型月の「R-18」なSSを自由に投下するスレです。
見やすさとSS相互で混ざらないようにするため、投下形式は基本的に下記①②の片方ないし双方を選択する方式で想定しております。
①自分の投稿にレスする形式で繋げていく
②投稿ごとの名前欄に【タイトル(orテーマ名)】等を入れる
他では出せない溜まりに溜まった欲望·妄想·煩悩を是非!!
関連スレ
R-18な話題総合スレッド
http://bbs.demonition.com/search/R-18な話題
過去ログ
R-18なSS総合スレッド
http://bbs.demonition.com/board/317/
R-18なSS総合スレッド 二巻
http://bbs.demonition.com/board/484/
前スレを使い切ってから使用してください
次スレは>>950を踏んだ人が建ててくださいこのスレからイラストも投稿されるのかと思うとワクワクしますな!
ここかァ、祭の場所は……?
最初に一言言っておく、スカサハは俺の嫁だぁぁぁ!最後急にファフナーネタ出てきてワロタ
さあ、先生方、存分にスレを盛り上げてやってくだせえ!(読むだけの人)>>5
頑張ります!スカサハとか立香の嫁たちの痴態をたくさん書きたいです。睡眠前に一本投下しておきます
よろしくです。>>7
物珍しさに釣られてしまった事をモードレッドは後悔していた。
「(……確かにテレビを見るだけで金がかかるなんておかしいと思うべきだった。だけど……
あれはなあ……何であいつが映ってんだよ……)」
保養のために温泉へとやって来て、色々とテンションが上がってしまったモードレッド。
ぐだ子や職員が懐かしいと評したレトロゲームと呼ばれるゲームを遊び倒し、複数ある
温泉を全て制覇したのだったが、部屋に戻る途中で「テレビカード」なるものに目が行き
当然これを購入。意気揚々と引き上げ、期待に胸を膨らませながらチャンネルを合わせた
のだった。
「(……性豪だとは思っていたが、まさかあそこまでとは思わなかった……性豪というより
あれはバケモノだぞ……もしあいつだったらだが)」
映っていたのは、女性の自慰行為。よくある有料放送ではあるのだが、そこに映っていた
人物が問題なのだった。髪を振り乱し、下品な言葉で喘ぎながら剛直を擦りあげる彼女達
のマスターであるぐだ子そっくりの女性が映っていたのだ。>>8
『しゅごいのぉ♡ これやっぱり――』
慌てて音を小さくしたが、モードレッドは画面から目を離すことが出来ず編集された映像を
最後まで見てしまった。最後は余りの気持ち良さからなのか糸が切れたように倒れ込む所で
終了。そこでモードレッドはようやく電源を落す事が出来、身を乗り出すようにぐだ子そっくり
の女性の痴態を見届けていた気恥ずかしさと湧き上がる劣情を露天風呂ですっきりさせようとやって
きたのだった。が、
「(……しまった、思い出しちまったじゃねえかよ……オレのバカ……)」
一時間程のぐだ子のそっくりさんの痴態を思い出してしまったのか、茹でダコのようになる
モードレッド。必死に別の事を考えようにも画面内で繰り広げられていたアブノーマルな
光景が脳裏に焼きついて離れない。
「(あいつ……だと思ったが……じゃないよな多分。でも……あの形とかは……あいつっぽいし)」
思考を集中させていた事で、より先ほどの光景が頭に浮かんで来てしまったモードレッド。
なまじ良い記憶力の所為か、映っていた女性のモノとぐだ子のモノを頭の中で照合させ始める。>>9
「(音を消す前に聞いた声も……あいつの声とそっくりだったし……でもあいつが映るって有り得るのか?)」
思考の泥沼に陥ったモードレッドは何度も何度も記憶に焼き付けた女性の痴態を頭の中で再生する。
顔の形、手の動き、天を衝くような剛直と、最初に聞いた声色。どれもがぐだ子ではないかとモードレッドの「経験」がそう言っている。行為の最中の蕩けた顔、こちらを愛撫する動き、何度も何度も突き入れられた剛直は間違いなく彼女であるとモードレッドは断じているのだが、一方では信じきれずにいる。そもそもあの映像はぐだ子が手を回してモードレッドの部屋に仕掛けたものだったが、それにモードレッドが
気付く様子はない。
「(……しかし、そっくりだったよなあ……可愛さの中にあるあのとんでもないエロさとか……)」
モードレッドが思考の海に沈んでいると、露天風呂の入り口に人の影が現れた。通常のモードレッドであればそもそも誰かが露天風呂の暖簾を潜った時点で気付いていたのだろうが、思考を桃色に染めたモードレッドはそこまで気が回っていなかった。
カラカラ、と扉が開く音で漸くモードレッドは入り口へと目を向け、のぼせた顔をさらに赤くしてしまう。>>10
「あ、何だモードレッドだったんだ。お風呂何度目? そんなに――」
気持ちよかったの、と続けられるはずのぐだ子の言葉が途中で途切れる。映像を見てからここに来るまで
桃色の思考を途切れさせないでいて、下半身がそのままでいてくれるはずもなく、ぐだ子を見つけて慌てた
モードレッドが何故か胸を隠してしまったのだが、本当に隠すべきだったのは
「……あらら、お風呂に入ってしちゃうのはダメなんだけどなあ?
ぐだ子の視線に気付き、慌てて水面に飛び出ている己が分身を隠すモードレッド。そのまま体を湯に沈めぐだ子から遠ざかろうとするも
「令呪を以て命じる『こっちに来て、モードレッド』」
こんな事に令呪を使うのかと内心呆れるモードレッドだったが、そもそも最初にも同じ事をしたなと
諦めるモードレッドだったが、現状は非常にまずい状態だった。
「痒いところはある? やっぱりモードレッドは綺麗だね、肌なんかすべすべしてるし……」>>11
ぐだ子に体を強制的に洗われている状態なのだ。下半身のソレは必死に股に挟んで死守しているが
それも長くは持たない。肌を滑る指先がするするとその場所に近づいていく。抵抗はするものの
時折耳朶に響く声や舌先でくすぐられる耳に愛撫される鎖骨へと注意が向いている間にソれを
掴まれてしまう。
「……こんなにしちゃってもう……お風呂の中で出しちゃったらだめなのに……後でする気だったの?」
ちがうと抗議しようと振向いた瞬間だった。
「……んぷ……ちゅる……れろ」
いきなり唇を奪われたかと思うと、舌までもが口内へと侵入し余すところなく愛撫される。
「はぷ……ぢゅる……ちゅる……ぷあ」
長く、甘いキスが終わるとぐだ子はする、と身を滑らせてモードレッドの股下へかしづく。
モードレッドの張り詰めた怒張に手を這わせ、微笑みを讃えながらぐだ子はゆっくりと手を前後させる。>>12
「……ダメ……だって……そんな事するため……に風呂に来た……んじゃ」
ゆっくりとした愛撫がもどかしい快感を与える。映像で見た激しい動きではなく、優しく包み込むような手の動きにモードレッドは腰が動いてしまう。
「とっても可愛い……腰動いちゃってる……ふふ……かぷっ」
「……ッ!!」
ぬるりとした感触。少し冷たい感触と柔らかさが突然にモードレッドの分身を包み込んだ。
椅子に座ったモードレッドの股下で先ほどまで手で愛撫していたはずのぐだ子が口で怒張を含んだのだ。急に訪れた快感でモードレッドは軽い絶頂をしてしまった。
「……んぷ……くぷ……はぁむ……ぷく」
やめろよ、と声に出そうとするもその声が出ない。必死にぐだ子の頭を押さえて引き剥がそうとするも
浮いた腰を逃すまいとぐだ子の動きは的確にモードレッドを捉えて放さない。>>13
フェラチオの経験は攻守どちらもあるが、ここまでの快感は味わった事がなかった。単に開放的な場所で行っているからなのかそれとも、あの映像の主が今自分の股下で下品にもモノを咥えているからなのか。
「だ、めぇ……だ……そんなにされたらぁ、出ちゃうぅ……」
押さえ込んでいたモードレッドの両手は次第にぐだ子の頭を掴み、引き寄せる動きに変わっている。
若干、苦しそうにするぐだ子ではあるが、構わずに前後運動でモードレッドを導く。
「……いいよ? 出して? いっぱいいっぱい濃いの……出して?」
「―――……ッぁぁ!!!」
ぐだ子の頭を限界まで引き寄せ、モードレッドはその口内に全てを放出した。絶頂で震える体を抑えて
より多くの精を吐き出すために、射精しながらも腰を前に突き出す。苦しそうにしながらもモードレッドはその全てを受け止める。十数秒続いた射精が終わり、口内から半分しぼんだソレが抜かれる。いつの間にか3スレ目に!
前スレ1000さんには次のピックアップでモーさんが召喚できるように願っておこう
>>16
Good(キャッツ)
徐々に抵抗しなくなっていくモーさん可愛いい!
いずれはモーさんの方から求めるようになるのだろうか>>20
ナイチンゲールは後ろ手に締めた扉の前で荒い息をやっと整える事ができた。
逃げるとは自分らしくも無いと自己嫌悪に陥ってしまうも先ほどの光景が離れてくれない。
「(ああ、ああ、不潔よ不衛生よ……あんなところであんな事なんて)」
早足で駆けた事で着崩れた浴衣を直す。服の乱れは心の乱れだと、何とか落ち着こうとしたのだが
早鐘を打つ心臓はなかなか落ち着いてくれない。早足如きではサーヴァントの体力が息切れを起こす
事はないのだが。
「(浴場とは身を清潔にする場所……なのに、ああ……不衛生よ……)」
不潔、不衛生と言葉が出るもその顔は熱に浮かされている。湯に入ってもいないのに火照った顔と
息遣いの度に擦れる胸の頂、ツと内股を流れ落ちる汗とは違う液体、そして
「はしたない格好……ああバレなかったかしら……こんな姿……」>>21
挟んだ太股の間で脈動する怒張の熱さを感じながら、ここまでの道すがらですれ違った人間にこの姿と
この淫らなモノを目撃されなかっただろうかと不安になるナイチンゲールだったが、そもそもこの温泉はカルデア職員の慰安旅行であり、大抵の職員は彼女達の状態を承知しているのだが熱に浮かされた彼女の思考はそこまで回らない。
「は……ああ……あの彼女の顔、何て顔だったの……綺麗な顔立ちが情けないくらいに蕩けて、崩れて
いるのに……あんなに美しい……私も……あの子にされている時にはあんな顔をしているの……?」
脱衣所に二着の浴衣が置かれていた事で先着がいるのは分かっていた。脱衣籠に入れられた浴衣の
たたみ方や脱ぎ方で誰が入っているのかは瞭然だったので、気を張ることなく温泉を堪能できると
思い、扉に手を掛けたところで音と声が聞えた。会話にしては押し殺したような声、水音にしては粘度のあるような音、そして媚を含んだような息遣い。
「……!」>>22
かしづき頭を前後に動かすぐだ子と椅子に座り、必死にぐだ子の頭を掴むモードレッド。近くで見ずとも何をしているのかが分かってしまう場面。抽送する度に顔に流れる髪の一房を耳にかきあげる仕草のぐだ子は行っている行為のいやらしさに負ける事ない程の美しさだった。正面、それも直下で見上げられるモードレッドの視覚に映る痴態はいったいどれ程の衝撃なのだろうかと食い入るように見つめていた彼女のタオルを持ち上げる感覚が、ナイチンゲールを我に返らせた。静かに扉を閉め、慌てるように着替えるとそのまま部屋へと手を握り締め早足で駆けていたのだった。
太股を緩める。ゆっくりと盛り上がっていく浴衣の裾がナイチンゲールの興奮を煽る。剛直を収めることのできない下着を外して目の前に掲げてみれば、短時間でしとどに濡れそぼっているのが分かる。
「とにかく……一度着替えないと」
直した浴衣を再び脱いだナイチンゲールだったのだが、何故か下着が二枚ある事に気付いた。一つは先ほど自分が脱いだもの。濡れた箇所も同じである事で判別できる。しかしもう一枚は
「!?……まさか私、無意識に……なんてことを」>>23
いつその下着を掠め取ったのか、ナイチンゲールは思い出せない。思い出せない、がその下着は見た事がある。モードレッドのような動きを重視したような下着ではなく、かといってマシュ・キリエライトのような愛らしい物でもない、黒いフリルの少ない下着。顔に似合わない大人っぽさを指摘した事があるので覚えている、これは
「マスターの……彼女の下着を……私は」
まるで、いや正真正銘の下着泥棒だ。あれからどれくらいの時間が経ったのかわからないが、今更返しに行った
ところでどう弁解しようというのか。諦めと後悔と自責の念に駆られたナイチンゲールだったのだが、それと同時にむくむくと劣情が沸きあがってくるのを感じていた。この下着をいったいどんな感触がするのだろう、と
「……こんなところ、彼女には……でも」
するすると下着を身に着ける。当然屹立したモノが収まる訳もなく、下着の横から惨めにもはみ出す光景はグロテスクなのに何故か心地良い。変態的行為であるのに、どこか彼女自身に包まれている感覚と感触が快感を呼び起こし、背筋を駆け上がる。もう一度脱いだ下着を今度は自らに被せ、クロッチ部分を中心にして擦りあげる。>>24
「……はぁぁぁッん……ああ」
下着を使っての自慰行為、しかも自分のではなく他人のものを使っての背徳的な行為。快感だけでなく心も犯されるようなこの感覚に彼女の手は止まることなく続いていく。
「いぃ……いぃ……あぁ……くぅ……は、ぁぁぁ !? くぅッ……はぁ」
自慰行為は長くは続かなかった。快感と背徳感で高まった劣情はあえなく暴発、下着へと精を吐き出した。下着に納まらなかった精液がボトと床へと落ちる。射精後の余韻に浸る間もなく彼女は自分の下着と同じように吐き出された精で白く染め上げられた下着を目線の先へと持ち上げる。黒の下着に暴力のように塗り付けられた自らの精液が彩るぐだ子の下着はまるで絵画のように美しいと蕩けた理性で思ってしまった。
「……まだもう少し、もう少しだけ……愉しんだら……返さないと」
そう言いながら今度は床に置いた下着に向けて剛直を擦りあげるナイチンゲール。もっともっと白く白くと劣情が治まるまでの間、彼女には下着の事しか見えなくなっていた。青春、青い春というのは銀河スケールであっても期間限定で桜のように散ってしまうこと満開の花びらに太陽風と言ったところですぐに過ぎ去ってしまい、残されたのは色あせない思い出だけだったりする。
そも恋愛と言う春に関しては、惑星シベーリア宜しく春通り過ぎて冬まだ過ぎずと永久凍土の中、「もう異性だったら誰でも良いや」と何時冷める分からないホッカイロを求めて彷徨う人々が出来る始末であり、青春とは選ばれたものしか送ることが出来ない特権階級的なスクールカーストの上位者のみしか味わうことのできない王者の蜜なのではないかと思う若者たちも少なからず、いや数多く存在していた。(私含めて)
そんな誰もが羨む青春だが、必死に努力して獲得する学生たち反面、ひょんな出会いでいとも簡単に獲得する学生たちもいる。
ある一組の男女も、そんな青春をひょんな形で獲得していた。 ただ、それが健全な物だというと首を横に振らねばならないが。
一人の男子は、何処にでもいる様な普通の男子学生で地球出身の何処にでもいる若者であった、人と違う所いえば母譲りの綺麗なサファイア色の目だけであり、その性格も善性でありお人好し。 ヒーロー志望と言うよりはそれをまとめるの事務員を志望して入学していた。
名をぐだ男、無論本名でもないがこの銀河で本名よりも他人が勝手に呼ぶ名前の方が広がってしまっていて本人は諦めている。
もう一人の女子は金髪金眼の文学美少女で、どこか影のある女の子でクールに表情を顔に出すことがあまりないが和菓子好きと言う女子らしい可愛い所もあり、体も文系と称する割に健康的である。
いつもそばに黒騎士くんと呼ぶヴォロイドを連れており、その黒騎士くんに時々見せる柔和な笑顔が学園では密かな人気を呼んでいた。
出身も育ちも不明で名前はえっちゃんと呼ばれており、問題児であるXとルームシェアをして学園生活を過ごしている。
そんな二人が出会ったのは図書館で同じ本を二人とも同時に取ろうと手を伸ばすという乙女街道まっしぐらな出会いをしたのが始まりであった。
すいません、次は九時を回ってから……>>27
期待。
二巻でヒロインXを書いたものだけども、どうしてもあまり動かないえっちゃんを上手く書くことが出来ないのじゃ・・・。
あの無表情なえっちゃんの淫らなトコロを見せて、どうぞ。>>26
無意識に下着を盗んじゃう婦長可愛いです
あの婦長が一人で乱れていることに興奮が止まりません>>31
マシュ・キリエライトは待ちわびたかのように室内へと這入った。
「……ッ!!??」
部屋の主は見た事の無いような驚愕の表情でこちらを見つめている。悪戯が見つかった、というよりは
現場に踏み込まれた犯罪者のような絶望の表情だった。普段の凛々しい姿からは想像も出来ないような
表情と情けないとしか表現のしようのない彼女の姿は、マシュの心をひどくざわつかせた。
「ナイチンゲールさん? どうしたんですか一体、先輩の名前なんて呼んで? 外まで聞えそうなぐらい
でしたよ……気をつけて下さいね」
くす、とマシュは妖艶に微笑む。青くなっていたナイチンゲールの顔に段々と赤みが戻っていく。
見つかったのがマシュで良かったと安心したのだろうか、バツの悪そうな顔ではあるものの安堵した
顔に戻りつつあった。
「……あれ、ナイチンゲールさん? その下着って……先輩のではありませんか? どうして貴女が」
確信があった訳ではなかった。ただ、ひょっとしたらという悪戯心でカマを掛けてみたのだったが、
慌てて手にしていた白く染まった下着を後ろ手に隠した姿を見ると、どうやら当りらしかった。>>32
コスプレのようなナース服を纏ったナイチンゲールが自らの怒張を他人の下着で包み込んで自慰を
している。指摘され、弁解する事もなく包んでいた下着だけを隠す。こんな姿を見ればマシュであっても悪戯心が芽生えてしまうのも無理は無かった。
「こ、これはその……違――」
駆け寄り、隠した下着を彼女から奪い取るマシュ。手にした下着からはどれだけの回数精を受けていたのか乾いた精液の上に新しい精液がコーティングされている。一番新しく出された精液が指や手に伝わり落ちてくる。指で掬い、口へ運ぶ。見上げるナイチンゲールを尻目にゆっくりと口に入れた液体を口内で味わい見せ付けるように、指を舐め取る。
「ふふ……こんなに濃いのを出しておいて、違う事は無いのではないですか?」
下着をナイチンゲールの目の前に突き出す。自分の出したものの臭いに眉をひそませる彼女だったが、
見事なまでに彩られた黒い下着が劣情を刺激したのか、どんどん彼女の頬は上気していく。息も次第に
荒くなっていき、マシュが室内に入る前の状態に戻りつつあるのがわかった。>>33
「それで、ナイチンゲールさん。その格好はどうしたのですか? そんないやらしい格好をするなんて
先輩が見たらどう思うんでしょうか……」
胸元の開いた薄いピンク色のナース服を着たナイチンゲールがビクリと震える。タイトなスカートから
はみ出たままの怒張がそれでも硬さを失わないところを見ると、指摘される事で快感を得ているのがわかる。ちなみに今来ているナース服は事前にマスターであるぐだ子が選んだものをマシュが運び込んでいたものだった。ぐだ子の痴態を編集した映像を流すように細工したテレビはまだ見ていないようだったが、見せるべきなのかどうかを逡巡する。しかし、潤んだ彼女の顔を見ているとマシュも我慢が出来そうになかった。
「……この事はどうか内緒にして――んぷ」
言葉を遮るように唇を奪う。
「……ぷは……ダメです。悪い事をする人には……お仕置きが必要です」
下着から掬い取った精液を口に含み、それを彼女の口へと移すマシュ。口の中を貪りつつ精液を舌で攪拌、舌や歯列に塗り込んでいく。息が出来ずにもがくナイチンゲールに構わず口内への陵辱をとめないマシュ。いつの間にか味わっていた白濁は唾液に紛れ、二人の体内へ消えていた。>>34
「……ふふ……すごいです……ナイチンゲールさんのココ、自分の精液を飲んだのに全く萎えないんですね。私、こんな熱いものを見てたら……我慢できません……ごめんなさいマスター」
じゅぷんと十分濡れた自らの秘所へ素早く怒張をあてがうと、ナイチンゲールが言葉を発する前に飲み込んだ。
「ああぁあぁぁぁ!!」
一体どちらの声だったのか。瞬間に二人は嬌声を上げて絶頂する。あの凛々しいナイチンゲールさんを無理矢理犯しているという後ろ暗い快感。主導権を握る優越感がマシュの劣情の火に油を注いでいく。
「ダ、ダメッ……だ、だめぇ……そんなに、つ強くされたら、激しくされたらすぐに……でちゃうぅ」
挿入してから数度ほどしか擦り上げていないにも関わらず、ナイチンゲールの怒張は膨らみ、マシュの中へ熱い精液を吐き出す。絶頂する顔、快感に引き伸ばされる表情がマシュに更なる劣情を与える。>>27
本と和菓子の趣味が合致した二人は、時々会話するようになり、時々昼食を共にするようになり、時々休日を共にするようになり、時々遊びに出かける様になり、時々二人きりの時手をつなぐようになり、何時しかそれから「時々」が抜け、代わりに「いつも」が入る様になって二人はお互いに特別な思いを抱くようになった。
告白何て二人とも口には出すことは無かったがお互いがお互いの気持ちを理解して了承しているのか事実として交際関係に発展しており、そんな関係には見えない周りの学生は「仲が良いのか分からない二人組」と噂していたが同じ部屋のXからは「見てるこっちが和菓子を吐くぐらいのバカップル」と溜息をこぼしながら評していた。
ここまでならさぞ羨ましい青春を送っている男女の話で済んだのだが、このカップルにも問題が一つあった。 それも風紀的にも、健全な学生生活にも不味く、しかもそれが女性側に問題があるというので手の着けようがなかった。 うら若き文学少女の何と情熱的な事か。
「……」
「……」
その日部屋には窓から流れてくる気持ちの良い風と本のページをめくる音だけが部屋に小さく音を立てていた。
清潔感がある部屋には男物であるダンベルやゲームが置かれており、テーブルには冷やされた羊羹が置かれており、それぞれ串が二本刺さっている。
ベットが二つあるのは此処が相部屋であり、相方は空気を呼んで外に遊びに出かけているらしく姿は無い。
そんな中ベットの上で寄り添いながら本を読んでいるのはぐだ男とXオルタ=えっちゃんであり、狂二人は読書会と称して平和な休日を本と和菓子で費やすつもりであった。
本当はえっちゃんの部屋で読書会をするつもりであったがXが「他でやってください!」と顔を真っ赤にして二人を締め出したので仕方なくぐだ男の部屋で開催している。>>38
もし書きこみ途中だったらごめんなさい。
その時間は毎晩訪れた。
夜の帳が降りて、人が皆寝静まる頃。
1人眠る少女の寝台に、滑り込む影がひとつ。
ある男が荒い息の狭間に言った。
「ああ、我らの可愛い愛し子。祝福された子よ。どうか加護を与えておくれ」
ある女は陶然とした吐息と共に囁いた。
「愛しい子。尊いあの方の写し身。恩寵を私に頂戴」
皆、口を揃えて言った。
「あなたが愛しいから、私はこうするのだ」と。
だからこれは、拙にとって当たり前のことだった。
「で、何故私のベッドに潜り込もうとしたんだね。よりによってそんな成りで」
「・・・・・・・・・師匠が眠れないようでしたから」
シーツと毛布と、その他諸々の布地の海に埋もれながら、グレイは叱られた子供のようにショボくれた声を返した。
いや、事実絶賛叱責され中ではあったのだが。「なんだ。君の故郷では裸で眠る習慣でもあるのかね。
確かに遊牧民の一部ではそういう習慣があるとも聞くが」
「いえ、でも故郷の人々は皆、拙とそうするんです。
そうすれば、身体の調子が良くなるって」
「・・・・・・・・・それはいつ頃から」
何か変なことを言ってしまったのだろうか。
雲行きの変わってきた師匠の声にグレイは慌てたが、促され、訥々と故郷にいた頃の話をした。
物心ついた頃には、既にそれは義務にも近い習慣となっていたこと。
それは痛くて、時に不快な行為ではあったけれど、故郷の人々が喜ぶので受け入れてきたこと。
昔話を語り終えると、師匠の眉間の皺は短い付き合いながら、今まで最高の深度に達していた。
何かを逡巡し、決意し、そして取り止めて。師匠は口を開いた。
「これからは、やらなくていい。少なくとも私のところにいる間は」
苦虫を100匹は噛み潰した顔で、師匠が呻くように告げる。
「・・・・・・・・・はい」
その声に何故だかホッとしながら、彼女は首肯いた。
ぐるぐるに布を巻き付けられて、少女は抱き上げられた。
ポスンと放り投げるように、二世が使っていたベッドに押し込まれる。「いいな。明日起きたらちゃんと服を着て出てこいよ。
私は低血圧なんだ。また同じ目に合うのは勘弁被る」
グレイが深く首肯くのを確認すると、二世はこの場を去ろうと立ちあがり、歩きだした、ところを裾を掴まれつんのめった。
「なんだ!」
「あの、少しだけ、手を握って貰えませんか。拙の顔は見えないようにしますから」
そう懇願すると、グレイはシーツに深く潜り込んだ。
「・・・・・・・・・少しだけだぞ」
頭とおぼしき箇所を軽くポンと叩いて、彼女の手をとり、二世は座り込んだ。
そうして結局、彼女が眠り込むまで手を離すことはないのであった。以上です
>>38
「……ふぅ」
「読み終わった? 早いね」
「うん、これ、一冊が薄いし続き物だから」
読み終わった本を閉じると、その本に費やした脳内糖分を補給するように羊羹を頬張りながらえっちゃんは次の本を手に取るとまたぐだ男の近くへと寄り添っていく。
えっちゃんは基本他人には丁寧語を使って話すのだが、ぐだ男には「黒騎士君に似ているから」と言う理由で口調がフランクになっている。 ぐだ男はあのヴォロイドにどこが似ているのか分からなかったが、それはそれで特別感があって良いとして特に気にはしていなかった。
「この羊羹……レアもの……?」
「それ、この前実家から亜光速便で送られてきたんだ。 地球産で結構レアらしいけどえっちゃんが言うなら本物だったかな?」
「うん、良い素材が使われてる……美味しい……」
そのままえっちゃんは二、三個ついで口に放り込むと、ぐだ男の部屋を見渡す。 季節はコロニー内では夏に近づいてきており風が心地よくえっちゃんの頬を撫でると少しだけ頬を赤く染めながらぐだ男の肩に頭を乗せた。
「ルームメイトさんは何時頃帰ってくるの……?」
「うん? 夕方までごゆっくりって言ってたから多分門限ぎりぎりまで帰ってこないと思うけど……どうしたの?」
「ううん、なんでも……ちょっとこの部屋暑くなってきたかな……?」
「暑い? エアコン入れよううひゃぁっ!?」
ぐだ男がエアコンを入れようとテーブルに視線を向けた瞬間、耳から生暖かい湿ったような感触が襲ってきて思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。
見るとえっちゃんが身を乗り出してぐだ男の耳たぶを甘噛みしながら舌を這わせており、その顔はどんどんと赤く染まっていっている。
「ちょ、えっちゃんストップ! ステイ! ノッブ!」
「やっぱりぐだ君も甘い匂いがする……かじっていい?」
「ダメ!」
「じゃあ舐めるだけで……れるっ……」>>39 素直に嬉しいっす……
>>44
そのままぐだ男の制止をも聴かずにえっちゃんは耳たぶを舐めてるとそのまま頬へと舌を移していき、そのまま舌を這わせて口まで持っていくと唇を舐めるようにしながら、あびせる様にキスをしていく。
「ちゅっ……ちゅぅ……」
「んむっ、えっちゃ……!」
またえっちゃんの我慢が効かなくなった! とぐだ男は心の中でどんどんと体温が上昇していくえっちゃんを見ながら何とかして興奮を抑えようとえっちゃんを引き離そうとするが、異様な力で攻めてくるえっちゃんに口内の侵入を許してしまう。
乙女の欠点はそれすなわち乙女の可愛さに変わると言うが、彼女の欠点と言うより、悪い癖はそんな可愛らしい物ではなかった。
理由は至ってシンプル、えっちゃんは「性欲が強い」のである。 それも兎がそのまま人になったような強さで、一片も興味がなさそうな顔をしておきながらその内面は男より獣である。
ぐだ男も男である以上そういうことに興味を持たないこともないが、それ以上にえっちゃんの方が興味津々であった。 お互いの初体験の時も二人っきりの薄暗い部屋の中、我慢できずに押し倒したのはえっちゃんの方であったし、その時にえっちゃんが無表情ながら獣の様に燃え盛る目で言った「大丈夫、私も本で予習はしてきましたから」という言葉はぐだ男を大いに驚愕させた。
そうして一線を超えてからという物、えっちゃんは二人っきりになると場所も時も選ばずにぐだ男に迫ってくるようになった。
それを抑えるぐだ男との関係はまるで事に及ぼうとする男子中学生を止める女子中学生の様なもので冷静対処しようとするも、結局押し切られて最後までやってしまうことがほとんどである。
「んじゅるっ……ちゅちゅぅ……羊羹の味がするね……美味しい……」
「んむぅ! え、えっちゃん! 昨日もやっちゃったんだから今日ぐらい我慢んむう!?」
「今日はまだやってない……」
「毎日やるもんじゃないと思うんだけど!?」>>46
一応前スレで書いてた者です
分かりにくくてすみません前スレの続きできました石牢エロ本番編、ひどいよ!アグラヴェインさんシリーズです。
魔術の設定とか英霊の設定とかレイシフトの設定とか、超自分解釈。
細けぇ事はいいんだよ!の精神でいくぜ。
ーーーーー
その黒鉄の鎧を脱いでも、男の全身は黒を纏っていた。
しかし薄いシャツ姿の男は隠されていた逞しさを見せつけていて、少女との力の差を歴然とさせる。
荒々しいその肉体に立香の心は怖れ震えた。
外された口枷は唾液にまみれ、床に投げられると小さなシミを作る。
アグラヴェインは部屋に揃う各種器具の中から小さな一つの瓶を取った。
陶器のようなつるりとした小瓶は冷え切った石牢に不似合いの可愛らしさで、ちょこんとついた花の装飾が場違いに見える。
可愛らしい瓶には不似合いな男の手がその蓋を開けると、フワリと甘やかな香りが漂った。
「これはいわゆる媚薬だ。気持ちのいい方が魔術的に良い、と知り合いが言っていたのでな。まあ、色狂いどもの言葉を真に受けるのもどうかと思うが」>>48
小瓶からすくい取られた粘液が、男の指を介して少女の穴に侵入する。
くちゅりと音を立て飲み込まれて行く太い指先。
「あっ……」
洞壁に塗りこむように中を擦られるたび、ジンジンとした違和感が強くなってゆく。
「ぁっ…っはぁぁ……これ、いゃぁ……ぁ」
男の指が壁を擦り上げ薬を塗り込んでゆくたびに、そこは熱く痒みを伴って少女の神経を侵す。
「未通のお前と交わるなら必要だろう」
「あっ…ぁっ…やだ…痒ぃから…ゃめて…っ」
熱くなる体温にビクビクと身を震わせ、張り詰めて行く何かに怯えて少女が訴える。
男の指は止まらない。
丹念に少女の熱を上げていった。
「やだやだっ…ぁっ…!…出ちゃう…なんか出ちゃうからぁっ!!」
少女の震えが最高潮に達する寸前男の指はピタリと止まり、抜き出される。
「ぁ……」>>49
達することのできなかった熱が少女を焼いて、男の指を求めるように少女の中から体液が溢れた。
それは脚を伝ってぱたぱたとこぼれ落ち、石の床に小さな水溜りを作って行く。
「よほど感度が良いようだが、一人で達しては困るぞ魔術師」
怯えを浮かべ、熱に浮かされた立香の瞳がか細く揺れる。
男は目を細め、汗で張り付いた髪をどかすよう立香の頬をするりと撫でた。
「安心するがいい。お前の魔力が尽きるまで、幾らでも相手をしてやろう」
少女の背中に腕を回し細い体を軽々と抱え上げると、その両足を開かせ密着する。
蜜をこぼす少女の秘裂を押し上げるように、その入り口に男の剛直が下から押し当てられた。
「やだ…やだっ…」
熱に浮かされた少女は、それでも必死に逃れようと自らを戒める天井からの鎖にしがみつこうとする。
上へ逃げなければ。
しかし力の入らない指先はただ鎖を撫でるだけで。
瞬間、ずるりと体が沈み込んだ。
「ぃっ!?」
男の膨らんだ先端が、少女の狭い入り口に侵入を果たしたのだ、
重力に逆らえず、少女の自重によってじりじりとそれは潜り込んで行く。>>50
「あっ…くぅ……っ……っ!」
指など比べ物にならない大きさのそれは、少女の胎を強引に突き進む。
「ほらどうした。嫌ならば上に逃げないか」
「あっ…ぐっ……!」
嘲りを含んだ男の声に、少女は落下を止めようと必死になってしがみ付いた。
唯一自由になる脚が巻き付くように男に縋り付く。
「なんだ、積極的じゃないか。まるで恋人同士の交わりだ。もっと深く繋がりたいのか?」
「ち…違…ぁっああっ!?」
耐えきれず、さらにずるりと滑り落ちた体は、とうとう男の侵入を、最奥まで許してしまった。
「あーーーーっ!!」
男の剛直は子宮口を押し潰し、少女の小さな下腹を埋め尽くす。
立香は襲い来る痛みと圧迫感、そして頭の芯を痺れさせる何か別の感覚によって達し、ぐたりと気を飛ばしていた。
「くぅ……っ!これ程とは…!」
熱い体内が男を包み込みきつく締め付ける。
少女が気をやった瞬間、交合によって強引につながれた魔力パスから大量の魔力が男に流れ込んだ。>>51
「これは…凄い、な……」
大量の魔力を受け取り、射精の誘惑をはねのける。
魔術としての交わりならば、今しなければならないことがあった。
気を失った少女の中からずるりと剛直を引き抜くと、その股座を持ち上げる。
少女の慎ましかった秘部は引き裂かれ腫れ上がり、男の目の前に無残な姿を晒す。
そこから伝う赤く艶かしい破瓜の血が肌の白さを一層際立たせ、床に落ちる前に男は口を近づけてそれを綺麗に舐めとってゆく。
ねちゃりと柔らかい肉が腿を這い、唾液が少女を汚してゆく。
舌はそのまま傷付いた少女の秘穴に潜り込み、そこに滲む血液を丹念に舐めとった。
「ぁ……ぁ…………」
その刺激に少女の足がピクピクと宙を掻く。
古来より乙女は神秘の側もので、その処女ともなれば極上の魔薬であった。
「なるほど、魔術師どもが色狂いなのも頷ける」
舐めとった血から膨大な魔力が男の全身に回るのを感じる。
しかしこれだけでは到底足りない。
遥か気高き御技を成す、その為には。>>52
さらなる魔力を奪う為、男は張り詰めたその逸物を再び少女の胎に押し入れた。
「はひっ!?」
痛みを伴う強引な挿入に、少女の体がびくんと跳ねる。
しかし慣れない少女の体を妖し薬は変えてゆく。
痛みを快楽に。
傷を歓びに。
男が強く腰を打ち付けるたびに、めまいを覚えるほどの快感が少女を現へ引き戻す。
「あっあっああっ!…なにっ…これぇっ…いやぁあっ!」
混乱と、そして初めて感じる気持ち良さ…それは少女の幼い心を掻き回す。
狭い体内からギリギリまで剛直を引き抜いて、また強引に打ち付ける。
立香の細い体に男はあまりに大きくて、その逞しい腕にすっぽりと包まれた少女の揺れる体は、まるで猛獣に食い荒らされる小動物のように痛々しい。
抉られるたび感じるはずの痛みはもはや無い。
全て媚薬によって快感になり、揺さぶられるごとにこぼれ落ちる悲鳴は混乱と、快楽の色に染まりきっていた。>>53
「あっあっあっ……あああっ!?」
「くっ…」
何度目かの法悦に、アグラヴェインもとうとう精を立香の中に放つ。
同時に、浴びせられるように供給される魔力に男は口端をあげた。
戒められた立香の手の甲に刻まれた令呪、その一角が、魔力を吸い上げられるた事によってスルスルと薄くなって行くのが見えた。
「ぇ…ぁあ…ぁ…ぅそ……中に……」
膣よりもさらにその奥に侵入する熱に立香は呆然と呟いた。
「ぁ……いやぁ……ぁ……」
「はあ…はあ……、いい体だ魔術師……どうした、今更なにを泣いている」
「えっぐ……ぁぅぅ……」
立香が囚われて、初めて流す涙だった。
それは全ての少女にとって大切で、憧れを内包する宝物。
それを今この男に決定的に奪われたのだ。
あらぬところに感じる、痛みと、強引に引き出された甘い疼き。
そして最奥にじわりと広がってゆく男の熱が、立香にはとても重く感じられた。>>54
「妊娠が怖いのか?確かにかりそめとはいえ受肉している身だ。子供くらいできてもおかしくはないが…」
「こ…ども…?」
(子供って…なに?そういうのって、素敵な人と出会って家庭を持って、それで、それから欲しくなるものであって……この人の、子供…?)
少しずつ湧き上がる不安が。
「でも…レイシフトで…私の体、コフィンの…カルデアに……」
少しずつ、少女を恐怖で震わせる。
「ならば受肉した英霊と同じではないか」
男の言葉は少女を切り裂く。
たとえ本人にその気は無くとも。
「魔力で作り上げたお前の肉は、現に人と変わらない精度だ。
痛みを、感触を感じ、食事も排泄も必要で。
このような性の交わりすらしかと感じることができるのであれば……実を結ぶこともまた当然起こり得るだろう?」
「ゃ……やだよ……やだぁ!」
男の言葉に少女は真っ青になると、渾身の力で逃れようと暴れ出した。
嫌々と身をよじってその結合を引き抜こうと足掻く。>>55
「往生際の悪い」
少女の細い腰を掴み、力強く引き戻す。
ズンと強い衝撃が胎内に響き、快感と妊娠への恐怖が少女の脳天を貫いた。
「ああっ!いやだあっ!…いやっやあああっ!?」
少女の嘆きなど男には問題では無い。
当然想定していた反応であるし、子を孕もうが彼女の用途は変わらないからだ。
男は少女の中に吐き出してはまた律動を繰り返す。
何度でも魔力を吸い上げ、そしてその代償を注ぎ込む。
次第に少女の抵抗は弱まり、諦めにも似た表情で揺さぶられ続けた。
時に快感に声を震わせ、意識を飛ばす。
「あっ…ぁあっ…あっ…あっ……」
「…好きな男でもいたのか?」
「え…あんっ…そんなの……ぁっ…わかんなっ……」
「……まさか恋も知らぬとは言わんよな?」
「よく、んぅっ…わかんないぃっ……っ」
喘ぎ声の合間の立香の言葉に、アグラヴェインは一つ深いため息をつくと眉根をさらに寄せた。
「こんな子供に世界を背負わせるとは…潔く早く滅んでしまえばいいものを…」
しれっと砂つぶほどの倫理を口に乗せ、それでも男にとって大切なのはただ王の言葉だけである。>>56
揺さぶる腰はそのままで、流した涙を拭うようにアグラヴェインの唇が立香の目尻をなぞった。
相変わらずの仏頂面で味わうように涙を舐め、そこにも溢れる魔力を感じた。
「……甘いな。魔術師とは皆そうなのか?」
「ぇ……わかんないよっ…ぁ………んうぅっ……」
今度は言葉を遮るように唇に噛み付いて、クチュクチュと少女の口を荒らす。
舌が確かめるように口内を蹂躙し、唾液をかき混ぜて行く。
「はっ…ぁはっ…っんくぅ……」
それもやはり愛情からの行動ではなく、魔力を貪る行為であった。
アグラヴェインにとって少女は敵対組織の魔術師であり、運悪く担ぎ上げられただけの非力な子供であり同時に、捕らえた今となっては目的のために使い潰すべき道具であった。
「んっ…ふっ……ぁっ…やぁっ!……はぁ……はぁ……」
「ふむ…」
口を離し一人納得したように頷くと、アグラヴェインは再び腰の律動を強くした。
「ああっ!?」
ぐちぐちと音を立て、肉が肉を掻き乱す。>>57
駆け登ってゆく快感に立香はブルブルと瘧のように震え、目の前の男に擦り寄るようにしがみ付いた。
突き抜けた快感が少女を乱す。
締め付けられて、男はこじ開けるように強く子宮口を押し上げた。
白い熱が少女を塗りつぶしてゆく。
もう何度目になるのか。
幾ら達しても男は立香を離さなかった。
達するたびに魔力は立香の中から溢れ、男の中に吸い取られてゆく。
代わりのように立香の胎は男の精液で満たされて、溢れたそれが律動のたびに尻を伝い床を汚した。
アグラヴェインはぐったりと力の入らない立香の体を抱きしめ、唇を貪る。
すでに立香の魔力は底をつき、令呪は跡形も見えなくなっていた。
「ぷは……ぁ…………」
「…しかし、まだ魔力を感じるな。これは…お前と繋がっている術式か?カルデアの魔力装置か…」
ギラリと光った男の目に、立香は恐怖でぶるりと震えた。>>58
「ゃ……もぅゃだぁ…………ひっく…ひっ…ぅ」
限界の体でふるふると首を振り、ぽろぽろと涙をこぼす。
男に蹂躙された立香の体は涙や唾液そして精液で、どこもかしこも汚されていた。
「今日はもうしない。私とてさすがに限界だ」
そう言うと男のそれが少女の胎からずるりと引き抜かれる。
するとそれを追うように白い粘液がとろりと溢れ出して、少女の脚を舐めた後床を汚した。
「ぅぅ……っ……」
「嘆く事など何もない。お前はこれからいと高き王の為、その身を尽くす栄誉を賜ったのだ」
アグラヴェインの声音はまるで、子供を諭す父のようであった。
「たとえ子を孕んだとしても、生まれるまでにこの世界は終わるだろう」
しかしその優しげな音は常に立香を残酷に傷付ける。
ハラハラと泣く立香を抱え直すと、アグラヴェインは天井の鎖から彼女を降ろす。
ガチャリと金属の擦れる音が聞こえ、支えを失った両腕が力無く落ちて来た。
「だから、何も心配することはないのだ」>>45 休日という物は良いですね……朝から書けるんだもの……
そんなことは知らないとばかりに、ぐだ男の制服を慣れた手つきで脱がしながら、自らの制服も脱いでいくとえっちゃんのその輝かんばかりの白い肌と普段は制服で隠れているたわわな二つの果実が露わになっていく。
そのいつ見ても飽きることのない美しい白い肌と黒い下着のコントラストからあふれ出る妖絶さは否応なしにぐだ男の興奮を高めさせてその下半身を熱くさせる。
「あっ、ん……そういいながら、硬くなってるよ?」
「いや、これは生理現象というか……男の子の悲しい性というか……」
恥ずかしくて目を逸らすぐだ男に少しだけ無表情を崩すと、えっちゃんはそのまま顔をぐだ男の下半身まで持っていくとズボンのチャックをずらして、その中に手を入れて納まっている物を取り出した。
「ん……まだかわいい……大きくするね……」
「ちょっ、えっちゃ……うぁっ……!」
必死に大きくなるのを抑えていたそのぐだ男の恥部を、えっちゃんは何の躊躇もなく咥えこむとそのままその舌で扱き快感を与えていく。
直接的な快感に流石のぐだ男も絶えることが出来ず、その淫棒はえっちゃんの口の中で見る見るうちに倍以上に膨らみ始め、それが口の中で分かったのかえっちゃんは舌で扱きながら頭を動かして唇で竿全体に快感を与え始めていく。
「んじゅっ、うぶっ、ぐちゅっ……おおひい、ね。 んぼっ、じゅるるっ!」
「えっ、っちゃっ……あぅっ! そんないきなり激しく……!」前のスレの武蔵編の続きです。
藤丸立香は彼にサーヴァントとして従える女性剣豪宮本武蔵と同じベッドに横になっていた。お互い裸であったため、性交した発汗しても身体が冷えてきた。
隣で横になる武蔵を見る。眩しいばかりの美貌、くびれた胴に乳房と腰の張った息をのむほどの素晴らしい肢体を持つ。たおやかな佳人のようで女豹のような精気を放っている。
明朗快活、凛としながら瑞々しい女剣豪が、いつになく嫋やかに見える。清廉さでも、匂い出す女のなまめかしい香はいかんともとどめがたい風情があった。
つい、抱き締めてしまいたくなる。
「……なんで、ニヤついてるの」
どうやら思ったことが全部顔に出てしまっていたようで、気づけば少々目を細めた武蔵の、心持ち剣呑な顔がじっと立香を見据えていた。
武蔵の晴れ渡る冬空や淡く凍てついた湖にも似た色の瞳を立香は正面から見つめる。
「いやぁ。ははっ。そうだ、汗かいたしシャワーでも浴びてこようかな」
「えっ……。そ、そう、お風呂……に」
誤魔化すために適当に放った言葉。が、武蔵は何を勘違いしたのか急に頬を赤らめ、慌てて俯いて、ひとしきりモジモジと身を揺すった後。
「ど、どうせ一緒に、その……入るつもりなんでしょう。汗をかいたら、さ、先にお湯に浸からせてもらいますっ」
上目遣いに立香を捉え、早口で自らの意思を捲し立てた。
「あぁ。……ううん?」
あまりに予想外の発言内容を理解しきれぬまま、適当に相槌を返し、一拍ほど遅れて胡乱げな声を発する。声と同じく胡乱げな視線を珍しく積極的なアプローチをくれた武蔵に向ければ、俯きがちな恥じらいの表情が目に飛び込んできて、瞬く間に歓喜で胸が満たされる。
「なによその顔っ。もう、先に入ってくるからね……っ」
耳の先まで真っ赤になった顔を見られたくないのか、駆け足でマイルームに備え付けられたバスルームへと消えていく。女性としては長身のその背中を見送りながら、少年はまとまりの悪い黒髪を掻きまわす。>>63
「これは箍が外れて欲求に素直になったか。まあ、元から武蔵ちゃんは欲望には素直ではあったけど、更に加速したか」
失礼な独り言を呟く。気持ちが弾んで開放的になってくれているのだとしたら。
「……ありがたいことだよな、うん」
少年はスキップでバスルームへと向かった。
「失礼、しまぁす……っと」
小さく抑えたつもりが、放った当人も驚くほど声がよく響く。うきうき気分が冷めやらぬうちにと足を踏み入れた。そこはまさに湯煙に覆われた理想郷(アヴァロン)。
「ちょ、ちょっと。前くらい、隠しなさいよっ……」
「流石に今更、じゃないかな」
まだ勃起していない小立香をぶらつかせて湯船へ歩み寄る。浴室入口付近に降り立った全裸の少年と、湯船に肩まで浸かる武蔵との距離はそれ程離れていない。元からこのバスルームは広くはないのだ。
「親しき仲にも礼儀ありというじゃないっ」
武蔵は肩まで湯船に浸けて懸命に肌を隠そうと両腕を使って試みている。その一方で、文句を言いつつも白藍色の瞳がじっと肉幹に喰らいついていた。
(ううむ、意識すると、なんか急に……むず痒ぅ)
結い上げられた銀髪がひと房、濡れて頬に貼りつく様がやたら淫靡で、髪を掻き上げる仕草一つに胸が高鳴る。息を呑む音の生々しさに肉棒が震え、武蔵の熱視線に晒されていっそう歓喜の鼓動を響かせた。
まだ雄々しく反り立つ前の、垂れ下がった肉棒を見られるのは、少々気恥ずかしい。
「じゃあ失礼……します」
「は、はい」
初めて裸を見せ合った時のようにお互い赤面しつつ、肌を寄せ合うみたいに湯船に腰を下ろしていく。>>64
「ふぅ……」
熱めの湯に肩まで浸かって、安堵の溜め息を一つ。気持ちの落ち着いてきた立香は照れる武蔵を膝の上に乗せ、抱き締めて、その弾力たっぷりの感触とぬくもりを満喫する。
腕の中の武蔵が、ようやっと居心地に慣れてきたのか揺すっていた尻を落ち着ける。
対してようやく股間の痛痒が消えたばかりの立香のほうは、今度は胸の鼓動が収まらなくなってしまっていた。全裸の股間の上に乗る武蔵の体温と柔らかさがダイレクトに伝わってきて、いやが上にも期待で胸が膨らんでゆく。
へそ下から下腹部にかけてみっちりと押しつけられた武蔵の臀部の小刻みな揺れがくすぐったくもあり、モチモチの肉感がたまらなく気持ちいい。
中身の詰まった肉まんを押し当てられているみたいな火照りと、弾力の心地良さを存分に味わう。
「ああ、なんだか堪えていたのが馬鹿みたいだわ。……さっきはとても気持ち良かった」
いったん言葉を濁して唾を飲み、ようやく意を決した武蔵の唇が再度言葉を紡ぎ始める。
「……考えてみれば、神域の技を持つスカサハだって、色事から無縁じゃなかったものね」
武蔵は魔境の女王が放つ、紅い流星のごとき槍の一撃を思い出す。女剣豪をして瞠目し、心胆を寒からしめる技量だ。
「柳生新陰流の柳生但馬守宗矩だって子持ちじゃないか。その息子も剣豪の十兵衛だし、宗矩の父親の石舟斎だったいるよ」
武蔵の肉体から得る快美を心身に痺れを感じながら、だが、あえて顔に出さぬように努めて平静な声を装った。
「それもそうよね。但馬とは付き合いないけど、石舟斎様はまさに剣聖だったわ。所帯持つと剣の切れ味が下がるなんてあるわけないわよね。結局は、未知のことに不安……だったんだろうな。村では悪鬼と嫌われて孤立して。沢庵和尚に捕まって姫路のお城に閉じ込められて勉強していても、そういう男女の仲にはとんと縁がなかったわ」
腕の中の女剣豪はふっと表情を和らげて、なにか憑物が落ちたかのようにさっぱりとした顔をして言い切ってみせた。
「あーあ。君にこんなにみっともないこと様を見せるくらいなら、もっと吉野太夫にそういうことを教えてもらえば良かったかな」
「分からなければ学べばいいさ。僕も武蔵ちゃんともっとこうしていたい。……情けない話をすると、武蔵ちゃんが誰のものにもならないまま、僕が独り占めできるのは意外と心地良い気分なんだ」>>65
「マスター……」
感激しているらしい彼女の尻が、座り心地悪そうにむずかって揺れた。その真下で刺激を受ける、剥き出しの局部がどんどんと熱を溜め、硬く反ってしまう。
「つまらない、男の意地だよ」
「あ……あぁ、っ……」
返事をしてくれたのか、それとも甘美に悶えたか。どちらとも取れる響きだったけれど、もじもじと震える肩先に、湯に透けて映る擦れ合う内腿の動き。身体の反応で実情は丸わかりだった。
「ま、た……硬、くぅ……」
震える肩先から抱き締めた、腕の中の武蔵がか細く啼く。安堵したようにひと震えした後、すべて察したように力の抜けた身を任せてくれる。
「……触るよ」
それをいいことに、左右両方の乳首をつまんだ。
「ふ、ぁぁんっ!」
「……武蔵だって」
既に期待で尖っていた乳頭からはすぐに手を放して、焦らすようにその周辺をさすってやる。
「く、ふ……っ、ぅあぁ、んっ……ぢ、どう、してぇ」
なぜ一番気持ちのよいところを触ってくれないのか。喉元まで出かかったおねだりを慌てて呑み込んで、武蔵が顔全体といわず首筋まで赤らめ俯いてしまう。
「足首も。せっかくお風呂に入ってるんだから、マッサージしてあげよう」
許可を得ぬままするすると手先を忍ばせて、ますは体育座り状態の彼女の右足首に指先を置く。
「マッサージ……だけで済ますつもり、じゃないくせに、ぃっ……ふ、ぁっ」
言葉ほどには、振り向いた武蔵の視線は厳しくはなかった。気をよくした少年の指先に少しずつ力がこもる。気遣いながら、少しずつ。圧力をかけて、ゆっくりと武蔵の右足首を揉み込んでいった。>>66
「……ふぅ、ぅ……」
心地よさげに目を閉じて、小さく吐息を漏らす彼女の姿があまりに愛しいので―――。
「ひゃあっ! あんっ!」
ついつい這い上がらせた右手で、美味しそうなムチムチの太ももをつまんでしまう。そのままスリスリとすべやかな肌を愉しみ、敏感な武蔵の反応に耳をすませる。
「も、ぉっ……どうしてきみは、そ、そういうことに人一倍貪欲っ、あ、ぅぁ……!」
いつしか立香の左手は勃起乳首を転がし、腰の上でひとりでにくねり始めた武蔵を支えるために、右手でしっかりと太ももを押さえ込んでいた。
「濡れてるよ……?」
安産型の尻肉と内腿の隙間から、肉幹へとヌルついた感触が伝わる。
「くふ、ぅぁっきみのせい、だぁ……っ」
胸を揉むために回した左腕に、彼女の火照った吐息が吹きかかって、くすぐったい。
乳首をつままれるたびにビクリと弾む、武蔵の尻の下。尻肉で挟まれたまま擦られる肉棒が、期待と感激に跳ねる。
「んぅっあんっ……」
牡の脈動を受け止めて、武蔵の尻がまた弾む。漏れ出した声に隠しきれぬ艶が入り混じり、尻の谷間から肉棒へと滴る蜜液の量は見る間に増していった。
「き……君がしたいのなら、わ、私はっ……ぁ!」
もじもじと腰をくねらせ、無意識に肉棒を刺激しつつ。照れた顔を見せないようわざとそっぽを向いて、ぶっきらぼうを装い、武蔵が囁く。
その発言が彼女なりの、遠まわしな懇願だと気づいていながら。
「武蔵ちゃんは……したくない?」
いつもは凛々しい武蔵の愛らしい姿に、ついつい悪戯心が湧き起こる。
「やふぁぁぁぁっ!?」>>67
武蔵の身体を抱いたまま湯船から立ち上がり、背後から硬くなった肉の幹を熱ごとグリグリ押しつけて、少年はあくまでも明確なおねだりを要求した。
「そ、そういうわけじゃ、ぁ……ぁぁ~っ」
問われてつい振り向いた、羞恥にまみれて潤んだ瞳があまりに無防備だったせいで。底なしに淫らなその視線に魅入られ、またドクリと肉棒の内を快楽が奔り抜けてゆく。
(ぅ、ぁ……予想以上に、これはっ……)
長時間湯に浸かっていたせいか、武蔵の身体は全身どこもかしこも火照っていた。狭い腿と腿の間に押し込めた肉幹には、こもった熱がまとわりつき、よけいに意識が集中する。
前のめりの姿勢のために無自覚なまま足腰を入れ肢体を支えようとしている。そんな武蔵の太ももの弾力を存分に味わい、血の巡りのよくなった股間から、甘美な鼓動が響くたび。膨れ上がる幹を押さえ込もうと圧力を強める腿肉に扱かれて、よりいっそう強い快楽の痺れが肉棒内部を駆けていった。
「む、胸は、だっ……っあふぁぁ~……っ」
幹を奔る喜悦をこらえるため。苦し紛れにつまんだ勃起乳首が、トクトクと鼓動を刻みながら健気に反応する。縁に手をついた彼女の二の腕が、快感に耐えかね小刻みに揺れていた。
その様が愛おしくて、またよけいにクリクリと、左右交互に乳首をつねくってしまう。
「やは、あ、ぁーっ……!」
彼女の肢体の震えが伝わって、湯船が波立つ。
鍛えられた武蔵の内腿がもじついて、挟まれた肉棒がよじれながら、歓喜に悶えた。ほどよい圧迫と摩擦を加えられて、勃起の根元へと喜悦の痺れが堆積する。口端からは堪えきれない悦びが、喘ぎとなって漏れ出ていった。
このままでは、数分と持たずに容積を超えた肉欲が濃厚なる白濁となって吐き出されてしまうだろう。
「ふ……っ、く……!」
腹に力を入れて、なんとか射精衝動を抑え込もうと試みた。>>68
「ひぁっ! あ……! 擦れ、てぇっ、ぁ……やぁっ」
強張った肉棒を挟みつけ、図らずもその硬度と熱を受け止めた武蔵が、ますます腿をもじつかせ感じ入り。
「うぁ……! む、武蔵っ」
結果。下腹に意識を集中していたせいで、隙間なくのしかかってきた尻肉の温みと凶悪な柔らかさを余さず受け止めてしまう。甘い歓喜が肉棒を侵食し、よけいに反った幹で濡れた秘芯を擦り上げ―――無意識にどちらかともなく相手の身体にしがみつく。そして各々、生殖器から湧き出るさらなる甘美にいっそう胸ときめく。
肉棒を挟みつけて離さぬ内股の、さらに奥にある秘芯は、今にもないかを漏らしてしまいそうにヒクヒクと蠢いている。肉幹に伝わるその蠕動が、言葉よりも雄弁に彼女の思いを物語っていた。
「す、するなら、あぁっ。は……早くぅっ」
焦れた尻がまた淫らに、左右前後に揺れる。拍子にジワリと、湯よりも熱い液体が武蔵の内腿を伝い、肉棒に絡みついてきた。
「~~~~ッッ!」
胸の内を突き上がる情欲が抑えられない。生唾を呑むと同時に伸ばした右手で、少年は尻を撫でる。
「きゃぅ……あ、あぁっ……見ら、れて……」
「……うん。武蔵の背中。お尻も。それから大事な部分もちょっとだけ……見えてる」
屈んだ彼女の、綺麗な曲線を帯びた真っ白な背中をなぞるようにたどってゆく。
「ふゃ!? くすぐった……っや、ぁは、あァ……!」
臀部の取っ掛かりにまで下った指先に、力がこもった。湯と汗で濡れて火照った尻肌は、揉み潰してしまいたくなるほどに肉厚で弾力があり、指先がどこまでも沈んでしまいそうなほど柔らかい。
「い、っきなり、どこをっ、ひっ、ぁ! な、なでないでぇ、あっ、あぁぅぅ~~」
「武蔵のお尻……スベスベしてて、好きだよ」
触れているだけでも、腰の根元に熱いたぎりが溜まっていく。もじつく武蔵の内腿の圧迫にも襲われれば、尚更に。
「そ、んな風に褒められても嬉しくな、ぁいぃ……」>>69
自然とお互いに鼻息が荒ぶっていく。
「片脚……湯船の縁に上げて」
「そ、そんなはしたない姿勢を……? ひぁぁぁっ!?」
つぶっ―――。武蔵の右脚を持ち上げて湯船の縁に置かせて、そのまま。浅く、爪先が潜る程度に、前触れもなく立香の右手中指が武蔵の尻穴を穿った。
「濡れてたからかな。すんなり……入ってく」
浅く潜っただけでも、内部の熱のこもりようとうねる腸壁の激しい反応が感じられる。脚を開かせたおかげで、指を呑み込んでぷっくり膨らむ肛門の様子も丸見えとなっていた。
武蔵にしてみれな、いつもと違う体勢を取ったことで、慣れぬ角度で腸壁を抉られ、だからこそよけいに興奮してもいるのだろう。
「う、そ……あはぁっ。私はお尻っ、ッ、なんかでぇ、感じてっ、いっ、いなっ、あぁぁっ」
まくしたて弁明するほどに腸壁が蠢き、奥へ奥へと指を咥え込もうとする。口とは真逆の反応を見せてしまったことで、気高き乙女は尻たぶまで真っ赤に火照らせて身をよじり、火照る顔をぷいと逸らしてしまう。
愛しい女の痴態に、否応なく少年の心が猛り惹かれ込まれてゆく。
「ッ……っ、ふ……!」
左足一本で立つその内腿に擦りつけた肉棒が、再び歓喜の鼓動を刻み始めていた。
牡の高揚を感じ取った女剣豪の背が弓のようにしなる。
「奥まで……入れちゃう……ね」
「ひぁっ! ぁ、あァ……指っ、ぃっぁァア~~~!」
尻上がりに響く彼女の声が、浴室の壁に残響して何度も耳朶を打った。
強張り小さく窄まっていた肛門が粘り気のある腸液をにじませ、指先に吸いつきながらゆっくりと拡がっていく。愛しい人の腸内の感触と期待通りの反応に、少年の喉と股間が打ち震えていた。
「……ッ、やっぱりきついっ……」
前のめりに倒れていこうとする肢体を支えるため、たぷんと弾む彼女の左胸を、立香の左手が鷲掴みにする。伝わる武蔵の鼓動は早鐘のようで、指先に当たる硬直した乳首の感触に、一気に少年の脳裏は沸騰する。>>70
「ふぅっ……ァ! そ、こは弄るような場所じゃ……ないっ、ッァ! ぁぁぅぅぅぅ~!」
憎まれ口は彼女なりの照れ隠し。その証拠に、尻穴のほうはすっかりこなれて欲深く収縮しながら指を受け入れ、トロトロの蜜までにじませてくれている。武蔵からの受諾の意思をダイレクトに感じられるこの瞬間が、立香にとっても至福の時間だった。
「もう、奥までトロトロのギュウギュウだ……」
「ひゃぅ! ば、かぁあ……口に出して言わないでぇ、っっ~~~!」
ぬかるんだ肉の壁に締めつけられた指先に、武蔵の艶声が振動となって響いた。当然、武蔵も、肛内の指を締め上げながら振動にむせび、一段と甘みを帯びた声を吐きこぼしていく。
武蔵の蕩けた声音と表情に溺れて、思いの丈をぶちまけてしまいたくなる。今もドキドキと胸奥と股間がときめき、底なしに昂ってしまっていた。
「くふぅっ、ぅぅ……っ。ますっ、たぁ……んむぅぅっ」
己の身体の反応が信じられない。そんな風に啼く武蔵が愛しくてたまらず、歯止めを失くした少年の指はがぜん張りきって肛門をほじくっていく。
たまらず振り向いて唇を重ねてきた武蔵の甘い声がもっと聴きたくて。また奥から一斉に染み出してきた腸液の粘つきと熱を確かめ、鈎状に折り曲げた爪先で腸壁を擦ってやる。
「んぢゅ、ぅぅ。ふあっ、あ……っ、グリグリっ、ひ、響くぅぅぅぅ」
刺激を受けるたびに彼女の声は甘みを増して、大きく丸い尻肉が左右に揺れた。既に彼女の側も自制が利かぬ様子で、とうとう開きっぱなしの口からこぼれた舌先までもがふるふると切なげに悶え始める。
「今日の武蔵……いつも以上にエッチ、かも」
武蔵の痴態を見つめるにつれ、彼女の左腿に押しつけた肉棒にも熱がこもってゆく。震える武蔵の左胸を抱き締め、揉みほぐしながら肌をすり寄せる。
風呂の熱気に武蔵の汗ばんだ腿の熱を加え、しっとりとした肌の感触に蕩かされ。自然と腰を振り、甘く痺れるに肉棒を彼女の内側へと擦りつけてしまう。
「そっ、れはっ、あァ……! ます……がいやらしく触れるからだよぉっ……」
もじつきながらも強く牡肉を圧迫して離れない腿肉に擦られ、少年の鼓動が激しく弾んでゆく。吐息をうなじに浴び、武蔵は猫のように可愛らしく啼いていた。>>71
「ふ、にゃ、ぁっ……く、ふっ、ぅぅ……~っ」
よほど尻に意識を集中しているのだろう。牡肉の鼓動が伝わるそのたびに、武蔵の尻肉もまたビクリと跳ねて、肉幹に隣接する割れ目付近からは熱い蜜液が際限なく漏れ出していく。
「お尻のほうも、すごく……締まってるし」
「い、言わないでぇぇっ。ッッ、あっあぁぁぁ……!」
自ら張り上げた声の振動で、また武蔵は悩ましげに身を揺すり煩悶する。
その頑なさを愛しく思いながら、解きほぐすようにじっくりと―――少し、また少しと億を突き、突いた後は必ずほじくり掻き回してから引いて、立香は丹念に武蔵の尻穴を慣らしていった。
―――ぬ、ぽっ……。
「ひぁっ、あぁ、ぁ~……っ」
十二分に掻きほぐした肛門からゆっくりと指を引き抜けば、爪先と尻穴との間でネトついた糸が引く。立香の指も、武蔵のぽっかりと開いたままの尻穴も、満遍なく大量の蜜汁に濡れきらめいていた。
「次はコレで……一緒に気持ちよく、なろ……?」
ヌルヌルと滑りのよくなった武蔵の肛穴が、指一本では物足りなさそうにヒクついている。少年自身、素股での歯がゆい刺激に耐えかね、もっと強い快感を欲して胸を高鳴らせる。
「も、もう……抑えられないでしょう。だ、だからっ。我慢しないで……は、早くぅっ」
先に我慢できなかったのは、果たしてどちらだったか。再び両脚で湯船に立った女剣豪の尻肉が弾み、くねって、くいと持ち上がる。
「ぅおぁっ……!」
「ひぁっ、あくふぅぅ……ぅぅっ!」
ぬかるんだ肉同士が擦れて、二人の口から同時に悦びの音色が紡がれる。
触れた部分が、どちら側もねっとりした蜜で潤んでいた身震いするほどに熱く感じられた。
「ふっ、くぅぅ……。や、ぁ、硬くしすぎっ、だっ、あぅぅぅ~……」
反射的に上方に弾んで逃げた武蔵の丸い尻を、腰に巻きつけた右腕で抱き寄せて、なおいっそう強く腰を押しつける。>>72
「うぁっ……!」
「ひぁッ! ぁ、ぐっ……ぅぅぅ~っ」
圧力をかけすぎたのと、武蔵の尻の谷間が分泌液と湯にまみれていたせいで肉幹が双臀の狭間を滑り抜けてゆく。
「ふぅ……っ、あ! そ、そうっ。そっちにっ、ぃっ」
武蔵のシミひとつない背中が反り返り、待ちわびた歓喜に悶え震えていて。
「……っ、もうこんなに……濡らして……たんだ」
亀頭が少女の恥毛をくすぐってくぐり抜け、淡く咲いた肉の花弁をまさぐった。
じっとりと湿り気を帯びて息づく陰唇に肉端をくすぐられて、彼女以上に腰に奔る喜悦に耽溺させられる。
「武蔵のここ……もうこんなに、欲しがってるっ」
淫靡な光景にあてられ、肉欲に蕩けた脳裏に思い浮かんだ想像のままに、腰を揺すって角度をずらし、武蔵の漏らした蜜を、筋張って腫れた肉幹全体ですくい取ってゆく。
「ひぁっ! あっ、ぁはぁぁぁっ……ますたぁっ……お願っ、恥ずかしい音を立てないでくっ、やふぁぁ!」
「は、ぁぁ……っ! ぬぢっ! 武蔵っ、我慢……しないで」
肉傘の先に滴るほどすくい取った蜜液が、摩擦で泡立ち卑猥な音色を奏で続ける。その都度腰の根元に奔る過激な衝動―――牡の本能たる射精欲求に襲われて、昂る鼓動が、少年に嗜虐的な感情を抱かせる。
「ひゃぅ! な、にをっ……ひぁぁンッ!」
続けざま。不意を突いて、女剣豪の窄まった肛穴を擦り上げた。駆け抜ける衝動に歯を噛み締めてこらえ、何度も、何度も。馴染ませるように、肛門と蜜まみれの亀頭とを擦り合わせ、粘りつく混合液に絡め捕られて甘い痺れに襲われる。
「ほら……危ない、からっ」
前のめりに、今にも倒れ込みそうな武蔵を支えるため、腰に巻いた右腕で抱き留め、再び左手で高鳴る関緒所の左胸を抱き締めた。
「ふぁっ、ァ……~~~っ」
引き寄せられてまた強く擦れあう。力のこもる双臀の谷間で牡肉を締めつけ、窄まる肉穴の入口が奥へといざなうように亀頭を歓待する。>>73
「ぅ……っ、ァ!」
同時に電流のように鋭い衝撃が駆けてゆく汁に濡れた肉幹もまた、悦び跳ねていっそう武蔵の肛穴を擦り立てた。
濡れ出た腸液と亀頭に絡んた蜜汁。お互いが漏らした歓喜の印同士が混ざり合い、ヌルリと―――。
「くふ、っ、ぅ……? あっぁぁはぁぁぁぁッッ!!」
滑り込むように肉の幹が腸内を埋め立てていく。予期せぬ挿入は受け入れる武蔵のみならず、突き入れた立香にも不意打ちめいた衝撃を与えて、瞬間、まぶたの裏に白熱が閃く。
(お、ぁぁ……押し、出されるっ!?)
瞬間、引き攣れ絞られた肉の輪に、エラの張った肉傘が押し返されそうになる―――そう、錯覚させられた。だが実際はぬかるんだ腸内の滑りにも助けられ、腰元に奔る甘美な衝動はそのままに、ズブズブと肉の楔は打ち込まれていった。
「はひゃっ、あッァァァァ……~!? っぁ、あっ、は、ふ、ふぅぅぅ……~っ!」
直腸の折れ曲がった部分を、勢いよく滑り込んだ亀頭が抉る。打ちすえた肉の先端にも下肢を蕩かすほどの甘美が奔ったが―――無防備な粘膜を抉られた武蔵の反応は、その幾倍にも匹敵するものだった。
「ふぁっ、ぁ、ぁ、ぁあ……っ、だっぁふぅぁぁっぁぁぁぁぁっ……」
ぢゅぼ、ぢょっ、ぢょろろろろろろぉっ……。
感極まった女剣豪の膀胱が黄ばんだ液体を滴らせ、締まりを失くした美貌がだらしなく蕩けた声をこぼしてゆく。
「ひぁ、やっ、あぁぁ……! 見ない、で……マッ、スター、お願っ、ぁ、ぁぁふぁぁぁ~っ」
注がれた尿液で湯面が派手に波立ち、水音が大きく浴室内を反響した。
「う、ぅ~っ……風呂に浸かりながら、お湯を汚している、なんてぇっ……」
響く音が大きくなるほど、恥じらいに染まる表情ろは裏腹に愛しい人の身体は敏感な反応を見せてくれる。>>74
ギチギチと引き攣れる腸内でも、ネットリと熱い腸液がしとどに染み出していた。
「……っ、ぁぁ。武蔵は……見られて恥ずかしいのが、感じるんだな?」
「ッッ!? ち、違っ、ひっ! な、んで中で大きくしてるの、ぁっあぁ、ぁ~……っ!」
図星を指されていっそう引き締まる。キツキツの腸内で蕩けた液にまみれた肉棒が、根元付近に滴る尿液の温みにも満たされて歓喜の鼓動を奏でていた。
「それとも、感じて……ない?」
「ほんっ、とうに……ぃっ、ずるいっ……マスターはずるい~っ!」
ここまで昂らせておいて―――振り向き睨んできた眼差しが、潤みながら語り掛けてくる。
「中うねって……っ、ぁ……搾り取られそっ」
腰を止めて密着していると相手の鼓動と火照り、震えまでがダイレクトに伝わって、身も心もつながっている、そんな至極の心地に浸かることができる。だから、武蔵を抱き締めてゆっくり、徐々に昂っていくこの状況が立香はたまらなく好きだった。
「うぁ、ぁぁ……切、ない、ぃっ、君が指で寧入りに、私の恥ずかしいところばかり虐めた、からぁっ」
すがりつくように尻を突き出し、もう少しの我慢もできないというように小さく前後に揺れて、刺激を求め絡みついてくる。その、ムッチリと肉の詰まった尻たぶを撫で回し、強まる締めつけに内心煩悶し。
「切ない、のは……僕もっ。でも、こうしたほうが後でずっと気持ちいいって、知ってる……だろ?」
それでも唇を噛んでこらえ、すがりつかれた分だけ腰を引き、肉幹のちょうど半分ほどが埋まった状態を維持し続けた。
「やっ、ぱり、いじわるっ……ぁっ!」
癇癪を起したみたいに、恥じらいを忘れた武蔵の尻が派手に揺れ、恨み節が甘い音色とともに紡ぎ出されていく。粘液で満たされる腸内で、つるりとした腸壁がその都度ギュウギュウと牡肉を締め上げていく・
「っ、は、ぁっ……ちょ、武、蔵ぃっ……!?」
「きみが、悪いんだ。私のここをこんなにもトロトロにさせ、てぇっ……んふぅあぁぁ……ッッ!」
「お、ぁぁぁっ! ご……ごめんっ武蔵っ、あやまっ……るから、ぁっ。ちょっ、腰止めっ……!」>>75
予想以上の反撃に一気に形成は逆転。腸壁にめり込む勢いで押し潰される亀頭に、快楽が怒涛の勢いで流入する。数度目の腸収縮によって意識が白むほどの快楽を腰骨に叩き込まれ、抗うすべなく少年は降伏する。
「あ、ァァ! 奥が擦れるのが……い、いぃぃっ! マスターが、私の中を埋めてるっ、ようでぇぇ……」
激しい動きによってほどけた銀髪が、濡れた乙女の背中に舞い、貼りつく。
肉づきのよい丸い巨尻と、引き締まる少年の下腹。ぶつかる肉と肉がペチペチと鳴った。弾け散る汗と諸々の汁とが互いの肌を濡れし、よけいにぴったりとくっついた肌と肌が体温を共有し昂っていく。喜びと悦びに満たされることに没頭するあまり、波立つ水面のけたたましさはもう耳に入ってこなくなる。
(このままじゃ悔しいな……っ!)
―――ぢゅばぁぁんっ!
「んふぁ~~~ッ!? ひっ、ぁ! ひっ響くぅぅッ!」
血がにじむほど唇を噛んで必死に腰を前に押し出し、角度をつけて腸の上壁を掘削した。へそ下にぶつかる武蔵の尻肉がたわみ、柔らかく衝撃を吸収してくれる。尻肉の震えに同調して不規則に牡を締めつける腸内の熱量が一段と増して、浸された肉幹が勇み跳ねた。
「……~~~っ!」
同時に突き抜けた雷電のごとき快楽に侵され、雷撃に撃たれたように少年の下肢が痙攣する。快楽の波に呑まれ、腰が抜けたみたいに感覚が消え失せていった。
慌てて武蔵の腰を抱きしがみついたものの、踏ん張りのきかなくなった下半身に快楽はダダ漏れとなり、狂おしいまでの情念が胸を突く。
「はぁ、はぁぁ……! 私をこんなにもいやらしくした責任をっ……んふぁァァッ!」
支えになってくれた彼女の裸身もまた甘美に溺れて痙攣していることに気付いた途端。焦らそうだとか慣れるまではじっくり、などといった思慮は掻き消えてしまった。
「うん。取るよ、責任。……武蔵ちゃんを手放すつもりはないからっ!」
告白を受けていっそう貪欲さを増し吸着する腸粘液。さらには輪ゴムのように窄まり離れまいとする肛門の抵抗を受け、引き抜く幹にもどかしくも切ない、爪を立て掻きむしりたくなるほどの甘美が往来する。>>76
「ふぁっ! あ……や、ぁっ、抜かないっ」
いつもの凛々しさがなりをひそめ、愛らしく拗ねた声が紡がれ終わるよりも先に。
「ァァッ……ッッ~~~~!!」
目一杯突き入れた腰の先端で、腸の壁を押し潰す。
「ッッッ!! っぁ、一緒に……っ」
湧き上がる射精の予兆に耐え、芯まで蕩けた腰を振るいながらやっとそれだけ。一番伝えたかったことを口にした。
「ふ……ぅァァ! い、っちばんっ奥ぅぅぅっ……!」
勢いよく尻の中心を突き上げれた武蔵が、腕の中で震えてのけぞり、直後に腸内をギチギチに締めつけたまま前のめりに倒れ込んでいく。衝立か代わりになっていた彼女の腕が湯船のヘリから滑り落ち、たぷんと柔らかな乳肉が潰れてわむ。
「……~~~っ!」
魅惑の光景に誘われた右手が、豊かな乳肉を腋下から持ち上げるように揉みしだく。
「は、ぅ……っ、あぁ! そんっ、なァァ! いっぺんに、ぃぃっ、っひ! 感じすぎ、ちゃう……~っ」
懇願の内に秘められた「もっと触って欲しい」との思いを受け止めて、少年の左手はダダ漏れさせる蜜壺の上部―――充血しプックリと腫れた陰核へと張りつき。コリコリと芯の詰まった感触を堪能するみたいに延々、乳首と同時に転がし、つまみ、指の腹で押し潰す。
「んっ、んんっ! ふぁ、あっ、あぁ~っ! お、くぅぅ……ッ、奥ッ、ゴンゴンっ、強っ……~~~っ!?」
指先で弾くたび健気に震える陰核に、真下の割れ目から染み出た蜜液を塗り込めて、よりいっそう滑りをよくして扱き立てる。軽くつねった胸元から伝わる鼓動の速さにつられて、荒く乱れた吐息を彼女の耳裏に吹きかけた。
「ぅく……っ、ぅぅ! 武蔵っ……」
引き絞られる腸内にも腸液が溢れ返り、キツキツなのにヌルヌルとぬめりは増しっぱなしで、擦るたびに腰の根元に快楽が奔る。そのあまりの心地良さを味わい続けて、壊れたゼンマイ人形のように延々と腰を振り立て、ぬめる直腸を突き上げて、蕩けきった下肢はさらなる愉悦の海に沈み込む。>>77
「漏れっ、ちゃうぅぅっ。またお漏らしっ……も……少し待っ、て……ひっゃぁぁ!」
形の良い眉をたわめて、喉を震わす。羞恥と高揚に苛まれながらも昂りを抑えられないで唇を噛み、堪える―――そんな彼女の表情が愛おしくてたまらなかった。
(武蔵の中っ、どんどん熱くっ……!)
ヒクつく尿道に呼応していっそう小刻みに締めつけてきた腸内で、搾り取られるように圧迫された男根が甘く悶えて先走りをこぼす。
「ひぁっ、ぁぁぁっ! お尻の中っ、で……今ビクン、てした、ァァ……ッ!」
粘りつく液を腸壁で受け止めて、熱に浮かされたようにうっとりと武蔵が瞳を、頬を蕩かせた。快楽でグチャグチャの脳内に彼女の声は甘く染み入るように響き渡っていき、一気に、腰の芯に溜めに溜めた白濁のマグマが込み上げてる。
「も、ぅ……すぐっ、だから……っ!」
だから、一緒に―――。絡めた視線で語りかけ、間断なく窄まり続ける腸粘膜の求めに応じて腰を振るい続ける。
パンパンと肉と肉がぶつかる音が浴室内に反響し、
「んッ! んんぅっ! んはっ……わ、たしも、ぉっ、よっ……早くぅぅぅっ」
悶えるように、啼くように。か細く震えの混じった嬌声が耳朶をかすめた瞬間。
「武……蔵ぃっ……~~~ッッ!」
目一杯直腸の壁を押し出した肉の切っ先から、煮え滾る白濁のマグマが堰を切ったように噴出した。
「ぁ、はぁぁぁぁっ! あつ、いのが、ぁぁっ。奥に当たっ、て……っひ、ぁッ! あ、ぁぁぁ―――ッッ!!」
ぶるちと彼女の肢体が震えた直後。絶頂の余波に幾度となく腰を跳ねさせ、こらえの利かなくなった下半身をよじらせて、耐えきれずに武蔵は黄ばんだ液を漏らしてしまう。
二人の重なった腿を伝い、バチャバチャと湯船に注がれる尿液の音色をBGMに、一向に萎える気配のない肉幹で、ドロドロの腸内を擦り上げていく。
「武蔵のおしっこ……あった、かいっ……」
「ふぁぁぁぁぁっ! ばか、ば……かぁぁっ。ひぁ! あぁあはぁぁ~~……っ!」
抱き締めた武蔵の肌の火照りと、漏れ続ける尿の温みに、逆に抱かれているかのような錯覚を覚えつつ。ぶり返してくる吐精の快楽。骨の髄にまで浸透する肉の悦びに身を沈めて、止め処なく噴き出る白濁汁を絡みつく直腸内にぶちまけていく。>>78
「……~~っ、ふ……! ぅあぁっ……」
つながったまま、ゆっくりと湯船に肩まで浸かり、あぐらを掻いた上に乗せるようにして武蔵を座らせた。
「ひぅ! いっ、きなり深っ……ァ! ま、たぁぁ!」
過敏になっているところを不規則な締めつけに襲われて、またビクリ。抱き締めた武蔵の身体ごと立香の腰が飛び上がる。武蔵の肛穴の収縮に応じて、際限なく子種が汲み上げられていった。
「……あ、ふぅ、ぁぁ……っ」
「だいぶ……収まってきた?」
抱き締めたぬくもりと波打つように引いていく射精の余韻に酔いつつ肩をさすってやれば、安堵したように大きく息を吐いた彼女の火照った顔が振り向いてくれる。
「……あなたの、腕に抱かれていると……不思議と、心が安らぐ」
子種を尻で受け止め終え、小さく身を揺すり振り向いた彼女の安心しきった表情は、きっと忘れることのない思い出になる。下肢を湯船の熱と武蔵の尻の温みに浸りながら少年は確信していた。
「意外と武蔵ちゃんは甘えん坊なんだなぁ」
気楽な風来坊で、頼られるのが好きな姉御肌であろう彼女の先だっての言葉が胸に染みて、よけいに嬉しさが込み上げてきた。でもだからこそ―――照れ隠しと、無防備な彼女の姿が見たいがため。あえて、茶化したくなる。
「……からかわないで。もうっ」
むくれた顔もまた可愛い。幸福感に浸りながら、長い夜が更けていった。新作短編SS投下します。話の時系列はUBWの士郎vsアーチャー戦後から最終決戦の間です。
スカトロ・お漏らし描写あり。画像URL付きです。
ではよろしくお願いします。>>82
それは炎上したアインツベルン城から脱出し、衛宮邸に帰還する道中のこと。
凛「衛宮君、セイバーの様子がおかしいんだけど…」
士郎「え?セイバーがどうしたって?」
凛「さっきからしきりにお尻を押さえてそわそわしてる。お尻に怪我でもしたのかしら…」
士郎「…(赤面)ああ、それはセイバーから直接聞いてくれ。俺が説明すると多分遠坂とセイバー二人に殴られる…と思う」
凛「ちょっと!?どういうことよ、それ!」
セイバー「…凛、私が後で説明します。士郎には何も聞かないように」
凛「そう…それならいいけど(すごく気になるわね…)」
衛宮邸の玄関前にたどり着くと同時に、セイバーが突然うずくまる。
士郎&凛「セイバー!?」
セイバー「はぁ…はぁ…士郎は居間で休んでてください…んっ…」(ブッ…ブリ…ブリュ…
凛「え…この音…って衛宮君!どこ行くのよ!」
セイバー「話は私の部屋でします…。その前に凛、トイレからトイレットペーパーを持ってきてください…」
セイバーの肩を持ち、セイバーの部屋に一緒に入る凛。そこにはなぜかおまるが置いてあった。事情を察し、凛は大急ぎでトイレからありったけのトイレットペーパーを運んでくる。
セイバーは凛の前に後ろ向きで立ち、服を脱ぐと…
凛「え…?セイバー…何でおむつ履いてるの…!?」
セイバーのお尻は、便で大きく膨らんだおむつに覆われていた。セイバーがおむつを脱ぐと、大便にべっとり塗れたお尻が露わになり臭気が立ち込めた。
↓
ttp://p2.ms/fj5gy>>83
セイバー「(涙を流しながら)実はキャスターに囚われていた時、彼女に尻穴を弄られ過ぎて便意を我慢できない体にされてしまったのです。凛と契約して助け出された後も肛門がずっとゆるゆるの状態でして、ランサーにバレないように振る舞うのが大変でした。おむつを買いに行く暇もありませんでしたから、仕方なく士郎に投影してもらってやり過ごすのもやっとで…」
↓
ttp://p2.ms/aj211
凛「(セイバーの頭を優しく撫でながら)よしよし、良く頑張った。お尻綺麗にした後治療してあげるから、もう泣かないの。ちょっと待っててね。」
自室から治療魔術用の宝石を持ってくる凛。
凛「よし、おとなしくしててね…」
トイレットペーパーを持ち、セイバーのお尻に付いた便を拭き始める。
セイバー「ひゃんっ!凛、もっと優しくお願いします…。」
凛「だって汚れがひどいんですもの。仮にも英霊なんだから我慢しなさい。」
セイバーは幼少時のある記憶を思い出す。
セイバー(そういえばまだ幼い私が空腹に耐えかねてつい腐った木の実を食べて当たってお腹を下して漏らしてしまった時、いつも悪態ばかりついてたケイ卿が珍しく何も言わずに優しくお尻を拭いてくれましたっけ…)>>84
凛「お尻の穴綺麗にするけど、良い?」
セイバー「あっはい!優しくお願いしま…ひゃうう!」
凛「はいはい、我慢我慢」
セイバーのお尻が綺麗になると、凛はセイバーのアナル周辺に指を当てる。
セイバー「あうっ…凛、何を…」
凛「括約筋は完全には切れてないみたいね、でもズタボロ状態。よくこんな状態で城にまで行けたわね…まあ、この程度なら魔術で直せるから大丈夫ね。」
セイバー「ほっ…良かった。治せるのですね。」
凛「任しとけっての。それで悪いけど…(宝石を取り出す)今からセイバーのお尻の穴にこれを入れて治療するけど、我慢できる?」
セイバー「…(少し困り顔で)それでお尻が治るのでしたら」
凛「じゃあちょっと痛いけど、頑張って耐えて頂戴♪」
セイバーのアナルに宝石を挿入する。
セイバー「ひゃあううううう…!!お尻が、熱い…熱くなって…ひゃわわわ…!」
凛は呪文を唱える。するとセイバーのアナル周辺が光り出し、括約筋が修復されていく。>>62
普段から氷より冷たい表情と言われるえっちゃんが上目使いで自分の陰部を一生懸命に扱く姿は例えその気がなくとも男を興奮させるには十分であり、ぐだ男はすぐに限界が来てしまった。
「うっ……えっちゃん、もうでるから……!」
「んちゅっ……いいよ、そのまま……だして……?」
「出してって、口の中っ、うっもう耐えきれっ……!」
「んじゅるっ! んぶっ!? んんっ……んぐっ、ごくっ……」
えっちゃんはそのままマスターの一物を喉奥まで咥えこむと、そのまま吸い付いてぐだ男の絶頂により出てくる白濁液を一滴も残さないように喉に通していく。
「んぐっ……じゅるっ、じゅっ……んぐぅ……ちゅぅー……」
「ちょっ、えっちゃん! もう出ないからっ……」
が、えっちゃんは射精が終わったことに気付いていないのか、それとも気づきながらもそうしているのかまるで赤子がおしゃぶりを咥えるかのようにそのままぐだ男の陰部から口を離そうとせずそのまま味わう様に舌で舐めつくしている。
「うぁっ、えっちゃ……くぅっ!」
困ったのはぐだ男の方で絶頂したばかりと言うのに、更に刺激を与えられて視界がスパークしながら正気を保つのが精一杯であった。
それなのに自分の息子は萎えることは無く硬くしぱなっしでもう一回放出する準備が整っているのはまさにえっちゃんから受けた影響だと言っても過言ではなかった。
「くっ……またっ……くるっ!」
「んぶっ!? んぐぐ……ごくっ、ぷはぁっ……」
刺激を与えられたままの二発目は彼が想定していた快感よりもさらに淫靡で、とめどなく溢れた白濁液はえっちゃんが飲みきれないほどの奔流を見せ、驚いて口を離したえっちゃんの顔を白く汚していった。
「あっ、ぐだ君の……勿体ない……あむっ……」
赤く上気した顔に付いた白濁液を、勿体ないと感じたのか指ですくうとそのまま口に持っていき舐め取っていくえっちゃんを見て、ぐだ男はもしかして自分の精液は和菓子と同類なのかと訝しんだが、何にせよその光景は淫らで、それでいて美しく見た物の目を離さない様にするには十分であった。第4話「聖職者の獣」
鳴いて、泣いて、喘がされる。
小さな隙間から這入り込まれて滅茶苦茶にされる。
あられもない痴態を晒しながら私は〝声〟を聞いていた。
それは信仰する神の〝声〟ではなく――。
〝おかあさん――おかあさん、おかあさん、おかあさん〟
名も無き子供たちの甘えるような呼び声。
獣に巣食う怨霊の集合体。
ホワイトチャベルで捨てられた数多くの胎児……赤子たちの願望。
〝わたしたちを産んで、おかあさん〟
脳味噌が侵されて正気が削りとられる。
身の毛がよだつ喪失感にたまらず叫んだ。
前の穴も後ろの穴も犯していた二本の尻尾が膨らみ、そして熱く煮えだった白濁液を流し込む。望まずして私という受け皿が満たされる。溢れる感覚に全身が激しく震えた。
獣の愛おしそうな表情を最後に、世界が暗転していく――。
赤子の赤子まで。
彼等彼女たちの〝声〟が聞こえ始めるようになりだした。>>89
疲れ果てて昏睡したジャンヌ・ダルクの髪をアタランテは撫ぜる。
〝子供たち〟の声がようやく聖女に届き始めたのを知り、魔獣は喜びを隠さない。一人と一匹がいる薄暗い部屋には囁きじみた笑声が響いている。
それは途切れこそしても、やめられる様子はなかった。
見定めた女に我が子を孕ませられる。
遅々としていながらも着実に願いへと近づいている。
歓喜は膨大で、訳も分からず笑い出してしまう。
獣性と母性を受け入れ――並々ならぬ人間性を宿す聖女が堕ちたとき、どんな姿に成り果てるのかを想像するだけで無限にも思える愛欲が沸きあがってくる。
耐えた分だけ、抑えつけた分だけ、解放された際の反動が大きくなるのは必然である。
全てを受け入れたジャンヌと交わるのは黄金の林檎を食むよりも甘露に違いなかった。
「繰り返すようだが汝には感謝せねばなるまい」
アタランテはジャンヌを胸に抱き止めながら、寝台の横に目を向ける。その空間には誰もいないように見えるが――レティシアの視点が未だ置かれていた。
「汝がジャンヌ・ダルクの依代となったお陰で、私はこの女を孕ませることができる。哀れな〝子供たち〟を救える。今度こそ正しい形で生まれてこられるんだ」
言葉を発せず、念話も送れないレティシアは沈黙するしかなかった。
「悪いとは思っている。元はと言えば汝の躰だ。それを勝手にされるというのは辛く苦しかろう」
アタランテは暫く考え、行動を前倒しにすることを選んだ。
レティシアが出てくれば言うつもりであったが、私にも罪悪感はある。>>90
「だからな? 汝さえよければ地上に――家族や友人の元に帰そう。大聖杯にバックアップされていた汝の情報を用い、新しい純潔の肉体を用意してもらっている。聖杯大戦から今に繋がるまでの記憶を処理・整理し、新しい肉体に魂を定着させた上で返すことが可能だ」
視線から戸惑っているのが伺えた。
「今すぐ決断しろとは言わん。自分が望む答えを考え出せ。戻りたいというなら止めぬし、残りたいと願っても構わぬ。私は汝の意思を尊重しよう。付け加えるならば、残るにしてもあの時のように手は出さん。できる限り丁重に扱うと約束する。言い訳をするようだが……あのときの私は逸っていた。ジャンヌ・ダルクを陥落させることしか考えていなかった。正直に言おう、レティシア。私はその目的のために汝を利用した。なにを言っても戯言にしか聞こえないだろうが、それでも申し訳ないことをしたと言わせて欲しい」
偽りならざる本心だ。
「……汝も思うだろうが〝最初からしろ〟という話だ。我ながら呆れる」
アタランテはジャンヌを寝かせると部屋の扉に向かい、ドアノブに手を付けたところで言う。
「暫く戻らん。四、五時間もすればジャンヌ・ダルクも目覚めるだろう。そのとき私が言ったことをそのまま伝え、どうするかを決めるんだ」
引き止めるような視線を感じつつも獣は巣を後にした。
◆>>91
アタランテが去ったあともレティシアは混乱の極みにあった。
これまでの全ての経験を白紙に戻し、綺麗なままの状態で地上に戻れる?
あまりにも都合が良すぎる提案ではないか。
だが、嘘だとしてもアタランテに利点が生じるとも思えなかった。騙す意味がない。レティシアともどもジャンヌ・ダルクに嫌悪されるだけだ。
せっかく聖女との距離が縮まってきているのに――少女はそこで一つの答えを考え出す。
あのヒトは私を利用するつもりなのだ。
本当に必要なのは聖女様だけで、私は付属品でしかない。あるいは陥落するための道具。それ以上でも以下でもないのだ。
そして帰すという事は、もう必要ではなくなったという事だろう。
私は聖女様が暴れたり自決するのを止める枷だったのだろうが、今の聖女様は私がいなくなっても死んだりしない……気がする。
情事の最中とはいえ、あんなお顔とお言葉を向けてしまったのだから。見えない関係線を通って流れ込んできた感情は、泥のような感触だったけれどまだ飲み込めた。
そもそも――アタランテさんの願いは絶対に『悪』だと言い切れるのだろうか?>>92
名前さえ付けられず、掃いて捨てられた子供たちを救おうとするのは間違っているのだろうか? 人を殺してしまったのは勿論いけない罪だけれど、それを言ってしまえば一体どれだけ多くの人間が認められなくなるのか。
『その子らは救えない。彼らが生きるということは、仲間を増やすという意味に他ならない。そもそも、その子ら自体――安らかな場所に魂を帰還させることが慈愛です』
〝切り裂きジャック〟の悪夢の中で聖女は狩人にそう言った。
レティシアは同じ側にいた――しかし、ジャンヌ・ダルクと同じ位置には立てていなかった。少女は聖女ほど強固な心をしておらず、また善悪の区別を断てるほど世界への理解が深くなかった。この場合ジャンヌ・ダルクが異常なのであり、レティシアは普通であった。
『しにたくないな――』
絶望的な表情をしている狩人の目の前で、聖女は迷える子供たちを〝処理〟し続けた。
救える術は本当にないのかと、なかったのかと、伝えたくなった瞬間はあった。
〝……あの、聖女様〟
「レティシア! よかった……話せるようになったのですね」
アタランテが言った通りの時間帯でジャンヌは身体を起こした。いかなる魔術によるものなのか、寝台ともども情事の痕跡は見受けられなかった――少なくとも外見上は整っている。
何日かぶりの呼び掛けにジャンヌは一気に目を醒まし、笑顔を浮かべる。
〝……ずっと無視をしていて申し訳ありませんでした〟
「あんなことをされたのですから無理もありません。……ごめんなさい。思い出させるようなことを言ってしまいましたね」
〝大丈夫です。私なりに受け止めたつもりですから……〟
「レティシア……」
〝それよりも聖女様。私、アタランテさんに伝えられたことがあります〟
訝しげに顔を顰める聖女に、少女は噛み砕いて話す。
アタランテは望むのなら記憶を改竄し、純粋無垢の状態で地上に帰すつもりでいる――。
残るにしても以前のように手は出さない。できる限り丁重に扱うと約束する――。>>93
頷くだけで口出しはせず話を聞いたジャンヌはまず、「あまり嬉しそうではありませんね?」とレティシアに問いを投げかけた。
沈黙は長くない。返答を用意する時間はあった。心配なのはちゃんと言えるかどうか。
〝質問に質問を返すようで、すいません。でも私は、私がいなくなったあとの聖女様が心配なんです。……もし私がいなくなったら、聖女様はどうするおつもりなのですか?〟
「好機を見計らって動きます」
〝死ぬつもりはないと?〟
「……どんなに絶望的でも諦める訳にはいきません。アタランテを説得するのも、大聖杯を破壊するのも、ジーク君を救うのも」
誰から見ても、レティシアから見ても不可能にしか感じられない目標をジャンヌは言った。
〝その前に聖女様が……〟
「…………ええ。恐らく耐えられないでしょう。いつかは完全に堕ちてしまう」胸元までシーツを引き寄せる。「旗も剣もない私は祈りだけが取り柄の田舎娘でしかありません。……それさえも守れなくなってきていますが」
アタランテはジャンヌが主に祈りを捧げるのを嫌っている。人の世を嘆くばかりで何もできない神などと侮蔑し、祈る姿を見掛ければ両手を掴んで解きほぐす。>>94
「生前と同じなら……まだ苦しくなかった。痛みと罵倒だけなら耐えられたのに」
〝……〟
「見ていたのならごめんなさい。あんなにも乱れてしまった姿を見せてしまって」
〝アタランテさんは間違っているのでしょうか……?〟
レティシアはそう呟き、ジャンヌは一瞬固まった。当惑からか何度も瞬きをする。
針を刺されたような鋭い痛みを覚える――でも言ってしまった。もう後には退けない。
〝私は聖女様ほど強く思えないのです。あの子供たちは救えないのではなくて、救い難いと思ってしまうのです。ちゃんと話し合えば分かり合えると信じたくなっています〟
「待って。待って、ください……」
〝アタランテさんの提案に飛びつくのが当然なのでしょう。でも私は……全部忘れて戻れるにしても選ぶのは私です。このまま帰るなんてできない。今ここにいる私はそう思います〟
「あ、貴女には帰るべき場所があるでしょう……!?」
わかりきった言葉だった。
〝聖女様がそれを言うのですか?〟
「――――」
〝私にそれを言えるのですか?〟
主の嘆きを見過ごせないと言って、ドン・レミ村から――家族の元からいなくなった貴女に。
だいたい…………………………………………………私を巻き込んだのはアナタでしょう?>>95
今度こそジャンヌ・ダルクは凍り付いた。
「だ、だから……護ろうとして」
それでも喋ろうとしたのは自己防衛に他ならなかった。
〝護れましたか? 護れませんでしたよね? 貴女はアタランテさんに負けて! 私がアタランテさんに犯されている間、貴女はどうすることもできなかったじゃありませんかッ!!〟
決定的な一線が千切れる。
〝それなのに何を言うんですか。アタランテさんを説得する? 大聖杯を破壊する? ジークさんを救う? ――できるわけないでしょう!? どうやって説得するんですか!? あんなに嬉しそうに犯されてまだ一日も経っていないのによく言えますね!?
大聖杯を破壊するにしても、もう遅いです! あれは世界中の人々を不老不死にして、多くの人が喜んでいます! 受け入れているんです! 百歩譲ってもし破壊できたとしても胸を張って言えるんですか!? 七十億人の人達の前で私があなた方から不老不死を取り除きましたってッ!! まさか破壊したらそこで自分の役目は終わりだと言って、私一人を残して消えるなんて言いませんよね。そんなの絶対に赦しませんから……!!
ジークさんだって助け出しても、私たちはどうしてあげられるんですか……!?〟
アタランテは「水槽から出れば三日も生きられまい」と言っていた。
あの少年は自力では生きていけないのだ。
「ごめんなさいっ……ごめんなさい……私の所為です。弱い私が悪いんですっ」
膝を抱え込んで涙を流し、嗚咽を漏らしながら謝る聖女を見て、少女の溜飲は下がる。――と同時に、湧き上がってきた途方もない後悔を苦く思う。
すべてが真実だとしても言い過ぎだった。
レティシアも謝り始め、すぐに泣いているかのような震え声になる。
やがて二人の少女はお互いを慰めるようになった。下半身を弄られる感覚、満員の電車内で行われる卑劣な行為にぐだ子は何とか犯人を取り押さえようと身を捩る。だが、乗客の密度が高いのかそれともその犯人の抑える力が強いのか、出入り口横のスペースに押しやられたぐだ子は自分が潰されないよう手で体を支える事で精一杯でどうにもする事ができない。
「……ッ」
声を上げようにも、揺れる車内と的確に撫でられる感覚が絶妙にこちらの快感を刺激し、少しずつ股の間で大きくなり
始めている。ここで声を上げ犯人を取り押さえた所でこのままの状態ではこちらが疑われかねない。近くにいるはずの
モードレッドが気付いてくれれば少なくとも犯人の排除だけはできるのだが、後ろを振り向く事が難しい状況では当人へ伝えるのは非常に難しい。
「(何で……こんなので……感じちゃうの……よ、もう)」
こちらの無抵抗を良いことに犯人の大胆さは増していく。比例するようにぐだ子の快感もじりじりと僅かだが増していく。犯罪行為をされているというのに、快感を感じ始めている自分にぐだ子は自己嫌悪に陥る。身動きが取れず、攻められているという慣れない状況が劣情を刺激する。>>100
「(……!……こいつ!……お尻に……押し付けて……)」
手では飽き足らなくなったのか、犯人は固く滾ったモノを擦り付け始めた。手とは違う、固い感触がスカート越しに押し付けられる。気持ち悪さがこみ上げてくるものの、何故か頭の片隅ではこの行為を待ち望んでいたかもしれない自分がいて、さらにぐだ子の心を責める。手が空いた事で犯人はお尻から太ももへと手を滑らせる。前へ下腹部の中心へと進む手を必死に身を捩ってかわそうとするも、遂に手はぐだ子の屹立してしまったモノを捉えてしまった。
「(……ああああ)」
手がスカートの盛り上がりを捉えた瞬間、一瞬躊躇いの間が生まれた。ふたなりである事とこんな行為で勃起してしまっている事がバレてしまった事にぐだ子は普段なら考えられないぐらいに赤面する。興奮してはいけないのに、心臓の鼓動が止まってくれない。
「(……でも、これで止めるは……ず?!)」
屹立したモノに触れた手は諦めるどころか、盛り上がりを捉える以前よりも動きを激しくよりいやらしく変えた。当然お尻に当たるモノの動きも擦りあげる動きからやや円を描くように自らも快感を得ようとしている。必死に漏れる声は抑えるものの荒くなりつつある息を整えるのは難しく、満足に出来ない呼吸がぐだ子の思考に靄をかけていく。>>101
「(ダメ……焦らされたら……腰が……動いちゃう……ダメ……もう)」
激しくなる犯人の行動であるのに、決定的な動きが無いため次第に焦れていくぐだ子。自らの腰を体を、手や押し付けられたモノにあわせるように動かしてしまう。公共の場所である事はぐだ子の頭からは抜け落ちかけている。それよりも早く快感を得たいとの思考が理性を侵していき、ぐだ子の動きをより淫らにしていく。普段の彼女であればこの程度の愛撫で絶頂に至る事はないのだが特殊な状況と状態が彼女の興奮をより高め、射精と絶頂を導く。そして遂にその瞬間となった時、
「おいおい、何だよ、マスター……こんな場所で……痴/漢されてイッちまうのかよ……」
揺れに乗じて凭れ掛かった犯人は寄せた口から予想外の言葉を吐いた。耳朶に響く、甘い声は先ほどまで共にいたはずのモードレッドだった。驚きに声が出なくなるぐだ子だったが、ふいに出入り口が開いた。どうやら快感を得る事に集中していてアナウンスを聞き逃していたようだった。
「……降りるぞ」
本来降りる駅ではなかったが、モードレッドに引っ張られたぐだ子はよろけながらも駅へと降り立つ。慌てて前を隠そうとするが、その動きを制するように手を引くモードレッドは早足で出口へと向かう。構内には多くの人がいたが、早足で駆ける少女達の前が盛り上がっている事に気付いた人間はいなかった。もしかすると違和を覚えた人間もいたかもしれないが、そもそもその盛り上がりを追求するような暇を持て余した人間は駅にはいなかった。>>102
「……なあマスターよ、情けない顔だな。あれだけの人の中で辱められたってのに、切ない顔なんかして……イきたかったのか?あの中で? 変態だとは思っていたが、まさかここまでとは思わなかったぜ」
トイレの個室へ連れ込まれ窮屈な空間で後ろ手に扉を閉めたモードレッドがぐだ子を見下ろしながら呟く。彼女も顔が上気しているが表情には余裕があり、妖艶さが漂っている。
「………」
言い返す事の出来ないぐだ子。便座に腰掛け必死に前を抑えるが、今すぐにでもこの猛りを開放したいと思う気持ちが鬩ぎあい、モードレッドを直視できない。
「遠慮するなよ。おっ始めても良いんだぜ? 見ててやるから……さ。出しちまえよ……ドピュっと」
彼女の口から淫らな擬音が飛び出してもぐだ子は行為に移れないでいる。変態性を曝け出してしまった羞恥心が彼女の行為への移行を阻害する。ぐだ子は気付かないが、身を縮め、俯きながら逡巡するぐだ子はモードレッドの劣情を高めるだけの破壊力を秘めていた。
いつまでも行為に移らないぐだ子に業を煮やしたのか、モードレッドは嘆息しいかにも呆れた風を装いながら
「……全く、変態なマスターには困ったもんだ。なあ……見てくれよ、マスターのでオレもこんなになっちまったんだ」>>103
ロングスカートを捲るモードレッド。すると狭い密室に蒸れた臭いが現れる。スカートの内部、秘められた場所を押し上げる怒張によって放出された白濁が彼女のスカートやタイツに染みを作る。見れば秘所もしとどに濡れており、混ざった臭いがぐだ子の鼻を視覚を捉える。
「あ、ああ……」
淫らだった。普段履かないロングスカートをたくし上げ、妖艶な表情で自らの秘部を曝け出すモードレッドとその秘部を彩る彼女の吐き出した体液と放出しても治まらない猛りでタイツを押し上げる怒張がよりモードレッドを淫らに彩る。吸い寄せられるぐだ子。抑えていた手を離し、スカートをたくしあげ、怒張を擦りあげる。
「いいぜ……早く……抜いちまえよ……」
限界はすぐに訪れた。動きが止まったぐだ子の怒張から大量の、大量の白濁が吐き出された。たくし上げられたモードレッドの黒く蒸れた目の前のキャンバスにぐだ子の精液が撒き散らされる。長い射精を終えたぐだ子を見下ろしながらモードレッドは
「良い顔だなマスター。可愛いよ本当、さあ行くぜ……まだ……だろ?」
たくし上げたスカートを下ろすモードレッド。絵画を大切にしまうようにスカートでぐだ子の白濁を拭うことなく隠す。伝えられた言葉にぐだ子は無言で頷き、ゆっくりと立ち上がる。そして、モードレッドに引かれるまま、二人はそのまま街へと消えていった。>>99
感想ありがとです!
あ、前のスレで感想つけてくれた方々にも、ここで御礼を申し上げます。
ありがとうございます。
投下するのに集中して御礼書き損ねたので。
アッくんは処女には優しいゾ(願望)
この立香ちゃんは最初から最後までアッくん専用なので、アッくんは責任もって気持ちよくしてくれるでしょう。立香がそれを望んでなくても。
どちらかと言うと有用な道具なので、長持ちするよう大切に使ってるだけですぞ、この男は。
魔力補給の手段だから致してるだけで、えっちしてるつもりも無いんじゃないか?
アッくんが感情に身を任せるのって目の前にモルガンかランスロットがいるときくらいで、あとは王の事で頭がいっぱいになってそうだ。>>110
すまない、乳首ピアスは苦手なんだ……中途半端でだらしない作者ですまない……。
でも淫紋とかはOKです。あそこでもいいし、Apoのジャンヌの令呪よろしく背中にでもいいし、両方でもよくてよ。
ジャンヌもそうですが、アタランテも男関係ではあまり良い思い出が……徒競走の中でヒッポメネスに黄金のリンゴを使われたあとの事は思い出したくもないそうですし。
実際口にしたようにアタランテはジャンヌに同情しています(自分より惨いじゃないか……と考えているので。※ただし私の設定です)。なので、もし出会うことがあれば局部を踏み潰した後に八つ裂き。無論それは本人の目の前で行われるでしょう。
アタランテはジャンヌ・ダルクという少女に自分が思っている以上に執着しています。
そこのところをカルナさんに追及されるのが、次回の予定ですぞ。>>114
楽しみにしてます!
(淫紋、いいですよね……秘部に入れられる様子をねっとり描写してくれるだけで相当官能的でえっちになるのだわ……好き)>>88
「じゃあ次は……」
「ちょ、ちょっとまって!」
じゃあ次は自分の番と下着を下ろしていくえっちゃんを見てぐだ男は慌てて止めに入った。
休まずの二連続の絶頂でぐだ男のそれはしなびたキノコみたいになっており、これを更に大きくしてと言われても無理な事であったし、無理矢理大きくされたが最後えっちゃんの底なしの性欲に飲まれて以前のように日干しされてカラカラになった宇宙イカになる未来が鮮明に脳裏で浮かび上がったからである。
「い、いきなり連続で出したから少し休まないと体が壊れるって……」
「む、でも私はまだ満足してない……」
「えっちゃんが満足するまでやったら、干からびちゃうって……」
「でも、ぐだ君だけ気持ちよくなるのはずるいです」
それはえっちゃんからやったからじゃないか、という言葉を飲み込みながらぐだ男は何とかしてえっちゃんを説得すべく頭を悩ませるが、えっちゃんの方は待ちきれないというようにその体をぐだ男に摺り寄せている。
このままでは健全な付き合いはおろか、近日テクノブレイクした哀れな男子生徒の遺体が発見されることになりかねない、そう思ってぐだ男がテーブルを見ると先ほどえっちゃんが食べていた羊羹が目に入った。
「そうだ! えっちゃん、あの羊羹気に入ったんだよね?」
「うん、あれは高級品……滅多に食べられない……」
「もし、えっちゃんがセッ……ごほんその、本番を我慢できたら親や銀河アマゾヌとかに頼んでもっと注文する! ……って言ったら?」
その時えっちゃんの目に輝きが増し、ぐだ男に一つの希望の光が差し込んだ。
「それに、御饅頭も付ける!」
「うぅ……でも……」
テーブルの羊羹とぐだ男の息子を交互に見るえっちゃん。 食欲と性欲を一緒にしていいのかとぐだ男は思ったが、この状況であーだこーだは言っていられない。
「……じゃあ、黒餡子つけてくれたら我慢する……」
そのあと散々と葛藤したあげく、自分の要求をぐだ男が飲むと彼女の三代欲求勝負は食欲が勝利したらしく、渋々と頷いた。 こうして彼女の禁欲生活が始まったのである。>>81
感想ありがとうございます!
武蔵ちゃんいいですよね。立香のハーレムは多ければ全部で四人くらいになりそうです。スカサハ、槍オルタ、武蔵……あとは誰にしようかな?
一人一人、まさに万夫不当の大英雄。張飛は長板橋に一丈八尺の蛇矛を横たえ曹操百万の大軍をにらみ返したというが、まさにそれに劣らぬ大英雄ばかりです。
彼女らが、日輪月輪をめぐる群星のごとくひかえているハーレムとか、羨ましいし妬ましいですな!そして武力的な意味でも恐ろしい集まりです。>>120
と、思われたのだが。
「じゃあこうする……」
「あれ? えっちゃん? 交渉成立してたよね? 何でオレの腕にその、擦り付けてるの?」
「んっ、あっ……『本番』が駄目、なんだよね。 だからこうして……んんっ……」
えっちゃんがぐだ男の腕に股を挟んで腰を動かすとスパッツ越しに溢れた愛液が腕を濡らしていく。
そのままえっちゃんはぐだ男の手まで腰を動かすとその指に押し付ける様に蜜壺を押し付けて切なげに小さく嬌声を上げる。
「だから、今日は、んぁっ、これで、我慢する……」
「えっ? ……あれ? 」
ぐだ男は自分が思っていた展開とは違い、ただ首を傾げる。 ぐだ男は食欲が勝利したと思ったがその実実際は性欲とのドローであった、和菓子も、好きな人との房事もえっちゃんにとってみればどちらも同価値に大切で、どちらともいくら摂取しても飽きないし、抜かすことのできない要素だったのである。
こうして彼女の名ばかりの禁欲生活は始まったのである。>>114
淫紋はいいですね。淫紋で快楽堕ち、悪堕ちさせるシナリオは結構好きですよ。>>122
これ逆にぐだおのが我慢できなくなっちゃうのでは・・・>>122
それからというもの、ぐだ男には精神的にも財布的にも辛い日々が続いた。
というのも確かにえっちゃんはその日からぐだ男に淫行を迫ることは無くなった、無くなったのだがその淫行が『本番』の事を指す言葉であればの話であった。
それからのえっちゃんは言うと、ぐだ男の手や足を使って自らを慰めるようになり、時にはぐだ男の指がふやけるまでしつこく使った後綺麗にする様にその指を舐めまわし、一糸纏わぬ体でぐだ男に擦りつき快感を得ようともした。
そんな淫靡極まる状況でこちらには何もしてこないので、ぐだ男は自分の内の獣性に檻をかけることに苦心しなければならず、しかも約束は約束なのでアマゾヌから送られてくる和菓子の請求書にも心を砕かれそうになった。
それに、今までえっちゃんから散々搾られてきたが、いざされなくなるとそれはそれでぐだ男の体は快感を強く求める様になっており、毎晩ぐだ男を悶絶させるのだ。
唯一良かったのことと言えばえっちゃんの和菓子を頬張る可愛いらしい姿を見れるくらいであったが、それで和菓子代がチャラになるといえば当然そうではない。
湧き上がる情欲、溢れかえる肉欲、積まれていく領収書、比例して減っていく通帳の数字。
一週間が経過した時、むしろ我慢が出来なくなったのはぐだ男の方であった。>>128
ぐだおの手を使った自慰をするえっちゃん最高に可愛いです
ぐだおが我慢出来なくなるのも無理ないですネ!>>130
拍手ありがとうございます!
俺はアルトリアのトイレットペーパーになりたい、アルトリアの尻肉とアナルとうんちの感触を味わいたい…前スレでダビデとぐだ子のSS投稿したものです
次の話が書けましたので投稿させていただきます
※基本的にぐだ子視点なので描写が女性向け?かもしれません
今回も本番はないです>>132 その2 取引きするの巻
「手伝うって…」
「マスターは僕で気持ちよくなる。僕はマスターで気持ちよくなる。Win-Winの関係だろう?悪い話じゃないと思うけど」
(さっきより気持ちよくなる、のかな…?………あの、手で…?)
本来ならばこんなふしだらな提案は却下すべきだろう。しかし先ほどの快楽を思い出すと頭がぼうっとして陰部から蜜が溢れだす。今のぐだ子は常識よりも性への好奇心の方が勝っていた。何よりあの綺麗な手に触れられたら自分はどうなるのかと考えてしまうのだ。
「……気持ちよく、なるの?」
「ああ」
「…ダビデも?」
「もちろん」
「…じゃあお願い。手伝って…?」
「うん。…おいで」
薄暗いマイルームで二人の男女が横たわる。それは数時間前と同じ体勢であったが絡み合う視線や触れる仕草はまるで異なる淫靡なものだった。>>133
「何するの…?」
「そうだね。ちょっと僕に背を向けてくれる?」
「えっと…こう?」
「うん」
互いに向き合う形からダビデの言うとおり背を向けるとダビデは背後からぐだ子をそっと抱きしめた。まるで恋人にするような抱きしめ方にぐだ子は不覚にもときめいてしまう。
「すごくドキドキしてるね。緊張してる?」
「わっ…!」
腰に回されていた手がするりと寝巻の中へと侵入しブラ越しにぐだ子の胸に触れる。ダビデの手の体温がブラ越しに伝わりドクン、ドクンと心音が速まっていくのがぐだ子自身にも分かった。心音を確認した後ダビデの手は二つのふくらみに沿うように移動し壊れ物を扱うように優しく揉みしだていく。
「…んっ……」
「柔らかいね。…ああ、でもここは固くなってきた」
「あっ…!」
胸を大きく揉みしだきながら人差し指と親指で胸の先を刺激すると柔らかだったそれはブラの上からでも分かるくらいに存在を主張し始めた。ツンと立った突起を指でカリカリと擦られてぐだ子の声は次第に甘いものへと変わっていく。>>134
(自分で触るのと全然違う…っ)
「んっ…、あっ……」
「気持ちいい?」
「あんっ………そういうの、分かるんでしょ…?」
「んー。僕は心を読むことは出来ないからね。言葉にしてくれないと分からないよ」
感じていると伝えることが恥ずかしいぐだ子は視線でダビデにうったえかける。が、ダビデは意地悪く笑いながら耳元に囁いてきた。耳に吐息がかかり擽られているようで背筋が震える。
「ひっ…!い、言うからっ!言うから耳に息吹きかけないでよっ…! 気持ちよくてヘンになりそうです!」
「うんうん。正直なのはいいことだ。…マスターは耳も弱いんだね。覚えておこう」
「あっ…、ちょっ…!な、舐めないでぇっ…!」
「でもイイんだろう?マスターには気持ちよくなってもらいたいからね」
「ふぁ…やっ、やぁっ…、んんっ…!!」
耳たぶを舐めていた舌が耳孔にまで入り込み内部を蹂躙していき、湿り気のある音が鼓膜へと伝わる。自分一人ではできない愛撫にぐだ子は朦朧としていた。
(耳弱かったんだ私…。なんだか自分の体じゃないみたい。ダビデに触られるとどこでも気持ちよくて…ヘン)>>135
「ん、…そろそろココ、触ってもいいかな?」
「う、うん…」
ズボン越しに恥丘を撫でられただけなのに喘ぎそうになる口元を押さえコクリと頷くと、慣れた手つきでダビデの手が下着の内部に入り込む。ぐだ子の陰部は自慰とダビデの愛撫によってびしょ濡れになっておりもはや下着の意味を成していなかった。ダビデの指が陰部を掻き分け膣口に辿り着きその輪郭をなぞる。
「っ…」
まだ自分の指すら入れたことのないそこはとても敏感で軽くなぞられただけでぐだ子の体は強張る。手伝ってと頼んでおいて怖いと震えてしまうのだ。それがダビデにも伝わったのかダビデの指が膣口から離れた。
「そうかなーとは思ってたけど…君って処女?」
「…うん」
「自分で弄ったことは?」
「な、ない。クリトリスだけ。…なんか怖いから」
「そっか。じゃあこっちにしよう」
「んんっ…!!」
ダビデの指が膣から離れ陰核へと移動する。すでに興奮して勃起していた陰核は敏感になっており触れられるだけで快感が得られるようになっていた。甲高い声で喘ぐぐだ子の様子を眺めながらダビデは巧みに指を動かしていく。優しくも激しい指使いにぐだ子は声を抑えることが出来なかった。>>136
「あっ、あっ…、ああっ…!!ダ、ダビデッ、そこ、ダメっ…!!」
「ダメじゃなくてイイ、だろう?」
「ああんっ!!」
僅かに残った理性でダビデを制するぐだ子だがダビデはおかまいなしに更に激しく陰核を刺激していく。もっと、と思っていることを見透かすように。
(あ、あ…もうだめっ…きもちいいっ、きもちいいよぉ!!)
刺激で頭が真っ白になった時、ヒクヒクと陰部が震えた。イッたんだなとぐだ子が一息をつこうとしたその時、まだ物足りないだろう?と囁く声が聞こえ再び陰核を摘まれ、弄ばれる。
「あ、ああっ、…ん、んぁっ……、ああっ……!!」
何度もイかされ、もうだめとぐだ子はあまりの快楽に涙を流しながら身をよじりダビデの方を振り向く。すると…今まで見たこともない妖しさと情欲を宿した男の瞳が見えた。>>137
「ふぅ。…うん。こんな感じかな。お気に召したかい?」
何度かの絶頂のあとダビデはぐだ子に話しかける。しかししばらく待っても返事はなく微かな吐息が聞こえるだけだった。もしやと思いぐだ子の顔を覗き込むと涙で頬を濡らしながらあどけない顔で眠りにつく姿があった。その表情は安らかで先ほどまで嬌声をあげていた人物とは思えない。
「…疲れて寝ちゃうなんてまだまだ子供だね」
ダビデはお疲れ様と寝ているぐだ子の髪を撫でる。その髪は柔らかくてとても手触りがよかった。
「…うーん……。手を出すつもりはなかったんだけどなぁ…?」
髪を撫でたままダビデは心底不思議だと言わんばかりの声色でポツリと呟いた。
ダビデは女が好きだ。好みの相手がいれば隙あらば口説く、英雄色好むを体現したような人物だった。そんな彼でもマスターであるぐだ子のことは決して口説かなかった。ダビデにとってマスターは守るものであり、絆を繋ぎ合ったパートナー。そう思っていたからこそぐだ子とは気安い距離感を保っていたのだが…バレンタインにチョコを渡された時少し揺らいでしまった。普段明るく笑っているマスターが頬を赤らめて「こ、これ。日頃のお礼にあげる…!」とチョコを手渡してきた時気付いてしまったのだ。このマスターは自分に好意を持っていると。
正直悪い気はしなかったのでアビシャグしたいようなら、とからかったら本当にしてもらうことになり…『アレ』を目撃して完全にタガが外れてしまった。
(まさかオナニーしだすとは思わなかった。しかもあんな切なそうな声をもらして、手を繋いできて)
あのまま寝たふりをして見なかったことにすることも出来た。それでもそうしなかったのは…マスターの乱れる姿をもっと見てみたいという自身の性的な欲求からであった。それは先ほどから高ぶり続けている下半身が証明している。>>138
(どうしようかな)
薄手のズボンを押し上げている陰茎ははちきれんばかりで少しの刺激だけで達っしてしまいそうだ。行き場のない高ぶりにどうしたものかとダビデは考える。
(別に風呂場かトイレで抜いてきてもいいんだけど。それも味気ない。…そうだ)
「君に触れるよ。いいよね?」
ダビデは小さな声でぐだ子に話しかけ自身の手をぐだ子の手に重ねた。重ねた手は小さく少し力を入れただけで壊してしまいそうだ。ぐだ子が起きてしまわないよう気を付けながら指と指を絡め合わせると僅かに握り返してきて愛らしいと思った。
手を繋いだまま片手で器用にズボンをと下着をずらし猛る陰茎を取り出すと先端はすでに透明な液体が垂れ流れている。ダビデは近くに置いてあったティッシュを被せながら陰茎を扱き始めた。
(…ああ。君もこんな気持ちだったのかな)
自身を扱きながら隣ですやすやと寝ているぐだ子を見ると起きる気配はなく無防備そのものだった。もし今起きたらどんな反応をするだろうかと思うと禁じられた遊びをしているようで興奮した。>>139
(手、小さいな。それにあたたかい。安心する)
熟知している自分が快楽を得られる場所を重点的に刺激し手早く白濁の精を吐き出させる。ティッシュに精液が染み込んでいく様を見ながらぐだ子の手を離した。
「…これで平等だ」
ダビデは悪戯が成功したような、子供じみた笑みを浮かべ精液まみれのティッシュを芥箱に投げ捨てる。手を拭った後布団に潜り込むとシャンプーによるものと思われる花の香りがした。
(…我慢できるかな)
オナニーしている姿を見るまではいい香りだなとしか思っていなかったそれも今は誘うような芳香に思えて落ち着かない。腰に手を回すとほどよい柔らかさを感じ直接触れたいと思ってしまう。
「一応我慢するけど…襲っちゃったらごめんね?」
聞いていないであろうぐだ子にダビデはそう呟きながら朝起きた時、先に寝てしまったことに気付いたマスターがどんな反応をするのか想像しながら瞼を閉じた。>>146
シェイクスピア、アンデルセン、デュマと文豪英霊は台詞がかなり難しいですよね。作者特有の癖というか独自の文体もありますから再現は至難の極みですね。
まあ、シェイクスピアは日本語版の著作から引用する妥協案ありますが……やっぱり私でも諦めますね(笑)!と言うことでモーさん完堕ち(?)編です。
>>148
自室が使えなくなったと職員から聞かされたモードレッドは直感でぐだ子の策略であると悟った。
今まで散々手を変え品を変え、あらゆる手を尽くしてああも変態的な行動や言動を行える自らの
マスターに対して呆れを通り越した悪い意味での賞賛を送りたい気分をモードレッドは抱いていた。
告げられた部屋は予想通りぐだ子の部屋、過去何度も良い様に弄ばれた主がいる部屋の前で彼女は
嘆息しようとしたのだが、傍から見れば息を呑み期待に胸を膨らませる少女の様子だったのだが、
当の本人が気付くことは無かった。
「いらっしゃい、それともおかえり、かなモードレッド? 二週間ぐらいだけどよろしくね」
室内で迎えたぐだ子は特に変わった様子も無く普段通りに見えたが、見えただけでどんな罠を隠して
いるか判ったものではない事はモードレッドが己の体で十二分に嫌というほど味わっている。
「そんなに警戒しなくても……」
しおらしくなるぐだ子だったが、その表情に何度騙されたかとモードレッドはあえて無視をする。
いじらしく俯くぐだ子の表情はともすればこちらの心を奪ってしまいそうな程に華奢で可憐だった。
以前、電車内でこの表情を見てしまった。満員の電車内で必死に人の波に呑まれないよう体を支える
姿と表情が何故だか劣情を煽り、気が付いた時には彼女の尻へと手を這わせ震える彼女の反応に屹立
してしまった自らのモノを押し付けて、完全に勃起したぐだ子の怒張を射精寸前まで愛撫した事があった。>>149
「大丈夫、何もしないから、ね」
苦笑しながらそこまで言われてしまえばさすがのモードレッドでも無視し続ける訳にはいかなかった。
下半身さえ正常であれば、ぐだ子はマスターとしても友人としても付き合える人間なのだ。そこまで
言わせてそのままというのは自分の在り方として許せなかった。
「……わかったよ。で、寝床はどうするんだ? 一緒に寝るのか?」
湿っぽくなった空気を振り払うように冗談めかして言うモードレッド。同衾しようとも特には問題が
無かったのだが、ぐだ子から放たれたのは予想外の言葉だった。
「ううん、実はベッドをダブルにしてもらったから、反対側を使ってね」
よく見ればベッドが一回りほど大きくなっていた。部屋の広さの問題もあり、そこまで一人分の面積は
大きくないものの二週間を過ごすには十分すぎるベッドだった。
そして、モードレッドのとても長い長い二週間が始まった。
初めの三日間で安心したモードレッドだったのだが、そこから一日ごとに敏感になっていく自分の嗅覚に驚きを覚えた。ぐだ子とすれ違う度、ぐだ子と話すとき、ぐだ子が寝返りを打った時、彼女の体から髪から立ち上る香りがモードレッドの鼻腔を捉えて放さない>>150
「(ああ……くそ、気になって眠れやしねえ……なんでこんなにあいつの匂いが気になるんだよ……)」
深夜、既に嗅ぎ慣れてしまった香りで目を覚ましたモードレッドは起き上がり、寝息を立てるぐだ子を
横目で見つめる。規則的に動く胸の動きが無ければ、人形と見間違えそうなぐだ子の姿にふと劣情が
湧き上がりかけ、慎ましやかな胸に手を伸ばそうとしたモードレッドだったが
「何考えてんだオレは……」
馬鹿馬鹿しいと、再び眠りに就こうとするも意識してしまったぐだ子の寝顔がいつまでも脳裏から離れてくれなかったのだった。
十日目を迎える頃には、ぐだ子の衣擦れや寝息、呼吸のたびに震える唇の振動もモードレッドの思考を
侵すようになっていた。要は全く眠れない状態が続いているのだ。加えて、モードレッドはぐだ子の
部屋へ来てから自慰を全く行っておらず、ぐだ子が立てる音や醸しだす香りはモードレッドの下半身
を絶えず刺激する。
「(……ああ……もう……全然治まらない……)」
張り詰めた自らの怒張を太股に挟み必死に抑えるモードレッド。そこまで我慢ができないのであれば自慰で発散すれば良いのだが、ぐだ子が何もしないと言った手前自分だけが何かをする訳にもいかないと変に意地を張ってしまっていた。pixivで凛と桜と美綴のMCものを二十作くらい書いてる人がいて、めちゃめちゃエロかった
タイトルのセンスは皆無だけど>>151
「良かった……今朝も大丈夫」
毎朝下着の中を確認する作業が日課となって二日目。下側は濡れていない場所を探すのが難しいほどだったが奇跡的に前側は締湿っているだけで何かが暴発した形跡は無かった。安堵するモードレッドだったが、いつ限界を迎えてもおかしい状況である事は起床してしばらく経つというのに一向に治まる気配の無い自らの怒張を見ていやと云う程視覚的に知らされるのだった。
「何て姿だよ……本当に……こんなモノまで生やして……」
天を衝くかのように上を向きひくつく怒張を握ってみる、熱い熱い脈動が手にじわりと沁みこんで来るようで気付いた時には無意識に扱き上げている自分がいた。鏡に映る自分はどんな顔をしているのか、モードレッドは恐ろしくて直視できなかった。
十四日目の夜、いつものように就寝したぐだ子が寝静まるのをモードレッドは待った。時計の音だけが響く室内でいつもの寝息が聞えてきたのを見計らってからモードレッドは起き上がり、ぐだ子のベッドへと近づいていく。息は荒く、顔は上気し、盛り上がる股間としとどに濡れる秘所を引き連れてモードレッドは静かに忍び寄っていく。甘い匂いに誘われる虫のように、じりじりとぐだ子を目指して進んでいく。
「あぅ……はっぁ……あああ」
見下ろす彼女の顔はやはり綺麗だった。あどけない人形のような少女の顔を穢せばどうなるのか、理性の箍が外れたモードレッドの思考はその事だけに囚われている。
ぎしり、とぐだ子の両脇付近に膝をつき、さらけ出した怒張を彼女の顔の前で扱きあげるモードレッド。自らの手が添えられる前から漏れでた我慢汁が扱く手と指に絡みつく。ぐだ子の寝巻きの上には秘所から愛液が滴り
落ち、段々としみを作っていく。>>153
「ああ……出したい……出したい……我慢なんて……できる訳……ないぃ……」
両手の動きが激しくなるに従い、滲み出す我慢汁がぐだ子の顔に飛び散っていく。その光景と自らのはしたない姿を考え、モードレッドの興奮は頂点へと近づいていく。押し殺していた声が徐々に大きくなっていく。判然としない声を吐き出すモードレッドは自分の声でも劣情を刺激されていく。
「やあぁぁ……やあっぁぁ……出す、出す……かけるぅ……かけたいぃ…ひっかけるのぉ」
駆け上ってくる快感が生まれた。擦りあげる手がその快感を導くようにより激しい動きへと変っていく。
「ッ!!?? あああああ……あぁぁ」
震えた刹那、この二週間で熟成された精液が迸る。数十秒にも及び射精と吐き出された白濁が重みのある粘液をぐだ子の顔を彩っていく。暗い室内だというのに白い精液がかかったぐだ子の顔は淫らな化粧を施したかのようにとてつもなく美しく、艶やかだった。
「……やっちまった……早く拭きとって……」
射精したことで冷静になったモードレッドは用意したタオルでぐだ子の顔をふき取ろうとする。気付かれないように優しく静かにタオルを当てた瞬間だった。
「……これで終わりなの? モードレッド?」
ぐだ子の開かれた目がモードレッドを射抜く。モードレッドは気付いていなかったがかなり前からぐだ子の寝息が消えていたのだった。されるがまま、ぐだ子は目を閉じた状態でモードレッドから施される化粧を待っていたのだった。>>154
ねえ……私の顔をこんなにしておいて……もう、終わり……にするの?」
終わりたくは無かった。ただかけるだけでは抑圧していたモードレッドの猛りは治まりそうも無かった。だが、彼女は首を振る事ができない、懇願する事ができない、ただひとこと「したい」と言うことができない。俯くモードレッドの顔を見上げながら、マウント状態から抜け出したぐだ子はベッドの上に座りこみ、ズボンを下げていく。彼女に付いた怒張も存在を主張しているが、驚くべきなのは愛液が沁みこんだ下着とその内部だった。
「……必死に私をオカズにするモードレッドの様子を聞いてたら、こんなになっちゃった……」
するすると下着を脱ぎ、モードレッドの前に差し出すぐだ子と目を奪われるモードレッド。その顔に自らの下着を被せていくぐだ子。とてつもなく変態的な光景なのだが、被せられたモードレッドは湿った場所の匂いを吸い込み、舌を這わせていく。自分の行為で快感を覚えたと言われて冷静でいられるはずは無かった。そして
「さ……来て?」
自らの秘所を開けるぐだ子を見て、モードレッドは何の躊躇もなく突きいれた。獣の如き嬌声がぐだ子の室内に響き渡った。歓喜の涙を流しながら、腰を振り快感を貪るモードレッドを見ながらぐだ子はとてつもない充足を得るのだった。行為を終え、裸のまま抱き合う二人。互いの体温を感じながらまどろむモードレッドとぐだ子。ふと触れたぐだ子の顔が自らの出した白濁が覆っている事に気付いたモードレッドは蕩けた顔でゆっくりとねっとりと舌で拭っていく。擽ったさに身を捩るぐだ子の顔を丹念に舐め取っていった所で、二人はお互いの体温が上昇するのを感じた。
「なあ……もう一回……したい」
「一回で良いの?」
「じゃあ……何回でも……もっともっとマスターのを感じたい」
モードレッドは溺れていく。どんどんどんどん堕ちていく。その先にある新たな快感を期待して>>161
消せない証を欲しがるとかモーさんほんと可愛いなあ
これから更に装飾品も増えるんです?
楽しみに待ってます白昼夢を見たので、膨らませて投稿します。
淫紋ものではなくてごめんなさい。一応if未来なのでご注意ください。>>163
暖かな日差しが差し込む車内、僅かに揺れる窓際の席でぐだ子は心地良いまどろみの中にいた。
久しぶりに出歩いた事で思っていたよりも疲労を感じていたらしく、不規則なバスの振動と柔らかい
優先座席がぐだ子を知らず知らず眠りに誘っていた。
「いけない……寝過ごさないようにしないと」
車窓を流れる風景で目的地まではまだ時間があるとわかったが、それでもそこまで余裕がある訳ではない。停留所ひとつぐらいでもかなりの負担になるというのに、それ以上の乗り過ごしとなると考えたくもないぐらいに想像でも疲労が襲ってくるようだった。
「ん……ぅ」
身じろぎの感触が隣から伝わる。見るとすっかり眠り込んでしまったモードレッドがぐだ子の肩へと頭を寄せている。ちゃんと起こしてやるから、と言っていた割には様子を見る限り、ぐだ子がまどろみ始めるよりも前にぐっすりと引きずり込まれていたようだった。
「もう……寝過ごしたらどうするのよ」
言いつつもぐだ子の表情は穏やかなものだった。午後の日差しを受けたモードレッドの顔は穏やかで
間近で見る彼女の鼻筋や意思の強さを表すような眉を見るぐだ子の目は知らず知らず細められる。
眠りつつもモードレッドの手はぐだ子のお腹に添えられ、手から伝わる体温がぐだ子の心に沁みこんで
くるようだった。>>164
ぐだ子も手を伸ばし、同じようにモードレッドのお腹に手を置く。優しく撫でるようにゆっくりとお腹をさすると、可愛い声が唇から漏れる。大きくなったモードレッドのお腹をぐだ子がまどろむ間に彼女がしてくれていたであろう事と同じようにポンポンと叩くぐだ子。体温よりももっと温かな何かが手を伝わり流れ込んでくるようで、充足感からかぐだ子も再びのまどろみを得そうになっていた。
「ふふ」
大きくなった自らのお腹とモードレッドのお腹を交互に見ながらぐだ子は幸せそうに微笑む。
優先座席で微笑みながら日差しの中で肩を寄せ合う二人の妊婦を乗り合わせた乗客達は美しい絵画をみるかのように優しく見守る。親友かはたまた姉妹か、状況はわからないが幸せを湛える彼女達を見て邪まな気持を抱く物はいなかった。
「ママは優しくて良かったね、パパも嬉しいわ」
呟く言葉はバスの振動でかき消され、他の乗客に聞かれることはなかった。聞かれていたとしても意味する事を正確に理解できる者はここにはいなかっただろう。まさか、二人がお互いに父親であり母親である事を想像できるだろうか。
妊娠を示した検査薬をモードレッドに渡して反応を愉しもうとしたら、モードレッドも同じものを顔を赤くして差し出してきた時の事をぐだ子は忘れられない。
思わぬ展開にさすがのぐだ子も硬直してしまった隙を見逃さなかったモードレッドが素早くこちらの唇を奪ったのだ。驚くぐだ子を尻目に、舌で口内を掻き回すモードレッド。しばらくの間貪りあった唇が離れ、薄く延びた唾液が光に反射する。荒くなった息を整え、再び見た彼女の顔は一回のキスで蕩けきり、体は抱きつく際にこちらの太股に差し込んだ秘部を擦り合わせていた。>>165
「オレ……ママになっちまった……でもパパにもなっちまったんだな……嬉しい……ぜ……マスター♡」
その言葉を聴き、御返しとばかりに今度はぐだ子がモードレッドの唇を奪い貪る。彼女の舌を吸い取り、自らの口内でフェラチオのように丹念に奉仕する。舌の付け根へ挿入するように舌を差し入れ、押し込んでいく。歯列をひとつずつ愛撫すると荒い息のモードレッドが仰け反る。潤んだ目がぐだ子を捉え、先を促す。ベッドまで耐え切る事ができない二人はそのまま床へと横たわり、お互いの全てを貪りあった。
「……何やらしい事考えてるんだよ」
目を覚ましていたモードレッドが話しかけたことでぐだ子は思い出から引き戻される。
お腹に当てられていた手は少し下へと移動し周りにはわからないようにぐだ子のモノを撫でている。
「……やらしいのはそっちでしょ」
微笑み合う二人。その笑みが淫靡なものへと変貌している事に誰も気付かない。
目的地がアナウンスされ、支えあいながら立ち上がる二人。微笑ましい光景の裏側では劣情の炎が
湧き上がり、二人の思考を支配しようとしていた。
「今日はオレが先にさ胸でしてやるよ、またサイズが上がったんだ」
「じゃあお願いしようかな? 楽しみ」>>167
あ~日常の裏で行われてる背徳的な行為とかたまらないのだわ
誰も知らないしわからないけど自分達はこれから淫靡なことをするんだってお互いがわかってるのって最高
幸せ空間なのもいいね!●キアラ寺院 番外編
キアラ「ではマスター、お待ちかねのエロスな脱出ゲームの時間です、二年間溜めに溜めた情欲を共に死線を潜り抜けた戦友のみなさんに吐き出してくださいませ」
アンデルセン「悪趣味だな」
キアラ「実は前回、カレーの神を信奉する教師と虎柄の塗りがスイートな教師に「コーナーのイロハがわかっていない」と大変お叱りを受けました」
アンデルセン「コーナーを丸パクリな上にあの適当さなら当然だが、体操着とブルマ固定されたのだけはあの虎め許せん……」
キアラ「同時にフェアじゃないという御指摘も受けたので、ここでマスターにはこの脱出ゲームのルールとクリア条件を説明しようと思います」
アンデルセン「ちゃんと聞いておけよマスター、でないと難癖をつけて永遠にクリアさせないとかやりかねんぞこの女」
キアラ「そんなことしません、希望がないと誘惑と理性の狭間で懊悩するマスターを観賞するという目的が果たせませんから」
キアラ「まず、体験したと思いますが“射精=スタートに戻る”になります、ちなみに戻るのは【女体迷宮】のスタートからになります」
アンデルセン「クソゲー過ぎだな!?」
キアラ「もちろん記憶消去の上に精力も元に戻ります。2年間閉鎖空間で可愛い女の子たちの誘惑やスキンシップを受けながら常にバイタルチェックをされているために一度も発散する事も出来なかった童貞の滾る欲望のままにスタートに戻されます」
アンデルセン「頑張ってるとこ悪いがスタッフは気にしないぞマスター……むしろ「藤丸君、大丈夫なのか」と罪悪感を抱いてるぞ」
キアラ「マシュさんとも清いデートだったそうですからね、スタッフの皆様はメドゥーサさんやメイヴさん達とよろしくやっているのですけどねぇ…近々私も親睦会に出席する予定です」
アンデルセン「悪いことは言わん、生還したらこの女をマナプリズムに変えろ」
キアラ「ステージは8つに分けられます。【女体迷宮】をクリアしたので次は第二ステージの【映写室】になります」
キアラ「長い道のりだな」キアラ「バッドエンドでもらえるキアラ・スタンプをコンプリートするとアンデルセンの視姦の元、私とマスターでセラフ温泉で……」
アンデルセン「もう絶対ここにくるんじゃないぞマスター!?」
キアラ「第八ステージをクリアしてゴールにたどり着けばこの脱出ゲームから解放いたします。嘘偽りはございません」
アンデルセン(疑惑の視線)
キアラ「なんですその目はアンデルセン。この世界のルールは、存在するのは女性のみ、意識的に女性は襲ってこない、射精=リ・スタート、ゴール=解放、それだけは揺るぎませんから」
アンデルセン「ふん、安心しろマスター、品性の欠片も無いルールだがどうも嘘は無いらしい」
キアラ「このゲームはマスターの理性に挑戦するものですから無理矢理女性が襲ってくるという類の罠もございません。あくまでもマスターが性欲を我慢できずに自ら屈することを目的としているのです」
アンデルセン「黒幕がバッドエンドで目的を全部ぶっちゃけるのは斬新だな」
キアラ「それではドロドロの性欲と淫靡さが乱舞する脱出ゲーム【キアラさんの逆襲、溺れる夜であいましょう】再開いたしましょう」映写室に映っていたのはメディアさんだった。掛け軸やボトルシップが飾られた和室のようなところで見知らぬ男性と性行為をしていた。
弟分としてよくしてもらいたまに魔術の手ほどきを受けて「姉がいたらこんな感じかな」と思っていた女性が生々しく乱れる姿に思わず言い知れぬ背徳感がある。
突きあげられる度に上気したエルフ耳の美貌と大きく揺れる胸となだらかなくびれた腰回りにそこに釘づけになる。自分はまだ童貞だがAVの一つや二つはみたことがある。
しかしあまり性的なものを感じさせなかった相手の生々しい痴態にさきほどからずっと女体の刺激を受け続けた鈴口から一筋のよだれが垂れる。
「いけない」と思って目を逸らす。性欲よりも気まずさの方が勝った。でも映像のメディアさんはとても幸せそうだ。男性がどこの誰かは知らないがきっと彼女を幸せにできる人なんだろう。
嬌声と喘ぎ声が響く中で映写機の間を抜けると【出口↓】と書かれた看板が見えてくる。不条理空間のクセに変なところで親切だ。
映像が無数が大写しになっていう以外は物理的な邪魔立てはないようでここには裸の女性はいないようだ。
……と思ったが甘かった。
鉄製の扉に女性が背を預けるように倒れていた。っていうかメディア・リリィだった。
彼女も例にもれず全裸だ。映写機で投影される熟れきった肉感的な肢体とは違うまだ青さの残る少女の裸。
おもわずマジマジと見てしまってから後ろからメディアさんの嬌声が聞こえて我に返る。「ごめんメディアさん…!」
メリィは別に扉に固定されているわけではないようだったので、なるべく身体を見ないように気をつけながら扉から除けて床に寝かした。
直に床に寝かせるのも気が引けたが、身体を隠させないためだろうかここに至るまで服や布のようなものは一切なかったので床に何か敷く事もできない。
弾性のある床であまり冷たそうじゃないのが救いだ。
扉の取っ手に手を掛けるが動かない。引いても押しても横に動かしもダメだった。……鍵穴を発見した。
映写機のある机や映写機の中(映写機を止めてもまた自然と映像が始まる)、床を這ってみたり、あらゆる場所を探したが鍵が無い困り果てたが、ふと気付いて例によって寝息はすれどピクリとも動かない全裸の少女を見る。
何故か起きることは無いという確信はあるが恐る恐る少女と近づいて行く。
鍵探しにしばらくクールタイムが続いたので勃起は治まっている、調べるなら今だ。
全裸の男が眠る全裸の少女に近づく、最低の光景だ。話し相手がおらずに心細くてマシュが恋しかったが、こうなると今ここにマシュがいなくてよかったと心底思う。という同行者がいなくてよかった……
ほっとした拍子に思わず眼の前の晒される小ぶりなおっぱいを見てしまう。まだ映像のメディアさんよりも大きくなってないが発展途上を感じる丸みがありとても形が良い……あ、まずい、勃起が始まった。
急いで鍵の有無を調べようとする。アップしてある髪あたり怪しいかもしれない。髪を降ろしてみるために(あとおっぱいを隠すため)にうつぶせにする。
髪をほどいてみてもそれらしいものはない。落胆しつつ髪を束ねてあげようとしたら、丸みを帯びたお尻が目に入る、完全に勃起した状態でそれは非常に目に毒で…
ん……? 尾てい骨あたりに何か小さな肌色の盛り上がりのようなものがあった。お尻に触れないように細心の注意を払って尾てい骨の付近に触れる。
あ、これ肌色のテープが張ってあって下になんかある…というかこれ鍵だ。こういう仕掛けか。
テープをはがすと小さな金色の鍵があった。よし、これで次の部屋に行ける。今だ映像の中で喘ぐメディアさんにもう一度心の中で謝ってから鍵を差し込み扉を開ける。
扉を潜るとまた映写機が数多く回る部屋があった。作りは今の部屋と同じだ。
違いは一つ、映写機で痴態を晒す女性が違うこと……まず目に入ったのは着物だった。バッドエンド⑦[皮の感触で回復っていやらしく聞こえる]
身体のどこかに鍵が無いかと調べるためメディア・リリィの身体をまさぐっていく。
その瑞々しい肌にすっかり勃起もさきほどと同じく張りつめた姿に戻ってしまった。
あと探してないところというと…そうだ髪を降ろしてみよう。しかしそこでミスをしてしまった。
アップされた髪に手を伸ばそうとして思わず膝立ちになったが、急に立ち上がったせいかつんのめってしまい、
そのままメディア・リリィの身体に倒れ込む。
先走りに濡れたペニスが丸みを帯びたお尻へもろに押しつけられる。
予期せぬ快感が突きぬけるが我慢をするために足をぴんと伸ばして射精感が遠のくのをなんとか待つ。
お尻の柔らかさから意識を逸らそうと遠くを見ようとする……が失敗した。
壁に大写しになったメディアさんのエロチックな腰のラインが目に飛び込んでくる。それがトドメとなりメディア・リリィのお尻に射精が始まってしまったのだった。
―――その瞬間、意識がブラックアウトする扉を開けるとまた同じように映写機に女性の痴態が大写しにしてあった。
―――これ式さんだ。
そういえば子持ちとぽろっと言っていたことがあるのを思い出す、子供勢の世話もぶっきらぼうに見えて的確であった。
人理修正後には「また用があったら呼べよ」と言いながらすぐに彼女は帰って行ったが、やはり滅却から復活した家族の元に戻っていったのだろう。
クールで男口調の式さん女性だと感じた事はあまりなかったのでこれは先程よりも心臓に悪い、見てはいけないものをみてしまった感が半端ない。
夫と思しき男性の顔はよく見えない、でも優しそうな男性だ。知的で優しげでふと倫敦で初めてジキル博士にあったときの印象を思い出す。
そういえば名前は忘れたが誰かに似てると自分に対して言ってたが遠まわしに惚気られたのだろうかもしかして。
そこまで似てるようにも見えないけどちょっとしたリップサービスだったのだろうか
また妙に親切な案内版に誘導されて出口前に……まさかセイバーの式さんこと「両儀式」さんいるんじゃないだろうな……
―――いなかった。
ほっとした…うん、ほっとした。スプーン半匙分の残念さもなくはないが、映像では事後に入ったのか恥ずかしげに男性と語らう式さんの映像が流れおり、それを思うと罪悪感半端ない。っていうかあんな顔するんだ式さん……
とてもじゃないがメディア・リリィと違いまったく同じ顔をした彼女の裸をまさぐるのは御夫婦に悪いので気が引けた。ほっとしたせいか、興奮もすっかり波が引いた。
扉の取っ手に手を掛けるとやはり鍵がかかっていた。…さてどこを探そう?
「鍵ならここよ」目の前に鍵が差し出されて受け取る……そこにはしっかりと着物を身に纏った「両儀式」さんが艶然と微笑んでいた。
自分が全裸であることも思い出して慌てて映写機の後ろに隠れる。恥ずかしさと同時にほっとする。この空間で初めて自分以外にちゃんと意識を保っている人と出会えた。
そういえば彼女は夢に入り込み、不思議パワーで部屋を拡張したり、瞬間移動したりと色々と多芸な人だ。パラケルススが初めて剣式さんと出会ったときはなにやら絶句していたが魔術師からみるととても凄い存在であるらしい。
もしかしたこの不条理空間からも自分を連れて脱出できるかも……
「ごめんなさいね、これはあなたがどうにかしないといけない事なの、もちろんあなたが悪いわけじゃない…そうね、簡単に言えばセラピーのようなものよ」
助けたいのは山々だが諸事情でできない、ということらしい。
申し訳なさそうにする彼女に「気にしないで、やるべきことならいつも通り頑張るから」と自分も言っていた。
思わず慰めるために言ってしまった言葉だが、口に出すと守らねばと言う決意も強くなる。少なくとも彼女と出会えたお陰で少しは不安が解消されたのは事実だ。特異点と同じだ、だったらやるべきことをするまで。
剣式さんはまた微笑んで「素敵なのね。普通すぎて眩しいくらい」と言うとそのまま消えて……消えなかった。
「扉を開けるときに気を付けてね、この世界は女性から性的に襲ってくることはないというルールはあるけど、ルールの抜け道はあるんだから」
と最後にアドバイスのようなものを言って今度こそ本当に消えた。
とりあえず鍵を開けて次の部屋に移動しようとするが………先程のアドバイスもあるので扉の横に立ち恐る恐る開けて確認する。
一瞬ぬるい風が正面を吹き抜けたが見える範囲ではまた映写機が回っているだけで特に変わった危険はないようだ。
流れている映像は2人分だ、鈴鹿御前とブリュンヒルデだった。バッドエンド⑧[死霊のはらわた3にアーサー王が出てるって知ってた?]
消えて行った剣式さんを見送ると「よし、いくぞ!」と決意を新たに扉を開け放つ、それと同時に風が身体に吹き付ける。
ぬるい風なのに寒気がしたことに違和感があったが裸だからと納得してそのまま部屋に入る。
そこには例にもれずブリュンヒルデと鈴鹿御前の痴態が画面に大写しになっていた。
ここまではいつもの事だ。基本的にアングルが女性に固定されいるので、それぞれの相手の男性の顔は見えないが、正常位で喘ぐ鈴鹿御前は現在の女子高生チックな姿よりも少し前時代な姿や背景をしており、
相手もそれに準じた姿をしていることから相手は坂上田村麻呂なのかもしれない。
対する騎乗位のブリュンヒルデは背景は森で相手の男も顔はよく見えないがバイザーいや違うな眼鏡?のようなものをつけているのが確認できた、
バレンタインのときの発言からすると彼がシグルドで確実だろう。
とりあえず映像を見てても仕方ないのですぐさま出口に直行するとそこには誰もいなかった。お約束通り扉も開かない。
とりあえず鍵を探そうと踵を返そうとした瞬間、背後から視線を感じた。振り向くが誰もいない。
気のせいかと思うが否や異変が襲った。知らずに左手でゆっくりとゆっくりと自分の肉棒を扱いていた。
強い扱き方じゃない、本当にゆっくりとした扱き方だ。無理矢理引き離そうとしても手がペニスから離れず自分の意思ではない動きで扱き続ける。
剣式さんとのやり取りを経てさきほどやっと収まってきた勃起がカルデアに来る前は二、三日に一度はしていた手慣れた行為で立ちあがっていく。
理由が解らないがこの異変が部屋の罠というなら「鍵を探して次の部屋にいけば…!」と部屋のあちこちに行くが鍵が見つからない。焦るあまり周囲を見渡すと映像の鈴鹿御前が背面座位で乳房と結合部をこちらに向けているのが目に入った。視覚効果で興奮が高まった、ようはAVを見ながら自慰をしている状況だ。
「あ……」映像そのものは大したことない、という考えが甘かった。動く手と映像の組み合わせで否応なしに性感が高まっていく。
目を逸らすとブリュンヒルデが大きなおっぱいを揉まれながら挿入されて身体を揺らしながら責め立てられていた。普段は鎧だから分かりにくいが凄いおっぱいをしている。
形も大きさも申し分ない。芸術でありながら男の情欲も引き出す、そんな胸。
目を瞑ると2人の嬌声と喘ぎ声と先走りに濡れたペニスのぬるぬるした感触がより明確になる。
もう鍵を探す余裕は消えていた。腰の奥で滾るものが徐々に先端へと流れ込んでくる。
カウパーで濡れきったため既に意思から離れた手は滑らかに指を動かせるようになっている。
画面の中では鈴鹿御前が口奉仕をしているところだった。
ブリュンヒルデはその大きな乳房で奉仕していた。
画面から目を離せと心は思っているのに目が離せない。一定だったペニスを扱く速度も徐々に早くなっていく。
もしかしたら既に手の異変は解けていて自分で手を動かしているのかもしれない……そんな事すら思ってしまう。
「あ、あ、もう駄目だ……」
画面に向かってぶっかけるのはまずいと思ったが、しかし身体は言う事を聞かなかった。
強制的に自慰をさせられて見知った顔が夫や恋人とセックスする映像を見ながら射精するという背徳感と屈辱。
情なさに涙が出そうになるが、ぬるぬるしたペニスを扱く手により弾けるように壁に大写しになった映像の片方に白濁液が叩きつけられる。
……戦乙女が恥ずかしげに強調する大きなおっぱい、女子高生が情熱的に奉仕する舌と口、咄嗟にどちらに向かってたわんだ砲身を向けたのか……それを知るのは彼自身と“不吉な風”のみ。
―――その瞬間、意識がブラックアウトする●バッドエンドコーナー:キアラ寺院
キアラ「Fateシリーズお約束潜伏型バッドエンドでした。背徳感と屈辱に満ちた自慰の射精、お粗末様でした(うっとり)…それではメディアさんの分も合わせてスタンプですね!」
アンデルセン「しかしこの罠のカラクリを聞いたが、女性が直接的に襲うのは禁止事項というルールにいきなり抵触してないか?」
キアラ「これはマスターが自分の手でペニスを責め立てているのですからセーフです」
アンデルセン「物は言いようだな、とはいえ今回はマスターも迂闊だったと言わざる得ない」
キアラ「そうですね、「両儀式」のアドバイスをちゃんと聞いてすぐさま対策すれば防げる罠ですから」
アンデルセン「一応言うとあれがどういう罠なのかヒントはある、というか「両儀式」がアドバイスするというのが既にヒントだ」
キアラ「田村麻呂やシグルドと違いFGOにも既に登場している御方ですしね、この世界にいる“女”はサーヴァントだけとは限りませんよ?」
アンデルセン「なんかまともにバッドエンドコーナーをやってて違和感あるな……」
キアラ「もっと混沌としていた方が私達らしいですからね……次回ゲストでも呼びましょうか」
アンデルセン「ああ、いいぞ……ってちょっと待て!この恰好(体操着にブルマ)を人に見せる気だな!誘導尋問に引っ掛けたな!? せめて着替えさせろ!」
キアラ「(無視)ではまたお越しくださいませ~」
今回はここまでいくつかリクエストがありましたので総合スレからお引越しさせていただきます。
こちらのスレは見てはいましたが、投稿するのは初めてですので何か不手際があれば指摘してくださると助かります。
このネタは雑談ネタから派生したものですから、まずは序盤の会話を改めて書かせていただきます。
そこから総合スレからまとめて投稿、新しいネタがあれば順次投下して行こうと思います。
このネタは「抜けそうで抜けない、でもちょっと抜ける、ジャンヌによる獣姦陵辱話を邪ンヌに聞かせてあげて邪ンヌが絶句するシュールギャグ系」をコンセプトに書いていこうと思います。>>179
これから書き込まれるであろうssを読んだらジルが泡を吹きながら目玉をポーンってロケット噴射しそうだなと思いましたまる邪ンヌ「…それにしてもお堅い聖女様が一番男について知っているんですから、世の中おかしなものですね。毎日の様に大勢の男から穴という穴を輪姦されて、それでも許すというのですから聖女様はさぞ淫乱なのでしょう」
ジャンヌ「…? 輪姦されたのは事実ですが毎日犯されていた訳ではありませんよ。尋問官も大抵は一人か二人でしたし。それに私を魔女として扱っていましたから、呪いがつくとかで私を陵辱した尋問官は希でした」
邪ンヌ「は…? ちょっと待ちなさいよ。私は大勢の男に朝晩休まず来る日も来る日も犯され続けた記憶があるんだけど。どういう事なの!?」
ジャンヌ「ジルが又聞きした事を誇張して解釈してしまった結果でしょうね…。伝聞に間違いがあるのはあの頃はよくありましたし―――それに拷問は物理的なものが多かったんですよ。
尋問官による拷問はそれは辛いものでしたよ。サーヴァントの身となった今では傷はすっかり消えていますが記憶は鮮明に残っています」
邪ンヌ「何よ…それ。私だけこんなに辛い記憶を背負ってしまったって言うの!? 私はこの記憶を薪にして復讐の化身になったのよ! 人間としての尊厳を踏みじられたのは私だけだなんて―――」
ジャンヌ「そうですね、ごめんなさい。…そうそう、辛い陵辱というのなら私は動物に犯されていましたよ」
邪ンヌ「…………嘘よね?」>>181
邪ンヌ「ねぇ、動物って人間ですらないモノに犯されたって事よね? アンタ何で済まし顔でいるのよ」
ジャンヌ「過ぎたことですから…。でも、犯されて平気という事はありませんよ。とても辛かったのですから…」
邪ンヌ「―――ところで動物って言うけど何に犯されたのかしら。ひょっとしたら大したこと無いんじゃない?」
ジャンヌ「そんな事はありませんよ。犬のおちんちんは大変でしたね…挿入されているとき、どんどん大きくなって抜けなくなってしまいますから」
ジャンヌ「そういえば豚もよく印象に残っていますね。豚は辛かったんです。いえ、精神的にというよりは肉体的にです。おちんちんが最奥まで入ってきて妊婦さんのお腹みたいに膨れ上がるまで精液を出され続けられましたから」
ジャンヌ「馬もいましたね…馬のおちんちんはとても大きくて入れられただけで失神してしまいました」
邪ンヌ「」>>182
ジャンヌ「そんなに驚くことはありませんよ。動物と交わる事で私を魔女に仕立てようとしたんですから。何度も言いますが私も動物に陵辱されるのは耐え難いです。
でも、それも試練なのですから乗り越えなくてはいけません。
――男に犯されるだけでも嫌なのに動物なら尚更辛いですよ。獣姦は禁忌ですし…。
…そうですね、せっかくこういう話題になったのですから私の体験でよければ詳しくお話しましょう。
でも鮮明に覚えているものなのですね。犬は大型犬でしたが私よりも体長は小さかった。けれど、おちんちんは私を犯した尋問官と同じくらいの大きさでした。
私の中に入って来る感触は人間のものとは違いましたね、ゴツゴツとしていて…何よりその様子を笑いながら見る尋問官の顔が恐ろしくて。
犬は私を交尾の対象としか思っていませんでしたから肉体的には……
いえ、やっぱり犬のおちんちんも辛いですよ。根元がどんどん膨らんでいくんですから。交尾したまま局部同士がくっついて離れない状態が一刻(30分)も続くんです。一刻もですよ。私にとっては永遠と思えるほど辛い時間でしたね。
後から知ったんですが犬のおちんちんは根元が男性の拳ほどの大きさになるんですね。そんなものが私の中に入っていたと知った時には驚きましたよ、ええ。
……いえ、犬は大人しかったですよ。射精した精液もそんなに多くはなかったと思います。人間のものと同じくらいでしょうね」
邪ンヌ「」>>183
ジャンヌ「―――そうですね。豚に犯されるのはもっと辛かったんです。
…え? 豚のおちんちんはそんなに大きくはありませんでしたよ。犬に比べれば優しいもの…いえ、やっぱり比較はできないですね。辛いことには変わりありませんから。
…具体的にどう辛かったのか、ですか。お答えできる範囲でお話しますね。
豚のおちんちんは細くて長いのです。犬や人間のものとは全く違います。私の中に挿入されるとするすると奥まで入っていくんです。私も感触が違いすぎてびっくりしました。…それと同時に犬よりは楽かな、と思いましたがそれは最初のうちだけでしたね…
凄いんです、豚のおちんちんは…。私の膣の奥まで入ったかと思ったら、おちんちんがどんどん押し上げてくるんです、私の中に。もうこれ以上は入らない、そう懇願しましたが尋問官は冷酷に言ったんです。
交尾中の豚を無理に引き離せば暴れだす、暴れた豚の真下にいるお前はひとたまりもなく殺されてしまうぞ、と…。これを聞いて私は押し黙るしかありませんでしたね。
…豚のおちんちんの話でしたね。人間や犬はどんなに長くても奥まで辿りつけばそれ以上は入ってこないでしょう? でも豚は違います。入ってきたんです、私の子宮の中にまで。本当に怖かった…。破瓜の時の恐ろしさを追体験したような、そんな気分でしたね」
邪ンヌ「」>>184
ジャンヌ「…いえ、まだ終わりませんよ。豚のおちんちんが子宮の中で動き回って、その度に私は痛みで叫んでしまいましたね。…叫べば叫ぶほど尋問官たちは喜びますから私は必死で堪えましたが、無理でした。
ええ、そうです。豚の射精は実に恐ろしいものでした。子宮の奥で豚は射精していました。お腹が液体で満たされて重くなるに連れて、ああ、私は犯されているんだと実感しました。
でも、さらに辛いことが待っていたんです。射精が止まらず続き、ずんと重いものへ変わって行ったんです。子宮がどんどん膨らみました。
尋問官から後で聞いたんですが、お腹が破裂しちゃう、なんて事も口走っていたみたいです。
私は朦朧としていたので記憶にないのですけど…でも確かに破裂すると錯覚するほど私のお腹はパンパンに膨れ上がっていました。
まるで妊婦さんのお腹の様でしたね…自分の身体ではないみたいでした。
豚のおちんちんが動くたびにお腹の中がぐちゃぐちゃに揺さぶられるようでした、ええ。そうして最後に豚は子宮口に蓋をしてしまったんです。獣姦が終わればきっと解放される、そう思っていましたがお腹が膨らんだまま3日過ごしたんです。苦しくて重くて、豚に犯されたという事実が頭から離れないんです…。辛かった…。
そうです、3日後に私の膣からびっくりする量の白い液体が出てきたんです。まるで酒樽に穴を開けたかのような勢いでした。そうしてようやく豚のおちんちんの苦しみから解放されたんです。長かくて疲労も大変なものでした。…ええ、精神よりも肉体が辛かったとはそういう意味なのです」
邪ンヌ「」>>185
ジャンヌ「馬にも犯されましたよ、ええ。馬並み、なんて言葉もありますが私の想像を絶するものでしたね。―――はい、途中で失神してしまいましたから記憶も曖昧ですが、お話することは構わないですよ。
馬のおちんちんはそれはもう、ひたすらに大きかったのです。
想像してみてください。男性の腕ほどのおちんちんが私の目の前にありました。尋問官は私を台座に仰向けに乗せて無理矢理に開脚させたのです。
…え? ああ、恥ずかしさよりもその時ばかりは恐怖の方が大きかったですね。今思い返せばあんなはしたない姿を晒してしまったのですから恥ずかしくて堪りませんよ?
尋問官は私の膣をなん本物指で強引にこじ開けていました。痛さで堪らず声を上げてしまいましたね
子宮が見えるぞ、なんて言っていましたが私には確認する術はありませんでしたから…
ああ、馬のおちんちんの話でした。勃起したおちんちんを尋問官たちは私の局部に充てがって無理矢理挿入させてきたんです。…犬のおちんちんの時の様に太くて、入ってくる感覚は忘れられそうにありませんね。犬のような太さで腕の様に長いのですから、とにかく痛くて…。膣の中に馬のおちんちんがみっちり詰まっていました。
馬は大人しかったです。よく調教されているみたいでしたね。
その後でしょうか。馬が腰を振りだして私は失神してしまいました。…なので私がお話できるのはここまでです、すみません。
……ええ、そうですね。気付いたら馬はいなくなっていました。膣がひりひりしていたのを今でもよく覚えています。馬の射精も凄かったんですが豚のように蓋はされなかったので助かりました。
―――馬の精液で水溜りが出来ていましたよ。あれが私の中に出されたものだったと気づいたとき、私はまた犯されたんだと実感しましたよ」
邪ンヌ「」ゲーム形式といいレビュー形式といい性癖だけに留まらず
書き方まで多様化の一途を辿ってていいゾ^~これ冬休みを来週に控えた、12月某日
「遠坂さん、まだ帰らないの?」
「ええ、ちょっと用事があって……また明日」
教室に最後まで残っていた生徒と挨拶を交わし、私―――遠坂凛は穂群原学園2-Aの教室で1人ため息をつく
魔術師である私がこうして放課後学校に残る、なんてことはめったにない
ではなぜ、今日はこんなことをしているのか>>191
「さて。それじゃあ調査開始、と……」
――――それは、今日登校した際にこの学校に異変を感じたからだ
あまりにも異常で、禍々しい魔力
それは、どこか外部の魔術師が結界を張り巡らせていること、を意味していた
「どこの誰かは知らないけど……この冬木で堂々とそんなことやってのけるなんて、私に喧嘩売ってるみたいなものよね」
確かに聖杯戦争は数か月後に控えていて忙しいわけではあるが、この状況は決して見過ごせるものではない
いや、むしろ冬木の管理者としてはこちらが本業だ
まずはこの教室から調査していこう
「―――――喧嘩、ですか。まあそうとも言えますかね。遠坂凛さん」
――――そのとき
不意に背後から声が響き、慌てて振り返る
(――――!?いつの間、に……!?)>>195
『彼が何を言っているのかは全く分からないけれど』、とりあえず褒められているのはわかる
自慢じゃないけど、今まで男子から好意を寄せられることは少なくなかった
だけど、初対面の人にこんなことを言われるのは初めて
――――彼についてはまったく知らないけど、悪い人ではないのかもしれない
「さきほど見て回りましたが、もうこの階には誰もいないようですね」
「当たり前じゃない、もう放課後だもの。部活生や先生方以外はとっくに帰ってるんじゃない?」
「なるほど。それでは少々声をあげたところで誰かに気づかれるということはないわけですね」
「そうね。もう教室には誰も入ってこないと思うし……」
他愛ない会話を続ける私と彼
この学校の人間ではないからか、私の説明をふむふむ、と微笑み頷きながら聞く彼
――――あれ?
そういえば、なぜ彼はこんなところにいるんだろう?
こんな教室にいたって、面白いものなんか1つもないはずなのに…>>196
「ねえ、そういえば貴方ってなんでこの教室に――――」
「遠坂さん、今日の下着は何色なんですか?」
「――――黒色よ。ほら」
がばっ❤
遮る彼の言葉に、私は思い切りスカートをまくりあげて答える
「持っている下着の中でも、この色は結構お気に入りなんだけど……どうかした?」
「ククク……いえ、なんでもありません。ありがとうございます」
なぜか笑いをこらえている『彼』
(――――?ああ、もしかしてスカートをまくりあげたのが可笑しかったのかしら。『いっそのこと全部脱ぐか、ハサミでスカートを切ってしまえば良かった』……悪いことしたかも)
はあ、なにやってるんだろ、私
こんなんじゃ遠坂家の当主として失格かも……亡くなったお父様に叱られちゃう>>198
「―――さて、それでは遠坂さん。今の状況を説明してくれますか?」
胸を揉みながら、『彼』は尋ねてくる
――――?
今の状況?特段変わったことはないはずだけど……
なにか気になること――――んひぃっ❤ほほっ❤―――――なにか気になることがあるのかな?
私はいつの間にかだらしなく開いてた口を引き締め、質問に答えた
「今の状況は……そうね――――んふぅ❤あんっ❤……特に変わったことはないわよ。『外部の魔術師がこの学校を狙ってくるかもしれないと推測をたてて放課後まで残っていたはいいけど、案の定あっさり敵の催眠魔術にかかってコロッと堕ちて貴方の所有物にされちゃったって感じかな。本当は学校に貴方みたいな魔術師がいるなんて不自然極まりないのにそんなことにも全く気付かないでただ無抵抗にパンツ見せたり胸を触られたりして無様に感じちゃってる』だけだし」>>199
「―――さて、それでは遠坂さん。今の状況を説明してくれますか?」
胸を揉みながら、『彼』は尋ねてくる
――――?
今の状況?特段変わったことはないはずだけど……
なにか気になること――――んひぃっ❤ほほっ❤―――――なにか気になることがあるのかな?
私はいつの間にかだらしなく開いてた口を引き締め、質問に答えた
「今の状況は……そうね――――んふぅ❤あんっ❤……特に変わったことはないわよ。『外部の魔術師がこの学校を狙ってくるかもしれないと推測をたてて放課後まで残っていたはいいけど、案の定あっさり敵の催眠魔術にかかってコロッと堕ちて貴方の所有物にされちゃったって感じかな。本当は学校に貴方みたいな魔術師がいるなんて不自然極まりないのにそんなことにも全く気付かないでただ無抵抗にパンツ見せたり胸を触られたりして無様に感じちゃってる』だけだし」>>201
―――その言葉と同時に私は背伸びして『彼』に抱き着き、思い切り唇を重ねる
17年間守り続けてきたファーストキスだったんだけど……『まあ、いいか』
「ぶちゅぅっ❤ちゅぱっ❤ぶっちゅぅ❤❤❤じゅっ❤じゅるるるるるっっっ!!!❤❤ふーーーーっっ!!❤❤んふーーーっっ❤❤れろれろぉっ❤❤❤」
思い切り舌を突出し、彼の口の中を舐めまわす
彼の口の中にある唾液を全て吸い込み、代わりに自分のツバを全て送り込んでやる
口を塞がれているため自然と鼻息が荒くなり、それがまた興奮をかきたてる
どんどんと身体が火照ってくるのを感じる
これがキスなんだと、初めて実感する
『彼』は私のキスに応じながらも、手は服を脱がすために動かしたまま
当然私の制服は全て脱がされ、残っているのはストッキングと下着だけになってしまっていた>>204
「これは?」
『彼』から手渡された『赤い宝石』は、私にとってとても大切なものだった
「ああ、これは父の形見のペンダントよ」
「形見?」
10年前
第四次聖杯戦争で命を落とした父が旅立つ前に私に遺してくれた大切な大切なペンダント
魔力を込めることで力を発揮する魔術礼装としての力を持つ
私は父が亡くなってから10年間、毎日欠かすことなくこのペンダントに魔力を込めてきた
「……なるほど。かけがえのない宝物、というわけですね」
「7歳で遠坂家を継いだ私にとって、このペンダントは父の思い出の品であると同時に魔術師としての誇りでもあるの。世界中どこを探したって代わりなんて見つからない。大切な宝物よ」
ぎゅっと、私はそのペンダントを両手で握りしめる
不思議なもので、触れるだけで力が湧き出てくるようだった>>210
「―――――あへぇっ❤」
――――まるで発情しきった牝猫のような、チンポのことしか考えられないバカ女のような無様なアヘ顔を作り、口上を述べた
「ご主人様❤あはぁ、ご主人様ぁ❤凛に、凛にぃ……ご主人様のぶっっっとくてクッッッさいチンポ様をご奉仕させてくださいませんかぁ?❤❤凛のこの髪も❤学校で一番美人って言われてる顔もぉ❤❤このおっぱいもプリケツも、もちろんマンコもぉ❤❤❤全部ぜーんぶっご主人様のモノです❤だ・か・らぁ……凛のぜんぶ使って、ご主人様の性処理、させてください❤❤」
……はぁ
我ながら、なかなかバカな文言だとは思う
でも、男という生き物はこういうものに弱い―――らしいのだ
普段の綺麗な表情がだらしなく崩れ、聞くに堪えない卑語を口走るのが>>211
むくむくっ!❤
―――ほら、ご主人様のチンポもまた勃起してきた
……ていうかさっきの状態が勃起状態だと思ってたのに……どんだけ大きいのよ、あんなの挿れられたら私壊れちゃうんじゃないの?まあ『私のま○こなんてマスターの所有物に過ぎない無価値ま○こだから文句はない』けど
そんなことを思いながら、次に私は大きく股を広げ指でマンコを大きく広げた
「あははぁ❤❤ご主人様のオチンポ、またボッキッキしてるぅ❤❤あっへぇ❤ギンッギンにいきり勃って固くなってぇ❤❤牝のま○こ貫くためだけの形に変わっていっちゃってるっ❤❤❤くぱぁ❤ほら、見てくださいご主人様ぁ❤凛のおま○こくぱーっ❤て、くぱーーっっ❤❤って開いて受け入れ態勢全開とろとろぉ❤❤❤ほらぁ狙ってっ❤❤凛の桃色ま○こ狙ってぶっ挿してくださいご主人様のチンポ、チンポチンポチンポチンポチンポぉぉぉぉっっっ!!!❤❤❤❤❤」
そう言って私は目を剥いて喘ぎ、叫んでみせる>>128
「えっちゃん? いるー?」
ぐだ男はその日届いた和菓子を届けるためにXとえっちゃんの相部屋へと足を運んでいた。
手には特製和三盆、預金通帳はもはやその意味を喪失し、へそくりは自ら日の光を浴びた。
なのでもう少しこう、手心と言うか……とえっちゃんに和菓子の生贄を減らしてもらうべく高級菓子をもって交渉に来たわけである。 因みにこの和三盆でえっちゃんへの和菓子の一週間分の価値があるので実質的に預金通帳へと止めをしたのはこの和菓子なのだがぐだ男はあえて考えないようにしている。
「……ぐだ君、の他に周りに誰かいます、か?」
「……? いないけど……」
「じゃあ、どうぞ……」
何回かノックした後、扉の奥から聞こえてくるえっちゃんの声にお邪魔しますと返事をして扉を開けると、ぐだ男はその和三盆を思わず床に落としそうになった。
「……みられちゃう、から、早く入って……」
「えっ? あっ、はい!」
ぐだ男が見たえっちゃんは、体に巻いているバスタオルの他に何も身に着けていない状態であった。
しっとりと髪の毛が湿気をおびて、その肌はうるおいに満ちて陶器のように滑らかである。_その状態でも眼鏡は外していなかったが_
バスタオルから主張している胸部と臀部は普段は制服に隠れて目立たないがその実良いプロモーションをしており、重力に叛逆してその存在をありありとぐだ男に見せつけている。
「シャワー浴びていましたから……それは?……それはっ!?」
部屋に入ってきたぐだ男が持っている和三盆に気が付くと、えっちゃんはシャワーで火照った顔をさらに火照らせぐだ男魔で一瞬で距離を詰める。
近づいたことで身長がぐだ男よりも引くえっちゃんの谷間がしっかりと、その谷間に流れる水滴まで見えてぐだ男は思わず情欲の暖炉に火がともるのを感じてしまう。
「ナーガオカ屋の越ノ小雪! 宇宙三大銘菓の人気和菓子……ま、まさか私の、ため……?」
「え? あ、まぁ、そうなるのかな……?」
確かにえっちゃんの為ではあるなと、ぐだ男が頬を掻くと、えっちゃんは感極まったように震えると、そのまま飛びつくようにぐだ男を抱きしめるとそのままその唇を重ねた。>>189
回想シーンは生々しくなっちゃうので割愛で
やるとしたらこれとは別のSSでやろうかと(やるとは言ってない)>>223
「んむっ……!?」
「んー……! ちゅぅ、れるっ……!」
辛うじて和菓子を落とさないようにベットに置くが、その間もえっちゃんから受ける情熱的な深い口づけと、タオル一枚越しに伝わるその体の柔らかさにぐだ男は今まで御無沙汰と言うこともあって燃える様な情熱が身を包み、今にでもえっちゃんを押し倒そうとする誘惑と理性が対立する。
「くすっ、だいすき……」
だが、あの無表情が常のえっちゃんが顔を赤くし、可愛く綻ばせていったその言葉にぐだ男の理性は一瞬で月にまで飛んで行った。
「___えっちゃんっ!」
「あっ……」
堪らずぐだ男がえっちゃんを押し倒すと、体に巻かれていたバスタオルが解けてえっちゃんの生まれたままの姿が露わになり、ぐだ男の体温が一気に上昇数する。
「あ、う。 ぐだ君、からは、は、初めて……」
彼の蒼い目に獣の様な鈍い光を感じて、えっちゃんは今から自分が何をされるかを察して思わず顔を赤くする。
なるほど捕食される側というものは存外恥ずかしい、と悠長に考えてはいたがぐだ男の痛々しいまでに怒張するそれが見えた時、えっちゃんの下腹部は刺激を求めるかのように疼きだし、蜜が溢れんばかりに生成されていく。
「はぁっ、えっちゃん、その、オレ……」
「ふーっ……ふーっ……それは禁止、だったよ、ね?」
「その、今日だけ、ダメかな……」
「うん、しかたない、ね。 今日、だけ」
二人ともお互いを待ちきれないという様に二人で言い訳を並べながら、その秘所をくっ付け擦りあわせていくと、そのたびにぐちゅっ、と水音が鳴りお互いが準備万端と言うことを知らせる。
「……いい?」
「うん……はやく……」
そうしてぐだ男が腰をゆっくりと動かすと、えっちゃんの蜜壺がその興奮した竿を受け入れ彼女の嬌声が部屋に小さく響いた。>>186
ジャンヌ「…どうしましたかオルタさん」
邪ンヌ「いえ、想像していたものと斜め上を行く生々しい話でしたので。犬に豚、馬ですか…まあいくら拷問とは言え、尋問官もこれ以上はしなかったでしょう?」
ジャンヌ「…いいえ、今の話はまだ序盤ですよ。色々な動物に犯されましたから。最初に犯されたのが犬だったので真っ先に思い浮かびましたが、辛い記憶はよく覚えているものですから。そうですね…他には牛と猿にも犯されましたよ」
邪ンヌ「」ジャンヌ「牛のおちんちんはも豚ほどではありませんが細かったですね。牛の下半身からにゅっとおちんちんが出てくるんですよ。
…そうですね、私は馬の時と同様にやはり台座に仰向けにされてました。尋問官は私を無理矢理開脚させて、鎖で拘束してしまったんです。
動くことすらままならず、その分身体にかかる衝撃も大きなものになると予想して私は恐くて仕方ありませんでしたね…。そうして神に祈っているうちに尋問官は牛を発情させて、おちんちんを私の膣に挿入させたんです。細くてスルスルと入って行きましたよ。でもおちんちんが細いのは最初だけです。根元になるにつれてどんどん太くなっていくのです。…まぁ太さはそれほどでもなくて、犬や馬と比べれば全然楽だったのですけれど。
問題はこの後なんです。牛が少しでも動くと私の下半身にダイレクトに伝わって身体の中を掻き乱されている様でした。牛も交尾体制に入って興奮すると、おちんちんがどんどん伸びていくんです。人間のおちんちんの倍…いえ、3倍の長さはありました。そんなに長いおちんちんが体の中に入ると思わないでしょう?
ですが、牛のおちんちんの先端は細いので押し上げられると子宮の中にまで入ってきてしまったんです。痛みと衝撃で腰が砕けそうでしたね…。辛かったけれど、牛に犯される時間はあっさり終わったかと記憶しています。豚や馬と比較するとそんなに射精量が多くないからかもしれませんね」
邪ンヌ「」立香ハーレムに新たに誰かを参入させたい……誰かいい人材はいないだろうか?
個人的には不夜城のキャスターがとっても気になってます!>>222
いいじゃん>>97
部屋から離れたアタランテが向かった先は空中庭園の至る所にある泉の一つだった。
疾走し、跳躍し、降り立った場所にいた人物は彼女を認識し――
「オレに何か用があるのか」
あらゆる欺瞞と虚飾を見破る鋭利なる瞳が、魔獣に身も心も堕とした狩人を捉える。
インドの大英雄、施しの英雄、太陽神スーリヤの息子――カルナ。
彼の前にいると、アタランテは自分が犯した様々な事を再認識せずにはいられなかった。
珍しく男でも嫌いではないのだが――むしろ信用している――視線を合わせ辛い。
光り輝く太陽を直視していられないのと同じだ。
この英雄は、この青年は、今の私には眩しすぎる。
「相談事だ」
「オレは神父ではない。シロウ・コトミネの方が適任だと思うが?」
「……余計な気遣いなどいらん。切り捨てられるぐらいが丁度いい。故に汝に頼みたい」
「承知した。ならば遠慮なく言わせてもらう」
まったく迷いのない態度に躊躇いながらもアタランテは確認する。
「汝から見て今の私はどう見える?」
「結論付けるには流石に情報が足りない。だが変化しているのは確かだ」
「変化した……私がか」
「それを肯定するか否定するかはお前自身だが、オレは肯定しよう。その道を往くならば、まだ救いがある。お前とジャンヌ・ダルク――聖者の依代となった少女にも」>>231
そう言ったカルナは「なにを見て、なにを知った」と問いかける。
どんなに些細であれ原因があるはずだと。
「……ジャンヌ・ダルクの記憶を垣間見た。ルーアン城の塔で受けた異端審問の記憶だった」
声は刺々しいが憐憫も含めていた。
前者は誰に、後者は誰に。言われずともカルナにはわかった。
「ありふれた仕打ちなのかも知れない。探せば、あれ以上の凌辱を受けた女はたくさんいるのかも知れない。……だが気に喰わなかった」
「その言い方は正しくあるまい。本心と向き合うべきだぞ、アタランテ」
間髪入れず差し込まれた一言にアタランテは苦笑、のような曖昧な笑みをつくる。
「ああ、同情したとも」
男共に苛立ち、ジャンヌ・ダルクを憐れだと思った。その程度の人情は失っていない。だから塗り替えようとし、忘れさせて欲しいと乞われたときは喜びがあった。自分は間違っていないと信じられた。……なんでここまで歪んでしまったのだろう。
「あれほどの仕打ちを受けておきながら反転しなかったその魂に感服しよう。己を見捨てたのも同然の神と人間を一切憎まず、恨まなかったその精神に感心しよう。だがそれでも、私はあの女を赦すことはできない。奴は私の目の前で罪なき子供を殺したんだ」
アタランテは黒く染まりつつある片腕を抱いた。>>232
「……なぜだ? なぜ彼等を赦せて、犠牲者であるこの子たちを赦せない?」
「誰でもないが故に誰でもある〝切り裂きジャック〟に取り込まれてしまった以上、消すことはできても救うことはできない。彼の殺人鬼の伝説は世界に広がりすぎた。あまたの人々が作り出した可能性は無限に等しく、その真偽はジャック本人でさえ分からない。確かなのは〝絶対悪〟だという事実だけだ。人々はそう定義付けた。善性が入り込める余地はないだろう」
「……それでもあやつは聖女だ。この世で最も呪いに強い聖女だ。私でも耐えられるものをジャンヌ・ダルクが耐えられない道理はない。ならばきっと……受け入れてくれさえすれば」
「随分と執着しているな。産むのならばお前一人でも足りるのではないか?」
「それは駄目だ」
即答し、顔を背けるアタランテに施しの英雄は「何故だ?」と追及する。
とても静かな声色だった。
「……〝子供たち〟はあの女を母親に選んだんだ」
「初めに考案したのはお前だったとセミラミスから聞いている」
否定できない。
聖女を殺して欲しいと子供たちに願われたのに殺さなかった。それとも……いいや、違う。利用価値があり、その方法が最も贖罪をさせるのに適していたからだ。
私はジャンヌ・ダルクを憎んでいて、だから償わせようとしたんだ。>>233
「愛余り憎くなるという諺があるとシロウ・コトミネから教えられた」
啓示を授かったように狩人の目が開かれ――指摘される前に引き絞る。
「アタランテ。お前の憎悪の炎は聖女を焼くほど苛烈ではない。以前はそうだったがな。だが、お前は元々抱いていた願望からして復讐者を名乗るには優しすぎる」
結果の逆転を言っていた。
「…………まさか汝は、この私がジャンヌ・ダルクを愛し始めていると言うのか」
肯定するカルナにアタランテは食い掛かりそうになった。
彼女の胸中は混沌とし、光と闇の境界線がなくなっていた。
「私がこの一月と余り、あやつに何をしたと思っている。犯し、穢し、堕とそうとしてきたんだ。巻き込まれただけの少女さえも利用してしまったのだぞ……!! 確かに……確かに同情したが、だからとてそんなのは……あまりにも身勝手すぎる!!」
「〝ある〟と〝ない〟で決めつけるのは極端だぞ。感情とは濃くもなれば薄くもなり、枯れもすれば芽生えもするものだろう」
「莫迦なっ!」
ありえない。あってはならない。
だって……私には■される理由が一つだってない。
「想い人を捕らえ、純潔を奪い、レティシアを傷つけた。そんな私が」
「犯した罪は重いが悪行ばかりでもあるまい」
「……凌辱を凌辱で上書きする行為を善行とは呼べん」
「お前なりに気遣ったと思うが」
「汝、見ていたのか」
「心外だな」とカルナは言った。彼なりに感情と表情を示しながらである。
一気に冷静になったアタランテがこめかみを押さえる。>>234
「……こちらの早計だった……すまない」
「気にするな。オレも出過ぎたことを言ってしまった。……これは悪癖だな。どうやらオレはいらぬ争いを起こしてしまいがちでな。無念でならない」
「汝の率直さは美徳だ。相手が誰であれ、言われたくないことを言えるのは長所であろう。多くの場合芳しくない展開になるだろうが、時として救いにもなる。しかし……私が言えた話ではないが、もう少し口の使い方を意識した方がよいぞ?」
「忠告、感謝する」
厳粛に頷く大英雄がどこか可笑しく、微笑ましかった。
アタランテは大きく息を吐きだして――先の話題の続きを言い出す。
「私は狩人だが獣でもある。愛しいと思うときはあっても酷く……醜く歪んだ愛情だ。決して純愛ではない。人並みに愛するなど不可能だ」
「諦めが人を止める。諦めればお前の人間性はなくなる。だからこそオレは言おう――諦めるな」
「……私は幾つもの過ちを犯した」
「多かれ少なかれ人は皆間違う。罪を意識し、愛に苦悩するお前は紛れもなく人間だ」
「……どうすれば愛せる? どうすればいい?」
「お前なりに努力してみろ」
真っすぐ言ってくれる。
向き合うだけでも精一杯なのに、歩み寄って、話し合えというのか。想像するのも困難な未知の領域だ。致命的に誤った私とジャンヌ・ダルクが分かり合う。夢物語も同然だった。
このままの状態を続け、ジャンヌ・ダルクが〝子供たち〟を出産しても、彼女が真面に育てられる精神状態にあるとはとても思えない。人形のようになって感情を喪っている可能性が高い。こちらの言うことは聞くだろう。反論も反抗もせず従い続けるかも知れない。
けれど、子供とは円満な両親の元で育てられてこそ幸せになれる。>>236
空の色が夕日に変わり始めるころ、アタランテは部屋に戻った。
そして戸惑い――焦燥し――絶句した。
誰もいない。ジャンヌ・ダルクもレティシアもいなくなっていた。影も形もない。
脱走と考えたが、すぐに打ち消された。自分が気づかない筈がなく、気づかなくとも念話が来る筈だからだ。
……その念話が誰から送られるものかと思い当たった瞬間、狩人は獣の如き素早さで奔り出していた。目指すは空中庭園の中心部、黒衣の女帝が座す王の間であった。
そこへ続く最初の扉を盛大に蹴り飛ばしたアタランテは絞り出すように呟く。
「そうきたか。そうくるか。ついにこうきてしまったか――セミラミス」
先が見えないほど長大な通路を埋め尽くすは有象無象の軍勢。吹き飛ばされた巨大な扉に押しつぶされた者もいるが、如何せん数が多すぎた。圧倒的物量差だった。
なにせ数千をくだらない総量だ。
刀剣、戦斧、槍などを携えた竜牙兵に、空中から近接武器の他にも弓矢を構える竜翼兵。
しかし、ここにいる英雄を誰と心得るのか。
アタランテは世界最速を謡われるギリシャ神話最高の女狩人――彼女は敵を含む、フィールド上のあらゆる障害を物ともせず移動できる。
数だけが強みの雑兵を掻い潜るなど造作もない。
「貴様等の相手をしていられるほど暇ではないのでな」
――――この程度、アルカディアの険しさには程遠い。>>230
ブリュンヒルデか、いいですね。うちにもいますし書いてみたいです。しかし、そうなると立香の嫁はランサーが多くなりますね。ついに完成した嬉しさの勢いのままに投下させていただく。
完全に俺得のメディアさんにぐだ男が筆卸ししてもらうお話。
途中で筆を折って約二月。どうしてスケベは文章に起こすのがここまで難事業なのか。
そしてそれが慣れぬ二次創作であれば猶更。愛してやまぬメディアさんでやるとなればさらにドン。
それでもどうにか形にはなった。おおコルキスの王女よあなたは美しい(そしてエロい)メディア様万歳――さて、どうしてこんなことになったものやら。
神代の魔女は、そんな風にひとりごちた。
ふと、気が付くと、とんでもないことになっている。そんな経験は、生前だけで十分だったというのに。
長い放浪の果て、エリュシオンに至った時ですら、もう少し頭が働いていただろう。
「本当に、とんだことになったものね」
自分の傍ら、まだ寝息を立てているマスターの頬を、彼女はそっと引っ張った。
起きる気配はなく、安心しきった様子で眠りこけているその姿は、憎らしいようであり、愛らしいようであり。
先ほどまでのひと時を、気の迷いと思うやら、嬉しかったと思うやら、感情の整理が追い付かなかった。
全くもって――とんでもないことに、なったものだ。◇
そもそもの切欠は、マスターが彼女に対して、魔術を乞うたことにあった。
正確には、『魔術の知識』をである。彼は確かにサーヴァントを従える魔術師であるが、名門の出身というわけではない。
一般人の中からたまたま選ばれ、たまたまマスターとしての適性があっただけだ。
礼装によって、限定的な魔術を行使できるが、そこまでだ。全く何もかもできないというわけでないにしろ、魔術師としては、ひどく非力なのは間違いない。
であるので、神代の魔術を修めるのは出来なくとも、その知識を得るぐらいの努力は必要だろう、というのが彼の出した結論であったのである。
最初に話をもちかけられたメディアは、ひどく脱力した表情で彼の話を冷ややかに聞いていた。
「坊や。教えを乞うのであれば、もっと他に適当な人がいるのではなくて?」
そう、もっと、彼に対して教鞭を執るのに適したサーヴァントはいるだろう。
何も、彼女である必要はないのだ。彼女は家庭教師をするのではなく、雇う側の立場だったのだから。
しかし、そう言うメディアに対して、マスターはにこにことしたまま反論する。
「確かに、ざっと二人程思い浮かびます」
「そう。それなら、そちらをあたるのね」
「でも、メディアさんじゃなければダメです」怪訝そうな表情を浮かべる彼女に対して、マスターは表情を崩さずに言葉を続ける。
曰く、魔術を知るのに、その道の最たる権威、ヘカテーの弟子であり、神代最高の魔術師であったメディア以外に頼むことなど、考えられないと。
「それなら、もし、ケイローンがカルデアにいたなら、彼に頼むのかしら」
「あの人がいるなら、それは大したことですね。きっといつかありえるかもしれませんが」
でも、と彼は続ける。
「もしもを話してもしょうがないです。今ここに、魔術という学問の最大の権威は、メディアさんを置いて他にないんですから」
「本当に、贅沢者ね。坊や、ついていけなければそこまでよ。それでいいなら、少し時間をとりましょう」
しょうがなく、本当にしょうがなく、彼女はため息交じりに承諾する。
それが少しだけ嬉しく感じてしまったのは、目の前で能天気に喜ぶマスターのせいだろうと、彼女は判断
それから、毎日少しずつ、二人の『個人授業』は続いていった。
最初は、すぐに根を上げるだろうとメディアは思っていた。もしくは、飽きてしまうだろうと。
それでも、彼はついてきた。少しも集中力を切らさずに、彼女の言葉を聞き続けた。
考えてみれば、それは当たり前だったのだ。これまでのどんな時も、彼は諦めることだけはしてこなかった。
彼自身は魔術師として非力だ。だが、マスターとしてならばどうだろうか。
諦めず、味方を信じ、圧倒的な敵に絶望せず、傍らの少女と共に、若さを燃やすようにして進んでいく。
それが出来るのならば、魔術の講義などは、如何に神代のソレであろうとも、決して困難な道ではない。――その、ひたむきな姿に耐えきれず、彼の真っ直ぐな瞳を少しだけ困らせてやろうと、意地悪な気持ちが湧いたのが、あるいは全ての間違いだったのか。
ある日の講義中の小休止。
彼女は、そんな小さな悪戯心から、こんなことを言った。
「ここまで続くだなんて、思っていなかったわ。最初に真剣に取り合わなかったお詫びと、ここまでのご褒美として、何かあげたほうがいいかしら」
「いやいや、とんでもない。全部、僕が頼んでいることです。本当に感謝しているんですよ」
「あら。無欲ね。――唇ぐらいならば、と思ったのだけれど」
そう言って、呆気にとられるマスターを、にたにたと笑ってやろう、と思った彼女だったが――。
――彼は、呆気にとられるのではなく、感動した様子で肩を震わせ、目を輝かせていた。
下手を打った、と彼女が取り繕うより早く、彼は身を乗り出していた。
「ついに、ついに、メディアさんがデレた――!」
「ぼ、坊や? 今のはじょうだ……」
「いいや、取り消させません。僕は、メディアさんが、大好きです。わかりますね?」
「……もしかしなくても、この展開が最初からの目論見?」
「ええ、半分ぐらいは」
謀られた。神代の魔女が、非力な魔術師にしてやられたのである。
げに恐ろしきは恋心か。身にあたる節がないでもないだけに、彼女は呆れるような、曖昧な表情で沈黙するしかない。それにしたって、何故自分なのか。いつも一緒にいるあの娘では不満なのか。
あの目は、わかる。まさしく、恋をした少女のソレだ。それに、彼には付きまとう影がいつもあるではないか。
その複雑骨折した人間関係の中に、自分が入りたくはない。拒絶しようと、突き出そうとした手を――
――力強く、受け止められてしまった。
「……………。はぁ。一晩、一晩だけよ」
「ひ、ひとばん?」
「それで忘れなさい、という意味よ」
「いや、そうでなくて。一晩というと」
「あら。いらないなら、あげるつもりはないけれど」
掴まれた手を振りほどき、立ち上がろうとした彼女の袖を、彼はそっと引っ張る。
そうして、敵と対峙した時ぐらいにしか見せない男らしい目で、彼は彼女を横抱きに抱え上げた。
やっててよかった、レオニダス・ブートキャンプ。彼は今までで最大に、スパルタの王に感謝を捧げる。
「ちょっと、坊や!? わかったから、もう少し落ち着きなさいな」
「落ち着けません。それに、ですよメディアさん」
「……何よ?」
「童貞が今のセリフを聞いて、暴走しないとでも?」
「知らないわよそんなの!」じたばたと身をよじらせるメディアだが、魔術でないなら彼女は見た目通りの線の細い女性である。
筋肉への道を歩み始めた青年に敵うわけもなく、彼女はベッドの上へとつれてこられてしまった。
「ああ、もう、ムードのない。女の口説き方も教えてあげないとダメかしら」
「実践していいのなら」
「ダメね。今晩が最初で最後なのだから――だから、それは、違う娘に」
「その気を変えさせてみせます――!」
そっと、二人の距離が縮む。
片方は諦めて瞑目し、片方は息も荒く、興奮しきった様子で。
距離が縮まる。互いの距離はゼロに近づき、ついに唇と唇とが触れ合った。
ただそれだけのことであるというのに、彼は――非力な魔術師の青年は、嬉しさで壊れてしまいかねないような、そんな様子だった。
これでおしまいということにしてあげたほうがいいのではないか。神代の魔女はぼんやりとそんなことを考えていた――。
――頬に紅葉をくっつけた青年は、何がいけなかった反省をしながら待つことにした。
キスをして盛り上がりに盛り上がってしまった彼は、そのまま彼女を押し倒そうとした。それがいけなかった。
衣服も脱がずに、勢いのまま、獣のように貪ろうとするその目が嫌だった、らしい。
幸い、その一発で許してくれたので、彼は一足先に裸になり、彼女に背を向けて待っているところである。
脱衣するところなど、じろじろと眺めるものではない、ということであった。勉強になるなぁ、と妙にのんきな思考が脳裏に走る。「……もういいわよ」
「本当ですか」
彼女の声が聞こえると、彼は上ずった声で返事をしながら振り向いた。
光の速さに匹敵する勢いだったが、それも彼女の姿が見えるなり石化する。
なるほど、古代ギリシャの偉人というやつは、どいつもこいつも肉体美を誇るものである。
男性であれば男性美の極致といえる立派な戦士の身体をすることであるし、女性であれば、やはりそれは女性美の極致である。
染み一つ無い、上質なシルクの如くの肌には僅かに朱が差していて、そこに彼女の深い海の色をした髪が良く映える。
形の良い乳房を隠すこともなく曝け出し、それでも若干の緊張のせいか、あるいは期待をしてくれているのか、その双丘の頂はツンと突き立っているように見えた。
この時点で飛びつくことをこらえて視線を滑らせ――彼女の恥部を、失礼とは思いつつもじろじろと見てしまう。
揃えられた陰毛は、やはり深い海の色をしていて、それがなんだか、妙に色っぽい風に彼は感じた。
「メディアさん」
「な、なにかしら……?」
「最高です」
「……そう」
じろじろとした遠慮のない視姦に彼女は呆れていたが、初めてならばそんなものだろうと寛容であろうとしていた。自分に向けられた恋心に、少なからず悪い気はしていなかったというのもあるが――
――彼に未練を残させれば、二度三度と求められ、拒められるかどうか自信がなかった、というのもあった。
であるので、彼女は顔から火が出そうな視線に耐えていたのである。
だが、じろじろと見つめられた後は、今度は触られてしまうのだから――どこまで、自分が表情を崩さずにいられるものか。それが彼女の気がかりである。
余裕なく近寄ってくる彼を、呆れ半分で受け止める。両手を握られ、指を絡ませて、そのまま倒され――。
――再び、唇と唇とが触れた。手を握りあったまま、まるで年若い恋人同士のように、何度も口づけを落とす。
あるいは、触れるだけのそれしか彼は知らないのだろう。こういったことを教えるのも、師としてするべきことか――。
彼女は握り合った手を解き、彼の首の後ろに手を回し――触れ合った唇を舌でこじ開けた。
目を白黒させる彼に構わず、彼の舌を捕まえ、絡ませ、唾液を送り込む。あるいは、彼の唾液を啜る。
そういった、蕩かすような/蕩けるようなキスを数分にわたって続け、彼女はようやく唇を離す。
両者の間に銀色に、鈍く輝く橋がかかり、やがて落ちる。
――そんな、あまりに淫靡なキスを終えた彼の表情は、酸欠のせいか、あるいは感情の閾値を越えたか、ぼーっとしたものであった。
「あら、キスだけで満足?」
「恥ずかしながら、触らないままに射精できるかと思いました」
「速い男は嫌われるわよ……ほら、それなら、今に楽にしてあげるわ」彼の身体の上を、魔女の細い手が滑る。
逞しくなった胸板を越え、鍛えられた腹筋を少しだけ擽って、屹立するソレを指先でなぞる。
大きくは、きっとないだろう。そこまで見慣れたものでなく、比較対象を彼女は多くは知らないが――。
――哀しむべきか、喜ぶべきか。扱い方は心得ていた。
「っ、う……そのう、ひょっとして、手で?」
「あら、手じゃ嫌だったかしら」
「その、わがままなんですが、そういうことなら、体勢を、ですね」
躊躇しつつ、恥ずかしそうに彼はある注文をした。
乳飲み子に授乳するような姿勢をとってほしい、というものである。
呆れながらも彼女は従い、そしてその体勢をとってみれば、笑うのをこらえるのが必要だった。
よくもまぁ思いつくものだと褒めてあげてもいいぐらいだ。自分の胸に吸い付きつつ、手で扱いてほしい、などと――。
「何が楽しいのか、聞いてもいいかしらね、坊や」
「まず、メディアさんの柔らかいお胸を堪能できます」
「聞かなければよかったかしらね……」
「さらにその体勢で手でしてもらうと、とても満たされ――痛た、痛たた、爪はやめ――」思わず彼の大切なところに爪を立ててしまったが、ふと、思い当たる。
そういえば、彼は、諦めず、進んでいこうとするあまり――。
――甘えることが、できなくなっていたのでは、ないだろうか。それで、無意識に、温もりを、やさしさを求めたのか。
その結果がこの何やら間抜けな情事の光景か。
「はぁ……。いいわ。何でもいいなさい、どうせ一晩だけの夢なのだから、付き合ってあげましょう。未熟なマスター。一夜の恋人さん?」
「一夜にするつもりはないです。ないですけど、今はそれに甘えさせてもらいます。さしあたっては続けてください」
「はいはい」
彼女の細い指が、期待に震えるソレをそっと握りなおす。
緩急をつけ、優しく――じっくりと、扱き上げる。
――そうしていると、右胸が甘く痺れ、そういえば巨大な乳飲み子を抱えているのだったと、苦笑しつつ――
少し強く扱いたところで、勢いよく精液が迸り、彼女の手と――姿勢の都合、彼の腹部に降りかかる。
なんとなしに、彼の腹に落ちた精液をすくい上げると――。「……っ、ふ、あ、は、ぁ。……気持ちよかったです、メディアさん。あの、ところで、ソレ」
「まさか、舐めろとか言う気かしら?」
「それも魅力的ですけど、そのう……下の毛に、ですね」
「……塗れって? 何を考えているのかしら」
「さっきなんでもって」
「……はいはい」
彼の精液が大量についた右手を、自らの下腹に伸ばす。
陰毛に精液が絡み、それを広げるように擦りつけていき――。
白と群青のコントラストが、てらてらと光を反射し、淫靡な光景を作り出す。
「変態ね。変態――」
「メディアさんに言われるとすごく興奮する、これって魔術ですか」
「……ここまでくると救いようもないわね」
これであるいは満足してないだろうか、という彼女の小さい期待は、しかして今だ天を衝くソレによって砕かれた。
考えてもみれば、自分で処理している暇などはなかったはずで、この暴走ぶりはそれも遠因だろう。「――ほら、もう終わらせましょう」
「僕としては長くても――」
「抑えがきかなくなっても、困るのよ」
いつまでも抱かれたままの彼を引きはがし、一度仕切りなおす。
彼女は仰向けに横たわり、両手を広げ、微笑んで見せた。
それの意図するところを理解せぬ彼でなく、彼はその腕の中に飛び込み、両手を捕まえて、指を絡ませて、唇を重ねた。
結局のところ、こうしたがるのだなと彼女は苦笑し、彼の耳元で囁いた。
「私も、今は坊や、あなたを愛してあげます――好きに貪りなさい」
「なら、きっと虜にしますから――愛してます、メディア」
生意気に呼び捨てで呼んだ彼は、彼女の尖った、魚の胸ヒレのような耳を甘噛みする。
それからもう一度触れるだけのキスをして、今度は胸に吸い付いた。
期待に震える桜色の突起を口に含み、転がし――絡んだ指に、つい力が篭る。
「……っ、ゃ、ぁっ」彼女から漏れる小さく、甘い声に――どうしようもなく興奮を煽られる。
彼女の乱れたところが見たいと思うのは、男の身勝手な欲望だろうか。
彼は握った手を――左手だけ離して、彼女の肌を堪能するように滑らせた後に、秘裂を指でなぞる。
微かに湿り気を帯びたソレに、おそるおそる指で膣口を探り当て、つぷ、と音を立てて挿れてやる。
何か言いたそうな表情を浮かべた彼女の口を、もう一度キスで塞ぎ――
――ずぶずぶと滑るように入っていく指を蠢かしていくと、次第にトロトロと蜜が溢れていく。
得も言えぬ充足感を感じた彼は、性懲りもなく彼女の耳に甘噛みをして、囁いた。
「濡れやすいんですね」
「……童貞の坊やが調子に乗らないの」
反応は冷ややかなものだったが、きっと照れ隠しに違いなかった。
彼女が切なそうな、見たことのない、どうしようもなく女の顔をしていたから、きっとそう感じたのだろう。
抵抗されないのをいいことに、さらに口づけをして――今度は先ほどのように、舌まで入れて、お互いの唾液を交換するような淫靡なソレをしながら――
指を音を立てて抜き差しし、引き抜いて――あとは殆ど本能によるものだろう。
自然と彼の身体が動いた。もう少しの刺激だけで達してしまいそうな剛直を、秘裂に宛がい――先端で膣口を探り当て、一息に串刺しにする。
彼は入れただけで射精しそうになるのを堪え、頭がくらくらとするのを感じながら、長いキスを終える。
「……ふふ、卒業おめでとう、なんて言った方がいいかしらね」
「メディアさんで卒業できて、何よりもの喜びです」顔を上気させ、目の端から滴を零すような有様の彼女の表情には、それでも何か余裕のような物を感じられた。
そもそもの経験がそれこそ段違いであるだろうから、それは当たり前といえば当たり前なのであるが――。
それが妙に悔しく感じられて、予告なく腰を動かす。ぎこちないピストンでも、彼は頭が白くなるほどの快感を得ていた。
余裕のない彼の頭を、彼女は右手で手をつないだまま、左手で撫でてやる。
「言ったでしょう。好きに貪りなさい――。何度も膣内に出していいから、遠慮なんかしていてはダメよ?」
彼女はそう囁いて、軽く唇を重ねる。
それにいたく興奮した彼は、一段強く、ずんと腰を突き出したかと思えば――子宮口に押し付けるようにして、欲望すべてを叩きつけるように射精する。
「あら――元気ね。……っ。は、私も――なんだか段々と、良く――っ」
「は、ぁ、っ――メディアさん、メディアさん、愛してます――大好きです、だから――っ、もっと、声、こえ、聞かせてくださ――っ」
どくどくと脈打ちながら、子種を一番奥で放つ彼の姿に、妙な愛しさのようなものを彼女は感じていた。
長い射精を終えても、猶萎えることのない彼の一物は、若さというべきか、それほどまでに溜まっていたのかと呆れるべきか。
彼女は優しく彼の頭を撫でてやり、そっと耳元で囁きかける。
「私をそこまで乱れさせたいなら、もう少し頑張りなさいな」
「望むところです――」俄然やる気になった彼は、もう一度腰を動かし始めた。
多少早撃ちの気があっても、ここまでのやる気と体力があればカバーできるだろう。
若さというのは、なんともはや。神代の魔女は苦笑しつつ、自分の『スイッチ』も段々と入っていくのを感じていた。
そうしたなら、あとは――
――そこから先は、まさしく獣の時間、であった。
首尾よく、尊敬し、恋する魔女に童貞を捧げることのできた少年の感慨や感動というものは、無価値とばかりに砕かれた。
要するに、魔女が、彼女がその気になってしまったならば、最早それは男女の交いなどと生易しいものでなく、蹂躙と呼ぶことこそが相応しかっただろう。
なるほど、彼の生意気な願望は叶えられた――思うさまに、あの神代の魔女が己の股座で喘ぎ、よがっているのだから。
ただし、それの代償は、即ち――要するに。
「――あら、夜が白けてきたわね……ん、んん。……お気に召したかしら。少し下品に喘ぐぐらいが好きみたいだったから、そうしてみたのだけれど」
「ええ、それは、最高でした。けど、ですね。メディアさん」
「あら。あんなに愛し合ったのに、何をそう不満そうにするのかしら」
「……僕が人間ということを途中から忘れてませんでしたか?」
「もしかして……。あら、ちょっとはしゃいじゃったかしら」
「一体いろいろと、どう言い訳すればいいのか……」――代償は、彼の身体そのものであったといっていい。
まさに犯し尽くされた。もうしばらくはムラムラともしないだろうし、何より立ち上がれるかどうか疑問であった。
それを甘い痺れ、などと表現することなど到底できはしない。そしてなにより。
「あの娘への言い訳なら手伝わないわ――ふふ、精々頑張りなさいな」
自身の身と、部屋を魔術で事も無げに清めて部屋を出ていく神代の魔女の姿を、彼は朧に目で追った。
一人で、全裸で、ベッドに蹲る自分を、可愛い後輩はどう思うだろうか――それが気がかりだったが、彼の意識はそこで途絶えたのだった。以上となります。お目汚し失礼致しました。
メディアさんもっと流行れ>>225
「んっ……んん……ふぁ……」
久方ぶりに感じる自分の中を搔き分けてくるぐだ男の感触にえっちゃんはそれだけで気分が昇りつめていく。
自分の指やぐだ男の指では届かない奥まで突かれると、自慰だけでは感じる事の出来ない性感がえっちゃんの頭を駆け巡り、その表情は氷が熱で溶かされていくように徐々に蕩けていく。
「えっ……っちゃん……動くよ……」
「ん”っ……ふ、ふっー……ゔ、あ……ぐ、んぉ……!」
その肉棒がえっちゃんの一番奥へとたどり着いたとき、脳の中をシェイクするような快楽が理性のタガを外し、えっちゃんの思考回路を徐々に快楽だけを求める獣へと変貌させていく。
突かれるたびに声にもならない声をだし、胸を弄られるたびに獣様な唸り声を上げながら快感に震え、犬の様に舌を出してもっと強くと懇願する様は、ぐだ男に多大な興奮を与え、普段との違いすぎる彼女の痴態にすぐにでも精を吐き出したい欲求に駆られていた。
バーサーカークラスながら知的な言動を心がけ理性のある行動を重んじていた文学少女が今や獣欲に支配されただ目の前の雄から精を絞ろうとする理性の欠片もない雌にへと変貌し、今か今かとその瞬間を待ちわびる。
「うぁっ! んんっ、き、きすぅ……」
「うん……れるっ……」
えっちゃんが懇願するように舌を伸ばし、それに応える様にぐだ男が舌を絡めると、そのままえっちゃんは足でぐだ男が離れないようにしっかりと固定した。
その瞬間、えっちゃんの蜜壺はその瞬間を待っていたかとの様に伸縮をはじめ、それに反応するようにぐだ男の恥部もまたその上下運動の速さが増していき、二人は絶頂にまで駆け足で昇り詰めていく。
「ひぅっ! ぐっお”っ、あ”っ、あ”っ……! い”っぐっ、あっ……!」
「こ、こっちも、もう……げん、か……いっ!」
そうして止めとばかりに大きくぐだ男が勢いよく奥まで突き刺すと、えっちゃんの蜜壺が痛いぐらいに締め付け、その刺激でぐだ男の精はこれまで放出したこのない量となってえっちゃんの子宮になだれ込んでいった。そのセーフハウスは歌舞伎町の商業用雑居ビルの地下フロアにあった。廃墟や山中のような無人地帯ではない、繁華街のど真ん中にその建物が存在していて、大抵の魔術師はその大胆さに驚くことだろう。
商業用雑居ビルの地下フロアが、まるまる魔術師の工房になっていた。
ビルの敷地にはいくつもの魔術的な結界が張られており、正規の入口から入る者以外を完全に拒む要塞と化していた。
あるいは、正面入口から気配を消して入ろうにも、そうした陰術破りの結界が五重、六重としこまれている。
だが、それもビルに入ってみるまでは魔術師でも気づくことは困難であろう。
それ程までに巧みに、魔術師達からも隠す形で結界が形作られていたのである。
セーフハウスには、食料に本にトレーニング器具に……部屋から一歩も出ず何週間も過ごせるよう設備が整っていた。
そのセーフハウスの持ち主は魔術師カーマイン・アーヴィングである。
アーヴィングは、ややグレーがかったブラウンの頭髪と瞳で、彫りの深い洗練された容姿を持つ長身の美男子である。かつては魔術協会で封印指定執行者を勤めていたこともあるフリーランスの魔術師だ。執行者在職中は当代でも一二を争う実力者と目されていた。
かの冬木の聖杯にも匹敵すると噂される聖杯を求めて、この東京に聖杯戦争に参加するために来日したのである。
今いるこのセーフハウスは執行者在職中、秘密裏に用意したものだった。しかし、今回はこのセーフハウスを拠点にするつもりはなかった。
「ああ、そうなんだ。今日は仕事で会社に泊まり込みになってしまったんだ。だから先に休んでいてくれ。ああ、お休み、レイカ」
アーヴィングは協力である女性との電話を切った。
レイカ―――六導玲霞という娼婦を洗脳して同棲する恋人として彼女の家を拠点として利用されているのである。>>260
敢えて要害としての備えを度外視し、ただの一般人の家を隠れ蓑としてアーヴィングは拠点に選んだ。わざわざ解かりやすい場所に大仰な工房を敷設するつもりはなく、このような秘匿性の高い場所よりも魔術師からの目を掻い潜るには有効だと判断したのだ。
付け加えるとレイカという人物にも愛着をもったことも理由である。娼婦という職業から低く見られがちだが、昔はそれなりに裕福な家庭で生活していたらしく、実は無学な女性ではない。語学も極めて堪能であり教養があり賢明な女性だった。
彼女は人としての倫理観は持ち合わせてはいるもののそれも破綻気味で、生きるという自覚が希薄で、自分の命にも他人の命にも価値を見出せていない。ある種の怪物性をアーヴィングはレイカには見出し、それを魅力と思い気に入っている。
彼女ならば、自分以外の誰も悲しまないのならば殺人に対してさえも、一切の躊躇がなく実行できる行動力と決断力を持っていた。様々な汚れ仕事を行うこともできるだろう。
アーヴィングは彼女をただの隠れ蓑だけでなく、聖杯戦争における影の協力者として使役することも検討していた。
「使い捨ての道具にするつもりが、情が移るとはな……あれは助手としても女としても魅力的過ぎたな」
自嘲混じりの独白をしながら階段を下りる。
彼は、近代的なセーフハウスの一画にある、魔術的な装飾の施された工房の中央に立ち、ゆっくりと呼吸を整えていた。
英霊を呼ぶための触媒となるものは既に祭壇に置かれている。古い、朽ちかけた車輪だ。
アーヴィングはこのまま英霊召喚をするつもりはなかった。それは事前の偵察で見た英霊が原因であった。
自身の用意した触媒で召喚されるであろう英霊は、古代ブリタニアの若き戦闘女王ブーディカ。歴史の深さ神秘は十分に思われたが、他の対戦者の英霊たちも端倪すべからざる者たちだった。そのために、事前にこのような場合に備えて用意していたものを使うことにしたのだ。
用意したものは、八つのアンプルと、かつて聖杯戦争によって生まれた聖杯の泥を加工した呪物だ。
「さあて、あとは野となれ山となれ」>>261
アーヴィングの身体は今、活力に満ち、魔術回路の稼働率、魔術刻印との同調率、ともに最高レベルに達していた。彼はレイカとの交合しポテンシャルを最大限まで引き上げている。執行者時代からの技芸である。彼は女を犯し、そして活力を得るのである。
交合により、それまで体内にたまった古い、重い、血混じりの物質を、一滴まで噴出しきってしまう。そして代わりに―――若い女の生命力を、ポンプのごとく吸い上げるのだ。その結果、この長躯で頑丈極まる剣闘士のごとき肉体は、魔術回路の十全な稼働、猛禽みたいに飛翔自在の軽捷と精悍を得る。―――そういう技術の奥義を会得していた。
もっとも、彼のその猛烈徹底した性技のために、女は快美恍惚によって、十人に五人は息絶える。生き残ったものも、まず廃人―――まさに廃人には違いないが、普通の乱心状態ではなく、色情狂、肉欲の亡者ともいうべき生き物に堕ちてしまう。そんな性技を幾度も受けて正気を保つ点も、アーヴィングがレイカを気に入る点であった。
そして、いよいよ召喚の儀が始まる。
「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公―――」
アーヴィングの口から漏れ出す言葉は、『英霊召喚』の呪文だった。
長く長く呪文が語られるにつれ、空気の質が変じていく。
「―――誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者―――」
アーヴィングは鈍痛を感じる。
身体に刻み込まれたアーヴィング家伝来の魔術刻印が、彼の術を掩護するべく、それ単体で独自の詠唱を成し得る為だけの部品、幽体と物質を繋げる為の回路に成り果てる。
その軋轢に苛まれて悲鳴を上げる痛覚を、アーヴィングは無視して呪文に集中する。
「―――抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ……!」
そう呪文の結びをつけるとともに、アーヴィングの身体に流れ込む魔力の奔流を限界まで加速させる。>>262
詠唱を終えた瞬間―――アーヴィングの工房が輝きに満ちる。
そして、光が部屋の一点に収束し―――
光が薄れていくと、いつの間にか色濃い人影がその場にあった。
「問いましょう、貴方があたしのマスター?」
西洋式の剣と盾を持ち、マントを羽織り、冠を被る女性だった。大柄で肉感的で、すばらしい身体を持つ。腰元まで届くルビーを溶かした液で染め上げたような赤毛、大きい目は燦燦と輝く緑柱石色の瞳、遠くからでも花粉のような体臭が匂う美女。
「その通り。カーマイン・アーヴィングという。あなたはブリタニアの女王ブーディカ。クラスはライダーでいいかな?」
「そうだよ。あたしはブーディカ。クラスはライダー。よろしくね―――」
「そうか。では召喚は無事に成功したわけか。それでは―――」
アーヴィングが左手を翳しながらその甲の紋様を輝かせる。
「令呪をもって命じる―――」
「!? 何を……」
ブーディカは、相手が令呪による服従を自分に課すつもりだと判断し、警戒する。
もしも危険を前に手段を問わぬ英霊だったならば、相手が令呪の発動を終える前にその首をへし折るか撥ね飛ばしていた事だろう。
しかし、穏健で高潔なブーディカは、その性格ゆえに致命的な隙を生んだ。
令呪を用いて吐き出された命令は、服従を誓わせる言葉などではなかった。
「―――『取り繕うな』」
「あッ……」
ブーディカが声を上げると同時にアーヴィングの令呪の一画が輝き―――その濃密な魔力が、彼女の脳髄へと侵蝕してくる。>>263
ブーティカの魔力は、英霊たちの中でも決して高いとは言えない。しかし現代の魔術師からの精神干渉などを容易に受ける筈がなかった。
だが、令呪を通じているとはいえ、眼前の魔術師の『何か』が激しく脳髄を揺さぶり始める。
「ぁ、う……」
腹部に甘い疼きを感じたと思えば、腹部の衣装が朽ちてボロボロになって落ちる。露わになった雪白の腹部。そのへそ下に赤黒い染料で禍々しい紋様が刻まれていた。
ブーディカは慄然とした。顔が蒼白になる。経験をした事もない恐怖を感じていた。
自分の中を蝕み、穢していく、何か。怪異の男から自分へと放たれている。
「あなた……なにを……」
「罪も悔恨も隠す必要はない。お前の奥底にあるものを曝け出せ。人間も英霊も、腹を裂けば糞の詰まった糞袋だ。お前は糞を撒き散らせろ。俺はその全てを見たい」
冷笑的な笑みを湛え、地獄の底から響くような声でブーディカに言葉を投げかける。
「俺に必要なのはな、目的の為にあらゆる手段に手を染める貪欲さだ。悪辣な手段を躊躇わす選ぶ決意と妄執だ。そしてお前に足りない力も与えてやろう」
動きを止めたブーディカにそう囁きながら、アーヴィングは再度左手を掲げる。
「重ねて令呪をもって命じる―――『お前が見て来た【人間達】を思い出せ』」
ブーディカの耳朶を震わせるその命令は、やはり魔力の塊と化した令呪の脳髄の奥深くに染み込ませた。それと同時に彼女の身に刻まれた呪紋が甘美と痛苦で蝕んでいく。
「へぉおっ!? お……、ヒィイイッ! おひひひぃっ! へおおおおおおおおんんっ!!」 ブーディカは叫んだ。痛苦の悲鳴とも、法悦の号泣ともつかぬ声であった。
視界が明滅し、目の前の光景がぼやける。代わりに生前出会った様々な人間達の顔が浮かぶ。愛しい家族、夫や娘たち。母国や愛娘たちを蹂躙し、陵辱したローマ。
出会った順などは関係なく、幾重にも、幾重にも、人の姿が折り重なり消えていく。
それに呼応するかのように、令呪を通して尋常ならざる量の魔力が注ぎ込まれてきた。同時に呪紋からブーディカの身体に『何か』が浸蝕する。
「はぐぅうううっ! んぶおっ!? おひぎぃっ! え、イぐぅうううううううううう!!」>>264
―――一体、何が。
―――この時代の人間が持つ魔力の量ではない!
―――まるで、神代の……魔女のような……。
ブーディカは既に抗うことも出来ずにいた。アーヴィングは時計塔では異端とされた呪術を利用して、対魔力の壁を切り込み、そこから『泥』を加工した呪紋を刻みつけたのだ。
そして彼はアーヴィング家が管理する霊地の霊脈から湧き出るマナをそのままオドへと変換してその力を、管理者としての縁をパスとして遠方からでも引き出すことができる。それが尋常ではない魔力供給の理由であった。
一際に赤黒い呪紋が煌めく。直後。ブーディカの身体に快美恍惚の電流が奔る。涙を、鼻水を、愛液を、腸液を、身体中の穴という穴から淫液を噴出させ、グルンと瞳を裏返して身悶える。
「えひゃああぁっ!? ほおおっ!! んぎゃぁああっ、あんぎゃぁああああああああっ!!」
もはや人間のそれとは思えない絶頂の悲鳴をあげ、辛うじて人間の形を保っていた顔がグチャッと崩れた。
ブーディカが、苦悶の表情を浮かべ、床の上をのたうち回る。
「いっ、嫌ぁあああっ!! 何かがっ、何かがあたしのなかでっ、やめてええっ、令呪使わないでっ! おかしくなりたくないっ! 狂いたくないっ! 嫌っ、嫌―っ!!」
通常のサーヴァントならばとっくに発狂していてもおかしく無い程の精神汚染が進み、思考がぼやけるようになり行動の自由が失われつつあった。
「や、やめてえ……、あたしが、あたしでなくなっていく……! た、助けて……、令呪が……、こ、この呪紋が……、あたしを……壊していく……! うぐうう」
「ああ、良い塩梅だ。それでこそ、これから俺のサーヴァントとして働くのに相応しい。そう心配するな。なに、悪いようにはしない。これからはお前のことは、俺が面倒みてやろう」
手向けとばかりに、アーヴィングは微笑みをブーディカに贈った。それを目にするなり、ブーディカの顔が恐怖で引き攣る。
「ひゃめ、てぇぇ……! ひぎぃっ」
身をよがり、涙をこぼして失禁するブーディカ。>>265
「これはかつて最上位のサーヴァントすら愛に狂わせた、心理の支配者が作り出した愛の媚薬、その改良型だ」
ブーディカの首筋近くに合計八つのアンプルが形成される。アンプルには濁った紫色がたっぷりと詰め込まれている。アンプルの裏から突出される針は彼女の首を穿つ。
「ひぎぃっ!? えひっ!? えぁあああっ! はひゅっ!? ふっ! へぁあああっ!?」
アンプルから薬液を流し込んで脳髄と精神を蕩かせてしまう。抗うことは出来なかった。
だが彼女には少なくとも表面上は、何の変化もなかった。ただ皮膚に青味がおびて、半透明の気味をおびて来た。にもかかわらず、たしかに何かが変わって来た。それが、眼―――名状しがたい凄愴の光を放つ眼にあることにアーヴィングは気が付いた。
この間、彼は別人のごとく厳粛な表情となっている。
涙を流して悦楽の声をあげ続ける、穢され、壊される彼女の具合を見定めるかのように。
「重ねて令呪をもって命じる―――」
その言葉は、聖杯戦争を知る者ならば驚愕するものだった。
令呪を、召喚と同時に三画すべてを消費する。
聖杯戦争において、それぞれのマスターの生命線とも言える令呪。サーヴァントの制御や命令の強制、瞬間的な空間転移や緊急避難など、サーヴァントに限り、魔法にも近い所業を行うことができる切り札。サーヴァントの叛意に備えてせめても一画だけでも残しておくべきだった。それをすべて使い切ったのだ。
アーヴィングの最後の令呪が消費される。
「……『人の本質を、受け入れろ』」
令呪の魔力と同時に刻み込まれた呪紋が、ブーディカの身体を蝕んでいく。
対抗するように彼女が魔力を放出し、霧散する。
アーヴィングはその魔力の奔流に身を晒されながらも、鋭い眼光でブーディカを睨み続ける。
「むおぉんっ!? べひゃぁっ!! ほひゅぼしゅんひょほぉっ!! んおあギィイイイッ!!」
「お前が否定したものを、肯定して愛するがいい。……存分にな」
蕩かされた精神はアーヴィングによって念入りに造り直されることになった。>>266
「ぎひぃいいいいいいいいいいいいいいっ!!」
英霊ブーディカの最期を飾る断末魔の絶頂は、アーヴィングにとっては心地良い子守唄だった。
そして断末魔に呼応する形で、彼女の身体に変化が起こる。
ブーディカの全身を赤黒い泥が包み込んだかと思うと、ルビーを溶かした液で染め上げたような赤毛が褐色の髪へ、緑柱石色の瞳はくすんだ金色の瞳へと色を変える。
身体を覆っていた『泥』のような何かはそのまま崩壊して、ブーディカの姿が現れる。
ブーディカの絶叫がピタリと止まり、スウ、と何事も無かったかのように立ち上がる。
彼女が身に纏う衣装と王冠、装備する武装の意匠もそれぞれ変化した。清廉な女王然としていた姿が、地獄に乱れ咲く淫花のような女となっていた。へそ下に刻み込まれた赤黒い禍々しい紋様が印象的だ。
野性の水を吸い上げ官能の太陽に照らされているような女だった。
金色の眼も唇も雨の後の花のように濡れ濡れと光る美女。むせるような異常な精気が全身から醸し出されている。、象牙の柱のような頸、はちきれるような胸、それらから発する生々しいほどの迫力は、通常の世の女たちに数倍するものであった。
ブーディカの頬はややあからんで、眼は宙を見たまま、恍惚にうるんでいるようだ。先程、自身の身に起こった出来事、令呪と呪紋による浸食、霊薬による人格の破壊、それももはや念頭にはない様子で、彼女はウットリとして、むしろ妖気をたたえてしずまりかえっている。
そんなブーディカに対し、アーヴィングは問いかけた。
「美しい。俺は好きだぜ、お前はその姿こそが相応しい。……やがて次第に心のかたちをととのってくる。お前の真名はなんと呼ぶべきかな。元の在り方とはあまりにも変質してしまったが。オルタナティブ……ブーディカ・オルタナティブ。『オルタ』とでも呼ぶか?」
なんと勝手なことを言われても、ブーディカは黙って、ただ瞳孔を広げてアーヴィングを見守っているばかりだ。彼女は、調教師たるアーヴィングの意のままに蠢く雌豹のような表情になっていた。>>267
が、徐々に、彼女の眼にぎらぎらとした炎が燃えて来た。頬を赤らめて甘い息をつく。
「ああ、マスター……。すべては、マスターの仰せのままに……」
かつてブーディカの持っていた美貌と気魄はそのままでありながら、別人のように淫蕩、邪悪の翳がそこにあった。
「もはやあたしはマスターからは離れない。マスターを離しません」
ブーディカ・オルタはニンマリ笑った。
眼は黄金の炎のように輝いてアーヴィングを見据え、濡れた唇は媚惑の花のようにアーヴィングに吐息を吐きかけて、淫蕩、妖艶、邪悪の化身のような女がそこにいた。――しずかに近づいて、アーヴィングの胸にすがり、頬をピッタリとすりよせて、
「マスターをご満足させてみせましょう。―――さ、マスター、あたしを抱いて下さい。楽しませてあげましょう。……」
と、甘美極まる声で言ったが、すぐ、怖い眼で天井をむいて、より正確にはこの東京にいる英霊たちの気配に向けて、
「もう二度と、誰にもあたしから愛する者を奪わせない。愛する者(マスター)を害するもの、それは全てあたしが打ち砕く!」
と、いった。
アーヴィングは満足げにブーディカ・オルタを抱き締める。
(驚いたな。まさかこんな女に生まれ変わるとは。ひょっとしたら俺の手にも負いかねるかもな)
だが、それもいいだろう。>>268
彼の持つマスターとしての霊視能力によって、彼女のステータスの上昇とスキルの変化を見抜いた。
彼女のスキル『女神への誓い』。古代ブリタニアにおける勝利の女神アンドラスタへの誓い。勝利すべき仇、と定めた相手にする際にブーディカの力は増大する。彼女の場合はローマに属する相手に対してしか働かなかったが、魔人へ転生したブーディカ・オルタはスキルが変質して、異なるスキルとなっていた。精神汚染と狂化と複合して、効果対象もローマに属する者でなくとも、彼女が愛する者に敵意害意を持つ者を相手に効果が及ぶことになった。
霊薬によってブーディカ・オルタにとってアーヴィングは、生前に失った家族と同等かあるいはそれを凌ぐ愛情を持つ者であった。アヴェンジャーとなって得たそのスキルはこの聖杯戦争で最大限に効力を発揮することだろう。聖杯戦争の参加者は全て、アーヴィングの敵なのだから。
「アヴェンジャー、ブーディカ・オルタよ。俺のためにしっかり働けよ?」
「はい。マスターの仰せのままに」
ブーディカ・オルタは、その身にと同じく漆黒に染まった戦車と武具で敵を討滅する。
漆黒に染まり、魔界に堕ちた戦闘女王の勝利への道は、敵対者の死屍をもって舗装されることだろう。>>271
すまない……一つ言い忘れていた この画像に局部の露出は一切ない、部類としては完全に健全なものだ、むしろネタに寄っているかもしれない
R-18という趣旨に反していることを謝らせてくれ
次はのり弁修正をのせたイラストを持ってくる、すまない>>227
ジャンヌ「猿は黒い毛並みの小鬼の様でした。腕が長くて四つん這いなので、人に似た姿をしていてもやはり獣だということを実感しましたね。猿は三匹連れてこられていたみたいです。私は尋問官に鞭を打たれて寝転がって脚を開きました…。
猿に輪姦されるとは思っても見ませんでした。入ってきた猿は既におちんちんを勃起させていました。
甲高い声を上げて私に飛びつくとすぐにおちんちんを私の中へ挿入させて来ました。ここまではあまり人間とは変わらないようでしたね。でも意外なことに猿の交尾は早いらしく、激しく腰を振ってすぐに射精していましたよ。
腰を高速で振って私にぶつかってくるパンパンパンパンという音はまだ覚えていますね…。
え、どのくらいの長さだった…ですか? そうですね、おちんちんは人間とあまり変わらな……あ、時間の方でしたか。そうですね、本当に呆気ないくらい早かったと思います。まぁ、豚でかなり長時間苦しめられましたからね…。口もお尻も、犯されましたが少しだけ気が楽でしたね」
邪ンヌ「…ちょっと待って。フランスに猿なんかいないわよ!」
ジャンヌ「ええ。でも尋問官を動かしていた貴族のペットとして飼われていたみたいです。その貴族も猿と一緒にいましたね。
―――動物と交わる汚い魔女なんぞは抱きたいとも思わんがこの光景はなかなかにそそるものだ。
そう言ってマスターベーションしていました。悔しくて、屈辱的で私は泣いてしまいましたが、事実、猿の精液でぐちゃぐちゃでしたね…。その貴族も私の顔へ精液をかけていましたが…。
そうそう、貴族のペットといえばライオンにも犯されましたね」
邪ンヌ「」>>274
因みに猿はチンパンジー科のボノボという猿をモデルにしています。
日本には野生の猿はいますが、フランスはおろかヨーロッパには生息していません。>>274
ジャンヌ「ライオンに犯されたときは、それはもう酷い有様でした。今でも思い出すとゾッとします。
ええ、猛獣ですからね。それに尋問官から、ライオンは交尾の時に雌ライオンの首を噛んで大人しくさせる、と聞かされたので怖くて怖くて…。ええ、その時はライオンに犯されながら噛み殺されてしまうんだ、そう思いました。
けれど、連れてこられたライオンの口元は革の拘束具が付いていましたね。ですが、これで一安心という訳にはいきませんでした。思い出すだけでも恐ろしいのですが、ライオンのおちんちんには小さな棘がびっしりと生えていました。円錐状のおちんちんに、刺ですよ―――…。
こんなものが私の中に入ってしまうのかと思うと、今回ばかりは逃げたくて仕方がありませんでしたが、私にも首輪を充てがわれて、鎖で繋がれ―――そうですね、私自身が獣と同等に貶められている様でした。私があまりにも怖がって逃げ出そうとするものですから、尋問官は私に鞭を打ちました…。本当に痛かったのですが、辛いのはここからです。
私は四つん這いにされて、ライオンのおちんちんを受け入れました。…ええ、ライオンのおちんちんはスルスルと私の中へ入っていきました。ライオンも発情期で興奮していましたからおちんちんを入れたまま―――……
はい。とても痛いです。そっと入れただけでも恐らくかなりの痛みを伴います。でもお構いなしにライオンはよく動くので私は叫んでしまいました。膣の中を荒いヤスリでごりごりと削られているようでしたね」
邪ンヌ「」>>276
ジャンヌ「思い出しただけでも…いえ、思い出したくもありません。ですが話すと決めた以上はしっかりとお話しませんと…。ライオンはもちろん私の中に射精しました。…というか、刺が膣に引っかかっているのですから抜けるわけがないのです。
私の中でおちんちんが萎んでいくのが分かりましたが刺はしっかりと引っかかっています。ライオンは私の身体なんて気にしませんから勢いよく引き抜いていきました。
私は一段と大きく叫びました。―――尋問官はどちらが獣なんだか分からんな、と笑っていました。私は意識を朦朧とさせながら睨もうとしましたが痛みのあまり体が動きませんでした。
尋問官は屈み込んで、私の顔を嘲笑っていました。そうしてこう言ったのです。さすがに何度も膣を犯されるのは辛いだろう。だから次はアナルで犯してやる、と…。
言っている意味が分かりませんでした。でもライオンの方を見るとすぐに理解しました。
ライオンのおちんちんはさっき射精したばかりだというのにもう大きく勃起していたのです。
…その時の私は情けない顔をしていたのでしょうね。尋問官は声を上げて笑いました。大粒の涙が止まりませんでしたよ。そしてまたお尻を突き上げさせられて、私はライオンのおちんちんを受け入れたのです。…そうです、アナルの方です。膣とは感触が違いましたが、あの激痛は変わらずやって来ました。
二回目は叫ぶことも出来ないまま失神してしまいました。
…いえ、話はこれで終わりではないのです。私の失神している間にもライオンは何度も私を犯していた様です。意識が戻った時も私は犯されていました。私は子供のように助けを乞いました。
尋問官もさすがに冷静になっていましたが、答えは残酷なものでした。ライオンが大人しくなるまで受け入れろ、です。
何でも、発情期のライオンは長くて1週間交尾をし続けるそうです。幸い、私の時は4日で終わりました。その頃には私の膣もアナルもズタボロで血まみれで……。
ライオンに犯されるのは二度と御免被りたいです」
邪ンヌ「」>>238
まさかのカルナの登場。そしてただHするだけだと思ったら話が大きくなってきて楽しみが増えました!
>>258
メディアだ!これはメディア好きとしてはありがとうございますとしか言えません。もっとメディアとぐだ男の爛れた関係を見たい……!
>>273
人格破壊のとどめは媚薬の過剰摂取なんで大いに乱れてもらいました。しかし、ここからどうやって持っていけばいいのやら。とりあえず、ブーディカ・オルタとアーヴィングの交合かな?
玲霞はジャックと出会わずにアーヴィングと関わり、彼がz馬みたいな愚行はせず、さらにヒロイン属性を持ったのでアーヴィングのために、ジャックのためにに動いたときのようなAIのように最適化戦略に勤しむことになるでしょう。
アーヴィングに似たキャラに心当たりがあったのでしょうか?私、気になります!
>>278
このあとどうしよう……
玲霞はジャックとは違う形で「幸せになりたい」という願いが生まれたので、アーヴィングがz馬みたいな末路にはならないでしょう。むしろ、ブーディカ・オルタと玲霞のダブルヒロインになるかと。
アーヴィングめ、玲霞といいブーディカ・オルタといい、恐ろしい美女ばかり好きになりやがって……!>>278
猫にもペニスに刺があって、雌猫の方は割とかなりビビる大きな声で鳴きます。
夜中に凄い叫び声が聞こえたから何事かと思って外に出たら、猫が交尾していたという…
かなりエグいですよ。
…もう少し平和な動物って何がいますかね>>281
真面目に聖杯戦争をしつつ、ブーディカ・オルタと玲霞と変態的な遊びにも耽る!伊達や酔狂で戦ってる感あるね!
鼻フックと乳首ピアスって絵面が凄いことになりそう。>>259
「いっ……あ"っ、ぐぅ……!」
自分の中を満たしていく幸福感に似た感覚にえっちゃんは体を逸らせる。
まだ精はその中で放出されており、絶え間なく襲ってくる絶頂にえっちゃんはただ夢中でぐだ男の口内を貪るともっと頂戴と言う様に自ら腰を振り膣内を絞め、妖絶に笑っていた。
「ふっ、ふーっ……沢山、出た、ね……」
「あ、あぁ……久しぶりだったから、つい……」
ようやくその放出が終わり、えっちゃんとぐだ男は繋がったままベットに横たわっていた。
熱がこもった体に外からの涼しい風が気持ちよく、二人は抱きしめあいながらまた小さく口づけを交わしたところでえっちゃんが、あっ、っと何かを思い出す。
「そういえば、窓、開けっ放しだった……」
「え”」
「聞かれたかもしれませんね……まぁ、いいか……」
聴かれていたら下手しなくとも退学ものなのだが、先ほどの疲れからぐだ男は突っ込む気にもなれない。
「それに、ぐだ君からしてもらうのって初めて、だった……」
そういて頬を染めるえっちゃんに、ぐだ男は思わず苦笑いをした。 えっちゃんの体に所々ぐだ男の手の跡が着いており、いかに夢中で彼女の体を貪ったのかが分かる。 しかしながらぐだ男の体にもさまざまな所にキスの後やひっかき傷が出来ていて結局どちらとも獣に成り下がっていた。
「ね、また、私を、襲ってね?」
そういってまた誘う様に淫靡に笑うえっちゃんに、またぐだ男は下半身に興奮が高まるのを感じた。 中でそれを感じたのかえっちゃんは少し身じろぎすると、ぐだ男を見つめる。
「いまから、じゃ、ダメかな?」
青い目で見つめて、そう口にしたぐだ男にえっちゃんはぐだ男の上に乗ると期待するような目でこういった。
「次は皆に聞こえちゃう、よ?」
そうして、また部屋に二人の嬌声が響いていく。 次第に日が落ち、Xも帰ってくる頃なのだが、二人はそんなことは知る由もなかった。>>286
若干無理矢理ですが、終わりです。
さて、次はヤンデレマシュか……精神が持たないなぁ……思いつくままにモーさんssをば。淫紋編はいつになったら書けるんだろうか
>>288
ハッ……ハッ……ハッ……ハッ……」
開口具を付けられた口からは荒い息と涎が流れ落ち、蜜壷から溢れた愛液と鈴口から沁み出す我慢汁が点々と今来た道に滴り落ちている。僅かにきらめく水滴を見た者は何を思うのだろうかとモードレッドは振り返りつつ思う。深夜とはいえ誰かに見つかるかもしれない背徳感にモードレッドは興奮を隠すことができない。既に秘所からは愛液が溢れており、硬く勃起した怒張はタイトなスカートを強く押し上げ中心には黒い沁みが広がっている。
「なあ……そろそろ……戻ろうぜ……流石にそろそろ……ま、不味いって……」
上気した顔と盛り上がるスカートを隠しもせず、あまつさえ空いた左手は無意識に自らの胸をずっと愛撫している状態では説得力も何も無いのだが、それでも僅かに残る理性でモードレッドはぐだ子に呼びかける。
「駄目……って、そんな……」
首を振って答えるぐだ子と明らかに落胆した声を上げるモードレッド。一刻も早く自室へ帰り疼きと猛りを解消したいとの意味合いが含まれているその声に満足したのかぐだ子は再び冷たい床の上をモードレッドの呼びかけを無視した上で進んでいく。
「グゥギュ……!?」
通路の先、まだ見えない場所にある扉が開く音に驚いたモードレッドが右手の鎖を強く引っ張ってしまう。前を進むぐだ子は首を締められる形となり、潰れたような声を出す。気付かれたかとあせるモードレッドだったが、幸いにも扉を開けた主は二人に気付く事なくそのまま通路の先へと消えていった。>>289
「よ、良かった……」
胸を撫で下ろすモードレッドだったが、鎖の先で小さく咽るぐだ子を見てしぼみ掛けた劣情が再び沸きあがってくるのを感じた。裸で座り込む眼前の少女は犬耳と尻尾を付けており、先ほどモードレッドが引っ張った鎖はそのまま彼女の首輪へと繋がっている。犬の散歩のようにも見えるが、目隠しと開口具を付け、快感に身を捩る姿は雌犬と呼ばれても仕方のない情けない姿なのだが、荒い息を整える姿と自らを見つめている気配を察したのか再び四つんばいとなるぐだ子を見たモードレッドはぐだ子の肢体に目を奪われてしまう。歩みを再開したぐだ子に引っ張られるように進むモードレッドを誘惑するかのように、尻尾の挿し込まれたお尻を振るぐだ子。
「ハっ♡ハっ♡ハっ♡」
四つんばいの体勢を低くして、怒張を床に擦らせるようにするぐだ子の姿にモードレッドの興奮は次第に高まっていく。一時間程前、「信頼してるから」と差し出された鎖を手にとった瞬間から張り詰めていた怒張に限界が訪れつつあった。
「あう……あう……おふ……」
歩みを止め、床に擦りつけながら自慰を始めたぐだ子の姿に激しくなった指が敏感な部分を引っ掛けてしまい、その衝撃にモードレッドは遂に登りつめてしまう。声を押し殺しながら絶頂するモードレッドは触ってもいない怒張からも大量の精液を吐き出し、身につけるスカートへ更に大きな染みを作ってしまう。納まりきらなかった白濁が裏地から床へと滴り落ちる。すると、その臭いを嗅ぎつけたぐだ子が徐々にモードレッドの足元へと近づいてくる。鼻を近づけ、青臭い液体を探すぐだ子。
「マスター…マスター……マスター♡」>>290
その浅ましい姿に抑えきれなくなったモードレッドは彼女の目の前に自らの怒張をさらけ出す。臭いを辿り、中腰で膝立ちをするぐだ子は嬉々とした声を上げ、何度も何度も失敗しながらも開口された自らの口へとモードレッドの怒張を導き、そして
「おあんむ……ぶじゅっぽ♡ ぐちゅっぽ♡」
一気に咥えたかと思うと、物凄い勢いで前後に動かしていく。先ほどの精液の残りを吸出しながら愛撫する姿にモードレッドも早く快感を得ようとぐだ子の動きに合わせて腰を突き出す。二度目の限界はすぐに訪れ、大量の精をぐだ子の口内に放出するのだが、開口具で開けられた口では溜め込むことが出来ずに、床へと零してしまう。
「れる……れろ」
落ちた精を開けられた口から出した舌で必死に舐め取るぐだ子。舌の先で僅かずつ精液を掬って犬のように顔を上に挙げて飲み込んでいく。塊を綺麗に平らげ、物惜しげに床を舐めるぐだ子。そんな姿に
モードレッドは鎖を引き、ぐだ子を力に任せて引き摺っていく。首が絞まり、苦しそうに喘ぐぐだ子を
物のように扱いながらモードレッドは女子トイレにぐだ子を引きずり込む。
トイレの床へとぐだ子を押しつけ興奮状態のまま挿入する。同時に目隠しと開口具を剥ぎ取られたぐだ子は眩しさに目を細めながらも自らを抑え付け乱暴に腰を振るモードレッドの姿にとてつもない充足感と快感を得る。>>291
あおぉぉん♡ あおぉぉん♡ あおぉぉん♡」
雌犬のような啼き声を上げ、ぐだ子はモードレッドの劣情を煽っていく。態ととは判ってはいるもののぐだ子の媚びたような雌の声を聞いたモードレッドの動きが速く強くなっていく。犬の交尾を知ってか
知らずか、後ろ向きになったモードレッドがぐだ子の中を犯していく。顔は蕩け、舌を出して見るも無残な淫らな姿を晒す二人。
「わおんあおぉぉん♡」「あああおおんんあおぉぉん♡」深夜のトイレに浅ましい発情した雌犬の声が響く。注挿とともに鎖を引くモードレッドとそれに応え、無様な啼き声を上げるぐだ子。挿入されながらも絶えず射精するぐだ子と愛液を垂れ流しながらぐだ子に注ぎ込むモードレッド。トイレの床は次第に二人の体液でコーティングされていく。
「「あああああおおおおおおあん♡」」
一際大きな声を出し数度目の射精とは思えない量を吐き出して二人は同時に絶頂する。
真っ白になる思考の中、モードレッドはふと握った鎖が自らの首に繋がれている錯覚を覚える。しかし、それも一瞬の間素早く怒張を口で掃除するぐだ子の姿で思考は支配されていくのだった。
この時以降、カルデア職員の間では深夜の女子トイレでの怪談が囁かれるようになったのは言うまでもない。呼称関係だけどネロはキャス狐の事を、キャス狐はネロの事をそれぞれなんて呼んでるっけ?SSの参考にしたいから。
その日、マシュは自分の先輩であるカルデアのマスターを探していた。
なんてことはない何時もの業務連絡と昼食のお誘いである。 だが何て事のないこの時間がマシュには幸福であったし、これからも続けばよいと心から思っていた。
あるサーヴァントの尽力によって清潔に保たれ埃一つない廊下の途中でいつもと変わらない自分の先輩を見つけたマシュは声をかけようとして立ち止まる。
「あれは……スタッフさん……?」
マスターとカルデアのスタッフであろう女性職員が会話中であったからである。 会話の途中で割り込むのも失礼なのでマシュは遠巻きに見つめ話が終わるのを待っていたのだが、どうもマスターの様子がおかしい。
目は右往左往してどちらを見ているのか分からないし、顔を赤く染めて喋り方もなんだかぎこちない、いつも他のサーヴァントたちと話しているような余裕がないのだ。 それにマスターが見せる子供っぽい笑顔は今までマシュが見たこともない年相応の笑顔であった。
「___」
マシュはなんだか胸がちくりと痛むのを感じた。 二年、もうすぐ彼と知り合って二年も経つというのに遠くにいる彼はまるで別人の様で、自分の知らない笑顔を他人に見せている。
それが何だかマシュには寂しくて、悔しくて、いつの間にかマシュはその場から逃げる様に立ち去っていた。 マシュにはその感情がどういった物か分からないまま。
「マシュ……? 大丈夫? 体調悪い?」
その日の昼食は珍しくそれぞれが一人で過ごした。 マスターが誘わなかったわけではない、マシュがどこかに行ってしまって昼食の時間を過ぎてしまったためである。
その日の夕食では、マシュが食堂に姿を見せたのでマスターはいつもの様に一緒の席に座ったが、なんだかマシュの元気がないので先ほどから心配するばかりであった。
「いえ、大丈夫です。 少しだけ考え事していて……」
「そう? なんか悩み事が合ったらいつでも相談に乗るよ?」
そういってマスターは安心させるためにマシュに笑いかけるが、マシュはその笑顔を見ると少しだけ目を伏せて礼を言うだけでただ目の前の料理に手を付けるだけであった。
切っ掛けはほんの些細な物であったのだろうが、歯車は小さい木くずでもその動きを止めるには十分である。 二人の間に何かが噛み合わなくなってきていた。今はスマホから失礼します。ブーディカ・オルタの衣装は画像のようなイメージしてます。ブーディカに似合うだろうか……?
>>298
ありがとう!>>301
エロォォォーイ! ブーディカさんが着れば説明不要ッッッ!!!>>295
もともとゲーティア萌えで、「R18スレでゲーティア♀の話がされてるらしい」との噂を聞いてここにきたのが始まりでしてな 男も女も裸描いてる時が一番楽しいです(なお服
ゲーティアにエッチなことしたいって話題は1~2スレごとに出てきますね 「ゲーティア♀と子作りセックスして生の喜びを分かちたい」とか100回よくてよ押したい
個人的には指の背に線のような入れ墨が彫ってあるところを推したいところです気になるんだけど、続き物書いてる人。
前回の続きだけどサブタイトルとして前回の時とはタイトル変えてるって人いる?
もしいたら、個人的には続き物の場合名前は統一してほしいかなと希望してみる。
途中からのものってわかった瞬間読む気がなくなるんだ…タイトル変わってるから探すのも面倒だし…>>307
そうなんか
まあ基本SSには安価ついてるからNGうまいこと使えば追っかけれるってことで一つ>>299
_眠りたくない。
マシュはこの頃、眠ると決まってマスターの夢を見るようになっていた。 いつものカルデアの日常、マスターがマシュに笑いかけて手を伸ばしてくる。 マシュがその手を掴もうとすると、後ろから一人の女性がマシュを追い抜いてその手を握って笑い返す。 そうして二人はどこかに歩いていくと、あとはマシュだけがその場に残され、ただ孤独に立ち尽くすだけ。
そんな夢を見るとマシュは夜中でも小さな悲鳴と共に目覚め、それが夢であることに安堵しながら、それが夢でなくなるのではないかと恐怖する。
_眠りたくない、眠るとまたあの夢を見てしまう。
マシュはただベットに体を預けながら只々天井を見る。 思うのは先輩の事である。
_でも夢は夢だ私は何を恐れているのだろう、先輩が幸せならそれでいいじゃないか。 先輩が笑ってくれるなら私はそれで幸せなのだ、むしろ先輩の恋が成就するように__
そこでマシュの思考が夢の光景を再生し、黒く濁っていった。 嫉妬心と不安感が混ざり心が底から煮立つように温度を増して脳の判断を鈍らせていく。
_あぁ、あぁ! そんなのは嫌だ! ひとりぼっちは嫌だ! あの笑顔が、あの手が、他の誰かに向けられるなんて嫌だ。 先輩、私の大切な人、お願いです、一人にしないで……!
マシュは自分の両腕を強く抱きながら、彼のいない光景を必死に消そうと頭を振るがそう思えば思うたびにその不安は自分の胸の中で大きくなっていく。
_私、私だけの、先輩……誰にも、誰にも……
その思いを自覚すると、臨界点まで達していた頭の熱が急冷していく。 自分は一体何を考えていたのかと、まるで別人でないような感覚に別の恐怖がマシュを襲った。
そんなことを思うなら夢を見た方がマシだと戒めながらマシュは布団を頭まで被る。
だが、そんなことは許されないと思うその心の隅に、その黒い泥は確かに存在していたのだ。>>309
正直エロシーンよりエロシーンまでの過程のほうが気になりだしてる俺がいる
独占欲強めなマシュいいっすね・・・東京都都内 とあるアパート
アーヴィングとブーディカ・オルタはしばし別行動をしていた。玲霞を本格的に協力者として使役するため、アーヴィングは新たな潜伏先を用意するため、ブーディカ・オルタは地理の把握と、敵の観察のために行動していた。
ブーディカ・オルタが主に指定されたアパートの一室に向かい、実体化して現れた。
所定の時間通り、アーヴィングは居間にあるソファに座っていた。自身の使役するサーヴァントを笑顔で迎えた。
「来たか」
「ただいま戻りました、マスター」
ブーディカ・オルタの言葉にアーヴィングは鷹揚に頷く。彼の足下には白い魚みたいに裸の女が横たわっていた。女子高生くらいの少女だった。荒い息をしているのは、つい今しがたまでアーヴィングと交合していたからだ。
最初、少女は恐怖し、のたうち回り、はては嘔吐さえもよおしはじめたのにも、この魔術師は、少女の苦悶にいよいよその快味を掻き立てられるらしく、犯し、犯し、犯し、はなさない。淫靡凄惨な魔の饗宴が行われていた。
かくも無残な目に遭った少女が起き上がる。髪は乱れて、真っ白な肩と乳房にねばつき、あきらかに狂人の虚ろな眼をしていた。アーヴィングの淫楽の祭壇に捧げられた、生贄の成れの果てである肉欲の牝獣(ひんじゅう)と化していた。既に人間としての会話はない。ただ、あえぎ、うめき、吹きつける欲望の熱風。―――アーヴィングの足や腰にまといついた腕を―――ブーディカ・オルタが掴み主から引き離し、蹴りつけて部屋の反対側の壁にまで飛ばして叩きつけた。少女は白い蛇のように不気味にのた打った。
少女は悶絶して動かなくなる。アーヴィングに注がれた精、尿液、糞が漏れ出す。ブーディカ・オルタは生ごみを見たような目で見て舌打ちする。
「マスター、あれは処分しましょうか?」
かつてのブーディカであれば令呪を用いて強要されなければ行わなかっただろう魂喰いを、自ら実行することを進言した。
令呪と聖杯の泥、愛の媚薬によってブーディカの精神と霊基を穢され、破壊され、まったく新しい性質を持った女が生まれ出た。
それは彼もよく知っていることだが、しかしどんな性質を持った女が生まれ出るかというと、そこまでは彼も計量することができない。自ら生む子の性質を、親もいかんともすべからざるのと同じことだ。>>311
アヴェンジャーとしての忘れぬ憎悪と怒り、ブーディカの生来持つ明敏、愛情深さ、媚薬によって作られたアーヴィングへの愛、ここに融合して―――主たる魔術師をすら唖然たらしめるような忠勤な大魔女が出現したのは、眼前の事実である。
アーヴィングが命じるならば―――一年黙せと言われれば、一年黙し、百人の子供を殺害せよと命ぜられるならば百人の子供を殺害するであろう。
「いや、大丈夫だ。むしろあれを利用するつもりだよ」
アーヴィングは苦笑しつつ、ブーディカ・オルタに少女を持ってくるように指示をする。
渡された少女を膝の上にうつぶせに載せる。後頭部に注射器のようなものを突き刺し、何かを注入する。
少女の身体が一度痙攣する。アーヴィングが彼女の排泄物を掃除するように指示すると、それを黙々と実行した。
「この部屋は母子家庭でな。彼女はこの家の一人娘なんだ。都内の高校にかよう女子高生なんだ。なかなか美人でね。気に入ったんだ」
母親のほうも既に暗示で支配下に置いていること、自分は娘の歳の離れた恋人だと思い込んでいることを自分の従僕に説明した。―――母親は自分の娘がただ肉欲本能のかたまり、色情狂になっていることには気づいてはいない。
少女に注入したのは、とある『蟲使い』の魔術体系の一部を応用・改良して作られたアリタケの一種であるゾンビ蟻キノコだ。蟻の脳に寄生して行動を操るそのキノコを改造したことでキノコを寄生させた相手の脳に作用し、行動を操ることが出来る。もっとも廃人でなければ完全な支配はできない。
玲霞に寄生させたキノコも、菌糸を脳髄全体に侵食させ癒着してもアーヴィングへの執着心を植えつけるだけにとどまっている。
「さて、ここで玲霞とも落ち合う予定だ。それまで二人で親睦を深めようじゃないか」
アーヴィングのその言葉に、ブーディカ・オルタが妖艶に微笑んだ。>>312
深夜、アーヴィングはベッドに横たわり、胸を喘がせていた。
彼の股間から、ブーディカ・オルタが顔をあげた。コクリコクリと、白いのどが動いた。
アーヴィングの眼に、唇の濡れ光らせた妖艶な花のような顔が、近々とさし覗いた。
「おいしい。……」
笑った唇から、栗の花粉のような匂いのする吐息が吹きつけられる。すべっこく、ねばねばした女の肉は、たわわに重く、もうアーヴィングの肌に重ねられていた。
「ああ、心地よい。いい気分だ」
と、アーヴィングは言った。
「ありがとうございます。まだまだ眠らせませんよ」
アーヴィングの唇に、濡れた唇が艶めかしく吸いつき、舌を微妙に働かせながら、たおやかな四肢はもとより、熱い乳房も、なめらかな腹も、身体中の筋肉を淫らにすりつけ、波打たせ、まといつかせる。
ブーディカ・オルタを召喚したその夜とき以来再び、二人は身体を重ねていた。アーヴィングは、彼女の無限の肉の深淵に誘おうとする淫技には満足していた。
「お前のもてなしは気に入ったぞ。褒美に俺からのプレゼントをやろう」
荷物の中から革首輪を取り出して見せた。
「マスターの所有物になった証……。あたしごときに……、ぜひ、喜んでお受けします」
ブーディカ・オルタはまるで犬のように荒く息を切らしつつ、自らの顎を持ち上げて首筋を見せてくる。その期待に蕩けた眼差しを見つめながら、アーヴィングが革首輪をつける。「ふはぁあああ、どうでしょうか、似合って……いますか?」
ブーディカ・オルタはうっとりしながら、白い肌に合う黒の革首輪に触れつつも、自信なさげに上目遣いで訊ねてくる。想像以上によく似合い、淫らな雰囲気を醸し出している。
「ああ、似合っているぞ。お前専用に用意したみたいだ」
「ありがとうございますっ! 一生大事にしますっ! マスターの所有物である証っ。全身にもっと、刻んで頂きたいくらいですっ」
貪欲にねだってくる姿に、次の贈り物を取り出す。
「なら、これならどうだ? そのいやらしい乳首を飾ってやるぞ」>>313
取り出したのは妖しく輝く二対のピアスだ。
流石に予想外のものだったらしく、ブーディカ・オルタは一瞬惚けた表情になった。だが、すぐに、ぞっとするほど淫猥で残酷なえくぼを唇のはしに彫った。
「あぁ、マスターからの贈り物を断るなど出来ません。誰からも一目で分かってしまう証……なんと光栄な。どんな勲章よりも嬉しいです。しっかり証を刻んでください」
歓喜に瞳を潤ませるブーディカ・オルタ。
「よし、それでは、乳首に着けてやろう」
「はいっ、マスターのものだと自覚できるように荒々しくつけてください。ひぐっ、ひぃっ、あひいいいいいいいい!」
珠のような乳房の薄桃色の乳首をピアスの針で刺し貫く。
彼女が喘ぎ叫ぶうちに、淫らな乳首に飾ることになる。
アーヴィングが顎を撫でながら感嘆する。
「これで完全に俺のものだ。……ははぁ、どんな気分だ?」
「はいいぃっ! あぁ、あああ、この痛みでさえもっ……マスターから頂いたものと考えれば、あぁ、あぁ、腰が疼くほどっ、んぁ、嬉しいです!」
歓喜の嬌声に合わせて大きな乳房が揺れ、誇らしげにピアスが光る。ぷっくりとした乳首を思った以上に彩っていた。
アーヴィングは興が乗って、さらにブーディカ・オルタを弄り始める。
「くはっ、はぁ、はぁ……ああぁっ、こ、これ……」
「壮観だな」
微笑むブーディカ・オルタの姿を、アーヴィングは見下ろして頷く。
犬のような革製の首輪をつけ、乳首にはピアス、陰毛はハート形に剃り整えてある。クリトリスにはリングがはめられている。
「マスターのものとして変えられていく……とても幸せです!マスターの所有物であるという証が増えるのはとてもありがたいことです。あたし、嬉しくて……もうっ、自分の気持ちを抑えられない……。ああぁっ」
心底嬉しそうに言い、乳首を飾るピアスやクリトリスのリングを感慨ひとしおといった瞳でブーディカ・オルタが見つめる。ここまで素直に喜ぶのも意外であった。>>314
「いいだろう。俺のためにしっかり働けよ? これは、その前褒美だ。床に手を突いて尻を出せ」
「はっ、はいっ! 牝犬ですねっ? 牝犬になるんですねっ!?」
ブーディカ・オルタは素早く床に両手を突く。さらに、みっともなく脚をガニ股に広げ、クイクイと尻を揺すり上げる。濡れそぼる肉花弁をベロリと左右に広げると愛液の飛沫をブチュブチュと飛び散らせ、お預けを喰っている牝犬そのままに伸ばした舌から涎を垂らして肉棒をねだった。
「ああ、いい牝犬っぷりだ」
勝利の名を冠する女王として、将兵達の憧憬を集めた美しい英霊の成れの果てが、これである。精魂込めて底なしの魔天へと落した今のブーディカ・オルタの姿に満足感と情欲を大きくし、アーヴィングはギチギチにそそり勃つ剛直でヒクヒクうねる肉穴を貫く。ついでに、乳首ピアスを摘み上げる。
「ほひいいっ!? ひぐっ!? ひいぃぃっ! ち、乳首、引っ張られて……、おふっ!? あたしのなかに、マスターのひゅごいの来るううっ!! くひいいいっ!!」
ブーディカ・オルタの口から品性の欠片もない言葉が飛び出した。かつての彼女の家族が聞いたら卒倒してしまうだろう。そんな人間性をかなぐり捨てたおねだりに呼応し、肉棒を咥え込んだ膣口からブヂュブヂュと粘着質の淫音が鳴り響く。
「ひぐっ!? ひいぃぃっ! ち、乳首、引っ張られて……、おふっ!? 中ぁ……、あ、あ、あたしの深くまでぇ、マスターがズブズブ来てりゅっ! くひいいいっ!!」
蜜を滴らせる膣内へ剛直を一気に突き入れ、同時に乳首ピアスを思いきり引っ張ると、ブーディカ・オルタは悶絶して甲高い叫びをあげた。
薄桃色の乳首が千切れてしまいそうなくらい伸びている。その刺激のせいだろうか、肉壺が肉棒を押し潰さんばかりに圧迫してきた。ねっとりと熱く熟れた膣粘膜が竿に吸いつき、蕩けてしまいそうに心地よい。>>315
「牝犬オルタ! ちゃんと仕事をするんだぞっ!?」
フリフリと左右にくねる尻を掴み、アーヴィングは怒濤のように勢いで挿送を開始した。
「こ、これぇぇっ、これらのぉおおっ!! マスターのでぇえっ、なかぁ、削られてりゅうううっ!! そ、そうですっ! あたしはマスターのぉ、牝犬ですぅうっ!」
ブーディカ・オルタの喘ぎ……、いいや、悦楽の叫びがアパートの壁を震わせる。魔術で遮音力場が展開されてなかったら、アパート中に聞こえるような声だ。主への生贄になった女たちへの対抗心から、ブーディカ・オルタは淫乱な膣口を全力で収縮させる。
「く……。流石は俺が作った牝犬だ。いいぞ、お前は最高の牝犬だ、ブーディカ・オルタッ! 存分に感じろ、俺の役に立つためにな!!」
アーヴィングは言い、掴んだ尻を押さえつけて上から下に何度も何度も突き入れた。
「ほへひゃっ、おおぉっ!! ああっ、あだるあだるあだるううっ!! おおっ!! そご、いいっ、気持ぢいいい!! マスターのっ、子ぎゅうにズボズボ来でりゅうう!!」
「くっ! この締めつけが堪らんっ!!」
怒張で膣壁をメチャクチャに抉り、子宮口の奥をゴツゴツと叩くアーヴィング。
「ふ、深いぃいっ、おひっ、あっ、おおん!! 狂いひょおおっ! これ気持ぢいいっ、子宮にぶつかって気持ぢいいぃいい!!」
牝犬のポーズのブーディカ・オルタの身体がググッと浮き上がり、ビクビク痙攣して突っ張る。
「んぐふぉおおおおっ!! 串刺しにひゃれてイぐッ、おおっ、イぐッ! イぐのぉおおっ!!」>>316
「オルタッ、こっちもイくぞっ!」
「は、はひぃいいいっ、イッでっ!! ますたぁイッでえっ! ザーメ……ンおっ、ザーメン出ひてくらひゃい!! おごっ、ああっ、らめイぐッ、ひゅごいイぐッ、おっ、おおっ、もう我慢でぎないっ、ィ、イッぢゃうううううっ!!」
ブーディカ・オルタの背中が弓なりに反り、膣肉が肉棒を渾身の力で締め上げた。それに抗うように、アーヴィングは亀頭を子宮口のその先に思い切り捻じ込んだ。
「ひぇぎぃひいいいいいいいいいーっ!!」
白目を剥いたブーディカ・オルタの顎が跳ねる。同時に、子宮口をグボリと広げて奥まで捻じ込まれた亀頭から夥しい精液が迸る。
「おほおおっ!! でっ、出る、出でるぅ!! ザーメン子ぎゅうに出るうう!! んふおっ、イぐイぐイぐウ!! ひゅごいお汁、出されてイぐううう!!」
ブーディカ・オルタが断末魔の叫びを思わせる嬌声を轟かせる。限界を超えたアクメに四肢を突っ張らせ、ガクンガクンと激しく身悶える。狂ったように収縮する膣が、ビクンビクンと脈打つ肉棒から精液を搾り取った。
「おおおっ!! いいぃぃっ、熱くてぎ持ぢいいいっ!! し、子宮が悦んでりゅうううっ!! マスターの特濃ザーメンでっ、アクメってりゅうううっ!!」
アーヴィングは牝膣の蠕動に負けじと、射精中の亀頭を激しく子宮壁に叩きつけた。
「んへぁーっ!? ヒンポがザーメン出ひながら、子宮にズボズボひてるうっ!! まふゅたぁヒュゴイイッ!! もうダメへええっ、イぐの止まらないひいいっ!! んふぉっ!! マンゴイぐッ、マンゴイぐッ、イぐヒぐひぃぐぅううううゥ!!」
並の人間であれば、即座に気が狂いそうであろうほどの絶頂の連続。それをしっかりと受け止め、ブーディカ・オルタはいつまでも甲高い悲鳴をあげていた。
「ふぅ……。この味はなかなか格別だな」
射精の余韻を存分に楽しんでから、アーヴィングはズルリと肉棒を引き抜く。そのヂュルリとした刺激だけで、ブーディカ・オルタの身体がまたもビクンビクンとアクメにくねる。>>317
「あひゃあぁぁ……。ひゅ、ひゅごい……。も、もう……気が……狂いひょぉおお……」
「今さらお前の気が狂うわけがないだろう?」
「ひゃはっ、はっ、ひゃっ。そうれひたぁぁ……」
ブーディカ・オルタは絶頂で蕩けた顔をさらし続けている。二本脚で立つことも忘れてしまったかの如く、四つん這いのままヒクヒクと全身を痙攣させていた。
「へぇぁぁ……。ひゃひ……。いっぱひ……。ますたぁの……ドロドロザーメン……、トプトプひてるぅう……」
度重なる絶頂に緩んだ膣口から泡立つ白濁の塊がポタポタと垂れ滴る。半開きの朱唇から涎を垂らしつつ、ブーディカ・オルタは膣内から溢れ落ちる精液の感触を楽しんでいた。
「ザーメンはしっかり掃除しろよ、牝犬。お前の舌でな!」
「ひゃあい。牝犬なので、ザーメン掃除ひみゃひゅううぅ! レロ、ベロ、ペロペロォ。ひゃあん。ザーメンおいひい……。れもぉ……、ああん、嘗めてる間にぃ、またザーメンこぼれひゃうう。ああ、どうひよう……? あんっ。レロ、ヂュルレロォォ~ッ」
さながら自分の尻尾を追いまわず犬のように、ブーディカ・オルタは四つん這いでクルクルと周りながら床にこぼれる精液をさも楽しそうに嘗め取っていく。魔界に堕した女王のあまりに惨めな姿も、当人にとってはこれ以上ないほどの幸福なのだ。
そんなブーディカ・オルタの痴態に、アーヴィングは射精後の余韻ゆったいりと楽しむのだった。>>319
いやーすごくよかった(直球)
乳首ピアスに首輪にクリにリング、もう好きなもの多すぎて私得すぎる!
あの美しく優しかったブーディカさんが……って思うだけで胸がキュンってなりますね!
まして四つんばいで精液舐めて綺麗にして、秘部から垂れてまた舐めて……を情けなくとろんとした眼で繰り返すとかもう濡れ濡れですよ
もうどこまでも依存させて堕としていきたいですね!マスターさんには頑張って欲しいところです
アーヴィングがんばれ、もっとがんばれ
もっともっと可愛いブーディカさんを見せてくれー
しかし乳首ピアスに首輪と来ればお次はタトゥーをマスターにじっくり入れられるブーディカさんのレビューになるのかしら?(ただの願望)
もう一度言うけどとっても素敵です!>>178
ここには例にもれずブリュンヒルデと鈴鹿御前の痴態が画面に大写しになっていた。
ここまではいつもの事だ。基本的にアングルが女性に固定されているので、それぞれの相手の男性の顔は見えないが、正常位で喘ぐ鈴鹿御前は現在の女子高生チックな姿よりも少し前時代な姿や背景をしており、相手もそれに準じた姿をしていることから相手は坂上田村麻呂なのかもしれない。
対する騎乗位のブリュンヒルデは背景は森で相手の男も顔はよく見えないがバイザーいや違うな眼鏡?のようなものをつけているのが確認できた、
バレンタインのときの発言からすると彼が北欧の英雄シグルドで確実だろう。どことなくまとった雰囲気がジークフリートに似ている。
響く女性の嬌声よるぴくりと勃起の兆しに我に返りとりあえず映像を見てても仕方ないのですぐさま出口に直行すると、またもやそこには誰もいなかった。お約束通り扉も開かない。
周囲を見渡しても裸の女性もいなければ、また「両儀式」のように目が覚めた状態で待っている人もいなかった。
「どこに鍵があるのか考えろってことか」思えば「両儀式」さんはこの異変がなんであれやすやすと眠る人では無かったからああなっただけで、
本来なら前回も眠る女性の身体から探さないといけなくて、ルールに変調を持たせたのが今回からなのかもしれない。映像に映る女性も2人だし。
このあたりにヒントがあるのかもしれない。あまりじっと映像をみるのは変な気分になるのでできる限り避けたいが、このゲームの謎ときは先に進むのに必ず自分にエロいことをやらせようとしていることは意図として理解できている。
裸の女性がいないということはやはり映像に何か謎ときがあると考えていいだろう。あくまでも謎ときのためと気合を入れて煩悩を打ち払いヒントを探す為に映像を食い入るように見入る。
そう思えば友人の出演するAVをじっと観賞することになるというこのステージの悪趣味にふつふつと怒りが沸き上がりエロい気分は吹き飛ぶ……
わけもなく、少し恥ずかしげに大きな胸を強調する戦乙女と後ろから突かれる度に揺れるJKのお尻にあっけなく股間が反り返っていく。
「2人ともごめん……」やっぱりスタートからずっと女体の刺激を受けてきたため怒りよりもエロい気分の方が盛り上がりやすくなっている。
しかし本当に2人とも幸せそうだ。このときが一番幸せだった……そう思うと少しエロい気分は沈静化した。
……しんみりした気分で知らずに映写機の前に立っていたようで壁の映像には自分の影が映し出されていた……横向きになると反り返った勃起までくっきり影絵になり、
情けない気分に………ん?
――――――横向きになった瞬間、俺の後ろにもう一人の影があった。>>323
魔術回路を励起して振りむきざまにガンドを撃ち込む、メディアさん曰く俺はあまり魔術の才能は無いらしいがこれは初歩的な技なので重宝するからと言われ。
暇さえあれば練習していたので慣れたものだった。
そしてその影が姿を現した。白い布を纏った女の子……いや違う
「マンションにいた幽霊!!」
式さんと出会い巌窟王と出会う前に彼が魔術王の先兵として用意したあの不気味なマンションにいた霊だ。
式さんは多くは語らなかったが駐車場に無数にいたことから場所が場所だけに「飛び降り自殺した少女の霊だろう」というのはなんとなく察していた。
短くポニーテールにした少女の霊は驚いたように目を見張るが、すぐに虚ろな微笑むような顔に戻ると何かをぽとりと足元に落とした。
金色の鍵だ……すぐに取りに行きたいが少女はいまだに虚ろな顔のまま浮遊している。
にらみ合いが続く、英霊のみんな抜きで亡霊に勝てるかどうか不安だったが向こうは時間や疲れの概念があるかどうかもわからない存在だ。
持久戦にはいるのはこちらが不利……先程ガンドが効いたからもう一発だけ撃ってみるべきだろうか、
いや、効いてない可能性もある、あのときは攻撃された事に少し驚いた顔だったが、隙ができるほどダメージがあったようには見えなかった。
しばしにらみ合いが続くと少女の霊の方から仕掛けてきた。ぬるい風が吹いてきたが「まずい」と感じて風を避ける。>>324
思えば扉を開けたときもこの風が吹いていた。どういうものかわからないがもろに食らうのは危険だ。
少女と鍵に距離が開いたのを見て、好機と見て避けた勢いのまま鍵を拾って出口までダッシュする。
少女の飛行速度はふわふわした見た目より速い、それでも自分は脚には自信がある。そのまま走り抜けると鍵を開けた。
扉をあけた瞬間に再び罠がある可能性を考えて飛び込むことはしない。扉の横から開け放ち少女が近づくのを待つ。
罠が無いのを確認し次の部屋に移動しても彼女がそのまま追ってくるなら常に視線を外すわけにはいかない。また消えられたらやっかいだ。
しかい少女は浮遊しながら近づいてくるが、そのまま下降して床に沈んで行った。
警戒してしばしじっとしていたが亡霊の少女が浮き上がることはなかった。どうも扉を開け時点で“罠”である彼女はお役御免ということなのかもしれない。
ただ一瞬「また会いましょう」というような目をしていたようだったが………
彼女とはまたどこかで会うことになるという確かな予感があった。
……次の部屋に行こう。バッドエンド9【七人ミサキのポニーの娘、可愛いよなぁ】
よし、もう一発ガンドを喰らわせてその隙に鍵を拾おう。指を少女の霊に向けて一撃を放つがそこにあったのはいつのかにか少女の白い服だけだった。
そして自分の方に上空からぬるい風が吹きつける。しまった!と思ったときにはもう遅かった。
手が勝手に動いていた、それも自分の勃起を扱くように。そして真上に浮遊する亡霊の少女は白い布ではなくて全裸になっていた。
少女の身体は物凄い肉感的というわけでもなく、この世のものとは思えないほど完成された裸というわけでも、理性を焦がすほどのエロスを放っているわけでもない、
そのへんにいるような普通の少女の裸だ。正直いえば英霊達に比べればオーラのようなものが無く多少胸が膨らんでいる程度で貧相であるとも言える…言えるのだが…
「あうっ……!?」興奮が突きあげてしまい先程の攻防で引いていたはずの性的興奮が蘇り鈴口が濡れて滑りが良くなっていく。
だがその、“そのへんの少女”というのが非常に興奮を誘っていた。まるで同級生の裸をみているような感じだ。
英霊のみんなはやはりそれなりにどんなに人懐っこい人でもどこか超然とした雰囲気があり“身近さ”とは相反するのだが同性代の女の子の裸というのはまた違った背徳感がある。
まるでマシュのような――――――あ、あ、あ、マシュの顔を思い浮かべた瞬間にぐつぐつとした腰の奥の熱が昂る。
浮遊する女の子は微笑むままだがどこかむっとした雰囲気をだした。
まるで恥ずかしいのを我慢して裸になったのに他の女のことを思い浮かべたことを批判するように。
そのまま浮遊した状態からゆっくりと落下してくる。
そのままペニスと降りてきた少女の秘裂が重なりそうになる、もちろん実態のない少女に触れることも挿入することもできない。
だが触れるか触れないかのところで再び空中で静止してこちらを恥ずかしそうな顔で見つめてくる。
少女の顔をじっとみる……そういえば死ぬまえにこの娘も恋とか経験したことあったのだろうか……
その視線に少女の表情が崩れた。微笑むままだったのに少し顔を赤らめると今までさらけ出していた胸を隠したのだ。
それがトドメになった。扱く手と視覚的なエロスに我慢しきれなくなってそのまま少女の霊に向かって射精していた。
白濁液が少女の秘裂に向かってびゅっびゅっと吐きだされるがそれは女体を濡らす事なく空しく身体を通り抜けてしまう。
―――その瞬間、意識がブラックアウトするバッドエンド10【意味深】
「両儀式」さんはアドバイスの言うとそのまま消え…消えなかった。
「ごめんなさいね、できればここで綺麗に別れるべきだけど、あなたと出会うのはこれで一回目。快楽天の獣が苦肉の策で創ったこの遊戯のノルマをこなさないといけないの」
どういう意味なんでしょうか?
「二度目以降に会うときは全部忘れているから大丈夫よ、私もそのつもりで接してあげるから」
二度目…?
「「どういう風にして欲しい?」とか聞いてしまうと私にも影響があって本末転倒だから勝手にやらせてもらうわ」
「ノルマとしてあなたには一度ここで射精してもらわないといけないの」
なにをいってるんでしょうか
「自慰してちょうだい」
優しいが有無を言わせぬ口調だった。
「私はおさわり禁止だけど、ここでしてもらわないと困るの」
かくして彼女のじーと見守る視線の中で肉棒を扱く事になったしまった。
「オカズいらないの?周りに映像もあるし」
ちょっと恐れ多くてできないです。旦那さんにも悪いし。
「そう……じゃあ、今まで触れた女の子の身体で一番気持ちよかったの誰かしら?」
そ、それは……
「あなた、おっぱい好きよね?やっぱりブーティカさんやマタハリさんの身体を見たときは興奮したのかしら?」
言われて思い出してしまう、スタート地点の女性たちの全裸。ブーティカさんとマタハリさんのおっぱい凄かった……
「手の動きが速くなったわ」なんだこの状況……泣きたい……あ、でもここですっきりすればこの先の罠も賢者タイムでなんとか……
「それはスタートに戻るから無理なの」
え?今なんて? っていうかナチュラルに脳内のモノローグを読まないでください。
その言葉を問い詰めようと視線を上げるとこちらの情ない姿を見つめる「両儀式」の完成された美貌と目が合って慌てる。
「あら、反応したわ」
実況しないで!?
しかし実況が言葉責めとして機能して興奮が高まりもう限界に来ていた。もう意味深な言葉の真意とかあとで聞こう。
「式……アサシンとしての式だけど…彼女ね…ああみえて旦那さんとは非常にラブラブなのよ」
「昔こそ肉体も女性らしくなかったけど、男の子を意識してるうちに胸も膨らんできてね」
なにか言い始めた
「旦那さんとの初めてが諸事情で退院した旦那さんと自分で部屋で寛いでたらどちらともなくベッドの上で無言でキスしながら服を脱がせ合ったの」
「それまでにも一緒のベッドで寝てたけど、性的なことをするのはそれが初めて」
「初めて男の人としている間もずっと感じても声を押し殺していたの、声を出すとはしたないって思いあったのね」
「でもそんな可愛い姿を見せるから彼も声を出させて上げたいって思ってさらに責め立てるの」
「式はゴムの感触が嫌いだって言うから彼が用意してくれるのにも関わらずそんなこと続けてるから一年もしないうちに妊娠したの」
「ああみえてね。できちゃった婚なのよ。子供が生まれるとなかなか夜の生活も大変だけど、隙を見ては……」>>329あーキコエナイ、キコエマセン
今はこの晒し者みたいな状況を一刻も早く終わらせることだけに集中する。
もうどうにでもなれと激しく手を動かす。
中空を見上げると思わず画面の式さんと旦那さんの性交が目に……!なんでシスター服(※礼園制服)を着てるんだ式さん!? あ、ヤバ…っ!?
屹立がびくんと震える。あのクールな式さんが夫とコスプレまがいの恰好で喘いでいるというギャップに興奮を覚えてしまう。
気を逸らそうと正面を見ると、あれ?「両儀式」さんがいない? と思った背後から耳元に吐息が吹きかけられた。ひゃうぅぅ……!?
「えっち、なのね」
耳元での囁きがそれがトドメになった。
びゅくびゅく、と中空に降り散る精液を見ていると意識が遠のいていく。
――――――では、また会いましょう■キアラ寺院
キアラ「というわけで約束のゲストです」
「両儀式」「ゲストです」
アンデルセン「いきなり大物をぶっこんできたな!?」
「両儀式」「(しげしげ)―――凄い恰好してるのね」
アンデルセン「………着物に革ジャンという格好には負けると思うがな、まず袖がどうなって……」
キアラ「それ以上はいけませんアンデルセン!??」
「両儀式」「それは菌糸類に言ってちょうだい、でも素敵なデザインだと思うわよ式にぴったり」
キアラ「コホン、話を変えましょう…まぁ、ここに来れるゲストって少ないですからね……あとはロムルス様…フィン・マックール様でしょうか?」
アンデルセン「マーリンと黄金の王(バカ)1号と2号もだな…俺は貴様に相乗りしているからここにいるわけだが」
「両義式」「アンリマユも経験者ね」
キアラ「さて今回のバッドエンド10【意味深】ですが一週目では不可避ですからFOEにエンカウントしたものだと思って諦めてください」
アンデルセン「最初期リ・スタートなくせに回避不能のFOEがうろついてるとかクソゲーここに極まりだ、しかも訳知りキャラにこの先の展開を案じさせるような意味深な発言を散りばめる、作劇としては三流だな」
キアラ「なかなか羞恥責めも堂に入ってましたね。流石は全知全能」
「両儀式」「初めてだから勝手がわからなかったわ、二週目もやってもいいかしら?」
アンデルセン「やめろ、マスターを無限ループに落とし込む気か」
キアラ「(ゴクリ)ダメですね、ゲームマスターとして無限ループ快楽堕ちとか承諾しかねます(涎)」
アンデルセン「せめて態度は隠せ!?守れると思って無かったが禁欲はどうしたお前!?なんでこのゲームやってるのか目的を忘れるんじゃないだろうな?」
キアラ「………?……ああ、ええ、忘れてないわ……?」
「両儀式」「本当に忘れたのね、流石はCCCルート以外では目的擦り替わって死んじゃうだけあるのね……」キアラ「ポニテの少女はまた登場しますよ」
アンデルセン「いわゆる継続型お邪魔キャラだな」
キアラ「彼女にはラプンツェルから奪い取った力の一部による強烈な利き手に暗示を刷り込む自慰強制スキル【ミサキの風】と脱衣と同時に行う回避スキル【ハニーフラッシュ!(回避)】がありますので女性との接触を回避しても自慰を強制されバッドエンドになります」
アンデルセン「次の部屋に移動すれば暗示は解けるからスキルをくらう=即バッドエンドというわけでもないがな」
キアラ「ちなみに【ハニーフラッシュ!】は私も使えます」
アンデルセン「心底どうでもいいッ!? いやまて……マスター、こいつに回避スキルってどうなんだ?」」
キアラ「脱衣に食い付かない助手で心底悲しいです……御佐姫の少女には第三スキルもあるのですが、それはおいおい説明します」
アンデルセン「しかし雑魚エネミーでは人気がある部類とは言え、こいつが登場するとはマスターもおもわなかっただろうな」
キアラ「ええ、可哀想だったので私が認めました。ポニテの娘は生前は恋やエッチにも興味のあるごく普通の子でしたが、マンション上の浮遊する霊に浮遊の暗示をかけられあえなく……」
アンデルセン「貴様にしてはずいぶん愁傷だな」
キアラ「それまで普通に生きていたのに暗示などで精神が根こそぎ侵食され培ってきたものが無意味になる…まったくもって不条理かつ悲惨な話ですね」
アンデルセン「…………そうか」
キアラ「なのでこの空間では衝動の赴くままに幽霊になった解放感から自分の意思で生前から興味のあった男の子の羞恥に興味津津であの手この手でマスターに性的な悪戯を仕掛けてきます」
アンデルセン「シリアスはどうした」
キアラ「では次回のバッドエンドもお楽しみに」>>332
>>それまで普通に生きていたのに暗示などで精神が根こそぎ侵食され培ってきたものが無意味になる
うーんこの説得力
さすが人間としての営みが出来た唯一かもしれない世界線を台無しにされた獣は言うことが違う
ほんと、ひどいことしたよね……
それはそれとして式さん可愛E>>320
>>321
感想ありがとうございます!
ブーディカ・オルタが少女に非情な態度と振る舞いをするのはゾクゾクしますよね。未だ愛情深く慈愛を持ちますが、今ではマスターにしかそれが向かわず、かつては好きなものと挙げたものも食べた料理を吐き出したいくらいの不快感を持ってます。そういう変化っていいですよね~
マスターへの好感度も『オーバーロード』のナザリックNPCがモモンガに抱くのと同じくらい強いです。
さて、この後はどうしようか。アーヴィングとブーディカ・オルタや玲霞がエッチする話だけでなく、ある程度はアーヴィングとかブーディカ・オルタが真面目に聖杯戦争もしておいたほうがいいかな?
アーヴィングが淫欲のままにモブの女性たちを弄ぶ話のほうが思いついてしまう……
ブーディカ・オルタの次なる変化は、タトゥーだと今もへそ下にある淫紋があるからあまり必要がないような気もするのですが……うーむ……性懲りもなくふたモーさん淫紋(タトゥもどき)編です。
>>335
早朝、まだ日が昇りきらない時間帯の室内に水音が響く。
「ぴちゃ……ちゅぅぷ……ぴちゅ……ちゅ」
モードレッドの屹立した怒張をぐだ子は丹念に愛撫する。竿を下から舐め上げ、裏筋を舌で刺激し、亀頭を焦らすよう円を描きながら舌を押し当て、カリ裏に溜まった恥垢をゆっくりと摘み取って口内で味わう。鈴口から漏れ出た腺液を唾液と絡ませて今度は怒張全体に混合液をまぶしていく。
「……じゅる……れろ……ぢゅぽ……ずじゅるぅ……ぷは」
溢れ出る腺液とまぶした唾液とで怪しく光るモードレッドの怒張を優しく咥え、唇を窄めながら口全体で吸い取っていく。鼻に抜ける臭いは心地よい臭いではないのだが、目の前で次第に寝息を荒くしていく少女がこの臭いの主だという事にぐだ子の劣情は加速していく。
「美味しい……モードレッドの……あ……ふふ、乳首コリコリしちゃってる」
窄めた唇で再び怒張を吸い込みながら、ぐだ子の手は上着のボタンを器用に外していく。何度目かの動きの後モードレッドの上半身は露になり、朝の空気に触れることになった。既に固く勃起したモードレッドの胸の頂は指ではじく毎に彼女の体へと快感を伝えている。>>336
「あ、ピク……って動いた……気持良いんだモードレッド……ずじゅる……じゅぷぷぽ……ぢゅるる」
胸の愛撫を止め、モードレッドの秘部へと指をあてがうと唾液とも腺液とも違う液体が彼女から流れ出ていた。愛液を指で掬い取り、その臭いを嗅ぐとぐだ子の表情はさらに蕩け出す。濡れた指先のまま再びモードレッドの胸へと手を伸ばし彼女の愛液をそのまま彼女の頂へと塗りつけていく。
「……ぷは……ああ綺麗、モードレッド……この徴……綺麗よ……とっても」
塗れた指がモードレッドの肌を胸から下っていく。きめ細やかな肌と唾液で淫らに光るグロテスクな怒張の間、丁度下腹部の辺りにそれはあった。ハートと翼を混合したような左右対称の徴、タトゥとも呼ばれる肌に描かれるマークがモードレッドには刻まれていた。
「ちゅ……ぺろ……」
騎士としての矜持を持つ彼女に付けられた紋章。肌に入れられるおよそ誇りとはほど遠い淫らな証をぐだ子は魅入られたように一画ずつ舌でなぞっていく。なぞり終わると、また最初から唾液を絡ませた舌で始めからなぞっていく。
何度も何度も、その証が消えないものである事を、確かにモードレッドに刻まれている事を証明するかのようにぐだ子の動きは止まらない。熱に浮されたぐだ子の下半身は既に放出された彼女自身の白濁と愛液が混ざり合い、下着を無残な状態にしていたのだが、溶けた彼女の理性はその事に気が付かない。>>337
「ああ、もう我慢できないよぉ……ねえ……モードレッドも……そう思うでしょ?」
下着をずらした状態で怒張をあてがいながらぐだ子はモードレッドに呼びかける。見れば既に目を覚ましていたのか潤ませた瞳でこちらに懇願の表情を向けるモードレッドの顔があった。顔に流れる美しい金紗の髪が汗で張り付いており非常に艶かしい。その光景に臨界を越えたぐだ子はモードレッドの言葉を待たずに腰を一気に落す。
「~~~~―――!!??!?!」
不意の一撃にモードレッドは背筋を反らせ、挿入だけでぐだ子の内奥に白濁を暴発させる。満ちていく腹部の感覚に遅れて、ぐだ子も絶頂へと至る。ぐだ子の怒張からも速成された白濁が大量に宙へと放たれ、モードレッドを白く彩っていく。モードレッドはその白濁を集めて下腹部の証へ塗りたくる。モードレッドもまた証が消えないものである事を証明するかのように確かめている。塗りつけた後の指に絡みついた液をモードレッドは丹念に一本ずつ舐め取り、様子をぐだ子に見せ付ける。
「ああああああ♡」
どちらともなく動きを再開する二人。感触を愉しむのではなく、ただただ登りつめるためだけの乱暴な動き。モードレッドは突き上げ、ぐだ子は押し込んでいく。結合部分からは先ほど放出した白濁が逆流し潤滑剤の代わりに動きをアシストしている。卑猥な音と声にならない喘ぎが室内を支配する。>>338
「これ……このマーク♡ お前の……やっぱりお前の物になった……みたいだ♡」
その言葉でぐだ子の動きはさらに加速する。ぐぢゅぐぢゅと響いていた粘液の音は肉と肉のぶつかり合う音へと変っていた。余りの動きの激しさにたびたび抜け落ちてしまうのだが、やはりどちらともなく再び挿入をする。
「良いよぉ♡ 固いよぉ♡ モードレッド♡……モードレッド♡……もっともっともっと出してよぉ……」
興奮の絶頂が迫る中、離れていた二人の手は合わさり互いに引き合う形でより激しい動きを自らの怒張や秘所に送り込んでいく。
「あ♡――――」
何度目かの射精。糸の切れた人形のように頽れるぐだ子と受け止めるモードレッド。互いに繋がりあったまま、余韻に浸りながら二人の意識は沈んでいく。しかし、無意識にモードレッドの腰は動き、ぐだ子の内奥は優しく受け入れている。
霊器に手を加えたタトゥもどきは何の魔術的効力を持たないはずであるのに、二人の関係をより強固に淫らへ変えていく。>>334
真面目に聖杯戦争をしていく中で、ブーディカさんオルタが魔獣やバーサーカーに返り討ちに遭って凌辱されてしまうというのはどうでしょうか
オルタ化で感じやすくなった身体を蹂躙されて、生還してもお仕置きとしてご主人様からの更に激しい責めが待っている…みたいな>>334
”ブーディカ・オルタが少女に非情な態度と振る舞いをするのはゾクゾクしますよね。未だ愛情深く慈愛を持ちますが、今ではマスターにしかそれが向かわず~~そういう変化っていいですよね”
とても、分かる(握手)
元が清廉な人ほどエロイし素敵になるよね…まして「あのブーディカさんが……」って軽い絶望感とNTR感と背徳感があってたまりませんよ!
最近見たものでは背中に大きめに入れられるタトゥーとかもありましたねーイメージとしてはジャンヌの令呪みたいな感じで(Apoマテ)
四肢拘束して暴れられないように(暴れる気も抵抗する気もないけどそっちの方が興奮するからお互いしてるってだけ)してじっくりブーディカ・オルタさんの背中に入れてくのとかどうです?
>>340
乱暴に言うとタトゥーはカルデアの謎技術ないし魔術でどうにでも(なんてやりやすい世界観なんだ)なる!
前日談としてペンみたいなものでマスター自らじっくりねっとり入れてそれをされるモーさんの反応描く感じでもいいかと(自分がみたいだけ)
ぶっちゃけ立香が入れた証が消えないものである事に愛しさや喜びしか感じてないこのモーさんなら入れられるところとか絶対エロイし可愛い(確信)戦争は個人的な武勲を集積して、戦術的勝利を手に入れ、戦術的勝利を合算したところで、戦略的成功をおさめることはできない。そんなことができるなら、用兵学など必要ない。
実戦とは用兵理論の証明行為である、という考えがアルトリア・ペンドラゴン・オルタ(ランサー)にはあるし、ダビデに言わせれば、需要と供給との経済行為ということになるかもしれない。
しかし、このカルデアに所属する英霊たちには、戦争というスケールではないとはいえ、個人プレイを技術から芸術にまで高めようという、不敵な者たちが存在する。その万夫不当の四人組(カルテット)は、特異点で発生したウェアウルフやデーモンなどのモンスターの討伐数を競って賭けをするという噂だった。事実に基づく噂である。先刻、生じた小規模な特異点から帰還した四人は、カルデアの共同区画にあるサロンに集まっていた
「まさかドべのところから追い抜かされるとはなぁ……」
アーチャーのアーラシュが、ウィスキーの瓶を仲間へ投げつける。褐色の肌と生気に満ちた瞳が特徴の黒髪黒目の青年である。西アジアにおいて弓使いの代名詞である奔放無比の快男児である。
「綺麗な天使の加護があるんでね、お前さんらと違って」
キャスターのクー・フーリンが、その瓶を受けた。青みがかった長髪、紅玉のような瞳、最適のクラスがランサーであるように、均整の取れた引き締まった機能的な身体は、ボクサーを連想させた。剽悍無比な男で奔放不羈な野性の匂いがする。彼は軽く瓶を掲げ、一口飲んで、自らも瓶を投じる。
「それはそれは。さぞやたくさんの天使がついているのでしょうね。クランの猛犬どのには。昨夜の天使は金髪でしたっけ?」
セイバーのガウェインが豪奢な黄金の髪を揺らしつつ、瓶を受け取る。白銀の甲冑を身に付け、ファーが付いた黒いマントを羽織る、白皙の美貌を所有する貴公子然とした美青年である。攻勢における精悍さと守勢におけるねばりとが高く評価されている。>>343
「茶髪じゃなかったか?」
バーサーカーのベオウルフが、ビール瓶の先端を手刀で断ち、そのままビールを飲む。
全身に傷跡を持つ筋骨隆々として、彫刻的な男らしい容貌を持つ、金髪の野趣溢れる男前である。バーサーカーで召喚されたにも関わらず、狂化のランクは低く、多少の凶暴性が残っている程度で狂気はその片鱗すら浮かばず、高等な会話とそれによる意思疎通も可能である。『粗にして野だが卑にあらず』をそのまま具現化したような人物で、戦闘狂であり、殴り合うことを楽しみとしている呼吸する破壊衝動のような男。猪突猛進に見えるが、戦闘では常にいいタイミングで、いいポイントを衝く戦術眼の持ち主だ。
「二人とも外れだ。ブルネットだよ」
毒舌を投げつけあいながら、酒を酌み交わす。彼等を統べるマスターである藤丸立香に召喚された英霊たちの中でも古参兵の部類であるクー・フーリンのカルデアでの生活は、他の英霊たちよりも一際に豊かな色彩に満ちていた。
夜ともなれば、複数の女性スタッフのベッドを狭くする夜課を怠らない。何しろレフ・ライノールの詭計によって死亡した職員の大半が男性であり、女性職員は無事な者が多かった。そこに女性英霊も含めればカルデアの女性たちはかなりの人数がいる。通信、医療・看護、整備、総務、各部門に、金髪、黒髪、赤毛と、男の積極性及び手腕次第で、選り取り見取りである。無論、男性より女性が多数というわけではないので、あぶれる男はいくらでもいる。まして、クー・フーリンのようなごく少数派が、市場を寡占しているのだから。
クー・フーリンは、女性関係の多彩にして華麗なる点においても、凡人の及ぶところではなかった。召喚されてから早々に、遠慮とか消極性とかいう種類の単語を手持ちの用語集から抹消し、夜ごとの恋に精を出したのである。>>344
彼の情事は、長続きすることは滅多にない。現在のところ、彼ともっとも深い交情関係にあるのは、中央管制室オペレーターを勤めている、テレサ・アッシュビーという二十二歳の女性であった。背が高く、ブルネットの長髪、鳶色の瞳、いかにも利口そうで、活発で、凛々しい容貌の美女である。アッシュビーは家柄もルーンを扱う歴史ある名門で、だからといってそれを声高に売りにすることもなく、魔術師らしくない人物であると、彼女の人柄の善良さは周囲が認めるところである。彼女は精妙なルーン使いであり、思慮深く、かつ面倒見の良い陽気な性格のクー・フーリンを気に入っていたし、彼のほうも彼女を気に入っていた。
「マスターも、何もお前のそういうところを見習う必要もないだろうに」
ベオウルフは彼のマスターの女性関係の華麗さ、―――立香の場合、相手は職員ではなく英霊だが―――についてそう嘆息混じりに言う。
「俺が思うに……」
アーラシュはおつまみの枝豆を食べる。
「ん?」
「古今東西津々浦々の英雄豪傑、どいつもあの道では聖人君子ではないからな。ほんのわずかな者たちだけだろう、家庭道徳の大敵にならないような奴は。マスターも俺らにはそのことでとやかく言われたくはないだろうな」
苦笑しつつ、同意の証に、三人は頷いた。
「それで、マスターは? 途中まで一緒だったろう?」
「ああ、それだったらブリュンヒルデと一緒にどっか行ったぞ」
ガウェインの疑問に答えたのはクー・フーリンだ。
ブリュンヒルデは北欧の大神オーディンの娘、戦乙女ワルキューレの一人であり、巨大な槍を携えた鎧姿の女戦士だ。彼女は彼等と同じく今回の特異点に立香と共に同行したのだ。
英雄の魂に強く惹かれる戦乙女としての本能か、彼女個人の心情によるものか、測りかねるが、マスターである少年にブリュンヒルデが強く心惹かれていることはここにいる四人は知っている。
「スカサハどの、我が王、武蔵どのに続き、彼女もですか。流石はマスター、あの道に関しても実に頼もしい限り」
立香については高く評価して敬意を持つガウェインは感心したように頷いた。>>345
「とはいえまだ若いというか少年って歳だろうに。まあ、死んで土を抱くより、生きて女を抱いたほうがいいのは確かだけどよ」
見た目に反して、良識的な内容の意見を言うベオウルフにクー・フーリンは肩をすくめる。
「そりゃそのほうがいいに決まってる。若い者がベッドの広さをもてあますなんてもったいないことだ。俺に言わせればあいつが数人囲ったところで構わないと思うがね。それによくぞ師匠を落したもんだと脱帽するぜ」
クー・フーリンは、ふいに人の悪い笑いを口もとに閃かせる。
「一時は魂が腐れ堕ちた奴が、まあ、乙女みたいになって。随分と生き生きして結構なことじゃあねえか」
「色んな意味で育てたマスターの手柄だろ。人が育てたもんに指咥えるほど落ちたくないもんだな」
ベオウルフがものすごく意味深長な台詞を言う。ガウェインも清爽な印象を与える華麗な笑みを浮かべる。
「まさか、クー・フーリンほどの者が、逃した魚の大きさに悔いているのですか?」
「なにをいやがる。それこそ俺は落ちぶれてねえよ」
クー・フーリンはばっさり切り捨てた。彼はむっと怖い顔をして、ジャーキーをむしった。アーラシュは横合いから笑った。
「おいおいお兄さん、それは俺のビーフジャーキーだぜ。お前さんのはそこにある」
「知っている」
と、クー・フーリンは負け惜しみを言った。
「他人の食べ物はうまいというから、試してみたのだ。やはり俺の性に合わんな」
◇◆◇
藤丸立香をカルデア屈指の重要人物(VIP)と考えることは、たいていの人間には困難であある。制服を着ているときでさえ、狂った人類史を正すため、時空を超えた聖杯探索に挑み、魔神王ゲーティアと戦ったマスターとして戦いに臨んだ人物とは、とても見えないのだ。
人理焼却から人理を守り、世界を救ったマスターではあるが、この少年には才気の華麗さも、知性の鋭利さもなかった。ないように見えた。カルデアの制服を着用しているからこそ、どうにかカルデアの職員としての外見を保持しているが、それがなければ、高校生か入学したての大学生というところであったろう。魔術師の組織に身を置きながら、魔術師らしい気風におかされた様子もなかった。>>346
日本出身の彼は未成年で、外見は黒い髪と蒼氷色(アイス・ブルー)の瞳、体格は中肉中背で、ハンサムの部類だ。精悍な光芒が燦と放って、それにもかかわらず頬の線は少年の純潔で、初々しい。一言で言えば青春美だ。
その日、特異点での揉め事を解決した立香は、マイルームでブリュンヒルデと過ごしていた。
ブリュンヒルデは私服の白いワンピースに着替えていた。朧月のように凄艶な美女で、その美をとらえかねる幻影のようだ。
遠くで見れば、白鷺のようだが―――近くで見てもその通りだが、菫色にキラキラと輝く瞳、銀色の長髪、柔らかく閉じられた愛くるしい唇。清楚さを感じさせる一方で、不思議に妖艶無比といった感じの奇妙な美貌を持つ。
「夜分遅くに、申し訳ございません」
「いや。僕が、『来て』って言ったんだし」
昼間は会話を思う存分交わせなかったから、ふたりになれる時間を作りたかったのだ。
立香は改めて、ブリュンヒルデを見る。
(やっぱり、綺麗だな……)
おぼろな霞にけぶる春月のような美しさだ。天上のものであって、人間界のものではない。
同じ女性のランサーであるスカサハやアルトリア・オルタと比べて、清廉さでも、匂い出す女のなまめかしい香はいかんともとどめがたい風情があった。
「あの。どうか……なれてたのですか」
「んー? 大丈夫大丈夫。……ほらブリュンヒルデこっちこっち」
立香は少なからず努力をして、平静に取り繕って振る舞う。
「……? はい」
ブリュンヒルデの夢の世界での出来事以来、少しぎこちない態度の彼女を手招きして、ベッドへと腰掛けさせる。隣に並んで座り、壁掛けテレビへと身体を向ける。
「映画を一緒に観ようと思ってさ」
本当はただ二人きりになりたいだけだが、少々強引な誤魔化し方をした。>>347
「映画……ですか。そういえば、召喚されてから、一度も観たことがありませんでした」
ブリュンヒルデの人柄はどちらかといえば黙りがちだが、それだけに「陰麗」とも形容すべき女で、肌がねっとりとして、近づくと花粉がべったりくっつきそうな感じであった。
「そうだったのか。もうこちらに来てもらってから長かったのにね。アメリカやウルクとか冠位時間神殿とか、修羅場も乗り越えてきたけど」
「ええ、少しでもあなたのお役に立てたなら、良かったです。……私はご迷惑ばかりかけてしまって。この前も、私は……」
思い出を、連ねるように漏らしていくブリュンヒルデの横顔は、嬉しそうでもあり、どこか儚げな印象を与えもする。
(先日のことか―――)
まだ、彼女の中に不安がくすぶっているせいだろう。
戦乙女としての本能もあって、英雄と認めた者を愛おしく感じシグルドと混同して暴走しがちだった。それを毎晩かつて、機械的な存在としてあった頃―――壊れた戦乙女でなかった頃―――それを思い出して夢の中で殺害衝動を鎮めていた。しかし、ブリュンヒルデの殺意と愛情の化身たる炎と分離してしまい、それを立香は彼女と、とある蒼銀の騎士とともに切り離された炎と戦い、鎮静化させて炎を彼女のもとに取り戻したのだ。 そのために、ブリュンヒルデの精神的な不安定さはだいぶ安定するようになっていた。
「ぁ……」
少しでも彼女の気持ちを和らげようと、手を握る。心持ち上目遣いに視線を上げたきり、彼女は頬を染めてうつむいたまま、それでも肩を寄せて、寄りかかってくれた。
「私はあなたのお役に立ちたいのに、せっかくあなたは契約してくださったのに……。私の英雄(シグルド)、御主人様(シグルド)……、いえ、あなたはあなた。あの人ではない……立香」
「はい」
「立香、藤丸立香。……世界を救う、最新の英雄」
クスリと笑みをこぼした横顔を見て、立香はそっと肩を抱き寄せる。
「私は自らの意思で、召喚に応じました。そして、あなたに巡り合う幸運に恵まれました」
途端に胸が弾む。甘い雰囲気にもう少し浸りたい。激しく求めるのではなく、慈しむように、共に歩める時間を愛でていたかった。>>348
「マスターの、立香の日々の努力を重ねる姿を見、そのお傍にいられることが私にとっての喜び……でした。成長するあなたに……」
そこまで告げて、言い淀む。
「僕と君との付き合いはまだまだ続くんだから。きっと、もっとブリュンヒルデを楽しませるよ」
だから、近づくことを恐れないで。そう耳元で囁く。
「……困ります。私は、あなたを……殺したくない……」
うつむき、絞り出すような声をこぼすブリュンヒルデ。
誰かに愛しいと思うこと、好ましいと思うことに、恐れを抱いている。結局行き着くところは、そこだった。
涙声で詰まりながら、肩先を震わせた上での物言い。夢の中で会ったときに言ったように、彼女の狂気も受け入れる覚悟があると、乱暴に抱き締めて叫びたかった。その思いを示すためにそっと、ブリュンヒルデを抱き寄せる。
「いけ、ませんっ……」
抱かれたブリュンヒルデの手が衝立のように胸板へと添えられ、潤む瞳の懇願と一緒に抵抗した。けれどそれが抱く腕に軽く力を込めれば消失する程度の淡い代物。
「突き飛ばしても、いいから……」
拒絶を呟く唇を眼前に、告げた。
「ああっ……困ります。私はまた……」
いつもの言葉が、拗ねた口調で言われ、少しだけ嬉しい。妙齢の女性である彼女が、ぐずる子供のような啜り泣きは、嫌というほど胸に響く。
「僕は死なないよ。そして君も拒まない。前にも言ったじゃないか」
「わかっています、本当に嬉しい。嬉しくて、愛しくて、切なくて……」
「困るのかな」
このときの立香の口調は、むしろ素っ気ない。
「いえ、でも……」>>349
「君がいてくれないと困る。僕は弱いし、特異点じゃみんながいければなにもできない。僕には強くて頼りになる仲間が必要なんだ」
「……はい。つとめさせていただきます。マスター」
立香の胸で隠す表情の下には、泣き笑いの波動が、一瞬だけ透けて見えた。
ブリュンヒルデが顔を上げたことで、密着した状態で、吐息が鼻先にかかる距離になる。
「ッッ……ぁ」
頬を染めて見つめていた瞳がハッとしたように、逸れる。
立香は何か言うべきかと思い、しかし、何を言えばわからず不器用に逃げをうった。
「まぁ、確かに生前は色々と楽しいことも辛いこともあっただろうけど、サーヴァントとなった今ではそれも断絶した話だ。思い出を忘れる必要はないけど、サーヴァントとしての自由から目を背けるほど囚われることもないんじゃないかな?」
これはかつてガウェインが用いた論法の、いわば双生児であったが、立香はガウェインの割り切りの良さと柔軟性に好感を持てたので、それを苦し紛れに使ったのだった。
「……囚、われる……ですか?」
ブリュンヒルデは目を逸らしたまま、呟く。
「そう。生前の自分と今の自分は別人。だったら何か生きていた頃では出来なかったことをしてみてもいいだろう、そう思ってね。ここにいる英霊だとそうやって考えて楽しく生活している奴らも多い。君にも見習えとは言わないが、もっと肩の力を抜いて欲しいのさ」
それが、恐らくは決め手になったのだろう。ブリュンヒルデは立香に向き直る。再び、吐息が鼻先にかかる距離になる。立香は意外にも夏の日盛りに咲きゆれる葵の花に鼻口をふさがれたような気がした。
菫色の瞳はいつもの憂いとは違う感情によって潤んでいる。暁闇に浮かぶ残月のような顔に立香は、ゆっくりと、猶予を持たせた速度で唇を近づけた。その気になれば彼女がはねのけられるよう、腰を抱く腕の縛めも緩めて、決定権をブリュンヒルデに委ねる。
「ん……っ、む……」
押しのけられることも、顔を背けられることもなく。一直線に触れた彼女の上唇を咥え、ついばむように甘噛みする。>>350
響く甘い声音に心踊ろされ、さらについばむ唇へと意識を込め。再度抱く腕にも力を込めて、隙間を埋めるように密着した。その勢いで二人は思わず立ち上がることになる。
「んふぁ……っ、ぅ!」
強く引き寄せすぎたせいで彼女の胸がたわみ、切迫した鼓動を伝えてくる。ブリュンヒルデの吐息が胸倉をかすめ、反射的に彼女の股根に押しつけた腰の芯が、滾る熱ごと縦に弾む。
「どうして……もう、こんなに硬、くっ、ぅぁんっ」
「ブリュンヒルデ、だから。相手がブリュンヒルデだからだよ……」
彼女は若々しい濃い息を吐きかけてささやき、それを堪能した立香は酔いしれ、内にくすぶりをより滾らせ、炎にまで昇華させる。
(柔ら、かい……)
ふたつの身体の隙間へと差し込んだ掌でそろりと触れたブリュンヒルデの右胸は、衣服越しでも指が沈むほど柔らかく、少し力を入れただけで壊れそうで―――なのに目いっぱい抱き締めたくなるほどに、愛しい。
「っ、ぁ……! ふぁ、あ、んっ……」
有り余る羞恥に普段とは違い、落ち着きがない。ブリュンヒルデの視線はせわしなく周囲を泳ぎ、落ち着かない。
今は、今、だけは―――。まっすぐに見つめていてほしくて、覆い被さるように彼女の視界を塞いだ。
「ンむぅッ……んんっ、ン……!」
ついばみ挟んだ上唇を持ち上げ、生じた隙間へと舌先を滑らせる。
(ブリュンヒルデの……口の中。熱くてどろどろに……っ!)
縮こまっておりだろう彼女の舌を探して潜り込んだ侵入者を出迎えたのは、茹るような熱気と、たっぷりと湛えられた唾液の海。そして。
「りつぅかぁっ……れ、ぢぅ……っ」
突き入った舌裏に這うように添えられたブリュンヒルデの舌の、ねっとりと絡む弾力だった。>>351
「ン……!」
予想外のことに驚き身じろげば、抱く腕から振動が伝わり、ブリュンヒルデの前髪がさらりと揺れる。その様に妙な儚さを覚えると同時に、また腰の芯が熱を打った。
「れる……ぅっ、ぢゅっ、ン……ぢゅぅりゅるるッ」
啜られる舌先からもたらされるむず痒い痺れに、なおいっそう肉の幹が硬直する。
同時に、もみしだいた女の胸も張りを増し、スカートの奥の肉を押し潰すように、ブリュンヒルデ自らが腰をすり寄せ身を預けてきた。
心のどこかに、拒絶されたら―――という不安がわだかまっていた分。彼女の側から求めてくれたことが嬉しく、指先はますます大胆にブリュンヒルデの胸元をまさぐっていく。
「くゥ……んっ。そ、こは、ぁっぁぁ……!」
ちゅぽん―――と舌と舌が剥がれる音色が部屋に響く。時同じくして、右胸に這わせた人差し指の腹がコリコリとした感触に行き当たっていた。
「下着……着けないんだ」
「聞、かないでください……やぁんっ……!」
否定も肯定もされず。けれどワンピース越しに触れた突起の弾力と、ブリュンヒルデの表情が言葉以上に事実を物語っている。
耳の先まで真っ赤にして恥じらう彼女の姿に、際限なく肉棒の滾りも増す。反り返る角度を凶悪にした肉の幹が、しきりにブリュンヒルデの股を突っつき刺激していた。
肉棒にはズボンの生地を通した分もどかしい甘美が染み渡り。
「はぅ……っ」
一瞬遅れて添えられたブリュンヒルデの掌のすべらかさに不意討ち気味のタイミングも相まって、腰が抜けるかと思うほどの快楽が突き抜ける。
「このままでは、窮屈そう、です……」
ブリュンヒルデは若々しい濃い息を吐きかけてささやいた。その指先がするするとズボンの前を滑っていって、すぐに見つけたジッパーと、ベルトのバックルを器用に外してしまう。
「ん……ぅ」
「すごく……熱くて、ドクドク、滾っています……」>>352
手早くジッパーを下ろしたブリュンヒルデの五指が、じかに肉の幹に巻きついてくる。ズボンとトランクスはあっさり足元まで脱げ落ちて、ただただブリュンヒルデの掌の感触と温かみに溺れた。人差し指で優しく裏スジをなぞり上げた。
「強くしすぎては、いませんか……?」
請うように上目遣いをして尋ねる彼女に、うなずきだけで意思を示した。―――声を出せば、情けない響きになるとわかっていたからだ。
攻められるばかりでは悔しいので、しこる乳首を重点的に衣服の上から掻いてやる。
「ひ、ぁ……っ、んんんっ……ちぅ……っ」
身をのけ反らせ抱き着いてきたブリュンヒルデの唇が、かすめるようにキスをして、
下唇を嘗め―――離れる。名残惜しさが去来して、すぐにこちらから唇を再度重ねた。
心地よい陶酔感の熱に浮かされつつも細心の注意でブリュンヒルデの胸をもみほぐし、腰と腰とを擦り合わせて相手の反応を探ってゆく。
もっと、彼女を感じさせたい。相手が喜ばしいことは自分も嬉しい。指を、舌を、腰を動かし続ける。
そうして、彼女の股根―――スカートの奥にも熱がこもってることに気づいた。
「辛いようでしたら、は、ぁんっ、このまま……お出しになって構いません、から……」
「だめ……だね。一緒じゃないと」
すりすりと指の腹でなぞられて、牡幹が今にも出したそうに歓喜の鼓動を響かせる。それでも、彼女と一緒に。その方がずっと幸せになれると思った。
「腰……持ち上げて?」
目線だけで意図を汲んでいくれたのだろう。
「は、い……」
視線が集中していたスカートを自ら持ち上げて、抱き着く腕に力を込めたブリュンヒルデがうつむきがちの瞳を揺らがせる。
「少し、汚しちゃうかもしれないけど……」
「マスターの、思うままに……っ」>>353
荒い吐息と、潤む瞳とが交錯した。同意を得て、剥き出しの肉柱を直接スカートへ―――ちょうどブリュンヒルデの股下あたりへと滑らせる。
ズリッ―――!
「うぁっ……!」
跳ねるみたいにブリュンヒルデの嬌声に気をよくして、ますます角度を反らせた肉の柱が歓喜の鼓動を打ち放つ。脈動に晒されたブリュンヒルデの腰が弾んで、いっそう柱は刺激され。
「は、ぁ……っ、はっ、ぁ、ブリュンヒルデ……っ」
抱きかかえるようにしてブリュンヒルデの尻を引き寄せ、より強い摩擦を継続して接着部に加える。昂揚に火照る肌は微熱を放ち、きめ細かな触れ心地とともにいつまでも触れていたくなる。食い込むほど抱き締めた指で、じかに擦れる柱で柔らかさと弾力とを堪能し。やんわりとした肉の圧迫に溺れてゆく。
「擦れっ、て……はしたない音が鳴ってしまい、ます、ッ……~~~!」
隠しようがないほどの音量でグチュグチュと、スカートの奥から卑しい粘濁音が伝導する。それがブリュンヒルデの分泌した蜜の奏でる音だと確信して、なお激しく腰を振り。すり寄るブリュンヒルデの股根を執拗に摩擦、時には亀頭で突き上げるみたいに圧迫し。
蕩けた表情を晒す彼女のことで、頭の中がいっぱいだった。気を抜けば今すぐにでも噴き出しそうな白熱を、「一緒にイキたい」一念で腰の根元に押し留める。
「ひぁッあぁァァンッ!」
甲高く澄んだ嬌声と、ピンと張った少女のつま先。ねっとりと染み出た蜜の温かみに浸されてようやく、惚けたように揺らいだ視線が定まる。
ピンと背を張った後。ぐったりと腰が抜けたみたいに弛緩した彼女の股根が、灼けた石のように熱い。少し湿り気を帯びたように思えるスカートの、その奥が知りたくて―――。
気づけばブリュンヒルデを壁にもたれかからせ、背面から持ち上げた尻をつかんでいた。
「ぁ……脱ぐのは……自分、で……」
気を利かせすぎる彼女の、顔中真っ赤にしながらの進言に首を振り。まだ息の上がる小振りな唇を舌でなぞり上げてから、再度身を離して、
「こうやって、めくればいいよ」>>354
ぺろんと、スカートをめくりブリュンヒルデの臀部へと巻き上げる。
「ッッ―――! あ、あァ……んっ」
(下も穿いてないのか……)
最初は肉幹で擦った時に、感触でそれとなくはわかっていた。だから、納得はすぐにした。無毛の陰唇部に目を奪われる。
「は、恥ずかしいです……」
切なげなブリュンヒルデの声に合わせ、形よい丸みが左右にくねる。その尻を掴み、一撫で。
「ひゃんっ……」
さらに、今度は指先をスジに這わせ、一撫で。
「くふ……っ、ぅぁっ、あん……」
逐一感応するブリュンヒルデの艶姿が愛しくて、ついついしつこくいじめてしまう。
「もう、こんなになっちゃってる……」
自分の指で、舌で、ペニスで、ブリュンヒルデが感じてくれている―――確証を得て、なお肉棒は溜め込んだ熱を吐き出したいと雄々しい脈動を撃ち放つ。
スカート越しに脈動を受け止めたブリュンヒルデの腰が震え、弾み。
「は、ぁ……っ、ぁン……ッ!」
感極まったように身震いした女が指を咥え、爪を噛む。そのなんともいえぬ艶めいた仕草に、息を呑む。>>355
「……ッッ。ブリュンヒルデ……」
すでに蜜は滴り、床に水溜まりが出来ている。ブリュンヒルデの股根の柔らかな感触が指に伝わり、それでまた肉棒がガチガチに張り詰めた。
後ろ向きに振り向き顔色をうかがうブリュンヒルデに視線を重ね、意思を問う。見せつけるように持ち上がった勃起ペニスを見て、彼女は早々に意図を理解し。一拍置いてから赤らんだ顔をコクリ、頷かせた。
「じゃあ……」
ゴクリ。生唾を飲み込んで、指先を伸ばして、つ、と浅く触れた。
「ッ、ぁ……」
それだけでブリュンヒルデの声は潤んで、尻の向こうの表情までもが想像できてしまう。指先を健気に跳ね返す弾力に、魅入られたように幾度も、幾度も。尻肉を押して、撫で擦った。
「切なく、なってしまい、ます……」
途切れ途切れの懇願を受けてようやく、左右十本の指で尻たぶを掴む。
「ふぁ! そのようにお顔を近づけられて、は……ぁぁっ。だ、だめぇ、また、立香の前で……っ、粗相……してしまいます……ぅっ」
「いいよ。このまま……かけても」
トロトロに溶けた桃尻に頬ずり。鼻先で割れ目付近をぷにゅりと押せば、たわんだ肉の柔らかみが孕む蜜の熱と一緒に、甘酸っぱい香りまでもが染み出てくるようだった。
「ふ、あぁっ……はっ、はや、くぅ……っ」
火照る尻を揺すりささやかれた声の音色は、あまりに切なく、蕩けた生クリームのようにふわふわと浮ついて。まるでねだられているかのような響きは、戯れに溺れた若い牡の意識を引き戻すには十分に魅惑に満ち満ちていた。
「い、く……よ」
腰の高さを合わせて、己の右手で支えた肉柱の照準を合わせる。軽く腰を前に押し出せば、谷間にくちゅりと突端が行き当たった。>>356
「は、ァ……ぁっ、ま、って……まって。くださぃ……は」
しきりに揺れるブリュンヒルデの尻に、肉の切っ先が擦れ合う。まるで尻で愛撫されているみたいだ―――ズグズグと甘い疼きが胎動する幹に流入する、そのたびに腰がひとりでに跳ねて、ますます女の股から甘い蜜を染み出せた。
「ぁふ、ぅっ! ン……ン……」
しばし陶酔した様子で尻を揺らし、
「最初は、その……こちらでっ」
恥じらいと昂奮の入り混じる声で腰を振る。その都度擦れた肉の切っ先は、尿道をパクつくかせて我慢汁をあふれさせ、グチュグチュはしたない二重奏を響かせる。
「うん……っ!」
もわッ―――こもった熱気がブリュンヒルデの尻を撫でながら舞い散って、荒ぶるたがいの呼吸だけが部屋に響く。
「ッッ……ブリュンヒルデッ……」
後ろ手に伸びた女の指が愛しげに幹を撫で、自ら尻の谷間へと先端をあてがう。
視線は、潤みほころんだ肉の花に釘付け。腰は蜜液に濡れほぐれきった窄まりの、予想外の柔らかさと熱っぽさに驚き、なおいっそうの熱を溜めて躍動する。
「り、立香が嫌なら、わ、わたしぃっ」
アナルがキスをねだるように亀頭に吸いついて、染み出た先走り汁を吸い上げていく。
「嬉しい、よ……」
ちっとも嫌なんかじゃない。そう、言葉で伝えられるよりも先に腰を浅く押し出し、ツンと窄まりを突いて、ひと息。性器からの痺れる歓喜に浸されているのは、おとがいを反らしているブリュンヒルデも、自分も同じだ。
「それじゃ、いく、よ……」
漏らさぬように噛み締めた歯の隙間から声を絞り出し、女の返事を待つことがなく。
「んぅっ! ンンッ―――」
推し進めた突端が、窄まりのシワを伸ばし広げながら埋没してゆく―――。>>357
(す、ごっ……きつくて、熱くてっ……腰が持ってかれる―――!)
シワを伸ばされた入口はきつく肉柱に巻きついて、今すぐにでも精を吐き出せとねだられているようだ。腸内の内壁は熱と腸液とを湛えて、突き入った亀頭を歓待し。ツルンとした壁面が、もう離さないとばかりに引き締まっていた。
「は、ぁぅッ……ッッ、マス、ターッ、ぁっあああ……ッ!」
女の嬌声が腹部から腸にまで響いて、肉棒を刺激する。圧迫感に耐えるためか唇を噛み、本来排泄にした用いぬ穴に迎え入れてくれた、ブリュンヒルデ。
(ブリュンヒルデの、中にいる――――)
腰の底から染み上がる至福感。きつく収縮する腸内でまた一回り肉の幹が膨らみ、よりいっそうネトつく腸壁と密着を強める。牡の鼓動が轟くたびビクンと弾むブリュンヒルデの尻の上で、捲り上げられた白いスカートが揺れていた。
「ッッ……初めてが、こっち、ってのも……初めてだ」
搾り取られるような締めつけに、今すぐにでも漏らしかねない状態の腰を奮い立たせ、半ば気を逸らすように冗談めかして感想を言う。
「うぅ、そ、れは、ぁっ……」
何か言いたげに潤んだ瞳が少しだけ細められ。すぐにまたトロリとふやけて尻を揺すった。やんわりと、汗のにじむ尻を撫でる。
「やぁっ、は……ぁぁんっ」
甘い音色に惹かれたように腰を押しつけて、より奥へ肉の切っ先を突き入れる。
「ブリュンヒルデ……っ」
のけ反った女の背を、反射的に伸ばした左手一本で抱き留め。そのまま前面へスライドした掌で、むっちりとした大きな乳房に触れた。
「ひゃ……ぁぅっ、そ、んな、いっぺん、っに……! 乱れてしまい、ます……ぅ」
柔らかなふくらみに浅く指が沈んだ途端。リズミカルに弾むブリュンヒルデの声に同調して、腸内引き締まる。>>358
(そう、か……ブリュンヒルデ、さっきから……おしっこ、我慢、してるから……)
ギチギチと侵入者を食い潰す勢いで締め上がる腸内のきつさは、彼女が尿意を堪え踏ん張っているせいもあるのかもしれない。
「んふ……っ、ふぅ、ふッ……んぁんっ! りつかぁっあぁ」
踏ん張るほどに彼女は腸内の勃起を意識し、幹の放つ熱と鼓動とをつぶさに無防備な粘膜で感じ取っているのだろう。
その踏ん張りを突き崩すように、腰をねじ入れては腸壁を刺激しているのだ。少し意地が悪いなと思いつつ、それでも彼女の甘い響きが聞きたくてたまらず。先端に吸いつくように絡んでくる腸肉の歓待が、腰が蕩けるほど嬉しくて、もう止めれそうもない。
「したくなったら、そのまま……いいからね」
背後から覆い被さるように顔を寄せて、口づけながらささやく。放尿の羞恥に戸惑うブリュンヒルデを見たいと思う。
「そん、な……こと、ぁっあぁ……~~~っ」
できません、と彼女は言う。イヤイヤと首を振り、尻を振り。
なおいっそう潤んだ腸粘膜の締めつけで牡を愉しませて、ブリュンヒルデ自身途切れ途切れの嬌声を忍び切れず漏れこぼしていた。
(こういう顔もレア、だよな。ブリュンヒルデは、どんな表情だって可愛い―――)
惚れ込んだ自分の贔屓目を自覚しつつ、なお溜め込んだ愛しさを吐き出すように、ブリュンヒルデの耳元でささやき続ける。
「ぁ、は……ァッ、りっ、つか、はぁっ! いじわる……です。ッ、でも、でもぉっ……! そんなあなたも、愛おしく、てぇっ……ちゅ、ちゅぢゅるぅぅぅっ」
彼女の肌はさくら色に匂い立って、この世のものとは思われぬ妖艶さを発散させていた。腰が弾み、思わず強烈な射精の予兆に駆られた。
今回はどうにか腰の奥へと押し込めたものの―――そう、長くは持ちそうにない。
「痛くは、ない……?」
荒ぶる息を隠し尋ねてみる。>>359
「だい、じょうぶ……です、から。ぁっ、立香のお好きなようにっ、ふあ……あぁぁ」
押し潰すように尻肉を突き、腸内の弾力を堪能する。その都度ブリュンヒルデは喉を反らせて蕩けた涙声を絞り出し、腸の粘膜を牡幹へとすり寄せながら大胆に尻を振る。がに股気味に開いた股下からは蜜液が止め処なく染み出して、足元に大きな水溜まりを作っていた。
ピストン運動に揺らぐ白いワンピースが、徐々にはだけていき、女の鎖骨が肩越しに覗く。
あやすように右手で彼女の胸元を撫でさすり、そして下方へ下り行き当たったところからそのまま指を滑らせて。
「やぁっ……んんんっ!」
一直線に目指したふくらみの頂で、出会った突起に指先で接吻するかのように触れる。そうして硬く尖っていることを確認し、つまんではこね、こねては撫で。
「乳首、いじるたび……キュッキュッて、してるよっ……」
愛撫に応じて引き攣れる腸内で、肉幹を扱くように前後させる。まっすぐ突くだけでなく円を描くように腰を回して腸内全体を擦り立てれば、ますます腸液を湛えて締めつけてきてくれた。
「言わ、ないで、っふぁっ! あぅぅんっ!」
尻の上から移動させた指先で、股間を滴る蜜をすくっては結合部へと絡め、物欲しげにパクつく膣口を撫で擦っては吸いつかれ、また染み出た蜜を絡め取る。
突き入れるにつれ硬さが取れていく腸洞に受け止めてもらえる安心感に、溺れていく。先端をついばむみたいに吸いついた腸壁を、腰を引いて名残惜しに剥がしては、また腰を押し出しすぐに接着する。
「っあ、あひっ! んっ、んんんっ、奥まで響いて、ますっ、ぅあ、ンッンン!」
被さる喘ぎ声に合わせて、昂った心臓がバクバク弾む。今にも爆ぜそうな股間の滾りの代わりに、幾度もまぶたの裏が白熱に侵されて霞んでいた。
「ブリュンヒルデ……んむぅっ」
名を呼び掛けて唇を、間近の彼女の唇に塞がれて、すぐに舌による歓迎を受け入れ、まどろんでいく。
「ふぁむ……ちゅ、ぢゅちゅちゅりゅ、るっ……ンぷぁっ、は、ふぅぅぅ……」
喉を鳴らす彼女の舌を吸い返しては、トロリ滴る唾液を交換し、わざと音を立てて口の中を掻き混ぜもした。歯の裏側から舌の根元まで、隅々に這わせた先で泡立つ彼女の唾液に迎えられて、腰の芯まで幸せに浸る。>>360
「りつかぁ、まぁっ……んもっ、んむ……れちゅっ、ぴちゅぅッ、ンッンンン!」
絡め合った舌同士の熱と粘り気が染みて、溶け合った。ぴたりと寄り添い熱を溜め込むうち、蕩けた思考回路がそんな錯覚に見舞われる。
(ッッ―――また……キュッて、っ絡みつい、てっ……)
いまだ不規則な腸内の蠕動はやまず。徐々に問題を狭めていくそれがそのままブリュンヒルデの尿意が我慢の限界を迎えようとしていることをも表していた。
「ン、ぐッ―――」
すり寄せる肌と肌の間で宝さんされずに溜められた熱が、互いの思考を侵食し、塗り潰していく。塞がれた唇からうめくように声を絞り出しながら、ブリュンヒルデの左胸を掴み、腰を限界まで前方斜め上へと押し上げる。
「やぁんッ……あっ!!? ひああぁぁああああ!」
女の我慢を突き破る勢いの一撃は、壁に寄りかかるブリュンヒルデの腰を浮かせると同時に、甘い嬌声と強烈な腸内蠕動を引き起こした。
(う、ぐ、も、もうっ―――)
まぶた裏で白熱の爆ぜる間隔も早まってきている。呼吸するのも忘れて堪えていた腰の芯は喜悦のみを感じ取ろうと躍起になり、滾るマグマを今にも噴き出しそうな勢いで脈動していた。
「ふ、か……ぁッ! 奥までっ、響いッ……て、ます、ぅっ……」
銀髪を舞わせた女の尻が、震え、、弾みながら牡肉を咥え込んで躍動する。
「もう、すぐにイク……からっ」
ブリュンヒルデも、だろ―――受け止めた視線に逆に尋ねれば、声にしなくても、顔中赤らめてコクリとうなずいてくれる。くねる蜜の動きを変え、複雑な軌道で肉棒を刺激し始める。どこまでも彼女は献身的で―――魅力的だ。
「一緒、に……」
「はいっ……」
なにを、と問わずとも通じ合える。
「くぅ……ひ、っあ! 先っぽ……一番奥でっ、トクトクたぎって、ぇっ。ダメ……こ、れっだめぇぇえぇ……っ」
グボグボと卑しい音色が響くたび。恥じらう彼女の内部はネットリと火照り狂って収縮する。応じるように漲る肉棒はしきりに鼓動を響かせ先走りのツユを放出した。>>361
鼓動のたびに歓喜が脊髄を通り、頭の芯まで突き抜ける。女の限界は近いことを腸内の蠕動の間隔で悟り、それがすなわちブリュンヒルデが最も恥じらうお漏らしの瞬間であると知る。
ぶるりと震える女の腰が気持ち、くっと持ち上がっては沈み、また持ち上がり。そして、ついに。
「ぁ、ひ……っ! いっ、いぁ、あぁぁっ……も、ぉだめぇっ……」
黄ばんだ尿液が小刻みに揺れる腿を伝い漏れ出ていく。同期したみたいに腸粘膜も蠢いて、絞り出されそうになった牡の幹も歓喜に震えた。
「は、ぅうっ……服にかかっちゃう、かも……だから……っ」
「うぅ、んっ……ふぁ!?」
羞恥に悶える彼女の返答を聞く前に、胸元から滑り落ちた右手で彼女の腿を抱え持ち上げる。寂しがる胸に聞いた左手を向かわせて、すぐにじっと汗ばむ肌へと吸着させた。
あたかも犬が電柱にマーキングするような体勢を取らせて、丸見えの結合部と弧を描く尿液の迸りと凝視した。
「り、立香ぁぁぁっ、いやぁぁぁっ……み、見ないでっ……!」
脚を開いたことでより締まりの増した腸内で、激しくまさぐられた肉幹が膨張する。
「ブリュンヒルデの顔、もっとよく僕に見せて―――!」
両手で顔を覆った女に頼み、彼女が躊躇する間に近づいた唇で涙を啜った。
「ふぅ……っ。ぁ……あぁっ、まだ、ぁっ……ッッ」
重に応じて止め処なく噴き漏れる尿液が、綺麗なカーブを描き壁に着水し。身震いしたブリュンヒルデの振動が伝って、肉棒がなおいっそう歓待する。
「ブリュンヒルデ、っ―――」
呼ばれた彼女は涙をいっぱいに溜めた瞳で見つめ返してきて―――ギチギチと搾られた勃起から、白濁の奔流が噴き上がるのが、ほぼ同時だった。
「ふあああぁぁぁぁんんっ!!」
初弾を浴びた腸壁がビクリ。弾んでから亀頭に吸いつき、強く吸い上げて。
「全、部ッッ……!」>>362
溢れた腸液に注いだ白濁が混ざりぬめる腸壁に締め上げられて、随喜のうちに大量の白熱を再度。ブリュンヒルデの中へと注ぐ。
粘膜にじかに白熱を浴びるたび。ブリュンヒルデの尻が跳ね回り、射精中の幹をよじるように刺激した。それでまた、より大量の熱と粘りを備えた塊が噴出した。
白濁の生命を打ち出す砲身の根元が快楽に浸って、ジンジンと甘い鳴き声を上げている。芯から甘美の衝動は強まっていく。
「ふくっ、ぅぁ、あっ……立香っ、ぁっあぁぁっ!」
痛みを覚える余裕もないほど乱れた彼女の指が、そっと胸を潰す指に重ねられ愛しげに撫でた。股下ではいまだ小刻みな痙攣と放尿が、注がれる白濁のリズムに合わせて続いている。
「泣か、ないで……」
時折聞こえる啜り泣き―――恥じらいゆえにとも、嬉し泣きともつかなぬ甘く潤んだ響きに耳朶を撫でられて、また。
どぐンッ―――。搾り出されるように止め処なく。引き攣れた腸内へと白濁が打ち出されていく。>>363
終わりなんてこないんじゃないかと思うほどに長く、強烈な射精の快楽。さざ波の何十倍も緩やかに引いては、より強まってぶり返してくる悦楽の大波に、下肢の感覚は甘美以外受け付けなくなってしまったようだ。
「はっ、は、ぁ、ぁっ……」
荒く吐いた息が途切れ、ブリュンヒルデの耳裏をかすめていった。
「くゥ、んっ……!」
それだけで彼女はまだ達して、ギチギチと肛門を締め上げる。ブリュンヒルデもまた、同等かそれ以上の強い絶頂の波を被っているのか―――。
「なんでまた、急に積極的になったんだ? ……僕はシグルドじゃないよ」
「……は、い……。私が生前の私とは別ならば、あなたを愛しいと思う気持ちに素直になるのも……いいかと思ってしまったのです」
足元のおぼつかない彼女の腰を抱きながら、受け止めた温みを手放さないように強く抱き締める。
乱れた吐息が交錯する。絡んだ視線はどちらも潤んでいて、相手の姿をぼやけさせたまま。押し込め切れなかった思いをぶつけるように、どちらかともなく。幾度となく、接吻を続けた―――。>>364
以上です、お目汚し失礼いたしました。意見感想をお聞かせいただければ幸いです。
最近は鬼哭転生ばかり書いていたので、久しぶりに書いた変態紳士リツカだったのと、初めてブリュンヒルデを題材にしたのもあって反応に冷や冷やしています。ブリュンヒルデの台詞って難しいですな。
一応あと一回は続いてブリュンヒルデ編を終える予定です。
序盤の男衆の会話は書きたくなってしまったので。きっとハーレム以外だとこんな感じかなと。あとスカサハがどう思われているかちょっとわかりましたね(笑)かなり失礼な物言いでしたが。男性キャラの選別は私の趣味です。
>>342
意外とタトゥー推しが強いですね!淫紋で満足してましたが、それとはまた別の魅力があるのですね。
しかし、ただタトゥーを入れられるというのも、ブーディカ・オルタの雪白の柔肌を傷つけるようで勿体無い気もしますね。>>369
と、語りましたが個人的見解なので別に無理して入れなくても全然大丈夫です!
これからも自由に書いてくださいね!>>372
試験管内に満ちているのは虹色が揺らめく明らかに怪しい液体ではあった。しかし
「これ今日のプレイで使うから、ね」
ぐだ子にそう言われ、笑顔で手渡された試験管内の液体を一気に飲み干すモードレッドの表情はこれから行われるぐだ子との時間を嬉々として待ち受ける雌の貌だった。ところが、期待に胸を膨らませるモードレッドの予想に反して、何も変化は起こらない。肩透かしを食らったモードレッドはやや機嫌を損ねたのかぐだ子に対して少し強めに言葉を投げかけるが、当のぐだ子は意に介さず。
「後で、わかるよ」
とだけ言い残して自室へと帰っていくぐだ子の後ろ姿と手に残った試験管を見比べるモードレッド。
もしかすると何か効果が表れるているのではと全身を隈なくチェックするが、どこにも兆候は見られず、ショートパンツの中身を確認してみてもそこには特に異常もなく収まっている陰茎があるだけだった。
「……何だよ、後でわかるってさ……まあもう少し待ってみるかな」
時間が経ち、試験管の底に僅かに残っていた液体をモードレッドは最後の一滴まで舐め取る。名残惜しそうに試験管を振り、舌を出す浅ましい姿を誰かに見られてしまう羞恥心よりも、舌に乗せられた雫が導く快感を早く味わいたいその一心がモードレッドの思考を支配していた。>>373
しばらく時間を置いてみたものの、体に変化は現れない。催淫剤や媚薬の類であれば、既に沸きあがってくる劣情に耐えられなくなっているはずなのだが、とモードレッドは訝しがる。ただ、無性の喉が渇く。
「……しょうがない、一息就くか……」
談話室に設置されているウォータサーバへと足を向けるモードレッド。カップを持ち上げ口に運ぼうと
するのだが、一瞬その動きが止まる。中身を覗き、臭いを嗅ぐモードレッドは困惑の表情を浮べつつも
注がれた液体を恐る恐る流し込む。
「精液、だ。しかもこの味と臭いは……」
飲むというよりも啜るといった表現が正しい液体を口に含むと、舌に触れた液体が味を伝える。次いで、臭いが口内に充満した後で鼻を駆け上がっていく。飲み込もうにも引っかかり、なかなか食道へと落ちていかない粘度の高さは間違いなく精液だった。そして、その味と臭いをモードレッドはよく知っている。
「……でも、何でこんな所にアイツのが? 他の誰かが飲んだら大問題じゃねえか」
サーバへと伸ばす手は止まらない。愚痴を吐きつつせっせと液体を流し込んでいくモードレッドの頬は
徐々に上気しつつあり、ショートパンツの前を押し上げつつある陰茎と湿り気を帯びる下着は彼女の興奮を示している。五杯目を飲み干したところで、準備が完了してしまっている状態に気付いたのだが、時既に遅し。自らの吐く息は精臭そのもので、屹立してしまった怒張の所為で油断すればショーとパンツから飛び出てしまう前側と湿り気どころではなくなっている秘所から溢れ出た愛液が内股へと流れ落ちている後ろ側は弁護のし様も無いほど彼女の発情を表していた。>>374
「(アイツの部屋に……いや、自分の部屋のが近い……!)」
サーバに精液が入っていた事は既にモードレッドの頭からは抜け落ちており、それよりもどうやってここから自室へと戻るかの思考に割かれていた。足早に離れると、そう遠くない自室へと駆け出すモードレッド。振動でさまざまな場所が刺激され、また呼吸の度に流れ込む精臭がどうしようもなく興奮を高めていく。自室へと何とかたどり着き、そのまま浴室へと向う。暴発は避けられたものの、今の状態を維持するのは不測の事態が起こった場合に非常にまずい。
「とりあえず……シャワーでも浴びよう……」
手早く衣服を脱ぎ、浴室へと入る。栓を強めに解放し勢いのある水流を浴びて落ち着こうとモードレッドは思った。しかし、シャワーヘッドから飛び出たのは水ではなく、またもや白濁とした粘度の高い液体だった。液体、精液がシャワーヘッドから勢いよく放出され頭から髪、顔から胸、そして足へと降り注いでいく。見ればヘッドからは通常のシャワー時とは違い、断続的ではなくまるで射精と同じような脈動をしながら精液を放出している。体全体に広がっていく感覚でようやくモードレッドはぐだ子の渡した液体の中身の正体に察しがついた。恐らく、錯覚魔術の類で効果は水を精液と認識するといったところだ。先ほどのサーバであればタンク一杯に溜め込む事は不可能ではないだろうが、さすがにカルデア内の水道から流すほどの
所行はたとえぐだ子であったもできないだろう。すると、このシャワーヘッドから出ている液体は、モードレッド以外にはただの水としてしか映っていないはずなのだ。あの液体を飲んだ自分だけが精液として錯覚している、>>375
「何てこった♡ こんな……こんな、ああ素晴らしい事ができるんだ♡」
臭いや味がぐだ子のものと同じであるのもそう錯覚しているからに過ぎないのだが、流しっ放しのヘッドから勢いよく音を立てて流れ出る精液から沸き立つ臭いに絶頂する。シャワーヘッドを掴み、自分の体全体へ満遍なくかけていく。髪から滴り落ちる重さや顔にへばりつく感触、舐め取り口へ運ぶと味わえる臭くていやらしいぐだ子の味を堪能するモードレッド。シャワーを秘所へと当てその水圧でする自慰は今の彼女にとっては射精の圧力で行う自慰という未体験の快感を得る行為に他ならない。
「ひゃぁん♡ ぁぁぁぁぁ♡ あああああ♡ これぇ……すっごいよほおお♡」
卑猥に足を開くモードレッドはふと靄の掛かった思考で空のままの浴槽を見て考える。ではこの浴槽に貯めるとどうなるのか、と。
浴槽へと入り、栓をシャワーから変更するとノズルから音と臭いを立てて浴槽内に精液が流れ込んでくる。徐々に徐々に上がっていく水面とじわじわと浸っていく自らの体が捉える感触が小刻みな絶頂となってモードレッドを襲う。秘所まで上ってきた精液を向え入れるように両手で秘所を開き、指をいれて愛撫する。竿を飲み込んでいく精液は手を触れずともせり上がってくる感触だけで自慰をしていると同様の快感を与えてくれ、亀頭を飲み込み鈴口までが沈んだ瞬間、モードレッドは手を触れずに射精した。>>376
「イクッ♡ 何もしてないのに♡ 錯覚なのに♡ イっちゃうのおおおおおお♡」
堰き止めていたものが外れ、抑えの効かなくなったモードレッドは精液に包まれる感覚を得るために、潜水をしながら自慰をし始めた。錯覚させられている彼女にとって浴槽内に満たされている液体は全て愛しいマスターの精液であり、その液体に包まれることはぐだ子やぐだ子の精巣に包まれいているのと同じ事なのだ。膣へと侵入してくる液体の感触を喜びながら、自ら放出した精液がぐだ子のそれと混ざり合い精子同士が口づけをするイメージに更なる劣情が沸きあがるモードレッド。
「キシュ♡ キシュ♡ ざあめんのキス♡ 流れ込んでくりゅマスターの精液で妊娠しちゃうよおぉぉ♡」
射精と絶頂を繰り返すモードレッドは浴槽内に水中に自らの猛りをぶちまける。錯覚であると理解しつつもそれ以上にぐだ子のモノと一緒にいるという倒錯的な感覚がモードレッドを暴走させる。止まらない止められない。萎える事なく屹立したままの自らの陰茎を眺めながら熱に冒されたモードレッドは次の絶頂を求めて手の動きを再始動させるのだった。
―数十分後、漸く効果が途切れたモードレッドが目にしたのは水中や水面に湯の花のように浮かびあがる無数の精液の塊だった。その一つを掬い弄ぶ彼女は倒錯に目覚めた雌の表情を覗かせていた。最初の射精から十分ほどの後。ようやく息を整えたふたり。いったん身を離し、改めて向き合い、すべての衣服を脱ぎ捨てる。
「自分で、します……」
ブリュンヒルデの抗議を無視した立香が黙々と作業を進める。
電灯の光の下に、どきっとするほど真っ白な肌がひかりつつ浮かびあがり、くねくねとうごめいた。
「綺麗……だ」
白蝋の裸体は、白い柔肌がほんのり赤らみ、呼吸に合わせて上下する。無毛の恥部が、指の間からわずかに覗いている。包み隠しきれないふくらみが、ブリュンヒルデ自身の掌に押される形で脇にはみ出し、淫猥なカーブを描いていた。
胸元と股間をそれぞれ片手で覆った戦乙女の裸身は、先だっての情事の痕跡をいまだ色濃く残し、いっそう魅力的に彩っている。常々身なり正しい彼女が、ほつれた髪を頬に貼りつけて、ほんのり上気した表情を晒している。その、日常との差異が―――たまらなく情欲をそそった。
「あ、あまりじっと見られると……その、困り……ます」
素直で率直な感想を告げられば、恥じらいの表情で立ちつくす女の腰がもじもじとくねる。それもさらなる淫靡の演出に一役買って、再度元気を取り戻した肉棒が早々にムクリと重たい鎌首を持ち上げた。
「もうただのマスターとサーヴァントの関係でもなんだ。僕に全部見せてくれよ」
もっとブリュンヒルデの裸体を隅々まで眺めたくて、躊躇いなく告げる。
す―――と手を胸と股間から外して、羞恥に惑いつつも受け入れてくれる。そんな健気な彼女の股下から汗とは違う蜜が滴っているのを見咎めて、即座に抱き寄せ、指をその場所へ秘裂へと忍ばせる。
「はぅ……っ」
「……痛い?」
「い、いえ。少し驚いただけ、で……ひゃんっ」
甘い声には負けないくらい、指先が沈み込んだその部分は熱く、湿り気を帯び潤っていた。まるで底がないみたいに指に咥え込んで、奥へ奥へといざなうような蠕動をし、きつく収縮して話してくれそうもない。
「次はここでさせてくれないか?」
「……それ、は……ぅ、私からもお願い……します」
手を繋ぎ、連れ立ってベッドまで歩いてゆき、そして―――どちらからともなく抱き合い、押し倒す。ベッドに仰向けに転がったその上に、ブリュンヒルデが跨る体勢。>>379
「失礼、いたします……ンッ!」
「ゆっくりで……いいから」
湿った音色が響いて、剥き出しの生殖器同士が触れ合った。ブリュンヒルデが、角度調整のために尻を小さく揺する。それだけでもう、滾りに滾った肉棒は暴れ回り、跳ね回り。肉棒を捕えたブリュンヒルデを手こずらせながら、接着部に潤滑油代わりの先走りを噴きつける。
(ぷにぷに、してる……)
勃起の突端に触れる、ブリュンヒルデの肉感。柔らかく亀頭を食い包もうとする、温かで優しい心地に、感激しながら歓喜した。下から覗き見た恥丘の肉付きが、よりふくよかに、一際魅力的な光景としてまぶたに映り込む。
「くぅ、ンッ……んんっ……ぃ、たっ……」
「ブ、ブリュンヒルデッ?」
グイグイと腰を落してくる彼女の瞳に、大粒の涙が浮いている。
「無理、しなくていいから。キス……しよう?」
「ふぁ……っ、んむっ」
ブリュンヒルデを気遣い、馬乗りの腰から上を抱き寄せて。唇同士、押し合うように、吸った。ブリュンヒルデの頬を、鎖骨を、うなじをさする。
食い入るように埋まっていく肉幹はきつい締めつけとぬかるんだ感触に晒され、気を抜けばすぐにでも漏らしてしまいそうなほど。喜悦にまみれた尿道は開きっぱなしで、早くも先走りを垂らしてしまった。
「んむっ……ぅぁっ」
立香に甘美な衝動が腰を突き抜ける。
「はぷっ……ん、ちゅ……っ、私の中に、ずぶずぶっ……深ッ、ぁは、ァァ……!」
息を吸うタイミングでずぶり。吐くタイミングでいったん止まってから、またずぶり。ゆっくりと、肉棒は膣肉に食まれ、沈んでいく。>>380
繰り返しキスをねだる唇に唇を重ねる、その都度、少しずつだが強張りが解けてゆく。ブリュンヒルデの瞳から涙の滴が消えたのを確認し、ようやく堪えていた肉欲をわずかばかり解放―――。
「ひぁ……っ!」
ちょうど息を吐いた彼女が気を抜いたタイミング。不意に下から突き上げられたブリュンヒルデは、のけ反りながら痙攣し、ギチギチと膣肉も締め上げた。
「うくっ!」
攻勢に出た側も、腰を引っ張りあげられるような感覚に煩悶。
「はぅ……っ、りっ……りつかぁ……っ」
拗ねた調子で????れれる。
なのに、その様子が愛らしく感じられて、嬉しくなってしまう。
唇をきつく結んで、腕の中。息を吐き整えて再度腰を落とし始めた彼女の銀髪を梳いては撫で、また梳かし込んで我慢する。
堪えるのは、痛みではなく快楽。ぬめり火照った膣肉にみっちりと締め上げられ、腰の芯に堆積する白濁のマグマを、今すぐにでも吐き出したい衝動に駆られていた。しきりに腰と脳天で響くその衝動を懸命に押し戻して、ひたすら女の腰が止まるのを待ち続け。
やがてようやくコツリと、肉の切っ先がしこりのような感触に行き当てる。
「あ……! ふぁ、あ……立香の、ものがっ……ぁっ」
「う、ん……僕の……ブリュンヒルデの一番奥に、当たってる……!」
肉棒の根に滴る、温かな蜜。陰毛を濡らす、ブリュンヒルデが情欲に駆られている何よりの証が、このまま動かずにいることを拒否される。
「ブリュンヒルデ……おぁっ」
「もう、大丈夫です、から……ご奉仕、します……ね」
腰を突き上げようとした瞬間。今度は逆に不意を突かれる形で胸板を押されてベッドに後頭部を沈められた。途端に、起き上がったブリュンヒルデの尻がドスン―――。
「おおぅっ……!」
腰を淫らにくねり動いて、肉棒への歓待を強化する。>>381
伸ばした両手を胸板につき、ベッドのスプリングを利用するようにギシ、ギシと。弾む腰と腰の谷間でいやらしい蜜の音が盛大に鳴り響く。
「ふ、ぁ……、く、ふ、ぅぅ……いかが、です……か、ぁっ……」
「いいよ、すごく……ブリュンヒルデと、だから……!」
ブリュンヒルデの尻が震えながら落ちてきて、グリグリと左右にくねるたび。牡肉はねじれ、擦れて、たっぷりの蜜をまぶされながら締めつけられて歓喜する。
「ブリュンヒルデ、も……一緒に、よくなろう?」
半ば迫り上がる白濁の予兆を振り払うように、もう半分はブリュンヒルデの甘美に溺れた表情をじっくり見たい、乱れたブリュンヒルデを愛でたい思いに駆られて、頭上で揺れる女の乳房に手を伸ばす。真下より持ち上げるようにすくい、やんわりと揉み立てれば。
「く、ふぁっ、あんっ……り、立香ぁっ、集中、できなくなってしま、ふぁあ!」
「無理、しなくていいから……」
甘い嬌声。乳首にそろりと指先が這っただけで漏れ出た声のリズムに合わせて、肉棒を食い締める膣肉の蠢動も強まっていく。一緒に昂ってゆけることが幸せなのだ。そう、伝えるように幾度となく腰を突き上げ。
ゆっくり、ゆっくり間隔を狭め、ペースを上げる。肉と肉を馴染ませるために時折掻き混ぜるような動きも加えつつ。
「ここは……どう?」
「ひぁっ! ……っ、ひ、響きますっ。ズン、ズン、おなかに届い、てぇ……」
初めて突き入った膣肉の、弱い部分。よりブリュンヒルデが感じる箇所を探して、小刻みに蠕動を続けた。
腰と乳房をそれぞれ支えて、ブリュンヒルデの動きを制限し、接合部の密着を強めた状態で、腰を大きく8の字を描くように回す。
「はぁ、ァ……っ! 中が全、部……立香でいっぱいに、なっ、てぇっ」>>382
キス、したい。喘ぐブリュンヒルデの、酔ったようにうっとりとして、恥じらいと歓喜を均等に含んだ顔。汗に濡れ、ほんのりと上気するきめ細かな柔肌。何かが匂い立つようだ。
手の内でふにふにと形を変える絖のように光る乳房の触り心地に、ツンと咲いた薄桃色の勃起乳首の硬い感触。収縮の間隔を狭め、ますます大量の蜜を溢れさせる膣肉の蠢きも含めて、すべてが愛しくてたまらない。
輝く眼、濡れた唇、薄紅の頬から頸へかけての曲線――――男を灼きつくす神秘と婬蕩の精がここに出現したかと思われた。
「ふぁ……っ!? や、あはぁっ……!」
思いの丈を伝えるため起き上がる。その拍子に深く、亀頭がたわむほどに子宮を突き上げた。
突かれた女は再び腕の中。過激な衝撃に痙攣しながら、舌を突き出し喘いでいた。
「ごめん……っ」
謝りつつも、腰はひとりでに上下左右に動き、ブリュンヒルデの中心部へと刺激を与え続けていた。小刻みなピストンでブリュンヒルデの肢体を揺すりたて、腰の回転により攪拌された愛液が、グチュグチュと猥雑な音色を響かせる。
向き合い、抱き合う対面座位の体勢に移行して、いっそう愛情は増幅された。腕の中に収まる女の熱が、たまらなく切なさを盛り立てた。
「ずっと、ずっと……この腕の中に、いたくなって……しまいますっ」
初めは快楽の度合いを測るように緩やかに、すぐに大胆さを増してくねり始めたブリュンヒルデの腰が、パンパンと小気味よい肉の音色を轟かせる。
「包まれてるだけで、愛しさが、あっ、あふれて……止まらなくなるっ、からぁ……!」>>383
柔らかな微笑みに、情欲の色が差し込んで、美玉のような顔はさらに美しくなる。それは天上のものであり、同時にまた地獄的な美しさであった。見る男すべての息を荒くし、血を沸き立たせ、脳髄までくらくらしてくるほどの超絶の妖艶さであった。
立香の素直な感情は肉の昂奮に直結し、収縮する膣壁を、膨張した肉幹が内側から押し拡げる。
「ふァ……!」
奥を突かれた女の腰が揺れ踊る。甘い嬌声がひっきりなしに漏れ出ていく。引き攣れる膣内の蠢きはより積極的に、牡肉を食い締めてきた。
「ぁふっ、うぁぁぁあぁんっ……っうぁ、あぁ……!っ」
抱き寄せた頬を撫でる。ぱらりと舞った銀髪をすくって梳かす。息を吸いながら歓喜に酔い痴れる腰を押し進めて、コリコリとした感触の子宮を味わい尽くすように執拗に突き上げ続ける。
「っ……またきつく……ブリュンヒルデ、これ、好きだよねっ……」
頬を撫でられたブリュンヒルデの表情がもっと、もっと―――とせがむように見つめている。引き寄せた胸板で女のふくらみを潰し、擦り立てながら律動を強める。
「っぁ、はぁ、ぅっ……温かい……っ」
「ブリュンヒルデだって、すごく……熱いくらいだよ……」
至近距離にあった鼻先同士が、軽くキスをした。荒ぶる吐息が絡んで混じる。触れ合う肌から伝わる熱意が、じっとり汗ばんだ熱気を生み、なおさら気だるい感覚と、それらを割いて有り余る痛烈な感激を与えてくれる。
「やふぁ! あっひ……!」
深く突き入ったまま。腰を回して膣肉をほぐしてゆく。添えた指で割れ目上部の突起を弾き、しきりに蜜を染み出せもした。
「いけ、ませんっ……そこ、感じすぎ……て、ぇっ、あふあぁぁぁっ!」
勃起したクリトリスがわずかに被っていた皮を剥いてしまう。剥き出した淫核を、ぶつける腰と指腹とで刺激し続け。
「君の痴態が見たいんだっ」
ささやきながら腰をぶつけ、限界いっぱいにまで膨れた亀頭で無防備な子宮口をこじ開ける。がっつくあまり少々乱暴になっている自覚はあった。
けれど同時に、腕の中の女がその乱雑な動きにかえって惹かれているように喘いでいることにも―――なによりきつい締めつけに晒される肉棒が硬度を増して突き上がる。>>384
「手……を」
差し出された手を、今しがたまでクリトリスを弄んでいた、その飛沫もぬぐわぬまま握り締めた。
心持ち迫り出したブリュンヒルデの腰を、押し返す勢いで腰を突き上げ、白磁色の下腹部が波打っているのを肌で感じて、肉棒を弾ませる。
「あっあぁ! っふぁあ! は、離さないでくだっ、さっぁあぁ~~~!」
健気な声と視線に呼応して、頭の芯まで火照りが回る。リズムを狂わせた腰が、早回ししたみたいにブリュンヒルデの腰に被さり、肉同士のぶつかる小気味よい音色を響かせて。
「嬉し……の……!」
求めてくれることが嬉しいと、途切れ途切れに伝わったブリュンヒルデの言葉に、歯止めが利かなくなってしまう。
「初めてだね―――ブリュンヒルデが、そう言ってくれたのは……!」
僕も嬉しい―――お返しとばかり耳元でささやいてやりながら、一際深く、重たい一撃を女の腰の奥に与えた。
「くぅうぅぅんんんっ!」
足掻く指先を絡めてきた彼女の思いを受け止めて、こちらからも強く握り返す。突かれるたび弛緩しながら痙攣する膣壁の状況をつぶさに感じ取る。
頭の芯に閃光が散り、絞られた肉柱の内を白濁の生命がせり上がる。
それを感じ取ったのか、密着する膣壁もビクリと跳ねて、一際狭まった肉洞内部に熱気と、蜜とが充満した。絡めた指に力がこもり、同時に押し出された腰と腰とがぶつかって、淫猥な粘濁音を轟かせる。>>385
「ん……っ、ぐ!」
急かすみたいに蠢き肉幹を扱き立てる膣壁に促されるまま。息をするのも忘れて腰を押しつけて――。
「イッ、ぁ!」
縦に大きく弾んだ女の尻を追いかけ、さらに前方上方へと肉の切っ先を突き立てた。うねる膣ヒダの感触に蕩けそうになりながら、幾度も繰り返す。グチュグチュと掻き混ぜる淫音を陶酔する脳裏に刻みつけ、亀頭で子宮口を刺激する。
「くぅ……ぅぅぅあぁあ!」
下腹部に力を入れて、膣ヒダの甘美に沈み込んだに肉の突端が、ドクリ。
「やっあ! ああぁぁぁぁぁっ! イッ……くぅああぁぁ――――っっ!」
一滴も残さぬ勢いで、熱と粘り気たっぷりの生命を、ブリュンヒルデの胎内に注ぎ入れた。活きのいい精に無防備な胎の底を叩かれて、ぶるりと大きくブリュンヒルデの全身が震える。
「ひぁ、ぁん……っ、まだ、中で、出てぇ……っ!」
押し寄せては引き、また大波のごとく押し寄せる絶頂の余波を、なるべく永らえさせるように、どちらからともなく腰を押しつけ合った。
「ひァ……! っは、ぁ、あぁ……中、たぷたぷ、い、いっぱいっ、にぃ……」
ひたすら感情と肉欲をぶつけ合い。身震いとともに最後の一滴を吐き出した。同時に抱きついてくるブリュンヒルデの胸に包まれて、その谷間で、じっとり浮いた汗と乱れた心拍とを受け止め、心からの幸福に浸る。
◇◆◇
「お背中でかゆいところなどはございませんか」
「んー。大丈夫」
事後。一緒に入ろうと強引に誘った浴室で、ブリュンヒルデに背中を流してもらいながら、気分の高揚を押させていた。鼻歌を歌いたい気分だ。>>386
「少し、また……逞しくなられましたか」
「そうかい? それならば、レオニダスのおかげだな」
ツツ、と背筋をなぞったブリュンヒルデの指先がくすぐったく、笑いを堪える。
「ふー……ありがとう、ブリュンヒルデ。もういいよ」
手狭な室内で全裸の身を寄せ合えば、幸せな想いに満たされる。
「まだ前のほうが洗い終わっておりませんが……」
「いや流石にこっちは自分でやるよ」
つい先刻まで裸で愛し合っていたのだから、とも思うが、あれは雰囲気の賜物であってのこと。やはり恥ずかしいものは恥ずかしい。
「……私の恥ずかしいところはまじまじと見たのに、ですか」
「……あー」
痛いところを突かれ怯んだ際に、伸びて来た彼女の手が、股間に迫る。
「あ、ちょっと……大胆だな」
シャンプーを絡めた指先はニュルニュルと滑りよく、肉幹を刺激する。
「皮の中も、清潔にいたしせんと」
ブリュンヒルデの指の一本一本が軟体動物であるかのように蠕動し、ペニスを優しく愛撫する。
「勃っちゃうって。ぅあっ……」
流石に散々出し尽くした肉幹は半勃起程度で済んだものの、皮の内部に指を突っ込まれ、剥き出しの幹から玉袋、尿道口に至るまで隅々。丹念かつ懇切丁寧に擦られ、洗われてしまった。
だいたい、人に身体を掻いてもらうのは、ただでさえ気持ちのいいものだ。それが、湯気に蒸された肉体を、若い女の優しい爪と指で撫でるように隈なく清めてもらうのだから、その快適さたるや名状し難いものがる。>>387
「意外といいものだったな。また今度頼むよ」
「ありがとうございます。さ、お身体が冷めぬうちに湯船へどうぞ」
視線の先に、ちょうど湯船を跨いだブリュンヒルデの、雪花石膏の彫刻のような、美尻が揺れ躍る。チラと覗く無毛の割れ目にまで目を凝らしたりなどして。
つい先程まで、そこに肉槍を挿入して、乱れさせたと感慨に耽る。目を閉じれば、まざまざとブリュンヒルデの艶姿を思い出せそうだ。
「……立香?」
「ん? いやいや、なんでもない」
ぱたぱたと手を振り、立香の股間の物が勇壮に屹立していることを隠すこともせず、湯船へと身を浸す。
「やっぱり……ふたり一緒ですと、少々狭く感じてしまいますね」
「大きめの風呂に入りたければ共同区画のほうを使うしかないな。あそこじゃこうして混浴はできないけどさ」
共同区画の風呂場は当然ながら男女別だし、利用時間が限られている。あそこは職員か英霊、誰かが必ず利用している。
「手狭でも、こうして身体を寄せ合うならこの狭い湯船のほうがいいよ」
若く美しい女の脂のコッテリはいった風呂というのはえもいわれぬ肌ざわりとなる。いつだったかギルガメッシュに教えられたことが事実であると、美女と同じ風呂に入るたびに実感する立香。
(これは温泉水なめらかにして凝脂を洗う―――ってやつかね。ブリュンヒルデは楊貴妃のような美女だし)
ブリュンヒルデの吐息がかかる、甘酸っぱい匂いが立香の鼻孔を包む。
はにかむブリュンヒルデの唇に、たまらずキスをした。
「んっ。ふぁ……ちゅっ……のぼせてしまい、んッ、まふ、ぅ……っちゅ」
ひとりでは困難な道も、彼女らとなら乗り越えられる。
そう信じて、寄り添い生きてゆく。
いつまでも果てることない日々を慈しむかのように、口づけはその後も数分間。延々と続いた―――。>>388
以上です、お目汚し失礼いたしました。
前回の続きとして書きました。ブリュンヒルデの怒濤の連撃は堪りませんね。なんとなくブリュンヒルデはパイパンなイメージなので下は勝手に毛無にしました。神代のヘラクレスがノーパンなら彼女もノーパンかなと思い下着なしと勝手に書いてしまいました。
意見感想がありましたらお聞かせいただければ幸いです。毎度毎度素晴らしい描写だと思いました
彼女はヴォルスンガ・サガでもシグルドと貪り合うように交じり合ったようで枯れるまで励んでいたんでしょうね
絶頂で漏らしてしまうのもそっち系嗜好にはたまりませんね
まるでマーキングしているかのようだ(時にはテイスティングしていたり・・・
これで生えてないというのですから尚更卑猥というか
その内剃毛(処理?)の描写などをやっていただけると、もう思い残す事は無くなっていけそうな気がします・・・・・・(モチロンリクエストナンカジャナイデスヨ;;>>391
ありがとうございますありがとうございます(五体投地
ぶっちゃけ精液風呂はニッチだと思ってました……
こう包まれる感覚って良いと思うんですマルタさんかメディアさんはどうじゃろ?
剃毛シチュが合うキャラですかぁ。
マルタさんとかいいと思います!
あまり関係ないですが、聖人たるマルタさんはあまり直接な挿入シチュよりは、飲尿プレイとか、フ〇ラみたいなのがいいかななんて思うのですが、如何か。個人的にはメディアにグッと来てたけど、剃毛プレイでマルタは人気ですね。
例えばですが、剃るのではなく抜くのはとまうです?立香くんが陰毛を一本一本抜いていく。女性は甘い痛みと疼きが癖になり名状しがたい快適さに悶える、というのは。
あとみなさんがイメージする下が剛毛そうな女性英霊って誰です?個人的には武蔵とかアタランテは結構なものをお持ちそうなんですが。どっちがエロいかは人それぞれかもですが、自分ならおしもは抜くより剃る方がエロくてイイと思う。
泡をつけるブラシにさえ感じてしまってトロトロに濡れてくる…とか。>>400
お願いします!>>400
ごめんねー、多少の手直し等でもう少し時間下さい。>>400
ぷりーず!(待ってます!)>>404
では投下していきます。
ズガンッ!!
黒化した溶岩色の足が回転し、一撃の元に手持ちの最後のサーヴァントが力尽き、座に戻された。
「立香ちゃんっ!サーヴァントが尽きた!今のキミは無防備だ!一度ポイントまで引いて体勢を立て直すんだ!」
投影されたドクターロマンが、必死の表情で立香に訴える。
言われるまでもなく、立香は眼前の敵から命の危機を肌で感じている。立香は今更ながらに戦力不足を後悔した。
「~~♪」
サーヴァントを倒した敵――イフリータと対峙していると、イフリータは戦闘開始から変わらず、そう、変わらずこちらを見つめながら、楽しげな笑みを浮かべている。
炎の化身たる精霊の考えることはよくわからないが、どうやら素直に逃してくれる気はないようだ。>>405
ここは主のいない城の玉座の間。ちょうど立香の真後ろに出口が存在する。
なんとかして、逃げる隙を窺わなければ。
「~♪」
イフリータが手を振るう。立香にはそれが敵の真下から炎柱を発生させる攻撃の予備動作であるとを、この攻撃によってサーヴァントを一体消滅させられたことから理解していた。
「ッ、」
隙があるとすればここしか無い。
立香は今着ているカルデアの魔術礼装の力を使う。
緊急回避―本来はサーヴァントを援護するために付与する。
時間が鈍化し、知覚できる時間が2倍にまで膨れ上がる。
本来人間には不可能な反応速度で、立香は地面から湧き上がる炎の回避に成功する。
「!」
攻撃を回避されたイフリータは、その事実に驚いている。
今がチャンス――――!!>>406
「ッ!」
本来サーヴァントに使うべき礼装の力を自分に使ったためか、体のあちこちが痛むも、今はそんなことを気にしている場合ではない。
立香は脇目も振らず、出口に向かって一目散に駆け出す。
扉までは30メートルと言った所。
何とかしてあの扉まで走り抜けなければ。
残り20メートル。まだイフリータが行動に移っていない事を祈る。
10メートル。イフリータの足が早くないことを祈って。
残り5メートル。
大丈夫だ。抜けられる―――!
そう思った矢先。
ズシンッ!
残り3メートルまで扉に迫った所で、高温の熱気を放つ存在に両肩を掴まれる。
諦めきれずに手を伸ばす立香だが、届くはずもなく、視線は体ごと無理矢理後ろに回される。>>407
「~~~♪」
振り向いた視線の先には、上機嫌そうに満面の笑みを浮かべた炎の化身がいた。
目の前の超常の存在の放つ気配に、立香は恐怖の表情を隠しきれず、ヒッと短く声が漏れる。
「~♪」
イフリータはそんな立香を意に介さずに、立香を無理矢理押し倒す。
一体何をしようというのか。立香にはいつ自分が殺されるのかという恐怖しか頭には無い。
「~♪」
次にイフリータは、押し倒した立香の両腿に自分の足を突き刺した。
「ッ!、痛ゥ・・・・ッ!」
鋭く尖った足は、容易く立香の柔らかな肉を貫通し、地面に固定した。
「~♪」
イフリータの言葉を解すことは出来ない。
―これでもう逃げられないね?
かろうじて、笑みから伺える意志は、その程度だった。
そして、イフリータが次にしたことは。>>408
ビリイィッ!!
「ッ!!!」
イフリータは幾人ものサーヴァントを屠った手で、立香のボディラインに沿って、真ん中から彼女の服を裂いたのだ。
防御力の無いカルデアの白い魔術礼装は、衣服としての機能を失い、その内側の可愛げなブラまで断たれ、彼女の肌白い乳房までもが外界に露出した。
立香は超常の存在の行動を理解できずに、目の前の光景にイヤイヤと首を振るばかりだ。
イフリータはやはり立香のことなど頭に無いかのように、次の行動に移る。
「~♪ッ、・・・・・♪」
くちゅりと。
痛みと恐怖で顔の歪んだ立香の目に飛び込んできたのは、自分に足を突き刺したまま自慰を始めるイフリータの姿だった。
何故?どうして?
痛みで思考力が低下したからか、それとも初めから精霊のすることなど、矮小な人間如きに出来るはずもないのか。
立香は目の前の非現実的な光景を、判断する力を失いつつあった。>>409
「・・・・ッ♪・・・ッ、♪」
立香は恐怖もだんだんと薄れ、虚ろな眼でイフリータを見る。
人間で言えば、10代前後の幼女のような体つきで、小ぶりだが乳首のない胸を必死に手でこねくり回し、反対の手で、股間を弄っている。
まるで自分に沸き立つ熱を抑えられないかのような、発情した雌のような笑みを浮かべながら。
何故こんなことをするのか―、立香はぼうっと考えるが、それよりも、この必死に人間の真似事をする童女が魅力的に思えてきて―。
「―ッ、フ、ヒゥ」
立香もまた、目の前の敵に倣って、自分の体を弄る。
貫通された腿や、服を裂かれた際の浅い切り傷が、立香の体の本能的な命の危機を知らせ、立香の性的興奮を嫌が応にも高めた。
「ッ、あ、はぁ、はぁ、あぅ、ゃ―。」
「~♪・・・♪・・・・♪♪」
一人と一体は、しばらくの間、誰に見せるでもなく、自身の体を時に優しく、時に強く、体温の昂ぶりの赴くがまま、自らの体を弄る。
「ぁぅ、ん―、あぁ、あぁあ」
しっかりと固定された両腿のせいで、立香は腰を浮かすことも出来ないもどかしさに襲われるが、その拘束されているという事実が、逆に立香の鼓動を早め、自分の心臓を抑えるように立香は胸をさわさわと撫で回す。
「ッ―、フー、ハァー、あん、」
そのまま興奮を表すように、直立し尖った乳首を乱雑に弄り、時折指で爪弾く。>>410
「~♪ッ、―♡」
イフリータも拘束に使用した両足を動かせないまま、その開いた股間を立香に見せつけるように秘部を指で突いている。
「―は、や、やぁぁ♡」
立香もスカートをめくり上げ、タイツと下着を無理矢理下げ、イフリータに見せるように秘部を晒した。
外気に触れた秘部は、今まで溜まっていた熱を出すかのようにモワモワとした香りを上げ、愛液でいやらしい光沢を見せている。
「ッ、――――。」
イフリータの動きが一瞬だけ止り、自身の股間をまじまじと見る。イフリータの体は、人間と同じように愛を営むようには出来ていないのだ。
「ああん、っ、あっあっあ、ふぁぁん♡」
それを知らないまま、立香はもはや形振り構わず、自分を弄る指の速度が増していき、やがて―>>411
「―――――ッ!!!」
昂ぶりは絶頂を迎え、ドロリとした愛液がとめどなく局部から溢れ出していく。
達した立香は、今更のように大理石の冷たさを感じた。太ももを穿った穴からも流れ出る血液が、立香の体温を奪っていく。
「―――?」
キョトンとした表情で、みるみるうちに色を失っていく立香を見つめるイフリータ。
「―――♪」
一瞬だけ首を傾げてから、体温が奪われ、動けなくなっていることを理解し、イフリータは立香にニッコリと微笑んだ。
イフリータはゆっくりと屈み、立香の頬を包むように持った。
「ッ―、ァ」
命の灯火が消えかけ、その双眸も虚空を見るように移ろう立香は、イフリータの行動を見ただけで、もはや何の抵抗も示さない。>>397
スカサハと槍オルタは特に我がカルデアでも嫁と愛するお気に入りで、そんな彼女らを立香のハーレムの嫁として話を作るのは、彼女をメインにした話をたくさん書きたい私にとっても嬉しいのでどんと来いですよ!
むしろ、今後ともスカサハや槍オルタの見て見たいシチュエーションややったら似合いそうなことを教えていただければ、私としても識見が広がるので大変ありがたいです!
>>399
槍王ですか、彼女は残念ながら所持していないのでキャラの把握がいまいち出来てないんですよね。槍オルタはいるんですが……だいぶキャラが違うみたいですね。
>>415
立香ちゃんがイフリータに身体を乗っ取られるかと思ってドキドキしました。終始人語を使わないイフリータの不気味さが怪物って感じがして良かったですよ~>>419
いえいえ、お気になさらないでください。私もここ最近じゃスカサハと槍オルタの話が思いつかなかったので新鮮な刺激を得られました。楽しい話を作れるように頑張ります!ああ、皆さんの力作を見ますと、己が如何に経験不足かを実感しますね・・・。
作品を書かれる諸兄らは、どこから知識を得ているのでしょうか?差し支えなければ、教えていただけると、ありがたいです。>>422
チラっと調べたらACFAじゃないですかぁぁぁ!!
何故俺のプレイしたACシリーズが分かった!?
ああ、懐かしい名前が見える・・・。ACFAの頃のRAVENWOODは非常に考察やらSS投稿で賑わっておいででした・・・。
大変長い作品のようなので、じっくり読んでみます!>>424
皆様お待ちかねですよありがとうございます。
まだどれも漠然としかアイデアがあるだけで、具現化出来ていないんでまとめられたら書きたいと思います。藤丸立香が静謐のハサンの部屋に招き入れられたのは、夜の二一時過ぎ頃であった。
「お待ちしておりました。……私のためにお時間を頂いてありがとうございます」
そう言って、ハサンは深くお辞儀をする。
見るからにあどけなく、ういういしく、可憐な顔立ちをしている美女だ。
瑞々しくしなやかな肢体。外見年齢は十代の後半ぐらい。褐色の肌を覆う黒衣は体にぴったりと張り付いており、均等の取れた肉体のラインをありありと見せている。
「いや、いいよ。別に僕の部屋でも良かったんだよ?」
「それは、いけません……、私の毒がマスターのベッドに残ったら、スカサハさんや他の女性を殺してしまうかもしれません。死ななくても害があるかもしれません……」
成る程と、立香は思う。彼女が神経質になるのも当然か。
彼女の爪、肌、体液、吐息さえも毒性を含んでおり、猛毒の塊と言える肉体が宝具と化している。そして彼女が非常に気にしているのは自分ではその毒性が制御不能であるからだ。
その毒性は強靭な幻想種ですら殺しうるほどで、人間の魔術師であればどれほどの護符や魔術があろうと接吻だけで死亡し、英霊であっても毒物耐性を持つか規格外な存在でもなければ二度も接吻を受ければ同じ末路になる。直接の接触が無い場合でも汗を揮発させ吸収させることで、肉体・精神機能を緩慢に失わせ、最終的に死に至らしめる。
そしてその毒を活かす最大の武器が、彼女の美貌である。仮に彼女の恐るべき毒を知っていたとしても、死をもってしても一度彼女と交わりたいという欲望をかきたてるものが、たしかに静謐のハサンにあったのだ。華麗な食中花に引き寄せられた虫のように。
いや、例を虫にたとえるまでもない。人はこれを嗤うことはできない。この世のあらうる女が、青春のいっとき別人のように爛漫と匂いだして、この世のすべての男が、盲目的にその魔力の虜となるのではないか。結婚というものが、これと大同小異の神の摂理によるものではないか。>>427
そんな彼女にとって立香は貴重な存在であった。立香は彼女の毒に強い耐性があり接吻をされて死なず、粘膜接触の数倍の濃度を持つ毒が入った彼女の手作りチョコを食べても平気であった。
ハサンと同じく立香と契約しているキャスターのパラケルススはこれには興味を持っていた。
白色のローブを纏った、女性と見紛いかねない長髪の美青年は立香を調べて彼に言ったことがある。
「マシュがあの状態であるにも関わらず、毒物耐性が未だに健在なところ見ると、ギャラハッドの加護による恩恵ではなく、マスターの生来的な気質によるものである可能性が高いかもしれません」
かつてカルデアの医療部門のトップであり、カルデアの暫定的なまとめ役であった青年の推量を否定するものだった。だが結局のところ、どちらが正しかったのか、未だに結論が出ていないことなのだ。
またパラケルススはこうも言った。
「お気を付けください、マスター。静謐の毒、特異点での毒霧などは貴方には効きませんでしたが、呪的な毒でないものにまで、耐性が有効かはわかりません」
「つまり、スズメバチやフグの毒は僕にも効くかもしれないってことか?」
「はい。通常の、自然界にあるような毒にまで有効かはまだわからないのです。こればかりは、実験しなければわかりませんからね」
パラケルススはそう言って微苦笑を浮かべた。
思惟の海から意識を引き上げた立香は、沈黙する主に戸惑っているハサンを見る。
その姿は伝説に残る暗殺者ではなく、恋する乙女そのものだ。立香は優しく微笑む。>>428
「それじゃ、そろそろ寝ようか」
「ぁ……っ」
手を引かれるがまま彼女はベッドへと倒れ込み。
「お疲れなのでは……ありませんか」
上目遣いに尋ねてくる。そのまなざしがたまらなく男の情を刺激することに、はたしてハサン自身は気付いているのだろうか。
「ハサンと一緒にいて、それはないよ」
触れたものの命を奪う女の手の甲を、慈しむように撫でさする。
撫でられた当人は夢見るようになすがまま。
「そのようなことを言っていただいて……し、幸せ過ぎて怖いです……ふあっ……ぁ、やんっ……」
「こうすることで英気を養えてる、って見てくれないかな。僕も、ここに来るまで自分がここまで自分が女好きだと思わなかったよ」
壊れ物を扱うように大切にハサンを抱えて、ベッドへと腰掛けた。その腰の上に引き寄せた彼女を乗せ、後ろから抱き着いてぬくもりと柔らかさを堪能する。これだけでももう既に、今日の疲れなど霧散してしまったも同然だ。
「……マスター」
呟く彼女の瞳も既に濡れ始めていることに気づき、否応ない昂奮で身も心も躍る。真上に乗る尻の熱と重みに微睡ながら膨張する股間の滾りに、そろりとハサンの指先が忍び寄り。
「手で……いたしますね」
名残惜しげに尻を振り。ズボンの奥のふくらみを刺激するだけしておいてそそくさと降りて、股間に抱きつくように中腰の身を寄せてくる。
「ん……っ」
右手で器用にズボンの前をくつろげて肉棒を探し出し、左手で自らの胸元を露わにする。没頭する彼女の伏し目がちな表情にすら、呼応した肉の幹が猛々しく脈打つ。
「たくさん、溜めておられるのですね……」>>429
「ハサンにしてもらえるって思ったら……自分でなんて、する気になれないよ……」
すべやかな指先が這うように剥き出しの幹に巻きつき、目と目の合図で持ち上げた腰からズボンとトランクスがひと息に引き下ろされる。
「失礼、いたします……」
あるじの告白に頬を赤らめて俯きがちに、前へもたれた女の温かみが肉幹にのしかかってきた。
(ハサンの、おっぱい……!)
幾度触れても、指が沈むほどに柔らかで、きめ細やかな心地に耽溺させられる。それも、手よりずっと鋭敏な生殖器でじかに触れ合っているのだ。谷間に挟み込むがごとく押しついてくる乳肉。その温みに身体の底から染み出てきた疲労が溶け出し、抜けていく。目が眩むほどの甘いひととき。
「ハサン……」
いつしか、知らず知らずのうちに前屈みになって、女の黒髪を撫でていた。
「ぁ……っ。ぬめりを……足させていただきまふ……れ、ちゅぅっ」
目を細めてうっとりとする表情が愛らしくて、頬にかかる髪束を梳き、うなじをさすっては毛先を絡め取る。
応じるようにハサンは頭を振って、勃起をまるで横笛でも吹くかのように咥えて、たっぷりの唾液を淫靡な音とともにまぶし始めた。
「ぅお……っ、くぅ」
腰から下にぴったりと、隙間なく寄り添ってくれている彼女の心音。昂奮が、手に取るように伝わる。ねずるように幹に唾液をまぶすハサンのぎこちない所作だが、立香を気持ちよくしたいという健気な気持ちが伝わってくる。愛しさにまみれた心根まで蕩かすように、丁寧な舌使いは続き、カリの裏をなぞられるたびに、腰が歓喜に弾んだ。
「ここ……れふ、ね……ぢぅ、ちぅぅぅぅ」
びくんっ――――!
「っは、ぁっ……そ、こっ。弱いって察し……たか……っ」
裏スジを指でなぞられながら、絡んだよだれをクチュクチュよ掻き混ぜるみたいに上下、左右へと扱かれる。同時にカリを強く吸い立てられて、まぶた裏で白熱が爆ぜるほどの強烈な悦びに支配された。>>430
愛情に愛情で応じるため。ぐっ、と心持ち力を込めて、のしかかるハサンの重みをより引き寄せる。押しつけられてたぷんとたわむ乳肉が、潰れて腋にこぼれたのを見計らい、そろりと指の腹でひとなで。
「んふんぁんっ! ま、まふたぁっ……」
奉仕に集中できません。そう目で訴える彼女に微笑んで、
「ごめん」
健気なサーヴァントが、口なり胸なりで奉仕することを望んでいると察していたから、本当は、一緒に気持ちよくなりたい。その気持ちを押し包んで、完全にハサンに身を任せることに決める。
「ん、んんぅっ……ちゅぷぁっ……。っふ、ぁ……私にご奉仕、させて……んっ、ください……」
「あぁ。って……んぷぅっ!?」
亀頭に吸いつきそのまま引き抜く勢いで口を離したハサン。引っ張られた亀頭が彼女の唇との間で唾液の糸を引き、甘美に震える。その間隙を突く形で身を起こした彼女の胸に、抗う暇もなく顔面を包まれてしまった。
「まずは、マスターの疲労を癒してさしあげなくては……は、ぁ、ぁんっ」
本当に、どこまでも献身的で健気な人だ。
頬辺りに触れたハサンの乳首は硬くしこっていて―――望まれるままに振り向き、吸いついて、嘗めしゃぶる。
「れる、るっ……んっ、んぢゅ……ッ、ぢゅぱっ、ぁっ」
「ひゃぅ! んッんんッ……ジンジン、マスターの鼓動が、……つ、たわってぇぇ……」
中腰となったハサンの手の内でドクドクと、今にも爆ぜそうな勢いの肉棒が脈動する。
(ハサンだって……僕の舌でコリコリに尖ってく乳首の、ずっと奥。ドクン、ドクンって高鳴ってる……)>>431
互いに昂奮度合い。感じる部位も、確かめ合うように絡め合う。触れ合う悦びを知っているからこそより深く浸り、いっそう強くつながりを求めて、肌を、舌を、指を重ね続ける。
「ン……ここ、も……」
「え? ……うぁッッ!?」
竿の根元に絡んでいたハサンの左手が下方向にずれ、玉袋の中の睾丸を転がすように軽くもみ立てた。
不意を突かれたこともあって、急所をつかまえれた途端に情けない声を吐き出してしまう。
絡みつくハサンの指は細くしなやかで、器用に指の腹を使って睾丸と、玉袋の中央に走るスジを同時に刺激し始めた。
「は、ァ……っ、んッ……マスター、ぁっ……気持ち、いい……ですか」
「よくない……わけない、だろ……? ハサンの指で、も、もぉ僕はぁっ」
出してしまいそうだ、などとわざわざ口にするまでもなく、牡幹の脈の激しさがすべてを物語っていた。
「そう……ですか」
短い言葉の中にたっぷりの喜びと悦び、愛情を含ませて、うっとりとした声音のハサンが手の上下運動を加速させる。
(ハサンの胸も、どんどん熱く、火照って、きてっ……)
谷間に抱かれるようにうずめた頬に伝わる温みはただひたすらに心地よい。
腰元から突き抜ける歓喜に侵され、幾度も半透明の先走り汁をハサンの指に噴きつけては、くぐもった声でハサンの乳肌を震わせた。
「もご……っ、はぁ、はぁはぁっ……」
徐々にハサンの乳首を吸う余裕すら失われ、ただただ股間から甘美に没頭する事態に追い込まれてゆく。
(頭が……ぼぉっと、す、る……)
なにも考えず脱力した身に走る甘美の衝動に任せて腰を揺する。射精の峻烈な衝動が腰の根元をせっついている。そのもどかしさと喜悦に溺れながら、どうにか頭を上方へスライドさせて、胸の谷間から抜け出した。
爆ぜかけの意識を搔き集めて、互いの息を噴きかかるほど間近で覗き込むハサンの顔に微笑みかける。>>432
「はぷ、ぅっ、ん……ちゅ、ちゅ、んふぅ、んんっ……」
自然と、どちらからともなく触れあった唇同士が押し合うようにつながって。すぐに割り入った舌と舌とが唾液を交えてピチャピチャと絡み合う。情熱をたっぷり溶かし込んだ唾液をねっとりと爛れた熱をも含有し、胃に染み渡させれば、カッと腹底から燃え盛る。
「っぷぁ……は、あ……ひぁっ、あっ! あぁぁ……」
口を離した直後。感極まった様子で身震いした。そのハサンの姿に見惚れて、指に包まれた肉棒もドクリ―――雄々しい鼓動を響かせ、なお濃密な先走りを噴き上げる。
扱きながら巻きつくハサンの五指は強弱、緩急を巧みに使い分け、カリ首や傘裏をピンポイントで摩擦しては喜悦を絞り出してくれた。
「も、もぅ……あぁ、申しわけ……んんぅっ!」
「は、ハサン……?」
目前で急に甲高い声を上げ、全身を強張らせたハサンの身に何が起きたのか―――目で確かめるよりも先に、耳に淫靡な音色が飛ん込んでくる。
「はぁ、ぁっ、は、はしたない真似をしてしまい、申し……ふぁっあぁ!」
(ハサン。自分で……?)
疑問を肯定するように、ハサンの声は淫らな粘濁音と同調して弾み、耳朶をくすぐった。
ハサンの身体もまた、一緒に気持ちよくなることを欲しているのだと―――そう思うと、嬉しさで胸が裂けそうになる。
「いいんだ。ハサン。もっと……もっと僕の可愛い声を聞かせて……!」
手淫の音色に、扱かれた肉棒のカウパーが描き混ざる音色。ふたつの淫音が混濁し、お互いの肌が、唇が放熱する。おかげで見る間に寝室は汗がにじむほどの熱気に蝕まれていった。
「はい……っ、マスターの、お望みのままにっ……んふぁっあぁぁ……~!」
嬌声のボリュームが上がるのと同時に、勃起に巻きつく細指の動きも活発に、目に見えて複雑なものに変わる。筒に見立てた掌で傘を覆い、折り曲げた中指で尿道口をほじるように責め立て。>>433
「あ、っ! く……っ、ハサン……!」
腰の根元で堆積する欲熱がひと息に幹の中ほどにまで雪崩れ込み、爆ぜ散りそうな勢いそのままに先端めがけ迫り出していった。今にも破裂しそうなほど膨張し脈打つ幹からの、痛苦にも等しい苛烈な衝動に煽られ、息をするのも忘れて咽び、煩悶する。
「お出しになるの……ですね……あ、っ、ぁ……」
輪になぞらえた親指と人差し指。その指腹でしきりにカリ裏を刺激しながら、ハサンが感極まった声で懇願する。揺れる腰の向こうで奏でられる淫音も際限知らずに高まって、じかにその部分を見られないことで、よけいに妄想を駆り立て、飢餓感を煽ってくれた。
「ふ、うぁ、ぁんっ、ひ、ァ……! はぁ、は、ぁぁ……はしたない私を、お嫌いに」
「ッッ……なったりしない。するもんか!」
双方喘ぎ咽びの質疑応答。感情同士がぶつかって混ざり合う。
競って相手にもたれるように身を寄せ、密着度を高めた状態での、キス。
「んむっ……ちゅ……」
「はふ……ちゅ、ぷぁっ……れちゅ、ぢゅ、ぷふぁっ、ぴちゃっ、はぷッ……ぢぢゅりゅりゅりゅぅぅぅぅッ!」
中腰のハサンのほうがじきに体勢が辛くなって、柔らかな乳丘を押し潰さんばかりに抱きついてくる。膝を曲げつつもほとんど立ったまま抱き着いているような状態で、なお女は唇を求めて舌を突き出してきた。
そんな彼女の吐息と、股下が奏でる淫靡なメロディーとに踊らされ、手の内に包まれた勃起も意図せず上下に弾み、摩擦を強める。
「っく、は……ッッ~~~!」
もっと、今すぐに彼女のそこかしこに触れたいのに、許されない切なさ。さらには連なり続ける愛しさも相まって、胸が詰まり。つかえた熱を吐息ごと吐き出しながら、切り揃えられた爪先で軽く掻かれた尿道口からの、芯まで蕩けるような衝撃に身を焼かれた。>>434
「はふ……っ、ン……! あ、あぁ……マスターのお顔、見てるだけ……でぇっ。こんなにも溢れてしまって、ます、っぅぅ……!」
黒装束の奥。そして掌に覆われた肉傘の中心で、グチグチと掻き混ぜざる。ふたつの淫音がぴたり被さって二重奏を奏でるたび。まるで感覚まで共有し合ったかのように、ハサンの腰と肉棒とがユニゾンし、小刻みな痙攣に見舞われる。
「僕だって……早く、早くハサンの……直接見たい、……っ、見たいよ!」
まぶた裏はもはや白一色。白熱に浸されて、まともにハサンの表情すらうかがえない。
(今すぐキスしたい、のに―――もっと、もっと愛し合いたいのに―――)
頭の中で、繰り返し繰り返し歓喜の鼓動がこだまする。その都度意識が寸断され、すぐさまハサンの指のもたらす摩擦熱で引き戻されて―――また跳んだ。
「我慢……なさらずに、どうか。どうか、このまま……っ」
それはこっちの台詞だ、なんて強がる余裕すらなくして、ただ、ただ、熱く火照る吐息と鼓動とを放散し、なすがまま腰を揺すって衝動を受け入れ―――。
「やぁ、はっ……あぁ……っくぅぅぅっ……!」
ひと際激しく蜜を掻き混ぜる音色が轟いて、それを裂く上すった叫びが室内を満たした。その、タイミングを見計らったかのように。>>435
出るッッ―――白熱に浸った脳髄が警鐘とも、悦びともつかぬ感情を四肢末端にまで行き渡らせた。
「ぐっ……おおぁぁぁぁ……っ!」
狭くなった指の輪に絞り出され、噴き出た白濁の奔流がハサンの掌にぶち当たり。勢いそのままに指間からこぼれて床を、シーツを、お互いの衣服を濡らしていく。
「ひゃ……! ふぁ、あああぁっ、ま、ますたああっぁぁっ……!」
ビクビクと、ハサンの身体が小刻みに揺れ、なびく黒髪が甘い香りをあたりに放った。歓喜の声の合間合間に、水っぽい物が噴き漏れる音が耳に届く。
(ハサンもイッてる……んだ……!)
生唾を飲むよりも早く、滾り狂った腰の芯から生成されたての白濁が噴き漏れた。脊髄を経て脳天まで貫き通した歓喜の衝動に突き動かされて、延々射精に興じる。
「くぅっ……ぁぁぁっ!」
反射的に突き上げた亀頭がハサンの掌を抉る形で押し潰れ、また濃密な粘濁音をぶちまけた。
「ふぁ! あ、あっ……! こんなにっ、溜めて……っ、んっぢゅるっぢゅづるるるっ」
ヌルリと絡む指が肉棒から離れていく寂しさを覚える前に。指に粘りついた白濁をためらうことなく啜り、嚥下するハサンの表情。悦び微睡んだその瞳に魅入られて、また。
「はぁッ、はぁはッあァァァ……ハサン……っ」
「んっ、くちゅっ……ふぁ、ぁっ、はい……はい……っ」
絶頂の大波が引いては返し、また引いて、徐々に収まっていくのに任せ。胸の奥でまだ燃え盛る官能の火を、捧げる相手をじっと見つめ、意思の疎通を確認する。
いつものこと。そう、一度の射精で萎えぬのも、いつも通りと―――思えるほどに何度も肌を重ねてきたのだと―――悦び跳ねた心根を伝えるように、再度。熱い飛沫を携えた肉の鼓動が響き渡った―――。槍トリアとショタ士郎のおねショタ話
「ただいま~」
がらがらと、間の抜けた子供の声と共に戸が開けられた。時刻は夕方。遊び疲れ、温かな御飯の待つ家に子供が帰る時間だ。だがそれは一般的な子供の話。この男の子は、少しそこいらの腕白小僧とは違う。手には野菜やらお肉やらの食材が入った商店街の袋が二つ。大人なら一つで事足りる量だが、商店街のオジさんオバさんが気を利かせたのだろう。丁度良い重さになるよう分けられている。
靴を脱ぎ、台所に食材を仕舞うために廊下を歩く。いい買い物が出来たぞ、と少年は上機嫌だった。
「ピーマンおまけしてもらったから、今晩はチンジャオロースにしようかな。ここんとこ和食ばっかだったし。」
そう何を隠そうこの少年、小学生にして自炊をしているのだ。
少年の名前は衛宮士郎。ある事情により、この武家屋敷に一人で暮らして「いた」。そう、いただ。今はこの広い屋敷で、もう一人暮らしている。ではその同居人は何処にいるのか。
「ランサー?ランサー~?ん~どこに行ったんだろう……。……あ、もしかして」
士郎が向かったのは、屋敷に隣接して建てられた道場。引き戸を開け中を覗くと、お目当ての探し人の姿があった。
窓から夕陽が射し込み、朱色に染まった道場の真ん中で正座する異国の女性。すらりとしたモデルのようなスタイル、絹のような細く美しい金髪、涼やかな泉を思わせる雰囲気を纏った妙齢の美女。
彼女の名前はランサー。もちろん本名ではない。本当の名前は別にあるが、今はある事情で不用意に名を呼べない為、便宜上そう呼んでいる。>>438
「あ………………」
彼女の瞑想する姿を眼にし口を開けて陶然とする士郎。無理もないだろう。これほどの美人はテレビでも滅多にお目にかかれない。ちょっと町に繰り出せば、次から次へと男が言い寄って来るだろう。もっとも、そんな浮わついた輩を彼女は一蹴するだろうが。
見蕩れ、立ち尽くしたまま三十秒程。とうに士郎の存在に気が付いていたランサーは目を瞑ったまま口を開く。
「そんな所に立ったまま、如何しました、シロウ?」
銀を叩いて鳴らしたような、綺麗な澄んだ声に、士郎は一気に現実に引き戻された。既に何度か目にした光景なのに未だに慣れない。気恥ずかしさを隠すように、帰宅の言葉を述べる。
「あ、えっと……ただいま、ランサー」
「はい。おかえりなさい、シロウ」
ありふれた会話。しかしそれは、士郎にとってはとても温かな事であった。家に帰りを待つ人がいる。それがどれほど幸福な事なのか、士郎は身をもって知っているのだから。>>439
2週間前の話だ。土蔵で魔術の鍛練をしようと庭に出たら、俺は襲われた。青い民族衣装のようなものを着た青髪の
男だった。その男は「悪いがこれも仕事でな」と言い放ち、眩しい光を放つ剣を抜いてゆっくりと迫ってきた。怒りとか憎いとか、そんな感情は一切感じられない。あるのは冷たい殺気、それだけだ。突然の事に固まった身体に喝を入れ、俺は走り出した。土蔵の中に逃げ込み扉を閉める。でもそんな些細な抵抗は、この男の前では無意味だった。まるで豆腐のように切り裂かれる土蔵の扉、歩を進めてくる謎の男。死は目の前に迫っていた。けど、俺の中にあったのは怖さよりも悔しさだった。男が目の前まで来た。
“爺さんが命懸けで助けてくれたのに。たくさんの人を見捨てて生き残ったのに。約束したのに。正義の味方になるって!まだ誰も救えてないのに。ちくしょう、ちくしょうちくしょう!ちくしょうちくしょうちくしょう‼“
「ちく……しょぉぉぉぉぉぉ‼」
心の底から。悔しくて、情けなくて、力の限り叫んだ。俺の頭目掛け、降り下ろされる光剣。その時だ。土蔵の奥から眩しい光が射した。直後に聞こえたのは馬の鳴き声と、嵐かと思うほどの猛烈な風。男を吹き飛ばしながら目の前に突如現れた、白馬に跨がった白銀の騎士。その手には、身の丈程もある巨大な槍が握られていた。騎士が振り返り、ライオンのような兜を纏った顔が俺を見下ろしていた。呆然とする俺を前に、騎士は手で兜をなぞるように撫で下ろす。すると兜は光と消えて、隠されていた顔が露になる。美しい、美しい女性、だった。
「応えよう。私は貴方のサーヴァント。
最果ての槍を以て、貴方の力となる者です」
仕事がやっと一段落したので久しぶりに何か書こうとしたら友人におねショタを御所望されるもエッチなやりとりが分からず断念したので供養を。おねショタ……世界は広いなぁ、このあとろくに魔力を流せない未熟な士郎を槍トリアがドロドロにしてあげるんだと思いますうんテスト終わったー! からヤンデレ吹っ飛ばして純愛書くー!(裏切り)
建物よりも田んぼが目立つような田舎道に、しとしとと静かに雨が降ったと思うと、ごうごうと風が吹き始めた。 咲き始めていた紫色の紫陽花を揺らしながら徐々に落ちてくる雨粒の数が増えていく。
そのうち雨のカーテンが万物等しく降りてきて、蝸牛でさえも余りの勢いにしょげてその緩慢な足運びさえも億劫になっている。
そんな中二人の男女がそんな蝸牛とは反対に必死に走りながら、滝のように降り注ぐ雨から隠れる場所を探していた。
一人は可憐な少女、辺りに咲いている紫陽花のように鮮やかな紫色の髪をしっとりと雨で濡らして走る姿は可愛らしくも、どこか儚く美しい。
一人は、背が高めの黒髪の男子、曇天の空に一つ穴が開いたような青く綺麗な目を持っている以外には特筆して語るべき物は無い。 息を切らしながら隣の少女の荷物まで持って走る姿は、姫を連れて逃げる王子と言うよりかは姫に仕える従者の様である。
「先輩、あそこにバスの待合所らしきところが!」
「でかしたマシュ!」
マシュと呼ばれた少女が、目の間にある小屋を指さす。 どうやらバスの待合所らしく近くに停泊所を示すサビまみれのスタンドが寂しく雨に打たれていた。
すかさず二人は扉を開けて中に飛び込むように小屋の中に入る。 少しばかり埃っぽいが雨が上がるまで一休みするには困らない場所であった。
年中置きっぱなしだろうか部屋の中心にストーブが置いてありそれを囲むようにベンチが置いてある。
「なんとかここで一休みできそうですね……」
雨でびしょ濡れになったワンピースの端を絞りながらマシュは壁に貼ってある時刻表を見る。
「次のバスは……ご、五時間後……」
「まぁ、森に近い田舎町だししょうがないよね……」
一日に三本あるかどうかのバスの時刻表に絶句するマシュを見て、苦笑する先輩と呼ばれた少年。
水にぬれてマシュに張り付いた服から透けて見える下着に多少ドキマギしながらの返答であった。>>424
いいですね。デオンのSSはふたなりとかが多い印象なので、完全に女の子なデオンちゃんは見てみたいです。待ってます。>>442
感想ありがとうございます。いつも励みになります。
こちらとしても手淫は書いたことがなかったので初の試みでした。一度くらいは書いてみたかった静謐のハサンでやってみようと。ハサンは奉仕とか献身的な痴態をするのって似合いますよね。>>441
「雨、止みそうにありませんね」
脱げる上着だけ空いているベンチに干しながら、二人は雨でぬれた体を温める様に寄せ合いながら今も降り続ける雨をただ眺めていた。
雨粒が屋根に当たって弾ける音だけがしばらく二人を包み、二人とも何を言おうとするわけでもなく、ただお互いの手を握り合っている。
「二人っきりですね……」
ふとマシュが雨音にかき消されそうな声でぽつりと漏らした。 少しだけ頬が桜色に染まり、少しだけ握っていた手に少しだけ力が入る。
「この頃は皆と過ごしてばっかりで、こうやって二人で過ごすこともなかったしね」
「はい、だからこうやって二人っきりになるとなんだか、心がぽかぽかしてきます」
「体の方は若干寒いけどね」
「ふふっ、そうですね。 もう少しくっつきましょうか?」
そういって笑い合っていると、マシュは少年の目がこちらの目をまっすぐに見つめていることに気付いて桜色の頬を紅桜にして俯いてしまう。
少年はその少女のいじらしいまでの愛らしさに、自らも赤面しながらその俯いた顔を覗き込むように顔を近づけると、そっと静かに口づけを交わした。
「ん……」
雨で濡れて冷たくなった唇を温めあう様に、ゆっくりと、長く、握った手は指を絡ませながら、ただ目を閉じてお互いを感じ合う。
また、雨音だけが小屋の中を満たしていく。おっかしいなー!
書き直してたら前回の最初のセックスが長くなったですぞー!
あとシェイクスピア活かそうと思ったらセミラミス様と用意した手駒が登場するまでこれ時間かかりそうなんですけどぉ!?>>98
書き直してたら全然違う展開になってしまったのですが!
この続きは果たしてどうなる……。
アタランテとの交配は延々と続き、小さな隙間から這入り込まれて乱される。
あられもない痴態を晒しながら私は〝声〟を聞いていた。
それは信仰する神の〝声〟ではなく、
〝おかあさん――おかあさん、おかあさん、おかあさん〟
名も無き子供たちの甘えるような呼び声。
狩人から魔獣に堕ちたアタランテという少女に巣食う怨霊の集合体。
霧が立ち込める魔都ロンドンで捨てられた数多くの胎児。
彼等彼女等が私に囁きかける。
〝わたしたちのおかあさんになって、せいじょさま〟
侵された心から大切なモノが切り取られるように喪失する。
ある一人の人影が――ホムンクルスの少年が――バラバラに解体されていく。胸の奥に鍵をかけて大切に閉まっておいた彼の姿が消えるのを恐れる私がいれば、薄暗い影の淵で安堵する私もいた。みっともなく泣きながらも重圧感がなくなるのをどこか感じていた。>>447
どんなに抗っても抜け出せない。旗があっても苦戦し敗北したのだ。徒手ではアタランテとの力の差がますます広がり相手にもならない。実際、何度か挑んではみたが軽くあしらわれるだけだった。不意打ちを狙っても寝込みを襲っても逆に組み伏せられた。それでも諦めずに挑んでいれば……レティシアが巻き込まれた。密かに、けれど確かに支えとなっていた彼女が。あの魔の三日間で私の反抗心には罅が入ったのだろう。
そして啓示も得られないまま時間が経ち、繋がりができたアタランテに生前の凌辱の一部を見られてしまった。彼女がどう思ったのかは言われたから知っている。憎悪しているのに同情するだなんて酷い矛盾だ。だけど同情したのは本当で、彼女なりに忘れさせようとしてきた。
あの男達とは違う、奴等みたいに犯しはしない、最後に火炙りにもしない、子供たちを一緒に育てるから。……心に比べてずっと素直な身体はアタランテの言葉を喜んで受け入れた。心が感化されるのも時間の問題だった。英雄とも聖女とも呼ばれることなく、ジャンヌ・ダルクも一人の女として生きていけるのではないか。
全てを忘れ去り、全てを受け入れさえすれば――愚かにもそう考えてしまう。>>448
「汝では私には勝てない。勝てたとしてもカルナが、セミラミスが、天草四郎時貞が立ち塞がる。彼等相手にも起こらぬ奇跡を起こし、退けて大聖杯の下に到達したとしてもだ。汝は破壊できるのか。既にあれは全人類を不老不死へと昇華した。それを破壊するということがどういうことかは解るであろう?」
この星の上に生きる七十億もの人命を奪うのと同意義。
神が執り行う最後の審判どころではない。
そんなことぐらい、私にだって理解できる。でも……でも……それでも……!
「生前の比ではないぞ。汝を悲しむ者は一人としていないだろう」
「――――ぁ、ぅ」
アタランテに言われて。
全人類に囲われ、暴力と罵倒の限りを尽くされる光景を想像した。
男も女も少年も少女も老爺も老婆も、ありとあらゆる人種に責められる自分を想像した。
それは――――あまりにも恐ろしい風景だった。>>449
「……だから言っただろうに。もう、よいであろう? 世界を乱すほど愚か者でもあるまい」
前の穴も後ろの穴も犯していた二本の尻尾が抜かれる。それらを元に戻したアタランテが手枷を外して抱き締めてくる。嗚咽をもらす私は彼女に抱きついた。
「普通とは呼べぬ間柄だが。私は汝を妻として迎え入れ、子供たちを救うつもりだ」
「そんなに……そんなに救いたければ、貴女が母親になればいいではありませんか……!」
泣きながらアタランテの胸に顔を押し当てて吐いても、
「できぬ相談だ。私は汝を孕ませたいと思い、そして子供たちは汝を選んだ」
微塵の迷いもなく言い返される。
堂々としすぎていて罪悪感が泡沫のように弾けてなくなり、世界が広がったような解放感に覆われる。
どうしようもなくなってアタランテを押し倒す。
「追い抜かれたあとの事を覚悟しておけよ」
彼女はそう言ったが聞こえていない振りをした。
今はただもう只管に――――全部置き去りにしたいぐらい乱れたかったのだから。
◆>>450
寝台に仰向けになったアタランテ。
彼女の腰の上にジャンヌ・ダルクは躊躇のない身のこなしで跨る。まだ消していなかった一物を騎乗位で飲み込み――それも一息に根元までである――アタランテは獣の如く獰猛に唸り、受けて立つという意思を誇示する。
光明が僅かしかない暗室の中で二人の影が動き出した。すぐさま肉がぶつかり合う鈍い打音が続く。加減をするつもりはなく、お互いに始めから全力だった。
女らしさのある肉感的な肢体を揺らし、太腿まである金髪を振り乱しながら気持ちの良さそうな甲高い嬌声を上げるジャンヌ。これまでにない勢いの良さにアタランテも己が奮い立つのを知覚していた。その証拠に彼女の雄としての象徴は狭まる膣の中でも膨張し、血を集めて管を浮き上がらせている。
告白を受けた童女のように目を瞑り、長さと太さと硬さを増した肉棒の存在感を味わったジャンヌは女としての幸福を知らされた。ゆっくりと瞳を開き、膣圧を高めて腰を大きく上下する。のみならず股間を擦りつけるようにもグラインドさせる。どちらかと言えばそれは視覚に訴える動きで、相手を魅せるための舞いだった。
遊蕩に踊られるうちにアタランテの呼吸がジャンヌよりも荒くなる。するとジャンヌは上体を倒す。豊満な乳房がたわむのを気にせず口づけ、アタランテの舌を誘い出した。自分のそれと濃厚に絡み合わせ、薄っすらと林檎の味がする唾液を吸い取っては飲み込む。
騎乗位という体位もあって主導権はジャンヌが握ろうとしていた。
亀頭部分で堪えきれないほど射精感が高まり、アタランテは表情を歪める。>>451
吐息が当たる至近距離で眺め、根元から先端にかけて順立てて締め付けた。息が詰まるような快感にアタランテの精液が搾り出される。
「あふっふぅっ……!」
大量の白濁液を流し込まれ、子宮の隅から隅まで満たされる充実感にジャンヌも遅れて達する。これがまた欲しかったのだと身体が打ち震え、絶頂の余韻が甘く消えるころには二人ともが再び動き出していた。体位は変えられなかった。このまま続けてもいいのですかと目線で問いかけるジャンヌに、してやられたままでは終われないとアタランテは意気込む。
二人の意思は噛みあっていた。
ジャンヌはこれまでの経験と体位を思うがまま活かす。大胆にも背中を反り返し、惜しげもなく女体美と結合部を晒す。一拍遅れて上下する乳房と、打ちつけられる臀部の柔らかさも勿論のこと、自らの一物が抜き差しされる光景は刺激的だった。これでは二度目の射精も遠くない。
しかし、好き放題にやられるのは気に喰わない。奉仕するのならまだしも支配したがっているのなら話は別である。ジャンヌ・ダルクに負けるつもりなど毛頭ないのだから。
「んっ、はぁっ、はぁっ――――っ!」
しっかり聖女のウエストを掴んだ魔獣が落ちてくるタイミングを見計らって突き刺す。亀頭は狙い違わず子宮口に食い込み、弓なりに反っていたジャンヌがくぐもった喘ぎを漏らす。そのまま臀部が潰れるほどに力強く突き続けると前のめりになっていく。
やがて蹲ったジャンヌの両手がアタランテの頬に流れ、厚めの唇と薄い唇が重なり合う。
当然ながら軽い接吻ではない。
唾液のみならず酸素まで奪おうと深く濃いキスをする。炎のように熱烈なベーゼだった。>>452
その間にもジャンヌの括れた腰は止まらない。より跳ねる、前後する、捻られる……生半可な娼婦よりも断然多く回数を積んだ彼女の腰使いは熟達していた。これが素朴な少女だと、清廉な聖女だと誰が信じられようか。枷を外された彼女は魔女でありケダモノであった。恥じることはなく、それ故に止まることもない。誰が見ていようと関係ない。
自分と同じく額に汗を浮かべ、顔を赤くしたアタランテに感謝するように、憎悪するように笑いかけ――上も下も好き放題に吸いつき、食らいつく。
だが、そんな彼女の独り善がりな性行為も長くは続かない。臀部を鷲掴んでいたアタランテの両手が滑り、左右の人差し指と中指が窄まった尻穴に刺し込まれる。つい先ほどまで幾度となく掘り起こされていた肛門も腸内もほぐれたままだった。
「んっうぅぅ……はひっ……あっあっ!」
四本の指に穿り回されたジャンヌが目を見開き、背中を小刻みに震わす。堪らず唇を離したところをアタランテは腰だけで突く。膣道の上側にあるざらりとした箇所を擦り、子宮口の性感帯であるポルチオを押し上げる。的確に力強く、何よりしつこく突き続ける。
頭が真っ白になってしまうような多幸感――聖女の噤んだ口はあっという間に開き、紫水晶の瞳はポロポロと滴を流す。絶頂を迎えた膣内はこれ以上なく収縮していた。
美しくも淫らな逝き顔を堪能したアタランテが、その逞しい逸物を蜜壺に打ちつける。抽迭は速くなり、打ち合わせる音が高らかに響き渡る。
「あ゛あぁ――――!!」
アタランテが二度目の射精に至る直前、深い接吻をしたままジャンヌが掻くように抱きつく。汗ばんだ二人の少女の肢体が蛇や蛞蝓のように絡み合い、身も心も溶けてしまいそうな絶頂の悦楽を共有した。
ジャンヌは脈動する逸物が送り出す精液の感触を、アタランテは潮を飛ばして繰り返し収縮する膣内の感触を。情事として甘く幸せなひと時を分かち合う。>>453
アタランテが自分の肩に鼻先をつけていたジャンヌを抱いたまま上半身を起こし、今度は上になろうとする。起き上がった拍子に亀頭がめり込んだ。それが気付けになったらしいジャンヌの両腕が首元に巻きつく。
「……ふん」
引き止めるように束縛されたアタランテが鼻を鳴らし、顔を寄せてきたジャンヌとの接吻に付き合う。仕方がないと如何にも言いたげな表情で尻尾も揺れていたが、内心悪い気分ではなかった。ジャンヌの腰に回された両手は支える為であり、抽送を補助する為でもある。無我夢中で裸身を踊らせるジャンヌの艶姿は実に好ましい。あまり派手には動かず「これで圧さなければ辛くなるであろうな」と煽り立てれば、面白いように反応してくれる。
「はぁ、あっ、んうぅ!」
蕩けながらもジャンヌも必死だった。騎乗位に対面座位……女にとって有利な体位でこれなのだ。正常位、側位、後背位、やぐら立ち等になってしまったら仕切り直せない。
散々犯されてきたから容易に想像できる――できて、しまう。
四つん這いで尻を突き上げ、アタランテに後ろから突き崩される。乳房を揉まれたり、臀部を掴まれたり叩かれたり、両手を手綱みたいに引っ張られながら種付けされてしまうのだ。
音を上げても許さず、懇願するようになったところを更に追い詰めて啼かせる。
失神しても終わらない――獣欲が収まるまで終わらない交尾そのもののセックス。
その光景を浮かべるだけで胸が高鳴り、子宮が熱くなる。
愛液を湛えた膣壁が複雑に蠕動し、アタランテの逸物に擦り寄ってしまう。>>454
「じゅぅ……ちゅく、ぁむ……はん……ちゅ……」
気分が際限なく高まり、自分から口づけを交わしながら情熱的に求めた。一度一度のキスが長く深く、少し離れたかと思えば直ぐに重なった。
頑張れば頑張るほど後の反動が大きくなる。そんな風に想ってしまえばジャンヌは止まれなくなった。彼女の興奮はアタランテのそれも呼び、二人は何度もオーガズムに達していく。
とはいえ男側のアタランテと、続けざまに絶頂できる女側のジャンヌとでは体力の消費が異なる。アタランテが一度出すまでに二度イクようになり、やがて三度イクようになる。
ジャンヌ・ダルクの精神的な頑強さは星の数ほどいる英霊の中でも抜きん出ているが、崩れれば十代後半の村娘である。自然界(アルカディア)で育ち、一度魔獣の皮を被ったことで変質したアタランテが相手では分が悪かった。
(不公平、です……こんなにしているのに……私ばかりが……)
身体に力が入らくなってくる。気力で振り絞るのも限界だった。
カーテンの隙間から差し込む光の加減と、時計を見れば時間は思っていた以上に進んでいたが、アタランテは溢れんばかりの精力を漲らしたままだ。
最後には糸が切れた人形のようにもたれ掛かり――放心して身を預けた。>>455
聖女がシーツに横たわったのは何かしらの果実味の液体を飲んでからで。
「もう動けないか」
サイドテーブルに水差しを置いた魔獣が聖女の頭の左右に掌をつく。
既にジャンヌの中にはアタランテの逸物が存在を主張していた。
迷ったうちに頷いたジャンヌが両手を伸ばすが抱き寄せることは叶わず、手首を握られて引っ張られる。両腕の間に挟まれた乳房が窮屈げに歪んだ。
「キスならば十分したであろう。泣き顔をじっくり見させろ」
嗜虐心も顕わに言い、背筋が浮き上がるような突き込みを喰らわす。
「はふあっあああぁぁ――――ぁぁぁ」
白い喉を、形の良い顎を反らしたジャンヌは天使もかくやという歌声のような嬌声を漏らした。膣内の弱いところ……柔らかく熟れたポルチオに容赦なく叩き込まれる衝撃は、ジャンヌにとって天上にも昇る心地だった。極度の快楽からくる涙が止まらなかった。
「ひああっ! あっ……! アタランテ……アタランテ、アタランテ……!」
蕩けた顔を眺められても恥ずかしいとは思えない、考えられない。
頭を振り、身体を捩るジャンヌ。彼女を見下ろすアタランテの唇は綻んでいる。聖女の反応の一つ一つが色彩に富んでいるからだ。正常位のこの距離であればよく観察できた。>>456
アタランテは思う。
痛みに悶える姿も悪くない。暴れるのを取り押さえるのは決して面倒でなかった。――しかし〝子供たち〟の事もあり、ジャンヌの肉体が傷つくような拷問をするつもりはなかった。そんな痛々しい事よりもジャンヌ・ダルクの女の一面を引き出す方が有意義であり、有効的だと思い至ったのだ。
けれど、まさかこんなに愉しくなるとは思わなかった。
全然飽きない。飽きる気がしない。何時までも続けたい。
反抗的だった女が、縋るような眼差しを向けてくるとなれば、ついつい虐めたくなる。
「そ、そこじゃ……ふぁ……っんんぅ」
性感帯を突くばかりではなくワザと外しながらする。すると、もどかしくなるのだろう。向けられる視線と表情の切なさと言ったらなかった。
恥骨の裏の辺りにある僅かながらザラついた範囲と、精液欲しさに下りてきた子宮口を押し上げて欲しいと、すらりとした美脚が腰に絡んでくる。
そうしてきても無視を続ければ――瞳が見えるか見えないかまで瞼が閉じられ――卑猥な言葉の数々を口にしてでも強請るようになった。
どこをなにで掻き回して、どこで出してもらいたいのかを口走る。
やや前傾姿勢になったアタランテが動く。魔獣に相応しい膂力を発揮し、大きく素早く力強く突きまくる。ジャンヌが望んでいた通りの荒々しい律動であった。
こうして欲しかったのだろうと嘯くアタランテに、ジャンヌはこくこくと何度も頷く。>>457
(すご、い……勢い……あつい……)
熱意を滾らし、汗を滴らせながら自分を犯す獣の何と逞しいことか。これでまだ本格的な情事ではないのだ。少なくともアタランテにとってはそうに違いなかった。
惚けて見つめるのも無理はなく、名前を呼びかける声は甘く媚びたものになっている。
次第に、腰を打ち付ける叩音が短くなる。膣奥を何度もノックされる。もう何度絶頂したかも分からないジャンヌの子宮は迎え入れる準備をとっくに済ませていた。
あとはこれまでのように欲望を注がれるのを待つだけ。
その時が一秒一瞬でも速く訪れるよう願い、反り上がった逸物が最奥に到達した。
「 !!」
ジャンヌが快楽の絶頂を叫び、アタランテが溜めていた精液をたっぷり馳走する。
そして赤黒い亀頭を咥えた子宮口が吸い終わると再度動き出すのだった。>>458
それから正常位で幾度出したかをアタランテは数えていない。
最後はどうしてか両手を繋ぎ、指を交互に絡め合った上で求めたことだけは覚えている。ジャンヌ・ダルクの表情が印象的だったのである。
愛おしいと感じた――――その顔は見えなくなっていた。
見えたとしても変わっているだろう。
惜しいとは別段感じない。
自ら四つん這いになって誘ってきた聖女の表情もまた格別だったからだ。
本能に火がつき、本領を発揮するには充分すぎた。
「ひっうっ! ああぁ! もっと激しく……! アタランテ、もっと激しくぅ……!!」
後ろから責め立てられるジャンヌは身悶えている。
豊潤な身体を支える両腕は今にも折れそうで頼りない。
三回も出すころにはうつ伏せになり、突き出た尻を握ったアタランテは手加減せず犯し続けた。
腰をぶつける打擲音を鳴らし、蜜壺を掻き混ぜる水音を立て、嬌声を張り上げさせる。
凶悪なまでに肥大化した逸物を出し入れするアタランテの姿は獣だった。
だが、悦んで受け入れるジャンヌもまた発情した獣であり、従順な雌であった。
アタランテの欲望を感じ取って締めつける。時折引き抜かれて綺麗にしろと命じられれば従った。白濁液と愛液の膜を張った男性器はご馳走にしか見えず、感じられなかった。
濃厚に漂う匂いを嗅ぐだけでイキそうになり、股間に顔を埋めて舐め取り、吸い取り、しゃぶるのを少しも躊躇しない。馬乗りになったアタランテの肉棒をその豊満な乳房で挟んで射精を促したりもした。>>459
あるときは寝台から下ろされて、ベッドに突っ伏した体勢でセックスを続けられた。シーツを握り締める手を引っ手繰られ、膝が笑っているのに無理矢理立たせられもした。
櫓立ちも、逆である背面立位も、側位もやった。
それにも満足すれば――――寝台の上で獣欲に従い、後背位で只管まぐわう。
隙間なく密着して二つの膨らみを揉み潰す。
少し離れてウエストを支え、言葉数も少なく律動する。
乾いた打擲音はひっきりなしに続く。ジャンヌは常に揺さぶられる。射精間近のピストン運動は激しすぎて息が詰まる思いだった。奥深くで精を放出している時でさえ、胎内に飲み込ませるように小突いてくるのだから堪らなかった。
ジャンヌの腰背部に両手を置いて猫のような伸びをしたアタランテは満足気で、だがこれでは足りないと、まだまだ聖女の蜜壺を味わいたいと動き出すのだった。
肛門に突き込み、アナルセックスを愉しむ一時もあった。散歩でもして気分転換でもするかのような気軽さで、唐突に思い出したかのような感覚で腸内を掘り返した。
時間の経過など知らない。今が朝なのか昼なのか夜なのかなど頭にはない。
日が昇って下り
月が昇って下り。
幾日か経とうと気にも留めなかった。
二人は必要最低限の休眠と食事だけで獣のように情事に耽り続けた。>>460
ジャンヌが想像した通り、アタランテは聖女が快楽のあまり失神しても止めようとはしなかった。それどころか起こす為に続け、意識を拾い直したジャンヌに「誰が寝てよいと言った?」と加虐的に乳首を引っ張り、或いは尻たぶを引っ叩く有様である。
「だって、だって……もうずっとアタランテのが入ったままで……!」
林檎のように赤くなった顔をシーツに押しつけた聖女が言った。
そうかと呟いたアタランテが逸物をあっさり抜き出す。文字通り自分の中を満たしていた物が消える喪失感に一分も耐えられず、ジャンヌは泣きながら態度を翻した。
挿れて、突いて、出してと恥知らずに火照った身体を震わす。
口角を吊り上げたアタランテが挿入してくれば、それはもう嬉しんで喜んだ。ジャンヌも彼女の性器も獣の肉棒に魅了されていた。中毒と言っても間違いではない。
最後だと言われても、もう一度だけとその都度繰り返し願った。
元よりアタランテに終わらせる気などさらさらないのだが、正常な判断能力を失ったジャンヌでは見抜けず、娼婦さながらに尻を掲げて欲しがるのだった。
「ぐちゃぐちゃにして……淫らな私と交わってください……あはっ、大きいのきましたぁ……」>>461
本当に終わりという頃にはジャンヌも心底満たされ、強請ることはなくなっていた。
どれだけ射精されたのか、彼女の身体は中どころか外も白濁液に塗れている。
延々と続いたケダモノ同士の交尾の飛沫は寝台のそこいら中に。
鼻腔を満たす香りは噎せ返るようである。
あらん限りの力で突き入れ、何十回と往復し、最後のひとしずくまで出し切ったアタランテは長距離を走り切ったように溜め息を吐く。
彼女が逸物を抜くとジャンヌの陰裂から精液の塊が流れ出す。全身が性感帯になった聖女はその感覚にさえ軽く達したようだった。
暫く見つめていたアタランテは共に横になって緩く抱き締める。既に寝息を立てるジャンヌの額に口づけ、心地良い疲労感の中で自分も微睡み始めた。>>464
お ま た せ
書き直しなのが申し訳ないですが待っていてくれたことに感謝を!
>>465
野獣みたいに泣くな挫けるなぁ! 多分男性でしょお!
>>466
完堕ちしたら妻になり雌になり素朴ながら性女という少女に。
物語の進行度は3分の1ぐらいです。ケモミミは悪乗りし、予想外な形で生える可能性が無きにしも非ず。
>>467
凌辱という名の純愛。倒錯的で罪深いのがアクセントですぞ。
小生人様の作品ならともかく、自分はハッピーエンド主義者なので女の子が拷問に遭うとか、不幸すぎるお話とかは書けぬ。いや、ジャンヌの状況は不幸じゃないのかと言われたら閉口するしかないんじゃがね?
>>468
定点カメラはとにかくセックスに耽っている感じが強いので嵌ってしまいました。
時間が経過して、お互いの液体に塗れていきながら色々な体位をするとか最高じゃんかよ。
>>469
聖女に神への信仰など捨てて私を見ろと迫る魔獣。これなのに人間的なのは後者なのである。
喘ぎ声、嬌声については今回、読者の想像にお任せしようと意図的に少なくしておりました。狙いは叶ったようですが……丁度いい塩梅を見つけたいのじゃ。魔獣や聖女さんをはじめ、色々な方のssを楽しませてもらってます。ssどころか文章をあまり書いたことないのですが、唐突に立香とマシュのイチャラブ初体験的なものを書きたいという衝動に駆られて書いてみたのですが、投稿してみてもよろしいでしょうか。魔獣と聖女さんの傑作のあとでは絶対に見劣りするような駄作ではあるのですが……
>>471少しだけ投下します。続きは12:00以降になるかなと。
「ごめん、酒呑。俺こういうの、好きな子としかしたくないから」
壁に迫られる形で立ち尽くす立香は、妖艶な笑みを浮かべて見上げる鬼の少女――酒呑童子にきっぱりと言う。
「……えらい一途なんやねえ。可愛らしいわぁ。ここまで思われとるあのお嬢ちゃんに妬いてしまいそうや。でもええん? あの子といざ本懐を遂げるゆうときに、経験なくて慌てふためいてたら興醒めもいいとこやよ? うち使って練習すれば――」
「くどい」
並みの雄であれば一瞬で理性を溶かす、蕩けた声。それでも立香は視線に力を込めて、酒呑童子に――人間を遥かに凌駕する文字通りの化物に、怯むことなく告げる。
そんな少年の様子に一瞬目を丸くした酒呑童子は、すぐに普段の笑みを取り戻して。
「フフ。ほんといけずなひとやわぁ。けどこれ以上は、旦那はんに嫌われてまうなぁ」
気まぐれな猫よろしく、しなやかな動きで立香から身を離す酒呑童子。
「うちはいつでも相手したるさかい。気が向いたら、声かけておくんなまし?」
そう言って上機嫌に場を去る酒呑童子。取り残された立香は、その場でへたり込む。
「し、心臓がもたない……。よく耐えた、俺」
時刻は深夜零時。魔術の鍛錬を部屋で行い夜更かしをしていた立香は、喉の渇きを覚えたため自室を出て、スタッフの休憩スペースにある自販機に向かっていた。
そこでたまたま酒呑童子に出会い、彼女に迫られたという次第だ。
幼い体であるにも関わらず、その視線や声、纏う雰囲気、その身を構成する全ての要素から色気を吟醸香のごとく撒き散らす鬼。並大抵の理性はもちろん、サーヴァントであっても抗う事の難しい甘い誘い。 そんな彼女に迫られてなお、立香が揺らがなかった理由。それは人理修復の大偉業を成してから晴れて恋人としての関係を築くことになった、少女の存在があればこそだった。
「ああクソ、こんなとこマシュに見られでもしたら……って! ここ休憩スペース
だった!」
慌てた様子で周囲を見渡す立香。だが時刻も遅いためか、目に見える範囲では、マシュや他のサーヴァント、施設の人間は一人も居ない。
「……部屋戻って寝よ。クエスト行くよりもなんか、疲れた」
ホッと溜息を吐いたあと、立香はマイルームへと足を進めた。>>472
部屋の時計が二時を告げても、立香は眠りに落ちることができずにいた。
「でもほんと、我ながらよくもまああんな恥ずかしいこと真顔で言えたよな。あんなのダ・ヴィンチちゃんとかに聞かれでもしたら……いや、一番聞かれたくないのはマシュか。良かったー、誰にも聞かれてなくて」
自室のベッドに身を投げ出し、酒呑童子の誘いを必死で躱した際の言葉を思い出す立香。だがその言葉は、立香にとって本音でもあった。
人理修復の旅を終えて、立香はマシュと恋仲になった。その身に過ぎたる英霊の力を宿し、怯え迷いながらも勇気を振り絞って、必死に
戦ってくれた少女。
確かにマスターとして、古今東西あらゆる時代の英霊と絆を結べるという点は、立香の持つ大きな才能の一つだろう。だが魔術王ゲーティアとの戦いは――人理修復の旅路は、決してそれだけでは歩き果たせなかった。
特異点で出会った英霊たち。ロマンやダ・ヴィンチをはじめとするカルデアのスタッフ。そして何よりも、どんなときもずっとそばで支えてくれた、共に歩みを重ねてくれたマシュという少女の存在が大きかった。
そんな彼女を意識し、やがて恋心を抱くのは必然といえば必然だった。
時空神殿からカルデアに帰還後。年に数度しか見られないという青空の下で、はち切れんばかりの不安と共に思いを告げた立香。
自分が目の前の少女に見合うような男ではないと分かっていた。
支えられてばかりで、自分が彼女にしてあげられたことなど数えるほどもないだ
ろうと思っていた。
それでもこれまでの感謝と、心から思っていることだけでも伝えたかった。
渇いた声で、拙い言葉で思いを伝えた立香。
その直後に見せたマシュの表情――涙を零しながら、白銀の景色や蒼穹にも劣らぬ輝きで綻んだ笑顔を、立香は一生忘れることはないだろう。楽しみにしてます!
>>473すいません寝られないので投稿続けます。それからスマホでの投稿になりますので、読み辛いところがあるかもしれませんがご了承ください。
「恋人、かぁ……。それらしいことは、出来てるよな……?」
ダ・ヴィンチをはじめとするスタッフ、そして座に還ることなく残ったサーヴァントの大多数からも祝福やらからかいやらを受けた。(一部怨嗟の声に満ちていたが、誰だというのはお察し) その後もこうしてカルデアに居る間、恋人としてのスキンシップはある程度こなしてた。 恋人たちが最終的に至る、その行為を除いて。
「……うん、焦らずいこう。がっついて嫌われたくもないし」
立香も健全な青少年だ。愛しい少女と致すことを想像した回数など、四肢の指だけでは到底数えられない。加えてカルデアに集う女性サーヴァントは、酒呑童子を始め際どい恰好の美女揃いだ。常日頃から雄の本能を刺激されている中で、マシュに欲望をぶつけたいという衝動が沸き立つことも勿論あった。
そんな欲望に蓋をし、そして他の美姫からの誘いを全て跳ね除けてこられた理由。それは愛しい少女を悲しませたくない、壊したくないという、ともすれば怯えにも似た優しさゆえだった。
立香に抱きしめられるときは必ず、子犬のように信頼に満ちた、無防備な笑みを見せるマシュ。そんな彼女の表情を奪い、もし嫌われればと考えるだけでも、今の立香には耐えられないことだった。
「マシュ……」
熱い吐息と共に、掠れた声でその名を呼んだときだった。
自室に、来訪者を告げるブザーが鳴る。
「ん? こんな時間に誰だろ。また酒呑……いや、清姫や静謐の可能性ありか……?」
部屋に入れると碌でもないことになる面々であってはまずいと、身構える立香だが。
『あ、あの……先輩? 起きていますか?』
遠慮がちに聞こえるその声は、今しがた名を呟いていた少女のものだった。
「え、マシュ?」
あまりにも出来過ぎたタイミングに、思わず声を裏返しそうになる立香。
『はい。マシュ=キリエライトです。その……少しお時間、よろしいでしょうか?』
「ああええと……はい! どうぞ!」
考えていた内容が内容だけに、立香は穏やかならぬ心地で入室を許可する。だがそのせいで、マイルーム外に設置されたマイク越しの声が緊張に震えているのを、少年は聞き逃した。>>475
『はい。それでは、失礼します……』
そして小さな駆動音と共に、ドアが開かれる。
「マシュ、こんな時間にどうし……!?」
何気ない口調で紡ごうとした立香だったが、それを見た瞬間に口を閉ざした。
服装はいつも彼女が着る私服と、なんら変わりはない。だが普段ストッキングで隠されている生脚が、今は惜しげもなく露わになっていた。
ほっそりとしていながらも、柔らかな肉付きを見せる太腿。そこからふくらはぎへと流れていく線の美しさに、立香は思わず喉を鳴らす。
「せ、先輩……?」
震えた声に、意識が現実に戻される。顔をほんのりと染めたマシュが、眼鏡越しに立香を伺い見ていた。
「あ、ああ! ごめん! その、珍しいなと思――」
そこまで言って、内心で冷や汗を垂らす。
――いやいや、ここでストレートに言っちゃいかんだろ!
「――そ、そう! こんな時間に俺の部屋来るの、珍しいなって!」
傍から見れば挙動不審なそれでも、初心な青少年にとっては精一杯のごまかしだった。そんなマスターの奇行を見ても突っ込むでもなく、マシュはどこか余裕のない表情で。
「夜遅くにすみません。その、ご迷惑だとは思ったんですが……」
「大丈夫! 俺も寝れなかったから、ちょうどよかったよ。ただごめんね、コーヒーとか飲み物、今切らしてて。大したお構いはできないけど……」
「だ、大丈夫です! 私は先輩と居れるだけで、その――」
継ぐべき言葉を見失ったかのように、もどかしい表情を見せて押し黙るマシュ。普段ならその言葉に、立香も顔を赤らめて悶絶しただろう。だが恋人が見せる戸惑いに満ちた姿に、立香は違和感を覚えた。>>476
「――とりあえず、おいで?」
柔らかな笑みを浮かべ、ベッドに座る自身の隣を叩く。マシュは逡巡するように視線を揺らしたが、やがてか細い声で。
「し、失礼します……」
そう呟いた後、立香の隣に腰を下ろした。
「どうしたの? なにかあった?」
努めて平静な口調を意識し、俯き加減の恋人に問う。
だがマシュはその問いに答えることなく、普段は自分から積極的にとらない行動をする。
俯いたまま、少女は立香に抱きついた。
「マシュ……?」
突然の抱擁に、心臓が跳ね上がる。だが顔を立香の胸に押し付け、何も言葉を発しないその姿に、言い知れぬ不安が立香を襲う。
「――なにかあった? 嫌な夢でも見た? それとも誰かに何か言われた? された?」
「そんなんじゃないですよ。すみません、心配をおかけして。ただこれから言うことはその……割と勇気が要ることなので、少しこのままで聞いてください」
「……分かった」
そうして顔を見ることなく、立香はマシュの体に手を回す。
小柄で柔らかなマシュの体。だがそんなことに悦びを覚えることなく、大切な少女の言葉を聞き漏らすまいと立香は集中した。>>477
「……その、聞いちゃったんです。先ほど先輩と、酒呑童子さんがい、色々お話しているところ」
――聞かれてたぁぁぁぁぁ!
神妙に構えていた立香だったが、一瞬で心は恐慌を起こし、嫌な汗が流れだす。
「ま、待ってマシュ! その本当に! 俺、酒呑とは何もないからね! これまで何回もちょっかい出されてるけど、決して! マシュに後ろめたさを覚えるようなことは何一つしてません!」
「はい。知ってます。先輩は誠実で優しい方だって、私はずっと前から知ってます」
間髪入れずに返された言葉に、立香はこそばゆさを覚える。
「その、ですね。酒呑童子さんとのやりとりで、『好きな子としかそういうことをしない
』……みたいなこと、おっしゃってましたよね?」
――聞かれてたぁぁぁぁぁ!
再び内心で絶叫する。今思い返しても、随分とまあ歯の浮く台詞をほざいたも
のだと頭を抱えたくなる。耳ざわりのいいことを言っているつもりでも、それは立香自身がマシュをそういう風に見ていると言うことに同義であるのだ。
「あ、あの! その台詞は確かに言ったし、そう思っていることは事実だけど! これは男の性というか仕方のない生理的欲求でして、決してマシュの体目当てとかいう最低な目的でこれまで接したことは断じてないです! でもごめん、俺のその言葉でマシュを悩ませたんなら、俺――!」
余裕ない心地で、必死に言葉を紡ぐ立香。だがそんな立香を、胸元から聞こえる小さな笑い声が押し留める。
「マ、マシュ……?」
思ってもみなかった反応に、立香は戸惑いの声をあげる。
「ごめんなさい先輩。私別に、責めてるんじゃないんです。むしろ嬉しかったんです」
「嬉し……え?」
立香に抱きついて、初めて顔を上げるマシュ。そこには見慣れた、人懐っこい無邪気な笑みが浮かんでいた。>>478
「カルデアには、私なんかよりもお綺麗で魅力的な女性がたくさんいらっしゃって。そんな中から先輩に選んでいただけたこと。先輩が私を好きになってくれたことは、私にとって何物にも代えられない一番の宝物なんです。あの青空の下で先輩と思いが通じ合った日を、私は一生忘れられません。
本来なら人理修復後の世界を見ることなく、死にゆくはずだった私という命。そんな私を心から信じてくれるマスターが居た。愛しいという感情を教えてくれた人が居た。そんな人と両想いだったと分かったとき私がどれだけ嬉しかったか、先輩は想像できますか?」
「マシュ……」
彼女にしては珍しい、どこか悪戯っぽい笑みを浮かべて言うマシュに、立香はただ掠れた声で名を呼ぶことしかできない。
「先輩と結ばれてからも、先輩と接して行く中で、私は色々なことを知ることができました。『好き』の二文字を伝えることが、一層照れくさくなること。でも頑張って伝えて、先輩からも返されたときには胸が痛いくらいに締め付けられて、その感覚が愛しくてたまらないものだってこと。こうして抱きしめてくれる先輩の腕や体が、私よりも大きくて逞しくて、でも優しくて安心すること。唇を重ねるっていう行為で、あんなにも頭が痺れるんだってこと。
出会ってからずっといろんなことを教えてくれた、与えてくれた先輩。でも私、どんどん欲張りになっちゃって。先輩がもっと欲しい、そしてもっと伝えたい。
私が先輩をどれだけ欲しているのか、そしてどれだけあなたに感謝しているのか、
私がどれだけ先輩のことを好きなのか。今のままで、本当に全部伝えられている
のかなって、最近ちょっと不安だったんです」
淡々と紡いでいくマシュ。だが静かなその口調とは裏腹に、その瞳は次第に潤んで、頬も上気していく。そんな彼女の言葉を、立香は目を逸らさずに聞いていた。>>479
「恋人同士が最終的にその……お、お互いの好意を確かめ合う究極の行為として、そういうことをするんだっていうのは分かっていました。でもやっぱり自分からそんなこと言い出すのはなんだか怖くて、それに先輩もそんな素振り全然見せないから、まだまだ先なのかな――もしかしたらこんなこと思っているのは、私だけ
なんじゃないかなって、不安だったんです。
でも酒呑童子さんにはっきり言ってくれたとき、私はやっぱり嬉しかった。先輩も、そんなことを思ってくれたことがその……やっぱり恥ずかしいですけど、嬉しかったんです。
だから、私――」
「マシュ、聞いて」
壊れそうなほど張りつめた声に、立香が待ったをかける。立香の真剣な眼差しを見て身を強張らせるマシュ。そんな彼女の肩を掴み、立香はあえて距離を置く。
「俺も一応男で、マシュは女の子だ。自分の部屋に大好きな女の子が居て二人っきり、そんな状況でマシュがその言葉の続きを言ったら止まる自信がない。俺はマシュを傷つけたくないから、ちゃんと答えて。
俺で、いいの?」
あるいは免罪符が欲しかっただけなのかもしれない。これから獣欲を解き放とうとしている己を、少女の許しの言葉を聞いて救われたいだけなのではないか。
どこまでも浅ましい己に罪悪感すら覚えながらも、立香はマシュの答えを待つ。
立香の言葉の意味を理解したのだろう。マシュは小柄なその身を強張らせる。だ
が次に浮かべた笑みは、立香がこれまで目にしたことのない色を宿していた。
少女特有の瑞々しい笑みに、渇望の熱が確かに宿っていた。>>480
「先輩が、いいんです。先輩じゃなきゃイヤなんです。
だから先輩。先輩の思い全部ください。私も先輩への思い、全部あげますから」
鎖は解かれた。普段よりも強い力でマシュを引き寄せ、立香は唇を重ねる。
「ん、ふっ……!?」
戸惑ったように鼻を鳴らすマシュ。だがそれに気をとめることなく、その薄い唇の隙間に舌を捩じ込む。
「ふあ……!?」
突然の刺激に驚いたのか、思わずといったように口を開いて声をあげるマシュ。
だがそれは立香にとって願ってもない反応だった。空いた口腔内を、立香の舌が蹂躙していく。
「ふぁあ……んっ……せんぷは、い……!」
立香の服をキュッと握り締め、瞳を固く閉じながらも、おずおずと舌を伸ばそうとするマシュ。そんな彼女のいじらしさは愛おしいものだったが、同時に、立香にとってどんな麻薬にもまさる脳内燃料だった。
差し出される舌を容赦なく舌で絡め捕り、吸い上げる。与えられる刺激一つ一
つに、マシュの体がピクンピクンと反応していく。
「――ぷぁ! は、ああ……」
口を離し、マシュの姿を眺める立香。瞳は潤んで揺れており、肩を上下させて酸素を取り込んでいる。口元は立香とマシュ自身の唾液が混ざって妖しい照りを放っており、上気した頬とも相まって得も言われぬ妖艶さを形作る。まだまだ幼さの残る少女とそれのアンバランスさに、立香は再び喉を鳴らす。
「しぇんぱい……」
呆けたように言葉をかけるマシュ。呂律が若干覚束ないそれに、破壊衝動にも似た烈しい熱が胸を焦がすのを自覚する。
――焦っちゃ、ダメだ。
そう内心で呟き、暴走しそうになる感情を律する。
立香はマシュの眼鏡を外し、その体をゆっくりと押し倒した。>>481
「マシュ、口開けて?」
「は、はい……ふあ……!」
同じように口腔内へと侵入させていく立香。だが一度目とは打って変わって、今度は緩やかに、そして形を確かめるようにじっくりと舌を這わせていく。
「あ……はぁ……。ふう……んっ……」
澄んだ少女の声が、鼻にかかることで艶やかな響きとなる。耳朶を打つその声に聞き入りながら、マシュの口内を味わっていく立香。
右手で服をボタンを外して、徐々に胸元を露わにしていく。
「んふぅ……!?」
驚愕に身を強張らせるマシュ。だがそんな反応を無視するように、服をはだけさせる。一旦唇を離し、立香は震える心地で視線を落とす。
抜けるような白い肌は、健康的な温もりを宿していた。染み一つ無い皮膚もさることながら、その胸に蓄えた実りは感動をも呼び起こす。瑞々しい弾力で震えながら、潰れることなく形を保った二つの丘。大きさもさることながら、その形が美しいと立香は思った。薄紅色の頂が、ツンと上を向いていた。
「あ、あんまり見られるとその……恥ずかしいです」
身を隠すように手で覆うマシュ。だが立香は、申し訳程度のその敷居すら払い
のけようとする。
「せ、せんぱ――!?」
「いや?」
真直ぐにマシュの瞳を見続ける立香。揺らぐことのない視線に晒され、頬を染めたマシュは。
「嫌じゃ、ないです。ど、どうぞ……」
身を差し出すように、腕に込めた力を霧散させる。立香の目の前に再び、マシュの胸が晒された。>>482
右手を乳房の下に添えて、ゆっくりと指先に力を込める。しっとりと吸い付くような肌触り。容易く沈み込む柔らかさを持ちながらも、指先には確かな弾力が伝わる。
「んっ、ふぅ……」
「痛い?」
「痛くはないです。でも勝手に、声が……」
「そっか。じゃあ痛かったら言って」
「は、はい……あっ、ふうん……!」
手に伝わる触感。鼓膜を揺らす吐息混じりの声。小さな手で口元を覆う姿。マシュの体から漂う、石鹸や香水とは違う甘い香り。
五感の内四つを刺激され、立香は頭が沸き立つ心地を覚える。そして残った感覚をも使って少女を感じたいと、立香は行動に移す。
空いているもう一方の乳房。立香はその先端を、唐突に口で咥えた。
「ひう!? せ、先輩……!?」
身を強張らせて、拒絶しようとでもしているのか立香の後頭部に手を回したマシュ。だが込められる力はあまりにも弱く、乳房を捏ねていた右手も、その頂を摘まむ。
「あぁ、やあ……!」
跳ね上がる声に、緊張を増す肢体。立香は視線だけ上を向いて、マシュの表情を伺う。
固く目を瞑り、左手を強く口元に当てる少女。与えられる刺激から逃れようとしているのか、何度も身を捩じらせる。立香は己の芯の方で、昏く熱い嗜虐心が首をもたげるのを自覚した。
華奢な身に追い打ちをかけるように、立香はさらに刺激を強くしていく。口に含んだ乳首を、舌先で何度も転がす。時折強めに吸い上げる。汗ばんだ肌はしょっぱいはずなのに、興奮で脳が焼き切れているのか、立香はそれをど
うしようもなく甘いと感じた。
右手は人差し指と親指で弄り、強弱を変えながら弾いたり、グリグリと絞り上げる。舌や指先の動きに成す術なく従うだけだったそれは、やがてすぐに硬さを増して抵抗を見せるようになった。そのことにもどこか嬉しさを覚え、立香は緩めることなく薄紅色の先端を嬲っていく。
「あぁ! せんぱぁい……! んぅ……!?」
戸惑ったようにその声に疑問符を貼りつけるも、幼い少女の肢体は、確かに歓喜に打ち震えていた。穢れを知らない無垢な体に、今こうして快感を刻み付けているという事実は、立香の支配欲を満たし、さらに駆り立てていく。>>483
――ストッキング穿いていないのって、そういうことだよな……?
普段と違う装いをしてくれた少女に嬉しさを覚えながら、右手での乳首の責めを一旦休止し、ゆっくりとマシュの内腿に手を這わせる。
「ひゃう……!?」
可愛らしい声をあげる少女。太腿に力が込められて閉じられようとするが、そんなものお構いなしと立香は何度もさする。細く、それでいてムッチリとした肉感的な感触を楽しんでいく。
そしてゆっくりと、着実になぞり上げた指は、とうとう少女の不可侵領域へと辿り着く。
「あ、あぁ……! せ、せんぱい……!」
羞恥によるものなのか、顔を赤らめながら言うマシュ。下着越しに触れるそこは、確かに熱気に満ちていたが。
――やっぱそう簡単に、濡れるわけないよね。
藤丸立香も健全な一青少年だ。そういう類の映像媒体や書籍(主に黒髭経由)を持っているが、やはり初めての夜伽で、胸を刺激されただけで股を濡らすようなことは現実にはないのだと改めて認識する。
だがそれでめげる道理もなし。
下着越しに、割れ目をなぞり上げた。
「あぁぁぁ……!」
再び強張る少女の体。どんな言葉をかけてやるべきか分からなかった立香は、まるで理由を繕うかのように乳首を口で責め続ける。内股は閉じようと力を込めているのだが、如何せんマシュの細い脚では完全に閉じても隙間が出来るため拒むことは構わず、立香の右手による侵攻を許す形となっている。
無意味とも思える抵抗を見せる少女を微笑ましく思いながら、何度も割れ目をなぞる立香。そしてやがて割れ目の途中に、小さなしこりを指先で触れることに気付く。>>484
――これがいわゆる、『アレ』だよな……?
性感を得るためだけにあるとされる、女性のみが持つ器官。発生学的には男の股にぶら下がっているものと同質であるが、立香は自分のモノと今指で触れている存在が同じであるとは到底思えなかった。
密やかな存在感を持つ小さな肉芽は、少し加減を間違えただけで簡単に壊れてしまいそうなくらいに頼りない。それゆえにいじらしくて愛おしい。
それに比べれば、自分のモノなど遠慮の欠片もない、文字通りの棒であると立香は苦笑しそうになる。
見つけ出したその感触を確かめるように、立香の指は肉芽を重点的に刺激し始める。なぞり上げ、指先で転がすように弄ぶ。そしてゆっくり、けれど確かな力を込めて、押し潰すように肉芽を圧迫する。
「あん、先輩、せんぱぁい……!」
乳首を刺激するよりもさらに強い反応を示すマシュ。指の動き、加える力の加減によって様々な反応を見せる少女の姿に、立香の心臓はさらに鼓動を加速していく。
下着の横から、指を滑り込ませる。直で触るそこは下着越しに感じるよりも遥かに熱気に満ちており、少し湿っているように立香は感じた。
――濡れてる……ってことなのか?
比較する対象となる経験を有していない少年は、迷いながらも再び肉芽を刺激し始める。これまでよりも繊細に、それこそ硝子細工を扱うように柔らかく丁寧に転がしてやれば。
「ふぅ、んんん……!」
敏感な肉芽を直接触られて、くぐもった声を漏らすマシュ。声や様子に痛みは滲んでなかったため、十分準備ができたと『錯覚した』立香。
――多分、このあたり……!
指を肉芽から下へと下げていけば、周囲よりも湿り気の多い窪みを触り当てる。
初心者ゆえの逸る気持ちのまま、そこに指を押し入れたときだった。>>485
「いっ、たぁ……!」
跳ね上がった声が告げるは苦痛。暴走しかけた熱が一気に霧散し、冷たい怯えが立香の胸に去来する。秘壺の感触を確かめる間もなく指を離し、慌ててマシュの顔を見る。
「ご、ごめんマシュ! 痛かった!? 俺、場所間違えた!?」
獣欲を満たさんと、愛しい少女にぶつけたい。だがそれでも、苦しむよりは少女にも悦んでほしい。そんな優しさを持つ立香だからこそ、苛む罪悪感は大きかった。
縋るように震える立香の声に、一瞬呆けたように目を丸くしたマシュだったが。
「……いえ、場所はその、合ってました。突然だったのでちょっと驚いたっていうのもあるんです。お気を遣わせてすみません、私は大丈夫ですから続けてください」
花が綻ぶような可憐な笑みは、立香を安心させるのに十分だった。そしてより一層立香は誓う。自分の全てを受け入れると言ってくれたこの少女に、できるだけ苦痛を与えないと。
「マシュ、これ脱がすよ」
「ふぇ? あ、先輩……!」
拒絶の言葉を上げる前に、立香は下着をはぎ取る。そして。
「わわわ! せ、先輩……!?」
両手で足を開かせて、少女の秘所を露わにさせた。
生え揃っていない恥毛は、産毛のように柔らかに恥丘を覆う。ぷっくりとした滑らかな肉に覆われて秘穴は確認できないが、刺激によって存在感を増した肉芽が小さく顔を出していた。
「せせせ、先輩!? 一体、何をなさるつもりでしょうか!?」
状況についていけないのか、顔を真っ赤にして、マシュはテンパった様子で状況説明を求めるのだが、立香はそれに答えることなく。意を決したように唾を飲みこみ、顔を股間へと近付けていく。
「わぁぁぁぁ! せ、先輩待ってください! そ、そんなこと……!」
足を閉じ、腕を伸ばして拒絶しようとする少女。デミ・サーヴァントとしての力を持っていたのなら、立香の力など到底敵わなかっただろう。だが終局特異点を乗り越え、普通の少女と同じだけの力に戻ってしまえば、男女の力の差は覆せぬ壁になり果てる。マシュの抵抗も空しく、立香はぴったりと閉じられた肉の割れ目を親指で広げる。湿り気を帯びたそこは赤く充血しており、照りと色が暴力的なまでに立香の頭を揺さぶる。そこから漂う香りも、少女の体臭よりも濃密で生々しく、むせ返るほど熱い。
誘われるように、先ほどまで指で転がしていたそれに舌を這わせた。>>486
「あぁぁぁぁ! ダメぇぇぇ……!」
弓なりに背を反らし、声は掠れて消えゆく。舌先で突き、転がし、そして優しく吸い上げる。マシュの体はその度に、面白いくらいに跳ねてくれた。
「せんぱい、せんぱぁい……!」
うわごとのように、そして縋りつくように立香を呼ぶマシュ。両手は立香の頭に伸ばされているものの、押しのけるような力はなく、くしゃりと立香の黒髪を撫でるのみだ。
「やぁ……先輩、待ってぇ……!」
涙声にも似た訴えにも関わらず、立香は無視して口淫を続けていく。
――ごめん、マシュ。でも……!
立香の行為は欲を満たすものであると同時に、マシュにとっても必要な行為であると信じていた。
処女である証を突き破るとき、それは女性にとって筆舌しがたい痛みをもたらす。そして指を入れただけで痛がっているうちに致すとなれば、それは最早拷問でしかない。
少しでも快感でほぐし、濡れてくれれば、来る痛みは少しでも軽減されるはずだ。そんな思いで立香は舌で秘所を嬲り続ける。
少しずつではあるが、立香の行為は実を結び始めていた。肉芽を始め、秘所は先ほどよりも湿り気を増していく。肉芽だけでなく秘穴の周りも舐めとっていけば、入口が小さく収縮し始めてきた。
舌を這わせる度に、汗を何倍にも濃くしたような味が立香の口を侵し、喉へと滑
り込む。匂いやその味、そしてその行為そのものに、脳天が痺れるような興奮を覚える。
「あぁ……。うぁ、ふぅん!」
立香を呼ぶことすらやめて、狭窄した声を上げ続けるマシュ。先ほどよりも濡れているとは分かっていても、立香は震える心地で再び、マシュのそこに指を入れる。
「ひああぁぁん!」
甲高い声に、一際跳ねる肢体。まだ痛みは強いだろうかと緊張した立香だった
が、それは杞憂だった。
指の第二関節まで咥えこんだ秘穴。だがそこから、これまで以上の量の液体が溢れ出した。>>487
「う、わぁ……」
立香の口から、思わず声が漏れ出る。
――もしかしてマシュ、中が一番感じる?
体のどの部位よりも敏感な場所――いわゆる性感帯という部位が、マシュにとって秘穴であるというのなら。指を少し挿しただけで痛みを覚えるのも、そして今こうして指を入れただけで大量に愛液を分泌し、反応を示してくれることにも説明がつくように立香には思えた。
それを信じて、口で肉芽を慰めながら、入口の浅い部分を刺激するように指を動かす。乳首、肉芽と、刺激する場所を変える度に反応を強くするマシュだったが、こうして手淫を交えた今が一番際立っていた。
「やぁああ! 先輩待って、本当に待ってください! ダメなんです、私、あぁ!」
断続的に電流が走っているように、何度も身を強張らせる。凝り固まっていた秘穴もいつしかほぐれて、中指と人差し指の二本が根本まで受け入れられている。そして柔らかな肉襞は指を動かすたびにキュウキュウと締め付け、愛液が止め処なく溢れていく。
蜜壺とはよくいったものだ。溢れ出る雫を舐めとり、そして舌で肉芽に擦り付けて転がす立香は、どこか他人事のように思う。
そうしてそれは訪れた。
「ダメ、です! なにか来ちゃいます、せんぱい、来ちゃ……んんんん……!!」
くぐもった悲鳴が、白く細い喉から絞り出されたかと思えば。
挿しいれていた指が強く締め付けられ、マシュの下腹部から足先までが痙攣する。少女の全身が、痛々しく強直した。
「っはあ! あ、ああああ……」
大きく息を零して、マシュの体が弛緩する。だが秘穴は断続的に窄まり痙攣している。足も小刻みに震えて、そのたびに柔らかな太腿が波立った。
――もしかして、イってくれた……!?
愛しい少女を、この手で絶頂に至らせることができた。その事実に、少年は雄としての征服感を存分に噛みしめていた。達成感にも似た充足を得ていた立香であったが。
「うっ、ひぐっ……。あ、うう……」
震える嗚咽に、意識が現実へと引き戻される。
涙を溜めた瞳が、怯えたように頼りなく揺れる。少女の視線に射抜かれ、立香の胸は一気に冷えた。>>488
「マシュ……!?」
名を呼ばれて、ふるりと体を揺らしたマシュは、腕で目元を拭うようにして表情を隠す。
「マシュ、ごめん! 嫌だった!? 痛かった!?」
焦燥に掻き立てられるように、マシュの顔へと近付いて言う立香。
快感に打ち震えていたように見えたこれまでは、実は痛みに耐えていただけなのではないか。自分の欲望に目が眩んで、そのことに気付けなかっただけではないのか。あるいは目に見えていても、勝手に無視して蹂躙しただけなのでは。そうしてマシュを傷つけて、もしも嫌われるようなことがあれば。
「ち、ちが……、ひぐっ、違うんです……」
涙に塗れた薄紫色の輝き。溢れるほど湛えられた涙はそのままに、少女の口から紡がれた言葉に一先ず安堵を覚える。
「怖いんです。先輩に、嫌われたらどうしようって……!」
「……へ?」
声を詰まらせて言うマシュ。だが思いもよらぬ内容に、立香は間の抜けた声を漏らす。
「嫌うって、俺が? マシュを? なんで?」
心底驚いたように目を丸める立香に、マシュは目を伏せながら答えていく。
「今のが多分、その、『イク』ってことなんだろうなって思うんです。これって、気持ちいいって感覚が重なることで生まれるん……ですよね?」
果たしてマシュは、どこでそういう知識を得ているのだろうか。疑問や興味が生まれるが、立香は口にすることなくマシュの言葉を待つ。
「さっきは少し痛かったんですけど、でもそれからは先輩の手も指も、それからし、舌も。先輩らしい優しい触れ方で。初めての感覚でしたけど、私は『気持ちいい』って思えました。
でもふと思ったんです。こんな場所を舐められて、指でグシャグシャにされて、気持ち良くなってる女の子を先輩はどう思うんだろうって。
もし淫らな子だって思われたらどうしよう。先輩がそれで引いてしまったらどうしよう。
考え始めたら止まらなくて、すごく不安になっちゃって、気持ちを整理したいのに、気持ちいいの、止まらなくて……! 頭の中、真っ白になっちゃって……! どうしようもなく心細くて、怖くて……!」
震える声で、頬を染めながら必死に言葉を伝えるマシュ。再び溢れ出る涙を見ても、立香が狼狽えることはなかった。>>489
立香は震える体をそっと抱きしめ、額と額を合わせる。
「せん、ぱい……?」
「ちゃんと教えてくれてありがとう。それからごめん。俺自分のことで手一杯で、マシュのこと気遣えなかった。初めてのことだらけで不安に押し潰されそうになってるマシュに、気付いてやれなかった。ダメな先輩で、ダメなマスターで、それからダメな彼氏でごめん」
困ったように笑いながら、それでも穏やかな声音を少女に届けていく。
「そんな……先輩はダメなんかじゃありません! 私の自慢の先輩で、マスターで、大好きな恋人なんです!」
「……アハハ、ありがと。でも言わせて、マシュ」
照れくささに舌が絡まりそうになりながら、それでも立香は確かな声を振り絞って告げていく。
「マシュは言ったよね。俺が色んなことを教えてくれたって。そんな大層なことを教えてやれるような人間じゃないけど、俺もこれまでの日々でマシュからもらえたもの、すっごく大きくて多いんだ。本当は普通の女の子で、争いごとなんて嫌う心優しい子なのに、ずっと必死になって戦って、俺を守ってくれた。挫けそうになるときも、本気で死を覚悟したときも、ずっとマシュが隣で支えてくれたから――笑ってくれたから、折れることなく歩き続けられた。そんなマシュだからこそ、俺は好きになった。
マシュと結ばれて、こうしてマシュの体に触れられることが、今でも信じられないんだ。ずっとこうしてみたいって思ったことが叶って、しかもその……気持ちいいって思ってくれている。男にとってもう、この上なく嬉しいこととなんだよ。
だから、マシュをそんなことで嫌いになるなんてありえない」
気恥ずかしさによるものだろうか、立香の頬もまた上気しており、それを隠すように唇を重ねる。先ほどの深いベーゼではなく、触れ合う程度の幼い口づけ。
「えっと……、だからその、そんなことで不安にならないでほしい。マシュのことは大好きだ。これでマシュの不安が消えるのか分からないけ――!?」
言葉は最後まで続かなかった。立香の首に回された腕に力が込められ、引き寄せられる。そしてすぐに立香の唇に押し付けられる柔らかな感触。
接吻はそれ以上深くなることもなく、回された腕の力が緩む。
唇を離してその表情を見る立香。マシュの瞳は変わらず濡れていたが、浮かべる笑みはひどく穏やかだった。>>490
「先輩……」
掠れた声で呼ぶマシュは、あまりにも大人びていた。忘れかけていた情欲が、再び少年の胸に熱く灯る。
「マシュ……!」
余裕ない響きで呼んだあと、立香は金属音を鳴らしてベルトを緩め、ズボンを下ろす。
「せ……ん、ぱい」
目を丸くして、身を委縮させるマシュ。目線は反り立つ立香のそれに釘付けになっている。
マシュのを間近に見たあとでは、自分のモノであってもグロテスクだと思えてくる。マシュからすれば余計不気味に思えるだろう。
それでも。
「マシュ、ごめん! 俺もう、我慢できない……!」
余裕ない形相に、余裕ない声音。ぶつけられた少女は一瞬だけ戸惑いを露わにしたが、すぐに浮かべた笑みには、覚悟に似た固い輝きがあった。
「はい。私の初めて、もらってください」
その台詞や表情はどこまでも艶やかで、立香の中にあった迷いは完全に立ち消えた。
マシュの体と密着するように抱きしめる立香。己がモノを蜜壺に宛がい、一気に最奥まで押しいれた。
「~~~~っ!?」
声ならぬ悲鳴が部屋に響き、立香の背に回された腕が上着を握り締める。
――うあ、これ! マシュの中きつくて、熱くて……!
本来なら年長者として――そしてマスターとして、意地を見せねばならないとこ
ろだ。立香の下で細く華奢な体を痛みに震わせている少女に、労いや心配する声の一つでもかけなければならない。そう理解していても、自身の肉棒にはこれまで経験したことのない快感が絡みつき、一瞬でも気を抜けばそれだけで果ててしまいそうだった。>>491
「せ、せんぱい……? だいじょおぶ、ですか……?」
自分よりも遥かに苦しんでいるのが明らかな恋人に、決してこのような言葉を吐かせていいわけがない。
「俺はいい! そんなことより、マシュは……!?」
情けなさと不甲斐無さに打ちひしがれながら、マシュの顔を見る。罅割れた声を放つ少女の表情は、痛切に歪んでいた。
「痛い、です。でも……!」
瞳に涙を溜めたマシュは、それでも、精一杯の笑みを形作って。
「それ以上に、やっぱり嬉しいです……!」
雫が目尻から溢れ、重力に従って落ちていく。
「優しい先輩が、誰かを傷つけることなんて絶対にしない先輩が、こんなに痛いくらいに気持ちをぶつけてくれるのが、本当に嬉しい……!
自惚れていいですか? この痛みは、私だけのものだって。この痛みは、先輩が私だけを愛してくれている証だって。
この世界で一番先輩を愛しているのは、私なんだって……!」
胸を震わせ、視界を滲ませるこの感情を、立香はどう言葉にすればよいのか分からなかった。それを声に乗せて伝えようとすれば、嗚咽となってしまうことになると分かっていた。
奥歯を噛みしめ、マシュの視線から逃げることなく頷く立香。それで少年の思いを汲み取ったのだろう。マシュは満足げに微笑んで、立香の頬に手を添える。
「ありがとうございます。それだけで、私は充分です。だから先輩、そんな顔しないでください。私は、大丈夫ですから」
文字通り身を裂く痛みに耐えてなお、浮かべるその笑みを。
立香はどこまでも美しく、そして尊いと思った。>>492
「……マシュ、動かすよ?」
自分の胸に今抱いている感動を――少女への溢れ出すほどの愛おしさを、立香は言葉にする術を持っていない。ならば行動で示すしかないと、思ってのことだった。
立香の言葉に、マシュの表情に緊張の色が差す。だがぎこちなくあるものの、少女は確かに微笑んで頷いた。
最初は緩慢な動作で、指で掻きまわしたときに一番反応の良かった場所を思い出しながら擦りつけた。他とは感触が違うザラついたそこを刺激すると同時に、肉芽を親指で押し潰してやる。
痛みに震えるのみだった少女の声は、立香の丁寧な愛撫と抽迭によって、その声に甘い響きを交えることになった。
ただきついだけだった蜜壺は、次第に立香の動きに合わせるように、熱はそのままに間断なく収縮し始めた。
与えられる快楽に耐え切れず、気付けば立香は大きく腰を振り始めた。浅いところから一気に最奥まで――適度な固さを持った子宮口が亀頭にぶつかる度に、電流に似た快感が全身を貫き奥歯を噛みしめる。マシュも苦しそうに呻くだけであったのが、やがて甲高い悦びの声を交えるようになっていった。
少女の嬌声。結合部の水音。震え乱れる肢体。痛みから快楽へと変わりゆく刺激に歪む美貌。全てが立香の理性を揺さぶり、ただ無心に腰を打ち据えるための原動力となる。
「マシュ……!」
昂っていく射精感が頂点に達する前に、何度呼んだその名を叫ぶ。
焦点が定まっているのかも分からない瞳。それでも視線が合った瞬間、少女は無防備な微笑みを見せてくれた。
「せん、ぱい……!」
渇望するように己を求めてくれる少女に、立香はその体を掻き抱いて、渾身の力を込めて最奥を突く。
この日一番の声量と高さの響きを喉から迸らせ、マシュの膣が一際大きく収縮する。搾りとるようなその動きに逆らうことなく、立香もまた欲望を吐き出すのだった。>>493
「ほんとごめん。後先考えずに中に……」
二人揃ってベッドで横になりながら、立香はしょぼくれた声でマシュに謝罪していた。
「大丈夫です。ダ・ヴィンチちゃんからもらった薬があるので、その……妊娠してしまうことはないかと」
「さすがマシュだね。しっかりしてい……待って。なんでダ・ヴィンチちゃんからそんなのもらってるの?」
「ダ・ヴィンチちゃんが言ってたんです。男はみんな人の皮を被った野獣だ、妊娠とか後先考えることなく腰を振って、出すだけ出せればいいと思っているような人でなしばかりだ。だから先輩とそういうことになったときに困らないように、常に自分の身を守れるように備えておきなさい、と」
「くっそ恥ずかしいけどまことにその通りです、ダ・ヴィンチちゃんありがとうチクショウ!」
後日絶対弄られるのだろうなと、力なく笑う立香。そんな少年の胸元に、マシュは顔を押し付ける。
「マシュ……?」
「今日はありがとうございます。言葉以上に先輩の思いが伝わってきた気がして、とても幸せでした。私の気持ちも、先輩に伝わりましたか?」
見上げてくる視線は頼りなく揺れており、落ち着いたはずの立香の心臓はまた暴れ出しそうになる。それでも彼女の問いに答えるべく、マシュの額に口づけを一つ落として。
「伝わったよ。ありがとうマシュ。大好きだ」
照れたように頬を紅潮させ、精一杯絞り出した声に、マシュは瞳を輝かせる。
それは立香の心に刻まれた、あの日の笑みを彷彿とさせる屈託のない表情だった。
「ずっとずっと、私も大好きです! 先輩!」
そうしてどちらともなく口づけを交わし、二人して微睡に落ちるまで、取り留めのない会話を重ねていくのだった。
後日ダ・ヴィンチちゃんを始め様々な人間からからかわれたり、鬼気迫る表情の清姫や静謐から立香を死守するマシュの奮闘劇が繰り広げられたのは、また別のお話。
>>470
くっ……元々ジャンヌには幸せになってほしかった私
ジャンヌのソリッドブックにて作者様に敬意を払いつつ(ジャンヌはそう簡単に陵辱者ごときのチンポに負けないもん!)
とややもにょりつつ、でも可愛いからついつい見ちゃうの繰り返し
このスレでも中盤までアタランテとにゃんにゃんしてても
(エロいし可愛い何より犯されてるジャンヌは幸せそう……でもまだ憎悪があるんだから陵辱者と変わらないもん!)
と必死になっていたものの、
にゃんにゃんの丁寧な描写やジャンヌの可愛いさアタランテの調教過程諸々もあり
結局初期のころから(あれ?これもしかしてアタランテってジャンヌのこと……?)と感じててこの前のカルナさんとの問答でアタランテ→ジャンヌへの愛情が確定したので
無事こちらも完堕ちした模様
上で言ってる方もいるけどジャンヌ可愛すぎる……
是非彼女にはアタランテによって調教されつくしてほしいそれっぽく言うと隷属させられる雌の幸せも知ってほしい
何より歪んだ形とはいえこういうある種の平穏さが感じられるのも素敵です!
頑張れアタランテ!ジャンヌにケモミミ生やして眼をハートマークにさせるのです!>>495
読ませていただきました、ありがとうございます。
同じ「藤丸立香」でも拙作の「藤丸立香」と比べてなんと朴直な少年なんだろうか!拙作だとカルデアに所属する前から男女交際や性交の経験済みで、カルデアに来てからスカサハや槍オルタとかといちゃこいてる女性関係が華やかな奴ですからね。
私はマシュを題材にしたことはありませんでしたが、こうした飾り気なく愛し合って交合するシナリオがよく似合いますね。(他の女性英霊がそうではない、という意味ではなく)もっとマシュの嬌声や咽び泣く声を聞きたい!マシュだけでなく、スカサハとか他にも魅力的な女性がいますし、また気が向いたならばSSを投稿していただければ嬉しいです。>>495
人生初?(疑問)
人生初……(理解)
人生初ぅ!?(驚愕)
……中々やるじゃない(震え声)
見事なまでに王道のボーイミーツガールは久しぶりで心が洗われるようでした。
これが若さ、これが青春である。
アドバイスとしては今はまだ長編を作るより、一話一話完結型の短編を書いた方がいいと思います。慣れない内に物語書こうとして投稿速度が激落ちしたのが私だからです。てへぺろ。
今書いてる『魔獣と聖女』も変にストーリーを付けずに、愛ある調教という形で書いていけば余程楽になっていたことでしょう。でも付けちゃう……悔しい……。
>>496
人間城塞のジャンヌが簡単に破れないというのに激しく同意。
とはいえこの『魔獣と聖女』における聖女様を取り巻く環境はもうどうしようもないぐらいなので、参っております。
天草四郎時貞の願望が叶えられた+ジーク君を助けられても生かすことができない+大聖杯が掌握されているから4んでもレティシアは元の場所に帰られない+奇跡的に大聖杯を破壊できても不老不死を失った人類がどんな地獄を見るのか、自分の所為だと言えはしても瓜二つのレティシアは魔女裁判よりも過酷な目に遭うのではないか。
……とまあ、本編でも詳しく書いていないジャンヌの精神的衰弱の原因を上げた訳ですが、ここにアタランテの「なんだかんだで丁寧に優しく、それでいて激しいケダモノ交尾」が加わって堕ちてきています。
いつか完全に受け入れたときのジャンヌをまてしか。
アタランテもジャンヌを真っ当に愛せるようになっていると良いな!>>463俺はジクジャンのイチャラブでしか抜かないって決めてたのに。悔しい!でもヌいちゃう!(ビクンビクン)
あっちのスレで話題に出た、兄貴複数にエロい事されてるのが見たくなったので書いてみたよ。
お気に召すと良いな。
では投下していきます。>>501
初めは何のことかわからなかった。
ただ、放り出された煉獄の世界で、私の命はサーヴァントの彼に握られていたと言っても過言では無かった。
そう、突如現れ助けてくれた青いキャスター、アイルランドの光の御子。
クーフーリン。
彼はただ最善を尽くしてくれただけなのだ、きっと。
「あっ…!?…ひっ…あっ…やぁっ!?な、何してっ…ひんっ!?」
「何って、了解してくれただろ、魔力を少しでも強化するって」
休憩のために結界のルーンを張り、忍び込んだ建物の一室。
私は戦いに備えるというクーフーリンの言葉に頷き、彼にマスターとしての協力を請われた。
頷いた途端、彼は私の背中を抱きしめ、スカートの下に手を入れて、タイツの下に潜り込んだ彼の手のひらはさらにその下に進み、節くれだった太い指先を私のそこに、突き入れてきたのだ。>>502
混乱で暴れようとする私を彼は、背中に回した腕一本で抱きしめるように押さえ込んだ。
たったそれだけで身動きが取れなくなるなんて…
その力強さに本能的な恐怖が湧き起こる。
「やだっ…ぁっ…やめて、やめてっ…」
「何だお嬢ちゃん、こういうの慣れてないのか?魔術師なら基本的なことだろう」
そんな事言われても困る!
こっちはズブの素人です、魔術師としても、え、え、えっちな事もっ!
彼はそんな私を見てニマリと笑った。
「おうおう、そいつは僥倖だ。処女ならなおさら良い。魔術的にも、俺としても」
彼はそのまま硬い床に私を寝かせ、着ていた制服をあっという間に脱がせてしまった。
暴れる手足は全て難なく抑えられ、秘所を蹂躙する指は激しさを増す。
口を吸われ、胸を食まれ、その度に高められていく快感。
嫌なのに、嫌なのに!
はしたなく溢れる嬌声に混じって、私はだだひたすら助けを求めていた。
「やっ…こわい、こわいっ…ひあっ!マシュっ…やだっ…助けてマシュぅ…っ!」
「良い顔だ、そそるぜマスター」
そして私の体はビクビクと、ひときわ強く痙攣を起こし脱力した。
「あっ…あっ……」>>503
力の抜けた体からクーフーリンは指を引き抜き、そこに何かが押し当てられる。
熱く熱く、指なんかよりもっと太いそれ。
「や…やだ…た、すけ…っ」
「ちゃんと気持ちよくしてやる、怖がるなマスター。それと…」
「あ゛っ……!」
狭い中を強引にそれは入ってきた。
引き裂くように突き進むそれ。
「ここは俺の結界の中。外に声が届くことはない」
「ぎっ…んぁ…っ…」
「だから遠慮なく声を聞かせてくれて良いぞ、マスターの声はとても、良い」
「ああっ!?」
激しく揺さぶられ、初めて感じる痛みと熱と、頭の中をかき乱す暴力のような悦楽だった。
ただ私は彼に快楽を貪られ、魔力を吸い上げられて、私の全てを彼は奪って行ったのだ。
飢えた犬に食い尽くされるウサギのように。>>504
定礎復元。
帰還、カルデア。
そして私は彼と再会する。
そして始まったのだ、この関係が。
「あっ!?」
「そんな物欲しそうな目されて、応えてやらないなんて男がすたるだろう?」
「そっ…んな、目なんてっ…んっ!」
再開して早々、私は彼に引きずられるように物陰に押し込まれた。
狭い廊下の隅。壁におさえつけられて、背後にピタリとその大きな胸板を感じていた。
噛みつくように首筋を吸われ、振り払おうとする腕を押さえ込まれると、前戯もそこそこにずらされた下着の隙間から強引に太く硬いそれを押入れられる。
「んぐっ!?」
大きな掌が後ろから口を塞ぐ。
「声は漏らさないほうがいいな。別の俺がいるからよ、ルーンを張ってもバレちまう」
それはランサーのクーフーリンの事だろうか。
カルデア帰還後すぐに契約を結んでくれたサーヴァントだ。
もちろんとても驚いたのだが。>>505
「んっ…んっ…んっ!」
狭い中をズリズリと押し広げ、彼は力尽くで私を喰らう。
背後から強引に突いてくるそれに、しかしすでに彼に堕とされた私の体は快楽を拾い上げて行くのだ。
心だけが取り残される。
奥を疲れるたびに痺れる体。力を失う両脚。熱を待ちわびるその最奥の疼きに。
これで良いのだろうか。私は、私の気持ちは。
体だけを求められ、悲鳴をあげるこの心は……
クーフーリン……
「んっ…んっ…んんーーっ!?」
ビクビクと絶頂が駆け巡る。
「んっ…良いぞマスター…!」
同時に達した彼から放たれた熱が、お腹を熱く満たして行くのを感じた。
あの時もそうだった。
貪られ、魔力を残らず吸い尽くされた私の体を満たして行く彼の熱に震えた。
優しく抱きしめてくる暖かく頼もしい体、頑張ったなと撫でてくれる大きな掌。
先ほどまでの無法が嘘のように、私の魔力で満ちたかの英霊は頼もしく安らぎを感じる存在で…そう、彼は私を護ってくれるんだ。
衝撃で干からびた心に何かが満ちて行く。>>506
あの時から私は、私の全てを、彼は……
「やっぱりそういう事だよなぁ」
やれやれと、呆れたような声。
え…クーフーリン…?
ビクリと体を震わせた私を隠すように、背後のクーフーリンが体をひねる。
そして物陰の向こうに立つ彼、ランサーのクーフーリンを睨みつけた。
「なんだよランサーの、ちょっと野暮じゃねえかい?あんまりマスターを怖がらせたくないんだがな」
「がっつきすぎだろキャスターの。召喚に応じてみれば、何故か俺の匂いがするマスターがいると思ったら…同じ俺としても手が早すぎだと感心するね」
ふふんと背後のクーフーリンが嗤う。
回された腕にぎゅ、と力が入った。
「そりゃそうさ、こうなるって思ったからな。好みだろ、俺。だからちょっと強引にしちまった」
ふん、と、ランサーの彼は大きなため息を一つ。
そして背を向けて歩き出した。
「せめて部屋でやれ部屋で。そんな状態のマスターどうするんだよ」
「どうせもう人払いはしてるだろ?」
「そうだがよー…」>>507
人の気配がしない廊下を、キャスターに抱えられて連れて行かれる。
ランサーの先導でたどり着いたそこはランサーの彼の部屋で…
「さあマスター、気持ちはついて行かないかもしれないが、覚悟を決めてくれないか」
「あんたはクーフーリンに気に入られちまったのさ」
ランサーとキャスターが交互に語る。
ベッドに降ろされ、一つ動悸が高鳴った。
後ろからキャスターに拘束されて、前にはランサーがその青いスーツをはだけて行く。
「これからもっとマスターには負担をかけると思うが……約束しよう、マスターのために俺の力を尽くす事を」
「そして愛する事を許してくれよ、マスター。いや」
「「リツカ」」
同じ声が前後から重なった。
裸になった彼はベッドに乗りあげると私の両脚を抱え上げて、そして、ズブリと最奥まで突き入れてきたのだ
「あ゛っ!?」
入ってきたそれは先ほどまで私を蹂躙していたそれと寸分違わず、ああ、彼らは同じ英霊なのだ。
揺さぶる動きも、口内を荒らすその舌も。>>508
「あっ!んちゅ…んぷ…っ!んんんっ…」
逃げようとしても背後の彼に押さえつけられ、体はビクとも動かない。
たとえ相手が一人でも敵いはしなかっただろう。
私は、強大な力をもつ英霊に、目を付けられてしまったのだ。
私を蹂躙する圧倒的で純粋な力が怖ろしかった。
一心不乱にその動きは激しさを増し、私は戸惑いと恐怖を抱えたまま快楽の波に飲み込まれる。
心には混乱しかないというのに、体だけは彼を認識して。
そう、彼も同じ、好きな人、だと……
ああ、私はどうすれば……
そして背後の彼も動き出す。
小瓶から垂れた秘薬で後ろを広げられ、そして彼はそこに同じものを突き入れてきたのだ。
「ぐっ!?」
同じ形、同じ熱。
同じ体の、同じ魂の男たちが同時に私の体を貪っているのだ。
激しく揺さぶる前の動きに翻弄されていた私は、お腹を強く圧迫するその刺激に耐えられなかった。
「あっあっあああ…っ!!」>>509
絶頂。
がくりと頭が落ち、ビクビクと震える体、力の抜けた四肢がだらりと彼らに委ねられる。
「後ろで逝っちまうとは、素質ありか」
「いやいや、俺のテクだろ」
軽口を叩きながらも翻弄する動きは止まらない。
強すぎる快楽に涙が溢れ、締まりのない口端からよだれが零れる。
何度も何度も絶頂を味合わせされて、私は今迄知りもしなかった男というものに汚されていく。
一人が前で達すると、もう一人がすぐさま私を穿った。
その度に吐き出される精液は常に子宮をこじ開けるかのように最奥で出され、彼らは英霊なのに私の子供が欲しいのだろうかなどと、馬鹿な考えが脳裏をよぎった。
注がれるたびに腹が膨らんでいくようで、もう無理だと、おかしくなると助けを叫んでも、彼らは代わる代わる貫いて休ませてはくれなかった。
終わりが見えない。
頭がおかしくなる…
まるで時間を亡くした牢獄の中だ。
私は全てを剥ぎ取られ、残ったのは恐怖と快楽、そして僅かばかりのひび割れた恋心…
そうして私の体は彼らの、いや、クーフーリンの物にただ染め上げられて行くーー>>510
「最初から飛ばしすぎだろ」
キャスターの呆れ声にランサーは憮然とした視線を返す。
「お前が抜け駆けなんかしてるからだろ」
「いやいや、お前が最初に出会ってても同じことしただろうが」
「そりゃあなぁ」
完全に意識を飛ばしたマスターを二人で挟んだまま、クーフーリンは軽口を叩き合う。
少し揺さぶればビクビクと反応するかわいい体から抜け出せそうに無かった。
「このマスターの何がこんなにも俺にグッと来るのかねぇ」
肌に吸い付き跡を付けながら、今更労わるように愛撫する。
「良い女だから仕方ない。特にあの煉獄の中で凛と立っていたこの子は格別だった。助けてやりたくもなるし、喰らい尽くしたくもなるってもんさ」
「良い女なら仕方ない」
そう言って、男たちはまた体を揺さぶり出した。
少女は強引に目覚めさせられ、枯れた喉から悲鳴をあげる。
非力な抵抗を押さえつけ何度も中に吐き出して。
少女の魂を、彼の匂いで染め上げようとしているかのように。
「これからも俺が増えたら、その時も…まあ大変だろうがよろしくな、マスター」>>512
やだぐだ子、かわいそエロかわいい。
特に意識を飛ばして二人に挟まれてるくだりが性癖直撃で最高にゾクゾクしました。>>512
兄貴ふたりに翻弄されるぐだ子ちゃんかわいい…かわいそうだけどかわいい…
クー・フーリンが大好きなのにぐちゃぐちゃにされて伝える暇すら無い…これ、ニキズの執着がどういう類いの物なのかで天国と地獄が別れると思うんですが…!
最高ですありがとうございます!>>512
仕事早ーい!
また一つSSが……アリガタイ アリガタイ>>445
「ん……んふ……」
しばらくした後、マシュは少年の膝の上に乗りながら深く口づけをしていた。
ワンピースあ足元まで脱いでおり、そこに現れているのは彼女の雨に濡れて妖しく光を反射する美しい肌と、ズラされた下着から見える豊満な乳房と桜色の突起である。
少年がその乳房に触れると、マシュマロに触れたような柔らかな感触と共に手がその中に沈み込み、少年は高揚感に襲われてそのままゆっくりとマシュの乳房の形を変えていく。
「んんっ……んむっ……」
少年の手が動くたびにマシュは身をよじらせるが。拒絶することはなく舌を積極的に絡ませていく。
二人の頭の中には自分たちのように他の人間が此処にやってくるかもしれないという考えは勿論あったが、それ以上に彼らの頭の中には思い人と繋がりたいという思いが強かった。
雨音の中にマシュの嬌声が混じり、二つあった影は一つになってまるで別の生き物のように艶かしく、冬眠から目覚めた蛇の交尾のように激しい。>>512
あっちのスレで術槍兄貴の話をした者です…
まさか本当に書いて頂けるとは思わず、感激です。ありがとうございます!
長身でガタイのいい二人に挟まれて抱き潰されるぐだ子ちゃんかわいそうでかわいいです…
ぜひオルタニキも参戦させて4Pが見たいです。本当にありがとうございました!>>512
乙です!すごく良かった!
女性の一人称視点で犯されていく描写ってスゴくそそりますよね~(たまらんよだれズビッという感じの)
こんな風に女性のモノローグで行為の進行を進めていくSSを描きたいのですが・・・。ヒロインXは果たして昂ぶった心を沈めることが出来るのだろうかっ!
・・・・・うん、ヒロインXとえっちゃんのSSは、もうチョット待ってね・・・。待ってね・・・。というわけで最近忙しくてなかなか投稿出来なかったのですがなんとか形になったので続き投稿していきます
今回は長くなったので前編と後編に分けます(もしかしたら予定より長くなって途中に中編挟むかもです)
※基本的にぐだ子視点なので描写が女性向け?かもしれません
今回も本番はないです
前編はエロ描写すら少なくなっちゃってます(R-18とは)>>521 その3 ご奉仕するの巻 前篇
薄暗いマイルーム。本来ならば眠りについているであろう時間、一人の女の声が響く。その声は甘く、切ないもので少し掠れていた。ダビデの指がぐだ子の秘所を責める度その声は大きくなっていく。
「んっ……、…ん、あっ……あっ、あっ、……ああっ……!!」
「……ん、イッたね。どうする?続ける?」
「…ちょっと疲れた、かも」
「分かった。じゃあ今日はここまでにしよう。お疲れ様」
「…うん。ダビデもお疲れ様。…えっと、その…ありがとう」
ぐだ子は乱れた服を整えながらダビデに礼を言うとダビデはどういたしましてと普段よりずっと柔らかい声色で答えた。
あれからというものダビデはぐだ子の自慰を手伝うようになった。最初の頃は慣れない強烈な快楽で気を失うように眠りについていたぐだ子であったが最近は少しずつ慣れてきたのか最後まで起きていられるようになった。といっても…ダビデは想像以上に前戯が上手く何度も絶頂してしまうため最後の頃になると息絶え絶えなのは変わらない。>>522
(やっぱり…これって…)
恋人というわけでもないのにこんなことをしていいのだろうかと思いながらもぐだ子は背中にある違和感について考えていた。愛撫の最中から感じていたソレはダビデと体を密着させるときによく感じる硬いもので、性知識の乏しいぐだ子でもその正体には気付いていた。これは、ダビデの…
「マスター。さっきから落ち着きがないようだけどどうしたの?」
「え!?ななななんでもないよ!……おやすみっ…」
「…うん。おやすみ」
今も背中に当たる硬い物体の正体について悶々としているとそれが伝わったのかダビデに話しかけられ慌てて目を閉じる。しかし目を閉じると視覚がない分更にはっきりと当たっているものの感触が伝わってきて意識してしまう。
(これってそういうことだよね…?勃起してるのが、当たって…)
ダビデの異変に気付いたのは今日が初めてではなかった。なんとか愛撫中にも自分以外の事を気に掛けられるようになった時、背中の違和感に気付くことができたのだ。最初はまさか、と気にしていなかったのだが愛撫の度に勃起しているのが分かってしまうとさすがに認めざるを得ない。…ダビデは自分とのやりとりに興奮しているのだと。
自分の体に興奮してこうなったのかと思うと背筋が喜びでぞくぞくした。>>523
(嬉しい…とか思っちゃってるなんて私おかしいな)
ダビデが自分を性的対象としている。その事実に心が震える。さっき抜いてもらったばかりだというのに自身の体がまた熱を帯びていくのが分かった。どんどんいやらしくなる自分の体に呆れながらぐだ子は息を整える。
(ダビデ辛くないのかな。どうするんだろう。…どこかで処理するのかな)
寝ている振りを装いながら息を吸って吐いての作業をしているとぐだ子を抱きしめていたダビデが音も立てずに身を起こした。どうしたのだろうと思っていると僅かに衣擦れの音がする。
「…………っ……」
(…え……?)
衣擦れの音の後、しばらくするとひどく艶っぽい声が背後から聞こえた。その声の事が気になってこっそり頭だけを動かして後ろを向くとダビデの背中が見える。何をしているのかここからでは見えないが途切れ途切れに聞こえる色めいた声から何をしているのか見当がついた。
かつての自分のように、ダビデは自慰をしていた。いつも飄々としているダビデからは想像もつかない苦しげな声。仄かに匂う雄の匂いにおかしくなってしまいそうでぐだ子は慌てて元の位置に頭を戻した。
(ダビデ…いつもこうしてたのかな。だとしたら…)
自分の時は気持ちよくしてもらっているのにダビデには一人で性欲処理をさせてしまっているなんて不公平なのではないか。…かといって自分に何ができるのかと、ぐだ子は頭を悩ませる。男の人の性欲処理の仕方なんて知らないのだ。その日非番であった藤丸立香のマイルームに、彼とスカサハは並んでベッドに腰かけて談笑していた。そしてふと初めて特異点でともに戦ったときのことが話題になった。
スカサハが立香を強く意識するきっかけはお互いが初めて臨んだ特異点であるアメリカでの出来事だった。立香たちが女王メイヴ、クー・フーリン・オルタが率いるケルト軍と衝突する前日、ラーマたちはカルデアの通信を利用して、カルデアに所属する英霊たちと会議を最後まで続けていた。カルデアには多くの英霊が所属している。常勝の天才、不敗の名将、卓抜した用兵巧者、など歴史に燦然と輝く千軍万馬の将帥たちがいる。そんな彼等との会議は長時間に及んだ。
そして、極めて重要な問題である、英霊をどの戦地に配置するか、それを名将たちは躊躇いもなく立香に一任した。スカサハは彼等の信望を一身に背負う少年に強く関心を持った。
「相手はクー・フーリンたちだ。ケルト神話の大英雄たちだ。やりがいがあるというものさ」
立香は人の悪い口調を作ってはみせたが、スカサハのみるところ、あの時の立香の表情は、万夫不当の大英雄たちと対峙するマスターというより、評判の悪い教師に悪戯をしかけてやろうとする学生のような印象である。
「……あの時は、まさかこういう関係になるとは思わなかった」
「そうなの? 僕は一目惚れだったし、君に振り向いてもらおうと頑張ったよ。そしてちゃんと応じてくれたことがとても嬉しいよ」
「そ、そんなおべっかなど……何を考えている」
横で恥じらいうつむいた彼女の姿―――女性用のカルデア制服を着こんだスカサハに目を奪われ、しばし高鳴る胸を押さえたまま魅入ってしまう。
是非とも着ている姿を見たい。そう言って頼み込んで着てもらったのは、スタッフでも仲がいい事務総長のアレクサンダー・ルッツに融通してもらった品だ。立香の予想通り、白い上着と黒いミニスカートと黒ストッキングに身を包むスカサハは見惚れるほどに美しく輝いて見えた。
「スカサハ、いいよね……」
主の視線に晒されて恥じらいうるむくながらも、まんざらでなさそうに微笑む。常は理知的な彼女が見せる不器用な照れと愛情表現。
愛おしい人がまとう制服はよりいっそう輝いて瞳に映り、立香の胸に熱い思いを込み上げさせる。「あ、あまりじっくりと見ないで欲しい」
「どうして……?」
「う、うぅ~。こういう衣装はやはり私には似合わない」
スカサハの頬が、内部に太陽を持つかのように紅潮している。
「そんなことない。よく、似合ってるよ」
自信を持って―――そっと近づき、耳元でささやく。
「そ、それに……先程、セタンタに散々笑われてしまったのだ」
耳朶がくすぐったかったのか、スカサハは一瞬背筋をビクンと震わせ、その震えを乗せたままの声で慌ただしく言葉を返してくる。
「そんなことがあったの?」
スカサハが自室で着替えて、立香の私室に向かう際、キャスターのクー・フーリンと出会ったのだ。クー・フーリンはボクサーのような無駄の無い敏捷性に富む体格した青い長髪、赤い瞳の青年だ。カルデア購買部で購入した緑のシャツにカーゴパンツを穿いて、愛人の部屋へ向かう途中だった。
カルデア制服を着た師匠を目撃した弟子は瞠目した。
「師匠、とうとう気が狂いやがったか」
そう呟いたのをスカサハはしっかりと訊いていた。
白を基調としたミニスカートのカルデア制服が、すらりとした均整のとれた肢体を、よりいっそう美麗にひきしめているのがわかる。
闇色の長い黒髪、うす蒼い翳を落す睫毛、象牙色の光沢を仄かに照り返す頸、柔らかな花弁を合わせたような唇、鼻梁の端麗さは、古代の名工の手になる彫刻を思わせた。しかし生命のない彫刻でありえない証明はその双眼で、紅い瞳は研磨された紅玉のような光を放っていた。それとも、燃える星の輝き、と呼ぶべきだろうか。無機質的な完璧さを有する彫刻の目でないことはたしかだった。
そして制服をふんわりと盛り上がらせているふたつの玉椀を伏せたような乳房、なよなよとくびれた丸い胴からむっちりと張った腰。
玲瓏月輪のごとき美女である。魅力的な姿であっても弟子としては受けた衝撃は余程のものだったらしい。>>525
翌日。ぐだ子は悩んだ末にマタ・ハリの元に訪れた。マタ・ハリは最初期からカルデアを支えてくれたサーヴァントの一人であり、ぐだ子はマタ・ハリのことを姉のように慕っていた。そんな彼女の本当に欲しい物を知っていたぐだ子にとって男性に対する性的知識を聞くということはとても躊躇われることであったが他にそんな事を聞けるような人が浮かばずおそるおそる相談してみるとマタ・ハリは太陽のような笑みを浮かべ我が事のように喜んでくれた。
「そう。そう…!ふふっ…マスター、ついにイイ人が見つかったのね!」
「え、えっと…」
まるで色恋沙汰が無縁だった人間に恋人が出来たとはしゃぐ友人、もしくは家族のような反応にぐだ子は複雑な気分になった。イイ人。マタ・ハリの言葉が頭に響く。ぐだ子にとってダビデはどういう存在なのか。そのことについて考えたことはあったがうまく言葉で表すことが出来ず単にマスターとサーヴァントという関係であると処理していた。それにしては随分深入りしてしまった気もするが…今もまだ答えは出せていない。「今日は、はっきりと言うがね。あんたは近頃料簡がおかしかねえか」
剽悍精強を極めた大英雄は、ずけずけといい、
「人間、色恋にうつつを抜かすとざまァなくなるというが、お前さんがそうだね。俺はあんたがそんな色ボケになるとは思わなかったよ」
「セタンタ、言葉をつつしめ。私は、お前にまくしたてられると、棒か何かで殴りたくなる」
スカサハは、むっとして、さっさと立香の部屋へ向かった。
これが今から最愛の主と会う目的がなければ、無礼な弟子を霊基返還してやろうかと思った。
思い出して唇を尖らせてむくれるスカサハの表情がたまらなく愛らしくて、少年は笑いを堪えつつも、魅入ってしまう。
「大丈夫。見ているのは僕だけだし」
「大丈夫じゃないぃ。お前にじろじろ見られるだけで、その、あれだっ」
視線がむず痒いのかしきりにもじつく様子も、羞恥に溺れて耳の先からうなじまで真っ赤になった姿も。何もかもが愛おしくてますます胸の鼓動が高まってゆく。
「そういうって。どういうこと?」
「う、う~っ。本当に……意地悪な奴だ」
じゃれあうように交わす言葉までもがむず痒く、もどかしくて、だが、とてつもなく愛しく思えた。
「る、ルッツに気づかれたのではないか?」
「まあ、気づいているだろうね。いい笑顔でくれたし」
知り合いに情事のことを見透かされるなど羞恥の極み。そう言わんばかりだった。
しばし見惚れていると、艶めいた仕草で髪を掻き上げ、潤む視線をよこしてくる。いつしか寄せ合っていた肩先が、互いに熱を孕み火照ってゆく。
「ふ、ぅ、ぁ……っ。りっ、つかぁ……っ」
恨めしそうに、それでいて艶をたっぷり含んで啼いたスカサハの潤んだ瞳が持ち上がったのを見て、昂る愛情が命じるがまま。両のまぶたにもキスの雨を降らせる。>>528
「それでお相手は?」
「……………誰にも言わない?」
「もちろんよ」
「じゃ、じゃあ…………………ダビデ、なんだけど…」
「………………………………………そ、そうなの」
(…長い間だなぁ……)
ぐだ子の返答が予想外だったのかマタ・ハリの太陽の笑みが困惑の表情に変わっている。…まあ、気持ちは理解できる。自分もマシュに『イイ人』が出来たと言われてダビデの名前が上がったらこんな顔になってしまうだろう。いや、むしろダビデを粛清騎士ってしまうかもしれない。ダビデは偉大な王であるし聡明な英霊ではあるが大切な後輩を任せられるかといえばNOだ。女癖が悪いし素でアレなところがある。…我ながら何故そう思ってしまう相手に体を預けているのだろうとぐだ子は頭を抱えた。>>530
「大丈夫?だまされていない?」
「…ううん。自分の意思。私が勝手にダビデに何かしたいって思ってるだけ」
「…そう、なの。最近よく一緒にいるとは思っていたけれど…。マスターがそこまであの人のことが好きなんて。ちょっぴり妬けちゃうわね」
「え…?」
マタ・ハリの言葉にぐだ子は不意を突かれたように間の抜けた声をもらす。今、マタ・ハリは何と言ったのだろう。ダビデのことが好き…?
「違うの?好きだから喜ばせたいんでしょう?それにマスターが私に相談してきた時の顔…恋する乙女そのものだったわ」
「え…ええ…?」
ダビデのことは嫌いではない。そもそも嫌いな相手に体を触らせたりしないし、触れさせもしない。敵との戦闘中は何度も助けられたしあのどんな時も冷静な性格は心の支えになっていた。
(あ、あれ…?)
好き。好き。好き。私はダビデのことが好き…?そう意識するとそれが事実であるかのように前からあった胸のモヤモヤがすっと消えた。でもそのことを認めることが出来ずぐだ子は縋るようにマタ・ハリを見つめた。>>531
「ダビデなのに…!?」
「…何故かしら。ただ名前を言っただけなのにマスターの言わんとしている事がなんとなく分かるわ…」
「お金と女の人が大好きで、奥さん何人も欲しくて、実際形ある島で奥さん沢山囲ってて、人妻も好きで、美女を見るとアビシャグで、誕生日の時は土地や株の話持ち掛けてくるのに!?」
「―――。」
ぐだ子の言葉を大人しく聞いていたマタ・ハリであったが話が続くにつれ遠い目をし始める。フォローしようと思ったけど事実だから何も言えない、と瞳で語っているようだった。ダビデの気になるところを全部述べたぐだ子はすっきりしたのかコップに注がれた水を一杯飲んで一息をつく。
「…でも、でも…いいところも沢山あるんだよね…」
「…」
「ちょっと…いやかなりイイ性格してるけどブレないし。なんだかんだ傍にいてくれるし。顔、好きだし。声も好き。手とかもう最高だし。軽口言うところはあるけどそれに救われたことだって沢山ある。それに…共に歩もうって言ってくれた。それから、それから…どうしよう。ダビデの嫌なとこ沢山あるのにそれ以上に好きなとこが浮かぶの。…私自分が思っている以上にダビデのことが好きだったみたい」
「…マスター」
「マタ・ハリはさっき『イイ人』って言ったけど違うの。ちょっと色々あってその、自分を慰めてるのを手伝ってもらってるだけなの。気持ちだって今自覚したくらいで…そんな関係じゃないの」
言葉を重ねれば重ねるほど自分が気付かないように蓋をしていたダビデへの気持ちが強くなっていく。涙が零れてしまいそうで俯くとふわりとお日様の香りがした。あたたかくて柔らかなその感触から抱きしめられているのだと分かった。>>532
「…恋をしているのねマスター」
「…うん。でもダビデはサーヴァントで、王様で、奥さんだって沢山いて、だから…」
「あきらめたい?」
「うん。じゃないとつらいじゃない。叶わない恋なんて」
ぐだ子は今でこそカルデアのマスターだがそれまではごく普通の少女だった。普通の家に生まれ、普通の両親を持ち、普通の教育を受け、普通の人生を歩んできた。少しだけ違ったことは魔術の素養をある程度持っていたことだけ。価値観も死生観も違うまさに住む世界が違う相手に恋をするなんて無謀なことなのではないかと思うのだ。今はほんの少しだけ近しい距離にいるがそれも欲求不満なマスターのために彼が気を使ってくれている結果なのではないか…と後ろ向きなことを考えてしまう。ぐだ子が自分の心境を吐露するとマタ・ハリは泣いている弑さな子供をあやすように優しく頭を撫でる。
「泣かないでマスター。私が貴方に魔法をかけてあげる」
「まほう…?魔術じゃなくて?」
「そう。魔法。殿方から愛される魔法よ」
「そんなことできるの?」
「ええ。諦める必要なんてないわ。むしろ逆。ダビデ王が貴方が欲しくてたまらないようにしてしまいましょう?」
「……私に出来るかな」
「出来るわよ。だって貴方は…陽の眼を持つ女(マタ・ハリ)のマスターですもの」
マタ・ハリは同性のぐだ子でも胸をときめかせるような愛らしさと妖艶さと併せ持った微笑みを浮かべる。その笑みを見ると不可能なことはないと思えて…ぐだ子はマタ・ハリに魔法をかけてもらうことになったのだった。唐突だがムシャクシャ&ムラムラしたのでSS投稿を行う!ジャンヌとセイバー旦那の魔力供給だ!需要は無いだろうが行くぞぉ!(必死の鼓舞)
『女性用のカルデア制服を貰っていいかな?』
そう訊ねた時のルッツの、きょとんとした顔がニヤニヤ笑いへと変わっていく様を思い出す。歳の離れた友人に内心で感謝する。
「シワに、なってしまう……から、ぁっ……」
言いながら彼女も、美玉のような顔を胸板にすり寄せてくれる。しばしお互い口をつぐんだまま。相手のぬくもりを味わうようにただじっくり、静かに抱き締めあい、温めあった。
「じゃあ……いいかな」
「いやだ、などと言ってもするのだろう」
口を尖らせたスカサハがこぼす。
彼女の紅玉の瞳が、苛烈な光彩に満ちて輝いた。その瞳のなかに、恒星のコロナが乱舞していた。
「本気で嫌がってるならしないよ。でも、スカサハが本当はして欲しいって感じてるなら」
「やはり、こういう時のお前は意地悪だ……ぁっ」
スカサハの荒く乱れだした鼻息で胸元をくすぐられ、喘ぎながら立ち上がった。その彼女の岩塩を素材として彫刻されたような白い手が、黒いミニスカートへ伸びていった。
するすると彼女自身の手でめくり上げられてゆく、スカートの中身を期待して、ドクリと若い牡の股間が鼓動を伝える。
「こ、これでいい……か?」
ベッドの真正面。もじつく脚で立ったスカサハの、薄布で覆われた股間が、ちょうど少年の視線の真ん前にあった。
「さ、流石にこの状況は恥ずかしいものだな。……そうじろじろとっ、見、るなっ」
(見るなって言われても……っ)
流石にそれは無理な話だ。
スカートの向こう。しきりに小刻みに揺れている太ももの、きつく閉じられたその谷間で、同じく純白のショーツが黒いストッキング越しに垣間見える。緊張からか汗ばんでいる彼女の腿肉から、そして押し込められた下着の奥から、甘い芳香がにおい立つように感じられて―――視線と唇とが吸い込まれるように惹きつけられていった。>>536
「ふぁ! や……どこに口づけて、っふ! んんぅ」
「ん……柔らふぁい」
ストッキングは引き裂いて、押しつけた唇と鼻先でスカサハの恥部の柔らかな肉感を愉しみ、吸い込んだ空気と一緒に甘ったるい体臭まで肺に吸入する。
「ひぅ! 口をつけたままっ、もごもごするなぁぁ」
それだけでも昂揚著しいのに、突然の愛撫に驚き震えながら啼くスカサハの嬌声に耳朶を蕩かされ、ひっきりなしに股間の膨らみが鼓動を奏で始めていた。
「ま、待って、っく、ふぅァァ……ッ!」
じかに触れられること、中でも股間でのスキンシップに弱いスカサハが切なげに啼く。むずかるように、悶えながらくねる両腿に少年は両腕を巻きつかせて拘束し、いっそう強く鼻先を押しつけていく。
「……ッ、ぁぁ……!」
触れ合う肌と唇とで伝えある熱の心地に、女が切なく股肉を震わせた。
「敏感、だね……」
スカサハの膣肉の反応を下着越しに想像する。ただそれだけのことで、じかに触れられたわけでもないのに肉棒がトランクスに擦れるほど硬く張りつめ、甘美なうずぎに悶々とさせられた。
「っく、ふ、ぁ……ぁぁっ……。く、すぐったい、から、ぁぁっ……」
押しつけたり、離したりを繰り返すうち、鼻先に立ち込める甘みが濃くなって、ジワリと染み出た蜜の湿り気が、温みとともに伝わってくる。期待に弾む少年の口中に、自然と唾液があふれ溜まっていた。
「りっ……つか? ま、まさかっ……ふぁ! あぁ!?」
「ちゅ……んむっ……ぢゅづづづづっ! っぷぁ……んっ! 甘酸っぱい……っ」
立香の表情から心を読み取ったらしいスカサハが制止しようと伸ばした、その右手が届くよりも早く。立香の舌先がべたりと純白のショーツに貼りつき、唇はまるで下着ごと食むように膣肉を圧迫し始める。
「ん、ぅぅ……ぁッ! だ、めっ……そこは汚い、っあぁ! ふぁ、あ、ぁ、あァ……!」
ヒクヒクと下着の奥で震える陰唇の微細な振動までもが、ぴったり貼りつかせた舌先にもれなく伝わってきて、ますます牡肉は鼓動しながら勃起する。>>537
「れちゅ……ぅっ、んっ、んんっ」
すでに下着の中心のスジに沿って浮いていたシミを広げるように、尖らせた舌先で割れ目をなぞり上げていく。止め処なく溢れる蜜汁を下着ごと啜って飲み下し、膣肉の震えを湿った布地越しに感じ取って胸躍らせた。
火照る腕を同じくらい熱くなったスカサハの脚に巻きつけ、抱き締めていっそうの密着を図る。
「うぅ……っ、ぁ! も、もうっ。どうしていつもいつもこういう時のお前は……強引っ、ふ、ふぁ!? あっあぁあぁぁ~!」
汗ばんだ掌を滑らせて彼女の尻肉を揉みしだき、ますますスカサハの甘い声が響き渡る、そのたび。
膨れた肉棒が跳ねて、擦れた下着との間にトロトロと透明の先走り汁を吐き漏らしていた。腰の芯に溜まる肉欲のたぎりが背筋から脳天まで間断なく響き渡って、徐々に少年の意識を侵食する。立ち込める愛液の温みとミルクじみた体臭の甘さも一役買って、立香は愛撫へとただひたすら没頭していた。
「ふっ、ぁ! あぁ……そんな、ところま、でぇ……っひ、ぁぁ! あぁぁぁ~っ」
拡がったシミの中心地。濡れた下着の食い込む割れ目を舌先でこじ開けるようにくすぐって、スカサハの嬌声を引き出していく。過激な甘美を忍ぶためか、それともより快楽を貪らんがためか。
スカート裾をつまんだスカサハ自身の両手は胸元を強く押しつけられ、豊かな乳肉がひしゃげてしまっている。
その、たわんで脇からむにゅりとこぼれた淫らなシルエットをまぶたに焼きつけ、立香の燃え盛る情欲のままに舌と唇とでスカサハを愛でてゆく。
「ぢゅっ! ん……っ、ひょっろ、ひょっぱい……」>>538
あふれた蜜汁は片っ端から啜り込み、やがてたどり着いた割れ目の上端。浮かぶ肉芽を舌裏で優しく嘗め転がした。
「ひぐっ! ぅあ! 味、などっあァァ……ッ! そ、そこは、だっ、ぁぁっ……刺激が強すぎるぅぅぅっ!」
まるで雷鳴に打たれたみたいにスカサハの肩先がビクリと大きく、飛び跳ねる。離れまいとつかんだ尻を揉みながら抱き寄せれば、下着越しにもはっきりと居場所がわかるほどふくれた肉の芽から粘ついた蜜液が染み出てきて、ショーツのシミは見る間に大きく、より色濃く広がっていた。
「ちゅ、ぅっ……もう、ドロドロになっちゃってる」
「い、言うなぁっ。どうしてお前は恥ずかしいことばかりっ、ぃあ、あぁ、言う……のだぁ……」
スカサハの恥じらう顔と、甘い声。羞恥に溺れ乱れた姿が見たいから―――。
(なんて言ったら、後頭部をはたかれるだろうな……)
特に、ハの字になって震えながら感じ入る、スカサハの画聖が描いたような眉がたまらなく好みだった。
想像しただけで、いっそう肉の砲身が張りつめる。自分だけが独占できるスカサハの痴態に思いを馳せ噴き漏らした、大量のカウパーでとっくに少年の下着の内もドロドロにぬめってしまっている。
「ぷは……っ。下着の中……柔らかくほぐれたか、直接……確かめて……いい?」
「どうせ嫌だと言っても見るのだろうっ。ふ、ぁ!」
鼻息に揺らされて、ヒクヒクと純白の股間が震えた。股間に吹きかかる吐息がこそばゆいのか、つかまれたままの尻をもぞもぞ揺すってスカサハが喘ぐ。
声と同時に噴き漏れた蜜汁をまた啜って嚥下し、少年は真下からまっすぐにスカサハを見つめ、思いを告げた。
「スカサハは本当に嫌がることはしない。約束する」
「その物言いは、ず、るいぃ……。っは、ぅぅ……私が、お前の思いを阻めるはずがないっ、のにぃ……」
「責任、取るよ」
棒立ちで震える両脚を懸命に、わずかばかり開いた無言の肯定をしてくれる。やり取りに不思議な安堵を覚えながら、期待に胸高鳴らせ、そろりと伸ばした指先で湿ったショーツを剥いでいった。
「ふ、ぅ……ぁ……あまり、じっくりとは、ぁ、ぁぁ」>>539
右側によじれめくれ上がってゆく布地とその奥の肉肌との間で、粘ついた糸が幾筋も垂れ下がる。
(においも一段と……濃くて、甘酸っぱくて、腰の奥に響くっ……スカサハの、におい……)
脳髄にまで突き抜ける甘ったるい香り。立香の理性、抑制を溶鉱炉に投げ込んだ。それほど原始的な力を持っていた。
「直接……するね」
目前で、今にも果てそうなほどに火照り、切なげに震えている薄桃色の膣肉。蕩けてわずかに開いた肉の割れ目へと顔を寄せ、漂う芳香を肺一杯に吸い入れる。鼻息で揺らぐ濡れきらめく黒い恥毛をいっそう強い鼻息で掻き分け、奥の桃色肉粘膜から蜜が漏れる詳細な様を網膜に焼きつけていった。
「見すぎ、だぁっ……。あ……! ま、待っ……今、されたら、ぁっああぁぁ~っ……!」
女性として一番大切な場所であり、もっとも秘すべき部分。陰部の奥の奥までを視線で貫かれて、両手をさらに持ち上げて、いっそうめくれたスカートで顔を覆い隠し恥じ入っている。彼女が、白磁の丸い尻を振ってむずかるのを見た瞬間。
「ひぅ!? そ、そこ、はぁっ……んっぅうぅ~!」
尻肉をつかんだ右手の指先は、吸い込まれるように谷間へ―――ひっそりと息づく小さな窄まりに擦りついていった。
「う、ぉぁ……っ、きつ、ぅっ……」
「それはっ、あァ……お前がいきなりそのような場所に触れる、からっ、あぁ……っ!」
頑固な彼女を象徴するように、尻の谷間の窄まりは触れてきた異物を拒むように強張り、ヒクつきながら押しのけようと試みる。
「れるぅっ……ぢゅっ、ちぅぅっ。んっ、んぷっ! ぢゅちゅぅぅぅっ……!」
スカサハの強張りを解くように、肛門を指の腹で揉み込んでいく。その上で舌の裏をべったりと貼り付けて、濡れそぼつ割れ目を嘗め上げまくった。
「ひぁぁぁっ! ど、同時に……!? いっ、きなり強、いぃぃっ……。あ、あぁ、ふぁっ! だ、っ……脚、も、もぉっ……!」
「……ッッ! っと」
膝から崩れ落ちかけたスカサハの両脚を、しがみつくことでとっさに抱き留める。同時にばさりとスカサハの手からこぼれたスカートが、少年の頭部をすっぽりと覆い尽くしてしまった。
「うわ、真っ暗……んちゅぅっ」
「はぅ……っ! すまな、いっ、今スカートを……っ、だ、だから舌っ。舌をいったん止めっ、て、くれぇっ」>>540
薄暗がりの中。スカートの内側にこもるにおいをたどり、より濃いところへと舌を伸ばし、触れていく。時折もじつく彼女の膝にぶつかりそうになりながらも、蜜汁を啜り、濡れた
肉の割れ目をなぞるように、愛撫の手は止まることはなかった。
「ぢゅ……っ。ふぇっ……くしっ」
黒い恥毛に鼻先をくすぐられ、顔を貼りつかせたまま、くしゃみをする。
「っひぅ!? い、今の、っ、ぁ、あァーッ」
震動が通じてぶるりと震えた、女の股肉に危うく顔を挟み込まれかけて、慌てて退避。その際に噴き出した彼女の蜜液が鼻の頭にかかって、ツンと濃い臭気が鼻孔を潜った。
「ぢぅぅっ……ぢゅっ、ぅぅぅっ!」
少しずつ緩んできた窄まりの入口に右手中指を張りつかせ、開門をねだるように軽く押し、こね回し。
淫らな香りに誘われるがまま吸いついていた肉の割れ目で、また真新しい蜜が噴き漏れるのを感じ、尻穴をほじるたびに増していく蜜汁の甘みにはまり込んでいく。
「やふっ、う、ぅうっ! ひ、響く、ぅっ。あ、あぁ、あー……っ!」
スカートで仕切られた密閉空間に立ち込める熱気と淫臭は、より濃厚になって牡の股間を刺激し続ける。
「んぶ、んッッ……!」
舌先の蜜の予想外のさらついた喉越しを味わいつつ腰を震わせる、そのわずかな刺激でさえ肉棒は過剰に受け取り、歓喜の衝動を掻き鳴らす。
「ふぁ、あぁぁっ……! 破裂しそうなくらいに震えてるっ、お、お前の、もぉっ……」
密閉空間の中で息づく牡の火照りに、鋭敏な彼女の肌は震えながら、呼応するように熱を吐く。
立っているのがやっとの彼女の視線が、じかに触れたいと言わんばかりの熱を込めて、牡肉の膨らみあたりへと集中していた。
「ちゅ、ぷ……スカ、サハっ……れちゅぅぅぅっ!」
愛しさを胸一杯に詰め込んで、抱き締める代わりに膣肉を割り裂き、肉のヒダを掻き分けて膣奥へと舌を潜らせ、同時にほぐれた尻穴を鈎状に折り曲げた右手中指がくぐり抜け、ぬかるんだ肛内へと果敢に攻め入ってゆく。>>541
ゴムのようにきつい入口の締めつけを第二関節あたりに覚えつつ、腸液でしっとりと湿る腸内部のつるんとした壁面を軽く、繰り返し爪先でなぞり上げた。
「ひゃ、ぁっ、あぁぅぅ~! りっ、つ、かぁっ……~~っ!」
開発されきったアナルを弄られ、見る間に小刻みに震え始める膣肉の状況から、彼女の身に迫る絶頂の予兆を汲み取って、いっそう活発に、舌と指を前後それぞれの穴で暴れ回らせる。
「れぢゅっ、ぢゅりゅるっ……んちゅっ、ぢぅっ! ぢゅっ、ぢゅぅぅぅぅっ!」
ヒダとヒダとの隙間から止め処なく湧き出てくる蜜汁を掻き出し、啜り飲む。昂る肉棒を、自ら腰を振ることでトランクスと擦り合わせ、そのもどかしい刺激でますます頭と腰の芯を熱に浸す。
「ぅあ! あっ、あふぅぁぁぁぁぁっ! ら、ぁめぇぇっ……~~っ! ひく、っふぅぅぅ~~……っ!」
(もっと、もっと声を……聞かせて……!)
陶酔しきった少年は一心不乱に愛する女の膣肉にかぶりつき、腸壁をほじくって、甘く甲高い乙女の嬌声を引き出してゆく。
「頭、どかしっ、てっ、えぇぇっ。は、やっ、早くっ、ぅぅ……~~~っ!」
スカサハが何かを我慢しているかのような切羽詰まった声を上げ、腰を振る。彼女が何を我慢しているか推察して、立香の舌がより膣肉の奥深い部分をほじくりつついた。
「ん、ぢゅっ。いいよ。全部……出して、いいから」
貼りつく頭部を押し出して閉じようとした内腿の間に肩ごと身体をねじ入れ、再度唇を割れ目へと吸いつかせる。拍子に出た少量の、蜜汁とは違う黄ばんだ液体を、塩辛さを覚えながら啜り飲む。もっと出していいと言葉に出して伝えた、その直後に割れ目上部の勃起した肉芽へと浅く噛みついた。
「ひぅぅぅぅ! そ……んな、ぁっ……このままでは立香にっ、か、かかって……かけてしまうぅぅぅ」
いよいよ我慢の限界を迎えようとしているスカサハの上体が折れ曲がり、スカート越しにもたれかかってくる。彼女の震えと火照りが伝わって、立香は尻肉を揉む手にいっそう力を込め、ほじくる舌先の動きを加速度的に速めていった。>>542
「はぐっ……ぅぅぅ~~~! やぁ……らっ、ぁ……あぁあぁぁ~~~!」
喘ぎ、堪えながらスカサハの手が再度、支えを求めるようにスカート裾を握り締め、持ち上げる。同時に、いつの間にかはだけた胸元が、たぷんと弾んだ。
視界の開けた立香はここぞとばかりに空いた左手で充血したクリトリスを押し転がし、右手でつかんだ情人の尻の谷間、伸ばした中指で執拗に窄まりをほじくりつつく。
「はぷっ……らひて、いいよっ……んぢぅっ、ちぅッ! れちゅ、ぅぅぅっ~~~!」
いっそう強く押しつけた唇でぷっくち肉厚の陰唇を食みながら、舌先で幾重にも折り重なる肉ヒダを一枚一枚なめしゃぶり、滴る蜜液を泡立てた。
「っぷ、ぅぅ! ぅァ! あっあァッ! も、もぉっ、らっ、、あ、あぁぁぁ……~~~っ」
(来たっ……スカサハの……っ、おしっ……こ)
ビクビクとスカサハの膣肉が激しく蠕動した、その直後。鼻先に勢いよくぶち当たった尿液の奔流のぬくもりと、独白の刺激臭とが、密閉されたスカートの内部に充満する。
歩調を合わせたみたいに高鳴り続ける肉幹から甘く切ない衝撃に、感覚を失くした立香の腰もベッドの上で情けなく震えていた。甘ったるい恋人の体臭と尿液の刺激臭、こもった熱気に掻き混ぜられて、息が詰まりそうなのに不可思議な歓喜を覚えた。
「ぁふぅぅ、い、あぁぁぁぁっ! 立香っ見ないでっ……ふぁ、あっああぁ―――ッ!」
一度堰を切った流れは、いくら下腹に力を込めたところで止められない。むしろ下腹部を意識したことでますます尿液の流れは勢いを強め、貼りつく立香の顔面を滴るほどにあふれ出た。
「んぶっ! んっ……! ごきゅ、んんっ……!」
「ば、ばか、ぁぁぁっ……飲んではっ、っひ! んうっァァ~~~ッ!」
まるで陸に上がった魚のように跳ね回る尻を抱き寄せ、隙間なく貼りついた股間からこぼれる尿液を直飲みする。呼吸を確保するため。そしてなにより、なぜか無性にそうしたくてたまらないと訴えかける己が心の求めに応じて。
(しょっぱ……っ)>>543
でも、さらついていて飲み下しやすい―――。股間はこの上ない昂奮と背徳でガチガチに強張り、ひっきりなしに脈動して、切ない疼痛を伝えてくる。なのに舌先に温かい液体が滑り込むたび、心は昂りながらもどこか安息めいた感情を覚えいた。
「っふ、ぁ……! ぁー……っ。っふ! ぁぁ……またぁっ、出るぅっ……」
次第にか細くなる彼女の喘ぎに合わせたみたいに、少しずつ放尿の勢いが弱まっていく。陰唇のヒクつきは相変わらず続いていて、こぼれる尿液には多少の甘酸っぱさ―――愛蜜の味わいが入り混じり始めている。
「ぢゅ、ぅぅぅっ……っぷぁ。スカサハ……?」
肩を震わせ、目を閉じて感じ入る。そんな彼女の絶頂の余韻をできるだけ長引かせようと、汁滴る陰唇と充血し膨らんだクリトリスを貼りついた唇で丁寧に嘗め扱く。視線を向けた先で愛しい人が喘いでいる様を見て、ますます舌先の動きは活発に、遠慮を失くして割れ目の内部へ。精一杯伸ばして届く部分までのすべてに、唾液を塗り込めていった。
「っ、ふ、ぅっ、ぅぅぅ~っ……」
「おわっ……」
感じすぎて、力が抜けたのだろう。肩で息をしながらベッドめがけて倒れ込んできた彼女の腰を、急いで抱き留めて、火照った肌と肌とが擦れあう。その小さな刺激でさえ酷だったようで、喉を震わせ髪を乱して悶える恋人の痴態に魅入られる。>>516
凄く良かったよ!
やはりこういう甘酸っぱいのは良い>>547
>>549
感想ありがとうございました。大変励みになります。
自身の欲望を吐き出しているせいか投稿数は確かに多いですね、自分でも驚きです!
ただエッチなことをするだけでいい掌編を作れるけど、『魔獣と聖女』のように長編を作る構想力と具現化する能力には欠けています。だから魔獣と聖女さんが大変羨ましいのですよ。
スカサハと親密になって凄いことができるのが羨ましいですよね。変態紳士の面目躍如ですな!信じられるか?あいつは同じように淫らなことができる女性英霊が少なくともあと3人にはいるんだぜ!?
術兄貴のずけずけとした物言いは気に入っていただければ嬉しいです。兄貴は好きだけど台詞を作るのが意外と難しい。「小僧」とか少々時代がかった言葉遣いがありますからね。たぶんあんな風でいいと思うんですがどうでしょう?
あ、ちなみに術兄貴が着ていた緑のシャツが例のクイックTシャツです。質の高い成人向け作品が読めるこのスレを見てると、
昔月姫やstay nightが人気だった頃に、多くのSS作家が
非凡な創作才能と発想を以って原作愛に溢れた作品を、
今は跡地すら消滅して久しい各々のサイトにて発表していた時期を思い出しました
知り尽くした原作知識への考察と、登場人物の性格、心理、行動の完璧な把握から編み出された
緻密なプロットに、洗練されているにもかかわらず、どれもそれぞれの作家で異なる、
二つとない言葉選びと、精微な表現が織り交ぜられた、
素晴らしい作品が無償で読めたあの頃の記憶が蘇って来ます
改めてこのスレの同好有志に感謝!>>277
総合スレを見ていたら巨大発情うさぎに廻される、なんてものを思いついたので久々に投下してみようかと思います。
ところで、イルカ姦なんてものも描いてみたいのですがジャンヌレビューだとどうにも無茶な感じがしますね。無茶なシチュでも続けるのはありなのかしら?>>553
ジャンヌ「…そうそう、恐い動物ばかりではなくて可愛らしい動物の相手もさせられましたよ。
魔術師が実験で作った兎なんだそうですが、発情期を迎えたとかで尋問官に送られてきたそうなんです。真っ白なもふもふとした兎と、灰色のこれもまた、むふもふとした兎で…。見ているだけならとっても可愛らしかったんですが―――大きさは人間ほどもあったんです。
二匹の兎は私と同じ牢に入るなり、いきなり私を組み敷いてきました。白い兎が私の体の上でもぞもぞと動くのです。下半身の方を見ると、細くて長いおちんちんが見えました。兎は辛抱できないといった様子で腰を振っていましたが、私の秘部を探り当てると容赦なく挿入してきました。灰色の兎も勃起したおちんちんをさらけ出していましたね。
しばらくすると、白い兎のおちんちんが私の膣の中でどくんどくんと脈を打って射精しました。ですが、同じ部屋の中にはもう一匹の兎がいます。灰色の兎は白い兎が射精を終えるか終えないかという所で退けさせて、マウンティングしてきました。連続で私は兎の相手をしなければならなくなったのです。
…その時は牢の中に私と二匹の兎だけで、尋問官はいませんでしたね。…というか同じ室内にいたら彼ら自身も襲われると分かっていたんでしょうね。
見た目は可愛らしいのに、兎の性欲は凶悪でした。何度射精しても私を襲うのをやめないのです。怖くなって私は、四つん這いになって兎の下から逃げようとしましたが、すぐに組敷かれておちんちんを挿入させられました。尋問官は牢の外から兎の性欲は絶倫だぞ、楽になりたければ自分から兎の性欲を満たしてやれ、と嘲るように言いました。…屈辱でしたが、私は尋問官の言う通りに兎の性欲を発散させる為に膣と口を使って射精を促しました。何度も何度も―――…。一日が終わる頃には、私は頭の先から足元まで精液でドロドロになっていました」
邪ンヌ「」>>554
ジャンヌ「私が疲れて気を失っている間にも兎は関係なく腰を振り続けていました。そのうちお尻の穴にも挿入されるようになりましたね…。捕まっている間、私には最低限の食事を与えられていました。けれど尋問官はその日は、精液を啜って腹を満たせと言い放ったままでした。私は泣きながら精液を飲み込みました。
…ええ、精液の味を今でも覚えていますよ。それに、兎に襲われていたのはその日だけではありませんでしたから。起きてはひたすらに兎に犯され、寝ていても犯され、毎日ずっと犯され続けました。永遠に続くのではないかと思える程でした。ですが、1週間もすると兎も満足したのか、次第に交尾の回数も減ってきました。部屋の片隅にいる大きな白い兎に抱きついて、眠っていると最後の一日は終わりを迎えました」
邪ンヌ「」またゲーティア♀です 今回は魔術王の方でパイズリ、ぶっかけ差分付きです しかし力を入れたのは画面下にある乳首という
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差分やら精液やら効果音やら悩んでたらまたこんな時間で私は悲しい……(ボロン 投稿に適した時間ではないとわかっていても投稿してしまう……だって日を跨ぐと修正したくなるから……>>556
結局修正したぁ…… 忘れてた入れ墨と魔神柱リボンの追加、それと精液を発射最中に描き直し 文字ない方がエロいかと思って文字抜きにしました、あと差分を一枚の画像に連結
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書き文字ってむずかしいね……エロ書き文字専用のペン作ってる人とかいるし そもそも文字が汚いのが問題なのですがすまないが今回はエロがないんだ、本当にすまない……。
いよいよオリジナルキャラクターぶっこむぞぉ!
――はしゃぐ子供たちに〝声〟が届き始めたと知らされたのは目覚めてからだった。
◆
自分たちの声が届き始めた。数分前に子供たちから伝えられた事だ。
着実に願いへと近づいている。
見定めた女に我が子を孕ませられる。
「くふふ」
まだ眠っているジャンヌの髪を撫ぜながら、アタランテは小さく笑い出してしまう。
並々ならぬ人間性を宿す聖女が――獣性と母性を受け入れて堕ちたとき――どんな姿に成り果てるのかを想像するだけで無限にも思える愛欲が沸きあがってくる。
耐えた分だけ、抑えつけた分だけ、解放された際の反動が大きくなるのは必然。
黄金の林檎を食むよりも甘露に違いなかった。
「繰り返すようだが汝には感謝せねばなるまい」
アタランテ寝台の横に目を向ける。その空間には一見して誰もいないように見えるが――レティシアの視点が置かれていた。
聖女の依代たる少女はずっとそこにいたのだ。>>558
「汝のお陰で私はこの女を孕ませることができる。哀れな〝子供たち〟を救える。この子たちは今度こそ正しい形で生まれてこられるんだ」
言葉を発せず、念話も送れないレティシアは沈黙するしかなかった。
「……悪いとは思っている。元はと言えば汝の躰だ。それを勝手にされるというのは辛く苦しかろう」
アタランテは暫く考え、行動を前倒しにすることを選んだ。
レティシアが出てくれば言うつもりであったが、私にも罪悪感はある。
「だからな? 汝さえよければ地上に――家族や友人の元に帰そう。大聖杯にバックアップされていた汝の情報を用い、純潔の肉体を用意してもらっている。聖杯大戦から今に繋がるまでの記憶を処理・整理し、魂を定着させた上で返すことが可能なんだ」
視線から戸惑っているのが伺えた。
「今すぐ決断しろとは言わない。自分が望む答えを考え出せ。戻りたいというなら止めぬし、残りたいと願っても構わぬ。私は汝の意思を尊重しよう。肉体の有無に関わらず、残ったとしてもあの時のように手は出さん。できる限り丁重に扱うと誓う。言い訳をするようだが……あのときの私は逸っていた。ジャンヌ・ダルクを陥落させることしか考えていなかった。
正直に言おう、レティシア。私はその目的のために汝を利用した。なにを言っても戯言にしか聞こえないだろうが申し訳ないことをしたと言わせて欲しい」
偽りならざる本心である。
「……汝も思うであろうが『最初からしろ』という話だな。我ながら呆れる」
軽く身支度を済ませ。
聖女にシーツを掛け直してから扉に向かい、ドアノブに手を付けたところで言う。
「暫く戻らん。四、五時間もすればジャンヌ・ダルクも目覚めるだろう。そのとき私が言ったことをそのまま伝え、どうするかを決めるんだ」
引き止めるような視線が刺さりつつもアタランテは部屋を後にした。>>559
当然だがレティシアは混乱の極みにあった。
これまでの全ての経験を白紙に戻し、綺麗なままの状態で地上に戻れる?
あまりにも都合が良すぎる提案ではないか。
だが、嘘だとしてもアタランテに利点が生じるとも思えなかった。
騙す意味がないのだ。
騙してもレティシアともどもジャンヌ・ダルクに嫌悪されるだけだ。
せっかく聖女との距離が縮まってきているのに――そこで一つの答えを考え出す。
あのヒトは私を利用するつもりなのだ。
本当に必要なのは聖女様だけで、私は付属品でしかない。あるいは陥落するための道具。
それ以上でも以下でもないのだ。
そして帰すという事は、もう必要ではなくなったという事だろう。
私は聖女様が暴れたり自決するのを止める枷だったのだろうが、今の聖女様は私がいなくなっても死んだりしない……気がする。
情事の最中とはいえ、あんなお顔とお言葉を向けてしまったのだから。見えない関係線を通って流れ込んできた感情は、泥のような感触だったけれどまだ飲み込めた。
そもそも、アタランテさんの願いは絶対に『悪』だと言い切れるのだろうか?
名前さえ付けられず、掃いて捨てられた子供たちを救おうとするのは間違っているのだろうか?
人を殺してしまったのは勿論いけない罪だけれど、それを言ってしまえば一体どれだけ多くの人間が認められなくなるのか。>>560
『その子らは救えない。彼らが生きるということは、仲間を増やすという意味に他ならない。そもそも、その子ら自体――安らかな場所に魂を帰還させることが慈愛です』
〝切り裂きジャック〟の悪夢の中で聖女は狩人にそう言った。
レティシアは同じ側にいた。しかし、ジャンヌ・ダルクと同じ位置には立てていなかった。少女は聖女ほど強固な心をしておらず、また善悪の区別を断てるほど世界への理解が深くなかった。この場合ジャンヌ・ダルクが異常なのであり、レティシアは普通であった。
『しにたくないな――』
絶望的な表情をした狩人の目の前で、聖女は迷える子供たちを〝処理〟し続けた。
救える術は本当にないのかと、なかったのかと、伝えたくなった瞬間はあった。
〝……あの、聖女様〟
「レティシア!? ああよかった……話せるようになったのですね」
アタランテが言った通りの時間帯でジャンヌは身体を起こした。
いかなる魔術によるものなのか、寝台ともども情事の痕跡は見受けられない。少なくとも外見上は整っている。
懐かしさすら覚える呼び掛けにジャンヌは一気に目を醒まし、微笑んだ。>>561
〝ずっと無視をしていて申し訳ありませんでした〟
「あんなことをされたのですから無理もありません。……ごめんなさい、思い出させるようなことを言ってしまいましたね」
〝大丈夫です……私なりに受け止めたつもりですから……〟
「レティシア……」
〝それよりもジャンヌ様。私、アタランテさんに伝えられたことがあります〟
訝しげに顔を顰める聖女に、少女は噛み砕いて話す。
――私が望むなら記憶を改竄し、純粋無垢の新しい身体で地上に帰すつもりでいる。
――残るにしても以前のように手は出さない。可能な限り丁重に扱うと約束する。
頷くばかりで口を挟まなかったジャンヌはまず、「あまり嬉しそうではありませんね?」とレティシアに問いを投げかけた。
沈黙は長くなかった。少女に考える時間はあった。
〝質問に質問を返すようですいません。私がいなくなったあとの聖女様が心配なんです。私がいなくなったら聖女様はどうするおつもりなのですか……?〟
「どうすれば、いいのでしょうね……」
シーツにくるまったジャンヌは膝に顔をうずめた。
自分が教えて欲しいぐらいだと訴えたいのを抑えているように。
聖杯大戦の最中でさえ目にしなかった弱弱しい姿。>>562
「自害すれば楽になれるのでしょう。……簡単に死なせてくれるとは思えませんが」
自殺しようとすれば何かしらの機構が発動するのは目に見えている。その程度の備えをセミラミスがしていないとは思いにくい。召喚獣なり鎖なり毒なりで止めてくるだろう。
〝アタランテさんは間違っているのでしょうか……?〟
レティシアが呟き、ジャンヌは固まった。当惑からか何度も瞬きをする。
心臓に針を刺されたような痛みを覚える。けれど言ってしまった。もう後には退けない。
〝私は聖女様ほど強く思えないのです。あの子供たちは救えないのではなくて、救い難いと思ってしまうのです。ちゃんと話し合えば分かり合えると信じたくなっています〟
「――ッ!? 待って……待って、ください……そんな、レティシア……」
こちらに顔を向けたジャンヌは暗闇に迷ってしまった子供のように怯えていた。
少女は、この聖女が少なからず自分を拠り所にしていたのを知った。相反する言葉を紡げば傷つけることになる。でも、傷ついているのは私も同じだ。貴女の身体は元々私の身体だ。自分のモノのように思われるのは不本意だ。
〝母親が分からないなら成れば、名前がないなら付けてあげれば――そうしてあげれば上手くいくのではありませんか〟
彼等はただ生きたいだけ。
信徒は聖女に問いかける。
〝生きたい、そう願うことが悪だと仰るのですか?〟
その言葉は禁句だった。
「貴女に何が……!」
焔のように、苛烈なる激情を燃やした瞳が信徒を睨む。>>564
「それはワタシの役割なのでご遠慮下さいね、覗き見の信徒さん」
耳元で囁かれたのはそのときである。
途端、異なる場所へと移り変わる。
『虚栄の空中庭園』の豪華絢爛にして退廃的なる王の間。目に痛いほど赤い薔薇が各所に植えられ、その花弁たちは石床に設けられた水路と天井の湖を絶えず流れている。
いつのまにか衣服を纏ったジャンヌは周囲を見回す。
先程の声の主は丁度、玉座に続く階段の下に立っていた。
『――――』
レティシア共々、我を喪失しなかったのは奇跡に違いなかった。
それが獅子の耳を生やし、腰背部より蛇の尻尾を伸ばし、足先が山羊の蹄でなければ――あからさまに自らを魔境に落とし込んで■を損なっていなければ魅了された。
瞬きを、呼吸を、心臓の鼓動の仕方さえ忘れ去るところだっただろう。
生命活動を放棄してまで一瞬一秒、刹那の時さえ惜しんで見つめただろう。
この世界に、途方もない年月と願望を掛けて美しさを極めた姫がいたとしても、果たしてあの少女に勝るだろうか?
人知を超越し、理解不能となった■は見るだけでこちらのを正気を奪いかねない。
本来の姿……聖域や神域だったのならどうなっていたか。>>565
「あなたは」
掠れた声は自分のものではないように聞こえた。
少女がことりと首を傾げる。処女雪のように穢れのない白髪と、宵闇のドレスを纏った肢体も微かに揺れる。男女の性差など関係なく惑わしてくる身体付きにジャンヌは知らず知らず足裏に力を込めた。
「シメール、シメール、シメール。聖女様の国の言葉ではワタシをそう呼ぶのでしょう?」
「……キマイラ……複合魔獣、ですか」
「御覧の通り。色々混ざっています」
蛇の頭を撫でつける仕草は艶めかしく、黒曜石のように輝く黒瞳は親しみに満ちている。
しかしそれは、こちらに対する底知れない好奇心の表れであり、
「ずっと貴女たちを見ていました。アタランテとジャンヌ・ダルクの、魔獣と聖女の営みを」
お辞儀をした魔獣/魔女は色欲を隠そうともしなかった。乱れた吐息の色っぽさにあてられ、うなじから香る汗の臭いを嗅いだその上で、うめく肉棒の猛りを抑えられようはずもなく。
「スカサハ……手を、ベッドについて、お尻こっちに」
「待、ぁっ、今は、敏感っ……だからぁぁっ」
まだよじれたままの濡れたショーツを手早く引き下ろせば、悶えながらも言う通りにしてくれた恋人の、火照った尻肉の丸いフォルムが視界を埋めた。切なげにくねり煩悶する様に胸ときめかせた少年の目前で、蕩けきった肉の割れ目が、まるで牡を誘うようにヒク、ヒクリと蠢き続ける。
「ベッドに上半身寝転んでいいから。……入れるよ」
「ふっ、ァァ……っ、熱、いぃっ……」
ようやくお漏らしが止まったばかりの股間のぬめりを、絡ませるように肉棒で扱き、互いの生殖器官を馴染ませる。絶頂直後に過剰に反応を示してくれる膣口がまるで吸収しているかのようにパクパクと開いて、奥から濃密な蜜汁を漏らし歓待してくれる。そのさらに奥の幾重にも折り連ねる肉ヒダの甘美な歓待を想像して。
「く、ぅぅ……濡れてるのに、すごく、きついぃっ」
火照る尻肉の上にスカートをひとまとめにまくり上げて一気に、立香は腰を進める。
「ひぁ、あ、ぁぁっ、……く、るぅぅっ」
白いシーツの上。半身をうつ伏せに沈ませて、スカサハも尻を震わせ歓喜の声を忍ばせた。
(きついのにぬかるんでるから、簡単、にっ……お、奥までっ)
先だって絶頂ですでにほぐれきった膣肉の歓喜に誘われて、奥へ奥へと肉棒が引き込まれてゆく。引き絞られた狭い肉の洞窟を、内部から押し拡げ開拓していくかのような錯覚に、征服欲と達成感とが交錯した。>>571
収縮と弛緩とを繰り返し蠢動する膣壁からにじみ出した蜜液が幹全体にまぶされる。その温かみによって引き出された歓喜が股間から迫り上がるよりも先に。
「くふ、ぅ……っぁぁ! 奥でっ、感じる……熱く滾ったお前の、一部ッ、私の中に脈……打ってぇぇ」
どこまでも甘ったるく、いつも凛とした瞳をこの時ばかりは潤ませて啼く、スカサハのふやけた声音に耳朶を灼かれた。
「ぅあっ……!」
甘い声に呼応するかのように蠢く、幾重にも重なる肉ヒダで肉傘の先端をくすぐられて、少年は情けなくも声を漏らしてしまう。
「ふぁ、あ、ぁ~っ。っ、あァ……りっ、つかぁぁっ」
「うん、俺はここに……スカサハをずっと離さないでいるからっ……!」
軋むベッドのスプリングに合わせて前のめりに倒れ込む、たっぷりとした量感の尻を追いかけて腰を進めていく。不安げに振り向いたスカサハの瞳に目配せして、安心させるように微笑みを交わした。
掴んだ尻たぶを曲線に沿って撫で、緊張を解くように揉みほぐす。絶え間なく小さな刺激を与えて慣らしていく。
「く、ふ、ぅぁぁ……中でお前のものが、硬く、雄々しくなっていく……ぅぅっ!」
「たくさん感じて。俺もスカサハの中で感じてるっ!」
いったん腰を止めて、じっくりと膣内の動きを味わってみる。うねりながら引き攣れ、搾り取るように肉幹に絡んでくる膣壁の動き。その膣壁から染み出た蜜液がうねりに乗じて幹に染みつき、腰を止めていてもひとりでにヌルヌルと上下に扱かれる。
(これは……もう何分も持たないな……)
幹の根元にジワジワと堆積する甘い胎動に、背筋から脳天までが再び、苛烈な痺れに覆われ始めた。>>572
「んっ、ァ……! 壊れ、るぅぅっ」
「ぅあっ、ス、スカサハっ……」
先だってスカサハが一度絶頂に達したのに対して、立香はまだ一度も欲望を吐き出していない。そのアドバンテージから女の腰は徐々に大胆さを増して派手にくねり始め。元から切羽詰まっていた少年の股間の鼓動は根元に収まりきたず幹全体へ波及する。
「すま、ないっ……でも、でも自分でも抑えがっ、きかなくてぇぇぇっ……!」
グチグチと結合部から泡立った蜜汁と先走りの混合液が溢れ出し、いやらしい音色を奏でるたび、瞬く少年のまぶたの裏で白い火花が明滅する。うるさいくらいに鼓動を刻み腰の芯を蕩かせる欲望の種は、もはや自身でも抑えが利かないレベルにまで増大していた。
「い、つもより深いところで感じるんだっ。それでっ」
それで抑えが利かなくなってしまったのだ、と潤んだ瞳を振り向け、女ははしたなく動く尻の奥を締めつける。
敏感な恋人が、得ていたアドバンテージを早々に消費しようとしている。またひと息に高みに上り詰めようとしている。そう望んでいるのだと知って、ますます牡肉の根元が脈動を強めていった。
「じゃあ……たくさん突いてやる……っ」
まぶた裏で白熱が弾けるのも構わずに、目一杯腰を前に突き進めた。白いシーツに沈むカルデアの制服。他の女たちとは別の肉で出来ているような、いや、人間の肉体というより、象牙細工みたいに真っ白で、しかも蛇みたいにくねくねとうごく身体であった。痴態を目に焼きつけ、抽送に応じるように突き出された双臀を、両手でしっかりと抱き留めた腰を押し出す。
「はぅ……んぅぅぅっ! んぁっ、あはぁぁぁ! 一気に、されたらまたっ……また漏らしてしまうぅぅ」
「いいよ。スカサハの恥ずかしいところも、可愛い部分も。全部見せて……!」
ベッドシーツに突っ伏してしまった恋人の心境を、表情から推し量ることはできなかった。それでも、つながる膣穴の唇が、キュウキュウとすがりついて悦びを示してくれている。両手でつかんだ恋人の尻肉が、もっと突いてくれと訴えかけるように左右に揺れながら、高々と差し出されていた。>>573
「は、本当にっ、しょうのない奴、だぁっ……、恋人の放尿姿を見て、こ、昂奮するなんてぇぇっ」
自ら放った「恋人」という呼称にうなじや耳裏といわず尻まで真っ赤に火照らせて、スカサハは覚悟を決めて腰を震わせる。
声なき同意に感激して立香は彼女の手助けを―――尿意を煽るように尻を撫で擦り、腰を進めて膣肉を掻き回して、恋人の理性を根こそぎ削り取っていく。
「ぁふぁ! あぅ……! うぅ、あまりまじまじと、見ない、でっ、んあぁぁ……ン!」
ひと際強く突き上げた尖った肉傘全体に、ヌチョリと柔軟な膣壁の感触が波及する。
肉粘膜が摩擦する悦楽に悶え、喉を震わせる。スカサハの唇からは絶え間ない嬌声と、ひとすじの唾液が煌めきながらこぼれ落ちていった。
「んっ……ちぅぅっ」
うつむくスカサハの唇を吸う代わりに、半身を倒して覆いかぶさり、汗ばんで反る背筋を嘗め上げる。
「はくぁぁっ! こ、こら、ぁぁっ。くすぐった、ひゃぅッ……ぅうぅぅんっ」
身体を倒したことでいっそう結合は深まって、スカサハの理知は抉れる膣肉と一緒にグズグズにほぐれ、溶け去っていく。
「ふ、うっ、うぅぅ~……っ!」
小さく、小さく、催促するように膣口の浅い部分を擦り続けた結果。抑制力を急速に失ったスカサハの引き締まった下腹はキクつきっぱなしとなり、同調した膣内のうねりによって肉棒もまた胎動を余儀なくされる。
「う、おぁぁっ……スカっ……~~~っ!」
我慢できずに上下左右にくねり続ける巨尻をしっかり左手で捕まえて、割り裂いたその谷間で息づく窄まりへと再度右手の指先を伸ばした。
「ひっ、ァ……そこっ、二か所同時はだっ、ぁめぇっ、あッあふッうあッ、ぁぁぁ~っ!」
膣口を浅く小突きながら、伸ばした指先で窄まる菊蕾を押しつつく。先の愛撫ですっかりほぐれていた後ろの穴は、ぬめる薄褐色の唇でたやすく二本の指を呑み込んでいった。
「くぁ! あ―――っ! っひ、ぁ! こ、交互にもだっ、めぇっ、やっあくぅぅぅ!」
(く、ぅ……声が、響くっ……)
甘く蠢いたスカサハの声が、粘膜を通じて熱く膨れた股間の芯を打つ。その、爪先まで蕩けそうな底なしの愉悦に浸りながら。>>574
肉の槍で穿つ膣穴と、右手中指と人差し指、二本でほじくる小さな窄まり。二つの性感帯を同時にではなく交互に穿ち、抉るように腰と指を使うことで絶え間なく、異なる刺激をスカサハの身体に刻み込む。
「あ、脚がっ、立っていられなく、なっ……ぁぅぅぅ」
上半身をベッドに突っ伏していても、尻を高く掲げるために突っ張りぱなしだった彼女の両脚は、今や限界を訴えてプルプルと震え始めていた。
「支えきれなくなったら、いつでも……力抜いて……俺が後ろから支えてる……からっ!」
「ひぁっ、ああぁぁぁぁ――――っ!」
これまで尻肉を揉むことに終始していた両手を彼女の内腿に回し、目一杯引き寄せる。少年が恋人の両腿を抱え上げたことで、ふわりとスカサハの足先が浮き上がり、その結果―――。ベッド上で突っ伏す上半身と、つながる股間の二点だけでスカサハは二人分の重みを支えることとなった。
「っく、ここ……感じるよスカサハの……っ」
コリコリと、亀頭にしこりめいた感触がぶち当たる。
「ひぁぅ! ぁぐっ、ぅふぅぁぁぁっ……~~~っ!」
不安定な下肢の状態からくる浮揚感と、より強く感じられる牡の突き込みを無防備な子宮で受け止める至福の快感。
女としてもっとも大切な器官―――子を孕み育む場所を過激にノックされる、そのたび、スカサハの中で本能的な悦びと、頑なな理知による背徳感情とがせめぎ合い、そして徐々に悦びが浸食を強めていった。
「出しちゃって、いいから……!」
結合部にわずかに漏れ出て幹を滴る温かな尿液の迸りを受けて、ますます勃起した肉の楔を恋人の胎内深くに打ちすえる。
「ひっ……あぐぁ……出っ、るぅ……や、ぁぁっ、ぅふぅあぁぁ~~!!」
スカサハが精一杯の羞恥心で歯を食い縛り、顔をシーツに伏せた、次の瞬間。
堰を失った尿道から放射状に黄色い迸りが勢いよく噴き漏れていった。>>575
「あった、かい……っ、ッッ!」
スカサハの尿の出をよくしようと、膣壁を擦り立て、刺激し続ける。そうすればよけいに膣内が引き締まり、お互いに快楽を貪れると知っていたからだ。
「ひぁぁっ! ぅぁ、ああぁぅぅ……っ、ビリビリしずぎてっ、頭変になってしまうぅぅ」
溜まりに溜まったものを思いきり解放する、放尿の悦楽。己の内腿を滴る尿液の温みに感じる羞恥と、さらには牡肉で延々貫かれる女としての快楽までもが加味されて、とっくに蕩けきっていたスカサハの快楽中枢が止め処なく感応している。
(す、ごっ……まだ、きつく……っ!?)
恋人の昂奮をもっとも敏感な生殖器官でつぶさに受け止めて、立香はなおひたすらに引き攣れ絞れる膣内に腰を突き入れていった。
「胸も……苦しい、切なくうずいて……立香への思いでパンパンに膨らんでしまっているんだぁ……っ」
ピストンに合わせてシーツの上をズリズリ這いずっていた胸を、たまらずスカサハ自身の手が揉み潰し、掻き抱く。
黒髪と、はだけた純白制服、めくれ上がったスカート、そして象牙色の肌に興奮で桜色が差した尻肉のコントラスト。愛しくも淫靡な恋人のすべてに魅入られて、なおいっそう硬直した肉棒が狭く熱い膣内を圧迫する。
「まだ大きく、ぅぅ……! あぁ本当に……っ、身も心もお前のものにされてしまったのだ、な……」
ベッドシーツの吸引力を上回り床に滴るほどの勢いで放尿を続けながら、恋人が漏らした言葉。喘ぎ喘ぎ振り向きざま、上目遣いでささやかれたその一言一句が燃料となり、ひと際熱を孕んだ肉幹が膣壁を削り取る勢いで前後上下に律動した。
「あぁ……っ、く、ぅぅぁぁぁっ!」
股間の根元でとぐろを巻いていた白濁のマグマが、鼓動のたび、ガチガチの肉筒に装填されていく。>>576
「りつ……かぁっ……! 最後は、おっ、お前の顔を見ながら、ぁぁぁっ」
続けざまの健気な発言に、愛しさが胸一杯に詰まっていった。
「スカサハ……っ」
どこにこんな余力があったのか自分でも驚くほどの腕力で、女一人の下肢を抱えて。深い部分でつながったままでスカサハの両腿を反転させる。ベッド上でカルデア制服に包まれた上体も反転し、スカートが風を孕んで舞った。
「ひぁ!? あっ、あふぅあぁぁぁぁ……っ! 抉れっ……んうううぅぅぅ~!!」
「ぅあっ、あぁぁぐぅぅぅっ!」
よじれ、狭まった膣内でドクドクと、肉棒が歓喜の早鐘を慣らして先走りを噴き上げる。
熱く蕩けた液をかけられた膣肉は悦びの蜜をにじませて応じ、ますます熱を孕んで引き攣れて。堆積する熱を帯びた肉ヒダに撫でられるたび、溶け合うような錯覚と突き抜ける甘美恍惚で腰が震える。
「ふぁっ、ぁ……りつかぁぁぁぁっ」
今しがたまでシーツと擦れあっていたおかげで布地がめくれ露わとなった豊かな乳房が、弾みながら尖った乳頭を露わせる。
自然と視線と手が吸い寄せられ、一瞬後に彼女の柳腰を右手で抱き留め、左手で乳肉を揉みしだきながら覆い被さっていた。
「……っ、ほんとだ。こうするとスカサハの綺麗な顔が、よく見えるな……」
倒れ込んだことで結合部がグチリと泡立ち、密着度がよけいに増す。内部で肉壁と擦れる亀頭の角度が微妙に変わって、痺れた腰に奔る甘美に思わず少年は下唇を噛んだ。
「う、うぅ、ぁ……っ。私だって、立香の顔をっ……飽きるくらい見てやる、それでおあいこ、っふぁぁ!?」
待ちわびていた子宮の入口をこじ開けんと腰を回して摩擦し、あふれた蜜を掻き混ぜて―――。
「離、さないでっ……ふぁ、あぅうぅぅ、ひくッふぅぅぅ、また漏らしっ、ながらぁっ」
再びお漏らしをして、恥じ入りながらスカサハが瞳を閉じた。シーツの上で震える彼女の手を取って指を絡め、覆いかぶせた唇で涙を拭い、そのまま濡れた唇を塞ぐ。身体を預け押し潰した恋人の胸の奥で高鳴る心音を聞きながら―――子宮に押し当てた肉の傘が弾ける、その予兆を痺れる腰の奥で聞いた。
「ッッ~~~!」
息詰まる喉を反らし、重ねた唇の奥で舌と舌を絡めたまま・脈動に合わせて躍る腰を懸命に押しつける。>>577
「ひぁッ! ッッ、ん、んむぅぅぅッ! っぷぁ、あ……奥っ、でぇっ……あはぁッあぁぅうぅぅ~~!!」
牡の、これまでで最大最長の鼓動が胎内で響くのと、予兆を嗅ぎ取った子宮口が腫れ上がった亀頭に吸いつくのが、ぴったり同時だった。
「くはっ、ぅあっあァァァ!」
腰から下が根こそぎ持っていかれるような感覚に浸りながら少年が吼え、ただ、芯から迫り上がる肉の悦びに打ち震える。腰の後ろで交差した、スカサハの両脚に抱き寄せられて、思う様に精を注いだ。
「ひぁ! あっ、あはぁぁっ! 出しながっ、ら、中をぉっ、ぐちゅぐちゅぅぅっ……は、はしたない音がして、るぅっ……んっ、んぢゅぅぅ!」
愛しい者に種を注ぐ。牡としての本能的な悦びに心満たされる立香を抱き留め、絡まる舌先から滴る唾液を嚥下して、胎の底まで満たされたスカサハもまた、満ち足りた恍惚を、尿液と一緒に漏らしていった。
「っふ、ァ……ッ! これもすべて、お前が癖を付けたせい、だからな、ァッ……よもや、お前のような小僧に、私が躾られるとは……ふ、ぅぁぁっ……」
「ん……スカサハのおしっこ、あったかいよ……!」
「言うな……ッぁ、ぁぁ……っ」
結合部から肉幹を伝い落ちる尿液の温みにあてられて、またひと際強く、肉棒が猛る。蕩けた膣肉に濃密な精をひっかけて、「これでおあいこ」などとふざけて微笑んでみた。
「仕方ない奴だ、本当にっ……ぅぁ、あぁ……。温かい……立香が、私の中に拡がって……くぅ……ンッ」
ほんの気持ち程度眉を吊り上げて、凛々しさ半分照れ半分の顔を横に逸らしながら、それでもスカサハは両手を覆い被さる少年の背に回し抱き留める。>>578
幸せ一杯にほころぶその口元を見ながら、立香もまた至福に溺れ、蕩けた腰をぐいぐいと子宮口にねじ入れて、止め処ない愛情の証を注ぐ。
「はぅ……っ! ン……出し……すぎだぁっ」
「スカサハが……っは、はぁっ、し、締めるからっ」
切らせた息を整えながら、つながる部分で響く相手の鼓動を感じて、たわいない会話を交わす。長引く絶頂の余韻を享受するように、伝えあるように。どちらかともなくまた手と手を取り合い、指を絡めあった。
つないだ手から伝わるぬくもりに、心の隅々まで満たされていく。
「……今頃になって、影の国に帰りたくないと、思ってしまう。……影の国の住人は、本来であれば地上へ姿を見せはしない、それが道理だと言うのにな」
「……俺がお前を返すわけないだろう。ふふ、ギルガメッシュ王からウルクみやげを貰ったんだ。スカサハを受肉させて、現世に留まらせることくらいできるだろう」
言葉を交わし重ねることが、たまらなく嬉しくて。肉体の疲労を忘れさせたかのように、二人いつまでも口を動かし続けていた。
「聖杯を勝手に使ってよいのか? 魔神王のものはダヴィンチに預けたのだろう」
「僕はウルクのビールを器ごと貰っただけだよ。……給料分以上の働きをしたんだ。ご褒美くらい貰っても罰は当たらないさ」
時は常に移ろいゆく。流れるように過ぎていった何気ない日々の楽しさを噛み締めるように―――。そっと目を閉じた少年と女の手は、絆の深さを示すかのように固く、握り締められていた。ケツ叩きのため、投稿します。
今回は前戯とバイブ挿入のみですが、おもちゃ責めをするつもりです。
パラケルススが不能。
男×男です。ぐだ男×パラケルスス、ぐだパラ。
このあと4レスほどいただきます。>>582
「おまえには罰を与えなければならない」
緊張する。邪な意思を読み取られていないだろうか。いや、気づいているのだろう。
それなのに、座っているパラケルススは欲望を無抵抗で受け入れるんだ。
「そうですね」
「じゃあ、まず目を閉じてくれ」
彼の前髪を右に寄せ、黒い布で目隠しをする。きつくないように、外れないように、きゅっと縛った。
怯む様子もなく、大人しくされるがままでいる。
「服を脱がすから、両腕を上げてくれ」
「私が脱ぎましょうか」
「いや、オレが脱がす」
白色の長衣を下から上へと上げ、首や胸のベルトを外す。セーターとリブ生地のタンクトップを脱がせば上半身をまとうものはない。
最後に腰を上げてもらってズボンを下着ごと下ろすと、萎えている性器が露わになった。彼の性器は勃起しないのだ。
両脚の間を割って入り、潤滑剤をまとった指で彼の後孔を撫でる。
潤滑剤の冷たさに彼は一瞬怯んだが、抵抗の様子を見せない。
指で解されれば、まだきついのか、耐えるように足を伸ばしている。
普段ならば、互いの肌を貪りながら高め合い、受け入れる意思を察して慣らしていくのだが、今回はお仕置きだ。心身共に触れ合い、満たしてゆくセックスではなく、一方的に快楽を与え、止めてほしいと言っても止めるつもりはないお仕置きなのだ。レイプでもしないと彼は止まるつもりはない。>>584
普段なら男性器を入れるところだが、今回はお仕置きだ。男性器を模した道具、バイブを潤滑剤で濡れた後孔に擦り付ける。熱のない道具の質感に戸惑っているのだろう。
「あの、マスター……?」
「今回はお仕置きだからな。パラケルススを喜ばせちゃ意味ないから、嫌だって言っても止めるつもりはない」
「わかりました」と、彼は凌辱の気配を感じていても抵抗するそぶりを見せない。
嫌といっても止めないと言わなければ良かったかもしれない。言わなかったら、彼が「嫌」と言うかもしれなかったのに。
潤滑剤をまとったバイブをようやく挿入した。
「うっんんぅ……」
男性器相当のものが入ってくるのだ。呻き声が漏れるのも無理はない。バイブを挿入し終えたら前後させ、先程感じたポイントを探り当てる。>>592 >>585
「……っん」
ぴくりと、体が跳ねた。当たりだ。バイブのスイッチを入れ、弱に設定する。弱いところを刺激され続け、腰が動きだす。
「ふぅ、ん……っ」
次は胸だ。覆いかぶさるようにのしかかる。
この道具は乳首を勃起させないと使うことができないので、左の乳首を舐め、右手で空いている方を攻める。
「ひゃん! あ、う、ぅん」
まぐわうたびに乳首を攻めていたら、ここでも感じるようになった。今度、乳首だけでイけるか試してみたい。
乳首が硬くなったところで、道具を使う。ニップルクランプだ、こちらももちろん振動する。乳首を挟み、スイッチを入れる。
「んぃ、や、あ……んっ」
顔を見れば、頬も色づいていやらしい表情になっている。両目が隠されているさまが背徳感を煽った。乳首やナカを責められ、もがくように腰をくねらせている。
とてもいやらしい。自分の性器もそろそろ限界を迎えそうでお仕置きどころではなくなってしまう。>>593
彼の股座からいったん位置を変え、顔に精液がかかるように移動する。彼の左に流している黒髪を胸に乗せる。髪にも精液をかけたい。綺麗だからこそ汚したいのだ。
息を潜めて自らのものを扱く。ガチガチになっていた性器はあっけなく精を吐き出した。顔や髪に精液がかかる刺激でさえ感じるのか、ピクリと跳ね、足を強張らせている。
性器をしまい、股座に戻る。ひっきりなしに喘いでいる姿にまた男性器が硬くなっていく。
後孔に入れたバイブを抜けば、物足りなさそうな顔になった。もちろん終わりではない。
「はぅう……ああっ! やぅ、ますたー!」
抜いたら入れ、入れたら抜く。感じたポイントを重点的に攻め、抜き差しを繰り返す。もう入るだけでも感じるのだろうが、一番気持ちいいところを攻めるのがいいだろう。そうして絶頂が近づいてくる。
「ますたー、ますたぁ! イきます! イってしまいます! あ、ああっ!」
荒い息を吐き、胸を上下させるパラケルスス。彼の性器は機能せず、射精以外での絶頂をさせることしかできないのだ。
しかし休む暇もなく、胸に着けられたクランプの刺激が、絶頂したての彼を苛む。>>594
以上です。
さてどう着地させましょうか。
〆はぐだ男のちんぽ直接パラケルススのナカに入れるべきかおもちゃのみに絞るべきか。以前、立香とマシュの初体験を書かせていただいたものです。新作ができたので、またまた投稿させていただきたいのですが、パラケルススさんの方はまだ投稿されるつもりでしょうか…?
>>597
その光の本流は、人類史三千年を全て熱量へと換えた事業の成果。星の始まり、極点へと至るための燃料。
であるなら勝利どころか、存在理由すら許されるわけもなかった。
本来ならその脅威に諦観や絶望すら抱く間もなく、高々一人の人間でしかない立香は消し飛んでいるはずだった。
それをこうして、今なおその極光に目を焼かれている理由。
「……良かった。これなら何とかなりそうです、マスター」
身の丈を優に上回る盾を突き立て、その小さな体で真っ向から迎え撃つ少女。人類史そのものを受け止めているその後ろ姿は、けれど、そんな偉業を行えるとは到底思えないほど小さく華奢で。
「今までありがとうございました」
「先輩がくれたものを、せめて少しでも返したくて、弱気を押し殺して、旅を続けてきましたが――」
「ここまでこられて、わたしは、わたしの人生を意義あるものだったと実感しました」
「……でも、ちょっと悔しいです」
「わたしは、守られてばかりだったから――」
そんなことは決してない。
君からくれたものの方が、絶対に多い。
与えられてきたのは、守られてばかりだったのは自分の方だ――。
そんな思いを告げたくとも、矮小な己の口は発声の仕方を忘れたように弱々しく震えるのみで。
そうして振り返る少女は、少年が想像し得ない痛みと衝撃に晒されているはずなのに、その苦痛を感じさせない晴れやかな笑みで。
「最期に一度くらいは、先輩のお役に、立ちたかった」
そんな言葉を残したあと。少女の肉体は、元からその存在など無かったかのように蒸発し消し飛んでいた。
彼女の精神(こころ)を、そして敬愛する主(こころ)を守りきった雪花の盾だけが、傷一つなく鎮座していた――>>599
「――っは! はあ! は……あ……」
飛び跳ねるように上体を起こした立香は荒い息を零しながら、何度も瞬目する。目に映るのは自室の、無機質な白。早鐘を打つ心臓は、頸動脈の拍動すら感じさせるほどに痛く脈動している。
――マシュ……!?
叫びたくなるような衝動に駆られ、立香は逸る気持ちで隣に目をやる。そこには。
「ん……すぅ……」
無防備な寝顔のまま、心地良さそうに寝息を立てる少女が居た。
――ああ、そっか。そのまま二人して寝ちゃったんだ。
二人の姿は、生まれたままの一糸纏わぬ裸体だ。普段の立香であれば、つい数時間前の恋人の媚態を思い起こし、青少年らしい青さゆえに悶々として、眠りに就けぬ苦痛の時を過ごす羽目になっただろう。
――どれが夢だ? 今は現実だよな? マシュはちゃんと、ここに居るよな……?
眠りに就けぬことに変わりない。だが今しがた見た夢のせいで、千々に裂かれんばかりの痛みに心が軋みをあげる。
マシュの体に手を伸ばすが、僅か数㎝のところで静止する。雪のように白く滑らかな肌。幾度と重ねた肌の心地良さを、立香は知っている。
けれど全てまやかしだったとしたら。
本当の自分はもうすでに消し飛んでいて、この記憶も、今自覚している自己も本来は夢――あの光に消し飛ばされる寸前の己が見ている都合のいい望みなのではないか。
今この手で触れてしまえば、この雪は跡形もなく溶けて消えるのではないか。
それこそあのとき――己が身を呈して立香を守ったあと、その一切の痕跡を残さぬまま蒸発したように。
――違う。違う違う! 俺は、だって……!
際限なく湧き出る恐怖に耐え切れずに、その身を硬直させ、固く目を瞑る立香。嫌な汗が額から流れ落ちる。>>600
「せん……ばい……?」
鼓膜を揺らす小さな声に、ハッと目を見開く立香。穏やかに閉じられていた瞳が、気だるげな光を見せていた。
「あ……ごめんマシュ。起こしちゃった?」
伸ばしていた手を慌てて戻し、笑みを浮かべる立香。だが本人は、それがどうしようもなく強張っていることを自覚していない。
キョトンと目を見開いたあと、マシュは寝ぼけ眼に視線を泳がせる。そして二人の姿を認識したのか、僅かに頬を赤らめて。
「あ……。また、眠っちゃってたんですね。先輩はどうしたんですか? 寝られ
ないんですか?」
困ったように微笑みながら、バツが悪そうにそんな台詞を呟いた。
「いや、俺もついさっき起きたとこ。なんだろ、急に目が冴えちゃって。それ
でマシュの寝顔可愛いなーって眺めてたところ」
会話によってようやく現実感を取り戻した立香。けれど夢の余韻のせいか、その声はまだぎこちない。からかうように言った最後の言葉は、そんな自身の気持ちの揺れを誤魔化すためのものだ。いつもなら顔を赤らめて照れてくれるマシュ。だが少女はじっと、立香の表情を見続けている。
「マ、マシュ……?」
透明ともいえるほどに純粋な視線。だがその瞳が何を見ようとしているのかが分からず、立香は困惑気味に少女の名を呼ぶ。>>601
マシュは答えることなく、立香と同じように上体を起こす。
そして同じ目線の高さになって――体格差ゆえに若干差はあるが――立香の手をとり。
「マシュ……?」
その手を自らの頬へと運び、手の平に擦りつけるように頬を寄せる。その動作や安心しきった表情は、子犬を思わせるほどにあどけなく。
「先輩の手、わたしは大好きです。大きくて。温かくて。力強くて。ちょっと固いけど、それでも優しくて。先輩にこうして触れられていると、すっごく安心するんです」
そうして柔らかな笑みを浮かべ、どこまでも曇りない瞳を立香に向ければ。
「ああ、先輩はちゃんとここに居る。わたしはちゃんと、ここに居る。大袈裟かもしれませんけど、なんだかちゃんとそう言ってもらえている気がして」
少女の言葉が、どこまでも真直ぐに立香を貫く。けれどそれは決して血を強いるような刃ではなく。
「優しく愛してくれるこの手は、わたしにとって魔法みたいな手なんです。本当ならこんな軽々しく魔法なんて言葉、使っちゃいけないんでしょうけど。あ、もちろん手だけじゃないですよ? 先輩のその青く澄んだ瞳も、凛々しい顔も、逞しい体も、先輩を構成する全てをわたしは大好きだって言えます。それくらいわたしは、先輩のことを愛してますから」
おどけたように言い結ぶマシュ。その笑みを、立香は直視することが出来なか
った。
視界が滲み溶けて、震えた声が漏れる。情けない、格好悪いと思っていても、その嗚咽は止まらない。止められない。
恋人の突然の涙にハッと目を見開いたマシュだったが、すぐに微笑みを取り戻
して両手を伸ばす。優しい手つきで、立香の両頬を包む。
そのまま何も言わず、ただ微笑みを向け続ける少女。促すことなく待ち続ける姿は、泣きじゃくる子供をあやす母親に似ていた。>>602
「夢で、見たんだ……マシュがあの場所で、俺の目の前で消えてしまったあの日を……!」
気恥ずかしさを覚える余裕などなく、立香は固く瞑目しながら、叫ぶように涙声を漏らす。
「何もできないまま、ただ見ていただけだった自分が情けなくて、悔しくて……!
好きだって伝えることもできないまま別れてしまったことが、本当に悲しくて……!
隣で寝ているマシュを見て安心したけど、もしかしたら今見ている方が夢で、本当はもうマシュはどこにも居ないんじゃないか考え始めたら、もう耐えられなくて、どうしたらいいのか分からなくて……俺は……!」
拙い言葉で胸の中を吐露していく立香は、やがて嗚咽に耐えようとするためか、歯を食いしばって肩を震わせる。そんな少年の恐怖を、少女が溶かしていく。
「先輩」
いつもと変わらない可憐な響きで呼ばれ、恐る恐る瞼を持ち上げると同時に、立香の唇に柔らかな感触が当てられる。そして遠慮がちに、小さな舌が口元を撫ぜる。
思わず開いた唇の隙間から、マシュの舌が差し込まれる。立香が主体となって行うよりもたどたどしくぎこちないそれは、少女の懸命さを精一杯伝えるもので。
ゆっくりと離れ行く両者の間に、ささやかな銀色の橋が伸びる。マシュの上気した頬とその微笑みを立香が認識するころには、それは儚く途切れて消えた。>>603
「わたしは、ここに居ます」
小さくはにかむマシュ。そして確かに紡がれた響きに、立香は大きく目を開く。
「もうどこにも行きません。先輩を置いて行ったりなんかしません。先輩には、わたしなんかじゃ一生かけても返せないくらい沢山のものをもらったんです。それを少しでも返していかなきゃ――答えていかなきゃいけないんです。
それから……わたしはもっと欲しいんです。先輩がわたしを愛してくれているって証が。言葉が。行為が。どれだけもらっても、もっともっとって、際限なく思ってしまうんです。きっと満足することなんてできないんでしょうけど、それを少しでも満たすために、もっと先輩と愛し合いたいんです。
そしてもっと伝えたいんです。先輩をどれだけ愛しているのか。マシュ=キリエライトは、あなたに負けないくらいにあなたを愛しているんですって。
先輩の傍でやりたいことが多すぎて、先輩から離れるなんて絶対に考えられません。
だから先輩。約束します。わたしはこの先何があっても、先輩の傍から居なくなったりなんかしません。この先ずっと、ずっと、手を繋ぎ合って歩いていくんです。お互いがおじいちゃんおばあちゃんになって、皺くちゃな手になっても。それが今の、わたしの夢です」
マシュが言い終えると同時に、立香はマシュの身を掻き抱いた。突然の抱擁に驚く彼女を無視し、顔をマシュの肩に押し付ける。
戸惑ったようにワタワタと手を動かしていたマシュは、肌を濡らす感触に気付いたのだろう。小さく溜息を吐いて、立香の頭をゆっくりと撫でた。
「わたし知ってますよ? 普段頼りになる先輩は、実はちょっぴり臆病で、少しだけ泣き虫なんだって」
肩から顔を離して、立香は乱暴に顔を拭う。そうして立香が目にするマシュの表情は、どこか悪戯っぽく。
「こんな人を置いてどっか行っちゃうなんて、今なら心配すぎて絶対に無理です」
おどけたその口調も、優しげな笑みも、立香の不安を消し去って余りあるほどに胸を温かくさせた。>>605
「ふぁ……あん、せん、ぱ……」
つい数時間前まで部屋を満たしていた嬌声が、再び場を支配していく。舌を交える深い口づけ。確かな形を持った銀色の線が形作られる度に、それを何度も叩き壊すように二人は唇を交わす。
上半身だけを起こした二人は、互いの性器を手で慰め合っている。マシュの小さく柔らかな手が立香の肉棒を握って、慣れない手つきで何度も上下運動を繰り返す。
立香にとっては正直、自分の手でした方が強い快感を得られる。だがたどたどしい感覚が、焦らされているようで返って興奮を煽っていく。マシュ本人がそういった意図を持っていないのだということは、マシュの姿を見れば明らかだった。快感に表情を歪ませながら、それでも懸命に立香の口づけに応えている彼女は必死そのものだ。恋人の懸命なその姿が、立香にとっては何よりも嬉しく、そして同時にどんな媚薬にも勝る燃料となっていた。
立香の左手はマシュの背に回され、背筋に何度も指を這わせる。右手はマシュの秘所、敏感な肉芽の辺りを盛んに攻撃していく。
「はあん……せ、せんぱ……や、やあ……!」
マシュの性感帯は膣内だということを、立香は分かっている。だが一番に敏感なそこを何の準備もなしに触れれば、少女を苦しませるだけだということも痛いほど承知していた。
その感度の方向性を、痛みから快感へと切り替えてやるために。
徹底して苛め抜くように、立香は小さなしこりを転がして嬲っていく。
「ひう、あぁ……ん、んんんん……!」
泣き声と間違うほどに、立香の胸を締め付けるソプラノの響き。実際に固く瞑られた目尻からは、涙が筋を作って落ちていく。けれど体は悦んでいるのだと、何度も震える体、そして水気を増していく秘所が雄弁に語っていた。>>606
――多分、そろそろ。
ついに快感に根負けして、マシュが立香の肉竿から手を離したとき。
立香は肉芽を刺激していた右手――その中指と薬指の二本を蜜壺へと、根本まで一気に埋めた。
「~~~~!」
マシュの喉から声にならない悲鳴が上がる。瞬時に強直する肢体、そして指を強く締め付ける蜜壺は、熱くうねりをあげている。指を挿れただけで、少女は達してしまっていた。
「――っは、ああああああ……!」
弛緩していく体と相反するように、マシュの秘穴は何度も収縮し、その奥からおびただしい愛液を分泌する。
「せんぱい……せんぱぁい……!」
縋りつくように名を呼ぶマシュ。涙に濡れたその表情を愛しく思うと共に、立香の中で嗜虐心が湧きあがる。
絶頂に達したばかりの、幼若な蜜壺。そこに挿れた指に立香は力を入れて、掻きまわすように暴れさせた。
「ひゃん!? 先輩!? せんぱい、待って……!?」
休憩を挟むことなく与えられた刺激に目を剥き、拒絶しようとするかのように立香の胸板に両手を当てる。けれど。
「はうぅ! あん! ヤぁぁ! せんぱい! 今ダメェ……!」
快感のせいで力が入らないのか、腕は頼りなくプルプルと震え、閉じようとする脚も申し訳程度にしか腕を挟まない。素の筋力からして、今や立香とマシュには性別による圧倒的な差があるのだ。まして快感によってさらに弱まっているマシュに、抵抗など叶うはずもない。マシュの背に回していた左手で、逃げ場を塞ぐように肢体を引き寄せる。同時に桜色に色めくその先端を口に含んで、容赦なく吸い上げる。>>607
「あぁんダメ! イっちゃう! せんぱぁぁぁい!」
すぐに二度目の昇天を迎えたマシュ。だが立香は力を緩めることなく、蜜壺の浅い部分にある、ザラついたそこに焦点をあてて、何度も刺激する。
「あぁぁぁ……せんぱい、熱いよぉぉぉぉ!もう、ダメぇぇぇ……!」
抵抗は最早無意味だと、無意識に悟ったのか。マシュは両手を、乳首を吸い上げる立香の頭に回して抱きしめる。そんな必死な反応にすら欲望を駆り立てられた立香は、思うが儘にマシュの蜜壺を蹂躙した。
「イクぅぅぅ……イっちゃうぅぅぅぅ……!」
派手な水音を秘穴から響かせながら、マシュは三度目の絶頂を迎えた。
大きく体を強張らせたあと、糸が切れたように体を弛緩させるマシュ。そんな彼女を、立香は支えるように抱きしめる。
「マシュ……? ごめん、やりすぎた……」
ここまで好き勝手やっておいて何を今更。そんなことを自分で思いながら、立香は胸に顔を預けるマシュの頭を、優しい手つきで撫でる。
もっと、もっとと欲しがるのは、立香も同じだった。
愛しい少女を大事にしたい。その思いは変わらない。けれど愛しい少女の激しく乱れた痴態をもっと見たい。その細い肢体を強張らせながら絞り出す、極上の楽器にも勝る嬌声をもっと聞きたい。そしてそれらを、己の手で作り出したい。そんな欲求が増々燃え上がっていくのも、また事実だった。
その結果、こうして華奢な少女が消耗することになると分かっていても。>>608
愛しい少女を護りたいとする愛情。そしてそれに相反するように、小さな少女を滅茶苦茶に貪りたいとする、雄特有の獣欲。まだ少年には、この二つは決して相容れない矛盾であると思っていた。
「だいじょうぶ、です……」
力なく頭を預けていたマシュは、緩慢な動作で顔を上げて立香と視線を合わせる。その表情は疲れ切ったものであったが、満ち足りたように微笑みを宿していた。
「先輩の行為は激しいんですけど、絶対にわたしを傷つけるものではありませんから。わたしのことを考えてくれてるのが、十分に伝わってきますから。だから、遠慮なんてしないでください。もっとわたしを感じてください。もっと先輩のことを、感じさせてください。
わたしはここに居るんだ、先輩はちゃんとここにいるんだって、確かめさせてく
ださい」
やられっぱなしは癪なので、いつか仕返しをしますからそのつもりで。
おどけたように言い結ぶ少女に、堪らなく愛しさが込み上げる。
そして少年は理解する。醜さすら覚えるこの獣欲も、少女を愛しいと思うからこそだと。この獣欲をぶつけることで、言葉にできない愛情を伝えることもできるのだと。
初めて愛する女を得た少年が、愛欲という言葉の意味を知った瞬間だった。>>609
「はうん! あぁ! せんぱい、は、はげし……!」
狭窄した嬌声を上げるマシュ。対面座位でまぐわう二人。立香は腕を少女の腰元に回して体を支えつつ、張りのある尻毬を揉みしだきながら、肉棒を何度も子宮口へと打ち据えていく。マシュは何度も与えられる刺激に打ち震えながら、縋りつくように立香の体へ腕を回していた。
「ひうぅ! あぁぁ! イク! またぁぁぁぁぁ!」
何度目か分からぬまま、マシュは背を弓形に反らせて絶頂を遂げる。凄絶なまでに収縮する蜜壺は、突かれる度に柔らかさと熱さ、水気を増していく。絶頂を迎えたばかりのそこに容赦なく、立香は抽迭を繰り返す。
「ふぁん! んん! んううぅ……!」
酸素を求めて開かれる小さな口。それすら貪るように、深い口づけを施していく。
激しくはあるものの丁寧に、そして少女の呼吸に合わせて唇を離してやるそれは、やはり少年の優しさに満ちていた。
「くっ……! マシュ、俺ももう……!」
痛みを訴え始めている肉棒に、再び射精感が込み上げるのを感じた立香は、蕩けた表情を見せる少女へ限界を迎えることを告げる。
限界などとっくに迎えているだろう少女は、それでも、立香へ精一杯の笑みを見せて。
「せんぱい……! だいすき……! だいすきです……!」
その一言が告げられると同時に、立香がその最奥を突く。声にならない悲鳴を互いに上げながら、二人は同時に絶頂を迎えた。>>610
絶頂の余韻に浸りながら、立香はマシュを伺い見る。瞳は涙に塗れ、その頬に幾筋も線が出来ている。
疲労はとうに頂点を超えていたのだろう。そもそもこの行為の前にも、二人は体を重ねていたのだ。荒い息を零すマシュに、罪悪感が芽生える。
そしてそんな立香の胸の中を否定するように、幾度見たか分からない柔らかな笑みをマシュは作って。
「わたしは、ここに居ます。もし先輩がまた不安に押し潰されそうになっても、私は必ず、先輩の傍で笑っていますから」
嬌声をあげすぎて掠れた声。それを聞いて、立香は再び泣き出しそうな心地を覚えた。
視界が滲んでいくのを誤魔化すため。そして。
――ああ、この子を好きになって、本当に良かった。
そんな思いが伝わることを祈って。立香は唇を重ねる。触れ合うだけの幼いそれに、マシュもまた、幸せそうに微笑みながら答えるのだった。>>612
いえいえ委縮させていたのなら、申し訳ないです。
大丈夫です。
以上、と〆ていたら、ストーリーが途中でも投下してもいいと思っていたのですみませんでした。
本日はないですが、ケツ叩きという側面のため、1話完結を長々とやっている感じです。書いたら投下という感じです。
感想は後で言います。>>612
ぐだマシュいいですね……。
立香のやさしさも、マシュの信頼も、ときめかせるようないいものでした……。
なんとけなげでしょう。不安や欲望を受け止めてくれる良い後輩です。
お幸せに!>>594
弱点に押し込まれたバイブの振動も相まって、絶え間ない快楽の波が襲い続ける。
イったばかりで責められるのはつらいと知っていながら、オレはバイブとクランプの振動を強めた。
「ふぁあ、あ、ああ! あんっあぅう!」
胸とナカを無機質な道具で攻められ、悶える姿が艶めかしい。
両腕が空いているのだから、彼を凌辱する道具を外すことはできるだろうに、そうしない。罰だから、と受け入れているのか。意味がない、と諦めたからなのか。それとも、彼が参加した聖杯戦争と違って、傷にすらなれない些細なものだからだろうか。
……変なことを考えてしまった。普段やらない酷いことを彼に強いているからこんなことを考えるんだ。良心に負ける前に、外に出よう。彼から離れたところで自慰をしよう。
快楽から逃れるように暴れる片脚を押さえつけて、つぅ、とつま先から太ももを人差し指でなぞる。すると、指先だけでひときわ甘い声で鳴いた。
「ぅあん、あっう、いいっ、ます、た、あ」
片脚の拘束を解くが、道具は強く震えるまま。何も言わずに出ていく。>>615
脳裏に浮かんだパラケルススの痴態の記憶だけで3発出せた。やはりパラケルススはエロい。
今すぐ突っ込みたい状態から、理性をもって対応できる状態にまで落ちつけたので、彼の元へ戻る。
「は、ふ、ぁっあぁ……」
長い間快楽責めをされ続けて、疲労がたまっているのだろう。さすがにこれでおしまいにしよう。
バイブの電源を切る。「ふぁ?」と、急に今まで与えられてきた刺激がなくなったことに違和感を感じたようだ。そのままクランプの振動を止め、外していく。
今まで責められ続けていた乳首は、つんと尖りきっていて吸い上げたくなるが、我慢だ。
犯され続けていた後孔も、バイブを抜けばぽっかりと穴が開いたように閉じきれない。
目隠しを取る。精液がかかったところ以外に、目であったところが黒くしっとりと特に濡れていた。
顔や髪などにかかっていた精液を目隠しだった布でふき取る。先程自慰しに出たついでに、持ってきた水と、精液の溜まった3つのゴムをパラケルススに渡す。
「お疲れ。水と、……ホムンクルスの材料」
「おや、ありがとうございます」
声は少しかれているけれど、つい先程まで乱れていたとは思えないほどの落ち着きぶり。
しかし彼にも欲が灯っていた。最低限の接触ばかりで、肉体と心の触れ合いが足りないのだろう。だけど、あれはお仕置きだ。だからこそ。
「今日はお預けだ」
「でしょうね」ソロモン神殿で囚われてソロモン姿のゲーくんにエロい事されるSSができたので上げますね。
状況とか風景とかうろ覚えなので間違っててもスルーしてくれ…>>619
宇宙空間に浮かぶデブリ帯のようなその空間は、全て魔神柱の体で出来ているようだった。
四方から感じる強い魔力、そして悪意…
その地に降り立った瞬間突き刺すように迫ってきたそれらに気を取られ、私は気づくことができなかった。
「ここが、ソロモンの神殿…?この大地はまさか、魔神柱の体で出来てるの…?」
「そのようです先輩…このむせ返るような濃密な魔力…気をつけてください、ここは魔神柱のお腹の中みたいなもの…きゃあっ!?」
「マシュ!?」
突如地面から生えた触手がマシュの足に絡みつく。
「こいつ!マシュを離せ!」
「っ!先輩!ダメっ!!」
ガントを打とうと伸ばした腕に、同じように地面から生えた触手が絡みつき、ギリギリと締め上げてきた。
「ぐっ!?こ、こいつ……っ」
万力のような力が立香の抵抗を押さえ込み、ガントを放とうと集まった魔力がその触手に吸い取られて行く。
「な…なんてこと…」>>620
消えた令呪の一角。ソロモンは魔術の王とはいえ、こうもあっさりと人の魔術に干渉するというのか。
空恐ろしい力の一端に立香はひたりと冷たい恐怖を感じる。
「きゃあああああ!?」
「マシュっ!きゃあ!?」
触手に抑え込まれた少女たちの体に、地面から次々と変えた触手が絡みついて行く。
両腕に、太腿に、胴体に巻きつき、首を絡めて、瞳を覆い、口を塞ぐと、そのまま飲み込むように少女たちを地面と言う名の彼らの体内に引きずり込んだのだ。
後には何も無い。
静寂の宇宙が、何事も無かったかのように広がっていた。
「人類の悪あがき…英霊どもがご苦労な事だ。しかしこれはこれで美しい。最後の宴にはちょうど良い余興になろう」
男の声が聞こえる…
「う…」
立香が気がつくと、そこは白蠟のような空間だった。
白い玉座、白い瓦礫の神殿。
黒々とした宇宙空間に漂うここは打ち捨てられた白骨のようで、寂しく、寂寥として、そして不気味であった。>>621
マシュの姿は見当たらなかった。
そこには空中を見つめる一人の男だけ。
目の前に見えるその背中、その姿こそ…
「ソロモン…!」
「おや、気がついたのか」
「これは一体…ひっ!?」
宿敵を目の前に、立香は戦闘態勢を取ろうもがくも、彼女の四肢は地面から生えた魔神柱の体に埋め込まれるように囚われていた。
大の字に広げるように磔にされ、魔神柱の体内に飲み込また手足は生暖かく、押しても引いてもびくともしない。
そうこうしているうちに、目の前に落ちる影。
男が、ソロモンが少女の無駄な抵抗を見下ろしている。感情を伺えない冷たい瞳で。
「……っ」
立香は震えた。
この囚われの状態で、魔力の塊であるかのような男に対峙するのは、まるで裸のまま激しい炎に炙られているかのようだった。
圧倒的な力がただそこにいるだけで少女を押し潰す。立香は懸命に、恐怖に震える心を押さえ込んだ。
「ソロ…モン…っ」>>622
「これから世界を作るにあたって、私は思ったのだ」
「…?」
「知識も、データも、解もある。志もあると言うのに、しかし私には実感がない」
男の大きな褐色の手が、立香の頬をするりと撫でる。
ざらりとした男の肌はまるで氷のように冷たい。
「新しく人を、文明を、世界を作るにあたって問題である事を、私自身体験した事が無いのは問題だ」
「何を…言ってるの…」
頬を撫でていた男の手はするりと首筋を伝うように下り、少女の纏う礼装に手をかける。
「旧人類は肉体の快楽を得る事で地に増えた。神はそれは過ぎれば罪となるとわかっていたと言うのに、人の体をそう作られたのだ」
その手を振り下ろすと少女を守っていた礼装は引き裂かれ、その柔肌を男の眼前に晒す。
「きゃああああ!?」
膨よかな胸が溢れ、白いなだらかな腹が現れる。
その下には頭髪と同じ色をした薄い茂みを、うっすらと伺わせる下布が。
恐怖に暴れようとする少女の手足を、魔神柱は逃さない。
「あっ…やだ…やめて……」
男は震える少女を守っている薄布に指をかけ、それを引きちぎった。
現れたその茂みをかき分け、柔肉に指を這わす。>>623
「ひっ…そんなとこっ…やだぁっ!?」
そのあわいを指で捏ね、開き、縁を撫で、肉芽を確認して、丹念にその作りを確かめるように辿っていった。
まるで自分の作った彫刻を矯めつ眇めつするように。
少女の敏感なそこを男の指が擦るたび、少女の体は羞恥に跳ねる。
立香の心とは裏腹に、本能は異物から身を守るために潤い出した。
「いやっ…いやぁ…」
ビクリビクリと体が震えるたびに、本能は交合の準備を進める。
その潤いの源に、男は指を突き入れた。
「あ゛っ…!!」
「……狭いな」
少女の狭洞を確かめるように、グイグイと指で押し開き、突き入れる本数を増やしては強引に入り口を広げる。
空気に触れる感触に少女の体は羞恥で火が付いたように赤く熱く火照っていた。
「体が熱くなっているな…それに、体液が増えている」
「あっ…あっ…」
ぐちぐちと水音を鳴らし、男の指は奥へ奥へと少女の胎を探っていった。
「ああっ!…ひっ!?…っぁ!」
時々少女が激しく震える箇所があり、そこを念入りに探ってやればますます水量は増え、きゅうきゅうと少女の胎内が男の指を締め付ける。>>624
ちゅるり、と背後の魔神柱から細長い触手が伸びた。
男の指がぐいと少女の穴を拡げると、するりとそれは胎内に潜り込む。
「ぴああっ!?ひゃあんっ…なに、これっあっ奥…にぃっ!?」
くちゅくちゅと潤いを増す少女の胎を進み、再奥の壁に突き当たる。
「あっあっやめっぇっ…ひああ…っ…」
触手は壁をまさぐって、わずかな隙間を見つけるとそこをツンツンと確かめて、強引に中に押し入ろうとする。
「あぎっ…やめっ…痛いっ…痛いよぉ…っ!」
痛みに少女は顔を歪め、瞳の端から涙が溢れた。
それは真っ赤に上気した頬を幾筋も伝い落ちて行く。
わずかな隙間から触手は強引に子宮へと侵入し、その内部を舐めるように探り出した。
「あぐ…んんっ…っ」
「ここに子を宿すのか…ふむ…」
触手は男に情報を送っているようだ。
少女の子宮を散々に這い回ると、ちゅるりと引き抜かれ本体に戻って行く。
「ひああっ!!」
その瞬間少女の体が大きく跳ねる。
ビクビクと痙攣し、そしてぐたりと弛緩したかと思うとその胎内から大量の蜜が溢る。
その蜜は中に入れていた男の指を伝い、その手をしとどに濡らしてしまった。
「はあ…ぁ…はあ……」>>625
「…なるほど……こうして子を迎える準備をするのだな」
「なにを……言って……」
荒い呼吸の合間に、少女は抗議の声を上げる。
「ならばまずは一人作ってみようか」
「ぇ……」
男は無表情のまま、ただ淡々と自分の性器を露わにし、少女のそこに押し当てた。
「ひっ……」
「確かめたい。新人類は如何に繁殖するべきか。まずは今の、神の御技を確かめよう」
「いや……いやぁ……」
先ほどまで赤く火照っていた顔を青ざめて、少女はふるふると首を振る。
「何を嫌がる。人に備わる機能を確かめるだけの事…うまくいけば子は成されよう」
「やだよ…だめ…赤ちゃんだめ…っ」
「もっとも、この屍人の体がちゃんとした種を生成しているのかどうか…少しばかり自信がないが」
「んぐっ…!」
男がぐいと腰を進めると、一番太い亀頭がぐぷりと潜り込んだ。
「っ…やめて…ソロモン…」
指とは比べ物にならない大きさの硬いそれが、少女の入り口を拡げてジンジンと痛んだ。拒絶にハラハラと涙を零し、立香は目の前の男に請う。>>626
「…確かにこの体の名前はソロモンだ。しかし…」
わずかに不快そうに眉根を寄せて、男は言う。
「女、覚えておくが良い。今この使命を成しているのはソロモンではない」
「…ぇ……ぁ…」
呆然と見上げる少女の顔を両手で包み込む。
惚けた瞳が邪視を物ともせず見つめてくるのが、男にはなんとも不思議な心地だった。
この女はこうして私を追い続け、食らいつき、その果てに私の子を生み出すため今ここにいる。
知らず、口の端が上がる。
「私の名はゲーティアだ」
「がっーーーっ!?」
絶叫が響く。
まずは奥まで入れて、中に子種を出す。
それだけを考えて、人の形をした人でなしは強引に魔羅を押し込んだ。
そんなものに処女の胎は耐えられない。
「ああっあああっ!」
立香は痛みにのたうち回り、ゲーティアはあまりに狭い中の締め付けに刺激され精子を放つ。
「ぐ……これが、肉の快感か…」>>627
初めて感じる肉欲の強烈さに、ゲーティアは考えを巡らせる。
「これは新人類に果たして必要か…ただ平穏を享受する者たちに、この刺激は毒ではないか?それに……」
血臭が鼻に付く。
引き裂かれた少女の胎から滴る血だ。
「あぐ……あ……」
「なんと脆いことだ…こんな強度で子が産めるのか?」
ゲーティアは魔神の知識を拾い上げ、少女の腹に手を当てると癒しの魔術を行使する。
治癒の力を持つ魔神の力だ。
傷を修復すると痛みに朦朧としていた立香の表情が、ホッと和らいだ。
さらに知識を拾い集める。
ソロモンの魔神たちはあらゆる加護や力、知識を持っているのだ。
それを統括しているゲーティアはその知識と照らし合わせ、今度は確かめるように体を動かした。
「一度出しただけでは子を成す確率は低いのか」
「ん…んぐっ…」
「まだ痛いのか…なかなか難しいものだ」
中を擦られるたびに痛み、立香は眉根を寄せて耐える。
ずっとこの調子ではせっかくの母胎を壊してしまうだろう。
少女の体に肉欲を高めるよう、魔神の力を施した。>>628
「ひゃあぁんっ!?」
とたん、立香の体に快感が走った。
「あっ…あっ…なに、これぇ…」
貫かれた体の奥から、湧き上がるように快感が高まって行く。
ゲーティアを納めた胎内が快楽に蠢き、まるで彼を強請るかのようだ。
それに応えるかのように、ゲーティアは腰を打つ。
少女の中はまるで歓喜に咽び泣くかのように、蜜を生成し、ゲーティアのものを愛撫して、その奥へ奥へと誘うようにうねる。
「良いぞ、良いぞ。これで我が身も効率よく種が生成されよう」
「ひぁ…っ…なにこれぇっ!あっ…変だっ…体へんだよぉ…っ」
強制的に高められた快感は少女に初めてのもの。
ただただ戸惑い、強烈な身の疼きに翻弄されて鳴く。
「ふふ、こちらの反応の方が良い。こういうのを楽しい、と言うのかな」
「あっ…やめっ…うごかっ、ないでぇっ!」
少女の狭い胎内を強引に行き来する動きも、魔術で高められた体には今やそれは快感である。
一突きごとに立香の中に埋め込まれた男の物が、少女の体を作りかえて行く。
その恐怖が胸に満ちた。
緩急をつけ、少女の特に反応する場所をえぐる。
そうして何度目かの抽送で、立香は快楽に果てた。>>629
「ああああっ……」
衝撃に気を飛ばした少女の胎に、男は白濁を注ぎ込む。
ドクドクと全てを注ぎ、引き抜くと、ぱっくりと開いた口から溢れた精液がトロリと腿を伝い落ちてくる。
「む……せっかくの子種をこぼすとは」
ゲーティアは弛緩した立香の体を魔神柱からずるりと引き抜くと、そのまま抱え上げて玉座に向かった。
男は玉座に深く腰を落ち着け、少女を後ろから抱きしめるように挿入する。
「はぐっ…!?」
再び柔らかく敏感なところを貫かれる、痛みと快楽。
「へぁ…っ…あっ…なにっ…ひゃあんっ」
気絶から叩き起こされ少女はただ混乱した。
ジタバタともがく立香の手足を、地面から伸びた触手が絡め取る。
「ひあっ、やだやだぁっ…あっ…あっ…また、奥、にぃ…っ」
ゲーティアは目の前の細腰を両手で掴むとそのままズブズブと押し込んで、少女の狭洞を奥までいっぱいに満たす。
少女よりも長大なそれは根元まで押し入れると少女の子宮口をぐいぐいと押し上げた。
「はくっ…くるしっ……」
ゲーティアは仰け反る立香の背中を密着するように引き寄せて、手のひらをその腹に当てる。>>630
「あくっ…んっ…」
自分が入っているのを確かめるように押せば、少女はビクビクと身を震わせた。
「こうして栓をすれば良かろう。これで零す事も無い、新たに注ぎ込む事も容易だ」
「はうぅぅ…あっ…ああぅっ」
腹を撫でていた手をさらに降ろし、裂け目の間にぷくりと膨れた肉芽を摘み、捏ね回す。
「ひあっそこやめっ!…んくっ!んんんーっ!」
途端少女の体は激しくもがき、中もうねるようにしてゲーティアのものを締め上げる。
「んっ…そう締め付けるな、ねだっているのか?」
「ちっ…違ぁっ!」
「遠慮するな、これからいくらでもくれてやるぞ…っ…ほらっ」
「ひっ…あ…ああ…」
ゲーティアは下から腰を突き上げて、高まったそれを再び少女の奥に注ぎ込んだ。
どくどくと熱い奔流が立香の中を焼いてゆく。
「あぁ…ぁ…中ぁ……っっ」
極めた少女が潮を吹く。
ぷしゃりと飛び散ったそれが男の股座と玉座を濡らした。
「やだぁ…ひぅ…出ちゃ…もう、やだぁ……」
「ふふふ、人の体とはなんとも面白い」
限界まで拡げられた二人を繋ぐその縁を撫で、濡れた指で腹を辿り、へそにたどり着くとその窪みをグリグリと突いた。>>631
敏感な場所に触れるたび、面白いほど跳ねる少女の体。
「ここでお前は母親と繋がっていたのだろう?」
「ひぅぅ…っ」
「今度はお前がこの腹に私の子を宿して…」
そして手のひらは少女のふっくらとした胸を掴む。
「ここから乳を出すようになるのだな」
刺激に頭を出した乳首を撫でて、柔らかいその感触を手のひらでやわやわと楽しむ。
ふと目の前の首筋に歯を立てれば怯えた鳴き声が心地良く、白く細いそれに強く吸い付き赤い花を咲かせた。
知識はあれど初めて触る神の叡智の結晶は、ゲーティアにとって思いの外心踊るものだった。
この体が自分の行為によって作りかえられていく様を、じっくりと眺めていたかった。
-----
玉座の前には映し出された映像。
この神殿に攻撃を仕掛ける、英霊たちの流星雨のような力の輝き。
ここに辿り着くまでに出会った数多の英霊が、今もなお力を尽くしてくれているのに…>>634
最高でした 最高でした
ゲーティアの機械的な感じが最高でした、ゲーティアはぐだ子が何で孕みたくないと泣き叫んだのかわからない非人間感がいい…
ゲーティアの本性は人ならぬ怪物であり、ぐだ子がその怪物の子を孕むのが性癖ド真中をブチ抜かれた…
非生物と生物ゆえに死体を借りた擬似交尾というのもいい…人外×少女の醍醐味は何もかもかけ離れた者同士が番うという所だと思うのですが、それが濃厚に詰まった一編でした、本当にありがとうございます、心からの投稿乙を送ります 最高でした…ドラゴン要素のあるサーヴァントの下半身ってやっぱヘミペとかだったりするんかなとふと思った
>>566
短いがイクゾー! 展開が変わってきてます!
ジャンヌとレティシアをおいて部屋から出たアタランテが向かった先は書斎であった。野生児だった彼女にとって無縁に近い場所である。それにも関わらず足を向けたのは、書斎に居座る男にとある依頼をしていたからだ。
何千冊とある本の数々は整然と並べられ、乱雑にも積み重ねられている。見ない内にまた増えているようだった。膨大な本の集合体特有の古臭さが鼻をつく。
「これはこれはアタランテ殿、お待ちしておりましたぞ。天草四郎時貞が生まれた国の言葉で言うなれば『一日千秋』の想いの如しですな」
聖杯大戦が終わっても尚現世に残った――間違いなく世界で一番名を知られているだろう劇作家――シェイクスピアは立ち上がり、大仰に両腕を広げてアタランテを迎え入れる。
「『What is your substance, whereof are you made, That millions of strange shadows on you tend?(あなたの心は何でしょう、あなたは何によって支えられているのでしょう、百万もの影があなたに従っているのはなぜでしょう?)』」
目障りな仕草に耳障りな声だった。好きになれる要素が一つたりともない。
「お前の戯言に立てる耳はない。頼んでいた物は出来上がったのだろう。さっさと渡せ」
「吾輩なりに誠意を籠めて選んだ台詞なのですが……まあ、よろしい。遠慮なく書かせて頂きましたとも。しかし貴女はまだしも、あれほど虚仮下ろした田舎娘の物に手を加える事になろうとは! 吾輩、反省はしていますが複雑な心境ですぞ」
「口が笑っているぞ、道化師」
「はっ、はっ、はっ、これは失礼。いや何しろ楽しかったですからな! 作家にとって執筆の楽しさは殊更重要なのです。さて――旗にしろ剣にしろ、聖女本人が持てばさぞや驚くことでしょう。天使とは宗教とは成程清らかなのでしょうが、時として悪魔よりも邪教よりも苛烈であるが故に。無論、アタランテ殿の弓と毛皮にも丹精を込めましたぞ! 貴女が射る矢は竜の鱗を砕き、太陽神の鎧を貫くことでしょう! 魔猪を再び纏うのであれば貴女は天使の祝福さえも打ち破り、聖女の信仰心を踏み躙り、その身を貪り喰らうことでしょう!」>>638
悲劇になるか惨劇になるか、愛憎劇になるか。
「見物ですな? 吾輩は観客としてとっくり見せてもらうとしましょう。野次は飛ばしませんし、煙草も吸いませんのでご安心を。マナーを弁えない客ほど煩わしい存在もいませんので! 決して邪魔はしませんとも! ええ、決して! リテイク要求など以ての外!」
真剣に、どうすればこの男の口を閉じられるだろうか。
渡された四つの物品の内三つを収め、アタランテは『天穹の弓(タウロポロス)』に矢を番えるポーズを見せた。そこで出来栄えの具合に感心する。悪くないと珍しく素直な賛辞を示し、シェイクスピアも満足した風に大きく頷く。
「して、目的は聞いていますが本当に渡すおつもりで?」
「だから頼んだのだろう」
「一度勝った相手に負けるような貴女ではないでしょうが……ひょっとすると大聖杯を破壊されるかも知れませんぞ? はたまた、自分諸共にアタランテ殿を焼き尽くそうとするかも」
「ジャンヌ・ダルクの聖剣がどういう物かは知っている。……己に科された処刑が宝具になるなど莫迦莫迦しい。救いがないにも程がある」
「解釈の違いですな。彼女を断罪した者たちは懲罰だと信じたのでしょうが、彼女は救済だと信じたのでしょう。信仰する宗教において自らの身体が灰となる火刑は最も恐れるべき死なのですがね。アタランテ殿的にはゼウスかキュベレーの神域で、ヒッポメネースかメラニオーンと交わり、どちらかの神の怒りを招いてライオンにされる逸話が宝具となるようなものですかな。聞きたいのですが、最後はいったいどうなったのです? 女神の車を牽引させられたとは伝えられておりますが」
「シェイクスピアよ――貴様、二度と筆を握れない躰になりたいのか? ああ、本を読めなくなるのも地獄であろうな」
指を鳴らし、凄まじい形相で睨み付ける魔獣。
道化師はいなす様に両手を押し出す。少々突っ込みすぎたようだ。
思い出したくもないであろう記憶を掘り起こすのは迂闊すぎた。完成した依頼品を渡していなかったら蹴り飛ばされてもおかしくなかった。か弱い作家相手に殴る蹴るは勘弁願いたい。>>639
貴女とジャンヌ・ダルクが終わりを迎えるまでは消えれません。
天草四郎時貞の人類救済は格別だったが、アタランテとジャンヌ・ダルクの顛末も非常に気になる。だから現世に残り、協力的な態度で依頼を受けたのだ。物語をより劇的なものへと昇華できるのなら喜んで力を貸す。物語に仕え、尽くし、創る者であるが故に惜しまない。
「聖剣を開放させはせん。あの女は私のものだ。あやつを救わなかった神に委ねるものか」
「おや……吾輩、驚きました。アタランテ殿はジャンヌ・ダルクに随分ご執心しておられるようですね?」
子供たちを救いたい。貴女の願いはそれだけだったのでは?
何故、ジャンヌ・ダルクが受けた仕打ちを気に掛けるのです?
何故、ジャンヌ・ダルクに近付こうとしているのです?
「いやいやまさかまさか、そんな馬鹿げた事はないでしょうなぁ。貴女に同情する権利があるとでも思いですか? それどころか獣に堕ちた狩人が聖女との幸せな未来を望んでいるなど――――三流劇作家のつまらない脚本にも劣る! 自分がしたことをよーく振り返ってみるとよろしい! 貴女がジャンヌ・ダルクを愛してよい筈がなく、貴女がジャンヌ・ダルクに愛される筈もない!!」
シェイクスピアの言葉に、アタランテは眉を顰めた。
貴様に言われるまでもない。そんなことは私が一番良く分かっている。ただ、しないよりかはマシだろうと思っただけだ。そうしたから、きっとあんなにも善がってくれたんだ。
「『Expectation is the root of all heartache.(期待はあらゆる苦悩のもとになる)』。貴女の脚がどれだけ速かろうと追いつくことはない。そしてジャンヌ・ダルクが振り向くことはありません」
無視を決め込んで出ていけば良かったとアタランテは後悔した。今この瞬間もそうだ。なのに、彼女の脚は動かない。縫い付けられたように僅かにしか浮き上がらない。これが稀代の劇作家の求心力ならば大したものだった。不愉快さに任せて矢達磨にするのは容易い。だが、そうするのはこの男の言葉を認めるようなものだ。
奥歯を噛み締めて破壊衝動を堪え、アタランテは背中を向ける。>>640
「一つ、言葉を贈りましょう」
去ろうとする彼女にシェイクスピアは顎鬚を撫で摩りつつ、言う。
「アタランテ殿が往く道が茨の道であると――吾輩は願っております」
彼の作品を知らず、言葉を知らないアタランテには意味がよく分からない。
問い質せば強引にでも解説させられるだろうが、そんな気も沸いてこず、歩みが少しばかり遅くなるだけであった。
「……言うつもりはなかったが、本当に言えないとは。アタランテ殿もあの様子だと気付かなかったか。残念無念……」
と、アタランテがいなくなった後でシェイクスピアは独りごちる。
彼の視線は机の上に鎮座された一冊の本――漆黒の装丁の本に向けられていた。持ち主によれば魔女(母親)が書いた本の複製品だという話だが、その内容にはシェイクスピアをして驚嘆させられた。是非ともすべて読みたいと願い、借りる為に幾つもの条件(契約)を呑まされてしまった。
あの――天使のような悪魔に、悪魔のような天使に。
『あなた、調子に乗ると悲劇を書いてしまうんですって?』
脳味噌を溶かし、混ぜて、蕩かす甘い声。思い出すだけでも思考が止まりそうになる。
様々な意味合いで身震いし、
「またしても主役になれず、体のいい便利屋(脇役)扱いとは悲しいですなぁ」
と、至極残念そうに零すのだった。今回は試験的に書いてみた変化球です。そのために短めになっています。
―――立香は、石の階段を一歩一歩下りていった。壁も天上も石造りで、触れるとぬるっと水に滑るばかりだ。
立香はこれが夢であるとわかった。明晰夢とも違う、サーヴァントと契約するマスターとしての直感と知識でこれが、自分が契約したサーヴァントの記憶だとわかった。さて、これは誰の記憶か。
次第に下へ、奥へ入っていって、ついにゆくてに灯影を見た。
地底に燃える灯。灯のみならず、どよめくような笑い声。
地下室の厚い木の板戸が左右に開かれていた。灯影と哄笑はそこから溢れていた。
そして男の笑い声のみならず、たしかに女の嬌笑。あえぎ、すすり泣き、悲鳴。―――いや、この世の女性のものとは思われない、身の毛がよだつうめき声が。
立香の位置からは、声のほかは何者の姿も見えない。その板戸の向こうに、どれほどの空間があるかも知ることができない。
が、その奥から流れてくる声の恐ろしさもさることながら、立香はこのとき、板戸の外の床の上に、何か異様なものが置かれているのに気がついた。灯影の端がその一部にさし、かつ熟視していると、その全体をおぼろに浮かび上がらせてくる。
女だ。二人の女だ。
しかも、一糸まとわぬ裸の女体が、死魚のごときそこに投げ出されているのであった。
死魚のごとき―――立香は、彼女たちがあきらかに死体であることを認めた。かっと眼を剥いて見つめていて、彼は胃の腑の辺りから何やらつきあげてくるもののあるのを覚えた。
黒髪は顔から胸にかけて海藻のごときみだれかかっているが、どうやら二人は血を吐いているらしい、いや、ひとりは唇まで噛みちぎられて歯ぐきまで剥き出しになり、またひとりは乳房に物凄い歯型が印されているのみならず、乳首の一つは食いちぎられているらしい。手足はねじられたか、折られたか、自然にはあり得べくもないかたちで投げ出され、下腹部からふとももにかけては薔薇を叩きつけたような血潮に彩られている。―――その血の香も匂うような、まだ生々しい死体だ。
なんたる無惨さ。―――いや、その死体の無惨さもさることながら、それがそんな姿になるまでの経過を思いやると、立香の頭髪は逆立つ思いがした。>>644
「ほう」
そんな声が聞こえた。
立香は板戸のすぐ内側に座って顔を上げた人物を見て驚愕した。
「デオン!」
中性的な美貌を持つ、純真無雑、澄み切り、冴えわたり、剣の化身たる技量の所有者。セイバーのシュバリエ・デオンだ。
羽の付いた帽子を外しているが、白百合のような華麗な衣装は見慣れたものである。
カルデアにいるデオンと変わらない表情。ただ眼だけにかすかに―――しかし異様な悪意に満ちた歓喜の炎がチロチロと燃えている。そんなデオンは何かの作業をしていた。
「そうか。これはデオンの記憶。……第一特異点のときか」
ジャンヌ・オルタによって『狂化』を付与されたバーサーク・サーヴァントとして、西暦一四三一年のフランスに召喚された。魔剣士と化したときのデオンの記憶ではないかと推量した。彼女は以前に第一特異点での記憶を保持していると申告していたのだ。
座っている彼女の向こう側に、女がひとり仰向けに横たわっていた。腰のあたりは見えないが、全裸と見える。その女の顔―――鼻の辺りに、デオンは白い手を当てている。そして自分も身体を横に伏せて、顔に顔を重ねた。
「……く、く、くっ」
女の声―――いや、人間の声とも思われぬ凄惨なうめきがあがり、白い二本の足がくねった弱々しい、しかしあきらかに断末魔を直感させる痙攣だ。その下から床に広がっている血潮を立香は見た。
デオンの手はなお女の顔を覆っている。それは柔らかい海綿みたいにピタと鼻腔に吸着しているらしい。そして彼の口は女の口に、これまた蛭のように吸いついているらしかった。
「けくっ」
耳を覆いたいうめきとともに、女の四肢はバタリと床に落ち、そして動かなくなった。それでもなお数分、デオンは女の口から自分の口を離さなかった。>>645
やがて、静かに顔を上げる。眼を閉じて―――何か、肺で消化でもしているような表情だ。
息を呑んでこの恐るべき儀式を見ていた立香は、デオンの思考が自分の中に流れ込んできたのを感じた。しかし、問わずにはいられない。
「デオン、何をしているんだ?」
と、聞いた。
デオンは眼をあげた。それから立香に平伏した。
「ようおいでなされました。マスター……」
デオンの記憶の中で、記憶のデオンと会話をしている。何とも奇妙な体験だ。
「デオン。……女を殺したのか?」
と、立香はかすれた声でいった。
「はい」
「その人も、外の二人もか?」
「ええ。死にかかった女の最後の息を、私が吸い取ってしまいたかったので。殺しました」
デオンは恬然としていった。
「死にかかった女の唇の最後のうごめき、はじめ熱く、やがて冷たくなってゆく息の変わりよう、このごろ知ったことなのですが、実に得も言われぬ美味なんですよ。これを味わえば、魔力の供給を受けずとも大軍に駆け迎えそうな活気が体内に満ち溢れます。……ああ、ですが外の二人はつい、昂奮しちゃってセックスの最中に殺してしまったんです。……んんぅっ!」
目前で急に甲高い声を上げ、全身を強張らせたデオンの身になにが起きたのか―――デオンは手を股間に伸ばしズボンの中に入れていた。耳に淫靡な音色が飛び込んでくる。
ぐち……っ、ぐ、ちゅぅっ……!
「はぁ、ぁっ、は、はしたない真似をしてしまい、申し……ふぁっあぁ!」
「デオン……?」
堕ちた白百合の騎士の声は淫らな粘濁音と同調して弾む。>>646
「マスターにはしたないところを見られたと思うと……身体が火照ってしまった」
「馬鹿めが」
と、立香は、苦虫を噛み潰したように言って、かぶりをふった。
この部屋の奥へ、また板戸がある。その奥にもまだ部屋があるようだ。大がかりな地底の棲家であった。
その奥から―――先刻から異様な女のうめき声や男女の笑い声が、あるいは陰々と、あるいは傍若無人に流れてくるのを、いやでも立香は耳にしていた。
女たちは、ジャンヌ・オルタたちの手下に拉致させてきた娘たちであった。その数は三十数人にも上ろうか。それをジャンヌ・オルタはすべて配下の魔人たちにくれてやった。……立香はその結果に戦慄せざるを得ない。
「生前」にやれなかったことをしてみたい、『狂化』を付与されて妖剣士になったデオンの要求であった。その渇望していたことが、たんに荒淫をほしいままにすることばかりでなく、殺人淫楽ともいうべきものであったことを、立香は知った。傍らでデオンは語る。これが私の命のもとだと。斬りたい、人を斬りたい、その飢えるような欲望を、いまほしいままにするのだと。
数日おきに、数人ずつの無惨な死体が製造されるのだ。まるでこの魔人の食物の排泄物のように。
説明をすると同時にデオンは、みるみる変貌しはじめた。
いや、顔そのものは変わらない。女にも珍しいほどのその美貌は変わらない。―――が、その中性的な美貌の印象が、忽然として一変を来たのだ。
眼が恍惚とけぶり、唇が柔らかく濡れ、―――そして、身体の方があきらかに丸みを帯びて来た。胴が細くくびれ、腰がふくれ、胸にはムッチリとふたつの隆起が盛り上がって来た。>>647
シュバリエ・デオンのスキル「自己暗示」
―――海に棲むある種の環虫類では、雌が子を生むと雄になり、このときいままでの雄は雌に変わって、次にはこれが子を生み、雌雄交替をくりかえしてゆくものがある。ここまで下等動物をあげないでも、魚類とか貝類のうちに、性転換が自在なものは数少なくない。それを、現在でこそ英霊ではあるが元は人間たるこのシュバリエ・デオンは、自らを対象とする強力な暗示をもってあざやかにやってのけるのであった。
たんに、形態の変化はかりではない。その女たるや―――まさに、女の精だ。現実の女は、いかに女らしい女でもある程度男性ホルモンをそなえているものだが、この場合、デオンは、全身女性ホルモンに満たされるのではないかと思われた。―――深い影を落とす睫毛、愛くるしい小鼻、やわらかな薔薇の唇、白くくくれたあごの世にも稀な美少女だ。どんな男でも痴情妄念の虜としてしまえるだろう。まさに女の化身である。
しかも、彼は―――いや、彼女はいま、己の身に纏う衣装を脱ぎ捨てた。一糸まとわぬ裸形が―――灯の光を受けて、まるで夜光虫がとまっているように、青くふちどられている。……息を飲むほど美しかった。
雪白の裸身をくねらせ、彼女はにっと笑った。
立香は金縛りになった。デオンの変身に驚愕したのではない。彼はデオンがもともと男であったのか、女であったのかは知らない。ただ、その女身の裸像は、男性に衝撃を与えた。あらゆる理性、抑制を溶鉱炉に投げ込んだ。それほど原始的な力を持っていた。それは、あらゆる男の肉体と精神状態を、射精直前の状態におくものであった。立香が、獣のようにまりび出さないで、自らを金縛りにしたのは、彼なればこそといっていい。>>648
女の血を、口紅を差すかのように唇に塗る。デオンの顔は、媚笑に濡れる妖花のようだ。
艶めかしい声で立香を呼びかけながら、彼女は近寄ってきた。―――立香は茫然として立っている。
―――いま、その魔の饗宴の物音を聞いて、立香は耳を塞ぎたかった。
デオンは立香たちによって討滅されるまで、女たちを淫楽と殺戮の祭壇に捧げていたのだ。あるときは男として犯して殺し、あるときは女として犯して殺した。凌辱の限りを尽くして女を味わい、最後には斬り殺して魂を喰らった。
「ああ、マスターにそんな目で見られて……昂奮するだなんて……!」
美酒のように薫る息を吹きかけた。
「ひゃ……! ふぁ、ああぁっ……っくぅぅっ……!」
ビクビクと、デオンの肩が小刻みに揺れる。なびく金髪が甘い香りをあたりに放った。歓喜の声の合間合間にぷしゃ、ぷしゃと、水っぽい物が噴き漏れる音が立香の耳に届く。>>643
台詞探しはそこまで難しくなかったんですが良改変するのがきついですぞ。
某所とはいったいどっちか……笛の方ならシメールの正体がわかるかも知れませんゾ
>>650
地下室での拷問姦淫とは、またよいシチュエーションを……グロとホラーの中で主張してくるエロスは背筋が落ち着かなくなりますね。出来れば続きを望みたいですが、最後に立香がころころされるんではないかと思うと怖いのじゃ
>>651
ジャンヌが起きるまでアタランテが何をしていたかの繋ぎ回でございます。もうちょっとだけ続く予定です。アタランテのみならずジャンヌの旗と剣まで強化したのは、戦闘をより派手にするためです。まあぶっちゃけシメールが強すぎるので二人の上方補正(ry
>>652
自分でもここからの話の拡げ方がわからないですからねぇ。立香に悪行を知られた羞恥で昂奮して自慰に耽るデオンは記憶の中の存在だし、カルデアのデオンは狂化がないので立香は死にはしないと思いますが……まあ、殺そうとしたらスカサハに殺されそうですね!>>652
笛だね
ここ出身の人がいて嬉しかったわ
いや、投稿日時的には俺の先輩になるのか…
続き待ってますわー続き書けたので投稿していきます
今回は前回(このスレの522~534らへん)の後編です
※基本的にぐだ子視点なので描写が女性向け?かもしれません
今回も本番はないです
ミケランジェロは嘘つきではありません>>656
(…よし。マタ・ハリに教わったことは覚えた。後は実践あるのみ、なんだけど…)
マタ・ハリの教えを受けた後ぐだ子は自室で頭を悩ませていた。悩みの原因。それはずばり経験不足による不安だった。いくら知識を教わったところで実際にやってみないとちゃんと出来るか分からない。マタ・ハリは気にしなくていいと言っていたがやはりどうしても不安になってしまう。処女であるぐだ子は男性器を見たことすらなかった。
(やっぱり実物見ておいた方がいいかな…?…でも実際に見るわけには……のぞきは犯罪だし。他の人に見せてもらうのは色々問題あるし。ネットは繋がってない。そういう資料がカルデアにあるとは思えないし…どうしよう)
しばらくうんうん唸りながら部屋にある冷蔵庫を開き冷やしておいたお茶を飲む。お茶のピッチャーを仕舞おうとしたその時、一つの箱が目に入った。バレンタインのお返しとしてダビデからもらったキャンディが入った箱だ。中のキャンディはミルク味でミケランジェロ作、ダビデ像の顔を模しているという珍品である。この形のせいで実に食べにくい一品でもあった。そんな昔の事でもないのに妙に懐かしい気分になり一つ口に含んだ。
(味は美味しいんだけどなぁ。なんでわざわざダビデ像の形に…まあでも顔だけでよかったのかも。だってあの像って……あ!?)
ミルクキャンディの優しい甘さに顔を綻ばせながらしばらく口の中で転ばしているとぐだ子の脳内に稲妻が走る。
「ミケランジェロのダビデ像!あれ全裸だ!!」
英雄についてあまり詳しくないぐだ子でも世界的に有名なダビデ像については知っていた。初めて教科書かなにかで見た時は幼な心に何で服着てないんだろうと露出された男性器に恥ずかしくなったものだが今は違う。むしろ貴重なサンプルなのではないか?と思った。
(ミケランジェロなら多分ダ・ヴィンチちゃんに頼れば何とかなるかも!おお…今日の私は冴えてるぞ…!)
思い立ったら吉日とぐだ子は急いでダ・ヴィンチの所へと向かった。>>657
「ミケランジェロの作品?複製品でよければいくつかあるよ?」
「本当!?」
当たって砕けろ精神でダ・ヴィンチの元に訪れたが予想は当たっていたようだ。急にミケランジェロの作品が見たいと言ってきたぐだ子に何も聞かず部屋に招き入れてくれた。
「何が見たいとかあるかな?」
「えっと………あの、ダビデ像なんだけど」
「ああ、アレか。いいよね。私も好きだ。ダビデ像ならこっそり改造した部屋にあるよ。それにしても君が芸術に目を向けるなんて珍しいね。何かあったのかい?」
「なんとなく、かな。レイシフトの予定もないししばらく休みだって言われたからたまにはいいかなって」
「そうかいそうかい。私はこれからやることがあるからもう行くけど好きなだけ見てくれて構わないよ」
「ありがとう」
ダ・ヴィンチはぐだ子を作品が展示されている部屋に案内した後スタッフルームへと歩いていく。その姿を見送りながらもぐだ子は罪悪感でいっぱいになっていた。
(ごめんダ・ヴィンチちゃん…でも性的な意味で参考にしたいなんて言えない……!)
もしかしたら建前の理由だということは気付かれたかもしれないが流石のダ・ヴィンチもダビデ像の股間が見たいから、なんて理由だとは思ってないだろう。気心の知れた相手とはいえこんな不純すぎる理由は口が裂けても言えないとぐだ子は思った。>>658
(……本当によくできてるなぁ…)
数ある芸術品のレプリカを横目で眺めながら目当てのダビデ像を探し出し眺める。雑誌やテレビとは違う本物と相違ないそのレプリカにぐだ子は目を奪われた。ダビデ像のその立ち姿、彫刻の精巧さ、これから巨人ゴリアテに立ち向かうことを思わせる表情、血管の浮き出た手を見た時は息が止まりそうになった。魂の入った作品はこういうものだなのだと思わせた。本来の目的を忘れぐだ子はしばらくの間ダビデ像を眺めていた。
(…っといけないいけない。…………う、うん。このくらいなら何とかなる、かな)
長いようで短い時間、像の造形美を堪能した後本来の目的であるダビデ像の男性器を見る。そこにはもじゃついた陰毛、小さくて細い陰茎とふっくらとした睾丸があった。思っていたよりも可愛らしいソレに胸を撫で下ろす。このサイズならば多少勃起で膨張したとしても何とかなると判断できた。慣れている女性ならばもう少し立派な逞しい陰茎を好むのかもしれないが性経験初心者のぐだ子にはこのくらいの方がありがたかった。
(このサイズなら弄りやすそう。すんなり口にも入りそうだし…後はマタ・ハリが教えてくれたことを実践すれば…)
ダビデ像の陰部を凝視しながらどういう風に手淫・口淫をするか何度も脳内シュミレートするぐだ子。その姿は真剣そのもので誰もが目の前の芸術を堪能している若者に見えるだろう。…もっとも実際は脳内ピンク一色なのだが。
シュミレートを終え自信をつけたぐだ子は後でダ・ヴィンチにお礼として差し入れを持っていこうと考えながら部屋を出る。後は夜を待つばかりだ。
(喜んでくれるといいな)
と、甘酸っぱい事を思うぐだ子であったがこの時彼女は知らなかった。2.5次元と3次元の間には大きな隔たりがあった事を――――。>>659
決戦の夜。ぐだ子はお風呂を済ませマイルームでダビデのことを待っていた。今日もお願いする旨をさりげなく伝えてあるため来ることは分かっているのだがどうしてもそわそわしてしまう。遠足前の子供のようだと自分の事ながら呆れた。ベッドを椅子代わりにしながらしばらく待っているとノックの音がして姿勢を正した。
「やあ」
「う、うん。いらっしゃい」
「それじゃ、始めようか」
ダビデは挨拶もそこそこにそっとぐだ子をベッドに押し倒し、いつものように荒っぽく手袋を外す。その仕草がたまらなく性的でぐだ子はそれを眺めるのが大好きだった。そのまま露わになった手で触れられそうになった時、このままじゃまずいと思ったぐだ子は慌てて手を挙げた。
「ま、待って」
「ん?どうかした?」
「あの、その…今日は………私がしたいなって」
「と、いうと?」
「……ダビデは…私のが終わった後自分で抜いてるでしょ?」
「ああ、やっぱり気づいてたんだ。うん。勃起したままじゃ眠れないから終わった後は毎回抜いてるけど」
「…っ…そ、そうなんだ」
自慰していることを指摘したら少しは動揺するだろうかと心のどこかで期待していたが頬を赤らめることもせずあっさりとカミングアウトするダビデに指摘した本人の方が恥ずかしくなってしまった。しかしここで恥ずかしがるだけでは前に進めないとぐだ子は軽く咳払いしてダビデと向き合った。
「私はいつも手伝ってもらってるのにダビデは一人でなんて不公平でしょ?だから今日は私が…その、手伝いたいなと思って」>>660
か細くなりそうな声を絞り出しながら性処理の手伝いがしたいと提案すると予想外だったのかダビデは驚きの表情を見せている。どうしよう。引かれたんじゃ、余計なお世話だったのではと早くも自分の言葉に後悔しそうになっているとダビデは数十秒の思案の後口を開いた。
「僕としては魅力的な提案だけど…いいの?別に僕の下半身事情は気にしなくてもいいんだけど」
「う、うん。いつも気持ちよくしてもらってるからお返しがしたいの。…こういう事は初めてだからあまりうまく出来ないと思うけど…」
「………そこまで言われたら断る方が無粋だね。…お願いしてもいいかな?」
「うん…。じゃあ、失礼します…」
ぐだ子は緊張で手を震わせながらダビデのズボンに手を掛ける。一瞬だけ躊躇うように視線を逸らした後大丈夫大丈夫と自分を奮い立たせゆっくりと引き下ろした。そしてダビデの下半身と対面したその時――――。
「―――――え。…え?……ええ!?」
頭が、真っ白になった。ちがう。ぜんぜん、ちがう。そんなこんなの聞いてない想定してない。待って嘘でしょだってこれは――――。
「全然違う!?」
それはもはや悲鳴だった。瞳は涙が溜まっており顔は真っ赤。それでも視線は一点に注がれており逸らすことはなかった。
「包茎じゃない!?おっきい!!何で!?」
「あはは。何を参考にしたのかなー?」>>661
動揺を隠せず暴言にも近い言葉を発するぐだ子にダビデはニコニコと笑いながら詰め寄るとその時、ダビデの立派な陰茎と睾丸が揺れて「ゆれたぁ!?」と非常に頭の悪い実況をし出した。
「ミケランジェロの嘘つきー!!」
「あの像は有名だからね。誤解する気持ちは分かるよ。でも僕のところは割礼をするからああはならないんだよね」
「そそそそそそうなんだ!?」
「…やっぱりやめとく?」
「や、やめないっ。ちょっと驚いただけだから…!」
あばばっばばばと奇声を発するぐだ子を見かねてかズボンを上げようとするダビデの手を慌てて掴む。目の前の立派な陰茎に怖気づきそうになりながらもぐだ子は手を伸ばした。
(大丈夫…。マタ・ハリが言っていたことを思い出すんだ…!)>>662
『とまあこんな感じかしら』
『う、うん』
『ふふ。緊張してる?』
『…だってやり方を教えてもらったけどそれをちゃんと実践出来るか不安で…』
『大丈夫よ。誰も最初から上手いわけじゃないわ。それに技術よりも大切なことがあるわ』
『大切な事…?』
『相手の気持ちよ。今気持ちいいのか、どこが気持ちいいのか、相手が何を求めているのか。相手の様子を見て考えるの。そうすれば次何をすればいいか分かりやすくなるでしょう?下手な事を嫌がる人も中にはいるけどあの人は自分のために頑張る女性を否定したりはしないでしょう』
『うん…』
(そういえばダビデもよく私が気持ちいいか聞いてくれてたな…あれってそういうことだったのかも)
『もし不安だったら直接聞いてしまうのもアリよ。大切なのは相手の気持ちに寄り添うこと。それさえ出来ればきっとうまくいくはずよ』>>663
「痛くない…?」
「大丈夫」
「じゃあ動かすね」
強く握りすぎないように注意しながらぐだ子は右手で陰茎を扱きだす。笠や筋、睾丸などを指や掌を使って刺激しながらダビデの様子を観察する。息遣い、表情や目の動き、陰茎の変化からどこが気持ちいいのか考え愛撫していくとなんとなくどこがイイのか分かってきた気がする。その技術は未熟そのものだが拙いながらも一生懸命陰茎を愛撫する姿にダビデのそこは高ぶり始める。
(おっきくなってきた…?…元々大きいのに完全に勃起したらどうなっちゃうんだろう)
恐怖心と同時に芽生えた好奇心から反り立ち始めた陰茎の先端を舌で舐める。先端は透明な液体が滲んでおりヌルついていた。
「ん…」
「…っ…」
敏感になっている先端を舌で舐められダビデは小さく息をもらし体を震わせる。その様子に舐めるのがいいのだと判断したぐだ子は陰茎そのものを口に含んだ。最初の時と比べ膨張した陰茎はかなり大きく口を開かないと咥えられず顎が外れそうなほどだ。歯を立てないように細心の注意を払いながら鈴口を舌で刺激する。
(ドクドク、してる。気持ちいいのかな。感じてくれてるかな)
口内で脈打つ陰茎を感じながら舌を動かしダビデを見上げると蕩けそうな瞳と目が合った。頬も少し赤らんでおり息が乱れ興奮しているのが分かる。そのことが嬉しくてぐだ子は舌の動きを激しくした。先端は舌で、根元や睾丸は両手で刺激すると更に陰茎の質量が増していく。>>665
ぐだ子の反逆ともとれる行動にダビデは今までで一番大きな嬌声を漏らす。その声を聴きながらぐだ子は激しく陰茎を責め立てた。それからしばらくするとどろりとした精液が放たれぐだ子の口内を犯す。独特の苦味が口の中に広がり咳き込みそうになるのを堪えごくりと勢いよく精液を飲み込んだ。これがダビデの味なのだとぐだ子は口元に付着した精液を舐めとりながら高揚感に包まれる。下半身は既にぐっしょりと愛液で濡れていた。
「…精液って美味しくないね」
「飲み物じゃないからね。…無理して飲まなくてもよかったんだよ?」
「そう、なんだけど」
「うん?」
「…ダビデのものだから。捨てるの嫌だったの。それに…私が出させたんだから私のものかなって」
「―――。」
照れくさそうにぐだ子がダビデにそう言うとドサリ、という音が部屋に響く。視線が天井を背にしたダビデを捉えた時、ようやく自分がベッドに押し倒されたのだとぐだ子は気付いた。ギシリとベッドのスプリングの音が聞こえこれはどういう状況なのかと混乱した。ダビデの顔を見るが表情が抜け落ちているように真顔で少し怖い。ダビデ自身もぐだ子が自分の下にいることが不思議なようで目を一瞬見開いた後口元を手で押さえた。
「…ダビデ?えっと…今日は私の分はいいよ…?」
「……」
「ダビデ?」
「…………攻撃に備えて治癒の竪琴を使っていたのに無敵貫通宝具を食らった気分だ」
「はい?…どういう意味…?」
「…君を抱きたくなった」
「………え…!?」鉄は熱いうちに打てってことでふたなり不夜城のキャスターさん、局部黒塗りですが
ttp://imgef.com/N8MqEQKむらむらしたので書きました
貴方は仕事で疲れ切った身体を引きずり、住んでいるマンションへと帰路を辿っていた。
エレベーターに乗り、自分の部屋の階へ辿り着きふらついた足取りで部屋のかぎを開けた。
貴方の帰宅を告げる声に、ぱたぱたと足音が聞こえた。
「あっ、お帰りなさい。今日もお疲れ様でしたっ」
バスト130㎝、Rカップの超乳を揺らしながら、少女黒桐鮮花は花の咲くような笑顔で出迎えた。
だっぽおん、だっぽおんと擬音が聴こえそうなぐらい、エプロン越しにその規格外の超乳が激しく揺れた。
それを見た貴方は思わず両手で震え続ける乳房を握りしめた。
「あっ、ん……」
男心をくすぐる可愛らしい甘い声を上げるも、振りほどくことはせず鮮花は乳房を握りしめる両手にそっと自分の手を重ねた。
「ふあっ、ん。あの、ごはん食べてからじゃ、だめ、ですか?やんっ」
西瓜よりも巨大な乳房に顔を埋めながら貴方はおっぱいが良いと答えた。
それに鮮花はちょっとだけ困ったような顔になりながらも、乳房に甘えるあなたの頭を撫でながら言った。
「……玄関は嫌ですから、場所を変えませんか」
ねっ?と指で優しく髪を梳きながら貴方を促した。
既に辛抱堪らなかった貴方ははやる気持ちを抑えながらリビングへと鮮花の後をついて行った。
鮮花は貴方の前に正座して、そのグランドクラスのおっぱいを眼前へと突き出した。
突き出した勢いで、衣服に覆われその上に花柄のエプロンを着こみながらも今にも窮屈な生地を突き破りそうな乳房がふるふると震えた。
「それじゃ、私のおっぱいで疲れを癒してくださいね」>>672
むにゅう、と胸を両腕で寄せて強調しながら鮮花は恥ずかしそうに舌を出してウィンクした。
貴方は真正面からそのおっぱいに顔面から突撃した。
栄養がたっぷり詰まった乳肉はその極上の柔らかさで貴方を受け止めた。
鮮花を優しく床に押し倒し乳房を顔面全体で味わう。
衣服に覆われている筈なのに、乳房からは甘いミルクと花のような香りを感じた気がした。
谷間へとぐりぐりと頭を動かして感触を味わい、両手は下乳辺りを揉みしだく。
「んあ、ふうっ、はぁん・・・・・・」
甘ったるい声が貴方の脳内に突き刺さる。
ほのかに香る乳房の香りと乳肉の感触が貴方を高ぶらせた。
両手は根本から母乳を搾るかのように下乳を揉みこむ。
更に其処から徐々に上の方へと移動し乳首の辺りを指で引っ掻いた。
「あ、あの……直接、弄ってください」
待ってましたと貴方はガバッと勢いよく顔を上げエプロンを剥ぎ取る。
エプロンを剥ぎ取ると清楚なマゼンダ色のベストに覆われた乳房が。
鮮花のRカップ級のバストはベストの生地を伸ばし、脇の部分が伸びて白いシャツで覆われている横乳すら覗けた。
「本当におっぱい大好きですね……」
じと目で呆れたように貴方を見上げながらも頬はほんのりと赤く、甘い吐息が零れていた。
それに貴方は鮮花のおっぱいだから好きなんだ、と答えた。
「うーっ……。何か、ずるいですっ」>>673
両手で真っ赤になった顔を隠しながら鮮花は可愛らしく唸った。
ベストを脱がし、生地がぱつぱつに張りつめたシャツが露わになる。
胸元を留めるボタンは今にも弾け飛ばないのが不思議だった。
胸元の隙間から見える谷間とブラに興奮しながら、シャツを脱がす。
オーダーメイド制の白いブラジャーが現れた。
そのオーダーメイドのブラでも、ぎりぎり乳輪がはみ出そうになっていた。
後ろに手を回し、ホックをはずす。
外したことで乳房が波打った。
早くおっぱいを見たい貴方はブラに指を賭け、勢いよくバッと引きずりおろした。
「ふあん……!」
ずりおろした生地が乳首に掠り甘い声が出た。
そしてついにその超乳が姿を現した。
雪のように真っ白で、シミ一つない肌。
乳房の大きさに見合った乳首と乳輪は、とっても美味しそうな桃色をしていた。
その規格外の超乳は拘束から解放され仰向けになりながらも決して垂れることは無く、重力に反していた。
ただ大きいだけではなく、黄金比率を体現したかのように形はとても美しく、綺麗だった。
まさに奇跡としか言いようのない乳房だった。
我慢の限界が来た貴方は遠慮なくその超乳にむしゃぶりついた。
「あっ!んん!ひゃあん!ひゃ、やぁん!」初めて投稿させていただきます
できるだけ投稿して行こうかと思いますので、よろしくお願いします。
今回は2ヶ月前くらいからずっと考えていたモーさんと青王のエッチです!「ん…はぁ…あっ⁉︎モー…ドレット……そこばっかいじったら…あっ⁉︎」
まずは、なんでこんな状況になっているか説明しよう
今日の昼頃、モードレットは食堂で昼食を食べ、マスターと共に修練場に向かうところだった
「はー…腹一杯食ったな…」
モードレットはそう言いながら、廊下を歩いていた
この時間帯は、ほとんどが食堂で昼食を摂っている。
だから、人と会うことなんか滅多にない
しかもここは、英霊の部屋が並んでいる場所だ
臆病者なスタッフは、ここを通ろうとしない
「静かだな…」
そう思うのも無理はないだろう
普通なら今、ちょうど食べ始める頃だったのかもしれないが、今日はなぜか早めに食べたくなった
気変わりと言うやつだろう
そうやってボーッとしていると、声が聞こえてきた
「ふー……あっ…ん」
「(…誰の声だ?)」
気になって声がする方に進んでみる
するとそこは、モードレットの血縁者である、アルトリア・ペンドラゴンの部屋だった「(父上の部屋…?)」
気になって覗いてみる、しかしあまりよく見えない
そこで、気付かれないように静かに扉を少し開ける
そこで見たのは、四つん這いになりながら股を弄るアルトリアの姿だった
「(何をやっているんだ…?父上…)」
少し小っ恥ずかしい気もするが、まじまじと覗くモードレット
「あっ、あっ……ん…!くはぁ…」
顔は赤く、気持ち良さそうな顔をしている
それを見たモードレットは、次第に変な気持ちになっていった
「(父上…気持ち良さそう………俺が気持ちよくしてやりたい…)」
考えれば考えるほど、自分が抑えられなくなる
気持ちよくしてやりたい、この手で父上を弄りたい
だんだんそう思う自分が恥ずかしくなって、今日は見るのをここまでにした
修練場に行くのに遅れたら、マスターに迷惑をかけるから
だが、戦闘に行っても考えは収まらなかった
実際にやったらどうだろうと考えたら、余計に収まらなくなった
そんな次の日、アルトリアを見つけた、しかも、ほとんど人がいない場所で「(あ、父上…)」
だが、どうしても昨日のことを思い出してしまう
昨日、あんなに乱れていた姿が、今は凛々しく見える
「(何をするんだ…?)」
気になって物陰から覗いて見る
そして、昨日と同様に股を弄り始めた
今度は乳首も弄りながらやっている
「ん…はぁ…っ…⁉︎くぁ……あ…!」
昨日よりも良くわかる、肌の色、表情、顔の赤み、身体の動き、吐息の暖かさ
全てが丸見えで、愛おしいほど麗しい
当のモードレットはもう限界だった
もう目は獲物を見つけた獣の瞳で、完全に自分を抑えられない
ゆっくり足を踏み出し、側にまでよる
「父上…」
「…⁉︎あっ、貴方は…ん⁉︎」口内で舌を激しく動かす
「(父上…可愛い…)」
激しく動かし、抵抗する腕を力強く抑える
「ん…⁉︎んちゅ…ぷはっ⁉︎」
強引に舌を激しく動かす
抵抗しようとしてもモードレットに声は届かない
「父上…ここ、好きなんだろ?」
そう言って膣に指を入れる
「嫌っ…!モードレット、やめなさ」
中で激しく指を動かしたら、すぐに絶頂まで達してしまった
自分で弄ってた分もあったのか、さすがに早い
でもこれだけじゃ満足できないほど、モードレットの欲求は溜まっていた
「あ、あ……あふっ…」
アルトリアはもう脚に力が入らないのか床に倒れこんでしまった
「父上、昨日もやってたよな?エッチなこと、俺ずっと見てたんだぞ
あんな父上初めて見た、父上そんなエッチな子だったんだって」
昨日のことを露わにしていく
「ちっ違う…、そうじゃなあぁ⁉︎」股を舐め回すように、舌を中でかき混ぜていく
膣の中は、暖かく、熱がこもっている
ついでに、さっき絶頂した時の汁もあり、思った以上に美味しい
「あっ、だめ!またイっちゃう!あぅ⁉︎」
御構い無しに舌で舐め回し、指も使って弄くり回す
そろそろ膣は飽きてしまった
次は乳首だ、と思った時、足音がした
急いで物陰に隠れて様子を伺う
「おーい…モードレット…ん〜、いないなぁ…」
マスターが探している、だが今はこっちだと思い、アルトリアの乳首を弄る
乳首を愛撫しながら耳に吐息をかける
「父上?ここで声出したらマスターにバレるぞ?いいのか?」
そう言って焦らせる
「ふっー…んふぅ…ん⁉︎」
時々つねったり、こねたり、爪で弾いたりしながら、乳首を責めていく
「んー…こっちにいないなら別の方にいるかも!」
そう言ってマスターはこの場を後にした「はぁ…はぁ…」
乳首から手を離した時、アルトリアがモードレットにもたれかかった
余程、緊張感があったのだろう
さすがに、なんか申し訳ない気分になった
自分が覗いてしまったのが原因だがそれ以上に無理矢理やったことによる罪悪感の方が大きい
「あの…父上…その」
「……モードレット、私の部屋でやりませんか?」
まさかのお誘いだった
本来嫌われることをした筈だったのに、まさかの相手の部屋で
「えっ…いいのか?」
「なんで急に弱気になるんですか…、さっきまで強引だったのに」
「ここだとバレるかもしれないから私の部屋でやろうということです、決して許したとか、そういうのじゃありませんから!」
少し、アルトリアの顔が赤くなったふう…とりあえず、今日はここまでです!
キスとか大変ですね…どうゆう感じの音にすればいいのかわからない…
ずっと一人で妄想してたので、こうゆう感じに投稿するのは少しドキドキします…
明日また投稿しますが、少し遅くなってしまいそうです。゚(゚´Д`゚)゚。>>685
良いのだよ・・・・・・
正直になりなよ・・・・・・
日頃秘めている鮮花への欲情を解き放つのだよ・・・・・・
言葉は無粋!しゃぶりつけ!!>>687
ありがとうございます!
キスの音…頑張ればもうちょっとエッチくできますかね…
投稿していく上では恥は捨てた方が楽ですよね…
やっぱり女の子は女の子同士で、男の子は男の子同士で恋愛すべきだと思うの(錯乱)藤丸立香がオフの日、彼はスカサハとマイルームにいた。彼女はいつもの戦装束ではなく、アトラス院の制服を着ていた。前に彼女が着た女性用のカルデア制服と同じく、事務総長に融通してもらった品である。
カルデア職員になったわけではない。休日に恋人らしい営みの各種に使うためだ。
立香は収まりの悪い黒髪を掻き、微苦笑を浮かべる。
「スカサハ、最近はコスプレにはまったようだな」
闇色の長い黒髪、うす蒼い翳を落す睫毛、蝋細工のような鼻、柔らかな花弁を合わせたような唇、紅い瞳は研磨された紅玉のような光を放っていた。神々しい美女、それがスカサハだ。
「似合わないか?」
おまけに彼女の立香の反応を楽しむような晴れやかな表情がひと際美貌を彩ってくれている。元からグラマラスな肢体は紺のジャケットに包まれており、そして上着をふんわりと盛り上がらせているふたつの玉椀を伏せたような乳房、なよなよとくびれた丸い胴からむっちりと張った腰が、必然的に存在感を増して映った。
今日はニーソックスを着用して魅惑の生脚の一部を覗かせているのも刺激的だ。
(おっぱいも、脚も、、何度も生で見てるのに……)
眼鏡こそつけていないが、平素とは異なる姿。取り合わせが普段と違うだけで、このように胸を驚されているとは。
「そ、そんなことはない! よく、似合っているよ」
素直な感想を口にした。立香は眼鏡にこだわりがないので着用していないことにも気にならない。
「そ、そうか……よかった」
照れながらも、立香の反応が上々なことにスカサハは、ほっと胸をなでおろす。スカサハの処女雪(バージン・スノー)をかためたような皮膚の下で、血管は灼熱し沸騰した感情の通路と化していた。>>689
「服だけ見てもエロくも感じないが、スカサハが着るだけで印象が偉く違うな。やっぱり服は誰かが着てこそだね」
それに中身の入ってない布にナニか思う性癖はないしね、と続ける。
「中身って!」
思わずスカサハは突っ込むと、立香に腕を掴んで引き寄せられた。ベッドに腰掛ける立香の膝の間に座らされて腕で閉じ込められる。
「中身」
立香はスカサハのシャツのボタンを外して、隙間からするりと手を入れて悪さをした。
「入ってこそでしょ」
スカサハの首筋まで熱くなる。立香のさらなる追撃として彼女の象牙細工のようなうなじを軽く噛んだ。ちりっとした痛みが一瞬。
髪で隠れて見えないところにしているのは一応気を遣っているとしたものか。
「馬鹿者、すぐそういうことをする!」
「マスターが自分のサーヴァントには所有印を定期的につけとかないと」
そうは言っても立香の気分に任せたら、常に身体のどこかに噛むなり吸うなり所有印をいくつか刻まれているということになる。
「いい加減にしないとやり返すぞ」
「どうぞ?」
立香が自分の詰襟を外して、襟を指で引っかけて開けた。自分は見えても構わないという無言の意思表示に影の国の女王は負ける。
そのときに限って立香に好意を寄せる女性たちのことを思い出したのは、恐らく魔が差したのだろう。
スカサハは身体をひねって立香に向き直り、襟で隠れない場所に慣れない所有印を刻んだ。>>690
「……重くないのか、こういうのは」
「独占欲持たれるの結構好きだよ。スカサハは重いの?」
問い返されて言葉に詰まった。
「……相手によるな」
スカサハは背中からぎゅっと抱き締められた。俺なら? などと訊かない余裕が悔しかった。
スカサハの頬にかかる髪を梳き上げて、露わとなった耳を軽くなぞる。
「ン……っ、ふぁ」
このまま夜通しで語り合いたい気持ちと、間近で漂う彼女の匂いに導かれるまま身体を、心を重ねたいと思う気持ち。ふたつの狭間で揺れ動きながら、何度も、何度もスカサハの柔らかな髪を弄び、耳朶をくすぐっては甘い声を漏らせた。
氷原に見捨てられた宝石を思わせる蒼氷色(アイス・ブルー)の瞳が極光の揺らめきを見せるのを、スカサハは確認した。言葉よりも雄弁に彼の意思を伝達している。
彼女は膝の上で身体の向きを変え、うつ伏せ状態で鼻先をズボンへ―――ベニスのある辺りへと押しつけてくる。
「……スカサハが、そんなに変態だったとは、知らなかったな」
ズボン越しに肉棒に頬ずりし、鼻腔をヒクヒクとさせるスカサハを、からかってみる。
「それは、私がお前に向けて贈った言葉だろう」
「そういえばそうだったな」
立香は笑う。以前、事に及んだ際に、彼女を感じさせすぎてしまい、失禁させてしまったことがあった。その時に頂戴した言葉だ。
「……立香」
ちゅっ―――。股間から顔を上げた彼女の身体を抱き寄せ、同時にベッドに倒れ込みながら唇を重ねた。
「んふ……っ、ん……ちゅ、ちゅ……ちゅぅ……ぇろ……」
唇が触れ合うだけのささやかなキスに始まって、頬、首筋、それからカルデア制服の詰襟を解きながら胸元へ。下降ろしながら順にキスを浴びせてくるスカサハ。仰向けに倒れた男の上に覆い被さる格好となった彼女の唇は、プルプルと弾力に富んでいて、おまけにねっとり温かい。>>691
「さっきも言ったけど……すごく、似合っているよ。その制服」
吸いついてくる唇のくすぐったくも嬉しい歓待を受け容れながら、負けじと彼女の耳に、顎に首筋、鎖骨付近へとキスの雨を降らせていく。
「ん……ふぁっ、ぬ、脱がしながら言っても、ンっく……説得力に欠ける」
言葉とは裏腹。満更ではない様子で照れ恥じらうスカサハの、窮屈そうに閉じた胸元に指を這わせ。ネクタイを外し、今にも弾け出しそうな谷間を留めるボタンを、上からひとつずつ外す。
ふたつ、みっつと外した段階で視界に移り込んできた、黒いブラカップ。そこからさらに覗く白磁の柔肌との、あまりに好対照なコントラストに目を奪われた。
「ふぁんっ……あ、汗臭くはないか?」
軽く口づけた胸の谷間は汗ばんでいて、思わずペロリ。ひと嘗めしてしまう。
「スカサハの匂いと、味がするね。俺の好きな匂いと味だ……」
恐る恐る尋ねるスカサハに対し、ありのままの感想を伝える。
「うぅ……人を恥ずかしがらせることばかり言う。やはり、お前は変態だぁ……」
「恥じらうほどエッチになっちゃうスカサハにしか、言わないから。……ぢゅっ!」
気持ち強めに、ブラから覗く右乳の上弦部分を吸い立てる。
「くふんぅっ!」
「つきたてのお餅みたいにプルプルで……おいしい」
母国の食べ物に譬えてみたが、前に食べたことのあるスカサハも知っているので、乳肌までほんのり桜色に染め、もじもじと身をくねらせ始めた。
「はは、桜餅だ!」
「馬鹿」
調子に乗って、はむはむと甘噛み。次いで鼻先を谷間へとうずめ、あえて勢いよく、谷間にこもる熱気を吸い上げてみた。
「くふっ、うんっ……こ、こら。私の胸は食べ物ではなっ、あ、あー……っ」>>692
くすぐったさと面映さ。喜びと悦びに肩を震わせ、文句を言いつつもぎゅっと抱き締めてくれる、愛しい人。
自重に任せているとどこまでも顔が沈み込んでいきそうな、柔らかな乳肌。ふたつの頂に挟まれて、その弾力と餅肌ぶりを堪能する。呼吸するたびに肺いっぱいに広がる彼女の甘い体臭までもが愛おしく、心臓と、股間とが高鳴りっぱなしだ。
ズボンの奥でガチガチに強張る勃起ペニスを、たまらず彼女の太ももに押しつける。
「ぁ……もう、こんなに……」
うっとり蕩けた声を吐き出した直後。スカサハのしなやかな指先が牡のふくらみに抱きつき、そのまま掌で覆うように優しく撫で繰り始めてくれた。
(うっ、あ、くうぅ……ズボン越し、なのにっ……位置も、状態もばれてるっ)
すっかり慣れた手つきの恋人の指と掌が、確実に勃起の感じる部分―――カリ首や尿道を探り当て、入念に摩擦を加えてくれる。
「んっ……ふ、ぁあ……息が胸にかかる……。立香のっ……息が……あぁっ」
乳の谷間にうずまりっぱなしの鼻先から吹き出す荒い吐息を浴びながら、スカサハの呼吸とズボン越しの掌も、じっとりと熱を帯びでいった。
じわじわと染み入るみたいな性感の高まりを覚えつつ。
(このまま……おっぱいにうずもれた、ままで……)
男冥利に尽きる体勢で果てるのもいい―――そんな風に考え始めた、矢先。
「り、立香……」
突然、のしかかっていた女体がゆっくりと起き上がり離れていって、至福の極みにあった顔面が外気で冷やされた。>>693
「……スカ、サハ?」
戸惑いの声と表情を向けた先で。
「今日は私のほうから……させてくれ。気持ちを伝えさせて欲しい」
ちゅぽん、と音を立てて唇から離れていった乳肌と、頬をすっかり上気させたスカサハは、意図を告げるなり身体の向きを前後反転。
そうしてまた再度柔らかな肢体を抱きつかせてくれる。
「うわ……っ!?」
戸惑っている間に彼女の体勢移動は完了し、瞬く瞳の真上にミニスカートに包まれたスカサハの腰が跨ってきた。
頭上十数センチのあたりで停止したスカサハの腰を包むミニスカート。勢いでふわりとふくれて、視界には桃の形の物体。黒い、ハイレグ気味のショーツで包まれたスカサハの尻が、ゆらりゆらゆら。恥ずかしげに、揺れていた。
「最近、お前にされるがまま、だったからな……今日は、私がお前を愉しませてやる……」
恋人がどんな光景を目にしているのか気づいているのか、いないのか。スカサハの声に、先ほどまで以上の艶が入り混じっている気がする。
(脱がされて、る……)
カチャカチャと自分のズボンを留めるベルトが外されていくのを、響く音色と、剥き出されていく腿肉に触れた彼女の指の感触から察知した。
前後互い違いの体勢。俗に言うシックスナインの体勢でスカサハがなにをしてくれるつもりなのか。ようやく理解した肉棒がムクムクと、トランクスの内側でますます鎌首をもたげる。>>694
「窮屈そう、だな……今、出してやるから……ん、しょ……きゃぅ!?」
突っ張ったトランクスを下げられ顔を出した肉棒が、勢い余ってスカサハの美貌にぶつかる。
―――きゃぁ系の悲鳴を上げるとは、随分とレアなことだ。
己の情欲の深さを棚上げして、妙な冷静さで感心する。
「ふふっ……相変わらず、元気のいいやつだな。お前の分身は……」
「~~~っ」
露わになったばかりの蒸れた亀頭に、もちもちの弾力を備えた何かが吸いついた。
(キス、されてるっ……俺の、に、スカサハが、キス……っ!)
直視できないだけに身構えもならず。無防備なところを襲われた勃起ペニスはなすがまま、もろに快楽を浴びるはめになる。
「ぁむ……ちゅ、ちゅぅ……っ」
「うあっ……! い、いきなり先っぽかぁっ……!?」
急に生温かい口内に包まれたと思ったら即座に強く吸い立てられ、腰が甘美に悶え狂う。ひとりでに浮き上がりかけたところを押さえ込まれて、再度飢えるように吸い立てる。
おまけにへそ下あたりに感じるもっちりとした肉感。
(こ、れって……ま、まさか!)
先ほどまで舌で、唇で味わっていたのと同じ感触で、もろにべったり。のしかかり、だきつきひしゃげたのそのふたつのふくらみは、さえぎる布地が一切ないことを伝えるように、スカサハの動きに乗じてズリズリ。密着する腹部と擦れながら上下する。
しこりの増した勃起乳首による摩擦は、双方の身体に喜悦の痺れを付与してくれた。
「んぷぁ……っ! 擦れるのが、い、いいっ……」
反射的に頭を上げたスカサハの唇から漏れ出た吐息が亀頭をかすめ、まぶされた唾液が吹き散る。外気に冷まされかけた肉棒の幹を、悦楽に喘ぎながらもスカサハの両掌が温めてくれた。>>695
「く、ぅっ……スカサハっ、ブラジャー……はっ……?」
「暑くなった、のでな。外してしまった」
答えるスカサハの艶めき潤む声音が、まるでこの状況を楽しむように聞こえて、またドクリと強く、腰の芯が弾む。
どのような形にたわみ、充血した乳輪はどんな色になっているのか、記憶にあるだけにより明瞭に、想像と欲求が膨張の一途を辿ってゆく。
この目で確かめたいとの思いに突き動かされ、上体を揺らして脱出を試みた。
「ぁん……っ。こ、こら、あまり動くと……うまく、おしゃぶりできない……」
少しだけ拗ねた、相変わらず蕩けた調子の声音でスカサハがぼやく。
「そ、んなこと言われたって……っ」
ゆるゆると両手で勃起を扱きつつ、改めて唇を亀頭に近づける彼女のもたらす刺激に、腰は小刻みに身悶え続けていた。その振動も、阻害する一因だ。
乳房の視認を諦め、視界のすぐ先にある尻肉を愛撫しようにも、今度はスカサハの乳首摩擦と、亀頭に吹きかかる吐息。ジンジンと響く喜悦の痺れに邪魔されて、叶わない。
身体の快感は右肩上がりに高まっているのに、なぜだか生殺しにされたように感じ、気ばかり逸っていた。
「……っ、ぁ……お、おとなしくしてもらうため、だぞ……?」
「……むぶぁっ!?」
どういう意味―――? そう思った次の瞬間、乳房にも負けぬ弾力の塊に顔面を組み敷かれる。ベッドに後頭部を沈ませながら、軋むスプリングの音を聞く。
シーツの柔らかさとはまた違う、プリプリの圧力に押さえ込まれ、状況を確かめようと伸ばした手が、反動でめくれたらしきスカートの裾をかすめ、やたらと柔らかなふくらみへと触れる。>>696
「ふぁぅっ……暴れるなと言ったのにぃっ……」
揉むと食い入る指を弾くほどの弾力でもって応じてくれる、その触れ心地を堪能して、文字通り尻に敷かれたのだと確信した。
「んむぐ……っぷは、すぅぅっ、はぁっ……」
わずかな隙間―――尻の谷間から流入する酸素を鼻先で搔き集めるように吸引する。
息苦しさは、ない。ただ、充満した蜜の味に酔ってしまいそう―――いっそう硬く隆起した勃起ペニスの有様を思えば、すぐに充分酔わされているのかもしれなかった。
「ン……ンンッ、あぁ……ジンジン、するぅぅっ……」
鼻息を浴びて浮き上がり、またのしかかってきては、切なさともどかしさを現すように喘ぎながらくねる、スカサハのヒップ。
その都合双臀に挟まる鼻先がレース地の黒いショーツと擦れて、クチクチと淫らな粘着音が股布の向こうから響いてくる。
(どんどんあふれて……スカサハも、こ、こんなにっ)
肉棒を扱き、嘗めることで彼女が昂っている、何よりの証だった。押しつけた乳首を、触れた感触ではっきりとわかるほど勃起させて、スカサハは今にも染み出しそうなほどショーツに股布を濡らしてしまっている。
直接拝むことは叶わずとも、記憶を頼りにまざまざその姿を脳裏に思い浮かべることができてしまう。おかげで彼女の手の内にある肉棒が、弾けそうなほど強張り、脈打った。
「んふぁ……あ……! もう、出る……のだな」
(あぁ……頭がくらくら、するぅ……)
スカートの中にこもる熱気は、今やふたり分の体熱で茹るほどだ。充満する甘い香りに侵されて、鼻腔から頭の芯がのぼせ上がってゆく。>>697
「ぁむ……んっふ、すぐにらふぁふぇへやるふぁらら……」
すぐに、出させてやるからな―――。嬉しげに鼻を鳴らしてささやいた恋人の声は、加えた肉棒のせいでくぐもって聞こえた。
「んくあぁぁっ!」
温かな口内粘膜に再び包まれるなり、肉棒が歓喜に打ち震え、透明の先走り汁を彼女の歯茎、頬裏へと吐きつける。それをまた嬉しげに鼻を鳴らし飲んでくれるものだから、際限なく増長した勃起ペニスは延々脈動と先走りの射出を繰り返してしまう。
「ぇは……ちゅぢゅうぅぅ……らひへ、いいふぁらァ……!」
一端亀頭から口を離して竿の脈動を嘗めしゃぶり、焦らしたところで再度パクついて尿道に浮いた先走りを吸い立てる、スカサハ。
(う、うぅぅっ……も、もうすぐっ……出る……!)
腰の芯から脳天にまで、繰り返し繰り返し突き抜ける肉悦楽を与えてくれる彼女の顔は、きっと蕩けきっていて、鼻先を伸ばして貪欲にペニスに食いついているのだろう。想像するほどに、もっと淫らにしてやりたい―――湧いた新たな欲求が、ギリギリのところで射精の衝動を抑え込んだ。
―――といっても、射精が間近に迫っていることに変わりはない。ほんのわずか、その時を先延ばしにしたに過ぎなかった。
「ぢゅちゅ……っ!」
ゆえに手早く、がむしゃらに。顔の上に乗る黒いショーツに、伸ばした舌を這わせ、唾液をベットリまぶし、嘗めしゃぶる。
「んぷぁ……!? ぁんっ、り、立香っ。今日は私が愉しませるとっ、やっ、あ、あぁ、っく、あぁ……んーっ!」
(甘くって……ネバネバで、ぅあ、おぁっ、おおう、良い心地だっ……)
鼻から息を吸えば、股間から放出される恋人の香気ばかりが肺の中へ流入した。小さく薄い、汁濡れの股布を脇に押しのけ直接割れ目をねぶり始めた舌先は、吸いつく間もなく止め処ない蜜で浸され、飲んでも飲んでも溢れてくる甘酸っぱい味わいに、今にも溺れてしまいそうになる。>>698
身体の内も外も、同時に愛でられているかのような、不思議かつ幸せな感覚の中。ジワジワと腰の根元から迫り上がる予兆を抑え込む意識のたがが、緩んでいった。
「れる、っ、ちゅぢゅっ! んぽっ、んっ、んぷぷっ! らひれっ……ふぁらひのくひろらふぁひっ……んふぅっ、んぶっぼぷぷぢゅぶううっ!」
出して、私の口の中に。早く―――!
訴えと共に再開された口唇愛撫の激しさに、咥えられた肉棒は生温かな唾液の波に浸る幹震わせ、濃密なカウパー液を吐き連ねる。
(ぅく、うぅ! はぁ、はぁぁっ……スカサハ、スカサハっ、スカサハ……!)
愛しい人の名を心中で何度もさけびながら、唾液と蜜でテラテラ濡れ光る割れ目をねぶい、あふれる蜜を飲み続けた。蜜を飲むほどに、彼女の口内で濃い先走りのツユを漏らしては、自ら腰を振るって、桜色の粘膜のそこかしこへと塗りつけていく。
「んぐ! んんんっ! れぢゅりゅりゅるっ!」
気持ち乱暴に口内を抉られても、彼女は決してペニスを吐き出しも、手放しもしない。それどころかより深く、根元までズッポリ飲み込んで、絡めた舌で執拗にカリ首を擦る。唇と喉奥の二段構えで勃起した幹を締め上げてくれた。
(うぅ、くっ、そ……もう……もた、なぃっ……っああああ!)
やっと、ねぶり上げる割れ目がヒクヒク小刻みに蠢き始めたところだというのに―――今さらスカサハの口内へ突き入れる腰の動きを緩めることもできず。ただただ強烈な吸引を浴び続けた肉棒が、内に詰まった白濁の生命をなお煮え滾らせ、目いっぱいふくらんだ。
口唇愛撫の激しさを誇示するように淫らな音色が鳴り響く。
その都度悦び勇んだ腰が肉棒ごと飛び跳ねて、力任せにスカサハの頬裏を突いた。グボグボと響く卑しいピストン音が腰の芯に伝導する。>>699
「ふぶぶっ! んんぅっ、ふぅっ、う……れぢゅりゅうううっ!」
唇と舌の動きは止めないまま。重しの役目を担う彼女の腰もまた、妖しく、淫らに円運動を再開させていた。
「んぷ……っ、はぁっ、あはぁ、はっ、あァ……っぐうううう~~~ッッ!」
口の周りが涎と蜜汁とでベタベタになったものの、気にする余裕は既になく。
大量の蜜汁を、スカート内にこもる熱気ごど啜り飲み、矢継ぎ早に鼓動するペニスを思い切って真上に突き上げる。
「ぇふっ……! んぐっ、んっふぅうううっ、らひへぇっ……ンン! んんうううっ!」
柔らかな唇に食みつかれ、一際強烈な吸引を浴びた瞬間。喉奥のコリコリとした触感を味わいながら、大量の唾液に浸かり込んだ亀頭が、暴発した。
「くぅぁっ……ぁぐっ、うううあああっ!」
腰の底が抜けた―――触覚の喪失した下肢に充足する肉の悦びが強烈すぎて、そんなあり得ない錯覚に見舞われる。ひとりでに突き上がる腰の突端、勃起ペニスは血管を浮かせて止め処ない脈動をやめないでいる。
「んふぅぅぅっ! ふくっ……ン、ンンン……!!」
肉棒の鼓動が蠢くたび、こくりこくりとスカサハの喉も鳴る。
(くぅあああッッ……!! ま、たっ……全部、腰の底から吸い取られてるぅぅっ!)
痙攣と煩悶を繰り返しつつ突き上がった腰の底から、溜まりに溜まった生命のマグマが噴き出てゆく。腰を支えるためピンと張った膝もガクガクと震えだしていた。
「ふぷぅっ、んぢゅっ! ぢゅぅっ、ぢゅちゅぅっ……んくっ、んく、ンン……!」
一向に衰えぬ射精の勢いに満足して、ひと際強く、再度亀頭に吸いついてく、スカサハ。
その都度強すぎる快感に悶え狂った肉棒が、幾度も、幾度も、脈動した。壊れた蛇口みたいにドプトプと、白濁色の子種を、とっくにぬかるんでいる恋人の口内へと注ぎ込む。
岩塩を素材として彫刻されたような白い細指で扱かれた剛直が、搾りカスを吐き出すように竿に残る最後の白濁液を噴き上げた。
「んぢゅううっ……っぁ!」
勢い余った肉棒が、ヌルヌルと滑ってスカサハの口内から抜け落ちる。>>700
「うぁっ……!」
引き抜かれた際にカリ首が唇に擦れ、正真正銘最後の飛沫が弧を描き、上気したスカサハの胸元へと付着する。
腰をゆっくり持ち上げ、上体も起こしてベッドに尻餅をついた彼女。スカサハが、口内に溜まった汁の濃さを、粘りの強さを味わうように、クチュクチュ舌で掻き混ぜてはトロリ。想像以上にふやけた美貌を晒して鼻を鳴らす。
「ンン……ぇは、ぁぁ……たくふぁん、らひへふふぇら……ら」
たくさん出してくれた、な―――。そう、微笑とともに告げたスカサハのわずかに開いた口腔から、今にもこぼれそうなほど溜まった白濁液が垣間見える。
ニチャニチャと粘り糸引きそれが、彼女の喉が鳴るたびに嵩を減らし、やがてすべて喉の奥底へと飲まれていった。
(はぁ、はぁ……っ。一回、出したくらいじゃ……まだ全然……)
スカサハの淫靡な振る舞いを眺めているだけで、立香の股間の物が勇壮に屹立する。
「ふぅ、あぁ……っ」
誘うように広げた脚を閉じようともせず小刻みに震わせて、切ない声を漏らすスカサハ。彼女の潤む瞳がまっすぐに汁まみれの肉棒を見つめ、悶々とした思いを訴えかけていた。
ようやく対面を果たしたふたつの大きなふくらみ。汗と先程飛ばした白濁汁とで濡れ輝く生乳が、早く……と請う様に息づき、弾む。ツンと突き立つ桜色の乳首が、まだ達していない彼女も続きを渇望しているのだと、教えてくれていた。
ごくりと飲んだ生唾の音が、やけに大きな音となり、いつまでも残響する。
「今日は黒……なんだな」
身体を起こしてにじり寄り、ベッドの上で座ったまま正面から向き合う形を取った。それから、汗と蜜と唾液とですっかり濡れそぼったハイレグショーツに目をやる。
指をかけてショーツをめくり上げ、改めて剥き出した秘唇へと目を落す。割れ目の周りに生い茂る黒い恥毛は蜜にまみれて左右の唇にぺっとり張りつき。パクパクと物欲しげに開閉する割れ目と、その奥に潜む薄桃の粘膜が丸見えの状態だった。
その小さな肉穴から止め処なく溢れ出す蜜を人差し指ですくい、手早く、やはり丸出しのクリトリスに塗り込める。
「は……うっ! ぅぁんっ、う、ぅぅ……こ、これ以上焦らさないで、ほ、欲しっ……」
終わりまで言わせることはなく、隆起した肉の切っ先を押し当てた。
「ひはぁあっ!」>>701
「いくそ……っ」
歯を食い締め、彼女の両脚を左右に目いっぱい押し開いて、ひと息に―――ズブズブと肉の割れ目を裂き、屹立したペニスをねじ込んでいく。
「ひぃあっ……あああああぁぁぁ――――っ!」
のけ反り、仰向けに倒れたスカサハの長く美しい髪が純白のシーツの上に散らばって、甲高い嬌声が濡れた唇より迸る。
同時に勃起ペニスが根元まで一気に、飲み込まれる様にしてスカサハの胎内へと潜り込んだ。
(う、ぁっ……! めちゃくちゃ濡れてる……のにっ、し、締まるぅぅ……)
ギュウギュウと締めつける膣肉が、同時にたっぷりと蜜を絡めた無数のヒダを蠢かせ、肉の竿を延々と嘗め上げてくる。
不規則かつ貪欲な締めつけと、たっぷりの蜜に浸される至福。さらにはヒダに扱かれるたび腰から背を伝い脳天にまで達する猛烈な性衝動。いずれも、まだ前回の射精の余韻がくすぶる肉棒にとって、少々酷に過ぎる歓待だ。
「くぅ……! ひょっ、としてイっ……て……?」
蜜とヒダの波状攻撃を浴びて肉悦楽の波間に引きずり込まれながらも、スカサハの膣がもたらす苛烈な快楽の裏にある事情を察し、確かめる。
「ひぃぁっ……ぁ、はぁっ、ぁはぁぁっ……いっ、いきなり、奥までするからぁっ……」
先ほどのシックスナインにおいて、すでに彼女の身体は達する寸前にまで昂っていたのだろう。
(俺が、入れただけで……こんなにもだらしない顔を……っ)
スカサハは身体も捩じれるような快美の世界に落とされていった。
「あ……! み、見ないでっ」
結合部からは、泡立った蜜汁がはしたない音色を響かせながら溢れ出していた。羞恥に溺れる顔を両手で覆い隠してしまった彼女が、イヤイヤと首を振り立てる、そのたび、髪の香りと、汗とともに散った甘い体臭とが混じり合い、牡の鼻腔を侵し、狂わせてゆく。
「全部、見せてくれっ……」>>702
恥じらいを口にするたびに締めつけを強め、肉の竿をヒダで掃き撫でる。そんな愛しき人の痴態を見つめ続けることで、より高みへと押し上げてやりたい。
もっと、もっと感じて、甘えて、欲して―――。快美恍惚に狂い天を仰ぐ女体の上へとのしかかり、徐々に抽挿の速度を上げていった。
「はぁぐっ! んん! り、つかぁっ、っふ、ぁあ! ひぅ、あひ、あっ、ああ……!」
甘い嘶きを聞かせる彼女の、つきたての餅のように滑らかな乳丘がふたつ。律動のリズムに乗じて、ぷるぷると跳ね揺らぐ様までもが愛おしい。
「スカサハの、おっぱい……柔らかいよ……」
指を食い入らせ揉み込めば、即座に甘い反応を返してくれた。とうに硬く隆起していた乳頭を摘まんで扱けば、ギチギチに膣口を引き締め、まるで再度の射精を望むように膣全体を蠢かせ、牡肉をくすぐる。
「ひぁ、あっ……あぁあァ……ッ! い、いかせてぇ、脳みそ、いかせてぇぇ……か、感じすぎてしまっ、あっぁあぁふぅっ!」
羞恥の表情を覆っていた両手が、シーツを掴んで快楽に耐える為、剥がされていき―――そうして、トロトロに蕩けた美貌が、再度目に飛び込んでくる。
「はぁっくふぅあぁぁぁ……っ!」
(……っ、また……ギュッ……って、なっ……た)
絶頂の高みから降りきらぬうちに再度の摩擦刺激を浴びて、きつく引き攣れた膣肉が勃起ペニスにしがみつく。
ほぼ同時のタイミングで、腰の根元で生命が胎動した。数多のヒダの蠢動に撫で擦られ、生命のマグマが肉の銃身へ再装填され始める。
「ぁひっ!? んぅっ、ん、んぅんっ! や、ぁ……ま、待ってっ、ぁひぃっ、いいあぁぁぁっ!」>>703
小さな絶頂を迎え続けるスカサハの割れ目に、思いの丈を込められた腰を突き入れては、交互に、あるいは同時に、止め処ない悦びの声を張り上げる。突き抜けるたびに総量を増す肉の快感が、羞恥も、警戒も蒸発させ、揃いも揃っての獣じみた喘ぎと、貪るような腰使いを実現させていた。
「ぁは、ゃあぁぅ、うぅんっ……あひぃぃっ!」
スカサハは下半身が蕩け、全身が蜜の海にくるりくるりと揉みしごかれるような感覚に、侵される。
立香は食い締めた口の隙間から、涎が垂れる。彼女の胸元へと垂れ落ちたその液を、スカサハ自身の指がすくい取り、パクリと咥えてしまう。
「ぇは……あ、ぁぁ……」
掻き混ぜられる膣口からの音色はますますいやらしさを増して、響き渡り続けている。ギチギチに肉棒を食い締めて離さない膣肉も蕩けた蜜汁を漏らしながら蠢動し続けていた。
そんな状態下にあってもなお、咥えた指に付着した唾液をチュパチュパ、音を立てて嘗めしゃぶる。
「スカ、サハ……っ!」
健気で淫らなスカサハに対する愛しさが膨張すると同時に、肉の切っ先が震え、間近の子宮口へと先走りのツユを噴きつけた。
「ひゃ……ぁあぅっ! んくぅ……」
ジワリと胎内に広がるカウパーの温かみを心ゆくまで味わおうとしているのか。目を閉じた状態でスカサハが全身を身震いさせる。
最愛の人をさらなる高みへと導くため。大きなストロークで二度、三度。今しがた捉えたばかりの子宮口に亀頭を押しつけては、尿道に浮いた先走りをすり込む勢いで腰を回し、子宮口と亀頭とで濃厚なキスをした。
「あっ、あひぁぁっ、んおっ、おぉっ、んおぉ、んあっ、んあぁぁっ!」
「一緒に……すぐに俺も、イくぞっ……!」
夜色の髪を振り乱して喘ぐ恋人の身体に上体を被せて、うなじに、耳に、それから頬へ。お互いの腰を押しつけ合い、生殖器の最も敏感な部分で口づける。上と下の唇でタイミングを合わせ、キスの雨を降らせる。>>704
「あひあぁぁっ、あ……おほっ、ほぉおおおおおぉ!」
喘ぎながら突き出てきた彼女の舌に己の舌をすりつけて、滴る互いの唾液を掻き混ぜ合う。キスの重ねるその都度、膣ヒダの蠢きは激しく、収縮の間隔も狭まってきていた。
覆い被さる胸板に密着した彼女の乳肉が、むにゅりと押し潰れ、脇かわはみ出している。左右一個ずつ咲いた勃起乳首は被さる胸板に押しつけられて、互いの身体の面映くも切ない刺激を伝達した。
「ひぁ! あふ、うぅっ、んああああっ! 」
煮え滾るマグマが、たっぷりと愛情と混ざり合って、腹の底より湧き出してくる。
引き攣れた嬌声と膣肉の求めに応じて、限界までふくれた肉幹が蜜の海の中。ひと際雄々しく打ち震えてみせた。
(くぅあぁっ……! 腰……溶、ける……ッッ!!)
限界が、瞬時に白一色に染まる。
歓喜の大波にさらわれて、衝動のままに飛び跳ねる腰の先端から、大量の白濁のマグマが吹き出していった。
「ひああぁあぅぅぅっ! あっ、あっ、ほひぃっ、ひぁっあっ、あひあああぁぁ―――……ッッ!」
喘ぎ過ぎて擦れてしまったスカサハの、喉と下腹部とが震えている。
最後の一滴までを欲して蠢く肉のヒダを抉り、引き剥がして、連続絶頂に咽び泣く子宮口に押しつける様にして、精を注ぐ。思いきり腰を突き込んで、また子宮と亀頭とでねっとり濃密なキスをした。
これまで以上の官能の波に溺れてしまったスカサハの、膣全体が大量の蜜とともにきつく強く、長々と肉棒を締めつけてくれる。
おかげで、二度目だというのにまったく射精の勢いが衰えないし、ペニスを引き抜こうとも思わない。
「はっ、はぁっ……ぁぁく……っ!」
止め処ない歓喜に身震いすると同時に、気だるい倦怠感にも包まれる。それでも互いに相手の身体にしがみつき、腰を押しつけ合って、肉の悦びと心の充足とに耽溺し続ける。
事が終わった後は、存分にいちゃつく。甘ったるい時間が待っている。立香はいまだ繋がり合ったまま布団でふたりの上に被せる。動いたことで結合部が刺激され、竿に残っていた分まで、思いの限りに注ぎ込む。>>705
うねる膣粘膜はそのすべてを受け容れ、ドロドロにぬかるんだ子宮口が一滴残らず啜り飲んでいった。
「ふぁ……ん。んんっ……まだ……出て……。このままではおなかがパンクしてしまうぅ」
「ふふ、ようやく語彙力が回復して話せるようになったか」
ようやく勢いをなくし始めた射精の余韻に浸りながら軽口を叩く。
「……っ、ふぅぅ……。馬鹿めが。あまり、私をからかうな」
緩やかに膣を引き締め、精を搾りつつ、彼女がはにかむ。
その後も幾度かキスを交えながら、ふたりの語らいの時間は続く。
それもひと段落がついた。
「それでは立香先にシャワー浴びてこい。ふぅ……ぁ、んっ……」
言葉の後半は、立香が静かに身を離したとき、スカサハは、ふたつの身体の間に蜜が糸を引いたような感じがして、官能に脳髄が痺れたからだ。
全裸の立香がベッドを下り、衣類置き場から替えの下着を出して浴室へ向かった。
「一緒に浴びる?」
途中で振り返ったからかい声にスカサハは「断るっ!」と布団をかき寄せた。何かと悪さをされてシャワーだけで済まないことがままあるからだ。>>683
昨日の続きです、どうぞ!
アルトリアの部屋についた
なんだか変に恥ずかしい気もするが、足を踏み入れる
そこには、可愛らしいライオンのぬいぐるみやペンギンのぬいぐるみが置いてあった
「(可愛い…)」
そう思ってるとアルトリアは、ベットに腰をかけ、横に座るように合図した
そっとベットに座ると、ふかふかのマットレスに尻が埋もれた。さっきの床とは比べ物にならないくらい柔らかい。
そして、少しずつ身体を近づける
「ん……」
アルトリアはある程度の近さまで近づいたら、唇を差し出すようにまえのめりの体勢になった
「父上…」
今度は無理矢理ではない、そんな状況がさらにモードレットを加速させる
モードレットはそっと唇を合わせた
「(柔らかい…)」
アルトリアの唇は柔らかく、赤子を思わせるほどだった
「んっ、ん…ちゅ……はぁ」
次第にキスは激しくなり、2人の口内は舌が絡み合い、唾液が糸を引いていた「んっ……ぷはっ…父上…可愛いぞ……」
そう言って、また口を合わせる
「あっ…ん…ちゅ…、んじゅ…ぷあっ…モッ、モードレット…?どうしたんですか…?」
キスしてる最中に引き離されたからだろうか、アルトリアがモードレットに尋ねる
「父上…俺、我慢できない」
モードレットがそう言いながら、アルトリアをベットに押し倒した
モードレットは、アルトリアの首元を少し甘噛みし、指をアルトリアの身体に這わせた
アルトリアの身体はスベスベで、痣も何一つない
少しずつ服を乱しながら、指は下の方に動いていった
「ん…あっ!はぁ…はぁ…」
パンツの上から、秘部を刺激した。少し感じたのだろうか、アルトリアが甘い声を漏らす
「父上?ここ、気持ちいだろ…?」
グリグリと、一部分だけを撫で回すように弄る
「あっ…そこ…ん!」
少し動きを変えて、優しく焦れったいように撫でる
「ふー…ん…あっ…!」
どんな動きをしても感じているアルトリアに、モードレットは興奮した
もう我慢できないと、パンツの中に指を這わせるすでに陰部は濡れており、暖かい汁が出ている
そんな興奮を覚える臭いが、モードレットの鼻をくすぐる。そしてさらに、興奮が増していく
這わせていた指を陰部の中に入れ、少しずつ動かす
「くっ、あっ!あぐっ…ぁ…!」
中で指を掻き混ぜて、喘がせる
「父上の乳首も美味しそうだな……ん」
首元から口を離し、乳首を舐める、勿論母乳は出るわけないが、吸って感じさせる
乳輪は薄く綺麗な色をしており、乳首はぷっくりと膨らんでいる。胸はほんの少ししかないが、そこもまたモードレットを刺激する鍵だった
「あっ、だめっ!激しく吸っちゃやら…!」
陰部がまた少しと、濡れていくのが分かる
割れ目をヒクヒクさせながら、唾液が糸を引く
中で激しくしたり、ゆっくりにしたり、奥をついてみたりする。すると、締め付けがきつくなったり喘いだりする
乳首は立っていて、舐めている間もじっくりと快感が広がる
「父上…激しくするぞ」
そう言うとモードレットは乳首から口を離し、陰部に顔を近づける「あ…待って、モードレット……ああっ⁉︎」
中で激しく指を動かし、陰核を舐める
「あっ⁉︎あふっ、うあっ!あッ!」
「父上…ここ敏感なんだな、こんなエッチな場所に敏感なところを作って…お仕置きしてやらないとな?」
モードレットはそう言い、アルトリアの性感帯の陰核を舐め回す、アルトリアは蕩けた顔を晒しながら、ろくに呂律が回らない言葉を喋る
「りゃめ!そこりゃめ!やめっ⁉︎あっ⁉︎」
陰核は立ってコリコリしており、触るとかなりいい反応をする
そうして、今のような状況になった。
しかし、2人は時間を忘れるぐらい、身体を求め合い、甘く淫らな声を上げる
「あっ!そこっ、そこきもひいよぉ‼︎あっ⁉︎」
もう我を忘れてしまうほど、アルトリアは限界に近かった
けれど、モードレットは収まらない、まだ、まだできる
「父上…!もっと、もっとしたい、父上…!
「あっ…、モー…ドレット!もっと、もっと欲しい…!」
こうして2人は身体を求め合い、一夜を過ごした…次の朝、2人は裸の状態で身を合わせて、目を覚ました
「(ん……俺なんで裸なんだ?あっ、そっか、昨日父上と…)」
思い出したら、なんだか恥ずかしくなった。だから、その場で考えるのをやめにした
「(父上……)」
昨日あんなに乱れていたのに、今は静かに寝息を立てている
「(そろそろ、起こした方が良いよな…もう朝の9時だし…)」
2人は、夜遅くまでずっとヤっていたので、起きるのがかなり遅くなってしまった
「…おーい、父上、もう朝だぞ」
アルトリアは少し寝返りを打ってから、目を開けた
「あっ、モードレット…おはようございます」
「あっ、あのさ…昨日のこと…」
「…また時間があったらやりましょう」
「……へ?え、今なんて…」
「だから、時間があったらまたやりましょうって言ったんです、その…まぁ、きっ、気持ち良かったで…す…」
少し恥ずかしがっているのか、最後の方は声が小さくなりよく聞き取れなかった
『またやろう』と言うのは、いつやるのか、モードレットはそれが気になって仕方がなくなったこれで以上です!
初めてにしてはできた…かな?
話の続きができ次第、また後々投稿していこうかなと思います
ありがとうございました!>>715
ありがとうございます!
なんか書き終えた後、自分の作品を読むと恥ずかしくなりますよね…
これからも投稿していくので、よろしくお願いしますm(_ _)m>>676
こりこりに硬くなった乳首を甘噛みし、吸ってないもう片方の乳房は片手で揉みしだいた。
圧倒的な質量が手を呑みこみ、蕩けるのではないかと錯覚しそうなぐらい柔らかい乳肉が指から溢れた。
乳首を摘まんで弄り、乳搾りのように扱きあげる。
美味しい乳首を夢中になって吸い、わざといやらしい音を立てて吸引を強めた。
「あっ、あっあっあっあっ!おっぱい、いっちゃ……!」
ちゅぽんっ、と乳首から口を離し、乳房を真ん中に寄せ両方の乳首をくっつけた。
勃起して大きくなった肉感あふれる二つの乳首に、貴方は思いっきり齧り付いた。
「やあっ!?乳首ぃ、だめぇ……!」
じゅぱじゅぱ、ずぢゅるるる、ぢゅっぽぢゅっぽ。
卑猥な音を立てて貴方は汗で甘じょっぱくなった乳首をしゃぶり、吸い、甘噛みした。
先端を舌でチロチロと舐めるとくすぐたかったのか、重量感あふれる乳房がぶるぶると震えた。
「やあっ!ん、ん、ん、ん!ああ!イク……!おっぱい、もう……!」
口内に僅かに甘い液体が流れ込んだ。
貴方は思いっきり、傷つかない程度に力を込めて、白い液体が微かに流れ出る両乳首に噛みついた。
「あっっっ♡もう、だめぇ♡♡♡おっぱい、射乳(イク)―――――♡♡♡♡♡!」
プシャアアアアアア!
まるで噴水のような勢いで両乳首から母乳が勢いよく噴き出た。
口内に大量に流れ込んでくる母乳を貴方は喉を鳴らして飲んでゆく。
「ああん♡♡♡らめぇ、おっぱい止まらないのぉ……♡♡♡♡♡」>>717
鮮花の母乳は飲めば飲むほど勢いが止まる事なくどんどんと噴き出てくる。
一滴も零さないと貴方はしっかりと両腕で母乳がもっと出るよう乳房を揉みしだきながら吸引を強めた。
母乳は砂糖とはちみつをたっぷり入れた牛乳よりも甘く、濃厚で、とっても美味しかった。
大好きな鮮花の母乳を貴方は子供みたいに夢中になって飲んだ。
「もお、幾つになっても本当におっぱい離れできないんですからぁ……♡♡♡」
今の鮮花は伝説の淫魔ですら遠く及ばない、余りにも淫らな蕩けた顔を、でもとても可愛らしい貴方しか見ることのできない淫乱極まりない表情を見せた。
鮮花はおっぱいに夢中な貴方の頭に手を回し、乳房の奥へ誘った。
優しく頭を撫でながら、鮮花は甘ったるい声で囁いた。
「飲んでぇ、もっと、もっと私のミルク飲んでぇ♡♡♡♡♡あなた専用のミルクタンク、もっと吸ってぇ♡♡♡♡♡私のいやらしいおっぱい思いっきりちゅぱちゅぱしてぇ♡♡♡♡♡♡♡♡」
貴方は余りにもいやらしい、淫乱雌乳牛の鳴き声に昂ぶり更に吸引を強めた。
乳房を根元から牛の乳搾りでもするかのように更に激しく揉みこんだ。
「ああん♡♡♡慌てなくても、おっぱいまだまだ沢山出ますからね♡♡♡♡♡好きなだけおっぱい飲んで、私の乳首たくさんちゅぱちゅぱしてくださいね♡♡♡♡♡♡♡♡」
母乳はまだまだ噴き出ている。
乳首を舐め回し、甘噛みし、母乳と一緒に吸い上げる。
超乳にふさわしい、沢山の母乳が詰まった特大ミルクタンク。
貴方だけがこの乳房を見て、触れて、吸って、舐めて、しゃぶって母乳を飲むことが出来る専用のおっぱい。
両乳首を吸い上げ、乳輪を舐め回し乳肉を頬張った。
名前の通り、まるで甘い蜜で蝶を引き寄せる華のようだ。
「おっぱいが大好きなおっきな赤ちゃん♡♡♡おっぱい離れが出来ないおっきな赤ちゃん♡♡♡♡♡大好きなぼにゅぼにゅいっぱいちゅぱちゅぱしましょうね♡♡♡♡♡♡♡♡」>>720
現実の母乳はあまり美味しくないらしい……
だがんなこたぁどうでもいいんのだ!
二次元でおっぱいの大きな美少女が出す母乳は、甘いんだよ!!次の話が書けたので来たら感想が来てるー!やったー!よくてよ含めいつもありがとうございますー!
>>669
キャラの心情考えながら書くの好きなのでそこを褒めていただけるのはとても嬉しいです!ありがとうございます!
ミケランジェロは何も悪くない…ぐだ子がちょっと真に受けやすいばっかりに被弾してしまいましたね~
やったあダビデ使う人が増えた!!(テンション爆上がり)彼は☆3と思えないほど強いのでお勧めです!
>>670
>>707
慣れない子のフェラが好きでして…いいですよね!
自分はぐだ男のSSを書いたことがないのでいつも変態紳士リツカさんやぐだマシュとかのぐだ男出るSSを新鮮な目線でぐへへしながら見ております(ぐだ男とスカサハのフェラSSエロくて最高でした、ごちそうさまです)
>>671
感想ありがとうございます!
ダビデの本気は次の話で自分なりに書いてみたんですけどなかなか難しかったですね続き書けたので投稿していきます
やっと本番です
※基本ぐだ子視点なので女性向け?かもしれません
糖度マシマシキャラ崩壊カーニバルです(めっちゃ今更)
なんかめっちゃ長くなりましたすみなせん
一応今回で完結です>>725
その4 初めての夜の巻
「抱きたいって…その…」
「セックスしたいって意味だ」
「…!!」
自分の聞き間違いではないか、抱擁の意味ではないか様々な可能性を考えるが最初に思った通りだったようでぐだ子は何と言ったらいいか分からず視線を逸らす。するとダビデは逃がさないと言わんばかりに頬を両手で包み込んできた。
「君が初めてなことは知ってる。それでも僕は今、君を抱きたい。君を僕のものにしたい」
「あ、う…」
まるで誓いのように髪に口付けられ、愛の言葉を囁かれる。ダビデの眼差しは真剣そのもので一点の曇りもなかった。
(私は…)
「………うん。いい、よ…。…抱いて」
「…いいの?ここで断らなかったら後悔することになるかもしれないよ」
「いいの。だって」
率直に言えば怖い。初めては痛いと聞くし恋人同士というわけでもないのに、という気持ちもある。この申し出自体がダビデの戯れで一夜限りの過ちになってしまう可能性だってあるのだ。それでも。>>726
「私ね。ダビデの事が好き。初めては好きな人に奪われたいなって思うから…だから…ダビデがいい」
「…マスター」
「…痛くて暴れちゃうかもしれないけど…それでもいい?」
「うん。酷いようなら蹴ってくれても構わないよ」
「でもそれじゃダビデが痛い思いしちゃうよ?」
「それで少しでもマスターが楽になるならいいよ。それにそれはそれで気持ちよくなれそうだから」
「…へんたい」
マゾヒストのような発言に猪八戒役を演じていた時自分を押しつぶしていた岩に気持ち良くなりかけたと言っていたことを思い出す。ぐだ子の緊張を和らげるための冗談なのかそれとも本気で言っているのか分からないが少しだけリラックスできた気がする。ぐだ子がくすりと笑うとダビデの瞳が近づいてきた。
(あ…)
ダビデの瞳が目の前に来た時、唇と唇が重なった。柔らかくて、暖かな唇が触れ合って蕩けてしまいそうだった。触れ合うだけの口づけは涙が出てしまいそうなほどに優しい。
(キス、初めて。…変なの。私達もっといやらしいことしてるのに)
こういう時は目を閉じるのがマナーらしいけれどダビデの全てを包み込むような優しい眼差しから目が離せなかった。たどたどしく腕をダビデの背に回すとそれに答えるように唇の隙間から舌が侵入してきた。>>727
「んんっ…」
「んっ…」
舌と舌が絡み合い互いの唾液が混ざり合う。貪るような口づけに吐息と声が溢れる。これが大人のキスなのだとぐだ子はぼんやりとした頭で思った。
「…ん、……はぁっ……」
「……っ……今から君を僕のものにする。いいね?」
「うん…」
長いキスから解放されて呼吸を整えているとダビデは息苦しくて涙を溜めていたぐだ子の目元に口づけながら最後の宣言をする。引き返すなら最後のチャンスだ。それでもぐだ子の心は返事をした時から、自分の気持ちを告白したときから決まっている。こくりと頷くとダビデは嬉しそうに優しくするからと囁いた。
「服、脱がすよ」
「う、うん」
(…そういえばいつもは服脱がないでしてたっけ。してもらう時は背中越しだったし…大丈夫かな。変なところ、ないかな)
今日自分が着けている下着の上下は揃っているか、体におかしなところはないか、お腹が出てたりしないだろうかとかそんな取り留めもない事を考えているとダビデはぐだ子の寝巻に手を掛けた。一つ一つ丁寧にボタンを外され肌が露わになっていく。上着のボタンが外し終え、ズボンを下ろされぐだ子はあっという間に下着姿になった。>>728
「白か。いいね」
「…なんかおじさんくさい」
「えー。そうかな」
「………あ、あんまりじっと見ないでよ…」
下着は上下揃ったもので両方白いレースがあしらわれつつも飾りが少ない清楚なもの。ただその白さゆえに愛液で濡れている部分がうっすらと透けていた。そのことをダビデも気付いているようで視線がパンツの方へと注がれている。髪と同じ色が下着越しに見えて、それをダビデに見られていると思うと恥ずかしくてたまらなかった。
「まだキスしかしてないのにこうなってるってことは…僕のを咥えて興奮してたの?」
「…っ………ダ、ダメ…?」
口淫時の高ぶりを指摘されてかぁっと顔が熱くなる。消えてしまいたい衝動に駆られながらシーツを指で忙しなく弄っていると鎖骨の辺りにチクリと鋭い痛みがした。突然の痛みに体を強張らせるが所有印をつけられたのだと分かるとふっと体の力が抜けた。
「ダメじゃないよ。むしろ嬉しい。…はは。マスターはどんどんいやらしくなっていくね」
「そ、そんなことはない、から…」
「んー?でもいやらしくない人は寝ている人の横で自慰しないと思うよ?」
「そそそその話はやめてよ!今思い出しても恥ずかしくて死にそうなんだから!!」
全ての始まりともいえる出来事もとい事件を持ち出され元々真っ赤だったぐだ子の顔が更に赤みを増した。その様子を見てダビデは頬を緩ませる。>>729
「ごめんごめん。からかいすぎたね。君って打てば響くからついからかいたくなっちゃうんだよ」
「……」
「よしよし。いいこいいこ」
「こ、子供扱いしないでよっ!」
拗ねた子供を宥めるように頭を撫でてくるダビデにぐだ子は益々むくれて頬を膨らませる。子ども扱いするなと抗議するとダビデの眼差しがゾクリとするほど欲望を含んだものに切り替わった。
「してないよ。僕は子供相手に欲情したりしない」
「んんっ…」
口を唇で塞がれて動揺している間に背中に手を回されブラのホックを外される。少し窮屈だった胸元が解放され形の良い膨らみが外気に晒された。膨らみの先にある突起は既にツンと硬くなっており薄紅色に染まっている。
「あっ…」
キスから解放された後自分の胸が露わになっていることに気付いたぐだ子は慌てて手で胸を隠す。何度も服越しに触られてきたし今更とは思うのだが直接見られるのはまだ慣れそうもなかった。
「見せて」
「だ、だって…恥ずかしい。変なところあるかもしれないし…」
「そんなことないよ。…僕の体も好きに見ていいから」>>730
これでお相子だろうとダビデはまだ脱いでいなかった衣類を全て取り払った。初めて見るダビデの裸にぐだ子は見とれてしまう。ほっそりとしながらもしっかりとついた筋肉。女でも羨むであろうシミ一つない綺麗な肌。再臨を重ね腰まで伸びた若葉色の艶やかな髪。先ほど鎮めたはずなのにすでに大きく膨らんでいる陰茎。ミケランジェロのダビデ像も十分に美しかったが本物はそれ以上だった。
「……う、うん…」
ダビデが全てを見せているのに自分は隠しているのは不公平だろうとぐだ子はゆっくりと手を胸から離す。ひやりとした冷気が胸の突起を刺激して肌が粟立つ。ダビデは再び露わになった胸をじっと見つめた。
「…綺麗だ」
「ほ、ほんとう…?」
「ああ。本音を言っちゃうとね。ずっと見たかったんだ。触れていい?」
「うん…」
ぐだ子が頷くとダビデの手が直接胸に触れ、手の中で形を変えていく。やわやわと胸が揉まれる度乳首が擦れてじわじわと快楽が生まれた。
「ん………ぁっ………ダビデはっ、その…グラマラスな女の人が好きなんだよね?」
「そうだね」
「…もっと大きい方がいい……?」
ぐだ子はダビデの手の中にある胸を見る。小さくはないが巨乳というほどではない大きさのふくらみ。以前は大きすぎても可愛い下着がないし色々不便だろうと気にしてはいなかったがカルデアにはスタイル抜群の美人な女性が沢山いる。自分の体ではダビデには物足りないのではないかと不安になっていた。>>731
「十分あると思うけど。形も綺麗だし…感度もいい」
「ひゃあっ!!」
ダビデは何度も胸を揉みしだきぷっくりと立ち上がっている乳首を口に含んだ。軽く甘噛みされながら舌で胸の先端を転がされぐだ子は甲高い声を上げた。
「ふっ…んっ…可愛い声」
「あっ、やっ…だって、ちょ、直接吸うから…っ…」
「んっんっ………やっぱり敏感だね…君のココは…」
「ああっ!!」
ダビデの言葉の通り右胸の乳首を赤ちゃんのように強く吸いながらもう片方の乳首を指で摘まれるとビリビリと電気を流されたように体が震える。前までのダビデの愛撫で敏感に開発されていたソコへの刺激に膣を満たす愛液の量が増えていった。
「僕はこの柔らかくて感じやすい胸が好きだよ」
「そ、それならっ…いい、けど…っ…ん、ぁ…、…、……も、もう、そこばっかりっ…!」
音を立てながらしゃぶりつくすように胸が吸われ身をよじるとじゃあこっちも弄ろうかと残っていたレースのパンツがずり下された。そのまま抵抗する間もなく足から引き抜かれぐだ子は一糸纏わぬ姿になった。恥丘も、割れ目も、隆起しているクリトリスも、愛液を零す膣孔も全てが暴かれている。>>732
(見られてる…全部…)
既に胸が見られていることもあり羞恥はあるもののもう隠そうとは思わなかった。ダビデの手が胸から秘部へと移り指が這う。ぐちゅりと淫靡な音を立てながら秘部の肉を割っていき触れられるのを恐れた膣口に指が触れた。
「…指、入れるよ」
「う、うん。…………んぅ…っ…」
すでに愛液で満たされていた膣孔は何の抵抗もなくダビデの人差し指を受け入れる。
「一本は大丈夫か。…指増やすね。………どう?」
「んっ……大丈夫…」
人差し指に加え中指がナカに侵入してくる。少しだけ抵抗はあるもののまだ痛みは感じなかった。
「じゃあ…」
「…っ…」
「…痛い?」
「ちょっと、だけ…」
三本目の指が入ると少しだけ痛みが走る。内側から広げられる痛みにぐだ子が僅かに顔を歪ませるとダビデは慎重にナカの指を動かしていく。膣内を掻き回されその度に小さな痛みが生まれて。ナカを慣らす動作に耐えていると次第に広げられている事への違和感が薄れていった。ぐちゅぐちゅと音が経つほどに蜜の量が増えていき受け入れる準備が整えられていく。>>733
「っ……ん、……はっ……」
「…うん。…指で出来るのはここまでだけど…」
「…大丈夫……かは自信ないけど…頑張る。騒いじゃうかもしれないけど」
「いいよ。つらかったらすぐに言ってくれ」
ずるりと指が膣孔から引き抜かれ、これから純潔が散るのだと思うと怖くて、嬉しくて言葉にならない感情が溢れる。心臓の鼓動がうるさいくらい響いて息が乱れる。不安になってダビデの方を見るとダビデはぐだ子の手を強く握った。
「…勃起してる」
「うん。君が何しても可愛い反応するから勃っちゃった」
「…っ…もう…」
挿入する直前。軽口を言い合いながら互いの視線が、指が絡み合う。ぎゅっと固く繋いだ手をちらりと横目で見ながらぐだ子はダビデの手を握って自慰行為をしたことを思い出した。
(あの頃はダビデとこうなるとは思わなかったな)
独りよがりのあの性欲処理からダビデとセックスする関係になるとは思いもしなかった。懐かしい気持ちになりながら膣口にあてがわれた陰茎の挿入に備える。瞳を閉じるとダビデの陰茎が中へと入っていき痺れるような甘い痛みが広がる……………はずだった。>>734
「……いっ…!?いだだだだっ…!?」
どこかけだるげで甘い雰囲気が漂っていたはずの部屋で色気ゼロの絶叫が響き渡る。覚悟しているつもりだった。痛いらしいということは知っていた。たまに見るちょっとエッチな少女マンガや小説でもよく初めての挿入は『甘い痛みが広がる』とふんわりとした表現がされていたためその『甘い痛み』とやらに憧れていた。しかし現実は厳しい。そんな生半可な痛みではなかったのだ。
「ぉ、おぉぉぉ……っ」
「…だ、大丈夫…?」
「い、いたっ、いたいぃ~~~!!し、しんじゃう…!!」
いたい。いたい。最初の入口辺りは愛液の助けもあって割とスムーズに入ったのだがダビデの陰茎は指とは比べ物にならないほど太く、長いため膣内がその質量に悲鳴を上げていた。内側からの裂けるような痛みにぐだ子はボロボロと涙を流す。痛がるにしてももう少ししおらしくしようと思っていたのにこれではまるで子供のようだった。
「大丈夫。死なないよ。ほら、深呼吸、深呼吸」
(しんこきゅう。しんこきゅうってなんだっけ…?しんこきゅう…)
「…ひゅ…、……ひっ、ひっ、ふー…。ひっ、ひっ、ふー…」
「落ち着いてマスター。それは赤ちゃん生まれる方だから」
「あか、ちゃん…?……あかちゃんは、…おとこのこがいい……」
「……っ…そう返されるとは思わなかったな。…じゃあ一緒に頑張ろうか」
「ん、がんばる…」
想像を絶する痛みのせいかズレたことを言うぐだ子。その言葉に不意打ちを食らったのか珍しく頬を染めて照れる様子のダビデにぐだ子は訳も分からぬまま頷いていた。>>735
「…う、うう……ふぉおおおおおおお…」
「……く……っ…ははっ…すごい声だ」
「わ゙ら゙ゔな゙っ…!ぼん゙どゔに゙い゙だい゙ん゙だ゙がら゙ぁ……」
バリエーション豊かな苦悶の奇声に耐え切れなくなったのか小さく笑い声をもらすダビデにぐだ子は泣きながらバシバシと背中を叩く。それでもセックスを止めてほしくないのか腰辺りに足を巻き付けてしっかりと固定している。ぐだ子の太ももには破瓜の印である赤い糸が垂れていた。
「…僕に何かできることはある?」
「……キス、して…」
「うん」
ぐだ子のささやかな願いにダビデは頷き口づけを落とした。唇を重ねても痛みは少しも和らがないがとても安心した。
「もう一回」
「うん」
「もういっかい…」
「ああ」
「もう、いっかい…」
「…んっ…」
ぐだ子がキスをねだる度段々と深く激しいものになっていく。上は唇と舌で、下は陰茎で塞がれて全て支配されてしまったかのような錯覚。自分の体ではなくなってしまったかのような不思議な感覚にぐだ子は包まれた。>>736
(いたい。いたい、けど……しあわせ…)
これが、この気持ちが『甘い痛み』なのだと思いながらぐだ子は目を閉じ繋いだ手に力を込める。
「わたしの、ことはっ……いい、から。すすめて…」
「でも、つらいだろう?」
「いいの…がんばるって、いったでしょ…」
「……分かった。背中に手を回して」
「うん…」
ダビデの言うとおり背中に手を回すとゆっくりと陰茎が膣壁を押し広げながら奥へと進んでいく。新しく生まれた痛みに思わず背中に爪を立ててしまい謝るとダビデは気にしなくていいよと汗ばんだ額にキスをした。
「…きついね……きゅうきゅうって締め付けてくる。……うん。奥まで、入ったよ…」
「っ~~~~そっか…うごいて、いいよ…」
「……うん……んんっ…!」
初めての侵入者である陰茎を押し出そうと締め付けてくる膣壁が気持ちいいようでダビデは体を震わせて色を孕んだ声をもらす。余裕ないの珍しいなと痛みに耐えながらぐだ子は自分の上で乱れるダビデを眺めた。
「…っ……ぁっ……づっ……んんっ…」
「…はぁ、……はぁ、はぁ……ん、………ぁ、…そろ、そろ…イクよっ……」
最奥まで到達した陰茎をダビデは慎重に動かし腰を打ちつける。勃起した陰茎が前後に動く度痛みで頭がチカチカした。正気を保とうとダビデの背中を掻き毟ると陰茎の質量が増していき前後するスピードが上がっていく。そのスピードが一定のリズムを刻み出した時大きく勃起していた陰茎が痙攣し精液がぐだ子の膣孔を満たす。内側がドロドロとした温かい液体に満たされああ、ダビデ気持ちよかったんだ、射精したんだと薄れていく意識の中でぐだ子は安堵した。>>737
「…痛む?」
「……うん。まだジンジンする…」
呻き声をあげながらのセックスを終えダビデとぐだ子は裸のままベッドに寝そべっていた。鈍い痛みでヒリつく秘部はしばらく治まることはないだろう。それでもぐだ子は幸福感で満たされていた。
「ごめんね」
「何が?」
「だってすごく見苦しかったというか…みっともなかったでしょ…?」
最初からダビデ任せにしていたが挿入あたりの事を思い出すと顔を覆って蹲りたくなる。今は収まったもののあの時は涙で顔がぐしゃぐしゃだったし意味不明なことばかり言っていた気がする。いたたまれなくてダビデの胸板に顔を埋めると頭を労わるように撫でられた。
「みっともなくないよ。忘れられない、いい思い出になった」
「それはそれで複雑なんだけど…」
好いた相手にはいいとこだけを覚えてもらいたい複雑な乙女心がぐだ子の頭を悩ませる。何も言わずダビデに抱き着くと優しく抱き返された。
「痛いだけでつらかっただろう。よく頑張ったね」
「…うん……ダビデはその、気持ちよかった…?」
「うん。すごく締め付けてきて…気が狂いそうなくらい気持ちよかったよ」
「そ、そこまで詳しく言わなくてもいいから。…でもよかった」
自分の痛みが無駄ではなかったのだと思うと少し気が楽になる。案したように笑うとダビデはぐだ子に触れるだけのキスをした。>>738
「これからゆっくり慣れていけばいいよ。何回かすれば痛みはなくなるし気持ちよくなれるから」
「…う、うん……」
(…何回もしてくれるんだ)
愛撫の手伝いはともかくセックスに関しては今回だけになるかもしれないと覚悟していたので次があると含んだ言い回しに頬を赤らめる。
「やっぱり夫婦の営みは気持ちいい方がいいからね。君もそう思うだろう?」
「そうだね。………え?」
「ん?どうかした?」
「…夫婦?」
「うん」
「誰が?」
「君と僕だろう?」
「………ええ!?」
セックスの余韻に浸りながらダビデとの会話をしていたぐだ子だったが突然の夫婦云々の話になり驚きの声を上げる。え?どうしてそうなったの?恋人じゃなくて?と今までの会話を必死に思い出す。しかしぐだ子の中では決定的な会話を見つけることが出来なかった。>>739
「何で驚いてるだい。君だって了承してくれたじゃないか。寝ぼけてる?」
「え?ええ?い、いつ…?」
「君を抱く前に『今から君を僕のものにする』って言っただろう?」
「…いった、けど。頷いたけど。………え。それそういう意味なの!?」
確かにダビデはそんなことを言っていたのは覚えているがよくある決まり文句の一種だと思い普通に頷いてしまっていた。そんな意図が隠されていたなんてあの時のぐだ子には分かるはずもない。今でも説明されてやっと気付いたのだから。
「手を出すんだ。責任を取るのは当たり前じゃないか。…待って。じゃあどんな意味だと思ったの?」
「え…。………一晩だけの関係、的なものだと…」
「…………」
「…ダビデ?」
「…そっか。まあ、女性関係がだらしない僕のせいなんだろうけど…ちょっと傷つくなぁ」
「え!?」
いつも気楽に笑うダビデが眉を八の字にして俯く姿にぐだ子は慌てる。
「だ、だって私達付き合ってたわけじゃないし…!そもそもダビデってその、私のこと好きなの…?」
「…そこからなんだ…そうか…」
黙っていたら非常に気まずいので何か言おうと言葉を掛けるがその言葉でダビデから表情が消えていく。まずい。ダメなことばかりしている気がする。こんなダビデを見るのは初めてでどうすればいいか分からなかった。>>740
「…僕は好きだなって思う相手としかしないし、するからには責任を取る。自分の奥さんにして大切にするよ。たとえそれが人妻であったとしても」
「いや、人妻はダメだと思うけど」
いいことを言ってる風だったのに最後にアレな部分で台無しにするのが実にダビデらしい。思わず突っ込みを入れるとダビデはぐだ子を強く抱きしめる。
「とにかく。僕は君が好きだよ。だから抱いたし出来る限りの愛情を示したと思うんだけど」
「それは…その…確かに優しくしてもらったけど…それが私だからとは限らないかなと思って」
「…」
「ひゃあ!?耳齧らないでよ!?」
「…」
「んっ、やっ…、舐めちゃだめだってばっ……ん、ぁ…」
拗ねたように耳を責め始めるダビデにぐだ子は身をよじて逃げようとするが逃がさないと言わんばかりに腕と脚で拘束されている。耳たぶや耳孔にまで舌が這いただされるがままになっていた。
「…好きだ」
「んっ…!?」
「好きだよ。いつからとかはよく分からないけど…アビシャグを頼んだ時にはもう気にかけてたんじゃないかな。それで君の自慰してる姿を見て確信したんだと思う」
「…だび、で…」
「でも、そうだね。僕は直接言葉で示していなかった。伝わらなくても仕方ないか」>>741
耳を食みながら囁かれてるせいで耳元に息が吹きかかりダイレクトに鼓膜に声が伝わる快感に身を震わせているとダビデはようやく耳から口を離した。唾液で濡れた耳に空気が触れてそれだけで感じてしまいそうだった。ぐだ子は火照る顔を冷ましながら指で耳を拭った。
「君が好きだ。僕と結婚してくれないか」
「…っ…」
それはこれ以上ないくらいストレートな愛の告白だった。それが逆に本気なのだと思わせた。叶わないと諦めようとした恋。あの時流した涙とは違う暖かな涙が頬を伝う。
(マタ・ハリはすごいや。本当に魔法をかけてくれたんだね)
あの時諦める必要はないと、抱きしめて後押ししてもらえなければきっとただ愛撫を手伝ってもらうだけで自分の気持ちを封印していただろう。そのうちそれももうしなくていいと身を引いていたかもしれない。今、この瞬間はいくつもの奇跡が重なった上で起きた奇跡なのだとぐだ子は思った。
「はい…」
ダビデの奥さんになるということはきっと自分が思っている以上に異常なことなのだろう。彼はサーヴァントであり自分は人間だ。根本的に相容れない部分も多いだろう。それでも構わないと、この人が欲しいと思ってしまったのだから仕方ない。細かいことを考えて落ち込むのはもう疲れた。ダビデに関してはもう理屈ではなく本能で生きることにした。
「うん。じゃああらためて…これからよろしくね」
「私の方こそ。…これからよろしくお願いします。…ね、ダビデ」
「何だい?」
「さっそくなんだけど…ダビデの奥さん達に会ってみたい」
そう。奥さんになったからと言って舞い上がってばかりもいられない。ダビデは自分だけのものではないのだ。彼にはもう複数の奥さんがいて、形のある島に住まわせている。タマモキャットと材料探しに島に出かけた時にそのことは知っていた。奥さんになるというのなら彼女達の事は知っておきたい。前は奥さんがいるという事実に心を痛めたこともあったが今は不思議と心穏やかだった。>>742
(女の人口説かないダビデとかもうダビデじゃないし。私だけ見て他の人を捨てるとかも絶対ない。そんなこと絶対してほしくないし…それに…私がダビデを好きなように奥さん達もダビデが好きで…それって似た者同士ってことだよね)
同じ夫を持つ彼女達とはもはや家族のようなものだ。純粋に会って話したい。そしてあわよくばダビデの好みとか弱点とか恥エピソードとか知りたいという不純な動機もあった。
「ああ、いいね。今度一緒に行こう。君を彼女たちに紹介するよ」
「うん。それにしても複数の奥さんがいるんだよね?問題とか起きたりしないの?」
「ないよ。もし起きても取り持つし。諍いを起こさないようにしつつ満足させるのが夫の勤めだからね」「おお…。ちょっとだけかっこいい」
「だろう?」
「ちょっとだけ、ね」
これからのことを話しながらダビデとぐだ子は眠りにつく。二人の手は固く繋がり合い、これからもずっと一緒なのだという意思がそこにあった。
おわり>>641
投稿させて頂きます。ですが、大幅に改変したことによるストーリーの変化&内容が一部被っております。……なんとも情けぬぅ。
『色欲を継ぐ者』
ジャンヌ・ダルクの旗を回収したという知らせが伝わってきたのは、聖女を軟禁してから数日後だった。回収したのはセミラミスである。魂を物質化する第三魔法を行使しているとはいえ、魔力を霊脈から吸い上げ続けている大聖杯は無尽蔵に等しい。海の底に沈んだ旗を引き寄せる程度は造作もなかっただろう。
王の間に呼び出したアタランテに聖旗を見せつけたセミラミスは、
「お主が持つか?」
と、尊大に問う。
空中に漂うそれを眇め見たアタランテは小手の爪を擦り合わせる。欲しい気持ちはなくもないものの、使い道を思いあぐねているように。
「……まず聞かせろ。なにゆえ回収した?」
「使える物は一つでも多い方がよかろう。ジャンヌ・ダルクは田舎娘とは思えないほどに頑強だ。肉体の話ではないぞ? 精神面での話だ。崩すには折れるまで何度でも、力の差を教えてやった方が効果的やも知れぬ。案ずるな、如何なる傷でも治癒してやる」
吟味するまでもなくアタランテはかぶりを振る。
暴力で従わせるつもりはないのだ。
「力に頼るのは最後の手段だ。どうしても従わないようなら使う」
「また慎重な意見を出してきたな。子供らを慮るなら少しでも早い方が良いのではないか? それに――〝我が勝てば我に従え〟は実にお主らしい」
古今東西の英雄の言い分。野蛮で粗野だが効果的な方法でもある。その手の類の契約を受け入れさせてから勝負し、勝利すれば恐らく全てが終わる。ジャンヌ・ダルクは敗けたからと言って取り消しを求めるような女ではあるまい。もしそんな軟弱な女だったのなら捕まるまでもなく縊り殺している。
しかし――、
「無理矢理では駄目だ。子供には親の真の愛情がいる。父にしろ、母にしろ、どちらともの愛情があって然るべきだろう。……吾々には与えられなかった愛情が子供たちには必要なんだ」>>750
アタランテは父に捨てられ、セミラミスは母に捨てられた。
実の親に育てられなかったという点で共通する二人の間に形容しがたい間が流れる。
さしもの女帝も、アタランテのこの弱音を切り開く事は難しかったのだ。
仕切り直すように吐息を一つ、
「聞き流す。よいな」
「よりによって汝に弱味を見せたのを後悔していたところだ。助かる」
「…………お主は問題外として、ジャンヌ・ダルクがジャック・ザ・リッパーを愛するようになるのが難題だ」
「……そうだな」
一度は存在を否定し、抹消した相手を孕んで親になる。常識の埒外にある英霊でも一笑に付すような問題だ。ただし幸いにも時間はある。ジャンヌと違い、こちら側が逸る必要がないのは大きなアドバンテージだ。さすればじわじわと染み込むように責めていってやろう。それこそがセミラミスの本領、毒の本懐である。
「まずはジャンヌ・ダルクをお主の色に染めなければならぬな」
「む……やはりそうなる、か」
「歯切れが悪いぞ? 力に頼らぬなら色を駆使する他あるまい? あの女を口だけで調教できると豪語するなら任せるが」
「……できぬ」
「であろう? シロウでも難しいだろうさ」
女帝は困り果てる少年を思い浮かべ、くつくつと笑う
「さて、まあ、男共に凌辱された女には優しくしてやるのが定石だ。そこはお主なりに理解していたようだがな。ヒッポメネスに誑かされた経験でも活きたか?」
事のほか、アタランテはジャンヌの待遇に気を使っている。
閉じ込めるにしても石牢じみた殺風景な部屋ではなく、観葉植物などが置かれたサンルームにも似た暖かい部屋だ。初夜もその部屋にある豪奢なベッドで臨んだという。しかも痛くならないよう、なるべく気を遣ったそうではないか。およそ囚人とは思えないような扱いである。あれやこれやと手配したのはセミラミスだが、疑問に思うのも不思議ではないだろう。>>751
「私が選んだやり方だ。あの卑怯者なぞは関係ない」
吐き捨てるように言ったアタランテからは嫌悪感が滲み出ていた。ヒッポメネスの妻となった後の記憶は思い出したくもないらしい。確かに――高潔であり、尚且つ純潔の誓いを立てた身とすれば、黄金の林檎を餌に徒競走の勝ちをもぎ取った男は赦し難いだろうとも。
そんな女狩人がジャンヌ・ダルクという聖女を女として、妻として、母として欲しがっているのだから面白い。純潔の女狩人と聖処女の組み合わせ……何が起こるかわからないものだ。
「精々優しくしてやれ。だが、あくまで己が上である事実を忘れさせるな。頃合いを見計らって蹂躙してみるといい。我を忘れるような痴態が見られるだろうよ」
そう言ってセミラミスは聖旗に目を遣る。
「今しばらくは使い道がなさそうだな。とすれば、シェイクスピアに預けるか……」
「シェイクスピアに? なぜだ」
役に立たないサーヴァントと自称する男の名を出され、アタランテは顔を顰める。世界に名だたる劇作家なんだか知らぬが、聖杯大戦で碌に戦いもしなかった英霊に預けるのは望ましくない。とはいえ、セミラミスも目的があってこそ口に出した筈だ。
アタランテの先を求める意を汲み取った女帝は、
「あの男は『エンチャント』を所有しておる。奴によれば他者の武装を題材にして文章を描き、概念を付与することで性能を限界以上に引き摺り出すスキルらしい。シロウの刀……『三池典太光世』といったか。あれを宝具の領域にまで引き上げたのはシェイクスピアだ」
説明されている内容は解るが納得はし難い。
ジャンヌ・ダルクの旗を強化すると言っているも同然なのだから。
「どうせなら花火のように派手にしたい――だそうだ」
額を押さえて呆れる。
「まあ、庇うわけではないが……敵にお膳立てされて敗れれば折れやすくもなろう。許可するなら、お主の弓とカリュドーンの皮にも手を加えるようだが」
苦しい言い分にアタランテは半目になっていく。
セミラミスは、なにゆえに我がこんな目を向けられなければならないのかと思いつつも、「どうせ使う機会は暫くないのであろう? それともあれか? 対等の条件でジャンヌ・ダルクにもう一度勝てる自信がないのか?」とアタランテのプライドに揺すりをかける。
果たして効果はあった。眦を鋭くしたアタランテが「乗ってやる」と返してきたのだ。>>752
聖なる旗と同じように空間に固定されたそれらは淡い光に包まれたのち、シェイクスピアがいるのであろう書斎に転移されていく。
かくして英雄の四つもの武装が劇作家の元に届けられた。遠くで歓喜の雄叫びが聞こえた気がしたが反応してしまわないよう努める。
「使わざるを得ない状況にならなければよいのだがな」
「そこはお主の手練手管次第よ。戦わずして手に入れられるのなら越したことはない。幸い、元を正せばジャンヌ・ダルクも田舎娘だ。如何に強固であっても長くは守れん」
ああ、とセミラミスは今になって気付いたように笑声を零す。
「そういう意味では、お主は聖女を人間に戻そうとしていると言えなくもないな」
――時間は進み、現在に戻る。>>753
完成したという連絡が寄越されたのはジャンヌとレティシアを置いて部屋から退出し、四時間ほどが経過してからである。庭園で代わり映えしない光景を感慨もなく眺めていたアタランテは『作家の筆はのろまだと聞いていたが』とセミラミスに念話を送り返す。女帝としてもまさか一月余りで完成するとは思わなかったらしく驚いた様子だった。
『四つもあったというのに……何があったのやら』
何はともあれ完成したのであれば早々に受け取るべきだ。己の誇りにも等しい弓がいつまでも道化師の手にあるのは我慢ならない。早足で向かい、シェイクスピアの書斎の扉を問答無用で開け放つ。目に映るのは本、本、本……何千冊とある書物だ。天井まである棚に整然と並べられている物があれば、床に乱雑に置かれている物もある。
重厚な机の椅子に腰かけていた劇作家は黒い装丁の本を閉じると立ち上がり、大袈裟な仕草でアタランテを迎え入れる。
「これはこれはアタランテ殿、お早い到着で。女帝にはつい先ほど伝えたばかりなのですがね。もしや完成するのを心待ちに? 天草四郎時貞が生まれた国の言葉で言うなれば『一日千秋』の想いの如しですかな?」
無視してシェイクスピアを睨むように観察する。
圧迫感すら伴う閉塞的な空間に長くいたにも関わらず、彼の血色は健康体そのものだった。魔力が十全に供給されている現状ならば不思議ではないのだが、アタランテは一つの異常を嗅ぎ取っていた。古臭い男と紙しかない筈のこの部屋で女の香りがあるのだ。しかも相当に上物だと伺わせるような匂い……だが、纏わりつく魔女の類で鬱陶しい。これならばジャンヌ・ダルクの飾らない素朴な匂いの方がずっとよい。
「「『What is your substance, whereof are you made, That millions of strange shadows on you tend?(あなたの心は何でしょう、あなたは何によって作られているのでしょう、百万もの影があなたに従っているのはなぜでしょう?)』」>>754
芝居がかった動作でシェイクスピアは語る。どうせまた自作品の台詞から適当に抜き取っただけの言葉だろうと聞き捨てようとしたが、いささか気になるニュアンスが含まれていた。
自分を言い表しているように聞こえたのだ。
「何の意味がある」
「助言でございます、気高き狩人よ。吾輩、今回は賢者役を任せられましたので。意味については自分でお考えくださいますよう。いや、考えるよりも見た方が早いですかな」
「誰に命じられた? シロウか、セミラミスか――それとも、この部屋に訪れたのであろう女にか? 私は最後だと確信しているぞ」
「ふうむ、鼻の利き具合も獣並みですな」
貴女の知らない女が来たとシェイクスピアはあっさり認める。
「それはそれは美しい少女でした。あらゆる色に染まらず、それ故に、あらゆる色に染まることのできる少女。聖女にも魔女にも獣にさえなれる変貌自在。アタランテ殿でも、ジャンヌ・ダルクでも、アッシリアの女帝でも敵いませんでしょう!」
「だからどうした。いいか、シェイクスピア。私が気に掛けるのはな」
「む?」
「私が知らぬ間に呼ばれたその女が敵か味方かだけだ」
「……」
「名言と名文を生み出し、数多の人間を操った貴様がそこまで絶賛するからには大した美の持ち主なのだろうが興味は湧いてこぬよ。むしろ危険だと思っている」
気に掛ける少女はジャンヌ・ダルクとレティシアの二人。
ただし、惹かれるのはジャンヌ・ダルク一人のみだ。彼女より遥かに美しかろうと、可愛らしかろうと――より子供たちの母体として優れていても他の女を選んだりはしない。
選んだからには責任を必ず取る。いつか訪れる最期まで添い遂げてみせる。
私が守るべき最低限の約定である。
「いささか急な展開だが……お答えしましょう。彼女は我々の味方です」
神経質に顎鬚を擦っていたシェイクスピアは一転して元に戻り――無駄な手振り身振りを交えて言い――張り詰めた糸の緊張が僅かながらも緩まる。>>755
「誓えるか」
「誓いましょう。ここまで早期に四つもの作品を仕上げられたのも、彼女のお陰です。ちなみに寄越してきたのは女帝ですぞ」
「であろうな……しかし、貴様のような男でもあるものなのだな」
「あー……誤解なさらぬよう。吾輩、一応、ハサウェイがいますので」
アタランテとジャンヌの武装が安置されている場所、書斎の奥に進みながら二人は話す。
「彼女とは趣向があいまして。その繋がりで色々と盛り上がったのです」
「趣向が?」
「ええ。彼女はとある物語に感銘を受け、自らもまた物語の創造主たらんとし、その為には多少の欺瞞と詭弁も『有り』とする考えの持ち主です。面白いものをより面白くしようとする。大変よろしい、作家とはそうでなくては」
嫌な共通点である。
「真名は何だ?」
「シメールと名乗っております。ご存知で?」
「シメール? ……キマイラの別名ではないか」
テュポーンとエキドナの子供の一匹。
獅子を骨子として山羊と蛇が混ざり合ったギリシャ神話の怪物。
リュキュアの火山に棲み、人々を食い荒らしていた魔獣である。最終的に退治したのはベルレフォーン、ペガサスを駆る英雄。ギリシャの怪物としての格は低くはないが高くもない。ある程度名の知れた英雄ならば問題なく退治できるだろう。最高の女狩人であるアタランテは言うに及ばず、彼女が恐れるような相手ではない。>>756
「アタランテ殿が知るキマイラとは大分違うでしょう。言ってしまえば同姓同名の別人。我々が知らない世界――並行世界か、万物万象のルールそのものが全く異なる世界のキマイラです」
「……そんな輩が何故召喚されたのだ?」
「女帝の退屈しのぎの結果ですな。あのお方は毒の逸話があれば幻想種でさえ呼べるらしいのですが、ご存知の通りキマイラに毒の逸話はありません。ただ、蛇が毒を持っているという理由だけで強引にも呼び寄せたそうで。その結果、本来ならば繋がりのない彼女……シメールが招かれてしまったのです」
「だとしても有り得るのか、そんなことが」
「シメール曰くタイミングがばっちりだったのもあるとか。タイミングが何なのかは吾輩も知りませんのであしからず。謎多き少女ですぞ」
厳重な錠前を幾つも開き、別室の中に招き入れながらシェイクスピアは補足した。
確かにアタランテが知るキマイラは美しくもなければ少女でもない。
「彼女についての話はここまでとし、依頼品の完成のほどをご覧頂きましょう」
それぞれ机の上に置かれた『天穹の弓(タウロポロス)』とカリュドーンの皮、ジャンヌ・ダルクの旗と剣に目を通しつつ言う。四つの武装に外見上の変化は見られない。だが、神秘が深まり、霊格が増しているのは一目で伺えた。使える宝具が二つも増えるなど流石に予想外である。聖女の方は正当な所有者ではないため正確には読み取れないものの、これもまた以前とは段違いに強化されているのだろう。敢えて差を付けるようなつまらない真似をシェイクスピアはするまい。
文豪といえど名文を付与した程度で洗練されるものなのかと半信半疑だったが、この出来栄えには納得せざるを得なかった。『エンチャント』のスキルも侮りがたい。>>757
「不足はありますかな?」
「いいや、ない」
二つ返事で応じれば満足げな首肯を返し、確信犯めいた顔で戯言を言う。
「しかしアタランテ殿はまだしも、あれほど虚仮下ろした田舎娘の物にも手を加える事になろうとは。吾輩、反省はしていますが複雑な心境ですぞ」
「口が笑っているぞ、道化師」
「はっ、はっ、はっ、これは失礼。何しろ楽しかったですからなぁ。間違いなく丹精込めて書き切ったそれらで、アタランテ殿とジャンヌ・ダルクはどう演じてくれるのか」
悲劇になるか惨劇になるか、愛憎劇になるか。
「見物ですな? 吾輩は観客としてとっくり見せてもらうとしましょう。野次は飛ばしませんし、煙草も吸いませんのでご安心を。マナーを弁えない客ほど煩わしい存在もいませんので! 決して邪魔はしませんとも! ええ、決して! リテイク要求など以ての外!」
喧しい男だ。耳が痛くなる。
「して、渡すつもりはあるので?」
「いざとなれば、だ」
「一度勝った相手に負けるような貴女ではないでしょうが……ひょっとすると大聖杯を破壊されるかも知れませんぞ? はたまた、道連れにアタランテ殿を焼き尽くそうとするかも」
「ジャンヌ・ダルクの聖剣がどういう物かは知っているさ。……己に科された処刑が宝具になるなど理不尽過ぎる。異端審問といい救いがないにも程があろう」
「解釈の違いですな。彼女を断罪した者たちは懲罰だと信じたのでしょうが、彼女は救済だと信じたのでしょう。信仰する宗教においては、自らの身体が灰となる火刑は最も恐れるべき死なのですがね。アタランテ殿的にはゼウスかキュベレーの神域で、ヒッポメネースかメラニオーンと交わり、どちらかの神の怒りを招いてライオンにされる逸話が宝具となるようなものですか。聞きたいのですが、最後はいったいどうなったのです? 女神の車を牽引させられたとは伝えられておりますが」
「……二度と筆を握れない躰になりたいのか。ああ、本を読めなくなるのも地獄であろうな」
アタランテは指を鳴らし、悪鬼羅刹の形相で睨み付ける。
これは少々突っ込みすぎたようだ――道化師はいなす様に両手を押し出す。
思い出したくもないであろう記憶を掘り起こすのは迂闊だった。完成した依頼品を渡していなかったら射貫かれてもおかしくなかった。か弱い作家相手に殺傷沙汰は勘弁願いたい。>>758
天草四郎時貞の人類救済は格別だったが、アタランテとジャンヌ・ダルクの顛末も非常に気になる。だから現世に残り、協力的な態度で書き上げたのだ。物語をより劇的なものへと昇華できるのなら喜んで力を貸す。物語に仕え、尽くし、創る者であるが故に協力は惜しまない。
「貴女とジャンヌ・ダルクが終わりを迎えるまでは退場できませぬ」
深々と頭を垂れる道化師。殺しに掛かられても生き延びられるよう策は講じているが、八つ当たりで書斎を滅茶苦茶にされては事だ。ひたすら低姿勢に徹し、アタランテの獣のように無駄なく研ぎ澄まされた殺意が薄まるのを黙して待った。
一分ほどして苛立ちを発散する舌打ちが聞こえ、慎重に顔を上げれば、アタランテは聖女の剣に触れていた。
「……あの女は私の番いとなる女だ。最期まで救おうとしなかった神に委ねてたまるか」
これだ、これだからこそ見ていたいのだ。
変哲もない凌辱者で、悪霊を孕ませるだけが目的ならばこうも好奇心をそそられはしない。
この麗しい魔獣が聖女に抱きつつある感情と、それに対する葛藤と罪悪感。どういう風に折り合いをつけ、どういう風に聖女に接していくのか楽しみでならなかった。
「『Expectation is the root of all heartache.(期待はあらゆる苦悩のもとになる)』。貴女がジャンヌ・ダルクに愛される筈がない」――そう言ってしまいそうになる口をシェイクスピアは噤んだ。言えば、今度こそ殺しに来られるからだ。
――――さて、ところで。そろそろ始められるようだ。>>760
「セミラミス様、どれくらいの時間を稼げるでしょう」
「精々十分だ。あやつは英霊最高峰の脚を持っている上に『アルカディア越え』も保有しておる。生半可な障害では足止めにもならん。鳥のように飛び越えてくるわ」
「お茶会は開けそうにありませんか……仕方ありません、妥協しましょう」
何事もなく、むしろお互いに親しみを抱いているかのような自然さでシメールとセミラミスは確認を取り合う。召喚した時期は不明だが、一週間そこいらの付き合いではないとジャンヌ・ダルクは判断した。
シメールへの警戒は緩めないまま、玉座のセミラミスに疑問を投げかける。
「これは一体どういう事ですか」
「そこな魔獣はお主とアタランテを大層気に入っておってな、手助けしたいそうだ。あくまで我は観客よ」
セミラミスが片手を優雅に上げる。するとその前方の空間に歪みが生じ、この場所――王の間を目指して駆け抜けている魔獣の姿が映し出された。
アタランテ。その決死の形相を見るからに彼女はこちら側の味方だ。
空中庭園の防衛機構として襲い掛かる槍に、振り子の鎌に、Aランク級の魔弾に、前触れなく開く落とし穴に一度たりとも引っ掛かったりはせず。
毒の霧が充満し、竜牙兵が整列した悪辣なトラップ部屋に閉じ込められても止まらない。魔術でコーティングされた分厚い扉を矢の一撃で粉砕し、雑兵など歯牙にも掛けず掻い潜っていく。
あらゆる障害にかすり傷一つ負わず、五体満足のまま奔り抜ける姿に安堵してしまう。
不覚にも、場違いにも、自分は守られているという安心感に浸りそうになった。
危機的な状況は変わっていないのに。>>761
「なんて素晴らしいのでしょう……」
悦に浸った声はシメールから発せられたものだった。
赤く染まった頬を両手で押さえた彼女はジャンヌの視線に向き直ると、恥じらうように微笑み、それから羨ましそうに「愛されていますね」と告げる。
「これでもワタシ、色欲を冠する身ですから色々なヒトに……ヒトではない存在にも求められる質なのですが、アタランテさんのように一筋な方は一人一匹一頭もいませんでした」
「……それがどうしたのです」
「あんなに必死なのに、どうして受け入れてあげないのかなぁ……と思うわけでして」
ジャンヌがシメールの、その整いすぎた貌に蹴りを放ったのはまったくの無意識だった。
が、紛れもなくトップクラスの英霊である彼女の渾身の蹴りは、少女の手の平に軽々と受け止められていた。特殊な宝具でもスキルでもなく、卓越した技量も感じられないとなればそれは――生物としての純粋な身体能力の差だった。
シメールは幼い少女に靴を履かせるような丁寧さで脚を下ろさせると、
「貴女が大切だからアタランテさんは必死なのですよ」
聖母マリアかと見紛う慈愛の面差し。
大切……? アタランテが私を大切にしている……?
そんなはずがないと否定しようとして喉が痞える。魔獣の尽きぬ想いを向けられ、味わってきた肉体が否定するのを拒んでいた。
その気になれば代わりなど幾らでも調達・用意できる状況なのに、アタランテはジャンヌ・ダルク一人に固執している。自然の価値観を持つ彼女らしからぬ不効率さ、不合理的さ。
どうして? 〝切り裂きジャック〟を浄化したことの贖いをさせるため?
でもそれが目的なら、どうして気遣うような行動をとる? 女帝の毒を飲ませ、心が壊れるまで拷問し、孕むまで徹底的に犯せば済むのに。
そうしないのはアタランテが私を――――認められない。認められるワケがない。
亡霊に憑りつかれ、ジーク君を捕まえ、レティシアを惑わす彼女のことなど。
挫けることのない聖女は己の意思を叩き付け、されどシメールは微笑みを濃く深くする。>>762
意図的に無視し、言う。
「答えなさい、貴女の目的を」
「〝私は恋をしてはならない、愛に堕ちてはならない〟。
〝恋も愛も私には関係のないもの、そうでなければならない〟。
――そう思い、誓ってしまった御二人を結びつける。純潔の女狩人と聖処女の恋愛成就。互いを愛し合う夫婦にする。それがワタシの願望(目的)です」
「……馬鹿げています」
いいえ、と否定したシメールはただ一人の夢見る少女であった。
「誰しも愛し合い、幸せになれる道がある。悩んで、苦しんで、死ぬよう目に死ぬほど遭っても、立ち続けて進み続ければきっと辿り着ける。父は4万2355回の死を乗り越え、母は決して諦めないと誓った世界平和と人類救済(ユメ)を諦めて――その最果てに育まれた愛の結晶の一人がここにいる」
ジャンヌ・ダルクは理解した。このキマイラはギリシャ神話のそれではない。根本から異なる世界のキマイラなのだろう。
知りもしない世界の出来事を言われている。本当に一切関係のない話だ。しかし、真実味は確かにあった。両親への愛情、その二人から生まれた自分への絶対的誇り。>>763
「ひとえに言えばハッピーエンド主義者なんです」
両手を大きく開いてシメールは告白し、この少女に抱いた憧憬のような感情は霧散する。
言葉面の聞こえはいいが、どこか、致命的な異物を含んでいるように聞こえたから。
そして確かめるまでもなくシメールは語り始める。
「その為ならワタシは何だってやります。何にだって成ります、成ってあげましょう。止まっていては始まらない。時間は大切にして、速やかに動かなければなりません。当たり前でしょう? このままいってもジャンヌさんは堕ちるでしょうが、アタランテさんが求めていたジャンヌ・ダルクではなくなっているでしょう。そんな風になるのは悲しいですし、報われません。ワタシがこの世界に来られたのはまったくの偶然ですが、アタランテさんとジャンヌさんのお二人を見て、思い直しました。それこそ啓示を授かったような気分でした。ワタシがここに来たのは必然だったのです。純潔を誓った女狩人が聖処女を女として妻として母として欲しがっている――こんなにも心踊らされる恋愛に、こんなにも理解しがたい夢に、このワタシが呼ばれない筈がなかったのです!! ええ、ええ、手伝います。この身を捧げてお助けします。必ずや成立するように尽くしましょう。貴女がアタランテさんを愛せないなら、愛せるようにしてあげます。
だから、だからだからだからだからだからだから――――」>>764
高らかに歌い上げ、締めようとしたシメールがぴたりと止まる。
「速過ぎるでしょう」と誰にも聞こえない小ささで呟き、王の間の扉を注視する。そして突如として両開きの鉄扉の上部分が砕け散り、そこを飛び越えて現れたのは――無論、
「私のジャンヌを返せ……!!」
『天穹の弓(タウロポロス)』に新たな矢を番えたアタランテであった。王の間に辿り着く直前、ジャンヌとシメールの距離を直感的に把握していた彼女は絶妙な力加減で放つ。
狙いは違わず。回避は望めない。蛇の尾の自立防御をすり抜け、シメールの額を漆黒の矢が貫く。藁のように転がっていく魔獣の隙をつき、アタランテはジャンヌの前に立った。
「怪我は、大事はないかっ!?」
肩越しに顔を向けてきた彼女の息は荒い。だが目立った外傷はなく、毒の影響も見られない。
ちゃんと助けにきてくれた――心身が安心してしまう。
まだ安心してはならない状況なのに、安心できる相手ではないのに。
「……心配は要りません」
「そうか……ならば、よい」
二人がぎこちなく確認を取り合い。
王の間に楽しそうな笑い声が木霊する。
仰向けに倒れていたシメールからである。白髪の魔獣は何事もなかったかのように立ち上がり、黒い矢を引き抜いて捨ててみせた。傷跡は瞬く間に塞がっていく。
再生能力……それもかなり上級のものだとアタランテは判断する。能力的にもギリシャのキマイラとは別物だと考えた方がいいだろう。亜種や上位種では収まるまい。>>765
「薄皮を一枚剥がせばこれです。ジャンヌさんは女の顔になっていますし、アタランテさんも呼び方が変わっていますよ。本当は「ジャンヌ」と呼びたかったんですね」
いじらしいヒト、と片目を瞑る。
「貴様がシメールか」
「はい、そうですよ。ところでワタシを見て、感じ入るモノはありませんか? 今はちょっと劣化していますが見てくれには自信があります。個人的にはパンドラに勝るとも劣らないと」
「目障りだ」
「…………即答かつ断言とは。ジャンヌさんとレティシアさんは見惚れてくれたのに」
傷ついた表情をしながらも余計な情報を知らせ、猶更アタランテを苛立たせる。
ちらりと垣間見たシメールは含み笑いをこぼす。
「安心してください。お二人を自分のモノにしようなんて考えておりませんから。どちらかと言えばですね、アタランテさんとジャンヌさんを結びたいのです」
先ほども言った狙い。ジャンヌには、虚偽だと感じられないのがむしろ恐ろしかった。
「だからお願いがあります――貴女の覚悟を見せてください。悪夢の中でも、地獄の中でも、ジャンヌ・ダルクへの愛を貫き通してください」
片手を前に伸ばし、親指と中指を擦り合わせようとするシメール。膨大な魔力がその二本の指に集約される。宝具の真名開放かは判別がつかないものの、合図なのは明白であった。
アタランテは即座に闘争よりも逃走を選び、ジャンヌを抱き上げて、
「此よりは地獄」再演にして再構築された悪夢である。「さあ、獣狩りの夜を始めましょう?」
指が鳴らされる。
世界に暗幕が下り――すべてが圧倒的な闇に覆われる。
幕が上がったときには――場所と状況は何から何まで一変していた。先輩≪マスター≫ キテます かなりキテいる勧進帳≪カブキノミコン≫です。
泥≪ケイオスタイド≫によって 爆死的に増殖した勧進帳≪カブキノミコン≫が流出≪モレダ≫してしまいました。
この勧進帳≪カブキノミコン≫に居る先輩≪マスター≫は 正気≪マトモ≫ではありません
しかもこの勧進帳≪カブキノミコン≫ ココだけのハナシ 内容が雑なんですわ。
言うなれば 怪文章≪デンジャラス勧進帳≫ですね。
おっと、申し遅れました。マジでご無沙汰しております 先輩≪マスター≫の後輩≪サーヴァント≫
マシュ・カヴァス・ビッグクランチ三世・まろ茶・鼻フック・キリエライト
略して まろ子にございます
決して 健気で儚い後輩シールダー系マシュマロメガネヒロイン では無いし実際無関係。いいね?
我は菩薩の名の下に...「AP全部使いきったし、やっと寝られるぞ~」
「おぉ、寒い寒い(イヨォーッ」
「!?」
バーン!(中略)テリン!(本編開始)
夜中に突然、股間に違和感をおぼえたアストルフォ、
覚醒直後は何をされているか解らなかったが
どうやらナニをされているようだ。
またマスターの仕業だろうと推測し、マスターの方へ見やるが
「うぅ…やめてくれ…そんなに鉄アレイを投げないでアインハンダーちゃん…
あぁそうそうこの竹輪がだねアウローラちゃん、肩膝腰にスーッ…と効いて…これは…ありがtzzz…」
どう考えても起きてるようにしか観えない愉快な寝言を、マスターは寝て言っていた。
マスターでなければ誰が?
答えは背後から襲い掛かってきた。
「キミは…いったい……んん──────ッ!?」
口を押さえられ、
耳元で囁かれる。
「shhhhh………静かに…先輩≪マスター≫に起きられてしまったら面倒です…」
紅藤色の髪をした、雪花の盾の少女…
否、デンジャラスビーストが暗闇に潜んでいたのだ。>>769
「しかし、先輩≪マスター≫もズルい人です…
…こんな見事な73本目≪奥様ウットリ間違いなし≫を独り占めするなんて…♥」
魔性の獣は、そそり立ったモノを寝間着越しに
愛おしげに扱き、撫で下げ、一層強く、更に強く扱き上げる。
「ふふふ…こんなに一物≪ソレ≫をビクビクさせて…そんなに気持ちがイイのでしょうか…♥」
扱くペースがだんだんと、だんだんと速くなり、寝間着に染みを作る。
先走りがぐちゃぐちゃと音を立て、
怒張した肉棒を登り、
遂に絶頂の時が
「でも……だ~め♪」
たわわなマシュマロを背に圧しつけ、手のひらを素肌に滑り込ませ
今にもはちきれんばかりの肉棒の先端を千切れかねない握力で握り締める。
「──────ッンンッ!?!!?」
アストルフォの身はガクガクと震え、ソレは空しくもビクンビクンと痙攣するのみ。
「只、単に手のひらに誤射≪ムダウチ≫するのも味気ないですし…そうですねぇ…」
妖艶な獣がアストルフォを仰向けにして跨ると、豊満な胸がぶるん、と揺れた。>>770
「うふふ♥ どうしてほしいですか…?」
しとどに濡れた秘裂を剛直に擦りつけ、いやらしい音を奏でる
「あッん…っウ…………して…」
ぐちゅ ぐちゃ ぐちゃっ
「んん~?聞こえませんねぇ んっ♥」
ぐじゅっ ずりゅずちゅっ♥
「めちゃくちゃに……しぐぅう──────ッ♥♥」
ずりゅうぅぅぅぅぅぅっ♥
「ふっ♥ 何です? うっ ふはっ♥ 理性はとっくに蒸発しているのでしょう? はーっ♥
だったらもっと ひんっ♥ なりふり構わず ぐっ♥ お願いしたらどうでっ♥ 」
ずちゃっ ずちゃっ ずちゃっっ ずちゃぁ♥
「メチャクチャにしてえぇぇぇぇぇっ♥♥♥」
「フウウーッ♥♥ よくできましたァ!!!!」
獣は待っていましたとばかりに、ぬかるみきったクレバスをこじ開け、
今まさに目の前の肉を貪ろうと>>771
「──────伝承おおおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!1!!!1!!!」
もう一対の眠りこけていた「けもの」が吼え、見得を切る(イヨォーッ
間一髪、獣は見得を飛び六方にて回避する。
「どういうことかねまろ子君。人が寝ている側でズッコンバッコン大騒ぎとは安眠妨害も甚だしいわっ!!!1!!1!
君のおかげで忍者小太郎君がチクワでもなく鉄アレイでもなくバンテリンを取得して肩、膝、腰にスーッ…と効いてしめやかに爆発四散したではないかまさ子君!!1!!!1!!」
「くっ…後一歩のところで…『先輩!コレは違うんです!風味のチン負け不倫ックス』の構図が完成するはずだったのですが…」
「まち子君の趣味に口を挟むつもりはないがね、如何せんリスクの高い手段をとりすぎではないかねまみ子君?」
両者見得を切りつつ牽制する。全裸で。
しばしの沈黙、両者目を合わせ頷く。
「俺はアスパラドリンクちゃんの後ろを貰うとしよう」
「ならば私は前のほうをいただきます」
「では観念してチンポを出したまえアンインストールちゃん!!!!1!!」
ぐだ男がアストルフォにバンテリンをバーンッとぶっかけると
テリンッと寝間着が溶け、素っ裸になる。
バンテリンは肩でも腰でも現場でもすぐにスーッ…と効いてくれるのだ。>>772
「じゃぁ続きをしましょうか♥ って萎んじゃってますね また起たせなきゃ…」
「それには及ばぬよまか子君!そいやっ!!!」
剛直がアストルフォの菊門を挿し穿ち、衝き穿つ。
ずぐぐ どすんっ
「あ゙っ♥ あ゙ お゙ォ゙っ♥」
衝突にも近い快楽を受け嬌声をあげ再びアストルフォのソレが反り返る。
「わっ ちょっとビックリしました… でもこれでようやく…」
おあずけを受けていた獣が涎を垂らす自らの秘裂に一物を導く。
ぐっ ぐぐぐ ずぷっ♥
「ふヴっ んんーっ」
肉棒が秘肉を奥へ奥へと掻き分け沈み込む。
「ひゃぁあああああぁ んむっ!?」
獣が口を唇で塞ぎ内を舐めまわす。
「ん゙ん゙ーっ♥ ん゙ー!!!」
ごすっ ごすっ ごっ
背後から荒々しく何度も衝き上げられ意識が霞む。>>773
「ぷはっ♥ …まだ意識は残ってますね?」
「お゙………ゔう…っ♥」
「頑張れアナライザーちゃん!!1!!!!この程度で気絶するほどアトラスちゃんはヤワじゃないだろう!1!1!1!!!かくなる上は…」
「ソレ≪バンテリン≫は使わなくていいです先輩≪マスター≫!」
お互いペースを上げラストスパートへと差し掛かる。
ぐちゅっ ぱんっ どすっ ぱん ぱんぱんっ ぐちゃっ♥ ぐちゃっ♥ぐちゃあ♥
「ハッ ハァッ♥ ハッ はーっ♥ あっちょっとイっ♥♥ ひうっ! イっちゃいま ああっ!!」
「アンバ…ふっアストルフォちゃ ふっ 出すぞ!!!受け止めてくれっ……!」
「────────────────────!!!!」
どくっ どくっ どくっ とく…とく………
…♥>>775
『悪夢の都』は書きたいことがたくさんあるので長くなりそうです
R18らしく濡れ場もあります(ボソッ)アガルタ終わりましたー。
そんな訳で癒しに投下していきます!
今回は二つ作っといたのですが、気に入った方を途中まで投下します。
それではどうぞ!>>780
「こっ、これは…」
モードレットはある日、アルトリアの部屋であるもの達を見つけてしまった。
そのあるもの達とは、本来肩のコリなどをほぐす電気マッサージ器や、尻穴に入れるビーズ、親指の第一関節程ぐらいのローターが2つ、男の性器程の大きさのバイブ、そして何故か絆創膏だった。
モードレットはこの道具の使い道を知っていた。聖杯がある程度の現代知識は与えてくれるので、知っていてもおかしくはない。
しかし、モードレットにとっては何だか見てはいけないもの?を見てしまった様な気持ちだった。今までは指などを使ってやっていた、しかしこれを使えばアルトリアをもっと気持ち良くできるのではないかと、モードレットは考えた。
しかしどうしても絆創膏の使い道がわからない、そんな時にある出来事を思い出した。
…一ヶ月程前…
「あん?なんだこれ…」
廊下を歩いていたモードレットは、偶然変な雑誌の様なものを拾った。
表紙を見てみると、秘部だけ隠したの女性が写った表紙だった。
「ななっ、何だよこれ‼︎誰だ!こんな物落として…!」
そう言って見たものの、気になってしまったので自分の部屋に持ち帰ってずっと読んでしまった。>>781
その雑誌の中に、絆創膏で乳首を隠した写真があったことを思い出して、「父上につけたらどうなるんだ…」と思い考え、光の速さでその様子が舞い降りて来て、「よし、やろう」と決断した。
白い肌に絆創膏、似合わないはずがない。逆に隠す筈が、更に色気を加速させる。最高にマッチングした。
その日の夜…
「なぁ父上、これ使って見ないか?」
「それ…絆創膏じゃないですか、どうやって使うんです?というか嫌です。」
「胸とか股とかに貼るって…、駄目か?」
「はぁ……仕方ないですね、今回だけですよ!」
モードレットは心の中でガッツポーズした。
「じゃあ父上、貼るからそこに寝てくれ」
「はい、わかりました…」
アルトリアは仰向けになって、下着を脱いで裸の状態になった。
絆創膏の紙を剥がし、乳輪が隠れる様に貼る。少し触れただけなのに、乳首は膨れ上がって綺麗な桜色になっていく。
少し少し丁寧に貼っていく。
胸が貼り終わって陰部に移った、陰部は既に濡れていて、愛液が垂れている。>>782
触りたい、そんな気持ちを抑えて、陰部の割れ目に沿って絆創膏を縦に貼った。見える様で絶対に見えない、モードレットは最近新しく召喚されたメルトリリスを思い出した。
「終わったぞ」
そういうとモードレットはアルトリアを起こし、自分の膝の上に座らせた。
乳首を絆創膏の上から摩る、いつもとは少し違う感覚に、アルトリアは戸惑っている。
「今回は道具を使ってやるぞ、父上」
「えっ…?はっ、はい」
モードレットはローターを取り出し、電源をつけた。すると振動し始め、異様な音を流しながら震えている。
そのローターをアルトリアの陰部に押し付ける。
「ッ⁉︎あっ、くぅ…!」
急に激しい振動が来たのか、甘い声を漏らす。また少し、また少しと、モードレットは振動の強さを変えていく。
「あ”っ⁉︎あぐっ!ひぎっ!」
味わったことのない程の快感に、身を委ねる。自分でやって来たのだろう、しかし今道具を操っているのはモードレットなのだ。自分の限界をはるかに超える激しい責めに、アルトリアは獣の様な声を上げる。>>783
今日はここまでです。
今回は絆創膏を題材にして見ました!
ちなみに話にちょっとだけ出て来たメルトリリス、私はお出迎えできませんでした…。(´・ω・`)始めまして、ROM専でしたが何かの役に立つかと思いまして、支援の一環として書き込ませていただきます
「魔獣と聖女」様の行為中のbgmにQUEENのbohemian rhapsody
YouTubehttps://youtu.be/fJ9rUzIMcZQ がとても合ってると思ったのでここで推薦させてもらいます
神に背く行為を次々と成して後悔するジャンヌの苦悩と歌詞、それとは反対に快楽にどんどん溺れて高まっていく気持ちをメロディーが再現しているようでとても似合うと思うのですが…!
他にもアタランテ達が本編からすれば悪というか、主人公の敵の集団なのも昨年の映画のスーサイドスクワッドのテーマにこの曲が使われたことや何よりボーカルのフレディマーキュリーがバイセクシャルかつドラッグを持ち寄っての秘密の乱交パーティを開いていた等、兎に角この小説に共通点が多すぎると思うのです
また、作家さん達は行為中のbgm等は考えておられるのでしょうか?
現段階で合う作品はないのですが、個人的に東方ボーカルのgrap and break down
YouTubehttps://youtu.be/FQNU2bopSqA や
うーさーのその日暮らしのed
YouTubehttps://youtu.be/yil6TLT4JeE 等、官能的な曲や性欲を刺激すると思う楽曲は沢山在るので、このスレの皆さんさえ良ければお互いに曲を紹介しあいスレの伸びを助長するというのは如何でしょうか…?>>785
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5209167
曲提供ありがとうございます。お気持ちに感謝します
作品とキャラクターに合った曲を探すというのは私もよくやります
でも、アタランテとジャンヌの二人に合った曲は中々見つかりません……
ただ、レティシアとシメールの二人は見つかりました。
ジャンヌ←アタランテ←レティシアをイメージした谷山浩子『わたしを殺さないで』
niconico
レティシア→アタランテ(ジャンヌ+レティシア)をイメージしたALI PROJECT『GODDIVA』
niconicohttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2571105>>788
ぬ、失礼しました(/ω\)
シメール→アタランテ(ジャンヌ+レティシア)をイメージしたALI PROJECT『GODDIVA』ですおお…過去最高の感想数…!とても励みになりますありがとうございますー!!
>>745
感想ありがとうございます!自分の中でも糖度高めのSSになったのでどんな反応が来るかガクブルだったのですが楽しんでいただけたのなら幸いです!
>>746
感想ありがとうございます!貴方様の作品はいつも楽しく読ませていただいておりますのでぐだ男ぐだ子関係なく楽しみにしております!
処女か経験済みか悩むのよく分かります…処女の場合痛みの描写や初めての繋がりを書けますけどある程度経験があることで表現できるものもありますし悩みどころですよね
>>747 お疲れ様でした!
感想ありがとうございます!一話から読んでいただけて嬉しいです!ですね、文字数にすると2万7千文字以上とちょっとした長編になりました まさかこんなに長くなるとは自分でも予想外です
>>748
感想ありがとうございます!おお…ドキドキしていただけて光栄です!
番外編はいくつか他のSS投稿してからになると思いますので気長にお待ちください
>>749
感想ありがとうございます!処女描写ちゃんと表現できてるか…?と頭を捻りながら書いたのでそう言っていただけるのとても嬉しいです
キャラクターのことは大事にしたい…だけど好きだからこそいじめたくなる時、あると思います(イフリータちゃんに灰にされちゃったぐだ子のSS読んで興奮してたなんて言えないっ…!)今回はダビデとぐだ子ではなくR-18スレで宣言したマッシロイ君がぐだ子に筆おろしされちゃう話書いたので投稿していきます
※アガルタのネタバレあり(マッシロイ君の真名とか 重大なネタバレはない…はず)
マッシロイ君視点(アガルタのストーリー分しか資料がないのでキャラ合ってる自信がない)
女向けなのか男向けなのかよく分からない(何でもありな方推奨)
いつくらいの話とか細かい事は決めてません(桃源郷が安全だった頃なのは確か)>>791
「451、452…」
男達の陽気な声が聞こえる夜。桃源郷とも呼ばれるレジスタンスのライダーのアジトで一人の男がスクワットをしていた。男の名はフェルグス・マック・ロイ。ケルト神話の英雄にして赤枝騎士団の勇士として知られている。もっとも今のフェルグスは何故か幼い姿でアガルタの地に召喚されていた。
「498、499、500…っ…ふぅ。まだまだ物足りないけどもう寝ないと」
幼い彼にとって鍛錬は趣味のようなものであり暇さえあればスクワットや腕立て伏せといった運動をこなしている。目標に決めていた500回のスクワットを終えフェルグスは自分の寝床に潜る。しかしいざ眠ろうと目を閉じてもなかなか眠りにつくことが出来なかった。
(…落ち着かない)
眠れない原因は分かっていた。下半身が疼いて、熱を帯びているのだ。何故下半身が反応してしまっているのか。それもフェルグスには分かっていた。
(…何であんなに露出度が高い格好で戦うんだろう…)
昼間戦った敵の姿がフェルグスの脳裏に浮かぶ。戦闘時はカルデアからやってきたマスターである立香を守るという役目があるために気を取られることはないのだがふと気を抜いた時に思い出してしまう。アマゾネス達の剥き出しになった腕や足、お腹に背中。そして一番印象に残っているのは激しく動く度揺れる二つの膨らみ。胸だった。どうしてそこまで女性の胸に惹かれるのか幼いフェルグスにはよく分からなかった。
(…うう……。思い出すだけでこんな風に…僕は未熟者だ…)
ズボンを見ると一部が盛り上がっているのが見て取れる。ここは今のところは安全だとレジスタンスの皆が言っていたがいつ危険な状況になるかも分からない状態でこのような淫らな気分になるなんて、と自分を恥じた。>>792
(アストルフォさんやデオンさんはまだしばらく帰ってこないだろうし…この高ぶりを何とかしないと)
今はレジスタンスのライダーの提案で景気づけとして飲み会が開かれている。本当は飲み会に参加したかったフェルグスであったがまだ子供なんだから酒を飲むのはダメだと言われてしまったため夕飯だけ済ませ鍛錬でもしていようと部屋に戻ったのだった。なので部屋にはフェルグス以外いない。同室であるアストルフォやデオンが帰って来る前に事を済ませてしまおうとフェルグスはズボンをずらし勃起した肉棒に触れた。フェルグスの肉棒はまだ小さく勃起した状態でも手で覆いきれてしまう。自身の性の象徴の頼りなさにフェルグスはため息をついた。
(大人の僕は性欲の塊で、絶倫で…沢山の女性を抱いていた…らしい。…きっと立派なんだろうなぁ…)
女性を見れば口説き積極的に閨に誘うとまで言われていたその欲望への忠実さは見習いたくないが男根が立派というのは素直に羨ましい。一体未来の自分はどんな人間なのだろうと考えながら自分の肉棒を扱いた。
「…んっ………はっ……」
膨らんだ性器はとても敏感で握りながら上下に手を動かすだけで気持ちがいい。早く治まれと性急に手を動かしていたその時。
「フェルグス、起きてる?よかったら一緒に桃でも食べよ………っ!?」
「…わぁ!?」
完全に油断していた。他の人の笑い声が聞こえる中での自慰行為はとても刺激的でいつも以上に気持ち良かったためかすっかり夢中になってしまい周囲の警戒を怠ってしまったのだ。せめて部屋のカギを掛けていればよかったのだがそれすら忘れていた。その結果がよりにもよって異性である立香に性器を弄っているところを目撃されてしまうという最悪の事態を招いてしまった。
部屋に入ってきた立香は息を荒げているフェルグスとそそり立っているフェルグスの肉棒を見て一瞬ポカンとした顔をした後全てを理解し徐々に顔を赤く染めていく。>>794
延々と続く謝罪の応酬。気まずい雰囲気で目を逸らしながら無言になっていると立香の方から話しかけてきた。
「…ねえ」
「は、はい。何でしょう?」
「……まだ、途中なんだよね?」
「え?……そ、そうですが…」
「………じゃあ邪魔しちゃったお詫びに手伝うよ」
「―――へ?」
ガチャリと鍵が閉まる音が聞こえる。この人は何を言ったのだろう、何故部屋の鍵を閉めたのだろう、何故こちらに向かって歩いてくるのだろうとフェルグスが考えていると立香は持っていた桃を机の上に置いて近づいてきた。そして屈み固まっているフェルグスの手を外しズボンを下ろす。そのまま剥き出しになった勃起した状態の肉棒に触れた。
「…!? り、立香さん!?」
「…ちっちゃくて、かわいい…。ぴくぴくしてる」
獲物を狙うケダモノのようにギラついた瞳で見つめられ、パクリとご馳走を食べるようにフェルグスの小さな肉棒が立香の口の中に含まれた。すっぽりと口内に肉棒を咥えられてフェルグスは大きく体を跳ねた。>>795
「あっ…!! 何を…!?だ、ダメです…!汚いです!!」
「んっ…はっ…きたなくないよ…っ…」
「ひゃっ…あ、ああっ……!!」
(立香さん…まるで別人みたいだ…)
体を屈めて自分の肉棒を美味しそうにしゃぶり続ける立香の顔はとても大人びていてフェルグスの知る明るく人懐っこい笑みを浮かべる立香とはまるで別人のようだった。立香の巧みな口淫にフェルグスは訳も分からず喘ぐことしかできなかった。舌で、唾液で、指先で生み出される快楽に抗えずフェルグスの肉棒から勢いよく白濁の液体が放たれる。立香は口内に放たれた精液をゴクリと音を立てて飲み込み残った精液はないかと肉棒の先端を啜りながら舌でぐりぐりとほじくり出すように舐めた。
「ん……いっぱい出たね……」
「はぁ……はぁ………立香さん…」
さっきまで初々しいくらいに顔を赤くして慌てていた人物と同一人物とは思えないほど情欲を含んだ艶やかな声にフェルグスはぞくりと震える。このまま食べられてしまうのではないかと錯覚しそうになった。目を閉じ乱れた息を整えているとパサリと何かが落ちる音がする。何の音だろうと目を開けた時、視界に黒の下着を身につけた立香の姿が映った。立香の足元には先ほどまで身に着けていたアトラス院の制服が無造作に置かれている。下着にサイハイというアンバランスな恰好が逆にいやらしく見えた。
「…っ!?な、ななななななんで服を脱いで…っ」
「一度抜いただけじゃ物足りないでしょう?…最後まで、シちゃおう…?」
「さ、最後までって……う…っ……その姿で近づいてはダメです…!服を着てくださいっ…」>>796
露出度で言えば昼間見たアマゾネスの恰好とあまり変わらない。しかしフェルグスの中での立香の恰好はアトラス院の制服で固定されていたため黒いブラに包まれた白い膨らみや露わになったくびれや腹部、スカートで隠されていた下着は女性慣れしていないフェルグスには刺激が強すぎる。後ろに下がり距離を置こうとするがその分立香もにじり寄って来てついに――壁際まで追い詰められてしまった。
「つかまえた」
「っ…!?」
立香は下着姿のままフェルグスを抱きしめる。二つの膨らみがフェルグスの薄い胸板に当たり、その柔らかさに頭が沸騰してしまいそうだった。これが女性の胸の感触なのだと思うとまた下半身が高ぶり始めた。
「あ、う…」
「…フェルグスはまだ女の人を抱いたことがないんだよね?」
「抱っ…!?…な、ないです…」
「キスは…?」
「…それもありません。前話したように今までほとんど女性と接したことがなかったので…」
「そっか。…そうなんだ。じゃあ…」
「んんぅ!?」
明け透けな、ストレートな問いにフェルグスはしどろもどろになりながら答えると立香はくすりと笑いながら唇を重ねてきた。
(…あ……僕、立香さんと口づけを……)
重なった唇が、熱い。生まれて初めての口づけにフェルグスはぼうっとした。しばらく抵抗することも忘れて夢見心地でいるとぬるりと舌が唇をなぞり滑り込んできた。>>797
「んっ…んんっ……ふぁ…っ…」
自分の口の中を舌が這い回る。歯茎も、粘膜も、舌すらも立香によって舐めつくされる。舌が絡み合った時ほんのりと苦味が広がり精液の味をフェルグスは初めて知った。
「んんっ…!……あっ…ふ、…ん……」
「ん…、…はぁ………」
一瞬唇が離されたと思えば角度を変えて再び口づけられる。後頭部をがっしりと掴まれてさっきよりも深いキスになった。どうして僕達はキスしているのだろう。やめないと。誰か来たらと思うのに唾液の一滴まで貪るようなキスに溶けてしまいそうだった。
(こんなのいけない、のに。どうして僕は碌に抵抗出来ないんだろう…?)
いくら年上で自分より体が大きいと言っても立香は魔術師であり自分は未熟とはいえ勇士だ。本気で抵抗すれば逃れることは出来るはず。だというのに心のどこかでその先を望んでいる自分がいた。
「…んっ……ふふっ。初めてのキス、もらっちゃったね…」
「…はぁ……はぁ………りつ、かさん……」
自分とキスしただけなのに…なんて幸せそうな顔をするのだろう。その少女と大人の顔が混ざった表情にフェルグスの胸は高鳴った。
「あつい、ね…。脱いじゃえ」
「え?わっ!?」>>798
心臓のドキドキが治まらず荒い呼吸を繰り返していると上着に手を掛けられ脱がされてしまった。下半身は既に何も身に着けていない状態なのでもうフェルグスの体を守るものは何もない。何をするのかと抗議しようとした時、ブラを外す立香の姿が目に入り唾と一緒に言葉を飲んだ。
(あ……これ、が……)
ブラのカップからぷるんと白い膨らみがこぼれる。形のよいお椀型の胸は柔らかそうで、先端にある薄ピンク色の突起とその周りがぷっくりと膨らんでいた。初めて見る女性の乳房、おっぱいにフェルグスは目を奪われた。
「…気になる?」
「あ、…う…それは、その…」
何度目を逸らそうとしてもその二つの膨らみを凝視してしまい、抗えない。その事を察している立香はフェルグスの手を掴み自分の胸へと導いた。
「っ!?」
「好きに触っていいんだよ」
むにゅり、と指が胸に沈み込む。しっとりと手に吸いつく感覚や弾力が心地よく気が付けば何度もその胸を揉みしだいていた。
「…あっ……そんなっ、はげしく…っ………おっぱい、好きなんだね……」
(…すごい……これが…女の人の、胸……!!)
大人の自分が女性を抱くのが大好きだと知り恥ずかしさと抵抗感しかなかったけれどほんの少しだけその気持ちが分かった気がする。これは素晴らしいものだ。柔らかくて、触ると意外とひんやりしていて、揉む度に形を変える胸は何度揉んでも飽きることはなかった。>>799
「んんっ………はぁっ…」
「…っ…」
(立香さんのこの、いやらしい声を聞いていると下半身が熱くなる…自分が自分が自分じゃなくなるみたいだ)
フェルグスが胸を揉む度紡がれる嬌声を聞いていると下半身が熱を帯びもっとその声が聴きたいと思ってしまう。今まで感じたことのない衝動にフェルグスは困惑していた。
「……ココが…かたく、なってる…」
「うん…。男の人のココと一緒でね、触られたり気持ちいいと思うと固くなっちゃうんだよ」
「あっ…!」
掌の中で固くなった乳首を摘むと立香は気持ちよさそうな声をあげながらフェルグスの膨らんで質量の増した肉棒に触れる。鈴口を指でかりかりと引っ掻かれてフェルグスは女の子のような声を上げた。
「かわいい。ココも、声も…」
「かわいく、ないです…っ……でも…もう少し大きい方がいいんでしょうか…」
勃起してもなお小さな肉棒を見ると自分自身も小さな男なのだと実感させられる。かわいいと言われるとそのことを強調されるようで嫌だった。
「大丈夫だよ。今は小さくても将来すごく立派になるから」
(――え?)>>800
落ち込むフェルグスを優しく励ます立香の言葉に頭を殴られたような強い衝撃を受ける。何故立香さんが大人の僕の…ペニスのことを知っているのだろう、と。
(……まさか…大人の僕と立香さんは…そういう関係なのか……?)
そう考えると突然立香が自分に迫ってきたことも、自分自身が立香を拒みきれない理由にも説明がつく。今の自分はカルデアから連れてこられた大人のフェルグスが何らかの干渉を受けて子供の姿になった存在とされている。もしも大人の自分と立香の間に好き合っていて肉体関係があるというのなら…この気持ちはこの体を構成する霊基から生み出されているものなのではないかと思ったのだ。
(でも…それだけなのだろうか。この胸の高鳴りは、欲望は、渇望は…大人の僕のもの…?本当に…?)
今も痛いくらいに膨張している下半身の欲望が、柔らかな体をいつまでも触れていたいという感情が大人の自分の性欲よるものだけとは思えなかった。そして何より―――。
「フェルグス…」
(…きれいだ)
自分の名を呼び求めてくる立香をフェルグスは愛しいと感じた。出会ったばかりだとか、年の差だとかそんなことはどうてもいいことだと思えてしまうくらい本能で彼女を求めていた。
「…ん、…はぁ……ねえ、フェルグス…私、こんなになっちゃった……」
「…っ…」
立香は恍惚とした表情で見せつけるように大きく足を開いてクロッチの部分が濡れて変色した下着をずらす。そしてそのまま露わになった割れ目を自らの指で広げた。そこにはピンク色の秘部の中身と蜜を溢れさせる蜜壺があった。フェルグスが暴かれた秘部を見ているとそれだけで感じているのか入口がヒクヒクと動いている。男にはない女だけの身体的特徴。ここから子が生まれるのだと思うと女体の神秘を感じずにはいられなかった。>>801
「もう我慢できないの…フェルグスをちょうだい…」
「えっあっ、だ、ダメです…!!」
「……私が初めてじゃ嫌………?」
立香が秘部の入口に肉棒を接触させた瞬間、フェルグスは慌てて腰を掴んで止めた。初めて見せるフェルグスの抵抗に立香は泣きそうな顔になる。その顔はさっきまでの大人めいたものではなく年相応のものだった。
「違います。立香さんはその、魅力的な人だと思います。でもそこは…そこに入れてしまったら…」
色事に疎いフェルグスでもこれから立香がしようとしていることの意味は理解している。女の孔に男の性器を入れるということは…
「子が出来てしまいます…!!」
「え…?」
子供が出来てしまうとフェルグスが立香に告げると立香は一瞬、瞳を揺らめかせ潤ませた。その顔を見たフェルグスは傷つけてしまったのかと思い慌てて弁明する。
「あ、違うんです!別にその、立香さんとの子供が嫌とかじゃなくて…っ…僕は未熟者で、自分の事だけで精一杯な今の状況で子が出来てしまったら苦労をさせてしまいます。養うことも出来ないですし…!」
フェルグスの言葉を聞くうちに立香は悲しげな表情から一転して瞳を妖しく煌めかせた。今の話にそんなに喜ぶ要素があっただろうかとフェルグスが不思議に思っていると立香はそそり立った肉棒に向かって腰を落とした。ぬぷりという音を立てながら蜜で濡れた膣孔に自分の肉棒が入っていくのを見ながら締め付けられる快感にフェルグスは声をあげる。>>802
「ああっ…!!……りつ、かさん…っ…ぼくの、はなしきいてました…!?」
「んっ……できちゃえばいいよ…っ…」
「…え?」
「こどもほしい。フェルグスとの、こどもっ…!だからせーし、たくさんちょうだい…っ…!」
「なに、を……あ、…んんっ…!だ、だめっ、…そんな、ふうに…っ……あっ、……あああっ!!」
フェルグスに跨りながら立香は一心不乱に腰を動かしていく。腰の動きに合わせて揺れる胸の膨らみと膣壁での締め付けに情欲が掻き立てられ、気持ちいいと反応してしまう。中に出してはダメだと念じながら性の刺激に耐えているとそれを嘲笑うかのように強く肉棒を締め付けられあっけなく塞き止めていた精が解き放たれた。挿入してからまだそんなに経っていないというのに、立香がイク前だというのに…一人達してしまったのだ。
(あ、ああ……)
自身の堪え性のなさにフェルグスは涙目になる。初めてのセックスがこんなあっさりとした情けないものになってしまうなんて。恥ずかしくてフェルグスは手で顔を覆った。>>803
「…ふふ……出しちゃったね。キスだけじゃなくてフェルグスの初めて奪っちゃった…」
落ち込むフェルグスと対照的に立香は歌うように上機嫌だ。長年の夢が叶ったかのような微笑み。その笑みには仄暗い欲望が見えた。
(どうして立香さんは僕の『初めて』を気にしているのだろう…立香さんは大人の僕ともう…)
セックスしているはずなのに、と考えたところでチクリと胸が痛んだ。小さく、でも確かに痛むそれはだんだんと広がっていく。
「…綺麗な肌。まだ傷無いんだね」
「…大人の僕は傷があるんですか?」
「うん。大きな引っ掻き傷みたいのが三本。顔にもあったな。…うん。全身傷だらけだった」
「そう…なんですか」
何故だろう。立香が大人の自分のことを楽しげに話す度面白くないと思ってしまう。大人の自分の事などよく分からないと言うのに沸々と対抗心が湧いてくる。これが嫉妬というものなのだろうか。自分自身になんておかしいけれど。
「…どうかした?」
「……いえ。………やっ…!」
「わっ…!?…フェルグス…?…んんっ!?」
もどかしい感情を抱えたままフェルグスは立香を抱きしめ、くるりと自分と立香の立ち位置を反転させる。相手を見上げていた形から見下ろす形となりそれだけで違う世界に見えた。完全に不意を突かれたのかきょとんとしている立香にフェルグスは初めて自分からキスをした。>>804
「……はぁっ………リベンジさせてください。このままじゃ悔しいです。立香さんも達してないですし…」
「…っ…いいの…?赤ちゃん出来ちゃうかもしれないよ?」
「僕も未熟とはいえケルトの戦士。腹は括りました。さっきので出来てしまったかもしれませんし…今は貴女を満足させたい」
「…うん。うん…やっぱりフェルグスはフェルグスなんだね…。じゃあ続きしようか」
「はいっ…」
裸のままのせいで既に元気になっている肉棒をゆっくりと立香の中に挿れる。挿入する時の愛液が纏わりつく感触が心地よくて癖になりそうだった。今度はすぐ射精してしまわないようにと慎重に体を動かしていく。するとくちゅくちゅと淫靡な音を立て膣孔から蜜が増えていくのが分かった。掻き回すように肉棒を膣壁に擦りつけると一層気持ち良くて互いの嬌声が強まる。>>805
「んんっ……はっ……ぁん……っ…」
「あっ…!もっと、もっとぉ…っ…わたしをぐちゃぐちゃにして……っ…!」
「…は、い……っ…!」
普段の立香からは考えられない淫らな言葉に応えるようフェルグスは獣のように腰を打ちつける。何度も何度も。互いの果てが来るまで。
(これが、男女の営み……)
流れる汗を乱暴に拭いながらフェルグスは自分の下で乱れる立香を見る。涙を流しながらも自分を求め、抱きしめてくる女性。思い切り抱きしめたら壊れてしまいそうなほど弱々しいのにその瞳には力強い意志があった。
(…ああ。今、僕は生きている……)
男と女が抱き合う行為に大人の自分は何を見出したのか。フェルグスは立香との交わりの中で何か大切なものを掴んだ気がした。
(このまま…ずっとこうしていたい…)
それからフェルグスと立香は時間の許す限り互いに抱き合ったのだった。>>806
(こういう時何を話せばいいんだろう…)
激しい夜を終え二人は同じ布団に寝そべっている。服も着ないままに互いに見つめ合うがこういう時どうしたらいいのか。ピロートークなどしたことのないフェルグスにとって今の時間はむず痒いものであった。この、何も語らぬ沈黙は好きではあったが男として何か気の利いた事でも言った方がよいのではないかと思うのだ。しかし性経験も人生経験も乏しいフェルグスには何を話したらいいのか分からない。比較的話しやすい鍛錬の話など今したところで困らせてしまうだろうし、先ほどまでの情事の感想は気持ちよかったですとしか言えない。大人の自分であったなら甘い言葉の一つも言えたのだろうかと思うとまた胸が痛んだ。
「ごめんね」
「え?」
「突然こんなことしてごめんね。驚いたでしょう」
「…立香さん……」
何も話せないでいると黙っていた立香が口を開く。今にも消えてしまいそうな儚げな声で謝罪の言葉を言われ心臓を握りつぶされたような痛みが走る。そんな言葉を言わせたかったわけではないとフェルグスは立香を抱きしめた。
「驚きましたけど…抵抗しようと思えば出来ました。最後までしたのは僕の意思です」
「でも」
「…僕は立香さんの事をあまり知らない。何故貴女が僕とセックスしようと思ったのか、大人の僕とどんな関係だったのかとか気になることは沢山ありますけど…今はそんなことはどうでもいいんです。僕は立香さんとの行為に後悔なんてしてません」
「フェルグス…」>>807
思ったことをありのまま伝えると立香は更に泣きそうな顔をする。その表情から自分に対して罪悪感を抱えているということが感じ取れた。思えば情事の最中も時折不安そうな顔をしていた気がする。何が彼女を苦しめているのか分からないが少しでも罪悪感が薄れてくれればいいとフェルグスは自分の正直な欲求を告げることにした。
「あの…」
「なあに?」
「……その…また…貴女を抱いてもいいでしょうか…」
「え…」
「あ、今すぐじゃないです。また…二人っきりになれた時に」
流された形でのセックスであったが今夜だけで終わりにはしたくないとフェルグスは思っていた。もっとこの人のことが知りたいと、抱きたいと渇望しながら手を握ると立香は瞳を潤ませて心の底から嬉しいと言わんばかりの笑顔をフェルグスに向ける。
「うん。二人っきりになれた時にまたしよう。このことは…二人だけの秘密ね」
「はい」
互いに見つめ合って、そうすることが自然だと体が動く。情事の時とは違う触れるだけのキスだったが、それだけでもフェルグスには尊いものに思えた。>>808
(僕は…きっと立香さんを…)
初めて芽生えた感情に戸惑いながらフェルグスは瞳を閉じる。そして眠ろうとした時今更ながらに同室の二人の事を思い出した。
(…あ。そういえばアストルフォさん達…どうしてるんだろう)
耳を澄ましてみると外からの賑やかな声はもう聞こえない。既に飲み会は終わっているようだ。だというのに彼らに一度も声を掛けられなかったということは…自分達の声が部屋の外に漏れていて、色々察した二人が空気を読んで他の寝床に向かったのかもしれない。
(……あ、朝会ったら謝らないと…)
締め出す形になってしまった二人にどんな顔をして会えばいいのか、どう説明すればいいのかと疲れて鈍る頭で考えながらフェルグスは眠りにつくのだった。なんか自分とは思えないくらいさくっと書けちゃったんでもう続き投稿しちゃいます
今回の話はぶっちゃけおねショタとしては邪道というか蛇足感ありますがこんなこと考えながら行動してたよ的なの考えるのが好きなんで書きました
100%自分の趣味です
※アガルタのネタバレあり(マッシロイ君の真名とか 重大なネタバレはない…はず)
ぐだ子視点
女向けなのか男向けなのかよく分からない(何でもありな方推奨)
いつくらいの話とか細かい事は決めてません(桃源郷が安全だった頃なのは確か)>>813
フェルグスとの約束を交わした後、立香は眠れずにいた。すうすうと寝息を立てるフェルグスの声を聞きながら自分の下腹部を撫でる。
(赤ちゃん、本当に出来ればいいのに)
精液で満たされた腹部を撫でながら立香は思う。最初に挿入させようとした時、子が出来てしまうとフェルグスは慌てていたがサーヴァントであるフェルグスと人間の立香の間では子供が出来ることはない。直接聞いたわけではないがそのことは本能で分かっていた。だからフェルグスのその言葉を聞いた時胸が締め付けられるように痛かった。
(子ども…もし出来たら可愛いんだろうなぁ)
宿らないであろう命のことを思うとやるせない。バレンタインの時、初めて彼に抱かれたあの日から分かっていたことなのに愛する人の子供を産みたいという願望を捨てきれないのだ。
(フェルグス…)
隣で眠っている小さなフェルグスの体には立香が刻んだ赤い痕が沢山あった。僅かに残った理性で服で隠せる場所に残したけれど隠れたところで刻まれている事実は変わらない。そのあどけない寝顔を見ると自分はこんな幼い子供に手を出してしまったのだと今更ながら実感した。
それでも、それでも――――。>>814
(それでも…彼は私の願望そのものだった)
女を知らない幼いフェルグス。初めて見た時は驚いたけれど少し話せばその優しく実直な性格は、彼の本質は何も変わっていないと確信できた。フェルグスが何故幼くなってるかは不明だが霊基自体に問題が生じている訳ではないようなのでそれからはマスターとして幼い彼と一緒に過ごしてきたが…フェルグスが自慰している姿を見た時、世界が反転した。
気まずいだろうと立ち去ろうとしたその時、私の中の『女』が囁いたのだ。今ならフェルグスの『初めて』の女になれる、と。そう思ってしまった瞬間、もう止まれなかった。恥ずかしそうに股間を押さえる彼に無理やりキスをして、脱がして、犯した。…穢し、奪った。誰かがこれから奪うであろうフェルグスの初めてを…
(……ははっ…)
情事中のフェルグスの初々しい反応を思うと笑みが零れた。きっと今の自分は誰にも見せられないような醜い顔をしているだろう。情事に慣れていない彼は何をしても過敏に反応して可愛らしかった。ダメです、と言いながらも頬と耳を真っ赤にして体を跳ねて。思わず食べてしまいたくなるほど愛らしかった。あの百戦錬磨のフェルグスにもこんな頃があったのだと驚いたものだ。膣で少し締め付けるだけで堪えきれず射精してしまったあの時の悔しさと恥ずかしさが入り混じった顔は立香にとって一生の宝物になるだろう。
(ごめんね…でも私貴女が大好きなの…好きで好きで好きで…どうしようもないくらい愛しているの…)
立香が初めてフェルグスと肉体関係を持ったのはバレンタインの日だった。元々フェルグスを想っていた立香がチョコレートを渡した時、その好意を感じ取ったのかフェルグスは部屋の鍵を渡してきた。その意味が分からないほど子供ではなかった立香は勇気を振り絞って鍵の部屋に行き…二人は結ばれた。その日から立香はフェルグスの恋人となり今も付き合いが続いている。互いに時間がある時は共にいるし夜は溶けるほど貪り合う、極めて良好な関係と言える。…少なくとも立香以外の事情を知っている者達はそう思っているだろう。>>815
『いい月があり、いい風が吹いている。そしてお前が居る。ただそれだけで俺は生きていけるのだ』
いつの日だったか、月が綺麗な夜に彼は酒を飲みながら私を抱き寄せそう言ってくれた。嬉しかった。とても、とても嬉しかった。自分が彼の生きる理由になっている。それだけで生きていてよかったと心の底から歓喜した。
(でもね。私は欲張りだから…それじゃ足りないんだ)
フェルグスは女が好きだ。いい女がいれば抱きたいと言うくらいに好きだ。私と付き合いだしてからは表だって口に出さなくなったが今でもそう思っているはず。私は体力がないしフェルグスと付き合うまでは男を知らなかった。経験不足のただの小娘一人で彼を満足させる事が出来ているとは到底思えなかった。
(でも…私以外とセックスして欲しくない)
カルデアに来て最初の頃に尋ねた彼の聖杯への願いは元カノとの仲を取り持ってもらうこと。今もそう願うのだろうか。元カノというのはメイヴや彼の妻であった森の女神のことなのだろうが…立香はその願いを叶えたくなどなかった。私だけではダメなのか。私以外の女など見てほしくないとバカげたことを思ってしまう。フェルグスが女好きなことは初めから分かっていたのに、分かった上で好きになったのにいざ手に入ったら…欲深になってしまった。私はフェルグスだけでいいのに。フェルグスだけがいいのに。なのにどうしてと心が軋む。勝手に悩んで傷ついて、なんて滑稽なのだろう。いっそこの気持ちを素直に打ち明けられればいいのだろうか。そう思うこともあるがそれは出来ない。>>816
『妬み、嫉み…下らぬ感情よ。そればかりは好ましいとは思えんなぁ』
嫌いなものは何かと聞いた時零した彼の言葉。まさに今の…嫉妬に狂う自分そのものだ。もしこんな醜い感情を抱いていると知られたら彼はどんな反応をするのだろう。笑って許してくれるかもしれない。大丈夫だと頭を撫でてくれるかもしれない。けどもしも。それで嫌だと、煩わしいと思われてしまったら…?
(嫌だ。そんなの、嫌だ…!!)
1%でも彼に嫌われてしまう可能性があるのなら絶対に言えない。言えるものか。私は、藤丸立香はフェルグスに嫌われることだけは耐えられない――!
その事を考えただけで鼓動が早まり嫌な汗が流れる。息が乱れて過呼吸を起こしそうになるのを堪えて幼い彼を抱きしめた。子供であるフェルグスの体は温かくて落ち着く。筋肉が付き始めながらも柔らかさの残る肢体は立香にとって極上の抱き枕だった。
(もう寝ないと。朝になったらやるべきことが沢山あるんだから…)
窓から外を見るとまだ星が見えるがあと数時間経てば朝になってしまう。夜が明けたらマスターとしてみんなと戦わなくてはならない。そう思いながらも立香は傍らの、愛おしい想い人の面影を残す少年の頬を撫でる。フェルグスの頬は滑らかで傷一つなく美しい。>>817
(三千世界の鴉を殺し、主と朝寝がしてみたい、か…)
初めてその都々逸を聞いたときは物騒だなとか鴉がかわいそうだと思ったものだか今は違う。
鴉を殺 せ ば夜が明けないと言うのなら、この愛おしい時間が永遠になると言うのなら何匹でも殺 し てやるのに。もしも永遠になったら…どちらのフェルグスでもいい、彼の腕の中で眠るのだ。ペニスとヴァギナが擦れ合って、溶け合って、命が終わるまで、愛し合うのだ…!!
(…そんなの無理に決まってるのにね)
でもそれは世界が、そしてカルデアのマスターとしての自分が許してくれない。女としての自分はあまりに自分本位で、醜い獣。封じ込めなければ。決して『私』は表に出てはいけない。そう思っているのに最近は上手くいかない。蓋をしても隙間が空いていて少しずつ、少しずつ漏れ出してきている。
そして今夜…蓋すらもひび割れてしまった。
(ごめんね。本当にごめんね…。………ああでも……次は…何をしよう…?)
巻き込んでしまった幼い彼に謝罪をしながらも『次』のことに想いを馳せる。まだまだ教えたいこともしたいことも沢山ある。ひどい矛盾だ。悪いと思っていながら汚し続けたいなんて。だから彼の方から誘ってくれた時は涙が出るくらい嬉しかった。何故誘ってくれたのかは分からないけれど嫌われていないのならそれでいい。
抑えられない自分の衝動に嗤いながら立香は目を閉じる。朝を告げる鴉の鳴き声が聞こえなければいいと思いながら―――――。
おわり>>811
感想ありがとうございます!アガルタは色々すごいお話でしたね
えっと…なんかすみません
そちらの想定していたより激しいぐだ子だったと思います…白ワンピースはいいぞ
明日には水着復刻ということで白ワンピのゲーティアちゃんだよ(関連性がない) おっぱい控えめの人王バージョンです エロなし、夕日の逆光で身体のラインが透けてる程度です
ttp://imgur.com/a/balB3
薄い白ワンピを褐色の人が来たら肌の色がすけたりするのかなぁ……そういうのもいいなぁ……>>823
重大な事を書き忘れていました
白布越しにボディラインが透けてるのがいい…けっこうお尻大きくて安産体型に見える……そして脇からチラ見えするブラ紐がいい……じりじりと照りつける太陽。照らされて熱した砂浜。生温かな風が吹く先で、海はどこまで青く広がっている。
常夏の気配漂うここは、特異点の孤島。
「うわ、あっつー……」
ブリリアントサマーを穿いた藤丸立香が、うだる熱気に早くもだらけた声を忍ばせる。発見された特異点の調査と慰安も兼ねて、立香と数名の英霊を連れてレイシフトしたのだ。
男性陣は既に釣りや狩りなどそれぞれレジャーに繰り出していた。女性陣はいまだ即席の拠点で着替え中。
「待たせたな、マスター」
スカサハの声が浜辺に響き渡った。
「おおぅ。……ああ、やっぱり君の水着姿は惚れ惚れするね!」
頭には花の飾り、パレオを付けたビキニ姿のスカサハが褒められて屈託なく笑う。
夜色の長い黒髪、紅玉のような瞳とうす蒼い翳を落す睫毛、この世の空気を他と等しく呼吸しているとも見えぬ蝋細工のような鼻、柔らかな花弁を二枚重ねたような唇、象牙色の光沢を仄かに照り返す頸、そして水着をフンワリと盛りあがらせている二つの玉椀を伏せたような乳房、なよなよとくびれたまるい胴からむっちりと張った腰。―――
ケルト・アルスター伝説の戦士にして女王。異境魔境の主。影の国の女王。槍術とルーン魔術において神域に至る技量の所有者たる魂の白炎が、その清麗妖艶を極める女体から立ち上っているようだ。
「ほら、お前も、こちらに早う来い!」
「ん?」
スカサハが手招きする方向へと目を向ければ。
黒ビキニを身に纏わせ、普段は金髪をきっちりと結わえているのが、うなじ辺りでまとめている美女が恥ずかしそうに眉をたわめてパラソルのほうへと歩いてくるところだった。
「おお、アルトリア……か、可愛い……」>>825
見ないでと物語るようにキッと鋭く向けられた視線と、相反して見てくれと言わんばかりに興をそそる赤らんだ頬やうなじ。さらには肩先から胸元に至るまでの絶妙なカーブ。
スカサハと同じく藤丸立香の恋人であるランサーのアルトリア・ペンドラゴン・オルタだ。
見ているうちに全身の血がざわめいて来るのを禁じ得ないような美女である。そのくせ、見ているうちに、すうと日の光が闇へ消え薄れてゆきそうな妖しさがある。
氷を彫ったような美貌で彫りの深い端正な顔は優婉な気品に満ちている。ひときわ色白で、眼にも唇にもしたたるようななまめかしい色気がある。玲瓏月輪のごとく、彼女の前では風も水も花も、光と香気を失うことだろう。
髪は色褪せた金色で、古代の名工の手になる彫刻を思わせる端麗な鼻梁、眼は星のような黄金だった。
「ああ、やっぱり君には黒がよく似合うな」
恋人の視線を逃れようとクロスした両手で覆われた胸元は、結果的に乳肉を寄せて上げる格好となっていて、ただでさえ豊かな谷間を、くっきりと浮かばせていた。雪花石膏の彫刻のような、神々しいまでの胸だった。
さらにはもじもじとこれまた恥ずかしそうな足取りも、いつものアルトリアと違う女らしさを色濃く見せていて、官能は立香の脳天を蕩かす。
これが軍神(マルス)の魂と知神(ミネルバ)の頭脳を併有する偉大な騎士王とは、普段の彼女を知らぬ者ならばそうと思わないだろう。
「り、立香。あまりじっくりと見ないでください。は、恥ずかしい……」
とりあえず頷いて同意を示しておく。
(だけど、やっぱり綺麗だなぁ……アルトリア。磁器人形(ビスクドール)、いやもっと凛々しいか)
常日頃同様の凛々しさを帯びながら、剥き出した白い柔肌は黒ビキニとの間でくっきりと陰影を形作り、豊かに盛り上がる胸と腰つきはありありとアルトリアの中の「女」を感じさせる。男なら誰でも注目したくなる。それほどまでに匂い立つ女性らしさを、今日の恋人は備えていた。
(特異点で正解だったな。他の男に、こんな魅力的なスカサハとアルトリアを見せるなんて、考えたくもないな)
そろりと目線を上げて見つめた恋人の水着は、陽光を浴びていっそう恋人の雪白の肌を際立たせている。>>826
スカサハが立香とアルトリアを見比べてから、提案する。
「ふうむ、ここのところ私ばかり立香を独り占めしたことだし、午前中はお前に貸し出すとしよう」
「……ほう、貸し出す、ですか。普通、恋人は簡単に貸し借りするものではないんですけどね」
「利子をつけないだけありがたく思え。それに……」
悪戯っぽく微笑むスカサハは、立香の肩を掴み、キスをする。あっと、アルトリアは叫ぶ。彼女の嫉視反感の厳しい視線を立香は至近距離から浴びる。
「んむぎゅっ!?」
キスをしてスカサハは立香を離す。夕日のように赤い瞳が熱く潤んでいる。
「常々、私のものだと周知徹底せねばなるまい」
「いいえ、私のものでもあります」
聞くだけならば剣呑な会話だが、二人とも表情はどことなく楽しそうだ。
「じゃあ、スカサハ。午前中はアルトリアと遊ぶけど、君はどうするんだ?」
一緒でもいいぞ、とは言わなかったのは隣のアルトリアが二人きりで過ごすことを望んでいるのがわかっていたからだ。
「そうさな。私は今晩の夕食のために狩りでもするとしよう。アルトリアも、せっかく海に来たのだから楽しまなければ損だぞ」
夏や海は存分に楽しめ、それがスカサハの基本姿勢だ。立香が恋人を見送り、隣を見るともう一人の恋人は、相変わらず俯いて自分の手で両肩を抱き締め、表情に恥じらいと、戸惑いを色濃く覗かしていた。
「あ、あまり見ないでくれと……その、立香?」
「いや無理だろ。見ちゃうよなぁコレは」
約束したばっかりではあるけど、やはり無理だ。ごめんと心の中で恋人に謝ってから、再度じっくりと熱のこもった視線をアルトリアの肌に奔らせる。
「さっきの勇ましさとはえらい違いだよね」>>827
先刻、特異点に到着したときに群がってきたオオヤドカリやモリヒトデの大群を『最果てに輝ける槍』で殲滅したのだ。
白い、量感にあふれた光の塊が、有象無象の群に襲いかかってゆくのを立香たちは見た。それは衝撃的な光景だった。聖槍からの閃光の直撃を受けた百余匹は、瞬時に消滅した。あまりの高熱、高濃度エネルギーが、爆発を生じさせるいとまさえあたえなかったのだ。
有機物も無機物も蒸発したあとに、大量の死と破壊を産みだして完全にちかい虚無が残った。
「だ、だからそんなにじっくりっ……ふ、ぅぁぁぁ」
「いやいや、海だぞ? スカサハのようにもっとサマーっぷり発揮しないと」
「ひ……!? あ……っ、こら立香。そ、こっ……くすぐるなっ、や、あぁんっ……!」
不意をつかれて妙に甘い声を漏らしたアルトリア。腋をくすぐられてむずがる恋人の姿は、なんだか妙に煽情的だ。
「くすぐったがるにしてはちょっと声がエッチすぎじゃないかなぁ?」
「い、いじわる、ぅっ……あなたの手がや、優しく動くからぁぁっ……それに私の身体をこんなっ、敏感にしたのは、だ、誰だと思っ、ふ、あぁ~……っ」
アルトリアは小走りで海へ向かい、肩まで浸かった。どうやら恥ずかしさから海へと逃げ込んだようだ。
「ふぅ……」
安堵の溜め息をつく彼女を追って、少年も海へと足を踏み入れる。
「ああ、いい心地だな」
水温は冷たすぎず、ぬるすぎず。心地よいものだ。ほうっと青空に向けて溜め息をついて、心底からリラックスしているらしいアルトリアの傍に近づいて、立香は恋人の肩をそっと抱く。抵抗も、驚きもなく、彼女はなすがまま腕の中へと収まってくれた。
「まったく……あなたのその悪意のない顔に、いつもいつも騙される」
先程の悪戯のことだろう。言いながらまんざらでもない彼女の口元は、かすかに笑っているようにも見える。
(結構いい雰囲気だな)>>828
恋人は水着姿をじっくり見られる心配がなくなった安堵感から、すっかり無防備状態。
状況の好転を肌で感じ取った少年の行動は素早かった。
「アルトリア……」
砂浜に背を向けた彼女に後ろから覆い被さるように、強く抱く。抱き寄せた恋人の背中側から、振り向かせた小振りな唇へと己のそれを近づける。
アルトリアの瞳も、トロンとしていて、すでに心と身体の準備は万全な様子。割合ゆったりめの海パンに押し込められていた立香の股間の物が勇壮に屹立する。腰を引いてどうにか恋人の背中に勃起が押し当たるのを防いだので、気づかれてはいない―――はずだ。
「あ、その……耳の裏に息がかかって、ふ、あ……熱いっ……」
荒い息までは隠しようがなく、股間の膨らみを気づかれはしまいか内心ドキドキしつつ、あごをなでて振り向かせた彼女のしっとりと艶やかな表情に、また別の意味でドキドキ胸弾ませた。ついと上向く恋人の鼻先から吐息が漏れて、くすぐったさに身も心も打ち震える。
(あぁ、目をつぶって待つアルトリアも可愛いな……)
すでに何度も重ね合った唇同士。そして今見ているのは、少年がもっとも愛しく思う表情の一つだ。待ちわびて、気持ちツンと尖る唇、ほんのり頬染めたその表情に誘われるがまま、少年の唇が接近する。
昂奮が独り歩きし、高鳴る鼓動が周囲の波打つ音を打ち消した。
「ふぅ、ぅ……んっ……」
待ちわびたようにツンと突き出た小振りな唇と、徐々に乱れ始めたアルトリアの鼻息とに誘われるように顔を近づけてゆく。
「り、つかぁ、んっ……ちぅ、うぢゅぅ……」
立香は快美妖艶の肉体を抱き締め、ついばむように繰り返し唇を食んだ。
「んむぅっ、んーっ……ん、ふぁ……ん……」
おもむろに、空いた手で彼女の水着から外して乳房を露わにしてみせ、そして間髪いれず吸いついた。
「ぢゅ……ぷぁ。美味しい」
「う、ぅぅ……またあなたはそういうっ……。か、硬いのが私の太ももにすりつけられているのっ、気づいてないとでもっ……はくぅっ、あっ、そ、こはっあぁぁ~っ」
抱き合いお互いの温みに溺れるように、二人はどちらともなく淫楽の沼に沈んでいく。>>829
場所を移し、ベースからも離れた浜辺である。そこに、白い靄みたいにからまりあっていた一塊がある。それは若い男女であった。そのくねる四肢、痙攣する胴、波打つ腰、赤い唇をひらいて喘ぐ女はアルトリア。そして彼女をあやなす男は藤丸立香。
「ふ、ぅっ……あっ、あぁあぁ―――……」
甘い嘶きが響く浜辺に、熱が飛び散っていく。同時にずぶずぶと、熱くぬかるんだ膣肉を掻き分け、肉棒は愛しい人の内部へと突き入っていった。
浜辺に仰向けに寝そべる立香と、後ろ手に両手をついて上に跨ったアルトリア。互いの蕩けた視線が交錯し、阿吽の呼吸で示し合わせたように腰が蠢き始める。
「く、ふっ……んんっ……硬いのが、こ、擦れるぅぅ……」
「だい……じょうぶ? 辛いならいったん息を整えて……」
ブリリアントサマーを脱いで下半身だけ裸の立香が、胸を露わにして、ゆるゆると腰を落とすアルトリアに気遣いの声をかける。自身もヌルつく膣肉に呑まれていく肉幹からひっきりなしに伝わる甘い痺れに溺れる。
「……っ、ふ、ぅぅっ……。だい、じょうぶ……。少し……嬉しくて驚いてしまった、っぁ、だけ……」
普段の凛々しさとは違う、つながるこの時ばかりはいつも涙声の彼女は予想通りの反応を―――潤んだ瞳とはにかみ、そして強がりをこぼす唇を、立香ただ一人に向け、捧げてくれた。
その笑顔の、この世のものとは思われぬ艶めかしさに、立香はわけもわからず胴震いした。
結合部から腰の芯へ、そして折り返し、結合部の奥底にある子宮口へ。緩やかに往復し伝導する甘美な衝動に煽られるがまま。速まりゆく鼓動とともに、少年の意識もまた愛しい人の姿に見惚れていく。
岩塩を素材として彫刻されたような安産型の尻肉を、肉感的なフォルムに際立たせる黒ビキニ。その脇から堂々と突き入る己の肉棒。そして視線を上げるとすぐに飛び込んでくる、白磁のような胸。
立香のそれは常人よりも巨大というわけではない、男根に生まれつき輪型の数条の肉箍を持つなど特質的なものがあるわけではない。小振りか人並み程度でしかない。だが、実に緊張度が違うのである。全然持続力が異なるのである。例え人並み外れて大きくとも大鈍刀を振るうよりも、鋭利強靭な小太刀のほうが交合した女へより深く快美を与えるのだ。>>830
まるで魚が水を得たように、アルトリアは悩乱した。その肉体は真っ白い波濤のようにうねり、立香を溺れさせる。
「あ、ぁあ……っ」
こそばゆさに喘ぎ、アルトリアの甘い声に同調した膣内で、ジュワリと甘ったるい蜜液が溢れ出し。つられた肉棒が悦びの鼓動を響かせながらぬかるみの中を飛び跳ねた。
「ばっ……ぁぅぅ。あまり……じろじろと見ないで……くれ……ぇっ」
挿入時に水着が腋にずれたことで、結合部の正面―――彼女の股間部分の唇は見事に布地からはみ出、ついでに金色の茂みの大半も露わとなってしまっていた。
「アルトリアのが……俺のを咥え込んでるとこ。全部……よく見えるよ……」
「だ、だから言うなとっ……~~~っ!」
ささやきに応じて、キュ、キュッと不規則な締めつけが結合部に加わり、おかげで耐える少年の言葉は見る間に遠慮をなくしてゆく。
言葉に出すのを躊躇する代わりに、身体はとことん貪欲な反応を示してくれていた。立香と結ばれてからというもの、アルトリアは快美の味をたっぷりと味わっていた。立香は、アルトリアを腰で打撃し、手でひきずりまわし、足で蹂躙した。アルトリアの窈窕さはどこへやら、まるで獣のように恥知らずに、しかも恍惚としてのたうちまわったのだ。
その二面性が愛らしく、もう一歩、さらに一歩。さらに奥へと踏み入ってみたくなる。
「じゃあ……ゆっくり。アルトリアのペースでいいから。ね?」
昂る気持ちに応じてつながり合う身体もまた火照り、呼応するように悶え、震えていた。
「あ、あぁ……ンッ」
ありがとう。そういう代わりにさえずりながら頷いたアルトリアの腰が、いつもの要領で小さく揺らめき、そして。
「くぅっ……あ、ぁ……ぁ――――……!!」
つながる肉棒越しに立香の腰を震わせるほど、甘く切ない嬌声が小振りの唇から紡ぎ出てゆく。
「ぅあ……っ、いい、よっ……アルトリアっ……すごく、やらしいっ」
こぼした言葉の意味は蔑みではなく。愛しい人がすべてをさらけ出してくれる、そのことに対する喜びと、殻をまとわぬ恋人の美しさを讃えるためのものだった。
「はぅ、っぁ! あ、あなたの、モノだってぇぇぇっ」>>831
擦れあう肉と肉を馴染ませるがごとく、たっぷりの尻肉が持ち上がり。緩やかに引き抜かれた肉幹は、テラテラとどちらが漏らしたとも知れぬ大量の蜜で濡れ光っていた。
「底なしに猛って……あ、あぁっ! 私の中を、ギチギチとっ……う、埋め尽くしているでは、ないかぁぁ……」
「は、ははっ。じゃあ、似た者同士ってことで……っ」
自然と絡めた視線の先で、どちらかともなく微笑みあう。絡めた視線と吐息が、近づき同時に膣口が、突き入った状態の亀頭を小刻みに締め上げた。
「はぁっ、ぅぅぁぁっ!」
攻められた立香は溶け出しそうな尻に力を込め、迫り上がる射精の欲求を押し戻す。
「くふ……ンァアァァッ……! か、硬、ぁい……!」
攻めた側のアルトリアもまた、まとめた金髪が乱れるほど首を振って、身を小刻みに震わせ甘美に溺れていった。
立香は処女雪をかためたような大きな乳房を、愛情を込めて支える手つきで、ゆっくりと浮き上がったアルトリアの尻肉を追いかける形で、下からも腰を突き上げてゆく。
「ン……ぁ! っく、ふ……ぅ、い、いきなり、ぃぃっ……! や、ふぁ、あぁぁっ、り、りつかぁっ……!」
拗ねた口調とは裏腹に、膣肉は染み出された蜜液を潤滑油にいっそうとろみを増して、抽送を受け入れてくれていた。キュッキュッとリズミカルに締めつけてくるその様が嬉しくもあり、もどかしくもあり。まるでもっと突いてくれとせがまれているようで―――。
「おあっ……!?」
「ひあぁぁぁぁっ!」
再度突こうと構えていたところにアルトリアの尻肉がのしかかってきて、機先を制された立香と、制したはずのアルトリアの唇が同時に歓喜の声を吐きこぼした。
尻を落としてすぐさま。くねるように腹の上で腰を振るアルトリアの淫態に、瞬きすら忘れて見惚れてしまう。
水着の脇からはみ出した陰唇が、貪欲に牡肉を咥え込み、奥へ奥へといざないゆく。その様が透けて見えるようだった。
染み出した蜜汁がまるでよだれのようにも思えて、ただでさえ幾重にも折り連なる肉ヒダにくすぐられ痺れるような甘い衝動に侵されている腰が、より深い感激に浸される。
「アルトリアの……めくれて、俺のを引きずり込んでく……っ! 全部、見えてるよっ……アルトリアもっ、やらしい……アルトリアの全部っ」>>832
恥を身にまとわせるたびに昂奮で肌を薄紅に染め、淫らに、他の誰にも見せない様々な顔を見せてくれた。そう、知っているからこそ、あえて立香はアルトリアを煽り、彼女の殻剥ぎ取ることに終始する。
「ひぁぁっ、中で大きく、なっ、てぇ……ふっ、ああぁぁぁ……っ!」
汁まみれになって膨張し続けた肉幹に内部から圧迫されて、アルトリアが鳴く。
「アルトリアが締めつけてくるからっ……」
牛歩のごとき速度で幹内部を駆け上がる甘苦しい疼きに襲われながら、立香はなおもアルトリアを煽り立てた。
「くふぅぅぅ……ンッ! りっ、つ、かぁぁっ……!」
馴染んだ肉と肉、性器同士でキスするように、剛直の先端をぬかるんだ子宮の入口へと擦りつけ続ける。
恋人はのけぞり仰いでいる。そのラインが見られないのが残念だったけれど、見つめある彼女の金色の瞳は涙を溜め、まるで輝く宝石。牡の胸と股間の鼓動を速まらせるのに十二分な破壊力だった。
思いは募り、高まり続けていた。昂る思いをぶつけるあえる喜びに身を浸しながら、絡んでくる肉ヒダを引き剥がして、悦び悶える牡肉は鼓動をアルトリアの膣内粘膜に刻んでゆく。
「あぁ、っ……あなたの……が熱く脈打っているのっ、っひぁ、か、感じるぅぅっ」
彼女が熱い思いを口にするその都度。思いの強さを反映したかのような熱烈さで、膣ヒダ
それでなおいっそう、牡肉の歓喜の鼓動は勢いを増し、腰の根元に蕩けるほど強烈なしびれを残していくのだ。
「っう、は、ぁぁっ……立香の視線が、肌にっ。おなかに絡みつくよう、でっ、ぇぇっ」
振動で揺れ立香の胸板と擦れるたび。硬く尖った薄桃色の突起がヒクヒク、乳房の頂点で喘ぐように震えていた。
立香は堪えきれない衝動に従い起き上がって向かい合う。その次の瞬間にはもう、起き上がった顔の正面にある桜色の突起へと舌を這わせ、乳首を搾るように巻きついていた。>>833
「はぷっ、ちゅぅぅ……っ!」
「ひゃ、あふぁ……っ、さ、きっぽ……の、伸びちゃうぅぅぅっ!」
被せた唇でついばみながら、舌先でくるんだアルトリアの右乳首を扱き立てる。始めは緩やかに、徐々に焦らす素振りを交え、だんだんと扱き立てる舌先の動きを複雑にして。
「ちゅ、ぢゅづぅっ……んっ! んちゅぷ……っ! ろぉ、ひもひひい……?」
どう? 気持ちいい―――?
聞かなくてもわかりきっている答えを求め、あえて上目遣いの視線をやり、恥じらう彼女に問いかける。
「っひ! り、立香はずる、いぃぃっ! 私がそんな風に聞かれたらどうなるか知って、っふ! 知ってる……っ、くせにぃぃっ」
抗議の声に艶をたっぷり混じらせた彼女の腰は、前後左右へとくねる動きを止めようとしない。その表情を見ただけで昂奮した肉の楔が、膣内で歓喜の鼓動を伝えているというのに―――。結合部からは大量の蜜が泡立って漏れ、グチグチと淫猥な音色を広い浜辺に轟かせてしまっていた。
「そんなっ、つ、強く吸っても出ない、っ、からぁぁっ……!」
頬膨らませながら、腰をフリフリ。淫音が一際高く結合部で響き、また肉幹が大きく震える。
腰の根元に堆積する熱と甘美な衝動とを振り払い、限界の時を長引かせるため。舌先に愛情をたっぷりと乗せて、ますます乳愛撫に没頭してゆく。
アルトリアをさらに快楽で蕩かせてあげたい。そんな思いから、優しく舌先を絡めて唾液を塗り込め、乳頭部分を搾るように愛撫する。
彼女の腰はいやらしくくねり続け、咥え込んだ牡肉をいっときも離さぬまま。目をうっとりと細める。
ジワジワと這いずるような速度で腰の根元から迫り出してくる心地良い痺れに身を任せ、声を上ずらせて問いかける。
「ふぁ! あっ、あふぅぅぅっ! やっ、あはぁぁぅぅぅ~……!」
たっぷりと染み出た蜜液が結合部から溢れ出すや否や、じゅぷじゅぷと上下する彼女の尻と股間の肉の摩擦によりシェイクされて、泡立ちながら滴り落ちていく。水着は濡れ透けて、うっすら浮かんだ金糸が妙に艶めかしい。はみ出た金色の茂みがしっとり濡れて貼りつく様も、牡の本能を否応なく煽り立ててくれた。>>834
「っっ……! アルトリアの中、うねうねってして絡んでくるの、よくわかるっ、よ……!」
深く、激しく前後に突き入れて、摩擦による快感にじっくりと慣らして、アルトリアの媚肉の反応は過剰すぎるほどに敏感だった。
「く、ぅんぅぁぁっ……! り、立香のたって中でドクドクっ、ふぁ……いやらしく、た、猛っているぅっ……」
過敏になった膣肉で彼女が牡肉の膨張や鼓動を感じ取ってくれているのと同様、あるいはそれ以上に牡肉も、うねりながら絡みつくヒダ肉の貪欲さや、止め処なく染み出る蜜液を塗り込めようと蠕動する膣洞全体の歓待を感じ取っている。
喘ぎに息を乱し、唇を噛んで微笑と快感とを閉じ込めながら、アルトリアは目が合うなりボッと、顔中といわずうなじのあたりまで羞恥の色に染める。
喉を震わせ鳴きながら、後方に倒れそうになったアルトリアの腰を抱き留め、そのたわわに実る右胸に再度口を寄せた。
「ぁむっ……ちゅ、ぅちゅぅぅぅっ」
対面座位の体勢を整えていて、今度は左胸へ。
「っひゃぁぅ! そ、そんな交互にっ、やっ、あぁはッァァァ……!」
両の乳首をたっぷりと唾液で浸して、こねくるようになめ転がす。とっくに限界まで膨れ上がった突起を時には唇で挟み、時には浅く歯を立て。
「ふぁっ! んっ、んんぅぅぅっ! な、中でまたヒクンッと跳ねたぁぁぁっ……!」
与える刺激に応じて艶を増すその様に昂揚し、遠慮のない鼓動を轟かせ、ぬかるんだ膣肉めがけ濃密なカウパーを吐き散らかしていった。>>835
重たい両の乳房を下から持ち上げ、玉の汗が浮かぶ肌のきめを味わうみたいにやんわり揉み立て。破裂しそうなほど膨張した牡肉の歓喜の鼓動を実感する。
「くぅっ……やはっ、あぁあぁっ……わ、わたっ、しっ、腰っ、止まらなっ、んふっんんあぁぁぁっ……!」
実る二つの乳丘を縦に揺さぶって、金糸に覆われた股間がくねるたび。卑しい音色はますます勢いを増してゆく。汁濡れた水着は真下の牡肉根元とぶつかるその都度、より浅ましい水音を張り上げた。
「は、ぁぁあう……っ、んぅぅうぅぅ……! はふ、っ、あ……っ、やらしい音がしてるのぉっ、聞かなっ……で、ぇぇっ……」
牡肉根元の黒々とした茂み―――滴る蜜で濡れ固まったその束がくすぐったいのか、それとも溜まりに溜まった昂奮がとうとう爆発したためか。目に見えてくねりの幅を広げたアルトリアの腰が、尻肉がたわむほど強く立香の股間へとすりつき始める。
「んちゅ、ぅっ……アルトリアっ……」
立香はアルトリアの左乳房から腋をたどり背中側に回った右手中指が尻の谷間へ滑り落とす。
「んひぁあぁぁぁぁ!?」
そのまま、谷間奥のくぼみに浅くはまった。
「うぁ……ぐぅぅっ!」
指先を締めるつけるツルンとした肛穴粘膜のぬめりは、ともすれば肉棒に感じる膣門以上にねっとりと火照り狂い。
同時にきつく締め上がった膣内粘膜に潰されて、狭間の肉幹が嬉しくも切ない悲鳴を張り上げる。
「あぐっ……っふあああああ……っ! っひ、ぃぅ……不意打ちっ、っひ、あ、あぁ、うぅ……ずる、いぃぃ……っ!」
悪戯を咎めるみたいに、肛穴はまった指先と、膣門を埋める肉棒とがきつく、強く締め上げられていた。その都度肉の悦びが―――肌を火照らせ、汗ばむことすら心地よく感じさせる快感の塊が全身を巡り、腰の芯から溶けてしまいそうな錯覚で脳天までが塗り潰されてしまう。>>836
「ごめん……っ」
溢れる悦びに喘ぎ喘ぎ、乱れる吐息もそのままに、まずは謝罪の言葉を舌に乗せ。
「でも……すごく、嬉しそうな顔、してるよっ……?」
次いで矢継ぎ早に、ただ咎めるだけでなく貪欲に快楽を貪ろうとヒダを蠕動させ、胴が痙攣して、腰が波打つ。腰のくねりが増し続ける、そんな彼女の魅力たっぷりの痴態を、余すところなく指摘した。
「おなかも胸も、すごく揺れて……とってもエッチで、それに涙の溜まった目が、めちゃくちゃっ……きれいで……!」
「う、嘘だっ、あぁぁぁっ」
あけすけな説明に、抗いの言葉を漏らしながら。
浮いてはまた沈み。互いの性器を伝う蜜液を掻き混ぜるように、アルトリアは腰で螺旋をえがきはじめた。それは艶めかしいとも何とも、形容を絶する動きであった。
「はふっ……! くっ、んふぅっ、や、あぁはっ……擦れて、いるぅ……!」
「アルトリアがきつく締めるからっ……っううむぅ」
蕩けきった涙声を奏でてくれる、愛しい人への思慕の念がそのまま股間に流入し、とっくに限界だと思っていた肉幹がさらにひと回り。大きく、重たい鼓動を打ち鳴らし膨れ上がった。
「っっ……~~~っ!」
とんっ―――。声にならない嬌声をやっとの思いで噛み殺したのか。唇を噛んだ彼女の右手に唐突に押され、抱き締めていた立香の身体が再度砂浜に倒れ込む。
「アル……」
「っは、ぁは、ぁぅ……んぅ……~~~!」
うなじ辺りでまとめた髪が背に貼りつくほどの汗をうなじから滴らせ、再び騎乗位でのけ反ったアルトリア。その、張りつめた両腕の先を、彼女自身の手が、指先が食い込むほどに握り締めている。
「うぁ、ぁぁ……胸、っ……が、切ないぃっ、っふぁ、あぁぁふぅぅぅ……!」
「おぉ……!?」
熱のこもった吐息をゆるゆると漏らしつつも、腰の動きを止めないアルトリア。肉棒を食い締める膣肉の締まりがさらに強まり、染み出す蜜のぬかるみもねっとりと絡みついてきて。>>837
むずがっていたところを、深く突いて揺り起こし。結合部から漏れる淫音が、鼻を突く甘酸っぱいにおいとともに、真夏の日差しが差し込み空気を暖めてゆく。滴る汗が止まらない。互いの身体が滑るくらいなのに、少しの心地悪さも感じなかった。
「あぁっ……もっと、ずっと触れていたいよっ」
水着越しに、ヒクリ。肉棒を咥えたままの膣口が嬉しげにうねり、また濃密な愛液を漏らす。
「そ、んな風に言われたわぁっ……どんどん、どんどんはしたなくなっ、てぇえっ。身体が勝手にっ……ギュウギュウ締めつけてっ、しまうぅぅぅっ……!」
真上から緩やかに数字の8の字を描きながら、たっぷりとした尻肉が落ちてくる。ヌルヌルと蠢く膣肉の招きに応じて呑まれてゆく肉幹に、染み出す蜜液のヌルつきと突き抜けるような甘美な衝動とが交互に絡みついて―――頭の中が白んでゆく。噛み締めた歯の隙間から火照り狂った吐息が漏れ、抑制が利かなくなる。
「アル、トリアっ……俺、もぉっ……」
「あ、ぁぁ、わたし、もぉっ……!」
潤んだ視線同士が交錯した瞬間。肉棒が溜めに溜めた欲熱を吐き出しながらブグリと膨れ、収縮の間隔をいっそう速めたアルトリアの膣粘膜が漏らした蜜ごとぴっちり牡肉に貼りついた。
同時に、昇りつめてゆける―――そんな幸せな確信に、胸躍らせて。
「うぁ、あぁぁっ!? か、掻き混ぜてっ、ひぁ、あくぅぅぅ~!」
愛しい人の尻穴にもう一度。右手中指を差し入れ、きるく引き攣れた入口部分をほじくり回す。
「こんなのっ、はひっ、ずるいと言った、ぁっ、言ったのにぃぃぃっ!」
わざと手を休めておいてから不意を突きたその攻撃に、なすすべなく排泄穴はほぐされていった。無抵抗の、ただでさえ狭い腸内は膣門に負じと収縮を繰り返し、指と粘膜とのわずかな隙間を、若干粘り気強めの腸液が埋めていく。
「ごめん。でも……もう少しだから……っ」
「ぁひ! いっ、ぁ……グリグリっ、ほじるのだめっ……あぁ―――ッ!」
やっぱり素直じゃない―――。またしても拒絶の言葉と裏腹に、歓喜の蜜を漏らした膣肉がうねり、たっぷりの尻肉のくねりがより大胆さを増していく。
「っは、はぁ……っ、ほんっと、アルトリアはお尻……っ、好きだよね……!」
言いながら、ツン―――。深く、大きなストロークで膣口を抉る。>>838
するとすぐさま過敏に反応を示してくれて、膣口を擦っていた亀頭へと、粘膜が吸いつきキスをする。
さらに薄壁一枚を隔てた向こうで中指を蠢かせ蕩けた腸肉を浅く掻く。そのたびに粘膜の吸いつきも強く、より断続的になって、牡肉を快楽の大海に沈めようと蠢き続けた。
「ちが、ぁっ、ぁはぁ、ぁぁあンッ! あなた、がぁっ……わた、しをぉ……はしたなく変えてしまったのは、あなたではないかぁっ……」
喘ぎ喘ぎの反論に遅れて、掻き混ぜられた腸肉が指にも粘りついてくる。
「ひゃぁ……かはっ、ぁふっ、あ――――……入って、後ろにも入って、くるぅぅ……!」
恋人として過ごした日々の中で開発した腸内は、易々と指を根元まで咥え込んでいった。
刺激に引き攣れた直腸に同調して、膣内もひっきりなしに痙攣し、牡幹を愛撫するようだったヒダの動きが、絶頂を目指してのより貪欲なうねりへと変貌していく。
「ふぁ、あっ、あぁ……! も、だっ、ぁ――――ッ!」
ギチギチと、限界を訴えた膣肉が引き攣れる。ひと際重たい楔を膣壁に打ちつける。
まだ、もう少し。肌と肌を合わせともに高まりゆく至福の時を味わいたい。その一念で溜め続けた肉悦の塊が、青筋に浮かんだ幹を震わせて腰の芯から迫り上がってくる。
「俺……もっ……一緒にっ!」
歓喜の脈動に合わせ、亀頭が破けるかと思うほどの勢いで白濁の生命が迸る。
「ひぐっ! んっ! あひ……くぅふあああぁぁぁぁ~~!」
ぶるりと彼女の肢体が震えた直後。絶頂の余波に幾度となく腰を跳ねさせ、こらえの利かなくなった下半身をよじらせ、噴き上がった白濁を余さず受け止めた。
「ふ、ふぁ、あぁっ……! あつぅっ、いぃぃっ……!」
余韻を味わい。乱れた吐息を整えながら、ふっと表情を和らげたアルトリアが微笑んだ。心地よさげに甘い息を吐いた。そんなパートナーの幸せそうな様子に、満ち足りた思いが広がっていく。>>840
↑の方がおっしゃっている事に全面的に同意いたします
語彙と表現の絶妙な文体が素晴らしいと思いました
身体部位にまつわる描写の中で、丁寧に言葉を当てはめていくことで(乳房性器陰毛愛液、その他色々)、上品かつ表現豊かな文体に仕上がってて、言葉もありません
昨今の成人向けADVのように、絵が綺麗なのにテキストは軽めの描写で、流されるように終わる情事シーンよりも、こうした読み手の想像を助ける表現と文体のあるSS作品の方が、個人的に満足感が大きいです
NTRや陵辱傾向の作品ではなく、普通に恋愛してる作品であるなら、Hシーンは愛情を確かめ合うシーンでもあるので、キャラスキーな人にとってはテキスト面できっちり書いてくれた方が充足感が得られる筈だし、この観点から作者様の作品はこの上なく秀逸ですよね
ただ、成人向け作品において、特定の表現や言葉をあまり多用しすぎたり、造語を頻繁に挿入したりすると、衒ったようなくどい感じが勝ってしまったり、人を選ぶ作品になってしまうのですが、この部分においても丁度良い具合に調整されているんじゃないかと思いました
なんだが逸脱しかけた上に長文で申し訳ないのですが、今後ともこうした上質な作品を投稿していただければ、この上ない喜びですえ、海の日は終わった? 朝日が登ってないならセーフ
海といえば濡れ透けですよね、ワンピースやシャツだとだいたい下の下着やら水着やらが透けてますが今回は何もつけてないです
キャラはいつもどおり懲りずにゲーティア♀、人王ちゃんのおっぱいを控えめにするのは私の趣味です 服がしょぼいのは技量です
ttp://ero-gazou-uploader.x0.com/image.php?id=3644超絶朝早くの投稿です。
今回は前に途中まで投下した話の続きです。
それではどうぞ!>>783
アルトリアはベットシーツを力強く握り締め、足のつま先まで力を入れた。
「う”っ…ぐっ…!」
歯を食い縛り、甘く淫らな声を制する。
陰部に集中して攻め入ったお陰で、貼っていたはずの絆創膏は愛液に濡れ、透明で美しい水面の様に輝いている。
「こんなに絆創膏が濡れて……そんなに感じてたんだな」
「ちっ、ちがう…」
アルトリアは必死に声を絞り出し、否定した。
「じゃあ、こんな物見せられたら違うって言えないだろ?」
そう言って少しづつ絆創膏を剥がしていく、愛液で粘着力は無くなり、簡単に取れてしまった。
剥がした絆創膏をアルトリアの目の前に持って行き見せつける。
彼女はその絆創膏をまじまじと見つめ、はっと我に帰り首を横に降る。
「そんなに認めたくないんだったら…もっと『躾け』ないとな。」
「えっ…?」
手に取った電気マッサージ器、通称電マに電源を入れる。
「ほら、凄いだろ?こんな物で股を刺激されたら…絶対に気持ちいいだろ?」
「いっいやッ!やらッ!あ”⁉︎」>>847
アルトリアの拒絶も虚しく、陰部に強引に押し付けられ電源を入れられ激しく振動する電マが身体を刺激する。
さっきよりも激しく動いて、グチュグチュといやらしい音を立てながら、振動が続く。
脳を焼き焦がす程気持ち良く、快楽に溺れて何もかも真っ白になるくらい、そんな激しい振動にアルトリアは身を委ね、身体を畝らせる。
「あっ‼︎そこっばっかは…‼︎あ”ッ‼︎」
「ひぐッ…‼︎お”っ‼︎あ”ッッ‼︎」
いい感じにほぐれて来たところで、電マを陰部から離し、著しく快楽を引き止めた。
「えっ…、なっ、なんで…?」
「なんでって…これは『躾け』だからな、ちゃんと自分でおねだりが出来るまで、気持ち良くしてあげないぞ?」
悪女にも近い笑みで、そう告げる。
「そっ、そんな…」
「ちゃんとおねだりが出来たら、もっと気持ち良くしてあげるのにな…」
「ほっ、本当に…?」
「ああ、本当に」
「四つん這いに なって………………………って言ったら良いぞ?」
「ッ…」>>848
一瞬、アルトリアは戸惑ってしまった。そんな恥ずかしいセリフを言うのかと、けれど今はそれより早く、1秒でも早く快楽に浸かりたい、そんな状況だった。
アルトリアは四つん這いになり尻を突き出し、口を開いた。
「わっ、私はっ…」
「私は…もっと…気持ち良くなりたいです…!
私の大事でエッチなところ……気持ち良くしてください!
こんな淫乱な私に、罰を与えてくださいっ‼︎」
自ら求める様にセリフを言い切り、身をくねらせる。
「早くっ、早くっ下さい‼︎」
「はい、よく言い切ったな、父上。おねだり出来たご褒美だ。」
そう言って、アルトリアの尻穴を愛液でほぐして、ビーズを通しやすくする。
「あっ⁉︎ぎもッ、ちい…‼︎」
まだほぐしてるだけなのに、股は愛液でトロトロで、尻穴の肉はにゅちにゅちと指に絡み付いてくる。>>849
ツプンッと音を立て、糸を引きながら指を尻穴から抜き出す。
「あっ…‼︎早くッ…!」
早く欲しいのか、尻を左右に小刻みに降り、自身で尻穴を広げて見せつけている。
「全く…せっかちだな、父上は…」
ビーズの滑りを良くする為、舌で一番最初のビーズを転がし、口から離す。
ビーズを尻穴に押し付け、尻穴の周りを滑らせ、アルトリアを焦らす。腹が空いた時、食べ物は待てば更に美味になる、つまり焦らすと言うのは、更に快楽を大きくさせることだ。
「じゃあ、入れるぞ……!」
「あ”っ‼︎……はいってきたあぁ…」
ビーズを入れた瞬間、彼女はずっと待ちわびていたのか、直ぐに絶頂に達してしまった。
「もっと!もっとおひりにいれてぇッ‼︎」
普段とはかけ離れている彼女の姿は激しく快楽に身を委ね、快楽を求める獣の様な姿だった。>>850
だが、それが良い。普段とは違う、凛々しい姿も、別人の様に快楽を求める姿も、どちらも素晴らしい。今だけは自分の物、今だけは自分の人形。
そんな気持ちが、ふつふつと湧き上がって来て、支配欲が増加する。
「父上は本当に淫乱だな…っ!股にも欲しいだろ…!」
「あっ⁉︎ほっ…!ひい…!い”ぎッ‼︎」
「ほひいッ‼︎いれてください!お願いだからぁ‼︎」
「おねだり自分から出来たじゃねえか…、偉い!ご褒美だ…!」
体勢を仰向けにさせ、火照って蕩けた股にじゅぷん、と男性器型のバイブを挿入し、膣内で電源を入れて振動させる。
「あっ⁉︎しゅごい‼︎これしゅごいよぉ‼︎あ”っ‼︎お”ッ‼︎」
上下に激しく揺らし、子宮口を刺激する。肉がバイブに激しく絡み付き、音を立ててアルトリアを快楽の底まで引き摺り込む。>>851
胸に貼ってあった絆創膏をゆっくり剥がし、乳首に吸い付く。
ピンっと立った乳首は、舌で舐め回すと更に硬くなって、少し歯で噛むとビクッとアルトリアの身体が少し跳ね上がる。
尻穴に入れていたビーズが、また一つと、また一つと尻の穴に入って行く。
「凄いぞ…全部入ったな」
「あッ…お”っ…」
目の焦点が合わず、小さく痙攣していて、耳に届いていない様に見える。
「父上、まだ終わってないぞ…?」
そう言うと股に挿入されたバイブを激しく突き動かし、電マを陰核に当てる。
「ああぁっ‼︎‼︎イグッ‼︎イっちゃう‼︎ああぁぁぁっ‼︎」
今までに無い程の激しい喘ぎ声で快楽に浸る。
こんなに肉欲に染まっても、尚美しい、彼女の激しい叫びは快楽によって更に紡がれる。
あぁ___、こんなに素晴らしい時間がずっと、ずっと続けば良いのに___。
けれどいつか時間は必ず過ぎる、そんな時間は今、訪れた様だ__。
「ひぎっ‼︎あッ……もう…らめ…‼︎ああぁぁぁぁぁッッ‼︎⁉︎」
身体中に力が入り、ビクビクっと彼女の身体が激しく痙攣した後、尻穴に入っていたビーズは勢い良く抜け落ち、潮を盛大に噴き出し、あまりの激しいアクメに気絶してしまった。>>852
____
「あれっ…私いつの間に」
「んっ…あ、おはよう父上」
「モードレット…、…あの昨日のこと…」
「ああ…」
昨日のこととは、アルトリアが別人の様に変貌してしまったことだ、恐らく、自分がどう見えたかを聞きたいのだと思った。
「えっ、んんっと…その、父上、凄く…綺麗だったぞ…」
「えっ」
意外な返答だったのか、声が上がった。
「えっと、つまり『いつもと違う』のも綺麗だったってな…」
「ああ、そういうことですか…」
アルトリアは小さいため息を吐いた。
「…少し激しかったかもな、ごめん、父上」
「いえ、大丈夫です。…でももう少し、次は手加減して下さい」
「貴方のこと、押し倒してしまうかも知れないので」
「えっ?」
「冗談ですよ!もう…」
彼女がそう言った時、少しクスッと笑った様な気がした。これからジークとジャンヌのSSしかりR18SSを求めて彷徨うファンや新規の方を思うと、アタランテとジャンヌの、百合にふたなりに寝取りという作品を既に投稿している身としては愉悦を隠しきれ……ドキドキハラハラします(控えめに言って地雷である)。
小説家の方は早くジクジャンを投稿してくれー! 間に合わなくなっても責任はとらんぞー!>>855
感想ありがとうございます!
道具責めは完全に自分の趣味なので、激しく道具で弄るのも、じっくり調教していくのもどちらも大好物です、えぇ、大好きです。
反撃…つまりモーさんが受けになると……モーさん受けも最高だなぁッ‼︎>>821
レスありがとうございます!
ですね!自分もCM見た時にふぉおおお好みのショタだ!!と喜んでたらフェルグスじゃないかと予想が出ててマジで!?と驚きました…!その後アガルタで性格が判明し二度驚き…すさまじいインパクトでした
かっこよかったですね…ショタになる前からフェルグスの事は好きだったんですけどもっと好きになりました!!以前R18スレで書き込んだ「バレンタインがきっかけでアレキサンダーに読み聞かせしてもらうようになったぐだ子だったがアレキサンダーを性的に意識してしまうようになってしまい(省略)」というネタの話書けたので投稿していきます
ひっでえタイトルだな!?と我ながら思いますがそんな感じの内容に後半なります
今回は前編の導入なので比較的大人しめな内容になってます
おねショタのようでショタおねであり、でもほんのちょっとだけおねショタな感じのSSを目指したい
※誰向けなのか分からない(何でもありな方推奨)
キャラ崩壊カーニバル(SっぽいアレキサンダーとMっぽいぐだ子)
ぐだ子視点とアレキサンダー視点どっちもあるので紛らわしいかもしれません
幕間の物語だとイリアスでバレンタイン礼装だとイーリアス どっちが正しいんですかね!?
(バレンタインシナリオでは直接イーリアスとは言ってなかったんで今回はイリアスの方を採用しまし た)
今回本番ないです(エロ要素あんまない)>>859
前編 その1 恋と欲の狭間
ベッドの傍に置いてあるランプが優しく照らす部屋で少年と少女が肩を寄せ合って巻物を読んでいる。それは傍から見れば年上に見える少女が幼い少年に読み聞かせているように見えるだろう。
しかし実際は逆でありアレキサンダーが私にイリアスを読み聞かせている。イリアスとは吟遊詩人ホメロスによって綴られたと伝えられるギリシア最古の長編叙事詩のことでありアレキサンダーの愛読書であった。
何故それを二人で読んでいるのか。それはバレンタインの時まで遡る。私がアレキサンダーにチョコレートを贈った際お返しとしてイリアスの現代版の書籍と巻物をくれたので自分でも読める現代版のイリアスを読んでみたところ…すっかり嵌ってしまったのだ。何度も読んで内容を粗方覚えたら次は読み込みや考察がしたくなる。しかし物語というものはその時代に合わせて改編されていくことが多い。それでなくても異国の物語を自国の言葉に翻訳する段階でニュアンスの異なる訳になってしまい意味や印象が変わることは多くある。このイリアスと巻物のイリアスは内容が異なっているところがあるのではないか?と気になった私は古代ギリシャ語で書かれた巻物を読んでみようと思ったのだが…現代人の私には古代ギリシャ語は難易度が高すぎた。直接当事者の一人であるヘクトールに話を聞くと言うダイナミックな手もあるが本人的に苦い思い出も多い事だろう。あまり積極的に話題に出したくなかった。アキレウスはまだカルデアでは召喚出来ないようだしどうしようかなと思っていた時アレキサンダーがイリアスをくれた時に言ってくれた言葉を思い出した。
『もしも読めないようだったら―――その時は……ああ、寝しなに僕が読み聞かせてあげようか?』
年下とは言え夜に異性を寝室に招くのはどうなんだろう?と一瞬迷ったものの好奇心が上回った私は巻物のイリアスを持ってアレキサンダーに頼んだ。アレキサンダーはそんなに気に入ってくれたんだと嬉しそうに快諾し、それからというもの私は寝る前にイリアスを読み聞かせてもらうのが日課となっていた。そこまでなら微笑ましいエピソードになるだろう。だが一つ問題が生じていた。>>860
(…今日も……可愛い…)
隣で物語を読むアレキサンダーの横顔を盗み見る。凛々しさと愛らしさが混じり合った容貌。これからの成長を感じさせる力強い眼差し。燃えるような紅蓮の髪と柘榴石を溶かしたような瞳。流石はスキル:紅顔の美少年の持ち主。見とれてしまうほどの美少年っぷりだった。
「…どうかした?」
「あ、うん。何でもない。続き、聞かせて」
(…最初は弟みたいに思ってたんだけどなぁ……)
声変わり前のボーイソプラノに耳を傾けながら語られる英雄達の活躍を思い描くと心が躍る。しかしそれ以外の感情があることを私は気付いていた。
(…何でこんな風になっちゃったんだろう)
肩と肩が一瞬くっつくだけで心音が早まりドクンドクンと煩い。私は傍らで寝転がっているアレキサンダーに邪な感情を抱いていた。ただ一緒の布団で寝そべっているだけだというのに体が熱い。純粋にイリアスについて知りたかっただけなのにいつからこんな感情を持つようになってしまったのだろう。最初の頃は物語に夢中で現代版とここが違う、ここはこっちの方がいいかもと読み聞かせが終わった後に感想を言うのを楽しみにしたものだが今ではどちらかというとこの二人きりの空間で体を寄せ合う事が目的となってしまっていた。きっかけは分からない。強いてあげるならふとした時に垣間見える男らしさに気付いてしまった時から意識するようになったのだと思う。こんな小さな子に、と自分が嫌になる。>>861
「ふぁ…。眠くなってきたし今日はここまで」
「分かった。ありがとう、今日も面白かった。特に…」
眠そうに目元を擦りながら巻物を仕舞うアレキサンダーにかわいい何その仕草かわいいと悶絶するのを耐え私はお礼と今日の感想を述べる。毎回語彙力のあまりない、安易なものになってしまうがそれでもアレキサンダーは嬉しそうにその感想を聞いてくれる。そんな穏やかな時間が好きだった。
「じゃあ、寝よっか」
「…うん」
感想を言い終わった後は布団を掛け直して一緒に眠る。それが読み聞かせ後の二人のお決まりになっていた。というのも最初の頃イリアスを読み聞かせを終え眠そうな顔をしていたアレキサンダーに「ベッド広いしここで寝ちゃってもいいよ」と私が言ってしまったのが原因である。その頃はアレキサンダーの事を弟が居たらこんな感じかなぁ…と微笑ましく思っていたので軽く提案をしてしまったが今はその事を激しく後悔している。しかし今更性的な目で見てるので自分の部屋で寝てくださいとは言えるわけがないので何も言えないでいた。
「おやすみ」
「うん。おやすみ」
無邪気にこちらの方を向きながら目を閉じるアレキサンダーに覆いかぶさりたい衝動を抑えるよう私は掛け布団を頭まで被る。しばらくするとすぅすぅと可愛らしい寝息が聞こえてきて信頼されているんだなと嬉しく思う。その信頼を裏切りたくはなかった。
(二の腕…お腹…足…うう…何でこんな露出度の多い恰好を…触りたい…)
アレキサンダーの寝る時の恰好は普段よりも身軽なものだ。彼のトレードマークである赤いマントや手袋は外されており黒いインナーと腰布くらいしか身に着けていない。インナーは胸元までしかないし腰布はスリットが入っており筋肉が付きつつも細い太ももがチラチラと見えるという(私にとっては)トラップがあった。かなり際どいところまで捲れても下着の類が見えないのが逆に妄想が掻き立てられて精神衛生上とてもよろしくない。捲りたい。以前の自分は何でこんな格好の子がいたのに普通に眠れていたのかと不思議に思う。…今の自分が汚れているだけなのだが。>>862
(あー、あー、あー、ダメだ自分を抑えるんだ相手は年下、ショタなんだえっちなのはダメなんですよー!!)
そう自分に言い聞かせるが最近は溢れ出るリビドーに負けそうになっている。顔や腕、服に触れてしまいそうな手をふわふわと柔らかな髪に移動させ、起こさない程度の力で撫でるといい匂いがして興奮しつつも癒された。寝てる子の頭を勝手に撫でるのもよくないことだと思うけれどこれくらいは許してほしい。
(…これって好きってことなのかな。それとも私自身がそういう趣味の持ち主…?)
私は今まで恋をしたことがない訳ではなかったが好きになったのはどちらかというと年上の男性が多かった。思春期の女子特有の年上男性への憧れが淡い恋になるというもので告白すらも出来なかった青春時代を思い出すと乾いた笑いが出そうになる。まさか数年の間に小さな男の子と同衾してその男の子に欲情するようになるとは予想できなかった。というか出来るか。
「ん…」
「…っ…」
寝ぼけているのかぴとりと体をくっつけてくるアレキサンダーに私は冷や汗をかきながら目を逸らす。子宮が疼くのは、秘部がじんわり湿ってきているのは気のせい。気のせいなんだから。
(ね、寝よう。余計な事考えてるとヘンになりそう)
幼い外見に反してしっかりした体の感触を思いっきり意識しながら私はぎゅっと目を閉じる。今日も長い夜になりそうだった。>>863
「おはようございます」
「あ、おはよう」
「おはよう」
朝、食堂でアレキサンダーと一緒に並んでご飯を食べていると子ギルことギルくんに声を掛けられた。二人でおはようと言い返すとギルくんは私の正面の席に座る。
「相変わらず仲がいいですね」
「まあね」
「…そう?」
仲がいいと思われることは悪い事ではない。しかし自分の抱いている欲望を感づかれたくなかったので肯定するアレキサンダーと対照的に私はそっけない返事をする。ギルくんはその様子を見て面白いなあと言わんばかりに笑った。何もかも見透かされているようで心臓が早まる。
「はい。最近はよく一緒にいますよね」
「う、うん」
「…昨晩はお楽しみでしたね?」
「ぶっ…!?」
味噌汁を飲みながらギルくんと話をしていたら急に爆弾発言をされ味噌汁が変なところに入った。その様子を見たアレキサンダーが大丈夫?と言いながら近くにあったティッシュを渡してきたのでそれを受け取る。>>864
「あれ?日本ではこういう時に言うセリフだとゲームや漫画で知ったんですが違いました?」
「ごほっごほっ……こ、こういう時って…?」
「最近朝に同じ部屋から出てくるとこ結構見るのでそういう関係だと思ったんですけど」
「なっ…!?」
ギルくんが言うのはつまりアレのことだろうか。某有名RPGでお姫様と主人公が宿屋に泊った時に店主に言われるあの意味深なセリフ。少なくともギルくんは男女のアレコレを暗喩した言い回しだと思っているらしく純粋に私達がそういう…男女の仲であるのではと勘違いしているらしい。…いや、まあ朝同じ部屋から年が離れているとはいえ異性の二人が出てくるのを目撃したらそう思ってしまうのも仕方がない事なのかもしれない。でも私は断じて…一応、まだ、かろうじて手を出していないし。アレキサンダーもただ話を読み聞かせているだけなのにそんな風に思われるのは迷惑だろう。隣にいるアレキサンダーの顔を見ればだってさ、マスター?とにこやかに笑っていた。おのれ。余裕たっぷりだこのお子様。
噎せて咳き込むのが治まるのを待ち、落ち着いた後誤解を解くために私は口を開いた。
「違います」
「え?違うんですか?」
「違うに決まってるでしょ。むしろ何でそう思ったの」
「二人の雰囲気からなんとなく…違うんですかアレキサンダー?」
「…さあ?どうだろうね?」
(な、ななな何ではっきり否定しないの…?)
私の否定の言葉が信じられないのかアレキサンダーにも聞くギルくんにアレキサンダーは何故か含みを持たせた言い回しで答える。それどころかギルくんからは見えない角度から手を繋いできた。驚いて体を震わせるとそのまま指が絡んできて恋人繋ぎ状態になる。…小悪魔というのはこういう子のことを言うんだと思う。自分の方が見た目的には上なのに振り回されている今の状況が嬉しいけど悔しい。>>865
「…どうしました?」
「あ、いや、何でもないの。…とにかくそういうのじゃないから!」
「はあ」
「そ、そもそもアレキサンダーは子供じゃない。恋愛対象にはならないよ。アレキサンダーだってもっと年が近い子がいいでしょう?」
もっと軽く違うと否定出来ればいいのだが私自身がアレキサンダーを意識してしまっているのでギルくんに怪しまれないようにと気を付けていても声が震えて上手くいかない。アレキサンダーもこの状況を遊んでないで助けてという意味を込めて話しかけるが―――――。
「――――。」
「…アレキサンダー?」
私が話しかけるとテーブルの下で繋いでいた手が離される。アレキサンダーの方を見ると先ほどまで楽しそうに笑っていた表情から一転して冷めた、無表情に近いものになっていた。こんな顔のアレキサンダーを見るのは初めてで私は息を飲む。自分が何か言ってはいけないことを言ってしまったのではないか、と。
「…えっと。すみません。どうやら藪蛇だったみたいですね。…頑張ってください、マスター。僕は逃げますので」
「え?何が…?」
異様な雰囲気を感じ取ったのかギルくんはいつの間にか食べ終わった食器をトレイに載せそそくさと退散した。
残された私はというと…無言で朝食を取るアレキサンダーの横で同じように朝食を取ることしかできなかった。>>866
マスターが自分があげたイリアスを持って読んでほしいと頼んできた時は正直驚いた。確かに読めなかったら読んであげようか?とは言ったけれどマスターでも読める文庫本も一緒に渡したからそっちを読んで終わりだと思っていたからだ。けれどマスターはイリアスを本当に気に入ってくれたようでここが好きとか文庫本のと結構違うんだねとキラキラと子供のようにはしゃぎながら僕の話を聞いてくれた。自分が好きなものを好きだと、楽しいと言ってもらえることは嬉しい。マスターにこのプレゼントを選んでよかったなと思った。最初はそれだけだった。
「おやすみー」
「うん。おやすみ」
眠そうにしてる僕にマスターがここで寝てもいいよと言われ僕達は同じベッドで眠る事になった。…同じベッドで。確かにマスターの部屋のベッドは一人で寝るには大きめで枕を二つ並べても余裕で寝ることが出来る。だからって一緒に寝るのはどうなんだろう?と疑問に思ったけどマスターは善意で言っているようなので特に拒否はしなかった。
(…もう寝てる。いくら僕の見かけが子供だからって信用しすぎなんじゃないかな)
一緒に寝ることになったものの僕はなかなか寝付くことが出来なかった。でもマスターは寝つきがいいようで目を閉じて数分後には眠りについていた。信頼されていると思えば悪い気はしないけど男としては複雑な気持ちでいると枕、枕と寝言を言いながらマスターは僕を抱きしめてきた。ぎゅっと抱きしめられ薄い寝巻越しにダイレクトに伝わる温もりと柔らかさ。これは…
(……下着、つけてない…)>>867
押し当てられていない方の胸をちらりと見ると胸の一部分が布を押し上げてその存在を主張している。それが何なのか気付いた時は流石に驚いた。このマスターはここまで無防備なのか、と。
思えばそれがマスターを女性と意識したきっかけだったのかもしれない。今まではよくも悪くもマスターはマスターであり性別を意識したことなんてなかったのだ。一度意識してしまうと後は単純なもので寝る時にマスターが髪を解く時の仕草や寝起きの眠そうに目元を擦る仕草といった何気ない行動の一つ一つが気になるようになった。でもマスターは違う。僕の事を小さな弟のようにしか思ってなかった。
(でもそれじゃ不平等じゃないか。僕だけが意識してるなんて)
そう思った僕は逆にその立場を利用しマイルームでイリアスを読み聞かせながら油断しきっているマスターの腰や背中にさりげなく触れて撫でるようになった。あくまでスキンシップとして、いやらしくならないように気を付けながら触れ続けていると最近はようやくマスターも僕を男として見るようになった。
(でも…やりすぎた)
最初はただの意地のようなものだった。自分が動揺しているのに相手は平然としているのが悔しかったという子供じみた対抗心だった。だけど今は互いに距離が近くなりすぎてもっと深く触れあいたいと言う欲望が出てくるようになってしまったのだ。それはマスターも同じ。だって…マスターが僕に向けてくる眼差しは情欲を含むものになっていたから。触れたい、そう雄弁に語っていた。マスターは必死に隠しているけれど僕には伝わっている。
(僕は…マスターのこと好き、なのかな)
寝たふりをしていると興奮しているのか呼吸を荒くしながら僕の頭を撫でるマスター。その手を掴んで、押し倒して、キスをして、体の至る所を蹂躙して自分のモノにしてしまいたいという衝動は単なる欲望なのかマスターへの好意からなのか。自分でもはっきりとは分からない。マスターのことは嫌いではないけれどこの感情が純粋な好意であるとは言い難かった。このまま中途半端な関係はいつまで続くんだろう。イリアスは長い物語だからまだ時間はあるけれど読み終えたら別の部屋で眠るのだろうか。>>868
そんなことを考えていた、ある日のことだった。
『そ、そもそもアレキサンダーは子供じゃない。恋愛対象にはならないよ。アレキサンダーだってもっと年が近い子がいいでしょう?』
食堂でそんなことを言われた。ギルが僕達の関係について言及した時動揺したマスターが僕にそう話しかけてきたのだ。多分どうにかして誤解を解きたかったんだろう。自分より年下の男の子と肉体関係があるのではと疑われたのだから慌ててしまうのは仕方がない。仕方がないと思う…けど。その言葉を聞いた瞬間、僕は殺意にも似た感情が芽生えてしまった。
(子供…?恋愛対象じゃない?…あんな、情熱的な視線を向けてくるくせに?)
あの、体を這い回る性的な視線は勘違い?そんなわけがない。だってマスターは僕のことを、と思ったところで熱くなった頭が冷える。マスターが僕に欲情しているのは確かだけれど…僕の事が好きとは断言できなかった。他の子…男が僕と同じことをしても同じようにあの視線を向けるのではないかと思うと仮定とはいえ無性に腹が立った。それから朝食を食べ終え互いに用事があるからと別れたが行き場のない感情の濁流は収まることはなかった。
(照れ隠しだった?それとも本当に恋愛対象じゃないの?…分からないよマスター。君の事が分からない)
今の自分は酷く不安定で少し距離を置いた方がいいとは思ったけれど夜になると体が勝手にマスターの部屋へと向かっていた。たとえ気まずいままでも…僕はマスターに会いたかった。>>766
続きですー……しかし他のサイトに投稿する際には大幅に変更されている可能性が大ですね!
長編を書くのって本当に難しい……。
気が付けばレティシアは花瓶とランプが置かれた白いテーブルの椅子に座っていた。
目を覚ました少女はまず、自分が身体を有していることに驚いて見回す。
ノースリーブのシャツ、紫色のネクタイ、ショートパンツにハイソックスと、私服をちゃんと着た身体であった。シャツ上から胸を押さえてみれば心臓も確かにあり、うるさいぐらいの心音が聞こえてくる。
肉体の所有権が一時的に、ジャンヌ・ダルクから自分に移されたのかと思ったが――それにしては聖女の存在が感じられなかった。
その事実を理解した瞬間、レティシアの呼吸は一気に荒くなり、玉のような汗が肌に浮かぶ。
何があった?
何をされた?
シメールが指を鳴らし、世界が暗闇に覆われたところまでは覚えている。
だが、その後の記憶がない。本当に気が付いたらここにいて、一人にさせられた。
身体の中にいないだけで、近くにいるかもしれないという一縷の望みを託して辺りを見回す。時刻は夜なのか暗くて見えにくい。また薄くはあるが霧が出てきていた。
テーブルの上にあったランプを手に取ってかざしてみても、今いるこの場所が草原もしくは広い公園という事しか見取れない。青々とした芝生と微かに見える木々の本数や位置から、後者の方が可能性としては高いかも知れなかった。
ジャンヌはいない……アタランテも、いる様子ではなかった。
逃れようもない恐怖から奥歯が震えて、かちかちと不規則に噛み合わせられる。
二人の名前を叫んで呼びたくなる。けれど、二人以外の存在に聞かれたらと思うと出せなかった。本当にいるかは分からないが、いないとも限らない。
目の前に広がる暗闇に、霧中に得体の知れない何かが……潜んでいるかも知れない。>>871
レティシアは身震いし続け、そんな彼女の怖がりようをひとしきり愉しんだ魔獣が――シメールが背後から現れる。
音もなく近付けばレティシアの細い肩にそっと両手を置く。飛び上がりそうになる信徒を優しく押さえ、耳元で一言。
「振り向いてはいけません」
「な……な、なん、で」
「今の貴女がワタシを直視すると信奉対象を変えることになるので」
微笑みながら言ったシメールがテーブルの上を指し示す。そこには温かな湯気をくゆらすティーカップが置かれていた。
温かい内にどうぞと魔女は勧め、
「ワタシの体液で作ったお茶です。お気に召すと嬉しいのですが」
固まる信徒が面白いのかクスクスと笑声を立てる。
「飲まないよりかは飲んだ方が身の為になりますよ」
どちらにしても異変が起こると言っているようなものだった。
それでも従うしかない己の非力さを呪いながら、レティシアはティーカップを手に取り、口に寄せる。液体は赤味が強いものの常識の範疇に収まり、華やかな花のような芳香が匂える。
不味くはなさそうだった。こんな状況ではなくて、頭を吹き飛ばされても死なないような魔女の体液から生成されたモノという前知識がなかったら、素直に飲んでいただろう。
意を決し一口含む。ほんの少しだけを意識し、すぐさま離す。
ほのかな苦味と、それに合わせられたほどよい甘さを舌で感じ、
「っ――――っ、っ、ぁ?」
全身に広がっていく多幸感ともいうべき衝動にレティシアは混乱した。
その当たり前の混乱にも魔女の茶は作用し、内側から溶け込んで落ち着かせる。>>872
少量で、たった一口で、これである。
もっと飲みたい――飲んでみたい――そんな欲求が身体の内からでてくる。
抗えずレティシアは再び口を付け、今度はそれなりに多く飲む。
味は変わらず美味しい。ただ、量が増したことで衝動はさらに増した。
不安、恐怖、緊張……負の感情は溶けてなくなり、身体がぽかぽかと温かくなる。
全てが強制的にではなく自然だった。本当は恐ろしい現象なのだ。だが、そうとは思わせない魔力がシメールにはあった。
「もう大丈夫ですね」
テーブルを挟んだ対面の椅子にシメールが座る。
敵だという認識は変わらないが、女神すら怖気つくような美貌にレティシアは息を呑む。
聖女たるジャンヌの防壁がなくなった今、より直接的に美しさが伝わってきたのだ。
髪も肌も透き通るように白く、身に纏うドレスは闇に溶け込みそうに黒い。獅子の耳は髪の色に合わせられて真っ白で、毒蛇の尾は不吉なまでに漆黒である。山羊の蹄はそのまま黒いだろう。
全体的に白と黒の二色で構成された少女。
光り輝く宝石のような紅い双眸だけが――魔的なそれだけが明確に異なっている。
「美味しかったですか?」
しどろもどろになりながらもレティシアは小さく頷く。
誤魔化しのない返答に、気分を良くした様子のシメールは「では」両手を打った。
「客人も落ち着かれたようですし、お茶会を開くとしましょう」
「お茶会……?」
「そう、お茶会です。話し合うなら話しやすい場を設ける。これは招いた主としての礼儀です。過度に緊張していては話せることも話せなくなりますからね」>>873
貴女はワタシを知りたい。
ワタシも貴女について確認しておきたことがある。
――心中で美しい魔女/魔獣はつぶやく。
「聞きたいことがあるなら今がチャンスですよ。どんな質問であれ、怒ったり傷つけたりはしないのでご心配なく」
本当かどうかは怪しい。しかし、こうして歓迎されている以上、黙っているのは得策ではない。シメールはこちらから動き出すのを望んでいるのだ。
「ジャンヌ様と……アタランテさんはどこにいるのですか?」
「当然の疑問ですね。それを答える前にここがどこであるかを教えておきましょう。
――ここは十九世紀のイギリスのロンドンです」
レティシアが自分の発言を理解するのを待ち、シメールは続ける。
「過去に移動したという訳ではありません。ヴィクトリア朝の大英帝国を調べたワタシが、自分の精神世界に造り上げたものです」
「精神世界……? じゃあここは、貴女の心の中なのですか?」
「ええ。魔力にものを言わせた力技ですが、連れて来させてもらいました。レティシアさんをジャンヌさんから引き離したのはその時です」
「――――」
「新しい身体はもうセミラミス様が用意していたので、あとは抜き取った魂を定着させるだけの簡単な作業でした。これで元々の身体は完全にジャンヌさんのものになりましたが、そこはあまり気になさらないでください。前向きに考えましょう――貴女はこれで、処女を捧げられる相手を選べるようになったんですもの」
まったく悪意のない表情で、むしろ祝福しているかのように、シメールは言った。
怒るべきだった。
憎むべきだった。
叫ぶべきだった。
ふざけないで、と。……でもそれは、この少女に向けていいものなの?>>874
だって――だって、そうじゃない。
私を巻き込んだのはジャンヌ様で、私の初めてを奪ったのはアタランテさんで。
それから私の身体なのに好き勝手に使われて、言われて、犯されて。
同意したからって、いくらなんでも、こんなことになるなんて思ってもいなかった。
「思えばレティシアさんも可哀想ですね」
俯いていくレティシアを引き止めたのはシメールだった。
信徒は顔を上げ、同情するように眉根を寄せている魔女と視線を合わせた。
不思議と目の奥に熱いものがこみ上げてくる。
「ジャンヌさんにも、アタランテさんにも、利用されてばかり。解決策はいつまでも出てこず、二人が交わる姿を見せつけられる日々。必要でなくなれば体面を見繕って帰されそうになる。アタランテさんも良心で言ったのでしょうが……貴女の気持ちはどこにいくのでしょう?」
「……私は帰りません。やらないといけないことが」
「知っています」
「――え?」
「レティシアさんの目的はワタシと同じです。貴女もアタランテさんとジャンヌさんを結び付けたいんですね? 極小でも、あの二人が夫婦になれる可能性があると思ったんですね?」
レティシアは頷いて肯定し、シメールは破顔した。
まるで同胞に出逢えたように……しかし悲しそうに溜息を吐き、「それはワタシの役割なんです」と言った。そして続けて語る。
「恨まず、憎まず、それどころか二人の為に動こうとする貴女は優しいヒトです。――ですけれど、レティシアさんが本当にやりたいのはそちらですか?」
言葉の意味がよく分からず、レティシアは戸惑う。
そんな彼女にシメールは指を立てて提案する。
「聖女と魔獣に、復讐をしたくありませんか?」>>875
蠱惑的な誘いに、頭蓋の中の脳味噌が揺れる。
即座に否定できなかった。扉を閉めることができなかった。
魔女は蛇のように身体を滑り込ませて、本人すら自覚していなかった信徒の本心に触れようとしていた。あるのは知っている。あとは誘い出すだけだった。
「受け入れかけている聖女から魔獣を奪い、目の前で犯したくはありませんか?」
「……でも、貴女はジャンヌ様とアタランテさんを」
「……あぁ、それなら最終的に結ばれれば良いんです。付け加えるならワタシ、愛人や側室はいてもいいと思っているので。幸せになれるならハーレムだって築いてもいいじゃないですか。お母様もお父様も否定しますけど」
適当のようで、目はこれ以上なく真剣であった。
「脇役の時間は終わり。今こそ都合の良い舞台装置から脱却し、主要人物の一人として劇に躍り出る時です。誰がいたからきっかけを作れたと思っているのか教えてあげないと」
流されている自覚はある。だけど、抗いがたい魅力がある。
誰の身体のお陰で現界できたのか、誰の身体のお陰で孕ませることができるのか。
あの二人に言いたい。声を大にして言ってやりたい。
私はちゃんとここにいて、自分の意志を持っているのだと。
ジャンヌ・ダルクとアタランテに、歯向かえるだけの力を手にすることができたのなら。>>876
「……できるんですか」
「できます。ジャンヌ・ダルクに適合した貴女なら問題なく」
即答だ。もう後には退けないだろう。……構わない。
「欲しいのなら契約を交わします」
シメールが椅子から立ち上がり、レティシアもまた立ち上がる。
魔女が白い掌を差し出してくれば、その掌の上に自分のそれを重ねようとして――
「――――」
止める者は現れない。神様はおろか、ジャンヌ・ダルクもアタランテも助けに来てくれない。
少しばかりの期待の灯はあっけなく吹き消される。
か弱き少女の心は限界だった。
シメールが言うほどに復讐心はない。けれど、思いの丈を伝えるには力が必要だった。
「……ごめんなさい」
止まっていた掌は、墜落する蝶のように落ちる。- 881名無し2017/07/31(Mon) 11:35:21(1/1)
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夜に『狩人と聖女の林檎的関係』という作品の一話を投稿しますので、どうかよしなに
『魔獣と聖女』と違って純愛いちゃいちゃ。一話はアタランテがジャンヌに押されていますぞ
(R18で性懲りもなくアタランテに生やしてしまっていマス)
>>880
感想ありがとうございます!
アタランテとジャンヌの二人はここから茨の道を進めさせられますのじゃ
悪堕ちレティシアに逆レ○プされたりNTR風プレイされたり、そういうシチュエーションも筆が乗れば書くつもりですっ/1
私ことアタランテはジャンヌ・ダルクと再び争うつもりはなかった。
同時に、親しくなるつもりもなかった。
元より私は他者と親交を深めるということをしない女だ。
そう言って離れようとしたのに……あの聖女は追いかけてきた。
またとない機会だから仲良くなりたいなどと言って近づこうとしてきた。
愚直に、真っ直ぐに、レイシフト先だろうがシミュレーションだろうが食堂だろうが風呂場だろうが近寄ってきた。
私が撒くのに色々疲れてくると、マイルームにまで押し掛けてくるようになった。流石にこれは看過できず追い出そうとした。……が、筋力の差とは悲しいものである。
……ただまあ、別に、嫌いではなかった。
聖杯大戦のいざこざを冷静に割り切れば、あの聖女の性格は好みの部類に入る。脚の速さも中々のものだ。匂いも変に飾っておらず、豊かに実った女らしい身体はきっと良い母親になれただろう。
ありきたりな村娘として。
ごく普通に。
ごく平凡に。
それ故に尊くもある優しい未来があったのに。>>883
私らしくない感傷だ。それをアルテミス様との酒の席で漏らしてしまったのは一生の不覚といえよう。
だが、だが…………ああもうっ、あんな加護があるか!
処女神ともあろう御方が何という祝福をしてくれたのか……!!
いったい誰に恩義を感じ、純潔の誓いを立てたと思っていらっしゃるのか!!
『わ、わわわ私が責任を取りますから……えっと、その……。アタランテも責任、取ってくださると嬉しい……です?』
合意の上だったのが唯一の救いだろう……。
私は純潔ではなくなって、ジャンヌ・ダルクも聖処女ではなくなった。
罪悪感はあったがそれほどでもなかった。元凶が元凶だからである。私は悪くない、悪くない、うん、悪くないんだ。善意しかなかったジャンヌも悪くない。
初夜を過ごし、朝を迎え。消えていない男根を見たときは気まずかったが。>>884
『えへへ……あんなに優しくされたのは初めてでした……』
両手の指先を合わせながら、はにかむジャンヌを目にして。
細かいことはどうでもいいから、この少女を娶るしかないと思った。
あれから私たちは果物、林檎のような関係になった。
見るからに親しい間柄ではあるが節度は弁えている。公衆の面前でいちゃついたりはしない。カルデア内のコミュニティは広くないのだから当然である。
ただ、どちらかのマイルーム(大抵私の部屋だ)に入ると雰囲気が変わる。
したい時はどちからともなく触れ合い、我慢していた時はドアが閉まった瞬間から求め合う。身体を清めるのももどかしく寝台に縺れながら倒れる。
一皮剥けば様変わりし、その下にある果肉と蜜の味の虜になってしまう。
今回は、殊更に甘くしたい夜だった。>>885
(マイルーム/アタランテ)
ガーデンルームのように多種多様の花や植物が置かれた部屋。
意識すれば甘く清らかな自然の香りが匂えるこの部屋で、どこのきらきらと煌く王妃様が用意したものなのか。
貴族や王族などの位が高い者が使いそうな天蓋付きの寝台の上で――アタランテとジャンヌ・ダルクの二人の少女は重なり合っていた。
男性器を生やしたアタランテがジャンヌに覆いかぶさり、正常位の形で腰を突き込んでいるといった具合である。
水気を帯びた肉と肉がぶつかり合う音に、狩人の荒い息遣いと聖女の蕩けた嬌声。不慣れで初々しいぎこちなさはなく、それなり以上に回数を積んだ間柄なのを物語っている。
「――♡」
蒼い瞳で熱っぽい眼差しを向けるジャンヌは恥じらうどころか、アタランテを抱き寄せてキスを欲しがる。花弁のような可憐な唇を心持ち前に突き出す。
もっと深く繋がりたい。
その想いは言葉にせずとも伝わる。
不思議に思うぐらい愛おしく、意地悪をせずに応えてやりたくなる。>>886
私だってそうだ。
アタランテの端整な顔が呆れたように、けれど嬉しそうに綻ぶ。抽迭の動きを少しばかり緩めて口付ける。
「アタランテ……♡ ちゅ、んんぅ♡ うむぅ、はちゅ、れる♡ んじゅ、ちゅぷ♡」
ジャンヌと性交を重ねていくにつれて分かってきたことが一つある。
この金髪の少女は接吻をしながら交わるのが好きだ。基本的に軽くても深くてもいいのだが、情事が長引くにつれてディープなものを強請るようになる傾向があった。
「ぢゅう、はん♡ じゅ、ちゅ、んんっ、ぷちゅ♡ はむ♡ じゅく、ちゅ、んぅっ♡」
ジャンヌは熱情をこめて唇を重ね、アタランテの口内で舌同士を絡める。逞しい男根に子宮を揺さぶられながらも離そうとしない。背中に両手を回して抱き付き、ほんのり林檎の味がする唾液を幾度となく飲み込む。時折こぼれる吐息は悩ましく、アタランテを見つめる蒼い瞳は濁りのない信頼と情愛に満ちていた。
「ちゅむ、ちゅう……ふふふ♡ 甘くて美味しくて、気持ちよくて、とっても幸せです♡」
「私も、汝との接吻は気分がよくなる。まだしてもよいか?」
「はいっ♡ もちろんいいですよ♡ たくさんしてくださいね♡」
舐めあい、吸いあい、離れたら笑いあって、また重ねあう。
上手く表現できないけれど――とにかく幸せな心地だった。
この関係に発展したきっかけは破天荒極まりないというか、ギリシャの神様特有の理不尽で頭を悩まされたものの、発破を掛けるにはあのぐらいの勢いが必要だったのだろう。
予想だにしない進展ではあったが悔恨のしこりは残っていない。>>887
「はぁ……じゅむ、じゅる、ジャンヌ……ジャンヌ……っ」
「っぷは、アタランテ♡ ちゅう、ぢゅく、ぢゅずぅ、ちゅる、アタランテ♡」
〝私は恋をしてはならない、愛に堕ちてはならない〟
――アタランテはそう誓っていた。
〝恋も愛も私には関係のないもの、そうでなければならない〟
――ジャンヌはそう信じていた。
そんな自身への戒めは二人共捨てた。神様が取っ払ってしまった。
得られた恋と愛を深めたいという欲求だけを追い求める。
アタランテは全身を押し付けるように抱き締めた。上の口でも下の口でも深く繋がり、ジャンヌとの快楽の高みを目指して動きを激しくする。
一気に突いてはすぐさま抜き、体液が飛び散る勢いで突き込む。奥に行くほど狭まる蜜壺を掻き分けて子宮口を叩く。
その力強さから射精の兆候を敏感に感じ取った肉壺は喜悦に震え、一枚一枚の膣壁をそれぞれが独立した生き物のように蠢かせた。熱い愛液を湛えた膣道の中で密着して絡まり、擦り、絞り上げる。ジャンヌの優しいが厳しい一面もある性格を体現したような、柔らかく包み込みながらも強烈に締め付ける膣だった。
そうしながらも奥へ奥へと導き、精液を欲しがる子宮口は今にも破裂しそうな亀頭を咥え、快楽のあまりに漏れ出てくる大量のカウパーを吸い上げる。
「うあっ……」
予想以上の、期待以上の気持ちよさにアタランテも呻く。
ジャンヌの女陰が極上の名器であることを差し引いても、男としての性感を飼い慣らすのは本当に難しい。何十回と性交を重ねても、その分ジャンヌも自分専用の女として適応してくるのだから終わりがなかった。嬉しい半分、油断すると情けない姿を晒してしまいそうで怖くもある。
肥大化した肉棒の根元から先端にかけて高まる、むず痒く痺れるような射精感。それをどうにか意識しないようにジャンヌとの濃厚なベーゼに集中していく。
「ぢゅる、じゅぷ♡ じゅるる♡ あふっ、っふ♡ あ、ぁ♡ んんぅっ♡ れる♡」
息つく暇を与えずに唇を重ねる。引っ張り出した舌を舐めて、じゅるじゅると吸い立てる。こぼれた唾液で口元や顎が濡れても気にしない。ジャンヌの唾液なら汚れている感覚など微塵も覚えない。>>888
アタランテの情熱的な求めにジャンヌの頭の中は真っ白になりつつあった。身体はふわふわして、大切なところは熱くてしょうがない。特に子宮が、熱々で濃厚な精液が欲しくて欲しくて耐えられないらしく、さっきからずっときゅうきゅうしている。
これが絶頂の兆しなのは知っていた。理性ではなく本能で理解できるのだ。
一旦離れたアタランテを見上げる。霞んだ視界でも彼女だけはちゃんと見えた。
額に大粒の汗を浮かべた彼女の深緑の瞳には、ジャンヌが――私が確かに映っていて。
見てくれている。
愛してくれている。
それが嬉しい。幸せな気持ちがどんどん溢れ出てくる。だから言葉にして伝える。
「好きです♡ 貴女のことが、大好きです♡」
途端、林檎みたいに真っ赤になって目を丸くするアタランテが愛おしい。
お腹に力を入れると彼女の男根がビクビク震えて一回り大きくなる。
「いいんですよ♡ 我慢しないで♡ 私の中で、私の子宮に精液出してください♡ 私もそろそろ……ですからっ♡ 一緒にイキたいんです♡」
素直で淫らなお願いにアタランテの衝動は燃え上がる。
返事をする代わりに、緩くなっていた抽迭を再度強めることで応じる。部屋中に打擲の快音が鳴り響き、美しい狩人を求める聖女の淫蕩な嬌声が続く。
絶頂を迎える直前――二人の肢体は絡み合い、唇と唇は深く重なっていた。
そして最後のひと押し――子宮口に亀頭が突き刺さり、内側へと食い込んだ。
お互いの身体がビクリと震え、快楽の頂上に至った喜びを分かち合う。
激しく収縮し、顫動する膣壁に搾られながらアタランテの男根は吐精する。濁流のような膨大な量のスペルマを注ぎ続ける。
(まだでてます……♡ アタランテの精液たくさん注がれてますぅ♡)
自身をどんなに想っているのかの証でもある白濁液。それらを子宮に直接浴びせられるジャンヌは絶頂したあとも小さく達して潮を吹いていた。>>889
射精が終わるまでアタランテと触れるだけのフレンチキスをしつつ、まだ治まりがつきそうにない男根をお腹の上から確かめた。一回だけでは満足できないらしい。それはジャンヌも同じ気持ちだった。時間の余裕もまだある。終わらないといけない理由はなかった。
ジャンヌ、と名前を呼ばれる。三つ編みを解いた髪を撫でられる。丁寧に優しく、まるで恋人を相手にするような繊細な手つき。
「今夜は汝の要望をできる限り叶えたい。もしあるなら、遠慮なく言って欲しい」
貴女はそう言ってくれる。
うれし涙が零れ出てくる。
ぎょっとしておろおろしだすアタランテを「えい」とジャンヌは押し倒す。繋がったままの状態で騎乗位になり、ゆっくり倒れて火照った身体を密着させる。
まだ混乱している様子のアタランテにジャンヌは涙を拭って微笑む。
「悲しんでも怒ってもいません。すごく嬉しかったです」
「う、うむ……安心したぞ……」
「では、お願いを聞いてくれますか?」>>890
◇
私を大切にして、愛してくれるこのヒトをもっと気持ちよくしてあげたい。
だから思い切って伝えてみた。
勝手に動かない。
勝手に出さない。
全部任せて欲しい。
私がアタランテにお願いした内容はこの通りである。
『汝が達しても出しては駄目か……?』
彼女は心なしか獅子の耳を落ち込ませながら言ってきた。
あまりにも可愛くて『そのときは出していいですっ』と慌てて返しそうになったけれど、心を鬼にしてぐっと堪えた。
隆起している男性器の根元を黒い紐で縛り(最初は私のリボンで結ぼうとしたが反対された。ちょっと大きすぎたのかも知れない)、私が上に跨って一つになる。
中を大きく広げながら入ってくるアタランテの逞しい逸物に背中をぞくりと震わせて、私は動き始めた。
それが……二時間ぐらい前になるだろうか。
胸が揺れるのも厭わず上下に跳ねたり、股を擦り付けるように前後にスライドしたり、円を描くようにお尻をグラインドさせたり等々。
緩急も意識してみたり、私はとにかく色々な動きで性感を高めようとした。
アタランテはお願いしたことをちゃんと守ってくれた。
動かず出さず。両手も極力触れないようにしてくれた。射精の衝動にも歯を食いしばって耐え、私がイッても目を瞑って我慢してくれた。
『だ、大丈夫だ……まっ、まだいける……っ』>>891
男性器の性感がどんな風なのかは分からないけれど、アタランテの表情の移り変わりを見るに相当なものなのだろう。
だらしなく緩んだ顔、涙を絶え間なく流す瞳、唾液を垂れ流す半開きの口。
私の膣内では肉棒がずっと苦しそうに痙攣していた。
「ひあっ♡ あうぁ、あああ♡ ジャ、ジャンヌゥ……♡ まだ我慢しなければならないのか♡ このままだと本当にっ、どうにかなってしまいそうで怖い……♡」
凛とした気丈者である筈の彼女がこんなにも乱れている。
快楽の虜になって喘いでいる。
手元にカメラがないのが悔やまれた。この痴態を写真や映像で撮ることができたら、アタランテをもっと夢中にさせてあげられるのに。後日機会があればダ・ヴィンチに借りるか作ってもらおう。
そんなことを頭の端っこで考え、私は顔を寄せる。
「もう限界ですか♡ ならどこに出したいか言ってください♡ ちゃんと言えたら紐を取ってあげます♡」
「な、なん、汝のなかに♡ 子宮に……うぐっ♡ 射精したいっ♡」
「ふふふ♡ よく言えました♡ 偉いですよ♡ でも、もうちょっと厭らしい言い方じゃないと駄目です♡」
「ひにゃ……!?」
アタランテの程よい大きさで張りのある乳房を揉み上げて、苺みたいに赤くなった乳首を二つとも摘まむ。顎を引いて両手を握り締める彼女は「なんで」「どうして」と訳が分からないと言った風に見つめてきた。快感で麻痺した頭では答えに辿り着けないらしい。
目尻に溜まった涙を優しく舐め取る。
「不安がらないで♡ ちゃんと教えてあげますからね♡ アタランテのおちんちんは、私のおま○こにいっぱいビュービュー射精したいんですよね♡」
卑猥な言い振りにアタランテは口を何度も開閉させて戸惑う。
その気持ちはわかる。私だってすごく恥ずかしい。全身が焔のように熱くなってお尻を何度も叩きつけてしまう。愛液と精液でぐちゅぐちゅになったおま○こに呑み込んで、子宮口で亀頭にむしゃぶりついてしまう。>>892
「ほら、ほら、ほら♡ アタランテも言ってしまいましょう♡」
「あぐっ♡ んっ♡ ひゃめ、ジャンヌ♡ わ、わかった、言う、言うから♡」
「……♡」
「ジャンヌの……おま○こに、射精したいっ♡ 頼むから射精させてくれ♡」
そう乞われた瞬間、得も言えぬ歓喜が胸の奥で生まれて全身に広がっていく。
それが胎内にまで広まる直前、黒紐を素早く解いた。
長い時間我慢させられたおちんちんが脈打ち、私は奥の奥まで迎え入れた。
「はい、どうぞ♡」
「……! ああ出る、出るぅ!!」
「はぅんっ♡ きましたぁぁぁぁ♡ ああっ♡ 一緒にイキますからね♡ 私も一緒にイキます♡」
この時ばかりは上体を起こして抱き締められる。いや、縋りつかれたという方が正しかった。両目をぎゅっと瞑ったアタランテは胸に顔をうずめてくる。
私自身絶頂していたが比較的早く立ち直れた。そしてアタランテを支えて「よしよし♡」「よく言えました♡」「頑張りましたね♡」と褒めながら頭を撫でる。普段であれば羞恥から嫌がられそうなものだが今回は子供のように身を委ねてくれた。
撫でている間にも煮詰めた糊みたいにドロドロの精液を子宮に流し込まれる。一滴残さず全部受け入れてあげたいけれど、量が量だからどうしても溢れてしまう。
「……っ……」
数分以上も続いた射精が終わりを迎えると、魂が抜けたようにアタランテが脱力する。どうやら気絶してしまったらしい。
そこまで感じてくれたのだ。感想はまた後で聞かせてもらおう。
マリーが用意してくれたベッドに寝かせて少し離れる。引き抜いた男根は白濁色にコーティングされていて、美味しそうに見えたから掃除も兼ねて舐め取り、尿道に残ったものまで吸い取る。もちろん起こさないよう注意は払った。
寝息を立てる彼女の隣で横になる。無垢な子供みたいな寝顔を眺め――我慢できずに抱き寄せる。
努力の甲斐もあって本来の艶やかさを取り戻した髪を梳き、果物の甘い匂いに鼻孔を満たされながら私も目を瞑った。>>893
深夜、アタランテはふと目を覚ました。
真っ先に映ったのは愛しいジャンヌの安らかな寝顔。
あんなことをされたばかりなので距離を置きたくなるが、豊満で柔らかい身体の魅力には逆らえなかった。微妙な調整をしただけで結局収まってしまう。
(甘くしたいと思った結果がこれか……)
まさか快楽地獄に陥れられるとは予想だにしなかった。
自分があれほどまでに乱れたことが今まであっただろうか。
あんな、あのような痴態……情けないにも程があった。
転げまわりたい。穴があったら入りたい。シーツに包まって世界を遮断したい。
流石に怒ってやりたいが、ジャンヌには悪意なんてなく善意しかなかったのだから言いたくても言えない。そこはアタランテも見抜けていた。
(しかしもっとこう……普通にだな……愛し合いたかったぞ)
切実な思い。
それが啓示の如く届いたのか、前触れなくジャンヌは両目をぱちりと開いた。
彼女はアタランテが起きていることを喜んで、だがすぐに気まずげ視線を逸らす。
自分がアタランテをどんな風に犯したのかは忘れていないらしい。加えて本番中はノリノリだったが、冷静になった今ではお察しである。
「……え、えっと」
「……なんぞや」
「ゴメンナサイ」
機械的な片言で謝るジャンヌ。
ここで恐れ知らずに感想を聞いてこようものなら即座に四つん這いにして尻を揚げさせ、朝まで犯し抜いてやろうかと考えていたが、そうはせずに済みそうだった。>>894
「反省はしておるな?」
「はい、とてもしています……」
「なら仕置きはなしだ」
アタランテはヘッドボードの小棚から水差しを取り、二個のタンブラーのグラスに冷水を注ぐと、片方を少しだけ残念そうな顔をしているジャンヌに手渡す。
「どうして今夜はあんなことを言ってくれたのですか?」
ちびちびと飲む聖女が狩人に何とはなしに訊ねた。
「恋人同士なのだから……時には無条件で甘やかしたくもなろう」
隣り合った聖女の方を向かずに言った狩人。見る見る内に赤色を帯びていく。
「今夜は、たまたま、そういう気分になったのだ」
そう言った恋人をジャンヌは心底愛おしいと想う。
同時に、その唇にキスをしていた。軽く啄むようなバードキス。それをしつつグラスを取って適当な場所に置く。
仕切り直したいという意図の元での行動だった。
「ちゅ……ちゅ……まだまだ不器用ですね、私たちは」
「……仕方あるまい。恋や愛にはとんと縁のない人生を送ってきたんだ」
「でも今こうして縁が出来ています」
――ですから、大切に育んでいきましょう。
ジャンヌはアタランテの髪と、獅子の耳に口付けを落とす。
アタランテはジャンヌの額と、花弁の唇に口付けを返した。>>898
野外プレイとなると、季節も夏ですし二人共水着が用意されているので海になりそうです
緑豊かな無人島、青い空には燦々と輝く太陽、砂粒が細かく白い浜辺、底まで見えるエメラルドグリーンの海。
その美しい海の浅瀬に浮かんだ開放的な水上コテージを宿泊施設としてアタランテとジャンヌの二人はバカンスに来る流れでGO!(誰がそんな場所を用意する? タマキャの幕間でなんか勝手にオケアノスの形のない島で牧場経営をしていた王様がおるじゃろ? 「はは☆ 僕だよアビシャグ!」。レイシフトだから観測されるんじゃ? 「覗き見とかしたら~アルテミス、やっちゃうゾ☆」)。
野外プレイはコテージを支える木を使った立ちバック。もしくは浜辺で円形のシートを敷き、パラソルを設置してそこで致すか。
あとはどうやってアタランテがジャンヌを襲うかですが、そこはまた後で考えさせていただきます。
ご意見ありがとうございました!>>899
飼育プレイなら……本格的なものはカルデアだと難しそうなのでソフトに。
アタランテに首輪を付けて夜のカルデアの廊下を全裸で歩かせる(四つん這い)。アタランテの部屋からジャンヌの部屋まで移動。
誰にも見られなかったことで安堵しているのに、勃起してしまっている姿をジャンヌにからかわれる。
ベッドに連れていかれて目隠しをされ、後ろ手に両手を拘束され、ボールギャグを咥えさせられる。
尻だけを掲げるように言われて、尻尾や乳房、大きくなったクリトリスを触られる。挙句の果てにはベニパンでがつがつ犯されるという……これ飼育プレイじゃなくてSMプレイじゃねーですかい!
こ、こういうのでもよければ書いてみようかと思います。>>901
楽しみにしてるんだ!>>903
華奢な美少女にご立派なモノが生えてて、同じ美少女と交わるのは禁忌的で惹かれますなぁ。
ちなみにアタランテは本当に必要な筋肉を過不足なく備えた体を想定。しなやかで細身ではありますが触れたら有るのが分かる感じです。腹筋は割れる一歩手前ぐらいだとベネ。
公式での身長166㎝ 体重57㎏ スリーサイズはB78/W59/H75
女性では割と高めの身長、軽すぎない体重、そしてスレンダーボディ……これに獣娘とか最高ですぞ
ジャンヌは身長159㎝ 体重44㎏ スリーサイズはB85/W59/H86
正義の聖パイに信頼の安産型のお尻。豊かに実ってます。これはアタランテも奮い立ちます。
身長高めのスレンダーボディ獣娘がふたなり化して、金髪巨乳でお尻もまろやかな聖女と交わる。
お互い男関係で暗い過去を持った純潔の女狩人と聖処女がです。Apo本編では敵対してしまったけど中々ない属性盛り盛りの組み合わせだと思わないかね!
魔女堕ちしたレティシアにアタランテを寝取られるジャンヌは……書きたいですがどういう風にするか悩みますっ。鉛色の空から、一つの雨粒が降ってきたと思うと曇り雲は自分の役割を突然と思い出したように雨雲と変わり、バケツをひっくり返した様な雨が予告もなしに降り出してきた。
予報にもなかったその雨に歩いていた人々はその雨から逃げ出すように走りながら散らばって行き、時期に道路を走るのは車だけになっていた。
そんな中逃げ遅れた二人の学生が必死に家路を走っていた。
「全く、貴方のお勧めっていうから着いてきてあげたのにこの始末! 最悪です!」
「間が悪かったんだよ! ジャンヌだってノリノリで着いてきた癖に!」
「うっさい!」
一人は白髪金眼の美しい女子、陶器のように白く美しい肌が雨に濡れて光ようで、狐のように釣り上がった目さえもその無自覚な色香に一役買っている。
名をジャンヌ・オルタ。 一つ上の姉と離れた年の妹を持ち、性格は男勝りでナイフのように鋭く冷たい。 腕っぷしもそれに合った実力であり、不良グループを纏めるリーダーでもあった。
もう一人は、その少女と正反対の男子。 宝石の様な青い目が特徴以外これと言っては特筆すべきところが無い男子ではあったが、誰にでも穏やかで仲良くなる性格によるその顔の広さと友人関係は絡まった糸よりも複雑であり、彼の所属する生徒会でもその縁の広さをいかんなく発揮して信頼を得ていた。
生徒会と不良グループ、強気な少女と穏やかな少年、性格さえも正反対な彼女たちがなぜ二人して走っているかと言うと、そこには何の特別な理由もなかった。
「まったく、次のラーメンはアンタの奢りですから!」
「それって次のデートのお誘いってこと?」
「ちょ、調子に乗るな!」
ただ二人は付き合っていたからである。>>905
誰にも言えないような切っ掛けで付き合い始めた二人はその立場から学校ではすれ違っても挨拶も交わさないが今日のように二人でラーメンを食べに行ったりする時だけは別であった。
そして今日は初めての「デート」として二人で外出したのだが、帰りのこの雨である。 間が悪いとしか言いようがなかった。 終わりよければ全て良しともいうが、終りが悪ければ全て悪しともなるのだろうか、少年は次のデートは傘を持っていこうと心で思いながら雨の中を走り続けていた。
「ごめん、わざわざ傘貸してもらっちゃって」
「別に、これ以上濡れて風邪でも引いたら気の毒ですから。 まぁ馬鹿風邪ひかないっていいますから大丈夫でしょうけど」
少年は学生寮に住んでいるので、学校より遠いジャンヌ・オルタの家に先に到着するのは必然である。
ジャンヌ・オルタを送るついで傘を貸してもらおうと家の玄関で待っていると、家には誰にもいないのか家の中は暗く、目の前にいるジャンヌ以外に人の気配もしなかった。
「……馬鹿姉は勉強会で隣町、阿呆妹は友達とお泊り会でいません」
「あぁ、なるほど……」
ぐだ男の視線で察したのか、説明をするジャンヌ。 道理で人が居ないと納得はできたが、すると今この家にいるのは自分たち二人だけと言うことであり、それに気づいたぐだ男は少しだけ意識してしまって顔が少し赤くなる。 目の間の少女の雨で張り付いた制服から見せる白い肌は美しく、艶やかである。
「じゃ、じゃあ傘借りていくから、ジャンヌも風邪ひかないように……」
「アンタみたいにグダぐだしてないから引きません____ねぇ」
これ以上意識してジャンヌに気付かれる前に、帰ろうとぐだ男はジャンヌに別れを告げて家から出ようとするが、伸ばされた手に肩を掴まれ引っ張られる。 その手は当然ジャンヌの物であったが、ジャンヌはそのままぐだ男を引き寄せると、そのままぐだ男の口に接吻をする。 開かれた扉が彼女たちを隠すように再び閉まっていく。
「家に誰も居ないって言ってんだから、泊まっていきなさいよ」>>906
「でも、いつ帰ってくるか__」
再びぐだ男の口をジャンヌ・オルタの口が塞ぐ、今度は深く絡まるような口づけであり、彼女の舌が蛇のように口内を蠢き、蹂躙し、味わい尽くす。 彼の舌を捉え、吸い付き、自らの唾液を飲ませる様に深く深く接吻をする。雨で冷えた唇が暖かみを帯びて赤くなっていった。
その後三十秒もの間、ジャンヌはぐだ男の口内を蹂躙し尽くすとゆっくりと顔を離す、唾液が糸を引いて妖しく彼女の魅惑に色を付ける。
「はぁっ……ふうっ……泊まって、いきなさい」
「……うん」
ここでいいえと言ったら、またジャンヌはぐだ男がはいと言うまでキスを続けるだろうことはその眼を見れば明らかで、ぐだ男は上気した頬をそのままに頷いた。
「ふん、余計な手間をかけさせないでください」
それを見たジャンヌは悪態をつきながらもどこか嬉しそうであり、その姿になんだかこみ上げてくる笑いを抑えながら次はぐだ男が話しかけた。
「あーその、そのかわり……さ……」
「……なによ」
「……もう一回していい?」
「……ヘンタイ」
先にしてきたのはジャンヌなのにと文句を言おうとしたが、ジャンヌが目を閉じて小さく唇を突き出してきたのでぐだ男はなにも言えなくなりながら、ジャンヌ・オルタの体を抱き締めながらゆっくりと接吻した。 お互いの体が震えているのは寒さ故か、それとも胸の高鳴り故か、抱きしめあえば抱きしめあうほどそれは後者だと主張するように二人の体温は上昇していく。
オルタの目が蕩け、ぐだ男の息が荒くなる、やがて二人は廊下がぬれるのも構わずにそのまま抱きしめあいながら倒れ込んだ。>>909
前編 その2 想いの決壊
(…気まずい)
朝食を終え、妙な雰囲気のまま別れあっという間に一日が過ぎた。今夜は来ないかなと思っていたがアレキサンダーはいつもの時間、いつもの恰好で部屋を訪ねてきたので部屋に招き入れるがやはり気まずさが残っていてアレキサンダーは無言でベッドに潜り込みぽんぽんとシーツを叩く。こっちにおいでと言っているようだった。まるで自分の部屋のようなくつろぎ方に少しだけ気分が和らぐ。
「…昨日の続きから読むね。今日は…」
少し表情が硬いがいつものようにアレキサンダーはイリアスを読み聞かせてくれる。それを大人しく聞きながらも私の視線はイリアスを持っているアレキサンダーの指に注がれていた。
(恋愛対象じゃないなんて嘘だ)
アレキサンダーは子供だから恋愛対象にはならない。今朝、アレキサンダーに言った言葉だ。何を言っているのかと自分自身を嗤いたくなる。自分よりも少しだけ小さい手にときめきを感じていると言うのに。
「…ふぁ…今日はここまででいいかな」
「あ、うん。ありがとね。今回は…」
今日の分の朗読を終えいつもの感想を伝える。どこかぎこちなさは残っているけれど明日には元通りになっているかもと思わせる程度には話すことが出来たように思う。
(…何が原因なんだろう)>>910
朝からずっと考えていたけれど何故こんな風に気まずい雰囲気になっているのか分からない。いや、私の言葉がきっかけだということは分かるのだがそれでどうして表情を変えたのか、その理由が分からなかった。
(子共扱いが嫌だったのかな。でもそれだけであんな雰囲気になる…?ああダメだ分からない…)
あの冷えた表情を思い出すとゾクゾクした。隠されていた刃が不意に見えたかのような鋭い眼差し。あれもまたアレキサンダーの一面なのだろうか。
「…寝よっか」
「…うん」
今日はもう遅い。これ以上考え事をすると思考がショートしてしまいそうなので眠ることにした。点けてあったライトを消して布団を被る。隣でもぞもぞと動くアレキサンダーを極力意識しないようにしながらおやすみと言い瞼を閉じた。>>911
(………喉渇いた)
あまりよく眠れなかったのか夜中に目が覚める。まだ起きるには早いと目を閉じるが今度は喉の渇きが気になるようになった。仕方ないと隣で寝息を立てるアレキサンダーを起こさないよう静かにベッドから這い出て部屋備え付けの冷蔵庫からお茶を取り出して行儀が悪いが誰も見ていないのでラッパ飲みする。豪快に喉を潤し目的も済んだので布団に潜ろうとした時、暗闇の中アレキサンダーの寝顔を見えた。…見えてしまった。
(睫毛長いな……唇も柔らかそう…)
いけないと分かっていた。分かっていたのに眠るアレキサンダーの顔をまじまじと見ていると体が勝手に動いて気付けば私はアレキサンダーの頬に唇を落としていた。頬だったのはふにふにと柔らかそうな唇に自身の唇に重ねたい衝動をギリギリで耐えた結果であったが結局キスしてしまっているので何の意味もない。寝ている子に最低だ。
(わ、私何をして…っ…!離れなきゃ………っん!?)
自分のしてしまったことに茫然としながら慌てて距離を取ろうとした瞬間、後頭部をがしりと何かに掴まれぐいっと強い力に引っ張られ唇に何かが押し当てられた。何が起きたか分からず固まっているとぬるりと湿った何かが唇をなぞり侵入してくる。
「んんっ!?」
それはまるで略奪だった。何かに舌を絡め取られ歯をなぞられ口内を嬲られていく。唾液さえも自分のモノだというように吸い取られて息苦しい。生理的な涙でぼんやりした視界に映ったのは赤い色。私の好きなあの赤。アレキサンダーの色だ。
(え?え…?え…!?な、なんでアレキサンダーが……これってキスだよね…!?)
これは夢なのかと現実逃避しそうになるが息苦しさがそれを許さない。ぴちゃぴちゃと唾液の混じり合う音が部屋に響いてこれは現実なのだと思い知らされる。それから数分経った頃だろうか。侵入していた舌が口内から出ていき後頭部の拘束が解かれた。暗闇の中銀の糸が互いの間を伝うのが見えて息が乱れる。>>912
「あれき、さんだー…?」
「…こんな幼い姿の僕に夜這いするなんて…欲求不満なの?それともマスターは変態さんなのかな?」
「夜這っ!?…違っ…さっきのはっ」
「…子供は恋愛対象にならない…って言ってたくせに」
「あ、う…こ、これは気の迷いというか…!」
「…ふうん。気の迷いで寝てると思ってた僕にキスしたの?それはそれで最低だよ?」
「う…」
「…そんないけないマスターにはおしおきしないと」
「え…んんっ~!!」
責めるような声色のアレキサンダーにどうしよう、何て言えばいいのだろうと考えていると有無を言わさず再び口づけられた。差し込まれた舌がまるで別の生き物かのように口内を這い回り体を押し返そうとしてもピクリとも動かない。口づけをされるがままになっていると今度は服のボタンを2,3個外され首筋に顔を埋められる。チリッと軽い痛みが走ったかと思うとそこには赤い痕が刻まれていた。
(な、慣れてる…!?)
嵐のようなキスを落としながら胸を揉みしだくその手つきは手馴れたものであらゆる行為に迷いがない。生前の記憶によるものなのか、それともこの年の頃には既に経験済みなのか分からないけれどどちらにしろ恐ろしい。残りのボタンに手を掛けられ肌蹴そうになるのを押さえる。>>913
「ダ、ダメッ」
「なんで?」
「なんで、って…は、恥ずかしいからっ…」
「何で?」
「…アレキサンダーに見られるのは……」
「僕相手だと恥ずかしいの?」
「うん…」
「そっか。…ふうん。マスターは僕の事が好きなの?」
「…え、えっと…」
そうですと頷く事が出来ず俯くとアレキサンダーは一瞬だけ目線を下げる。それが断言を避ける私への苛立ちなのかは分からない。確かに言えることは…アレキサンダーは私にはっきりとした解答を求めているということだ。
「…僕は……どうだろうな。君の事は好きだよ。でもそれが親愛以上なのかはよく分からない」
「…」
「だから…確かめてみるよ」
「…!?」
対話を試みようとした時に出来た隙をアレキサンダーは見逃すわけもなく寝巻を押さえていた手をやんわり頭上に固定される。力加減をしているのか痛みはないけれど片手で押さえつけられているとは思えないほど全く振りほどけない。そのまま寝巻を肌蹴られズボンを下ろされる。ブラは寝る時は寝苦しいからと着けていなかったため何も付けていない胸が露わになりパンツ一枚の姿になった。アレキサンダーの視線が露出された肌を這い見られているという羞恥で顔が熱くてたまらない。>>914
「み、見ないで…」
「…ココ、こんなに硬くして。そんなに気持ちよかった?」
「ひゃぅ…!?…あ、やっ…!!」
キスや胸を触れられたことで赤く染まっている胸の突起をピンと何度も人差し指で弾かれ、痛みと共に快楽が生まれていく。次第に甘くなる自分の声が嫌でぎゅっと目を閉じた。
「いいの?目つぶって。余計感じちゃうんじゃない?」
「ひゃあっ!?な、なめないでぇっ…」
唇と目をかたく閉じて与えられる刺激に耐えようとするとそれを嘲笑うかのように敏感になった胸の突起を口に含まれ舌で転がされる。指とは違う湿った感触にビクンと体が反応してしまう。
「…ん、んっ……」
「あっ、ああっ…!すっちゃ、だめぇ…っ!!」
「ダメって声じゃないよね。さっきから太ももを擦り合わせてるけど…どうかした?」
「…っ…」
胸の刺激で下半身が疼き愛液が垂れ流れるほど感じていると言うのに触れられない秘部がもどかしくて無意識に足を擦り合わせていたことを指摘され顔に熱が集まる。口ではダメと言いながら喜ぶ心と体を見透かされているのだ。>>915
「陳腐な言い回しになるけど…体は正直なんだね?」
「そんな、こと…っ…」
「じゃあこのピンと立った乳首は?下着を濡らすこれは?漏らしたわけじゃないんでしょ?マスターは僕より大人なんだから」
「んぁあっ…!!」
「…ああ、ぐしょぐしょで…マスターのいやらしい汁でいっぱいだ」
下着の中に手を差し込まれ愛液で濡れた秘部を掻き回される。ぐちゅぐちゅと湿った水音が自身の淫乱さを証明しているようだった。指で割れ目をこじ開けられ中心にある花芯を摘まれると声を抑えられないほどの快感が襲ってきた。
「涎垂れてる。そんなにいいんだ?」
「ん、んんんんっ!!はぁっ……はぁ……いじわる、いわないで…」
「…意地悪なのはマスターの方じゃないか」
「え…?」
まるで拗ねた子供のような物言いに驚いてアレキサンダーをまじまじと見るとふいと目を逸らされる。
「…なんでもない。指入れるね」
「あっ!?だ、だめだよっ」
話題を逸らしたいのか強引に下着をずり下され膣内に指を差し込まれた。突然の異物の侵入に膣が収縮しアレキサンダーの指を銜え込む。それがまるで離さないと言っているようで恥ずかしかった。>>916
自分の弱いところを探り当てられ集中的に責め立てられてしまえば指一本だというのに容易く絶頂へと導かれてしまう。息を深く吸いこんで落ち着こうとしても肉壁を弄りまわす指の数が増え中が拡張され、今日までディルトさえ挿れたことがなかったソコは指の数が増えるごとに慣らされていく。
「……はぁ、はぁ………んぅ…!?」
「…さすがに4本はキツイかな。でも我慢して。慣らさないと後がつらいから」
「ぁっ……なに、が……?」
「分かっているくせに。ああ、言って欲しいんだ?いい趣味してるなぁ。…これを君の中に挿れるんだよ」
もう手の拘束は解かれているのにシーツを握りしめることしか出来ず呻く私に、アレキサンダーは自身の腰布を捲り上げ幼い外見とは裏腹にそそり立った陰茎を見せつけてきた。子供のそれとは違う、初めて見る男性器に恐怖しながらもゴクリと喉を鳴る。拒否の言葉を繰り返しながらも私は…どうしようもないほど興奮していた。
「勃起したペニスを見てそんな物欲しそうな顔するなんて。生娘とは思えないよ」
「きむっ!?」
「そうだろ?」
「…そう、だけど……んっ……ぁっ………アレキサンダーは随分手馴れてるね…っ…」
「まあ嗜みみたいなものかな。僕の時代は子供を残すことが大事だったから」
「そう、なんだ…っ……ふぁ…、あ、ああ…っ…」
話しながらも手の動きは止まることはなく中を這う指の形がはっきりと分かるくらいに敏感になっていく。
「じゃあ、そろそろ挿れるから」
「ま、まってっ!私達恋人同士ってわけでもないのに…!こんなの、ダメだよ…。他にも確かめる方法はあるでしょう…?勝手にキスしたのは謝るから…」
「…まあね。でももう遅いよ。僕は君が欲しくなった。欲しいものはすぐに手に入れないと。……本当に嫌なら令呪を使った方がいいよ」>>917
そうだ。私の手にはサーヴァントへの絶対命令権である令呪が刻まれている。カルデアの令呪は一日一画回復できる分通常の令呪よりも劣るが一時的な命令くらいならば可能だ。三画残ったままだし今は大きなオーダーはない。一画くらい今使用しても問題はないだろう。それでも…令呪を使ってまで止めたいとは思わなかった。
「…」
「……使わないんだ?そう。…他の人でもこういう状況になったら受け入れるつもり?」
「…他の人だったら服を脱がされかけた時に使ってると思う。皆の事は好きだけど…受け入れられないよ」
「僕はいいの?」
「…それ、は……」
私はアレキサンダーのことが好きだ。この瞬間にも彼に胸を高鳴らせているし正直このまま流されてしまいたいと思っている。でもそれは女としての自分の考えでマスターとしての私は相手は子供でありサーヴァントだ、その一線は超えるべきではないと警告している。正反対の感情が入り乱れ煮詰まっていく。頭が痛かった。理性と情を天秤にかけているようなものだ。私は…
「私は…中途半端で、どうしようもないダメ人間だから。こんなことやめよう?…今日のことはなかったことにしよう?その方がいいよ」
アレキサンダーの問いに対し煙を巻くような答えを返すとすっと目が細められる。あの時と同じ冷たい視線が体中に刺さるがそれすら心地よく感じる。我ながら倒錯していた。
「……君の事は大切だけど…どうしてかな」
「―――――時々無性に啼かしたくなる」
「アレキサンダー…?……え、待って、なんで、あ、あああっ!!!」
吐き捨てるような、あるいは自嘲するような声色でぽつりとそう呟くとアレキサンダーは私の腰をがっしりと掴み愛液が湧き出ている蜜壺に隆起した刃を突き立てた。硬く熱いその刃は肉壁を擦り上げながら奥へと進んでいき裂けるような鋭い痛みが走る。結合部を見ると一筋の赤い液体が流れていた。私はたった今、純潔を失ったのだ。>>918
(い、痛い…っ!!………でも…でも……初めてがアレキサンダーでよかった…)
破瓜の痛みと好いた相手に貫かれた歓喜で涙が流れる。泣く私を見てアレキサンダーは無言で頭を撫でた。その手つきは荒っぽいが優しくてあやされているようだった。小さな声でごめんと一言謝られた瞬間、一気に腰を落とされアレキサンダーの陰茎が全部私の中に納まる。奥まで到達した陰茎は今度は果てを求めて絡みつく肉壁を擦り、掻き回していく。加減が出来ず突かれる度に締め付ける私の肉がきついのかアレキサンダーは甘くも苦しげな声を漏らしていた。
(私の中にアレキサンダーのが入ってるんだ…)
興奮して勃起して、腰を振って快楽を求めている。そう思うと生まれる痛みすらも愛おしい。
(好き、好き…大好き…!)
目を背けていた自分の想いが溢れていく。今この瞬間だけはマスターとか世界の救済の事は忘れてただ抱かれていたい。何度も性器が膣内を行き来し最初の貫通から時間が経つにつれて痛み以外の感覚が生まれ始めていく。それがセックスによる快楽だと気づいた頃には…アレキサンダーの精液で膣内がいっぱいになっていた。>>919
それから数時間後、乱れたシーツや布団を直さないまま服も着ずぼんやりと二人で寝そべっていた。行為中は見下ろしてきたアレキサンダーも沢山精力を発散させたせいか穏やかな表情になっている。…というよりも落ち込んでいる、と言った方が正しいかもしれない。
「…大丈夫?」
「う、うん。ちょっとだるいけど寝たら治るよ。…多分」
「そっか。…ねえ。怒らないの?」
「何を?」
「僕、君を強姦したんだけど。しかも君は初めてだっただろ。ずっと痛そうにしてたじゃないか」
「確かに痛みはあったけど…最後の方は慣れて痛みもあんまり感じなかったよ。それに私アレキサンダーの事が好きだから…抱かれて嬉しかった」
「……え……んっ…!?」
無理矢理抱いたことを悔いているのか落ち込んだ様子のアレキサンダーを抱きしめ唇に触れるだけのキスをする。拙いキスであるけれど気持ちが伝わるようにちゅっと唇をくっつけてから離すとアレキサンダーは一瞬固まった後頬を赤く染めた。かわいい。とてもかわいい。
「…何で今になってそんなこと…やっぱり君は意地悪だ。もっと早く言ってくれたら無理矢理抱いたりなんてしなかったのに…」
「ご、ごめんね。でも私としては葛藤があって…。アレキサンダーの時代はどうか分からないけど現代社会ではアレキサンダーくらいの子を好きになって…セックスしちゃったら犯罪だから…!」
今もああ、ついに一線を超えてしまったどうしようこんなところ誰かに見られたら社会的に死ぬと思う気持ちもある。…まあそれ以上に好きな人と一つになれたという幸福感が上回っているのだが。>>920
「…そういうものなの?」
「うん。それで…アレキサンダーは分かった?」
「何が?」
「えっと……私の事をどう思ってるか確かめるって言ったでしょ?」
「あんなの…ただ意地を張っていただけだよ。君がはっきりしないから揺さぶるために襲う口実にしただけ。…本当はキスし返すだけで済ませるつもりだったんだ。でもキスしたら体に触れたくなって、体に触れたら抱きたくなって。…そろそろやめないと止まれなくなるな、自重しよう、我慢しようとしたけど自分じゃ出来なくて。だから令呪使うように仕向けたら君は使おうとしない。じゃあいいんだ、やっぱり僕の事が好きなんだと思ったら…急に「今日のことはなかったことにしよう」って言われて。正直頭にキたから襲っちゃった」
「………本当にごめんなさい」
アレキサンダーからすれば私は碌に抵抗もせず思わせぶりに振る舞っておいていざその時になったらやっぱダメだよやめようよと言ってくる女だったわけで。…それは腹が立つだろうなと思う。自分の優柔不断さのせいで振り回してしまったことが申し訳なくて謝るとアレキサンダーは首を左右に振った。
「…ううん。僕は…本当の意味で子供だったんだ。ごめん。…ねえ」
「何……んっ…」
先ほどの私がした子供じみたキスとは違う、深いキスをされる。行為の前の貪るような激しいものではなくゆっくりと溶けていくような穏やかなキスだった。体が火照り始めたところで唇が離れ互いの視線が絡み合う。
「好きだ。…君は?」
「…好き、です……」
「…そっか。そっか…うん。想いが通じ合うっていいものだね」
「うん…そうだね」
「これから…色んな意味でよろしくねマスター?」
「お、お手柔らかにお願いします…」
こうして私は…様々な順序をすっ飛ばして可愛らしくも少し意地悪な年下の恋人が出来たのだった。>>921
本当に長ったらしくなってしまいましたが前編はここまでです
後編はレベルアップしてタイトルのごとくお馬さんごっこ&スパンキングしながら交尾する二人の話になります(こうして書くと酷い字面)
おそらく今回と同様に文字数が多くなると思うので前後に分けると思います
お目汚し失礼しましたまあ案外そうではないのだなご主人
少なくとも「日本語の」フレンチキスはディープキスの対義語のように軽いキスなのだ
この言葉も、うかつに使えば汚名挽回警察や確信犯警察や閑話休題警察と同様に、なぜか他の言葉遣いの間違いには目もくれずにそれだけが発言者に腹パンをくらわせにくる輩が多いのは事実であるが、「多くの日本人が誤解していることだが」という枕詞がつく以上、日本人同士のコミュニケーションでは伝えるべき意味が通じるわけであり、つまりは言葉として正しい役割を演じでいるとキャットは推測するのである
そも、フレンチキスは実際に仏式ではなく、仏国と仲の悪い紳士の国の英国が『こんなに下品なキスをするのはフランス野郎だろうなグヘヘヘ』という意味合いで名付けたのはおおかたの説であるな
他には実用性のないエロ衣装としてのハレンチメイド服を『フレンチメイド』と俗称するのも有名なところであるし
ではなぜ多くの日本人がフレンチキス=軽いキスと誤解しているのか?
これまたおおかたの説では、英国から米国にこの言葉が伝わった時点で意味合いが変わって挨拶程度の軽いキスをフレンチキスと『誤用』する地域が現れ、その地域の米国軍人が戦後の占領下で『フレンチキス』するのを見て、日本人に『親愛の軽いキス=フレンチキス』と刷り込まれたというのだな
まあ閨におけるピロートークにおいては、エロ以外のリアルを持ち出すのは無粋ではないかと言い残し、これまた場違いなキャットは去るのである>>923
ご指摘ありがとうございます! 書かれている通り完全に語感で判断しておりましたっ。
フレンチは『下品』という隠語に寄っていたとは……間違いに気づかないって怖いなぁ。
お陰様で一つ勉強になりました! ありがとうございます!>>924
言葉って難しいなキャット……! あと詳しいな、まるで(ry
とりあえず日本人には意味は伝わるだろうけど、誤用には変わりないみたいだから『ライト・キス、バード・キス、リトル・キス』か普通に『キス』で表現するよ!- 927名無し2017/08/11(Fri) 10:36:14(1/1)
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藤丸立香がスカサハとアルトリアで向かった孤島の特異点で、約束通りに午後は立香とスカサハは二人きりで散歩をしていた。
せっかくの恋人との逢瀬だが、スカサハは先刻の出来事によって霜のように白皙の美貌を憂いで曇らせている。白珠(はくじゅ)のような歯が端麗な唇を噛み締めるありさまを、立香は視界に映していた。
「まさか、アルトリアがあそこまで料理の腕を上げていたとは……」
「彼女は凝り性な上に負けず嫌いだからね。バレンタインでも凄いクオリティのチョコをくれたよ」
彼女の聖槍を模したようなチョコだった。渡すことに緊張して自分の胸に挟まっていたなどと口走っていたのをよく覚えている。
そんなアルトリアが今回作ったのは、屠殺したバイコーンの薄切り肉とキャベツや牛蒡に似た植物を鍋に入れ、持参してきた砂糖、醤油、酒、味噌で味を付けした桜鍋だ。さらに捕らえたリスの皮を剥ぎ刃物で叩いて細かく刻み、肉のつみれ汁を作ったのだ。
どの料理もとても旨かった。桜鍋はあっさりした馬肉にコクのある味噌との相性が抜群だった。溶き卵と絡ませて食べた。つみれ汁は血も骨もすべてつみれに使ったため塩味も出汁も染み出ていた。肉の臭みがなくほんのりと甘くて木の実の香りがあった。柔らかい肉の中に細かく刻んだ骨のコリコリした食感を立香は気に入った。
カルデアでエミヤ、マルタらを指南役として料理や家事全般を学んだようで知らぬ間に家事能力が高まっていた。本人曰く、花嫁修業をしたそうだが、指南役が男性のエミヤと生前は独身だったマルタである辺りが立香には何とも言えぬ諧謔(ユーモア)を感じさせる。>>928
「バレンタインか、あの時私も料理を学ぶのも悪くないとは思ったんだがな。やれやれ、怠ったツケが回ってきたか」
先程からなぜスカサハが思い悩んでいるのは、スカサハ自身が作った料理が獲れたて新鮮、ウガルの心臓焼きと血の腸詰煮だったのだ。滋養強壮の効果が高く食すと精力が付くとスカサハは語っていたが、アルトリアの料理と比べてジビエ料理と言うにはワイルド過ぎる自分の料理と比較して何か思うことがあったようだ。
立香としてはスカサハの料理も悪くはなかったのだ。ただ心臓焼きも腸詰煮も噛めば噛むほど血の味がして、それが濃すぎるので多少辟易したのだが……
しかし、立香としてはもっと気になるのは、
「心臓焼きとかはまあいいけどさ、それよりもウガルの脳味噌はもう勘弁して欲しいよ……いや、美味かったけどね?」
「ううむ……」
狩猟で獲った獣肉を生食するには、ウィルス性肝炎の感染や寄生虫、食中毒等の危険を留意することが必要なのだが、魔獣の場合はその心配がないのだろうか。スカサハのことだから対策はしているとは思うが、後にこれをナイチンゲールが知ったらどうなるか、想像するだけで肝が冷える思いだ。
しみ一つない最高級の白磁で造型されたようなスカサハの肌を眺める。その全身からは白光が放射されているようだ。それは戦場において敵はおろか天をも地をも睥睨する絶世の美女の肉体であった。恋人への愛しさを煽られた立香の行動は大胆で迅速だった。
「スカサハ……」
彼女に後ろから覆い被さるように、強く抱く。抱き寄せた恋人のうなじを吸い、所有印を刻む。>>929
スカサハは身体をひねって立香に向き直り、首に軽く噛むことで所有印を刻んだ。最近では彼女もこうした定期的に所有印を刻むことに慣れてきたようだ。
誰にも見られる心配がなくなったことで少年はますます大胆に、いそいそと下ろした海パンから肉棒を取り出し、スカサハの股下へとより強く腰を押しつけていった。膨らみ始めた脈打つ股間の熱、硬さ、長さから太さまで。牡肉のあらゆる感触を内腿でじかに感じ取って、スカサハがピクピクと痙攣する。
ひるます果敢に攻めると決めて、立香は恋人の腿肉でズリズリと、お互いの肌の火照りを感じつつ、肉棒を擦る。
「スカサハの太ももで……挟んでもらっても、いいかな……?」
言葉の意味を理解して、ビクリとまた大きく彼女の美味しそうな太ももが弾んだ。
「そうしないと収まりがつかぬのだろうっ。ふふ……し、仕方ないから、だぞ? お前がどうしても欲しいと頼むからぁ……」
「うん。俺が無理なお願いしたってことで、いいから……んっ」
突飛な申し出に戸惑い、恥じらいながらうつむく恋人の首筋から胸元へ、キスの雨を降らせて、ぐずる彼女をなだめてゆく。唇が触れるたびに増やしていく火照りと、身体を任せてくれる恋人の表情が次第に蕩けてゆく様―――心境の移り変わりをたっぷりと愉しんだ。
「い、痛かったら言ってくれ。加減がわからない、から……んっ」
スカサハはパレオを解き、その場に捨てる。
きゅっ―――引き締められ挟まった恋人の股下で、両側からむっちりと腿肉に押された肉棒が歓喜のうめきを穿き漏らす。スカサハの健気な発言も牡の支配欲を刺激して、余計に膨れた肉棒が逆に彼女の腿を圧迫する。
「う、ぁ……っ、いい。柔らかくて、むっちりとしてて……あぁ、すごく気持ちいいよっ」
「は、恥ずかしいから口に出して言うのはっ、あぁぅ……! か、硬ぁい……」
恥ずかしさに震えるだけでなく、前後にゆっくりとスライドし始めた恋人の腰は、明らかに快感を貪ろうと率先して動き始めていた。
しかしそれは自分も同じこと。目の前に愛しい人がいて、互いに求め合っているのだ。燃え盛らないほうがどうかしている。>>930
愛しさを伝えようと強く抱き締めれば、ビキニ越しにもはっきりとわかるほど張り詰めた恋人の乳房がむにゅりろ潰れて柔らかさと熱を伝えてくれた。
「くぅぁ、ぁぁん……っ。ち、くびっ、擦れて、ェェ……!」
熱く漏れる吐息と、すがりつく肌の火照りが、抱いていて無性に心地よい。薄い水着の生地越しにも鮮明に肉の鼓動を感じ、摩擦熱で火照る膣肉を震わせてくれているようだ。
濡れてしっとりと肌に吸いついたビキニ水着は、立香にも恋人の股肉の状況、熱を孕み湿った蜜が染み出す姿を鮮烈に伝えてくれた。
「もっと、もっと擦ってあげる……ん、くぅぅ!」
掌に収まりきらないたっぷりの尻肉を掴んで腰を引き寄せ、押しつけた肉幹でゴシゴシと水着の股布を扱く。律動に揺れた恋人の上半身でも勃起した乳首が自然と少年の胸板との間で擦れて、上下両方での刺激に甘い嬌声が響き渡る。
(あぁ……っ、腰、痺れてきたァ……!)
「ふぁぁっ、ひんっ! いっ、あァァ……! 立香っりつかぁ……!」
スカサハの太もももいっそう強く肉棒にしがみついてきて、肉棒は悦び、悶え狂う。その上小刻みな痙攣が牡の根元にまでゾクゾクと伝わって、少年の精を搾ろうとしているようにすら思えてくる。
「はぅ、うっ……うぁぁぁんっ! 擦れるぅ……。熱く、なるぅぅ……!」
欲情した男女の股間から染み出た欲望汁が薄い水着一枚を通じてグチュグチュといやらしく鳴る。摩擦で熱された股下の水が絡んできて、バチャバチャと弾け、興を添えた。その都度二人の唇は重なり、求め合い、舌先を絡め合う。やがてつながる口元でも、股下に負けないくらい淫靡な粘濁音が響き始めた。>>931
(もっと、もっと……おおっ。スカサハの声が聞きたいっ。感じたいっ!)
恋人の甘い鳴き声。恥ずかしげに締めつけてくる内腿の熱っぽさ。熱く漏れる吐息が首筋を撫でくすぐったさと、抱き締める肢体の柔らかなぬくもり。どれも比べようがないほどに愛しくて、この上なく男の劣情を刺激する。
たまらず引き攣る腰の奥で、ドクドクと白濁の塊が沸き立った。
「ひぃぁぁぅぅんんっ!」
脈動に晒されて恋人の膣肉が切なげに震える。咎める眼つきはすっかり蕩けて潤み、ギチギチ締めつけてくる腿のもじつきが執拗に肉棒を扱き立てて。
「くぅ、あ、あぁっ……そろ、そろっ」
間近に迫った限界を伝えるまでもなく、触れあう腿肉で彼女も感じ取ってくれていたらしい。交わした視線がしっとりと濡れそぼち、一気に太ももと腰それぞれが、前後に激しく、快感のみを追求する単純な動きへと変化した。
「はぁ、ぁっ……! ひくぅ……っ! わた、しもぉっ!」
じゅわっと染み出た蜜汁の粘つく感触が、水着の股布越しにもはっきりと伝わる。肉幹に絡みついてくる恋人の快楽の証を嬉しく思いながら、腰骨に溜まった快楽が電流となって背筋を伝うのを鮮烈に感じ―――少年のピストンは止まらなくなった。
海水の冷たさなんてとっくに感じている。掻き混ぜられグチグチと鳴るお互いのツユの粘つきと摩擦で生じた熱に浮かされながら。
「はぁっ、ぁは、ぁぁっ……スカサハ……っ!」
乱れた吐息にくすぐられたスカサハの喉が生唾を呑みながら大きく反った。目一杯突き入れた肉幹を水着越しに恋人の肉唇がぎゅぅうっと締めつける。
「あ、あぁっ。一緒にっ……っぁはぁっ、一緒にぃ……っ!」
愛しげに、きつく巻きつくスカサハの手に背中を抱き締められ、しがみつくように強く締めた亀頭が、水着を突き破る勢いで膣口を抉る。限界まで膨れ上がった肉の先端がうねる膣の感触を仕込まれ、逆に膣肉は雄々しい肉槍の突き込みに打ち震わされて―――。
二つの生殖器官で、溢れる肉欲の塊が一気に弾けた。
「うあ……あぁあぁぁぁぁっ!」
―――ど、ぐんっっ! びるっ、ぶびゅりゅるるるるるぅっっ!
灼熱の飛沫を浴びると同時に、恋人の股間でも肉の悦びが爆ぜる。まぶたの裏が白熱で焼け、白一色に染まった。>>932
「ふあっ、あぁ、ひンッ! く、るぅっ……ふあンッ! あ、あぁあ――――ッッッ!!」
肉幹にじわりと温かな蜜が染みる。
ドクドクと、まるで壊れた蛇口のように白濁が脈打ち放たれては海水に漂った。苛烈な脈動によって肉幹にわすかな鈍痛が奔るも、じきに多大な射精の悦楽によって押し流されてしまう。
余韻を味わうように腰がひとりでに動いて、程よく緩んだ恋人の両腿の間で這いずり続けた。噴き出る精液の一滴までを搾り出して、ビキニ水着へと塗り込める。
「ふぁんっ。ま、だ出る……のか。ひっ、あぁん……熱くて、溶けてしまいそうだぁぁ」
どちらからともなく抱き寄せ合い、きつく絡めた手と手でお互いの身体を独占した。
「くぁっ……あ、あぁ……よかったよ、スカサハ」
「ぅ……ふぁっ。いつも、いつもこんなにたくさん出しおって……ぅあ、ほらまたぁっ!」
ようやく搾り出された第一弾が出尽くした。
けれど、まだ。すでに第二弾の装填を体感して、少年の肉棒は再度起き上がる。
「このまま……続けて、いい?」
まだまだいけるぞと伝えるように、硬く反ったままの肉幹で恋人の股肉を押し上げる。
「んふぁっ! あ、あぁ~っ……」
イヤらしい蜜がこぼれ出るのを、肉の切っ先でたしかに感じだ。ニヤリと微笑みを向けると、むくれたような、拗ねたような目でスカサハが睨みを利かせてくる。
その仕草一つ一つが愛しくて、またよけいに肉棒が膨れ、脈打った。
「ふぁんっ……堪え性のない、やつめぇっ……ふふふ……しかたないっ。このままでは、立香が水から上がれなくなるから、なぁ、ふぁ、あっあぅぁぁ……」
素股の前にしたのとそっくりな会話。
「うん……。スカサハ、後ろ向いて、それからお尻、もっとこっちに向けて突き出して」
自分の手で引きつけてもよかったのだけれど、あえて今は彼女自身の意思で股間を差し出してもらいたかった。>>933
「またっ、そうやってお前は私に恥ずかしい格好ばかりさせる……。ぁ、はぁぁっ……うぅぅぅんっ!」
背を向けた彼女の腰が押し出されてくる際に性器同士が擦れ合って、また腿肉の間に肉棒が引き込まれかけた。絶頂直後の敏感な器官全体で余韻を受け容れる。
このまま腰を突き出して再度素股を愉しみたい。そんな、根元まで甘く痺れる肉棒からの要求を跳ねのけて。
「後ろから……入れるよ」
漏らさないように慎重に腰を引いて、肉棒を腿肉の締めつけから退避させる。そのまま恋人の背に這わせた手でうなじ、背中、そしてたっぷりの尻肉へと、順を追って撫で回した。
「んっ、ふぁぁっ……。ゆ、ゆっくりだぞ。ゆっくり、頼む……」
怖いからじゃない。肉棒が埋まる様をじっくりと膣肉で感じ取るのが好きだからだ。恋人の性癖を覚えている少年は、にこりと微笑んで頷き、応えた。
ビキニの股布を下ろして脱がして、糸引く蜜が漏れ出る肉の穴の位置を視認する。
「じ、じっくり見るなぁ……やっ、あぁぁんっ」
見られて昂奮した肉穴から、またこぽりと蕩けた蜜が溢れ出て、間近の肉棒に温かな感触を伝える。海水と混ざりゆくまでのわずかな間ではあったけれど、恋人も行為の続行を望んでいるという明確な意思表示を受けて、昂奮は五割増しで膨れ上がった。
ことさらに淫靡な音を響かせ、狙いをつけた肉先が穴の入口に埋没する。
「ふぅ……っ、あ、あぁっ……く、るぅ……」>>934
立ったままで尻を突き出し、背中を預けくるスカサハを、力強く腰に回した右手で抱き寄せた。同時に、目一杯押し出した肉槍が、密着した尻の谷間でズルリ、絡んだ蜜によって上へとスライドした。
「ひぁっっ!? り、立香っそこっ、ちが……ああぁはぁぁああああ~~~っ!」
「くぅあぁぁぁっ! あ、熱くて狭いっ……!」
いざなうようにヒクつく肉穴の誘惑に抗えず、スカサハの静止を振りきり、押し出した腰の先端がギチギチの感触に包まれる。ねっとりと茹る、狭い穴。排泄用の穴。
小振りな肉穴は、まるで小さな手でぎゅっと握り締められたみたいに厳しい締めつけで牡の侵攻を歓待した。つるりとした粘膜の感触は膣とは全然違って、取っ掛かりがないぶん、ダイレクトに引き絞られる感覚のみが少年の腰に届けられる。
本来入れるのではなく、「出す」ための穴に突き込んでいるという、背徳感。目前でたわむ尻肉のたぷたぷとした様子に、目一杯広がって受け入れてくれている穴の、卑猥すぎる光景。恋人の驚愕をそのまま体現して引き攣れる腸内の締めつけ以上に、様々な要素が絡んで立香の獣欲を刺激し続ける。
「ひぃあぁぁっ……は、やくっ、抜けぇぇっ……」
「でも、スカサハのお尻は……抜いて欲しくないって、ぐずってるよ……っ?」
「はふぁぁぁぁぁ~っ! な、ぜっ突くっ、のっ、だぁぁ……んぅ、うぁあぁぁぁっん!」
いったん抜くそぶりを見せておいて、不意をつく形で恋人の尻穴を穿つ。ちょうど彼女が安堵の息を吐き漏らしたタイミングで押し入れ、わずかに緩んだ肉穴を思いきり奥まで貫き通してしまう。
「うぅっ、あ……! 凄い……ギチギチ、また締まってっ……~~っっ!」
恋人の非難の声に合わせて、不規則な締めつけが肉棒を襲う。甘い吐息をこぼすように亀頭が先走り汁を漏らし、ぶちまけられた腸粘膜のほうもねっとりと潤んで、排泄物よりずっと太い異物を柔軟に受け入れてくれた。
「ぁはぁ、はぁぁっ、はぁぅっ……うぅ、本当にお前は変態だなぁっ……」
あんまりといえばあんまり物言い。でももっともだと立香自身、思う。アルトリアに淫堕の味を仕込んでいく禁忌を犯すかの如き悦楽も好きだが、スカサハのようにお互いに通じ合うかのように淫楽を共有するような昂奮も、好ましく滾る情念が肉棒をますます硬く、熱く猛らせる。>>935
「スカサハのすべてを知りたいんだ。凛々しくて勇ましいスカサハも可愛いスカサハも、お尻を犯されて、はしたなく喘いじゃう……エッチなスカサハも!」
「ひぅ!? あ、あぁあ―――ッ! んはっああああァァァァ……ッ!」
ざぶざぶと響く波音が、やけに遠く感じる。暴れる恋人の身体を抱き締めて、ぬくもりを感じながら、震える彼女のうなじに何度も口づけた。キスを浴びせるたびうなる腸内の締めつけは強まるばかりで、じわじわと染み出た腸液の熱に侵され、肉幹が蕩けるような錯覚にすら陥る。
腸内の痙攣はより小刻みに、やがてひっきりなしになって、恋人の声音も甘い響き一色に染まってゆく。
セックスの最中に尻穴にふと指が触れたりなどとした時の彼女の反応は、過剰とも言えるほどに敏感になる。そこに指や肉槍を挿入すれば声は聞こえないが、まるで獣のように恥知らずに、しかも恍惚としてのたうちまわるのだ。
「スカサハ、痛くない? 俺のっ……中で感じてくれてるのっ!?」
ぐっと力強く尻を引き寄せれば、より深い結合に感極まったお互いの声が絡み合った。
「ふぁっ、あぁぁっ! お、くでぇっ……? あ、あぁっ。か、感じる……硬くて熱い、たくましいお前の一部が脈打つのを、感じるうぅぅぅっ……!」
「もっと……浅瀬に行こっか、ん、んんっ……」
彼女が抽送の際に勢いよく跳ねる水をかぶらないで済むよう、背中を押すように、つながったままで砂浜に向けて歩き出す。
「ひゃっ! あぁ……っ、こ、擦れるぅっ……」
歩を進めるたびに激しくよじれる腸内で、牡肉は歓喜の涎をダダ漏らし、淑女の尻穴はトロトロに陥った腸液を肉棒へとまぶして、お互いのにおいと味を刻む悦びに打ち震える。
「尻で交わるのもっ……いいもの、だなっ。ぁふぅ……!」
「息が熱いよ……身体も……。お尻の中も、ものすごく、火照ってる……っ」
考えるよりも先に手が動いていた。恋人の水着の肩口から伸ばした掌で、カップごと押し包むように両胸を抱き締め、揉みしだく。>>936
「くぅ、んっ! り、りつかぁっ。今、今そんなに優しくされたらぁぁっ……ひ、あはあぁぁ……あぁ―――っ!」
また、感極まったスカサハがヂョロヂョロと尿を海中に吐き出すのが、つながった秘部の蠢きからはっきりと伝わった。
「スカサハって、どんな顔でも綺麗なんだもん。反則、だよ……」
「ふわぁぁぁっ……お前の、その物言いのほうが反則っ……だぁ……。み、耳元でそんな恥ずかしいことを堂々とぉ……あ、あぁあふぅぅっ、お尻の中でまた大きくなったぁぁっ」
スカサハが内側から押し拡がる尻穴での快楽に惚けているうちに、手早く水着のトップスをすり下げてしまう。ぷるんと跳ねた紡錘形の大きな乳房が海水をはじき、飛び散った水滴が桜色の先端をしっとりと湿らせる。
(あぁ、もう! どこもかしこも愛しいっ。ずっと……つながったままでいたいっ)
ぎゅむ、と強めに左右の乳房を揉みしだけば、指の形に押されてへこむ。そのくせ指を推し返そうと、弾力に富んだ乳肌は健気な抵抗を見せもした。
「はふぅっ、うぁ、ぁんっ……。りつかぁぁっ……くひぅっ!? そ、そっちはほんとにダメえぇぇぇっ! ひぁっあっくふぅううぅぅんんっ!」
胸に気を取られたら、今度は股間へと狙いつける。歩きながら、よじれる彼女の股下に差し入れた右手の中指を立てて、手探りで見つけた淫核を弄ぶ。扱けば扱くほど硬く隆起する肉突起からもまた、尻穴同様に、股布を染み出て粘つく蜜が指先へと纏わりついてくる。
その間も、目一杯恋人の尻に押しつけた肉棒の動きは止めない。腸の曲がり角まで突き刺したまま、腰を押し出して腸壁を圧迫。
「はぁぁっ! 深いぃぃぃっ……! あっ、はあぁ、いっ! ひっあぁぁ、そ、そこぉ」
絡まる腸液をより染み出させようと、度々腰の角度を変え、押し潰す粘膜の位置を違えた。やがて、ようやく浜辺に辿り着き、荒ぶる吐息をお互いに漏らし合った直後。
ゴリッとした、ほかの壁とは違う感触を亀頭が捉える。>>937
「ぅあぁぁんっ!? そ、そこっはぁぁっ……! ひんっ! あっ! んふぅぅ――――っっ!」
そこを押した途端、ブシュッと凄まじい勢いで膣口から蜜汁が噴き漏れた。海水に冷えた太ももに生温かな液体がかかるのを感じながら、立香は予想する。
「ここ……この、コリコリしたの、スカサハの子宮……なのか?」
押すたびに震える弾力に富んだ肉粘膜越しに、打ち据えられてまどろむ彼女の中心地。右手で押さえた膣口の小刻みな震えと、大量に漏れ出る蜜汁が存在を強調している。
少年の肉棒にもジンジンと、切ない鼓動が伝わってくる。
「ふぁ、あくぅぅっ……! そ、そうだっ、そこ……わたしのぉっ、おぉぉ……。あ、あはぁぁ……っ。あぁぅ、あ、れ……わたしの……水、着?」
目端にぷかぷかと、握っていたはずのスカサハの股布が浮いているのを見かけた。いつの間にか離してしまっていたのだろうそれを恋人も見咎めて、のろのろと手を伸ばそうとする。彼女の尻が離れていく感覚に寂しさと切なさを覚えて、少年は限界まで腰を突き入れて尻肉を押し潰し、先端ではぬめる腸肉を押し潰す。
「んんっはああぁぁうぅ―――っ!」
「く、ぅっ……あ、あぁ……っ! スカサハ、水の底に、手をついて……」
押し潰れるのは亀頭も同じ。思いきり突いたせいで驚いた腸粘膜に幹全体を引き絞られ、ぬるぬると腸液が絡む腸壁に押し返されてへこむ肉端から、止め処なく痺れるような愉悦が奔って、もういつ漏らしてしまってもおかしくない。
快楽の白熱でばやけ始めた瞳で恋人がゆっくりと、海を泳ぐ水着を恨めしそうに見ながら手をついてくれたのを見計らい、また、今度はゆっくり徐々に肉棒を抜いていく。
「スカサハの、お尻の穴。俺ので拡がってるのが、よく見えるよっ……!」
「ば、ばかぁぁものぉぉ、言うな、言わないで、くれっ、あ、あぁひっ! またぁっ、擦れる場所が変わってぇぇっ、ひぐぅっ! うぁ……あっああぁ――――……!」
手をつき膝をついて四つん這いになったことで、より深く、強く、丸まった恋人の尻を貫く準備は出来ていた。半ばまで抜いた幹をまたゆっくりと、スカサハの尻に馴染ませるように突き込んでいく。弾む尻肉を撫で、添えた両手で双臀を割り開いてヒクつく肉穴のシワが限界まで伸ばされているのを見届けた。>>938
「はぁ、ぅ……っ! もう、すぐだから……ちょっと早くする、ね……」
じわじわと真綿で締められるように微々と忍び寄る肉楽のもどかしさに、流石に耐えきれなくなって強かに彼女の尻穴を貫く。瞬間、スキンろ先端から腰の根元にかけて甘い衝動が響くのを、立香は半ば陶酔しながら感じていた。
「やぁっはひぃぃぃっ! 深っすぎるぅぅぅっ! お尻のあなっ……気持ちよすぎてえぇぇっ! こ、壊れてしまいどうだぁぁっ……!」
また、恋人が漏らした黄ばんだ液体が波間を揺らして盛大に弾け散る。痙攣する彼女の尻肉を覆うように身体を前に倒して、再び恋人のたわわな二つの果実を揉む。
「くぅぅんっ……立香のぬくもりを、か、感じる……っ、ふぁ、あぁんっ! りつかぁっりつかああぁぁぁ……あふっ、うあぁあぁぁン―――っ!」
尖った乳首を両方とも摘まんでクリクリと転がして、うねる腸内でより奥へと肉棒がいざなわれる愉悦に酔い痴れた。たわむほどに強く乳房全体を掌で押し潰せば、肉棒へみっちりと張り付いた肉粘膜がドロドロに蕩けてにおいを染みつけていく。
「スカサハは……っく、奥突かれるのが好きだよねっ……いっぱい、いっぱい突いてあげるからっ……!」
「んふぅっ、ぅあ、あっ! あぁうぅぅ~っ! そ、そうっ、奥まで隙間なくぅっ……あなたとぴったりつながるのが好きだっ……! し、幸せな気持ちになれる、からぁぁ!」
振り向いた恋人の唇を即座に塞ぐ。重ねた唇同士、つながった生殖器同士。抱き締め、絡み合う身体のぬくもり。お互いがお互いを所有する、所有される悦びに浸りきって、高まってゆく。
「んふぁ、れちゅ……っ、んぷっ、ちゅっ……っ! んふ、ぅっ……りつっ、かぁ……!」
彼女の鼻息に鼻先をくすぐられながら、じんわりと腰元に拡がる衝動を伝えようと、がむしゃらに突き出した肉槍で尻穴を貫く。>>939
ハッ、ハッ、と乱れる二人の息が、徐々に、徐々に重なって同じリズムを刻み始めていた。
「あぁぅぅんっ! ごりゅごりゅぅぅっ! 奥に、お前の形っ、感じるっ! 刻みつけられてぇっ、あぁくぅぅっ! ひっ、あぁあ――――!」
「くぁっ……!」
引き攣れっぱなしのスカサハの腸内は狭まるばかりで、ねっとりと熱い肉穴全体で引き絞られた肉棒は、既に半ば感覚を失ってただただ突き入るだけ。それでも腸の肉壁をぶち抜く瞬間は、彼女の嬌声の振動と粘つく肉の弾力とに感じ入り、よりいっそうの甘い痺れに悶え狂わせられる。
限界は、もうとっくに超えていた。
「ン……ちゅ、ちゅぅぅ……! れちゅるっ、んぁはぁぁ……キス、ぅぅっ」
して欲しいとねだる恋人の求めに応じて、何度も何度も唇を重ねた。そっと持ち上がった彼女の左手が顎をさするその都度。くすぐったさが背筋を伝い、敏感になった肉棒がドクリと激しく脈を打つ。脈動を感じてまた引き攣れる腸内で、絞られてまたひときわ強く脈を打ち―――快楽の連鎖に二人、一緒に溺れてゆく。
どちらの耳にも、激しく波打つ水音は届かない。お互いの息遣いと、ぶつかり合う肉の音。つながる部分からブポブポと、卑しく溺れ出る蜜と先走りの混合液が奏でる粘濁音。立香はスカサハを、スカサハは立香だけを瞳に映して、お互いの限界を伝えた。
「ひきゃぁうぅぅぅっ! ふかぁいぃぃ……ひぁぁ、乳首もきゅってぇ! んちゅっ! ちゅ、んむぅぅっ……ぁぷぁっ! ひぃぅ! あひっ! いいあぁぁぁ――――!!」
余裕をなくした肉勃起で直線的な、力ずくの突き込みを加えても、尻穴は柔軟に応じ、受け止めてくれる。乳首を捻り、乳肉をこね潰し、甘く啼く唇を貪ってそれを幹に絡めて引きずり出す。
「……っ、~~~っっ!」
愛しい男の一部、快楽を与えてくれる肉欲棒が抜けるのを阻止すべく、目一杯締め付けてきた尻穴の蠢動に押し負け、間髪入れずに腰を突き入れた瞬間。
「んひあぁあああぁぁっ! いっ……っくふあぁぁぁ~~~っ! あっ! んぁっ! あはあああぁぁぁぁぁぁンンンッッ!」
ぎゅぅっ―――ぷしっ! ぷっしゃああああ……!
噴き漏れる蜜汁の飛沫。その熱さを、噴きつけられた太ももに覚えたのと同時に、肉棒の先端もまた決壊して白濁を吐き出した。>>940
「んくぁっ……くぅぅ……っ、出っ……んっくぅぅぅっ!」
子宮に溜まる膣内と違って、どこまでも深い底なしの排泄孔に、精液が吸い込まれていく感覚。震える腰まで飲み込まれてそうで―――悶絶する。
「んくぅあぁぁぁっ! あぁぅぅーっ! ひぁぁっ……あつぅ、いぃぃ……! 注がれて、るぅっ、ぅんっ、ぅぅぅっ……!」
嬌声をこぼしながら痙攣する恋人の身体を押し抱き、その振動と同じリズムで震えた腸粘膜の貪欲さに負けじと、精を注ぐ。
「すぅ、はーっ、すぅ……うぅっ!」
舌を突き出し淫らな顔を晒した彼女の火照るうなじに顔をすり寄せ、鼻腔一杯に恋人の汗のにおいを吸い込みながら。目一杯押し出した腰の先で、咽び泣き小刻みに引き攣れて、ドロドロでぐちゃぐちゃの汁まみれになった腸肉を掻き分ける。
一気に燃え尽きるのでなく、長く持続する絶頂の余韻を愉しむように、スカサハと立香双方の腰が円を描いて、結合部をあふれた白濁汁を泡立てた。いまだ肉棒は恋人の尻穴に根元まで埋まったまま。ぴったり隙間なく抱きついて、舌を絡め、全身くまなく密着する。
「んふーっ、ふぅ、む……ちゅっ。ちゅ、ちゅちゅぅっ、んぢゅぅ……」
二人のほかに誰もいないビーチ。耳に響くのは攪拌された子種の卑しい響きと、絡まる舌同士で糸を引く。唾液の粘着音。そして、互いの徐々に整う呼吸のリズム。むにゅりと揉んだ乳の奥で、トクトク高鳴る恋人の鼓動を子守唄に、このまま、つながったまま彼女の背中に顔をうずめ眠ってしまいたくなるほどの、安心感と心地よさを覚えた。>>941
「う、うぅ~……。お前が脱がした私の水着……ちゃんと探してくるまで、帰れないからなっ。あぁ、ほら……! 沖に流れていってしまうではないかぁっ」
「じゃあ……あと少しだけ、こうしてぎゅってしてていい?」
「ま、まだ足りないのか、ぁんっ! こ、こらぁっ……ん、ふっ、ちゅぅぅ」
まどろむ気配を察して釘を刺す恋人に唇を捧げ、再度彼女を悦楽の淵に引きずり込んだ。気だるい身体を預けながら、立香はスカサハの甘ったるい鼻息と、しっとりと濡れてなおぬくみを帯びた背中の心地を存分に愉しむ。
「んく……っ! ひぁぁっ……またぁぁ……。出し、すぎぃっ、あ、あぁぁーっ」
「う、はぁぁ……っ! スカサハのお尻だって……。凄い締めつけで吸いついてきてるよ? これじゃ、離れられないなぁ……」
「う、そだぁっ……あ、やぁぁっ、あっはぁぁぁっ……ふぁぁぁ――――……っ」
搾り出された残り汁まで余さず注ぎ終えて、少年は至福の吐息を恋人のうなじへとこぼすのだった。>>944
このスレはR18ssならば男性向け女性向け問わないですよ
むしろ読みたいです!!>>944
全然平気ですよー!
是非是非沢山投稿しちゃって下さい!>>944
楽しみです!>>945
感想ありがとうございます。励みになります!
ア〇ルも尻穴も何度もやるのが毎度恒例になっておりますな。立香とスカサハや槍オルタたちとのセックスももっと多様性を持たせたいなぁ……
これはいよいよ立香くんに二人を同時に相手してもらおうかな!?>>950
生きてますよー!
アタランテとジャンヌのバカンスものを書いている最中です- 953名無し2017/08/29(Tue) 12:57:43(1/1)
このレスは削除されています
>>950
とっても元気ですよ!
ただ、リアルが忙しいので書く暇がない……!>>956
確認してきました
ありがとうございます前みたいにジクジャン書きたいんだけどどう頑張ってもただのイチャイチャになってしまう……どうやってエロくすればいいの?
>>960
個人的にはどちらかが詳しいやり方をわからないなりでもリードして話を進めたらいいのではと思いますね。そのほうが膠着状態にならずに話を作りやすいというのもあります。
それ以降は、片方は欲望に忠実にもう片方は屁理屈で快楽にのめり込んでことに及ぶことを正当化させつつお互い淫楽に耽る、みたいなものはどうでしょう?>>950
生きてますよ!書く暇はないけど、皆さんの作品はいつもチェックしています!
それにしても四巻とは、たまげたなぁ・・・。
書き上げられたら、またここに投稿しますね!- 963名無し2017/08/31(Thu) 12:43:18(1/1)
このレスは削除されています
モブが主人公です。ぐだではありません。
モブがちびノブを犯します。
ちびノブは出会った時から最後まで懐いています。
子供がちびノブをいじめますが、エロではありません。わかりやすい暴力です。
ただ、鳴き声をもっと聞きたいだけだったんです。>>965
「ノブゥ!」
「かーわいい声」
愉しそうな子供たちの声が聞こえる。
しかし、眉を顰めるような行いであることは、時折聞こえてくる悲鳴からわかった。
「ノッ! ブゥ!」
1人の子供が長い黒髪の少女を蹴った。
「ほらほらどんどん鳴いてくれよ!」
「もっと聞かせてよ! なぁ!」
「ノ、ブ! ブァ!」
集団で暴力を振るう。蹴る。殴る。
見ていられない。このままでは死 んでしまう。そう思った瞬間俺は、子供の群れに突っ込んでいった。
大人がやってきたのに気付いてか、狡猾な子供たちは立ち去って行った。
虐げられていた少女を見る。
……少女?
少女の安否より、単純な形の手足が目に入った。
「ノ……ブ……?」
この少女は、おそらく人間ではない。>>966
懐かれたようだ。
「ノブ、ノーブ」
先ほどまで暴力にさらされていたとは思えないほどの元気さで、俺についてくる。
そもそも流血はなく、触感も人の肌とは程遠い弾力をもっていた。
このままだと、こいつは俺の家についていくことになるが……別にかまわないか。独り身の家に生物が1匹増えたところで問題はないだろう。
家に着くと、まず、この生物を洗った。
服の下にも傷はないか脱がせて確かめたが、やはり無く、お湯でこれの身体を清めれば、傷一つない姿になった。
「ノーブーブーブーブー」
俺が支えなくとも、その生物は水に浮いた。溺れなくて済むのはいいが、やはり謎に満ちている。
指のない手足を動かし、バシャバシャと水面を跳ねさせる生物は楽しそうだ。酷い目に遭っているよりかはよっぽどいい。
「ノーブッノブ」
「こら、湯船で遊ぶな」
悪い子は湯船から退場だ。
ノブノブ鳴く生物の腋を掴むが、くすぐったかったのだろう。笑いながら暴れる。
「ノッブブブッノッブ」
暴れる生物を湯船の外に下ろそうとしたが、手足をばたばたさせる生物の身体は滑り、落下した。
「ちょっとくらい我慢しろ、って、わ!?」
「ノブァ!?」>>967
尻を床に打ちつけてしまい、うずくまる生物。
生物の叫び声に、出会った時の悲鳴が重なる。
心配するべきなのだが、俺は今、情欲を覚えた。
湯船から上がり、生物に近づく。すると、 何事もなかったように「ノッブー!」と起き上がる。
痛みを忘れたような生物ならば、俺が傷つけてもかまわないのでは?
俺に懐くこれならば、酷くしても許されるのでは?
これの悲鳴が頭の中を繰り返す。
いきり立った性器はオンナの中に入りたいと訴えている。
良心よりも先に、手が動いていた。生物の足を掴む。逃げられないように強く握ると、人ではありえない弾力が手に馴染む。
「ノブ?」
今から何をしようとしているか理解していないのだろう。そう都合よく解釈し、生物の股間を指で探る。裂け目らしき感触を感知し、指を咥え込ませるようにすれば、ここもやはり女のものより単純な形をしているが、ぬめった女性器があった。
「ノ……」
指をもう1本差し込んでみると、容易に入り込む。広げてみれば、伸びた。やはり伸縮性が人よりも優れているのだろうか。3本、4本、手首までと、遊女でもそこまでは入らないであろう無茶ができた。
「ノブゥ……」
この生物にとって、これはきついのか、容易なのか、判断はつかない。ただ、もっと鳴かせたい、鳴き声を聞いていたいと手を前後に動かす。>>968
「ノッ! ブ! ノォ!」
これだ。この声を聴きたい。欲を吐き出したい。
思考する前に手は女性器から抜かれ、欲望のままに男性器を突っ込む。
「ノッブゥ!」
この締め付けも、遊女とは違う感触だ。どの女よりも素晴らしいオンナをしている。ぐっと押し込めば、全てを受け入れてくれる。
「ノノブ、ノ! ノブァア!」
気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。
「ノッブ! ノブ! ノブゥ!」
止まらない腰使いで、自らの快楽だけを貪る。絶頂が近い。
「ノブッ! ノ、ブ! ノノォ! ノブォオオ!」
「……っ、出るっ!」
襲い来る射精の感覚と、あのオンナの締め付けに、目の前が白黒する。子種までも飲み込むような錯覚に陥った。>>969
精液を吐ききると、罪悪感に襲われた。
何故こんな生物を犯したのか。
何故こんな生物に欲情したのか。
……何故俺に懐いてくれるような奴に酷いことができたのか。
あの悪童たちも、これの鳴き声にあてられたのだろう。性欲の発散方法がわからず、悲鳴を引き出そうと暴力に走った。
……危険だ。こいつといると、人の醜さが引きずり出される。
ぐちぐち風呂場で考えていると、目の前に穴が開いた。
「ノーブー」 そして、隔離したはずの生物が穴から現れた。
「うわ!? なんで、穴、塞がった……」
穴の実況をして自らを落ち着かそうとするが、生物がすり寄ってきて固まった。
「俺、さっきまで酷いことしていたんだぞ……」
「ノブ?」
わかっているのかわかっていないのか。ノブノブ鳴きながら楽しそうにしている。
こいつとこれから暮らしていくのか……?>>970
これでおしまいです。
ぐだぐだ本能寺や明治維新の特異点にいそうなモブを想定しています。「-------!-------!」
四肢を縛る縄がギチギチ音を立てる。
(ヴヴヴヴヴ!ヴゥゥゥゥ!)
膣奧と尻穴、クリトリスを玩具が攻め立てる
「----------!・・・・・!?---!」
身体をビクン、と痙攣させる。しかし、イってはいない。否、イけないのだ
マスターからの令呪による二つの命令
「自身の肉体にあらゆる媚薬毒を巡らせよ」
「許可するまでは決してイってはならない」
アサシンのサーヴァント、セミラミスに下された淫靡にして悪辣な命令である
「------!ーー!?!??!?!?!」
目隠しに加え、ボールギャグまで噛まされ、猥らに身体を震わせる女帝に、更なる贈り物がされた>>972
豊かな乳房の先端に取り付けられたナニカ・・・・・搾乳機だ
微かな音共に、乳房を吸い上げ始める
「-----!!?!?!?-!-!」
脳裏に幾度となく火花が散る。もはや何が何なのかすらもわからなくなっている
自身が母乳を溢れさせていることに気づけていない
否、気が狂いそうなほどの快楽を絶え間なく享受し続け、理解が追い付かなくなっていた
ふと、いやらしい水音と共に、膣奧の感覚が消える
「----?------!------!」
快楽の波は弱まれど、自身の毒に延々と与えられる快楽により敏感になった肢体には関係のないこと
膣奧を責め続けたバイブが抜かれた意味を考える余裕もなかった
「!?!?!?!??!-------!!!!」
声にならない叫びが響く。どこか強い歓喜を含む、淫らな嬌声を思わせる叫びが
ヌルリ、とマスターの一物が挿入されたのだ。身体が悦びに打ち震える
「ん!?!あっ!ひぃ!?ふぁああ!??!?!ふぅん!?んん!!」
ボールギャグが外され、唇を塞がれる。待ちわびたぞ、と言わんばかりに唇を貪る
「んーーーーー!!んぅ!?んーーーーー!」
背後から突き込まれる一物が子宮を叩く。意識が飛びそうになるのを、乳房を鷲掴みにされる快楽が防ぐ>>973
・・・・・・・・・・
「は!ふぅ!?んん!?あっ!ひぃ!?」
どれほど経ったか、彼女自身が意識を保っているのが奇跡とすらいえよう
幾度となく子宮に熱い精を注がれた。尻穴も犯され、腸内にも注がれた。
「セミラミス」
マスターが、名を呼ぶ。搾乳機を外されながらも、母乳を吹き続ける淫らな女帝の名を
言葉もなく、マスターを分身させ、膣奧と尻穴で二つの一物を味わい、腰を振る牝の名を
言葉など聞こえてすらいないかのように、無性に腰を振る、サーヴァントの名を
「----------」
それは、これまでの絶頂の快楽が、一度に訪れるということ
そして、理解するよりも早い、イけという命令
「---------------------------!?!?!?!?!?!??!」
火花が散る、などという生易しいモノではない。言葉も、思考も、一瞬にして失せた。
次の瞬間に子宮と腸内に注がれた、これまでで最も量の多く、濃い精の感覚だけは、鮮明に覚えていた。
・・・・・・
「マスター」
意識を戻した彼女の言葉に、怒気はなかった。表情と声色は、淫靡な雰囲気を醸し出していた。
「この味を・・・・もっと我に味あわせろ」
命令ではなく、懇願にも似た響き。マスターは、その望みを受け入れるように、彼女を抱いた。 Fin>>974
以上、初投稿&駄文注意報
欲望を曝け出したら頭に浮かんだのをそのまま文にしたので細かいところは見逃していただければ
続編は期待しないでいただければ何となく説明だけでも
・セミラミス
ご存知ダブルサモン持ちの女帝様
マスターの令呪によって抵抗しようとするだけでもイく程敏感になった
その後クンニ乳揉み、乳首責めに手マン、クリ責めでイき続けるも気丈に振る舞ったがために
お仕置きの第二の命令と放置プレイをされた。大体丸一日冒頭の状態+乳首にローターで放置
本編後は基本媚薬漬け状態で様々な犯され方を味わっている真っ最中
いずれ分身だらけの大乱交とか乳姦でもやろうかしら
・マスター
ご想像にお任せいたします※パラレルワールドです&趣味前回入ります
ジュリアン・エインズワースは、ダリウス・エインズワースに置換された
それに伴い、彼女・アンジェリカ・エインズワースは捨てられた
彼女がジュリアンの姉だからなのか、理由は定かではない。今の彼女に、考える余裕はなかった
「----!~~~~~~~~!!?!」
彼女は数ある偽りの聖杯戦争の勝利者である男に拾われた。
アサシンのサーヴァント、セミラミスと契約した男に、だ。
エインズワースとは親の代に交流があったらしく、その縁らしい。が、それはどうでもいいだろう
彼女は今、彼らによって、エインズワースの牙から、愛玩人形へと変えられつつあったのだから
「------!------!・・・・・・・・・・」
人形へと置換されていた身体は聖杯により、人のそれへと置き換えられた
人間の身体でセミラミスの毒に耐えるなど、到底不可能であろう。
事実、身体を撫でられていただけで愛液の水溜まりをつくり、絶頂するほど敏感になっているのだから>>977
アサシンの媚薬毒が充満した部屋で、毒から身体を守るすべはない
「----!-----!」
ボールギャグも特別なものになっており、唾液がボールの中に流れ込むことで、媚薬が溶け出し、体を侵す
そこにアサシンの毒で作られた特性媚薬ローションなど塗り込まれてはたまったものではないだろう
「-----!?--------!」
彼女の身体中にローションを塗り込み、アサシンが去っていく。主との営みがあるのか、足取りは軽い
しかし、極限まで身体を敏感にされながら、自身を慰めることのできない彼女には最悪の事態だ。
しかしアサシンは振り向くことなく、部屋を後にした・・・・・・・・・・
翌日。床一面に愛液溜まりが広がり、アンジェリカは虚ろな目でぐったりしていた。
当然だろう。それこそ『服を着て行動するだけでも』イき狂うほどまでに敏感な身体になっていたのだから>>978
「んああああ!?!?」
絶叫にも似た嬌声が響き渡る。尻を撫でられただけにもかかわらず、だ。
「な、何をお!?んああああああ!?!?」
乳首を抓られる。たった二回の刺激で、十数回もイった。
「んぐ!?---------!?はっ!はぁ、はぁ、はぁ」
口づけと共に、何かを飲まされる。飲まされたものが何かを搾乳機が彼女の乳房に付けられる
「な!?ひぁあああ!?んああああ!?ふあああああ!?」
乳房から大量の母乳が溢れ出す。あり得ないほどの快楽に、思考がショートする。
「!?---------!?!?!?!」
再び特性ボールギャグをつけられる。しかし、それだけでは終わらない
「!?-----!?!?!?-!?!------!?!?!」
無数のローターの取り付けられた三角木馬に乗せられ、拘束される。
敏感になりすぎているクリトリスや秘所を容赦なく、振動が嬲る。
「----------!?!?!?!----------!!!!?!?!」
もはや何が起きているかもわからなくなっている。そんな彼女の背後からマスターは
「---------------!?!?!?!」
彼女の乳房を鷲掴みにした。より勢いよく母乳が噴き出る。快楽に思考が焼かれる。
媚薬毒を充満させた部屋で、女の絶叫は少しずつ、牝の嬌声へと変わっていく>>979
それから、幾多もの責めをアンジェリカは味わい続けた。
クリにローターをつけ、俗に股縄と言われる責めを受けた。
アサシンの分身に、身体中を愛撫され、イき続けたこともあった。
電気ショックを受けたときには、イくのが止まらなくなりもした。
そうしたある日、マスターに直接愛撫され、幾度となくイった後に、彼女は耐え切れなくなった
何度もイき続けたにも関わらず、消えない疼きに。増していく体の火照りに
「くだ・・・・さい・・・・。マスターの・・・を・・・挿れて・・・くだ」
さい、まで言い切るより先に、愛液を垂らし続けていた秘所へと、マスターのモノがねじ込まれる
「ひぃ!?はっ、ひああああああ!?」
口の端から涎を垂らしながら、歓喜の嬌声をあげ、容易く絶頂へと至った
「はや、く・・・・動い・・・んああああああ!」
降りてきていた子宮を叩きつぶすように、全力で叩き込まれる
乳房を鷲掴みにされ、母乳を噴きながら腰をふるうその姿に、以前の冷徹さは見られない
「はぁ!?あん!!あ!!あああ!」
腰を打ちつける音が響く。イき続けている彼女の秘所からは愛液が滝のように落ち続けている
「んぅ!?言わな・・・・ひぁああああ!?」
そのことを指摘され、恥じらった直後に、子宮に精が放たれる。待ちわびた快楽が襲い来る。
「あああああ・・・・っは!はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・あ!?」
互いにイった直後にも関わらず、再び腰が打ち付けられる>>980
互いに幾度も達し、あらゆる体位で互いを貪った
「んうううううう!?んぃ!?んあああああ!?」
アサシンが分身させたマスターに、口と秘所、尻穴を同時に犯されることもあった
マスターに母乳を吸われもした。浴室でアサシンと共にご奉仕もした。
「マスター・・・・・・」
言葉はない。彼女も、マスターも、言葉を求めない
アサシンと共に、求め、求められる。
表面上は体だけの関係でも、彼女にとってはどこか心地よくなっていた Fin?
その後、アンジェリカが裸で寝る時にシーツが擦れるだけでイってしまい
彼女の快眠のために毎晩営みを行い、アサシンの嫉妬により大変なことになるのは別の話※単発(予定)だった・続を正式にしました。いつまで続くかは未定
「ん・・・・じゅる・・・・ぇろ・・・・」
ヴヴヴヴヴ・・・・と、下腹部へ走る快感に耐えながら、アンジェリカはマスターへとご奉仕していた
ニュリュ、ニュリュと、かつての調教以来敏感なままの爆乳でマスターのモノを挟み、舌で舐め、口で吸う
「ん・・・・ちゅ・・・・んぅ!?んんーーー!んぅ・・・・ぷはぁ」
女帝、セミラミスは、マスターの胸板へ、母乳の滴る豊かな双丘を押し付け、自らの身体で押しつぶす
口内を舌で蹂躙され、快感を感じ、秘所を指でかき回され、絶頂する。
その様にアンジェリカは羨望と嫉妬、期待の入り混じった視線を向ける。
「あぁ・・・・・んぃ!?あひぃぃぃ!?」
ヴィィィィ、と下腹部の刺激が強まる。あっけなく達し、ご奉仕が疎かになる。
「フフフ・・・・・またイっただけで・・・・ぁっ・・・・情けな・・・・ひん!?」
嘲笑おうとするセミラミスだが、乳房を揉まれ、乳首を抓られ軽く達する
アンジェリカは秘所にバイブを挿され、それを隠すかのように強固な貞操帯をつけられていた
セミラミスにとって、アンジェリカはマスターとの甘く淫らな日々に紛れ込んだ異物に他ならかった
「はぃ・・・・もうしわけな、あぁぁあぁあ!」
バイブから迸った冷たい液体が膣内を満たす感触、そして子宮が持った熱に、アンジェリカが悶える
これはセミラミスからの罰だ。それでも、絶頂を封じる魔術を使わないだけありがたいとも言える。
「ぁあ・・・・・ぃあぁ・・・・・」
だらしなく開いた口から、涎が糸を引く。この罰を受けて、早三日が経っていた。もう、限界であった>>982
「ぁ、は・・・・ぃぃぃ!?んぁああああ!あっ!はぁ!ふと、ぃい!?」
目の前で、セミラミスが、これでもかと言わんばかりにはしたなく秘所を広げ、マスターを受け入れる
優越感に満ちた顔が、根元まで飲み込むより先にだらしなく崩れ、メスの顔になる
グジュ、ジュボ、ゴリュリュ!ムニュンッ!クリュックリッ
「ぃあ!?やめ、ひぁあ!?すぐ、ぃ!?イっちゃ、ああああああ!!」プシャァァ
子宮まで突き上げられ、巨乳を揉みしだかれ、クリトリスを弄られる。それだけであっけなくイった
潮を吹き、母乳を噴き、それらは羨望の目で見つめるアンジェリカの顔にかかる
「ぁ・・・・」「フフ・・・・ぃ!待っぁ!イぃ!?イった、ばか、りぃぃぃ!?」
自慰すらも満足にできないアンジェリカを嘲笑おうとするも、それより先に再びマスターが動く
「なぁ!?やめ、ひぃん!?ま、ましゅた、ぁぁぁぁ!?」「ぇ・・・・・あ・・・・・・んじゅる」
マスターが好きにしろと言わんばかりに、セミラミスの秘所を広げる。羞恥からか、
見てわかるほどに膣内の締め付けがキツくなる。アンジェリカは、何を言わんとするかを悟り、反撃する
「ひゃ!?や、めぇ!?ま、ましゅ・・・んぅ!?んーーーー!?」
抗議の声を上げるより先に、唇を塞がれる。その間も、アンジェリカは結合部を口で責め続ける
ジュル、ジュプ、ガリ、チロチロ・・・・・口で吸い、舌を隙間にねじ込み、クリトリスを噛み、舐める
「ぁああ!?やあああ!?ぃああ!?ひぃ!?そ、ぁ!?や!む、りぃぃぃい!?」
ニュルリ、とセミラミスの尻穴へと指が入る。嬌声が強まるや否や、重点的に責め続ける。
せめてもの抵抗か、バイブから大量の媚薬が溢れ出し、振動もどんどん強まる。そして
「「あぁあぁああ!!ひぁ!?ああああああ!!?!!」」>>983
同時に、イった。アンジェリカはバイブの振動で、セミラミスは腸内を弄られ、子宮を押しつぶされ
痙攣が収まり、引き抜かれたモノから大量の精液が迸り、二人を汚す。
いつの間にか、アンジェリカを苦しめていたバイブと貞操帯が外れている。
放心状態のセミラミスを見て、アンジェリカに黒い感情が浮かぶ・・・・
「・・・ん!?んちゅ・・・ぇろ・・・んじゅる・・・・」
突然キスをされ、その表情はメスのそれへと一瞬で変わる。欲しいのか、と問われる
「んぷはぁ!・・・はい・・・下さい・・・・ご主人様の硬くて、太くて、熱いモノを・・私のナカに」
青い瞳を揺らし、期待の色を含み、言う。たった三日、されど三日もお預けをくらい続けた。限界だ
ニュル・・・・ヌヌ・・・「ぁ・・・は・・・ああ・・・ぃああああ!!!」ヌプン!「あああ!!」
ゆっくりと、彼女の濡れに濡れそぼった膣内が満たされる。三日ぶりの感触に、体が歓声をあげる
潮を吹き、母乳を溢れされ、涎を垂らし、顔をだらしなく歪める。誰もが劣情を催すであろう有様だ。
彼もそう感じたのか、セミラミスとのプレイに興じた際に用いた鏡を前に、両足で立たせ、後ろから突く
「ぁ!ぇ・・・?ぁん!?ぃあ!?やっ・・・ちが・・・ああっ!大き、くぃ!?見な、ひぃぃ!」
鏡に映された姿に、アンジェリカも困惑し、興奮していた。乳首とクリトリスはより硬くなった
秘所の締め付けはキツくなり、より愛液の匂いも強くなった。マスターの一物も、より硬く、太くなる
「ふぁぁあぁああ!?!しきゅ、あああ!?しょこ、いぃいいい!!もっろぉ!」
子宮を潰すように、こねくり回すように突く。突かれる度に、溢れる母乳も勢いを増す
「おっぱぃひぃ!!イきゅう!!イきゅのとまらにゃひいいい!!あっ!?ああああああ!!」>>984
母乳を噴きイっているのか、子宮でイっているのかすらわからないほどの快楽絶頂地獄
それでも、マスターのモノが一際強く脈動し、膨らんだことはわかった。故に、腰を密着させる。
「あぁ!ひぃああああぁぁぁあ---------------!!!」
ビュル、ビュルルルル!ビュー!・・・限界まで子宮に押し付けられた亀頭から、三日ぶりの精液が流れ込んでくる
主の精液を受け入れている悦び、三日ぶりに子宮で味わう精の味への歓喜、止まらぬ絶頂
鏡に乳房を押し付け、自らの痴態を母乳の白で染め上げる。言葉にし尽せぬ快楽、歓喜に打ち震える
引き抜かれたモノは、未だ硬いまま。アンジェリカは尻穴を広げる。そして一言「ください」と
ヌリュ、ヌヌヌヌヌ・・・・・と、太さをものともせず、一物を飲み込んでゆく。すぐに根元まで埋まった
「あ・・・・はぁ・・・・!はぁあああああ!!!あああ!!」
久方ぶりの感触に、体が悦び打ち震える。子宮を裏から潰される感触に、容易く達する
潰された子宮から溢れる精液が、秘所から零れ落ちる。それすらも至高の快楽として享受していた
ズプ!ズヌ!ヌグ!ビュルルルル!ヌチャ!ニチャ!・・激しく突かれ、注がれ、休む間もなくまた突かれる
クリュ!コリュ!ムニュ!・・・乳首を抓まれ、捏ねられ、乳房を揉みしだかれる
「ひぁっ!ぃひっ!ああああああ!!!ふぁあああぁああぁ!!」
ビュルルルルル!ビューーー!・・・・・とうとう硬さを失ったモノが引き抜かれ、二人そろって疲労で倒れる
意識が朦朧とする。膣内と腸内の精液の感触が心地よい。マスターの胸板へ、乳房を押し付ける
「んちゅ・・・・んく・・・・・・」
キスをして、そのまま眠りに落ちる。久方ぶりの心地よい眠りに to be continued「ん・・・・じゅる・・・・んぃ!?んぁ!んん!!」
グチュ、グチュ、グチュ、グチュ・・・・・・いやらしい水音と共に、くぐもった嬌声が聞こえる
グジュ、ジュポ、ヌグ・・・常識で考えれば異様な光景であろう。一人の女が、全く同じ三人の男に犯されている
「んぅ!んひ!んぐ!んんんんん!!」
秘所と、尻穴と、口と。愛しいマスターのモノを受け入れ、腰を振りながら、むしゃぶりつく
自身が仕掛けた貞操帯による罰である以上、外すのは容易かった。しかし、許せるかと言われれば否だ
自分が気を失っている間に行われたであろう激しい行為を示す部屋に、僅かばかり苛立ちがあった
だからこそ、己にのみ可能な、主を分身させるという手段で、自分の力なくして享受することのできない
この快楽を味わおうとした。アンジェリカが目覚めたなら、存分に見せつけてくれよう。そう心に決め
「んん!んぁ!!ぃぃぃぃぃ!?んああ!!」
次の瞬間には、その決意を忘れるほどの激しい絶頂に見舞われる。身体中が歓喜に打ち震える
「んぶぅ!?んああああ!!あああああああ!!」
ビュルルル!ビュービュー!口に、子宮に、腸内に、熱い精が放たれる。一滴も溢れることなく、飲み込まれる
「んぅ・・・・・ぷは!・・・・・・・フフ」
口で咥え込んでいたモノを解放し、妖艶に微笑む。淫靡でいて美しい姿に、一物が一層硬くなる
ふと、母乳を滴らせる双丘に目が行く。その視線に気づき、主のモノをーーーーーーーー
乳首から、呑み込んだ。マスターも一瞬、愕然とし、直後に襲い来る快楽に、どうでもよくなった
乳房が締め付けてくる。母乳が愛液の代役となり、痛みはない
「ぁ・・・・あ・・・・ぃい・・・!」>>986
セミラミスがこのような趣向に興味を抱いたのは、初めてマスターの指が乳房を蹂躙したときだった
乳首を抓られ絶頂し、乳房を揉まれ絶頂し、母乳を噴き絶頂する。
そんな自分の胸を、秘所のように蹂躙されるとどれほどの快感が得られるのか
「ぁ・・!ぃあ!?ひああ!?あひぃ!?ぃぃぃ!」
秘所と、尻穴と、乳房。異質な三か所を同時に責められ、あっけなく絶頂する。
ビュルルルル!ビュル!ビュー!・・・マスターも、同時に濃厚な精を放つ
乳房を内側から犯す熱に、だらしなく顔を歪める。そしてふと気づく。まだもう一方が空いている・・・
淫らに顔を歪める。そうして、マスターの分身を増やし、その硬くいきり勃つモノを乳中に埋める
「----------!!!」
最早言葉にも出来ぬ快楽に、意識を飛ばされまいと抗う。その抵抗を嘲笑うかのように、マスターが動く
グジュ!ジュプ!ジュボ!ヌボ!グボ!「んあぁ!?あぃい!?んはぁ!!やぁああああ!!」
快楽の波に、押し流される。自ら腰を振り、乳房から母乳を滴らせ、だらしなく顔を歪める
「こ、れぇ!!しゅ、ぃぃ!?ゃ、ぁあ!イっ、はああああああああ!!!イぃ!?とまら、あああ!?」
イく、イく、イく、何度もイき、快楽に身を捩る。蹂躙され、抵抗すら叶わない
「ぁああああ!お、ちん、ひぃ!?おっき、きゅぅううう!?で、ああああ!?!」
両乳房と、膣内と、腸内と、四つの肉棒が膨らみ、爆ぜる。快楽と熱の奔流に、成すすべなく達する
ビュルルルルルルルルル!!ドビュルルルル!・・・濃厚な精液が、大量に広がる。思考を侵す、快楽の波に飲まれる
どれほど射精が続いたのか。乳房からは母乳と精液が溢れ、腹は僅かに膨らんでいる。
乳房から、二本の肉棒が引き抜かれる。その感触だけで達し、再び子宮と、腸内に注がれる>>987
「はあああ!!ああぁああああ!!!・・・・・・・・ぁ」
絶頂による疲労で、倒れる。少し首を傾ければ、キスができそうで・・・・
しかし、ふと体を持ち上げられる。視界の隅には、意識を取り戻したアンジェリカが見える
「ぁ・・・・・」
第二ラウンドの始まりを予感する。乳房を持ち上げ、乳首を自ら啜る。
自らの母乳と、マスターの精液の混合液を味わう。子宮が突き上げられたのは、その直後だった。
to be continued目が覚める。背後と目の前に、肉棒をいきり勃たせたマスターの姿。未だ夢の中なのだろうか?
「あぁああぁぁあぁああぁ!!!」
絶叫にも似た歓喜の嬌声に、微睡から覚める。同時に、秘所と尻穴を指が蹂躙する。
「あぁ!!んぃ・・・お盛、んん!です、ね・・・・あの女では、ぁん!満足できませんか、ぁ!」
誇らしげに微笑みながら、脈打つ肉棒に手を伸ばす。我慢汁とセミラミスの母乳が、細い指に絡みつく。
「んぁ!っふ、ぅん・・・・ぁ、ひぅう!」
弱点から外れた場所ばかり責められる。もどかしさの中で、肉棒を手で撫で、扱き続ける。
「ぁ・・んぅ・・・・んく、じゅる・・・・れろ・・・・美味しい、です」
我慢汁と、セミラミスの母乳で汚れた指先を、舌で器用に舐めながら、妖艶に微笑む。
「早く・・・・・そのおっきなモノで、私を」
イき狂わせてください、と耳元で囁く。二人のマスターの頭を抱き寄せ、妖艶に、淫靡に微笑みながら
ズ・・・・・ズブ・・・・・ヌヌヌヌ・・・ズチュン!秘所に、肉棒がねじ込まれる。想定外の背後からの挿入に、歓喜する
「あぁぁぁぁ!いぃ!っはぁ!しきゅぅ!あたっひぇ!あぁ!」
先ほどまでのクールな中の妖艶さとは程遠い、浅ましいメスの顔。快楽に蕩ける淫らな顔
前方のマスターは、はち切れんばかりに脈打つ肉棒を、彼女の双丘の間へ沈める
「ぁ!んぅ!・・・・・こちら、れひゅか、ぁ!わかり、ひぃ!ま、ひぁああああ!?」
何か書かれたニプレスを貼り付けた後に、コリュッと硬く勃起した乳首が抓られる。
直ぐに違和感を覚えた。普段は抑えようがなく滴り続ける母乳が、達したにもかかわらず溢れないのだ
「ぇ?あ!?な、んんん!?どうひ、ひぇぇぇ!?イっひゃの、にぃぃ?!」
母乳の溢れる快感がない。それが非常にもどかしく、イきながらも腰を振り、ヨがり狂う>>989
セミラミスに恨みがましい視線を向けるも、彼女も同じように何かが書かれたニプレスを貼られていた
両手を後ろで縛られ、抵抗できずに乳房を弄ばれ、子宮を下と後ろから抉られる快楽に身を捩りながら
「はぁん!ぃぃぃ!?ふぁあん!?れろ、ちゅぱ、じゅる・・・・ひぃん!?ひぁあん!?」
双丘の隙間から除く亀頭を舐め、吸い上げる。満足いかないのか、背後から肉付きの良い尻を叩かれる。
「ぃひぃん!?ふぁあ!?や、ぁあ!?違、ぃぃ!?ごめんな、ひゃあああ!?」
背後から囁かれた言葉を否定しようとし、お仕置きと言わんばかりに激しく責められる。
「認めまひゅ!みとめまひゅか、りゃああ!?もう、やぁ!おっぱひの、とっひぇくりゃ、ひゃああ!」
ご褒美だ、と言わんばかりに弱点を責め立てられ、エビのように反りながら絶頂、痙攣する
ドピュルルルル!ビュルルルル!・・・熱く、濃厚な、ドロリとした精液が子宮に注がれ、顔にかけられる
どれほど出されたか、子宮がパンパンになり、下腹部が膨らんでいた。豊かな双丘から上は白濁まみれだ
「わたひ、は・・・・おひりをひゃたかれひぇ、感じる淫乱れひゅ・・・きもひよくなりゅ、変態れふ」
喜色を含んだ宣言に、硬さを失っていた肉棒がわかりやすいほど硬く、太くいきり勃った
「ぁ・・・は・・・・」
白濁まみれの顔の、淫らで、妖艶な笑みが深まる。再び蹂躙されるのか、と心が歓声をあげる
「どう、いたしますか?おっぱい、お○んこ、お尻、口、手でも・・・お好きなようにお使い下さい」
白濁濡れの双丘を強調しながら、白濁の溢れる秘所と、尻穴を両手で広げる。はやく、と懇願するように
しかし、マスターの答えは非情であった。それでも、最悪ではなかったといえよう
「ふえ?ひぁああ!?ひゃ、あああああ!?これ、違、ぃああああ!?」
目隠しをされ、両手足を縛られ、豊かな乳房を強調した姿のまま、玩具に蹂躙される>>990
ヴヴヴヴヴ!ヴィイイイイイ!乳首とクリトリスを無数のローターに蹂躙される。秘所と尻穴は、より苛烈だった
「ぁああああぁあ!んぃいぃ!んひぃぃ!?ひああああ!?!?」
大量の媚薬ローションを流し込まれ、ローターを入れられ、バイブで栓をされる
気が狂わんばかりの快楽に、全身を痙攣させ歓喜を示す。秘所から噴き出す潮の勢いも激しくなる
「んぐぅ!?んじゅる!んんん!?!?じゅるるるる!れろ、ぇろ、じゅるる」
喉奥まで、肉棒が入り込む。双丘の谷間を蹂躙する肉棒の感覚に悶えながら、肉棒をしゃぶる
早く、甘美な精液を味わいたい。熱い精液を身体中にかけられたい。そんな欲望が増大する
啜り上げ、舐め回し、甘噛みする。わかりやすいくらい肉棒が震え、待ちわびた時の到来を感じる
ビューールルルルル!ドピュー!熱い精液が喉を犯し、乳房を犯し、顔を犯す。顔を覆う白濁は、より濃厚な色合いに
「んんんんん!?!?!?じゅるるるる!んく、んく、んく・・・・」
口の中の精液を噛みしめ、味わう。男であれば十人中十人が襲い掛かるであろう程の淫靡さを醸し出す
ふと、手足の拘束が解かれる。見れば、セミラミスがより大勢のマスターに犯されている
成程、第三ラウンドか。下腹部を押され、深く絶頂する。足腰が立たない。抵抗できない
抵抗する気などなくとも、抵抗する気力すらないこの状況に興奮し、クリトリスと乳首がより硬くなる
「あぁぁぁぁぁ・・・!んぷ!?んちゅ、んく・・・ぷは、はぁ・・・んぅ!?」
キスをされる。キスをされる。キスをされる。唇だけでなく、首筋、鎖骨にも
セミラミスも見てみれば、同じ様にされ、軽い絶頂が続いているようだ。
ふと、二人の乳房に貼られたニプレスの端を摘ままれる。ピリ、ピリピリと、焦らすように剥される
少しずつ、乳房から快楽がせり上がってくる感覚に、表情を喜悦に歪ませ・・・ to be continued「あぁああぁぁあぁああぁ!!!」
子宮を押し潰される感触に、あっさり絶頂する。咥えられていた両乳首が離れ、両乳房が激しく揺れる
精液と母乳の混合液が溢れる。滴り落ちぬよう、マスターは乳首事包むように乳房を抑える
「ぁ・・・んん!!ふぁ!ああ!あああ!!!・・・・・ぁあ、ちゅる、れろ」
マスターの掌についた液を舐める。何とも言えぬ甘美な味に、自然と表情が蕩ける
男に劣情を催させる、メスの顔。膣内と尻穴を犯す肉棒が、一層太く、硬くなる。締め付けがキツくなる
「んぁ!ふぁあん!!ひぅん!ひゃ、ぁあ!?おっぱ、ひぃぃ!?それ、嫌、ひゃああ!?」
乳首周りを、何かが書かれたニプレスが覆う。途端に溢れ出ていた母乳がぴたりと止まる
脳裏に火花が散る。子宮を乱雑に、かつ不規則にしたと後ろから抉られ、押しつぶされ喘ぐ
肉棒を秘所と尻穴で根元まで咥え込み、豊かな双丘を揺らしながら、蕩けた顔で腰を振る
最早アンジェリカなど眼中にないと言わんばかりの光景に、肉棒は太さと硬さを増し続ける
「んぁ!ああ!あひぃ!?んああああ!!?!あ、あああぁあああぁああ!!」
ゴプッ!ビュルルルルル!ビューー!子宮と腸内に、熱い精が叩きつけられる。腰を震わせ絶頂する
腹を内側から焼くような快楽の奔流。しかし、乳房からの快楽が止まり、どこかもどかしい
かつて、庭園の材料を用意できぬ財力を嘲笑った時、令呪を以て犯された時の記憶
自らの毒で溢れ続ける母乳の快楽に悶えた自身に使われた、魔道具の一種。拷問用としては最高だろう
こんな責め苦を受ければ、十分と持たぬと断言できてしまう。視線で訴えるも、再び犯される
「ぁあん!ゃあん!?とっひぇえええ!こりぇ、はっはじゅひ、ひゃあああ!?」
容赦なく、突き上げ続ける。揺れる双丘を揉みしだき、硬くなっているクリトリスを弾く
それだけで絶頂し続け、それ故にもどかしさが膨れ上がる。母乳を噴き散らし、イきたいと渇望する>>992
「ふぃぃん!?ぃあああん!ああ!あん!あぁん!!ぃや、ああああ!?!」
盛大にイった直後、秘所から抜き放たれた肉棒から、身体に熱い精液がかけられる
腸内を犯す熱と、柔らかな腹と、乳房を犯す熱。その熱に、上半身を震わせ、悶える
「ぁ、ん!ぃ、あ、はぁ!ん、はむ、ちゅる、んぁ!んんー!」
自ら両乳房を持ち上げ、ニプレスの下から主張する、ビンビンになった乳首を口に含む
歯で噛みしめ、舌先で転がす。秘所に指を滑り込ませ、自慰を行う。蕩けた表情で、マスターを見る
「ぁ、んん!ま、ひゅた、あん!み、ひぇえ!われの、ぉ!はしひゃない、とこ、ひょおお!!」
表情と同じ様に、蕩けた嬌声交じりの声。尻穴を犯されながら自慰にふける姿は、淫乱そのもの
「ふ、ぅうん!?あ、まひゅた、ああ!おっきくしひゃっへ、ぇええええ!?」
再び肉棒が秘所へ突き入れられる。一層硬さを増したモノが、一気に最奥まで突き込まれる
快楽に身悶えた直後、両手を縛り上げられる。その直後、激しく乳房を揉みしだかれる。
アンジェリカの視線に気づくより先に、絶頂の快楽に悶える。乳房を揺らし、髪を振り乱す
普段であれば母乳を噴き散らし、より深く絶頂するところを、それができぬもどかしさに身を捩る
「ああ!ぁああ!?んぁ!あひぃ!んあああ!や、ああああ!!?!?」
待ちわびた子宮への射精。子宮の熱に悶え、更に増すもどかしさでさらに悶える
その後も、無茶苦茶に犯され続けた。膣内射精しながら、絞り出すように乳房を揉まれ
マスターの胸板に双丘を押し潰される快楽に悶えながら二穴同時射精などで、存分にイき狂った
気づけば両手の拘束が解かれ、新たに増えたマスターの分身の肉棒を扱いていた
背後から、君も分身を出すかい?と問われる>>993
冗談ではない。ただでさえマスターとの時間をアンジェリカに奪われているのだ
しかし、犯される感覚を共有すれば、あるいは・・・・ふと、思い浮かべる
十数人の自身が犯される感触が、流れ込んでくる感覚を。膣で、尻穴で、乳首で、乳房で
全身あらゆる部位でイく感触が、一斉に流れこみ、悶える姿を幻視する
「ぁ・・あぁあぁああぁああぁああぁあ!?!?!?!」
手で扱いていた肉棒から、子宮に食い込んでいた肉棒から、尻穴に根元まで埋まっていた肉棒から
一斉に濃厚な精液が吐き出される。絶頂した様を見た他の分身も、一斉に彼女にかける
全身で感じ、絶頂する。言い知れぬ快楽に身悶える様は、雄の本能を刺激する
取り囲む肉棒が、一層硬く、太くなる。視界に映る肉棒に、次なる凌辱への期待が高まる
乳房を揉まれ、乳首を抓られる。期待していたもののは違う快感に、戸惑う間もなく身体を震わせる
先ほどまでの激しさが嘘のような、優しい愛撫の数々。嵐のような激しい快楽を予感する
ふと、乳房からピリリ、と音がする。ニプレスが剥されているのだ。歓喜に、膣内と腸内が締まる
乳房の底から、何かがせり上がる快感を感じる。はやく、もっとわたしをイかせて
その言葉は、口から漏れる甘く、熱い吐息に取って代わられる。淫靡な表情と、隠しきれぬ期待
喜悦に満ちた、妖艶にして淫靡な表情に、マスターたちの肉棒がこれでもかと言わんばかりに屹立した
to be continuedおはようございます、にょたゲーティアばかり描く人です。ド深夜に描き始めたせいで早朝です。
チアガールの衣装はめくりやすくていいですねって感じで、上をめくられておっぱいが出てる絵とちょっとアレがかけられてる差分です。人王ベースでポニテにしてモノクロで塗ったらほぼ誰かわからない……もっと雰囲気を寄せていきたいです。
http://imgef.com/8E5V3af
http://imgef.com/wH736Nf
たまには別の女体化でも描こうかな、スレで誰が出てたかな……と考えたとき出てきたのがすまないさんだったので褐色フェチからは逃れられそうにないです>>995
hを抜き忘れるという初歩的なミスを犯したのでこれからは早朝投稿はしないよう気をつけようと思います。レス削除は管理人さんの手をわずらわせるわけにもいかないのでいまは放置で。「「ぁ、はあぁああぁぁああぁああ!!」」
二つの嬌声と共に、甘ったるい匂いが部屋に広がる。
二人の両乳房の先端を覆っていたニプレスが剥され、白の噴水を生み出す
二人を襲う快楽の奔流は、焦らされ続けたこともあり、極限まで敏感になった身体で享受することとなる
いかに度重なる調教で体力がついているとはいえ、疲弊した二人には耐えられぬものであった
電源が落ちるように、意識が暗闇へと吸い込まれる。マスターからのお仕置きなど、考える暇もなかった
先に目覚めたのはセミラミスだった。彼女が気絶したため、マスターの分身は消え去っている。
目前のマスターに、自分の身体を見るよう言われる。そして気づく。
かつての調教で用いられた、魔術的処理の施されたボンデージを、自身とアンジェリカが身に纏っている
貞操帯、拘束具としての役割も持ち、主の許可なく外すことのできない魔道具
これでは、マスターとの行為はおろか自慰すらも叶わない。更には、ニプレス同様の処理もされている
アンジェリカの意識がはっきりする。セミラミスの絶望に満ちた表情、自身の胸に募るもどかしさ
マスターの、残酷すぎる「罰」を理解してしまい、同じ様に絶望する
防護も万全で、隙間に指すら入らず、秘所も防護が厚く、刺激が届かない。自慰すらも不可能と悟る
マスターは二人に、二日という罰の期間を告げる。短いようで、気が遠くなるほど長く感じる
その後の二日間、気が遠くなるような日々であった。ことあるごとに抱きしめ、キスをした
ふたりの私室に官能小説等を山積みこともあった。とにかく、もどかしさばかりが募る
二日間の罰を終えた二人は、水を得た魚とばかりにマスターの部屋へと向かう>>997
セミラミスは、自分とアンジェリカ諸共マスターを分身させた。
そこからは、淫楽の宴であった。粘着質な水音と、嬌声をBGMに貪り合う
「はぁ、あぁあん!」「んじゅ、んぐ!?んーーー!」「ひゃ、あ!?あ、ひゃあああ!?」
十数人の、皆が別々の衣装を身に纏ったセミラミスが、倍を超えるマスターに犯される。
「んぅ!んぶぅ!?んぅぅぅん!んぅいぃいいい!?」「もっ、ひょぉ!ひょうら、ひゃあああ!?」
警官服を着た者は、秘所と尻穴、口を犯され、母乳を搾られ、クリにはローターを付けられイき狂う
ラバー質のぴっちりとした服を着た者は、二穴を犯され、乳房に媚薬ローションを塗り込まれる
「ぁ、はぁん!ぃん!そ、こぉぉ!ん!ちゅ、れろ、んちゅうう!」「ぃん!?ぁん!?んっぃぃぃ!」
セーラー服を着た者は、濃厚なキスをしながら向かい合って犯され
ウエディングドレスを着た者は、舌を指先で押さえつけられ、後ろから犯されていた
「ぁん!ぁあ!はぁ、やぁああぁああ!」チリン、チリン、チリン「ま、ひゃあ!?イけにゃ、いいいい!?」
巫女服を着た者は、乳首とクリに付けられた魔道具のピアスの鈴の音で、絶頂を封じられながら犯され
「ふぅ、んちゅ・・・れろ・・・ぷはっ!ぁん!マスターも、溜まってい、ひゃあああん!」
普段のドレス姿の本体は、胸元をはだけ、正面と背後から犯されていた。子宮に射精されるも、イけない
「はぁ!ぁん!もどか、しい、な、はぁん!ぃ、おっぱ、ぃいいん!吸っ、ひゃあああん!?」
彼女たちの本体のみが分身の影響を受けるため、鈴の音の影響が本体にまで及ぶ。
乳首を噛まれ、吸われる。普段であれば絶頂するところを、鈴の音で無理矢理抑え込まれる
母乳が溢れる中、前後のマスターに胸を弄ばれる。背後から乳首を抓られ、前方から揉みしだかれる
鈴の音が鳴るより早く、絶頂し、注がれる熱の感触に絶叫した>>998
「ぁあん!?ぃゃあ!ああ!」
シスター服を着たアンジェリカの分身が、背後から犯されている。十字架に両手を拘束され、喘ぐ
両乳首には、十字架の付いたピアスがされており、豊かな乳房の揺れに合わせ激しく揺れる
「はああぁああぁあぁぁあん!ぁあ、ぁあああああん!ぃあ、ああああん!」
いかにも奴隷です、と言わんばかりの服装で、二人のマスターに犯される分身。ただただイき続ける
四肢に拘束具の一部がついたまま、激しく前後から犯される。足元に空の媚薬瓶が無数に転がていた
「「「「「んちゅ、ぇろ、ちゅぱ・・・・んんぅ!んん!んんんんんん!!!!」」」」」
メイド服を着て、口と双丘で奉仕する分身達。髪型の違う五人のメイドが、無数のマスターに奉仕する
乳内に入れられた無数のローターが乳房を震わせ、マスターに極上のパイズリを届ける。
ツインテメイドの股間では、特殊な貞操帯で固定されたバイブからの媚薬と刺激が絶頂へと誘い
ポニテメイドは、媚薬スライム貞操帯に二穴を犯され、その快楽に耐えながら奉仕を行い
三つ編みメイドは、秘所と尻穴でマスターを受け入れながら、必死に奉仕を行い
ショートヘアーのメイドは、一切下腹部に触れぬまま、愛液を他の誰より溢れさせ、奉仕を行う
「やぁあああ!ぁん!ぁああああぁん!ひぃん!?ぁああぁああああん!」
浴衣を着た分身は、地べたに押さえつけられ、背後から犯される。子宮に注がれた回数は一番だったり
「んぁ!んちゅ、んく!・・・・ぁん!・・・・んぁ・・・・・んぅ!?・・・・・んく、んく・・・」
それだけ大勢の快楽を一心に受けながら、必死に奉仕を行う、髪を結わえていない本体のメイド服姿
無数のローターの振動で震える乳房でマスターの肉棒を挟み、母乳を噴きながら奉仕する。
口に出された精液を飲み込み、幾多もの絶頂でびしょびしょの秘所を広げる>>999
「あぁん!んあああ!ぃい、ん!」「ぁああああぁ!ふと、ぃいん!そこは、ああああ!」
マスターを受け入れた直後に、尻穴に肉棒を突き込まれ、あえなく絶頂するアンジェリカ
鈴の音ですら止まらないほど長い絶頂の真っただ中で、全身を捩り悶えるセミラミス
ジュパン!ジュポ!ジュプ!ジュグ!ジュボ!愛液溢れる秘所へ突き込まれる音が幾重にも響き、彼女たちを昂らせる
ヌポ!ヌブ!ヌリュ!ヌチュン!尻穴を犯す、幾重もの下品な水音に羞恥し、昂る。溢れる粘液が、淫靡に光を反射する
ヴヴヴヴヴヴヴヴ!メイドたちの乳房の中で暴れるローターの振動が強まり、溢れる母乳も勢いを増す
分身に付けられていた鈴が外される。一部の者たちの声に、もどかしさが生じる
一部の者たちの嬌声が、数段甲高いモノへと変わる。二人の本体も、互いに弱点を弄り、舌を絡め
「「ぁうん!んちゅ、ぇろ・・・・んぅん!んあああぁぁぁあああぁああぁああぁぁ!!?!!」」
同時に、イった。全ての分身が、同時に。ある者は膣内で、ある者は尻穴で、またある者は胸で
そして、またある者は口で、精液を受け、絶頂した。全ての絶頂を感じた二人は、限界であった
分身が消える。マスターの本体が、二人の間に屈み、二人を抱き上げる
そのまま二人と自分の体を洗い、三人で、裸で眠りに就く。心地よい微睡に・・・・・・・
数か月後、庭園の材料が揃い、三人の新居が出来上がった。魔術協会からは大目玉をもらった
to be continued
R-18なSS総合スレッド 三巻
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