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ラフム語翻訳機
https://yt8492.github.io/RafmanTranslator/建て乙です。次スレになったので約束してた外伝SSの続き投下していきます!
巨大ロボ討伐後、情勢は大きく変化した。
後方に退避していた友軍が戻り、周辺の制圧と偵察を進めていく。
敵側からも反撃らしい反撃は見られず、時折散発的な投降がある他は至って平穏に片付いていた。
あれだけの兵器が倒された以上、無理もないのかもしれないが――それにしても呆気ない話である。
「三島隊より報告! 当方の担当地域に敵影見られず、さらに範囲を拡大し進軍するとの事!」
「承知しました、くれぐれも敵の反撃には警戒するようにと伝えなさい。……日没も近い。急いで敵の本丸を叩かねば――」
アサシンはといえば、傷の手当(大半は俺の令呪で回復してたが)もそこそこに、配下への指示と指揮に奔走していた。
こうなると素人の俺が口出ししても迷惑なだけなので、どうにもならない。
その代わりと言っては何だが、燭台切の看病と巨大ロボの警戒に当たっていた。
「…………」
布を敷き、ひとまずの救護所とした簡素な寝具。
そこに燭台切は寝かされ、今も眠り続けている。
サーヴァントに睡眠は必要ない、と言われているが、満身創痍の燭台切にとっては気休めでも寝かせておくべきだろうと思った。
付喪神の身体でどこまで効くかは分からないが、一通りの処置は既に済ませてある。後は本人の気力と霊基の具合次第だろう。
その点においては、俺も不思議と不安には思わなかった。
で、もう一つ。先程の戦いで味方になってくれた花火師二人はというと。>>2
「なあ旦那。俺思ったんだけどよ、こいつに発射筒括り付けてぶっ放させるってのはどうだ? こんなナリだ、さぞ大量に花火を詰めこめるだろうさ」
「ほほう、手前にしちゃ悪くねえ案じゃねえか。詰め込み過ぎて、暴発しなきゃさぞ綺麗な華を咲かせてくれるってなもんだ」
「ははっ、言ってくれるぜ旦那!」
同じく横たわり、沈黙した巨大ロボの前で好き放題言っていた。
巨大ロボ……花火……大王……うっ、頭が。
閑話休題。現在、巨大ロボの周りは兵士が十重二十重に囲んでおり、一部――俺やサーヴァント達――を除いて近寄れなくなっている。
先程の連携攻撃で頭部は完全に消失。首から下も半円状に抉れており、胸部に至るまでヒビが入っているという有り様だ。
片足ももがれてる以上、これ以上動けるとは思えないが……正直、かなりおっかない。
これ程の兵器となれば、まず間違いなくサーヴァントが関わってる可能性が高い。だが一体どんな英霊が? アイザック・アシモフでも召喚されてたのだろうか?
尽きない疑問に首をかしげていると――答えは、思わぬ形で現れた。
すなわち、唐突な蒸気音というきっかけから。
「っ!?」
「な、何事!」
「であえであえ! 巨大絡繰りの周りを固めよ!」
おお、時代劇以外で初めて聞いた。本当に昔の侍って言うんだな。
なんて言ってる場合ではない!>>3
ぷしゅー、と。気の抜けるような音と共に溢れ出る白い蒸気。
どうやら巨大ロボの腹部から出ているらしい。同時に、何か硬いものが開くような音が響き渡る。
足軽たちが弓を向け、俺とアサシンも身構える中、蒸気の向こう側で何かが蠢いた。
「! はっ、はな」
「待て!」
思わず号令を出しかけた配下を制し、アサシンが刀を向ける。
そして蒸気の中から姿を現したのは。
「……っほ、げほっ! ああ畜生、まったく派手にやってくれたねぇ」
「――!」
「まさかこの巨大絡繰を打倒する奴らがいるとはね……こいつ一機造るのに、どれだけの金子と人手がかかったと思っているんだか」
「だが――まあ。是非もなし、か」
「お初にお目にかかる諸君、わちきの名は平賀源内。この雷電革命新都・第二江戸を治める領主にして――特異点の楔を守るサーヴァント・キャスターさね」>>4
現れたのは、小柄な男だった。
見た目の身長は150センチ半ば程。小洒落た着物をまとい、特徴的な髷を結ったその姿は、時代劇に出てくる町人のそれによく似ている。
だが俺は、男の見かけより言い放った名前に衝撃を覚えていた。
「平賀、源内……? え、あんたが?」
「ご存じなのですか? 黒野くん」
ああ、そういえばアサシン――伊達政宗からは未来の英霊に当たるんだったか。
平賀源内は、江戸時代中頃に存在したとされる人物だ。
本草・地質・蘭学・医学・あるいは殖産に戯作・浮世絵、はたまた俳人に発明家と多岐に渡り、活動記録を残した男。中でも静電気発生装置・エレキテルの修復と実演は有名であり、彼の業績を象徴するものと知られているが……。
「ははっ、そちらの兄ちゃんはずいぶんとわちきをご存じのようだ」
「あ、どうも」
「いかにも。生前のわちきは、そりゃあ色々と手がけたもんさ。餓鬼の時分に、掛け軸へちょっかい出してから幾星霜。日ノ本全土――とまではいかないにせよ、津々浦々を回って見聞を深めたりもした」
自慢げな顔で己が業績を誇る源内。
今自分が置かれている状況を分かっているのかいないのか、その口調は非常に饒舌で割り込む隙を与えない。
……いやあの。本当に状況分かっているのかこの男。
周囲の足軽の視線がえらい事になってるんだけど。具体的に言うと「こいつは何を言ってるんだ?」的な感じで。
「だがまあ、医学に関しちゃ撤回してほしいねぇ。何しろあれは、玄白サンたちに先を越されちまった。それもただの負けじゃない。史に名を刻む、わちきが望み欲した究極の――」
「生憎ですが」
口上を遮り、業を煮やしたアサシンが動く。
いつの間に動いたのか、気付いた時には源内の喉元に刃先が向けられていた。>>5
「これ以上、貴方の無駄口に付き合う気はありません。故に――単刀直入に問う。降伏と消滅、どちらを望む?」
「……あーらら。こりゃまた随分、おっかないご様子で」
「無駄口は不要、と言った筈だが?」
刃先を近づけ、アサシンは冷徹に警告する。
日頃の穏やかな様子はどこへやら。冷めきった声で淡々と告げる様は戦国武将らしい厳しさと容赦のなさに満ちていた。
……あるいは、燭台切を傷つけられた事に怒っているのだろうか。
「降伏と消滅、ね。そんなもん、最初っから決まってるでしょうよ」
対する源内は、どこまでも飄々としていた。
喉元の刃もどこ吹く風とばかりに、己が結論を口にする。
「無論、降伏一択さね。まだ消滅するには惜しいし、好き好んで二度死にに走りたくもない。それに、この辺が楔の役目としちゃ潮時だしねぇ」
かくして。第一の楔は、ここに失陥した。
源内の降伏宣言の下、残っていた都市内の武装勢力もことごとく投降。抵抗らしい抵抗もほぼなく、占領はつつがなく進んだ。
特異点攻略の第一歩。雷電革命新都・第二江戸攻略は、こちらの勝利で幕引きとなった――☆ スレ始めごれんらく ☆
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%88%86%E5%89%B2%E4%B8%A6%E8%A1%8C%E5%9E%8B%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BCSS%EF%BC%88%E4%BB%AE%EF%BC%89
こんにちはこんばんはハロー島術です。
前スレで行った随行鯖の投票の結果、上位三名は同率一位(6票)のロカセナ(水着)と牛頭鬼、そして二位(4票)のヴォワザン(水着)となりました。つきましては後々wikiの方に登場人物表を作るときのために作者さんはwikiの方に載せていただけると助かります。
そして、大まかに大事なことは決まりましたのでもう書き始めていただいて大丈夫かと思われます。私も、随行鯖が合流するまでの序盤のあたりは自分で書いておこうかと……どうしよっかな……>>8
第二どころかあと3つくらいあるんですよ(白目)
残りは誰が担当してるのかは、今後のお楽しみという事で
あ、wikiの方に第二江戸編の分まとめて登録致しましたスレが変わって手鬼マン化(挨拶)
前スレ、アリスと理綴の人さん、はじめまして。型月というか菌糸類の思想の一貫性にエモさを感じる、ここのえと言います~
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ここのえ
浴衣は空色の淡い色をマイ徳天皇に着せたい…あと羅刹女もすとーん体型なので似合う…スレ立て乙ですのー。1000取れなかったの悔しいですのー!次こそは頑張りますのー!
アリスさん、お初にお目にかかります。覇久間術中納言改め、正親中納言と申します。キャラの多産さとSSの遅筆さに定評があります(たぶん)。以後よろしくお願いいたします。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E6%AD%A3%E8%A6%AA%E4%B8%AD%E7%B4%8D%E8%A8%80
浴衣…似合いそうな奴がいないぞ…?唐突なバロールの魔術解説
ドルイド魔術
ドルイドの術に基づいた樹木などの呪による魔術。呪いとか、占いとかのまじないの他、毒薬や傷薬、さまざまな魔術礼装の製作に長けている
神代+本人が規格外なことにより本来のドルイド魔術からかけ離れたトンデモドルイド魔術になっている
喪われた言語(ロスト・ランゲージ・マギア)
高速神言の一種。ケルトとはドルイドの口伝伝承、吟遊詩人の詩など言葉が重要になる。故に、言葉で発動する神代魔術
現代でも復興しようと試みたのが私のssに登場するキャラでいた
以下私の前スレ終盤に投下したやつから引用「古来、ケルトのドルイドは文献よりも口伝を重視した。口で語り継ぐ言葉こそがドルイドの秘儀を、魔術を、そして神話を紡いでいた。ケルトで言えば吟遊詩人だってそう。言葉で、詩で、世界を形作るでしょう?
神代の魔術は近代の研究では『神の権能の一片』と言う説が有力でね。古代ケルトにおいて言葉は歴史に関わる密接なもの。口伝を尊ぶ存在達なのだから、言葉を発音できるというのはそれだけで神の力の一片を借りることに他ならない。神言、というやつかしら。
だからさっきの娘は、バロールの神言に割り込んだ。勿論、今のケルト祖語は現代人が見つけたもので、正式な神代の言語魔術理論とは次元が違う。古代の神秘なんてないし神代の魔術は扱えないけれど、システムを流用して現代版にチューンして、一部でも良いから割り込めば停止するきっかけになる。術者が動揺して止めちゃったんだもの」
この場において、バロール以外に理解しようがない、行使しようがない言葉。それを現代の魔術にマイナーチェンジされたとはいえ割り込まれれば流石に驚くともいうべきものだろう。
「……言葉さえ知れば簡単である、と?」
「そういうわけでもないわ。理屈を完璧に理解して、一つの単語への理解度を深め、魔術的歴史の造詣を積んだ上で最適な魔術理論を即興で組み立てて声に魔力を編み込む。並の魔術師じゃ無理ね。……何よあれ。典位、または色位相当じゃない」
ちなみにこの復興しようとした魔術師は蒼崎橙子のルーン復興の功績の方がデカくておこだよ>>20
なんと。ちなみにとりあえず令呪を描きたいがために入ったのでこの名前だったりします~>>26
やっぱり減ってたんですね辛い。
その内異聞帯企画やってみたいんですが参考になりそうな物あります?>>28
ヤッター!理綴さんカムバックと聞きつけて……島はその……結構人が減ってしまって……
でもまた一緒になにか出来たら嬉しいですねちょっと質問なんですけど、
「時計は三十六人以上の数字に焦がれて回り続けるには釣りは下手になったな。それとも、川が鳥を合衆国の知事が遊んだベーカリー通りに閉ざして鍵を犬が実るヒトツバタゴに首ごと吊ったのか?」
この文ってワードサラダってますか?>>33
サラダっているかと~ロカセナ(水着)の追加台詞をペタリ~
「―――はい、というわけで!どうですかマスター!水着ですよ、水着☆……どうだぁ、惚れ直しても良いんだぜ、ん~?」
「今の私の本分は、波を見れば攻略せずにはいられないライダー!ちゃんとしっかり乗りこなしてくださいね、マスター♪」
「え~何であんなことしたかってそりゃあ……面白そうだったから、ですけどぉ?」
「『お前、そんなテンションだったっけ』って?……まぁその、アーチャーの霊基(とき)に比べれば、かなり昔の精神状態に戻ったみたいで……夏の魔力って奴ですね、はい☆」
「ヘル!ちょっとコイツを借りるぞ!―――巻き起これ、終局の大波、『終末怒濤・大神制覇』!!……ヒャッハハハハハ!!全て呑み込まれろぉ!!!」
対ヴォワザン(水着)
「むむぅ☆これは手強い水着ライバルのよか……おい待て、なんかおかしいのがちらちらくっ憑いてねえか、アレ?」
対牛頭鬼
※設定待ちとなっております一 主従罷り越す事、並に館へ進む事
フェリーぺ、メンテーの二人を含めた一行は現在、第○関門とされる洋館───「鏡像無間地獄館」の前に立っている。
曰くありげな雰囲気を醸し出し鎮座する洋館は、今までの関門とは違い真っ当且つホラーとしてお誂え向きな様相を呈していた。黒を基調とした重厚な壁には朽ちた蔦が絡まっており、いつ頃咲いたか知れぬ花が色褪せ萎んだ姿を一行に見せている。窓はバルコニーを初めとして多数あるというのに、カーテンが閉められているのか中を窺い知ることは出来ない。周囲に植うる木々が落とす影は深く、そして重くのしかかっている。洋館を形成するありとあらゆる要素が、一行を歓迎しそのまま喰らわんとする有様だ。
フェリーぺ「いかにも、って感じだな…」
メンテー「なんだ後輩。怖気づいたか?」
フェリーぺ「まさか。もう馴れたもんだよ」
軽口をたたき合いながらも、警戒を緩めずに、つとめて慎重に歩を進める。迫れば迫るほど、洋館が口を開いて待っているような心地が脳に浸み込んでいく。それでもそれを振るい、錆びついた金色の蝶番が施された廃れた格調高さを持つ扉を開ける。その先に待っていたのは───
ポー「吁!?ストレートフラッシュ!?」
アヴドゥル「ふふ、緑は赤子の癌を要因足りえる。すなわち、菊は聞く面を力に勝ち価値を運の梃子に片方を動かすモノなのだ」
───ポーカーに興じる二人の見知ったキャスターであった。>>37
ポー「そりゃ金目当てですからね。」
「斯うっと、それでは、当館の説明をさせていただきます。ガイドがついてくるとか、後で再度説明を聞けるとかそういうのないんで、なるたけしっかり聞いてくださいねー」
斯くして、いまいちやる気のない案内係に曰く。この館内は鏡に溢れており、一見ただの部屋のように見えても鏡が潜んでいたりする。そして来場者は入り口で渡された鏡を持って館内を巡っていき、ゴールを目指すという単純な脱出系アトラクションであるらしい。
アヴドゥル「これが水を落とす壺の中の天の点は凍る爪だ」
ここでも、アヴドゥルのよくわからない言葉(ワードサラダ)は健在だが、手渡されたのが何の変哲もないやや大き目の鏡であるために伝えたいことが今回ばかりはフェリーぺ達にはわかった。
ポー「そうそう、ゴールといっても条件付きです。そんでその条件は…」
ホレス『───私を!見つけることだ!』
ポーの言葉を遮り、一人の男性の、渋くも落ち着きのない声があたりに響き渡る。誰かなどわかりきっている。こういうことが大好物の好事家、アーチャー、ホレス・ウォルポールだ。奇妙なことに電波を介した音特有のくぐもりはなく、しかし周囲を見回してもホレスの姿はない。フェリーぺがちらとメンテーの方を見ると、メンテーもやや困惑気味に眉根をひそめている。どうやら声が聞こえるのは己だけではないようだ。
ホレス『フフ。なに、そう訝るな。この館内は私の宝具が展開された、つまりは私の支配下だ。貴様等の脳内電波ジャックぐらいのことはお目ざ前だとも。』
『それで本題に戻るが、この洋館のどこかに私はいる。だが簡単に見つけられるようなところにはいない。我咫からずとも迥からじ。扨偖、私を見つけるが先か、貴様等が仆れるが先か。此処でとくとく拝ませてもらおう!フフ、フハハ、ハァーハッハハッハh…ア"、ゲッホゲホ、ガッハ、ハ…!───』
ホレスはお得意の、アヴドゥルとは違った方向性のよくわからない言葉を吐きながらも、終盤は咽返りそのまま通信は切れる。一行は完全に白けており、ポーは小声で「年ですからね…」とフォローですらない言を呟いた。>>38
アヴドゥル「時計は三十六人以上の数字に焦がれて回り続けるには釣りは下手になったな。それとも、川が鳥を合衆国の知事が遊んだベーカリー通りに閉ざして鍵を犬が実るヒトツバタゴに首ごと吊ったのか?」
ポー「いいえ、違うと思いますよ。違ってなくても違ってると思っておきましょう」
アヴドゥル「それは、炭酸を世界人口よりすり減らして灰汁を脳漿に売り捌くコトであるか?であれば、洋紙を魔眼に見立て殺人を犯すのは夜を重箱の蓋に詰めるより愚かであると断じたか?」
ポー「仮にそうだとしたら、我々座に還れなくなるかもしれませんね」
フェリーぺ「……大丈夫なのか?」
ポー「お気になさらず。ただの妄想ですから。」
「……?え?そう、はぁ…いいですけど…」
メンテー「?どうした?」
ポー「いえ、それが…なんでも、二人一組で移動してほしい、と。気まぐれなもんですねぇ全く…」
フェリーぺ「ま、まぁ別に構わないが…」
ポー「本当ですか?ご理解が早くて助かりますー文句はゴス卿の方にぶつけてくださいまし」
「それでは、楽しき地獄巡りへ逝ってらっしゃいませー」
アヴドゥル「黄泉は酸漿のボーカロイドは冷徹なタッチペンのノックで回っていくであろう。チェキが彷徨う様は鶴の子石鹼を耳に詰まらせるに相応しい!」>>25
書ける範囲で良いんじゃないかなと思います。
攻撃する所まで書いてリアクションは相手に任せるとかでも良いと思いますし。今のうちに言っておくと、起・承・承・転・結といった形で館内の安全戦闘シーン多めにする予定ですが皆さんがお寄せしてくださったサーヴァント一騎一騎の描写を丁寧には出来そうにないです。ナレ撃破になりそう(無鉄砲の祟り)
あと猫の藩士さんいらっしゃいましたらプルートーさんの使用許可が欲しいですの>>30
ふむ……じゃあ……3かな(導入を「裏にタスケテって書いてあるチラシが届いた」にしようと思っているため)流石アヴドゥルさんの謎言語だぜぇ(本人はちゃんと喋ってる)
アヴドゥルさんのよくわからない言葉(ワードサラダ)が思った以上にしっかり出来てたようで私は嬉しい…
ちなみに、アヴドゥルさんを勧誘したのはゴス卿もといホレスだけど、ホレスはポーと違って(クトゥルフ的な意味での)狂気を持ってはいないしフォーリナーでもないしで何言ってるか全然わからずボディランゲージと独り合点で引っ張ってきました。コミュ卿Hey!水着ガチャに凸ってスって虚無ってやっと正気に戻った私が来た!何か進展ありましたか?
いやほんと、1万円って儚いね……>>54
負けてるじゃねえよ、向けてるだよ……どんな誤字をしたらそうなる?
あ、ルーガルー第三話は絶賛執筆中です
キャラに関してはマジで無理矢理出番を作る形になったことに関しては先に謝っておきます……また書いてる話が20レス超えそうだから書きたい話の都合を優先させる結果ですゆるして【元ネタ】3びきの山羊のがらがらどん
【CLASS】ランサー
【マスター】未定
【真名】がらがらどん
【性別】未定義・不定
【身長・体重】158cm・52kg/164cm・62kg/192cm・97kg
【肌色】白 【髪色】白【瞳色】黄色ヤギ目
【外見・容姿】
白い装束を身に纏った3人
子柄な『チョキン』、智慧を感じる『パチン』、戦士のような肉体を持つ『ストン』
【地域】ノルウェー
【年代】1843年
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】獣【ステータス】筋力:D/C/A 耐久:C/B/A 敏捷:B/B/A 魔力:D/D/D 幸運:B/B/B 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:B
【固有スキル】
戦闘離脱:B
チョキンとパチンのみが持つ戦闘から離脱するあらゆる判定を有利に進めるスキル。
巨獣殺し:B(C)
巨人トロルを仕留めた事で付与されたスキル。直接的な死因であるストンは他より高ランクの物を持つ。
スケープゴート:A
チョキンとパチンのみが持つ対象誘導のスキル。戦闘離脱と合わさり逃げる、すり抜ける行為はまず失敗しない。
経口吸収:A
がらがらどんは食事で得る魔力の効率が通常よりも遥かに高い。三匹が満足する量を常に供給するのであれば例え一般人であろうと宝具を用いた戦闘を行う事ができる。
【宝具】
『雷鳴のような嘶き(がらがらどん)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1〜99
一度がらがらどんと対峙すると、後続のがらがらどんはその対象と対峙している間霊基の質が向上する。この効果は積み重なる事で効果を増し、2体分が乗ると一線級のサーヴァントでも相手取るのは難しくなる。『山羊のがらがらどん(ゴートシュミレーター)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:3
がらがらどんは山羊である。巨獣殺しを為した知恵と力のある山羊である。故にそれを為した肉付けとして山羊である物であればそのキャパシティが持つ限り如何なる姿にもなれる。エンキの変じた山羊魚に、アベルが捧げた山羊に、トールの戦車を引くタングリスニ等に変じる事が出来る。
基本的に大きい程変化のキャパシティも大きいが、その智慧により小さい方が山羊の定義を広げる事が出来る。
【Weapon】
『槍』
山羊の角を思わせる捻れた槍。一人2本持っている。
【解説】
ノルウェーの物語、「3びきの山羊のがらがらどん」に登場する山羊。知恵と力を持って怪物トロルを仕留めた三匹。雷鳴を名に持つ彼らはその驚異の戦闘力に対してあまりにも過去が掘り下げられる事もなく、その力のルーツも定かではない。故に彼らは山羊に関する事であればあらゆる理不尽を可能にする。特殊な霊基をしており、霊核は3つに別れているが魔力量自体は大きい方に行くように分割されている為1匹が消えると他の2匹は相対的に強化される。
【人物像】
基本的に温厚で裏切る事も早々ないが仲間、同法に対する悪意や敵意の感知に優れ敵対者に対しては一切の容赦がない。食事は仲間と共に満足な量食べられれば問題ないと考えている為よほどでなければ味には文句をつけない。好きなもの:食事
嫌いなもの:トロル
天敵:空腹
願い:食事
【一人称】僕/私/オレ
【二人称】君/貴方/お前
【三人称】彼/彼/アイツ
【セリフ例】
「サーヴァント、ランサーのがらがらどんです。小さい僕の事はチョキンとお呼び下さい。どうぞよろしく。」
「改めまして、ランサーがらがらどん、中くらいのパチンです。力仕事はこの後に来るストンにやらせた方がいいですよ。」
「オレが大きいがらがらどん、ストンだ!2匹は良くしてもらったそうだな。よし!挨拶はここらにして全員で飯を食いに行こう!」
【製作者】
アリスと理綴の人>>63
『山羊のがらがらどん(ゴートシュミレーター)』でフフッとなってしまいました(同名の山羊のゲームを思い出しつつ)
戦闘力も中々ですが、経口吸収が大変強く魅力的ですね……!
バフォジャックはまぁ山羊成分も混ざっている合体事故鯖ですので、えぇ、アイツなんなん?()>>63
やぎ……がらがらどんだ……懐かしい……>>63
久しぶりに覗いたらアリスさんが戻っておられて、面白い鯖を投下されておった。私のとこのオグムンドとか嫌いそう……妖魔(トロール)との混血ですし。>>66
ああ、シュブ・二グラス…
あれも山羊要素名前だけなのでギリギリ中くらいのパチンが使えるかどうかって感じですね。
指標としてはこんな感じ。
小さいチョキン
山羊にまつわる要素があれば何であれ可能。ただし基本的にキャパシティが足りないので大した物にはなれない。
中くらいのパチン
山羊の要素を本人が抱えていれば可能。ストンのせいで霞むがパチンの時点で一般的なサーヴァントよりハイスペックなので個人で呼んだ時に1番役に立つ。
大きいやぎのストン
完全に山羊で無ければ不可能。タングリスニがギリギリ行ける位。しかしステータスが狂っているので変化無しでも単純な暴力で仕留められる。原作再現。>>70
ノルウェーの物語でめちゃめちゃ強い大山羊が巨人を作戦も特殊能力も無いステータスだけでミンチにするお話です。
仕切り直しと違い状況離脱でなく逃走中のヘイト減少が主なので基本は仕切り直しの下位互換ですのでwikiにはそのように明確化して表記します。FGOだと自身に1T回避と防御力アップ3Tが付きます。>>65
あー、雷鳴の名を持つって解説+巨人を討った山羊の仔でゼウスの概念が重ねられるのか!
めちゃくちゃストーリー映えしそうだ……かっこいい……>>79
平時はみんな人型の性別不定です。
魔力が低いのと魔力消費量が凄いので経口吸収を上手く活用しなければすぐに枯れるのが弱点です。ふと、思いついた水着自作鯖たち
「ウォーターガンを装備したアーチャー・アドニス!水も滴る良い美少年具合に女神たちもニッコリスクショ祭り」
「ウォーターサーベル?というトンチキ武器を持ってきたセイバー・道真!『夏と言うことで少し弾けてみました、ところで水場で放電なんかしたら面白い事になりそうですね、えぇ』」
「お前が乗り物になるんだよ!『え~、かわいい子なら何人でも大歓迎っすけどぉ』ライダー・ネッソス!」
「『猫に水はNGって言っているでしょう!それに暑いと猫は流動体になってしまうのです!!』怒れる獣!バーサーカー・長靴を履いたネコ!」
「最近サバゲ―に嵌りました、無論装備も武器も全部手作りです♪孔明からの刺客だ!?アサシン・黄夫人!」>>83
第三再臨で外見も攻撃方法も「水属性になった某ターミネーターの某T1〇〇0」みたいな感じになります。
いかりのあまりけいじょうをかえてしまったねこですよろしくおねがいします>>86
あと高纏は呪い受けながらも死徒をバンバン狩っていくすげぇ奴だから!地力が強すぎる>>84
そもそもフィルニースが優秀なんですよね。魔術抵抗が無ければ食らいついたらほぼ勝ち、魔術抵抗しても硬質化した牙で物理的に噛み千切るのに対する防御もしなきゃいけない、下手な攻撃は流体で受け流しor虚数空間へボッシュート…うん。ここに人型になれるようになったら別個に思考して動いて魔術を放ってきたりするようになるので……うん。
魔術師が持つ魔術回路や魔術刻印等の神秘ですね。例えば1000年以上続くような家系の魔術刻印ならパッシブ防御で弾けるみたいな感じです。
使い魔は基本的に小動物程多めというだけで具体的な数は決めてません。ただ1匹1匹に名前を付けなければいけないので何十何百とはキツいんじゃないかな。
>>86
死徒との戦いは相性ゲーみたいなとこあるので『死徒といい勝負できる人と同等』=『死徒と同等』とはならないのだナ。もうすぐハロウィン……悪魔が運営する黒魔術の伝承「ショロマンツァ」……閃いた……!(気が早い)
>>90
間違えた、悪魔が運営する黒魔術学校の伝承「ショロマンツァ」>>99
OK
こっちも書かないとね
最近なかなか流れを見れてないのですまない………>>102
真ん中グレンデルよな?あとひむてん13巻
偉人マテリアルがつくぞ
あ~さ行な
https://twitter.com/eiitirou/status/1295206262502592512>>105
【固有スキル】
直感:A
戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。
獣であるアーチャーが所有する動物的感覚。
空の如きもの:B
肉体を空色の毛並みを持つ狼に変化させる能力。筋力、耐久、敏捷を2ランクアップさせる。
トラックほどの巨体を持つ狼に変身する。咆哮は物理的な衝撃波となって敵を襲い、その膂力は疾走の一歩目で舗装された道路を踏み砕く。
毛皮は並大抵の攻撃なら容易く弾き、近代のものであれば宝具ですら防ぐことも可能。
また、その唾液には四肢の欠損をも完治させるほどの強力な治癒効果が宿る。
専科百般:A
狩猟民俗として持つ多種多様な能力。馬術、弓術、剣術、狩猟術、薬草術、調合術、斥候術、医術、調理術、罠術、など、総数32種類に及ぶ狩猟民俗系スキルをBランク相当で発揮可能。人として子を養ってきた彼女は狩猟民俗としての能力を持つ。>>106
【宝具】
『山稜、弓形を描く(アルタイ・エルゲネコン)』
ランク: A 種別:対人宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:1人
アーチャーが住むとされる豊かな山脈(エルゲネコン)が宝具となったもの。
三発以上の着弾点を結ぶことでその領域内を豊かな山脈として塗りつぶす。
領域内では敵対者を除く全ての存在に中規模のHPとMPの回復、Cランク相当の気配遮断が付与される。
真名解放と同時に放つ矢には「出口の見当たらない谷間」という概念が宿り、対象の平衡感覚、距離感覚を大幅に狂わせる。
端的に言えばこの宝具を受けたものは大きく間合いが狂うということ。
左右、上下、遠近の感覚が狂うことは視界を失うことに等しい。
大規模な宝具を持つサーヴァントがこれを受ければ自身の宝具にマスターを巻き込みかねなくなる。
一見地味な効果ではあるもの、実質的な宝具封印を行える強力な宝具。
しかし、距離の概念が関係しない宝具を持つもの、害する対象にマスターが入っていない宝具を持つもの―――そして、最初から狂っているものには効果を発揮しない。
エルゲネコンはたたら場であったとも言われ、その概念を宿すこの宝具は弦を引くことで矢を装填することが出来る。
貫通、分裂、追尾、発火、爆発、凍結、電撃、猛毒、不壊、束縛などの様々な効果を宿すことも可能。>>107
【解説】
テュルク族の始祖と言われるメスのオオカミ。
テュルク神話にて重要な役割を果たしたオオカミであり、現在もトルコではトルコ民族を象徴する存在とされている。
テュルクの祖先は大きな戦いに敗れ、少年一人だけが生き残った。
勝者側の司令官は唯一残った子供を憐れみ、手足を切ってオオカミの住む草むらに投げ捨てた。
司令官は後でこの判断を悔やみ、置いてきた赤ん坊を殺そうとしたが、赤ん坊はすでに空色のたてがみをしたアセナという名の雌狼に助けられていた。
アセナはこの赤ん坊の傷をいやし、やがて大きくなった赤ん坊とアセナの間に子供が生まれ、オオカミと人間の血を宿すこの子供たちがアシナ氏族を築き、現在のトルコの中核となったという。
青い毛並みに狼の耳と尻尾を持つ美少女。エルゲネコンと呼ばれる世界の裏側に近い異界に住むとされる幻想種。位階は幻獣。
温和で温厚、子を育てた母らしく慈悲の深い人となりをしている。加えて聡明かつ頭の回転が早く、穏やかな雰囲気とは裏腹に舌戦が得意。
聖杯戦争に参加する理由は意外や意外「伴侶を見つけるため」であり、当然のように聖杯に賭ける願いも「受肉し妻として添い遂げること」である。
生前の彼女は自らが育てた子供と結ばれた。が、幻想種であるとその夫では寿命に大幅な差があった。
当然夫には先立たれ、その後も多くの子や孫、子孫達を看取ってきた。
「もう一度、誰かと結ばれ今度こそ共に死にたい」
その願いを胸に、彼女は英霊となった。
ちなみに彼女の言葉は東シベリアからトルコ共和国にまで及ぶ乾燥地域を中心にシベリア、中央アジアおよび西アジア、東欧など様々な言語が混ざっているため聖杯には方言として翻訳されている―――何故か強烈な博多弁として。趣味:狩り
特技:家事、子守り、口喧嘩(負け無し)
好きな物:子供、桃の蜂蜜漬け、酒
苦手な物:シュールストレミング、くさや
天敵:ウィリアム・テル、オリオンなどの狩猟者
「アーチャー、アセナ。あんたがうちのマスターで良かとね? あー、ごめんね。聞き取りにくかやろ? 聖杯に勝手に翻訳されとるっちゃん。でも、あんたの弓としてがんばるけん、よろしく頼むばい?」
「うっわ、オリオンにウィリアム・テルやん。かー、きつかー。いや、英霊なのはわかっとるんよ? でもやっぱうちはオオカミでもあるけんね……」オリオン、ウィリアム・テルに対して
「ブリュンヒルデにシグルド……夫婦の英霊もおるんやね。はー、うちもああなりたかー」ブリュンヒルデ、シグルドに対して(絆4未満)
「ブリュンヒルデにシグルド……うちらもああいう夫婦にならんとね? ね? 旦那様?」ブリュンヒルデシグルドに対して(絆4以上)
「ふーん……あんたがねえ……なんかあったら声掛けりー、力になれることなら力になっちゃあけん……あんたらもうちの子供みたいなもんやけんね」チベット、モンゴル、その他東欧圈の英霊に対して
「あんたは、強か。うちも夫との再会も考えたとよ? でも、あんたは今でも……なんでもなか。ごめんね、いきなりこげんこと言って。不躾やった」へシアン・ロボに対して
「たたらのアーチャーねー……ふーん、他人の気がせんねえ」エミヤ、クロに対して
「きーよーひーめー! あんたはまた旦那様に! たいがいにしときーよー!」清姫に対して(絆4以上)
「ぼてくり回されんと気が済まんみたいやね」
「良か、バッチリ止めばさしちゃあけん。安心して死んどきい」
「『山稜、弓形を描く(アルタイ・エルゲネコン)』! どげんね? うちの矢は効くやろ?」>>110
スブタイ「草原を駆ける狼を親戚に持った記憶はないが、あの男(チンギス・ハーン)は狼の系譜だとか言っていたが……まさかな」
>>113
山羊はいませんが兎ならばうちにいますよ!日本一有名な復讐者でもある兎さんです。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%81%8B%E3%81%A1%E3%81%8B%E3%81%A1%E5%B1%B1%E3%81%AE%E5%85%8E
山羊たちはとてもユニークな性能をしていますね。実際に動いたらどうなるやら……と興味が湧きました!>>102
うーんなんと羨ましい…東鬨リメイクするならピンク髪JKグレンデル出したい…二人目の転校生枠で…>>102
で、しょうね。ストーリーでもかなり活躍してるそうですし、ビジュアル的にも多分グレンデルかと。とらのあなの店舗特典にもなってるみたいだ。>>98
つまり宇宙に飛ばせばいける!(脱線)
大鳳家は研究者的な側面が強めな感じで京介の代まではそこまで戦闘に使えそうな術が無いですねぇ。強いて言うなら術者を幻想種に転じさせる術?
>>96
きゃわわ。ところでこの髪飾りや帯の花に何か意味があったり?
>>100
あとは起源弾なんかもオススメ。月霊髄液と違って京介まで効果が及ぶことは無いですが撃ち込めば食べようとしてモロに喰らいますしクッチーの『破壊』なんか喰らった日には爆発四散して破片が幾つか生き残るくらいまで弱るし菫ちゃんの『変転』を喰らったら性質が変わってしまう。
うーん、その二人が殺し合いになる展開が予想出来ないのですがまあバチバチの殺し合いと仮定して
刻印無し
生き物の死体を使った礼装や呪詛に対してフィルニースでほぼ完封出来るけど上で言った通り起源弾が弱点なのでフィルニース爆発四散後実戦経験の差でジリジリ追い詰められるんじゃないかな。そうじゃなくても心臓爆弾とか投げてフィルニースで広範囲に防御させてる所に貫通力の高い通常のライフル弾とかそんな搦手使えるでしょうし。
刻印有り
まずフィルニースが刻印継承後仕様という事は不味い攻撃は虚数空間へポイ出来るようになってるので起源弾が決まらない。追い詰めると使い魔が自爆特攻してくる。下手するとお互いどちらが先に妹を人質に取るかなんて嫌な戦いになりかねない。────うん!(諦め)
ちなみに殺し合いじゃない手合わせとかだとフィルニースは最低限防御に徹して主にフェニ男とフェニ子と闇の宝珠ビームで応戦って感じかなぁ。
>>110
テュルク神話とはこれまたマイナー(個人の感想です)な所から…ウズ((((・´ω`・))))ウズ>>125
>動かす時地味に緊張&苦労するのが方言キャラの定め…
わかります。だから私は方言ではなく標準語を使わせてしまうんですよね。やるならば禁書目録のローラみたいに適当方言の日本語を使う外国人キャラとかで、言い訳を作っておかないと怖くて作れないです。獣耳少女をもふもふしたい……もふもふしたい……あーもふもふしたい……という願望が形になったのがアセナでございます(病院が来い)
>>113
1〜3までは簡単で、3〜4が3〜5くらい、4〜5が通常の半分、くらいのイメージで考えてますね。まさかガラガラドンが来るとは……宝具の解釈が私好みで素敵だ……
>>114
モンゴル系に対するこれは型月の祖、割とざっくりと「私はお前の子孫!」って言いがちなあるあるからくるあれですね……
>>115
私もマイナー神話はちょいちょい調べてたけどテュルク神話は見つかりませんでしたね……
>>119
久しぶりに純度の高いボーイ・ミーツ・ガールを書きたくなりましてね……
>>120
私も人狼周り色々調べるまで知りませんでしたねテュルク神話……人類に炎を伝えるへパイトス的な伝承もあって中々面白そうだと思います
>>125
拙者、ねいてぃぶ博多弁話者故その心配はござらん。しかし、忠言感謝致す(謎の侍ムーブ)
どっかのワルキューレとヤンキーもですけどサーヴァントとマスターの運命の出会いってやっぱりいいですよね……あ、今人います?
ルーガルーの続きが出来上がったので投げたいのですが>>134
ボイジャーはまだわかるけどSタル比較対象はあかん……アレはあかん……
>>136
リンドヴルム「燃費が……悪くてな……すまない、おかわりをもらえるだろうか」
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/リンドヴルム%28雷星%29青くなったのでいくぞー
>>141
前回までの大雑把なあらすじ。
人狼の目撃情報が噂になってたからクラスメイトと調べにいったら、後輩の女の子からそれはこの学園の七不思議と呼ばれるものらしく、それを見るために夜まで待ってみたら人狼に襲われて追いかけっこをすることになり、なんだかんだあって学園を脱出し後輩の女の子を家に送って居候先の家主からお叱りを受けることになった。
以上、大雑把なあらすじ終わり。
…………改めて振り返ると一日でこれは濃すぎないか?普通の小説なら何日かに分けて行うシチュエーションだぞ?そんな深夜番組や地方ローカルの突貫弾丸ツアーじゃないんだから。
「まあ結果としては今日の昼飯抜きになったんだが……」
出来うる限りの弁明と釈明はしたのだが家主である朽崎誉の説得は叶わず、罰として今日の昼飯の弁当抜きと相成った。一応、必要最低限の小銭は持ってるからいいものの現在の暑さを考えると飲み物代にほとんど消えるだろうし満足な飯は食えないだろうな……と考えていると後ろから声をかけられる。
「あ、あの……錫久里先輩。おはよう、ございます……」
おどおどとした声音は俺が知りうる限りでは一人しかいない。声のする方に振り向きながら挨拶を返す。
「おはよう、黒鳥さん。」
「そ、その……私を送っていただいた後は、大丈夫でしたか……?」
恐る恐る、こちらの顔を見ながら昨夜のことについて聞いてくる。とはいえ変に下手なことを言えば彼女が落ちこむのは明白だ。だから真実は隠して嘘を言うことにしよう。
「ああ、その話?別に大丈夫だって。黒鳥さんが心配するようなことは何もないよ。」
「ほ、本当ですか……?」
上目遣いで不安そうに俺の顔を覗き込む黒鳥さん。夜のような濡れ色の瞳を見ると、そこには僅かに涙が浮かんでいた。その姿に思わずドキリとしてしまう。初めて見た時から類をみないとんでもない美人だとは思っていたが、その美人がそんな顔をするのは反則にもほどがある。昨日もそうだが、そもこんな美人に上目遣いで見られて堕ちない男はいないと思う。それが涙を浮かべているのなら尚のことだ。比並さんや香坂さんの反応を見るに女性にも通じるというのはもはやある種の魔性、人知れず人を堕とす魔貌というべきだろう。呑まれる前に話をすり替えることにしよう。>>142
「本当だって。それよりも今日でしょ?生徒会長の話を聞きにいくのって。」
話のすり替え先は昨夜の生徒会長との話。
そう。昨夜、件の"ルーガルー"について話をしようということになり九重生徒会長含む生徒会の面々と会う約束をしたのだ。
生徒会長に聞きたいことは山のようにあるが、今はそれを飲み込んでおこう。
「そう、ですね……。ルーガルーについて、詳しく知ることが出来ればよいのですけど……」
「黒鳥さんが聞いていた話と、実際に俺達が見たルーガルー。齟齬があるのは明らかだけど、生徒会長から話を聞くまではどれだけ考えても憶測の域を出ないしね。有用な話が聞けるといいんだけど。」
そういえば黒鳥さんに聞きたいことがあったことを思い出す。
「ねえ、一つ聞いてもいいかな?」
「な、なんでしょうか……?」
「昨日さ、俺が生徒会長達と逃げてきた時には比並さんと香坂さんはいなかったけど……黒鳥さん何かしたの?」
そう訊ねると、黒鳥さんは悪いことをしたことがバレた子供のように肩を震わせ顔を伏せる。
「えっと……何か悪いことをしたわけじゃないよね?」
すると黒鳥さんは震えた声で、
「そ、その……わ、私、ひ、比並先輩達に、暗示の魔術を掛けたんです……昨夜のことを忘れるようにって……だ、だから、その──────」
今にも泣き出しそうになりながらそう告白する。
「(まるで自分の犯した罪を神に告解する信者みたいだ。)」
そんな感想を抱いた。彼女は一体何を恥じているのだろう?そりゃ確かに彼女達を暗示の魔術で洗脳したといえば聞こえは悪いが、それでも彼女達を守るための措置だったことは分かる。魔術の、幻想の世界に普通の人間が関わってはロクなことにならない。そこから遠ざけるための嘘、幻としてやったことなら彼女を責める謂れはない。赦すとか、赦さないとかそういう話ではなく、必要なことだから行ったことを責めるものがどこにいるだろうか?生き物が他の生き物を殺さなければ生きられないのと同じ理屈だ。必要なことだからしたこと。なら、彼女に称賛や慰めこそすれ、彼女を責めたてるのはお門違いだ。
「いや、その、さ。別に黒鳥さんを責めるつもりはないよ。あの二人を直接傷つけたわけでなし、黒鳥さんが気に病むことはないと思う。」>>143
「で、でも!私のせいで皆さんを巻き込んでっ……!」
「元々あの二人はルーガルーのことを調査しようとしてたんだ。だから黒鳥さんが関わらなくても、きっと巻き込まれてたと思う。むしろ黒鳥さんや俺がいなかったら、もっと酷いことになってたかもだ。だから自分を責める必要なんてない。」
校門が少しずつ見えてきた。黒鳥さんは依然として泣きそうなままだ。だからやるべきこと、やらなきゃいけないことを確認しよう。
「二人とも昨日のことは覚えてないんだよね?」
「は、はい……。ルーガルーの話題さえ振らなければ大丈夫だと思います……。」
「ん、分かった。そこは気を付けるよ。うっかり喋らないとも限らないし意識出来るなら意識した方が気が楽だ。」
「……でも、」
「少しでも悪いことをしたって思ってるならさ。まずはルーガルーを解決しない?比並さん達に謝ったりするのは、その後だって遅くはないと思う。」
「ルーガルーの解決……」
もうすぐ校門だ。俺は黒鳥さんの方へ向き、彼女の頭に手を乗せる。
「あ、あの……錫久里先輩?」
「黒鳥さんはもうちょっと肩の力を抜いてもいいと思うよ?何でもかんでも自分のせいだって思ってたら疲れちゃうよ。責任感が強いのは悪いことじゃないけど、それで一人で抱え込んで黒鳥さんが壊れても誰も気付けなかったら誰も助けてあげられない。」
「っ、でもっ、それは!」
「確かに話しづらいことなのかもしれない。でもね、"誰にも知られないようにすること"と"誰かに知ってもらおうとすること"は全然違うと思うんだ。だって"何も知らない人のことを助けよう"って思えるほど人間ってのは出来ちゃいない。」
かつて生まれ育った北欧で見た光景を思い出す。
何もかもを飲み込み消し去った土砂災害で、最初の数日は誰もが自分と自分の家族が助かることだけを考えていた。小さな"町"というコミュニティにおいてもそれは何ら自然の摂理と変わりない。その中で自分よりも他人が助かることを考えて動いていたのは極僅かだった。それでもそのために動いた人間がいたからこそ、そんな人間を見ていたからこそ、彼らは奮起し、助け合い、支え合い、分け与え、そして土砂災害を乗り越えた。何度思い返しても、なんて綺麗で輝かしいものだと思う。>>144
けれど。
もし、彼らが互いのことを少しも知らなかったのなら?もし、彼らに他人を思いやるという気持ちが無かったら?
意味のないたらればだ。すでに通り過ぎた過去だ。それでも、もしも歯車が違っていたのなら結末はあんな希望に満ちたものではなかったはずだ。もっと酷く陰惨な結末を迎えていてもおかしくはないはずだ。
ただ、それでも。そんな彼らという『人間』の姿に憧れた。そんな『人間』の姿を眩しく思った。そんな『人間』に成りたいと思った。だから今、俺はここにいる。それが間違いだとしても、それが『人間』の一部分に過ぎないのだとしても。それでも俺は盲目的にでも憧れ続けるのだ。あの日見た『人間』になるために。
だから、くしゃり、と黒鳥さんの頭を撫でる。
「だからさ、話しづらいことでも他の誰かに話してみなよ。友達でも先生でも……ちょっと頼りないかもしれないけど俺でもいいからさ。」
「すずぐり、せんぱい……」
俺は黒鳥さんの頭から手を離すと「じゃあ。」と手を上げて校門をくぐる。とりあえずの目下の目的は今日の昼休みだ。生徒会室でルーガルーの真実を知ろう。俺はそう心に決めたのだ……。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
学園へと入っていく錫久里先輩を惚(ほう)けたように見送りながら、私は錫久里先輩の言った言葉を頭の中で繰り返す。>>145
『責任感が強いのは悪いことじゃないけど、それで一人で抱え込んで黒鳥さんが壊れても誰も気付けなかったら誰も助けてあげられない。』
『だからさ、話しづらいことでも他の誰かに話してみなよ。友達でも先生でも……ちょっと頼りないかもしれないけど俺でもいいからさ。』
ああ、なんて。
なんて、当たり前のことを言うのだろう。そんなの分かっていて当然の話だ、分かった上で私は抱え込んでいる。自身の悪性を、家族のことを、兄のことを、犯した罪を。
「………………っ、」
溢れそうになる嗚咽をすんでのところで飲み込む。
あの人は人の善性というものを、きっとどこまでも信じているのだ。人間は誰もがそう在れるのだと、人間はそういう生き物だと。私だって誰もが幸せになってほしいと思っている。人は皆、優しさを心に秘めているのだと。でも、どれほど善行を積み重ねようと崩れ去るのはいつだって一瞬だ。どれほどの聖人であれ、謂れのない悪意ある風評一つで何も知らない人からの信用や信頼は消え失せてしまう。それに人はなによりも善を尊ぶことよりも悪を罰することを好む。いつの時代も事の真偽や真相はどうだって良くて、ただ誰かが『悪』と言ったものを徹底的に叩き貶めるのだ。たとえそれで人が死のうとも、それを恥じることも悔いることもない。ただ『正義』を為したことへの優越感に浸るだけ。顔が見えないなら何をしてもいいという集団心理がそれを引き起こすのだ。そしてそれが狭いコミュニティであれば、それは顔が見えていようと行われる。浅ましい人間の獣性。でもそれもまた人間らしさであるのなら、私はその獣性を受け止めて受け入れよう。それで他の誰かが救われるなら、私は喜んでスケープゴートになろう。誰かの幸せは誰かの不幸せで成り立っているというのなら、私は不幸せな側でいい。
だって、私はすでに兄さんが享受するはずだった幸せを奪ったのだから。
「……だからなんだって言うの?どれだけ後悔したって、もう、兄さんが得るはずだった幸せは戻ってこないのに。」
昨夜、遅く帰ってきたことが気に食わなかったのか魔術の鍛錬が終わった後に兄さんから執拗に責められ奉仕させられた。肌が赤みを帯びても兄さんは気にすることなく私を責め、私もまたそれを受け入れ兄にされるがまま。それでも兄さんを恨んだことは一度もない。だって悪いのは私なのだから。>>147
「蘇芳ちゃんおっはよー!相変わらず朝から暗いなーこのー?でも影のある蘇芳ちゃんも美人だなあ……皆宮君もそう思うでしょ!?」
「何でそんな食い気味に言うんだよ……いやまあ気持ちは分かるけどな?おはよう、黒鳥さん。」
「海棠さん……皆宮君……」
後ろから声をかけてきたのは同じクラスの海棠あまねさんと皆宮三雲君だ。考え事をしていたせいで後ろから近づいてきていたことに気付かなかった。
「おはようございます。二人が一緒なんて珍しいですね?」
「たまたまそこで会っただけだよ。……女の子と待ち合わせなんてアイツに知られたら何されるか分かったもんじゃねえし。」
挨拶をした後ぼそりと何かを呟く皆宮君。けれどそれをかき消すように海棠さんが話に割り込む。
「ていうか、あまねでいいって言ってるのにぃー。蘇芳ちゃんってば畏まりすぎだよ?私達、同年代なのにさ?」
「お前がフランクすぎるだけだっての。黒鳥さんくらいスタイル良くてお淑やかな方が男子のウケがいいの知らねえのか?」
「……そうなんですか?」
そんなこと初めて聞くけれど、でもこんな陰気くさい女のどこが良いのだろう?どれだけ顔やスタイルが良くても、愛想があまりよく見えないのは女の子としてはかなり致命的だと思うのだけど。私がもし男の子だったなら比並先輩や香坂先輩みたいに明るい性格をした方を好きになると思う。>>149
「まあ知らぬは本人ばかりなりってヤツさ。黒鳥さんが思ってる以上に、黒鳥さんを狙ってる男子は多いよ?」
「それが行き過ぎるのも考えものだけどねー。女子間のコミュニティって恐ろしいよ〜?まだ蘇芳ちゃんはその段階じゃないからいいけど、男子の誰かが突貫し始めたらそれも無理だからね〜。それにさ誰に対しても敬語って自分と相手の間に壁張ってるみたいじゃん。お仕事ならそれでいいかもだけど、クラスメイトや友達の間でもそういう感じなのって傷付かない?」
「んなもん、人によるだろうが。そういうとこを分かってないんだなお前は。」
「え、えーと…………」
睨み合う二人。なんとかしてこの場を収めないと。
「(ルーガルーと生徒会長のことも考えておかないと。)」
私は二人の仲裁をしながら教室に向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午前中の授業が終わり、現在昼休みの真っ只中な正午15分。俺は精神的にとてつもなく疲れていた。
「はあ…………」
「なんやため息ばっかりついてもうて。うちが来たのそないにかなんかった?」>>150
「いや、嫌とかそういうのではなく……せめて踊り場で待っておいて欲しかったなあ、と思いまして……。」
事の始まりは昼休みが終わって1、2分くらいのこと。
『あのぉ、錫久里亥狛君っていてはるか?』
そう言って教室に入ってきて声をかけたのは昨夜会った生徒会会計、鬼灯和澄先輩だった。当然「今日、生徒会室で会う」という約束を知らないクラスメイト諸氏からはものすごく怪訝な視線と何かやらかしたのではないかという疑念の視線が交わってとても痛かった。
俺はそそくさと鬼灯先輩のもとへ行くと、
『ああ、ちゃあんとおったんやね。ほな、行きまひょかあ?』
そう言われ有無を言う暇もなく手を引かれて連れ出されたのである。端から見れば犯罪臭が凄まじいというか身長差や立場的にどう考えても俺が怪しく思われるのは必然である。
そして現在。俺は鬼灯先輩に連行されるような形で連れ立って歩いている。
「もぉ、そないなしかめっ面しいひんの。もう少し笑顔にならへんと怖う思われんで?」
「……生憎と、この顔は元からでしてね。そんなこと言われたってどうにも出来ませんよ。」
「ええ?そうかいな?顔立ちは全然ええ方やし、愛想さえよなれば好きになってくれる女の子もおるんちゃう?それこそ、こないだ一緒におった蘇芳ちゃんとか振り向いてくれるんちゃう?」
「いや何でそこで黒鳥さんの名前が出てくるんですか?」
「なんでもなんも、昨日君と一緒におったとこを見たのは蘇芳ちゃんだけなんやさかい、引き合いに出すのんは不思議でもなんでもあらへんとおもうけどなあ?」
……まあ、それは確かにそうなのだが。だからって名前を出す必要性はあったのだろうか?>>151
「というか何で迎えに?」
「会長はんのご命令やで。錫久里君を迎えにいってあげたらええのにって。」
気の回し方の良さは流石生徒会長と言うべきか、それとも余計なお世話と言うべきか。
「あの、とりあえず生徒会室に行く前に購買で何か買っていいですか…?」
「ええでええで、それくらいなら生徒会長はんも許してくれるやろうしね。」
「えと、それじゃちょっと買ってくるんでここで待っといてもらってもいいですか?」
「そないに畏まらのうたってええさかい、はよう買うてきたら?お昼休みの購買は戦争やで?」
「……うす。」
鬼灯先輩を踊り場に残し、下の階に降りて購買へ。普段なかなか利用する機会はないが、今回に限っては致し方がない。適当なおにぎりか惣菜パンを買えればそれで午後は乗り切れるだろう。
──────そう思っていたのだが。
「嘘だろ……?」
まさかのほぼ全滅。おにぎりの類は完全に棚から消え失せ、パンも惣菜パンの類は完売であるのは残り僅かな菓子パン、それもメロンパンとかデカめのデニッシュとかではなく卵蒸しパンやチーズ蒸しパンといった腹持ちが微妙なものばかりだ。ゼリー飲料も売ってはいるがさすがにコスパが悪い。
「くっ……仕方ない、とりあえずこれでいいや……」
チーズ蒸しパン一つを手に取り、会計へ。
「120円になります。」
自販機に売っている500ml前後の飲み物一本分のお金を出しそのままチーズ蒸しパンを手に鬼灯先輩のもとへ戻る。>>153
「すみません、お待たせしました。」
「ぜぇんぜん待ってへんで?ほな、いこかあ。」
そのまま鬼灯先輩の案内で生徒会室に移動する。鬼灯先輩が先立ってドアを開ける。俺の視線には何やら面接でもしているかのように左に黒鳥さん、右に黒江先輩と九重会長が並んで座っていた。鬼灯先輩が九重会長に声をかける。
「カノー?錫久里君連れてきたでー?」
「お疲れ様、和澄。そしていらっしゃい、錫久里君。」
「……どうも。」
「まあ、適当に座ってちょうだい。お昼を食べながらルーガルーについて話しましょうか。」
「……食事マナー的にいいんですかそれ?」
「もちろん良くないわよ?でも今回は目を瞑るわ。さすがに本鈴ギリギリで教室に入りたくはないもの。」
「お、お堅い生徒会長様が珍しい。普段からこうならいいのにねえ?」
「ふふ、ほんまにねえ。まあ?上に立つ者には相応の威厳ってものが必要なんやし、多少厳しいくらいでちょうどええねん。その分、下っ端のうちらがだらぁんとしとくのがええ組織ってものやで?」
「そんなわけないでしょうが。平時ならだらしないのは見逃すけど、せめて真面目な話の時くらいはおちゃらけた行動や発言は慎みなさい。」
女三人寄れば姦しい、とはことわざの言だがこの三人を見ていると「なるほど」と頷きたくなる。いやまあ姦しいのは黒江先輩と鬼灯先輩で、九重会長は窘める側なのだが。
そんな三人の先輩方の話を聞き流しながら黒鳥さんの隣に座る。それが一番マシというか、さすがに先輩方の間に割って入るほどの勇気はない。
と、俺が手に持っているチーズ蒸しパンに黒鳥さんの視線が注がれているのに気付く。>>154
「どうしたの黒鳥さん?俺のチーズ蒸しパンをそんなにずっと見つめて。もしかして欲しいの?」
「いえ、あの、そうではなくて……錫久里先輩?もしかしてお昼ご飯ってそれだけですか……?」
「ん?ああいや、たまたま今日はそういう気分だっただけだよ。」
まさか『居候先の家主に昼飯抜きにされた』なんて言えば黒鳥さんがどういう反応するのかくらいはなんとなく分かる。だから上手くはぐらかすないと多分色々と面倒なことになりそうだ。
「でも、さすがにその量では足りないのでは……?」
「今の俺は省エネモードでね。この暑さに対して出来るだけ動かないようにしているから、これだけでも十分に足りるよ。」
いやまあ嘘だけど。そもそもいきなり飯の量を減らして耐えられるなんて風に体は出来ちゃいない。少ない食事で動ける生き物はいなくもないが、それはあくまでそれだけで済む程度しか頭も体も動かさないからだ。そうでないなら、普通は何らかの拒絶反応が起こるものだ。まあ一日程度ならまだ問題ないとは思うけど。
「とりあえずは食べましょうか。では──────」
「「「「「いただきます。」」」」」
チーズ蒸しパンの封を開け紙を剥がし、パンにかぶりつく。チーズの独特な風味が口に広がり、次いで甘味が後から押し寄せる。……まあ、こんな評論家ぶったことを言わずに言ってしまえば市販品に不味いも何もないんだが。むしろ市販されてるもので不味いパンとか食べたことも聞いたこともない。
ちらっと、黒鳥さんと先輩方のお弁当を盗み見る。
黒鳥さんのお弁当は全体的にバランス良く色合い豊かなものだ。ゆかりのかかったご飯と、主菜に(恐らく冷凍の)ハンバーグ、副菜にほうれん草とコーンの和え物、プチトマト、さつまいもの甘露煮、チーズはんぺん。比並さんや香坂さんのお弁当を以前何度か見たことはあるが、それと比較してもまあ一般的というか普通の女の子のお弁当の範疇と言っていいだろう。それでもいかにも良家のお嬢様といった感じの風貌の黒鳥さんの食事がここまで庶民的だとは思わなかったが。>>156
黒江先輩はというと、大変シンプルにおにぎりが三つ。一つは鮭だが、残り二つが何かまではさすがに分からない。けど、黒鳥さんと比べるとだいぶ違うというか少なくともかなり簡素な食事ではないだろうか?細身でそれほど筋肉量もなさそうに見えるが……実は意外と代謝が良かったりするのだろうか?
鬼灯先輩は逆にお弁当の器からしてとんでもないお金持ちだと分かる。というか重箱ならまだしもお弁当箱で漆塗りとか見たことねえ。俺の語彙と知識ではお弁当の中身が『とりあえず高い』くらいしか分からないし、使われてるものから一目で『安物ではない』ということが分かるくらいだ。つーか、たかだか学校のお弁当に飾り切りとかしますか普通?
そして九重会長は──────
「……九重会長。それって全部手作りなんですか?」
「ええ、そうよ。それがどうかした?」
「───────────」
絶句するしかない。いや生徒会長がどうこうという話ではなく。明らかに昨日の夜の余り物だとかそういったものが一切見受けられない。誉さんがお弁当を作っているところを見たことがあるが、昨日食べたものの余りや冷凍食品系が詰め込まれていたのを見るに朝の時間からあまり手間をかけられないがゆえの苦肉の策だというのは分かる。
それを一からだ。一から作るとか手間がかかるなんてレベルじゃない。
「……誤解を解いておくけれど、いつもじゃないわよ?今日はたまたま母さんよりも私の方が早く起きたから私が作っただけ。普段は母さんが作ってるわ。」
「はあ。でも、一から作れるってだけでも十分すごいと思いますけど………」>>157
「そうかしら?女の子なら誰だって出来ると思うけれど……蘇芳さんはどうかしら?」
「わ、私もたまに自分でお料理はしますけど……でもあくまでも趣味の範囲ですし、九重先輩ほどではないです……」
「そう。まあ、いいわ。貴方達が知りたいのはルーガルーの話だものね。」
九重会長はひょいっとご飯を口に運び咀嚼すると、ルーガルーについて話し始めた。
「ひとまずはこれを見てほしいの。先月末から昨日までにかけて目撃されたルーガルーの情報よ。」
そう言って幾つかの証言が書かれた文書を渡される。
目撃者:2-A 志村千早
「うん。確かに見たよ。あれは間違いなく狼……いや人狼だった。七不思議のルーガルー?かどうかまではさすがに分からないけど……ともかくあれは人狼だった。それだけは自信を持って答えられるよ。」
目撃者:2-B 大鳳飛鳥
「あれは絶対に七不思議のルーガルーだよ!だって校庭にいたんだよ!?あれがルーガルーじゃなかったら何だっていうのさ!?あ、ところで先輩お綺麗ですね〜。良ければそこの教室で少しおty(記述はここで途絶えている)」>>158
目撃者:1-A ミリアルカ・アーデルハイト
「ええ。確かに見ましたわ。まあかなり遠目ではありましたが、アレは間違いなくルーガルーかと存じます。え?嘘じゃないの、ですって?あら、貴女には私が嘘を吐くような人間に見えていらして?いいでしょう、いいでしょう。では手始めにそのふざけたことをほざく口から直して(ここから先は何故か血で汚れていて読めない)」
目撃者:2-C 人蓑祐輝
「ええ、はい。確かに見ました、人狼を。その日はたまたま遅くまで勧ゆ……んんっ!自主練をしていまして帰りが夜の7時頃でした。運動部棟にある部か……同好会の鍵を閉めて教員室に鍵を届けに行こうとした時に校庭で怪しい影を見つけて、見える位置まで近づいてみたらそれが人狼だったんです。僕はびっくりして急いでその場を後にしました……。」
……あえて幾つかの文書に読めない部分があることに関してはスルーして。誰も彼もが見ただけで襲われてはいないということが分かった。
「みんな、七不思議の始まりと同じ感じですね。狼……人狼を見たと言っている。」
「そうですね……まるで七不思議の話のよう。」
黒鳥さんはそう言葉を漏らすと、九重会長がこちらを向いて話す。>>159
「さて今の文書を見てもらったところで、改めてルーガルーの"表向き"の話のおさらいをしましょうか。事の始まりは一人の女生徒が教師に『狼を見た』というところからよ。まあ、一人の女生徒が見たという程度では教師も野犬か狸なんかの野生動物と見間違えたのだと思って最初は事件として処理していなかった。不審者の目撃情報というわけではないしね。当然といえば当然の対応よ。けれど一人また一人と狼の目撃者が増えていけば、そうも言ってはいられない。学園側は地元の猟師と学園の警備員と一部の教師で狼退治をすることにした。そして狼退治をしようという晩、学園側は確かに校庭側で狼を──────」
「見つけたけど、肝心の狼は遠吠えをすると消えてしまった……。」
話を遮るような形で結びの部分を口に出す。とはいえ、本当に狼……ルーガルーが忽然と姿を消したこと以外は特におかしな話はない。学園側の対応も決して間違いではないだろうし、表向きのカモフラージュとしてはかなり上出来なのではないだろうか?
「そんで、これを当時の生徒会長が『幽霊狼事件』として書き残し、面白がった生徒達によって『校庭で啼くルーガルー』という七不思議に仕立てあげられてしまった。とまあ?生徒会に関わりがない生徒かつこっち側でない生徒が知れる情報はそんなところかしらね生徒会長さん?」
「ええ、おおよそそんなところよ凪咲。お二人はどう?今言った話と聞いた話は違うところがあったかしら?」
確認のためにそう聞いてきたが、俺が黒鳥さん聞いた話との差異はほとんどない。ただ気になったのは一つだけ聞き慣れない単語があった。それは恐らく黒鳥さんも同様だったのだろう。そのことを口に出した。
「はい、兄から聞いた話とほとんど差は無かったと思います。ただ、事件の名前は初めて知りました。」
「『幽霊狼事件』……ルーガルーは元はそんな名前だったんですね。」>>160
そうだよー、とあっけらかんに言う黒江先輩。
「ま、上手いことアレを表現してるよねえ。存在としてはまさしくいるかいないか分からない幽霊みたいなものなんだから。」
「まあ、人の噂も七十五日とはいかへんかったさかいこんなんになってるんやけどなぁ?事件で終わらせへんで、そないな噂話にしてもうたのもよなかったさかいこんなんになってもうてる側面もあんねん。」
「……それはどういうことですか?」
そりゃ事件が七不思議という噂話に形を変え、名前も『幽霊狼事件』から『校庭で啼くルーガルー』に変わった。でもだからどうだって言うんだ?神様とかの信仰の面なら確かに大ごとかもしれないが、たかが一学園の噂話程度で何か影響があるとは思えない。
けれど黒鳥さんは意味が分かったのか食事の手を止めると、
「言霊のせい……ですね?」
「正解やで。さすがは千寿先輩の妹はんやな、ええおつむでいてはる。」
「言霊……?」
さっぱり聞いたことがない。それとルーガルーに一体どんな関係があるって言うんだ?
「まあオカルトや宗教に明るないと詳しないのんはしゃあないわ。それに言霊自体、日本独自の文化といっても過言ちゃうさかいね。」
「いや、えっと、その、言霊とルーガルーにどんな関係性が?」
話の流れが理解出来ていない俺を気遣ってか黒鳥さんが解説してくれる。>>161
「言霊というのは言葉に宿る霊的な力のことです。古来より日本には『言葉にはそれを現実とする力がある』として考えられていて、その総括としての概念が言霊なのです。西洋で言うなら『神の御言葉』あたりが近いでしょうか?ともかく、古くから信仰されている概念なんですよ?」
「でも、それとルーガルーにどんな関係が?」
「言霊が『言葉を現実にする力がある概念』だと先ほど言いましたよね?例えばですが『しっかり勉強してテストで良い点を取るぞ!』と口に出して言ったり紙に書いたりすれば、それでもう立派な言霊なんです。ですがそれは逆を言えば悪いことを書いたり口に出して言ったりしてしまえば、それもまた言霊になるということでもあるんです。」
「……そうか!だからルーガルーが、この学園の校庭に現れるのか!」
黒鳥さんの言葉で鬼灯先輩の話の意味を理解することが出来た。
つまり元は一過性の事件で終わるはずだった幽霊狼(ルーガルー)。だが生徒達の願望か、はたまた暇潰しのための話題だったのかは定かではないが、事件は形を変えて噂話として広がり、そして七不思議の一つ『校庭で啼くルーガルー』としてこの学園に固着し、そしてそれは今も伝わっている。これで形を持つなという方が無理だ。何せ『校庭で啼くルーガルー』だ。姿がなければ歩くことはおろか吠えることすら出来ない。
これ以上ない道理だ。ルーガルーが現れる理由としてはこの上ない。
「ええ、確かに言霊の力による影響があることは否定しないわ。けれどルーガルーが現れるのにはもう一つ理由があるの。」
そう言った九重会長は一呼吸おいて、もう一つの理由を明かす。
「──────"聖杯戦争"よ。」>>162
「"聖杯戦争"……?それって一体─────」
「七人のマスターが現界のための楔となり七騎の英霊……サーヴァントを召喚し、万能の願望機たる聖杯を懸けて執り行う大掛かりな魔術の儀式のことよ。まあ名前に戦争ってあるから戦わなきゃいけないし、必要なら相手のマスターを殺 すことも必要だけどね?」
とてつもないことを言っているのにも関わらず、まるで無意味だと言わんばかりにせせら笑う黒江先輩。そして"殺 す"というワードに痛ましいほどに悲しい表情をする黒鳥さん。今朝もそうだったが彼女は他人に害を為すという行為を酷く嫌っているように思う。優しいと言うべきなのか、それとも残酷と言うべきなのか俺には分からない。
「あくまでも正しい形でそんなんが行われるのが、本来の正しい聖杯戦争の形式ってことやで。必要あらへんなら無理にやる必要はあらへんの。」
「それに聖杯戦争を行うにも準備が必要なの。それこそ長ければ百年ほどの歳月が必要なくらいにはね。」
「あの、でも、ルーガルーと聖杯戦争にどういう関係が……?」
「あら、分からない?繋がりは見えそうなものだけど。」
九重会長は「本当に分からないの?」という顔をしている。繋がりって言ったってなあ……七不思議、七人のマスター、七騎の英霊のどこに繋がりを……繋が、りを……?
「まさか──────」
「七不思議が、マスターという楔の役割を果たして七騎のサーヴァントが顕現している、ということですか……?」>>163
黒鳥さんも思い至ったのか俺と同じ結論を述べる。そう、よく考えれば分かる話だ。マスターが楔になるとは言っていたが、それが必ずヒトであるとは一言も黒江先輩は言っていなかった。そして鬼灯先輩と黒鳥さんが語った言霊の原理。言葉を現実にする概念。それが七不思議にも適用されるのなら、それはこれ以上ない楔となり得る。
「そういうことよ。まあ霊基のグレードは通常のものと比べれば格段に落ちているでしょうけど。」
「あのレベルでですか!?」
力を抑えていたとはいえ、それでも本気で戦うとなれば間違いなく無傷ではすまないと思っていた。だが、アレで弱体化していたとなると話は別だ。つまりヤツはアレで全力を制限された状態ということだからだ。それでもし全力を出されたらどうなるかなんて想像するだけでもおぞましい。
だが九重会長はお弁当箱に蓋をしひと息付くと毅然とした態度で話す。
「けれどそれは同時に私達にとっての幸運でもあるの。本来ならサーヴァント相手に太刀打ちなんて出来ないのだから、少しでも拮抗出来るのなら私達が力を合わせれば倒せないことはないわ。」
「はあああ〜〜〜……ほんっと、この会長様の自信はどこから来るんだか……。そう思わないスミ?」
「同感やけど、まあカノがこないな以上は勝算はありそうやし付き合うてもええんちゃう?」
クスクスと笑う鬼灯先輩とは対照的に心底嫌そうな顔をする黒江先輩。
「うへぇ、スミまでそう言うのー……?私はやりたくないんだけどなあ。」
「やりたくないなら帰ってもいいわよ?その代わりに明日の仕事は倍にさせてもらうけど。」
「あー!何か急にやりたくなってきたなー!蘇芳ちゃんもそう思うよねー!?」
仕事を倍と聞いた瞬間、露骨なまでにテンションを上げて蘇芳さんに絡み出したぞこの先輩。>>164
「え、えーと……。わ、私は、その……。」
「いや先輩が後輩にパワハラ紛いのことしてどうすんですか?黒鳥さん困ってるじゃないですか。」
「今のでパワハラ扱いとか……マジ?」
「マジかどうかはさておくとしても、他人の迷惑になるような行為をハラスメントと先輩の中で言わないのなら、それが俺らにとってのハラスメントだと思いますが?」
「うわー!?正論で返されたー!?」
助けてー!とジェスチャーをするが、他の先輩方は無 視を決め込んでいるし黒鳥さんはいきなりすぎておたおたしているしでマトモに取り合ってはもらえない。何と哀 れなことか。俺は食べ終わったチーズ蒸しパンのご みを適当にまとめてそんな哀 れな黒江先輩を見る。
「こほん!話を戻すわよ。」
九重会長が咳払いをすると、話の軌道修正を行いはじめる。
「さっきも言ったけれど、これでも七不思議をマスターとしたことで弱体化しているのよ。本来なら、私達は昨夜の時点で惨 殺されていたでしょうね。」
真剣な眼差しで九重会長はそう言い、背筋が凍りつく。だが確かにそうだ。もし人間をマスターとしてヤツが動いていた場合、生存は不可能だっただろう。
「そこでルーガルー……いいえ、七不思議の話に立ち戻るのだけど。さっき話したのは表向きの話。これから話すのはその裏の話よ。」
九重会長は箸を箸箱にしまい、食べ終わったお弁当箱の蓋を閉じ包むと手を組んで話し始める。
「まあ話の流れで理解しているでしょうけど、ルーガルーの正体はサーヴァントよ。クラスはバーサーカー、真名をジェヴォーダンの獣。元々はこの地で行われるはずだった聖杯戦争のために召喚されたサーヴァントだったのよ。けれどある手違いにより聖杯戦争開催の予定が狂ってしまった。」
初めてヤツを見た時に脳裏によぎった名前、ジェヴォーダンの獣。それがヤツの真名だとあっさり答える九重会長。だがそれよりも気になることがあった。>>166
「予定が狂った?」
「そう。それがルーガルー……七不思議に関わることよ。ジェヴォーダンの獣を女生徒に目撃されてしまった。」
「?それに何の問題が─────」
「サーヴァントっちゅうのんは存在そのものが大いなる奇跡であり神秘なんよ。ほんで私達魔術師は神秘を暴かれること、知られること何よりも嫌うねん。神秘を知られるちゅうことは根源から……目的から遠ざかるちゅうことやさかい。」
「だからジェヴォーダンの獣を従えていたマスターは大いに焦った。それを他の魔術師に知られれば殺されたっておかしくないことをしでかしたんだからね。」
「同時にそのマスターは聖杯戦争の発案者の従者でもあった。故に、その事実を隠さなければならなかった。だから彼は女生徒に暗示の魔術をかけ、こう指示した。『狼を見たと言いふらせ』と。」
「ちょっと待ってください。それはさっき鬼灯先輩が言ったことと真逆の行動じゃないですか?魔術のことはよく分からないですけど、神秘ってのは隠さなきゃいけないんですよね?なら言いふらすなんてやっちゃいけないことじゃ……?」
仮に成功したとしても結局のところ学校で狼を目撃されたという事実は変わらない。ならどのみちその場しのぎの行為でしかないはずだ。
だが黒江先輩はニヤニヤとしながら答えた。
「木を隠すなら森の中、人を隠すなら人の中って言うでしょう?なら狼を隠すなら狼の中ってわけよ。ジェヴォーダンの獣は確かにサーヴァントだけれど同時に狼でもあるの。なら狼という神秘の中にジェヴォーダンの獣を紛れ込ませてしまえば、ジェヴォーダンの獣も単なる狼になるってわけ。まあ一種のカモフラージュね。」
「そやけど、その魔術師にとって誤算やったのは予想以上に狼の噂の伝播が早かったことやで。ほんでどないなわけか、そこにはいーひんはずの狼……ジェヴォーダンの獣を見たちゅう報告何件も上がってん。まさか、思た魔術師はマスターの証である右手の令呪を確認するんやけど、その予想は的中。その魔術師の手に令呪はなかってん。」
「それはどうやら発案者も同様だったみたい。発案者はすぐに真月学園と連絡を取り、夜の学園に足を踏み入れることにした。元々真月学園はその聖杯戦争の発案者が支援を行なっていたから、学園に入るのは簡単だったのよ。それが表の話であった狼退治に繋がるの。」
「ですが今もこうして聖杯戦争が続いている……」>>167
黒鳥さんの言う通りだ。七不思議をマスターとして聖杯戦争は今なお続いている。だがだとすれば疑問点がある。
「聖杯戦争には準備が必要なんですよね?それも長ければ百年近い時間が。だとしたら七不思議なんて不安定なものを楔にしているサーヴァントであるジェヴォーダンの獣はどこから現界のためのエネルギーを受けているんですか?」
そう。何をするにもとにかく魔力が必要なはずだ。だが存在として曖昧すぎる七不思議にそこまでの供給能力があるとは思えない。九重会長はその疑問が出ることを予想していたのかすぐに返答するが、答えは曖昧模糊としたものだった。
「それはもちろん聖杯から……と言いたいところだけど。実のところ、そこはよく分かっていないの。この学園自体それなりの霊脈の上に建っているからそこからかもしれないし、七不思議という怪異譚の概念の神秘から来る魔力かもしれない。そこに関してはもう少し調査しないと何とも言えないわね。」
「でも倒せば消えるのは分かってるんですね?」
「サーヴァントだもの。霊核に致命傷さえ負わせれば受肉しているかよっぽど生き汚くない限り消滅は免れないわ。だから短絡的な思考ではあるけど倒す方が手っ取り早いの。そもそも会話出来ないサーヴァントを捕まえたところで無駄足になるだけでしょうしね。」
本人は隠しているつもりだろうが態度で分かる。この人は何かを隠している。それも一つや二つじゃない、もっと多くの情報をだ。
「協力しようって割には隠し事をするんですね?」
「仕方ないでしょう、そういうモノなんだから。私だって好きで隠してるわけじゃないわ。天秤でその物事を計った時、隠す方に天秤が傾いた。ただそれだけよ。」
それ以上話すことはないと頑とした態度を見せる九重会長。色々と聞きたいことはあるが、この状況でそれは無理だろうと判断してこっちも引くことにする。>>168「それでどうするの?協力してくれるのかしら?」
「それはもちろん──────」
「一つだけ、条件を付けさせてくれ。」
黒鳥さんが危うく応じそうになるが、こちらとしては付けたい条件が出来た。
「いいわよ、何がいいのかしら?」
「ルーガルーの件が終わったら残りの七不思議について教えてくれ。それくらいは別に構わないよな?」
「……いいでしょう。元々こちらに出来る範囲のことはする約束だったものね。」
「えー、なにそれつまんないんだけどー。ねえ、錫久里君?何でもいいんだよ?こう自分の中の雄を私達にぶつけたいとかそういう肉欲に塗れた願いで──────」
「黒 江 ?」
「ハイ、ナンデモアリマセン。タイヘンシツレイシマシタ。」
壊れた機械のようにカタコトで喋る黒江先輩。この人、もはやわざとやってるんではなかろうか?
「それじゃ、いきなりで悪いけれど決行は今夜よ。生徒達が下校し終わったらすぐに始めるわ。」
「了解です。」
「分かりました。」
黒鳥さんと二人揃って九重会長に返事を返す。
「はい、良い返事ね。では早く食べてしまいなさい?予鈴までもう10分もないわよ?」
時計を見ると本当にあと10分程度しかなかった。黒鳥さんのお弁当を見てみるとどういうわけかまだ七割近く残っていた。喋ることに没頭していたにしては随分と食べてないな……他の先輩方はもうほとんど食べ終わってるというのに。少し心配になって黒鳥さんに声をかける。
「あの、黒鳥さん。もしかして体調悪い?」
「あ、え、えっと……、」
黒鳥さんは逡巡して少しの間をおいて答えた。>>169
「じ、実は今日、その……で。あまり食欲がないんです。あの、錫久里先輩?良ければ食べていただけませんか?残してしまうのも、その、作ってもらった母に悪いので……。」
少しだけ聞き取れなかったが、まあともかくそういう事情なら仕方ない。
「分かった。じゃあ、遠慮なくいただくよ。」
「は、はいどうぞ。」
黒鳥さんから差し出されたお弁当を手に取ると手早く食べていく。まあ、お弁当とはいえ普通の女の子が食べるくらいの量だ。予鈴が鳴る3分前には食べ終えることが出来た。
「ごちそうさまでした。美味しかったよ、黒鳥さん。」
「お、お粗末様でした……。」
「てかさー、さっきから気になってたんだけど……」
黒江先輩がそう俺達に声をかけると、
「それ、蘇芳ちゃんも使ってたのを錫久里君も使ったんだよね?」
「はい、そうですけど……?」
「つまり君らはその箸を介して間接キスをしたというわけだ。ヒューヒュー、見せつけてくれるねえ。」
「「……………………あ!?」」
失念していた事実を俺達に突きつけてきたのだった。>>170
時間は進み、再び生徒会室。時計の時刻はもうすぐ19時に近づこうかという距離になっていた。昨日の反省を生かし誉さんには事前に今日も帰りは遅いことは連絡済みだ。……説得に時間がかかったのは言うまでもない。
「というわけで、こういう作戦でいくのだけど……二人ともいいかしら?」
「「は、はい……。」」
ものすごくぎこちなく答える俺と黒鳥さん。それはそうだろう、いくら気付けなかったとはいえまさか間接キスをしているとかぎこちなくならない方がおかしい。ラブラブなカップルならまだ当たり前のことだろうし、同性同士ならまだ笑いの種になるが、付き合ってもない異性同士でそれは……その……色々と恥ずかしい。何よりも俺みたいなヤツと間接キスになってしまった黒鳥さんに対して申し訳ない。昨日から色々と迷惑をかけっぱなしだというのにさらに迷惑をかけてどうするんだお前?
九重会長は深いため息を吐くとこちらの精神を元に戻そうと俺達二人に話しかける。
「……お昼のことは一旦忘れておきなさい。特に錫久里君。貴方はこの作戦のキーマンなのよ?それで集中出来ずに負けることが一番最悪なのよ。その自覚はある?」
「うぐっ……。」
「蘇芳さんもよ?まあうっかりは誰にでもあるものだし仕方ないこととして諦めなさい。それよりも今はルーガルーと直接戦うことになる彼のサポートを優先事項にしなさい。貴女は私達の仕掛けが終わった時、それを錫久里君に伝える役割もあるのだから。」
「ううっ、善処します……」
俯きながらそう答える俺達に、一旦満足したのか九重会長はパンパン!と両手を叩くと、
「それではこれよりルーガルー撃退作戦を開始します!総員、配置に着きなさい!」
「「ラジャー!」」
「ラ、ラジャー!」
「……いや何で掛け声が軍隊式なんですか?」
「気分の問題よ。こっちの方がやる気が出るでしょう?」
にこやかにそう言う九重会長。……まあ、効果は出てるしそれでいいのか?
「ほら、錫久里君も行きなさい!蘇芳ちゃんのこと、ちゃんと守るのよ?」
「……分かってますよ。」>>171 黒鳥さんの後を追いかけ、校庭へ向かう。
「黒鳥さん!」
「錫久里先輩……。」
「──────っ、」
先に校庭に着いていた黒鳥さんがこちらに振り返る。ただ薄暗い学園の校庭にいるだけだというのに、あまりにも絵になりその姿にまたどうしようもないほどに惹かれ話そうとしたことを忘れかける。本当に前世で一体どんな善行を積めばこんな美人として生まれるのだろう?
……いや何を考えてるんだ俺は。邪念を頭から振り払い、改めて話……というよりは謝罪をする。
「さ、さっきはごめん。ルーガルーについて気を取られちゃって、そ、その……」
「い、いいんです!お気になさらないでください!も、元はといえばお弁当を渡す時に私が気付けなかったのが悪かっただけで、す、錫久里先輩は何も悪くありません!」
「いや、そうは言ってもさ……その、やっぱり嫌でしょ?こんな怖い奴と間接とはいえ、キスなんて──────」
「す、錫久里先輩は怖くなんかありません!錫久里先輩は優しい人です!ほ、他の誰かが錫久里先輩のことを嫌いになっても、私は錫久里先輩のことが好きですっ!」
「す、好きって……別に、俺の気遣わなくてもいいよ。」
「き、気遣いなんかじゃないです!わ、私は本当に錫久里先輩のことが───────」
そう、黒鳥さんが言いかけて。
「ガァアアアアアアアアアアウゥッ!!!」
「「!!」」
奴の声が、校庭にこだました。
俺は黒鳥さんを庇うように前に出る。
「……黒鳥さん。続きは全部終わってから聞かせて。今は、コイツを倒すことに集中しよう。」
「……そう、ですね。」
どこか、黒鳥さんの顔が伏せられた気がした。気持ちは読み取れない。けど今はそれを気にしてる場合じゃない。一番危険な役回りなのは俺達だ。だから、すうはあ、と深呼吸をして息を整える。>>172
「──────Ander(変質せよ)」
そう呟き、身体を人狼へと変化させる。
月は満月。その空の下で二匹の狼が睨み合う。
それを見守るは、たった一人の儚き少女。
「Gaaaaaaaaaaaaa!!」
果たして。それはどちらの咆哮だったのか。
それは決して定かではないが。
今宵、どのような結末であれルーガルーの一件は決着する。
勝利するのは死せたる伝説の獣か、現在(いま)を生き駆ける神秘か。
その運命は聖杯のみぞ知る。(私は誤字に気付いてしまいましたと書かれた看板を掲げている)
昼休みが終わって、ではなく、昼休みが始まってです……ここが違うと意味があまりにも違いすぎるよお……最後のところもうっかりカットやらかして書き直してるのに何故そこに気付かなかったんだお前……
速攻で原文は修正しましたので、wikiに載せる時は修正版になりますそういえばこの前スルーズについてなんとなく調べてたんですけど
前述のルーン石碑をはじめ、スルーズの名はリーダー格の人物や女性に対するケニングとして用いられた
(中略)
研究者のAnthony Faulkesはこのケニングについて「麦芽の箱(あるいは麦芽汁の桶)およびエール瓶を持つ者」であるとみている。
某pediaにこういう表記があってめちゃくちゃびっくりしてしまった……知らんうちに公式がこっちに寄り添ってきてた……(エルルーンとスルーズには浅からぬ関係があります)にしても自分で言うのもなんですが、こいつほんと思い出したように青春もミステリーも書いてるな……いやまあ青春はともかくミステリーになってるかどうかは知りませんが
>>182
てなわけで、現在執筆予定の2020秋特異点的なSS予告でした
季節感考えろ? 知らんな
SSといってもアリウムさんが書いてらっしゃるようなダイジェスト形式なので、基本的にめっちゃ短い予定です
FGO時空で書くという事もあって他人様のタイトルを勝手にお借りしてしまいましたが、どうかお許しをば
そして何故に募集内容からベルゼブブを外したのかと言いますと、これまた至極単純
この特異点SSでラスボス張ってもらう予定だからです。つまり登場内定
テーマは「暴食と〇食。そして食の楽しみ」。こうご期待あれ~(夏SSのラストに使う用のテキストがあるので出してもいいですか……?)
>>195
よきとも~じゃあ貼るね
「ふははー!よく来たな!……えーっと、なんだっけ、カンペカンペ……あ、そうだ。………ここが貴様の墓標じゃーい!フォームチェーンジ!!(ぐるぐる目)」
【CLASS】ライダー
【真名】プルトン
【出展】ギリシャ神話・悪魔学
【性別】男
【身長・体重】162cm・53kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力 B 耐久 B + 敏捷 A 魔力 A 幸運 E 宝具 EX
【クラス別スキル】
・冥神の神核 A (※本来のものよりもランクダウンしている)
・対魔力 B
・騎乗 EX
・陣地作成 A>>198
【保有スキル】
・黄金律(客) A
地底を司る権能を改造し、客を呼ぶためのスキルにしたもの。地底の富を司るものであるから、地底世界(冥府)をイメージしたテーマパークに富(客)を呼び寄せることもお茶の子さいさいであると本人は語る。なお、これを聞かされた共同経営者は静かに「そんなのありか?」と呟いた。
・恐るべき火の帝王 B
無辜の怪物の強化版。霊基をチューニングして、より「善なる者の敵対者、慈悲なき冷血の王」と貶められた方のイメージに寄せている………………と、本人は主張している。罪人に対し常に有利を取ることができる代わりに、本人も対悪・対魔性特攻攻撃がてきめんに効く状態。
・カリスマ(冥) B++
効果はランサーの方と同じ。
【宝具】
『境界示すは冥府の大河(フロントサイド・アケローン)』
ランク:EX 種別:対軍 レンジ:1-50 最大捕捉:100人
ライダーとなったので持ってきた、「夏っぽい」騎乗宝具。その正体は、サーフボードじみた渡し船による当て逃げアタックである。陸サーファーならぬ地下サーファー。
「なぜか」非常にハイテクなサイバネ的見た目である船(?)が超高速でぶつかってくるだけのシンプルな攻撃ではあるのだが、それでも十分な脅威である。
真名開放で展開される「波」は本来ステュクスとその支流合わせて五種類を使い分けできる仕様らしいが、辺り一帯を焦土と化す炎の河・辺り一帯が記憶障害に陥る忘却の河・辺り一帯に氷河期が到来する悲嘆の河・神格に対し特攻の毒であり薬のステュクス本流は「夏のイベントで出すにはオーバーキルじゃないかな?」という意見の下隠し球として封印中。シリアスイベで呼んでくれ。>>199
【weapon】
・サーフボート(誤字ではない):普段はボード型に格納しているが、展開すればメカニカルでかっこいい船になるらしい。船頭はついて来れそうにないので置いてきた。
・わんわん:最小で腕に抱えられるぐらい、最大で小山ぐらいのサイズのいぬ。主人の呼び声に従って敵を蹴散らすぞ!ちなみに頭は三つある。(もしかしなくても:ケルベロス)
【解説】
夏イベントのラスボス枠の、バトル用に(ご丁寧にも)用意してくれた特別フォーム。
念の為補足しておくと、彼は別にラスボスになりたかったわけではない。「夏を楽しめる死後の世界風テーマパーク」を作ろうとしたら、死後の世界というテーマに沿おうとしすぎてついついパークを鬼畜難易度の罠ゲーだらけにしてしまっただけである。苦情を言いにくる客がいなかったのは、単に中央セクターに辿り着く前に力尽きていたからだ。
その融通がきかなすぎる性格ゆえに、図らずしも総支配人からラスボスにクラスチェンジしてしまった美少年(夏)。その心境は……
………意外と乗り気であった。
「夏のイベントに参加する者ははっちゃけなければいけないらしい」という原則に忠実であらねばならない、と自身を追い込んだ結果たどり着いた境地。それは「どうせ遊びではっちゃけるのは苦手だから、お仕事ではっちゃければいいじゃない」という発想だった。ゆえに、イベントのラスボスとして扱われるなら恐怖の大魔王として君臨するだけだもんね!と開き直っている。「夏の魔物に取り憑かれはしゃいでいるので悪事も働く」と豪語しているが、本人の性格も相まってその(本人が悪いと思いながらやる)悪事はせいぜい「夜中に甘いものを食べる」ぐらいである。
夏をキメた副作用でほんの少しばかりアホになっている事は、本人も否定しない。
「ステータスが上がってる?……ああ、うん。ランサーって元々僕の適正クラスじゃないし。あと、『ダウンサイズした神格』よりも悪魔でゴリ押した方が審査通りやすいんだよね」
「え?身内に見られたらどうするんだって?………あははっ。どうせ皆見てないよ………ほら、今……夏だし……あはは………はは……」
「やあキャスター。仕事頑張ってるかい?…………え?最深部(ここ)まで辿り着く客がまだいないのはどういう事だ?……さぁ?」(そういえば和澄の京都弁は伝わっているのだろうか?)
いやメジャーな方言だし出来るだけ分かりやすい言葉のチョイスをしてますが、読みづらいようならテンプレな関西弁にでも修正しようかなと>>202
大丈夫大丈夫、これ「夏だから」って理由でサーフィンって言い張ってるだけで実際船で当て逃げしてるだけだし、本当はライダーだったらメイン宝具は黒馬ハイエースアタックだったのを「それを使う相手は一人と決めている」って無理やり捻じ曲げてるだけじゃけん
>>203
お祭りバトルの方だったら「でも地上に僕を祀るような変わり者はそんなにいないからな…」って言いながらその辺の隅で大人しくりんご飴とか食べてたと思うのでセーフセーフ
>>204
だってギリシャにおいても「富めるもの」って意味の別名だもの
今回名義がプルトンな理由は本人曰く「そっちは魔物だか悪魔だかとして名前が出てくるって聞いたから」+「プルートーだと他とかぶるから」ですけどね
>>205
元から「真面目だけど時々変な方に暴走する」って性格の人に「変な方に暴走しろ!」って言ったらそりゃ暴走するよね……
>>207
どこもかしこもプルプルだらけやぁ……>>206
ふむふむ、メモメモ
情報ありがとうございます
本投稿まで今しばらくお待ちください>>181
ファンタジー色強いのでミステリーとは違うかな?
むしろ、学園舞台の現代異能ものっぽいかんじ。>>215
なるほどー、宝具の名前の方だったのか
というわけであらためて、
これはひどい(白目)
なんか常時目がぐるぐるになってそうな爆走具合……いやちょくちょくノーマルでも爆走してるけどまじめにアクセルベタ踏みだからもっとひどい……これは…………(しろめ)>>217
如何せんルーガルー書いてる時ほとんどゲーム類触ってなかったのでそこら辺プレイして片付けたいのとFGOのイベント進めたいのもあっての一旦ルーガルー完結って形なのでまあ好評なら続編は書こうかなあとは思ってます、もしくは他の人に設定と流れだけ投げて代筆してもらうかですが(一応の構想はある)
というか何故かここ最近ゲームやりたい欲が半端じゃないので早く他のをやりたくてうずうずしてます、何ならPCゲームまで手を伸ばしてしまおうとかも考えてたり(まずPC買わなきゃだけど)(あと何故か亥×蘇で泥を書きたい欲も出てきてるのだ、それも苦いブラックコーヒーがなきゃやってられないレベルの全力で甘い方向に振り切ったやつ)
まあ次はゴア入るしそれくらいええやろ……他人様のキャラを使ってやることじゃない気もするけどそういやロカセナの水着、描いてなかったわ……描くかー
「厭だ…戦いたくない…誰とも争いたくない…誰かに指示なんて出したくない…自分の行動一つで世の行く末が決まるなんて恐ろしい……はぁ…引きこもりたい…平和に静かに過ごしたい…」
【元ネタ】史実・創作
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】■■■■
【異名・別名・表記揺れ】■■■■
【性別】男性
【身長・体重】176cm・68kg
【肌色】黄色人種 【髪色】黒(蜜柑色のメッシュ) 【瞳色】柿色
【スリーサイズ】
【外見・容姿】■楽師のような衣装の痩せ身の男性
【地域】日本
【年代】■■世紀
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型、愛するもの
【ステータス】筋力:B+ 耐久:B++ 敏捷:A 魔力:C 幸運:EX 宝具:A+>>242
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術に対する抵抗力。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B+
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
勇猛:EX
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
ライダーは史上稀に見る豪胆な■■で、敗色の濃い戦であっても■■を崩すことはなかったという。
仕切り直し:A
戦闘から離脱する能力。敵に捕捉されずに、確実に撤退できる。
幾度も敗走し、難局に立ち合いながらもライダーは逃げ切り、その度に再起を図ったことからランクは高い。>>243
■■■■■:B+
時の帝より賜わりし■■の棟梁、武者を纏める者の位、及び、それへの人々が抱く理想。「カリスマ」「軍略」「武芸百般」等の複合スキル。
■■■:A
ライダーは■■を開いてからも己の役割を戦事のみとし、政は実弟、■■■■に任せた。
このスキルは、■■がサーヴァントとして味方である時にのみ発動する。言うなれば「コンビネーション」の亜種。
【宝具】
『天下■■■■記()』
ランク:A+ 種別:対勢宝具 レンジ:10~50 最大捕捉:全日本人口
■■時代後期の動乱の中で生き抜き、新たなる■■、■■を築いたことを所以とする宝具。
世に蔓延る勢力を一掃し、■■を築く。ライダーのそれへの経緯から、これは攻撃型の宝具となっている。
『■■■■(■■■■のぎょぶつ)』
ランク:C+ 種別:対魔宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:10
■■■■■の傑作たる■■■の太刀。後世には「■■■■」に列せられ、現在は皇室所蔵の御物となっている。
太刀としてはかなりの業物で、■などの■■に対するダメージの補正が入り、銀製品を自然落下の力だけで切り落とすという相当な切れ味を有している。>>244
【Weapon】
『■■■■■』
ライダーが生前所持していた愛刀。
■■とも呼ばれており、現在は紆余曲折の末■■神社が所蔵している。
『■■■■■』
ライダーが西国に下った際に■■氏より献上された■■■■刀。■■■■。
「戯れに切るまね致すにも先の者の■を■■死する」と記されるほどの強烈な切れ味を有する。
【解説】
■■時代末期から■■時代前期の武将。■■■■の■■■にして、■■■天皇やその配下の■■■■らと共に■■を果たしその後■■らも政治より排し■■■■を開いた■■■■■。
【人物像】
橙色を基調とした和服を着た、穏やかな雰囲気のする好青年。
特技:統率、験担ぎ
好きなもの:平穏無事、■楽、芸能
嫌いなもの:争い事、裏切り
天敵:■■■■
願い:■や自分の周りの人々の平安ヒャッホゥ!日本鯖だ!と思ったらソッコーに正解が出てた……
日本史好きの僕鯖でお馴染みな足利は義輝公だけど、尊氏が来るとは意外でした。
義輝公は林崎甚助と同門なので鯖化を考えていたこともありました。>>254
騎乗:B+
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
勇猛:EX
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
ライダーは史上稀に見る豪胆な武者で、敗色の濃い戦であっても笑みを崩すことはなかったという。
───実際は、とんでもないネガティブ思考及び諦念が天元突破し生まれたもの。謂わば、豆腐メンタルから出たオリハルコンメンタル。捨て身の者ほど強いものである。
仕切り直し:A
戦闘から離脱する能力。敵に捕捉されずに、確実に撤退できる。
幾度も敗走し、難局に立ち合いながらもライダーは逃げ切り、その度に再起を図ったことからランクは高い───本人には、やや不服ながら。
無欲八朔:B+
ライダーが持つ天性の無欲さ、慈善性を表すスキル。交渉などに際して相手からの印象がよくなる。
八朔という贈答の行事があり、ある時部下たちが献上してきた八朔をライダーは全て受け取ったが、それを挨拶に来た従者に悉く渡したということからも、彼の無欲さはわかるだろう。
これは、当時の名僧夢窓疎石をして「尊氏には、三つの美点がある。第一に、生死をかけた戦場における、悠然として勝敗生死に執着しない態度。第二に、天性慈悲の心が強くて人を憎むことを知らず、敵をも我が子のように許したこと。第三に、非常に気前がよく、金銀も武具馬も皆に土くれ同様に分け与えたことである。」と評されている。>>255
征夷大将軍:B+
時の帝より賜わりし武門の棟梁、武者を纏める者の位、及び、それへの人々が抱く理想。「カリスマ」「軍略」「武芸百般」等の複合スキル。
ライダーは日本史において三人ほどしかいない「幕府を開いた征夷大将軍」であるが、他の二人とは違い幕府の長として政を執り行うことは少なく、そのせいか知名度補正も低いためランクもやや低い。
両将軍:A
ライダーは幕府を開いてからも己の役割を戦事のみとし、政は実弟、足利直義に任せた。
このスキルは、直義がサーヴァントとして味方である時にのみ発動する。言うなれば「コンビネーション」の亜種。
このスキルが発動した際、ライダーは基礎ステータスが上がり、武芸に関しての行動に補正が入る。直義は執務における行動に補正が入り、ライダーを全力でサポートする。これにより、ライダーの不安定な情緒もある程度落ち着く。
観応の擾乱にて一時争うこととなっても、兄弟の絆は朽ちることはなかったのだ。
【宝具】
『天下太平黎明記()』
ランク:A+ 種別:対勢宝具 レンジ:10~50 最大捕捉:全日本人口
鎌倉時代後期の動乱の中で生き抜き、新たなる時代、幕府を築いたことを所以とする宝具。
世に蔓延る勢力を一掃し、太平を築く。ライダーのそれへの経緯から、これは攻撃型の宝具となっている。
ライダーが相手する者が強ければ強いほど、勢力、権力として大きければ大きいほどこの宝具の力は増し、当時の最高権力者であった天皇をも排したことからその増力に限度はない。
また、特性が「古きを挫き新しきを布く」宝具であるため、ライダーより前の時代のサーヴァントが対象であっても増力になる。>>256
『鬼丸国綱(おにきりのぎょぶつ)』
ランク:C+ 種別:対魔宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:10
粟田口国綱の傑作たる鬼切りの太刀。後世には「天下五剣」に列せられ、現在は皇室所蔵の御物となっている。
謂れとして、鎌倉幕府初代将軍が妻政子の父時政が毎夜夢に小鬼が出てきて苦しめられていた時、ある夜夢枕に一人の老人が現れた。その老人は、「己は貴方様が所有する太刀、国綱でございます。貴方様の夢に巣食う悪しき鬼を退治したいところですが、汚れた者に握られてしまったために埃と錆で抜けません。どうか、埃や錆を拭っていただきたい。そうすれば、貴方様を苦しめる鬼を討ってみせましょう」と言う。目覚めた時政は部下に国綱の手入れをするように命じると、その日から彼の夢に小鬼は出なくなり、そこからこの太刀は「鬼丸国綱」と名づけられたという。
月日は流れ、鎌倉幕府が滅びた後は新田義貞の所有物となったが、南北朝の騒乱の折に義貞を討ったライダーの手に渡った。
それが縁となりサーヴァントとなった後も宝具となっているが、セイバーでないことからランクは実際より低い。
それでも太刀としてはかなりの業物で、鬼などの魔性に対するダメージの補正が入り、銀製品を自然落下の力だけで切り落とすという相当な切れ味を有している。
【Weapon】
『二つ銘則宗』
ライダーが生前所持していた愛刀。
笹丸とも呼ばれており、現在は紆余曲折の末愛后神社が所蔵している。
『骨喰藤四郎』
ライダーが西国に下った際に大友氏より献上された薙刀直し刀。吉光骨喰。
「戯れに切るまね致すにも先の者の骨を砕き死する」と記されるほどの強烈な切れ味を有する。>>257
【解説】
鎌倉時代末期から室町時代前期の武将。鎌倉幕府の御家人にして、後醍醐天皇やその配下の楠木正成らと共に倒幕を果たしその後天皇らも政治より排し室町幕府を開いた征夷大将軍。
何故鎌倉幕府打倒に乗り出したかは定かではないが、後世の尊王思想の頃には異なる主君に二度も背いたことから「逆賊」と非難された。しかし戦後は打って変わって南北朝の動乱の群像でも最も中心的な役割を果たした存在とし、南北朝時代は現代に繋がる日本文化の原型とされるのであるから、その時代の骨格を作った尊氏は「日本文化の実質的な開創者の一人といっても過言ではない」と評された。
このように後世での評価も時代によって極端であるが、ライダーの戦績や性格なども双極性が強い。例えば、多々良浜の戦いにおいてはそれ以前に敗走し続け残兵二千騎ほどであったにも関わらず二万騎ともいう敵方の兵を潰走させたという例を見ないような勝ち戦をしたこともあれば、一方で南朝方との肝心な戦で大敗を喫したりと武運の不安定さが目立ち、性格の方も上記のスキル「勇猛」「無欲八朔」にて書かれた通りの大らかさ豪胆さも持つが、負け戦となるとすぐに切腹や出家を仄めかしたりと弱気な姿勢にもなりやすい、総じて受け身なところがあった。このことから、後世には躁うつ病の気があったのではないかとも言われている。
幕府の成立後も、後醍醐天皇の南朝や地方の旧勢力との戦いに明け暮れ、長い間パートナーとして連れ添ってきた弟直義とも諍いが起こり、それが観応の擾乱となった。その乱は直義の不審死で幕を閉じるが、その後ライダーも戦で受けた矢傷が原因となって病死した。
【人物像】
橙色を基調とした和服を着た、穏やかな雰囲気のする好青年。
常に人好きのする笑顔を絶やさず、物を惜しまず、人を恨むことを知らないような彼が生きた時代からしたら相当浮世離れしたカリスマ性の持ち主───表面上は。
その実は、とにかくネガティブで諦め上戸。植物のように、というか死んだように静かに穏やかに暮らしたいと願うダウナー系。物欲のなさも寛容さも、徹底的な厭世観と自虐から来るものであり、故に現状にとにかく気が滅入っている。>>258
窮地になるとその悲観的な性分が斜め上に突破し、命も誇りも惜しむことがなくなる。ぶっちゃけ窮地でなくても、サーヴァントとなってからはそうなっている。いつだって窮地。どこだって死地。
そんな彼だが、助けを乞われて見捨てることができるような冷酷さは持ち合わせておらず、それ(と、どうしようもない天性の武勇)が原因で騒乱の渦中にて戦い続け、気が付けば征夷大将軍になって幕府まで開いてた、らしい。
弟、直義との仲は他の幕府を開いた征夷大将軍とは違って非常によく、本当のところ観応の擾乱で敵対した際はいよいよ己も最期と直義と共に無理心中をしようとした。しかしそれを感づいた直義は先に服毒し、一生の願いとして「幕府を、天下を治めてほしい」と言われ生き残ってしまう。ただでさえ豆腐であったメンタルが茶碗蒸しレベルまで落ち込んだ。
滅亡させてしまった鎌倉幕府には申し訳ないと思ってるし、裏切ってしまった後醍醐天皇には詫びても詫びきれないし、忠義を通した楠木正成や新田義貞を羨ましく思ってもいるし、弟には頭が上がらないし、高師直には迷惑をかけたと悔いているし…と方々に常々思い悩んでいる。何事も一人で抱え込みがち。
こういった繊細な人間の性というべきか、芸能を好んでおり、特に猿楽は執務をほっぽりだして見に行くほど入れ込んでいた。通常時の服が猿楽師のものなのは、そんな愛好の表れ。戦闘時や再臨が進むときちんと礼服や鎧姿になる。
おすすめのマスターはまさしく直義のような、実直で律儀で責任感のある真人間。しかし直義に似すぎると思い出して勝手にトラウマ踏んで勝手に悶々とし始めるため程よく抜けているほうがいい。上手く手綱を執れば、ステータスや宝具の優秀さから優勝候補の一騎となれるだろう。
特技:統率、験担ぎ
好きなもの:平穏無事、猿楽、芸能
嫌いなもの:争い事、裏切り
天敵:楠木正成
願い:弟や自分の周りの人々の平安>>259
【一人称】身共
【二人称】貴殿、貴方、其方、御前、○○殿、○○さん、○○
【三人称】彼、彼女、彼奴、○○殿、○○さん、○○
【セリフ例】「サーヴァント、ライダー。足利尊氏。只今参上いたした。……今一度問うが、身共の力がどうしても必要なのか?どうしても、必要なのか?……そうか…はぁ…」
「厭だ…戦いたくない…誰とも争いたくない…誰かに指示なんて出したくない…自分の行動一つで世の行く末が決まるなんて恐ろしい……はぁ…引きこもりたい…平和に静かに猿楽でも見て過ごしたい…」
「太平記…身共のこともどうやら載っているようだが…身共はここまで勇ましくない。もっと迷惑をかけたし、ぐずぐずしていたし…こんなに優れたものではなかった…」
「身共が天下を纏め上げるなど、無茶な話であったのだ…御先祖にも、葉末にも、合わせる顔がない…」
「身共の命なんてどうでもいい。身共の周りの人々が…叶うなら、直義が…幸福に、平穏に、暮らせれば良い…」
「……どうした、マスター。これが気になる?では譲ろう。身共が持っていたって仕方のないものだ。身共が持っているくらいなら、マスターが持っているほうが良い」
「貴殿が守らんとしたものの悉くを潰し、あまつさえ父君の宝刀まで奪い…身共はろくでもない人間だ…身共などが将軍になどならぬほうがよかった…」(北条政子に対して)
「そうだ。あれこそ、征夷大将軍たる者の器だ。身共などが持ち合わせているはずのない、傑物たる器量だ…眩しい…」(坂上田村麻呂に対して)
「命を惜しむ気などとうの昔に捨てた。誇りも、誉れも、身共には不要。───その気で、臨むが良い」
「蒙窃採古今之変化、察安危之来由、覆而無外天之徳也───『天下太平黎明記()』!」
「あなかま。口を噤めよ。その噪音(こえ)二度と人に聞かすな───『鬼丸国綱(おにきりのぎょぶつ)』!」>>261
追記。
イメージCVは中原茂さん。そして第一宝具のルビの案を募集します…唐突な懺悔
八百比丘尼(男)を作っていたことを告白します
まだ夏イベストーリーは全く進めていないのですが水着キアラさん召喚セリフを聞いた時点での懺悔便乗して。
ずっと前に妲己(雄)を作ろうと企んでいたことがありました。卑屈なの良いよね…(訳:感想ありがとうございます)
>>263
マイフレンドもウェイバーくんも大好きなんでね…影響されたのやもしれません。二人とも少々毛色が違いますが。
マルガレータさん…なるほどなるほど。ただこれだと叱咤されてギクシャクしそうだなぁ…なんて思ったり。
そして許可いただきありがとうございます!また追々聞かせていただきます…
>>264
一つ行動をすれば百の疲労と気疲れがついてくる、そんな人です。よろしくね
>>265
なんと…尊氏が(恐れで)荒ぶってまう…
相談に乗ってくれそうな人…うちだとカール4世とか阿弖流為とか道灌とか清林とか…結構いるな…(尊氏本人が心を開くとは限らない)
>>266
EXは決してAの上位互換ではない。というのを上手いこと表現できたかなと自分でも思ってます。お坊ちゃん気質が戦乱の中でやわらか戦車(退却で敵を蹴散らす系)になっちゃったヨ…
>>267
ところどころで開き直ったりもするから埒があかない。そんな七面倒将軍です。ある者に曰く、真に恐ろしい獲物は手負いの獣…らしいですからね…万年手負いですよこちとら>>261
めんど………繊細な将軍様だな!能力に派手さや華やかさはありませんが、パワーアップして斬ったはったを神代の英雄ともできそうなポテンシャルの高さは、本人の性格や言動とのギャップがあっていいですね。
>>253
義輝だと日本刀の宝具限定の王の財宝、死に際の伝承再現、甚助も使う一之太刀↓を使える剣豪を考えていました。
無比斬決・一之太刀(むひざんけつ・ひとつのたち)
ランク:A 種別:対人奥義 レンジ:0~20 最大捕捉:1人
師事した塚原卜伝から伝授された鹿島新当流を学び最高奥義が昇華した宝具。神域に到達した剣聖卜伝が編み出した武技。それは一つ型ではない、千変万化、変幻自在に技は形を変える。最良の間合い、最良のタイミング、最良の挙動、最良の力加減で放たれた、最善にして無比の一太刀。
それ故にあらゆる敵、技への対応して、初見の相手あるいは武器、武装、術の類がどれほど奇妙なものであったとしても、初見ゆえの不利を解消し、すべてを捌き、いなし、躱した上で決死の一撃(クリティカルヒット)へ至る。バフォジャック「ベルゼブブ……これは『ブブさん』と呼ぶべきでは?」
と某お空ネタをパクるバフォジャック、というのを受信したわお?お?懺悔大会?
私は松明(ビームサーベル)なヘカテーを作ってましたよ。
>>270
なんと言うかガッツと間際の一撃で殴り付けてきてる感じがするぅ…。>>272
ただマグダラのマリア関連で、少し改良が入ってしまっているのですが、予め投下してよろしいでしょうか? 精神干渉関連のスキルなんですが……。人がいない間にこっそりポイ
【CLASS】バーサーカー
【真名】スノウホワイト・オルタナティブ/Snow White Alternative
【出典】史実・ドイツ→イギリス
【性別】女性
【身長・体重】165cm・48kg
【スリーサイズ】75(A)-59-75
【属性】秩序・悪(地)
【CV】川澄綾子
【ステータス】
筋力C 耐久C 敏捷B 魔力A+ 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:EX
通常時は狂化の恩恵を受けない。マスターとは問題なく意思疎通は出来るが、
一度戦闘を始めると全てを破壊するまで止まらない。>>278
【固有スキル】
魔力放出(雪):A
武器に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。いわば魔力のジェット噴射。精霊種の心臓を持つセイバーの魔力は氷を宿しており、放出の際には荒れ狂う吹雪として顕現する。
心眼(真): -
狂化により失われている。
白きカリスマ:E
軍団の指揮能力・カリスマ性の高さを示す。
バーサーカーが本来持つ純白の容貌は彼女の象徴として機能しており「彼女の容姿を美しい」と感じた相手に大きな補正をかける。
が、今のバーサーカーは純白とはかけ離れているためEランクにまで低下している。
氷の心臓:A+
バーサーカーが有する精霊種の心臓。氷の魔力を無尽蔵に生む魔力炉心を有する。Aランク相当の単独行動を得る。
バーサーカーは七つの心臓を持つため、セイバー時よりもランクが高くなっている。ドヴェルグの魔力には様々な色彩が宿り、それが混合されている影響で彼女の魔力は漆黒に染まっている。>>279
【宝具】
『氷霜結界(フリムスルス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1個
セイバーの剣を覆う、霧と氷の鞘。
正確には魔術の一種で、幾重にも重なる極小の氷の粒を含む風の層が光を乱反射・屈折させることで覆った物を透明化させ、不可視の剣へと変える。当然相手は間合いを把握出来なくなるため、特に白兵戦型のサーヴァントに対して効果的である。
が、彼女の魔力が反映された影響で現在は不可視の効果は失われている。ただし微細に振動する霧と氷がチェンソーのような刃を成しており、魔力の上昇も相まってセイバー時よりも長さが伸びている。
それは間合いが伸びることにも繋がるため、セイバー時とは別の意味で間合いが計りにくくなっている。
『永■に果てなき凍■の剣(イースブラント・スヴァルトル)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
ドウェルグと呼ばれる精霊種が鍛造した聖剣。氷を司る神造兵装が一つ。
バーサーカーの魔力によって漆黒に染まっている。
『王の甲冑(フリムセルク)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1人 最大補足:1人
氷で形成された外骨格アーマー。
独立稼働も可能で、結合させれば人形としても使役出来る。一体当たりの使用パーツ数を調整させることで最大七体にまで増加可能。
氷の装甲は堅牢な盾となり同時に強力な矛ともなる攻防一体の鎧。
種別の対軍宝具は、対軍規模なら防ぎきることができるという堅牢性の表れである。>>280
【解説】
白雪姫のモデルであるマルガレータ・フォン・ヴァルデック、そのオルタナティブ・サーヴァント。
本来のマルガレータとは異なる人生を歩んだ存在。
そのきっかけは、ほんのわずかなボタンのかけ違いだった。
マルガレータは継母から罵倒される日々を送っていた。
その日の継母は少しだけ厳しく、その日のマルガレータは少しだけ機嫌が悪く、その日の彼女の手元にはカトラリーのナイフがあった。
些細な反抗は、継母にとって文字通りの致命傷となった。
肉を刺す生々しい感触、頬に浴びた血の温もり―――そして、継母とは言え親を殺めた罪悪感と後悔からマルガレータは自ら城を飛び出した。
そこから先は本来のマルガレータと大差は無い。ドヴェルグ達と出会い、国を作るため彼らと共に戦った。
その国の名前は『妖精の国(ツヴェルクヘイム』―――今でも語られる妖精郷伝説の原型になったとされている。
差異をあげるとすれば、自らが力を得るためには手段を選ばなかったということだろうか。
継母を手に掛けたことで彼女は何かをためらうということが無くなった。
それ故に彼女は七人のドヴェルグ達の心臓を食らい、自身が纏う鎧を作らせた。
独立駆動を可能とする鎧をマルガレータは近衛として侍らせ―――それが、後に七人の小人として伝わることとなった。
なお、マルガレータがデンマーク、ノルウェー、スウェーデンに進軍したのに反し、スノウホワイトはイギリス、アイルランドに進軍した。
スノウホワイトという表記はそれが要因である。>>281
【人物】
屍蝋の如き生気の抜けた肌、灰のようなくすんだ白髪、炯々と燃える真紅の瞳、煤と泥、そして血に染まった黒い戦装束を纏う女騎士。
傍若無人、傲岸不遜、暴虐と殺戮を肯定する文字通りの女王。
マスターに対しても居丈高に接し、時には暴言を発することも。
しかしそこに言葉以上の悪意や敵意はなく、基本的に主従としての方針に関わることのみに対するものである。
無表情で無機質、機械的なようでいて意外と表情や態度に出るタイプ。機微に聡いマスターが相手ならば上手くコミュニケーションが取れるだろう。
幼い頃の出来事からセイバーのマルガレータよりも殺戮を肯定し、強さを追求する在り方をしている。
「『強き者』で無ければ王に在らず」と断じ、王としては珍しく「どのような道か」ではなく「王たる強さを持ち合わせているか」を基準としている。
その王道は意外にも「誇り高き王」というもの。
誇りとは自分にとっての芯ということであり、噛み砕いて言えば我を通す力ということ。
あの日、継母に手を下したその時から彼女は変わっていない。
氷の如き絶対的な殺意を持って屍山血河を成す黒き女王。
その在り方は、人の姿をした吹雪を司る災害と呼ぶ方が的確だろう。
しかし、本質的な人柄や趣味趣向はマルガレータと相違はなく、私人としての彼女は気だるげでダウナー、やや自堕落な女性である。>>282
趣味:長風呂
特技:破壊、殺戮
好きな物:うどん(特に肉うどん)、こたつ、ジントニック
苦手な物:無意味な殺戮
天敵:マルガレータ・フォン・ヴァルデック
「サーヴァント・バーサーカー。貴様が私を呼び出したマスターか。さて、一つ訪ねようか―――敵はどこだ、マスター」
「気安く触れるな。いつ私が貴様の妹などになった。おい! 頭を撫でるな! 子供か私は!」マルガレータ・フォン・ヴァルデックに対して
「また周回か。飽きぬものだ。なに? もう一人の私に断られたから私のところに来た、だと? ちっ、あの愚姉め」クロケルに対して
「貴様が灰被りか……白雪と呼ばれた私は灰にまみれ、灰被りと呼ばれた貴様はこんなにも美しい。なるほど、中々に皮肉が効いている」灰被りのエラに対して
「ペルシネット……ああ、髪長姫か。何? その美白の秘訣は何かだと? さあ、長風呂ではないか? は? 化粧水は何か? なんだ貴様グイグイと! おいマスター! 何とかしろ!」ペルシネットに対して
「あの出で立ち、自然体のようでいて隙の無い振る舞い。かなりの強者と見たが、どうなのだ? マスター? ……何!? うどんが好き、だと!? 馬鹿め! 何故それを先に言わぬ!」宮本武蔵に対して
「貴様がディートリッヒか……ふん。あの愚姉に聞いていたが、確かに私達は似ているらしい」ディートリッヒ・フォン・ベルン(監獄長作)に対して
「氷霜鉄槌―――極光は反転する。光となれ。『永■に果てなき凍■の剣(イースブラント・スヴァルトル)』!」
「鳴け、地に墜ちる時だ」
「我が魂に穢れは不要……全て、全て、天から降り注ぐ真白き雪の如く」>>284
では私からはヴィルギナルを。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ヴィルギナルついでにマグダラのマリアの改良点を。
携香の聖女:EX
どの聖画像(イコン)でも香油の入った壺を持った姿で描かれており、尚且つ救世主の遺体に香油を塗る為に墓へ訪れた事から香油とは縁深い。油とは即ち聖霊と関連付けられる象徴でもあり、使用する際には傷の治癒、呪いの浄化、神性・聖性の付与と特防による能力の増幅らの効果が得られる。加えて、ルーラーは男性捕縛の効力を持つ聖骸布の作成能力を持っている。
聖なる婚姻
「神の子」に愛されたスキル。アガペーとして認知されている普遍的な“神の愛”ではなく、「神の子」が人として抱いた”人の愛“を一身に受けた女性こそがマグダラのマリアである。教会を花嫁とする概念的なものとは異なり、正真正銘「神の子」が磔刑に処される以前に選んだ伴侶なので、その寵愛は一線を画す。故にランクは存在しない。聖ペトロと並ぶ使徒たちを先導するカリスマ、神性、そして何者にも侵される事のない強力なまでの精神干渉の無効化の効果を持つ。
宝具名を変更:
列聖の使徒たちよ、星の御許にて福音を謳え(バルーフ・ハター・アドナイ・エロヘイヌ・メレフ・ハオーラム)>>284
「自分を卑下しすぎだと思うわ。貴女、麗しの白雪ではないかもしれないけれど、鋭く美しい氷雪のようではあるもの。捉え方の違いよ」>>286
解説に追加:
『マリアによる福音書』によれば、マグダラのマリアは「神の子」の伴侶とされており、その立場と影響力は十二使徒のリーダーであった聖ペトロと同等、またはそれ以上とされていた。伴侶という立場を引いても、救世主から圧倒的信頼を寄せられていたと呟かれている。
また、マグダラのマリアは「神の子」と聖母マリア同様に生きたまま昇天しており、天使たちの歌声を聞いた後に地上へ帰還し、最後の審判を見届ける時が来るまで彷徨っているとされている。
本来であれば、サーヴァントとして現界しない英霊なのだが、ある条件が重なり合い、星によって召喚された例外中の例外。
つまりは彷徨えるユダヤ人(アハシェロス)同様に黙示録まで生きていたりする。>>284
運命のかけ違いから反転したサーヴァント…。こういう設定、すごくツボに刺さります
設定の節々にも本家オルタのオマージュが見て取れて、感慨深いものを感じました
あと個人的に引っ掛かった所としては、9番目の台詞ですかね
流石にアルトリアオルタの台詞そのままはいかがなものかと…(その上の台詞は一応節々が改変されてるのでギリセーフだと思われます)
https://grand_order.wicurio.com/index.php?%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%28%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%BF%29
>>286 >>288
ほほう、成る程
早速、執筆時の参考にさせていただきます擬似特異点『常夜学園謳歌 ソロモナリエ』
ハロウィンの時期に発生した特異点。とある城を改築した全寮制の魔術学校と城下町。
住人たちは平然と過ごしているが、この特異点では魔術や人外の存在が当たり前であり、……そして何故か10月(ハロウィンの準備から当日まで)をループしている。
主人公:
いわゆる藤丸立花やフェリーペ、あるいはその枠に当てはまるマスター。
この特異点を解決すべくレイシフトした瞬間、一切の記憶を失っており、何をすべきか自分は何なのか途方に暮れていた所を、
魔術学校の生徒である「プルフラス」に拾われ、共に学園生活を過ごすことに。
同行サーヴァント:
※レイシフトした瞬間、同じく一切の記憶を失い、バラバラに?
※現地(黒幕)に呼ばれたサーヴァントたちに拾われた?
プルフラス:
魔術学校に通う生徒。非常に成績優秀であり、その証として様々な優遇措置を与えられている。
その一環として寮の大部屋を与えられており、拾った主人公や自身の使用人・ロザリーを招いて暮らしている。
ロザリー:
プルフラスと昔から一緒にいるメイドさん。ドジっ子。彼女もどうやら記憶を失っているようで……?>>300
真相:
その正体は「特異点の残留思念」、「かつて何度もハロウィンの特異点に使われていた城跡のようなナニカ」「それらに引かれ集まった悪霊の類たち」が次元や世界線を超え、
魔神柱の写しであるプルフラスに偶然接触し、「もっと魔神として成長したい、皆に認められたい」という想いを聞き入れて、生まれた特異点の亜種。
この世界を楽しむにあたり、プルフラスは自身の記憶も都合良く弄って封印してしまっている。
ちなみにプルフラスの契約主であるロゼも巻き込まれ、記憶を弄られてしまっている様子。
通常の特異点より脆いものだが、黒幕(プルフラス)の願いに慈悲を示し、あるいは見守ることを決めた者、ハロウィンをいつまでも楽しみたい者……
そういった人々が集まった結果、泡沫の夢の場所として壊されずにいる。
──────だが明けない夜が無いように、やがてこの特異点にも終わりの時が訪れるであろう。
ラスボス:
主人公たちと触れ合い、この夢(特異点)から覚めようと決心したプルフラス……に「悪性となった特異点の残留思念」が乗り移り暴走した姿。魔神柱擬き。
つまり:
という感じのハロウィン特異点でSS書いても良いのよ!
配布サーヴァントは「キャスター・プルフラス&ロゼ」!
追加情報~しかしこんな感じの理論で特異点つくって大丈夫かな?>>271
YDKを「Y(やっても)D(どうせできやしないし)K(このままでいい)」って言う人ですからね。それなのに実際はやればできる子だという矛盾。性能はうちの中だと一番安定した強さを持ってますね。ステータスも高い、オールラウンダー系です。
義輝さん強いすね…刀剣限定の王の財宝となると、Re:CREATORSの軍服の姫君みたいな使い方もしたりするんでしょうか?宝具もかっこいいですね…あらゆる攻撃をいなせるというのも汎用性に富んでいますね。天敵は畳かな?このご先祖を見たらどう思うんでしょうね…
>>272
バサラ的思考の多い武将界の異端です。
元がまろやかな、うちだと石燕なんかに近い性格だったんですが…時節が悪かったのよ…
実は足利家は源氏が由緒なんですが、まぁあまり関係なく尊氏は頼朝さんにも下手(というかネガティブに)当たるのでしょうね。誰に対しても平等に接する性分ですから
これは色々と辟易してる尊氏ハロウィンときいて即興で作ってみました。
「これは一体なんなんだ」
そう呟く亥狛の背中はいつもより少しだけ小さく見えた。
有り体に言うとしょんぼりしている、誰の目から見ても明らかだ。
「何って、コスプレ!もしかして亥狛くん知らない?」
「…いやそれは流石に知ってる、舐めんな。これは何のコスプレなのかって話」
間抜けさ満点の手作りライオン着ぐるみ。
それを身に纏った大男の姿は、いつもの強面な彼を知っている人からすれば噴飯ものだろう。
だが着ぐるみ製作者(東雲家御令嬢)は自信満々なご様子で、自身の力作をまじまじと眺めている。
「どっからどう見ても『臆病なライオン』よ、オズの魔法使いに出てくる。他に候補なんてある?」
「てっきり大西ラ◯オンかと……なるほどそれなら玲亜のその格好は」
「そう!ドロシーの格好にしてみましたー!どう、どう?それっぽい衣装を用意するの苦労したんだからー」
そういってフリフリとスカートを揺らす。なんとも楽しそうだ。>>308
世はハロウィン真っ盛り。
古くから欧米では根強い文化であるハロウィンだが、日本でこの文化が浸透したのはつい最近のこと。
バレンタインデーが女性から男性限定でチョコレートを渡す日になったり、クリスマスはカップルで祝う日になったりと、何かと海外圏の文化をジャパナイズする事に定評のある日本だが、ハロウィンも例に漏れず『コスプレをして街を練り歩く日』という些かズレたカタチで定着しつつある。
「ハロウィンはケルト式以外認めない原理主義だけど、それはそれとして楽しいのは良い事よね!」
と玲亜がコスプレグッズを買い込んだのがつい一週間前のこと。
聖杯戦争も諸事情で休戦状態となった現状、やる事のないセカンドオーナーはやりどころの無い手持ち無沙汰を慣れないコスプレ制作に充てた次第なのであった。
「ハロウィンイベントに参加するのはよろしいのですが……私のこの格好はもしかして」
「ブリキの木こりも作ろうと思ったんだけどね、金属加工はハードルが高くって手が出せなかったのよ。ごめんねランサー」
「いえ………いいんです、いいんですけれど…」
ブリキの木こりと言うよりもバケツを頭から被った不審者にしか見えないランサーは、表情は見えないがきっと悲しい顔をしているに違いない。
バケツの中でくぐもった声が尚更悲壮感をマシマシさせる。>>309
「俺がライオンで、ランサーがブリキ、玲亜がドロシーとするなら……まさかアーチャーは───────」
「お察しの通りだよ」
後ろからアーチャーの声がしたので振り返ると、藁塗れになった皇帝の姿がそこにはあった。
「──────正気か、アーチャー」(そういや意外と七不思議がマスターになってることに対するツッコミが無いなって思った)
結構その辺の説明とか理屈とか雑いと思ってるけど、実はそうでもない?>>317
【嵐翔魔術】
天空神や気象を研究し根源へ至ろうとしている魔術。
ローマ神話におけるロムルス然り。嵐の海を越え、人理を進めたフランシス・ドレイク然り。海神による幾度もの災難を乗り越え帰国を果たしたオデュッセウス然り。
嵐と試練、それによる次なる位階への進化はセットとなっており、暴風を支配し試練を乗り越え根源に至るというコンセプトが成された魔術。
災厄に相対し、死する度にその肉体は次の位階への変生する。
ただし、余程実力が隔絶していなければ魔術師戦であろうと災厄試練と見なされず蘇生は機能せず、初期状態であれば常些末な死因ではそのまま死に至る。
分家の魔術を根源に至る為に自己流に改変を加えたある青年の魔術。>>291
ハロウィンエンジョイ勢はグレンデルとボズヴァル・ビャルキ。
グレンデルは人間の祭りにて内心ワクワク&変身能力が噛み合う仕様。ビャルキは、なんかイベントハッチャケそうなのと、白熊になれるから。
魔術を教えるだけならフェルディアとヘルギですかね。どちらもルーンで、どちらもキャスターではないという。>>320
おおー!非常に素敵な感じになったのではないかと!>>291
楽しむ系サーヴァントはハロウィンに限らずお祭りならなんでも楽しいサラディンと
イベント系のものは自分が生贄になるものしか知らなくてそれ以外に興味津々なスネグラーチカの二人
教師役はいないかな…
一応「ハロウィンなら俺呼べよ! カボチャ頭の元祖だぞ!?」みたいなこと言ってるジャックがいるけどごめんね…君はサーヴァントじゃないんだ…>>326
アンリミテッド/レイズハロウィン……!>>291
楽しむ系は薬丸兼武(カボチャうめぇ)、教えるのが上手いのはファーブル先生(教師経験あり)>>291
ハロウィンを楽しむ系は木蘭と玉屋&鍵屋
どっちもお祭り大好きなので、キョンシーや幽霊・落ち武者の仮装してそう
教える系は……源内がギリ当てはまる感じですかね?
といっても魔術ではなく自分の発明品についてですがハロウィンにウィンチェスター夫人を放てっ!
すごい苦い顔するぞ!>>333
どうぞどうぞ>>337
では
「ど〜も〜、僕ちゃんでえ〜す! あんたが僕ちゃんのマスターちゃんってことでオッケー? オッケーね? じゃあ、よろしくちゃ〜ん!」
【 クラス 】セイバー
【 真 名 】大碓皇子/Oousuno Miko
【 別 名 】大臼命、大碓命
【 出 典 】『古事記』「日本書紀」などの記紀神話
【年代・地域】一世紀〜二世紀
【 属 性 】混沌・善
【副次 属性】人・人間・人型・男
【身長・体重】171cm・57kg
【外見・容姿】脱色したプラチナブロンドに水色のメッシュが入った長髪を編み込んでおり、銀のラメが入ったサングラスをかけている。菊の紋の羽織に晒し、花柄の股引をはいた伊達男。胸元に竜の和彫りを入れている。
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運B 宝具A>>340
【保有スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
支援呪術:C
敵対者のステータスを1ランクダウンさせる。座を越えてもたらされるヤマトタケルの覇気。
竜宮の加護:A
セイバーが妻として召し抱えた乙姫に授けられた加護。竜神、水神である乙姫から加護を受けたセイバーは遠い祖先である海神スサノオの血に目覚めている。その武勇は戦いとは無縁の彼にセイバーとしての霊基を授け、その神威は水を宿す。
魔力放出(水):B
武器に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。いわば魔力のジェット噴射。海神スサノオの血を引くライダーの魔力は水を宿しており、放出の際には水流として顕現する。刃を形作る生太刀、弓矢を形作る生弓矢、波濤を形作る天詔琴の三形態が存在する。>>341
【 宝 具 】
『天叢雲剣(あまのむらくも)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:500人
故、取此大刀、思異物而、白上於天照大御神也。
是者草那藝之大刀也。(『古事記』)
天孫降臨の際に天照大神が邇邇芸命に授けた三種類の宝器の一つ、俗に三種の神器とも。
草薙剣、草那藝之大刀。イギリス王室に伝わるカーテナと同様の『王権』を示す聖剣。
皇族を象徴する三つの神器の一つであり、セイバー自身にこの宝具との縁はなかったが皇族であるためこの宝具を獲得した。
蛇神八岐大蛇の魔力と神威が凝り固められ作られた神造兵装。
水神によって鍛えられた剣であり、真名解放によって八条の濁流を解き放ち敵陣を蹂躙する大洪水を具現する。
『八頸颪(やつくびのおろし)』
ランク:A 種別:対竜剣技 レンジ:首8つ 最大補足:首8つ
八岐大蛇の死。刀身に残留した死後の念と過去に草薙剣を振るった英雄達の憑依経験が成す秘剣。
八つの首を全く同時に断つ竜殺しにして神殺しの刃。
その太刀は限定的ながら多重次元屈折現象すら引き起こし、並列世界から呼び込まれる3つの異なる剣閃が同時に相手を襲う。
誰しもが竜殺し、誰しもが神殺しになることが可能となる絶殺奥義。
竜、神にまつわる対象が相手ならばダメージとクリティカル率が8倍に跳ね上がる。が、それ以外ならただの八重の斬撃にすぎない。>>342
【 解 説 】
第12代景行天皇と、皇后の播磨稲日大郎姫との間に生まれた皇子。かの日本武尊とは双子とされている。
ある日のこと、兄比売、弟比売(備考:この弟比女は竜宮の主である乙姫と言われている)という姉妹が美人であると聞いた天皇は大碓命に視察を命じる。
姉妹は紛れもなく美しく、大碓皇子は天皇の命に逆らい二人を自身の妻として召し抱えた。
実の息子の裏切りに傷心した天皇は日本武尊に愚痴をこぼし、それを聞いた日本武尊は厠に入った大碓皇子の両手両足を千切り放り捨てたという。
これを境に景行天皇は日本武尊を恐れるようになり、極力遠ざけるべく西征を命じたとされる。
一見軽率のように思える人物ではあるが、本来の西征は大碓皇子に任されており、それを辞退した故に日本武尊が西征を手がけることになったという。
軽率なことは間違いないが紛れもなく英霊となるに相応しい人物。
チャラ男、陰キャ、そして英雄。彼の人柄を示すにこれ以上の言葉は不要だろう。
基本的にどこまでも明るくどこまでも騒がしいタチ。人見知りせず初見でも馴れ馴れしく接し、美女美少女と見たら誰彼構わずナンパにかかるお祭り男。
しかし躁鬱と称してもいいほどにテンションにムラがある。
その際の彼は落ち着きすぎているほどで、どんよりとした空気すら感じられる―――特に、日本武尊に関してはその傾向が強くなる。英霊となった後も日本武尊に殺されたことは心の奥底に残っており、慎ましくなるのも彼なりの猛省の証である。
前述した通り根の部分では英雄に違いなく、その在り方は日本武尊にも決して劣るものでは無い。
「俺が英霊になってるなら八岐大蛇のやつもいるだろう」と思っており、万が一の時には然るべき対応を取る気でいる。
日本武尊もいるだろうが、自分と八岐大蛇がサシになることもある。その時に倒せませんでしたじゃ笑い話にもならない。
皇族として、天叢雲剣という抑止力を持つものとしての責任を果たすため、彼は剣を取るだろう。>>343
【 セリフ 】
「おお! ヒメちゃんじゃ〜ん! 元気〜? どうよ最近、神託ってる? 神託ってる?」倭姫命に対して
「うげっ、オグナじゃん……なんであいつがいんの……? というかなんか増えてない? なんで?」ヤマトタケルに対して
「わーお……超美人じゃん……へー、景虎ちゃんって言うんだ〜、え? なに? 景虎ちゃんもトイレで死んだの? そんなことある?」長尾景虎に対して
「へ〜、君ちゃんが安徳天皇ね〜、かわうぃ〜じゃ〜ん? ……やばくなったらいつでもいいな。身内のよしみだ。俺で良けりゃあ介錯してやるぜ」安徳天皇に対して
「ほーん。僕ちゃん男は興味無いけどさ〜、あいつらはなんか他人の気がしないじゃん?」ドン・ファン、ロドモン、太田道灌、在原業平に対して
「あー、あの狐耳のちゃんねー? はっはっは、舐めてもらっちゃあ困るよマスターちゃん。僕ちゃんだって目はついてるからね? ………どう見てもあの御方じゃん。流石に手出したらやばいっしょ。いやマジで」玉藻前に対して
「おー! 将門ちゃんじゃ〜ん! へー、随分と楽しそうじゃん? ……お前さんが元気そうで何よりだよ。マジで」平将門に対して
「待ってちょうだい待ってちょうだいマスターちゃん! 誰だよあの美人さんは!!!! なんでもっと早く紹介して……え? 男? ジーマー?」レオナルド・ダヴィンチ、果心居士に対して
「……一応聞くけどさあ。あのちゃんねーはなんなの? 僕ちゃんの記憶が正しければ女騎士って珍しいはずなんだけd……へー、アーサー王かー……ねえなんで!?」アルトリア・ペンドラゴンに対して
「劒は剛利決断を徳とする。智慧の本源なり」
「いいねー! パーリータイムと洒落こもうかぁ!」
「上げていくよーん! 僕ちゃんStarlingオロチヤマタノー! フィーバータイム! 『天叢雲剣(あまのむらくも)』! サンキュースプラッシュ!」
「出雲に神あり、これなるは我が祖なる海神速須佐之男の剣なり。一度抜けば大蛇は在らじ、残らじ。禊祓、神咒神威―――『天叢雲剣(あまのむらくも)』!!!!」
【 制 作 】猫の藩士
【クラス適正】無し
【レン タル】可
【NG 表現】同時に複数の女性を愛さない(○股をしない)、もしやるなら複数人同時に愛するし「君好きなんだけどあの子も好きなんだよね。一緒に付き合っていい?」って宣言する>>346
もう1パターン>>352
ウェルカムなのよ~
プルフラス「な、馴れ馴れしいぞ!」ルーガルー第三話登録しました、まだ見てない方は是非見てくださいな
そして感想もください(小声)猫さんの大碓皇子に触発されて勢いだけで作っちゃいました……。
【CLASS】アヴェンジャー
【真名】八尋和邇/Yahiro Wani
【性別】女性
【身長・体重】159cm・49kg
【スリーサイズ】B87/W58/H86(Eカップ)
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力E 耐久E+ 敏捷C 魔力A 幸運B 宝具B
【保有スキル】
復讐者:C
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変化する。白兎、許すまじ。
忘却補正:D
人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。可愛い外見をしておいてヒトをおちょくるような腹黒い性根、白兎、絶許。
自己回復(魔力):C
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。微量ながらも魔力が毎ターン回復する。>>355
怪力:B
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用することで一時的に筋力を増幅させる。一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間はランクによる。女神としてではなく、荒ぶる和邇の霊基を形成しているので、このスキルを有しているが、当人は「か弱い姫ですのでー」などと述べている。「サメ形態での出産でのたうち回った件? はて、なんの事やらー」(歯をちらつかせながら)
龍宮の姫:A−
ワダツミの娘。神性の亜種スキル。本来であれば「女神の神核」を有する神霊なのだが、サーヴァントとして現界するにあたってデバフを重ねた為このランクに落ち着いている。海神の娘なので水を自在に操作できるが、当人としては海水の方が扱い易いので、できれば海域近くでの戦闘が好ましいと考えている。無理であれば気合いで魔力から出すらしい。
変化:A
借体成形とも。海の神格を有する女神として、人型の他に八尋和邇の名を表す和邇としての姿が存在する。言ってしまえばサメである。
動物操作(サメ):EX
眷属として、サメを操作する。本来は海棲生物であれば何でもござれで、多くの眷属を使役できる。しかし今回は霊基の問題でサメに特化しており、シュモクザメで対象を探知し、その他諸々のサメたちで攻撃する。尚、殺傷力は高いものの紙装甲なので運用には注意が必要。>>356
【宝具】
千尋水天異海潮満珠(ちひろすいてんいかいしおみつたま)
・ランク:C
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜50
・最大捕捉:100人
海神・大綿津見神が山幸彦に授けたとされる二神宝が一つ「潮乾珠」が由来。
八尋和邇が使用した逸話がないが、父親と元夫の所有物を勝手に拝借した模様。しかしながら、ワダツミの娘なので使用権限を有しており、神宝の能力を遺憾なく発揮できるのだが、サーヴァントとなった影響で権能クラスの力を振るえなくなっている。
真名を開帳する事によって潮満珠に込められた神通力を放ち、大量の海水を周囲へと氾濫させ、レンジ内を八尋和邇の根城であった竜宮と類似した異界へと空間を置き換える。即ち、自ら有利な環境へと変える異界結界。
だが、八尋和邇の真の使用法は対象を宝具で引き込んだところで、幾多ものサメの大群で襲わせる物量作戦。加えて異界内にいる間、サメの大群は魔獣クラス相当にまで格上げされるので、見方によっては凶悪な宝具に変貌する。
この宝具は、発動させる為の触媒自体は神宝を用いているが、攻撃転用の元ネタは因幡の白兎に騙された和邇(サメ)の報復から来ているだったりする。>>357
【解説】
日本神話にて登場する女神であり、またの名を豊玉姫。海神・大綿津見神の娘にして、初代天皇として知られる神武天皇の母である玉依姫の姉。ややこしいかもしれないが、息子の鸕鶿草葺不合尊は叔母に当たるであろう玉依姫と結婚し、神武天皇をもうけている。
伝説では山幸彦との出会いが語られており、紛失した海幸彦の釣針を求めて竜宮を訪れたところ、豊玉姫は彼に一目惚れしてしまい父に話を取り付けて、竜宮へと招待する。そうして対面した二人は長年の幸せを享受した。
しかし、後々になって本来の目的を思い出した山幸彦は、失くした釣針を見つけ、地上に戻ろうとする。そんな彼を泣きながら引き止めようとした豊玉姫は、妊娠を告白し、それを聞いた山幸彦は求婚して地上での生活を提案した。
それを受容した豊玉姫は陸での産屋を要求し、出産が終わるまで決して覗いてはいけないと警告する。だがそこはお約束、我慢できなかった山幸彦は産屋を覗いてしまい、中で巨大なサメがのたうち回っている光景を目撃してしまう。このサメこそが豊玉姫の八尋和邇としての姿であり、子を産む為にはどうしてもサメの姿でなければならなかった。
覗き見られた豊玉姫は、恥辱の余り産んだ子を草に包んで捨ててしまい、海へと閉じこもったと言われている。
ここまでが女神としての豊玉姫────八尋和邇の逸話だが、サーヴァントとして現界するにあたって霊基を別に変化されている。
アヴェンジャーとしての八尋和邇は、因幡の白兎に謀れた和邇の逸話と知名度、そして霊基を使ってサーヴァントとなっている。よって本来なら無いであろう白兎への復讐心を滾らせているのは、これが影響している。
余談だが、アヴェンジャー特有のスキルランクが微妙に低いのも、適性のないクラスに無理やり入り込んだ為である。>>358
【人物】
薄水色の髪、金色の瞳、ギザギザに尖った歯、サメの尻尾が特徴的で、灰色を基調とした露出度の高い着物の下に水着を着用している女性。
穏やかな口調で物腰も女性らしいものだが、語尾を「ー」で伸ばして会話をする為、どこか軽い雰囲気が否めない。時折、大和撫子のセリフに混じって「ん?」と思わず聞き返したくなるような単語が出てくる。
惚れっぽい性格で、外見であれ、魂であれ、イケメンに目が無い面食い。惚れた相手には逃走経路を全て潰した後で肉食動物のように骨の髄までしゃぶり尽くすのが彼女の流儀。しかし、最後の最後で失敗してしまうのがお約束。一応は、過去の失敗から性格を改善したいとは考えてしたものの、三日坊主で諦めてしまったらしい。
元々女神でお姫さまなので、金銭感覚が常人のソレとは異なり、金使いがやや荒い(オブラートに包んで)。加えて相手に貢ぐとなるとレシートを見るのが怖くなる程度の金額を散財する。
女神だが、実は戦闘面ではからっきし。当人が戦うより眷属のサメに任せた方が早いまでもある。仮に八尋和邇が戦う事があれば、潮満珠を振り回すか、水の衝撃波などといった雑な攻撃になること間違いなし。
宝具使用時には、現代文明……主に映画の影響を受けたせいか、眷属を使って頓珍漢な技を繰り出そうとするので注意されたし。例えばサメを悪魔合体させて6頭にしたり、サメたちに竜巻を巻き起こさせたりなど。
アヴェンジャークラスの影響か、白い兎を目にすると皮を剥いで丸焼きにしたくなるらしい。
聖杯戦争へ参加する際の願望は「運命のヒト」を見つける事。つまりは婿探しである。>>359
【セリフ】
「わたくしは豊玉姫、または八尋和邇でございましてー。どうぞ、八尋と呼んでくださいまし御主人」
「まあ、なんと麗しいお方なのでしょう。わたくしのイケメンメーターが振り切れてしまいそうです」
「乙女の秘め事を覗き見する所行はよくありませんねー」
「竜宮の宝具は置いてきましたー。あれは現代で使用する分には過ぎたるものでしてー、仮に空間を繋いでしまったら廃人になってしまう可能性があるのですー。るるいえ、うがふなぐる、ふたぐん……ふふ、ご冗談ですー」
「わたくし、白い兎を見ると……ブチ殺してしまいたい感情が湧き上がりましてー。もう、マジ卍としか形容できない海底火山が噴火するが如く激情を、どうぶちかましてやりましょう?」
「あらー、もしかして玉依の子孫でございましょうかー? なんとも良きご朗報なのでしょう。不在なあの子に代わってわたくしが可愛がってあげましょう……お姉さまとお呼びなさいねー?(歯をちらつかせながら)」(天皇系サーヴァント同行時)
「まあ、天照様ではございませんかー。あなた様が現世におられるなんて、天岩戸から脱・引き篭りを成功させた以来の珍しさではございませんかー。────はい? 良き伴侶を見つけてラブラブ幸福度が絶頂期? ……でじま?」(玉藻の前同行時)ちょっとお尋ねしたいのですが、「悪魔が活動を弱める日・季節・行事」があるとしたらクリスマスとかキリスト教に関連するものですかね?
皇族系サーヴァントが増えてる…廃帝の眉根がひそまっていく…
>>345
チャラ男ーズが増えた…しかも圧倒的戦力…神話級チャラ男とか強すぎんよ!でもそこが好き!しかし当企画天叢雲太刀たくさんありますね…一本くらい盗んでもええやろ()
冗談はさておき、表面はチャラチャラしながらも、心の内では責任感などから思い悩むこともある、というのは身近に感じる良い性格ですね。神話の人だけどとっつきやすそうで好きです。
>>361
豊玉姫…また偉大な御方がお越しになりましたわね。元ネタ確認しましたけど、うん、やっぱり異類婚姻譚はこうなるよねって感じでしたね…これが浦島太郎の鋳型か…
ガチの神格なのに、どこか気の抜ける話し方とかから関わりやすそうな雰囲気。実際そうでもない(神だし)だろうけど…
あと、SCP-777-JPをオススメしてみる。
>>367
>>254のサーヴァントでイオンさんとこの坂上田村麻呂さんにコメント入れてます。
あと乳の親の口調とか、フェリーぺさん(=マスター)、メンテーさんに対してどういう振る舞いをするか教えていただきたいです>>367
ありがとうございます!(メモメモ)
あっ、前のメーカーのヤツも見つけた!(雑に赤毛設定を反映)
七士さんのラモラックと組んだらどういう関係性になりそう、等の感想ありますか?
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF>>368
ありがとうございます~!チャラ男が…チャラ男が…増えている…
>>369
あたしって、ほんとバカ…(乳の親さんの借り元イオンさんだと誤認してた)
というわけで一般通過フォーリナーさんいらっしゃいましたら>369のご回答よろしくお願いいたします…ヤマトタケルは私もNPCというか関連人物として考えてはいるので(兄上大好きメンヘラ大英雄)また増えそうですね……()
>>346
アロハでナンパにかかる大碓皇子と聞いて!
>>347
仕事で古事記を読んでたらめっちゃファンキーなやつおるやんって思ってしまい……つい……
>>350
実際どうなるか私も見てみたいですね……
>>351
自業自得っちゃ自業自得なんですけど自分が死ぬ遠因にもなった人なので避けてますね……
>>352
大碓皇子「ぎゃあ!僕ちゃん殺し!」
>>364
おおー!ぜひぜひー!
>>365
大碓皇子「オルタってなんだよ……やば……我が家族ながらやば……」
>>369
天叢雲剣がレーヴァテインみたいになっている……()
前世のあれこれを後悔した結果しょんぼりしてるマンドリカルド系いいよね……いい……>>376>>379ありがとうございます~&了解です~!ではでは
≪起≫
記憶をなくし見知らぬ墓場に立ちすくんでいた主人公。魔物の群れに襲われるも、「悪魔学校の生徒、プルフラス」と名乗る子供に助けられる。
「本来ならば生きた人間はここにいてはいけないが……特別に暮らしても良いという許可をもらったぞ!」「ではそんなわけでお前が過ごす学び舎を案内してやる!」
そう言って主人公を引き連れて施設や人々を紹介してくれるプルフラス。
こうして主人公の学校生活が始まった。
主人公:
いわゆる藤丸立花やフェリーペ、あるいはその枠に当てはまるマスター。
この特異点を解決すべくレイシフトした瞬間、一切の記憶を失っており、何をすべきか自分は何なのか途方に暮れていた所を、
プルフラスに拾われ、共に学園生活を過ごすことに。
※失っているのは「カルデアのマスターとしての記憶・今回やらなければいけない使命」であり、名前や出身、今まで得てきた技術などは覚えている。
同行サーヴァント:
レイシフトした瞬間、同じく一切の記憶を失い、バラバラになってしまう。
現地のサーヴァントたちに拾われ、もしくは単独で行動したり、と動きは様々。>>380
プルフラス:
魔術学校に通う生徒(あくま)。非常に成績優秀であり、その証として様々な優遇措置を与えられている。
その一環として寮の大部屋を与えられており、拾った主人公や自身の使用人・ロザリーを招いて暮らしている様子。
学校生活……というより誰かの役に立ったり、誰かに褒められるのが好きらしい。
ロザリー:
プルフラスと昔から一緒にいるメイドさん。ドジっ子。彼女もどうやら記憶を失っているようで……?
現地サーヴァント(教師):
いわゆる、黒幕に呼ばれた敵側のサーヴァント……なのだが、魔術学校の教師、関係者として振る舞っている。
中にはこの特異点の真実を知っている者もいるようだが、あえて皆黙っている(もしくは喋りたくてたまらないものは黒幕権限で呪いをかけられている)。
現地サーヴァント(生徒):
いわゆる、黒幕に呼ばれた敵側のサーヴァント……なのだが、魔術学校の生徒として振る舞っている。
「立派な魔神になることを夢見てこの学校に来た」という体で学校生活を過ごしているが、どうにもやる気が無かったり、才能が無かったりと、
実は、数合わせ程度に集められた者達だったりする。>>382
≪承≫
学校内での暮らしにも慣れたところで、今度は城下町や森など周辺も紹介してやろうとプルフラスと見て回る主人公。
そこで周囲に人々から「もうすぐ一年で最も魔力もテンションも盛り上がる日、ハロウィンが始まる」という情報を貰うことに。
途端、その言葉を聞き何だか胸騒ぎを覚える主人公、そんな主人公を見て不審な態度を取るプルフラス、そんな一同に意味深な言葉を投げかける現地サーヴァントたち……
一抹の不安を抱えながらもハロウィンの日は来てしまい、なんだかんだその盛り上がりをプルフラスたちと楽しむ主人公。
しかし催しが終わり、次の朝目覚めると……何故か全ては、見知らぬ墓場に立ちすくんでいた状態まで巻き戻っていた!
(※こっから何回かハロウィン当日まで繰り返すも良し、この一回目のループで異変に気がつくもよし)
徐々に自分が「カルデアから特異点を解決しに来たマスター」であることを思い出す主人公、
そして全てを語れないがそんな主人公に手を貸してくれる(あるいは賑やかしでついてきた)現地サーヴァントたちやロザリー、
主人公が記憶を取り戻し、解決に進めば進むほど、様子がおかしくなるプルフラスと、それを見張り囁く謎の影、
────────さあ、終わらない悪夢(ハロウィン)をはじめましょう?>>383
≪転≫
一部のサーヴァントたちやこの世界の住人たちが、主人公一同に突如牙を向いてきた。
どうやら黒幕が洗脳して襲わせているらしい。
撃退しつつ走り回る一同は、学校にある怪しげな秘密の地下室を発見し、そこへ飛び込んだ。
そこで待ち構えていたのは邪悪な雰囲気を発する聖杯と……暗い表情をしたプルフラスだった。
「本当にここ(特異点)を壊すのか?あれだけ共に楽しんだというのに?」そう心を揺さぶろうとするが主人公の意思は決まっている。
「……ならば、ならば貴様は敵だ。貴様を倒し、もう一度、今度こそ記憶の全てを奪ってやる……!」
「誰にも、我の邪魔をさせない……!」
そう宣言し一同に襲い掛かるも、何処か手を抜いており、(負けても撤退扱いになるほど)
更に主人公たちに諭され、戦う手を止めるプルフラス。
「……本当は、分かっていたのだ。こんなもの、単なる虚しい夢だと。見続けている所で現実は何も変わらないのだと……」
悲しそうに告白しつつも、ようやく現実を受け入れ────────>>384
────────あら、駄目よ?私(ハロウィン)と貴方は一蓮托生。今更舞台を降りようなんて、そうはいかないわ。
そこで姿を現す、真の黒幕。
「な……貴様、約束が違うでは……なにを……!」
────────魔神柱の写しだか知らないけど。悍ましいほどの概念と神秘を孕む私(ハロウィン)に適うとでも?
あっという間にプルフラスの身体を乗っ取り、巨大な魔神柱と化す黒幕。
────────さぁ!楽しいパーティを続けましょう?遊んであげるわ、仔ヤギども……!!
「ハロウィンの残骸」:
悪性と化した特異点の残留思念。本来の城主の姿を借りて、シャドウサーヴァントとしてプルフラスを陰から見張っていたり、操ったりしていた真の黒幕。
プルフラスが特異点を勝手に終わらせようとしたので、肉体を乗っ取りラスボスと化し、主人公一同に襲い掛かる。
CLASSはアヴェンジャー、全体攻撃と今までのハロウィンイベントに因んだ名を持つデバフスキルで一同を苦しめる他、
様々な悪霊や悪魔を無限に召喚してくる。>>385
≪決≫
追い詰められつつも、プルフラスを人質にとって脅迫する「ハロウィンの残骸」。一同がどうすればいいかと立ち尽くしていると、ロザリーが乱入してくる。
────────あら?今更小娘が出てきたところで、何が出来るのかしら? そう嘲笑う残骸に、
「えぇ、たった一つですが、出来ますとも。────────ごめんね、プルフラス。少し痛いかもしれないけど……」 祈る様に手を組むロザリー。
────────これは……洗礼詠唱?…………まさか、やめなさい……!!
ロザリーことロゼは、プルフラスの契約者であり、見習いとは言え神の信徒であった。
プルフラスの契約ラインを通し、悪霊である「残骸」に効果的な洗礼詠唱を送り込むロザリー。
それは一瞬ながらも大きな隙となり、主人公たちはプルフラスを奪還しつつ、今度こそ「残骸」を消滅させる。
────────嗚呼、そんな……そんな……!
────────…………そう、終わるのね。私(ハロウィン)が……よう……や……く……
こうして「ハロウィンの残骸」を倒し、プルフラスから謝罪の言葉と聖杯を貰い、平穏を取り戻した特異点。
数日で消滅するまでの間、単なるハロウィンタウンとして遊びまわることもできるようになった。「地獄、ですってよ。姫」
「地獄めぐりねぇ……で、私たちもその役であると。でもほら、私たちは地獄を知らないわ。だって、私達は神代以降の存在だもの」
主従で一騎の反英雄、ジャック・ザ・リッパーとして召喚された吸血鬼と殺人鬼は何がどうしろというのだ、という様子である。自称悪魔の王であるバレバレな冥府神の誘いに乗ったものの、実は彼女達は地獄というものを知らない。彼女達の世界はもうとっくに神代は終わりを迎え、彼女達ほどの神秘を帯びた同類(幻想種)は彼女達が生きていたロンドンには居なかったから。
「うーん……地獄、マグマですかねぇ?人が生きられないほど苦しみに満ちた環境……?迷いますね。いや待てよ、苦しみに満ちた……?
──────ああ、そっか。それがあった。簡単なことだったんだ」
あは、あはは、ああ面白い。面白くって面白くってたまらない。そうやって笑って笑う。ああ、実に簡単なこと。地獄なんていついかなる時も側で私たちを抱いていたのに、そんなことにも気づかないなんて。
「私たちの心象風景──────この灰と煤で出来た街、ロンドンこそが真なる地獄であると、なぜ私達は気づかなかったのでしょうね」
「ああ、そうね。確かに。ヘルヘイムが、黄泉の国が、タルタロスが神代の地獄というならば、この世界は現代の地獄でしょう。人と人は己の命を、財を、その全てを喰い合い、貴族たちは搾取する。ああ、確かに地獄だわ。これを地獄と呼ばずしてなんと呼ぶのでしょう」
私たちが再現する地獄は、この社会だ。弱きものは食い潰され、強きものは食い散らかす。人よ、欲深くあれと叫び呪う凝縮された怨嗟の地獄。そんな世界だからこそ、私たち(切り裂きジャック)は成立したのだから。そういや、キャストリアに対する感想はそろそろこのスレでも解禁でよろしいでしょうか?
「さあ、地獄を作り上げましょう」
「私たちだけじゃ足りません。多くの死を積み上げましょう」
「ああ、世界はこんなにも醜い」
「ああ、世界はこんなにも酷い」
『けれど、私たち(はぐれ者)はそれが何よりも心地良い』
灰と煤が満ちた煉瓦の街が出来上がる。プルトンの恩恵もあり、ここに集められるべきである者たちは次々と引き寄せられる。
幽霊という怪異が、吸血鬼という怪異が、狼男という怪異が。一つ一つ、人が思い描く怪物たちが積み上げられる。
彼等は現代の地獄を生きる者。殺人鬼達に満ちた霧の街。ああ、そうさ。別に殺そうってわけじゃない。ご要望の通りお客様を驚かせて見せようじゃないか。
────────しかし我らは人ならず。人ではないナニカである。指の一本、腕の一本、首の一本、心臓の一つ、脳の一つ……どうか、どうかご注意を。
「ああ、姫?カルデアからのお客様は女性の方が多いそうで。しかも水着、露出過多ですね」
「あら、じゃあ私たちのこの体はマスターに少し……そうね、飽きられてしまうわ。だって私たち、身体のベースが女なんだもの」
「変えてしまいましょうか。ねぇ、主君?」
「ああ、そうだな。それが良いとも、我が従僕」
焦茶色のコートを羽織り、煙草を咥えた銀髪碧眼の鋭い目をした美青年が。
黒白の礼服を纏い、椅子に腰掛けている金髪紅眼の柔らかく佇む美少年が。「いらっしゃいませお客様。どうぞ、精一杯歓迎しよう」
「どうかこの街の踏破が、あなた方の良い教訓となりますことを、心から祈っております」
霧夜に駆ける殺人鬼。闇夜を嗤う吸血鬼。非業の死を遂げた霊達が彷徨い歩き、人々の想像が作り上げた数多の怪異(恐怖)が待ち受ける。
「──────どうか、殺されてくれるなよ」「私たちってば地獄が何か知らないぞ」
「あの死体と灰に満ちたロンドンこそ、さらに言えば他の国にも広がったその環境こそが現代の地獄というべきものでは?」
「それだ!」
から生まれた陰鬱さ全開のスポット。ちなみに驚かす側は一応殺さないように努力はしようと思ってます。努力はする。するだけで終わるドロテーアさん、宝具に関する質問どうぞ~
>>406不穏だァ……
そういえば、特異点の配布サーヴァントであるプルフラスの紹介を忘れていました。
【CLASS】キャスター 【真名】プルフラス&ロゼ
【性別】不明/女性 【身長・体重】140cm・???kg(触手やら何やらで重いらしい)/148cm・46kg
【属性】秩序・悪/秩序・善 【出展】残滓特異点『常夜学園謳歌 ソロモナリエ』
【ステータス】筋力C 耐久E 敏捷C 魔力A+ 幸運A 宝具A++~E-
【クラス別スキル】
陣地作成:EX
魔術師として自らに有利な陣地を作成可能。
キャスターは特異点の一部でもあった「学校」を構築する事ができる。
道具作成:B+
魔力を帯びた器具を作成可能。ハロウィンに関するグッズ作りならば特に出来は良い。
単独行動:A
主にロゼが所有しているスキル。それなりにプルフラスと離れて活動することが可能。ユーさんへ。
このレスを確認できましたら、あればでいいので、京介君の外見イメージ(なんかのキャラとか。以前制作してた人物メーカーがあればそれで。カワウソ?と一緒のヤツ)を投下してくれると嬉しいです。>>407
【固有スキル】
精霊の狂騒(かぼちゃ):A
キャスターの合図で、地に眠るかぼちゃ(すなわちハロウィン)の精霊たちを目覚めさせ、敵軍の兵士たちの精神を混乱させる。
精神系の干渉であり、敵陣全員のパラメーターがランダムで2か所、一時的にランクダウンする。
自己抑制:A
ロゼのスキル。自ら律することで、全力を発揮できなくなるが、代わりにあらゆる肉体的・精神的な負荷をはじくことが出来る。
特に、混乱や魅了など感情に干渉をかけるものにたいしては何も揺らがなくなる。
悪魔学校首席:EX
様々な魔術、高速詠唱、動物会話など合わさった複合スキルであり、魔神として優秀な証。
特異点が消滅する直前、空気を読んだ教師たちがプルフラスに与えてくれた称号だったりする。>>409
【宝具】
『(ソロモナリエ・ハロウィン・ナイト)』
ランク:A++~E- 種別:召喚宝具 レンジ:1~50 最大補足:500人
特異点の騒動を乗り越え、プルフラスが得た答え(おもいで)。
宝具解放と共に禍々しい「悪魔・人外たちが蔓延る悪魔学校」を短い間だけ召喚・建造し、範囲以内の敵を蹂躙する。
さながらハロウィンの夜を楽しむ悍ましいパレードのよう。
最高潮かつ全力で開放すれば、「残滓特異点『常夜学園謳歌 ソロモナリエ』に呼ばれた」著名な英霊(あくま)すら幾人も召喚することが可能であり、
対城宝具クラスとも一瞬ながらぶつかり合えるほどの威力を誇る。
なお、時期によって効果が左右されてしまうという大変な欠点があり、「クリスマスといった、敵対する勢力が盛んな時期」などは途端にランクが下がってしまう。
【詳細】
本来英霊の座にはいないはずのサーヴァント。
黒幕(ハロウィンの残骸)から与えられた聖杯の力やハロウィンという魔術儀式めいた信仰心によって英霊並みの実力や霊基を手に入れたプルフラス。
傍らに控える契約主のロゼは、使い魔をこの世に縛る楔であったが故に、巻き込まれた形で共にサーヴァントとして登録されてしまった。>>410
二人の性格などはこちら(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%AD%E3%82%BC)を見ていただければわかるかと。
例によって宝具の漢字、募集しています~>>412
よかナン~ネッソスに加え新チャラ男まで加わってチャラ男ーズの戦力がマシマシすぎる…どうすっぺこれ…
>>419
大きなイベント以外は3人くらいに絞ってシャッフルしていくのが理想ですな…全員動かすのはキツい!アメリカ大会の今後はレモンさんいないのも含め、弓槍でバトって了、ですかね?
大会終われば裏での暗躍ストップな可能性もかなりあるし。チャラ男なら実はまだいるのさ、此処に一人な!(清原兄を構えつつ)
チャラ男ーずによる聖杯戦争……!(なおクラス被り)
ケルト鯖はチャラ男に含まれるだろうか……(フェルディアやコナル)
>>408
ユーさんへ。
確認などお願いします~~。>>378
えっあっSCPそうか前知識なかったら意味不か……とりあえず、豊玉姫の異類婚姻譚がベースとなった人型(鶴だけど)アーティファクトと思ってくだされば…分かりにくいこと言ってしまってすいません…
>>387
シンガポールみたいな感じですね。学園パロが出来るのはネタ的に美味しい…学生服とかはどんな感じなんでしょ?学舎はどんな感じなんでしょ?(患者)
>>394
霧の街ロンドンとかはスチームパンクや一昔前の情緒を感じさせるものですが、同時に急激な文化技術の発展による暗い影も大きな都でしたからね…行ってみたい反面命の危機が…一般人には怖いもの見たさで行くには早すぎますね
>>411
「悪魔学校主席」というスキルがあるのが、なんともイベント配布鯖らしくて良いですね。宝具も、時期によって威力が増減するというのがネックな分バリエーションに富んでそう。
宝具名は『おもいではこれからも』とかどうでしょう?
地獄の続き投下していっすかね…私見ですけどチャラ男みが強いのはロドモン、太田道灌、大碓皇子、清原兄の4人かなって……
ドンファンと業平はプレイボーイって印象がありますね……ニ 館内奇態なる事、並に地獄の初まりの事
前回。ポーとアヴドゥルの案内を受け、フェリーぺとメンテーは古びた、だのに黴や罅の一つもない丸鏡を抱えるように持ち館内へと進んだ。
説明の通り、館の内装には至るところに鏡が用いられていた。それは例えば、天蓋付きベッドを初めとして、文机、クローゼット、玩具箱に至るまでが白い埃のヴェールに包まれた子供部屋の姿見。それは例えば、赤茶けた紙片が足の踏み場さえ与えぬほどに木目の床に散らばった、館の雰囲気に似合わぬ素朴さを持った書斎の飾り。それは例えば、大理石の感触に高貴さと些かの冷たさを感じるようなアールデコ調の様式の目立つ手洗い場の鏡台───見えるだけのものでも、数え切れないほどの量と種類がフェリーぺたちを客人としてもてなしている。時々、景色の広がりに違和感があってそちらへ向かおうとして加工された鏡張りの壁であった等というのもざらになり、そのために館内に入り数十分とした頃には不用意に前へと進むことも出来なくなった。
さてもさても驚かされるは館主、この際はホレス・ウォルポールの凝り具合である。「鏡像無間地獄」と言い張るだけあって、館における「鏡」という存在の重大性が否が応でも伝わってくる。煤けた、一昔前であることが強調されているような館であるにも関わらず、鏡は一枚とて割れておらず、どころか塵一つ見当たらない。まるでこの空間内においては「鏡」は金剛石や、聖遺物よりも肝要かつ貴重な宝物とでも言わんばかりだ。これだと、二人も自分達がいま持っている丸鏡を割ってはならないという思いに駆られてしまう。異質感さえ匂わせてくる「鏡」の推しっぷりに、二人もやや食傷気味になっていると言っても過言ではなく、ある意味普段のホレスの驚かせ方に通ずるものがあるとも考えるようになった。
今しも、フェリーぺが鏡張りの壁へ激突した。>>435
メンテー「大丈夫か、後輩」
フェリーぺ「いてて…これぐらいは、まぁ…」
額を擦りながら苦笑いをするフェリーぺに、メンテーが片手で自身の胴と同じほどの大きさの鏡を抱えながら手を伸べる。唐突なことに理解が追い付かず、目を丸めるフェリーぺに対しメンテーは今立っている廊下に敷かれた絨毯に勝るとも劣らぬほどに赤面し、鈍感なフェリーぺを叱咤するように声を荒げた。
メンテー「手、繋げば、さっきみたいにぶつかったりしないだろ?それに、その…不用意に飛び出すのも、お互い抑えられる、し…」
フェリーぺ「センパイ…流石だな!」
フェリーぺというは斯くも鈍感な男なるか。或いは、異質な情景の連続に神経が疲弊し脳も靉靆とした疲労感に取り憑かれているのか。どちらにせよ、彼はメンテーの赤くなった手を無用心にも握り、恥辱に堪えきれなくなったメンテーに正拳突きを見舞われた、というのは事実である。
◇◇◇
メンテー「すまない…本当に、突然だったものだから…」
フェリーぺ「構わないさ…その、こっちこそ、急に握ったりして…悪かった…」
なんとも青臭く気まずい空気のする少年少女。又は、こういったものを俗に「青春」と言うのか。
そんなようにして、長い廊下を進み続ける二人。見えてくるのは、新たな空間の広がりを予見させる曲がり角。オーソドックスな「青春」であれば、ここで誰かとぶつかるのが宿命だが、生憎今の二人はあのような会話がありながらも手を結んでいるために飛び出せない。そして、角を超えた先にあったのは。>>436
二人を周囲と映すは広々とした廊下の左右に展開された、ヴィクトリア調の装飾が映える鏡、鏡、鏡。天井からは、木々が千朶万朶の花を咲かせるように先に付いた幾本もの蝋燭の火を薫らす金色のシャンデリアが吊り下がっている。さながら蛋白石をそのままにしたような床には絨毯は敷かれておらず、その分半透明の乳白色にフェリーぺたちの影がことさら鮮やかに映じている。鏡の装飾一つ一つは決して豪奢とは言わないが、しかし左右非対称な蔦を模した縁などからは全体の調和を乱すことを重罪と定めているような完全性、緊張感が存在する。その空間は云うなれば「英国が生んだ鏡の間」。建築的美学などには縁遠い類の人間であった二人には言葉で形容することすらできない、只感嘆の息を吐くような一郭であろう。
フェリーぺ「………ん?」
ふと、フェリーぺが一枚の鏡を見て首を捻る。
メンテー「どうした、後輩?」
フェリーぺ「あぁ、いや…少し、影が揺れたというか…何かが映ったような…」
メンテー「鏡にか?何かって言っても…」
フェリーぺ「あ、今!今確かに…何かが…」
メンテー「……?……こうか?」
フェリーぺ「そう、映ってる…!」
半ば興奮気味に事を伝えるフェリーぺを冷静に分析したメンテーは、「己が持つ丸鏡を鏡に向けた時」に決まって何かが映ると宣うことを理解する。すなわち、「合わせ鏡」だ。それを知り、メンテーはつとめて落ち着いた調子で原因をフェリーぺに話した。>>437
フェリーぺ「合わせ鏡、か…」
メンテー「合わせ鏡が別の世界の入り口になっている…とまでは言わずとも、何か別の空間───固有結界とかに繋がっているという可能性は十分にあり得るな」
フェリーぺ「漸くホラーらしくなってきたな」
メンテー「で、繋げるか?後輩」
フェリーぺ「勿論。どうやらこの関門はそれが本当の入り口みたいだしな」
意見が合致し、意を決して鏡面を合わせる二人。段々と鏡は鏡が映す鏡を映していき、やがて一方の鏡が他方の鏡をすっぽりと映す。その途端、辺りは急激に眩い白にくるまれ、人間が許容する範囲を超過するほどに発光し─────。
─────意識が、現実と虚構、或いは夢想と覚醒の間に漂う最中。フェリーぺは、視界の隅に見えた文字を、視点を動かし、はっきりと捉えた。日本語で、なんとも達筆な字で書かれていたのは。
「珍らしい話とおっしゃるのですか、それではこんな話はどうでしょう」>>361
おっといけない。しかし監獄長さん作の和鯖はずいぶん久々な気が…
和製サメ属性系女神…。当人よりも眷属に任せる方が強いという所、いい感じにバランスが取れてると思います
とりあえずウサギ系サーヴァントには間違っても会わせちゃいけない感がプンプンしますな
>>387
「永遠に終わらないゲームなんて退屈だろう? 良きにせよ悪しきにせよ、駒を前に進めなきゃな」
どこぞの杖兄貴もこうおっしゃってましたね
実際あのごった煮キメラ魔城でケリがついたのは福音だったのかもしれない…
>>394
人が地獄を創るのか。地獄が人と時代を生んだのか
彼らを見てると、何となくそんな感じの言葉が思い浮かびました
>>439
これもまた一つのミラーハウスといいますか、遊園地とかにあってもおかしくなさそうな内装が印象的でした
そして状況も忘れて絆を深めていくフェリーペとメンテーにほっこり>>443
幕間までスレッドが進んでいるぅぅ……
(よく考えたら私以外の誰かがヤマトタケルを作ってその関連人物を私が埋めてる形になってる……)(大碓皇子は兄、倭姫命は叔母)
>>447
宝具名、ありがとうございます~
表現部分そう褒めてもらえて至極恐悦ですぞ!八尋和邇の追加セリフ。サメ属性ということで……。
「わたくし、あのお方苦手でござますー。だって、大鮫魚様は彼に射られてしまったのでしょう? 加えて、人の身でありながら人類を統べ、仙へと至った超越者……大鮫魚様の件だけでも相性最悪ですのにー。わたくし、エンカウントしましたら即ハントされてしまいますー」(始皇帝同行時)
「お待ちをー。わたくしを世界を海で満たそう暗躍する思考回路スーパーバーサーカーな姉なるナマモノと同列にしないでくださいましー」(ジャンヌ・ダルク(水着)同行時)尊氏の宝具名思い浮かばん…あと色々キャラを安定させたいので尊氏にコメント欲しい(どういった対応するか知りたい)サーヴァント、マスターいましたら教えてくださったり
>>442
遊園地にこんなのあったらお子さん泣いちゃうよ…というか一般人には危険すぎるんですよね…ジュラシックパークに繋がってたりするんですから…ご感想ありがとうございます!
>>445
ホグワーツ…魔法学校っていったらやはりそれですよね。ローブとかお洒落で良いですよね…しかも校舎は城…うーんロマン。
フェリメンの二人は今のうちに絆を上げておいてもらわないと後々苦しくなるんで…絆が試されるアトラクションです。あと素材たくさん貰えます。
洋館スキーがちょっと暴走しちゃったなとは思いましたが、そう言っていただけると嬉しいです。ありがとうございます!
>>456
チャラ男ーズで賭け事か…道灌は賭け事その気になれば読みなんかでいい線いけるぐらいには知将(史実)だけど、それを見せる意義と景品がナンパってので負けておくだろうな…
こいつ、本当にチャラ男か?プルフラスの宝具名、中納言さんのものとここのえさんのものを合わせて、
『魔神戯れる追憶の夜(ソロモナリエ・ハロウィン・ナイト)』にしようかなぁと
(※追憶→おもいで、から)
そして以下はプルフラス・ロゼのサンプル台詞
「というわけで、偉大なる魔神柱が写しにして、比類なきキャスター・プルフラス。召喚に応じてやったぞ!……むぅ……いつぞやは、その、すまなかった、です」「はい良く言えました。……どうか私たちの事、よろしくお願いします。マスターさん」
「トリックオアトリート!……くく、どうしたマスター?我が恐ろしいのか?」「マスター、プルフラスー。パンプキンパイ、焼けましたよー?」「……!(眼がキラキラ輝いている)」
「どうしたマスター、課題でもしているのか?どれ、我で良ければ手を貸そう」「小っちゃくても、すごい賢い人なんですよ、プルフラスは」「ロゼだってドチビであろう!!」「ドチビじゃないです!ちょっと小さいだけです!」
「さぁ歌え(さけべ)!踊れ(くるえ)!!今宵、この時間、この場所は我らの狩場と化す!!─────『魔神戯れる追憶の夜』!!」
「ようこそ、悪魔の学び舎へ。盛大に歓迎しよう。─────『魔神戯れる追憶の夜』」魔術師さんはいらっしゃいますかー?
>>466
NGは特に無いですね。強いて言うなら悪堕ち(黒化)くらいのものです。口調は槍ニキみたいな気さくな兄ちゃんみたいな感じをイメージしてます。☆ 久方ぶりのごれんらく ☆
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%88%86%E5%89%B2%E4%B8%A6%E8%A1%8C%E5%9E%8B%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BCSS%EF%BC%88%E4%BB%AE%EF%BC%89
とりあえず今までに書いたものをまとめておく場所を作りましたので、ひとまず置いておきたい方などはどうぞ。私もそろそろ導入①ぐらいは書き終わる気がします。
……あといい加減(仮)じゃなくてちゃんとしたイベント名を設定しようとしましたがいまいち思い浮かびませんでしたの>>466
うーん、そうですねぇ……
「オーディンにデレる」「他人によって自身の考えや目標を改める(=夏を楽しまなくなる、等)」
こんな所ですかね?突然、魂は年月が経つといずれ腐敗してしまう……なら食べ物のようにいっそはじめっから発酵・熟成させちゃえばよくなーい?とかあーぱーだが独自の技術を生み出して封印指定喰らった魔術師、というのを閃いてしまった
相性召喚でエルルーン不可避なマスター来たわね……
>>463
大碓皇子に対して
「皇族の高祖…なんと軽快で…だのに、挙動に決して皮相になく……嗚呼。まさしく高く遥けき者…はぁ……」
スノウホワイト・オルタナティブに対して
「「『強き者』で無ければ王に在らず」…貴殿にとって、身共は弱く、脆く…人の上に立つ者にあるまじき者であると断じるのだろう……わかっているのだ…」
アセナ
「狩人…か…彼女からして、身共はきっと…切り株に躓く野兎…いいや。身共ごときが人を癒すことなど出来ぬ…精々、身共は、来るはずのない富を待ちぼうける農民…」
>>467
厩戸皇子
「聡く智恵明るき人…斯様な者が、あの時、帝の下にもいれば……否。帝の末路は身共の傍若無人たる振る舞いが故…身共が今さら求めるなど、甚だ烏滸がましい…」
立花道雪
「………許して欲しい…身共は、その程度のことしか出来ずにいたのだ…将器などがあったのではない。身共の近くに、身共なぞのために奮ってくれた者たちの力なのだ…」
那須与一
「ありなどではない…身共のような者など、あり得べからざる将で…将ですらなく…はぁ…身共は、貴殿の思うような者ではないのだ」
平将門
「武勇敢然たる者…八幡神に認められし武者…身共なぞが彼の者についてとかく言うなど、それこそ身の程知らずというものだろう…」
ネガティブだなぁ(小並感)【元ネタ】黒姫伝説【クラス】セイバー
【真名】黒姫【性別】男性?
【身長・体重】186cm・73kg
【外見・容姿】茶色い髪(呪術で染め)のチャラ男
【地域】インド【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力:B+耐久:C敏捷:B魔力:D幸運:B宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:C 騎乗:B+
【固有スキル】
呪詛放出:A
魔力放出と似て非なるスキル。黒龍が内に溜め込み続けた多くの呪詛は龍の心臓に呪いを生産する機能を編み出した。呪詛による身体能力上昇、呪詛を付与した刀の攻撃が可能
蛇の呪い:B
黒姫に纏わり付く蛇のような痣。それは黒姫が仕留めた黒龍の呪いであり、これがある限り、体の至る所を蠢き回る限り黒姫は慢性的な激痛に苛まれ続ける
呪竜変転:EX
悪竜現象。北欧のそれに似て非なるもの。悪竜現象(ファヴニール)が北欧のそれに連なる現象であればこれは東洋の異なる形の竜への転換。恨み辛みで人ならざるものへと呪いを積み上げる日本の多くの逸話を体現したようなスキル。
黒龍を仕留め、最終的に魂も体も融合してしまった黒姫は黒龍の愛憎を魂に直接受けてしまい、それにより体の構成が人でないそれへと転じてしまいかけている。
【宝具】
『墨桜なりし黒鉄の刀(サクリファイス・ブロッサム)』
ランク:A種別:対怪宝具レンジ:1〜40最大捕捉:50人
黒龍を討った黒姫の剣舞。ドラゴンスレイヤーたる彼女の麗しくも荒々しい剣舞の後、水底に沈むと共に天変地異を引き起こしたという黒龍の呪の再現を以って膨大な呪いを孕んだ赤黒い閃光を竜の息吹の如く撃ち放つ。竜という最高位の神秘を、神秘の薄れていた時代であるという条件ではあるも討ったことに依るこの技は神秘という名の怪異に、特に竜や蛇の類に強力な特攻を発揮する。【Weapon】
墨桜→黒姫がそう呼んでいる刀。本来は別の名があったそうだが黒龍と刺し違えた際、水底に沈みながらこの名を改めて決めたとのこと。
【解説】
黒姫伝説の主役とも言えるべき女性。白蛇に扮していた黒龍に惚れられ、彼の通いに対して笑顔で受け止めその全てを朗らかに微笑み、最終的に決別しつつもその命を以って黒龍を鎮めた(殺した)麗しくも悲劇なる姫。数多の並行世界の中、この二人の黒姫伝説の終わりは互いの攻撃で刺し違えたというものである。
───────この黒龍の正体は、かつて人から竜へと転じたもの。とある山村にて「人の世を荒らす災害たる竜である」と定められた無銘の青年が嬲られた末、「積み上げた他人と自分の怨み」と投与された「竜の血」が「呪竜変転」という北欧の悪竜現象に類する現象を引き起こした。
山村の人々を彼らが望むまま災害として喰い殺し、眠り続けていた竜が、ただ一人優しくしてくれた黒姫を愛するのは道理であり、求婚を妨げられたら叫び暴れるのも道理である。そして、そんな愛した彼女に対し殺し殺され、沈みゆく中で怨嗟と共に愛を囁き同化しようとするほどには、愛しすぎていた。
対して黒姫の本性は、黒龍の見た印象ともまた違うものであった。そも彼女は、生まれながらに周りのそれとは何かが違ったものだ。
魔術回路を持たぬ両親から異常発生で魔術回路を携え、武勇にも才があり、何より並大抵のことに動じぬ英傑なる魂。しかしながら、当時の女の在り方にそれは不要。見目麗しい姿を振り撒く高嶺の花と定められていた。
黒龍が白蛇に扮していたとき、他とは神秘の感じ取り方が違う彼女は気づいたし、そこまで恋心に疎くもないので黒龍の不器用ながらなアプローチだって気づいていた。
ああ、だからこそ─────己の命を賭けた竜との斬り合い殺し合いにこそ、何よりも昂った。
もとより己は姫たる器にあらず。刀を握って思うがままの力を振るう。その機会を与えてくれた黒龍に感謝はしたし、彼ほどではないが……紛れもなく、愛してもいた。刺し違え、水底に沈み、魂も肉も融け合うことを許容する程度には、何よりも愛していた。
融け合った結果、肉体が黒龍をベースに引きずられた(男となった)彼女はなんとまあ生き延び、その後とある女と子を成し天寿を全うした、とか。その子孫がとある施設の職員のバイトをしている、とか。なんとか。【人物像】
じっとしていることが大の苦手。立ちすくむよりは刀を握って一人残らず斬りたい派の女性。別に斬り合い殺し合いが好き、というのではなく生前のそれは今まで一度も発露できなかった自分のそれを命を捨ててもいいから思いっきり出してみたかったから、というだけ。
黒龍は何事も疎み、興味が向いたものには偏執的というほどの執着を見せるもそうでないものは冷たい氷のような目で見つめ続けるような性格。割と陰湿。
黒姫という真名ではあるがその実情は黒姫と黒龍という二つの存在が混ざり合った存在であり、存在の格の違い的に身体構造は竜の比率が高い。意識が比較的黒姫側にあるのは黒龍の譲渡に過ぎない。黒龍自体は蛇のような痣として黒姫の体に巻きついているし、黒姫には愛憎入り混じった複雑かつ重い感情を向けている。
精神は意識が黒姫主体とはいえ実際は黒姫と黒龍の精神が混ざり合っており、ほぼほぼ区別がないものである。本人は「区別している」ように振る舞っているがそれは「別の人格であるというふうに振る舞ってその時その時で区別があるように他者に見せかけている」だけであって実際は独り言。
男の体、というのに引っ張られてか黒姫(黒龍)自身の性自認が些か男寄り。同時に生前おしとやか(山にひきこもり)にしていた反動か意気揚々と他人に絡みに行き可愛いと思った子は褒め倒す、しかし生前培った姫の高ランク対人スキルは忘れないといったいわゆる「光属性、陽キャ」に属する青年である。
しかしこれは霊基の不安定さも相まってのことで揺らぎ次第で黒セーラー黒髪ロングの切れ目なクールビューティーなJKになることもある。そうなると性自認は女ではあるが性格は陽キャのままである。
……のだが本来の彼女の性格は自分がやりたいことだけをただひたすらもとめる求道者であり、また黒龍の在り方が自分以外の恨みを募らせたものであるが故に、何に対しても排他的かつ暗く沈んだ目で目的の為に行動するいわゆる「素」を見せることがある。
特技:毒舌
好きなもの:特になし・嫌いなもの:つまんないこと
願い:未知なることで世界が満ち溢れますように>>472
『涼風巡礼冥道・ボーンデッドハウス』とかどうです?【一人称】俺っち、私【二人称】○○ちゃん、○○君
【三人称】アイツ
【セリフ例】
「イェーッス!!俺っちが、あの黒龍と対峙した麗しの姫な黒姫ちゃんでーっす!……痛い痛い痛い!そうだね、神秘が衰退して死にかけのところで刺し違えたもんね、黒龍ちゃんが弱いわけじゃないから俺っちの体を締め付けないで!?」
「俺っちが男の姿?ふふん、そうでしょ。これね、黒龍ちゃんが人に擬態した時の格好なんだわ。髪の色は染めたけど……いやー、カッコいいっしょ?惚れた?惚れた?」
「顔がよかったらなんでもよーしっ!やっぱ生前は出来ない遊びとかしてみたいじゃん?俺っち的にはナンパ楽しみたいんっすよねー。え、無理?去勢拳?なにそれ」
「……霊基の乱れ、ね。ってこ、と、でー。ほらみて私のニューフェイス!黒髪ロングに黒セーラー。この黒い刀がよく似合うってもんっしょ?こんな美人がこんなのSNSにあげたらバズり間違いなしだわー」
「……話しかけないで、マスター。斬ってみたいからアレは私(俺っち)が斬る。アレは、私たちの獲物だ……」
「ダメですよ、マスター。あまり素の私に近づいては。俺っちは確かに竜だし、私は確かに人でなしなんです。私たちがマスターに興味を持ったら、骨の髄まで食い尽くしてしまうかも、なんて」
「邪魔。うざい。鬱陶しい。こびりつくな、煩わしい。私(俺っち)が欲しいと思ったんだからお前らになんかやるもんか」>>492
以上です、だ。もうしわけねぇ盛るの疲れたので新鯖投稿します
>>495
孔雀とかクラゲとか?>>497
【宝具】
『石長比売(とわのことほぎ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
彼女の本来の権能である長命の加護。彼女の味方にいる場合どれ程の致命傷を受けたとしても死に至る事なく生き延びる。
『磐長姫(ちりばなのことほぎ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1
あらゆる長寿の加護、不死性を無効化し定命のモノに落とし込む長寿の権能の逆回し。彼女を拒絶した相手に自動で働くものであり彼女にも制御出来ていない。
『木花知流比売(えにしのことほぎ)』
ランク:EX 種別:対縁宝具 レンジ:1〜5 最大補足:2
彼女の持つ良縁を結び悪縁を断つ縁繰りの権能。縁切りは彼女の持つ刀によってのみ行われるが縁結びは予備動作無しで行われる。繋がりを結び切る権能は魔力のパスにも通じ、サーヴァントとの戦いでは必ず致命傷となる。
『苔牟須売神(さざれいしのまじない)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大補足:1〜99
対象を不壊の概念を宿らせ石化させるまじない。これが初めて行われたのは木之花佐久夜毘売の出産の際、燃え盛る中での出産に耐える術を彼女の出来る行為として最大限の力を振るった。この必死の様子を見た者たちは呪いと捉えた為に敵対者にも行使できるが、本来は同意の元でのみ行う事の出来る権能にも満たないまじない。>>498
『鏡面・凍結の魔眼(きょうめん・とうけつのまがん)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1〜100 最大補足:1〜
依代の女性が持つ魔眼の力を神性によるバックアップで完全開放したもの。その眼は映すもの全ての鏡写しでありながら内部の存在の温度が超低温で定義されており、見た物の温度、状態を無視して凍りつかせる。眼から放たれる冷気により過度の使用は眼を失う可能性を伴うが岩の永遠性を持つ石長比売はそのリスクを大幅に軽減する。
【Weapon】
縁切『縁断』
縁を切る力を持つ刀。依代の女性が所有していた物でありこれさえあれば権能を用いずとも縁を切る事が出来る。
【解説】
大山津見神の娘であり木之花佐久夜毘売の姉。
瓊瓊杵尊に姉妹で嫁いだが送り返された事により、その子孫共々短命となったと言われている。
性格は温厚だがそれは経験から来る事無かれ主義であり、実際はその事に対して憤りや哀しみを抱えている。
しかし家族を想う気持ち、神として人を想う気持ちはそれらに勝り復讐などは考えておらず、短命となってしまった瓊瓊杵尊達にも申し訳なさを感じている。
聖杯にかける望みは「短命の宿命を無かった事にする」
残念な事に彼女の顔については聖杯による改善は見込めない。一時的には改善されるだろうが岩の普遍性により座には反映されないのである。
依代の女性とは縁に関わるという点で繋がっているが、顔を隠す為に他者の外見を借りて召喚される事が多い。>>499
特技:さくらんぼのつるを舌で結ぶ
好きなもの:家族
嫌いなもの:死、拒絶
天敵:アヴェンジャーの磐長姫
願い:日の本の平穏
【セリフ例】
「サーヴァント、セイバー。岩長比売、呼びかけに応じ参りました。このような物をつけての参上、お許し下さい。」
「これは私の願い、私の祈り、私の想い。貴女に正しき愛を、正しき守りを。『苔牟須売神』。この呪いを貴女に。」
「魔眼完全起動、領域設定、概念複製、定義反映、凍結完了、鏡面同期。巌は凍えず、そこにあるのみ。故に此処よりは静が満たす。『鏡面・凍結の魔眼』」
「私は擬似サーヴァントというものです。依代の彼女の名誉の為に言って置きますが、この面は私の保身に過ぎません。」(絆1)
「周囲が拒絶する私の醜さ、これによって多くの人が今も悲しんでいます。私は、自分の貌が恐ろしくてたまりません。」(絆2)
「私の他にも親しい方がいらっしゃるでしょう?当然です、私の目は縁を映すのですから。これからはその方と過ごす事です。貴方も早死はしたくないでしょう?」(絆3)
「おやめくださいと言ったでしょう。これ以上は取り返しがつかなくなります。そうだ、ここで切ってしまいましょうか。私程度が消えても、貴方には問題無いでしょう?」(絆4)>>500
「あれ程言ったのに、どうして離れてくれないのですか…残念な事にもう離れる訳には行きません。私はもうあなたの事を好いてしまったようです。末永く、よろしくお願いしますね?」(絆5)
カードイラスト
【灰色の着物、阿亀の面、背景は山中】
↓
【白地に緑と薄い青の着物、般若の面、背景は本堂】
↓
【桜色の嫁入り装束、狐の面、背景は海の見える森】
↓
【第3再臨の姿で石の船に乗り海に向かっている。面がズレて微笑んだ依代の眼元と口元が映り込んでいる。】
再臨1
この姿は私の物ではないですね、依代のものかと。この刀が良く手に馴染むように感じます。
再臨2
この姿だと私よりも彼女の方が強く出るようです。彼女の意識か、自然と笑みが溢れます。
再臨3
これは私が2度だけ袖を通した衣装ですね。一度は捨てられた時、一度は目を逸らされた時。この衣装は父から預かった物ですが、あまりいい思い出はありませんね。>>501
再臨4
ここまで私にお付き合い頂くとは、並々ならぬ苦労だったでしょうに。感謝の気持ちとして私の船に乗せて差し上げます。船とは縁に深いもの。もしかしたら、新たな出会いがあるかもしれませんね?
【捨てられた貌】
先日、こんな夢を見ました。
私の目の前に依代の彼女が現れました。当然、今の私と同じ顔でした。
彼女は私に問いかけました。何故私の顔で哀しむのか、私は哀しむ顔を見せたい相手など居ないと。私は答える事が出来ませんでした。
理由など等に見失いました。
私を見た者達の顔が嫌いだったから、
それを見る私の顔が嫌いだったから、
それを見ぬ者の顔が嫌いだったから、
私は哀しんでなどいませんでした。私は、勝手な選り好みで彼女の顔を汚していました。
彼女は私に言いました。私の顔を使うなら笑えと、笑う顔を見せたい相手ならいくらでも居るからと。
いつの間にか彼女は私の顔をしていました。私の顔で笑っていました。その笑顔は私の顔の筈だったのに、とても美しい物に見えました。私の顔は仮面のように彼女の顔を離れました。>>454
は~い。(一応前の探したが無駄な足掻きだった人)>>479
大碓皇子「なに〜! どしたどした〜! 天下の将軍様がそんなにへこんでちゃダメでしょ〜! ―――態度が人を変えるっていうしな。まずは胸張って、視線上げてみな」
スノウホワイト・オルタナティブ「愚か者め。武力に優れているということが強いということではない。本当に強いものとは、折れぬ己を持っているということだ。喜ぶがいい。確かに貴様は腑抜けだが、逆に言えばこれからいくらでも強くなれるということだ」
アセナ「なんば言っとるかわからんばってんね。あんた、将軍なんやろ? あんたがそげんしょぼくれとったら、あんたを信じてくれとおみんながかわいそうばい? 人は1人やったら将軍にげななれんっちゃけん」
白雪姫「……貴方は少し気負いすぎていると思います。どうですか、こたつで一献傾けてみるのも。美味しいワイ……葡萄酒を紹介しますよ」
>>492
パリピ黒髪JK……すこ!
>>504
大碓皇子「おーう! 僕ちゃんの御先祖様超美人じゃ〜ん! 一杯カクテルでもどーう? おごるぜ〜? え? なに? 私は醜女ですう? 何言ってんのイワちゃ〜ん! 俺ちゃんにとっちゃどんな子でも美人さんだよ〜!」
「僕ちゃん的には全てのちゃんねーは美人だし〜、全てのちゃんねーが大好きだZE☆」
大碓皇子はこういうやつです>>505
彼女も性格とかは良いし妻にするなら優良だけど女神として妹はその上で顔が良いので瓊瓊杵尊くんは怒りの撤退を決めました。
>>507
ガチ権能と神の加護の変速特化使用と厳密には宝具でない技能なのでEXです。FGOだと権能シリーズがスキルに入ります。
>>508
この子好感度と罪悪感が比例するのでそういう事言っちゃうと多分凄い曇って湿りだします。私がそういう関係が好きです。
>>509
霊衣が依代100%なので顔出しします。霊衣の状態でマイルームに置くと初めて表情が見える素敵仕様。
幕間だと瓊瓊杵尊だけでなく矢島士奴美神と子供の海幸彦と山幸彦の方に言及します。ここは割と神生の絶頂でしたが顔については触れられず受け入れられる事も無い感じで進みます。>>509
返せましたー、けれど1時ですね……
議題設定からやり始めたのでスタートに時間がかかっちゃったのがよくなかったですね……
とりあえず始まりはしたので、日付と時間を決めてギュッとやるのを何回か繰り返して完成という形ですかね?>>510
せっかくなのでチャラ男つながりでネッソス(※463が正規のモノでしたら大丈夫です)、
そしてテンションに温度差があるつながりで潜影のハサン、
どっちかでも大丈夫です~
……メンヘラブラコン……では男の子だな!(正気を失った目)ちょっとお尋ねしますが、「自身の性別に色々悩んでいるキャラ」って皆さんはいるでしょうか?
忘却迷宮レテ④(敵クラス:バーサーカー)
・・・・・・寒い。
唇は震え、歯の根が合わない。
段々と動かなくなる体を引きずるようにして迷宮内を進む。
充満している冷たく湿った空気が首元をじわじわと締め付けているような錯覚を覚える。
自分の中に何の記憶も残っていないことがこんなにも恐ろしいだなんて、考えたこともなかった。
思い出が失われていくたび、心の中の灯がひとつ、またひとつと消えていき、急激に世界から色が失われていった。
人並外れて思い出を大切にする方だというわけではないけれど、それでも、いままでの積み重ねが自分を支えてくれていたのだと、今更のように気が付いた。
さまよう『亡者』たちに幾度となく襲われながらも、どうにかすべての地図を集めたが、俺にはこれが果たして何を指しているものだったのかさえ思い出せない。ただ、そこを目指さなくてはという正体のない焦燥感に突き動かされていた。>>521
◆◆◆◆◆◆
→さっきはありがとう。あんたは・・・・・・?
????「私にもわからん。さっきもたまたま近くにいてな。間に合ってよかった」
→それなのに、なんで助けてくれたんだ?
????「ああ、それはコレのおかげだよ」
→(!腕にナイフで文字が彫られている!!)
????「気が付いたとき、私は自分が何者なのか、何をしにこんなところに来たのか・・・・・・何も覚えていなかった。だけれども、手にはナイフが握られていて、腕に『マモレ』なんて刻まれていたら、どんなに感の鈍い奴でも気づくだろ?」
????「これが『前の自分』が本当にやりたかったことなのだろうなって。」
????「私は私を信じただけだ。それ以上でも以下でもない。極論、キミより先に誰か襲われている人間を見つけたら、そちらを守っていたよ。感謝するなら、幸運と『以前の私』に感謝したまえ」
→それでも・・・・・・ありがとう。
????「――ああ、どういたしまして。さて、さっきの様子だと、どこかに行くのだろう?私も手伝うよ」今どなたかいらっしゃるかな?妲己風マスターが出来たのですが、名前が全然浮かばないのと、どんなサーヴァントならば組ませたら面白そうか、聞いてみたくて
>>528
だがその魅了は下手な対魔力も免疫も無い男性が一瞬で骨抜きになるほどの魔力を秘めており、
一度彼女にハマってしまえば、たとえ自分が破滅してもと構わないと思い込んでしまうであろう。
呪術の腕は平均的、魅了に関しては一級品、
変化に関しては自らの肉体を「より魅力的な女性に作り変える」という方向性であり、
サーヴァントたちのような凄まじいレベルの変化は不可能。
最も特出している魔術は「憑依」、他者に憑りつき自在に操作するだけではなく、
その対象の能力すら引き出して操ることも可能。
ただし、「憑依中、自らは身体を一切動かせず無防備になってしまう」「そもそも、対象の身も心も隙だらけでないと憑依できない」と言ったデメリットも。
また、吸精によって魔力を貯蔵・増幅するという特殊能力を備えている。
最大貯蓄量まで溜め込めば、バーサーカー・ヘラクレスやライダー・アキレウスのような
燃費の非常に悪いサーヴァントも容易く使役できる。
…………ちなみに本当の性別は、『男性』であり、魔術と異能によって一時的に女体化している。>>529
の一族は「概念受胎」────人間の女性に概念を孕ませ、子を産み落とすという魔術、を研究していた。
彼はその成功例の一人であり、「性交魔術による成果と記録を取る」「自分たちの研究に出費してくれるパトロンたちを取り入るため」に育てられた。
その頃の詳細を彼は決して語りたがらないが、上記のような存在理由と、「下手なサイコホラーより見応えある日々さ」という台詞から壮絶な過去を送っていたことがうかがえる。
その後、彼に入れ込むあまり精神を病んだとあるパトロンが、独占しようと部下や傭兵を引き連れて一族を奇襲、更にその混乱に乗じ彼は脱走。
偶然かはたまた計画通りなのか、タイミングよく騒動を収めに来たアレクサンドル・野紀・ヴィヴラメントによって保護され、一時的に施設の世話になることに。>>530
男性がどうすれば落ちるのか媚び方を魂レベルで心得ており、逆に女性には本能的に「男を取られる」と勘づかれたり、
「アンタさぁ何様のつもりなの?」的な嫉妬や敵意を向けられることが多々あるが、もう慣れてしまったと本人はどこ吹く風の様子。
過去の経験・教育のせいで肉体は男として育つことが無くなり、まるで女性のように丸みを帯びている。
「心は男寄りだが、身体は女寄りの上に、在り方は男を堕落させる女怪のそれ」というちぐはぐで半端な自身が何よりのコンプレックスであり、
「自分は魅力的な女を演じないと誰からも必要とされない」という強迫観念を抱えていたりする。
放浪の旅も「どこかこんな自分がいても良い場所があるかもしれない」「どこかに得るべき答えがあるのかもしれない」という願望によるもの。
しかし、どこに行っても施設に帰って来ても、孤独感をぬぐい切れず苦悩する日々が続いている。
そのためか、男であるとバレた途端に狼狽し、怯え、攻撃的になり、
普段から男だと分かっている人間(しりあい)に対してすら、皮肉屋で刺々しい態度で接する。
そんな彼でも、流石に孤児院の無邪気な子供たち相手にはぶっきらぼうながらも柔らかくなり、
喜びそうな土産品を時折差し入れているらしい。
なんだかんだ言って悪に振り切れる人間性ではないのが、彼の美点の一つなのかもしれない。>>531
変化による女体化が破れても、魅了の呪いは呼吸をしているだけで発動するレベルであり、
「男でも構わない、好きだ」と告白されたところでまず彼には響かないであろう。(かつて、男の子に興奮していたパトロンたちのことも思い出す、という理由もあるが。)
「はじめましてぇ。仲良くなれたらいいな♪」
「はわわ、そんな風に褒めてもらえるなんて……うぅ……まともに、貴方の顔が見れない、ですぅ……」
「えぇ?『未成年に見える』ですかぁ?……よく言われますっ」
「!?変化が……!っや、見るなぁ……!!」
「……チッ…………あー、そうだよ。男だよ!今までぜぇんぶ、アンタを騙してたわけ!」
「『女狐』だぁ?───褒め言葉ですよ♪」
「何見てんだよ?……そんなに、この半端でなよっちい体型が珍しいか?……ハ、なんならじっくり脱いで見せてやっても良いんだぜ?」
「……何?成人だけど、煙草吸っちゃ悪い?…………あー、ここ禁煙?悪かったよ、今出ていく。」
「こんな、女でも男でもない奴を構いたがるなんて……ワケわかんねーよ、あんた……」>>530
今見返したら抜けがありました……
現在はあらゆる国を放浪しながら偶に施設に顔を出す、という生活を送っている。
その美貌で現地の男性を揶揄ったり泊めてもらったり、寄ってきた暴漢どもから金銭を巻き上げたり、
とまぁ神秘が漏洩しないかつ大騒ぎにならない範囲で性悪に過ごしているらしい。>>540
まだ途中で他者に助けられてもらってるから幸せ者よぉ
というわけで改めてシーズン・ファミリーホームの半野良な新人君(名前決まってないけど)です、野紀さんよろしくぅ!
「はぁ?別に所属してないけど。スパイとか寝返ったとか疑われるのが嫌だから、仕方なく顔出してるだけだし」古今東西、多様な地獄を踏破して先に進んできたフェリーペ達カルデア一行。
次に一行が向かった先には大きな看板がひとつ立っていた。
「屎泥処か……こりゃまた厄介なところだぞ」
「私〜、東洋の地獄はよく知らないんですが、ここはどういった類の地獄なんですかぁ?」
看板を見た牛頭鬼が呟き、それに対してロカセナが訊ねた。
「あぁ、等活地獄周囲の十六小地獄が一つ。熱した銅と屎を煮詰めた沼みてぇな地獄で、落とされた亡者の罪業は……」
「二人とも、どうやら出迎えが来たみたいだ!」
牛頭鬼の説明を遮るようにメンテーが声を上げる。
看板の向こう側から現れたのは……煌びやかに輝く甲虫。
→【……智慧のスカラベ?】
「装飾こそそのままですが、生きてますねコレ。恐らくはここを統括するサーヴァントの使い魔かと」
フェリーペは見慣れた素材に首を傾げ、ヴォワザンは魔術師として冷静に分析していた。
→【スカラベ……となると、ファラオ系サーヴァントかな?】
「まぁ、一概には決められないな……そもそもエジプトの人間なら担当地域が東洋の地獄なのも謎だしな」
→【行ってみなきゃわからない、だよなセンパイ!】
「あぁ、どのみち先を進むにはこの関門を超えないといけないしな」
フェリーペ達はスカラベに導かれるまま、境界である看板の内側へと足を踏み入れた。>>545
「やぁ、よく来たね……ようこそ、私の屎泥処(アルマス)へ……」
スカラベだらけの地に静かにスケッチブックを携えて佇む少年───ジャン・アンリ・ファーブルの姿があった。
「あー、あんなモンをどうアトラクションにするかと思ってたが、こういうコトかよ。原型ほぼZeroじゃねぇか……」
足元で忙しなく動くスカラベを見下ろしながら牛頭鬼が呻く。スカラベ、和名はフンコロガシである。
「踏んではいけないよ……大事な大事な、監察対象だからね。」
ファーブルが釘を刺す。潰すつもりはないが、こうも足元で動き回られると不安になってしまっていけない。
「ファーブルはどうしてこの地獄の担当に……?」
「あぁ、たまたまカルデアの観察仲間が何かを企んでいると聞いてね……興味があったから声をかけて今に至るといったところだ。スカラベも監察できるし、良いところだよ」
→【観察仲間……】
「とりあえずそこは触れないでおこう、どうせそろそろ正体がわかる頃合だろうし」
正直、ここまでの地獄巡りで予測はついているのだが、フェリーペとメンテーはここをスルーして話を続けた。
「それで、此処では何をすればいいんだ……?」
「…………」
メンテーの問いかけにファーブルはやや溜めを要してから応える。
「……東洋には地獄の名を冠する昆虫がいるそうだ。確か……ウスバカゲロウの幼体だったかな、本来であれば夏には羽化しているわけだが、細かいところはおいておこう。」
ファーブルの要領を得ない発言にメンテーを始めとした一行は首を傾げる。
すると、足元からジリジリと何かが磨り減っていく音が聴こえてくる。
「この地獄(ステージ)ではそれを再現してみたいと思う。即ちここは屎泥処でありながら蟻地獄、さぁ、制限時間まで引き摺り込まれた蟻のように藻掻いて見せてくれ!」
ファーブルの声と同時に屎泥処の真ん中に穴が空く。>>546
→【蟻地獄の、大穴ッ!?】
大穴の底は見えないが、微かに黄金のような輝きがチラついた。
不安定な足場と落下の恐怖はある意味、霊的存在よりも原始的な恐怖だ。
とはいえ、今までとは趣向が異なるし、ファーブルのやり方としては強引にも思える。
「ここは観察対象がいる良い場所と言ったのは貴方ではないの?それとも自分が荒らす分にはいいということかしら」
「さて、そんなこと言ったかな?まぁ、これが関門での私の役割なのだからいいじゃないか?それより、私よりも幼子の心配をした方がいいんじゃないかな?」
「ッ!?あなたたち、しっかり掴まってなさい!」
ヴォワザンが落下しつつある子供(あくま)達に手を伸ばす。
「後輩、振り落とされるなよ!」
メンテーは盾を突き立てて必死にフェリーペを支え、牛頭鬼も流石に予想外の展開に戸惑いつつ必死に対応している。
そんな中、ロカセナは……
「ヒャッハハハ!……じゃなかった、ひゃっほ〜☆」
…………何か割と平気そうだった。>>547
→【なんでっ!?】
「いやぁ、流れる砂って……言ってしまえば波じゃないですかぁ〜、私の宝具って陸空海兼用ですしぃ……」
よく見れば蟻地獄に巻き込まれながらも、サーフボードで砂を乗りこなして巧みに回避していた。
「まぁ、私は蟻地獄程度余裕ですし?しばらくは皆さんが必死に頑張って疲れる姿を見たりしよっかな〜」
ロカセナが調子に乗り出し、フェリーペ達が眺めていると……
「地獄とはいえ、あまり足元ばかりに気を取られていてはいけないよ……」
「きゃっ!……ってレベルじゃねー、これ!痛っっ!」
突如側面から飛来した黄金の光がロカセナを啄む。
→【ロカセナの口調が解けてる……ッ!】
「いや、別にキャラ作ってるとかじゃないですけど!」
「そんなことはどうでもいい!さっきのは……?」
ロカセナのキャラについての話はバッサリ切り捨ててメンテーが問うと、牛頭鬼が返す
→【翅刃虫みたいだったけど色が違った】
「此処が本当に屎泥処って言うんなら、恐らくは亡者を啄む、黄金の嘴を持った虫だ……なるほど、コレもやつがこの地獄に選ばれた理由か」
「しかも、一匹だけじゃないわね……たぶん、これから逃げるのもこの関門での試練みたい……」
→【ひとまずロカセナの手を借りてここから逃げよう】
「あぁ、流石に屎泥処全体が蟻地獄になってるわけじゃないだろう……それも広がり続ける穴を見るといつまで持つか分からないが……」
「じゃあ、いきますよぉ……『夏を踏破せよ、冥府の波乗板(エアリアル・ナグルファル)』!!」
砂の波を掻き分けて、フェリーペ達はファーブルと黄金の嘴を持った虫から逃げ果せた。>>548
「酷い目にあったな……随分と直接的な危害を加えてくるじゃないか……」
「ロカセナの奴にはいいお灸になったと思うがな」
「牛頭鬼さーん、聞こえてますよ〜☆」
「ひとまずは安心出来る場所を……と言いたいところだけど、ファーブルの使い魔(スカラベ)だらけの此処では私たちの行動は筒抜けでしょうね」
→【というか、ファーブルの様子が普段と違ったような……】
「あぁ、見たところ霊基が違ったからな。ありゃあバーサーカークラスだぜ」
→【霊基が違う、便利な言葉だなぁ……】
「「その言葉は私たちにも刺さるからやめて」」
「ところで後輩、君の肩にもスカラベが乗っているぞ……」
→【気づかなかった……俺のこと気に入って付いてきてくれたのかな?】
「呑気なこと言ってる場合じゃないでしょう、それ門番(ファーブル)の使い魔よ」
→【でも、何だか害意があるとは思えない】
「まぁ、マスターがいいって言うんだからいいんじゃねぇか?どの道、ファーブルの監視から逃れるなんざまず無理だろうし……今のところは罠と虫だけで奴自身が仕掛けてくる様子はねぇだろうしな」
→【ファーブルにも潰しちゃダメって言われてるし】
「アレがどれだけルールを守ってくれるかは定かではないけれどね……こらっ、悪魔(あなた)たちも勝手に触るんじゃないの!何が仕掛けられてるか分かったもんじゃないんだから……」
「ともかく、逃げながら今回の地獄(アトラクション)の性質を見極めながら、攻略法を探ろう。」
『灯火の盾』を光らせたメンテーが皆を先導しながら進んでいく。
フェリーペもその後についていくのだった……>>549
『…… ̄―ケ_ ̄ ̄─__テ ――― ̄__タ― ̄』
……………………………………>>544
呪術関連だから……呪呪(じゅじゅ)とか?(ひらがなだけなら可愛い名前)……ちなみに最大まで溜め込むには「長期にわたって毎日欠かさず精を受け入れ続ける必要がある」とだけ
>>560
あと「ココ読みにくい!」等あれば補足しますのでお気軽に。貴方との結末は、今にして思えば何もかも想定内だった。
いざ事が始まれば、その気になっていたのは私だけで。
どれだけ長い間そばにいても、貴方と私は同じ世界を生きていなかったのだと思う。
定型句のように交わされる感情のない謝罪。決して嫌いではなかったけど、だからこそ、貴方には届かないのだと思う。
私達が皇族なのではなく、私達が兄弟なのではなく、もっと出会え方を選べたら良かった。
それならきっと、私はもっと素直になって、貴方への思いを伝えられる―――最早、そう願うのは無為な行為にすぎないのだけど。
私にとって、貴方はどこまでも大事な人だった。多くの人々が向ける言葉も、私にとってはピンとこないもので。
やはり、私は貴方の言葉を何よりも求めていたのだ。
認めてもらいたかった。必要として欲しかった。隣にいるのはお前がいいって言って欲しかった。
今となっては、何もかも終わってしまった話だけど。>>563
辛さも苦しさも知らないままの心で、貴方との恋を無事に叶えて。
無責任に「好きです」なんて言えたら、どれだけ私は幸福だったんだろう。
両手両足を失った兄さんの遺体を抱きしめて、私は心の中で問いかける。
「兄さんにとって、私はなんだったんですか?」
答えは返ってこなかった。当然だった。兄さんの命は失われて、その命を奪ったのは他ならぬこの私だったから。
兄さんの遺体を寝かせ、少しずつ上から土を被せていく。
足から腰、腰から肩にかけて、動かす手が少しずつ速さを失っていく。
まるで、兄さんとの別れを惜しみ気持ちが行動になって現れているようで。
訪れる最後を引き延ばそうとするその行為に、兄さんとの未来が失われたことを自覚させられた。
「さようなら、兄さん」
流れる涙を拭うこともせずにそう告げる。
私の運命の人は貴方じゃなかった。
今となっては否定は出来ないけど、今もなお私が苦しみ続けているのは事実で。
でも、兄さんと離れ難いこともまた事実だった。
貴方の髪に触れた日のことを思い出して私の心は痛くなる。
でもその痛みは、何故か甘く感じられた。>>567
「さん」をつけろよデコ助野郎ぉ!!(AKIRA並感)へへ…チャラ男ーズ続きできましたわよ…
>>565
あ、このヤマトタケルは猫の藩士作(まだキャラシートは出来てない)のヤマトタケルです、念の為>>571
イメージ的には2が近かったのですが4も捨て難い…ぐぬぬ……4で!
>>572
基本的に砕けた口調にはならないと留意しておいてくれれば大体いけると思いまする。
時計塔から派遣された3名の1人という仲なら最低限トラブルは避けるように取り持つでしょうが間に入って止める程ではない、くらいですかね。
バックヤード家の人間がWASPとコネを持ってれば大体解決します。魔眼の調整(定期メンテナンス)も格安で引き受けてくれるでしょうし魔眼を摘出すれば戦闘力は減るけど以後は健康体になれますし。あとアンドリューが作ってた人工魔眼のストックはバックヤード家のコネで売り払われるくらいでしょうか。
>>573
見ましたー。根源についての話題は適当な所で話題変更して本題である使い魔作成の方に移そうと思ってます。ちなみに使い魔ってどんなのがいいかとか希望はありますか?知能の高い生物を使い魔化するものか呪いなどの想念を凝縮したものに指向性を与える(フィルニースがこれ)かとかどんな動物がいいかとか。
そうですねぇ。平日はそんな感じで1日1レスずつ返信していって土日に集中して纏める感じでどうでしょう?>>576>>581
確認できましたー!ありがとうございます!
やったー!!佳境だ!たのしい!!!
なるべく早く返せるように頑張りますね!
しばらく魔術の使用にデバフ、一定時間後魔術発動の消費コストにボーナスという認識で良いですか?
>>577
そうですね、平日は軽めに、土日は数やり取りという感じで行きましょう。話題の方は確かに本題じゃないのでさくっと本題に切り替えていきましょうか。
使い魔の動物の種類は……こいつ多分誰挙げても欠点から触れてくるので利点から挙げてった方が良い気がします。鳥を挙げれば『哺乳類じゃないの?』、猫を挙げれば『魔女じゃない?』、大型動物は『かさばらない?』、爬虫類・両生類は『地を這うのは……』
…………こいつめんどくせぇなぁ
書いてて思いつきましたけど犬とか良いと思いますね。中型犬。あ、サーヴァント出来たので投下しても良いです?
途中経過ですが、水着姿のロカセナ。
>>578
大丈夫でしたよ~!むしろパーフェクト!黒くなったので、サーヴァントドン!
【CLASS】キャスター
【真名】フリードリヒ二世(神聖ローマ皇帝)
【性別】男
【身長・体重】188cm 66kg
【属性】混沌・善
【天敵】聖堂教会関係者、マグダラのマリア
【好きな物】思索に耽る時に飲む珈琲、卸したての白衣
【嫌いな物】理に適っていない万象
【出展】歴史、イタリア
【ステータス】筋力 E 耐久 E 敏捷 B 魔力 B+ 幸運 E 宝具 B+
【クラス別スキル】
陣地作成 D+ 道具作成 E
魔術とは自発的に距離を置いて生きていたからか、魔術師のクラススキルは軒並み最低限に抑えられている。
陣地作成については『実験工房』を作る場合に限り、スキルが十二分に発揮される。>>585
【固有スキル】
白衣の王 EX
びゃくえのおう。皇帝特権の亜種スキル。
本来獲得していないスキルでも当人が主張する事で短期間獲得できる。
該当するスキルは皇帝特権と異なり、芸術、一意専心をはじめとする「碩学」に関連するスキルが獲得可能。
学術審美 B
学術論文や研究に対して強い執着を示す。目にしたサーヴァントの宝具が「碩学」に由来する場合、中確率で担い手の真名を見破れる。
無辜の怪物 A
敬虔なる仔羊共による呪い。衣類の下からは悪魔の尻尾が生え、白衣の下には蝙蝠の翼を隠している。
生前の行いが「反キリスト」として意図的に捻じ曲げられた結果、姿形は部分的に悪魔の形態を取っている。
【宝具】
『皇帝の書(リベル・アウグスタリス)』
ランク B+ 種別 対人宝具 レンジ 50 最大捕捉 200人
魔力炉心を内蔵した魔導書。
元来彼が編纂した法典であり、その根底にあるのは遍く人間は法の下に平等であるという事である。
本来なら彼の先進性を法律という形で示すモノに過ぎなかったが、彼が後天的に獲得したアンチ・キリスト属性によって魔導書としての属性を持ってしまった。>>586
魔導書としての『皇帝の書』は王や聖人など「身に余る“特別”を持つ者」から特別を剥奪し、ヒトの領域にまで引き摺り下ろす宝具と化している。
真名解放により5ターンもの間、敵味方問わず全ての宝具、スキルの使用を封印する。
キャスターは理不尽な例外を嫌悪する─────それがたとえ王であれ、神であれ。生きとし生ける者は皆秩序の下に平等なのである。
『フラスコの中の孤独(インヴィトロ・ソリトゥス)』
ランク B 種別 対愛宝具 レンジ 無し 最大捕捉 1人
白衣の王フリードリヒ二世が実行したとされる人体実験の逸話。
元々「統一言語」探究の為に実行された「乳幼児に一切言語を与えず養育する実験」だったが、意図的にコミュニケーションを廃された幼児達は養育過程で全て死に絶えてしまったという。
この奇妙な実験結果によって、人は愛なくして生きていけないと科学的に証明された。
キャスターが展開する結界術式。
そこは世界で最も愛のない空間、賽の目状の床が延々と広がる虚無(フラスコ)。
結界内では敵の時間経過速度が極端に引き延ばされ、持続ターン数は3~5程度であるにも拘らず相手には天文学的時間を体感させる。
最大体感時間は10の8乗年。その間一切のコミュニケーションが許されず、ただひたすらに、永劫の孤独に苛まれる事になる。>>587
【weapon】
非戦闘サーヴァントであるが、無辜の怪物スキルの影響で悪魔化した身体は防戦を徹底しさえすれば応戦は可能。
「そもそも一国の皇帝を矢面に立たすとは何事か」とは本人の弁。
【解説】
汚れ一つない白衣に身を包んだ無機質な空気感の青年。
常時寝不足気味な眼にコピー用紙を吐き出すみたいに陰鬱な口調は、人を寄せ付けない危なさを無意識に放っている。
自分自身を「“白衣の王“にして世界の脅威」だと呼んで憚らないイタ、否、傲岸不遜な性格。
だが真名を聞けばあながち自称ではないことが判る。
正体は神聖ローマ帝国ホーエンシュタウフェン朝の皇帝「フリードリヒ二世」。
西欧の封建社会に君臨した事実上最後の皇帝であり、ヨーロッパで最初の国法典を制定し国家を近代化させた手腕から『玉座上の最初の近代人』、『中世で最も進歩的な君主』と呼ばれた人物。
彼の先進性は『世界の脅威』とさえ称され、発想の柔軟さは数々の偉業を生み出した。
その中でも最大の偉業は聖地エルサレムの無血返還だろう。
当時イスラム統治下にあったエルサレムを奪還する為に十字軍は何度も派遣を繰り返し、失敗を積み重ねていた。
それをフリードリヒ二世は当時のイスラム王朝のトップ、アル=カーミルとアラビア語で書簡を交わす事で交渉を進め、見事聖地の無血返還を実現してみせる。>>588
しかし彼の先進性は時代を超越し過ぎていた。
誰が呼んだか『三百年早過ぎたルネサンス人』、彼の思想は世界よりも三百年、先を行っていたのだ。
既存の秩序の象徴であるローマ教皇から疎まれていた所為か、そのエルサレム奪還の偉業も「イスラムを殺戮しなかった」ことの方を重要視されて理解されるどころか手酷い非難を受けたという。
アンチ・キリストの烙印を押され、悲願であったイタリア統一もローマ教皇らによる横槍で果たせず────失意の中で彼は病死し生を終えた。
フリードリヒの死についてローマ教皇イノケンティウス4世は「天地が喜ぶ」と書き記し、追い詰められていた教皇派は彼の死を歓喜したという。
生前の彼は学術を愛し、芸術を愛する碩学の徒だったという。
中でも生物に関して並々ならぬ関心を抱いていた──────無論人間もその範疇内で、数々の人体実験を行った探究者としても名高かったりする。
食事をしたばかりの人間を解剖し消化の過程を鮮明に記録したとも、赤子を言葉を与えずに育てて『原初の言語』を解明しようとしたとも言われている。>>589
キャスターとして召喚された彼はそんな狂科学者然とした側面が前面に押し出された人格で現界する。
座右の銘は「実践躬行」。
理論実証をなによりも重視する行動派研究者だが、人間は皆世界の発展の為の実験動物(モルモット)と語る狂った倫理観の持ち主。
物事を理に適っているかどうかで判断し、方針に筋が通っていなければ例えマスターの指示であろうと拒絶する。
逆に行動が理路整然としているならば敵であろうと称賛するし、場合によっては手助けする事さえ厭わない。
【台詞】
「いいか?王とは国を御する任務に就く者だ。決して戦闘行為のど真ん中に立つ者じゃあない、それは兵士の仕事だ。
分かったか?よし、なら戦闘は君に任せた。私は別のアプローチで貢献するとしよう、主に後方支援で」
「人間は皆未来の発展という命題の下に、等しく実験動物(モルモット)だ。
王だろうが貴族だろうが、神職者だろうが変わりはない────無論私もな。」
「何を言う、私ほどの夢想家も多くないぞ?
……胸躍る浪漫こそローマの真髄、碩学に生き真理への旅に直走る私は正に中世ローマ皇帝きってのロマンチストぞ」
「────理に適っていない。私が君に与しない理由は、たったそれだけなのだよ」>>591
皇帝でマッドサイエンティストってのは新しい……!!
>>582
魔術の使用デバフは解かれました。大気中のマナを支配(アインナッシュ状態)は終わってますので。魔術の使用コスト軽減はそれで大丈夫です
あと多分ルーカス君なら隠神刑部の第二宝具の仕組みにうっすらとでも気づけていいんじゃないかとも。隠神刑部もルーカス君も理論は違うけれど「虚を真に」って部分は一緒だし
一番心が焦ってるのが隠神刑部(この魔術師の魔術はちょっとやだな早く帰りたい)次に不湯花(時間切れると私の記憶が洗い流されて精霊になっちゃうからなぁ)次にテリアル(この私は本体じゃないしー)
けど基本みんな魔術師&人でなしらしく大体落ち着いてる。口調も一番荒げてるのがテリアルふふ……ルーガルーの執筆が捗る、捗るぞお……
HFを見てきて高まったエネルギーが全て色んな意欲に向いているぜー!全然すっかり忘れてたんですけどチャラ男ーズ続き貼ってもいいですか…
いかんもう眠い!貼る!
剛拳が振り下ろされる。道灌は咄嗟に槍で防御を試みるが、ローランの圧倒的なまでの膂力は彼の体を軽々と吹き飛ばしてしまった。何とか受け身を取り着地しながら、道灌はローランの肩越しにロドモンを観察する。先程悲鳴をあげた際に完全に腰が抜けてしまったのか、尻餅をついたまま青ざめている。
とてもではないが、あの様子では戦力としては期待出来そうにない。加えて道灌は眼前のローランだけではない、別の問題に顔を歪めた。
「(……まずい、幽霊達が湧いてきた)」
ローランが現れるのを見計らってか、再び幽霊達がその姿を表し始めていた。床、影、天井、壁の隙間……ゆっくりと黒いもやが抜け出てきているのだ。このままでは二人そろってとり殺されてしまうだろう。一刻も早くローランを撃破するか、この場から離脱するしかない。
と、再び拳が降りかかる。受け止められる攻撃ではないのは先程理解している。道灌は紙一重で回避し、カウンターで槍を剥き出しの腹筋目がけて突き出す。しかし鈍い音と共に鍛え抜かれた筋肉は穂先を通しはしなかった。
「ッ……伝承通りか!」
何故、と道灌の脳裏を疑問が巡る。今唸りながら襲いかかってくるローランはサーヴァント、ではない。直感的にそうではない、と道灌には理解出来る。では何者なのか? ロドモンがドアノブを握った際に言っていた「吸われている」と言う叫びの後に出現した事を考えると……、
「(何かの映画でやっていたぞ。相手が一番怖がる存在に変身するとか、そういうのだ!)」
そしてこの敵に勝つ方法、それは『怖くない』と打ち克つ事だ。もう怖くない、なんて事はない。そんな気丈な姿勢こそが恐怖をはねのける最適解である。>>603
「ロドモンさん! こいつは本物じゃない! それどころかロドモンさんを怖がらせようとしているだけっす!」
「あ、あわわわわ、ローラン、ローラン……こわいよ、全裸こわいよ、来るな……」
ロドモンは道灌の言葉は愚か、完全に錯乱している。ローランの丸出しの尻を見つめ、歯を鳴らして怯えるその姿は普段の彼からは想像しがたいほどに弱々しい。
駄目か、と道灌が歯噛みした、その時。何かに足を掴まれ、思わず動きが止められた。道灌が足元を見下ろすと、幽霊が足にしがみついていた。
「ッ……!」
道灌は不快感に顔を歪め、次の瞬間息を呑んだ。
霧の様にもやもやとしていた幽霊の顔が、見覚えのある男のそれに変わっている。忘れるはずのない、かつて彼が仕えていた主君の顔がそこにはあった。
「どぉぉぉぉかんんんん……」
「え――――」
違う、本物じゃない。本物のはずがない。あの人がここにいる訳がない。
道灌は即座に男が偽物だと理解し、振りほどく。だがその一瞬の動揺を突こうとローランが肉薄するには十分する隙と言えた。
「■■■■!」
頭蓋を砕かれる己が脳裏をよぎりながらも、それでもなお道灌は抵抗すべく槍を構え……
果たしてローランの拳は何者も破壊せず、ぴたりと動きを止めた。ローランの顔が苦悶に染まり、呻き声があがった。>>604
「……何かよぉ、ビビってたらよぉ、段々腹が立ってきやがったんだよな。何でサーヴァントになってまで、こんなド変態野郎に怖がってんのかアホらしくなってきてよぉ」
ガクガクと震えるローランの背後に、怒髪天を衝くと言わんばかりのロドモンがいた。その手には剣があり、穂先は……ローランの尻に突き刺さっている。
「ふざけんなマジでよぉ……テメェよぉ、何が足の裏以外は効かねぇだよ……ケツの穴はどうだくそったれがぁぁぁぁ!」
怒号と共に剣がねじ込まれ、ローランが声にならない悲鳴をあげた。伝承の通りならば足の裏を除いて傷はつけられない、と言うがロドモンの攻撃は強烈なダメージを与えている。彼の逆ギレが恐怖を上回り、ローランを圧倒し始めている証拠だ。
「何が大英雄だ痔になれよゴラァァァァ! ケツから血ぃ出して死に晒せ! 道ちゃんも腹立つよな! なんか意味わかんねぇよなぁ!」
「……え、あ、うっす」
ローランの形容し難い返り血を浴びなるロドモンの白目を剥きかねない剣幕で睨まれ、道灌は恐る恐る頷いてしまう。
と、ローランの巨大が崩れ落ち、幽霊が霧散する。死んだ、というよりカタチを留める力が不意打ちによって失われてしまったようだ。
「ろ、ロドモンさんパネぇっす……色々と」
「おああぁぁぁん来いや幽霊共! 一人残らずえくそしずむ?してやらぁ!」
形勢逆転。先程までの窮地から一転し、今度は幽霊が追われる側となりつつあった……。>>606
ロドモンがキレた! 勝った、ホラー屋敷完!
友人がボコられた事に怒ったのか、恐怖が一周して奮起に回ったのかは分かりませんが、何にせよこれは熱い展開
キレたチャラ男程手に負えない者はいないと言いますが、はてさて>>606
盛 り 上 が っ て 参 り ま し た
追い詰められてキレた人間ほど怖いものは無いよね、うん>>599
とりあえず解釈としては間違ってない、という事でいいのかな。。。
えー、イラストはアバターとしてとして(レゼルヴァと椿も既存キャラが代理)
ケースワベ【K-SUWABE】先生の此方のイラストをとりあえず採用させてもらいました…。
https://www.pixiv.net/artworks/82630834
個人的なジェイドさんのキャライメージが第五人格の魔蜥蜴でケースワベ【K-SUWABE】のイラストカッコよかったんや…。
「このイラスト駄目!」など諸々の問題あったらすまないです…。>>591
実際の逸話を統一言語への挑戦と捉える発想が好きですね__本人もマルチリンガルのようですし、しっくりくる
越権特攻の魔導書に精神攻撃の結界と上手くやれば、格上喰いも出来そうな性能も良い>>612
二次創作イラストじゃないわこういう絵師さんのイラスト系って言いたかったんだわ探すって方向性だとどっちみち二の舞になりかねない(別に無断転載禁止と知って利用したわけじゃないでしょうし)から分かりやすくフリー素材な画像かメーカー使うか、文字で説明しちゃった方がいいと思う
人外や異形はメーカーだと数が人型ほどない&差分パーツが少ないのが難点だけれどhttps://picrew.me
picrewはいいぞ...
人外異形系は難しいが好みの画風が必ずある。>>581
(過ぎてるけど)お盆なので申し訳程度のホラー要素を出すために__雰囲気を変えやすい半角カタカナは偉大>>619
はーいOKでーすまあ今どきのSNSには「それ公式の許可取ってんの?」ってレベルでそういうアニメキャラの画像やら何やらで溢れてますし……私だって正直表に出していいかどうかで聞かれたらアウトな奴はいくつか持ってますし
転載(という認識があったかどうかはさておき)に近い形で画像出したのがアウトなだけであって「このキャラはこういうイメージなんです!」くらいで元画像のリンクとか出す分には別にいいんじゃないかなーとは思う、人外・異形系はどうあがいても自力で作るのとか無理だしの
今回のにしたってあくまで朽崎君なりに(自分が)分かりやすいように使ったってだけで別段悪意があってやったわけじゃないんだから、そう目くじらを立てなくてもいいでしょ
次やらかすようなら「そうかそうか君はそういう奴なんだな」の心で接するだけですよ(つーか私だっていつぞやの黒鳥蘇芳ちゃんのビジュアルの例えで出した白羽蘇芳ちゃんのイラストだって、公式サイトからDLしたやつをそのまま張っただけだから実質的に転載と何も変わらないんだよなあ……)
>>563をWikiに登録するにあたりキャラシートが必要になったので投下します
■日本武皇子/Yamato Takeruno Miko
【性別】外見/精神:女性/男性
【身長・体重】161cm・48kg
【スリーサイズ】78(B)-54-82
【CV】ひと美
【イメージソング】Pretender/Official髭男dism
倭姫命、日本武尊とも。熊襲征討・東国征討を行ったとされる日本古代史上の伝説的英雄である。神造兵装・天叢雲剣の担い手として作られたもの。現在ならばホムンクルスと呼ばれる生命体。完璧なる存在を追求した結果肉体と精神で男女―――すなわち陰陽の均一を取っている。
古風な和装に身を包む黒髪の美少女。
同性でありながら兄である大碓皇子に恋愛感情を抱いている。
「兄はすごい」「兄は素晴らしい」「私では到底兄には及ばない」と常に思っている神話級ブラコン。
その愛の強さは兄の結婚を知って憎悪に飲まれ、勢い余って両手両足をちぎり捨て殺,すほどのものに昇華している。
一度暴走すればあらゆるものに危害を与えかねないモンスター。病院が来い。
大碓皇子に対しては完全に恋をしている。逆に日本武皇子自身は「美人だとは思うし好みのタイプでもあるけどどこまで言っても家族は家族。あと普通に怖い!!!!」とのこと。
ただし、兄を殺したことは後悔しており、今では兄の幸せを心から願っているため前述の癪性は鳴りを潜めている。
死後に猛省する辺り似た者兄弟ということだろう。
「兄さん……お久しぶりです……お会いできて嬉し……ちょ、ちょっと兄さん!? どこに行かれるんですか!?」大碓皇子に対して
「お久しぶりです、叔母様。その節はお世話になりました。ええ、草薙ならここに。今でも大切に保管していますよ」倭姫命に対して
「泥棒猫……いや、送り狼ね……いえ。なんでもありません。ただの一人言です―――兄さんを、どうか支えてあげてください。義姉さん」>>630
と、尊い出会いだなぁ~……(なお)>>635
解 釈 一 致
ミリンダは生活面で割と頼り切りになる傾向があるので(出来るけどやらない的な)迅龍の方が自発的に世話しがちだと非常にベネ(良い)ですね>>592
> オーストラリアンシェパード
オーストラリアの名前を聞いた瞬間に自称由緒正しい英国貴族が嫌な顔しましたすいませんすいません、めんどうなお坊ちゃんですいません
そうですねぇ……たぶんどんな動物が好き?よりもその動物でどんなことする?という方向から話を進めた方がこいつはスムーズに答えそうなので、
『貴族なんでしょ狩とかしないの?』という方向性から猟犬に話をもって行った方がいいかもしれません。
大型ですけどレトリーバーとかスパニエル、ポインターとかもですかね。
あっそうそう、ホムベビはただのお土産なので気にしないでも大丈夫ですよ、とっといてください。
>>593
第二宝具の話はそうですね、こちらの方で反映させてみようと思います、ありがとうございます。
やってることはよく似てるんですけど出力差(人と精霊)、相性差(具現化は霊長類以外に効き目ダウン)でこっちが不利ではあるんですよね。ランサーをうまく使えないと逆に食われかねないんです。
あと作中で触れてらした魔力量問題なんですけど、ルーカスがやっているのはあくまでも映像作成であって、具現化やそれ以降の世界への実際の影響はよそ任せなので結果に対して非常にローコストというのがあります。
元々が五大元素操作で『実際的に』現象を起こしていたのを、分家では映像作成で『仮想的に』現象を操作しているわけなのです。
そういうわけで現在の魔術使用とマナの状態について分かりました、答えていただいてありがとうございます。
一番焦っているのはキャスターなのがちょっと意外ですね。
半精霊化を切らされている不湯花さん→マスターが強カードを切らされているキャスター→素知らぬ顔のテリアルの順番とばかり思っていました。うーん…………
ディックさんへ、大変申し訳ないのですが花総の聖杯戦争の主人公・ラスボス主従・黒幕回りの設定を大幅に変える可能性が出てきてしまい、もしかしたら大獄丸の採用を取りやめるかもしれません
誠に申し訳ないです>>632
ありがとうございます、了解しました。>>637
弟橘媛「いいえ、哀しまないでくださいタケル様。あなたに尽くすと決めたのは私。ですから私は満足です。………あなたの笑った顔を、もっと見てみたかったです」今思ったけど、自分の作る日本サーヴァントは「本人にとってとても大切で、守ろうと、助けようとした者たちを結局守れずむしろ自分のせい(本人はそう思ってる)で苦しめてしまった」と悔いている連中が多い…(阿弖流為、道灌、泰衡、石燕、尊氏)
>>606
ロドモンさん吹っ切れた…!こうなったロドモンさんは強いですよ、ええ!()
道灌が恐れそう、というか攻撃に戸惑いそうなのってなるとやはり生前の主君なんですよね…天敵は不退転の反乱者こと長尾景春ですが彼に恐れはありませんし…
>>591
マッドな皇帝とは、なんとも新しくそれでいて味わい深い…まるでチョコポテチのような…
キャスターらしく宝具がいずれも強力ですね。皇帝であるのに皇帝に対して有用な効果なのも面白い。第二宝具は、これは喰らいたくないものですね…報奨のない5億年ボタンのよう…ヤバいなそれ…
あと関係ないけど、今日は己の誕生日だったり…関係ないけど…>>643
おめでとうございます~!>>643
おめでとう。>>643
おめでとうございます!>>643
おめでとうございます〜!めで鯛ことです>>639
キャスターはガイアに嘘をついてそれを現実にする、ルーカス君はアラヤに虚を見せてそれを現実にする、似てるようでアプローチが全然違うんですよねぇ
キャスターが焦ってるのはキャスター的には「ここで色々自分がしすぎて後に対策を立てられたくない。あの魔術師の魔術は条件が噛み合えばほぼ万能」って思ってるからですね
不湯花があんまり焦ってないのは、「山星の魔術的には環境を利用した大魔術は本来魔力を大量消費して場を作り替えて魔術を起こす、だから普段ならば大魔術も適切に択を絞らなければならない」とかがネックになって普段なら大技は易々使えないんですね
でもそこをキャスターが環境改変してくれるから自分は起句と魔術式本体の発動だけでいい、って言う点があるからですね。環境が変わり続ければ理論上ほぼ無尽蔵に高ランク魔術を撃ち続けられる発想になるので。八百万は伊達じゃない。この戦闘中に私のアイデア帳にある魔術が尽きることはないかと。それは魔術師さんも「自分の択は使う使わない関係なく多分尽きない」って言っておられたのでそちらも同じだとおもいますが>>651
キャラクターたちの行動や意思がちゃんと示していただけるならば大丈夫ですよ。>>649
申し訳ない……
お話をおおまかにでも考えるってむつかしいですね……名称被りを避ける意味もあって、安徳天皇(ここのえ)の真名を「八岐大蛇」にしようかと思いますのですがどうでしょうか?
安徳天皇に転生(?)した八岐大蛇な感じで、真名と八岐大蛇要素をピックアップして、人物像は据え置きの予定になります…のですが…各々のヤマトタケルの弟橘媛評募集してます。言っていただければ弟橘媛がそれに返答してくれます。
>>643
遅くなったけどおめでとうございまーすお祝いの言葉ありがとうございますのよ!これで明日からも生きていけますのよ!
>>644
皆良い人だ…ただこのままだと尊氏ずるずる面倒な方向に行く(励ましてくれたことには感謝はする)ので返答はほどほどで…
アセナに対して
「……変な話をしてしまったようですまない。将軍…将軍か…身共のことを立ててくれた者がいるのも事実…彼らの思うような将軍に、なれるだろうか…身共風情が…」
白雪姫に対して
「こたつ…?対消滅しそうな……いや、なんでもない。身共のような酒を不味くしそうな者でも構わないなら……葡萄酒、とやらも…気になる…」(こたつの魔力には抗い切れない)
因みにだけど、尊氏がライダーなのは「皆にとっての担ぎやすい神輿」だったから。なんだかんだ頑張ってくれる、負けたりしてもこちらを責めない(自分を責めるけど)、勝ったら報酬ぼこすかくれるで美味しいったらありゃしなかったとか生存報告、生存報告ー。せっせとss書きつつ今日も生きてます
>>663
>ジェイドのキャライメージ
あります。実は初期案のイメージとしてはFGOのベリル・ガットが根底にあるんですよ
作る前に考えてたコンセプトが「笑いながら他人を裏切れる/傷つけられる奴」というものだったので
まあ当時はベリルの本性とかもそこまで明かされてなかったのでこの辺は完全に推測でしたが
この辺は気の良いあんちゃん的なムーブに表れてます
あと爬虫類の能力発揮の部分は同じく製作当時に放送されてた「かつて神だった獣たちへ」のアニオリキャラを参考にしてたり(画像参照)
といってもこちらは能力面だけなので、人格面は特に影響受けてません
要するに「ジェネリック&イメージベリル+擬神兵バジリスク」。最早魔改造過ぎて別物になってますがまあそれはそれ只今、ここでちょくちょく吐き出していた「残滓特異点『常夜学園謳歌 ソロモナリエ』」を色々とwikiに登録させていただきました~
>>671
ありがとうございます~レージュさんへ、現在鋭意制作中の夏イベローズル様に関する質問を投げました。回答をお待ちしてます。
PS、私の水着サーヴァントってトンチキになればなるほど性能はガチなんだなぁ…>>680
お待たせしました、只今お返事返しましたよ~!>>643
遅れましたがおめでとうでござりまする…>>666
弟橘媛「タケル様!そんなに遠慮なさらなくてもいいのですよ!私は女性のタケル様でも一向に気にしません!……むしろそっちのほうが…』
「……っと、失礼。少々取り乱しました。ぜひともお話を聞かせてください。向こうの私のこと等も」旧安徳天皇な八岐大蛇ですが、スペックとフレーバーに「スサノオの荒魂(?)ヤマタノオロチ」な関係性を追加しようかなと思います(具体案はまだ未定)
素面の龍化を宝具にして、流派ナインライブズ的なのをスキルにする方向になるやも>>689
ごめんなさい昨日は寝落ちしちゃいました……
ほぼ出来てるので夜には投下出来ます〜久々に新規鯖作りたい、と思った時不意に突き出されたクセルクセス王の名。
作ろうと思ったらスキルはまだしも宝具で悩む…「ありがとう、半月君。あの人との商談を取り付けられたのは君のおかげだ」
「うるさい。報酬が出るからやっただけだ。慈善事業なんかじゃないんだからな」
「ええ、わかっています。口座に振り込んでおきますね。……ああ、そうだ。私から一つ君にアドバイスを。
自分とは違うものに変化するのであれば、『その人物とは己とは全く違うもので、己とはなんの関係もないものである』と頭の中で確固たる考えを持った上で、『己はその人物そのものであり、その人物としてなすべきことをなす』という風に思考をトレースしてくださいね。矛盾をしているような言い方ですし、事実難しいですけど。これならきっと貴方の体も区別してくれますから」
「………アンタ、混血だっけ。狸か狐?」
「いいえ?純人間です。ようは劇みたいなものですからね、それ」
「姜子牙さん、でよろしいのですね?」
「ああ。そしてお前は野紀グループの社長だな」
「ええ、もちろん。……では、商談を始めましょうか」
「こちらからは、陰陽大極座による『化外を鎮めるための風水術の設計図』を。それと、その建設」
「建設は子牙さんのみ、ですよね?私からは、そちらのご要望の通り『神獣の骸』の在り処をお知らせします。……あなた方が手に取れるかどうかはわかりませんがね」
「こちらに届けてはくれないのか?」
「生憎と、我らは戦闘職ではありませんので。あなたなら、出来るのでは」
「それは買いかぶりだ。それに……私が出来るというのなら、それはお前も出来る裏返しだろう」
「それこそ土台無理な話。だって、私はただの人にすぎませんから」ニコニコと、捉えようのない笑いをする野紀。ああ、全く面白い冗談だと返す子牙の顔は笑っていない。油断も冗談もない、真剣だった。
「蜃気楼。陽炎。不知火。ファタ・モルガナ。どれもこれもが手に届かぬ幻。触れようと思っても逃げていくし、追いかけているのに何がなんだかわからない。その類だろう、お前は」
「私が?大蛤や龍神の火、そして悪名高き魔女であると?冗談も大概に。私は人ですよ。あなたなら、あなただからこそわかるでしょう」
「確かに、身体構造は人のそれだ。魂も、その格としては人同然。英霊などからしてみれば吹けば飛ぶ。が、しかし……
─────爪が甘かったな、怪異。お前の魂は『ツギハギ』だらけだ」
そう、野紀の魂は見えるものからしてみれば不自然でしかなく。大きさは人。質も人。なのに、いざ解析してみればその魂は不備だらけ。なぜ保っているか不思議なのに、なぜか保っている。高スペックの機械から色々はぎ取っても、元々のスペックが他に類を見ないほどだったから、色々はぎ取られて「並相応」になったかのような。
「……私の魂の色は人でない、と」
「こちらも、道士の端くれでな」
「そうですか。……ですが、私は確かに人ですよ」
「………お前「なぜなら。私を人として認識してくれている人がたくさんいるからです」
当たり前のことだろう、というような口調で話すように。目の前の人ではない何かは言葉を紡ぐ。「仮に私が幻のようなものだったとして。皆が見えているのが私という核ではないとして。それに何の問題がありましょうや。人は私を人と認識した。だから私は人である。それでいいではありませんか?
皆が定義するような人ならば、人知を超えた災厄など起こしは致しません。人ならば、人の情に則って愚かしくも美しい人生という模様を編むでしょう。ですが、要はそれだけなのです。
誰かに自分を定めてもらえたのならば、それでいい。そうだと思われ記憶に残ったのなら、それでいい。だって、誰も私を捉えない、誰も私を見つけないなんておかしな話ですよ。たった一人じゃ、自分が何処にいるかもわからないのに」
己の本質が人であろうがそうでなかろうが大した話ではない。周りが己を人と扱うのであれば、己が人であるということは一時の幻だったとしても、それはその間だけでも人という本物であったという証左なのだから。
「随分と変わっているな、狸め」
「お互い様で。そも生き物は変化するもの。それでいて些細な変化で呆気なく崩れ絶滅するもの。そう考えれば、一つの生命の種というものこそが淡い淡い泡沫の夢そのものなのかもしれませんが」
「屁理屈だな。永劫不変のものもあろう」
「不変と証明出来る者が必要になるでしょうけれど」
話は終わったと言わんばかりに立ち上がり、ドアに手をかける野紀。ああ、全くもっていつもと変わらない毎日である。
「さようなら。次会うときも人のままで」
「ああ、全く本当に」カルデアにて
「なになにー?太公望君は俺の正体に興味があるんだって?」
「当たり前だろう。お前、本当は狸ですらないくせに。よく狸の大将である隠神刑部、などと名乗れたものだ。……凝縮され続けた悪意と呪いが透けて見えるぞ。お前が何かは靄のように見通せなくてもそれははっきりと見える。いや、それが靄とのっているのか」
「んーっとね……これ、言っても鼻で笑われるかもしれないけれど、俺はね、本当に狸だよ。……少なくとも、あの時の生は。それに、今も妖怪の狸として霊基が定められているし」
自分は極東の獣畜生でしかないのだと、どこか枯れたような笑いを浮かべ。……その直後、面相が常に誰ともわからぬ何かへと変化し続け。
「過去と未来を見通せても、俺のことは見えない?そりゃそうだ、なかったことになったものは誰にも見えない。見たいなら神の視点が要る。肉の体じゃそれは無理」
「お前が何であろうが、人に仇を成すのならば討つだけだが」
「アンタの理想は馬鹿みたいに愚直だしそれは素晴らしいけれど、俺はアンタは嫌いだな」
「奇遇だな。人の人生を玩ぶ存在は人であろうが化外であろうがそれ以外であろうが私は好まない」一先ずwikiに証亜 半月(あかしあ なつき)を登録させていただきました~
さあキャラデザやより詳細なプロフィール練るぞぉ>>693
なるほど墓…もちっと進めてみます>>703
子牙さん(太公望)から見てみれば隠神刑部や野紀はそのルーツが見えない(女神の頃の権能でなかったことになっている。BBちゃんのした後処理のそれ)ので「なんやお前」になること間違いなし!みたいな。隠神刑部だとそこにプラスで某妲己みたいな邪気もあるからね>>708
ノシこんな時間だけど夏イベ用のローズル様が出来たので上げてもよろしい?
>>712
よーしいっくぞー!と言っても台詞はまだ出来てないんですけどね☆
まあ通常とあまり変わらないからいいかなって。【CLASS】ランサー
【真名】ローズル・ヴァルハラオーナー
【性別】女性
【身長・体重】152cm・45kg
【スリーサイズ】85/56/83
【外見・容姿】黒のビキニを基調としてエプロンを着けて上にコートを羽織っている。メイドオルタの第二再臨のパーカーをコートに変えた感じ。
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:B 魔力:A 幸運:C 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力A
陣地作成A
ハイ・サーヴァントA
ローズルという神は神代の頃常にオーディンの傍らに在り、時にはその逸話の手助けもした事があったという。そこから『オーディンがした事に自分も関わった=オーディンの逸話や宝具を使える』という無茶を雇い主からの無限に近い魔力リソースと神霊ぱぅわぁで実現したもの。
実質的にローズル、オーディン、フレイの三柱による複合神性である。
【固有スキル】
原初のルーン
神代の威力を有する原初のルーン。ローズルの友であるオーディンによって世界に見出されたモノ。
戦乙女作成C
ヴァルハラで修練を積む勇士たちの世話係としてワルキューレを創造する。生命の創造は宝具級の偉業であり制限も多いが黒幕からの無限の魔力供給により可能となっている。それが無ければ通常攻撃時に量産型ワルキューレを出す程度に留まる。>>714
【宝具】
『真・大神宣言[グングニル]』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:5〜50 最大捕捉:50人
言わずと知れた刺し穿つ死棘の槍の原典。オーディンの逸話を取り込んだローズルが持っていないなんて事は無かった。一度投げられると死ぬまで追いかけてくるので諦めて下さい。
洒落にならないのでローズルは基本的に使用しない。
【解説】
ローズル=フロディが今イベントの主催者に雇われ自分が担当する死後の世界はヴァルハラにしようと霊基を弄った姿。曰く「ヴァルハラの建造には私も携わった」との事で主催者からの魔力リソースによりヴァルハラエリアとそこで働く従業員を作成しゲストに昼は殺し合い夜は宴のヴァルハラスタイルを楽しんで貰うよう振る舞う。
【人物像】
基本的にキャスターのローズル=フロディとあまり変わらないがオーディンの神性を取り込んでいるからかややテンションが高め。ただし一度入ったからには外に出してはくれない。ヴァルハラに集った勇士たちは終末の時まで修練を続ける運命にある。
特技:料理、喧嘩の仲裁
好きなもの:美しいもの、勇ましいもの
嫌いなもの:ヴァナルガンド
天敵:ヴァナルガンド、ヘイムダルお待たせしてすみません
ハクマを更新しました>>720
了解です~&お返事返しました!>>724
了解です。書き上げ次第投稿しますね。
ありがたく頂戴します。ホムベビかぁ…京介ならどう使うだろう。……ホム助(ボソッ)改めて考え抜いたこっそりハロウィン特異点の妄想礼装をこっそり披露
☆3
チャラ男ーズ・イン・スクール(学生なチャラ男ーズ、賭けに負けてお留守番組)
「はぁ~~~……ロドモンさんの裏切り者ぉ……」
「やれやれ、詩歌や演奏比べならば自信は有ったのだが。」
「あーあ、俺も『キョンシーミイラケンタウルス』の仮装で街に繰り出したかったっス……」
「「(盛り過ぎでは……?)」」
チャラ男ーズ・イン・ハロウィンパレード(仮装したチャラ男ーズ、賭けに勝って街へナンパ組)
「せっかくのハロウィンだし~? 僕ちゃん狼ちゃんになっちゃうよ~ん?」
「では私は知性と美貌溢れるマッドサイエンティストになろう。さて、治療すべき患者はどこかな?」
「うぇーい!ヴァンパイア騎士(ライダー)、推参!!……やー、おおちゃんには後でお土産でも買ってやんなきゃなあ。」
「「「あ、そこの道行くキャワイ子ちゃん/お嬢さん/お姉さん/たち♪」」」>>730
☆4
スイーツデビル(仮装したバフォジャック)(ハロウィン関係なくいつも通りでは???)
ハロウィンの夜の十字路、そこには菓子と引き換えにあらゆる願いを聞く悪魔が出るのだという。
「己(オレ)を呼び出したのは君かい?あぁ、言わなくても分かるとも、君から漂う貪りたくなるほど甘美な香り……さて、何をお望みかな?」
フォモール印の栄養ドリンク(すっごい怪しげな特製栄養ドリンクを片手にニヤリと笑う、教師姿のバロール)
教師の一人であるバロールが生徒たちによく進める凶悪そうな栄養剤。
効きすぎて健康な状態だと体が爆ぜるらしいが、その噂が本当なのか試した者は一人もいない。
「Bad Boy!悪い子たちには俺特性の薬を飲んで補習も頑張ってもらおうか。」>>731
☆5
冬の黒百合(仮装したクロケル)
その雪女は、恋仲だった男に裏切られて以来、憎悪のあまり髪は白く、衣は黒く染まってしまったという。
冷えた心は凍り、決して解けることは無く、慟哭と吹雪を振り撒くことしかなくなった。
「────っていう設定のコスプレなんだけど、どうかなあ♪」
導くものたち(教師姿のネブカドネツァルたち)
※なんか素敵な説明が浮かばなかったのであとでここのえさんに考えてもらおう(くそ無責任)
「天体魔術で重要なのは照応よ。惑星魔方陣のカタチを利用することを考えて」
「魔術王が拓いた魔術基盤が何たるかを、貴様ら定命に教えてやる」
……性能とかは各作者さんたちに考えてもろて(更に無責任)>>731
教師の一人であるバロールが生徒たちによく進める凶悪そうな栄養剤。
効きすぎて健康な状態だと体が爆ぜるらしいが、その噂が本当なのか試した者は一人もいない。
「Bad Boy!悪い子たちには俺特性の薬を飲んで補習も頑張ってもらおうか」
材料
・一つ一つが破格の効能を誇る薬草×いっぱい
・体の回復を促進させるために少しだけ加えた特製ブレンドの猛毒
・体を(無理やり)癒し(無理やり)動かす特大の呪い
・バロール特製秘密の薬品一滴
取扱説明書
健康な状態で飲まないでください。爆ぜます。もしくは新陳代謝が激しくて某ゾンビウイルスを投与したみたいになります
クイック&バスター型かもしれない。星4にありがちのもう一息欲しかったやつ>>741
偉大なる先人に敬礼を贈ろう!ありがとう!
………でも、今書いてるその描写で一番怖いの蘇芳ちゃんになるんだよなあ(ボソッ>>726
私はrequiemでローティーンの内臓リョナを書きましたが特に怒られませんでした。
事前にリョナ・ゴア注意!なんての入れれば大丈夫かなぁ。。。とは思いまする。
>>741
レゼルヴァちゃんの外見ってどんな感じでしょうか?
画像は俺のイメージなんですが。
https://picrew.me/image_maker/395807>>742
「残念、巨人でぇす」
ドルイド魔術とかロスト・ランゲージとか大して命に危険がなさそうな科目のくせに「毒薬と傷薬の二択で正解を選んで飲もう!俺が教えた100通りの中から特徴を見抜いて正確なのを選べば正解だぞ!」とか「戦いの中で俺の呟く喪失言語をリスニングしろ。できなきゃ○ね。というか○す」とかする>>746
少年少女好き?2で作ったよ!素材たくさん、遊んでみようね!(宣伝)
https://picrew.me/image_maker/190588>>748
古代北欧ではまじない師程度の意味らしいですね。
サガや民話によっては単に魔女や怪物への呼称に使われている幅広い単語らしい...
【参考文献】
北欧文化圏に伝承される超自然的存在“トロル”像 の変遷. ―ノルウェーとアイスランドの民間説話 を中心に―
https://tohoku.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=66471&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1>>751
了解です、でも無理なさらずお大事になさってください~>>751
病み上がりなら無理はなさらずに〜
私も人のこと言えませんが…最近思ったのが、半神以外の混血って殆どが突然変異みたいな人物ばかりというの。
型月マーリンは夢魔との混血というだけで世界を見渡す目を持ち、他の混血は原典を持ち出すとスクルドは勇士を蘇生させてゾンビ軍団を結成して、オグムンドは神獣レベルであろう海魔を操ってる。
ちょっと普通じゃない。>>757
へへ、喜んでもらえたようで何より!そういえば今どんな企画が進んでどんな企画が待機してますか?
>>761
かわいい~!!!
>>762
自分はこんな企画を つ(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E6%AE%8B%E6%BB%93%E7%89%B9%E7%95%B0%E7%82%B9%E3%80%8E%E5%B8%B8%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E5%9C%92%E8%AC%B3%E6%AD%8C%E3%80%80%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%80%8F)
リレーSSとかではなく気軽にこの設定でSSとか書いて遊ぼう的な、ハロウィンイベントを。>>765
わぁい、お返事ありがとうございます~!>>767
いつも通り、スレッド鬼さんが良ければ大丈夫です~>>769
特異点ページにリンク張って登録したのよ~ん、こちらこそありがとちゃんね~♪
チャラ男っぽい喋り方ってなんぞ……>>771
こちらこそありがとうございます~
ふむふむ……とりあえず
「登場時スター供給と毎ターンHP回復」と「(対を為す感じで)登場時スター供給と毎ターンNP回復」
の2種類とかですかね?限定ですし、☆3とは言え少しくらい盛ってもへーきへーき!>>773
なんですって?「フンスフンス」?(お約束)あらためて>>712で言っていた子がまとまったので投下じゃ投下じゃ。あと色々考えて美藤由愛をリストラします
【名前】常花院 撫子
【性別】女性
【年齢】16歳
【身長・体重】158cm・50kg
スリーサイズ:B86(E)/W58/H86
イメージカラー:撫子色 特技:スケジュール管理
好きな物:菓子作り(ただし秘密にしている) 苦手な物:「羽目を外す」という行為
天敵:今回の聖杯戦争参加者全員
髪の色:黒 瞳の色:青 肌の色:黄色
常花院家の現当主である少女。
芙蓉の娘として周囲には認識されているが、正確にはノインが芙蓉から生み出したホムンクルスであり使い魔。
長たる芙蓉がいなくなった後の一族を纏め、外部とのやり取りを円滑に行う為につくられた。
……が、使い魔にあるまじき複雑な自我を持っており、作中で暴走してしまう。>>776
高慢で冷酷に振る舞っているが、本性は善良さと臆病さを捨てきれていない常識人。
しかし、一族の使命を背負っていることに誇りを持っているため、自分の心が悲鳴を上げようと魔術師としての生き方を棄てることが出来ない少女。
若さゆえと言うべきか、功名心にはやったり感情的になってしまう、という短所を持つ。
聖杯戦争出の動き:
開催者として聖杯戦争を見守るも、徐々に参加者のフリーダムさに不信感とストレスが募っていく。
↓
参加者によって自身のクラスメイトが被害に遭い激怒、これ以上被害と神秘の漏洩を見過ごせないと、参加者全員の抹殺を決意。
不完全な状態であった大聖杯(大樹のカタチをした、某映画に出てきた某巨神兵みたいな感じ)を完全起動・操作し、更に結界内に閉じ込め、襲い掛かる。
↓
起動が早すぎた大聖杯では7騎全員を完封出来ず、じわじわ追い込まれ、トドメに宝具を叩き込まれて消滅。ついでに撫子は精神崩壊。
最期は一族の者達から見放された上に協会に霊地や財産を没収(更に参加者のしでかした騒動すら押し付けられ)、世間には病死と見せかけて始末される。>>777
「それではごきげんよう、参加者の皆様。ご健闘をお祈りしますわ。」
「よし、仕上げに粉砂糖を…………うん、完成っ」
「っ!それで被害は…………そう。ご苦労様、もう下がってくれて構わないわ。」「──────あの子たち、無事だったんだ……良かった。」
「これは当主としての命令です、すぐ用意をなさい……!」
「……いつまでも決着をつけない、貴方たちがいけないのよ?」
「さあ、これでもまだ小娘風情と侮れますか?──────使い魔(サーヴァント)もろとも、ここで死に絶えなさい」
「あ……ぁああああああ……!聖杯が……、一族の悲願が……!」
あ、それから主人公側のサーヴァント、鞍馬天狗の採用も一旦取り消します>>781
うちのジャメル・ルルーシュって子は性格が生まれつきの破綻者で世界中のどんなに清らかなものもどんなに醜いものも等しく罵倒するぐらいに世の中をねじ曲がった見方でしか見れない子なんです
けど、そんな何も悪いことしてない他人に対してまで塵屑みたいな考え方をする自分が一番嫌いで嫌いで仕方ないのでどう足掻いたって叶わないのはわかってるんだけど「みんなを等しく愛して慈しんでみんなの救いになれるような聖者」を目指してるっていう男の子
心の中は話してる相手や世界への罵倒でたくさんなのに言動や行動が気持ち悪いぐらいに「良い人」であろうとするっていう。魔術師としてのそれではないけれど届かないものに届こうと手を伸ばし続けるのは彼ですかね
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ジャメル・ルルーシュ>>782
書いてて思ったけどコイツむっちゃ麗奈ちゃんの食指動きそう
心の中は真っ黒なのに行動は非道徳や背徳を避け続けるってあたり>>788
狸は天探女だし実質古事記>>788
古事記はさぁ…人間少ないんだもの…>>788
オールヤマトタケル総進撃
土蜘蛛さんは主人格が熊襲建だから実質古事記そして、皆さんのご意見を加味しまして775は下の学者っぽいのに決定します!
よし、これに悪魔要素をちょい足しだぁ剣 大碓皇子(神話級チャラ男)
弓 天稚彦(ストックその1。神話級優等生)
槍 須佐之男(ストックその2神話級ヤンキー)
騎 不在
術 倭姫命(神話級ドジっ子。伊勢神宮の始祖)
殺 不在
狂 天逆毎姫(イコマさん作)
なんということだ……提案していただいたキャラのクラスが全員埋まっている……>>791
なるほど。。。。じゃあ安全を期して自分で塗った画像を相関図制作時に使う事にします。
コレっ両儀式っぽいです?
実は次作でナポさんの岡崎正宗(チーム戦なので支援キャスターとして)登場させよう、と考えてまして。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%B2%A1%E5%B4%8E%E6%AD%A3%E5%AE%97
で、彼女の服装(日頃は青色に彩られた着物を優雅に纏っているが、作業時は真水を頭から被り汚れ一つない白い作業着を着る)に対して「コレ式さんじゃね?」って思ったので人物相関図書く時のアバターにしようと思ったんですよね。
で、それっぽく作れたので色も欲しいなぁ…、と思った感じです。>>796
狸ちゃん化けたりする逸話沢山あるからアサシンできるよう
ただこうなると天稚彦との因縁ができるわね(天稚彦を唆して結果的な死因を作ったのは天探女)>>800
彼女が生まれた代わりに、クラスメイトのつむぎの命は救われた(無傷とは言っていない)りとか色々変更点があったり。やったね、つむぎ!>>805
若さゆえの過ちが取り返しの無い結果を招く……身をもって知れたね!>>808
臼鬽泪「勢いって大事よ」(先祖が精霊種)>>808
精霊種の力を使うことができるプロスペロー、エアリアルを使役する場面を想像するとなんか胸に「エアリアル」と書いたジャージを着たぐっさんパイセンが脳裏に出てくるようになりましたね……。もっとエアリアルのイメージを強くしないと無関係なパイセンに飲み込まれてしまいます。(雷の槌……コレは北方の雷神、いや違うな……)
フラカンは嵐の神であると同時に天候の神でもある。
本来ならばフラカンという神霊にとっては雷すらも自身の領分である。
零落した残滓であれど、神に纏わる雷であれば出処に見当はつく。
だが真にそれが北の雷神(トール)が持つとされる『悉く打ち砕く雷神の槌(ミョルニル)』であるのならば、この程度の威力で済むはずもない。
(神々の権能を戯画化した、『雷神の槌』を源流とする偽性の雷(イミテーション)と言ったところか)
神霊フラカンであれば気にもかけぬモノであるが、人の観測により成り立つ現象 ハリケーンたるフラカンにはそれが脅威であると認識された。
あらゆる神秘を暴き、征服する『文明』の恐怖をフラカン自身が身をもって経験しているが故に。
(不快だ……担い手は戦士では無いな)
──弱い、最優のセイバーたる英霊としては拍子抜けだ。
少なくとも力量でいえば先日相対したライダーやアサシンの英霊には遠く及ばないだろう。
それがフラカンが分け身の戦闘を通じて感じ取った評価だ。>>819
(だが、小癪にもしぶとくはある。戦士というよりも舞踏家の類か)
フラカンがここまでの能力を発揮出来る相手となれば、時代でいえばかなり若い英霊だろう。
だというのに、セイバーはフラカンの猛攻を凌いでいる。
激しい風雨を槌から放たれる雷撃により裂き、そのまま追い風に変えて台風の中を突き進んでいる。
それこそがセイバーが強い英霊というよりも、巧い英霊であることの証左だ。
神霊であったフラカンにとって踊りや演目は自身に捧げられるモノであったが故に、それを為すモノが優れた歩法や間合い取りを可能とすることも理解していた。
(男の方もひとかどの魔術師らしい……精霊に由来する守りか)
マスターの方も何らかの魔術式により自身を守っていることは理解出来た。
対してフラカンのマスターである芽衣は未だにオードリー・ヘップバーンが嵐の中を翔ける様に呆気に取られていた。
(我の戦いぶりではなく、奴を見るとは……到底許せることではない……!)
嫉妬に燃えるフラカンは残された分体の一つを『ハリケーン・オードリー』に取り込ませる。
「ク ハ ハ ハ ハ!我が分身たる『ハリケーン・オードリー』、崩せるモノなら崩してみせよ雷使い!」
その勢いは留まることを知らず、よりいっそう強く、破壊を撒き散らした
とこんな感じになります>>821
とりあえず、『ハリケーン・オードリー』とフラカン・芽衣では多少の距離があるので、ハリケーンが強くなった辺りで探偵であり魔術使いであるアレンがフラカン本体とマスターである芽衣の位置を割り出すって感じなら大丈夫ですかね……
>>822
でも、以前の投稿(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E4%B8%89%E8%80%85%E4%B8%89%E6%A7%98%20%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%9E%E3%82%8C%E3%81%AE%E6%80%9D%E6%83%91)で芽衣の姉が「現地で妹にあったらよろしくね」と依頼してあるので、マスターである芽衣の名が割れてる時にそのやり取り出来ますかね?
聖杯戦争参加者だったから契約の対象外ってことなら問題ないかもしれませんが……>>808
プロメテウス「いいじゃないか、こういうのはその時の勢いと情熱で出すものさ」>>828
よくってよ>>828
よくってよ~いつになく静かな日であった。………いや、なんというか、静かすぎる。
フェリーペ・ジョージ・デ・サントがその違和感にハッキリと気づいたのは、ちょうど昼食を食べ終えた頃だった。
兎にも角にも、人がいないのだ。
食堂を見回す。誰もいない。
シミュレーター室を覗く。誰もいない。
図書館を覗く。いつになく静かである。
……ちらほらと人の姿を見なくはないのだが、特にサーヴァントには能動的に探してもいないレベルだ。いや、考えてもみれば数日前からそうだった気もしてきた。そうなると、むしろなぜ今までなんの違和感も覚えずにいたのかが不思議になってくる。すわ夏バテか、と自室の天井を眺め途方に暮れるフェリーペの耳に、突如ドアが開く音が飛び込んできた。
「……後輩!よかった、無事だったか……!緊急事態だ!…たぶん!」
「あ、やっぱり?」>>831
***
「やー、せっかくビーチの一番星になろうとキメてきたってのに誰もいないんで、困ってたところだったんですよぉ……ね☆」
「別に一番星になる気は……いえ、それも悪くはないかしら」
先輩に促されある休憩室に入ったフェリーペの目に飛び込んできたのはおっぱい……じゃなかった、水着ギャルであった。
なにやらSNS映えでも狙っていそうな飲み物をストローでかき回している方がロカセナで、傍らの子供達に均等にお菓子を分けているのがヴォワザン。どちらも夏霊基(みずぎ)である。
「さっき唐突に『おかしいな』と思ってから一通り探し回って、見つかったのがこの二人……二人?だけで……」水着の子供に手を振り返しながら、メンテーが額に皺を寄せた。「職員たちも、この状況が異常だということに気づいてすらいなかった。認識の方に干渉されているといた可能性があるな」
「………うーん?それってもしかしてヤバイのでは……でも暑いしな…」
「あら。あれ、どうします?」
「んー。じゃあ、そちらがどうぞ♪」
「ではお言葉に甘えて。……てーい!」
ヴォワザンはぼうっとしている様子のフェリーペの後ろに素早く回ると、その背中を思いっきり叩いた。
「いっだ………っ!?……て、ん?今まで何を……」
「ばっちり叩き出しておいたわ」
「ぐっじょぶぐっじょぶ。……これは……様式的には東洋の術か?…あ、消えた。なんとも用意周到な……」
突然の事態に目を丸くしているフェリーペとメンテーに向け「思考力を落とす呪いみたいなものね」「ま、元から解けかけてたみたいですけど?」と補足をすると、水着美女たちが再び席に着いた。
「とりあえず、座って。状況を整理しましょう」>>832
***
(時折子供の面倒を見るために中断されながらも)一連の事態についての考察を聞かされた二人が、困惑混じりの様子で口を開く。
「……ええと?つまり、姿の見えないサーヴァントたちはどこかに連れ去られているって事だな?」
「確かに、さっきまでの私や後輩含めて…残っている者たちに意図的な干渉がなされている以上は、人為的なものだと考えた方が辻褄は合うな」
目の前のカップに注がれた紅茶を啜りながら、ピンクの方の水着娘が肯定を示すように頷いた。
「強引に攫ったんだったら流石に気づくと思いますし、どちらかというとおびき寄せられてるのかもですねぇ。蛍光灯の蛾みたいに!」
とはいえ、手がかりがなきゃ探しようもないですけどね––––––とまで言ったところで、ロカセナの顔面に茶色い塊が激突した。
「………って…テメェ!何すんだ!ヴァン神族の回し者か!?」
とっさにぶつけられた思わず可憐なワルキューレにあるまじき声に、茶色い塊が「…げ、間違えた。まいっか」と声を上げ素早く飛び降りる。そのまま壁際まで走り去ると、「ぷきゅい!」という声とともにどこかに消えてしまった。
「あ、待てコラ……ってあれ?なんです?これ」
闖入者を壁際まで追いかけていった娘が何かを拾い上げると、腑に落ちない顔のままテーブルの方に戻ってきた。
「なんとも怪しい……てかどう考えても罠だろコレ。……あ、見たかったらどーうぞ☆」
「どれどれ……」>>834
「……!?」
不穏な文字列に一瞬固まるメンテーに、やや斜め気味の位置から覗き込んでいたフェリーペが「センパイ。裏、裏」と声をかけた。確かに、むしろ裏に書かれている方がこの紙のメインであるらしく、そちらにはカラフルなイラスト付きの文字が綴られていた。
「………夏の……」
「…たのしいテーマパーク………?」
「入場チケット。ですって」
「ね?怪しいでしょ?」
頭を寄せ合う一同の意味不明な事態に対する困惑をよそに、傍らの子供達が「ゆうえんち!」「いきたい!」と声を上げた。>>836
これは見事な導入、そして素晴らしい招待状(タ ス ケ テ から目を逸らしつつ)
そしてこの性悪キューレの豹変具合がたまりませんなあ>>836
>様式的には東洋の術か?
あっ(察し (n回目)
導入、ありがたい……これでよりいっそうイベントのイメージ共有ができるというもの……
ロカセナさんから本性を引き出す謎の茶色ぷきゅいXさん可愛い今人います?ルーガルー最終話が脱稿したので出したいのですが!
>>841
一応います~うーん、まあ結構長いしまたお昼か夕方あたりにでも来ますかね……
(そういえば宣言通りに8月中に完結したなルーガルー。やっぱり締め切りって大事。)そして人のいないうちにこっそり神話級ヤンキーを投下
「サーヴァント、ランサー! 俺ぁ須佐之男、建速須佐之男命だ! ひとつ聞くがよ、てめえが俺のマスターか?」
【 CLASS 】ランサー
【 真 名 】須佐之男/Susanoo
【 別 名 】建速須佐之男命、素戔男尊、素戔嗚尊、須佐乃袁尊、神須佐能袁命、須佐能乎命
【 出 身 】高天原
【年代・地域】紀元前・葦原中国
【 属 性 】混沌・中庸
【副次 属性】人・人間・人型・男
【身長・体重】182cm・82kg
【容姿・外見】オールバックにした黒髪と赤い隈取りが目を引く偉丈夫。両腕の赤い籠手以外は上半身は裸であり、首から八つの勾玉を下げている。下半身は鱗のような意匠を施した襤褸布のような袴を身につけている。人の身でありながら猛獣の如き空気を纏う男。
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運B 宝具EX
【保有スキル】
対魔力:A
当時の日本において最高級の『魔』である八岐大蛇を屠ったランサーは最高クラスの対魔力を得る。
神性:E
本来は有数の神霊であるランサーだが、此度の霊基においては人としての側面で召喚されているため大幅に低下している。>>846
魔力放出(嵐):A
嵐の神格としての有する権能。あるいは権能だったもの。須佐之男の「すさ」という名前は荒れすさぶの意として嵐の神、暴風雨の神と言う総意を成す。
人として現界したランサーに権能を有することは不可能であるが、その力が自身の名に由来することから魔力放出というスケールダウンした形で獲得―――否、その身に残留した。
雷電、暴風、豪雨、恐るべき自然現象を身に纏うその様は正に嵐の具現と言えるだろう。
直感:B+
戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。伊邪那岐の鼻から生まれたとされるランサーは卓越した嗅覚を持ち、嗅覚を用いる時に大幅な補正を得る。
破壊工作:EX
戦闘を行う前、準備段階で相手の士気をそぎ落とす才能。ランサーのものは対軍ではなく対個に特化しているため、EX表記となっている。
蛇の室、百足と蜂の室、鳴鏑の火計、八塩折の酒による八岐大蛇の討伐。
ランサーは日本神話における稀代の計者である。>>847
【 宝 具 】
『八十木種(やそこだね)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜20 最大捕捉:50人
杉及櫲樟、此兩樹者、可以爲浮寶。
檜可以爲瑞宮之材。
柀可以爲顯見蒼生奧津棄戸將臥之具。
夫須噉八十木種、皆能播生。(『日本書紀』より)
様々な木々になったランサーの肉体そのもの。
ランサーは槍兵の名の通り自らの身体を杭と化して串刺す戦法を得意とする。
伝承においては様々な毛を木と変えたことから自らの肉体から切り離した部位であることが条件とする。
ランサーが主に変えるのは自身の血液、自身の体内から皮膚を突き破る形で巨大な杭を生み出す。
生み出すのが植物であるためあらゆる水分・養分を吸収する能力を持つ。
血や水分、ガソリンなどのエネルギー源を吸い取ることで自身の魔力に還元する。
真名解放によって大地に杭を突き刺し、土地の龍脈からエネルギーを吸い取りそれを無数の杭に変え大地ごと相手を蹂躙する。
【Weapon】
『生太刀』『生弓矢』
大国主に授けた剣と弓矢。宝具ではあるがクラスが異なるため真名解放は不可能。>>848
【 解 説 】
日本神話きっての大英雄。かの八岐大蛇を倒した逸話はあまりにも有名。
また、彼は大英雄でありトリックスターとしても知られており、その知名度は北欧神話のロキやギリシャ神話のヘルメスに次ぐものとされる。
そこら中にう.んことおしっこをバラ撒き、馬の皮を生きたまま剥ぎ、他人の田畑を占領するなど暴君の如き振る舞いを繰り返し、その罪滅ぼしとして高天原を追放されたとされるトップクラスの問題児。その行為は天つ罪と呼ばれる神道上の概念として扱われている。
須佐郷の族長を神格化した存在とされており、此度の霊基では神としてではなく人としての側面として現界している。そのため神霊としては控えめなステータスとなっている。
ヒャッハー系かつオラオラ系。端的に言ってヤンキーと呼んで申し分ない。そんな男。
粗暴でガサツ、デリカシー皆無、石長比売相手にブス!と言ってしまうほどどうしようもないアレな男。
ただしこのブスには「いつまでも過去のことをうじうじすんな」という意味合いがあり、顔に関して言及しているわけでは無い。そもそも彼に他者の容姿を罵るような下卑た感性は存在していない。
乱暴者で荒くれ者だが根本的には義に厚く面倒見もいい兄貴肌。
典型的な餓.鬼大将気質の持ち主であり、時には自らの身内にすら理不尽な発言をすることも。
ただし身内を傷つけた相手には決して容赦せず、徹底的に反撃すら許さず叩き潰す。
良くも悪くもチンピラだが女子供、加えて弱者にはその態度には控えめになり、通すべき筋はキチンと通す漢。>>849
【 セリフ 】
「ああん? 帰んな帰んな! 八岐大蛇なんて化け物誰が二度も三度も相手するかっつうの! だいたいよぉ、お前、いい剣(モン)持ってんじゃねえか。そいつは飾りか? なぁ、おい。てめえでぶちかましてやんな。なあに、俺がやってのけたんだ。てめえに出来ねえはずがねえ」大碓皇子に対して
「おう。飯買ってこいや。塩握りな。五分で帰ってこい。ああん!? 姉貴のパシリってことは俺のパシリだろうが! 釣りはいらねえ、お前の分も買ってこい。おら、1万QPだ。さっさと行けさっさと!」倭姫命に対して
「馬は合うとは思うんだがな。中々本性を表しやがらねえ。けっ、狸野郎が。あー! つまんねえの!」ワルキューレ(ロカセナ)に対して>>850
「おう姉貴! 元気にしてっか! な、なんだよ……ちゃんと八岐大蛇倒したり他にも色々やったろ! 文句言われるような筋合いは……お、おい! 呪おうとするな! ギャーッ!」玉藻前に対して
「あー……あいつもいんのか。いやなあ、今更どのツラ下げて会えってんだよ。親父面しろってか?」イチキシマヒメに対して
「ほー! お前さんが坂田の金時坊か。随分と気合い入ってんじゃねえかおい! 嫌いじゃないぜ、お前みたいなやつ」坂田金時に対して
「へえ、牛頭天王の神使達、ね。どうよ、俺の舎弟は役に立ってんのか?」源頼光に対して
「ヒャッハハハハハ!!!!串刺しだぁ!!!!」
「てめえはここで殺.す……!」
「纏めていきな!!!! 牛頭天王に帰依仕る!!!! 禊祓!!!!神咒神威!!!!『八十子種(やそこだね)』ェェェェエエエ!」
「けっ、雑.魚が。雁首揃えやがって。『八十子種(やそこだね)』!!!! おらよ、いっちょあがりだ」
【 制 作 】猫の藩士
【クラス適正】セイバー、アーチャー、アサシン
【レン タル】可
【NG 表現】明らかに自分よりも弱い相手に本気を出す(ただし自分が認めた相手を傷つけられた場合はその限りではない)>>852
うーん、対魔力って「対魔性」能力ってよりは「対魔術」能力な気がするから「強い魔を倒したのでA!」みたいな表記だと逆にもにょりますね。魔術と魔性って世界観的にも別でしょう。そこは概念マウント取りに行くところ違うくない?みたいな気持ちで。神だから魔術なんて効かねーよ当たり前だろみたいな理屈なら素通しできるんですけど。
その理屈をつけるならどちらかといえば破壊工作(特殊分類のEXとはいえ明らかに本来のスキルの意味と違う)と複合させて神秘殺し・魔性殺し系スキルになってた方がまだわかるみたいな?>>852
ロカセナ
「本性?何のことですかぁ、こわーい><」
「いやぁ~……あの身内に対する態度、見ましたマスター?野郎のツンデレですよ、ツンデレ!あざとくないです???」
「あぁ?テメェ狸野郎とはなんだ、狸野郎とは。あんなん、どこぞの性悪キャスターで十分だっつーの。────面白そうなこと(悪戯)、噛ませてくれるんだったらいくらでもノッてやるけど旦那?」
以上、性悪キューレからのコメントですこと
まさかセイバーやバーサーカーではなくランサーとは良い意味で意表を突かれました、すこ!前回投稿した八尋和邇が余りにもおふざけだったので、ちゃんとした設定を練り練りしたやつを投下。
【CLASS】ライダー
【真名】乙姫/Otohime
【性別】女性
【身長・体重】159cm・49kg
【スリーサイズ】B87/W58/H86(Eカップ)
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力E 耐久E+ 敏捷C 魔力A 幸運B 宝具B
【保有スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A+
乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。本来であれば竜種にすら乗れるA++ランクを有するのだが、サーヴァントとして現界するにあたって制限がかけれている。しかし、気合いを入れれば蛟レベルを従わせられる……恐喝とか言ってはいけない。>>857
怪力:B
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用することで一時的に筋力を増幅させる。一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間はランクによる。荒ぶる和邇の霊基も含まれているので、このスキルを有しているが、当人は「か弱い姫ですのでー」などと述べている。「サメ形態での出産でのたうち回った件? はて、なんの事やらー」(歯をちらつかせながら)
竜宮の姫:A
ワダツミの娘。神性の亜種スキル。本来であれば「女神の神核」を有する神霊なのだが、サーヴァントとして現界するにあたってデバフを重ねた為このランクに落ち着いている。竜宮とは即ち異界であり、現世との時間の流れ、法則すら異なる秘境。ライダーは異界への境目を見分ける眼を有しており、神隠しの帳、根の国へ通じる天が淵などといった道を感知し、開く権限を持ち合わせる鍵。開門すれば表とは異なるルールを相手に押し付ける事が可能だが、現実世界の侵食として抑止力に認識されてしまうので実は使えない。当人からしたら、実家に帰る為の便利に視界程度にしか思っていなかったりする。
変化:A
借体成形とも。海の神格を有する姫君として、人型の他に八尋和邇の名を表す和邇としての姿が存在する。言ってしまえばサメである。
動物操作(魚):EX
眷属として、魚を操作する。本来は海棲生物であれば何でもござれで、多くの眷属を使役できる。しかし今回は霊基の問題で魚類……特にサメに特化しており、シュモクザメで対象を探知し、その他諸々のサメたちで攻撃する。尚、殺傷力は高いものの紙装甲なので運用には注意が必要。>>858
【宝具】
千尋異海水分潮珠(ちひろいかいみくまりのしおたま)
・ランク:C
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜50
・最大捕捉:100人
海神・大綿津見神が山幸彦に授けたとされる神宝「潮満珠」と「潮乾珠」が由来。
乙姫が使用した逸話がないが、豊玉姫として側面から父親と元夫の所有物を勝手に拝借した模様。しかしながら、ワダツミの娘なので使用権限を有しており、神宝の能力を遺憾なく発揮できるのだが、サーヴァントとなった影響で権能クラスの力を振るえなくなっている。本来の力であれば、潮の満ち引きを操作し、特には大海嘯すら引き起こせる海神の権能と、結界内で時流を停止させ、ありとあらゆる次元からの干渉を遮断する異常結界を形成する事ができる。
真名を開帳する事によって珠に込められた神通力を放ち、大量の海水を周囲へと氾濫させ、レンジ内を乙姫の根城であった竜宮と類似した異界へと空間を置き換える。即ち、自ら有利な環境へと変える異界結界。
だが、ライダーの真の使用法は対象を宝具で引き込んだところで、幾多ものサメの大群で襲わせる物量作戦。加えて異界内にいる間、サメの大群は魔獣クラス相当にまで格上げされるので、見方によっては凶悪な宝具に変貌する。尚、攻撃転用の元ネタは因幡の白兎に騙された眷属の和邇(サメ)からインスパイアされている。
ただ、真名が開放されない時は基本的に二つの珠玉型鈍器に成り下がっている。>>859
【解説】
日本の異郷淹留譚「浦島子伝説」に登場する竜宮城の姫。
浜で子供たちに虐げられて亀を助け、海へ帰した浦島太郎は後に、礼として竜宮城に案内される。そこで出会ったのが竜宮の姫の乙姫である。
歓迎された浦島太郎は宴を堪能し、後になって地上に戻る意思を伝えると、乙姫は土産として玉手箱を手渡し「決して蓋を開けてはならない」と忠告する。
地上に戻った浦島太郎は、竜宮城に向かって数百年が経過している事に気付き、玉手箱を開いてしまう。すると、中から白い煙りが発生し、浦島太郎は老夫になってしまったと言われる。一説によれば、白い煙りに包まれて消えてしまったとも。
こうして「浦島子伝説」は禁忌を犯してしまった者に降りかかる因果応報の寓話ともされている。
ここまでは前半の解説。次に乙姫の正体である。
きっと大方気付いているかもしれないが、乙姫の正体は日本神話にて登場する女神である豊玉姫の分霊、お忍びフォーム。海神・大綿津見神の娘にして、初代天皇として知られる神武天皇の母である玉依姫の姉。(ややこしいかもしれないが、息子の鸕鶿草葺不合尊は叔母に当たるであろう玉依姫と結婚し、神武天皇をもうけている)
伝説では山幸彦との出会いが語られており、紛失した海幸彦の釣針を求めて竜宮を訪れたところ、豊玉姫は彼に一目惚れしてしまい父に話を取り付けて、竜宮へと招待する。そうして対面した二人は長年の幸せを享受した。
しかし、後々になって本来の目的を思い出した山幸彦は、失くした釣針を見つけ、地上に戻ろうとする。そんな彼を泣きながら引き止めようとした豊玉姫は、妊娠を告白し、それを聞いた山幸彦は求婚して地上での生活を提案した。
それを受容した豊玉姫は陸での産屋を要求し、出産が終わるまで決して覗いてはいけないと警告する。だがそこはお約束、我慢できなかった山幸彦は産屋を覗いてしまい、中で巨大なサメがのたうち回っている光景を目撃してしまう。このサメこそが豊玉姫の八尋和邇としての姿であり、子を産む為にはどうしてもサメの姿でなければならなかった。
覗き見られた豊玉姫は、恥辱の余り産んだ子を草に包んで捨ててしまい、海へと閉じこもったと言われている。
前半と後半を見て分かるように、同じ失敗・失態・失恋を繰り返している恋愛ク.ソ雑魚女神である。>>860
【人物】
薄水色の髪、金色の瞳、ギザギザに尖った歯、サメの尻尾が特徴的で、灰色を基調とした露出度の高い着物の下に水着を着用している女性。
穏やかな口調で物腰も女性らしいものだが、語尾を「ー」で伸ばして会話をする為、どこか緩いというか軽い雰囲気が否めない。時折、大和撫子のセリフに混じって「ん?」と思わず聞き返したくなるような単語が出てくる。
惚れっぽい性格で、外見であれ、魂であれ、イケメンに目が無い面食い。惚れた相手には逃走経路を全て潰した後で肉食動物のように骨の髄までしゃぶり尽くすのが彼女の流儀。ダメ男に貢いでしまうダメ女。そして、最後の最後で失敗してしまうのがお約束。
前述にある通り、恋愛に関しては失敗を繰り返すク.ソ雑魚なのだが、一応は過去の失敗から性格を改善したいと考えたので蛞蝓レベルには至っていない。しかし、三日坊主で諦めてしまったらしい。
惚れた相手を縛り付ける「束縛系ヤンデレ」の気質がややある。(例:竜宮でのアレコレ)
元々女神でお姫さまなので、金銭感覚が常人のソレとは異なり、金使いがやや荒い(オブラートに包んで)。加えて相手に貢ぐとなるとレシートを見るのが怖くなる程度の金額を散財する。
実は白兎が嫌い。眷属の和邇(サメ)に嘗めた態度を取った事から、視界に入っただけでも皮を剥いで眷属の餌にしたいくらいには嫌っている。
聖杯戦争へ参加する際の願望は「運命のヒト」を見つける事。つまりは婿探しである。
因みに初登場シーンで好感度を高めにする為に、サメではなくリュウグウノツカイに乗って登場するらしい。
メル友に玉藻の前、清姫、刑部姫、紅閻魔、お鶴さん(鶴の恩返し)がいる。特にお鶴さんとは「見るなタブー」案件関連で仲が良い。>>861
【能力】
女神だが、自他共に認める戦闘の素人。当人が戦うより眷属のサメに任せた方が早いまでもある。
仮に乙姫が戦う事があれば、鈍器と化した神宝を振り回すか、適性クラスでもないにも関わらず気合いで行使している、呪術(水)などといった雑な攻撃になること間違いなし。(補足:乙姫の扱うのは九頭竜大神の雨乞い、水分(みくまり)を基調とする水天供法の呪術)
とにかくフィジカル面では常人と変わらないレベルなので、白兵戦を挑まれたら多分無力。呪術で身体能力を底上げしても歴戦の英雄と比べたら雲泥の差である。
宝具使用時には、現代文明……主に映画の影響を受けたせいか、眷属を使って頓珍漢な技を繰り出そうとするので注意されたし。例えばサメを悪魔合体させて6頭にしたり、サメたちに竜巻を巻き起こさせたりなど。
余談だが、神宝本来の権能、並びに異界竜宮を展開したら本当の無敵になるらしい。>>862
【セリフ】
「わたくしは乙姫、あなた様にお仕えたもうサーヴァントにございましてー。どうぞ、親しみを込めておとひーと呼んでくださいまし御主人」
「竜宮の宝具は置いてきましたー。あれは現代で使用する分には過ぎたるものでしてー、仮に空間を繋いでしまったら廃人になってしまう可能性があるのですー。るるいえ、うがふなぐる、ふたぐん……ふふ、ご冗談ですー」
「わたくし、白い兎を見ると……ブチ殺してしまいたい感情が湧き上がりましてー。因果応報なクセして大黒天様に見出されるなんてもう、マジ卍としか形容できない海底火山が噴火するが如く激情を、どうぶちかましてやりましょう?」
「あらー、もしかして玉依の子孫でございましょうかー? なんとも良きご朗報なのでしょう。不在なあの子に代わってわたくしが可愛がってあげましょう……お姉さまとお呼びなさいねー?(歯をちらつかせながら)」(天皇系サーヴァント同行時)
「水府に海神(ワダツミ)の神威(かむい)を、竜踊る招きにてニライカナイの道楽あり。泡沫に消ゆ螺湮(らいん)の幻夢、是ぞ天下逆巻く御魂の思し召し。ここに遣わすは千尋異海、神宝双潮珠の波濤也。『千尋異海水分潮珠(ちひろいかいみくまりのしおたま)』。和邇(サメ)の餌になーれ」
「ご覧に入れましょう、大海異界結界。削れる肌、剣山なる牙、戦慄せし旋律。深淵を覗く黒き眼差しに怯え、停滞の宮に溺れてくださいまし────いざや絢爛、ビッグモンスターハリケーン! またの名を、『千尋異海水分潮珠(かいていよりはいよるジョーズぐんだん)』! てへ⭐︎」
以上がサメ系お姫様です。よーし、>>845で予告した通りに来ましたー。ルーガルー最終話を一旦誤字脱字チェック終わったら19:05くらいに投下しますねー
よーしルーガルー最終話いくぞー!
「ガァアアアアアアアウッ!!」
「オオオオオオオオッ!!」
互いに目の前の敵を目指し疾駆する。スピードは僅かにだがヤツの……ジェヴォーダンの方が早い。
「ガアアアアァッ!」
ジェヴォーダンの鋭い左爪が振り下ろされる。その速度は恐るべきものだ。だが振り方があまりにも大味すぎる。理性を失っているせいか、七不思議に縛られたことで弱体化したのか、あるいはそれ以外の何かか。
「ふっ──────!」
身体を前に屈め、ジェヴォーダンの攻撃を交わす体勢を取る。そのまま勢いを殺さずに、
「はあっ!」
「グゥッ───!?」
土手っ腹にタックルをぶちかます。既に爪を振り下ろすアクションを取っていたジェヴォーダンはなす術なく吹っ飛ばされる。
しかし入った感触はとても軽かった。咄嗟に後ろに飛び退いたことで回避行動を取ったのだろう。恐るべき反射神経、いや直感というべきか。だが何よりヤツにそれで素直にダメージを受けてくれるほどのプロレス精神はない。空中で体勢を立て直し、両腕を地面につけてダメージを最小限に抑えてみせる。
「グルルゥッ……!!」
金色の眼がこちらと黒鳥さんを一瞥する。そして俺から視線を外し、獲物を俺から黒鳥さんへ変え砲弾のように駆けていく。
「ガァアアアアアアアウッ!!」
「───────っ!」
作戦としては上々だろう。先に弱い方を狙い倒すことでこちらの動揺を誘い、その隙を突いて俺を倒す。だが俺から視線を外したのはミステイクだ。膂力は確かにヤツの方が上だが、解放できる力の上限はこちらが上だ。
「Ander(変質せよ)!」>>874 脚力を強化しヤツの元まで飛び抜けようと右脚を踏み出し駆け抜けようとした瞬間、
「────────な」
脚にナニカが引っ掛かり力の入っていた身体はバランスを崩す。似たようなことが昨日もあった。そう、図書室でルーガルーについて調べていてその折に何もないはずのところで転び黒鳥さんを押し倒してしまった時のことだ。だが今はそのことについて考えている場合じゃない。
「くっ……まだだ!」
右脚はもう使えない。それならば、他のモノで代用すればいい。左脚を咄嗟に地面に着かせ、そのまま左脚に力を入れる。
「これで、どうだッ!!」
目論みは成功し、左脚で蹴り抜き加速した俺の身体は弾丸の如き速さとなり、ジェヴォーダンの背後に迫る。
それを目視で確認していた黒鳥さんは一枚の黒い羽を取り出し後ろに飛び退きながら詠唱を行う。
「Lux lucem, pyram(篝火よ、光を灯せ)!」
黒鳥さんがその文言と共に黒い羽を手放すと、一瞬だけジェヴォーダンの前で光が明滅する。
「ウガァッ!?」
ほんの一瞬、されど一手遅らせる致命の一瞬。
その隙を見逃さず、右脚で蹴りを入れる。
「オラァッ!」
「ガァッ!?」
ジェヴォーダンの脇腹へ蹴りは炸裂し、ジェヴォーダンは真横に吹き飛ぶ。さっきとは違い、確かな肉の感触がしたことがヤツに確かなダメージを与えたことを感じさせる。
「グウウウゥッ……!」
だがそれでもジェヴォーダンは倒れない。いや、むしろ何かの引き鉄(トリガー)を引いてしまったのではないかという悪寒を感じ取る。
事実、ヤツは立ち上がりこそしたがこちらに向かって来ずに身体を丸め何かを待っているように見える。
「一体、何を─────」>>875
「ガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアウッ!!!!」
耳をつんざく絶叫が学園に響き渡る。
そして、俺は、俺と黒鳥さんは我が目を疑った。
「嘘だろ……!?」
「そ、んな……!」
ジェヴォーダンの獣の身体が変質していく。
美しい銀色の体毛は吐き気を催す赤黒い体毛へ、細身だった体躯は剛直にして重圧のある筋肉の塊のような体躯へ、白眼は黒く金色の眼は真紅へと。
それはまさしく、伝説で語られる"ジェヴォーダンの獣"だ。
そして黒鳥さんは何かに気付いたのか、口元を戦慄(わなな)かせながら呟く。
「まさか、宝具を使ったの……?」
「宝具?」
「サ、サーヴァントは必ず一騎につき一つ宝具を持っているんです。漫画やゲームでいうところの必殺技や奥の手のようなもので、恐らくジェヴォーダンは自らの宝具を使いあの姿になったのだと思います……。」
「ってことは──────」
ジェヴォーダンの獣は変わらず俺達を睨みつけている。まるで『ここからが本番だ』と言わんばかりに。
「ここからが第二ラウンドってわけか……!」
「ガァアアアアアアアアアアアアアウッ!!!」
絶叫にも雄叫びにも似た声が学園に響き渡りこだまする。そして、ジェヴォーダンは再びこちらに向かって突き進んでくる。捉えた獲物を逃さないために……。>>876
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ぐっ──────!」
「ガァアアアアッ!!」
バーサーカー・ジェヴォーダンの獣の圧倒的なまでの速さの攻撃をギリギリでかわし続ける錫久里亥狛。
「Adolebitque flagrant, fortis maledicti!(炎よ、強き呪いを焼き焦がせ!)
Beati qui benedicere, venti!(風よ、誠なる者に祝福を!)
Aqua, ut mortiferum venenum occidit, et mortuus est!(水よ、猛毒となりて死者を犯せ!)」
そして三種の黒魔術を同時展開し、バーサーカーへの攻撃と錫久里亥狛への支援を行う黒鳥蘇芳。
そんな二人と一騎の戦いを真月学園の屋上にて覗き見る者がいた。
「キキッ。」
砂虫の如く呻くように鳴き声を発する小さき影。
黒い外套を身に纏い、髑髏の面で顔を覆うそれこそはサーヴァント、クラスをアサシン。真名を『ハサン・サッバーハ』と云う。
「アレハ、モウ終ワリダナ。マア、暴ソウスルシカノウノナイバーサーカーニシテハヨクヤッタホウダロウ。」
どこか壊れた機械音声のような声で虚空に向けて語りかける。
「ワガ主ヨ、イマイチドカク認スルガ。オマエハ、アヤツヲタスケルキハ無イノダナ?」>>877
『───────────────』
返答はない。だがハサンは満足そうに頷いた。
「ソウカ。手ヲカシテヤレ、トオッシャルノナラチカラヲカスノモヤブサカデハナカッタガ、必ヨウナイトカンガエテイルナラシカタガナイ。」
眼下の戦いを眺めながら、キキ、と再び鳴く。
「ウランデクレルナヨ、バーサーカー。アノシュン間ニオンナヲシトメラレナカッタオマエガ悪イ。生ゼンヨリモヨワクナッテイルオマエニ、モウカチメナドナイ。セイゼイアラガウガイイサ。」
「アア、ダガ。オマエノホウグデアレバオマエ自シンガテヲクダスヒツヨウハナイカ?マア、ドウデモヨカロウ。」
「キキ、キキキッ、キィーッキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキィーッ!!!」>>878
嗤い声を残し、アサシン・『ハサン・サッバーハ』は影も形もなく夜闇に消え去る。
当然ながら、このアサシンの存在を学園に残る人間はおろかバーサーカーでさえその存在を認知していない。
いや、少しだけ訂正しよう。
バーサーカーはアサシンの存在を認知していないのではない。自分以外のそうした存在がいることを忘れさせられているのだ。
何故か?
それは────────また、次の機会にでも語るとしよう。
今は、造られた偽物の人狼と大地より産まれ落ちた本物の人狼の戦いの結末を観ようじゃないか。
だって、こんな面白い見世物(ショー)を最後まで観ないなんてもったいない!これを最後まで観ないというのは、映画の結末を見たらその後(エンディング)を見ないで退出するのと同義だぞ?だから観客の皆々様に置かれましては、どうぞ最後までごゆるりとお楽しみいただきますように。
ああ、ですが。>>879
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「グルァァァァァァァッ!!」
「っぐ──────!」
「錫久里先輩っ!」
ヤツが変質してから攻撃が格段に速くなった!
追いつけないわけじゃない。黒鳥さんの支援込みでも十二分にヤツの攻撃に肉薄することは出来る。だが与えるダメージが段違いだ。俺が深手を追う一撃はヤツの攻撃全てだが、ヤツが深手を追うのは黒鳥さんの魔術と急所を狙うこちらの一撃のみだ。
「このっ──────」
「グルゥ?」
「っ───────!」
その上ヤツはこの短時間で黒鳥さんの性格を見抜いたのか、はたまた黒鳥さんの魔術の性質を理解したのか。黒鳥さんが魔術攻撃を仕掛けようとする度に俺が黒鳥さんの正面に来る形を保ち続けている。
黒鳥さんもヤツがそう動いているのは理解しているのだろう。だがそれでも、俺が傷つくことを恐れて攻撃のための魔術を解いてしまう。そして俺もまたヤツに利用されていると理解しているが、ヤツの速さがその上を行く。
「(このままじゃジリ貧だ……!会長達の仕掛けはまだなのか!?)」
俺と黒鳥さんは言ってしまえば会長達の仕掛けに気付かせないための陽動だ。仕掛けは恐らく大掛かりな魔術式。魔力が滲み出れば否が応でもヤツは気付き逃走を図るだろう。
「(黒鳥さんの攻撃はヤツが全て無力化する。けど、逆に言えばそれは俺の攻撃を全く警戒していないということだ。)」
それなら、策はある。
「黒鳥さん!」
「な、なんですか錫久里先輩っ!?」
「はっきり言って足手まといだ!攻撃しないでヤツの注意だけを引いてくれ!」>>880
「!」
黒鳥さんは俺の言葉を理解したのか攻撃魔術の組み立てをやめ、新たな魔術式に組み換える。
「Terram , respiciunt gratiam!(大地よ、敬う者に恵みを!)
Caeli , qui animorum oculos!(天空よ、見上げる者に闘志を!)
tempesta , sgloriam tradere consiliis magnanimis!(嵐よ、勇気ある者に栄光を!)」
俺の身体に黒鳥さんの魔術による支援が入る。筋力、脚力、皮膚を硬質化させる黒魔術を媒介にした強化魔術。スピードはすでに間に合うと思ってくれていることに僅かに嬉しさがこみ上げてくる。
「ガァアアアアアアアアアアアアアアアアウッ!!」
凶暴な爪を振り下ろすジェヴォーダン。だが、
「ガウッ!?」
爪は俺の身体を切り裂かない。どういうことだ!?と、何故だ!?という感情が混ざった声を上げるジェヴォーダン。
「はあああああッ!!」
「ガァッ──────!?」
その隙を見逃さずヤツの顔面に五連続で拳を叩き込む。ジェヴォーダンもこれは効いたようでグラリと体勢を崩す。
「オラァッ!」
「グゥッ……!」
隙を逃さず回し蹴りを腹に打ち込むと、ジェヴォーダンは直撃を受け呻きながら後ずさる。そしてその後ずさった頭上には十の矢の如く浮かぶ黒い羽があった。
「Sagittam et procidens tonitrua!(降り注げ、雷の矢よ!)」
「ガァアアアアアアアッ!?」
黒鳥さんが詠唱を行い降り注がれた矢は全弾ジェヴォーダンに命中した。黒煙を上げながらジェヴォーダンが膝をつく。>>881
「よし────!」
『蘇芳さん、錫久里君聞こえるかしら!?』
黒猫の使い魔が声を発する。声の主は言うまでもない。
「九重先輩!はい、聞こえます!」
「準備が出来たんですね!?」
『ええ、その通りよ!準備が整ったわ、バーサーカーを決してそこから逃さないでちょうだい!』
「「りょ、了解!」」
九重会長達の準備も完了した。あとはヤツを倒すだけだ!
「錫久里先輩、バーサーカーの相手をお願いします!私の魔術で彼を抑えます……!」
「任せろ!」
ジェヴォーダンは濃い魔力の気配を感じ取ったのか、この場から逃げようとしている。だがそんなことはさせない。
「Ander(変質せよ)──────!!」
黒鳥さんの支援で強化された脚力をさらに強化して、ジェヴォーダンの元まで全力で疾駆し、羽交い締めにして押さえ込む。
「お前を逃すわけないだろうが……!!」
「グアアアアアアアアアアアアッ!!」
俺から逃れようとじたばたと暴れ回るジェヴォーダン。そして黒鳥さんが五十枚の羽を展開し詠唱を始める。
「Spero. Blasphemat. Et non depopulabuntur occursum tibi.(私は願う。私は冒涜する。私が満たして私が奪う。)
Nemo est in mundo possit evadere brachium meum. Nemo est in mundum, qui non potest pervenire vocem meam.(我が腕の届かぬ者はこの世におらず。我が声の届かぬ者はこの世にいない。)」
黒々とした羽が絡み合い、混ざり合い、溶けていく。>>882
「Oro supplex.(跪け。)
Non est lapsus, et teneri invitare.(堕落した者、魅了された者を私は招く。)
Terrent me gemunt mei mando me.(私に怯え、私に震え、私に預けよ。)
Frui. Ne obliviscaris semper tam ymni quam sacrifices diligit, ab ipso est, lux, et pondus omnium.(享楽を。讃歌を忘れず、贄を忘れず、己を忘れず、己は軽く、あらゆる重責を忘れさせる。)」
「グ、アアアアアアアアッ!!」
さらに強く暴れ回るジェヴォーダン。離さないようにより強く力を込めてジェヴォーダンを押さえつける。
「Nec reficere.(取り繕うことなかれ。)
Ludibrio ulciscendi pro veritate proditionis clamore desperatione lucem contemnenda gloria benedictionem et mortuos.(報復には嘲笑を、裏切りには真実を、絶望には喝采を、昏き者には灯りを、生なき者には栄えある祝福を。)
Pacem in manus meas. Effundam sanguinem vota vestra et pones cor tuum in illis.(安寧は私の手に。貴方の願いに血を注ぎ標を刻もう。)
Videtur tantum in vita aeterna poena.(永遠の罰は、生の中にこそ現れる。)」
羽が完全に溶け合わさり、巨大な一つの膜が出来上がる。
「グ、ガァッ!ガァッ、ガアアッ!!」
「くっ、このっ、大人しく、しやがれっ……!」
詠唱が完成する前に逃れようとより強くもがき俺の腕に噛みつくジェヴォーダン。振り払われてしまわないようにこちらも力を込める。
「────── Iudicium est. Moriatur anima mea et vera.(裁きはここに。死去せし私が叶える。)
"Miserere huic animae.(この魂に慈しみを)"」>>883
巨大な暗黒の膜が俺とジェヴォーダンに迫りくる。だが俺が避ける必要はない。
「だって、このまま蹴り飛ばせばいいからなぁっ!」
「ギ、ガァアアアアアアアッ!?」
羽交い締めを解きそのまま膜の方向へと右脚で蹴り飛ばす。咄嗟の対応も間に合わず、ジェヴォーダンは見事に膜の中に閉じ込められる。使い魔に向かって叫ぶ。
「九重会長!」
『ええ、分かってるわ!凪咲!和澄!』
『はいはい、それじゃあやりますか!』
『さいなら、狼はん?もう出てきたらあかんえ?』
地面に巨大な三角形の陣が造られる。その輝きはまさしく白銀の如く。ジェヴォーダンの遥か頭上に大剣が形作られていく。
『ほんまはもっと長ったらしい詠唱やけど、今回は出血大サービスやで。超短縮版で食ろうたらええのに!』
『人狼の弱点といえば銀!なら、倒すための方法も当然銀を使えばいい!』
『さあ、これで終わりよ!』
『『『落ちよ!"終天の銀剣"!!』』』
突き落とされる銀の大剣。ジェヴォーダンは膜の中で足掻きもがき膜を破って外に出るも、銀の大剣はすでにジェヴォーダンの眼前に。
「グ、ギ、ア、ウ、ガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
避けることは叶わず。かくして、ジェヴォーダンの獣は銀の大剣によって討ち取られた。
「ア、ガァアアアアアアアッ……」
ジェヴォーダンの身体から魔力の粒子が飛んでいく。霊核を砕かれていなくとも、あの一撃をくらって無傷で済むはずもない。この期に及んでまだ逃げようというのか、ジェヴォーダンは身体を必死に動かしている。だが、無駄な足掻きだ。
とはいえ、さすがに疲れた。俺は肩の力を抜いて背中からその場に倒れる。>>884
「ふう。存外、なんとかなるもんだな……。」
そんな言葉が口を突いて出た。まあ、黒鳥さんや九重会長達の力があってこその勝利とも言うべきだが。
「錫久里先輩。腕を見せてください、今すぐ治療します!」
「ん?ああ、大丈夫だよこのくらい。それよりもアイツが消えるのを待とう。まあ、虫の息だし数分も保たないだろ。」
この時、俺は二つの判断を間違えた。
一つ、黒鳥さんに素直に治療してもらわなかったこと。
二つ、ここでジェヴォーダンの獣の息の根を止めなかったこと。
もし、ここでどちらか一つだけ間違えていたのならきっとああはならなかった。
端的に言って。俺は判断を間違えたことで穏やかな結末を凄惨な結末へと変えかけたのだ。
「ぐ……っ……!」
「「『『『!!』』』」」
ジェヴォーダンが声を上げたことに俺達は驚愕した。
「ああ、ク、ソッタレめ……!何が『手伝ってやろう』だ……テメエが余計なことさえしなけりゃこんなことにならずに済んだってのによお……!!」
「しゃ、喋った……!?」
息も絶え絶えながら流暢に言葉を話すジェヴォーダン。俺達のことなど眼中に無いのか、独り言を続けていく。
「だ、が、まあ……誰よりも早く一抜けってのは気分が良い……。よ、うやく、終わりも見え、てきたって、もんだ……」
言葉の意味は理解出来ない。ただそれ以上に嫌な予感が身体を包む。
「い、や、一抜け、ってわけじゃ、ない、か……まあ、いい。終わ、らない……戦争(ゲーム)なん、て、つまら、ない……駒をひと、つでも取らなきゃ、戦争(ゲーム)になら、ないから、な……」
ジェヴォーダンが、こちらを、俺を見る。>>885 すると。
「が、あっ……!?」
ジェヴォーダンがこちらを見ると同時に身体が焼け落ちてしまいそうなほどの呪いが身体を冒し蝕んでいく。
ジェヴォーダンの獣の宝具『汝は人狼なりや?(ラ・ベート)』。
後で知ったことだが、ジェヴォーダンに腕を噛まれた際に俺はその宝具による呪いに掛かっていたようだ。
「お、たがい、に……運が、ない、な、同胞、よ……」
「て、めえっ…!一体、俺に何を……!」
「扉を、探せ。」
いきなり頓珍漢なことを言い始めるジェヴォーダン。俺はジェヴォーダンに近付き問いかける。
「っ、何を、言ってやがる……!」
「あんな、モノは、壊してしまえ。アレ、がある限り、なん、どだっ、て……災厄はおき、るぞ……」
「だか、ら……!一体、なん、の話を─────」
「鍵、は、いつだって、此処にある。開け、ようと、思え、ば……いつ、だって、開けられる。だ、が、扉はそうじゃない。扉は、い、つ、だって、閉ざ、さ、れている……。真、実を、知りえ、ないかぎ、り……扉、は……見つけることすら、許さ、ない……」
ジェヴォーダンの身体が薄く透明になっていく。そして、俺の身体もまた呪いに蝕まれていく。
「ぐ、あああ あああ あああ あ!?」
「せい、ぜい、足掻け。そち、らにいることを、選んだの、な、ら。人の作った、過ちを……呑みこむが、いい、さ──────」
その言葉を最後に、ジェヴォーダンの獣が粒子となり空へと溶ける。
そして。
「ああああ ああああアアアアアアアアアアアアアアアア─────────!!」
俺の意識も、また。闇の底へと堕ちてしまった。>>886
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
………………………………?
ココハ、ドコ、ダ?
ミナレナイバショノヨウダガ………ドウニモミタヨウナカンカクガアル。ミルカギリ、ヒトノツクッタモノデアルノハタシカダガ、ヨクワカラナイ。
フシギナモノダ。イタノハシンセイナルモリノナカダトイウノニ、ヒトノツクッタモノニオボエガアルナド。
アア、ソレニシテモハラガヘッタ。ドコカニエモノハ───────
「す、錫久里先輩……?」
……スコシダケトオイトコロカラ、コエガ、シタナ?ソレモ、ニンゲンノコエ、オンナノコエダ。ニオイモスル。ウマソウナニクノニオイ、マルマルトコエタカチクノニオイダ。
ニオイハウシロカラスル。キット、エモノハウシロニイルニチガイナイ。
「あ、あの……?一体、どうなされ─────」
──────ミ イ ツ ケ タ 。
「あ……え?」
アア、ウマイ。ニンゲンノチ、ニンゲンノニク、ニンゲンノアジダ。
「いっ、あ、ああ、ああああ ああああ ああああああああっ!!」
シカシ、ウデヲイッポンヒキチギはッタガ、コレヲゼンブクッタトコロデ、ソンナテイドジャトウテイタリナイ。
「ひっ……!」
マダ、クエソウナブブンハタクサンアル。マズハアノオンナヲツカマエテタベルトシヨウ。>>887「に、逃げないと……!九重会長なら何とかして──────」
アア、ナンテバカナコトヲスルンダロウカ?
ニンゲンテイドノアシデ、カナウハズナドナイノニ。
「え……?あ、え──────う、あ、ああああ ああああああああっ!?」
アシヲイッポンケリハズシタ。コノオンナニノコッタノハヒダリウデトミギアシダケダ。
モウ、ニゲルコトナンテデキナイダロウ。
『蘇芳さん!蘇芳さん!しっかり意識を保って!なんとか生きることだけを考えなさい!私達も今そっちに─────』
『ちょっ、バカ言わないでよ海音!?遠目で見てても分かったでしょう!?私達の勝てる相手じゃない!ジェヴォーダンは弱ったサーヴァントだったから運良くなんとかなっただけで、そうじゃないやつの相手なんて出来るわけないでしょ!』
アア、ミミザワリダ。セッカクノショクジガマズクナル。
『じゃあ何!?このまま蘇芳さんを見殺しにしろって凪咲は言うわけ!?』
『あの子を見殺しにするしないの話は今してない!』
『ちょい二人とも!今は言い争うてる場合じゃ────』
ネコヲツブシタラコエガキコエナクナッタ。
ダガコレデ、ヨウヤクエモノニアリツケル。
「ぁ、ぃや……!錫久里先輩、目を覚ましてください……!」
ケリハズシタミギアシノツケネヲナメル。アア、チノアジダ!ウマイウマイ、チノアジダ!
アア、コレナラコノオンナノドコヲタベテモウマイニチガイナイ!
「錫久里、せん、ぱい…………」
サテ、ドコカラタベヨウカ?ムネノニクカ?シカシムネハアブラガオオイ。タベルノナラアトノホウガイイ。ナラハラノニクカ?ダガハラニハキモガタクサンハイッテイル。メイントシテノコシテオクベキダロウ。
トナレバ────>>888
「いっ……!ぅ、あ、っあ、ああ……!!」
……スジバッテバカリデ、ホネバッテバカリデ、アマリウマクナイナ。ニオイハコンナニモウマソウナノニ、マズイトコロガアルノハモッタイナイ。チハコンナニモウマイノニ。
マアイイカ。ホカニモクエソウナトコロハタクサンアル。ウデノニクモ、アシノニクモ、クビノニクモ、ホホノニクモ、メモ、ミミモ、ハナモ、ナニモカモガタベラレル。
ナニヨリモキョウフニソマッタカオヲミナガラクエルノハ、ナニヨリモエツヲカンジルトキダ。
「ぁ、ぅ、す、ずぐり、せん、ぱい……。」
モッタイナイガ、スコシダケハラノニクヲクオウ。シカシタベルニハ、オンナノキテイルモノガジャマダナ。サイテシマオウ。
「……ぁ、ああ、ああっ……。」
キレイナイロダ。ニンゲンデハアルガ、コノカラダハキレイデウツクシイモノダ。ソシテナニヨリモソレヲコワシテ、ケガシテ、クラッテ、メチャクチャニシテシマエルノハキブンガイイ。
「……っ、ぁ、ぃ、す、ずぐり、せん、ぱい……。」
アア、ウマイ。ハラノニクハ、ヤハリウマイ。ニクノカンショクモ、アブラノノリモ、ナニモカモガサイジョウダ。チョウド、キモモミエタ。コイツモタベテシマ──────
「蘇芳さんから離れなさい!この、ケダモノ────!」
……アア。アノ、ミミザワリナコエダ。イッソノコト、アレモタベテシマオウカ?
「ぁ、こ、このえ、せん、ぱい……。」
「蘇芳さん喋らないで!それ以上喋れば助からないわよ!?」
「全くもってその通り!少しだけ黙っててね、今、こいつを─────」
「ま、って、くだ、さい……。す、ず、ぐり、せん、ぱいには、手を、出さ、ない、で……。」
「何言うてんねん!?あんたが今そうなってる原因はその子なんよ!?」>>889
「分かっ、て、ます……。で、も、攻撃を、したら、きっ、と…す、ずぐり先輩は……ご自分を、ゆる、せ、ま、せん。だか、ら────」
ナンダ?コノオンナ、テヲコチラノカオニソエテ、ドウシヨウトイウンダ?コチラニカテナイコトクライワカルダロウニ。
「いっ、あ、う、ああ、ああああああっ!!」
オトナシククワレテシマエ。オマエノカタメモエグリダシタ。キョウシャハジャクシャヲクライ、ジャクシャハキョウシャニクワレル。タダ、ソレダケダ。
「す、ずぐり、せん、ぱい……。そん、なに……私のこと、食べたい……です、か……?」
ソンナコト、トワレルマデモナイ。ホネノヒトツモアマサズニクウニキマッテイルダロウ?
「そ、れが……せん、ぱいの……意思、なんですね……?」
ハ、ムダナジカンカセギダナ。コッチハオマエヲクウ、オマエハクワレル。タダソレダケ、ゼッタイノシゼンノセツリダ。ナニヨリモ、オマエヲクウコトデオレハエツヲカンジルノダ。ナオノコト、オマエニツキアウツモリハナイ。
「そう、ですか……。なら……しかたの、ないこと、ですね……。」
…………………?
「だっ、て、先輩、は……私の、こと、が、食べたいん、です、よね……?」
クドイ。ナンドオナジコトヲクリカエシテモ、コタエハカワラン。
「ええ……なら、あ、んしん、でき、ま、す……。」
イミガワカラナイ。ナニガイイタイ?
「───────わた、しを……食べて、くだ、さい。」
……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………ハ?>>890
「だっ、て……私を食べることが出来れば、先輩、は悦を……幸せを感じるのでしょう?なら、拒む理由なん、て……ありません。」
────────────ッ!!
………………………………ア?ナゼ、イマ、ウシロニサガッタンダ?コイツノコトナンテ、コワクナイハズナノニ。
「どう、して、逃げるん、です、か……?わたし、は……食べていい、って、言っただけですよ……?」
────────────ッ!
「ほ、ら……えん、りょ……なさらな、いで……。どうぞ、わた、しを、食べて、くだ、さい……。」
イヤ、チガウ。コイツノコトヲ、ホンノウガオソレテイル。ジブンヲクオウトシテイルアイテニワラッテイルアイツヲ、シニナニモオソレヲモッテイナイアイツヲ──────!
「怖がらなく、て……いい、ん、です……。せん、ぱいが……罪の、いし、きを……感じる、こと、なんて、ないん、です……。先輩が幸せ、で……いられるな、ら……私が死ぬこと、で……幸せを感じられる、なら……。私、は……よろこん、で……死を、選びます。」
オマエ、ナニヲイッテイルノカワカッテイルノカ?
シハオソレルベキモノダ。シハリフジンナモノダ。シハゼッタイノオワリダ!ナノニ、ソレヲワラッテウケイレルトイウノカ?!
「もちろん、です……。だっ、て、私にとって嫌、なのは、死ぬことよりも、私のせい、で、誰かが、幸せに、なれない、こと、ですから……。」
ナンダ、ソレハ!オマエハジブンヨリモホカヲユウセンスルトイウノカ!?
クルッテイル!ジブンヨリモ、タシャヲユウセンスルアリカタナド、コノセカイニアッテハナラナイ!
「ふふ……やっ、ぱり、せんぱいは、優しい、人、です、ね……。」
ナ、ニ……?
「だっ、て、そう、でしょう?私を、食べたい、って、仰っているのに……先輩の、ために…死のうと、している、私を止めようと、している……。」>>891
ダマレ!
「……っ、ぁ……!ぁ、ぅ、っ……」
アア、サイアクダ!サイアクノキブンダ!モウシッタコトカ!オマエノスベテヲクイツクシテ─────
「……せ……ん……ぱ……い……。」
ナ、ゼ……ナゼ、クエナイ!?コイツヲクエバ、ホカノヤツラモクエルノニ!ナゼ!?
「す……ず……ぐ……り……………せ……ん……ぱ……い……あな、たが……好き、です。 だか、ら──────」
ウゴケ!ウゴケ!コイツヲクッテ、コイツヲシナセテ、ホカノヤツラモクワナ─────
「元の、優しい先輩に、もどっ、て………。」
ア─────────────エ、あ?
ア、ぐ、あ、ガ、ぎ、ああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■───────────ッ!!
あア!なンだ、コれハ!?消エる!おレが消えテ、なクなッちまウ!イや、ダ……イやダイやダイやダイやダイやダイやダイやダイやダイやダイやダイやダイやダイやダイやダイやダイやダ!
コんな、こトデ消えたクなイ!まだ、まンぞくでキてない!マだ、狩リ尽くシてない!まダ、まだ、終わレるものカ───────!>>892
『いいや、終わりだ。』
ッ、ガ、ばカな……!?キさマ、も、ドッて、これタのカ……!?
『黒鳥さんのおかげでな。キスで掛けられた呪いを解くとか呪いを解く方法としちゃ古典的もいいとこだけど……でもまあ、助けられた以上は文句は言えないか。』
ぐ、グうっ……!
『じゃあな、ジェヴォーダン。いいや………バーサーカー。』
が、ぁアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ちょっ!?───と───ゃった────!?」
……あ、れ?
「な───!石──びょ─────恵─────に────くを────!か─────は、──────しょに───の────お──────」
…………だめ、だ……。よ、く……きこ、え、ない、や……。
「───────わ。──────で、────────くれ────────」
「────────、─────────!」
「───!─────────、───────────!!」
……ああ、そう、いえば。………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………黒鳥さん、大丈夫かなあ?>>893
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「っ、あ…………」
目を覚ますと、そこは見慣れない天井だった。消毒液や様々な薬品の匂いが、ツンと鼻をついた。
「どこだ、ここ……?病院………なのか?」
身体を起こして周囲を見る。俺以外に入院患者もベッドも無いことから考えて個室と考えていいだろう。
「あれ?何がどうなって、ここにいるんだっけ……?」
ルーガルー……ジェヴォーダンを倒したところまでは覚えてるけど、そこから先の記憶は─────。
そんなことを考えていると、コンコン、とドアを叩く音がして。
「どうぞ?」
無意識に返事をしてしまう。
ガラガラとドアを開けて入ってきたのは金色の目と翠髪が特徴的な女性だった。
「良かった、目を覚ましたのね。」
「あの、ここは……?」
「ここは病院よ。名前は石野診療所。夜中だっていうのに、急患の電話が入ってきたからびっくりしちゃった。」
困り顔でそういう女性。「あ、いけない!」と目をパチクリさせると、
「自己紹介がまだでしたね。私は石野恵衣流(いしのえいる)、この診療所の院長代理兼医師です。気軽に恵衣流と呼んでくださいね?」
そう言ってにこやかに微笑んだのである。俺は曖昧に笑いながら返す。
「は、はあ……。」
「身体の具合はどう?どこか痛い箇所とかあったりしないかしら?」>>894
「いや、特には無いですけど……。」
「そう……。それは幸運ね。2日前に一緒に運びこまれた黒鳥さんなんて、もっと酷い状態だったもの。」
「黒鳥さんがいるんですか!?」
思わず身体を乗り出して聞いてしまう。が、恵衣流院長は口元に手を当てると優しく叱ってくる。
「今は深夜だからお静かに。いくら防音のルーンをかけてあるとはいえ、他の患者さんの迷惑になります。」
「す、すいません……ってルーン!?まさか、あんた、魔術師なのか!?」
「ええ。正確には魔術師モドキですけどね。」
魔術師モドキ……?そんなのがいるのか?いや、それよりも!
「あの、黒鳥さんは───────」
「控えめに言っても惨いとしか言いようのない状態でした。なにせ、右腕と左脚は完全に切断されていて、左目は抉られ喪失、肩は出血多量で、お腹に至っては中の内臓まで見えていましたから。魔術刻印の有無に関わらず、ショック死していないのが不思議なくらいに。」
重々しい恵衣流医師の話に閉口する。なによりも黒鳥さんがそんな酷い状態になっていることに、事態の大きさを実感するしかなかった。
そんな俺を落ち着かせるためか、恵衣流院長は俺の肩に手を置くと安心させるように話す。
「とはいえ、今はもう全て元に戻っています。さすがに完治には時間が必要ですが、それでも七月になる前には完治する見立てです。」
「そ、そうなんですか……?」
「私は医療の魔術に特化していますので。彼女が通院をサボらない限りは見立て通りに終わるはずですよ。」
それならいいが……。しかしあまり心配ばかりしていたら、黒鳥さんの方が心配してしまいそうだ。
「そんなに気になるのでしたら見に行ってみますか?」>>895「いいんですか?」
「ええ。九重さん達も、同じ部屋にいらっしゃいますよ?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カツ、カツ、と恵衣流医師のパンプスのヒール音が廊下に響く。
恵衣流院長が『黒鳥 蘇芳』と描かれた表札のある病室の前で足を止め、コンコンとドアを叩く。内側から「どうぞ、恵衣流先生。」と黒鳥さんの声が聞こえると、恵衣流院長はドアを開けて中に入る。
「黒鳥さーん、錫久里さんを連れてきましたよー。」
そう言って、恵衣流医師は俺に手招きをする。
部屋の中へ入って目にした黒鳥さんは痛々しくてとてもでは見てはいられない状態だった。左目には眼帯を付け、右腕にはギプスが付けられ、まるで交通事故か何かで大怪我を負ってベッドの上から動けなくなったかのような容態に見えてしまう。
「あ、えと、くろと──────」
黒鳥さんへ声をかける前に。
「いっ、あ、がっ!?」
九重会長に胸ぐらを掴まれ、壁の反対側に押さえつけられてしまった。
「あ、あの、九重会長?離してもらえま─────」
「黙りなさい!誰のせいで蘇芳さんがこんな目に遭ったと思っているの!?」
「……え?いや、あの、何の話ですか……?」
「このっ──────!!」
「カノ。まず、落ち着いたらええのに。」
「っ、でもっ!」
「事情も知らんといて、いきなり怒鳴ったって分かるわけあらへんやろう?まずは何があったのかを、ちゃんと説明しいひんと。」
「和澄の言う通りよ。意識の有無は仕方ないにしても、罪はしっかり認識させないと。でなきゃただ私達が彼を虐めてるだけになるわ。」「……っ。」>>896 九重会長は唇を強く噛み締めながら、俺の胸ぐらから手を離す。
「九重会長。話さなくて大丈夫です。」
「蘇芳さん……。」
「知らない方が幸せなことだってあります。それに錫久里先輩がご無事でいらっしゃるのなら、私はそれでかまいません。」
九重会長は、はあ、とため息を吐くと、
「…………分かったわ。貴女がそれでいいというのなら、私から言うことはもう何も言いません。二人とも、席を外しましょう。」
「ま、そだねー。待合室で適当に話しますかー。」
「そうやなあ、明日の授業の話でもするってのはどや?」
「あーいいね!暇潰しにはちょうど良さそう!」
そう言って黒江先輩と鬼灯先輩と連れ立って病室を出ていった。
「では、私も外に出ていますね。何かあればナースコールでお呼びくださいな。」
「はい。すみません、恵衣流院長。」
ふふっ、と微笑むと恵衣流院長も病室から出ていく。
この部屋に残ったのは俺と、黒鳥さんだけだ。
「錫久里先輩。」
「何?黒鳥さん?」
「本当は覚えていらっしゃいますよね?一昨日のことを。」
「……………いつから、気付いてた?」
「部屋にお入りになられた時からです。錫久里先輩、なんだか安心したような表情をしていましたから。」
……まいったな。まさか気付かれているとは。>>897
「…………俺は許されないことをした。」
「はい。」
「…………君を、黒鳥さんを害して傷付けた。」
「はい。」
「…………いっそ、九重会長に怒られた方が良かったんだ。」
主なる神に告解するように自分の犯した罪について語る。この場合の主、というのは間違いなく黒鳥さんだ。そして心に浮かんだ疑問を黒鳥さんにぶつける。
「ねえ、黒鳥さん。どうして九重会長に俺を怒らせなかったの?」
「それは…………」
「だって俺は君を傷付けた。人を傷付けた奴は罰せられるべきだ。それが今回の指揮をした九重会長からでも他の二人でも黒鳥さんでも、誰に何をされても何の文句もない。でも、君は止めた。俺が覚えていることを分かった上で。どうして?そんな身体にしたのは俺自身に他ならないのに!」
自然と声が大きくなっていたようで、最終的に黒鳥さんを怒鳴りつけるような感じになってしまう。
けれど黒鳥さんはどこか困ったような顔を作り、聞き分けのない子供を諭すような優しい声音で俺に話しかける。
「確かに私の身体が今こうなってしまっているのは錫久里先輩のせいかもしれません。」
「なら────!」
「でも錫久里先輩だけが悪いわけじゃありません。ちゃんとサーヴァントの詳細を伝えなかった九重先輩達も、錫久里先輩が傷付くことを恐れて攻撃も抵抗も出来なかった私も、みんな悪かった。だから錫久里先輩が何か罰を受ける必要なんてありません。受けるのなら、九重先輩達も、私も、みんな平等に受けないと。」
「けど、一番悪いのは俺だ!俺が一番重い罰を受けないと……!」
「……ふふ、本当にお優しい人ですね。錫久里先輩は。」>>898
黒鳥さんはそう言って微笑むと、俺に手招きをする。『こっちに来てください』ということだろう。黒鳥さんの言い分に苛立ちはあるが、逆らう理由もない。黒鳥さんのそばに近づくと、「頭を少しだけ下げてくれませんか?」と言われ言われる通りに頭を下げる。すると、黒鳥さんは動く左腕を動かし手を俺の頭に乗せると優しく撫で始めた。
「ちょっ、黒鳥さん、何を────」
「錫久里先輩はどうしても罰を受けたいのですよね?」
「……それはそうだろ。でないと俺の気が済まない。」
「なら、これが罰です。私が満足するまで頭を撫でさせてください。」
「……っ、分かったよ。好きなだけ撫でてくれ。」
抵抗を諦め、大人しく黒鳥さんに頭を撫でられる。ただ優しく撫でるだけかと思ったら、髪を手櫛で梳かれたり、わしゃわしゃと少し乱暴に髪を乱されたり。
…………でもこれ罰になっているんだろうか?人によってはただのご褒美では?
「錫久里先輩の髪、柔らかいですね……。兄や父の髪はもっと硬いから、男の人はみんな髪は硬いのだと思ってました。」
「…………そう。」
「あの、錫久里先輩?もしかして怒ってらっしゃいます?」
「…………別に。」
「ええと、その………あ、そうだ!錫久里先輩、私の髪を触ってみませんか?」>>899
「え、いや、なんでさ。」
「その、私ばかり錫久里先輩の頭や髪を触ってても不公平ですし、その、錫久里先輩さえ良ければ……ごにょごにょ………。」
後半はもう何を言ったのかは聞こえない。しかし、黒鳥さんの言い分を考えるならこれでおあいこにしようというわけだろう。
「………はあ。分かったよ、じゃあそれは俺から蘇芳さんへの罰ってことで。」
「え、ええ。そういうことで……お願いします……。」
立ち上がり、黒鳥さんの髪に右手を伸ばす。
女の子の髪なんて触ったことないからどうとは言えないが、自分の髪と比較するとかなりサラサラしていて変に絡まることなく指で梳かせる。それに相変わらずいい匂いがする。
「あ……んっ……く、ふふっ……!ちょ、ちょっとくすぐったいです……!」
「そうか。なら良かった。」
そういえばあまり髪の匂いは嗅いだことが無かったな。………いやいやいくら何でも倒錯がすぎる。それに前の時に不慮とはいえ嗅いでるだろう?ああ、でも、これって一応罰なんだから別にいいのか?まあ、黒鳥さんも「これが罰だ」って言えば納得しそうだしいいか。
「え、あ、あの、錫久里先輩……!?」
黒鳥さんの髪に顔をうずめて匂いを嗅ぐ。あの時と同じ甘く芳しい桃の匂いだ。けれど今の俺には頭が蕩けてしまいそうなほど刺激的でとんでもない猛毒に思える。出来るなら、いっそこれに溺れて死ん でしまいたい。
「あ、あの……錫久里先輩。こっちを見てもらってもいいですか……?」
黒鳥さんがおずおずと声を掛けてくる。髪から顔を離し黒鳥さんの方を向くと、
「どうしたの?黒鳥さ──────んっ!?」>>900
黒鳥さんからキスをされた。
頬だとかおでこだとかではなく、正真正銘の唇同士でのキス。ドラマとか映画とかでよく見るアレだ。
「んっ…………ぷは、ぁっ…………」
黒鳥さんが唇を離す。その顔はどこか赤らんでいて、どこか喜びで蕩けきっていた。
「えへへ……キス、しちゃいました。」
嬉しそうにそう言う黒鳥さん。
「いや、なにやってんのさ黒鳥さん!そういうのは好きな人と──────」
「はい。だから、好きな人にキスしちゃいました。」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
ああ、そうだった。俺をジェヴォーダンから受けた呪いから解放する時に言っていった。
『す……ず……ぐ……り……………せ……ん……ぱ……い……あな、たが……好き、です。』
聞き間違いなんかじゃなかった。そしてなによりも、黒鳥さんは冗談でそんなことを言う人じゃない。
つまり、本気で言っているのだ。
「あの時の続き、です。」
すう、はあ、と黒鳥さんは深呼吸すると。
「私は……黒鳥蘇芳は、錫久里亥狛先輩のことが好きです。だから、その……私と、お付き合いしていただけませんか?」
そう、告白してきた。
「……俺なんかでいいのか?他にもっと良い奴はたくさん─────」
「いいえ。私にとって亥狛先輩以上なんていません。その……恥ずかしい話ですけど、私はあなたに一目惚れしてしまったんです。」>>901
顔を真っ赤にしながらも臆面もなくそんなことを言う黒鳥さん。
「そ、そんなの、ただの気の迷いかもしれないだろ?」
「そうかもしれません。でも、私はそれでもいいんです。あなたのことを好きになった気持ちというのは嘘偽りない、私自身の感情なんですから。」
「な、なら尚更だ。俺みたいな奴と付き合ったって、白い目で見られてきっと何も面白くなんてない。」
「まだ一緒にどこにも出かけたことがないのにですか?」
「そ、それは……」
少しだけ強気な黒鳥さんの目線に思わず口籠ってしまう。
「そうですね……もし他に理由が必要だと仰るのなら──────」
黒鳥さんは小悪魔のような笑顔を浮かべると、
「私をこんな傷モノな身体にしたことへの罰、でしょうか?」
こちらが従うしかないようなことを言ってきた。
「う、ぐ……さっきので終わりじゃなかったのか……。」
「錫久里先輩の往生際が悪いからですよ?それとも……もっと傷モノにしちゃいますか?」
「……はあ。分かった、分かったよ。俺の負けだ。黒鳥さんと付き合うよ。それでいいだろ?」
降参のジェスチャーを取る。が、黒鳥さんはまだお気に召さないらしい。>>902
「……黒鳥さん。まだ、何か?」
「蘇芳。」
「はい?」
「つ、付き合ってくださるなら、す、蘇芳って呼んでくださいっ!でないと錫久里先輩の負けを認めませんっ!」
ぷいっ、とそっぽを向きながらそう言う黒鳥さん。けれど顔はキスをした時よりも真っ赤に染まっていた。
まあ、そう言われてしまうと仕方ないか。
「蘇芳。」
「ひゃ、ひゃいっ!?」
「君と付き合うよ。これからよろしく。」
「よ、よろしくお願いしましゅ……。」
かくして。
俺、錫久里亥狛は今日この日から黒鳥蘇芳と付き合うことになったのである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
後日談。というか今回のエンディング。
俺達は無事に退院し、数日も経てばそれぞれの日常に戻った。蘇芳も表向きには『交通事故による後遺症の治療』という名目で通院している。……さすがに左目に眼帯を付けて登校した初日は軽い騒ぎになったが。
そしてあの日以降、ルーガルーの噂はぱったりと消えてなくなった。
最初は様々な憶測が飛び交ったが、興味を徐々に削がれていったのか次第と話は立ち消えた。
そんなこんなで七不思議『校庭で啼くルーガルー』を取り巻いた事件は完全解決となったのである。
ただ変わったことがあるとするなら。>>903
「あ、錫久里先輩。」
屋上で誰にも知られず密やかに彼女────蘇芳と会うことが日課となったのだ。
ちなみに彼女にも『俺のことも亥狛って呼んでくれないか?』と言ったのだが、
「そ、それはそのうちに……。い、今は、その、な、なんというか、心の準備がですね……?」
という理由で断られてしまった。
まあ彼女からしてみれば年上かつ先輩なわけだし、多少の整理は必要だろうと個人的に結論づける。
「いつも早いね。そんなに俺に会いたかったの?」
「そ、それは、その……え、ええと……」
しかし、告白してきた時とは打って変わっていつもの蘇芳のように思う。あの時はあんなに積極的だったのに、なんというかギャップが凄い。
「蘇芳、こっち向いてくれる?」
「え──────んむぅ!?」
ここで会う時は必ずしているキス。最近は舌も絡めるようになってきた。とはいっても大体俺からなんだけど。
「「ん、ふ、あっ、む……」」
お互いにお互いの唇を啄むように、キスを続ける。こういうことには積極的なあたり、そういう趣向の持ち主なんだろう。
「ぷはっ……も、もうっ!錫久里先輩、強引ですよ……?」
「ああ、ごめんごめん。蘇芳が可愛いからつい、な?」
「うう……錫久里先輩は意地悪です……。」
それでも満更でもない様子で俺の手に指を絡めてくる。ああ、なんて心地の良い時間だろう。
そんな思いを胸に抱いて、また、蘇芳とキスをするのだった……。>>904
けれどルーガルーの一件は、あくまでも後に起こる事件のほんの一端にすぎない。
「キキ。」
そして。この時、既に第二の七不思議が目覚めていた。
「キキ、キキキッ、キキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキィーッ!!」
そう遠くないうちに、俺はこの七不思議と接触することになるのだが───────
それはまた、次の機会に。>>907
魔術刻印があるのでまああれくらいされても生存は出来るかなって……あとは海音ちゃんと和澄ちゃんが応急処置をしてくれてたのも運が良かったですね、彼女達の来るタイミングがもうちょい後だったらアウトでしたちなみに今回のSS多分自己最高の31レスを消費しました()
大体ゴア系の描写に力入れまくったせいだな、うん。>>868
け、犬種は…どの犬種がいいという所が未定なのですが…(震え声)
はい。とりあえずここから使い魔契約をする流れなのですがどんな名前にするとかは次の魔術師さんパートで名付けて貰うとしてちょっと相談なのですが、この猟犬使い魔を京介の使い魔のように魔術に適応させるかそのまま意思疎通が出来る犬として扱うかです。
適応させるとまず寿命が伸びて魔術に対する耐性が強まります。そして魔力を使って強化も出来るようになります。ただしこれは生物を変成させるもので京介もただで教える訳にはいかない技術なのでルーカス君側から何か技術提供のようなものが欲しい次第です。
>>869
むしろ私に刺さらないとでも思ったかね?
>>906
完結お疲れ様です!
途中「あ”あ”あ”あ”やめろやめろ止まれぇぇ!」ってなりましたが終わりよければ全てよしです!しかし魔術刻印が無ければ助かりませんでしたねこれは…。>>856
ローガンとは縁を強く持ちたいので、そのほうが望ましいかもしれません。ではその流れでいきましょう。>>917
も、申し訳ない……動かすならば自キャラを優先させたいです……>>916
今の黒鳥家の最高傑作ゆえ魔術刻印が死なせないために生かそうとするのは展開としてジッサイ自然、でもだからってゴアには手を抜かない(少し抜いた)
「さすがにガチの四肢欠損は人を選ぶだろう」という理性が働きましたね……今回の夏イベのホラー要素然り苦手な人はガチで苦手なスプラッター、一人称じゃなくて三人称で書いてたら今回のでも多分グロくなるところで蘇芳ちゃんの狂気もしくは不気味さは皆さんにちゃんと伝わっただろうか?伝わっているのなら思惑通りなんですが
なおこの話を読むだけで千寿君の気持ちがより理解出来る素敵仕様だぞ!()
……実際、他の人から見て蘇芳ちゃんは書きにくいキャラではなかろうか?(謎の不安)>>926
大正義本多忠勝
蜻蛉切以外派手らしい派手さはありませんが、こと純粋な接近戦においては無類の強さを誇ると自負します
東国無双を舐めてはいけない>>926
うーん……可児才蔵と潜影のハサンですかねぇ>>925
もぐもぐニアディールさんとか童話プリンセスシリーズは登録して良いヤツでしたっけ?
>>926
サタンとカリストー、フォルカー・フォン・アルツァイ
・サタン
黒雷宝具『堕天・暁の明星(ルシフェル)』の攻撃威力・速度・範囲、奇襲、応用力(自身の体の活性化や電撃の鎧とするなど)による万能性。
『堕天・暁の明星(ルシフェル)』によるバフデバフ。
スキルでは肉体変化による対応力と情報抹消による長期・潜伏・情報戦を可能にする対応力(なんなら情報抹消はマスターのスペックも隠蔽・改竄が出来る。)によるリカバリーなどによりほぼあらゆる戦況・状況に対応できます。強いて難点を挙げるなら誰かと共同戦線を貼る事が苦手。
・カリストー
ほぼどんな状況でも先手が取れる為、諸々の主導権・イニチアチブをとれる。天穹の弓(タウロポロス)によるデカい一発もある。
目玉は『北斗の七矢(メガリ・アルクトス)』による7連続攻撃。上空から+何度も襲い掛かる+7連続攻撃で+カリストー自身も攻撃してくる、をかいくぐるのは結構至難の業だと思っている。
・フォルカー・フォン・アルツァイ
コミュニケーション能力が高く、隠密等も可能なトリスタンなので弱い訳がない。スレッド鬼さんへ、
ネムレスなのですが自身のサーヴァントにはどういう態度をとったり、主な命令を出しますか?
また、スレッド鬼さん自身が「これこれこういうサーヴァントとは絶対に組ませないでほしい」とかあったりしますか?
今の今まですっごい大事なこと聞くの忘れてました……>>926
本多忠勝が挙がってるならこちらも立花宗茂をお出しせざるを得ないなぁ。攻撃力3倍に防御貫通のコンボは見た目の地味さとは裏腹に凶悪。>>926
うーん……他は大体どっかしら「イ ロ モ ノ」ってごん太赤文字で表記されそうな要素があると思うし、該当は新九郎だけっすかねぇ……
てーさんは性能だけ見たら堅実系だけど、奥の手の宝具が因果律ぶち抜き系の一種ギャンブル感ある気がするやつなのがネックで素直に「派手さはない」とは言い切れぬ>>931
ふむ…ゴーデルデン・レトリーバーはどうです?イギリス原産で賢く忠誠心も高いですし。
まずこの技術自体が大鳳家の研究の第一歩『既存の生物の改造』で要は動物を魔獣に変えてしまう訳です。そこに京介が手を加えて京介の使い魔は単身での虚数潜航が出来るようになってます。ルーカス君の場合はどんな感じの能力を持たせたいとか希望はありますか?
ルーカス君からはそれを明かす事への見返りとして何かソールァイト(ソーラァイトじゃなかったっけ)家の何かを教えて頂ければ。例えば『火は熱と光に分割出来る』など詳しく教えてくれればと思うのですが、どうです?
>>932
そうですね、基本的には自分の戦いの邪魔をしなければお互い好きに動くよう言いますかね。槍ニキと相性がいい。
「絶対に組ませないで欲しい」は特に居ませんねぇ。
>>934
お?お?私の人外スキーのイメージ薄れてきてる?しょーがないなー久し振りにぶちかますかァ(獣国の裏設定帳を捲りながら)>>939
投げましたぞー!>>926
ビームとかの大技が出ない程度の派手さだとバイバルスかなぁ……
一芸特化とかマイナー系が多いから堅実に勝てると言えるメンツはあんま居ないな>>926
未登録ですがこのスレで出したメンタル茶碗蒸し武勇一品な征夷大将軍足利尊氏、文武両道天才従者太田道灌、蝦夷の長たる狩人阿弖流為、地雷踏まなきゃ高コスト高リターン高ステータス藤原泰衡
一芸特化でなく、且つ安定した強さとなるとうちではここらへんですかね。
そもそも自分が作ると大体が「うわ、強…」でなく「あぁ、強いかな」程度のものになってしまう悲しさ。頭がよくないのよ…そういえば、ワルキューレ・ロカセナ(水着)から牛頭鬼への専用台詞が出来たのでペタリ
ロカセナ「ふぅーん?折角ハメ外せる機会だってのに、仕事気分が抜けねぇ奴」
終末まで責め苦を受け続けている北欧の問題児と罪人を責める獄卒だから相性わるわるだと思ふ。「隈麿や……おねがい、逝かないで……私とお父様を置いて、逝かないで……!」
少年の手を持って、必死に呼びかける一人の少女。その所作は美しく、儚い。本来であればやんごとなき身分であるということをひしひしと感じさせる彼女と、そしてその家族に医者がついていないということは到底おかしな話なのだが、事実医者はいない。彼女ら二人を苦重の顔で見つめる壮年の男性も、その悔しさはひしひしと伝わるようだ。
「………お前ら、何をしてるんだ?その小僧、もう死にかけておるだろう」
ふっと、今までそこになかったものが急に現れた感覚と、途端に聞こえた声。そしてその声の響きの通りにふっと現れる男。
「誰……?いえ、いいえ!誰でもいい。誰でも良いのです!ですから、どうか隈麿を!私の愛する弟を……!」
「………無理じゃな、それ。まともな治療も受けさせてもらわなんだか。ここまで来るともう手遅れ。術に頼らねば救えぬだろうよ」
「な、ならばどうか!見れば分かります、あなたは只人ではない!先ほどの面妖な術からして、高位の陰陽師と見ました。私ができることなら全てやります。ですから、何卒っ!」
「だから無理と言うておる。儂には人の体の都合がわからぬ。陰陽師、武人の類であればそのような衰弱ぶりでも体のそれが違う故になんとかなるが……幼子、しかも病の関係なしに極度の衰弱状態であるそれは無理だ。
急に進めれば術に体が耐えられず死ぬるであろうし、ゆっくりと進めれば今際の時を迎えようと死の時を刻むその体が病で死ぬ。儂にできることは、精々病の苦痛を和らげることよな」
「そん、な……あ、ああ、隈麿、隈麿……!!」手を握り、泣き喚く少女。多くの兄姉が僻地に飛ばされる中で、己と弟のみが共に父、そして父の嫡妻と飛ばされていたのだ。嫡妻が亡くなり久しく、弟も死ぬというのはあまりにも耐えがたい。
「……救ってやらぬのか。おぬし、この稚児らの親であろう」
「救えるものならば、私はどれほどの代価を費やしてでも救っています。私でも、もうどうしようもないからこそ、悔恨の念で自死を選びたくなるほどに歯痒く惨めな気持ちになる」
「おぬしのその力でも?儂としては、その血は不愉快で仕方ないんじゃが、道真公?」
「神の力を引くだけであって、本当に神であるわけではありませんから。ええ、本当に悔しいことに」
人ではない蜃気楼であるが故に、男は目の前の少年を救う気がない。救おうと尽力する気がない。いやはや、恐ろしいものを見たと落ちぶれた太宰権帥とその娘を見て帰るつもりであった。そう、あったのだ。
「おい、娘。そこの小僧、死ぬことを止めることは叶わぬが、死しても共にあることはできるぞ」
「なん……え……?」
「魂の物質化なぞ儂にとっては埒外の技術でな。よって魂のみで、とは行かぬから入れ物はこちらで用意させてもらうが。そうさな……ちょうど良い狐石がある。これに宿らせれば霊狐もどきとして擬似的な転生は行えるだろう。
………それで?お前と、そこの小僧の名は」
「……私は紅姫。弟は、隈麿と言います」
「ならば紅姫。そして隈麿よ。儂との契約に、同意するか」
弱々しく、二人がうなずいたのを見るに。
「菅原道真……お前は」
「二人が決めたことならば。私は一切手出しをいたしません」
「ならば、よし。契約成立だな。対価は……まあ良い。今はそこの隈麿よな」「……久しいな、紅姫よ。隈麿とはあいも変わらず仲良くしているか」
「はい。お父様をも居なくなって久しいので。隈麿は私の周りを浮いてはいますが、他の者には見えず触れず手が出せないようで」
「だろうな。女の身一つで旅か。困ったことなど大勢あるだろう」
「勿論、辛いことはたくさんあります。お父様の後ろ盾ももはやなく、一人で兄上の居所を目指して旅となれば、辛いものはあって当然ですもの。酸いも甘いも、味わってきました。……なぜ、あの時助けてくれたのですか?」
「儂は一応人の守神もしておるでな。可哀想な娘に対する気まぐれの慈悲よ」
ホームスペースな四国は部下に少しの間任せて。以前のようにぶらりふらふらと諸国漫遊。あの時の太宰府で出会った者は、今や一人……否、二人になって歩いている。
「道真公は、病で?」
「……はい。隈麿を追うように亡くなられました。………私は、お父様からこの念書を長兄様に届けるように、という命を授かっております」
「長兄……というと菅原高視か。確か四国であったな?」
「はい。今でさえ藤原時平の刺客に命を狙われ、そのうえ海を渡ることになり、非常に険しい道ではありますが……私は、やり遂げねばなりません」
「………ならばよし。儂もな、ちょうど四国の己が家に帰るところであったのよ。このような年端も行かぬ娘を放っておくのも大人として最低であろう。儂も共に行ってやろう!」
「あら、そうなのですか?それは心強いです!……しかし、陰陽師殿。あなたは、四国の身であったのですね。もっとこう、位の高い方かと」
「よく言われる。……そうさな、儂は、実のところ陰陽師でも貴族でもなくてなぁ。有り体に言うと、これだ」
ポン、と煙が舞って滑稽な音が鳴り。竹笠を脱ぎ頭を紅姫の方へ傾けた陰陽師。……なんたることであろうか、その頭には立派な丸い丸い狸の耳がついており。
「四国の者は儂を神代の生き神、大化け狸。妖を統べ神通力にて厄災や豊穣をもたらす者と呼ぶ。真名を、隠神刑部。れっきとした物の怪よな」「紅姫、無事か。まだ、意識はあるか」
「……はい、隠神刑部殿。しかし、念書は……」
「燃やされた。復元は不可能じゃろう。だからこそ、儂はお前を連れここに来るまでが精一杯であった」
「そう、ですか……念書を燃やされ、己が身もずたずたと引き裂かれ……ふふ、まさに紅の色の衣、でございますね……」
「馬鹿げたことをそれ以上口にするな。儂がお前を殺してしまうぞ。さっさと患部を見せろ。隈麿の時と違ってまだ間に合うのだから」
「…………隠神刑部殿、お願いが一つ」
「……なんだ」
「愛していたお父様も、弟も死に。私の全てをもって引き受けたお父様の命も果たせず。私は、もうダメなのです。どうしようもなく、あの二人が待つ死に向かいたいと焦がれている」
「死なせろと、言うのか」
「はい。念書を失った今、私が長兄様の所に向かったとてそれは長兄様の立場を危うくするだけにございます。ですから、ですからどうか、お情けを」
「……安らかにお前を殺してやろう。痛みもなく、恐怖もない」
「ありがとう、ございます………ああ、お父様。隈麿。もう今度こそ、絶対に……」
……死ぬ瞬間の魂を捕らえる。神代亡き今、死したところで家族と再会できる理もなし。道真公は既に信仰により神霊へと押し上げられている。故に、彼女は誰にも会えないから。……側にふよふよと、悲しそうに飛び回る狐石以外は。
「隈麿、どうした。……そうか、やはりお前は姉と一緒にいたいか。………なあ、どうだ。お前と、儂の中に封じている紅姫が良ければ、なぁ、ここから──────」「……おい、野紀。連れて行きたいとこがあると言ったからなんだと思ったら神社か。特に霊地的な価値も薄いだろここ」
「師匠、ここ有名なところなんですか?紅姫稲荷神社……俺は聞いたことないですけど」
「西行さんはそう言うことだけで判断しないでくれます?……大我くん、ここはですね。あの有名な菅原道真公の娘である紅姫が神として祀られている場所なんですよ」
「道真公の娘さん……?でも、稲荷って書いてますよ。狐だったんです?」
「人であったものが、死後鬼神や蛇神、狐神として祀られるのは日本ではよくある話なんです。別に蛇や狐や鬼の逸話があるわけでもないのに。紅姫さんも、きっとそうだったのでしょう」
「へぇ……今調べましたけど、紅姫さんって道真公の願いを果たすために旅をしてたら、時平の刺客に殺されちゃったんですね。……ここに、今でも無念のまま眠ってるのかなぁ……」
「眠ってませんよ。眠ってなんか、いない。だってもう、彼らはこの世界に存在できないんですから」
古きものを懐かしむように。哀しむように。
「古来の神社は、このような場所にも神と崇められていた幻想種や精霊種の類、御霊などの様々な人外が実際にいたようです。しかし、魔性蔓延る平安は終わり、戦火乱れる鎌倉、室町、戦国が終わり……ほぼ盤石であり続けた江戸の世が出来上がる際には、人ならざる者は多く消え果てていたと聞きます。隠神刑部とか、有名な存在は生き残っていたらしいですが。
だから、もう此処にはいないのです。仮に紅姫が死後に霊狐として此処を住処にしていても、この世界からはもう消え去ってしまったのやも」
「………悲しいですね」
「老人(ロートル)は駆逐される。それが世の常事の常なのです。私も、例外ではないかもしれませんね」
「俺は時代の流れに任されたりとかしたくないがな。アップデートは常にして然るべきだろ」
「それも一つの考えです。……さ、大我くん。先に行っていてください。私はお茶が欲しいです」
「自販に使いっ走りですか……」走り去っていく大我を尻目に、過去を尊びしかし振り返らない老人と未来に向けてアップデートし続ける妖術師がゆっくりと階段を歩く。
「さっきからな。鳥居の上の視線が鬱陶しい。女のような、男のような狐……いや、アレは、あれか?似たような魂が二つ……親族か?それが融け合って…………おい、何が消えただ。バッチリしぶとく生き残ってるじゃないか」
「消えてしまったのかも、とは言いましたが全てが消えたと言うわけではありません。私もあなたも、古くから生きていたもの同士ですし?」
「そりゃそうだろう。何が隠神刑部は江戸時代でも生きていた、だ。白々しい。令和2年に、俺の目の前で、ニコニコ気味悪く微笑んで生きているの間違いだろう」
「あなたに言われたくないですよ、果心居士。
それにしても……ええ、二人とも幸せそうでよかった」菅原道真が太宰府に左遷された際、大鏡などの伝承の通りに娘息子も罪を問われ左遷、ほぼ軟禁と言った様々な罰を受けました
本来であれば成人をしてない歳幼い道真の子供たちは寂しかろう、という朝廷の慈悲により道真と共に太宰府に行く予定だったのですが、時の天皇である醍醐天皇はそれを許さず、幼い子供たちも散り散りに日本各地に飛ばしました
ですが、道真公と共に唯一太宰府に行くことが許された幼い息子と娘が一人ずつ居たと言います。それが隈麿と紅姫です
隈麿は病気で亡くなり、その翌年に道真公も亡くなり。とある伝承で紅姫は道真公に託された念書を四国に左遷された長兄「菅原高視」に届ける命を受けたと言います
伝承によると、道半ばで藤原時平の遣わした刺客に討たれ、現在の篠栗町で亡くなったのだとか
その後、紅姫は稲荷神として「紅姫稲荷神社」に祀られたそうです
というのからふと考えてみたss。この時の狸は人が嫌いではなかったから、こういうこともあったのかも?と昨日HFの映画を見てきました
その帰りにふと確認したら伏神本編のパスが回ってきていた事に気づいたので近いうちに投下します>>944
「ぶっちゃけ休暇を利用してサーヴァントとして召喚されてるからな。要は趣味よ趣味」
実はそこまで悪くなかったりする。仕事中の牛頭鬼と生前ロキだとわるわるだけどお互い同じマスターに召喚されたサーヴァントなら分別がきく。
>>945
「そりゃそうだ!まあ安心しな、今の俺は特別オフだからよ」
Q、特別オフとは?A、普段休暇を利用して出張して来てるのがちゃんと休暇してる(当社比)という意味です
>>946
心情描写を文字にするのが苦手な私としては「自己犠牲精神の塊」の行動はさせられても内面を描写しにくいのです。
>>953
必死さが伝わってくる紅姫が隠神刑部に泣き縋るシーンが心にキますね。そして志半ばで倒れてしまうところとかもう…。こうやっていろんな人や人外との思い出を刻み続けてきたんですね。>>964
要は仕事モードと休日モードで人が変わる感じです、自作菅原公は>>956
んー、なるほど……
でも今回のルーガルーでもそうですけど、蘇芳ちゃんの内面って別に蘇芳ちゃんの一人称視点じゃなくても単純な台詞だけで作れるんですよねえ
ジェヴォーダンの宝具による呪いで暴走してる亥狛君に「私を食べてください」って言うシーンあたりの前後とかすごい分かりやすいと思います、アレだけでどういう行動をとって内心どういう気持ちなのか分かりますし>>955
サメ系統ってありそうでなかったですね。休日をほぼ寝て過ごしてしまった…やりたい事とかいっぱいあったのに…orz
>>972
中華ガジェットも仙人技術疑惑がかかってますしね……日本は、分霊、化身、変生、その他諸々が豊富。>>973
そのレベルまで達していませんが、私のサメももしかしたら私作で一番の色モノ枠かもしれない。>>980
【能力】
フィアナの魔眼は『解体』の魔眼。見たものの構造を把握しパーツ毎に分解する。見ただけで分解するには時間がかかるので専ら魔眼で分解し易い箇所を特定しながら手動で解体する。分かりやすく言うと見たもののウィークポイントが見えてそれを破壊出来る魔眼。
これと身体強化の魔術を駆使して相手に組み付き関節技でバラバラにする戦法を好む。
対するデクスターの魔眼は『構築』の魔眼。見たものを元通りに組み立てる。治癒の魔術を併用することで千切れた腕などもくっつけることが出来る。
これを利用して怪我を治すヒーラー…と見せかけて「これで遠慮なく殴れるな」と最前線で自分や味方を治しながら殴るバーサクヒーラー。
二人とも兄と同様に視覚魔術を使用出来るが使い魔との視覚共有が非常に下手である。二人がこのような進化を辿ったのは父と兄がフィジカルよわよわなことの反動と思われる。
【設定】
ユージーン・バックヤードの弟妹。黒髪赤眼で母親似。容姿はそっくりであり仕草や口調をお互い入れ替えたりする為見た目で見分けるのは困難。
『どっちがフィアナでしょうか?』という問題を出しては相手をからかうという共通の悪癖があるがこれは「自分達を『双子』ではなく『フィアナとデクスター』と認識して欲しい」という気持ちの裏返しである。
将来的にどちらかの魔眼をもう片方に移植することが決まっている。これは魔眼継承の為に外部の魔術師(魔眼持ちが望ましい)と結婚した方に移植され数代後ユージーン側の子孫と近親婚させる事で効率的に魔眼の数を増やす為である。本人たちも割と乗り気であるがユージーン程『魔眼持ちであれば何でもいい』と割り切れてはいない。>>981
【サンプル台詞】
「「どっちがフィアナでしょうか?」」
「僕がフィアナかもしれないし」
「私がデクスターかもしれない」
「さあ、理由もちゃんと答えてね」
「え?見分けて欲しかったら髪型とか変えろ?」
「やだよ。何で僕らの方が見分けられる努力をしなきゃならないのさ」
「そっちだって見分ける努力してないくせにさ。図々しいよね」
「私にはさ、見たものの弱点が見えるんだ。それをこうして…こう!」
「僕って治すのが得意だから。だから安心して特攻しようね!」
ユージーン「フィアナとデクスターの判別法?プラモデル渡した時に説明書読むのがデクスターでランナーから外し始めるのがフィアナ」
こんな感じです。組み付き解体ゴリラとバーサクヒーラーゴリラ。ちなみに家族はパッと見で判別出来る。>>977
ずっと前に気づいとけば良かった……。3日のうち1日くらい死にたい気分の日がある。
なので、私の人生はだいたい7割生きている。>>985
何です誰ですどうしたんです。ここで自分なんかが聞くのもなんですが、何があったんです?デイヴィ君も気に入ってくれたし、俺が作るショタキャラは納言さんの嗜好と相性がいいのでは説。
スレッド鬼さんはいますかー、ネムレスと組むサーヴァントがカタチになりました……と思いましたが次スレがいいのかな?
>>991
頑張って迅龍くんの奉仕可愛い所を描写していきたいと思います。
丁度ミリンダさんっていう暫定的主もいますしね。ちゃんと世話して貰うミリンダさん、世話しに行く迅龍くんが解釈一致したので、ミッチリ描いていきたい。スレ終わるところだったあっぶねぇ
>>937
相手が日本人なので、柴犬を強めに推されたらそっちにしようかなと思い始めていたのですがそれなら本命のゴールデンレトリバーがいいですね。ブリテン原産ですし。
すいません熱光の分割は実質分家の初代のオーパーツ技術と化してるので他のになると思います。
天文関係から何か欲しいものありませんか?1000なら他の人に書いてみてほしい自キャラ(イラスト等でも可)
1000なら元ネタ談義
1000なら他作者さんの一番変化球に感じたサーヴァント・王道ドンピシャに感じたサーヴァント
他の作者のお気に入りサーヴァントとマスター
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#162/旧聖杯大会予選
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