ロンドン☆スターの予想していた通り聖杯戦争が娯楽番組にまで堕とされてしまったifの世界。
優勝賞金と聖杯を目指して頑張ってください!
《当聖杯大会について、並びにルールと注意事項》
・開催地は陸から遠く離れた離島です。
・参加中はカメラが同行します。
・魔術師でない方のために運営から魔力負担する用意があります。事前に御連絡ください。
・武器の持ち込みは自由ですがマスターの●害は禁止です。未遂であっても悪質な場合は失格となります。
・大会の進行は参加者が相互にレスを行う形で進みます。
・各陣営の行動に寄る大きな流れは参加者間で相談して決めることがあります。
・令呪消費や無視出来ないダメージ等はマスター役作成元の参加者が最終決定します。
《今回の参加者》詳細→https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/menu/
アリウム・ガブリエール:薬丸兼武
橘亜衣:ミラーカ
司馬仲人:曹子桓
理綴貞知:アリス/ルイス
トミー・フレッカー:ガイ・フォークス
ダイアナ・アッシュコット:果心居士
小鳩:ティラノサウルスレックス
カイリー・S・ガルバレオ:氷山空母ハボクック>>1
【開催地:名もなき人工島について】
国家と国家の間の密約により地図から消えることが決定したとある島。陸から遠く離れた離島。
かつては炭鉱業で栄えたが今は寂れた廃墟と山とほんの少しの明かりが残るだけ……
一応数十人が暮らしてはいるが無人島になる日も近い。
・島内ではTV、携帯、インターネットなどの一切の電波がありません。緊急の電話、どうしても知りたいニュースがある場合は運営にご連絡ください。
・食事はご用意しますがご自分で持ち込み調理なさっても構いません。その際もご連絡いただけると幸いです。
・残り少ない島民達は基本湾岸部(発電所下あたりの港近くに集落がある)に住んでいます。中には偏屈もので離れた所に住んでる人もいるかも……?
・山は炭鉱入り口があります。イメージは……スレンダーマンのゲームのイメージがそのまんまかな……(わかるかな……?)
・病院は廃病院ならあります。置いてあってベッドぐらいだと思いますが。処置キットはしっかり備わっていますが、基本この島の医療は本島に行くか、ドクターシップに頼りきりです。ただ、運営的には参加して頂く以上キッチリ必要な器具類を含めて持ち込みに協力しますよ
・廃住宅街には基本大したモノはないと思ってください。狩りとか現地民との交渉とかキャラクターによっては強奪しても構いません。ここは地図から消される島なのですから。>>2
・廃病院は元・住宅街の港側に抜けた少しハズレの辺りかなと。ど真ん中にあるよりもちょっぴり抜けた所にあるほうがそれっぽい気がする。
・炭鉱業で栄えていた島でオケです。山は入り口に過ぎず、そのまま海底まで炭鉱は続いています。深く降りると自力生還は難しいかと
・最盛期は25年程前。その十数年後には海外からの安いものに押されてゆき、人が離れ、十二、三年前に閉山しました。
・発電所は元あったものの名残で停止しています。住民達の生活電力は本土からのものです。離れて暮らしている偏屈は昔ながらの火を使った生活をしているでしょう。
・広さは……最大8000人が住んでいたぐらいの規模です。住宅街には大量の廃団地が立ち並んでいます。具体的には0.9平方キロメートルぐらい
・大会中の本部は島からそこそこ離れた所に浮かべてる船です。マスターの送りもそれで行っています。カメラで脱落を確認すると医師同行のもと、小型船で島まで迎えに行くことになっているのでご安心を。レディースエンドジェントルメーン!
皆様こんばんは。
実力派の魔術師からただの一般人、はては人外までもがそろう個性的なマスター達七人が競いあい。
歴史に名を残す、偉人、才人、狂人達が凌ぎを削り会う。
その目的はただ一つ。どんな願いも叶える万能の願望器、聖杯。それをおのが手中に納めるためでございます。
皆様からの大好評につき第■回を迎えることが出来たこちらの番組。
司会は私Aが勤めさせて頂きます。以後、お見知りおきを。
さて、前置きはここまでに致しましょう。今回の舞台はとある場所にある絶海の孤島でございます。もはや人の気配はほとんどなく、廃墟が並ぶばかりのこの島。かつては栄華を誇りましたが今や見る影もございません。
さて、この終わった島で物語を紡ぐマスターはいったい誰なのか、早速紹介致しましょう!
(一覧がカッコいいエフェクトと効果音で表示され、一人一人のインタビューと紹介へ移行する。)9:30までにまとめます
今日はちょっと立て込んでますが日付が変わるまでには落ち着かせてまとめたいです
>>9
ハンドルつけ忘れました。リポーター(以下リ)
「ここで今回のマスター、
時計塔の理綴さんにインタビューしてみましょう。」
リ「参加の動機は何でしょうか?」
理「今の所は生徒探しと聖杯という事でいいですかね。」
リ「聖杯に懸ける望みは?」
理「サーヴァント優先で、
私としては聖杯は教材として使う予定なので、
残ればいいです。」
リ「今大会の警戒しているマスターは?」
理「橘くんですかね。魔眼持ちは魔術刻印より発生がスムーズになりやすいですし。」
リ「最後に意気込みをどうぞ!」
理「必ず最後まで勝ち残ってみせます!
生徒たち、応援頼むぞー!」ここは聖杯大会の参加者用控え室。その一室で、私はインタビューの時間になるのを待っていた。スゥ、と息を吸い、フー、と深く吐く。それを何度も繰り返す。人体とは不思議なもの。呼吸一つでコンディションが変わる。体と心を落ち着けるには、深い呼吸が重要だ。
(………よし。)
心は整った。体も万全。後は最後の支度をするだけ。私は掛けていた眼鏡を外し、代わりに近くに置いてある、黒い眼帯をつけた。この眼帯と、紫紺の和服。それが私の戦装束。これらを身につけた事で、意識が戦いへ赴く時のそれに切り替わる。……時間だ。
「タチバナさ〜ん、インタビューのお時間です。」
「はい、ただ今参ります。」
「それではタチバナ・アイさん。インタビューを始めさせていただきます。」
「はい、よろしくお願い致します。」
穏やかに女性は言った。声は高く澄んでいて、耳に心地いい。立ち居振る舞いはしなやかで、しかし隙がなく美しい。服装は紫紺の着物で、橘の花の紋様が目を惹く。いっそ時代錯誤な程だが、あまりに自然すぎて違和感を感じない。風貌も整っていて、左目を覆う黒の眼帯さえなければ会う人会う人を虜にするだろう。
「ではまず、今回の大会に参加した動機を教えてください。」
「伝説の英雄たちに会える、ひいてはその英雄たちの持つ剣や技を間近で見れる、という部分にとても興味を惹かれました。」
「では優勝したら、聖杯や賞金はどう使いますか?」
「はい、聖杯は現代では失われてしまった刀剣を手に入れるために。賞金は、業物の刀をオークションで落札する為に使うつもりです。」
「なるほど。とても剣がお好きなようですね。では、現時点で気になっているマスターはいらっしゃいますか?」
「そうですね…、興味を持っている、という事でしたら司馬さんでしょうか。硝子魔術がどんな風に使われるのか気になっています。警戒という意味ならトミーさんですね。ただの魔術師にしては所作が戦闘に慣れている用に感じました。」
「ほう、なるほど。では最後に、この大会への意気込みをお聞かせください。」
「はい、皆さんと競い合う事が、今からとても楽しみです。しかし、どんな方が相手でも負けるつもりはありません。全力を以って戦い抜きたいです。」>>14
予想より早く書き終わりましので投稿します。−まずはお名前と簡単な自己紹介ををお聞かせください。
「ダイアナ・アッシュコット。17歳。イングランドからやって参りました、魔術一族の長女です。」
−今回の大会に参加を決めた動機は?
「………………………もちろん、魔術師としては聖杯を求めぬわけにはいきませんでしょう?根源へ至るための道筋になりうるのですから」
−では聖杯は根源に至るために使うんですか?
「………………ええ、そういうことになりますね」
−個人的に、警戒している参加者などは?
「大会に参加する以上、常に油断は禁物だと心得ます。誰であろうと警戒すべきで……特に、誰とは申し上げられません」
−では、最後に意気込みの方をよろしくお願いします
「一族の者も家で見守っている事でしょうし、無様を晒すような真似はいたしません。……期待を裏切らないようにしたい、ですね」>>16
「…………とんでもない事になってしまったわ……」
時は今、聖杯大会会場である孤島へと向かう船の中。
その隅っこで縮こまっているのが、お察しの通り私、ダイアナ・アッシュコットである。
気を紛らわすように先ほどのインタビューを自己採点し、なんとか「由緒正しき魔術師の令嬢としては及第点」という結論を導き出す。あらかじめ考えておいた台詞を喉から押し出し、席を立つ。それだけの作業であるはずなのに、すでに疲労感は限界に達していた。
そもそもお父様もお母様もおかしいのである。幼少期から極度の人見知りである娘に対して「魔術師的にはチャンスですよー」と、おんぼろの木箱を与えてTV番組へ。
昔から期待が重すぎるとは思っていたけれど、流石にこれはやりすぎなのではないか。もしかしてこれは親戚中に貧乏籤を押し付けられているだけなのではないのか。最早どうしようもない事なのに、そんな思考ばかりが頭の中を席巻して余計に気分を沈ませる。
「……でもまあ、完全に酷いことばかりではなさそうね」
言って、「触媒に」と渡された古びた木箱を撫ぜる。
気高き騎士、煌びやかな女傑、そして神話に名高き勇者。そういった者がなるのが英霊である、と説明を受けて知った。
ならば、これは私が憧れた物語の登場人物に会えるチャンスでもあるのだ。そう思わなければやってられない。
もしも憧れの勇士と肩を並べ、語り合うことができたのなら。後の世を生きる人としてそれ以上のことはないでしょう。
そう、思っていた。
……………………思っていたのよ、本当に!なんてこと!!>>21
ダイアナ父
「なにダイアナ?呼んだサーヴァントが聞いた事も無い?
ダイアナ
それは無理矢理知名度補正をかけようとするからだよ。
逆に考えるんだ 「死因がバレにくくていいか」
と考えるんだ」アリウム・ガブリエールへのインタビューに向かったスタッフは目の前の異様に混乱していた。
無理もない、如何に魔術師から一般人、人外の生命体までが参加する聖杯大会とはいえ参加者の中に鳥類、しかも喋るカッコウがいるなどと言う情報は聞き及んでいなかったからだ。
困惑したインタビュアーを見かねてか、カッコウは嘴を震わせてから良く響く声で恭しく言葉を紡いだ
『このような形となってしまい申し訳ありません。なにぶん私は身体が脆く、自由に身動きが取れないためにこうして使い魔越しでのインタビューとなってしまいました。』
どちらかと言えば魔術師よりも一般人より価値観のインタビュアーは未だに軽く驚きながらも、アリウムの言葉を聞いて多少落ち着いた様子ではインタビューを続けた。
━━ま、まずはお名前と簡単な自己紹介をお願いします
『アリウム・ガブリエールと申します。フランスに居を構える魔術家系の次期当主です。』
━━今回、参加を決めたきっかけを教えてください
『知人の紹介で聖杯大会のことを知り、どうしても叶えたい願いを成就させるため、参加を決意しました』>>28
━━どうしても叶えたい願いがあるとのことですが、聖杯への願いは一体なんですか?
『この通り今や人前に出ること出来ない状態ですから……聖杯であらゆる願いが叶えられるものならせめて人並みの健康体を……と』
━━今大会で特に警戒や注目しているマスターはいますか?
『皆さん、負けず劣らず強敵だと認識しています。油断、慢心は大敵ですから全員を警戒していると言ったところでしょうか。』
━━では最後に大会に対する意気込みを教えてください
『勝利を目指すのは当然として、家名を穢すわけにはいきません。一族の恥にならないような戦いをしたいと思っています。番組の出演者の1人として視聴者の皆様を退屈させないことも心掛けたいも思っています。』
━━以上でインタビューを終わりにします。ありがとうございました。ご健闘をお祈りしております。>>29
━━━━廃病院にて
「はぁ……かったるい」
病院服に身を通し、身体のいたる所に包帯が巻き付けられた女はベッドの上で1人呟いた。
「念話とはいえ畏まった口調はなれないわね……そもそも一族以外の誰かと話すこと自体が久しぶりだし」
気だるそうにベッドの上で天井を見つめながら呟く女性こそ先程、カッコウの使い魔を通じてのインタビューを行ったアリウム・ガヴリエールだった。
倦怠感に溢れながらもインタビューはきちんとした態度で対応したのは本人が最後に語った『魔術の家系である誇りと番組の出演者としての意識』によるものだった。
元々、視覚を持たないアリウムはTVなど見ないのだが、それでもラジオを聞き娯楽を楽しむこともある。普段楽しませて貰っている故にこの手の番組の視聴者に対してそれなりに共感し、それなりに気を遣っているのだ。
(せっかく姿を見せない病弱設定なんだから礼節を重んじる淑やかなお嬢様の方が画面の向こう側も賑わうでしょう……)
言ってしまえば、ようはアリウム流の格好つけなわけだが……
とはいえ画面の向こう側の反応を気にして、嘘を言ったことには多少気が咎める部分もあった。>>30
(でも、流石に魔術師としては言えないでしょう……一族の魔術回路の除去なんて願いは……)
その願いは血を重ね、魔術の研鑽を続ける魔術師としては異端極まる感情だ。
本来の魔術師であれば一族の繁栄を願うことはあってもその逆はない。
しかし、アリウムの家系は複雑にもその『繁栄』を目指したが為に壊れていった魔術大家。
魔術世界からの脱却を恐れたために近親交配によって血をより濃く、魔術回路を保ち続けんとし、その末に誕生したのが彼女だ。
魔術師としては一級ながらも、病魔に侵され、自身の身体一つまともに動かせぬ脆き者がガブリエール家の到達点だった。
故にアリウムは自身を以てガブリエール家の魔術世界における歴史を終わらせる。
『繁栄』の為に継続し続けてきた近親交配の呪いを自身の代で断つ。私達は所詮ここ迄の魔術師だったと『諦める』。
インタビューでは誰もが強敵と認めていると語ったものの、悪いが一族にかける想いならば他とは比べるまでもないと自負していた。
「勝たせてもらうわ……勝って全てを『諦める』為に……」
『諦念』の壊れかけの魔術師はその決意を胸に触媒である祭壇に配置された『大きく切れ目の入った兜』に目を向けていた。という訳でアリウムのインタビュー及び独白でした……いきなり廃病院からスタートしてしまったのに書いてから気づきましたが、そこは運営側がアリウムの特異性から抜け駆けして罠を仕掛けたりしないことを条件に廃病院への移動を許可したイメージで(なんならセルフギアススクロール書いた)
問題があったら修正します>>34
全然問題ないです!じゃんじゃん使ってくださいな!日本国内、某スタジオ
スタジオ内に設置された黒革張りの豪華な椅子に座っているのは長い黒髪をハーフアップにし、結ばれた髪を団子状に丸めている男性、黒いスーツにコート、そしてステッキ。
如何にも『紳士』という言葉が似合いそうな彼――司馬 中人がスタッフと会話を交わせば、現場の女性スタッフはその声に顔を蕩けさせ、作業をする手を止めてしまう程だ。そのせいでインタビューの準備がなかなか進まらなかったがつい先程準備が完了し、やっとインタビューが開始されることになった。
「では、『シバ』さんのインタビュー開始5秒前、4、3、2、1、どうぞ! 」
「はい!始まりました!Fate/TV SHOW Island!今回は参加者インタビューをお届けします! それでは名前をどうぞ! 」
「今回、聖杯戦争に参加することになった、司馬 中人だ。ああ、言っておくが姓は『シバ』ではなく『シマ』だ。今後間違えないよう気をつけたまえ」
「しっ、失礼いたしました……! 今後気をつけます……」
「そんなに謝ることではないよ、度々間違えられるからね」>>36
「では気を取りなおして、今回司馬さんがこの聖杯戦争に参加した理由をお聞かせ下さい」
「参加した理由、ですか……。子に自らの魔術師としての雄姿を見せたい。ですかね……。実はこの戦いを以て私は、司馬家の当主の座から降りて隠居しようかと考えてまして。意気込みを兼ねて伝えたいことがあるのですが、少々よろしいですか? 」
「ええ、よろしいですよ。では、意気込みをどうぞ! 」
「我が子らよ!この戦いを見届けるがよい! 司馬家現当主である父の最後の雄姿を、誇りを、この目に、心に刻み付けよ! 」
「ありがとうございます! それでは次の質問です。もし優勝したらどうするかをお教えください! 」
「それはもちろん、我が子らの当主としての成長ぶりを見届けるに限ります。一族がこれから生き残るというのが確定していますからね……」
「と、言いますともしかして聖杯にかける願いは……」
「はい、聖杯にかける願い、それは『一族がこれからも末永く生き残ること』です。魔術師として一族の繁栄と血統の維持を願うのは当たり前の事かと」
「実に魔術師らしい回答をありがとうございます! では最後に、今回参加される参加者の中で気になっている方等おられましたら回答をお願いします! 」
「気になっている参加者ですか、時計塔からの参加者がいると聞いています。魔術の名門からの参加となると、苦戦を強いられるかもしれませんね」>>37
「ありがとうございます。それでは最後に希望するクラスをお願いします! 」
「希望するクラスはセイバー、キャスターあたりですかね」
「以上でインタビューを終了します。ありがとうございました! 」
オマケ(インタビュー終了後オフレコスタッフトーク)
「おい、女性スタッフたちはどうした? 」
「それが、皆、ミスター・司馬の所へ行っててな。なんでも、目覚ましのアラーム音にミスター・司馬の声を使いたいとか、その声で耳元で囁いて欲しいとかってな。彼の声には魅了(チャーム)効果でもあるのか? 」
「いや、本人からそういった申告は無かった。となると単なる女性スタッフたちが熱狂しているだけか。五十過ぎたおっさんに」
「え、ミスター・司馬って五十代の方なんですか!? てっきり三十代の方かと……」
「今回の参加者で最年長だそうだ。そうには見えないがな」
というわけで司馬くんのインタビューです。こういった文を書くのは久しぶりなので拙い所もありますが、よろしくお願いします。
補足ですが、司馬くんの一人称は私 二人称は君、貴方、貴女 三人称は彼、彼女 ですね……—————貴方のお名前を教えてください
「オレか?オレは世界を股にかける男、旅人トムだ!」
—————ええと、トミー・フレッカーさんですね。 聖杯戦争に参加しようと思った理由はなんですか?
「こんなビッグな祭り、このオレが見逃すわけがないだろう?」
—————優勝したらどうしますか?
「愚問だな!世界一の男になる、それだけだ!
—————最も警戒すべきマスターは?
「全員だ!ライバル達に優劣などはつけられんさ!」
—————では最後に、意気込みをどうぞ
「アツいバトルを期待してるぜ!以上だ!」カイリーと小鳩ちゃんは後で出るからこれで全員かな?
理綴は島へ向かう船に揺られながら今回の聖杯大会について考えていた。
まず触媒、かなり良い物であるとは思っている。何せ「不思議の国のアリス」の原本だ。
呼ばれるのはまずルイス・キャロルで間違いないだろう。
彼なら見た目で真名が割れる事は早々ないはずだ。
今回の聖杯大会は読書家が多いようだし少しは同盟を結び易くなるかもしれない。
次に他の参加者。
インタビューでは警戒人物は橘と答えたものの船に乗ってからは別の人間を警戒している。
—————トミー・フレッカー。
インタビューや目の前の態度の軽い男を見てもその立ち振舞いは隙の少ないように見えていた。
理綴自身戦いに直接関わる事は少ないが、その隙の少なさは歴戦の勇士と考えさせるには十分だった。
「とりあえずは他の参加者でも見に行こうか。」
そう言って彼は自らの席を立った。
(ここからメタ視点)
という訳で船内でフリー素材になりました。>>43
名前ミスよーし、アナスタシア終わりー。明日からSSを本格的に上げますね。
>>45
あ、一応カッコウの使い魔乗せてるイメージです>>45
そうですね、多分ダイアナは乗ってるメンツを見て「絶対只者じゃない感じの人がいるじゃないの!帰りたい!」みたいな感じでその辺の隅に座って本読んでると思います。理綴は他の参加者の様子を見る為に、部屋回ってます。
関わり作られたらこっちも合わせて書きます。こちら船の看板でくつろいでおります
アリウムの使い魔は自室に控えてる感じですね
司馬くんは用意された部屋で触媒と荷物の確認をしてますね……もしかしたらその時に理綴くんと出会っているかもしれないですね……
ちなみに触媒は先祖のルーツである中国で先祖の直系から渡された、錆びてボロボロになった元々は刃であっただろう鉄の塊です……こっちは一旦自室でくつろいで、島が見えて来たら魔眼で地形把握する為に甲板にって感じですかね。
>>54
今回の聖杯大会は、ほぼ全員僕より年上だ。
その中でも、今回最高齢の参加者「司馬 中人」の部屋の前に来ている。
先程から、無人の部屋が多く皆甲板やテロップ用の看板の上で
くつろいでいるようだが、彼には会えなかった。
資料によると、彼は硝子魔術というものが使えるらしい。
初めて聞いた魔術だが、かなり応用の効きそうな魔術に感じ、
少しでも行き詰まっている生徒の選択肢を増やす為にここを訪れた。
ノックすると、すぐに「どうぞ」という返事が返ってきた。
部屋では、人の良さそうな男性が荷物整理をしていた。
僕は、軽く自己紹介を済ませると早速質問に入る。
「貴方の使う硝子魔術とはどのような魔術なのでしょうか?」
————————————————————————————
トムの看板は誤植だと思いながら、
フリーダムさを演出する為に使わせて頂きました。
司馬さんこのまま答えて貰ってもいいですか?会場へ向かう船の中、私は割り当てられた自室で参加者達について少々思索に耽っていた。参加者の中に日本人は私を含めて三人。世界中から参加者を集った催しだから三人いればまだ良い方だろう。しかし、欲を言えばもう一人、日本語を解する人がいないか探っておきたい所だ。私の魔術は言葉を使う関係上、日本語が通じた方が選択肢を増やせる。まあ、日本を離れる事を決めてからは、いくつか"用意"をしている。今回は、まだ実験段階のそれを試すにも良い機会だろう。せっかくの殺がい禁止ルールだ、他の魔術の情報収集や、仲良く出来そうな人が居れば接しておきたい。
(ただ、魔術師ってひとでなしが多いから、望み薄かも知れないけど。)
さて、事前に参加者の情報をまとめた資料を見てはいるが、それだけでは分からない事も多い。一度、直に相手を見ておこう。そう思って私は部屋を後にした。>>56
では、答えさせていただきます……
~~~~~~~~~~~
「硝子魔術についてですか? しいて言うなら錬金術派生の魔術なのですが……まあ、やっている事は時計塔のとある元ロードの魔術礼装みたいな事ですね、こう、形を変えて攻撃なり防御なりに使うという具合に。あとそれとは違って索敵は出来ないのでそういうのはルーン任せにしてますが……」
そう言ってプレパラートを取り出す。まあ、一枚くらいは魔術の実演に回してもいいか。
プレパラートに魔力を通す。一般的なガラスとは違い反射率を調整した特製品であるそれは魔力を通すだけでパッと見見えなくなったように出来ることが可能だ。これを暗器のように使うこともできるが、マスターの殺.害が認められていないこの聖杯戦争ではそのように使うことは恐らくないだろう。今回は見えなくさせるだけに留めることにした。
「と、まあこんなことしか出来ないしがない魔術師ですが、此度の聖杯戦争はよろしく、理綴くん」
握手を交わし、他の参加者の部屋へ向かう彼を見送り、再び自室へ戻る。
彼が時計塔からの魔術師か。非常勤講師とはいえその実力はかなりの物だろう。味方にすれば頼もしいが、敵にすると厄介な相手とも言える。
まあ、全ては向こうに着いてから、召喚された英霊次第だろう。この錆びてボロボロに朽ちた鉄の塊がどのような英霊を呼び出すのか、今はそれが気がかりだ。
司馬中人は手にした触媒――先祖のルーツである中国の地で手にした錆び朽ちた刃らしき鉄の塊に思いを馳せていた。
~~~~~~~~~~~
という具合の邂逅シーンと、このような回答で良かったのでしょうか……?部屋を出てしばらく船内を周る。すると、広間の様な部屋の隅で小さくなっている影を見つけた。
(あれは確か……ダイアナさん?船酔いでもしたのかしら。)
あまりに縮こまっているので、少し気になり、話しかけてみようと思った。けれどその前に、
「…『視点変更』」
視力強化の魔術を使って簡単に様子を伺う。どうやら本を読んでいるらしかった。
(あら、ダイアナさんって読書家なのかしら。もしかしたら話が合うかも知れないわね。)
私も、読む量はそれ程多く無いが、読書は好きだ。何かお勧めでも聞ければ良いと思いながら、彼女に近づく。そして、
「こんにちは」
と、日本語で話しかけた。これで少しでも日本語が通じるか探れると良いのだが。
〜メタです〜
えっと、ダイアナの反応と、亜衣が何を読んでるか質問するところまでは書きたいんですが、ダイアナさんって日本語わかります?ぴくっ、と彼女の身体が震えた。多分、常人なら分からない程の震え。私は何とか捉える事が出来たが、これ程抑えられるとは。流石に魔術の名家の出。しかし、顔を上げてこちらを見ているが、不可解そうな雰囲気を出しているところから、恐らく日本語は通じないのだろう。そう悟り、ここからは○○語に切り替える事にする。
「あ、ごめんなさい。つい癖で母国語が出てしまいました。私は参加者の橘亜衣と言います。ダイアナさん、でしたよね。何を読まれていたんですか?」
〜一旦ここで終了です。〜
>>61
初めは思いっきりびくっと反応させるつもりだったんですが、動揺を出さない設定を思い出したので変更しました。…こんな描写で良かったですかね?合わなかったら書き直しますよ。>>62
実際外見ではほぼリアクションをせずにモノローグで慌てるタイプなのでそれで大丈夫です。
多分内心は「え……今のは…?挨拶?挨拶なのかしら?……返事をした方がいいの?でもこの人見た目からして常人じゃないわよね?どうしましょう(超早口)」みたいな感じだと思います。
わかる言語で話しかけられれば返事ぐらいはしますよ。>>59
ありがとうございます。ここまで教えて貰えれば、
あとは彼が勝手に考察します。
—————————————————————————
軽く一礼し、他の参加者の部屋に向かいながら、
今回実演して貰った魔術について考察する。
単純に考えれば、恐らくガラスの屈折率を変えたのだろう。
それが出来そうなのは、火で溶かし、水で固める位だろうか。
使い手は限定されるが、かの初代エルメロイの礼装の真似事が出来るのであれば、かなり良い選択肢になる様に思える。
あの場でプレパラートを数枚ほど錬成して、
机の上に置いて来たが、気づいて貰えるだろうか。
様々な事を悩みながら、彼は他の参加者の元へ向かう。>>62
せっかくなんで時間もできたし返事部分(ダイアナ視点)書きます
船に乗り込み、どこか人気のない隅を探し、本を開く。
勝負の場に関係ないものを持ち込むのは不謹慎であるかもしれないが、既にストレス解消のためのルーチンワークとして習慣づいてしまったものを止めるのは至難の技だ。
そうしていつも通りに物語の世界に没頭していると、不意に声をかけられる。
………外国語、だろうか。
思わず顔を上げると、そこには今回の大会の参加者の一人が立っていた。アジアン・ビューティーと言うべきその容貌に、不釣り合いなほど目立つ眼帯。確か名前はタチバナと言ったはず。所作などから滲む浮世離れした雰囲気はさすが「聖杯をめぐる戦い」の参加者といったところだろう。そう考えると、私が場違いであることをいっそう深く実感できた。
さしずめ対戦相手を確認して回っている、といったところなのだろうか。とりあえず質問に返答することにする。
「………イギリスを発つ直前に発売された冒険小説です。確か作者の名前は日本でも有名だったかと。ミス・タチバナも本を読まれるのですか?」
閉じた本の表紙を見せる。それを確認した彼女は、軽く頷き口を開いた。
「確かにその名前は見かけたことがあります。そのシリーズはまだ日本では手に入らないのですが、別の作品をいくつか。」
「多分、知名度から考えれば二月もすれば翻訳版も原著も出回るでしょうね。…………此度の大会は色々とわからないことだらけではありますが、どうぞよろしく。」
言って、目線を下に落とす。
これでよかったのだろうか。魔術師の読む本といえば、もう少し魔術的なもの┿┿魔道書とか┿┿を想定して声をかけてきたのかもしれない。
生憎そんな本は持ってきていないし、この本も魔術など出てこない旅行冒険小説だ。
……せめてミステリーかファンタジーでも読んでおけばよかったわ。
そんなことを考えると、せっかく少しまともになった気持ちがまた沈んでいくのであった。>>65
なんか気がついたら––が┿になってるけど次からは気をつけます「………此度の大会は色々と分からない事だらけではありますが、どうぞよろしく。」
そう言って彼女は目線を本に戻してしまった。残念、もう少し話したかったのだけど。からかってしまったし、こんなものでしょうか。
「ええ、こちらこそよろしくお願いします。」
そう言って私はそこを後にした。それにしても、冒険小説とは少し意外だった。ダイアナさんはミステリを好みそうな雰囲気があったのだが。しかし、それはそれで面白そうだ。
(ーーー本と言えば、昔読んだあれを思い出しますね)
もう七、八年前になるだろうか。立ち寄った図書館で、「吸血鬼カーミラ」という小説を読んだ事があった。その時はさっと読める本を探していて、たまたま手に取ったのが始まりだ。読み進めて行くうちに、カーミラに対する不思議な愛着を持った事を覚えている。本来、主人公のローラを殺してしまうはずだったのに、私は、カーミラを倒されるべき怪物と見る事が出来なかった。
(それが関係しているのでしょうか。召喚の為の触媒に、あんな物を用意してしまったのは)
そんな事を考えつつ、私は他の参加者を探しに足を進める。
〜続く〜>>67
今度は外を見渡せる場所に行こうと思い、船の甲板に出た。そして、しばらくうろついていると、目を疑う光景を見た。テロップ用の看板、その文字と文字の上に、頭とかかとだけを乗せた姿勢で横になっている人物がいたのだ。
「……………え?」
驚いて間の抜けた声が出てしまった。いや、私も魔術に携わる者だ。常識で測れない事などいくつも見てきたが、流石に、ここまで自由な人物には出会わなかった。
(……えっと、格好から推測するに、トミー・フレッカーさんだとは思うのですが…。)
あれは、カモフラージュ……なのだろうか。いや、そうだとしても何が狙いなのか。どうしよう、先程まで最大の警戒対象であったが、別の意味で警戒すべき対象になってしまいそうだ。と言うよりも、いっそ見なかった事にしたい。もしかして、こうやって戦意を削るのが狙いなのだろうか…?
〜終了〜
トムさんが亜衣を見つけるかどうかはお任せします。あと、やり過ぎだと思ったら遠慮なく言ってくださいね。正直、看板でくつろいでるならもっとフリーダムにしちゃおうと思っただけなので。>>70
一旦終了です『いい加減このままではいけないわね』
用意された広い個室でカッコウの使い魔は呟く。
聖杯大会に参加した以上は他の参加者との交流も欠かせない要素の一つだ
他の参加者もそろそろ自由に動き回っている頃合だろう。
このよう姿とはいえ自身も参加者の1人である以上は偵察の意味も込めて他の参加者と接触を図るべきだろう。
『面倒だけど仕方ないわね……』
そう口にするとカッコウは羽ばたき、部屋をあとにする。
(さて、まずは何処から訪ねようかしら……)
━━━━━━━━━━━━━━
メタ視点
というわけで遅れながらアリウムが自室から出て行動開始です。
船内を飛び回るカッコウのマスターというなんとも言えない画になっております
このままだとダイアナ嬢か理綴先生とエンカウントですかね?>>73
今同時進行で仕上げているところですね
今日か明日のうちには仕上げたいとは思っていますが、回想なんでこっちを先にやっといた方がいいかなと>>70
「ああ、オレは旅人だからな!多くの国に行くのでいくつかの言語は既にマスターしているのだ!すごいだろう!当然日本にも行ったことはある!日本は良かったぞ、同僚の紹介で行ってみたが、実にいい国だった!オレから言わせると見所はやはり城だな!あの雄大さは思わずこのオレが怖気付いたほどだ!あの独特な雰囲気もいい、派手さは無いが、しかし凛としているというか張り詰めているというか…あれが侘び寂びというものだと実感したさ!オレは感動した!その感動と言ったらそりゃあもう————————————
こうして橘はトムのひたすら続く長話に付き合わされるのだった…。
※因みに旅好きなのでちょいテンションが上がってます。そこそこ口が滑ったりもするがまあそこまで気にされる事はないはず。
話の途中で退散する場合でも「そうか、それは残念だ」って言うだけで引き止める事はないです。(これは…そろそろ。)
トミー氏の長話が始まって2時間が経とうとしていた。始めの頃は日本の話で盛り上がる事が出来た。彼はかなり日本に惚れ込んだ様で、お城の話に始まり、和服、水墨画、浮世絵、桜に俳句、茶道や華道、剣道、勿論定番の侍や忍者、サブカルチャーに至るまで、およそ考えつく限りの日本文化を褒めそやした。私の方も、そうまで熱烈に故郷を賛美されては無下にできない。しかし、他の国について聞いてしまったのが不味かった。こちらが口を挟む間もないまま話が続き、いい加減笑顔が引きつっていないか心配になって来た。何か、ここを離れる理由を見つけなければ……。
(あら、そう言えば昼食会があるという話があったような…)
確かもうそろそろその時間になるはずだ。
……よし、これを使おう。
「申し訳ありませんトミーさん、私、そろそろ昼食会の支度をしなければならないのでここで失礼いたします。お話、とても楽しかったです。また機会があれば是非。」
「おお‼︎もうそんな時間か、名残惜しいが仕方ないな、じゃあまた!」
そんな挨拶を交わして私はその場を離れる。もしかしたらやや足早だったかも知れないが、そこまでは気にしていられない。そうしてトミー氏が見えなくなった辺りで、はぁ、と息を吐く。
「……こうやって事なかれ主義になってしまうのが、日本人の短所でしょうか?」
そんな事を一人ごちる。しかし、収穫はあった。まず、彼は只者ではないと言う思いは確信に変わりつつある。立ち居振る舞いを近くで観察した結果、やはり戦うために洗練された動きが染み付いていた。かなり上手く偽装しているが、それでも癖の全ては抜けないものだ。もう一つ、彼には日本語が通じたこと。しかし、彼の得意魔術が結界である事を考えると、私の言霊を通すにはかなり工夫がいるだろう。これらを取り敢えずの収穫として私は昼食会の支度をしに部屋に戻る。…収穫が苦労に見合っているかには目を瞑る事にする。
〜終了〜
多分、亜衣とトミーさんが一番時間が進んでるので他の方はどうぞごゆっくり。とりあえず、ぱっと絡みに行くためのネタが思いついた二人は消化したので、ランサー陣営は一旦投稿終了とします。他の方が絡ませたかったらどうぞ使ってください。今更ながらキャスターの設定にある持ち物を入れ忘れた事に気付きました……
でもこれのメタ効果が刺さる相手は今回の鯖に(多分?まあ?)いないので、緊急ではないと判断し後で深夜あたりに載せときます>>78
個人的には明日までで大丈夫です。>>77
…よく考えりゃ出し惜しみする必要とか全然無いか!
「客星観測記」 ランク: B
古式な(当時からしたら南蛮風ではある)旅行鞄に、道具と一緒に詰め込まれた全22巻からなる書物。半スキル半宝具。
一見すると天体図、地図、滑稽画や地獄画が無軌道かつ乱雑に描かれた落書き帳だが、その正体は果心居士が生涯をかけて書き上げた暗号書であり、旅の目的。
「人々の生の軌跡を蒐集する」という目的のもとに日本中の兵法、武道、忍術、果ては秘匿された呪法まで、その全てを調べ上げデータをとったものである。現代では失伝された術なども多数記されているため、歴史的価値も割と高い。
この書物を読み解くことさえできればあらゆる道に精通したも同然だが、無論暗号の難易度は非常に高く情報量も膨大なため解読は困難。キャスター曰く「俺ぐらいの天才でなければ読み解けないし扱えない」。あとあくまで「果心居士が生前書いたもの」なので、戦国時代に存在しなかった技術は記されていない。
キャスターはこの知識を使うことで室町後期〜江戸前期までに存在した技術に対する看破の確率を大幅に上げ、対策法があるのであればそれを執ることができる。(「あの動き……さては●●!」「知っているのかカッシー!」)
天賦の叡智に近い使用法で、自己改造の際の参考にすることも可能。ただし「無窮の武練を持ってたり剣聖に至った者のデータを取り、その通り動けば自分もその域に至れる」とかそんな上手い話はあるわけないので、あくまで上っ面の動きを模倣したり予測する程度である。動きをトレースする事はできるが、使う本人に精神的な問題があるため、その技術がフルスペックを発揮する事はまずない。
前書きに記して曰く、「戦乱轟く嵐の空にも星は輝くものである。これはその星の軌跡を記したものであり、我が生涯の証である。汝に真の叡智あれば、当書を以って星々の秘儀へと導かん。賢者よ、星の輝きを無為にする事なかれ!」
(つまり馬鹿は使うな、悪用すんなって事さな!)Byキャスター
>>78
あんまり交流に時間かけなくてもいいし明日ぐらいでいいと思いますよ>>78
了解しました、そろそろアリウムも絡ませにいこうかな……>>81
多分ヒントぐらいにはなると思いますけど、基本「神秘は代を経るにつれ減る、武術は代を経るにすれ洗練される」のルールがあったと記憶しているので今の橘家とは大分差があると思いますよ。
セイバーの薬丸自顕流についても「薬丸家の剣術」と「示現流」についての記述があったとしても「薬丸自顕流」についての記述はないし彼の生前〜薬丸自顕流誕生までに派生した動きだろうは知らないので精度はかなり落ちます。
キャスター「一応効果について補足しておく。FGOに出たサーヴァントで実例を出してみればちったぁ分かりやすくなるだろ?
例えば、甲賀望月の娘が扱う大蛇の呪い。あれは俺からしてみれば再現性が無い。俺は呪われてないから,
再現はできても酷い劣化版になるだろう。まあそんなんプライドが許さないし効率悪いからやんないけど。
他にも柳生の所の爺さんいるだろ?宗矩。まあ爺さんっつっても年下で……え?話が長い?………ともかく、あいつが使う『新陰流』のデータは持ってる。でもそれを完コピしたところで、最終的には精神的要素が関わる事だからあいつみたいに剣聖の域には至れないな。俺は天才だがぐうたらなのは数少ない欠点だ。
ただ型を解析したりはできてるから対策は立てれるし、体を専用に最適化すれば凡人には判別不可なレベルでは再現可能だ。達人とか大英雄でなければそれで十分なんだぜ?マジで。
そういや技で思い出したけど、知ってたか?槍で有名な宝蔵院、あいつ俺と同郷(寺的な意味で)。すごい偶然だ。
………別に交流シーンが終わらないと俺が召喚されて活躍されるところまで行かないから出番稼がなきゃなー、とか思ってないんだからな?」水曜と木曜仕事で書き込み出来ません。
申し訳ありません。アサシンに宝具で分裂して偵察してもらおうと思ってるからその時の行動とかは製作者さんに操作任せてもいいのかなと少し考えていたり
交流させて絡ませようと思ったけどなかなか難しいのでやぱり召喚してからのまでは様子見ってことにしておこうかな……カッコウで飛び回って情報を集めつつ直接の接触は無かったという体で
それにしても誤字が多くなるな……気をつけないと
>>87
まあダイアナが飛んでるカッコウ見て「なにあれ……使い魔?」ぐらい考えたかもしれないですけど、直接接触は無しって感じで
ぶっちゃけ召喚からが本番な気がしますし因みにトムさんはあの後定位置に戻りました。
曰く、
「あの形がくつろぐのに丁度良いんだ。」「ねえ、知ってる?『廃校舎の校庭に住んでる女の子』の話」
「知ってる知ってる!会った人は呪われて死んじゃうんでしょ!」
「そうそう!元はこの島に住んでたんだけど誘拐にあって校庭に殺されて、ちょっと前まで港のとこに捜索願いのポスターが貼ってたらしいよ!」
「へー! そういえばさ。廃校舎ってなにするとこなんだろうね」
「あれはね。昔あった学校って場所らしくて、昔は私達と同じ年くらいの子がいっぱい通ってたらしいよ!」
『私たちの娘・小鳩を知りませんか?』
(著・蓮見静香「日本全国都市伝説百科」より抜粋)
小鳩のプロローグはこんな感じです
>>78
ぜひぜひ!特に反対意見も無さそうなので、行きの船での自由時間の話は今日中までと致します。明日からは召喚の話とかバンバンやっちゃいましょう。
それでは現地プロデューサーaの話を一つ……
aの顔は青色だった。
本来参加予定の考古学者のマスターに令呪が宿らなかったからか?
そのマスターが突然体調を崩して船で寝込んでいるからか?
プロデューサーとして扱いにくい魔術スタッフにも気を使わないといけないからか?
久々の船で船酔いをしているからか?
しばらく休みにすると言ったら娘に嫌いと言われたからか?
否、否、どれも違う。彼の顔が青いのは体感的なもの。すなわち部屋の温度が異様に低く。震えているのだ。初夏の温かい陽気にも関わらずである。
その原因はただ一人。目の前で宙に浮きながら誰かの使い魔と遊んでいる令呪を宿した少女にあった。
元のマスターが倒れたタイミングとぴったり入れ替わるように現れたこの少女はなんでもあの島に住んでいる本人いわく半分幽霊?らしく久しぶりの来訪者がいることに喜んで直接船まで飛んできたらしい。
本来令呪は大会の運営に絡んでいる魔術師が上手く調整することで当選者の一人に確実に行くよう手配されるのだが、なんでも少女いわく気づいたら令呪がくっついていたようだ。
まさか、良いように使われている聖杯が精一杯の抵抗のために彼女を選んだというのだろうか?
とにもかくにもまずプロデューサーとして彼に必要なのは大会に参加することと若干透けたりする少女にカメラに映って貰うこととを頼み込むことである。
遊んでいた使い魔を間違えて踏んづけてしまい泣きそうな少女をなだめつつ、彼は上着を着込むのだった。>>92
とりあえずこんな感じです。不備があったら修正をよろしくお願いします。やや霧の出ている早朝。船を降り、港に降り立つ少女の姿がある。
それが私、カイリー・S・ガルバレオだ。
「この島にロングウルスがねぇ......。よし、まずは拠点探しっと♪」
鼻歌交じりでレッツゴー。目指すは廃墟となった住宅地だ。
港を出て住宅地へと続く道を歩く。そして私はロングウルスについて思い返していた。
ロングウルスはよく行方をくらます事に定評のある家系だ。今回もいつものように行方をくらませたものと思われていたが、どうやらいつのまにか衰退していたらしい事が判明したのが三年前。調査の結果、とある島に居を構えていたらしい事が分かるもその島のきな臭い事情から速やかに調査を行う事が決まった。
考え事をしているうちに目的地に到着。
適当に空き家を見繕う。あの家とかいい感じ。
中に入り荷物を広げる。まずは工房を作らないと、と?
「ん、なんだこれ?」
荷物の中に見慣れない紙片があった。魔力の反応は無いただの紙片で、図面のようなものが描かれている。
害はないのでとりあえずしまっておいた。図面が気になるし、後で調べてみよう。
工房作成に取り掛かる。アミノアロイ製の魔道具を設置してっと。
「よし、工房化完了っと。」
人払いの結界も貼ったので現地の人間に見つかることはないだろう。これで準備はできた。
ちらと山を見る。ロングウルスは山や森、洞窟に居を構える家系だ。
「まずは山かな?」
次の予定が決まった。>>86
返信遅れてすみません!了解しました。
ただ、少しリアルが忙しいので今回のようにちょっと遅れてしまうかもしれません・・・・・・
気長にお願いします!
あ、行動の記録をwikiにまとめましたが、抜けなどがないか随時確認お願いします!
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%90%8D%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%8D%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E5%B3%B6(分かりきってはいた事だけれどマスターの数が足りていない……?)
インタビューを受けている時点で人数の異変には勘付いていたが、その疑念が確信に変わる
魔力感知によって他の参加者を探しながら
聖杯戦争は本来7人のマスターと7騎のサーヴァントが覇を競う儀式だ。
必然的にマスター候補者は7人必要となる。
だと言うのにこの船内には自身を除いて5人分の魔力反応しかしない。
亜種聖杯戦争の中には7騎が揃わないものもあったとされるが、聖杯大会は原則7人の参加者を募るものだったと記憶している。
(主催側が隠しているのかと思ったけれど、いないみたいね……あるいは私のように既に島の中に潜伏している……?)
少し前に感知していた島から船に向けて異様な魔力が移動していたのが今になると気がかりだった。
始めは運営側の使い魔か何かと思っていたが、この段階にくるとあの魔力こそが自分と同じように特例で先に島に到着していた7人目のマスターの使い魔であるのかもしれない。
とはいえ今はそんなことを気にしていても仕方がない。仮に参加者が5人だったとしても勝者が1人であることにかわりはないのだから。>>103
(勝利を目指す上で最も気になるのはやっぱりタチバナよね……)
インタビューで「警戒しているマスター」について聞かれた時こそ『全員強敵』とは言ったものの、心のうちでは明確な順位付けがなされている。
そもそも魔術師としての能力の高さに関しては自負がある。故に大概の魔術師相手ならば魔術戦に持ち込めば押し切れるという自信もある。
しかし、タチバナ・アイに関しては別だ。相手が慣れない東洋の魔術を扱う以上相対すれば対処に時間がかかる
その上彼女はよりにもよって『剣術家』だ。以下に自身の魔術の腕を過信しても接近に持ち込まれてしまえば
(シバ……だったかしら?もまぁ気になるところだけど……)
リツヅリとの会話でわざわざ敵に自身の魔術についておおっぴらに語っていたことを考えるとよほどの自信家か楽観的なのか……彼の魔術も知りえなかった情報ではあるし一応警戒するに越したことはないだろう。
(あとはあれね、トミー・フレッカー)
敵を欺くために道化を演じているのか素であんな感じなのかは知らないが出来れば関わり合いたくないタイプの男だ。
自由に動けない人間に対して旅人とか……嫌味か!と理不尽な怒りすら沸いてくるフリーダム加減。
所属不明の旅人という未知数の存在ならば探りを入れるべきだとも考えたが、見つかったら使い魔越しにこちら側へ話しかけてこられそうなので諦めた。
残りは時計塔の非常勤講師とイギリス女の2人だが個人的に腹が立つとかの感情を除けばこれといって気になるほどではない。こっち来た!?(結界貼りまくるつもりだった)
>>104
訂正
以下に自身の魔術の腕を過信しても接近に持ち込まれてしまえば
↓
如何に自身の魔術の腕を過信してみても接近戦に持ち込まれてしまえば危うい
ですそういえば明日から召喚とか始めるようですけど、召喚場所の指定とかあるんでしょうか?
それともこっちが決めちゃっていい感じで?
あと召喚後の準備期間一時間とかも書いていいんでしょうか。>>108
場所指定はないですよ、その後の一時間とかも書もなんの問題もないです。その時間はまだ戦闘開始ではないですし。むしろうれしい。
ただ、拠点が被ったらその時はご愛敬。まあ、tv局は近くなっても止めません。近いといきなりばったりあいそうで面白そうですし。その後の拠点移さなきゃ!とかやべぇ、色々おいてきちった!とかも含めて。
さすがに一人二人ならともかく全員が密集するのは避けようとはします。例えば、そう、拠点を変えざるをえないTV局企画のボーナスチャンスイベントを起こしたりしてね。(日付変わったし、いいですよね)
__________________________________________
住宅地から少し郊外。人気がないことを確認し魔法陣に向けてポーズを取る。
雰囲気が大事とはいえ、こんな大規模な儀式をするのは生まれて初めてと言ってもいい…………だからかどうかはわからないが、カメラでもなく生身の人間がいるような場所でやるのは、少し恥ずかしいのだ。
ドローンがチカチカとキューのサインを出すのを確認し、身体中の魔術回路に意識を集中させた。
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
静かに、されど命ずるが如く朗々と。
「閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。
繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する。」
その一言一句を、噛みしめるように。
「――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」>>110
ああ、良かった、噛まずに言えた―――そんなことを考える私の体全体を、溢れ出るエネルギーの奔流が強かに撫ぜた。
視界を覆う白煙に少し身じろぎしながらも、自身を律し体勢を整える。
どんなサーヴァントが召喚されるにしても、最初の印象は大事だ。この聖杯大会において運命共同体ともいえる存在なのだから。
「…………身体の異常、なし。魔力供給の問題、なし。各種機能の駆動にも問題は無さそうだな。
…上々といったところか。」
煙の中から現れたのは、一人の女性だった。
絹糸の如く滑らかに流れる濡羽色の髪。きっちりと着込まれた衣服の上からでもわかる細くしなやかな手足。彼女の顔立ちが極東のそれでなければ、きっと白雪姫を連想しただろう。
「サーヴァント、キャスター。召喚に応じ参上した。………さて。何か、作戦はあるかね?」
言って、その「私のサーヴァント」は嫣然と微笑んだのであった。>>111
サーヴァント召喚から約5分。私は目の前をスタスタと歩くキャスターに置いて行かれないよう早足に努めていた。
召喚直後、「特に作戦とかはありません」と伝えた後からずっとこの調子である。
「………放棄されて10年以上経ってるなら硝子の耐用性は期待できない………しかし香の効能的に屋外に陣を構えるのは論外。狙撃も怖いし主(マスター)殿も雨風はしのげた方がいい………うーむ」
人形のような容姿を崩す胡散臭い表情。出会って3分ほどで理解できたが、多分この人はものすごくマイペースなのだ。
………地図を見ながら物凄い早足で、しかも一度も振り返らずに、ついていくマスターを疲弊させているのがいい証拠、だと思う。
「……………………うむ、決めた!」
と、振り向くキャスター。
「主(マスター)殿。決めたぞ。廃坑に向かう。
そんなわけで徹夜仕事だ。監督役と連絡が取れるなら動きやすい衣を借りれないか聞いてみるといい。天才の早業を見せて やるぜ!」
…………有無を言わせない態度である。
私はそんな勝手気儘な様子に心中で嘆息しつつ、「では、そのように」と毅然とした態度を示すのがやっとであった。
___________________________________________
というわけで廃坑です。これから徹夜で廃坑のマッピングと工房化に励むんじゃないですかね。一応キャスターは自分の素のフィジカルがアレなのは自覚してるので突貫工事で、なんならダイアナちゃんが夕ご飯食べて寝てる間(朝まで)に簡易的な罠のいくつかでも仕掛けて要塞化した工房ができると思いますよ。
こう見えて結構自分のマスターには気を使うタイプなので事故に遭う心配は無いです。
多分最初にすることは坑道の入り口近くに隠匿した簡易拠点を作ることだし、キャスターは自分の作業が邪魔されるのは大嫌いなので襲撃するのは危険だと思います。念のため。>>112
すいませんちょっと分かりづらい書き方になってしまいました。
襲撃はできます。
でも幻術とかをフル活用した罠でほぼ確実に奇襲は失敗するし、多分反撃も割と激しくされるだけです。第■回聖杯大会から数ヶ月前、ガブリエール邸にて
「アリウム様、面会を希望する方がお見えになっております」
ベッドに横たわる私のもとに一族の遠戚である使用人が声をかける
私の支配魔術による補助の効果により心身共に一族の人間の中でも壊れていない女性、次期当主である私の世話係を務めているが彼女もまた一族の人間ゆえに身体は脆く、免疫低下のために少し風邪をひいただけでも酷く衰弱するような状態だ。
魔術回路を遺すために先祖が行った度重なる近親交配の影響は今現在、彼らの一族に属するものの心身を侵す呪いとなったために壊れた者達は数しれず、ガブリエール家は壊れた死霊魔術師達を隔離する『死霊病棟』とも揶揄され、魔術社会に置いても忌避されていた。
それ故に来客が来ることなど滅多にないので、使用人の言葉に少しばかり怪訝そうな顔をする。
その疑問を払拭するためにも魔力感知で屋敷周辺に仕掛けた罠を突破した痕跡から来訪者の正体に探りを入れてみると……
「あぁ、この感じは……私の使い魔を放って対応すれば良いでしょう……それよりも彼を決して家の中に挙げないように。それから一族の者と会わせてはいけませんよ」
「分かりました。アリウム様。」
わざわざ探りを入れるまでもなくその『破壊』された罠の状態から来訪者が誰であるかは直ぐに分かった
正直好ましい人物ではないのだが、ここで追い払おうとしても却って手間が増えそうであるという点から私はその選択を『諦め』て、彼のもとに使い慣れたカッコウの使い魔を送る。
やがて使い魔越しの視界に来訪者の姿が映る。>>114
朽崎遥……極東の死霊魔術師(どうぎょうしゃ)。魔術師であるが協会に所属していないはぐれであり、本人は本業は探偵だの情報屋だと言っていたが……。
かつて懇意にしていたというフリーランスの死霊魔術師の後釜として彼に依頼を引き継いだ縁から一度直接あった事があり、その時に私は彼に気に入られたようで何かと絡まれることが多くなっていた。
とはいえ向こうの拠点は基本的に日本だし、こちらは本家から動くことがほとんどないために最近ではあまり絡まなかったのだけど……
疑問はあるものの会話を始めないことには真相はハッキリしない。ひとまずアリウムは使い魔から朽崎に対して言葉を発した
『我が屋敷に何の御用かしら、ムッシュ・クチサキ?』
「やぁ、マドモアゼル・アリウム。何の御用だなんて連れないなぁ……俺は友人である君に会いに来たんだ。友達の家を訪ねるのに理由がいる?」
いるだろうそりゃ。この自称友人がわざわざ自分から顔を見せた時は大概碌でもない厄介事を持ってきた時だと決まっているのだから。
『もう一度問いますが、何のようかしら?返答によっては即座にお帰りいただくことになるのだけれど……』
多少、威圧的な声で冷淡に投げかけるも朽崎はまるで意に介していないかのように飄々と振る舞う
「俺は君に会いに来たんだアリウムちゃん。君が直接姿を見せてくれないのは哀しいけどね」>>115
『嬉しいこと言ってくれるわね。で目的は何?日本での悪事のせいで追われてるから多少は関わりのある此処に匿って欲しいとか?そういうことなら悪いけど無理よ。貴方を屋敷にあげたら何が壊れるか分かったものじゃないもの』
明確に悪意を込めての言葉だったがここでの返答は飄々としたものではなく、飄々としてる方がまだマシと思えるような熱意を込めた口調だった。
「いや、いや、いや!俺がいてもいなくても君達は既に壊れてるじゃないか!俺は君達のそういうところが大好きだ!同じ死霊魔術師として尊敬している!愛してると言ってもいい!」
━━それにね、と朽崎は続ける。
「俺は追われなきゃいけないようなことはしないよ。誤解されることはあるけど俺は善良で無害な人間なんだから……まぁ、求められれば応えるしその結果破滅する人は出てくるかもしれないけど、それはやっぱり自己責任だよ。俺はちっとも悪くない」
『あらそうなの。貴方がわざわざこんなフランスの辺境に来るのだから向こうの若者かマフィア辺りを相手に荒稼ぎした金銭を旅費にでもしたのかと思ったのだけど……』
「まぁ、臨時収入が入ったのは確かにあってるよ。ついでにお金以外にも良いものが手に入ったんだ。さっきは君に会いに来たって言ったし、もちろん嘘じゃないけど、君に会いに来た理由がそれなんだ」
朽崎は嬉しそうに話す。それが本題だったのだろう。子供が新しい玩具で遊ぶ時のように目を輝かせている。
「向こうで知り合いから聞いた話なんだけど……聖杯大会って知ってる?」>>116
そう口にした朽崎の顔は確かな笑みを浮かべていた。
『聖杯大会……?聖杯戦争ではなく?』
こちらの疑問に対して待ってましたと言わんとばかりに食い気味に朽崎は応える。
「そう、聖杯大会。7人のマスターと7騎のサーヴァントが覇を競う聖杯戦争。人の枠を超えた者達の破壊の応酬。それを今まさに見世物として公開するとっても愉快な興行(ショウ)だよ!」
『聖杯戦争を見世物に……?それにいったい何の意味があるって言うの?』
「さぁ?そんな意図までは分からないけど大昔の皇帝さまだって剣闘士の殺.し合いに熱中したって言うし、視聴者が求めているから提供してるってだけじゃないかな?」
━━そんなことより、と朽崎は続ける
「優勝者には運営から大金となんでも一つ願いを叶えられる権利が与えられるって点の方が重要だよ」
『願いを叶えられると言われてもね……』
「聖杯はあらゆる願いを奇跡で叶えてくれる……かつての優勝者には不治の病を治療した人や一般人でありながら魔術回路を与えられて魔術師の仲間入りを果たした人なんかもいたらしいよ……まぁ俺みたいな職業にとっては商売あがったりってところもあるけど」>>117
言われたところで正直ピンとこなかった。今更身体を直す気は無い。生まれつきこの状態であるのに急に機能が正常に戻るのは回復というよりは改造だろう。
魔術回路の話に関しては言うまでもない。もとより私は魔術回路の質と量はわざわざ聖杯に願うまでもなく優れたもの。出来ることならばむしろ魔術師から一般人になる方がまだ……
そこまで考えて私はハッとし、朽崎が口角を釣り上げたのは同時だった
聖杯の魔力で魔術回路に干渉することが出来るとしたら……一般人を魔術師と昇華するような能力があるのだとしたら……
私は……私の一族は代々積み重ねてきた呪われた連鎖から解放されるのかもしれない……
『ようやく、目的がはっきりしたわ。貴方は情報を売りに来たってわけね……それで私に聖杯大会の情報を伝えてどうするつもりなの?私がわざわざ参加するとでも?』>>118
「親交ある魔術師である君と情報を共有しようと思っただけだよ。別に君は参加しなくても構わない。そうなったら俺が参加するだろうし、でも━━」
私の中から『やめろ』だとか『諦めろ』だのといった声が聞こえてくる。
それは【聖杯大会に参加すること】に対しての言葉ではない。
【これ以上魔術師としてガブリエール家を存続させる】ことに対する強い諦念の思いだ。
もとより血族の壊れゆく運命に対しての苦悩を何もすることは出来ないと諦めることで納得していた。
しかし、こうして可能性が提示されればそれに縋らずにはいられなかった。
「━━君は聖杯大会に参加すると俺は思うけどね」
朽崎の言葉は正しかった。私は自分の内側にある衝動から聖杯大会に参戦せざるを得ない。朽崎はその本質を自ら口にすることなく私を誘導した。
藁にも縋る思いだったものに糸を垂らして嘲弄するかの如く、今回の聖杯大会の情報をチラつかせてきたのだ。
ここまで全てが目の前の男の思い通りにいっているようでとても腹が立つ。>>119
『ふん、まぁ情報は有難くいただいておくとして、見返りに何を要求する気?金銭あるいは死霊魔術用の素体でも欲しいのかしら』
男に対する憤りを隠しつつ、動揺を悟られないように話題を逸らす。
朽崎は実に愉快といった表情でまた口を開く。
「お代は結構。君の劇を見るのが報酬さ。【Lifes but a walking shadow a poor playera That struts and frets his hour upon the stage】なんてね。君は君の自由にしてくれたらそれでいい。その気になったら連絡してくれてもいいよ。その時は紹介した者の務めとして協力は惜しまないからさ」
そう一方的に告げた後、朽崎は屋敷の前から足早に去って行った。
私が聖杯大会への参加を希望したのはそれからしばらくしてのことだった。
終朽崎さんお待たせしました!アリウム過去編、仲良し死霊魔術師との微笑ましい会話劇でした……
クッチー、難しいキャラなのでちゃんと出来てるか心配ですが……
朽崎遙:大阪編で倉木さんから聖杯大会についての情報を聞いたところは共通でそっからの分岐ルートのイメージで書いてます
問題点があれば言ってくれれば指差し確認をしながら、召喚の準備をする。
今回呼び出したいサーヴァントはルイス・キャロル、
もしも何かの異常があれば、それもプラスとなるような触媒を用意してある。
ドローンからキューが伝えられ、詠唱を始める
「素に銀と鉄―――
詠唱も中盤ドローンから声が聞こえてきた。
「キャスターの召喚に成功した。」
待ち望んでいたイレギュラー、
作家のサーヴァントは基本キャスターでのみ召喚される。
その枠が潰れた今作者は呼ばれない
「不思議の国のアリス」において作者の次になじみのある人物と言えば――
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
___詠唱を終わらせ立ち上る煙の中、声が聞こえてきた。___
「こんにちは、マスターさん。あなたのサーヴァントが召喚に応じ参上しました、
クラスはライダー、真名は――」
――そう、モデルである。>>122
名前を入れ忘れました。
時間がないので投下です。そういえば気になっていることなのですが、参加者について回るドローンの対魔力ってどれくらいなのでしょうか……?魔術でちょっとしたハッキング(といってもドローンをマイクとスピーカーみたいなことにする程度)とかも可能なのでしょうか……?司馬くんの召喚シーンでドローンがちょっとかわいそうなことになる描写を現在考えているのですが……
廃住宅地の中心近く、とある空き家で、私は魔法陣を描いていた。ここはつい最近まで人が住んでいたのか、あまり寂れた感じがしない。しかもベッドとソファ、テーブルまで置いてあった。少し古いが、大会の間の寝床としては充分過ぎる程だ。
(地図から消える島だそうだけど…、こんな場所を大会に使えるなんて、運営にはどんな伝手があったのやら)
そんな事を考えているうちに陣を描き終える。
ーーー召喚の時間までもう少し間がある。私はちょっとしたお呪いとして、いつも通りに深い呼吸をする。
「………フゥ……………フゥ………」
息を吸う、息を吐く。
一つ吸う度に身体は清められ、一つ吐く度に不浄が流れる。
一つ吸う毎に大気が染み込み、一つ吐く毎に雑念が消える。
感覚が研がれ、心が澄んでゆく。まるで私の身体が透明になり、風がすり抜けていくかのようだ。そして、風が五感と繋がり、空気の流れを手足として世界の全てに触れている、そんな錯覚をする。良い集中状態にある時のものだ。
ーーー私の魔術は言葉を使う。言葉とは音であり、空気の震え。だから、こうやって自身を大気の一部分と錯覚できる事は、とても意味がある。極論を言えば、自分の全てを大気と一体にできる境地に至れば、大気の全てを手足と扱える。勿論、そこまで辿り着いた者は居ないのだが。しかし、この感覚こそが極意の一つである事は間違いない。
ピー!
音が響く。召喚開始の合図だ。その瞬間、とても自然に、何の力も篭っていないかのように、声帯が震える。
「素に銀と鉄、礎に石と契約の大公。降り立つ風には壁を、四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
淀みなく流れる言の葉。神秘を呼び出す為の供え物が、用意した触媒ーーー血濡れの杭へと喰われていく。
「閉じよ(満たせ)。閉じよ(満たせ)。閉じよ(満たせ)。閉じよ(満たせ)。閉じよ(満たせ)。繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する。」
唇を、喉を、空気を震わせて、滑らかに音(こえ)が広がり、辺りに染み込む。ちょっとトラブル。少々お待ちを
>>121
遅ればせながら、感謝を。ありがとうございます!問題点などカケラもありませんとも!でもそっか、朽崎って書くのめんどうなキャラクターなんだ……。自分ではそんなイメージなかったのでそう思われてるのはちょっと意外でした。聖杯大会、頑張ってくださいね。>>127
「告げる。---告げる。汝の身は我が下に。我が命運は汝の剣に。聖杯の寄る辺に従い、この意この理に従うのならば応えよ。誓いを此処に。我は常世全ての善となるもの。我は常世全ての悪を敷くもの。」
そして私は、その呪文(ことば)を詠い上げる!
「汝三大の言霊を纏う七天。抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ---!」
最後の音を鳴らした瞬間、魔法陣から光が溢れた。光は眩く、反射的に目を閉じる。しばらくすると、その声が響いた。
「サーヴァント、ランサー。真名をミラーカ、呼び声に応じてここに参上しましたわ!さあ、始めに問いましょう。貴女が、私のマスターですか?」
光の収まった魔法陣の中心に、高らかに口上を上げる少女の姿があった。
---やっぱり、こうなりましたか。
この展開に、驚きは無い。始めのうちは、別の英霊を呼ぼうと思っていた。できるなら、剣の英雄セイバーを。しかし、この大会の事を知ってから、私の胸で燻っている思いがあった。
("化け物"と言われる者を呼んでみたい。そんな思いが、心のどこかにずっとありました。)
はっきりと意識していた訳では無い。しかし、こうして彼女を呼んでみて、カチリ、と何かがはまった。私は、彼女に会いたかったのだ。
(さあ、考察はこのくらいにして、彼女の問いに答えないと)
「ええ、私が貴女を呼びました。橘亜衣と言います。よろしくお願いしますね、ミラーカさん」
「ふふ、御機嫌よう、会えて嬉しいですわ。それと、呼び方はミラーカ、と。わたくしもアイと呼びますから」
「そう、ですか。じゃあミラーカ、まずは状況を説明しましょうか」
こうして、私と彼女の戦いは始まった。
〜了〜ふい〜書ききった。まさか貼り付けミスするとは。
とりあえず、召喚は終わりです。この後に自由時間が続きます。>>132
わかりました。スタッフに物理的被害はないかと思います……(ただ用意していたテロップが表記の都合上使用できなくなり急遽別のテロップに差し替えくらいになるくらいの被害かと……具体的に言うとアーチャーの表記をエンペラーにしろと曹丕くんがドローン越しに脅す感じになります……)「余のクラスは『エンペラー』だ、今後その様な名で呼ぶならば、貴様を切り捨てる。周りの者にもそう告げておけ」
低く、怒りがこもった声がドローンを、使い魔を通して島の至る所に響く。まずい。これはかなりまずい。それよりもまず、謝らなければ。
「あ……、ああああ!! スタッフの皆さん、テレビを見ている方々、私のサーヴァントが大変失礼なことを……、本当に、本当に申し訳ございません!! ペナルティなら何なりと! 何なりと受けますので! ……『エンペラー』! スタッフと視聴者に謝罪して! 早く! 」
ぶつりとドローンの音声が別の場所に切り替わる。どうやら本部につながっているらしく後ろでスタッフたちの慌ただしい声が聞こえる。これは後で注意コース確定か。
それよりもどうしてこうなった。>>134
事の顛末は数分前に遡る。会場となる島に到着して数時間、一先ずの拠点として選んだ廃学校の校庭でサーヴァント召喚の儀式を司馬中人は行おうとしていた。
魔力を込めたプレパラートがどろりと融け、魔法陣を描く。触媒である錆び朽ちた刃らしき鉄の塊を魔法陣の中心へ置き、ドローンによる召喚の合図を待つ。
「各自、召喚を行ってください」
機械音声が召喚開始のキューを告げる。意識を集中させ、召喚の詠唱を口にする。
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する。――――告げる。汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ! 」
ばちばちと音を立て魔法陣が輝き、光が人の形を取る。人の形を取った光が収まると同時に魔法陣の輝きも消え失せ、魔法陣の中心には一人の男が居た。青い衣の上に革と鉄を組み合わせた防具を纏い、紺鼠色の髪を高く結い上げ、その上から革で作られたであろう冠を付け、その下から一房の髪がはみ出していた。腰には剣を二振り下げ、矢筒を剣と同じように二つ腰に下げている。特徴からして古代中国の英霊だろう。>>135
「サーヴァント、セイ……、む? セイバーでない?うむ……、ならこう名乗ろう。
余は『エンペラー』! 真名を「曹子桓」という。余を呼び出したのは、そこの見知らぬ軍師か? 此度の戦はどのようなことになっておる! 」
『曹子桓』、聞いたことがある。曹丕、字を子桓。三国志に出てくる武将、曹操の子であり魏の初代皇帝。どうやら今回はセイバーでの召喚ではないらしいが、本人が自己申告されたクラスは『エンペラー』。
おかしい。その様なクラスは存在しない。第一、自分の中に入ってくる彼の情報に刻まれている彼のクラスは『アーチャー』である。
「え、っと……サーヴァント、アー……」
「サーヴァント・クラス、ア……」
クラスについて問いかけようとした瞬間、我々を映すドローンの音声がいきなり止まった。いや、『止められた』が正しい。ドローンは彼――曹丕の手に掴まれており、何らかの力によって機能を制限させられている。それと同時に新たな情報が自分の中に入ってくる。
皇帝特権。それに伴うスキルの一時的習得。今一時的に習得しているスキルは『魔術』。その力か。その力でドローンを止めているのか。……ちょっと待て、ドローンに対する攻撃及び干渉はルール上禁止になっているはずだ。これはまずい。どうしてこうなった。という訳である。>>136
「む? なぜ余が周りに謝らければならぬ。無礼を働こうとしたのはこの言葉を喋る兵器ではないか。あと余を呼び出した見知らぬ軍師よ、名を名乗れ」
「あ、ああ。私は司馬中人。お前のマスターだ」
「ますたー?そもそも余は『エンペラー』である! どうして余が先程出会ったばかりの軍師に仕えなければならない? 普通逆であろう! 」
「申し訳ないが、今お前は私の使い魔のようなものだ。大人しく私に従え。」
「使い魔~? この余が使い魔のようなものだと? この無礼者! こんな男、余はますたーとして認めんぞ! 」
これはとんだ我儘サーヴァントだ。こういう時は何かで釣ってその気にさせるというのもアリだが、曹丕の好きなもので本当に釣れるのか? そもそもサーヴァントに通用するのかこれは? そこが疑問である。とにかくやってみるしかない。
「『エンペラー』よ、私をマスターとして認めないのか。それは残念だ。私がマスターなら、たくさんの葡萄に桃、梨に瓜、それに甘味を『エンペラー』に与えるのだがな……? 」
本来サーヴァントは食事を必要としない。だが、彼をその気にさせる為には彼の好きな物を与えると言ってみて反応を確かめるしかない。反応が薄ければ信頼関係が最悪のままこの聖杯大会に挑む事となるのだが……>>137
「……それは、まことか? 」
え、これもしかして、釣れてる……? いやいやいや、仮にも皇帝である彼がこんな事に釣られるはずが……
「それなら、軍師としてお前を認めてやろう……。本当に葡萄や甘味を余に与えるのだな!? 」
ちょろい。なにこの皇帝陛下ちょろい。私の知る曹丕はこんな感じではない。息子たちがするゲームとかで見かけるあの冷酷非道な曹丕は! どうした! 本当に曹丕何だろうな?
「軍師として認めたからには、これを渡そう。それは余の宝具である典論だ。よく読んで余に相応しい軍師となるがよい」
渡されたのは大量の木簡。かなりの年期が入っているという事は本物の典論であるという事、そして彼が曹丕であることの証明でもある。
「それで、甘味は? 葡萄はまだか? 軍師よ」
「その前に、まず……」
スタッフに謝ろうか。ドローン越しに聞こえる未だざわつくスタッフたちに、私と『エンペラー』二人で頭を下げよう。それから葡萄と甘いモノをドローンに頼もう。
そして私たちは、『相手は英霊ですからまあ、そういうこともあるでしょう。ただ、次からは勝手にさせないでね、いいね?やりたいなら許可とってね?』と注意を受けるのだった。
―――――――――――――――
かなり長くなってしまいましたが、司馬・曹丕組これにて結成です。事後報告ですが132レス目のGMさんのドローンに関する注意勧告文をお借りします……「さて、これで下準備は整った。」
山頂に存在する打ち捨てられた灯台、その真下にある広場にて旅人トムは儀式の準備を始めていた。
山は龍脈が集中しやすい場所の1つであり、高地の為地形での有利を取りやすいので拠点として構えるのにここほど便利な場所はない。
山中には既に敵意を感知して警報を鳴らす簡素なタイプの結界を始め大量のトラップが配置されている。
聖杯戦争の下準備としては上出来といったところだろう。
「これより召喚されるはイギリスのとある男、国を変えようとテロを起こそうとしたロックな男さ!
きっとこの聖杯戦争でもどデカイ花火を打ち上げて見さてくれるはずさ!」
「では召喚を始めよう!視聴者諸君!心の準備はOKかい? さあ10!9!8!7!」
公平を期すためにスタッフから渡された時計を確認しながら、トムはドローンに向かってポーズをとりつつカウントダウンを開始する。
「ゼロ!さあ英霊召喚の始まりだ!」
その言葉と同時に、さながら舞台役者のように大仰な動作で彼は魔方陣へ向き直り、詠唱を始めた。
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公———>>139
広場に風が吹き、森がざわめく。それはまるでこれから起こる奇跡、そして戦争の前触れを感じるかのように。
詠唱を重ねるごとに魔方陣に光が満ちる。
魔力の高まりを肌で感じる。
用意した触媒はとある文書。『その男の名』が記されたものだ。
いよいよ英霊が召喚される、そのことに対する興奮を抑えつつ彼は最後の一節を読み上げた。
———————汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」
※一旦終了。
トラップといってもブーブークッションなどを土で隠したり草むらに鳴子を置いたり程度のアナログ警報装置なので。要所要所に猟犬(銃弾)撒いたりしてるけど
ところで質問したいのですが、ガイさん生前の知り合いにはどんな感じに思ってるんでしょうか
特に盟友三人とリーダーのロバート・ケイツビー、後フランシス・トリーシャム辺りが気になる。よくよく考えるとキャスターの宝具って発動時にメタ的視点で相手の担当者と設定の擦り合わせをする必要のあるめっさめんどい宝具ですね。
さすがに全員のトラウマとか後ろめたい記憶とか忘れたい事柄は把握できぬ。>>140
こんな感じでどうでしょうか?
ロバート・ケイツビー
親愛なるロビン。彼は誰よりも深く主を愛し、また主に愛された気高き男だった。
皆から敬愛される素晴らしい男で、彼の人望あってこその計画だったと今でも思う。
彼との友情は何にも代えがたいものであり、彼の頼みであれば自分の命ですら天秤に乗せる覚悟がある。
トマス・ウィンター
聡明なるトム。誇り高き計画に誘ってくれたことについては感謝してもしきれない(本人へそのように伝えることは、おそらく永遠にないだろうが)。
激しさと冷静さを併せ持つ、情に厚い男であった。
剣の腕はからきしだが、それ以上に鋭い弁舌を持っていた。彼へ理性的に逆らえる者などそうはおるまい。
聖杯大会において、「トム」のサーヴァントとして呼ばれたことには奇妙な縁を感じている。
裏切りが発生する可能性があるような繊細な仕事は、彼に任せるのが適任ではないだろうか。
ロバート・キーズ
正直者のロバート。死の瞬間までまっすぐに主への信仰を貫いた姿勢に敬意を表する。
蓄えた髭のごとく、赤く燃え上がるような情熱の持ち主でもあった。
夫婦そろって聡明であったが、砂糖のごときのろけ話には辟易する。甘党のマスターにでも話してくれ。
確実に行わなければならないような重要な仕事は、彼に任せるのが適任ではないだろうか。>>142
アンブルーズ・ルークウッド
陽気なアンブルーズ。彼やディグビーのようなまだ若い者まで死ななくてはならなかったことは、残念に思う。
明朗で人懐っこく、衣類のセンスにも恵まれていた。馬術にかけては左に出るものがおらず、まさに名手というのにふさわしい。
彼が抱くロビンへの感情については・・・・・・知らなかったことにしようと思う。
乗り物に乗っての逃走や斥候であれば、彼に任せるべきだろう。
フランシス・トリーシャム
聡明なれど信用ならない、薄汚れた蝙蝠のような男。
謙虚さを学ぶようにと弱さを授かり、あらゆるものを慈しむことができるようにと病気を賜り、得意にならないようにと失敗を与えられた。
彼は与えられた生を全うし、気づかぬうちに主の期待に報いた。
あさましくも最も豊かに祝福された男だった。>>138
気にしなくていいですよ。全員の召喚シーンやらがあがったら司会者Aの煽りか現地P、aの苦悩を書くつもりなのでそこらへんで運営の動きは補足していきます。>>145
召喚後少しの時間を挟んで、その後はもう大会開始なので戦闘も問題ないんじゃないですかね本格的に動く(穴熊だけど)のは全陣営の召喚とその後の方針決定の後にしますが、整合性つけといた方がいいと思う点があったので、少しだけ。
_________________________________________________
炭鉱入り口前。私を片腕で担いでいたキャスター(本人はタワラがどうのと言っていた)に雑に降ろされ、思わず「きゃん!」と悲鳴が漏れる。
「……そう睨むなってば。こちとら力仕事も荒事も専門じゃないんで、名家の令嬢の正しい抱え方なんぞわからん。そもそも俺が抱えてなかったら、お前さん確実に罠にかかってたぜ?」
主人に対する荷物を運ぶような扱いはともかく、キャスターの言い分にも一応理はある。
私達の目的地である炭鉱は山を少し登った位置にあるのだが、キャスターが小型探査機を飛ばした結果、山中の至る所に罠が張り巡らされているらしいのだ。
それにしても、彼女はどこから探査機を出したのかしら?見間違いでなければ体から飛び出た気がしたのですけど……
「誰かさんの目的がここで無くてよかったぜ。お陰で隙間を潜り抜けられた。…計画の立て直しは面倒だからな」
でも山頂まで行くのは無謀だから勝手に動かないように–––––そう言うと、キャスターはスタスタと炭鉱に入っていってしまった。
「………?何ぼーっとしてんだ?探査(マッピング)始めるから、ひとまず少し中に入ったところで休んでおけよ。外じゃ見つかりやすくなるだろ?」
確かに彼女は有能ではあるのだろう。本人が言う通り天才ですらあるのかもしれない。
……少し言うことを聞かないことを除けば、良いサーヴァントなのだ。少し言うことを聞かないけれど。
今必要なのは、彼女の手綱を取る事。そのためにはまず、発言に耳を傾ける価値のある相手だと認められなければいけない。
憂鬱だけれど、ただの使い魔とはわけが違う「英霊」相手なのだ。失礼な態度で不満を持たせてしまっては何が起こるかわからない。
「……忠告通り休んでおきます。どちらで待機すれば?」
「おう。こっちだ。そこに軽めの結界と罠貼っとくから、うっかり踏まないようにな?」
こうして、私は薄闇の炭鉱に足を踏み入れたのだった。
_________________________________________________>>143
有り難いです。出来るだけ参考にさせていただきます>>149
キャスターは生前の友達の関係で罠には一応詳しいので、その辺はわかった上でわざわざ隙間を通ってスルーしてる感じです。
「あわよくば誰かが引っかかってそいつと戦闘に入った所で漁夫の利狙えないかなー」ぐらいは思ってると思いますが。>>145
まあ自由時間終わった瞬間からバトル開始なので会敵即戦闘でも問題ありません。
今のところ上がっている陣営の召喚は……
キャスター
ライダー
ランサー
アー…エンペラー
アサシン
ですね。セイバー陣営さんとバーサーカー陣営さんはご自分のペースで構いませんのでよろしくお願いいたします。キャリアー陣営さんは……入りたいタイミングで入ってもらうことになるのかな?
あと思ったのですが、常に戦場だと厳しいかもしれないのでマスターの体調を気遣って適宜不戦時間をもうけても良いかもしれません。まあ無くてもより過酷なバトル感がでるかもしれませんし、食事を届けるのは申請性なので好きなタイミングでできるので問題ない気もしますが。スレ上げついでに幕間的な?(本筋に関係ない内容なので別に今でも構わない)
_______________________________
薮の中を越えて、柵の隙間を潜って、一目散に駆けてゆく。片手に握ったものを折れない程度に、それでいて落ちないように握りしめる。
見慣れた屋敷の裏庭を音を殺し通り抜け、目的の部屋にたどり着いたところで一度深呼吸し、息を整えた。
「姐ェ」
そう声をかけると、彼女は未だ少女らしさの残る顔をすこし顰めた。
あら、またお勤めから逃げてきたんですか?そんなことでは立派な大人になれませんよ」
「今日はちゃんと終わらせた。境内の掃除なんて、どうせ毎日やってるんだからすぐ終わる。
椿がちょうど綺麗だったから、姐ェに見せたかったんだ」
布団の脇にどかりと座り込み、手に持った満開の椿の枝を手渡す。その鮮やかな紅色は彼女の白い肌によく映えて、少しだけどきりとした。
「椿……そう………もう、春になるのですね。ここにいると、季節のこともわからなくなります」
「外はもう暖かくなってきて、水浴びもできるぐらいになってきたんだ。そのうち桜も咲く。空いっぱいに枝が広がって花びらが舞って……とにかく凄いんだ。そしたらまた姐ェに枝を持ってくるよ。」
悲しげに枝を撫でる彼女を励ますように、必死に言葉を探す。何を言っても彼女の状況を解決することはできないのは百も承知だったが、それでも何も言わずにいる事はどうしてもできなかった。
「……己が憎らしくて仕方有りません。もし私があの空に見える鷲であったのならば、桜どころか、ずっと遠くまで飛んでいけるというのに」
そう言って、大きく咳き込む。それに合わせて、きっちりと切り揃えられた黒髪が生き物のようにばらばらと蠢いた。
彼女の体を取り巻く死の気配は、既に取り返しのつかないところまで来てしまっている––––そんなことは、医術に長けていない俺にも容易に理解できた。
でも、彼女は感傷的な言葉なんて少しも望んじゃいないんだ。そう自分に言い聞かせて、喉の奥まで出かかった言葉を抑え、静かに返した。
「鷲じゃないよ、姐ェ。
………あれは、鳶だ。」
––––––––それを聞いて微笑んだ彼女の寂しそうな笑顔は、きっと未来永劫忘れることはないだろう。>>153
結局、その日の約束が果たされることはなく、彼女が桜を見ることも無かった。
当の彼女が「あなたは、どうか、遠くへ」「沢山のものを見て」と、呪いにも似た励ましを残して、桜も咲かないうちに逝ってしまったからである。
…
そこで、意識が覚醒した。
(……なんだったのかしら、今の夢)
寝惚けた頭のまま、キョロキョロと辺りを見渡していると、キャスターに呆れたような声をかけられた。
「おっどろいたねェ。疲れていたとはいえ戦の真っ最中、それもまだ安全とは言い切れないうちに寝こけるとは。お前さん、実は意外と大物なのか?」
そんな風に戯けながらも、手は決して休めない。
「……まああれだ。この調子で進めれば明日の朝にはサーヴァントの一人や二人、十分足止めできるだけの仕掛けは講じられる。そもそも地図もなしに行き止まりや穴だらけのこんな所に入る命知らずなんて早々いないとは思うがね。
疲れが取れないんだったらそこで朝まで寝てても構わないぜ?必要があれば起こすから。」
慌てて眠気を振り払い、立ち上がる。
「いいえ、手伝います。なにか私にできる事は?」
それを聞いたキャスターは、至極満悦というように目を細めたのであった。
「うむ。それでこそ我が主(マスター)さ。…そんじゃ、そこの辺りに置いてある部品を今から言う通り渡してくれるか?」
_______________________________
(時代考証とか色々雑な気がしますすいません。行ったことないからよくわからないんですけど、奈良なら椿や桜ぐらいありますよね?)草木も凍る丑満時。死霊魔術師たるアリウム・ガブリエールにとって最も魔力が満ちる時間帯はこれから行う儀式に最適な頃合だった。
サーヴァントの召喚。聖杯大会の目玉とも言えるシーンとあって運営から送られたドローンが今か今かと撮影のタイミングを伺っている。
とはいえインタビューでわざわざ秘匿した姿をカメラに晒すのは本意ではない。
かといって運営のドローンやカメラに干渉するのはルールに触れてしまう危険性がある。
ならば、と私は空間の方に手を加えることにした。
姿隠しの結界で自身の周囲を覆い、カメラからはフィルターをかけられたが如く被写体である私の姿が曖昧になって見えるようになる。
このようにすれば画面の向こう側の謎の病弱美女アリウム像を守ることができよう。
その手の心配事は片付いたので私は本題であるサーヴァント召喚の準備に取り掛かった。
あらかじめスケルトンに組ませておいた祭壇は有り余った時間をかけただけあってなかなかの完成度だった。
召喚陣も既に書き終えており、残すは触媒を置き、召喚の詠唱を始めるのみ。
(この触媒が本物ならいいのだけれどね……)
祭壇に飾られた『大きく切れ目の入った兜』を見やりながら思う。
日本にいる知人に頼んで得た貴重な触媒。
明珍という高名な甲冑師が作ったとされているが、別に甲冑師を呼ぼうとしているわけではなく、むしろ兜の上に作られた瑕こそが目当ての英霊を引くに足る触媒だ。
兜割りの英雄ならばさほどは珍しくはないだろうが、「木刀によって名工の兜を斬った」逸話の持ち主はおよそ1人しか存在しないだろう。>>155
(セイバーか、あるいはアサシンクラスが埋まっていなければいいけど)
狙い通りのサーヴァントが引けるとすればその2つのクラス以外はないだろう。出来ることならば最優たるセイバークラスで召喚したいところだが……まぁ贅沢は言ってられないだろう
魔力が満ちる丑満時を待ったが故にもう既に他のマスターは召喚を済ませていてもおかしくない。セイバークラスともなれば競争率も高いだろう。
(特にタチバナあたりは真っ先にセイバークラスとこ狙いそうだし……)
参加者の中に『剣術家』がいると知った時は流石に驚いた。よりにもよって私が召喚を試みる英霊と『同種』の人間がマスターとして参戦しているなどと誰が予期できるというのだ。
(まぁ、今になって心配してても仕方ないし……最悪両方埋まっていて甲冑師が呼ばれた時はそれで戦うしかないでしょう……)
不測の事態は聖杯戦争には付き物なのだ。如何に娯楽番組として調整された聖杯大会とてその点に変わりはないだろう。
覚悟を決めて━━あるいはこれ以上の憂慮を諦めて、私は召喚の詠唱を開始した。>>156
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
━━召喚陣に魔力が満ちる。これより人の枠を超え、英霊へと至った傑物を降ろすための準備が行われる。
「閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。
繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する。」
━━やがて魔力の流れが形作られていく。
「 ━━━告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ━━━!」
魔力の奔流が人の形を取る。それは召喚の成功を著していた。令呪の宿る瞳に痛いほどの熱を感じる。
召喚陣の中の人形(ヒトガタ)の姿がハッキリとしたカタチで見えてくる。>>157
「セイバーのサーヴァント、呼ばれて助太刀に参ったってな。テメェがオレのマスターか?」
召喚されたサーヴァントの台詞に偽りがなければどうやらセイバーのサーヴァントを引き当てることに成功したようだが、それよりも気になる点があった。
口調こそ乱雑であるものの高い声、自身よりも背が低く小柄な体格、髪紐で二つに結った黒く長い髪……召喚陣に立つそのサーヴァントはどう見ても……
「女の子……?」
つい漏れ出したアリウムの呟きをセイバーのサーヴァントは聞き逃さなかった
「あ゛ぁ゛! !」
セイバーは声を荒げて目を釣り上げ、とても小柄な少女が発するものとは思えない殺気をこちらに突きつけてくる。
ある種、達観したところのあるアリウムですら呼吸もままならず気絶してしまいかねないような激しい怒気だった。
しかし、こちらもマスターである以上サーヴァントに舐められるわけにはいかない。せめて共に戦うに足る者だと思われなければ主従は瓦解してしまう。
セイバーの気迫の刃を感じながらも私は正面から向き合った。>>158
「失礼、気分を害したのなら謝りましょう。私はアリウム・ガヴリエール。貴女を召喚したマスターで間違いないわ。貴女の真名を確認してもいいかしら?」
セイバーはそちらを見て「ほう……」と目を細めてから応じる。
「今回はその気概に免じて見逃してやる。が、次にオレのことを女と呼んだら容赦はしねぇから覚えとけよ。」
前置きをしてから乗り出すように胸を張り、己の真名について誇らしげに告げる。
「ソッチが名乗ったからにはコッチも名乗り返すのは礼儀ってモンだ。よく聞いとけよ?
オレの真名(な)は七代目薬丸、薬丸長左衛門兼武だ!」
性別こそ伝え聞いた話と異なっていたものの、どうやら自分は狙い通りのサーヴァントを召喚することが出来たらしい。
とりあえず、その点はようやく安心することが出来た。
「仕えることはともかくとして真剣勝負で後れを取るつもりはねぇ……ま、よろしく頼むぜマスター!」
「えぇ、こちらこそよろしくねセイバー」
真夜中の廃病院にてようやく今大会におけるセイバー陣営の戦いは始動した。>>158
ゼルレッチの弟子なのか。
理綴はゼルレッチ大嫌いです。(弟子をダメにするから)
弟子にはキレませんけどね。>>160
あ、詠唱のコピペミスっただけでゼル爺さんとは特に無関係です
そもそも時計塔自体籍置いてるだけでほぼ行ってないんで祖には〜の部分考えようとしたけど第八秘蹟関連はやりにくかったので断念
「……という状況です。今は戦闘準備を兼ねた自由時間です。残り40分程ですね」
「なるほど、ふふ、面白い催しですわ。世界が注目する神秘の争奪戦、聞いただけで心が踊りますわ。……それにしても、とても綺麗な方ですわ。東洋人は趣味では無かったのだけれど撤回します」
「は、はあ…、ありがとうございます」
しまった、何の脈絡もなく褒められて、面食らってしまった。嬉しくない訳では無いが、今はそんな場合ではない。話を大会の方に向けようと口を開く。
「いえ、そうではなくて、もっと別の事を話しましょう。例えば---」
しかし、そこで言葉は遮られる。
「あら、そんな釣れない事を仰らないで。わたくしの好みだと言うのは重要でしてよ?マスターとサーヴァント、と呼ばれていても、その関係は対等に近い。加えてわたくし、命令が好きではありませんの。気分が乗らなければ動きたくありませんわ」
「…………なんとなく予想はしていましたが、やはりそう言う方ですよね」
やはりセイバーを呼んだ方が良かっただろうか。衝動に任せた結果なのだから仕方ないが、始めからこれでは先が思いやられる。しかし、
「あら、呆れ顔も素敵。ふふ、安心してくださいな。命令には従わなくとも、貴女のような綺麗な方からの『お願い』なら、聞くのも吝かではないわ」
という事らしい。強力な使い魔、と魔術師界隈ではイメージされているサーヴァントだが、これは御するというよりも、仕事仲間として接する方が良いのかも知れない。
---幸い、礼を強制する事を望んではいないみたいだし。それにしても、仕事仲間、か。それも良い関係かも知れないですね。
「分かりました。ここからは命令ではなく、あくまでお願いとして話しますが、自由時間が終われば何処かの陣営がいつ動くか分かりません。万一襲撃された時に備えて、今のうちにお互いの目的と方針ぐらいは話し合っておかなければ、連携は取れないと思います」
「ええ、それもそうですわね」
〜つづく〜>>163
こうして、ひとまず互いに聖杯への願いを伝え合い、お互いの能力を簡単に話したり、ミラーカの茶々に返答したりしながら自由時間を過ごした。そして、間も無く刻限となると言う頃。
「さて、もうすぐ交戦可能な時間になるわね。どうしますか、今日の所は陣地を張って休むと言うのも良いかも知れませんが」
「ふふ、わたくしは吸血鬼ですわよ、夜に動かなくてどうなさるおつもり?---打って出ますわ。それで不満はないでしょう?」
確かに。船旅の疲れが無いとは言えないが、それは他の陣営も同じ。加えて、こちらは不死性を持つ吸血鬼。私自身も戦える。であるならば、今のうちに何かしら動いておきたい。先手必勝、兵は拙速を尊ぶ、だ。
「ええ、そうですね。不満はありません。最悪、誰とも当たらなかったとしても、地理の把握になりますし。ですが、貴女の陣地作成で最低限の細工はしておきたいですね」
「もちろんですわ」
そう言って、彼女は腕を虚空に翳す。すると、瞬く間にその手に武器が現れる。ランサーである彼女の代名詞、槍だ。しかし、その武器は槍としては短めで、どちらかと言えば杖に近かった。
「では、ご覧あそばせ。---薔薇よ!」
そう告げて、槍を床へと向ける。すると、向けた場所に綺麗な赤い薔薇が十輪ほど現れた。
「これで、わたくし達がここを離れている間にこの薔薇達が根を張り、情報収集や迎撃が出来るようになりますわ。満足行く力になるまでにはもうしばらく時間がかかりますが」
「その間は私の魔術で隠蔽しましょう。貴女を召喚する前に、ある程度の隠蔽は出来るようにしてあります」
「ふふ、用意が良いわね。それでは、優先して見ておきたい陣営はありまして?」
そう彼女が聞いてくる。どこか分かったような雰囲気を纏って。先ほど話した願いで、ある程度は察しがついているのだろう。
「ええ、セイバー陣営を」
「くすくす、本当に剣が好きですわね、サムライガール」
そんなやり取りをし、私達は頷きあって拠点を後にした。
〜了〜セイバー陣営を狙うとは言ってますが、情報収集と出鼻を挫く事が目的なので、どの陣営でも突っかかりますよ。
それで、戦闘に乗ってくれる方いますか?殺術は拠点周りがトラップだらけなので、拠点を見つけても退却すると思いますが。いなかったらこのまま地理把握で終わります。召喚から暫くの間大人しくしていたセイバーが不意に口を開く
「ところで今気づいたんだけどよ、何でオマエは姿はボヤけて見えてんだ?」
「……だいぶ今更な質問ね」
まぁ、主従の契約を結ぶ以上サーヴァントの側がマスターを気にするのは基本だ。信頼が大事だというのに姿すらまともに見えないとあってはそのような疑問が出てくるのは至極当然と言えよう。
言い訳をするのも面倒なので正直に自身が病に侵されており、姿を見せると不都合があることを説明した。
「ふーん、マスターっも案外めんどくさいもんなんだな……」
そんな適当な相槌を打った後にニカッと笑ってセイバーが言う。
「なぁマスター、別に放送を見てる奴に見えなきゃいいんだよなぁ……?だったらオレになら姿を見せてくれてもいいんじゃねぇか?」
ある意味予想通りの反応だった。が、だからといって見せてもいいかといわれると気が引ける。不自由な身体をこのサーヴァントに見られ、侮られるのは素直に嫌だった。
「な?いいだろ?ちょっとだけでいいんだって、絶対笑ったりしねぇからよ……さっきの失言も不問にしてやるし、なんなら令呪なしで命令を一つ聞いてやってもいいんだぜ?だから、な?」
無言でいると畳み掛けるように懇願してくる。こうも押しが強いとつい押し負けてしまいそうになる。私らしく言うのであれば、『姿を伏せるのを諦めてしまいそうに』なる。というかあの失言は召喚時のやりとりで解消されたはずでは……
とはいえ、口約束とはいえ令呪を消費せずにセイバーに指示を出せるのは有益な取引だ……しばらく考えてから口を開く
「……そこの境界線から内側に入って来て」
「おっ、さっすがオレのマスター!太っ腹!あったばっかでよく知らねぇけどな!そんじゃ失礼して……ッ!!」
結界に入ったセイバーの瞳に私の姿が明瞭に映し出される。
それを見たセイバーの第一声は……
「すっげぇーー!!これ生きてんのかよ!?どうなってんだ!?ほぼ木乃伊じゃねぇか!?足とか腕とかどうなってんだそれ!オレも病で死んだけどここまでじゃなかったぞ!ハハッ!オレのマスターマジでヤッベー!」
その場で令呪を使って黙らせようかと思った。
続く>>166
「で、マスターの願いはその木乃伊状態を治すことでいいのか?」
「その辺りは想像におまかせするか」
セイバーがひとしきり落ち着いてから互いの願いを打ち明けようという流れになった。ただ、先程の事もあって正直に打ち明けるのがなんだか腹ただしかったので、「想像におまかせする」という便利な言葉でお茶を濁した。これから先、セイバーに対する印象が変われば明かすつもりではあるが、とりあえず今は保留だ。
「それで、貴女の願いは何なのかしら」
私の言葉にセイバーは待ってましたと言わんばかりに声を上げた
「オレの願いはただ一つ!実力を以て薬丸の最強を証明することだ!!聖杯戦争ってのは古今東西の武人が競い合う果し合いなんだろ?そこで全員ぶっ潰して優勝すれば薬丸自顕流の凄さを伝えられるじゃねぇか!」
「単純明快ね。つまり聖杯を得ることに興味はなく、その過程である戦闘にこそ価値があると」
「おうともよ!理解が早いなマスター。」
セイバーの願いに今度は私の方がニヤリと笑う。
「そう、じゃあ私のお願いは貴女に持ってこいね」
「あ?お願い?」
セイバーがとぼけた振る舞いをする。忘れたとは言わせない。
「貴女言ったじゃない。姿を見せてあげたらお願いを一つ聞いてくれるって言ったじゃない。まさか七代目薬丸ともあろう人が約束を反故にしたりはしないでしょうね?」
薬丸の名前を出された為か、セイバーはうっ……と唸る。
「オレも剣客の端くれだ、約束は守るけどよ……一体何させようってんだ?」
「偵察よ。」
「偵察だァ?」
あからさまに怪訝そうな顔をされる。>>167
「一応使い魔も使えるけど、私はこの通り身動き一つ取れない木乃伊だからね。私のかわりに他のサーヴァントの情報を集めるのよ。」
先程のセイバーの言葉を皮肉るように告げるが
「つまり、外に行って他のサーヴァントと戦(や)って来いってことか!?」
セイバーはむしろ望むところといった感じで目を輝かせている。
しかし、その態度は気に食わない私はきちんと注釈を加えて出鼻を挫く。
「えぇ、戦ってもいいわ。ただし倒さないように。負けそうになったら撤退すること。」
明らかに気分を削がれた様子のセイバー。
「は?不殺の誓いでも立てろってか、そんでもって負けたら尻尾まいて逃げろと?」
「さっきも言ったけれど、目的は偵察なの。だから悪いけど」
タダでさえ萎えた状態のセイバーに更に条件を付け加える。
「それからもう一つ。戦う時は小太刀じゃなくて、そこに置いてあるモノを使ってもらうわ。」
召喚陣の外側の壁に立てかけてあった木刀を指す。
「木刀で戦えってオマエ……自身を不利な状態に置いて戦うなんざ、東郷重位の真似事でもしろってか?」
「偵察なのだから、こちらも全力を出す必要はない。だからソレを使ってもらうわ。それに木刀で兜を裂けるんだから戦えないってわけじゃないでしょう。」
「そりゃそうだけどよ……」
いい感じに主導権を握れてなんだかスッキリしてきた。召喚時からこのサーヴァント相手には下手に回っていたところがあったが、もとより自分はこういう立ち位置にいる方が安心する性分なのだ>>168
「あ、ちなみにその木刀は屋久杉で出来た特注品だから貴女のスキル……エンチャントとの親和性も高いと思うわよ」
トドメに一つの事実を告げてやるとセイバーはあからさまに動揺した。
「屋久杉ってあの屋久島のヤツか!?オマエ、マジで言ってんのか!?オレが屋久島に流されたって知ってて言ってるならオマエ、相当性格悪いな……」
「あら、初対面の女性を死体扱いする方も大概だと思うのだけれど……」
散々言い合った後にセイバーも観念したという様子で木刀を手に取る
「クッソ、こうなったらこの苛々を他のヤツらに叩きつけてやる!」
「だいたい、離島でこのオレを召喚しようだなんて悪趣味が過ぎるってもんだぜ……」
ぶつくさ呟きながらセイバーはふらふらと何処へとも知れず歩いていった。
『さて、じゃあ私も行きますか……』
セイバーが暴走した際の御目付け役としてカッコウの使い魔を飛ばし、私達セイバー陣営の行動が開始した。>>171
お願いします
うちの2人は基本的にオレと薬丸自顕流すげぇからな!って自己顕示欲と若かりし時の無邪気さが出てるのでナチュラルに相手を挑発しちゃうかねたけちゃんとひたすらマウントとって相手を煽りたいアリウムで互いに「性格悪いなこの女」って思ってる
けど召喚時のやりとりで、アリウムはかねたけちゃんの剣客としての風格を、かねたけちゃんはアリウムの気概をなんとなく認め合ってる感じなのでそこまで最悪じゃない関係よくよく考えると黒髪ツインテ袴姿少女がカッコウ連れて徘徊とかメッチャクチャ目立つからすぐに他の陣営に捕捉されてしまいそうだ
別に偵察なのでエンカウントすること自体は間違いじゃないが「そう言えばですけれど、貴女も来る必要はありましたの?あの家で陣地を整えておけば良かったのではなくて?」
拠点から少し離れた、ある家屋の屋根の上。周囲を見ている時に、そうミラーカが尋ねてきた。確かに、勢いに任せてしまった部分はある。しかし、しっかりとした理由もあるのだ。ふ、と少し笑ってこう返す。
「今度はこちらが言わせていただきます。私が剣を見に行かないでどうしろと言うつもりですか。私の目的には、名剣名刀を見ることも含まれているのですから。それに、貴女の力量も見ておきたかったですしね。生憎、使い魔はあまり得意では無いので」
「あら、そうでしたの。でしたら、今までどうやって情報を集めてきたんですの?」
「ああ、それはこの目のお陰ですね」
「…?ですが右目は見た光景を記憶するだけだと」
「色々と応用が利くんですよ。ひとまずは視覚強化魔術の一環と思ってください。---この辺りには誰もいないようですね。移動しましょう。ミラーカ、ここからはランサーと呼びますね。
「ええ、どうぞ。わたくしはアイのままで。この大会ではマスターの情報はある程度割れているのでしょう?」
「そうですね。…よし、ではランサー、お願いします」
「ふふ、承りましたわ、"お姫様"」
〜つづく〜>>174
そう言ってランサーは私を抱き上げる。横抱き、今風に言えばお姫様抱っこか。
---正直、恥ずかしいのですけど、これが一番消費は少なく、速いんですよね…。
こうやって抱き上げてもらい、ランサーが翼を生やして空を渡る。背は私の方が高いし、外見の年齢も私の方が上だ。しかも同性同士とあって、不恰好で、恥ずかしい。しかししょうがない。しょうがないと無理矢理納得する。
そうこう思っているうちにランサーは飛び上がり、宙へと身を投げた。
---恥ずかしいけれど、こうやって見る景色はとても新鮮で、楽しいですね。
羽音はほぼしない。英霊になったことの特典だろうか、吸血鬼の能力だろうか。そんな疑問を打ち消して、周囲を偵察する。しばらくするとランサーが口を開く。
「アイ、あの辺りにサーヴァントの力を感じますわ」
言われた方を見る。居た。ツインテールと袴。それとカッコウを連れている?とにかく奇怪な姿(私たちもあまり言えないが)をした人影を見つける。恐らくサーヴァントとマスターの使い魔だろう。
---和装、か。日本の英雄で女性?あまり聞かないけれど。
もしかしたら知っている人物だろうか。そう思考を巡らしつつランサーに"お願い"をする。
「見つけたわ。恐らくサーヴァントで間違いない。あの人から少し離れたところで降ろしてください」
「分かりましたわ。降ろした後は、あの方に向かえば良いのかしら?」
「ええ、その通りです。ランサー、貴女のお手前、見せてください!」
「ふふ、よろしくてよ。とくとご覧あそばせ」
〜つづく〜>>175
そして、相手から離れた場所に私を降ろし、ランサーはまた飛び立った。その姿を吸血鬼へと変えて。
---煌々と光る紅い瞳。
---背に生えた漆黒の翼。
---長く伸びた凶悪な爪。
---鋭く尖った牙。
---妖艶さを増したその貌付き。
正に、伝承の存在。人々が恐れ、時に憧れた魔性の姿だった。
〜了〜
これでミラーカは兼武ちゃんの所へ向かいました。結構迷いましたけど、ミラーカは吸血鬼形態です。そうじゃなきゃ兼武ちゃんには勝てませんしね。吸血鬼である事がバレる点は、サーヴァント反応を隠蔽できるスキルの存在に賭けて、その場でやられなければ良い、という判断をしました。結構外見も変わっているので、人間態を見ていないと気づかないと思ってください。──魔術礼装『霊峰・頑強の山羊』起動──
礼装を用いて山を駆け登る。さほど時間を置かず山頂の灯台に到着した。
「当たり前だけど見えるような場所には居ないねぇ。」
穴熊気質のロングウルスがこんな見つけやすい所に居るはずがないというのはわかりきっていたことだが。
見たところ森は山周辺にしかない。これは事前調査通りだ。
「これなら楽に見つけられるかも。」
使い魔を放つ。コウモリとネズミのキメラだ。
ロングウルスは必ずローマンコンクリートで工房を造る。その痕跡を僅かでも捉えられればそこから工房を辿れるはず──
「っと、大当たりだ。」
痕跡どころじゃない。工房そのものを見つけた。
山の裏側、島の主要区から死角になっている場所に工房はあった。ローマンコンクリート製の古代ローマ建築、間違いなくロングウルス邸だ。
──魔術礼装『王冠・智慧の大蛇』起動──
頭につけた礼装がロングウルス邸の解析を行う。
「解析終了。魔術的な仕掛けは停止している、か。それと──」
──埋葬された複数名の遺体。
簡易的ながら整えられており、明確に他と区別されている。おそらく墓だろう。
調査するべきだが、まずはロングウルス邸の中だ。
呪いの類は検知されなかったから放置しても問題ないだろう。
続く>>178
「っと、ここで終わりか。」
日記には衰退の一文字も衰退を匂わせる文章もなかった。
「それにこれは⋯⋯。」
日記はある日付を最後に書かれていない。
それまでの日記におかしな所は無い。
外の墓といいとてもきな臭い。
ここまで見た感じ、ロングウルス邸の中で不自然な点は一つもなかった。
「これは地下で何かあったとしか⋯⋯。」
その後、ロングウルス邸を探索するもまるで異常は無かった。
「よし、開いた!」
仕掛けを解き、隠し扉を開く。
そこには深い闇へと続く長い階段があった。
「工房の入り口かぁ。っと、ここはまだ生きてるのか。」
礼装がまだ魔術的な仕掛けが機能していることを告げている。
「ここからはゆっくり進めるか。」
工房をロングウルス邸に移そう。地下の探索は時間をかけて慎重に行うべきだ、特にあのロングウルスの宝物庫が噂通りのものならば。召喚と軽い自己紹介を済ませた後は、アリスの実力について聞くことにした。
「私自身は本当にただの女の子よ。でもここでは戦わなくてはいけないでしょう。
私の名前は「アリス・リデル」、戦うのは「物語の主人公アリス」。
私が戦えるのは物語の中だけ、けれども私は物語を紡げない。
だから私の物語を紡いでくれる人が必要なの。」
僕が思っているより英霊アリスは面倒な英霊のようだ。
「つまり僕に君の物が「でも大丈夫よ、
私が戦うにはお話が必要、兵隊さんが戦うには武器が必要、
戦う為に必要なのは同じなのだから、
私が戦う為に語り手を呼び出すことだってできるわ。
それでご相談なのだけれどもう一人くらいサーヴァントを呼ぶ余裕はあるかしら?」
アリスを語るために最適なのは、童話作家ルイス・キャロル
作家の彼はおそらくキャスターだろう。それくらいなら余裕がある。
それにしてもこの子かなり饒舌だなぁ。
「僕の魔力の心配はしなくていいから、その語り手さんを呼んでもらえないかな?」
────────────────────────────────────
続きます>>183
「分かりましたマスターさん。それでは私のおじさまを呼びましょう。」
そういってライダーは詠唱を始める
「素に紙とペン。 礎に本と友人の大公。
降り立つ風には壁を。 玄関の鍵は閉じ、遠足より出で、物語に至る発想は循環せよ。
語れ。語れ。語れ。語れ。語れ。
繰り返すつどに五度。ただ、あの物語を再演する。
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が未来は汝のペンに。
童話の結末に従い、この意、この理に従うならば応えよ。
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う作家、抑止の輪より来たれ、物語の紡ぎ手よ―――!」
――――――――――――――――――――――――――――――――
次でラスト>>184
アリスを呼んだ時のような白煙に包まれ、
煙の中心にシルクハットに背広と、紳士を体現したかのような身なりの男性が現れる。
「サーヴァントキャスt、おっとアリス、君が呼んだのか、
ならこうしよう。
『サーヴァントライター、真名をルイス・キャロル
少女の願いに従い、少女の呼び声に応じ参上した。』」
「ええ、久しぶりね、おじさま。お元気だったかしら?」
「ああ、元気だったとも。それより君が彼女のマスターかね?」
彼に向かって力強くうなずく、彼は僕に笑顔を向けてくれた。
どうやら彼は僕をライダーのマスターとして認めてくれたらしい。
――――――――――――――――――――――――――――――――
おわり。
というわけで、キャスター改めライターの召喚が終了しました。スレを上げておきます。大事なのは自分のペースで書いていただくことですが、さすがに埋もれて忘れちゃうのはよくないと思いまして……
あげついでにキャスター陣営から(メタ的視点で)見た各陣営・最新版出しちゃえ
・セイバー陣営
実は一番の鬼門になりうる。なんの覚悟もなく流れで大会に参加してるダイアナが、見るからに切実な願いを持って参加しているアリウムを精神的に無傷のままで退けるのは無理。キャスターも死にかけの病人には割と思うところがある。後キャスターがうっかり「俺女子供と病人を相手取るのはちょっと…」とか本音漏らした日にはセイバーが激怒すると思われる。相手から積極的敵対を宣言でもされない限りは敵に回したくない感じ。
でも対決した際に「残念、幻術だ!」が一番できそうな相手でもある。ちょっとやってみたい。
・アーチャー陣営
燕歌行の攻略がまずできない。文帝指揮もちょっと時間と手間暇と作戦がいるような気もする。メンタル的には(キャスターがハイハイ権力者は偉くていいよねーモードに入るかもしれないという点を除けば)対決しても問題ない陣営ではある。対魔力も一応なんとかなるからそれなりに戦えるはず。でもキャスターは肉弾戦が嫌い。
・ランサー陣営
真名を察した瞬間にマスターからの警戒がMAXになると思われる。ダイアナ的には趣味(読書)に理解を示したミス橘に対する好感度は低くはない(むしろほぼ初対面の赤の他人にしては割と高い)のだが、だがしかし「今回の大会に参加してる中で雰囲気がトップクラスにやばい」とも思っている。キャスターからしても戦闘好きは怖い。
キャスター「俺は一応破戒僧だが坊さんだし天才だ。魔性に対して干渉できるような術とかエンチャントソードもどきも作れるさ。…………時間があればの話だが………あと吸血鬼に致命傷を与えられるぐらいの作戦も練らねーと」
個人的には女性特攻が「ボディーが女性、中身おっさん」に刺さるのか、とか幻術で位相をずらして見せた場合、切断の魔眼による攻撃はどこに行くのかが気になる所。
・ライダー・ライター陣営
以前説明した通り、マスターがサインを欲しがる。多分遭遇の仕方によっては割と好感度高めのままなんじゃないでしょうか。ちなみに果心居士は処刑されそうになった事があるが、権力者を怒らせる→即磔→逃走のコンボを決めたため被告人特攻は刺さらない。>>188
・キャスター陣営
自分たちのことである。キャスターからしたら「だれかに仕える」という生前できなかった体験で張り切って良いところを見せようとしているだけなのだが、ダイアナからは「何こいつ物凄いマイペースだわ」と思われている。
実は「居場所に縛られてどこか遠くにに行きたがってるダイアナ」と「ふらふらと流れたけど結局居場所が欲しかったキャスター」で対になり、「自分が到達できないところにいる英雄に憧れ、その生を辿ろうとする」という点が共通点になっていたりするが、それが本編中で活きるかどうかは微妙。
・アサシン陣営
参加者の中ではトップクラスで気兼ねなく戦える相手だけど、残念ながら幻術による精神攻撃とかの効き目が薄めっぽさそうである。効くにしても生前の拷問を再現した幻とかになりそうだが、絵面が完全に悪役になる。これはこれで鬼門。
・バーサーカー陣営
「いやいやいやあの大蜥蜴完全に英霊ってか討伐対象だろ英霊の座どうなってんだ」。
もうどうすればいいかわからない。胃を痛めるしかない。鬼門とかそういう次元ではない。
・キャリアー陣営
ダイアナからしたら「なんなのあれシリーズ第二弾」だがキャスターはめちゃくちゃ興味を示す。「氷山でできた」「空母」とか自分が作ったことも内容なオモシロ物体ですからね!
※ちなみにキャスターは炭鉱周辺に監視網を敷いたりたまに島に探査機を飛ばしたりするので、穴熊状態でも行動によっては他者との会話イベントは発生します。>>190 >>191
じゃあ
魔眼:敵対的遭遇ならば最初から移相をずらして写すぐらい作戦の範囲(生前不意打ちで殺されそうになった事が多いなため警戒が激しい)なので初撃はかわせるかも
女性特攻:一発でも食らう(服の下はあからさまにメカなので服が脱げるだけでもバレかねない。着込んでるのは他より脆くて弱点になりそうな関節部を隠すため)とメカバレ、真名を明かせば男バレしてなくなる?
って感じでしょうかね。
>>192
ああ、確かに、宝具からして松永久秀に死んだ妻の幻覚を見せて「お前女遊びばっかしやがって正室の私を蔑ろにしやがったな恨めしや(意訳)」と責めさせた(現れたのが死んだ妻である事以外は諸説あり)とか秀吉の後ろめたい秘密を明かして磔にされそうになった逸話から来てるものなので、後ろめたく思う気持ちがあるなら間違いなく刺さりますね。
(まあそうやって権力者に不気味に思われるようなことばっかやってたから最終的に行き場を無くしたんですけどね?才能に胡座かいて誰彼構わず煽り倒さなければ誰か一人ぐらい拾ってくれたんじゃないかというか、帰る場所が無いのもまあ自業自得なのではというか。
でも「やーいお前いらない子ー」とかいうとめっちゃ怒るあたりやっぱり面倒な奴。)「偵察っつってもサーヴァントなんざ何処にいるってんだよ……」
廃病院から住宅街に向けて歩きながらボヤく。
そこそこの距離を歩いているはずなのにいっこうにサーヴァントと遭遇しないのである。そもそもなんの情報も無しにこのまま歩き続けても見つかるかは怪しいところだ
「この鳥は鬱陶しいしよ……」
マスターの使い魔らしいがこうもつきまとわれると自由が奪われているようで嫌な気分になる。
(まぁ、既に半分くらいは自由じゃねぇけどなオレ)
マスターとの約束。本気で敵を討ち果たすことも赦されていない己の身を笑う。我ながら面倒なことになってしまったものだ……
「あー、手っ取り早く向こうの方から飛んできてくんねぇかなぁ……」
そんな念が通じたのか、若しくは単なる偶然か……定かではないがその願いは叶う。
正体不明の飛翔体が自身に向かって飛んできたのである。
(天狗……いや、物の怪の類か?)
天狗にしては翼の形が妙だ。何方かと言えば蝙蝠のソレに近い。別に鼻が異様なほど長いわけでも無く、顔立ちで言えば西洋人、しかもかなりの美女だ。好みのタイプではないが。
(かの大剣豪、宮本武蔵は蝙蝠の城化物を相手取ったとされるが……まさかこのオレにもそんな機会が回ってくるとはなぁ……)
薬丸自顕流はもとより人を斬ることを主体とした剣術だ。
だが、著名な剣術家の伝説の中には天狗や鬼種と言った怪物退治の逸話を人物が数多く存在する。
サーヴァントか或いはこの島に現存する怪異かはともかくとして、向かってくるならば上等、相手取る以外の選択肢はない。
(得物が万全じゃねぇのが名残惜しいが……まぁ木刀で物の怪を斬ったってのも兼武武勇伝とするなら悪くねぇな)
先程忌々しきマスターに渡された木刀を握りしめ、こちらに向かう存在に向けて力の限り吼える。
「来るなら来いよ!セイバーのサーヴァントたるこの俺が相手になってやるぜ!」
続きます>>194
━━side.アリウム━━
敵対者を相手に猛るサーヴァントを横目にして私は使い魔越しに敵を分析する。
(あれは英霊では無いわね……。どう見ても反英霊に属するサーヴァント)
蝙蝠じみた翼。異様に長く伸びた爪。鋭く尖った牙。恐怖と共に妖しい魅力を感じさせる美貌。
人々の憧憬の念を集める存在とは異なる人々から畏怖され、忌避される怪物……オーソドックスな女吸血鬼そのものと言った容姿だ。
(まぁ、聖杯戦争の手駒として吸血鬼を用いるというのは別におかしなことではないでしょうね)
より強力なサーヴァント、或いは自身と相性の良いサーヴァントを召喚するのが目的であるならば、わざわざ清廉潔白な英霊を召喚する必要は無い。
むしろ外道だからこそ出来る作戦もある。
(あのサーヴァントが何処の反英霊でクラスが何かは分かっていない。ただ、人のカタチをしているのであればセイバーなら遅れをとることはないでしょう。)
危険な際は最悪の場合、令呪を使って呼び戻せばいい。
(問題は……あのサーヴァントを召喚したのが誰かということ)
サーヴァントが此処にいる以上、マスターが近くにいてもおかしくない。
自分のように遠距離から使い魔を通じて確認している可能性もあるが、その場合であれば使い魔をハッキングしてしまえばいい。何より他のマスターとコンタクトを取ることも今回の偵察の目的の一つだ
(敵対にしても協調にしても、サーヴァントの実力を測りながら早期に関係を確定しておくべきでしょう……)
戦闘はセイバーに任せて、私は周囲の探索を開始した。セイバー陣営、対ランサー陣営に向けて行動開始です
ランサー陣営さん、変身遅くなってしまって申し訳ない
>>188
幻術対決とかしたい
セイバーの雲耀の太刀での幻術はプレラーティがFakeで使用した世界のテクスチャを騙して対象を落下させるやつの超限定版みたいな感じで
幻術によって自身を上に対象を下に設定することで振り上げた太刀を再び振り下ろす際に上空からの落下エネルギーを加算すると言った感じ
幻術自体はあくまで様々な偶然が重なった産物なので雲耀を打つ時しか使用出来ず、セイバーが魔術の専門というわけではないので世界を騙すような幻術はコンマ数秒間しか持ちません(ただ雲耀はその一瞬の間に振り終わるだけ)
>>190
セイバー「ハッ……女性特攻とか全然痛くねぇし!……ほんとだし……」いえいえお気になさらず。
よし、じゃあこちらも書いていきますね。ですがその前にいくつか質問が。
・現在は何時ぐらいの想定か
(個人的には夜の8〜9時くらいのつもりで書いてましたけど、夜中に召喚したって書いていらしたので)
・どこまでこちらが書いていいか
(例えば、戦闘前の煽り合い〜戦闘開始までor戦闘中のキリのいいところまで、など。もちろん大きなダメージを与えそうな場合はそちらにバトンを渡します)
を聞いておきたいです。後、戦闘場所は住宅地の道路で不都合ないでしょうか?>>197
ありがとうございます。一つずつ答えますと
・召喚時が丑満時(2:00〜2:30)なので2:30〜3:00)くらいの想定です
・戦闘中のキリの良いところまで書いて貰って構いません。こっちも合わせていきたいと思っています
場所については住宅地の道路で問題ないです、よろしくお願いします〜視点・ミラーカ〜
アイを降ろしたわたくしは、吸血鬼の姿へ変化し、目的地へと向かう。この姿はあまり好きではないが仕方ない。
空を飛んで、相手がはっきりと視認できる距離まで駆け抜ける。途中、アイから念話が飛んできた。
『ランサー、聞こえてますか?』
『ええ、聞こえいますわ』
『今回の目的は情報収集が主です。いきなり襲い掛からずにいくらか喋らせてください。それと、ある程度打ち合ったら撤退です。状況によっては魔眼で援護します』
『それは"お願い"、ですわよね』
『ええ、勿論です』
『ではいいでしょう。そのお願いを聞いてあげますわ。ですが、倒せる様なら、倒してしまって構わないのでしょう?』
『---ふ、頼もしいですね。ですが油断はしないでくださいね。それでは』
『ええ』
そこで念話が切れた。さて、こちらも到着だ。という所で叫び声を聞く。
「来るなら来いよ!セイバーのサーヴァントたるこの俺が相手になってやるぜ!」
どうやら相手は中々血気盛んな様だ。
速度緩めて優雅に着地し、さっと相手の姿を確認する。
---アイと似たような服装。日本の方でしょうか。それにしても可愛らしいお顔をしていますわ。荒々しい言葉遣いが玉に瑕ではあるけれど、ふふ、食べてしまいたい。
つい舌舐めずりをしてしまう。あら、はしたないと自分を戒めながら、口を開く。
「ふふ、随分なご挨拶ですわね。わたくしが何も言わずに襲い掛かるように見えまして?」
「ああ、見えるね。むっちゃくちゃ見える。むしろその格好しててそんな奴に見られない方がおかしいっての」
「あら、粗野な言葉遣い。レディーがそんな言葉を使うものではありませんわ。可愛いお顔が台無し」>>199
そう言った途端、セイバーから途轍もない殺気が放たれた。
「……………テメェ、俺を舐めたな」
「あら、気に障ってしまったようですわね。ごめんあそばせ」
「…チッ、態度までムカつくな。おい蝙蝠女!構えな、誰だか知らねぇがぶった切ってやる」
「……蝙蝠女…!言ってくださいますわね。いいですわ、貴女の内臓、抉り取ってあげます」
相手の言葉に、わたくしの何かが切れてしまった。槍を右手に呼び出し、最高速で駆け出せるよう構えを取る。相手も剣を高く掲げた不思議な構えを作った。そのまま少しの睨み合い。すると、突然アイからの念話が来た。
『ランサー下がって!その剣は---』
しかし、最後まで告げる前に事態は動いた。お互いに気が満ち、同時に動いた!
---痛っ!
左腕に出血と痛みを確認する。咄嗟に大きく距離を取り、黒い煙へと姿を変える。
「チッ、手元が狂ったか」
セイバーがそう溢す。今の一撃は一体何だ。全く同時に動いたはず、武器のリーチもこちらが長い。その上、"木刀で切り傷をつけられた"。>>200
『アイ、あれは何ですの⁉︎』
マスターへ問いを投げる。
『私の国の剣術です。名をジゲン流。主に江戸時代の薩摩で使われた剣術で、二つ同じ読みの流派があり、大元が東郷重位を開祖とする示現流です。そこから派生したものが薬丸自顕流と呼ばれる---』
『長いですわ!簡単に纏めなさいな』
『ああ、ごめんなさい。手短に言えば、一撃必殺の攻撃を、相手より早く叩き込めば必ず勝てる。その理論を突き詰めた剣術です』
『………ふざけてるんですの?』
『………本当だから質が悪いんですよ』
正直信じられないが、現実に今見せられたのだから信じるしかないだろう。
『分かりましたわ。では何か策はありまして?』
『距離を取って、薔薇での攻撃を中心にしてください。接近戦はなるべく避けてください』
そこでわたくしは姿を元に戻し、大量の薔薇の棘を呼び出す。
「行きなさい!」
掛け声と共に、棘がセイバーへと射出される。
〜了〜
この後亜衣の方の状況を上げるかもしれませんが、本筋には絡みません。「チッ、手元が狂ったか」
そう言いながらなら考える。
確かに木刀という万全ではない得物、相対する敵に対する苛立ちによる気の逸りのためか想像以上に浅い一撃となってしまった。
しかし、蝙蝠女にはどうにも響いたようであり、一撃を食らうと黒い霧へと姿を変えてしまう。
(とはいえ、コイツは厄介だな……流石のオレも霧を斬るような斬撃は撃てねぇし……)
この間に少しは心を落ち着かせて置かなければ……
やがて再び黒い霧から蝙蝠じみた姿に戻ると無数の棘が現れる。
「行きなさい!」
動揺かあるいは怒りか、先程までの余裕を崩した蝙蝠女がその棘をこちらに射出する
「槍使いかと思ったら今度は手品ごっこかッ!」
言いつつも、サーヴァントの攻撃を易々と食らうわけにはいかない。
回避し続けるが、その隙を突くように少しずつ女はこちらとの距離を広げていく。
「おい、逃げるな!槍使いだろオマエ!ならそれらしく槍を構えてオレの剣の錆になれ」
「生憎ですけれど、もともと槍が本職というわけではありませんの」
まぁ、それはなんとなく分かってはいたが……。サーヴァントとしてそれなりの戦闘力は持っているのだろうが、オレから言わせてみればあの立ち合いだけみても技量は大したものでは無いと確信できる。少なくとも槍を極めた武芸者や戦士といったタイプではない。
「先程は驚かされましたけど、近づけさせはいたしません」
蝙蝠女は優位にたったために少しずつ余裕を取り戻しつつある。
固有の能力かマスターの魔術かは分からないが、さっきの一撃で付けられた傷もすっかり完治している。
〜続きます〜>>202
さっきの一撃を脅威として認識しているのであれば、確かに接近を許さずに遠距離からの攻撃は薬丸の剣に対しては最適解だ。如何に威力と速度に秀でた剣と言えど当たらぬ距離では意味がない。現にオレは攻めあぐねて防戦一方だ。
棘を木刀で打ち払うが、このままの状態でそのうち攻めれる。
(多少は食らうかもしれねぇが、やるっきゃねぇな……)
覚悟を決めてから口を開く。
「わぁったよ、オマエが近づかせねぇって言うなら……コッチは意地でも近づいてやらぁ!」
「させると、おもって?そのような隙見せませんわ。それこそ先程の貴女のような隙は」
口の減らない気に食わん女だ……。絶対叩き斬ってやる。
「オマエの手品のお返しに……オレも一つ芸を見せてやるよ。驚くなよ?」
告げて、オレはあえて多くの棘が道を塞ぐのを無視して女に身体を向ける。
敵の攻撃に身を晒す行為だが恐怖はない。むしろ強者と立ち合う時に起こる昂りが心を占めていた
(まぁ、真剣じゃなきゃせいぜい『6割』ってところだが……)
木刀の柄を握り直した瞬間、己を覚醒させる。
━━ただ向かい合う蝙蝠女(てき)を屠り討つ為だけの身体(オレ)に至る
最も戦闘に適した肉体・頭脳へと暗示によってて作り替え、1歩踏み込む。
多少の棘は食らうのも覚悟の上、その先に斬るべき敵はいる。
この状態のオレにとって三間━━6メートル弱の距離ならば1歩で潰せる。
何発か食らいながらもその痛みすら置き去りにして駆ける。やがて先の攻防で生まれた彼我の距離はもはや無いに等しいまで埋められた。
「とった!キィェェェェェェェエ!!!」
全力の雄叫びと共にオレは蝙蝠女に向けて木刀を振り上げた木刀を振り下ろす。 〜終〜アリウムの存在が忘れられちゃってるのであとでアリウム目線も上げる予定です
━━side:アリウム━━
防戦一方のセイバーを眺めながら私は歯噛みする……
(先程の一撃から完全にこちらの能力を見透かされている……)
セイバーの一撃で多少の被害を与え、追い詰めることであわよくばスキルや宝具の一つでも伺おうという考えだったが、それも失敗に終わった。
対して相手はセイバーの剣術にすぐさま対応し、距離をとっての戦闘で対処している。
偵察に送り出したというのにこれではむしろ情報を与えているようなものだ。
反対にあちらは吸血鬼らしい再生力に槍や薔薇を射出する能力こそ見せているものの、真名に繋がるような情報はおろかクラスすら判然としない。
人外故に狂化の影響を受けにくいバーサーカーやアサシンのクラスの線を疑っていたが、アーチャーやランサーの可能性も出てきた。
(わかるのはセイバーでは無いという当然の事実のみね……)
せめてマスターでも分かればまだどうにかなるのだが……
しかし、ここで悩んでいても仕方がない。戦闘はセイバーの役目だ。
自身はただ彼女の敵たるサーヴァントのマスターを探すことに集中するしかない。
(たとえあんな対処をされようと、セイバーもサーヴァントにまで至った偉大な剣士。遅れをとるようなことはないでしょう)
出会って間もないものの不思議と純粋な戦闘に対してセイバーに不安を感じることは無かった。アリウムってどれくらいの距離まで探れますか?
>>207
なるほど…。すみません、ちょっとだけ無茶振りするかも知れません。その代わりにマスター情報を開示します。
やり過ぎだと思ったら言ってくだされば書き直しますので。>>189
アサシンに対する幻覚及び精神攻撃の効果について
○幻覚を見せるような魔術
魔術の心得がなく、また対魔力や耐毒も無いガイには抵抗されません。
○精神的なダメージ
保有スキル『信仰の加護』『不屈の意思』により限りなく減衰します。
○具体例
果心居士さんの場合、保有スキル『妖術』による体の変調や宝具『梟雄慄く反魂香』の拷問の幻、またそれに伴う「痛み」は通常通り与えることができます。
ただしガイは、肉体が滅びない限りそれらを無視して行動を行います。
いわば、精神的なスーパーアーマー状態です。
拘束効果については、通常通りの判定を行います。
○例外など
分け身ごとに別個のスキルを持つ関係上、それぞれの分け身で幻覚の効果が異なります。
中でもアンブローズは騎乗スキルを持つ代わりに『不屈の意思』を持たないため、幻覚の拷問はそれなりに効果があります。
そんな感じで考えてますが、結局は状況に合わせて、書いてくださる方々で決めていただけると嬉しいです。〜視点・亜衣〜
ミラーカと剣士の戦闘を、私は離れた場所で観察する。戦場からの距離はおよそ500m。魔眼で狙撃するには充分過ぎる距離。視力を強化し、右目で神秘の対決を記憶する。感想を言えば、凄まじかった。その一言に尽きる。吸血鬼の多彩な攻撃を、時に人間業と思えない体捌きで回避する剣士。まだ小手調べの段階だと言うのに、私の心は昂ぶっていた。
(ああ、まさかジゲン流の使い手が参加していたなんて!あの俊敏さ、無骨ながら洗練された一刀、そしてあの溢れ出る力強さ、素晴らしいです…。)
はぁ、とウットリとしたため息が出てしまう。今の私はきっと、人には見せられない様な惚けた顔をしているだろう。少しだけ体が熱いのは魔力をランサーに回しているからと思いたい。あの太刀さばきを真剣で見られないのが残念だ。と、ここで流石に自分を嗜める。
「『喝』!……見惚れていたいですが、今は集中しなければ」
真面目に考察しよう。流派は二つあるジゲン流のどちらかである事は間違いない。技や構えはある程度似ている為、先程の一撃だけでは確信できない。しかし、ミラーカにつけられた木刀による切り傷。あれから考えるに、恐らくあの剣士の真名は---薬丸兼武。まさか女性とは思わなかったが、木刀で切り傷をつけられるジゲン流使いなどこの人くらいだろう。
(真名の予想もできた事ですし、そろそろ潮時でしょうか)
このまま武術に縁のないミラーカを戦わせるのも避けたい、と考えながら戦場を見つめる。すると、敵のサーヴァントが不穏な動きを取っていた。
(あれは---)
恐らく薬丸自顕流の真髄、捨て身の一撃を放つ気だろう。〜視点・ミラーカ〜
---刃が迫る。
目の前の相手は、棘による攻撃を受けて、傷を得ながらもこちらを見据えていた。
---刃が迫る。
そして、雷光のような速さで開けていた距離を詰めた。
---刃が迫る。
雄叫びをあげて、鬼気迫る表情を浮かべ、わたくしに刃を振り下ろそうとしている。ただの木刀である筈なのに、まるで真剣のように錯覚した。
---そして、刃が来た。
グシャリ、と形容しがたい音がして、わたくしの全身は苦痛に苛まれる。しかし、きっとこの時、わたくしは嗤っていたでしょう。何故なら---
「お生憎様、芸ならわたくしの方が上手ですわ!」
そう、わたくしには不死の力があるのだから。真っ二つになった身体が繋ぎ合わさり、相手の真横へと移動する。そして、剣士が体制を整えるより刹那早く、こちらの槍を突き刺す。しかし、その一撃は背中の皮一枚を剥ぐに留まった。突進した勢いを殺し切らず、倒れる様にして避けたのだ。
---くっ、何という判断力!
これなら直ぐに下がるべきだった。距離を取ろうと足に力を込めるが、もう遅い。
「させるか!」
剣士は瞬く間に立ち上がり、こちらへ斬りかかる。しかし流石に体勢に無理があった。左腕を斬らせてなんとか躱す。途端に二撃目の刃。これはバックステップで傷を浅くし回避。同時に翼で強風を起こす。
「くっ」
剣士の動きが止まる。こちらは大きく下がりながら棘を呼び出すが、速度が足りない。
「遅いぜ、同じ手を取らせるかよ!」
こちらに突っ込んでくる剣士。大きく木刀を振りかぶり、こちらに叩きつけようとする。しかし、>>211
---ジャキンッ!
快音が響き、木刀が切断されていた。
『ランサー、今のうちに撤退を!ここが引き際です!』
アイの声。これが彼女の魔眼の力か。
『分かりましたわ。これ以上戦っても危険な気がしますもの』
体を煙に変えて、近くの建物の屋根へといどうする。体を戻し、最後にこんなセリフを残す。
「ご機嫌よう可愛らしい剣士さん。今宵はここまで、またお会いしましょう!ふふふ、あーはっはっは」
〜了〜
とりあえずセイバー陣営さんが何も無ければこれで撤退です。もっと続けたい等あれば乗りますよ。ちょっと質問なんですけど、セイバー・ランサー戦ってカメラに映るような位置でやってます?
>>214
了解ー ちなみに>>153と同じ時間軸です
_______________________________
「どーぉすっかなぁー…………」
ぐぐ、と伸びをしながら溜息をこぼす。義体、それもサーヴァントとなった今では肩の凝りなど気にする必要も何もないのだが、人間として習慣づいた動きというものは取れる事がない。
ちらりと後ろに目を見やれば、そこでは我がマスターたるダイアナ・アッシュコット嬢が丸くなってすやすやと寝息を立てている。
………まあ、いかにも世間知らずの箱入り娘といった風体だ。長旅の後と考えれば、疲れて眠るのも納得が行く。
その上ここは古くなった炭鉱だ。落盤や滑落の危険があるルートは避けたとはいえ、足元の悪い中歩き回れば疲れるのは当然だ。もっとも、義体になった後はエネルギー切れ以外の「疲労」を感じた事がない俺が言っても説得力に欠けるかもしれないが。
(それにしてもこの炭鉱、思った以上にガタが来てるな。マッピングすればするほど危険な場所ばかり見つかる。
その上アリの巣みてーに入り組んでるし………敵を助けるような真似でアレだが、他の参加者が入って来たときの行動如何によっては代わりに救助隊でも呼んでやらなきゃいかんな)
そう考えながらも、黙々と結界を張り、罠を仕掛け、マスターを担ぎ上げては奥に進む。要塞作りは地味で好みじゃないが、必要だから仕方ない。
––––––––と、外に送り出した探査用絡繰が派手な動きを捉えた。
(––––二号機か)
義体に内蔵された探査用絡繰––––この時代で言うところのドローン––––は四つ。うち二つをマッピングに回し、二つを外に偵察に出した。
反応を分析するかぎり、場所は地図でいうところの住宅街跡地。写しているのは対峙する二人の女だ。
蝙蝠のような見た目の奇っ怪な女は、間違いなく西洋人。髪を二つにくくった女は、おそらく同郷(にほんじん)。俯瞰で探ると少し離れた位置からその様子を見守る別の女と、誰がしかの使い魔であろう鳥も見えた。
発見されるリスクは避けたい。音声は拾えそうにないが、粗くでも映像で情報を集めることに決め、手を休めて座る。>>215
それにしてもなんでェ、英霊の戦いっつーから脳筋の益荒男の大会かと思えば意外に華やかじゃねーか。こんな状況じゃなかったら少しぐらいちょっかい出しても––––––––いかん。そんな事を考えている場合ではない。分析に集中しなければ。
まず蝙蝠娘。槍を握っているが、花を打ち出したり霧になったりとちょこまかしているからランサーとは断定できない。故に保留。魔力供給による傷の治癒では説明がつかない程の回復速度から見て、おそらく人ではない。対策もなしに敵に回したくはない相手だ。
一方の日本娘はおそらく剣士だ。あの「とりあえず初撃でぶった切る」と言わんばかりの太刀筋からすると示現流––––にも見えるが細かい動きは違うようにも見える。恐らく俺の時代よりも後に生まれたものであるという事は推測できるが、判別不能ならば先入観は持たない方がいい。少なくともクラスはセイバーだと思って構わなそうではあるが。
純粋な、武術家としての体捌きでは圧倒的であるが、人外の娘相手には随分と苦労しているようだ。……まあ、斬って死ぬ奴と斬ってもくっつく奴じゃ勝手が違って当然ともいえる。
4-5町離れた所にいる女は主(マスター)から聞いた橘とかいうマスターの娘と特徴が一致している以上、このどちらかのサーヴァントのマスターであると断定できるだろう。霊体化しているサーヴァントと共に偵察に来ただけの他人、とも考えられるがそれは流石に穿ち過ぎだ。鳥も同様、恐らくどちらかのマスターの使い魔だろう。
と、蝙蝠娘がゆらりと搔き消え、別の建物の上に現れる。どうやらお開きのようだ。まぁ最初の最初から奥の手を晒す者などそうそういない以上順当な結果ではある。
(ふむ、まあ偶然取れたにしちゃあ十分な情報なんじゃねーかね。)
と、少し意識をそちらから離し、「我が主(マスター)が目覚めた後にこの情報をどう伝えるか」を考えることにした。
_______________________________
キャスターは東洋(江戸時代以前)に詳しいが西洋には詳しくなくて、ダイアナは東洋に詳しくないが西洋の本は読み漁ってる(古典なら特に)。凸凹コンビですね。現在の状況定期確認
セイバー陣営→召喚完了後、セイバーに木刀を持たせ偵察時ランサーを発見。そのまま交戦するも、木刀を破壊される。勝負はおあずけか?
アーチャー陣営→召喚終了。ちょっぴり運営から怒られる
ランサー陣営→召喚完了後、共に島内散策時、セイバーを発見。そのまま戦闘へ行うも危険を感じ、撤退する。
ライダー陣営→召喚完了。そのまま流れでライターも無事に呼び出す。
アサシン陣営→召喚中。山に陣を軽く張っている。
キャスター陣営→召喚完了。炭鉱を工房化の真っ最中。
バーサーカー陣営→不明
キャリアー陣営→ロングウルス邸地下へ
バーサーカー陣営さん大丈夫でしょうか……しばらく音沙汰がないので……>>217
ふええ…
バーサーカー陣営が約束された大暴れをいつするかで不安だよぉ…>>219
私としては完全に手違いで設定に入れ忘れてた道具を結果的に後出しにしちゃったので言う事ないですハボクックに設定を追加しました。
実は可能だった艦載機の建造と密かな弱体化。それと絵面を想像したらかっこよかったんで対空砲の設定の追加。いつで対空砲を呼び出せるようになりました。
てかこの対空砲ルンバだったんかい。アリスにトランプ兵に襲われて現実に戻った話から
仕切り直しBかC付けたいんですけどいいですかね。>>221
よく見たら入れてたつもりの単語が無い⋯⋯
なので補足。艦載機の建造が可能と明記しました。ついでに弱体化内容、艦載機は既に艦がなければ建造できない、艦載機は艦に搭載可能でなければならない、の二つです。>>219
補足。百辟刀の辟には災いを退けるという意味がある。から派生したネタです。魔性特効(俵藤太など魔性を退治した英霊などよりは劣る)が付与されている。で検討しています。━━side:セイバー ━━
「ご機嫌よう可愛らしい剣士さん。今宵はここまで、またお会いしましょう!ふふふ、あーはっはっは」
蝙蝠女のけたたましく響く捨て台詞を前にしてもオレは歯噛みするしか無かった。
━━渾身の一撃……完全に入ったはずなのにあの女はピンピンしてやがった……
その事実はオレの口を固く閉ざさせ、言葉を喪わせる。
相手が化生の者であったからなどと言い訳は出来ない。それは既にここまでの戦闘で知っていたし、相手の実力を見誤ったのはオレ自身だ。
だが感じ入るのは虚脱感ではない。セイバー……薬丸兼武は確かに笑っていた。
「なるほど……これが聖杯大会か……!確かにこれは面白い!」
武者震いが止まらない。六十余年の生涯では体験し得なかった尋常ならざる立ち合い。魔物との命の奪い合い。
なればこそ此処こそが薬丸の最強を証明する場に相応しい。
女は既に虚空に消え去った後だったが先の台詞に返答するようにその方角に吼える
「あばよ!憎たらしい怪物め!次こそは真剣でテメェの命脈を断ち切ってやるさ!ハハハハハハ!!」
それはそれとして先程まで耐えていた棘の激痛で動けそうにない。マスターの使い魔が来るまで安静にしているしか無かった。
〜続きます〜>>225
━━side:アリウム━━
ひとまず剣士と吸血鬼の決闘は引き分けという結果に終わった。
それだけであれば聖杯大会の趨勢に影響を与えるほどの出来事ではなかった。
が、聖杯大会は魔術師の競い合い、サーヴァントの殺.し合いのみで成り立つというものでもない。
情報戦もまた、聖杯大会の結果を分ける大きな戦いだ。
(セイバーと吸血鬼の立ち合いの最後、明らかに第三者と思われる魔力反応の斬撃によってセイバーの木刀は切断された……)
第三のサーヴァントによる干渉という可能性は低いだろう。漁夫の利を狙うならばともかく、わざわざ横槍を入れて戦闘を中断することが利になるとは到底思えない。
ならば、吸血鬼の側のマスターの仕業と考えるのが妥当だろう。そして確認されている5人のマスターの中でそんな芸当が可能なものは……
(まさか、あの怪物のマスターがタチバナだなんてね)
フランスの死霊魔術師たる自分が東洋の剣術家を召喚し、東洋の女剣士たる彼女が西洋の女吸血鬼を召喚するとは……なんだかチグハグだ。
マスターがタチバナであるならばセイバーの剣術に対する理解があってもおかしくない。吸血鬼の見せた素早く的確な対応は彼女の指示であるという線で見て間違いないだろう。
(だとしたらセイバーの真名について勘付かれたかもしれないわね)
だが、こちらも主従の情報は手に入れた。
それに何より、セイバーの真名を知らせるリスクを冒してまで木刀を使わせたことで『木刀を使用した際のセイバー』の情報を向こうに意識させることに成功したのだから偵察としてはまずまずだろう。幸い、セイバーも真名が暴かれたところで明確な弱点はない。せいぜい攻め方が読まれるぐらいだが、読まれたところでその速度に対応できるかどうかは話が別だ。
(こちらにはまだあと一段階上がある。少なくとも相手が『6割の力のセイバー』を意識の隅にでも置いておけばそっちに引っ張られるでしょう)
先入観を与えておけばその隙を突いて奇襲することも出来るかもしれない
そんな考えを巡らせているとセイバーからの念話が届いてきた
〜続きます〜>>226
『なぁ、マスター……蝙蝠女につけられた傷がスッゲェいてぇから早く治してくれよ……』
『そう、お疲れ様。どうだった初戦は?』
『どうもこうも予想外だよ。あの蝙蝠女、一太刀浴びせたぐらいじゃくたばりそうにねぇし……木乃伊のマスターといい聖杯大会ってより妖怪大運動会ってのがしっくりくるんじゃねぇか?』
『それに倣うなら貴女はさしずめ修羅ってところかしらね』
『じゃあ、あの刃はなんだ?鎌鼬か?』
セイバーが口にする。あの刃とはすなわちタチバナが最後に行った魔術行使の事だろう。
『タチバナ・アイ。マスターの1人であり、貴方と同郷の剣術家よ』
それを聞くとセイバーはあからさまに機嫌をよくして傷の痛みも忘れたようにはしゃいでいる
『へぇ、この時代にもオレみてぇな女剣士がいるってのか。つくづく面白いなぁ、聖杯大会!』
『言っておくけれど、立ち合ったりしちゃダメよ。マスター殺.しはルールに触れるからね』
『そいつは残念だ……まぁ、その分、あの女で楽しませて貰うけどよ』
『でも、あの不死性をなんとかしない事には叩き斬ることも出来ないわよ。』
『ん?じゃあどうすりゃあいいんだよ?』
『完全な不死性を持つサーヴァントなんてものは存在しないわ。オリンポスの大英雄にせよ、ネーデルラントの勇者にしても英霊となっている以上、必ず死を迎えている。』
『ん?つまりどういう事だ?』
『生前の死因を解明し、それを再演することが出来れば如何なるサーヴァントにも致命傷を与えることが出来る。私自身は未だにあのサーヴァントの真名には辿り着いていないけれど、そういうのが得意そうな女を1人知っているわ』
出来れば頼りたくない手段ではあるが、これは聖杯大会。手段を選んでいれば道はどんどん狭まってしまう。
心の中の抵抗を諦めて私はその先の言葉をつむぐ
『偵察は続けるとして、その中でも最優先で……マスターの1人、ダイアナ・アッシュコットとそのサーヴァントを発見して交渉を持ちかけましょう。』 〜終〜というわけでミラーカさんの不死性がヤバいのでとりあえず『教えて!ダイアナちゃん!』状態でダイアナ嬢を探し回ることに……
アリウム的にもセイバー単体では厳しい戦いもあると見越して同盟相手探しの一環でもあった偵察、ミラーカさんは組むにはセイバーとの、相性が悪すぎる(性格的な意味でも能力的な意味でも)なわけで他の陣営と対ミラーカ陣営協定を結べないか手探りで動いてる感じですね>>228
実際キャスターがダイアナちゃんにこの後「蝙蝠っぽい感じの女の子がサーヴァントでいたぜ」って言えばカーミラを真名候補のうち一つに必ず出すはずです。
(「蝙蝠のような姿や霧になる特性といえば吸血鬼だけど、歴史に残るような知名度の女吸血鬼なんて思いつく限りではカーミラぐらいしかいないわね。インタビューウィズヴァンパイアは少々最近すぎますし。
その繋がりで実在した吸血鬼伝説の祖の一人、バートリ・エルジェーべトというのも十二分にありえます。
特殊な形で現界した女悪魔に類する何か、という線も捨て切れませんが。」みたいな。
でも小説の「カーミラ」では人間離れした能力はあまり見られない感じなので、昼と賛美歌は確定としても「一般的な吸血鬼の弱点のうちどこまでが通じるかしら?」とはなる。)うん…正直一戦闘につき5回復活で、ステータス軒並みB以上は盛りすぎたと思ってる。理由づけするなら、「吸血鬼」というモンスターに対する、人々の畏れや厄介さのイメージで強化されてるって言うのを想定してました。
セイバーに対しては、六割の状態で危うく二殺なので実は結構危ない感じ。全力なら、距離を取った上で4回は倒されるぐらいの力関係をイメージしてます。残り一、二回でようやく打ち勝てる感じ。「〜♪」
人がいない山中で、聞こえるはずのない歌が響いていた。
仮に人がいたとしたらその歌声を大いに恐れただろう。なんせ時刻はもうすぐ深夜2時。いわゆる丑三つ時というやつだ。
もしこの話を誰かに話せば幻聴かなにかと誤解されるはずだ。
「〜〜♪」
否。幻聴などではない。声の主は確かにこの山の中に存在した。肩口で切りそろえた髪が小さく揺れている。
華奢なその身に纏うのは一目で高級品だとわかるブラウスとスカート。
小柄、というよりは純粋に背が低く。外見だけなら本土の小学校に通っていてもおかしくない年齢だ。警官、いや、良識ある大人なら間違いなく声をかけ保護をするだろう。
しかし、少女には人を寄せつけない決定的な理由が存在した。
「〜♪ っ! ……もー。ここ、風強いなあ」
地面からおおよそ数m。
人の身では成し得ない場所に、彼女の身体は存在していた。
木に登っている、なんて簡単な話ではない。
文字通り、彼女の身体は地面から浮いているのだ。
「〜〜♪ ん? あっ」
宙を舞う少女の鼻歌が不意に中断する。
眼前の空間が蒼く輝き、迸るエネルギーが木々を揺らし少女の小さな身体を揺さぶった。
右手に刻まれた真紅の文様が小さな痛みを発していることに少女は気づいていない。
眼前の光景は、それほどまでに幻想的だった。すみません書き溜め分が消えたんで書き直してきます(頭抱え)
>>235
あ、いえいえ全然ですよ。そんなに畏まらなくても大丈夫です。ある程度倒してもらう為の陣営な面もありますので。
これでそれぞれ、ミラーカに何かしらの対抗策は持ってる感じですかね。
剣・速度と戦闘経験の差
弓・邪気払いの剣
騎・詳細不明の勝算。被告人特効
術・弱点に気づけるマスターとパイル バンカー装備出来そうなサーヴァント
殺・銀弾、護符、主従どちらも信仰に厚い、幻覚の拷問
狂、運(キャリアー)・デカすぎ、規格外過ぎでランサー陣営に倒せるか分からない>>237
考えると女性特攻とは……って気がしてくるけどガン刺さりでいいんじゃないかな
あとミラーカは不死でもマスターが生き残れないと現界続けられないのではあ、伝承的に吸血対象じゃないと特攻入らないのか…?
>>237
キャスター「お、俺はいざとなったら屏風の船の時みたいに幻術で主(マスター)殿もろともテクスチャの下潜り抜けて安全圏まで逃げるし(目逸らし)」休憩時間に失礼。そうですね、女性特攻はヒトガタの女性に限定されると思います。それにしても、Xデーが本当に鬼門。今回ビーム宝具とか遠距離特大火力とか持ってる人いないですよね。キャスターとキャリアーが協力してビーム砲でも作ってくれれば別ですけど。
かの剣豪宮本武蔵はマンモスをぶった切ったそうだよ!KENGOUパワーで頑張れかねたけちゃん!
魔眼でぶった斬るのよ橘ちゃん!って思ったけど制約キッツイなこれ
隕石だから分散させれば流れ星化は余裕だろうけど落下まで一日とかそんな悠長なことにはならないだろうし…
まぁそこは落下までの時間とか決めてなかったし皆さんで相談してくだされ『バーサーカー。ティラノサウルス。
おい。貴様が愚かにも我が身を招きし契約者か?』
巨大。
まずはその一言に尽きた。
鋼鉄のような肌。
重機のような手足。
捕食者としての圧倒的な威圧感。
常人が見れば卒倒してもおかしくない存在感。
「ばーさーかーっていうんだ。わたしは小鳩!」
つまり目の前の少女は常人にあらず。
「ふむ。私を前にして恐れるどころか親睦を深めようとするか。不敬がすぎるな? 人間」
人はただ自分に恐れていればいいと言わんばかりに。
バーサーカーは目の前の少女を薙ぎ払った。十を超えた頃から回数など忘れてしまった。
そのどれもが渾身の一撃。
常人であればとうの昔に挽肉(ミンチ)を超えた形容しがたい何かになっているだろう。
「あはは! あはははは! ばーさーかーすごーい!!!」
それを、目の前の少女はまるで意に介していない。むしろ、楽しんですらいる。
それに加えもう一つ。バーサーカーは生来の直感である事象を認識した。
どれだけ暴れても、自分が消滅する気配がない。
現界に必要な魔力が目の前の少女から流れ込んできているのを本能的に理解していた。
バーサーカー・ティラノサウルス。
彼女はケモノである。
しかし、ケダモノではない。「おい人間。貴様の魔力に免じて今は殺さずにおいてやる。せいぜい私に食い殺されないようにマスターとして励むがいい。何かあれば念話で声をかけろ」
少女を殺し座に帰るか、少女を生かしこの世界で存分に暴れるか。
答えは後者だ。暴竜T・REXがそちらを選ばない理由がない。
「わかった! よろしく! ばーさーかー!」
あどけない少女に舌打ちをして霊体化したバーサーカー。
白亜の女王は最後まで気づかなかった。
マスターとして自分を呼んだ少女が、本来ならば意思疎通が不可能である己と当然のように会話をしていたことを。というわけで召喚完了です。
意外と合理主義者な女王様可愛い
性格と口調はこれでいいのだろうか……ペロッ、これは一見してヤベェサーヴァントだけど、マスターの方がヤバかった……の味
>>249
無邪気って怖いからね仕方ないね。仲良くしてねって名目で同じ虫かごにカエルとバッタをいれたりする。山なら結界に引っかかるかな
>>216の後です
_____________
「そういえばさっきサーヴァント同士の戦いがあったぞ」
何かの部品を弄りながら事もなげに投げかけられたその言葉に、思考が一瞬停止する。
「サーヴァント同士の戦い、といいますと、つまり既に他の参加者同士ぶつかり始めたと。」
「それ以外にどう解釈できるんだ。………二騎のサーヴァントを観測し、片方は同郷のように見えるがもう片方は西洋人らしくてよくわからん。
それで質問なんだが、お前さん、西洋のあやかしには詳しいか?」
あやかし。つまりモンスター。今この質問を投げかけられたという事は、人外–––そもそも「サーヴァント」という存在自体エーテルで形作られた人外ではあるのだが–––のサーヴァントの存在が確認されたという事だろうか。
「……物語に登場するような、有名なものでしたら割と。ファンタジーやホラーは好みますから」
「ん、じゃあ蝙蝠みたいな女のあやかしに心当たりはあるかい?爪や牙がこーんなになってる奴だ。別嬪なんだが再生力が並外れてておっかねぇ」
そう言いながら、口をくわっと開き爪を構え「食べちゃうぞー」とでもいうような姿勢を取るキャスター。
……はて。蝙蝠のようなモンスターといえばまず第一に浮かぶのはヴァンパイアではないか。
「…………思いつくものといえば吸血鬼(ヴァンパイア)、というモンスターです。古くからヨーロッパ各地の伝承に現れる吸血生物。東洋にも似た概念は多数存在すると聞きますが、特に西洋では蝙蝠などの「害獣」とされる動物が頻繁にモチーフとして使われますね。天変地異を操るとも言われる強大な存在とされますが、同時に弱点も多く伝わっています。
有名な作品といえばやはりブラム・ストーカー氏の「ドラキュラ」で––––––いえ、これは今関係ない話ですね。
その知名度から多数の作品に題材として現れますが、サーヴァントになれるほどの女吸血鬼、という事は古さも知名度もそれなりである必要がありますよね………………そうですね、ゲーテ作「コリントの花嫁」かシェリダン・レ・ファニュ作「カーミラ」、あるいは実在した吸血鬼伝説のモデルである「血の伯爵夫人」エリザベート・バートリー。
これまでの聖杯戦争では概念の集合体がサーヴァントとなった、という記録もありますから「吸血鬼」にまつわる概念が集合した中の一側面「女ドラキュラ」、という事も…………」>>252
………と話しつつふと顔を上げると、何故かキャスターが唖然としたような顔でこちらを見ていた。
「……………………主(マスター)殿。あんた無口なのかと思ったら興味がある事柄に関してはめちゃめちゃ饒舌になるのな。」
思わず顔が赤くなる。
「い、いえ…………この程度でしたら少し本を読んでいればすぐわかる事ですし………それに蝙蝠といえば私たちのような「魔女」が変化する姿としてもスタンダードですから、誰かしら著名な魔女という事もありえますし……………………」
「いや、それで十分だ。…………亜細亜では瑞祥なんだがなぁ、蝙蝠。かわいいじゃん。
…………まあいい。相手がその吸血鬼であるって可能性があるなら対策をしないのは阿呆のする事だ。それで?弱点は?」
………結局、その後数時間の間は、キャスターの工房構築を手伝いつつ西洋の幻獣や魔物について根掘り葉掘り質問をされながら過ごす事になってしまった。…………ですが流石に「基督教の歌が効くんなら般若心経とか解深密經も効かないもんかね?神サンか仏サンかの違いだろ?」とか言われてもわかりません!恐らく信仰心の有無の問題だとは思いますが!
まあ、キャスターがこちらを見るときの目が「拾った子犬に対する目」から「少し仲がいい友達の目」ぐらいに変わった気がしますから、少しはよしとします。
_______________________________
ちょっと短いからおまけ>>244
2km先を10回ぶった斬れる、なんて設定を入れるんならこれくらい時間かかってもしょうがないかなぁなんて思ったらこれですよ。最悪、まだwikiに乗っけてない「開眼」「覚醒」の項目で、魔眼を超強化する効果を加えます。数時間は「覚醒」は効果五分でその後数時間はまともに動けないからこれくらいやっても大丈夫でしょう!
ウチが隕石を細かく出来たら、トムさんの結界、キャリアーの砲撃等々で何とか甚大な被害は防げる筈ですし。キャリアーの対空砲は威力的には駆逐艦の主砲レベルなんで隕石の破片相手でも威力不足が懸念されるところ。ただカイリーちゃんの隠された切り札を使えば場合によっては破片一掃も狙えそう。あれの威力は対空砲とはダンチだし。
てか早く英霊召喚まで書かなければ⋯⋯
セイバー対ランサーの戦いを絶対カイリーちゃんは認識してるはずだし、あれ見た後だとカイリーちゃんは宝物庫開け次第島から脱出しかねないし、カイリーちゃんの聖杯大会参加意欲的にもこのタイミングを逃しちゃいけないし。そういえばこれから描写するときにちょっと困るかもしれないので、髪色とか服の色とかわかるような描写とかあると助かります
>>256
ルイス:茶髪、青い眼、黒の背広にシルクハット
アリス・リデル:黒髪、青い目、白のワンピース
「アリス」:金髪、青い目、青のエプロンドレス(ディズニーの服装)
理綴:黒髪、碧眼、色々、非常勤講師の腕章
(持って来ているのは白衣、時計塔のローブ、グレーの背広、
ただし自分の部屋のクローゼットにあるものならば
持ってきた服を選びなおすことで取り寄せられる。)現地プロデューサーaの安堵?
…………
aは安堵していた
セイバーは日本のサムライとやららしく地味だが剣術は素晴らしい。本人も喧嘩っぱやく存分に戦ってくれそうだ。こういう戦闘を好むタイプが一人はいてくれないと中々回らないのである。マスターが動けないのでこれもうまく噛み合っているところも良い。とりあえず動きを写せそうだ。
ランサーは美人の吸血鬼らしく、不死身なせいで全体的にゴアいがそれぐらいなら視聴者はなれている。存分に怪物として立ち回ってくれるだろう
アーチ……エンペラーはまあ、よくあることだ。英雄それすなわち王を呼び出すことといっても過言ではないほど英霊に王は多い。礼節はある程度わきまえないとやっていられないのである。……いつかの皇帝は剣闘の感覚でカメラに写ることにノリノリだったが。
ライダーもそこまで問題ないだろう。真名を確認してもあまり厄いことをしでかすとは思えない。しかも保護者つきだ。少しサインがほしくなった。
キャスターが炭鉱に工房を構えるのも想定内だ。本人が下調査であった危険なポイントや深くまで行きすぎない故に特にこちらから指示を出す必要もなく助かっている。
アサシンもいつかの大会でいた突然暴れだすタイプのアサシンではなかったようで万々歳だ。基本的にアサシンには仕事人が多くプロデューサーの胃にやさしいサーヴァント第一位である。
まあ、そんな感じで今回の大会にそこまでの懸念要素はなく。安心して進められそうだった。
たった一人…いや一人と一匹を除いては
バーサーカーである。あれからなんとか宥め頼み込んでマスターになったあの子からOKを貰ったは良いが、まさかあんな怪物を呼び出すとは……というかあれは英霊なのか?どう見ても恐竜なんだが?
とりあえずバーサーカーが召喚直後マスターに噛みつき(物理)をしまくり尻尾を叩きつけたりしたシーンをどう誤魔化すかにプロデューサーは胃を痛めるのだった。自分はかねたけちゃんはモードレッドっぽく感じてたな。
>>266
イメージとしては大体そんな感じだった
thank you!>>264
ありがとうございます。
アリスのお嬢様感がとても感じられました。
念のため書いておくと、アリス・リデルと「アリス」は
キャスターの宝具内か否かで変わっております。>>273
魔力さえ何とかなればライダー陣営も行けます。隕石は……曹丕くん対処可能なのか……?皇帝特権で魔力放出獲得で令呪ガン積み弾棋・手巾撃でワンチャン打ち返すのがあるかないか(たぶんない、あって破片の処理)かな……?
>>272
ぶっちゃけ、木刀として見ても樫とかで作った方が安定性があるのでアリウムから言わせれば「神秘性とセイバーと親和性を重視した素材選びの結果」でありセイバーに言わせれば「マスターの性格の悪さの発露」ですキャスター側からの分析(かねたけちゃん篇?)
スレを上げるため何かは書きたいけど、穴熊してて動けないからコメンタリーするしかないの。誰か探査機見つけてくださいな。通信機能ついてるから。
_______________________________
「和装の女剣士、ですか?」
「うむ。俺も日ノ本育ちだからな、着物の判別ぐらい付くさ。それにあの動きは見たことがあるように思える。示現流………されど示現流とは微妙に違う部分、あの動きは………えぇと………確か肝付と島津の戦を観戦しに行った頃あたりに記録したなんかに似てたと思うんだが………」
言いながらバサバサと紙束を漁るキャスター。その背中に恐る恐る質問を投げかけてみる。
「あ、あの………キャスター?少し質問なのですが………日本では近代以前でも女戦士が多くいたのですか?西洋でもブラダマンテやジャンヌ・ダルクなどは居ますが、やはり一般的では無いように思えるのですが………」
あまり重要な事ではないとわかっているのだが、英雄譚に憧れる者としては同性の活躍は気になるものなのである。くだらない事を聞いて邪魔をしてしまったか、と少し後悔してたが、キャスターは存外機嫌を損ねてもいないようだ。
「んー?………まあ、一般的、ってほどじゃねーが探せばそこそこ居るもんだぜ?
古くを辿れば木曽の愛妾巴御前、吾妻鏡の坂額御前。それと俺の時代にも立花の誾千代だの井伊家の直虎だの信長様だの居たし………それに城が落ちる時には落ち延びず武門の人間として戦死した女性(にょしょう)も居たぜ?
それに俺の愛むすm––––––––––––」
「お待ちください。今信長、織田信長と申しませんでしたか!?」
ぺらぺらと私が知らない名前を挙げ連ねていくキャスターを手で制止する。
織田信長。東洋については門外漢であり、ほとんど詳しくない私でもその名前は認識できた。
(………今、「俺の時代でも」と言った、ということは同時代の人物なの?もしかしたらこれは何度聞いてもはぐらかされるキャスターの真名を当てるための重要な手がかりになるかもしれないわ)
しかし、私が知っている「織田信長」といえば男。一体どういう事なのか、という意思を以ってキャスターを凝視する。>>277
数秒間目をぱちくりとさせたのち、得心いったという顔をするキャスター。そのままにやにやと笑い話を続けた。
「………あ、あー。そっか。そりゃあんなに隠しゃあ後世にはそう伝わるわな。
女だったんだよ、織田信長公は。見た目はみどりの黒髪に白い肌の別嬪、だが中身は覇王の器。そんな感じの気持ちのいい女傑だったぜ。ありゃ親父さんが弟よりあっちを選ぶのも頷ける。
まあ性別については近しい人間以外は知らなかったし教えもしなかったから、後世に男だったと伝わるのは当たり前だ。」
「………まるで織田信長に会った事があるような物言いですね」
「あるようなもなにも会ったことがあるのさ。あの方の部下を一回コテンパンに恥かかせてやったんだがね、その時俺が持ってた物が珍しいってんで興味を持たれて、金百両で売ったのさ。
そん時ついつい悪戯心を出しちまって売るものを幻術ですり替えて見せたら『うっははは!こやつめ、面白い事をする!」って笑ってたが………………目は、笑ってなかったな………………」
と遠い目をし始めてしまったので、慌てて軌道修正を図る事にした。
「そ、それで?そのサーヴァントの女剣士について貴方の見解をお聞かせ願えますか?」
「………そうそう、女剣士の話だったな。そいつだが、恐らく俺の時代よりも後の生まれだろう。………座から一通り得た情報にめぼしい心当たりがない所をみると、ちょうどさっき言った信長様みてーに隠していたか…それとも、後世の人間に記録を改ざんされたか。そんな所だと思うぜ。………別に女が戦ったって悪いことなんて無いと思うんだが、凡人はそうやって細かい事を機にするからなぁ。「女が強かったなんて恥ずかしいー」って消しちまう事だって十分ありえたんじゃねーの?」
言って、再び手元の書物に目を落とす。
「ま、そいつの太刀筋から、地道に流派とか当たってみるわ。もう寅の刻も終わるだろ。少し休んどいてもいいぜ?」
言われてみれば、少し瞼が重くなってきたような気もする–––––––そう考えるのとほぼ同時に、一気に睡魔が襲ってくる。
寅の刻って何時なんですか、とその質問を口から出ないまま、漂う香りに誘われて、ぷつんと意識が途切れたのであった。
_______________________________>>278
追伸
私の予想では十分な情報を与えられた時、キャスターの真名にもっとも肉薄できるのは橘さんです。(小泉八雲版と司馬遼太郎版からいくらかエピソードを持って来ているので)キャスター陣営さん、槍剣の勝負を見てからダイアナに話すまでどれぐらい時間経ちました?他が絡めない様なら絡みに行きます。…夜が明ける前に帰りたいなぁ。
>>281
分かりました。じゃあ誰も絡みに行かなければ、帰還途中にドローンを発見したと言う事で何かしら軽いアクションを仕掛けます。
今帰還イベントを書いているので、そちらが先に上がるかも知れませんが、キャスターと会話した後の時系列としましょう。島の右半分位までを感知範囲に設定したはいいけどこっちの方は思った以上に人がいないな……ちょっと進めば廃校舎組と行き当たりそうだけど……ライダー陣営って今何処だっけ?
「しかし驚いた。まさかあのガイ・フォークスが悪魔の姿で現れるとはな。」
「僕だって召喚された途端君にマスターに剣を突きつけられるのなんて予想外だったさ。」
「オレは英霊を召喚したわけで悪魔を召喚したつもりはなかったからな。」
「悪魔は嫌いかい?」
「アンタほどじゃないと思うぜ?」
「おや、これは一本取られた。」
パチパチと音を立てる炎に薪を投げ入れつつ、トムとアサシンは会話を続ける。
「君の言う通り、こっちだって悪魔の姿なんて願い下げさ。どうやら英霊の身は少々厄介でね、生前の風評などが大きく影響してしまう事があるらしい。」
「王に仇なした悪魔ってわけか。」とトムは苦笑する。
アサシンの持つスキル、無辜の怪物により彼の姿は悪魔そのものとなっている。精神にまでは影響が無かったのは信仰心の強さゆえだろうか。
そしてしばらく無言の時間が続く。
側から見れば、会話が続かなくなったとでも思うだろう。しかし別に彼らは会話を打ち切ったわけではなかった。
(それで何の用だい?念話を使うほど重要な事って。)
(アンタ相手ならオレの正体くらいは明かしておいてもいいかと思ってな。聖堂教会第八秘蹟会所属代行者。位としては一応司祭。洗礼名はシモン。それがオレの“本当の”肩書きだ。聖遺物『聖杯』の確保が今回の仕事になる。)
(聖堂教会か、その名前は噂だけは聞いた事がある。ようするに運営側からしたら泥棒扱いになるから正体隠してるわけか。)
(泥棒と言われても正当な所有権はこちらにあるわけなんだがな……さて、こっちの目的は明かした。次はお前の願いを教えてくれ。)
(それについてだけど僕としてはそこまで切羽詰まって叶えたいほどの願いもない。マスターの意向に従うつもりさ。)
(それはありがたい。では改めてよろしく頼むぜ。)>>285
数秒ほどの静寂の後、最初に口を開いたのはアサシンだった。
「それで、偵察の場所はどうするんだい?」
彼らの囲むテーブル(トムが持ち込んだ折りたたみ式だ)の上には地図が広げられている。現在位置は山の頂上、打ち捨てられた灯台の梺だ。
「とりあえず住宅地と病院、学校に発電所辺りが妥当だな。」
「さっきの結界にかかったという反応は?」
「反応があった後にすぐ消えた、結界外に出たかもしれないが一応結界の確認がてら見に行くつもりだ。」
「炭鉱はどうするんだい?」
「炭鉱にどこかの陣営が先にいるのは明白だろう。ここに来る前にちょいと詰所によって地図を見たが内部はかなり複雑だ。キャスター辺りが工房にしている可能性もある。」
「深入りは危険って事ね」
「そういう事だ…おっとそろそろ焼けるぞ。お前も食べるかい?」
トムは串に刺した魚を取り出す
「好意には甘えることにするよ。頂こう……いや、ちょっと待ってくれ。それは一体なんだい?」
アサシンが指したのはトムの手元にある大きな壺。彼は自分の魚をその壺に突っ込んでいた。
「なんだといわれても、これは砂糖だが?」
そう言いつつ大量の砂糖にまみれた魚を食べながら機嫌良く「やはりサンマは目黒に限る。」とか何故か日本語で喋るトムを余所にアサシンは驚きでしばらく硬直したままだった。>>284
トムさんもこっち来そうなのでアサシン陣営かアーチャー陣営になりそうですね……ダイアナ嬢探してるはずなのにね!誰もキャスター方面には行かないようなので、2日目早朝の時間にミラーカが向かおうと思います。大丈夫ですかね?
キャスター陣営さん、絡みに行く為の算段は付きました。でも、肝心のネタが思い浮かばなくて。何かあります?恐らくミラーカのみで向かいます。最悪、情報収集の名目で向かって、後ほどマスターを交えた会談を行う流れでもいいですけど。>>289
ネタ…
そうですね、キャスター側からすれば真名の当たりつける(一つに確定させる)のに情報はいくらでも欲しいから会話ぐらいならどんな口実でもするとは思いますよ。火力が弱いのはマスター・サーヴァント共にわかってるので情報集めしてかなきゃいけませんし。
マスターを表に出すような真似はあまりしたがらないような気もしますが、そこは会話の流れと条件次第で。>>291
詠唱とか考えてませんでした。
「我らが身、我らが心、引き裂かれてなお共にあり。『信仰は四方にあり』!」
こんな感じで・・・・・・!(ランサーとキャスターが接触した場合、最悪知らんところで真名がバレる……?)
とりあえず動きがあるまでかねたけちゃんの過去でも書き溜めてるちょっと書ききるのに長くかかりそうなので、キリの良いところまで上げます。
戦場を離脱したミラーカと合流する。彼女は笑みを浮かべて、こう話しかけてきた。
「いい切れ味でしたわね」
「ありがとう。まあ、これでまた溜め直しですけどね。ところで、彼女のクラスは分かりましたか?音までは拾えなくて」
「ええ。セイバーと名乗っていましたわ。こちらのクラスは明かしませんでしたが」
「そう、よかった…」
「…?何を安堵していらっしゃいますの?」
「え、ああ、彼女を観察していて、セイバーとアサシン、どちらかを図りかねていたもので」
東洋、特に日本の剣士は、主にセイバーとアサシン、どちらかのクラスで呼ばれる。この違いはなかなか大きい。何せ、セイバーには対魔力というクラス補正スキルがあり、私の魔眼が効くかどうかの境目だ。だから直接彼女を狙わず、木刀を切るにとどめたのだ。
そのことを伝え、さらにこう付け加える。
「それと、先ほどの魔眼の一撃は、一つの実験を兼ねていました」
「実験?」
「ええ、彼女の木刀、あれが、彼女本来の武器なのかどうかのね」
そう言うと、ミラーカはあっと声を上げた。
「…確かに。考えましたわね。わたくしたちサーヴァントの持つ武具は、神秘による強化で、そうそう壊れることはありません。逆を言えば、簡単に壊れるものには、何か裏がある、そういうことですわね?」
飲み込みが早くてとても助かる。私は頷いて、話を繋ぐ。
〜続く〜「…確かに。考えましたわね。わたくしたちサーヴァントの持つ武具は、神秘による強化で、そうそう壊れることはありません。逆を言えば、簡単に壊れるものには、何か裏がある、そういうことですわね?」
飲み込みが早くてとても助かる。私は頷いて、話を繋ぐ。
「そう。貴女とセイバーの戦いを見ながら、考えていたことがあったんです。あれだけの剣の腕前を持ちながら、その相棒となる武器が、本当に木刀であるのかと。詳しくは落ち着いてから話しますが、真名の予測はついています。この予想通りであれば、木刀が本当の武器である可能性もありました。だから魔眼で試したんです。結果はご覧のとおり」
「…考えられる可能性は、同じものを量産できる能力か、本当の得物を隠しているか、ですわね」
「ええそうです。そして恐らく後者の方でしょう。あの剣士はまだ、本気を出していない」
考えてみれば恐ろしいことだ。そんな状態で、こちらを二度も殺しかけた力がある。ミラーカの不死も完全ではない。復活は5,6度が精々。今回は距離をとることと再生能力で有利に立てたが、次回はそうも行かないだろう。速度は完全にあちらが上。である以上、距離をとらせない方策ぐらいは立ててくる。しかし、私もミラーカも笑みを浮かべていた。
「一筋縄ではいきそうにない相手ですわね。ですが、それはそれで面白いですわ」
「そうね。必ず勝てる勝負なんてつまらないもの。さて、考察はこのくらいにして、拠点へ戻りましょうか。工房の準備をもう少し進めて休みましょう」
〜了〜
この後拠点での話を入れて、キャスターのドローンを発見します。〜拠点〜
帰還し、陣地を張った頃には、もう空が白み始めていた。流石に眠いが、このまま無防備で侵入されてはたまらない。ミラーカがこちらに話しかける。
「薔薇は順調ですわ。今はこの住宅地一帯に広がりました。この分でしたら4日目の夜に、島の全域へ根が届きますわ。もう一つの方も、明日のお昼には魔力が馴染むでしょう。今の段階でも、侵入者の察知と迎撃はできますわ」
「分かりました。……ふぅ、これで一息つけますね」
そう言って、ベッドに腰を下ろす。ふぁ、と欠伸をしそうになるが、何とか堪える。
「ご苦労様ですわ、アイ。そう言えば、あの剣士の真名の予想が付いていると言っていましたわね」
「ああ、そうね。確かに、寝る前にそれを言っておきましょう」
ミラーカへと私の予想を話す。今度は、脱線せずに説明できた。……一部を除いて。
「ヤクマル・カネタケ。そんな方がいらっしゃったのですね」
「男性だと伝わっていたのだけど、今ある情報からすれば、その人しか思い当たらないですね」
「ふん、次に会ったら、わたくしを蝙蝠女などと言った事を後悔させて差し上げますわ」
「そんなこと言われてたのね…。でも、彼女の速度と技は、貴女を確実に上回っている。…もしかしたら、次は私も近くに居て援護する必要があるかも知れませんね」
私の魔術の特性上、声が届かなければ効果がない。補助を万全にする為には、狙撃をせずに、ミラーカと共に行動した方が良いだろう。呪符などの道具に言霊を封じることもできるが、やはり直に聞かせるのが一番効果がある。
ーーーこの時、ほんの少しだけ、私の胸で何かが燻った。しかし、それはすぐに消えてしまった。
ふと、聞きたい事ができて口を開く。
「そう言えば、最後の高笑い。あれってする必要ありました?」
「ふふ、この戦いは世界中が注目しているのでしょう?でしたら、あれくらいのパフォーマンスはあって然るべきではなくて?」
パフォーマンス、と来たか。まあ確かに、この大会はテレビで放送される。運営側にとっても視聴者側にとっても、わかりやすい演出や煽りはあった方がいいだろう。しかし、
「それはそうかも知れませんが、これじゃ私たちが悪役ですね」
それを聞いたミラーカは少しだけ沈黙し、天使のような、悪魔のような笑顔を浮かべ、私に語りかけた。>>297
「―――いっそのこと、本当に悪役になってしまいませんか?」
「……どういう、意味ですか?」
何か不穏なものを感じ、こちらも険のある口調になった。
ミラーカは私の隣に腰掛け、こちらを覗き込むと、柔らかく囁いた。
「アイ、これから話すことは、全て冗談。ちょっとした戯れですわ。ですから、貴女も本気になさらないでくださいましね」
意味が分からない。彼女は、いったい何を見ている?しかし、ここで下手に刺激するのはまずいと直感する。戸惑いや危機感を感じながらも、私は何とか首を縦に振った。
「ふふ、では質問にお答えいたしますわ。悪役になるとはどういう意味か、でしたわね。簡単なことですわアイ。わたくしは吸血鬼。その特性として、血を吸うほど力を増します。そして、この島の集落、何人か若い女性もいるようでした」
「……!まさか」
「ええ、お察しの通り。―――彼女たちの血を吸いたいわ」
魂喰い。この場合は吸血だが、彼女は、島の人々を食らうつもりか。
「駄目です」
「あら、どうして?」
「……この大会では、島民に危害を加えることは禁止されています」
「ふふ、だから悪役なのですよ。己の欲望や、野望のために、あらゆる物を使い倒す。時に、何の関係も無い他者さえも」
「……運営からのペナルティや、参加権の剥奪があります」
「ええ、恐らく参加者達にも追われるでしょうね。最悪の場合、討伐連合を結成されるかも知れませんわ。ですが、それはそれとして、あなたにも有るのではありませんか?わたくしの吸血衝動に似た何かが。例えばそう、人を斬りたい、とか。ふふ、伝わっていますわよ、貴女にはわたくしに近いものの血が流れていると」
「…………」
言葉が出なかった。それは、図星だからだろう。そう、私は確かに、人を斬りたいと思っている。鋼鉄の刃を求めるに飽き足らず、それを使って誰かの血を見ることを欲している。しかしそれは、
~続く~>>298
「駄目です」
「あら、質問に答えてくださいませ。貴女は、人を斬りたいと思いませんの?」
「………………ええ、思います。それでも、駄目です」
「それはどうして?自分の欲望をかなえるために、貴女も私も動いているのに?」
「私は!………関係の無い人を巻き込みたくありません。決して破りたくない、誓いがあるんです。だから貴女の吸血も、見過ごす訳には行きません」
思わず叫んでしまった。しかし、これだけは決して譲れない点なのだ。ミラーカは少しだけ驚いたような顔をすると、先ほどまでの怪しげな雰囲気を収めた。そして、しばしの間のあと、口を開いた。
「誓い……。そう、では仕方ないわね。ええ、良いですわよ、アイ。貴女のその誓いと、わたくしに歯向かった気概に敬意を表し、サーヴァントとの戦闘以外での吸血を控えましょう」
「……良いのですか?」
拍子抜けだった。先ほどまで、今にもこちらを喰らおうという気配に満ちていたのに。
「ええ、元々サーヴァントの身では吸血は必須ではありませんもの。それに、これは冗談です。貴女のことを知りたいと思ったわたくしの、ささやかな冗談。そういうことにしてくださいな」
「……はぁ」
冗談、彼女はあくまでそう通すつもりらしい。釈然としないが、この場はそれで収めるのが良いのだろう。何かを言おうと迷っていると、突然唇に、柔らかいものが押し付けられた。
「……!」
ミラーカの唇。ふにふにと柔らかく、少し水気を帯びたそれが、私の口をふさいでいた。目の前には、朝焼けに照らされた燃えるような金髪と、目を閉じた可憐な少女の顔。
ミラーカはすぐに離れた。その顔は、悪戯が成功したといわんばかりに楽しげだ。
「な……何をするんですか!」
間髪いれずに問いただす。顔が熱い。自分がされたことをしっかりと認識した途端に、心臓が早鐘を打ち始めた。ミラーカは先ほどの妖艶さはどこへやら、無邪気な少女のようにくすくす笑った。
~了~>>299
「ふふふ、吸血はしないと言いましたが、こういう手は残っていましてよ?」
「そ、そんなの反則ですよ!私以外にはしないでくださいね!」
「あら、それは貴女であればよろしいということかしら?」
「……!」
駄目だ。動揺のあまり手のひらの上になってしまう。それでも何とか言い返そうとするが、またミラーカがキスをして来た。今度は先ほどよりも長く、じっくりと。時が経つごとに、驚きや抵抗感は薄れ、どこか、心地よさを感じるようになっていた。心なしか、意識も遠く、なっているような……。
「わたくしの妖気は、確実に貴女を蝕みますわ。あなたのその心がどこまで保つのか、見させていただきますわね」
心地よさに沈んでいく中、最後にそんな声を聞いた。
~続く~
先ほどの了は間違いです。~視点・ミラーカ~
さて、アイは眠りに落ちた。恐らく昼までは起きないだろう。彼女には休息が必要だ。しばらくは、動かないでいてもらおう。
(貴女は、わたくしを美化しているようですけれど、わたくしの本質は吸血鬼、化け物ですわ)
アイへと心の中でそう言いながら、わたくしは拠点を出る。朝は、好きではないが、別に動けないわけではない。
(では、うるさいあれについて、調べに行くとしましょう)
昨夜、セイバーとの戦闘中から、何かが、わたくし達の近くを回っているのを感じていた。恐らく、どこかの陣営の使い魔だろう。何もしてこないようだからしばらく放っておいたが、この拠点の近くに来たようだ。流石に、みすみす拠点の情報を渡してやるわけには行かない。霊体化し、その使い魔の元へと向かう。
(見つけましたわ)
不思議な形をしている。これは、使い魔というよりも、聖杯からの知識に有ったドローンというものが近いだろうか。
(でしたら、もしかして)
ドローンの至近距離で実体化し、捕まえて、
「ご機嫌よう。わたくしはランサーのサーヴァントですわ。これの持ち主であるあなたは、どちらさまですか?」
そう話しかけてみる。現代には、機械仕掛けでありながら、遠くへ声を届かせたり、情報を送ったりする道具があるらしい。それを期待してのことだったが、果たして。
「あー、キャスターのサーヴァントだ。何の用だ?」
返ってきた。
「そう、キャスター。早速なのですが、セイバーの情報は欲しくありませんか?」
~了~百合吸血鬼ヤッター!!
定期状況確認
セイバー陣営→ランサーと戦闘終了。ランサーの真名を探るためキャスター陣営と共闘を考えている模様。
ランサー陣営→セイバーとの戦闘から無事撤退。セイバーの真名についても検討をつける。マスターをおねむにさせて、であったキャスタードローン越しに交渉のお時間。
アーチャー陣営→詳細不明
ライダー陣営→詳細不明
アサシン陣営→召喚終了。この後マスターはバーサーカーの痕跡発見、アサシンは学校、病院、発電所、住宅地へと偵察に向かう模様
キャスター陣営→穴熊ナウ。マスターちゃんおねむなう。ランサーの真名及び弱点は推測ずみ。これからランサーと交渉?
バーサーカー陣営→召喚終了。マスター相手に大暴れした後、霊体化。双方ともにその後の詳細不明
キャリアー陣営→詳細不明
抜けがあったらよろしくお願いします。後、二日目か三日目あたりに運営イベントを起こそうかと画策しておりますがどうしましょう?今キャリアー召喚を急ピッチで書き上げてます。
ランサー作ってる場合じゃなかったよ。黒野…女装…百合…
そして身近にいる相手は……!?……! !現在理綴達はライターの宝具内で作戦会議をしていた。
ライターの宝具、
「少女の為の物語」は宝具の本の表紙に触れたものを「不思議の国のアリス」
の世界に引きずり込む宝具。この世界自体は特に何の効果も無い。
しかし、ここでのみ二人は一流のサーヴァントとして活動できる、
もし侵入者がいてもライターの許しが無ければ出られない、
ここの住人はライターの使い魔と変わらないという理由から
ここを拠点に置いている。
───────────────────────────
外の世界基準だと現集落の家の本棚を間借りしています>>302
百合吸血鬼万歳!!(セイバー陣営割とピンチ?)返事こんなんでいいですか?
_______________________________
寝付いた(というかどう見ても疲れが取れてないから寝付かせた)主(マスター)に上着をかけ結界の構築などに勤しんでいると、探査機の異常を告げる信号が送られてきた。
まあ敵陣に突っ込む事だって十二分にありえるわけだし壊れても内蔵式だから魔力供給さえあればなんとかなるしな–––––––そう考えつつ見ると、どうも破壊されたわけではないらい。まさかそれなりに上空を巡回させていた探査機を掴む奴がいるとは、と思わず装置の故障を疑ったが、すぐに思い直した。
(まぁキューケツキがいるなら何でもありだよな、ぶっちゃけ)
実際探査機を掴んでいたのは先ほどの吸血鬼娘で、『ご機嫌よう。わたくしはランサーのサーヴァントですわ。これの持ち主であるあなたは、どちらさまですか?』と声を投げかけられる。
(「吸血鬼娘はランサー。」なるほど、一応の収穫は得られたか。)
このまま無言を貫くという手もあったが、それでは探査機を破壊されるだけで終わりそうなので返答をする事にする。独断で他陣営との接触をするのは良くないような気もするが……まあ、当の主人はオネンネしてるし仕方がない。返事を返すぐらいならば目くじら立てるような真似もされないだろう。
(「セイバーの情報は欲しくありませんか?」––––そう、ランサーは言った。つまりあの女武者もセイバーでいいわけだ。他陣営はまだ見つからないが、一日目にしては順調だな)
吸血鬼と交渉ごとをするというのは流石に初体験だが、俺からすれば吸血鬼も乱世の勇も恐ろしい事に変わりはない。
––––つまり、いつも通りの会話。五情五欲を見極めて乗ればいいだけの時間なのだ。
俺はとりあえず姿勢を正し(向こうからは見えないが気分的に)、「普段通りに」返した。
「情報かい?そいつぁ条件によるね。………どうせ、只ではないんだろ?
_______________________________>>305
第一回は女装枠が二人もいるのか(ゲルトさん&クッチー)。ザッハーク女体化させても良かったかもなぁ………(一応理屈は考えていた)。そういや乱チャー陣営の人は音沙汰ないけど、元気なんだろうか?ちょっと心配。>307
「それで、今回の戦いのプランは決まっていますの?」
この世界に入り、主人公となったライダーが問う。
「多分予想通りだけれど、キャスターにエンチャントして貰った物品で。
僕がこの宝具内に誘い込んで倒す。今はそれくらいしかないな。」
使い魔で外の状況を確認していたマスターが答える。
「しかしマスター、私のエンチャントの為の物品は用意してあるのかね。
流石に何かしらの神秘が無ければエンチャントの効果も期待出来ないが…」
「それについてはそれなりに用意がある、今すぐにでも始められるさ。」
そう言って彼は自分の持っていたカバンの中身を机の上に出す。如何にも古そうなマントや刀。鐘なんて物もある。
「ほう、ありがとうマスター。これなら十分だ。」
「じゃあ頼む。これの結果によっては僕死ぬかもしれないから。」
「二人共私の事を忘れてないかしら?」
二人の話が始まってからずっと理綴が持ってきた物を見ていたライダーだが、
興味をそそられ、しかしそれについて聞くことが出来ないのはやはり辛いらしい。
「分かった分かった、今からはアリスに付き合えるからな。」
「ありがとうございますマスターさん。じゃあまずこれは何なのかしら?」
「ああ、それは当たり矢と言ってな…
二人の話を聞きながら、ライターは作業に取り掛かかり始めた。
──ここまで──>>310
回答ありがとうございます。つまり、窓ガラスは割れていない。ということですね……
エンペラー陣営もといアーチャー陣営は廃校舎で作戦会議中って感じです。後ほど文章の方を上げます……>>291
任せるって、もしかして書かせていただけるって意味でしたか?
もしそうなら、こんな感じにしたいと思います。結局、詠唱なしでの発動になりました。
◆◆◆◆◆◆
「じゃあ、僕はそろそろ行くよ。再集合はここでいいかい?」
綺麗に骨だけになった魚を火に投げ入れて、アサシン――ガイはゆっくりと腰を上げた。
2尾目の「ごちそう」を上機嫌でかじっていたトムは、それを見てあきれたように眉をひそめた。
「おいおい、せっかちだな。これから数日にわたって戦いが続くんだ。そんなに焦ってもしょうがないだろ。もう少しゆっくりしていったらいいじゃねえか。ほら、もう一尾どうだ?砂糖をたっぷりつけてさ、これがマジで美味えんだって!」
「遠慮しておくよ。『胃もたれでろくに活躍できなかったアサシンのマスター』なんてみんなに認識されるのは嫌だろ?それに、アサシンクラスはこの大会において相当に不利だ。少しでも早く準備を始めて損はない」
ガイの足元から、粘度の高い漆黒の液体がサッと広がった。不規則に流動しながら隆起し、3つの塊を作り上げる。たき火に照らされた異形は、瞬く間に4つに増えていた。
立ち並ぶ悪魔たち。一般人であれば卒倒するような恐ろしげな光景だ。しかしトムは、さも愉快そうに鼻を鳴らしただけだった。
「違えねえな。じゃあ、健闘を祈るぜ、胃弱の悪魔さん方」
「ありがとう。君も敵サーヴァントと糖尿病には気を付けてくれよ、死にたくなければね」
物音もなく、アサシンたちの姿は溶けるように暗闇に消えていった。
残された静寂の中、火の中で薪が爆ぜる音だけが、やけにうるさく響いていた。>>311
あ、それで大丈夫です。ただ、書くのは明日にさせて下さい。流石に疲れた…。
展開が受け入れられたようで良かったです。このイベントはなんとしても早めに起こしておきたかった。これで何らかの要因で、亜衣の人斬り欲求が限界を超えるとボスルートに向かいます。庭園も吸血も何でもありです。
まぁよっぽどがなければならないですけど。後は、描きたい展開とエンディングはあるんですが、そこに至るまでは割と行き当たりばったりなので、どの程度回収できるかは分かりません。それは神のみぞ知るという事で。百合、良いよね。
ここからは余談なのでスルーしていただいて大丈夫です。
もうね、むっちゃ頭使った!本当はもっと過激な事する筈だったけど、よくよく考えたら関係の修復が絶望的になるし、R-17.9くらいのラインまで描写するつもりだったけど、「いやいや、ここ一応全年齢版だし、やるにしてもまだ早い!」って頭を悩ませながらあーでもない、こうでもないってやってたら結構時間がかかってしまった。よく頑張った私!>>317
いえいえ、そんなことないです!ありがとうございます!
ちなみにトムは朝まで休憩です、暗いんで。アサシンですが、学校で(おそらく)アーチャー陣営と、病院でアリウムさんと、居住区でセイバー・ランサーの戦闘にそれぞれかち合うと思います。
学校→拠点づくりをしているアーチャー陣営を発見。攻撃することなく潜伏して様子見。
病院→アリウムさんを発見。体の不調を憐れみ、陰ながら祈りをささげる。
発電所→周囲の探索。電気系統などが機能していないことを把握。誰とも遭遇せず撤退。位置的に、学校や病院で何かが起これば気が付くかも。
居住区→激闘を目の当たりにする。吸血鬼がいることに憤慨。戦闘中に目の当たりにしたことについての情報を持ち帰る。そこまで接近はしていないが、廃墟ということで会話の内容も把握。深追いはせず、その後は居住区の探索。
こんな感じで考えています。基本的には、戦闘する意思はないため発見されず、情報を集めて拠点に戻るつもりですが、発見等のイベントを行いたい、アサシンサーヴァントを探知できるほどの罠を設置している、などがありましたら教えてください!
特にアリウムさんなんて無防備な状態ですから、サーヴァントと人間の力量差を考えると状況によっては精神攻撃→拉致の危険性があります。
理想としては、ギリギリのところで気づかれて、そのままいくつか言葉を交わす。その後、令呪でサーヴァントを呼ばれると厄介なので撤退。という流れにしたいです。
皆さんどうでしょうか。>>321
了解しました。では、
①一番の若輩者かつ不屈の意思を持たないアンブルーズがそちらに向かい、病院内の探索を開始。姿隠しの結界の力や幸運が低めの値なこともあり、アリウムさんにたどり着くまでに時間がかかる。
②その後、マスターらしき人物を発見するものの、一番の若輩者かつ不屈の意思を持たないアンブルーズは、その容姿に驚きと同情を抱き、行動が遅れる。
③戻ってきたかねたけちゃん登場。折れた木刀での一撃を喰らい、撤退。情報を得られたから良しとする。
こんな感じでいいですか?
普段ならかねたけちゃんに接近された時点でまず逃げ切れないと思いますが、武器が壊れていたのとミラーカさんから受けた傷が原因で本調子ではなく、取り逃がした。みたいな感じでどうでしょう。
>>320
お願いします。
姿の描写があるようなら、ロバート・キーズが向かいます。
赤毛の大男で、やはり無辜の怪物による異形化をしています。角はありませんが、鉤爪、馬の耳、足が蹄のある動物という感じです。>>322
あ、一応かねたけちゃんの傷は使い魔越しから治癒魔術で直してある設定です
アリウムは魔術師としての能力高いので多少の傷なら使い魔越しでも即完治させられる(描写力:E)
ただそれはそれとして痛みはそれなりに残り、連戦で調子が上がらず、武器の不調ということで元よりスペックは低下してる感じなのでそんな感じでいいと思います>>324
あ、書き忘れましたけど、いっそ偽の情報をつかますのも手ですよ。……バレた時敵対ですけど。「それにしてもこの病院、本当に何もないなあ。撤収するときに持って行った・・・・・・ってわけじゃあなさそうだし、いやー、田舎っていうのも大変だねえ」
病室を一つ一つ確認しながら、ボクは独りごち・・・・・・はっと口を閉じた。
危ない危ない、今は隠密行動中だった。もし誰かがいて聞かれでもしていたら大変なことになってたよ。もし切り抜けても「アンブルーズ、またお前か」なんて言われかねない。気を付けよう!
緊張感をもって、慎重に、慎重に・・・・・・>>327
阻害されていた認識が明確になるほど近づいた。その瞬間、ボクはショックを受けずにはいられなかった。
若い女性だった。包帯だらけの。身体の至る所に巻かれていて、右目と隙間から除く色の薄い髪を除けばほとんど隠れている。しかも、隠されている方の目――左目は、包帯の様子からそこに何も収まっていないことが明確だった。
死人のようだ。直感的にそう思った。
言葉を失ったボクへ、少女は寝たままの姿勢でゆっくりと顔を向けた(そのうつろな瞳が、果たしてボクのことを写しているのかも、ボクには判断できなかった)。そして、まるですべてを諦めたかのように、薄く唇を開いた。空気の漏れるような音が聞こえた。それとほぼ同時だった。
「キエエエエエエエエエエエエイイイイイイ!!!!」
突然の雄たけび。
空気を切り裂いて落ちる雷のような恐ろしい声とともに、ボクの脇腹に激痛が走った。
目を向ける。日本の服を着た小柄な少女が、木の棒を切り上げるようにして僕の脇腹に叩き込んでいるのがかろうじて確認できた。
サーヴァントだ!武器はないが、この動きはセイバーか!?
あばら骨を粉砕しながら棒がめり込んでくる感触に思わずうめき声をあげながらも、なんとか体をセイバー(?)に向ける。しかし、相手はそれを待ってはくれない。すでに二の太刀が頭上から迫ってきている。
ダメだ、手に負えない!このままでは殺される!
とっさに右腕を頭上にかざし致命傷を避けると、そのままボクは窓ガラスに飛び込み屋外へと脱出した。
眼下には海と、荒々しい岩場が広がっている。気休め程度だけれど、踏み込んで切り込まれることは平地よりは少ないはずだ。
岩場の陰に隠れながら逃亡しつつ後方を確認し、すでに追ってきてはいないことを確認すると、ボクは大きく安堵のため息をついた。
あのままやられていてもおかしくはなかった。本当に運がよかった。
それから、あの女性のことを考える。
魔術師の中には少しでも素質の高い子孫を残すために「めちゃくちゃなこと」をするものもあるらしい。この人もその犠牲者なのだろうか。反吐の出るような話だ。
この大会において、彼女とは敵同士だ。手を抜くことはできないし、マスターの意向がなくては助けることもないだろう。
だけれども・・・・・・まだ動く左手で、額を始点に十字架を切る。
ああ、あの哀れな女性に、どうか主のご加護があらんことを!描写終了です。
端末の関係ですごくぶつ切りになってしまいすみません。
アンブルーズは⑩岩場をたどり、拠点へと帰還予定です。
さっきの治療魔術みたく私が設定を勘違いしている部分があるかもしれません。
もし間違っていたらいってください!>>324
_______________________________
情報と情報、一対一という所か。あまり粘って相手を苛つかせるのも良くないし、できれば他の参加者同士潰しあってくれると助かるから目をつけられても厄介だ。
活きているもう片方の探査機が発見した「真新しい割れ跡が付いた廃病院の硝子」をデータベースに放り込みつつ、余裕をたっぷり持った声音で返す。
「まぁ、それならアリって所かね。交渉成立だ。
それで?折角得た『対戦者の情報』なんて貴重なカードを切ってまで欲しい情報ってのは何なんだい?」
_______________________________
偽情報は掴ませませんよ?「その場からトンズラする」って選択肢が一番上にくる生前ならまだしも、逃げ場もロクにない孤島の、マスターがいる聖杯戦争でわざわざ怨みを買うような真似するのは(キャスター的には)普通に愚策じゃないですか。
今の所どう考えても相手の方が強いのに。>>332
「ええ、それくらいはわたくしも分かっていますわ」
ドローン越しに見えない相手へと返答する。交渉には乗ってくれるようだ。キャスター、とこの人物は先程名乗った。クラス傾向として接近戦の弱いキャスターならば、少しでも自分を有利にする為に情報が欲しい、と言った所だろうか。さて、聞きたい事はいくつかある。しかし、この場で問えるのはひとつきり。さて、どれを問うたものか。使い魔の持ち主のマスターを聞こうかとも思ったが、これも相手にはしてもらえないだろう。
(やはりここは、あの人物でしょうか)
記憶がフラッシュバックする。わたくしが呼ばれてすぐ、アイに聖杯大会の事情を教わった時のことだ。
〜回想〜
「---聖杯大会には本来7人のマスターが必要ですが、私達に知らされたのは6名分の情報だけ。どうやら何か運営側に狙いがあるようです」
「では、その6名---貴女を抜いて5名、その中で警戒している方は誰ですの?」
「………そうですね、どの方も警戒すべきと言えばそうですが、1人だけ、最重要の警戒人物がいます」
「その方の名前は?」
「トミー・フレッカー」
〜〜
「人種は西洋人、金髪にアロハシャツ、30代半ば程の男性。名前をトミー・フレッカー。この人物の拠点をご存知ですか?」
あの会話の中で、アイが特に注意を向けていた人物。彼女曰く、「常人を装っていますが、何かが違う」。わたくしは会ったことがないが、ここまで言うのだから何かがあるのは間違いないだろう。
〜了〜>>333
_______________________________
「ふむ、西洋人、金髪、アロハシャツ…ね。」
現在集まったデータを照合する。
廃校を斥候させた時遠目に確認した黒髪の男は体格からしても違う。そいつと交戦した気配がないという事はそこを拠点にしているわけでもないだろう。少なくとも今は。
廃病院は何者かが根城にしていることは確かだ……が、主(マスター)からの情報を含めて考えるならば病弱で身動きが取れないというガブリエール嬢である可能性が高い。
こいつがランサーでありその男を探している、ということはランサー陣営の根城であり、現在ドローンが捕まっている座標周辺でもない。
戦闘の舞台となった住宅街にいたのであれば誰かしらが気配を察知した確率が高いし、様子を見に出てきている様子も無かった。
現集落にはどうやら男が滞在しているらしい事を住民の会話から拾ったが、聞き取れた特徴が「西洋人の男」という特徴と合致しない。
発電所には魔力反応が無く、現在無人なのを確認できた。
(となれば、消去法でわかるってもんだ。)
残っている陣地にできうる場所は、現在罠だらけの山頂だけだろう。あれだけの罠(といっても下らないものも多数混ざっているが)を予め張っておいて、放棄するとは考え難い。
陣営のうち一つは召喚の際に発生した不備で準備が遅れたという事はすでに把握しているため、この場合考慮する必要はない。つまり、そのフレッカーという男がいるのは山頂周辺である確率が一番高いのだ。
……まあ、どこか別の陣営と同盟を組んでいる可能性もあるが、そこまでは知った事ではない。
そもそも、山頂なんて戦略上の最適解、誰も取らないという事自体がまずありえない。流石に結界の中まで侵入するのは躊躇われたからまだ入ってはいないが、分析してみれば誰かしらの陣地になっている事は一目瞭然だった。
「俺は山の上だと踏んでるね。
あんなにうじゃうじゃ罠を仕掛けるなんて、『どうぞ警戒してください、ついでに入ってこないでください』って言ってるのと変わらん。俺の主(マスター)から聞いた情報じゃあただの傾奇者にも聞こえるが……俺から言わせりゃそういう奴が一番危ないんでね。実は意外と切れ者なんじゃねーのかい?」
_______________________________>>334
実際聖杯戦争って縛りが無く、気に入るような人も居なければ「複数陣営に取り入って相打ちにさせ、自分は海外に高飛び」ぐらいはやるので大丈夫ですよ。
今の所は逃げ場がないしマスターの事情もあるので腹括ってるだけです。>>335
「分かりましたわ。流石キャスター、偵察はお手の物ですわね」
山頂、か。昨日の地形把握は住宅地周辺のみに終わってしまった為向かえなかった場所だ。アイはどうやら山頂に拠点を構えたかった様だが、向かうまでの時間で他の穴場を取られると危惧したらしい。代わりに、島の何処へもなるべく等距離で行ける場所を取ったのだとか。トミー・フレッカーと言う人物は、他の可能性よりも、最も有利になる場所へ真っ先に向かったと見える。確かに、どこか修羅場に慣れている雰囲気を感じる。しかし罠か…。後ほど、試しに使い魔を送ってみようと思いつつ、わたくしは言葉を続ける。
「では、お約束ですわ。セイバーの情報をお教えしましょう。何かご希望はありまして?」
〜了〜地下工房の探索が無事終了、工房の掌握に成功し一息つく。ロングウルスの移動宝物庫にも発見する事ができたが複雑かつ強力な防衛機構があるためまだ手は出していない。
「たぶん降霊系の儀式の失敗だとは思うけど。」
使用した形跡のある魔法陣があることから、ロングウルス家の衰退の真相の推測を立てては見たが、私はこの手の専門家ではないので詳しいことはわからない。
しかし、それでいい。私がこの島に来た目的はロングウルスの移動宝物庫である。ロングウルス家の衰退の調査はついでですよついで。
工房の中でくつろぎながら気になっていた紙片を眺めていたら、島に放っていた使い魔が異変を察知した。
場所は廃住宅地。
使い魔と視界を共有し偵察する。
「⋯⋯っ!」
そこには人のカタチをした怪物がいた。
片方は蝙蝠の羽を持ち身体を霧に変える等、実に怪物らしい怪物だ。
もう片方は身体的特徴は人間と同じだが、身体能力、戦闘技術共にそれが逸脱者だとこちらに伝えてくる。
「──っ!」
工房内で異常な魔力の流れを感じ、我に帰る。
振り向くと魔法陣がひとりでに起動していた。
視覚が閉じる。エーテルの奔流で目が潰されないようにする自衛反応だ。
しばらくして魔力の流れが収まり、視覚も戻る。
これまでと同じ工房。しかし、一つだけ異質なものがあった。
「サーヴァントキャリアー、召喚に応じ参上しました。あなたが私の艦長(マスター)ですか?」
私に語りかける声が聞こえる。
そこには散乱した紙の束があった。>>338
とりあえずここまで。
あまり本筋と関係なかった地下工房探索パートはバッサリカット。コピペミスって戦闘目撃シーンが消えてしまったけどなんとか書き直す。
続きは執筆中。「「キエエエイイ!!」」
打撃音。響き続ける凄まじい絶叫。
男達が必死に木に木刀を何度も何度も打ちつけ続ける。
見慣れない光景……少なくとも己の記憶の中にこのようなとのはなかった。
(だとすれば、この光景は……セイバーの記憶ということかしら)
魔力の繋がりを持ったマスターはサーヴァントの過去を夢というカタチで見るというが、これがそうなのだろう……
目の前には2人の男がいた。
1人は猛々しくも利発そうな雰囲気を感じさせるまさしく薩摩男児といった風貌の男だ。
もう1人は細身、とても剣を振るえるようには見えないほどくたびれた様子。だというのに、武術の類に関してはまるで専門外の私にさえ分かるほどの剣客としての風格を感じさせる。
「そん子は?」
細身の男が目を向けた先には簡素な服に袖を通し、長い黒髪を髷の如く後ろで結った10歳ほどの少女だ。
「娘じゃ。一人娘やったから甘やかしすぎたんか、まるでおなごん子らしゅうならん。すっことち言いったや、毎日男達ん剣術をじっと見っくれなもんじゃ。」
剣の稽古を見つめながら目つきの鋭い少女はブツブツと何かを呟いている。
「遅か、声も出てなかれば腕も伸びきっちょらん。隙が多か。おいん方が強かぞ 」
少女は眼光のみで剣を振るう男達を斬り捨てんとばかりに動きを注視していた。
「大した眼力じゃな……よう見えちょっ」
男はほくそ笑む。まるで輝きを秘めた原石を己の手で掴んだと言わんばかりに
やがて、男は少女の前に屈み問うた
「おいは薬丸正右衛門兼富、ぬし剣に興味があっか?」
少女はコクリと頷いた。>>340
しばらくしたのち剣に焦がれた少女は薬丸兼富の養子に迎え入れられる。
そして少女は存分に剣を学ぶことを許された。長くの間燻っていた剣に対する渇望は収まることを知らず、新蔵は剣に没頭する。
やがて、薩摩随一の女剣士となった少女は少女から23歳の立派な女性となり養父兼富が亡くなった後に、江戸に出て武官に取り立てられ、さまざまな他流試合を繰り返し剣客としての名声を高めていく。
そして遂に自身の剣術を確立する。
如水伝、即ち━━薬丸自顕流を……。
━━これで己は薬丸に相応しい報いが成し遂げたのだ……
偉業を成し遂げた彼女は満足そうに笑んでいた。
(でも、彼女の……薬丸兼武の物語はここでは終わらない……)>>341
風景が変わる。どこかの屋敷の中で数人の男達に囲まれた女性がそこにはおり、激しい口論を繰り広げていた。
男達の誰かが告げた。お前が屋久島に流されることが決まった……と
男のように髪を短く切り揃えた高齢の女性が叫ぶ
「おいは何も罰さるっことしちょらん!」
己はただ薬丸家を冷遇してきた東郷家に見切りをつけただけである、薬丸が剣術を確立することの何が悪いのだと
彼女は必死に訴えるが周囲の者達はみなばつが悪そうに目を逸らすばかり
周りの反応から何かあると悟った彼女は震えながら口を開く。まるで己の悪寒に対する否定を求めるが如く。
「おいがおなごじゃっでか!?」
己が身が女であるから止めないのか、藩主に恭順な姿勢を見せると共に厄介な女を薬丸から消してしまおうと言うのか
彼女の言い分に周囲の者達は口を閉ざす。その沈黙こそがそれが事実であるということを如実に表していた。
「分かった、もうよか……」
その反応を見た彼女はどこかで見慣れた表情をしていた。しかしすぐに背を向けてどこかへ立ち去ってしまう……
『キエエエエエエエエエエエエイイイイイイ!!!!』
そこで私の意識は雷のような轟音によって現実へと引き戻されてしまった。>>342
かねたけちゃん過去編、手短ですが
かねたけちゃんの髪型の推移はってポニーテール→ツインテール→ベリーショートという描写をしたかったんだ……
アサシンの偵察中、まさか魔術で表情を固定し目を開けながら寝ていたアリウムである
基本、寝たきり生活なのに朝4時まで起きてられるはずが無かった
アサシンに対する話はしばらくしたら続きあげます―――――――――――――――
「『探知せよ、ベルカナ』」
ルーンストーンが四方へと散る。これで後はこの廃校舎に隠れ、他の陣営を迎え討つだけ。
「ひとまず、校舎の工房化は終わった。窓ガラスとかが残っていて良かったよ、礼装も補填できるのがいい」
「ところで軍師よ、甘味はまだか? 」
「……運営からの連絡を待ってくれ、『エンペラー』、運営も今お前の対応で大変なんだ、少し我慢してくれ」
「むう……、それなら仕方あるまい。ところで軍師よ、先程お前が投げた石はなんだ? 勝手に飛んでいったが……」
「ああ、ルーンストーンのことか。探索も攻撃も防御も出来る礼装だ。私はどちらかというとガラスを操るのが得意なんだが、念のためルーン魔術も覚えていてね。私の扱う硝子魔術では出来ない事をルーン魔術で補うって具合に。どれ、探知中のストーンの状況でも見るか。この部屋に適当な器があればいいが……」
「む、器か? こんな物でも構わんか? 」
差し出されたのは恐らく吐瀉物などを片付ける為に保健室に置かれていたであろうバケツだった。特に壊れているところもなく、埃をかぶっていることを除けばそんなに汚れている所もない。>>344
「ああ、問題ない。助かったぞ、『エンペラー』。さて、水分補給用の水が少し減るが、まあいい。『水面に映せ、ラグズ』」
短い詠唱と共に水が張られたバケツへルーンストーンが落とされる。ちゃぷん、と水面が波打ち、波紋が落ち着くとそこに映し出されていたのは廃学校の外の光景、そして異形の大男の姿。幸いまだ気づかれてはない様だ。
「軍師よ、こやつは何だ? これはまるで怪物ではないか!? 」
「おそらく他のマスターの使い魔、あるいはサーヴァントだろう。しかし、クラスの想像がつかない。バーサーカーか、あるいは何らかの怪物になったという逸話を持つ者か……、サーヴァントの召喚は全陣営完了しているから『エンペラー』以外のクラスというのは分かるがな。だが、アリウム・ガブリエールの使い魔ではないことは確かだ。彼女なら船の時のようにカッコウを飛ばしてくるはずだろう。『エンペラー』、念のため戦闘の準備をしてくれ、もしかしたら先程の怪物と戦わなければならないかもしれない。あるいは他のマスターが偵察に何かを仕込んでいる可能性もある」>>345
「お前は戦闘の間、どうするのだ、軍師よ? 」
「出来る限りお前のサポートをする。ああ、『エンペラー』、少し頼みたいことがある」
「余に頼み事? どういった内容だ? 」
「敵が来るなり、探索のルーンが新しい反応を示したら起こしてくれ。今から少し仮眠を取る。頼んだぞ、『エンペラー』」
そう言って司馬はソファーに寝転がり目を閉じる。程なくして寝息が聞こえ、眠りの世界に落ちたことがわかる。
「全く、軍師め。余に指図ばかりしおって……、だが何だ、このどこか懐かしいような感じは……、まるで、まるで……」
■■が側にいた時みたいではないか。
―――――――――――――――
というわけでエンペラー陣営という名のアーチャー陣営の現状報告です。
ベルカナが刻まれたルーンストーンが4つ、島内を探索しています。見つけた場合は放置なり破壊なりお好きにしてもらっても構いません……ふと思いましたが、サーヴァントの記憶を夢で見るって設定、本当よく出来てますよね。短期間でどう相手の心を知るか考えた時、相手の印象に残った出来事を自分が体験できるってかなり説得力が違います。
学校へと偵察に行ったアサシンを描写します。
なるほど、『遅きに失した』というやつか。すでに何者かが拠点を構えているようだな。
ロバートは学校を観察した結果、そのように結論付けた。
校庭の砂が不自然に整っている。
この島にはすでに学校に通うような年齢の子供もいないはずだから、まさか施設の整備でこうなっているわけではあるまい。おそらくはこの場で何らかの行為――例えば、サーヴァントの召喚や罠の設置など――を行い、それを隠蔽した跡だろう。
そして、こんな拠点に絶好の施設があり、その目の前で準備までしたにも関わらず別の場所へ移動したとも考えにくい。十中八九、何らかの勢力がこの場所に居座っているとみていい。
相手がまともなマスターであれば、すでに工房化して幾重にも罠が仕掛けられているはず。
下手に侵入して情報を持ち帰れないことになれば、それこそ本末転倒というものだ。
敵の懐に長居は無用。どのようなサーヴァントを従えているのか確認したくはあったが、なに、本拠地を知れただけで十分な成果だ。
そのように判断し、ロバートは踵を返した。
了以上です。
と言いますか、書いてから思ったのですが、普通偵察は霊体化した状態でしますよね。アサシンだからよっぽどのことがないとバレる心配もないわけですし。
すっかり失念していました。あと、特に絡みがないようなので発電所と旧居住区に向かったアサシンの描写は割愛させていただきます。
4体全部の描写はちょっときついので・・・・・・こんな夢を見た。
僕が木陰で本を読んでいるとどこからか話が聞こえた。
どうやら即興の童話の様だ。
その話に聴き入っていると目の前を兎と少女が通った。
何故か追わなければならないという義務を感じ、追いかけると
兎が木の根元についたドアを開け滑り込む様に入っていった。
続く少女も恐る恐るドアを開け中に入っていった。
僕も中を見ると大きな穴が地下に続いている。
先に落ちていった少女の声も聞こえたのでそのまま
降りてみると穴の底には中々着かず、掛け時計やバスケットが浮いている。
底が見えてきた辺りで、(今日はここまで)という声が聞こえて現実に引き戻された。
───────────────────────────
「アリス」の夢です。>>337
______
「希望、希望なぁ…………」
ガリガリと頭を搔きながら、少しだけ考える。
「そうさな、真名を知っていればそれが一番だが、知らないのであればセイバーの性格についてお前さんの所感を聞きたいね。」
くだらない質問にも聞こえるが、俺としてはこれが一番大事なのである。
今後周囲を煽るにしても乗せるにしても、性格を知らぬうちにはどうにもならない。喜・怒・哀・楽・恐、そして食欲・性欲・名声欲・金銭欲・そして趣味に走る事………それらを把握し掌握しなければ作戦なんて成功するわけがない、というのは今も昔も変わらない。
セイバーの性格について「客観的な視点で」ではなく「所感」、と言ったのはこいつの性質を探る意味もあった。主(マスター)の言った通り、このランサーが女吸血鬼であるとしたら…嗜好を掴みさえすれば行動の予測が楽になるかもしれない。
(…とりあえず、俺のマスターが女だって事は漏らさない方がいいな。候補に挙げられてたカーミラやエリザベート・バートリーだったとしたら、それだけで標的になる可能性が上がるっつー事もありうる。別のあやかしだったとしても若くて弱っちい嬢ちゃんなんて脅かすには最適だしなぁ。
そもそも見た目だけとはいえ「細っこくて若い女二人」なんて侮られてもおかしくない。
いずれバレるにしても、もう少し後の方がいいだろ)
______>>352
あっ、修正前コピペのままだった
キャスターのセリフ「知らないのであれば」じゃなくて「できれば」です。(今のが……セイバーの過去……)
誰よりも一族を愛した女剣士がその一族に切り捨てられる哀れな最後……
もちろん、その経歴は知っていたしそれ故に彼女を召喚しようという考えでいた。
最優のセイバークラスを召喚するために卓越した剣技を持つサーヴァントを狙うという点もあるが、私が彼女に求めたのはその過去、魔術師とは異なる「代を重ね、技術の研鑽を続ける求道者」たる英霊を呼び出したかったのだ。
己の願い、━━魔術師としての研鑽も追求も破棄するという想いの可否を尋ねてみたかった。
魔術師ではないが、到達点を求め、次代にその技術を紡ぐ者と語らって見たかった。
そのためには1代限りの天才や単なる流派の開祖ではいけない。
故に開祖でありながら、元より薬丸家に伝わっていた野太刀の技術と示現流の流れを汲んだ7代目薬丸が必要だった
しかし、セイバーの過去を知ってしまうと
(周囲に裏切られた瞬間見せたセイバーのあの表情……見覚えがあるのは当然でしょうね……)
あれは憎悪でも無ければ悲嘆でもない……紛れもなくあれは私自身が幾度となく浮かべているものと同じ『諦念』の表情だったからだ。
あの瞬間、セイバーは薬丸兼武は己が薩摩に留まることを諦めた。それが薬丸家の為になると信じていた。薬丸自顕流を残すために彼女は自身を放棄したのだ。
(つくづく因果なものだわ……)
よりにもよって主従揃って根幹を成すのが一族の為の諦念だなんて……セイバーの言った通りこれは少し悪趣味が過ぎる。
〜続く〜そんな物思いに耽っているとセイバーが拠点である廃病院へと戻ってきた。
「おい、マスター!無事か!?」
だいぶ慌てているが、先程の猿叫のことも考えるとこの周辺で会敵でもしたのだろうか
「無事よ、まるで問題ないわ」
一応、全て把握済みみたいな顔をして通す。流石にセイバーがダイアナを探している最中に寝落ちしたなんてことがバレたら何を言われるか分からない。
「そうか、しかしさっきのは何だったんだ?サーヴァントにしては手応えがないし、すぐに逃げ出すし」
セイバーが首を捻る。確かに今セイバーが手にしている折れてエンチャントが剥げた木刀で攻撃したと考えるとサーヴァントを相手取るにしては威力が心許ない。
だというのに逃げ出したというのはサーヴァントではない使い魔の類だったか、あるいは戦闘には向かないタイプのサーヴァントだったかだ
(そうだとすれば、後者になるのでしょうね)
私がここまで至近距離まで近づかれて気付かないのであれば、それが使い魔であることはありえないだろう。如何に隠蔽に優れた魔術師だとしても自身の感知領域内ならその隠蔽の痕跡すらも見抜くことは容易い。であれば魔術師の枠を超えたサーヴァントの手によるものであると考えるのが自然だ。
「となると、アサシンのサーヴァントあたりでしょうね」
「暗殺者か?なるほど、それでコソコソとマスターの様子を覗いてたってわけか」
気配遮断中のサーヴァントであれば、流石の私でも気付くのは困難だ。セイバーが気づけたのは持ち前の眼力とやらか……
「助かったわ、セイバー……」
「どうしかしたか?マスターがオレに素直に礼を言うなんて珍しいじゃねぇか?変なもんでも食ったか?いや食えねぇだろうけど」
こちらが素直な態度を見せたらすぐこれである。この活発そうで憎まれ口を叩く少女があの夢の中の女性の同一人物だとはまるで思えない。
「よくよく考えると武器もやられちまってるからよ、ダイアナって女を探そうにもそいつのサーヴァントに遅れを取っちまうかも知れねぇし、そろそろ武器を貰おうと思ったんだけどよ……」
セイバーが期待を含んだ感じで問いかける。木刀が使い物にならない以上、真剣を使わせて貰えると考えているようだが……その考えは甘い。私は壁に立てかけてある鞄を顎で指す。
「あぁ、そのことだけれど……実はその鞄の中にあと6本入っているから好きにとっていっていいわよ」>>355
何気なしにいうとセイバーはまた萎れたような様子を見せるが、流石にもはや反抗は無意味だと理解しているのか「やっぱりいつもの性格悪いマスターじゃねぇか……」とボヤいただけだった
「ダイアナを探すのもそうだけど、さっきのアサシンも気になるわね……何かしら痕跡でもあれば追えるんだけれど……」
言いかけたところで何かしらの魔力反応が領域内に侵入したことを感知した。
この魔力はサーヴァントのものにしては小さい。恐らくは他の陣営の偵察用の使い魔か自律礼装といったところか
「セイバー、悪いけど怪しいものを感じたから見てきてくれないかしら?」
「ん?ダイアナってのの探索は打ち切っていいのか?それにまたマスターが狙われたらどうする?」
「打ち切るわけじゃないけれど、別にもともと他の陣営の偵察をやめていたわけではないし、1人を闇雲に探すよりは顔を出したところを片っ端から叩いていって全員叩けばそのうちダイアナも見つかるでしょう。私の方はまぁ、流石に一度撃退されている以上アサシンが来る確率は低いだろうし、最悪令呪で呼ぶから」
「へぇ……マスターって案外いろいろ考えてるようで結構大雑把だな」
「わかりやすいのは嫌いかしら?」
「いいや、大好物さ……」
ニッと口角を釣り上げて、木刀を手に持ってセイバーは目にも留まらぬ速さで指定された箇所まで駆け抜けていった。〜了〜
対アサシン評&アリウム、早速ベルカナルーンストーンを発見&薬丸兼武召喚の動機明かしとそこそこ詰め込んだ感じに
とりあえずルーンストーンを潰してその位置から痕跡を追って敵の拠点を割り出そうと画策しています「性格の所感、ですか」
そんなもので良いのだろうかと思ったが、相手はこんな不思議な使い魔を作ったサーヴァントだ。何かしら考えがあるのだろう。一旦セイバーとの戦闘を思い返す。
「そうですわね…、まずあまり気の長い方ではないでしょう。言葉遣いが荒々しく、すぐに喧嘩を売りそうな雰囲気でしたわ。そのせいで可愛らしいお顔が台無しです」
そう、まず思い浮かんだのはこれだ。思わずため息を吐いてしまう。本当に残念だ、もう少しだけ淑やかであれば。あれではあまりにも男性に寄りすぎている。
「ですが、言い換えればさっぱりとした方であると言えるのかもしれませんわね」
次に思い浮かぶのは、これだろうか。
「それと、自身の剣技に並々ならぬ誇りと自信を持っておいでの様です。
それが無ければ、こちらの攻撃を受けながら突進してくるなどと言う判断はできないだろう。
「あと思いつくものと言えば……、そうですわね。推測ですが、女性として扱われる事に嫌悪を示す様に感じられましたわ。これでよろしいかしら?」
〜了〜
こんな感じで良いですかね?もう少し聞きたければキャスターに質問してもらってください。もう少しミラーカの情報を入れたかったけど上手く行かなかった。>>358
______
(女と扱われることを嫌がる…って事はやはり女である事で不都合が生じたパターンか。技量に対する自信や喧嘩っ早くさっぱりとした––––つまり男らしさを意識してると推測される性格から考えれば…………大方「剣技に優れていたが女であるせいで周囲に認められなかった」とかそういう感じだろうな。
…ま、珍しい話でもない。大衆は得てしてそういう下らない因習に拘って人の立場を決めるものだ。あの信長様にだって女だと嘲る輩がいたんだしなぁ。だからこそ性別を偽ったわけで––––––)
と、少し思考が脱線したところで別の情報の分析に入る。
(そしてこの女。「可愛らしいお顔が台無しです」なんて残念そうにしている所を見るに、さては同性が好きなクチだな?………主(マスター)から聞いた話では吸血鬼のカーミラが主人公とそーゆー耽美な描写があったって話だったな。真名候補としては一歩有力になったか。」)
「ん––––––まあ、俺の情報だって推測の上成り立ってるものな以上、これぐらいでも上等じゃないか?これ以上聞いたらもっと情報を渡さなきゃいけなくなる気がするんでね。」
______wiki「ガイ・フォークス」のステータスを、無辜の怪物込みのものに変更しました。
また、「生前の関係者」の項目に個別のステータスを追加しました。
アンブルーズの耐久はEで、マタ・ハリと同程度の値です。筋力Bにワンパンされなかっただけ僥倖ですね。「そう、それでは取引はこれで終了ですわね。情報、ありがとうございました。それでは、ご機嫌よう」
「おう」
そう言って使い魔を手放した。どうやら拠点からは離れていくようだ。
(さて、アイが目覚めるまでまだしばらくかかるでしょうし、使い魔を放ったらわたくしも休みましょう。)
そんなことを考えつつ、拠点へと帰還した。
(それにしても、キャスターのあの使い魔、厄介ですわね)
どうやら短い時間ながらなかなかの量の情報を持っていそうだ。こちらのことも少しずつ探られているのだろう。だがまあ、聖杯からの知識に寄ればキャスターは穴熊が基本。早々に何かを仕掛けてくる訳では無いだろう。
(ですが、やはりキャスターの陣地も探っておきたいですわね)
アイが起きたら、そこを話し合おう。そう考えているうちに拠点へ到着した。
(それでは)
腕を振って蝙蝠の使い魔を呼び出す。夜では無いためかなり弱体化しているが、ひとまず山の様子を探らせるぐらいはできる。蝙蝠を放ち、わたくしは家の中へと入っていった。
〜了〜
これでひとまず交渉は終了です。アサシン陣営の元に使い魔放ちましたので、処遇をお任せします。理綴が持ってきた物は、
刀、マント、弓、矢、鐘、人形が三つ、本、杖、ペンダントです。
この内鐘、矢、マント、人形、ペンダントは何をエンチャントするかは考え済みです。>>362
エンチャントに使わない物として
赤い液体の入った小瓶、小さい黒板、お守り、紙とペンも追加で。回想シーン的な
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自分と周囲がどうしようもないぐらい違うと気づいたのはまだ幼い頃のことだった。
当時の俺といえば物心つく前に両親を亡くし、流れに流れてさる寺に押し付けられた厄介者の孤児。そのせいもあってか周囲にはやれ変わり者だ外道だと謗られたが、なにぶん俺が奴らより優れているのは事実だったからどうしようもない。
ズバズバと予想を当てていく俺を見た周囲の大人に先見か何かでないかと疑われた事もあったが、俺からすればそれら全ては思いつきで出てくるような推論と理論の積み重ねなのだから鼻で笑う他なかった。
周りの奴らが長年修練を積んでようやく習得したものを一晩で覚えて、泣かせてしまった事もあったっけ。
……どうも俺の親は大陸かどこかから渡って来た奴だった、って噂もあったから「もしや魔術師か何かだったんじゃないか、自分でも知らない間に何かされていたんじゃないか」とは疑っているが、推測の域を出ない。俺の容姿も少し日本人らしくなかったから、ありえなくもないというだけだ。
一番嫌だったのはただ年を重ねたり生まれた家が良かっただけの凡人が偉そうに突っかかって来た事だった。
ああいった輩は実にたちが悪い。能無しのくせに、こちらが少しでもそいつらと違う事をして見せれば生意気だと叩くのだ。そういう時は面倒なので寺から抜け出して他所の屋敷の庭とかに隠れる事も多かった。
元服の頃––––ちょうど、あの桜が咲いた頃に、俺は寺から出奔する事に決めた。
御誂え向きに俺の術を外法の妖術だと呼ぶ奴がいたので、「それなら出ていってやるよ」と啖呵を切ってあてどなく歩き出した。
幸い妖術の心得と頭があれば旅芸人として暮らしていくには十分だったし、時には暇つぶしでお偉いさんを揶揄ったり隠密の真似事をして稼いだりして。––––––––それなりに理解してくれる奴にも出会って。
そうして旅を続けて、身体まで交換して………世界を眺め続けた。>>364
常に最適解を導き出して生きている俺からすれば戦場に赴き、兵を用いて覇を競うなんて馬鹿馬鹿しくて、野蛮で、非効率的で、生き急ぎすぎで、痛々しくて。己の技を、至高の一に至るまで磨き抜くなんて––––死んだら無くなるだけの、無駄な行為で。
だから俺は傍観者でいい。他人が馬鹿みたいに突っ走っている姿を眺めて、けらけらと笑ってやるのだ。
ああ、でも、そうやって馬鹿やってる奴らの一生懸命な様を見ていると。
少しだけ。ほんの少しだけ––––––––––––––––羨ましいとも思ってしまうんだ。
だからだろうか。自分が人の生を集めようと思ったのは。
「となれば、こいつぁさしずめ俺の嫉みの産物かい。………我ながらみっともないねぇ」
さらさらと鞄から出した本の表紙を撫でる。こんな風に感傷に浸るのは柄ではなかったが、先ほどランサーの娘と会話した時に予想したセイバーの境遇に少しだけ思う所があったのが原因だろう。生憎と「俺は」憐憫で手が緩むほど性格は良くないが、それでもだ。
とはいえ、そんな「みっともない嫉みの産物」でも今は多少の役に立つ。
(まぁ恐らくココに記録した動きや技とは微妙に違うだろうが、ある程度の対策を立てるに越した事はない。不死身のあやかしを追い詰めるだけの技量ってのは明確な脅威だ。
ランサーには偵察の存在もバレちまったし、多少は警戒されるだろうからそっちの対策も練らにゃいかん。
はー、人の下につくのってやっぱり大変だなぁ。)
「……ま、たまにはこういうのも、悪くはないが。」
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今回はもうちょっとだけ心情に踏み込んだ内容となっております。FGOで言うなら絆礼装ぐらいには。
(以前も言及した通り、彼のモデルは空の境界+間桐の系譜+オケキャス+ダヴィンチちゃんなのだ。特にらっきょオマージュ。)スレを浮上させるでヤンス。ついでにちょっと……
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aは眠れなかった。
この何日続くかもわからない中継に張り付いているわけにもいかないゆえ、スタッフは交代制で適宜休憩をとることになっている。今は丁度マスター達の何人かは眠りにつき、最初の戦闘も終わった。スタッフに勧められ、一旦眠ってもそこまで大事は起きないだろうと判断して寝袋に潜り込んだは良いが、ちっとも眠れない。
理由は簡単。あの少女のことが頭をよぎるのだ。
あの少女は基本的にあの島に一人で暮らしているらしい。幽霊ではないが似たようなものだそうで、船まで飛んできたは良いものの、基本的にあの島から離れられないらしい。
そう、離れられないのだ。あの無くなる島から。
別に自分は正義の味方ではないし、事実、そのことを知ってもあの島に住まう人間を助けようとは思わなかった。
でも、彼女が恐竜に叩き潰されているのは気が気じゃなかった。楽しそうに笑っているのを見て、少しホッとした。
わかっている。娘と重ねてしまっていることなど。わかっている。仮に彼女を助けてもその後出来ることなどないことを。わかっている。これがただの自己満足だと。
それでも、気になる。気になってしまう。
大きな溜め息をついて、aは何度目かもわからない寝返りをうつのだった。>>366
ふと思い付いたので書いちゃいました。設定ガバがあったら訂正をお願いします。
あ、ちなみにaが本筋に関わることはないです。一人だけ手を貸して有利にすることは運営的にしないのでご安心を。住宅地にキリスト式の教会ってあります?
>>368
あってもおかしくはないかなと思えるものならこの島にあるということにしても良いと思います。たまたまこの島の島長がカトリック信者で、栄えていたころに予算をつかって島に小さな教会を建てたことがある。的な。二日目大体朝6時
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「やあやあ朝だぜ我が主(マスター)!体内時計は狂わせないに限る!」
ばさり、と体にかかった毛布を引き剥がされる。
まだ少し重い目を擦りながら起き上がると、そこには何かを企んでいるような笑みを浮かべて座り込んでいるキャスターがいた。
「まずは腹に飯を入れる事だ。昨日頼む暇が無かったようだから俺が代わりに英国式(イングリッシュ・ブレックファースト)を届けてもらっておいた。食えるかい?」
手渡されたトレーに乗っていたのはトースト、目玉焼き、ソーセージ、ベーコン、豆の煮物にミルクティー。薄暗い炭鉱の中に馴染みのある香りが広がっていくのがわかった。
「……………………お心遣い感謝します」
「いや?別にこれぐらい普通だろ。で?いい知らせと悪い知らせ、どちらを先に聞きたい?」
言って、目を細めるキャスター。私は平静を保てるよう一度深呼吸をし、動悸が収まったのを確認してから続きを促す事にした。
「……………悪い、知らせがあるのですか」
「悪い知らせからだな?まあ然程最悪って程でも無いさ。ただランサーに探査機の存在がバレたってだけの話だ。バレたところで魔力供給さえ十分にしてもらえれば直せる範囲だし、不安に思うことはない。
……………向こうに存在が認知されたってことは、狙われる可能性も出るだろうが……そんぐらいなら戦地だったらいつもある事だ。」
「接触したのですか?相手方の反応は?」
「友好的でも敵対的でもなし。ちょっとした情報交換だけで終わったな。
で、ここからがいいニュースなんだが、そのランサーってのは昨日話した吸血鬼娘でな。情報交換でセイバーに関する情報を得たついでなんだが、どうやらあの吸血鬼娘は女がイケる口らしい。
これって昨日お前さんが言ってた女吸血鬼の特徴に当てはまらないかい?」
「でしたら、ランサーの真名はカーミラである可能性が高い、と推測します。
エリザベート・バートリーは確かに同性愛的行動の記録や吸血鬼のモデルである逸話は存在しますが、それだけで生態までを吸血鬼のそれに変貌させるのは流石に不自然だと思いますから。」
ふむふむ、と得心がいったように頷くキャスター。それを確認しつつ話を再開する。>>370
「吸血鬼カーミラ。シェリダン・レ・ファニュ作の同名作品の登場人物で、主人公であるローラと親しい関係になりますが、その正体とローラの体調不良の原因であった事が露見し退治されます。
私が読んだ本で描写されたのは「怪力である」というぐらいで化け物じみた回復力などの能力は見せなかったのですが…それはまぁ、英霊ですので。
原著の通りであれば朝には異常なほど弱く、賛美歌を苦手とするはずです。………由緒正しい英国魔女としては基督教とは対立の歴史があるのですが…まあ、頼る必要が出るかもしれません。」
「昨日言ってた話だと、確か心臓に杭を打ち込めば死ぬんだったっけか?」
「はい。「カーミラ」においてはカーミラ–––––ミラーカ、マーカラとも言いますが–––––は心臓に杭を打たれ、首を落とされた上で火葬されています。
以前行われた聖杯戦争等のデータにおいても、アキレウスの踵やジークフリードの背中のような「明確な弱点」は英霊にとって致命的な存在であるとされていることから考えれば、ほぼ間違いありません。」
「ふーん。弁慶も泣き所が弱かったりするのかねぇ。…………まあいいや。そういう事なら杭状の武器を打ち込めるような絡繰と、気休め程度の護符・結界は用意しておくさ。出奔したとはいえ宗教に関わりがないわけではないからな。
……あぁ、後セイバーの方なんだが、そちらも対策を立ててるところだ。あいつの動きに近いものにいくつか見当がついたからな。ランサーから手に入れた情報を100%信用するわけではないが、ある程度組み入れて策を練っておく。」
_______________________________
スレ上げついでに今日はここまで。地の文を入れると際限なく長くなるのでそこは少々削りました。(読みにくかったらすみません)
確かにエリザベートは生態まで吸血鬼になってないね、だってドラゴンだもの。
(これで弱点ある系ランサーと源流が戦国に被ってた系セイバーはどうにか死なずに避けられるかもしれないけど、まだ相性悪めなアサシンとかライダーが残ってるんだよなぁ)おっと当初の想定以上にピンチかもしれないな。せめて一陣営落として負けたいんだが。
>>372
キャスターはこのまま穴熊決めて他陣営を潰し合わせる気だからどこかの陣営が「代わりに倒してやるからランサーの情報ちょうだい」って言ったりランサーの方から炭鉱を攻めようとしなければ危ないことはないですよ>>374
……ok!ですかね。人間がサーヴァントに追いすがるだなんて面白いに決まってるじゃないか。的な。
運営にとって困るのはマスター候補が頃されちゃうことで、すでに怪我に関しての同意書は書いてもらってますので、自分から戦いにいくことを止めはしません。止めるとすればサーヴァントの方を運営特権の予備令呪により止めることになる……かな?時計を見ると現在午前5:30、これならまだどこも動いていないはずだ。
「おわようマスター。エンティャンとはそこそこ終わっていうよ。」
史実通りの吃音でライターは状況報告をしてくれる。
ライターに礼を言い、出来たものを確認する。
元々オーダーを書いていたタグに、詩が書き込まれている。
曰く、使うときにはこの詩を読み上げる事で、
かばん語によって追加された効果を使うことが出来るらしい。
その詩を確認しながら、運営に朝食をオーダーする。
そういえばこのリスト、ローストビーフだの北京ダックだの書いてあるが、作る気あるのかな。
そんな事を考えていると、アリスが起き出した。
〜続く〜>>377
まず昨日聞いたサーヴァントの会話だが、どうやら情報交換をしていたらしい。
遠かったのでよく聞こえなかったが、
片方は女性に愛情を抱ける女性サーヴァントらしい。
これだけでもかなり絞る事が出来る上、空まで飛んでいたのだから、女吸血鬼カーミラと考えて行動する事にした。
それを伝えた所でスコーンが届いた。
そしてスコーンを齧りながら会議を続ける。
現在アリスの宝具は一つ使用不可能な状態らしいので、
アリスには、「議論の賜物」撃破に尽くして貰う事にした。
しかしここで問題が生じた、アリスはヴォーパルが使いたく無いと言う。
嫌がるのを使わせて被害を受けるよりはマシなので、ルイスにはヴォーパルの描写をして貰う事にし、各々準備に取り掛かる。
理綴はエンチャント済みの矢2本に赤い液体を塗りながら、
島の西側に使い魔を飛ばした。
〜終〜ちなみにキャスターさん、キャスターで呼んだ時に現れるのが幻術使い(エンターテイナー)としての側面で、アサシンで呼んだ時に現れるのが偉い人の所にお世話になって白昼堂々暗殺呪殺を請け負ってた時の側面。
「キャスターの時の方が胡散臭さが薄れた親しみやすい側面だからそっちにしよう」ってなった、という裏事情があったりします。
具体的にはキャスターが小泉八雲寄り(船に乗って絵の中に消える)でアサシンが司馬遼寄り(田楽に紛れて首を飛ばす)。橘さんが「覚醒」したら流石にかねたけちゃんも気づいちゃいますかね……こっちから先に手を出さず、止め刺さなければ応戦しても大丈夫な感じなのだろうか……いや、そんな気遣いが戦闘時のかねたけちゃんに効くかどうかはともかく(最悪令呪切る)
人斬りだしたら剣客として問答無用で始末つける
セイバー陣営はキャスター陣営探してる(絶賛、ルーンストーン潰し中)わけだけど、これこっちが持ってる情報は全部キャスター持ってるので交渉までいけない可能性がまぁ血は結構薄まってるし、誓いがあるしで、本当に余程条件が重ならないと暴走はしませんよ。あくまで「開眼」「覚醒」は人の身で立ち向かえない場合の強化としてありますから。ただ好戦的にはなるので、うん、兼武ちゃんには突っかかると思う…。
>>383
4876と回って行く予定です。
使い魔はハト、数は3匹ほどです。>>385
>>386
お答えします。
・隠蔽は魔力反応を誤魔化すもの(認識阻害等はない)
・ミラーカ帰還~使い魔飛ばすのが5時半~6時半くらいの想定
なので、使い魔を見ていれば場所の特定はできます。気配遮断がBなので侵入もできると思います。さすがに家屋の中には入れるかは分かりませんが、窓から覗き見ぐらいはできます。ただし、
・旧住宅地一帯の地下には薔薇の根が張られているため、いくらか魔力を奪われます。量は少ないですが、長くいると吸われ続けます。
・拠点内なら迎撃(棘の射出や、蔦が絡みつくなど)があります。ガイ達の気配遮断でそうそう反応しませんが、欲を出すと返り討ちです。ミラーカもいます。
・個人的な希望で、正午ぐらいの時系列で交流&作戦会議を入れるのでそれは聞かれたくないです。真名や今後の行動についていろいろ話すつもりなので。
これらが注意点ですね。
最後のはまあ、さすがに一方的に不利になりそうなので堪忍を、って感じなので交渉しだいでオーケーです。でも、魔力奪われてまで何時間も居座る意味は薄いと思いますね。五時間ぐらいは亜衣寝てますので。
>>382
分かりました。破壊しちゃって大丈夫です。>>388
あ、どうぞどうぞ。ただし、ミラーカは使い魔放った後すぐに人間形態に戻るので、姿を見ただけでは吸血鬼の事は分からないと思います。セイバー戦の情報と合わせれば分かるかな。あと、そうですね、家の間取りは決めてませんが、部屋の隅に円型の陣があって、そこに薔薇が10輪程咲いているイメージです。外にはそんなに広くない庭があるつもりです。>>390
現在の方でしたか、失礼しました。
奇襲の予定は今のところありませんし、探索箇所と時間の関係でアサシンがそちらの拠点を見つけることは難しいと思います。あえて教えていただけるのなら別ですが。
罠が怖いので、教えられても突っ込みませんけどね!(笑)
とりあえず1日目のアサシンの行動は、開示しているもので全て・・・・・・だと思います。まだ書いていないものもありますが。
トムさん、もし合流・情報交換の場面に進みたいのであればいつでも書いていただいて構いません。
その際の情報や反応としては、
・セイバーと吸血鬼の戦闘シーン。吸血鬼はバーサーカーではなさそう。こっちが一方的にボコされたセイバーと正面から互角にやりあってた(キャスターっぽいが、違うのか?)。セイバーの武器は破壊されていた(正式な武器ではない?)。
・旧居住区にどこかの陣営の拠点がある。女性マスターや女性サーヴァント(だと思われる。サーヴァント反応はなかった)をその中で目撃。室内外に魔力を吸い取るバラが咲いている(吸い取った魔力がどこに流れているのかは不明)。(前述の戦闘シーンと合わせて、吸血鬼だと気付けるかもしれないとのこと。お任せします)
・病院にセイバー陣営の拠点がある。セイバーのマスターはかなり満身創痍だった
・学校にどこかの陣営の拠点がある
・発電所は完全に停止していた。拠点もなかった
・吸血鬼は主の御心に反する存在だ!
・(拠点を捨てることについて)かなり思い切ったことをするな。と驚く。魔術師にとって重要なものではないのか?
こんなところですかね。抜けている情報あったらすみませんが補完してください。>>380
(そっちはキャスターに足りない前衛での戦闘能力を持ってるから、キャスター的には「化け物じみてて倒すのが面倒そうなランサーとやりあってくれるなら願ったり叶ったり」ぐらいの認識なんだよなぁ)スレ浮上&定期現状確認
セイバー陣営→マスター、セイバーの過去を垣間見る。セイバー、アサシンを撃退。エンペラー陣営のルーンストーンを発見。次の狙いはエンペラーか?
エンペラー陣営→校舎の工房化を完了。探索のルーンストーンが島内を巡回し出した。また、アサシンの姿を目視。
ランサー陣営→キャスターと交渉。アサシン陣営の場所情報を入手。
ライダー陣営→現集落の家の中の本棚に陣地あり。ライター物品エンチャント完了。マスター、ライダーの過去を垣間見る。ランサーの真名を推測。島の西側へ使い魔がとぶ。エンペラー陣営の場所は把握できるか?
アサシン陣営→四ヶ所に偵察。セイバーのマスターとセイバーの姿を双方ともに確認。何者かは把握していないが、エンペラー陣営の拠点を確認。セイバーとランサーの戦闘を目撃。ランサー陣営の拠点も確認か?
キャスター陣営→ランサーと交渉。セイバー、ランサーの真名を推測完了。それにたいしてのメタを張るか?
バーサーカ-陣営→詳細不明
キャリアー陣営→召喚完了
抜けがあったらよろしくお願いいたします。今の所少し分かりづらいかもしれないのでキャスターが把握している情報(推測含む)
・山中に何者かが暴れた跡がある。おそらくサーヴァントであると思われるが誰かはまだ不明。(まだティラノは発見していない
・不慮の事故でバーサーカーのマスターは予定と変更された
・廃校に参加者らしき誰かがいた。拠点にしてるかも?(エンペラーの情報はまだ掴んでないし、気づかれないように気をつけた偵察飛行なので向こうから近づいていかなければバレる可能性は低め)
・病院に誰かいるはず。(多分アリウムじゃないかなーと思ってるけどまだ確証は掴んでいない)
・セイバーは日本の剣士で、女扱いされると怒る。多分ジゲン流使い。(あと一、二回観察すれば薬丸家のご先祖様まで辿り着く可能性あり)
・ランサー陣営の位置、マスターとサーヴァント、カーミラの詳細
・現集落に誰かが潜伏していると思われる。東洋人の男(少なくともトミー・フレッカーや女性マスターではない)
・多分山頂にいるのがトミー・フレッカー。キャスターは彼の素性を怪しんでいる。
・廃病院のガラスに最近割れた形跡がある。交戦の後だと思うけど偶然割れたのかもしれない。
・何者かがうろちょろしている(アサシンの偵察)事に感づいてはいるがどこの陣営のものかはわかっていない。この先もし誰かがうっかり追跡されるような事があれば山頂の陣営=偵察してる陣営=アサシン?ぐらいまで行く。
工房が地下で、なおかつ本来参加者ではないカイリー陣営はまだしっかりと捕捉できてはいません。
知能とスパイスペック的には炭鉱に穴熊せずにいればもっと早く大量の情報を調達できたんですが、そうすると物理が強い奴にやられるんで仕方ないですね。キャスター、素での正面戦闘は超苦手ですから。(生前からほぼ暗殺しかしてない)
人混みに紛れられるような所だったらもう少し外に出たんですけど、観客のいないマジックショーなんてキャスターどっちらけですし。>>395
いつもいつも本当にお世話になります、お疲れ様です!
すっごい嬉しい……今回のモチーフどんなかんじなのだろう>>395
キャー令呪の人サンステキー!!
いやほんとうありがとうございます。しかし、こう、並べてわかる今回の異物の少なさよ……まてよ?この今の状況、たびたび言われる「普通の聖杯戦争」ってやつなんじゃ……?(ティラノサウルスと半幽霊と氷山空母から目を背けつつ)>>395
れ、令呪だー!!本当お疲れ様です……!
こうして令呪が揃うと本格的に聖杯戦争している……って感じになります……!
本当にありがとうございます……>>395
お疲れ様です!遂にここまで来ましたねぇ。始めてウチの令呪見たとき本当に嬉しかったなぁ。>>395
シンプルかつかっこいい令呪、ありがとうございます!
信仰の深さや鋭さがよく出ていてすごく好きです!>>395
わぁい令呪だ!わたし令呪大好き!
いやホント間桐に足向けて寝られないわ>>395
カイリーちゃんの令呪たのしみだぁ
そして早く続き書かなきゃ⋯⋯
そして隕石に対する画期的な対抗策を思いついた。ロングウルスの宝物庫様々である。そういえばティラノちゃんさまのエックスデーって消滅と引き換えらしいですけど発動時にどんな感じの画になるのか気になる
ふわーっと光の粒子化して消えてくのか、ステラみたいに崩壊するのか
発動時に即消滅するのか着弾時に消滅するのかとか>>412
マスター暗殺で魔力供給を断つのが無難だけど、聖杯大会だしマスターが半幽霊の物理無効化とかいう隙のなさすぎる布陣
ティラノはともかく隕石は無理だから事後処理は任せた第1回のアジといい何故聖杯大会のバーサーカーはこうも被害規模がデカイのか……
TV映えして派手だからか!?生前常に「奇抜で奇妙でわけわからん」枠の座を我が物にしてたキャスターさんが自分以上に奇抜で奇妙でわけわからん存在を前にぶーたれてそうな聖杯大会である
>>422
流石にしばらく魔術回路が使えなくなると思うけどキャスターが天才的頭脳と第二宝具をフル活用すれば隕石を別世界に送ることも出来なくもないけどキャスターは多分霊基が限界を迎えて死ぬ
>>421
あっそっか十分割か⋯⋯ 数が合うな⋯⋯ インフレを超加速させればいけちゃうかも?
でもこれ隕石をどうにかできてもその後が⋯⋯ ゴルゴーンからのティアマトみたいなノリになっちゃいそうだし⋯⋯>>425
つまり、超上空雲耀の太刀がイケる!
薬丸の袈裟斬りは『叩き斬るのは人ではなく大地である』と言われるほどなので、その感覚で隕石の上から思い切り叩きつけて斬る感じで……まあいざ隕石だって時に不測の事態が発生してここで出た案が使えなくなる状況も、不運が重なればありえるんですけどね!
あ、ちなみに探査機はランサーに見つかったし抑えめに飛んでますが、まだ他人が見つけられないほどのステルスではありません。キャスターに宝具追加したいです。
「彼女に宛てた物語」(ザ・ワールドフォーアリス)
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
外見は「地底の国のアリス」
第一宝具から強制力を減らしアリスも使える様になった物。
触れたものを強制的に引きずり込めないがアリスも発動出来る。
「彼女と私の物語」
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
アリスが戦闘で敗北した場合に発動する宝具。
また、第一宝具が「スナーク狩り」、第ニ宝具が「鏡の国のアリス」に切り替わり、
この中でアリスのステータスには一段階、ルイスには三段階のプラス補正が掛かる。
ルイスは出会った対象を即座に消滅させる「ブージャム」を呼び出す事が出来るが、
「ブージャム」は呼び出された瞬間からベイカー(ルイス)を目指して動き出す。
アリスがルイスと合流するには、ジャヴァウォックに乗って移動しなければならない。>>433
(まあライダー枠で参戦してるチームだし……ライダーは宝具が多いクラスだし……いい………のか?)>>433
第二はこのままではずっと宝具内に籠ってしまうのでテコ入れ。
第三は「ジャヴァウォックの詩」と「スナーク狩り」の世界観が同じなのでこうなった。
アリスがスナークの住む島を知らない為、元住民のジャヴァウォックに連れて行って貰う必要がある。―――――――――――――――
そこは戦場だった。
積みあがった死体、兵が逃げ惑う声、そして、その中を一人の娘と共に馬で駆け抜ける男の姿。
それが『エンペラー』――曹丕であるという事は見てすぐに解った。という事はこれは夢か。サーヴァントの生前を夢で見るという事はよくある事らしい。
場面が切り替わる。そこに居るのは時が流れ、一国の主として君臨する彼の姿だった。だが傍らにいる女はあの時の戦場を駆け抜けた娘ではなく、別の女だった。
『陛下、この国に、人ならざる者がいる事はご存知かしら? 私の体調が優れないのも『あの女』、いえ、あの化生の呪詛のせいですわ。』
「化生? そのような者はこの国にいないはずだ。第一、『あの女』とは誰の事だ■■よ」
耳に入る彼の言葉にノイズが混じる。夢であるためだろう。このような事があってもおかしくはない。
『大変です陛下! ■■様の部屋から、陛下の名が刻まれたこのような物が……』
『陛下の名を刻んだ人形を串刺しにするだなんて、陛下、『あの女』、■■は陛下を呪おうとしているのですわ、一刻も早い追放を、いえ、死を! 』
「しかし、それは本当に■がやった事なのか? それに、■が化生である証拠は? 」
『■■の正体は泉に住む蛟が人の形を成した者、泉の化身として数々の者を魅了し、陥れてきたのです、そして今この国を呪おうとしています、そして■■は、陛下の■君さえまで色目を使っております。恐らく■君さまを陛下の代わりとして皇帝に立てようと裏で暗躍しているのですわ』>>436
チャンネルが切り替わるようにまた場面が切り替わる。そこには彼と、彼によく似た少年の姿があった。
『■■! 何故、何故■■を殺.したのです! 何故! 』
「……すまない、■■、余も、私も止めようと思ったのだ! だが、遅かったのだ……、■が、本当にその様な事をしているのか、それを知る為に使いの者を■に送ったのだ! それが間違いだった! まさか、使いの者が、■に、死を賜る虚偽の文を送るとは思ってはいなかったのだ! 」
まさか、生前からこのような者だったとは。他人に嵌められやすいのか、あるいは周りに流されやすいのか。昨今の歴史書やゲームで見る彼の印象とはかけ離れている、冷酷非道で非人道な男とは何だったのか。
徐々に視界がぼやけていく。眠りからの覚醒が近いのだろう。ぼやけた視界は暗転し、目を開ければそこには。
「おお、軍師よ。今目覚めたか。新たな情報はまだ入っておらぬ。それよりも軍師よ! 先程甘味が届いたのだ! それと、朝餉の注文を聞きたいとこの喋る兵器が聞いていたが、軍師は何を頼むのだ? 」
夢の中で見た情けない男が、昨日と変わらない態度で朝食のメニューを聞いてくるのだった。
「とりあえずコーヒーとトーストを頼む。それと、甘味はお気に召しましたか?『皇帝陛下』? 」
「うむ!とても美味であったぞ! 軍師よ! だがその呼び名、急にどうしたのだ? 」
これは生前の夢を見たとは言える空気ではないな。結局呼び名はそう呼んでみたくなっただけと誤魔化すことにしたのだった。
―――――――――――――――
というわけでスレ上げも兼ねて恒例行事(?)のサーヴァントの生前の夢を見るのと二日目の朝描写です。今の所ルーンストーンは壊されていない感じですかね……?>>438
島というか、大本の大聖杯の破壊をイメージしたのですが、確かに想像したら完全にドリフですね(笑)やめましょう。スレ上げ用準幕間「痛快なりゆき陣地作成 風雲☆かしん城」(という名のそれなりに詳細な作戦説明)
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キャスター:「というわけでまずは炭鉱全体の説明からだ。
構造はいたって普通の炭鉱のそれ。古くなってるせいか落盤や老朽化で通れない危険な道も多数あるな。一部は俺が塞いだが。
その上俺が幻術と罠で道道しっちゃかめっちゃかにしたから攻略難易度は激高だぜ。ちなみに道の悪さもあって、最短ルートを通っても俺たちのいるところまでの所要時間は徒歩約二時間。」
ダイアナ:「一晩中陣地の構築に勤めていたようですが、堅牢さは十分なのですか?」
キャスター:「応とも。入り口付近から最奥部、俺たちの陣地の真ん中にかけて段々と凶悪になっていく仕組みでな。軽めの探索妨害、目くらましの結界、それに攻撃特化の罠。どんなサーヴァントが相手だろうと最低でも半殺しにするぐらいのつもりでやったぜ。」
ダイアナ:「しょ、少々いいですか?その言い方だと罠の中には致命的な物があるように取れるのですが…大会のルールでは対マスターの殺人は禁止だということは理解していますよね?」
キャスター:「うむ。対サーヴァント用に、相手を疲弊させるようみっちり張った罠だから、そりゃ生身の人間が嵌ったら大怪我するような奴もあるわな。
だが俺からしてみりゃ、何の準備もせずにサーヴァントの陣地に飛び込んでくるようなマスターの方が悪いとしか言いようがないね。殺●は禁止されてるが攻撃するなとは言われてないし、サーヴァント用の罠にマスターがかかるのは単なる事故だ。自己責任。」
ダイアナ:「ですが–––––」
キャスター:「まあこんなのは所謂未必の故意って奴だし、運営側としては認められないかもな。それで失格になる事も十分ありえるが–––––その場合は作戦を任された俺に100%責任が来るからお前さんに責は行かないし行かせない。ただの事故だから家族に顔向けできないカッコ悪い敗退でもないだろ?」
ダイアナ:「………………ですがそれではあなたの願いが……」
キャスター:「俺は愉快犯的事情で参加してるからいーの。何なら条件次第では他陣営に協力して優勝させてやってもいいと思ってるんだぜ?心配すんなって」
ダイアナ:「…………そうですか……」>>440
キャスター:「よーし、じゃあ次はお前さんの武装でも考えるか。」
ダイアナ:「武装?」
キャスター:「そう、武装。さっきも言った通りこの聖杯大会、マスターの殺●は禁止されてるが殺さない程度に痛めつけるのは禁止されてねーんだよ。
だからマスターの方を狙って手を切り落としたり拷問して脅したりは出来なくも無いわけだ。俺もぶっちゃけそっちの方が英霊と正面衝突するより勝率が高いと思う。現にランサーとか見てみろよ。いかにも女の生き血を啜りそうだろ?」
ダイアナ:(無言で虚空を見ながら「おうちかえりたい」と思う)
キャスター:「というわけでこんな物を用意してみた」テッテレー
ダイアナ:「………どうみても私がイギリスから持ってきた、先祖伝来の家宝の儀式ナイフなのですが」
キャスター:「それで合ってるぞ。材質はいい瑠璃だし神秘も申し分なかったからちょっと強化してみた。天才パワーによってサーヴァント相手でも切り傷ぐらいはつけられる逸品になったから大事にするように。」
ダイアナ:「(元は黒魔術の儀式に邪魔な低級死霊を追い払う程度の物だったのですが……)
……確かにこれは凄いですが、サーヴァントの力と速度に私が対応できるとは思いません」
キャスター:「はっはっは。そりゃ勿論。俺も無理だもん。だから本命はこっち。」テッテレー
ダイアナ:「……なんとも形容しがたい物ですが……強いて言うなれば、ガントレット?」
キャスター:「俺が昔作ったまま鞄に放り込んでた道具。魔術師風に言うなれば魔術礼装って奴さね。変形機能付きだぞ!
……とまあそれは置いておいて。これの主な用途としては周囲の大源を吸い上げ溜めつつ使い手の魔術行使を補助すること。その上ジェット飛行で逃走まで出来ちゃう超多機能礼装なのさ。天才たる俺はこんなん無くても何とかなるから存分に使うといい」(腹たつレベルのドヤ顔)
ダイアナ:「は、はぁ……(さらっと物凄いことを…これが英霊、ということなのでしょうか)」
キャスター:「一応魔術的備えはしておくに越したことないだろ?いざという時は目くらましを教えておくからそれを使って、運営側の本拠地まで逃げて保護を求めればいいと思うぜ。流石に運営だって保護を求める相手を放置は出来まい。まぁ天才の俺がいる以上そこまでの緊急事態は起きないよう努めるから、本当に『いざという時』の話だがね。」>>441
キャスター:「あ、ちなみに俺の武装の方だが、体内の仕込み刀と機関銃、あと多少の暗器以外は基本丸腰。巻物–––––本当は屏風の方がいいんだが贅沢は言えねーな–––––は宝具を解放しない限りただの道具だから武器にはカウントしない。
探査機は本当に探査と通信以外の用途に使えない奴なんだよなぁ。時間があれば改造するが手持ちの材料にも限りがある以上あまり大盤振る舞いも出来ない。街中だったら色々やって調達したんだが……殆どの建物と住宅が他人の陣地化してる以上は取りに行ったりも無謀だろう。まぁ弘法は筆を選ばないから大丈夫だがね!
あと炭鉱の攻略法として一番楽なのは外側から中全部ぶっ潰すことだが、それやると俺は倒せてもマスター殺しで失格になるから注意な。そもそも最深部まで踏破された時用の脱出ルートは確保してあるから高確率で無駄骨だが、一応。」
_______________________________
一応キャスターはフラットくんとかダヴィンチちゃんにちょい劣る(けど本人は絶対劣ってるとは認めない)ぐらいの天才なんですよ。
ただの自称天才野郎ではないんですよ。(強調)
若干メタいのはテレビの前の視聴者に話しかけてるからだとでも思ってください。>>443
あ、トムです〜〜〜
「いち!に!さん!」
稽古場に響く声と風切り音。私はひたすらに、手に持った竹刀を振り続ける。
任務に出て数ヶ月、低位の霊なら調伏できるようになったけど、まだまだお父さん達の足を引っ張ってばかり。もっと強くならなくちゃ。
「はち!きゅう!さんじゅう!……ふぅ」
一息ついて、次の30回をしようと構えた時だった。
「亜衣」
男の人の声が私を呼んだ。うん、相手はもちろん、
「なに、お父さん」
目を向けた先に居たのは、道着姿のお父さん。
「はは、稽古場では先生と呼びなさいって言ってるだろう?」
「あ、ごめんなさい、先生」
そうだった。気を抜くとすぐ出てしまう。
「次からは気をつけなさい。それはそれとして、言っておきたい事があったんだ」
「言っておきたいこと?」
続く>>445
「そうだ。亜衣には、力がある。戦う力が。そして、これからはコレも使う事になる」
そう言って父は布に包まれた物を渡してきた。包みを開くと、そこには藍色の鞘と、そこに納まった刀があった。きっと鞘から抜けば、銀色の輝きを見せてくれるだろう。
「真剣だ。これを使う事で、亜衣の力はもっと大きくなる。だけど、これから言う事を、必ず守って欲しいんだ」
「はい、守ります、先生」
「では、伝えよう。全部で三つだ。
---一つ、力を無闇に使ってはいけない。
---二つ、力の無い人を傷つける為に使ってはいけない。
---三つ、人を傷つけて喜んではならない。
纏めると、力の使い方を、間違えないで欲しいという事なんだ。亜衣がこれから持つのは、人を傷つける力。人を---ころせる力だ。私達が刀を握り、言霊を使うのは、一族の目的である『人間の技術は、積み重ねる事でどこまで高みに登れるのか』を見る為。そして、可能な限り誰かを助ける為だ。それを、忘れないで欲しい。だって、私達は魔性の力を継いでいる。少しでも道を過てば、人ではいられなくなるかもしれない。亜衣に、そうなって欲しくはないんだ」
そう、父は悲しそうな顔で言った。私は、
「分かりました」
と、決意を滲ませて返した。それを聞いた父は、悲しさを少し減らして、微笑みを浮かべ、私の頭を撫でた。
「ああ、頼んだよ」
---そう、これが……私の原点。母にもこの後、似たような事を言われた。「貴女の力は、誰かを助ける為に使いなさい」と。そんな両親からの願い。それと、誰かを助けるカッコいいヒーローになりたい、なんて言う子供っぽい憧れ。
---それが、私の原点だった。
---この後、そんな願いも憧れも砕かれてしまうなんて、夢にも思わずに。
〜了〜という訳で、お待たせしました亜衣ちゃんの過去編です。まだもう一、二話あるつもりです。
さて、どこもまだ大きく動かないようなので、またちょっと絡みに行こうと思うんですが、2日目の夕方から夜の時系列で大丈夫な方いらっしゃいますか?
あと、バーサーカーとキャリアーの方、現時点の簡単な方針と2日目夜何をしようとしているか、よければ教えてください。不都合がありましたら大丈夫です。予想通りApoイベが始まるので皆様浮上控えめになるかもしれないですけど、あんまり間が空くようでしたら番外編でも投稿しますね
>>448
私もまあ、ちょいちょい浮上はさせます。ちょっとTV風に流れを纏めてみるかなぁ……(gwも休みないのにイベントもやるとなるとかなりキツいけど)アーチャー陣営さんに聞きたいんですけど、廃学校周辺って何かしら罠とか侵入者迎撃トラップ的なものとかありますか?
場合によっては行きますので>>450
廃学校周辺ですが、校門に屈折率を弄ったガラス糸(ぱっと見では見えない)が張ってあり、それに引っかかる、触れる等の行為により作動するガラス針(可視可能。大きさ的には針というより編み針サイズ)射出トラップがあります。あとは校舎内にいくつか術式が仕込まれているという感じです。ガラス針とかじゃんじゃん叩き落とすなり切るなりしても構いません。流石に丸二日浮上無しはまずい…かな?
なんか自分ばっか書いちゃう気がして気がひけるけど別陣営との接触準備とかした方がいいかしら。>>452
すいません……私があげるべきでした……ありがとうございます……すまない、アーチャー陣営襲撃SSが滞っていてすまない……今日か明日のうちに上げたい
(あげ)「ダイアナさんの今日のごはん(昼)」
_______________________________
「主(マスター)、お届けものだぜー」
先程入り口付近に反応があったと言って出て行ったキャスターだったが、戻って来た時にはダンボール箱を抱えていた。
包みの中身は数日分の飲料水と、それなりに動きやすい着替え。運営的には一陣営に肩入れするのは不可能だろうが日用品ぐらいなら送ってもらえるだろ、と促されて頼んだものだった。それらを箱から出して並べ、最後に目的のものを手に取る。
インスタント麺。沢山の種類がある、と言われたが、「とりあえずスタンダードなものを」と言って届けてもらったものである。
以前から気になってはいたのだが、歴史を重んじ伝統を過剰に敬愛する両親にとっては東洋由来の即席食品など言語道断。どうしても軽食が食べたいのであれば料理人を呼んで作らせる、と言われてしまい手が出なかったものだった。
だが両親もおらず、雨風が当たらないとはいえ野営に近いこの状況となれば多少の言い訳は立つ。そう思い頼んでみたのだった。
どうやら調達係が気を使って複数種類包んでくれたようだったが、ひとまずお湯を沸かし(この程度なら私の魔術でもできる)、一番普通そうな見た目のものを開けてお湯を注ぐ。
「おぉ、メシか。いいねぇ。美味いのかい?」
と、覗き込んでくるキャスター。
「味のことはよくわかりません。即席料理やジャンクフードは基本親に禁止されているので……今回が初挑戦なのです」
「ふーん。美味いといいな。
……いやーそれにしても熱湯を注ぎ三分間待つだけで暖かい麺が食べれる、かー……俺の時代に使いたかったなこの技術。
推測するに工程は高熱でパパッと乾燥、そして冷却ってところか……暖かい飯が食えるってのはいいよな……兵糧丸は食った気しないし、厨房から盗むにも限界があるし……」
自分勝手なように見えるけれど、実は意外と生活に苦労した人なのかしら。話しながら段々遠い目になっていくキャスターが少しだけかわいそうになり麺をわけてあげようと思ったが、それは手で制される。
「ああ、そういえば義体なのでしたっけ?」
「そうそう。顔と胴体部分は割と人間っぽく見えるように作ってあるが、全身絡繰仕掛け。だから食事は取らないってか取る必要がそもそもない。睡眠も要らないし結構便利なんだぜ?」>>455
そう話している間にちょうど3分が経過した事を確認し、食事を始める。
蓋を開け付属の袋の中身を混ぜると、慣れない化学調味料のような香りが鼻を擽った。麺と汁を少しずつ口に入れても、やはり慣れない不思議な味。
(………飛び抜けて美味しい、というわけでもないわね)
それでも、小さな反抗の味はやはり特上の美味であった。
_______________________________「キィィィエエエエ!!」
セイバーの叫びとともに地に木刀が振り下ろされる。
木刀は地を穿つ為に放たれたのではない
石を真っ二つに叩き斬った
2つに分かたれた石を私は使い魔を通して観察する。
魔力が籠った文字が刻まれた石……これは
『ルーン魔術の類ね……少なくともタチバナのものではないでしょう……』
「ルーンってあれか?自動で動きまくって掃除するっつー便利な絡繰みてぇな奴だっけか?」
「違うわよ……ルーン魔術より自動掃除機を記憶させるとか聖杯の与える知識はどうなってるわけ?」
セイバーの戯言は無視するとして……
確かシバ……がルーン魔術を扱うという情報を仕入れてはいたが、サーヴァント側の魔術行使という可能性も捨て切れないため断定は出来ない。
少なくとも、先程戦ったタチバナの陣営は主従ともにルーン魔術を使うことは無かったし除外しても良さそうだが……
とりあえず、ベッドの上からならまだしもこの距離まで近づけばルーンストーンがここまで辿った道を魔力の痕跡から導き出すことが私には可能だ。
分析開始からものの数秒で探知は終わる。そもそもこのルーンストーンは大した距離を移動していないようだ。
それでいて私の魔術感知領域まで入って来たとなると、領域内でこそないがさほど離れた場所にあるわけではなさそうだ……そうなると
『やっぱりこの痕跡から見ると廃学校の方でしょうね……あれほど大きな建物であれば拠点としては十分だし、』
学校となると講師であるリツツヅリあたりが浮かぶが先入観を持つのはよくない。
「ダイアナってのがこれを使ったんだったら嬉しいんだけどな……」
『流石にそこまで上手くはいかないでしょうけど、その可能性も無いわけじゃないわ』>>457
ダイアナがルーン魔術を使用するという話は聞いていないが、まぁ……先程も思考したようにサーヴァントによるものとも考えられるし……あのイギリス女なら地元に近い分、クーフーリンのようなケルト神話のルーンに関わる英雄を召喚していてもおかしくはない。
『そういえば、今更だけどあの吸血鬼とアサシンに続いて連戦だけれど大丈夫?』
仮に本当にケルト神話の英雄が召喚されていたとしたら万全の状態で挑まなくてはならない。
サーヴァントの状態を管理するのもマスターの務めと一応聞いておいたがセイバーはむしろ闘気に満ち満ちていたという様子だった
「むしろあのアサシンが歯応え無さすぎて不完全燃焼だからな……蝙蝠女にやられた傷も言えたことだし、今度こそ気持ち良い一撃をかましたくて仕方ねぇ!あ、どうしても心配なら武器を取り替えてくれても……」
ここまで元気なら心配は無用とセイバーの縋るような視線を切り捨てて、再び廃学校を眺める。
『それじゃあ、行きましょうか』
「おうともよ!」
セイバーは一歩踏み出し、私の使い魔は翼を広げて廃学校を目的地と定めて動き出したとりあえずルーンストーン破壊、司馬さんの居所特定まで……明日には襲撃まで上げたい
>>455
インスタント麺でテンション上がるダイアナちゃんの箱入り感可愛い……>>458
時間次第では鳩に尾行されます。ルーンストーンを破壊した地点からしばらく歩いた後に私とセイバーは廃学校の付近へと辿り着いた。
現在は本来の用途で使われてはいないであろう校舎を眺める。
「ここにあの石ころの持ち主がいるわけか……んじゃ、さっさと突撃しようぜ」
校門から内部に踏み入ろうとするセイバーを静止する。
『待って、何かあるわ……硝子の糸、恐らくは壊すか或いは壊すことが引き金になるような侵入者対策の罠(トラップ)ね……』
「ガラス?んなもんどこにもねぇぞ」
『魔術で見えづらくなるよう加工しているのでしょうね……』
確かに一見して何もないように見える。恐らくは光の屈折かなにかを利用しているのだろう。
だが、魔力の流れを視覚化できる托眼を用いている私ならば魔術的なトラップの看破など容易い。
私の説明を聞いたセイバーはしばらく留まってから硝子の糸を思い切り木刀で叩き割った。
『何してるの……?話聞いてたのかしら……?』
「魔術の話はよく分かんねぇけど、呼び鈴みたいなもんなんだろこれ?なら鳴らせば向こうが気付いて来てくれるかもしれねぇじゃんか」
『鳴子って……侵入者を伝える役割ではあるだろうけど、むしろ敵対者に対する牙という意味では番犬の方が━━ッ!?』
言い終わるよりも前に何処からともなく弾丸━━否、糸と同質、即ち硝子で出来た何かがアリウムとセイバー目掛けて射出される。
〜続く〜>>462
瞬時にもう一度木刀を振るい撃ち落とす。
すかさず第二射が撃ち出されるも、またもやセイバーが叩き落とす。
撃っては落とし、撃っては落とす……この流れを幾度となく繰り返している。
『キリがないじゃない!だから止めたのに貴女が不用意に壊すから!』
「どうせ当たったって死にゃあしねぇだろうし、それにオレなら全部叩き落とせるし」
『貴女はともかく、こっちは寝たきりだから万が一にも目である使い魔を潰されると困るのよ!』
托卵は己の眼球を埋め込んである以上、量産は出来ない代物だ。核となる眼球さえ残っていれば修復は可能だが、強力な感覚共有で繋がりを作るのは繊細な作業であり時間がかかる。少なくとも聖杯戦争中に他から目を離して行いたくはない。一応こちらに飛んできそうな弾はカッコウの内部に仕掛けてあるガンドを込めた指弾で撃ち落としているが、この使い魔は偵察用であるために戦闘には向かないためあまり長く使いたくはない。セイバーは「なんだ、マスターも戦えんじゃん。どっちが多く落とせるか競争するか?」なんて巫山戯たことを言っているが……
「サーヴァントが出てくるのを期待していたんだが……これはこれで面白いなマスター!」
『不快なだけよ!いったい幾つ用意してあるのよこの罠!』
こうなればヤケだ。サーヴァントかマスターが出てくるまで片っ端から罠を破壊してやる。
セイバーが楽しそうに叩き落とす硝子針が破裂する音が廃学校に響いていた
〜了〜
_______________________________
全然昨日のうちに投下できなかった上に短いですが、かねたけちゃんが学校で木刀を振り回してガラスを叩き割るムーヴまで書きました
アリウムの使い魔に関しては獅子劫さんが使ってた指弾に似たものが発射可能、核であるアリウムの眼球には死霊魔術を駆使した保護がかけられているため滅多なことがないと壊れませんが、外側(カッコウ)部分は核に比べると脆く消耗しやすい
アリウムの魔力視覚化はサーモグラフィーみたいなのをイメージしている。近づけばオドの流れから人の姿や体格まで把握できるがクッキリ見える訳では無い。では>>463を観た理綴の反応を
鳩による偵察をしていると、単体で移動するカッコウが目に入った。
カッコウは恐らくアリウムの物だと思いそのまま尾行を続けると、学校にたどり着いた。
カッコウが校門の前で止まり、木刀を持った黒髪の女性が現れ、校門の間を思い切り振った。
恐らくトラップか何かがあったのだろう、飛んで来た針を木刀を振るい続け撃ち落としている。
相当な速さで木刀を振るう彼女は間違いなくセイバーだろう。
そして見えない糸を張りガラスの針を撃っている所から察するに学校には司馬老が居る様だ。
学校は欲しかったが居場所まで仕事に走るのはやはり不味かったと感じながら、監視を続けた。>>465
お疲れ様です!相変わらずハイセンスやでぇ……>>465
キャーマトゥーサンステキー
お疲れさまです…ありがとうございます…>>465
いいセンスだぁSNSアプリ・駄弁Link
春「そういえば知ってます?聖杯大会ってTV番組!」
高菜『さぁ、全く。聖杯というと、アレでしょうか?キリスト教に出てくる………』
春「違うそうですよ?なんでも、どんな願いも叶う万能の願望器だとか」
鹿【へぇ、なんでも……。て事は、使いきれないお金とか、世界平和、とかも叶うって事?】
春「そうそう、そうですよ!でも、タダじゃなくて、その前に戦う必要があるんですって!キャー、大変☆」
高菜『戦わなければ、生き残れない!みたいな感じでしょうか?物騒だな』
鹿【ていう事は、死人も出たりするんでしょうか?悪趣味なTV番組だなぁ】
春「そんな事ないですよ!TV番組ですから、安全な戦争行為、なんて触れ込みです。実際、死人はまだ出てないとか。大怪我したりはあったそうですけど」
鹿【ふーん。なるほど。誰でも参加できるんですか?】
春「出来ます出来ます出来ますよう!もっとも、ある程度の適性?は必要なんですって!」
高菜『適性、ですか。具体的には、どのような?やはり、素養が必須なんでしょうか?』
春「いえいえ!サラリーマンが一攫千金を狙って参加、なんて例もあるそうですから、割と誰でも問題無いんじゃないでしょうか。あ、そういえば言い忘れてましたけど、優勝者には賞金も出るとか。目指せ億万長者!」
鹿【へぇ、私は欲しい物があるので、応募してみようかなぁ】
春「おやぁ?参加希望ですか?ではURLを貼るのでクリッククリック〜。応援しますよー。あ、今日はこんなところでサヨナラです。ではー」
-春さんが退出されました-
鹿【了解です。おや、仕事の依頼ですね。外します】
-鹿さんが退出されました-
高菜『んじゃ、自分も終わるか。また今度」
-高菜さんが退出されました- -cont.-「こんなもんかなぁ、TV放送が始まったら、感想会みたいになれば面白いけど……」
スマホを操作しながら、青年は呟く。黒髪、黒いコート、ニヤニヤとした笑顔を顔に貼り付けており、飄々とした雰囲気を感じさせる。
チャラ……!
軽い金属音に、青年が反応する。ーーー次の瞬間!
「ハールー兄ィー!死.ねぇ!」
彼の背後から、木刀が頭に振り落とされた。
「おっと……!」
青年はその一撃を避けると、呆れた表情で襲撃者ーセーラー服の上に和服を羽織り、左手全体に包帯を巻いた巨乳かつボーイッシュな少女ーに話しかける。
「駄目だろう?誉。兄に向かって、『死.ね』なんて言うなんてさ。『親しき仲にも礼儀あり』って言うじゃないか。そういう時は、『お兄様くたばってくださいませんか』と言いながらにするべきだ。全く、いつからそんな礼儀知らずになったんだ?俺は悲しいよ。妹が非常識な人物になっちゃってさ……っ!」
青年ー朽崎遥ーはどこかズレた反論をしつつ、さらなる少女の追撃をかわし、木刀を持った片手を捻り上げる。
「痛たたた………。常識知らずの極みみたいな人に言われたか無ぇっつーの!つか避けんな!あと腕アリガト!久しぶりにスッゲェ気持ち良い!」
「全く……。どうしてこんな変な性癖を患ったんだか………。奏もいるんだろ?出てきなよ」
-cont.-するとその通路脇の樹木の陰から、中性的な少年が出てきた。
「姉さん……終わった……?」と言いながら出てきた彼も、またもやおかしな服装だ。クラシカルな黒いナイトドレスに白衣、さらには顔の下半分を覆うタイプのガスマスクを着用し、右手にはリストバンドを装着している。
「奏も、なんでそんな格好をするようになったんだか。誰の影響かなぁ……?」
困った風に遥は呟く。二人は同じタイミングで質問に答えた。
『「兄貴のせいだな/兄さんのせい……」』
それを聞き、遥はため息を吐きながら、別の質問に移る。
「それで?いきなりどうしたんだ、二人とも。僕を怪我させようってだけじゃないだろう?」
「あぁ、まあな!兄貴は聖杯大会って知ってるか?」
誉は興奮したように質問してくる。
-cont.-「ああ、もちろん知ってるとも。次回の参加者の一人とも俺は知り合いだよ」
「マジで!?」
「ホントに………?」
誉、奏は驚いたようだ。知ってる事ではなく、参加者と知り合いというセリフにびっくりしたようだ。
「あぁ、そうさ。参加希望なのか?でも、もう申し込みは締め切りだった筈だけど……」
遥は数日前のアリウム・ガブリエール邸へ訪問を思い出す。
「一緒に見ようぜ!ついでに家に戻ってこいって!兄貴がいねーと家が広くて寂しーんだよ!」
「Come back………」
「でもなぁ……、ちょっと抵抗が………」
珍しく歯切れが悪い。どこか嫌がるような雰囲気だ。
「問題無いって!家出に反対してそうなかーちゃんも父上も死.んでるしさ」
「僕達も根源はどうでもいいし………」
「だからさ!とっとと帰ってこいって!探偵の事務所にはウチから通えば良いじゃん!」
「帰ってこーい、帰ってこーい」
二人は遥に言う。上目遣いで頼むので、非常に可愛らしい。断れる者がいるだろうか?いやいない(断言)。遥も渋々折れた。
「分かったよ、出来るだけ家には帰るようにする。それじゃ、リハビリとして、まずは聖杯大会を鑑賞しようか」
「シャーッ!早く行こうぜ!ハーリー、ハーリーッ!」
「わくわく」
そうして、彼らは家へと向かう。仲良く、手を繋いで。
-over.-という事で朽崎家で聖杯大会鑑賞会です。クッチー自分からガブリエールさんに参加しない?て言っておいて観戦しないにも不義理だよなぁ………と思って。時系列的には、TV番組が始まる数日前です。
急用でパソコン触れない状況になってました申し訳ない、とりあえずあげときますね
_______________________________
「おー、やってるやってる!懐かしいなァこーゆー自分の腕っぷしを過信してる類の猪突猛進戦法!嫌いじゃない!」
突如心底愉快だという風に笑い出すキャスター。怪訝な目で見つめていると、少し気まずそうに見つめ返してくる。
「…あーそっか映像…………चित्र」
ブツブツと何かを唱え手を振った瞬間、目の前に鮮明な映像が映し出された。
画面の中心で棒のようなものを振り回しているのは、特徴から言ってキャスターが言っていた少女剣士のセイバーだろうか。飛来する透明なものを撃ち落とす動作を繰り返しながら猛スピードで前進している。
確認したところ私の認識は大体合っているようで、キャスターは軽く頷いてから話を進めた。
「探査機の座標が示してるのは地図の……ここ、廃校。セイバーの横にいる鳥––––画質は悪いが多分郭公だな。郭公は、ランサー戦の映像にも写ってることからしてセイバーのマスターが送ったものだろうな。本来マスターとサーヴァントは近くにいたほうがいいってのがセオリーなんだが、表に出ない理由に関しては今の所何を言っても推測の域を出ない。正体を知られたくないか–––そもそも動けない事情があるかだ。
対して廃校に仕掛けられている罠。これは別陣営のマスターかサーヴァントが張ったものであるとすれば、この廃校を根城にしている奴らだろう。どうやら玻璃かなにかを飛ばす仕掛けらしいが––––––」
と、ここまでを一息で話し、何かを待つように口を閉じる。
キャスターの言わんとする、いや言わせんとする事に心当たりはあったが、一応手帳を参照しながら返す事にした。
「今大会の参加者の一人、ミスター・シマが『硝子魔術』というものの使い手である、という事を聞きました。似たような魔術を得意とするサーヴァントという事もありえますが、まず彼が関わっていると考えて間違いないかと思いますが……?」
「そう!実は廃校周辺で一瞬だけ捉えた黒髪の男の画像もあるんだが、ここまで合っていて無関係ということはないよなぁ。つまりその司馬って男が廃校にいるマスターでほぼ確定だ。よかったな、新情報だぜ?
これでセイバーと相手のサーヴァントがかち合ってくれたりした日にゃ最高なんだけどなー………」>>478
ランサーは感知できた程度なのであくまで「常人には発見不可能だけど一定以上の実力者には余裕」ぐらいの感じで。サーヴァントであればある程度発見方もあるかな?ぐらい。カッコウより高い上空飛ばれてると発見できなさそうですね……学校はギリギリ感知領域外なので……鳩の方は鳥類を用いた似たような使い魔だから隠匿の類を使われなければ半径5m内に入れば気づけるし追えるかなと
>>482
成る程、一応使い魔通しての対話は想定してましたが魔力痕のケアはしてないですね。ドローンの高さ問題で思ったのが、そういえば曹丕くん、召喚時開幕ドローン掴んでたな……って。
あの時は低い位置にあったんだよたぶん……>>484
安心して。TVのドローンカメラは顔とか写せるように結構低いところ飛んでるから。
変わりに消音性とカモフラ性はスゴいと思ってください。具体的には聞き耳と観察眼に固定値での有利判定が無いと感じ取れないレベル。(メタ的に言えばドローンで参加者の居場所バレとか無いことにしたい)―――――――――――――――
朝食を終え、再びルーンストーンの状況を確認する。島内を隈無く探知しているはずだ、そろそろ拠点の一つか二つは見つかるだろう、そう思った矢先、ぶつり、とルーンストーンの反応が途切れた。
「軍師よ、先程の反応は……」
「ああ、間違いない。ルーンストーンを壊された。近くのルーンストーンをこちら側に呼び戻すぞ、近くに他のマスターがいるはずだ」
壊されたルーンストーンが最後に映した光景、あれは木刀か何かの類だろう。となると相手はセイバーか木刀を得物とするバーサーカー、あるいはアサシンかライダーだろう。
「しかし、木刀で石を叩き割るとはな、これはかなりの武人と思われる。それに木刀が得物である、という事は、剣士か。うむ! 興味が沸いた。余はこの武人と手合わせがしたい。手合わせがしたいぞ軍師よ! 」
「待て『エンペラー』、自ら敵に突っ込むようなことをするな、だが拠点(ここ)がばれるのも時間の問題か……、罠は校門に仕掛けてあるが、相手が得物を持っているとなるとそれも突破してくるだろうな」
「なら、尚更余が出なければならぬな! 」
「……仕方ない、針の弾数が切れたら出てもいいぞ、『エンペラー』、だがこれだけは肝に命じておけ。不利になったら撤退せよ。これはあくまで小手調べだ。あと、ここに司馬中人は居るというのはもうばれているに等しいだろう。そこでだ、こちらの情報の提供の代わりに他のマスターの情報を得る取引を持ち掛けようかと思う。単独行動を持っているお前ならそれなりに行動は出来るだろう。情報を得られれば今後、その情報を基に他のサーヴァントを狙うという作戦にシフトできる」>>486
「むう……、ちまちまと落とすのは余には合わぬぞ……」
「なら、同盟を組む事も検討しよう。で、作戦会議の最中にすまないが、敵襲だ。例の木刀使いが罠にかかった。小手調べではあるがこちらもそれなりに戦闘の勘を取り戻しておきたい。出来うる限りのサポートはする。外で構えておけ『エンペラー』、針は残り20本。打ち終わったら、戦闘開始だ」
「うむ! 余の出番であるな、軍師よ! 『エンペラー』のクラスに恥じぬ戦いを見せつけてやろうではないか! 」
『エンペラー』の姿が霊体化により霧のように消えた事を確認し、司馬はもう一つの得物であるステッキの取っ手を捻った。瞬間、紳士が持つような長さだったステッキが一瞬にしてビリヤードのキュー程の長さへと変わる。これとルーンストーンがあれば多少は『エンペラー』の援護は出来るだろう。さて、侵入者のお手並み、拝見させて戴こうか。
戦いの幕は今にも上がろうとしていた。
―――――――――――――――
というわけでセイバー陣営が硝子針トラップ対処中の裏側で作戦会議中の『エンペラー』陣営の話です……硝子針全弾打ち落とし終了後、曹丕くん襲来という感じになるかと……>>488
海に入らない水着イベント……つまりサマーレースだな!というのは冗談で水着でビーチバレー大会もありだと思うのですが……?>>488
セイバー「スイカ割りしようぜ!スイカ割り!なんならカボチャでも割ってみせるぜ!」キャスター「夏のクイズ大会にしよう知力を競おうそうしよう(訳:物理的行動が必要なものだと勝てないからなんとかして回避したい)」
>>488
ビーチバレーに一票かな。それ以外ならビーチフラッグか障害物競走が良いです。こう浮いてる足場を渡ってゴールを目指すようなの。トラップとか妨害ありで。魔術あるしできそうかな〜と思いました。宝探しとかどうです?
~~
「ん……」
意識が浮上する。儚い夢を、見ていたようだ。
ほんの少し眠りへの未練を感じながら、いつもの癖で右目だけを開く。どうやら拠点のベッドの上のようだ。
(私、いつ眠ったんだっけ?)
起き上がりながら思考する。眠る前の記憶が曖昧だ。確か陣地を強化した後、セイバーについて話し合って、そして―――。
その先を思い出したとき、思わず唇に触れていた。仄かに顔が赤くなったのが自分でもわかった。わずかな水気を帯び、質のいいマシュマロのような弾力を持っていたミラーカの唇。それが私に重なったとき、力が抜けていくような感覚と、蕩けるようなぼーっとした心地よさがあった。そんなことまで思い出し、心臓の鼓動が速度を上げた。
(ど、同性同士でキスすることになるなんて…ね。確かに覚悟はしていたけれど、実際にされると顔から火が出そうよ。ああもう、考えがまとまらない。)
そうやって、ひとしきり雑念と格闘した後にどうにか平静を取り戻す。幸い、刺激物のせいで眠気は飛んでいた。
(そういえば、ミラーカは?)
あたりを見渡すと、金の輝きが目に飛び込んだ。それはミラーカの金髪で、彼女は少し離れたソファーで横たわっていた。表情はとても安らかで、髪はゴシック調の黒い衣服と合わさり、夜を駆ける流星を思わせた。その光景は私を名画の世界に迷い込んだように錯覚させる。それほど様になっていたのだ。目の前の絵を崩すのが惜しく思われて、しばらく眠る彼女を眺めていた。>>495
1分ほどそうした後でようやく彼女を起こしに掛かる。
「ミラーカ、起きて」
すると、彼女の瞼が震え、ゆっくりと開かれた。
「あら、起きましたのねアイ。よく眠れまして?」
「ええ、おかげさまでぐっすりと。貴女、私から魔力を奪って眠らせましたね?」
そう問い詰めると、彼女はくすくすと笑って、
「貴女にはしっかりと休んでもらわなくては困りますもの。それと、ご馳走様でした。美味しくいただきましたわ」
意味ありげにそう返す。「貴女も満更では無かったようですわね?」と言いたげだ。まだあの刺激物を割り切れない私は、このままミラーカに丸め込まれないよう話を逸らす。
「いえ、もう良いです。では私が眠っている間に何かありましたか?」
「ええ、いくつか。端的に言えば、キャスターのサーヴァントの情報とトミー・フレッカーの居場所が分かりました」
「…何かしたようですね。詳しく聞かせてください」
その時、くーっとお腹が鳴った。
「ふふ、その前に食事をした方がいいようですわね?」
ミラーカは愉快さを隠しきれずに告げる。私はいたたまれなくなって顔を伏せた。
~了~
そんなこんなで、もう完全にペースを握られる亜衣さんなのでした。>>497
地頭で正解続くと魔力切れで負けそうだなぁ
オリエンテーションについては理綴も同意見もう少し話が進んだらダイアナちゃんにわざとキャスターの地雷でも軽ーく接触させてみようかなー
その方が面白そうだからね(真顔)>>497
そうなんですよね……顔を合わせることになっちゃうんですよ。だからせめてバーサーカー陣営がどこかと鉢合わせするかそれとも体が製作されてからにしたいんですよね……
公平性を期すならやっぱり島に設置されたなにかを早い者勝ちで見つけて届けるとかが一番かしら……>>501
全弾打ち落とすところまでやってもらって構いません。曹丕くん襲来のイメージですが、全弾打ち落とした所で曹丕くんが兼武ちゃんに突っ込んでくる感じですね……ちょっとまだ他の陣営様子見しなきゃいけないし幕間の弾を使い切るわけにはいかないんで普通にあげときますね
流石に週末で何も進めないのはどうかと思ったので載っけますね。
〜〜
昼食兼朝食を摂りながら、私はミラーカの話に耳を傾けていた。
「そう。纏めると、キャスターはドローンの様な使い魔を持っていて、かなり幅広い範囲の偵察を行っている様子だった。恐らくこの拠点の場所も目星をつけられている可能性が高い。トミー氏の方は、キャスターの推察では灯台に陣を構えている、というのが得られた情報ですね?」
「ええその通り。しかし、不思議ですわ。真名の予測よりもあのセイバーの性格を聞きたいだなんて。せっかく実際に戦った者がいるのだから、もっと戦闘に直結する情報を求められると思いましたのに」
「それは確かに。もしかしたら、精神に干渉する術を持っているのかも知れませんね。キャスターであるならそう言った搦め手は得意でしょうから、そこは私達も注意しなければなりませんね。ただ、もしそうだとしても、精神干渉の魔術は対策がされやすい。余程術者の能力が高くなければ効き目は薄い筈です。その上で、対魔力のあるセイバーに術を掛けるつもり……?これ以上は情報が足りませんね。ミラーカ、貴女はどう思いますか?」>>504
「そうですわね……。実は、もう一つ気にかかる点がありますの。キャスターの使い魔は、何故わざわざ機械仕掛けになっているのか。元々魔術師は、機械を避ける傾向にあるはずですわ。なにせ、自分達の力の源を奪うかもしれない物ですもの。現代ではともかく、魔術師として英霊になれそうな100年や200年前では尚更使いたがらないでしょう。それなのに何故、という事ですわ」
彼女の疑問を聞いて、一つ思い浮かんだ事があった。
「もしかしたら、正統な魔術師では無いのかも知れませんね。過去には作家や学者がキャスターとして呼ばれた例もあるようですから。……とすると、心理学者辺りが怪しいでしょうか。いやでもこれだとドローンの説明がつかないか……」
「使い魔はマスターの所有物、という場合もありますわ」
「しかし参加者の中に、機械の使い魔を使いそうな人は居ませんでした。あくまで私の知っている範囲で、ですが。正体不明の七人目かも知れませんが、断定するには早すぎます」
2人揃ってしばし考え込む。そして、ミラーカがため息をつきながら口を開いた。
「お手上げですわ。今の状況ではこの辺りが限界でしょう。次の話に行きますわよ。トミー・フレッカーの居場所が分かりましたが、どうなさいますの?」
「使い魔の反応は途中で途切れた、と言っていましたよね。なら、灯台の周囲には罠が張られていると考えた方が良い。迂闊には近づけませんが、偵察はしておきたい所です」
「では、山の途中まで足を運んでみましょうか。勿論、即撤退できるように準備をして、ですが」
「あら意外ね。貴女の方から撤退を口にするなんて」
そう言うと、ミラーカはツンと澄まして言い返す。
「別にわたくしだって、猪突猛進にぶつかるだけではありませんわ。ふん」
それがどことなくセイバーを意識しているように見えて、少し笑ってしまう。それ程気に食わなかったらしい。
「まあとにかく。今後、取引をする時は私に告げてからにしてくださいね?」
「さあて、どうしようかしら。考えておきますわ」
〜了〜とりあえず考察パートです。で、この後山の方に探索をしに行きますが、バーサーカーかキャリアーに接触したいと思っています。お二人ともどうでしょうか?接触できない場合はバーサーカーの暴れた後とトムさんの罠を確認して拠点に戻ります。あ、時系列は2日目夜です。
一応、間を埋める為の小話も用意していますので、埋もれて来たら載せていきます。(セイバーvsエンペラーが始まったら学校に移動して消耗した
二人を叩こうとしている為下手に進められない)おまたせしました。今考えている大まかな展開です。
カイリーちゃんがキャリアーから聖杯戦争について聞く
↓
聖杯戦争に参加を決意
↓
キャリアー建造
たったこれだけを書くのに難航中。
あー失敗した、これ最初から島で聖杯大会が開催される事を知ってて島に乗り込んだことにしてたなら大分楽だったはずだよこれ⋯⋯そういえば今回の模造聖杯からの知識にあなたは飛び入り参加した陣営ですみたいな連絡はあるのだろうか
ふと、目が覚めた。
眠るという感覚は、いったいいつぶりだったか。
久しぶりの体験に足元がおぼつかないでいると、私を呼び出した子供がふわふわと空を漂いながらこちらへと降りてきた。
そして、私は。
その子供の一言で、自分がなぜ眠っていたかを知ることとなった。
「うん!バーサーカー、よくにあってるよ!」
私が眠っていた場所のすぐ脇に湧いていた湧き水に顔を映す。
そこには────人間とまったく変わらない、私の姿が映っていた。
「貴様……貴様貴様貴様ァアアアアアアアアア!!!」
激昴し右腕に力を込めると、そこには見慣れたT-REX(わたし)の腕があった。
理屈は不明。否、思考など不要。
この身は狂想に身を堕としたもの。
今はただ、この衝動のままに目の前のマスター(てき)をバラバラに引き裂こう────!周囲の木々を根こそぎ薙ぎ払って。
それでもなお、目の前の人間は傷一つついていなかった。
ダメだ。埒が明かない。
まずは現状を把握する必要がある。
「おい人間。この状況を招いた阿呆はどこにいる。話をしたい。案内しろ」
「いいよ。あっちー」
指をさしてそちらへと浮かんでいく子供。
その姿を追って、私は慣れない人の身体で歩き出した。というわけでティラこばは下山開始しました
合流するしないは橘さんの人にお任せしますじゃあ一先ずバーサーカーに接触しに行きますか。
パリンッ━━と、ガラスの砕け散る音が廃学校の敷地内に響き渡る。
既に幾度となく聴き、三十を超えたあたりから数えるのも諦めたような繰り返しの音。
もちろん、何かあって使い魔(こちら)に被弾するような事があってはならないので注意を怠ることはないが、流石に飽き飽きしてきている。一体この1日でどれだけのトラップを仕掛けているというのか……
己に向かって射出されるガラス針を打ち落とすセイバーは私とは違い高い集中力を持ってことにあたっている、が最初のような愉快といった表情ではない
反復運動というのはジゲンの剣において基本的な鍛錬の一つだと聞いている。
故にそういった何度も繰り返す行動には慣れているし、それを軽んじるようなことはしないがそれにしたってモチベーションは変わるのだろう。>>514
(英霊との一騎打ちを望んでいるのに稽古のメニューと変わらないような作業なんて……ちょっと哀れよね)
セイバーの剣術には防御の概念がなく、加えて薬丸の剣は基本的に一撃必殺。
渾身の一撃で敵の攻撃━━この場合はガラス針の勢いまで含めて一刀で断ち切る、まさに攻撃は最大の防御といった風に凌ぐのがセイバーの戦い方だ
サーヴァント故に体力が無くなるということはないが、渾身の一撃を幾度となく叩き込むのは気が滅入るだろう……
もっとも、面白そうだからと正面から罠に飛び込んだのはセイバーなので本来は同情の余地もないのだが……
(文句を口に出す暇がないだけで鬱屈も溜まってるだろうし……どうしたものかしら……ッ!!)
そんなことを考えていた瞬間、新たな魔力反応を感じ取る。
本来の知覚範囲からは離れているが、多少離れた程度では余裕で感じ取ることのできる、その濃密な魔力の方向を見据える。
(姿は見えないけど……この魔力反応はどう考えてもサーヴァントのもの……気配遮断を持たないアサシン以外なら流石にそれくらいは分かるわ)
サーヴァントが控えているということはようやくこちらを出迎える気になったか、或いは……
その事実に気づき、元気づけるわけではないが私はセイバーに向けて声をかけた
『セイバー、近くにサーヴァントの反応があるわ』
「ふん、それは本当か……」
精神が稽古モードに入っているのか心なしか普段より落ち着いた声のセイバー……しかし
『えぇ、恐らくはもうガラスの罠のストックももう残り僅かだから本命が……ってことでしょうね……ようやく2騎目のサーヴァントとの戦いよ』
「ハッ、待ってたぜ!!キィェェェェ!!」
それを聞くといつものハイテンション&得意の猿叫を披露し、先程よりもさらに力強く木刀を振り下げる。
最後に1本のガラス針を木刀で叩き割る音が響くと間を空けずにセイバーが叫んだ!
「さぁ、肩慣らしも済んだことだ、どのクラスかは知らねぇが、そろそろツラ見せて貰おうか!!」遅れましたが、とりあえずセイバーがガラス針打ち終えるところまで……曹丕くん登場はエンペラー陣営さんの方に任せます
アリウムがエンペラー感知しちゃったけど、皇帝特権で気配遮断とか得てないですかね?大丈夫ですかね?>>509
解答遅れてすまない……リアルの忙しさとイベントの考察の楽しさにかまけてしまった……
で、ですけど模造聖杯きゅんから飛び入りマスターに参加がいくのか……なんですけど……キャリアー陣営さんが参戦に手間取ってるみたいなので運営が誰かが飛び入りマスターになったことを運営特権でキャッチ。場所をなんかして特定して趣旨を説明。それを聞いたカイリーちゃん、やる気になる。
みたいな筋書きはどうでしょう。もしくはキャリアーくんちゃんがカイリーちゃんにどういう状況なのか説明してもいいかもしれません。
どっちにしろ現地P・aは胃痛から逃れられないのだった。橘さんと合流しなかったら即ティラノさんと対面することになっていた現地Pの明日はどっちだ
今SSと並行して亜衣の魔術を色々考えてるんですけど、どれぐらいの効果なら大丈夫かを時々聞くかもしれません。
ゲーム脳で、「攻撃力を何%増やす」みたいな感じで考えてしまうもので。まあそんなにかっちり決めるつもりはなく、あくまで参考ぐらいのつもりです。「おいおいおい、こりゃ最高にロックな事になってんじゃねえか!大怪獣でも暴れたのかよ!?」
まだ日が昇りきっていない山の中、彼が見たのは破壊の限りを尽くされた跡であった。
辺りに散乱しているのは薙ぎ倒された木々、踏み荒らされた草花、粉々になった罠。
その中でトムの目に留まったのは明らかに人間の物ではない巨大な足跡だった。
(この足跡は…竜の類か。大怪獣ってのはあながち間違いでもねえな。)
とある亜種聖杯戦争では竜に乗るライダーやが召喚されたこともあると聞く。
竜種となるとクラスはライダー、もしくはかなり高位の竜種がバーサーカーやエクストラクラスで現界した場合だろう。
雷嵐や火炎、猛毒などの災害を伴うタイプでは無かったのはある意味幸運だろうか。
しかし妙だ。
麓に近いとはいえ、この山はトムの陣地内だ。それにもかかわらずマスターは一切のトラップに引っかかっていない。さらにはマスターの足跡などの痕跡すらも存在しないのだ。
用心深い性格のかもしれないが、それならここまで派手な痕跡を放置しないだろう。
「召喚された時点ではマスターが不在なのか、あるいは…」
考え込むが、答えは出てこない。
トムは考えるのを辞めてここにきた当初の目的を果たすことにした。>>523
『たとえ千人が我が左に倒れ、
そして万人が我が右に倒れたとて、
災禍は汝に届くことはなく』
『汝はその眼にてただ見るのみ。
惡者への報いをただ見るのみである』
詠唱を読み上げると共に山が真昼のように青く光る。やがてその光はすぐに止む。
結界が正常に起動した事を確認したトムは、くるりと踵を返し
「さてこれで下拵えは完璧だ…後は暇だしゆっくりと二度寝でもするかね。いや今夜は寝てないし一度寝か?」
などと嘯きつつ焚火の煙が昇る拠点へと帰るのだった。ちなみに焚火を付けっぱなしにしているのは誰がいるアピール
要は敵意感知に引っかかるようにするためのもの
全く何もわからずに入ってきた場合は作動しない
鳴子とかの原始罠には引っかかるかもだけど罠は山の全体、特に麓まで張ってあるんでしたっけ?
あと木の少し上ぐらいを飛んで中腹ぐらいまで見て回るつもりなんですが、どれぐらいの罠に引っかかりますかね?一応魔力反応と人間の気配は薄くなる魔術があります。今の所考えてる魔術です。
・無影無踪
効果:少しの間、魔力反応や気配を隠蔽する。
・神出鬼没
効果:最長50mを超高速で移動する。
・電光石火
効果:敏捷性の上昇。効果時間が長いが上昇値は抑えめ。
・疾風迅雷
効果:敏捷性の上昇。風の障壁を纏って身を守り、障壁に触れた敵に電撃が奔る。効果時間が短いが上昇値は高い。
・疾風怒濤
効果:武器に風を纏わせる。武器を振ることで、軌跡上に風の刃が発生し敵を斬り刻む。
・金城鉄壁
効果:指定したものを硬化させる。面積が狭い程硬くできる。
・堅牢堅固
効果:前方に魔力障壁を展開する。
・銅頭鉄額
効果:全身を魔力でコーティングし鎧とする。僅かに銀色の光を纏って見える。
・心堅石穿
効果:武器が意思の強さに応じて強化される。>>526
麓…原始的な罠と敵意感知
侵入者への威嚇目的
中腹…高レベルの妨害波(位置感覚の狂いや機能の阻害)的なのと不可視の通常罠。
ここで使い魔などを落として無力化する。
上層(灯台元)…認識阻害
(遠くから望遠鏡などで見た場合もやがかかって見える)
さっきの結界
魔除け(メイン効果)(ガイは悪魔だから一応侵入はできるものの中ではステータスが下がる)
魔力防御(低〜中ランクの対魔力くらい)
敵意を持つ者の強制排除 及び弱体化
自然治癒力の増加、浄化作用 など
詠唱を重ねれば別の効果も
上空を飛んでいる場合基本的な罠には一通りかかりませんが舐めて中腹まで行くと段々と機能不全に陥って落ちます>>529
・龍頭蛇尾
効果:未来の力の前借り。
効果中は身体能力が上がるが、効果が切れると使用した時間分動けなくなる>>529
・山彦
効果:次の言霊が時間差で2回発動する
とかどうでしょう
(龍頭山彦すれば4倍になるか踏み倒し出来そう)〜〜
持ってきた時計が夕方の6時を示す。それを見て、私は最後の確認をする。長刀一振りと短刀二振りを腰に佩き、首には二つのお守り。そして合わせの中に扇子が一本。
「時間ですね。ランサー、出陣しましょう」
「ふふ、"出陣"ね。勇ましくていい響き」
そんなやりとりをしながら外へ出る。
「では、エスコートはわたくしが」
そう言って昨日の様に私を抱き上げ、空へと浮上する。
「さて、今日は貴女に強化魔術を掛けます。その状態に身体を慣らしておいた方が良いでしょうから」
「そう、ではお願いしますわ」
「---『無影無踪』『電光石火』」
手始めに速度上昇と気配を隠す魔術を使う。
「それでは、あの山を目指しましょう。飛んで、ランサー!」
「ええ、行きますわよ!」
羽ばたき、空を駆け始めるランサー。昨日よりも更に速度が上がっている。
「ふふふ、風になったみたい。体が軽いわ!」
はしゃいだ様なランサーの声。この分ならば、山までそうかからないだろう。
しばらく飛行し、山の麓で一度静止する。お馴染みの視覚強化で地上を見渡すと、確かにチラホラと罠らしき異物が見えた。
「やはりこの辺りに誰かが罠を張っていますね」
「では、キャスターの読みは当たっていそうですわね」>>533
「まだ断言はできませんが、少なくとも近づけたくないものはありそうです。---『視点変更・慧眼』」
視覚強化に魔力感知と危険察知の魔術を重ねる。こうやって、視覚に特殊効果を持たせて、顕微鏡のレンズの様に切り替える。それがこの『視点変更』の本来の使い方だ。
「少し進むと魔除けの結界が張ってあるようです。他にもこちらを弱らせそうな術式が色々と。………ふぅ、厄介ですね」
様々な罠といくつもの妨害魔術。ここを突破するのはかなり困難な様だ。
(でも結界か……。トミー氏は確か結界魔術の使い手だと言う情報があった。ここが彼の拠点である確率はかなり高くなった)
「どうしますの?」
「……しょうがない。悪戯に傷を負いたくはないし、ここで---」
引きましょう、と言おうとした時だ。何かとても異質な物を視界の端で捉えた。
「---ランサー、少しだけ進みます。ゆっくりとあちらの方へ向かってください」
向かってみると、そこには暴虐の跡があった。周囲の木々は薙ぎ倒され、並大抵の動物ではつけられない様な、巨大な足跡や爪の跡が残り、見るも無惨な姿になっていた。
「これは……」
「……凄まじい破壊の跡ですわね」
ランサーが珍しく険しい表情を浮かべている。人外の吸血鬼でも、この破壊の嵐を受ければ無事では済まない、そんな風に感じているのだろう。
この惨状はつい最近、それも昨日今日にできたものの様だ。思い浮かぶ事と言えば、
「サーヴァントの仕業、でしょうか」
「恐らくそうですわね。しかも飛びっきりの規格外。これだけ暴れまわれるとすると、バーサーカーが有力かしら」>>534
バーサーカー。確かに、理性を失った暴力の嵐ならばこの惨状も納得だ。しかし、ただ狂っただけの存在の仕業とは思えない。せめて神話の大英雄、例えばヘラクレスレベルの能力は必要だろう。明らかに人型ではない足跡は変身能力でも持っているのか、強大な魔獣でも連れているのか。後者の場合はライダークラスの可能性もあるか。
「考察は後にしましょうか。とにかく、途轍もない存在がいる事は分かりました。これがトミー氏のサーヴァントでない事を祈りましょう。できれば、相手にしたくないですね」
「では拠点へ戻りますの?」
「炭鉱の周辺と学校も様子見して帰りましょうか。昨日は行けませんでしたから」
そうして私達はその場を離脱する。
〜了〜
今宵はここまで。ここから小鳩ちゃんを発見しに行きますけど、この時間軸だとどの辺りにいますかね?決めていいのでしたらこちらが決めさせていただきますけど。そう言えば、視点変更って(アビリティシフト・〜〜)ってルビ振ろうかな〜とか考えてましたけど、ダサいかな?
ダサかったら言ってください、思いついた時はカッコいいかもって思っただけなんです。>>537
そう言ってもらえると嬉しいです。まあちょっとダサいですよね。元々は「シフト」の一言で能力がガラッと変わったらカッコいいかなぁ、って思っただけです。このスレ黒歴史暴露大会の側面もあったから、没ネタやらなんやらも引っ張り出そうと思って。
じゃあ今まで通り漢字名だけにしておきます。言霊使いで序盤に日本語使える人探してたくらいだし英語のルビは振らないんじゃないかなと個人的に
あげついでにちょっとだけ描写を進める(早く設定全部出しちゃいたい病患者)
_______________________________
慎重に部品を取り替え、体を組み替えていく。
今のところ必要なのは達人並みの剣技、特に初撃に対応できる駆動と魔性対策だ。
今後発見できるであろうサーヴァントの情報によってはさらに機能改良をしておかなければいけない。そう考えると、召喚時に改造が容易で耐久力もそれなりであるボディを選んで「全盛期」としたのは正解だった、と思う。
もし元の体で呼ばれてしまえば––––––元よりあまり好きではない体だ。そうすれば勝率は跳ね上がるとはいえ、進んで使って世界中に晒すのは真っ平御免。別に主(マスター)との契約を破りたいわけではなかったが、それはそれとして譲れないところはあるのだった。
顔を上げると、鉄の部品に映し出された「自分」が見える。透き通った白い肌、濡れ羽色の髪、ぱっちりとした目元。
元の体の容姿とは真逆に近いそれに、思わず自嘲の笑みが溢れた。
長い長い時間をかけて組み上げた、「理想の肉体」。
今にして思えば、馬鹿なことだ。
こんなことをしたって人間になれるわけが無かったのに。
_______________________________
(ちなみに聖杯戦争の場合に限りキャスターに対する必勝法も存在するんですよ。g'rqーkpep@ykdl3e=d)4tyr.s、w@g.q@:ta1:.94t:@ivuqit@yf@ljr。)
後々探査機越しの映像に対する反応も書きたいんですが、セイバー・エンペラー戦は時系列的にランサー陣営の行動より前でいいんですか?そういえばアサシンの中で爆弾使える人って誰ですか?
何人か帰還させて(数人は待機及び遠方監視)爆弾で坑道の入り口潰しときたいんですが―――――――――――――――
「ほう、軍師の仕掛けた罠を全て打ち落とすとはな。さすがは剣士のクラスで呼ばれた武人だ、余の生きていた時代ならかなりの武功を得られるであろう。是非、味方として推挙したい程だ。余の父なら尚更欲しがるであろう」
誰もいないはずの校庭から声が響く。そして次の瞬間、木刀を構えるセイバーの目の前に現れたのは――
「もっとも、余の父なら武人として、そして妾としてお前を推挙するだろうがな」
一人の武人――『エンペラー』の姿だった。
―――――――――――――――
短いですが曹丕くんと兼武ちゃんの邂逅シーンを。曹丕は兼武ちゃんの事を女の子としてはなく武人として見ていますが、たぶん父ならこう評価するだろう。だが私はお前を一人の武人として扱うぞみたいな感じでぽろっと言っちゃった感じですね。兼武ちゃんは一瞬でも女の子扱いされた事にキレてもらっても構いません……〜〜
炭鉱付近の探索が終了した。ランサーが言うには、この付近に何かしら不穏な気配を感じるとの事だったが、炭鉱の中には入らなかった為真相は分からない。罠や結界らしい物が張り巡らされていて、ここも迂闊には踏み入らない方が良さそうと判断したからだ。しかし、罠はともかく結界は山の物とはかなり違う手法で張られているようなので、恐らくトミー氏以外の結界を得意とするものがここを通った事が推測できる。あくまで推測の域を出ないが、誰かがこの炭鉱を根城にしている可能性は高そうだ。
(さて、その誰かとは誰なのでしょうね。トミー氏のサーヴァント?でもそれなら山の方にもこの結界が張ってあってもいい筈。……最悪の場合は、もう他の陣営と同盟や協力関係を結んでいるかもしれませんね。流石に無いと願いたい所です)
この辺りを成果としつつ、私達は次の目的地、廃校へと向かっていた。
日はすっかり沈んでいる。ふと、故郷を発つ前にはこのぐらいの時間に怪異退治へと駆り出していた事を何故だか思い出した。
(そんな私が、まさか吸血鬼と組むなんてね。分からないものだわ)
少しの懐かしさを感じながら、同時に戸惑いも味わっていた。どうして、吸血鬼など呼ぼうと思ったのか。その答えが、自分でもいまいち掴めていないのだ。始めは何となく彼女を呼びたいと思っていた。しかし昨夜の最後、血を吸いたいと言った彼女の姿を見、今頃になって"どうして?"と自分の心に疑問を持ったのだ。>>543
(普通に考えたら私はセイバーを呼び出す筈。他の参加者だって私の状況を知ればそう思うでしょう。百歩譲っても刃物を使うアサシンです。"吸血鬼カーミラ"を呼ぶ理由なんて、私にはない筈なのに)
この聖杯大会の話を聞いた時から時折、自分の心が自分の物でないような不思議な感覚を覚える事がある。ミラーカを呼んだのも、その不思議な感覚に導かれるままだった。
(勝ち進めば、分かっていくのでしょうか。この感情の正体が)
そんな自問をしつつ、私はランサーに抱かれながら夜空を渡る。
ミラーカの方を見ると、昼間と同じような錯覚をした。今は吸血鬼の姿になっている為、可憐な少女の面影は薄かった。その代わりに、ゾッとする程の美貌がある。気を抜けば一目で心を奪われる様な怪しい美しさ。まさに妖、人々が恐れながらも惹かれてしまう魔性の存在だった。
「アイ?どうかしましたの?」
ミラーカが問うた。見つめたまま惚けてしまった為、不審がられた様だ。
「ううん、なんでも。ただ夜空で見る貴女ってとても綺麗だな〜って。まるで絵画みたい」
「くすくす、お上手ね。アイ、貴女って詩人なのね」
面と向かって言われて、自分が言った事が急に照れ臭くなった。
「そ、それは……言霊を扱うのですから少しぐらいロマンチストになりますよ」
「あらそう。でしたら、拠点に帰ってから、そのロマンチストな部分をもっと見せていただきましょうか」
……どうやら、後でまた顔から火が出る事態になりそうだ。密かにその場合の覚悟をしながら、周囲の偵察に意識を戻す。すると、廃校から少し離れた場所ーーーどちらかと言えば住宅地に近いーーーになにやら異質な存在を見つけた。>>544
「アイ」
ランサーも気づいた様だ。顔を見合わせて頷き合う。ランサーが速度を上げてその異質な存在、半透明な少女の下へと向かった。向かう途中、念話で高速の会話をする。
『ランサー、一先ずあの少女が何者かを見極めましょう。場合によっては戦闘です。連携を試すいい機会ですから』
『分かりましたわ。その時はサポートを頼みましたわよ』
少女が近づいて来る。そして、傍にもう1人女性らしき姿が見える。
(マスターとサーヴァントかしら。船では見なかったから七人目?)
もしそうならば、果たして彼女達はどんな力を持っているのか。それを想像すると胸が高鳴る。
そして、遂に間近まで到着した。彼女達の少し先でランサーが優雅に着地する。私は、降ろしてもらいながら半透明の少女に問いかける。
「こんばんは。私は亜衣。貴女のお名前は?」
〜了〜
質問しておいて本当にすまない。女王と小鳩ちゃんがどう出るかわからないのでここまで。何か不都合があれば言ってください。(あの…これは100パー書き忘れた私の落ち度なので無視していただいて構わないんですが、当初の予定では炭鉱の中が見えるぐらい近づいた時点で第1トラップ発動です……お気をつけて……)
>>547
いえ、物理ではなく(嫌がらせ程度の効力の)遅効性の呪術なので変える必要はないんじゃないでしょうか。
効果としてもちょっと気怠くなるぐらいですし効果も長続きしませんし、「効かない」でも大丈夫だと思いますよ。>>540
夜が明けた早朝の4:00〜5:00ぐらいのイメージでしたがどうでしょう?>>541
反応遅くなりました。
爆弾は全員使うことができます。
各個体が魔力で生成します。持ち歩きの手間はありません。在庫切れは魔力供給が続く限りはありませんが、同時に仕掛けられるのは36個までです。仕掛けたり改造するだけであればアサシンでなくても可能です。
サーヴァントの技能・武器は、生きていた時代の基準で再現されるということなので、基本的には、火薬の詰まった樽といった形状です。点火は手動で、導火線に火をつけて行います。
濡れてしまう(しけってしまう)と点火できなくなるという弱点がある代わりに、造りが単純なので、材料があれば改造して様々なものにカモフラージュできます。罠の扱いに慣れているトムさんなら、防水加工を施したり、より効果的な罠の一部に組み込むといったことも可能でしょう。
爆弾自体は魔力反応を持っていません。そのため、キャスターであっても実物を見たり、仕掛けられていることを教えられない限りは、存在の感知が難しいでしょう。Aランク相当の直感や、かなり高ランクの幸運を持っている場合、偶然に発見できる可能性はあります。
また、アサシン本体のステータス変動で威力が変動することはありません。令呪によるブーストは可能ですが、その場合のみ、破裂までの間、魔力反応を帯びるようになります。
36個のうち3分の1が破裂すれば、議事堂(かなり強固な建築物)を吹き飛ばせるほどの威力はあります。なんの変哲もない坑道の入り口くらいなら、3個もあれば簡単に崩せるでしょう。
破裂時には派手な爆発音と光、煙が出ますが、観察者には、それがサーヴァントによるものなのか、それとも兵器によるものなのか、区別がつきません。
ただし、どの個体も爆発物のプロではないので、どの程度の数を仕掛ければどれくらいの威力になるのかについてはざっくりとした換算しかできません。また、効果的な設置個所についても、プロほどの知識は持っていません。効率よく運用したいなら、マスターによる指示が必要です。
以上です。>>550
追記です。
爆弾ですが、樽の中に、火薬と鉄片や石を混ぜ込んだものらしいです。
原始的ですが、そのまま使用した場合、対人殺傷力はかなり高いものになると思われます。入り口に近づかないといかんのが地味に痛いな…
嫌がらせ用だし左腕の術式でどうにかなるかね?
正直対魔力としての効力をちょっと測りかねてはいる。
子安神父の魔方陣がアーサーレベルらしいから同等かすこし下くらいかなと考えてはいるけど呪術自体はサーヴァントなら「なんかだるい」ぐらいで済む効力ではあるんですけどね。(キャスターの本気はガチ呪殺なので小手調べ扱い)
まぁ目安としてはその状態で三騎士クラスなんか会った日にはそれが理由で負ける可能性があるぐらいで。接触から二時間ぐらい(そのまま炭鉱に入って順調進んだら最深部に到達できるぐらい)で体調不良が最高潮に達します。
ちなみに奥の方にはこれより格段に強力なのがいっぱいあるので、爆破封鎖はマスター勢の安全確保の意味では正解です。スレ浮上……
とりあえず今日まであがってなかったやつをwikiにあげられる準備をしてましたので、これから逐次wiki編集していきます……今日はもう寝るので少しだけですが……
後、キャリアー陣営さん。展開に困っているようならいろいろここで相談とかもして良いですからね。こんな風な展開にもつれ込みたいんだけどどんな風に書きますか?……とか。思い詰めるのはほどほどにね…?あんまりにも詰まったら、いっそ少し無理があってもパッと決めちゃうとか、書き直しの提案もありだと個人的に思いますよ。完結させるのが大事ですから。gmではないのであまり言えませんが。
展開に悩んでる最中に新しく閃いた書いてみたいことについて考えていたら、なんかすごくやる気と自信が湧いてきた!
なんか行けそうな気がする!「もっとも、余の父なら武人として、そして妾としてお前を推挙するだろうがな」
早朝の廃学校に武人はそう告げて現れた。
その服装は西洋よりも東洋、しかしセイバーが纏っているものとはかなり異なっている感じだ。となれば日本ではなく大陸、中華圏の人物と見るのが妥当であろう。
その尊大な口調からして生前はそれなりの地位にあった存在の可能性が高い。
相手の真名も気になるところではあるが、それ以上に気になることはある。
敵対サーヴァントの告げた、妾……という言葉に女として扱われることを良しとしないセイバーがどのような反応を示すのか……
恐る恐るセイバーを横目に見ると……
「テメェが何処の英霊か知らねぇけど……その親父ってのはとんだ阿呆らしい……剣士たるオレに対して取っ捕まえて……なんぞ……袈裟斬りにされてぇみたいだな」
めっちゃキレてた……まぁ仕方ない、予想の範疇だ。
セイバーが発した父に対する侮辱とも言える言葉に敵対サーヴァントとしても感じるところはあるだろうが……
そんなことは気にせずセイバーは続けてまくし立てる
「まぁ、テメェもサーヴァントの端くれってんなら構えてみろよ。どの程度のもんか見てやる」
そういって木刀を構え、挑発するセイバー。
セイバーの優れた観察眼ならば戦闘中の動き相手の特徴について推察することも出来る。
それを狙って素早く戦闘へと移行しようとしている。
女扱いされた怒りの勢いのまま言いたい放題言っているように見えて、相手がどういった類のサーヴァントであるかセイバーなりに測ろうとしている様だった。ただ……
「あぁ、木刀(えもの)に関しては気にすんな。別に不備があったってわけじゃねぇ……このオレがテメェを相手にするのにはわざわざ真剣を出してやるまでもねぇってことだ」
敵対サーヴァントに対する煽りも忘れずに入れていた短いですが、エンペラーさんのセリフに対する返信
エンペラーさんが挑発や父に対する侮辱に対してどういうリアクションを取るかは司馬さん側に任せます……>>560
あ、じゃあ大丈夫かな?
まあ、ティラノさんが落ちたり、キャリアーが乱入してきたらアボンな企画ですけど。>>559
把握
ちょっと文房具屋行ったら魔術礼装が思いついたんでそれを投下します(調整中)(効果しか考えてない)
「理綴が生徒や自身の毛髪を加工して作った筆
この筆と専用の墨で書いた紙を通して魔術を使うと
その魔術の効果が書いてある通りになる。
(これは生徒の毛髪の繋がりで属性や得意な魔術を無視して使っている為
即死などには出来ないが「冷やす」「治癒する」などは出来る)
許可なく持ち去られると爆発する(呪術対策)」流石にそろそろ浮上させておきましょう……
書くことは……今後の展開予想(主観)でも書いてみよう
取り合えず二日目は今のところ午前中のセイバーvsアーチャーとランサーとバーサーカーの邂逅が確定済み……戦いになる……午前の結果いかんでは午後の戦闘の流れも変わりそうだ……あと、ライダー陣営がそろそろ準備も完了したからどちらかにちょっかいをだしそう……とりあえず普通にスレ上げ。明日は小幕間ぐらいは載せられそうです。
>>565
ありがたや……ありがたや……運営的には皆さんが書いてくれるのを待つかスレ上げするぐらいしかできんのじゃ……なにかするべきことしてほしいが良いことがあったら言って欲しい……いかんせん初心者なのでよく勝手がわかっていないのところもあるんだ……こっちは返答待ちだし時間軸巻き戻してかねたけちゃんの亜衣さん評とかアリウムの策謀とか挟んじゃおうかな……
―――――――――――――――
「ほう、なら余も糖黍で挑みたいところであるが、無い故仕方あるまい」
『エンペラー』は腰にある剣を抜き、足を踏み出す。そのままセイバーの肘をめがけ、突きを繰り出した。
「あれが例のサーヴァントか。クラスはセイバー、と見るべきか。さて、そろそろこちらもアレの用意をしなければな……」
司馬中人は3階のバルコニーからその光景を眺め、策を実行する時を計らっていた。この校庭の下にはガラスを前日の召喚の段階で仕込んでおり、いざとなればガラスの檻を錬成することも可能だ。狙いはセイバー、ではなくそのマスターの使い魔。少々の魔力探知が出来るらしい挙動を見せており、檻の錬成を普通に行えばそれもすぐにばれるだろう。
なら一瞬、強い魔力の反応を出し、その処理に追われるところを狙って檻を錬成する。上手くいけば交渉も狙えるだろう。
「上手く引き付けてくれよ、『エンペラー』」
そして狙撃手のようにステッキを構える。足元には複数のルーンストーンが転がっている。さて、相手はどう出るか。
戦いの幕はついに落とされた。
―――――――――――――――
という訳でついに攻撃を仕掛けようと動き出した具合です。マスターからマスターへの攻撃は不可能でも使い魔相手の攻撃(というより捕縛)はセーフのはず……ちょっとだけキャスターの本当の正体に対する言及と現状の作戦上の話を出しちゃいましょう。直近のランサー組と同時系列で。
_______________________________
「張ってた通りランサーとそのマスター…橘亜衣は山中の探索をした。もう少し奥まで入りこんでくれたら頂上にいる勢力のサーヴァントも知れたかもしれないが…………ま、流石に罠がびっしりな所に入る馬鹿はそうそういない。
炭鉱にいることは気づかれたかもしれないが、総合的には上々ってところだろうな。」
以上、探査機からの情報を確認していたキャスターからの報告。
「そうですか……できる事なら相手サーヴァントと接触して、しかもそのサーヴァントがランサーに対して有利な能力を持っている………なんて幸運があればよかったのですけどね。」
「いや、できる事ならランサーに一番最後まで勝ち抜いてほしいもんだ」
そう言って、冗談で言ってるんじゃないぞ、と念を押す。このお調子者がそこまで強調するということは本気でそう思っているのだろう。
「………あなたの呪術が非常に高度なものだとしても、再生力も身体能力も高いランサー相手では苦戦すると思うのですが?」
義体を活かした身体強化が可能とはいえ、キャスターは前線に出た経験に乏しいのは既に聞いた。
ならば、弱点を突かずとも戦闘力でランサーを圧倒できる英雄か、あるいは弱点を確実に突けるキリスト教と縁深い者に任せた方が安全なのではないか。そういう意図を込めたのはキャスターにも伝わったようで、説明に困ったように頭を掻きはじめる。
「………いや、うん…………あのランサーの真名予測が合っていれば、あいつの弱点を効果的に突ける輩は俺とほぼ確実に敵対するんだよなぁ……」
_______________________________
………設定しといてなんだが正体が割とトンデモ系だから大丈夫か心配になってきた!ほぼ同時刻、一連の流れで見ると1番最後の時間
「マスター、サーヴァントは坑道から離れたようだ。」
「OK,一応周辺警戒は怠るなよ?」
「了解」
先行したアサシン(正確には分体の1人であるトマスだが)の報告を受け、トムは結界内から動き出した。
「しかし爆弾の設置を自分がやると言い出すとはね。」
「意外かい?」
「こういうのは使い魔にやらせようとするものじゃないかと思っただけさ。」
「流石にアンタらをこき使おうって程敬意を無くしたつもりはないさ。それにこういう仕事は自分の感覚で確認するのが丁度いいのさ。もちろん信頼してない訳じゃないぜ?適材適所ってやつだよ…おっと」
軽い会話をしながら坑道の前まで辿りついたトムは一瞬険しい表情をし、まるで埃でも払うかの様に左手を振った。
左腕に仕込まれた術式により、坑道前の魔力が霧散する。
「魔術の罠か。それは確かにそちらの方が専門だな。」
「理解が早くて助かる。複雑な物は難しいがこういった威嚇レベルならこれで簡単に解除できるからな」>>570
彼は喋りながらアサシンの用意した爆弾を坑道入り口の周りに設置していく。
「この聖杯戦争のミソは『マスターを殺してはならない』というところだ。マスターを殺して終いなら地雷を埋めるなり毒ガスを撒くなりでもしちまえばいい」
「ふむ、見世物だからこその配慮ということだね」
「その通り。うっかり殺さないようにするには、行動を阻害するものや衰弱などの弱らせる罠が手っ取り早いのさ」
これで終わりだな。と言いつつ爆弾を設置し終えたトムは導火線に火をつけて入り口から離れ
「さて、それじゃあ下山しようか。」
と言いながら来た方向とは逆に歩き始めた。
「驚いたね。わざわざ陣地を捨てるというのかい?」
再度気配を消しつつ話しかけてきたトマスの疑問に対してトムは返答する。
「俺は聖杯戦争の参加者である前に代行者だ。吸血鬼なんてのを出されちゃあ引きこもってサボってる訳にはいかないのさ。
それに考え無しってわけじゃあない。結界は地脈を基準にしてるから俺が不在でも問題無いし焚火はすぐには消えない様に細工してあるからな」
「要は結界がそのまま巨大な囮になるってわけだ」
「当たり」
トムが言い終えるとほぼ同時に後方から轟音が響く。爆弾が坑道の入り口を破壊したのだ。
「さて、このままここにいたら音に気づいてやってきた奴と鉢合わせちまう。とっととずらかろうや。」>>571
この後ガイから追加で報告された町の薔薇の件もあり外から傍観する事に。テント張ってしばらく野外待機
分散したアサシンらはそれぞれ見つけた陣地から少し離れたところで待機&監視
トマスはマスター付近のサポート
ロバートは陣地が無い発電所方面へ
アンブルーズは被害が無いか観察するのも含めて集落方面へ
ガイは薔薇があるため少し町から離れたのと山付近の監視
と言った感じ
三角がテント、星が各アサシンの大体の場所とりあえず水曜までにはなんとか目処つけて反応書きますね
そういえば入り口爆破なんてしてるしキャスターとかに後をつけられる可能性もあるんですよね
一応一定以上行ったら適度に開けた場所に出るし警戒もするから尾行バレやすくなるけどそこで撤退してもトムらが下山したことはわかる
実際にそうするかどうかは任せますが
後かなり音が大きいと思うだから時間軸1番最後にしたわけだけれど、騒音対策も振動対策もしてないからめっちゃ響くし近いところならかなり揺れる。山の鳴子がカラコロ鳴るレベル音は多分島のどこでも聞こえると思う
ランサー組を張ってた事からわかるように、罠で落ちない程度の山中を巡回してたんで十中八九気づきますよ。気配遮断が使えるアサシンならともかくマスターを見逃すほどアホだったら長生きできてないですし。
でも後はつけません。多分時系列的にはランサー・バーサーカー戦をウォッチする方を優先すると思います。
剣弓騎の乱戦の動向によってはもう一方もそっちにかかりきりになるので、成り行き次第ではむしろノーマークです。
端的に書くなら「別に損害ってわけじゃないけどムカつくから機会があったら蹴落としちゃおう。あいつ俺が苦手なタイプと同じ感じの印象受けるし。(Byキャスター)」みたいな?>>576
(書き忘れた、というか今気づいたけど多分魔術弾いた時点で最低限の警戒はする…)勝手ながら、そろそろ A geal
まだ午前中くらいのイメージだったのですが、もう2日目午後になってるんですね。_______________________________
爆音、そして何かが崩れる音。
慌てて立ち上がった私はそのままよろけ、キャスターに受け止められた。
「おっと……咄嗟の対応ができるような達人でも無い限り迂闊に動くのはむしろ危険だぜ主(マスター)殿。
それにしてもあっぶねーなぁ。こんなボロボロの炭鉱なのに『もし落盤したら参加者死亡で全部おじゃんだな』とか考えなかったのかね。ここ経年劣化で構造がゆるゆるになってるんだが。」
「……お待ちください」
全てなんでもない事のように平然としているキャスターの上着を掴み、声の震えを抑えつつ
「状況説明をしていただけますか?」
「山から降りてきた………多分、トミー・フレッカー?……だな、状況的に。そいつが坑道の入り口を爆破封鎖したのさ。そのあとそそくさと降りてって––––––多分、陣地に目を向けさせながら自分は他の参加者をマークする、とかそういう寸法だ。
できるだけ簡潔にしたが、これで十分かい?」
入り口を爆破。
つまり、現状安全な出入りが保証される唯一の道(キャスター曰く「他の小さめの出口は封鎖済みで出るのは手間」らしい)が塞がれたという事。
思わず弱音を吐きそうになったが、カメラの存在を思い出す。これでも一応魔術一族の代表として来ているのだ。間抜けな泣き言を言ってしまえば、きっと失望されてしまう––––––––––––
思えば、聖杯大会に参加することになってから我慢と虚勢の張り通しだな、と思いながらも、当たり障りのない言葉を吐けるよう自制する。
「……それは、非常にまずいのでは」>>579
「いや?そうでもないんだが、これが!」
と、キャスターが不気味なほど満面の笑みを浮かべこちらを見つめてきた。
「考えてもみな、『俺たちにとって唯一の出口が封鎖された』って事は、『奴らにとって唯一の入り口が塞がれた』って事とほぼ同義。相手方は図らずも『物理的な攻撃には向いてない』俺の『物理的干渉』を封じたわけだ。
–––––––––––が、それがどうした?って話さ。運営側とのやりとりは多少面倒になるが……この状況は十分予定の範囲内だぜ。むしろ外敵が侵入に手間取るって意味ではプラスとも言える。人様が手間暇かけて仕掛けた罠を無駄にした罪は重いから、なんらかの報復は考えるけどな。
俺は遠隔の呪詛にも長けた術師だし、いざという時の脱出方法はある。」
言いながら、私の頭をぽんぽんと触ってくる。
「つーわけで心配する事はないさ。なんなら麺でも啜ってどっしり構えてるといい。––––––あ、先に運営にカメラの燃料の交換法と物資調達法をなんとかしてもらえないか聞くのが先だけどな。結構戦略が変わってくるから。」
じゃ、俺もなんかしようっと––––––と、立ち上がってその場をウロウロし出すキャスター。
「………そうだなぁ。 ちょうどさっき出来た主人のいなくなった結界と地脈でも弄れるか試して遊ぼうかね。」
_______________________________
キャスター「(俺だって割と戦いに関しては不安だらけだが主人がメンタルやられたらヤバいからちょっと自信ありげにしとこ)」
「自分がまずい状況にいる」なんて完全包囲された伊賀国に取り残されでもしない限りは絶対言いませんよ。思ってても言いませんよ。ゼンゼンダメージウケテナイヨーホントダヨー(棒読み)>>582
両方観戦中(予定)で爆破の当事者としては他の人の動きを見ないと書けなくてする事があまりない…はーい、数日ぶりに来ました。いや、ホントすみません、なかなか時間取れなくて。そろそろ本格的に復帰します
あとはちょっとした感謝と追伸をば
自分のwikiページにファンアートくっつけてくれた人、ありがとう!thank you!
でもここ直リンク禁止だからwikiからは見れないんよ。
貼る時は画像アップロードしてくだせえ
(自分スマホだからその辺疎い)>>585
性格から考えれば「俺に術で勝てると思うな(結界バキー)」とかやりかねないですけど、戦略眼とか含めて考えれば、間違いなく自分が犯人だとバレるであろう結界に対する大規模干渉は控えると思います。
今の所は、せいぜい地脈の方を少しずつ削って自分のリソースとして使ったりする程度でしょうかね。
……まあ説明を省いた設定の一つに「秀吉に処刑されそうになったのがムカついたから(徳川側に付いてる伊賀に借りがあったからっていうのもあるけど)徳川側に助力した」っていうのがあるぐらいには自分にマイナス面の干渉するやつ嫌いなので、最終的には「結界が一番必要になる時を見計らってめちゃくちゃにする」ぐらいはあるかもしれないですけど…急かすわけじゃないし催促もしてないですけどとりあえず毎夜定期的な感じで上げときますね
>>589
そうですね。……忘れないよう私が気をつけてやることにしますわぁ……〜〜
「ご馳走さま」
手を合わせて食事を終えるアイ。食事の際のお祈り、それの日本式らしい。吸血鬼の身であるわたくしには最早関係ないものではありますが、しっかりと礼を尽くす彼女はやはり育ちが良いのでしょう。わたくしの方はいつもの様にチョコレートをカップ一杯。
「そう言えばミラーカ。貴女はチョコレートが好きなんですか?小説……いえ、今までもよく飲んでいた様ですけれど」
「ええ。人間の食事も一応は摂れますが、少し味覚が変化してしまいましたの。それでもチョコレートだけは例外ですわ」
「そうなんですか。現代とはやはり味わいも違いますか?」
「ええ、勿論!現代のものはより甘く、滑らかになっていますわね。それと、今では固形でいただくのが一般的なのでしょう?デザインなども凝っているとか。味わってみたいものですわ」
「本当にチョコレートが好きなんですね。そうだ、運営の方に連絡を入れれば、届けてくれるかも知れません。チョコは携帯食としても優秀ですし、目はあると思います」
ほんの少し物騒な考えが混じっているのは職業柄だろうか。
「ふふ、楽しみですわ。それと、日本式のバレンタインデーも興味深いと思っていましてよ。花の様な乙女達が、それぞれの想いを乗せてチョコレートを渡す。嗚呼、とっても甘美な響きです」>>591
「あはは、そうですね。でも、少し大変なんですよ、用意するの」
「それはそうかも知れませんが、だからこそ輝くものもあると思いますわ。もっとも、わたくしはチョコレートも好きですが、血に勝るものはありませんわね。いっそのこと、貴女の血を吸いたいくらいですわ」
「…………はぁ、吸わせませんよ。全く、そういう所はブレませんね」
「お互い様だと思いますわ」
そんな他愛ない話をして、ふと心の奥で浮かぶ疑問がありました。
(彼女は、何故ここまで"普通"にわたくしと過ごせるのでしょうか?)
召喚された時から不思議でした。目の前のこの女性は、「吸血鬼カーミラ」で知られるわたくしのお話を知って呼び出し、あの冗談にも付き合ってもらいました。それなのにその態度や顔には恐れや怯えが感じられない。警戒心や英霊への敬意を覗かせる事はあっても、今の所無防備と言える程の気安さで接して来ていますわ。怪異退治をしていたと言うから多少は慣れているのかも知れませんが、それだけで済まのせられるかは疑問に思う所です。
(そして、"誓い"の方も気になりますわね。誓いや約束はわたくしにとっては重いもの。彼女がそれを守ろうとするならばと、しばしこの牙を収める事にしましたが、はてさて。何を思っているのでしょうね、このサムライガールは。…………ふふ、乙女の秘密はいつだって、先ほどのチョコレートの様に甘いもの。いつか聞いてみたいものですわ)
今聞けば案外教えてくれるのかも知れませんが、それでは味気ない。もうしばらくはこのまま、"良いお友達"でいるとしましょう。
〜了〜という幕間でした。リハビリとテストも兼ねて、ちょこっと書き方を変えてます。これからも安定しないかも知れませんが、ご容赦ください。あと、矛盾とかもあるかも知れませんが、どうか、広い心で見てください。
肘に目掛けて放たれた刃を振り上げた木刀によって打ち落とす。
「ハッ、剣士(セイバー)であるオレに剣で挑むとは……ずいぶんナメられたモンだなァ!テメェのクラスの武器を出してみろよ!」
怒号と共に打ち込んだ一撃を相手も剣を持って受ける。
「侮る気はない。余はエンペラーのサーヴァントである、故に剣とて十全に扱えて当然だ」
聞き覚えのないクラス名に首を傾げつつ互いに引き下がり、仕切り直す
エンペラー……直訳すれば皇帝という意味を持つ。即ちそれを自称する目の前の男もそれに類する立場を持った英霊なのだろう
つまり自身のような武に人生を注いだタイプではなくあくまで統治者として武を修めていたタイプか
(まぁ、あの忌々しい島津の連中も示現流の免許皆伝だったわけだしそういう奴もいるだろうが……)
セイバーが先の一合で気になったのはエンペラー自身よりもその得物の方だった
(オレらの振るってる刀よりも造りが粗い……だが、エンチャント込みのオレの全力を受けて刃毀れひとつ起こさねぇとなると……大層な神秘を持った武器ってこったな)
この英霊、あるいは彼の持つ武器は自身よりも遥か過去に存在したということであろう。
その事実にセイバーは昂っていた。
エンペラーより以前に出会ったサーヴァントは骨のない暗殺者と武人どころか人ならざる魔性だった
魔性の方には苦戦こそしたものの、武を修めた者同士の互いの技を持って鎬を削るような戦いではなっかった
だが目の前のエンペラーは少なくとも己よりも古き時代の武人だ。
しかも、ずいぶんと位の高い人物だったと見える。
己の──薬丸の最強を証明するのにふさわしい相手だ
「いくぞ、蝙蝠女や暗殺者よりは楽しませてくれよお偉い様!!」
再び木刀を振り上げ、今度は自身からセイバーに向けて踏み込んだ>>594
『さて、こちらも動き出さなければね……』
エンペラー……と名乗ったサーヴァントのことは気になるが、どうやらそちらにはセイバーがご執心のようだ。彼女の観察眼には信頼が置けるし、ここは彼女に任せておけば大丈夫であろう。
問題はエンペラーのマスター……それに偵察しているであろう第三者
ランサーとの戦闘の際には見つけられなかったがサーヴァント同士の戦闘が開始しているのを他の陣営が観察していないとは思えない。
となればマスターの使い魔……あるいはサーヴァントが偵察に来ているだろう
サーヴァントはともかく、使い魔であれば干渉して如何なるマスターか探りを入れることもできる
もちろんアーチャーのマスターとも例の吸血鬼について交渉することも忘れない。
『まだ指弾が5発分……サーヴァントの相手をするには心許ないけれど……』
一応、魔術師の心臓を利用した榴弾も仕込んでいるけれど……
『出来る限り戦闘は避けたいところだけどね』
そう思いながらアリウムも校舎内の探索を開始したちょっと書いてみた、ミラーカからエリザ'sへの反応
エリザベート(ランサー)
あれがわたくしのモデル…。ふふ、怪物にも人間にもなりきれない半端な存在ですこと。あの角や尻尾はその精神性も表しているのも知れないですわね。ただし、あのドラゴンガールがそれを承知の上で進むと言うのなら、それはきっと、とても尊い事なのだと思いますわ。
エリザベート(ccc ver)
ふふ、あはは。悪辣で残虐非道、自身の快楽の為ならどんな事も厭わない、絵に描いたような悪鬼ですわ。あの方からなら、わたくしの様な存在も生まれるというものでしょう。……ですが同時に、物悲しくて痛々しい。悪を楽しみたいから悪を成すのではなく、それしか知らないから悪事を成す。どこかそんな、子供の様な印象を受けますわ。
カーミラ
あら御機嫌よう、もう一人のわたくし。ふふ、まさかわたくしの最も知られた名を持ったのが、よりにもよって貴女だとは思いませんでしたわ。ねぇエリザベート・バートリー?そんな状態だから、わたくしの方も貴女と混ざったような状態で召喚されたのでしょう。カーミラのお話は、わたくしにとっては現実。しかし、貴女やマスターにとっては、そう、幻想に過ぎなかったのでしょうね。貴女の持つ、あの乙女の様に。
エリザベート(ハロウィン)
まぁ、とっても素敵な衣装ですわね。アイドル文化に傾倒していると聞いた時は思わず目眩がしましたが、その様に愛らしい姿を見せていただけるのであれば考えを改めますわ。そうですわ!いっそのこと、吸血鬼の要素もプラスして売り出すのはいかがでしょう⁉︎ーーーえ?血を吸われるのはパス?そう、残念ですわ。
エリザベート(ブレイブ)
意味が分かりませんわ。意味が分かりませんわ!ランサーとキャスターが融合したらセイバーになったってどういうことですの⁉︎貴女は悪側の存在ではありませんの!それとその格好、どちらかと言えば勇者ではなく戦士ではなくて⁉︎そもそも‼︎サーヴァントがそんなに簡単に融合することってあって良いんですの⁉︎
メカエリちゃん(1号、2号)
………………めか?……………ろぼ?えりざりゅうしとシュゴシンゾウ?………もうわたくし、何も考えたくありませんわ。ふわ〜〜(ぱたり)ハントだったりアポイベだったり明治維新だったりもう片方で書いてるキャラが無辜って沈んでたりしてましたが続き行きます
「わたしは小鳩。おねえさんだあれ?」
小娘の反応に、私は思わず嘆息した。
人間には不可能な身のこなしを見せた目の前の2人組を見ての言葉がこれかと思うと悲しくすらなってくる。
「見てわからぬか愚か者。私とお前以外のサーヴァントとマスターだ。つまりは───」
敵だ。
血が騒ぐ。理性が沸騰してはじけ飛ぶ。
さぁ、聖杯戦争を始めよう。
殺戮だ。残さずな。
遅れてすみませんでした
橘さんよろしくお願いします>>598
アイサー!じゃあちょっと良いとこまで進めますね>>596
そういえば今無料で配信してるんでしたっけ?ウテナ面白いですよね。2年ぐらい前に見ましたけど「絶対!運命!もく〜しろく♪」がしばらく頭から離れませんでした。明日には拠点を出発させますので何卒よろしくお願いします
前キャスター陣営さんが「人外魔境でキャスターがビビる(意訳)」って書いてたけど、最近の文を見る限りキャスターももしかして隠れ人外枠なのか?
予選スレで根元接続者とか悪魔の話してたときやたらと慌ててるように見えたけど、もしかして…>>603
ほう……あ、ほんとうだ……
筋力と耐久に関しては盛りに盛ってる最低でもA++という打ち合い不可能な固さとパワーなのてぶっちゃけ考えなくて良いとして……敏捷はどうなるんだろう。この場合、今の所の恐竜のメイン観測者は小鳩ちゃんと運営たちな訳だが……第一回GMAさんの解答待ちですね。
そして思い付く。仮に人の形態の時は恐竜よりスピードが上がっているのではないか?こう、明らかに恐竜の時より軽そうだし。
そして再び思う。やっぱり対「「星」」はやりすぎではないかと。そんなガイアバリバリ案件かつ、明らかにサーヴァントの身を越えるほどの魔力を必要とする力は魔力チートな幽霊と言えど流石に不可能なのではないかと。あと、神霊の疑似サーヴァントでも対山が精々なのだぞ……使おうとしても精々対国レベルで終わるのではないだろうか……あ、でもブロークンファンタズムとかいう便利概念もあるし……でもそれでも星そのものに被害及ぼすほどの隕石は流石に無理なような……うーん。オリ鯖になに言っても二次故に無意味だが……>>604
サーヴァント化と魔力の問題で威力が大幅に威力落ちてたとしても島一つ吹き飛ばすにはなんの問題もなさそうだしな!(問題しかない)宝具に関しては対界とかもあるし多少は…?
地球という上等な星を見つけた
爬虫類が繁殖してる
こいつらはカミサマの趣味じゃない
崇拝してくれそうなサルを生態系の頂点にしたい
隕石ドーン!!
って作為的なモノだったりしたらテクスチャを剥がすとかそんな次元の出来事だったのでは?
つまりティラノの召喚は異星の神も絡んだ案件だった……?T-REXの「まずもって今回のサーヴァントの中で攻撃が通るやつがいるのだろうか」感、好きです。
>>602
き、キノセイジャナイカナー?
…………純正品ではないので……英霊化で大幅スペックダウンしてるので……うん………ザッとティラノサウルスについて調べたところ、速度は時速20km後半程度が現実的な数値らしいので、敏捷ステは「上昇に上限はない代わりに初期値は低め」ぐらいのつもりで書こうと思います。まぁ基本値で兼武ちゃんより速いって事は多分ないでしょう。そうでないと強過ぎますし。
>>613
体が大きく筋力がある分、尻尾の先とか末端部分の瞬間速度ならAランクぐらいはありそうですね。
作成段階の設定として、上限がない不定なので、EX評価は間違っていないのではないでしょうか。
時速27km、普通に早いですし。>>615
無辜悪魔は、現代での召喚だと反英霊じゃなくて、ギリギリ英霊の枠に収まってる(設定です)から・・・・・・セーフ?ですかね?
>>616
製作者として一応。
魔性特攻は通ります。
しかし、曹丕さんの「百辟刀・龍」での特攻は入らないと考えています。
理由は以下の2点
①悪魔化と言っても、悪魔になったわけではない。イメージとしての要素が加わっただけで、そもそもの魔性がごく薄い。聖堂教会の扱うような、強力なものならともかく、D〜Eランクではほとんど反応しない。
②「百辟刀・龍」は災いを避ける効果だが、秩序・善のガイにはそのような能力はない。
ただ、私は参加者ではないため、トムさんと話し合って決めていただけると嬉しいです。>>621
回答ありがとうございます。
宝具内だとA現実世界だとDなので多分効きませんね。
アサシン見たら再選します。
(因みにかばん語による効果は端的に言うと「自動追尾」です)>>623
ライダーは一応キリシタンだから(震え)鳩による監視を続けていると、案の定セイバーとエンペラーが戦闘を始めた。
「二人とも聞いてくれ!セイバーとエンペラーが戦闘中だ。
今からそこに行って片方を連れ込む。
アリスは向こうに着く前に「議論の賜物」を片付けておいてくれ。
向こうに着き次第「彼女に宛てた物語」で連れ込んで貰う。
ルイスは使い魔の視点をそっちに送るから着くまでの様子を頼む。」
剣の見た目を変え終えて今はアリスの援護をしているルイスが異議を申し立てる。
「アリスに連戦をさせるのはオススメしないぞ。いくら強くなっていても現実世界だと只の少女だ。」
「そこの所はルイスがなんとか出来るだろ。それに今の内に一つは潰しておきたい。だから頼む。」
口で言いながら鞄に荷物を詰め早く着く為に強化をかける。
これ以上時間をかけると戦闘が終わってしまうかもしれない
現実世界に戻り「少女の為の物語」を持った理綴は、全速力で学校に向かった。>>627
まあ気づかないでいいかな
あとは戦闘の方は声で気づいたロバートが見に来てると思う察しついちゃった人もいるんで上げついでにマテリアル大公開しちゃえ
CCCで言う所のSGぐらいには大事ですよ!
【キャスターの正体、それは大陸から流れてきた魔術師が「自分たちよりもより根源に近い魔術師を製造する」という目標を元に、「胎児に人ならざるものを合成する」という方法で製造された劣化型根源接続者。
ただの事故か、あるいはもっと危ない研究に手を出して抑止力に排除されたか。とにかく「製造者」たる魔術師が物心つく前に死亡していたため本人にとって知らないことではあったが、本来は人間より精霊よりの存在。
大幅に劣化したものとはいえ根源接続者に似た性能を持って生まれ、高い魔術適正や当時の文明の発展度合いに見合わない工学、生物・遺伝学、科学化学に関する知識を持ち合わせ、またそれを面白半分で他人に分け与えたり行使したりを繰り返していた。
魂に対して弱すぎる体を放棄したり、面白そうな人を見つけてちょっかいを出したりして暮らしていたが、どこへ赴いても肉体、精神双方において「自分に似ている」と心から思えるようなものはおらず、なんとなく孤独を感じていた。恋とか友情とかは感じたことがあったが、それはまた別の話なのである。
そうして当て所なく放浪し続けること百年余り。ついに自分の出生に関して核心までたどり着いたが、そこに待っていたのは人命を冒涜する邪法の黒魔術の記録だけであった。
自分の望みのまま他者、あまつさえ胎児の命を弄んだ(この場合は人外じみた存在にされたことで周りに馴染めなかったことに対する怒りもある)ことに対して憤ったが、よくよく考えてみれば自身が今までやってきたこともそれと何ら変わらないことに気づき自己嫌悪大爆発。ついには自らの全身を粉々に叩き割り、完璧に命を絶った。>>629
こんな事情があって少しは改心したのか、サーヴァントとして召喚される場合の彼は全盛期のそれより少しだけ人間に優しい性格になっている。
特に魔術師に振り回されている善良な人間や、利用されているだけのホムンクルスなどには全身全霊出血大サービスで優しい。
また、没落や不幸の原因に自分が関わっている相手に対しても、小指の先程度の良心で「申し訳ないなー」と思っているため同様である。
(性根がひん曲がっているのは治しようがないため上から目線と性悪はどうしようもない)
ちなみにサーヴァントとして召喚された場合は(受肉でも企まない限りは)神霊がフルスペックで召喚されないのと同じような理由で本来の実力は発揮できていない。最優のマスターに当たっても神代レベルが限界である。
義体が美少女なのには複雑な理由があるのかって?ただの趣味だよ。】>>630
あっすいません…
「最優のマスターに当たっても神代レベルが限界である。」の部分、「生前の限界は神代レベルであったが、サーヴァントの場合最優のマスターでもそれに届くことはない」です……
修正前になってるの見逃してました…スレ揚げの時間です!
今日はネタがないです!
明日もなにもなかったら下手絵ですが大会参加サーヴァント書きますね……>>633
あっ、キャスターさん地脈に時限爆弾……仕掛けてたのね……
実はこの島。大会終わったら爆発させるつもりです。
この島は地図から消える予定の島。ではどうやって消すか?
そこにとても核として丁度良いまがい物の聖杯があるじゃろ。
それを地脈に繋げるじゃろ?
大会終わって願い叶えるのに魔力は使っちゃうけど最高の魔力炉心に代わりはないじゃろ?
そこに元から仕掛けてあった爆発術式を作動するじゃろ?
大!爆!発!
てな寸法です。運営なりのいざとなったら聖杯掘り起して隕石撃退する方法のひとつはこれ掘り起こして、飛ばして、隕石にぶつけて爆発させます。模造聖杯爆弾ブースターつきだぜ?よく爆発しそうだろう?てな感じで。
もしキャスターさんが地脈ごと爆発したら私の想定だとこの島吹っ飛びますね。まあ、基本はマスターさんの方針にお任せするので、私のはなかったことにしてしまってもかまいません。>>634
時限爆弾が物理的に爆発するものだとは一度も言ってないじゃろ?(まあ「どうせ地図から消えるならいいよね!」「こんな蠱毒みたいな儀式で叶う願いなんてロクなもんじゃないし俺が遊んでもいいよね!」理論で土地を二度と使えないようなレベルにする何かではある)
キャスターさん、召喚された理由上それなりの時間生き残らないと目的達成できないんだよ。だから脅しの時間稼ぎのためであって、決して他のサーヴァントに対する嫌がらせ目的だけではないんだよ。ほんとに。ほんとだよ。>>636
ええ、それどころかもしカイリーさんの協力が得られるなら隕石のためにこの島を巨大な空母だと定義して飛ばすつもりでした。聖杯きゅんはエンジンです。ガチンコでぶつかって島ごと爆発。夢があるでしょう?…自分が回収した方が平和なのでは?
幕間的なモノ(セイバーによる剣鬼評+今後の伏線)をとりあえず
時系列的にはエンペラー陣営にカチコミに行く道中になります。
割と好き勝手言ってるので問題あったら言ってくれれば……
『それにしても、タチバナ・アイがあのような怪物を呼び出すとは予想外だったわね……』
先ほどの戦闘を思い返しても、明らかに人外の類であるサーヴァントと彼女にあまり繋がりを感じられないというのが率直な感想だ。それこそ私の隣にいるセイバーのような剣士と組んでる姿の方がまだ想像しやすい
『案外彼女も吸血鬼に近しい存在だったりするのかしら……血を求めて人を斬る鬼人だったとか?』
サーヴァントを召喚する際にはマスターの性質に近いサーヴァントが引き寄せられることがある。であるならばタチバナ自身が吸血鬼に縁のあるものだった可能性は捨てきれない。
手に持った刀に血を滴らせ嗤うタチバナの姿を想像してみる。
ゾッとする風貌だがなかなか様になって見える。
「血を求めて人を斬るねぇ……」
そこまで聞いて初めてセイバーが私の話に反応を見せる。
『剣の達人であるセイバーとしてはそういうのは許せないかしら?』
何気なく聞いてみるがセイバーは真面目な顔をして「いいや」と言って否定してから話を続ける
「結局のところ剣(コイツ)は人殺しの道具なのは事実だからな……。剣を持って誰かを斬るのは至極当然の摂理だ。」
だが、と一旦置いてから再度口を開く
「厄介なのは人を斬ることにしか意味を持ち得ぬ者だ」>>639
『どういうことかしら?』
素直に疑問を呈してみる。セイバーが応える。
「俺は雲耀に至るため、薬丸を続けるために刀を握ったし、世の中には燕を斬るために刀を振るった……なんて酔狂者もいたらしい」
急にそんなことを聞かされても……先ほどの質問に対する答えになっていない
『つまり?』
飲み込めないのでもう一度要点を詳しく確認する。
「斬るって言うのはただの手段でしかねぇってことさ……剣聖、武将、処刑人、人斬りだろうがそれは変わらねぇ。斬ることを手段ではなく目的に据えるような奴が居ればソイツはもはや剣鬼の類だ……剣に生きる者ではなく剣でのみ生き長らえる亡者だ……」
いつになく真面目な口調で目を細めながらセイバーは語る。
「そんな奴は同じ世界に身を置く剣士が始末をつけなきゃあならねぇ。剣に生きる者として剣で弔うのがオレの掟だ。」
そう一方的に言い終えるとまたいつもの雰囲気に戻っていた
「もっとも、こんなもんにしたってオレが勝手に言ってるだけだから、他の奴らがどう思うかはそいつらの勝手だけどな」
それより、とセイバーは私が使い魔が掴んでいる羊皮紙を注視していた>>640
「なんだその紙切れ?何でこれから敵の所に行くってのにそんなモンを持ち歩いてんだ?そいつでスゲェ魔術でも披露してくれんのか?」
一撃に重きを置く薬丸の剣士とは思えないほどの連続した質問を私にぶつけてくるセイバー。
呆れながらもセイバーの質問に応える
『一応、これ自体に術式は掛けられているけれど……別に貴女が期待しているような派手な魔術戦に利用するようなモノじゃないわ。』
そう、これは魔術式を用いた誓約書なのだ。
『自己強制証明』(セルフギアス・スクロール)
魂さえも縛り付ける、 魔術師にとって絶対順守の法であり、非常に強力な術式。
決して違約不可能な取り決めをする時にのみ使用される契約書。
それを私はこの聖杯大会の為に用意してきた。英霊を召喚し競い合わせるという性質上たとえ娯楽に取り込まれた聖杯大会と言えども不測の事態が起こりうる確率は高い。
手詰まりになった際には他者の力を借り受けるしかない。そして他者から信頼を得るには相応の対価と誓約が必要だった。
『もしもの為の保険よ。敵に人ならざるモノがいると言うならば手段を多く用意しておくに越した事はないからね』
「ふぅん」
セイバーはさして興味もなさそうにあっけなくその羊皮紙から目を離し、歩を進めるのだった。―――――――――――――――
「まさか校舎内に入ってくるとはな……」
予想外の使い魔の動きに司馬中人は狙撃体制を解き、バケツの水面に映る使い魔のカッコウの動きを注視する。入口の罠に対する反応からして魔力を探知する術を持っている事、攻撃手段を持っている事は判明している。だが使い魔のサイズからして攻撃手段は限られているはずだ。
「カッコウの使い魔という事はセイバーのマスターはアリウム・ガブリエールか。入口の罠に対して指弾を使っていたが、残り弾数は残り少ないはずだ。校舎内の罠も起動すれば確保も出来るだろう」
校舎の窓ガラスにも術式が仕込んである。廊下も、教室も、ガラスがある部屋全てが私の領域だ。
「気がかりがあるとすれば、『エンペラー』がセイバーを上手く引き付けているか。か……」
自らに向かって踏み込むセイバーの攻撃をひらりと避け、脳天を狙い、百辟刀を振り下ろす。セイバーがそれを木刀で受け止め、払うと同時に『エンペラー』は後ずさり、間合いを取る。
「やはり余が認める程の腕前だ。それと、一つ聞きたいことがある。先程お前が言った『蝙蝠女』と『暗殺者』とは何だ? 余以外の他の使い魔の事か?」
―――――――――――――――
曹丕くんはちゃっかり兼武ちゃんの『蝙蝠女』『暗殺者』発言を覚えていたみたいです。これってある意味他陣営の情報を断片的に獲得したってことになるんですかね……?お久しぶりです。スレ上げついでに報告を。vsバーサーカー、深夜か明日の朝には上げられます。
スレ挙げです。
wikiを編集しました。果心居士さんのSG名は私が独断勝手に適当に決めたものですので、意に沿わなかったらったらすみません。変えてください。また、wikiに画像を貼ろうと思いましたがGalaxyでは無理なようです。誰か貼っていただけると嬉しく思います。
ついでに現在の状況確認
・セイバー陣営→アーチャーと戦闘中。マスターは校内探索へ。セルフギアススクロール持ち。アーチャーのマスターと交渉か?
・アーチャー陣営→セイバーと戦闘中。アーチャーは他陣営の状況を断片的に掴んだか?マスターはセイバーのマスターの位置を把握しつつ、彼女を閉じ込めるつもり。交渉?
・ランサー陣営→バーサーカー陣営と会敵。マジでブツカル五秒前
・ライダー陣営→アーチャーとセイバーの交戦確認。介入予定
・アサシン陣営→キャスターの坑道入り口爆発。そのまま下山。テントを貼る。
・キャスター陣営→坑道入り口封鎖。全状況を俯瞰。地脈にナニかをするつもりのようだ……
・バーサーカー陣営→ランサー陣営とマジでブツカル五秒前
・キャリアー陣営→詳細不明
今後スレを進めていくために特に欲しいのは
・午前の部のセイバー陣営vsアーチャー陣営の結果。また、それによってライダー陣営の割り込むタイミング
・キャリアー陣営がいつ乱入してくるのか
でしょうか?>>646
更新お疲れ様です!
本編の方も早く進められるように善処したいと思います「「……!」」
正面の女性から途轍も無い"圧"が放たれ、私は思わず身を竦ませました。ランサーにも身体を強張らせた気配があります。
---何なの、この重圧は。
ただ目を合わせただけだと言うのに、私の身体は総毛立ち、呼吸が浅くなっていました。そして直感が"あれには勝てない"と残酷に告げている。とりわけ、あの目はまずいです。あれは正真正銘の捕食者の目。睨まれただけで戦意などマッチの火のように掻き消え、全身の動きが鈍ってしまう。その上、目線を迂闊に外すこともできません。そうした瞬間にこちらの命は無いと分かってしまうのです。
---最悪の相手を、引きました。
『来ますわよ!』
その念話の数瞬後、捕食者が動く。
その動きは一歩目こそは緩慢で、しかし二歩目三歩目と着実に速度を上げ、
「■■■■■■■■■■ーーー!」
遂にはエネルギーの激流となって襲いかかって来る。
咄嗟の判断で右へ転がり込み、なんとか回避。素早く体制を整えてランサーを見やる。視線の先では、捕食者から放たれる力の乱舞がランサーへ殺到していく所でした。対するランサー全力の回避を強いられています。
速度そのものはセイバーの方がが早いでしょう。攻撃も大振りで、ランサーも何とか躱せています。しかし、纏っている力の大きさが桁違いです。>>648
踏み込み一つで地面が抉れ、豪腕は近くの物体を次々に破壊する。下手に防御や攻撃をすれば直後に肉塊に成り果てるでしょう。
(まともに戦うのは無謀。だったら逃げる算段を立てないと。)
しかし、逃げるだけと言うのも気に入りません。どうせなら傷の一つくらいは負わせたいものです。
「開眼……!」
意識が研ぎ澄まされ、体に力が漲ると共に軽くなったような感覚を覚える。感じていた重圧もいくらか和らいだ。
(窮鼠が猫を噛むところを見せてあげますよ)
懐から扇を取り出し、ランサーへ向ける。
「疾風迅雷、電光石火!」
圧倒的な存在を前に消えていた火は、今別の形で燃え上がろうとしていた。もしかしたらこの時、私の口は綻んでいたかもしれない。まだ続きますが、ちょっと修正したい部分があるので前半部分。
色々と試行錯誤してたら遅くなりました。フハハハハー!強いゾー!カッコイイゾー!(小並感
MB5!
吸血鬼 VS ティラノサウルスって、B級映画感出ててすごく好きな響きです。ひゃっはー!!!!ドンパチだー!!!(歓喜)
〜
速度強化を受けて、ようやく距離を取り、霧に変化する事で攻撃を掻い潜る。敵は霧になったこちらをやたらめったら殴りつけていますが、事態が好転したとは言えません。
『どうしますのアイ?』
『撤退を最優先に。ですが、いくつか試したい事があります。ただやられて終わりでは、嫌ですからね』
アイの返答には、強い意思を感じる響きがありました。
(この状況でそんな意思を持てるなんて、面白い方)
『何か手立てはあるようですわね。いいでしょう。それにしばらく付き合ってあげます。ですが---必ず成功させなさい?』
『---ええ、必ず』
『では、まず何をすればよろしくて?』
『敵から少し離れたところで元に戻って。その後しばらく薔薇や槍で攻撃してください。隙は私が作ります』>>654
「五里霧中!鏡花水月!冷静沈着!心頭滅却!」
矢継ぎ早に放たれるアイの声。すると辺りが白い霧に包まれ、視界を封じられる。しかし直後に、わたくしの周りだけ霧が薄くなったかのように視界が回復した。
離れたところで霧化を解除し、アイに尋ねる。
『これは……?』
『魔力の霧です。貴女の視界には、この霧を軽減する魔術をかけました。それと、感じていた重圧も緩和されていませんか?』
確かに。万全ではないものの、先程までの身体の鈍さがなくなっています。
『あれは恐らく精神に介入するスキル。ならば、精神状態をどうにかすれば和らぐと推測しました』
言霊使いは伊達ではありませんわね。
『それで、これで終わりですの?』
『まさか。まだありますよ』
「鏡花水月!銅頭鉄額!無影無綜!」
続いて放たれた魔術。周囲を見れば、わたくしと同じ姿をした幻が、ざっと10体程現れていました。
『この分身達に陽動を任せます。貴女は霧の奥から攻撃を!』
なるほど。無影無綜という拠点を出るときにも使った魔術は、わたくしに隠密行動をさせる為のものでしょう。そして全身を覆う魔力の鎧は、万一に備えての保険でしょうか。
『うふふ、わかりましたわ。それでは、しばしの戯れと参りましょう!』
幻影の一体が敵の方へと駆け出した。わたくしは霧の中を移動し、幻影の飛びかかる合間を縫って、薔薇の棘や蔦を呼び出し攻撃していく。
〜了〜こんな感じですっ!スキルとか解釈大丈夫ですかね?多少の変更があっても大丈夫なようには考えましたけど。
これで霧の中のバーサーカーvsランサーの幻影×10数体&お忍びミラーカお嬢様です。大盤振る舞いです。
幻影には実態はないつもりですが、気配は本物と似た感じに偽装してる設定です。無茶あるかもしれないけどあーあー聞こえなーい。
で、この霧の中亜衣も色々と動きます。特大の一発をぶちかます為にね。
バーサーカーさんも他の皆さんも、ミラーカちゃん二殺ぐらいなら遠慮せず取りに来てください。それ以上は状況次第ですけど。幻影とかティラノさんがなんとかできるわけないじゃないですか!
橘さんの酒呑!メフィスト!虚淵!ちひろ!
まあサーヴァントにはどうにもできないことをどうにかするのがマスターの仕事なんですがね
仕事からの帰宅中なので返事はしばしお待ちを>>655
あ、ここの最初の魔術発、一個書き忘れてました。「慧眼無双」の魔術が、視界回復に使われてます。そうそう、視ること、視られることが発動条件だからね
強いて言うなら視られることのステダウンは受けなくなったけど狙いを付けて攻撃しようと思ったら視てしまうのでその分のステダウンは受けてしまうって事でしょうか
考えたスキルや宝具がドンハマりしたり色々されて抜け穴見つけられると楽しいよね。捕食者スキルは凄い分かりやすいけど>>661
アララァ、なんだ、tv/showの幼女にマトモな子はいないのか?……原作にそもそもマトモな幼女そんなにいなかったわ。
そして思った。運営さんシレっとキャスター陣営生き埋め放置してるけどこれダメだよな……一応の脱出の助け船案はあるけれど……いる?トム「他の出口が埋まってるとは思ってなかった」
お待たせしました
SAN値チェックのお時間です
小鳩という少女には、情緒の機微というものが分からない。
嬉しい、楽しい、悲しい。物事を極めて原始的な感情でしか捉えることが出来ない。
ゆえに彼女は、あるがままをあるがままにしか受け取ることが出来ず────その状況の奇妙さに気づけたのも、ある意味必然と言える。
「ちっ! おい小娘! 貴様魔術師だろう! このうっとうしい小細工、さっさとどうにかしろ! 邪魔で仕方が無い!」
小鳩は考える。
バーサーカーが私を頼ってくれた。私には何が出来る。バーサーカーは邪魔だと言った。
じゃあまずは────『あの魔術で出来た幻影』をどうにかしよう。
それは一瞬。魔術回路の発露も魔力の高揚もない。
「おいで。わにさん!」
詠唱と呼ぶにはあまりに拙い言葉と同時。
華奢な彼女の体躯から、その影は現れた。「なん、ですの……あれは……?」
「え……魔、術……? あれは、魔術……?」
麗しの女吸血鬼と魔眼の剣鬼が同時に絶句する。
異形という言葉ほど『これ』を的確に表す言葉は存在しないだろう。
ヘドロのような体表から滴り落ちる粘着質な体液が、周囲を瞬時に腐敗臭で包み込む。
「目」と呼べる位置に存在する左右で大きさの違う球体が、赤黒い光を灯して薄暗く発光する。
「口」と呼べるほど大きく裂けた巨大な孔には、人間なら一噛みで臨死へと誘うほどの乱杭歯が生え揃う。
大型ダンプほどの大きさを持つ、頭部だけの怪異。
『鰐』とは名ばかりのそれが、小鳩の胸元に繋がる形で顕現した。「ご飯だよ! わにさん!」
少女の声に反応するように、大口を開けた怪異が突進する。
応戦など無意味。「わに」と呼ばれた異形は、敵対者が生み出した幻影を────周囲の地形ごと食らい尽くした。
自身が取り込んだ死霊、生霊、地縛霊、動物霊etcetc……それらを自在に再構築・再定義して使役する魔術式。
それを、彼女は『おともだち』と呼んだ。
霊体操作のエキスパート・小鳩のみに成せる業である。イグナ!イグナ!トゥフルトゥクンガ!
橘さんお願いします今更ながらウチの子、とんでもない所に養子に出してしまったのでは……ガクブル
ぅゎょぅι゛ょっょぃ……
ウチのマスターなんがよりよっぽどSAN値ロール発生案件なんですけど……>>670
>---最悪の相手を、引きました
まさかマスター込みとはたまげたなぁ……(憐憫)>>672
ちょっと落ち着いた。
ハハハ……、用意してた策が全部パーだぜぇ。
オーケー、もう窮鼠猫を噛むとか言ってる場合じゃねえや、逃げる一択だぜ。ちょっと時間ください、逃げる方策考える…。怪獣からは逃げるしかないからね、仕方ないね
キャスター「ちょっとーお前らが土地破壊すると下手すると坑道が壊れるんだけどー(これランサー助けてやった方がいいかな……)」
今ならホテル爆破食らったケイネス先生の気分が分かるかもしれない。
丹念に用意して「さあ、来てみろ〜」ってどっしり構えてたら想像もしなかった手段で策を壊されたこの感覚…。一応そろそろ爆発の(音が聞こえる)タイミングがどこかであるかもしれない、ないかもしれないとだけは
>>676
皮肉にもランサー陣営なのが……>>675
安心してください。島の真ん中あたりの坑道は多分壊れませんよ。
模造聖杯きゅんを運び込めるように補強したので(唐突な暴露)。埋め込まないといけないとなると地中にそこそこの広さがある空間が欲しいな……あ!坑道あるやんけ!利用したろ!みたいな感じで。で、運び込ぶ時の安全のためにそこに繋がるまでの坑道は補強して、で、下手に近づけないようそこに繋がる入り口を埋めました。
運営の生き埋め救済策はこれです。聖杯運び込み作業にあたって実は人間ようの別の出入り口を補強して再利用してたんですよ!みたいな。でもアサシン陣営の行動は時間稼ぎにはなりましたし、陣地を手離さないといけないので戦略的に意味のあった行動にもなってます。どうでしようか?>>679
うっそ…聖杯近すぎ?
まぁキャスター陣営サイドでもある程度の補強はしてるんでそう簡単には壊れないでしょうね。
「多分上空からのカメラで化け物出してくる幼女とか見たら、キャスターは(少なくとも)会話はできる相手の味方したがるだろうな」「介入するなら絶対屁理屈でも理由つけるだろうな」ってこともある。ちょっと質問。
1.小鳩の魔術って、それこそクトゥルフ関係みたいな、存在自体がヤバイものだったりします?例えばあのワニさんに使われた霊の心の声を聞くと発狂するとかそんな感じのもの。
2.この島に来てから小鳩ちゃんはどれくらいの霊を取り込みました?というかこの島の出身でしたっけ。
3.あのワニさんにこの島、特に今いる住宅地周辺の霊は使われてます?ついでに小鳩が生まれるに至った経緯を
1970年代の半ば、ある魔術師が思い至ります
「人為的に短期間で想念の積もった概念礼装は作ることが出来るか(遠坂家的に言うと百年物の宝石、みたいな)」と
その時に生まれたのが「虚数という魔術属性が人の形を得た存在」の小鳩でした。
小鳩を作った魔術師はある小学校を指さしてこういいました。
「小鳩。あの子達はお前と友達になりたがっている。仲良くしてあげなさい」
ちょうど都市伝説が流行っていた時代に半霊半人の少女が現れたのです。
最初に現れた小学校から隣町の小学校、そこから全国へと広まるにはそう時間はかかりませんでした。
半年後、魔術師の目論見通り小鳩には概念が宿りました。
「死者の霊を食らい糧にする」というなんの汎用性も無いものが。
魔術遣いかつ傭兵でもあった魔術師は小鳩を戦場へと連れ回します。
その1年後、魔術師は敵の凶弾に撃たれて死にました。
ですが、その頃には小鳩は彼女の教えを全て自分のものにしていました。
長い月日が立ち、戦場らしい戦場が無くなった小鳩は再び日本に戻ってきます。
「復活した都市伝説」として────
ほんま魔術遣いってろくなことせんな……(呆れ)死霊がなんぼのもんじゃい!こちとら死霊魔術師だぞ!
うーん、死霊コネコネワニ単体だけならギリギリ対応出来なくもなさそうだが、数がキツイ>>685
いつから呼べるのがわにだけだと思っていた……?(久保帯人作画)そういえばこちらからも質問をば
小鳩と鰐に洗礼詠唱するとどうなります?
鰐だけ浄化?小鳩ちゃんも巻き込まれる?
(一応念のために。もし遭遇しても基本的には対霊体用の呪文やら武装やらを使う)>>683
うー、それじゃあ無理か…。ローズガーデン使って、一時的でも使役できればと思ったんだけど。しょうがない、逃げに徹しよう。今回は運命に出会わなかったようだよーし、裏に何が隠れてるかは知らないが托卵眼(托卵)の性質でワニさんを突破する方法は見えて来たぞぅ!
問題は絵面がゴアい感じになる点だけどそこは視聴者も慣れてるだろうって運営さんも言ってたしなんとかなる>>690
ライオンさん「わにさんが倒されたか……」
くまさん「だがわにさんは我ら使い魔(総種類不明)の中でも最弱……(流石に嘘です)」
おおかみさん「このわずかな出番で弱点を見抜かれるなど、使い魔の恥さらしよ……」>>689
了解しました
まぁ洗礼詠唱は集団で攻められた時の為のとっておきという事で
流石に五万の集合体はヒラ聖職者には無理だわ、聖女連れてこなよしやっと最新のところまで読み終えたぞ
今考えてる流れは、召喚後交流、聖杯にかける望みとしてドラゴンが浮かびやる気アップ大、参戦する前に宝物庫を掌握して本来の目的を達成し聖杯大会に集中できるようにするって感じです
しかし、召喚直後のシーンを書くのは自分の今の実力では無理と判断しました
なので一旦そこはスルーして宝物庫掌握と探索を書いています今日まで休みなのでちょっと夜更かし。
バーサーカーに使おうと思っていた策をあげます。
まずは前提。
言霊:起承転結
対象に予め四つの言霊を登録しておく事で、それらを順次発動する。後に行く程効果が上がる。発動のタイミングは「起」「承」「転」「結」をそれぞれ唱える事でコントロールする。発動したら、術を破棄するか、一巡するまで前の段階に戻る事は出来ない。これに組み込んだ一連の魔術をコンボと仮称。即興では無く、継承してきたコンボなら元の言霊からある程度改変できる。>>694
続いて本題。
大炎上コンボ(仮)
・起 星火燎原
火の属性を持つ陣地を展開。しばらく経つと陣の中心が燃え出し、猛スピードで陣地内に火の手が広がる。コンボに組み込んだ場合徐々に効果を増幅させる役割になる。
・承 薪尽火滅
相手の生命力(もしくは動力源)になるものを燃料として燃やし尽くす呪いの火。生物なら「命」や「寿命」という概念、もしくは栄養素や血なども対象。サーヴァントなら魔力を根こそぎ燃やして行く。機械ならば電力など。
・転 光焔万丈
火力を大幅に上げる。
・結 活火撃発
激しく燃える炎を起こす。このコンボでは締めの着火。
コンボの意図
予め「転」の言霊まで発動しておき、魔力陣の内部に対象を誘導する。
入った瞬間を狙い「結」を唱えると着火。相手の生命力を燃料に燃え続ける業火で、対象を焼き尽くす。
効果:吸収+火炎の二重ダメージを与える。吸収と時間経過でどんどん火力が上がって行く。生命力が尽きるか、この魔術を上回る干渉を受けると止まる。
(例:普通の水をかけただけでは温度による蒸発と「水分」を生命力に捉えることでの吸収で効果がない。しかし、高名な聖職者の使う聖水やこれを超える水の魔術などで火は消える。滝の様な量と勢いの水ならば消えるかもしれない)
自信作です。我ながらエゲツないと思います。とっても悪役な能力がコンセプトで、オリジナル作品のラスボスが使う能力がモデルです。これだったらいくらティラノと言えど無傷では済まないし、火を消すにしてもしばらくは時間かかるだろう、という判断だったんですがね……。〜〜〜
「神出鬼没!」
高速移動の魔術で、間一髪距離を取る。
目を疑う光景だった。
小鳩と言う少女より出でた歪なバケモノが、幻影ごと大地を食いちぎった。彼女はあのバケモノを「ワニさん」などと呼んでいたが、冗談じゃない。そんな可愛らしい、既存の生物の名称などあのバケモノには似合わない。
ーーー甘かった。
危険度はあの捕食者が上だろうとタカをくくっていた。
ーーー侮った。
特異な少女とは言え、ただの幼子だと思っていた。
ーーーそれが、あんなものを持っているなんて。
と、そこまで考えて、霧化で難を逃れたランサーが私の隣に現れた。
「………アイ、逃げますわよ。あれはもう、わたくし達の手に負える相手ではありませんわ」
「………………」
「アイ!」
「……………ごめんね、ミラーカ」
そう言って、全速力で私は駆け出した。後ろからランサーの制止が聞こえるが、あえて無視する。向かう先は、あの捕食者だ。バケモノからは逃れたらしい。幸い、予想外だったのかバケモノの方に気を取られている。霧も大分薄くなってしまったが、まだ晴れ切ってはいない。
(ただでは起きてやるもんか……!)
私の頭では、その言葉が鳴り響いていた。馬鹿げていると、そう思う自分もいる。強大で、圧倒的な彼女らにわざわざ近づくなど自殺行為だ。マスターに手出しできないルールも通じるか分からないのに。
ーーーけれど。「山彦!竜頭蛇尾!」
開眼による強化だけでは足りない。本来なら使いたくないが、未来の力を前借りする!
ーーーあの少女が、島の人を手にかけないとも限らない。
捕食者の元へはすぐだ。その直前で、こちらへ気づいた。しかしもう遅い。
「光輝燦然!」
私の真上から、眩く鮮やかな光が迸り辺りを照らす。光に目が眩んで、捕食者の動きが止まる。ーーー今だ。そのまま駆け抜け、目的の場所へと移動する。すぐさま短刀の一振りを抜きはなち、地面に突き刺す。より正確に言えばーーー捕食者の足元から伸びた影の上に、だ。
ーーーそれは可能な限り、止めたい事なんですよ……!
「仮止め……!」
短く告げて、魔力を流す。すると、刀に込められた術式が発動したのが分かる。
ーーーよし、目標達成!
そこで放たれる殺気。まずい!
即座に顔を上げる。捕食者がこちらを睨みつけていた。そしてまた突進を仕掛けようとした瞬間。
「はぁぁぁっ!」
高速飛行してきたランサーが、全力の体当たりをぶつける。捕食者が小さく呻き、よろめいた。
(ありがとう……ミラーカ。)
右手を前に出して叫ぶ。「私と共に拠点へ飛びなさい!」
令呪。マスターに与えられた三回限りの絶対命令権。もしくは使い捨ての強化装置。その力は絶大で、時に奇跡さえも引き起こす。鳥居と剣を象った様なその文様が欠けて、ランサーと私に膨大な魔力を与えた。そして、
「ふふ、承りましたわ」
ランサーが笑う。彼女はいつのまにか隣に移動しており、いつもの様に私を抱き抱えた。直後、僅かに光を纏って上空へ飛び立った。その速さは凄まじく、この光景を見ていた者がいれば、不思議な流星の様に見えたかも知れない。
〜了〜武器解説・影縫
今回使った短刀。刀剣採集の際に手に入れたもので、魔術礼装にもなっている。影に突き立てて魔力を流せば、影の持ち主の動きを封じる。また「仮止め」の呪文を唱えることで、対象をマーキングし、居場所が分かるようになる。モンハンで言えば罠とペイントボールを一つにしたもの。
とこんな感じの展開を考えたんですが、どうでしょうか?「逃げたか……」
両腕の竜化を解いたバーサーカーが一人呟く。
それでもいい、と彼女は思った。
美しい、と彼女は思った。
たかが人間の小娘、と侮っていた過去の己を彼女は恥じた。
己と並び立つにふさわしい異形だ、と彼女は思った。
白亜の女王は誇り高い存在だ。たとえ言葉にはせずとも、その想いは本物で。
今ここに、聖杯大会最凶の『主従』が生まれた。
ティラノさんの絆レベルがあがった!(棒読み)>>700
本当に最凶ですよ。
えっと、大丈夫でしたかね。もうちょっとリレー続けようかとも思ったんですけど。_______________________________
「ハイハイ、早速だけど連絡。ランサー陣営が未確認だった陣営と接触、交戦。意外にも劣勢で、おそらくは令呪を用いて遁走した。」
「…………………………は?」
ランサー陣営。正直今大会中で一二を争う強豪タッグだと思っていた二人が、劣勢で逃走せざるを得ない陣営がいたとキャスターは述べている。
その事実に自分の予想以上に驚いてしまった事を恥じ咳払いしつつも、「そんなことがありうるのですか?」と続きを促すことにした。
「ありえたから今報告してるんだぜ。簡単にまとめると–––––そうだな、まず山の探索を切り上げ移動していたランサー陣営が女と娘っ子の、おそらくサーヴァントとマスターと推測される二人と会敵。しばらくぶつかった後に術の類であろう霧で映像が乱れた。その後は、えーと……なんというか………醜悪なバケモンみたいな物が出てきて、辺りの土地ごとめちゃくちゃにした?ってことは………多分、間違いねーかな。ランサー達がその後即座に逃走に移ったってことは、もう片方の陣営の相手が仕掛けた魔術か宝具かだが………ホントなんだ、あれ。俺の美的センスが許さん。」
と、苦々しい面持ちでぼやくキャスター。
「マスターの方の仕業ならまだしも––––いや神代でもない時代の生物があんなモン召喚するのも嫌だが––––もし仮にサーヴァントの宝具だったりした日にゃ聖杯には『聖』の字を返上してもらう事になるぞ。ランサーといい俺といい………」
ブツブツと文句を言い始めたので、軽く手で制す。
「………出来る限り、有益になりそうな分析をお聞かせ願いたいのですが。」>>702
「……あーうん、分析、分析な………正直説明に困るんだが………まず女の方。そっちが前線に出てサーヴァントと交戦していたから、サーヴァント………だといいな。武装やあの力強い動きからすると当てはまりそうなクラスはバーサーカー。………ま、俺の時代にも生まれつき狂った戦闘バカみたいな輩は多少いたし、あれが狂化された状態かはわからん。…あんな斥力と凶暴性を素で持った女子なんて嫌だな…。
さて、もう一人の娘っ子がマスターだと仮定しても、お前さんから聞いたマスター達に一致する特徴は無い。唯一、姿を確認できてないアリウム嬢ってセンもないわけでは無いが–––––少々幼すぎるし、表に出てこない理由が『体が弱いから』ってんならいくらサーヴァント連れでも出歩いてるのは不自然。むしろ使い魔がついて回ってるセイバーのマスターの方がアリウム嬢って考えた方が自然だ。……つまりあの小娘が運営がゴタゴタの後調達した最後のマスターって事か?益々何考えてるんだよ運営は。」
…と、突然何かに気がついたような顔をしこちらを向き直った。
「……待てよ。そもそも、あいつら人間か?人間じゃないサーヴァントが召喚された事例、確かあったろ?」
言われて、私は慌てて鞄の中から聖杯戦争の情報を集めたノートを見つけ、街頭ページを差し出した。
「ここ、この聖杯戦争ではどうやら『概念』と呼ぶのが適切であるモノがサーヴァントの枠に当てはめられ猛威を振るったらしいとの情報です。」
「うんうん。よかったよかった。人間じゃないのかーそっかー俺の人間観が揺らぐところだったぜ危ない危ない」
「若輩者の私が過去の英霊に言うのもおかしな話ですが、経験からいって現実逃避は何の解決にもなりません。……ところで、その怪物らしきものは既存の生物に一致しないものなのですよね?もしかしたら神話の時代に存在したものかも………確認しても?」
話題を変えるように慌てて切り出した話だったが、「それは冗談じゃなくやめとけ」「気分悪くなるぞ」と止められてしまった。
_______________________________
ランサーバーサーカー戦のまとめはこんなものでいいんでしょうか…正直バーサーカー陣営はまともな方法じゃ正確な分析までたどり着けないです…小鳩「もー!化け物じゃなくてわにさん!」
ティラノ「白亜紀にも鰐はいたがあんなわには見たことないぞ小娘。私は嫌いじゃないがな。うん」>>705
キャスター「戦う女性は好きだけど戦う女性っぽいものは対象外だぞ」
(訳:セイバー陣営と、眠れる異常性に目をつぶれば橘さんはまだギリギリアリだけど人外は怖いんでノーサンキュー)
……メタ視点のギャグだから軽く流してますけどセイバー陣営はガチでメンタル的な鬼門なんだよなぁ……女の子好きとかそういう意味ではなくキャスターが召喚された意義として…>>704
セイバー「やっぱり気立てが良くてしっかりした芯が通った女がいいよなぁ……黒髪ロングならなおいい……」ちなみにアウトの理由も考えてありますよ。
・兼武ちゃん:正直かなりいいと思うけど「女の子として愛でる」対象としてはNO。武芸者には武芸者なりの見方ってモンがある。
・アリウム:アリナシ以前に今にも死にそうで「女の子としてアリかなー」とかそういう物差しで測るのが躊躇われるんだが!
・橘さん:淑やかそうなのは好印象だが、俺が近くでちょっかい出したら確実に悪い方に覚醒して終わるぞ?そしてそんな事になったら俺は制御なんてできないからな?
・小鳩:話の通じなさそうな子供とか超面倒。というか俺にロリ趣味はない。
・ミラーカ、ティラ乃:人間とすら分かり合えないのに栄養源も価値観も違うモノが対象内なわけないだろ!俺に何を期待してるんだ!コミュ力E-の俺に!
「見た目だけならアリ」的理由が以外に多い。>>710
可愛さがかわいくてカワイイですね(語彙蒸発)>>710
お上品な感じが最高>>710
きゃー!お姉様素敵ーーー!このままセイントグラフに使いたいぐらいですわー!「『Fate/TV SHOW ~アイランド編~』をご覧の皆さん、やっほう。天才美少女絡繰ことキャスターちゃんだ。
今日も恒例のスレ上げを一応しておく。
それにしてもアレかな?やっぱりイベント周回が忙しいな?特に今回は難易度も高いし。
かくいう俺はあの阿呆っぽい奴に少しだけ俺と似たものを感じている。でも俺の方が世渡りが上手い天才だから有能なのは明らかだな。……べ、別に自分の元の体の素の体術はカブトムシに負けるレベルなことなんて気にしてないし!全然だし!!結局世の中最後まで生き残ったモン勝ちだし!!!
…………話を戻すか。奴と俺の大きな違いといえば俺はきゅーてぃーサラサラ直毛ヘアーだし、どちらかというと友達を裏切る側って事さ。………………言っておくが俺は一回も裏切ってないからな!ただ単にお別れしただけだからな!!
じゃ、またな!」
スレ上げついでに雑談っぽく書いてみたはいいけど、書けば書くほどキャスターの特技が多重墓穴掘削になっていくのどうしたら…………廃校舎に侵入した私。
魔力感知による探索は続けたがどこにも微量な魔力反応を検知した
『エンペラーのマスター……。どうせ見ているのでしょう……』
私は使い魔越しにエンペラーのマスター……シバに向けて大きめの声で呟く
ここは敵の陣地。いかなる罠が設置されているかわかったものじゃない
だからあえて強気に「すべて分かっているぞ」という雰囲気を出して相手に緊張感を与えてみる。
もちろん相手も馬鹿ではない。こんなことに一々反応していたら聖杯大会では生き残れない。
故に相手の気を引くためにあと一手……相手の食いつきそうな餌を用意する。
『ここに入るのには少々手荒な真似をしたけれど、別に私はこの段階で貴方達と雌雄を決するつもりはないわ。むしろ交渉をしに来ました』
交渉……少なくともこの言葉を使えば相手の反応も変わってくるはずだ……そこに追い討ちをかける
『私達は既に2騎のサーヴァントと相対したました。サーヴァントの性質やマスターについての情報もそれなりに知ることが出来たわ。そして場合によってはその情報を貴方達にも開示しようと思っている』
そう、聖杯大会の行く末を左右するのは対戦相手たるサーヴァントとマスターの情報。これがこちらが用意していた交渉材料。
セイバーをけしかけた事も甲斐もありこちらには既にあの吸血鬼とそのマスターである橘の情報があるのだ。
「これを聞いて交渉の余地があると判断してくれたならお返事をいただきたいわ、エンペラーのマスター」
それから、と付け加えて
「そこで見ているもう一人の方にもね……」>>715
side:Saber
エンペラーの野郎はオレとの戦闘の最中であると言うにも関わらず、あろう事かあの蝙蝠女についてオレに質問を投げかけてきやがった
(どうして権力者ってのはこう……空気が読めねぇんだ……)
せっかくさっきまで純粋なる武の競い合いが出来ていたというのに……
「ハッ!戦闘の真っ最中だってのにンなこと聞くたぁ余裕があるみたいじゃねぇか!」
オレが木刀を思い切り振りかぶるとそれを又しても剣で受けたエンペラーが目を鋭くして応える
「いや、余も見込み通り……否、それを凌駕する剣技を前に実に高揚している。全力で競い合えて嬉しく思うぞ!」
「どうだか、テメェは未だになんか出し惜しんでるだろ」
「それはそちらとて同じであろう」
互いに寄っては離れての膠着状態が続く。
サーヴァントである以上体力に限界はない。故にこの膠着状態は時間が解決してくれる問題ではない。
競い合いは楽しくはある反面、攻めきれないことにもどかしさを感じる。>>716
『セイバー、そっちはどうかしら』
そんな局面でマスターから念話が届く
(戦闘の最中に声かけてくんな。コイツについては後で報告する)
『そう、じゃあ二つだけ忠告と提案』
忠告と……提案?この場面で一体なにを……
『間違ってもあの吸血鬼と暗殺者の情報をエンペラーに渡さないように』
その話については先ほど終わっている。一応呼び名だけは聞かれてしまったが、まぁ詳細を語らねばセーフだろう。
「……もう一つは?」
気になるのは提案の方だ。オレに対してマスターからの提案というのは戦闘に対する方針の支持にほかならない。もし気に食わない内容であれば無視しても構わないが……そう思案したところでマスターが告げる
『━━━━━━━━━━━━━━』
「!?……いいねぇ、そいつは最高だ!!」
マスターからの支持を受け、意気揚々になったオレは再び木刀を掲げ、蜻蛉を取る。
エンペラーが警戒してもう一度、オレと距離を置くとオレは口を開いた
「一合だ━━━━オレは次の一合に全力を込める。故にその一合を凌がれればオレの負けだ。次の一合がオレにとっての決着としてぇんだが……どうだ、皇帝様。お前は乗ってくれるか?」
ニィッ、とエンペラーに向かって戦意を剥き出しにした笑顔のままオレは剣を向けた。スレ上げついでにアリウムの魔術案
失墜の死翼
ブリテンのとある王の伝説に基づいて製作された死蝋によって構築された翼。
死霊魔術師であった王は死霊魔術により作られた翼で空を翔けようとするも壁に激突して墜落したという。
その逸話に準えたこの礼装は『失墜』の概念を宿し、如何なる理由があれど飛び立ったのならば必ず墜落する。翼とは名ばかりの自爆兵装。
基本的には配下のスケルトンに装備させて射出する。
死想延命
ガヴリエール家が保管する悪魔の屍体を利用した魔術。
霊格が損傷した霊体を悪魔の呪いによって霊格を偽装することで一時的に繋ぎ止める。
令呪2画に匹敵する膨大な魔力と悪魔の屍体への対価となる贄を用意した状態で初めて使用できる禁じ手であり、霊基の損傷率が5割以下でなければ満足に発動さえしない。
回復でも蘇生でもなく延命に過ぎないため、損傷の度合いにもよるが、数分だけ霊体の崩落を食い止める程度の悪足掻き。
死想延命に関してはガチガチに制約つけてなお反則感するので使うかどうか悩みどころGMの仕事を怠るダメなヤツですいません……善処します……
アーチャー陣営さん。エンペラーさんの外見イメージはどんな感じとかあるでしょうか?>>726
かねたけちゃんはともかくアリウム的には宝具情報引き出すとかやるやんけ状態なので無問題>>729
木の下でルイスがアリスたちに童話を聞かせているかとキャスター「(話し合い、参加したほうがいいかな……正直天才の俺がいるにもかかわらずうちの陣営雑魚だし、できれば優勝も適当な誰かに譲りたい……)」
>>729
(元の体で)部屋の中で機械組み立ててるか、旅装束で桜の木の下歩いてるかのどっちかじゃないかとは思う>>733
英霊カメラで検索検索ゥ!起源について
橘亜衣の人格は、起源により齎される衝動に幾らかの対抗ができる。これによって彼女は、起源覚醒者に限りなく近いが、覚醒はしていない。
何故そうなったか
「亜衣」という名前は、両親が「皆を愛せるような人になりますように」との願いを込めて名付けられた。この名前が、言霊使いの口から繰り返し繰り返し呼ばれた事で、彼女の意識の根底にこの願いが染み込んでいった。 結果として、彼女は願い通りに心根の優しい人物に成長していく。そして、彼女の名前が英語で「私」を意味する「アイ」の発音であったことも幸いし、その精神には起源の影響から隔離された、「橘亜衣の自我」と呼べる領域が存在することになる。この領域の存在によって、彼女の意識は起源に僅かながら対抗ができる。
しかし、任務で妖刀を手にしてしまった事で、隔離されていた自我に起源が侵攻されてしまう。全てが食われる事はなかったものの、割合としては8:2程度まで落ち込んだ。同時に妖刀の持ち主を斬り、それを愉しいと感じてしまった。このまま起源に食われたくない深層の自我は、無意識のうちで"決して切れないものを手に入れる"事で、起源に囚われない為の防壁としようと考えた。その為、彼女は"血の繋がった"両親との約束を守ろうとするし、"永遠"を想起させ、尚且つ誰かと切れない関係を結ぼうとした吸血鬼に憧れた。>>735
誓いについて
真剣を使うにあたって、父親と三つの約束をした。
---一つ、力を無闇に使ってはいけない。
---二つ、力の無い人を傷つける為に使ってはいけない。
---三つ、人を傷つけて喜んではならない。
残念ながら、人を斬ることを愉しいと感じてしまった事で、全てを守る事は出来なかった。しかし、だからこそ他の二つは守ろうと固く決意した。それが彼女の誓いである。
魔眼の裏設定
彼女の魔眼は歪な発現をしている。両目で能力が違う上、一つはチャージ時間が必要、もう一つは純粋な切断とは言えない。これは彼女の"切れないものを手に入れる"という意識が魔眼に影響した結果。右目の力は"写ったものを永遠に残す"という形で介入した。
……と言うような設定を考えていたんですけど、どうでしょうか?矛盾とかおかしい点があったら言ってください。>>738
もともと彼女に関して、「愛」「eye」「I」の3つを使った言葉遊びで何かをすることは考えていたんです。そこに言霊と型月世界観をプラスすると、「あれ、これいける!」と閃いたのでこういう形になりました。
補足すると、自我の割合がゼロになると起源覚醒者になり、前に出した異聞帯案のような剣鬼モードになります。
それには、自分の手で民間人を斬る(もしくは犠牲にする)、「覚醒」状態を乱発する、両親との約束を全て破る、"切れないもの"が絶対に手に入らないと認識する、等が条件です。
異聞帯は、もう誰かを守る事も出来ないし、両親なども焼却(凍結?)されて切れないものも失い、自身の死と焼却の惨劇を見たショックでプッツンしちゃうかなぁと思ったのであんな感じに。>>739
いいですとも!(ゴルベーザ並感)やっちゃってくださいまし!さて、曹丕くんのイラスト投下に勢い付いてこちらも続き投下!
―――――――――――――――
「ほう、お前の全力の一合を凌げば一先ずの決着とする、か。一つ問おう、一合を凌ぐ手はどんな手を使っても良いんだな? 」
「ああ、どんな手を使ってもオレは構わないぜ、ということは乗ったってことだな? 」
「勿論だ」
そして『エンペラー』は司馬に念話を飛ばす。
(さて、軍師よ、余は宝具を開帳する。何、これくらい見せても構わんだろう。1対1なら尚更な)
目的は交渉か。司馬中人は校舎内から聞こえた声に反応する。まさかあちらの方から交渉の願いが来るとは。交渉を狙う手間が省けた。
「なら姿を見せるべきだな、マスター同士、ここは危害を加えず穏便に話を済ませよう」
とした矢先、『エンペラー』から念話が飛ばされる。
(宝具を開帳するだと? リスクがありすぎる。)
(まあ待て、開帳するのは燕歌行の方だ。それに同盟を組むなら情報なりなんなり渡すだろう。その情報の代わりだ)
(……わかった。宝具の開帳を許可する。こちらが出せる情報とそれで釣り合えばいいのだがな……)
「さて、交渉を始めようか、セイバーのマスター。こちらも出せる限りの情報を出そう」
司馬中人は使い魔のカッコウの目の前に姿を現し、交渉を始めようと歩みを進めた。>>743
「さて、決着を付けようか! 『エンペラー』! これがオレの全力だ! キエェェェェェアアアアアア!!! 」
蜻蛉の構えからセイバーの一合が繰り出される。
「なら見せるとするか、『秋風蕭瑟として天気涼し、草木搖落して露に霜となる。羣燕辭し帰りて雁は南に翔る。君、客遊を念いて思い腸を断つ。慊慊として帰るを思い、故郷を戀わん。何為れぞ淹留して佗方に寄る。憂い来りて君を思い敢えて忘れず。覚えずも涙下りて衣裳を霑す。琴を援き絃を鳴らして清商を發づ。短歌、微吟、長くするを能わず。明月は皎皎として我が牀を照らす。星漢は西に流れ夜未だ央きず。牽牛も織女も遥かに相望む』
『燕歌行(なんじひとりなんのつみありてかりょうにかぎらる)』」
『エンペラー』の詠唱が終わると同時にセイバーの一合が『エンペラー』に振るわれる。
だがその一合は『エンペラー』に当たる事無く、空を切った。
「一合を凌ぐのにどんな手を使っても良いのだろう? さて、これでお前と余は一先ずの決着を付けた。それでいいな? 」
―――――――――――――――
という感じで、兼武ちゃんはたぶん不服だと思いますがこのような形の決着ということで……セイバー陣営さんよろしいでしょうか……?>>745
一応ノーブルカラーで考えてました。ランクは黄金かな。>>747
戦う前に両者名乗っていた気がしたけど別にそんなことはなかったぜスレ上げしましょ、そうしましょ。次はバーサーカーさんでも書いてみるか……
オレが放った雲耀とエンチャント、そして薬丸自顕流の三つを組み合わせた渾身の一太刀は打ち合うことも無く防がれた。
雲耀による音速の踏み込みで近づき、敵を斬り伏せる為に振り下ろしたその一撃は、しかしその対象に当たることは無かった。
『エンペラー』に触れることもなく空を切った木刀はそのまま地面へと叩きつけられ真下を大きく抉った。
その剣が届きさえしなかったという困惑を持ちながらも、剣士として……目の前で起こった状態を冷静に思考する。
(なんだ今のは……コイツが中華の人間ってことなら縮地……空間転移の類か!?いや、それならオレと『エンペラー』の間の距離が遠ざかったわけでも近づいたワケでもなく「変わっていない」って点が気になる。となれば変わっているのは距離ではなくオレの認識か……或いは空間そのものってところか……)
悔しくはあるが、この勝負に関しては文句無しに『エンペラー』が一枚上手だったとしか言えない。
直前の詠唱から考えて、『エンペラー』はこの立ち合いにおいて宝具、或いはそれに類似する何かを使用したと見て間違いない
どのような手を使っても構わないと言った以上、何かしら仕掛けてくることは覚悟していたがよもや宝具を使ってくるとは……
オレとしたことがマスターに偵察と言われていたこと、木刀という得物の不備から『雲耀の太刀』を放つことを躊躇った。
その思い切りの差がこの一幕での明暗を分けた要因だろう。
「チッ、釈然としねぇが……それでも立ち合いでの約束を反故する、なんてことがあればそれはオレの家名に泥を塗る行為だ。今回のところはお前の勝ちってことで決着だ」
不服に思いつつも今回はそれを呑み込む。オレはやるべき事をやった。
であれば、ここからはマスターが何とかしてくれるだろう。
オレは心の中で重圧をかけながら後のことは己が主に託すことを選択した。>>750
エンペラーのマスター、シバ・ナカヒトが私の前に……厳密に言えば私の使い魔の前に姿を現した。
どうやら駆け引きはそれなりに上手くいったようだ。
シバの言葉に対応しようとしたその時、一瞬だけ魔力の揺らぎのようなものを検知する。方向からするとセイバーと『エンペラー』を残している方だ。戦闘スタイル的にほとんど魔力を用いることのないセイバーによるものとは考えづらいので、恐らくは『エンペラー』によるものだろう。
それに関しても気になるところだが、シバとの交渉を放ったらかしにも出来ないだろう。知りたいことは後でセイバーから聞き出せばいい。
『はじめまして、『エンペラー』のマスター。えぇ、互いに情報を共有しましょう……』
さて、ここからが重要な点だ。この先の聖杯大会を生き抜く上でこの交渉はターニングポイントとなり得るだろう。
私は己の持つ情報の中で最も重要度の高いであろうモノを選択し、切り出した。
『まずは私から一つ。私達は既に『エンペラー』以外に2騎のサーヴァントと相対しているわ……そしてそのうちの1体は厄介な不死の魔性だったわ。斬っても斬っても死なない類の』
一拍置いてから再度口を開く
『生憎、私のセイバーには魔物退治の逸話なんてないから対応に困っている。それが今回、私達が貴方達の陣営を訪ねた理由。』
まずはここまで情報を開示する。さて、この情報にシバはどう食いついてくるかしら……
―――――――――――――――
ひとまずここまでです。吸血鬼とか対策できないし、助けてシバえもんって感じ。(アリウムが現在知り得る限りでは)一番厄介な不死性持ちのサーヴァントと戦闘介入できるマスター相手に場合によっては共闘戦線貼るという展開もありで交渉「燕歌行」って遠くから観測したらどんな風に見えるもんなんでしょう?それでどう書くかが変わってくるような
>>752
燕歌行を第三者目線で見た場合、今回の場合ですと兼武ちゃんの一合は曹丕くんの目の前を通って空を切るという感じで見えますね……届きそうで届かない感じみたいな……なるほど、『エンペラー』などと名乗るだけのことはある。あのサーヴァント、なかなか面白い宝具を持っているな。
キーズは今手に入れたばかりの情報を整理する。
セイバーのサーヴァントの一太刀は、まさに完璧だった。おそらく通っていれば、致命傷とはいかずとも、エンペラーは相当なダメージを受けていたに違いない。しかし、現実は――彗星のような斬撃は、敵の眼前に振り下ろされ、かすりもしなかった。
彼女の目測がずらされた?
ありえない。踏み込みの段階では、まだ宝具の発動には至っていないようだった。アンブルーズの報告では、あまり技巧派というわけではないようだが、仮にもセイバークラス。まさか地を蹴る力を誤るほど「やわ」な存在ではあるまい。
攻撃を逸らされた?
それもないだろう。彼女の剣は相手を叩き潰すまで振り続けるような、まさに「猛剣」と呼ぶのにふさわしいものだ。何しろ、あの逃げ足だけは超一流のアンブルーズが危うく仕留められるところだったのだ。逸らされようが、二撃、三撃と追撃を加え、追い込んでいったに違いない。
おそらくは――
キーズは至った答えを、声には出さず、唇だけを動かして反芻した。
――彼らの間の空間を、おそらくは「距離」を操作する宝具か。>>754
だとしたら、非常に厄介なことだ。たどり着けない以上、倒しようがないじゃあないか。
自動で発動、というわけではないようだが、正面からの突破は限りなく困難だ。
最終局面で対峙することになる前に、なんとかして潰しておくべきコマだな。
マスターに報告の念話を送る。
状況と自らの考察を伝えた後、キーズは続けた。
『さて、どうするマスター。おそらく奴らはこちらに気づいていない。今であれば我々の「宝具」であいつを「やれる」だろうよ。今の様子だと、敵対しているセイバーがわざわざ守るということもあるまい。無論、大きな危険が伴うが・・・・・・どうする?』
~ここまで~偵察しているロバートの描写でした。
ずっと分け身は私が書くことになっていたのを忘れていたよ・・・・・・すみません。
ついでにこいつのキャラもわすれたあ。
こんな感じでお願いします。「こちらから手を出す必要はなーし。手合わせの段階でこれだけ見せるのならまだ隠し球が無いとも限らないってことだ。他の陣営の目がある危険性がある中で宝具を使ってまで倒す必要はないさ」
正直情報収集が主目的で余程の状況でもない限り撃破に向けて動かす気はなかったり
(あとはアサシンの性質と信頼関係の問題上あまり捨て駒的な使用をするつもりがない)
こちらも偵察の予定しかなかったから何も言ってなかったのはすいません>>757
いえ、謝られることなんてなにも・・・・・・こちらが申し訳なくなってしまいます。
ロバートは、どっちかというと目的達成のための自己犠牲は厭わないほうなので、なんかそんな感じのRPでした。
指示がなければ順次勝手に提案していきますので、制御をよろしくお願いします、マスター。こちらこそ改めてよろしくお願いします
トムとしての指示は
「なるべく多くの情報の収集」
「戦闘はなるべく無し、基本生存優先」
「姿は見られても構わない」
とまあざっくりとこんな感じ
戦闘力がほぼ無いと取られても構わない。むしろそう思えってぐらいの勢い>>760
吸血鬼怖いからね、仕方ないね最近多忙で遅くてすみません…
______________________________
「ふんふふふ〜ん…………ごんぐ〜じょ〜ど〜、お………………んぁ!?」
鞄から取り出した大きな台紙と筆をいじくり回しながら奇妙な歌を歌っていたキャスターの奇声。それは少し気が緩んでいた私を現実に戻すには十分以上の効果があった。
「主(マスター)、ぼーっとしてる場合じゃねーぜ!セイバーの方に動きがあった!」
慌ててキャスターが映し出している映像を見ると、先刻から打ち合いを続けていたセイバーともう一人のサーヴァントが向き合って立っている所だった。何かしらの会話をしているのか………と、思った瞬間、少女剣士が目にも留まらぬ速度で駆け出し、目の前の青年に一撃を–––––––
食らわせなかった。セイバーが勢いよく振り下ろした一撃は、青年の前で空を切ったのである。
キャスターの方を見やると、
「–––––––くそ、思った通り、いや下手したらそれ以上に速いな…………やっぱ正面戦闘はなるたけ避けるのが最善手か。しかし今の一太刀、手加減をしている風にも当てないようにしているようにも見えなかったが、相手は無傷––––––––魔力の動きやら何やらで分析するに宝具か?サーヴァントの体じゃなきゃ種別まで分析してみるんだがなぁ…………幻術系なら負けんがそれにしちゃ仕込みの様子も見て取れん………や、距離を弄ったのか?それなら準備次第では行けるか……?そもそもクラスは?」
案の定ブツブツと考察をしていた。私はとりあえず大きく深呼吸をし、考察を中断する言葉を投げかける。
「キャスター。サーヴァントについての考察もいいのですが………あの………………会話を………」
「ああ、うん。サーヴァントについての考察は元より、今は他に気にする事もあるしな。セイバーのマスターとあのサーヴァントのマスター、多分接触したぜ。」
「…………そうでしょうね」
気分が重くなるのを感じる。
両サーヴァントの打ち合いがあの一撃で終わったという事は、おそらく両陣営間で何らかの取引があり、その結果「あれで打ち止めにしよう」と決まったであろう事はキャスターでなくてもわかる。探査機の距離の関係で会話は聞こえなかったが、おそらくはそういう事なのだ。>>762
その上、セイバーは既に不死身の怪物であり、苦戦する相手であるランサーと交戦している。となれば、彼らの取引内容に「少なくともランサーを下すまでの、陣営間の共闘」が含まれている可能性は十二分にあるのだ。
そういう事でしょう?とキャスターに尋ねて「そうそう」と返されたという事は、キャスターも同じ意見であるらしい。
「何らかの方法で一枚噛ませてもらうってのもアリっちゃあアリなんだが、どうやら他の奴も見に来てるみたいだし………手の内を晒していいのかどうか悩むんだわ。とりあえずもう少しは傍観かね。」
言って、足元の紙に目を戻し、お湯の張った鍋のようなものに半透明の棒を放り込むキャスター。黒魔術のようにも見えるが、おそらくは違う。
「あの………その鍋は一体……少し、臭いが……」
「あーごめんごめん、これ目的のためにちょっと必要なんだわ。臭いはなんとかできるから、ちょっとばかし我慢してな。これさえあればお前さんも……多分、お家の人に責められたりする可能性も減る。あくまで予備案だけどな。」
「い、一体何が目的なのですか?」
決まってるだろ––––––と、キャスターが絵本に出てくる狐を思わせるような笑みを浮かべた。
「放送事故♡」
_______________________________な、何をする気だこの幻術師は……。
大丈夫ですよ、せいぜい全陣営(運営含む)強制イベントぐらいなんで……よっぽどのチョンボでもなきゃ死なないですし…
あ、無論「放送事故♡」の部分はカメラに音声拾われない声量でこっそり言ってますよ!こっそり囁く黒髪美少女ってドキドキしますよね!中身がおっさんでさえなければ!(笑顔)エンペラーの詠唱は偵察組に聞こえたのだろうか
>>767
それくらいで問題ありません。なんか言ってるわ~あ、これもしかして詠唱じゃね?くらいのノリでもいいですよ……?まぁ特別聴力がいいわけでもないし何かしら詠唱してるのはわかったくらいかな?
ついでにトムさんの仕事についてすこし
表向きの仕事は世界各地の教会の査察
堕落した信徒の是正
前任が消えた場合の引き継ぎ作業
現地住民に教えを説くなど
裏の仕事としては辺境の地での聖遺物の探索や悪霊、死徒などの討伐。あとは異教徒の過剰な虐殺など態度が目に余る者の捕縛とかを
「とまあ観光のついでに色々としてる感じだな」
「逆じゃないか?」あげついでに幕間?
_______________________________
欧州はイングランド、由緒正しきアッシュコット家本邸の、ワードローブの裏側。そこに、私の秘密の部屋はあった。
元はといえばご先祖様の魔術工房であったらしいが、魔術師として衰退したただの貴族である「アッシュコット家」には無用の長物。よって、中の管理は久方ぶりに「魔術師」として当主に仕立て上げられた私に一任されている。
まだ大人とも呼べない娘に早々に当主の座を押し付けた両親、そんな彼らにとって魔術は関わり合いになりたくもない物だったらしく、私がその部屋に篭っている時ばかりは使用人にお小言を言わせる程度の干渉をしてくるだけに留まる。それがあまりにも心地よくて、15歳になる頃には既に一日の半分以上を「工房」で過ごすようになっていた。
誰にも見咎められずに、好きなように好きな本を望むペースで読む。そんな行為は「当主」として振る舞う生活の中で数少ない安らぎの得かただったのだが、無論聖杯大会に参加しているうちはそれすらもできない。
無駄だとはわかっているが、本当に、親を恨めしく思う。お気楽で、こっちの気持ちなんて考えているとは思えない––––学校だって行ったことがないしきっと結婚だって何だってこの先自由にできることはない。
いつだって、世間体、血筋、伝統、色々なものが雁字搦めに縛り付けてくる、
ああ、□□□□しい、う□とお□い、わず□わしい––––––
いっそぜんぶすてて なにもかもどうでもよくなって ふわふわ––––––>>770
「おおっと、普通の女の子でいたいなら、それ以上はオススメしないぜ。主(マスター)殿。」
ぺちぺちと背中を叩かれ、一気に意識が覚醒する。見上げると呆れたような顔をしたキャスターがこちらを見下ろしているところだった。
「––––––あら、私、一体何を……」
「何をも何も居眠りだろ?…………結構お嬢様にはきついだろう強行軍だし責めはしないが。」
言いながら、ふらふらと元いたであろう場所に戻るキャスター。
「そもそも俺がちょっと魔力を消費しすぎてるってのもあるかもなぁ……もう少し効率よくやるか」
と、手元に広げた機械と紙の山をいじくり続けている。
「…………あの、魔力消費って…先程言った…ごにょごにょ(放送事故)……と関係あるものですか?」
「関係あるってかモロそれ関連。ちょっと地脈とか色々干渉して繊細な作業してるから、多少魔力も吸うってわけさ。言わずもがなだが成功すりゃ効果も絶大だから無駄ってわけではないぜ。」
ああ、あと––––––と、話を打ち切るように。
「自由はいいが、根無し草ってのは褒められたことじゃないぜ。しっかり基盤は整えとかないと、俺みたいなロクデナシになるからな」
………ロクデナシ、というのはそこまで堂々と自称していいものなのだろうか。そう思ったが、何故かその口調はこれ以上なく真剣に思えて、何も言うことができなかった。
_______________________________
1レス目名前忘れてたのはゆるしてバーサーカー戦後SSは一旦止めてます。あんまり時間進めるのも考えものなので。
ところで、しばらく手の空いている方と何かできればなぁと考えた物があります。スレ上げのネタとして「不思議時空のミラーカちゃん」とか書こうと思うのですが、どなたかアイデアのある方、うちの子と絡ませても良いよーという方いらっしゃいます?
こちらのイメージとしては伏神の方々がやっていたようなそれぞれの人物についてとか、後は何かお題を作ってそれに関してお互いリレーで話を繋げるとか考えてます。
これだったらそれぞれのキャラがどんな感じとか掴む手助けにもなりそうですし。
特にこれはカイリーさんの意見が聞いてみたいですね。まずはこちらが勝手に書いてみて、「あ、ここはこういう行動するよ」とか教えてくだされば皆にもイメージが伝わっていくかと思いますし。いっそのこと例のレクリエーションを不思議時空にするという手も
>>773
うちは全然OKですよー上げついでにマイルームボイスごっこ(個別ボイスが誰宛だか当ててみよう!)
・会話1:「俺が言うのもなんだが、そろそろ出かけよーぜ?ついでに木材とか鉄材とか集めてきてくれると嬉しいなー。………え、俺も一緒に行くの?」
・会話2:「主従だァ?根無し草一直線、物理的にノマド一直線の俺にそんな思考備わってると思うか?………まぁ、召喚されたからには出来る限りやるさァ。俺が下に付いた誰かが幸せになった試しなんて無いけどな!ハハハ!」
・会話3:「従者ってのには慣れねーが雇われなら慣れたもんさ。呪殺とか天才すぎて失敗知らずだったからな!試しに運気上昇のまじないでも試してやろうか?俺にかかれば効果覿面間違いなしだぜ?」
・会話4:「ちょっとちょっと!主(マスター)殿。後ろに隠れさせてくれ。……あぁ、今そこを通り過ぎた芸術品級の清楚系正統派黒髪ロング絡繰美少女は俺とは全然関係ないからな?ホントだからな?……………呼ぶなよ!……絶対呼ぶなよ!」
・会話5:「おい、そこの赤いもさもさ。……お前以外誰がいるんだよ。……これ、試作品の武器…持て余したから、やる。ついでに新作の兵糧丸の試作品もやる。……別に、たまたまお前が目についたからってだけだし。…………………………………………その…………ごめんな」
・会話6:「おやおや。剣豪とかそういうのには事欠かないなぁ、ここは。……どれ、ちょっと動きの分析でもしちゃおっかなー。こっそりと。」
・会話7:「……………むむむ、ああいうのを見ると対抗心が湧いてくるなぁ…………ここはいっちょ気合いを入れて電気とか蒸気とかを主軸に絡繰作っちゃうかー。そうと決まれば材料集めだ!付き合え!主(マスター)!」
・好きな事:「好きな事ォ?そうさね、人の不幸は蜜の味––––––––––ウソウソ。本当は人の喜ぶ顔が大好きさ。人間だって大好きだぜ。だって見てて飽きないだろ?」
・嫌いな事:「嫌いな事、か……………人を不幸にするような怠け者のロクデナシが、一番嫌いだね。」
・聖杯について:「万能の願望器、ね。そんなもんで叶うような願いなら自分で叶えるわ!俺を誰だと思ってるんだ!天才だぞ?…………だから、もしそういう機会があるんなら………黒髪ロングの美女にでも譲ってやってくれ。織田信長以外な。」>>776
・絆1:「何だい?ゴシュジンサ、マ♡ははーん………呪殺してやりたい奴でもいるのかね?…………いないの?じゃあ何の用さ?」
・絆2:「自慢じゃないがね、今まで俺が親しくしてた奴とかダチとかその子孫とか、大概が少なくとも傍目には不幸な死に方をしてるのさ。お前さんも、精々気をつけるこったね。」
・絆3:「なんだよもー…………さてはお前さん底なしのお人好しだな?それならいいさ。ご好意に甘えて実験データでも取らせてもらおうかね。」
・絆4:「やあやあ。突然だが不便に感じてることはないかな?この俺が天才的頭脳と恵まれた能力で解決できちゃうかもだぞ。なんだったら目につく美女全員、黒髪ロングの美少女以外、お前の思うままにできるようにしてやってもいい。…………そういうのは良くないって?…………えー?男のロマンだろー?」
・絆5:「………………愚かな事だね。こんな得体の知れぬ妖術師なんて重用して。きっと不幸になるぜ。……でも、一度ぐらい…………一度ぐらい、俺が関わって幸せになる奴がいたっていいよな………な?」
・イベント開催中:「なんか盛り上げってるみたいだな!お祭り騒ぎなら任せておけ。余興に田楽でも披露してやろう。………え?そういう祭りではない?」
・誕生日:「誕生日たァめでてーな!よし、丁度いい。誕生祝いに俺の新しい絡繰道具の実験台になる権利をやろう。世界初の貴重な体験だぞ?ありがたく思え♡」向こうにかまけてこっちを疎かにする阿呆な私を頃したい。頃してくれ。
とりあえずwiki編集をしてきました。ついでに現在の状況確認
セイバー陣営→アーチャーとの戦闘終了。結果は引き分け。ランサーの不死である情報を弓陣営に開示。交渉もしくは同盟か?
アーチャー陣営→同上。アーチャーが宝具をセイバーに対して解放。アサシンとランサーの情報を入手し、同盟なるか?
ランサー陣営→バーサーカーと戦闘……という名の敗走。礼呪一画消費。小鳩にマーキングをしたため今後バーサーカー陣営の位置がわかる。
ライダー陣営→詳細不明。同盟が成立してしまう前に引き込むかそれとも…
アサシン陣営→アーチャー及びセイバーの戦闘を観測。アーチャーの宝具に検討をつけたか?
キャスター陣営→全戦闘を俯瞰。なにやら大イベント(迷惑)を起こすつもりのようだ。
バーサーカー陣営→ランサー陣営と戦闘。わにさん使用(十万分の一程度の消耗)。ちょっぴりマスター間の絆UP。ランサー陣営に興味があるようだ。
キャリアー陣営→詳細不明
キャリアーさんへ。運営からのご提案です。
これから何事もなく三日目に突入する場合、マスコット聖杯きゅんを運搬して投下するドローンが島へと飛びます。それを捕まえてこっちにメッセージを送ってきてはいかがでしょう。自然とこちらが認知でき、第三の陣営としてスムーズに参加できるかもしれません。
キャスターさんにもこのイベントがあることを通達するため、およびドローンの損傷確認のため、使い魔を聖杯運搬用通路から向かわせて脱出案内をするつもりです。いかがでしょうか?>>778
その流れで構いませんが、キャスターは多分「俺やる事あるから動かない。代わりに今炭鉱の中にある探査機二つに腕付けて出すか主(マスター)操作よろしくな!」って言うと思いますよ申し訳ない。今週はちびちびとしか書けなさそうなので不思議時空等は気長にお待ちくだされ。
聴力強化でまだ様子を見させて下さい
ワンチャン「話は聞かせてもらった!」出来るかもしれないスレ上げ定期。イベントでまだまだペースは落ちそうだけどとりあえず定期的に上げていきます。
かねたけちゃんのマイルーム個別ボイス妄想
「だーっ!?雷であってもゴールデンでもライトニングでもねぇ!雲耀!!そこだけは絶対に譲らねぇから!!」(ニコラ・テスラ、坂田金時所属時)
「おいおい、綺麗な黒髪の別嬪がいるじゃねぇか……奥ゆかしさを持ちつつも芯の強さを感じさせるオレ好みの……ん、ライコウ?はぁ?アレが源氏の頼光だってのか!?」(源頼光所属時)
「別に剣を持つ理由なんざ人それぞれだ、人斬りであってもそれは変わらねぇし、オレが文句を言う必要もねぇが……一つだけ言わせろ、なんで示現流?そこは薬丸使おうぜ、薬丸自顕流」(岡田以蔵所属時)
「かの大剣豪がまさか女だったとは……あの美貌を持ちながら空位に達する剣技……そそられるなぁ、コイツは」(宮本武蔵所属時)
「かぼちゃをくれるサーヴァントがいるのか!?かぼちゃはいいよな、なんと言っても甘くて美味い!!……ところでアイツ、どっかの誰かに雰囲気が似てる気がすんだが、気のせいか?」(エリザベート・バートリー[ハロウィン]所属時)スレ上げ定期便。兼武ちゃん書きたいけど服装とポーズが思い付かない中……兼武さんひいては薬丸示現流取り扱ってるの少ないのーね……薬丸兼武検索でこのスレのwikiが上がってくるとは……
>>784
わかる……ちなみに私が薬丸兼武を知ったのはミス・ファーブルの蟲ノ荒園って作品なんですけど、とっても面白い剣術ものなのでオススメです(ステマ)
ぶっちゃけかねたけちゃんの諸々の設定はミスファをパク……参考にさせてもらった点が多い(特に雲耀の太刀)
あとは他作品の薬丸使いだと武装少女マキャヴェリズムの因幡月夜ちゃんとか刀使ノ巫女の益子薫ちゃんとかも(なぜか低身長ツインテールが多い)なんか書いた方がいいんですかね……
明日ぐらいに幕間的な今後の計画の示唆とかしましょうか?大規模な事やるなら設定のすり合わせとか必要ですよね?
まあ今の計画じゃあ回避可能なの多分ライターコンビぐらいなんで後から「これ無理じゃね?」ってなる可能性は低いんですけど。―――――――――――――――
「なるほど、そういう意図があっての交渉か。ではこちらも出せる限りの情報を出そう。一つ目の情報だが、今、我々が居る廃校舎の周りを偵察している者がいる。外見は異形の大男、という具合だ。他のマスターの使い魔、あるいはサーヴァントだろう。だが、クラスの想像がつかない。バーサーカーか、あるいは何らかの怪物になったという逸話を持つ者と考えた方がいいかもしれない。二つ目の情報だ。先程魔力の揺らぎを感じたと思うが、あの時、『エンペラー』は宝具を開帳した。どんな宝具だったかは後でセイバーにでも聞くといい。私から出せる情報は以上だ。それにしても厄介なサーヴァントが召喚されたものだ。こちらも生憎魔物退治の逸話は『エンペラー』から聞いたことがない」
いや、思い当たる節がある。『エンペラー』の生前を夢を通して見たことがあったが、おそらく『エンペラー』が生きていた時代は神秘も残っていた頃だろう。少なくとも蛟が人の形を成せるのが事実であればの話だが。事実なら時代的に魔除けの何かを持っていてもおかしくはない。
「一先ずそのサーヴァントの攻略の為、一時的な同盟を組もうという訳か。さて、そろそろ『エンペラー』とセイバーの方も決着を付けた頃だろう。ここからはお互いのサーヴァントも同伴して作戦会議としようとではないか。」
そして司馬中人は口を開く。
「情報が釣り合うかどうかは分からない、だがこの交渉、私は引き受けようと思う。さて、セイバーのマスターよ、この交渉の貴女の答えを改めて問いたい」
―――――――――――――――
というわけでこちら側の情報開示です。遅くなって申し訳ございません……こちら側の情報量が少ないのでセイバー陣営側の情報と釣り合うかどうかわからないので改めてセイバー陣営で同盟を組むに足るかを判断していただければなと……>>790
そういう方式だからこそキャスターさんは計画の主軸を「大規模ポリゴンショック系放送事故」じゃなくて「放送事故レベルの事態で周りを死ぬほどビビらせる」に置いたので視聴者は多分救われる。
つまりファインプレーですよ。よかったね。>>792
何かしらのツテがあれば参加するのを事前に知って渡すことができたかも?
こう、荷物に入れて渡すとかそんな感じで。応援もかねて、第二回ではまだ無かったはずの視聴者目線SSを投下
イワシのつみれ汁をよそってテレビを付ける。
夕飯を食べながら聖杯大会を見るのがここ最近の楽しみだ。
きっかけは面白い番組を探してチャンネルを変えてた時の事だ。
角を生やした少女が城を召喚、そこから放った衝撃波で対戦相手の少女を粉砕したシーンが目に焼き付き、そのまま最後まで見ていた。
それで聖杯大会にドハマリし、毎回欠かさず見るようになった。
伝承保菌とかいうヤバいマスターがいるセイバー陣営を、生き残っていたアーチャー:ダビデ、ランサー:武蔵坊弁慶、ライダー:ゲオルギウス、バーサーカー:坂田金時が同盟を組んで打倒し、それで意気投合した四陣営がそのまま四つ巴の最終決戦を行った回も見た。
マスターと共に略奪を始めたライダー:黒髭に襲われた少女が偶然にももう一人のライダー:メドゥーサを召喚して黒髭を返り討ちにし、更にバーサーカー:スパルタクスとキャスター:パラケルススを倒して優勝した回も見た。
そして今回はどんなドラマが見られるかとワクワクしていたが、二日目にして揉んだが発生した。
バーサーカー陣営だ。
とてつもない筋力のバーサーカーも強いが、そのマスターはホラー映画の化け物を召喚する少女のような何かだ。
こういうのは視聴者間でレイドボスと呼ばれ、その名の通り複数の陣営による同盟の前に敗れるのだが、今回ばかりはそう上手くは行かないかもしれん。
殆どの陣営がその脅威に気付かないばかりか、ランサー陣営に目を向けて同盟を組む陣営まで現れる始末。
Twitterでは、まさかのレイドボス勝利を予想する声が大きいが……さて、どうなる?>>794
なんやその亜種聖杯大会めっちゃ気になる、特にヒールムーヴのくろひー
>殆どの陣営がその脅威に気付かないばかりか、ランサー陣営に目を向けて同盟を組む陣営まで現れる始末。
しゃあないねん、うちとエンペラーとライダー陣営はまだ午前中やねん……バーサーカー陣営動いてへんねん
一括り同盟周りが終わったらランサー&バーサーカー陣営の午後時間に合わせるでいいのかな……?これ、聞いていいのか分からないけどキャスター陣営はどれくらいの時間帯で放送事故案件仕掛けてくる予定ですか?>>794
わあい!うれしいぜ!思い付きで当時のバーサーカー戦を見ていたaさん視点を投稿だぁ!
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aはトイレにいた。こういう大型の船についているトイレは海に垂れ流すのではなく、貯水タンクに貯め陸地で処理するものであるため、トイレに塩の香りは望めない。よくある甘ったるい芳香剤の臭いが充満しているだけだ。
そしてそれはaの吐き気を促進するものだった。
おえぇ、と大の年をくった男がえずく汚いおとが聞こえ、ジャーと流す音が狭いトイレに響き渡る。それが一つならまだしも両隣からも似たような音が聞こえてくるのだからたまらない。さしずめ悪夢の三重奏といったところか。
しかし、この状況も先程の悪夢には及ばないだろうな…とaは一人回想する。
先程バーサーカーとランサーが邂逅し、戦闘を開始。さてあの暴力が形を成したようなバケモノ相手にどう立ち回るものかとランサー陣営をみていればどうやら霧で撹乱をすることにしたようだ。tv的には暗視にせざるを得ず少々困るが、この番組の売りは大会参加者達の生のドラマである。自由性を縛るわけにはいかない。
しかし、霧は晴らされ、そして悪夢が見えた。
いったいアレはなんだったんだろう。一言で表現するなら、そう、『冒涜的』。この言葉がふさわしい。
怪しく赤黒く光輝く虚ろな目玉。溶けて地に落ち行く皮膚。そしてナニよりもまるで得体の知れないところに繋がっているかのように暗く、重く、なにも見えない巨大な口。
どれをとっても此方のモノではなく。彼方からなにかの間違いで這い出てきたようなそんなモノだった。
まあそんなわけで、内陸そだちの平和ボケしたお坊ちゃんな俺ではそれを見た精神的苦痛に絶えられずに吐いたって寸法だ。今まで何回か聖杯戦争showを監督したがあそこまでここにいることが明確に間違いだと感じさせ、吐き気を催させるものは見たことがない。
そしてはじめて魔術師スタッフを頼もしく感じた。あいつらも多少なんというか恐れとはまた違う驚愕?で顔が青くはなっていたが冷静に機材チェックを進めてくれている。やはり世界が違うのだろう。小鳩さんに質問なんですけど
あれって聖杯の泥に近いんですよね一応幕間的なやつの整合性のために確認したいんですが
・セイバーとエンペラーは同盟
・セイバーエンペラー戦はランサーバーサーカー戦より前
・アサシンは坑道爆破後その辺で張ってる
で合ってますよね?
あとできればライダー陣営とキャリアー陣営ののこれからの動きをざっくりでいいので聞きたいのですが構いませんか?>>801
司馬さんとこでの同盟話が終わったら一旦戻ります。
三日目はランサー陣営と同盟組みにいきたいです。スレ挙げ定期番。
ちょっと質問
樽爆弾設置は気配遮断に影響ありませんよね?気配遮断とは……自身の気配を消すスキル。隠密行動に適している。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
なぜ攻撃体勢に写るとランクが下がるのかということを考えるとやはり殺気が感知されるということなのでしょうか?そういう解釈ならば気配遮断中に爆弾設置するのは可能…かもしれません。>>806
ふむふむ、対キャスター用の切り札がこっちにも使えそうです。さて、『エンペラー』陣営からの情報は得られた。
詳細不明の怪物のサーヴァントとセイバー相手に使用したという『エンペラー』の宝具の情報。どうやらセイバーは相手に宝具を使用させる状況まで進めたらしい。思っていた以上の結果だ。
しかし、また怪物がいるとは……いよいよセイバーの妖怪大戦呼ばわりが冗談で済まなくなってきた……『エンペラー』に関してはとりあえず人のようではあるが……
『エンペラー』陣営からの情報は少なかったものの、拠点となる廃学校を持っているし、マスターであるシバもなかなかに出来る魔術師のようだしこの場で同盟を組んでも損はしないだろう
『えぇ、私から持ち掛けた話ですもの。ここで貴方達との同盟を組むことを誓いましょう』
まぁ誓うとは言っても口約束、なんの拘束力もないのだが……
『では私からもあと少しだけ情報を開示しましょう。まず私が遭遇したもう一騎のサーヴァント、アサシンについて』
私のところに近づくも、呆気なくセイバーに追い返されたサーヴァント。セイバーはともかく私は姿すらハッキリ見えていないのだが……
『断定でしかないけれど、気配や魔力を感じさせず私の本体に近づいたとなると気配遮断を持つアサシンだと思うわ。戦闘力はセイバーに呆気なく対処されたレベルだけれど……マスター殺.しが原則禁止であるこの大会であってもマスターに近づいてきたとなると要警戒のサーヴァントだと思うわ』
あと重要な情報といえば女吸血鬼のマスターぐらいであろうか
『それから、 不死の魔性……女吸血鬼のマスターはタチバナ・アイで間違いないわ。サーヴァントの戦闘に向けて斬撃を放てる第三者なんて彼女だけでしょうし』
情報は開示したわけだしサーヴァント2騎が戻ってきた後で再度作戦会議といきたいところだが……
『そろそろセイバーと『エンペラー』も戻ってくるだろうし、私が開示できる情報はすべて出したけれど……どうかしらムッシュ・シバ』
先程から黙って話を聞いていたシバが口を開く
「一つだけ言わせてもらえるだろうか」
『何かしら?』
「私の姓は『シバ』ではなく『シマ』だ」
━━━━━━━━ッ!
『ごめんなさい、以後気をつけるわ』
同盟組んでしょっぱなからこれってこっちの印象凄く悪くない……?シバさん、もといシマさんがネタがずっとやりたかったんだ!って話……シマさんの口調はこんな感じでいいだろうか
とりあえず同盟周りはシマさんがよろしければこんな感じで締めて作戦会議しながら午後に合流と言ったイメージですがどうでしょう?>>809
そんな感じで大丈夫です。そして、「『シバ』ではなく『シマ』」ネタに圧倒的感謝……そうそうそれだよそれそれ!って感じで作者大歓喜でございます……
あとは廃校舎周りの偵察してる方々(アサシン、ライダー陣営の鳩)が廃校舎周りでどのような行動をするかで午後行動および合流が決まってくる感じですかね……久々に1レスあげ幕間(予想以上に忙しくて遅れてしまいました)
_______________________________
「ふんふんふーん……………ふーん♪と。やっぱ巻物より屏風の方がいいよなー、真に迫る感じがある。
じゃじゃーん。どうだい主(マスター)。なかなかのもんだろう。俺は芸術のセンスもあるからな。」
真っ赤な液体の入った器に絵筆を浸しながら、満足げに話しかけてくるキャスター。壁に立てかけられた板を見ると、何やら炎や人、馬のようなものが所狭しと描かれている。
「……申し訳ありません……東洋の絵画にはあまり詳しくないので上手下手に関しては判断しかねるのですが…これはなんらかの呪術的効果がある絵だったりするのでしょうか?その赤も実は血液だったり?」
「いんや。この赤は普通の辰砂だしこの絵は普通の地獄絵図、正確には六道絵だぜ?これが呪術的効果を持つのはひとえに俺の幻術師としての腕前ゆえだぜ。」
「そうですか」
会話が途切れ、なんとなく気まずい静寂が訪れる。
「……任せとけって。この作戦は絶対に成功させるさ。………こうするのが一番いいはずなんだ。どうも運営の奴らもこの島を残しとくつもりもないつもりだし、俺みたいな天才とはいえ貧弱サーヴァントが大勢に一泡吹かすにはこれしかないのさ。この先同盟でも組むんなら別だけどな」
なぜ、そこまでして意表を突きたいのか━━━自称目立ちたがりにも関わらずわざわざカメラの死角になるような位置に移動し、普段のおちゃらけた口調とは真逆の表情で語るキャスターにその質問をするほど、私は能天気にはなれそうになかった。
_______________________________
キャスター(……地獄って呵責だなんだのが厳しいところだって言うがさ、俺からしちゃ、今も昔も戦いたくもない奴が戦いに赴かなきゃいけないような人間道だって中々にク ソッタレだと思うぜ。だからさ………いや、これは後でいいか)>>812
リロードしたらコテハン消えてたん……>>814
あ、学校じゃなくてランサーの潜伏先と想定してる街の方ね
予定としては夜に仕込んで次の日の朝一で戦闘仕掛けるつもりまだ三日目イベントは始めませんが、その導入を少しばかり……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A『いよいよ大会も序盤を越え、三日目の大台に差し掛かって参りました!敵に恐れるもの、腹を探るもの、策を練るもの、それぞれの思惑が絡み合い、今この島は膠着状態に入ろうとしていました!
しかして、これはエンターテイメント!!!ドラマにはハプニングが付き物ですよね?
それでは!今回もご登場いただきましょう!』
『『『せいはいく~ん!!』』』
ー光る目せいはいきゅんの目、ボックスの中へとメカメカしい機構で格納されていく映像、格納後、それが空からモノリスが投下される感じで島へとボックスが突き刺さっていく感じの映像が流れる
『さて、今回のイベントは伝説の第一回と同じ!聖杯きゅん探索でございます!かつての円卓の騎士の如く存分に島内を駆け回っていただきましょう!!』
ーここからルール説明などの映像がスタート
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
てな感じです。(しまった!イベントがあるのを忘れていた!)
>>819
あぁ、そうでしたか。じゃあ第一回で良いですね。無駄埋め失礼しました。トムさん、ウチに仕掛けます?イベントもありますし、ちょっと2日目深夜から明け方ぐらいに、自陣で親密度アップ的なイベントを挟みたいのですが…
明け方というか日が昇って来たあたりかなー
セオリーとしては夜襲がしたかったけど吸血鬼だから朝方といった感じ、イベント忘れてたしちょっと待機します
すみません、改めてイベントって進行とか参加者への告知とかどんな方式でしたっけあげ
午後はずっと細工(おえかき)してるので動くことは基本無いと思います。他陣営の大きな動きが見えたら反応はしますが反応だけです。
もし運営側から物理的にイベントの通達が来るルートがあるのでしたら、イベントには「外に出る」以外の方法で参加することになると思います。>>825
すいませんもう少しかかります。
展開だけ言うと、アリスの宝具で拠点に戻った後、ルイスと情報共有になります。空を渡っていたのは、本当に僅かな時間でした。身体が浮遊と加速の感覚を捉えたかと思えば、ほぼ間をおかずに、トン、と着地の音と軽やかな衝撃
があったのですから。
思わず閉じていた瞼を開けると、そこは見覚えのある場所ーーー
(拠点の……中……?あの数秒でここまでの距離を飛べるなんて……)
令呪の力に戦慄を覚えながら、私はもう一つの事実を口にする。
「逃げられたん、ですね」
「そうですわね。戦績としては敗走と言ったところですが、まあ命は助かりましたわ」
「……そうですね、彼女たちを相手にして、五体満足で逃げられたというのは上々の結果です」
そう、本来なら喜ぶべき事。あの『捕食者』と『バケモノ』の二人組から、生還というトロフィーを手にできたのですから。しかし、私の心はどうにも晴れませんでした。いえ、良い結果だとは思うのです。ただ私は、彼女たちから"それ以上"を得たかった。そして、その理由はきっとーーー
「アイ、どうかなさいましたの?浮かない顔ですわよ」
「……!いえ、魔術の連発で疲れてしまっただけです。ちょっと、反動の大きい物も使いましたから」
「あら、そうでしたの。それでは、このままベッドに運んであげますわ」
そう言って、私を抱き上げたままベットへと足を進め、ゆっくりと横たえさせるミラーカ。
(これでは、母親にあやされている子供の様ですね)
照れ臭いですが、助かります。魔術『竜頭蛇尾』は、身体の限界を超えた能力を引き出す物です。しかし、それは未来の力を前借りしたもの。使用後は、激痛、極度の疲労、衰弱などでしばらく動けなくなります。今回は、『山彦』の併用と使用時間が短い事で消耗は控えめですが、それでも全身を疲労感が包んでいましたから。体感では数kmを走った後、と言った感じでしょうか。
〜続く〜>>828
(こうやって後に支障が出るから、あまり使いたくは無かったんですが……)
ともすれば睡魔に意識を連れていかれそうになりますが、なんとか堪えてミラーカへ語りかける。彼女はベッドの端で頬杖をついてこちらを見ていました。
「このまま眠ってしまいたいところですが、早いうちに彼女達の事を話し合っておきましょう。貴女も、色々言いたいことがあるでしょう?」
「ええ、ありますわよ。先の二人だけでなく、貴女にも。ですが、そちらは一旦置いておきましょう。"お楽しみ"は最後に戴きたいですもの」
(……覚悟はしていましたけど、やっぱり私にも何かあるんですね……)
当たり前といえば当たり前。力の桁が違いすぎる相手に、逃げる前に突撃をかけたのですから。それもサーヴァントを頼らず単身で。一つや二つ、言いたい事ができるのは当然でしょう。
(……しかし、"お楽しみ"の真意が気にかかりますね。どうにも、また何かを企んでいる様な気がしてなりません)
まあ、今は考えても仕方ないことでしょう。小説から言って、彼女は秘密主義です。話す気になるまでは、はぐらかされてしまうでしょう。
気を取り直して、私達は今日得た情報を整理して行きました。
一つ目、山には多数の結界や罠が張られていたこと。
二つ目、山の中で無惨に荒らされた場所があったこと。
三つ目、坑道にも何者かが罠や結界を張っていたこと。しかし、結界は山の物とは体系が違っていた。
そして、ここからが本題と呼ぶべき部分。廃校者近辺で出会った捕食者達の話ーーー。
〜続く〜
長くなるので今日はこの辺りまで。あ、そう言えば!
wikiを見直してて気付いたんですが、ウチって最初の方アリウムさんの事を知らないつもりで書いてたんですけど、船で全員集合の時間があるから使い魔を見てるはずなんですよね。ちょっとそこどうしようか今悩んでるんですけど、どう言う感じにすれば良いですかね?>>830
あ、ホントですか……うーん、アリウム自体は使い魔で飛んでただけで他の参加者とコミュニケーションを取ってはいないので参加者にいるということは分かっていてもアリウムの詳細までは知ってない感じでしょうか
インタビューって他の人も見てる設定でしたっけ?思っていた方向に物事は進まない物だ。
校舎の中に意識を集中させながら理綴は思った。
聞こえてくる限りでは二人は同盟を組んだようだ。
出来れば痛み分け程度に終わったところを片方だけでも仕留めたかったが、万全の三騎士クラスを二体一度に相手取るのは分が悪い。
幸いエンペラー?の宝具は割れているし気づかれる前に戻ろう。
この流れだとこの同盟が他を圧倒する筈だ、そうなるとこちらに火の粉が降りかからないとも限らない。
明日はランサーに同盟の提案でも行こうか。
『今回の戦闘は見送ろう。帰ろうか、ライダー。』
『そうね。『彼女に宛てた物語』!』
するとライダーの持っていた本が光を放つ。それに手を当てると、体が本の中に吸い込まれていくような感覚に陥る。
そしてマスターが本の中に入ると、ライダーは本を掴んだままもう片方の手を本に押し当てる。そうすると彼女も本の中に吸い込まれて行き最後には彼女が掴んでいた。この本自体も中に吸い込まれ、後には何も残らなかった。>>834
入るとしたらこの大会が終わったらですね。
他の陣営に訊かれたら答えます。
この事はルイスには話してるんでそっちから聞いた方が誤魔化されないかもしれません。となるとあとは他の陣営の動き次第で午後を消化して3日目突入ですかね
今のところ決まってるのがキャスター陣営は細工で動かない、ランサー陣営のSSの続きで他の陣営がどう動くのかって感じでしょうか
一応うちの陣営は午後は廃学校に籠る感じになります>>838
吸血鬼ティラノが生き残ると弱点が増えてるからむしろ倒しやすいっすね。わたしも好きですよ。>>837
ゴジラV.S.メカゴジラ………>>836
アサシン陣営も監視で相当な大事にならない限りは動かないかな
トムは簡単な視線避けの結界と野営の準備中>>837
うちは場所提供ですね。協力します。
ヴォーパルの特効どっちも刺さりますけど。そういやライダーとランサーが同盟組むとしたらアリスちゃんどうなるんだろう……心配(女吸血鬼見ながら)
>>843
頼りになるセコムが二人居るから何の心配もない。すみません、今ってもしかして私待ちですか?だとしたら急ぎ目で書きますね。二章も仕事もある程度落ち着いたので。
午後の情報①山の方で大きな爆発が起きた。
被害でいえば坑道の入り口がわからなくなるレベル
爆発音は防音の部屋に篭るとかしてなければきこえると思う
話変わりますけどそういえばキャスターの放送事故ってどのタイミングでしたっけ。まだ準備段階?>>847
なるほど、時限爆弾午後の情報②
ライダー陣営がランサー陣営の使い魔で居場所を探す。
見つけたらその鴉の足に付いた手紙を見せる。
内容はセイバーとエンペラーの同盟についてと、同盟のお誘い。
返答は三日目そちらに伺うのでその時に。
需要があれば理綴の過去話やりますけどどうします?「ではその後。わたくし達は学校を調べようとしていましたわね。そしてその途中、小鳩さんという半霊体の少女を見つけ接触。そのまま戦う事に、という流れでしたわね?」
「はい。……今思えば軽率でした。もう少し慎重に行動した方が良かったですね。そのせいで、貴重な令呪も使ってしまいました」
右手を翳して、自分の令呪をかくにんする。以前は剣と鳥居を模したような痣だったそれが、今は欠けている。欠けたそれを眺めながら、私は己の甘い判断を悔やむ。すると、ベッドに置いたままの左手に、何か温かい物が触れた。見ると、ミラーカが自分の手を重ねていた。
「顔が曇っていましてよ?その表情も素敵だけれど、あまり気にし過ぎない方がいいわ。彼女達と戦ったおかげで、色々な事が分かったのですから」
「そう、ですね。 ではサーヴァントの方から分析してみましょうか」
「良いですわよ。一番の特徴は圧倒的なパワーですわね。あの力と好戦的な態度、クラスは恐らくバーサーカーですわ」
「狂戦士のクラス……。そうですね、"エクストラクラス"という物で無ければ1番可能性が高いと思います。それと、山の方で見た破壊の跡も、彼女の仕業だと考えて大丈夫でしょう。あんなパワーを振るえる存在が、そう何騎も召喚されているとは思えません」
「そうだと良いのですけれどね。後思いつくものは……、あの方、戦う直前に身体が鱗に覆われましたわね。それと、わたくし達を呑み込む様な威圧感。この辺りが全く、やり辛い相手でしたわ」
「彼女の纏う威圧感は、武人が放つ物とは違うように感じました。どちらかと言うとーーー猛獣。もしくは捕食者。彼女に睨まれた時、私はそんな言葉を思い浮かべましたね」
「猛獣に、捕食者……。言い得ていますわね。ですがこれらの特徴を持っていそうな英雄は思いつきませんわ。貴女は?」
「もしかしたら、竜殺しの英雄が該当するかも知れません。竜を退治した者はその力を得る、という伝承がありますから」
「けれど彼女の雰囲気は真っ当な英雄の物では無さそうでしたわね。それどころか、人間かどうかも怪しくありませんこと?寧ろわたくしの様な怪物の方が近い様に思えてなりませんわ」
ミラーカの言葉を受けて、少し考え込む。>>850
(人間ではない可能性……ですか)
あの膂力と獰猛さ、野生的な捕食者を思わせる威圧感。あり得ない可能性ではなさそうです。
「その線も考えておいた方がいいでしょうね。それと、対抗策も」
「視界を奪うのは効果的だった様ですわね。少しの間とは言え、優位に立てましたもの」
「そうですね。私達の動きを強張らせていた重圧も、それで緩和できました。恐らく、視覚を通じて精神と肉体へ干渉するスキルなのでしょう。ーーー視界を阻んで遠間から攻撃。これが基本になるでしょうね。けれど、それだけでは足りない。こちらの攻撃がどれだけ通じるかが未知数ですし、加えて……」
「半透明なマスター、小鳩さんですわね」
首を縦に振る。あの少女の繰り出した『ワニさん』なる異形。およそ人間が使役したがるとは思えない歪で醜悪な存在に、霧と分身は喰われ、私の心も食いちぎられる所でした。
どろりとした体表。毒々しい紫と、血肉を思わせる赤、気持ちの悪い黒。吐き気を催す匂い。蠢いた時の、"びちゃり、びちゃり"という音。生々しく悍ましい、目の様な二つの球体。そして、落ちると錯覚しそうな、暗い孔(くち)。あの異形から得られる情報全てが、私の精神を蝕む様に刺激し、強烈な嫌悪感を抱かせた。
(思い返すだけで、吐き気がする。あんなモノが存在していていいのですか……!)
「アイ、気分が優れませんの?」
ミラーカの問いかけで我に帰る。何度か深く呼吸をして、気分を落ち着ける。
「……大丈夫です。少し、小鳩さんの召喚した『ワニさん』を思い出してしまって」
「ああ、そうでしたの。無理もありませんわね、人間の嫌がる要素を詰め込んだ様な異形でしたもの」
「……………小鳩という少女。あの子は、何者なんでしょうね」
ふと、そんな疑問が漏れていた。7人目のマスターである事は分かる。そして、無垢で天真爛漫な少女の精神である事も、ある程度感じられた。けれども、あんな異形を使役して、獰猛なバーサーカーとタッグを組む。加えて、本人の身体は半透明。どうにもよく分かりません。そして、分からない故に悪い想像をしてしまう。
「もし彼女が、島の人々を巻き込む様な存在だったら…………私は彼女をーーー許せない」>>851
もうちょっとだけ続くんじゃ〜。今日か明日には終わります。小鳩ちゃんがヤバイもの召喚しちゃったせいで、2日目夜にこなしたいイベントが多くなっちゃった……。外に出て鴉を集める。
やって貰うのは同盟を結びたいランサー陣営の居場所の捜索だ。
鴉の中の仕事が出来そうな奴に手紙を括りつける。
そうして飛びたった鴉を見ていると、不意にルイスの言葉を思い出す。
『君の過去については分かった、何故これに参加するのかも分かる。だが、君は過保護過ぎる、その子ももう大人だ、ならそれくらい自分でなんとかさせろ。干渉し過ぎて将来性を潰している、君は編集者失格だ。』
少女の味方ではなく作家としての言葉、モノを改善する人間を根元から変える言葉だった。
「俺、何が足りなかったのかな。ーーー」
口から出たのは、自分の従者の名でも妹の名でもない、ただの嗚咽だった。>>851
〜視点・ミラーカ〜
ーーー許せない。
目の前の彼女は確かにそう言った。
表情には「そうならないで欲しい」という願望が現れていたけれど、その声音は冷たかった。冷えきった鉄の刃の様に。『その時』が来たのなら、彼女はきっと、心を今の声音と同じ様に冷たくして、小鳩さんを討ちに掛かるのでしょう。
普段の彼女とは違う言動と雰囲気に、わたくしは彼女の秘めた暗い影を見た気がして、ゾクリとした高揚を覚えました。しかし同時に、憐れみの様な感情も胸の内に生まれたのです。
(昨日の冗談への反応と言い、島民を巻き込む事を、貴女は望みませんのね。そして、それを阻止するためには自分の命だって賭けてしまう。先程バーサーカーに立ち向かった様に、ね。それが誓いの核と言うことも予想はできますわ。でもね、アイ。その強い決意、わたくしには恐怖の裏返しに映りますの。何かを恐れているから、必死にそれを阻む。何かを失うのが怖いから、強く決意する。そんな風に思えますわ)
嗚呼、アイ。貴女は何をそんなにーーー恐れているの?
彼女への好奇心が大きくなったことを感じながら口を開く。
「そう。貴女がそんな事を言うなんて珍しいわね。けれど、聖杯を手に入れる為には彼女達を倒さなければならないのは確か。協力は惜しみませんわよ。それと、バーサーカーへの対策は、わたくしに少々考えがありますの」
「本当ですか⁉︎」
「ええ。ですが、わたくし達だけではどうあっても手が足りませんの。協力者が必要ですわ」>>854
「……私達の状況で、どこかの陣営に協力を求めるのは難しいと思いますが」
「やってみなければ分かりませんわ。あれだけの脅威ですもの、誰かが遭遇すれば、他者に助けを求める事は自然ですもの」
「遭遇……。いえ、それを待つ必要はありません」
「あら、それはどうして?」
「私が何の為に、バーサーカーへ向かっていったと思います?彼女の影を通じて、現在地を特定する術式を埋め込みました。この情報を交渉材料にして、他者を引き込むのはどうでしょう?」
思わぬ発言に面食らってしまう。しかしすぐに、笑いがこみ上げて来た。
「…………うふ、あはは。あははは!貴女って本当に、面白い方。貴女がバーサーカーに向かっていった時はヒヤヒヤさせられましたが、ええ、よろしくてよ。その事は水に流しましょう」
「その件は、その、ごめんなさい」
「ふふ、もうお気になさらず。明日は同盟相手を探しに行くとしましょう。貴女は、もうお休みになって」
「ええ、そうします。…………貴女に寝込みを見せるのは複雑ですけど」
「あら、わたくし達は共に一晩を明かした仲ではありませんの。今更そんな釣れない事を仰らないでくださいな」
「……その『一晩』のせいですよ。全く、変な事はしないでくださいよ?」
「ええ。保証はできませんが」
しばらくそんなやり取りを交わし、気付けばアイは眠っていた。
「ふふ、綺麗な寝顔。食べてしまいたいくらい」
わたくしはその頰に軽く口づけて、窓辺へと歩いて行った。窓からは、月と星が綺麗に見えていました。
「ローラ…………彼女は、貴女に似ていますわね」
先程の彼女(アイ)を見ていて、ふとそう思いました。何故だかは分からないけれど。
ーーー愛しい人の事を思い出しながら、わたくしは長い夜を過ごすのでした。>>855
この少し後に親密度アップイベントを入れる予定ですが、他陣営には関係ないので、先へ進めても大丈夫です。後々投稿します。ガイフォークスさんへ。ガイフォークスの分け身のトマスウィンターとアンブルースに外見上の設定などはあるでしょうか?特にないならばオリジナルで書いてしまいますが……
日が沈み、あたりが完全に闇に飲まれた頃、トムは夕飯の支度をしていた
「とりあえず周辺に他マスターやサーヴァントはいなかったよ」
拠点に帰ってきたアサシンがマスターに状況をを報告する
「それにしても凄いね、近づくまで拠点がわからないとは。」
「ちょっとした旅の工夫さ。吸血鬼相手に夜に襲撃されると困るからな」
現在トムのテントは火を焚いているにも関わらず周りからは視認できない状態になっていた。
「で、首尾はどうだい?」
「仕込みは大体終わってる。後は明日の朝に突撃をかますだけだな」
「後は僕らの頑張り次第ってわけだ」
「また宝具も不明だからな。『これ』があるからといっても油断は禁物だぜ?」
「そっちこそしっかりやりなよ、マスター」
と、2人の男は決戦に向けて決意を固めるのだった。
※トムの結界Ⅱ…夜間潜伏専用の結界。外観を闇に溶け込ませて周囲から感知できなくする
魔力感知はされる
※仕込み…廃墟の至る所に仕掛けた爆弾(発火装置付き)
※切り札…とあるキャンプ用品(細工済み)
…爆弾って明日の朝に爆破させていいかな?とりあえず昨日言っていた三日目導入でそれぞれの陣営への朝の情報通達ssを書いてみました。まずは目下運営的には一番心配であろうのキャスター陣営へ。
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人間というのは存外図太く出来ている。
炭鉱の入り口を塞ぐ大きな爆発が起き、カメラの前で虚勢を張ろうと気を張りつめたにも関わらずどうやらまた私は眠ってしまったらしい。どうにもここに来てから私は寝てばかりだ。弱く、みっともなく映ってはいないだろうか。肝の座ったお嬢さんにでも見えていると良いのだが……希望的観測で悪い予感を打ち消して回りを見渡してみる。
キャスターは相変わらずよくわからない何かを弄り、捻り、時々ブツブツと唸るのを繰り返しているようだ。……おそらく様子を見るに一晩中そうだったのではないだろうか。サーヴァントをほったらかしにして一人眠りこけるのはやはりアレだったのでは……とまたネガティブな思考に陥りそうになった所でキャスターがこちらを向いた。
「お。おはようさん。」
「はい。おはようございます。……ええと、作業は順調ですか?」
「ん。もちろんよぉ!なにせ俺様は天才だからな。マスターはなんにも憂うことはないぜ。任しとけって。」
チクリと胸の奥がほんの少しだけ痛んだような気がした。私のキャスターは、きっと万能のサーヴァントだろう。戦闘はそこまででもないかもしれないが出来ないことはおそらくない。故に『一族の中では』優秀でしかない程度の私に出来ることは無いのだ。
だから困る。これではサーヴァントに任せっきりの一般人マスターとなんら変わりない。偶然で自分の意思ではなく参加したからといって自分の魔術師としての無能を示したいわけではないのだ。チラリと無機質な音をたてて飛んでいるドローンの方を見る。これの先には無数の人が見ている。注目を浴びるのは嫌いだ。でも、家族の期待を裏切れるほどの図太さは私にはないのだ。
ゆえに、また作業に戻ろうとしたキャスターに一言声をかけようとしたときにそれは聞こえてきた。>>860
先にそれに気づいたのはキャスターだった。ぐりんという音がしそうな勢いで首を回し、私の後ろ……正確には危険で入ろうとはしなかった炭鉱の奥の方をジッと見つめる。その目はいつもの茶化すような目線のないいつになく真剣で鋭いとのだった。
急な動きでタイミングをすっぽかされた私は、まごつきながら様子を伺うしかない。
「キャ、キャスター?」
「シッ。マスター。取り合えず俺の後ろに下がってろ。一応はそっちにも罠は仕掛けてあるがあんまり当てに出来るものじゃねぇ。いざとなったときに守れないと困る。」
「は、はい」
今までの彼女にない声の真剣さに思わず素直に言うことを聞いてしまった。
彼女の後ろへと避難したあたりで要約私にもその音が聞こえてきた。
ヒタヒタ……ヒタヒタ……というどこか湿ったような誰もいない炭鉱内に響く音……
そう、これはナニかの足音だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この後現れた使い魔ちゃんに前に話した感じで説明してもらう感じでいかがでしょう?あと勝手にお借りして書いてみてしまいましたが、キャラクターに齟齬などありませんでしたでしょうか……?>>859
住宅の爆弾は夕方から夜中にかけて気配遮断でちょこちょこと配置していってる感じです
明るい頃に仕掛けたら見つかりやすいし
ランサーがバーサーカーとやり合ってる時は絶賛坑道爆破準備中ですな>>861
だいじょぶそうです
作業中なら気を張ってると思うんで。あと今の性能では気配だけじゃ「誰かの使い魔だな」ぐらいまでの特定がやっとの筈なので妥当な反応だと思います>>857
気づきませんでした、すみません。
完璧なイラストでした!対吸血鬼同盟を組んだ私達━━セイバー陣営は『エンペラー』陣営の本拠地である廃校舎内に招き入れられた。
(さて、『エンペラー』の能力等を聞き出さないと行けないわけだけど……果たしてルフギアススクロールを使うことになるのかしら……)
吸血鬼対策として用意した誓約書。これがあればセイバー単独であっても不利な状況を覆すことはできる。とはいえ当然対価も支払う計画……切り札を切るタイミングを誤れば逆に破滅の引き金になりかねない。
そう思考しながら『エンペラー』のマスターであるシ……マに対して口を開こうとした瞬間
『━━━ッ!?』
己の機敏な魔力感知と生物としての本能が唐突な衝撃を感じ取る
明らかなる魔力の揺れ……しかし大波(インパクト)は短期間に押し寄せたもので今は既に反応を感じない……発生以前から何も感じていなかった点を考慮すると……
(まさか、感知範囲外からここまで届くほどの存在が……)
だとすればどの陣営だ……。隠密行動に長けたアサシンのクラスではまずないだろう。あの吸血鬼も怪物ではあるものの見た限りではこのような荒々しい魔力で蹂躙するタイプではなくあくまで優美な吸血鬼としての在り方だった。まだ未確認だがキャスターの英霊がわざわざ相手の感知に引っかかるような大魔術を無闇に行使するとは思えない。
とするならば本命はバーサーカークラス、或いは強力な宝具を持つ英霊が多いとされるライダークラスか……?
少なくとも言えるのはそれが間違いなく私達にとって脅威と言える存在であるという事だろう
『ムッシュ・シb……マ、どうやらこの聖杯戦争、警戒すべき怪物は吸血鬼だけでは無さそうよ……』あげ、ランサーvsバーサーカー戦の真裏でバーサーカーの存在をちょこっと感じ取った一幕です
>>867
GMさんの接触待ちだと認識してました。まだキャスター陣営にしか行ってませんし。
私はその間に例のイベントを書いてます。>>867
とりあえずうち(とエンペラー陣営さんも?)は廃校舎に立て篭りで3日目イベント待ちって感じですかね>>867
現在ランサー陣営の拠点を捜索中
あと最短で4日目夜位にイベント挟んで魔術礼装「朱筆」をロンドンの自室から持ってきます。―――――――――――――――
「どうやらそうみたいだな、しかし吸血鬼に加え今後このような存在と戦わなければならないとはね……、いっその事、例の吸血鬼とその脅威的な存在がぶつかり合ってどちらか片方を落とすか相討ちになるかしてくれればいいのだがな……、そうは上手くいかないか」
そうアリウムの使い魔であるカッコウに呟きながら司馬中人は吸血鬼への対処法を考えていた。
吸血鬼が苦手とする物といえばニンニク、十字架、聖なるもの、太陽の光。確か水が流れている場所も通れない、と息子たちのやっていたゲームでは言っていたがあれはあくまでフィクションでの設定である。聖なるもの――洗礼の言葉などが効くのだろうとは思う。それが使えればの話だが。太陽の光なら疑似的な再現が出来なくはない。『ソウェル』太陽を意味するルーンを使えば疑似的な太陽としての目くらまし程度の活躍は期待できるだろう。それを例の吸血鬼に直接刻んだ場合どうなるかは分からないが……
「うむ、それにしてもセイバーよ、お前の得物である木刀、それには余の百辟刀のように魔除けとかは付いておらぬのか? 余の持つ百辟刀は災いを遠ざける為に鋳造された魔除けの刀でな……」
『エンペラー』はこうやって相手へマウントを取って自らの強さをアピールしている訳だが、そんなものはきっとセイバー相手どころか他のサーヴァントにも通用しないだろう……ちょっと待て、災いを遠ざける為に鋳造された魔除けの刀? そんな物を持っていたのかお前は!?
「『エンペラー』、その話は本当か? その刀は魔除けの力があるというのは」
もしかしたら我々は吸血鬼に対する有効打を見つけたのかもしれないのだと。
―――――――――――――――
という訳で短いですが同盟後の一幕を……、曹丕くんの発言はミラーカ攻略の糸口となるのだろうか……>>861
遅くなって誠に申し訳ありません……色々と個人的にショックなことがありまして遅々として筆が進んでおりませんでした(fgoのデータが引き継ぎコードなしで全部吹っ飛んだりとか)。とりあえず三日目導入の続きを書いていきやす。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
段々と大きくなってくる足音に思わず背筋が強張る。この聖杯大会という状況で本来不可能な場所から近づいてくる存在など一つしかない。
別の陣営だ。
特殊な技能をもった使い魔か?それとも本人か?サーヴァントか?どちらでもいい。私の今の思考の大半を占めているのは魔術師らしく振る舞わなくてはという虚勢と混乱であった。
足音が近づくにつれてキチリ…キチリ…という歯車が軋むような妙な音が回りから聞こえてだした。おそらくキャスターが私にはわからないなにかを調整しているのだ。今私たちのいる場所は鉱道途中にある炭坑夫達のための中継地点の一つである。拠点に据えたこともありそこそこの広さはあるがキャスターの作業道具やらなんやらで散らかり、お世辞にも広いとは言えない。
仮にもし、ここにたどり着いた別陣営が敵対してきて戦闘になった場合。いくら工房というキャスターのホームグラウンドとはいえこんな狭い場所でキャスターは戦わなくてならないのだ。しかも、私を守りながら。
それに気づいてしまえばこんな状況でもまた自己嫌悪だ。お荷物ではないか完全に。
しかし、そんな自己嫌悪に浸る暇もなく足音は近づてくる。大きさから聞くに、すぐそこまで。
一秒、二秒、三秒
坑道の中の淀んだ空気がじっとりと張りついてくる。せめて外面だけでも取り繕ろうと顔を無理矢理ひきつらせた時、それはひょっこりと顔を闇から覗かせた。>>872
数瞬。ナニかが空を斬ろうとする音と、それが発した声か同時に交差するのを私は強化した五感で感知する。
気づいたときには私の前には細い糸で宙吊りになった鱗のない蜥蜴のような生物と手を下ろしたキャスターの姿かあった。
「あのー…ほどいていただけないでしょうか?これ?」
使い魔に己の声帯を反映して聞こえてきたどこかで聞き覚えのある声と先ほど生物の発した言葉。そして何よりその生物の着ている小さな上着に書かれた刻印。私は思わず口を開いた。
「もしかして……番組スタッフの人?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「わざわざ番組から使い魔を寄越すとはナニか特別なことがあると見ていいのかな?」
場所は変わってアーチャー陣営の拠点の中。一匹の番組の記しが入ったベストを着た鳥の使い魔とアーチャー陣営達が向かい合っていた。
「はい。事前に説明したと思いますが、番組として状況を加速するためにしばしば運営からイベントを供給します。そして、今日。それを行うということを伝達に参りました。
ドローンのマイクで連絡をしてもよかったのですが、ついでに少々ドローンの点検もしておきたかったので、使い魔を派遣したというわけでございます。」
司馬は少しばかり罰の悪い気分になった。ドローンの点検をしたいというのは主にエンペラーが正面から思いっきりかじりついたのが発端だろう。あれは自分にも止める暇がなかったとはいえ少しばかり責を感じてしまう。>>872
運営に問い合わせすれば高確率で復旧できるかと。
https://faq.fate-go.jp/helpdesk?category_id=8&faq_id=72&site_domain=default
以上のURLへどうぞ>>875
我もさり気なくつけた死に設定のパンプキンスイーツ好き設定を活かしたい……>>874
改めて運営イベントのルールと内容を作ってみました。こここうした方がいいんじゃない?とか疑問とかぜひぜひお願いします。このイベ告知に参加者はどう反応するのかなどのssは皆様にお任せしたいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「さて、先程も言いましたがこの聖杯大会では展開を加速するため幾度か運営よりイベントを開催致します。
「今までの大会でもこのイベントの参加と結果がその後の展開を分けた例も少なくありません。虎穴に入らずんば虎児を得ず。運営としてはぜひとも皆様方には参加していただきたいと思っております。
「さて、前置きはここまで。これより今回行われるイベントの内容を説明致しましょう
「今回行われるゲームは一言で言えば『宝探し』でございます。
「と言ってもただの宝探しでは貴女方にはつまらないもの。その宝の奪い合いこそがこのゲームの肝でしょう。
「基本的なルールを説明します
「これより三十分後。こちらの合図と共に島に宝の入った宝箱が投下されます。その合図と同時にイベントもスタート。島内を探索し、宝を手に入れてくださいませ。刻限である今日の二十時に最も多く宝を持っていた組が勝者です。
「そして、捜索のため皆様にはこちらのスカウターをお渡ししたいと思います。基本的には半径約50m以内にある宝に反応し、位置を示します。さらに、このスカウターには誰かが宝箱を開けた瞬間、その位置を通知する機能が備わっているのです。存分にご活用下さい。
「さて、気になっているでしょう勝利報酬は二つに一つ
1・令呪一画
2・参加者一名の位置を一日間通知
このどちらかを差し上げましょう。
「最後にこのイベントにおける注意事項を
「一つ目は宝の破壊は禁止であるということです。破壊した時点でその人物はイベントの参加権を剥奪。宝が破壊した場所に新しく補充されます。
「二つ目は宝を目に見えるところにつけておくことです。手のひら程度の大きさであり身につけやすいよう配慮もしてあります。ご順守ください。」
「以上となります。なにかご質問はございますか?」「はぁ!?運営イベントだと!?」
吸血鬼陣営への襲撃直前、突如その言葉を聞いたトムは一瞬平静を失った。
「これはなかなか面倒な自体になりがったな…」
この聖杯戦争はTVの見世物だ。ミニゲームがあるのは承知してはいた。しかしこの最悪のタイミングだとは。
「どうする?マスター」
アサシンからの念話とレクリエーションの説明を聞きながらトムは思考を巡らせる。
「…悪くねえな。」
物を探すゲームなら数の有利を取れるアサシンには多少の分がある。ゲームの性質上他の陣営の情報を手に入れる確率も上がる。更に吸血鬼陣営の位置情報を手に入れられるならこれは絶好の機会でもある。
「方針を変更する。宝探しを始めよう」
とトムは4人のアサシンに伝えたのだった。
>>878
宝持って気配遮断ってアリですか?>>879
「成程。道理ですね。設定を調整しプログラムを午前中までに自動でスカウターにインストールいたしましょう
(ありがとうございます。確かに過半数確保で隠れられたらキツイですものね)
>>880
「勿論ですとも。ただ箱は人が開ける構造になっていますが…まあ英霊にまでなったキャスター様です故、そこは問題ないと存じ上げています。注意事項の2さえ守っていただければ問題ありません。
>>881
「はい。多少の激しい戦闘にも耐えられるよう錬金術による強化は施してあるとだけ申し上げておきましょう。ただその気になれば壊せる程度のモノであるとお考えください。
(そうです。宝は聖杯きゅん人形です。)
>>882
(そうですね…スカウターに引っ掛かったらバレますし、注意事項2により常に身に付けることを決めていますのでむしろハンデになるかもしれません。アリでも良さそうに思えますが…これはちょっと他の人の意見も聞きたいです。)>>885
設置しているお宝…50m
取った瞬間のお宝…全範囲
取った後のお宝…200mってことかな?なるほどありがとうございます皆様。あらためて設定を見直して見ましたが、この菱形状の島はだいたい0.9平方kmなんですよね。山や開発などのお陰で起伏があり、探索には少し時間がかかりますが。
で、探索者のレーダーの円はおよそ0.008平方km。雑にやっても島110分割以上。ただ、サーヴァントと魔術師であることを考えると一つあたり一分もあれば十分な気もする。
もしかしたら運次第では十二時までにすべての宝箱が開いてしまうかもしれません。そこで、ですけど七つもしく過半数である四つ以上宝箱が空いた時点で全員のレーダー捜索範囲半径が200mに増加というのはどうでしょう?奪い合いが一気に加速でき、アサシンの発見率も上がりそうです。ーーーふふふ………あはは………
声が聞こえた。幼い子供の笑い声。
視界は暗く、何も見えない。闇の中に声だけが響いている。ひとまず歩いてみようと思い、足を進める。
歩く、歩く。進むごとに声が大きくなっているように感じる。どこからともなく響くその声に、不安を覚えながらも進み続ける。
すると突然、背後から異音が聞こえてきた。それは獣の唸り声のような、本能で脅威を察する音。振り向くと、周囲の景色が暗がりの森へと変貌した。
ーーー幼い声が音量を上げた。
振り向いた先に見えたもの、それは理解しがたいナニカだった。辛うじてヒトガタをしているが、ドロリとした体表と、飢えた猛獣のような目が異質さを訴えかけてくる。
"それ"は息を吸うような動作をし、この世のものとは思えない叫びを上げた。
ーーー笑い声はもう耳が割れそうな程に大きくなっていた。
私は逃げようとしたが、恐怖に足がもつれ、倒れ込んでしまった。
ヒトガタが動き出し、こちらに近づいてくる。
私はどうにかこの状況から逃れようと、必死に手近を漁る。すると、棒状の物に手が触れた。それを迷わず掴み、すぐ近くへと来ていたヒトガタへ叩きつける。
「がぁっ!」
人の、声がした。見上げると、目の前に立っていたのは、得体の知れない怪物などではなく人間。痩身の男だった。男は胴体に深い傷を負って、血がだくだくと流れ出していた。男の血走った目、恨みがましい表情、苦痛に震える全身、僅かに漏れる呻き声。それら全てが私に『憎しみ』を訴えている。
ーーー私は、人を斬っていた。
手に持っていたのは刀で、男の瞳に映る私の顔は、恍惚とした笑顔を浮かべていた。
〜〜〜〜
「ーーー!」
目を覚ます。……今のは夢?
(さしずめ、ツギハギの悪夢と言ったところでしょうか。時間は……まだ日が登らない頃か)
とにかく気分が悪い。寝直す気にもなれないし、ほんの少し心細さがある。
その胸の隙間を埋めたくて金と黒の姿を探すけれど、どこにも見当たらない。
「ミラーカ……?」
名前を呼んでも返事はない。もしかしてと思い、家の外へ出る。屋根の上を見上げると、その姿があった。
暁の一歩手前、ほんの少し明るい夜空を見ている吸血鬼は、どこか名残惜しそうな雰囲気を持っていました。
「ミラーカー!」
彼女がこちらを向き、一瞬驚いた様な顔をする。しかしすぐに微笑み、吸血鬼の姿になって私の近くへと降り立つ。
「どうしましたの?随分早起きですわね」
「なんだか目が覚めちゃって。少しお話でもしませんか?」
悪夢を見て心細いとは言えなくて、取り繕った返答をする。
所変わって家の中。目の前では、先程ベッドに腰を下ろしたミラーカが私を見つめてくる。これ見よがしに、太ももを軽く叩きながら。
「えっと、どういう事でしょうか?」
「どうって、膝枕というものですわ」
一切の躊躇いなく断言された。
「いえ、私は別にそんなこと……」>>890
「貴女にはしっかり休んでもらわなくては困りますもの。それに、誰かと触れ合っている時というのは、安心できるものでしょう?昨日あんな体験をされたのですから、心を落ち着かせませんと」
「……それ、貴女が何かしたいから言っているわけではありませんよね?」
「ふふ、ご想像にお任せしますわ」
最後の一言で安心できなくなった。本音を言えば心地好さそうだとは思うのですが、何をされるのかが怖いところです。
「では、これでどうかしら。わたくしの膝枕に付き合ってくださったら、まだ話していないわたくしの事をお教え致しましょう」
(情報を交渉材料にして来ましたか……)
そこまでして膝枕をしたいのかと呆れるけれど、こちらとしても悪い話ではない。聖杯への願いや趣味趣向、宝具など基本的な事は聞いているが、折角英霊という存在に会えたのだ。知りたい事は色々ある。私に危害を加える意味も、ミラーカにはありませんし。多分。
仕方なく提案に乗って、ミラーカの太ももに頭を預ける。そこは予想以上にふわりとしていて心地良く、悪夢に強張っていた心が、仄かな温かさで安らいでいく。
(そう言えば、霊体のような存在なのに体温があるなんて……不思議ですね、英霊は)
安らぎに沈んでいこうとする心。
その時、フゥ、という息が耳にかかる。
「きゃっ」
「あら、可愛らしいお声。耳、弱いんですのね」
いたずらっ子のような、けれど妖艶さを滲ませた笑顔でミラーカが言う。私は今、いきなり訪れたゾクリという感覚と、思わず「きゃっ」と声を上げてしまった恥ずかしさで、顔を赤くしていることでしょう。……悔しい。
「やっぱりそうなるんですか!全く、貴女は……!」
「ふふ、ごめんあそばせ。貴女の可愛らしい姿が見たくてつい」
完全に遊ばれている。どうにか仕返しをしてみたいものですが、いい案は浮かびません。
「……もういいです。それで、貴女は何を話してくれるんですか?おまけも付けたんですから、相応の物を聞かせてください」
「では、わたくしからも少々上乗せを致しましょう。本当は一つだけお聞かせするつもりでしたが、もう一つお話しましょう。まだ夜の明けきらない時間。寝物語にしてくださいな」>>892
イイゾイイゾ!疲れた心に百合の成分が染み渡り一人でヒューヒューと声をあげてしまいましたわぁ!(サムズアップ)>>892
良き良き……百合吸血鬼かくあるべし……眠れないので深夜の勢いで投下
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幾度の修羅場を、命の危険を潜り抜けてきた妖術師。その死因を書き表すとすれば「生きるのが嫌になって自害」なんて間抜けなものになるだろうか。
なんとも、阿呆らしい話だ–––––そう笑おうとしてみるが、既に口角を上げる余力すら残っていない。つい先刻、この家に火を放ったのち、義体を修復の余地もないほどに叩き壊しておいたのだから当然だ。
とはいえ木組みの体に痛覚などなく、思考は思いのほかはっきりしている。だからこそ自分の最期の滑稽さが目に余るんだろう。
こんな風に適当に、意味もなく生きながらえて意義もなく終わってしまうぐらいなら、どこかで命を散らしておけばよかったのだ。どこかの一揆に混ざるのでもいい。大名やらなんやらに仕え討って出るのもいい。それこそ伊賀の里でも信貴山城でもあの処刑場でも、機会はいつでもあったのに。死ん でやるぐらいならしてやってもよかったのに。なのに逃げ続けた果てが自害なのだから救いようがない。
嫌いな奴も、嫌いじゃなかった奴も、そもそも興味がない奴も、沢山の事が思い返される。
走馬灯で帰らぬ時を懐かしむ–––––なんて殊勝な感情を自分が持ち合わせているとは思わない。単なる記憶媒体の故障だ。
きっと百年二百年先に奴等の名は残るだろう。戦乱の時を駆けた者達として、後世に伝えられる。例えその道が半ばで途切れたものであっても、きっと。
かたや俺ときたら他人を揶揄ったり嘲笑ったり人生をダメにしたり、武功も発見もありゃしない。意味もなく生きながらえて、何も為さずに終わるだなんて–––––極悪非道の人でなしにはなかなかにお似合いの最期かもしれない。かっこ悪いことこの上ないが、当然の報いだろう。なにせ他人を幸せにした事がない。>>895
生きながらえてしまったといえば–––––と、ふと回想する。そういえば、「あれ」を作った事は今まで生きてきた中でも数少ない功績だったのではないだろうか。勿論我が愛すべき親友との合作である以上大っぴらに誇るようなものでもないのだが。あれは–––そしてアイツの夢の果てはどうなったんだったか。噂によっては滅んだとかなんとか聞くが––––––––––ちゃんと終われただろうか。自壊の影響は記憶媒体にも響き始めていているらしく、確かめたかどうかも思い出せない。
戦乱の世を生き延びるため、その名を歴史に刻むためだけに仕組まれた一族も。それを助けるだけに作られた機巧も。そういう点––––ただ目的を達成する存在として作ったという点–––––で言えば、俺達のしたことは、あの(生物学的には父親に相当する)魔術師が根源への道を開くためだけに数多の人を犠牲にした事と変わらなかったのだろう。もっとも其方の企みの方は中途半端に失敗し、産まれた子供は役目を完遂しなかったのだが。それにしてもまったく、因果なことだ。
似ている…となれば、最後に辿る道も似通ったものになってしまうのかもしれない。
ただ生きながらえて、腐って落ちてしまうのかもしれない。或いは既にそうなったか。そう思うと、既に永らく無くしていた痛覚が少しだけ蘇るような気がした。
意義もなくただ存在し続けるぐらいなら、そんな苦しい事を味わうぐらいであれば、誰かが終わりにしてやってほしい––––––––––そんな事をとりとめもなく考えて、
建物の屋根だか自分の頭だかが崩れ落ちて、それから先は覚えていない。
_______________________________
あと本編には関わってこないと思うけど予選の松永さんの逸話は描写として採用してるよ(ふと思ったが宝持って気配遮断すればスカウターに移ったところで気配遮断してるからそこにいるのはわかるけど発見できないとかそんな感じなのだろうか)
>>897
(そうなるでしょうね。でもアサシンは攻撃体制に移れば目に見えるようになりますし、適当にアサシンのいる場所に向かって攻撃されたら逃げるしかなく。されど位置は把握されてるわけです。見えている暗殺者は怖くない。)改めて三日目運営イベントルール(改訂)
・説明より30分後(だいたい9時頃想定)島に投下された宝(7つ)をさがす
・午後20時の時点で宝を最も多く持っていた参加者は優勝商品として令呪一画か、参加者一名の位置を一日間の間常に把握できる。
・宝を破壊したら失格。すぐに宝が補充される
・宝を手にいれたら必ず目に見える所に身に付けなくてはならない
・レーダーは基本的に周囲50m以内にある宝に反応し位置を示す
・宝は宝箱に入っており、開くとその位置が全員に通知される
・宝を四つ以上所持した場合その人物の位置は常にレーダーに表示されるようになる
・宝箱が四つ開くとレーダーの範囲は200mに増加する
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんな感じです。ついでに仮にランダム要素をいれる場合の想定(trpgは見るだけのタイプ故色々ルールに関してガバいです…許して…妄想が広がってやってみたくなったんや…)
・島を13程度に分割し、参加者はそのマスの一つを選択。
・1D100ダイスをふり、発見できたかできなかったかを判定する。サーヴァントの幸運値とかを使えばよいかな?
・宝箱が発見されたマスには宝箱は二つ以上存在しない
・同じところを再び捜索するとき固定値でダイスに加算。
・その他サーヴァントの技能によって固定値を増やす
……みたいなね。他にも参加者が同じところを捜索したらどうするのかとかも決めなくてはならない。あと思ったけどまったりリレーssを各々書いていくこのスレに毎回ダイス判定を強いるのはテンポが悪そうですね……30分後島に投下ってのは投下された瞬間とか見れるんじゃろうか
全員魔術師なら最低でも大まかな場所の割り出しくらいはできる可能性もあるし
あと場合によっては自分のテリトリー内に落ちたりもしそうな三イベルールのガバに気づいたのでこれを追加したい。
・宝は陣営の内誰か一人が必ずまとめて所持すること。
・宝箱は基本はその場から動かせないです。人外の怪力でもない限り……
>>902
空中に浮かんでいる時は不可視の状態。地面についた時点で宝箱の不可視化が解ける……みたいな設定なら捜索をメインにできる…かな?
自分のテリトリーに落ちたときは……クリティカルということですかなーイベント参加のスタンスについて一応…
_____________________________
「イベント、イベントねぇ……そんでもって優勝報酬は令呪一画か他陣営一つの居場所……」
「私たちとしては令呪はともかく、他陣営一つの居場所はあまり意味がないようにも思えますね。キャスター、大体見当はつけているのでしょう?」
「うむ。他陣営にその特典を取られないよう、って点で考えても、坑道の入り口を爆破する奴がいる時点でバレてるようなものだろ?そもそも隠してないし。」
言いつつ、鞄から大きな箱を取り出すキャスター。
「だがしかし、令呪一画……こっちは非常にまずい。ただでさえ敵陣営に化け物みたいな奴らがいる以上、追加の強化なんて最悪以上に最悪だからな。」
出てきた部品を素早く組み立てていく。
「かといって俺が今この場を動くのも愚策だ。今組んでる術式は繊細だし、慎重であればあるほどいい–––––––それに、仮に三騎士やランサーと対峙していたサーヴァントに会敵しちまったら一発で計画が崩れる。
意図せずお偉いさんを怒らせて殺されかかるなんて日常茶飯事だったしなー、俺。サーヴァント様なんて偉そうな奴ら、うっかり挑発しちまうぜ。」>>904
「と、いうわけで。」
ゴトリ、と音を立てて立ち上がったそれは、どう見ても–––––––
「機械仕掛けの………子供!?」
「単に手間と材料費を抑えた結果なんだが……たしかに童女と言えば童女だな。
廉価版諜報特化型絡繰隠密『野衾一号』。ダチと作った高級な方に比べりゃ性能は落ちるが、今の状況で出せる駒としては一番上等なんだぜ。
もう少し出し惜しみしておきたかったんだがなぁ……いやはや。」
キャスターが少し手を動かすと、目の前の子供がぺこりと頭を下げた。
「マスター。お前さんにはこいつの操作権を預ける。この板がこいつの眼球部分からの映像を受信するから、こっちから音声で指示するように。
こいつは自律思考に関しては最低限の機能しか持たせてないから、指示がない限りは単純作業以上の事は不可能だからな。責任重大だぞ。」
_____________________________
やったねマスター!仕事ができたよ!(まさか隠し球をこんな所で使うことになるなんてなぁ……)
>>901
わーい、褒めてもらうと嬉しい!
いうても司馬遼太郎版と小泉八雲版とその他伝承をミックスして型月っぽさ練り込んだだけなんですけどね!うれしい!
あ、あと>>895と>>896は後々出る予定の部分を先出しした奴なんで今のところは触れない方向です>>905
あ、あとこれは見た目。(隠し球を早々に出す羽目になったのは「絡繰美少女量産おじさんなら一二個ぐらい作れる材料隠し持ってるに決まってるだろハッハー!」って言ってサプライズしようとしたバチが当たったんだと思います……)>>907
問題なっちゃん。優勝商品で敵一人の位置を割り出してそこを同盟でやるもよし。仲間割れするもよし。とにかくこのイベントでの運営の狙いは状況の加速。言ってしまえば誰かが脱落する状況につながることです。イベントはいつ頃始めます?ランサー陣営はこのまま進めて貰っても大丈夫ですよー。前の投稿の続きもそろそろ出来ますし。
>>909
ううむ。個人的にはとりあえずイベントに全員がどんな風に参加するのかをしりたいですね…バーサーカー陣営さんとか引きこもりその2のライダー陣営さんとか。
あとランダム要素どうするかとか。仮に参加者が同じところを探索するさいのダイスルール案と他にも思い付きルール案。
・個人的に幸運値(E70.D60.C50.B40.A20)ぐらいのイメージ。(上方判定)
・こちらも全員が1D100ダイスを降り、対象の幸運値で判定。喧嘩を売るか売らないか、宝の反応もあってとりあいにするかしないかはその人次第。
・気配遮断している場合対象の結果×0でいいかな?
・一つのマスメ探索にかかる時間はだいたい20分ぐらい?
・四つ以上宝箱が開いたら全員のレーダー探索判定に固定値+20
・宝を持っていて同じ場所にいる場合持っている対象に対し幸運値判定を結果に固定値+15で行う。(すかうたー所持の場合のみ)
どうでしょう?>>910なるほど。基本的なルールはこれでいいと思います。
ティラノ陣営は把握でございます
あとこちらから一つお願いが
ルール説明の時に運営さんサイドからティラノに接触してその時に聖杯大会のルールについて教わったってことにしてほしいです>>913
了解しました
ティラノちゃん様には対人面で多少の下方修正(本来は問答無用の暴君的な意味で)を加えますのでご安心なく>>917
自重しなければ普通にインフレ聖杯出れますからね。(今回はテレビってのとルイスの言葉、単純な魔力不足で大体開位位になってます。)
これでも魔術刻印無しと礼装無しで全然トップギアじゃないんだぜ(平和の象徴風)
それこそゴンさんレベルの覚悟(ここ重要)で使えば劣化ですが『大嘘憑き』と『死相』が使えますし。アサシン陣営の動きの予定では
トム→レーダー持ち、自陣近くを探した後山へ
アサシンズ→それぞれ所定の位置の近くのマスターを追跡。宝を横取りするかもしれないししないかもしれない
といった感じでランサー陣営は、位置情報を握ってる狂陣営を避けつつ、各所を飛び回るつもりです。宝の魔力は微弱でしたよね?それなら薔薇の根はあんまり意味ないかなぁ。
戦闘が起こった場合は、根で大体の場所を把握させてもらいます。よろしいですか?展開を急かしているようで申し訳ないですが、あと決める事は何がありましたっけ?カイリーさんが気になりますが、そろそろ進め始めても良さそうな気がしますが……。
ティラノの置き土産隕石のアサシン陣営の対策なんぞ結界固めて引きこもしかないのだ
え?宝具を防御できるわけねえ?そうなった時は島ごと消し飛んでお終いのときだから。そういえば2組以上の陣営の最終的に得られた宝の数が同数の場合、勝利報酬はどうなるんですかね?
>>925
一つと問題があるとすれば……
(同盟を組んだばかりの『エンペラー』陣営とどう折り合いをつけるかでしょうね……)
他の陣営が1騎のサーヴァントと1人のマスターしか動かせないのに対してコチラは2人のマスターと2騎のサーヴァント……それについては大きなアドバンテージとなり得る
しかし、勝利報酬を得られるのは恐らく1組のみ
先程考えたように令呪と参加者の位置情報という利点をシマが見逃すとは思えない
となれば組んだばかりであっても最終的には報酬を巡って決裂という可能性もある……
(まぁ、その時はその時だけれどね……)
どうせ最終的に聖杯を得るのは勝利者1人だけ
或いはこのイベントの最中に互いに他の陣営に乗り換えるということだって有り得なくはないだろう
そうこの時点で悩むことは諦めて次に進もうとした所に
「少しいいか?」
それまで口を閉ざして静観していたセイバーが真剣な表情で運営の使い魔を睨みながら口を挟む
私とは異なる視点でこのイベントに対する疑問点でもあったのだろうか……
そう考える私を他所にセイバーは続ける
「皇帝様にだけ貢ぎ物があってオレには何も無いってのはどういう事だ……?参加者への運営の対応に差があるって良くねぇよなぁ……」
真面目に考えた私が馬鹿だった……
こんな調子でセイバーが難癖を付け始めた結果……後日、私達の陣営に不要なカボチャが届くことになるがそれはまた別の話遅くなったけど参加意思表明です
>>929
・①に関するルール
〔1〕参加者は自分のいる地点から1マス以内(チェスの王の範囲)のみしか捜索できない。
〔2〕捜索ターン一回のたび、シナリオ内で20分が経過する。
〔3〕同じマスの選択は二回連続まで。1ターンおいた後、また捜索可能(固定値リセット)。
・②に関してダイスに固定値が加算される条件
〈1〉アサシンが気配遮断スキルを使った状態で②を行う場合、アサシンを対象にとる参加者は、固定値『+50』
〈2〉対象が宝を所持していた場合、ダイス判定時、固定値『-20』
〈3〉宝が四つ以上開いた状態で〈2〉のとき追加で固定値『-10』
〈4〉レーダーを所持していない場合〈2〉〈3〉は発生しない
・③に関して固定値が加算される条件及び特殊裁定
《1》四つ以上宝箱が開いた段階で、全員に固定値『+20』
《2》レーダーを所持していない場合《1》は発生しない
《3》島編のライダー陣営は③で宝を発見できなかった場合、四回まで①からやり直して良い
《4》レーダーを所持せずに③を行う場合、固定値『-20』>>930
※ダイスは基本的に1D100のことを指す
※幸運値=(E70.D60.C50.B40.A20)
※結果がマイナスになる場合成功として扱い、クリティカルではない
※クリティカル、ファンブルによってなにが発生するかは柔軟にきめる
※またキャラの行動によって固定値を順次加算減算する
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まとめてみた三日目イベントダイスルールです!コンマイ語になっているかもしれません。つっこみどころがあったらドンドンお願いします。どう区域分けされてるのか見たいです
>>932
今の端末だと画像投稿が出来ないので、明日の朝投稿しておきます。>>923
やっぱりそうですよねー。
そうそう、うちの拠点に攻め込まれた時の対策として、ちょっと思いついた事がありますの。もしかしたら、使っても大丈夫か相談させてもらうかも知れません。>>936
ライダー陣営はOKです>>936
ランサー、スタンバイOKです。>>936
アサシンズ、準備OKです>>936
セイバー陣営、いけます>>936
キャスター陣営、多分いけます『エンペラー』陣営もといアーチャー陣営、いけます。
>>936
バーサーカー陣営、いつでも行けます>>944
横から失礼。これア(アサシン、アーチャー)とラ(ライダー、ランサー)がそれぞれ二つあるから、どっちがどっちかわかりにくくないでしょうか?ちょっと質問!各所に散ってるアサシンズはどうすればいいですか!
とりあえずトマスは本体に同行、ロバートは弓陣営尾行になるかなと
他のは場所だけならD1とB3辺りにいますが>>948
そうですね…アサシン陣営さんの同時に四ヶ所を調べられるのはアサシン陣営さんのメリットなのでスキルとして生かす方向で行きましょう。
分裂体が捜索もしくは移動するときは今どこにいるのかをしっかりと宣言する感じで。
今回の場合は
アサシン陣営マスターおよびトマス→通常試行
ロバート→アーチャー陣営に②が発生するが②-<1>のため無効
残り二人→レーダーを所持してない場合の判定で、捜索可能。待機してもよい
といった感じでしょうか?
(そして今になっておもう。これめっちゃ試行回数増えるから当たりまくるのでは?と。とりあえず一回やってみて三つ以上もあたりがでたら幸運値いじります。)退場がいつになるかわからないし、重要イベントは早めにこなしておくに限りますよね?よね?
_______________________________
どこぞの山奥、人気も殆どないような山小屋の中。
「それにしたってよぉ–––––」
と、褐色肌の男が肩を揺らす。
「お前、本当にそれでいいのか?」
問いの先にいたのは背の高い、筋肉質な青年だ。無表情なまま、手元の薪から目を離さず、抑揚のない声で返した。
「何がだ?」
「なーにってお前、お前の––––お前と俺の、計画の話に決まってるだろーが。」
「ああ……極めて個人的な欲の為に、君の手を煩わせてしまう事に関しては非常に申し訳ないと思っている。埋め合わせは我々ができる限りのあらゆる事を––––––––」
「違う違う!ちーがーう!手間の方はいいの!材料調達やらなんやらの手間はそっち持ちだし、そもそも俺とお前の仲だろうが!
そういう話じゃなくて、お前の目標の話だぜ、■■■。今の計画じゃあ、お前の夢が達成されるのを、お前自身は確認できないじゃねーか。他の誰でもない、お前の悲願なんだろう?■■■■■–––––––その名を受け継いだ至上の一人が。陰に生きるしかなかった自分達の、人類史に残る成果が。
本当に、いいのか?見届けたくはないのか?」
どこか責めるようでもあり、何かを懇願しているようでもある問いかけ。それを聞いた青年は、初めて手元から目を離し正面にいる質問者の顔をまじまじと見つめた。
「驚いたな。君は感傷とかそういうの、笑って投げ出すような奴だと思っていたんだが」
「ばーか。俺をなんだと思ってやがる」
「………すまない。流石に失礼だったな。
確かに君の計画のように、体を移し替える事で延命を図れば、或いは我らが至る到達点のその先までを見届けられるかもしれない。
しかし、それをしない理由もある。この計画は不確定要素が多すぎるからね。3代もかからないかもしれないし、200年後も達成できていないかも。その間、例えこの身体が完璧に残ろうと、精神は崩れていくだろう?古くなって、腐って、取り残された姿なんて、子孫に見せるようなものじゃない。口伝ぐらいが十分だ」>>950
「…………………ふーん。お前がそれでいいんならいいけどさぁ。」
「本当に『いい』と思っていると思わせたいならせめて不満げな顔を隠せ。……今の言葉に不満に思う要素があっただろうか?繰り返し言うが君の腕に関しては全幅の信頼を寄せている。問題は不確定要素…運の部分だからな」
「………別に、なんでも。ただ、どことなく苛々しただけだ」
「そうか。だがまあ、効率も理屈もほっぽった個人的な欲としては『見届けたい』という気持ちはある。私情を挟む事は我々の信条としてあってはならないから、あくまでちょっとした夢のままだが。だから、そうだな––––––––」
青年が微笑む。それは部下に見せる威厳のある微笑でも、顔に張り付けただけの演技でもなく、御伽噺に夢を見る少年のようで––––––それが、ほんの少し誇らしいような、そんな気持ちになって–––––––
「代わりに君が見届けてくれる、なんていうのはどうだ?◯◯。」
––––––––ただただ、むず痒かった。>>951
………
「––––––––っは––––––––!」
突如意識が覚醒する。
「……あーごめんごめん。流石に探査機からの映像をダイレクトに頭まで送るのは我ながら無茶なアイデアだったぜ。………手間も省けるし、イベントに参加する上で役に立つと思ったんだがなぁ。まさか意識が飛ぶとは。」
ここ数十分の記憶が飛んでいるのは、つまりはそういう理由らしかった。少々意識がはっきりしてくると、今度は先程の夢の内容が思い出せてきた。前もこんな夢を見たような––––––俯瞰していながら、誰かの頭の中に繋がっているような夢。ただの夢には思えない。となればこれは、この(真名も明かしたがらないほど秘密好きの)キャスターの記憶という事になるのか。
「ねえ、キャスター。以前あなたは日本出身だと言っていましたよね」
「ああ。日本生まれ日本育ち、ついでに日本没だ。それが?」
「……私が知っている、一般的な極東の東洋人とは違うような–––––そんな男の人と深い関わりがあったりしませんか?あるいはあなた本人が–––––」
「……………さあな?」
質問を遮るようにして入った言葉は、おそらく「それ以上は聞くな」という意味である事が私にもわかった。
とりあえずは「……そうですか」と返し次の日のための準備に戻らざるを得なかったが……もしかして、私のあらゆる面での活躍できなさはこういう押しの弱さのせいなのではないかしら。そう思うと、また少し心が沈んだり、沈まなかったり。
______________________________
こういうのは激流(深夜のテンション)に任せてどうかしないと書けない。深夜病のせいでなんかポエミィな甘さ。のでギャグを書いて中和しておいた。
【おまけ】
「時に果心。新時代の忍びに相応しい超絶かっこいい技の名前を考えてみた。我が祖等の血脈に敬意を示しつつ、大胆に単語を抜き出して……《イビルウィンド・デスストーム》というんだが–––––どうだ?」
「どうって……(正直色々アウトだと思うけど、お前がそれでいいんなら)ええんちゃう?」
「やったー! それと、他にも考えたかっこいい単語群があってな、イモ(以下略)」
「お、おう」>>956
岸壁があってビーチ付近ですが人が近づきにくそうな4のAにいるかなと私は仮定していました。>>956
4-Aですね 画像の白丸のところです>>955
特殊能力がない限り隣接マスかその場のマスでお願いします。後はキャスターさん待ち、ですか?キャリアー・バーサーカーはどうするかって決まってましたっけ。運営に接触してもらう感じになっていたような気はするのですが…
なしてこんなにも苦しい場所に陣が出来てしまったのか……
あ、じゃあ待たせるのも悪いしA4でお願いします>>972
私も990ぐらいでいいんじゃないかと思います。>>975
漢字一文字なら「乗」「運」で表している人が多いけど……フルって出ていましたっけ?>>977
じゃあ、ライダーに余裕があって、こちらもピンチだったらお願いしようかな。でも、私個人が脱落するかもしれない状況を楽しみたい気持ちが少しあるので、場合によります。覚醒使って隙を作るとかやりたいこともありますし。vsセイバー…50 成功(こちらからは発見)
vsエンペラー…10 成功(こちらからは発見)
vsランサー…62 不明(人間形態なら発見、吸血鬼なら未発見)
こんな感じで良いでしょうかライダー陣営→66、判定失敗。こちらからは確認できていない。
ランサー陣営→67、人間態なら確認成功、吸血鬼態なら確認できていない。
宝→67、成功、宝の場所確認。
セイバー陣営は同盟関係で行動を共にしているということで判定無し、ということでもよろしいでしょうか……?
たぶんこんな感じかなと思いつつ振ってみたのですが……剣 97 失敗、セイバー発見できず。ファンブル?
弓 22 成功、アーチャーを発見する
騎 40 失敗、ライダーを発見できず
宝 65 吸血鬼形態なら成功、人間態なら失敗
私はこんな感じでした。>>977
OKです。>>929の②でライダーを対象にとる参加者はダイス+10で判定してください。まあ今のところはどちらにしろみなさん失敗ですね。
>>975
ありがとうございます。バーサーカー陣営さんは運営との接触SSは私が書くのが時間がかかりそうなので、とりあえずどこに行くのかもしくは行かないのかだけ教えていください。
(ちなみに今地図の抜けに気づいたんですがD-1地点って集落あるんですよね)
>>982
おう!ファンブルやん!…ではこうしましょう。
「あなたは不注意にも一瞬警戒を怠り、大きな音をたててしてしまいました。その時、運悪くセイバー陣営はその近くを通りかかっていたのです!②において
『剣陣営さんは槍陣営さんとの判定に-10のボーナス』を獲得します。」
……てな感じでどうですか?
ついでに槍陣営さんは吸血鬼orノット吸血鬼で判定が変わりますね。いまは午前中真っ只中ですし全力は出せないとも思えますがどうしますか?そして、やって気づいた新ルールを追加します>>930
②において
〈5〉③に行く前に②によって参加者がどう動くのか決まります。基本的に③の結果は②の行動に左右されません。
③において
《5》同じマスで別陣営がそれぞれ宝箱を見つけた場合、その宝箱は同一のモノです狂陣営はB3に向かいます
>>985
いぇす。上方判定ですから。しかしもう四つも見つかってしまいましたね……やっぱり全員の幸運値わりふりの数もっと高くてもよかったかも…>>986
剣:C-2
弓:C-2(判定済)
槍:C-2(済)
騎:C-2(済)、C-1、D-1、D-2(再選)
術:A-4
殺:C-4、B-3、B-2、D-1(分担)(③済)
狂:B-2
キャリアー:A-4(運営との接触。または参戦タイミングを伺っている)
B-2にいったアサシンさんは②を行ってください。私もそろそろダイス振ろうと思うんですけど……キャリアー陣営さんの方はA4から移動なしって事でよろしいんでしょうか?遭遇判定必要になりますよね?
後そろそろ次スレ立ててここ埋めたほうがあたふたしなくて済むのでは>>983
アーチャーかセイバーの剣に興味を惹かれた、というのを使って見たいです。 ……大きな音か。c2の辺りって大きな音の出そうなもの、ありますかね?
形態はちょっと悩んでますけど、レーダーのせいで隠蔽はあんまり意味がないので吸血鬼モードかな。>>995
了解ですーもう僅かですし埋めましょうかね
そうっすね
うめうめ
次スレへGO
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