つまらなそうに水着BBは答えた。
「あーあ、もっと面白いことになると思ったのになあ…。でもいいや。」
水着BBはベッドから立ち上がった。またベッドがギシっと音を立てた。パーシヴァルも体を起こそうとしたが、体は言うことを聞かなかった。まだアルコールが残っているらしい。遠ざかろうとする水着BBにパーシヴァルは慌てて声をかけた。
「もう一つ聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
水着BBからの返事はなかった。沈黙を是と受け取ってパーシヴァルは言葉を続けた。
「あなたは花の美しさに例えてくれたけど、それでは人の魂の美しさに惹かれた時も花のように手折ろうと思うのかな?」
人の魂の美しさ…その言葉に水着BBはある人物を思い浮かべた。忘れるはずもなかった。
「かないませんねえ、パーシヴァルさん案外賢いのですね。」
少し間を開けて水着BBが言った。
「お休みのところ大変失礼しました。私はこれでお暇しますので、あとはごゆっくりどうぞ。」
そう言うと水着BBの姿は虚空に消えた。部屋に残ったのはベッドに残ったパーシヴァルただ1人だった。
「結局彼女は何をしたかったのだろうか?」
疑問を口に出したところで、パーシヴァルは強い睡魔にい襲われた。後には静かな寝息が響いていた。
怪 文 書 ス レッ ド 3
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