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前スレ https://bbs.demonition.com/board/12173/
過去ログ https://bbs.demonition.com/search2/聖杯大会
聖杯大会本戦統合スレNO.6
https://bbs.demonition.com/board/9916/
ラフム語翻訳機 https://yt8492.github.io/RafmanTranslator立て乙。んじゃ前スレでも宣言してましたが、デイヴィ・ジョーンズの最終決定稿投下しようと思います
【元ネタ】デイヴィ・ジョーンズの監獄
【CLASS】ライダー
【真名】デイヴィ・ジョーンズ
【異名・別名・表記揺れ】ヨナの亡霊
【性別】男性
【身長・体重】144cm・40kg
【肌色】白色人種(半透明や透き通った藍色)【髪色】白っぽい灰色【瞳色】赤と黒のオッドアイ
【外見・容姿】
・小柄で朴訥、ポヤポヤとした、ゆるい雰囲気の美少年。水兵服、あるいはメンダコモチーフの雨合羽を着ており、所々に海産物のモチーフが存在する
(呼称・幻想態)
・海の神秘と恐怖が具現化したような雰囲気の怪少年。
幻想態以上に海産物の意匠が強調されており、牙や角、尻尾なども存在。
(呼称・実存態)
【地域】カリブ海、イギリス等
【年代】18世紀頃~
【属性】混沌・悪
【天地人属性】
【ステータス】筋力:C++ 耐久:C++ 敏捷:B+ 魔力:B 幸運:E 宝具:EX>>2
【クラス別スキル】
・対魔力:C+
魔力への耐性を得る能力。魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げないが、海や水に関する術式の場合、その限りではない
・騎乗:EX
デイヴィ・ジョーンズは海の悪霊、ヨナの亡霊。あらゆる海流・船などに乗る事が可能
【固有スキル】
魔海の君臨者:A
海底の支配者である事を示す、「魔王」の亜種スキル。デイヴィ・ジョーンズは海に住まう悪魔と恐れられた。その結果、彼は膨大な魔力と引き換えにに自らを「ヨナを食らった魚」「モビーディックの白鯨」「正体不明のクラーケン」「船乗りを魅了するセイレーン」などの“船乗りを海に引き摺り込んだ怪物”へと転じる事が可能となった。変化後は、姿に応じたスキルを取得可能。
実存態のままでも、甲殻類の鋏や頭足類めいた触手。硬軟併せ持った変態機動や再生能力など、”海”が内包する変幻自在の戦闘能力を持つ。
深淵隷属(アビスインベーダー):B
「海の神秘」を司る存在であるライダーが持つ、権能に似て非なるスキル。生命と混沌、恐怖と神秘の海。
ライダーは基本的に自身の姿を偽装する目的で発動しており、マスターやその同盟相手などの知覚能力に干渉、操作する事で、己の見た目を幻想態として誤認させる事が可能。反面、ライダーに敵対的な関係性の相手の感覚を変化させたりはしないので、ライダーと遭対する相手は自らの精神が擦り減り、所謂SAN値チェックを受ける羽目になる。
その真価は精神支配能力。例えばライダーは自身が契約しているマスターの精神を汚染し、本来ならば使い魔である自分への依存を加速させ、主従の立場を逆転させる事が可能。ただし相性もある為、必ず成功する訳ではない。>>3
黄金律(海):C+
身体の黄金比ではなく、人生においてどれほどお金が付いて回るかという宿命を指す。海には隠された財宝がつきもの。海に沈んだ財宝は全て彼のモノとなる。陸上で金を入手できる訳ではないが、かなりウハウハ。ただし、海には呪われた財宝もまたつきものであり、“呪いの財宝”というリスクも同時に引き受ける事となる。
コレクター:C+
より品質の良いアイテムを取得する才能。価値あるものを蒐集し、また管理する能力。レアアイテムすら頻繁に手に入れる幸運だが、本人にしか適用されない為、マスターに恩恵はない。デイヴィ・ジョーンズは海底に沈んだモノは全て自分のモノとする。でもモノの良し悪しは運次第。>>4
【宝具】
『神秘と恐怖の「財/罪」なる監獄(デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー)』
ランク:EX 種別:対人宝具レンジ:1~150 最大捕捉:5,000人
・ライダーは通常『ぼくのたからばこ』と呼称。
「海に沈んだ」モノを自由に取り扱う宝具。沈没系『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』。水没した剣(カトラス、名剣)・銃火器(フリントロック式拳銃とか)などの武具の使用。魚雷、機雷といった近代兵器の射出、戦艦・海賊(幽霊)船・飛行機(旅客機、戦闘機、爆撃機)、果ては水死者の亡霊を展開する事が可能。
本家『王の財宝』には中身の希少度や対応力などで劣るが、それは気軽な『壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)』発動が可能という強みでもある。
【Weapon】
多種多様。宝具によって展開した武具、亡霊軍団、果ては怪異である自分の肉体など
【解説】
・近世に成立したデイヴィ・ジョーンズの監獄(Davy Jones' Locker)、あるいは航海民話の悪魔、『デイヴィ・ジョーンズ』。
その本質は海洋信仰や「海」に対する根源的恐怖をベースに、”海”に縛られた人間の亡霊、そして「海の怪異の伝承」が結びついた悪霊のような存在。
主人格となっているのは遠い昔に海で溺死した幼い少年の霊。ソレが死後に暴走し、引き起こした怪現象がいつしかデイヴィ・ジョーンズと呼ばれるようになった。
英霊としての要素を100%死後に得ているという極めて稀有なケースであり、本来なら召喚されるべき存在ではないが、『海の恐怖と豊穣を司る代表』としてサーヴァントとなった。
デイヴィ・ジョーンズの監獄(Davy Jones' Locker)とは、海底の呼び名の一つで、溺れた船乗りの死や船の沈没を表す慣用句。水死人や沈没船を婉曲的に表現したもので、船乗りや船が海の底にとどめられている、「デイヴィ・ジョーンズの監獄に送られた」と言い表す。>>5
【外見・容姿の詳細など】
・幻想態
幻想態は非常に可愛らしい少年。水兵服、あるいはメンダコを連想させる雨合羽を着ており、一見しただけでは戦える存在であると認識されないような見た目。
しかし体表に魚の鱗のようなモノが生えていたり、左目の赤い瞳に×マークが浮かんでいるなど、多少人間離れした意匠も見受けられる。
・実存態
幻想態以上に人間離れした、グロテスクな外見。悍ましく、しかし同時にどこか神秘的な印象を見る者に与える海の怪人と言った風貌。
首から下は内臓が見えそうな印象を与える程半透明で、四肢に近づく程紺色に近く、体色が濃くなっている。幻想態以上に、”海”を思わせるビジュアルをしており、身体のあらゆる部位が海の要素で構成されている。
牙に鱗は勿論、鰭のある尻尾と首元の鰓、胸元からは魚骨のような棘が突きだしている。羽織ったローブは海藻のようで、頭部には珊瑚のような角の王冠を被っている。
様々な海棲生物のキメラと形容できる外観だが、全体的な雰囲気は深海魚を思わせる。腕部を覆う外骨格の下には甲殻類の鋏になっていて、同じ部分から頭足類の触手も飛び出してくる。
実存態の外見はあくまでもデイヴィ・ジョーンズとして属性が反映された結果なので、ライダー本人はこの容姿には拒否感を抱いている。
【人物像】
一人称は「ぼくら」あるいは「ぼくたち」。前述のように正体が集合体である為、複数形。まさに幼子そのものといった、表面上は純粋無垢なあどけない少年。幼少期に溺死した為、人生経験というモノが希薄であり、無邪気で正悪の倫理観に乏しく、聖杯から付与されたモノではない知識の絶対量も少ない。だが「デイヴィ・ジョーンズ」として召喚されているせいか、意外にも頭の回転は恐ろしい程速く、バカな子供と侮ると酷い目に合う。
また人懐っこく人生経験の無さから精神的な主体性が低いため、マスターからの影響をある程度受けやすい。悪意に対しては反発するが、好意には脆い。>>7
精神性自体は子供だが、同時に無邪気な残酷性を秘めており、自分の幼い外見が相手の油断や戸惑いを誘うことを熟知し、その上で「陸地への侵略者」ないしは「地上の獲物を引きずり込む災害」としての戦闘能力を非常に高い水準で発揮する。
朴訥とした、所々でつっかえる事のある吃音症のような口調そのものは本来のモノだが、その個性のまま高い場所から無防備に飛び降りたり、『聖杯戦争』という”あそび”の延長として自己を嫉妬させたり、あるいは自分が好意を抱いた人間を関心の赴くまま、溺死させようとするなど気まぐれかつ、どこか不気味。情愛と監禁衝動が同居している為、愛情が深まれば深まるほどに他者を沈めたくなる(≒溺死させようとする)傾向がある。
しかし、なぜか表情と感情が一致していない事も多いので、”手のかかる子供”ではなく”ぶりっ子をしている危険人物”だとバレる事も割とよくある。
行動原理は傍迷惑で邪悪なかまってちゃん。長い孤独によって「誰も仲良くしてくれない」と人間不信を拗らせており、猜疑心も強めな暗躍タイプ。反面、戦闘が開始すれば神秘の隠匿などは深く考えず、兎に角自分の”たからもの”を自慢するかのように景気よく解放する為、サーヴァントとしての制御は結構大変。
心の奥底では自分を召喚したマスターは間違いなく自分の”ともだち”になってくれる存在だと信じて疑わないが、マスターの行動がその確信を少しでも否定し、彼に猜疑心を抱かせた時点で問答無用かつ強制的に隷属させようとしてくるなど、少々メンヘラな傾向もある寂しがり屋。
圧倒的物量による飽和攻撃、変身能力による自己強化、『深淵隷属』による生物支配及び操作権能など、強力かつ多数のスキルがライダーの強さの軸であり、かなり厄介なサーヴァント。>>8
特技:暇つぶし、ポルターガイスト、水泳
好きなもの:あったかい場所、可愛い動物、可愛がってくれる人、
嫌いなもの:暗い場所、退屈、息苦しさ
天敵:無関心
願い:全てを海に沈める事。ひいては、沈没した世界に君臨し、絶対的支配者として愛される事
【一人称】ぼくら/ぼくたち
【二人称】おにい(さん・ちゃん)、おねえ(さん・ちゃん)、キミ
【三人称】あのひと、アイツ
【セリフ例】
「こん、にちは。ぼくら。の名、前、デイヴィ・ジョーンズ。おにいさん/おねえちゃんがぼ。くらのお。友達(マスター)?……わぁ……よろし、くね?」
「ぼくらは、とって。も寂しい、んだよ?だから。仲良、くなり。たいんだ」
「ねぇねぇ。ぼ、くら。今ど、んな顔。し、てた。の?ちゃ。んと笑、えてた。かな?」
「ぼくた、ちは、欲し。い。全、部。全部。だ、よ?みぃ。んな欲。しいの、すべ。てを大、事にしたいん、だ。だ。から、い、いよ。ね?……沈め」
【製作者】◆B8D4AQBhU2>>9
以上です。納言さんに書いて貰った深海魚モチーフ怪人が基本形で、それをマスターとかに対してはスキルで偽装してセーラー服ないしメンダコ雨合羽のほんわかショタに偽装してる、みたいな感じになりました。
つまりマスターや同陣営以外の相手から見るとデイヴィくんの契約マスターは異形の怪人を可愛がってるみたいな異様な関係性になってメンタルにダメージを受けます。
これならマスターの相性とか考えなくてもビジュアル両立できますしね。
腕の蛸足は……こんな感じ(↓)。しかし自分、異能カラテ好きだな……。サタンにデイヴィくんは勿論、カリストーもそのタイプだし
感想、質問、反応台詞欲しいよなどあればお待ちしております。今日はケーキを買って帰った。
買ったのはフォンダンショコラとかいう間に・オ・と入れるのが正しいのか間違いなのかよくわからんチョコレートケーキ。黒いチョコに白いシナモンが映えるとか聞かされたがよくわかっていない。
自分はこのケーキがあまり好きじゃない。甘いもの自体は苦手じゃないのだが、これでもかと振りかけられた粉でむせてしまうのが気に入らない。むせるたびに笑われるのも面白くない。
そんなケーキを『企業』系列の店で、それもわざわざ予約を入れてまで買った。世間様がバレンタインだなんだと騒ぐせいでチョコが入ってるだけのケーキを買うのにも一苦労だ。まったくもって迷惑である。
手間と時間と労力をかけてさして好きでもないケーキを買う。さぞ奇妙な行為に見えるだろう。常であれば自分も心から同意するところだが、今日だけは別だ。
今日は彼女の誕生日だ。
そして、自分が一年前に人生最大級の勇気を出した日でもある。
その勇気に応じてくれた彼女の好物がフォンダンショコラだと言のだから買わないわけにもいかない。
手間と時間と労力をかけて買ってきたケーキもほとんど彼女が食べるのだろう。残った1割程度を自分がつついて、やっぱりむせる。それを見た彼女もやっぱり笑うに違いない。ああ想像するだけで面白くない。面白くないに決まっている。
面白くないくせにケーキの入った紙箱を後生大事に抱えている自分も自分だ。なんとかの弱みとやらだと思うほかにない。
普段は気に入らない近未来を謳っているらしい外面だけ整えた夜の街並みですら綺麗に見えてしまうのだから、まったく人の気持ちと言うのは勝手なものだ。
ともあれ、帰ろう。
自分ひとりじゃこのケーキはむせてしまって1割も消費できない。残りの9割をきっちり消費していただくためにもさっさと帰るべきだ。>>12
…………と、思ったところだった。
ガッション、ガッション、ガッション。
ガッション、ガッション、ガッション。
ガッション、ガッション、ガッション。
重苦しい金属音の唸りが耳に届いた。
美しいと錯覚しかけていた夜景が、はじめから無いものであったかのように現実へ引き戻される。
そこにいたのは、音の源であったのは、夜の街灯を受けて金属質な黒光を返す、四脚の怪物だった。否、怪物じみたその存在は人の手によるもの。神体結界と呼ばれる女神アテナに由来する神秘の鎧の模造品であることは、このモザイク市《横浜》に住む人間なら多くが知っている。
だが記憶にあるものとは差異がある。巨大だったのだ、鎧そのものが。
目算であるが10メートル近くはある。今ここに一般的な家屋があれば、あの怪物と兄弟姉妹のように見事に並んでみせたことだろう。比較対象が人の域に収まらない程度には、その存在は大きいものだった。
さらに形も違う。見慣れた人型から大きく外れた四脚の怪物は、馬のような頭部を備えていた。かの神話を知る者であればすぐに察しがついたに違いない。それがかのトロイアで名を馳せた"木馬"と呼ばれる兵器を模したものであることに。
不運にも"馬"は、重苦しい金属音を響かせながら自分に迫っていた。狙いはわかっている。今日はバレンタインデーなのだから。
『こちらペガサス03、目標を感知しました。所持している者は西区住民のリストにありません。…………了解、処理します』
悪態のひとつでもつきたくなる。連中は起源も定かじゃないお祭り騒ぎですら、独占しなければ気がすまないらしい。
だがそんなヒマはない。自分には両腕に抱えたものを無事に持ち帰らねばならないのだ。
踵を返して、駆ける。>>13
「これは! このフォンダンショコラだけは! 絶対に───!」
裂帛の気合いを込めた咆哮もむなしく。背後から迫る夜闇を押しのけた光線に、その日の成果はすべて飲み込まれたのだった。
件のチョコレートケーキが"彼女"の元へ届くことは終ぞ無かったという。
このバレンタインの夜に起きた悲劇は、中区に構える神の耳にも届くこととなり。
……………………。
……………。
……。
そして、ひと月が経った。
「我はここに宣言します」
此処に在るは神である。
ヒトにほど近い形をすれども神である。
これもまたヒトにとてもよく似た、されどすらりと伸びた腕を大きく掲げて、叫ぶ。
「当世の文化に倣い───反撃のホワイトデーを開始することをッ!!」>>14
この宣言に応じたのは可憐な笑みを浮かべて小さな拍手をする少女ひとりだけだった。ものかなしい。
さて、ここはモザイク市《横浜》の中区。その中心地にある『機神発射台』として建設されたロケット打ち上げ施設である。宇宙基地、と言い換えてもいいかもしれない。
もっともロケット打ち上げなどという一大プロジェクトを達成する見込みは一切ないまま、ほったらかしにされていたという悲しい現実があるのだが。あちらこちらから飛び出た灰色の鉄骨すらどことなく哀愁を漂わせている。
しかしそんな悲しい日々も今日まで。今この時より『機神発射台』は役目を変えて『警察署』として生まれ変わるのだ。都市管理を担う神でありAIでもある、カレン・アテナの手と、呼び声に応じた勇者たちによって。
……その声に応じてくれたのが現状この戸波麗奈という少女だけという事実が、実に先行き不安である。
アテナは、早くも疲れが見える声を吐き出した。今日は初の集会であると触れを出していたはずだったのだ。
「……麗奈よ、ルゥはどこに行ったか知っていますか?」
「こちらへ来たときにお見かけしましたよ。爛々と目を輝かせて外に走り去ってしまいました」
「……麗奈よ、汝のサーヴァントはどこへ行ったのですか?」
「ああ、申し訳ございません。彼はどこか気分屋で……呼べば来てくれると思うのですが」
「……麗奈よ」
「はい」>>18
ありがとうございまーす!
ある意味チュートリアル的なイベントになると思うのでね
「いつもの」を全力でやっていきたいところ>>23
トリップ付け忘れ申した本日厄日である(仕事でちょっとしたミスしたり、自動車ぶつけて破損したり。以下惨状)
車検行ったばっかやのに。2桁万円はかかるだろうな、修理費用……。
>>23
より海の怪異らしさを出せたらなぁ、みたいな感じで再設計しました。
「俺、マスター!お前、サーヴァント!」ってやってたらいつの間にか「デイヴィくん大丈夫?お菓子食べる?飴ちゃんあげようねぇ」みたいな感じになるとかそういうノリ>>27
ちなみにウチだと
性格変わる人が獅堂と刹那で運転ド下手が鳳蝶さん。ペーパードライバーなヴィクトル。
クッチーとポルカさんはそこまで変化無いです>>28
あーっ!なんか話が噛み合わないなと思って前スレ見返してたらやっぱり私の勘違いでした!
下っぱの色が真っ黒+ワンポイントの赤。レベルが上がっていくと赤要素が増えるって部分を私ってば「下っぱ用の真っ黒とレベルが上がっていった者用の赤」って二色展開だと思い込んでしまってました。
そんで黒が量産で赤がエースとして技術が進めば赤よりもっと良いものが今の赤の枠になって赤が黒の枠で量産されるようになるみたいに言ってたのがトンチンカンなこと言ってたんだなと…。
>>27
面白いのだと飛鳥ちゃんが戦闘面同様上手くいってる期間が長くなると段々調子に乗ってそのうち事故する→暫く慎重になる→上手くいってる期間が長くなると(ryのループするのくらいですね。事故の度合いはちょっと擦るだけだったり電柱にぶつかったり。なので飛鳥ちゃんはゴールド免許にはなれません。
あとは普通に上手い京介や生活必需品だから一通り運転出来る空野恋。車がなくてもなんとかなるor親が運転してくれるユージーンとリンクくんちゃんとかとか。黒鹿さん黒鹿さん、『警察署』所属で今ちょっと作りたいキャラがいるのですが質問があって
・『警察署』は組織として結束が強固ですか?派閥や部署間での対立ってあり得ますか?
・所謂お邪魔虫キャラのイメージで鯖鱒の契約や魔力パスを一時的に離縁させることができるような設定にしたいのですがアリでしょうか?色々(真名を知る必要がある、相手側が意識していると離縁は難しい、サーヴァント側から対策できる…等)と制約は設けるつもりです
>>10
なんか…この前の改修よりもどんどん性質が邪悪かつ冒涜的になっている気ががが。召喚したマスター全員郁紀化待ったなしとは…
腕が蛸足とのことですがデザイン的には画像のとこからは生えないので加筆された分はもしwikiなんかで使う場合は修正しておいてもらえると助かりますー。白い甲殻みたいなのが海藻みたいなマントに被さってる形で、↓の赤い⚪︎がちょこっと見えてる手のイメージでした
>>17
遅ればせながらお誕生日おめでとうございます!こんなおめでたい日でも横浜は碌でもないことが起きてるんだなぁ…
ルゥはカア様の会議だっていうのに一体どこへ飛び出してったんだか…話を先に聞いて独り合点して「あたしが全部倒してきますよ!」って先走ったのかな…そして頭を抱えるカア様がとてもイメージ通り
>>34
黒眼鏡も傷もピアスもめっちゃ治安悪い…胡散臭い…
これで子供好きで抱え込むような過去もあるのはちょっとギャップ萌え成分が強すぎやしませんか?漢方並みの栄養価では?【氏名】笹上十郎
【性別】男性
【年齢】38歳
【身長・体重】185cm・80kg(50kg)
【肌色】病的な白【髪色】黒【瞳色】青
【外見・容姿】長身で痩せぎす、神経質で不健康そうな雰囲気の男。前髪で片目が隠れている。
【属性】秩序・悪
【魔術系統】蟲性魔術[キーメックス]
【魔術属性】水
【魔術特性】変化・結合
【魔術回路】質:C 量:B 編成:一部人間のものではなくなっている
【所属】『企業』アイギス工場特技:人材の確保、帳簿の管理
好きなもの:美しいもの、整理整頓されたもの
嫌いなもの:何度も同じミスを繰り返す部下、資源の無駄遣い
【魔術・特殊技能・特性など】
蟲性魔術[キーメックス]
蟲の生態や身体的特徴に神秘を見出し人体にそれらを宿す獣性魔術の亜種とも言える魔術。
人体改造により十郎の身体は一部蟲のものへと変異している。
主な改造
・蜘蛛糸の分泌腺
・カマキリの鎌
・ノミの跳躍力
・複眼(髪で隠れている方の目)
【外見・容姿の詳細など】
夏でもゆったりした長袖長ズボン。これは前述の改造箇所を隠すためで服の下は割とガッツリ異形。手や顔といった露出している部分はきちんと人間のもの。
前髪の下は閉じた目と火傷跡。目を開くと昆虫由来の複眼がギョロリと飛び出してくる。【人物像】
陰気な雰囲気と慇懃な態度から周囲から舐められることが多く、本人もそのような扱いを良しとしている。しかし自分たちが造っているアイギスシリーズに対するプライドは高く気に障ることがあると烈火の如く怒り狂う感情の起伏が激しいタイプ。
工場の増改築及びアイギスシリーズの改良に余念が無く従業員にペコペコ頭を下げながらも無茶振りしてくるため嫌な顔をされる一方「あそこまで頼まれて断るのもなぁ」となんだかんだやるだけやってくれる程度には慕われているが時に私財を投じてまで強行する様にはドン引きされることもある。
また魔術師でもあり企業に楯突いた人間や人攫いから買った人間を蟲の苗床にして魔力を生み出し続ける魔力電池にする等の外道行為も平気で行う。
現場を見た部下は自分達は企業の人間で良かったと胸を撫で下ろしているが何度も同じミスを繰り返し工場に損害を出した者も電池にされていることを彼らは知らない。
台詞例
「皆さん、おはようございます。今日も一日事故無く、ミス無く、より良いものを」
「ええ、まあ。皆さんそう仰りますがそこをなんとか。何卒、何卒…」
「え、休日出勤?分かりました。従業員の方には私のポケットマネーから追加で給金を出しましょう」
「何故この工程を省いた…?何故!勝手な事をしたのかと聞いているっ!!」
「割り箸から戦車まで…だと?我々が造っているものは戦車以下だとでも言いたいのかぁぁッ!!」
「魔力電池がそろそろ寿命ですね。大規模な人間狩りは目立ちますから、今回は求人募集を出してみましょう。ええ、ノコノコやって来た人を“終身雇用”してあげるんですよ」
「『占い師』ですか…。いえ、放っておきましょう。私も彼女の予言に助けられたことがありますから、ね」
「おお怖い怖い。私はこの通り蚤の心臓なので退散させて頂きましょう」その正体は企業に潜む隠れアテナ信奉者。
機神アテナの真体を利用した工場の拡張や改良と銘打ってはせっせと真体の修復を行っている。
アテナの信奉者ではあるがアテナが大好きなもの[人間]に対しては特に思うところは無く、寧ろ機神再臨計画のためのリソースの一つとして必要とあらば狩るレベル。企業のことも真体修復に必要な環境とリソースを確保するため真面目に取り組んでいる。
崇拝するアテナ様から企業の人間として蛇蝎のごとく嫌われようとも女神のためにせっせと働いては定期的に見つかったら殺される命懸けの礼拝をしに中区へ向かう。
これらの裏の顔を知る人物は少なく、現在は工場となっている真体に付属していたメンテナンス用AIと礼拝中にカレン・アテナに近付きすぎて殺される未来を予知した『占い師』の2名だけである。
台詞例
「ああ、カレン・アテナ様…今日もまたお美しい……っ」
「アイギスの盾!この地を照らすもう一つの太陽!神の恩寵を受けながら未だ穢れに満ち満ちている横浜にアテナ神の威光をっ!」
「アイギスシリーズは恐れ多くも機神アテナの真体を利用して造っているのですよ?生半可な出来栄えで許されるとでも?」
「何故アイギスシリーズが黒色なのか?簒奪者にヒロイックなカラーリングは似合いませんよ」wikiの方に六郭連盟3人組を『六郭連盟(ユニオン・ニダベイユ)』として一括登録&横浜の方のページも見やすいよう自分にまつわるところを少し変更させていただきました
ただ各区域にある六郭連盟一族の代表作は横浜の方へは軽い概要だけにして詳細を各人の方に移そうかなとも…大体こういうのは勢いで書いてるせいで分離が難しい…
あといまだに3人とも未定な契約サーヴァントですが色々考えてギヨームはアリウムさん宅のブロッケンさんにしようかなとか
霧の性質が霧に囲まれたサマリテンヌと好相性そうなことや彼の面倒くさい精神と怪人行為に従ってくれそうなことが悪くないんじゃないかとか…そんなことを考えていました
>>43
見た目が怪しく人となりが怪しく本性も怪しい…最後まで不気味さたっぷり!ザ・狂信者って感じがたまりませんね
『占い師』なる存在が気になるところですがそんな人の警告も一蹴して今日も今日とて信奉を続けているところがすごい良い…ビジュや人物像も合わせてとても好きなタイプ…>>36
出来たてほやほやなので結束はまだ勢い任せかなぁという状態をイメージしてます。固いけど思わぬ方向からの力には脆いような
派閥争いとかは……どうでしょう。そもそも人数少ない組織を想定なので派閥が分かれるかどうか
ああでも外に攻勢に出たい派と自分たちの街を守りたい派で分かれてるとかはあるかも
……ふぅん?一体なにをするつもりなのやら……?なんか面白そうなのでおっけーですよ
ありがとうございます!まぁ誰かが笑ってるときに誰かは泣いてるでしょうから…
先走ったのはほぼ間違いないようなイメージでしたルゥちゃん
まぁあとはこの直後に動かすことになったとしても単独だから動かしやすいかなーと思ったところもあり
>>43
能力と肉体と人格がめっちゃ敵キャラ……えっ隠れ味方キャラなんです?ほんとぉ?
思っていた以上にアテナ神大好きすぎてちょっと引、いや中区まで来てるんですかこの人?思ったよりガチな信奉者ねぇ…
工場に関してはあやふや気味なんですね。まぁここはおいおい必要になったら詳細を詰めるという感じで
ところで占い師さんis誰…??>>44
こういう真面目というか腰の低い人が実はゴリゴリの宗教家っていうのもまたギャップ萌えでございますよぐへへ…。
「明日カレン・アテナに近付き過ぎて死ぬよ」と言われたから思ってるより気持ち手前で止まって事なきを得たみたいな感じですね。行かないという選択肢は無い。
>>45
ほんとほんと。ただアテナ神以外にとっても味方とは限らないだけで。
ガチ信奉者でなければカレン・アテナ様に嫌われてでも企業に入って真体修復をしようなんて思わないし信奉者なら信仰する対象を一目見ようとやって来るのは当たり前な訳です。ここまでやる狂信者っぷりに引くのは正しい反応かと。
そのうちお出ししたいキャラですねぇ。既存キャラではないけど既存キャラの関係者といいますか。
今言えるのはモザイク市でフラッと現れては「このままだと君は明日死ぬよ(意訳)」と告げる女の子です。>>28
>企業が独占しようとする菓子類を依頼で確保する
おお、いいですねそれ
いつもお手間をかけさせてしまい申し訳ない…。こちらとしては関われそうにないならスルーもやむなし程度に考えてただけになおの事
>>43
大胆不敵と言おうか、恐れ知らずと言いますか…
ある意味『狂信者』という言葉がこの上なく似合いそうだなと思いました
あと多分カレン・アテナ本神が知ったらすっごい嫌そうな顔してそう(小並感)
>>47
>悲劇寄りにマスターに傷を残す系
うちだと木蘭が当てはまりますね
そもそもが抑止力の守護者というアレなサーヴァントな上に本人の性格や実情もだいぶ悲劇(そっち)寄りなので迂闊に踏み込みすぎるとざっくり傷を残していくパターン
本人もそれを分かっているので上辺は優しく明るく振舞いつつも根っこの部分で距離を置いてはいるのですが、まあ聖杯戦争or大会に参加する&彼女を召喚できるマスターの素質を考えると…的な感じ
仮にも守護者を呼べるマスターの本質が善側に寄ってない道理はないのです>>27
その辺りはあまり考えたことないですね。
強いて言うなら桃夢が、ブレーキペダルに足届かないで焦ることがたまにあるぐらい?私も小野良真を獄卒オカン系養父で考えていたのですがね…フフ、見事にそこらへんも回収されちゃってらぁ…
>>45
ふぅむなるほどなるほど…相棒で言うところの伊丹憲一みたいな事件が起きた時探偵役に「お前らはお呼びじゃねーんだよ」って言って捜査妨害してくるキャラの想定なので署内の立場はちょっと要検討ですね
Requiem世界において鯖鱒のマンツーマン体制は強力であり日常的なものである以上一瞬でも連携が取れなくなるのは妨害やデバフの舞台装置として機能しやすいんじゃないかと…そういった次第です
ルゥはもしかすると話を半分まで聞いて「もしかしてあの時の…!?か、カア様に咎められる前に事態を収集させないと!」って思い当たる節(勘違い)によって駆け出したのかもしれない…とホワイトデー大作戦のネタを考えつつ…
>>47
マスター側が裏切ることになれば呪いが発動しちゃう道灌とか…?でも悲劇とはちょっと違うか
あとは狂化EXでマスターの制止も無視しちゃうような藤原泰衡とか、不平不満を代行するために無私を尽くす淡路廃帝とか、自己の強化のために殺人を起こすことになるジョン・ウィリアムズとか…そんな感じでしょうか
何も知らないマスターが召喚して本人の性質や来歴で初手曇るってケースなら他にもいますが展開で曇らせてきそうなのはここら辺かなぁ>>48
菓子競争なら他にもモブ市民やチンピラを参戦させられるので便利屋だけが目を付けられることはないという目論見もあり…
まぁ私は私で思いつきを吐き出してるだけなのでのーぷろぶれむでしてよ
召喚成功した時点でもう悲劇一歩目みたいなとこありますねぇムーランちゃん…
ところでキャラシ見てたらバサカ適性もあるっぽいんですが、これ召喚したときの変化ポイントってマスターを家族として見るとこだけですかね?
言語能力とか性格面とかには変化なし?
>>50
となると融通のきかない堅物、って感じになりますかね。上から言ってくるなら中区住民の古株とかになるのかなぁ
実際強力だと思います。現代感覚だとスマホの電波遮断くらいには不便さを強制させられるんじゃないかと思う一方で、扱いミスったらやばいお邪魔虫になりそうだなとも。本当に立場とキャラ次第ですね
ルゥちゃんなにをしたんだ…またカア様の知らないところで一体何を………なんでもしてちょうだい!なにをするかみたいわ!
なるほどなるほど……一般的感性を持ってると悲劇に近づいちゃう人たちだぁ
やりたいことに近いのは淡路廃帝orジョン・ウィリアムズになる…かなぁ
ジョンさんが自己強化のために殺人を起こすのは「プロパガンダ」と「藪の中」のコンボ技のことですかね?個人的なキリもありますし、そろそろ伏神リレーの方を開催中から凍結、打ち切り枠に移行しようかなと思います。イコマさんも最近顔見せないですし、東鬨関連も止まってるので……。
あと自分の認識だと、伊草の次手番は京極さんで、ぺレスの次手番は山星さんなんですが、その意識でOKなんですかね?
>>36
>白い甲殻みたいなのが海藻みたいなマントに被さってる形で、↓の赤い⚪︎がちょこっと見えてる手のイメージでした
あーなるほど!白い甲殻、自分はガントレット(装甲手袋)だと思ってたんですが、納言さんとしてはエポレット(軍服とかになる肩の飾り)だったんですね。
となると大分海藻マント着崩してるなデイヴィくん
>召喚したマスター全員郁紀化待ったなし
一応相性もあるんで、召喚マスター総員そうなる訳ではない想定。あとついでに見た目の偽装と精神汚染は別判定。(なので海棲魔人を可愛がったり、ほんわかショタにぶっきらぼうだったり、海棲魔人と対等コミュニケーションとる場合もある)
例えばウチの子だとクッチーとヴィクトルは汚染も偽装も無効。ペレス拝読させていただきました
ランサーとアサシンのバトルの最中にバーサーカーが茶々を入れる感じの三つ巴になりそうだ…という旨のお話は確かに以前させていただきはしたのですが
なんというか今回の話を見ると思ったよりもランサーとアサシンの対決に熱が入ってて茶々を入れる場面がないかもしれないなぁと思った所存です
最後の締めのシーンもアサシンがランサーに思いっきりぶちかましたシーンですしここで横面を殴りつけるのはなんだか物語的にも収まりが悪いなぁ…と思っていたりします
それとは別に以下の続きを超久々に更新です
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/Fate%252FFalling%20Starヘイヘイヘーイ!やっはおー傍観者共の諸君~^^それではそれじゃあ!?皆大好き、刹那ちゃんの振り返りコーナーだぜぃ!さてさて、前回はちょっと戸惑わせちゃったけど、フツーに説明したら誉ちゃんはボクとの同盟というかに関してはキッチリ同意してくれた!やったね!
そんな訳で同盟の内容を深める為に、そこら辺のカラオケに入ってお話中という感じでーす。因みに歌ってるのはキモカワ系嘘つきダブルクロスぬいちゃんなラニカくんです。あ、このダブルクロスというのは顔が狼とパンダのあいの子な点とか二つ以上の布で出来てるっぽいとか色々な意味があってだね……。いけない脱線脱線☆
「っつー感じでぇ、協力の話。詳しく詰めよっか誉ちゃん。ボク自身は聖杯への願望ナイっていうか正直無理じゃないカナ~って諦め半分面白全部ってノリだから、サーヴァント次第だけど願望成就の権利はあげちゃうよ。代わりに君にはお友達になって欲しいよねってのがコッチのお願いなんだけど、そこら辺は大丈夫って認識でOK?」>>60
ぶっちゃけ誉ちゃんグループの要望というか目指す形?みたいなのはもう知ってる(直接言われたり聞いた訳ではない)ので、あくまで確認というか情報共有できてるよ!っていう伝達の意味合いが大きい。つまり結局は再確認の為という事だよ諸君!なので正直ここまでは見逃しても問題ない部分だったりするとはいえ?マジでそうされたらボクは悲しいのでちゃんと観ててヨネ!という感じでーす
「うん、それでいい。刹那、って言ったっけ。は、アタシの友人にはいなかったタイプだからな、中々に楽しそうだ。改めて、よろしくな!」
そういって彼女は掌を差し出してくれた。嬉しい!!
女の子二人で超☆握手。したんだけど、誉ちゃんはすぐ掌外しちゃった。なんでだろ?
「んが、一個問題があってなぁ~、ウチのバカ兄貴はアレで案外心配性な上に、警戒心も強いんだ。特にアタシの事になるとかなり過保護っつーか。だからまぁ同盟は組むにしても、行動自体は別々にした方がいいと思うんだよなー」
片手で頭を抱えながら提案する誉ちゃん。ふむふむ成程。まぁ確かにあのにーちゃんはどっかめんどくさそうな雰囲気あったし、身内の証言なら納得も出来るよね。
「うん解った。じゃあ連絡自体は取り合うけど、あとの動きは個々人で臨機応変にってノリでいこっか!ボクもそうだけど、誉ちゃんもまだサーヴァントの召喚、
してないでしょ?」
「あぁ。ん?なんで解っ……いや、マスター探し回ってるの把握してるんならそりゃそうか令呪は発現した訳だし、兄貴にバレないように、ギリギリまで召喚はせずにじっくり動きたくってさ」
そうだろうねぇ、誉ちゃん越しのイメージだと大分ピリピリしてる感じしたから、コソコソ動く事には賛成だ。だから問題はサーヴァントの方だなぁ。誉ちゃんは真面目そうだから悪い英霊を召喚するって事態にはならなさそうだけど、ボクの方は触媒ナシな上に召喚者である自分自身もチャランポランなひとでなしだからどうなるか分からない!……ま、なんとかなるだろうし、なんとかするけどさ☆
◆◆◆>>61
「ナァ、オーサマ。これ旨ェナ。初メテ食ッタケド、ナンテ料理ナンダ?じゅーしーダシ、食イデガアッテおれハ好キダ」
「こりゃあ……焼うどんかね?いや、にしちゃあ麺の太さが細いの。味付けも違うし、このトロッとしたのがよー解らん」
「そっちの肉料理はコルドンブルー。チーズとハムの鶏肉包み揚げで、アベンジャーの方はカルボナーラだな。イタリアの麺料理だ。しかし……宣言通りよく食べるな……貴殿らは」
少々呆れたように呟くヴィクトル・デュランベルジェ。だがそんな彼自身の前にも、Lサイズのピザ、250gのステーキ、オマール海老のビスクに生ハムとチーズのサラダなどかなりの量のメニューが並んでいた。
「まぁ気にするな、『他人を満たす』というのも王(オレ)の度量だ。好きなだけ飲み食いするんだな」
気前よくメニュー表をジジェとアヴェンジャーに渡すヴィクトル。この二人のマスターと一騎のサーヴァントは聖杯戦争という儀式の最中にあって、中々に穏やかなスタートを切れたと言えるのではないだろうか。
「……オイ、貴殿、ジジェ、と言ったか?カトラリーを使え!行儀が悪いぞ。いや、それ以前の問題か?兎も角!王(オレ)と行動を共にするのなら、礼儀は正すべきだ。それが敬意というモノだ」
しかし彼にとって我慢ならないのは暫定的な同盟相手であるジジェの無礼さである。地元のチビどもを思い出すような襤褸切れを纏った姿から多少懸念はあったが、まさか皿を鷲掴んで頭(というか口)を突っ込んで食べるなど、いくらなんでもマナー知らずにも程があると思うヴィクトルである
「あー悪ぃな、王様の旦那。龍坊はよぉ、生まれ育ちが微妙に……いや結構よろしくねぇんで、そこら辺の礼儀作法を教わる機会が無かったっちゅう話だからよぅ」
「だったら貴殿が教えればいいだろう、アヴェンジャー。どうやらアナタは主を尊重するタイプのサーヴァントのようだが、だったらまずはこのチビ助に生活のいろはを教育しておくべきだろうに。少なくとも王はこの聖杯戦争の間にそこら辺に指導を行うつもりは無いぞ。まぁ……時間があれば考えてやらんでもないが、まずは生存と勝利が優先だ」
少々イラついた様子を見せたヴィクトルを、アヴェンジャー・塵塚怪王が宥める。だがしかし、優雅かつ洗練された食事マナーで料理を口に運んでいく彼の機嫌は意外とすんなり回復し、目の前の料理に舌鼓を打った。>>62
「アン?今ナンテ言ッタンダヨ、オー様。じじぇハソーイウまなートカニハ縁ガネェ生活シテタカラな、食事ノ仕方ナンテ”喰エレバ良イ”ッテグライシカ分カンネーンダ。ワリィな」
そんな二人の問答もどこ吹く風といった様子で、ジジェは食事を続けていた。口の周りと言わず、おでこやほっぺたにまで肉の油やチーズの汚れが纏わりついている。初めて食べるチーズ入りの肉料理がおいしかったのか、「オカワリ!」と叫んだ際には肉の欠片に唾?も飛ぶなど、まったくもって乱雑すぎる食事風景だ。その後も彼はフォアグラステーキ、鴨のコンフィ、牛肉タルタルステーキにイノシシ肉の赤ワイン煮込みなど、肉料理をガツガツ食べて行った。
「…………………………………ス────ッ。貴殿は、全く……ッ!──────まぁいい。食事も済んだ、まずは情報共有及び今後の方針に関する相談だな」
「ナ~、ナンデオー様ハいらツイテルンダヨ?あゔぇんじゃーハ解ルカ?」
「あー、龍坊。おめぇさんの喰い方が汚かったんでご立腹って感じさねぇ。環境的にしょうがねぇトコはあったかもだが」
「王(オレ)の品位まで疑われた可能性があるだろう。指導を行うつもりは無い、と言ったが方針変更だ。貴殿らの拠点、はあるか?あるのだな。ではそこを王も拠点にしつつ……ジジェ。貴殿に礼節と魔術的な常識を叩き込んでやる。貴殿がこの聖杯戦争が終わった後、どうやって生きていくつもりかはまだ知らんが、今後の為にはなるだろう。覚悟しておけ!」
「エェ~、メンドくせーヨ……」
会計を済ませ、レストランから出た後の方針を決定したヴィクトルである。先ほどまではあくまで一時的な協力関係のみのつもりであるなどと言っておきながら、結局は世話を焼こうとしてしまう王様なのだった。
「あぁ、儂らのねぐら?は潰れた元高級旅館……、あーほてる?だぁな。だからおめぇさんも拠点にしたいってぇなら所謂野宿って事になっちまうが、構わねぇかい?王様だっつうぅんならキツいかもしれねぇが、大丈夫かぃ?」
「ソーダゾ、じじぇハ汚ネーノ気ニナンネーケド、オー様ハ大変ダッタリスンジャネェカ?」
「ハッ、舐めるなよ?王(オレ)を誰だと思っている?王(おう)は万能だ。当然、廃屋暮らしも出来る。さぁそのホテルとやらに案内して貰おうか」>>63
私の指が、愛用特注ベースの弦をなぞる。
「~♪」
ジャンッ!っとぉ。演奏終了、いやぁ我ながらいい感じの結果でした事。なんて思っていたら、なんだかんだ集まっていた周囲の聴衆様共から結構な拍手が飛んできた。仕事の延長線上にある趣味ってのがオレの楽器演奏な訳だが、こうやって褒められるとやっぱ嬉しいですわねぇ……。
しかしなんだぁ、今回の聖杯戦争ってのは考えるべき事が多いですわね。いや、オレは聖杯戦争への参加ってのは初めてなんだが。一応ハルカの伝手で神秘の隠匿は強固だし(オレの演奏催眠による洗脳は当然、日本にも似たような洗脳、というか暗示を仕組めるヤツがいるらしい)、監督役であるアオイの野郎もお強いですから、ルール違反とかしたお方にはキッチリ制裁というかは与えて下さるでしょうが、ソレでも戦争という巨大儀式は複雑な消費だし、面倒といえば面倒である。というかハルカも意固地だよなぁ、ご両親を事故死させまった事を気にし過ぎだっつーの。小母様は勿論、小父様もハルカを愛して許してるみてぇな事は仰ってたって話だし、10年以上も後悔してるのは流石に引き摺りすぎである。
「ま、そうは言っても家族の事だしなぁ、オレが口を出し過ぎるのも良くありませんよねぇ」
ベースのケース内へと聴衆の方々が入れてくれたおひねりを回収し、一礼した後に歩きだす。目的地は……まだ決めてない。流石に聖杯戦争での拠点をハルカん家にする訳にゃいけないですし……癒着がバレる上に、好きな殿方との同居はちょっと動揺し過ぎちゃいそうです。
いい加減、婚約破棄を解消して欲しいですのに……、オレ自体、そもそも人の姿をしたドラゴンに変貌し掛けてるのです。ぶっちゃけ自分がイカレ野郎だーって思い詰めなくてもいいのでは?
とかは思ってるのですけれど。しかしまぁさっき味わった感じ、今回の聖杯戦争はハルカがそこら辺の葛藤にケリつける為に開催されてる節があるようですから、とりあえずは静観しつつ、ヴィクトル様との決着をしっかりやってというのがオレの基本方針になりそうですわね
「やっぱり贔屓にしてる伏神旅館いくかねー」
一応自分はあそこのVIP枠というか出資者というかだし、一応部屋は取れる筈である。なぁんて事を思案しつつ、次の演奏場所へと向かいましょう。>>64
「とか思ってたけど、奇遇じゃん、ホマレ。まさかこんなトコで、というのも変ですが。住んでる訳だし」
「ですねー、お久しぶりです。ポルカさんは、アレですか。兄貴の協力というか、聖杯戦争関連の手続きとか、ですよね、多分。もしかして、マスターもやる予定だったり?」
次なる演奏場所を探して歩いているとハルカの妹にして自分の友人、朽崎誉に遭遇した。相変わらず凛々しいキャラで可愛らしい。
「そうよー。ほら、令呪。ハルカさんに頼まれてた聖杯の調整は終わってて、今は神秘隠匿の為に色々暗躍、みてぇな?感じですわ」
彼女の問いに、舌を見せながら答える。しかし改めてベロに令呪が、って結構珍しいですわよねぇ。これについては恐らく朽崎一族の聖杯が尋常な構成をしていないからでしょうけれど、……って、ん?
「あら、ホマレ?おねぇちゃんは心配だぜ?貴女もマスターとして参加するつもりなのかよ」
味蕾に感じる熱々チーズ味。味わっていくとどうやら聖杯戦争に対する期待のようである。兄の行動に関して私と同じく心配事があるのを解消できそう、といったような味わいだ。同時に感じるのは……葡萄酒の風味、かしら。何かか誰かに対して不安感も抱いてるようだ。、あ。こっちに関しては深入りすると警戒されちゃいそうだし、ほっといてやりましょうかね。
「あ、バレちゃった。ええ、一応アタシにも令呪が発現したので……。兄貴がまた変な事しないように、参加して万が一が起こったら止めなきゃ、って」
おずおず、とどこか様子を伺うような返事だった。恐らく、あの心配性なハルカに告げ口されたら堪らない、といった風な考えだろう。ただまぁ、オレとしてもハルカに介入できるカードは多い方がいいと考えているから、チクったりはするつもりはありません。>>65
「ええ、大丈夫だぜ、ホマレ。ハルカが心配だってトコじゃ、オレと貴女は味方同士、ですからね?私はハルカの同盟相手として後ろから。貴女は隠れた敵対者として前から。そうやって、ハルカがやらかしたらブレーキをかけられるようにしちまいましょう?」
「はい!よろしくお願いします!いや、ポルねぇには『危険な事するなー』って怒られるかもと思ったから、一安心だ」
ま、よろしくな。そういって、私はホマレと握手を交わす。しかしアレですわね、ハルカ。大分不憫というかだよなぁ、ここら辺。オレもある種の裏切りはしてるし、妹からも警戒というかされてるし。
つっても、アイツの最終目的を推察する為に味わった結果がサルミアッキみてーなゲロマズ味でしたし、どうしたって許容できないろくでもない結果を残そうとしてるのが解りやすかったですから、仕方ないというか、残念ながら当然、というべきか……。
(しかし大分忙しくなりそうだぜ、聖杯戦争中の暫くはよ。儀式終わったらハルカを誘って、強制無理矢理デートでもしちゃおうかしら?)>>66
ボクは扉のノブに手をかける。そして満面笑顔の用意を確認したら、それをキープでババンとオープン!
「こっんにっちわー!!!どうもヨロシク初めましてー!ぷりちぃキュートな妖精さん、人呼んで『ごきげん悪夢の狂乱事件日記』、刹那・ガルドロットとはボクの事でーす!いやね、実は今日伺ったのは他でもないこの街の諸々に関する情報とかを得る為とか神父さんに挨拶をとか色々考えた結果なんだけど本日はこの伏神教会のオーナーさん、じゃなかった神父さんはいらっしゃいますかー!?」
その通り、聖杯戦争に参加するので、監督役であろう神父さんに「どもども」するのは礼儀としては、ね?大事だよね?みたいな。
とか思いながら歩を進めると、あぁ居た居た。内陣の下というか、主祭壇に肘をかけて座っている男性、かにゃ?仏頂面で少々荒んだ雰囲気をした人物(つってもカソックだか修道服なのかよく解んないファッションだからパーフェクト判断は出来ない。普通ならね!!)
を確認できた。んーでもなんか機嫌悪そう……?
「アン?」
ギロ/リ、とでも言うべきか、かなり狂暴というか不機嫌な眼をボクの方に向けてきた。見た目を眺めて品定め、というよりはもう睨みつけて視線で射/殺/そうとでもしているかみたいな雰囲気。
「あぁ、あー。そういう感じか?まぁいい、とりあえず訪問目的をもうちょい明確に話せ」
うん、とりあえずは多少印象が柔らかくしてくれました!ちょっと一安心だね。つーか成程、忙しいのと面倒なのが嫌い、と……。
「うんうんそうそう!ボクの名前は刹那・ガルドロット!此度はこの街の聖杯戦争への参加をする事になったっぽいので挨拶に来たんだ!ヨロシク仲良くお願いしまーす」
ペコリと一礼。どうもどうやらこの人は、結構キレやすいそうなので、あんまりいつものボクを出したら怒られちゃうかなぁ、って心配である。故に意識して短めモードで会話するのさ!
「成程、OKだ。令呪は……、あぁ、目元のソレか。把握した。んじゃ簡易的だが、この街での聖杯戦争内のルールを説明するが、構わねぇか?はぁ……面倒だ」
うーんこの怠け者っぽさ。個人的にはこういうダウナー不良さん?的なのは割と好みではある。可愛らしいからね!でも言ったらボコられそうなのでお口にチャック!礼拝堂の椅子に座って、ニコニコしながら大人しく聞いてよーっと。>>67
「んじゃ規則の通達だ。いっぺんしか言わねぇから、即座に覚えろよ?いいな?『聞き逃しちゃった』とか言われても繰り返したりはしねぇからな。もし忘れたら電話なりで他の教会関係者に聞け」
頬杖を突きながら、手元にあるペラペラの本?みたいなのを開く彼。あ、そういや自己紹介受けてないじゃん、獅堂蒼クンから。いやいや、今は先に聖杯戦争のルール解説を聞かないとネ!規律を破って罰則喰らうのも詰まんないし
「んじゃいくぞ」
そう言いながら彼の提示した規約の内訳はこんな感じ。
・神秘の隠匿について:とりあえずド派手にやらず、可能な限り処置してくれば大丈夫、との事。土地の条件がいいらしい。へぇ、鳳蝶さんって巫女さんがいるのか。エッチな恰好だ……。
・危害を加えると即死アウトな人種について:未成年には手を出すな。特に女学生は原則禁止。ふぅん、大事にされてるねぇ、誉ちゃん。なんだか少し嫉妬しちゃう、ゼ!
以上である。後はノーマル聖杯戦争とおんなじ認識で問題ないんだって!うんうん、了解了解!
「メモ、取らないんだな。記憶力がいいのか?いや、この程度なら覚えられる数量か、どうでもいいが」
本当になんとなく、といった雰囲気で確認を取ってくる獅堂クン。ま、そんなトコだよ~。忘れたら皆に確認すればいいしね!
「ま、そんなトコだよ~?それにボクにはアドバイザー結構いるしね、忘れてもなんとかなるなる!!」
「……あっそ。まぁそこら辺はどうでもいい。僕が言いたいのは、『兎にも角にもコッチに迷惑掛けんな』って事だ、忘れんなよ?」
額を指でコンコンと叩きながら、逆の指でボクを指さしてくる。んー、それは保証できないかなぁ、ボクって割とテンションファイターというか、好き勝手しちゃうタイプだしぃ~(笑)
「OKOK!出来る限り善処するよ!」
「……期待する」
うーんこの信頼&信用されてない感。しかっかしこの人は多分ボクの事『見て』くれなさそうだし、優先順位は低めかなぁ。
さぁて、待っててねボクのサーヴァント!!>>68
某所。誰かと誰かが話をしている。
「貴方は、ソレでいいんですか?本当に?私としては、正直呆れています。正直、怒りだしたい気分です。というか、貴方を膝詰めで説教したくなってきました」
相手の怒気もなんのその、1人の誰かは言葉を続ける。
「何言ってんの?この件に関しちゃ、僕はずぅっとそうしたかった。つーか、その為に今まで努力してきたと言っていい訳だ」
その言葉を聞いて、もう一人は気色ばむ。
「それでも、私は協力できません。可能なのは別のサポートぐらいですし、そもそも仮に私が聖杯戦争に参加できたとして、私が貴方を止めるだろうとは思わないんですか?」
「思わない。そりゃあ僕と貴方は、手段も方針も一致してないけど、ことコレに至っては”結果”がお互いの理想と合致してるし」
「何を……言ってるのですか?」
「だってホラ、僕の願いが叶うとさ?──が───えて、世界が─────、ってなるじゃない?ほぅら、ハッピーエンド!あの子も貴方も、どいつもコイツも、みぃんな救われる、全方ヨシの大団円だ」
その言葉を聞いた誰かは歯をギリリと噛み締めた。
「貴方は!なんでそうなんですか!?あの子の苦悩は、思いは、悲しみは、貴方にはなんで届かないんですか?理解していると思っているのは私だけですか?」
「”届かない?”……あぁ、違う違う。──────無視してるんだ」
「…………──────ッ!!」
パァンッ!!!掌が肉を叩く、破裂音が響き渡った。
「痛いじゃん。……ビンタされるのは初めてだ」
意外そうに呟く誰か。しかしその痛みもどこ吹く風、誰かはしゃべり続ける。
「ま、どうせ貴方は協力してくれるよ。僕は救いようがないし、救われる資格は持ってない上にコレは真っ当な準備でもない。──────だから、僕を助けてくれるよね、……鳳蝶おねえちゃん?」以上です。とりあえず聖杯戦争に関連する傾向のあるキャラは全員登場させられたかな?とか思います。
ここまでが実質的なプロローグというか、fakeでいう余章とかそういう感じです
そろそろ本格的に聖杯戦争が始まるよー、みたいな想定。という訳で次回『クリック?クラック!』お楽しみに!出来るだけ早く書き上げたいけど、どうなるか……。
感想とか、お待ちしております>>74
そ、そんな!手加減してあげてくだしあ……(ヒャッホウ〜!!楽しみだぜ~!!!)『企業』上司ポジのキャラができたのでぽんぽんと投下していきますぜい
【氏名】ミカロス・オプティエーク・シュタイナー
【性別】男性
【年齢】32
【出身】イギリス
【身長・体重】174cm・61kg
【肌色】オフホワイト【髪色】スカイブルー【瞳色】エメラルドグリーン
【外見・容姿】華奢で手足がスラッとした美人さん。金メッシュ入りの髪を伸ばしているのもあってよく性別を間違えられるが自認込みでしっかり男性。
【令呪の位置】左手の薬指
【属性】混沌・善
【好きなもの】欲しいと思ったものぜんぶ、頼りになるけど自分を頼らない人
【嫌いなもの】自分に対して愛情深い人、寝不足と寝不足にまつわるデバフぜんぶ
【魔術属性】水
【魔術回路】質:E 量:E 編成:正常
【起源】浮葉
【所属】『企業』:本部長>>79
魔術・特殊技能・特性など
『直感』
ふとした瞬間に自身にとって最良の選択をなんとなく感じ取る能力。
任意で発動することはなく、また本人の言も"なんとなく感じる"という曖昧さであり能力と呼べるかどうかすら疑わしい。さらに言えばなんらかの神秘に由来する可能性も低い。
しかし彼がそのような能力をもっていなければ説明がつかない行動を何度も取ってきたことは事実である。
なんとなく通勤路を変えれば脱線事故を回避し、なんとなく無理をすれば行き詰った仕事が上手くいき、なんとなく寄り道をすれば生家の火事に巻き込まれず、家族と運命を共にせずに済んだ。
幸運か星の巡りか……されども研究職のように原因や原理を突き詰めるシュミはないので、やはり"なんとなく"そのままにしている。
来歴
戦前、14年前の彼は不透明な将来を決めかねるただの学生だった。
持ち前の直感でなんとなく生きてきた彼は、世界を巻き込む大戦が起きた時もなんとなく生き残った。
両親とひとりの兄と死別したのをきっかけに祖国を発ち、あれよあれよという間に戦後の世界にいち早く順応。英霊や《聖杯》も自然に受け入れたばかりか積極的に活用することでいくつもの益を得た。『企業』の上位ポストたる本部長へ就いたのもそのうちのひとつ。
魔術の才こそ無かったものの神秘にあふれた新世界をなんとなく肯定して楽しむように過ごしている。
『企業』における役職名を総合事業調定管理本部長───長ったらしいので本部長とだけ呼ばせている───は、大雑把に言って全体のまとめ役を担当する。人事、経理、営業、企画その他もろもろ。一般的な企業らしい業務のほぼすべてを行う。業務内容に侵略活動が足される営業のみ少々特殊。
企画や人事ではなかなか自由に振るまいながら自ら前へ出ることも多いため『企業』の顔役のひとりとして周知されている。>>80
人物像
愛嬌と軽薄と魔性がないまぜの「へにゃん」とした笑顔を浮かべる美人さん。『企業』の本部長として陰謀(あそび)をこねくり回す日々を過ごしている。
主な行動指針は直感と遊び心の二つ。傍目には根拠の不透明な直感も気まぐれな遊び心の区別がつかないためたいそうな自由人に見えることも。
自然体で他者の長所を見つけてよく褒める反面、自己評価は低め。しかしそれも卑屈に構えることなく受け入れているため外からそうとはわかりにくい。
誰にでも愛想良く、誰とでも距離が近く、誰であっても最後の一線を超えさせない。近いのか遠いのかよくわからなくなる八方美人であるが裏表を感じさせないためか不思議と受け入れられている。
というのもミカロスは人に頼るのが上手い。甘え上手と言ってもいいだろう。自身の能力の低さを逆手にとって不足分を補う形に"手伝って"もらうことで仕事をこなしつつ人との距離を詰めるのだ。事前事後の態度と気遣いにも抜かりはないため「しょーがねーな今回だけだぞ」と納得させるのが異様に上手い。
なおミカロスが高く評価している人間ほど仕事を手伝ってもらう頻度と無茶振り度が上がっていく。ちなみに評価項目は能力の高さ以上に、どれだけ頼みを断らないかが重視される。
サーヴァントへの態度は極めて良好。戦後の世界に現れた良き隣人として受け入れているため扱いは生きた人間と何一つ変わらない。
味方であれば弱みを隠さずに「てつだって~」と甘えて頼る。敵であれば「邪魔だなぁ」と事業の障害として処理する。搾取されるだけの弱者には同情しつつも「そういうこともあるよね」と利益に変える。
なべて揃えてひとしく変わらず。不遜も不敬も抱かず神にも悪魔にもフラットな姿勢で近づいては笑いかける。
老若男女と古今東西の八方に、彼は美人とされている。>>81
【一人称】僕【二人称】君、○○ちゃん、○○君、○○さん【三人称】彼、彼女
台詞例
「ありがと~助かるよ~! 僕ひとりじゃいつまでもかかっちゃいそうだったからさぁ、いやぁ君がいてくれてよかったよ~」
「んー……んん~……ソレ、どっか危ない気がするなぁ。ちょっと貸してみて…………っと
あ、ほら、ここ見て、ここの留め具が折れてたよー。なんにも起きないうちに見つけられてよかったねぇ」
「寝不足はキライだなぁ。僕なんか目つきが悪くなって酷いんだよぉ~……なんにもしてないのにみんな怖がるようになっちゃうからねぇ」
「しんどいならささっと帰って休んじゃいなねー。仕事なら僕がやっとくからダイジョーブダイジョーブ。
こういう時くらい本部長としてがんばっとかないとみんなに愛想尽かされちゃうからさ。君はちゃんと休んで元気になって、ここぞってタイミングで僕を助けておくれ?」
「ああいうのがカワイソウなんだろうねぇ。ま、さっさと仕事しちゃおうよ。どんなに蜜の味がしたところで他人の不幸はすぐに忘れられちゃうもんだしさ」
「だーかーら、ちゃーんと男だって。そんなに気になっちゃうなら胸とか触って確かめたっていーんだぜ?」
「あ、ここの橋すぐに爆破したほうがよさそう。なんでかって? さあ? ともかく僕はここ吹っ飛ばせるだけの爆弾かサーヴァント連れてくるから、ちょっと見ててねー?」>>82
アスミ・シラコマに対して
「ウワサくらいなら何回か聞いたんだけど、まだ僕はお目にかかったことないんだよねぇ、幻のカフェ。
若すぎるくらいの看板娘ちゃんがいるとかも聞いたけど……ま、訳アリのカワイソウな子はどこにでもいるもんだよね」
ギンコに対して
「便利屋さん? たま~にお忍びで使わせてもらってるよ。南区で捜し物したいときとか、ねぇ。
ホラ、僕の顔じゃ目立ちすぎちゃうからさ、そこのところ名前通り便利に使わせてもらってるかなぁ」
黒野仁美に対して
「……なんとなくだけど、君、危ないね?」
ギヨーム・クビクラム=ル・ポンに対して
「『企業』としてはあんまり面白くないかなぁ。仕事のジャマになることは少ないけどね、
でも彼ら、例の女神の真体を持ってってるだろう? アレ、みーんな欲しがってるんだよねぇ。僕は遊園地のほうが好きだけど」>>72
>年齢的にも生前的も母親は名乗る
んー、あるかないかで言ったらアリ寄りのアリだったり…
忘れそうになりますが全盛期が抑止力契約した少女(出征時)の姿だったってだけで、当人は一度人生全うし終えた身ですので
まあここら辺の諸々に関してはどっちかというとギャグ的な側面が強いのであまり考えすぎずとも大丈夫です
>>85
ふわふわしてるようでいてどこか底知れない恐ろしさがあるお人だぁ…
とりあえず企業勢の中では(比較的)話が通じやすそうな所もポイント高いですね
ちなみにうちのキャラからの反応
ギンコ「あの人にはまあ、色々仕事回してもらったり融通利かせてもらったりで世話になってるっちゃなってるんよ。ただ――時々な、あの人の笑顔を見てるとふっと思うんよ。『この人が本気で怒ってもうたりしたら、どうなってしまうんやろ』ってね」
仁美「何だろう……。企業の人たちの中では話しやすい、けど……なんか、時々すっと背筋が寒くなるというか、正しそうになっちゃうんだよね」
レヴァオルタ「その反応は正常かと。どこぞの詩人野郎と同じで、ああいう一見人畜無害そうな輩程恐ろしい一面を秘めている可能性が高いものです」wikiのモザイク市《横浜》記事ですが、ギンコと仁美の記事を埋めました
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%A2%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%82%AF%E5%B8%82%E3%80%8A%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E3%80%8B
ご確認よろしくお願いします・二、三百年前ぐらいに魔術師から魔術師の使用人的立ち位置魔術使いに転換した由緒正しき従者集団の若き長であるスチュワードなボーイ。品行方正で完璧
・グローリアンから支援金をもらったものの自分の才能の限界を悟り法政科に鞍替えした自由奔放なキャリアウーマン。魔弾は下手の極みだが銃の形をした礼装を扱うことにかけては一級品
・優秀だが天才ではなく努力はするがものぐさで作業が進まない課題や勉強、就活をギリギリになってやるタイプで“最高の結果ではないがまあ普通に良い結果”を出すタイプの現代魔術科の男子学生
・野紀プロダクションのメンズアイドルコンビのマネージャーを務める女子大学生。努力して、勉強して、就職して、いつか素敵な男性と結婚して幸せな家庭を築くのが夢。そのためにも普通に生きることに全力を尽くす
ここら辺の構想をぽやぽやと
>>77
そうですね、擬似神霊になっても魔力がある限りは大暴れできる感じになってます
とはいえこの魔力ドカ食いがマスター同士のタイマンにおいて本来勝ち目は0%と言えるほど圧倒的だったセナに対してセオリが付け込む隙を作っているのですが
どちらも本来この聖杯戦争における優勝候補の一級品、ということを前提に置いた上で剣陣営と槍陣営はサーヴァントで言えば剣陣営が、マスターで言えば槍陣営が全力という前提だと頭抜けています>>76
>あなたの意思表示の方が大事になるかと
あーそれがですね……ユーさんがぺレス最新話を投稿する前にエミュに関する相談って事で裏ぺで自分とちょっとした打ち合わせしてたじゃないですか
そん時もサタンが雷撃撃って〆だったんで、「この後ランサー陣営の対応とか入れるんですか?」って質問したんです。自分にサタンのエミュを確認して欲しい場面だけ記載したのかな、と思って
そしたらユーさんが「この後バーサーカー陣営にランサー陣営に対する考察シーンやって欲しい」
と仰ってたんですね。具体的にはランサーの防御性能とかマスターの居場所とか。
なので自分が山星さんの意見を受けていきなり続きを書くより、まずユーさんに確認と回答(狂の槍に関する推測を滅茶苦茶見たいのか、とか。自分が次の手番になると槍陣営打倒まで一気にいっちゃいそうな気もするけどそこら辺大丈夫か、など)を貰った方がいいかなぁ、と思いまして。
勿論、ユーさんが「狂へのバトン渡しに強い拘りないよー」なら自分すぐ書きます、ってつもりではありますそれはそうと、happy birthday Dear ME!
昨日と今日でwikiを少々編集いたしました。内容としては
・デイヴィ・ジョーンズのプロフィール最終版への改訂(若干の誤字脱字修正などアリ)
・刹那・ガルドロットのページ修正(異名の変更、魔眼の名称を”薄明の妖魔眼”に確定)
・メニュー及び完結SSページを編集(伏神聖杯戦争リレーをメニューから凍結SSへ移行)
・ルナティック最新話追加(既存最新エピソードに追記する形)
ルナティック最新話に関しては、最後の”僕”の台詞を割と大き目に修正(語感が悪かったので……)
【修正前】
「ま、どうせ貴方は協力してくれるよ。僕は救いようがないし、救われる資格は持ってない上にコレは真っ当な準備でもない。──────だから、僕を助けてくれるよね、……鳳蝶おねえちゃん?」
【修正後】
「ま、どうせ貴方は協力してくれるよ。僕は救いようがないし、救われたくもないけど、歪んでても救いにはなりたいんだ」
「だから、僕を助けてくれるよね。……鳳蝶おねえちゃん?」
って感じになります。
>>71
>どの陣営も着々と準備を整えてるこの感じ、聖杯戦争前夜って雰囲気
ええ、次の話では各キャラがサーヴァントを召喚するエピソードにしようかと!やっぱり同時に召喚シーンは入れたい。
>最後の方に出てきたキャラも気になる匂わせがあってよきです
まぁ『鳳蝶おねえちゃん?』に関してはほぼほぼ無意味に煽ってるだけなんですけどね!(自覚アリ)
コイツほんま………>>92
とても申し訳ないのですがそういう確認は表で話していただけますか?
その、裏でお二人の陣営間のエミュや設定面、どういう展開になるかの話をしていただく分には私は関与しないので存分にやっていただいて構いません
ですが次の手番をこちらに回したいねという話ならば別です
それは私に対して直接聞く話であってあなた方で完結させていい話ではありません
みんなが関係ない個々人の1対1の話をする意図で裏ペを運用するならば第三者に確認を取るべき内容が出たらそれはその第三者に直接聞くべきですよ
次の手番の件わかりました、ランサー陣営への考察シーンですね
あなた方に問題がないならば裏ペを閲覧させてもらってどういう風にユージーンさんがランサー陣営の考察をしてほしいかを直接確認してその旨に沿った内容を書かせていただきます>>96
トレノさん思ったよりやせいでびっくり…大丈夫なのかな…
どこぞの兎娘はザミエルさんの下あたりにいそう>>88
ギンコ達も必死で今を生き延びてる小市民()ですので…
警戒されるのは是非もないよネ!お久しぶりです。そしてペレスの手番について、非常に申し訳ありません。投稿した後この後の展開についての相談もこちらでするべきでした。
私としましてはランサーとアサシンがドンパチやってるのを観察してたバーサーカーが『ランサーがいる方向とは別の方向の雷も減衰している』『その先を見るとランサーのマスターがいた』『今まで問題なく防いでいたものも盾で受けるようになった』などの点からランサーの宝具の突破法を見抜いてアサシンとバーサーカーの同時攻撃&マスター狙いで防ぎきれず霊核を砕かれる。
みたいな流れをイメージしてます。
パラスちゃんは結構ナチュラルに自分をチャレンジャー側に置いてるから妙に硬い防御宝具を持った槍兵って自分を客観視出来てない感じなのでこの三つ巴戦でもバーサーカーが自分の弱点を探ってるとは思ってないんですね。
アテナ神との稽古の日々で一対一は結構なものでも多数での戦いはまだまだ抜けているというのがパラスちゃんの弱みです。
>>85
わーっ!フワッとして掴みどころがない美形の優男が癖に突き刺さるー。
直感。サーヴァントのスキルとしても結構強いやつ疑惑のあるものを人の身で持っているとはこれは厄介。え?原理を解明する気は無いんです?そんなー。
十郎「いえいえ…真面目なのは私個人の性分ですので。ですが…魔術師は本来研究者。一度凝りだすと止まらない者は多いと言えなくもないでしょう。
ところで本部長。木馬が盗まれたという話について、詳しく説明してください。私は今、冷静さを欠こうとしています…」>>96
ちょっと草レージュさんレージュさんいらっしゃいますか
ちょっとクリュサオルさんについて聞きたいことがあるのですが…ペレス狂陣営投稿しました
次の展開につきましてはまたお任せします
私の相談が必要そうなら私も相談します>>130
やっほいやっほい
お待ちしてまーす>>127
見た目クリュサオルってのがどういうのを想定してるのかが分かりませんが、馬だったり巨人だったり蛇のような怪物だったり人型だったり色々作れるって感じです。
スキル面は考えついたので置いておきますね。
刻血の影:A
黄金の輝きによって生じる影からバーサーカーを振るう者を生成する。
茫茫とした影は馬や巨人、蛇のような怪物、人型と千差万別。
ある程度のダメージを与えれば影を倒すことは出来るがバーサーカーへのダメージには繋がらず時間を置かずに再生成することが可能。
また、本質的には平面的存在であるため高低差を無視した戦闘行為をすることができるさ
黄金剣を振るう者:A
他者を強化する能力。
バーサーカーの場合は他者が自身を手に取った際に発動する。
それがマスターであった場合は疑似サーヴァントの領域にまで身体能力を強化する。
ただし、バーサーカーとの魔術的・精神的経路が繋がりバーサーカーの狂気が流れ込むことになり、バーサーカーの思考が混在するケースがある。
心眼(真):B
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
ただし、現在はクラス能力により狂化している為、能力を発揮できない。>>141
そうか、もうそろそろ何やってもいいエイプリル…
私も何かやろうかな…なんでもってことなら普段やらないIF展開とか…黄金剣クリュサオルできたー!
勢いでざかざかと投下していきマース「……黄金剣クリュサオルだ。問うが、貴様は勇者に至れる人間か?」
【CLASS】バーサーカー
【真名】クリュサオル
【性別】男性
【身長・体重】85cm・5.2kg 188cm・91kg(影の人型形態)
【肌色】黒(影に由来)【髪色】黒(影に由来)【瞳色】黒(影に由来)
【外見・容姿】黄金剣それそのもの。戦闘の邪魔にならない程度に誂えられた装飾品は、しかし戦闘を知らないがゆえの輝きを放っている。
【地域】ギリシャ
【年代】神代
【属性】混沌・剣
【ステータス】筋力:A+ 耐久:B+ 敏捷:E~A++(持ち手により変動) 魔力:B 幸運:E 宝具: A>>144
【クラス別スキル】
狂化:A-
理性と引き換えに各種ステータスをランクアップさせる能力。
バーサーカーの場合は「剣が喋る」状況そのものが理性の喪失であると判定されるため会話は可能。ただし剣であるため発声機能はなく、念話でのみ会話ができる。
ただし、剣としての理性を失っているため喋れば喋るほどステータスとはまた別の切れ味や強度にマイナス補正がかけられる。このマイナス補正は喋った時間とまったく同じ時間分だけ、剣らしく黙っていることで元に戻る。
【固有スキル】
刻血の影:A
黄金の輝きによって生じる影からバーサーカーを振るう者を生成する。
茫茫とした影は馬や巨人、蛇のような怪物、人型と千差万別。
ある程度のダメージを与えれば影を倒すことは出来るがバーサーカーへのダメージには繋がらず時間を置かずに再生成することが可能。
また、本質的には平面的存在であるため高低差を無視した戦闘行為をすることができる。その本質から周囲の光源の有無によって出力にいくらかの幅が出る。>>145
黄金剣を振るう者:A
他者を強化する能力。
バーサーカーの場合は他者が自身を手に取った際に発動する。
それがマスターであった場合は疑似サーヴァントの領域にまで身体能力を強化する。
ただし、バーサーカーとの魔術的・精神的経路が繋がりバーサーカーの狂気ないし剣の理性が流れ込むことになり、バーサーカーの思考が混在するケースがある。
心眼(真):B
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
ただし、現在はクラス能力により狂化している為、能力を発揮できない。
天性の刀身:A
生まれながらに剣として完全な刀身を持つ。このスキルの所有者は、一時的に筋力のパラメーターをランクアップさせることが出来る。
環境変化による刀身の影響を受けず常に最高の状態が保たれる。どれほどの激戦を経てもバーサーカー本体の刀身は決して刃こぼれすることはないということだ。>>146
【宝具】
『終、神話にあらぬ黄金剣(クリューサーオール)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1人
バーサーカーそのものである刀身が放つ黄金の輝きを最大限の増幅して放つ致命の一撃。
輝きそのものを増幅させるため必然的に影を濃くし、スキル「刻血の影」の効果も最大限に引き上げる。
ただし、担い手が影ではなくマスターである場合はさらにひとつ追加の効果を得る。
本宝具は神話における戦果を持たない。そのためバーサーカーではなく黄金剣を握った担い手のそれまでの生涯から最大の戦果を参照して反映する。竜を殺していたならば竜殺しに、巨人を殺していたならば巨人殺しに、神を殺していたならば、神殺しに。その生き様に相応しい特効効果を付与する。
虫の一匹も殺さない生き方をしていれば刃引きの黄金剣となり、命を生かすための生き方をしていれば傷を殺.す黄金剣にでもなるだろう。その効果は担い手次第で千差万別となる。
【Weapon】
自身こそが最高の武器という自負があり、他の武器は不要とみなす。>>147
【解説】
ギリシャ神話において広く名を知られる魔獣、ゴルゴーンによって生み出された二体の神秘がいた。
ひとつは勇者を背に乗せいくつもの神話にその名を残した天馬ペガサス。
そしてもうひとつが、黄金剣をもって生まれたというクリュサオルである。
しかしクリュサオルはペガサスと違って広く知れ渡った神話というものを持たない。英雄として活躍した記録もなければ、怪物として討たれたという記述もない。
ゴルゴーンの子として生まれ、後に数多の怪物を生み出すエキドナの親となった。神話に語られるクリュサオルとは、たったそれだけの存在でしかない。……で、あるならば。
彼には、語られなかった物語があったということだろう。
ペガサスが勇者を背に乗せ羽ばたく"翼"であったのと同じように、クリュサオルもまた勇者の手の中で輝く"剣"であった。
黄金剣をもって生まれたという神話は一部だけ正しい。彼の本懐は剣そのものであり、そしていずれ相応しき担い手へと届ける生きた影でもあった。いずれ出会うであろう勇者の影として、あるいは相棒となることを望まれてクリュサオルは生まれた。何陰りない黄金の輝きとして。
しかし。嗚呼、しかし。ペガサスとの違いはただひとつ。その名前は神話に多くは残されていない。残せるだけの神話が、出会いがなかった。クリュサオルという名の黄金剣は、ただのひとりすら勇者と呼べる存在には出会えなかったのだ。
黄金剣を手に取る者はいただろう。しかしそれらは勇気あふれる英雄などではなかった。ただの賊徒に拾われたか、怪物にでも咥えられたか、いずれにせよ詩人たちが語り継ごうとしない───面白味のない話であったことだけは確かだ。
さて。
担い手のひとりすら出会えなかった黄金剣はそれでも英霊の座に名を刻まれた。
彼は、なぜかと問う。
剣は、ならばと想う。
どうであれ、なんであれ、こんどこそ、我に相応しい勇者に出会うのだと。>>148
【人物像】
卑屈でありながら不遜。普段は喋ることはないが、いざ喋りだせば随分ともったいをつけた、抑揚を強調した喋り方をしてくる。
黄金剣としての自負とプライドを持っていながら実績がまったく伴っていないため少々拗らせている部分がある。
生前は終ぞ勇者に出会えなかったのだから、英霊となった今出会うであろう勇者は最高の逸材を求めるべきだ。母の首を獲ったペルセウスは論外だが、我が子のそのまた子の多くを討ったヘラクレスも論外だが、それに並ぶだけの勇者……そう、アキレウスに匹敵する程度の勇気と力ある人間でなければならない。生前からかねて待ちわびた者だ、そんじょそこらの勇者モドキでは満足などできようはずがない。ああそのような勇者に出会うのだ。出会えなければおかしいに決まっている。
………という具合に、生前から出会いに恵まれなかったばかりに不憫なコンコルド効果のようなものが発生している。このせいでプライド高くも素直になれない、そのくせ簡単には担い手と認めようとしない面倒くさい黄金剣が出来上がった。
親にゴルゴーン、兄弟あるいは姉妹にペガサス、そして子にエキドナと家系図のひどく近い部分にギリシャ神話の有名どころが連なっているため少々肩身のせまい思いをしている。これに不憫な生前を合わせたものが彼の卑屈な心理構造の源泉。周囲との比較、そして自信の喪失が黄金剣の輝きをわずかに陰らせる。
行動方針は戦闘。
剣であるゆえに敵とみなしたものはすべて斬る。善悪、敵味方の区別は担い手に一存している。神に抗うことと弱者をいたぶることの区別を、剣はつけない。いずれにせよ剣自身が自らの意思で「これだけは斬れない」などとのたまうことはない。天地人の一切合切を斬り捨てることだけを剣の本懐とする。
聖杯にかける願いはない。召喚された時点で願いを叶えるための下地は整っているからだ。それでも願いを叶える瞬間がおとずれたのなら、彼はただ次の機会だけを願うだろう。>>149
【一人称】我 【二人称】貴様 【三人称】あれ、あいつ
【セリフ例】
「……黄金剣クリュサオルだ。問うが、貴様は勇者に至れる人間か?」
「そうだとも、我は剣だ。それ以上とも、以下ともしない。してはならない」
「斬ろう。斬ろう。斬ろう。歌うように、眠るように、語るように、ありったけを斬ろうともさ」
「……なんだ、その様は? 貴様よもやその程度の筋力で、この黄金剣を振るうつもりであったのか? おお、おお、無力とは、無味な笑いを呼ぶものだ」
「ペガサスは、弟のようなものだ。生まれは正しく伝わっていないだろうが、我は弟だと思っている」
「……ああ、ああ、これは痛い。そうだな。我の神話は、この身に相応しい輝きがないのだ」
「ならば下がっているがよかろう。木っ端相手の闘争など、我が影が振るえばどうとでもなる。貴様が震えるだけであろうとも、我が剣であることに変わりはないのだ」
「いいや? その程度で担い手として認められると思われては、なぁ? この黄金剣は安くはない。それに手にする勇者であるならば、ああ、人類史においても指折り、と呼べるだけの逸材を求めて然るべきだろう?」
【製作者】黒鹿ファンやっぱり皆さん年度末は忙しいのかな……自分もそうかもだけど。とか思いつつ生存報告レス
ぺレスの更新については確認しています
が、サタンが雷撃ブッパした後のランサーの対応とか「狂暗のW亜アタックで槍退場」もアサシン単体でどこまでやっていいのか、辺りについてユーさんに確認取ってからかなぁ、なんて考えております
なので諸々含めると暫くは積読を崩すなりして文章系のインプットをやってくべきか……なんて思ってたり。スレ自体は基本常に確認してますので、緊急の要件とかあればそれはちゃんと対応できるかと
以上クク、エイプリルフールネタをいくつか思いつきつつも一本にまとまらぬ…
お前はいつもそうだ…散発的なネタばかりだから季節イベに乗り切れぬのだぁ…
どうしましょ(迷走)>>112>>113
まるもちふわふわだけど顔の良さは失われておらずグッドなセンスのイラストでござる…!
天墜聖杯戦争の続き
前回はこちらから
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/Fate%252FFalling%20Star
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E7%A5%9E%E3%81%AE%E6%82%AA%E6%88%AF龍が吼える。優れた勇士であろうとも容易く消し飛ばされてしまうほどの大地の洗礼が降り注ぐ。回避はできない。防御だってできるはずない。しかしこれは絶対必中の異能などではない。ただ単純に息吹の規模が大きく、速すぎるだけ。それだけだった。
「だからどうした」
ランサーもまた単純な話。堅く、鋭く、疾い。その身は神狩りの槍そのものであり、女神の盾そのもの。神を宿し、神を殺.す。セイバーの放った息吹をその身一つで打ち砕き、そのまま竜体のうち、以前と同じように投槍で頭蓋の一つを貫いた。その槍で付けられた傷は神やその系譜に連なるものならば治り難い。
それでもなお、瞬く間に修復してみせるのは個体としての性能の違いなのだろう。神であり竜であるのだから当然だ。……これほどまでの神威を宿しながら、なおも人世の王で在らんことを誓えるというのはどういうことか。そも、彼の人生を考えるとそれでも民を思えるということそのものが恐ろしい。
「溺れず、狂わず。荒ぶることなく人を愛し守り育む王の器か。その身に過ぎたるものを宿しながらよくもまあそのように立っていられるな」
「……?(ぶんぶん!)」
「私もだと?いいや、それは違う。私の生き方に不都合など何一つなかった。私が選び、私が貫いた生き方だ。誰に舵を取らせたこともない。だからこそ、後悔も私だけのものなんだ」父テューデウスの復讐を4歳の時に誓い、15でテーバイを落とした時も。アルゴスの王として己の血に誇りを抱き、祖父の名誉がために戦った時も。そしてトロイア戦争において、祖父を殺したテルシテスへ己が誓いに殉じて誠実に接したときも。パラディオンを奪還する時も、愚かな小アイアスの処遇を決める時も、神々とこの槍で相対した時も。
ランサーは…ディオメーデスは、己が道に迷いを抱くことはなかった。ただ真っ直ぐに前を向いた。そんな彼女の道程で女神アテナに愛されたことで彼女が逃れた厄災はいくらでもある。ディオメーデスの人生における選択はお世辞にも利口で正しいものとは言えない。女神の加護で切り抜けたものだって少なくない。
けれど。ディオメーデスはきっと、自分に女神の加護がなくとも同じ選択をしただろう。己の心に従い、災いが待ち受けている選択肢を選び、生き抜く。後悔なんて何一つない。ない、のだけれども……
「ただ、一つだけ。私の王としての生き方には関係ないと思っていたところで、後悔を抱く選択をした。……結局は、その選択が回り回った末に私は王としての立場を追われ、異郷の地で都市を作ったが。そう考えると、私は戦士としては優秀であっても王としては優秀とは言えなかったのかもしれないな」
続きはこちらから
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%BE%A1%E6%AE%BF%E9%81%8A%E6%88%AF>>159
ついに決着…!最後の最後までどっちが勝つか読めませんでした
仲間の力を一点に集めて世界を救おうするだなんてセオリくんすっごい主人公しておられますよ…「世界をノベルゲー風に見てる人」という第一印象からよくぞここまで…
一方で先生としての意地を通したセナ先生も流石でした
この2人のどっちが真に勝者と言えるかは……後の若い連中次第ということですね!?年に一度のエイプリルフールだというのに何のアイデアも浮かんでこない…
というかこのスレに最後にレスしたのいつでしたっけ…
>>159
互いに護りたいものがある、互いに救いたい者がいる
それでも決して交われないが故のぶつかり合い…。両者とも最後の最後まで見事、としか言いようがない戦いぶりでした
そしてセイバーが可愛いよっしゃいよっしゃいエイプリル間に合ったー!
SS投下していきまーす!「…………ふげっ?」
なんの脈絡もなく目が覚めた。
意識の外から突然ばちんと繋げられた感覚がある。はて、さて、あれれ?
あれ、私、なにしてたんだっけ?
だんだんと焦点の合ってきた視界に意識を向ければ、明るい色合いの木目が見えてくる。これは学校の机だ。
……学校?
「ルナちゃんやっと起きたの?」
「……四方ちゃん?」
そう声をかけてきたのは友達の四方ちゃん……黒いセーラー服を着た真府 四方がちょっとぷりぷりした様子で私に詰め寄ってくる。
ちょうどよだれを垂らしてた私の袖も黒い。同じ制服を着ているんだろう。まわりを見れば、学校の教室には黄金色の夕日が差していた。こんな景色を私は知らない。
知らない景色に、知ってる人が、知らない制服でいっしょに存在してる。なんだこれ?
「…………」>>167
どこかの教室、とはわかるがこんな場所に見覚えはない。いつか本で見た海外のハイスクールにも見えるが、こんな場所は時計塔にも生家がある地底魔導市場にも存在していない。そもそも周囲の魔力が現実的に、薄い。
なら、ここは、どこだろう?
そもそも私は…………そんなことを考えながら無意識に前髪をいじる。
そうして前髪を見て、それがいつもよりも短い位置で夕日の光を受けたのを見て、私は気づいた。
「ああ、これ夢なんだ」
夢なら、そういうこともあるだろう。そう思うしかない。
これが実はすっごい大掛かりな幻術だったりしたらわくわくするけど……たぶん、それはなさそう。周囲のうっすらとした魔力の流れには善意も悪意も見えない。これは本当に、噓みたいな偶然の産物だろう。
どうせ一瞬後に覚めてしまうかもしれない夢だ。今だけ、楽しんじゃってもいいよね。
そうと決まればはりきって学生の『ルナ・アードゥル』をやっちゃおう。
さて、まわりにはヨモちゃん以外の学生の姿が見えない。これは……帰りのホームルームも終わってるっぽい?
「……私、いつからねちゃってた?」
「五時間目が始まってすぐ。ダグラス先生も『アードゥルはまたか』って怒ってたよ…」
「あちゃあ」
やってしまった。昔から寝坊しちゃうのがクセになってるみたいで、ついついやってしまう。>>168
「ちなみに…起こしてもらえたりとかは…?」
「ダグラス先生も、私も、起こそうとはしたからね?」
「ごめん! ほんとごめんね!」
パン、と手を合わせて平謝り。呼んでもゆすっても起きようとしなかったのに、それでもヨモちゃんはこうして待っててくれたのだ。
「やー、神様仏様ヨモ様だぁ………」
「もう……前はそんな寝坊すけさんじゃなかったよね?」
「いや本当は寝つきいいほうなんだよ私」
「えー? でも前はよく寝不足だったような……あれ? ちがったっけ?」
「ちがうって。それよりホラ、帰ろ帰ろ!」
「え? か、帰っちゃうの?」
「あぇ? 帰らないの?」
「だってルナちゃん、部活は?」
「ぶかつ」
そういうのもあるんだ。そりゃあるか。学生だもんね。
それはそれとしてヤバいぞこれは。私、何部に入ってるんだ? 魔術部? あるのかそんな部活?>>169
「? ルナちゃん?」
「えーっと、あー……」
くそぅ、なんで何も浮かんでこないんだ。融通きかないなぁこの夢!
ヨモちゃんに気付かれない程度にそ…っと窓際に近づき、横目でちらりと見る。
見下ろせる位置にあるグラウンドには今も部活中の学生たちが何人もいる。彼、彼女たちがヒントになるかもしれない。
ちょうどグラウンドを跳ねるように白兎みたいな子と黒猫みたいな子が走っているところだった。……アレ誰? 人体にはありえなくもかわいい耳が思いっきり見えてるけど誰も気にしないのかな。
「陸上部が気になるの?」
「んぇ!? そうとも……言うかも……ね?」
「でも陸上部の見学は昨日したような……」
「……見学?」
「う、うん、部活の見学、いっしょに回ってくれる、んだよ、ね……?」
少しためらいがちな様子を見せるヨモちゃん。……なるほど見学。部活の見学。あ、だから待っててくれてたと。なるほど。
なるほど。
「よし! じゃあいこう部活見学!」>>170
ヨモちゃんの手を取ってすたこらさっさと歩きだす。これ以上余計なことを言うとぼろがぼろぼろ出てきそうだ。せっかくの夢に無粋なことはしたくない。
「ちょ、ちょちょ、ルナちゃん!?」
「ほらほら最初はどこ行こっか!」
まるで見覚えのない校舎を既知であるかのような自然さで進む。
見えてきた曲がり階段も、何部があるかも知らないままなんとなく上へ向かった。
◇ ◇ ◇
そこから先はぽんぽんと活動中の部活へお邪魔していった。ヨモちゃんの手を引きながら次の教室の扉に手をかける。
「次! 科学部!」
「お、来たわね妹らしき後輩ども」「よーぅルナ! メレ坊は一緒じゃねーのカ?」
「ネズミの先輩にライドオンしてる小人がいる…」
「カランとカヴン先輩の夢のコラボだ!」
「夢…? 誰の…?」>>171
「よく来てくれた一年。ここ科学部では目下『生命の創造』を目標に活動してるぞ!」
「壮大すぎるような…?」
「アクアステラせんぱーい。この水っぽいモノなんですかー?」
「それは研究中のサンプルだ。───スライムのね」
「すらいむ? ぐじゅぐじゅしてるやつ?」
「それって実在してないんじゃ……?」
「まぁオイラたちみたいなのもいるしナー」「そうよそうよ、小人と喋るネズミを前になに言ってんのヨモ」
「そ、それもそうかも…?」
「まぁだからこそ作り甲斐があるんだ。それに、いずれ溶かしてほしいからね……フフ……」
「……」「……」
何を溶かすんですか?とは聞けなかった。将来のマッドサイエンティストの誕生は見なかったことにして教室を後にする。
◇ ◇ ◇
「次! 生徒会!」
「部活じゃない!? というかルナちゃん運動部のほうは行かないの?」
「そっち行ったらサーヴァントのみんなが来て収拾つかなくなったから」
「何の話?」
「夢の話!」>>172
「……あのねぇ、生徒会室は見世物ではないのだけれど」
トップのためにちょっと豪華な机で、どこかフワフワ浮いているような様子でそこにいるのは妖精女王(せいとかいちょう)のマヴだ。
「やっほマヴ会長! 遊びにきたよー」
「取ってつけたような会長呼びもやめなさい。……まったく、久々に来たかと思えば」
「ひさびさだからマヴに会いにきたんだって」
「いいけど。ルナってば案外シュミが悪いのね?」
「んー? どーゆーこと?」
「こんな夢の舞台でワタシに生徒会長役をやらせるなんて、って言ってるの。ずいぶん意地が悪いのね? それとも無意識なのかしら?」
すぅ、とした熱のない視線が向けられる。お見通し……ああ、いや、そっか視えちゃうんだもんね。
だったら悪いことしちゃったなぁ。
「……バレバレだった?」
「えぇ、妖精の眼ですもの。だから『久しぶり』とは言ってあげないわ」
「───そっか。じゃあ、もう行くね」
「そしうなさい。そこもお友達もずっと置いてけぼりにしちゃ悪いもの」
「え、い、いえ私は全然っ」>>173
「ごめんねヨモちゃん、こわーい金糸雀がいたら色々言われるかもだし、もう行こっか。というか今日はいないの?」
「副会長なら飼い主にお呼ばれしてるわ。あと5分か10分で帰ってくるんじゃない?」
「ヤベッ。よ、よし次いこ次!」
「る、ルナちゃん待ってー!」
「…………ふん、だ」
◇ ◇ ◇
「ハイ次! 美術部!」
「だから脱げと言っているだろォがローザ・ユスティングリィィィイイイ!」
キャンバスの前で絶叫してる銀髪の男子生徒がいらっしゃいました。もう引き返したい。
叫んでる男子生徒の前ではポーズを取ってる別の生徒。一目でわかるくらいの美人さんだった。性別の概念を軽く壊しちゃいそうな美しさがあるけど、制服を見る限りでは男子生徒みたい。
うん、つまりこの美術部は男子が男子に服を脱げと強要する部活らしい。
「ヨモちゃん、次いこう」
「判断早いよルナちゃん」>>174
「だって無理だよ。ここでヨモちゃんに脱がさせるわけにはいかない」
「エンデ先輩がああ言うのはローザさんくらいだから……たぶん大丈夫」
「大丈夫な気がぜんぜんしないよ。だってほらアレ」
指さす。そこには脱がせたい男子と脱ごうとしない男子が言い争っている。
「あなたはいつもそうねエンデ。評価が不当とは思わないけれど、剝き出しの美だけを良しとするなんてナンセンスではなくて?」
「美しいものを! もっとも美しい状態で! 美しくキャンバスに閉じ込めたいと思うことのなにがナンセンスだってんだァ!?」
「ずっとあんな感じでしょアレ」
「……あはは」
「あ"ー……悪ィな新入生。ああなったらしばらく2人の世界だ」
「あ、アスタム先輩だ」
「アレ、ほっといてもいいの?」
「あぁほっとけほっとけ。どうせすぐに……「なに他人事みたいに言ってんだシャフリィ! お前もこっちで脱ぐんだよォォ!!」……ってな具合だ。目付けられる前に退散しとけ」
「はーい」
「ありがとねーアスタム先輩!」
「いいからさっさと行け」>>175
しっしと追い払うような仕草。まったく、ぶっきらぼうなときほどやさしい人だ。
まだすこしおろおろしてるように見えるヨモちゃんの手を取って歩く。さて次は───……
…………
……
「……今の、ヨモ嬢にルナ嬢だったか?」
「他に何に見えるってんだよ」
「いや、そうだな。……ただ」
「なんだ?」
「あんな色ではなかったと思ってな」
◇ ◇ ◇
「次!オカルト部!」
「よくきた新入生の庶民生徒ども!」「おかしな言葉になっておりますよドラモンド先生」「カヴンがいないようだけど……なに? 科学部? 兼任してるの?」「あっ、ヨモさん……こっち空いてま、」「ハーーッ! アードゥルのやつはまだ部活見学などと悠長なことをしているのか! 相も変わらずノンキなことだ! その点で言えば僕は(ry」「ハイハイそこまでにしときねデセフィオ。隣にいるヨモにも悪いから」「あっ……ヒッ……あ、あぁ…………!」「そこの死にそうなムラト神父は息を吹き返してください。私の目の前で死にかけるなど許しません」「なぁアン、さすがに私達は場違いなんじゃ、」「いいんです。どうせ夢ですから」「ああまたこんな汚して……!どうして顧問ばかりが掃除しなきゃならんのだ……!」「しかして俺はァ! 今もここにいるクリストファー・OB・クライ! お邪魔してるぜ! お前のご主人様がきたが無視していいのかナイン野郎」「し、しかし。今はクラッフ様の工作技術が気になり……」「行ってきてもいいよ? 手は止めてあげられないけどね」「んー? 似てるけど吸血鬼さんとは違うのね。じゃあかーえろっと」「だ、だめです、ボクたちが幽霊部員はシャレになりませんから!」「そうそう、まだ帰るには早いよー? 幽霊もびっくりな怪談うさわ話があってね───…」>>178
こんなやり取りも私にとってはある意味最後だと思うと、さすがにさびしい。たまらなくなる。
でも、最後ならこのぐらいしてもいいよね?
「……え? わっ」
不意打ちでヨモちゃんの手を引っ張った。そのまま身体ごと胸の中に迎え入れてから背中に腕を回して逃げないようにする。
ハグそのものの形になってしまったけど、顔を見られないように話すにはこうするしかなかったからしょうがない。
「ルっ、ルナちゃん!? なっなな」
「ごめんね突然。でも、そのまま聞いてて?」
「へっ? う、うん? え??」
「"私"はヨモちゃんが思ってるよりも、四方ちゃんのことが大好きみたいだから、これからも仲良くしてね?」
「それは……もちろん。むしろ私のほうこそ、えっと」
「うん、よかった。じゃ、そゆことで」
それだけ言ってぱっと身体を離す。
まぁこれが夢なら今言ったこともあんまり意味ないけど……いいや、どうせ自己満足だし。私が納得できればそれでいい。
後ろを向いたまま少し顔を赤くしているヨモちゃん。びっくりさせちゃったろうなぁ。>>180
まわりの風景は普通の住宅街っぽいように見えるけど、ところどころがぼやぼやしている。いよいよ終わりが間近なのか、それともいい加減になってきたのは判断がつかない。
時間の感覚もテキトーになってきた感じがするけどメレクはまだ何も言わない。
怒ってるようには見えないけど2人きりなのを意識してるとか緊張しているってこともなさそう。なら……
「ねぇメレク、」
「僕は思い出作りをしに来たわけじゃありません」
足を止めて、被せるように彼はそう言う。
私は少しだけ進んで、振り向いた。
「僕は質問をしに来たのです。ひとつ、答えていただければそれで結構」
「ふぅん? なにを聞きたいのかな?」
「もし、ここが夢でないとしたら。もし、貴女がありのままの貴女を取り戻せるとしたら」
そっか、彼は答え合わせをしにきてくれたのか。面倒見がいいというかなんというか。そこまでしてくれなくてもいいだろうに。
ああいや単に私の無意識が悪いのかな。だとしたら、意識しすぎじゃないの?>>181
「ずっとこの夢にいるという選択肢を、選べるのだとしたら」
紫の眼には私の全身が映っている。そこにいるのは銀色の髪と赤い眼の吸血鬼じゃなくて、亜麻色の髪と緑の眼をした魔術師がいるだろう。
あの夜に心臓を一突きされずに吸血鬼にならなかった私が、いるんだろう。
「貴女は、どうしますか?」
「どうもしない。さっさと起きるよ」
「それはなぜ?」
「だってここには魔術がないから」
みんなはいる。友達とか先輩とか先生とか旅の道連れとか。大事なものはいくつもあるけど、ここには一番大事なものがない。
だから、いらない。"それ"さえあればここが夢でも嘘でもかじりついたけど、ないなら別だ。
吸血鬼であろうがなかろうがそれは変わらない。>>183
「まだ寝ぼけていますか。ここは鉱石科の教室ですよ」
「え、ウソ!?」
ばっ、と跳ねるように起きる。なんだなんだと顔を向けたヨモちゃんとカヴン先輩が見えた。まわりを見てもクラッフ先輩やダグラス先生と知った顔ばかり見える。どう見ても考古学科にある名無しの教室だ。
「えぇ、ウソですから」
「おいこらぁ!」
「珍しく寝坊された仕返しと思ってください。えぇ長らく待ったんですよ?」
「そ、れはごめんだけど」
「しかし本当によく眠っていたようですが、なにか、いい夢でも見ましたか?」
「んん? んー……」
夢と言われればなにかを見たような、それとも見てないような。もう少しで輪郭が掴めそうな何かは、しかしさらさらと砂のように消えていってうすれていく。その事実に、涙は流れないし胸が空いたような気持にもさせられない。
思い入れは一息に。一日限りの嘘だの夢だのは、そのようにして流れていくのだから。
「……忘れた!」
そのくらいものでも、いいのだろう。>>188
まじでっか!?(言ってみるもんだなぁ…)生存報告がてら。
ハッピーバースデートゥーミー、ハッピーバースデートゥーミー。
バレンタインリクの残り、今月中には完成させてぇ。(白目)>>190
おぉ、お誕生日おめでとうございま〜す!>>192
実は運動部と授業風景もあったので収拾本当についてませんでした
さらば第一回メンバー野球部…
科学部はモンスターパーティなイメージで書いててほっこりしておりました
いつの日かモンスターハウス的大事件を起こしてほしいやっとこさニケのマスターができたので貼っていきますぜい
「ぁぁぁああぁあ無理無理無理! こんなん絶対ムリだって! 死んじゃうってぇ!?」
【氏名】丸雲雀 カノン(あなばり かのん)
【性別】男性
【年齢】16
【出身】すでに消えた、どこかの都市
【身長・体重】167cm・54kg
【肌色】黄色人種【髪色】藍鉄【瞳色】黒
【外見・容姿】大きいとも小さいとも言いがたいノーマルな男の子。ろくに手入れしてない頭はぼさぼさツンツンしており、ホームレス生活のため大半の私服がぼろぼろ。
【令呪の位置】右手の甲
【属性】秩序・善
【好きなもの】自分と一緒にいてくれるみんな、飢えを満たせるもの全般、お酒に頼った現実逃避
【嫌いなもの】弱い自分、飢えと病、消えていくサーヴァント
【魔術系統】波動
【魔術属性】空
【魔術特性】理
【魔術回路】質:C 量:C++ 編成:正常
【起源】合縁奇縁
【所属】機神発射台下-警察署
【階位・称号・二つ名】『英霊殺し』>>195
魔術・特殊技能・特性など
『波動魔術』
戦後の新世界で生まれた、できたてホヤホヤの新興魔術。
世界すべてに広く知られることとなった神秘の概念を逆手に、改めて正しい形で認識された"魔力"そのものの信仰を下地にした魔術である。ゆえ、この魔術の発明者は当初の名称を『魔力魔術』としたが同行者の案により現在の形となった。
この波動魔術は同行者の手によってパッケージされたものが一般販売されている。各モザイク市の雑貨店や自販機で購入可能。誰でもカンタンに使える魔術として人気。
さて、本魔術は魔力を扱うことそのものを主としている。旧世界の魔術師にとって呼吸と変わらぬ基本動作を意識して行う……初歩にして下級の魔術と言えるだろう。
しかし新世界における常識の仲間入りを果たした"魔力を扱う"という動作の幅は指数関数的に増加し。また付随する信仰も、比例して増えた。その信仰が魔力という存在により豊かな自由を与えることとなる。波動魔術によって操作される魔力は、不定形の物質と現象を行き来する万能のエネルギーなのである。
もっとも特筆すべき現象は『魔力の物質化↔物質の魔力化』の両端であろう。術者の身体から離れた魔術を路傍の石ころに変じさせ、さらには路傍の石ころからすら魔力を徴収してみせる。これは天才的な魔力操作と狂気的な魔力理解を要するため、完全な形で実現できるのは今のところ本魔術の発明者のみである。ちなみにカノンが使った際の成功率は三割を切る。
またその特性から副次的に初歩的な魔術も扱えるようになる。強化や暗示、魔弾に変化といったものが使える。カノンが主に使用するのは青い光をまとった強化や魔弾など。>>196
『自己暗示:勇者』
丸雲雀カノン流最強無敵の必殺技。自らを理想的な"勇者"だと思い込むことでありとあらゆる困難を打ち砕く……ために、がんばれるようになる。黄金剣の影から与えられた勇者という理想の型に、さらに灰被りの姫から見出したド根性を注ぎ込むことで自らの殻を破るのだ。
ひとたび発動すれば体力を全回復(から元気)し、さらにメンタルも平常へ戻す(やせ我慢)うえ、一挙手一投足に迷いや恐怖心を無視して動けるまでになる(やけくそ)
言ってしまえばプラシーボ効果の産物でしかないのだが……病的な思い込みの強さがこれをひとつの必殺技として昇華させている。
礼装・装備など
『絡繰用工具』
妖術師を名乗る不審者に叩き込まれた機械・絡繰の工作技術を振るうための工具。スパナや鑿、針など。
この工具を用いてできることは一般的な設備や道具の修理。簡易的な魔術礼装の作成。廃材の再利用などなど。
腕前自体はそれほどでもなく三流以上二流未満といったところ。何かしらに特化しているわけでもないので総合評価は器用貧乏あたりに落ちつく。
来歴
物心つく前にかつての大戦に巻き込まれた。両親の顔はぼやけたままに生き別れ、故郷の姿は知らぬまま永遠に失われ、唯一親から授かった名前だけを抱えて、彼は難民として生きた。
モザイク市の成立に至るまでの黎明期を彼を泥をなめるようにして過ごす。時にドローン兵器から逃げ隠れ。時に賊徒と化した難民から逃げ隠れ。時に神秘と英霊の暴力から逃げ隠れ。ただただこわい思いをしながら逃げ生きて。
そのような生き方で親無し子が生き延びてこられたのは戦後に生まれた神秘と英霊の存在があったからである。丸雲雀カノンは、計六騎のサーヴァントと順繰りに、死に別れては新たに契約することで厳しい時代を生き抜いた。>>197
風を伴って万里を駆ける少女がいた。セイバーとして召喚された彼女は、真名をムーランと名乗った。
自分にとって初めてのサーヴァントだった彼女からは、乱世の逃げ方と家族愛を教わった。だから、初恋だとは言えなかった。
魔弾の名に添えられた悪魔がいた。アーチャーとして召喚された彼は、真名をザミエルと名乗った。
二度と召喚しないと思っていたサーヴァントは偶然の召喚陣に乗って現れた。彼からは、命に向けた引き金の引き方を教えてもらった。
灰を被って駆けあがるお姫さまがいた。ライダーとして召喚された彼女は、真名を灰被りのエラと名乗った。
もう一度立とうとする声に彼女は応えてくれた。何も齎さず、ただ鮮烈に燃える生き方に魅せられた。こんな風に生きてみたいと初めて憧れた。
妖術師を名乗るひねくれ者がいた。キャスターらしい彼もしくは彼女は、真名を果心居士と名乗った。
不思議なことに召喚した記憶のないサーヴァントだった。後にこの不審者を師と仰ぐようになって魔術の触れ方と絡繰工作の指南を受けた。
未解決殺人事件の犯人がいた。アサシンとして召喚された彼は、真名をジョン・ウィリアムズと名乗った。
彼がマスターを失ってさまよっていた所になんとなく出会った。しばしの時を友人にように過ごした後、彼は別れをもって英霊の業を教えてくれた。
振るう者のいない黄金剣がいた。バーサーカーとして召喚された剣は、真名をクリュサオルと名乗った。
捨て鉢だった。自棄になっていた。そんな声に引き寄せられたのはどこかズレた黄金剣だった。剣は、彼は、自分に『勇者』という目標を与えてくれた。>>198
六度の出会いとそして六度の別れを経た。六騎のサーヴァントを失いながらも生き残ったカノンは死神じみた英霊殺しと蔑まれて各地を転々と移ろうようになる。
そうしていくつものモザイク市を渡り歩いて、カノンは新たにモザイク市《横浜》へとたどり着いた。
女神アテナの加護があるという中区エリアにて少しでもマシな安住を求めてきて、けれども女神さまに直談判するような度胸はないので人のいない隅っこでホームレス生活を始める。
それが、七度目の出会いに繋がると知らないまま。
人物像
ビビリ、ヘタレ、でも勇者でありたい一般人。
六騎のサーヴァントと死に別れたという過去から自分のやることなすことに自信を無くしている。必要以上に怯えてしまうのも積み重なった失敗経験によって縮こまってしまうからだろう、彼の心中を占める恐怖心の大半が「もし、また」と頭に付くものである。
生来の気質は調子に乗りがちなひょうきん者。普段はネガティブの皮をかぶっているがふとした拍子に見えることもある。これは外的要因によるものが多く強力な味方がそばにいたり弱者を相手にしている時などによく現れる。お酒すなわちアルコールの力に頼ったときもたまーに現れる。
ネガティブであることは慎重さの裏返し。常識的な感性を持つこともあって組織に身を置けばブレーキ役として動くことが多くなるだろう。ただし調子に乗れば自らブレーキを外すので注意が必要。
一般的な常識と人並みの善性を持っているため物欲には弱いし甘言にも流される。端的に言ってチョロい。それは視点を変えれば美徳にもなるだろうが……戦後の世界においては弱点とみなされるだろう。
あふれる小物オーラは誰が見てもバレバレで本人の意思にかかわらず大抵の人からナメられる。それが結果的に人に警戒させない雰囲気作りに繋がっている。軽い調子で話しかけられる生来の気質と人に警戒心を抱かせない雰囲気が合わさることで総合的なコミュニケーション能力は高い。なお本人はもっと威厳がほしいと不本意気味。>>199
彼が標榜する『勇者』とは、いつかこうなりたいという理想であると共に、絶対に追いつかねばならないと定める現実でもある。
かつて自分が契約した、そして今はもういない六騎のサーヴァント。彼ら彼女らを死なせてしまった自分が、ただのビビリヘタレのままでいいはずがない。
人類史に足跡を刻むような英雄にはなれないとしても。困難に立ち向かう勇者になら、なれるかもしれないから。
いつかまた、みんなに会えたとき。そのときにせいいっぱい胸をはれるように───
……今はまだ、ビビっちゃうけどね!
いつかね!
【一人称】おれ【二人称】お前、(呼び捨て)【三人称】あいつ
台詞例
「ぁぁぁああぁあ無理無理無理! こんなん絶対ムリだって! 死んじゃうってぇ!?」
「え? は? そんなのアリ? ズルだろそれ???」
「悪いことすんのはあんまり好きじゃねーの。みんなに顔向けできないような気がするっていうかさ」
「オイいいのか!? あんな美人のねーちゃんの話聞かなくていいのか!? もったいなくねェか!? なぁ!!」
「お酒おいちい………瓶底にのこったお酒おいちいよぉ……」
「一旦待って!? 一旦待とう!? ホラ様子見とかそういうのも大事かなって思って待って待って待ってぇぇええ!!」
「なんで勇者かって……いやおれもちょっとどうかと思うけどさ? でも一応、貰いモンだから捨てられないんだよ。……それに勇者ってかっこいいしな!」>>200
「げっへっへ、今日は小魚ちゃんが大漁だぜぇ……待ってなよ腹の虫ィ…………あっ、めまいするぅ…」
「大丈夫これでも胃腸は強いほうなんだ。草でも根でも虫でも廃棄弁当でもなんでも食ってきたんでな」
「みんなにもらった命なんだ。粗末になんかできるかっての」
「おれは勇者になるんだ……ビビリでもヘタレでもそれでも勇者やるっつってんだよ!」
女神アテナ/カレン・アテナに対して
「あぁ知ってる知ってる。今のこの《横浜》にはとおーい海の向こうの女神さまがいるんだろ?
そりゃ是非ともあやかっておいしいご飯を食べたいもんだよ。ま、こんなホームレス野郎をわざわざ見に来ることもねぇだろうけどな」
サモトラケのニケに対して
「………………なぁ。これ、食うか?」
ルゥ・メェべリエ=ラ・トゥール
「ぶっちゃけな、おれからしたらあのくらい高飛車で接してくれたほうがやりやすいんだよ。
自分より下の人間なんて縁がねぇもんだからどうしたらいいかわからないし……あとルゥはなんていうかな、見ててほほえましいし」
【製作者】黒鹿ファン>>203
Requiem世界じゃないと作れないキャラだったと思います。通常の聖杯戦争じゃ再契約なんて2騎が限界でしょうから…
そして引きづりようは、うん、ヤヴァイです
ムーランちゃんと一緒にいた時期は5歳の子どもとかそのくらい想定なのでカノン的には世界すべてと言っても過言じゃないくらい割合の大きい存在でした声優って凄いね……。
推しの声優にスケブでキャラに声吹き込んでもらったら耳がゾクゾクする。
deep shineを書く気がモリモリ湧いてくる。>>209
私です!
あともうちょい先になるかもなんですが、ルナティックの迅龍vs伊織さん辺りの描写、少々改訂する、というのを発表しておきます。
「摩耗してて自分自身の事すら覚えて無いのに『天下泰平』という目的はハッキリしてるの妙じゃないか?」「あとクッチーによる迅龍紹介はやっぱパクリ過ぎるからやめよう!」辺りが理由です
といっても全体的な流れが大きく変わるという感じではない想定なので、気になったら覗いてみる、ぐらいの認識でいいのですが。>>211
あぁ、思い出しました
当時の自分、「サタンに複数クラス制覇させるにしても、クラスそれぞれで違う堕天使や悪魔を担当属性にさせると情報量が大量グッチャグチャになって色々面倒な部分が増えそうだ……」
と思って
「よしじゃあアザゼル、ベリアル、ルシファーの側面を分割して複数クラスに割り当てよう!」ってやったんだったわ
改めて今考えても、セイバーサタンはその当時の発言のまま、ミカエルブレードを主武装にして色々やる、って方向性にはなりますから単純に自分が忘れてただけですね、失礼いたしましたぼんやりと「次の冒険は天使ネタでいこうかなぁ」なんて考えてたんですよ
フフフ…公式に殴られる可能性をすっかり失念おりましたよ…震えてきたずぇ……こ、こわい……スマホのSIMカード機能がなんかお亡くなりになったため、昼間のスレ確認が難しくなりました(家のWi-Fiに接続、つーかそもそも通信自体は可能)
仮に急ぎでなんかあっても昼間の間は対応出来ないかとー。まぁ最近は皆忙しそうだから問題ないかもだけど……(年度末年度始めだからかな?)
土曜日辺りにはショップなりに行って、通信キャリアさんに改善対応をお願いするつもりです>>214
まったく……人をビビらせるのが上手い方々だ……(ビクビク)中区のメンツは最低限ながらも揃えられたので次は南区だァ
いちよいきまーす「あたしはな、弱い者イジメってヤツが大ッ嫌いなんだよ!」
【氏名】九曜院 いちよ
【性別】女性
【年齢】19
【出身】モザイク市《広島》
【身長・体重】162cm/53.1kg
【肌色】黄色人種【髪色】黒色(毛先だけ赤に染めている)【瞳色】緋色
【外見・容姿】バット片手に、お嬢様学校の制服の上から革ジャンを羽織った女の子/自称似合わないフリフリの赤白ストライプの制服を着た看板娘
【令呪の位置】背中
【属性】秩序・善
【好きなもの】一本筋の通った見ていて気持ちのいいヤツ、かわいいもの、オーナーの作ってくれたホットドッグ
【嫌いなもの】性根が腹の底からひん曲がっているヤツ、ウザい(キモい)もの全般、筋の通らない物事
【魔術系統】神體
【魔術属性】地・火
【魔術特性】斬/雷
【魔術回路】質:A+ 量:B+++ 編成:変質(神の刀に沿う)
【起源】鞘
【所属】九曜院 → ダイナーレストラン『レッド・レディ』>>218
魔術・特殊技能・特性など
『神體納刀-建御雷神』
その神は、刀として保存されている。現代日本の魔術体系たる神臓鋳體───すなわち神體の一つとして。
神體とは古い神の破片である。この神の破片を魔術の基としたものが日本独自の魔術であり、そして家々異なる方法で保存し続ける在り方が現代日本の魔術師である。
言うなれば神との繋がり、神への接続を前提とした魔術。それは決して誇張表現などではなく人と環境を整えれば神代に匹敵する魔術行使を可能とする。
しかし神といえども、いやさ神であるからこそ、神秘の希薄な現代において神の威容は目減りしていく。だからこそ『神の保存』は神體を保有する一族すべてにとっての基盤かつ大前提となりうる。
神の名は建御雷神。武神、雷神、そして刀剣を司るとされる神。……かの神にふさわしい姿は、やはり"刀"しかなかった。
九曜院の家が選んだ保存方法は神を刀として保存するというものだった。だがしかし抜き身の刀など近く錆び朽ちるが道理。刀身を納めるための鞘も求められるのは必然であり。魔術師自身の身体を"鞘"として拵えるという結論に至るもまた自然なことであった。
人を鞘へ組み換える工程は出生前後から第二次性徴期まで間断なく行われる。神に沿うほどの近さに耐えられる肉体と、神に染まらない意識を組み上げていく。要は肉体改造と人格矯正を並行して進めるために負担が大きい。
加えて言えばそれらは単なる過程。最終的には神と人の性質を破綻なく同居させる"人の鞘"という矛盾じみた結果が必要とされる。
それだけに発揮される建御雷神の神秘もまた凄まじく、時を選ばず英霊に迫るだけの身体能力に加えて魔力放出にも似た雷の操作を可能にする。
これらは鞘として完成したがゆえの副産物であり、本質的な魔術行使はまた別にある。>>219
『雷迎』
時、土地、物、人をそろえて行う神體を共有した魔術。細分化された雷と電気によって変質したものを扱う。
その性質上、九曜院いちよが単身である間は使用できない。
雨ごいにとてもよく似た儀式であり神事としての側面が強い。形式で言えば笛や太鼓を用いた神楽にも近く……一連の儀式にはお祭りのような雰囲気がある。
モザイク市《広島》では"雷迎祭"なるイベントも確認されているのだとか。
『韴に閃くは千世の羽々斬(ふつのみたまのつるぎ)』
神を抜き。神を振り。神で斬る。
居合切りに酷似した一連の動作を以って神の剣を疑似再現する儀式。
只人の一振りを、純然たる技量のみで神の域にまで引き上げることで『この一振りは建御雷神の御業に相違なし』とみなされることで儀式が成立する。
魔術とは世界の誤認である───という根底に限りなく素直になぞらえたこの儀式は、極めてシンプルな術式の元に動作している。なにせ時も場所も触媒すらも選ばず、求められるものは神域に至った剣の腕のみであるのだから。
よってもたらされる結果もまた単純明快。その一振りは、真に建御雷神の一振りとして扱われる。
種別を対人絶技。最大補足を一。位においては規格外。雷鳴と神速を顕す一刀は英霊の宝具とそん色ない威力を発揮する。
礼装・装備など
『金属バット』
なんの変哲もない金属バット。年季の入ったシロモノでところどころ錆びている。
刀代わりの間に合わせにと拾った物だが、簡単な『強化』ひとつで乱暴に振り回せるためけっこう気に入っている。
今ではすっかりいちよのメインウエポンとなった。>>220
来歴
九曜院いちよは"家庭の事情"により故郷の《広島》を飛び出して《横浜》へとやってきた魔術師である。
《横浜》を選んだ特別な理由はない。召喚したサーヴァントと連れ添いながら流れついた先がたまさかそうであったというだけの話。
かの地になにがあるのかも眉唾な噂話でしか知らず……それが誤算だった。漂着した機神などという与太話が現実のものであったとは。
そして、九曜院いちよという魔術師の内側にはまた別の神がある。不用意な干渉は避けるべし───と、中区へ近づくのを避けた。同様の理由で神の気配が濃い西区も避けて、唯一残った南区を仮の宿として定めた。
南区はならず者が大量流入した《横浜》の中でも極めつけの無法地帯である。が、持ち前の戦闘力と好戦的な性格がかみ合って場所自体には上手いこと馴染んだ。
しかし、衣食住に欠けていた。
『衣』は着の身着のまま。『食』は絡んできたチンピラから巻き上げたもの。『住』は日ごとに引っ越しを繰り返す廃墟廃墟&廃墟。およそケダモノ半歩手前と呼んで差し支えない様相であった。
そんな生活を繰り返したある日のこと。彼女は一本の安いホットドッグを買った。
これがまぁ、なんとも値段に見合わず美味しいものだった。夢中になって完食して、それでも収まらずにもう一本追加して、なおも満足できないものだから明日も買いにくるから予約するとまで言った。
するとどうしたことか。その言葉を聞いたホットドッグ売りの男はその場で泣き出してしまった。ワケを聞けばホットドッグを売るのは今日で最後のつもりだったと言う。
盗難による経営難。チンピラの営業妨害。さらには長年共に切り盛りしてきたサーヴァントの喪失。いずれもが重くのしかかり男は閉店を決意したという。
いちよはキレた。そんな理不尽があってたまるかと憤慨した。感情の爆発するがままに任せて店の看板娘になると豪語した。一度口に出したからには引き下がれずに住み込みで働くことになり……。
こうして、ダイナーレストラン『レッド・レディ』の看板娘、九曜院いちよが誕生したのであった。>>221
人物像
気炎万丈を絵に描いたような強気な性格で、相応に口も悪いがしかして素直で一途な家出娘。
生まれも育ちも根っからの魔術師で、神秘のために人生を消費する価値観も重々承知している。承知しているが、納得はしていない。歴史の重さ、血の重さ、そして神秘の到達点。いずれは理解はするが何かが間違っている気がして共感まではできない。
魔術師という生まれから転じて義理人情を重んじた生き方を貫いている……と書くと少々大げさになるかもしれないが、要は人を思いやる心を忘れないようにしているというだけ。看板娘として働くことになってしまったのも元をたどればこういった気質に依る面が大きい。
義理人情を意識するのはともすれば神の属性に近づいてしまう自分を律するための指針でもあるのだろう。
対人関係は馬鹿正直に真面目。魔術師生まれの世間知らずぶりが悪さをしてどんな話をされてもひとまず信じてしまう。なのでからかうととても良い反応をしてくれる。
良くも悪くも曲がったことが大嫌いで融通が利かない。同様に自分を曲げることもまた嫌いで一度「筋が通らない」と思えば頑として譲らない。
気に食わないと思えば誰にでもケンカを売るし、ケンカを売られれば片端からまとめ買いする好戦的な一面を持つ。英霊相手でも怪物相手でも変わらず血が昇れば一発叩き込んでやらねば気がすまなくなる。そのため日々生傷が絶えない。
どうにもならない"家庭の事情"から家出して不良となったが、不良であることを意識しすぎているのか立ち振る舞いもちょいワルにふさわしいものを日々心がけている。毛先だけ染めた髪も、口癖のように繰り返す「ウザい」「ウゼェ」も、ご立派な昇り龍が背に刺繍された革ジャンを羽織るのも、そんな不良ムーブの一環。
以上の性質から推し量れるように、彼女は根っからの善人で照れ屋気味な、ツンデレさんである。
それこそ人を斬るなんて、とても似合わないような。>>222
【一人称】あたし【二人称】お前、おまえ、テメェ、○○ちゃん【三人称】あいつ、あれ
台詞例
「一撃! 奉ったらァ!」
「あたしはな、弱い者イジメってヤツが大ッ嫌いなんだよ!」
「ただのウザいカス野郎かと思えば……根性あるじゃねぇか。いいぜ、こっからはタイマンだ。最後の最後までケンカしてやるよ」
「ホントは刀をブンブン振りまわすんだよ、おぉよサムライ・ガールってヤツだ。かっこいいだろ?」
「よっしゃテメェらそこに一列で並びな、ひとりずつあたしが心を込めてブン殴ってやる」
「ほ、ほんとにこの制服着なきゃダメか……? ……ちくしょうやってやるよ! オラオラ寄ってきやがれ見ていきやがれ! 『レッド・レディ』特製ホットドッグが食えるのはここだけだぞー!」
「あーウゼェ…野菜食いてぇ…ぁあ? なにがおかしいんだよ。不良だって野菜くらい食うだろうが」
「魔術師っつーか神秘を追いかける生き方を悪くいうわけじゃねぇんだけどな、どーにもあたしには合わねーっつーか」
「いやお前が言ったんだろ向こうのがれきに虹色のゴリラがいるって! ……は!? ウソ!? ~~~っ! ウッザ! あーウゼェ! ……なんだよ顔見んじゃねぇよ!」
「ぅ……また増えて……いやいや筋肉のせい、これは筋肉のせいだから……」
「天路接続───天にまします、かみなりさまのとおりみち
雷鳴励起───地へたまわり、よろずよもにとどきたもう
神刀抜剣───かしこみ、かしこみ、ことより、こときり、鞘にみちたる由をもうすは───一刀にて、奉る」>>223
アレウスに対して
「ハイシン? 背神? 配信? んだそりゃ? どっちにしろくだらねぇなァ、
神様ならともかくテメェらみたいなのに言われるがまま見世物になんぞなるものかよ」
普 小龍に対して
「あー、あの兄ちゃんたまにうちのホットドッグ買っていってくれるぜ。
あぁ? なんかだめだったのか。べつにケンカもしねぇし金は落とすしいいお客さんだろ?」
ワレラン・フラフタール=レ・ザベニュエに対して
「そりゃミナミにいりゃ嫌でもあーゆーのと顔合わすことはあるけどよぉ……
なんっかあたしを見る眼がウゼェっていうかキモいんだよ。何考えてんだかわかりゃしねぇ」
『レッド・レディ』
カフェとバーを兼ねたダイナーレストラン。いわゆる移動販売形式の飲食店。
いくつかの軽食とお酒をメインに提供してきたが現在は経営不振によりホットドッグ一本で勝負している。
店舗は捨てられていた中古のトレーラーハウスを改造したもので移動と住居が可能。オーナーが家代わりの寝床にしていたが最近新たに住み込みで働く看板娘が増えた。
店名の由来はオーナーのサーヴァントだった血の貴婦人から拝借したものなんだとか。>>224
『九曜院』
日本古来より存在する魔術師の家系。
建御雷神の神臓鋳體を保存・共有するために活動している。この神體は大太刀と小太刀に分かれる。
なお、この神體に携わる家は九曜院だけではなく他に三つの家がある。計四つの家が神の保存に必要な手順を役割分担しており、それぞれ
『研ぎ』を担う、折紙
『塗り』を担う、綾小路
『斬り』を担う、九曜院
『供物』を担う、指月
……という具合に分かれる。
それぞれの役割は、神の刀を研ぐこと、神に油を塗ること、神をもって人を斬ること、斬られることで刀の意義を保つこと……以上を、家々の役目としている。
大戦によって神秘の存在が一般化した戦後に世界においては、家の在り方に関する問題で抗争が起きている。
問題解決の目途は立たず、九曜院の家はひとまず神の一部を継がせた娘を家出という形で逃がしたのであった。
【製作者】黒鹿ファン>>227
正直めちゃんこさびしいです
もっとガーッと集まってワーッってやりたい
神體持ちの由緒あるお家なのでガチガチのガチにお嬢様。そんな子が制服の上に革ジャン羽織ってバットぶんぶん振り回すのって……いいよね……
お家絡みも色々ありますことよ。せっかく大太刀と小太刀にも分けたのですから結局SIMカードの不調が復活したので結局機種変更の手続きはしなくっちゃいけなかったの巻
オンラインでの携帯購入って初めてだから不安……。
>>228
で言った監獄系聖杯戦争、企画としては一応温めておこうかなと思います。リレー主催にも個人SSにも出来そうっちゃ出来そうだしおっきくなったメレ坊について考えてたんですが
現在から最低でも5年経ってるとしたらおそらくアルマソフィア本家掌握は完了してると思うんですよね
ってなると立場も権力もなに遠慮なく使えるわけで手を広げられる範囲広がりまくりの才能活かしまくりで魔術師としてのしあがっていそう
ただその分、忙しさも倍々になるから冒険行く暇もないのかな…とか後継者についてもいろいろ準備するしお相手も探していくんだろうな、とか考えて…私は…私は…おぉ、おぉ…
>>235
リーランドさんが秩序・悪なのは解釈一致。逆に小龍さんが混沌・悪なのはちょっと意外…
……ルナは猫チャンですね!だいたい誰にでも懐くけど目を離したらふらっと消えているような
ぼるぞい…(検索)すらっとしているぜ…シュッとしているぜ…成長したメレ坊足長いんだろうな…>>238
いやぁ今から数年後の将来が楽しみですね~
そうですそうです、自負とプライドと覚悟がある一応、生存報告させていただきますわね
というか前回は数ヶ月前になるのか...!?
忍者と弥助の信条を見届けたり、驚天動地の狩りに行ってたりインプット増やしてみているものの中々キラーアイデアが出なくて喃
視肉を使った粘菌ゾンビ(ネクロニカ的な)の仙人とか「出来ないこともないがう〜む」みたいな
余談ですが、異界常識(アストラリティ)・妖精領域・固有結界は、ここのえ的には「型月よくある同じ概念を別視点側で言い換えてる」派です。物理法則(テクスチャ)が異なれば、それは異世界の秩序と言えるでしょう
それはそれとして神性MAXの異界だからこそ利用できるという点は「せやね〜!」感がある生存報告としてはちまちま小説を書いたりリメイククリスティを作ってたり。
リメイククリスティは元と性能完全に違ってきて笑えてきてる。
アンデルセンやシェイクスピアとは別方面で地雷持ちになって……。
しかし、自分大学時代に比べて本当にアウトプットが下手になってきたなと……。完結ができん。
あの頃輝きまくってたよ。今やってることは長年ほったらかしてたサーヴァントに手をつけ…るためのネタまとめをしたりしなかったる
あとは水タバコ屋のゲームやりつつ宝石学園なゲームやりつつ日々湧いてくるムカデ共と戦っており……クックック……寝不足気味……あれ、クッチーさん。エルナン・コルテスのデータって消失した感じですか?
SIMカードというよりも携帯端末の問題だった。
しかし新調したらあからさまにFGOの画質が良くなった気がする……。
>>243
あ、抹消はしてないです。コッチに移しました
ガレアやヴクも持て余しててなおかつ現状活躍の場が無いし、コルテスのページに一本化してもいいかもしれん……
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E2%97%86B8D4AQBhU2%27%EF%BC%B3%E5%87%BA%E5%90%91%E8%80%85>>245
動かした時に告知なりしとけばよかったですね
驚かせちゃってすいません聖杯戦争は便利だな……。
因縁キャラクターに聖杯戦争参加者って手軽なフックが付けられる……。
wikiを漁ってるとこんなキャラいたんだって魅力的なのが発掘されたりする。うぅむ…えっちなおねえさんを作ろうとしてもただのスケベなおねーさんになってしまう呪いがいつまでも解けない…
色気、色気ってなんだ……真心?ちなみにスレ自体は不定期でチラチラ覗いておりました。その証拠とした(?)ミカロスさんのサーヴァントに拙宅のカール4世を推しておきます
いや何というか…頼り上手な自由人キャラにはとりあえず彼というのがあって…魔力問題もキャスターだし宝具多重使用を避ければ大丈夫かなって…
あと エイプリルなルナちゃん ヨモ 重力 すごい
>>250
>>251
いやぁ音信を怠ってしまい申し訳ない…シャバとは言いましたが警察のご厄介にはなっていないのでそこら辺はご安心をば
ついでに黒鹿さんにお聞きしたいのですがカノンさんって所属警察署になってますがホームレス?だしあんまりキャラシを読む限りそんな感じはしないのですが署員って認識で良いのですかね…?
それとも中区の警察署付近を根城にしてるからって感じだったり?>>249
お久しぶりです~!
やっぱり連絡があるだけで安心感が違うもんですな>>254
私の脳内のカール4世パッパも彼の後にプラハを栄させた神聖ローマ皇帝もそのタイプですし、もはやそういう運命だと思っています…
ぜひぜひ振り回してくださいませ〜!
それを差っ引いてもこれまでの冒険で築いた縁が確実にルナちゃんの中に根付いているってことがわかって懐かしい顔ぶれたくさんでほっこり…という場面と最後の仄暗さの中の暖かさとでグッピー絶滅しちゃいそうになっちゃいましたわよ…
あーなるほど、見た感じニケさんのマスターっぽいけどそこらへんの記載ないな…と思っていたらそういう。台詞でもちょっとまだよそよそしかったのもそういう…
前に言った警察署キャラとせっかくなら関係がある感じにしようかなと思ったのですが違ってたらダメだよな…となっていたのでそのお手間には及びませんよー。下っ端ということが聞けて自分としては満足です>>256
あー…うーん、そうですねぇ
横浜には現状明確な秩序の存在がいない(カール4世目線アテナ様もそこまで信を置けない)以上自身が所属する組織のために動くことはある程度許容するので、《企業》の利益になることならまあまず付き合ってはくれるかな?と。それこそ魔術師を利用するとかは「そっちもその覚悟があるのだろう」って感じで眉を顰めたりはしません
無辜の人々がたくさん傷つくとか、公的な利益を損なう(公共施設の破壊とか)まで行くと「もう知らん!」って協力はしない…くらい?ただ最大多数の幸福を尊重してそのために少数を…ってくらいなら呑んでくれます。究極的にはリアリストなので
つまりあれはエイプリル・フールの皮を被ったFlashback Luna's Adventure だったってコト…!?か、かけがえねぇ…!ようやくGWを迎えられる……生存報告させていただきます!
公式に小町が登場して驚き、彼女の設定からうちの業平をNPCで仏となった業平もありなのでは?と考えたりもしました。PCにはならないし、そもそも設定をまったくアウトプット出来てませんが……更新された日は最低でも一回は必ずこのスレを見てはいましたが現状自分のタスクとしてはまるで何もすることがない(ペレスはお話を伺う限り自分の書く手番ではない)ので黙って見ていました
そんなこんなで天墜聖杯戦争更新です
前回までのお話はこちらからどうぞ
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/Fate%252FFalling%20Star「気分わる…」
「吐くなよ。呪いが出てきたらたまったもんじゃねェ。……やべぇ儂が吐きそう」
「吐くなよ」
極め上げた武術というのは恐ろしいものだ。たとえ人外の肉体であっても気を乱され、経絡を捻じ曲げられる。おかげで体調がすこぶる悪い。ただ一人の武であれば容易く踏み躙れるものを、ツユの“愛”で常人の何十倍もの肉体や魂の重みに仕上げている。只人を超人にする。そのタネは“共有”だ。
「ツユちゃん自身と、ツユちゃんと繋がったみんなを混ぜ合わせる。誰かの負担は誰かが担う。戦う人のエネルギーは他の人からも賄える。数百万、数千万、下手したら億単位の人々の力が一体になる」
「比喩じゃなく流行り病よりも広がるのが早ェ。マジでビビるぞこれ。とんでもねぇな」
「どこかの馬鹿がこの街のテクスチャごと捻じ曲げてるせいで抑止力も干渉しにくいんだと思う。本当ならもっと早く事が転ぶはずなんだけど。それか…ツユちゃんが単純に潜り抜けられる運命だったのかも」
「どっちもあり得るなァ。で?ここが一番安全なのか?」
デカい家だな、と思った。とはいえロートゥスの見立てでは魔術師らしい工房が眠っているような屋敷ではなく、単純に一般家庭の中でも、比較的豊かな家庭だと思えるような場所であるという感じで。おそらくナキの、綾姫一家の自宅なのだが、安全な場所と呼ぶにはあまりにも普通すぎて─────「いらっしゃ〜い。僕も帰ってくるの久々だけど」
「お邪魔しま……前言撤回だチクショウ。めちゃくちゃやってんなオイ」
「これ見るとジルさんも魔術師なんだなぁって感じがするよね。僕たちを助けずにここで見物しながら作業してたんだって。許せねぇなホントにあの殺人騎…」
ツユ、ナキ、ルフ、ロートゥスが相対していた時。アサシンとキャスターは呑気に茶会を開きながらその行末を眺めていたらしい。互いに互いを殺.す気がなかったからという理由に加え、その場で何かしようものなら本気で殺し合うことになるからだ。それは互いのマスターにとって良い結果にならない。それはサーヴァントである自分たちにとっても不本意だ。もっと相応しい舞台で殺し合うべきだと思ったから。
結果、キャスターは己のマスターを放置して早々に引き上げ、ナキの部屋を工房として魔改造していた。外から見れば何も疑問に思わないが、自宅に入った瞬間あまりにも異質な気配がして吐き気がいっそう強まった。おそらく部屋を異界化させているのだろう。一階の居間にいるだけで吐きそうになる。
「でもWi-Fiは通ってるんだよね。あ、これはキャスターが作ってくれた血の飲み物。体力回復させないとだからどうぞどうぞ」
「動揺してねぇとこ見るとお前が本当に化け物になっちまったんだなってわかるよ…ん、うめぇな。傷も治るわ」
「あはは。でも普通の人は誓って傷つけないから。傷つけていい人だけ傷つけるから。比較的安全な化け物を目指してるよ。……よし、繋がった。今から僕の親とビデオ通話するからロートゥスもこっち来て」
なんだか吹っ切れたようで、何事もなく両親たちと連絡を取るナキ。あの一件で意識を失った二人をそれぞれの組織の人間に預けてからというもの、ろくに顔を合わせてない。キャスターの報告では、自分たちがツユの眷属たちの攻撃で意識を失っていた間に両親はどちらも意識を取り戻したそうだ。けれど起きたとて二人に待ち受けてるのは膨大な量の業務。
自宅を好き放題改造できたのも、二人がさまざまな処理に追われて帰ってくる暇がなかったからだ。そしてナキも、アーチャーが遺した呪いの始末があった。気まずいとかではなく、そう、ただ、ただ単純に顔を出すタイミングがなかっただけで。
「もしもし。……二人とも元気?」続きはこちらから
目標は5月中にこのお話を終わらせることです
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E6%84%9B%E6%86%8E%E7%AC%91%E3%81%84ルナティックの迅龍vs伊織の描写の改訂及び迅龍のキャラぺを若干編集(紹介文の一部削除)。多分抜けはない筈
特にルナティック自体の今後に影響ある訳じゃないですが、一応確認して貰えれば、と思いますー
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E8%AA%B0%E3%81%9D%E5%BD%BC%E6%99%82【連絡事項】
今週の土曜から諸事情あって7~8か月ほどこちらへの書き込みが乏しくなるかもしれません
といっても主に深夜帯(大体夜9時以降?)の返信が難しくなるだけなので、日中ないし夜9時以前は普通に返信できるかと
勝手ながらよろしくお願いいたします奏章Ⅳ、終わりやした!クリア報告トップバッターはなんとなくでも嬉しいモノですね
真名に戦々恐々としてた都落ちちゃんに関する諸々はwikiの公式実装サーヴァント相談所で話す………かもしれない
とりあえずはルナティック書くどー。積読も崩したいけど同じく、俺もクリア報告。
ネタバレ防止のためノーコメントで生存報告&奏章4クリア報告
(何やかんやあって夜9時以降も書き込めるようになりました)
まあ23時以降はどうなるか分からないので、今の内に書き込んでおきます
ちなみに自分も奏章Ⅳクリアしました前から言ってたサーヴァントがやっとまとまってきたんですが、冷静になるとけっこうな量になっててちょいカットするか悩み悩み…
大丈夫か我…これ気合い入れすぎて空回ってるパターンじゃないのかい我…?>>289
やらいでか
やらいでか
そう言ってもらえるなら出さぬわけにもいくまいて
ウオオオこれが6年モノの片思いじゃー!「あまり期待はせんでくれよ? どうあれ儂は、ただの人じゃからのう」
【クラス】アーチャー
【真名】毛利元就
【性別】男性
【身長・体重】163cm・48kg
【肌色】黄色人種【髪色】白髪【瞳色】黒目
【外見・容姿】和風の装いをした白髪の老人。笑みを作る瞳は心中を見通せぬほどに細い。
【地域】日本
【年代】14~15世紀
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:D 耐久:C 敏捷:D 魔力:D 幸運:C 宝具:E>>291
【クラス別スキル】
対魔力:D
魔術への耐性。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
単独行動:C
マスターとの繋がりを解除しても長時間現界していられる能力。依り代や要石、魔力供給がない事による、現世に留まれない「世界からの強制力」を緩和させるスキル。
【固有スキル】
友誼の証明:A
敵対サーヴァントが精神汚染スキルを保有していない場合、相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことができる。
聖杯戦争においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。
一日の計は朝にあり:E
『一年の計は元旦にあり』という諺に連なる、アーチャーが毎朝欠かさず続けた朝日への祈り。
祈りを絶やさず続ける限り、召喚時点から現在までの戦闘経験を蓄積して成長することができる。幸運を除いた全ステータスにプラス補正を与えるが、すでに老成したアーチャーはあまり伸びしろがない。>>292
謀多きは勝ち、少なきは負ける:A
アーチャーの息子、毛利隆元に宛てた文言。戦における信条が一つ。
狂化、精神汚染あるいはその類似スキルを所持している者。混乱、暴走状態のような正常な思考ができない者などの『会話が成立しない相手』に対する特攻能力を持つ。また、味方全員に同様の効果を付与する。
百万一心:A
「日を同じにし、力を同じにし、心を同じにする」という一致団結の重要さを説いた教え。
力の方向性を合わせることに特化した亜種のカリスマスキルとして作用する。またアーチャーからの一方通行に限り、味方に対してアーチャーの持つスキルおよび宝具の譲渡を可能にする。
【宝具】
『拝啓、仍って件の如し』
ランク:E 種別:対返却宝具 レンジ:無制限 最大捕捉:1人
毛利元就という戦国大名は実に"筆まめ"であったとそこかしこで語られている。家族に宛てた手紙。部下に送った書状。密使に持たせた封書。そして有名な「三本の矢」の元となった三子教訓状。いずれもが直筆の書の数々には末尾に機密保持のための一文が添えられていた。その一文とは「読み終わったら返してください」というものであったという。
この第二宝具もまた、アーチャー自らがしたためた手紙を送りつけた上で、返却を求めるというものである。
本宝具は大きく三段階に分かれる。
第一段階。アーチャーの直筆で手紙を書く。
手紙の内容は自身の真名と宝具の詳細、そして送る相手の真名を把握した上で対象への噓偽りない本心を書かねばならない。これは必ず意味の通る内容でなければならず例えば「ああああ」をひたすら連ねるだけのものでは"手紙"として認識されない。何よりもアーチャー自身がそのような書を送ることを許さない。
特性上、第一段階はもっとも手間と時間を要する工程となる。即席で用意するのはほぼ不可能に近い。>>293
第二段階。アーチャーの手紙を相手に送る。
弓兵のクラスで召喚されているため基本的には手紙を直接矢にくくりつけた矢文を使用する。
この矢文は宝具の一部と判定された時点で一切の攻撃力を失う。手紙を送るという行為にそのようなものは不要であり、これを受けた相手は薄皮一枚すら破れることはない。そしてこの矢文は受けた瞬間に、手紙を受け取った、と双方に判定される。武器で弾いたり盾で防いだりしても同様。触れた時点で判定は完了する。
本質が手紙であるため形式には縛られない。間に使いの者をはさんでもいいし、なんならポストに入れたっていい。ともかく相手が受け取りさえすれば第二段階は終了する。
第三段階。手紙を受け取った者に返却を要求する。
言葉通りに対象に対して手紙を返却するか否かを委ねる。返してもいいし、返さなくてもいい。その決定権は送られた相手にある。
ただし返却しない場合。送られた者は時間経過で全ステータスにマイナス補正、ならびに全スキル全宝具の出力低下を招く。いずれも日を置けば置くほどに効果は増大していき、そこに制限はないものとする。
そして返却する場合。送られた者は手紙の代わりに返礼として、スキルまたは宝具のいずれかをアーチャーに譲渡することになる。返礼に何を選ぶかは送られた者が選択できる。返礼を決意し、返礼を決定すれば自動的に譲渡は終了する。
この三つの段階を通して宝具は完了とする。
返却ではなく破棄という第三の選択肢も浮かんでいるとは思うが、その場合破棄された手紙は即日手元に戻り、倍の返礼を要求するので推奨されない。あくまで"手紙"である以上は狂化や精神汚染といった意思疎通が成り立たない手合いには通用せず、また、大前提として文字の読み書きができることが最低条件となる。
つらつらと書き連ねられてさぞ辟易されたことと存じるが、これもまた宝具の一部であるため了承してほしい。
それでは最後にひとつ。この手紙は、読み終わったら返してください。>>294
【武装】
『弓矢&太刀』
どちらも何ら変哲のない武具。可もなく、不可もなし。
【解説】
毛利元就。幼名を松寿丸。安芸国を中心に中国地方を制した戦国大名。
一に、その幼少期は過酷そのものであった。
五つの時分に母を亡くし、十の時分に父を亡くし、十一の時分に兄と離れ離れになった。わずかに残った領地でさえも後見人に騙されかすめ取られる始末。
過酷であろう。悲壮であろう。並びに、ありふれていよう。環境と陰謀が織りなす苦難苦節なぞこの時代にはいくらでもあることで、ことさらにあげつらえて言葉を尽くすほどの出来事でもない。
故に。故にだ。毛利元就なる男に見るべきは悲劇ではない。失うばかりの生涯などではない。
領地を奪われ追い出された。が、養母・杉大方に支えられて過ごした一年の後こと。領地をかすめ取った後見人は、不思議なことに、とんと不思議なことに、病かなにかによって急死した。よって元の領地へ戻ることが叶った。
彼の生涯はこの繰り返しである。苦境に立たされ、苦渋に愛され、なおも抗い、飲み込み、力へと変えた。
乞食若殿とすら呼ばれた若武者は、敵味方も神仏も構わず自らの力へと束ねることで下剋上の生き様を成した。>>295
二に、彼は権謀術数を駆使して尼子・大内の二大勢力を降した。
謀略の将とされる戦果は横も裏も問わず刃を向けた非道さからくるものであり。中国地方に覇を唱えるころには積み上げた謀略の数は指の数を超えて余りある。
この事実は決して誤解ではないが正確と言えるものでもない。人心を惑わす策士であるとか、高見より見通す読み手であるとか、そんな評価にはよらず。また非道であったことすらもただの一面のでしかないという話。
つまるところ毛利元就という武将は常に必死であった。
裏切り。乗っ取り。不和の助長。いずれも後年、侍の誉れとして語られる『正々堂々』とは真逆を行く戦歴はただただ死に物狂いに手段を選ばなかったことの証左である。
そして、その程度の謀略であれば程度の差はあれども全国各地の大名たちは皆やっていることでもある。つまりはありふれた策。誰にでも思いつき、少なくない数が実行された。ならばなぜ、毛利元就という名には斯様にも謀略の二文字が付きまとうのか。
その答えは……繰り返しとなるが、彼が弱小であった頃から大名として覇を唱えるまで一分のゆるみもなく、やはり死に物狂いに生き延びた証左だからと言えよう。
三に、齢七十を越えて生涯現役であったということ。
元就は二度に渡って隠居を試みているが一度は息子・隆元の死によって、またもう一度は臣下たちの懇願によって病で伏せるまで現役を貫いた。
生涯で出陣した合戦の数は実に二百戦を越え戦国最多。にもかかわらず確かな敗北はわずか二敗、うち完敗と呼べるのは尼子方にしてやられたただ一度きり。その最終勝率は九割強と戦国の世においては破格の数字を叩き出している。
松寿丸から毛利元就まで。目まぐるしく敵味方を入れ替えながらただの一代で中国地方を制し平らかにした生涯は、そのすべてが全盛期と呼ぶに相応しく。>>296
よって、彼の根底たる第一宝具は、このような形と相成った。
『三本の矢』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:3人
一本の矢はたやすく折れるが、三本に束ねた矢は折れない───という、例え話をもって毛利元就は三人の息子に一致団結の大切さを説いたとされる有名な話。そしてこの話の多くの部分が、後世の創作で肉付けされたものであることも、広く知られている。
自身に向ける対人宝具。七十年を越える全盛期を"三本の矢"として振り分けた上で、説話の通り一本に……一個の霊基に束ね上げる。
一の矢に、若武者たる剣士の力を。
二の矢に、謀略の神たる暗殺者の力を。
三の矢に、広く汎く力を合わせる弓兵の力を。
それぞれの場合に応じて選択・切替を可能とする。またクラス変更にともなってステータスおよびスキル、第二宝具が変更される。
セイバークラスではスキル『軍略』と、宝具『神威光臨大鳥居MIYA-JIMA』を追加。
アサシンクラスではスキル『忍術』『妖術』『謀神に影ぞあり』と、宝具『誰そ彼時、昇らぬ白日に夢見たり』を追加。
どちらのクラスに変更しても宝具『拝啓、仍って件の如し』は封印される。一度切り替えるたびに令呪一画分の魔力リソースを必要とする。使いどころの見極めが肝要。
【人物像】
安穏とした柔らかい空気を漂わせた老人。その内面は勤勉、丁寧、誠実……とまぁ、人として見習うべき部分を凝縮したような好人物。
養母を早くに亡くし。異母兄弟と殺し合い。家督を譲った息子に先立たれた。実の両親を除いても毛利元就という武将は家族親族に関する悲劇が数多あり……その反動で家族や身内をことさら大事にするのも自然であろう。サーヴァントとして召喚されても方向性は変わらずマスターは当然ながら自分たちの身内に該当する者すべてを大事にする。
かつては息子・隆元にも「能や芸事、慰み事のような遊びは要らぬ」とまで言った元就だが、これはあくまで戦を第一とした世においての言である。単なる趣味嗜好の面で言えば遊びの類をよく好む。孫の遊びにノリノリで付き合ってくれるおじいちゃんタイプ。>>297
一方で戦国の世の習いを過不足なく発揮できる人物でもある。暖かく民を愛する傍らに、兵をただの数字として扱うことを厭わない。敵を敵と見れば容赦なく、敵すら内に入れれば公平に扱う。
人の話をよく聞き、その心情を慮る姿勢が彼を大名へと押し上げたことは疑いようがないだろう。しかしそこはやはり戦国出身と言うべきか、問題解決の方法は効率重視の非人道的なものが多い。これは生前の所業もさることながら根底に「殺れば殺られぬ」という大原則を持つがゆえ。
かぎりなく現実的に万策を尽くすその様は、極悪非道にして卑怯千万と呼ばれるに相応しい大名っぷりであると共に、欲を満たす素振りを見せない振る舞いは、どこか、人らしからぬ。
そのような人柄が形成されたのは環境によるところが大きく、民と民の住まう領地を守ろうと自らを律し続けた結果である。前提が違えば……それこそ平穏な世に生まれていれば争いごとに関わりのない人生であったことだろう。
ともあれ、七十年以上も続いた余裕を薪とする人生のおかげですっかりそちらが"素"となってしまったが、そのことについて本人が特別思うことはない。そうでなければ何一つ成せず、何か一つでも成せるならそれは望むところであったからだ。
悪を愛さず。善に憧れず。流血を許し。残虐を罰し。人道を認めて。非道を用いた。自らが強者であると世に誇示し、自らが弱者であると文に愚痴る。
ああなんと半端な人物だと思われよう。彼は周囲をふりきるような"うつけ"でもなければ、高みだけを目指した天下人でもない。強く在り続けられる神でもないし、人情の悉くを無視できる鬼でもない。
彼は人だ。人である。
ただただ、必死に生きようとする、人なのだ。
自らを『人である』と定める自負にはいくつもの要素を内包している。弱者の嘆き、強者への克己、無力故の怒り、弱きが強きを喰らったという驕り、それでも弱きままで変われぬ自嘲、神仏に祈らずにいられぬという弱さの再確認、それらすべてをひっくるめて開き直ったものが『人である』という一言に込められている。>>298
そんな彼の聖杯にかける願いは、また半端なことに『手に入れてから考える』という。
願いはある。後悔の多い生涯を送ったこの身には覆したい過去なぞいくらでもある。先立ってしまった我が子を、早くに亡くした妻を、この手にかけた弟を、多くを自分に費やさせてしまった養母を、幼い頃に失った父を、母を、そんな風に生きるだけで心許せる友のひとつも作れなかった自分を、変えてみたいという願いがある。
あるが、我欲に偏った戦い方なぞ"毛利元就"は後にも先にも知りはせず。
人も時世も自分ですらも千変万化が現世の常。時々に応じて自他を見極めることもせず、代わり映えのしない願いひとつに固執するなどとても考えられん───と。
「ま、流行りに弱いというだけの話じゃな」
【一人称】儂(弓)、わし(剣)、私(殺)【二人称】そなた、お主、あなた 【三人称】あやつ、あれ、あの人
【セリフ例】
「あまり期待はせんでくれよ? どうあれ儂は、ただの人じゃからのう」
「戦国大名なんつう括りならまぁ儂は"ハズレ"であろうなあ。……なぁに、何事も使いよう。そなたも主を名乗るくらいなら、この老躯ひとつくらい悠々扱って見せよ」
「現代のSNSとやらはけったいなもんじゃなぁ。世界と繋がるなどと謳うわりに見える景色は主観に過ぎる。使い方を間違えてくれ、と言わんばかりではないか」
「能や芸事は要らぬ……なんつったのもまぁ、なんというかなぁ。余裕がなかったのじゃよ。超~わかりやすく言えば遊んでるヒマがなかったんじゃ」
「魔王だの軍神だのといった傾いた連中と一緒にするでない。只人の儂と比べても勝るものなどそうそう無いわ。…………ま、容易く負けてやるつもりもないがな」
「儂は人である。そなたと然程の差もないような、な」
「家族、友人、身内……なんでもよいが、大事にしておくべきじゃ。悔いのないようにな」>>299
「これは親切心から言うことじゃからよぉ聞いとけ。儂からそなたを裏切れる手段があるのなら今の内に開示しておけ。そなたがひとつ開示するたび儂からもひとつ明かすとしよう。
信じると言えば聞こえはいいがなぁ、『知らないはず』などと考えているうちは対策のひとつも打てなかろ?」
「そうそう、それでよい。せいぜい儂の心中を疑い、心配しておけ。それが移ろう人の世と心に抵抗できる数少ない手段じゃからな」
「よいか? 手紙は儂の目の届かぬところで読むのだ、よいか? よいな? ……何故かと? 目の前で読まれたら恥ずかしいからに決まっとろうが」
「……ああ、それと。手紙は読み終わったら、ちゃんと返すんじゃぞ?」
可児才蔵に対して
「幾度も主を変えて戦乱の世を生きた、なぁ。それなら儂にもいくらか覚えがある……
なんて、裏切りと同列にされれば気分が悪いか。しかし、とはいえ、それはさておき、じゃ。安芸国に縁にある者同士、仲良ぅしておくれよ?」
黒田長政に対して
「のうのう、知っておるかのぅ? お主の幼名、儂と被っておるらしいぞ? よくある名だからのう、『松寿丸』?
そんな顔をせずとも、儂が逝った後で毛利とドンパチやったのは聞いとるよ。で? で? どうじゃった? 儂の子らは強かったろう?」
キールタ・マックローナンに対して
「ほぉん、嘘が吐けぬ代わりに一騎当千、か。儂と同じ爺のわりにゃ海か山かっちゅうくらい違うのぅ。
……ぶっちゃけ、それ、不便じゃろ?」>>300
毛利隆元に対して
「儂らは一度死んだ身じゃろうが。……ったく、儂は子が身代わりになるのを喜ぶ親にでも見えたか? バカタレが。
ほれ、もう能や芸事は要らぬなどとは言わんから、お前のおすすめの一冊を教えておくれ。文字の読み書きは儂の得意分野じゃぞ?」
丸目長恵に対して
「あやつ、儂の話ガン無視で初陣に出た頃の元春みたいじゃの……あの熱した刃のような剣幕なぞ、既視感すらあるわい。
しかし……のぅ、儂の認識じゃサーヴァントは全盛期の姿で喚ばれるはずなんじゃが。"あれ"が全盛期になる生涯って儂やばいと思うの」
果心居士に対して
「ほ! こりゃまた懐かしい顔が出たもんじゃ! おぅおぅ覚えておるぞ、金をせびりにきたお主の大道芸!
今もありありと思い浮かべられ……ああ……真、勿体なかったのぅ、お主の技は。戦国ならざる平穏な世ならば、いくらでも使い道は広がったろうに」
イチキシマヒメに対して
「こっ、これは、まさか! あなたが厳の島より参られようとは! この元就、胸が高鳴る思いにござる!」
井伊直政に対して
「(好悪の判断がつかないびみょ~な表情)
ああ。うむ。いや、少々思い出しておっただけじゃ。主のためにと突撃する部下は、どこにでもおるもんじゃなぁ……と」>>301
宇喜多直家に対して
「あぁ~~……ああ、嫌ァな輩がおるの。儂が手段選べなかった理由の一端がおりおるわ。
あのテの二枚舌は敵にしても味方にしても信用ならんぞぉ? 声も届かぬ距離に置くが一番じゃ」
本多忠勝に対して
「こりゃあ確かに"過ぎたるもの"じゃな。まったく、お主のような強者がおると思うだけで肚の底が冷える。
……うん。だからよかった。お主のような者がいくらでもいたから、儂は勝ってやるのだと躍起になれたものよ」
山中鹿之助に対して
「ふん、いつまでもしつこい業突く張りめが。……ならば、問おうか。
お主のその見上げんばかりの忠義とやらで、戦に勝てるか。敵に勝てるか。儂に、勝てるものか? ───如何に?」「いつの世も変わりゃぁせん! 『みんなの力を合わせる』ってェのが最強に決まっとろうが!」
【クラス】セイバー
【真名】松寿丸/毛利元就
【性別】男性
【身長・体重】165cm・54kg
【肌色】黄色人種【髪色】黒髪【瞳色】黒目
【外見・容姿】黒髪黒目の鎧武者。白い歯を見せる笑みは日向のように明るい。
【地域】日本
【年代】14~15世紀
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:C+ 耐久:C+ 敏捷:C+ 魔力:C+ 幸運:A 宝具:E~EX
【クラス別スキル】
対魔力:C
魔術への耐性。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
騎乗:C+
騎乗の才能。水軍の逸話を持つセイバーは特に水上を進む乗り物に強い。>>308
【固有スキル】
友誼の証明:D
敵対サーヴァントが精神汚染スキルを保有していない場合、相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことができる。
聖杯戦争においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。セイバーは『厳島の合戦』で知られるように無勢で多勢を切り崩す術に長けている。相手が自陣営より数で勝る際にボーナス判定。
一日の計は朝にあり:C+++
『一年の計は元旦にあり』という諺に連なる、セイバーが毎朝欠かさず続けた朝日への祈り。
祈りを絶やさず続ける限り、召喚時点から現在までの戦闘経験を蓄積して成長することができる。幸運を除いた全ステータスにプラス補正を与える他、陽光の属性を帯びる。
謀多きは勝ち、少なきは負ける:B
セイバーの息子、毛利隆元に宛てた文言。戦における信条が一つ。
狂化、精神汚染あるいはその類似スキルを所持している者。混乱、暴走状態のような正常な思考ができない者などの『会話が成立しない相手』に対する特攻能力を持つ。また、味方全員に同様の効果を付与する。
百万一心:C
「日を同じにし、力を同じにし、心を同じにする」という一致団結の重要さを説いた教え。
力の方向性を合わせることに特化した亜種のカリスマスキルとして作用する。またセイバーへの一方通行に限り、味方が持つスキルおよび宝具の譲渡を可能にする。双方の合意が条件。>>309
【宝具】
『神威光臨大鳥居MIYA-JIMA』
ランク:EX 種別:固有結界 レンジ:果てを設けず 最大捕捉:来る人拒まず
セイバーの戦歴においてもっとも有名であろう『厳島の合戦』を基にした固有結界。朱色の大鳥居を中核にした瀬戸の内海を展開する。
万を超える軍勢を、その半数以下の軍勢で崩したジャイアントキリング。本質を『逆転劇』と定められた効果を発揮する。セイバーと相対する敵の戦力差が大きければ大きいほどに理屈を超えて勝利の可能性が増大する。
例えば雨露に足を滑らせてしまったり。
例えば神風の起こす波が船を揺らしたり。
例えば頭上のみに浮かんだ嵐雲から雷が落ちたり。
彼我の戦力差が明確であるほどに、不可思議な勝利の可能性は増しながらも増すほどに繰り返される。
あくまで逆転劇であることを要点とした宝具であるため、かの合戦を成しえた立役者たる毛利水軍は召喚されない。
この空間に喚べるのはセイバー自身が召喚後に縁を繋いだ者たちのみに限られる。ここに人かサーヴァントか、神かケモノかといった区分けはない。なお、宝具の基が『厳島の合戦』にあるため『毛利水軍』役にあたる人員の有無によって空間の規模は減衰していく。史実になぞらえて4000人以上集めれば最大の効果を発揮する。目指せ友達100人超えて4000人。
『日に紡ぐは三星の一文字(ちどりいちもんじ)』
ランク:E~EX 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
『神威光臨大鳥居MIYA-JIMA』を一刀に収束させた対人宝具。
技量に基づく魔剣ならず。神秘に紐づく妖術ならず。若武者の抱いた祈りを刃に乗せて具現化する。
その威力はリミッターを設けぬ加算方式で決定される。セイバーの祈り、呼びかけに応えてくれた者すべての魔力を威力に加算する。ここに敵味方の線引はなく、また天地人の区分もない。
応えてくれた各々の属性を反映する効果があり、矛盾を越えて束ねられた勝利の一刀が完成する。>>310
【武装】
『千鳥一文字』
毛利輝元が吉川、小早川と共に厳島神社より取りだしたとされる太刀。セイバー自身がこの太刀に関与する話はなく、紛れもなく他人のものである。
すなわち他者の力もまとめて自身に束ねる、というセイバーのスタンスを象徴する一刀と言えよう。
【解説】
松寿丸。元服名を毛利元就。安芸国を中心に中国地方を制した戦国大名の若かりし頃。
彼の戦歴や逸話といった"有名どころ"は晩年に偏っている。初陣にこそ華々しい記録はあるが、基本的には苦難苦境に耐えた若輩時代である。
二十半ば頃の姿で召喚されたセイバーは乞食若殿と呼ばれた記憶も新しい。いっそ開き直った貪欲さと、戦乱を生き抜く必死さに焦点を当てた全盛期と捉えた霊基。
【人物像】
明朗に快活。意気や揚々。自分の行く道を信じて歩き続けられる人。何かにつけて行動的で自分からガンガンと周りごと巻き込んでいく。老成した自分よりも広島弁がにじみがち。
基本的な精神構造はアーチャーの毛利元就と同一。勤勉、丁寧、誠実であることに変わりないが若さゆえのやる気に満ち満ちており、それがそのまま行動力へ変換される点が大きな違い。
未来まで含めて自分の器がどの程度のものであるかを理解している。自らがただの人でしかないという自負も持ち合わせており、客観的な自己評価は高いとは言い難い。いや自分は弱いとどこか悲観する部分すらある。そんな部分は口にすることも書にしたためることもないが。
若さに任せた快活さも未熟な自分を隠すための演出、ハッタリという側面がある。それはけして大げさなものではなく、素の自分をほんの少し飾り立てて人により良く見られようとするような……ありきたりな"人間"なら、誰しもがやるようなことでしかない。
弱さを認めるがゆえに、彼は他者の力を評価し、評価に応じて欲しがる。強いと見れば欲しがり、可愛いと見れば欲しがり、面白いと見ればやっぱり欲しがる。自分以外の人間の力を惜しげもなく借りようとする様は、やはり毛利元就と言うべきか。
行動方針は元気な大型犬。あっちこっちに興味本位で動き回るためマスターはある程度手綱を握れるようになっておかねばならない。その真名は非道な一面もあることで知られるが目的のある悪事しか容認しない。悪意のための悪事を見れば一度は止める。二度、三度と話を聞かぬようなら見限るだろう。>>311
抱える願いは『世界征服』。これは一度きりの聖杯に望むものではなく、もっと大局的な人生の目標とでも呼ぶべき願い。
まだ十を超えた頃の松寿丸は『松寿丸に中国制覇ができますように』という付き人の願いに立腹したという。曰く「中国を欲すれば安芸を治めるが関の山。真に中国を治めんとするならば天下を欲するべし」と言い放ったのだとか。此度の願いもこれに近い。
しかし世界征服を期して天下を戴くかと言えばそれもまた違う話。召喚されてから退去するまでの間に、何を欲しがっても手に入れられるように"ひとまず"世界を獲っておく。先に世界すべてを手にいれておけばその後に何が欲しくなっても即座である───という考えから。
要するに願いを叶えるための準備、といったところか。
【一人称】儂(弓)、わし(剣)、私(殺)【二人称】そなた、お主、あなた 【三人称】あやつ、あれ、あの人
【セリフ例】
「いつの世も変わりゃぁせん! 『みんなの力を合わせる』ってェのが最強に決まっとろうが!」
「わしは人並みに弱いが、英霊並みには頑張れる。ま、頼りにしてよいぞ」
「もちろんわしはお主のサーヴァント、であれば、お主のモノとして扱ってもらって構わん。
そして必然! お主はわしのマスターじゃ。となれば、わしのモノとして扱うこともある。よぅよぅ心得ておけよ?」
「なにがおかしい? 友達から始めようという物言いはこの時代にゃそぐわんのか? 違う? なんじゃい?」
「手紙……手紙な、うむ、そりゃぁ書くが……いや! やはり書かん! マスターの前では書かん! 恥ずかしゅうてどうにかなってしまうわ!」
「わしは家族を大事にするし家族にもそのようにしろと言う。現実的な話として不仲は隙にもなってしまうからな。
家族の間で仲良ぅしている間は目に見えぬ強固な護りが生まれるというワケじゃ。だからわしはマスターも大事にしようと思っておるよ」
「当世はいいもんじゃいなマスター! あっちもこっちも欲しゅうてたまらんけぇに、行ってきてええか!?」
「わしが弱いことは認めるがそれはそれとして一個の男児。負けりゃぁ悔しいに決まっとらい」>>312
黒田長政に対して
「おぬしが松寿丸か? わしも松寿丸じゃ! 顔を覚えやすいとっかかりがあるのはええもんじゃのぅ!」
前田慶次に対して
「いいな、あやつはいい! 明るく、楽しく、何より見ていて気持ちが好い! だからこそ惜しい!
人に使われぬ様がもっとも輝く、とは! そうでなけりゃぁ縄でも鎖でもくくりつけて、わしのモノにしてやってたところよ!」
丸目長恵(セイバー)
「胸を借りる思いじゃ。わしがどれだけ爺になってもあれだけの武は積めまい。
さぞ実りある若かりし頃をわし如きがなぞれるはずもないが……猿真似くらいはしてみせるわ。一本、付き合ってもらおうけぇ!」
太田道灌に対して
「やりやすくも、やりにくくもあるな。
付き合いの軽さは見たまんまじゃが。さて根っこはどうか。
自ら道化に成り代われる奴は面倒なものでよ。とくりゃぁ当然───さっさと仲間にしちまうのが一番よなぁ!」
藤原俊仁に対して
「……嗚呼、神に近いモノじゃ。天にて輝く光か、天より落ちる影かは計りかねるな。
どうあれわしらにとっちゃ祈るような相手よ。相手、なのだが……うむ……やはり、欲しがっちゃいけんじゃろか」>>313
自来也(キャスター)に対して
「かぁっこいいのぅ……わしとて一人の男児であるからして。斯様な絡繰仕掛にゃぁ当然、胸、心が躍る躍る。
はぁ………ひとつ欲しいのぅ……。ほしい……」
九鬼嘉隆に対して
「あれか! あれが織田が誇る九鬼の水軍! ああ知らぬはずがなかろうさ!
我が生涯最大の戦果! 最高の逆転劇もまた水軍にあり! となりゃぁ───腕比べの一つもなきゃ退けねぇってもんよ! 喚べねぇけどな!」
山中鹿之助に対して
「わしが弱音を零した空に、あやつは苦難を望んだと聞く。
良くも悪くも……わしにゃぁ真似の仕様がない生き方よ。はっ、未来のわしが面倒臭そうにするわけじゃ」
【他クラス適性、変化傾向】
・アーチャー
筆まめ手紙魔な和を保とうとする好々爺。
その柔らかさで三本の矢をひとつにまとめてみせる。
・アサシン
謀神と呼ばれ居城を構える後方黒幕スタイル。
それが幻とも知らずに。
【製作者】黒鹿ファン「私が謀神・毛利元就である。控えるがいい。…………うぅん、やっぱりちくと無理がありますか?」
【クラス】アサシン → フェイカー
【真名】毛利元就 → 郡山城の人柱 → 郡山城の老狐
【性別】男性ないし女性もしくはオスかメスか
【身長】184cm/148cm/48cm
【体重】73.4kg/34.7kg/4.7kg
【肌色】黄色人種【髪色】黒髪/白髪【瞳色】黒目/紫眼
【外見・容姿】"郡山城の難波谷に赤白の老狐が住んでいた"……というお話にならって毛色は白く、目元に赤い線が引かれたくノ一仕立て。耳や尻尾もお望みならば。
【地域】日本
【年代】14~15世紀
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:B 魔力:D 幸運:E 宝具:D
【クラス別スキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を絶つ。
完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。>>316
単独行動:D
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクDならば、マスターを失ってから半日ほど現界可能。
偽装工作:C
ステータスおよびクラスを偽装する能力。普段はアサシンのクラスに偽装している。
キツネに化かされてしまう程度の相手にはまず見破れない。
【固有スキル】
一日の計は朝にあり:-
棄却済み。白日の下なぞ恐ろしゅうてたまりせん。
謀多きは勝ち、少なきは負ける:E-
主、毛利元就が毛利隆元に宛てた文言。戦における信条が一つ。
狂化、精神汚染あるいはその類似スキルを所持している者。混乱、暴走状態のような正常な思考ができない者などの『会話が成立しない相手』に対する特攻能力を持つ。また、味方全員に同様の効果を付与する。宝具使用時のみ使用可能。
眼東南を見て、心西北にあり:E-
主、毛利元就に「戦では元春に及ばぬ」と言わしめた吉川元春の将としての在り方が元となったスキル。
鍛錬と戦場で培った直感力、洞察力、危機察知能力の神髄。
心身ともに隙無し。"背中にも眼がある"かのように戦場の一切合切を察知する。死角など存在しない。
「乱戦の心得」「直感」「心眼(真)」の複合スキル。宝具使用時のみ使用可能。>>317
広島城の計:E-
平地に建てられた広島城を敢えて弱く見せることで警戒心を解いた小早川隆景の逸話を元にしたスキル。
効果は自身の強さを相手に誤認させる、というもの。認識阻害によるハッタリ。
無力を装い油断を誘うも良し。大英雄のように振る舞い気を引くのも良し。少し判断力を鈍らせればそれはそれで良し。要は、使い方次第。宝具使用時のみ使用可能。
忍術:B+
諜報技術、戦闘術、窃盗術、拷問術などの総称。
尼子・新宮党の内部粛清にまで至らせた彼らの調略術は人心を惑わすことに長けている。零す流言はどれほど荒唐無稽な内容であっても聞き逃せず、一定の疑心となって心に残り続ける。
妖術:C
幻術の東洋版。郡山城の民話に伝わる老狐のもたらす化かしの術は、騙くらかすことに長けたもの。
化かされた尼子方の兵糧は気づけばただの〇〇になっていた───なんて話もあるほど。
謀神に影ぞあり:A
語り継がれるほどの権謀術数も頭の中で巡るだけでは形にならず、それを実行する手足指先あればこそ。
毛利に属していた隠密集団『世鬼一族』『座頭衆』を呼び出して使役する。いわゆる忍びの者。いわゆるニンジャ。
いずれも直接的な戦闘力を持たないが『忍術』および『妖術』の効果を共有している。こと"騙し"に限れば非常に強力。
百万一心:E+
母を失い、築城の人柱となる運命の娘がいた。これに対し元就は「一人の犠牲ではなく全員の一致で事成すべし」と言い、百万一心と書かれた石碑を人柱の代わりとした。そんなお話に基づく一致団結の重要さを説いた教え。
力の方向性を合わせることに特化した亜種のカリスマスキルとして作用する。ただの作り話でしかないとしても、この一言が私であるならば。>>318
【宝具】
『誰そ彼時、昇らぬ白日に夢見たり』
ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:3?0?人
毛利元就の居城とされる吉田郡山城をカタチある幻として顕現させる。のみならず"吉田郡山城の戦い"の再現を目指した毛利全軍を召喚する対軍宝具。毛利元就として振る舞うフェイカーは本宝具使用時のみ追加で三つのスキルを使用可能になる。
しかし所詮、幻は幻。黄昏時から見える枯れ尾花は白日にさらされ光と消える。宝具使用後、三日天下も成らぬ一夜城と共にフェイカーは消滅する。
吉田郡山城の戦いは三万の軍勢に対して三千以下の兵で籠城し、勝利したという毛利元就の代表的なジャイアントキリング。中国地方制覇の足掛かりとして見れば厳島ではなく郡山こそが元就公のベストバウトであるとも語られるほど。
しかし……その実態を伝える記録はどうにも疑わしいものが多い。
曰く、郡山の老狐が幻術によって尼子軍を騙くらかして翻弄した。
曰く、敵の位置を光りて知らせる刀、銘を『稲光』が地中にあり勝利をもたらした。
曰く、兵ならざる民草八千余りを城に引き入れ旗を掲げさせ、あたかも大軍がいるかのように見せかけた。
などなど。細部にいくつかの違いがあるものの凡そこういった伝承の類が散見される。さらに言えば籠城戦であったかどうかも疑わしい点がいくつかあり、いよいよ真実味に欠けるのがこの吉田郡山城の戦いである。
ここはひとつはっきりと言おう。これらの伝承・記録は真っ赤なウソである。何ら確かならざりて、まるで真実に基づかぬ、勝ち戦ひとつを盛りに盛って誇張した、大が三つも四つもつくホラ話。
この城において確かなことがあるとすれば。それは毛利元就と名のついた生涯の最期を飾ったことであろう。>>319
『三本の矢』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:3人
一本の矢はたやすく折れるが、三本に束ねた矢は折れない───という、例え話をもって毛利元就は三人の息子に一致団結の大切さを説いたとされる有名な話。そしてこの話の多くの部分が、後世の創作で肉付けされたものであることも、広く知られている。
フェイカーのクラスでは霊基の成立の本宝具の力も借りている。
一本目に依代となる郡山城の人柱を。
二本目に立役者たる郡山城の老狐を。
三本目に父の霊基に届くまで身代わりを願った親不孝者の長男を。
以上の三本の矢をもって『毛利元就の影武者』としての霊基を成立させる。
【Weapon】
『稲光』
吉田郡山城の戦いで地中から見つかったと伝わる光輝く太刀。
目くらまし程度にはなるが特に熱や魔力が込められているわけではない。
【解説】
謀神と称された毛利元就……その影武者。代役。身代わり。
計算高くも心中見通せず。未来さえ見通すような、思慮深き安芸国の知将。後世にて称えられる毛利元就にはそのような側面もあるが、それは内心必死でただただ生き抜いた毛利元就の実情とは外れる部分が大きい。
この霊基で召喚される毛利元就とは『無辜の怪物』未満の信仰に左右された夢幻の如きモノである。
霊基成立に用いられた要素はいずれも真実から遠いもの。人柱になるところを助けられた作り話の娘。幻を見せた尼子軍を翻弄した老狐。自分を身代わりにしようとした父の偽者。それらをまとめて束ねた霊基は暗殺者に見せかけた偽者のクラスとした確立した。>>320
母を失った娘はその後、実に十五年以上も毛利元就に付き従ったとされる。果ては側室として迎えられた、お抱えの世鬼一族に弟子入りしてくノ一となった、実は最初から狐の見せていた幻であった……といくつものパターンが散見されるが此度召喚フェイカーはこの要素をすべて持ち得ている。
すなわち恩義を感じて元就に寄り添った娘であり、恩義に少しでも報いようと隠密を技を覚えたくノ一であり、それは狐の化けた姿でありながら"ままごと"が楽しくなってしまった、そんな偽者のお話。
そんな思い出もあってないような御伽でしかないわけで。話半分に聞き流してもらえれば、それは、それで。
【人物像】
冷徹非道にして血の通わぬ冷たさを見せる謀神・毛利元就……の、実態は、裏表に影だの闇だのを見せない元気ある人柱の娘。……を、演じる、人を化かすことに悦を覚えるいたずら好きの狐。
……という前提に従って動く、偽者の身代わり。
普段は中間地点にある娘の姿をメインに使い、毛利元就の姿は対外的に見せつけるためだけに使う。
基本的に敬語口調。毛利元就ロールプレイ時を除いて従者メンタリティの言動をする。意味合いは変わるが、どちらであっても『人の嫌がることを進んでやる』の一点は共通している。
百万一心の話の元になったことも影響しているのか、みんなが仲良くできるのを良しとする。仲間外れを捨て置けぬ面倒見のいい娘さん。
その姿が狐の"化かし"の一環であることは疑いようもない。とはいえ真になりかけるまで繰り返した嘘は狐自身にも何から何までが真実であったかよくわからなくなっている。結局は人の好い娘さん、という認識が自他ともにあることに落ちつく。
自らの存在がウソ、偽者、夢幻そのものという自覚があり、心底ではどこか一歩引いている。元々があってないようなもの。お役目を果たしてさえいればそれでいいと考えている。
行動方針もそれに倣い自分というものを出さない。盗めと言われれば盗むし、殺れと言われれば殺る。個人的な感情から眉をひそめることはあろうが命令に逆らうことはない。唯一『本当に自分を見せろ』といった類の命令には困り笑顔を浮かべながら否と言うだろう。>>321
聖杯にかける願いはない。毛利元就の身代わりとして召喚された時点で目的は果たしている。よってフェイカーの意思如何で仕事に影響を与えることはない。強いて言えば偽者として、嘘としての最後の矜持を守ること。すべて終わったのちに忘れてもらえれば、それで…………。
【一人称】儂(弓)、わし(剣)、私(殺)【二人称】そなた、お主、あなた 【三人称】あやつ、あれ、あの人
【セリフ例】
「私が謀神・毛利元就である。控えるがいい。…………うぅん、やっぱりちくと無理がありますか?」
「みんな仲良く、が肝要です。ギスギスしていれば勝てる戦も取りこぼしてしまいますから」
「任務も雑務もお任せあれです。どうせ生前からの趣味などありませんから、仕事をしているのが一番です」
「え? 私が化けた元就様が実態よりも身長高いし美形?それは……息子さんの理想が入ってるから仕方ないと言いますか……ああいうのが"イイ"と憚らないのです」
「サーヴァントなる立場を差し置いても、元より使い捨ての羽矢が如きモノ。どうぞ便利に使ってくださいまし。
……なんて言われても普通は困っちゃいますよね? なのでまぁ、簡単なことから命じてください。先ずは早朝のごみ出しなどいかがでしょう」
「あの城は、吉田郡山城はある意味で元就様の墓と言えます。身代わりたる私がかの城を宝具とするのは、いずれかの縁に依るのでしょう」
「どうかお気に留めぬよう。その場限りの嘘偽りなど、忘れていただくが幸いです。そうでなければ、私は、」
真田幸村に対して
「なんと、まぁ、まぁまぁまぁ。あのように武勇知れ渡る御仁でも、私に近いの身の上であるのですね。広い世というのは不思議なものです」
謎の隠密Xに対して
「なっ、なんですか藪から棒にニンジャニンジャと! 私なんぞに振るえば風魔の技とやらの程度もしっ、知れましょう!? いいんですかなー!?」>>322
伊達政宗に対して
「……? あ、違います。確かに女子の身ではありますが毛利元就が女性……というわけではなく。
言わば影武者でして本人ではないのです。なので、そのぉ~共感してもらえたところは……ええっと、ごめんなさい!」
児雷也(アサシン)に対して
「ぬぬぬぬ……時代が移れば流行り廃りもあるでしょうけど……忍びとしてあれは良いのですか。忍びって、ニンジャってなんですか?
派手です、派手すぎるにすぎましょう? 主様だって仕事のできない忍びは困…………えっ、ああいうのがいいんですか!? 絶対目立つのに!?」
雪女に対して
「元より確かならざる者であったでしょうに、なかったことにできないんですね。私は、あなたのようには…………いえ、いいと思います。溶けない雪も私は好きですよ」
ごんぎつね(プリテンダー)に対して
「はあっ……! だ、大先輩だ……! クラス的にも、…………狐的にも!!!」
【製作者】黒鹿ファン>>325
モリモリモーリはゼロモトナリ
あー…そうですね、隆景もガッツリ関係ある人このスレにいるしそれはそれでいい味出そうな…
世代的な意味でも美味しいポジションなのは隆景ですし。そこのところ元就はおじいちゃんすぎるから…
>>326
ゴメンネ…オオクテ…オオスギテ…
鹿之助にハマる前より元就推し + 6年納得いくものが作れず溜まったネタ、という合わせ技で大変なことになりました。後悔はない
やっぱり居城だからなのか盛り盛りされていそうなお話が多かった気がしますねぇ…郡山周り
宮島にも行きましたがそちらはあっさりな印象
「元就の人物像」は一番大変だったので注目してもらえて嬉しや嬉し
若い方と歳食った方でそれぞれ逆に言及してるのが地味こだわりポインツ明日使わなくて大丈夫な無駄知識:
戦国basaraシリーズの毛利元就といえばあのでっかいフラフープみたいな輪刀が武器ですが、初代は采配(はたき)でペチペチこちらを殴ってきました。そういえば2週間経って奏章絡みのお話も解禁ということでぶっちゃけてしまうんですが
次の冒険旅行記のプロットを天使が「いる」という前提でコツコツ作っておりました…公式からはっきり「いない」と言われてしまったので見事全ボツです。泣いた
天使に絡めてルナの父ちゃん出してやろうと画策したりしてたのでいっぱい悲しい…メレ坊に会わせたかった…
そんなこんなで元就が完成してしまったのも合わせて宙ぶらりん気味な私です。横浜に振り切ってしまおうかしら…
ともあれ概念礼装的な強化パーツとしてなら使えそうなのがわかっただけでも収穫といえば収穫
天使+幻霊の違法サーヴァントによる「天霊聖杯戦争」とか思いついたりしてたんですがたぶん実現することはないと思います奏章Ⅳについてはまあ概ねなるほどなー!!と
教会関連の設定作るときやカバラなんかで色々使えそう
最近はリレーの進展もないのであまり顔を出す機会が減ってしまって…あと最近の過疎気味に見てくれる人もいないかもしれないという不安で書き溜めた天墜聖杯戦争を貼る機会も完全に失ってしまって…
毛利元就さんにつきましては戦国時代はマジでほぼほぼ詳しくないのでへー!!!ってなりつつ言えることがほぼない仲黒鹿さんの設定の作り込みの熱意はめちゃくちゃ感じるので脱帽してスタンディングオベーションですスレそのものは追ってるけど、IN率と(主に自分の)執筆スピードが下がってるんでレス出来る事がない……。
マスター縛りでタロット当て嵌め!とかマスターそれぞれにとって公式とwiki産の相性悪い良いサーヴァントとは?なんて話題が思いついてるけど、人いないと効果半減だしなぁ継続してアウトプットするのは……まぁメンタル部分は本人にしかわからない部分もあるから置いとくとして
とりあえず体力つけましょう体力!一日一回ラジオ体操するだけでもぜんぜん違うからとにかく体力!
創作に限らずどんな趣味でも120%楽しむためには体力が要ると思うのです
>>345
なんと…さびしくなってしまう…
落ち着いた日々が戻るのを待っております
いきます実家。ママンと師匠出します!まあでも5月中にできれば終わらせたいと言ったのはアタシなので見てくれる人がおらずとも天墜聖杯戦争の続き貼るわよ貼るわよ
最近はスレの進みも遅いしいつもより多めに貼ってやるわよ
でもやっぱり貪欲で感想も欲しいから今までの流れがわからない人はこっちからゆっくりでもいいから追ってもらえると助かるわよ
貼るわよ
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/Fate%252FFalling%20Star
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E6%84%9B%E6%86%8E%E7%AC%91%E3%81%84「私は、あなたたちを愛しています」
「嘘じゃないけど全部が本当じゃない。その目は何度も見たことがある」
「私は、あなたたちを恨んでいます」
「それが全部ってわけじゃないね。嫌でもわかる。見覚えがあるから」
「私の命は、あなたたちのために」
「呆れた。その言葉にどれだけの価値があるっていうの?」
愛しているし、恨んでいる。果てしなく、深くその感情を抱いている。そこから生まれる献身も本物だ。殆どの人は、この言葉を本物だと信じる。けれども相対する3人にとってはあまりにも薄っぺらく、信じがたい。天探女自身が言っているほど、真摯に召喚者を思うことはきっとないのだろう。ただ喚ばれたから応えたのみ。そして自分の尺度で手を伸ばす。神というのはそういうもので、呪いというのはそういうものだ。
謀略の坩堝にいることで愛情の裏に潜む憎悪がいつも側にあった青橋家に生きる撫海。母を失った父が末弟に向けた憎悪に覆い隠された愛情を間近で浴び続けた空野家に生きる恋。そもそもそういう駆け引きに興味のない天邪鬼の女神であるバーサーカー。彼らは真実に織り交ぜられた嘘を感じ取ることができた。きっとそれは、縁が繋がっているという理由もあるのだろうが…
「そもそも、縁となる触媒があればどんな状況下であれ召喚は可能か…っていうのはさぁ。アハっ、バカね!そんな理屈(ワケ)ないじゃない!アンタらどっちも“嘘”と“怨み”に満ちてんじゃん!」
「そんなことはありません。『彼らは誠実』です」「コケにするのも大概にしなさいよあんた。そんな風に見え透いた嘘ついて。……向き合わなきゃいけないことだった。てか向き合え。あたしのダメダメマスターどもが嘘だらけなせいであたしの本性が縛られてるんだもの!しっかり本音を曝け出してくれないとさァ!」
空間内に特定の領域を構築し、そこに入ってきたもの、触れたものをひっくり返す。物理的、概念的な反転はもちろんのこと、極まれば内面宇宙を持っている生命にすら通用する。『今昔真偽・虚誠反転(あまのざこ・あまのさく)』とはそういう法具だ。
本来は些細な反転しか扱えず、その反転させた事象に動揺を覚えた心を乱す…というものだが、この聖杯戦争を通してバーサーカーの霊基は遥かに向上した。大規模な反転さえ可能だ。
なのに、その全てがなかったことになる。ひっくり返る、なんてレベルじゃない。怪力で打ち出した特大の拳。その威力を空間ごと反転させて軌道や速度を変化させる。虚を突いた絶対必中の一撃となるそれが…天探女に触れる前に消え失せる。当たる前に消える。当たったはずなのに当たらない。そもそも何かもがなぜか上手くいかない。全て悪い方向に転ぶ。どう足掻いても天探女の掌の上。嘘が全てを塗り替える。
まず霊基の規模で負けている。次に世界法則をどれほど操れるかの占有率で負けている。そして最後に、嘘で世界を捩じ曲げる狡さで負けている。これまでの聖杯戦争で成長してなお届かない。世界からかき集めた膨大なマナ。集めた信仰や、創り上げたひっくり返る異界常識。これらを組み合わせればバーサーカーが天探女と同等な存在にまで昇華できる素養は十分に持ち合わせているはずだ。
なのに届かない。あと一歩が果てしなく遠い。バーサーカー側に至らぬところが全くないのであれば、バーサーカーが最後の一歩を踏み越えられない理由は明白だろう。バーサーカーと繋がっているマスター側に原因がある。それはきっと、嘘を嫌っていながら嘘をついて誤魔化し続けた撫海と恋の“熱”と“罪”だ。「俺は、俺の人生で後悔し続けてることなんて山ほどあるぞ。悪さも数えきれないぐらい……」
「んなこと聞いてないわよ。あるでしょう?今もずっと後悔して胸に突き刺さってること。自分が嘘をついたことで、愛した人を壊したこと。その事実から目を逸らしたこと。それがあんたの罪よ。あんたらの罪よ。いいからあたしのためにもさっさと吐きなさい!あんたの黒歴史なんてク.ソほどしょうもないんだから!」
「んなこと言ったって…!」
後悔なんてあるわけない、と断言できるような人生は歩んでいない。ああすればよかっただとか、こうすればよかっただとか、振り返ればそんなものばかりが湧いてくる。ただ、それは一過性のものだ。過ぎたことは仕方ないと割り切れているものばかり。
今もなお、己の心に深く突き刺さり苛んでいる?そんな後悔を抱くのは無駄でしかない。そんな後悔はしないように生きている。それで何が変わるわけでもない。それに、愛した人を壊したことなんて、一度も。一度も──────
「……なら、私から言うよなでみん」
「なでっ…!?」
「砕けた呼び方してほしいって言ってたじゃない。だからだよ。それにほら、同じ年長者で、同じ罪を背負ってるもの同士。私から咎を背負わないといけないでしょう?」
お前にはどうしても拭えない後悔の歴史がある。恋はそんな風に突きつけられても、一切の動揺を見せなかった。それもそうだろう。だって誰よりもわかっている。自分の嘘が引き金となって、大事な家族を壊したことをわかっている。子供の頃から今の今までそれをずっと後悔してきたのだから。告白することに何の躊躇もあるはずがない。
「私は、嘘をついた。父に虐げられていた弟が、父に存在価値の全てを否定されたとき。私はそれを見て見ぬふりをした。戦うチャンスはいくらでもあったのに戦わなかった。大丈夫という嘘をついた。…そしてあの子は壊れた。壊してしまった。これが、私の後悔と罪」生まれないほうが良かった。それがあの子の、末弟の尽が実の父に言われた言葉。尽を産んだことで母が亡くなった。それを父はたいそう恨んでいたのだ。およそ家族としての扱いではなく、生涯の怨敵とでも言わんばかりの憎悪を尽にぶつけていた。
「お前のせいで」「お前には何の価値もない」「どんな人間よりも劣っている」なんて。ありとあらゆる存在否定の言葉をぶつけられ、それを証明するような待遇の生き方を強制させられる。赤子の頃からそうであったのだ。反抗心や負の感情が生まれることなく、尽はそれら全てを受け入れてしまった。だから、彼が“初めて私と出会ったとき”に彼は私にこう言った。
『ぼくはどうしようもないク.ズです。そんなぼくにもあいさつしてくれてありがとうございます』
……そうだ、あの時、その瞬間。無価値じゃないと、あなたは屑なんかじゃないと言ってあげれば良かった。ただ一度でも抱きしめて、尽の存在を肯定してあげれば良かった。父が何と言おうとどうせ後継者は自分だということもわかっていたし、怯えることなく、躊躇うことなく、尽を愛してあげれば良かった。それだけでよかったのに。
『そう。……じゃあ、魔術の鍛錬があるから』
魔術の鍛錬なんてその日はとうに終わってた。自由な時間だったからこそ、気合を入れて尽と向き合おうとしたのだ。なのに…そのおぞましい壊れ方に目を背けた。直視すことで湧き上がる苦い罪悪感に耐えられなかった。“どうしてこんなになるまで放っておいたんだ”と、他ならぬ己の良心と、亡くなった母に責められているような気がして。自分が壊したわけではないのだからと言い訳をして逃げた。だから、取り返しがつかなくなった。今の尽は家族だけではない、他の全てと比べても異常なほどに自身の価値を卑下するようになってしまったから…。
「私が壊した。私だけが何とかできたのに、私だけがあの人に立ち向かえたのに。姉として守るべきだった弟の人生を破滅させてしまった。それが、私の嘘」
「あんた最悪じゃない。あのク.ソ女を呼ぶくらいだからどんな奴なのかと思ってたけど予想以上に」「ブーメランを投げつけたいところではあるけど、事実だし良いよ。後悔も懺悔もとっくに終わった。大事なのはここからどうするかだから」
どうするかなんてとっくに決まっている。守るだけではダメで、幸せになれるための方法を探すべきだ。しかもただ弟達を幸せにするだけじゃない。何か別の形で、自分のことを心配してくれる人たちを裏切らないように。自分自身も、幸せになれる何かで─────まあ、今は置いておこう。
「……それで、なでみん?本当に家族に対する嘘はついてない?」
「嘘はついたことある。親父とは仲悪いし、母さんは怖かったし。だけどそんなので生涯苦しむなん……て…」
「あるんだね?」
父の方針に納得なんてしなかったから反発したことはいくらでもある。母の内政に恐ろしいものを感じたからその裏をかきながら必死に己だけの勢力をかき集めたことに罪悪感はない。それは全て自分が幸せになるため。自分よりも強い両親に勝る力を手に入れるため。ただ、ただ……自分よりも力がない、自分の身内を、なんの利もなく壊したことは、ある。
「言ってみて。私は軽蔑しない。バーサーカーは性格最悪だからするかもしれないけど」
「?するわよ。当たり前じゃない」
「本当に最悪だな!?……ああ、ク.ソっ!俺は、俺の嘘は…妹を、人ではないものに変えてしまったことだ。自由に使えと言われて、自分がどこまで人を使えるのか試したくなった。だから使った。それが…あの子を人でなしに変えてしまった。今でも後悔してる俺の罪だ」己の指先のように人を使い、まるでその場にいるかのように盤面を支配せよ。全てを掌の上で転がすように、影から笑って見るが良い。それが青橋の魔術師として必要なもの。俺は後継者として期待され、だからこそその真髄を叩き込まれた。
とはいえ俺はその思想に全て賛同していたわけではない。ただ隠れるだけでは実感できるものもない。自分の手で試してみてこそ得られるものこそある。活発的に、褒められるようなことも褒められないようなことも。好きなようにやってきた。他人の人生の全てを支配し操って見ること。両親から出された課題と、そのために差し出された妹である嵐の人生。それも経験だと思い、俺は臆することなく手を出した。
『お好きなように、兄さん』
不当な扱いをしたわけではない。むしろ得になるように人生を決めたはずだ。今振り返れば、そんな大義名分で満足したから俺はここまで鈍感で愚かな存在に成り下がったのだろう。そう、そうだった。あのとき確か、嵐の人生の借用期限ギリギリに、笑ってみろと言ったら嵐が笑ったのだ。その笑みを見て、俺はなんと思ったのだろう?
『なんだ…お前、俺とそっくりだな』
普段の無表情は呆れるほど俺と似ていなかったのに。俺の命令で微笑んだ嵐の顔は、嫌でも血の繋がりを感じさせた。それほどまでに似ていた。そしてその時に気づいたのだ。俺のやっていたことの異常さに。ただ部下を顎で使うのとは訳が違う所業であることに。そして、その取り返しがつかなくなってしまったということも。
もう笑わなくていいと言えば、それだけでまた似ても似つかない表情に戻る。当たり前だ、俺は人として、嵐は道具として育てられたから。そしてそうしたのは俺だった。親父の命令だからなんて言い訳だ。魔術師として積むべき経験だと思って実行したのは俺だった。魔術師とて人である。人であるならば踏み越えてはならないもの。俺は自分の興味本位でそれを踏み越えて壊してしまったんだ。
「なのに今まで目を逸らしてた。けど振り返れば最低最悪だった。旅に出て、傭兵になって、色んな経験を積む度にそれが重たすぎる鎖になった。あの笑顔を見た時に、家族なんだと認識して愛情が湧いた。中途半端に人の人生を背負ってなんてことない顔してたのが俺の嘘だ」
「救いようのないカ.スね」「カ.スで結構!だから責任を取るんだよ。あいつから奪った分、あいつに返さなきゃならない。今まで無理やり忘れてて今更なんだって話だけど、それでも……」
「ま、いいわ。あんたらがク.ズでカ.スなのはあたしにとってはどうでもいいし!大事なのはあんたらがそういう人間であるって認めたこと、だものね!」
霊基を無理やり封じ込めていた枷が壊れていく。バーサーカーの本来の性質が顔を出す。本来、バーサーカーは己が嘘、悪性を認めた上で、それを否定しながら苦しむ者に惹かれて召喚される。どっちつかずの極めて人間らしい者と適性がある。
残念なことに、天探女が自分の代役として無理やり召喚し、サーヴァントとして捩じ込んだ此度の現界はマスターとの相性、適性はすこぶる悪かったのだ。撫海は己の嘘から目を逸らし知らないふりをした。“妹を壊した罪”を忘却した。恋は逆に素直に受け入れすぎだ。その癖、償うときに一番大事な“家族を守るだけでなく自分も家族も幸せにする決意”がなかった。
突き抜けすぎてむしろ中途半端。無理な召喚に加えてそんな二人に引っ張られたせいで、バーサーカーは本来の性質を発揮することが叶わなかった。そんな中で必死に信仰をかき集め霊基を強化したところで本来至れるものに比べたらたかが知れていた。どれだけ高みにある存在だとしても、バーサーカー…天逆毎はサーヴァントだから。
「それでいいのよ。人間なんてのはそんなのでいい。愚かで、惨めで、可哀想。嘲られ、侮られ、弄ばれる。そしてそれでも足掻く。だからあたしがいる。だからあたしがあんたらに寄り添うの。それでとことんバカにしてあげる。
あたしは天逆毎であり、天魔雄。人々の虚構から生まれた煩悩の化身。己の身から生じる邪心を嫌った人類があたしを創り、あたしに押し付けた。そうよ、あんたたちのありとあらゆる悪性は─────このあたしが原因なんだから!」前後上下左右全てがひっくり返る。反転した世界にて、バーサーカーとは常に反対に位置するように一人、長身の男が立っている。その軽薄な笑みはバーサーカーにそっくりで。まるで彼女から生まれ出でた子どものよう。それもそうだろう。彼の名前は天魔雄。天逆毎から生まれ落ちたとされる妖だ。本来は小鬼の使い魔として召喚されるが、霊基が再臨したことで彼の存在の格も向上した。いや、さらにバーサーカーが手を加えることでその上を行った。
今やこの一対の妖魔に貴賎無し。天逆毎が有する世界の裏返しも、天魔雄が有する精神汚染も、どちらの区別もなく扱える。存在の同一化、霊基の完全同期。どちらかの傷がもう片方にも反映されるがそれは誤差だ。“あの女の計画をぶち壊す”ことこそが全てなのだから。
「あと単純に出力も上がってんのよ!あんたの心も惑わすし、あんたの嘘もひっくり返してやる!」
「手数も二人分、出力も向上。ええ、『素晴らしい』ですね。私も『負けてしまう』かも」
「バカね。そんなわけないでしょ。“全然足んない”わよこれじゃ」
そう、これでやっと手が届くかという程度。そもこの街全てを包み込んでいるのが天探女の嘘の殻で、いわば手のひらの上なのだから。局所的にそれをひっくり返せるというだけで、さらにマクロな視点…たとえばこの、バーサーカーが構築した空間ごと全てを無かった事にされればそれで終わりだ。むしろ、早々に潰さねばならないと認識を改められたせいで余計まずいかもしれない。
「ま、それはあたしが自己保存を優先した時の話よね?」
「……あら」
「死ん.でもあんたに痛い目見せてやるわよ。マスター!」「令呪三画をもって命ずる。“世界をひっくり返せ”」
「私たちが許す。魔力も死ぬ一歩手前までなら全部あげる。だから思いっきり盤面を壊してしまって」
全ての令呪と天才である魔術師二人分、その魔力を吸い上げた上で。天逆毎と天魔雄という二つの霊基、魂、その全てを燃やし尽くす。二つ分の出力、二つ分の魂、二つ分の手数。それら全てをもって裏返す。狙いは天探女本体ではなく、彼女が嘘で作り上げた殻。
神秘の存在を受け入れ、信仰による想念の昇華を受け入れるこの世界そのもの。空想へと回帰したこの世界を、現実に引き戻す。少しでもヒビが入れば必然的に修正力は働く。全てが元に戻るからだ。そして、その身をサーヴァントの域から逸脱させた天探女もまた、修正力によって退去することとなる。とはいえ、嘘によっては再び世界を作り替えることも可能だが…
「……なるほど。あなた方は私を必要としていないのですね。全ては『あなたたちのため』に、あなたたちを勝たせるためにやっていたのに」
「ああ、邪魔だ」
「あなたに人生を振り回されるぐらいならここで負けた方がマシ」
確かに自分好みの脚本で舞台に立った人類を転がした。けれどそもそもは…そう、こうやって世界を作り替えたのも、全ては自分を召喚したマスターの願いを叶えるためであったから。それを否定されたのならば、神としてはここで終わるしかない。求められたものを与える。それが神だ。拒まれたのならば存在する意味もないだろう。そうでなければ“嫌いすぎて滅ぼしたくてたまらなくなる”から。それだけは、嫌だったのだ。「……やはり人間は『面白い』ですね」
「負け惜しみとかダッサ。あたしは人間から生み出された悪欲の捌け口。そんなあたしに負けたんだからあんたの方がつまんないわよ。だからさっさと消えな」
「ハッ」
憐れむような。蔑むような。そんな冷笑を最後に、天探女は消えていった。それと同時に空気が変わる。やけに澄んでいた大気が、現代の大気へと変わっていく。息がしづらくなったような、逆にしやすくなったような。変に爽やかな気持ちになれるような、むしろ曇るような。人類の世界が再び戻ってきて。
「……それで、まあなんだかんだあったけど今でありがとう。バーサー…カー…?」
「別れの挨拶もなしかよ。なんだかんだ言ってたけどあいつも大概俺たち人間のこと嫌いじゃねぇか」
天邪鬼なあの少女も。真っ当な別れなんて願い下げだと言わんばかりに消えていった。
おしまい。多分そのまま静観してればみんな共倒れして一人勝ちだったけど自分たちやほかにも色んな人を手のひらで転がして裏でニヤニヤしてたのが腹立って仕方なかったので勝ちを捨てて横面ぶん殴った人たち。バーサーカーのキャラシもあとで作りたいなぁ最近プロデューサーも始めたからお金が溶けていくのが早くなった気がする
>>346
まぁ私のアウトプット能力の低下って「書けなくなった」というよりも「書かなくなった」みたいなトコあるけど(いつも通りといえばいつも通りかもしれん)
ちなみに私はもしリリスがサタンだった場合
サタン「じゃあ己が女性態で現界した時のビジュアルはあんな感じでよろしくお願いします」とかする予定だった。結果的には杞憂でしたがマスター縛りで大アルカナ!
0愚者(冒険、無知/軽率、愚考): 1魔術師(創造、手腕/臆病、詐欺):
2女教皇(知識、聡明/残酷、身勝手):黒鳥蘇芳
3女帝(豊穣、母性/過剰、虚栄):メレク・アルマソフィア
4皇帝(責任、父性/傲慢、尊大): 5教皇(教え、寛大/狭量、怠惰):東雲玲亜
6恋人(恋愛、快楽/嫉妬、裏切り):三義経子?あるいはロウィリナ・プルウィセト
7戦車(前進、勝利/暴走、挫折):リドリー・フォーサイト
8力(力、勇気/本性、自惚れ):錫久里亥狛
9隠者(探索、思慮深さ/陰湿、閉鎖的、貪欲):アリウム・ガブリエール
10運命の輪(チャンス、一時的な幸運/誤算、不運):黒野双介
11正義(バランス、正当/偏見、不正):ルーカス・ソーラァイト
12吊るされた男(自己犠牲、忍耐/無意味な犠牲、盲目):
13死神(停止、損失/死からの再生、やり直し):クローディア・スチュアート
14節制(調和、堅実 浪費、不安定): 15悪魔(邪心、束縛、堕落/悪循環からの目覚め):
16塔(破壊、破滅/必要とされる破壊):朽崎遥
17星(希望、憧れ/幻滅、悲哀):ルナ・アードゥル
18月(不安、曖昧、混沌/不安の解消、明瞭、混沌の終り):
19太陽(輝く未来、満足/延期、失敗):20審判(復活、改善/再起不能、後悔):
21世界(完成、完全/未完成、中途半端):スィレン・ヌフクロッシュ
各作者の代表的だったりスレでもよく話題になるキャラから独断と偏見で選んだ。が……案外埋まらんモンやのー、wikiとも睨めっこしつつやってみたのに奏章4はまあ、天使の概念がエルメryの時点では魔術的な話に限定されていたのが伝承的にもという点で提示されたのがデカい…かな?と
ギャラハッドの宝具がキャメロットビームなのはタイプムーン展のキリエ(マシュの原型)で、これはそのまま流用するだろうな~と想像してたので拙作ディンドランでもそのまま……パクっていてぇ……
アショカ王(とその絆礼装)が転輪聖王の話なので、個人的には重要度が高い~
これは実装で情報が出るから作ったっていう面があり。でも読んでもよく分からんぞこれ!?
>>361
令呪3画使うような陣営が来ると終盤っぽいのが予感されますわ~
バーサーカーのキャラシ……見たいな……主に能力の挙動が……もうリアル4〜5年前の話かなとは思うんですが青橋嵐と空野尽はユージーンさんの個人ssである大罪戦争にマスターとして原案を考え提供させていただいた子達です
提供するにあたりあちら側に馴染めるようなキャラクター性にした(性格が良い方向に向かっていく可能性が高い)というお話があるのですが純度100%のこちら側では彼らの異常性は割と生まれつきだしどうしようもなかったりします
兄と姉は気に病んでますけど二人が何をしても多分こうなってましたね
>>367
象であり竜!?
槍と剣はどっちも片方が怪物片方が英雄というコンセプトで作ってたので自然と相打つ形となりました
あとここでどっちも落ちてくれないと女神の脚本的に困ったら困らなかったり
とはいえめちゃくちゃ爽やかな終わり方にはできたんじゃないかなぁと
5月中になんとか完結させる見込みですのでよければ最後までお付き合いいただけると幸いです
>>368
人の信仰や想像によって形作られた虚構の鬼神なのだから最後までそれら全ての想いを抱えて天邪鬼として嘲笑う、という在り方ですね。人間は嫌いだけど人間の悪性の全てを肯定してくれます
邪悪だけど見守ってくれるタイプのメスガキまともに戦うと大体無かったことにしてくるチートが天探女なので唯一カウンターできるバーサーカーこと天逆毎が捨て身の特攻しないともっと面倒なことになってました
>>370
撫海と恋というマスター側はある程度湿度自体はありますがそれはこの聖杯戦争においてそこまでジメッとしたものではなく、むしろ人生のどこかでいつか必ず見直すべきだったものをついでと言わんばかりに今ここで振り返った程度のもの
バーサーカー陣営だけは、この聖杯戦争において失うものも賭ける人生もそこまで重たくないものでした
けどまあ、重たくないからこそこんな風に辛く苦しむこともなくやりたいことをやって素直にゴールできたのかなと
人を嘘で惑わしてニヤニヤしてた女に吠え面かかせましたしね>>368
大アルカナとマスターキャラの照応はwikiやらで色々調べた情報を参考にしてるんですが、
そんなかのキャラ属性、みたいなのをベースにして決めたんですよね。具体的には「懐に入れた人物には優しいが、それ以外の存在には少々酷な対応をしがち(意訳)」
みたいな。あと女性の味方がいるんだよー、的な意味合いがあります、なども。
メレク君は両親に対してとルナちゃんとの関係性、とかの人間模様のギャップが大きい印象が強かったので……。
>>370
「運命の輪」はもう黒野くんしか居ない!!ぐらいのレベルで決めましたねぇ
”数奇な運命に振り回されるサブキャラ”って立ち位置に存在する傾向があるらしいので、黒野くん似合いそうだなぁ、と
マレオさんは……自分の中だと”マスター”のカテゴリ枠に入ってないので選外っす……、それにメレク君入れたかったしね!(作者被りは避けたかった。それ大丈夫なら自分のキャラもクッチー以外入れて見たかったし)
個人的に気に入ってるのは13死神のクローディア・スチュアートとかクッチーの16塔、辺りですかねー。あと8力の亥狛君と、9隠者のアリウムちゃんも正位置、逆位置、キャラ属性に見合った当て嵌めが出来たんじゃないかなぁ、と思ってます。
まぁ>>364の当て嵌めは完全に自分の趣味や解釈によるモノなので、「えー○○はそのキャラじゃないでしょ」とか「○○はこの人どうよ!」みたいなのは大歓迎です環境激変、私中々疲労困憊……
タロットのお話ですか……、キャラクターではないですが、『ルナ・アードゥルの冒険旅行記』シリーズは「冒険、夢想、恐れや束縛の無い自由、無謀、熱狂、チャレンジ精神、無限の可能性」を表す愚者のカードが似合うかなと個人的には思ったり
しかしメレクかぁ……野紀→天探女
大本(隠神刑部)の大本。ぶっちゃけほぼ自分とかいう実感はない。めっちゃ遠縁の女の人みたいなイメージ。とはいえ記録としてその性格のク.ソ悪さは十分知っているのでそれを織り込んだ上で天墜聖杯戦争を動かしてくれるだろうと踏んで撫海に召喚を唆した
野紀→天逆毎
誰でしょうか?
天探女→野紀
残り滓。人間もどきで妖怪もどき。自分と同じものとは思えないしそもそも存在を認知してない…が、自分がここに呼ばれたということは何かしら呼べる手段を持ってる奴がいたんだろうなと類推している
天探女→天逆毎
人間の空想から生まれた妖怪。女神面してるけど普通に格が足りない可哀想なやつ。まあでもスケープゴートとしてはちょうどいいから使おう
天逆毎→野紀
誰よアンタ
天逆毎→天探女
ク.ソ女の極み。もう神代は終わったのにまだウジウジと何かやろうとしてる間抜け。あたしを適当に扱ったことが許せないから絶対に仕返ししてやる
大体こんな感じらしいです。それはそうと野紀的には採算度外視で今回の立ち回りをしたので割と赤字>>376
野紀としてはこの聖杯戦争でナキ、リディア、ツユ、天海という少年少女4人が抱えてるやべぇIF(大量に人が傷ついたり死んだりする成り果て)の可能性を消した上で未来を良い方向に昇華したくて色々と仕込んで立ち回ってたのでナキとかを引っ掻き回したのは野紀のせいかと言えるかもしれません
似たようなこと考えてたセオリは「まあ最悪殺して終わらせよう」があったのですが野紀は「誰も死なせずに良い終わり方で」とスタンスの違いがありましたおかしい、土を掘り返しながらメレ坊と家庭について考えていたらもう日が沈んでおる…おかしい。私の日曜日
メレクが両親に向ける感情はもう大体私の中で整理ついてるんですがお兄ちゃんについてはどうなんだろうと愚行する次第
とりあえず面白がっているのは感じつつそれと合わせてどこかなにか期待してるような気が…しなくもなく…うぅん
>>379
…と言われても要素的にはまんまでしかないですけどね
ヨモちゃんの体質で自覚できる意識が細胞単位で私私&私になってるところは曖昧であり混沌でもあるだろうなぁと。そんな状態なので不安も不信も込み込みで不安定……ってところまでまとめればこりゃ「月」しかないでしょうと
まあお月さまありきでこじつけてる説はありますが私の主観じゃわかんないです
>>381
まぁこの手のは被ってもいいのではないでしょうか
被りを避けようとしてちょっと違うところに入れようとすると本末転倒っぽさありますし>>382
>言われても要素的にはまんま
まぁ確かに。
wikiだと「正位置:不安定、幻惑、現実逃避、潜在する危険、欺瞞、幻滅、猶予ない選択、踏んだり蹴ったり、洗脳、トラウマ、フラッシュバック」、「逆位置:失敗にならない過ち、過去からの脱却、徐々に好転、(漠然とした)未来への希望、優れた直感」
でしたね。現状正位置、聖杯戦争で勝ったり、同居人問題が解決したら逆位置。確かにそれっぽいか
>>380 >>381
自分の認識だと愚者はまだ埋まってないです。キャラクターじゃなくてシリーズだしね
>愚者はミラグロス、悪魔はプリシラ
やっぱり推薦アルカナだけでなく、「コレこれこーいう理由です」は聞きたいですねぇ。ざっとキャラペみた感じ、プリシラさんの悪魔は割と違和感なかったけども(主に正位置)
個人的にはビオランテ嬢にⅣ皇帝を送りたい所です
>>382
>まぁこの手のは被ってもいい
それはそう。実際自分の当て嵌めでもⅥ恋人に三義経子?あるいはロウィリナ・プルウィセト、XXI世界のスィレン・ヌフクロッシュで作者とキャラをダブらせてますし
ゆくゆくはキャラ製作テンプレートに【アルカナ】枠を入れてみたい的な欲求も出てきた……。なお、サーヴァント縛りで大アルカナゆる募されたら何の躊躇もなくローエングリンをXVI塔(エルザとの離別の経緯が正位置と逆位置にかなり合致)に推薦します。(鬼)
>>387
麗奈さんは戦車、ですかねー?情報収集した感じからはそんなイメージを受けました
・正位置で積極力や行動力を、逆位置だと好戦的や傍若無人
キャラ属性だと”行動的で大胆な発想力があるものの、割と衝動的な部分もある為、意外と失敗する(意訳)”
自身の兄のうっかりKILLとか、東閧だとほぼ勝ち確だったのに、本人知らんうちにクッチーの地雷踏んでて、結果計画おじゃんになったりとかが印象的な気がしたので……
クローディア嬢の死神は自分もお気に入り。クロさんからも高評価で良かった>>390
お兄ちゃんからは、それらに加えて敬服の念も多少混ざっていたりしますね
理仁「(よくよく考えたら、まだ幼いのに色々背負っていて凄いなあ……こんなんが兄貴でさーせん……)」
メレ坊「(また何か勝手に落ち込んでそうですが、あまり構って両親に接触がバレたら面倒なので今はまだ距離を置いておきましょう)」
みたいな!
う〜ん、そうですね……
そうなった場合は独立した魔術師を目指しますが、あの両親が退いてメレクががっちり手綱握った状態のアルマソフィア家ならば戻ると思います。
そうなった場合、当主たるメレクから「先代(両親ら)から受けた仕打ちに対する謝罪+どうか戻って自分とアルマソフィア家を支えてくれないか」という正式な詫びが入ります。
理仁だけではなく間久部家の両親にも謝罪が入ります。メレク自身、やっぱり想うところあるからネ!>>386
リーダーシップは登場する話書いてて意識はしてなかったなぁ
行動力あって声優目指して努力の果てに成功した一方、独断的で人助けとあらば暴力込みの強引な手段を躊躇わないのはそうマスターたちにアルカナを当てはめるなら……
夏美→女教皇
螢→星
義頼→法王
カイホスルー→刑死者
自作だとこんな感じですかね。
ペルソナだと太陽コミュやコープが好きですね!>>407
荒みきった幼少期を過ごしましたからね……唯一の救いは間久部夫婦>>409
もう目に光があって隈のない理仁なんて想像出来ない私……
ソノママノキミデイテ個人的にですが、『SPECIALZ』はルナちゃんとメレクがガチバトルする時のイメソンだったりしますとつぶやーき
誰が如何言おうと、君たちは特別よ『少年のとある夜』を読み返しててふっと思い出したのですが
ルピア嬢ってメレ坊の複数いる許嫁候補の1人……みたいな話が前にありませんでしたっけ?
これって私の勘違い…?思い込み…??やっと出来たFate/deep shineの第二部ライダー、投下してもよいでしょうか?
黒ファンさんとクッチーさんのキャラに繋がりがあるので。【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】ピース=ピース=ピクシス(everything is red)
【真名】フェリペ2世
【異名・別名・表記揺れ】慎重王、書類王
【性別】男性
【身長・体重】170cm・59kg
【肌色】白 【髪色】黒 【瞳色】黒
【外見・容姿】
黒い鎖帷子の上に金の装飾のされた黒軽鎧を纏った男。
両腕と首に赤い帯を結び掛けている。
顔立ちは面長であるが美形型。
【地域】スペイン
【年代】1527年〜1598年、16世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型、王
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:C 魔力:D 幸運:B 宝具:EX>>417
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
陣地作成:B
魔術師として自らに有利な陣地である「工房」を作成する。
ライダーの場合、自らの政務を取り仕切る執務室たる「宮殿」を作り上げる。
道具作成:ー
宝具による資源獲得能力を得た代償に、道具作成スキルは失われている。
【固有スキル】
二重召喚:C
ダブルサモン。
二つのクラス別スキルを同時に保有する事が可能となる。極一部のサーヴァントのみが持つ希少特性。
フェリペ2世の場合は、上記の通りライダーとキャスター、両方のクラス別スキルを獲得した状態で現界している。>>418
分割思考:A
思考中枢を仮想的に複数に分け、同時に運営する。
分割したそれぞれの思考により、膨大な情報を瞬間的に処理できる。
黄金律:E−
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
このランクとなると逆に致命的なまでに金銭運がない。
さらに逆にいえば貧困状態での最低限の物事の回し方に長けているとも言えるが。
過去歴の王のツケもあったとはいえ4度の国庫破産宣告を行った逸話に由来するスキル。
【宝具】
『無敵艦隊(アルマダ・フェリシシマ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:20〜30 最大捕捉:3000人
スペイン帝国が誇る黄金の戦艦群。
130隻の大軍団であり、祝福を受けた至高の艦隊の異名の通り概念防御を保有しており大抵の攻撃には損傷を負わない堅牢さを誇る。
計2500もの砲門から太陽の紅炎(プロミネンス)を思わせる熱線を放射する。
ただし“嵐”の概念の前では上記の概念防御は機能せず、“病”の概念の前ではその機動性は半減する。>>419
『永世不沈陽帝国(シグロ・デ・オロ)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1人
“太陽の沈まぬ国“と畏れられたスペイン帝国、その権威の具現。
皇帝特権と似て非なるものであるが“世界”に対してあらゆる資源(リソース)の獲得が可能となる。
同名異能の宝具をライダーの父親も保有している。
『集権統治機構(バーテックス・システム)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1人
常時発動型。
現界と同時に概念的な“目”を広域に散布し全自動で情報を収集する。
ライダーが精査し決済をすることで一定の役割を持つ人型の使い魔を生成し合理的に従事させる。
使い魔は与えられた役割り以外の行動をすることは出来ない分役割り内での能力の上限は高く、モノによってはサーヴァントに迫る場合もある。
【解説】
スペイン帝国の黄金期を統べた王。
先王カルロス1世が拡大しつつも中途で断念せざるをえなかった侵攻を引き継ぎ、オスマン・トルコを打ち破り、王家が断絶したポルトガルを併合したことで世界の半分を手中に収め、スペイン帝国に沈まぬ太陽を齎した。
当時のヨーロッパでは先進的すぎる書類決裁システムを導入し、中央集権体制を敷くに至った。>>420
太陽の灌ぐ領土の彼方、その余りの書類に相対する為に生涯の殆どを宮殿の政務室に費やしたという。
たった2インチの紙片で世界の半分を統治した──。“国”に騎乗し、“世界”を手繰るが故に“騎乗兵(ライダー)”と“魔術師(キャスター)”の二重適性である。
【人物像】
寡黙かつ冷酷な性格であり、カトリックの敵対者には苛烈とも言うべき攻勢を示す。
生まれながら帝国を運営する“機構(システム)”として完成し知性ある人間なら誰しもが備える情が欠落している。特に出生時から“笑う”ということはせず、総じて人間性を感じることが出来ない。
自己に還る願いを持たず、それは英霊になっても変わらない。
政治的意図で外面上愛想を被ることもあるが所詮仮面でしかない。
彼にとって、“必要だから”繕っているものでしかないのだ。
彼の作り上げた政治機構は希少な例外を除き実質彼1人でしか運用の出来ぬ代物であった。
世界の半分を統治する──、人間では手に余ることすら憚る偉業を淡々とこなす彼の精神は間違いなく人間のソレではないのだろう。
そんな彼が笑ったのはサン・バルテルミの虐.殺のみ。
マルティン・ルターから端を発した宗教改革はゆっくりとカトリック内にプロテスタントを浸透しフランス国内では度重なる対立、政争、戦争、弾圧によって緊張状態となっていた。
その折に改革派プロテスタントの中心的人物、コリニー提督暗.殺未遂が引き金となりプロテスタント達の反意を湧き上がらせ、その勢いにパリ市民は証拠すら無い報復の脅威に怯え王后カトリーヌの説得に屈したシャルル9世は「皆殺.しにしろ」という王命を下す。
さらに最悪を辿ったのはもはや人々の感情は誰の統制をも受け入れることのできない深淵であったこと。
本来は王后の提示した名簿に載ったメンバーのみであったのだが、武装し緊張状態であった民衆が暴動の形でプロテスタント狩りを始めたことで指定されていた虐殺の範囲を超えて老若男女貧富の見境なく混沌とした虐.殺地獄と化した。
その中には混乱に巻き込まれた数多のカトリック市民も含まれる。
その総数は一万から三万人とされている。>>421
たとえ1つの信仰を染め拡げたとしても人が人である限り大きな思想の中にまた別の思想は生まれ得る。
信仰と和、愛を謳いながら争うということ辞めることのできない人間は……、なんて愚かで滑稽で。
───愉快なものだ。
それが国という機構の抱いた自覚ない感情だった。
特技:国家運営
好きなもの:無し
嫌いなもの:プロテスタント、異教徒
天敵:フランシス・ドレイク
願い:スペイン帝国の再興
【一人称】私【二人称】貴方、君、お前【三人称】彼ら、奴ら
【セリフ例】
「私が戦場に出ることはない。
ここで全てを視、全てを差配する。
国を駆るのに自らが動く必要は無いからな」
「コルテス卿。生前にも聞いたが……、なぜあの新大陸の地に戻ろうとするのだ?
文明も無ければ人もない、もとよりアレはただの帝国の占領地だ。
治められるのなら君でなくともよいだろう?」
「厄介な事案は片付いた。次だ。まだ積み重なったタスクは残っている」>>422
【因縁キャラクター】
エルナン・コルテス
史実には記されていないが、晩年その死を看取りに行った人物。
彼の正確な上司は先王カルロス1世であるが、メキシコを征服した英雄、敬虔なカトリック教徒として敬意を払っている。
ピース=ピース=ピクシス
ライダーのマスター。
彼からすれば信仰者としての苛烈さも機械がなぞる挙動でしかない──、“何もない”としてもそこに救われた人間は居たのだろうとし(正しい方向での)愉悦の何たるかを教授した。
魔術師(異端の徒)じゃなければなぁ……、とはライダーの末期の惜心。
スクルド
彼の参戦した聖杯戦争において彼を謀殺したキャスターのサーヴァント。
能力的にも逸話的にも相性の噛み合いが最悪な相手。
またしても太陽は嵐の女に敗北した。
田油津媛
彼の参戦した聖杯戦争のフォーリナーのサーヴァント。
彼女を討伐するために都合4騎の同盟が組まれた。
【製作者】愉悦部inクローディアァ!>>426
まぁ…ピクシスに限っても勝ち抜けるタイプとは言い難いですからねぇ…
仮に生き残れたとしても自分じゃない勝者を書き留めているほうが似合うでしょうし
パンデミックという字面たマスターからしてイヤな予感しかしませんでしたがやはり…やはりかぁ…
とはいえNG緩めでかつルーラーってことならエウラリア採用は納得。私もそのへんでやっぱナシとは言いませんので
>>427
そうなんですよねぇ…どちらも乗り気じゃないからどう使うか考えているうちに流れていったというか…
なので私からはけっこう乗り気な子を考えていたんですが、コレはコレで使いどころに悩むという
まずレージュさんにOK貰わないといけないって所もありますからねー>>429
そもそもあの時は手段選ばず止めるなら周りの楽師たちと協力するなり小銭握らせるなりで楽できたはずですからね
それをせずに1人で立ち塞がった時点でもうそういうことですよ
ええっとですね…たしか当時、候補は複数アリという話だったので実は複数考えちゃってまして
一人目は本人の性格も家の歴史もどうでもよくてただただどれだけ稼げるかを基準にしてる銭ゲバ。この世全ては銭。まだ幼いながらちゃんと稼げるメレ坊いいじゃんいいじゃん!ってなってるスーパー大金持ちのお姫様
二人目は家ぐるみの古い付き合い(予定)をしてる宝石職人のところの子。なんだけれど実は落ち目寸前だったアルマソフィアにトドメを刺すために遣わされたアサシン。だったはずなのに一目惚れしちゃった恋愛脳
三人目は境界記録帯の研究をしてるながーい歴史を持つ家の才女。こちらは完全に魔術目当てで宝石魔術の溜め込む性質とアルマソフィア家の特性をとっても欲しがっている。魔術と次代のための仕込みをしてくれるなら後はすべて捧げるつもりのある意味で魔術師らしいスタンス
こんな…感じです…
>>430
それは…そうですわね
互いに乗り気じゃないのにやらざるを得ないのは政略っぽい味がするというもの…
>>430
>>431
覚えているかぎりでは灯明魔術と同じような流れで作られて…でもネームドキャラが使うことはなく今に至る、みたいな感じだったような
書いててうっすら思い出したんですが水バージョンもあったやも…>>424
おーコルテスに好意的な言及。
コルテス「ま、確かにぃ?あの土地の信仰、俺様ちゃんには意味フメーっつーか、ぶっちゃけ”キモッ”って感じですし、俺様ちゃんが死ぬ前とか考えるともう『もう権力との縁切れてね?』とかも思わったり思わなかったりするッスね。なのでヌエバ・エスパーニャやらメキシコシティなりテノチチィトランの支配への未練ってのも無いかなぁ?的な。他人が治めるなら……まぁ、それはそれ。モヤモヤしつつも割り切れるっすよ」
「ただまぁ、やっぱ戻りたいすねぇ、今は、メキシコ合衆国、だっけ。だってほら、マリンチェの国だから、さ。愛した女の眠る思い出の土地に戻りたいっての、そんなに妙な事っすかね?……改めて口にするとなんか恥ずいっす!忘れてくださいよ、陛下」
うーん、やっぱり資料取り寄せやらして、ちゃんと自分の中でキャラを確立してあげるべきかなぁ、コルテス。ヴクやガレア辺りと違って、聖杯戦争にも採用された訳だし……>>439
なるほど……それは出すのが辛いですね……>>442
教えていただきありがとうございます
裏でお話が進んで見落としてたとかじゃなくて良かったです>>444
自分はセイバーさんにしました>>445
ローランですね。
正統派大英雄大好きマン。
ゲーム的にもミクトランのプロテアオルタの時とか居てくれて助かった。>>444
シグルドまだ決めていないんじゃあ
>>432
そういえば猫の藩士さんのジューダスは少年の方と中年の方の2バージョンあった気がするんですけどどっちなんですかね?
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%80%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89そこら辺考えると現状リレーSS結構ブレーキかかってる感ありますし「さてこの辺で一発リレー新規開催でもいってみようか」というのはアリなんだろうか……。
>>463
ごめんなさい…
本当にその点はごめんなさい…>>467
ヨシッ!セブンスさん……(検索中)……なるほど、根源接続者+”無名”の天使パワー……。強そう(小並感)
まぁいいかぁ!ヨロシクなぁ!!!かかってこいやぁ!!
ヘロデ王のキャラシも待ってますー。
>>466
ふむふむ仙術殺人シェフな桃夢さん……了解です。
” コ ル テ ス " お前さん意外にニッチな人気あるんか……?
コレで2採用だし、そろそろキャラシを避難所から単独に戻すべきなの???性格面の諸々は調整しつつ、って感じになりそうですが。
とりあえず桃夢さん+コルテスの主従は……コルテスの部分は一旦前抜きに検討をさせてていただきます……、という感じで……。
まぁでもいっか。復帰させます、コルテス。需要がある、というのは良いコトだ。単独ページに戻したり、人物像の部分もうちょい詰めてからになるでしょうが
>>468
>ライダーが真名バレかねない宝具使ったのでそれに対するリアクションが有ればヨルムンガンド戦は大体書けるかな
うーんそれでもやっぱり納言さんが必須ですしねぇ、まだ待ちでしょう
ところでロバートさんのFGOプレイヤーネームって”か”から始まる5文字だったりします?これで参加枠が2名確定、と……。
んで現状自分が考えてるリレーSSで行われる聖杯戦争の内容ですが、とりあえず2つアイデアあります
①このスレでちょっと触れた監獄内で開催の聖杯戦争。
死刑囚やらなんやらを強制的にマスターにします。んで、聖杯の奇跡と引き換えに保釈したりするよ!みたいな内容。あっ、参加条件として事前に服毒しろよ犯罪者共、的なリミット系。
現時点での参加者だと、セブンスさんが教誨師的なポジション、桃夢さんは強制マスターに飲ませる毒をつくった運営側、みたいな感じでしょうか。なのでどっちも服毒はナシ、聖杯への願いもかなえてOK!な立ち位置って風になりそう(なので残りの参加希望者の方にワルワル魔術師とかやってもらう形になりそう)
②「伏神で聖杯戦争しようって言ったヤツ誰だよ、僕だよ」なクッチー主催の伏神聖杯戦争
またお前か、とか言われそうですが……。
んでどっちも「そこまでいいかなぁ」の意見が多ければじゃあ新しく舞台をなんか考えましょう、って予定です>>444
綱兄貴をグランドセイバーにしました!綱のキャラはいくら掘り下げても魅力的だし、格好良くてセクシーなので頑張りました。ミ°ッ(監獄ステージならぜひとも死刑囚PCやりたいんだけれどもキャラシ作る体力もリレー続ける体力も無いんだよな〜という鳴き声)
体力問題は序盤敗退という手があるな……(リレーは毎回序盤敗退の顔)
>>474
あっいややっぱ死刑囚は動かしたい……ワルワル死刑囚は動かしたい~!!(情緒不安定)
もし監獄聖杯戦争なら、荒屋敷うきな(キャラシ存在しないよ!)と、ファヴニール(狂)か納言さんがよろしければ鵺(フォーリナー)で参加に一票でお願いします~
うきなっていう女性はたぶん、魔術基盤をぶっ壊した罪で服役中の魔術犯罪者、っていうイメージの予定
もしくはフォーリナー鵺ちゃんと繋がった「人類の脅威」罪
長く顔出せなくなった時のために、先にバッドエンドルートssを書きたいな…
敗退した時って毒死オンリーですかね?マスター権放棄すれば生きることはできて欲しい、な~と弊カルデアのグランドは迷いに迷って北斎親子です
だって…だってフォーリナーは…!(同じ理由でランサーをゴッホにしようかエルキにしようかで今から頭抱)
ということでご無沙汰ぶりです、黒鹿さんが仰っていた通りスレの方はチラチラ覗かせてもらっておりました
とはいえ投下されていたSSや鯖については「剣槍相打ちは予想できてたけどラスボスかと思ってた二人(二柱)ここで脱落になるん!?」とか「ずっと前に聞いてた元就公がついに…えっ三騎分!?」みたいな驚きこそあれ斜め読み故代表した二例においても感想としては纏まっていないです
まとまった時間ができ次第精読していきたい所存
伊草については、弓陣営としてはスタンス的にヨルムンガンド(ロスヴァイセ)が耿実死亡について何か反応を見せるのも違うよなぁという感じなのであとはやられるだけかなーと
レイド自体の終了条件には達してるって認識なのですがどうでしょ
>>476
自分は問題ないですよー、そしてニュー荒屋敷ファミリーの気配ですか…>>477
ほいほい了解です
レイドボスとしては必要なだけ暴れてくれたと思うので運営的にもおっけーです
ヨルムンガンドがあとは退場するだけなら剣陣営、騎陣営とも合わせて全体で締めに取り掛かれると考えてよさそうですね
あとは…京極さんが来てくれれば一番なんですが…>>475
オフラインになってる、というよりは自分の中で持て余してるトコがあるので一旦置いてる、という感じですかねー
キャラもそれなりに固まってる。能力面もちゃんと設定出来てる、なんだけど情報不足感とか歴史でも結構重要な立ち位置じゃない?っぽさとかの感覚があるので、自分で動かせるか不安、みたいな
なので駄目って訳じゃないけど、キャラの親として自信を持てて無い、というのが正しい
なので桃夢とコルテスの凸凹コンビ絶対やりたい!ならそれはそれで問題ないのです(描写解釈の質問に対してろくろ回すかもしれんぐらいが問題)>敗退した時って毒死オンリーですかね?マスター権放棄すれば生きることはできて欲しい、な~
そう、ですね。毒死オンリーかなぁ
監獄聖杯戦争、罪人マスターの結末って
①優勝。聖杯の奇跡を運営に譲って釈放(監視などアリかも)
②サーヴァントが脱落。→毒で死亡
③自分が殺.害される。
④毒薬の効能には個人差があります展開
なので敗退しなくても毒死する可能性ありますね罪人マスター。
よーするにワンチャン生存できる死刑執行、ぐらいのノリで考えていただければ……(ワルワル死刑囚にとっては)>>482
ただ、一応現時点での設定だと桃夢さんが毒薬(毒料理とか薬膳あたりかね)を作った、みたいな流れに出来そうなので、開催前に密約を結んでて……的なネタも行けなくはないよね的な
>>483
了解しました。へへ、死ぬ前大暴れ、期待してます。勿論リレーやってる間に「体力戻った!優勝争いイケます!」ならそっちも大歓迎。
>>484
>街の聖杯戦争の方がやりたいって気持ちはある
ふむふむ。なぁに、聖杯戦争イレギュラーばんざ付き物ですよ。しかも監獄聖杯戦争としてはコレが初回!
ウンエーくん「聖杯戦争で施設がぶっ壊れて脱獄者続出!?そのまま市街地戦に突入、だと……ッ。こっこんなの僕のデータに無いぞ!?(白目)」
という流れにすれば、なし崩し的に市街地版聖杯戦争も出来るって寸法ですよ!
まぁそういった感じにする場合、諸々の調整は必須でしょうが……へけっ、GMさん判断用に「荒屋敷うきな」の箇条書きなプレキャラシ投下するぜよ
>>492
…………!!!!
自分が思いついたことにしたいぐらい良いですねその設定!そういう死刑囚も“あり”だったか…!【名前】荒屋敷うきな
【異名・表記ゆれ】
【性別】女性
【方針・属性】混沌・善
【人物像】
成人一歩手前の娘が二人いる妙齢の女性。
和風美人で所作は上品。
脳が蒸発しており、脳を依代とする精神──実経験に基づいて形成された一般的な道徳、倫理観、正義感。そして情熱──が存在しない。鵺の神性の大本からの電波を受信し、これを魂(本質)・肉体(本能)が独自解釈した結果、めちゃくちゃカニバリストと化した。
夫はすでに胃の中で、義兄が食べられているところを見たおきなはめっちゃキレた。
【解説】
極東の魔術勢力『宇治陵(うじのみささぎ)』の“地下”──神秘の衰退についていけない伝統・保守派の“殿上”と異なり、魔術協会と合流することで魔術資源を獲得し勢いを増した革新派のこと──に所属していた。荒屋敷は呪術師の一族だが、法術系統の『宇治陵』の庇護下にあることで家系を維持していた。
組織内での確執ことあれ表面上は繁栄していた荒屋敷家。
しかしながら、“降臨者(フォーリナー)”である鵺の残滓と接触したことで、その背景に存在する大本に繋がってしまったことで全てが一変する。
彼女を中心とする荒屋敷家の大多数と、荒屋敷おきなとの間に戦争がはじまる。『宇治陵』に収まらず、魔術協会をも巻き込んだ一大戦争の果てに、うきなは敗北し、法政科(要相談)によって捕縛され、監獄へと送り込まれる。
光すら見出せない牢獄にて、8年が経た頃であろうか。
聖杯の奇跡を顕せば恩赦が下るとの報せが聴こえてきた。>>494
【台詞例】
「ほら、愛情の入った料理ほど美味しいって言うじゃない?
だからきっと、まきなとゆきなも美味しいと思うの」
「今度こそ文字通り、骨の髄まで味わいたいのよ。食べ損なった愛の味を」
【こういう感じ】
『宇治陵(うじのみささぎ)』は八十氏の改名。
内服毒死あり。令呪そのものが魔術回路を侵す毒っていうのも好き。バッドエンドのパターンはめちゃくちゃ多いと思われる
牢獄から聖杯戦争に参加するため魔術礼装はすべて没収されている(期待されてないどころか運営側からは聖杯顕現のための生贄扱い)
深宇宙の端末なのでデイビッドみたいに端末を出すことはできるが…鵺くんちゃんが二人いる~って感じにはしないようにしたい。召喚された端末が礼装扱いになる?応相談。
参加できなくてもこのキャラシ清書してみたいので納言さん的に大丈夫か気になるところ。。。「………壊れた」
「は?」
「誰かがこの街に敷いた嘘の世界法則を壊した。もうこの世界において信仰による霊基と魔力の上昇はこれ以上見込めない。ま、これまで鍛え上げたのは据え置きだけどね。よかったねジルさん」
「俗物主義みたいな貶し方やめてくださいますか?」
すでに人の身ではないものに成り果てたからか、ナキはこのようなことに関してあまりにも敏感になっていた。プシケと名付けた己の一部を常に張り巡らせ、何があったかを把握する。卵の殻のように街を覆っていたものが壊れた。認識の錯誤も今や通用しない。人前で魔術を使ったのならば、それは神秘の秘匿を破る行為となってしまうだろう。
「父さんは大変そうだなぁ。まあ一応連絡だけはしとこう」
「お前もだいぶ変わったな…」
「人間やめたからね。後悔してないけど」
良く言えば年相応らしく素直に、悪く言えばわがままで言葉に遠慮がない。それが今のナキだった。人間と自分が同じ生命体だとは思えない。今までは迷惑をかけないようにと優等生らしく振る舞っていた行いができない。そして何より、傷つけていい相手を傷つけることへの躊躇が全くない。むしろそれを楽しんですらいる。
加えて、人を誑かしたり壊すことを気に入っているのもよくない。他者を吸い殺し己を肥え太らせる生命体としての本性を受け入れたことで、倫理観が緩くなっている。……これからの戦いで、最悪の場合。本当にツユたち二人を止められない場合、殺してしまいかねないから。「ダチ同士でそれさせるのはあまりにも酷だろ…。本当に手をかけるなら、差し違える覚悟で儂が……って思ってるでしょ」
「思っ…て、ねぇよ!?」
「嘘つき。はぁ…なんでみんな自己保存を大切にしないわけ?言っておくけど自己犠牲精神ってそんなに良いもんでもないからね。人間の持つ美徳の一つではあるよ?でもそんなふうに覚悟していいものじゃない。みんな生きてるんだからもっと自分のことを大切にしていきたほうがいいよ」
大事なのはどう思うかではなく何をするか。感情と行動は別である。姫君から教わった教訓であるが、これがナキの行動基準になっていた。己が身を捧げて大事を成そうとする精神は素晴らしく、尊ぶべきものだとナキは思う一方、それで死ぬのは良くない。人間は自滅を選ぶ生き物だが、できれば行けるところまで足掻いてほしい。
「その上で僕はやりたいことをやるから。みんな殺したくないし死にたくないわけ。だから意地でも生かして連れて帰るよ。もちろん、ロートゥスもね」
「……確約できないって言ったら?」
「今ここで頭を蕩かしてリタイアさせてもいいよ?僕ならできる」
「わかった。善処してやる」
これ以上話しても平行線なので、言葉で丸め込むのは諦めることにした。あとは行動で示せばいい。具体的にはロートゥスが差し違えようとでもしたら無理やり首根っこ引っ掴んででも止めればいい。それでもジタバタ五月蝿いなら全力で魅了を叩き込めば流石に頭をトロトロにできるだろう。致し方ない犠牲だ。「……などと思うのはよろしいですが。少し後ろに目を向けていただけると嬉しいですわ、マスター」
「ん?……うわビックリした!リディアさんと…ツユちゃん刺した人」
「こんばんは」
「何その覚え方。まあいいけど」
キャスターの呼びかけで気づくほどの気配の薄さ。どんな手法を使えばそうなるのかは気になるところであるが、今はそれを気にしている場合でもない。戦闘態勢は一つも取っていないところを見ると闇討ちをするために隠れていたというわけでもないようだし、何かしらの意図はあれどこちらを害せるようなものではないだろう。あるいはただ驚かせたかっただけなのかもしれない。
以降はこちらからどうぞ
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聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#233
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