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ラフム語翻訳機
https://yt8492.github.io/RafmanTranslator/剣 マルガレータ・フォン・ヴァルデック&ナイトハルト・ケーフェンヒラー
弓 ドーラ・ミューラー&ブルート・シュペートブルグンダー
槍 ヨハン・ライヒハート&マグダレーナ・グロース
騎 ディートリッヒ・フォン・ベルン&アデーレ・ゲシュペンスト
術 ハーメルンの笛吹き男&アレクシス・シュヴェーゲリン・プロビデンス
殺 カスパー・ハウザー&ミリアルカ・アーデルハイト
狂 アルバート・フィッシュ&グランデリニア・グレーヴェンマハ
救 ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ&セルレア・フォーサイト
コンセプトは普通の聖杯戦争と見せかけていきなりラスボスが出現するタイプの聖杯戦争>>4
(監獄長作のこの人ですね……→ https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ディートリッヒ・フォン・ベルン%28ライダー%29)舞台はアイスランド。秘境の中に隠された迷宮への道。
黄昏(ラグナロク)から時は経過し、既に幻想裏へと変化した異界。そこには終末と共に羽ばたく深淵の死喰いの亡骸が、迷宮と化していた。
あらゆるものを喰らい、神秘の物質を内包させた資源化石となった竜体は、北欧の海から発見された願望機によって聖杯戦争の舞台へと仕立てあげられる。
冨、名声、根源、それらは一体誰の手に────。
以上は私の妄想となります。竜体はニーズヘッグを指しています。いろいろ用事を片付ける→スレを覗く→埋まってる→うああああ!(PC書き文字)ってなってる今日この頃。スレ立て乙です。
前スレ926
乳の親は、所謂『あらあらうふふ』系のお姉さんみたいな感じですね。
ブリアレオスは敬語ですね、ただ一人称は『僕』だったり『私』だったりで変化しますがその辺りは中納言さんにお任せします(他の人が書く自キャラが見たい丸投げの意思)
八重子は……ほぼ邪ンヌです、敬語部分が何処かおかしなお嬢様言葉になってるだけです。スレ立て乙ですのー今は昔、私が妄想を垂れ流していた奈良ホテル聖杯戦争ですがアレは「グランドホテル」という作品と「魔都」という作品から着想を得ていたりしますのーどっちも面白いからおすすめですのー
>>2
一刀斎がヤの人と組むとは、なかなかどうして面白い取り合わせですね。他の陣営も、濃密なドラマが展開されそうな素敵な悪の取り合わせ…
>>3
あやぁー、カスパーにグランデと二人も選んでいただけるとは光栄の至り。
ミリアルカ嬢とカスパー…初めはギクシャクしそうですが、段々絆が芽生えてくる系かな?それともすれ違ったまんまのケイネスポジかな?そうそうたる面子の中でカスパーが生き延びれるか…
グランデは、これ、大丈夫なんすかね()
>>8
あるあるすぎて泣けてくる…心中お察しします。
そしてお答えいただきありがとうございます!あらあらうふふ系…「姉なるもの」の千夜みたいな感じですかね?
一人称ぶれる系把握いたしました。うーん、悩むなぁ…「僕」良いんだよなぁ…
八重子さんは邪ンヌっぽさを意識しますね!実はがっつりですわよ系(ルヴィアさんみたいな)イメージしてたのは内緒前言った迷宮聖杯大戦なヤツだが
椿・スノウハミング&オリヴィエ
ポルカ・ドラニコル&パロミデス
レゼルヴァ・プレストーン&ヴァルキュリア/砲兵
大鳳京介&
vs
ミリンダ=クレイドル&ラモラック
迅龍&岡崎正宗
ジェイド・トンプソン&
ナポレオン・オルタ&
結局空きの面子が埋まってねぇ。。。。>>21
殺がハサンなのは安定の教会の人を見れば薄々分かりますが術式が冬木式だからですね。確定枠です。
鳳蝶ちゃんは三鳥との因縁(神降ろし、剣術、和風美人)がメインですね。後はこの聖杯なら救済を成しうると述べることでの冬木の大聖杯への伏線。>>17
グランド適性持ち引くとか、三鳥(彼女)そこで運使い果たしてない?大丈夫?と言いたくなる…しかし、これはなかなか大規模になりそうな聖杯戦争ですね…監督係がんばれ…
>>15
カスパーは、最初は金持ちなのと「同情」という感情が向けられているので警戒心を見せて悪態ついたりするでしょうけど段々「同情に含まれる感情に憐憫がない」というのを知れば打ち解けそうだなと思ったり。夢のある組み合わせですね!
>>19
グランデ「紳士な方は好きよ。頑固な癇癪をお持ちの人だったら別だけど」
ぶっちゃけ、グランデは叔父が表向きは紳士的に振る舞っているの知ってるので紳士なのはほんの少し疑いそう…時が経てばその疑念も解けるでしょうが。
セイバー、宮本武蔵!これは間違いなく主役ですわ!黒幕、悪役臭のする作家連中の中で燦然と輝くヒロイックさ…
ところで、阿弖流為の改修出来たんで投下してもよかですか?>>33
いえいえ~。ぶっちゃけネッソス作ってた時の目標の一つが「既存のチャラ男ーずに被らないようにする」ってのがあったりなんだり
あとはどなたかがアサシンとキャスターのチャラ男をつくれば完成だな!()>>34
おまけのおまけ
アイスケーキ美味しかったとクロケルに言ったら
クロケル「君は馬鹿か!?誰が用意したか分からないケーキを食べて新所長がどうなったか忘れたのかい?そんな事も忘れるくらい鳥頭なのかこの頭は、この頭はぁ!」(グリグリした後霊体化)>>3
わー、マグダレーナ選ばれてる。
ランサーとは女友達やってそうな位相性良さそうだけど、果たして生き残れるのか。
技量由来故に宝具の燃費が良いランサーと、魔力量は多めな上に消費量の少ない回避盾なマスター……経戦能力の高さが武器かな。【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】阿弖流為
【異名・別名・表記揺れ】アテルイ、大墓公阿弖利爲
【性別】男性
【身長・体重】184cm・75kg(第一再臨時)/190cm・87kg(第二再臨時)/195cm・98kg(第三再臨時)
【肌色】黄色人種 【髪色】白銅色 【瞳色】楝色
【スリーサイズ】
【外見・容姿】無愛想な面持ちの青年(第一再臨時)/居丈夫な体格の中年男性(第二再臨時)/第二再臨時の服に武装した赤ら顔の初老の男性(第三再臨時)
【地域】日本
【年代】8世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型、愛するもの
【ステータス】筋力:B++ 耐久:B 敏捷:B+ 魔力:C+ 幸運:D+ 宝具:B
【クラス別スキル】
対魔力:B+
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。>>39
単独行動:A
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。
Aランクならば、マスターを失っても1週間現界が可能。
【固有スキル】
カリスマ:C+
軍団を率いる才能。
奥州の蝦夷たちをまとめあげたことに由来する。
ゲリラ戦術:B+
奇襲などでの突発的な戦いでの戦術スキル。地形などによってより効果が高くなる。
アーチャーは生前、この戦術を用いて朝廷からの軍と戦っていた。
無辜の怪物(鬼):B
風聞によって事実を曲げられた者。鬼の血を継ぐ者。
アーチャー自体はただの人であるが、このスキルにより赤ら顔で、鋭い牙を持っている。同ランクの「鬼種の魔」の効果を得る。
但し、この効果が如実に現れるのは、歴史の明るみに出た第三再臨の時のみで、他の時はそこまで影響を受けていない。>>42
牟礼の加護:A
神秘の色濃き山々の加護。フィールドが森林、及び山中であった際、ステータスの向上やBランク相当の「気配感知」「気配遮断」を保有する。
アーチャーの前半生は資料にも載っていないが、その実深山幽谷にて親もなく生まれ育った者であり、「ある者」に狩猟や生存術の手解きをされたらしい。
その「ある者」が、知識を持った獣なのか、霊獣なのか、人間なのか、神性なのか、はたまた精霊なのか…それは、アーチャー本人をもってしても把握できない。
【宝具】
『大墓公巣伏戦之事(たもきみすぶしのたたかひのこと)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:10~30 最大捕捉:6000
延暦八年の征夷の一つにして、蝦夷の軍の朝廷軍への反撃の戦いの一つ。それの概念が宝具へと昇華したもの。
巣伏の戦いの主なあらましは、北へと退却した蝦夷の軍を追って北上した朝廷軍が衣川営を発ち北上川本流の西岸付近へ北進しようと巣伏の村を通りがかった際に前方で待ち伏せていた蝦夷軍に阻まれ渡河が出来ず、そこでの戦いにおいて猛攻により狭所へ追い込まれた結果翻弄され大敗を喫したという、征夷の中でも随一の朝廷軍の負け戦である。
宝具になったことにより、アーチャーは真名の解放で番えた一矢の下に軍などの大人数の敵を狭い範囲に囲うようにして閉じ込め、次の一矢にて不可思議な軌道で敵を翻弄させ、最後の一矢で範囲内の敵を一網打尽とする。この時はアーチャーは計三本しか矢を射っていないが、その一矢一矢が謂わば蝦夷軍の鏑矢であり号令で、放たれた際に共鳴し何本もの矢へと変わる。
また、征伐を目的とした朝廷という中央の政権を打ち負かしたということから、
「不義なる者を相手どって使う」こと。
「安息を揺るがす侵略者へ使う」こと。
そして「故郷を、仲間を護るために使う」こと。
これらが当てはまった際はひときわ効果が向上するという特性を持つ。
更に、この戦いはひとえに「護るべきを護るため」のものであり宝具にもその概念が適用されているため、仮に敵中にマスターや仲間などのアーチャーが「護るべきもの」がいた場合、番えた矢のいずれもがそれらを透かして効果を発揮する。>>43
【Weapon】
『大弓』
飾り気のない素朴な弓。
アーチャーに戦闘の意志があるかぎり、弓は折れず、矢は無くならない。
【解説】
8世紀末から9世紀初頭の奈良時代から平安時代初期に、現在の東北地方で活動した蝦夷の族長。
陸奥国まで侵出した朝廷軍と幾度も仲間を率いて戦い、のちに坂上田村麻呂に自ら降伏。坂上田村麻呂の助命嘆願虚しく河内にて処刑された。
後世では、同じく朝廷軍と戦った悪路王という人物と同一視されたり、鬼の血を継ぐ者だとされていたりもするが、少なくともこのアーチャーは真正の人間であり、そして故郷に踏みこんだ侵略者達から仲間や家族を護るために戦った、真の「英雄」である。
さて、そんなアーチャーであるが、生まれたのは神秘の色濃き峰山の中であり、己の「人間」という種族すら理解せず「強い奴が偉く、強くなければ餌になる」という信念の下で育った野性児であった。来る日も来る日も狩りに打ち込み、山に踏み入った弓術に長けたとされた蝦夷の里の人間さえ射.殺.し食糧としたほどで、それは里の人々の大きな懸念材料となっていた。
ある日。山に入る者があり、アーチャーはいつものように狩りをしようと弓をその者に射った。己のテリトリーにてアーチャーが仕留め損ねた動物などおらず、故にこの時も一撃で仕留められると踏んでいた。
────が、そうはならなかった。その男は飛んできた矢を払い落とし、あまつさえアーチャーが仕込んだ罠の全てを踏破、遂にアーチャーの居所を割り出し、彼に迫る。その者の名は盤具公母禮。蝦夷の族長であり、狩猟においては蝦夷の中でも無二というほどの実力者に、アーチャーは屈服。煮るなり焼くなりどうとでもしろと話した。
しかし、母禮は首を振る。此度山中に入ったのはお前を狩るわけではなく、お前を我らの里に迎えるためだ。そう答え、アーチャーに手を伸べた。アーチャーが、手を取らない選択肢などなかった。
それから母禮の里に連れられた彼は、当初は文化を形成し集団として生きる人々に困惑し警戒していたが月日が経つごとに打ち解け、元の腕も相まって母禮と同じほどの技量を持つ狩人となり人々からも親しまれるようになった。天涯孤独であったアーチャーに、里の人々の生活は温かく、人の和は大変に眩しいものであった。>>16
一応八重子とブリアレオスは常識的(当社比)だから…………(震え声)>>44
だが、そんな穏やかな日々は唐突に終わる。京の朝廷が、陸奥の地を均さんと挙兵をしたのだ。元来中央の政権とは相容れぬ関係であった母禮の里の者たちはそうはいかぬと立ち上がり、他の里の者たちにも呼び掛け反朝廷軍の軍を築いた。
その中で、アーチャーは唯一人その軍への従軍を渋った。長く山を離れてからも備わり消えることのなかった野性の勘が、「このままではどう足掻いても敗れて、排斥の口実にされてしまう」と叫んでいた。それは、里を愛するアーチャーにはなんとしてでもなってはならないこと。しかし、それを伝えても母禮は挫けなかった。たとえ十中に八九がそうであっても、我らは一を当てて見せると。それが、中央の者たちへの我らの誇りと意地の見せ方であると。そう静かに、しかして熱く思いを吐露した。
悩んだ末に、アーチャーは決意する。己も、愛する者たちを救うために朝廷の軍に挑まんと。母禮が、恩人が意地を見せるというなら、己もそれのお供をせんと。
斯くして始まった蝦夷と朝廷の戦いは、一進一退の展開となるものの地の利のある蝦夷の方が勝利を積んでいく。焦った朝廷は征夷大将軍である坂上田村麻呂を派遣し、これにより形勢は徐々に一転。天賦の武勇を持つ坂上田村麻呂に、あえなく蝦夷の軍は敗戦を重ねた。
退くか退かぬかの瀬戸際にて、アーチャーは降伏を打診する。戦いを通じて、彼は坂上田村麻呂の筋を通す精神を理解し、中心となった己が代表として降伏することでなるたけ事態を平に収めようとしたのだ。だが、母禮はそれを良しとしなかった。アーチャーを巻き込んだのは己であるとし、アーチャーが行くというなら自分もそれに付いていくと、そう語る母禮をアーチャーは止めることはできず、互いに郷里のためと坂上田村麻呂に降伏を申し出た。
坂上田村麻呂は降伏を受け入れ、戦いを通じてのアーチャーと母禮の里への思い、絆に感じ入り、朝廷に助命を嘆願。彼らを蝦夷の頭領として和平を結ぶべきと伝える。
「この度は願いに任せて返入せしめ、其の賊類を招かん」。そう主張する坂上田村麻呂に対しての朝廷の返答は、あまりにすげないものであった。
「野生獣心にして、反復定まりなし。たまたま朝威に縁りてこの梟帥を獲たり。もし申請に依り、奥地に放還すれば、いわゆる虎を養いて患いを残すなり」。この言葉の下、アーチャーと母禮は処され、征夷の時代は終わりを迎えた。>>46
アーチャーらの弔い合戦が起きなかった理由は、蝦夷らが朝廷の力に屈したに非ず。彼らの、「和を守り、郷を護り、地を慈しみ、人を思い、命を繋げよ」という最期の思いを綿々と受け継がんとした為である。そうして、蝦夷らの血は今日まで様々な変遷を遂げながらも生き続けている。
【人物像】
アーチャーの全盛期は複数に渡るため、再臨によって違った「全盛期の姿」の様相を呈している。
第一再臨時は、熊だか猪だかの獣の毛皮を纏った、山賊みも覚える服装の無口無愛敬なつんけんした雰囲気の20代の青年。これは山中にて下界との交友をせず狩猟に明け暮れていた頃のもので、身体的な最盛期にあたる。
第二再臨時は、第一再臨と似通っていながらも民族的な装飾紋様が随所にあしらわれた衣装の40代の男性。母禮に拾われ、人里で過ごしはじめてある程度時が過ぎた頃の姿であり、愛情や礼節などを学んだもの。アーチャーにとってはこの頃が最も安定した幸せな時期であったらしい。
第三再臨時は、これまでとはやや毛色の違う、鎧のようなものを各所に付け武装した姿の60代ほどの初老。これこそが日本史上に「阿弖流為」として名を残した頃の────つまり、朝廷軍と争った頃の姿。知名度などの全盛期であるが、同時に風聞を最も集めた頃のものであるため「無辜の怪物(鬼)」の影響を殊更に受けており、酒に酔ったような赤ら顔で、白銅色の髪はややちぢれ、歯牙や爪は猛獣のように鋭い。
ついでにいえば、鬼としての特徴の内「酒に強い」というのは全再臨時適用されており、元々東北というアルコールに強い血筋の多い所の者であるためそんじょそこらの酒には酔わず、アーチャー自身酒を「暖を取るために飲む面白い味の水」と思っている。そもそも酒という概念さえ知らないのかもしれない。>>47
初めは誰に対しても無愛想で素っ気ない態度をするが、これは筋金入りで直そうとしたせいでより収まりがつかなくなったお国訛りを気にしているのと、生前からどうしても抜けない警戒心の強さ(俗に言う人見知り)が原因。しかし、その実自身を喚んだマスターが己にとって護るに値する者かを最初の内から虎視眈々と、鵜の目鷹の目で探っている。もし値しないと見られた場合、その時はあっさりと捨てられる。狩人らしいシビアな感情を見せる。だが逆に値すると認められれば、その時はとことん忠義を尽くし、刀折れ矢尽きるまで護り戦ってくれる。暖かく頼もしい面を見せる。あと、何かと世話を焼く近所のおじさんじみた所も見せる。
基本的には第二再臨の姿で活動することが多いが、これは第三再臨の姿がやりづらいという理由と、第一再臨については「俺みだいな時代遅れの田舎者が、今さら若作りして着飾るなんて気しょすくて出来ねぁー(意訳:俺みたいな時代遅れの田舎者が、今さら若作りして着飾るなんて気恥ずかしくて出来ない)」と話している。
坂上田村麻呂は敵ではあったが戦いを重ねる内に彼の英雄としての気質にある種の信頼を抱いており、故に彼を恨んでいたりはしない。朝廷に対してもわだかまりは幾分か持ちながらも「強い奴が偉く、弱ければ餌になる」という根幹のクレバーな精神から叙情的になったりはしない。
後世に鬼として伝えられたことについては、「俺は自分は、少なぐども今の自分は人間だど思ってら。だんだども、鬼ど謗られるに値するごともしてだ。俺が自分は鬼でねぁーなんて言う権利はねぁー(意訳:俺は自分が、少なくとも今の自分が人間だと思っている。だけれど、鬼と謗られるに値することもしていた。俺が自分は鬼じゃないなんて言う権利はない)」と心寂しげに答えていた。
特技:狩猟、家事、ゲリラ戦、弓術
好きなもの:山、自然、故郷の人々、故郷
嫌いなもの:故郷を踏み荒らす者、不義者
天敵:坂上田村麻呂
願い:故郷とそこに住まう人々の平穏
【一人称】俺(「おら」と聞こえる)
【二人称】おめえ、おめさん(比較的柔和)、○○
【三人称】あいづ、○○>>48
【セリフ例】
「サーヴァント、アーチャー。阿弖流為どいう。おめえが俺のマスターが。狩りの腕は信頼してぐれで良い。んだども、顎で使うような真似はするなよ」
「次はあいづ射れば良いのが。わがった。マスターはこごでおどなしくしておげ」
「おめえ、今何で言った?マスターがどれだげ偉え身分なのがは知らねぁーげどな。あんまりのさばんなよ」
「俺さ料理の味見してほしい?別さ構わねぁー。…そんじゃ、いだだぎます。……うん、よぐ出来でら。俺はこの味好ぎだな。うんめぁーよ」
「マスター。寒ぐはねぁーが?俺は寒さには慣れでらんだども、マスターはまだ若えがら、風邪でもひいだら大変だ。これでも着でおげ」
「俺はこの格好が一番安心するな。若え頃の姿は、なんかしょすいんだ。だんだども、マスターがあれが良いって言うんだらあの姿でいるよ。気にするな。心の持ぢようの問題だ」
「坂上田村麻呂が…おめえが気にするごどでねぁー。強い奴が偉え。偉え奴が世の中纏めあげるのが道理だべ?それに、おめえがやれるだげのごどやってぐれだのは知ってら。恨むなんてしねぁーさ」(坂上田村麻呂(イオン化エネルギー)に対して)
「どったなごどだ。坂上田村麻呂が二人いる?おいマスター。あれはどっちが本物だ?幻術が?狐なんかが化げでらのが?…そったなもの?そったなもの、なのが?」(坂上田村麻呂(猫の藩士)に対して)
「朝廷の奴だがらって、今さらどうごう言うづもりはねぁーよ。味方だら協力する。敵だら射.殺.す。それだげの話だ。…それだげのごどだども」(朝廷関係者に対して)
「なんだ?阿弖流為も、狩人の皆ど話したりしねぁーのが?…話してはみでんだんだども、その、俺は訛りが激しいがら…しょすいってわげでねぁーんだが…入りづれえんだ…」(狩人系サーヴァントに対して)
「俺は護るって決めだんだ。今度ごそ、絶対さ。なんとしてんだども、手放さねぁーって、失わせねぁーって、誓ったんだ。んだがら…よぐ覚悟しておげよ───!」それは、『ナニカ』が掛け違った聖杯戦争。
本来の在り方からずれ、あるいは捻じ曲げられた者たちによる殺戮と混沌の祭典。
「れい、じゅを、もって……めい、ずる。『全てを焼き尽くせ』、キャスター!」
「令呪による要請を受諾、安全装置全解除。――これより殲滅を開始します」
「ああ、そんな……なんて刺々しい殺意……。私、達してしまいそうです」
「ごめんなさいね、うちのマスターは見ての通り極限までトチ狂った倒錯女なの。お詫びと言っては何だけど――貴女の悲鳴で、憂さ晴らしさせてもらっても構わないかしら?」
正義は既に存在せず、また異聞(もしも)であるが故に希望も絶えた。
在るのは、互いの全てを賭した潰し合いのみ。
「……私はただ、兄さんを甦らせたいだけ。その為なら、何だって犠牲にしてみせる。それを――貴女は、罪だと言うの?」
「いいえスオウ、何も間違えてはいないわ。だって貴女は私のマスターなのだもの、これ以上の正しさの証明が他にあって?」
「それじゃ、有難くいただくね。骨も川も残さないのが、この私――『屍肉喰らい(スカベンジャー)』のモットーだから」
「我こそは夢魔の女王、英雄たちを誑し込む究極の女性。その名も尊きマブ・ザ・クイーン――さあ、貴方も見惚れて逝きなさい?」>>54
――だが、もしも(If)。
もしも、この場に希望を見出すとするならば(If you want to find hope here.)
「見た目が紛らわして悪かったわね。別にどんな格好をしようが私の勝手でしょ」
「なんで俺たちが姿を偽り隠すのかって? 良い質問だ、教えてやろう。――テメェらみたいな、社会のド畜生どもに一瞬たりとも直視されたくねえからだよ」
「はは、ははは、ははははは! 大した混沌、呆れた惨状だ! まったくいつの時代も人間という奴は――本当に、度し難い」
「皮肉な話だ。神を憎み嫌悪する自分のマスターが、よりにもよって悪魔だなんて。……けど好都合だ。神共(あいつら)を駆逐できるなら、何だって酷使してやる」
「……いいんだな、千早? もう、ここから先は後戻りできないぞ」
「今更、分かり切った質問なんかしないで」
「魔術師は殺.す。望んで参加した者も、巻き込まれただけの輩も。一人残らず――殺.して、やる」
それは、異聞をも凌駕する真実(イシ)に他ならない。
Fate/Alternative Killer>>55
ちょうど良い自分流聖杯戦争が思いつかなかったので、前スレで取り上げてたIFマスター&オルタサーヴァントによる聖杯戦争
…の、予告的なものをペタリ。今の所執筆予定はありません
ちなみに以下は各陣営の内訳。全員IFとオルタです
・セイバー:志村千早&ヤマトタケル・オルタ
・アーチャー:プルフラス&アクタイオン・オルタ
・ランサー:ミア・プロビデンス&聖エウラリア・オルタ
・ライダー:大鳳飛鳥&マブ・ザ・クイーン(メイヴオルタ)
・バーサーカー:黒鳥蘇芳&ギネヴィア・オルタ
・アサシン:不湯花・アルフグラン&ダークヒーロー(ヒーロー・オルタ)
・キャスター:黒野双介&レーヴァテイン・オルタ第■回、管理者視点でのやられるシーンとか、令呪が移ったシーンとか投下しました。
ちなみに、今回に限らずキャラシも無く殺されてるかませ犬達はどの世界線でも同じ位の時期に戦死してたり。「………酷いな」
代行者、安藁鐘架と音咲空葉がこの街を訪れて数日に被害者は両手の指では足りなくなっていた。
どの死体も死因は失血死。首に穴が開いているのと恐怖に塗れた顔の様子から恐らく生きたまま血を抜かれたのだと思われる。……微かに残った魔力痕から見るに、討伐対象の仕業だろう。
「こっちもダメね、殺されてるわ。……律儀に強力な結界まで張って。弔わせることをよしとしない、そんな意志を感じるけれど」
「その無駄な労力から鑑みるにやっぱり『面喰い』の仕業だろう。ここに住んでいるのは間違い無いな」
面食いヴェヘナ。その異名の通り美男美女ばかりを狙い喰らう吸血鬼。男とも女ともわからぬような顔を見せないその死徒は、己が血を啜って殺した獲物を自らの配下……グールとして、さらにはその先の死徒となった存在を愛することを好む。それ故か、ヴェヘナは血を啜った存在を「必ずグールと堕落せしめる即効性の能力」を持っていることが明らかになっている。
「その執着心は強く、自分の殺した獲物を誰かに取られる(弔われる)ことは決して赦しはしない」
「数年前に浄化の指令を受けた代行者が顔が良かったから逆に吸われたらしいわね。実際、それから後の面食いの傍にはその代行者がいたらしいし」
「俺も危ないなー!いや、どうなるかなー!」
「うるさいわよ三十路のサトウキビバカ」
「なんだと三十路シナモンバカ」
いい年しておきながらやいのやいのと騒ぎ立てる二人。が、二人とも顔は十分美男美女であるので若々しく、みていて彼らの実年齢を知らないもの達からしてみればうわキツとはならないのは救いだろうか。
「鐘架さんも空葉さんも十分キツイっすよー!」
「お二人とも、主の御手の下で何をしてらっしゃるんです……」
そう、知らない人から見ればキツくないのであって知っている人から見れば十分キツイのである。大人の小競り合いを見せられる若者こそが一番の被害者なのだ。そのことを証明するかの如くため息をついているミカエラ・ミシェルと巫和ムアイは何度か顔を合わせた程度、というよりも交友がある仲だからこそさらにキツイ。
「……そういう日もある。……ごめんな、こんなに後輩に囲まれたことないから……」
「少しはしゃぎすぎたわね。とにかくこの死体も保護しておきましょう。持っておいたらどうせ来るでしょ。私とムアイちゃん、鐘架とミカエラ君でツーマンセル」「ミカエラ、ノエルはお留守番か?」
「はい。ここの教会の『最深部』に籠らせています。一番安全ですし」
「そうか。……高純度の『自然の嬰児(ホムンクルス)』は暴力に弱いと聞く。接するなら丁寧に、な」
何事もないような会話を交わすも、その題材は代行者としてはあるべきではないものだ。話に出ていたノエルという存在は彼らからしてみれば異端である「魔術」により生み出された存在。皮膚の薄皮から骨の髄までが魔術によって作られたものは、本来代行者としては容認はしない筈だ。……少なくとも悩んでいる自分以外は皆そう割り切るのだと、ミカエラは思っていた。
「鐘架さんは、ノエルのことを知って糾弾しようなんてことは思わないんですか。僕は、彼女を匿っているのに」
「別に。確かに異端は消えて然るべきだが、それは主の意にそぐわぬ神秘の話。主のためとなるものであれば、別段消そうなんて思わないな。なにせ、埋葬機関がそういうもんだろう?」
「教会に属し、異端の駆逐に与するならば構わないと」
「もちろん。一番いいのは異端の神秘を全部捨ててこちらに改宗することだが……不可能な存在にそれを求めるのは酷さ。俺が最近目をかけてる麗奈って子は元魔術師の家系ながらも優秀だし何より人懐っこいし!てか、俺も殺そうとした魔術師に情けかけられたことあるしな!」
「……驚きですね。本当に?」
「マジもマジ。んー、なんだっけなぁ」
ああ、そうだそうだ!なんかなぁ、俺の一頭身ぐらい小さい子だったんだわ。なんの詠唱もせずに銃弾みたいな威力の水弾を撃ちまくったりする子で、うん。当たりはしないんだがそれでも驚くだろ。
そっから……なぁ。いやあ、ソイツがやばいのなんの。拳が通らない壁は作るわ散弾銃を全部はたき落とすわ手榴弾規模の爆発をポンポン起こすわで……最終的には半径100m規模の地形攻撃かましてくるんだからなぁ。しかも、手加減。体が動かせないぐらい負傷した俺を縛って放置した上でだぞ?
『お兄さん、私のこと一撃で殺そうとしてくれたでしょ。負傷を与えて動きを鈍らせる、みたいな手を取らなかったお礼』「いやー!絆されるとかはバカみたいな話だし執行の対象なのは変わんないけど、あそこまで年下にコケにされるとはなぁ」
「……魔術師は老化を魔術で防いでる、という話もありますが」
「いや、事前の書類で未成年って記載があったし事実だろう。多分ミカエラより幼いぞ。……なんだったか、確か、山星とか言ったような……」
「何にせよ、次は仕留めるべきですね。そんな危険分子は」
「そうだな。とりあえずはここを乗り切ってからだかが」
拳と銃弾が祓うは闇夜の林。常人には見えない状況下でも確実に仕留めるという殺意を込めた一撃が対象を破砕する。
「………外套が身代わりになった。代償の概念武装か」
「その下にも外套を纏ってるってことは、よっぽど顔に自信がないのか?」
黒い外套。闇に隠れて見えぬ顔。面食いヴェヘナがそこにいた。
「空葉さんはぁ、なんで鐘架さんとコンビなんすか?ああ言っちゃあなんだけど、相当ズボラっすよ」
「知ってます。だから私がいないと、死んじゃうでしょう?彼。それに、私も死んじゃうから」
シナモンを丸かじりする空葉にサトウキビを丸かじりしながら武術を教えてくれる先生(鐘架)を思い出して若干引きながらも、前々から興味を持っていたことをぶつけてくるムアイ。「空葉さんは悪魔を内に封じ込めて浄化するのが仕事でしたっけ?」
「はい。こんな風に」
修道服の腕をまくるだけで見える聖痕を模した大量の刻印。元来持っていた「魔を内に閉じ込め祓う体質」を数百の祝福儀礼を施した銀を心臓に埋め込み、数千の聖句の刺青を刻む。そうした人体改造の果てに出来上がった悪魔祓いが音咲空葉である。
「痛くなかったんです?」
「もちろん痛かったし、苦しかったけど。主の裁きを代行するものとしての誇りがありましたから。元より魔術回路があったということも僥倖でして、秘跡や魔術が効率的に使えるような改造をしてもらったんですよ」
「………魔術、使うんですか?」
「ええ、少し。私は他の方と違って素の肉体性能は心許ないから。それと、一般人に対する暗示も少々。……邪法ですけれど、神秘の秘匿の為に同じように軽度の魔術を覚えている教会の方は割といるの」
「初めて知ったっすねぇ……世界はひろぉい」
「ムアイちゃんは、少し魔術回路が足りないから難しいかもしれないわね。……こんな時は助かるんだけど」
ナイフで目の前のマネキンの頭を砕く空葉。その間にムアイは既に4体ほど黒鍵で切り捨てている。
その様子も何とやら、わらわらと湧くのはマネキンのみならず、骸骨や屍、怨霊など様々な雑兵だ。
「スケルトン、ゴースト、ゾンビ……死霊魔術ですかね。主の愛が満ちるこの世界にいてはいけない存在なのに、腹が立つっすねー」
「そうね。でも幸いだわ。彼らには概念武装と洗礼詠唱が効くから」
「そうです……ねっ!」「空葉さーん!コイツら殺しても殺しても湧くんすけど!そもそもこの結界気持ち悪くてヤダなぁー!」
斬っても撃っても殴っても羽虫のように湧いてくる奴ら。既に交戦して数十分とこの光景は変わらない。呆れすぎてため息も出なくなるぐらい億劫かつ腹が立つ空間なのだ、ここは。
「きっとそう。その感覚は間違ってないわ。内と外を結界で区切って内部に呪いを満たしているのね。……はぁ、使いたくなかったんだけどなぁ」
後ろから覆いかぶさらんとする巨漢の屍の頭を、懐から取り出した鋭い何かで貫く空葉。邪魔だと言わんばかりに蹴り飛ばしたあとにその鋭利なものを地面に突き刺し、己が魔術回路を励起させる。
「我らは一つ、一つの場所に皆還る。歓喜を謳おう。聖霊に祈りを捧げよう。彼の者は全てに赦しと救いを与えるであろう。
───────救いあれ」
極光が辺りを包む。鍛えた代行者たる存在でも耐えきれないほどの光の重圧が晴れた際に広がるのは、何一つ残らない公園で。
「な、なんすかそれ!そんな秘密兵器隠し持ってたんすかぁ!?」
「私のじゃないのよ。知り合いの持ってたものを今回限りで貸してもらっただけ。ここぞという時に使いたかった概念武装なんだけど」
「マジっすか。そんなやべぇもん持たせてもらったんすか!?ちなみにそれ、有名なもの!?」
「……十字架よ」「え?なんて?」
「………聖マルガリタを喰らった竜の腹を割いて内から出てきたとされる聖マルガリタの十字架。『解放』の概念を纏った聖遺物の概念武装だって言ってるの!私もここまで派手なのは要らないって言ったのに『絶対要る』ってうるさいからぁ!」
……特大級の聖遺物にピタッと、ムアイの動きが固まる音がした。「ぜっっっ、らぁぁぁ!!!」
銃弾よりも速い拳が死徒の胴を穿たんとする。それすらもかわしてしまうのが死徒という存在だが、生憎この場にいるのは鐘架一人ではない。
「予定通り撃ちました」
「サンキュー!」
人の域を超えたように思えるほどの空間把握能力。狙って当てるのではなく当たるように、避けられないように調節した銃弾が死徒の腹を貫き、その隙をついて鐘架の拳が顔面を殴りつける。倒れ伏した存在の顔面に叩き込むラッシュ。一発殴った後、次の一発が来る前にミカエラの銃弾が貫く。拳、銃弾、拳、銃弾の隙のない波状攻撃の後、思い切った蹴りと高火力のライフルの弾が数m先の壁へと吹っ飛ばす。
ミカエラの持つ空間把握からの支援能力は強力無比。代行者である以上個人でも強いのだが、彼が真価を発揮できるのは後方支援なのだ。
「硬ってぇな……灰錠に祝福儀礼上乗せしてんだぞ……ミカエラの今のも特製の銃弾なのに」
「顔すら見せないのが不気味ですね。今のでも消滅してはいないでしょう。……しかし、僕の弾で防護魔術の外套は剥ぎました」
ポロポロと外套が砂のように消えていく。そこに立っていたのは一人の男。非常に見目麗しい男性だ。それだけなのだが。
「………鐘架さん。あれ、僕の間違いじゃなければ……」
「そうだな。資料に残ってる数年前の面食いの犠牲になった代行者だ。……動きのそれからグールじゃない。死徒になったと見るのが妥当だが……早すぎないか。いやそも、なぜ面食いの犠牲者が面食いになっている」
背後から襲い来る黒鍵を避けつつ洗礼詠唱の範囲から逃れるその動き。新米ながらも能力の高いムアイと、洗礼詠唱の扱いに長けている空葉の奇襲を避ける時点でグールのそれではない。「私たち、随分と短いかなり短い離れ離れね……じゃなくて何よあれ、数年前の被害者じゃない。なんで死徒なの?」
「うぉー!ミカエラ君の銃かっけぇ!てかそんなゴツいのでもあれ殺しきれなかったんすか!?」
「うん、残念ながら。僕も殺し切るつもりで撃ったんだが……妙だね。報告とは比べ物にならないぐらい強い。最初からこの代行者が面食いヴェヘナだと言うわけもないっていうところもおかしいんだ」
「……面食いヴェヘナは別にいた、こう考えるしかないだろ。……なら、いったい何処にいるのかって話だが……」
「決まってるじゃない、ここだって」
ペロリと四人の首筋を撫で上げる舌。その不気味さは勿論、漂う声の邪悪さに生命としての恐怖を感じた四人は咄嗟に飛び退き、自分達を舐め上げた……夜闇に佇む徘徊者を捕捉する。
「お勤めご苦労様。面食いヴェヘナの実行犯は私の眷族をそうやって模しただけ。私が本物の面食いヴェヘナでーっす!」
「………捻握魔、ティム・ドルチェか。まさか高名な死徒が面食いの正体だとは」
ティム・ドルチェ。魔術界とも深いコネクションを持つ古くから生きる高位の死徒。人々を食い荒らすのではなく能力的、社会的に「容姿が良く、優秀かつ悪行を為した人々」のみを狙ってそれを滅ぼすという狂人。それが面食いの正体だという。
「……最悪だ。もう少し強力な銃器持ち出せば良かった」
「ああ、大丈夫さ見目麗しい射手さん。君らの前に現れたのは君らが回収した死体とヴェヘナの皮を被ったこの子を回収したかったから。本来なら君らも……と思ったけどその十字架が怖いから。追いかけてもいいよ、追いつけるならだけど」
闇夜に溶け込むように影に消えるティムを最後まで見つめ、緊張した空気が解けたようにホッと一息をつく四人。「………あの性悪外道霊媒体質シスター、これを予期してたわね。だから聖マルガリタの聖遺物なんてものを……」
「報告、どうしようかなぁ……ティム・ドルチェがって言ったら大丈夫かなぁ。あー、サトウキビ食べたい」
「……はっ!ノエル、ノエルは!死体回収ってことは教会に……」
「あー、大丈夫っすよ。私らがこっちに駆けつけたのは教会の安置してた死体が持ち去られてたからなんで。ノエルちゃんはその時全然無事でしたし、なんなら置いてきた生体反応感知の装置もちゃんと反応してるし」
なには、ともあれ。
「「「「はぁー……」」」」
残業確定、ハードモードなボス出現。長い長い吸血鬼との夜は、まだ終われない。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/巫和%20牟藍
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ミカエラ・ミシェル%2Fノエル
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/音咲空葉
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/安藁鐘架
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/戸波麗奈
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/山星%20不湯花
チョイ役含め出てきたwikiキャラです>>67
では参るー!
「ほう。貴様が私を呼び出した契約者たる魔術師か。この私を呼ぶとは運がいいのか悪いのか……まあいい。気に入った。貴様の行く末を見届けるべく、一時の力となろう」
【 クラス 】アサシン
【 真 名 】吊るされた男/The Hangded Man
【 別 名 】死刑囚、刑死者、反逆者、■■■■■
【 出 典 】ジャン・ノブレ/アーサー・エドワード・ウェイト『タロットカード』
【年代・地域】17世紀〜現在
【 属 性 】秩序・中庸
【副次 属性】人・人間・人型・男
【身長・体重】182cm・82kg
【外見・容姿】アッシュグレーの長髪に髭、黒いコートに黒衣を纏う紳士。片目は義眼になっており、それを隠すために眼帯をつけている。首には縄で縛られたような痣が、足には足枷のような大縄が巻かれている。
【脳内ボイス】玄田哲章
【脳内テーマ】Gregorio/榊原ゆい
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷A 魔力A 幸運B 宝具A>>78
【 宝 具 】
『刑死者の叡智(アウズ・アンサル)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大捕捉:自身
かつての自身の死を再現する概念宝具。
自身の腹を槍で突き刺すことによって神に勝るとも劣らぬ叡智を獲得する。
獲得後は大神の叡智、分割思考、高速思考、天賦の叡智、一意専心などのスキルとして処理される。
いわば『頭脳系スキルを増やす』宝具。使用後と使用前では作戦立案などの知的労働に大きく補正を得る。
ただし、効果を完全に発揮するには最大9日間はこの宝具を維持する必要があり、その間は強制的な霊体化を強いられる。
そのため、この宝具の使用を狙うなら早期の召喚を試みる必要がある。
『主審の死縛(オーダイン・ナール)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜15 最大捕捉:1人
自身を『誰も根を見たことがない木』から吊り下げた縄。イチイの葉を編み込んで作られた縄であり、魔力を注ぐことで伸び縮みする。
神霊であろうとも縛り上げる能力を持つが、ここぞという時に切れてしまうため信用には欠ける、そんな宝具。
【Weapon】
『無銘・槍』
アサシンが保有するイチイで作られた木の槍。本来はアサシンのメイン防具となるべきものだが、クラスの都合で持ち込めなかったらしい。穂先に『揺れ動くもの』を意味するルーンが彫られている。>>80
【 解 説 】
タロットの大アルカナに属するカードの1枚。吊し人(つるしびと)、吊られた男(つられたおとこ)、死刑囚(しけいしゅう)、刑死者(けいししゃ)とも呼ばれる。
正位置においては修行、忍耐、奉仕、努力、試練、着実、抑制、妥協。
逆位置の意味においては徒労、痩せ我慢、投げやり、自暴自棄、欲望に負けるなどを意味するとされる。
源流はフランスだが、何故か此度の吊るされた男は北欧に由来するスキル群・宝具群を獲得している。
一説にはタロットのモチーフの一部に北欧神話が採用されているかららしいが、詳細は不明。
尊大な態度を常とする壮年の男性。
居丈高に振る舞うが言動の端々からマスターへの気遣いが隠しきれていない。
根本的には気さくで親しみのある人物。
言葉遣いこそ仰々しいが、感覚は庶民的で俗世への関心も強いため一般社会に近いマスターほど馬が合う。
マスターとサーヴァントという関係に対しては肯定的だが、基本的な振る舞いは何故か父性を感じさせるようなものになっている。
アサシンでありながらマスターを守ることを最優先させるなど行動規範に謎が多い人物。
英霊でありながら人間臭く、またそれ以上に人間を愛している。>>81
【 セリフ 】
「貴様がこのカルデアのワルキューレか。ふむ、どこかで見覚えg……マスターよ。俺は急用を思い出した。後は頼む!」ワルキューレ(ロカセナ)に対して
「エルルーン、我が娘。息災で何よりだ……ところで、お前に伴侶が出来たというのは本当か? そうか、では一度連れてくるといい。なに、義理の息子に会いたいと思うのは親として当然だろう?」エルルーンに対して
「ムスペル、息災で何よりだ……ああいい。堅苦しいのはよせ。俺もお前もマスターを同じくするいわば同志。マスターに尽くすことを最優先しろ……幸せにな、我が娘よ」ワルキューレ(ムスペル)に対して
「ローズル=フロディ……そうか、君が……君のことはよく知っている……ああ、年甲斐もなく恥ずかしいがね。こうして会えて嬉しいよ」ローズル=フロディに対して
「へグ二……すまない。私はあの女を見誤っていた。謝って許されるようなことでないとは当然理解している……が、それでも言わせて欲しい。本当にすまなかった……!」へグ二・ハウルダウソンに対して
「おや、これはまた美しいお姫様だ……そうか。それはそれ。世話になったな。あいつらに変わって例を言おう。感謝する」マルガレータ・フォン・ヴァルデック、スノウホワイト・オルタナティブに対して
「ヴィーザル、我が子よ。息災で何よりだ……ああ。俺の知っているヴィーザルは『娘』だったがね。これも何かの縁だ、俺は君を子と思う。性分でね、気に食わなかったら忘れてくれ」ヴィーザル、ヴィーザル・オルタに対して>>82
「富は滅び、親しき者は死.に絶え、いずれは己も死.に至る―――」
「彼方に荒風の吹きさらす樹あり。
その頂きに己が身を吊り、己が臓を穿ち、己が魂を贄に捧ぐ。
其は根知らずの神樹。九日九夜の果てに至るは、九の詩と十八の刻印なり。
宝具、開帳―――『刑死者の叡智(アウズ・アンサル)』!」
「俺は、この世界を愛している。
神秘無き時代でありながら、前を見て、未来に向かって歩いていける人間達に俺は心底敬意を抱く。
感謝するぞ、アラヤに刻まれし英雄よ。そして、この地にて悪逆を企む者よ。
ようやくわかった。俺は、貴様を討つべくしてマスターの声に応じたのだ。
さあ来るがいい、サーヴァント。悪党としての矜恃を俺に見せろ。
―――そして、人の世の安寧に散る華となれ!」
【 制 作 】猫の藩士
【クラス適正】ランサー、ライダー
【レン タル】可
【NG 表現】ワルキューレの殺.害(敵対は可)>>83
スルトちゃん「…………」
シンモラ「……あちら(ロキ)といい、本当に正体隠す気はあるんでしょうか……」>>28
小アイアス「へえ、誕生日?めでたいめでたい。あぁ、悪い、何も用意してねぇや。今度どこか出かけたときに何か買ってやるよ」>>93
大好きです(大好きです)>>96
そうなったらアレよね、普通なら「こんな程度であっさりころすなんて温い……!」ってより周りを巻き込みそうだけど、拝が……じゃなかったこの謎の男が召喚される時空ならば「こ、こんな程度であっさりころすなんて温いぞ!もっといい頃合になるまで精々首洗って待ってろよ!」ってツンデレ化しますねえ>>51
>>52
宝塚の阿弖流為とか色々漁った結果です。
自分はカスパーしかり、人麻呂しかり、人でなかった存在が人々の温もりに心が溶けていくのが好きなんでしょうね…
>>59
それでも同じ存在(というか霊基?)がいるというのは田舎っぺな阿弖流為どんには理解不能なお話なのです。宇宙ねこ案件です、よろしくお願いします
>>63
歴史秘話ヒストリアなんかの運びをイメージしていましたので、そう言っていただけるととても嬉しいです!
宝具ニュアンスも理解していただけて小躍り踊っちゃいそう
>>64
なんか、自分の初期サーヴァントは改修すると重くなってしまっているように思える…気のせいかな…?
>>66
ネタ提供元はレージュさんなのですわよ。設定大変だけど一粒で三度お得ですのよ!
>>88
積みに積み重なっているタスクの処理が終わった暁には、ちょっとした小話でも書こうかなと思っております。大変な分そこそこ楽しいですよ?「あ~……」
区画的に割り当てられた、無機質にも思えるカルデアのマイルーム。その一室に備えられた寝台に身を預け、熱に溶けているサーヴァントがいる。
いや南極の天文台に、冷房がガンガンに効いた部屋。暑さもへったくれもないのだが。
彼女はオンファレー。
神話伝説において、名前を聞けば誰もが知っているであろう大英雄ヘラクレスを奴隷にしたという女性。ヘラクレスという名前によってこの逸話が有名であるが、彼女自身も古代リュディアの女王という才媛である。
「な~んで勝てないんですわね……?」
熱は熱でも知恵熱の方らしい。
「俺の全身はヒュドラ毒っすよ! どーん!」
「ぎゃああ普通に猛毒劇薬致死量ですわ――――!?」
「ここで戦車を牽くのはディオメデスの人食い馬っす!」
「馬がわたくしの脚を咥えて、食べなさるのこれは――――!?」
「気に入らないから、水底に引き摺り込む……」
「もしやこれは一種のホラー体験なのでは――――!?」
「兄を奴隷にするとか解釈違いです撃!」
「文句はヘルメス神にですわ――――!?」
「ヴァチキの愛(ヴァイ)はマッスォウしてテンション⤴⤴(アゲアゲ)!」
「前衛的すぎて微塵も理解できませんわ――――!?」>>107
「…………むぅ……ん」
「何か言ってくださいまし~?」
鉛色のライオンのぬいぐるみ、あるいはマスコット相手に話しかける様は、魔術世界に生きない者達から見れば異常にさえ思えるだろう。
しかし、そのマスコットは喋るし、重低音のイケボだ。
「え、自覚ないの? マジで?」
すると突然、マイルームの扉が左右に開き、女性が訪れた。
鉄の仮面、黒い軍服の彼女は北欧神話大系における冥界ヘルヘイムの主、冥界神ヘル。悪戯神ロキの三女であり、巨人を戦艦ナグルファルに乗せ、神々の黄昏を引き起こすという。その身に纏う、凍えるかのような冷気は死という概念が形になったニヴルヘイムの風である。
「うぉ~、ヘルち」
「おっすおす。しかしまあ、完全にだらけて」
「私は超一流サーヴァントなのにどうして二流相手に勝てないのですわ選手権」
「ん、あー……委細承知」
当然ながら超一流なのはヘラクレスであって、オンファレーではない。
オンファレー自身は神代出身とはいえ戦闘力などの評価基準でいえば三流に近い。
「そりゃ簡単でさ、サーヴァントっていうのはどんな英霊でも宝具を除いた本体性能は10……まぁ余裕をもって5~15として、その枠内に入らなきゃならない訳だ。んでヘラクレスは生前が50とか100の男じゃん?
生前のイメージが付いてるオンファレーはそのギャップがあるんだよ」
「あ――!? なるほどでしてよ!!」
脳内の疑問を解消した次いでにリベンジマッチをしゃれ込むため、意気揚々とオンファレーはマイルームを退室した。>>109
「……いや、問題なのは自分の戦術センスの圧倒的無さだと思うけどな」
「私もそう思うが、本人の前で言わなくて助かる」
「かのヘラクレスが何で問題点を言及しないのか、そもそも狂気以前に怒りやすい性質の奴が何で我慢しているのか、とかを考えれば……まあ、黙っとくぐらいはするさ」
「深慮で有り難いが、単純な理由で済まない。
結局のところ――――あれは、あれのままの方が美しいと。そう思ったまでだ」
「惚気かよ呪うぞ」>>64
今回は悪人がいっぱいだよ!やったね殺人姫!>>111
あーそうそう。どちらかというとそういった類いですね。実は三鳥のキャラのイメージ元の一つにローゼンメイデンの水銀燈がいるので、そこから来て、なおかつ「彼女」の歪んだ精神構造を意識して捻れている…みたいな。そも「彼女」は神とか信仰どころか存在すら理解していませんケド>>122
相手が悪い(幻獣階位の銀狼の上の金狼)
それにほら、マイ天使じゃテムズトロルの最終形態まで引き出せないらしいし……
むしろフラットスナークの方が描写的活躍はすっごいした、章つくれるぐらい活躍したけど敗北した決まり手的には……>>119
実の兄で、仕えていた王が迫害していた男で、娘の仇だからネ 激重感情抱くなってほうが無理だよネ
まぁ、そもそもアレ自体オンファレーみて思いついたところあるので……こっそりこの時間に投下投下~
何となく「何故ロゼと契約したプルフラスが4種類もの人型を持っているのか」思いついた小話
「……どうした、眠れんのか。」
「……はい。」
聖堂教会の者達によって魔術師の工房から救出されたその夜。
何も知らない被害者(実験体)とはいえ、悪しき魔術の存在たる使い魔と契約した少女が、どういう扱いを受けるのかと懸念していたが、とりあえず二人は個室を与えられ休息を許された。
どうやら接触した教会側の人間に変わり者でもいるらしいな、と思ったのがプルフラスの正直な感想である。
「成程。環境が変わり、良くなったとは言え、そう簡単に落ち着きはしないか。」
「はい……」
「…………はぁ」
ため息をつきながらロゼに近づけば、明らかに空気が強張った。無理もない。
一先ず円滑なコミュニケーションを図ろうと、不本意ながら記憶の中で最も存在感があった王(にんげん)の姿をとっているが、彼女からしてみれば『大人の男性』とは『酷いことをする魔術師』という認識しかない。>>127
「っ……」
「そう怯えるな……ど、どうだ、これならば怖くもないであろう。」
慌てつつも一先ず外見を変えてみせる。
「!」
無機質で威圧感のある青年から、そのまま幼く小柄な少年へ変化させたに過ぎないが、それでも少女の恐れを払しょくするには十分であった。
「ふふん、どうだ?何だったらこのまま同性の姿にも成れるぞ?……それで、この見た目ならば大丈夫か?」
「うん!……あ、は、はい……」
「いい、そう固い言葉も態度もとるな。どうか素直に振る舞ってくれ……っ、ロゼ。」
初めて少女の名前を口にしつつ、プルフラスは柔和で自然な笑みを少女に向けた。
「!!……うん!」
「良い返事だ。よし、では眠れるまで側にいてやる、それならば寝やすいであろう。なにせ、我がついているのだからな!」
「うん、いっしょにねよ……プルフラス!」
「あぁ。」
この夜の触れ合いこそが、『ロゼ』と『プルフラス』という二人の歩みの、一歩であった。>>102
ほんとによく覚えていらっしゃる…もうみんな忘れてると思ってたのに
性能はけっこう盛り盛り。実体ありの分身と死からの復活と準サーヴァント級のお供たちと、あとは島を引っ張る怪力に天駆ける船にカムイたちの加護に聖剣もついてくる。つまり盛りだくさんです
基礎の技量やべぇとか巫術すげぇとかもあるのでクラスごとに分けないとダメなタイプの性能してます
目玉の対災宝具は文字通りの災害に対する宝具。厳冬には温もりを、飢饉には恵みを、厄災には勝利をそれぞれもたらす星の奇跡。災害認定される例外を除いて人間には向けられない弱点もあったり
とっておきのオマケもあるんですが使いどころが難しいのでこっちはボツになるやも…
性格はこうしようか、ああしようかと悩んでまだ決まってない現状。聖杯戦争には戦いそのものを止めるために参加します
聖杯への願いは「お前(聖杯)、消えろ」です
>>129
おやまぁ微笑ましい主従で…(こういう主と従者もいいな…)書いてみたい1シーンがあった為に書いた戦闘ss。
無音も束の間、凄まじい金属音と衝撃波が木霊した。
短剣を殴るなり蹴るなりのモーションで得物を飛ばし、それと同時に瞬間移動と大差ない速度でスタルカドに肉薄したシグルドは、逆手で持っていた魔剣を力の限り振るう。
驚異的な動きを見せたシグルドだったが、対する彼も負けてはおらず、接近を許してしまったものの動きは捉えていた。
無為に斬られる筈もなく、その巨体からは想像も付かない素早さで攻撃を捌いていく。
応酬は十手を過ぎて百を優に超え、只々終わらないであろう攻防が続いた。
しかし瞬間、戦闘に変化が起きる。
────原初のルーン。
まったくの同時に、自らが有する魔術刻印を起動させ、戦いのギアを上げた。
シグルドは身体能力を向上させ、数多の英霊たちを凌駕するであろう膂力で魔剣リジル・魔剣フロッティの柄頭を殴りつける。
音すら切り裂く一閃。予め同様に身体能力強化を施していたスタルカドは、迫り来る凶器を矛と石突きで受け止め、弾き返した。
しかし、捌くことを読んでいたのか、返された魔剣の一つを突撃の合間にキャッチし、追撃をかける。>>132
「その命、絶たせてもらう……!」
「否。その素っ首、此度は汝が貰い受けよう……!」
両者の終わらない撃ち合いは再度続き、武装を増やしせて手数を揃えても尚、戦いは停滞した。
本来であれば、巨人の血を引くスタルカドは能力的に様々なものが勝っており、ヨートゥン由来の冷気を纏った魔力を放出できるという長所すら持ち合わせているのだが、対するシグルドは同等の能力値を持ち、且つ太陽の魔剣グラムによって全ての長所が相殺……それ以上のダメージを与えているのだ。
だが、シグルドも全てにおいて勝っている訳ではなく、元来の種族値というものには劣り、原初のルーンでの使用権限もスタルカドに比べれば低い地位にある。
よって、これらが複雑に混ざり合い、対抗した戦いに発展していた。
膠着状態が続き、拉致が開かないと察した二人は自らの得物を全力で投擲し、ぶつかり合ったタイミングで後退した後、自動的に戻ってきた武器を手に再び構えを取った。
「これ以上の小競り合いは時間の無駄と判断した。貴殿と決着をつけるのであれば、我が魔剣の本領を見せなければならないと」
「同意する。このまま継続すればいずれ力尽きる事は必然だろう……が、そのような結末など汝と卿、どちらも望んでいまい」
────で、あるならば。
両者の魔力が増大する。
空間が悲鳴をあげる程の魔力のうねり。それはサーヴァントとしての切り札────即ち、宝具の前触れだった。>>129
ええやん。てぇてぇ
>>134
監獄長の強vs強の戦闘描写好き
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/マイア・シューグリット・ヒュンケル
うちの封印指定さんwiki登録。個人ssやサーヴァントに関係のない短編ssは大体こいつのせい>>136
普通の状況下じゃ使い物にならないけど特定状況下で使える、っていうのは一種のストーリー的映えがありますから!
それを活かすようなシナリオも作ったりできるし(マイフレンドの絶世の夢剣みたいに特定状況下のやつ)fateの世界観での妖怪ってどういう存在なんだ…?石燕ってどういう立ち位置なんだ…?わからない…教えてGoogle先生…「妖怪ウォッチ」が出てくる…(石燕を主役に据えたSS考えて途中で迷路に迷った人)
>>141
ふむ…なるほど、そういうのもアリですね。
石燕改修案件になってきたぞ之…スタンスがあやふやだったから時間の問題ではあったが。質問にお答えいただきありがとうございます。ためになりました!
>>68
「岩手 方言」ってググるとそれっぽいのが出てくるので、それと「うちのトコでは」という作品の岩手さんの口調を意識してアレンジしました。多少違っていても「直そうとしてより変になった」が大体解決してくれるので強気にいきましょう()
>>119
狩人っぽさとおじっぽさが欲しかった…素っ気ない(人見知りな)男性が好きなのです…あと「慈しい」って単語はなんか他意を感じてしまった(読み方分からずググって一番上に出た記事を見た人)
>>134
やだかっくいい。こういう、強者同士の宝具のぶつかり合いは浪漫ですよね。アポみたいなということで、改修版阿弖流為登録&カスパーの身長を縮めました。一気に21cmも縮んだよ…15kgも減ったよ…パンと水しか食べてないからだよ…
>>144
あとは、神性が零落した存在とかもいそうですね。メデゥーサみたいな。怨霊なんかも妖怪のカテゴリーに入るのかな…
そういえばそうでしたね…石燕の場合は「使い魔」というよりか「友人」なのだろうな…うん?「名家の生まれであるが故に対等な友人関係を得られず絵を描くことだけが楽しみであった存在が、ある日視た人でない「ナニカ」に惹かれ、それらに形をもたらし、名を定め、「愛しき友人」へと変えた…それこそが今の「妖怪」である。」…?(電波受信)>>150
見ました~ありがとうございます!>>147
下手をうてば全ての『人類を鏖』にできる兵器の基礎を作り上げてしまったアルベルト・アインシュタイン(異聞帯)
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%28%E7%95%B0%E8%81%9E%E5%B8%AF%29
性『愛』に関わることに長けたクルティザンヌ
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%8C
母性『愛』マジ半端ねぇ乳の親
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E4%B9%B3%E3%81%AE%E8%A6%AA%28%E3%81%A1%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%86%E3%82%84%29%2F%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%83%BC>>147
殺人関連…尊属殺人の代名詞、ベアトリーチェ・チェンチ
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ベアトリーチェ・チェンチ
愛関連…神に愛されたが故に不幸になった言語破綻者、カサンドラ
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/カサンドラ
吸血鬼はいないかな……127の小話をwikiに登録させていただきました~
そしてちょっとお尋ねしたいのですが、ここに登録されている海賊鯖ってどれくらいいましたっけ>>165
これは失礼しました……!てっきり男性の方かと思ってしまった自分が恥ずかしい…
というかセイバーに限らず脱いでくれるなら、ええ。
ウチのヘンリー8世とか令呪とか関係なく脱いでくれてますし。>>166
ヒャルティは脱がしてはいませんが、コスプレさせたことはありました。ミニスカサンタにしてしまいました。>>166
鐘架もロクな死に方をしない、という点では多分一緒でしょうし
自分の後輩も先輩も同輩もみんな自分を置いて亡くなっていく中で生きててくれてる空葉(相棒)とかムアイ(後輩)は嬉しい存在だったり。割と儚さを抱いてる系の人なのです>>166
お客様、よくわかっておりますねぇ(ニヨニヨ)
ガレスちゃんと同じグループの後輩属性も持っていますし、多分イコマさん的には刺さる……かな?>>171
では参るー!
「サーヴァント・バーサーカー。召喚の命に応じ推参した。問おう、卿が私をこの地に招き寄せし者に相違ないか?」
【 クラス 】バーサーカー
【 真 名 】アルバート・ハミルトン・フィッシュ/Albert Hamilton Fish
【仮マスター】グランデリニア・グレーヴェンマハ
【 別 名 】満月の狂人、グレイマン、ブルッふクリンの吸血鬼
【 出 典 】史実・アメリカ合衆国
【年代・地域】1870年5月19日〜1936年1月16日
【 属 性 】混沌・中庸
【副次 属性】人・人間・人型・男
【身長・体重】178cm・67kg
【外見・容姿】グレイマンの名通り屍蝋の如き肌と髪を持つ細身の青年。純白に包まれた容姿の中で瞳だけが血の赤に染まっている。黒い礼服を一分の隙もなく着こなした紳士。
【脳内ボイス】諏訪部順一
【脳内テーマ】Der Vampir/谷山紀章
【ステータス】筋力D(B) 耐久C(A) 敏捷D(B) 魔力A(A+) 幸運C(A) 宝具A>>174
【保有スキル】
狂化:-
バーサーカーのクラススキルだが、基本属性が狂気の為に反転が起こり失われている。
痛みこそが愛。私は生きとし生ける総てのものに愛を伝えたい。倒錯した愛の伝道師という在り方は狂気として霊基に刻まれた。
人体理解:B
精密機械として人体を性格に把握していることを示す。治療系のスキルや魔術の行使にプラス補正。相手の急所をきわめて正確に狙うことが可能となり、攻撃時のダメージにプラス補正が加えられ、被攻撃時には被ダメージを減少させる。
自己改造(食):A
自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。
生前400人超をその想念ごと喰らい尽くしたことから最高ランクを得ている。
通常は魂や霊体に効果を発揮する人食いだが、バーサーカーの場合は人間や受肉した英霊を食らうことでも同様の効果を発揮する。加えて対象が女性で、若ければ若いほどより強力な効果を得る。
死霊のカリスマ:A
カリスマの亜種スキル。霊体、霊魂と呼ばれるものを指揮する能力。バーサーカーの内に溶けた犠牲者の魂は今も尚その内海に渦巻いており、彼はそれを使役する。
生前より他者との霊的な同化を果たしてきたバーサーカーは近代出身でありながら高い魔力を有している。
畏怖、恐怖、嫌悪―――死の間際に負の感情に染まった魂は怨念となりバーサーカーの内に巣食う。それらの凶念は呪詛となり、バーサーカーの矛や盾として機能する。
徒手空拳に纏わせれば毒手じみた格闘術、棒切れやナイフなどに纏わせれば即席の武器や投擲物となる。>>175
【 宝 具 】
『狂月の宴(ブギーマンズ・パーティ)』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:10〜40 最大捕捉:約400人
固有結界ムーン・マニアック。死者の夜。死人の夜。
血に濡れた真紅の月が浮かぶ漆黒の夜を具現化する。それは彼にとって最も『愛』しやすい世界。
吸血鬼、狂人、灰色の男(グレイマン)と呼ばれ恐れられたバーサーカーの信仰が形になったもの。
『人ならざるものが住む魔の森』―――恐れという感情によって形成された心象風景。闇の揺籃。黒夜の森。
茨に絡まれた如き痛みと血を吸われるような脱力が侵入者を襲う結界。それはバーサーカーが万人に与えたいと願う痛みという祝福の具現である。
荊痛は感覚系に訴えるものであるため無視しようと思えば無視出来るが、吸血のような脱力は対象から実際に力を吸い取っている。
精気、生気、霊気―――そういった霊的エネルギーを奪い取りバーサーカーに還元するエネルギードレインこそがこの結界の本質である。
加えて内部においてバーサーカーは人々の恐れた『吸血鬼』という存在として変生する。
死霊の王、死人の王、総ての怪異(ノスフェラトゥ)の頂点に立つノー・ライフ・キング。星の触覚たる真祖とその眷属、聖堂教会の怨敵とされる存在とはまた異なるもの。
この状態のバーサーカーは全てのステータスが2ランク上昇し、変身能力、吸血能力、飛行能力、魅了能力を獲得する。
ヴァン・ヘルシング曰くの怪力無双、変幻自在、神出鬼没―――人の恐れの具現。ブルックリンを暗黒に陥れた吸血鬼。
ステータスだけ見ればトップサーヴァントと呼ばれる存在とも対等に渡り合えるようになるが、当然デメリットも存在する。
日光、流水、銀、十字架、炎、そして退魔の力―――そう言った吸血鬼の弱点がそのままバーサーカーの弱点となる。>>176
【 解 説 】
アメリカのシリアルキラー、食人者。
「満月の狂人」 「グレイマン」 「ブルックリンの吸血鬼」「ブギーマン」などの異名で知られる。
アメリカ合衆国史上最悪の殺人鬼。その凶行は多くの人に影響を与え、小説や映画や楽曲、更には芸能人の芸名にもなった。
アルバート・フィッシュ。物静かで品行方正な彼には、人とは異なる感覚が存在していた。
彼にとって、痛みとは喜びだった。
己が喜ぶことを愛する相手にもしてあげたい―――そう感じたアルバートが他者に手を出すのにそう時間はかからなかった。
初めは楽しかった。アルバートの人生にとって数少ない満たされた期間と言ってもいいだろう。
ただし、その飢えはすぐに訪れることになる。どれだけ加減をしてもいずれは絶命してしまう。
「全ての州の子供達を1人は手にかけた」―――そう語るアルバートの犯行は、旅路と言ってもよかった。
殺したことの無いものを探す旅。愛で続けられるものを探す旅。
「痛みこそ喜び。私は皆に喜びを与えたい」―――信心にも似た信念を抱くアルバートの旅は巡礼にも等しかった。
その中で彼はある転換点に至る。それは弔い―――死者を想うということ。
彼に殺意と言う概念は無い。彼に悪意と言う概念も無い。
彼にとって痛みを与えると言うことは愛でると言うこと。その果てに生まれた死を悼むという感情は極めて自然なことだった。愛していたから痛みを与えた。その結果死を迎えた―――愛する人を失ったのなら、嘆き悲しむのは当然のことと言えるだろう。
当然、彼の“愛”とは根本が狂っている。それが故に、彼にとっての弔いも常人には理解出来ぬものだった。
それは、死したものを文字通りの己の血肉とすること。肉体を、精神を、そして魂までをも―――食らい尽くし糧とする。
食人鬼、アルバート・フィッシュ黎明の瞬間である。
その後も彼は20年間に渡りのべ400人以上を『愛し』続け、1936年に処刑された。>>177
サーヴァントとしては28歳の姿で召喚される。これは彼が結婚した年齢で―――彼にとって愛が一つの結実を迎えた瞬間であるため。
恐るべき殺人鬼でありながら敬遠な主の信徒でもあり、特に汝の隣人を愛せよという教えに忠実な男。
物腰柔らかく気品に溢れた貴公子や貴族のような振る舞いを常に崩さない。礼節を欠かさず誰であろうとも誠意を持って対応する紳士。
森羅万象、その総てを愛しており、それ故に総てに喜びを伝えようとする。
結果からすれば彼に愛されたものは死と言う終わりを迎えるが、そこに殺意や悪意というものは介在しない。
殺した結果殺.すのでは無く、愛した結果殺してしまったというのが彼の引き起こした数多の殺.戮の真実である。
そのためか、彼は自分の総てを受け入れている。
非難も、批判も、揶揄も、糾弾も、畏怖も、殺人鬼や吸血鬼と言った異名の何もかもを彼は一心に受け止めている。
何故なら彼は総てを愛しているが故に。
20年に渡った旅路の果てに得た答えは、如何なる誹謗にも揺るがない。
バーサーカーであり常軌を逸した殺人鬼でありながら人として完成された人格者。
自身の批判には笑って受け流し、共感には愛を以て応える。
彼の愛は暴虐でありそれを受けたものは例外なく死に至るが、拒絶の意を示すことで決定的な破滅は逃れることが可能。
彼は愛故に人を殺めるが、それを忌避する相手にまで我を通そうとは思わない程度の分別はある。
聖杯に賭ける願いは「愛溢れた世界、愛の成就する世界」
それは彼の想う愛ではなく万人の愛が叶う世界ということ。
彼は彼の愛を信じているが、それはそれとして他人の愛の形を否定するような真似はしない。
愛とは、正しき形が無い故に各々が追求しなければならないもの故に。>>178
【 セリフ 】
「霧の街の殺人鬼……番いがいるのか。それは重畳。互いを満たせる相手とは那由多よりも得がたきもの。私は終ぞ出会うことが無かった。卿の愛を存分に捧ぐといい」ジャック・ザ・リッパー(主従)に対して
「愛故に神に挑む、か。見上げた気概だ。愛するとはそうでなければならぬ」プシュケーに対して
「愛する相手との未来を目指し戦うもの。卿は美しい。尊き御仁よ。卿が望む愛を手にすることを祈ろう」黒龍に対して
「万華鏡の如き色彩を湛える愛。ふむ、悪くない。愛に正しき形などないのだからな」有原業平に対して
「我以外が穢れるからこそ、我以外は麗しくあれ……自己犠牲は本来好まんのだがな。卿の祈りは美しい」ロビン・フッドに対して
「己を持たぬ殺人者―――なるほど、こうしてここにいること自体が卿にとっての旅路ということか。励めよ。全霊を以て挑めばいつかは答えも得よう」ジョン・ウィリアムズに対して
「人に愛される故に場所でありながら英霊となったもの。卿の生誕を寿ごう。卿のようなものが生まれるこそ人間は美しい」京丸に対して
「何とも哀しい娘よ……参れ。私が卿に愛を与えよう」ベアトリーチェ・チェンテに対して
「ほう……外なる宇宙より出でし者、か。旅はいい。私にも経験があるがね。私の人生の中でも最も満たされた時間だった。であれば先達として、卿の旅路に相応しい終わりがあることを祈ろう」フォーリナーに対して
「死とは必然ながらも恐るべき概念ではない、か。なるほど、至言だな。私にとっての死は愛でる末に訪れるもの。それはなんら恐るべきものでは無い」エドガー・アラン・ポーに対して
「卿は総てを愛しているというが……卿にとっての愛はなんだ? いや何、ただの無聊の戯れに過ぎぬ。深い意味は無い―――私とて、それを見つけるのに20年を必要としたのだからな」マリー・アントワネット・ドートリシュに対して>>179
「卿の夢想は美しい。他の誰とも分かち得ぬ孤独な幻想。私はそれを分かち合いたいと願う。何故なら―――私は、卿を愛しているが故に」グランデリニア・グレーヴェンマハに対して
「眠れ、我が愛し子よ」
「痛みとは喜びである」
「私は愛す。友を、隣人を、敵対者を。総てが愛しく、総てに喜びを授けたい。
其は我が旅路の終着。喜びを分かつ謝肉祭。
宝具、開帳―――『狂月の宴(ブギーマンズ・パーティ)』!」
「ああ。愛しい、愛しいぞ。私はこの瞬間こそを待ちわびていた。総てを愛そう。総てを喰らおう。
それこそが、私の愛の証明故に―――私は今、生きている!
『狂月の宴(ブギーマンズ・パーティ)』!!!!」
【 制 作 】猫の藩士
【クラス適正】アサシン
【レン タル】可
【NG 表現】食人と殺人の乖離(殺めたからには食らう)>>129
20歳になろうと伸びない人は伸びないよ、無理だよ
それはそれとしてこの主従可愛い、実に可愛い
>>134
ヒュウ、大神の名を冠した宝具同士の激突だ!
やはりこういう決戦はサーヴァントの華ですな
>>147
家族愛から性別を偽り従軍した木蘭(ムーラン)
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E6%9C%A8%E8%98%AD%2F%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3
>>180
何故だろう。愛に対するスタンスはこの上なく真摯な筈なのに底知れない恐怖だけを感じる…
吸血鬼の力を得る代わりに吸血鬼の弱点も孕んでしまうという宝具は中々にバランスが取れてていいですね>>187
海賊の貴公子:B
「嵐の航海者」の亜種スキル。特に話術や立ち振る舞いでもって船員・船団の心を掴み、カリスマ性を発揮する。
ライダーに影響された部下たちは士気が高く、裏切りや反発が起きることは無い。
海のあるフィールドで発動すれば、魅了スキルじみた効力で人々を虜にできる。
魔女の祝福:EX
ライダーが愛する恋人グッディ・“マリア”・ハレットからの支援魔術
より正確にいえば「人々の信仰によって悪しき魔女に仕立て上げられた彼女からの呪い」で、どんな効果が起こるのかはライダーも分からない。ベラミー版パル○ンテ
彼女はまだ海賊として名をはせる前のライダーに出会い、愛し支えていたが、彼の死後「実は魔女である彼女が嵐を起こしてライダーを殺めた」などとあらぬ噂を人々に囁かれながら、孤独にその生涯を終えた。
いつまでも彼の帰りを待ち続け、自責の念と悪意ある醜聞でとうとう狂いながら。>>188
【宝具】
『奔放にして嵐の如き王の掠奪()』
ランク:A~C 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大補足:1000人
火力に特化した海賊船ウィダー号と速さが出る軽量型の僚艦、そして彼の死因となったノーイースター(アメリカ・カナダ特有の嵐)の脅威がミックスされた宝具。
生前ライダーが率いた船団と部下たちの亡霊を召喚、更に激しい暴風雨も巻き起こしながら、共に敵軍へ襲いかかる。
その強烈な雨風(沿岸部ならば高波など)と砲撃は圧倒的なものである。
空が見えているフィールドや海のフィールドならば「常時展開宝具」として顕現が可能。
注目すべきは攻撃範囲と継続時間であり、最長は一回の宝具解放で丸一日蹂躙し続けることが出来る。
ただし、豊富な魔力供給があればの話になるが。>>189
【解説】
真名はサミュエル・ベラミー、イングランド出身の海賊。
活動は1年程度と短いものであったが、その間に拿捕した船舶は53隻、獲得した金額は100万ドルを優に超えており、同時代の海賊の中では誰よりも稼いでいたという。
最期はアメリカの沖合で嵐に遭い、乗っていたウィダー号ごと海に沈没、恋人を残して帰らぬ人となる。享年は28歳。
後にウィダー号は捜索チームによって発見され、積まれていた財宝と共に船の残骸はサルベージされたという
長い黒髪を簡素な紐で結わえていたところから『ブラック・サム』、拿捕した船員に対する寛容さから『海賊のプリンス』などの異名を持ち、悪党ながら義賊的な海賊として人々の間で知られていたとのこと。
また本人も、自らを『海のロビンフッド』、船員を『ロビン・フッドの部下たち』と称していた。
礼儀正しく身なりも態度もさっぱりとしているが、他の海賊たち同様にお宝に目が無い悪党であり自信家。
マスターや部下、敵でも大人しく従う者ならば寛大に接する。
無駄な殺生や暴行を嫌うがこれは効率的ではないと判断した場合であり、必要となれば躊躇なく人を殺めることができる残忍さも持っている。
見た目の良さや態度からモテるが、愛を捧げる女性は一人であるため、夜遊び目的で女性と過ごすことはあっても交際する気は無く、そういった告白を受けても丁重に断ってしまう。>>191
「サーヴァント、ライダー。真名はサミュエル・ベラミー、気軽にサムとでも呼んでくれ。それでは稼ぎに出るとしようか、マスター」
「子供、か。……いやなに、ちょっとね。」
「やあやあ皆さま初めまして、海のロビンフッドと申します。以後お見知りおきを。……さて、─────金目のモンおいてちゃっちゃっと降伏しなぁ!!」
「は!負け犬どもが、一昨日来るが良い!なんせ俺には『マリア様』がついてるんだ。負けないとも。」
「どうだマスター、今度のコスプレは。このベラミー、『海賊の貴公子』ならぬ『レイヤーの貴公子』として一刻も早く呼ばれるよう、精進しているんだが。」
「そうそう、角度はこれくらいで……で、俺が顔を近づけて……ほら、照れないで。一枚撮るよ。」
「『男嫌いで同性にモテる男装キャラ』が『薄汚い卑劣漢に女にされる』、あるいは『好きな男性が出来て乙女になる』……嫌いかって?いいや、それはそれで興奮するともッッッ!」
「いいね!!素晴らしい!!!(好みドストライクな女装・男装を見つけて)」
「……言っておくが、『下手くそな女装と男装』ほど無様なものはないと思ってるんだ、わかるなマスター?だからそのウィッグとドレスとメイク道具を置くんだ……!」
「……俺が嵐で情けなく死んだことは別に良い。悪党の最期なんて惨めなもんだからな。
だが、今も何処かで自分を責めながら泣いている彼女はどうだ?……彼女はむしろ俺の無事を祈り続けたのに、こんな仕打ちは納得いかないのさ。」>>182
愛が絡まなければ基本的にいい人なんですけどね……私もこういう「何かがズレてるから歪んでしまった」人が好きなのでそう言っていただけて嬉しいです!
>>183
コワクナイデスヨ
>>184
「忠道、大儀である。卿の愛の在り方は私にも好ましい。こうして卿と出会えたことを寿ごう」木蘭に対して
「吸血鬼とは私が愛する民より賜りし名。ならば私は総てを受け入れよう。清濁併せ呑むことこそが我が愛故に」アルバートならこう言いますね……(弱点も孕む宝具に対して)
>>185
いいですよね……こういう歪んだ人……
>>186
愛した結果殺戮になっちゃう人ですからね……
>>193
ベラミーだベラミーだ!
海賊も増えましたね……モテるし女の子も好きだけどかつての恋人に一途なのめちゃくちゃ好みです……>>156
熱 烈 歓 迎 剣 バ バ>>181
愛…愛ってなんだっけ…(最近親に「枯れすぎ」と言われた奴並感)
聖杯への望みの愛の成就する世界ってのが自分の考える愛の押しつけじゃないのは狂ってるけど人格者、だけど理解し難いってバランスを感じられて好き。
あと死に対する思想が普通に獣国の住民に通ずるものがあって草生えるんじゃが(獣国には食葬という文化がある)
>>193
ベラミーキター!ってこいつも染まってるじゃねーかぁっ!良いぞもっとやれ!
嫁さんへの感情良き良きの良き…。
うちで男装女装サーヴァントで言うとやっぱり日本武尊ですね。完成度も高い。
マスターだと京介が必要になればするのと宇轩くんが体格から変わるのとあと菫ちゃんが男装っぽく見える(本人にそのつもりは無い)ですかね。ミソラちゃん?止めろ!死にたいのか!?
あ、ss書けたので投稿いいですか?>>181
ジョン・ウィリアムズ「おや、励まされてしまいました。…答えを得る。とまではいきませんが。そうですね。ひとまず、ロック、聴きません?私、最近ロックにハマってるんですよ」
ポー「スキルの概要に突っ込まれましても…まぁ、私もそうは思っています…吁、愛云々抜いた部分ですよ?私は貴方ほど、愛を育める訳ではないので」
グランデ「まぁ、愛してるだなんて!情熱的なお人ね。…狼になって、花を散らさないでちょうだい。月も季節も、移り気であってこそなのだから」
デイヴィくんといい、グランデのサーヴァントは厄い人ばかりだなぁ…そんでどっちにしてもグランデろくな末路を辿りそうにないのが実に彼女らしい。温和ながら明確に狂ってるっていうのが、そそられるキャラですね…
ホレス「恐れの心象風景の宝具とは…フフ、まるで私に利用されろと言わんばかりの存在だな、己は!良いだろう、私についてくるが良い!恐怖の探求者よ!」
「恐れ」なんて単語のせいで飛んできたディレッタントよ…>>199
よかです。>>202
はーい、ではいきまーす。
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
前略。お父さん、お母さん。俺は今、とっても怖い自営業の人達に追われています!
「待てコラァ!」
「逃がさねぇぞオラァ!」
ク.ソッ何でこいつら強化してる俺についてこれるんだよっ?
「こんなことなら聖杯戦争なんて参加するんじゃなかった!」
そんな事を言っても仕方が無いからとにかく走って逃げ込める場所を探す。そしてなんとか見つけた倉庫に飛び込んで鉄パイプで閂をする。
ガンガンと扉を叩く音と怒声、数人が走っていく音を聞いてやっと腰を下ろす。
「ふぅ……早いとこサーヴァントを召喚しないと」
幸い床は黒系のコンクリート。召喚陣を描く用に買った白チョークが使える。焦らず慎重に、手早く描いていく。正直所々合ってるか不安になる所があるけどそれを確かめる手段はない。召喚陣の写しホテルに置きっぱだからな!>>204
「出来た!あとは詠唱だ。確か…
素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公────」
ガァンッ!!!!
「降りゃひっ!?」
ヤベッびっくりして噛んだ!ってか扉壊されそう!
「ええい、もう誰でもいいかとにかく来てくれっ!」
そう叫ぶと同時に激しく後悔する。普通に考えてこんな呼び掛けで来てくれるような奴なんている訳が無い。あーク.ソッ俺の馬鹿野郎!
自己嫌悪に陥っている俺を横目に召喚陣が光り始める。え、まさか本当に召喚出来るのか!?激しい光と吹き荒れる風が収まった所でゆっくりと目を開けるとそこには一人の少女が立っていた。健康的な肌色に真っ黒な髪をした中東系の人を思い起こさせる見た目の少女はゆっくりと自分の手足を見た後でこっちを向いた。
『答えよ』
「っ────がっ」
声を聞いた途端とてつもない重圧がのしかかって来たような感覚に上手く声が出ない。それどころか、息が
『其方が人の身にありながら魔神と畏れられし妾を召喚せしめた人間。即ち妾のマスターか?』>>205
息が苦しい…なんとか肺に空気を取り込もうと胸を押さえても何にもならない。
『答えよ』
不味いっ声が不機嫌そうだ。なんとか俺がマスターだって事を伝えないと。
力を振り絞り右手に刻まれた令呪を見えるように掲げる。
『ふむ、間違い無さそうじゃな。む…?しばし待て。あー、アー────』「…ふむ、こんなものか。妾としたことが喉の変化を忘れるとはうっかりした。其方、名はなんと言う?」
重圧は解けたし息もなんとか出来るようになったけど声はまだ上手く出せない。と身振り手振りで何とか伝えようとすると少女(?)が俺のポケットから財布を取り上げる。…見間違いじゃなければ一瞬腕が伸びていたような…?
「ふむ、間久部理仁…これでよいか?」
激しく頷いて肯定すると少女…アサシンは財布を置いてつかつかと歩き出した。何処へ、と聞こうとしたところですっかり忘れていた、扉が追手の男達に破られた音が響いた。
「さて、アレらはマスターの敵という認識でよいな?」
言うが早いかアサシンは頭を軽く振って長い黒髪を揺らした。>>206
「何だあのガ∦──」
一番前に居た男の首が宙を舞った。呆気に取られている間に二人目三人目と首が物理的に飛ぶ。
「ヒィッ化けも「何処へ行くつもりだ?」
後ろの方に居た数名が逃げようとした時には既にアサシンが入口の外に立っていて手近な男二人に手を当てる。
「『妄想心音[ザバーニーヤ]』」
アサシンの手に握られていたモノが潰されると男達が血を吐いて倒れた。
「動くな!動いたらアイツを撃つぞっ!」
最後の一人が俺に銃を向けながら叫ぶ。ああ、アサシンの声を聞いてから腰が抜けっぱなしなんだった…動けねぇ。
「分かった分かった。動かんから────『大人しく死.ねぃ』
銃を向けていた男が無言で倒れる。何となく死.んでるんだろうなと思う。何せ質問されただけでこれなんだから、どストレートに死.ねなんて言われたら死ぬんだろう。いや滅茶苦茶だな!?>>208
「さて、怪我は無いかマスター?少々危険な目に遭わせてすまんな。これでも反省しとるんじゃぞ?砂粒十個分程な!」
俺の腕を掴んで引き上げつつカッカッカッと笑うアサシンにどう返していいか分からないでいると笑いが止む。やべ、何か下手打ったか?
「今のは妾なりのジョークのつもりだったのじゃがウケなかったの。なら趣向を変えて…マスター、銃で撃たれなくて良かったの。あれは死ぬほど痛いぞ」
「いや笑い辛いわ!…あ」
「カカッやっと声が聞けたわ。してマスター。これからの方針は?」
こてんと首を傾げてこっちを見上げてくる。あれ?そんなキャラだっけ?召喚してから威圧されたり虐.殺したりしか見てなかったけど…。
「まだ、何も」
「そうかそうか。なら一先ず拠点に戻ろう。ここは血生臭くていかん」
「いやお前がやったんだろ」
こうして俺とアサシンの聖杯戦争が幕を開けたのだった。ほんと、開幕から踏んだり蹴ったりだ。>>196
私もベラミー(ワンピの方)好きだったんでベラミーだベラミーだ!ってキャッキャしてたらまさかのキャラ造形でひっくり返りました……良い……あと顔から鳥海浩輔の匂いがする……
>>199
根は真面目ですからね彼……真摯が故に生まれたのが食べることによる弔いというね……
あ、あと84にローズル様へのセリフが
>>200
ファントム的な狂気も目指したのでファントムポジションと言って貰えて嬉しいです!
なんなら吸血鬼ということに誇りを持ってますからね彼……だからこそ弱点も受け入れてるんですし
>>201
「ふむ。利用というのは理解しかねるがそれもまたよし。卿もまた、私の愛し子だ――故に、私は卿を愛している」ホレスに対して
逃げてー!!!!>>205
間違えたここ『答えよ』じゃなくて『問おう』だった……ちょっと妄想心音されてくる眠れないから明日貼ろうと思ってたチャラ男ーズ貼ってもいいですか
>>214
「くく、くくく、くはははは、くははははは! くははははははは! あーっははははは!!!!
面白い。よくぞそこまで吠えたッ!!!!
ああ、飽いていた。飢えていた。愛でようとも愛でられぬこの小さき世界に虚無を覚えていた。
ホレス・ウォルポール。偉大なる恐怖文学の祖よ。
不興を買ったのなら謝罪しよう。尊き人、私を卿を愛したい。
我が慕情は殺戮、我が愛は破壊―――さあ、我が愛しの君よ!
私に卿を殺(あい)させてくれ!!!!」
あかん()
>>217
特にオフモードから鳥海臭がビンビンしますねえ……
>>218
おお……もう……
ハングドマン「心配をかけてすまなかった……安心してくれ。これからはずっと一緒だ」よし!貼って寝る!あと前もっていっておくとオチにこまった!あやまる!
「いやあ、死ぬかと思ったっすよ」
「マジ幽霊屋敷に閉じ込められるとかアニメじゃねぇってのなー……」
女幽霊を無事撃破し、屋敷から抜け出したところでロドモンと道灌は重苦しい溜息をついた。最下層から最上層まで滅茶苦茶に暴れ回ったと言うのだ、相当疲労しているに違いない。特に道灌は目に見えてげっそりとしていて、すぐにでも倒れてしまいそうだ。
「つか、業ちゃんとファンちゃんも幽霊と戦ったっしょ? なんでそんな涼しい顔してんの?」
「手間達大変だったんすよ……マッチョのアソコ見せつけられたりマッチョの尻から噴き出す血とか」
「君ら一体何と戦っていたんだい……僕達は敵が分かっていたからね。準備は徹底しておいたから、屋敷内での探索は苦じゃなかったよ」
「ああでも、変なトラップは幾つかあったね。ドアを開けたら気味の悪い死体に何度か出くわしたけれど……」
「え、何それめっちゃコワくね? オレら、そんな無かったよ? 謎のスライム潰しだったよ?」
「なんすかねこの差は! もう早く帰って寝た――――」
わーわーと四人が言い合いながら帰路につこうとしていた直後の事である。泣きそうな顔をしていた道灌が最初に異変に気付き、幽霊屋敷を振り返った。主を失ったはずの屋敷から、みしりみしりと奇妙な音が立て続けに響いていた。>>225
「おい、あの人妻幽霊倒したよな……? まさかの第二ラウンドとかあり?」
「いやいや……パニック映画じゃないんすよ?」
二人の予想は運が悪い事に的中した。というのも、屋敷が少しずつ浮き上がり始めている。その根元を見れば、何本もの足が蜘蛛の様に突き出しているではないか。出来の悪いB級映画を思わせる奇怪な光景に四人は呆気に取られていた。
「ファン、さっきの幽霊……」
「手応えはあった。間違いなく彼女は消えたよ」
「となれば、やはりあの屋敷そのものが問題か。魔性を集めやすい場所らしい。ロドモン君、道灌君、まだ戦えるかい?」
相棒に目をやりながら、業平は懐に手を入れる。取り出したのは女幽霊を倒した時と同様の札だ。
実を言うと業平には策がある。屋敷に入る前に周囲に、そして屋敷内で手当たり次第に札を配置しておいたのだ。屋敷そのものが動き出す事を考慮しての考えであったが、どうやら予想は的中したらしい。
ならば術式を発動する為の時間稼ぎが必要になる。ロドモンと道灌にも手伝ってもらわなければならないのだが……、
「うおおおお! やべぇぞ道ちゃん、パネェ! 屋敷動いてる、パネェ!」
「幽霊屋敷ならぬ、モンスターハウスだったっす! あれっすかね、口開けて舌出てきたりするんすかね!」
緊迫感の欠片もない二人の会話に業平は絶句した。先程までの疲弊していた面持ちは何処へやら、動き出した屋敷をあり得ないほどのテンションで見つめているではないか。>>226
「……あの幽霊が言っていた空気がどうのと言う話、ほんの少しだけ同意したくなったよファン」
「あれが彼らの平常運転だ、今更だよ……それより見ろ、あの屋敷何処か挙動がおかしいぞ」
ファンが言う通り、屋敷はギシギシと体躯を揺らしている。動く度にバラバラと破片が飛び、今にも崩れ落ちてしまいそうなほどだ。
何故か、と考えるまでもなく原因は屋敷にはしゃいでいる二人組である。
「あれー! ロドモンさん、あそこ変っすね!っていうか手前達がぶっ壊した場所っすね!」
「うわはははは! ざまーみろぉ幽霊共めぇ!」
完全に空気が、空気がぐにゃぐにゃと酷いものに歪んでいこうとしている。ギャグの侵食が止まらない、止る気配がない。
「あ、あ、業平、あれ」
「え、え、あ、ちょっと」
そうして、大暴れしようかというところで内側が穴だらけだった幽霊屋敷は一歩目を踏み出した瞬間に崩壊した。
シロアリに柱を食われた家が崩れる様に、二人のチャラ男が暴れた事でそこら中が穴だらけになっていた幽霊屋敷は大地を踏みしめる衝撃に耐えきれずぺしゃんこになってしまったのである。
「やったー! なんか知らねぇけど第二ラウンド不戦勝ー!」
「帰りは打ち上げっすね! あれ、業平さん? ファンさん? おーい、どうしたんすかー?」
一夏の恐怖体験、それはあまりにも締まらない形で終わりを迎えるのだった。>>124
グーグル翻訳さんに頼り切ったテキトー英文だよ!
正直、自分でも文法的に正しいのか自信ないよ(でもそれはそれとして、賞賛頂いて嬉しい…)
>>193
ロジャー「…海賊ってなァ、どいつもこいつも変な趣味でも持たなきゃやってらんねェのか?」
最後の台詞に思わずグッときました。これは反則でしょう…
>>207
実際彼女たちが最後まで決裂せずいられるかは神のみぞ知る
いいですよね、こういう相性抜群なようでいてその実綱渡りなコンビ
>>210
うーんこの凸凹コンビ感
やっぱ理仁さんが召喚するとこういう空気がつきものですよね
>>228
敗因:屋敷内戦闘による建物全体の疲弊
まあ、あれだけ暴れ回られればこうもなりますよねって>>215
>>216
>>218
>>219
皆さん…ありがとう…ありがとう…!見れました…!
色っぽいな…個人的にはちょっと右側にあるイメージでしたが、こうやってど真ん中にあるのも良い…こういう感じ、何て言うんでしょう。退廃的?
>>223
ホレス「フフ、いよいよもって化けの皮が剥がれたか!良かろう良かろう、そういうテンションの方が私もやりやすい!のらくらした奴は嫌いなのだ!
ならば名乗らせてもらおう、我が名はホレス・ウォルポール。この世の恐怖を集め聚め蒐め萃める者!すなわち恐怖の有頂天!
己のような恐怖の生まれし事、祝わせてもらおう。そして蒐集させてもらおう!全ては、無論、私の為!!さぁ、来い!全霊を以て受け止めてやろう!」
後ろでポーが「私知らない」って顔してる。そしてこの日、カルデアから一騎のサーヴァントの霊基が消えたとか…>>228
おぉ、堂々の千秋楽ですね!楽しく読ませていただきました!
屋敷の崩壊…あの二人ならやりかねないというのが何とも…え?wikiの登録の時全部書く?やったぁ!楽しみにしてます!(追い詰めていくスタイル)>>221
バ「お前が推しになるんだよォ!」
座に還ったのを見て日本武尊が「まさか衣(女装)だけで死ぬとは」とか呟く。女装して懐に飛び込んで斬っが本来の使用方法だからネ。
理仁くんにはこれからマフィアのお兄さんにバンバン撃たれて貰います。水に漬けられて心停止まで考えてますがよろしいですね?(ちゃんと死なないので)
>>223
だって普通想いを寄せる友人が「自分を贄に捧げる」とか言い出したら必死に止める。生還する策があると言われても不安だし実際吊られてる所なんて目を背けたくなるよねって。
ローズル「────ありがとう。あの時お前が誘ってくれなければ私は人々の記憶に残る事なく神代の終わりと共に消えていた」
>>228
ギャグの侵食って怖えー。ボロボロの屋敷を動かすなら全部じゃなくハウルの動く城の時みたいに一部だけでこじんまりすれば自重は支えられた(勝てるとは言ってない)
もし真剣に戦ってたらバランス崩しながらも動くとこだけで攻撃してきたりとかはあったのかもしれないと思うとなんとも哀れに思えてきますね。
>>229
そういう星の元に生まれたのでしょうね。
後編の前にちょっとシャイタンの能力について追記と明文化をしておこうと思います。なのでシャイタンの部位ごとにできる事のアイデアを募集します。
今のところ髪、目、喉、顎、爪、指、腕、胃、足は決まってます。特に困ってるのは血です。安直に呪いにはしたくない。>>237
そこはまあ変化A+でチョイチョイっと。変化を解いたらどっかの邪神か神話生物かな?ってくらいにモンスターにはなると思います。
その辺につきましては改訂版で詳しく書くつもりですがシャイタンの身体由来でないハサンの業はあくまで『それっぽいもの』としての再現で例えば髪なら『細く長く伸ばして切る』という技が使えるってだけでザバーニーヤではありません。
他にもハサンに貸して(盗られて)暗殺の業として昇華されてない部位はそこまで強力ではない感じにしようと思ってます。喉で言えば対魔力やステータスの魔力で抵抗出来るしマスターもある程度の魔術師ならレジスト出来る(今回の理仁は不意打ちで喰らったから…)と万能ではない感じ。
とりあえず業に昇華されてるのは今のところ腕(呪腕のハサン)と足(蒼き風のハサン)と胃(紅塵のハサン)の三つですね。それらも単品ではハサン達と同等ですがそれに伴う技術(妄想心音を当てるための立ち回り等)が無いので上位互換にはならないという感じの。ポケモンに例えるとときのほうこうやシャドーダイブを覚えるけどタイプ不一致みたいな。
>>238
あと骨と肺で12個ですね。
>>239
うーん、やっぱり毒とか呪詛とかそういう系になりますかねぇ…。
硬質化して武器は爪です。武器と打ち合う時はこれを魔力で強化して行います。髪:呪縛のハサン、流麗のハサン両名の業の模倣。髪を伸ばして対象を切断する。有効射程は両ハサンに大きく劣る。
目:睨み付けた者に対して底冷えする恐怖を与える魔眼。恐怖に囚われた者の抵抗力を下げる。勇猛スキルや精神力で抵抗可能。
喉:聞いた者に重圧を与える声を発する声帯。また相手の身体を多少だが支配する事も出来る。対魔力で抵抗可能。
顎:喰らいついた物を噛み砕く強靭な顎。サーヴァントに対して使った場合相手の霊基ごと噛みちぎり相手のステータスを下げる。FGO的に言うならレベルが下がる。耐久のステータスで抵抗可能、天性の肉体持ちには効果が無い。
指:蜘繰のハサンに与えた物と同じ。しかし彼には気まぐれで利息(死後の肉体)無しで貸した為に『無想夢漕』は得ていない。
爪:変化で長く伸ばし硬質化した爪。特にこれといった能力は無いがとても鋭く魔力で強化すれば宝具とも数回なら打ち合える。
腕:呪腕のハサンに貸した腕と同一。『妄想心音』が使える。
胃:紅塵のハサンに貸したものと同一。『幻影葬送』が使える。起動に大量に魔力を喰うが固有結界も展開可能。一度展開してしまうと『砂嵐が吹き荒れる砂漠』という地精吸引(砂)が最大限発揮出来るフィールドから魔力を吸い上げ半永久的に展開し続ける事が出来る。
足:蒼き風のハサンに貸したものと同一。『早想爽走』が使える。専ら高速移動の手段として使う。
肺:
骨:
血:>>245
骨ならば、アダムが前妻であるリリスと別れ、神が新たに肋骨からイヴを作ったことから、眷属の作製、或いは生命を与える、といった能力はどうでしょうか?
肺はエリちゃんみたいな感じで異界化によるドラゴンブレスぐらいしか浮かびませんね……胃とちょっと被る……>>248
>>249
■神々
・オーディン
北欧における主神。世に存在する神話の神の中でも最もメジャーな存在の1人。
多くの創作物や伝承のモデルになっている。
・ロキ
オーディンの弟であり北欧神話に置けるトリックスター。奸計の達人であり兄に心酔する男。
■ワルキューレ
ヴァルキュリア、ヴァルキリー、バルキリー、戦乙女とも。大神オーディンの創造物。ようするにメカ娘である。そのコンセプトにはオーディンの好みが大いに出まくっている。ギャルゲーでも作る気かあのおっさん(呆れ)
・エルルーン
水の女神、宴を司るもの、海の戦乙女。
・ワルキューレ(ムスペル)
焔を司るもの、劫火の巨人、炎の戦乙女。
・ワルキューレ(ヴィーザル)
魔狼殺し。新世界の担い手。森の戦乙女。
ヒルドがモデルとなったワルキューレ。設計コンセプトは「ダウナーなクール美少女」
オーディンの愛娘。フェンリルを討ち、ラグナロク後の世界において人々を導いた。>>251
・スルーズ
エルルーンのプロトタイプとなったワルキューレ。設計コンセプトは「戦場の希望となる女騎士」
金髪をポニーテールに結った飾りげのない陽性の人物。平素は朗らかで人当たりが良く、戦場においては凛々しく勇敢な女性。
トールとは遺伝子上の父娘。『戦神宣言(テュールブラント)』と呼ばれる雷電の剣を有する。
・ヒルド
ヴィーザルのプロトタイプとなったワルキューレ。設計コンセプトは「全寮制男子高校の寮母さん」
穏やかでお淑やか、包容力を感じさせる大和撫子かつ日本の母と言った人となりをしている。
ヴィーザルを娘と呼び、彼女の幸せを最期の時まで願っていた。
『幻神宣言(マーネブラント)』と呼ばれる月光の剣を有する。
・オルトリンデ
ムスペルのプロトタイプとなったワルキューレ。設計コンセプトは「帯刀女子高生」
腰まで伸びた黒髪を持つ怜悧な美女。そのコンセプトからブリュンヒルデと同じセーラー服に身を包む。クールな容貌同様沈着冷静なキャリアウーマン風の女性だが根は激情家である。
『煉神宣言(エルデブラント)』と呼ばれる炎熱の剣を有する。>>252
■生物
・ニーズヘッグ
氷結世界ニヴルヘイムに住まう氷の竜。あるいは氷の大蛇。
森羅万象を凍てつかせる恐るべき怪物。凍結対象には概念も含み、彼が本気を出せば時すらも凍りついた牢獄が生まれるという。
フレスヴェルグとラタトスク、ヴェズルフェルニルに振り回される苦労人だが、なんだかんだで嫌ではなく、むしろ2人のことを大切に思っている
・フレスヴェルグ/ヴェズルフェルニル
番の鷲。巨人と扱われることも。フレスヴェルグが男でヴェズルフェルニルが女。
ニーズヘッグとは互いに罵り合う腐れ縁。
共に皮肉屋で厭世的、それでいて刹那主義者。そのためか馬が合うとから。
・ラタトスク
ニーズヘッグとフレスヴェルグの仲介人を務めるリス。かなりのアホの子で間違いまくった伝言ゲームを繰り返しフレスヴェルグとニーズヘッグ2人の仲を掻き回しまくった戦犯。
■英雄
・へグ二・ハウルダンソン
北欧世界の上王。竜殺し。竜の騎士。邪竜。>>253
■その他の人物
・アルヴィス
闇という自然現象が受肉した精霊種。全身が闇で構成されており、意識せずに触れたものを腐食し犯し尽くす剣呑な存在。
その驚異を恐れたトールの策謀により石化させられる。
スルーズとは相思相愛の中で、石になる最期の瞬間まで彼女の無事を祈っていた。
・ヴァルファズル
戦死者の王。ヴァルハラの主。オーディンとも同一視される存在。
死者を統括するものであり、死が凝縮された存在と形容される男。
彼自身もまた卓越した戦士であり、極限まで磨きあげられた体術に「死」という概念を付与する悪魔じみた徒手空拳の使い手である。
・リーヴ
ヴィーザルに導かれた新世界の人類の祖。
純粋無垢で天真爛漫、それでいて遍く全てを抱きしめる女神のような性根をしている。
人類の祖に相応しい人柄の少女。監督委員会:
いわゆる『Fate/Oriental Amarant』における監督役
あのルーマニアの聖杯大戦から早数年、送り出した監督役の暴走により時計塔への貸しをつくってしまった聖堂教会だが、今回の聖杯戦争は常花院側の提案により、監督役を頼まれた。
しかし、時計塔側の「魔術協会・聖堂教会、双方がより密に手を組み、この聖杯戦争を取り仕切るべき」という意見によって新しい組織をつくることに決定。
それがこの「監督委員会」である。
それぞれの組織から選ばれた代表とスタッフが現地に派遣され、互いが互いを見張り合い、時にいがみ合いながら戦争を監視していたりする。>>258
王賀 雄(おうが すぐる)
監督委員会代表の一人、聖堂教会は第八秘蹟会に所属する代行者補佐にしてシスター。長年コンビを組み、死線や聖杯戦争を潜り抜けてきた神父がいたが数か月前に亡くなった。
「もう引退したいんだけどねぇ」が口癖の剛腕シスター。
マロウ神父
監督委員会代表の一人、聖堂教会に所属する神父。代行者のような戦闘力も過激な思想も持たないごく普通の聖職者。
ブライス・ブラッドブルック
監督委員会代表の一人、聖堂教会は第八秘蹟会に所属する代行者。音楽と平和を好む戦闘狂の若者。
ジェイミス・バロウ
監督委員会代表の一人、時計塔は動物科に所属する青年。沢山の動物(使い魔)を飼育しており、一見はぽっちゃりとした人当たりの良い青年にしか見えない。
四次元ポケットの如く服のあちこちにお菓子や動物用の餌が隠されている。
ニコラエブナ・ズメイヴィチ
監督委員会代表の一人、時計塔は呪詛科に所属する女性。物静かな人で、どんな時も毛皮のコートを脱がないほどの寒がり。
梔子戸 乱世(ししど らんせい)
監督委員会代表の一人、時計塔は法政科に所属する老人。元々は降霊科にいたらしい。欠点は家族の自慢話が止まらないこと。>>261
分かり味がとても深い
自分も最近チーム物にハマっているから…(その影響で数人で一騎のサーヴァントがマイブーム)ヘグニって何人いるんだろう(お目目ぐるぐる)
>>267
はいどうぞよーしやるぞー
火村さんからのリクエストだったジル・セレナードのssですーお、来ましたね来ましたね。霊薬はどうでしたか?」
「即効性はありますが、やはり効果が出る条件がシビアです。もう少し調整をお願いします」
アスクラピアには時折主であるヒュギエイアの同業者がふらりとやってくる事がある。ジル・セレナードもその一人であり、ヒュギエイアと奇妙な協力関係を築いている。
聖堂教会つきの代行者見習い、それでいて医者。ヒュギエイアとは知り合って半年ほどなのだが、未だに同業者という境を超えた事は無い。ジルはあくまでも事務的に接する事に留め、それ以上の関係性を望んでいないようだった。だからこそフレンドリーなヒュギエイアはぐいぐいと行きたいわけで、見えない攻防を現在も続けている。
そしてジルはヒュギエイアから霊薬の試験運用を頼まれており、今日も改善案をまとめてやってきたのである。
「やっぱりそうです?どうしてもそこは直せないんですよねぇ。投薬しても効果が出ないっていうのは割とネックなんですが、これをなんとかしないと……あ、味の方はどうです? 可能な限り甘めにしているんですけど」>>271
「好きにしてください。ただあまり味に力を入れすぎると、怪我をしているわけではないのに味を目当てで患者が飲んでしまう可能性があるかと」
「むう、そこですか。うーむ、捨てがたいポイントなんですが……」
ジルに手渡されたレポートをぺらぺらとめくりながらヒュギエイアは口を尖らせる。わざとらしいその仕草にジルは特に反応はせず、真顔のままで立ち尽くしている。座ったらどうだ、と促しても「結構です」の一点張りなのだ。
「味をつけるのが悪い、とは言いません。ただやり過ぎてはいけないと言っているのです」
「ふぅむ……とりあえず味の方はもう少し抑える方針で行きましょう。そんでもって効果が出る条件……まぁこれもなんとかしてみます。今回もありがとうございますねジルさん」
「いえ、私も貴女の霊薬には何度か助けられています。こちらこそ感謝を。……それと、この街で随分と多くの患者を治している様ですね?どんな病も治してくれる病院がある、とちょっとした都市伝説になっている様ですよ」
ジルの鋭い視線に射貫かれ、女医は居心地が悪そうに肩をすくめた。
「一応患者さんは絞っているんですよ? でもたまに迷い込んできた患者さんを追い返す訳にもいきませんし……」
「患者を見捨てない、という精神自体は構いません。が、無理に活動する事は避けた方が良いでしょう。下手を打てば貴女も雷に打たれて死にますよ」
「……むぅ、それを言われると困ってしまう。分かりました、気をつけます」>>272
ではこれで、とジルは会釈をすると踵を返す。それなりの付き合いだと言うのに彼女は必ずこうで、言うべき事を済ませてしまうとすぐに立ち去ってしまうのである。お茶でもどうだ、と言っても忙しいのでと断られてしまうものだから、ヒュギエイアはもやもやが止まらない。
そのせいだろうか、彼女はいつもよりアグレッシブにジルに踏み込もうとしていた。
「ジルさん。私も聞きたい事があるんですが」
「……何か?」
「貴女こそ、あまり無理はしないでくださいね。人を救うお医者さんが患者を助けようとして死、んでしまったら元も子も無いですから」
足を止め、ヒュギエイアの言葉に耳を傾けるだけに留めていたジルはゆっくりと振り返る。その口元には珍しく笑みが浮かんでいて、ヒュギエイアは思わず目を剥いた。
「何か、思い違いをなさっている様ですね。私は一度も自分を省みずに動いた事はありません。何故ならば私は患者を救う医者であり、医者が患者を前にして死ぬ事などあり得ないからです」
「……そうですか、ふふ、そうですか。これはすみません」
?と首を傾げながらもジルは改めて会釈をし、診療所を後にした。
診察室に一人残ったヒュギエイアはくすくすと笑いながらレポートに目を向ける。ジル・セレナード、患者を救う為ならばその命も捧げる鉄の女……そう思っていたが、とんだ勘違いをしていたらしい。
「医者が患者を前にして死ぬ事などあり得ない、か……私多分やっちゃうだろうなぁ」最近タロット占いのwiki見たら「これクッチーは完全に塔のアルカナ!」ってなったのでマスター限定な大アルカナ組み合わせ?みたいなのやってみたいなとちょっと思いました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%94_(%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88)>>277
なんだろう……ペン先替えて筆圧かかるようにしたからかな…>>257
サーヴァントとしてのキャラシートを作らなくてもカルデア舞台にした北欧勢のやり取りとか書きたくなってきましたね……!
>>260
関連人物を纏めるつもりが……推しキャラを全員キャラ付けした感じになってしまった……!
ニーズヘッグ「冗談きついぜ。この程度で盛ってることになるならあんたはなんなんだか。あー、女神様だったか。悪い悪い、忘れてたよ」
>>261
GUNG-HO-GUNSとか暁とかいいよね……いい……
聞き覚えのある苗字があるのがめちゃくちゃワクワクする……
>>263
最初はそのはず(原作準拠)だったんですけどね……筆が乗っちゃってこんなことに……()
なので公式北欧世界のオーディンとmyオーディンは別人です人の居ぬ間にこそこそと、フィッシュさんが改修された訳ですしグランデの小話を。
グランデが夢想する世界はEXTRAのアリスのようなイヌカレー時空というよりか超現実主義時空な世界です。具体的に言うと、エドガー・エンデとルネ・マグリットとを足して割った感じ。これにサティの音楽が流れてる感じ。
そんな子ですが、根は「誰か友達になってほしい。わかってほしい」という純粋な思いを持つ寂しがりやな乙女です。皆と仲良くしたいから学校で魔術をぽこじゃか使います。だからわかってくれたり友達になってくれたらめっちゃチョロいです。命だって捧げちゃいます。絶対離しません。別れません。どこかに自分を置いて行かないでほしいから。
重い子だなぁ…ブリュンヒルデ→アルテラの呼称が「アトリ姉様」な一方、
スルトちゃん→アルテラは「御姉様」、シンモラ→アルテラは「御義姉様」だったりするので北欧勢からみるとややこしい事になってたりする。監獄長はおられますかー?
只今ベラミーをwikiに登録させていただきました~
いやあ、トラファルガー・ローといい、元ネタと比べるとその違いにびっくりしますねえ>>299
あ、ホントだ。ルとレでほぼ確定じゃんよこれ。>>298
了解です、ありがとうございます~某アイドルゲーの五周年に感化されたので、勢い余って書きました。投稿します。
青い海、白い砂浜、眩しい太陽、麗しい水着美女たち。
これらの要素から分かる通り、俺たちはバカンスに来ている。
ただし普通のバカンスとは異なり、ノウム・カルデア内で保存されていたボードゲーム型の魔術礼装を用いてのもの。言ってしまえば、以前の遊戯界と類似した特異点だが、ここは娯楽のみに焦点を当てているので面倒な誓約などはない。
只々こちらが楽しめるように作られている親切設計になっている。
さて、説明はこのくらいにしてどこへ向かおうか?
→ ビーチバレー場
ゲームコーナー
プール
海
そうだ、ビーチバレーを観に行こう。
魅力的な水着姿の女性たちがキャッキャウフフな光景を繰り広げているに違いない。
先ずは、目で楽しむ事もバカンスの醍醐味と言えよう。
では目的地が決まったことなので、早速駆け足でGO!>>302
ビーチバレーは水着女性の特権……そう思っていた時期が俺にもありました。
「どうした魔剣使い! 汝の容量技量は全て呪いのアイテムで許容限界を迎えてしまったのか! でなければ、そのような無様な姿を晒さなかっただろうな!」
「言ってろチキン野郎! テメェこそ巨人の裔のくせして情けねえ膂力してやがるなぁ! 遠距離からピチピチ射つだけの能無しにはピッタリな体たらくだぜ!」
目前で繰り広げられているのは、目見麗しい女性たちの楽しげな絶景……などではなく、互いを口汚く罵倒しながらプレイに励んでいるオッドルとヘイドレグの姿であった。
団体競技であるバレーの常識に喧嘩を売るかのように、個人戦で凄まじい試合を行なっており、本来ならルール違反であろうボールへの連続接触に目を瞑れば、素晴らしいプレイをしている。
見どころ満載だが、ここまで聞くに耐えないバレー試合は初めてだったかもしれない。子供組がいたら情操教育に悪過ぎる程度には。
「ティルヴィングスマッシュ!」
「グシスナウタルスパイク!」
ボールを宝具に改造するんじゃありません。
夏の魔力みたいな呪いでおかしくなってるのかねぇ。
「ファイトー。ヘイドレグ、スピンを入れる事で変化球を生み出すのですよ」
観客席には、ビキニ姿のヘルヴォルがヘイドレグを応援していた。
そういえば親子だったね君たち。運動会で頑張っている息子にエールを送る母の図……みたいなものか。>>304
このリゾート地にはゲームセンターも完備していた事に驚きだった。
これならインドア派のサーヴァントたちでも楽しめるだろうし、ゲームに触った事のない誰かにも知ってもらえるきっかけにもなる。暇だったら、是非ともセンパイを連れてこよう。
しばらく歩いていると、随分と賑わっているコーナーがあった。
「ぬお!? 貴様、もしかしなくともやり込んでいるな!?」
「お前は逆に初心者にも関わらず、操作練度の成長速度が早過ぎる……!」
遠目で見てもはっきりと確認できる……格ゲーコーナーで盛り上がっていたのは、まさかの平将門とアフラースィヤーブである。
二人ともやたらと高身長だから否応にも目立つ。そしてそんな彼らがゲームに熱中していた事実に、俺は普通に驚いていた。
「あの二人、ゲームとかやるんだ……」
物珍しさに遠目から見ていると、次は別コーナーから歓声らしきものがあがった。
そちらに目を向けると、なんとオリヴィエとベディヴィエールが『NI◯◯T OF FI◯E』を踊っていた。
顔が女性のように端麗で、けれども体の方は高身長でガチムチという雑コラコンビ。>>305
「成る程、これはマニアには堪らないだろう」
謎の分析をしつつ、キラキラと滴る汗を飛ばす二人にちょっと興奮を覚える。
ノンケだが、謎の色気を放つ彼は正直反則だと思う。きっとこの質問をSNSとか投稿したら共感者多数間違いなし。
「俺も一曲踊りたいところだけど……あの人混みじゃ無理だろうな」
曲が終盤に差し掛かったところで別コーナーへ移ろうとしたが、人が増え始めたので待ち時間が長引きそうだと察した俺は、ゲームセンターを離れる事にした。>>308
そのギャップ故に「オリヴィエでもいいや」なってしまう疑似チャームがあるとかなんとか……という妄想をしております。舞台は神奈川県の湘南。
相模湾を一望出来る海沿いのその町で、6騎のサーヴァントが召喚される。
「サーヴァント、セイバー。ワルキューレ。召喚に応じ参上致しました!」
「我ら三人、誠心誠意仕えさせて頂きますね」
「さあ、どうか我らに命令を。マスター」
「はじめまして、マスターさん。サーヴァント・アーチャー……ヴィーザル。ワルキューレのヴィーザルです……えっと、その……よろしくお願いします」
「俺はアーチャー、フレスヴェルグ」
「そんで、アタシがヴェズルフェルニル……なんでか2人1組になってるけどぉー、ま、よろしく!」
「ライター……俺が? ……………よくわからんが、まあいい。俺はニーズヘッグ。ライダーのニーズヘッグだ。よろしくな、マスター」
「アサシン……ヴァルファズル。貴様が俺のマスターか……構わん。教えてくれ、俺が殺.すべき敵はどこだ。マスター」
「■■■■■■■!!!! ス■ー■! ■ル■ズ!! ■ルー■!!!!」>>317
そこは、英霊の座とは異なる世界の裏側。
朽ちた神が住まうその地に、下界を睥睨する男がいた。
「嗚呼、見ていますかなリーヴ。我が愛しの君が全てを託した女神よ」
口調こそは真摯だがその表情にはどう取り繕っても隠し切れない愉悦が盛れ出している。
男の名はロキ。
北欧神話、そして神話世界を象徴するトリックスターである。
「君が憧れた、君が夢見た英雄達による物語が今始まる。
どうかご照覧あれ、花よ。君の幸せこそが私の幸せなのだから」
これよりは始まるは女神に捧ぐ舞台劇。
女神以外の万象全て、彼女を彩る首飾り(アクセサリ)
―――故、その舞台の名は装飾曲(アラベスク)
せいぜい気張れよ。人も神も何もかも、彼女のために踊るがいい。
Fate/Arabesque
まもなく開演―――未定あと、キャラ付け決まってる北欧神話メンバーで気になる子はいるでしょうか?(超小声)
>>319
あり得ない話でもないかも? 宇宙に行くのも、タイムスリップもできる不可能のない概念ですし?>>329
ロキ「そうかね? 私はただ女神のためを思って彼女に付き添っているだけなのだがね」
リーヴ「ダメよこの人に変態なんて言ったら! 喜ぶんだから!」
ロキ「安心したまえ。君に言われぬ限り喜びなどしないとも」
リーヴ「もういやー!!!!」
うーんぶれないなあ……ま、またミアの設定がブレ始めた…IFから逆算して作ろうとしたらなんか変な感じに…
>>331
あ、それ真っ先にデーデンされるやつ……。>>336
いえいえ!お気を悪くしたなんてことはないです!
ちょっとびっくりしただけで
そうか……独特か……そうですね……客観的に見たらそうかもですね……
というか一番名前が出てる子がセイバーな白雪姫と酔いどれワルキューレの時点で独特かもですね……()妄想だけの脳内設定聖杯戦争並びに物語があるとすれば……。
Fate/Abysmal Anthem 略してFate/AA
舞台なアイスランドの地下迷宮。アルビオンの竜のようにニーズヘッグが化石化して迷宮化……その内部を黒幕は聖杯戦争会場へと仕立て上げる。
聖杯は北欧の海で発見された石臼(グロッティ)。天然の願望機で、願いを叶える魔力はたんまり入っているが、エンジンが切れている状態なのでリソースをそのまま使うのは不可能。よって考案されたのが、冬木で勃発していた聖杯戦争のシステムの流用。エンジンが切れていてリソースが使えないのなら、サーヴァントを召喚し、そのサーヴァントの魔力をガソリンとして利用するというもの。
・登場人物……そんなものは決まっていない。彷徨海から一人、聖堂教会から一人、地元の魔術的一人、その他色々。
・登場サーヴァント:
セイバー:フロールヴ・クラキ
アーチャー:オルヴァル・オッドル
ランサー:スヴァーヴァ
ライダー:オジェ・ル・ダノワ
キャスター:ギュルヴィ
アサシン:グレンデル
バーサーカー:スタルカド
・裏サーヴァント:
石臼(聖杯)はもともと女巨人フェニヤとメニヤの所有物であり、彼女たちの人間の復讐心が植え付けられているので、色んなな事情で後々登場するアヴェンジサーヴァント。
アヴェンジ・セイバー:ホグニ
アヴェンジ・ランサー:ダーグル
アヴェンジ・バーサーカー:ボズヴァル・ビャルキ
こんな感じで日々妄想に励んでおります。人の少ないうちに改訂版シャイタン投げときます。感想とかくれたら嬉しいです
【CLASS】アサシン
【真名】シャイタン
【性別】女性
【身長・体重】162cm・50kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力D++ 耐久C+ 敏捷B+ 魔力A+++ 幸運E- 宝具E〜A
【クラス別スキル】
気配遮断A+
単独行動EX
歴代ハサンが自身の体を使ったようにアサシンもまたハサンの体を自身の体の一部として取り込みそれを依代として現界している。その為マスターが居なくとも現界可能であるが霊体化が出来ない。
陣地作成EX
固有結界を多数内包しそれらの運用が可能。
【固有スキル】
神性C
変化A+
自己改造EX
地精吸引(砂)A
土地から魔力を吸い上げ自分のものとする。吸引効率は土地によって変化し砂漠や荒野等のカラッとした土地が最高で森林や湿気の多い土地がやや落ちコンクリートジャングルは最低となる。
最低でもマスターの魔力供給と併用すればザバーニーヤを数回連続使用が可能であり最高だとマスターの魔力供給無しで連発出来る。>>341
髪:呪縛のハサン、流麗のハサン両名の業の模倣。髪を伸ばして対象を切断する。有効射程は両ハサンに大きく劣る。
目:睨み付けた者に対して底冷えする恐怖を与える魔眼。恐怖に囚われた者の抵抗力を下げる。勇猛スキルや精神力で抵抗可能。
喉:聞いた者に重圧を与える声を発する声帯。また相手の身体を多少だが支配する事も出来る。対魔力と魔力ステータスで抵抗可能。
顎:喰らいついた物を噛み砕く強靭な顎。サーヴァントに対して使った場合相手の霊基ごと噛みちぎり相手のステータスを下げる。FGO的に言うならレベルが下がる。耐久のステータスで抵抗可能、天性の肉体持ちには効果が無い。
指:蜘繰のハサンに与えた物と同じ。しかし彼には気まぐれで利息(死後の肉体)無しで貸した為に『無想夢漕』は得ていない。
爪:変化で長く伸ばし硬質化した爪。特にこれといった能力は無いがとても鋭く魔力で強化すれば宝具とも数回なら打ち合える。
腕:呪腕のハサンに貸した腕と同一。『妄想心音』が使える。
胃:紅塵のハサンに貸したものと同一。『幻影葬送』が使える。起動に大量に魔力を喰うが固有結界も展開可能。一度展開してしまうと『砂嵐が吹き荒れる砂漠』という地精吸引(砂)が最大限発揮出来るフィールドから魔力を吸い上げ半永久的に展開し続ける事が出来る。
足:蒼き風のハサンに貸したものと同一。『早想爽走』が使える。専ら高速移動の手段として使う。
翼:背中から生える蝙蝠のような翼。特にこれといった能力は無いが飛行が可能で人を抱えて飛ぶことも可能。
骨:強い呪いを纏った骨で構築された骨格。呪いを反転させることで癒しにもなる。対象に骨の一部を埋め込む事で呪いにも治癒にも使える。また、肉体が滅んでも骨格さえ残っていれば骸骨兵[スケルトン]として活動が可能で高ランクの戦闘続行に相当する。
血:呪いを伴う攻撃をしてきた相手に反撃し、反撃が成功すると受けた呪いを呪詛返しする。反撃は流れた血の量に比例して激しくなりかすり傷程度では発動せず強力な呪詛を返すには相応に致命傷を負う必要がある。>>342
【解説】
サタンのアラビア語での発音シャイターン。魔神と称される彼女が召喚可能な理由は一部のハサンにシャイターンの体の部位を貸していたのを彼らが死んだ際に部位と共に彼らの人間としての部位を貰い受け依代としサーヴァントとして召喚される資格を得た為。
その正体は砂漠地帯に生まれ住む精霊種であった。だが如何せん気まぐれ屋で時に人にも危害を加えていたところ複数の宗教の悪魔と同一視され魔神としての属性が付与されてしまった。
人助けをする事もあるがその異形の容姿から恐れられたためサーヴァントとして召喚された際は少女の姿に変化している。
生前の最期は聖堂教会による悪魔狩りにて聖別された銃で撃たれて死亡しており、サーヴァントとなってからも銃(特に聖別済のもの)が弱点となっている。
【サンプル台詞】
「問おう。其方が人の身にありながら魔神と畏れられし妾を召喚せしめた人間。即ち妾のマスターか?」
「この辺りの土地はジメジメして好かん。それにこのコンクリートとやらもあって妾のスキルの効率が悪くなるばかりじゃ」
「呪腕のか。其方の編み出した業は非常に使い勝手がいいな。こう、心臓をキュッと」(呪腕のハサン)
「紅塵のか。其方はとても器用じゃな。妾では外傷無く内蔵を揺さぶり殺.すような業は使えん」(紅塵のハサン)
「蒼き風のか。其方の歩法には何度も助けられた。蹴りの方は性に合わなかったがな」(蒼き風のハサン)
「ほう、其方もまたサタンとやらの皮を被せられたか。なに?自ら望んだことじゃと?変わり者じゃのう」(サタン)よーしクセルクセス王登録しときました
随分前以来ですが、鏡地獄の更新をいたします。以下連投失礼します
三 鏡像に踏み入りし事、並に敵人相対する事
フェリーぺ、メンテーの両名は、今鬱蒼と緑の繁った森林の中に立っている。当然今までそんな野性的な場にいた覚えが二人にはなく、互いに互いの顔を訝るように、面食らったように見つめ合っていた。
「合わせ鏡が別の空間、世界へ繋がっている」というキーポイントを知ったは良いものの、コントラストにさえ思える世界観の転換にはさしものカルデアの主従でも当惑するほかないようだ。やがて、気を取り直したメンテーが口を開く。
メンテー「……なんとか、別の世界へは行けたよう、だが…大丈夫か、後輩」
フェリーぺ「あ、あぁ…にしても、此処は…?」
メンテーの問いによって漸く我に返ることができたものの、それでも風邪をひいた時のようなぼうっとした、曖昧模糊な調子がなかなか頭から離れない。気晴らしに空を見れば、あの館周辺に棚引いていた陰鬱な様相の雨雲はなく、ひどく突き抜けた、底のないような青が淡々と広がっていた。
館内の息が詰まりそうな埃っぽさから急に解き放たれたことに今しも気づく。大きく息を吸えば、なんとも清々しい空気が五臓六腑を突き抜けていく感覚がした。
フェリーぺ「………平和、だなぁ…」
メンテー「………そうだなぁ」
間の抜けた会話が点々と、一定の静けさを持ってなされる。これまで、多種多様な地獄を味わってきた主従にとって、この瞬間は束の間の休息となった─────地をも揺るがすほどの跫音が聞こえてくる迄は。>>346
メンテー「っ…!?後輩、下がれ!」
フェリーぺ「わかった…これは、一体…!?」
メンテー「わからない、とにかく、警戒して!」
咄嗟にメンテーが『灯火の盾』を構え、フェリーぺを庇う。なおも聞く者の心の蔵を震わせる跫音は響き、段々と二人へ近づいていく。固唾を飲み、覚悟を決める二人の前に現れたのは。
巌にも見紛うばかりの黒い巨躯。僅かな身動ぎ一つで辺りの木々を大小に関係なく薙ぎ払っていく凶暴無比な尾。穏やかな日光を、冷や汗さえする冷徹な色に反射させる得物たる鉤爪。太古の獣の絶対的な頂点に君臨せし存在─────俗に言う「ティラノサウルス」と、その肩に相当する部位に乗った、理知的で、尊大な雰囲気を侍らせた、この主従の旅路を追ってきた読者にはお馴染み、恐竜博士の姿であった。
フェリーぺ&メンテー「ヘンリー!?」「アサシン!?」
ヘンリー「…次はどういった暇な奴輩が来たかと思えば、よもや坊やたちだったとはな」
驚いているのはフェリーぺたちだけではない。ヘンリーの方も、計算違い、或いは思わぬ横やりを食らったように口振りからは窺えないものの二人の存在に瞠目していた。
フェリーぺ「どうして、ヘンリーが此処に?」
ヘンリー「とある悪趣味な好事家に誘われてな、中々どうして良い実験場を宛がわれたんだ。来た奴を脅して帰せば良いだけだと聞いていたが…」
メンテー「ふむ…では、アサシンはこの地獄のスタッフということか」
ヘンリー「そういうことだ。……で、それを理解したなら、これから私がすることも分かるだろう?」
挑発的とも取れるヘンリーの笑みに、二人は頷く。今まで通ってきた関門の通りなら、恐らくこれから始まるのは。>>347
ヘンリー「…ならば、全霊を以て客人をもてなそうではないか。行け、愛しき我が子たち!」
ヘンリーの口上と共に四方八方から現れたのは、ペンタケラトプス、ヴェロキラプトル、そして前述したティラノサウルス・レックスと、様々な恐るべき獣竜たち。一体一体を相手どることさえ、今の哀れな主従には厳しいものがあろう。さすれば、この際取る行動は唯一つ。
フェリーペ「逃げるぞ、センパイ!」
メンテー「分断させたのはこういう意味があったか…!私が道を作る!」
戦闘!恐るべき獣竜たち!(編成制限:Supportメンテー・プルトーランプのみ)
フェリーペ「大丈夫か、センパイ!」
メンテー「これぐらいなら、まだいける…っ!」
原始林の間を遮二無二抜けていく二人だが、やはりと言うべきか追っ手にメンテーは口では大丈夫だと言いながらも苦戦している。ここは完全に彼らのテリトリー。故にフェリーペが手伝えることは、この世界から抜け出す方法を模索することに限られる。
フェリーペ「(はじめ、鏡を伝って俺たちはここに来た…なら、鏡を見つけて合わせればここから脱出できるはず…!)」
右見左見で辺りを探るフェリーペの前方に、日光を照り返すこの自然林には似つかわしくない代物があった。何を隠そう、大きな姿見だ。>>348
不意に、恐竜のうちの一体の尾によりメンテーが体勢を崩す。そのままフェリーペの方に飛んでいき─────
フェリーペ「のわっ!?」
メンテー「こ、後輩!?すまない…!その、あの」
フェリーペ「……もう、このまま行こう!」
二人の姿を直接見ることができない読書のために言うと、今、体勢を崩したメンテーは、咄嗟に出されたフェリーペの両腕に抱え込まれ、サブカルチャーなどによくある「お姫様だっこ」状態になっている。羞恥を覚えて然るべきものだが、いかんせん状況が状況である。フェリーペは姿見まで足も壊さんばかりに走っていき、メンテーは耳まで赤くしながら懐から鏡を取り出し、姿見へ掲げる。
姿見まで、あと4m、3m、2m、1.5m…そして、1mを切った時、鏡はまたもや、世界を、視界を白く染めんと激しく発光した。ティラノサウルス・レックスの雄叫びが、朦朧とした二人の意識の中に響いた。
◇◇◇
フェリーペ「………ハッ!」
メンテー「あぁ、やっと起きたか…」
目を覚ますと、そこは先の原始的な自然の溢れ帰った世界とは真逆の、実に人為的、且つ人工的な世界だった。舗装された、冷たい道の両端には冷蔵庫、扇風機、パソコン、ゲーム機と、たくさんの電化製品が雑多に積んである。どれも旧式だが、電気が通っているのか照明の点かない空間を原色の光で照らしている。ここから推測するに、フェリーペたちは今度は電化製品店、それも終業後であったりする電化製品店に来てしまったのだろう。>>349
フェリーペ「今度はまたヘンテコな所だな…」
メンテー「そう、だな…」
フェリーペ「?どうかしたか、センパイ?」
メンテー「ど、どうもしてない。さぁ、さっさと鏡を見つけよう!」
フェリーペが不思議そうにするのは、メンテーの己に対する対応があまりにギクシャクとしたものだからだ。しかしお察しの通りこれは先ほどのお姫様だっこが原因であり、それに気づかないフェリーペという男に業を煮やすのも致し方ない話だろう。
─────だが、この二人はまだ知らない。この地獄、関門が内包する恐怖は、二人の想像を大幅に越すものであるということを。
以上です。連投失礼いたしました。
不躾ながらご感想ご指摘お待ちしてますしばらく追う暇がなかった間に、伏神がすごく進んでる……!
マッドガッサーの秘密に驚きました。これ、本人の「有名になりたい」っていう願いと相反するデメリットですね。本人の言う通り、遅かれ早かれ崩壊する運命……外れサーヴァントだこれ!
セイレーン、獣と人外がフェードアウトしていく中、最後に残った人外のヴィランがイコマ君に問題提起していく展開はとても熱いですね。
マッドガッサーはもうほとんど余力を残していないですが、どんな強力な敵よりも深く鋭い一撃をイコマ君に突きつけました。
追い込まれたイコマ君がどう変わっていくのか、また自分と向き合っていくのか、とても楽しみです。
レアちゃん、せっかくライノについて触れてくれたのに、会う機会もなく退場しちゃってごめんね!>>357
了解です~
次は剣だ!アリウムさんへ
申し訳ない……ジュワユーズって「柄は現存しているもの、それ以外はシャルルマーニュが装備しているものを参考に」で大丈夫でしょうか?>>361
プテラナドンとか翼竜で上空から攻撃させてこないだけマシ……かな。ヘンリーが出してくるとカラスみたいに賢いので怖いです。あと宝具で恐竜の特性もカスタム可能ですからね。ガイさんとのSSで登場した保護色で姿を隠すヴェロキラプトルとか。>>363
載せておいて、基本この聖杯戦争では使えない とか クラスが変われば使える とか 明記したり?>>363
・クラス違いで所有する宝具が変わる
・限定条件を満たさないと使用できない宝具なので、普段はカウントされない(「絶世の儚剣」「其は、女神を穿つ狩人」のようなタイプ)
処理方法はこういうものでしょうか。>>363
どういう経緯でどんなのが増えたのかがわかんないとなんとも言えない。
まぁ特に必須って訳でも無ければ削除すればいいでしょうし、設定上ど~~しても必要です!って感じなら一応確認とか許可とる系の設定開示して登録、みたいな?>>369
ありがとうございます~!了解しました>>371
お腹は出してませんね。なんて言いますか、エミヤのボディアーマー的な。
実を言うとオッドルの矢はあの三本のみ。うちの一本は補充しなくていい矢みたいな効果があるので……。一般人から見た聖杯戦争を協会の人間が隠蔽する際に取った証言という形で今度書いてみようかと思っていたらいなかったり。
34歳男性 戦闘の最中 サーヴァント二騎を視認
「いやね、俺はいつものように会社から家に帰る途中だったんだよ。今日はいつもと違う道にしようかな、とか変な出会いナシで本当にいつも通りに。そしたら目の前の民家をバカでかい大男がぶち抜いていったんだよ、ありゃ、何かの撮影か……?ガス爆発、本当かい?いやでもあれは…はぁ、そうですか、ガス爆発でしたか。物騒ですねえ」
こんなの>>374
あらあら可愛い!>>376
ん。>>376
ではお先にどうぞですわねあ、あと>>372の意識調査的なのも聞きテーっす!!
では参るー!
『六花の世界(ブラムヘイム)』
ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1000人
固有結界ドヴェルグランド。万年雪に閉ざされた氷の世界。
ドヴェルグの心臓を取り込んだことによって超級の魔力を手に入れたことで発現したセイバーの超抜能力が宝具となったもの。
それは、氷結世界ニヴルヘイムを住処としていた氷の蛇ニーズヘッグの持つ氷獄の理。あらゆる概念を凍らせるそれは、万象全てに停止を命じる氷の牢獄である。
結界の内部では自らが認めたもの以外文字通り時が止まる。かつての魔術師殺しが収めていた魔術と同系統の効果を持つ。
彼と異なるのは外界に働きかけるということ。
永遠に続く時の停滞。決して流れ出すことの無い停止の地獄。
殉死した仲間の命を背負うことを願った彼女が手にした祈りの結晶。自らの収めた国を永遠のものにしたいという願いを形にした妖精の都(ドヴェルグラント)
スキルである魔力放出(雪)が昇華されたものであり、精霊の心臓を持つこともあって規模に反して魔力消費も控えめ(他の固有結界に比べれば、だが)
ただし、彼女がこの宝具を使用することは滅多にない。
停滞し、朽ちることも尽きることも無いということは、成長もしないということ。
国の繁栄を最期まで願っていた彼女にとって、この宝具は文字通りの地獄の具現にほかならない。
妖精世界(アルフヘイム)ではなく氷結世界(ニヴルヘイム)
元より全てが死に絶えた世界など、彼女の理想には程遠い故に。
加えて、この宝具は彼女の祈りの創造であり―――すなわち、彼女自身の願いが極まらなければ発現しない。
友の死を悼み、全てを凍らせてでも留めておきたいという願い―――それに至るには、現世において最も身近な存在であるマスターとの仲を深めなければならない。
メタ的に言うと、絆レベルによって使用が解禁される宝具。>>371
完全なる同一とは言えない感じ
そもそもの話、ブルボン朝まで受け継がれたジュワユーズがカール大帝の佩刀と同一かは微妙なラインなので……
但し、セイバーとして召喚されたルイ=デュードネはナポレオンと同様に「可能性の光」という偶像としての英霊であるため、聖剣ジュワユーズの可能性も引き出している感じですね
シャルルマーニュほど幻想寄りではないものの、カール大帝よりは乖離している感じ>>386
***
「……本当にテーマパークだ……」
「いや後輩、まだ罠の可能性は捨てきれな……テーマパークだな…」
一同が見上げる先に広がっているのは、羅生門もかくやというほど巨大な門である。ぶら下げられている「テーマパーク入り口はこちら」という看板が、文化圏が特定できない巨大な歴史的建造物のような見た目をしているそれの上でただひたすらに異彩を放っていた。
「いらっしゃいませー……て、あれ、主殿」
門の下の方からかけてきた少年が、一同を見て口元を軽く綻ばせる。見ると、いつもの謎ジャージファッションの上に「スタッフ」と大きく書かれたベストをつけた謎の隠密Xであった。
「おお。……見る限り、ここのスタッフってことでいいのか?」
「はい!入場口の見張り係です!」
「なんでバイトなんて」
「夏の重要イベントといえば忍者の里風魔まつり!だというのに誰も祝う様子が見えない!……ので、自分で開催する予算を稼ぐべく応募した次第です!」
食い気味の返事と共に元気よく首を縦に振る少年を見下ろしながら、フェリーペはメンテーと互いに目配せをしあい、頷いた。
「えっと……ちょっと、質問いいか?」
「何なりと。あるばいと以前に主従ですので」
「この……遊園地?の責任者に会うことってできるか?」
「んー…」手元に持った紙束を弄びながら、少年が首を傾げる。「無理です」
「アルバイト以前に主従でも、ですぅ?」
追求の意図を多分に含めたまぜっ返しをしたワルキューレ()に「はい」と返事すると、Xが手元の紙束から地図らしき一枚を差し出した。「この地図の通り、この遊園地は奇妙な形をしておりまして。中央に見えるあの城………城?が核になっていますが、我等の権限ではそこまでの案内は不可能かと」>>387
「城?」として指さされた方角には、霞がかかってよく見えないが大きな建造物があるようだった。……だとしても、中心地に一足飛びに行けないようであれば(とはいえ特異点にはよくある事だが)虱潰しに調査していくしかなくなってしまう。畳み掛けるように起こるわけのわからない事態に、メンテーが疲れたようにため息をついた。
「セキュリティクリアランスの問題か……なら、その権限を持っていそうな人に伝手があったりは」
「いえ、どうも各施設の管理者も『自由にやれ』とだけ言付けられたあとは放任状態なようなので、心当たりはあまり………いえ、一つだけなら無くもないですが」
言って、少年が地図の下の方を指で叩いた。
「こちらに、全施設の踏破者には支配人直々の記念品授与式典を開く権利が与えられると書いてありますので……」
「遊び尽くせばいいってことかしら。だったら子供たちの希望にもちょうどピッタリだけれど」
と言いつつ、ヴォワザンが子供達の輪の中でぎゅうぎゅうと押されているものを抱き上げる。「ぷぃー、ぷぃー」と苦しげに声を上げていたうりぼうは、その腕の中で二、三回もがく動きを見せた後脱出を諦めたらしく大人しくなった。
「んー?そのイノシシちゃん、なーんかどこかで会った気がしますねぇ〜?」
「ぷきゃあ?(なんのことやらー?)」
「…………しらばっくれてんじゃねえよ鍋になりたいか」
「ぷぎゃぎゃう!(やめてくださいおいしくないです)」
胡乱な目でイノシシを睨むロカセナを横目に、少年が帽子を被りなおしつつ「……全く、仕事をサボってどこに行ったかと思っていれば、この助平豚め」と舌打ちする。
「ええっと……話を戻すと、そうです。遊びつくせばいいという事になりますね。残念ながら、仕事の関係で案内役まではできませんが………」>>388
「じゃあ、そっちはこちらで引き受けよう」
後ろからかけられた声にフェリーペが振り向くと、ちょうど夏っぽい装いに身を包んだ牛頭鬼が歩いてくる所だった。
「『なんて事だ、偶然通りがかりにマスター達が困っているところに遭遇してしまったぞ』」となぜかイノシシの方を見つめながら言うと、会話中の面々から手早く地図を受け取り内容を精査。一通りの概要に目を通したあと、パンパンと手を叩いた。
「………………死後の世界にはというにはあんまりにもあんまりな具合だが、コンセプトは伝わってこなくもない……か……?
とにかく、案内役ならここにいる。問題解決だな」>>382
王道ボーイ・ミーツ・ガール!も時間停止能力も嫌いじゃないし寧ろ結構好きなんだが、マルガレータ・フォン・ヴァルデックのスペックだけに目を向けて意見すればぶっちゃけ不要じゃないかなぁ、って思いますかねぇ。
基礎ステはけして低くないし、それを底上げできる魔力放出(雪)、単純に便利でかつ一発逆転も狙える心眼(真)。で、燃費向上の氷の心臓(マスターナシでも2日行動可)。
これらの汎用性は高く対応力に富み、サーヴァントが欲しいモノをほぼ完備していると言っていい。
んで宝具。
デバフも混ざった一発の『永久に果てなき凍土の剣(イースブラント)』に、変幻自在で使い勝手は良く、上手く使えば全距離に対応できそうな『霧霜結界(ナールニニヴル)』。
更に魔力は喰うでしょうがほぼ攻略不可能だろう『王の城塞(スヴェルスヘルグ)』。
以上のようにマルガレータ・フォン・ヴァルデックは完璧レベルで高次元な器用万能なキャラなので、コレ以上強くする必要ないでしょ、って言うか。。。。>>399
お疲れ様です。
シャイタンの改訂版が完成しました。wikiに登録したのでログを辿るよりwikiの方が早いと思います。あとR18ページもアルヨ>>401
私です昨日ねる前に思った事。
「クッチーの使用銃器はスナイパーライフル、散弾銃、単発銃な訳だがもしやフルオート(セミオート機構無し)散弾銃なAA-12はいらないのでは…?(何度目かの気付き)」
遠~中距離は狙撃銃、近距離は爆弾とナイフで問題ないじゃん…。requiemとかでも全然活躍してないしね。つー事で削減します。増えて困る人はいても、戦力削減に困る人はおらんでしょうし。そういえば、イベントのお知らせや内容についてここで触れるのははどのくらいで解禁されるんでしたっけ?24時間以上?
>>412
ありがとうございます~、いやぁぶっちゃけ「あの人のあの衣装良いですよね……皆さんならどんな感じに自作キャラに着せますか?」って話をしたかっただけという……>>413
まぁ猫さんwikiとアメリカ異聞のどっちに追加するか微妙にわかってなかった(アメリカ版は見てない)部分もあるんでアレですが、とりあえずどっちのバージョンでも普通に強いんで現在以上に戦力追加の必要性は無いと思う、と意見させてもらいました。えーっと
・とりあえず『霜霧結界』を削除
・『六花の世界』に以下の文面を追加
メタ的に言うと、絆レベルによって使用が解禁される宝具。
また、この宝具は妖精郷という異界法則を侵食させるものであるため、実質的な有効レンジは世界全土に及ぶ。
世界全土の凍結など抑止が放っておくわけもなく、この宝具を使ったセイバーは抑止力によって霊基を破壊される。
絆を深めたサーヴァントの喪失を強制させられる文字通りの切り札。
・『王の城塞』を以下のように変更
『白き城塞(ヴィートヘルグ)』
空想具現化と呼ばれる精霊種の固有能力。彼女がかつて住んでいた雪に閉ざされた氷の城を再現する。Cランクまでの対軍宝具なら副次効果も含め完全に、Aランクまでならダメージのみを8割防ぐことが出来る。当然のようにその強度は『六花の世界(ブラムヘイム)』には遠く及ばない。
本人曰く「スキルと宝具の中間の術技」とのこと。分類としては『風王鉄槌(ストライクエア)』に近いだろう。
こんな感じで行こうと思います
つまり実質的な宝具数が3→1に減る感じですね>>417
宇宙(セカイ/銀河すなわち私)を展開。
セカイの仕組みを理解したしからば私は宇宙であり根源という中二病バリバリの思い込みで根源到達仕掛けたからね。
思惟の海
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E6%80%9D%E6%83%9F%E3%81%AE%E6%B5%B7
でもさらっと触れてるけどこの人は自分の事を宇宙だと思ってる。
だから、自前で英霊召喚出来るんだ、この人。
パラケルススが中世でA++(最高峰)の魔術師ならモーシェはEX(規格判定外、他に比類対象がいない)の魔術師。
宝具も他人に譲渡して想定性能は劣化せずに使用可能な代物だしね。昨日の質問に答えていただいた方で裏ページある人はそっちに投げたよ
あのお……北欧勢のSS書いてたらToLOVEるみたいになってたんですけどお……
貼ってもいいですかあ……
ちなみに出てくるのはこのメンツですう……→https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/猫の藩士世界線>>442
別側面のことではないかと
それか四天王の宝具のイメージの補強ではないでしょうか>>444
ではー!
ある日のこと。なんの前触れもなく俺の意識は覚醒した。
「……なんだ? もう朝か?」
体感でいつもより早い目覚めに俺はゆっくりと瞼を開き―――その先には見慣れた顔つきの少女が存在した。
へえ、普段はしかめっ面してるくせに、寝顔は可愛いじゃないか―――いや、そうじゃない。なにが、どうなってんだ!?
「……んんっ」
予想だにしない艶かしい声に心臓が止まるような錯覚を覚えた。寝返りの瞬間、はだけた掛け布団から白い脚と形のいい胸があらわになり。
「―――ッッッ!」
跳躍、激突、そして落下。
凄まじい脚力で飛び上がった後に、俺は天井に頭をしたたかぶつけ―――眠る少女の真上から覆い被さるように着地した。
「ッ! な、何よ一体―――」
「お、おはよう……言っとくけどな。俺のせいじゃないからな。というか、お前なんつうかっこで寝てんの!? そもそもなんで俺のベッドで寝てんの!?」
目と鼻の先、これまで近づいたことがないような至近距離に顔がある。
うわ、こいつまつ毛長っ―――などと思考が明後日の方向に飛ぶのは、これから訪れる悲劇を想定した現実逃避だ。
「!?!?!?!???!??!!!?!――――――――――――――!!!!」
次の瞬間。絹を裂くようなという形容詞が可愛く思える女の悲鳴がカルデアに響き渡った。>>446
「それで、どういうことか説明してもらおうか」
「貴方を起こすために部屋にやってきてね。それから急に眠気がやってきて……まあ、いいかと思ってつい」
「よくねーよ! なんもよくねーよ! というかなんで裸なんだよ!」
俺の糾弾に少女はのらりくらりとしたスタイルを崩さない。というか、身体に掛け布団を巻いてはいるものの、その下は全裸だ。
「癖よ。寝る時はこうなの。悪い?」
「悪いよ! 一人の時ならまだしも! 人の部屋でなにやってんだよ!」
床に落ちた黒衣―――恐らくはこの戦乙女(バカ)が着ていたであろう服を指差す。
「私だってちゃんと服を着て寝ようとしたわよ。寝ぼけて脱いだんじゃない? 多分」
緩慢な動きで服を集め始めるワルキューレ。掛け布団は立ち上がった時から床に落ちており、今のこいつは尻も背中も晒しっぱなしだった。
上半身ほぼ全裸みたいな俺が言えたことじゃないけどさ。羞恥心とか、持とうよ
◆
閑話休題、服を着てようやく真正面から向き合えるようになった彼女に改めて問いかける。
「それで、一体何なんだよ。暇か? 暇なのか? 暇ならフレイヤとでも遊んでろよ」
お前、ああいうのの相手得意だろ。俺はやだよ。面倒くさい。というかこの状況が面倒くさい。万が一問題起きたとかならもうこの際それでもいい。さっさと片付けて二度寝したい。
すると、目の前の戦乙女―――オルトリンデは襟を正し。
「それがね……私のお父様。オーディンがサーヴァントとして召喚されることになったんですって」
まるで、戦場に出向くことを告げるように、そんなことを口にした。>>447
「はあ? 一体誰がそんな」
アホなことを、と思う。
神はサーヴァントにはなれない。それは自明の理で、俺の周りにいる地元のメンツも基本的には神以外の存在であることが多い。
あの変態(フレイヤ)もカルデアにいるのはワルキューレとしての霊基だ。
「―――ラタトスクよ」
「はいはい、解散解散」
アホくさい。付き合ってられっか。俺は寝るぞ。
「ちょっと! 待ちなさいよ!」
「知らねえよ。なんで俺のとこにくんだよ。なんで俺を起こしに来たかはわからんが、面倒事はヴェルグのアホか、ヴァルファズルのおっさんにやらせとけよ。ヴィーザルでもいいし。というか、お前がやれよ、オルトリンデ」
「カルデアが吹き飛んだり、砕け散ったり、穴だらけになったり、燃え尽きたりしてもいいのならいいけど」
戦乙女―――オルトリンデは即座に断じる。結論出すのが早すぎる! 少しは躊躇しろ! というかお前はもう少し自重しろよ! 燃え尽きたりしてもいいわけあるかぁ!
「それは良くないよ! というか手加減しろよ!」
「まあ、貴方に何かを頼むつもりは無いわ。でももし本当なら、出来るだけ大勢で出迎えた方がいいでしょう? 私達だけじゃなくてスルーズもヒルドもみんなで。折角お父様―――オーディン様がやってくるんですから」
「まあ……そりゃあ、な」
俺個人としては泉で惰眠を貪りながら鳥相手に口喧嘩するだけで人生の大半を消費してしまったから特に思うところはないが。
孤独というものは慣れるものでは無い。今でこそ大勢に囲まれてはいるが、俺自身最初にここに召喚された時は不安だった。
―――オルトリンデがいなければ、とうの昔にどうにかなっていたに違いない。
「……しゃあない。知らん仲じゃないし、出迎えるとするか」>>448
「よお色男」
「ゆうべは おたのしみでしたね」
「頼むから1回黙ってくれ……というか死.んでくれ……」
ほぼ寝起きみたいなもんなのにこれかよ。頭が痛くなるわ。
食堂の一角で顔を合わせたのはフレスヴェルグとヴェズルフェルニル。番の鷲。そして俺の腐れ縁。
死ん.でくれとはいいはしたものの―――オルトリンデが減らず口の叩き合いと餓鬼みたいな口喧嘩が絶えないこいつとの関係を、俺はそれなりに心地よく感じていた。
「ツレないなあ。折角フラグたててあげたのに。ねえ? ヴェルグ?」
「全くだ。礼儀ってもんが欠けてやがる。まああんな辺鄙な場所で食っちゃ寝してたんなら仕方ねえけどな」
「一言が多すぎる!」
というかあれはお前らの仕業かよ! じゃあゆうべはおたのしみでしたねはおかしいだろ!>>449
「お前らと漫才する気は無いんだよ。というかラタトスクは?」
「あー? ほれ」
顎を食堂の隅に向けるフレスヴェルグ―――その先には、腕を組んで椅子に腰掛ける女性の足元で、星座をする2人の人影があった。
「本当にもう……ラタトスクもスルーズも……ラタトスク、貴方は昔からそうだったでしょう? 改善するつもりとかないわけ? それにスルーズ。貴方は長姉でしょ? オルトリンデが見たらどう思うかしら?」
「すみませえん……」
「ごめんなさあい……」
言葉では言い表せない表情を浮かべ謝罪をする2人。ふとオルトリンデに視線を向けると、彼女は窓の外を眺めていた。
「天気、いいわねえ……」
「曇りだけどな」
はあ。疲れてきた。早く本題に入りたい。
「それで、オーディンってのはどういうことだよ」
「ああ。まあ見てみろよ、これ」
手元で弄っていたタブレット端末をフレスヴェルグが俺に向ける。
そこに記されていたのは―――深夜の没ネタこそこそ話
一応折角の悪魔だし『狩人の合唱』を名前に組み込んだ固有結界宝具を考えてみるかとしたことはあるが、しっくりくるのが何も思い付かなかったので見送りに
仮に何か思い付いていてもアーチャー霊基では使えないものになっただろう
より悪魔成分に比重を傾けた別クラスも併せて没送りになったのであった
wikiの設定画もどきにある赤い衣装はそれの名残である>>442
セイバーのものではありませんが宝具の追加です。大嶽丸のように厩戸皇子もクラスによって持ち込む宝具は異なりますから。今のところ、セイバーの宝具に固有結界を追加する予定はありません。もしも追加しても停止中のフランス特異点には持ってくることもありません。ハクマ…書いてない…やばい…ごめんなさい…
>>462
どうぞ!
インド鯖いいなー、自分のところでも作りたいな!【元ネタ】バガヴァッド・ギーター、マハーバーラタ
【CLASS】アーチャー【真名】アルジュナ
【異名・別名・表記揺れ】黒、違約の英雄、奸計の英雄、軍神の子
【性別】男性【身長・体重】177cm・72kg
【肌色】黒【髪色】黒【瞳色】茶色
【外見・容姿】Fateに登場するアルジュナそのまま。傍にクリシュナを連れている。
【属性】混沌・悪【天地人属性】天
【ステータス】筋力:B耐久:C敏捷:C魔力:B幸運:A宝具:B
【クラス別スキル】
単独行動EX 彼は特殊な理由により「マスターという要石の有無」に関係なく己が存在を維持している。例えマスターが死のうとも存在は維持されるが、しかし友であるクリシュナは消えかね、マスターを守り抜けないということも嫌なのでマスターを死に物狂いで守るといった形。
対魔力:ー 喪失している。
【固有スキル】
魔力放出(雷):B 神々の王、軍神インドラの子たるアルジュナの身に宿った力。本来であればガーンデーヴァに備わった魔力放出(炎)が使われるのだが、なぜかインドラの力が濃くなっている。
千里眼(C) 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。また、透視を可能とする。
神性(B) 神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。アルジュナは雷雹神インドラの息子である。
【宝具】
『雷霆響かす父の愛護(インドラ・チャンドラダヌス)』
ランク:A種別:対人宝具 レンジ:1〜50最大捕捉:1人
シヴァ神がパーシュパタと共にアルジュナに授けたとされる弓。ほぼ無限に弓が引けるという特性のため弓矢作成スキル相当の能力を持つ。インドラ神の加護がなされており、真名解放をすれば雷の力が宿る。
【Weapon】チャンドラダヌス、クリシュナ(マスターからはノイズのかかった何かにしか見えない)【解説】
授かりの英雄。マハーバーラタにて宿敵カルナとの激突、結果的には卑劣な手により討つ、などと言った逸話のある英雄。本来のアーチャーの霊基と比べて随分と様々な面で劣りが見えるが、本人はそれを恐らく「友であるクリシュナの現界により己の霊基を分割譲渡したのではないか」と推測している。友と肩を並べ戦うことは誇らしいし、何よりアルジュナ自身の技量すらも劣化しているわけではないので安定した強さではある。
【人物像】
正義という名の在り方が形を成したのではないかと思われるほどに誠実かつ清廉。穢れなき在り方を威風堂々と見せて憚らない様はまさしく大英雄のそれ。マスターに対してもよほど邪悪ではない限り懇切丁寧に振る舞うだろう。
勝負においては真正面からの名誉ある決闘はもちろん、軍規模を相手にする争い、英雄同士の様々な手を駆使した戦いにも毅然と挑む。……が、正々堂々というには姑息な手を度々使うことも。本人は卑劣な策を扱う際などは思い悩み、あまりにも非道であれば慟哭する。しかし、傍らのクリシュナの囁きを聞けば自然と邪悪な笑みを浮かべ弓を引くようになる。ソレを見ていいのは、友であるクリシュナだけ。──────友が、己ではなく親友(黒)がやったのだと否定した。私を親友と思ってこその責任転嫁(頼り方)ならば、それを喜んで受けない理由がありますか?
【元ネタ】バガヴァッド・ギーター、マハーバーラタ、他多数
【CLASS】キャスター【真名】クリシュナ
【異名・別名・表記揺れ】黒(クリシュナ)。奸計の英雄、違約の英雄
【性別】男性【身長・体重】167cm・62kg
【肌色】白【髪色】黒【瞳色】漆黒に浮かぶ星の点々
【外見・容姿】黒を意味するクリシュナと呼ばれた見た目とは程遠いが、暗く黒い雰囲気は伝わる。
【属性】混沌・悪【天地人属性】天
【ステータス】筋力:C耐久:A+敏捷:C魔力:B幸運:A宝具:EX
【クラス別スキル】
陣地作成:B アルジュナに語った話のように、または己がさまざまな真言(マントラ)を唱えるために「話すための場所」を作り出す。結果、言葉の力は向上する
道具作成:D 出来なくもないが苦手。
【固有スキル】
神性:A 神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。神としての記憶を全て捨てているとはいえ、最高神の一人「ヴィシュヌ」の化身であるクリシュナはAという高いランクを有する。
ドゥルヴァーサ・マントラ:B
聖仙ドゥルヴァーサから授けられた足の裏以外に傷はつかない不死の加護。本来であれば宝具に昇華される筈なのだがクリシュナが受けた神の呪いの影響でそこまでの力を発揮せず、耐久をA+にあげるだけになっている。
奸計の閃き:B++ 知将の閃きと似て非なるスキル。真実と騙りの真言:A
クリシュナがクルクシェートラの戦いにおいて味方の陣営の英雄たちに囁きかけた様々な策。非道とされるものも多くあったそれを最終的に実行せしめたのは「クリシュナの言葉」である。また、様々な色恋を多くの女性と成してきたクリシュナにおいて、己の言葉は自身の真実を打ち明けるというものにも久しかった。それが、相手を惚れさせる魔性の「クリシュナの言葉」だったとしても。
笛を吹き、言葉を語る。その言葉と笛の音色に耳をかせば最後、それは甘美な毒である。強力な魅了効果の付随した笛の音色や相手を納得させたり心理に揺さぶりをかける言葉のスキル。
【宝具】
『贋物ならぬ友愛の証明(バガヴァッド・ギーター)』
ランク:EX 種別:対友宝具 レンジ:なし 最大捕捉:1人
パーンダヴァとカウラヴァの対立の際、親しかった友や師の多くがカウラヴァの方に付き、結果的に対立して殺しあわなければならないという状況を悔やみ決意がつかないアルジュナに対しクリシュナが「人の在り方、自身という運命の流れ、神の帰依と解脱」を説き、争いへの決意を固めさせた。その対話を集めたとされるものこそがバガヴァッド・ギーターである。
………叙事詩曰く、戦車から落ちたカルナに対し、当時の決まりごとであった道義に反してまで命を奪うように諭したのはアルジュナの戦車の御者であったクリシュナだという。
しかし、それは間違っている。あの時、クリシュナは御者として乗っていなかった。あの場でカルナを討つことを決めたのは、他ならぬアルジュナの黒(クリシュナ)だったのだから。そんなアルジュナの邪な心が為した業を「己の業である」と受け入れ定めたクリシュナの宝具。
擬似的に召喚したアルジュナにクリシュナの霊基を9割9分9厘譲渡することで偽装霊基サーヴァント:アーチャー「アルジュナ」として成立させる。本来のアルジュナ自身の霊基ではないためにアーチャーとして召喚されたアルジュナと比べて幾らか能力が落ちているし、授かりの英雄と言ったアルジュナを代表するスキルや宝具は持ち合わせていない。
このときクリシュナは一切の攻撃をしないという誓約でアルジュナに霊基を譲渡し、時折非道な策に悩むアルジュナに対し諭してそれを実行させると言ったスタイルを貫き通している。なお、誓約を破る、またはアルジュナが消滅するなどした際にこそ第二宝具が解禁される。『五大揺るがす調律の刃(スダルシャンチャクラ・カウモーダキー)』
ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:1〜70 最大捕捉:300人
クリシュナがヴィシュヌ神の化身アヴァターラとして大地に転生し、そこで生きてきた中で大本たるヴィシュヌ神に下賜された二つの武器。ヴィシュヌ神が愛用している武器であるチャクラム、スダルシャンチャクラと棍棒、カウモーダキーそのものではないがそれに近い、ほぼ同義のコピーでもある。
スダルシャンチャクラは半径10cm状からフラフープまでと多彩な形状を持っている。アシュヴァッターマンが扱うような大きく分厚い形状も可能だが「趣味じゃない」と語り使うことはない。自分好みにチューンしている結果、己の望むままに数を増やすことが可能である。
カウモーダキーもこれまた様々な姿へと変形可能な棍棒。絵に伝わるような煌びやかな形も出来れば定規サイズの形に変わることも可能。クリシュナの好みの形として、鈴のついたシャープな長杖の形になってある。先端で刺し貫いたり、鈴のついた太い方の先端で殴ったりする。
なお、両方の武器に真名解放は無い。解放させたいなら別クラス……三騎士やライダーで呼べばフルパワーですよ、とのこと。
【Weapon】チャクラム、棍棒
【解説】
ヴィシュヌ神の十の化身アヴァターラの内第八の化身。彼単体が神としても成立しているとされる。
このクリシュナの正体は「神霊ヴィシュヌの化身である神霊クリシュナ」の端末。いわば神の化身の化身。神であり英雄でもある青年の話は、つまるところ神の代行者として降り立った青年が繰り広げた話だったということ。
故に確固たる人の己というものを定義してくれるものが少なく、数多い恋愛譚で出会う女性や家族だけが彼のことを見てくれていた、という。……一つの出会いが起こるまでは。マハーバーラタの登場人物の中でも最重要だと思われる英雄アルジュナ。彼との出会いと、親交を深めることこそが彼にとって何よりも大事なものを、友情という名のそれを手に入れた。故に、彼はアルジュナの親友である己に誇りを持っていたし、アルジュナのために全てを奮う覚悟でクルクシェートラの戦いに関した。武勇ではなく、知略、奸計を駆使して勝ちを果たそうと。
その中で、度重なる悲劇と慟哭に苛まれる友(アルジュナ)を知っていた。愛した息子も、かつて肩を並べた友も死にゆくアルジュナを見ていた。
──────だから、アルジュナが定めた己の内にある黒(クリシュナ)への責任転嫁も、それでいいと受け入れた。友が自分を頼ったのに、それを受け入れずに友と言えるはずも無いと。
違約の英雄、奸計の英雄とした汚濁を被り、おそらく最後は神罰だろうと自覚しつつもその上でなお友のために戦で非道な手を使い続けた彼は神罰によって不運に殺される。
それでいいのだと、友や愛する妻たちと出会えて答えは得たから後は覚悟をして報いを受けると、クリシュナは最後まで頼りなさそうな笑みで死を迎えた。
【人物像】
丁寧&ほわほわとした天然野郎。彼の逸話で見せ付けた武勇全てが「クリシュナ神」がやったのでは?と思わせるほどに戦離れした顔で過ごしている。
かなりぼんやりしていて、気の向くままに笛を吹いたりぽわぽわとしながら生前の敵味方なく話しかけに行くなどほわほわの塊。柔らかそうなゆるふわ髪の毛といい、英雄たちの中ではあまり高く無い背丈といい、生前の妻は「この人には私がいないと」と言った庇護欲を煽る女性だったのでは無いだろうか。まさに昼行灯。
………それも戦場や場が緊迫した環境ならば一転、彼の目は険しく冷たく、黒の意を込められクリシュナと呼ばれた在り方を体現するかの如く陰鬱さと剣呑さを纏う。
戦いに奸計は当たり前。戦争であれば飲み込むべき正式なルールですらそんな物なぞ知らんと一蹴して味方に非道を促すと言った大を見て小を切り捨てるという選択が迷わずできる非人間。勝てば官軍負ければ賊軍、故に何より先を見る。昼行灯なぞ馬鹿らしい。狡猾老獪こそが彼の在り方を体現する言葉である。
なお、通常聖杯戦争ならば宝具のアルジュナをサーヴァントの主体であると装うがカルデアならクリシュナがガンガン出てくる特技:笛の演奏
好きなもの:妻、友・嫌いなもの:アシュヴァッターマン
天敵:ドゥリヨーダナ・願い:カルナとアルジュナの争いの際、己があの戦車の御者であったことにする
【一人称】私、余【二人称】あなた、YOU【三人称】彼、彼女
【セリフ例】
「バレちゃいました。余が本当のサーヴァントです。クラスはキャスター。アーチャーは偽装霊基ですね」
「むむ!閃きました!即興で笛の曲を思いついたので聴いてください!ざっと20分です!」
「くうくうお腹が鳴りました!一緒にご飯の時間にしましょう!」
「さあ、大丈夫。何も間違っていないんです。ほら、魔力を回して。あなたの魔術なら、彼を仕留めるのは容易い話ですよ。そんなに怖がらないで、あなたの力になりたいんです」
「戦争なんですよ。負けたら殺されるんです。殺されないために死ぬほど準備するなんて、当たり前のことでしょう」
「奸計の英雄、それが何か?私は良いんですよ。何をどうこう言われても。他が全て清らかなら、それでいい」
「ああ!アルジュナ!私ですよ、クリシュナですー!ね、話したいことが沢山あるんです!」(アルジュナ)
「アルジュナ。そう悔やまないで、あそこで唆したのは私………そうですか。全部、わかってしまったんですね。それで、あなたは後悔してないというのなら」(幕間クリア後アルジュナ)
「カルナ。ああ、そうです。そうですとも。あなたを仕留めるように唆したのはこの私……いえ、いいえ。あなたはちゃんと、わかっているんですね」(カルナ)
「アシュヴァッターマン……!ええ、私に怒りをぶつけるのは構いませんよ。ただ他の者にはいただけない。いえ、私が言えた口では無いかもしれませんが。でも、人間とはそういうものでしょう?」(アシュヴァッターマン)
「ドゥリヨーダナか。ええ、怒るのは勝手ですよ。お好きにどうぞ。怒られて当然でしょう?大人しく報復は受けませんが」(ドゥリヨーダナ)
以上です。クリシュナ〜ちなみにスキルが封印されればクリシュナ自身の耐久はDランクです。紙
>>472
普段呑気な顔して笛吹いてるくせにいざとなると死ぬ気で準備して死ぬ気で勝とうとする京楽さん+浦原さん÷2みたいな感じの子
>>473
キャスターだと「奸計を策してパーンダヴァの多くの英雄を死に至らしめた」という策士、軍師的部分がチョイスされてるので
他のクラスだとバリバリゴリゴ自前の怪力でぶっ飛ばしたりする系の子になる
関連台詞続き
「アグニの化身、怨讐のアルターエゴよ。過ぎたことはどうしようもないこと。あなたはただ、この現界で何かを見つけてくれたらいい。私は、そう願っています」(ドリシュタデュムナ)
「余のやってきたこと。こと戦争において非道の謗りはあれどもそんな私を庇ってくれた者は数少ない。ありがとう、サハデーヴァ。あなたに深く感謝を」(サハデーヴァ)
「……そう。そうですとも。あそこでアルジュナにビーシュマを討つように提言したのは私だ。憎みなさい、シカンディン。あなたは私にそれをする権利がある。……アルジュナの黒(クリシュナ)が真実か否かなど、どうでもいいことなのです」(シカンディン)
「ああ、別のドゥリヨーダナか。何故あのような外道を?ふん、私とて人。あなたが人間らしく善悪を為そうとしたように、私も人として己が友のために奔走しただけ。そこに差異などないのですよ。……言ってもわからないかもしれませんけど」(ドゥリヨーダナ別側面)諸事情(ペルソナ3)でss貼らないかもしれないです
嘘ですちゃんと書きます明日には一本貼ります>>476
でもアタイここのえさんいたら色んなお話できるし無理なく顔出せるときにでも出てもらえるとやっぱり嬉しいですよ
「アルジュナの黒は全て私が背負う」系の策士……!奸計の英雄と自分が罵られる分にはいいけど違約の英雄とアルジュナが罵られたらキレるタイプの子>>476
別にいいんじゃないですか?
私も雑談だけしてる時あるけど、それがインスピレーションになる時もあるし
それで少しずつでもモチベが維持できるならいいと思います>>476
義務感で顔を出す必要はないですし、好きな時に来るのが一番ですよ。>>481
ありがとうございます。それでは、以下連投失礼致します【氏名】阪坂 笑加(はんざか えみか)
【性別】女性
【年齢】高校生
【出身】日本
【身長・体重】157cm・53kg
【肌色】黄色人種【髪色】藍媚茶【瞳色】青白橡(右)、小町鼠(左)
【スリーサイズ】70/60/57
【外見・容姿】セーラー服の上に色とりどりの鮮やかな羽織を纏った少女
【属性】中立・善
【魔術回路】質:E 量:E+ 編成:正常(かろうじて存在)
【起源】信じる
【階位・称号・二つ名】
「不思議ちゃん」
【魔術・特殊技能・特性など】
『信仰の魔眼(すてきなひとみ)』
低等級の魔眼。魔術などの神秘に縁のないはずの笑加を神秘の中に置かせているもの。
木、石、川、山、谷…古来より人々は、自然の中のあらゆるものに神が宿ると信じ、それらに神や妖精、妖怪などを見出した。この魔眼は、土地や物体などに対して人々がそれに抱いた信仰心、宿した願望といった抽象的な概念を具象的に可視化する力を持つ。>>483
日本は汎霊説が根強いためか、それらの多くが人の形をして見える。概念の擬人化というべきか。
それは、もしかしたら神秘の残り香かもしれない。或いは、誰かの妄執の残滓かもしれない。願い、思いは今昔尽きることなく、故にそれらは多岐にわたり、常に身近に存在する。
信仰を主としているサーヴァントに対しても有効で、史実などに基づいたサーヴァントを目にした場合対象の遍歴≒真名の把握が可能。また、専念すればCランク相当の「気配感知」を駆使できたりする───尤も、魔眼を魔眼と認知せず「素敵な瞳」などと呼称する彼女がサーヴァントと関わる機会があるかという話だが。
【外見・容姿の詳細など】
おかっぱな前髪に、長髪を一本の三つ編みにして下げたヘアースタイル。優しく快活な雰囲気のする顔立ちの少女。
彩りに溢れた羽織にセーラー服という突飛な格好だが、あくまでこれは中学時代の制服を普段着として着回し、ついでに寒がりなため羽織っているだけ。一年生から身長が伸びていないのを気にしているが、最近は周りと比べて小さいことも気にし始めた。お年頃である。
外見上の最大の特徴はそのオッドアイ。しかし特別な事情があるというわけではなく先天性で、彼女自身も大して気にしていないどころか「特別な目」として臆面もなく見せびらかしている。実際その瞳はまごうことなき「特別な目」なのだが…。
【人物像】
いつでもどこでも元気で闊達。誰に対しても穏やかに接する天真爛漫さの持ち主。
学業はそこそこに優秀、運動もでき、容姿に関しては学年で五指に入るとされる優等生。本人の人の好さからさぞ人気者な高嶺の花だろうと思われるが───それらは、彼女の強烈すぎる個性により消し飛んでいる。>>484
それはすなわちあだ名にもある「不思議ちゃん」。彼女は幼いころから周囲にとって「見えないもの」が見えると言い、神や妖怪なんかを信じ、そしてそれらを信じることを周囲にも求めていた。天然とか電波系とか、そういう類である。
それでも嫌われず煙たがられずいるのは、皆彼女のそれを面白がっているのと、人好きのする根の良さを知っているからだろう。
イメージカラー:青白橡
特技:「神様なんかを見ることです!」
好きなもの:縁側、島根県(「神様がたくさんいました!」とのこと)、お地蔵様(「いつも優しく私たちのことを見守ってくれているんです!」とのこと)
苦手なもの:部屋の隅の暗闇(「何かがこっちを見てるんです!」とのこと)、雷(「神様が怒ってらっしゃるのです!」とのこと)、梅干し(「酸っぱいのは苦手です!」とのこと)
天敵:特になし
願い:「へ?なんでも願いが叶うとしたら?そうですねぇ…やっぱり、「みんなに神様たちを信じてもらう」ですかね!」
【一人称】私 【二人称】貴方、○○さん、○○ 【三人称】あの子、あの人、○○さん、○○
台詞例
「はじめまして!私は阪坂笑加といいます!よろしくお願いいたします!」
「実はですね…私の瞳には、見えざりしものを認める隠された力が…って、あー、その顔。絶対信じてませんね?え?痛い?どこかお怪我をなさったのですか!?すぐにお医者さんの所に行かないと!」
「はい!みんなには「不思議ちゃん」って言われてるんです!これって、私が異常な、不思議な存在だと認知されているってことですよね。ふふん、すごいでしょ?」>>485
「サンタさんも、織姫様も彦星様もUFOも閻魔様も仏様も雷様も、神様も。この世にはいるって、私、知ってるんです。信じてるか?…信じてる、っていうのは、朧気なものを、ないことを前提にして言うものです。私の場合は信じてる、ではなく、知ってる、って言うんです!あぁ、勿論、神様たちのお力を信じてはいますよ。あれです、明日から本気出す、ってヤツです」
「……信じる、でも良いんです。只、神様たちのことを、みんなに知ってもらいたいんです。信じてほしいんです。だって!信じるってとっても簡単で、とっても楽しいことなのに!」
【来歴】
K県在住の女子高生。前述した奇矯な性格から「不思議ちゃん」と呼ばれる愛され系。
実は彼女の家は元は魔術師にして神主の家系であったが、昔に起きた地震や飢饉、地脈の劣化等などから社殿は倒壊し、当時特権階級的立場であったにも関わらずその日暮らしレベルの貧乏になり神社の経営、及び魔術師としての活動をやめている。
しかし、神を敬う心は綿々と受け継がれており、家の前に祠を建てそれを代々奉り神事も細々とながら続けてきた。魔術のほうは資料も碌に残っていないが。
そんな信心深い家系に生まれたからか、魔眼のためか、はたまたその両方が所以か、彼女は神や仏や妖怪といった人ならざるもの、見えざるもの、廃れたるものの存在を信じている───否。彼女の理念に基づくならば、「知っている」。地域の伝承に触れ、魔眼を以て神秘と接してきた彼女にとってそれらは最早「信じる」という言葉さえ越した感情を抱いているのだ。
だからこそ、彼女は望む。神を、妖を、仏を、人々が信じることを。また、伝承にあるように、神秘を隣人として愛し敬い親しんだ心を人々が取り戻すことを。>>486
【性格】
生真面目と天然と明朗闊達と厨二病のハイブリッド。接した人の大半が「毒気が抜かれる」と話すことからも彼女の気立てが窺い知れる。
起源がために暗示系の魔術に引っ掛かりやすいのではと思われがちだが、相反作用(迎え火というのが有体か)によってかある程度知らず知らずのうちに耐性を持っている。或いはそれは、彼女が今までに接した「見えざるもの」の中にいた本物の神霊が気まぐれに寄越しというのもありうる。
また、境遇が境遇のため怨念怨霊などの被害が気になるが、彼女は自身と「見えざるもの」とに明確な違い、線引きをしているために、そういった負に値するものにひきずられることはない。神秘の内にありながら、神秘と決して同化はしない。もしかそれは、古き日本の人々の生き方であったかもしれない。
家は両親と祖母(祖父は笑加が中学に入学する折に他界した)の構成で、根っからのおばあちゃんっ子。休日は専ら祖母の祈祷や神事の手伝いなどをしている。
そのせいか趣味がやや時代錯誤気味であったりする。流行りのアイドルとか、ソシャゲとか知らない。和服を好むのもその余波。ミニスカートは「足が寒そう」と話し、腹見せファッションには腹巻を出し、ダメージ加工のズボンはパッチを付けようとする。
【役どころ・コンセプトなど】
使い勝手のいい当て馬役。空気が読めないところはあるけど大体善良。
もし仮に万が一聖杯戦争に参戦したら十中八九巻き込まれ要因。主人公か哀れな犠牲者か。サーヴァントはそれこそ尊敬と畏敬の念をもって接する。
モデルは文豪の小泉八雲。
以上、連騰失礼いたしました。自分の光の大多数が収束されている系女子です。イメージCVは青山吉能さん。
ご感想ご指摘お待ちしています。>>494
逆に私は史実、特に西暦以降があまり得意ではないので〜神話やら紀元前、あとは魔術や伝承関係やらなら大得意なんですけどねぇ
>>495
「逆にこちらが負けていればそうなったのも事実です。というか私もあなたのところの奴らに親友の息子やら三千人もの罪なき人やらを虐殺されたので報復する権利はありますよね?(チャクラム構える)」
相手側が怒るのは当然のことだしそれ自体に憤ることはないけどそれで報復されるのは嫌だもん!報復する気なら手を噛むどころか噛みちぎられるのを覚悟してねってスタイル。でもドゥリヨーダナもクリシュナもカルデアで出会ったらあんまり険悪ではなさそう
勝てば官軍負ければ賊軍、私が勝つのでお前らは賊軍っていうスタイル、うちのキャラのほとんどに共通してます。蛮族か?ばんはー。何か私に関係する事ありましたか?
>>476
ここのえさんのキャラもいつかお借りしたいと思ってるので雑談で顔出してくれるだけでも嬉しいですよ>>487
これは美綴や一成みたいなポジションが似合いそうな娘。聖杯戦争の被害を被らせることで、巽や士郎みたいな立ち位置のマスターの危機感を煽らせる生け贄にできそう!(酷い)
魔眼持ち女子つながりでも夏美とは見えている世界はだいぶ違いそうですね。
>>489
ありがとうございます!将門がかなり紳士的な物言いでランサーたちに話しかけてくれてホッとしました。
自分が書いてたらローガンが「サノバヴィッチ!」とキレて混乱させてたかもしれない。
あと将門は皆さんがいますから屋内でもサングラスかけてますけど、イオンさんともそこの認識は合っていますか?
>>496
私はむしろ史実系のほうが得意、かな。サーヴァントもそっちが多いですし、山さんとは得意ジャンルが逆転しているようですね。>>503
異常なものに惹かれている不思議ちゃんってなるとグランデと被るな…と思いまして。まさしく「畏敬」の感情です。親しめど侮り接すること勿れ、という。
少なくとも私が描く中では酷い目には遭わない…ちょっと命の危機に遭うけど…>>508
あと北欧神話関係者としてフロームンド・グリプスソンがいます。監獄長さんのフロームンドと違い、こちらは女性です。>>500
雷の宝具を持つサタン。呪術廻戦の先行配信&新規PV良かったです(唐突)。
ところで自分を天使とか堕天使とか自称する電波で熱血系なケモミミ男子は好きですか?>>521
笑加は「世界は、綺麗なものだけじゃない。目を背けたくなるものだってある。それでも、私はこの世界を美しいと思う。素敵だと感じる」というスタンスですね。信仰、願望を具象化する以上ハレもケも清も濁も見えるでしょうから。それこそ、小泉八雲の日本への想いと似たような。
現実に直接関わってくる系の魔眼ではありませんからね…順当>>531
>>532
ではー!!!!
「サーヴァント、セイバー。ワルキューレ。召喚に応じ参上致しました!」
「我ら三人、誠心誠意仕えさせて頂きますね」
「さあ、どうか我らに命令を。マスター」
【 クラス 】セイバー
【 真 名 】ワルキューレ
【 別 名 】ヴァルキュリー、ヴァルキュリア、戦乙女
【 出 身 】北欧神話
【年代・地域】神代
【 属 性 】秩序・中庸
【副次 属性】天・人型・女・神性
【身長・体重】160cm・52kg(スルーズ)/172cm・58kg(ヒルド)/159cm・54kg(オルトリンデ)
【外見・容姿】
黄金を編んだような髪をポニーテールに結ったエメラルドのような瞳を持つ清廉な美少女(スルーズ)/菫色の長髪を緩く結っているスタイル抜群の美女(ヒルド)/黒い長髪を下ろし緋色の瞳を持つ美少女(オルトリンデ)
【脳内ボイス】雨宮天/水瀬いのり/種田梨沙>>534
【保有スキル】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:A
乗り物を乗りこなす能力。生前には存在しなかった現代の乗り物はもちろん、竜以外の幻獣・神獣すらも乗りこなせる。
伝承において天馬に騎乗するとされるセイバーは高いランクを有している。
神性:B(A)
神霊適性を持つかどうか。大神オーディンに作られた半神半人であるセイバーは高い神霊適性を持つが、恋に落ちたり、自身の存在に疑問を抱くなどで強い感情を得てしまうと1ランクずつ低下し、Eランクまで落ちると在り方が人間に近い性質に変化してしまう。
なお、トールの娘であるスルーズのみ神性がワンランク向上する。>>535
原初のルーン:A
北欧の魔術刻印・ルーンを有している。
ここで言うルーンとは、現代の魔術師たちが使用するそれとは異なり、神代の威力を有する原初のルーン―――北欧の大神オーディンによって世界に見出されたモノである。
それぞれに得手不得手があり、スルーズは雷、ヒルドは解呪、オルトリンデは炎に長けている。
運命の機織り:B
『ニャールのサガ』に曰く、ときにワルキューレたちは恐るべき機織り機を操り、折られた布を引き裂くことで戦場の勝敗を決めたという。
また、「機を織る戦乙女」の話はワルキューレの一個体とも言われる3柱の運命神、ノルンが有名で、ギリシャ神話のモイライと同一視され、運命の糸を編んでいるともされている。
地脈を糸と見なすことで魔力を吸い上げることが可能。>>536
抜け
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力B 幸運E 宝具A
『終末幻想・少女降臨(ラグナロク・リーヴスラシル)
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:0〜40 最大補足:100人
完全に同期した自分たち―――複数のワルキューレたちが一堂に集い、ヴァルハラへと至る勇者の魂を導くための機能のすべてをより合わせ、手にした宝具から一斉に斬撃を放つ。
対象に投擲ダメージを与えると同時に、効果範囲に一種の結界を展開。
あらゆる清浄な魂を慈しみ、同時に、正しき生命ならざる存在を否定する。
サーヴァントや使い魔といった存在や、術式、幻想種、吸血種、等々の魔術や魔力に類する存在を退散させる空間を作り出すのである(抵抗判定に失敗した個体を退散させる)。
『天神宣言(フィンブルブラント)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜40 最大捕捉:1〜50
大いなる剣。大神より授かりし剣。
セイバーが所属する刀身90cmほどの両手剣。『天神宣言』は総称であり、それぞれに合わせた個体名も存在する。
スルーズは雷電を纏う『戦神宣言(テュールブランド)』
ヒルドは月光を纏う『幻神宣言(マーネブラント)』
オルトリンデは炎熱を纏う『煉神宣言(エルドブラント)』をそれぞれ揮う。>>537
『黒鳥礼装(スヴァンフスルト)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大補足:自身
大神オーディンから授かった黒鳥の衣。
これを纏うことでワルキューレは飛行能力を有し、高速機動を可能とする。
天馬に騎乗していない状態ではこの宝具に機動性の大半を依存していると言っても過言ではない。
しかし、この宝具の真価は飛行能力ではなく「大神オーディンの加護」である。
この加護によりワルキューレの精神と肉体には絶対性が保たれる。
精神に影響を与える魔術や能力の類をシャットアウトし、肉体はBランク以下の物理攻撃を弾き、カロリーを大量に摂取しても体型は変化しない。
また、中にはこの礼装を盗まれてヴァルハラに帰れなくなり、「もうお嫁に行くしか……」と、そのまま地上人と結婚したワルキューレもいるのだとか。
一体何トリンデなんだ……
ブレザーをモチーフにした黒い戦装束。
ジャケットにコートとネクタイが黒で唯一ブラウスが白。
ボトムスは3人ともバラバラで、スルーズはタイトスカート、ヒルドはスリット入りのロングスカートとガーターベルト、オルトリンデはパンツスタイルになっている。
ちなみに、ヒルドのガーターベルトは黒である。>>538
【 解 説 】
ワルキューレ。ヴァルキュリー、ヴァルキュリア、戦乙女とも。
北欧神話において、戦場で生きる者と死ぬ者を定める女性を指す。
戦場で死んだ者の半分をオーディンの治める死者の館ヴァルハラに連れて行く役割を担う。
ヴァルハラでは、死んだ戦士たちはラグナロクに備える兵士エインヘリヤルとなり、ワルキューレは彼らに奉仕する給仕ともなる。
「勇士の魂を集めるシステム」といて生み出された存在であるため、機械的で無機質な言動が目立つ。所謂、ロボ娘に近い存在。
これはワルキューレの直接の原典での扱いである「死神」としての一面が強調された結果と思われる。
大神オーディンが作り出した人口生命体。
オーディンの考えたコンセプトが設計理念になっている。
そのバリエーションは「感情に目覚めたロボ子」「飲み屋のお姉ちゃん」「正統派ヒロイン」「ダウナー系なクールビューティ」など多種多様……ギャルゲーでも作る気でしょうか。あの大神は。
一見すると、外見も口調も性格も一人ずつ違うため、個性があるように思えるが、それは定義(テクスチャ)の違いによるもので、根本原理は同一である。
記憶や認識の同期も行われているため、意見を違え、論議したり、仲違いすることはない。彼女たちはそういう様に設計されているのだ。
また、サーヴァントとしては特異な霊基を有しており、同調率、魔力の供給具合によって「マスターとの相性に近しいワルキューレが代替召喚される」
ちなみに一度切り変われば霊基の入れ替えはいつでも可能。>>539
スルーズはエルルーンのプロトタイプとなったワルキューレ。
設計コンセプトは「戦場の希望となる女騎士」
飾りげのない陽性の人物。
平素は朗らかで人当たりが良く、戦場においては凛々しく勇敢な女性。
が、ローンチモデルということで加減が分からなかったオーディンの癖が強めに出ているため、比較的人間くさい振る舞いをすることが多い。
ちなみに、闇の精霊であるアルヴィスとは相思相愛の仲。
ヒルドはヴィーザルのプロトタイプとなったワルキューレ。
設計コンセプトは「全寮制男子高校の寮母さん」
穏やかでお淑やか、包容力を感じさせる大和撫子かつ日本の母と言った人となりをしている。
ただし、締める時は締めるようでスルーズは定期的に彼女から小言をもらっている。
中間子らしい苦労人。アンニュイな雰囲気を纏うが世話焼きで面倒みもいい。
ヴィーザルを娘と呼び、彼女の幸せを最期の時まで願っていた。
オルトリンデはムスペルのプロトタイプとなったワルキューレ。設計コンセプトは「帯刀女子高生」
腰まで伸びた黒髪を持つ怜悧な美女。
クールな容貌同様沈着冷静なキャリアウーマン風の女性だが根は激情家である。
ファイナルモデルであり、機械娘という属性には一番近い。
ただし寝起きが悪く、寝る時は裸という悪癖を持つ。ちなみにやや天然の気もあり。
オーディンはこの3騎を気に入っており、度々モデルに使っている。>>540
■スルーズ
「へえ。あれが父の親友ですか……なんと言いましょうか。類友というか、似た者同士というか……」ワルキューレ(ロカセナ)に対して
「東洋の雷神……え、勉強の神でもある? そうなんですか……うわあ……同じ雷神でも父さんと全然違うじゃない……北と東でこうも違うのね……」菅原道真に対して
「ああ、お疲れ様です。ヘルギ様。相変わらず、人生楽しそうですねえ」ヘルギに対して
「雷の戦車ですか。いいですね。私の天馬は空を飛ぶくらいしか出来ませんでしたから。あの、よかったら乗せて貰えません?」ゴルディアスに対して
「あの……なんかごめんなさい。その、雷に撃たれて亡くなったんですよね……その、個人的に罪悪感があるというか。あ、でもナンパはやめてください。私彼氏いるので」ドン・ファンに対して
「日本にもいるんですねえ……雷使う人……人間やめてません?」立花道雪に対して
「ああどうも、シャールヴィさん。お久しぶりです。あ、もう敬語とかいいですからね。父もここにはいませんし」シャールヴィに対して
「……やな、予感がする。自分も酒を飲むとあれな癖に、素面の時は私に説教してくる妹が近づいてきている気がする! マスター! かくまってくださーい!」エルルーンに対して
「へえ。貴方、そういう顔も出来るんだ。いいじゃない、似合ってるわよ。私もこういう相手の方が気が楽だわ」エルルーン(槍)に対して
「その時、誰もがも知らぬ未知の災いがその時訪れる。
巨人世界に響き渡るは開戦の号砲。
神も、人も、全てがその破壊の前に無力となる。
其は石棺の守りを貫く死の輝き。
大地より昇る光の柱が、世界の全てを覆い尽くす―――真名開放。『終末幻想・少女降臨(ラグナロク・リーヴスラシル)』!」>>541
■ヒルド
「オトレーレ……アマゾネスの母、そして月に仕える巫女……良ければ、お茶でもどうかしら。なんだか他人に思えないの」オトレーレに対して
「月の開拓者……そう。あの子の子孫は月にまで行ったのね。それが知れて、とても嬉しい」ニール・アームストロングに対して
「私達も知らないワルキューレ。こんな子がいたのね……本当にもう、あの人は相変わらずなんだから」ワルキューレ(無銘)に対して
「私が見ている。私が側にいる。
例えこの身が尽きても、魂だけは朽ちることがないから。
月が沈み、太陽が登る。
そして新世界が始まり、彼女にとっての喜びの時代が今始まる―――真名開放。『終末幻想・少女降臨(ラグナロク・リーヴスラシル)』!」>>542
■オルトリンデ
「耐火の神……こういうのを東洋の神秘というのかしら。確か八百人の神がいるのよね……スヴェルとぶつけたらどっちが強いのかしら」柿本人麻呂に対して
「初めまして、ヘグニ様。ワルキューレの末妹、オルトリンデと申します……ああ、フレイヤが嫌い……心中お察しします。どこかの誰かの弁だと私はああいうのの相手が得意らしいですがね」ヘグニに対して
「初めまして、かな? 私はオルトリンデ。貴方のモデルってことらしいわ……その、こういうのは苦手だから上手く言えないけれど。良かったら、仲良くしましょうね」ワルキューレ(ムスペル)に対して
「破滅は彼方より来たり。
その手に燃え立つ剣を持ち、その一撃により、全ての枷は砕かれる。
其は人の姿をした災厄。
地獄の盟主に率いられし軍勢が聖域に足を踏み入れるその時、全ての大地は砕かれる―――真名開放。『終末幻想・少女降臨(ラグナロク・リーヴスラシル)』!」
【 制 作 】猫の藩士
【レン タル】可
【NG 表現】無し女性キャラクター バストサイズ計測スクリプト Ver20.09.03
http://kakuseix.com/tool/bust/bust.html
体型まわりの数値はこういうスクリプトも参考にしてますね
見かけ上のは大雑把に描きますが
スクショ用に>>483の数値をお借りしました>>546これらのサイトも参考にしてはどうでしょう?
美少女、バストカップ数測定スクリプト
ttp://negifukyu.x.fc2.com/bustcheck/cupchecker.ht...
女性キャラクター バストサイズ計測スクリプト Ver12.8.9
ttp://kakuseix.com/tool/bust/bust.html
BMIと標準体重の計算式!
ttp://www.h-nc.com/cat3/post_33.html
理想のプロポーション(身長から理想値を算出)
ttp://slism.jp/diet-tool/proportion.html
体重暴露スクリプト(身長と3サイズから体重を算出)
ttp://sfrenatezze.com/bwh2wgt/
日本工業規格 JIS4006カップサイズ規格表
ttp://kikakurui.com/l/L4006-1998-01.html
JIS L 4003:1997 少女用衣料のサイズ
ttp://kikakurui.com/l/L4003-1997-01.html
JIS L 4005:2001 成人女子用衣料のサイズ
ttp://kikakurui.com/l/L4005-2001-01.html
TVアニメ「ヴァルキリードライヴ マーメイド」公式サイト
キャラクターページに『乳重』の項目、カップ数の他にアンダーとトップの数字も有り。イラストもあるので体型の参考にも。
ttp://valkyriedrive.jp/anime/>>513
おお、関連台詞ありがたい限り…!
しかしシカンディンは戦いに応じなかったビーシュマを恨めど、代わりにビーシュマを打っちゃったアルジュナを怒りはしない…かな…?
シカンディン「あれは戦争の場では当たり前の判断だった、故に某(それがし)は君を恨みはしない。
……だが二度目はない。もし某がかの男と相対した時に横槍を入れてみろ、その脂の乗った喉に風穴を空けてやる」
ってな感じですかね。「ふむ、ふむ……手応えあり、かなりの、大物!ぐぶ、ちょっと触っちゃいけないところに触ったらしい!でも、もう少しです!もう少しで届く!」
とても、心から愉快と言いたげな声だった。ジョン・ハンターのよく通る声と言ったら暗い手術室に反響し、同室しているヒュギエイアの頭をガンガン揺らした。
「あの、少しは黙っていてもらえませんか?」
苛立たしげに呟きながらヒュギエイアは注射をする。麻酔効果を持つ霊薬を注入され、患者は落ち着きを取り戻していく。先ほどまでバタバタと暴れていたのとは打って変わり、呼吸を整え、理性が引き戻されていく。
「すみません、何しろこのような事はあまりないもので僕も昂ってしまうのです……」
「いやそうじゃなくて……自分の腹を切り開きながら実況するのをやめてくれませんかねえ!」
非常に、奇妙な光景だった。手術台の上に寝そべっているのはジョン・ハンター、そして彼の両腕は自分の腹にあり、驚くべき事に自分で自分の腹を切開しているのである。
遡る事数十分前、色々あってジョンの腹の中に敵の手によって寄生虫が埋め込まれてしまった。寄生されたら最後サーヴァントであろうと死は免れない、という物騒極まりないこの代物に対してヒュギエイアは霊薬を使おうと提案。しかしジョンは「自分でやる」と言い出し、自ら腹を切開し始めた次第である。
「あ、見つけました。かなり大きいですね、よいしょ」
棚から本を引き抜くかの様にあっさりとジョンは自分の腹からヒュギエイアの手首ほどの太さはある芋虫を引きずり出した。血で真っ赤に染まったそれを目にし、ヒュギエイアは顔を歪めながらも持っていたトレイに芋虫をジョンから受け取った。きぃきぃと鳴き声をあげ身をよじる芋虫へとヒュギエイアが機械的に懐から取り出した注射器を突き刺すと、しばらくして動かなくなった。>>557
「僕の体を内側から貪っていましたよ。あなたの霊薬がなければ痛みでショック死していたと思います」
「それはどうも……寄生されたのが私じゃなくて良かったです」
「心配しないでください。その時はちゃんと僕が取り出していました」
「いえ、それが嫌という話で……というか、よくもまぁ自分の腹を切ろうなんて思いましたね。ひょっとして私、信用されていません?ちゃんと医者ですよ?」
「信用しています。霊薬の効果は今体感していますし」
ジョンはそう微笑みながら自分の腹を縫合していく。その手際が異常に滑らかで、手慣れている様だった。
「まさかとは思いますけど以前にも自分に手術したんですか?」
「何度か自分の体を切り開く機会があったもので。人体を理解する上で、良い経験になりましたよ」
大きく息を吐いて縫合終わり、とジョンは呟き、手術台に手足を投げ出した。口調こそ手術をしている時と同じで軽快だが顔色は青ざめている。
「ええと、なんでしたか。そう、どうして自分で腹を切ったのか。簡単な話で、純粋な好奇心です。あ、そこの寄生虫ちゃんと保存しておいてください、あとで解剖しますから」
「好奇心……」
「そうです好奇心。僕は解剖が好きですから、とにかく色々なモノをこの手で調べて確かめずにはいられません。で、今回も例に漏れず……寄生虫に食い荒らされている体なんてこの手で切り開き、何処の臓器がどの様に食われているのか、寄生虫はどういった順番で臓器を食うのか、気になって仕方なくて仕方なくて。それで分かったんですがこいつは――――」
青ざめた顔色のままでジョンは捲し立てる。酷く高揚した声色で自分に潜り込んでいた寄生虫がどれだけ優れた存在であるのかを力説するその姿は狂っていると言うほかなくて、ヒュギエイアは口をあんぐりと空けたまま唖然としてしまう。>>558
「おや、大丈夫ですか?」
「ええ、まぁ、大丈夫です。霊薬置いていきますので服用する様に。寄生虫の方も保存しておきますので」
おもむろに立ち上がり、ヒュギエイアは錠剤を幾つか置いて芋虫を載せたトレイと共に手術室を後にしようとする。
ヒュギエイアはジョンが心の底から苦手だった。ただでさえずっと纏っている血の臭いのおかげで警戒心を抱いているのに加え、彼女では到底考えつかない行動を当たり前に取る事への対応が出来ないのだ。本当なら一緒にいたくもないし、同じ医者として患者には触れないで欲しいとさえ思っている。
けれど、
「ああ、後でレポートを書きますから目を通しておいてくださいね」
「レポート?」
「さっきの寄生虫のレポートです。どういう風に動くのかとか、どれだけの時間で臓器を食べ終えるのか……把握しておけば、迅速に患者を助けられるでしょう?」
「……ええ、そうですね。どうもありがとうございます」
手術室から出、ヒュギエイアはすーっと深呼吸をして努めて冷静に振る舞いながら廊下を歩き出す。しかしこつんこつん、と床を踏みしめる様な歩調はしばらくしてどんどん激しく、むしろ地団駄を踏んでいるかの様な音へと変化しつつあった。
「ぜんっぜん、ぜんっぜん似てないのになぁ! 似てないどころか正反対なのになぁ! なんで私ちょっと似てると思っちゃうのかなぁ!訳分かんないなぁ!!!!」
この日、女医ジャック・ザ・リッパーは床板を踏み砕きながら芋虫片手に絶叫するヒュギエイアを目撃したという。>>560
この後ジョンは、「く……もう一人の僕がいれば、寄生されて死んだ僕(いたい)の解剖も出来たんだけどなあ」とか一人ごちたとかなんとか
いやぁヒュギエイアさん狂人の相手、ご苦労様です。そしてジョンハンターの使用、ありがとうございます~!>>560
ヒュギエイア先生ェ...
一体ジョンが誰クレピオスに似てると思ったんだ...?>>560
まあ確かに医療にかける熱意的にはアスPにも勝るとも劣らない印象はあるスリーサイズ!?スリーサイズならスリーサイズ公開されてるラピスリライツは参考になるから良いぞ!(極もアニメも良いぞ)
……休みのうちに、きちんとした成果物を残したいけどSSがまとまらない
>>560
ヒュギエイアさん……拗らせてる感じ好きです>>560
どことなく既視感を覚える……ブラックジャック的な。加えてエイリアンとのクロスとかマジヤベェ。>>564
巫女の予言……ああ、よくよく見ればおもくっそラグナロクを予言してる詠唱じゃけえ。>>569
どうしてこうなった。
「……」
「――――」
「ひっ、ヒィッ……!」
目の前に立ちはだかる、日本刀を構えた女。細く眇めた両目はどこまでも冷徹で、およそ感情という感情を感じさせない。
対して、背後に転がるのは竦み上がった中年男性。女の殺意と場の空気に当てられ、完全に腰が抜けている。……ついでに股の間から不快な臭いも漂わせているが、まあそれはいい。
そして俺はといえば、そんな二人のちょうど中間に挟まるような格好で屈んでいる。
女からすれば男を庇っているように、男からすればさしずめ救世主か一縷の希望か何かにでも見えてるのかもしれないが――正直、お門違いも甚だしい。
(俺はただ、この宝石を貰いに訪れただけだってのによ……! ああ畜生、何だってこんな事に)
痺れを切らしたのか、女が刀を構え直しわずかに足を動かす。
直後、俺はかつてない危機感に駆られ――
事の起こりは、3日前の昼に遡る。
「どうだい? 今回のラインナップは」
「ふむ……」
欧州のとある地方都市。そこの小さなカフェで、俺――有栖川露伴は顔馴染みの青年から一つのカタログを受け取り眺めていた。
絵画、陶磁器、彫刻、あるいは宝石に装飾品。カタログにはありとあらゆる美術品・芸術品が掲載され、その来歴や所有者まで細かく書き込まれていた。
「見事なもんでしょ? 特にこの絵画なんて、あのピカソの未発表作品とも噂されてる逸品でね。表に出れば、天文学的な金が動くって程の代物だそうだ」
「ふーん」>>570
「この絵だけじゃあない。こっちは、古代ギリシャの彫刻家が彫り上げたとされるアテナ像。さらにこいつは、かのロマノフ王家の一人が身に着けてたっていうネックレス……」
傍からすれば単なる画商と仲介人のやり取りに見えたかもしれないやり取り。
だが、実情はそんな真っ当なものじゃあない。それは、続く青年の台詞が証明した。
「どうです、お気に入りのものはありましたか? どれもこれも、ブラックマーケットに流せば途方もない金額が付けられる逸品だ。何でしたら、ここに別のカタログも――」
「いや。いいよ」
青年の言葉を遮り、俺は飲みかけのコーヒーをすする。
対する青年は、若干不満げな様子で俺を見つめ問いかけてきた。
「いい、とはどういう意味で?」
「言葉通りだよ。今回は俺の期待に沿えるモノはない、だからこれで終わりって事さ」
「そんな。冗談はよしてください、さっきも言ったけどこのカタログの中身は」
「どれもこれも出所不明で胡散臭い、贋作か模造品ばかり。だろ?」
俺の言葉に、言い返そうとしていた青年が固まる。
最初はぎくり、と強張る格好で。しかし直後には、悪戯がバレた悪ガキのような笑顔を浮かべた。
「あーらら、やっぱ旦那にゃあお見通しですか」>>571
「お見通しも何もあるか。むしろよく見つけてきたもんだな、そんなあからさまに怪しい本をよ」
「いやー案外馬鹿にしたもんでもないんですよ? そりゃあ旦那みたいに目端が鋭い御仁には通じませんけど、来歴だの所有者だのそういう記載(スペック)に目を奪われがちな輩には特効薬みたいな有り様で」
「マジかよ。この界隈もいよいよ世も末ってか」
見せる前はあれ程丁重に扱っていたカタログ。それを青年はぞんざいに閉じ、己の鞄へと突っ込む。
その途中、手が滑ったのか本がずれたのか、カタログの一冊が落下し見開きの状態でぶちまけられた。
「おっと。いけねえいけねえ」
「おいおい。商売道具なら、もっと大事に……?」
青年が手に取るよりも早く、俺はカタログへ手を伸ばす。
が。いざ掴んで渡そうとしたその瞬間、俺の目はカタログに載っていたあるモノに奪われた。
それは、見事なまでに紅い宝石だった。写真越しでも分かる程、真紅に染まった大粒のルビー。カッティングこそ平凡だが、存在感とでもいうのだろうか。写真の宝石は俺の目を惹きつけ、離さなかった。
「旦那? どうしたんで」
「この、宝石は?」
「へ? ……ああ、このルビーですか。確か、とある金持ちが大枚はたいて闇オークションから買い上げたって代物だそうで。何でも、元々は北欧辺りの貴族が所持してたらしいです」>>572
「そんなものが、なんでまた闇オークションに?」
「それが……ここだけの話なんですがね」
俺の変貌ぶりに気を取られてか、青年はカタログを受け取るのも忘れて小声で囁いてくる。
その顔は明らかに『おっ、売り込みのチャンス?』という下心が透けていたが、気を取られていたのはお互い様だった。
「何でもこの宝石、裏で魔術師同士の抗争が絡んでるみたいなんですわ」
「ほほう?」
青年曰く、北欧貴族と宝石を買った金持ちはどちらもそれなりに歴史を重ねた魔術師だったらしい。
が、この手の名家(と呼んでいいかはさておき)にありがちな話で、この両者の仲は非常に悪かった。無論個人間レベルではなく、一族単位の規模で。
衝突、そして陰謀の掛け合い重ね合い。数百年を優に超えるいがみ合いは、最終的に北欧貴族側の敗北に終わり――金持ち貴族側は、相手の土地も研究成果も何もかも手に入れた。
そう。何もかも、手に入れたかに思えた。
『けどまあ、何事にも瑕疵は付き物でしてね。北欧貴族側の生き残りが、一か八かの再起を賭けて財産の一部をこっそり持ち出してたんですよ』
『とはいえ、生き残りったって所詮は魔術師。金持ち側が本腰入れるまでもなく、勝手に仲間割れ起こした挙句に総崩れ。貴重な財産も四散して、そのうちの一つであるこの宝石も闇市場に流れたってワケです』
『金持ち側は知っていたのか? この宝石が敵対してた奴らの所有物だった事を』
『さあ? その辺は何とも。まあ知ってた所で、せいぜいラッキー程度にしか思わなかったんじゃあないですかね』>>573
いずれにせよ、今となっては藪の中。ただ一つの事実として、この宝石がその金持ち魔術師の家にある。
それさえ分かっていれば、俺のやる事は一つだけだ。
(いいねえ……久々に血が滾ってきた。闇市場から流れてきた美術品、やっぱ奪い取るならこういうのに限る!)
と、いう訳で。俺は今、その金持ち魔術師とやらの屋敷前にいた。
青年が持っていた情報を基に金持ち魔術師の屋敷の警備情報やら宝石の在り処を推測する事およそ3日。
どうにか潜入の目途が立ち、晴れて今日忍び込んだ訳なのだが。
「おいおい、どうなってやがる……」
屋敷に潜入する。それ自体はさほど困難ではなかった。
魔術師の屋敷らしく、警報機器やセンサー代わりに魔術的な結界や警備用使い魔が配置されていたものの、俺の手にかかればどうという事もない。
計画したルート通りに突入し、素早くそれらの術式を無効化。しかる後、悠然と屋敷から宝石共々脱出する――その、筈だったのだが。
「なんだって、こんな派手に何もかもぶっ壊されてやがんだよ!?」
屋敷内の有り様は、一言で説明すれば凄惨のそれに尽きた。
庭園と正面玄関扉に始まり、高級そうなカーペットが敷かれた廊下、規則正しく置かれた調度品の数々、果ては天井の照明に至るまで。
何もかもが、ズッタズタに斬り刻まれていたのだ。
否、斬り刻まれていただけではない。よく見ると所々に爆発の痕があり、さらに現在進行形で煙も上がっている。
どうやら謎の先客(しんにゅうしゃ)は、斬り刻むだけでは飽き足らず爆発物の類も持ち込んでいるらしい。>>574
(冗談じゃねえぞ、おい……!)
この屋敷自体がどれだけ破壊されようが、それこそ丸ごと倒壊しようが知った事じゃない。
だが、この屋敷内にある美術品に関しては別だ。目当ての宝石を筆頭に、他の美術・芸術品まで残さず破壊された日には絶望的などというものではない。
破壊された調度品の数々を見るだけでも、先客とやらが美術・芸術品に何の関心も敬意も抱いていない事は明らかだった。
「ああ畜生、俺が到着するまで無事でいろよ宝石!」
最早潜入の手間が省けた、などと喜んでる暇もない。俺は血相を変えて、宝石が秘め隠されてるだろう一室へ全力で駆け出した。
一方その頃、当の宝石保管部屋。
「ひっ、ひいいい!!」
室内には、二人の人間がいた。
一人は、脂汗を浮かべ必死で部屋の奥に逃げようとしている細身の中年男性。彼こそがこの屋敷の主たる魔術師であり、同時に部屋に飾られた宝石の持ち主でもあった。
そして――それこそが今の彼を追い詰めている、最大の理由だった。
「……」
男と対峙しているのは、日本刀を握りしめた女性。顔立ちと肌の色から東洋人のようにも見え、男を冷徹に、そして無感動に眺めている。
動きやすさを重視した服装の腰には短刀が幾振りも下げられ、中には空となった者も混ざっていた。
「ま、まて! まってくれ! お前、じゃない君の望みは何だ!?」
「……」
「金か? それとも、研究成果か? ああ、どちらでもいい! それが欲しいのなら、今すぐにでも差し上げよう!」>>575
現在の状況は、極めて単純なものだった。
自らの屋敷に侵入してきた者――すなわち、この女性を迎撃するべく、男は屋敷内の全トラップを作動。
彼と、彼の一族が長い時間をかけて作り上げてきた魔術工房にして絶対の要塞であるこの屋敷をもってすれば、十分とかからず侵入者を駆除できる。その筈だった。
だが、現状はこの有り様。警備員代わりに配置した使い魔たちは一匹残らず全滅、床・天井・壁とあらゆる箇所に仕込んでいたトラップは悉く躱され、避けられ、挙句完膚なきまでに破壊された。
それも――魔術にほとんど頼らない、女性の身体能力と装備によって。
なお、余談ではあるが屋敷に敷かれた術式の内、隠蔽と偽装の術式だけは完璧に機能していた。
おかげで、この戦争とも言える屋敷内の惨状に気づいた周辺住民は居らず、また一人として警察などに通報した者も居なかったのだが……それはまた、別の話であった。
閑話休題。とにもかくにも、男は追い詰められていた。
いくら実戦経験に乏しく、また男自身も闘争を重視した魔術の家系ではなかったとはいえ、こうも徹底的に自らの魔術を否定された事に心が折れかけていたのだ。
(有り得ない……こんなことが、あっていい筈がない!!)
かの噂に名高い、時計塔の関係者であればまだ分かる。
近年は権力闘争に傾きがちとはいえ、十二の君主(ロード)を筆頭に数々の強力な魔術師を有する魔術界隈の三大勢力。その一角たる時計塔より派遣された精鋭であれば、この屋敷の防備が無力なのも許容できた。
あるいはその時計塔と対峙する聖堂教会の代行者といった、いわば怪物と呼ばれる類の存在であれば、まだしも。
だが、目の前の女性はそうではない。代行者どころか、魔術師の類ですらない。
この部屋に追い詰められるまで、何度か魔術行使と思しき技を使っていた場面は監視映像越しに目撃していたが――それすら片手で数えられる程度。
(こんな……こんな、魔術使い如きに。魔術の御業も崇高さも理解できぬ愚か者に我らが魔導が敗れるだと……!?)>>576
命がかかった今でなければ、男は発狂し辺り構わず喚き散らしていただろう。
だが。女性が放つ殺気は、それさえも許さない。
「だ、誰に雇われた? 誰からの依頼だ? 何なら、その依頼した人物より多くのモノを約束する!」
「――」
「だから、だから……た、頼む! お願いだ! どうか命だけは、命だけは許してくれ!!」
心中の屈辱と憤怒を押し殺し、自尊心も何もかもかなぐり捨てて命を乞う。
その情けなさと愚かさを誰よりも理解しながら、それでも必死で男は目の前の脅威から許しを求めていた。
と、その右腕が、背後にあった台座にぶつかる。
半ば反射的に、台座に置かれたモノに目を運び、瞬間、男はこれ以上ない程の希望を見出した。
「そ、そうだ!! これ、この宝石を君にあげよう! これをあげるから、私の事は見逃してくれ!!」
「……?」
女性の顔に、一瞬だけ浮かんだ疑問。
その姿を男は希望が見えたものと思い込み、なおも言葉を重ねていく。
「た、ただの宝石じゃないぞ……。これこそ魔術界隈に名高い伝説の宝石、『美神の情熱』! 見る者を魅了し、虜にする、世界に二つとない至宝だ!」
台座に隠されたボタンを押し、宝石を格納していた強化ガラス仕様のケースが取り除かれていく。
自らもまた熱に浮かされたような勢いで、男は語る。
「見ろ、この輝きを! この美しさを! 魔術的資産としての価値は元より、これ程の逸品であれば表の市場でさえ法外な値段が付く! それこそ、一生遊んでなおあり余る程の金額がな!」
「……」>>577
「何なら、私の知っているバイヤーの情報も一緒に提供しよう! だから」
「いらない」
初めて耳にした声。
それが、目の前の女性が言い放ったものであると男が理解した時――女性は、既に動いていた。
「そんなもの、いらない。欲しいのはお前の命、それだけ」
「――――ぁ?」
女性の動きは速く、また一切の迷いもない。
比して、戦闘経験も運動経験も欠けた男の反応は絶望的に鈍く。
決着は一瞬でつくと、誰もが想像できる光景だった。
――どこからか、発煙筒が投げ込まれるまでは。
「ッ!?」
「なっ……なっ!?」
唐突に放り込まれた想定外。煙はあっという間に部屋全体を満たし、開け放たれた扉から漏れ出してなお視界を奪う。
そのどさくさに紛れ、室内に飛び込んだ張本人を除いて。
(よし! 目標発見! 傷も汚れも付いてない!)
煙幕展開のどさくさに紛れ、俺は侵入者を横目に宝石へと迫る。>>578
どういう訳か宝石は剥き身の状態で置かれており、一番近くにいる主と思しき男は動けていない。
千載一遇の好機に、俺は迷わず台座へと手を伸ばし――見事、その手に収めた。
後はこのまま脱出あるのみ。そう考え、踵を返しかけたまさにその瞬間。
「――――■■■ッ!!」
人のものとは思えない絶叫。あるいは咆哮、か?
それが響いたかと思った瞬間、部屋中を満たしていた煙幕が一瞬にして掻き消えた。
いや、違う。掻き消えた、のではない。掻き消された、だ。
地面が――俺と、男の両隣の床が綺麗に裂けている。深々と抉れ、されど決して自然に生じたものではないと分かる破壊痕。ここへ来るまでも散々目にしてきたモノ。
鎌風めいた強烈な斬撃。それが、煙幕を掻き消した現象の正体だった。
「――やって、くれたわね」
地獄の底から響いてくるような、低く暗い声で響く女の声。
「どこの何者かは知らない。どうでもいい」
女の目に浮かぶのは、純粋な殺意。
絶対に逃がさない。お前をここで必ず殺.す。単純で、それ故にどこまでも無慈悲な意志がそこにあった。
「私の生業(ふくしゅう)を邪魔した報い。今この場で受けろ」
言い放つと同時に、女が俺目掛け突進してくる。>>579
紙一重、などと器用な事をやっていられる速度ではない。闘牛のような、あるいは砲撃のようなその一撃を、右に大きく跳んでどうにか回避する。
直後、ちょうど庇う格好で背後にいた男のそれと思しき悲鳴が上がるが――顧みる余裕はない。どの道、俺が駆け付けるまでは刈られる寸前だった命だ。
気の毒ではあるが、同情してる暇も気もない。
事実、攻撃を外した女がすぐそこまで迫っていた。
今度こそ紙一重で斬撃を躱すものの、バランスを崩し地面に転がる。
間髪入れず降り注ぐ突きを転がって躱し、どうにか距離を取ろうと試みた。
が――余りにも、速い。一撃を凌いでも、すぐ次の一撃がノータイムで飛んでくる。
あらかじめ決められた恋人たちへ(ラブサイケデリコ)を放とうにも相手と目が合うより速く剣先が届き、暗室庭園(ガーデンイール)や月面のプール(フラッドサークル)を展開する暇もない。
かろうじて0.8秒と衝撃(ハンドスナップ)を放つ事こそできたが、それさえも間一髪。まるで衝撃波など感じてすらいないように、ほとんど意味をなしていなかった。
超接近戦(スーパー・インファイト)とでも呼ぶべきか。相手の得物は紛れもなく日本刀、そして打刀。で、ありながらナイフと大差ない勢いと感覚で振るってくるその様は化け物以外の何物でもなかった。
(俺じゃなかったら、とっくに殺.されてるぞ畜生……!)
せめてアレが――ウワノソラ(エンペラータイム)さえ命中すれば。
確かにこの女は化け物だ。女性の身でこれ程までの武術を身に着けた事も尋常ではないが、だからこそ俺にとってはその技量の高さが付け入る隙でもある。
問題は、その隙に付け入る手段。現状、俺が持つ魔術だけでは千日手に近く、このままではお互い持久戦に陥りかねない。
そうなれば先に戦闘を重ねてきた彼女の方が先に力尽きそうではあるが……正直、この剣速に真っ向から付き合い続ける義理も理由もない。
せめて何か、何か打開策の一つでも。>>580
(……?)
そこまで考えた所で、俺はふと右手の違和感に気づく。
そう言えば、さっきから俺が握っていたこの石は……!?
「殺ァ!!」
「――! やべっ!」
一瞬の油断、その隙を見逃さず女が俺に迫る。
半ば反射的に右手を動かし――同時に、手の中に収まっていた『あるモノ』が飛び出した。
すなわち、魅了の効果を持つ宝石『美神の情熱』が。
「――あっ?」
(チャンス!!)
宝石の輝きをまともに直視し、女の勢いに揺らぎが生じる。
その隙を見逃さず――俺はウワノソラ(エンペラータイム)を発動し重ねがけた。
「っ!? 何処へ行く、馬鹿が!」
途端、女が罵声と共に、見当違いの方向――すなわち、先程殺した男の方へ突進する。
大方、彼女の眼には俺が自ら袋小路に飛び込んで行ってるように見えてるのだろう。
当然これ以上、彼女に付き合う理由もない。転がった宝石を素早く回収すると、俺は即座に保管部屋から離脱する。
背後で死体を斬り刻む音と、女の凄絶な罵声を耳にしながら。俺は、一度も振り返らずに屋敷を脱出した。
「死.ね――死.ね、死.ね死.ね死.ね死.に絶えろ! お前ら魔術師は、一人残らず私が殺.してやる!!」>>581
それから数日後。俺はアジトにて、苦労して手に入れた『美神の情熱』をしげしげと眺めていた。
魅了に惑わされないよう、特注の魔眼殺し眼鏡をかけた上での鑑賞だが、その輝きは些かの曇りもない。
むしろ、魅了を抜きにしても美しいと思える逸品だった。
(自滅、か。こいつを見てると、その残党どもの末路も分かるような気がするな)
ただでさえ地盤を失い、動揺と絶望に囚われかけていた人間たち。そこへこんな、持ち主の心を蝕むような宝物を目にすれば――どうなるかなど、想像するまでもない。
自分たちを破滅させたかもしれない宝物が巡り巡って仇敵の下に渡り、さらに原因は異なれどその仇敵をも破滅したのは因果応報と呼んでいいのかどうか。
(……そういや、あいつはどうなったのかね)
屋敷から脱出後、あの女と出くわすことはなく、俺は無事アジトまで撤退する事が出来た。
情報屋から耳にした所によると、何でもあの魔術師は相当恨みを買っていたらしく、例の北欧貴族以外にも相当数の敵がいたとの話だった。
『今回の件も、大方その敵の誰かが雇ったアサシンでしょうよ。ま、旦那にゃもう関係のない話ですし、とっとと忘れちまえばいいんじゃないですかね?』
「関係ない、か」
去り際の、あの呪詛を思い出す。
魔術師は一人残らず殺.す。傍から聞けば、狂人の戯言でしかない。
だが、もしも。もしも、これから先の仕事でまたあいつと出くわすとしたら。
「その時は――はたして、どっちが生き残るんだろうね? お嬢さん」おはようございます。
四連休二日目となってBOXガチャも捗ってることでしょう。
誰が言ったかソシャゲの秋、ガチャの秋。イベントも徐々に盛り上がって財布の紐もそれに伴って緩くなりがちな季節ですね。
さてそんな今日この頃ですが、皆さまSSの進捗如何でしょうか?
私はダメです。
というのも趣味の筋トレとガーデニングが捗りすぎて夜中メモ帳を開く頃には頭は夢うつつの日々でございます。
もうずっと東鬨のアーチャーが一ヶ月くらいコロッセオ開いたまま「まだか、まだか」と苛立ってるようなそんな状況ですね、ええ。
はい、すいません。馬鹿野郎と罵って下さい。SSは連休中に一本上げて見せますとも。>>586
YouTubeやニコニコ動画の配信特撮見たり単純に指進まずで進捗はあんまり…(そろそろ学校も再開)。
でもちょっと進んだ。なんとか9~10月で終わればいいなぁ、多分無理だろうなぁ…って感じ、ですかね(Requiem)。。。。>>456
了解です。
第■回の方は結末だけ書いて、過程を後から他の参加者で埋めるようになりますか?
固有結界展開からの流れを一通り書くなら、アサシン・バーサーカー陣営は
アサシン:軍勢見てこれはヤバいと弟達召喚→
弟達は平均的にヘタイロイの20倍程度の質だけど物量が全く足りない+騎兵突撃の勢い+バーサーカーの宝具で、固有結界が解ける頃には殲滅されてる
バーサーカー:ヘタイロイの物量を前に致命傷→どうせ退場するならと令呪三画使用の宝具で地獄の炎へと姿を変えてその場にいる全てのマスター以外に無差別攻撃→炎が消える(バーサーカー消滅)と、ライダーは避けるか盾で防ぐかして無事だけど、ヘタイロイの陣形が崩壊して逆転のチャンスに
というのは考えてました。
弟達についてはまた詳細投げます。>>591
例えば宝具展開シーンと退場シーンだけ等と、書けるシーンだけ書いて後は此方で穴埋めする形でも大丈夫です。一応、弟達について
ドゥフシャーサナ
筋力C 耐久D 敏捷C 魔力E 幸運E 戦闘続行C 弓装備
次男。オラオラ系。弟達の中でも頭一つ抜けた強さで低い身分への差別を嫌うけど短気、賭博の場での言動もそれが原因だったりする。
弓の連射が得意、今回の乱戦だとマスターの護衛になるので生き残るかも。
ヴィカルナ
筋力D 耐久E 敏捷D 魔力D 幸運E 直感D 槍装備
舎弟系。パーンダヴァとの賭博で止めに入った奴。直感的に最適解が解るけど、気付いた時には手遅れな場合も……。
今回の乱戦ではアサシンとタッグを組む。ここで死ぬかどうかは決まってないけど、死ぬならいち早く地獄の炎に気付いてアサシンを逃がす為に奮闘するあたりかな。
その他の弟達
筋力D 耐久D 敏捷D 魔力D 幸運D 怪力D 斧装備
筋力E 耐久E 敏捷D 魔力D 幸運D 仕切り直しD 槍装備
筋力E 耐久D 敏捷E 魔力D 幸運D 自己改造D 剣装備
筋力E 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運E 投擲:短刀D
筋力E 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運E 投擲:指弾D
こんな感じで97人出てくる。弓使いの後方支援の元、前衛がヘタイロイに対して決死の足止めを行う。
前衛は上レス通りな上、後方の弓使いも地獄の炎に巻き込まれるので全滅する模様。最近自分のキャラを大々的にダイマして使ってくれるようなマーケティング文を書こうか迷ってる……。
>>588
都市部のモデル……? ニポンニスンデナイカラワカラナイ……。>>599
どうぞ~>>602
私はゲルトさんの自キャラマーケティング文も見てみたいです。>>599
よくてよ!
戦闘描写は苦手な方なので、気に入っていただけたのでしたら嬉しい…!
ちなみにこれは裏情報ですが、実はIF千早の方も割と余裕なかったりします
何しろ直前まで山ほど仕込まれた屋敷内の魔術トラップを全て突破してたわけですから。相手の魔術師が武闘派だったらそもそも戦闘にならず見逃してたかもしれません「Sing Sing Ring Ring……LaLa、LaLaLa……(リンリンランラン歌おうよ。ララ、ラララン)
The clever Cheshire is dead. "Off with your head!" Really farewell to his head.(お利口チェシャは死んじゃった。『首を刎ねろ!』って言われたら、本当に首がなくなっちゃった)
Diddle Diddle Riddle Riddle……(意地悪で小さい謎解きさんが……)」
膝枕をした少年に読み聞かせる子守唄(ララバイ)は、優しく優しく甘くて甘い。耳触りがとても良く、するすると耳に入ってくる。軽く軽く朗らかに。1-2-3のポップスで。ララルラララルラふわふわと。
「とってもいい歌だね。何の歌?」
「呪歌(ララバイ)よ。この歌を送った子の首を刎ねてあげるの。素敵でしょう」
「聴かなきゃよかった」
「あなたの首が飛ぶわけじゃないよ」
「そういう問題じゃないんだよ」
子守唄を歌う女の目に捉えられているのは一人の青年。その首には真っ赤な薔薇の痣ができ、鮮血のように紅く、紅く、紅くなる。彼の持っている魔導書は、封印指定執行者である女と少年からしてみれば任務達成のそれだからだ。女の歌う呪歌は確実に首を断ち、対象を確保する。
「一応こっちも用意はしておくよ」
長杖、酒杯、金貨、短剣。それらを四方東西南北に浮かせそれぞれが独特のシンボルを描く。四つの礼装は全て術者の魔術の効力を高める魔術礼装において「補助礼装」に区分される類の武器だ。
同じ執行者かつ最高位クラスの実力者には劣るが彼もそれ相応の力はある。たいした魔術防護も施していない人1人など簡単に消し飛ばせる。
「そうね。でももう、終わりだから」
呪いが収束し、首が弾ける──────「……ミスってんじゃん。いや待て、アイツ、こっち見やがったな……!!」
間髪入れず宝石を差し込み発動させるのは西洋四大属性それぞれ四小節(フォース・トゥ・フォース)の大魔術。一切の慈悲も容赦もなく消し飛ばすことだけを考えた一撃は、薔薇の痣をポインターとし確実に人体を壊す代物である。
……しかし、神秘はより強い神秘に消し飛ばされるもの。せっかくの魔術も相反かつ確実に上回れる威力の魔術に軽く消し飛ばされる。
「化け物ね……仕方ない。生贄を使うわ」
女が生贄として使うのは生まれてから十代までの少年少女。童話と親和性の高い存在を使う黒魔術で、伝承的強度を高める安定した黒魔術なのである。
涙を流しながらガタガタと震える一番近くにいた子供の頭を掴み、持ち上げる。そのまま魔術で呪いをかけて体を内側からねじ切ろうと起句を唱える。
「そうして俺は哀れ生贄としての死……って感じすか?」
「……あなた」
「遅すぎるっすよ。スラムだったら殺されてる」
拘束は解いていない。キツく、並の人間では絶対に外せないようにしたはずだし、魔術師であろうとも魔術回路が起こせないよう仕込んだ。それなのに、容易く拘束を解いてナイフを振るってくるこの子供はなんだというのか。間一髪で結界を張って防いでいたとしてもその疑問は尽きない。
「縄抜けが上手だな。荒事に首を突っ込んだタイプのガキだったか」
「アンタも十分ガキ臭い見た目だけど?やめてくださいよ」
少年の振るう剣は子供のナイフを容易く弾き飛ばす。しかしそれも見越した上で子供の突き出した古びた長銃……マスケットがしっかりと少年の眉間を捉える。「弾丸が宝石だし高いんで、避けないで欲しいっすね」
「バカ言え」
撃ち出された宝石は魔力を帯び、それがおびただしいほどの風を纏って爆発する。防いだ隙にねじ込まれるナイフを手で掴みながら隙を作り、その隙に女が子供の首をへし折らんとする。その手は呪いを帯び、結界程度容易く破壊してしまうもの。
「銃床ってなんのためにあると思います?俺、殴るためだって思ってるんで」
細腕から繰り出される長銃の銃床での殴打。まるで金属パイプでも扱うように乱雑かつ的確に振るわれるそれが女との組手となり近づけさせない。そうこうしているうちに、時間は過ぎ、破滅は目の前に迫っているわけで。
「こんにちは。執行者さんに目をつけられるなんて出世しちゃったかな。この魔導書は回収させないけど」
「………化物が増えたわね。どうしましょう」
「逃げるか。大した依頼でもない。これで首を切られるというわけでもないだろう」
脱兎のように逃げ出す執行者の二人。先ずはこれで一息つけると安堵した上で、一歩間違えば生贄として殺されているかなり危ない仕事をさせた依頼者である少女に文句をぶつけようとする直後、ふと思い出したかのように少女は言葉を発する。
「これ狙ってる代行者にさっき見つかったから、逃げるか戦うか決めなきゃね」
「ボーナス上乗せしてもらっていいっすか?」
「ダヴィ君ってばガメつーい!」
「ガメつくないと命懸けてまで仕事しませんよ!こちとらチビが沢山いるんすよ!?山星さんの仕事どんだけキツいと思ってるんですか!」
「わかるよ、家族は可愛いよね」
「そうそう!チビたちがダヴィ〜って言いながら俺に抱きつくとことかもう可愛くて可愛くて……って話を逸らすんじゃねぇ!」【氏名】ダヴィ・ミーニャ【性別】確認したいなら金払え
【年齢】15歳【出身】スラム
【身長・体重】170cm・57kg
【肌色】黄色人種の褐色【髪色】黒髪に茶色インナーカラー【瞳色】黄色
【外見・容姿】デフォルメしたら口がωみたいな感じの可愛らしい短髪の子。令呪は尾てい骨
【属性】混沌・悪【魔術系統】簡単な基本魔術と動物会話
【魔術特性】基礎
【魔術回路】質・量:C 編成:正常
【起源】陰湿
【魔術・特殊技能・特性など】
擬似空間転移(テレポーテーション)
昔から伝わる超能力の一つとされるテレポーテーション。しかし本来の意味である空間転移は魔術で再現するとなると魔法級の偉業とされ、そのようなものをただの身で再現できるわけもない。
故にこれは純然たる空間転移ではなく、擬似空間転移ともいうべきもの。原理としては体を非実体……光や音のようなものに変え、それが高速移動することで物体透過や瞬間移動に見せかけていると言ったもの。とある魔術師の手によって加えられた魔術的措置の影響で魔術と超能力の中間のように位置する能力であるが故の強さである。デメリットとしては、己の体を一時の間とは言え作り替えるので体が削れるかのような苦痛に苛まれること。実際、距離が長くなるほどに体は削られている。
【礼装・装備など】
「へっへーん!なーんでもできる魔法の銃っスよー!……嘘だけど」
『お砂糖と苦い夢』
魔術的エンチャントが施された古びたマスケット銃。火薬を詰める代わりに魔力を込めればそれで大丈夫と言ったもの。リロードは普通のマスケット銃よりは速いがそれでも普通の銃と比べれば遅い。
ルーン石、祝福儀礼の為された弾丸、呪いを帯びた宝石、魔術の杖などを弾丸とした際にその効果を増幅させる機能がある。弾丸として撃てるものならば大体撃てるマスケット銃としての利点を使い、そういうのを撃ち込む。が、「弾が高いんです!」とダヴィはあまり使いたがらない。「求めたのは次の夜、そしてまた、次の夜……ってね!俺は生き残ってやるけど!」
『千夜と一夜』
魔術的エンチャントが施された古びた短剣。宝石が埋め込まれるなど色々と豪華な装飾なのでそこだけ抉って売ろうかとも思ったがそれ込みの武器なので仕方なく使っている。切れ味は割とある。
星の導きにより「死ににくい」環境を作る、切っ先で描いた軌跡が簡易結界を作る、傷ついた患部に当てれば詠唱なしで魔術的治癒を施すなど生き抜くための機能がたくさん含まれている。しかしこの武器、かなり高い骨董品なので通常時はあまり使いたがらない。「壊れたらどうするんすか!」とのこと。
以上の事情からナイフ、AK47といった小銃などそういった武器の方を使うことが多い。
【経歴】
幼い頃からのスラム育ち。かなり劣悪極まりない方のスラムで育っており、生きるためになんだってしてきたし足掻いてきた。兄弟が居たために危険な相手を目の前にしつつもスリをしたりするなどしたたかかつ大胆に生き延びていた。
実は、というかダヴィには日本人の血が流れている。源流を辿ればそれはかの有名な「石川五右衛門」に繋がり、とある男の推察では「石川五右衛門は何かしらの異能を持っており、それを駆使して最期の処刑の際、己が息子を死したように見せかけ生存させたのではないか」と考えられている。それがどのようにして外国のスラムに流れ着いたかは不明だが、魔術的物証からほぼ確定。
何はともあれそんなこんなの経緯でいたダヴィはその超能力に目をつけたとある権力者により子飼いにされ、似たような力を持つ兄弟の無事と生活の保障を対価に魔術的措置を為されると共に刺客として飼われることとなった。その後は始末屋や少年兵じみた活動など汚れ仕事を任され続けることになる。
「俺を飼い慣らす?馬鹿みたいなこと言ってんじゃねぇよ金持ちが。嫌いなんすよ、アンタ」
雇い主当人の実力が魔術を齧った程度の魔術使いだったことも相まって、隙をついて仕留めることは容易かった。そこからは近くにあった金目のものを根こそぎ盗って逃亡、かつて祖先がいたとされる日本に渡って兄弟たちを一生懸命養いながら悠々自適に魔術使い生活をしている。【人物像】
ハイエナ気質。泥水啜って生き延びながら生きるために骨まで喰らうタイプのハイエナ。ハングリー精神旺盛で金になることならなんだってやる。本来ならば高校生として高校に通う年齢だが戸籍偽造をしたとはいえ色々とリスキーなのでバイトを多数掛け持ちするのと「仕事」をすることに専念している。ちなみに割と学はある方で英語と日本語は話せるし書ける。計算も数学的要素のない日常生活に必要な計算は普通にできる方。
祖先である五右衛門に対しては割とかなりリスペクトしており「いやー、自分の益にならないことなんて俺には出来ないっすわ」と苦笑ながらに絶賛している。ちなみにダヴィの特技はスリ。服の中のどこに隠し持ってるんだっていうぐらい色んなところに財布を隠し持ったりしてる。
金持ちやら権力者やらが嫌いであり、だからといって仕事の対応を変えるわけではないし話す金持ちに片っ端から毒を吐くわけでもないが何もしがらみがなければ中指を立てたくなるぐらい大嫌いらしい。生きていければそれでいいと言いつつも心の奥底ではいつか立場をひっくり返して上に立ちたいと思うように奥底では上流階級へのコンプレックスがある。
イメージカラー:黄土色・特技:スリ
好きなもの:金、兄弟、マカロン・苦手なもの:タダ働き
天敵:権力者、金持ち
願い:出来損ないの聖杯なら売り物に、そうでないなら巨万の富
【一人称】俺【二人称】アンタ【三人称】アイツ
【行動規範・行動方針】
サーヴァントと上手く付き合える感じの行動を取る
【参戦理由】金
【サーヴァントへの態度】嫌いな奴でもとりあえず飲み込んで笑顔
【役どころ・コンセプトなど】金が大好きな傭兵が好きなの
「値切りまいどー!いやー、いつも助かるッス、おばちゃん!」
「金がもらえるならどんなバイトでもしますよー!俺、沢山兄弟抱えてますからね!」
「タダ働きほど嫌なもんはないですねぇ。俺、慈善事業は受け取る側なら大歓迎ですけど施す側とかありえないんで。ん?この大金?兄弟のために貯金と孤児院の寄付っすけど」
「……な、なんですか?そんなにマカロン好きなのか、って?……好きっすよ!感触も味も好きに決まってるじゃないですか!でも、高いから……そんなの買うぐらいならチビにご飯食べさせないといけないんですー!」「捨て猫っすか?あー、ムリムリ。養う余裕なんてないですよ」
「久しぶりだねー猫ちゃん。俺が教えた野生の生き方は覚えた?なら大丈夫、アンタはどこでも生きていける……ってえぇ!?いつから見てました!?」
「金持ちは嫌いです。だからあんまり俺に油断しない方がいいですよ。どっかのいつかでそんな奴がハイエナ風情に骨まで残さず食い尽くされてますからね?」
「ほらほらぁ!なんで撃たないんですか?ああ、人がいるから!そりゃそうっすよねぇ、神秘の秘匿と自身の名誉なんてもんが大事なアンタにゃそんな決断は出来ないっすよねぇ!………俺の邪魔すんなら去ね。俺たちの幸せにお前はいらない」
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ダヴィ・シウバ
最初から家族がいて、家族のために力を尽くせる真性の家族愛を知っているifのダヴィ・シウバ。生活環境も違ったため性格の様々なところが違う。ハングリー精神なのは変わらないが、その精神の使い方が違うのだ。
あちらは「家族の温かさをただただひたすら求め続ける壊れた子供」なのに対し、こちらは「家族の温かさを知っており、それらを守り育むためにひたすら戦い続ける大人」である。
以上です。ダヴィをリレーとかで使うとなるとわたしには無理っぽいのでこんな感じに。リメイクというよりはifですね>>618
フフフまぁ東京直通って言えば聞こえはいいがそれは海老名駅周辺に住んでる人にとってのみの話であって、それ以外の駅は東京行き列車にはだいたい通過されるか乗り換え必須なのだナ
二、三年前からの再開発以前は湘南人とか横浜人とかには神奈川の面汚し扱いされる未開の地扱いだったし……今や田舎民にも都会民にも仲間に入れてもらえない都市と化したけど……
まぁどこも苦労はあるもんなんだろうなって横から見てて思いますね。最近漫画読んでてあの東京23区にすらカーストがあるもんだと知ってもう愕然って感じで。
そういう感じの土地感覚ってやっぱ住んでなきゃわからないんだろうなって考えると作家もどきとしての想像力の限界を感じる………>>618
では良きアドバイスを貰ろたことですし、萩市と松江市を悪魔合体させつつこねこねしちゃいましょう、ありがとうございます~!
言われてみれば、確かに西日本にいそう……!音沙汰があったのは嬉しいが、まとめwiki内で完結したい感じなんかな…?
スレッドにもアクション欲しいな、っつーのは我儘かね?>>625
そうでしょうか?まあ、私も綿密な設定を作ったわけではありませんから、そういうご意見も出てきますよね。>>621
Cutrotomさんの話でしょうか?久し振りにマスター投下します。
クラリス・セーレイズ
【性別・年齢】女性・19才
【身長・体重】160cm 55kg
【国籍・出身】フランス
【所属・役職】セーレイズ家当主・雑貨屋店主
【趣味・特技】ガーデニング・手芸
【好きなもの】ハーブティー
【嫌いなもの】人身売買
【外見的特徴】橙色に近い茶色の髪・金色の瞳・ウェーブの掛かった長髪・きょ
【解説(人物】
優しく、物腰柔らかで大らかな女性。
植物魔術を扱うセーレイズ家の長女として産まれたが、幼少期は身体が弱かった為に
自分のスペアとして後に妹ソフィが産み出された。
とはいえ、妹との関係は魔術師としてあるまじき程に良好だったのだが、彼女が身体の弱さを克服して十分に育ったと判断された為、反対する母レイラをサツガイした父テレンスによって、ソフィは『施設』に売り飛ばされる。
ソフィを助けたいと願いながらも父への恐怖から身動き取れなかった彼女だが、妹と共通の友人だったマグダレーナ・グロースと再会し、二人で父を討つ事を決意し、当主の座を簒奪。
そして、マグダレーナやアンジェリーナ・コスタの協力により『WASP』所属となった
ソフィと再会し、姉妹の絆を取り戻した。先祖代々伝わる資産を元手に株や為替で稼いでいた父とは打って変わり、雑貨屋を営みつつ魔術師・魔術使い向けに霊薬も販売している。
時々ソフィが里帰りする事を除けば、以前から仕えてる年の近い使用人達と暮らしている……が、父親への恐怖からか同性愛に傾倒しており、ソフィが売られたのが原因で不足していたのを補うかのようなコミュニケーションもあって、以前よりも親密な仲になったとか。
ちなみに、ソフィ共々、魔術師としてのセーレイズ家は自分達の代で終わらせるとの事。
使用する魔術
【系統・代数】植物魔術・5代
【属性・編成】土・正常
【魔力量・質】量B・質C
【礼装(補足】
・魔術的処理のされた植物の種
魔術による急速生育が可能な草花の種。
特殊なケースに保管されており、床や地面に蒔くだけで育ち、植物魔術の媒体となる。
ケース含めても小型な上に作成にかかるコストも少ない為、大量に持ち歩く事が可能。
ソフィが持っている物と同様の物。【解説(能力)】
植物魔術の使い手だが、それ以上に植物ベースの霊薬作成に秀でている。
体力や魔力の回復、解毒といった効能の霊薬は購入者からの評判も良い一方で、毒薬等は販売される事が無いどころか必要最低限しか作らない。
なお、ソフィが里帰りする度に『WASP』へのお土産として彼女の作った霊薬が渡されている。
また、ソフィと同様に草花を操っての拘束術も使える上、木の枝や根を操る事でより強い拘束力を発揮する事が可能。>>628
いやそれについては「スレッドに参加はしたくない、直接スレッドのまとめwikiに書き込む、しかも執筆予定があると言っているっていうのはなんだか矛盾した状況にある気もするというかあれ一応「スレのまとめ」Wikiであって「自由に書ける設定まとめノート」ではないんだからね?」「そもそものノリが合わなくて嫌なようなら他にもこういうことやってる所とか二次創作投稿サイトとかあるんですからね?」ってツッコミを一応入れておきたい気持ちはありますが、トップページにガッツリ「スレがある」って書いてあって個人ページで連絡されても反応なしってことは意図的にやってるんでしょうし、もし書き込みが欲しいにしても本人がその気になるのを待つしかないでしょうね
嵐ではないんでしょうから今の所は妖精さんだとでも思って放置ってことで>>637
監獄長さんはこおりタイプでは?(北欧への偏見)
私はたぶんくさかノーマル。身内でそう言われたことあるから
うちのマスターたちの相方ポケモンは
カトカ:パルスワン
耿実:ギギアル
郁:アンノーン
でんでらさん:フワンテorミミッキュorヨルノズク
スィレン:ランクルス
三鳥:クチート
とこうなってます。ギギアルが進化してないって?耿実のことだから途中で育成放ったんでしょダヴィとクリシュナがコンビ組むことを想定してたりするよ
「マスター、ここはこういう策でどうでしょう」
「甘すぎじゃないっすか?もっとこう、こういう感じで一般人にぶつける感じでいいっすよ。相手は腰抜けだから多分行動に移せないし殺したり出来ない、そこ狙って殺りましょう」
「マスターは私と気が合うようだ」
「同じくっすねー」
クリシュナとコンビとかサーヴァントによってはすごい恨み買ってそうなコンビ>>632
すっごい優しい子ですねぇ、聖杯戦争に参加する動機があるというよりは巻き込まれ?>>644
クハハ!サイコファングとかいうエスパー技を得てかくとうタイプを返り討ちにするサメハダーじゃないか!
>>645
監獄長は本人のはがねタイプと納言さんのこおりタイプを合わせてアローラ地方のサンドパンとかどうです?
>>647
環境によって成長も変わってくる、当たり前の事だね!
>>650
ユージーンは九終ではバーサーカーの維持に魔眼の大部分を使ってますがそれが無い状態だと魔眼を複数の魔眼で強化して使えるので視界に捉えた相手に強化した硬直の魔眼とかでハメ殺しが出来るのでその点は任せられますよ。
ユージーン的には根源を諦めるってのは先祖代々受け継がれてきた願いを諦めるって事なので「もうちょっとこう別のアプローチを探すとか無い?」ってなるんですよね。確固たる意思を持って止めると言っているなら仕方ないとなりますが芽が出ないから止めるとかならもったいないと感じる感じです。>>638
ありがとうです。
>>653
そういえばrequiemでは今ごろにリルガさんが「あぁ、私はレズリーの事憎からず想っていたんだな。。。」という風に感じているつもりなんですが、この後のリルガさん(足とか損傷ヤバい)の魔術師人生どうなる、みたいな想定ってありますか?(魔術師やめてレズリーさんの菩提を弔っていくとか、それでも魔術師続ける、とか)
>>628 >>633 >>634
私も大体そんな感じ?
スレッドに来ないのはある程度気持ちや都合の問題とかあるかもだし、なんなら感想とかはwikiの各ページに投げればいっか~、って感じではある。
でもそういった方針に関する反応が無いのに「う~ん」となってるっつーか。
スレッドでの会話はちょい抵抗が…、とかwikiで完結したいんだ!でもいいんですよ。
既読スルー的な状況はつらい。只今、wikiに花総の聖杯戦争に出てくるNPCたち(+軽い紹介文)を追加させていただきました~
>>647
了解でーす!>>661
リンク張り忘れました、すいません
・アンソニーとアンナのアレ
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E6%94%BE%E9%80%81%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%91今日挙がった話題はまだ遡れていないのですが、ちょっと昨日の話題を引っ張って物語の舞台のモデルについて。夏美は覇久間に屋敷を持っていますが、本家の屋敷(家主は夏美)は目白にあります。無事に聖杯戦争を生き延びれたら目白に帰ることになるかもしれまれせん。
>>664 >>666
ご要望が来たので投げます!
時系列は黒野とゲルトの電話後、翌日朝辺り
「ハァイ! グッモーニンエブリワン! 寝坊助な人にも規則正しい人にも平等にご挨拶、アンソニーです!」
「グッモーニン! 目覚めて間もない頃は他人の言葉がうるさく聴こえちゃう、アンナよ!」
「おいおいアンナ、初っ端から強烈だね。さては昨日、よく眠れなかったのかな?」
「ええそうよアンソニー。私、今日はとっても眠たいの。何しろ昨日は、興奮でよく眠れなかったんだもの」
「HAHAHA。確かにこれは不機嫌そうだ。でも今回ばかりは責められないな、だって今日は」
「長く続いた第一回スノーフィールド聖杯大会、その決着がつくかもしれない日。だものね!」
「Oh……その通りだけど最後まで言わせてほしかったな。まあいいや。あんなの言う通り、ついにこの大会も残るマスターはあと二人になった」
「ジャパン出身のソウスケ・クロノ、それと魔術協会組のゲルト・リスコフォスね」
「イエス! ――さて。では一旦状況整理も兼ねて、今までに脱落していったマスターを挙げさせていただこう」
「確認は大事だものね。そうでなくても色々あったもの、言っちゃ悪いけど何人かは忘れられてる参加者の人もいるんじゃないかしら?」
「おいおいアンナ、そういう事は思ってても言うもんじゃない。こほん、ではまず最初の脱落者からいってみよう」>>667
「確か――そう、ロバート。ロバート・ボラゾン氏だったかしら?」
「ザッツライト(その通り)。この大会においてはセイバーのサーヴァントを召喚し、また最高齢参加者だったお爺ちゃんマスターだ」
「でもあのお爺ちゃん、ああ見えて剣術の達人なんでしょう? 確か、SF映画みたいな光の剣を使うって聞いたわ!」
「達人かどうかはさておき、実際に剣を使えるとは僕も聞いてるね。だが残念、不運な事に出くわした相手が悪すぎた」
「相棒であるセイバーが敵とやり合ってる最中に、変装したゲルト氏の奇襲……。お爺ちゃん、可哀想」
「まあ聖杯大会だからね、こういうのは想定すべき事態さ」
「でもこのお爺ちゃん、運無さすぎない? 初日にいきなりクレイジージャ〇プに襲われて、その次は女装した敵マスターに腕チョンパよ? 私だったら神様に向かって中指立ててるわ」
「アンナ、放送禁止用語は程々にね……でないと、魔術協会より先にうちの倫理委員会だか何だったかのお偉いさんから怒られるから。ともあれ、令呪を奪われサーヴァントも倒されたロバート氏は敗退確定。まさかの最速敗退に、ネットも沸きに沸いたと聞いてるよ」
「セイバーって最優のサーヴァントって聞いたけど、法螺だったのかしら」
「まあ、サーヴァントが最優でもマスターが微妙じゃねえ。それに2対1の戦いでもあれだけ粘れたんだ、むしろ誇っていい方じゃないかな?」
「なお、ロバート氏ですが大会中の負傷と精神的なショックから現在も療養中です。面会などは受け付けておりませんので、関係者の方々は大会が終わってからごゆっくりどうぞ!」>>668
「続いての離脱者は、アサシンのマスターだったスティード・メリエール氏とキャスターのマスター、クローディア・スチュアート嬢!」
「こちらはまあ、妥当と言えば妥当な流れだったね。奇襲に長けてる分返り討ちに遭うリスクも高いアサシンと、直接戦闘に難ありのキャスター組だもの」
「でも正直スティード氏はもうちょっと粘れると思ったわ。だってあのガチムチ体型だもの、正面戦闘なら下手なサーヴァントより強いんじゃない?」
「残念ながらアンナ、サーヴァントってのはああ見えて戦車や戦闘機を擬人化させたような存在なんだ。だから僕らがまともに挑んでも返り討ちにあうだけだよ。それにスティード氏は別に武術や格闘技を修めてる訳じゃあない。あれだけ強壮な身体をしててもね」
「そうだったの!? あんな、ハリウッドにゴロゴロいそうなマッスル人間なのに!」
「ハリウッドというよりWWEとかの方が正しいんじゃないかな。まあそれはさておき、クローディア嬢の事だけども」
「ストップ、アンソニー。その前にこれを見て頂戴」
「ん? 何だい……」
(しばらくお待ちください)
「……えー、失礼致しました。クローディア嬢の事ですが、当人および関係者周りからのご要望により、彼女と彼女が召喚したサーヴァントへの評論はなしとさせていただきます」
「ごめんなさいね、本当は私たちも語りたいのだけど」
「だが上からの命令には逆らえない、業界人のつらさだ。苦情は是非、僕らへの上司に――いややっぱなしで。変な意見が届いて、僕らへの評価が落ちたら困る」
「もう、アンソニーったら!」>>669
「さて、いよいよ次が現状最後の退場組だ」
「といっても、ほんの数日前の出来事なのだけどね。でも、ほんとこの日はすごかったわ!」
「なにせ一気に三人落ちだったからねぇ。君の気持ちは分かるよ、アンナ」
「それでは一気にご紹介します! まずライダーのマスター、ルーカス・ソーラァイト! 次にバーサーカーのマスター、ハルカ・クチサキ! そして本大会台風の目と見られた乱入アーチャーのマスター、シズカ・ハスミ!」
「いずれも本大会における優勝候補であり、あるいは大会を賑わした実力者たちだね」
「でも、この中でバーサーカーのマスター程退場して安堵されたマスターはいないんじゃないかしら?」
「おいおいアンナ、いきなり何を言い出すんだ」
「だってそうじゃない。初日のやらかしに始まって、要所要所で引っ掻き回しては派手な爪痕を残していくんだもの。番組の後始末班が嘆いてたわ、『あの考えなしで傍迷惑な馬鹿をどうにかしろ!!』って」
「Oh、まさか彼らがそんな鬱憤を抱えてたとは……。けどまあ、そう考えるのも無理はないか。本大会に様々なマスターはいれど、彼らの陣営ほど周囲への被害というか後先考えないマスターはいなかったからなぁ」
「敵マスター相手に爆弾テロかますとか目を疑ったわよ。アレで他のマスター達が勘違いしてやりたい放題し始めてたら、今頃私たちは全員カロウシだわ!」
「落ち着いて、アンナ。……だが実際、インガオホーとはあるものだ。手を組んだかに見えたマスターが、その実裏で袋叩きにするべく周到に根回ししてたんだからね」
「だけど代償も大きかったわ。加担したマスターの内、ルーカス氏は重傷を負って今も入院中。そして」
「件の乱入者、シズカ・ハスミ氏もここで退場。彼女とそのサーヴァントが現れた時はどうなる事かと思ったけども」
「蓋を開けてみれば、アサシンとバーサーカー打倒に協力して終わりだものね。そういえば、彼女どうなったのかしら?」>>670
「さあ……? そういえば姿を見てないな。後でスタッフに確認を入れておこう」
「ともあれ、ついに残ったのはこの二人!」
「日本出身、本大会における唯一の一般人にして、まさかまさかの勝ち残り(大体は同盟相手のおかげ)! ソウスケ・クロノ!」
「魔術協会から参戦! 封印指定執行者にして本大会最強格と名高い男! ゲルト・リスコフォス!!」
「今だからこそぶっちゃけようアンナ! 正直、ゲルト氏はともかくクロノ・ボーイが生き残るとは思ってもみなかった!」
「アンソニーったらひどい! でも気持ちは分かるわ! だって私もそう思ったもの!」
「だがそんな『まさか』が起こるのも聖杯大会だ!」
「泣いても笑っても、今日で決着!」
「最後に杯を手にするのは一体どちらか!?」
「「Fate/TV SHOW! ラストまで一瞬たりとも目を離すなかれ!!」」ペルソナ3をやったり観たりしたせいで前に書いたロカセナ(ロキ)を使役して戦う青年の物語に急速な肉がついてきた。主人公が理仁になろうとしている…。
>>673
!!?>>676
>しかし、黒野君は本当に運が良かった。
実際動かしてる自分ですらそう思うから困る
自分でも、よくて二番目辺りで退場すると思ってたんですけどね…>>679
元ネタであるアンソニーとアンナの会話はこのリンク先にある、幕間の所にいくつかあるのでそちらもどうぞ!(ダイマ)
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/SS%E3%81%A7%E3%81%AE%E8%A8%98%E9%8C%B2%2F%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%9B%9E%E8%81%96%E6%9D%AF%E5%A4%A7%E4%BC%9A
委員会さん、本当に見かけなくなっちゃいましたがどうなるんでしょう大会の方…>>680
監獄長の方は互いに「許せないけどまあ別に?」で終わるけどこっちの方だとやっぱりこうなりますねぇ。別側面さんのその考えを受け入れるのもクリシュナなんですけど
「人でなし、と罵られるのはいいが殺されるのは勘弁ですが」
善悪の考え方はクリシュナもそう。戦争とは生存競争そのもので負けた方は必ず大きなものを失う
だからこそクリシュナは友や家族が死に悲しむアルジュナを思って自分の名を汚して(奸計を仕込んで)戦争を早く終わらせようと思った
それとカルナとの一騎打ちも。アルジュナが他ならぬ自分の意思でカルナを討ったことをアルジュナが「クリシュナの提案だ」と仮想の事実を作ったとしてもそれでいい、全ての汚れは自分が引き受ければいいと思っている>>679
いや、正直奴を親友ポジションに置いて御せる超人が現れたら奴のこじらせの半分ぐらいは快方に向かう可能性あると思うんですけどね
だって奴の感じている部分の悲劇の九割は「やりたいことに向いてなくてやりたくないことに向いてる」って所にあるじゃん(じゃん)
>>684
そもそも「日常において誰かに寄り添う人」っていう立場に生まれつき適正がない存在じゃから、下手に参考資料とか用意して寄せに行くと不気味の谷的なエリアに突っ込んで帰ってこられないんじゃないかな……
>>677
うちだと由緒正しいえげれす魔女のダイアナちゃんぐらいだなぁ……
あとは…そうやな……よく魔女とか妖怪とか言われがちな某キャスリーン氏は本人が頑なに否定してるし城関連要素も「若い頃はよく忍び込んだなぁ」ぐらいしかないから除外やな……じゃあいないってことでいいか……自分が発言しても空気悪くする、しばらく離れますって委員会さん言ってたのが悲しい……そんなことねぇっぺ
どうも深夜にこっそりお邪魔する魔術師です。最近は宣教師したりもしています。
>>677
うちだとあっかりーんが魔女要素がありますね
>>693
その要素に当てはまる子はちょっといませんね……
>>686
あたりまえっちゃ当たり前なんですけど、そう思い返すとなんだかこっぱずかしいですわね
いやノリが登下校中に友人とやってたオリキャラ戦わせのままで最初期は書いてたものですから
>>689>>700
そういう流れが妥当よね。あとは結局大会の聖杯どうするかの確認もですかね。
方向性の相談にはちゃんと自分も参加させていただきたいと思っております。普段いなくてごめんなさい。
>>684
すいませーん……一旦止めてもらってる短期リレーのお話なのですけれど、明日日中流れを相談して可能ならそのまま夜に進めていくと言うのはどうでしょうか?約束通り、東鬨の最新話を少しだけ更新します!
瞼の裏に焼き付いたのは、たった数時間前のマスターの奇行だ。
令呪をもって命じる。
皇帝よ、英雄を討ち果たす英雄であれ。
なんの躊躇いもなく右手を翳す。
その唐突な行動に驚いている暇すら与えまいと舌を滑らせた。赤い光は右手を起点として部屋全体を照らす。
重ねて令呪をもって命じる。
どうか躊躇わないで。
二度目の閃光が走ったかと思えばアーチャーの身体に力が漲る。だが令呪の力としてはこれでも微弱。
令呪の効力は簡潔かつ明確な指示ほど強力とされている。
例えば「この場に来い」という命令ならば、令呪は魔法じみた空間転移さえ為し得てしまう。
だが逆に曖昧な命令だと上手く機能しない場合がある。
今の玲亜の命令が正しくそれだ。彼女の思惑がなんであれ、正直無駄打ちに近い内容だ。>>703
だが、アーチャーは思考する。
きっとこの行為は命令そのものに意味などない。
”まるで手錠を一つずつ外していく様な───”
右手に宿った最後の一画が光る。
玲亜は自分の奇行を止める素振りすら見せない、迷いなく淀みもなく言葉を紡いでゆく。
更に重ねて令呪をもって命じる。
アーチャーよ。私の令呪を、その魔力の全てを己の糧とせよ。
全身に力が漲る。
魔力が全身を循環し身体の隅々にまで行き渡る感覚がした。今迄にない程に調子は良い、だが気分は頗る不機嫌だ。
「何をしている」
「ゴメン。でもこれが一番だと思ったの」
何をいうかと思えば。
アーチャーは嘆息する。令呪を全て消費してしまう危険性を、聖杯戦争関係者ならば知らない筈がないのに。
一体どんな思考回路をしていたらそんな傾いた行動に至れるのか、一度頭を開いて中を覗いてみたいくらいだ。
「前から気にはなってた。だって召喚してから今に至るまで、アーチャーったら一度も宝具を使わないんだもん。ライダーと戦った時だって何度も窮地に立ったけれど宝具を出そうとはしなかった。
……なんでかなぁって考えて、結局私のせいかなって。私が半人前の魔術師だから、未熟者だからアーチャーに全力を出させられていないんだって」>>704
いくら察しが悪い自分でもそれくらいは判る、そういって照れ臭そうに此方を覗いた。
つまり彼女はサーヴァントに全力で戦って貰いたいが為に、マスターの最後にして最大の防衛手段を犠牲にしたというのだ。
命令の次第によっては魔法に近い奇跡すら可能とする令呪を、魔力に再変換させ燃料として補填する。
なるほど自身の魔力ではサーヴァントの宝具を賄えない場合の手段としては愚策ではないのだろう。
ただしそれは消費する令呪が一画、二画程度ならの話だ。
令呪三画全てを魔力に充てるマスターなど聞いた事も見た事もない。
「理解に苦しむ。仮にそうだとしても、頚城(くびき)から解かれたサーヴァントがマスターを殺.す可能性を考慮しないのか?」
やや怒気をはらんだ声で諫める。
魔術師なら先ず考えるだろうリスクを彼女は分かっていながら軽視したのだ、無知からくる愚行よりも輪をかけて最悪。
そこにどんな理由があったとしても叱責されて然るべきである。
だが事もあろうに玲亜は。
「そうなったらそうなったで仕方ないでしょ。
アーチャーと信頼を築けなかった自分の落ち度もある訳だし、それにきっとアーチャーはそんな事しないって思ったから」
そう即答した。>>705
「──────」
彼女は自分を買い被りすぎている、そう感じた。
己は決して聖人じゃない。契約を交わした相手次第では鞍替えも辞さないだろう。
ここまで来れたのも適度な距離感と環境の賜物でしかなく、言ってしまえば偶然でしかない。
今度また彼女の元に召喚されたからといって背信しないという保証はない。
それなのにこの女は何故俺を────誰かを、ひたすらに信じていられるのだろう。
「お前は身内を信頼しすぎだ。いずれ酷い裏切りを喰らった時に立ち上がれなくなる」
「もしそんなことがあったとしても私は人を信頼し続けると思う。いや、違うか。信頼し続けたいんだきっと」
どうして、そこまで。
そう問い掛けようとした時に返ってきた彼女の言葉が、今でも自分の胸に残っている。
「だって、その方が気持ち良く生きれると思うから。どうせ生きるのなら自分に胸をはれる生き方のが良いじゃない?」
そういって目の前に手を差し伸べた。
その行動がさも当たり前だと言うかのように泰然として。
「これでアーチャーと私に壁はない、本当の意味での対等。だから、その上で、イーブンな仲間として改めてお願いがあるの」
彼女はなんの虚飾もなく、なんの打算もなく、ただ真っ直ぐな瞳だけを此方に向けてくる。
その瞳は苦手だ。自分自身が矮小になったみたいで身を撃ち抜かれたような気分になる。>>706
けれど同時に、生前に向けられることの無かった視線は酷く優しく覚えた。
「私に力を貸して、アーチャー」
気持ちが良い位に飾りがなくて真っ直ぐな提案は、生前実の姉にさえ裏切られた身としては新鮮とも言えた。
胸に去来する暖かな感覚は身に覚えのないものだった。
裏切りと思惑に疲弊した末に闘技場の獣に堕ちた剣闘皇帝。その生涯に“信頼“はなく、故に自分の周りに幾重にも仮初を纏う事で世を渡り歩いた。
冷たくて愛のない人生。
だが彼女はそんな事は知ったことかと、此方が用意した殻を抉じ開けてしまう。
『狂った皇帝』でもない。
『ヘラクレスの生まれ変わり』でも『新たなるクィリヌス』でもない。
ただ一人の個人コモドゥスとして。>>688
確かに。と言うかカシンチャンってヒロインの好感度(誰かが誰かをどう思っているか)を読み取ることが出来るのでしょうか?
>>692
どんなキャラからの言及かによりますがアレンくんの周りの厄なら行方不明事件を追っていくと屍肉喰らい(IF飛鳥ちゃん)が、みたいなのとか。
>>696
????「俺を忘れるとはつれないじゃないかアレン・メリーフォードぉぉ!!」
え?女性に限った話?
????「性別なんて関係ない!俺とお前は運命の赤い糸で結ばれているんだぞアレン・メリーフォード!!」
>>701
は、はひぃぃ。書きます、書きますぅぅ(単に書けなかっただけ)
こちらのパートでルーカスくんが犬を選ぶところを書くので魔術師さんには犬に名前をつけるパートをお願いします。名付けでどんな変化が起こるのかは後で説明しますので。>>719
あい、ではこれで全体図に移りますねー>>710
おけですよー
あとうちのは多分、デレデレに懐いて来たりしないいっぬのほうが好みですね。
…………なまえ、名前かー
名前なー…………(名前考えるの苦手な人)
まーたあそこから拝借させていただこうかな……>>710
なんで秩父と熱海を足して春日部で割ったような辺鄙な町に集まってくるんだ……()
マジでなんもないよ……AEONくらいしかないよ……>>724
フィーリングで選んでいいですか?
アームストロング→ナスタチウム(困難に打ち克つ)
エドワード黒太子→沈丁花(勝利、栄光)
ダレイオス1世→ハナビシソウ(富、成功)
蒲池夏美→花菖蒲(優しい心、「あなたを信頼します」)
イオラオス→スモモ(忠実、誠意)>>724
方喰菫ちゃんは偽名のトリカブトを含めて三つの花の名前が入ってます。特にトリカブトは花言葉が『復讐』なので本人が意味も込めて名乗ってる設定です。>>724
私のキャラクター(人間)で恐らく一番知名度のある不湯花を
彼女の花は山桜。厳しい環境で気丈に咲くその花言葉は「あなたに微笑む」「美麗」「淡白」「純潔」
消えてしまいそうな風貌で誰かのために微笑み身を捧げ続ける彼女らしい言葉
それと、フランスには桜にはこういう花言葉もあります
『私を忘れないで」
山星の当主の運命は例外なく早逝すること。恋人でもいい、一族でもいい、友達でもいい。儚く散りゆく私のことを、どうか忘れないでいて。記憶に留めて、消さないで。
そう考えると桜はピッタリだと思うのです。裏設定的に不湯花が木花開耶姫モチーフなのもありますけど>>731
>>732
では!
「もしも受肉したら、か? ふむ。思慮の外にあった故になかなか興味深い」
決戦前夜、普段と変わらない雑談の中でそんなことを聞いた覚えがある。その整った白貌が珍しく懊悩に歪んでいたことを記憶している。
「では、日本に行くとしようか。私が聖杯から授けられた知識によると、あの国は創作分野が発達しているという。その中には私を元にしたものもあるそうだ……であれば、中々に住み心地がいいとは思わんかな?」
「クールジャパン、でしたっけ? ええ。私も度々耳にしていましたからよく知っています……というか、そんなものまで与えるんですね。ここの聖杯は」
私の故郷……厳密には、私の曾祖母が造られた組織の大元がモチーフになった作品があるということは私も知っていた。
「ああ、そうか。卿の生まれは……忘れるが良い。いささか無粋が過ぎたな」
「そういうことです。気にしないでください。私も気にしませんから」
その逸話、その名に反して普段は紳士的な彼が見せた珍しいミス。
だからだろう。このやり取りは私の心に強く刻まれていた。>>733
◆
そうして、聖杯戦争が終わって。
最後に生き残ったのは、白と金の主従だった。
「さあ、バーサーカー。どうか願いを」
彼の願いを私は知っていた。
『至高の器たる聖杯に、至高の肉たる己の主人を盛りつけ喰らう』
最初は冗談じゃないと思っていた。
だけど今は、それでもいいかとも思っていた。
だって、私は今満ち足りているから。
充足していた。満足していた。今ならこれまでの闘争が水泡に帰してもいいと思っていた。
だから、私はバーサーカーにそう促したのだけど。
「―――だが断る、と言うべきなのかな? こういう時は」
帰ってきたのは、心の底から予想外な言葉で。
「……どうして、ですか?」
私は、そんな間の抜けたような言葉しか返せなかった>>734
「私は確かに卿を愛したいと伝えたが、それは聖杯に縋るような願いではない。私の願いは『万人が等しく愛を享受できる世界』、その祈りを託すには、此度の器は些か大きすぎるように思えてな」
バーサーカーが告げる。
粛々と、それでも万感の思いを込めて。
「―――我がマスター、尊き光よ。
卿を愛するには此度の聖杯は格が足りぬ―――そして、何よりも時間が足りぬのだ。
見ての通り、今の私には四肢が無い。残った口で卿を食らうのもまた一興とは思うがね。それは流石に無粋がすぎるだろう」
今や彼は胴体だけとなっていた。その生は風前の灯だと言うのに、少しも恐れる様子がない。
―――嗚呼、何故貴方はこんなにも気高いのだろう。
「名残惜しくないと言えば嘘になる。此度の聖杯戦争、その主、真に得難き出会いであったよ。
充足した。満ち足りた。我が愛は痛みを伴うが故に、私は無限の闘争を求める―――が、その想いが水泡に帰してもいいとすら感じたよ。
さらばだフレデリカ。我が最愛の君よ。
私は総てを愛している―――故に、卿も愛しているよ」>>735
白く輝く粒子となった彼を、私は最期まで見送った。
「Auf Wiedersehen.Kamerad」
さようなら、戦友。
貴方は確かに英霊でした。英雄ではなくても、人類史に名を残して然るべき人物でした。
殺.す殺さないの是非を私に問う資格はありません。元より私の故郷は虐殺と殺戮で世界に恐れられたかの帝国。人を殺めては行けないなどと綺麗事を言うつもりはありません。
彼は―――私のサーヴァント、アルバート・フィッシュは稀代の殺人鬼。
私と彼が結ばれたのはそういう縁でしょうし、それを否と言うことは出来ない。
彼は最後まで、私の従者であろうとしてくれた。
―――美しく、気高く、誇り高く生きた騎士。
それを、英雄と呼ばずに何を英雄と呼ぶのか、私には見当もつきません。>>737
あんまり花言葉詳しくないのでざっと調べたぐらいですが。>>724
カトカ:カタバミ。花言葉は「母の優しさ」
耿実:アジサイ。花言葉は「冷酷」「移り気」
グランデ:罌粟(赤よりか白)。花言葉は「思いやり」「眠り」
スィレン:睡蓮。花言葉は「愛情」「信頼」「冷淡」
三鳥:夜顔。花言葉は「妖艶」「夜の思い出」
「彼女」:アングレカム。花言葉は「祈り」「いつまでもあなたと一緒」
でんでらさん:ミヤコワスレ。花言葉は「忘れえぬ人」「また会う日まで」
郁:杏。花言葉は「遠慮」「疑い」
うちのマスターたち。ちなみに笑加はエゾギク。花言葉は「信じる心」「私を信じて下さい」へぇ、ハイドランジアは勿論だけど、ファーストネームも花由来なのかな、ミスルトちゃん。
多分宿り木(Mistletoe):私にキスして・困難に打ち克つ、だよな?合ってるかな?>>746
ミスルトは植物関連だけあって姓名共に花言葉由来ですね(だからこそ東鬨で新たにインパチェンスの描写が出てきた時は痺れました)
能力面は浅上藤乃(超能力)と更科洗礼名(植物)がベースなので紫系をイメージしてましたねミスルトちゃんの話題聞いて思い出した、そういやこのスレって超能力者のマスターはあんまり少ないかもですね?
うちはこの子
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ダヴィ・ミーニャ
がテレポート持ちですけど。空間転移ならぬ擬似空間転移『え?何故インパチェンスにしたのかですって?』
ガラス張りの半球、その内側を沿うように設置されたベンチに腰掛ける少女は気の抜けた声でそういった。
いや、「言った」という表現は正しくない。
彼女は口を少しも動かしてはいなかったのだから。
ミスルト・ハイドランジアは小悪魔めいた表情を浮かべて、会話する男に問いかける。
『そもそも貴方はインパチェンスってどういう花かご存知かしら』
少女と向かい合う男は無言で首を横に振る。
首から垂れ下がった聖骸布が首の動きに連動してゆらゆら揺れる。
『……インパチェンスは日陰にしか生きられない花なの。
夏の日差しの下では死ん.でしまう儚くて、綺麗なお花、木の陰に忍ぶように咲き誇る────別名「木陰の女王」』
「…………」
『でもそれってとっても勿体ないとは思わない?女王と呼ばれる程の綺麗な赤を持ってるのに、日向には決して立てない。
誰にも負けない美しさを持っているのにそれを活かすことが出来ない、まるで魔法使いの現れなかったシンデレラよ』>>750
誰にも負けない特別を持っているのに。
抑圧され、
虐げられ、
日陰に押し込められているだなんて、そんな世界は間違ってる。
インパチェンスの花を使い魔にしたのもそんな世界に対する反意をこめてだ。
日陰者が日向に咲き誇る、それはまさに怪物のまま世界の中心に立とうとするミスルト・ハイドランジアの野望そのものと言えよう。
ミスルト・ハイドランジアは男の向こう側に広がる花畑を見る。
真っ赤な赤一色の花畑だ。それらはドームの中心で一心に夏の陽射しを受け止めて、美しさを誇示していた。
『女王は中心に立ってこそ、貴方もそう思うでしょう?』
.即興で書いたお話です、裏設定開示ってやつですね。
ついさっきしったんだけども、花言葉や石言葉ってメジャー以外にも鳥言葉や星言葉、なんてのもあるのね。
最近ボックスイベそっちのけでPCゲーにハマってしまい創作意欲が劇上がりした結果、亥蘇の泥やらイチャラブやらが何故か捗っている私が来ました
おかしいなあ……私が書きたいのは七不思議を使った怪奇譚なんだけどなあ……
>>724
意外と多い花や草を取り入れた私のキャラ、その中から抜粋
黒鳥蘇芳:花蘇芳(ハナズオウ)→花言葉: 『裏切り』『不信仰』『疑惑』『エゴイズム』『高貴』『喜び』『目覚め』『豊かな生涯』
黒鳥千寿:千寿菊(マリーゴールド)→花言葉: 『絶望』『嫉妬』『悲嘆』『悲しみ』※その他、色によって変わったりする
鬼灯和澄:鬼灯(ホオズキ)→花言葉: 『偽り』『ごまかし』『欺瞞』『心の平安』『不思議』『自然美』
雨翅リオン:睡蓮(スイレン)→花言葉: 『清純な心』『信仰』『清浄』『信頼』今更ポケモンのタイプの話でいくなら蘇芳ちゃんは間違いなくゴースト・フェアリー(謎の確信)
>>677
女の子で魔術使ってるのを魔女というならウチの女魔術師は全員該当、黒魔術に絞るなら通常&IFの蘇芳ちゃん、ドイツ込みならドロテーア
城は……いないかなあ……>>710
幼少期ならまだしも統計データが溜まっている現在なら(自分以外の人間のことは)ある程度知識を得ているわけだし、あとは洞察と全方位ストーキングでいけなくも……ない………?
でも西行さんに「お前が一般人枠に入れるのは物語の舞台がヘルサレムズ・ロットの場合ぐらいでね?」って言ったら多分怒るんやろなぁ……四連休中の連勤が終わって覗いてみたらめっちゃ進んどる…………(震え声)
>>724
鍾太郎…花菖蒲(優しい心)
三雲…アングレカム(祈り、何時までもあなたと一緒)
銀河…タイム(勇気、活力)
クロナ…マリーゴールド(絶望、悲しみ)
暴火…ジャーマンアイリス(燃える思い、情熱)
ノア…アンスリウム(恋に悶える心)
ダニエラ…白のゼラニウム(私はあなたの愛を信じない)
メロディア…赤の薔薇(美、あなたを愛しています)
ハオン…スカビオサ(私は全てを失った)
リーヴノーズ…カタクリ(寂しさに耐える)
ヴァーティア…スターチス(変わらぬ心)
ジーナ…トリトマ(あなたを思うと胸が痛む)
なお、最後はギャグの模様。苦労人(ジーナ)だからね仕方ないね。ふ、ふふ……昨日感化されて何気に今まで書いたことなかった鹿之介を書いてたけど眠気が……おぅ……
奴さんのばーすでーも過ぎちゃったので早めにお出ししたいなぁ……
お盆SSもあるなぁ……ふふ、ふふふ……
>>724
ハクトくんとスネグラーチカのコンビでスノードロップを
花言葉は「逆境の中の希望」「あなたの死を希望する」「楽しいお告げ」です>>765
とりあえずカルナとアルジュナの一騎討ちにクリシュナが全く関わってないのは確定
その上でアルジュナの中の黒(クリシュナ)とは別にアルジュナの友であるクリシュナがいたのも確定、ってところですかね>>767
ミス
>756
彼は正直理性的な男なんですけど、根本的な考えが狂っているのですね……
ステータスで例えるなら理性がカンストしてるけど倫理観が0な男です・学術である魔術に対して、先天的な才(あるいはその才が後天的に変化したもの)が超能力
・結果自体は魔術で再現可能(発火能力による「火」、直死の魔眼が齎す「死」そのもの)だが、過程は魔術とは異なり再現性がない
・基本的には一代限り、両儀や浅神のように家系によっては留めることもあるが、確実に遺伝することはまず無い
・ただし、例外を除けば混血や魔術に劣る程度のちっぽけなモノ(法外の力であるため、規則に準じる混血や魔に対して不意をつくことは可能)
・超能力者は生まれながらに人とは違う常識(チャンネル)を保有して、使い分けている(人と共通のチャンネルを使えないと存在不適合者となり、共存出来なくなる)
直死の魔眼や歪曲の魔眼がわかりやすいですね
鮮花の発火能力を見るに魔術との組み合わせ自体も不可能ではない感じ(ミスルトも超能力とハイドランジアの魔術の複合)>>770
ふじのんの魔眼がお父さんの色々な対策で超能力と魔術の中間みたいなのになってあの規格外さですし(普通の歪曲の魔眼はあそこまで色々ねじ曲げれない)
うちのダヴィもそんな感じ。ふじのんのそれに似てる>>768
ではー!
【名前】フレデリカ・フォン・ジーヴァス・ウェウェルスブルグ(Frederica Von Sievers WeWelsbrug)
【年齢・性別】23歳・女性
【身長・体重】168cm・52kg
【スリーサイズ】87(D)-54-88
【国籍】ドイツ・ヴェストファーレン州
【所属】アトリエ『月夜(つきよ)』
【職業】アトリエ『月夜』工房主、魔術師
【趣味】風呂、香水集め、料理
【特技】手作業、ワインのテイスティング、飲み比べ(無敗)
【好きなもの】アンティーク、おしゃべり
【苦手なもの】偏向報道
【魔術系統】黄金錬成(アルスマグナ)
【魔術回路】質:A/量:B/編成:正常/刻印:有り
【容姿】
黄昏の空をそのまま編み込んだかのような輝きを放つ豪奢な金髪が特徴の美女。人体の黄金比を持って生まれたと称される美貌の持ち主。
基本的にはワンピースを好むが、戦闘時や魔術師として公の場に出る時は上から下まで黒いスーツのような戦装束に身を包む。>>772
【人物】
絢爛な外見とは裏腹に気さくで人当たりのいい人物。面倒見が良く世話焼きで、困ってる人を見ていると放っておけないお人好し。
フォンと名前がつくように紛れもない貴族の生まれだが、本人はそれを笠に着るような真似をせず、それでいて『貴族の義務』は遂行しようとする善人。
基本的には物腰柔らかく、誰に対しても敬語を崩さない。
が、気を許した相手にはその限りではなく、だらけた様子を見せることも多々あるとか。
神の芸術品とも現代の女神とも言われる美貌を持つが、その一方で口を開けば親しみやすく、本人のコミュニケーション能力も高いため人脈が広い。
弟がいるからか、それともその能力故か、視野が広く目端が効く年長者体質。
聖杯戦争勝者。契約サーヴァントはアルバート・フィッシュ。その戦争で生き残り見事に所有権を取り戻す。
現在は弟に家督を譲り、賞金の残りで訪れた日本に居を構えている。
積年の悲願を達成したため軽度の燃え尽き症候群に陥っており、現在は自分探し中。そのため巻き込まれ体質でありながら自分から飛び込む時もある。
最近は、その傍らに顔馴染みの銀髪の青年がいるらしい。一体何探偵なんだ……
とりあえずは手に職をということでアトリエ『月夜(つきよ)』を工房主として経営中。大体の工芸品は作れるという。得意なのはオルゴールとドライフラワー。あと石鹸と香水。>>773
【経歴】
先祖はパデルボルン司教であり、ウェウェルスブルグ城と呼ばれる城の所有者であった正真正銘の貴族。元来の城自体は30年戦争によって失われ、その際に所有権も無くしている。
城=全財産であった彼女達は当然のように路頭に迷うこととなる。
その後は薬草や軟膏の販売で糊口を凌ぐが、当然のように魔女裁判にかけられる。
当時は魔女狩り全盛期であった17世紀。『薬草』や『軟膏』は魔女と深い繋がりを持つ言葉だった。
当時の役人達は彼女達を嬉々として魔女として弾劾する―――役人達の誤算は、彼らが主の霊的加護を受けた教徒の血を引く正真正銘の『魔女』だったということだろう。
魔女裁判を受けたのが生家であるウェウェルスブルグ城地下(当時別人の手によって復旧が成されている)だったのもあり、『魔女』達はかすり傷すらも追わなかった。
メンツを大いに傷つけられた役人達は、『魔女』達にある役目を与える。それは、ウェウェルスブルグ城の管理だった。
元来人の欲とは尽きぬもの。その時彼女達は、管理ではなく正真正銘自らの生まれ育った故郷(しろ)をこの手に取り戻すことだった。
その後も彼女達は細々と生活を続け―――その300年後、満願を成就させる気を掴むこととなる。
第二次世界大戦。その中核国の一つとなったドイツで、ある計画が誕生する。
生命の泉(レーベンスボルン)―――人口増加と純血生の確保を目的とした特務機関による超人創造。
彼女達は迷わなかった。なんのためらうことも無く、自らの遺伝子を提供した。
結果から言えば作戦自体は成功した―――が、それは終戦後のことだった。
その後も彼女達はそうして生まれた『超人』の血を絶やすことなくいつか来る機会を狙い、その血は今もフレデリカに受け継がれている。
故に失い続けた魔女達は、永劫の時を超え願うのだ。
我らに勝利を与えたまえ(ジークハイル・ヴィクトーリア)、と。>>774
【能力】
レーベンスボルンと呼ばれる機関で生まれた『魔女』の血を濃く引く女性。
直感、第六感と呼ばれる霊的感応力が高い。物事の本質を言い当てることが得意なため推測を重ねるアレンとは相性が悪い。
魔術師としては錬金術の使い手で『全は己、己は全(アレス・イッヒ・セルブス、セルブス・イッヒ・アレス)』と呼ばれる秘奥を体得している。
それは他者と自身を霊的に結びつけるということ。魂と存在の共有。死と言う概念の分散。
使役する使い魔と自分自身を同化しており、フレデリカを破るには総ての使い魔を踏破する必要がある。
『私の英雄達(エインヘリヤル)』
フレデリカが使役する使い魔の中でも中核となるもの、ウェウェルスブルグに溶けた魂を核として作り上げた不死の戦士(エインヘリヤル)
世界の中心と称されたウェウェルスブルグは彼女の祖国における死と生の境界であり、この地で朽ちたものは皆この城に集うという。
屍の城。亡者の城。その正統継承者がフレデリカであり、彼女は死人の王である。
かつての大戦中、ウェウェルスブルグの地下では超人兵士を作り出す計画が行われており、それを実現させたのがフレデリカであった。
ウェウェルスブルグには今も尚当時の計画に関わっていた総ての存在が渦巻いており、その総てが矛となり盾となる。
赤、黒、白、翠、黄の五色を以て形を成す黄金の創造(アルスマグナ)―――その真の効果は、総てを取り込み永劫に繰り返す無限の闘争である。
それは、とあるサーヴァントの求める極地にも似ており…………>>775
『黄金の軍勢(シュッツスタッフェル)』……名も無き無数の死者を元にした髑髏の兵団。万単位で融合した彼らに自我などなく、主人の命に従いあらゆる火器に形を変える。
『蒼穹の覇者(ゲーリング)』……母艦という言葉を想起させる髑髏の飛竜。凄まじい大きさのものが凄まじいスピードで飛ぶという単純故に隙の付きようがない強さを持つ。
『魔獣戦団(ディレルワンガー)』……一つに溶け合った無数の獣の軍勢。個にして軍、軍にして個を最も体現しているもの。
『選定の御子(アイヒマン)』……髑髏の塹壕。任意の対象を守り、それ以外を喰らい尽くすことで守る攻防一体の守り。
『水底の魔性(デーニッツ)』……翠化(ウィリディタス)。巨大な頭足類。触れた対象の重量を増加させ地に堕とす。脚の一つ一つに物質を透過する能力を持ち、触れた対象は溺れるような苦しみを覚えるという。
『黄金の魔獣(ハイドリヒ)』……黄化(キトリニタス)。黄金の獅子。全身から人々を恐慌させる威圧感を放ち、口腔からは圧縮した黄金の破壊光を放出する。
『天空の魔鳥(マルセイユ)』……白化(アルベド)。元は蒼穹の覇者の一部だった。髑髏の巨鳥。人を乗せて運ぶことも可能。翼の一部が銃火器になっており、その弾道は変幻自在。まるで相手が吸い込まれるかのような軌道を描くという。
『鋼鉄の魔人(ヴィットマン)』……黒化(ニグレド)。全身を鋼鉄で覆った巨漢。他の『英雄達』のように超常的な能力は持たないが、個人としての武は窮まっている。また、拳の一撃は戦車砲に匹敵する威力を持つ。
『劫火の魔王(ルイトポルト)』……赤化(ルベド)。全身を炎に包まれた小男。彼単独の戦闘能力は大したことは無いが、背後に展開した方陣から放たれる火砲は弩級の威力を誇る。>>776
【セリフ】
「へえ、貴方もドイツ出身なんですか……冗談ですよ冗談、そんなに睨まないでください。心配しなくても、私の城はもう満員ですから」セルレア・フォーサイトに対して
「冒険家……良いですね! ロマンがあって! かっこいい! へへへ、私、目下自分探し中なので。やりたいことをやるってかっこいいと思います! 応援します!」マグダレーナ・グロースに対して
「……その、貴方はもう少し節度をですね……ひゃっ! ちょっと! 変なところを触らないでください! エッチなのは禁止です!」大鳳飛鳥に対して
「貴方は、貴方の気持ちを伝えていますか? お節介だったらごめんなさい……でも、こういうのは言えるうちに言っていた方がいいですよ。私がそうでしたから」大鳳京介に対して
「これは経験談ですけど。人間と獣の境って曖昧だと思います。だから、貴方が人間だと思うなら、貴方は人間なんじゃないですかね?」ミリアルカ・アーデルハイトに対して
「サーヴァントと結ばれるなんて、貴方がうらやましいです。そりゃあぶっちゃけ私のバーサーカーは殺人鬼でしたけど―――私は、確かに彼を愛していましたから」間久部理仁に対して
「呪いのような血……なるほど。わかります……もちろん、全部理解出来るなんて言いませんけど。私も、つい最近までそんな感じでしたから」竹葉灯里に対して
「アルバート・フィッシュですか? 紳士でしたね。すごく。いえ、変態とかではなく。イメージ通りの。詳しく聞きたいですか? いいですよ! 私でよければお付き合いしましょう!」ミソラ・オオガミに対して>>777
「起きろ、同胞ら―――戦争の時間だ!
(Einsatz.Lasst uns―――Krieg)!」
「勝利はこの手に(Sieg Heil)―――ふう、終わった終わった」
「―――我が身の名誉は忠誠なり(Meine Ehre heißt Treue)」
「本当に、貴方はもう……最初は紳士で驚きましたけど、自由奔放なのは話通りでしたね……結局、返事すら言わせてくれませんでしたし。
……私は、総てを愛しているなんて言えそうにありませんけど。確かなことが一つだけあります。
―――貴方を愛しています、アルバート」アルバート・フィッシュに対して
「アーレーンさーん! 暇ですか? 暇でしょ? 暇ですよね? ご飯行きましょご飯! 良かったらナディアちゃんと一緒に!」アレン・メリーフォードに対して
【関連人物】
アレン・メリーフォード……アレンにとって苦手な相手。フレデリカは決して嫌っていない。むしろナディアを妹のように見ているため、その保護者である彼とは仲良くしようと思っている。
【相性のいいサーヴァント】アルバート・フィッシュ
【制作】猫の藩士
【レンタル】可
【NG行為】無しルーカスくんと京介の話のss書いてきましたー!
ごめんね、ごめんね…世間は四連休だけどうちの会社バリバリ仕事なの…。仕事中にどんな話にするかは考えてたから書き出したらスムーズに書けたよ…。
えっと使い魔契約の手順ですが実は既にお膳立ては済んでてルーカスくんがわんこに「君の名前は〇〇だ」みたいに名付けてわんこが応えたら契約成立です。
そこからの魔獣化は最初に京介が調合していた薬品にルーカスくんの血液を混ぜて注射する流れです。どんな感じの能力を身に付けるかは魔術師さんにお任せします。>>779
性格はまともそうなのに使う魔術(使い魔)の絵面が中々に中々なのはギャップが良い。菫ちゃんが死霊魔術師判定しそうな魔術イイゾー。
あ、飛鳥ちゃんは同意無く手を出したりはしないので…!この子の場合使い魔が複数の生命を下敷きにしてる面で「お揃いだね」とか言って友達になろうとするくらいで。────お酒飲んで泥酔したら朝チュンとかあるかもだけど基本お酒飲まないし。
京介「心配には及ばない。こう見えて口は回る方だ」
ミリアルカ「あら、お気遣いありがとう。でも残念ながらその程度の答えはとっくに得ているのよ?」正体について隠してるのを知っているという事は打ち明けるくらい親密になってるということなのでセーフです。くっふふふ…以前クロケルでパロ絵を描いてくださったヘルテイカーがYouTubeで日本語訳であったので見てみたんですよね。見事に性癖にぶっ刺さりましたわね!これは鯖テイカーをやるしかない!
>>785
音楽も良いですね~
あとちょっと目に入った程度ですが「このゲームがつくられたポーランドはヨーロッパでも非常に悪魔伝承の多い土地。そのうえ、話者・作者が登場人物としての悪魔に好意的・同情的な傾向にある」らしいという興味深い小ネタが。そういう類のお話アルカ
ロボトミーコーポレーション
ライブラリーオブルイナ
この二つの作品は世界観が一緒(ライブラリーがロボトミーの続編)なんですけど世界観に結構影響されているところがあります。うちの魔術社会が大体殺伐としたダークでポップな世界なのは事件簿とこの作品の影響が強いかも
私のキャラの何人かが扱う亜種第三魔法「天の華」はこの作品とまどマギとソルサクにイメージが近いのかも【メッセージ】
監獄長さんへ。このメッセージをご覧になったら、返信お願いします
第一回最終決戦の舞台ですが、こちらから一つ作中で指定してもよろしいでしょうか?
といっても不利になるような場所ではありません。むしろゲルト陣営的には有利に働く場所かと思います
場所がどこかは一旦ここで投稿してからという事で。もし文句がありましたら、再執筆の上場所を移させていただきます
よろしくお願いしますぐれおの序章ダイジェスト書けたから上げていいですか?
とりあえず投げますが、めちゃくちゃ途中からなのと前回更新が一年くらい前なのでみんな覚えて無さそうだし、流れが追えるようにリンクを貼っておきます
プロローグ1
【https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0%201】
↓
プロローグ2
【https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0%202】
↓
プロローグ3
【https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0%203】
↓
初めての戦闘(ファースト・コンタクト)
【https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E6%88%A6%E9%97%98%28%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%88%29】「セイバーの……サーヴァントッ!?」
「……聖杯大会?」
突如として現れた侍、本人が言うにはセイバークラスであり、共闘を求めているらしいが……フェリーペ達は得体の知れぬ彼を信じきれずにいた。だが……
「アンタが誰かは知らないが……本当に力を貸してくれるのか?」
このままでは自身も、なによりメンテーが危うい状況である。フェリーペは迷いを振り切った。
「あぁ、互いの為に尽力するお主らの在り方に心を打たれた。セイバー・山中鹿之助、一時ばかりではあるが、この刃をお主に預けよう」
最優の英霊たるセイバーとフェリーペ……もといカルデアが手を結ぶ、これには敵対するランサーとアサシンも警戒をせざるを得ない。
「盾の乙女よ、そちらの化外は任せる。こちらはそこな兵士を討ち取る!」
「無茶な要求だ……だが、乗ってやる!!」
「くぅぅっ!」
援軍を得たことで気力も増したのか、メンテーは盾を用いてランサーを弾いた。
「お主の相手は拙者だ。アサシンのサーヴァントよ」
セイバーが再び刀に手をかけ、アサシンの方を向く。
最優のセイバーに対して、マスター狙いを主とするアサシン……相性は最悪ではあるが、アサシンは恐れる様子もない。
「母国(マスター)に取り込まれていないサーヴァント……お前を鹵獲すれば我等(ワタシ)の任務は達成される」
そう告げてアサシンもまた構える。
無手ではあるがフェリーペに行ったようなCQC(軍隊格闘術)で対抗しようとしている訳では無い。>>792
アサシンの手に武装が具現化される。
それは近代において、無銘の兵士達を英雄へと押し上げる──ともすれば、それこそが“英霊”として信仰されてもおかしくは無い兵器群。
「せめて、その霊基(カラダ)は貰い受けるぞ『世界平和の為の道具(ワールドウォー)』!」
大規模破壊を齎すRPG(対戦車擲弾)がフェリーペと鹿之助に向けて、解き放たれた。
「拙者の後ろに控えよ!盾の少女に代わって守り抜いて見せよう」
アサシンが多種多様な兵器を用いるならば、セイバーが抜き放つ究極の一……日本刀というカテゴリーにおいて頂点に近い天下五剣が一振。
刀身に魔力が灯る、光が収束する。
「煌めけ━━『三日月宗近(みかづきむねちか)』!」
宗近の刀身から『光の剣』を形成する。
電光石火の刃が擲弾を真っ二つに両断する。
「くっ……!」
その様を確認したアサシンも咄嗟に小銃等を具現化させ、弾丸を放つが、宗近の名刀はその悉くを打ち落とし、アサシンへと距離を詰め……
「アサシン、討ち取ったり!!」
名刀はアサシンの胸に深々と突き刺さり、その霊核を打ち砕いた。
「フン、今回の任務は失敗に終わったか……上陸作戦(ノルマンディー)や攻防戦(スターリングラード)に劣らぬ、酷い戦だったな……」
アサシンは諦めて武装を解き、疲れきったようにぐったりと倒れて消滅していった。>>793
セイバーとフェリーペがアサシンを相手にしている最中、メンテーもまたランサーとの苛烈な戦いに興じていた……。
「はぁぁぁぁ!!」
メンテーの攻撃がランサーに傷をつける。
「くっ!……傷の治りが遅い?貴女の盾、それは……」
先程まで余裕の表情を浮かべていたランサーだったが、メンテーの盾による一撃を受けて反応を変える。
「センパイ!無事か!」
「アサシンは討ち取った。ランサーよ、まだ続けるか?二対一とて卑怯とは言うまい」
そこへアサシンとの戦闘を終えた二人が駆けつけた。
「暗殺者でありながらマスターを仕留められないとは呆れましたわね……それにしても、どうしてこうも『東洋のお侍様』との縁が切れないのでしょう……。多勢に無勢、ましてや最優のセイバーを一騎で相手にする気はありませんわ」
それに、お母様(マスター)に報告いたしませんと……、そう告げてランサーは蝙蝠のような翼を広げて夜の空へと溶けて行った。
◇
「改めて名乗ろう、拙者はセイバー:山中鹿之助、この聖杯大会の生き残りだ」
『その聖杯大会、ってのは気になるな……』
「む、その場に居らぬにも関わらず拙者の姿を見せるとは……そちらの通信機とやらもなかなか面妖なものだな」
サーヴァントの襲撃を退けたフェリーペとメンテー、そして通信機越しにカルデアからサポートしていたナウマンは突如として現れた助っ人 鹿之助にこの特異点、そして聖杯大会について問い質した。
鹿之助が言うには、この地は初めからこのような惨状ではなく、もともとは聖杯戦争を基盤とした見世物(ショー)として聖杯大会なるモノを開催していたという話だった。>>794
しかし、陣営の一つが没したタイミングで異なる陣営のマスターが一人暴走し、自身の魔術で他の陣営のサーヴァントを取り込み……聖杯を手にした上で、四騎のサーヴァントを従えて聖杯大会をめちゃくちゃにしてしまったらしい。
鹿之助は運良く生き延びたものの、他の陣営は壊滅状態でありマスターすらも道半ばで倒れたとの事だった。
『聖杯戦争を見世物に……ってのはどうかと思うが、基盤は元と変わりないんだろう?なら、何故その魔術師は聖杯を行使しないんだ?』
「どうやら、彼奴等の目的の為には『七騎』の魂が必要らしい……だが、拙者はこのとおり生き延び、残りの一騎は“消失”した。ゆえに聖杯を使用することが出来ず、『八騎目』であるメンテー殿に執着したのだろう」
『サーヴァントが消失……?それはどういうこ……?』
「従えた四騎のうち突出した能力を持ったサーヴァント……アーチャーが敵対陣営であるバーサーカーと激しい激闘を繰り広げた。この街のあちこちの陥没はその戦いの余波だ。その果てにバーサーカーは何処ぞに消え失せ、聖杯にすら取り込まれていないようだ」
『戦闘の末に消失、ねぇ……。それで、コッチから確認出来るだけでも相当な破壊規模だが、それを成したアーチャーってのはどれだけの傑物なんだ?真名は?』
ナウマンの問いに鹿之助は暫く間を置いてから応える。
「アーチャーの真名は、かの埃及(エジプト)の王。神の似姿と称される黄金仮面の保有者。神権皇帝(ファラオ)の一角。……少年王 ツタンカーメン。それが我らの敵の名だ」
◇
「センパイ、大丈夫か?」
鹿之助の話を受けて、メンテーの気持ちはは沈んでいた。
「あぁ、だが相手が神代のファラオだと知ってしまうとどうしても、気が引けてしまってな……」
敵はエジプトはおろか、世界にその名を知らしめるファラオであり、神代の加護を受けた英霊。
対してメンテーはサーヴァントの力を得たとはいえ一介の魔術師に過ぎず、まして力の詳細すら自覚していないのだから無理もない。>>795
「でも、センパイはこの特異点での初めての戦闘やさっきだって俺を守ってくれたじゃないか」
「いや……鹿之助がいたから無事で済んだだけで、宝具も使えない未熟なサーヴァント(ワタシ)ではこの先の戦闘でも……」
宝具。鹿之助が振るった『三日月宗近』や黒化アサシンの行使した『世界平和の為の道具』のような英霊の象徴たる切り札。
真名を把握していない現在のメンテーではそれを行使することすら叶わないのである。
「そんな、それを言うなら俺だってマスターとしてはまだ何も……」
フェリーペが言葉を紡ごうとする最中、
『悪いが敵襲だ!サーヴァントじゃないようだが、恐らくはあの吸血鬼 ランサーの眷属の類……この数じゃあ逃げ切れそうにない』
屍人の大群がフェリーペ達を既に取り囲んでいた。
「後輩は安全な場所に隠れていろ!」
「拙者はメンテー殿と共に屍人共を殲滅する!」
メンテーと鹿之助はすぐさま戦闘態勢を取り、フェリーペを庇いながら前に出る。
戦闘が始まる。サーヴァントである二騎は屍人を倒していくが……
(……数が、多すぎる)
一体一体はサーヴァントに及ぶことは無いものの尽きることがないかのように、屍人達はメンテー達へと突撃していく。
このままでは押し切られるのも時間の問題である。
(クッ、俺にも何か、マスターとして出来ることがあれば……)>>796
フェリーペが己の無力を悔いていたその時
────力が欲しいか、小僧
地の底から、そんな声が響いてきた。
───ならば、余(オレ)を呼べ。契約さえしちまえば、アンタの望みを叶えてやるよ
それは悪魔の囁きにも聞こえる。
『なんだ……微弱だが、サーヴァントの気配を感じる……だが、この霊基パターンから推測されるクラスは……まさか!?』
ナウマンが解析を進めながら驚いているが、フェリーペにはそんなことは関係なかった。
マスターとしてサーヴァント(センパイ)に応える為に、悪魔の提案を受け入れる
「ナウマン!教えて欲しいことがある……」
─────────────────────────
「無事か、メンテー殿!」
「……くっ、万全のサーヴァントならこんな所で苦戦したりはしないはずなのに」
屍人達に押されながらもメンテーは膝を屈することなく立ち上がり続ける。>>797
目の前にいるのは人間よりも遥かに強力な吸血鬼の力を与えられた屍人だ。
それが群れをなして襲ってくるとなれば、サーヴァントとて油断は出来ない。
(せめて、対軍か対城の宝具があれば……)
だが、無い物ねだりは出来ない。そう思っていた最中、メンテーはフェリーペが何かをしている姿を視認する。
「後輩!?何やってるんだ!?」
「告げる!汝の身は我の下に、我が命運は汝の剣に!この意、この理に従うのなら────我に従え!ならばこの命運、汝が双肩に預けよう……!」
それはサーヴァントとの契約を交わす際の詠唱だ。
しかし、そこには誓いを受けるはずのサーヴァントは見当たらないはずだが……
───バーサーカーの名を懸け、誓いを受けよう!貴様を我が主と認めよう!
真下から応える声と共に膨れ上がった魔力が躍動する。
「まずマスターの信頼に応えるために、ここいらの雑魚怪物共を蹴散らしてやるか……さぁ、神代の魔術でシぬがいい。………消し飛べ…………。
『凶鳴毒唱(クリンタ)』ァ!!」
高速多重詠唱により齎された大魔術が屍人の群勢を消し飛ばす。
フェリーペの判断が、本来存在しないはずの、浮いた駒たる一騎を引き寄せた。
スノーフィールド聖杯大会におけるバーサーカー :蛇王ザッハークはここに再臨する。>>798
「驚いたぞ、後輩……まさか、自力でサーヴァントと契約を結ぶとは、また助けられたな」
「よもや、バーサーカーが生きているとは……これは拙者にも予想外であった」
ザッハークとの契約により、一行は恐ろしくも強力な戦力を手に入れた。
『しかし、バーサーカーは消失したはずだったんじゃ無かったのか?再召喚したってわけでもないのにどうして……』
「さァな?アーチャーの若造め、余(オレ)をピラミッドに閉じ込めて、地中深くまで封じ込めやがって……何を考えてるかわからねぇよ」
『ピラミッドを埋め込んだ為に、スノーフィールドはこんな埋没した地形になったってわけか。それにしても妙だな』
バーサーカーを封じ込めるということは聖杯に七騎の魂を満たすというマスターの目的と相反する。
どうやらアーチャーとそのマスターも一枚岩という訳では無いらしい。
「どの道、バーサーカーが生きていることが発覚した以上、奴らはこれまで以上に本腰を入れてくるだろう。それこそ、アーチャーが攻めて来るやもしれん」
「ならよ、いっそのことコッチから仕掛けるってのはどうだ?」
ザッハークが提案する。迎撃よりも奇襲を仕掛けるほうが性にあうとのこと。
『敵はまだ三騎のサーヴァントを保有しているんだぞ?飛び込むのは危険だとは思うが……』
「私は賛成だ。機動力に長けたセイバーと大規模な宝具を持ったバーサーカーを防戦に徹させるのは宝の持ち腐れだろう」
ザッハークの提案に意外にも声を上げたのはメンテーだった。
「ワタシが覚悟を決めればいいだけの事だ……後輩も、着いてきてくれるか?」
「あぁ、勿論だ!」
フェリーペも意思を固め、特異点修正のために一行は聖杯の元へ向かう──!>>799
「またお会いしましたわね、お嬢さん。無粋な殿方もいらっしゃいますが、今宵もわたくしと語らいましょうか?」
一行の前に最初に立ちはだかったのは黒化したランサー ミラーカ。
槍を構えて、メンテーを名指しするが……
「マスター、ここは余(オレ)に任せてもらおうか」
「バーサーカー……?」
「屍人を生み出してるのはコイツだろう?なら対軍宝具を持つ余(オレ)が相手をするのが道理ってヤツだ……」
ザッハークは両肩から生えた二頭の蛇を解放し、ランサーへと向ける。
「悪い、バーサーカー……頼んだ!」
望みに応え、ザッハークを残して先に進むフェリーペ達。
「さて、同じ怪物同士仲良くやろうぜ……お嬢ちゃん」
「淑女が相手では無いのは不本意ですが、死がお望みとあらば与えましょう。御老体」
人ならざる特性を有した二騎の死闘が今幕を開ける。>>800
バーサーカーと分かれて先に突き進むフェリーペ達、残る敵性サーヴァントはアーチャーともう一騎……
「フェリーペ殿!メンテー殿!離れよ!」
「うぐっ……!」「な、何を!?」
鹿之助が二人を突き飛ばした。
直後、二人の立っていた足場が燃え上がった。
「一体何が……?」
「──自然発火現象(パイロキネシス)。キャスターの攻撃だ、気をつけよ。近くに潜んでいるぞ……
」
鹿之助も三日月宗近を抜き放ち、臨戦態勢で次の手を待つが……
「なっ、不味い!」
今度は小さなブラックホールが突如現れたかと思うと、周囲の物体を引き寄せ、雪崩を起こす。
瓦礫が壁を形成し、鹿之助とフェリーペ・メンテーは完全に分断されてしまった。
「ここまでが貴様の策か、キャスターよ!」
鹿之助が何処に潜むかも分からないキャスターへと叫ぶ。
「生憎と俺は戦狂いのサーヴァントじゃあねぇからな。令呪に縛られた哀れな使い魔(キャスター)だ。マスターの命でセイバー、そして『カルデア』を始末させてもらおう」
キャスター エントロピーを見出した碩学 ルドルフ・クラウジウスがセイバーを追い詰める。
「何故カルデアの名を……いや、今はそれよりも奴を探し出して撃破し、必ずや二人に追いついて見せよう」
しかし、鹿之助は七難八苦を月に願った荒武者。この程度の窮地乗り越えて見せる。
月明かりに照らされながら、セイバーは駆け出す。>>801
二騎の協力者と分断されてしまったカルデアの二人。
彼らの勝利を信じて待つという選択肢もあったが、その前に彼らの前に一騎のサーヴァントが現れる。
「君達がマスターの敵対者か……それは即ち、ファラオたるボクの敵だ。悉く撃ち砕いて見せよう……」
輝ける黄金面を付けたミイラのような男。
間違いなくそれはこの特異点の惨状を作り上げた一騎……少年王ツタンカーメンである。
────このサーヴァントは、強い!
これまで出逢った黒化サーヴァントの中でも特に強力な英霊を前にして二人は身震いする。
「さぁ、構えてくれ……神権皇帝の矢が射るに足る者か、小手調べだ」
傲慢さは感じさせない……それだけの力がこのサーヴァントにはある
「くぅっ!」
大気の守護神 アメン=ラーに由来する暴風を纏った矢がメンテーを抉るように撃ち込まれる。
(少しでもタイミングが狂えば、腕ごと吹き飛びそうだ……)
メンテーはなんとか盾を以て、必死にそれを耐え抜くが、限界はそう遠くはない
「ぐあっ!!」「センパイ!」
矢の威力を殺しきれず、メンテーが体勢を崩す。
その好機を逃さず、アーチャーは宝具を解放する。
「ボクの真名を、漂流者に伝えたのは失策だったな、セイバー……『秘匿せざる者の死(アルムート・ジャナーヒーヤ・アレイク)』!」>>802
それは『ツタンカーメンの発掘に関わったものが次々に急死した』というファラオの呪い……その再現。
自身の真名を知る者に向けて放たれる、『死の翼』の名を持つ呪詛の弾丸。
しかし、それが狙ったのはメンテーではなく、マスターであるフェリーペだった。
「なっ!?後輩っ!!」
思わず呆気にとられるメンテー。だが即座に体勢を取り直す。
ここで奮い立たたなくてはメンテーにとっての後輩(マスター)は死ぬ。そんなことはあってはならない。
(あの爆発の最中、ワタシの手を取ってくれた……バーサーカーとの契約という決断で窮地を救ってくれた……先輩として助けられてばかりじゃいられない!)
メンテーの魂の昂りに『灯火の盾』が呼応する。
身に宿す名も知らぬ霊よ、今一度だけでいい、この祈りを届けてくれ……メンテーの決死の思いが魔力を増幅させる。
「仮想宝具、展開───『仮想宝具/展開 人理の灯(レゾン・リュミエール)』!!」
盾に取り付けられて灯火が燃え盛ると同時に炎の障壁(ファイアウォール)がメンテーとその背後のフェリーペ周囲に展開される。
それは決して失わない為にに抗う盾兵(シールダー)の真髄。炎が呪詛の弾丸を焼き尽くす。
「センパイ……宝具を……!?」
「後輩にカッコ悪いところばかり見せてられないからな……!」
宝具の展開に驚くフェリーペと彼の無事を安堵するメンテー。
対するアーチャーは自身の宝具が防がれたことを驚愕しつつも、何処か諦観の籠った声音で呟いた。
「我等(ファラオ)が墳墓とは異なる……だが本質は同じ、か……。そしてボクもここまでらしい……」
「あぁ、我らの聖杯戦争もこれで終わりだな、アーチャーよ」
アーチャーが目を向けた先にはフェリーペ達に追いついた鹿之助とザッハークの姿があった。>>803
「最後に一つ聞いておきたいんだが、おまえは何で余(オレ)を倒さず、宝具で封じ込めやがった?マスターの願いに反してるはずだよなァ?それとも、まさか本当はマスターからこの地を守るために……」
ザッハークの問い掛けにアーチャーは応える。
「それこそまさかだ、バーサーカー。ボクを求め、呼び出した者すら守りきれず、破壊を齎し、被害に加担しておきながら、今更正義を語るつもりは無い」
「そうか、じゃあ……コッチも心置き無く、その心臓をいただけるってモンだ」
双頭の蛇がアーチャーの胸を貫いた。
「すまない……マスター、シズカ……」
◇
アーチャーは討たれた。
残るはこの特異点の母胎たるマスターのみだが、突如としてランサーとバーサーカーの退去が始まる。
「どうしてこのタイミングで……」
『恐らくは一陣営の聖杯の独占こそがこの特異点の核だったんだろう……他の四騎が討たれたことで役目を果たしたバーサーカーとランサーも聖杯による後押しを失ったんだろう……』
「出来れば、聖杯回収まで力を貸して欲しかったところだが……」
別れの時、しかし二騎の表情に影が落ちることは無い。
「何を言う。先程の宝具、見事であった。主を守り抜こうというその意思が尽きぬ限り、もはや心配は無用よ!」
「まぁ、余(オレ)としてもマスターの行く末は見届けたかったが……そいつは今言っても仕方ねぇか。短い間だったが、楽しかったぜ?」
「バーサーカー、反英雄たる貴様がカルデアの面々を気に入るとは意外だったな」>>804
「何を言うかランサー。そこのソイツは不条理を憎み、自身の無力さに嘆き、そう在りながらも立ち上がるヤツだ。つまりソレは英雄/反英雄(オレたち)の原点に他ならねぇ。たとえこの先他のサーヴァントと出会うことがあろうが、マスターは多くを惹き付ける存在になるだろうよ。その在り方、損なうんじゃあねぇぞ!」
鹿之助はメンテーに、ザッハークはフェリーペに助言を残し、一足先に特異点を去っていった。
◇
二騎の退去後もフェリーペ達は聖杯を目指して突き進む。
「それでこれからどうする後輩……敵はサーヴァントじゃない、生きた人間(マスター)だ……」
鹿之助の話では特異点を生み出したのは童女であるとの話だった。
サーヴァントを従え、これだけの被害を出しながらも聖杯を諦めない存在となれば、話が通じるかは分からない。
ならば、最悪の場合……その童女の命脈を断つしか……
「分からない。でもキチンと話し合いたい。コッチの都合だけで命を奪うなんて理不尽な真似はしたくないから」
それはあまりにも無謀で見通しの甘い理念である。ではあるが……
「後輩らしいな……ここまで来ればワタシも後輩の判断に乗らせてもらうさ。きっと守り抜いて見せるから、後輩はやりたいようにやってみろ」
「センパイ、恩に着る!」
互いの思いを確かめ合いながら、二人は聖杯とかのマスターの元へと足を運んだ。>>805
瞬間、フェリーペ達の目に飛び込んだのは衝撃的な光景だった。
一際存在感を放つ無色透明な魔力の塊。アレがこの特異点における聖杯と見て間違いないだろう。
だが、それ以上に二人の目を引いたのは……聖杯の手前にある二つの人影。
片方の人影の腕がもう片方の胸元へと伸び、指先が胸を貫通していた。
足元には血溜まりが広がっており、胸を貫かれた方の人影はよく見れば、十にも満たないような童女であった。
「まったく、英霊が揃いも揃って童女一人始末出来ない半端者ばかりとは嘆かわしい。おかげで私が手を下す羽目になってしまったよ」
薄ら笑いを浮かべながら、生命活動を停止した小さな体躯を地に放り投げる男。
フェリーペとメンテーはその男を知っている。
「レフ、教授……?どうして、というか生きていて……?」
風変わりな、如何にも魔術師然とした姿は少し前に廊下でフェリーペがであったカルデアスタッフのレフ・ライノールのモノに他ならない。
「惑わされるな後輩、アレはもうワタシ達の知っているレフ・ライノールじゃない!」
しかし、彼が浮かべる邪悪な表情は二人の知る人物とは遠くかけ離れているようにも感じられた。
「君たちの知る私が真実の姿であるとは限らないがね、メンテー・プルトランプ。しかし、壊滅状態に追い込んだカルデアが単独で特異点に干渉できるとは……。特異点Tといい、計算外の自体が重なるのはあまりにも美しくないな……」
レフの口から語られる台詞はあまりにも理解し難い。だが、聴き逃せない言葉があった。
「……『壊滅状態まで追い込んだ』?それじゃあ、まるでアンタがカルデアを爆破したみたいじゃないか教授!?」
フェリーペの激昂にもレフは飄々とした態度で受ける。
「あぁ、その通りだよ。フェリーペ・ジョージ・デ・サント。私がカルデアを爆破した。全ては我等の計画の為にね」
「計画……?」
「あの爆発を免れたのならば、見ただろう?あの黒く染まったカルデアスを!アレこそが我々の成した偉業、人類史の完全抹消……即ち、人理消却だ!」>>806
『あのカルデアスの異常は人為的に起こされたモノだったのか……?』
「ヨハン・ナウマン、君も生き残っていたか……そうだ。カルデアスの指し示す未来は永劫に失われた。もはや、君達の望む未来はない。せいぜいカルデアに籠り、刻々と迫る終焉を怯えながら待ち続けるといい」
「待てっ!!」
フェリーペの制止も間に合わず、レフは踵を返して去っていった。
◇
その後、フェリーペとメンテーは特異点Tにおける聖杯を回収し、カルデアに無事帰還を果たした。
しかし、彼らの聖杯探索は終わらない。むしろ、これから始まるのだ。
『人理消却』の起点たる人類史に生じた七つの特異点を修正し、失われた未来を切り拓く。
これは、未来を選択する物語である。
特異点T 埋没滅亡都市 スノーフィールド 人理定礎:C──────人理修正>>807
用語・展開補足
埋没滅亡都市 スノーフィールド
カルデアで最初に観測された特異点。
異なる並行世界と衝突した交錯点、T字路であるという推測から「特異点T」と称されている。
本来のスノーフィールドでは『Grave Order』世界には存在しない「聖杯大会」という興行特化の聖杯戦争が行われていた。
「特異点の母胎」となる一人のマスターの暴走により、サーヴァントが取り込まれたことで聖杯大会は歪み、特異点として世界から逸脱した。
スノーフィールドのセイバー
真名は山中鹿之助。
セイバークラスとして現界し、信頼出来るマスターと大会を駆け抜けたが、四騎を従えた「特異点の母胎」との戦いによってマスターを失い、孤軍奮闘していた所をカルデアと合流、共闘した。
スノーフィールドのランサー(黒化)
真名はミラーカ。
剣術に秀でたマスターと共に聖杯大会を戦っていたが、「特異点の母胎」に取り込まれ、内なる欲望を解放し、マスターを手にかけ眷属とした。
その後は増やした眷属を駆使してカルデアを追い詰めるが、同様に怪物の側面を持つバーサーカーとの戦いの末に敗北し、消滅を受け入れた。>>808
スノーフィールドのキャスター
真名はルドルフ・クラウジウス。
「特異点の母胎」の契約した本来のサーヴァント。
他のサーヴァントとは異なり令呪により縛られており、なくなくマスターに従っていた。
マスターの命令に従い、カルデアと鹿之助を分断するも、居場所を突き止められ、鹿之助に討たれた。
獣になりかけたマスターも危険だが、「カルデア」の者達を帰還されるわけにもいかなかったらしい。
スノーフィールドのアサシン(黒化)
真名は兵士達の概念。
呪術を生業とするマスターに従っていたが、「特異点の母胎」に取り込まれた為に、彼女を雇い主(マスター)として従った。
より命令に忠実で機械的に動く兵士として奔走したが、セイバーの手によって討たれた。
スノーフィールドのバーサーカー
真名はザッハーク。
聖杯大会の優勝候補としてアーチャー・オルタとの激闘により敗北、消滅したかと思われていたが、実際はピラミッドに封じ込められており、地下からフェリーペの存在を感知し、契約することで復活を果たした。>>809
スノーフィールドのアーチャー・オルタ
真名はツタンカーメン(オルタ)。
女性のマスターを連れ立って聖杯大会に参加していたが、「特異点の母胎」に触れたことで取り込まれ、黄金の少年王から呪いの木乃伊王へと反転し彼女の走狗となった。
それでも彼女がバーサーカーを取り込む危険性を理解しており、独断でバーサーカーを封印した。
カルデアの二人を追い詰めるも、土壇場で宝具を解放し、マスターを守り抜いたメンテーの姿を見て、勝利を諦め、ザッハークに討ち取られた。
特異点の母胎
聖杯大会に参加するサーヴァントの大半を取り込み、大会を破綻させた特異点の元凶。
自身の願いを叶えるためにセイバーとバーサーカーを求めるも、バーサーカーが消滅(封印)したことで目的が果たせなかった際にサーヴァントとなったメンテーが到着したことで活動を再開させる。
配下のサーヴァントを倒され、ランサー・バーサーカーが退去すると、彼女を計画の邪魔になると判断したレフにより、心臓を貫かれ始末された。
黒幕枠と見せかけて所長枠。一体何ーディアさんなんだ……?>>822
追記
初見の菫ちゃん目線(大勢の目を奪っている)だと即発砲だけど『先祖が自分達の代で成せなかった夢を後世に託したもの』という実態を知れば銃を収める理性はある。問題は度し難い死霊魔術師を見付けたと殺る気MAXの菫ちゃんに説得ロールを成功させないといけないこと。>>825
オーダーが「某妖精弓手っぽく」だったりするのだな!
大丈夫ですよー>>828
ご意見、ありがとうございます~
というわけで、人馬モードはガッシリめの外見に変更し、更に「(人間形態の時)180cm・71kg⇔(人馬形態の時)170cm※体高・800kg」に変更しようかと~>>812
兵士さんは黒化でモチベーション最悪な中、任務だからやり抜いたのだ、偉い
レフ(?)の計画の邪魔になるため徹底的に破壊された設定だけど、まぁ母胎様がいればぐれお時空で2部出来なくはない……公式の所長の扱いしだいだけど……
>>813 >>819
ミラーカ嬢だした時点で怪物対決はやりたいなと……‘
あと、本編で言及した「フェリーペが英雄に好かれる理由」あたりも反英雄のポジションとして言及させやすかった
>>816 >>818
あとは5,7,終章……アニメのソロモンまでには間に合わせてみせる……!
>>817 >>821
セイバー鹿之助さん、ちゃんと書けて良かった……(三日月宗近かっこいい)
既存のクラス替えということで頼れるキャスニキポジに
>>822
公式レフムーヴしつつ要所で差異をつけたいなって>>841
特にはなかった筈っす。
>>842
明確に固有結界持ちだよ!ってマスターで覚えてるのはゲルトさんとこのこの子ぐらいかなぁ。。。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%BC>>846
ではオルタイオンの方に移らせていただこうかと~胸元、穴、開く……ブレストゼロ・エルジェーベト!
>>859
(こそっとミカをはじめ、レージュんとこのキャラを推しておこう……)>>860
水着パラス・アテナ「あまりあっちの私に破廉恥な格好させないように、ね?」
あと盾も持たせてもらえると嬉しいです。>>733
あらやだ紳士。こういう二人組はドラマティックで良いですね。本格的な二人の活躍動向も見てみたいなぁと欲深さを出したり
>>772
明るいムードメーカーでありトラブルメーカーって感じのする子ですね。そして詠唱及び魔術のギャップにサボテン枯れちゃう
アレンさんの周辺が本腰入れてコナン君めいてきましたね…次は長髪の目つきの悪い敵役か()
>>857
ホンマや清原さんもいたわ。すっかり見逃していたで候ございます
あとここにつけて言うのもなんですがスノーフィールド拝見させていただきました!まさかクローディア嬢が…いやクローディア嬢ぐらいだわそういう役にハマるの。どのサーヴァントの動きも躍動的で、原作の特異点Fを思い出しました…骨集め最近してねぇな…>>852
僕個人の気持ちとしては掘り下げたいですが、たぶん書けそうにないのでバーサーカー戦に移ろうと思います。
もし掘り下げが必要なら、バーサーカー戦の翌日くらいにキャスターも交えた交流会とかやってもいいかもしれないですねルーガルー、もとい学園モノss専用ページを作成しました
真月学園怪奇譚で検索すれば出てくるので、今後は短編ssではなくこちらをご利用ください
あと番外演目に以前から言っていた亥蘇の泥を吐き出しました、注意書きは書いてあるので読む方は自己責任でお願いします
……今回、書いてて「これなんてエ○ゲ?」レベルな話になったのは内緒だよ?
>>842
魔術師じゃないけど、うちの烏森夜薙葉は固有結界持ちですね>>874
まあ書ける書けないは人それぞれですしね、強要はしませんとも
私が単にイチャラブも青春もそういうのも書ける人間だってだけで
私の場合、ギャグというかコメディ書くのが辛いですね……身内ネタになりすぎないように注意しながら頭の中の知識を振り回さなきゃいけないから下手なシリアス書くよりも難しいハァー……
夏イベントssの幕間とオチはまあ書くとしてそれはそれとして自作キャラに幅広くスポットを当てたいな……ビブリオバトルでもさせようかな……>>859
うちのキャラたちをオススメしますよ!>>842
うちのヨセフはかなりの厳しい条件を満たせば固有結界もどきを使えますね。反映出来てないけど…ところでSS投稿していい?
>>895
生放送系の情報で24時間経過したし規約?的には問題ないのでは。
ではRequiem最新話です。前の話と比べて上手くかけたのかなぁ…。不安。
前話はランサーやアーチャーが脱落して飛鳥ちゃんが灯里ちゃんに怯えてる描写が入って終わりでした。
◆◆◆
布団の中で、私は思い出す。
真夜中の裏通り、並木道。ガードレール、裂けたアスファルト。カーブミラー、複数の道路標識、点滅する照明。そして炎と助けを求めるように伸びる手。人が、燃えていた。そうだ、アレはきっと灯里さんだ。私は、守るなどと言っておきながら、彼女を焼いて殺してしまった。なんて無様。結局、何も為せていないのだから…。
◆◆◆
「さて。はじめまして、灯里ちゃん。飛鳥ちゃんは布団の動きがなくなったし、嗚咽も小さくなった。泣き疲れたのかな?」
「どうでしょう…?というか、何故はじめまして、なんですか…?」
「気にしない気にしない。これで合ってるからね。まぁいいや。そんなことより、もっと火急の用があるだろう?正直言って俺は今この状況に関してほとんど把握出来てる、とは言い難いトコ、あるからさ。何があったのかの説明、頼めるかな?」
そういって朽崎遥は適当な椅子に座り、竹葉 灯里の方を見やる。どうやら、本格的に話を聞く態勢に移ったようだ。
そして竹葉 灯里は何故自分達が怪物退治の加勢に行く事が出来なかったか、そして大鳳飛鳥に何が起こったのかを語り始めた。>>896
セイバーさんアサシンさん、そして飛鳥さんと二人で怪物、でしたっけ?とクチサキさん達のいる現場へ急行する為に走っていたんです。サーヴァントな二人に運んで貰って、全速力で運んでもらっていました。
「止まるぞ」
セイバーさんがそう発言した直後に、一騎のサーヴァントが道路上に落下してきました。先日の乱戦の火付け役となった二人の女性の一人です。
「やっほー、昨日ぶりぃ。さ、やろうじゃん?アンタ達が人通りの少ない裏路地を選んで移動してくれたおかげで、すんなりバトルに移れてウチとしてはラッキーって感じだけど」
「いえ、申し訳ないけど、先にやるべき事があるので、貴方と戦うのは無理です」
そういって、飛鳥さんは現在、街に起こっている危機について語りました。
怪物が暴れている事。このまま放っておけば確実に人に限らない被害が発生するであろうこと。自分達はその暴走を止めようと考えている事。だからほんの一時でいいので共闘、あるいは停戦をしないか、という提案までもしていました。
しかし
「ゴメンね~。生前なら兎も角、此度の現界なら、ウチ達は断っちゃう」
その提案はハッキリと拒絶されたんです。
「そうだな、此度の現界では我らはマスターの生存、そして聖杯戦争の優勝を第一にする事に決めている。ふ、生前ならば怪物退治の誉に胸が躍ったかもしれないが…まぁ偶には英雄が英雄らしからぬ行為をするのもいいだろう」
私達を挟むように背後を取ったもう一人も、相方さんに同意しました。>>897
「そうか。では問答は不要」
「ええ、飛鳥、灯里様、暫くは退避と回避に専念を。これより、戦ですので」
アサシンとセイバーがそれぞれの剣を構え、その直後ぐらいにサーヴァントの皆の激突が始まりました。その後は、正直言って目も耳も追いつきませんでした。最初の接敵と似たように、まずセイバーさんが挑発を行うウチという一人称の人と、そしてアサシンさんが馬に騎乗した人と戦っていたのは分かったのですが。
セイバーさんは相手と剣と籠手で斬り結び、アサシンさんは剣戟で戦闘を行って居た事はかろうじて分かるぐらいでしたけど。それで私達は巻き込まれないように逃げてましたね。箒で飛行したり、使い捨ての姿隠しの魔術とか使って。
前の廃工場での戦闘でも思いましたが、改めてサーヴァントって凄いんですね。アスファルトが避けるわ、パンチで穴が開いたり、街路樹や街路灯がポッキーみたいに曲がるし倒れるし……、とと、脱線しました。素人目では拮抗してたように思うんですが、ある程度隙を見せてしまったんでしょうか…、アサシンさんを振り切ったサーヴァントの人が、ペガサスみたいなのに乗って、飛鳥さん向けて突撃を開始したんです。敵の攻撃だったのに、私は流星とか綺羅星みたいで綺麗だと思ってしまって…、それで警告が遅れて…、飛鳥さんにぶつかる直前にアサシンさんが飛鳥さんを突き飛ばして身代わりに。。。
でもっ!そこから凄かったんですよ!?確かにアサシンさんは天馬さんの激突で大ダメージでしたけど、すれ違いざまに日本刀でズバッーって!ザシュってしまして。それで天馬さんが崩れ落ちるように倒れて!それで相手のサーヴァントさんが落馬した直後ぐらいに「『────灯火は生命、蝋燭は人生、燭台は定命となりて(しょくだいきり)』」って呟いて!なんだかアニメや特撮のヒーローみたいでした…。
それで、そこまでは良かったんですが、天馬の衝撃波か何かで飛鳥さんはちょっと吹き飛ばされちゃって…。私が箒で拾ったんですが、どうも眼帯も千切れ飛んだみたいなんです。顔も余波でフラフラしてて、いろんな方向に向いてる感じでした。。。首の骨に何かありそうな感じじゃないかったですし、すぐに目は抑えてたんですが、赤い瞳が見えた、ような見えないようなぐらいしたら飛鳥さんが急に泣き出す?半狂乱?なんて言うか、さっきみたいな支離滅裂な感じになって…。>>899
「それで、私も飛鳥さんが何故こうなってるか解らないですし、クチサキさんに色々聞いたり、手助けして貰おうと思って…。」
私は、そうして口を閉じた。実際問題、私には飛鳥さんが自分を殺した、なんて言っている理由は分からないし、心苦しいけど、この聖杯戦争を勝ち抜ける気はしない。セイバーさんは確かに強いんだろうけど、マスターである私の知識とかは皆無、と言っても過言ではないのだ。
「なるほど、よく分かったよ。いやぁ、君は実に友達思いのいい子だねぇ、お兄さんは感動しちゃうよ。たった数日関わっただけの女の子の為に自ら死地に飛び込めるなんて、並大抵の人には出来ない選択だ。本当に素晴らしい。マジで尊敬できる。で、それを踏まえて俺にやって欲しい事、頼みたい事。ナニカあるだろう?それを聞こうじゃないか。さぁ。教えてくれないかい?」
ペラペラと、どこか上機嫌に、それでいて軽薄に、クチサキさんが言葉を吐く。
「えっと、まずは飛鳥さんがこんな状態になっている理由とか、他のサーヴァントたちにどうやって対抗すればいいのk」
自分に足りない情報や知っておくべき事柄について、考え、整理しながら私は発言していtt
「ま、君が何を言おうが、全部断るんだけどね」>>900
「かとかを────────え?」
サラリと、なんでも無いように言われたその言葉に、私は硬直した。何故、どうして!?
「────ッ!」
セイバーさんが一気に距離を詰め、クチサキさんの首を斬りにかかって────
「クハハ!我が主は破滅と虚無の申し子にして性根が泥と絡まりなれど、ヤツの目的には我が怜悧な喪服の死神となるにも空洞は無い!故に、いや!それでなくても俺とヤツは因果と生命の鎖であり、世界で虚無に抹消を成されるのを天空のごとき心で眺めるものか!」
襤褸と鎧を着た青年の剣に阻まれ、
「ま、そういう事だよ、セイバーさん?そもそも、君が俺の首を落とすより、俺が灯里ちゃんを壊す方が速い」
クチサキさんが私に銃を向けていた。
「で、さっきの話の続きだけどさぁ」
クチサキさんは、ギチャリ、と笑って。
「マスターである朽崎遥、としては、もう君たち要らないんだよね~。今回のサーヴァントは総勢7騎。その内の二騎はさっきの怪物騒動で脱落、アサシンも殿軍って事はほぼ虫の息か消滅でしょ?で、クロナさんとのサーヴァントなジャックちゃんはぶっちゃけそこまで強く無いし、魔力供給もクロナさんの大怪我でおぼつかない。セイバーも脱落確定!先日の二人組サーヴァントは、少なくともマスターは問題なく無力化できる手応えはあったし、ああいうのは片っぽ倒せば共倒れ、って聞いたから集中攻撃で倒せる可能性は高い。ほら、灯里ちゃんは、い~らない。ね?てかよくよく考えたら、飛鳥ちゃんも協力はいらない、って言ってたじゃん。もっと君たちに対してナニカする理由は無くなったねぇ?」>>901
クチサキさんは椅子から立ち上がり、腰を曲げて、私の顔を眺める。見下すように、睨め上げる。
「な、なんで、セイバーさんが脱落する、なんて分かるんですか!もしかしたら、私が精一杯考えた作戦で、大番狂わせが起こるかもしれないじゃないですか!!」
「それは無理なんだよ、灯里ちゃん?君も見たかもしれない飛鳥ちゃんの瞳はさ、他人の死を確定させる”魔眼”ってヤツでね…。君はもうまもなく死ぬ。どうやって死ぬかはわかんないけどね。だから、ほっとけばマスター死亡でセイバー陣営は脱落って訳さ」
ニヤニヤと、悪意に満ちた顔で、クチサキさんは嗤う。
「その上でさぁ、俺に何かしてほしいだとか、お願いしたいだとかあればさ、もっとふさわしい態度とか…、あるでしょ?」
足元が崩れるような気持ちになった。一人では無理でも、一緒に戦えば…、なんて無邪気に考えていた自分が馬鹿みたいだ。
「じゃあさ、俺は飛鳥ちゃんのおとーさまに『飛鳥ちゃん見殺しにしていーですか』とか確認してくるから、それまでに色々考えてみなよ」
手を振りながら、クチサキさんは部屋を出ていく。私は、目の前が真っ暗になるような錯覚を覚えて。
「どうしよう。どうすればいい?私は、何が出来るんだろう…。ていうか、私、死ぬの…?」
「マスター、問題無い。聖杯を勝ち取れば、その運命を捻じ曲げる事も出来よう」
セイバーさんは勇気づけてくれた。私はそれでなんだか冷静になって…、あるモノを見つけた。
「コレ、クチサキさんが落としていったのかな?………あっ!もしかしたら…、いけるかも。セイバーさん。ちょっと試してみたい事、出来ました。クチサキさんが戻ってきたら、やってみます。でももし駄目だったら、私とだけになっちゃうお先真っ暗な道行だけど、一緒に戦ってくれますか…?」
セイバーさんは軽く笑った。
「勿論だ」>>877で適当ぶっこいたけどそれぞれが読んだ事あるないし興味を持ちそうな分野でそんなに分野が別れるなんてことが……
……クックックめっちゃあったどれから書こうかむしろ悩む>>870
それ磨けば光るってヤツですね、ポケモンで言うところの「からをやぶる」覚える人ですね。覚醒バージョン見たくなるなぁそうなると
>>876
普段どんなコンビに見えるんだろう…美男美女なのだろうな…
フィッシュさんはやはりグランデとの組み合わせが見たいなぁと。
ドイツオカルト…宇宙猫案件だわ…
>>879
うちのマスターたちは総じて色恋沙汰に縁のない面子ですからね…そういう目では露とも見えませぬ。華がないよね()
というか自分は二次元のキャラを情欲的に見れないなと最近気づき始めたり。逆に、うちのマスターたちでそういう目で見れるってヤツいます?
>>903
うーむ朽崎の圧倒的狂人ムーブ、いかにもといった感じで読み応えがありました。灯里さんの心情が手に取るよう…怖いと思うよ、朽崎さんみたいな人に会ったらなあ息抜きの内容が↓のところまで決まったんだけどこれどういう順番にすればまとまりがよくなるんだいあと若い男の子が好きそうでなおかつほどほどに古いアニメって何かなうしおととらとかでいいかなというか読みたいやつってあります?
・「英文学 - 高慢と偏見 / (高慢と偏見とゾンビ) / 蝿の王」 紹介者:ダイアナ・アッシュコット
・「アメリカ文学 - アラバマ物語 / 華麗なるギャツビー」 紹介者:西行・キャスリーン・華恩
・「中国文学今昔 - 紅樓夢 / 梁山伯と祝英台 / 元年春之祭」 紹介者:李逹龍 / 鄭成功
・「東欧文学 - 戦争は女の顔をしていない / はつ恋」 紹介者:アレクサンドル・ベロノソフ
・「神話と演劇 - ギリシア悲劇からシェイクスピアまで」 紹介者:テスピス
・「サイエンスフィクション - アンドロイドは電気羊の夢を見るか? / マーダーボット・ダイアリー」 紹介者:ハーデース
・「エログロ - ソドム百二十日あるいは淫蕩学校 / 美徳の不幸」 紹介者:ヘリオガバルス
・「日本文学 - 銀河鉄道の夜 / よだかの星」 紹介者:果心居士(アサシン)
・「変身物語」 紹介者:ヘルマプロデイートス
・「怪談と妖怪 - 小泉八雲 / 水木しげる」 紹介者:藤原千方
・「軍記物 - 北条五代記」 紹介者:伊勢新九郎姉弟・謎の隠密X
・「おとぎの国 - イソップ・グリム・アンデルセン」 紹介者:西行・シャルロット・千鶴
・「ミステリー小説 - そして誰もいなくなった / その可能性はすでに考えた」 紹介者:高円寺零央
・「ティーンズ向け小説 - ゴーストハント / なんて素敵にジャパネスク 」 紹介者:海棠あまね
・「漫画 - (なんか適当なの三つ)」 紹介者:高円寺零央・三木輝・堰口修
・「ノンフィクション・ドキュメンタリー - 奇界紀行 / 世界の辺境とハードボイルド室町時代」 紹介者:帆村昭治
・「写真集 - 軍艦島全景」 紹介者:端島
・「オーディオブック(おさらい回)」 紹介者:エレーナ・スミス / カイ・ゲオルギエフ>>916
変身物語は今リアルガチにリアルタイムで読んでるのでそれを一旦脇に置いとくと電気羊と銀河鉄道ですかね。この辺りの、名前だけなら聞いたことあるって人が多い作品はきっちり触れていきたいなーと思うので。
銀河鉄道はなんか読んだ気がするんですけどパッと頭の中から出て来ねぇので読み返したいなーというのもコミです。>>916
若い男の子が好きそうでなおかつほどほどに古いアニメ……
「武装錬金」「ゾイド」「デジモン」「遊戯王」……とか?あと若い男の子とはなんぞや。うしとらは比較的アニメが、アニメは、新しいから若いというかなんか違う気がするのじゃ。
20代前後で、アニメで、懐かしいって引っ掛かりを作れるならサンデーだとガッシュとかそのへんですかね男の子が好きで古めならシャーマンキングとか妖逆門ないしBLEACHあたりかな?
>>879
設定上は一線超えてる組み合わせもあるけど、少なくとも具体的な行為を書く気は無いかな。
どの組み合わせでどちらが攻めかまでなら出せるけど、それ以上はお蔵入り。あとは結界師とかもあるかな。
世代チェッカーというかなんというかだけれどアニポケの○○世代をうまく扱うのも良いと思うよ。カスミ世代(無印)とハルカ世代(AG)とヒカリ世代(DP)は年齢によってズレるからね。>>894
生ぎたいっ!!!
ACが「この舞台においてカルデアは一つではない」ってテーマに触れて来てたり、コレジャナイ魔神柱とか『北米神話侵食』とかがっつり亜流を生み出してて、その困ります……(wktk)
「別のカルデア」の扱いとかぐれおで扱ってるモノ的にもめちゃくちゃ気になる(被るかギリギリのチキンレース)>>922
なほ
るど
それやったらうしとらやがなー(芸人さん並感)
あとはアレかな、ボルトは知ってるけどナルト知らないから試しにレンタルで読んでみたとかかな2020年現在で男子高校生というなら5年くらい前のアニメが程よく古いのではないでせうか
暗殺教室、終わりのセラフ、食戟のソーマ、境界のRINNE、黒バス、ごちうさ、きんモザ、ログ・ホライズン、ベイビーステップ、血界戦線、ニセコイ、東京喰種あたりがちょうどいいのでは
えっ、黒バスのアニメってもう五年前なの()まぁ傾向的には「堅実に名作を紹介してくるやつ」「流行ってるからなんとなく見た系」「くそまんが愛好家」の三種類に分けようと思ってるんでいくつか候補出たら後は問題ないかなとも思うわ
よーし絞るぞ絞るぞ…>>928
ワッフルワッフル(意訳:続きに期待)>>927
「鉄血のオルフェンス」とか「ペルソナ5」とかもありますね。「氷菓」も「Fate/Zero」も10年近く前とか信じられない……信じたくない……>>929
今の時代で見ても見劣りしない位、戦闘シーンがよく動くというのもありますし。>>939
いいとも~>>946
匿名希望のトリックスター「なにわろてんねん」>>957
もろちん、世代と分かっていましたからね。
誤植ネタ……他に知らないけど……。うむ!宝具の名前が浮かばぬ!!
>>964
更にサーヴァントの出身地や本人の性格で差異を加えていくともっと難易度が上がる…。寝落ちして起きて覗いたらまだ人がいたという罠
宝具名は現地の言葉に統一するだけでもそれらしさが出ると思います(北欧神話なら古ノルド語、英語圏なら英語)みたいな感じで
72の悪魔ならラテン語ですね
私は最近だと半ば九龍城みたいになりつつある自項目をなんとかしたいなーと思いつつビジョンが全く見えずに放置して不貞寝する感じが続いております
なんかこう、荷物を投げ込んだ押し入れが増築されている感がある。一度ちゃんと整理したいあと一過性の熱で新キャラ作って後々から「こいつどうしよう……」ってなるのいい加減なんとかしたいですね()
それと同キャラモチーフにしてどう差別化しようってなるのも辞めたいですね
でもどうせまたやるんやろなあ……(諦め)ストック鯖の宝具で既にあるのは:
慈悲なる無鋒の異剣(カーテナ・ミゼリコルド)
踏破の燕子(ブロワフォール)
かくも遠き燐光群(パピオン)
気高き戦楯に乞い願う(スキャルドメール・ラゲルタ)
剣山なりし牙城、星屑より彗う(フリュールニル・トーラー)
竜の乙女よ、天帯の如く我を抱け(ヴァーグ・アスラウグ)
幻憶の黄昏万華鏡(ガングレリ・ギュルファギニング)
このくらいしかありませんな。>>972
湖の乙女が九人もいるだけでヤバそう…。今人居ますかー?
>>976
どうぞどうぞ〜【CLASS】ランサー
【真名】エリゴス
【性別】不明
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:A 魔力:B 幸運:E 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力A
騎乗C
単独行動EX
召喚されその時代に降り立った時点で死ぬまでマスター無しでも顕現し続けられる。
【固有スキル】
友誼の証明A
正式名称魔神の権能。エリゴスという悪魔が持つ能力がサーヴァント規格にダウンサイジングされたもの。人が人に向ける好意を操り特定の人物が好かれるように出来る。
武芸百般A
多岐にわたる戦闘技術により、あらゆる戦闘状態に対応することが可能。空中戦や水中戦と言った尋常ならざる戦闘や、未知・未経験の状況にさえ、培われた技術と経験を駆使することで即座に対応してみせる。
使い魔(蛇)C
エリゴスが連れている蛇の使い魔。単なる使い魔と侮るなかれ。この蛇は高ランクの変化スキルを有しておりエリゴスが騎乗するとされる蝙蝠の羽が生えた黒馬に変化することが出来る。ライダークラスで召喚されるとこちらが宝具となる。
ネガ・サモン1/72
かつてエリゴスがゲーティアの一部であった事に由来するビーストの残り香。サーヴァントの攻撃に対して耐性を得るが無効化の1/72なので約1.38%軽減という微々たるもの。むしろおまけで付いてきた単独行動EXの方がメインまである。ガハッ!?コピペミスって後半が消えたっ!!(吐血)
ただ今猛スピードで書き直し中〜(半泣き)
>>978
【宝具】
『未定[未定]』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1人
エリゴスという悪魔の未来を予見し隠された物事を見破る能力が宝具になったもの。常に一手先を見越して先手を打ち続け相手が切り札を使おうとした際に事前に潰すことで発動させないように出来る。言わばセルフフラガラック。
【解説】
槍と旗を持った騎士のような姿をした中性的な槍兵のサーヴァント。イケメンな男騎士にも凛々しい女騎士にも見える。
騎士らしく振る舞うことを美徳とし正々堂々戦うことを好むがこれはあくまで“ソロモン72柱の悪魔”として語られる通りのロールをしているに過ぎず悪魔らしく騙し打ちや不意打ちも良しとする一面もある。
その正体はかつてゲーティアを構成していた魔神柱の一柱。ソロモン王の第一宝具再演により魔神柱それぞれが自我を持った際に自己の存在意義に疑問を持ち戦闘を止めて英霊達と議論を交わし────騎士道に目覚めた。
【サンプル台詞】
「我が名はエリゴス。ソロモン72柱の悪魔が1柱、エリゴスだ。なに、悪魔だからといって取って食いやしない。安心したまえ」
「おや?おやおやおや。まさか君に召喚されるとは思ってもみなかった。ランサー、エリゴス。かつて魔神柱だったものさ」(カルデアのマスター)
「おっとぉ?…ふっ、君がカルデアに召喚されているなんて予想外だったな。「一人でも多く道連れにしてやる(意訳)」とか言ってなかったっけ?」(クロケル)
「くっ、殺.せ!……いやぁ一度言ってみたかったんだよね、これ」>>982
書けたー。突貫で思い出しながらやったから細部違うかもですが元のやつ知ってるの私だけなので問題無し!
宝具名が両方思い浮かばなかったので募集します。オラにアイデアを分けてくれ!>>909
よし、じゃあうちの甘いイチャラブ読もうぜぇ……(意訳:何か感想あればください、ラフム変換でもいいので)
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/好きで、甘くて、愛しくて
>>929
(言えない……ネタは知ってるけどOO本編は見たことないなんて言えない……そもそもガンダム自体、初代とギリGレコ見た程度だなんてもっと言えない……)
正直に言うとロボアニメとなると自分はせいぜいダンボール戦機シリーズ辺りになるかなあ……
>>936
多分一番最初に見たと思しき特撮は戦隊はガオレンジャー、ライダーはアギトですねえ
でもルパパトとかビルドの方が好きなの……
魔法少女じゃなく変身ヒロインでもいいならシンフォギアとかおすすめですよ!アプリもFGOの1年後輩ながらゴジラ・SSSS.GRIDMAN・ULTLAMANといった運営の趣味に走ったコラボが面白いんですわ……めっちゃレス進んでる…しかもアニメ系の話はついていけないものばかり…
>>911
自分が見たいっていうだけの我欲なのでご無理はなさらず…見てどうこうすることが約束できるほどの余裕が今ちょっと私生活上なくて…でも見たいです(強欲)
>>912
フィッシュさん思ってたより結構まっとうにかっこいい人…()
個人的にフィッシュさんはフードファンタジーのヴァイスヴルストとか同ゲームのウイスキーとかニル・アドミラリの天秤の隠由鷹のような…ちょっぴり陰のある人なイメージがありました。あと眼鏡
フレデリカさんはイメージ通り過ぎて逆にびっくりだったり。ヘタリアのエリザ姉さんあたりも想像してましたね
ドイツ魔境すぎる…日本に籠ろう…>>994
知識欲高の妖術師と本の虫なダイアナちゃんは割と談義しそうですものねハクマのバーサーカー戦書き始めようかなとか最近思ってたり……
1000ならバニー!
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1000なら絆礼装
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#164/旧聖杯大会予選
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