぬるいくらいにくにゃりと曲がった体躯。それらを支える両足も人体ではありえない。獣の後ろ足のように関節が逆に曲がる構造をしていた。頭からつま先までかけてSの字を描いている感じになるんだろうか。
唯一、人体に近いと言えるのはその両腕と、きれいに指先までまっすぐ伸びた五指だろう。あの指でピアノを弾いたりしたら様になると思う。
それらひとつひとつのパーツが丸みをおびた装甲をまとっている。鏡を思わせるように磨き抜かれた装甲を全身にまとう姿は、きっと綺麗だったんだろう。
でも、今や装甲の大半は砕け、ひび割れ、無事である箇所も薄汚れて黒ずんでいる。失礼ながら、動き回るよりも廃墟なんか事切れてるほうが似合うような有様だと思う。
……そろそろ、七回目が来るかな? って身構えていたけど、
「新規の命令を確認できません。未完タスクを再定義。存在目的の解凍開始……終了。実行を再開します」
「お!?」
今までと違う反応に気色ばむ。すると、期待通りの動きを"それ"は見せた。
「……おはよう、ございます」
「おはよう! よかった起きたー!」>>966
声のトーンも元に戻っていくらか人間味を感じる声になっている。これでようやく、ちゃんとした話ができる。
「感謝します。あなたのおかげです。マスター」
「……マスター呼びは変わってないかぁ」
「? そのように私を書き換えたのはマスターでしょう?」
「え? 私なんもしてないよ? 血ぃあげただけで」
「回答します。血液に侵食型ウイルスが仕込まれていました。私はウイルスに抵抗叶わず、侵されました」
「う、ウイルス? 私の血に? いやいや知らない知らな───」
───本当に?
いいや知ってるはずだ。これは魔術師であり。吸血鬼でもある私の冒険。
吸血鬼に血を飲まれた者、あるいは血を飲まされた者がどうなるか。その答えは古今東西に溢れている。使い魔。下僕。奴隷。眷属……冠する言葉はなんでもよい。なんであれ、その血は明確な上下関係を刻み付ける。
いやでもまさか自分がそんな。今までこんなこと一回もなかったし、なんで今になって……いや、でも……誰かに自分の血を飲ませるなんてこと、普通はない……かな? ないかも? …………。
……私の血のことは一旦置いておこう。今は、こっち。
「よし……よし、わかった。私の血が悪さをして、私はあなたのマスターになった。その認識でいい?」
「肯定します。正しい認識です。マスター」>>967
うう、むずがゆい。見上げられるような扱いにムズムズしちゃう。見下すような扱いならいっつもくらってるのにぃ。
「じゃあ次は自己紹介しよう! 自己紹介! 私はね───」
「把握しています。私のマスター、ルナ・アードゥル。女性。年齢16。身長159.4cm。体重48kg。魔術属性……、……?」
「はいストップ! わかった! わかったから次はあなたのこと教えてほしいな! ほら名前とか!」
「回答します。当機(わたし)はLシリーズ総括制御を目的に製造されました。正式機体名称Pq9.9です」
「ぴーきゅーないんどっとないん……」
「追記します。口頭による当呼称は漏れなく不評であったため、別称による代替案をご用意してあります」
「……別称? あだ名ってこと? どんな感じ?」
「表示します。『ナイン』『マスター』『ナイン野郎』『鉄屑』『我が友』『ナマクラ』『失敗作』『ジャンク』『イレギュラー』『不出来』……「多い多い多い!」 ……了。停止します」
しかもほとんどがあだ名にしてもひどいやつだ。
「質問します。マスターのお気に召す呼称は、存在しましたか?」
「あー……最初の、『ナイン』ってやつがいいな。ナインって呼びたい」
「了。それではこれより私のことはナインとお呼びください」
「うん。そうする……」>>968
お互いの名前を教え合っただけなのにちょっと疲れた。しっかりしろルナ・アードゥル。事態はなにも解決していない。
まず第一に、一番まずいのはメレクとはぐれていることだ。あの赤い魔力に呑まれてからどうなったのか、私自身にもわからない。
無事ならいい。それならひとまず問題はない。けれどメレクと私と同じような状況にあるとしたら? 気絶していたところを、あの機械群の手で沈められようとしていたら? そうなっていたら本当にやばい。
私はナインが助けてくれたから命が繋がった。幸運によって生かされた。その幸運を、そっくりそのままメレクの分まで期待することはできない。
立ち上がる。とにかく動かなくちゃ。
「マスター?」
「ごめんナイン、私、人を……メレクを探さなきゃいけないの! すぐ行かなきゃ!」
「質問します。『メレク』の身体的特徴はお答えできますか?」
「? いや今それどころじゃ、」
「ある程度の条件を設定していただければスキャン機能を用いた広範囲調査が可能です」
「! メレクは身長も体重も私と同じくらいの男の子! ちょっと短めの金髪と宝石みたいな紫色の目をしてて、それが似合う綺麗な顔であとあとそれと、」
「───了。充分な情報量です。スキャン開始……終了しました」
「早っ! いた!?」
「該当者・1名」
「どこどこ、どこにいるの!?」
「私達の直上。接近してきます」
「……へ?」>>969
上から? 近づいてる?
振り向く。暗闇にも対応された視界に映るのは、岩の床と壁と天井。底の見えない水たまり。それらを下から上まで貫いたかのような角度のついた大穴。
その大穴から、光が落ちてきた。
紅と、蒼と、翠と。それぞれルビー、サファイア、エメラルドの色鮮やかな宝石の光を侍らせた、宝石の主が姿を現す。
メレクだ。よかった無事だった。
宝石魔術を使ってあの大穴そのものを下ってきたのだろう。周りに三色の宝石を浮かせ、自身もまた浮きながら少しずつ降りてくる。見るからに浮遊の魔術だけれど、人間サイズの物体を自由自在に浮かせるのは相当に高度な魔術のハズ。一体どうやって……。
見ればメレクの見慣れないラフな服装も記憶にあるものよりボロっちくなっていた。なにも起きなかったはずがない。それでもこうして探してくれていたのだ。お互いに無事な姿でいられてよかったと思う。
ゆっくり降りてきたメレクと目が合う。私を見つめる紫の双眸がすぐに驚愕に彩られた。
なんで?
なんでじゃない、当たり前だ。ほんの少し前まで私は沈められて殺されそうになってたんだから、そりゃあひどい姿をしてることだろう。
髪はびしゃびしゃのぐしゃぐしゃだし、いろんな目に合った顔は人様に見せられるかもわからず。全身はここに落ちてくるまでにあちこちボロっちくなって、トドメに右手首から出した血があちこちに付いたままだ。総合すると今の私は、ならず者に蹂躙された憐れな少女にしか見えないのではないか。
間の悪いことに隣には"ならず者"に該当しそうな正体不明ヒト型機械───ナインまでいる。状況証拠は言い逃れできないレベルで揃ってしまっている。
私の想像通りにメレクは隣にちょこんと座るナインに目を向け、そして、
「───貴様か」
ぞっとするほどに冷たい声を出した。>>970
やばい。キレてる。私がこんなになったから怒ってらっしゃる。怒ってくれてる。ちょっとうれしい。いやそれどころじゃない。
メレクが浮いたまま腕を広げて指にはさんだ宝石をいくつも取りだす。この距離じゃ全部は見えないけど、少なくとも色とりどりの宝石たちは七色を超えて輝いていた。あの輝きがそっくりそのまま殺意に換えられれば、大変なことになる。
惨劇が起きる前に私は割って入るように動いた。
「ストォーップ!! メレクストップー!! この子敵じゃないから止まって!! 止まれーーー!!」
叫び声が坑道内で自分でもどうかと思うくらいに反響した。あまりの声量にナインも顔を向けてきたし、メレクもちょっと顔をしかめてる気がした。失礼な。
ともあれ。ようやく、本当にようやく、ひとまずの心配事はなくなった。
◇ ◇ ◇
今にも戦い始めそうだったメレクとナインの間に割って入って必死の説明をしてから、しばし。
私が殺されかけたこと。そこをナインに助けてもらったこと。逆にナインを助けたこと。そのために手首を切ったこと。血を飲ませたナインがなんかおかしくなったこと。そして私がナインのマスターとやらになってしまったこと。
全部まとめてまくしたてて、ようやく互いの誤解を解くことはできた。体感だと本当に長い説明会だった。当事者であるナインがちょくちょく口をはさんできたのがまた長引いた。結局、ナインにもある程度の前提を説明することになってしまった。私たちが外から来た魔術師であることや、高密度魔力反応の件も含めて。>>971
そこまで話して、なぜかナインは黙り込んでしまった。メレクへの説明に集中したかったのでありがたく放置することにする。
そのメレクはというと、だ。
「よくもまぁ、この短時間でこうもトラブルを引き起こせるものですね…………」
呆れ100%の声を滲ませながら私の身体に触れていた。特に他意のない、傷の位置と具合を調べるための確認作業だ。
一番目立っていた右手首の傷をはじめとして全身のあちこちに小さなすり傷や打った痕ができていた。落ちてくるまでの間と、沈められて暴れたときにできた傷だろう。まだ始まったばかりなのにこんなボロボロになっていいんだろうか。
全身の確認を済ませて、それから魔術で手当てをしてくれる。
「そういう魔術でも使っているのですか? 幸運操作であるとか」
頭痛をこらえるかのような渋面を作っての一言。怒りはもうおさまっている……ように見えるけど実際のところはわからない。メレクは表情を作るのが上手いから。
表面上はいつも通りに見えるメレクに、私は、努めていつも通りの私で接する。
「今回は巻き込まれた側だよ」
「巻き込まれるまま流されずに自分から踏み込んだのでしょう?」
「無視できなかったからね!」
「……」>>972
なにも言わずに片手で頭を抑えてため息をついた。良いとも悪いとも言わないからなにを考えてんだかわかりゃしない。っていうか、あんなに怒ってたならもうちょっとなにかあってほしい。
「それで、再三の確認になりますが、貴女は血を飲ませてそこの機械人形を従えたんですね?」
「言い方ぁ。いやそうなんだけどさ」
「それは吸血鬼だから、ですか?」
「……どうなんだろうね」
つい、誤魔化すような言い方になってしまう。
そんなつもりはない。今さらメレク相手に口先だけで誤魔化せるとは思っていない。でも、こればっかりは自分にもわからないんだ。
考えてみればおかしな話だ。私は神秘を愛している。神秘と付くものはなんであれ好ましく思う。ならば自分のこの吸血鬼じみた特性も神秘と捉え、暴こうとするだろうに。
不思議とそんな気はおきない。対象が自分だから? だから、なのかな? ……本当に?
「うー……」
「自分でもわからない。もしくは気にしたこともない。そんな顔ですね」
「わかっちゃう?」https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/Fate%252FFalling%20Star
天墜聖杯戦争のwikiページ更新です
「主人公は被害者である」から「かくしてフロイトはこう語る」までが更新分
「かくしてフロイトはこう語る」は性的な描写を仄めかす表現がありますので振り返って閲覧してくださる方は気をつけてくださいね
それとは別にキャラシートにもセナを追加しました。次あたりにセオリを差し込みたい
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%A4%A9%E5%A2%9C%E8%81%96%E6%9D%AF%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88%E2%91%A0
そういえば天墜聖杯戦争、リディアはメレクくんの許嫁のうちの一人なのですがナキに恋しちゃったので余計にこの関係性を破綻させることに躍起になりそうだなぁと思ったり思わなかったり
あとは完全な与太話ですがメレクくんのことを「ええやん……?」と思うセナもいそうだなぁと>>982
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%A4%A9%E5%A2%9C%E8%81%96%E6%9D%AF%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88%E2%91%A0?pc
キャラシートにもあるのですがセナは才能ある子を「生徒」として勧誘して育てたいってタイプなので鉱石科で才能の塊のメレクくんは多分好みそうだなぁと
本人も次代当主の権力争いを勝ち抜いた上で下剋上で父親をぶっ○して当主になったのでメレクくんの秘めたる野心を好みそうっていうのもあります>>987
あれ文献によっては美濃の虎的な地名+種族って構成の名前で呼ばれてたりするんですが白いのが美濃担当で赤いのが種族を担当してたりします。赤いのが人外っぽいのはもろにそんな理由
あと白いのの髪型に触れられたんで言っちゃいますが赤いのは6.qi9pwql9pwutzql肉体疲労脳疲労絵スランプハードワークが合わさり最恐に見える…寝落ち爆睡してしまった…まあメンタルは問題ないからヨシ!よくねえな
という事でちょっと伊草更新遅れるかもですすみません…よくてよのプレッシャーが強え…
>>962
煽り使わせてもらいまーす
良いですねシークレット4騎目パターン…男性PUがツタンカーメンPUだけかと思ったらシークレット枠判明と共に男性2騎目PUが来るやつ…男性PU2つ目はサマアド道満とか去年ポカニキみたいなのもあったし行ける行ける
>>963
モンハンの某ミラボ◯アスみを感じてしまった俺が通りますよっと…
冗談抜きに画力追い越された気がする…うめえ…
>>976
やっぱ血を与えた=そういう事かぁ…!と納得したと思ったらガチギレメレク君でヒェッ…となったと思ったら聖杯戦争でフリーズしました。情報量のラッシュを叩き込まれたぜ…
……そんで楽師で例のアレ疑惑があるアレで聖杯戦争……めっっっちゃ嫌な予感がしてきたんじゃが?1000なら自作キャラの水着描く
>>997
了解です〜
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#229
1000
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