自室のベットの上、パーシヴァルは珍しく横になってうとうとしていた。久しぶりにアルコールを飲んだが、少し飲み過ぎたようだ。体がほんのり熱く、ふわふわとした浮遊感を感じた。
突然の来訪者が来たのはそんな時だった。
「パーシヴァルさん、今日は随分と無防備なんですね。」
声の方に首を向けるといつの間にか部屋の中に水着BBがいるのが見えた。パーシヴァルは起きあがろうと思ったが、うまく体に力が入らなかった。水着BBは笑顔のままパーシヴァルを見ていた。どうやら今すぐに何かするつもりはないらしい。
「ああ。恥ずかしいことにお酒を飲み過ぎてしまってね。せっかくレディが来てくれたのにお相手できなくて申し訳ない。」
あくまでも紳士的にパーシヴァルは答えた。水着BBはパーシヴァルの寝ているベッド脇に腰掛けた。一瞬ギシっと音がなった。そのまま水着BBはパーシヴァルの頬を指で触れた。柔らかいがひんやりとしているとパーシヴァルは思った。
「あんまり無防備だと、壊したくなっちゃいますよ。その綺麗な透明さも純粋さも全部。」
赤い瞳がパーシヴァルを見た。しかしパーシヴァルの方はキョトンとした顔をしていた。脅しのような言葉に対しパーシヴァルは自分の疑問を素直に言葉にした。
「申し訳ない。私はあまり頭が良くなくてね。あなたが何を言っているのかわからない。」
怪 文 書 ス レッ ド 3
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