このスレッドはでもにっしょんch発リレーSS「Fate/TV SHOW」シリーズまたは「聖杯大会本戦総合」を円滑に運用する為の雑談場所、相談場所になります。新規参加者大歓迎!!!
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・版権が絡むキャラクターを制作するのは禁止されております
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聖杯大会本戦統合スレNO.5
https://bbs.demonition.com/board/6193/
ラフム語翻訳機
https://yt8492.github.io/RafmanTranslator/スレたておつです!
ケモ化は駄目な人もいる諸刃の剣(自分は好き)
>>(前スレ)998
どうかご自愛ください……
そして値段ではないのよ、舞台として使ってくれたのが最大の儲けなのです建て乙。
ケモ化……。
一覧であげると、
グリフィン:カバ
エイベル:応龍
桃夢:ウサギ
ビオランテ:カビゴン
リディア:ゴジラ
となります。ケモ化か…
文字通りに行けば獅音→獅子、リヒター→蛇になると思いますが余りにも安直すぎますかね…?
虎とかかな…?……ケモ化ってもしや「動物に例えるならば」という意味だったり?(業の深い方に考えてた人)
スレ立てお疲れ様&お久しぶりです!
監獄長さんお大事に…
ケモ要素があるキャラといえば暖めてるキャスターにケモ耳眼帯教祖系ボクっ娘(TS枠)がいますねぇ!wikiにリヒターとイメージcv追記してきやした
ちなみにcv追加分は
獅音→内田雄馬さん
リヒター→高橋広樹さん
ですね
正直黄忠は石塚運昇さんのジョセフ辺りのイメージが一番合ってますが故人使っていいのか迷ってるんでまだ書いてないです
趙兄はcv大原崇さん(KOFのシュンエイ辺りが一番イメージに近かった)になりました(今度こそ変えない様にしたい)
あとコソコソ話、昨日の許褚バレンタインSSを書いてる時脳内でずっとジブラルタルのボイスが流れまくって一瞬マスターの事をブラザーって書き間違えそうになりました 草ケモ化…ケモ化…。獣人っぽくなるのか完全にケモになるのか。
京介:鳥、特に猛禽類
飛鳥:鳥、特にカラス
ユージーン:ハリネズミ
蘭猫:猫
宇轩:犬建て乙です
ふふふ…自キャラには既にカヴンというケモ化というかネズミとして活動してる魔女っ子がいるのですよ
でもイメージはネズミじゃなくて雌ガラス+イソギンチャクなんですよねカヴンプルフラスは「自分をドーベルマンだと思い込んでいるチワワ」
理仁は「捨て犬」
……かな!とりあえず>>5
あとはイメージ動物だったり「こいつの使い魔はこの動物!」とか動物好き嫌いなどでもいいし、そこら辺はフワッとでいいかなぁ、と……。>>17
一応みんなが思ってるよりは人間に懐いてるから生きたまま食べるようなことはもうしないんだけど、それはそれとして人間は熊に「あそんでー」って突撃されたらそのタックルの威力で死ぬことができる生き物なんだ
(画像はなかまと みとめると あいじょうを しめすために だきしめようと するが ほねを くだかれるので きけん。せぼねを くだかれて よを さる トレーナーも おおい。)ほぼNPC&NPCだから>>3では触れなかったけど、
星雪:ウミイグアナ
プリシラ:ミルタンク
となっております。>>23
無いんで……。
クッチー:ハイエナかヤマアラシ
ポルカ:アナコンダ
刹那:ウサギかなぁ。人懐っこい系
迅龍:カバ
ザックリとこんな感じ。>>22
ゲートウェイ·ケモ的にポケを入り口にケモ道に落ちる√はアリエールが似て非なるジャンルであるポケモンはNGか……。
慎んで訂正してみる。
ビオランテ:虎
プリシラ:牛(ジャージー)
リディアは冗談抜きでアレしか思い付かんかった(死>>28
結論から言うと聞きたいことに関しては「その状況はそもそもまだ「本気で怒る」に含まれない」が正解であると考えられる
詐称自体は舐められたら終わりだと思ってる人だからキッチリ何らかの形で名前の使用料を支払ってもらうために怒っているポーズは取るけど、おそらく本気で怒ってもらうためには弟子を詐称してやらかし爆発オチからの無言逃亡ぐらいキメないと無理だと思う
粗末に扱われるのにはだいぶ慣れてるから自分に関することだったらそこまで怒らないんだ、近い身内だと思ってる相手に関してだったら湯沸かし器より早いけど
あとその質問の答え自体は「基本仕事優先だけど本気で怒らせたら仕事達成の過程でそいつが死ぬチャートを組む」だと思う別にグリズリーだって「グーリグリグリ!見つけた人間を片っ端から襲って食べてやるズリー!」とか考えて生きてる訳じゃないから遭遇即死とはならないのよね
死ぬやつはけっこう「俺のスーパーカラテで討伐してやる!」とか言って熊撃退スプレー持って突進してるか埋めたエサほじくり返して奪ってったり子熊に近づいたりしてるねん>>29
よォし解釈一致ですありがとうございます!
安心して書き進められる!>>34
どういたしまして〜!
羅刹女と組ませてえなと思ってたマスターがようやくまとまりそうなので近いうちにお披露目出来れば〜!>>37
目がしんでるニート「いいもん 悲しいもん 切ないもん(迫真)」
アナログでパロ絵はより難しい……!>>39
メガネ!マスク!ピアス!
何故こうも付け足すだけでグッと来るのか……!>>41
ほうほう、中々難易度の高い題材を選ばれる……>>28
多分魔術の解明より体質の問題点を指摘される方がぐぬぬってなるユージーン。
黒魔術使い魔呪いetcをごった煮してるのを魔女の釜とか言われる京介。
実は伝承保菌者だということをバラされる恋姉。
東洋の呪術は専門外だと言いながらほんの少し西洋の呪詛も混じってるのを見抜かれる(本人も知らなかった)リンクくんちゃん。
までは浮かんだけど多分半分くらいは「それが何か?」って開き直れそう。
>>30
ワンピースに出てきそうな笑い方グリね。
でも実際ちょっかいかけるか空腹でもない限り襲われることはないってのは理解しました。
>>32
>>34
どうかお大事に。治りかけが大事とも言いますし油断せず療養してください。
>>36
マスクから覗く犬歯すこ>>54
しゃあないしゃあない……
(京極さんの女性キャラ……お待ちしております……)>>59
あー…そういう正論パンチは仕方ない…うん…
書くしかないのです
見るときは完成したものが見たいので裏ぺーじは大丈夫ですss書くの大変って話してますか
近注距離のミカエラ動かす時って魔j…秘蹟発動触媒になる黒鍵の配置条件を考えながら話進めないといけないんですけど、ここに手持ちの黒鍵の残数とそのうち有効打になることなく折られたものとで残数を合わせてかつ適切な位置に差していかないといけなくて
その上でみーしゃんバカ真面目なせいで逐一詠s…聖句を全部言うせいで使いたい秘蹟に対して適切な文言を実際に聖書から引っ張ってくる必要があるので書き進める副読書に新約聖書必須
適切な加護に対して適切な文面を日本語の聖書から見つけてきてそれを英語の聖書と照らし合わせてストーリーの空気感と合うように再翻訳しないといけなくて
ここにさらに本職ガンナーの通常弾メインのワルサーと通常弾プラス特殊弾頭がコルトで面攻撃したい時はショットガン、ショットガンは改造モリモリで外部アタッチメント接続で黒鍵くっつけて銃剣化
ここまで全部ミカエラのしんどい要素だけで、ここにさらに聡いルシア君の身体蛇分割の1/1でⅤ階梯、1/4超えでⅣ階梯、1/16〜1/64がⅢ階梯、それ以下分割はⅠとⅡで総数13384匹の視界を完全共有かつ全弾完全コントロールで上から下から横から打ってくるわけで
こいつらどうしてそれぞれ本職/覚醒モードじゃないのにこんなしんどいんのよマスターケモ化…?
ラウ→犬
ミア→スライム(ケモじゃないじゃん)
カフカス→猿
思いつく限りこんなだよ>>48
基本的にまず「趣味じゃねーやつは書けねーですわ!」って人間だから趣味じゃないキャラは作らないし、無自覚の反感が滲み出てその属性好きの人が嫌な気持ちにならないよう極力描写しないようにもしてますよ、具体的に言うとファンからの褒め言葉が「光属性」か「主人公属性」一辺倒になるタイプの熱血または人望があって性格に問題のない器用万能。あるいは自分が正しいと完全に信じこめてその正しさのためなら他人を踏んづけ倒しても全くなんの呵責も抱かないタイプの強い人間が美しいとされている状態。
そういう趣味をしていると当然の如く性格悪い人と陰の民の描写数が増えるので、よく見ると自作キャラはみんなどこかしら共通点があったりするよ
肉付けは変えて骨子は寄せてる感じかな>>62
文献引用系は難しいっすよね……私も今キャラの設定に使うように古代ギリシャ語文法の教本と英訳ギリシャ悲劇と睨めっこしまくってるんですけどどうにもいい感じに日本語でも語呂のよくて意味が通る単語が思いつかないんですよあ!あれだぞ!俺は好きな属性のキャラを作ってからそのキャラをどういう展開に巻き込むか考えたりするからキャラ→ストーリーという風に作るぞ!
俺の作る話が大体ライブ感なのはそのせいだな!最初からストーリーありきで作ってるのパナケイアくらいだよ光属性とか主人公気質のキャラクターは多いけれど、性格含めて瑕や問題がないみたいな者たちはいない……はず
ハクマはひとつの山場は終えたところで、そこに至る補完をすればいいのですが、私がそれを書けていない状態です。やりたいことは決まっているのにアウトプットが出来てない状況。出演者?参加者?この場合どう言えばいいんだろ?頭回らないしちょっとシャワーでも浴びてスッキリしてこよ…
>>77
木伽に関しては申し訳なく……なるべく早めに展開と行動だけまとめて(出来ればSSで)出します……>>79
アリウムさんあけましておめでとうございます
Fake/Grave Order、なんとか無事に完結致しました
(https://bbs.demonition.com/board/7767/16/ の770〜)>>79
あけましておめでとうございます。>>85
その方針で大丈夫です~
半月のことだからツンツントゲトゲしながら「なんかミスったらネチネチ言ってやるー!」とやっかみ100%小姑精神で任せるに違いない……>>79
あけおめです、新入り製作者の霧雲狗と申しますなんかポケモンやってる人多いなぁ…(Switch隠しながら)
定番の◯◯はどのポケモンを使うかネタでも考えようかな
>>79
生存報告があるだけでもウレシイ…ウレシイ…
あけおめです>>79
明けましておめでとうございます。
新作出来てないとか気にしないので、生存報告だけでもありがたいです。お久しぶりです。司馬さんの人です。
バレンタインイベのコマンドコードにときめきを感じたので浮上しました……
冥界の女王にゲイボルグに金色の指輪、か……
そういえば、かの大英雄は生まれてくる子がこの指輪がはめられるくらい大きくなったら自分を探すよう旅に出させろと3つの誓いと共に指輪をある女戦士に託したそうですね……>>95
お久しぶりです。やる気スイッチ私のはどこにあるんだろ〜(何事にも手が付かない病なう)
>>90
遅くなりましたがそのつもりです。そして猫さんやリドリーさんが復帰次第エルルーンや尚雲祥も参加する感じです。
カルデア側の戦力が多くなってもこの際なんとでもなろうなのだの精神でいきまする。>>102
大丈夫?それ天使じゃなくて天使っぽい悪魔じゃない?
クロケル「ナカーマ?」ゆる募。
リディアと婚約しそうな男(と書いてチャレンジャーと読む)。>>106
身長こそちんまいけど89センチのGカップですからね!
プルフラス「我が育てたっ(ドヤッ)」こそこそ深夜の個人的にメレクに言わせたい台詞話~
「優れた才覚より、往生際の悪さが打ち勝つケースを知っていますので」アリウムさん来とる!?
- 117名無し2022/02/09(Wed) 14:05:14(3/6)
>>125
よろしくっす…(沼に勢いよくダイブしていく男)>>124
デジタル勢がまた一人増えているわ……Welcome……!今更だが鎧中華っぽくねえな
デザイン描き直すかな…ウェーンバレンタイン何するか思いつかなかったらNPC三人分キャラシ仕上げてそいつらのお返しでお茶濁そうと思ってたら全然仕上げ終わらんしかと言ってバレンタインに何するか思いつかないゲロ吐きそう
>>132
ファッ(あまりの衝撃に一瞬ガチで呼吸止まった)
かっこいい…!!>>135
(続き)
グランドクラス
・ロックスター
・銀幕のヒロイン
・月の砂漠に降り立った男
・原初の父
となります。>>138
喜左衛門狸?>>144
スリーアウトじゃないですかーやだー!!
興味はあるが色々とヤバいわね...>>144
ここまで行くと逆に魅力的だが劇物劇物ぅ!進捗
昨日のイラストとか俺の性癖とかを参考に色々少し変更加えてます(指辺りのデザインとか肩の装飾とか)
ちなみに三臨なので髪の緑のグラデが派手になってます
この状態は涯角槍の力を最大限まで出してる本気モード的なアレなのでそれに伴い共鳴的なアレで髪の緑が増えてる感じです、綱の三臨みたいなノリだと思ってほしいっす。
更に青紅剣解放すると赤のメッシュが入って右目が赤くなります。宝具演出で一、二臨ではバトグラ横顔アップだけど三臨でほぼ演出そのままだけどそこだけ顔面カットイン(向き的に右目は通常だと見れんので)とかになったらいいなとか妄想してたり
あと趙兄のセリフ近いうちに追加分投下&既出の説明文少し改修したいと思ってやす(青紅の説明とか雑だし)
>>148
ここから風のエフェクトも入れたいので迫力は出ると思います、出たら…いいなぁ…
>>149
顔アップ…いいっすね…!!
ひとまず完成したら手を付けるかもしれんです>>154
>>俺の性癖とかを参考に色々少し変更
私はいいと思う!!!一応補足
1臨2臨はいつものメカクレ黒髪緑インナーカラーのままです>>164
これは最終再臨イラストですわぁ...(賞賛)>>164
相手を見据え構える姿…カッコいい……!趙兄プロフィール改修版投下しやす
あと台詞改修にあたってこの鯖への台詞欲しいって人いたらお願いします(一応張姫、黄夫人、関羽、曹操への台詞は入れるの決めてます)真名 趙雲子龍
クラス ランサー
性別 男性
イメージCV 大原崇(KOFのシュンエイ辺りのイメージ)
身長・体重 190cm・82kg
髪型 短髪片目隠れ。後ろ髪は少し伸び、結んでいる。
髪色 黒髪に緑のグラデーション
外見・容姿 銀と緑の鎧に身を包んだ凛々しい偉丈夫。
地域 中国
ステータス 筋力:B+ 耐久:B 敏捷:B+ 魔力:D 幸運:C 宝具:B
天敵 曹真
クラス別スキル
対魔力:B ランサーとしてのクラススキル。
騎乗:C ある程度の乗り物を人並みに乗りこなせる才能。ただ本人曰く馬が一番乗りやすいとの事。
固有スキル
長坂の単騎駆:A 長坂の戦いにおいて魏軍の中に単身飛び込み、味方と主君の家族を救出した逸話から昇華した物。自身の筋力と敏捷ステータスを上げる。また、一時的に自身が攻撃する度に速度と力が少しずつ上がっていく状態を付与する。
無窮の武練:B− 国としては敗北に終わったが、将として一騎討ちに敗れた事は無いという彼の武芸の手練。心技体の合一により、いかなる地形、戦術状況下でも十全の戦闘力を発揮できる。しかし、ある理由によって−とランクが下がっている。
一身是胆:A 主君である劉備に「趙雲は一身これ胆なり」と賞賛された程の規格外の胆力。その胆を発揮する時、己に向けられた精神異常と自身の攻撃、防御、敏捷ステータスの低下を無効化し、それらの弱体を受ける度に自身の攻撃力、敏捷を増加させる。しかし、一瞬でもその胆に綻びが生じれば一時的に攻撃敏捷増加の効果量が低下する。>>170
涯角槍はほぼ同じなので省略
「青紅剣(せいこうのつるぎ)」
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
彼が長坂の戦いの時に手に入れた名剣。かの覇王・曹操がかつて所有していた一対の剣の片割れ。
普段はただの銀色の剣だが、真名解放をすると刀身を超高圧の紅の雷が覆いつくす、文字通りの稲妻の剣と化す。
光線を撃てたりする訳ではないが、単純に雷の刃自体の切れ味がとても強く、閃光が走った次の時には大木をも両断する。
この剣は所有者に少し影響を及ぼし、使用時、肉体に電流が軽く奔る。これによりスタミナをかなり消費する代わりに自身のフィジカル面の能力をかなり高める。
この剣は確かに強力ではあるが、少しでも精神の合一がブレていれば肉体に奔る電流は増加する。最悪相手を斬る前に自身に相当のダメージが入る場合も存在する、正に諸刃の剣。
かの覇王、曹操が使う場合には肉体への負荷は微量になるらしい。>>171
解説
三国時代、蜀の五虎大将軍の一角として名を馳せた勇将。
元は公孫瓚の配下だったが、ある折に劉備と出会い、その大志に心を打たれて彼に従う事を決意した。
その後は将として関羽、張飛等他の錚々たる将星に劣らない武勲を挙げた。特に長坂において単身で劉備の息子や味方の将達を救出し、守り抜いた事は有名。
しかし、関羽の死を皮切りに陰りが見え始めた蜀において、仇討ちを計画する劉備を止めるも、これを拒絶される。そして仇討ちに走った主君は敗北し病死する。
その後も孔明の下新体制を築いた蜀の将として奮戦を続けるも、三国の争いの決着を見届ける前に没した。
人物像
寡黙かつ冷静沈着、そして義理堅く仏頂面の典型的な武人。しかし、その本質は面倒見が良い兄貴肌の好青年。
口数は少し少ないながらも思慮深く、五虎大将軍の中でもかなり接しやすい方であったとか。真っ当なマスターなら、彼はすぐ心を開いてくれるだろう。>>172
意外な事に少し女性慣れしていないという隠れた弱点があり、生前の伴侶、黄夫人や張姫、そして女性のマスター等女性と関わる時は、少しコミュ症となる。ただし武人として振舞う時や、悪意のある色仕掛け等に対しては動揺より先に武人としての本能が動く為動じる事はない。女性に弱いのは素の時だけである。
彼は生前、敬愛する主君、劉備玄徳を擁する蜀の将として戦った。彼なら荒れたこの世を統べ、平和を取り戻すと信じて。しかし、劉備の死の引き金となった夷陵での関羽の仇討ちを止める事ができなかった事、それが彼には、何よりも深い後悔として染み付いてしまっている。故に彼は、もし新たに信頼できる主君を見つけたならば、勝利を手にするまで護り抜いてみせると、固く誓っている。
…しかし、その後悔が後を引き、彼自身も自覚していない程の心の奥底ではその後悔が後を引き、自分の力に自信を持てず、己を否定し責める真の本心と、「もし再びあの様な状況になったとして、俺は本当に守り抜けるのだろうか」という弱音が隠れている。>>174
なかなかに高いステータスの武人!よっぽど外道な魔術師でもなければマスターとの関係は破綻しなさそうな安心感がありますね。台詞のリクエストですが
女性関係には対照的なイケメン在原業平
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E5%9C%A8%E5%8E%9F%E6%A5%AD%E5%B9%B3
豪傑つながりで平将門
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E5%B9%B3%E5%B0%86%E9%96%80
歴戦の用兵家つながりでエドワード黒太子
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E9%BB%92%E5%A4%AA%E5%AD%90
忠義に篤い武人つながりで那須与一、立花道雪
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E9%82%A3%E9%A0%88%E4%B8%8E%E4%B8%80
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E7%AB%8B%E8%8A%B1%E9%81%93%E9%9B%AA
全員でなくても構いませんからご一考ください。>>174
ハイ!黄夫人、 華佗(アルターエゴ)にいただければ幸いです!
どちらかでも大丈夫です~>>174
うちのランサー達(善財童子&張遼)と凌振、長七郎にも是非!>>180
うちだとトラヤヌス、プトレマイオス1世、小野小町が固有結界を持っています
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%94%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%8C%E3%82%B9
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%82%B91%E4%B8%96
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BD%9C%E3%81%AE%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF復帰したらしたらでリアルめっちゃ忙しくてバレンタインSSさえ書く暇が...無!
二週間経ったのでロードエルメロイ二世の冒険、彷徨海の魔人(下)のネタバレをちょいとするとですね
太祖竜テュフォン(テュポーンじゃないのかよ!とツッコミつつ)の表記を見た辺りで「ああ...◯◯竜って考えなきゃダメか」と思った次第です
思想盤は星と融合した礼装なのかーわからん!冒険シリーズは相変わらず魔術関連のお話がガッツリ出るのでストックネタと被らないかと新刊が出るたびにガクブルしている私
今回は3つ4つほど被り(完全上位互換)、人知れず氏んでいました。さらばオオナムチ
>>185
遭遇する人がみんなつおい…(代行者)(妖術師)(天才魔術師)
ルナも才能あるはずなのにおっかしいナーあと闇部分はかなり削りました
ネガティブな所も薄くして、五虎将はバケモン多いから俺はあの中では凡庸な方だみたいな感じにしました
そして趙兄の設定を変更入れた影響で洛陽を一旦色々修正しないとアカン事になりましたサーセン
でも正直三国鯖増えたし入れたいと思った奴増えたからモーマンタイだと思いたい
…けど曼陀羅的な続編作りたいって構想もあるし頭がガチでパンクしそうなんじゃが…あと身長伸ばしたのはスルトさんの関羽の身長考えたら割と185って小さいなと思った故の上方修正です
ちなみに俺としては趙雲は機動力においては五虎将の中でも頭ひとつ抜けてるイメージです>>199
伊達にケルト系スパダリの一人(※個人的意見です)じゃないぜ!>>189
言及ありがとうございます。こちら側からの台詞です~
曹操
「趙雲子龍ねえ。そうか、雀蜂も来たか……あぁ~ヤダヤダ!まあ、同じ主を仰ぎ陣営を同じくするんだ良将を害するつもりはねえよ。俺も生前(むかし)のことはわきに置いておくから、お前も俺を大哥(あにうえ)と読んでも構わんぞ」
在原業平
「大陸の武人か、蘭陵王とはまた赴きの異なる男前だな。何、俺が色に溺れている?……ッハハハ、女に声をかけるのは男の義務だ。おれは義務から逃げようとしないだけさ」
平将門
「アンタが呂布奉先と同郷の武人か。歯応えのありそうな武人は好きだ。俺は流血を好むものではない、堂々たる意志と武威の衝突こそ好むのだ。鋭気を抑えられなくなれば俺に言えよ?発散消費することに協力してやる」>>180
・『平伏せよ、我は冥府の王なり(アイドネーウス・パランゲリーア)』:固有結界・体内展開型冥府。冥界の神が冥界の神として合法的に存在しぱうあを振るうためにはフィールド属性:冥府が必要なので「俺自身が冥府になることだ」することで範囲を最小に留めている。
・『宛ら飛べぬ烏のように(ブラッディー・タワー・オブ・ロンドン)』:分類上固有結界に限りなく近い祟り空間。ただし存在の基礎になっているのは自身の心象ではなく周囲からの「ロンドン塔って怖い!」という信仰であるため厳密には固有結界じゃないんじゃないかな?
・『想世幻燈』:自由に書き換えられる時点で固有結界じゃないがその域には近い大魔術(妖術)。大元を辿れば幻術スキルと妖精領域めいた何かの悪魔合体だと思う。たぶん西行さんの方もやればできるんだろうがコストが重いし人間離れするの嫌いだからどうしても必要に駆られて渋々しかしないと思う。
お城召喚とか神殿召喚みたいなまぁ近いと言えなくもないものもあるっちゃあるが明確に「固有結界」またはそれの類似例として書いてるのはこれだけですわね
我が名は制作者固有結界大好き、気を抜くとすぐに領域展開させたくなるため割と頑張って自重している>>189
言及ありがとうございます。
そうだよな。
やっぱ、張遼の奇抜な格好とか、凌振の数奇な人生とか、気になるよな……。
そして善財童子との勝負にノリノリ。>>206
プルフラス『可愛いという言葉はロゼとかに使うものだがカッコいい我に使うのは違う!的外れな評価だったり、挑発的な意味に受けとるぞ!(イソイソ)』
カッコいい我()気持ち悪いキャラ作りたぁい(朝の寝言)
いいけどSSも書こうね
>>216
おっストーカーはいいかもしれないです
でもカメレオンは可愛くしたいキャラを動物で喩えると…って難しいですね…レッドアで黄金虫…?()
>>135
怪人ばっかで草。そしてグランドクラスも揃い踏みで森ですわ
何があるんだアメリカ異聞帯…
>>150
ルナちゃん…そういうところだよルナちゃん…そして颯爽と助けてくれるメレクさんカッコいいー!流石のアベレージ・ワン、流石の魔術回路…
しかし、この流れだと親子喧嘩に乱入することになりますね…どうなることやら
>>164
ヤダ素敵!臨場感のあるイラスト…!デジタル始めたてでこんなに出来るとかすごい…
>>174
そして改訂版プロフィールだ!堅実な強さの光るお人になっていらっしゃる!
洛陽がこれでどう展開が変わるのかも気になりますね!
>>180
うちのマスターで熄が純正の固有結界持ちですね。燃費悪いし使わないですけど。鯖だと明確に固有結界なのはジョン・ウィリアムズ、志賀清林、藤原泰衡ですね。
固有結界は割と色々な「特殊」が出た中でかなりその特殊性を保持してると思う…ベリル先輩ちょっと猟奇固有結界について教えてくれません?ではありがたく!
【CLASS】アサシン
【真名】ケト・マク・マーガハ
【外国語表記】Cet mac Mágach
【性別】男性
【身長・体重】178cm・66kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C+ 耐久B 敏捷A 魔力E 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:A
アサシンのクラススキル。自身の気配を消す能力。
完全に気配を絶てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく低下する。>>220
【固有スキル】
疾風の掠奪(首):A
略奪行為にどれほど秀でているかを示すスキル。
コナル・ケルナッハに並ぶヘッドハンターであり、ケルトにおいて値千金の価値がある戦士の首を鮮やかに刈り取る。
精神汚染(兇):B
闘争と殺戮を愛し、その渦中に常在せんとする精神性。
他者との意思疎通は成立するが、彼の凶気を抑えることは非常に困難である。
戦闘続行:B
最期まで戦いの愉悦を味わんとする執念。
コナルとの決戦は決着時に互いが戦車から落馬するほどの血闘だった。
赤枝の凩:A
多くの英雄を不具の身に陥れた残忍なる戦闘術。
殺戮技巧に似通った対人ダメージ補正に加え、与ダメージ時に確率で霊基へ不可逆の欠落を与える。神王ヌアザが右腕を切り落とされたことで王権を喪失した伝説にも通ずる攻撃特性。赤枝の英雄の天敵たるケトの在り方。>>221
【宝具】
『裂劈く髄漿の華(タスラム・メス・ゲグラ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜40 最大捕捉:1人
コナルが討ち取ったメスゲグラ王から作られた脳弾。メスゲグラの死後に及ぶコンホヴォルへの復讐の予言を知っていたケトが奪い取り、暗殺に使用した。
英雄の魂が捻り出せる最大の呪詛を宿した魔弾であり、投射すれば並大抵の英雄ならば急所に当てずとも腐滅させることが可能な上、コンホヴォルの死因となった事から王殺しの概念と標的に悪霊さながらに憑き纏う追尾性をも持ち合わせる。
さらに、着弾した対象を仕留めきれなかった場合は体内で悪性腫瘍のように同化し、被弾者の激情を糧に膨張を続け最終的には呪詛を撒き散らしながら破裂。被弾者を新たな呪爆弾へ造り変えてしまう凶悪な宝具である。直撃を受ければ戦闘行為を実質的に封印されてしまい、戦闘を行うには無我の境地を会得した最高峰の武芸者か、神医級の施術によって同化した脳弾を切除する以外に方法はない。なお、脳弾は一発のみのため着弾者が死亡しない限りは次弾以降は封じられる。
『衝咲く脳塗の華(タスラム・メス・ゲグラ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜80 最大捕捉:500人
『裂劈く髄漿の華』のもう一つの使用法にして一度切りの奥の手。
脳弾を『壊れた幻想』の要領で爆散させ広域を汚染するBC兵器として投擲する。ぶち撒けられた呪詛は一つの巨大な体積を持った悪霊として滞留し、犠牲者を新たな悪霊と化すほど濃密な瘴気を放ち続ける。瘴気が濃霧のごとくレンジ内に長時間蔓延する危険性もさることながら、英雄の怨魂が爆ぜ滅した反動も凄まじく、都市の一角を消し飛ばすせる大熱波を撒き散らす大量破壊兵器として成立してしまう程。その性質から、高ランクの神秘を獲得し呪術的要素を取り込んだ小型戦術核とでも云うべき凶悪さを誇る。>>223
【解説】
アルスターサイクルに登場するコノートの勇士。コナル・ケルナッハの叔父にして終生の宿敵である。一説にはクー・フーリンの幼名セタンタの名付け親が彼であるとされることも。武者立ちして以降、アルスター人の首を獲らなかった日はないと謳われる強者であり、アルスター人共通の怨敵として複数の話を跨いで活躍する名敵役。生後間も無いコナルの首を折り殺しかけたことを皮切りに初陣のクースクリドを破り唖者(メン)と呼ばれる原因を作る、ケルトハルを投槍で負かし去勢するなど多くのアルスター英雄と因縁がある。
『マク・ダトーの豚の話』では猟犬と最高の英雄に任される「豚を切り分ける権利」を巡りアルスター戦士団と舌戦を展開。その場にいた英雄の殆どがケトの手で何らかの瑕疵を負わされていたことが明かされる。コナルが帰還するまで勝ち分を得るのはケトだと目されていた。以降も奪い取ったコナルの脳弾を用いてコンホヴォルの死因を作り出し、王子コルマクをダ・コカの館で襲撃し首を獲るなどアルスターの疫病神として在り続けた。しかし、いつもの様にアルスター人を虐殺したある日、猛追するコナルとの最後の戦いに敗れ戦死。しかし勝利したコナルにも立ち上がれないほどの重傷を負わせ、最期までアルスターの宿敵としての存在感を印象付けた。>>224
【人物】
灰白の長髪を靡かせ、襤褸同然の黒い外套と錆鼠色の装束を纏うチョイ悪親父風の戦士。一人称が「おっちゃん」の飄々とした年長者といった趣の親しみやすそうな男だが、その本性は好戦主義者揃いのケルト戦士の中でも有数の戦闘狂。殺しと略奪、そして何よりも強者との死闘に淫する生粋のウォーモンガーであり、奴隷から王侯、赤子から自身を優に上回る強者まで平等に刃を向ける狂人。また、復讐者の執念と成長性を買っており、投資と称して親類や財産、身体の一部などを奪い自身に恨みを持つ者を量産し、復讐に来た者達との血みどろの戦いを寝かせたワインを開栓し味わうように愉しむ悪魔じみた性の持ち主。その中でもコナルは特に気に入っており、彼に首を刈られ兄や息子を殺されても憎むどころか、一種の愛情さえ抱いていている。
聖杯に懸ける願いはなく、猛者との殺し合いを愉しむためだけに召喚に応じる。道具扱いされようと大して気に留めないため典型的な魔術師にも扱い易いと思われがちだが、実際は「口出しされない方が戦いを楽しめる」と判断した場合、躊躇なくマスターから魔力タンクへと格下げし、それに相応しい形に「加工」することも辞さない正真正銘の地雷サーヴァント。>>226
【台詞】CVイメージ:多田野曜平
「おやおや、おっちゃんみてえな際物にもお呼びが掛るたぁツイてるねぇ。アサシン、ケト・マク・マーガハって者だ。武辺の輩さ、好きに使っとくれや」
「さぁさ収穫だ!実りある時間にしましょうや皆の衆」
「景気付けさぁ、派手に殺ろう」
「見渡す限り一等首だらけ…天国かい、ここは!」
「かはは、湧かせてくれるねぇ!」
「悪いねぇ、貰ってくよ!」
「そぉら、泣き別れだ」
「投資ってやつだよ。"傷"を糧によく肥えたイキのいい連中とある日戦場でばったり鉢合わせて殺り合う…これが堪らねえのさ。あぁ、此方から出向いて殺るのも勿論いい」
「美々しき血の花冠、咲かせとくれよ!『裂劈く髄漿の華(タスラム・メス・ゲグラ)』」
「とんだ毒花(ぶす)だが、この鉄火場にゃあ似合いの彩りだろうて!『衝咲く脳塗の華(タスラム・メス・ゲグラ)』!」
「おおぅ、こいつぁ助からんか…因果とやら、随分早く回って来たねぇ」ハーヴグーヴァって北欧全ての海魔を生み出した母なのか……。
>>198
>ジョーンさんの張姫
ああ、成る程…。確かに気が合いそうな所はありますね
お返しにこちらからも木蘭の言及台詞をば
・趙雲に対して
「あれがかつて在った蜀漢王朝の五虎大将軍、趙雲様…。確かに分かる、私が知るどの将軍や隊長よりも強いって」
・張姫に対して
「張飛様の娘…そんな人まで召喚されてたんだ。お声がけしたい、けどやっぱ気が引けるなぁ…」>>236
ですです。多分そんな感じだと思います。ただザ・グリード・ハヴ・ハーヴグーヴァってザ・グリードは映画から取ったのは分かるのですがハヴって何?ってなる。>>239
これは使い道が中々有りそうな!>>242
【クラス別スキル】
陣地作成(音楽):A++
有利な陣地を作り上げるスキル。
彼の場合、自らの舞台を作り上げることが可能であり、スキル発動中はパフォーマンスが上昇し、また精神異常や魔術への耐性を得ることも出来る。
ただし彼自身の霊格が低いため、一度に一曲分しか効果を発揮できない。
道具作成(譜面):EX
自らが作曲した楽譜を作成する能力。
作曲するだけではなく、既存の曲を自身で編曲することも可能。
彼はこのスキルにより数多くの楽曲を生み出す。
実を言うと、作曲活動自体は芸暦が長くなるにつれて縮小の一途を辿っていったのだが、『あの』ボヘミアン・ラプソディを作曲したという事実がこのスキルのランクを規格外に固定している。
当然ながら当人は全然納得していないのだが……。>>243
【固有スキル】
その歌声は永遠に:EX
生前と死が昇華したユニークスキル。
彼は声を発することで自身の存在を確立させており、彼にとっての歌とは生きることそのものでもあった。
そのため、彼は歌い続ける限りその存在が揺らぐことはない。
戦闘続行と仕切り直しの効果を併せ持つ。
芸実審美:C
芸術作品、美術品の蒐集による知識。
芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、高い確率で真名を看破することができる。
可能性の光:C
星の開拓者とは似て非なるスキルにして、無辜の怪物とは良く似ているスキル。
実際の行状も、ガチかネタかを問わず生存説も、全て受け止めた偶像。
このスキルにより彼は「音楽」と「愛」の具現として振る舞い、決してそれがぶれることは無い。
彼と出会った敵対者は、運が悪ければ自分をそっちのけで観衆を夢中にさせながら熱唱するフレディ・マーキュリーの雄姿を目の当たりにするだろう。>>244
【宝具】
『この世界に喝采と希望を(メイド・イン・へヴン)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~999 最大捕捉:数億
最後のボーカルナンバー『マザー・ラヴ』を収録した、死後に発表されたアルバムの名を冠する宝具。
彼が生涯歌い続けた数々の名曲は、彼の死後も人々の記憶の中に残り続け、やがてそれらは伝説となり物語となった。
故にそれらは、彼を英霊たらしめる歌の数々。
それらは同時に、彼に纏わりつく呪いでもある。
しかし、それでもなお―――彼が歌った歌は今も尚、人々を魅了し続ける。
発動中は、分身の術の如く彼が増殖し、一丸となって歌いだす。
強化無効を無視して味方を強化し、それらはかけられたデバフ(この宝具の発動前か後かは問わず)が強いほど効果が強くなる。
『自らの母に、人殺しになってしまったと彼は吐露した(ボヘミアン・ラプソディ)』
ランク:E~EX 種別:対人宝具 レンジ:50 最大補足:観客次第
生前の代表曲の一つにして、『ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ』と双璧を成す知名度を誇る名曲。
この楽曲は世界中で愛され、多くの人達がカバーした。
半分常時発動型で、通常は知名度補正を大幅に上方修正する。
真名を開放すると、どうやったのか演奏が始まって宝具としての効力を発揮し、知名度補正を更に強化する。
ただし、真名開放中は常に魔力を消費し続けるため、使いどころは難しい。>>245
【解説】
イギリスの誇るロックバンド『クイーン』のボーカルだった、伝説のロックスター。
1970年代のイギリスにおいて、バンドブームを巻き起こして社会現象にまでなったバンドの中心的人物の一人であり、世界に与えた影響は計り知れない。
特に彼の作曲した楽曲の数々は様々なアーティスト達に影響を与え、中でも有名なものは映画にも使用されたことで有名。
ただ、彼は仲間達とは違って自分がイギリスの保護国だった頃のザンジバル島出身であり、両親がインド人なので自分の国籍がインドであることを非常に気にしていたという。
両親がゾロアスター教徒なので食のタブーは無かったようだが、自分がインド系である点を指摘されるのは明確に嫌がっており、クイーン内部でも揃ってその話題は避けていたとロジャー・テイラーが言及している。
恋多きバイセクシャル(自ら明言はしなかったが)でもあり、性別問わず恋愛関係になる一方で浮気性の節も見られた。
クイーンの名声と人気が高まり続ける中、1986年に不治の病を患っているのが判明。
それから5年後に死病に伴う気管支肺炎によって、最後の恋人であるジム・ハットンに看取られながら45歳で死去。
彼の病状が仲間達へ正式に伝えられたのは、ブライアン・メイによるとその死の直前だったという。
その死はファン達や仲間達の心に大きな傷を残し、ジョン・ディーコンに至ってはそれがきっかけとなって音楽活動から引退してしまった。
当人やジョンにしてみれば喜べないだろうが、皮肉にも彼の死によってクイーンの人気はますます高まり、アメリカではアルバムの売り上げ枚数が死去の翌年から爆発的に激増したという。>>246
【人物】
音楽を愛し、音楽に愛された男。
音楽に関しては妥協を許さず、その情熱は時に周囲が見えなくなる程。
激情家で言動も豪快だが、本質は心優しくもデリケートで人見知りする性格。
怒ると物を投げて怒鳴り散らす気性の荒さと、ペットの死を涙を流すほど悲しむ慈愛の精神を持ち合わせている。
実は買い物と日本が大好きで、伊万里焼を好んで蒐集し、仕事で来日する度に新宿のゲイバーへ通っていたという。
特技:音楽、服飾デザイン、インテリア、色恋沙汰
好きなもの:買い物、素晴らしい美術品(特に伊万里焼)、日本の着物、猫と鯉、乱行パーティ
嫌いなもの:出自を指摘されること、パンク(音楽のジャンルの方)、ジド・ヴィシャス
天敵:なし
願い:秘密
【一人称】俺
【二人称】君、貴方
【三人称】彼、彼女、あの人
【因縁キャラクター】
エルヴィス・プレスリー(スーパースターと断言するほど尊敬する人。畏れ多くてアプローチをかける気は無いが、酒を酌み交わしながら一緒に温泉につかりたいな、とは思っている)えるびすはそろあーてぃすとだからひとりでとっぷあつかいなのはまぁいいとしても、くいーんのこうせきをふれでぃひとりにしゅうやくさせるのはなんかいやだなとおもいました(ブライアン・メイファン並感)
うごごごご…パナケイアの幕間書いてはいるけどfalling moonの最新話完成したので貼ってよろしいか
>>250
多分、会わせちゃいけない人がかなり多いかもしれない。
絶対にあちら側が混乱するだろうし。>>251
ヘイ彼氏、チェスト島津!えい貼るぞ!
(反応は少しずつ弱くなっているが……手がかりは必ず掴んでみせる)
人混みの間を縫うようにして柳花は件の路地裏へと向かう。配置しておいたルーン石の反応を受け急行しているものの、その胸中は理解しがたい現状への疑いに満ちていた。
何故まだ日も沈んでいない時間帯に、人気のいない路地裏にあの怪物が路地裏に現れたのか。怪物を産んでいるサーヴァントかそのマスターがあの路地裏で何か痕跡を残し、それを隠そうとしているのか。
(それとも、私を誘導しているのか)
可能性はゼロではない。何かしらの計画に従って怪物が出現していると考えられる。しかし、洲甘柳花という少女は罠であったとしても踏み抜ける覚悟があった。踏み抜かずに足踏みをするくらいなら、一歩を踏み出す事による何かを信じられる強い心を持っているのだ。
家路につく人々が行き交う大通りから横に逸れ、薄暗い細道を突き進む。視覚を強化し襲撃に備え、クスリを見つけた現場へと到着した柳花が目にしたのは、何処にでもいそうなOLだった。
「……?」
柳花に背中を向け、OLはぴくりとも動かず棒立ちになっている。肩からさげているバッグが不規則に揺れているのに対し体は時間が止まった様に微動だにしない姿は路地裏を一際不気味な雰囲気へと変えている。
彼女はマスター?サーヴァント?それともヒトの形を取った罠?
柳花はいつでも己の剣であるセイバーを呼べる様に拳を握りしめ、ゆっくりとOLへと歩み寄っていく。わざと靴音を強く立てながら近付くがOLに振り向く気配はない。>>255
「おい」
手が届くほどの距離まで近付いても微動だにせず、意を決して柳花は肩を鷲づかみにして無理矢理振り向かせた。
「おい!」
「―――――」
まだ二十代前半であろうOLの双眸は虚ろとしていて宙を泳いでいる。口の端からは涎が垂れ、自我を喪って操られているのは明らかだ。
マスターでもサーヴァントでもない一般人が何故こんな場所にいるのか。自分をおびき寄せる為の罠か、と柳花が思考しながらもOLを路地裏から連れ出そうとした、その時の事である。
ずるり、とOLの背後から怪物が現れる。これまでとは違う全体的に細身のフォルムで、姿を現すと同時に細長い腕がOLの小柄な体へと伸ばされたかと思えば柳花から奪い去った。更にあろう事かワニを思わせる長い口で、がっぶりと飲み込んだ。
「なっ……!」
「■■■!」
柳花が反応するよりも速く怪物は近くの壁に張り付き、凄まじい速度で駆け上がり始める。爬虫類でもヤモリを思わせるその能力に驚愕しながらも柳花は宙にルーン文字を刻んだ。
「アンサズ!」>>256
怪物の細い体を炎が包むが、表面を僅かに焦がす程度でやはり有効なダメージは見られない。となればサーヴァントを呼び出す他に無い。魔術の秘匿という大きな問題が立ちふさがるが、今はこの場から逃げ出そうとする怪物をなんとかして止めなければならない。
(何故彼女がここにいたのか、何故奴は私ではなく彼女を襲ったのか……どちらにせよ奴を止める!)
「セイ―――――!!」
「■■■ッ!」
令呪を発動しようとする柳花の背後から絶叫と共にもう一匹の怪物が飛びかかってくる。これもまた細く、やはり素早かった。難なく攻撃を躱し、柳花は舌打ちと共に手を掲げる。
「来い!セイバーッ!!」
令呪が赤く輝き、路地裏を眩く照らす。光の後に颯爽とセイバーがその姿を現し、剣を怪物へと振り下ろす。以前の個体は容易く切り裂く事が出来たが、今回は逆に怪物の爪がカウンター気味に剣へと振るわれ火花を散らした。
敵が強くなっている。これまでの様にはいかないと即座に判断した柳花はスマホを取りだした。
『もしもし?』
戦闘中とは打って変わった暢気な声、理仁である。>>257
「今どこにいる!?」
『教会を出たところだ』
「すぐに駅前に来い!以前設置したルーンが反応した、例の化け物が現れたぞ!』
『は、え、何!?』
「良いから速く来い!ライダーの飛行能力で飛んでくるんだッ!」
『お、おおう!』
セイバーと怪物の力比べはまだ続いている。パワーではセイバーの方が勝っているのに対して、怪物は素早い身のこなしで見事に受け流している。決して勝てない戦いではないが、何度も何度も剣に合わせて爪を振るっているあたりを見るに時間稼ぎを図っている様だ。
何度かサーヴァントを召喚させて判明しているのだが、今回の聖杯戦争において召喚された正気を失っている英霊達はマスターの指示が無ければ正常な行動が出来ない。つまりここでセイバーに怪物を任せ自分はもう一匹を追おうとしても、操縦者を失ったセイバーは満足に動けなくなるのだ。
「速く来い、理仁……!」
>>258
「来てくれ、ライダーッ!」
理仁の叫びに合わせてフードを被った少女が出現する。飛んでこい、と言われたのでその通りに彼女に運んでもらう訳なのだが、理仁はしばらく考え込んでしまう。と言うのもライダーとの身長差は頭一つ分ほどあるので、いくらサーヴァントと言えど自分より小さな少女に抱えさせて良いものかと気になったのだ。
ともあれ悩んでいる場合ではない。意を決して理仁はライダーへと手を伸ばす。
「俺を運んでくれ!」
ライダーは能面の様に表情を変えぬまま、理仁を軽々とお姫様抱っこするとふわりと浮き上がる。地に足が着いていない、浮遊している感覚にどぎまぎしながら理仁は行け、と少女へ目配せした。
瞬間、音が消えた。ライダーが凄まじい速度で加速したのである。ゆっくりお願いとかそういう部分まで細かく指示しないといけないものなのか、己のマスターとしての力量が劣っているからなのか、理仁は風圧で顔を歪めながら考えた。が、答えが出るわけもない。ただ必死に声を絞り出し、
「と、ま、れ」
今度は失速するどころかライダーはピタリと停止した。あまりにも急展開が続き理仁が目を白黒させながら地上を見下ろすと、駅前どころかその正反対の位置まですっ飛んでしまっている。
くしゃくしゃになった頭を掻きながら、理仁は自分を抱えたまま無表情で浮遊しているライダーをねめつける。
「ライダー、もうちょいゆっくりお願いできるか……?」
「……」
「言葉分かるか?もう、ちょい、ゆっ、くり!で頼む!」>>259
ライダーは頷きはしなかったが今度は低速で移動を開始した。が、先程とは打って変わりふわりふわりとその速度は信じられないほど遅い。羽虫にも劣ってしまうだろう。
「……俺か!?俺の問題なのか!ライダー頼むから常識的な範疇で早めに頼む~~!!」
三度目の正直。ライダーはようやく中間ほどの速度で駅前へと飛んでいく。地上の人間に姿を悟られない程度の高度を維持してはいるが、柳花のいる路地裏を迅速に見つけねばならない。
と、駅前が見えてきた辺りで理仁はビルとビルの間を跳ね回る奇怪な生物を見つけた。これまで何度か戦った怪物よりも細長く、更に不気味な姿をしている。機敏な動きで向かう先は、街の外だ。
柳花から大体の話は聞かされた。あの怪物の中に人間が一人囚われになっているそうだ。
(アイツを仕留めればいいんだな!柳花!)
「ライダー!加速してアレを止めるぞ!」
理仁の声に応じてライダーが再加速し、怪物目がけて突き進んでいく。ちょうど異形がビルの屋上に着地したその瞬間を狙い、彼は少女の手から抜け出すと体に強化の魔術をかけた。
ライダーの槍が怪物を捉えるべく突き出される。が、細長い体でぐにゃりと体をくねらせて難なく回避された。一方で理仁は硬い床をゴロゴロと転がりながら着地し、すぐに体勢を立て直し敵を睨み付ける。>>261
「――――三義さん、よく話してくれました。貴女がその胸の内に溜めていた苦しみ、私は決して見過ごしません」
神父は微笑み、肩に手を置いた。誰にも言えない秘密を全て打ち明けたというのに彼は驚く事もせずただ受け入れた。その優しさに経子はただ重く息を吐くばかりだ。
「貴女に助言を一つ。耐える事は決して間違いではありません。ですが時には自分に甘くなっても良いのです。何故なら貴女は『自由』なのですから。彼の、間久部理仁の様に……好きにしなさい」
彼の言葉が体に染み渡っていく。何かが内に染み込んでいく。頭の靄が晴れていく。
「……じゃあ私、好きにします!」
経子は弾ける様に長椅子から立ち上がると、神父に会釈して教会を飛び出した。陸上で鍛えた脚力をフルに活用したその速度たるや、一陣の風と言えるだろう。
(自分に甘くて良いんだ。好きにして良いんだ。私は自由なんだ。私は、私は私は私は!!!)
一心不乱に駆けながらスマホを取りだし、理仁へと電話をかける。しばらくして彼の怒号が聞こえてきた。
『今忙しいんだ!後にしてくれ―――――』
「理仁君!三義だよ!私も戦う、私にも手伝わせて!」>>262
これ以上無いくらい元気な声をあげる。体中が悲鳴をあげているのに、声色からは歓喜が迸っていた。
『急に何だよ、教会は……』
「『無視できない』、そう君が言ったって神父さんから聞いた!私も一緒だよ、私も無視できない。何か私にやれる事があるなら、それを見て見ぬ振りなんてしたくないもん!」
『……お前』
「だからお願い、手伝わせてよ!!」
『っ、ああくそ、今駅近のビルの屋上で戦ってる。それで……』
「ちょっと待った。フェイスカメラに変えて!」
走りながら画面を変えると、理仁の困惑した表情が飛び込んでくる。一体何をしようとしているのか分からないようだ。
「その辺りぐるっとカメラで見せて!」
『え、あ、ああ』
ぐるりと屋上の周囲が映し出される。経子は近くの高層マンションへと駆け込むとエレベーターに入り、最上階のボタンを何度も押す。
「カメラを教会の方角に向けて!」
『おい、何を』
「良いから!」>>263
夕暮れの屋上に出ると経子は金網へと駆け寄り、画面と眼前に広がる光景を見比べる。そして何かを確認すると強く頷いた。
「理仁君、今戦っているんだよね?カメラに映っていたのと。じゃあソイツをその場にあと一分足止めして、私が隙を突く!」
『どうやって……いや、分かったやってみる!』
スマホを握りしめ、経子は肩幅まで足を開き瞼を閉じた。
何処からか声が聞こえる。外ではない、内だ。体の内側から誰かが呼んでいる声がする。
『私の声が聞こえるか。私を求めるか。ならば呼べ、呼べ。私の名は知っているだろう。呼べ、叫べ』
「うん、うん、分かるよ。どうすれば良いか分かるよ。だから来て、アーチャー……那須与一ッ!」
閃光、続いて爆風。無を引き裂いて和装の青年が弓を携え、その姿を露わにする。那須与一。射抜けぬモノはない源氏の弓兵。
『召喚に応じ参上しました。我が名はアーチャー、那須与一。さあ、的を』
頭の中で鳴り響く声。経子はアーチャーの目の前にスマホの画面を見せた。理仁のいる屋上から見た教会方面の景色を。
経子は画面に映っている光景からアーチャーに狙うべき対象を逆算させようというのだ。>>265
音もなく、けれど大気を引き裂きながらソレはやってきた。ライダーが反応して身を引くと同時に怪物の頭部が弾け飛ぶ。何かしら遠距離攻撃が直撃したのだと理仁は理解し、そして経子が産んでくれた隙を逃すものかとサーヴァントに叫んだ。
「ライダー!トドメだッ!」
一閃。横薙ぎに振るわれた槍が怪物を真横に両断した。あと経子のテンションはわざとです
なんで?というのはまあ…はい>>267
ほう、理エルによる逆お姫さま抱っこですか(眼鏡クイクイ)
背中を押された経子ちゃんの決意が、二人と、これからに、どういう答えとして出るのか……新規鱒なデミドラ君とか誉さんのキャラ詰めとか蒼さんの設定刷新(現状ただの神父ってだけで鬼種の混血とかほぼフレーバー、クッチーとの関係性掘り下げなんかも)とかキャラ的にやりたい事は多いが>>214に対しても「それは……そうなんですが……」となるマン。
自キャラのSSネタとか募集しようかな、とか思ったりするが、俺はリクエスト系SSはまったく自信がない……。創作や積みゲー積読を崩す為の熱意とかやる気を出さねば……。>>274
ごめん、去年執筆済みなのです。
なので、下記リンクの537を参照してくだせぇ。>義仲
https://bbs.demonition.com/board/6387/>>276
おk。
実は何の偶然か執筆済みなんで、チョイと投下してみる。
バレンタインシナリオ:ローエングリン
バリボリバリボリ……。
カルデアの一角にて、幸せと困惑が入り混じった表情で、白鳥の騎士ローエングリンがチョコレートを食べている。
間違いなく、自分が受け取ったものを食べているだけなのだが、表情が異様である。
何事かと思ったマスターは、思わずローエングリンに話しかけた。
「……大丈夫?」
「今のところは。心配しないでください。僕は受け取るに値するほどでないのに、こんなに貰ったのが納得できなかっただけで。貰ったこと自体はとても嬉しいのですが」
そう言って苦笑するローエングリンの顔は、本当に嬉しそうなものだった。
そんな様子を見て安心したのか、マスターも微笑む。>>277
「そっか。じゃあ、これを」
マスターから送られたのは、当然ながらチョコレート。
受け取ったローエングリンの顔に浮かんだのは、感動と、苦悩。
やはり、マスターから送られたチョコレートを受け取る資格が自分にあるのかと、ほんの一瞬でも葛藤したのだろう。
己が生前に対する後悔と反省故に……。
しかし、その葛藤を乗り越え、彼は差し出されたチョコレートを受け取った。
そして、マスターに向かって深々と頭を下げる。
「ありがとうございます。大切に、そして最後に頂きますね」
それは、心の底からの感謝の言葉だった。
その様子に満足げな表情を浮かべるマスターを見て、ローエングリンは困惑も苦悩も乗り越えて素直に感謝できたという事実を喜びながら、静かに立ち去っていった。>>279
「……コクチョウ?」
ローエングリンの異名は『白鳥の騎士』。
それを体現するように、彼の武具である第二宝具『聖杯武具・亜種白鳥礼装(ディヴァイン・セット・スヴァンフヴィート・ジ・オルタナティヴ)』の一部には白鳥を模った意匠が施されている。
この盾は、彼の盾と対照的にコクチョウの意匠が施されていた。
「はい。僕の盾の対として、ダ・ヴィンチに依頼してコクチョウの盾を作ったもらいました。盾ならば、インテリアとしても自然に成立しますから」
そう言いながらも、少し恥ずかしそうな顔になるローエングリン。
マスターはその言葉の意味を理解して、ニッコリと笑う。
「ありがとう! すごく嬉しい!」
「喜んで頂けて良かったです。しかし、名前に反してコクチョウにも白い箇所があるんですよね」>>281
常識への疑念を促す盾
ローエングリンからバレンタインのお返し。
彼自身が持つ盾の対であり、それ故にローエングリンは至極単純にコクチョウをモチーフとした。
しかし、その単純さが故に、そこには様々な想いが込められている。
マスターに対する敬意、親愛、信頼。
それら全ての気持ちを込めた結果、コクチョウという鳥が選ばれたのだろう。
盾の表面に刻まれたホンの少しだけ白が混じった黒い模様は、ローエングリンが出来る最大の誠意の形。
実は見栄え重視のバージョンへ(=翼の白い箇所を黒に)切り替えられる機能がデフォルトで搭載済みなのだが、それをローエングリンに言っておくのをうっかり忘れていた製作者が、慌てて彼とマスターに告げたのは別の話。
ちなみに、誠意の篭った贈り物らしからぬ名前はコクチョウが「常識を疑うこと」の象徴であるため。
詳細を自分で調べるのも一興であろう。>>291
ああいえ残りは全体の2、3割くらいで後は終わりまで突っ走るだけです
ただ細かいところをどうしてくれようか…どうしよっかな…って感じで>>229
穏健派を装ったバトルマニアとは、色々と李書文とは馬が合いそうですね。
>>248
フレディとは意外な人選。ああいうバンドを組んでいると霊基を共有するかなと思いました。知名度補正は抜群でしょうが真名秘匿は無理ですね……
フレディのそっくりさんでユーチューバーしたらウケそうだなと思いました。
>>267
作者としてはやっぱり与一召喚にテンション上がります!見せ場を貰えて感謝です。
>>293
異物混入とは恐ろしい
>>288
ありがとうございます。曹操は煽ったりジョークを飛ばしたりしますが、趙雲的には大哥(あにうえ)と呼んでいいぞと言われたらどんな反応するのでしょうか?今後、の参考までにお聞きしたいです。ちなみに大我は、ゲーム配信なり雑誌なり顔出ししているイケメン社長の身内ということで一部の熱烈な野紀ファンの女子から、
「(君なら確実に会えるから)これを野紀さんに必ず渡してください!!」とか
「大我くんもチョコをどうぞぉ、すっごい話題だし高かったんですよソレぇ……ところで社長って普段は何をしてるんですかあ?(チラチラッ)」とか
そういうパターンもちょこちょこあるとか何とか。
>>295
大我「……みんな、大変なんだなって」>>267
>お前いつになったら一章終わるんだよ
ウッ(SSほったらかしな自分にぶっ刺さる)
そ、それはそれとしてこの怒涛の展開には軽くビビりました
超長距離をものともしない狙撃力は流石那須与一…しゃー!間に合った間に合ってねえ!!
SS投げてよろしいですかー!かつてシヴァ神はトリプラースラを打ち倒した。
天界に存在する金の都市を治めるターラカークシャ。空中に存在する銀の都市を治めるカマラークシャ。地上に存在する鉄の都市を治めるヴィドゥユンマーリン。彼らは三都市(トリプラ)のアスラ神族であるから、トリプラースラと呼ばれた。
神々の軍勢を征服し、三界すべてを暴虐のままに支配した時、神々の要請によってシヴァ神が彼らを滅ぼすこととなった。その際に、あらゆる神々の半分の力を得て、シヴァ神は“医大なる神(マハーデーヴァ)”と称されるに至った。
かつてインドラはヴリトラを打ち倒した。
聖仙より譲り受けし骨を鍛えた、神々の最終兵器ヴァジュラ。
これをもってインドラはヴリトラを殺めたという。
そして、伝承に曰く。
ヴィシュヌを始めてとする神々のみならず、聖仙たちがインドラに力を与えたという。
『アルジュナよ、破壊の神に許しを請うがいい。
神々の王の下にある、この世すべての神的な武器を求めるのであれば』
◇◇◇◇
「ああ、バレンタインか!
ありがとう、マスター。この感謝の気持ちをどう返そうか、実に悩むね」>>301
バレンタイン・デーにおいてチョコレートを贈る、という行為は中々の労力を必要とする。それは作る・整えるというだけでなく、喜んでもらえるだろうか、という反応に掛かっているからである。多くのサーヴァントは“出来た大人”だったり、それなりに長い期間を過ごした仲なので予想も付くのだが、インドラジットは違った。
彼は自身の本心を覗かせない。
サーヴァントと契約したマスターは、稀にレム睡眠下においてサーヴァントの見る夢と繋がることもあるのだが(そして自分はその確率が非常に高い)、インドラジットはその神代の魔術の腕前でそのような事態に陥るのさえ、予防していた。
だから、常に、戦々恐々としている。
インドラジットの快不快が読めない。
「どうしようか。かつての生前でなら、天上界・地上界・地底界の三界だろうがヤマ神の支配する冥界だろうが、君のために征服してみせるのは朝飯前、だったりするけれど。
なんて言ったって文字通り、死が無い体。不死身だからね。
でも、当世は武力暴力で何でもしていい時代、という訳ではないからなァ……」
割と即断即決の気があったインドラジットが珍しく逡巡している。
とうぶん後に知った話なのだけれど、彼は好意に対して好意で返した、という経験がほとんど無いのだとか。一意専心、ただ純粋に神に祈りを捧げるために、素晴らしいとされるあらゆる祭祀をシヴァ神に行ったことが唯一だろうか。だけど、それにしても、いわば贈る側であり、貰う側ではない。
インドラジットは常に自らの手で勝ち取って来た、擁護者(チャンピオン)なのである。>>302
「うん。
困った時は内緒の相談だ。ヘイ、悪役同盟!」
『え、なんです? 今絶賛チョコの湯煎中なんですが……っておいご主人(マスター)様じゃねえか!?』
『お、おめェー。そういうのはワンクッション置くもンだぜ。これで褒姒がバレンタインをミスったら逆鱗が荒ぶりまくるのは目に見えているからな』
「しまった、意思疎通しやすさを優先して視覚情報の共有(テレビジョン)まで行ったのは悪手だったかな?」
こやつ、確信犯でござる。
インドラジットのマイルーム、その空中にホログラムに似た映像が映し出される。
客観的な視界なのだろう、エプロン姿の褒姒が厨房でチョコレートを湯煎している(今から作っていたらこのカルデア・バレンタインのイベントには間に合わないよ?)様子と、“チンギス・ハーン”テムジンが何やら草原で馬を駆けている姿が見える。
そしておそらく、相手側からはインドラジットと私の姿が見えているところだろう。
「バレンタインの返礼、というのは何が良いのだろうか純粋に何も思いつかなくてね。
なにせ、敬愛すべき人類最後のマスターに対する好意が物質化したかのごとき、チョコ! あるいはホワイトデーなる祭日に贈るべき好意の返礼! ならば汎人類史を背負う最後の人間に相応しい物でなければ!」
『ボンクラの出不精共め、目の前にマスターがいるんなら、仮にそれに相応しい物があるとしても今から準備していたら間に合わないだろうがよォ』
『それ、わたくしがいないところで言ってくださいますぅ!?』
『おめェーに言ってんだよ!!』>>303
「今から準備してなおかつ、良い感じの、あるかな?」
『例えば。例えばですけど、時価が一番高い時の自分(インドラジット)、の権利。というのは如何です?』
「というと?」
『全盛期で召喚されるとはいえ、サーヴァントでは本当の全盛期というのは、ええ、特にわたくしのように最強超えて無敵の龍では、当時の再現なんてとてもとても。
でも貴方は魔術の腕と、魔力資源さえあれば。例えば、宝具の形式にするとか、すれば瞬間的な再現は可能なのでは?』
神々の王インドラから、とある権能を簒奪した“インドラジット”。
それは神々すら使役する王の座。
すなわち、“偉大なる神(マハーデーヴァ)”にも似て、インドラの下に集った神々すべての神性をその身に収束させる、超統合神性の顕現。
しかし、神話に曰く、主宰神の一柱であるヴィシュヌ神の神性のみは有していなかったともされ、それが後に絶対性を崩すための要因となったという。
「“俺”はそれをネガ・ヴァジュラと呼んでいる――これを、親愛なる君に。
そして僅かばかりの感謝を込めて、もちろんチョコレートもね」
なんだ。
チョコ、作ってるじゃん。さて。ポケモン暮らしからようやく復帰の目途が立ってきたのでとりあえずFate/NCの続きを書いてみたのですが
今投稿しても大丈夫ですかね?>>313
※前回までのあらすじ:フェリーペ、893に喧嘩を売る。以上
「三上令司。鮫島組所属の極道で、組に入ったのは今からおよそ四年前――言っておくが、ここに迷い込む前での話だ」
「元々向いてたんかどうかは知らへん。けど組に入ってからは、えげつない勢いで台頭しよった。カチコミ……所謂敵対組織への攻撃においては常に先陣切って突っ込んで、そっからバッタバッタと斬り伏せるっちゅう命知らずのやり方がハマったらしくてなぁ」
「組に舐めた態度取った半グレ集団相手に、どこから調達したのかロケットランチャー持ち出してその根城だった廃工場にぶち込んだって話もある。なんにせよ、まあまともとは縁遠い輩だ」
「このNCバトルについてもそれは同じ。開戦からこっち、ユウキやら他のヤバい奴らやらを相手どって、それでいてほぼ全員に勝ち残った。――まあ、控え目に言ってバケモンの類やね」
そこまで言い終えた所で、加々見は手元の板チョコに口をつける。
「サバイバルにおいてチョコは必需品やからな」と主張しつつ確保した品物であるものの、今の所食しているのは加々見のみだったりする。
そんな加々見に代わって、黒野はジト目で話を続けていく。>>315
「で。まあ、そんな危険人物にあろう事か後先考えず因縁つけた奴がいる訳だが」
「……反省してます」
言うまでもなく、フェリーペの事である。
先程のやらかしを踏まえ、現在フェリーペの身体には銀糸がびっしりと張り巡らされており、何事かあれば即座に加々見の意思一つで自由に操れる状態となっていた。
再び暴走する事があれば、指先一つで即束縛という訳である。
フェリーペ自身返す言葉もなく、大人しく縛られるがままとなっている。
「言っとくが、次また同じ事やらかしたら今度は助けられないと思えよ? 流石のあいつも二度同じ獲物を見逃す程悠長でも無関心でもないからな」
「悠長はともかく、無関心?」
「はむ、あいつ――三上令司っちゅう男の性質みたいなもんでな。必要となったらさっき言ったように何でもやる、何でもやらかす代わりに本人が不必要と思った事には基本何もせえへんねん」
先程見逃されたのも、こちらがあれ以上やり合う意志を見せなかったから。そして何より、三上自身やり合う必要性を見出せなかったから。
ただそれだけで命を拾ったに過ぎないのだと、黒野たちは言い含める。
「……何というか、極端な奴なんだな。その三上って男」
「ま、それくらいぶっ飛んでたからこそ今まで生き残ってきたとも言えるけどな。――さて」>>316
黒野と加々見が立ち止まる。
先程いたスーパーから歩き続ける事十数分、三人はとある場所に行き着いていた。
コンクリートで建てられた白塗りの建築物。目立つ位置に塗られた赤十字のマークと、昼間でありながら打ち捨てられたように並ぶ救急車。
現代社会においては欠かせないスポット――病院である。
「病院もちゃんとあるんだな、ここ」
「あるだけ、だがな。NCバトルは基本殺.し合い。どっちかが死ぬか、運よく生き延びたとしても負傷に関しちゃ治療は基本自己責任。治せない怪我ならそのまま死.ね、が暗黙の了解でもあったんだが……」
正門を抜け、敷地内の半ばまで進む。
そこで黒野たちは一旦止まり、軽く上の方を向いて、
「ジル・セレナード! いるんだろ! 話がある、中に入れてくれ!!」
沈黙、そして静寂。
そのままじっと待ち、様子を伺うも応える気配は見えてこない。
「出てこんみたいやね」
「だな。どっかに出かけてるのか、こっちを警戒してるんだか……仕方ない、日を改めて――」>>317
「『日を改めて』どうするの?」
背後からの呼びかけ。まさかの不意打ちに、三人が同時に振り返る。
が。それより早く、相手の行動は終わっていた。
「っ!?」
まず、三人を囲むように頭上から剣に似た投擲物――黒鍵が降り注ぐ。
地面に刺さったそれらは陣を展開する形になっており、次の瞬間三人を閉じ込める結界と化した。
「――!」
反射的に加々見が糸を手繰る。
内側から破ろうとしたのか、あるいは結界そのものに干渉しようとしたか。
だがそれよりも――
「遅い」
『っ、がっ――!?』
結界に電流が迸る。
死なない程度に、されど身動きを一切封じれる程度には強烈な激痛が全身を貫き、三人はひとたまりもなく頽れる。
倒れ伏す中、フェリーペはその人影を確かに見た。
――白と黒。医療と生の象徴たる白衣と、聖職と死の象徴たる黒衣。相反する二つを纏った代行者の姿を。バレンタインですか……私には縁のない話ですね(国的にそんなイベントはない的な意味で)
ビオランテのこそこそ話。
日本に留学するまで、ずっとお嬢様学校に通っていた。>>296
仏頂面で「断る」と即答しそうですね…
曹操に対しては普段は硬めの態度、距離近い絡み方されたら軽くあしらう感じになると思います。
ただ青紅剣は元々曹操の物だっていう事もあるので完全に嫌っているのではなく複雑な感情持ってる感じですね
「劉備様の宿敵で油断ならない相手だから警戒は解かんが、青紅剣を借り受けてる面もあるから強くは出れん…あとそれはそれとして絡まれると少し面倒臭いな…」って感じです
>>299
(義理でも)私は一向にッッ!!構わんッッッッ!!
趙兄改修はネガティブな部分を減らして兄貴的な属性を増やす感じでやってみました。そして張姫ちゃんとのSSを作りたいと思ってます…
キャラデザ変更ですか…今のも好きっすけど分かりました!!普通のワッフル
木伽愛込からのバレンタインの贈り物
山葡萄のジャムとチョコレートのかかったワッフル。
店売りも考えられるレベルのクオリティではあるが、彼女らしさというものは一切感じさせない。
これより美味しい物の名前は両の手でギリギリ足りる程に上げられる、普通の美味しさ。
数少ない友が目的を忘れないように出来る
マスターとしての精一杯の気遣い最近一言だけ残すだけで申し訳ありません……チラ見するのが精一杯なんです。
>>330
鎮まりたまえ……鎮まりたまえ……>>284
多分、お返しを渡すだけでも超葛藤したと思う。
調べてみたら、かんじきの起源とされていたでござる。>黒鳥兵衛
>>296
メンバーが座に登録される度に、その都度霊基が統合されたりして。>バンド
多分、22世紀以降じゃないと無理だと思う。>真名秘匿
下記リンクは背中を押してくれた動画。YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=Q_acVrIjbfU
『そっくり過ぎて』逆にブライアンたちが違和感を感じそう。>ユーチューバー
>>314
実際にコクチョウが発見された際、当時のヨーロッパは仰天したとか。ごめんね、我慢するのしんどい
本当にちょっとこれだけは言わせてもらいたいんだけど、フレディは、無理
私個人がそう思ってるだけなので変更などする必要は何もありませんししなかったからといって私が何かをするとかそういうこともありませんが、こう思ってる人がいることだけは一応知っておいてほしい
まじごめん、じゃあ私お絵かきマシーンになるから……………………………………………………………………いやお気持ちしたとき即座に青くなるぐらいなら私やみんながお絵描きした時とかSS投げた時にもしてくれてええんやで?もっと「何言ってんだこいつ」みたいな空気にしてくりゃれ?
となると、登録は見見送った方がいいか。
またしても騒がせてしまって申し訳ない。倫理などの明らかな問題は指摘しやすいけど単純にお前のネタ面白くないよとかはな 難しいよな
連帯感とかでチクチクしたことは中々な
皆さま黙っててもよくてよは正直ね
普段も1つ2つと言わずに押して頂いていいのよ たくさんでいいよ
厳しいこと言うよりずっと楽でしょ?ま、間に合わなかった…。それに結局片方しか出来てない。
とりあえず出来上がったssを貼りますー。シャイタン(以後シャ)「おお、此処にいたか、マスター」
シャイタン
>>もしかして探してた?
シャ「バレンタイン。
日頃の感謝や好意を贈り物と共に伝える当世の習わしであろう?
という訳で妾も一つ拵えてみた。受け取るが良い」
>>チョコクッキーだ!
意外と普通だった
シャ「うむ。最初はチョコ菓子で妾を象った型抜きをやろうと思ったのじゃがな、こういう物は奇を衒うよりも気持ちが大事だと助言を受けてこうなった」
型抜きくらいなら…
>>グッジョブ助言した人!>>345
クリスティ達の自室。
既にポアロたちがティータイム形式で準備を整えていた。
後は、クリスティがチョコレートケーキを持ってくるだけ。
ポアロに促されて着席したマスターに、ルーシーがノンシュガーのミルクティーを淹れる。
「まずはお茶をどうぞ。……意外と時間がかかっていますね、ミス・マープルは」
どうも予定より少し遅れているらしい。
マスターがお礼を言いながらカップを受け取る。
そのタイミングで部屋のドアが開かれた。
入ってきたのは、老齢の姿になっているクリスティ。
ヌトセ=カームブルに選ばれた影響から白髪になっているだけで、見た目は妙齢の美女以外の何物でもないが、このときのクリスティこそがミス・マープルである。
「遅くなったわ。どうぞ。私から、貴方へのバレンタインチョコレートよ」>>346
クリスティがテーブルに置いたのは、素朴でいてチョコレートをふんだんに使ったチョコレートケーキ。
彼女の腕前と、込められた思いが良く分かる。
一方でどういう訳なのか、ホワイトチョコレートで作られたメッセージプレートにはちょっと物騒な言葉が書かれていたが。
「ありがとうございます!」
「どういたしまして。それじゃ、切り分けるわね」
「それは私がやりますので」
クリスティに代わってルーシーが切り分けて、マスターの皿に盛りつける。
マスターは「いただきます」といってからフォークで皿に切り分けながら口に運ぶ。
それを口の中に入れた瞬間、マスターが目を見開く。
「モチモチしてる!」
「モチ粉もたっぷりだからね」>>352
あーなるほど。てっきり何かのメッセージだったり作中に登場するお菓子だったりするのかと。「はー忙しい忙しい」
人類最後のマスター、フェリーペは今日も今日とて毎年何かしらの事件が起こるバレンタインに振り回されていた。
「フェリーペ・ジョージ・デ・サント」
「うん?」
廊下を走っていたことを注意されるのだろうか。正直そんなことを言っていたらカルデア中のサーヴァントの所を回るなんて不可能だと思いつつ振り向くとそこには腰に手を当て不機嫌そうなニヤケ顔をした悪魔、クロケルが立っていた。
「随分と忙しそうだね。まあそれも節操なく数多のサーヴァントと縁を結んできた自業自得さ」
「あーうん。忙しいから嫌味言うだけなら後にしてくれ」
いつだったかの微小特異点。そこで出会ったクロケルという悪魔は“カルデアのマスター”には一家言あると言い、こうして度々フェリーペに嫌味混じりに叱咤激励してくる。
クロケルのあしらい方にも慣れてきたフェリーペがクロケルを躱して未だチョコレートを貰っていないサーヴァントの元へ向かおうとする。
「まあ待ちなよ」>>354
「僕は最初に会った時“カルデアのマスター”にはうるさいって言ったよね。
そして君は君の終局…終着特異点を超えた。今なら、僕がどういったモノなのか分かるんじゃない?」
「────」
もう一つの…否、本来のカルデアの行った人理修復[グランドオーダー]。そちらで“カルデアのマスター”と戦ったビースト。目の前に居るのはその内の一柱でしかないとはいえ────
「まあ、ごちゃごちゃ言ったところで結局これなんだけどね」
悪魔[僕]に性別の概念は無いからねーとけらけらと笑いながら小さな包みを投げ渡される。ひんやりした包みを開けてみると中にはチョコレートソースでメッセージが書かれたアイスクリームが入っていた。
「胸を張りなよ。誰がなんと言おうと、君達は君達の物語を駆け抜けたんだからさ」
「クロケル、お前…」
「んー?」>>355
「もしかしてカルデアに協力する理由って…」
俺たちのカルデアにも元ビーストのサーヴァントだって居る。それでも、目の前の天使のような悪魔がどんな思いで俺たちに力を貸してくれているのか聞かずにはいられなかった。もし────
「おおっと、それを語るには絆レベルが足りないんだ」
「────は?」
【BGM、うりぼうのテーマ】
「いやぁ君が日々周回に連れ回してくれるお陰で随分上がったけどさ。言うてまだ7だし?絆礼装もあげてないしぃ?」
「急にメタいこと言い出したーっ!?」
「その情報は絆5を超え10を超え、絆13くらいになったらポロッと漏らすかもなんだー。あっははー」
やたらテンション高いなこいつ!ホント色々考えて損した!
「もういい。もういい!それじゃ俺は行くから。アイスありがとう!」
ひらひらとどこかから出したハンカチを振るクロケルを尻目に俺は他のサーヴァントの所へ向かった。「────本当のことを言ったら、あいつはきっと怒るだろうな。だから、言わない」
『親愛なる君へ』
クロケルからのバレンタインチョコレート。
ひんやり甘いアイスケーキにチョコレートソースを贅沢に使ってメッセージを書いた逸品。
なんだかんだ言いつつもフェリーペのことをマスターと認めているクロケルの偽らざる気持ちが綴られている。
何故このような形にしたのかと問えば「食べるにしろ溶けるにしろいずれ消えるからね」と答える。
それを聞いてカメラを取り出したマスターとクロケルの激しい攻防が勃発したのはまた別の話。>>360
元ネタ>>360
ちなみに何やってるか分かりづらいんで説明すると寝てる趙兄を張姫が片手で頬ツンツンしながら片手で肩くすぐってます
趙雲も一応気付いてるけど気心の知れた奴の悪戯なので女性苦手ステータス発動して硬直して動こうにも動けん的な感じです>>360
にしても新デザインの張姫ちゃん可愛いな…>>181>>182>>184>>188>>190>>202>>203>>205>>218
うーん、やっぱサーヴァントか特例でも武装にくっついてるって感じですね。お答えいただきありがとうございます。
うちも人に持たせてるわけでは無いのでおかしな事はしてないんですが、現世組で持ってるとなるとやっぱり数が限られますね……。
さて今年のわたしはバレンタインガン無視で作中季節初夏のひとみのssを進めていきます。
というわけで3章の限りの良い所までが書き上がりました。例によってスレ占有しそうなのでpdf化して縦書きレイアウトしたものを、ここにリンクを貼る形で繋げていきます。
続きのみのファイルと、前回がひと月前なので序章から最新まで全部繋げたファイルの両方を用意しました。前回までのあらすじ代わりにそちらをざっと見したい方はそっちを選んでくださると幸いです。
人が集まってきたかなーというタイミングで投下いたしますのでよろしくお願いします。>>365
張姫ちゃんの水着半分捏造したのはガチで申し訳ないと思ってます…
ただ張姫ちゃんの新しい髪型は絶対カチューシャ似合うと思ってしまったんです…というわけで人蓑祐輝 フランス編の続き投下であります!
(全編結合したファイル、59ページ)
https://shiga-f.com/cgi/upload/upload.cgi?get=00137
(3章から始まる新規編、27ページ)
https://shiga-f.com/cgi/upload/upload.cgi?get=00138
どちらも鍵付きで、合言葉はdemoniとなっております!よろしくお願いします!>>369
ええよよくてよついたし行くで!!
「さぁて、皆!神秘の隠匿をこなす為の仕事も、もうひと踏ん張りだ!終わったら個人的に夕食を奢るから、もう少し頑張ってくれ!君らの努力、期待してるぜ!」
「うるっせぇなぁ…。オレがテメェに何か教える訳ねぇだろうが。自分でやってくれます?」
「あぁ~めんどくせぇめんどくせぇ、…面倒くさい…。面倒だから、とっととさっさとパパっと済ませねぇと…。なんでオレがこんなことしなきゃいけねぇのかなぁ…。ったく、貧乏くじだ」
「あ”あ”~~惰眠、さいっこぉぉ~~~……。コレで二度寝も出来るってんだから、マジで今日は最高の一日だわ……。今だけでいいから、、、面倒事が来ないといいんだが……」
名前:獅堂蒼(しどう あおい)
性別:男性
年齢:23歳
身長/体重:168㎝/65㎏
属性:秩序・中立
特技:効率的な作業、整理整頓、力仕事全般
好きな物:退屈、静寂、惰眠、鍛錬
嫌いな物:面倒事、敗色濃厚、脳筋、不当な暴力行為
天敵:多忙、ストレスを発散できない環境
起源:矛盾
魔術:なし(洗礼詠唱程度ならば行使が可能)
魔術属性:火・空
魔術回路 質:B/量:B 編成:正常>>374
【人物】
・かつてヒトならざるものと交わって血と力を得た人間の末裔である、少々荒んだ空気感を漂わせる青年。基本仏頂面で、幼馴染である死霊魔術使い、朽崎遥とは真逆のほとんど表情に変化がない無愛想系。
だが見知った友人知人に対しては態度が軟化し、それなりに朗らかなコミュニケーションを行う。プライドは高めというかしっかりキッチリ社会人組織人してる!という自己認識なので、下に見るような言動はやめようね、お互いに良くないから。
・ぶっきらぼうでつっけんどんな口調な上に、上記の通りに荒っぽさも感じさせる為、けんかっ早く雑なタイプであると思われがちだが、その実は迅速で正確な対応を旨とするなによりも丁寧で効率的な活動を尊重する成果主義的な人間。が、その根本にはムダの無さやなどは正直どうでもいい、異常なレベルの面倒くさがり屋である、という事実が存在する。兎にも角にも面倒事が嫌いで、余暇にはひたすら鍛錬に打ち込み無我の境地に達しようとするか、ひたすら惰眠をむさぼり、食事すら厭うなどのその”動きたくなさ”への執着は筋金入りを通り越してある種異常な域にある。
・勿論それを見て「怠け者」だなんだと評価されるのは全くの論外であるという認識で、彼自身は己のことを非常に有能な働き者である、と思っており、指摘されると間違った意見だと言って怒ってしまう。
では面倒事が起こったら何もせずやり過ごそうとするのか、と言えばそんな事は全く無く、むしろ自分に関する面倒事が発覚し、知覚した時点で一気に活動的になり、脳みそと肉体をフル回転して、その日のうちに仕事や面倒は可能な限り確実に解決するように必死に働くという初見では若干理解しがたい程度に矛盾を抱かせるような言動である。が、これには彼なりの理屈があり、曰く「さっさと解決しないと後から『あの時はこうすれば、もっと早くやっておけば』と初動が遅れたと感じた時点で後悔の種となり、非常に面倒なメンタル案件になるから」という事らしい。>>375
・ではどうやっても解決し難い問題が仕事をはじめとした面倒事の中で起こればどう対応するのかと言えば、まずは冷静になって事にあたろうとしている、らしい。ヒューマンエラーが起こればミスった人間と向き合い、まずは話し合いを行い、それを基に失敗の挽回を頼み、そうでない問題は手段を持つ人間を探して解決を任せる。仮に手ひどい失敗をしでかした人間に対しても、以前にそれ以上の功績があれば必要以上に叱責はしないし、そうでなくても今後にしっかりと汚名返上できるような活躍をすれば気前よく許すなど、寛大で優しい方である。勿論パワハラやセクハラ、暴言などの仕事の能率を下げるような行為は絶対に許さず、破ったヤツには苛烈な対処をする場合も……。
総じて合理的で過干渉はせず、器量もある、とまぁ仕事仲間になれたらそれなりにストレスのない職場で仕事出来るんじゃないか、と判断できるのではないだろうか。ただまぁプライベートで関わるとなればその滅茶苦茶なレベルで面倒くさがり、というギャップに間違いなく驚く事になるだろうが……。以上の平穏を尊ぶ有能な仕事人、という人物像は間違ってはない。まぁ間違ってはないのだが………。
「な”ン”か”い”っ”た”か”ぁ”あ”ァ”ン”!?」
「ちょっと、確認、してぇんだが。もしかしてアンタはアレか?オレを挑発してるつもりなのかな?ねぇ…?オレは無駄が無く!効ぉ率的で!誰もが残業や定時を過ぎずに帰宅できる……。そういった仕事の進行を至上としているだけなんだ。それを『怠惰』だとか、『やる気が足りない』などと言うのは聞き捨てならない、なぁ。さて、それで、オレの!スタンスが、どうだって…?まずはジックリと話し合おうじゃねぇか……アンタにも言い分はあるだろうし……なぁ!」
「わぁった、つまりこりゃあ戦争だな迷惑だなつまりは挑発の宣戦布告ってぇ訳だ!いいぜ分かった問題ねぇ、パーフェクトで完全に請求してやる要するに売られた喧嘩だ利子1000割で突っ返してお望み通りにぶっ.ころ.シテやるからそこで待ってろやコ””ラ””ァ”””!!」
「邪魔すんなやこの木.偶ノ坊で蛇足な尸位素餐どもがぁ!こちとらボ/ケ滓なんぞに構ってる暇はねぇんだよ……。オレは今!キレてるんだよぉ!だから迅速かつ的確にストレッサーをぶっ潰してオレの平穏を保つ必要性がある訳だ。つまり退けってんだ馬/鹿くず”ガァあ”あ”あ””!!ああ分かった、どかなくていい。砕いて潰して通るからよぉ!!」>>378
・実の所、獅堂蒼という人間はとにかくキレやすいのである。プライドが高いからという訳でもなく、当人も自分の感情を制御できないほどに。なんとかキレないようにいたいものの、それを押さえ込むことは難しく、怒りのままに暴れた後、そんな自分にまた苛立ちを覚える。
・上記のような効率至上主義的な面倒くさがり屋であるのも、出来る限り速攻でやるべき事を終わらせ、出来るだけキレる要因の無い”何もしなくてもいい生活”を自身にとって最上と定義している為である。ただ唐突かつ当人にも予測不能な感覚で癇に障ったり不愉快になれば瞬時にブチ切れ、被害妄想的な理屈で暴力的な気性が解放され、圧倒的な暴威を撒き散らす。なんでこんなキレやすいかと言うと、それは彼が鬼種との混血だからである。平常ならばそうとは感じさせない程度には冷静で知的だが、ダメージを受けるとひょんなことで理性が吹き飛び、暴走してしまう。この場合のダメージとは肉体的、精神的問わずであり、侮辱、ちょっとした暴力行為、困難な仕事など、正直言えば森羅万象が彼の怒りゲージを上昇させる契機となりかねない。髪色が変わるとか、角が伸びるとか、そういった怒りゲージの上昇率なんかを示すサインすらないので判断も困難。
なお、ブチ切れた時には単純な暴力だけの脳筋バーサーカーになるのかというとそう簡単ではなく、ある程度頭も回る状態なのも更に始末が悪い。すごく噛み砕いて言えば、混血でいう大我を数値にすると145で小我は3000とかそんな感じ。理性と自己を律する心で無理矢理押さえつけているので、その反動も物凄いのかもしれない。そんな事情もあり、教会での説教よりは併設されている武道場での鍛錬の方が性に合うのだろうなと考えているようだ。>>379
【特殊体質】
蒼の暴れっぷりを難儀なモノにしている要因がある。それは彼の特異体質で、生まれつき筋肉のリミッターも壊れている特異体質故に物凄い身体能力と頑丈さ、更には生命力、回復能力も凄まじく、それこそまさに人外の域である。更には全身が(特に右腕の尺骨など)は「地上に在りて最も堅牢強固」とされる鬼の骨になるなどの先祖返りも起こしており、口さがなく言ってしまえば完全にバケモノである。出血は瞬時に治まり、骨折は種類を問わず数秒で完治、人生において病気を患った事は皆無な上に、人間ホームランに道路標識やポストを地面から引っこ抜くのは朝飯前という有様。本気だせば一人で軍隊と戦えるのでは?もっとも、本人が平穏と退屈を重んじる性格故に、普段は呪符をバンテージや包帯のように巻いてその隔絶した膂力は封印されている。
・具体的な膂力のお話。
仮に蒼に向かってアクセル全開のクルマが向かって来たらどうなるか。(前者は止める場合、後者はぶん殴った場合)
自家用車:小指で止める。木端微塵。軽~小型トラ:中指ぐらいは使う。廃車確定。中型トラック:流石に指2本。原型は保つが大きく吹き飛ぶ。大型トラック:掌で受け止める。運動エネルギーがなくなり、大きく後退。
【朽崎遥との関係】
古くから死霊魔術師である朽崎の家とは仲良しこよしの間柄で、勿論朽崎遥とも幼馴染。出来るだけ動きにくいように、そして自分からの逃避としてと続けている女装への理解もあり、大事な友人だと思っている。両者共に相手をリスペクトし、そして心配し合い、『ハル』、『アオ』と呼び合える特別な存在なのである。朽崎遥は「鬼種という人外の血を引いているのに自分を律し、破壊衝動と抑え付け、平穏に過ごそうとしている蒼は自分のような周囲にあるモノを全て傷つける破壊衝動の怪物よりもマトモな素晴らしい自分には勿体無いぐらいの友人」であり、蒼にとっての朽崎遥は「自分のような暴威の鬼である人外の事も怖れずに認めてくれる存在であり、また自分には全く出来ない”破壊”と上手く折り合いをつけている。自分はひとたびキレれば周囲を無差別に破壊しまくるが、朽崎遥はどんな時でも『傷つけない』と決めたヤツには一切危害を加えず最後の一線は絶対に守れる強い精神力がある」とお互い非常に高評価である。>>380
朽崎遥は蒼を仮に自分がくたばっても誉の事は100%任せられると認識しており、信頼と信用を寄せており、獅堂蒼は朽崎遥に「アイツが居なければ今の自分はない」と言い切るぐらいのデカい感謝と友情を向けている。
・なぜかと言えば、蒼は過去、すごく思い詰めていた際、ちょっとの刺激で激怒し、朽崎遥の頬肉を殴り剥ぎ、頭蓋骨を骨折、更にあばら骨を折って肺を傷つけるなど、洒落にならない大怪我を負わせた過去があり、自死を決意する程思い詰めていたが、遥はそれらを”かすり傷”、「親友ならちょっとじゃれ合って怪我するぐらい普通の事」と意にも介さなかったからである。(因みにこの時、朽崎遥は親を例の事件で亡くし、魔術刻印が無ければ常人のように死,んでいたかもしれない負傷であった)>>383
クッチーがどこぞの情報屋っぽさが最初にありますからねぇ。彼とマブダチやってるんだからこれぐらいイカレてないと。まぁクッチーと蒼の関係性はあの二人にはキレられそうなソレですが。>>385
や っ た ぜ ! ! !>こういうキャラめっちゃ好きぃ…、ガチで完璧すぎる…!!
フフフ……俺もくそデカ感情持ちなコンビって男女問わずで結構好きなの……。
気は優しくて力持ち(なお)な蒼さんをヨロシクね!!>>386
きゃわ~~~!>>347から先をちょっと書き直してみた。
クリスティがテーブルに置いたのは、素朴でいてチョコレートをふんだんに使ったチョコレートケーキ。
彼女の腕前と、込められた思いが良く分かる。
一方でどういう訳なのか、ホワイトチョコレートで作られたメッセージプレートには「Murder,she said」というちょっと物騒な言葉が書かれていたが。
当然マスターは驚くが、それを見たクリスティの表情から彼女が驚かせるためにこのメッセージを用意したのだと気付く。
「メッセージにはビックリしたけど、ありがとうございます!」
「どういたしまして。それじゃ、切り分けるわね」
「それは私がやりますので」
クリスティに代わってルーシーが切り分けて、マスターの皿に盛りつける。
マスターは「いただきます」といってからフォークで皿に切り分けながら口に運ぶ。
それを口の中に入れた瞬間、マスターが目を見開く。
「モチモチしてる!」
「モチ粉もたっぷりだからね」>>390
「みんな、心に何か病気を抱えているのかしら?」
あからさまに不機嫌な感じで毒づくクリスティ。
それを見たマスターはチョコレートケーキに舌鼓を打ちながら、ヘイスティング達と一緒に苦笑するしかなかった。
モチコは予想外だったでしょ?
アガサ・クリスティからのバレンタインチョコレート。
至って素朴なチョコレートケーキだが、「Murder,she said」と書かれたホワイトチョコ製メッセージプレートが目に付く。
ケーキ本体も、モチコとチョコレートがかなり使用されているのが特徴。
これにより、濃厚な味わいとモチモチ食感の両立を実現している。
物騒なメッセージと餅粉をチョイスしたのは本人曰く「驚かせたかったから」であり、眼で見ても口に入れてもビックリな二段構えなのが分かる。
ちなみに、メッセージにはルーシー・アイルズバロウによると元ネタがあり、ヒントはパディントン駅だという。
以上、お目汚し失礼しました。>>392
キャスターの時の宝具がで葡萄酒作りなサタンさん。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%B5%E3%82%BF%E3%83%B3>>392
体内からをカクテルマシンを展開して、それを使用するって言う風情のない絵面だけどハダリーなら頼まれたら作りそう>カクテルあ、じゃあ中納言さんの後にこちらも遅刻バレンタイン投下します
《カルデア:伊東一刀斎の部屋》
〉はい! / 〉どうぞ!
一刀斎「……………?
……………ふむ、菓子か」
〉バレンタインですよ
一刀斎「ばれんたいん…行事か。
なるほど、理解した。感謝しよう」
〉良いんです良いんです
〉それじゃあ! / 〉いつもありがとう!
一刀斎「……………………
……………………ふむ、」(チョコを咀嚼)
「……………………」(思案顔)>>401
〉礼? / 〉何もしてないよ?
一刀斎「否」
「ばれんたいんは、菓子を贈り合う日…と、聖杯の知識にあった。某もそれは理解した。
だが…何を返すか。其れを颯と決められなかった」
〉別に良いのに…
一刀斎「此れを“迷い”と呼ぶ…其れに気がついた時だ。得心を得た」
「刀を握り、剣を振るう。其の一刹那。須臾程にも、“迷い”が有ると。
気のせいかも知れん…だが。斯様な覚えを懐いたならば、其れは有り得ないと言い切ることは出来ない。
戦う者として。歩む者として。己への疑念は、研鑽が為の薪炭へと変じさせるべき物」
「其れを、お前の菓子にて得られた。感謝する」
〉え、えっと、どうも…?
一刀斎「…話し過ぎたな。
某は鍛錬へ戻る。用があれば来い」>>402
〉はーい / 〉頑張って
一刀斎「…………………」(少し笑う)
『“迷い”の証』
伊東一刀斎からのお返し。
何の変哲もないチョコ。市販の物を買って刻んで、湯煎して冷やして出来た。いかにもそれだけのチョコ。おそらく、一刀斎作。味も普通。
しかし、貴方なら気づくだろう。チョコの内奥に有る、剣鬼の思惟を。普段ならあり得ないほどに饒舌になって話した、彼の言う“気づき”と“迷い”を。
微細な、狭隘な、尠少な────それこそ、気のせいと言う方が合っていそうな事象を鋭敏にも捉え、気のせいには済まさずに追及する。静かなる精神が故に、幽かな騒めきさえ肝要に認める。
「完璧」を目指しているわけではない。彼が目指すは「剣と共にある者」。
これは、見果てぬ何処かを眺め続け、遙かなる道を進み続ける。そんな剣鬼の前進の証。
又は、其の手蔓を示した、マスターへの返礼の印。>>407
▷これは……
まさかお酒?
御安心を。ノンアルコール・カクテルです。まだ日の高い時分ですから、ジュースのようなものですね。
今回は先手を取りこの杯を、貴方に。バレンタイン、お疲れ様です。
▷ありがとう! じゃあお返しにこれを!
ならば自分のターン! チョコ受け取ってください!
はい。おとなしく受け取りましょう。
このカクテル、最初はバレンタインに託けた物なので香り付け(フレーバー)はチョコレート風味にしようと考えていたのですが……。
ちょっと、通りすがり?の悪魔(サタン)が囁いていったのです。
「……です。……のです。サマエルならば葡萄を推すのです……!!」と。
……本当に何なんですかあの方。
後はその、『罰な味』もコンセプトなので甘くないものをば、と。
ほら、こんな日ですから。貴方、日がな一日甘味尽くしでしょう?
気分転換とついでに戒めも兼ねて少し酸っぱめでお願いしました。
……お味はいかがです? 山羊頭氏の腕は一応信頼に値しますが、なにせ俺自身は味見に不適格ですので。>>409
【ローテン·ベストラファー】
ザミエル(ライダー)からのバレンタインのお返し。
葡萄の香りが引き立つ、夕暮れのように紅い特注サワーカクテル。勿論ノンアルコールなのであんしん。
曰く「コンセプトは罰な味、とオーダーしました。……葡萄はどちらかと謂えば罪な気もしますが。まあ甘くないらしいので罰、ということで」
バレンタインの為に用意した一杯だが、正直甘味は飽いた頃合だろうとやや酸っぱいさっぱりした飲み口。
果たして何への罰なのか。結果として気遣いで出来ているのは、カルデアにおけるこの悪魔の役回りの一端を表している。……のかもしれない。
*
──我が身を振り返れば、いつぞやは何とも湿っぽいものを貴方に寄越したのではないかと秘かに懊悩していたのです。
貴方に返す気持ちを象るならば、すんなり飲み干せるくらいが気の利いた物が良かったのではないか。後に引かない消え物で然るべきだったかなあ……、と。
「そんな気にしなくていいのに」と貴方は言うだろうけど、俺はオレを赦さない俺なので。
照れ臭くも貴方の喜ぶ顔のため、あれこれ思案等を重ねる。それが自らへの罰、と言うのは変な言い方になってしまうんですが……。前に投稿したやつを手直ししたのを投下します。
マスター、勘違いをなされる前にお渡ししておきますわね。
(チョコが差し出される)
何を惚けていますの。私からのチョコレートがそんなにおかしくて? バレンタインという戯れに些かですが興が乗り、私手づから調理しただけですわよ?
>意外……だったから。
ふん、そのような反応をお見せするのであれば、私からは特に欲しくもないと受け取っても構いませんわね。
(チョコを取り上げようとするスクルドと、それに抵抗するマスター)
なんです? 今頃になって惜しくなりましたの?
>だってスクルドからの贈り物だし……。
あら、特勝な心がけですわね。女王たる私の施しを断る性根であったなら、悲鳴が懇願に変わるまで嬲っていたところですわ。
私の足を舐めたらなら赦しを与えない事もありません……まあ、舐めた瞬間貴様の顎を蹴り飛ばして差し上げますが。
精々舌の根から出る言動には気をつける事ですね。
……くふ、冗談ですわ。貴様が物欲しげな眼差しを向けているチョコはちゃんと差し上げます。ですので、そのように嗜虐心を煽る表情をされますと……いとし殺してしまいそうですわ。>>410
以上となります お粗末さまでした
バレンタインということで毒気が抜け気味のサマエルさんでした
いつぞやの前回
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%B6%E3%83%9F%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E6%8E%8C%E7%B7%A8%E3%80%8E%E7%8B%A9%E4%BA%BA%E3%81%A8%E8%8A%B1%E5%86%A0%E3%80%8F
今読み返すとあれだ あれだね
バフォジャックとサタンのお名前お借りしました
実は「何故、葡萄フレーバーに?」ということでサタン氏は元々言及させていただいてました
こいつが頼みやすいのは山羊氏かなあとこちら名前お借りしました
急な募集にもかかわらず応じてくださいました皆様、ありがとうございました>>368
闇堕ちしたり異能故に歪んだキャラとは異なり、最初から武闘派向きの一般人だったのが三上ですから
そりゃもうヤバくない訳がないという>>423
書くキャラ動向だし「どうしようもなくなったら」ですね……。変換ミス……。>>428
それでは!
『矜持にかけて』
北風が吹き、波は高い。船は上下に揺れ、扇は不安定にひらめく。
祈念し、射損じれば自害する、とまで思い詰めるほどの恐怖があった。
兄上たちからの推挙され、大任を拝したことを後悔する弱さがあった。
だが、それでも彼はそれらすべてを飲み込んで白皙の笑みで包み隠した。
祈念し、鏑矢を弓につがえ、引き絞ったとき、彼が抱えていた澱のようなものは一切が消えた。音が消えた、色が消えた、時の流れ淀んだ。
ただあるのは外したくない、という矜持にかけた一念。
鏑矢を弓につがえ、引き絞り、矢は放たれた。
そして見事に扇の要に的中。
扇は舞い上がり、春風にもまれて、夕日の輝く海へと散っていく。
これが後世にどのように語り継がれるか、彼は知らない。だが、彼個人史に限っていえばこれは、矜持をかけた人の強さを示した一幕だった。眠くなってきたので、この辺で失礼します。
リクエスト分は、早ければ今日の夜以降になるかと。
ではー。リクエスト来た鯖のバレンタイン書く奴便乗します
俺の鯖で見たい奴あったらお願いします(許褚は既出)>>433
了解っす私もバレンタインでのリクエストでも出しときましょうかね。
見たいサーヴァントがあればこちらに↓完成
ちょっと重くなったかもしれんがしゃあなし、女性慣れしてない側面出しまくったら男マスターの場合どうすんだってなるし
3分位したら貼りますとりあえずある程度見て貰えた訳ですが、「ここ削ろ?変だよ?」的なレスもなかったし、蒼さんのページを編集してこようと思います。
トレーニング室にて
「…2999…3000ッッ!!」スクワット中
→/おーい趙雲さーん
/…ツンツンっと(背中をつつく)
「ふぅ…ん、マスターか。」
「朝からここで会うのは珍しいな。どうしたんだ?」
→/今日はバレンタインだから
/チョコをあげようと思って
「ああ、バレンタイン…西洋の甘味を送り合う日、だったか?」
「成程な。食堂から甘い匂いがしていたのはそれだったか。」
「とはいってもここには今は俺しかいないな。恐らく俺の時代の者なら、シミュレーターにいるんじゃないか?」
→/分かってるよ
「…む?」
「……まさか、俺に?」少し赤面
/もちろん!!
→/ハッピーバレンタイン!!
いつものエフェクトと効果音
「…!?」硬直&赤面>>440
「俺は老年まで生きたが、その最後は失意だった。己の誓いも主との誓いも果たせずに倒れたからな。」
「だが、貴方には…幸福に天寿を全うしてほしいんだ。」
「絶望の底で主が死ぬのを見るのは、もう見たくないからな。」
「だから、この戦いを一秒でも早く終わらせて、貴方をこの責務から解放したい。」
「そして、元に戻った世界で、幸せに過ごしてほしい。」
「…そこに俺達もいれたら、とも思うが、それは欲張りすぎかもしれないな。」
→/…
「…すまない、辛い事を話してしまった。」
/大丈夫だよ
→/ありがとう
「こちらこそ。」
「そうだ、最後に一つ。…俺は、何があっても貴方の味方でいる。それだけは忘れないでくれ。」すっかり出遅れた身で何ですが、私もバレンタインSS希望募集します
見たいサーヴァントがいればどしどしどうぞい、一日目を離しただけでss祭りやあ…。返信が大変でござる。
>>372
実はこれ星5サーヴァントをアペンド全開放レベル120にするのに必要な絆レベルだったりします。細かいメタ発言。
>>382
感情に振り回されて暴走してしまってその後後悔するってのが個人的に好き。
>>404
少ない口数でこそ伝わるものっていうか風情を感じていいですねぇ。
>>413
まるで素直になれないツンデレヒロインみたいだァ(選択肢を間違えたら酷い目にあうことから目逸らし)
>>414
この気遣いの悪魔よ。悪魔サーヴァント、悪魔っぽいことしない説。
>>418
ふふふ、実はこれ隠れたメッセージなんですよね。
腕を持っていった呪腕さんには手、胃袋を持っていった紅塵さんには胃。ということはハート型のマスターは……>>448
>男性陣が上手くイメージ通りに描ける気がしないな……リクエスト分が完成したので、寝る前に投下するぞイ。
バレンタインシナリオ:張遼
カルデアのシミュレーションルーム。
珍しく道化めいた鎧ではなく、ルームウェアと思しきラフな服装をしている張遼がシミュレーションで再現された竹林にて、瞑想している。
「…………」
その姿はまるで、武人というよりかは仙人のようで。
だがその静謐な雰囲気も、1人の訪問者によって木っ端微塵に吹き飛んだ。
「-----♪」
やってきたのはマスターだ。
鼻歌交じりに張遼の元へ歩み寄り、呼びかける。
「文遠殿」>>456
「……。? 瞑想中でしたので、反応が遅れてしまいました。マスター。何があったのですか?」
声をかけられたことで目を開けた張遼は、いつもとは違って素の口調となっている。
マスターはその様子に少し安堵したような表情を浮かべつつ、要件を告げた。
「今日はバレンタインデーなので、これをどうぞ」
そう言ってマスターが差し出したのは、チョコレートだった。
張遼は軽く動揺しながら受け取る。
「あ、ありがとうございます」
「いやぁ、最近色々とお世話になってますし、日頃の感謝を込めてということで。あ、他にも渡さないといけないのでこれで」
そう言ってマスターは、お返し無用とばかりに退室。
張遼は去っていく背中を見送ることしかできなかった。
そして、貰ったチョコを見る。>>458
張遼の大声を合図に多数のスポットライトが複数個所を照らし、周囲全体にも明かりが灯る。
サーカス団員達が出現し、順序良く演目を披露し始めた。
張遼もピエロたちと一緒に滑稽な動きで笑いを誘ってくる。
たった1人の観客であるマスターは目を見開いて、それを楽しんだ。
そして数十分後。
全ての演目が終わり、シミュレーターのデータに過ぎない団員達が消えていく中、張遼がマスターに恭しく近づき、煌びやかな包装に包まれた物を渡した。
「チョコレートの返礼の品でございます。他の方のそれと比べたら粗品になってしまうかもしれませんが、その場合は比較対象が異常ということで一つ、どうかご理解を。それでは私もここで失礼。ここで失礼~~~~」
周囲が段階的に暗くなり、再びお辞儀をする張遼にスポットライトが当たる。
やがてそれ以外の明かりが消えてから数秒後にスポットライトの光も途絶え、更に数秒経過。
元の殺風景なシミュレータールームに戻る。
(渡してくれるだけでも良かったんだけど)と思いつつ、マスターは笑顔で張遼からのお礼の品を両手で抱えていた。>>459
超・厄除け標識
張遼からバレンタインのお返し。
「張遼止啼」と右読みで書かれた紙が納められた、豪華絢爛な額縁。
字体に込められた力強さとマスターへの安全祈願の圧が凄い。
張遼はダ・ヴィンチに製作を依頼するのと平行して、仏教系列のサーヴァント達の助力を取り付けていた。
結果、非常に強力な厄除け機能が搭載されている。
これを貰って以降、マスターは安眠できる日が増えた一方で、何故だか一部のサーヴァントが定期的に負傷するようになった。
以上です。
なお、一部のサーヴァントの定期的な負傷に関して、張遼は「何だあったのでしょ~?」と全力ですっとぼけております。
他の鯖or鱒のリクエスト、まだ募集中と宣伝しつつ、今日はこの辺で~。>>461
あすなろ抱きしてそうな感じのイケメン。>>267
やるだけ偉いって。大人数の話を書いてたらいつまで経ってもコイツの話書けねーやってなって、小説で言えば1巻2巻3巻にあたるあたりの話すっ飛ばしてss書いてる自分もいるし。
にしても……モブの命が軽い……サーヴァント三騎の連携だから結構豪華やな…………
>>282
お返しがレプリカとはいえおそろの盾とはまたかわいらしい。黒い白鳥の下りは礼装解説に入れた方がいいんじゃないかなーと思いました。
>>305
(SAN値削る曼荼羅チョコってそれ食べても大丈夫なやつなん……?)
>>319
黒鍵いいですよね、黒鍵。いくらでも悪さできる、いや聖典で悪さしちゃいかんか。ジルさんの動きがどうくるか予想ができないので続きが気になりますね。
>>342
イヤミか!あっでもハサンズはともかく体の一部を持ってった相手には対応部位を贈ってマスターには心臓……ふーん…………。
>>350
なんで清姫はわざわざ乱入してきたんやろ……?餅粉のケーキはすごい美味しそう、イメージしやすい分口の中がチョコケーキの味になってきた。
>>359
すぐに溶けて形が消えてしまう、そんな様式もいいですよね。わたしはカメラで撮る派ですけれど、きっと撮らないこだわりのある人もいるのでしょう。
>>382
なんかジョジョの世界からやってきてそうなヤベェやつがいる……!ままならない気性と力ですが、それに折り合いをつけたい気持ちと暴れずにはいられない血の性がいいですね。実に型月的だと思います。>>464
残らないからこそ形にしたメッセージ。写真を撮ろうとして攻防が始まる=本気でNGなら勝負にならないことからフェリーペ君が「クロケルの貴重なデレを記録に残すんだい!」って言ったら折れそう。
シャイタンについては御明答蒼さんは女装服なにが似合いそうかしら。個人的にはロンスカメイド服とか着て欲しい。
>>312 >>326 >>448 >>461
お師匠のキャラクターアイコンまとめシリーズ
上から順番にアッシュコットさんちの娘さん(推し)、アンゼリカさん、西行さんちの千鶴ちゃん、ベラルーシのアレク君
ビジュアルイメージが本人から作られるのはすごく良いなぁと思ってるんで、続きを……でもいちばんのお気に入りがしょっぱな来たな……とにかくマスター勢が揃っていくのを眺めてます。
ところで、感想かどうかはともかくお師匠が求めてるかは知らんしお師匠が自由にやってる事だから聞くかどうかは置いときますが、アレックス君の前髪の流し、どうしてかなんとなく風魔さんちの白色2Pに見えるんでいっぺん反転させてみるのはどうでしょうか
>>452
あっはい、うちは第一回聖杯大会の最初っからずっとスマホのメモ帳を使ってます。傍点は1行とって全角スペースと点でやりくりしてるのでそうなってしまいました。見にくくなってごめんなさい。もし差し支えなければ普段どんなソフトを使っているかお話もらう事は出来ますか?
戦闘描写は、まあ頭の中でやること組み立てたらそれを順番に出力していって決着に導くだけなのでそんなにです。むしろ読み苦しくないかだけが心配で、いつもmaterial.頼りになってしまって。
>>453
大丈夫です、大丈夫です。読むから待っててとおっしゃってくれていた方は分かっています。ゆっくりでいいのです。
>>455
(大丈夫かな、これからいろいろぶっ壊すぞう……?)
というか、800年かけて遺伝子の個体値厳選したとは言え『意識落ちたら不死』『血吸ったら2階梯アップ』の人間をお出ししておいて設定がしっかりしてると言ってもらえていいのかな。
言ってもらえたからいいんだな!いいんだわ!よしこのままいこう!>>466
あなたと私は友達じゃないけどー私の友達とあなたは友達ー。
冗談はさておきある程度交流はある感じですね。鬼種の血がどうとかは特に気にしないかと。まあ下手にスイッチ入った時の為に飛鳥ちゃんには近付けないように取り計らうでしょうが。
飛鳥ちゃんの方はお察しの通りガチビビりします。ただし未来になると鬼種の神秘に興味を持ち始めます。
>>468
公式でも数百年厳選した結果トンデモないのが生まれたり死徒化したら一気に花開く天才とかいますし作劇の都合上そういった特異なキャラにスポットライトが当たるのは当然なのです。
私も3000年厳選した結果ちょっと弄ったら宝石ランクの魔眼がPONと生まれる一族とか作っちゃってますし。
私的に階梯とかの部分をふわっとさせずにしっかり決めてるのがいいなって。ふと自キャラIFで一番バタフライエフェクトが大きいのを考えてたら『飛鳥ちゃんが小火騒ぎで識死の魔眼を開眼しない』というのが凄そうだなってなった。
まず識死の魔眼が無いから大鳳母が死ななくて京介が今ほど過保護にならない(力とコネを求め続けない)&大鳳父が今ほど飛鳥ちゃんをぞんざいに扱わなくなる(ちゃんと父親しないと嫁に叱られる)
京介が飛鳥ちゃんを守護るためにと奔走することが無くなるのでユージーンと交流が無くなる、恋姉が尽のために父親暗殺を決意しない、お父様がミリアルカを日本にホームステイさせない、おそらくリンクくんちゃんが事故にあわず性転換する原因になった臨死体験をしないなどなど
結果としてうちの子魔術師達の横の繋がりが無くなって一部のレベルが少しずつ下がる代わりに飛鳥ちゃんは男性恐怖症にならず測定の未来視持ちの黒魔術師としてそれなりになる。うん!損失の方が大きい。洛陽特異点リニューアルの件
とりあえず名前を
山嶺魔軍城塞 洛陽
黄魔侵攻
に変更したいなと思ってます>>453
実際傍から見る分にはその通りでしょうね>フェリーペ視点だと気味が悪い怪人物
なお本人の考え(これは今後の展開にて)
>>460
>何故だか一部のサーヴァントが定期的に負傷するようになった
うーんこれは謎(すっとぼけ)
何かひと悶着の種になりそうな気もしますが、まあ張遼殿ですし大丈夫ですよね(適当)
>>461
アイドルゲーとかでよくいそうな感じのイケメンだぁ
>>468
(うっかり読み損ねてた&早速一通り読み終えて内容に打ちのめされてる)
どうしよう…どうしよう…。代行者なのにジルの代行者らしい戦い方(洗礼詠唱等)全然思いつかない…
精々黒鍵投げて二丁拳銃ぶっぱして、後原作でもお馴染みキリエエレイソン唱えさせるくらいしか引き出しがない…
よし。考えるかつか れ
>>474
イケメン1!!!!1!!1111!!>>447
リクエスト完成しました
というわけで、どうぞ!
『シン・土用の丑』
「――唐突だけどマスター、貴殿は『ひつまぶし』なるものをご存じかい?」
2022年2月14日バレンタイン。カルデア中がチョコの話題と匂い一色になる中、平賀源内は脈絡もなく切り出した。
「ひつまぶしって……ええと、確かあれだっけ。愛知県名古屋の名物料理で、ウナギを使ってる」
「厳密に言えば発祥の地はまちまちらしいけどねぇ。伊勢国だか尾張だか三河だか。ま、その辺りはひとまず置いといて――もう一つ、『ひつまぶし丼アイス』なるものは知ってるかね?」
「ひつまぶし……アイス?」
ひつまぶしとアイス。魚料理と氷菓子。一見対照的としか思えない組み合わせであり、何かの冗談かとマスターは疑う。
「あ、分かった! ひつまぶしだけに、ひつまぶしを模したアイスとか? ほら、鰻のかば焼き部分がチョコレートになってるとか」
「いやあ、それが驚いた事に正真正銘ひつまぶし丼とアイスを合体させた料理らしいんだよね。鰻もチョコレイトじゃない、本物の魚だとか」
「……マジ?」
「真面目も真面目、大真面目な話さ。実際に食べた者曰く、『ひつまぶし丼アイス(氷菓子)じゃない、アイス(氷)ひつまぶし丼だ』とも言われてるらしいが……まあ、実際に食べた事がないからどんなのものかは分からないねえ」
食べた事ないんかい、とマスターは心の中でツッコミを入れる。>>477
「で、だ。マスター、わちきとウナギに関する逸話は知ってるかい? ほらあれだよ、土用の丑の日の発祥者だとか何とか」
「ああ、それは何となく……」
「まあわちきとしてはそんな事言ったかどうかも曖昧なんだけどね。客入りに悩む鰻屋に助言してやったような覚えもあるし、何も言わず鰻だけ食って帰ったような。仮にその通りわちきが言った事だとしても、それがわちきの成果のように思われるのは何だかねえ……」
まあそれはどうでもいいか、と。源内は適当な声で話を流す。
「とはいえ、せっかくわちきと因縁があるかもしれない魚と、その魚で作った料理だ。味そのものは知らずとも、どうせならわちきだって一口噛むくらいの筋合いはあるだろう」
「料理だけに?」
「――。まあ、そんなところさね。という訳で、ぐだぐだと話し込んでしまったが、ほれ。バレンタインのお返しだ」
どん、と。机の上に大きめの御櫃が置かれる。
中に入っていたのは、きちんと並べられた鰻のかば焼きと、その下に敷き詰められた白飯。ちりばめられた刻みネギといい、テカテカと輝くタレといい、これは紛れもなく――>>478
「平賀源内特製、ひつまぶし丼アイス(シン・氷菓子ver.)だよ」
「シン・氷菓子ver.」
「最初はデータベースに記録されてた通り、本物そのままに再現しようかと思ったんだけどねぇ。今日はほら、バレンタインだから。奇天烈な贈り物は他の同胞たちが山ほど送っているだろう?」
だから、と。源内は毒見のつもりか、試しに鰻の一つをつまんで口にする。
「この通り、乗ってる鰻は全部チョコレイト。その下の白飯はバニラアイスで、タレに見えるのはチョコソース、刻みネギはメロンキャンディさね。さ、安心して食べておくれな?」
源内に勧められるまま、マスターは箸の代わりに用意されたスプーンを手に取る。そうして、恐る恐る目の前の氷菓子へ手を伸ばし……
「ああそうそう、言い忘れる所だった」
「食べ終わった後でいいんだけど、ちゃんと感想も聞かせておくれないかね? 評価次第で、これもプロデュースしてみようかと考えているのでね――」とある魔術師を大幅に改修したのを投下します。
>>484
リュディガー・ヘクセンナハト・シュトロイス/Rudiger Hexennacht Streus
年齢:推定100歳以上
性別:男性
身長:182cm 体重:73kg
好きな物:日本食(特に寿司)
嫌いな物:見苦しく汚いもの
魔術属性:虚数
国籍:ドイツ
所属:アーネンエルベ
【解説】
ドイツの研究機関、遺産管理局アーネンエルベの学科である魔術部門の学部長を勤めている。
魔女(ストリガ)の血を引く魔術の旧家であり、ワルプルギスの夜でのブロッケン現象の儀式によって誕生した異端者。ヘクセンナハトの名は、その特殊な生まれの者に贈られるある種の称号のようなもの。また、魔女の血族であると同時に吸血種でもある。
幼少期は魔女たちに魔術を師事していたが、時を経て不要となった魔女たちを皆殺,しにし、人間の世界へと足を踏み入れるに至った。
一度は魔術師の総本山たる時計塔に入るも後に退学し、自分で組織立ったものを作りたいと考えたので自国ドイツの研究機関アーネンエルベで自らの地位を築き上げる。
そこで先ずは機関のテーマの一つである「オーディンの神秘」に手を出し、これの一部である「代償魔術」なるものの基盤を復元させた。
これによりアーネンエルベでの地位を絶対なものとするが、同時にこの業績によって封印指定にされてしまう。しかし時計塔とアーネンエルベの関係の悪さが功を成して干渉されずに済んでいる。
第二次世界大戦以前より生きており、協会の傑物と比べれば少し劣るものの長らく世界の情勢を見守っている。獅堂蒼のキャラページへの再登録、文章の編集や追記も含めて完了、かな。
あとは誉さんの情報量増やしたり、デミドラ君を完成させればとりあえずキャラ創作はほぼあがり、と言えるかもしれない……。
もうちょっと作りたさもあるけど。>>485
【人物】
紳士然とした物腰と気風を纏う人物。外見年齢は三十歳前後で、一人称は「私」。
偏屈で排斥的な者が多い魔女とは異なり、コミュニケーション能力がある友好的な性格をしている……と表向きにはなっているが、実際のところ魔女以上に冷血な一面を持ち、自身が不要と感じれば平然と容赦なく命を奪う。
親であった魔女たちを皆殺,しにしたのは自身にとって最早不要に感じたのもあるが、本音としては恨みつらみばかり漏らす零落した廃棄物に忌避感があったからというやや潔癖症のきらいがある。
100歳を超える長生なので物事の視点が老年のそれで、言動に古臭い箇所が見られる事も。
魔女の家系である事と、特殊な出自なのもあって魔術への情熱はそれ程なく、根源への到達も眼中にない。ただし、だからと言って目指す魔術師たちを馬鹿にする事もなく、寧ろ長き渡る研鑽に賞賛を贈っている。特に衰退したルーンの魔術基盤を再構築させた蒼崎橙子には畏敬の念を抱いており、ちょっとしたファンに近い。
日本食が好物で、特に寿司に目がない。ストレス解消時には自作の寿司を作り、偶に訳の分からないアートまで作る。食べ物で遊んではいけません。
【能力】
魔女から魔術を教わっているが、基本的に魂に干渉する魔術は使用しない。リュディガーが主力として扱うのは「幻術」であり、現実には存在しない虚構を具現させる。
戦闘力はないに等しい幻術であるが、出自の影響で異常な変質を遂げた魔術回路により強力な感能力を有しており、攻撃としても転用できている。例としては「炎で対象を焼く幻術を見せるが、脳が肉体を焼かれたと誤認して神経に信号を送り、対象は同等の痛みを伴って死ぬ」である。
また、リュディガーが再構築させた「代償魔術」は北欧の大神オーディンの『供物を捧げる事で力を得る』逸話を基盤とした魔術であり、捧げる供物によって効果は変化するものの永続的な強化ができる────つまりは、効果が切れる事のないドーピングが可能になる。
例の一つとして過去に皆殺.しにした魔女の素体を使用した結果、魔術回路の量と質が劇的に強化され、現在までその効果が続いている。また長寿の秘密もこの魔術によるものである。>>492
朽崎家は平安時代からの家系で、めっちゃ仲良い間柄に鬼の血を引く獅堂家がいますね。
そんでクッチーの魔弾な血裂弾が人間ぶっ壊す系なのに縁を感じまして、朽崎家の開祖は道満が師匠!獅堂家は酒呑童子の末裔!
とか考えた事がありますね。このスレで許可取れる設定なんだろうか。>>492
浅井螢
先祖は戦国武将の小西行長が、天正遣欧少年使節に紛れて来日した魔術師とのあいだに成した子どもという設定です。
聖杯戦争での英霊召喚の詠唱には「礎に石と契約の大公」の次に「祖には我が大師オーギュスタン行長」の一説を加えます。
ナイトハルト・ケーフェンヒラー
大嶽丸の血統の混血で、彼が囲っていた女性が人の世に戻ったこと現代まで鬼の血が残っています。
アーダルベルト・シザームンド
およそ200年前、シザームンド本家が家内で抗争でこだついてるどさくさ紛れに、先祖は奴隷船の船医として出奔。そしてアメリカ大陸に根を下ろしました。そして現代までのどこかで本家と話し合いをした結果、主家と分家の上下関係はなくなりました。>>474
クールというより耽美系が入ったイケメンですね
>>481
自分のエピソードとも絡めたプロデュースとは、ヘクトールやアルジュナのような重い系なものではなくこういう気軽に貰えるのもいいですよね。そういえばうちのエドワード黒太子もそういう路線を狙ってました。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%EF%BC%9A2020%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3SS>>496
源内で重い系のエピソードとかあまり思いつかない…
強いて挙げるなら晩年のアレくらいですが、流石に笑えないので
それにまあ、こういう奇抜なお返しの方がらしいかと思いましてむん…影とかようわからんくなってきたわ…
>>495
ベロノソフ家が村長やってる村は俺ら東京さ行ぐだよりちょっとマシぐらいのあー一面の農耕地って感じの田舎なので、ご近所さんに目撃されずにデートしたい場合おうちデートか車で街の方に出るかしかないんだ
一番近いのがスーパーだというだけの話悲しい時ー悲しい時ー、返信書いてる時に手が滑ってページ再読み込みして全部消えた時ー。
>>488
もしやこの供物を捧げる基盤の代償魔術って結構前に私が貼ったやつを参考にしてたりしますか?だとしたら嬉しいな。
>>491
まあ>>470でちょろっと触れてる通り京介はコネ作りに力入れてるのでこっちから交流深めようとするのはあります。
京介の女装は妹を守るために必要だったからやってるのでそこまで拘りがある訳でもなく。ただ女装用の道具なら結構いいのを貸してくれると思いますです。
あと京介は基本的に食べ物とかの趣味が食い違っても論争になることは少なめですね。仲がいい相手とふざけてきのこたけのこ戦争じみたことをする遊び心はありますが深刻になる争いは避けます。
酒呑童子の末裔については…まあ、うちの酒呑童子は遠呂智の荒御魂の関係で人間との友好的行為と敵対的行為のバランスを取るために色々やってたのでその中にそういう事をした娘がいたとかもワンチャンって感じですかね。むしろ暴走に理由がついていいかも。
>>494
やはり鬼。鬼ってやつは気軽に現代まで血を残しよる。まあうちも隔世遺伝だけど鬼の血が発現してた子とかいるので言えたことじゃないですが。
>>495
表でも貴族ってのがやはり強いですね。そして騎士やってたりもしたから戦いに抵抗がないのはなるほどと思いました。
>>497
平賀源内と鰻の話からお返しは鰻となりそうな所をさらに捻って鰻を模したお菓子ってのが個人的に好きな要素です。大学のレポートとかはWord使ったけど、創作書くときは大体PCのメモ帳とかだわ……。なんか入れた方がいいのかなぁ。
>>504
テキストエディターは使うのは普通のメモ帳のtxtファイルくらいですね。だいたいは覚書程度にしか使わないので。サクラエディタはどうも苦手意識があってPCに落としてはいてもあんまり使ってないです。あーーーー幕間の地の文考えるのめんどくせぇ
ノベルゲー形式の動画作ってYouTube限定公開しよかな>>508
ありがたいことこの上ないです。
ちなみに、『張遼止啼』は蒙求(もうぎゅう)という中国の伝統的な初学者向け教科書に掲載されている標題から来ています。>メガ盛り
そう言われると、改めてカットして正解だったなって……。>下手したらちなみにうちでそういう過去を詳しく作ってる勢として500年くらい前のユージーンの先祖が人としても魔術師としてもちょっとアレなことをして巨万の富を築き上げて以降のバックヤード家がその資金力で魔眼研究と並行して医療の方に進出する切っ掛けになった。とかですね。
京介「具体的には何を?」
ユージーン「あー…うーん……まあ、今やったら犯罪ってだけ」
私はメールで未送信ボックスに溜め込んでます。機種変の時に引き継ぎが楽なので。深夜だから言える事。
クッチーと蒼にはどっかの世界線で酒呑みまくってベロベロになった挙げ句がっつりホモセして朝チュンまでいって欲しいなとか思ってたりする。
メイド服来た蒼「アオが慰めてあげます、よ?ごしゅじんさ、ま♥️」
クッチー「アハハハハ!おら服半分ぐらい脱げやこの淫乱メイドがぁ!」
とかやってて……。>>514
よしきた!学パロバレンタイン礼装の後ろの方に映り込む怪談ちゃん(トイレの花子さん)だ!material.
○表村-人蓑祐輝対アダムス神父、裏庭-ミカエラ対吸血鬼ルシア
→人蓑祐輝は後頭部に一撃、背中に3発、腹部に蹴りを1発受けて背中から椅子を破壊しつつ落下したことによるダメージ。
→アダムスはほぼ無傷であった(人蓑祐輝が殆ど反撃しなかったため)が、ルシアにより片足を骨折。
→ミカエラはほぼずっと片腕で戦っていたものの負傷なし。魔力消費は多し。今回の戦闘での彼のミスは2つ。地中からの奇襲を読みきれずリリを傷つけたことと最後手持ちの黒鍵を投げようとして失敗したこと。即座にヒビの入った黒鍵を棄ててオートマをクイックドローしていれば防ぐ事ができていた。
→ルシアは16384匹分の蛇のうち少なくとも16134匹を裏庭から隔離、あるいはミカエラの手により削られていた。意味のない過程という前提で、ミカエラ対ルシアの勝負という意味では間違いなくルシアの負けだった。
→→疑問あり。ミカエラが常時片腕で戦わざるを得なかったように、ルシアの方もまた人質戦法を全く取る気配が無かった。そもそも両者が純粋に全力を出せる状況そのものが存在しない可能性がある。
○ルシア・フラク・エンフェルト
→フランケンフェルトの宝蔵はスイスの山脈地帯にかつて存在した、死徒にとっての信用金庫のような一派だった。紀元前組魔術師上がりの上級死徒、エノク・フラク・エンフェルトが管理人。そこそこ有名で、それなりに強くて、割と衝撃のある囮には打って付けの性だった。
→→ついこないだ(ミカエラ登場時ss、おそらく18年7〜10月あたりの本編スレに投下したもの参照)大規模討伐作戦が強行され、撃破に成功。山脈の宝蔵のうち7割が教会に収蔵(噂では討伐作戦を強行した埋葬機関のメンバーの蒐集物になったとも)、2割が元の持ち主である死徒側が持ち帰り、1割が戦闘の余波で欠損したとされる。
○ミカエラの奥の手
→上記山脈の宝蔵に保管されていた聖遺物を加工したもの。『原始基徳教の聖人を実際に磔にした古代ローマ銀製の十字架』を溶かして表面にコーティングした弾丸。着弾点で弾けて体内から十字に杭を伸ばし、壁天井地面いずれかに突き刺さるまで伸び続けたそれにより対象物を縫い留める作用がある。聖なるものを殺した実績から、聖人に対しては断罪死を、邪なるものを祓う信仰から、邪悪に対しては封印をさらに追加で押し付ける機能がある。聖邪葬殺の弾丸。>>516 文字数ギリだったんです名前欄使ってごめんなさい
→→吸血鬼ルシアは自らの肉体を分割し、意識を別の位置にいる蛇に転送することが出来たため、効果が今ひとつだった。例えば1000引き結集に当てても封印されるのは1000匹分だけで、意識を他に移せばそれで良い、など。
→→→リリを核とする場合には明確な心臓ができるため、この弾丸が当たると『無限の心臓(リリ)を棄てる』と『永遠に反撃の機会を待ち続ける』の2択を迫られることになる。
○『知恵なき身にて生命得る実の女』
→リリ。意識を喪失している間は不死になる体質。死徒によくある遡行系の不死ではなく、肉体活性・超再生によるそれである。3章中は全編意識喪失していたが意識がある状態で例えば心臓を抉られたとしても、意識を失うプロセスが入った瞬間心臓の超再生が開始される。分類は脳に宿る超能力に当たるので首を刎ねたら体が生えて来ると考えられる。プラナリアではない。
→→知恵を捨てて、生命を得た女。初代アダムスの求めた『原罪無き人類の母』にして、とある女が求めた『生命の果実』。
→→→つまり死徒などの吸血種が体内に取り込んでみた場合、無尽蔵に血液を供給し続ける心臓になることができる。マナナン・マク・リールの言うところの『いくら切っても死なない豚』。
「その理不尽を、許すな」
○インフィニティ・インクレディブル
→無限の魔眼。人蓑祐輝のインフィニティー。発動余波で世界にヒビ入れて固有結界の外殻砕きながらエントリーしてきたなんか変なの。実は本編初登場。ルーカス・ソールァイトを『魔導士』の枠に押し込めた原因のひとかけら。
→→理不尽を踏みにじる不条理。犠牲を強要するルールなんてぶっ壊してしまえばいい。
→→→これに関して書きたいことが山ほどあるんですが、それは続きが出るまでわたしにとってもお楽しみです。
次回予告
第3章 永遠やるや、理想郷(そして無限大) Utopia_ever(,_and_INFINITY).
断章4
第4章 楽園失墜 Eden's_End.
断章5
終 章 出ていく人とやたら無駄に広い世界 Do_enough_looking_TO_make_your_world.再放送の2時間ドラマを見つつ、周公旦のバレンタインSS(随分前に完成してた)を14:30に投下するで。
>>521
そう言って周公旦は手に持った扇子で空を指す。
満天の星空であった。
「夢って分かっていても綺麗だ……」
「そう言ってもらえれば、英霊冥利に尽きるというものよ。いや何、チョコレートの礼である。……話は変わってしまうが、夢とは寝ていれば見れるものと、手に入れようと目指すものに分かれておる。前者はともかく後者は叶わぬこともある。手に入れようと努力してもだ」
マスターと共に夜空を見上げながら、周公旦は神妙な面持ちで語りだす。
夢のない者もいる。
手に入れようと努力しない者も。
だが、夢を掴み取ろうと努力する人が最大多数であろう。
必ずしも良いものであるとは限らなくとも、人はそれぞれの夢を目指し、追い続ける。
「貴殿の夢が何かは問わぬ。夢を打ち明けるのを気恥ずかしいと思う者もいるからな。故に我輩は問わぬのだ。サーヴァントはどこまで行ってもアンデッド。問い質すなど霊症でしかないわ」>>522
真剣に断言する周公旦。
確かにサーヴァントは死者の影法師だ。
だが、それでも心を通じ合わせ、人理を取り戻すため共に戦う仲間である。
その証拠に、彼はバレンタインの礼として満点の星空の夢を用意してくれた。
「さぁ、そろそろ起きる時間であるぞ? 貴殿は己の道を行くがよい! もう一つの礼が待っておるからな!」
その一言を合図にマスターの意識が薄れていく中、彼が最後に見たものは星空をバックに笑顔で見送ってくれる周公旦の姿であった。
マスターは夢を見た。
夢の中で、語り合っていた。
白い顔のナイスガイ-周公旦-と……。
目覚めた時、テーブルに『贈り物』が置かれている。
赤いリボンとメッセージカード付きである。
メッセージカードには、『立ち上がれる勇気溢れる貴殿へ、銀の翼の代わりにこれを』と書かれていた。ふう、ふう、ひい、ひい…falling moonの再審話出来たんでしばらくしたら貼っていいですか?
パナケイアのはちょっと…書いてて気が沈むんでメンタルリセットですわよっしゃ!貼ったら!
「やっ、た……」
血をまき散らしながら切り裂かれた怪物の体が倒れ込む。下半身からずるりと女性が抜け出るのを目にして、理仁は安堵した。思わず横薙ぎの攻撃を指示してしまったものだから、うっかり傷つけてはいないかと不安だったのだ。
敵を撃破したライダーは令呪の効果が切れたのか幽霊の様に姿を消していた。掌の文様はしっかり一画失われている。
「やったか!でかしたぞ理仁」
猿の様に昇ってきたらしい柳花が屋上の手すりから顔を出す。誰にも見られていない事を祈りながら理仁は息を整え、怪物の体液にまみれた女性を見下ろす。
「この人は何なんだ?」
「知らん。あの路地裏で意識を失っているところを見つけた。コイツが狙っていた事を考えるに何かしらの秘密があるんだろうが……ん?」
柳花はハンカチを取り出すと、女性が肩から下げていたらしいバッグを臓物の中から拾い上げる。見れば口が開いており、僅かに中身が覗いている。袋に入れられた、紙片が何枚か入っていた。
「おいこれ」
「ああ、噂の『ゼウス』という奴だ。誰かにもらったという量ではないな」
「じゃあコイツを化け物が狙って襲いかかった理由はマスターだからか?」
「それをこれから確かめる……と言いたいところだが」
柳花は顎でしゃくった先、屋上の入口から階段が踏み鳴らされる音が幾つも聞こえてくる。あれだけ戦闘を繰り広げたのだから一般人に気付かれないはずが無い。姿を見られればどうなるか分かったものではない。捜査は打ち切りだ。>>527
「理仁行くぞ、強化は使えるな」
足に強化の魔術をかけ、怪物がそうした様にビルの間を飛び越える。二、三回跳んだあたりで背後が騒がしくなり始めた。きっと惨状の方に気を取られて理仁と柳花に気付いていないだろう。
適当なところで足を止め、理仁はそういえば経子との通話が繋がったままである事を思い出す。
「三義、ありがとう。お前のおかげで助かった。ほら洲甘、アイツのおかげで助かったんだ」
『そっ、か。力になれたのなら、良かった』
「おい、妙に歯切れが悪いぞ。大丈夫か」
画面は暗闇を映している。というよりかはカメラが何かに押し当てられていてよく見えない様だ。経子の荒い息遣いが聞こえてくる。
「三義?」
『ごめん、ちょっとフラフラしてて。大丈夫だよ』
「今何処にいるんだ?」
『えっと、教会から少し離れたところにある大きめのマンション……かな』
経子の声はどんどん弱っていく。今にもしんでしまいそうな声色に理仁はゾッとした。
>>528
日も沈み暗くなってしまってからようやく理仁と柳花はマンションの屋上で横たわる経子を発見した。慌てて駆け寄ってみると顔は青白く、脂汗をかいていた。
「おい、三義」
何度か体を揺すってみるが反応は無い。もしや本当にしんでしまったのか、理仁が焦燥に駆られながら肩らの柳花に目をやる。
「案ずるな生きてはいる。令呪はうなじの辺りだったか?」
経子の首の後ろに柳花は指を這わせ、それから確信した様に頷くと理仁に微笑みかけた。
「サーヴァントを召喚した事で魔力を消耗しただけだ。今まで魔術の『ま』の字も知らなかったのだろう?バテるのも無理は無い」
「そっか……良かったぁ」
「ん、うぅ」
会話が聞こえていたのか経子の瞼が薄く開かれる。理仁と柳花の顔を交互に見てから何か言おうとしたが、疲労の為かむにゃむにゃとハッキリしない。
「一旦運び出すか。理仁、彼女の家が何処にあるか知ってるか?」
「いや、そういう話あんまりした事なくて」
「ふうん……となればスマホを失敬するか」>>529
言葉とは裏腹に柳花は素早く経子の手からスマホを抜き取り、何やら始める。どうやら家族へ連絡を試みているようだ。少しして目星がついたのか通話を始める。
「もしもし、っと留守電か。じゃあもう片方に……ってこっちも留守電か?随分と忙しいんだな三義の両親は。どうする理仁、いっそ私達の家に運ぶか?」
「そんな事出来る訳ないだろ!ウチの二人に色々聞かれるに決まってる!」
「それもそうかぁ。となれば目が覚めるまで見守るしかないな。よし、おぶってやれ理仁」
「流れるように命じてくるな……いや、やるけど」
ぐったりとしている経子を背負ってやると、ずっしりと重みがのしかかってくる。気絶していたり、意識がハッキリしていない人間を背負う事は非常に難しいという話を以前耳にしていた理仁だが、予想以上の重さに「うお……」と思わず声が漏れた。
「それでさ洲甘、今回三義が手伝ってくれたから勝てたんだ。だからその、認めてくれないか?」
「認めるって何をだ」
「三義も立派なマスターって事だ。それに戦う理由ってのを聞かされた。アレの後でダメだなんて俺言えないよ」
マンションを出たあたりで理仁はこう切り出した。最初は一般人である経子を巻き込む事に反対していたものの、今は背中でぐったりとしている少女の事をどうにかして柳花に仲間なのだと認めてほしいのだ。
「三義は魔術師じゃない。だからマスターを放棄しても良かったのに、危険だと分かっていながら手伝ってくれた。オレと一緒だ。オレも、見て見ぬ振りをすれば良いのにこうして戦ってる。三義とオレは似たもの同士なんだ。だから、自分を否定する事なんてオレには出来ない」
「……はぁ」
>>530
柳花は呆れて物も言えないのか、ため息をつく。しかしどんなに酷い言葉を投げかけられようとも理仁は経子を弁護するつもりで待ち構える。
「まったく、お人好しめ」
返ってきたのは思いもよらぬ答えだった。腕を組み、かぶりを振りながら柳花は経子を覗き見る。
「私が彼女を突き放したのは下手についてこられて怪我されたり死なれたりするのが嫌だからだ。寝覚めが悪くなるし、そもそも無駄な被害を出したくないからな。だが、向こうから踏み込んできたとなればもう知らん。勝手にやれとしか言えないからな」
「……OKって事か?」
「あの超遠距離射撃、援護には申し分ない。前線に出さずに後方からの支援に専念させればまあ良いだろう。自衛手段はお前が教えるんだぞ」
柳花はそう言うと、もう話す事はないと言わんばかりに口を閉じる。本人的には強めな口調で言い放ったのだが、理仁は安堵の笑みを浮かべるのだった。>>531
「と、言うわけだ。三義、これからよろしく頼む」
「私が寝てる間にそんな事あったの……」
マンションから離れた公園についたあたりで経子が目を覚まし、二人はベンチに座らせてから飲み物を手渡した。運動部という事もあって経子はスタミナの回復が速く、渡された缶ジュースを一息で飲み干してしまった。
「じゃあ私、理仁君と洲甘先輩の仲間入りって事?ですか?」
「柳花と呼んでくれて良い。聖杯戦争を正常化するまでの間だが、一応協力者になるわけだからな」
「分かりました!よろしくお願いします柳花先輩」
今までと変わらない元気な声色の経子に柳花は何度か頷いたのち、口の端を歪めながら理仁へと向く。嫌なハラスメントが飛んでくる、と感じた時にはもう遅かった。
「聞いたか理仁。彼女は私を下の名前で呼んでくれたぞ?これからチームでやっていくのだから、息を合わせていこうじゃないか。お前も私を苗字ではなく柳花とちゃんと呼んだらどうだ?」
「はぁ!?急になんだよそれ!」
「三義、いや経子。聞いてくれ。私に他人行儀な態度で接するんだ。共に戦う仲間だというのに冷たい奴め」
「いやいやいや、何急に人をダシに使ってるんだお前は!」
「そういえば理仁君、大体苗字で呼ぶね。私達チーム?なんだし、この際お互い砕けた呼び方しようよー」
「後ろから刺されたんだがどうしてだ!?」
>>532
別段下の名前を呼びたくない訳ではない。ただちょっと呼びづらいというか、呼んで良いものかという不安があった。
元から自分に自信のない男である。下の名前で呼んで「そういう仲じゃない」みたいな顔をされたら、なんて考えが頭をよぎりどうしても溝を作ってしまうのだ。
けれど、と理仁は考える。今目の前にいる二人は共に街を守ろうという意志を持つ仲間だ。そんな彼女達といつまでも溝を作っていたところで、良い事など何一つとしてありはしないだろう。
一歩を踏み出す必要がある。東京にやってくるまで鬱屈していた自分自身と。「どうせ」と思っていた間久部理仁と。
「ああ、わかったよ。キモいとか言うなよな……!りゅ、柳花!それとつね、経子!これでどうだ満足か!」
『……ぷっ、あはははは!!!』
返ってきたのは爆笑だった。
「ご、ごめん!つい笑っちゃって……」
「私をここまで笑わせるとは……なかなかやるなお前は!」
「お前らなぁ!?人が勇気を持ってやった事を笑うなよな!?」
「いやすまん。愛の告白じみていたものだからつい……」
「こ、告白!?みよ、経子そんなにか?そんなにか!?」
「だって理仁君、こーんなに手をビシッ!としちゃってるんだもん!」
「なんか死にたくなってきた……」
「ふはははは!やめろ経子、ちょっとやめてくれ!」>>533
こんなにも家族以外の誰かと気兼ねなく言い合えるのはいつ以来だろうか、理仁はふと考えた。随分と久しぶりだ。
ああ、そうか、久しく忘れていた。こういう馬鹿が出来る関係性を友達というのだった。
「くああ、笑い疲れた。兎にも角にも、これで三人揃ったな」
5分ほど経ってから柳花はドヤ顔でそう言い出す。一体何の事かと尋ねようとして、理仁はジト目でそれに応じた。経子だけは首を傾げている。
「お前まさか例の部活じゃないだろうな?」
「ふふふ、正解だ。あの生徒会長めに切り捨てられた『なんでも相談部』!今こそ再興の時だッ!」
「なんかよくわからないけど柳花先輩がここまで燃えてるだなんて応援したくなります!」
黒鳥蘇芳に却下されてしまった理由は部活を立ち上げるにあって必要な部員数を満たしていなかったから……ではあるがかと言ってあまりにもざっくりとしている部の名称で倒してくれるのかどうか非常に不安である。
とはいえハッスルしている柳花を説得しようにも聞く耳は持たない。理仁は静観を貫く事にした。
「まあ、たとえ弾かれても私が生徒会長になってしまえば簡単よ。お前達に来週見せてやる、奴を打ち倒す私の姿をな!」
「来週何かあったっけ」
「生徒会選挙だよ。来週から選挙週間で、金曜日に演説するんだって」
「黒鳥蘇芳に人気がある事は十分わかっている!だが私として負ける気はせん!ふふふ、はっはっはっは!」>>534
「なぁ良かったのか、あのまま解散で」
「ああ。経子は相当バテているし、お前も少し消耗が見える。そんな状態でこれからを話し合う必要などない」
生徒会選挙への熱い想いを語ったところで柳花はもう夜だという事で解散を命じた。確かに経子は元気を取り戻してはいたが休むべきである事に間違いはない。一旦仕切り直して、明日に持ち越しだ。
「明日は土曜日。部活申請を叩きつけたら選挙の準備だ。ふふふ、腕が鳴る。理仁、今日のお前はかなり雄々しかったぞ。夫ポイント10くらいだ」
「なんだよそれ」
「私の夫に相応しいかそうでないかを示すポイントだ。そうだな、一万ポイント集めたら夫だ」
「果てしなく遠い道のりすぎるし俺はお前の夫になるつもりはねぇ!」
>>535
理仁と柳花の前では明るく振る舞っていたものの、やはり足がふらつく。全力で走ってからさらに全力で走った様な疲労感であったが、それでも経子の胸の中には熱い想いが溢れていた。
自分で選択した、自分で好きな事が出来た。檻から解き放たれた様で、自然と家路への足が早まる。
もしかしたら、もしかしたら、今度は許してもらえるかもしれない。もう二度と『あんな事』は起こさないはずだ。
「お母さん、お父さん、ただいま」
「あら経子。今日部活なかったわよね?随分遅かったじゃない」
「友達と遊んできたんじゃないかい?経子も年頃なんだし……」
両親は微笑みを浮かべて経子を迎える。いつも忙しく働いているけれど、こうして疲れを見せずに接してくれる二人はとても優しい人間だ。
経子は洗面所で手洗いうがいを済ませてから、キッチンで野菜を切っている母親へとこう投げかけた。
「あのさお母さん、私……好きな人、出来たかも」
いつもなら絶対に言わない事だ。神父にあんな激励を受けなければ、どんな反応が返ってくるのか分かっているから口が裂けても言葉にしない事だ。
包丁の軽やかな音が止まる。父親が新聞をめくる音もどこかへ消えて、テレビからバラエティ番組の騒がしい笑い業だけが聞こえる。
急激に経子は熱が冷めていくのを感じた。
>>536
「……今、なんて言った?」
「あ、ちが、ごめん、今の忘れて───」
べちん。
うまく足に力が入らず床に崩れ落ちる。父親が母親を咎める声が聞こえたが、経子の耳はキィーンと頬を叩かれた事による衝撃が遮っていた。
「何言ってるのよ……貴女、あんな事しておいて何言ってるのよ!!お父さんが貴女を庇う為にどれだけ努力したと思ってるのよ!!」
「おい、やめなさい……」
父親に嗜められ、母親はハッとして経子に駆け寄ると腫れている頰に触れ、それから力強く娘を抱きしめた。
「ごめんね経子、ごめんね。でもお願いだからやめて、私経子がそんな事する子じゃないって信じてるのよ。だから、だから、ね……?」
「うん、お母さんごめんなさい。私……好きな人なんていない」
明日の朝、理仁や柳花に何か言われない様に腫れている頬を隠さないと。
経子は両親に抱かれながら、そんな事を思うのだった。>>541
最後のメッセージカードの内容と、お返しのフレーバーテキストは『夢』関連の歌が元ネタだったり。>>544
なんて風にも感じたり。
そこら辺は今後描写されるかもだから、今の時点でやいのやいの言うのは良くないのかなぁ、でも。
>>513
泥った事への悶絶とかは全然なかったです!!素面で考えてるのを深夜ブーストした投下しちゃっただけですので!!!(なんならもうちょっと話せる)。フフフ…、基本有り得ない”もしも”の可能性なので、多少ははっちゃけられるぜぃ!!
チア服着た蒼が「がんばれ♥がんばれ♡」してるの見てみたいし、他のメジャーコスプレ?みたいなんも考えてみたい。あとは朝チュン後のクッチーと蒼の「どうすんだよオイ!?」「忘れよう!!」みたいな掛け合いとその後文句いいにくる誉さんの絡みの妄想もいいな……。BL要因はいないが性自認どころか自己認識があやふやだから女性に向けるそれと同質で男も好きなのはいる
>>556
間違えた
直接的なセッですすいません>>547
言われてみたら確かにロマンチック。
だけど周公旦に下心はない。
乱入者は、……太公望がどうにかしてくれるかと。
まだまだ鯖or鱒のバレンタインssのリクエスト、募集しておりますぞー。寝ますけど最後に1つ深夜テンションの発言投下しますね
趙 兄 は 受 け
ウブだからね、仕方ないねやることが…やることが多い私が生還…っ!
R18関連は若干の照れが入ってきまするくちアオのBL絡みはまずない(前述のヤツも泥酔前提だし)というのは念のため言っとこ!
基本的には相互リスペクトでちょっと重い友情、ってのが関係性のコンセプト?だし。張姫×趙雲沼に完全に落ちた男
>>564
まさか理解者がいるとは…>>566
例に漏れずトレスです
すいません>>568
なんか記号入ってたり不自然に黒目部分が大きかったりもう片方の眼と視線がズレてたり?黙示録の四騎士、まだホワイトとブラックがいないか。
>>572
大体このサイトで探しますね。
https://www.worldsys.org/europe/かなり精神が参ってたけど3月の100分de名著がポーをやると聞いて生きる気力が湧いてきたぞー!
でも「2月中は実質バレンタイン」っていう甘ったれた思想があるから容易に3月にはなって欲しくないぞー!
遡ってきますまずは一刀斎バレンタインssのご感想へのお返し。ありがとうございます!
>>405
その人の内にある情熱を垣間見る事が出来る、大変美しい情景ですわ…
>>416
家事はある程度なら出来るのです。自分用なら「ある程度」で済ましますが、今回は返礼ですから、ちょっと頑張った…かも?(たぶん「やればできる」の延長線)
>>418
最近のボリューム満点のものも好きだけど、このぐらいのあっさりしたものも好きなんですよね…一刀斎らしさが出ていれば嬉しいなぁと
>>419
こちらこそありがとうございます!一刀斎は元より無口無表情なキャラなんで、ある種そこから逆算する形で出来たものですね…こういう練り方も新鮮で楽しかったです
>>445
ssの際に壁になる無口さを十分に活かせれば良いなと思ったので、そう言って頂けると嬉しいです!>>218
今さら返信に気づいたんで返事をば。(土下座)
怪人はあれですね、敵側が霊核を強化したけどその副作用で、破壊されると爆発するんで必然的に死因が爆死で固定される。(畜生)
ネタバレになるんで詳細は伏せるけど、メインストーリーの傍らで大統領が冠位達と共闘してビーストをぶちのめす。>>414
少し大人なバレンタインプレゼント…しかも酸味を効かせてチョコの甘みに対する小休止役になっている…この悪魔、やりおる…!
飲みたくなってくるなぁ…()
>>413
不器用なりに頑張ってくれてるの嬉しいですね…高飛車な態度からのギャップがとても感じられて良い…
>>443
随所随所の反応があざといぞ、このランサー…!
そしてお返しも大変にウェットに富んだ…その時にではなく、兼ねてから渡したかったっていうのが特にウェット…マスターの部屋の要塞化が進む進む…
>>451
>>370
早速拝読致しました。人蓑さん、やっぱり主人公してるな…ルーカスさんへの「居る時はめちゃくちゃ役に立つのに居ねえとマジで邪魔でしかねえ」っていう信頼してるのかどうかわかんない評価好きです。関係を感じる。
個人的に、「!」マークはもう少し減らしても良いかなとか。読みづらいというほどではないのですが、少し文の雰囲気とミスマッチな気がします…>>460
バレンタインのプレゼントにさえ自分のキャラを混ぜてくるの大変に道化師してますね…サーカスショーから渡されるモノじゃないのがアレですが!
なんとも底知れぬお人よ…
>>481
とんでもバレンタインきたわね…ご当地なんかでたまに見かけるイロモノ枠。逆に好奇心をそそられますね。ちょっと本家さんを食べてみようかしら…
こういう気にさせるのは、やはり源内さんのプロモーション力の賜物ですね
>>488
腹黒冷酷紳士!腹黒冷酷紳士!コレは眼鏡キャラだな!
そんな具合なのに寿司自作しちゃうの可愛いな…寿司も起源では割と好き勝手して生まれたものらしいですし、案外間違ってはいないかも…?
>>524
ロマンチックな夢とロマンに溢れるお返し、粋なメッセージカード…周公旦さん、貴方雰囲気作りのプロかなにかでいらっしゃる?
>>538
着実に迫る異変と始まっていく青春のコントラスト!伝奇ものノベルの妙味ですね!
一方で経子さんの不穏な要素がチラッと…ストーカー関係かな?確かにストーカー、他人からすればちょっと怖いですね…でも気配遮断持ちを看破するものがいたのか…?謎だ…我、ssとか諸々はGoogleドキュメントでやってる民。仲間がいないどころか知人の文字書きに「使ってる人初めて見た」と言われる
そんなマイナーですか…?
>>474
割と好みに刺さって危険だった…結構大人っぽいですね、勝手にも少しあどけなさがあるものだと思ってました…それにしても良いな…
>>492
実は細々と詰めて行ったりしていますね…魔術の設定は詰めるの怖いので、あくまで社会的な面での動き(レッドアの家のアメリカ移住とか、グレーヴェンマハ家の文化保護とか)
いつかどこかに纏められたらな…と思っております
>>547
「マクミランス」とか「アウラル」とかどっすかね?ボツったキャラのものですが。
あとなんだったら植物や動物、虫なんかの学名とかから取っちゃったら格好良くなるんじゃないでしょうかとか
>>568
義眼の存在意義的にト書なしだとわからないくらいがむしろ丁度いい気がしますが…強いて言うなら、皆さん仰ってますがロンパリとかにするのが安定ですかね?
>>572
あるあるー!
自分はコンセプト元(魔術のモチーフとかテーマとかイメージカラーとか)を調べ倒したり元から決まってたりラジバンダリ…あれ、参考にならないなコレ?アジア方面の場合はだな、実の所ロシア語圏もそうだけどあんまり名前にバリエーションないねん
タイとかだとちょい難しいけど中国韓国ならとりあえず賢いとか優しいとか強いとか龍とか鳳凰とか縁起のいい漢字を語呂が良くなるよう2文字組み合わせれば大体それっぽくなんねん>>568
まず女史の義眼は視力などの無いガラス玉とのこと。なので外眼筋による眼球の動きが無くて瞳の位置が常に真ん中とかで動かなければ義眼っぽくなるかと。
>>570
飛鳥ちゃんはあれで魔術師としての自覚が強いタイプ(未来飛鳥ちゃんに魔術使いって言ったら強めに否定する)なので自分家の魔術を無闇によその子に教えることは無いと思われます。ただ後に大鳳と朽崎で交換留学した時も京介が教えた範囲(使い魔魔術)なら教えると思います。
それこそ未来飛鳥ちゃんと同じ時代で大鳳の使い魔を学んだ誉ちゃんとかならどうです?
>>572
日本人キャラの名付けなら簡単なんです…。自分なら自分の子にどんな名前をつけるかって考えたらスっと出ます。だからうちのNPC達は香澄だったり武雄だったり洋子だったり竜司だったり現実にもいそうな名前だったりします。
そんな中異彩を放つリンクとかいうキラキラネーム。後これは禁断の方法だけど漫画とかゲームのその地方・文化圏出身ぽいキャラ探してそれをもじるって手もある
……うーん……目は両方取られてるし義眼は半球型で錯視利用して極力違和感が出ないようになってるやつ(作中では使われない無駄設定)だからロンパリ方面での違和感は難しいんだよなぁ…参考程度の自キャラの名前由来
・カトカ・オルロイ…チェコ人の名前でピンと来たの+チェコといえば!の ▲
・六蘭 耿実…好きな作家さん+好きな詩人さん ▲
・グランデリニア・グレーヴェンマハ…「非現実の国で」に出てくる国の名前+「幻想卿」から ▲
・真逆小路 郁…魔術師と「真逆」に華族っぽい「小路」+好きな字の「郁」 ◆
・伝寺 國登…でんでらりゅうば+好きな詩人さんの本名 ▲
・阪坂 笑加…小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)から ◆
・スィレン・ヌフクロッシュ…睡蓮+作ってたのが0時だったので ▲
・月咋 三鳥…モチーフの「月蝕」から「月を噛む」に発展して+「月蝕」を書いた夢野久作(香倶土三鳥)から ▲
・篠千 熄…「死して後に已む」から ▲
・亜房 綰…お酒のアブサン+「タガが外れる」からイメージして ◆
・九重門 黎…レーモン・クノーから ●
・泡沫島 ■■■…人形供養で有名な淡島神社+「アリス」 ▲
・真府 四方…「お先真っ暗」ならぬ「周囲(四方)が真っ暗」から ●
・レッドア・モンティラード…「レッドアイ」+「アモンティラード」から ●
・右潮 緒十…『海潮音』から ◆
・遊糸 正三…儚い感じから+女性っぽい名前をイメージして ▲
▲はキャラの性格や経歴が埋まってから付けた名前、◆はキャラの設定が詰まる前にコンセプトの段階で決まった名前、●は名前からコンセプトが出来たヤツ(要はフリー枠)由来は
灼崎 獅音→某オサレ少年漫画の推しの苗字の読み(漢字は変更)+大昔の厨二病時代に妄想してたオリジナル小説の主人公の名前
リヒター・イグニス→某ヴァンパイアハンター+炎を意味するignisという名詞
ですね>>593
ユ ー さ ん 待 ち です。止まった訳じゃないと思うのですよ!ただ小鳩さんやクロさんが最近はおらんのでそこら辺が心配ではありますが。。。
>>592
感想ありがとうございます。
>本人ではなく付き合う側のコミュ力が要求される
確かにそうかもですね。蒼さんは自身のキレやすさ自覚はしてるので、ストレスたまったら何かしらで解消しようとはしてる筈……。多分酒飲むか寝まくる辺りかな……。そういうのも考えていけるな……。キャラ設定は奥深い。
>>592
>お小言になってしまう(なんか小言ばっかだな…)のですが、wikiのページの台詞とかの色が少し目に痛く感じます
あー。。。そうですねー。一応台詞が修飾されてるのはなんとなくのキャライメージカラーをってつもりなんですが、確かにちょっとサイケデリックとか言うかかもしれない……。
色合いを落とすとかした方がいいのかな。。。。>>579
「道化師たるもの、普通に渡しては不忠というものですから」などと供述しており……。>張遼
たまたまプロレベルの雰囲気作りが出来たのか、それとも……?>周公旦
なお、メッセージやお返しの名前、フレーバーテキストの元ネタは以下の通り。
・オープニング・ゲート~夢旅人~(中山リエ)
・夢旅人(影山ヒロノブ)
・夢光年(影山ヒロノブ)>>600
http://namegen.chobitool.com/
趣旨から外れているとは思うが、中華圏、韓国、ベトナムあたりの人名も作成可能。>>589
軍人…機械改造…ドイツ軍…!()
>>594
ポアロ映画出るんですか!初めて知りました…楽しみですね!
この際だからポー関連の書籍大人買いしちゃおうかしらとか考えるけどこの状況だから軽々と古本屋巡りとかできない悲しみ…
>>596
泥の中に咲く花→汚いこの世に生まれた幸福な人(本人視点)っていうアレなのと、魔術から一日の「最初」で、あっコレいーじゃん!ってなりましたね。ヌフクロッシュは「新しい」と「9」のヌフ+「鐘」のクロッシュ、でダブルミーニング
ゾロアスター…ガオガオ…ヤダ、気になる…
>>597
>>602
うーん、自分はどうしてもちょっとキツく見えてしまいますね…刹那さんのくらいが良いか、或いは背景色付けず文字色だけにする…とかかなと。
迅龍さんは、背景色と文字色逆なら良いかも?>>607
・カシンチャン:人外部分と人間部分のすり合わせができてない上に生育環境がアレなのでまぁ環境で歪んだ枠でええやろ
・ガバルちゃん:きみ自分の諸々が受け入れられないからってやけになって狂気を演じてる節あるよね?いやまぁ性癖はかなり特殊だけどさ
・ハ様:神に人間の精神性を求めるな!人間に神並の権能求めるぞ!
・テスピス:演技にのめり込みすぎるって点では単にめちゃくちゃ真摯なだけの役者じゃね
・お百:君のは狂ってるんじゃなくて単純にガチガチに自分勝手なんや
・エンペドクレス:ファンブル引いてSAN0になっただけ
・サルマキス:恋さえしなければ普通だったよ
・李逹龍:普通の家に生まれれば普通に育って普通の大人になったよ
・カイ:お嬢様についていってる理由が割とガチで好きだから以外にない。お嬢様が自分に安易にデレるのが地雷。一応妹の方も幼馴染だったのに完全に忘却の彼方に追いやっている。「いやまぁこれぐらい普通ですけども」って顔をしているがお嬢様のために必要なら殺人ぐらいは許容範囲。おかしさの理由に関しては種族も育ちも関係ない完全ナチュラルなんというか別に「悲しい過去…」ってタイプを擁護するわけではないんだけども、悲しい過去があって頭おかしくなった人間は経緯として理解するんだよね。人間は経験を積み重ねて作られるものだからね。
種族が違うことによる常識の違いもまぁそこはむしろ「自分たちの基準が全て正しいと思ってるなんて人類は傲慢だなぁ」って思うわけね、もちろん人外側が人間サイドに溶け込んで暮らしたいっていうなら人間の常識に合わせるのが礼儀ってもんだけど。
でもカイ氏のドMと言ったらいいのか美学厨と言ったらいいのかなんだかわからない思想は完全に「生まれつきやで」って答えしか出てこないねん
それでいてエミュろうとすると思考が相当気持ち悪いねんカイ氏
そういうこと>>605
お久しぶりですー
とりあえずご迷惑はかけていないようで、よかったです。
引き続き、よろしくお願いします!リレーの相談と言えば生存してるアーチャー、キャスターは真名発覚の展開は考えていたりしてますか?うちはどこかでバレてもいいかなと思うのですが、考えてみると積極的に正体を暴いてやろうという参加者が少ないですよね。
>>608
メリットはまず使い魔の知能が飛躍的に上昇、最早進化と言ってもいいくらいになります。そして魂で繋がってるので使い魔への細かい指示がノータイムで可能となります。
デメリットは繋がった使い魔が死ぬと本体にフィードバックが来てダメージを受けること。草毟りした時に根っこに土が持っていかれるようにほんの少し魂が欠けます。しばらくすれば治りますが一度に大量に持っていかれると危険です。
それと使い魔とは強固に繋がっているので起源弾のような波及する攻撃が使い魔に当たると本体まできます。
例えるなら道具に神経を通して体の一部のように扱えるけど体の一部のように壊れたら痛いって感じの魔術です。趙雲や趙姫と三國志由来のキャラクターのイラスト供給が豊富なので、曹操の容姿もより具体的に考えたほうがいいかなと思うけれど、三國無双のあの髭が頭から離れてくれない!
こんばんわ。401〜450へのお返しがまだだからそちらもおいおい。
>>572
ネーミングセンス皆無マンだからヒロアカばりの『名が体をあらわす』になりながち。
ルーカスはルクス(輝く)から来てるし、灯里は使用魔術が松明のそれだし。
>>578
信頼はしてないです。信用はしてます。
ひとみのルーカス間にはまだオープンになっていないいくつかのルールがありまして、その中の一つに『ルーカス・ソールァイトは人蓑祐輝に対し嘘をつかない』というものがあるのです。これは人情全く関係なしにある問題からそれがないとこの二人の関係は成り立たないという前提条件なのですが、そういう意味での信用はあります。
!多用についてはアダムス神父の発狂があったので異質感も出したい気持ちもありました……やりすぎはよくないですね。
>>568 >>604 >>616
いっそ『一目で見てわかるビジュアル的な義眼』を切ってしまうのも一手ではあるとも思うよ?それだけ見た目のいい精巧なものという話にもできるし、そもそも見た目に違和感を与えさせないためのものでもあると思います。
それにしてもこの気の良さそうな兄さんが公認で天然の一番アレ枠かぁ……
>>612
ありがとうございます。よかったところを楽しんで読めたと言っていただけるのはとても嬉しいです。
細々としたところのお話も頂ければ、この先書くものの中でより読み苦しくないようするための努力が出来るかと思いますので、できれば教えていただけると糧にいたします。>>619
名で体を表していくのもありといえばありなんですよね全然
どういうキャラかってのがわかりやすくなりますし>>547
地名や都市名っぽい接尾語
https://naruhodo-xyz.net/877.html?amp=1#toc5
+ >>550でレージュさんがおっしゃってる〇〇伯や〇〇卿とかどうですか?
どこそこを治めていた貴族の家系、みたいな……島術さん、なんかさらに色々お上手になってますね……!
ザミエルバレンタイン掌編「ローテン·ベストラファー」
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%82%B6%E3%83%9F%E3%82%A8%E3%83%AB%28%E9%A8%8E%29%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E6%8E%8C%E7%B7%A8%E3%80%8E%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%B3%C2%B7%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%80%8F?m
遅れた報告になりますが先日のSS誤字等の修正と過去言及したことが前提となるため掲示板では省いた一節を追加しwikiに掲載しました
ついでに短編SSのまとめページどこじゃいと思ったのでメニューに付け足しましたが良かったでしょうか
なんか検索したらたしか「短編SS」と「短編SSまとめ」でダブってたので書き込み数が多い方をリンクしました
まとめて返信·謝辞となってしまい申し訳ないですが、読んでくださった皆さま感想ありがとうございます 元気が出ます
ザミエルの表面的な態度は変われども善きマスターの真心には誠意で報いたいという気持ちは変わらない そういう所変わらず半端者ですね
「ローテン·ベストラファー」はRedなPunisher的な意味で単語を探しましたが合ってる自信はありません
「たとえキミやあなたが赦しても俺がオレを赦さない」
サマエル(自称)さんはヴィルヘルムのそういう部分を含有しています
無垢心理領域とか無意識領域とか何か深層に居るかもしれない「自身を罰する悪魔」 のシャドウなイメージが何故か表に出てきたとも捉えられるのかもしれません(そういやバレンタインの奴書いていないやと思いだし、去年のバレンタイン以来新規で出したキャラいたかなーと思い出し…あれ誰作ったんだっけとなっている)
パナケイアだけだっけ…うわーいパナケイアの幕間続きが書けたぞい
貼って良いですかよっしゃ貼るぞー!
「僕はヒュギエイアの気持ち、分からないでもないよ。彼女の意見は間違っていない」
「何が言いたいの……?アケーソーは姉さんの味方って事?」
アケーソーは腕を組んでそう言った。いつもは気にもかけない父の真似が今回ばかりはカンに障り、思わずねめつける。おとなしい妹から敵意を差し向けられ、彼女は眉を吊り上げて珍しく動揺していた。何か言おうとして僅かに声が上ずったのを咳払いをして誤魔化し、
「そうじゃない。確かに死を克服するという考え自体は医者として、更に言えば生きている人間として最大の幸福だ。しかし別の視点から考えてみれば、それは歪極まる。川をイメージしてみよう、止まる事無く流れ続ける川だ。これを世界のルールと考えてみて、死の克服とは川をせき止める様なものなんだよ」
必然を人為的に歪め、停滞させる。産まれて死ぬ人の在り方を停滞させる。その行為は容認出来るのかどうか、そういう事である。
「あまりヒュギエイアを責めないでやってくれ。あの子はすぐに独りで考え込む。誰にも相談できずに苦しんでその結果が今回なんだろう。いやほんと、バカな妹だよ」
「アケーソーはどっちなの。お父さんと『あの人』、どっちの味方なの」
「どっちでもない。死の克服も、死の許容も、どちらも肯定するよ。私は……答えが出せないからね>>634
ヒュギエイアの出立を皮切りにして娘達の友情は僅かに揺るぎ始めていた。何しろ共に生きてきた家族が一人、父に異論を唱え出て行ったのである。残された三人の間でその行為の是非が問われるのは避けられなかったのだ。
アケーソーはヒュギエイアを責めなかった。彼女の意を汲んでやって欲しいと弁護の立場にあった。
イアーソーはヒュギエイアを責めた。出来る事なら姉妹である自分達に相談して欲しかったと涙を流した。
パナケイアはヒュギエイアを強く責めた。相談もせずに出て行った事、父を否定した事が許せなかったのだ。
三人はバラバラになり、今までの様に触れ合う事は無くなった。彼女達の父はそれを気取りながらも何があったのか尋ねる事はしなかった。ヒュギエイアが出て行った理由を他の娘が知らないはずがない。全員が独り立ちを迎えようかという年齢である事を考え、彼女達自身で考えるべきだとあえて触れなかったのだ。事実、もう父親が立ち入る事の出来る領域ではなかった。
ヒュギエイアは三人が家を出る日になっても帰ってくる事は無く、本来ならば決意を胸に迎えるはずだった旅立ちは重苦しいものであった。>>635
パナケイアは自身の診療所を開き、人々を救う生活に明け暮れながらある事に気付いた。幼い頃の思い出を振り返ると必ずと言って良いほどヒュギエイアの姿があるのだ。起きている時も眠っている時も、ずっと。
かつては気にならなかった。姉との友情が揺るぐ事などあり得ないと信じていたからだ。けれどあの日を袂を分けてから、パナケイアの中でヒュギエイアの存在は疎ましくなっていった。
家族として、一人の人間として愛していた。けれども尊敬していたはずの父を否定し、自分を置いていった彼女を好きになる事などどうやっても出来ないのだ。
そして何より父との思い出にまでヒュギエイアがいる事に気付く。褒められる時も、怒られる時も、二人一緒だったからだ。
思い出したい記憶も思い出したくない記憶も、全て同じ。かつての絆がパナケイアの脚にしがみつき離れようとしない。
(私に思い出はない。私だけの思い出がない。でもそれはあの人も同じだ。あの人も思い出がない。私と違って父に反抗して出て行ったあの人には、何もないんだ)
意識しなければ良い、忘れてしまえば良い。そう思っていた姉の存在はみるみる内にまたパナケイアの中で蠢くようになった。仲睦まじかったかつてとは違い、負の感情で。
ヒュギエイアへの強い感情は、医者として人々に触れていく中で死に直面する事で更に増大した。目の前で患者が命を落とすたびにパナケイアは死の克服が一刻も早く必要で、それを否定したヒュギエイアへの憎しみを募らせたのだ。>>637
父を祝福した事、その記憶がヒュギエイアとではなく自分一人のものとなった為にパナケイアの精神はようやく一時ではあるが安寧を得た。父との思い出が忌まわしい姉を忘れさせ、崇拝だけでその心を満たせたのだ。
幸福な気持ちで胸がいっぱいになれば、父へ会いたいという気持ちもまた増す。パナケイアはそうして患者を治すだけ治してから、かつての我が家へと向かっていた。
父に会ったところでこれといって話題があるわけではない。珍しい症例を見つければある程度会話は弾むが、大体は「こんな事をしている暇があったら診察してこい」と突っ返されてしまう。そうであったとしてもパナケイアはそれだけで幸せだ。
────家まであと少し、というところでパナケイアは天罰を目にした。
空が一瞬暗くなったかと思えば、鼓膜が破裂しかねないほどの轟音と共に雷霆が地上へと放たれたのである。
一体何が起きたのかパナケイアは理解が及ばない。今の雷は一体なんだったのか、何処へ向け落とされたのか。
『川をイメージしてみよう、止まる事無く流れ続ける川だ。これを世界のルールと考えてみて、死の克服とは川をせき止める様なものなんだよ』
かつてアケーソーはそう言った。生と死が川の流れの様に絶対であるならば、その絶対に逆らうべきではないと。
ではもしも逆らってしまったら?川をせき止めてしまったら?
神々という名の『絶対』は、どうするのか?>>639
「お父さんは私のだ」
「お父さんの死は私のだ」
「お父さんの死体は私のだ」
「お父さんは、私の思い出だ」
誰にも渡したくない父の死という大きな思い出を目指して、パナケイアは走って走って走った。
アスクレピオスの体は丸焦げだろう。けれどそれでも良い。父の死体を独り占め出来る。父の死体を最初に抱きしめる娘が自分であればそれで良い。
少女時代を過ごした家に到着した時、パナケイアは笑みを隠そうと必死だった。悲痛な表情をなんとか維持しつつ、家の前に群がる人ごみをかき分けて診療所へと足を踏み入れる。
「は?」
パナケイアが想像していたのは父の凄惨な死体と、それを取り囲む患者達だった。だが現実には、誰かが彼の亡骸を抱いていた。
女だった。何処かで見たことがある、見覚えのある、忘れていた、忘れようとしていた、もう二度と会う事はないだろうと、もう二度と会いたくないと、そう思っていた、女がそこにいた。>>640
「ヒュギエイア?」
ヒュギエイアは何も言わない。崩れかかっている父の死体を胸に抱いて、すすり泣いている。
「なんで」
やめてよ、独り占めしないでよ。それ私のお父さんだよ?
それは私のお父さんだ。それは私の思い出だ。なんでお前がいるんだ。なんでお前がお父さんを抱いているんだ。「なんで」なんでここにいるんだ。今更何しに来た。今まで何をしていた。どの面を下げてそんな顔をしているんだお父さんを否定した癖に「なんで」お父さんから逃げたくせにお父「なんで」さんを馬鹿にしたくせに私を置いて行ったくせにみんなをメチャクチャにしたくせにヒュギエイアのくせにヒュギエイアのくせにヒュギエイアのくせに
「なんで、お前なんだ」
パナケイアの中で、何かがプツリと切れた。>>643
いやぁまぁ大事ですもんね気分とノリ
いい響きに聞こえるというか、やっぱり語感も重視するべきなんでしょうね。むずかしいなぁ…アメリカ異聞帯のページ、加筆しました。
加筆するにあたり異聞帯側から、ロケット怪人を『ロケットジャンキー』名義で汎人類史側に移し、拝金怪人とカニバリズム怪人を追加しております。>>643
呼び方っていいよねと思います私
私呼び方が変わると印象まで変わるから文章作るの楽しい私>>647
最初はもうちょい単に拗れただけにするつもりだったんですけどせっかくだしヒュギエイアに責任傾けておくか…となりました>>651
ふつくしい……そのキャラクターを大変尊敬するキャラ産み出そうとすると「これ作者の興奮度合い再現しただけの代理人やんけ~!」となるdilemma…
>>654
ありがとうございます……説得力が違う……いや割とマジで出力の過程にその人の脳を使っている以上その人の好悪が多少影響するのは仕方ないと思うんよ
作者の顔が透けるってのもまぁ行きすぎなければうまくシンクロしやすいってことだから問題ないの
問題は作中でそれを全面肯定させると読者が「お前お人形遊びで自分の思想褒めて楽しいんか?」って急激に冷めることであって、ディベート同様反論の意見も把握してる姿勢が見えれば問題はないでしょ寝る前にこっそりと今更ながらバレンタインネタを……。
『この時間に部屋に来るよう、書き置きがあったけど……』
「おお、御主か。待っておったぞ」
「せっかくなので友誼の証を用意したは良いが、持ち運びに難儀しておってな……まあ、許せ」
「御主を出向かせる事になった分、質は期待しておれ……どれ、その包みを開けてみよ」
『こ、これは……』プシュパカ・ラタチョコ(1/144スケール)
「どうじゃ、我が乗機プシュパカ・ラタ……その人型形態を模したチョコレートじゃぞ」
『凄い、細かい所まで再現されてる……』
「この我が直々に細工を施したからのう……ただ、形が崩れたらと思うと持ち運びは出来なんだが、どうじゃ、その甲斐はあったであろう?」
『勿論、期待以上だよ』
「そうじゃろう、そうじゃろう。もう少し食べやすい大きさにしたかったのじゃが……その代わりに切り分ける為の刃物も用意しておいた」
「我とラーマの剣を模しておるが、別に宝具の一部を使ってる訳でもない。む……どうした、てっきりプシュパカ・ラタの大きさまで再現してるとでも思うておったか?」
「まあ良い、御主との仲じゃ。ささ、頂くとしようぞ」プシュパカ・ラタチョコ(1/144スケール)
ラーヴァナからのバレンタインチョコ。
ハイグレードなチョコレートを材料に、宝具であるヴィマーナの人型形態をリアルグレードな造形で完全再現。
本体のミルクチョコレートだけでなく、二十もの武器にホワイト・ビター・ストロベリーといったそれぞれ違う味のチョコレートを使用し、味に飽きることなく完食出来る仕上がり。
更に、ラーヴァナとラーマの剣を模したナイフも用意してあり、食べやすいように切り分ける事も可能。
なお、少しでも食べやすい大きさにしようとしたが為に持ち運びの際に破損する可能性が高くなってしまい、ラーヴァナの部屋にマスターが出向く形となった。
宝具の外見を再現した自己主張は羅刹王としての自分を、内に秘められた気遣いの数々は羅刹らしからぬ内面を……そのどちらもが彼女自身なのだから。以上です。
『』内はマスターの台詞と言うことで。
ここのえさんがインドラジットで書いてたので、比較してみるのも有りかも。>>626
そう言ってもらえると改めて「書いて良かった」と思えます。
おちゃらけている演技も、そうすることがピエロの正しい忠義と固く信じているからで。人少ないっぽいんでリメイク版洛陽の軽い予告貼ります
以上です
ちなみにアイコンのイメージは炎の渦+太極図です
あと今回は当初予定してた趙雲の闇と劉備の掘り下げをやめて(劉備俺には書けん事が分かったので)
三国武将勢+αvs真黄巾軍(憤焔のアヴェンジャー、黄魔のアルターエゴ、烈禍魔将、禍威司祭、禍虐騎士、禍徳宰相+追加で1〜2騎程)にしようと思いますあと味方枠であやかさんの張遼(ランサー)お借りしたいです
元から出す予定だった鯖は全員続投させます
あと一応大まかな展開出しとくと前半の洛陽への道で
新規募集鯖1騎目、リシュリュー、パロミデスと戦闘して
洛陽突入してから新規募集鯖2騎目、インドラジット、大嶽丸と戦闘する感じの予定です
前半と後半に分けてるだけで順番どうするかは大嶽丸を敵将ラストにする以外は確定してないです>>674
ぎゃー!責任重大ぎゃー!!(嬉しい悲鳴)なんだか今年のネコの日は2がいっぱい並んだレアなネコの日らしいのでなにかやりたい…
と思いつつなにも浮かばない悲しみ。ネコっぽいキャラがひとりでもいればいいのにぃ>>676
あ、確かに。
猫キャラならウチにはキュート無双丸くんが居るが、そんな事これっぽっちも考えてなかった……。不覚!バレンタイン、投下、します
《カルデア:廊下》
道灌「おぉ!マスター、コレが世に聞くバレンタイン、っすか!」
〉そうだよ / 〉召し上がれ
道灌「ホント嬉しいっす!いやぁ、美味しくいただきますっすね!」
〉それじゃあね
道灌「はい!チョコ渡し、頑張ってくださいっす!
…………………………」
「さて。どうしましょっすかねー…」
《暗転》
《カルデア:食堂》
道灌「あ、マスター!こr…」>>682
〉道灌!? / 〉何故に!?
道灌「はぁーっ、はぁー…ようやく!ようやく!っすよ!
マスター!エグくないっすか!?チョコ貰ってウキウキ気分でお返しをしようと思ったら!あんな…マスター、手前もう、恥ずかしいっす!」
〉お、落ち着いて…
道灌「正直。だいぶ前よりは落ち着いてるっす。むしろ落ち込んでるっす…
いや、チョコ以外渡してる人には、ある種勇気を持てましたけど。でもあんな…ヤバいモノばっかじゃないっすか…!」
〉気持ちだけで十分だから… / 〉気にする事ないよ
道灌「くぅ、マスターの良心が苦しい…!
しかし、夢まで苦心惨憺やって来て何もせず撤退など戦国武将、山吹伝説の名折れ!マスター、どうぞ!受け取ってくださいっす!」
〈礼装表示〉
〉コレは…猫…? / 〉彫像の…?>>683
道灌「只の猫彫像ではありませんっす!
江戸にその名を轟かせた、手前の恩人の猫地蔵、その名も、玉ちゃん!
………を、見よう見まねで彫ってみたモノっす」
〉すごい! / 〉道灌、猫好きなの?
道灌「えへへ…まぁ好きっていうか、恩人…いや恩猫っていうか…
手前はこの猫のおかげで、とある戦の危機を脱し、勝利を掴むことが出来たんす。
他のものみたく、分かりやすく霊験あらたか…ってわけじゃあないっすけど…でもきっと、役に立ちますっす!割と本気にマジなんで!」
〉ありがとう / 〉大切にします
道灌「どういたしましてっす!
それでは!夜分にお邪魔しましたっす、おやすみなさいっすー!」
道灌「…………………………うん。
皆の見て、作り直してて、良かった…」>>684
『玉ちゃん』
太田道灌からのお返し。なんとも言えない愛らしいフォルムの猫の彫像。
「猫地蔵」と呼ばれるものらしく、「玉ちゃん」というのは実際に道灌が付けていた名前ではなく、後世に伝承より付けられたものだそう。
神話や伝説に由来するような聖遺物、または、愛情のかぎりを尽くされたチョコレート。その何れもを、道灌は恥と不安とその他諸々の感情思考とがぶつかり合って却下し、苦悶の末に彫り上げた。
猫の彫像なら、たぶん、きっと、メイビー、被りはしないだろう。おそらく、埋もれもしないだろう。
苦労と苦心の果てに生み出されたこの玉ちゃんは、そんな創造主の汗と涙と努力の甲斐か、それらに応えるためか、
夜間にはぼんやり光って、周囲に微力ながら結界を展開してくれるよう。>>686
「…………………………うん。
皆の見て、作り直してて、良かった…」
そういうところだぞ。
そういうところだぞ。
エミュばっちりでございます!オイノネ(リリィ)を使っていただき感謝~!>>686
わぁ!クリスティーナがいる!
これアレですね、冒頭でキャラクターが集まって画面を右へ左へ通り過ぎていくやつ!
バレンタイン+ネコの日とはやってくれますね…
ネタ被りで埋もれちゃうのがこわいのわかるよ道灌…リメイク前みたいな惨状にはしないので何卒…
ちなみに敵将の別名を四禍将→八卦之将に変更します
>>699
例の魔改造アヴェンジャーでもないです味方鯖が
趙雲(ガチ戦闘枠、一応メイン)
黄夫人(カルデア同行鯖、サポート枠)
デイヴィくん(清涼剤&マスコット兼サポート枠)
張遼(ガチ戦闘枠)
許褚(ガチ戦闘枠)
大岡忠相(真名看破枠)
那須与一(カルデア同行鯖、ガチ戦闘枠)
華佗(ストーリーの鍵握る重要枠になりそう)
ですね
周瑜君は一回改修する可能性あるし我ながら上手く使いづらい鯖作っちゃったのでリストラになりました…
曹操は展開的+メンバーに魏蜀勢多数なのでキツめかなと思った為出さないかもしれません、けど多分宝具とかボスキャラの背景設定とかの部分で間接的にめっちゃ関わると思います
関羽はまだ考え中です、出るなら終盤で何らかの理由で一時的に召喚できるパターンだと思いますこそこそ華佗ちゃん話
華佗ちゃんは気分や対象の人柄によっては医療を拒否することもあるマイペースゴッドドクター
例え婦長が命令しようが医神がぶちギレようが嫌だと言い出したらテコでも動かないマイペースぶり>>710
ただいまお返ししました!>>713
あんまりキャラ(誉さんや新規鱒のデミドラ君)の設定深堀りとか刷新は進んでないです……。
でもいるだけキャラだった獅堂蒼さんのキャラクターはガッツリ出来たよ!
色々な人に見て欲しいな!ザミエルさんも是非!
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E7%8D%85%E5%A0%82%E8%92%BCガチのコソコソ話
ヒュギエイアとパナケイアは百合どころかレズるところだったけど正気に戻ってやめた>>712
保存した>>713
とりあえず大まかな展開だけは決まりました…TVCM
曇天の山嶺に集いし魔の軍勢。八卦が成りし時、洛陽が業炎に包まれる。fate grand order epic of remnant、黄魔侵攻。仙城にて嗤うは、神か、魔か。
そして最後は終盤になったら意味分かると思います(もしかしたらさっき話したレージュさんには分かるかもしれない)
ちなみに仙城と戦場を掛けてます>>713
進捗を聞くだなんて、なんという悪魔的所業を
屍が増えますよコイツぁ…>>724
とりあえずブチ切れ台詞のトコの文字サイズはある程度小さくしました(まだ大き目ではあるかもしれない)>>729
(SANc)……ダイスふらなきゃ……
プルフラス(おやすみなう)「う~ん……我が友よ、三食猫まんまはさすがに、むにゃむにゃ……」設定を見返しながら冷静に考えると私が設定したキャラの中に百メートル六秒三キロ三分で走るやつがいるんだけどこれええんか
設定上ちょっと手が加わってるだけの人間なんだぞ
どこのプリティダービーだ幽玄のルドルフ・C=キャット2世
>>736
あ゜ー゜あ゜ー゜!!!
ベネ……!>>738
すまん割とマジで誰だっけ
見た覚えはあるから新キャラではないと思うんだけど二曲輪猪助(獣じゃない方の姿)
敵に煽られて長距離走対決することになったから破滅逃げで物理的に相手を破滅させて帰ってきたら「忍者が煽られたからって私闘してんじゃねぇ」って理由でクビになったから伊賀に再就職した……ということになってる風魔系ヒト息子
(私が組んでいる設定としては)ぼくのかんがえたさいきょうの風魔小太郎を作る計画のための配合操作の実践過程でかなりの特化型として生まれてきた、ざっくり例えると分家筋の末席の息子ぐらいの立場の人
マジで走る以外ない特化型だから頭領(五代目)に確率上限りなく沈む船からはさっさと逃げて飛脚にでもなりなという意味でクビにされて、(内心一方的に後方幼馴染面してたのに向こうからは面倒見なきゃいけない手下Aとしか見られてないことにファッキンビッグな感情でブチギレつつ)再就職した
ツテで再就職に協力したどっかの妖術師が「え?元からいましたよ?」するために資料改竄して時系列を歪めたから氏康の時代の人として伝わってる
普段はかわいい猪のマスコットキャラクターとして暮らしている
こんぐらいでいいかな、紹介
wikiの方にあんまりわかりやすく載ってないから今度時間できた時にその辺見やすく直すわ
どっちみちまだ載せてないSSとかも載せて整理しなきゃいけないし>>736
ありがとうございますっ!
クトゥってSANがピンチしてる……!
人間には理解し得ないからこその、怪しげな魅力に溢れてますね……>>739
いや大丈夫です
こちらこそ変に暗くなって申し訳ありませんでした…>>741
猪助… 猪助…なんか聞いたことあるような…
あ、犬之助と競走した人?大ボス2騎が両方三国鯖だから中国繋ぎはアリな気がするので最後は蚩尤にしますかね…
1.都正門で大嶽丸と戦闘→黄都内部でインドラジットと戦闘→仙城突入前に蚩尤と戦闘→大ボス戦
2.分断、インドラジット戦と大嶽丸戦並行して開始→合流後蚩尤戦→大ボス
とりあえずこの2パターンのどっちかで考えてみます
有難うございました!>>750
確かにそうですね
よく考えたら分断したらマスターのいない方どうすんだって話にもなりますし分かりました!
リシュリュー→ケト→パロミデス→大嶽丸→インドラジット→蚩尤の順にしたいと思います
皆さんありがとうございます!!>>713
こ、今週土日にはまたFate/NCの続きを出す予定ですので…(震え声)>>752
いいですよ。スーパーアーマーを破っても不壊金剛があるのは絶望感を誘う演出になりそうですね。アメリカ異聞帯の2節(進行度2)が書けたので、21:00を過ぎたら投下する。
公式設定の根幹を揺るがしかねない展開付きだけど……。>>758
おうし、時間を過ぎたので投下するでよ。
1回の奥座敷。
このビルに存在する土足禁止フロアの一つで、ビル1階のかなり奥の方にある。
そこで、パツシィ達と立香達が座卓を挟んで向かい合っている。
「以前、別の世界の私を相手にドンパチした(※公式の『オール・ザ・ステイツメン!』参照)ことあったけど……、まさかこっちの世界でもそうなるとは思わなかったわ……」
苦い表情で言う立香の言葉を聞いて、パツシィ達3人は改めて表情を強張らせる。
そして、意を決したように深呼吸すると、パツシィは自分達がこの世界に来た経緯と、現状を語り始めた。
「俺達は元々、こことはそれぞれ別の世界にいた。俺は一度死んだけど、何でか目が覚めたらワシントンD.C.で寝っ転がっていたのを政府の人に保護されてさ。説明を受けて元いたとこからこっちに転移したって分かって……、同じタイミングでこっちに転移してきたゲルダやアーシャと身の上話をし合う内に、気づいたんだ」
一旦言葉を切り、唾を飲み込むパツシィ。
それを見て、アーシャが心配そうに彼の二の腕に触れる。
パツシィはそれで意を決し、再び語り始める。
身の上話を明かし合って、何に気づいたのかを。>>761
「右目が前髪で隠れた紫の髪の女を侍らせてる、夕日みたいな色をした髪の女と会った事がある、って共通点にな」
パツシィの話を聞き、思わず立香は自分の隣に座っているオフェリアに目を向ける。
彼女は黙ったまま、無言で首を縦に振った。
パツシィは続ける。
その後のことを。
「それで、気がついたら気が合ってて、その様子を見た担当の人の勧められてこの店……『ビーチェス』に雇われる事になってよ。ゲルダとアーシャもこっちに引き取られたんだ。ここは年中暑いけどよ、あの頃は『もう寒いとこは嫌だ』ってのが強くて、他の移住候補地がたまたま寒い時期のあるとこばっかだったから、殆ど衝動的にここを選んだんだよ」
そこまで話すと、パツシィは気まずそうに再び口を閉じる。
その様子に立香が声をかけようとするが、それより先にゲルダが口を開いた。
「私達よりも以前に、この世界に漂着した人達は大勢いました。このお店は、そういう人達「ワールド・ストレンジャー」を積極的に雇ってくれる所の一つなんです」
穏やかな表情で言うゲルダの姿を見て、立香は思う。
パツシィ達は、どうやら嘘偽りなく語っているらしい、と。
ならばこちらも誠心誠意をもって応じよう、と思うのだが……。
それには、自分達が異聞帯攻略のため、この世界に来たという事と、この世界が異聞帯だということを明かさないといけない。>>762
(でも……)
それは、できない。
少なくとも今は、まだ言えない。
言ってしまえば、彼らは間違いなく動揺するだろう。
それに気付いたか気付かなかったか、同席していたゴルドルフが話題を変えた。
「それにしても、二重の意味で平行世界が絡む話とはなぁ。フレドリック・ブラウンとアイザック・アシモフもビックリだな」
なんともいえない表情で、それでいて感慨深く言ってのけるゴルドルフ。
そんな彼にオフェリアが訊ねる。
「……誰です?」
「ん? ああ、SFをメインとした小説家だよ。どちらの著作にも平行世界を題材とした物があるんだ」
「前者は『ワット・マッド・ユニバース(※邦題は『発狂した宇宙』)』、後者は『リビングスペース(※邦題は『住宅難』。『地球は空き地でいっぱい』に収録)』ね」>>763
ゴルドルフの説明とペペの捕捉を聞いて、なるほどといった表情をするオフェリア。
(今度、カオルコの図書館で探そうかしら?)と考えるのであった。
オフェリアの横では、説明と捕捉を聞いたカドックがふと、動くボンレスハムが起こした騒動(※動くボンレスハム:シェヘラザードに対するカドック個人の認識。シェヘラザードが何をしたかは公式の『伝承地底世界 アガルタ』を参照)のすぐ後の出来事を思い出す。
「立香が今言及してたけど、ポール絡みで平行世界の立香と対立したから、始末したこともあったな(※公式の『オール・ザ・ステイツメン!』参照)」
「筆舌に尽くし難い、とは正にあの出来事でした。あの時は本当に大変だったんですよ……」
遠い目をして言うマシュを見て、カドックは思った。
多分、今は自分も同じ顔をしているのだろうと。
そんな心境のままパツシィ達に視線を戻すと、彼らは明らかに絶句していた。
「えーっと……」
何と言っていいかわからず、とりあえず何か言おうとする立香だったが、その前にパツシィの方が我に返ったようだ。
彼は震える声で呟くように言った。
「お前ら、ここに来るまで一体何があったんだ!?」>>764
十数秒後。
なんとか落ち着きを取り戻した彼らに対して、立香達は自分たちの事情を話した。
ここに来るまでの、激戦の数々について……。
立香達の話を聞いたパツシィの反応は様々であったが、総じて言えることは、彼らが立香達を信用してくれたということだろう。
特に、立香に対しては、むしろ同情的ですらあった。
「そうか、そっちの世界のお前も……、とんでもないのを背負う羽目になったんだな」
「うん、まぁ……」
かなり気まずい表情で肯定する立香。
すると、通信機から連絡の通知が入る。
言うまでもなく、カルデアからだ。
『こちらカルデア。繰り返す、こちらカルデアのベックマン。卑弥呼とニュートンがまた何かを「見た」ようだ。所長と変わるから誰か応答してくれ』
声の主は、セラフィックス生還組の1人である、アーノルド・ベックマンだ。
現在取り込み中の立香に代わって、チームのサブリーダーであるオフェリアが応対する。>>765
「フォムルソローネ」
『繋がったか。詳細はそれを聞いた所長が説明してくれるから、今すぐ所長と変わるぞ』
オフェリアはすぐさま通信機を
そして、すぐにオルガマリーに代わる。
『待たせたわね。ちょっと予想外の事態が発生したけど、報告しておくべき事があるから聞いて頂戴』
「はい」
『ニュートンと卑弥呼が見たのは、貴方達がいるその異聞帯の顛末よ。内容を一言で言うと、「剪定事象の”一歩手前”だから空想樹を切り倒しても消滅することはない」わ!!』
「Was(※ヴァス。ドイツ語で「What」の意)!?」
大声と喜色満面でオルガマリーが報告した内容は、過度に予想外だが希望に満ちたものだった。
その場にいるカルデアの面々一同が驚愕し、オフェリアに至っては変な声が出ている。>>766
『剪定に至る可能性はまだ間近だけど、それでも朗報でしょ!?』
興奮気味に語るオルガマリー。
その横で、ゴルドルフが訊ねる。
「ちなみに、どうすればその可能性は『確実』に破綻するのですかな? 例えば、異聞帯の王を倒すとか?」
『ニュートンと卑弥呼が言うには、その「王」が作った切っ掛けをどうにかすれば剪定は回避できるそうよ』
やや冷静さを取り戻しつつ答えるオルガマリーだったが、やはり浮かれているのだろう。
彼女はつい、いつもは言わないようなことを口走ろうとする。
『身も蓋もないけど、それができれば空想樹をほったらかしにしても問題……』
「大有りですよ」
流石に空想樹が生えたままにするのはよろしくないため、オフェリアは最後まで言い切らせない形でオルガマリーに釘を刺す。
しかし、彼女の発言はそれだけではなかった。>>767
『ただ、問題が一つあるのよね』
「なんでしょう?」
『解決方法が「王の心を動かすこと」。つまり、「王」を説得して、剪定の切っ掛けを破棄なり破壊なりする気になってもらう必要がある、ということよ。何か干渉しているのか、2人ともそこから先は光景が一気に乱れて見えなくなったわ』
「……」
オフェリアは無言で眉をひそめた。
確かにこれは重要な情報かもしれない。
剪定事象になる前に異聞帯となった、という数日前にオルガマリーがブリーフィングで発した冗談半分の仮説が当たっていたのだから。
(説得、か)
果たして、それは可能なのだろうか。
オフェリアは考える。
今の今まで大体殴り合いになっていたから、そういう手段があるとは考えていなかったのだ。
しかも、問題はもう一つあった。>>769
オルガマリーも同感だった。
この異聞帯の調査を進めるにあたって、まず必要なのは情報収集だ。
なので現地の協力者は必須だが、十分過ぎるほど当てはある。
この通信はほぼ強制スピーカーフォンなので、「切っ掛けを解決すれば、この世界は剪定される心配はない」というのはパツシィ達の耳にもしっかり入っている。
協力してくれる可能性自体は十分発生する。
すっかり安堵したオフェリアは立香に顔を向けた。
「聞いての通りよ。立……!?」
振り向いたオフェリアが見たのは、無表情となり、すぐさま泣き出した立香の姿。
今まで多くの異聞帯を攻略した結果、その度に消えていった人々の顔を思い出してしまったのだろう。
マシュは思わず彼女の背中を摩り、オフェリア達もパツシィ達も硬直する。
立香自身も、自分が泣いていることに気づいていなかった。
涙腺が緩む感覚と、鼻の奥がツンとする感覚はあったが、それが何を意味するのか理解するのに時間がかかったのである。
今まで塞き止めていたものが、朗報によって崩壊したのだ。
「うっ……ぐすっ……」>>770
嗚咽が漏れる。
しかし、それは嬉し泣き。
『そうなる可能性』がすぐ側とはいえ、この異聞帯がまだ剪定事象ではなかったという朗報が、彼女にとってどれほど嬉しいものだったのかが伺える。
「よかったぁ……!!」
「先輩……」
数分後。
泣き止むまで立香は別室で待機となり、オフェリア達はパツシィと引き続き話し合いを進めていた。
「さて、それでは具体的な話を始めましょう」
オフェリアは仕切り直す。
まずは情報収集が重要であり、その為に必要なことは2つあった。
1つは協力者の確保。
もう1つが、自分達が厳密にはこの異聞帯で言う『ワールド・ストレンジャー』ではないのを黙ってもらうこと。
特に後者の方が重要であるため、カルデア側は念入りに交渉しなくてはならない。>>771
「オフェリアとオルガマリー所長の会話を聞いたから分かると思うが、諸君らが元いた世界とは違ってここが消滅する心配は無い。むしろ、そうなるのを防ぐのが我々の今回の使命となる。そのためには情報収集と、我々が自力でこの世界にやってきたという事実の隠匿が必要不可欠なのだ」
ゴルドルフの説明を、真剣な面持ちで聞くパツシィ達。
彼らもまた異邦人である。
しかも、オフェリア達が元々いた世界とはまた別の世界から来た。
「とはいえ、我々はこの世界に来たばかりなので情勢を全然知らない。故に、まずは情報収集が最優先事項だ。そして、その手伝いを頼みたい」
「具体的にはどうするんだ?」
「普通に歴史や最近の情勢を教えてもらって欲しい。新聞とかは図書館で読むから。それと、我々がこの世界で言う『ワールド・ストレンジャー』ではないことも黙ってもらえると助かる」
ゴルドルフは紳士的に、丁寧に頼み込む。
それを聞いたパツシィ達はお互いに顔を見合わせて話し込む。
数十秒後、意を決したパツシィが口を開いた。
「……分かった。事情が事情だから協力もするし、黙りもする。見返りとしては、こっちのドル札とか持ってないだろうから、仕事の手助けによる現物支払いでいい。けど、それだけでいいのか?」>>772
「え、どういう意味かな? 見返りに関しては問題なく了承できるが」
「いや、その……。いざとなったらそっちの作戦に協力して欲しい、とかは無いのか?」
「あー……。そのね、こちらもマスターの数が揃っているから、その時が来たら別途追加で頼むので」
「……そ、そうか」
何とも言えないぐらい気まずい雰囲気が漂う室内。
そんな空気を破ったのは、やはりオルガマリーだった。
わざとらしい咳払いが通信機越しに大音量で響く。
『ゴホン! えぇと、貴方達も副所長達も合意ということで、この話はおしまい!』
オルガマリーは努めて明るく振る舞う。
立香がまだ回復しておらず、ゴルドルフも気まずさで黙りがちになってる今、彼女がこの場を仕切るしかないのだ。
「それでは当面、先ほど打ち合わせた通り、しばらくこの街を拠点にしての情報収集に専念する、ということで?」>>773
『それで行きます。別室で待機している立香を引っ張り出して……、って自力で戻ってきたわね』
ドアの向こうから、覚束ない足取りではあるが立香が出てくる。
目は赤いものの、泣いてスッキリしたようで、表情は晴れていた。
彼女はそのまま、オフェリアとマシュの間に座る。
「お騒がせしました」
『復活したなら問題なし。副所長。先ほど決まったことを立香に説明するように』
「了解です」とゴルドルフが答えると、立香も真剣な顔つきになる。
これからの方針が決まった以上、すぐにでも足固めが必要だからだ。
先ほどのやり取りをゴルドルフが立香に教える。
「……というわけで、彼らの協力は取り付けた。見返りとして、店の手伝いをすることになったが」
「分かりました。じゃあ、早速……」>>774
「待ちなさい。今日は休んだ方がいいわ。今の貴女の顔色では、かえって迷惑をかけることになるから」
オフェリアが慌てて止めに入る。
マシュとベリルも同調するように首を縦に振った。
「先輩。本日はこの辺りにしておきましょう」
「マシュの言うとおりだぜ。その目元じゃ無理だ」
ここまで言われ、ペペとデイビットにカドック、ソフィにすら無言で圧をかけられてはさしもの立香も跳ね除けるわけにはいかない。
「うぅ~……。了解。召喚サークルを設置してから休みます。マシュ、サークルの設置だけ手伝って」
「はい」
3人の忠告に渋々従う立香。
明日に備えて休むことに決定すると、その場にいる一同に挨拶をしてから、マシュを連れて退室していく。
その後ろ姿を見送った後、オフェリアは溜息をついた。>>775
「思っていた以上に、異聞帯攻略で積み重なった心労が響いてるようですね」
オルガマリーもその見解を肯定しており、解決策を提示してみる。
が、それはペペから待ったをかけられた。
『みたいね。……1度、コールドスリープさせた方がいいかしら?』
「それは最後の手段にしときましょ」
藤丸立香こそが異聞帯攻略の要である。
故に、精神状態が安定しない限り、下手に動かせるものではない。
戦力が充実した今、尚更だ。
「それより、朝御飯、どうする? 流石にそろそろきつくなってきたぞ」
カドックのこの一言にカルデア側の全員が沈黙する。
何しろ、上陸してから水分補給すらしていない。
時間も考えれば流石に朝食をとった方がいい、というのはみんな理解した。>>777
「そうだな……。!?」
簡潔な感想を呟いたルチアーノが、すぐ近くで聞こえたブレーキ音に気付いて道路の方を振り向く。
タッジ・キャラバンが駐車場の出入り口を塞ぐように止まっており、先ほど立香達に返り討ちにされたチンピラ達が乗っていた。
「見つけたぞこのアマ!」
全員完全武装であり、リーダー格の男に至っては片手斧まで構えている。
明らかに臨戦態勢だ。
「さっきは好き放題蹴りやがって!」
立香、カドック、ベリルの内誰の蹴りかは分からないが、蹴られた際にできた痣や裂傷で酷いことになっている顔を歪ませながら、チンピラのリーダー格は憤慨している。
彼は仲間達を手招きすると、全員が車から降りてきた。
「今度はぶっ/殺/してやる! あの世へ送ってやるぜぇ!」>>778
だが、憤慨していたのはチンピラたちだけではなかった。
せっかくの朗報で気分が晴れていたのに、逆恨みで懲りずに襲い掛かってきたチンピラたちに対して、立香も明らかに怒っている。
しかも彼女の場合、理由に正当性があった。
「マシュ。ルチアーノさん。カポネさん。一応殺しちゃ駄目だけど……」
最初に釘を刺してから一息つき、立香は怒号で指示を出した。
マシュ達も彼女が何を言うかは察していたようで、言われる前に臨戦態勢である。
「殺さなきゃ全っ然、ノー・プロブレムだから! 半殺/せぇええええええええ!!」
数分後。
朝御飯ということで、急遽呼びに来たムニエルとパツシィが見たのは駐車場の入り口を塞ぐ形でろ注するキャラバンと、マシュ達によって再び返り討ちにされたチンピラ連中、そいつらを冷めた目で見ているマシュ達。
そして多量の汗を顔に浮かべながら憤怒の形相となってリーダー格をまた蹴り続ける立香であった。
余りにも激しい蹴り方を見て、ムニエルは大慌てで止めに入る。>>779
「人が久しぶりに気分上向きになっていたのに! なんでその直後に逆恨みで襲い掛かってくるのよ!? オラオラ、生きながらあの世を見てこいやぁあああ!!」
「お、落ち着け! これ以上やったらマジで死ぬぞ! つーかなんでマシュ達は見てるだけだったの!?」
「いえ、その、先輩があまりにも激しく怒っていたので、どのタイミングで止めればいいか分かりませんでした」
「……うん、マシュは100%それって分かる。でも、他の2人は今のを見て楽しんでいましたよね?」
マシュの説明に納得しつつ、ムニエルはルチアーノとカポネに対して疑念の視線を向ける。
2人はそれに対して、仕草ですっとぼけつつも表情が引きつっており、あからさまに目も逸らして口笛を吹き始めた。
「うわ、なんかすげぇわざとらしい」
本気で呆れるムニエルだが、彼を他所にパツシィは淡々と用件を言う。
「朝飯、準備できてるぞ」プロット、インドラジット戦まで完成
完成し次第速攻で始めます
ちなみに16〜17節位になりそうです(1節1節長い可能性あるけど)ラスボス出現までプロット完成しました
ちなみに張姫ちゃんが出ないのは出したら展開そっちのけでイチャつかせてしまう可能性があったからっす
その分与太イベでイチャつかせますのでご容赦を
多分趙兄の回想には出します>>755
遅レスですがFF4ですね>>790
オッタル=エインヘリャル説
ナ、ナンダッテーーー!?>>752
大トリやったー!
武器に火を纏えるの、シンプルにカッコよくていいですね!>>796
啓蒙よわよわの語感が好き。>>796
んぉお~~~タマランヌ~~~……
プルフラス「我が友がグレた(?)……」幸運のカギ尻尾からチェシャ尻尾になっているところにも、ルナティックを感じますよね……
プルフラス返り討ちにあう前提系メスガキ、ロカセナは神話級メスガキ
ロゼと拝社長に言いつけよう>>796
ねこですよろしくおねがいしま…ハッ!?
これはニャ◯子さんもビックリのSAN値ピンチ系美少女>>796
先日のCルドルフが思いの外気に入ったのでハロウィン2世の霊基第2段階的な感じにアイデアを整理しました
もうすぐ3月ですがルドルフ2世がハロウィンと言えばハロウィンですよろしくおねがいします。
MPに余裕があれば衣裳パターンを1枚にまとめたりまとめなかったりする気がするので先にコンセプト的なあれを記述しておこうと思います
フェーズ1(マジカルぬこルドルフ):思えばここからはじまった。 メルヒェンカッツェなハロウィンアイドル
フェーズ2(メ…?オ…?ガキのキャロル):宇宙のストリートを席巻する上位にゃんこ系アイドル CルドルフのCは好きなだけ意味詰め込めるC
フェーズ3(スペースキャット):スペースキャットは宇宙のキャットである。レトロな猫型ギャラクシーアイドル 銀河まるごと昇華(※錬金術)するのも夢じゃないかもしれない…?微修正周瑜
>>814
ポニテの男は俺に効く……洛陽プロローグ1投下しやーす
最初から色々考察できますねやったぜプロローグ 曇天-1
…蒼天は死んだ。今のこの世界は腐りきっている。
そう思ったのはいつからだろうか。
国の上層部は賄賂が横行し、腐った連中が跋扈している。
無辜の者達は困窮に咽び、助けを求めても上官連中は聞く耳を持たん。
俺は一人で世を嘆き、己の無力さを嘆いていた。
その頃からだった。
…俺が生まれ持っていたこの「気」を使い、この腐った空を壊そうと思ったのは。
…斯くして俺は、仙術と言うには少し粗末な力を使い、漢朝に反旗を翻した。
蜂起した仲間は大勢いた。俺の術も日に日に磨かれ、遂に符から八卦の力を行使できるに至った。
この力さえあれば、この軍さえあれば、この腐った世界を元に戻せる。
…そう、思っていた。
俺は志を遂げずに死に、結果的に黄巾党が後漢を更なる混沌に堕とす事となった。
この国は、最早国とは言えなくなった。>>817
「そうか、これが運命なのか。これが俺の道の果てか…」
…ならば、俺は…
「黄巾党の首魁よ、我らと手を組まんか?お前が言っていた、■天って物を実現しようじゃないか。」
…この道を選ぶ。
■天を、成す道を…!!最後の◾️、伏字のつもりがジャンプとかの本誌の漫画の最終ページのアレみたくなってんの草生えるな…
世界情勢のせいなのか最近過疎ってるっすね…
凄まじい連投になってんのアレですがプロローグ2投下します
はい、お分かりの通り
い つ も の ガ バ ガ バ カ ル デ ア で す 申 し 訳 な いプロローグ 曇天-2
カルデアに、緊張が疾っていた。
「藤丸君、手短に話すね。」
深刻な表情で話すダヴィンチに、マスター、藤丸立香は頷いた。
「生き残りの魔神柱らしき反応と、同時して生まれた奇妙な現象が確認された。恐らく、特異点だ。」
マスターは息を呑む。
「今回は、少し複雑な反応になっているけど…簡単に話そう。中国、洛陽付近。そこの四方の山岳にひっそりと札の様な魔術的な軛が掛けられ、丁度そこに特異点らしき反応が確認された。」
「札…ですか?」
「ああ。しかも、その札には妙な文が書かれているんだ。それは…説明してくれるかい、黄夫人?」>>823
「ええ。」
黄夫人が頷くと共に、前に出た。
伝説の軍師、孔明の妻である彼女が話す、という事はつまり…
「三国時代、絡みですか?」
「はい。こちらをご覧ください。」
画面に、軛の画像が映し出された。
黄色をベースとした札に菱形のマークが入り、更に八文字の漢字が書き込まれていた。
「これは…」
「ええ、マスター様。こちらの札に書かれている文字を読み上げますね。『真帝戴冠、黄天已来』。真の帝が現れ、空が黄色に染まる、と解釈するべきでしょう。そして…」
一息挟み、普段は笑顔を絶やさない黄夫人がいつになく深刻な表情で言葉を発した。
「直接関わりはありませんでしたが、私は、これが示している事は少し心当たりがあります。」
「それは…?」
「黄巾の乱です。」>>825
「という事で、今回は三国時代に明るい黄夫人をナビゲート役、そして堅実で強力な弓使いの与一を戦闘役で同伴する。それじゃあ説明はこの位かな。」
「これより、レムナントオーダーを開始する。最終目標は特異点の修正、そしてそれに伴う軛の消滅と、魔神柱の討伐だ!!気張っていきたまえ!!」
「頑張りましょう、マスター様!!」
黄夫人が、笑顔を戻しマスターに言う。
「うん!!」
マスターはそれに笑顔で答え、与一もそれを微笑み見つめていた。
こうして、マスターと2騎のサーヴァントは新たな特異点に向かう。
…この特異点にて、かなりの強敵達と想像を超える激戦を繰り広げる事を、彼らはまだ知らない。>>831
2番目の八卦戦辺りで登場する感じです!へへへ…ssのネタ募集の際にきた吉備津彦命のお話を考えてたら段々と幕間になろうとしてるぜ…ようやくちゃんと吉備津彦命と桃太郎のコンビを描けそうだ
やっべえ…土日中に投稿する予定だったFate/NCの続きが上手く書けねえ…
完成が間に合ったとしても投稿は明日以降になりそうです、すいませんクッ、土日で色々やるつもりがろくに進まないまま終わっちまったぜ。
とりあえず今はペレス槍陣営の一日目〆を書くのが先決だ。だから止まれ新キャラを作ろうとする手!誰もいねえので洛陽投下します
戦いが始まる…!!プロローグ 曇天-3
「さあ、時は来たぞ貴様ら!!」
広間にて痩せた巨漢が叫ぶ。
その隣には、禍々しい気を纏う道士の様な男が立ち、階段の下には、6騎のサーヴァントが並んでいた。
「儂らの野望が成就する時が来た。もうじきで我らは真なる世界を作り上げる事ができる!!三国の愚かなる有象無象に、真の王を見せてやれるのだ!!」
「真に仰る通りだ、我らが大将よ。我々黄巾党の元に、世界は生まれ変わる。蒼天は遂に死すという事だ!!」
「大将ではない、儂の事は魔帝と呼べと言っただろう。なあ、教祖よ。」
「そうだな。申し訳ない、魔帝、■■様。」
上席にいる2騎の主格が豪快に笑う。その掛け合いを、6騎のサーヴァントが面倒臭そうに見ていた。>>838
「そうねえ。確かに王は少し気に入らないけど、やろうとしてる事は凄く面白そうだし、だから着いてきたって話だしねぇ!!」
ポニーテールの女騎士が楽しそうに笑う。
「まあ、それなりに野良サーヴァントもいるみたいで、一頭首を屠りまくれるのもいい。それにオジサンは、魔帝みたいな人は嫌いじゃないですぜ?」
飄々とした壮年の男が魔帝を見ながらそう話す。
「まあ、我々は少なくとも貴君の剣である事は確かだ。我らは貴君を忠誠はどうあれ、信用はいているから、そこは分かって頂けると有り難い。魔帝、新たな支配を目論む復権の復讐者よ。」
恭しく軽い礼をし、貴族風の男が纏めるように、或いは混沌な場を収める様に言葉を紡いだ。
「…まあいい。元々権限を決めるのは儂とこいつのみ、貴様らの忠誠は別にどうでもいいからな。ただ邪魔者達を排除し、儂らに過度に口答えをしなければそれでいいしな。…本題を話せ、教祖。」
「うむ。」
ふんぞり帰って再び玉座に座った魔帝の前に立ち、6騎の将で教祖が話し始める。
「確かにもうすぐ、我らの計画は成り、お前達が期待している『面白い光景』も見れる。」
先程の傲慢な帝と違い、淡々と用件を述べていく。
「…しかし、邪魔者は確実に来る。」
その一言に、猛者達は興味ありげに姿勢を変えた。
「ほう?」
「それは?」
「…生き残りの野良サーヴァントがまだ複数いる。そして…カルデア。最大の障害になるであろう邪魔者達。」>>839
「此奴らに結託されたら少しばかり手が掛かる可能性がある。故に我ら「八卦之将」は、黄都防衛と敵兵殲滅の二手に分かれ、邪魔者を全て断つ。」
「成程。なかなかどうしていい采配であられるな。して、どうなさるおつもりで?」
貴族風の男が、教祖に聞く。
「ああ。『水の八卦』、『風の八卦』、『地の八卦』、そして『天の八卦』である我が殲滅に向かう。『山の八卦』、『雷の八卦』、『火の八卦』はここで防衛に徹するんだ。いいな?」
「無論。」
「オジサンでよければ、いくらでも」
「やったわ、腕が鳴るわねぇ!!」
「なんだ、俺は待機か」
「って事は、俺は楽にはなるけど暇を持て余すって事かな」
「チッ、私じゃねーのかよ…」
6騎が六者六様の反応を見せる。そして、そこで待機を命じられた女戦士が何かに気付き、問う。
「そういやあ、八卦ノ将とは言ってるが、『沢の八卦』はどこにいるんだよ?私何も知らねえんだが」
「…貴様らの知る事ではない。何、計画は万事順調に行っている。それだけであるからな。」>>840
「…会議は終わったか?教祖。」
「然り。これより作戦開始に入るが、貴方から何か言う事は?」
「…仕方ない。」
足を組んでいた男が立ち上がり、大剣を掲げ叫ぶ。
「…殲滅しろ。蹂躙しろ。どんな暴虐であれ儂は認める。否、儂の目指す世界は儂らのみに力がある世界!!他の有象無象は、全て叩き潰すがいい!!儂の戴冠の道を整えろ!!ククク…ハーッハッハッハッハッ!!!」
邪悪な哄笑が都に響き渡る。
一匹の大きな千鳥が、それを見た後にこっそり踵を返し飛んで行く。
都を抜け、外にある洞窟の中へ。
洞窟の中でいびきを立て寝てる女性を、鳥がつつく。
「…あれー、早かったですね。」
その女性は鳥が鳴くのを見、頷いた。
「ええ。貴方様の懸念してる通りでしょう。あのヤロウに好きにさせては、世界が混沌の世紀末になりますからね。」
「…では、私達も行きましょうかー、___様。」
「この洛陽に集いし猛者達、そして…マスターを探しに。」とりあえず洛陽のキーワード的な物を何個か
真人
魔帝
千鳥
黄都洛陽
八卦
こんな所ですかね
この辺りで色々察せる人はワンチャンいるかもしれないです暗黒会議はやっぱ胸が踊りますなぁ。
そういやデイヴィくんvs趙雲殿の対決SS、サルベージなりした方がいいですかね?人いなさそうなので今の内に投下します
>>850
代行者。それは聖堂教会と呼ばれる組織に属する始末屋たち。
教義に含まれない『異端』を力ずくで排除し、必要とあらば己が身命さえ惜しまない戦闘集団。
その異端――所謂吸血種や魔獣、魔術師等からは当然忌み嫌われ、世界の影で幾度となく争ってきた事も記憶に新しい。
ジル・セレナードはそんな代行者の一員であり……この街においては、卓越した戦闘力と経験値から強者の一角に数えられていた。
「それで? 貴方たちは何を思って、わざわざ私の拠点にまで来たのです?」
「「「…………」」」
病院前における問答無用の制圧からしばらく後。フェリーペ達は両手両足を縛られた状態で転がされていた。
現在地は院内の入口にほど近い総合案内所。病院を訪れる患者が集まりやすい、所謂待合所とも呼ばれるスペースである。
平時であれば患者や職員で賑わうだろう空間も、この特異点に限っては例外だった。
フェリーペ達とジル以外、人気の絶えた場所で静かに審問が始まる。
(おい、どうする? なんか予想外に塩対応、というか不審者対応だぞ)
(今時不審者相手でもここまで過激な対応なんてしねえよ。……まあ、予想外なのは俺も同意するけど)
(とりあえず、どこから説明しよっか。フェリーペ、シオンさんと通信できへんの?)
(いや――そうしたいのは山々なんだけど、どうもこの特異点通信が不安定らしくて。あのアパートじゃないと繋がらないらしいんだ)
(マジかよ……。よりによってこいつとの交渉にアレ抜きで臨むってのは)>>851
銃声が響く。
いつの間に取り出したのか、ジルの手には大型回転式拳銃が握られ天井へと銃口が向けられていた。
「代行者の前で密談とは良い度胸ですね。……それとも、こちらに言えない事情を抱えているとでも?」
氷のように冷たい目で三人を睨み据えるジル。
その態度に、最早一刻の猶予もないと見た黒野と加々見は互いに頷き合い、
「フェリーペ、よろしく」
「同じく」
「俺かよ!?」
「「だってこの中で一番事情に通じてるのフェリーペだけだし」」
ものの見事な責任転嫁だった。
あまりと言えばあまりの所業にジルの目がいっそう冷たくなるが、それでも最低限聞く気にはなったらしい。
先を促すジルの態度に、フェリーペも覚悟を決めこれまでの事情を一通り説明した。
その結果。
「……ふざけてるのお前ら?」
絶対零度もかくや、とばかりの冷視線が向けられた。>>852
「なんかめちゃくちゃ怒ってらっしゃる!?」
「おいどうすんだフェリーペ! 今にも銃弾が飛んできかねない有り様じゃねえか!」
「俺のせいかよ!? 説明しろって言ったのクロノとカガミじゃないか!」
「まー、確かにあの内容を信じろ言うたら無理あるわなぁ」
やいのやいのと言い合う三人に対し、ジルが再び銃口を向ける。
ただし今度は天井ではなく、三人に向けて。
「話はこれで終わり? なら悪いけど手早く片付けさせてもらうわ。私も暇じゃないから」
「ちょ、ちょっと待った! こっちは別に殺し合いに来たわけじゃ!」
「正気? この街の、それも自我を持つ人間で今更殺し合い以外に他人と接触しようとする奴がいるとでも? 冗談ならもっとマシなネタを思いつく事ね」
最もそんな機会なんて与えないけど、と。フェリーペの額に照準を合わせ、ジルは引き金に指をかける。
が。それを遮るように――あるいは庇うように、黒野がフェリーぺの前に出た。
「クロノ!?」
「何のつもり、傭兵」
「まったく。上手くいくかどうか怪しんではいたけど、ここまで拗れるとはな」
「質問に答えて。それとも今すぐ射.殺.されたいの?」
冷徹一辺倒なジルの問いかけに対し、黒野は動じる事なく睨み返す。
……いや、むしろ挑発的な笑みさえ浮かべていた。
「貴様――」
「どうした、撃てよ代行者。この状況じゃ俺とフェリーペは手も足も出ない。対するお前はいつでも撃てる状態ときた。なら、撃てない理由がないだろ」>>853
それとも、と。黒野は告げる。
「撃ちたくても撃てない、の間違いか? 今ここで俺を撃っちまえば、お前の大嫌いな『自己犠牲野郎』が生まれちまうからなぁ!」
「――――ッ!!」
激昂する気配。フェリーペを照準し、庇った黒野にそのまま向けられていた銃口が揺らぎ、高く振り上げられる。
そのまま鈍器代わりに叩きつけられるかと思われた瞬間、拳銃を握ったジルの右手に銀の輝きが絡みついた。
「何っ!」
「でかした加々見!」
「……ああもう。毎度無茶な橋を渡らせるなぁあんたは」
ゆらり、と。薄暗がりの中で人が――加々見梓が立ち上がる。
束縛されていた手足は完全に解かれ、彼女の動きを一切阻んでいなかった。
「どうやって――いや、いつの間に拘束を!?」
「うちを誰や思うとるねん。銀『糸』使いの加々見家跡取りやぞ? こんな拘束、目覚めた時からとっくに解析と脱出を進めとったわ」
ふてぶてしい加々見の言い草に、ジルは己が失策を悟る。
この少女を捕らえるには二重三重――否、それ以上の縛めをもって当たるべきだった。ここで一つ情報を
>>844
この5つのキーワードの中に実はよく見るとガッチガチのネタバレになる奴が隠れているので探してみてね!!
実はもう既にストーリーに色々重要なモンが紛れてるので考察しがいあると思いますよ>>861
主人公属性、か。台湾編が終わったら新キャラ出すんだぁ…
>>874
いいですよね…心は通じてるのに姿は見えないの>>876
誰のどのパロだ……?>>876
インターネットエンジェル!インターネットエンジェルじゃないか!>>881
張遼の鎧のイメージはシャッフルジョーカー+ステキ帽でありまする。(突起のサイズはもう少し小さめ。横槍失礼)>>887
皆でソイヤッソイヤッしましょうそうしましょうちなみに真名はKincsem=Despoinaさんなんだ
でもそうしてイラスト見ると確かに型月デメテル様の面影あるような感じで描いてるっぽいのが伝わってくるんよな
洛陽続き投下しやす
ちなみに前回の暗黒会議とレイシフト完了の間には結構時間が空いており殲滅に向かった奴らは既にレイシフト地点の近くまで来てます第1節 陰りし蒼天、聳える山嶺-1
マスターが気付くと、仲間の2騎と共に湖畔の崖にいた。
「…到着だね。」
「はい。そしてマスター。」
与一が、真剣な表情で話しかける。
「…どうやら、黄夫人殿の懸念は当たっていたらしいです。」
そう言い、一際大きな山を指差した。
「…!?」
マスターは驚愕する。
…空が、暗き黄の曇天に覆われていた。
否、空は確かに蒼天ではあった。
…しかし、巨大な山嶺を禍々しい曇天が覆っている。
「あれは…!?」
「分かりません…でも、一つだけ分かる事があります。」
黄夫人が断言する。
「…ここは、私の知る洛陽近辺とは、些か異なります…!!」
その時。
与一の弓が、宙を突進した。
それと同時に、突き刺さる音が木々に反響する。>>903
「…やはり、歓迎の空気ではないらしいな。気をつけられよ、マスター。」
それと同時に、森の暗がりの中より、敵が現れる。
「グゥゥ…」
それは、人とワイバーンの混成部隊の如き様相をしている物。それだけ聞けば、今までの旅路でも見てきた光景だろう。…しかし。
どの敵も黄の札を顔面に貼り付け、キョンシーの様になっていた。
「黄の札…やはり…!!」
黄夫人が、息を呑む。
「来ます!!マスター、命令を!!」
与一が刀を構え、黄夫人も道具を取り出した。
「キシャァァァァ!!」
黄の兵が与一に襲い掛かる。竜が突進し、躱しながら刀を振り下ろし、すかさず斧を振る人型の兵に一閃を煌めかせた。
黄夫人もマスターを守る様に立ち、一瞬にして地面に弓台を並べ一斉に弾幕を放ち、竜の翼に爆弾を投げつける。
「与一様!!遠くの敵は私にお任せを!!」
「相分かった!!」
勝負は、カルデア側の方が優勢であった。
些か数は多いが、質自体は高くない。2騎のサーヴァントの相性が良く、敵を圧倒していく。>>904
「…ここだ。撃て、木人砲兵。」
…しかし、まだ伏兵は存在していた。
連続の轟音が、崖にこだまする。
「!?」
サーヴァントを狙った砲撃ではない。
一瞬で、キャスターとアーチャーはその意図を察した。しかし、少し距離が離れている。
…既に、マスターの足場が落下していた。
崖が崩れ落ちる。湖へと落ちていく。
すかさず与一と黄夫人が降りて助けに行こうとするが、少し距離が遠い。
立香は受け身の体勢を取る。多少は怪我をするかもしれないが、少なくとも死にはしない、と。
水面との距離が近くなる。衝突までもう少しとなる。
「っ…!!」
…その時、マスターは風を感じた。
それと同時に、槍を持った何者かが跳躍し、マスターを抱えた。>>906
そして、男はマスターを下ろす。
それと同時に、その男を視認した黄夫人が少し驚く。
「…どうしたのです、黄夫人殿?」
「あの方は…よもやここで出会えるとは…!!」
その男は、中華風の緑の鎧を着た短髪の偉丈夫だった。
「…その雰囲気、マスターという事で間違い無いだろうか?」
「あ、うん。貴方達は…?」
偉丈夫は、その名を名乗る。
「俺はランサー、趙雲子龍という者。そして、この少年はライダー、デイヴィ・ジョーンズ。…俺達はこの洛陽の地に召喚された、はぐれサーヴァントだ。」>>912
そんなに……
けっこう前に数えた時は300だったのに倍以上増えてるなんて火村さんお聞きしたいんですけど黒江凪咲の黒による人格侵食って大体どれくらいのスピードで始まります?
プロフィールに書いてある両親の変異はひと月でしたけど変貌し終えた凪咲の場合は侵食のスピードを自由に変えられたりするんです?>>920
私も宝具6になったオキニの子をパーフェクトにするべく頑張って連れ回してますが絆13にするよりも復刻が来て宝具7を狙った方が早いんじゃないかと思ってるくらいです。オイツイテキタヨ
>>430 ディックさん
自分に関して最も有名な逸話の、誰にも見せていなかった内面的な裏側を明かしてくれるというのが絆10に相応しい感じでありますね。それがたとえ恐怖であったとしても射抜いて見せる弓士としての強さを感じる分でした。
>>539 スルトさん
読んでくれてありがとうございます。もうちょっと頑張らないといけないので3章の後半と4章まではまだ戦闘盤面になりますね。
リンボ……というか、ルシアのイメージは『賢い子ども』なので今はテンションマックスではしゃいでる様な感じです。教会戦力との初戦闘で若手天才枠とぶつかっても相手の動きと情報処理の基礎知能でついていける、でも経験が足りていないので地力の差を活かせなくて押し切れない、くらいのバランスでした。展開では第Ⅶ階梯に進化したのでそのままミカエラにぶつかったら、現状の装備だと勝てるでしょう。
>>856 火村さん
勝算を持って自分の命を懸けてその上で自分の策を通せる、そうそう主人公とはそういうことですよねって感じの黒野君に世界は違っても第一回で見たような輝きを感じました。その……女の子同士の戦いは……どう収拾がつくのかなぁ…………こわいなぁ…………>>923
自分でも書いててパズルのピースがハマるような感じがしました>黒野とジルのやり取り
それはそれとして私は男女問わずガチでやり合うの大好きマン
金カムにおける刺青囚人との殺.し合いとか呪術廻戦の呪術師との戦いとか、あと型月だと月リメシエルルート最終決戦とか
なのでお楽しみに>>933
今更だが安価を1個無駄に増やしてました
サーセン>>935
巨大装備いいっすよね!>>943
違う、違うんです片耳は違う!それは別物なんです!感覚的にはオッドアイに近くて今求めてる個人的な需要は満たされないのです!!
で、差分が欲しいというわけでもなくて……どっちかというとキャラクターの方向性を決めようとしている感じです張角の符の構えとか色々考えてたらカードみたいな持ち方しててもいいよなと思って…
丁度今日デュ○マの大会あったんで…
やっちゃいました…
後悔はしてません…
あと張角は多分アースドラゴンとか使ってると思います便乗してキャラこそこそ話、
我が家のメネスとアッシュールバニパルは、遊戯王も少し参考にしてたりするやべ踏んだ
スレ立てるの初めてなんで時間掛かると思いますサーセン
立ててきますブルーアイズみたいなデカいドラゴンを召喚する女なら自キャラに……
>>945
オルタニキの鎧と同じ素材でできてますからね!()とりあえず承認待ちにはなりましたがこれで大丈夫な感じです?
ちなみに俺のリヒターもデュエマに影響された部分が結構あります(何なら若干露骨かもしれん元ネタがいる)
デュエマとか遊戯王とか好きだし何ならデュエマなら火単色を喜んで使うし遊戯王ならドラゴン系を使ってるってイメージです>>960
ゴジラを出したりと、今も盛況ですね。
『遊べる株券』なんて揶揄されるぐらいに高価なカードも多いし、ヴィンテージレギュレーションのデッキ目当てで強盗殺人事件も起きるけど。ちなみに趙兄のギャグSSでのイメージは少し口調が堅苦しくなくなってる感じを考えてもらえたら有難いっす
「いや何を言ってるんだお前は…」
「マスター、今のは見なかった事にしておこう。いいな?」
「…まあ、要するにこれを倒せば終わりという事だろ?ならここで終わらせるぞ、マスター!!」(あまりにカオスな光景すぎるので実は一身是胆をこっそり発動して正気を保っている)
「黄忠殿、聞いてくれ…」「おう、どうした子龍?」「実は…夏になってから、水着になった月英殿と張姫に隙あらば悪戯を仕掛けてきて落ち着けない…」「惚気かお前?」
こんな感じのノリです「黄忠殿、聞いてくれ…」「おう、どうした子龍?」「実は…夏になってから、水着になった月英殿と張姫が隙あらば悪戯を仕掛けてきて落ち着けない…」「惚気かお前?」
でした
致命的な誤植をしてしまった…!!https://bbs.demonition.com/board/8110/
これで大丈夫かな
次スレです>>972
ありがとうございます……
そんなー(´・ω・`)>>974
「お母さん」、それはうっかり言ってしまう魔法の言葉……(適当)夜の独り言……ずっと考えていたfalling moonのテーマソングは「WORD OF VOICE」…勝手にオープニング映像を考えて悦に浸る…
埋めがてら、お題の続きを20:20以降に投下するぜよ。
>>977
時間過ぎたので投下。
カルデアの一角。
みつの昔話を聞き終わり、立香と妙子、サミュエルは唖然とする。
三代将軍家光がそのような真似をしたと聞けばそうなるしかない。
何とも言えない表情をするみつの横で、十兵衛は非常に渋い顔をしている。
どう見ても嫌な思い出を思い出している顔だ。
「三厳さんも……信綱さんと一緒に将軍様を叱った、とか?」
「……御明察。家綱様に供を付けてりゃ、俺はしゃしゃり出なかったんだけどなぁ。そこに那菜姫様も顔を真っ赤にして加わったもんだから、殿中は大騒ぎよ。しかも、家綱様と仲良く寝ずに夜釣りした結果、そろって風邪ひいてたって嫌なおまけ付き。結局そのまま那菜姫様を帰すわけにも行かなくて、見かねた知恵伊豆殿の発案で家綱様と一緒に治るまで寝てもらうことになったんだよ」
立香からの指摘を肯定し、もうどうにでもなれと言わんばかりにその後の顛末をまくし立てる十兵衛。
みつが「三厳殿!」と声を荒げてもお構い無しだ。
サミュエルが「知恵伊豆がトチ狂うと碌な事にならねぇな」と呟いた横で、妙子は普通に眉をひそめる。
大正時代における日本の貞操観念を考えれば当然のリアクションであろう。
続く発言にもありありと見て取れる。>>978
「それにしても、未婚の男女を一緒に寝かせるというのは……」
「時代が時代だったからな。流石に家光公は止めようとしたんだが、大本の原因作った咎で押し切られちまったのよ。それにあの頃は、相当悩んでいた家光公とは対照的に、奥方様達と御姉弟様達はどうにかして家綱様と那菜姫様を添い遂げさせようと頭捻ってた時期でもあったんだ」
当時の様子を思い返せば返すほど、十兵衛の胸中には当時の心境や苦労が蘇ってくる。
それを示すかの如く、複雑な表情を浮かべている。
気まずい空気が流れるも、それを一瞬で換気するかのように家綱とマウイが戻って来た。
途中で着替えたらしく、いつもの格好だ。
「ちーっす。戻りましたー」
「帰ってきたのだー。釣ったのはエミヤとベニエンマが捌いて刺身にしてくれるぞー」
「出来てからクラウディアちゃんと一緒に持って来るから、先に酒飲んで待ってくれってさ」
至って陽気な二人に、立香達は即座に毒気を抜かれる。
その様子に気づいて首を傾げた家綱とマウイに、立香がみつから聞かされた『昔話』の内容を説明する。>>979
「ああ、そっちでも僕が城から抜け出した話したんだ。今考えたら父上も変に弾けたもんだよね 」
あっけらかんと言い放つ家綱に、妙子とサミュエルが揃って何とも言えない表情をする。
この辺りはやはり親子と言うべきか。
マウイと一緒に家綱は鍋が置かれたテーブルを囲むイスの内、空いているのに腰を置く。
当然、家綱はさり気無くみつの隣だ。
「あ、出汁が沸騰してる……」
立香が鍋の蓋にある穴から湯気が吹き出ているのに気付く。
これを聞くやみつは蓋を取り、食材を投入。
出汁の温度が下がったのを見て蓋を閉じ、稲妻めいた機敏な動きでそれぞれの席に食器を並べた。
後は飲みながらエミヤ達を待つだけである。
「相変わらず手早いね……」>>980
みつの動きに呆気にとられる立香。
そんな彼女に「そらそうよ」と言って、家綱は酒瓶の蓋を次々と外す。
いの一番にサミュエルが妙子のコップに酌をしたのを合図に、各々も自分のコップに酒を注ぐ。
立香も日本酒の瓶を手に取ろうとしたが、即座にみつがマンゴージュースの取っ手付き大容量(表記は1ガロン)ボトルを差し出した。
「マスターは未成年ですから、ね!」
みつにしっかりと釘を刺され、立香は一瞬だけ呆然としながら、マンゴージュースのボトルを手に取って中身を注ぐ。
残りの面々のコップに酒が注がれているのを確認し、立香は乾杯の音頭をとる。
「じゃあ……乾杯!」
この声と共に、飲み会が始まった。
雑談をしながら、コップの中身を減らしていく一同。
それから数分後、鍋に入れた食材が煮える直前のタイミングでクラウディアとエミヤが大きい刺身皿を手に入って来た。
「またせたな。ミナミタラの造りだ」>>981
「紅閻魔は手伝い終わったらしゃっしゃと寝てしもうたわ。舌がなかとば気にしとーごとは見えんやったっちゃけど」
「案外、ご相伴に預かる気が無かったのかもな」
エミヤの推測を聞いて、クラウディアはなるほど、と納得する。
紅閻魔の場合、最初からそうだった可能性の方が高いだろう。
何はともあれ、鍋が煮えて刺身も来たので、各々がそれらを口にしながら飲む勢いを増す。
「いやぁ……やっぱり美味いな。エミヤと紅閻魔ちゃんの腕前も相当なもので」
しみじみと呟く家綱。
その横では、マウイが目で同意していた。
「そう言ってもらえて何よりだ。それにしても、身が淡白でフライやムニエル向きだとと聞いていたが、鍋に入れても刺身にしても存外悪くないものだな」
ストレートなお褒めの言葉に気を良くしたのか、エミヤも満更ではない態度を見せる。
一方、立香は家綱とみつに視線を移す。
二人は至って仲睦まじく談笑している。1000ならなんか、こう、4周年アニバーサリー的な、こう、作品を……(ろくろ回す手つき)
1000なら自作キャラと他の方のキャラで、どの組み合わせなら結婚しそうか。
1000なら〇〇が始まったのに急ブレーキかかってる不思議
4周年ということで何かしたいけど特に何も浮かばないでござる。1000なら鯖の幕間の物語
梅です梅梅
ルナの冒険を更新しようとしたらwikiが落ちててべらぼうに焦っておりますごめんなさい今見たらwiki直ってました!
1000なら祝おう4周年!1000なら4周年を振り返る
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#205
1000
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