痛いと思われつつもやっぱりやっちゃうこの妄想!
インフレがどうとかそんなのは置いといて吐き出してみよう!
実際に登場しそうなものをガチで妄想するもよし、とにかく自分の趣味やネタに走るもよし
※あくまでも妄想なので他人の妄想へのダメ出しはなしの方向でお願いします
次スレは >>960 さんが建ててください
前スレッド ぼくの考えたサーヴァント20
https://bbs.demonition.com/board/11450/
《でもにっしょんch僕鯖僕鯖スレまとめwiki》
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/
参考推奨サイト
本家ぼくのかんがえたサーヴァントwiki
http://bokusaba.wiki.fc2.com/m/
タイプムーンwiki〔特にサーヴァント(スキル)〕
https://typemoon.wiki.cre.jp/wiki/鯖作成のテンプレ
【元ネタ】
【CLASS】
【マスター】
【真名】
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】
【身長・体重】cm・kg
【肌色】 【髪色】 【瞳色】
【スリーサイズ】
【外見・容姿】
【地域】
【年代】
【属性】・
【天地人属性】
【その他属性】(人型、竜属性、愛するものなど)
【ステータス】筋力: 耐久: 敏捷: 魔力: 幸運: 宝具:
【クラス別スキル】
【固有スキル】>>2
【宝具】
『()』
ランク: 種別: レンジ: 最大捕捉:
【Weapon】
【解説】
【人物像】
特技:
好きなもの:
嫌いなもの:
天敵:
願い:
【一人称】【二人称】【三人称】
【セリフ例】
【因縁キャラクター】
【他クラス適性、変化傾向】
《詳細なテンプレ》
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%C6%A5%F3%A5%D7%A5%EC%A1%BC%A5%C8%BD%B8【元ネタ】『シャー・ナーメ』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ディーヴ・エ・セピド
【性別】男性…?
【身長・体重】345cm・290kg
【容姿】白い髪、黒い肌、頭に二本の角を生やした異様なまでの巨漢(のようだが…?)
【属性】混沌・中庸
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
作り上げられる工房は種族柄か日の光が差し込みにくいものになりやすい。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。
あまりやりたがらないが自身の肉体の一部を使うと強力な礼装を作成可能。>>6
【解説】
『王書(シャー・ナーメ)』にて英雄ロスタムが「七道程」の最後に戦った存在。
Div-e Sepid、直訳すると白いディヴ。白鬼とも訳される。
マーザンダラーンに住まう怪物ディヴの一人であり、強大な肉体を持ち、魔術に長けている。
始まりはイラン国王カーウースが悪魔に唆され、ディヴや魔術師が住まう国マーザンダラーンを侵略しようとした事だった。
それに対抗すべく軍隊を率いた白鬼ディーヴ・エ・セピドの魔術によりイラン軍は壊滅。
そして王と戦士たちは盲目になり、捕虜となった。
これを助けに向かったのがロスタムであり、「七道程」の始まりだった。
ロスタムは第七道程で王と戦士たちの目を白鬼の血液で治す為に、日が昇りディヴたちが眠る時間を待った。
そして洞穴でロスタムが起こした白鬼との戦いが始まり、ロスタムは生の終わりを覚悟しつつも白鬼の片脚を斬った。
それでもなお白鬼はロスタムと格闘したが、戦いの末ロスタムは投げ技で白鬼を地面に叩きつけ、短剣でとどめを刺した。>>7
【人物】
人外なのだが(何もしなければ)それなりに人間にもフレンドリーな性格。
同胞と認めた相手には真摯に接し、敵対者には容赦がないのだが悪戯に命を奪わない。ちなみに朝は苦手。
…魔術によるものか容貌、体格を変動させる事が可能なようで時々姿が変わっていたりする。
男性としての姿も本来の物か怪しいところがある。
【因縁キャラ】
ロスタム:「…まあ負けた事に文句はないが…」
眠っていた所を律儀にも?起こしてきて戦いになり、そして負けた相手。
十全なコンディションでの戦いだったかはさておき、戦士として全力で戦い敗北したので恨みつらみは無い。
…でも魔術師として事前準備して戦いに備えられたらなあ…とIFを考え時々悶々する。
カイ・カーウース:「止め刺しておけばよかったか…!?」
ロスタムよりむしろこちらの王の方が憎らしい。
【コメント】
性別をぼかしたのは白髪褐色鬼娘の可能性を残しておきたかったからです。
調べてみると結構強力な存在で、それを倒したロスタムもやっぱり大英雄なのだなとなれます。
ちなみに英語wikipediaを見ると実際の所は北方の王子だったのではという考えもあるみたいです。>>9
ここって一応個人で考えたサーヴァントを披露するスレだしオリジナル特異点を考えるなら別で建てた方が良いと思うスレ建ててもやってみたい人が居ないと意味ないし建てるかどうかはみんなの反応次第なところもある。
>>9
自作僕鯖のif(オルタ)バージョンのための特異点みたいなネタは密かに考えたことがある
ただまあわざわざオリジナル特異点や異聞帯作る程まで作り込めないんですよね、って「怯者不敢獨退,勇者不敢獨進,膽勇成列,心力俱齊(怯者は一人で退かず、勇者は一人で進まず、胆勇は列を成す、心力は一致す)」
【元ネタ】史実 民間伝承 Fate/Samurai Remnant
【CLASS】アーチャー
【真名】鄭成功
【異名・別名・表記揺れ】明儼(字) 田川福松(日本名) 鄭森(旧名) 朱成功(別名) 国姓爺、開台聖王(尊称)
【性別】男性
【身長・体重】180cm・83kg
【外見・容姿】享年(38)の頃の姿。サムライレムナントの頃よりは老けている。顔には自ら掻き毟った傷跡が残る。
【地域】中国
【年代】明末~清
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:A
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクAならば、マスターを失っても一週間現界可能。>>14
使い魔(ヤモリ):D
ヤモリを使い魔として使役できる。契約は必要なく、思念を送るだけで可能。鄭成功は主に偵察や警備に用いる。
オランダ軍の夜襲計画をヤモリ達が鳴き声で鄭成功に知らせ、その功で鉄甲将軍の称号を与えられたという民話に由来。
あるいはサムライレムナントで描かれたように、鄭成功に魔術の心得があり、それが語り継がれる内に伝説となったものだろうか。
未来予知(龍碽):A
高速演算によるシミュレートで未来を正確に演算する。龍碽の持つ未来予知能力の一端。
まともに扱えば敵の先手を打つなど戦闘で有用な効果を発揮するが、龍碽の場合「自分は最強なんだ!」という自意識を守る為にしか用いない。
つまり、勝利の確信が持てる状況でしか戦闘に臨もうとしないのである。難敵に挑むぐらいなら自爆する事を選ぶほどに。
鄭成功はそうした龍碽の性格を苦々しく思っているが、結果的に彼の苛烈さを抑え、慎重な行動を取らせる役にも立っている。>>15
【宝具】
『欠嘴将軍・龍碽砲哮(ほえよ、ロンゴン)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:5~99 最大捕捉:100人
龍が変じたとされ、大小様々な砲弾をいくらでも込める事が出来たという大砲。
勝敗を予見する能力もあるとされ、勝ち戦ならば数人で運べる程に軽くなるが、負け戦では百人がかりでも運べないほど重くなった。
砲口の辺りが僅かに欠けていた為、『缺嘴將軍(口欠け将軍)』と呼ばれていたともいう。
「大小様々な砲弾をいくらでも込められた」との逸話通り
砲口から収納したあらゆるもの(事象も含む)を砲弾という形に加工し、無尽蔵に装弾する事が可能。
これらの砲弾は個別に放つ事も出来るが、ブドウ弾の如く撒き散らしたり、複数を混ぜ合わせた合成弾として発射する事も可能。
また、砲撃には魔性を石化させる効果を持つ『龍の息吹(ドラゴンブレス)』としての属性も付与される、と至れり尽くせり。
だが、一つだけ重大な欠点が存在する。
宝具である龍碽は、勝ち戦以外には決して参加しない程の負けず嫌いであり
敗色を予見すると動かせない程の重量の増加など様々な形でサボタージュを試み、
最悪の場合は自爆してでも参戦を拒否するのである。
敵を分析した上での必勝の作戦と必要な分の砲弾を先んじて用意しておかなければ、戦う前に機能不全を起こしかねない欠陥宝具。
「勝兵は先ず勝ちて而る後に戦う」とは孫子の言葉だが、それを実現するだけの戦略手腕が求められる宝具……と言えなくもない。>>16
『開台聖王・東海長鯨(へいかのくには、けしてほろびず)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
鄭成功の前世は東海の巨鯨であり、巨大な鯨の背に乗る姿も目撃されていた――という伝説をベースに
鄭家軍や苛烈なる軍法を概念として取り込む事で、巨大な戦艦鯨を形成する宝具。
鄭成功自身を中核に、かつて乗船した福船、
そして生前率いた鉄人軍、烏鬼兵、藤牌兵などといった鄭家軍の亡霊たちと霊基を融合・一体化させ、
その多種多様な兵装を以って戦場を蹂躙する戦艦の如き大異形――東海の長鯨として顕現させる。
水陸両用の宝具であり、水上戦では(史実の鄭家軍がそうであったように)比類なき力を発揮するが
陸戦に用いる場合は、徐々に融合が綻びていき、最終的には鯨としての形態を保てなくなって四散・消滅する。
さながら、部下たちの心が鄭成功から離れていった過去までもが概念として取り込まれたかのように。
ちなみにライダークラスで召喚された場合は、鄭成功自身を中核とせずに巨鯨を喚び出して騎乗する。
また、巨鯨から一部の亡霊を切り離し、軍勢宝具のように運用する事も可能となる。
【Weapon】
【棍】サムライレムナントで用いていた武器。鄭成功がこれを持つ所以は、洪拳(洪家拳)の伝説に関係するのだろうか。>>17
【解説(鄭成功)】
中国明代の軍人、政治家。貿易商・海賊である鄭芝龍と日本人の妻マツとの間に生まれた人物。
滅びゆく明に忠義を尽くして清に対する抵抗を続けるも功を奏さず、台湾を征して捲土重来を図るも果たせずに終わった。
しかし、その事業は台湾における鄭氏政権(東寧王国)の礎となった。
†
父・鄭芝龍は中国と日本との間で密貿易を行い一勢力を築いた武装商人であり、
その子である鄭成功はその力を背景として中国本土での教育を受けた。東林党の銭謙益に師事していたという。
李自成が明王朝を滅ぼすと、その残党勢力は各地で亡命政権を築いた。
鄭芝龍もまた時運に乗じて隆武帝(朱聿鍵)を擁立する。
擁立された隆武帝は、鄭芝龍の子である鄭成功の事を気に入り、国姓である朱姓を与えた。
この出来事が鄭成功が国姓爺とあだ名される所以であるが、実際には恐れ多いと鄭姓を名乗り続けていたという。
その後、父・鄭芝龍は清王朝一強の大勢が固まったと見て清に降ったが、
隆武帝に心酔していた鄭成功は明王朝への忠義を貫き、隆武帝の死後も残存勢力を率いて永暦帝に助力し、清王朝と戦い続けた。>>18
従兄弟たちを殺して鄭家の軍事力と貿易網を掌握し、地盤を固めた鄭成功は、清に対する三度に渡り北伐を行った。
厳罰主義によって規律を保った鄭家軍は快進撃を続けたが
南京城を攻囲していた際、敵将の偽装降伏に騙されて大敗を喫する。
これにより、鄭成功は勢威を失い、反清の機運も決定的に損なわれた。
この時点で明王朝の復興は不可能な情勢に陥っていたが、
鄭成功はなおも諦めず、新たな勢力基盤を築いた後の捲土重来を画策。
諸将の反対を押し切って、当時オランダ東インド会社が統治していた台湾の征服を試みた。
(ちなみに台湾を選んだ理由は、臣下の何斌が「十分な食料や軍需物資を有しており、理想的な貿易拠点でもある」と勧めた為であったが、
現地の内情を知って何斌の言が誇張塗れだった事を悟った鄭成功は、激怒して彼を投獄したという)
鄭成功の軍勢はオランダ東インド会社よりも兵力で優勢であり、戦いは優位に進んだ。
途中、兵糧不足に苦しんだが、最終的にはゼーランディア城を数ヶ月に渡る包囲戦の末に下し、オランダ人を台湾から追い払う事に成功する。>>19
戦後、鄭成功によるオランダ人捕虜に対する待遇は苛烈を極めた。
ゼーランディア城に籠もって最後まで戦い続けたオランダ人は解放されたが
それまでの戦いで捉えていた捕虜の多くは殺され(台湾の原住民に中国人を殺.すようにオランダ人が仕向けているという噂が広まった為だとも)
女性と子供は奴隷とされ解放されることはなかったという。(鄭成功自身も宣教師の娘を妾にした)
内政においては鄭成功は台湾の開発――特に農業面での開発を推し進めた。
また、日本と東南アジア諸国間における貿易拠点としての価値も高めていき、勢力基盤として着実に成長させていった。
その後、フィリピンにおいて中国人がスペイン人によって虐殺された事を知った鄭成功は激怒し、
フィリピンへと派兵して一大勢力を築かんとしていたが、その計画が形になる前に熱病に倒れた。
『台湾外記』によれば、
明の復活が絶望的な現状を嘆き「いかなる顔で先帝にお目見えできようか!」と叫んで顔面を搔きむしり亡くなった、とも。>>20
――晩年の鄭成功が人心を失いつつあった事を示す逸話として
本土の部下が鄭成功の命令を拒否するようになっていたというものがあげられる。
晩年の鄭成功は台湾を根拠地とし、諸将の家族を移住させよと命じたが
諸将は風土病の問題や鄭成功の厳罰主義に晒す事の恐れから家族を台湾に移住させる事を嫌がった。
不満を溜め込んでいた彼らは
鄭成功が内地に駐屯させていた長男・鄭経らの首を密通の罪で跳ねよという命令を拒絶したのを契機に
不服従の態度を示すようになったという。
【解説(龍碽)】
鄭成功が海から引き上げた大砲の妖怪。
ある時、鄭成功は海の底できらりと光る何かを見つけ、縄をかけて引き上げたところ龍が変じた大砲であった。
一つは龍の姿となり飛んで逃げてしまったが、もう一つの大砲は捕縛し、以後、鄭成功の戦いを大いに助けた。
化外の地であった台湾の妖怪退治にも用いられ、鄭成功と共に多くの妖怪に恐れられたという。
戦況を予知する能力もあり、有利な時は数人がかりで運べる程度の軽さになったが、勝てない時は百人がかりでも運べなかった、とも。
鄭成功の死後、敗北必至の戦いに無理やり担ぎ出された際には、砲弾の暴発により爆発四散したという。>>21
【人物像】
『鄭成功』
サムライレムナントと同様、忠義一徹、不屈の驍将。
必要とあらば冷酷な手段を選ぶ事も出来るが、根は善を尊び悪を憎む好漢……というのは過去の話。
生前に繰り広げた絶望的な戦いの日々が為に、その精神は変調を来しつつある。
冷酷な手段も視野に入れられる戦略眼は、悪逆に手を染める事への呵責の無さへと変じ、
善を尊び悪を憎む側面は、僅かな瑕疵をも許さずに罰する潔癖さに成り果てた。
使命感が行き過ぎて暴君化した人間であり、その在り方は皮肉にも明を滅ぼした崇禎帝に似る。
それでも彼自身の善性が失われたわけではない。
善なる者の為に働く時、その瞳は往年の輝きを取り戻し、かつての英雄性を取り戻す。
その精神の均衡が、闊達にして義を尊ぶ好漢としての側面に傾くか、厳格にして苛烈なる暴君としての側面に傾くかは
マスターの人間性とその時々の状況次第と言ったところ。>>22
『龍碽』
人や魔との戦いを共に戦い抜いた鄭成功の相棒。のはずなのだが精神面は真逆と言っていい存在。
大雑把で、怠惰で、いい加減。負けず嫌いなのだが努力も嫌い。しかもうっかり。(そうでもなければ人の手で捕えられるわけもなく)
予知能力を駆使して「必ず勝てる戦い」にのみ戦い乗り出し、気持ちよく勝利して俺TUEEEして悦に浸る。
逆に難敵との戦いは絶対に拒否する。負ける戦いに挑まされるぐらいなら自爆する、というレベル。
こんな性格なので龍としての威厳はまるでない。
そのいい加減な態度は性根からくるものでもあるが、
鄭成功の精神が決定的な破綻に至らないように、あえてシリアスな雰囲気を崩し、肩の力を抜かせているという側面もある。
ろくでなしとはいえ、やはり龍は超常の存在。
鄭成功を気に入りながらも、その徒労に満ちた生涯を憐れみ、英霊となった今もその魂を導いてやっているのだ。多分。「アサシン・スレナスっス。······え?自分はライダーなんすか?···失礼、大貴族の1つスーレーン氏族の1人でありながらも、自分はその長に襲名し、戦果を上げただけに過ぎないモブなんスから······」
「自分は自ら我が王を裏切るような真似は決してしないっス。·······あんたが俺を妬み、疎い、裏切って粛清しなければの話だがな。」
【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【真名】スレナス
【性別】男性
【身長・体重】180cm・71kg
【肌色】褐色 【髪色】くすんだキャメル 【瞳色】銀色
【外見・容姿】
第一∶全身灰色のローブを身にまとい、背に矢筒、腰に曲刀を下げている。フードを目深く被っており素顔は見えない
第二∶素顔は見えないものの上流階級なのか装備も一新し、面頬をつけ、パルティア由来となっておりローブも鎧もすごくなっている。
第三∶フードを外し、大貴族だと思わせるような服を着ている。そんなにジャラジャラとした装飾はつけていないものの、その一つ一つが高価である
【地域】パルティア
【年代】紀元前84年? - 紀元前52年
【属性】中立・ 中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:C 幸運:D 宝具:B+
【クラス別スキル】
騎乗∶C+++
どんな気候や状況でも、問題なく行動できるものに関しては相性がいい。>>24
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
【固有スキル】
スーレーン氏族長∶B
パルティア7大氏族の一つスーレーン氏族の一人であり、その権力は王に匹敵するものであった。さらにはその七家のうちでもスーレーン氏族は特別な地位を占め、王の即位の際に戴冠する役目を代々務めたという。
皇帝特権ほどではないが、それに近いスキル
弓矢改良∶B
内容自体は概念改良と同類。それの弓矢など遠距離に特化したもの。
スレナスは弓矢を今よりも強くするべく幾度の改造、改良を行った。遠距離攻撃、命中率にプラス補正をもつ。
パルディアンショット∶A
またの名を、安息式射法
射撃、仕切り直し、軍略の複合スキル
その起源はギリシャ神話にも語られるスキタイの騎馬遊牧民族とされるが、国ローマと初めて本格的に激突した騎馬遊牧民族の国がパルティアであり、ライダーはこれを使って勝利へと導き、その脅威をヨーロッパ全土に知らしめた。>>25
【宝具】
『熱帯砂漠地獄(カルラエ・デザートヘル)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:50000人
カルラエの戦いにおいてローマ軍を壊滅まで追い込み、勝利した出来事の再演。固有結界とは似て非なる大魔術。
かつて戦った灼熱の砂漠を展開し、四十度の気温を超える灼熱地獄が対象の体力と魔力を奪い、不安定な砂の足場が行動を制限し、不定期に訪れる砂嵐などの三重苦が襲いかかる。
トドメに太陽光の熱がこもった矢の雨が彼方から放ち、敵を一網打尽にする。
魔力を消費して応用すれば、遥か彼方にラクダの補給部隊を召喚し弓矢部隊の連射をマシンガンのように可能にしたり、熱を限界まで溜めた燃える矢を放って擬似的な火の海にしたり、足場に蟻地獄などの罠を設置して行動を制限させて仮に足を取り脱出に成功しようとも体力を消費させることも可能。
【Weapon】
改良弓矢・曲刀・長槍
【解説】
パルティア7大氏族のひとつ、スーレーン氏族出身の一人であり、パルティア王オロデス2世に仕え、カルラエの戦いにおいてローマ軍を破った。スレナスの名はギリシア語で書かれた文献に現われるのみであり、正確な本名は知られていない。
紀元前54年、クラッスス率いるローマ軍がパルティアに向け進行してきた。パルティアは迎え撃とうとしたのだが、ローマ軍五万人を率いて攻めてきたのに対しパルティア軍は、様々な事情や内紛の直後であったので一万人の軍隊しか派遣できなかった。>>26
そこでスレナスはローマ軍がシリア砂漠からメソポタミアに横断しようとしているのに気づき砂漠へと誘導するようにし、既存の弓矢を改良。弓矢部隊の欠点をラクダに矢をたくさん乗せて矢がきれたならばまたラクダのところから矢を補給するという作戦を考え、ライダーはパルティアンショット戦法を使い、千人の重装騎兵と九千人の軽装騎兵を率い、ローマ軍と戦った。
スレナスの策略にハマったローマ軍は、パルティア軍の矢がつきるまで待ちそれから反撃にでようとした。しかし、パルティア軍の矢はつきることがなく降り注いできたので、砂漠の中で戦うローマ軍は、日射病で次々と倒れていった。
敗北を悟ったローマ軍は撤退をせざるを得ずその途中で追撃に遭い、指揮官クラッススは討ち取られ、捕虜となった1万の兵士を除いてローマ軍は全滅した。パルティア軍はローマ軍との兵力の差がありながらも、土地や気候、武器の改良や策略を駆使し、カルラエの戦いにおいて5万のローマ軍を1万の軍勢で破った。
この戦いによりスレナスはさらなる富と名声を獲得したが、彼の偉業やその在り方に妬み、疎い、恐怖を覚えたオロデス2世によって粛清され、命を落とした。>>27
【人物像】
自己肯定感が低く、自らをモブと卑下し語尾に『〜ッス』をつけて話す変わった口調の青年。
本来は派手なものや宴会好きだが、勝利のためなら研究と努力も惜しまない高潔な武人気質であり絆が上がるとそちらに寄せる口調になる(素は語尾につけない)など、性格が変わる。
マスターに対し我が王と呼び、基本的に忠実であり従順する面を向けるのだが、本心は生前のトラウマが強く残っている。自らは身勝手な理由で主君を裏切らないものの、いずれまた主君に静粛されるかもしれない恐怖があるため、一言一句ずつ疑っており、最悪の場合ライダーの手によって報復される可能性があるので注意。自己肯定感が低く、上記のような性格も生前の出来事のせいかもしれない。
なお、本名に関しては語られてはおらず、一族代々襲名の際に捨てたのか、ただ単に語られていないだけなのかは不明「自分の本名についてはどう思うのか我が王次第っスよ」
ちなみになぜアサシンになりたがっていたのかというと「このほうが影薄いし仕える主よりも目立たず行動できるかなーって」…違う、そうじゃない。
特技:武器改良、現場観察
好きなもの:ラクダ、褒められること
嫌いなもの:富や名声を妬み粛清する人間
天敵:オロデス2世
願い:なぜオロデス二世が自身に負の感情を抱き、粛清した本当の理由を知ること。
【一人称】自分、俺(素であり絆が上がると)【二人称】アンタ、貴殿、貴公、貴様(敵対者に対し)、我が王(マスター)【三人称】諸君>>28
【因縁キャラクター】
燕青、蘭陵王
生前、主に対しいざこざが起きてしまったもの繋がり。特に後者に関しては、名声を得てしまっただけでなく容姿とか注目を集めてしまい後の悲劇となった。ちなみに本名はある
「しかも心身色々イケメンだなんてそりゃあ疎まれるだけではなく嫉妬マシマシに向けられるじゃないっスかヤダー!!」
オロデス2世
かつてライダーが仕えた王であり、即位の際にオロデス2世に王冠を被せたのもスレナスであった。そしてその戦いに成果を上げた彼の才能を恐怖を抱き、嫉妬し、粛清した。
ライダーの死後、王自らが指揮を取りローマとの戦争を続行したが、オロデス2世はスレナスと違って戦いを上手く進められず、国内でも東方で騒乱が起きたため、ローマとの戦いを中断せざるをえなくなった。
そのことを根に持っているらしく、ライダーにどう思ってるのかと聞くと「どちらの戦乱にも対処できず巻き込まれて無様に死 ねばよかったのに(舌打ち)」と、異様に不機嫌な表情を浮かべながら愚痴っている。
王様系関連鯖
基本的には敵意を剥き出しにはせずいきなり襲い掛かることはないが懐疑的であり、もしそのようなのを見かけたり、想起するようなことがあるのならば、無言で葬りにかかるだろう。
生前、命を落とす際に主君を呪ったもの関連
「俺も、貴公たちと同じ、主を憎み国を呪ったほうが良かったのか…?」
【コメント】
コンセプトは自称モブの闇深い縁の下の力持ちウィキに議論スレがあるので合作企画の話はこちらでしましょう
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/bbs/30881/l50リクエスト鯖
【元ネタ】星座の神話 【CLASS】アサシン
【真名】スコルピオス 【性別】不明
【体長・体重】300cm・427kg 【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:A++ 敏捷:B 魔力:B 幸運:B 宝具:EX
【クラス別スキル】
気配遮断:A
自然体で驚くほど気配がない。しかし、攻撃行動に移るとランクは低下する。
単独行動:A
本来はアーチャーのクラススキル。蠍は絶食状態で長期活動可能な生物である。
神性:EX
神獣としての性質。あるいは、アサシンの正体にまつわるボーナス。
【保有スキル】
天蠍の呪い:A
三星の狩人さえも脅かす呪毒。かのヒュドラ毒が不死さえも悶える猛毒ならば、こちらは不死さえも衰弱する猛毒。調子が悪くなる、すなわち、運命力を低下させる呪い。
星の炉心:EX
星座の逸話に由来する後天スキル。蠍座を構成する星々の中で一際赤く輝ける星アンタレスは、丁度、心臓の位置にあるとされる。また、中国において蠍座は青龍と見ることも補強概念となり、竜種と同等の魔力炉心を備えるに至る。
天蠍一射:A
射手座に常に狙われていることを示すスキル。射手座のモデルとされるアーチャーは同名の宝具を有していたが、その効果は既に番えられた矢による無拍の精密狙撃だった。
こちらは、弓矢への警戒心が強くなり、アーチャークラスに対して優位の補正を得る。>>31
【宝具】
『女神は標的を知らず、ただ穿つ (イーオケアイラ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
月女神アルテミスの矢によってオリオンは死んだとする逸話を、別の死因として語られるアサシンが取り込み宝具となった。
オリオンを射たアルテミスはしかし、それが何か分かっていなかったと云う。そこからこの宝具は標的に対する殺意が極めて希薄となる性質を有する。アサシンの高ランクの気配遮断と合わせることで、必中と呼んで差し支えない効果を生む。ただし、対象に認識されるとこの宝具は効果を発揮しない。
【Weapon】
『蠍の体』
強靭な鋏、惨酷な毒針、頑強な甲殻を有している。丸みを帯びた生物的装甲は、硬度以上の耐久性を発揮し、その巨躯に似合う膂力をも備えている。
【解説】
ギリシア神話に登場する蠍座の神獣。全ての獣を狩り尽くすと驕るオリオンへの罰として女神ガイアが遣わしたとされ、その功績により星座となったとされるのが最も馴染みある顛末であろう。
ただいくつかの諸説がある。処女神としてアルテミスがオリオンを拒むために彼女自身が遣わしたとか、オリオンを海に追い込むためにアルテミスの兄神のアポロンが遣わしたとも。
召喚されたアサシンは、マスターの命令に忠実だが人語を発する声帯を有していないため、確かなところは不明。しかし、蠍座を蠍と見做す感性は古代メソポタミアまで遡ることができるとされ、オリオンに対する逸話自体が後世の後付けに過ぎないというのならば、アサシンは母なる地球に属する幻想種とするのが魔術世界の通説である。
アサシンの能力自体は、その後付けに依存して強化されている向きがある。宝具にもあるように、アサシンは月女神アルテミスの放った矢と同一視されており、アルテミスの疫病の権能により、その毒も強化されていると考えられる。
【wiki登録】可【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター/アサシン
【真名】ナーダシュディ・フェレンツ2世
【性別】男
【身長・体重】186cm・94kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:A 幸運:D 宝具:A
【クラス別スキル】
陣地作成:EX
宝具による固有結界の展開のみ可能。
道具作成:EX
宝具による拷問器具の作成のみ可能。
気配遮断:EX
宝具で展開する結界のみAランクで発揮される。
二重召喚:C
ダブルサモン。キャスターとアサシン、二つのクラス別スキルを獲得して召喚された。適性が低く、宝具に依存しているため、ランクが低い。>>33
【保有スキル】
虐待体質:A++
加虐体質、被虐体質の複合スキル。自己の攻撃性が高く、また、攻撃の標的とされやすくなる。攻めて攻められ、戦闘が長引くほど互いに冷静さを失う。複合により、防御力の低下は相殺されるが、精神異常への耐性が低下する。
拷問技術:A++
卓越した拷問技術。生かさず殺さず、ただ長く苦痛を強いるのがこのスキルの本質である。そのためには、一種の冷静さを必要とし、精神汚染を複合する。
黒騎士の血痕:EX
黒騎士と渾名されたキャスターだが、その由来は敵に対する極めて惨酷な処罰方法を好んだことに過ぎなかった。しかし、彼の妻が『血の伯爵夫人』として誹謗されたことを受けて、キャスターは自身の霊基に妻の怪物性を取り込んだ。
その結果、中世貴族としては一般的な背徳行為、黒魔術のスキルを獲得する。武人としての優秀さは悪魔との契約と解釈され、カリスマや軍略のスキルは保有するものの皇帝特権のように一時的にしか発揮できない。
【宝具】
『悪魔城の伝承 (フォークロア・オブ・カーミラ)』
ランク:A 種別:固有結界 レンジ:- 最大捕捉:-
本来の銘はレジェンド・オブ・カーミラ。しかし、キャスターは妻の名誉のためにホラ吹きの物語フォークロアだと主張する。
妻エリザベート・バートリーに与え、血に塗れた城を核としたキャスターの心象風景、すなわち、固有結界。彼が生前に蒐集した、あるいは、保有していただろう拷問器具が自動的に取り込まれた対象を攻撃する全自動拷問機能を有する。また、キャスターの霊基に吸血鬼的特性を与え、神出鬼没な気配遮断、蝙蝠の翼による飛行能力、吸血による回復などを可能とする。屋内型の固有結界であるため、日光などの弱点化は基本的に注意する必要はないが生じてはいる。>>34
【Weapon】
『拷問器具』
拷問器具の多くは恐怖を煽るための見せ札に過ぎないとされることもあるが、キャスターの手に掛かれば充分な苦痛を与えることができる。
『黒騎士装』
黒騎士の渾名に伴う武具。ただし、腰に佩いた剣は錆び付いて鞘から抜けない。
【解説】
ハンガリー貴族、軍人。男爵ののち、伯爵となった指折りの富豪にして、優秀な武人。惨酷な振舞いを好み、『黒騎士』と渾名された血統主義の成れの果て。彼の名を有名にしたのは、その妻エリザベート・バートリーであろう。
美貌と若さに固執し、若い娘の鮮血で沐浴したとされる血の伯爵夫人は、後に女吸血鬼の代表『カーミラ』のモデルとされるほどに人々の口で囁かれ語り継がれた。現代の考証によれば、謀略による冤罪の可能性が高いとされる。そして、夫であるキャスターもまた、愛する妻の冤罪を確信している。早逝し、妻を守れなかった後悔のために、彼は英霊として妻の怪物性を共に背負うことを決意する。その結果、彼は三騎士のクラス適性を喪失し、宝具に依存する二重召喚という特異な状態で顕界する。【CLASS】セイバー
【真名】ヒャルティ・フグプルーズ/Hjalti hugprúð
【性別】女性
【身長・体重】170cm・54kg
【スリーサイズ】B86/W56/H86(Eカップ)
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷B+ 魔力C 幸運E 宝具A
【保有スキル】
対魔力:A
魔術への耐性。ランクAでは魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化してしまい、事実上現代の魔術で傷付ける事は不可能なレベル。
騎乗:C
乗り物を乗りこなす能力。Cランクでは野獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。>>36
ベルセルクの誉:A
熊の戦士とはまた異なる、屈強な勇士に贈られていたベルセルクの称号。「勇猛」と「戦闘続行」スキルの効果を含む。
幻想種改造:EX
巨人種の心臓を呑み込んだ事による、最高位の自己改造。巨人種としての強靭な筋肉組織が形成され、心臓から送られる魔力によって筋力・耐久を瞬時に増幅させる。
高貴なる剣:A+
剣の守護者。ヒャルティを指し示す異名。戦場にて剣を振るい、王を守る為に自らを剣とする。主人と認めた相手を守る時、全パラメーターを上昇させる。剣の守護者と謳われたセイバーは、誰かを守る為に不屈の闘志を燃やし、肉体的にも精神的にも屈しない守護の力が無限に与えられる。【宝具】
朔日の金環蝕(グリンヒャルティ)
・ランク:A
・種別:対人宝具
・レンジ:1
・最大捕捉:1人
フロールヴ・クラキの持つ「黄金の鍔」の意を示す黄金の剣。『ベオウルフ』においてグレンデルの母を切り殺したとされる巨人の剣ともされており、人理の輪の外より鍛えられた巨人兵装。
伝承においてヒャルティが十二の席に加入した時、フロールヴが授けたとされる宝具。
魔力を籠める事で刀身に魔力の刃が形成され、巨人が振るうが如き身の丈の巨剣になる。
強大な幻想種を幾度となく斬り伏せた逸話から魔獣や巨人の属性を持つ相手に追加ダメージを負わせる事ができる。
黄金の剣光、白銀の咆哮(グリンヒャルティ・ギュルデンヒルト)
・ランク:A+
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜50
・最大捕捉:300人
『朔日の金環蝕』の全力解放。
極限まで魔力を刀身に蓄積した後、対象に向けて切先を突き出す事で全エネルギーを放出する。
これは生前、有翼のトロールに対してボズヴァル・ビャルキが自らの剣を突き立て、見事に討ち滅ぼした武勇の再現であり、過去の弱い自分との決別を表明するある種のリベンジマッチでもある。
ギュルデンヒルトとはグリンヒャルティの古英語読みである。>>38
【解説】
北欧の叙事詩『ビャルキの歌』に登場する英雄。フロールヴ・クラキに仕える十二席の一人にして「高貴」と称されるベルセルク。幼名は「ホット」。
貧しい農家の出で、戦士になる為に家を出るも元々の体格は小さく、力も弱々しかったのでフロールヴの家臣たちに虐げられる日々を送る。
ある日、一晩だけだが丁重にもてなしてくれた農家へ恩を返すべく、フロールヴの城に向かったボズヴァルに湖へと連れ出すという手段のもと助けられた。
傷を治療したボズヴァルは、ホットを城内のテーブルに連れて行き、隣に座らせる。それを見た家臣たちは、いつものようにホットに向かって物を投げつけると、ボズヴァルは事前に掴んで投げ返し、家臣の一人を殺した。
騒ぎを聞きつけたフロールヴは、古くから在籍していたベルセルクの一人が死.んでいると気づく。ボズヴァルに返り討ちにされた家臣は、問題を起こす頭痛の種であったようで、見事に下したビャルキを王は勧誘する。
ボズヴァルはホットと共に加入する事を条件とし、フロールヴもそれを受け入れ、ホットはベルセルクの一員として迎え入れられた。>>39
ユールと呼ばれる冬の祭り時、誰もが手も足も出ない程の強さを持つ有翼の魔獣(作中ではトロールと表現される)が田園を荒らしに襲来した時、ボズヴァルが自らの宝剣を魔獣の心臓に突き立て、これを討伐する。
この時ホットは、恐怖に足が竦んでしまうという醜態を晒してしまう。それを見かねたボズヴァルは、魔獣の心臓と血液を飲み込む事を提言し、強くなるように叱咤を飛ばした。
自らの弱さを恥じ入り、ボズヴァルと並び立てる程の強さを欲して助言に従った結果、ホットは周囲のベルセルク以上の力を獲得した。
そして死骸を生きているように偽装した魔獣に剣を突き立て、己の武勇を示した。
この時、祝福としてフロールヴから十二席の一つと魔剣グリンヒャルティを授かり、自らを王の剣とする為魔剣の真名たる「ヒャルティ」を名乗るようになった。
戦士としての胆力、技量、志しを後々のボズヴァルと高め合い、敵対していたアディルス王との戦にも勝利し、ホット改めヒャルティは充実した日々を送っていた。
しかし、フロールヴの王座を手に入れんと奸計を張り巡らせたスクルドにより、劣勢を強いられる戦を強制される。
その時、死の直前ヒャルティは知ってしまった。ボズヴァルの怒り、定められた死の運命、そして全てが大神の手の平だったという事に。
ヒャルティは眠らされたベルセルクを起こし、そして激情を身に秘めながら復讐を誓うボズヴァルの隣に立ち、ヒャルティは自らの恩師と共に命を落とした。>>40
【人物】
黒をベースとした黄金の意匠が施されている鎧を身に纏う戦士。普段はフードで表情は伺えないが、その内実は美麗な顔の女性。
性格は男っぽく、一人称も「俺」というやや粗雑な言動が見られるが、礼儀作法を損なってはならないと徹底的に叩き込まれているので無作法ではない。
ベルセルクとしての矜持を大切にしており、自らを王と対等の戦友として十二席を授けてくれたフロールヴと、弱かった頃の自分を助けてくれたボズヴァルには深い感謝の念を抱いている。
特にボズヴァルに対してその傾向が強く、その念は敬愛を超えて既に異性に向けるそれとなっており、彼女自身もそれを自覚している。そのせいか王に感謝していると同時に、深い敬愛を抱いている事を複雑に思っている。
過去の弱かった自分がコンプレックスで、強さには貪欲。一人称は関しては昔から自らを強く見せようと「俺」を使っていた。
聖杯への願いは、ひたすら『強くなりたい』の一点張りで、召喚の儀に応じるのも数多の英霊たちと相見え、そして戦う事で自身の強さを感じるのを目的としている。
彼女の願いの根底には『ボズヴァルといつまでも並び立つ戦士でいたい』の感情が込められており、最強のベルセルクと肩を並び続けるには、只管強くならなければならないというのが活動するにあたっての原動力。
ただ、無論主君に仕える戦士らしく、マスターの命令には従うので決して暴走したりはしない。
女性らしさを捨てたのもあって、可愛いものなどには目もくれないようにしているが、仮に熊のぬいぐるみを目にしてしまった場合、即決即断で購入するらしい。
一人称「俺」
二人称「卿」
三人称「此方(等)」
【能力】
「高貴」の異名に違わぬ可憐な剣捌き……ではなく、肉体全体を使った勇猛なる戦闘スタイルをしている。しかしながら魔剣を振るう姿は、気高く美しいと認識されるので強ち間違いでもない。
ベルセルクの名に恥じない能力を有しており、守りに徹した場合類稀な能力を発揮する。>>41
北欧版ガレスちゃんことヒャルティでした。
Wiki登録【可】です。【元ネタ】旧約聖書、グノーシス主義
【CLASS】プリテンダー
【真名】セツ
【異名・別名・表記揺れ】セト、セス
【性別】男性
【身長・体重】166cm・51kg
【肌色】白 【髪色】緑 【瞳色】薄い緑
【外見・容姿】
緑色の髪を一つ結びにした上半身裸の青年、頭には草花の髪飾りを着けている。
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・
【ステータス】筋力:C 耐久:D(EX) 敏捷:C 魔力:D(EX) 幸運:A 宝具:A>>45
【解説】
アダムの三男、容姿は父親のアダムによく似ていた。
旧約聖書に於ける人類最初の死者アベルの代わりに神がアダムに授けた子、姉のアクレミア(グノーシス主義では妹のノーレア)と結婚し、912歳まで生きた。
箱舟で有名なノアはセツの子孫である。
旧約聖書に書かれているセツの記述はこの程度のもので影の薄い人物である。
しかし、中世の伝説では楽園=エデンの園に渡ったともされており、グノーシス主義ではキリストと同一視されることもある重要人物となっている。
サーヴァントとしてのセツはアベルの代わりに神が授けたという逸話から、誰かの代わりになれる=役を羽織る者と定義され、エクストラクラス・プリテンダーとして召喚される。
【人物・性格】
春の日射しのような優しい笑みを浮かべる神秘的な雰囲気を纏った青年。何かと動物に好かれやすい。
性格は穏和で気さく、争い事を嫌う平和主義者。
地球の総人口がまだ数人の時代の生まれであるため大勢の人間のいる場所は苦手。また、自分の知らない人間がいることも慣れていない。
他者と接する際は孫を可愛がるお爺ちゃんのような言動になる。>>46
イメージカラー:深緑
特技:誰かの代わり
好きなもの:家族、静かな場所
嫌いなもの:人混み、戦闘
天敵:特に無し
願い:無し
【一人称】僕 【二人称】君 【三人称】彼、彼女
【コメント】
リクエスト鯖。
アベルの代わりだからプリテンダー、他クラスの適性は無い。ヒャルティ・フグプルーズ登録完了、元ネタが抜けていたので「【元ネタ】北欧神話」を追加しました
>>48
ありがとうございます。【CLASS】セイバー
【真名】ヘンゲスト/Hengest
【性別】女性
【身長・体重】171cm・57kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B+ 耐久A 敏捷B 魔力B++ 幸運C 宝具A+
【保有スキル】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。
騎乗:A
乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。Aランクで幻獣・神獣ランク以外を乗りこなす。>>51
神性:B
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。大神オーディンを祖とし、古きゲルマンの神々の一柱である双神・馬神の現し身とされている為、高いランクを得ている。
カリスマ:B
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。集団戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。Bランクであれば国を率いるに十分な度量である。fgo内では「侵略のカリスマ:A」として表記される。
軍略:B
多人数を動員した戦場における戦術的直感力。自らの対軍宝具行使時、相手の対軍宝具および対城宝具の対処時に有利な補正がかかる。fgo内では「侵寇の軍略:A」として表記される。
竜種改造:B
白き竜の血を飲んだことによる自己改造。竜種の特性として魔力炉心が形成され、サーヴァントでありながらほぼ独立した行動が可能。また、魔力の高速回転により質量が向上し、魔力の放出も可能になっている。魔力放出に関しては周囲に霧状の魔力を分散させて防御としての運用は可能で、それは白き竜の黒い魔力として現出される。【宝具】
軍喚ばう剣の魔炎(ヒルドレーオマ)
・ランク:A+
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜50
・最大捕捉:600人
北欧に伝わる魔剣で、竜種が如き火焔を放出する大量破壊兵器。
その性質は戦火そのものであり、絶えず魔力を生成し、蓄積していくので、この宝具単体でサーヴァントをほぼ独立状態にさせる魔力供給源としての運用が可能。その影響でか、この宝具を手にしている間、全てのパラメーターを1ランク上昇させる。
真名を開放する事によって、魔剣から黒炎を解き放つ。その威容は、かつてブリテンを侵略せんとしたサク.ソンを象徴する白き竜の魔力のようであり、土地の魔力(マナ)を喰い破りながらあらゆる対象を灼き尽くす。両断型と薙ぎ払い型、どちらも対応しており、生前は雑兵相手に薙ぎ払いを多用していたが、アウレリウスとの一戦とサーヴァントになってからは両断型を多用している。(薙ぎ払い型は波状の黒炎を放ち、両断型は黒炎を凝縮し、熱線を構築して振り下ろす)
また、副次効果として有利な効果をもたらす「陣地」を炎と共に侵食し、破壊する事を可能にしている。
掟破りの侵略者(ニーマ・デル・サクス)
・ランク:C
・種別:対契約宝具
・レンジ:-
・最大捕捉:1人
ヴォーティガーン率いるブリトン人を、偽りの講和会議にて虐殺した逸話が昇華された概念宝具。
契約に基づき、行動に制限をかけるような枷の一切を無効化する。これにより、令呪によって行動の制限を強制されようともヘンゲストに何ら影響を受けない。
ただし、影響がないのはあくまでギアス系統のものだけで、物理的な拘束や、空間固定による停止などは能力の範囲に入っていない。
宝具名の由来は「剣を取れ」の意味を持つNima der sexa。>>53
【解説】
『アングロサク.ソン年代記』『ブリタニア列王史』『ブリトン人の歴史』等に登場する、アングル人、サク.ソン人、ジュート人を率いてブリテンに侵略した指導者。ケントの初代国王。
卑王ヴォーティガーンにより、ピクト人と戦う為に傭兵としてブリテンへと招かれた最初の異民族。アングロ・サク.ソン人。
幾度となくピクト人と戦争し、奪われた領土を奪還し、勝利をおさめ続けた。期待以上の戦果をあげたヘンゲストは約束していた以上の報酬を受け取り、また広大な領地をも賜った。
ブリテン統一を目指していたヴォーティガーンは、「我々を追放し、アウレリウス・アンブロシウスを王に仕立てようとする声があがっている。よって、これ等に対抗すべく更なる増援を呼び寄せたい」というヘンゲストの助言を聞き入れ、更なるサク.ソン人の軍勢を招き入れた。
増援の中にはヘンゲストの娘であるロウェナも搭乗していて、彼女の美しさに見初め、ケントの地と引き換えに結婚した。これにより事実上、ヘンゲストはヴォーティガーンの義父となったので、相談役・監督官の地位を己のものとした。しかし、これがブリテン貴族たちの反感を買い、更なる混沌を招く事となる。
敵対勢力を撃破し続け、ウーサー王の王座の簒奪に成功し、ヴォーティガーンが王座に就く。ブリテンの暗黒時代の幕開けである。
入植し続けるサク.ソン人、混乱を招く異民族たる彼等を庇護するヴォーティガーンに、家臣たちは反旗を翻し、ヴォーティガーンの息子であるヴォーティマーを次代の王に祭り上げた。
四度の末のヴォーティマー率いるブリトン人と、サク.ソン人による戦争は、ブリテン側の勝利となり、ヘンゲスト率いるサク.ソン人は敗走を強いられる。しかし策略を以ってヴォーティマーを毒殺し、再びヴォーティガーンを王位に復帰させた。
ヴォーティマーの死を確認し、軍勢を率いてブリテンの地に戻ったヘンゲストであったが、彼らを追い出した事への報復を恐れたヴォーティガーンの臨戦態勢を聞かされ、講和会議を開く為の使者を送る。
これは謀略であった。講和会議なぞは偽りの話であり、会談の際にサク.ソン人たちは服の中に隠し持っていたナイフでブリトン人に襲い掛かり、虐殺した。唯一、ヴォーティガーンだけは捕虜とし、ブリテンの主要都市の支配権を渡さなければ殺.すという脅しをかけ、受容された後に解放した。>>54
この時、ヴォーティガーンはカンブリアに亡命し、そこでアウレリウス・アンブロシウス────アーサー王との激戦の一幕があったとされる。(Garden of Avalonを参照)
ヴォーティガーンの死を知らされたヘンゲストは、アウレリウスとの戦いに備え、防衛態勢を敷いた。しかし、これを予期していたアウレリウスは、偽の講和会議にて生き残っていたグロスター公のエルドルと協力し、これを突破してサク.ソン人たちを捕虜とした。(一万にも満たないブリトン人の軍勢に対して、サク.ソン人は20万人もの大軍であったのにも関わらず、敗北した。運命はブリトン人に味方したのだ)
そして、アウレリウスがヘンゲストに追いつき、両者の戦闘が勃発する。この戦いはもっとも凄まじく、苛烈であったとされ、多大なる犠牲を払いながらも後一歩でサク.ソン側が勝利を収めるところであったが、コーンウォール公のゴルロイス率いる増援が来た事により戦況が逆転し、ヘンゲストは敗北した。
後に、ヘンゲストの処遇をめぐる話し合いの結果、市外で斬首された。
そして、ヘンゲストの遺体はアウレリウスが埋葬し、異教の慣習に沿って墳丘墓を作ったとされる。
『ベオウルフ』のフィンの挿話にも名前が登場しており、一説によれば同一人物とされている。
────そして、ここに一つ記そう。
魔術師マーリンが予言した、白い竜とは一体誰を指したものであったか。
サク.ソン人を招き入れた白き竜の化身たるヴォーティガーンだったのか。
あるいは、異邦の地よりブリテンへと招かれた、サク.ソン人を統率する白き竜の象徴たるヘンゲストだったのか。
────おそらくは両方だろうと、花の魔術師は語る。>>55
【人物】
白い髪と肌を持ち、黒を基調とした青色の意匠が施されている鎧を身に纏う美女。
歴史では男性として語られているが、実は女性(おそらくは弟のホルサが表立っていた為)。
確実に老成しているにも関わらず、外見年齢が若いのは、常に魔力を生成し続ける魔剣の影響により、老化が遅れている為。それでいて、メリハリの利いた抜群のプロポーションを誇っている。
性格は大胆不敵にして冷静沈着。物事を見据えて常に行動し、必要とあれば頭を下げるし、戦況が悪ければ迷わず退却を選択する視野の広さを持つ。加えて、弁が立つので交渉が上手く、計算高いので謀略にも精通している。
聖杯に託す望みは「受肉」。新たな時代、進歩した文明、神代が終わった世の中を見て回りたいと考えている。興が乗れば、再び侵略者として返り咲くのもありかもしれない……などと内心思っていたり。
運命を感じる相手は直感で決まるらしく、運命と言えども異性関係方面ではなく、戦うが運命の事を指すらしい。第一の運命は曰く「アウレリウス(アーサー王)」。
マスターとの関係は、可もなく不可もなしのお手本的な主従関係になる。しかし、いざという時に令呪を使用しても行動を制限できないので注意されたし。>>57
別クラス、あるいは知名度補正により以下の宝具が付加される:
双絶の片割れ(アルシス・ホルサ)
・ランク:A
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜50
・最大捕捉:50人
ヘンゲストの実弟である英霊ホルサが宝具化し、神馬の姿をとったもの。彼等の太祖はオーディンだが、それ以前の源流、もっとも古き神性は英雄や女神を助ける双神・馬神とされている。
箆鹿の角、クワガタの大顎を連想させる双角を有しており、通常の馬より一回り大きく、空間跳躍を可能としている。
真名を開放する事により、魔力出力を増大させ、魔力によってコーティングされた双角を突き出して疾走する。
余談ではあるが、移動・戦闘の時以外は人間の姿をとっている。
侵軍せよ、勦剛たる渡鴉(バーバリアン・インベージョン)
・ランク:A+
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜99
・最大捕捉:1000人
かつて、ブリテンを侵略せんとしたサク.ソン人の雑兵を具現化させる宝具。魔力の続く限り無尽蔵に召喚する事が可能。加えて、雑兵を生贄にする事で自らのパラメータを上昇させる事もできる。
またの名を『フォルカワンデルング(古英語で“民族移動”を意味する)』。>>58
【関連人物】
アーサー王
運命の宿敵。アウレリウス・アンブロシウス。彼のコーンウォールの猪が赤い竜なのであれば、白い竜として何度でも相見えよう。
ヴォーティガーン
白き竜の化身。ブリテンの中で生じ、ブリテンを護らんとした者。衰退するブリテンを憂い、人の時代に渡るのであれば自らの手で地獄にせんとした暴君。
自身を含めたサク.ソン人を利用して、ブリテンを終わらせようとしたのは薄々分かっていたが、老耄の行く末を見届けようと敢えて身を任せた。
ヴォーティマー
ヴォーティガーンの息子。本気でブリテンを外からの脅威から護ろうとした騎士。最期はヘンゲストと通じていたロウェルによって毒殺された。
【wiki登録】可【元ネタ】ギリシア神話、星座の神話
【CLASS】ランサー
【真名】アトラス
【性別】男
【身長・体重】2400km・??kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:EX 魔力:A 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
ランサーは、現代の魔術で傷つかない。
巨神の神核:EX
神性を含む複合スキル。肉体、精神の絶対性を維持する。
ティタン神族の裔として、ランサーは巨大な姿で現れる。その腕は地平線まで届くとされ、敏捷のパラメータを無意味化する。>>60
【保有スキル】
西の最果て:EX
最果ての加護と同様のスキル。戦闘時、魔力、幸運のパラメータをランクアップさせる。
山脈の膂力:A+
アトラス山脈の由来となったランサーは、天蓋を支えるほどの膂力を備えていた。
ヘスペリデスの園:B
ランサーの娘のうち、黄昏の乙女たちが暮らす庭園。ランサーが天蓋を支える隣にあったとされる。そこには黄金の林檎が植わっていて、その番を竜種が務めていたとも伝わる。
【宝具】
『天の支柱に棲まう極星竜 (トゥバンヘッド・ラードーン)』
ランク:EX 種別:竜種 レンジ:- 最大捕捉:-
ヘスペリデスの園に棲まう番竜、百頭にて途切れることなく見張る最強の幻想種の一体。星座の神話において竜座に当て嵌められる星空の竜。頭部に当たる星トゥバンはかつて北極星の役目を負ったことがある。
ランサーは、この竜種との縁を利用し、自身を地軸と同一視した。北極から伸びる地軸と重なることで観念的に召喚に応じ、北半球を活動域とするラードーンを実体としてマスターの指示を熟す。
『極星より穿つ天の支柱 (アトラス・ストーンピラー)』
ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:北半球 最大捕捉:大都市
柱状隕石のような様相で振るわれるランサーの槍。銘では極星よりとなっているが、ランサーが重なっているのはあくまで地軸であるため時間帯による制約はない。
ゴルゴーンの魔眼で石化したことに由来して岩石として具象化するためか、使用後、丸一日ランサーは活動できない。>>61
【Weapon】
『ラードーン』
身長の項目は、この竜種の体長である。百頭もの多頭と伝わっているが、見た目には頭部は一つである。精密に調査すれば判明するが、頭部は一定周期で置換されている。人格面は頭部ごとに若干異なるようで、コミュニケーションを継続すれば自然と判明するだろう。
【解説】
ティタン神族の裔、最も重い罰を受ける巨神アトラス。その名は、支える者、耐える者、歯向かう者を意味する。
世界の西の果てで天蓋を支える罰を受けており、メドゥーサ退治後のペルセウスにメドゥーサの首の魔眼で石化してもらい解放されたとも、あるいは、ペルセウスの子孫ヘラクレスに一時的に代わってもらったが、結局はヘラクレスの機転により再び天蓋を支えることになったとも。やがて、その神性はアトラス山脈と重なり神霊となって天に帰った。
彼の立つ西の果ての近隣には、黄昏の乙女たちヘスペリデスの暮らす庭園があり、そこにはヘラがゼウスと結婚した折に、ガイアが祝福の証とした贈った黄金の林檎が植わっているとされる。黄金の林檎は、ヘラの使い魔であるラードーンが番をして奪われることのないように図っていた。
ヘラクレスはこの林檎を求めて、アトラスの元を訪れる。大英雄はアトラスの代わりに天蓋を支え、あるいは、庭園の場所を自ら探り当て番竜を斃して林檎を見事にに手に入れる。この霊基においては、アトラスは一度、ヘラクレスに代わってもらったとする。アトラスは林檎を手にしてヘラクレスの元に戻るが、それはすなわちアトラスがラードーンを御することができることの証左である。故に、ラードーンを宝具として保有する。【元ネタ】異聞設定、騎士王伝説
【CLASS】ルーラー
【真名】妖精姫ギネヴィア
【性別】女
【身長・体重】163cm・43kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:A 幸運:EX 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
妖精に現代の魔術は効かない。
妖精眼:A
真実を見抜く妖精の視界。
陣地作成:A
妖精としての領域。
道具作成:A
戯れに妖精として作ることができる。
虫の囁き:EX
虫、あるいは風に聞く状況把握能力。逆に、情報を伝達することもできる。>>63
【保有スキル】
羨望のカリスマ:B
あのヒトのようになりたいという憧憬を利用した人心掌握。あくまでも自然体でそうあるからこそのカリスマであり、意識的な振舞いではない。憧憬の対象もまた、なりたい誰かがあることを理解されることは稀である。
湖面の月:B
湖面に映る月を掴むことなど誰にもできない。ルーラーの置かれる環境は、願望は常にそのようにある。彼女の手がそれを掴み取ることなどあり得ない。
輝けるオーロラ:C
天にひらめくオーロラのようにルーラーは輝いている。御簾の裏に佇む貴人の如く、民草の語るままに。
【宝具】
『鳥篭の君よ、自由の空を飛べ (フリーダム・アルビオン)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:20〜500 最大捕捉:-
ルーラーの足掻いた生涯をカタチとした宝具。掴めない、逃げられない、それどころか囚われていることに気づくことさえできない。妖精とは、そのような存在だ。それでも彼女は最期のときに、確かに見た。自由に空を翔ける鳥篭の君の姿を。>>64
【解説】
騎士王伝説において、騎士王アーサーの正妃ギネヴィアの名と同じくする妖精。どこかの異聞における同一存在。
上位者として美しく尊く、誰からも羨まれる存在として定められ、そのように努め、善き言動を為す空虚な妖精姫。悪く言ってしまえば八方美人だが、人間的に解釈するならば外交的資質を備えた生粋の王妃。しかし、妖精たちは無邪気に我儘に求めるために言動は支離滅裂となり、人間たちの元では欲望に呑み込まれ存在を歪み穢れ果てる、妖精のなかでもとびきりに儚い宿命の持ち主。あるいは、その性質と合致した王をパートナーとすることができれば、いつまでもいつまでも幸せに暮らすことができるのかもしれない。そのような童話のなかのお姫様が飛び出して来たかのようなモノ。
彼女の異聞に残念ながら王はいなかった。傍には騎士が侍り、その騎士だけが彼女にもわからない彼女をよく理解してくれていた。たった一度の本当に輝かしい行為の報酬であり、代償として。【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【真名】ギネヴィア
【性別】女
【身長・体重】163cm・43kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:C+ 耐久:C++ 敏捷:C+ 魔力:B 幸運:A 宝具:B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術に対する抵抗力。魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:C
乗り物を乗りこなす能力。正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせ、 野獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
【保有スキル】
聖妃の祝福:B
カリスマの亜種。慈愛深き気質が齎らす大義の輝き。円卓の騎士諸卿を鼓舞した正義の証。
真円ならざる円卓:EX
白亜の城に集った騎士たちの誓いを概念化したスキル。祖国の守護者としての性質がセイバーの防御力を向上させる。ただし、セイバーは円卓崩壊の一因でもあるため、必ず抜け穴、弱点、隙が存在する。
乙女は騎士の愛にて死せず:B
アロンダイト・オルタナティブ。本来は騎士の幻影がセイバーの戦闘を代行する宝具。セイバーの霊基では、騎士の幻影を憑依させて己の身で戦う。>>66
【宝具】
『我が憧れの王への悔恨 (クラレント・ティアーズアーサー)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:味方全て
燦然と輝く王剣クラレントを用いたセイバーの宝具。本来、王権を象徴する儀礼剣であり、正妃としてセイバーのみが在処を知るとされた宝剣。王の威光、王気を増幅するとされるこの宝具でセイバーは懺悔の念を増幅する。乙女の選択が間違いであったとしても、その心は清らかな聖妃のままに在る。それを証明するように、増幅された念は全ての味方を鼓舞し、能力を強化する。特に、円卓の騎士の多くに絶大な効果を示す。なお、『乙女は騎士の愛にて死せず』によりセイバー自身にも効果を発揮する。
『訪う夢も盲ふ理想郷 (ドロップアウト・キャメロット)』
ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
またの銘をインビジブル・アヴァロン。セイバーの宿命が結晶化した宝具。円卓崩壊の一因であることを自覚し、もし自身がそこにいなかったのならという幻想を具象する窮極の自己暗示。霊体化とは異なる、気配、実体の透明化による絶対回避を可能とする防御系宝具。ただし、多用したり長期に継続使用したりすれば自己を曖昧にし、そのまま消滅する。
【Weapon】
『燦然と輝く王剣』
クラレント。王の象徴、正妃への信頼の証。そして、セイバーの裏切りの象徴。
【解説】
アーサー王伝説における騎士王アーサーの正妃ギネヴィア。政略に翻弄された善良なる王女。
孤高の王に侍り、献身的に支えることさえ夢見た平凡な乙女。一方で、気高く聡明な貴婦人でもあった。しかし、王は寵愛を下さらなかった。護国の戦に明け暮れ、自然と遠ざけられた。権勢に縋る愚かな娘と倦厭することさえもなく、王に必要な飾りでしかなかった。いつしか孤独に苛まれた心は愛に渇き、最強の騎士に、王の最高の友に惹かれてしまった。
王は、それを赦された。先王と夢魔の企みより生誕し、女性であった王は、愚妃の過ちを当然に受け入れた。そのすれ違いが、円卓に最初の罅を入れてしまった。そして、秘密はいつか暴かれる。円卓は崩壊し、戦場に立つ資格のないギネヴィアは修道院で終生を静かに過ごしたのだとされる。
英霊の身となって願うは一つ。どうか陛下に報われる以上の幸福があらんことを。年末なのでタグの整理を提案する、以下のタグは一つに統合しても良さそうなもの
魔剣と魔剣使い
聖剣と聖剣使い
ニュンペーとニンフ
精霊と精霊種
竜と竜種
狐とキツネ
両性と両性具有
褐色と褐色肌
イラン神話とペルシア神話とペルシャ神話「編集するには画像の文字をフォームに入力してください。」が出たのでタグの整理はこれで終了
スコルピオス(2)
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%B9%A5%B3%A5%EB%A5%D4%A5%AA%A5%B9%A1%CA2%A1%CB
ヘンゲスト
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%D8%A5%F3%A5%B2%A5%B9%A5%C8
以上wiki登録完了しました。
今年度も皆様お疲れ様でした。良いお年を。【元ネタ】史実
【CLASS】フォーリナー
【真名】ネコ2世
【性別】女性
【身長・体重】71cm・18kg
【容姿】二足歩行する大きな猫
【属性】中立・中庸、地
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具EX
【クラス別スキル】
領域外の生命:EX
外なる宇宙、虚空からの降臨者。
邪神に魅入られ、権能の先触れを身に宿して揮うもの。
騎乗:A
騎乗の才能。幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を乗りこなすことが出来る。
【固有スキル】
神性:B
外宇宙に潜む高次生命の猫となり、強い神性を帯びる。現実を猫化する、計り知れぬ脅威。その代償として彼女は猫になった。何を言っている?>>71
猫将軍:B
「カリスマ」を含む変種スキル。本来は道教における航海の神の名前であり、ネコ二世とは何の関係も無い。しかしサーヴァントとして召喚されたフォーリナーは猫属性で、将軍としての役目もあり、海と航海にまつわる業績多数で、神性を持つ。8割方猫将軍であると言える。
フォーリナーはギリシャ人と手を組んでエジプトに初めて海軍を設立した。それまでのエジプトは海に対する関心が著しく低く、海軍の設立は非常に画期的であった。
猫の都:A
フォーリナーはナイル川と紅海を繋ぐ運河を築く構想を持っていた。スエズ運河構想のおよそ2400年ほど前の話である。その運河のナイル川方面の端を築く予定であった地こそブバスティス、バステト信仰の中心地であった都である。
この縁によって、彼女は猫の邪神の力を宿す降臨者となった。ついでに肉体も猫になった。
猫科動物を使い魔として使役する能力等を有する。
猫の開拓者:EX
フォーリナーは当時アフリカが大陸だとは信じられていない時代であるはずにも関わらず、フェニキア人にアフリカ一周航海を命じたと言われている。バルトロメウ・ディアスが喜望峰に到達するおよそ2000年ほど前の話である。この逸話が真実であるかは定かでは無いが、当時の世界観においては知られていなかった天体現象を記録していることから、現代では真実であると見做す向きが強い。
星の開拓者に準ずる功績を有する者としてフォーリナーは「猫の開拓者」スキルを得た(?)。>>72
【宝具】
『ネコと和解せよ(ハルマゲドン)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:1000人
夥しい数の武装した猫やスフィンクスが押し寄せ、通過した跡をペンペン草も生えないほどに蹂躙し尽くす。一見ふざけた名前と見た目だが、その実態は一つの世界観を破壊・破棄するワールド・デストラクション攻撃。猫の渦に呑み込まれた場所は「世界の終末の光景」であると定義され、知名度補正等の土地に根付く効果が弱まり、固有結界等は解体される。終末戦争の名前を冠するに相応しい強力な宝具である。
旧約聖書にも記録を残す「メギドの戦い」、それこそはフォーリナー率いるエジプト軍とユダ王国の戦争であった。メギドの丘に由来する「ハルマゲドン」と言う概念はキリスト教にとっての終末戦争を表すものとなった。これにより、フォーリナーの戦いは敵対者にとっての世界の終わりの戯画そのものとなったのである。
名前がおかしなことになっているのは…邪神の影響という事にして欲しい。
『逆廻りの紅鏡(シニスター・ウジャトアイ)』
ランク:EX 種別:観測宝具 レンジ:? 最大捕捉:?
目を向けたものを「裏側」から見る歪曲視界。光学的観測ではなく、概念的な観測を行う物であり、目に映るものであれば有形無形を問わない。例えば、魔術を裏側から見て解析する、他者の態度の裏を読むなど。その性質故に、基本的に距離や大きさに制限されない。誰も見たことが無い大陸の反対側の形すらも知ることが出来る…のかも知れない。
あくまで「裏側」を見るものであって、「向こう側」を見通せるものではない。喩えるなら、扉で閉ざされた部屋がある時、扉自体の内側の面を見ることは可能だが、扉を透視して部屋の中の様子を見ることは不可能。扉の反対側に窓がある場合、その窓から中を覗いた光景を見ることは可能。
アフリカ大陸一周を命じられたフェニキア人達は、太陽が北の空に登ることを記録していたとされる。これは当時の世界観では想像されていなかったことであり、この記録を伝えたヘロドトス自身が「疑わしい」と判断していた。ラーの右目たる太陽が反対側に登るあり得ざる世界…フォーリナーの見出した新たなる世界の形は、邪神との融合によりフォーリナーの視界そのものとなった。>>73
【解説】
ネコ二世。紀元前600年前後のエジプトのファラオ。名前はネカウ二世とも。彼の統治時代のエジプトはオリエント世界の列強として知られる他、特に目立つ三つの事績を持つ。
一つ目はエジプト海軍の設立。二つ目はナイル川と紅海を結ぶ運河の開設計画。三つ目はフェニキア人に命じてアフリカ大陸を一周する航海をさせたこと。そのどれもが海に関係することは恐らく偶然ではないのだろう。当時のエジプト人は海を恐れ著しく関心が低かったことを考えると、非常に革新的な着目点を有していたことが窺える。
ネコ二世は、猫ではない。しかしフォーリナーとして召喚されたネコ二世は、猫であった。
何気についでに女性でもあった。よくあること。>>74
クトゥルフ側の神格はバースト(バステト)
名前の出オチ感とは裏腹に業績が凄い人
バステトのフォーリナーは昔既に作ってたんだけど、正直それよりも良い案を思い付いてしまったので密かに練っていた
…のだけれど公式で明らかにバステトっぽい人が出て来てしまった
…というわけで半分供養のつもりで簡単に仕上げてた
…と思ったら更にクリスマス二度撃ちでネコおかわりが来るとか誰が思うか!!
これ以上引っ張っても公式の胡乱を越えられるとは思えないしこのタイミングを逃したら出す機会が無いと思ったので投げておきます*基本情報
【元ネタ】エジプト神話
【CLASS】アヴェンジャー
【真名】アペプ
【異名・別名・表記揺れ】混沌のアヴェンジャー、アポピス
【性別】無性(肉体的には男性)
【身長・体重】211cm・108kg
【肌色】褐色 【髪色】砂色 【瞳色】黒
【外見・容姿】ツチブタのような頭の褐色肌の大男、手足には枷が填められている。
【地域】冥界
【年代】神代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】天
【その他属性】魔性・ヒト科以外・超巨大・人類の脅威
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:A 魔力:A 幸運:A 宝具:EX>>77
【保有スキル】
永遠不滅の魔:EX
神に敗れようとも、翌日になれば再びアペプは蘇り、また神との闘争を始めるという。
自然現象にもなぞらえられるその永劫の繰り返し、不滅性を示すスキル。
「太陽神ラー」と「太陽の運行の妨害者アペプ」の対立は一度きりのものではなく、遥か過去から繰り返されてきたものであり、また、未来においても永遠に続く。
それはあるいは自然と神に対する原始の信仰そのもの。
人々が自然に対する畏敬を神に込めたのとまったく同じ強度を持って、アペプは不滅の魔として君臨する。
在りし日の陽光:B
太陽神として在った日々の記憶はアペプの悪意を和らげず、むしろ加速させる。
精神干渉系の抵抗判定にプラス補正がかかり、太陽神系のサーヴァントの攻撃に耐性を得るが、この効果を使用するたびにアペプは自身にダメージを負う。暴走する悪意が霊核を軋ませるのである。
暗黒の蛇視:C
睨んだ者に恐怖や重圧を付与し行動不能に陥らせる邪悪なる魔眼。
抵抗するには高ランクの勇猛などの精神干渉を無効化する能力が必須となる。
現在は人間体のためランクダウンしている。
怪力:A+
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用することで一時的に筋力を増幅させる。一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間はランクによる。>>78
【宝具】
『混沌制す軍神の杖(セテカー・ウアス)』
''ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:3 最大捕捉:1''
力・支配・統治、そして神権を象徴する先が二股に分かれた蛇避けの杖ウアス。その原典たる神造兵装。
毎日のようにアペプを貫いたセトの槍と習合しており二股の槍の形状を取る。
混沌を制御するという特性を有しこの槍の攻撃は混沌属性の相手の動きを一時的に封じることが可能。そして何より自身に最も有効な宝具でもある。
この槍はセトの象徴であると同時に自身の死因でもあるためアペプもこの宝具を所持する。
『暗黒・蛇・永遠(エターナル・カオス)』
''ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:99 最大捕捉:500''
アペプの切り札たる砂塵の固有結界。
展開される心象風景は舞い上がる砂煙で日射しが遮られた薄暗い大砂漠。
結界内ではアペプは肉体が砂で構成された巨大な蛇の姿に回帰しており、砂嵐や質量攻撃で敵対者を圧倒し、さらに暗黒の蛇視のランクがA+にまで上昇する。
その流動する肉体は物理・魔術攻撃を無効化する、水系統の攻撃であればアペプにダメージを与えることが可能だがダメージ量は大幅に軽減される。
例外的に混沌特効の攻撃は混沌そのものであるアペプの実体を捉えることが可能であり大ダメージを与えることが出来る。また、固有結界そのものを破壊する対界宝具も効果的。
この固有結界はアペプ本来の力を発揮できる戦場であると同時に邪悪な蛇を封じ込めるための檻の役目も果たしている。
【Weapon】
『砂蛇』
砂を蛇の形に固めた使い魔、固有結界から零れ落ちたモノ。>>79
【解説】
エジプト神話に於ける混沌と闇を象徴する大蛇、太陽の運行の妨害者。
世界の秩序が定まる以前に原初の水「ヌン」の中から生まれたため、後から生まれた秩序を破壊しようとしている。
ある説では、アペプはかつて太陽神であったがラーにその地位を奪われたことで神々に復讐しようとしているとも。
毎晩セトやラーと言った神々と戦い、そして打ち倒される存在、何度倒されてもアペプは翌日には蘇り終わりなき戦いに身を投じる。
アペプの体は太陽の船を座礁させる砂州とされており、日蝕はアペプが太陽の船を呑み込むことで起きると考えられていた。
古代エジプトに於いて絵に描かれたものはそのままの姿で存在すると考えられており、アペプを描く際は拘束された姿か神々に殺される姿で描かれることが多い。
時代が下ると同じく悪の存在とされた軍神であり砂漠の神であるセト神と習合し同一視されるようになった。
本来の姿は巨大な蛇であるがサーヴァントとして召喚されるアペプはセト神の姿を借りて人型で現界している。
【人物・性格】
邪悪そのもの、神々も人類も等しく怨み破壊しようとする混沌の化身。
その怨み故に人も神もアペプを召喚する事は不可能、混沌の蛇は誰にとっても最悪なタイミングで何処からともなく湧いてくる。
自身を太陽神の座から追いやった神々への復讐のみが行動原理となっている、最早太陽神の座に返り咲くことなどどうでもよく、神々を滅ぼし世界に破壊と混沌をもたらせればそれでいいと考える。
決して人間とは相容れず、神々に復讐にできるなら人理が崩壊しても構わないと宣うその在り方はまさしく人類の脅威である。>>80
イメージカラー:黒
特技:破壊
好きなもの:混沌、レタス
嫌いなもの:神々、人間、太陽神系の英雄
天敵:セト、ラー
願い:世界に破壊と混沌を
【一人称】混沌(オレ) 【二人称】オマエ 【三人称】アイツ
【コメント】
あけましておめでとうございます、年賀状の代わりに蛇サーヴァントをどうぞイングランド史に名を残す最強の騎士。五代の王に仕えた忠臣老兵。人馬一体、無双遺構の槍捌きを御覧あれ!
【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【真名】ウィリアム・マーシャル
【性別】男
【身長・体重】195cm・150kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:B 魔力:D 幸運:EX 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:C
魔術に対する抵抗力。魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大規模な魔術は防げない。
騎乗:B
乗り物を乗りこなす能力。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。>>82
【保有スキル】
無窮の武錬:A+
ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。
練達の知恵:B+
軍事のみならぬ長年の経験に由来する賢臣としての様々な知恵。英雄独自のもの、人体に負荷を掛けるものを除く、ほぼ全てのスキルにC〜Bランクの習熟度を発揮できる。また、マスターの同意があれば他サーヴァントにスキルを授けることも可能。
人馬一体(遺構):EX
馬上試合での不敗神話はランサーの巧みな馬術を示す。その体重で乗れる馬いるの?とか疑問に思ってはいけない。
【宝具】
『揺るぎなき忠誠の槍 (ロンギヌス・グレイテストワン)』
ランク:C+〜A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
ランサーの仕えた王の1人、獅子心王リチャード1世は逸話に残るほどにアーサー王伝説を好んでいたという。それに因んでかは不明ながら、ロンの槍を真名として有する宝具。
ランサーの心を反映する槍限定の武器強化であり、ランサーに迷いなく覚悟を決まっているほどにランクが上がり、強度、威力、神秘を強大にする。後述の宝具もあり、ランサーはこれを躊躇うことなく『壊れた幻想』にする。
『冨貴を掴む常勝戦果 (フォーチュン・オブ・トーナメント)』
ランク:C 種別:対貧宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
主に馬上試合で得た財産に由来する宝具。前述の宝具と相性の良い槍や鎧、馬などの装備のみならず、魔力までも自己供給することを可能とする。また、幸運のパラメータを増幅している。ただし、敗北を重ねるとこの宝具は消滅する。具体的には生前の勝ち星の数を上回ると。
【Weapon】
『馬上試合での装備』
一般的な騎士の装備。英国における弘法筆を選ばず。>>83
【解説】
イングランドの軍務伯の家系に生まれた次男坊。生涯に五百以上の試合に臨み、その全てにおいて勝利を掴んだ最強の騎士。イングランドの五代の王に仕え、その教育と治政にも貢献したとされる賢臣。
しかし、その序章は決して恵まれていたとは言えない。ランサーが8歳のときに、父に捨てられたのだ。乱世の習いに巻き込まれ、人質となったランサーについて父の返答は「好きにしろ、俺にはもっとマシな息子を作るハンマーと鉄床があるんだからな!」というものだった。
父からの愛情はなく、次男であるために継ぐべき土地も財産もなかったランサーは、遍歴の騎士となって自らの手で稼がねばならなかった。ランサーは天賦の才を見事に開花させた。無双の武人として栄光の道を踏破したのだ。
最期のとき、ランサーは最初の主君である若ヘンリー王の遺言に従い、テンプル騎士団に入団。老兵の身ながら、見事に散ったのである。
さて、召喚に応じたランサーは全身鎧で肌の露出が全くないが、心通わせたマスターは兜のしたの真実を知るだろう。神代遺構(オーパーツ)を修復して生まれた人型機械、それこそがランサーの正体だと。父の言葉は、そのままの意味なのだと。
【因縁】
リチャード1世:
獅子心王。戦争狂なのは乱世に必要な資質として受け止めているが、ちょっと人としてはどうかと思う主君。
ジョン・ラックランド:
欠地王。生まれる時代を間違えた暗君。ランサーは彼を最後まで見限らなかった。能力が足りずとも、野心の裏に隠された愛国と理想を知っていたから。
フィリップ2世:
尊厳王。フランスの化け物。政治のためにこちらにも忠誠を向けていたが、人のまま人を支配する彼を好きになることはなかった。>>85
【元ネタ】史実 【CLASS】ライダー
【真名】ウィリアム・マーシャル 【性別】男
【身長・体重】195cm・150kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:A+ 敏捷:B 魔力:D 幸運:EX 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B+
乗り物を乗りこなす能力。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
【保有スキル】
無窮の武錬:A+
ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。
練達の知恵:B+
軍事のみならぬ長年の経験に由来する賢臣としての様々な知恵。英雄独自のもの、人体に負荷を掛けるものを除く、ほぼ全てのスキルにC〜Bランクの習熟度を発揮できる。また、マスターの同意があれば他サーヴァントにスキルを授けることも可能。
守護騎士:A
他者を守る時、一時的に防御力を上昇させる。五代に渡って一つの王統に仕えたライダーは常に「守ってくれる」ことを期待される。そして、その期待が彼に守護の力を与えるのだ。
冨貴を掴む常勝戦果:C
フォーチュン・オブ・トーナメント。本来は宝具。馬上試合によって築いた財産に由来して、騎士の装備や魔力をライダーに供給する。また、幸運のパラメータを増幅する。>>86
【宝具】
『騎士の花道を踏破せよ (ナイト・オブ・グレイテストワン)』
ランク:C+〜A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
最高最強の騎士と讃えられたライダーの無敗の武勲と、その肉体に由来する超強化。常勝の果実を食したかのような、自己改造、武具改造、騎馬改造の複合スキル型宝具。
ライダーは、神代遺構が生成するナノマシンにより強制的に人馬一体となり、無双の武力を手に入れる。ただし、馬を潰してしまうため、この宝具を使用可能なライダーでの召喚に応じることは極めて稀である。
『人が敷く死出の花道 (デッドヒート・オブ・グレイテストワン)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
またの銘をプルトンエンジン・オーバーロード。ライダーの動力炉プルトンエンジンを超過限界稼働させる自爆特攻。ただ勝利を捧げるべきマスターに出会うことができたならば、騎士の本懐であるとして真名解放される。この宝具を令呪で強制することはできない。
【解説】
イングランドの軍務伯の家系に生まれたとされる次男坊。神秘の薄れゆく中世に現れた無敗の騎士。その正体は、発掘され修復された神代遺構の人型機械。
時代の変化を学び、騎士道という新たな行動指針を設定したライダーは幸運にも仕えるべき王統に出逢う。武力のみならず、人ならざる演算回路、記録回路を惜しげもなく利用してあらゆる助力を成した。
神々が去り、人が人のためにより善く生きることを模索する時代に、神代の異物は何を想ったのだろう。晩年、ライダーは最初の主君の遺言を果たすためにテンプル騎士団に入団する。
かつて、神々に仕えた。そして、王に仕えた。その先で、人に仕えた。人とは人類であり、人とは自分自身だった。
「当機、いえ、私は私の意思に従って心から善き主にお仕えしたのです。私は私のために生き抜き、幸福を感じたのです」【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】ジョン・ラックランド
【性別】男
【身長・体重】178cm・66kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力:B 耐久:E 敏捷:B 魔力:B 幸運:C 宝具:A
【クラス別スキル】
狂化:-
無能は狂うこともできない。
【保有スキル】
失地王:A
バーサーカーの渾名の一つ。無能、暗愚、暴君……およそ王に贈られる全ての罵倒を受けた証。あるいは、彼の人生に失敗の烙印を刻む呪い。
対フランス戦争で大陸領地を喪失したことに由来する。敗戦の怨嗟は、シールダーをイングランドの王でありながら、怪物だと責め立てる。慟哭外装として結実したそれは、プライミッツ・マーダーに酷似している。
深愛なる呪い:A
父より受けた偏愛、家族より受けた憐憫、臣下より受けた侮蔑、民草より受けた憎悪。その全てに王統に対する敬愛があった。バーサーカーは、人であってはいけなかった。
狂ったふりをしなければ、もはや耐えられない。慟哭外装を脱ぎ、理性を取り戻す理由を見つけられない。獣になろう。守るべきモノはもうない。
神授王権は空手形:A
マグナ・カルタ。本来は宝具。王、神性に由来するスキル、宝具を封印または弱体化する。>>88
【宝具】
『鳴禽どもが歎く、啾啾たる辺獄で (イングランド・マーダー)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
バーサーカーの統治したイングランドが、その苛政に喘いだ王国が彼に向けた期待と失望。呪詛として凝り、慟哭外装として結実したそれを全力稼働させる、怪物としての宝具。
呪詛は特に領域に働き、陣地作成や土地に対する宝具、固有結界などを粉砕する。また、純粋な暴力においても、まるで殺人に慣れた獣のように冷酷で惨虐な本来のバーサーカーらしからぬ野生的な動きをする。
【解説】
プランタジネット朝イングランド第3代王ジョン。尊厳王フィリップ2世による度重なる謀略から護国を果たすことに苦心し続けたイングランド史上最悪の暗君。
神秘薄れゆく中世の王統に生まれた、人たる王。民草が未だ英雄を、神授王権を信ずる時代に、神の恩寵を賜らなかった普通の人間。
英雄ではないジョンは、本来なら基本7クラスの適性をどれも有さない。英雄だった兄の影響を受け、人理に危機が迫ったときどうにかエクストラクラスのいずれかに嵌め込まれて召喚されるのが関の山だ。しかし、どこかの世界に危機は訪れた。サーヴァントとしての体裁を整えられたジョンは、暗躍したのか、それともそれなりの活躍をしたのか。英霊として正式に座に迎えられた。それでも7クラスの適性がないことには変わらなかったが、慟哭外装の齎らす人格が、否、慟哭外装が独立してプリテンダーのクラスを利用し、此処にジョンを閉じ込めバーサーカーとして顕界した。
【コメント】
FGOのリチャードを受けて、宝具名を対応するようにしようとしたらこうなった。まともな人格で解釈されて奇跡的に召喚された後に、結局、暗君として相応のカタチでも召喚されてしまうとういう踏んだり蹴ったりです。リクエスト鯖です
「ニャー(おい、そこな下々人。わらわは喉が渇いた。早く牛乳を皿に注いでわらわの元に持って来るのだ。)。」
基本情報
【元ネタ】史実、『枕草子』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】命婦の御許(みょうぶのおとど)
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】メス
【体長・体重】210cm・120kg
【毛色】黒【瞳色】金
【外見・容姿】毛並みは艷やかで体型は太めの美しい黒猫。
女物の唐衣を羽織っており、稀に二足歩行でも移動する。
【地域】日本
【年代】平安時代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:D 魔力:B 幸運:A 宝具:A>>91
【保有スキル】
始祖の血統(猫):A+
自らの血統を脈々と継承させ、それによって世界に多大な影響を与えた事に由来するスキル。
大陸から日本に伝来し、愛玩動物となった猫達の中で明確に名前を残す最古の存在である彼女は自らの「子孫」たる全ての猫達に対して絶対的なカリスマ性を発揮し、齢を経て化生や神と成った猫さえも例外無く服従させる事が可能。
また、日本国外でも血筋の尊さはある程度保たれるため、宿す神秘が英霊に満たない猫であれば一方的に使役出来る。
黄金律(猫):EX
第一に、生まれながらに有する完璧な可愛さを示す。どれだけ体型が変化しようともその愛くるしさは失われず、彼女を見る者は抗い難い魅力を感じてしまう。
目付きの悪さもふてぶてしい態度も弛んだ腹も、彼女の手に掛かれば全て己を引き立てる装飾品に過ぎない。
第二に、自身の可愛さに付随して得られる莫大な金銭を示す。庶民も富豪も須らく彼女に魅了され、彼女の豊かな生活を支えるべく己の財産を惜しみなく注ぎ込むので何もせずとも一生遊んで暮らしていける。
生前に一国の最高権力者を魅了し、高位貴族の称号まで授けられて溺愛された逸話からランクは規格外となっている。
変生:B
「長い年月を生きた猫は妖力を宿し、化け猫に変ずる」という伝承に由来するスキル。
世話役まで付けられて蝶よ花よと育てられた彼女は当然の如くこの条件を満たしており、人語を解する高い知能と妖力、そして並外れた巨体を併せ持つ。
しかし長年過ごした贅沢極まりない生活の果てに野生は殆ど失われており、太ましい体格も相俟って肉弾戦ではマイナス補正が入ってしまう。
家門繁栄:D
古代日本における猫が、穀物や柱・経典を喰い荒らすネズミを退治する益獣であった事に由来するスキル。自陣営に降り掛かる災厄を祓いつつ幸福を呼び寄せる事が出来るが、神霊の加護に匹敵する程の効果は無い。>>92
【宝具】
『猫化変転・現御神(ねこばけへんてん・あきつかみ)』
ランク:A 種別:対猫宝具(自分自身) レンジ:0 最大捕捉:1人
生前の飼い主、即ち「天皇」という存在が有していた威光を己の身に降ろし、自らの力として振るう宝具。
嘗ての日本における天皇とは「現人神」として神霊と同一視される崇拝の対象であり、その力を宿した彼女もまた凄まじい強化を獲得する。
具体的には強大な神通力による大規模な物体操作能力や高ランクの『神性』スキル、広範囲に及ぶ環境把握能力などである。
また、日本を中心とした東洋圏及び「猫を神聖視する文化圏」に関連する英霊は彼女に対する強い信仰心を獲得し、熱烈な信徒と成り果ててしまう。
【Weapon】
『猫パンチ』
鋭い爪と肉球を備えた前足で放つ猫パンチ。プロボクサーが放つパンチの2倍を超える速度を誇る。
図体が図体なので威力もそれなりに高く、人間程度ならば一撃で昏倒させる事も可能。
『可愛さ』
人間が本能的に「可愛い」と感じてしまう猫特有の風貌。
余程の猫嫌いでなければ大抵の相手はイチコロ。>>94
【人物・性格】
気紛れでワガママながらも誇り高き貴族猫。それ故に人間に媚びず、猫語しか喋らない。
産まれた時から溺愛されていたため人間という種族をナチュラルに下僕認定しており、万人が己に傅き世話をする事を当然だと思っている上、並外れた可愛さで自身のマスターを含む周囲の人間を支配してこき使う腹黒い一面も持つ。
一方で自身の「子孫」たる同族……即ち猫相手には寛大かつ鷹揚な態度を取り、腹を空かした者が居れば飼い主の金で買わせた飯や飼い主に用意させた住みよい家を与え、加護下に置いた者が危機に陥れば率先して助けに向かうなど『始祖の血統』スキルを持つに相応しい度量を伺わせる。
また、「腹黒い」とは言いつつも所詮は猫なので人間ほど大それた真似をする事は無い。
せいぜいが高い餌や玩具を貢がせ、身辺警護や毛繕い・マッサージを行わせる程度で満足するため危険度は低く、マスターが主従関係の逆転や高額の飼育費用、及び諸々の問題を受け入れられれば良好な関係を築く事が出来るだろう。
イメージカラー:雅な黒色
特技:人間に愛される事、ネズミ捕り、おねだり
好きなもの:牛乳粥、昼寝、日当たりの良い場所、ネズミ
嫌いなもの:犬
天敵:犬
願い:受肉を果たし、現世の人間達も全て自身の下僕とする事
【一人称】わらわ【二人称】お前、下々人【三人称】あれ、あやつ>>95
【因縁キャラ】
一条天皇:国中で一番の財力と権力を持っていて背中を撫でるのが上手だった下僕。
猫1匹の為に産後の儀式を行うのは当時としても異常であったらしく、貴族の1人がその事を日記で愚痴っている。
藤原道長:自身が産まれた時の儀式に出席していた男。
如何にも何か企んでそうな顔が気に食わない。
「ニャ〜(ふーん。わらわは食っちゃ寝しているだけで何か高位貴族になっていたが、貴様ら下々人が出世するには色々面倒事が多いんじゃのぉ)。」
清少納言:犬に追い回される自身の醜態を『枕草子』に書き記し、後世に残しやがった許し難い相手。何かチカチカしているのも気に食わない。
腹いせに部下の猫達を大勢けしかけたものの、嫌がられるどころか寧ろ喜ばれてしまった。解せぬ。
「ウニィ……(たかが下々人如きを罰する事も出来ぬとは……。これも偏にわらわ達が可愛すぎる故の悲劇よな……)」
不夜城のアサシン:仮に相対してもほぼ確実に勝利出来る相手。
ぶっちゃけ部下達を呼び寄せた時点で相手が勝手に失神するので戦いにすらならない。
大黒天:本能的に追い回してしまう相手。彼女達を仕留めた時にはマスターに見せに行き、その度に叱られている。
【コメント】
リクエストにあった猫又要素は満たせているのかな……?(wiki登録可能です。)「Arrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr」
【出典】イーリアス
【CLASS】バーサーカー
【真名】アキレウス
【性別】男性
【身長・体重】185㎝・97㎏
【外見・容姿】ライダー時と比べ3倍に伸びた髪を乱雑に振り回す、半裸の狂える英雄、あるいは怪物そのもの。
【地域】古代ギリシャ
【年代】不明(B.C.1300~B.C.700ごろ)
【属性】混沌・狂
【天地人属性】地
【その他属性】ギリシャ神話系男性
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A+ 敏捷:EX 魔力:C 幸運:E 宝具:A+
異常に高いステータスだが、ヘクトールの死体を振り回したアキレウスが神に見放された逸話より、幸運だけはEまで下降。>>97
【クラス別スキル】
狂化:B
バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに各種ステータスをランクアップさせる。
アキレウスは比較的狂乱の逸話の多い英雄であり、理性を失い暴走、意思疎通は不可能なバーサーカーらしいバーサーカーとなる。
神性:D
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。アキレウスは海の女神テティスと人間の英雄ぺレウスとの間の子であるが、狂えるアキレウスは神々に見放されており、ややランクが低下している。
【固有スキル】
戦闘続行:A
名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。弱点であるはずのアキレス腱と心臓を射抜かれてもしばらく戦い続けたという逸話が昇華されたもの。
運命解鎖:B
パトロクロスの死に激怒したアキレスが運命に逆らいトロイアを単身で滅ぼしかけ、神々に制止された逸話より。ギリシャ神話において誰もが抗うことのできない『運命』に抗うほどの意志の具現。物理的・魔術的・概念的を問わず、狂えるアキレウスは拘束できない。
勇猛:-
狂える英雄に勇猛さは意味を持たない。
女神の寵愛:-
狂える英雄に女神は微笑まない。>>98
【宝具】
『彗星走法(ドロメウス・コメーテース)』
ランク:A+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
「あらゆる時代のあらゆる英雄の中で、もっとも迅い」という伝説が具現化した宝具。アキレス腱が射抜かれるまでは瞬間移動に等しい速度で移動できる。狂化により速度はライダー時よりさらに上昇しているが、制御と停止に難があるため障害物にぶつかる。後述の無敵と組み合わさることで、あらゆる障害物を粉砕しながら突撃する暴走特急と化す。
『勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス)』
ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
アキレウスの不死の肉体。アキレス腱が射抜かれるまではダメージを負わない。だが一定ランク以上の『神性』を持つ相手には、この効果が軽減ないし無効化されてしまう。狂化により技量が低下し、攻撃を受ける機会も多いため、ライダー時以上に有用な宝具と言える。
『不毀の極骸(キディア・ヘクトール)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
由来:イーリアスにおいて、アキレウスが倒したヘクトールの死体を戦車で引きずり回し冒涜した逸話から。
踵を帯に繋がれた英雄ヘクトールの死体。アフロディーテとアポロンの加護によりヘクトールの死体は不壊であり、引き摺り回されても傷一つつかず、腐敗しなかったとされる。帯自体も大アイアスがドゥリンダナと引き換えにヘクトールに譲り渡したまごうことなき宝具であり、同様に聖剣であっても切断できない強度を誇る。狂乱のアキレウスは、この死体を、圧倒的な強度と神秘を持った打撃武器、モーニングスターとして振り回す。
【解説】
狂えるアキレウス。親友パトロクロスをヘクトールに殺されたアキレウスは激昂、ヘクトールを打倒してなお怒りが収まらず、彼の死体を帯に括り付け、戦車で3日3晩引き摺ったという。本来であれば激昂してなお槍・戦車・理性・技量を持つアキレウスではあるが、そうした側面を誇張して召喚することで理性なきバーサーカーとして顕現した。超音速で英雄の骸を振り回し、剣も槍も通じないその様は文字通りの怪物。
「速度」と「強度」というアキレウス最大の強みは狂化しても一切損なわれないため、たぶんヘラクレスをバーサーカーとして呼ぶよりもこちらの方が強い。
wiki追加可能です。【元ネタ】幻影の盾
【CLASS】シールダー
【マスター】
【真名】ウィリアム[幻影の盾]
【性別】男性
【身長・体重】185cm・73kg
【属性】秩序・善
【副属性】地
【ステータス】筋力D 耐久A+ 敏捷C 魔力E 幸運E 宝具E
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:C
正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。>>102【宝具】
『幻影の盾(ゆめまぼろしのごとくなり)』
ランク:E 種別:対界宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
巨人は云う、老牛の夕陽に吼ゆるが如き声にて云う。
幻影の盾を南方の豎子に付与す、珍重に護持せよと。
われ盾を翳してその所以を問うに黙して答えず。
強いて聞くとき、彼両手を揚げて北の空を指して曰く。
ワルハラの国オジンの座に近く、火に溶けぬ黒鉄を、
氷の如き白炎に鋳たるが幻影の盾なり。
―――幻影の盾、その由来を祖先ウィリアム記す
四代前、百年前のウィリアムが巨人を打ち倒し勝ち取った盾。
望月の如き円盾で、表面は鋼張りで月の如き銀色、鏡の如く映り、
真ん中にはゴーゴンの類と思しき蛇髪の夜叉が鋳出されている。
「過去、現在、未来に渉って吾願を叶える事のある」品とされ、
極限の集中力を以て覗く事で使用者の望む“異聞”を映し出し
その中へと移住・永住する事ができる。一種特殊な願望機。>>103
……当然ながら、
その際に使用者は 現世/汎人類史 から消失してしまう。
或いは、莫大な魔力源を手にした上であれば、“そちら”に
現世の織物(テクスチャ)を侵させる事が可能となるか―――
【Weapon】
『幻影の盾』
ウィリアムと幻影の盾は“生前”に一体となった。
サーヴァントとしての彼の肉体は盾に等しい物理耐久性を持ち、
“盾の中を覗く”にもただ精神集中のみで事足りる。
盾の他は何の変哲も無い騎士装備である。
【解説】
夏目漱石『幻影(まぼろし)の盾』の主人公ウィリアム(ヰリアム)。
身の丈六尺一寸、痩せてはいるが鍛え上げられた、黒髪黒目の二十六歳。
食事も水分も摂らずに未明から薄暮まで働き得るという頑健な騎士。>>104
時代設定は不明瞭で、大雑把に中世。
冒頭部にて「アーサー大王の御代」という言葉が出されているものの、
これは『宮廷風恋愛の技術』第二之書第八章の出来事が起こった時を指し、
「この憲法(上記章で騎士が持ち帰った『恋の掟』)の盛に行われた時代」
宮廷風恋愛(アムール・クルトワ)華やかなりし頃が物語の舞台である。
白城の城主・狼のルーファスに仕えるウィリアムは、近隣の
夜鴉の城主の愛娘クララが想い人、12・3の頃から通い親しみ恋仲となった。
ところがある時、二つの城の間に諍いが生じ、戦は不可避と相成った。
クララの一門と戦うのは辛い事、しかし敵中からウィリアム父子を
救い出した事もあるルーファスに与せずいるも尚更に好ましからず。
全てを投げ出して駆落ちをしたらば、皆はどれ程この身を謗ろうか。
悩み苦しむウィリアムの姿に、朋輩のシワルドが南の『花多き国』への
駆落ちを仄めかし、話すうちにはっきりと共謀・助力を申し出て来た。
ウィリアムの手紙を持ったシワルドの遣いが夜鴉城へ行き脱出を勧め、
場合によっては城に火を放ってでも成し、成ったならば船に乗せ逃がす。
上手く行けば帆柱の上に赤の、そうでなければ白のしるしを掲げよう。>>105
だが戦の当日、見えたのは果たして白であった。城攻めは一進一退、
夜になって城に火の手が上がり、或いはこれが好機と駆ける彼の前で、
しかしクララは炎の中に姿を消した。ウィリアムは自失し馬で去るも
しばし後には思う、「なぜ炎に飛び込み同じ場所で死ななかった!」
林中の太古の池に来たウィリアムに、水上の岩に座る女の姿が見えた。
眩い紅衣を着て楽器を弾く黒髪黒目の、クララとは似ぬその女性は歌う、
「岩の上なる我がまことか、水の下なる影がまことか」
「まこととは思い詰めたる心の影を。心の影を偽りと云うが偽り」
「恋に口惜しき命の占を、盾に問えかし、まぼろしの盾」
言われるがまま盾をとるウィリアムは、女性の誘うまま盾に想いを懸ける。
想いと世とは曖昧になり、今や彼は盾となり盾は彼で、そして彼は叫ぶ。
「―――赤だ。帆柱に掲げられ棚引くは赤だ、赤だ、クララの舟だ!」
ウィリアムとクララは南方で幸福になったという ……盾の中の世界で。【元ネタ】史実、伝承、オリジナル
【CLASS】ルーラー
【マスター】藤丸立華
【真名?】オスカー
【異名・別名・表記揺れ】数えきれない
【性別】雌雄混合(雌雄同体ではない)
【身長・体重】変化するため測定不能
【肌色】変化可能 【髪色】変化可能 【瞳色】変化可能
【スリーサイズ】変化するため測定不能
【外見・容姿】人、動物、全てに変化するが、基本は猫
【地域】オスカーがある地域
【年代】オスカーがある時代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型、ケモノ科、ヒト科以外、男性、女性、性別不詳、魔性
【ステータス】筋力:C- 耐久:B 敏捷:A- 魔力:EX 幸運:EX 宝具:EX>>107
【クラス別スキル】
真名看破:B+++
ルーラーとして召喚されることで、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。幸運判定は常に成功である。
神明判決:−
ルーラーにあって然るべきスキル。本来なら聖杯から付与されるスキルだがこのサーヴァントには存在しない。
対魔力:EX
魔法や魔道具など魔力に関係するもの全ての魔力を無効化するが、一度、宝具が加わるとその効果の一切きかなくなる。
【固有スキル】
オスカー:オスカー(Aに相当)
オスカーはオスカーなのでオスカーである。よってオスカーであるとも言え、オスカーにオスカーしたのでサーヴァントに対しての攻撃は威力が上がる。また、オスカーはオスカーになろうとするため一部人格に人間並の賢さと意識まで強くする。(一部の言葉がオスカーに置き換えられました。)
名無し:B−
オスカーという名前が集合したのなら個体を識別するための名前が機能しなくなった。故に彼らは名無しであり、名を求める。名前をもつものに対して強くなるが、相手の真名が名前であり、オスカー自身が相手の真名を知らないと効果はない。>>108
不確定な存在:C+
不確定な形を持つオスカーはオスカーである事への認識阻害を持つ。姿はちゃんとした形を持つので認識阻害があまり強くないが姿が何種類もあるので、まず同一個体だと気づかれない。
単独顕現(偽):B−
オスカーは世界各地、どんな時代にも存在した。そんな全てのオスカーが集まったのだからオスカーという固有名詞が存在した時代や場所なら自分の存在を証明できるため、時間旅行を用いたタイムパラドクス等の時間操作攻撃を無効にするばかりか、あらゆる即死系攻撃をキャンセルする。
このような芸当が出来るのはオスカーと似たような境遇の者のみである。
不明瞭な自覚:A
不確定な存在の派生スキル。自身の人生の答えとも言えるべき大事な答えを見失わせその事に気が散ってしまう暗示をかける。しかしどれだけ状況が違ったり、何度も忘れたとしても同じ元の答えを見つけ出す。そのような答えを元々持ってない者には効かない。>>109
【宝具】
『奇妙な旅路への知らせ(ジ・エクストラディナリー・ギフト)』
ランク:C− 種別:対人宝具 レンジ:1〜5 最大捕捉:1
セラピーキャット・オスカーの宝具。
本来は『天国への旅路の知らせ(ジ・エクストラディナリー・ギフト)』という死を察知し、死への恐怖を消すだけの彼の逸話由来のAランク宝具。しかし逸話自体はオスカーが近くに居座った患者は死の直前であるだけだった。それ故に別の解釈が生まれ、死を呼び寄せた猫なのでは?という側面での宝具。これは補足した相手に死の運命を近づける宝具である。しかしあまり強くない側面であり、広く知られていない解釈なので、ランクは下がり、死の運命は防ぐ事が可能である。
『叶わぬ足(ロッテン・フット)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:測定不能
バイオニックキャット・オスカーの第一宝具。
普段は疲れを感じない後ろ足なのだが、真名解放すると足が腐り落ち、その足の代わりに第二宝具『夢見る剣(ロット・ノット・ブレード)』が現れて義足となる。その後第一宝具は一人でに相手の方へ走り、病原菌を撒き散らす。また周囲のオスカーが敵と見た対象の免疫を著しく低下させる。オスカー自体は第一宝具を嫌悪しており、あまり使いたがらない。しかし、執着もしていて、真名解放をして手放すことも嫌っている。しかしながら第二宝具が出現後の動きや姿はとても美しい。>>110
『不機嫌だが怪我は無い(アングリー・ブット・アンハード)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
ビスマルクキャット・オスカーの宝具。
この宝具は逸話由来の宝具であり、このオスカーが表面に出てきている間、生還に対しての幸運の補正と、周囲での出来事への不幸の補正が加わる。また、真名解放をすれば、周囲に謎の爆破や攻撃を自身をも巻き込みかねない現象を起こすが、本人は全く無傷で、その後しばらくはなぜか持続回復がおこなわれる。
『我々は■■である。(ウィー・アー・オスカー)』
ランク:EX 種別:対星宝具 レンジ:100〜3000 最大捕捉:1
■■■■■■星・OSCAR-■の宝具。
オスカーは星の全てを知る。
オスカーは蒼き星全てが視野の中。
オスカーは笑う。
「・・・・ ・・・」
【Weapon】
なし
【解説】
オスカー、主にヨーロッパ言語圏で使われる英語の名前。
ただそれだけ。故にオスカーという言葉に該当する全ての英雄が一つとして登録された。また二人で一騎などではなく総じて一人と数えられている。一体全体何故、座にオスカーと登録されているのか、何故召喚できるのか。一切不明である。何故か主に元の種族がネコの人格が出てくるがほとんどであるが、本人達曰く特に人格の優劣やヒエラルキーはないようだ。また動物や概念、物体など全てのオスカーが集まっているが全て人間並の自我を持っているし、人間らしさがある。しかしながらいくらか元の性質に引っ張られ、物体なら合理的や論理的、動物なら本能的や情緒的に強く考える。また、人格同士の意見の違いや多少の反発はあれど、拒否反応や拒絶、仲の険悪は全く起こらないというか考えないようである。>>111
まったく謎だが、神霊や抑止力などの力を持ってしても完全にはステータスを見ることは出来ない。その力に該当するオスカーや、スキルなども見当たらない、もしくは隠されいるのかもしれない。一体どういう理由で座に登録され、どういう理由で召喚されたのかまったく見当もつかない。
【人物像】
特技:出来る事全て
好きなもの:いっぱい
嫌いなもの:いっぱい
天敵:自我が強い者
願い:オスカーがオスカーであった事を示す
【一人称】私、僕、俺etc【二人称】君、貴方、貴様etc【三人称】彼、彼奴、奴etc
【セリフ例】
「クラスルーラー。真名はー、えーとっ、オスカー!。我々の代表としてよろしくお願いするにゃ」
「報酬はマタタビと絶対に沈まない船を所望するにゃ」
「何にゃ?死からもっとも遠いマスターさん。用がないにゃらかえるにゃ。」>>112
【因縁キャラクター】
童話や架空の存在のサーヴァント
何かしら同じ立場のオスカーから何かシンパシーがあるらしい。
【他クラス適性】
セイバー
オシアンの息子オスカーの適正
ライダー
ビスマルクキャットオスカーの適正
アーチャー
野球選手オスカーの適正
アヴェンジャー
詐欺師のシンドラーのオスカーの適正
【Wiki掲載】可
【SS使用】可【元ネタ】インド神話
【CLASS】アサシン
【真名】ヴリトラ
【性別】男
【身長・体重】196cm・99kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A 耐久:C 敏捷:A 魔力:A 幸運:D 宝具:EX
【クラス別スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
幻霊融合:D
幻霊の霊基を追加することで強化を図る召喚式によって喚ばれたことを示す。本来のアサシンが極めて強大な存在であるため、性能には影響していない。>>114
【保有スキル】
痛痒なき雷威:A
アサシンは、伝承防御『昼でもなく夜でもないときでなければ死なず、木、岩、武器、乾いた物、湿った物、ヴァジュラのいずれにも傷つかない』という性質を有する。これは本質的には宿敵インドラとの和平条約すなわち『インドラによって殺されない』ことを示し、本来なら聖杯並みの魔力リソースがなければ活性しないこの伝承防御を、雷神としてのインドラに限定することで『雷』を無効化することにおいてのみ発揮する。また、死因であるインドラから、雷の要素を取り出し自身もまた自在に操ることができる。
宿命の神敵:A
ランサーの霊基と同様。(原作準拠)
永遠不滅の魔:EX
同上。
【宝具】
『魔よ、轟く雷霆を害せよ (アスラシュレーシュタ)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:9〜99 最大捕捉:1000人
アサシンの異称『アスラの中の最上のもの』の名を冠した宝具。
ヴリトラの本来の身体、すなわち『水を堰き止めるもの』として雲の姿に転じ、その内界にインドラの雷霆を閉じ込め増幅する。本来、神の聖なる力である雷霆を、魔の力に反転させて解放する災害規模の一撃である。>>115
【Weapon】
『雲の糸』
雲の化身ともされるアサシンであるが、いつの間にかその容姿には蜘蛛の異説もあると記述されている場合がある。蜘蛛のように糸状にした雲によって、やはり蜘蛛のように巣を作り有利なフィールドを形成したり、糸を伝導して雷撃を見舞うことが可能。
【解説】
インド神話における神の敵アスラの一体、邪竜ないしは巨人あるいは鬼神、「ヴリトラ」。
邪竜として召喚に応じたランサーは、その本質を違えることなく顕している。すなわち、『障害』を意味するモノ、魂の輝きに魅入られた傍迷惑な超越者である。
しかし、アサシンとして召喚された彼にそのような余裕はない。まるで定命のモノであるかの如く、愉しむことはなく、ただひたすらに己の敵を嫌悪し憎悪する、怪物性の側面のみを示す。
その性格の変容を齎したのは、融合した幻霊にある。芥川龍之介の著した『蜘蛛の糸』その登場人物「カンダタ」。これがアサシンに融合した幻霊の真名だ。蜘蛛と仏教、縁とも呼べぬ僅かなそれこそか細い蜘蛛の糸を辿って、蜘蛛を殺さなかったという善行に救いの手を差し伸べられながら、結局、自分だけが助かることを良しとした憐れな男は繋がった。しかし、そこに男の自我はない。ただ、制御のできぬ怪物を生んだだけである。『ADVENT BEAST』
『1/1』
『──人類悪 顕現──』
「七つの特異点を乗り越えよくぞ此処まで辿り着いたカルデアの諸君、私は最も多くの人類を救う救世主、我が真名は“ジオセントリズム”、悪しき宇宙を滅ぼし善なる宇宙を齎す者だ」
【元ネタ】史実
【CLASS】ビースト I
【真名】ジオセントリズム
【異名・別名・表記揺れ】プロパテール、天動説、プトレマイオス的宇宙論
【性別】無し
【身長・体重】170cm・59kg(獣角含まず)
【肌色】白色 【髪色】藍色 【瞳色】金色
【外見・容姿】幾つもの金属質のリングが組み合わさった天球儀のような角の生えた青年。
【地域】エジプト、世界各地
【年代】2世紀~2008年
【属性】秩序・善
【天地人属性】獣
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:EX 幸運:E 宝具:EX>>118
【保有スキル】
ネガ・コスモロジー:A
反宇宙論、真理の否定。
この宇宙で正しいもの、異論を挟む余地が無いものほどその存在を否定される。実在が確実な英雄、実際に成し遂げた偉業が元になった宝具ほど弱体化する。
但し、神話や伝説の英雄のように多くの異説が語られる存在、数多の可能性を内包した存在ほど影響が少なくなる。
あくまで「少なくなる」のであって無効化にはならない、神話や伝説の英雄は実在しないかも知れないが、彼らの“物語”は存在しているのだから。
プトレマイオスはかく語りき:EX
自身の存在の根幹を成すスキル。
プトレマイオスの語った天動説から生まれた存在であることを示す。
このスキルを有するビースト Iは顕現した時代によって強さが変動する。ローマ教皇によって地動説が公式に認められた現代では理科の教科書で殴り倒せるほどに弱体化するが、逆に天動説全盛期の中世ヨーロッパでは如何なる方法を持ってしても傷一つ付かない無敵の存在となる。
なお、真理を否定する『ネガ・コスモロジー』の効果により地動説が正しいと認められた現代でも中世と変わらぬ無敵の存在として君臨する。
千里眼:C
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
ランクが高くなると、透視、未来視さえ可能になるが、Cランクではその域には達しない。
神性:-
現時点では神性を有していない。>>119
【宝具】
『救済の光(アルマゲスト)』
''ランク:EX 種別:対人理宝具 レンジ:∞ 最大捕捉:∞''
第一宝具。原罪のⅠ。人類終了を告げる星の輝き。
地動説を嘲笑うかのように地球の周りを公転する七つの星。
一見すると小さな太陽のようだが、その実態は幾億もの光球の集合体であり、各特異点の上空に浮かぶ謎の天体そのもの。
光球の一つ一つが高ランク宝具である『エクスカリバー』に匹敵する極大の破壊力を持つ。
この光球の本質は人類史すべてを熱量に変換したものであるため、この宝具の熱量を上回るものは地球上には存在しない。
その光は救済者と呼ばれたファラオの光と本質的には同じもの。
『人類史大星図(メガレ・シンタクシス)』
''ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-''
第二宝具。
ビースト Iの拠城である「天文台」にして、時間と隔絶した虚数空間の都市。
またの名を終局特異点、固有結界:人類史天文台プトレマイオス。
カルデアスが地球の極小モデルケースなら、この宝具は自身がいずれ創世する天動説宇宙の極小モデルケース。
この固有結界は人類史の観測記録を集積する書庫であり、夜空には遥か昔の人々が神話の一幕を星座として空に残したように、12000年分の人類史が星として刻まれている。
また、刻まれた人類史を触媒に自身の手駒たるサーヴァントを召喚することも可能。>>120
【Weapon】
『惑星天使☆オリンピアセブン』
ビーストIの眷族、フル、アラトロン、ベトール、ファレグ、オク、ハギト、オフィエルの七体。
ビーストIによって各時代に送り込まれ人類史を観測する観測塔。
【解説】
天動説、あるいは地球中心説。
西暦2世紀頃に活躍したアレクサンドリアの天文学者クラウディウス・プトレマイオスが提唱し、コペルニクス等によって否定された宇宙論。一言で言うと「地球が宇宙の中心である」と言う説。
この宇宙論はキリスト教の教えとも合致しており、以降のヨーロッパ・イスラム圏でコペルニクスが登場するまで1000年以上も絶対の真理として信じられていた。
「自分の研究は全て無駄だった」「信じていた世界の形は偽りだった」「地球中心ではないこの世界に神の愛は存在しない」
絶対の真理だったものを否定されたことで生じ、人類史に染み付いた絶望、無念、怨念。それらが全ての発端たるプトレマイオスの霊基を蝕み変成した存在。謂わば天動説と言う概念が英霊と化したモノ。
また、“プトレマイオスの説”が核となったサーヴァントであるため、プトレマイオス派グノーシス主義の要素も取り込まれている。>>121
この獣の根底にあるのは自身を否定した者への復讐ではなく憐れみ。
「人類が地動説を証明したことでこの世界は偽りの神が作った"悪"の宇宙であると確定した。ならば、太陽系(せかい)そのものを作り直せば良い、私が悪の宇宙を否定しよう、そして導こう創世の神たる私の愛に充ちた"善"なる宇宙へと──」
こうしてジオセントリズムは、必ず人類を救済する創世神になるという決意を込めてグノーシス主義における最高神の名、プロパテールを名乗り12000年分の人類史を熱量に変換し太陽系を完全に破壊、地球中心の天動説宇宙に作り替える大偉業『人理再建』に着手した。
以上の所業を以て彼のクラスは決定された、救済の神など偽りの名。
其は最も人類に信じられた大災害、…その名をビーストI。
七つの人類悪の一つ、『憐憫』の理を持つ獣。
一方的にこの世界を悪と断じ、悪しき世界に暮らす人類を憐れむ憐憫こそジオセントリズムの獣性なのだ。
イメージカラー:藍色
特技:無し
好きなもの:今はまだない
嫌いなもの:この宇宙そのもの
天敵:ニコラウス・コペルニクス
願い:無し
【一人称】私 【二人称】君、貴方 【三人称】彼、彼女>>122
【因縁キャラ】
クラウディウス・プトレマイオス:自身の生みの親、生涯が不明な点からネガ・コスモロジーの影響を軽減することが可能。
ニコラウス・コペルニクス:地動説を証明した男、ジオセントリズムの天敵。
長船光忠&大生部多:
言わずもがな天敵、多くのビーストを討伐した者と異界への航海を可能とする者。
取り込んだ神霊同士の相性の良さに加え、拠点に乗り込まれる可能性が非常に高いため天敵足りうる。
マックスウェル:
自身と似た性質を持つサーヴァント
【コメント】
リクエスト鯖
コンセプトはゲーティアが存在しない世界の憐憫の獣
プロパテールの霊基を被ったサーヴァントという設定より、自身をプロパテールだと信じさせる能力を持っている方が最も人類に信じられた大災害に合っていると思ったのでリクエスト内容から改変してみました、こういう改変ってどこまで許されるんだろうね「人類よ、我が愛しき子らよ。進め、進め、辿り着く果てにも次がある」
【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】ノストラダムス
【性別】不明
【身長・体重】?cm・?kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:EX 耐久:EX 敏捷:EX 魔力:EX 幸運:EX 宝具:EX
【クラス別スキル】
狂化:EX
意思疎通は完全に成立する。ただし、バーサーカーは自身を『精霊種』だと確信している。
道具作成:EX
本来はキャスターのクラススキル。宝具によりバーサーカーは副次的にあらゆる物を理論上は生成可能。>>124
【保有スキル】
無辜の怪物:EX
生前の意思や姿と関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
執筆した予言書が後世まで広く流布し、数多の信奉者、解釈を生み出し続けている。もはや、元の人物像から独立した「大予言者」として霊基が確立しかけていた。しかし、世紀末の大外れによって独立し損ねた。「大予言者」としての霊基が不安定なため、性別や容姿が安定しない。
愛星家:EX
生前に自称していた肩書き。占星術師ではなく、あくまでも星空の愛好家にすぎないという謙遜にも思える。
バーサーカーは、狂化と無辜の怪物によって「星を愛するもの」と誤認され、地球からバックアップを受ける。敵対する相手より一段階上の出力、存在規模を獲得するのだが、誤認であるため不安定である。
恐怖の大王:EX
バーサーカーが予言書に記載した存在。無辜の怪物により霊基が混同しており、とにもかくにも恐ろしいものとして敵対する相手の戦意を削ぐ。
【宝具】
『根源的恐怖 (テラー・マーテル)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:30〜40 最大捕捉:100人
限定的「空想具現化」能力。敵対する相手が恐れるものを具現化する、怪物を生み出す宝具。
ある冠位人形師に曰く、「一つ、怪物は言葉を喋ってはならない。 二つ、怪物は正体不明でなければいけない。 三つ、怪物は、不死身でなければ意味がない。」。バーサーカーの生み出す怪物は彼女に対してその通りの要素を備えるかもしれない。(言語化できる彼女は恐怖しているのか?という問題がある。)>>125
【解説】
ミシェル・ド・ノートルダム。ルネサンス期を生きた医師、占星術師、詩人。予言者として大いに活躍した人物であり、当時も有力者や貴族、果ては王族にまで愛された。
さらに、後世において難解な四行詩で著した予言書が独り歩きして様々な思惑(特に金儲け)によって瞬く間に世界中に流布された、20世紀で最も有名だったろう伝説である。
当人は、バーサーカーとして召喚され、狂化スキルにより自身を『精霊種』であると確信してしまっているが、まず間違いなくただの人間であり、神秘に触れたことのない、つまり、魔術協会の把握する限りはオカルト趣味のある一般人である。しかし、無辜の怪物として霊基を構成し、真名をペンネームである「ノストラダムス」とするバーサーカーは、終末予言によって世界中を恐怖させたものとして『星を揺らすもの』と解釈され、ここに冠位霊基を獲得した。
【コメント】
金儲けについてはただの偏見だが、この要素が無辜ることで地球からのバックアップにも繋がっていたりする。真名当て。伏字少な目。
【出典】■■■■■伝承
【CLASS】ライダー
【真名】■■■■■■■
【性別】男性
【身長・体重】192cm・103kg
【肌色】焦げ茶 【髪色】翡翠 【瞳色】真紅
【外見・容姿】翡翠色の鳥の羽に彩られた半裸のマッチョ。その心臓から体全体にかけて、真紅の刺青が走っている。
【地域】■■■■■
【年代】不明~A.D.■■■■
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】神性
【ステータス】筋力:B+ 耐久:C+ 敏捷:A+ 魔力:B+ 幸運:E 宝具:B
「+」部分は宝具を纏った際の増強分。
【クラス別スキル】
騎乗:E-
ライダーのクラススキル。乗騎を操る才能。
「■■■■」という■■■■■■■■■ことで■■した逸話から、『■■■■騎乗』という概念を認識できない。騎乗スキルとしてはあらゆる英霊の中でも最底辺の、ライダーとしてあるまじきデメリットスキル。
なお、本人は守護霊の鳥に持ち運んでもらうので、■■■■騎乗ができずとも移動性能はライダーとして遜色ない。>>127
対魔力:B
ライダーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。Bランクでは、魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
【固有スキル】
■■の神核:EX
■■■■■■■■■神の■■■■■を表すスキル。
■■■■■は「■■■■■■■■■■■■」であり、■■■■■し神■■■■■■■■■。ゆえに■■■■「■■■■■■■■■」の中でも、■■■■■■■■■■■■■■■した『最後の■■■■■■■■■』といえる。
「神性」を含む複合スキルであり、■■■■■の■■■■■■■■■■属性の敵から受けるダメージを9割削減する。
神話■■:B
■■■■■て、■■■■■■■■■■■■■■■。
通常とは逆に、神秘の高いモノから受けるダメージを削減し、神秘を持たないモノから受けるダメージを上昇させる。神話の英雄に強く、現代兵器で大きな傷を負う、変則的なスキル。
【宝具】
『■■■■■(■■■■■■■■)』
ランク:B 種別:精霊宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
自身の■■■■守護霊■■■■■■■■。■■■■■を持つ■■■■■■■■鳥であり、サイズは鷹くらい。
名前の通り現地では■■■■■■■■■神の神鳥として扱われており、■■■■■■■■■纏うことは、神の化身にしか許されていなかった。
サイズこそ小さいが神獣ランク、強度も速度も宝具として一級であり、偵察や攻撃のみならず、■■■を掴んで問題なく飛行までできる。
さらに、戦闘時には■■■■を『纏う』形で変身、背中から翼が生え、全身を羽毛に覆われ、金・■■■■■■■■■で装飾された鳥の戦士として、全ステータスがランクアップ、縦横無尽の飛行性能を獲得する。リクエスト鯖
【元ネタ】史実、自然現象
【CLASS】キャスター
【真名】冬将軍
【性別】不明
【身長・体重】?cm・?kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:C 耐久:E 敏捷:D 魔力:A 幸運:B 宝具:EX
【クラス別スキル】
天候操作(寒波):EX
陣地作成の亜種。気象を変化させ、領域を拡大する。キャスターの場合は、寒波となる。
道具作成(雪):C
雪または氷を用いて、造形することができる。>>130
【保有スキル】
冷血:A
吸血の亜種。キャスターは吸血種ではないが、凍死に対するイメージがただ死するのではなく、命の温もりを奪うため、吸血と親和性があった。
無辜の世界:EX
「豪雪」や「寒波」に対する人々の恐れが生み出したイメージが色濃く反映されたスキル。イメージがあまりにも雑多な為に召喚時はプレーンな存在になっており、領域内の存在に影響されて存在の方向性自体が変化する。
絶景の歓び(雪景色):EX
自身の領域内で、味方のみに様々な加護を与えるスキル。これで雪中行軍もへっちゃらだ。
【宝具】
『道なき銀世界 (エンドレス・ウィンターガーデン)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
冬の箱庭に閉じ込めるだけの宝具。キャスターに付随するイメージが結実したのだろう固有結界。
先の見えない猛吹雪や道を隠す積雪などの物理的要因によって方向感覚を狂わせているため、脱出不可能というわけではない。しかし、現実に重なるカタチで存在し、その境界を事前に察知することは困難であり、魔術師であるほどドツボに嵌まりかねない。
『冬の女王と冬将軍の冷酷軍団 (クルーエル・ウィンターソルジャーズ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:99 最大捕捉:999
雪の造形によって様々な眷属を召喚する宝具。ただ造形するのではなく、そのカタチに意味を持たせる投影強化。
たとえば、仮に雪兎を造形したとする。これを眷属化すると、ただの雪の像ではなく、『兎』としての特性を備えた存在になる。よく跳ねるし、気配に敏感になる。なお、眷属を介することで冷血の効率が高まる。>>131
【Weapon】
『雪』
固めて氷としても操作できるため、それなりの硬度も用意できる。しかし、熱で溶かすことで対処されてしまう。ただし、キャスターの本体は寒波なので溶かしたところで痛痒にはならない。
【解説】
ナポレオンのロシア侵攻をはじめとした数々の軍事行動を頓挫させ、毎年多くの死者を出している自然の存在、「冬将軍」。
召喚時は何故か敗北した側のナポレオンを象った雪像の姿をしているが、その本質は寒波そのものであり、マスターを失わない限りは不滅である。自然現象そのものであるため、明確な自我はなくマスターの影響で傾向が定められる。
ある童話作家の著書『雪の女王』をはじめとした数々のイメージやそのモデルとなった名もなき精霊、妖精たちが存在するはずだが、その片鱗は見られない。あくまでも寒波であるらしい。
なお、一定の魔力があれば、「マスター」を眷属として造形することで消滅を免れるが、その場合でもマスターの願いを叶えると消滅する。
【因縁】
ペイルライダー:
似たような存在。キャスターとしては『飢餓』の方が近い。なお、寒波は多くのウィルスや病原菌を死滅させるので相性は良い。
アンデルセン:
彼が領域内にいると、メルヘンチックな人間味を得る。さらに、友好的な態度を示すのである意味で父親のようなモノなのかもしれない。
ナポレオン:
何かとイメージの強い英雄。敗北側でありながら、キャスターが彼の姿を象るのはそれだけ人類史で目立っているということだろう。
ロシア系サーヴァント:
キャスターを天然の要害として利用してきただろう者たち。かと言って凍死者は毎年出るのでありがたい存在かというと首を傾げる。キャスターが思うことはない。童話作家へのそれは本当に珍しい反応なのである。
【wiki登録】可>>133
ギリシャ神話英雄>>133
平安時代の人物・英雄>>133
魔女>>133
北欧のサガの英雄>>133
何かしら不自由を抱えた英雄・偉人>>133
型月独自設定の派生・if(暗殺教団・機神関連・妖精・異聞帯etc…)>>133
五胡十六国時代ADVENT BEAST
───────人類悪 陰翳───────
「地を這う命たちよ。夜-こなた-に抱かれ眠るがよい。」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ビーストⅡ/S
【真名】ニュクス
【異名・別名・表記揺れ】夜女神、ニクス
【性別】女性
【身長・体重】180cm・72kg
【肌色】白 【髪色】黒 【瞳色】紫
【外見・容姿】夜を象徴とした女神
【地域】欧州、冥界
【年代】神代
【属性】秩序・悪
【天地人属性】獣(地)
【理】「寂滅」
【その他属性】人型、神性、ヒト科以外、超巨大
【ステータス】筋力:C 耐久:EX 敏捷:B 魔力:EX 幸運:A 宝具:EX>>141
【クラス別スキル】
獣の権能:A
対人類、とも呼ばれるスキル。諍いや眠り、死や夢といった概念を所有する生命に対する攻撃力と防御力が上昇する。
単独顕現:B
単体で現世に顕われるスキル。夜の概念として存在が確定しているため、即死や時間操作系の攻撃に対して耐性を持つ。
気配遮断(暗闇):A
自身の気配を消すスキルの亜種。
気配を消すというよりも、夜の概念の神格化という在り方から「世界と同化している」と表現したほうが近いかもしれない。攻撃態勢に移ると人型の器として顕現するためランクが大きく下がる。
ただし暗闇の空間においてのみ、ランクが下がることはない。
対魔力:EX
現代の魔術師では、夜そのものに魔術で傷を付ける事はできない。
ネガ・グロウス:EX
反成長を示す。
ヒトがヒトとしてあるがまま好き放題に振る舞う事を夜女神は肯定する。その先に訪れるものは恒久的な停滞および退化による自滅である。
人類が最期には永遠に眠る存在で在り続ける限り、ニュクスに死は訪れない。>>142
【固有スキル】
夜女神の神核:EX
神性との複合スキル。
精神と肉体の絶対性を維持させ、精神干渉を弾く効果を有し、視力を奪い取る効果を無効化させる。
恐怖作成:A
ヒトが恐れるものを作り出すことに長けている伝承がスキルとして再現されたもの。
それはゼウスでさえ恐れるものであり、ニュクスが何かを生み出す度に周囲は恐慌状態へと陥るだろう。
プロトゲノイ:A+
原初の神の一柱。
ニュクスはゼウスの全能の届かぬ存在であるため、ゼウスの系譜に連なる神性を持つ者や子孫として記された者の攻撃力を大幅に低下させる。
夜という概念を神格化した存在であることもあり、ニュクスは日の当たらない場所では攻撃を受けなくなる。
洞窟にて:A
洞窟の中で予言を行っていたとされている逸話がスキルとなったもの。
ただし予言を仮に行ったとして、彼女がそれを明かすことはない。
ビーストとして顕現したニュクスにとって、それは反成長を妨げる可能性があるからだ。
もしビースト以外でのクラスで現界することがあれば、気まぐれに教えてくれることがあるかもしれない。>>144
「母なる夜に呼応せよ。」
『厄災なりし神よ謳え、原初なりし夜と共に(エレオス・メーテール)』
ランク:EX 種別:生誕宝具 レンジ:- 最大捕捉:1神(自身)
ニュクスの子供たちを召喚するもの。召喚した子供たちを使い魔として支援する。
彼女の呼び出す者はすべて神霊であり、ニュクスの与える加護により即死効果が無効化されるため撃破するのは極めて困難である。この神霊たちを駆使し、ニュクスは現世に存在する生命たちの身体と魂を冥界へ収蔵する。
召喚される神霊は以下の者たちである。
エリス(不和)、タナトス(死)
オネイロス(夢)、ヒュプノス(眠り)
モーモス(非難)、ネメシス(義憤)
アパテー(欺瞞)、モロス(死の定業)
ケール(死の運命)、ゲーラス(老年)
ピロテース(愛欲)、オイジュス(苦悩)
この中でも特にエリスが強力であり、エリスが召喚されることでエリスが更に自分の子を呼び出すという連鎖を引き起こす。もしエリスが狂気の女神アーテーを喚べば、戦況を覆される危険性が高まるだろう。
ただしニュクスが人類悪として顕現している限り、闇の神エレボスとの間に産み落とされた子供を喚ぶことはできない。エレボスとの間に産み落とされた子供の中には、ヘーメラーやアイテールのように輝きを放つ……即ちニュクスの権能を阻害する可能性を持つ子らが存在するからである。
神話によっては娘とされるモイラやヘスペリデスもニュクスが人類悪として顕現している限り喚び出されることはなく、運命の枠組みはモイラではなくケールに限定される。>>146
人類が善行を成そうが悪行を成そうがニュクスは止めることをしない。
どれだけ人類が反成長しようと構わない。彼女からしてみれば、そう在りたいと願う者の想いを止める理由も必要もないのだ。
この距離感もあってヒトの視点では分かりづらいが、これは彼女なりの人類へ向けた愛である。
人類が「争いたい」と願えばエリスを遣わして諍いを巻き起こし、生きることに苦を見出す人類が半数を超えれば、ヒュプノス、オネイロス、タナトスを遣わして「生涯の幕を閉じたい」という願いを叶える。
眠りを誘い、夢を見せ、死を迎えさせるだろう。
痛みを与えることなく、安らかに。
ヒトの子への愛があるからこそ、あらゆる手法を用いて眠りにつかせ、魂を収蔵する。愛する生命を閉じ込めて、冥き世界で慈しむために。
地に生きる命はすべて、天空の光が届かぬ夜のもとに届けられるのである。
以上の静寂を以って彼女のクラスは決定された。夜女神なぞ偽りの名。
其は人間が生み出した、人類史から畏怖された大災害──────。
その名はビーストⅡ/S(サイレンス)。七つの人類悪の一つ、『寂滅』の理を持つ獣である。>>148
【因縁キャラクター】
ガイア
姉妹と言える存在であり、同じく単独顕現を所有するもの。
単独顕現スキルを獲得できる存在ということは即ち────────。
エレボス
兄であり夫。彼との間にヘーメラー、アイテール、カロンを生み出した。
エルピス
希望というものを彼女が生み出したのかは定かではない。
しかしあの箱に入れられていたのなら、紛れもなくエルピスもニュクスの子供なのだろう。
タルタロス
兄弟にして奈落の神格化。
正直なところ、単純な力の強さだけで言えばタルタロスの方が遥かに強力であろうということをニュクスは感じ取っている。
ヘカテ
ニュクスの視点から見てもヘカテは特別な女神。
状況が状況であれば、彼女からいくつか武具を貸してもらうこともあるかもしれない。>>149
リクエストよりニュクスでした。
ご期待に添えていれば幸いです。
【wiki登録】可
【SS使用】可>>133
・男性殺人鬼
・アメリカの伝説的人物【元ネタ】イーリアス
【CLASS】アーチャー
【真名】メーリオネース
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】男性
【身長・体重】179cm・75kg
【肌色】白 【髪色】赤褐色 【瞳色】橙
【外見・容姿】赤い軽装の鎧を着て沢山の武器を背負った戦士
【地域】ギリシャ
【年代】神代
【属性】中立・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・ギリシャ神話系男性
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:D 幸運:B 宝具:C+>>154
【宝具】
『等しきは狂乱の軍神(イソス・メ・トン・エニューアリオス)』
''ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人''
数々のトロイア勢の勇士を討ち取り、イーリアスでは「武人殺しのエニューアリオス(軍神アレース)にも劣らぬメーリオネース」と評された武勇が宝具に昇華されたもの。
武器を次々に持ち換えながら怒濤の連続攻撃を仕掛け、渾身の一矢で止めを刺す。宝具の由来から戦士特攻の効果を有する。
【Weapon】
『無銘:槍』『無銘:弓矢』
メーリオネースの主武装
『無銘:両刃斧』
パトロクロスの葬礼競技で優勝し手に入れた斧
『無銘:盾』
アイネイアスとの戦いの際に装備していた盾
『無銘:兜』
オデュッセウスに貸し与えた猪の牙の兜
元々はオデュッセウスの母方の祖父アウトリュコスが盗んだもの>>155
【解説】
メーリオネース、トロイア戦争の英雄、クレーテー島の王族モロスの子。
ヘレネーに求婚した人物の一人でありトロイア戦争にはクレーテー王イードメネウスの従者として参戦する。
総大将のアガメムノンからは士気の高さと指揮官としての能力を高く評価されていた。
戦場では数々のトロイア勢の勇士を討ち取り、パトロクロスの葬礼競技では弓の名手テウクロスに弓競技で勝利するほどの実力を有する。
その後はペンテシレイアの部下の戦士を討ち取るほか木馬作戦にも参加した。
イメージカラー:赤
特技:槍投げ
好きなもの:旨い飯と酒
嫌いなもの:戦車競争
天敵:無し
願い:特に無し、強いて言うならトロイア勢の名だたる勇士を討ち取りたい
【一人称】オレ 【二人称】貴方、お前 【三人称】彼、彼女、あの者
【コメント】
お題「ギリシャ神話英雄」
マイナー英雄メーリオネース、撃破数は多いけど相手もマイナー過ぎて目立ってない人命婦の御許、アキレウス、オスカー、冬将軍、ニュクスの登録完了
「キャスター、魯智深だ。召喚に応じてやったんだ、まずは酒を出せ!」
【元ネタ】『水滸伝』
【CLASS】キャスター
【真名】魯智深(+モルモー)
【性別】女
【身長・体重】210cm・117kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:C 魔力:A 幸運:D 宝具:A
【クラス別スキル】
陣地作成:A-
ヘカテの使い魔として、魔女王の神殿を形成することが可能。ただし、主体となる魯智深は魔術師ではないので若干の齟齬がある。
道具作成:A-
ヘカテの使い魔として、魔力を帯びた器具を作成する。ただし、主体となる魯智深は魔術師ではないので偶に変な物が出来上がる。
幻魔憑依:C
魯智深に妖魔モルモーが憑依し、霊基補完を行った状態。容姿が女天狗にしか見えなくなっている。牝狼と称されることのあるモルモーだが、おそらく東洋でのそれらしき存在として天狗を採用したのだと思われる。>>158【保有スキル】
怪力:C++
魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。一時的に筋力を増幅させる。
怪力自慢の魯智深と巨人の一種とされるライストリュゴン族の女王だったとされるモルモーが合わさっている。
高速神言:A-
ヘカテの使い魔として、呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。 ただし、主体となる魯智深は魔術師ではないので舌を噛むことがある。
魔道:EX
東洋風に解釈されたヘカテの魔術体系。モルモーは特に変身術に長けるとされ、確かな容貌の記録がない。魯智深は全身に刺青を入れていたとされるが、魔術的意味を持つモノに書き換えられている。
天狐星:-
災いを為すという百八の星が転生した者たちの一人。魔星の生まれ変わり、生まれついて災厄と業を背負う。おそらく、怪力スキルと代替するはずだが別個に記載。
吸血:-
モルモーは吸血種とされる。ただし、魯智深は血を飲むことを拒絶する。令呪をもって命じたとしても、酒乱癖と結びつき、マスターは制御不能に陥るように調整している。
【宝具】
『煩悩必滅・百八殴児 (モルモリュケ・ヘカティックラッシュ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜3 最大捕捉:1
ヘカテ流神拳に伝わる奥義。というのは冗談だが、破戒僧ではあったが入寂によって生を終えた魯智深の信心を乗せた喧嘩殺法。
生前も懲らしめた悪党の幾人かを改心させたとされる魯智深の拳は、知性体の心にまで響き煩悩を滅することができる。ただし、煩悩は湧いてくるものなので時間経過で回復するのだが、百八回の連打に成功したとき、対象は本心から悔い改めるのだとか。
【Weapon】
『六十二斤の杖』
僧侶時代の特注品。>>159
【解説】
天に星、地には悪漢。天狐星を冠する『水滸伝』きっての怪力自慢。「花和尚」と渾名される破戒僧。梁山泊にあっては、歩軍頭領を任された序列十三位。
作中の初登場時は警備の役人だが、脳筋思考で人助けをした弾みで街に居られなくなる。その後、出家するのだが、俗人時代の癖が抜けず酒と喧嘩で立ち回り寺を追い出される。
結局、破戒僧となった魯智深は持ち前の怪力で悪党を懲らしめ、改心させながら旅をする。末に二竜山の義賊団の長に据えられて、あれよあれよと梁山泊と連合する運びとなる。それなりに活躍した魯智深だったが、師たる智真長老に授かった言葉とそっくりの状況に遭うと死期を悟って入寂した。
モルモーは、ギリシャ神話に登場する魔女王ヘカテの使い魔の一体。モルモリュケやモルモーンとも呼ばれる。女性の姿を吸血鬼の一種で、母親が子どもの躾に聞かせるような親しみやすくも恐ろしい怪物とされる。つまり、「悪いことはしてはいけない」という倫理観の産物であり、悪を喰らう悪だと言える。
魯智深とモルモーは、以上のように相性の良い性格をしており、性能は高く収まっているが、悪ノリによる誘惑や酒の調合(ヘカテの薬草術の応用)でトラブルを引き寄せる性格的難がある。さらに、知識は本物だが使うのが魯智深なため、魔術的調合の結果が乱数化するのも問題である。悪ふざけで組織が壊滅しかねない。
【因縁】
梁山泊:
燕青、呼延灼、史進などなど。色々あったが今は仲間だ。なお、幻霊の組み合わせについては面白がって酒のアテにする程度の感想しかない。酒が飲みたいだけとも言う。
キルケー、メディア:
ヘカテの弟子。魯智深の興味はもっぱら酒なので、調合のアドバイスを受けたい程度の存在。
鬼一法眼:
本物の天狗。割と気が合うのか、一緒に酒を飲み交わす。
怪力自慢系サーヴァント:
喧嘩祭りの後に、酒宴。>>157
登録ありがとうございます。>>129
遅れて申し訳ありません。正解です。
「ふはははは!吾こそは最後のケツァル・コアトル、太陽と大自然の使者、テクン・ウマン!!……ん?ライダー?とはなんだ?」
【出典】グアテマラ伝承
【CLASS】ライダー
【真名】テクン・ウマン
【性別】男性
【身長・体重】192cm・103kg
【肌色】焦げ茶 【髪色】翡翠 【瞳色】真紅
【外見・容姿】翡翠色の鳥の羽に彩られた半裸のマッチョ。その心臓から体全体にかけて、真紅の刺青が走っている。
【地域】グアテマラ
【年代】不明~A.D.1524
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】神性
【ステータス】筋力:B+ 耐久:C+ 敏捷:A+ 魔力:B+ 幸運:E 宝具:B
「+」部分は宝具を纏った際の増強分。>>162
【クラス別スキル】
騎乗:E-
ライダーのクラススキル。乗騎を操る才能。「馬に乗る」という概念を知らなかったことで敗北した逸話から、『動物への騎乗』という概念を認識できない。騎乗スキルとしてはあらゆる英霊の中でも最底辺の、ライダーとしてあるまじきデメリットスキル。
なお、本人は守護霊の鳥に持ち運んでもらうので、動物への騎乗ができずとも移動性能はライダーとして遜色ない。
対魔力:B
ライダーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。Bランクでは、魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
【固有スキル】
善神の神核:EX
ケツァル・コアトル神の伝承保菌者を表すスキル。南米の神々は「宇宙より飛来したウィルス」であり、人類に感染し神とする効果があった。ゆえに複数いる「ケツァル・コアトル」の中でも、テクン・ウマンはスペインに敗北した『最後のケツァル・コアトル』といえる。「神性」を含む複合スキルであり、マヤの善神の頂点であるが故「善」属性の敵から受けるダメージを9割削減する。
神話断絶:B
神の力を以て、現代文明に打倒された悲劇の象徴。通常とは逆に、神秘の高いモノから受けるダメージを削減し、神秘を持たないモノから受けるダメージを上昇させる。神話の英雄に強く、現代兵器で大きな傷を負う、変則的なスキル。
【宝具】
『翼ある翡翠(ケツァル・ナワル)』
ランク:B 種別:精霊宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
自身のナワル(守護霊)であるケツァル。長い飾り羽を持つ緑と赤の鮮やかな鳥であり、サイズは鷹くらい。名前の通り現地ではケツァル・コアトル神の神鳥として扱われており、ケツァルの羽を身に纏うことは、神の化身にしか許されていなかった。サイズこそ小さいが神獣ランク、強度も速度も宝具として一級であり、偵察や攻撃のみならず、テクンを掴んで問題なく飛行までできる。
さらに、戦闘時にはケツァルを『纏う』形で変身、背中から翼が生え、全身を羽毛に覆われ、金・ダイヤ・エメラルドで装飾された鳥の戦士として、全ステータスがランクアップ、縦横無尽の飛行性能を獲得する。>>163
【Weapon】
マクアウィトル:鉄製の武器を持たないマヤ人の武器。テクンはマクアウィトルを持った姿で描かれることが多い。黒曜石の刃すらついていない、ただの椰子の木剣、あるいは棍棒。神秘こそ帯びてはいるが、武器としての性能ははっきり言って相当低い。
【解説】
テクン・ウマンはグアテマラの国民的英雄であり、マヤ人の王子。スペインのコンキスタドールであり、エルナン・コルテスの右腕であるペドロ・デ・アルバラードと戦い死亡した。
テクン・ウマンは武術・魔術に長けた戦士にして首長ドン・キカブの孫であり、高価なケツァルの羽を身につけ、彼のナワル(動物の守護精霊)であるケツァルとともにアルバラードと戦ったという。また、別の伝説ではテクン自身がケツァルに変身したとも。
戦士としてはテクンの方が優れていたが、当時のマヤには『使役動物』、すなわち『家畜』が存在しなかった。ゆえに自身のケツァルと同様、アルバラードの乗る馬もアルバラードと一心同体である、と思い込んでいたテクンは全力の一撃で、アルバラードではなくその馬を攻撃してしまった。
それゆえに、聖母マリアの加護を受けたアルバラードの槍によって心臓を貫かれてしまったのだ。
悲しみに暮れたケツァルはテクンの心臓の上にとまり、それからケツァルは緑の羽の胸元だけが赤く染まったのだとか。>>164
【人物像】
愛すべき馬鹿。サンバ衣装めいた格好のド派手マッチョだが、『部族の正装』としての自信がにじみ出ていて変態的に見えないタイプ。『世間知らずの部族の英雄』といった人物であり、スーパーヒーローのように笑う公正な人物。正々堂々の戦いでは強いのだが、卑怯な搦め手にはたいてい引っかかるタイプ。
嫌いなものはエルナン・コルテス。というか現代文明全般割と嫌い(というかよくわかっていない)だが、ルチャ・リブレだけは派手なマッチョが肉体だけで戦うのが高評価らしい。
【因縁キャラクター】
ケツァル・コアトル
「なるほど、女体の吾か。巫女の贄を乗移(つか)っている、より古く強大なるケツァル・コアトルよ。」
信仰『していない』。どちらの視点からも、自身と同一の人物であると見做している。アルトリア同士の関係に似ている。ちなみに、より神秘の濃い時代のケツァル・コアトルである彼女の方が強い。
テノチティトラン
「おお、父祖の地、トゥーラの精霊、ケツァル飛ぶタモアンチャンよ!!」「ふふ、かつての神官(トラマカスキ)の子孫です、か。ポホル・ヴフの時代に私から去ってから、大きく、成長しましたね。」
信仰『している』。テクンたちキチェ族の父祖の地、約束の地『トゥーラ』とは、テノチティトランを指すのだ。
ケイローン
「今度は学んだぞ!!あの下半身に攻撃は通用しないのだと!!」「馬鹿正直に人間部分のみを狙うとは……教育のやり直しが必要ですね。」
アルバラードの反省を活かして馬部分を狙わない様にしたら普通に人間部分に捌き切られて負けた。中南米にもケンタウルスに類する生物は生息しており、「それ」と「馬に乗った人間」の区別が彼にはついていない。
というわけで、中米グアテマラの誇る英雄テクン・ウマンです。あほで身の丈しらずの英雄も聖杯戦争には欲しい。でも二重の概念防御スキルのせいで実態はテクニカルなの何なんだよ。
wiki追加、SS使用可能です。「どんな絶望であっても、優しさを棄てず最期までそれを貫くのね。·····その優しさがいずれ仇になるかもしれないけど」
「そんな目で…。慈愛を向けるような憐れんだ目であたしを見るなアァァ────!!!!」
【元ネタ】中国神話
【CLASS】アーチャー
【真名】逢蒙
【異名・別名・表記揺れ】蓬蒙、逢門、龐蒙、厖蒙、蠭蒙、蠭門、逢門子、蜂門
【性別】女性
【身長・体重】167cm・54kg
【肌色】病弱な白 【髪色】黒に毛先が赤 【瞳色】燃えるような真紅
【外見・容姿】動きやすい漢服の上に軽装の鎧を装備し、弓矢を構えた女性
【地域】中国
【年代】神代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:C 魔力:A 幸運:EX 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力∶B
単独行動∶A
復讐者∶A>>166
【固有スキル】
女神の神核(偽)∶?
生まれながらに完成した女神であることを現すスキル。
精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体の成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。
神性スキルを含む複合スキルでもある。
“本来の”アーチャーは一説では炎帝の末裔や黄帝の末裔とされているが、純正な神霊ではなく、そのようなスキルは持ち得ないはずなのだが······?そしてランクが?表記でありその詳細は不明。
弓神の教え∶B
自身の師である后羿による様々な技量と叡智。
いかなる状況下、精神状態であっても戦闘技術が低下する事はなく何事にも動じぬ集中力を始め狩猟、弓術系スキルなどをB~Aランクの習熟度で発揮可能。弓矢といった狩りの道具の扱いをはじめ、獲物の追跡、視力の良さ、視覚での標的捕捉能力、罠の作成にその適切な配置など狩りに関わる数多の能力や技術を所有している。
近距離、中距離、遠距離での戦闘は勿論の事、学問、多様な武器の使用、サバイバル技術などを身につけている。
九太陽の禍福∶EX
彼に撃ち落とされた太陽によるもはや呪いとも言える偏愛的な祝福。
擬似的な9つの魔力炉に加え、戦闘続行、魔力放出(陽)、太陽神の加護の複合スキル。その魔力炉を一つ消費すれば一時的に全ステータスがアップし爆発的威力を上げる。
すべてを消費すれば、高位の竜種をも凌駕する高純度の魔力を汪溢させ、神霊規模あるいはそれに匹敵するほどの肉体強化と魔力運用を可能とするが、一つ使用するたび自身の身を傷つけ、過度の使用はやがてアーチャーの身を焦がし、全て使用すればサーヴァントの枠すらも超えた超過駆動の代償として霊基は爆発的に融解し、速やかに消滅する。>>167
【宝具】
『偽.日輪九連射(ナインアロー・サンブレイク)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~90 最大捕捉:900人
師である后羿が9つの太陽を撃ち落としたされている神業、それの再現。
さすがに本家までにはいかず、太陽系特攻やそれさえも撃ち落とせないが、制限そのものはなく矢の一本一本が対軍並みの威力を持つ。一本の矢に九本分の威力をためて撃ったり、九本同時に放ってから一本一本の軌道を変えて撃ついったトリッキーな戦法も可能。
『逢蒙殺羿(ホウイー・シャ)』
ランク:A+++ 種別:対英雄宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
后羿を射.殺.することに失敗した蓬蒙がその後桃の枝でできた棍棒で殴り.殺.した悲劇の再現。ここでは、短剣で羿を殺したとされている
発動と同時に太陽の祝福(呪詛)のオーラが纏い、対象を連続で切り裂いてから、トドメに大剣状態で貫き、命を奪う
ダメージを受けた際に判定が発動し、それらに失敗してしまうと傷口から黒炎の呪詛が流れ込み死に至らしめる。
以下の当てはまる数が多ければ多いほど失敗率が高くなり、命を落としてしまう。
・太陽など星に関わりをもつ
・弓使い、あるいはそれに類にした英雄
・師匠であり、誰かに教えた
・神霊、神性に関わり、因縁を持つ
・最期に、弟子に裏切られて命を落としてしまう
相手が后羿だった場合、この宝具のランクがEXに上昇。それらをすべて無視し、確実に命を奪う。当に后羿キラー>>168
【Weapon】
『万斤宝弓・射日紅』
かつて、后羿が天帝に授けられたとされている神造兵器……それの模倣版
現界の際にはなぜかスナイパーライフルになっており、任意で弓矢に変化することも可能。
『蟠桃日蝕』
后羿の死因となった凶器。ここでは短剣であると設定する
桃の枝でできた柄に撃ち落とされた太陽の残骸でできた刀身。魔力を放出しビームサーベルのようにして戦うことも可能。
実はスキルには記載されていないが、不死殺し持ちと少しずつだが所有者の魔力や体力を自動回復する効果を持つ
【解説】
中国神話に登場する人物。羿(ゲイ)の弓射の弟子兼家僕。好色な野心家である。彼のもとで弓の技を羿に学び、その弓の技を習得する。習得後に自らが天下一の弓の名手になろうと考え、羿を射.殺.しようとするが失敗。しかしその後すぐに桃の木でできた凶器で襲撃することに成功し、羿を殺.害してしまう
動機については諸説あるものの、その中の一つは羿に射ち落とされてしまった9の太陽(三足火烏)が転生し、羿に対する報復として逢蒙の前に9人の仙女となって現われ、逢蒙を利用して羿を殺 させたともいわれている。
だが、彼に次ぐ弓の英雄になることはなく、その後の人生においては書かれてはいない。自身もまた、弟子によって討たれたのか、彼が殺されたことを知った人々の手によって仇討ちされたのか、加護に肉体が耐えきれず自身も消失したのか、或いは────>>133
ビショーネみたいな感じで何かしら有名なエンブレム・シンボルのモチーフになっている人物・存在>>171
【宝具】
『日輪再臨(タイヤンシー・フーフォア・ディーユゥ)』
ランク:EX 種別:対界/対星宝具 レンジ:1~9999 最大捕捉:地球そのもの
かつては10の太陽が存在し、毎日1柱ずつ入れ替わって空に昇り、国を照らしていた。ある日太陽がすべて昇ってしまい、地上は灼熱になり作物や水は枯れ果てた。そして荒れ果てた地上に誘われたのか、窫窳、鑿歯、九嬰、大風、封豨、修蛇といった様々な悪獣たちが現れ害をなした。────その惨劇の再演。
真名解放とともにかつて共にいた自身の同胞たちを顕現し、あたり一面を無造作に飛び回り照らし合わせる。だが、温かい祝福ではなく、身を焦がすような地獄の灼熱が光弾やレーダーを放ちながら降り注ぎ、かつて地上を荒らした悪獣達が顕現してあたり一面を蹂躙する。まさに魑魅魍魎の世界とでも言えるだろう。
だが魔力消費は尋常なほど激しく、前述のスキル『九太陽の禍福』の補助を持ってしてでも制御しきれず、長引いてしまうとプリテンダーごと焼き払ってしまうため長時間の使用は出来ない。
最大かつ権能としての解放をした場合だと、星と周辺そのものを焼き尽くしてしまうため抑止力の排斥対象となり、最終的には世界から排斥されてしまうため、危険であり注意が必要。
『月蝕射天(ムーンブレイク・シュートダウン)』
ランク:不明 種別:対月宝具 レンジ:不明 最大捕捉:不明
詳細不明。この宝具の分かる情報はプリテンダーによる対嫦娥かつ対月宝具であり、密かに鍛え上げられた一種の絶技とされている。>>173
【解説】
アーチャー・逢蒙の正体は后羿に撃ち落とされた9つの太陽の怨念が集合し仙女に転生し、彼に報復すべく自身と同じ写し身を作り上げたもの。そしてその魂が、最後に残されたひとつの太陽の分け御霊であり、撃ち落とされた太陽の怨念とともに集合し、逢蒙という名の役柄を羽織り誕生した。要するに『仙術式対后羿自律型報復兵器』である。
その後は前述の通り彼のもとに弟子として潜入。その技を習得し、シミュレートしながら改良を繰り返した。
そしていざ実行の日、彼女は後をつけてその頭を射抜こうとしたが、思いもよらぬ出来事が起こる。彼はすべての矢を回避し、アーチャーの行いを許したのだ。これはプリテンダーの予想より上回ってしまったのか、或いは"逢蒙"単体の自我が芽生えてしまい命中を妨害してしまったのか…?
それを許さず逢蒙に直接介入した怨霊たちによって暴走。そのまま后羿を斬り殺してしまった。太陽による報復は果たされたものの、急激な力の増幅の反動のせいなのか、或いは抑止力によるものなのか、肉体が燃えだしてしまいその後の人生に語られることはなく灰になって消滅した。>>174
【人物像】
自身を天帝と羲和の子と称する尊大であり唯我独尊かつ傲岸不遜という言葉を突き詰めたような人格。
天帝の子であるが故に自分たちは絶対だということを信じて疑わず、「貴様ら人類を始め、生命を照らすのは我らの役目である。あの時に関しては、貴様らが酷くそれを求めてたから我らすべてが照らしてあげたのだ。それに感謝すべきであろう。」と評しており間違いなど決して無いと心の底から思っている。そのため価値観が大幅に乖離しており、大抵の場合だと相互理解は不可能である。
だが后羿を始め弓使いの英雄や、太陽関連、月関連に相対した場合、余裕そうな表情は崩れ激しく激情し、生前の慢心に気をつけながらも、どんな手を使ってでも葬りにかかるだろう。
もし、“本来の逢蒙”が戦争に召喚され、戦いに勝利し聖杯を手に入れたのならば『太陽との縁を断ち切る』、『后羿を本来神霊であるべき姿に戻す』か、『后羿に怒鳴られて、罰として怒りのままに自分を殺してもらう』になるだろう。
好きなもの:同胞、両親
嫌いなもの:后羿含む弓使いの大英雄、心身聖人君子面
天敵:后羿、嫦娥、抑止力
願い:同胞の復活、そして月を撃ち落とす。
【一人称】我等【二人称】貴様【三人称】奴>>175
【因縁キャラクター】
天帝、羲和
我等の偉大な両親
后羿
「貴様のその余裕そうな優男面を怒り、憎しみ、苦痛を浮かばせ絶望に染め上げたあと、大事な物すべてを撃ち落とし、その偉業ごと燃やしつくそう!」
嫦娥
「あっはははは!!嫦娥よ、我等のことが憎いかぁ!?恨むなら逢蒙(我等)ではなく、夫を裏切り不死を手にした愚かで身勝手な自分自身を恨むんだな!!そして月を撃ち落とし、貴様も夫と同じその不死性ごと燃やしつくしてやろう!!!」
弓使いの英雄関連
「嗚呼、忌まわしき大英雄の気配!撃ち落とされる前に、貴様らを撃ち落としてやろう!」
太陽系関連
「何故だ…!?何故だ何故だなぜだなぜだナゼだぁ!?!?何故貴様らは撃ち落とされることなくのうのうと天(そら)にいるのだ!?ああ撃ち落としたい!!今すぐ奴らを撃ち落としてやるわ!!」
カルナ
「嗚呼、気持ち悪い。反吐が出る。貴様は太陽神の子でありながらもそのあり方は忌々しき“奴”を想起する。その英雄面を穢し、その精神を壊したくなる。」【元ネタ】宮廷風恋愛の技術 +アーサー王伝説等
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】フィナモール (アムール[とあるブリテン騎士])
【性別】男性
【身長・体重】177cm・80kg
【属性】秩序・中庸
【副属性】天
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運A+ 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
乙女に贈られた馬への騎乗時に限り、Bランクへ向上する。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。>>177
【保有スキル】
神性:C
至純の愛(fine amor)、
宮廷風恋愛を奉じるブリテン騎士を霊基とした
アムール神の疑似サーヴァント。
己の意思と選択による恋愛、礼節・奉仕・段階的な返報、
貴婦人の為の克己、恋愛による理性と良識(当時基準)の錬磨、と
クピドやエロースとは大きくかけ離れて規定された愛の神性。
他者の干渉による精神的状態異常に対し耐性を発揮する。
剣を摂れ、銀色の腕:C
黄金の柱(アーサー宮殿内のものとは別の)に掛けられていた籠手。
鷹を止まらせる為、またアーサー宮殿へ立ち入る為に必要とされ、
乙女が言うには宮殿での戦いに勝利する為にも必要であった品。
全ての肉体的能力値の向上、いずれかの肉体能力への+付与、
どちらかを各ターン開始時に選択して適用する事ができる。>>178
黄金の矢(異):B
射貫いた人間の心をアモーレさせる矢。促進。
アムール[カレン]が用いる黄金の矢とは異なる効力、
惚れさせるのではなく、好意・善意を後押しする力。
流布本・世俗本系(ヴェルシヨン・コミューヌ)トリスタン物語での
恋の飲料(フィルトル)が、無から恋心を生じさせていたのに対し
風雅・宮廷本系(ヴェルシヨン・クルトワーズ)や散文でのそれが
既に芽生えていた恋心の“箍を外させる”のみであったのと同じ。
弓矢を携えない彼の場合、剣先から魔力弾の形で放つ事になる。
宝具効果のもとでは著しく効力を増す …が、対象の状態次第では
まさしく“外してはならない箍を外させる”ものとなってしまう。>>179【宝具】
『隈なく凡ての恋する者よ(レグリス・アモリス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~30 最大捕捉:レンジ内の全て
第一条 結婚は恋の妨げとはならぬ
第二条 嫉妬心無き者は恋する事能わず
第三条 如何なる者も二重の恋に依りて結ばるる事を得ず
第四条 周知の如く、恋は弥増すか衰えるか、常に何れかなり
第五条 愛しき人の意に反して無理に取得したる物は味気なし
第六条 少年は成年に達する迄は恋する事無し ...
全ての恋人は是を忠実に守り、違背者は『恋の王』より罰を受けるべし
恋する者が遵守すべき掟三十一ヶ条を記した羊皮紙。
範囲内の違反者に対してペナルティ(重複可)を課し、加えて
黄金の矢の効力を、掟に沿う形において飛躍的に高める。
所属する社会の“恋愛観”が『掟』とかけ離れている場合は
意思STによりペナルティへの抵抗判定を行う事が可能となる。
“宮廷風恋愛”に生きた者は抵抗不可、という事でもあるが。>>181
【解説(依り代となる騎士)】
十二世紀末近く、アンドレアス・カペルラヌスがラテン語で記した
『宮廷風伝愛の技術』第二之書第八章『恋の戒律』の主要人物。
アーサー王伝説と直接的には殆ど無関係だが、アーサーものを含めた
宮廷文芸の多くで扱われる『宮廷風恋愛』について詳述する書であり、
シャンパーニュ伯夫人マリ(騎士物語としての“アーサー王伝説の父”
クレティアン・ド・トロワが仕えた一人)の命で書かれたとも言われる
……作者自身にとっての位置付け・意図に関しては疑問があるともいう。
その第二之書第八章にて。あるブリタニア騎士が、恋する相手から
「アーサー王宮廷の、優美な意匠の黄金の止まり木にいる勝利の鷹」を
持ち帰るよう求められた。森の中で出会った美しい娘が話す事には、
それを果たす為には自分の助力が必要になるとのこと。
彼女は言う。鷹を手に入れるにはアーサー王宮廷の者達と一騎討ちをし、
己の恋の相手が宮廷の誰より美しいと勝利を以て証明しなくてはならない。
宮殿に入る為には鷹を止まらせる籠手を警備の者に示さなくてはならない。
籠手を得るには二人の強力な騎士と闘って打ち負かさなくてはならない。>>182
二人の騎士を負かせても、籠手をその二人から受け取ってはならない。
籠手のある所まで案内させた上で、籠手が掛けられている黄金の柱から
己の手で取るべし。さもなくば宮殿での一騎討には勝ち得ないでしょう。
望む所へ連れて行ってくれる馬を貴方に差し上げましょう、
恐れ無く進み、止め立てする者を蹴散らす勇敢さが必要だけれども。
助言を忠実に守った騎士は無事に鷹を得る事ができたのだが、
その際、鷹の止まり木に細い金鎖で繋がれた羊皮紙が見えた。
「『恋の王』が宣言された、恋の掟が記された羊皮紙」だと言う。
鷹を無事持ち帰りたいのならこれを持参し掟を世に知らしめよ、
と言われた騎士はそれに従った。
騎士は恋を叶え、婦人は羊皮紙に記された三十一条の掟を人々に提示し、
その厳守を命じた。世の全ての恋人が忠実に守るべき『恋の神』の掟、
違反者は『恋の王』に罰せられる。いま(十二世紀)世に広まる『誉の愛』、
宮廷恋愛(アムール・クルトワ)の作法はこうしてもたらされたのである。【元ネタ】『古事記』『日本書紀』など、異聞設定
【CLASS】アーチャー/ライダー
【真名】ヤマトタケル〔異聞〕
【性別】?
【身長・体重】154cm・49kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:A+ 耐久:C+ 敏捷:B+ 魔力:A++ 幸運:A 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
現代の魔術師が傷をつけることは不可能。
騎乗:A++
あらゆる乗騎を乗りこなす。本来なら不可能なはずの竜種さえも屈服させる。
単独行動:A
マスターから離れて行動することができる。孤独には慣れている。
神性:EX
特異な神霊適性。現人神の御座に在る。
二重召喚:EX
本来なら四騎士のうちの二つのクラスで現界したことを示すスキル。異聞をもってあり得ざる可能性を示す霊基は、特異なクラス適性を持つ。>>184
【保有スキル】
覇道の果て:EX
血塗れの皇子の成れの果て。圧倒的な武力に裏打ちされた孤独の王気。畏怖をもって国土を平定した覇王のカリスマ。
神魔鏖殺:A
神性、魔性に対する優位性。神も魔も人も、立ちはだかるならば一切の容赦なく討ち斃す。
魔力放出(嵐):A++
神剣の神気に当てられた魔力は高みを超え、天を裂き地を捲る。荒れ狂う大魔力は、人の心を変生させる。
天皇特権:EX
皇帝特権の類似スキル。本来なら持ち得ないスキルを短期間だけ獲得するのだが、数多の研鑽に努めた大英雄は既に保有しているものが殆どである。
【宝具】
『掌中の珠 (やまとのかんだから)』
ランク:E〜A++ 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人
大和神宝。三種の神器が一つ、八尺瓊勾玉。神剣から持ち替えた神造兵装。大和魂の形代である。すなわち、日本国の魂だ。勾玉は本来、霊魂を象徴する器物だったと異聞では断定する。
国の魂を握ることは、日本英霊への令呪を無限に持つに等しい。しかし、異聞であるためかそのような効果は発揮しない。宝具としては、日本国の記録を用いることになる。すなわち、日本の歴史に名を残す宝具の再現だ。日本に縁のある宝具ならば、あらゆる宝具を再現し用いることができる。真名解放さえも例外ではない。また、単純な情報エネルギーとしても射出可能。ただそれだけでも対城級の威力がある。
『禍津主大己貴神 (まがつぬしおおなむちのかみ)』
ランク:EX 種別:厄災宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
国土平定によって生まれた異聞の新神。全ての禍いが習合した白羽纏う神龍。日本全国の災厄を斬り祓ったからこそ、御することのできる荒御魂。別個の存在ではなく、ヤマトタケルの側面を神格化したモノ。>>185
【解説】
日本神話の大英雄ヤマトタケル。その異聞の可能性。伊吹山の神を鎮めることに成功し、天皇の位を継ぐこととなった現人神。
天賦の才を持って生まれ、殺戮の日常に生きた皇子が継承することは歪みを生んだ。国土は瞬く間に平定され、海の外に目を向けざるを得なくなった。自国は最強の王が守護し、また、睨みを利かせている。善行も悪行も何かを為す余裕などなくなっていた。偉業を為さんと息巻く者どもが、わんさかと大陸に進出してゆく。いつしか日本は諸悪の根城として大陸側から認知され、排除する動きが生まれる。しかし、その一切をヤマトタケルは鏖殺した。いやそれどころか、大陸のテクスチャを斬り飛ばした。大陸は荒れた。人の世に治まりゆくはずの流れは逆戻り、あらゆる幻想種が跳梁跋扈した。やがて、国と呼べるほどの共同体は日本のみとなった。それもヤマトタケル唯一人の武力による守護の元に。人々は戦いを忘れた。人類の生存圏は極東の島国に限定され、剪定事象と認定された。
「ただ国を護りたかった。それだけだった。しかし、朕は独りだった。朕はヒトを見ていなかったのだ。だから、大陸を切り捨ててしまった。人理において致命であるなどという視座はそのときには持ち得なかったが、只人ならば、そのような視座を持たずとも当たり前に浮かんだのであろうな。……ん?あぁ、言葉を尽くすということだ」【元ネタ】伝承
【CLASS】プリテンダー
【真名】玉藻の前
【性別】女性
【身長・体重】164cm・51kg
【肌色】美白 【髪色】桃色 【瞳色】黄金色
【外見・容姿】ストレートロングの黒い和服のタマモ
【地域】日本?
【年代】平安時代?
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:D 魔力:A 幸運:B+ 宝具:A
【クラス別スキル】
陣地作成∶C
自身に有利な陣地を作成する
気配遮断∶D
影で暗躍していたときはあるものの、隠密や暗殺行為自体はあまり得意じゃない。>>187
【固有スキル】
呪術∶EX
古来からアジア、中東、南米などに伝わっている魔道。或いは古典的呪術。玉藻の前が操る呪術は、『ダキニ天法』と呼ばれる。地位や財産を得る法(男性用)、権力者の寵愛を得る法(女性用)といった、権力を得る秘術や死期を悟る法がある。
だがこの玉藻は、躊躇いもなく必要性に応じて使う。
天賦の叡智∶B++
並ぶ者なき天性の叡智を示すスキル。
彼女の場合、生まれながらの知能と人ならざる才能によるもの。
【宝具】
『九尾伝説(きゅうびでんせつ)』
ランク:E~A 種別:伝承宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
ある国では妲己と呼ばれ、ある国では華陽夫人と呼ばれるなど、様々な伝説や伝承が集合し一つの宝具になったもの。伝承や国によっては効果は異なるが、様々な呪術を行使したり九尾の狐に変貌することも可能。
玉藻の前においての場合、奥の手として自身の消滅の際に殺生石に変化し、周囲の魔力や生命力を奪い続ける。発動場所やその距離によっては相手を道連れにすることも可能。
対魔力だけでは無効化することができず、なんの抵抗力もない一般人や動植物が触れたら死に至らしめてしまう。
完全に破壊するには、強力な超遠距離攻撃や対軍宝具、退魔などの特攻や聖性宝具で残らずに殲滅する必要がある。無論近距離でも破壊することも可能だが、呪詛に抵抗できるスキルなども必要。>>188
【解説】
昔々平安の世の中、ある宮廷の中で、玉藻の前という美しい女性がいた。
玉藻前はその美貌と、女性でありながらも高名な博識をもって位を上り詰め鳥羽上皇より寵愛を受ける。だがその日を境に不調が起き、上皇は次第に病に伏せるようになった。
その原因が玉藻前にあると陰陽師に正体を見破られ、白面金毛九尾の狐の姿となって襲撃したものの返り討ちに遭ってしまい、とどめを刺される直前に逃亡し、行方を暗ませる。
その後、那須野(栃木県)で発見され激闘の末、武士の三浦義明・千葉常胤・上総広常らに討伐される。
その九尾の狐の怨霊は殺生石となり、近づく人間や動物等の命を奪い、あたり一面の植物の命を奪い人々を恐れさせた。そしてその石は、後に玄翁の手によって3つに砕かれ飛散した。
だがこの玉藻の前は玉藻の前本体や他のタマモは一線以上異なり、同族嫌悪以上の殺意を向け合っている。そして、どのタマモでもないらしく記憶にない。
公式曰く「そんな子は知らない」とのこと。他のタマモ系も同様。
………なら彼女は一体何者なのか?
………あら、気づいてるのね。>>190
【固有スキル】
無辜の怪物∶A
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。生前の意思や姿、本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。
誹謗中傷、あるいは流言飛語からくる、有名人が背負う呪いのようなもの。
プリテンダーの場合、後世の物語にて玉藻の前のモデルとされており、そのせいか肉体に狐耳、九尾の尻尾がつき、玉藻の前由来の能力を限定的に使用できる。そしてその影響で退魔など弱点が付与されている
ちなみに神性とかそういうのはない。
「アマテラス?神性?なんのことです?」
妖女の叡智∶A
上記のスキル『天賦の叡智』が変化したもの。
彼女はその美しさだけではなく、知識や教養も身につけている。女性でありながらもそれらを活かして地位を上り詰め、政治を動かした。その異様な知能はまるで、人ならざるもののように。
【宝具】
『戦乱凶禍白面金剛九尾(せんらんきょうがはくめんこんごうきゅうび)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:400人
戦乱と混乱を引き起こし保元・平治の乱の原因とされた逸話と、帝を狂わし帝と国を苦しめた九尾の獣の伝承が複合し、宝具に昇華されたもの。
発動と同時に呪炎に包まれながら自身の姿を白面金剛九尾に変貌しあたり一面を破壊し尽くす。肉体から溢れです瘴気を放ち、何の抵抗力もない生物が触れてしまうと発狂死してしまう。あらゆる呪詛を撒き散らし炎を吐きながらその巨体で蹂躙する姿はまさに厄災と言えるだろう。
ただし代償は重く、発動の際に限定的に狂化∶Aが発動され、倒されるか魔力切れ及び令呪での使用でもしないと制御が困難になる。>>191
【解説】
上記の玉藻の前の正体であり、そのモデルとなった女性。
本来は名門出身でなく、上皇に仕える女官であったが、彼女は美貌と博識により位を上り詰め、上皇の目にとまり側室となり、鳥羽上皇に寵愛された。その美だけに媚びたりはせず、その知恵を駆使し絶対的な地位を獲得し、政治を動かしたとされている。
だがそのあり方が保元の乱の元凶とされ、後の源平合戦の引き金とされており、後世においては国を狂わせた妖怪玉藻の前のモデルになった。
プリテンダーにおいての彼女は日本三大妖怪の一角である玉藻の前と同一視され、役柄をはおらされた存在である。
【人物像】
わかりやすく言うとギャグやハッチャケ要素(あと神性)を抜いたタマモ。落ち着いた口調で話すが掴み所がなく、浮世離れで何処か退廃的な雰囲気を醸し出すミステリアスな女性。だからといって美や見た目だけにこびたりすがらず知恵を影で努力するタイプ。生まれついたときから女性でありながらも異様な知能や政治力を持ち、それを鍛え上げ地位を上り詰めた。
そのせいか、動かすために必要ならば多少のダーディーな行動自体にためらいはなく時に非情な判断を下す時はあるものの、自身の気まぐれかついたずらに他者を傷つけたり大事なものや命を奪わないなど完全な悪ではなく、自身の過度な行動故に戦乱を引き起こしてしまったことに関しては悔やんだり反省したりもする。「たしかに前科みたいなのはありますけども、私自ら望んだわけじゃありませんー!アイツらが勝手にやっただけだしー!」
なお、玉藻に瓜二つの顔立ちについてはもともとそういう顔立ちなのか、無辜の怪物の影響なのかは不明。
特技:政略
好きなもの:安定した暮らし
嫌いなもの:あんまりないが、面倒事
天敵:玉藻の前(公式)、崇徳院、安倍晴明など対魔持ち
願い:受肉し、不自由のない暮らし
【一人称】私【二人称】貴方、〜さん、〜様【三人称】○○様、あの方、あいつ、あいつら>>192
【セリフ例】
【因縁キャラクター】
玉藻の前(公式)
自身がモデルとなった存在。だが互いにギクシャクした関係であり、同族?嫌悪に近い感情を向けている。
ちなみに彼女の正体である天照の分霊だということに関しては流石のプリテンダーでも信じられないらしい。本人曰く「もしそうならばなんの共通点があるわけ!?」とのこと
「何その謎のハイテンションっぷり…。一周回って気持ち悪いですわ…」
タマモキャット、タマモアリア、光・闇のコヤンスカヤ
オリジナルから生まれたとされている存在。プリテンダーは彼女たちとは違うと申告しており、上記同様同族嫌悪を向けている。
ちなみに余談だが、顔立ちはどちらかというとコヤン寄りらしい
安倍晴明
実際に面識はないものの、名前を聞くたびに恐怖に震え上がり、どこか物陰に隠れてしまう。
「あれ、私にとっては存在しない記憶なのに名前を聞くと異様に寒気が…恐怖が…」
太公望
「だーかーらー!私は妲己じゃありませんー!!たしかに顔は似てなくもないけど!」>>193
崇徳院
自身が蹴落とした藤原璋子(待賢門院)の子にして三大怨霊の一角
生前あまり面識や絡みはなかったものの、彼の境遇や悲惨な人生に関しては同情し憐れむ一方、間接的にとはいえ自身のせいで不幸にしてしまったのかバツの悪い顔を浮かべ、どこか復讐に怯える。
【コメント】
他のオリ鯖のところで公式とは別の玉藻の前やタマモ系がいるのにそのモデルがいなかったので。
戦争の元凶の元凶になるわ、後世にて妖怪玉藻の前のモデルになるわなどある意味やべー女だけど、玉藻などの絡みやイベントやギャグ時空などで苦労人枠になりそう。
wiki登録可能です【元ネタ】越後の黒鳥兵衛伝説
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】黒鳥兵衛
【性別】男性
【身長・体重】175cm・65kg
【容姿】色白の若々しい外見とそれに似つかわしくない老成した印象を思わせる目つきの青年
【属性】混沌・悪
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。>>196
【宝具】
『黒鳥・雪の陣(くろとり・ゆきのじん)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~70 最大捕捉:700人
ライダーが立てこもった雪に囲まれた陣。
発動と共に吹雪が発生し、敵陣を襲う。
そして吹雪が収まった頃にはライダーの周囲には雪に囲まれた砦が出現している。
攻撃と共に防衛拠点を用意できる利便性の高い宝具。
『黒鳥・胴鳴り(くろとり・どうなり)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
自身の肉体が切断された時に発動可能な宝具。
切断された箇所を遠隔操作する。
各箇所はそれぞれ独自に妖術を使う事ができ、単純に手数を増やせる。
但しあまりに長時間切断された状態が続くと後々治療の難易度が上昇するので要注意。>>197
【解説】
越後の国にて領民たちに多くの被害を与えた者。くろとりひょうえ。
奥州・安倍貞任の残党であり、前九年の役で源頼義・義家父子に敗れ、越後に落ちのびてきた。
地域によって伝説に差異はあるが概ね妖術を扱い討伐軍を苦戦させた人物として描かれる。
大風を吹かす、五月半ばに雪を降らせる、あるいは黒雲に乗じて天空を飛翔したという。
山伏や、鳥海山の天狗たちに兵法や妖術、天文や地理学を学んでいたとされる。
源頼義は勅勘を受けて佐渡島に流罪となっていた次男の加茂大郎義綱を呼び戻し、黒鳥兵衛討伐を命じた。
義綱は討伐軍を組織し、黒鳥軍と戦いを始めた。
しかし黒鳥兵衛の妖術、降り積もった雪に手こずり、一進一退を続けた。
そこで討伐軍は後に「カンジキ」と呼ばれる道具を作成し、雪の上を歩き一挙に攻め込んだのだ。
加茂大郎義綱は自ら黒鳥兵衛を目指して進み、互いに激しく太刀を合わせて戦った。
そうして黒鳥兵衛の首ははねられたのだが、黒鳥兵衛の首は天高く飛び上がり、義綱めがけ飛びかからんとした。
間一髪、飛んできた白鳥が首に襲いかかり、叩き落とした。
そうして首と胴体を別々にし、土中深く埋めその上に一社を建立して、その妖術を封じ込めたという。
しかし時折空に轟音が轟くことがあるという。
人々は、首を切られた黒鳥兵衛の胴が首を求めて咆哮すると言い、「胴鳴り」と呼んで恐れた。>>198
【人物】
前九年の役での敗北を経て、この世、人生が「どうでもよくなった」者。
越後で暴れはしたがその先に何か目指した訳ではなく、ただ己の欲を満たし鬱憤を晴らせればそれで良しとした。
妖術を習得した事で異様に若々しい肉体を得ており、精気溢れる肉体と荒れ果てた精神性を持つ怪人と化した。
【コメント】
FGOで日本の伝承出典の黒姫が実装されたので作成してみました。黒繋がり。
「新潟市歴史博物館」のミュージアムシアターでは「黒鳥伝説」が視聴できるようで、新潟では結構有名人かもしれません。【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】スマッシャー
【真名】オムパレー
【性別】女性
【身長・体重】160cm・kg
【容姿】獅子の毛皮と棍棒で男装した女性→威厳ある女王の服装の女性
【属性】秩序・悪、地
【ステータス】筋力D+ 耐久D++ 敏捷D 魔力B 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
重量軽減:A+
装備重量によるデメリットを軽減する。重装備ならば戦闘持続時間への恩恵が大きく、軽装備ならば敏捷の上昇が大きい。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
憑依経験:C
武器の使用者の技術を模倣する技。投影魔術に関する解説にも書かれるように、長年使用された刀剣には「使い手の経験・記憶」が宿っている。スマッシャーは巫術の一環としてこれを自身に憑依させることが可能。>>200
【宝具】
『第一の毛皮(ネメオス・ドーラ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
ヘラクレスに命じて衣服を交換して身に纏ったとされる、ネメアの獅子の毛皮。人の手による道具によるダメージを遮断する。
『第九の戦斧(ヒッポリュテス・ラブリュス)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
ヘラクレスより贈られた、かつてヒッポリュテの持ち物であった斧。この斧はリュディアの王の紋章となったものであり、スマッシャーは自身の持ち物としてこれを扱える。
『英雄をも粧す女王(ギャラント・ドラッグ・クイーン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
合意を得た相手、もしくは支配下に置いた相手と宝具を含めた装備品を入れ替える。
ただし、装備の正しい持ち主と性別が逆でなければ行けないという制限が存在する。棍棒と『第一の毛皮』は元はヘラクレスのものであるため女性とのみ交換可能。『第九の戦斧』は正式に贈られた自分の持ち物であるので、男性とのみ交換可能。無性や性別不明の相手と交換した場合は挙動がバグる可能性がある。
自分が得た装備は、宝具を再度使用すれば別人に又貸しすることも可能。上記の制限を守らなければ行けないのは同様。
スキル『憑依経験』により自分はどんな装備を得ても対応した戦闘能力を得られる。
【Weapon】
『棍棒』
本来はスマッシャーにとってはよろめくほどに重いのだが、高ランクの『重量軽減』により重量負荷は無効化されている。>>201
【解説】
オムパレー。ギリシャ神話のリュディアの女王。ヘラクレスが神託によって三年間奴隷となった時、彼を買い取り主人となった女性。
曰く、オムパレーはヘラクレスに命じて自分達の衣装を取り換えさせた。女装したヘラクレスに糸紡ぎの仕事をさせ、自分は獅子の川を纏いヘラクレスの棍棒を持ち上げその重さによろめいたという。
ある時オムパレーは森で奇襲を受け、部下がみな殺された。この時獅子皮を纏ったヘラクレスが助けに来たとも、獅子皮を纏っていたオムパレーのみが傷を受けずに済みヘラクレスに助けられたとも言われる。ともあれオムパレーはヘラクレスに救われ、彼を愛するようになり、三年間の間に息子を三人設けたとされる。
ヘラクレスの熱烈なファンガール。伝承にある通りのヘラクレスの服を着て召喚される。
傲岸不遜な女王様キャラ。その傲岸不遜・居丈高っぷりは、本来ミスマッチである筈の男装が逆に嵌って見えると評される程。
男装やコスプレをすることより、どちらかと言うと女装・男装やコスプレを他人にさせることが好き。本人がヘラクレスの服を着ているのは、男装が好きだからではなくヘラクレスが好きだから。
意外にもヘラクレス本人を前にしても、激しい執着や独占欲などは見せない。何せ、彼女は生前実際にヘラクレスを手中に収めている。そしてその結果、この世の誰よりも分かっているのだ。例え三年間奴隷として置いても、子供を作っても、あの大英雄を「所有」することなど出来ない、そのことを。故にこそ輝かしい、永遠の憧れの星なのだ。>>203
格闘系の英雄ならムエボランの創始者ナレースワン大王、ムエボランの達人ナーイ・カノム・トムとかどうだろう?
お題
「女体化セイバー」「自作鯖の別クラスバージョン」「ルーラー、メレアグロス。召喚に応じ参上した。それで?アンタがオレのマスターかい?だったら、この箱を預かってくれ。違うのなら、やっぱり預かってくれ」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ルーラー 【真名】メレアグロス
【性別】男 【身長・体重】186cm・67kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:B 魔力:B 幸運:EX 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:A
現代の魔術師には傷付けられない。
神性:B
軍神アレスの子とされる。
【保有スキル】
天性の肉体:A
生まれながらに生物として完全な肉体を持つ。 ルーラーは、運命神の祝福を受けて剛勇無双を誇ったとされる。
このスキルの所有者は、常に筋力がランクアップしているものとして扱われる。さらに、鍛えなくても巌の如く筋骨隆々の体躯を保つ上、どれだけカロリーを摂取しても体型が変わらない。
獣殺し:B+
魔獣や野生動物に対する特攻。
カリュドーンの猪狩りにおいて、ルーラーは勇士たちのまとめ役を担った。運命神はルーラーの高貴を定めたとされるが、カリスマのスキルはこれに複合されている。
槍投げの名手:A
競技会で優勝できるほどの腕前であったと伝わる槍投げのスキル。Aランクともなれば、槍投げに限り、どのような精神状態にあってもその武勇が翳ることはないだろう。>>205
【宝具】
『定命預かる運命炉心 (アスポデロス・ゴルゲー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
運命神の祝福のうち、アトロポスが定めた生存証明の宝具。ルーラーは召喚に際して、薪の入った箱を持っている。この箱を誰かに預けることによって、薪が破壊されない限り死なない運命を手に入れる。ただし、それはダメージを受けないということではない。致命傷を確定で回避するようなものである。
『不惜身命の灯火将 (エルピス・メレアグリデス)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
灯火滅さんとして光増す。霊基の消滅を確定させた死兵の全力闘争。ヘラクレスやベルレフォーンに並ぶ七大英雄の最期の輝き。全てのステータスは一段階上昇し、マスターの魔力供給の続く限り戦闘を続行する。なお、真名解放後に薪を破壊することはできない。
『獣狩りの群雄乱武 (シントロフォス・カリュドーン)』
ランク:EX 種別:召喚 レンジ:- 最大捕捉:18
カリュドーンの猪狩りに集った勇士たちを召喚することが可能な宝具。ただし、神話の通りにどいつもこいつも我の強い者どもばかりなため応じてくれるかどうかは状況次第。各々の価値観で決定される。召喚された場合は、宝具を有さない以外は英霊と大差ない霊基を有する。
【Weapon】
『槍』
ルーラーの主武装。槍投げの名手であるルーラーは、本来ならランサーで召喚されるはずだが?>>206
【解説】
ギリシャ神話の七大英雄が1人、「メレアグロス」。カリュドーン王オイネウスとアルタイアーの子、あるいは、アレスの子ともされる。ヘラクレスの妻デーイアネイラの兄にして、ギリシャ中の勇士が集ったとされるアルゴナウタイの1人。
生後間も無く、運命神の祝福によって高貴、武勇、死期を定められただけならば一般人と大差ないが、その定めの内容を神託された宿命の英雄である。
彼の武勇伝の最たるものはカリュドーンの猪狩りであろう。オイネウスがうっかりとアルテミスへの生贄を忘れたために遣わされた魔猪によって、カリュドーンの地は危難に見舞われる。オイネウスは勇士を募り、息子のメレアグロスをまとめ役として送り出した。錚々たる面子ではあったが、勇士たちには不満の種があった。それがメレアグロスが恋焦がれ、女の身で唯一人参加する女傑アタランテである。
しかし、メレアグロスは強引にアタランテの参加を認めさせ、狩りは始まった。ケンタウロスの暴走、動転による仲間討ちなどありながらも、魔猪はメレアグロスの一撃によって遂に斃された。そして、メレアグロスは魔猪の皮を剥いで、一番の手柄はアタランテにあるとして与えようとした。これに反対の声を上げた叔父2人をメレアグロスは血祭りに上げたためにメレアグロスは母の残りの兄弟たちと戦うことになった。一方、息子が自身の兄弟を殺めたと知ったアルタイアーは大切に保管していた祝福の薪を燃え盛る炉に放り込んだ。命運尽きるとき、メレアグロスは遂に致命の一撃を受けて冥府に旅立った。その後、アルタイアーとメレアグロスの妻クレオパトラは自死を選び、嘆き悲しむメレアグロスの姉妹メレアグリデスたちはアルテミスの手でホロホロ鳥に変えられたと云う。ただし、ディオニュソスの子であったデーイアネイラと彼女と仲の良かったゴルゲーだけは人のまま生涯が続いた。>>207
【クラス適性】
ルーラーで召喚可能なだけで本来ならランサーで召喚されるべき英霊。性能にも殆ど差がないとされるが、本人の気分の問題なのかもしれない。
【性格】
ルーラーで召喚可能な程度にはさっぱりとした性格。高貴の祝福があるわりに、どこか野生的な印象を受ける闊達な男。社交的な振舞いで誰とでも距離を縮めるが、特定の誰かと仲を深めることは殆どないタイプ。すなわち、強固な心の壁を持つ。高貴の祝福はおそらく、彼に誇りと驕りの分別を正しく為さしめたのだと思しい。人の無自覚な悪性が目につくのだろう彼は、善くも悪くも純粋な存在に惹かれる。たとえば、アタランテのような獣の論理に生きるモノ、あるいは、神々さえも障害となるなら切除し邁進するアスクレピオス。心に対する素直さのようなものが、彼の評価基準なのだろう。「セイバー、ミノス。その妻、キャスター、パーシパエー。召喚に応じ参上しましたわ。マスター?恋人はいるかしら?私の旦那様に近づくのはやめてね」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】セイバー/キャスター
【真名】ミノス/パーシパエー
【性別】男/女
【身長・体重】173cm・62kg/152cm・42kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:B 幸運:B 宝具:EX
※基本的にミノス王のステータスが表示されている。
【クラス別スキル】
対魔力:A
旦那様を傷つけていいのは私だけよ?
騎乗:B
私の旦那様は幻想種じゃなければ巧みに乗りこなすの。
神性:B
旦那様は主神ゼウスの子とされるわ。私?私は魔女よ?
陣地作成:A
これでもヘカテの弟子よ?
道具作成:A
これでもヘカテの弟子よ?>>209
【保有スキル】
法治のカリスマ:A
法を敷いて国家を統治した王のカリスマ。王の性質に左右されることなく、秩序を維持することができる法はセイバーにとって必要不可欠なモノだった。
明暗分岐:EX
法と秩序の明君、力と横暴の暗君、これどちらもセイバーの側面とされる。運命の分岐点に立つとセイバーは自動的に判定を受けて属性を善悪どちらかに偏らせる。
魔女の祝福:B
キャスターの齎す様々な恩恵。愛する旦那様のためにあの手この手でサポートするが、修行をサボっていたので思わぬ呪いが発現することもあるとか。
【宝具】
『幽冥禁固の大迷宮 (エレボス・ラブリュントス)』
ランク:EX 種別:迷宮宝具 レンジ:- 最大捕捉:14
世界の下側に作り出される大迷宮、固有結界に限りなく近い大魔術。セイバーの場合、死後に冥府の裁判官を担ったとされることからか、さらにタルタロスの属性が習合しているようである。あるいは、キャスターが魔術的に改良したか。
アステリオスと異なり、発動には長々と詠唱の必要があるが基本的にキャスターが代行するのでセイバーは宣言するのみ。対象を幽閉することに特化したため、ただ侵入した場合は迷わない。
『呪詛の獣 (ビースト・オブ・カース)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:9999
上記の迷宮を闊歩する魔物を生み出すキャスターの宝具。旦那の浮気封じに使った呪いの応用である。アステリオスの宝具内部にいる魔物も実はキャスターが親心から設置しているとかいないとか。
『断罪の斧剣 (ラブリュス・ラダマンテュス)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜3 最大捕捉:1
セイバーの王権をキャスターが調整して剣のカタチとした宝具。罪を断つ断頭斧であり、通常でもセイバーが対象の罪を確認すれば必殺の一撃となり得るが、上記の迷宮内に幽閉した対象は罪を確認せずとも問答無用に効果を発揮する。これは、迷宮に幽閉されるモノには「怪物」の属性が与えられるためである。>>210
【Weapon】
『断罪の斧剣』
名称からしてアステリオスの持つ深淵のラブリュスをキャスターが改造したと思われるセイバーの武器。
【解説】
ギリシャ神話に名を残す偉大な王の1人、「ミノス」。それに同伴する王妃にして魔女たる「パーシパエー」。霊基的には2人1組らしくどちらかが斃されるともう一方も連鎖的に消滅する。
ヨーロッパの語源となったともされるエウロペを母に持ち、主神ゼウスを父とするミノスは、クレテ王の位を海神ポセイドンに認められることで継承する。しかし、ポセイドンを怒らせてしまい、パーシパエーが牡牛に恋慕を抱くようにされてしまう。結局、パーシパエーは牡牛との間に牛頭人身の怪物ミノタウロスを生んだ。
「浮気?違うわ。あの牛さんも旦那様だったのよ」
ミノスは、怪物であるミノタウロスを名工ダイダロスに命じて造らせた迷宮に封じ込めた。一方、息子のアンドロゲオスがアテナイ人に殺されたので、その報復としてメガラとアテナイを侵略し、賠償として怪物への生贄を貢がせることとした。これを受けてアテナイの英雄テセウスが立ち上がり、怪物は英雄に退治される運びとなる。
「ウチの息子に酷いことするわ」
ミノスは、テセウスに助力したダイダロスとその息子イカロスを幽閉するも、蝋の翼によってダイダロスには逃げられる。それを追った先で熱湯の罠に嵌りミノスは冥府へと旅立ち、裁判官に任命される。
「さすが旦那様だわ。冥王様も見る目があるわよね」
さて、パーシパエーの師匠の影がチラつくが真相は神のみぞ知ることであろう。
召喚されたミノスには、パーシパエーが付属しているが、これは2人の愛故である。「当たり前よね」パーシパエーの無駄な才能はミノスを最優のクラスとされるセイバーに嵌め込んだ。「旦那様はこの世で最も素敵なかたなの」なお、マスターとのコミュニーケーションは全てパーシパエーが担当する。「旦那様が私以外とお話しするなんてあり得ないわ」魔女は嫉妬深いのである。リクエスト鯖です
【元ネタ】サルダナパロスの伝説、戯曲など
【CLASS】バーサーカー
【真名】サルダナパロス
【性別】男性
【身長・体重】174cm・65kg
【容姿】黒い長髪の美少年だが服装は女物を着用している。宝具使用中は炎を思わせる赤い髪に変質する。
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力B 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:E-
凶暴化する事で能力をアップさせるスキルのはずだったが、理性を残しているのでその恩恵はほとんどない。
痛みを感じない状態になっているだけである。>>212
【固有スキル】
黄金律:B
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
大富豪でもやっていける金ピカぶりだが、散財のし過ぎには注意が必要。
バーサーカーはこれで手に入れた財を宝具の火力上昇の為に使うことがある。
放蕩の極み:A
放蕩の限りを尽くしたその在り方。
自身の姿を美しい女性のように着飾り、他者を魅了するスキル。
魅了に失敗しても、バーサーカーが持つ独特の雰囲気は周囲を弛緩させる。
濫費の暴君:A
魔力を過剰消費、あるいは自身の所有物を破壊することで自身のステータスを上昇させるスキル。
この時バーサーカーは興奮状態になり、制御が難しくなる。
財産を浪費するこの在り方の果てにバーサーカーの宝具は存在する。>>213
【宝具】
『暴虐の終焉(ラ・モールド・サルダナパール)』
ランク:A 種別:対財宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100人
バーサーカーはその最後に自らの財産、愛妾ごと自らの宮殿に火を付けた。
その逸話が昇華された宝具。
対象が所有する「財」の質、量に比例して火力を増していく業火であり、
バーサーカーが自身の所有物を投げこむ事で更に勢いを増していく。
【解説】
ディオドルス・シクルスなどが言及している伝説上のアッシリア最後の王。
彼以前のどの王以上に怠惰で贅沢な生活を過ごし、放蕩の限りを尽くした暴君であり、
女装と化粧をし、男女問わず多くの側室を持っていた。
それに不満を持った反乱軍に包囲され、最後は寵姫、従者、財ごと自身の手で宮殿に火を放って死んだという。
アッシリア王のアッシュールバニパルと同一視されたりもするが、その在り方はかけ離れている。
【コメント】
アッシュールバニパルとの同一視によるスキル、宝具を持たせる手もありそうだったがあくまで完全に別物として作成。
そんなに強くはない欲望に忠実な女装少年サーヴァント。(wiki登録可能です。)【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ランサー
【真名】ミノス〔オルタ〕
【性別】男
【身長・体重】173cm・62kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:C 幸運:A 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:A
現代の魔術師では傷付けられない。
神性:-
主神ゼウスの子とされるが、喪失している。
【保有スキル】
立法者の裁判:A
ランサーを補佐したラダマンテュスによる優れた正義の裁き。法の下に確かな秩序を齎し、ギリシャの中心的国家と成った。
魔女の産婆術:A
ランサーの妻パーシパエーが広めた女神ヘカテの知恵。特に、妊娠、出産、育児に関するそれを積極的に広めることで人口増加に寄与した。
名工の大発明:A
ランサーの専属技術者ダイダロスの数々の発明品。特に、軍船が発明されたことによって他国に対する軍事的優位性を獲得した。>>215
【宝具】
『神威の栄光燦燦と煌く玉座 (クレーテー・タウロス・バシリアス)』
ランク:A 種別:都市宝具 レンジ:- 最大捕捉:9999
現存する最古の玉座、ミノア文明を核として展開されるランサーの独立型固有結界。通常の固有結界とは異なり、世界を侵蝕することなく浮遊宮殿のカタチをとる都市型宝具。
魔力と別に資材を用意する必要もなく、真名解放によって瞬く間に展開される。名工ダイダロス、魔女パーシパエーにより、物理的にも神秘的にも極めて強固な構想の元に設計されており、各兵装のための動力炉も備え付けられているため、一度展開すれば維持リソースを気にする必要はない。また、小型量産化されたタロスが配置されており、凡百のサーヴァントではランサーに辿り着くもできずに敗北することになるだろう。
『万雷の喝采に迎えられる王の槍 (アステリオス・アコンティオ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:100
ランサーが母より受け継いだ神授の投槍。投げてもなくならないとされ、その解釈は手元に戻るとも、無限に複製されるとも。
ここでは、主神ゼウスの雷霆を模した無限の投槍とする。上記の浮遊宮殿の兵装の一つとして組み込まれており、起動すれば雷速にして雷威を纏う神鉄槍が対象に向けて無数に放たれることになる。
『汝、星を裂く雷霆 (デストロイウェポン・ケラウノス)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:500
主神ゼウスの雷霆の再現を試みた島嶼破壊機構。上記の投槍を集束して放つブロークン・ファンタズムであり、一度使用すると浮遊宮殿も含めてしばらく機能不全に陥るランサーの禁じ手にして奥の手。反動はランサーの霊基にフィードバックしているため、再度の真名解放で展開しても即時修復はされない。
【Weapon】
『青銅兵』
青銅巨人タロスを小型量産化したオートマタ。一体でC級英霊並みの性能とされる。
『各種兵装』
なんでもある。ミサイル、ビーム、レーザー、光学迷彩、自動修復、区画移動型防衛機構 (ラブリュントス)など。>>216
【解説】
ギリシャ神話に名を残す偉大なる王、「ミノス」。その異霊。神性を還し、人として王となった存在。
本来のミノスは、賢君たる神牛王と暴君たる蛇蝎王の二面性を備えた神話の舞台装置の如き人物である。蛇蝎王の側面が最初に表れたとされるのが、王位継承に際して海神ポセイドンを怒らせた事件だ。ポセイドンがミノスの王位継承を認める証として贈られた牡牛に魅入られたミノスは、王位継承とともに神に還すべきその牡牛を手元に置こうと画策したとされる。異霊の起点もまた、ここにある。
牡牛とはすなわち、ミノスの父、主神ゼウスの象徴である。これを天に還すことは、ミノスが神性を放棄することを意味した。本来のミノスは、神性なき王権を危ぶみ、あるいは、父との繋がりの証を惜しみ、牡牛の返還を拒んだ。しかし、異霊において、ミノスは神性を放棄し、人として王位を継承した。絶対者ではなく、代表者としての王となったミノスは、ラダマンテュスをはじめとした多くの賢臣忠臣の言葉を聴き、より善く国を治め、クレテ島をギリシャの絶対的な中心国家に押し上げた名君、栄光王ミノスとなった。
このもしもの可能性において、怪物ミノタウロスは将軍アステリオスとして生まれ、昏き迷宮ではなく輝く宮殿が建造されるのだ。しかし、神代に生きたミノスは何度繰り返そうと同じ選択をするだろう。異霊の物語は、英霊の身となってからでなければ始まることはないのだから。「王様、宮廷の皆様方、私はこうお願いしたいのです。
どうか今後もラ・コート・マル・タイユとお呼び下さい。
ケイ卿が名付けてくださった名で呼ばれたく存じます」
【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ブルーノ・ル・ノワール(ラ・コート・マル・タイユ)
【性別】男性
【身長・体重】152cm・50kg
【属性】秩序・善
【副属性】地
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷D 魔力E 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:A(C)
外套の内を染める父の血と、黒い楯の加護により向上。
事実上、現代の魔術師ではブルーノを傷付けられない。>>219【保有スキル】
唸るケモノ(■■■■サント):-
「不格好なコート、とは全く貴方にお似合いの名前ね!
ついて来る気ならその皮膚がコート同様ズタズタになる事を覚悟なさい」
生前に妻となった乙女が同時に現界する。戦闘力は持たないが、
ブルーノが無事である限り自己保存めいた生存能力を発揮する。
無冠の武芸(マルディサント):-
「何をしているの? 道化の他はとても相手にできないのですか?」
罵詈雑言の乙女が事ある毎にボロクソ罵って来る。
それを聞いた第三者からは剣と槍のランクが実際より一段階、
騎乗に関してはスキル自体を持っていないように見える。
真名が明らかになると、この効果は消滅。
なお罵りの対象はなにもブルーノには限らず、
対話・交渉時には著しいマイナスとなる可能性がある。>>220
心眼(ビアンペサント):B
思慮の乙女はうら若き彼には到底『黒い楯の冒険』を成し得ないと感じていた。
過小評価かと言えば、繰り返しランスロット卿に助けられた訳で、正解である。
心眼(偽)に近い、直感・第六感による危険感知。
乙女の勘に由来する能力であり、非戦闘時にも適応するが
心眼(偽)のような視覚妨害補正への耐性は備わっていない。
竜頭城は斃れず(ボーヴィヴァント):B
双方地に足をつけての対戦時、行為判定に有利な修正。
練達の騎士ブレオベリス卿(ランスロットの従兄)や
パロミデス卿(トリスタンの友にして恋敵)も恐れた徒歩戦の強豪。
兄弟の仇となった湖の騎士と引き分けた、とする物語もあるという。
乙女が持つ三つ目の名、結婚後に用いられた呼名が伏されている限り
『美しく活力に溢れた者(ボーヴィヴァント)』の恩恵を受ける事ができ、
乙女側の真名完全看破に至るまでは戦闘続行効果が複合されている。
ブルーノ当人は与り知らぬ、妻からのこっそり支援。>>221
【宝具】
『勲し示す闇中の白(ブランエノワール)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
剣を握る白い手が描かれた、大きく黒い楯。
新米騎士ブルーノが挑んだ至難の探求『黒い楯の冒険』、そのキーアイテム
……物語中、探求の意義も楯の意味する所も、一言も語られないのだが。
冒険を通して所有者の力量を測る、選定の力を持つ品である。
一応の『黒い楯の冒険』達成者であるブルーノは、楯の真の力と共に
楯が内包する白剣を引き出して駆使する事が可能となった。
純粋な防御数値に加えて回避率と武器防御率が向上、
加えて防御・回避に成功する度に剣の攻撃力が上昇していく。
【Weapon】
『金地の外套』
仇討ちを果たした彼にはもうこれを着続ける理由は無い …が着ている。
ラ・コート・マル・タイユの呼名と共に、単純に愛着があるようだ。
相変わらずサイズは合っていないが、裂け目は妻の手で繕われている。>>222
【解説】
円卓の騎士の一人、黒のブルーノ卿。同じく円卓のディナダン卿の弟。
同じ名を持ちウーサー時代~アーサー治世初期にかけての有力騎士であった
『恐れ知らずの秀れた騎士(ボン・シュヴァリエ・サン・プール)』の子。
『無名の美男子』タイプに近い、口の悪い乙女を連れた初冒険をするが、
彼の場合は身許も名前(本名)も知っていたし、周囲に名乗ってもいた。
ガレス卿の初冒険との類似性でも知られるが、ガレス(であるところの、
匿名青年)到来時の会話から、作中時期ではブルーノが先達である。
Fate世界においては、ライオネス婦人の身を賭けた『危険な城』の試合で
ガレスに敗れた一人として名を挙げられているのみ(2025年1月現在)。
父親の遺品である、美しい金色の布地をした外套を纏って宮廷に現れたが、
その品は彼の身の丈に合っておらず、またズタズタに切り裂かれてもいた。
彼の父は眠っている所を仇敵に殺され、その時に外套は切り裂かれたのだ。
不似合いな事を承知の上で、仇討ちを果たすまでこれを着続けると彼は言う。
『だぶだぶコート(ラ・コート・マル・タイユ、不適切/不似合い な外套)』
とケイ卿はからかいを込めて彼を呼んだ。>>223
ラモラックやガヘリスは彼を評価し、王は翌日に彼を騎士に叙すると決める。
だが早朝、王と騎士の多くは牡鹿発見の報を受けて狩りに出かけてしまった。
その留守中、石塔に飼われていた獅子が逃げ出して王妃らのいる方へ突進し、
残っていた王妃付きの十二騎士が逃げ出す中で、ブルーノだけが留まった。
「よくわかったよ、『臆病者の騎士は誰も死なない』ってね」
彼は剣を抜いて単身獅子に挑み、見事討ち果たした。帰還した王は彼を激賞、
「気高く忠実にして有言実行の者である」と語り、予定通りに騎士とした。
同日、黒い楯を持った乙女が現れ「この楯の持ち主だった騎士が重傷を負い、
自らの冒険を引き継ぐ騎士を求めて私にアーサー宮廷行きを命じた」と語る。
真っ先に楯をとったケイ卿は乙女に拒否され、それからブルーノが進み出て、
乙女マルディサント(『罵る者』)とブルーノの『黒い楯の冒険』が始まる
―――が、既存僕鯖ブルーノで何度も語られているので割愛する。
初冒険でランスロットに多大な恩を受けた者として語られた訳だが、何故か
マロリーの物語においては不義発覚後の彼の一派へ助勢する事は無かった。
イタリア系物語の中には、不義現場ガサ入れに兄弟(ディナダンではない)が
加わっていてランスロットに殺され、以後彼を仇敵としたものがあるという。「ただそこにあるだけで害悪となるのなら、おまえはそれを邪悪だと罵るか?」
【元ネタ】ギリシャ神話、星座の神話
【CLASS】セイバー
【真名】カルキノス
【性別】男
【身長・体重】173cm・67kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:A 耐久:EX 敏捷:C 魔力:C 幸運:B 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
現代の魔術師には傷付けられない。
騎乗:EX
ヒュドラに乗ることができる。
忘却補正:EX
本来はアヴェンジャーのクラススキル。セイバーの種族はーー。>>225
【保有スキル】
頑健:EX
甲殻を有する幻想種であるセイバーは、生まれついての特別な頑健さを有する。ヒュドラの毒さえも効かず、唯一の友として寄り添った逸話がスキルとなったもの。
勇猛:EX
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。セイバーは友のためにこそ奮い立った怪物の守護者と言えるため、守護騎士スキルを複合する。
驢馬の嘶き:C
かに座の星々のなかには別の神話を紐付けられた二つの星がある。それぞれに北のロバ、南のロバを意味する名を与えられたこの星々は、ディオニュソス、ヘファイストス、サテュロスを乗せてギカントマキアに向かったロバたちだとされる。このロバたちの嘶きはギガースたちを恐れ慄かした、この功績をもってディオニュソスは彼らを星とした。
セイバーにとっては、なんとなく戦意が昂揚するらしい。目を閉じて耳を澄ますと聞こえてくるとのこと。
【宝具】
『奮い立つ勇気の剣 (マルミアドワーズ・アクベンス)』
ランク:EX 種別:対霊宝具 レンジ:1〜3 最大捕捉:1
後世において、大英雄ヘラクレスが振るったと箔付けされた巨剣の銘を刻んだセイバーの鋏がカタチを変えた宝具。アクベンスとは、爪を意味するかに座の星の名の一つ。
セイバーの決意に呼応してランクと性能が強化される心象兵装(独自設定:固有結界の亜種)。セイバーに迷いがなければ、概念のような形なきものさえも断ち切ることができる。その由来はーー。
『女神の加護 (ゴッデスブレス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
女神が授けた加護の宝具。セイバーは不死の祝福を備える。神性を持たない全ての攻撃を遮断、持っていたとしてもCランク以下の攻撃はダメージを削減する。ただし、生前の死因から胴体を踏まれるとこの宝具を失う。なお、蹴るだけではダメ。その由来はーー。>>226
【Weapon】
『巨蟹の鎧』
どことなく蟹っぽい鎧。
『ヒュドラ』
必ず一体が共に戦う。レルネーに共に棲んだ個体ではない。
【解説】
ギリシャ神話にて、大英雄ヘラクレスの試練に登場する化け蟹、「カルキノス」。
レルネーの沼のヒュドラの唯一の友とされ、ヘラクレスがヒュドラを退治するとき、友の危機に勇ましく助太刀するも敢えなく英雄に踏み潰された。その勇敢を讃えた女神ヘラによって、友たるヒュドラとともに夜空に輝く星座の一つとなったとされる。
その正体は、冥河に棲まう沢蟹。忘河レーテーの水底に堆積する記憶を喰らう掃除屋である。忘河に棲まうが故に忘却補正を持ち、冥河に浸るがためにアキレウスの如く不死性を備え、記憶を喰らうがためにその鋏は霊を断ち切ることができる。『奮い立つ勇気の剣』は何でも斬れるのではなく、形のないものを断ち切ることこそが本来の用途である。故に、紛れもなく霊の一種である英霊、サーヴァントもまた問答無用で断ち切ることができる。彼らがどのような無敵の逸話を持とうとも、その逸話の記憶ごと断ち切ってしまえるのだ。
カルキノスは、そのような幻想種として生まれながらいつの間にか地上へと迷い出た個体だった。冥界の魔物である彼にヒュドラの毒は効かず、故にこそ偶然に出逢ったレルネーの沼のヒュドラと必然的に友となった。喰らい得た記憶の断片を話の種として、2匹の怪物は穏やかな時を過ごした。2匹は、ヒトを襲ったことなどなかった。ただ、ヒュドラの毒気は土地を汚染し、ヒトの住めぬ世界をつくってしまう。それが開拓を求めるヒトとぶつかり合う理由となった。
【コメント】
リメイク鯖。かなり強くした。冥府属性は、中国でのかに座の逸話が元。【元ネタ】北欧神話、『ヴォルスンガ・サガ』『ベーオウルフ』
【CLASS】セイバー
【真名】シグムンド
【性別】男性
【身長・体重】175cm・69kg
【肌色】白 【髪色】黒 【瞳色】青
【外見・容姿】精気溢れる眼をした黒髪の若武者、毛皮の外套を羽織りチェーンメイルを着ている。
【地域】北欧
【年代】神代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・神性・王・愛する者
【ステータス】筋力:B 耐久:A+ 敏捷:A 魔力:B 幸運:D 宝具:A+>>230
【保有スキル】
ヴォルスングの勲:A
強力な勇士であり、ヴォルスング一族の血を色濃く有していることを示すスキル。
「勇猛」スキルの効果を含む複合スキル。
頑健:A+
人並み外れた頑健さを持つシグムンドには一切の毒が効かなかったという。
耐久パラメーターをランクアップさせ、攻撃を受けた際のダメージを減少させる。
複合スキルであり、対毒スキルの能力も含まれている。
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
神性:B
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。
シグムンドはワルキューレ、フリョーズの子であり大神オーディンの玄孫である。>>231
【宝具】
『宿命の烈日(ウィルド・ソウェイル)』
''ランク:A+ 種別:対人・対城宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人''
アーサー王伝説におけるカリバーンの原型にあたる王を選定する剣であり、かの星の聖剣と双壁を成す太陽の魔剣。
オーディンによって授けられたこの剣は王を選定すると同時に栄光、嫉妬、破滅、宿命をもたらす稀代の武器だったという。
運命の女神ノルンの加護を宿しており、神性あるいは神造兵装を持たない者からの攻撃を無効化、例え神性を有していたとしてもそのランクがB以下であればダメージを半減する。なお、神そのものからの攻撃に対してはこの効果は発揮されない。
この事からシグムンドを倒しうるのは神性か神造兵装を有する者、すなわち大英雄と呼ばれるような一握りの英雄に限られる。
真名解放を行うと刀身が陽光の如き輝きを放ち太陽剣の本領を発揮、その黄金の刃はあらゆるものを熔断する。
『邪竜の黄昏(グラム)』
''ランク:B++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人''
魔剣新生。
『宿命の烈日』が砕かれる、あるいは自らの意思で砕いた時初めて使用可能になる第二宝具。
この時、剣に宿るノルンの加護は失われるが竜殺しの特性を得て新たな魔剣が誕生する。
その名をグラム。邪竜ファヴニールを殺した伝説の魔剣である。
叙事詩『ベーオウルフ』においてシグムンドは竜殺しの英雄として登場することからこの宝具を獲得している。>>232
【Weapon】
『無銘:手斧』
【解説】
選定の剣に選ばれし北欧の大英雄シグムンド。
ヴォルスンガ・サガに語られるヴォルスング王の十人の息子の長男。双子の妹にシグニューがいる。
シグムンドとシグニューはあらゆる点で他の子供たちに勝り、また美しかった。
ある時ガウトランドの王シッゲイルがやってきてシグニューに結婚を申し込んだ、ヴォルスングと息子達はこの申し出を歓迎するがシグニューは乗り気ではなかった。シグニューは自身に関する事柄を父が決めていたのだから、結婚の件もこれまでのように決めてくれるように父に頼んだ、そしてヴォルスングの決定によりシグニューはシッゲイルと結婚することになった。
そして結婚式の日、盛大な宴が開かれている館に誰も知らない帽子を目深に被った片目の老人がやってきた、老人の正体はオーディンで手にした剣を館の中心に聳える林檎の樹(バルンストック)に深く突き刺すとこう言った「この剣は、抜き取ったものに与えよう。その者は、これに勝る剣を一度も握ったことがないことを知るであろう」
シッゲイル王を始めその場にいた者は次々と剣を抜こうとするが誰も剣を引き抜くことは出来なかった。しかしシグムンドはその剣を容易く引き抜いてみせた。
剣は太陽のごとき輝きを放っていた、それがあまりに見事だったため剣を欲したシッゲイルは剣の三倍の黄金と交換することを提案するがシグムンドは「剣を引き抜けなかった者にこの剣を持つ資格はない」と断った。
シグムンドの物となったオーディンの剣にはノルンの加護が宿っておりシグムンドは戦場で傷付くことがなかった。
一方シッゲイルはシグムンドの言葉に怒り、仕返しを計画していた。
翌日シッゲイルは帰国した。通常身分の高い人物の結婚式は一週間ほど続くものだったためシッゲイルはこの非礼の埋め合わせをしたいと、ヴォルスング王達を三ヶ月後ガウトランドに招待しヴォルスング王もこれに応じた。>>233
一族の中でも特に強い予言の力を持つシグニューはシッゲイルの招待がヴォルスング王を陥れる計略だと見抜いていたがヴォルスング王と十人の息子達はガウトランドに向かう。
ガウトランドに到着したヴォルスング達はシッゲイルの軍勢と激しい戦闘になりヴォルスング王は戦死、十人の息子達も全員捕らえられてしまう。
シグニューは兄弟達を直ぐに殺さないように夫に頼み込み、森の中で兄弟達は丸太に繋がれた。しかし毎晩一匹の狼がやってきてシグムンドの兄弟を一人づつ食い殺していった、その狼はシッゲイルの母親が変身したものだとされる。
最後に残ったシグムンドはシグニューの助けもあり、狼の舌を噛み千切り殺 すことが出来た。
その後シグムンドは森の中に地下室を作りそこで暮らした。
十数年後、魔法で姿を変えたシグニューとシグムンドの間に生まれた息子のシンフィヨトリは父親と共にシッゲイルへの復讐を遂げるが、シグニューはシンフィヨトリの出生の秘密を明かすとシッゲイルと共に燃え盛る炎の中で焼死する。
さらに時は流れ、老齢になったシグムンドはエイリミ王の娘ヒョルディースがあらゆる女性の中で最も美しく聡明で自分の妃にふさわしい女性であるという評判を聞き、エイリミ王を訪ねる。
そこには自身と同じ目的を持った王リュングヴィ王も到着していた。
2人のうちいずれかを選ぶよう父にいわれたヒョルディースはより優れた王としてシグムンドを選んだ。リュングヴィはこれを恨んで、シグムンドに宣戦布告した。
老齢のシグムンドは常に兵の先頭に立って激しく戦い、何人の者がシグムンドの手によって斃れたか知る者はおらず、シグムンドは返り血によって両手が肩まで血にまみれていた。
戦況はシグムンドの軍が優勢だった、しかし戦場に現れたオーディンが槍でシグムンドの剣を折ったことでノルンの加護を失い、形勢は逆転する。
無敵を誇ったシグムンドもついに斃れ、ヒョルディースに剣の破片を託し、この剣はいずれグラムと呼ばれるだろうと告げて息絶えた。>>234
【人物・性格】
野性的な荒々しさの中に気品の漂う美丈夫。
シッゲイル王との戦いで家族を失う以前の姿を自分の全盛期として現界していることから精神が肉体に引きずられて若干血の気が多くなっているが基本的には誇りと名誉を重んじる真面目な人物。
目の前で大切な人を失うことがトラウマになっておりマスターを大切な人と認めたならばシグムンドは命を賭してでも守り抜こうとする。
聖杯にかける願いは生前得られなかった「家族との平穏な日々」つまり人生のやり直しだが、例え聖杯を得られなくとも「強敵と心ゆくまで武を競えるならそれも悪くない」と思っているため勝とうが負けようが本人は満足、大切な人に出会っていた場合はその人を守ることが優先事項となる。
戦闘では規格外の耐久力を誇ることから相手の攻撃を回避せず真っ向から受け止め、太陽剣を振るい一刀の元に切り伏せるという豪快な戦法を好む。
但し相手が神性や神造兵装を持っていた場合を考慮して急所では受けないようにして、すぐさま反撃の一撃を叩き込めるようにしている。
イメージカラー:夜明け前の空
特技:剣術
好きなもの:家族、宴会
嫌いなもの:シッゲイル、狼
聖杯について:家族と平穏な生活を送る。
天敵:オーディン
【一人称】僕(やつがれ) 【二人称】汝、貴殿、呼び捨て 【三人称】彼、彼女>>235
【因縁キャラ】
シグルド:息子にして魔剣の継承者
「その武勇、汝はまさしくヴォルスング家の勇士だな」
シンフィヨトリ:一人目の息子、誰より救いたい者
「すまない息子よ、僕が汝の人生を狂わせた」
ボズヴァル・ビャルキ:直接の面識は無いがオーディンに剣を折られた者繋がり
「宿命を受け入れた僕は貴殿の目にはどう写る?」
【コメント】
お題:北欧のサガの英雄
シグムンドの宝具名と言えばバルンストックみたいになっているのでバルンストックからの脱却がテーマ>>228
【元ネタ】ギリシャ神話、星座の神話
【CLASS】バーサーカー
【真名】カルキノス
【性別】オス
【体高・体重】137cm・173kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:A++ 耐久:EX 敏捷:B 魔力:B 幸運:D 宝具:EX
【クラス別スキル】
狂化:EX
本来は理性と引き換えにしてステータスを強化するクラススキル。バーサーカーは、魔物の性質の反転により、より人間らしい言動になったように見える。しかし、愛する友のためならば、決して退くことをしない。
忘却補正:EX
忘河レーテーに棲まう幻想種ゆえの耐性。
【保有スキル】
天性の魔:A
冥府の魔物に生まれついたことを示すスキル。
頑健:EX
生まれついての頑健さ。冥府の魔物ゆえに、ヒュドラの毒さえも効かない。
勇猛:EX
その勇気の裏にあるはずの恐怖は狂気に呑み込まれた。しかし、それでもバーサーカーは怪物の守護者である。>>237
【宝具】
『汝、死を導く冥河 (デスブリンガー・レルネー)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:99
バーサーカーが友ともに棲まった沼地を心象風景として展開する固有結界。冥府の魔物であるバーサーカーの属性より、この宝具もまた冥府、特に忘河レーテーの性質を重ねる。取り込まれた対象は、毒気に衰弱しながら、さらに、バーサーカーの存在を忘れていってしまう。バーサーカーの鋏は、慮外の一撃となって敵を断つ。
【Weapon】
『肉体』
バーサーカーは、化け蟹としての本性を表し、人間体に変化することもない。
【解説】
かに座の英雄「カルキノス」が魔物としての本性を曝け出した姿。セイバーのときは、女神の加護の元に人間体に変化していたらしい。
バーサーカーに曰く、冥河に浸るが故の不死性は生前に友であるレルネーの沼のヒュドラに譲り渡したと言う。ヘラクレスも地中深く封じるしかなかったというヒュドラの不死の首は、不死の祝福がヒュドラに馴染む前にヘラクレスが断首したためのカタチ。再生ではなく無敵による不死性であったがためのエラー。なお、ヒュドラの再生能力はこの経緯通りなら自前の能力なのだろう。
あるいは、女神の加護を有するセイバーのカルキノスは、名を借りた別の誰かなのかもしれない。【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】テメロッソ・エル・ドラゴ(フランシス・ドレイク)
【性別】男
【身長・体重】172cm・65kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:C 耐久:B 敏捷:A 魔力:D 幸運:EX 宝具:A+
【クラス別スキル】
狂化:EX
通常の対話能力に問題はない。ただし、勝ち負けに拘らず、一度始めた勝負を降りることがない。
【保有スキル】
無辜の怪物:EX
世界一周を成し遂げた船乗りのイギリスの英雄であるとともに、それまで海洋の支配権を握っていたスペインの無敵艦隊を討ち破ったスペインの悪魔でもある。
帆布のような翼、錨のような尾先の尻尾など船と融合した悪魔のような容姿の男に変質している。船名のためか鹿のような角も生やしている。
嵐の王:A+
バーサーカーは、欧州に広く知られた伝承「嵐の夜」を率いるモノの1人として紹介される。
特に魔力放出、カリスマなどを含む複合スキル。
星の支配者:EX
星の開拓者の変質したスキル。神殺し、王殺しの特性。無敵艦隊の轟沈は、イギリスを新たな世界の冠として広く知らしめた。
古き秩序の零落、新しき秩序の勃興。人類の功罪を象徴する我儘な性格。>>239
【宝具】
『黄昏の咆哮 (ゴールデン・トランペッター)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:20〜40 最大捕捉:船舶換算20隻
「審判の日を知らせる喇叭が聞こえるか?」
無辜の怪物によって大砲などの兵装とも融合しているらしいバーサーカーの咆哮型魔力放出攻撃。平たく言えば、竜種のブレスとほぼ同じ。
無敵艦隊を討ち破ったバーサーカーのそれは、対象の隆盛具合が大きいほど威力も高まる特性を備える。また、鹿の角が排気孔みたいなものなのか、角笛のように独特の音が響き渡る。
バーサーカーが用いたとされる火船という戦法は、火牛の計に似る。一方、ギリシャ神話に見られる黄昏の島エリュテイアは赤い牡牛の群れが飼われている。また、エリュテイアという名のニンフはアーサー王が眠る島アヴァロンのモデルとされるヘスペリデスの園に暮らす1人である。あるいは、この宝具にはそのような神代の神秘から拾われた原型があるのかもしれない。
【Weapon】
『肉体』
無辜の怪物により変質した悪魔の肉体。海の危険として、鮫肌などの生物的特徴も見られる。>>240
【解説】
世界一周を成し遂げた星の開拓者、「フランシス・ドレイク」。そして、スペインの無敵艦隊を討ち破った悪魔、「テメロッソ・エル・ドラゴ」。
此度の召喚にバーサーカーとして応じたテメロッソは、スペイン側からの悪名によって無辜の怪物スキルを背負っている。ライダーと異なり、史実通りの男性として、そして、それ以上に現実にはあり得ない悪魔としての姿に変質してしまっている。
「太陽の沈まぬ国」と渾名されたスペインを事実上瓦解させた、『太陽を落とした悪魔』。それこそがこの霊基の核である。
さらには、アーサー王と同一視され、ワイルドハントを率いる嵐の王と信じられたバーサーカーは、冠位資格を認められている。
【因縁】
ライダーのドレイク:
特に相性が悪いとかはないはずである。必ず分け前で揉めるが。
テスカトリポカ:
グランドバーサーカー候補。暗黒の太陽ともされる全能神は、勝者も敗者も戦士であれば讃える。バーサーカーにとって、験担ぎにちょうどいい神様。
ポセイドン:
バーサーカーの霊基であろうと、海を征した英雄であることに変わりはない。それどころか、こちらの方が相性が良いまである。真名当て失礼します
【元ネタ】⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎神話、⬛︎◼️⬛︎⬛︎⬛︎神話等
【CLASS】ビーストⅥ
【マスター】ヒト型実体
【異名・別名・表記揺れ】⬛︎⬛︎の⬛︎⬛︎
【真名】⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎・⬛︎⬛︎⬛︎
【性別】女(可変可能)
【身長・体重】167cm・60kg
【容姿】黒髪に白い肌をした美女。非戦闘時にはロバを連れている。
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:A 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
単独顕現C
単体で現世に現れるスキル。単独行動のウルトラ上位版。また、このスキルは“既にどの時空にも存在する”在り方を示しているため、時間旅行を用いたタイムパラドクス系、即死系等の攻撃を無効にする。このビーストはヒト型生命体による召喚が行われた場合低確率で顕現する。
獣の権能B
対人類、とも呼ばれるスキル。死の概念を内包する生命体に対して有利に作用する。>>242
ネガ・フィーフEX
信仰されながらにして自他不信に陥った成れの果ての獣。確固たる信条、信奉を持つ者からの攻撃をキャンセルし思考に制限をかける。
FGOでは対象に一部コマンドカード選択不能+スキル封印。またクラス相性でもフォーリナー、バーサーカーに不利、ルーラー、アヴェンジャー、アルターエゴに有利。プリテンダーには互いに不利、ムーンキャンサーとは互いに有利を取る。
女神の神格C
完成した女神であることを現すスキル。精神と肉体の絶対性を維持する。精神系の干渉をほとんど緩和し、肉体の成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。しかし下記のスキルやビーストになった経緯から大幅にランクダウンしてしまっている。
騎乗A
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣、果ては竜種まで乗りこなせる。
【保有スキル】
⬛︎⬛︎の⬛︎⬛︎ B
他者が望んだ偶像へ姿やステータス、幾つかのスキルを振り直すスキル。変転の魔、変容等の複合スキル。
今回ビーストとしてある程度固定化されている為ランクダウンしている。その代わりどこが出展なのか分からないような姿まで網羅しており幅広さに事欠かない。
千里眼EX
⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎の千里眼は過去と未来を見通すという。最高位の魔術師の証たる「世界を見通す眼」。
⬛︎⬛︎の統治者 A++
カリスマの派生スキル。二柱の主神を引き摺り下ろし、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎信仰に真正面から対抗できるだけの⬛︎⬛︎⬛︎を集めた彼女の逸話をスキル化したもの。
⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎は望むなら凡ゆる手段を用いて戦略的にクーデターを成功させる。>>243
【宝具】
『⬛︎⬛︎の⬛︎⬛︎』
ランク:B- 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
ビーストの異名にもなった多種多様な神話が宝具となったもの。
攻撃される度にその攻撃に対する耐性と模倣能力を得る。これにより得た能力は無限にストックでき、スキルで自在にオンオフの切り替えが可能。
そもそも攻撃を与えられる存在が限られる為目立つ事はない。
『圧政への掃討』
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
普段は色んな形に変えて忍ばせ、宝具解放すると二本の雷霆へ変化し敵を八つ裂きにするまで屠り続ける。
【Weapon】
支配下の⬛︎⬛︎をはじめとした精霊を召喚する他、⬛︎◼️⬛︎⬛︎◼️⬛︎や⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎に騎乗して戦う。
『女神の弓矢』
参考にした女神達の要素が偶然にも弓使いが多かったのでそれっぽく真似している。つまりファッション。
『二振りの棍棒』
使い手の意思により様々な形をとる。>>244
【解説】
様々な神話で語られる⬛︎⬛︎の⬛︎⬛︎。元は⬛︎⬛︎⬛︎◼️⬛︎神話に伝わる愛と豊穣を司る神。⬛︎◼️⬛︎⬛︎⬛︎の⬛︎⬛︎◼️⬛︎⬛︎とも呼ばれ、かつて⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎も崇めたとされる。
過去と未来を見通す千里眼に加え見識に富んでおり請われれば智慧を惜しみなく授ける。⬛︎⬛︎神話の真相を知る数少ない人物。
人々が神に縋る限り、助けを求める限り⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎の耳にその声は届き続ける。
始まりは小さなお願いだった。願いは戦争や事業の成功と他国にも影響を与えるまで成長し、やがて人民は試練を自力で乗り越えず、神の奇跡に縋り、彼女もそれに応えてしまった。
それを以て彼女のクラスは以下に決定された。
統治者の女神なぞ偽りの名。
誰よりも望まれ、人類史を最も簒奪し続けた大災害。
その名をビーストⅥ。七つの人類悪のひとり、『転嫁』の理を持つ獣である。
余談だが、このビーストが発生し成長しきる頃にはムーンキャンサーが高確率で発生する上一定の割合で共存してしまう。運が良ければ敵対してくれるが勝った方が我々の敵になるだけなので、遅くなればなるほど手に負えないので放置は厳禁。
所業:自力で成長するべき人類を妨げ、未成熟のまま腐らせる。
愛:他者から望まれるがままに物を与える鍾愛。>>245
【人物・性格】
一言で言えばメンヘラ。
人当たりが良く優しい人物に見えるが、長期間に渡り接触し続けるとこれ程なく差別家、冷徹な印象を受ける。
手を伸ばされたら掴んでしまう我が身を顧みない善性が、不出来を咎めず許容してしまう悪性へ裏返った。
また正常時と比べオルタは自発性の低下が顕著に現れ、自身の幸福を否定するまでに至っている。
ただ元と一貫して「自分が何者なのか自力で定義できない」点は変わっておらず成長が見られない。奉仕癖では済まされず、好きになった相手を高確率で共依存にさせる悪癖がある。
許すのは何も望まないから。
黙るのは助けるしかないから。
のは疲れてしまったから。
だって、「ヒト」は無駄な生き物(そんなもの)だから仕方ない。
嫌な物事は押し付け、いい所だけ持ち去っていく。消費を繰り返して/そうやって「ヒト」は成長したのだから。
そんな諦念に満ちている。
それでも、迷子の子供を手助けしてしまう優しさが拭えない自分にも嫌気がさしている。
━━貴方もいつかは私の首を掻き切るのでしょう。ね、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎。>>246
【因縁キャラ・一部台詞あり】
⬛︎⬛︎⬛︎、⬛︎⬛︎⬛︎
かつての夫達。⬛︎⬛︎⬛︎とは夫婦というより戦友に近い関係性だったが、金星の⬛︎神⬛︎◼️⬛︎⬛︎とは⬛︎⬛︎⬛︎の死後に結ばれたと語る。
力量不足から⬛︎◼️⬛︎⬛︎が冥界と地上の王になった際に同行した事が切掛で人類史最初の「堕天」が発生した。
⬛︎⬛︎=⬛︎⬛︎⬛︎
一時は天地も支配した竜神。
対の存在である彼女に惹かれていたが、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎は素っ気なくされている。余談だが、彼女が召喚するレヴィアタンは⬛︎⬛︎=⬛︎⬛︎⬛︎の従者ともされている。
⬛︎⬛︎⬛︎
⬛︎⬛︎⬛︎の父。同じ悪魔扱いされた物同士ではあるものの、スタンスの違いからそこまで仲は良くない。
「魔に堕ちたか、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」
⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎
本名⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎。⬛︎⬛︎⬛︎の寺院で彼女と遭遇したと言い伝えられている対抗⬛︎⬛︎。
「貴方に伝えなければならない事がある」
『勝手に野垂れ死んだのは貴方でしょう?』>>247
イシュタル
自分にも少し似ているが、それよりも元夫の気配を感じ取ってしまい困惑している。
「はあ!?私は女神だっつーの!!」
カーリー
シンパシーを少し感じてる。それはそれとしてカーリーの名を少し借りた事はすまないと思っている。
⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎(⬛︎)
マイルームにて見た目が不思議なくらい⬛︎◼️⬛︎⬛︎に似ていると指摘する。
こんな感じです
不備あればそこは申し訳ない>>249
名前は違うけど大体合ってますね
【元ネタ】旧約聖書、エジプト、フェニキア
【CLASS】ビーストⅥ
【マスター】ヒト型実体
【異名・別名・表記揺れ】異教の女神
【真名】アスタルト・オルタ
【性別】不定
【身長・体重】167cm・60kg
【容姿】黒髪に白い肌をした美女。非戦闘時にはロバを連れている。
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:A 魔力:A 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
単独顕現C
単体で現世に現れるスキル。単独行動のウルトラ上位版。また、このスキルは“既にどの時空にも存在する”在り方を示しているため、時間旅行を用いたタイムパラドクス系、即死系等の攻撃を無効にする。このビーストはヒト型生命体による召喚が行われた場合低確率で顕現する。
獣の権能B
対人類、とも呼ばれるスキル。死の概念を内包する生命体に対して有利に作用する。>>250
ネガ・フィーフEX
信仰されながらにして自他不信に陥った成れの果ての獣。確固たる信条、信奉を持つ者からの攻撃をキャンセルし思考に制限をかける。
FGOでは対象に一部コマンドカード選択不能+スキル封印。またクラス相性でもフォーリナー、バーサーカーに不利、ルーラー、アヴェンジャー、アルターエゴに有利。プリテンダーには互いに不利、ムーンキャンサーとは互いに有利を取る。
女神の神格C
完成した女神であることを現すスキル。精神と肉体の絶対性を維持する。精神系の干渉をほとんど緩和し、肉体の成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。しかし下記のスキルやビーストになった経緯から大幅にランクダウンしてしまっている。
騎乗A
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣、果ては竜種まで乗りこなせる。
【保有スキル】
変転の魔神B
他者が望んだ偶像へ姿やステータス、幾つかのスキルを振り直すスキル。変転の魔、変容等の複合スキル。
今回ビーストとしてある程度固定化されている為ランクダウンしている。その代わりどこが出展なのか分からないような姿まで網羅しており幅広さに事欠かない。
千里眼EX
アスタルトの千里眼は過去と未来を見通すという。最高位の魔術師の証たる「世界を見通す眼」。
第三の統治者A++
カリスマの派生スキル。二柱の主神を引き摺り下ろし、ヤハウェ信仰に真正面から対抗できるだけの崇拝者を集めた彼女の逸話をスキル化したもの。アスタルトは望むなら凡ゆる手段を用いて戦略的にクーデターを成功させる。>>251
【宝具】
『異教の女神(ピーガン・ゴッデス)』
ランク:B- 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
ビーストの異名にもなった多種多様な神話が宝具となったもの。
攻撃される度にその攻撃に対する耐性と模倣能力を得る。これにより得た能力は無限にストックでき、スキルで自在にオンオフの切り替えが可能。
そもそも攻撃を与えられる存在が限られる為目立つ事はない。
『圧政への掃討(アィヤムル・ヤグルシュ)』
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
バアルが工芸の神であるコシャル・ハシスに頼んで作らせた神殺しの兵器。バアルの宝具でもあるが、その武器で間接的にとどめを刺した事から使用権を有している。
普段は色んな形に変えて忍ばせ、宝具解放すると二本の雷霆へ変化し敵を八つ裂きにするまで屠り続ける。
【Weapon】
支配下の悪魔をはじめとした精霊を召喚する他、チャリオットやドラゴンに騎乗して戦う。
『女神の弓矢』
参考にした女神達の要素が偶然にも弓使いが多かったのでそれっぽく真似している。つまりファッション。
『二振りの棍棒』
「撃退」と「追放」と呼ばれる棍棒。使い手の意思により様々な形をとる。>>252
【解説】
様々な神話で語られる異教の女神。元はウガリット神話に伝わる愛と豊穣を司る神。フェニキアのイシュタルとも呼ばれ、かつてソロモン王も崇めたとされたが後に悪魔とされた。
過去と未来を見通す千里眼に加え見識に富んでおり請われれば智慧を惜しみなく授ける。堕天神話の真相を知る数少ない人物。
人々が神に縋る限り、助けを求める限りアスタルトの耳にその声は届き続ける。
始まりは小さなお願いだった。願いは戦争や事業の成功と他国にも影響を与えるまで成長し、やがて人民は試練を自力で乗り越えず、神の奇跡に縋り、応えてしまった。
それを以て彼女のクラスは以下に決定された。
統治者の女神なぞ偽りの名。
誰よりも望まれ、人類史を最も簒奪し続けた大災害。
その名をビーストⅥ。七つの人類悪のひとり、『転嫁』の理を持つ獣である。
「転嫁」の理。
所業:自力で成長するべき人類を妨げ、未成熟のまま腐らせる。
愛:他者から望まれるがままに物を与える鍾愛。>>253
【人物・性格】
一言で言えばメンヘラ。
人当たりが良く優しい人物に見えるが、長期間に渡り接触し続けるとこれ程なく差別家、冷徹な印象を受ける。
手を伸ばされたら掴んでしまう我が身を顧みない善性が、不出来を咎めず許容してしまう悪性へ裏返った。
また正常時と比べオルタは自発性の低下が顕著に現れ、自身の幸福を否定するまでに至っている。
ただ元と一貫して「自分が何者なのか自力で定義できない」点は変わっておらず成長が見られない。奉仕癖では済まされず、好きになった相手を高確率で共依存にさせる悪癖がある。
許すのは何も望まないから。
黙るのは助けるしかないから。
だって、「ヒト」は無駄な生き物(そんなもの)だから仕方ない。
嫌な物事は押し付け、いい所だけ持ち去っていく。消費を繰り返して/そうやって「ヒト」は成長したのだから。
そんな諦念に満ちている。
それでも、迷子の子供を手助けしてしまう優しさが拭えない自分にも嫌気がさしている。
━━貴方もいつかは私の首を掻き切るのでしょう。ね、ナタナエル。>>254
イメージカラー:イエロー、シアン
特技:経理事務、竪琴
好きなもの:高評価
嫌いなもの:自己アピール(誇れるものが何も無い)
天敵:ヤハウェ、減点方式
願い:友達が欲しい、でも本音は愚痴というか結果報告を聞いてくれれば誰でもいい
【一人称】 私【二人称】 貴方、皆様【三人称】種族名呼び
【因縁キャラ・一部台詞あり】
バアル、アッタル
かつての夫達。バアルとは夫婦というより戦友に近い関係性だったが、金星の戦神アッタルとはバアルの死後に結ばれたと語る。
力量不足からアッタルが冥界と地上の王になった際に同行した事が切掛で人類史最初の「堕天」が発生した。
ヤム=ナハル
一時は天地も支配した海や川を司る竜神。対の存在である豊穣神アスタルトに惹かれていたが、アスタルトからは素っ気なくされている。余談だが、レヴィアタンはヤム=ナハルの従者ともされている。
実はこっそり小蛇になって腕に絡まり召喚時に紛れ込んでいる。アスタルトにはまだバレていない。>>255
ダゴン
元夫バアルの父。同じ悪魔扱いされた物同士ではあるものの、スタンスの違いからそこまで仲は良くない。
「魔に堕ちたか、アスタルテ」
バルトロマイ
本名ナタナエル。インドの寺院で彼女と遭遇したとされる。
「貴方に伝えなければならない事がある」
「貴方がもし本当に信じるに値する価値がある者に会えたなら、腹を割って話せばいい。貴方を治せる者はいない。でも貴方が抱えている問題に向き合ってくれる人がいたら、それだけで貴方は立ち上がれる」
『こんな事を言って勝手に野垂れ死んだ(置いて行った)のは貴方でしょう?』
イシュタル
自分にも少し似ているが、それよりも元旦那の気配を感じ取ってしまい困惑している。
「はあ!?私は女神だっつーの!!」
カーリー
シンパシーを少し感じてる。それはそれとしてカーリーの名を少し借りた事はすまないと思っている。
藤丸立香(男)
マイルームにて見た目が不思議なくらいアッタルに似ていると指摘する。>>257
ちなみにイメソンはこれですねYouTubehttps://youtu.be/EVZKRaD_zlc?si=7w9d6Pq0hSjpU4qI
SSとかも後でできたらwikiに載せようかな【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】バーサーカー
【真名】テセウス
【性別】男
【身長・体重】183cm・77kg
【属性】混沌・無
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:E 魔力:B 幸運:C 宝具:EX
【クラス別スキル】
無我:EX
狂化に代わるバーサーカーのスキル。忘却の椅子に座るバーサーカーは茫然自失状態にあり、平たく言えば記憶喪失である。召喚直後は身体の動かし方さえも忘れている。
【保有スキル】
模倣の怪物:A
バーサーカーは英雄を目指す旅路において、悪党を同じ方法で退治していた。すなわち、彼は善意の元で悪行を熟した。
たとえ、記憶を失おうともこびりついた何かがバーサーカーに怪物の如き振舞いを実行させる。
武芸応報:B
敵対する相手の武器を奪い、反撃に転ずるバーサーカーの逸話。記憶を失い、身体の動かし方さえも忘れたはずだが、反射的に実行する。
冥府の虜囚:B
生きながら冥府に囚われていたバーサーカーは、生死の境を曖昧にし死ににくくなっている。だが、それは何の救いにもなり得ない。それは冥府で受ける刑罰が本来なら未来永劫に終わりなきものであることを示すのだから。>>259
【宝具】
『自縄自縛の迷宮 (エレボス・ラブリュントス)』
ランク:EX 種別:迷宮宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
バーサーカー最大の後悔と冥府に囚われていた逸話が合わさりカタチを得た迷宮。迷宮奥深くにバーサーカーを拘束する自縛宝具で、引き篭もりによる時間稼ぎ、防衛戦としてしか使えない。
『未練の残照 (イケロス・ポベートール)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:7
冥府の神気が見せる悪夢の宝具。バーサーカーの後悔が生み出す、かつて退治した者たちの亡霊。基本的に身体の動かし方さえも忘れているバーサーカーに代わり、戦闘を行う。通常時は行動できる範囲や人数に制限があるが、上記の迷宮においてはその制限がなくなる。迷宮は冥府属性を持ち、迷宮内であればどこにでも、同一の亡霊であれ何人でも発生させることが可能。
【Weapon】
『忘却の椅子』
バーサーカーを縛る冥府の懲罰具。車椅子に調整されており、マスターが押すことで最低限の移動が可能。
【解説】
ギリシャ神話にて、生まれついての英雄、「テセウス」。ミノタウロスの迷宮踏破を最大の伝説とする男。
バーサーカーとして召喚されたテセウスは、かつて盟友ペイリトオスと共に冥妃ペルセポネを拐いに向かい、敢え無く冥王ハデスに捕まり罰を受けていた頃の姿をしている。
ペルセポネは、ハデスに攫われて冥妃となった。当時のテセウスにとってペルセポネは救うべき囚われの存在だったのかもしれない。迷宮奥深くに出逢った怪物の正体から受けた衝撃は、神代に生きた彼に神々さえも疑う動機を与えたのかもしれない。
「神のそばにあることは、本当に幸せなのか?」
しかし、ペルセポネは幸せに過ごしており、大きなお世話以外の何ものでもなかった。数年間、忘却の椅子に座る罰を受けたテセウスは、ヘラクレスの手により救い出され地上に戻る。しかし、アテナイの王座は既に奪われており、帰る場所を失った英雄はスキュロス島に身を寄せる。スキュロスの王は、非の打ち所のない英雄を見て王位を簒奪されるのではないかと疑心暗鬼に陥り、遂にはテセウスを崖から突き落とした。神々はその最後を憐れみ、神託によって英雄の遺骸は故郷アテナイに手厚く葬られたと云う。【CLASS】キャスター
【真名】グローア/Gróa
【性別】女性
【身長・体重】153cm・45kg
【スリーサイズ】B84/W56/H82(Eカップ)
【属性】中立・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力A+ 幸運A++ 宝具C
【保有スキル】
陣地作成:B
魔術師として自ら有利な陣地である「工房」を作り上げる能力。
道具作成:C
魔力を帯びた道具を作成する。グローアの作った道具は所持するだけで何故か癒しの効果があるらしい。巫女のルーン:A
北欧の魔術刻印・ルーンを所持。大神オーディンが見出した原初のルーンに通じる神秘があり、息子であるスヴィプダーグに施した災厄を退ける九つのルーンなどを保有する。
巫女のセイズ:A
北欧の巫女ヴォルヴァの魔術。ガンドと呼ばれる精霊を呼び出し、未来視・呪い・治癒といったあらゆる事象を引き起こす。グローアはセイズを用いて呪歌(ガルドル)で対象を癒す事が多い。
杖と機織り:A
巫女ヴォルヴァとしての魔術礼装。糸巻き棒の機能を持つ杖で、結び目を緩めれば味方を拘束から解放し、結び目を締めれば相手を拘束する魔術特性を持つ。また、ノルンの権能たる運命の織物を再現でき、予見した未来を固定する事が可能。
【宝具】
聖浄なる調べ、呪い歌はすべてを癒す(グローガルドル)
・ランク:C
・種別:対呪宝具
・レンジ:0〜99
・最大捕捉:1人
最強の霜の巨人フルングニルとの決闘で、雷神トールの額に突き刺さった砥石の破片を抜き取ろうとした聖歌が由来。
グローアの持つ治療宝具で、物理的な損傷、魔術による損傷・呪い・状態異常を無かった事にする逆行効果を持つ。
効力はレンジ内にまで及び、対象はキャスター自身が味方と判断した者のみに適応される。
しかし、唯一のデメリット(?)として、発動中に気が逸れてしまった場合、一時的にダメージは軽減されるものの損傷部位が修復しないままの状態になってしまう。よって歌の途中は邪魔にならないようにしましょう。
余談だが、歌っている最中のキャスターの周囲は、何故かゆるふわ空間と化してしまう。>>262
【解説】
北欧のスノッリのエッダである『詩語法』、古エッダである『スヴィプダグの歌』の第1部『グローアの呪文歌』に登場する巫女。
『詩語法』においてグローアは、霜の巨人フルングニルと戦った後、砥石の破片が額に刺さってしまった雷神トールの治療をする為に召喚され、癒しの聖歌をもって役割を遂行する。
癒しを与えたグローアに、トールは褒美として夫であるアウルヴァンディルの生存を告げる。その報告に感極まり、誤って癒しを中断してしまう。よって砥石の破片はトールに突き刺さったままとなってしまった。
『グローアの呪文歌』においてグローアは既に故人であり、息子のスヴィプダーグにより蘇生され、厄災を退ける九つのルーン施す。
【人物】
おおらかな雰囲気を持つ女性。ゆるふわママ。
巫女・魔女と称されるが、どちらも前に「癒し」が付く程に慈愛に満ちた人物で、魔術を施されなくとも無自覚に誰かを癒してしまうオーラが出ている。
ただし、それは非戦闘時の顔であり、ひとたび巫女に切り替わると神々と対等に対話するヴォルヴァの顔を覗かせる。
聖杯に託す願いは「アウルヴァンディルとの再会」。
現界した際、現代の書物、音楽のジャンルの広さに感銘を受け、暇さえあれば様々なジャンルを無節操に漁る。
【能力】
争いごとは好まず、極力戦いを避ける方針を取るが、戦えないという訳ではない。寧ろ北欧の巫女の立場から魔術師として高い実力を誇る。
あらゆる厄災を退けるルーン、ガンドを通してあらゆる事象を引き起こすセイズ、運命の織物をもって対象の未来を固定するノルンの擬似権能といった、リソースさえあれば何でもできてしまう典型的な神代の魔術師。>>263
【関連人物】
スヴィプダーグ
男でありながらセイズを躊躇なく利用する異端児であり、あらゆる困難を乗り越えて世界を渡り歩いた末に女神の花嫁を、神々の席を獲得した英雄。
魔術師として畏怖の念を抱いているが、一人の母親としての愛情も持っている。
アウルヴァンディル
夫。ヨトゥンヘイムで雷神トールに助け出されるが、籠からでた足の指が一本凍ってしまい、トールによって凍った指は折られ天高く投げられ星となった。
その星は「アウルヴァンディルの指先」と呼ばれており、北欧におけるオリオン座に該当するとの事。
登録可です。人類悪 脱獄
「支配の歓びを知るときよ。もちろん、あなたたちはされる側の歓びだけどね?」
【元ネタ】新約聖書など
【CLASS】ビーストⅥ/G
【真名】ゴモラズビースト/サカーニィ
【性別】女
【身長・体重】168cm・49kg +?
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:? 耐久:? 敏捷:? 魔力:? 幸運:? 宝具:?
【クラス別スキル】
獣の権能:?
対人類のスキル。人間と共に歩むのなら、英霊であれ神霊であれ、それはビーストにとって民草である。
単独顕現:?
ビーストのクラススキル。楔なく現世に顕れる。>>265
【保有スキル】
ネガ・マリス:EX
『悪』の否定。支配者の絶対命令権。
高ランクのカリスマは呪いの域に達するとされるが、ビーストの声は正しく呪いである。彼女の命令を聞いてしまえば、彼女の言動から悪を認知することができなくなる。
鉄の杖:A++
ビーストのカリスマ、ネガスキルを増幅している権威の象徴。
禁断の果実:E
黙示録の赤き竜が唆し、始祖アダムに食ませた知恵の果実。一方で、楽園には生命の樹とその果実もあったとされる。ビーストは、若返りを求めていた。
堕天の玉座:EX
天より失墜した熾天使と赤き竜は同一視される。悪魔となって地獄に王国を建てて、虎視眈々と地上の簒奪を狙い続けている。陣地作成などの複合スキル。
【宝具】
『今は遠く楽園の空 (ベネボレンチア・クルエンタム・キャストラム)』
ランク:? 種別:? レンジ:? 最大捕捉:?
万魔矯正宮殿パンデモニウムセラフより響き渡るビーストの玉音放送。ネガスキルを最大限に活用した精神破壊。地獄への道は善意で舗装されている。
【Weapon】
『ゴグ・マゴグ』
本来はマゴグの地のゴグと呼ばれる、神に逆らい赤き竜に従う勢力を指す。ビーストは、その名を与えた巨人の悪魔を2体、門番として従える。>>266
【解説】
ハンガリーの伝承にある竜種を名乗る獣。聖書に登場する地獄の王、『サタン』あるいは『ルシファー』とされる最大悪。
自らの持つ鉄の杖によって、顕現した世界の人類を支配する独裁者。より善き世界をつくろうと足掻きながら、善悪のなんたるかを知らず、他者に教えを乞うことを厭い、その末路として世界を破壊し尽くすもの。
悪に無自覚で、救世を謳いながら、血の池で身を清める人類悪。
以上の特性を持って彼女のクラスは決定された。
独裁者など偽りの肩書き。
其は人間が目を背けた、人類史を最も浪費する大災害。
その名をビーストⅥ/G。
七つの人類悪の一つ、"堕落"の理を持つ獣である。
所業『やることなすこと全てが裏目に出て、結果的に人類を衰退させる』
愛『支配する民草として、人類は幸せにするべきだと当然に認めている』
【コメント】
エリちゃんビースト説妄想。ポンコツ可愛い。
wiki登録可。【元ネタ】ハンガリーの伝承など
【CLASS】プリテンダー
【真名】サカーニィ 【性別】女
【身長・体重】168cm・49kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:A 幸運:E- 宝具:EX
【クラス別スキル】
獣の権能:E-
自信喪失により最低ランク。
単独顕現:C
寂しがり屋なため、ビースト霊基を封じてもそれなりのランク。
【保有スキル】
ネガ・マリス:E-
ビーストとしての権能。自身が悪であることを自覚してしまったため、ほとんど効果がない。
鉄の杖:E
ただの鉄の杖。携帯型音波増幅装置、マイクスタンドでしかない。
禁断の果実:A
吸血の別名。乙女の血はフルーティで芳醇な果実のようなもの。
曇天の玉座:EX
天候を操る竜サカーニィの巣。音響効果抜群の特設会場。>>268
【宝具】
『幻想の熱唱竜 (アイドル・サカーニィ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:3〜60 最大捕捉:10000人
アイドルユニット「恋はドラクルシスターズ」の独占ライブ。邪魔するモノは『ゴグ・マゴグ』を名乗る謎のチェイテの守護神像がボディガードとして排除する。ライブの背景には、自由の女神像風エリちゃんが聳え立ち、あまりの熱唱に会場の気温も物理的に跳ね上がる、熱風ソニックブレス。
ビーストのネガスキルが機能しないため、純粋な音波兵器でしかない。
【解説】
自身の行いを悪だと完膚なきまでに教え込まれたビーストⅥ/Gの末路。サカーニィを名乗るがどう見ても竜種の特徴を備えたカーミラさん。やらかしを自覚し、今度こそ本物の善行を為すべく、召喚に応じたものの厚顔無恥にサーヴァントになるのもどうかと思い、バレバレだがサカーニィの名義でやってきたためのプリテンダー。
振舞いや容姿はカーミラさんだが、価値観はエリちゃん寄り。ただし、アイドル活動こそ、人々に癒しを与える紛うことなき善行だと信じているため、その歌声は他者のための絶唱となる。自分のために歌うと破滅の歌声になることも認めている。そのため、宝具のときにはわざと自分のために歌う。マスターの役に立ちたいから敵を、自分のエゴで葬るという露悪的な論理。
【コメント】
wiki登録可。本家同様、集団に向けるが対人宝具。自分のための歌だからか、一人一人を認識して歌うからか。「聖槍反転。これなるは天を指し、地を縫い、星を覆う────破滅の錨」
【CLASS】キャスター
【真名】クリングゾール/Klingsor
【性別】男性
【身長・体重】200cm・99kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久E 敏捷D 魔力A 幸運A 宝具B
【スキル】
陣地作成:EX
魔術師として自ら有利な陣地である「工房」を作り上げる能力。生前に築き上げた「魔の城」を展開できる故、このランクを得ている。
道具作成:A
魔力を帯びた道具を作成する。邪悪なる魔術師として聖槍を魔槍へと反転させた他、あらゆる呪いの礼装を魔力から編み上げる。>>270
聖槍の影:A
聖槍ロンギヌスを魔力をもって投影し複製する。聖槍本来が持つ神秘よりランクが落ち、救済らの付帯効果が消失するが、消耗品として大量展開が可能となっている。
魔の支配権:A
天と地の狭間に存在するあらゆる精霊を支配する力を持つ。精霊に干渉、使役し、いかなる魔術の工程・詠唱を無視して発動を可能にする。ただし、神霊に属する精霊のみはその限りではない。
星詠みの眼:B
占星術による擬似的な未来視。星詠みという工程を挟んで行う為、戦闘中は使用できない。
【宝具】
反転す運命、破滅の魔槍(ロンギヌス・アンチサーシス)
・ランク:A+
・種別:対城宝具
・レンジ:1〜70
・最大捕捉:600人
クリングゾールが聖杯城カーボネックの王と円卓の騎士ベイリンと戦わせ、聖槍ロンギヌスを簒奪し魔槍へと反転させた逸話が由来。
聖槍ロンギヌスに備わった天罰たる「嘆きの一撃」を対象に向けて放つ宝具。魔槍へと反転させ、どこまでも破壊と呪いを追求させた文字通りの天罰が如きの一撃。
この宝具を受けた対象は伝承通り「癒えない傷」を負う事となり、これを治癒するには聖槍の癒しがなければ治る事はない。>>271
【解説】
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ作の叙事詩「パルチヴァール」及び、リヒャルト・ワーグナー作の楽劇「パルジファル」に登場する魔術師。また「青い花」「ヴァルトブルクの歌合戦」「クリングゾールの最後の夏」にも登場する。
呪いの魔女クンドリーを使い、あらゆる聖杯の騎士たちを堕落させ、更に聖杯城カーボネックすら陥落させて聖槍を手に入れた。
しかし後にクンドリーの誘惑を跳ね除けた、予言の子であり、白鳥に祝福を受けたパーシヴァルによって討ち取られる。
登場する作品によって気高き詩人、邪悪なる予言者と立ち位置が変わり、また数多くの異名を持つ。
聖杯城主たる漁夫王と対を成す王でもあり、魔に属する魔術師。(これは聖杯を司るキリスト教と、魔術を異端とした背景が存在する)
【人物】
邪悪なる魔術師。己の本質が悪であり、魔に属する存在である事に自覚的で、それでも尚悪をなす生粋の魔人。
利用できるものは仮令、悲劇であっても使い潰せるまで消費し、非人道的と罵られようともそれを喜ばしいと感じる冷血漢。
気に入った相手は善であっても賞賛し、敬意をもって全霊で叩き潰すだろう。パーシヴァルはクンドリーの誘惑を退け、その魂を解放し、聖槍の輝きを取り戻させた事からサーヴァントになった後も敬意の対象として霊基に刻まれている。
一人称「俺」
二人称「貴様」>>272
【能力】
魔槍の担い手。詠唱も工程も不要で発動させる魔術は強力であり、幻術にも長けている。
対魔力によって魔術が効かない相手には聖槍を投影させた幾多の魔槍を展開してぶつける。
更にはクンドリーを操り、聖杯を護る為の領域たる聖杯城カーボネックを陥落させ、聖槍を簒奪した謀略家としての能力も高く、術中に嵌れば手の平の上で潰し合いをさせられるだろう。
リソースがあればサーヴァント召喚システムを利用し、クンドリーの召喚という反則技を使ってくるかもしれない。
wiki登録【可】です。人類悪 来訪
「我が子ならずとも家族たる人類よ。言祝ぐがよい。おまえたちの願いが叶うときだ」
【元ネタ】日本神話など
【CLASS】ビーストⅤ
【真名】イワナガヒメ
【性別】女
【身長・体重】163cm・49kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:? 耐久:? 敏捷:? 魔力:? 幸運:? 宝具:?
【クラス別スキル】
獣の権能:?
対人類と呼ばれるスキル。
単独顕現:?
ビーストのクラススキル。
【保有スキル】
ネガ・マーテル:EX
『母胎』の否定。産みの苦しみからの脱却。
ビーストは、母から生まれた存在からの干渉に対して絶対的な耐性を有する。>>274
醜女の凶相:A++
天孫ニニギに拒絶されたという醜悪な容姿。美醜の価値観など所詮は一過性のものであり、通常は女神への信仰により幸薄そうな美貌に留まる。しかし、ビーストの霊基において、呪詛の塊となったその容貌を視認することは呪詛を受けるに等しい。よって、誰しもがビーストの気配を感じた段階で視界に入れないようにする。
泡沫の怨嗟:EX
泡沫のように儚い定命の嘆きや苦しみを聴きとる権能。信者の声を聴くことは神として当然の権能だが、不老不死を司るビーストの耳が拾うのは世界に対する呪詛に等しい願いであることの方が圧倒的に多い。
苔むす巌:E-
ビーストが司る不老不死の権能。第三魔法そのもの、霊長の完成形のエッセンス。日本国歌に謳われる、本来なら長い年月をかけてさざれ石が巌になり苔むすまでと喩えられる行程が必要な不可能事業。現代の物理法則で小石が大岩に成長することはない以上、それは時間遡行という全く別の権能を必要とする無意味な権能。
【宝具】
『制死の界眼 (キュベレイ)』
ランク:? 種別:? レンジ:? 最大捕捉:?
ビーストの権能。便宜上宝具として扱うが真名解放などの必要のないスキル。視界に入る可能性のある存在(実際に視認する、される必要もない。それができる状態の存在)に対して、制死状態を授ける。不完全な不老不死の祝福。制死とは、死を制すること、直死の魔眼が見るという死線を消し去り存在を完成させるが、それは完全ではなく、無欠にすぎない。欠陥を取り除くというプロセスでは、その存在はまるで絶対に壊れないだけの石となったかのように動けなくなる。石化の魔眼の原典の一つと思われる。
【Weapon】
『不壊の器物』
どうしても直接戦闘をするのなら、その辺の石ころを不壊にして投擲する。不壊の神秘を有さないモノは、不壊の神秘と衝突すれば確実に負ける。>>275
【解説】
日本神話にて語られる女神、『イワナガヒメ』。オオヤマツミの子、コノハナノサクヤビメの姉。
天孫ニニギの元に姉妹一緒に嫁いだが、醜女であったがためにイワナガヒメだけが送り返されたとされる。これに怒ったオオヤマツミは、大切な娘を2人ともに嫁がせた真意をニニギに告げる。
「コノハナノサクヤビメは華の如き繁栄を、イワナガヒメは岩の如き永遠を、それぞれに天孫が享受するように誓約を立てたからであったというのに」
ニニギの子孫は定命の存在に成り下がり、故に人類は短命であるのだと。とここまでが、神話の記述。バナナ型神話と呼ばれる不老不死に関する神話類型に分類される日本神話だ。
『日本書紀』ではイワナガヒメは妊娠した姉を呪い、それが短命の起源ともされる。実際には、イワナガヒメは産みの苦しみを知らずに済んで安堵していた。しかし、神霊となり、不老不死の女神として信仰されるうちに、呪詛が溜まる。何故、天孫の元に縋りつかなかったのか。何故、死することは当然なのか。なぜ、なぜなぜなぜ…。
イワナガヒメは気の狂いそうな、その呪詛を受け止め続けたことで、人類に不老不死を授ける方法を模索しなければならなくなった。姉の子の子々孫々、愛すべき家族の我儘だ。叶えてやるべきだ。
だから、『日本書紀』に合わせて姉を呪うことにした。それは妊娠への呪い。繁殖ができなくなれば、繁殖の不要な存在であれば、逆説的に不死身であろうという杜撰な計画だった。不老不死の女神である以上、計画の目的自体は達成されるだろうが、繁栄の女神であるコノハナノサクヤビメに対する呪いは、人類の繁栄を頭打ちにし、人類史の完成、剪定事象の認定を齎すだろう。
以上の愛憎をもって彼女のクラスは決定された。
不老不死など偽りの夢。
其は母性を否定し、人類を最も死から遠ざけるだけの大災害。
その名をビーストⅤ。
七つの人類悪の一つ、“無欠”の理を持つ獣である。
【wiki登録】可【元ネタ】民間伝承(北米)
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】パラタイン
【性別】女性
【身長・体重】164cm・58kg ※船体は220トン級
【属性】中立・中庸
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷D 魔力D 幸運E- 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:E-(A相当)
対魔力そのものは殆ど持っていないが、
炎は敵対干渉の多くを焼き払う。うっかりしていると支援も焼く。
騎乗:EX
大抵のものを動かす事ができ、滅多なことでは事故も起こさない
……全くコントロールできていないというのに、だ。>>279
【宝具】
『彷徨える阿蘭陀船(パラタイノ・インフェルノ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:一隻
“いつ現れようと、あの日と同じように燃えている”存在規定。
『さまよえるオランダ人』ヘンドリック・ファン・デル・デッケンと
彼と運命を共にする幽霊船とは似て非なるもの。
通常の防御力・耐久性という点ではさほど強靭ではないが
消滅、消火、また“燃え尽きる”事へは恐るべき耐性を発揮、
たとえ体(船体・人間態とも)が殆ど粉微塵になろうとも
炎がこれを繋ぎ留め存在させ続ける。
決定的損傷による消滅後にも、召喚基盤が停止するまでは
何度でも“再出現”が可能 ……こちらに関しては実体や戦闘能力、
それに確かな自我をまるで持たない、朧気な霊としてだが。>>280
【解説】
幽霊船パラタイン(パラティノ)号。
二百年以上に渡り北米沿岸諸地点で目撃報告がある、とされる。
話のもととなった1738年12月の
英国船プリンセス・オーガスタ号難破事件こそあるものの、
“パラタイン号”の顛末(とくに島漂着後)は伝説の類である。
パラタイン号はオランダから北米へ向けて発した移民船であった。
しかし暴風雨の中で船長が死去し、船員は暴動を起こして
物資を独占した挙句に乗客を見捨てボートで脱出してしまった。
船は数日漂流した末、ロードアイランド州南部ブロック島に座礁した。
ここで疲れ切った乗客と現地民に衝突が起こり、現地民は船に乗り込み
掠奪しようとしたが、船員たちが持ち去った後ではロクな物が無かった。
現地民は乗客らを虐殺して船に火を放ち、パラタインは再び沖へ漂流。
しかし燃え上がるパラタインはその後幾度も、特に破滅の日には必ず、
猛烈な勢いで炎上する状態のまま姿を現し人々に目撃されているという。【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アサシン
【真名】ヘラクレス
【性別】男
【身長・体重】206cm・141kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:A 魔力:A 幸運:B 宝具:A++
【クラス別スキル】
気配遮断:EX
自然との同化によりサーヴァントとしての気配を断つ。第3試練『ケリュネイアの鹿』を追うなかで身につけた技術。ただし、神代の自然の中で身につけた代物であるため、中国拳法家の圏境のようにはいかず、攻撃に転じる瞬間はA+となる。
神性:A
主神ゼウスの子にして、死後に神々の一柱に迎えられたための神霊適性。>>282
【保有スキル】
心眼(獣):A
獣の論理に寄った戦闘論理。修行と鍛錬に基づく戦場での洞察力。搦め手をねじ伏せ、最短でのさつがいを完遂する可能性を手繰り寄せる。
勇猛:A
威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。また、敵に与える格闘ダメージを向上させる。
戦闘続行:A
瀕死の傷を負ってもなお戦い続ける事が出来る、戦場で生き足掻く強さを表した能力。
【宝具】
『十二の罪禍 (ヒロイック・ダークネス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
アサシンの偉業から功績を削ぎ落とした罪禍の具現化。神も魔も人も等しくさつりくする呪い。単体ではアサシンが敵に与えるダメージに補正を加算する程度の効果しかない。しかし、生前にも愛用したヒュドラ毒と合わさることで、敵がどんな無敵、不死身の逸話を持っていたとしてもさつがいすることが可能になる。そのときのランクはA++。
また、アサシンの感覚を閉じることで、その感覚でアサシンが認識されなくなるという効果も備える。アサシンが視ることをやめれば、敵も視覚でアサシンを捉えることができなくなる。
『射ころす百頭 (ナインライブス)』
ランク:C〜A+ 種別:不明 レンジ:臨機応変 最大捕捉:-
流派・ヘラクレスが宝具にまで昇華された万能闘法。アサシンの霊基では、弓矢を使った絶技のほかに、縮地にも似た空間跳躍の如き歩法をよく使う。
【Weapon】
『弓矢』
Aランクの猛毒とされるヒュドラ毒を塗り込んだ鏃を備えた剛弓。>>283
【解説】
言わずとしれたギリシャ神話最大の英雄、「ヘラクレス」。あまりにも有名なため経歴については割愛する。
最も実力を発揮できるのはアーチャーとされるが、アサシンのヘラクレスはさつがいに特化し、特殊条件をねじ伏せての真向勝負を敵に強いることができる。
クラス適性の核となる逸話は、第5試練『アウゲイアスの家畜小屋』を発端とする諍いにある。三千頭の牛が飼われた三十年間掃除されていない家畜小屋の掃除を一日で果たした場合の報酬をアウゲイアスにヘラクレスは約束させた。しかし、アウゲイアスはこれを反故にしたため、ヘラクレスはのちにアウゲイアスが支配するエリスに攻め入る。エリスには双子の英雄モリオニダイがおり、二対一に流石のヘラクレスも苦戦を強いられた。敢え無く撤退したヘラクレスは、モリオニダイの動向を探り待ち伏せによる暗殺を成し遂げたのだ。
他にアサシンの霊基を補強する逸話としては、冥府を訪れたこと、死神タナトスを屈服せしめたこと、アトラスの代わりに天を背負った山の逸話など。また、第3試練『ケリュネイアの鹿』は気配遮断スキルの由来となっている。さらに、『十二の罪禍』の感覚遮断はハデスの隠れ兜ではなくこちらに由来する。
『ケリュネイアの鹿』とは、月女神アルテミスの聖獣で矢よりも疾く駆ける黄金の角と青銅の蹄を有した五頭の雌鹿のこと。四頭はアルテミス自身が捕まえたが、最後の一頭は捕まえられなかった。この一頭が女神ヘラの命令でケリュネイアの山中まで誘導され、これを捕まえることがヘラクレスに与えられた第3の試練であった。一年をかけてヘラクレスは見事に雌鹿を捕らえ、最後の一頭もまたアルテミスの元に捧げられた。
この幻想種の正体は、アルテミスの感覚だとされる。それぞれが様々な感覚に依存する距離感を狂わせ乱し、矢よりも疾く駆ける基礎性能で狩人の手から逃れる。アルテミスが捕らえた四頭は、それぞれ視覚、嗅覚、聴覚、温感でなら正しく距離感を測ることができたため捕らえられた。しかし、最後の一頭を正しく捉えることができる感覚は、いわゆる第六感、心だった。機神であったアルテミスに心はなく、故に捕らえることができなかったのだ。ヘラクレスが捕らえ、捧げた最後の一頭は、月女神にとある狩人への愛を芽生えさせたのかもしれない。【元ネタ】史実
【CLASS】ルーラー
【他クラス適性】アサシン、キャスター、アーチャー
【別名】聖なる魔のルーラー
【真名】ロドリーゴ・ボルジア
【表記揺れ】アレクサンドル六世、ロデリク・ランソル
【性別】男性
【地域】スペイン、イタリア(ローマ)
【属性】秩序・悪
【副属性】人
【その他特性】人型、ヒト科、ローマ
【ステータス】筋力:D 耐久:C+ 敏捷:D 魔力:A+ 幸運:A 宝具:C
【クラススキル】
対魔力:B
教皇という立場であったことに起因し、ルーラークラスの適性を濃く有することに由来しているクラススキル
魔術に対する抵抗力を示す。
教皇であったが教皇としては相応しい人物ではないという人々の信仰の影響か、教皇という立場を勤めた人物としては聖人同様の扱われた教皇とは程遠く、(これでも)低いランクでしか獲得できない。>>285
洗礼秘蹟:A-
ラスプーチン(言峰綺礼)と同様のスキル
主の加護を願う癒しの祈り。対象の持つ「信仰」が異教の侵略によって道を見失った時、正しい在り方へと洗礼によって戻し導く。
ネポティズム:C
ロドリーゴに限らず生前当時のカトリック教会内で蔓延していた悪しき親類・血縁者優遇登用システム。
親類・血縁者のサーヴァント単体を一時的に低級サーヴァントレベルの霊基で、且つ宝具使用不可の制限をかけた状態で召喚することができる。また、自分以外の他者や聖杯や土地そのものに召喚された味方の親類・血縁者のサーヴァントに対しては最大級の知名度補正と同等の恩恵を与えることができる。
【固有スキル】
教皇論議(業):B
ヨハンナの「教皇論議」スキルの派生スキル
教皇アレクサンデル6世は、その所業の数々は正しく堕落教皇と呼ぶに十分過ぎるものばかりであったが、果たして頭の先から足の先まで教皇に微塵も相応しくない行いばかりであったかと言われれば、そこには議論の余地が存在するような人物である。時が経つにつれ、彼の正当に評価すべき点も様々に見出され、特に政治的な当時の教会統治の先陣を切り、財政を立て直し大きな力を持った諸外国からの侵攻を食い止めるなどの功績を残しておりその手腕を認められてもいる。
洗礼詠唱(原):EX
天草四郎の「洗礼詠唱」スキルの上位亜種スキル
教会流に形式変化させた魔術であり、よりその原型に近い形。対霊体に特化しており、霊体への絶大な効果は勿論だが、教皇であるロドリーゴは霊体ならば、高い対魔力を持たない英霊に対してさえもそれなりの効果を発揮できる。>>286
無辜の怪物:A
お馴染みのスキル
生前の行いからのイメージにより、後世において過去や在り方が捻じ曲げられてしまったが故に、姿や能力が変貌してしまったことを示す。
ロドリーゴの場合は教皇庁の信頼や権威を失墜させた「堕落した教皇」としてのイメージを当てはめられ、後に描かれた風刺画における悪魔の姿への信仰が反映されている。
悪魔王を崇め奉る悪魔神官の如く、神官或いは司祭のような聖職者らしい出で立ちで着飾った悪魔の姿をしている。身に纏った祭服の背面には悪魔の羽が折り畳まれ、司教冠ミトラからは禍々しく涜神的な角が覗いている。
姿だけでなく、元々の教皇として持つ聖なる魔力に禍々しい暗黒の魔力が入り混じった、聖と魔を象徴するような魔力を身に纏う。
策略家の企み:B
オデュッセウスの「知将の閃き」スキルと類似したスキルであり、ロドリーゴの教皇庁・政界を巧みに立ち回るために振り回した策略・策謀の数々を示すスキル
一度ロドリーゴがその策略・策謀を張り巡らせれば、後にはその標的とされた者たちの血と骸で満ちた海が広がる。
ボルジアに栄光を:EX
教皇庁をボルジア家で乗っ取り、ボルジアの手でイタリアをヨーロッパ随一の国にして覇権を握るというロドリーゴの飽くなき理想・野望の在り方そのものを表したスキル
味方陣営に他のボルジア家の者、手を貸してくれる縁深い者、同盟の契りを交わした相手などがいると、ロドリーゴ自身を含め、状況に応じて非常に有利なボーナスを得られる。
【宝具】平伏せ、我は強国統べる教皇なり(ラ・コルツィオネ・パーパ)
ランク:C+ 種別:対衆宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:100人
ロドリーゴの教皇としての在り方・精神性を源泉として昇華された宝具。
一族と祖国にかけるロドリーゴの貪欲なまでの野望により味方勢力に更なる武力を与える。また、レンジ内にいる敵に威圧し恐怖させ、魔力を吸収する。敵の保持している魔力量が多ければ多い程それに比例してより多量の魔力を吸収する。>>287
【宝具】原世界分け隔てる境界(インテル・カエテラ)
ランク:EX 種別:対域宝具 レンジ:1~999 最大捕捉:2000人
ロドリーゴがかつて、教皇としてアフリカ大陸を領土とするポルトガルとスペイン両国の勢力争いを解決するべく、勢力圏を2つに分断し両国王に分配する旨を記した教皇勅書及び勅令を由来とする宝具。
十字剣の形を成す宝具。通常時は華美な装飾があるだけで特段変哲の無い十字剣でしかないが、真名開放することでその剣先で描いた軌道から絶対的境界を生み出す。
剣先から生じた境界は単なる斬撃とは異なり、対象に分断という概念を付与し、2つに分け隔てられたという現象を発生させる。即ち、この宝具による一撃において対象によるいかなる防御も意味を成さない。しかし、分断は一つの対象物に対して1度しか使えない。
また、何もない虚空に剣を振るえば、そこには如何なるものも通ること能わない絶対的な防壁として境界が現れ、あらゆるものを隔絶する。
【宝具】淡雪のように白く、甘く(カンタレラ)
ランク:C 種別:対人宝具/対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:50人
ボルジア家が主に政敵などを暗殺を目的として用いたとされる、「あの雪のように白く、快いほど甘美な粉薬」と表された伝説の毒薬の宝具。
ボルジア家に伝わる秘伝の毒薬。
元々粉末状の毒薬であり、本来であれば飲み物などに混ぜてそれを相手に飲ませるという使い方だが、宝具として昇華されたことに伴いより使い勝手が良くなっている。
その白さを例えられるように、空間内に雪が降るように散布させ、融けて体に染み込むこんでいき死に至らしめる。しかし、敵にとってこの毒雪を警戒することは困難であり、一目毒雪降る光景を目にすれば美しさに目を奪われて警戒心を緩めてしまう。そうして体に染み込んだ後は苦しみに悶えるようなことは一切無く、全身を巡ってゆく甘美な心地良さに徐々に飲み込まれながら、やがて死を迎えるのである。
ロドリーゴはこの宝具を有しているために高いアサシン適性を持ち、アサシンクラスでの現界時にはこちらの宝具をメインにする。
【Weapon】三叉の聖杖(バクルス)、暗黒魔術、【原世界分け隔てる境界】>>289
【因縁(ありそうな)キャラ】
(ボルジア兄妹(Requiem))…とある世界においてアサシンクラスで召喚されたことが確認されている実の息子と娘。
コロンブス…ロドリーゴが教皇勅書インテル・カエテラを発行するに至った、当時新たなるアジアの大陸と思われていた新天地の発見・到達というきっかけを作った人物。
ダ・ヴィンチ(キャスター&ライダー)…詳しくは分からないが、かつて息子チェーザレと友誼を結び軍の協力者。召喚されたボルジア曰くダ・ヴィンチのことは特にその芸術的技術の腕を高く買っており、彼女(彼)に協力関係を持ち掛けるようそも画策していたのは自分自身であるらしい。また、ライダー霊基の方は、その宝具の特性からしてロドリーゴの宝具【原世界分け隔てる境界】とは抜群に相性が最悪であり、正しく“矛盾”関係であるため、ぶつかり合った時にどういう結果となるかは未知数。
(メフメト2世)…先代ローマ教皇インノケンティウス8世の頃より教皇庁に身柄を預かっていたジェム・スルタンの父親で「征服者」の名で世界に知られるオスマン帝国の大英雄。メフメトは息子兄弟の中でジェムに最も愛情を注いでいたとされ、ジェムは最期ボルジア家の手により葬られたとされてたというのが真実であれば、恐らくメフメトがロドリーゴに対して絶大な怒りを抱くであろうことは容易に想像できる。
ヨハンナ…同じ教皇の立場であるが、その実在を否定された幻想の聖人。実在していたとしたら、伝説の成り立ちからしてヨハンナの方が先輩となる。但し、教皇としての在り方はまるで違い、片やあまりに教皇らしからぬ堕落を極めた振る舞いで教会の権威を貶めたロドリーゴに対し、ヨハンナは如何にも教皇然とした人物である。
モレー(フォーリナー)…同じく堕落した聖職者。さらに悪魔のような姿を持つ無辜の怪物英霊。但し、こちらは邪神の干渉によりその存在を歪められた結果という外的要因のみで堕落しているため、生前からして既に堕落教皇と言わしめたロドリーゴとはその成り立ちは異なっている。
聖人系サーヴァント達…教皇でありながら堕落を極め、魔道へ堕ちたといっても等しい最大の汚点として彼らから反感と敵意を買っており、敵視されながらも時々一部から性根を叩き直す機会を虎視眈々と窺われている。>>290
メフィストフェレス…悪魔として語られたことによりその存在を歪められ、悪魔の姿と化している無辜の怪物英霊。
カイニス… 「海神の偏愛」スキルにより、おそらく海の上であればダ・ヴィンチ(ライダー)の場合と同じく、ロドリーゴの【原世界分け隔てる境界】と相性が悪いサーヴァント。
【解説】
15世紀のルネサンス期に約10年の間君臨した第214代ローマ教皇アレクサンデル6世。また本名をロドリーゴ・ボルジア。教皇としては史上最悪とまで評されることも多い堕落教皇の代表格。そして当時手段を選ばぬありとあらゆる謀略を巡らせ、冷酷に、残忍に邪魔者を排除し続け、教皇領を牛耳ろうとした貴族ボルジア家の筆頭チェーザレ・ボルジアの父である。
ボルジアの血筋の者たちを贔屓して次々とローマ教皇庁の重要な位へ配し、当時ヨーロッパで台頭していたフランスやスペインなどの大国と対抗するため、教皇庁を軍事的に自立させようと目論み、イタリアを大国間の睨み合い、潰し合いの渦中に突っ込んだ。
ロドリーゴはその政治的辣腕で息子チェーザレや娘ルクレツィアを他国の王室関係者と結婚させ同盟関係を結ぶことで、一族繫栄を成し遂げると共に自らの政治的地位を強化し、政敵を次々毒により暗殺していった。そうしてボルジア家の悪名をイタリア中に轟かせた。
ボルジア家の横暴さに人々はただ恐怖し震え上がるしかなく、何かの手違いで悪口でも聞かれようものなら死を覚悟しなければならない程にまで達していたという。
確かにロドリーゴはカトリック教会の権威を教皇領の統治の為の道具同然のように利用していたが、彼が信仰を捧げていなかったということは一切無く、教皇として宗教的な活動は、儀式や儀礼など、誠実さと勤勉さを兼ね備えた姿勢で臨んでいたとも言われる。また、ヨーロッパ域外の他文化圏において、無理矢理改宗を迫るような行為に対しては否定的で認めておらず、布教する際は確りと原住民の承認を前提として行うように命じるなどしていたとされる。>>291
(続きから)
自らの富と名声と力即ち欲望の為というのは多分にあったが、ロドリーゴにはイタリアという国を嘗て栄華の限りを誇った最大の帝国「ローマ帝国」同様、ヨーロッパ最大の国とし、その上で自らがローマ教皇としてヨーロッパ全土に支配の及ぶ教皇領の頂点に君臨し、世界を思い通りに動かすという大業の望みがあった(※オリ解釈)。その為に策謀・謀略の日々に邁進し、あらゆる手を尽くし己の手をボルジア家にとって障害となる数多の存在達の血で染め上げ、骸を積み上げた。そうして、着々と地位・権力を手にして教皇庁をボルジア家のものへと仕上げていったが、遂に夢の実現には至らず、病死か毒殺か、幾らかの憶測を呼ぶ謎を残してこの世を去った。なお、生前人々を恐怖で支配し教皇領を我が物とせんとし権威を貶めたことによる報い或いは神から下された罰か、死後その遺体は惨たらしくも膨れ上がって人々に異様な様を見せたのだという。>>285
誤字った
ここ【表記揺れ】アレクサンドル六世→アレクサンデル六世でしたね【元ネタ】デンマーク、ドイツの伝承など
【CLASS】プリテンダー
【真名】リントヴルム 【性別】男
【身長・体重】178cm・87kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A++ 耐久:A++ 敏捷:B 魔力:C 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A++
現代の魔術師には傷付けられない。
単独行動:A
マスターから離れて行動できる。
竜種:EX
最強の幻想種である証。ランクは高いのではなく、不安定。悪竜現象による発生の可能性もある。
【保有スキル】
黄金律:A-
どれだけ人生に金銭がついて回るかの宿命。竜種は黄金を蒐集する習性を備え、しかし、最後にはその黄金は竜殺しの財産となる。
魔女の呪い:C
プリテンダーを蝕む呪い。紛うことなき竜種と成り果てるが、人類に忌避される醜悪さを醸し出す。竜の炉心から供給される膨大な魔力は、この呪いを強め続けている。
眷属召喚:B
プリテンダーの眷属を召喚する。雑竜の類いのみならず、食器や家具などの日用品の姿をした召使いを召喚して実に人間的な雑用を担わせる。>>294
【宝具】
『愛を覚えた竜に祝福を (メルヒェン・ワーレリーベ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
英雄譚の竜(かいぶつ)は退治される悪役だと宿命づけられる。しかし、恋愛譚の竜(かいぶつ)はその限りではない。真実の愛によって呪いを祓う克己宝具。
世界に広がる童話に託された一つの願い。『どうか世界が幸福でありますように』の逆説定義『どうか世界から不幸がなくなりますように』の幻想結晶。呪いを祓ったプリテンダーの存在そのものが、悪意や害意という不幸の原因となり得る事象を解きほぐす。未練を残す死霊たちは昇天し、世界を憎む心は霧散する。そこには、童話の最後を飾る理想の王国、キャラクターたちが末永く幸せに暮らし、めでたしめでたしで締め括られる世界が広がるのだ。
【Weapon】
『竜の肉体』
最強の幻想種に恥じない強さを持つ。また、その動きはどこか体系化された武術を学んだことを窺わせる。
『雷』
魔力放出は雷の属性を帯びる。
【解説】
ドイツをはじめとした北欧に語られる伝承の竜、翼ある蛇、「リントヴルム」。中世には紋章にも描かれる由緒ある竜種。
純粋な怪物としての伝承も多々みられるが、白い個体を見れば幸福を呼ぶとか、神の雷霆とも結びつけられるとか僅かな吉兆の伝承も見られる。特にデンマークの伝承によれば、『美女と野獣』に類似する物語の野獣役に当て嵌められている。召喚に応じたプリテンダーは、この童話の影響を強く受けていると言えるだろう。童話の登場人物の役を羽織る故のプリテンダーであるのだから。
童話の幻霊に、竜種という霊基補強を施したのか、それとも実在する王族ないし領主のうち悪竜現象を発現しながらも、それを克服した名もなき誰かであるのかは本人にも判然としない。だが、どちらにせよ。愛を教えてくれた誰かがいたことは確かだ。たとえ、呪いがその記憶を封じていても、輝くものとして心に焼きついたそれが忘れていることを教えてくれる。リクエスト鯖
【元ネタ】創作要素『ヴィラン』など
【CLASS】プリテンダー 【真名】ダークロード 【性別】無
【身長・体重】193cm・98kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:A 魔力:A 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:EX
悪役は簡単には斃せない。物語の終幕のそのときまで。
陣地作成:EX
悪の根城に君臨する。
獣化:A
恐ろしい獣だ、相容れない怪物だ、誰か斃してお願いだ。
【保有スキル】
悪名高き狼:A
欧州において、家畜被害や狂犬病などを発端として狼のイメージはとても悪いものだった。いくつかの童話のなかで彼らは狡猾で残忍で冷酷な悪役として描かれる。
カニバリズム:EX
食人嗜好。人肉を食べることで魔力を補給する。さらに、それが恐怖を感じているほどにその効率は高まる。
悪魔の誘惑:C
心の隙間に入り込み、悪に引き摺り込む手腕。手駒を増やす盤外戦術。ただし、手駒も悪なので簡単に裏切る。>>296
【宝具】
『悪魔の証明 (ユア・バッドエンド)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
召喚したマスターが想像する悪役を演じる固有結界。ナーサリー・ライムと同様に、プリテンダーの固有結界ではなく、プリテンダーが固有結界そのもの。
特殊なルールの敷かれた世界でプリテンダーは最凶無敵。条件を揃えない限り、悪役を討つことはできません。しかし、条件が揃わないうちにプリテンダーが敵を始末することもできません。すべては最後の結末次第。
【Weapon】
『人狼の体』
聴覚や嗅覚に優れ、人間に勝る膂力を持ち、なぜか建築物を吹き飛ばすほどの肺活量を有している。
【解説】
悪いことがしたい誰かのために召喚に応じる概念系サーヴァント、「ダークロード」。古今東西の創作における悪役のコモンイメージ。
確かな実像のないサーヴァントなため、マスターの影響を色濃く受ける。今回の顕界には童話の悪役『狼』の要素が強く、容姿は悪辣な人狼といったところ。
純粋悪にして絶対悪。悪意のために悪事を為す怪物。善悪二元論のための必要悪、生贄の悪ではなく、愛のために暴走する人類悪とは相容れない。
悪いことが起こった原因ではなく、悪いことをする悪いモノ。悪夢が見せる悪ではなく、悪夢を見せる悪。
そのため、マスターも何か目的があって悪いことをしたいのではなく、ただ純粋に衝動として悪いことをしたい性質を有した者だとされる。
復讐でもなく、渇愛でもなく、ただ性悪のための無邪気な邪悪。
「遊ぼうよと誘いながら、彼らはあなたで遊ぶことを当然としているの。世界は彼らの玩具箱。お人形さんがどれだけ怒っても、それは彼らの空想が聞く彼らの考えたセリフでしかないんだわ」
【wiki登録】可「我が身は我が身より強い奴に会いに行く。ただそれだけのことだ。」
【元ネタ】旧約聖書
【CLASS】グラップラー
【真名】ヤコブ
【異名・別名・表記揺れ】イスラエル、神炎のグラップラー
【性別】男性
【身長・体重】197cm・100kg
【肌色】肌色 【髪色】黒→プラチナに毛先が赤 【瞳色】紅蓮
【外見・容姿】イスラエル風の格闘着を身にまとう→某格闘ゲーム7の主人公のように服装が現代的になる。ちなみにフードも被っている→彫刻のように鍛え上げられた肉体上半身裸。胸元と四肢が神代の紋章が浮かび、炎に包まれている
【地域】古代イスラエル
【年代】紀元前
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:A++ 耐久:A 敏捷:B 魔力:C 幸運:A 宝具:A
【クラス別スキル】
グラップラー:A+++
格闘士としての適性・練度の高さ。
生前は、組技などレスリングに近い格闘技しかしていないが、座にていろいろな格闘技を習得したのか高ランクを得た。
単独行動∶A
兄に狙われ、叔父に騙されるなど悲惨な目に遭うが、曲げずに孤軍奮闘し独立したことからこのスキルを得た。>>298
【固有スキル】
ヤコブの手足∶EX
グラップラーが創始した古き格闘法。極まれば大天使にさえ勝利する。
伝説によれば、四大天使の一角であるウリエル(一万二千の天使を率いる『破壊の天使』とも)を倒した説や、神を打ち負かした説があるらしい
………なお真相は不明だがヤコブの手足よりも古く未開闢の格闘技があるらしく、それを極まれば創造主、あるいは理にさえ勝利する……らしい。
踵を掴むもの∶B
グラップラーが生誕した際に兄エサウの踵を掴んで産まれた事で彼を差し置いて長子の祝福を得たという逸話の具現。
生まれつきの祝福と人を出し抜く性質、鍛え上げられた隙を見抜く観察眼であり直感。または人を記憶する能力でもある。
その賜物がグラップラーを優先的に恩恵や祝福を向けられるが、それと同時に周辺の様々な嫉妬など負の感情が向けられる。
そのせいで本人は生前に苦い思い出があるのかこのスキル使用するたびに苦い表情を浮かべ、自ら進んでこのスキルをあまり使用したがらない。
心眼(真):B
数多の苦痛を乗り越え修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”
逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。ーに齎される。>>299
【宝具】
『神授の聖炎(セラフィック・ウリエル)』
ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
諸説の一つであるが、天の遣い一人であるウリエルに勝利し、祝福されたものが常時発動宝具となったもの。
C相当の神性に加え、天性の肉体、勇猛、奇蹟、魔力放出(炎/光)の複合スキル
なおちなみに聖人の一人とされているが、一部ではウリエルと同一視されたりウリエルの人間としての名前だったりするらしい。
『後光降り注ぎし天の梯子(イスラーエール・ヤコブスラダー)』
ランク:A+ 種別:絶技宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
かつてヤコブが夢に見たとされる天へと続く梯子。天地の架け橋、栄光に開けた未来、あるいは、信仰の道だともされる。それを具現化した一種の絶技。
真名解放後、素早く前進して強力なアッパーカットで敵を逃げ場のない空中へと搗ち上げ、すかさず怒濤の拳撃と脚劇を叩き込む。
その後、敵を地面に向けて蹴落とし、とどめに地獄の業火を模した限界値を超えて貯めた巨大レーザーを放つ。
グラップラーの神気溢れる四肢より繰り出される回避不能の連続攻撃は天の裁きを想起し、とどめは地獄の業火となって対象を爆砕する。>>300
【解説】
聖書に登場するヘブライ人の族長。そして神魔撲滅格闘法『ヤコブの手足』の創始者。
次男でありながらも生誕した際に双子の兄エサウの踵を掴んで産まれた事で彼を差し置いて長子の祝福を受けた。それはエサウを出し抜いての結果であり、成長したエサウの怒りを買ってしまったバーサーカーは逃げるかのように家を出た。叔父を頼ったものの騙されて悲惨な目に遭うが、曲げずに独立し逃げることに成功。
その逃亡の途上、夢で神からの啓示を得、後世に『ヤコブの梯子』と伝わる天国への階段を目にする。
この啓示によってヤコブは自分の子孫が後に偉大な民族になると神に約束された。
その後は兄との和解を志し、会いにいく途中に川の辺で天使と格闘し、これに勝利したことから、
神(エル)に勝つ(イシャラー)、すなわち神の勝者を意味する「イスラエル」の別名を与えられ、これが後のイスラエルの国名の由来となった。
それ故にヤコブはイスラエルの民……即ち、ユダヤ人全体の祖先であるともされている。
───後にヤコブは兄と和解し、なんやかんやあって末っ子であるヨセフのゴタゴタもあったが、一族総出でエジプトに移住することとなり、ヤコブの子たちはイスラエルの12支族としてユダヤ人の祖となった。そして様々な格闘技を極め、その神魔撲滅格闘法『ヤコブの手足』の創始者になったのは別の話。>>301
【人物像】
鍛え上げられた肉体と若々しい見た目とは裏腹にかなり古風な口調で話す青年。
実直で誠実、「俺より強い奴に会いに行く」思考を持ち、常に自分より強い相手を探し求めている。だが、自ら身勝手な理由で振るうことはなく互いの了承のもと闘いをしている。
良い意味でどこまでもストイックであり、自分を貫き通し、どのような存在であろうと他者の強さを尊重する姿勢と神をも恐れぬそのあり方から、彼を聖人足らしめてるひとつなのかもしれない。表には出さないが、実は強者との戦闘を密かに望むなど隠れ戦闘狂なのかもしれない。
感情の起伏があまりなく知らない人からは無自覚に恐怖を向けられてしまうこともあり、口調が古風すぎるのと真面目すぎるため、ときとして冗談が通じなかったり、空かされたりもする。
ちなみに家族に関しての話題に関しては苦い思い出を思い出すのかあまり語ろうとしない。
また、機械音痴ではなく現代文化に疎い訳では無いが、鍛錬や戦闘以外に興味はなく、たまに馴染めなかったりするときもあるので暇さえあれば休みの日など誘ってあげよう。
聖杯にかける願いはないが、再び天の御遣いとの再戦、或いは創造主を倒し、理を超えてみせるとのこと。
【一人称】我が身【二人称】○○、汝、貴様(敵対者に対して)【三人称】この者、あの者、○○>>302
【関連人物】
モーセ
自身の格闘技を継ぎ、海をかち割り、天使の軍勢を打ち砕いたもの。
もし相対する時があるのならば、いずれ手合わせを願いたい。…それはそれとして風の噂で聞いたのだが、サマエルの目を潰してしまったんだって?
彼の苛烈っぷりエピソードにヤコブはドン引きした。
マルタ
自身の格闘技を継ぎ、己の拳で悪しき竜を打ち倒したもの。
もし相対する時があるのならば、いずれ手合わせを願いたい。ちなみにタラスクという竜について一度でもいいから貸してくれないか?どういう強さなのか、そして我が拳が通じるのか試してみたくてな。
彼女より強大な存在にタラスクは泣いた。果たしてタラスクの明日はどっちだ?
肉弾戦の逸話を持つサーヴァント
異邦のものだろうと、宗派や信仰が違えど我が身にとっては関係ない。どのような実力なのか試してみたいものだ。
神性持ち、神霊関連
神もいるのか。我が拳が通用するのか試してみたいものだ。
【コメント】
キャラクターコンセプトとしては孤高の格闘家をイメージし、リュウに仁を足して2で割った感じお題:平安時代の人物・英雄
【元ネタ】史実、『平家物語』『義経記』
【CLASS】ライダー
【真名】源義経
【異名・別名・表記揺れ】源九郎義経、九郎判官義経、遮那王、牛若丸
【性別】女性
【身長・体重】168cm・57kg
【肌色】色白 【髪色】黒 【瞳色】黒
【スリーサイズ】B89/W56/H85
【外見・容姿】楊貴妃に例えられる美貌の女武者。
【地域】日本
【年代】A.D.1159~1189?
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・源氏
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:A+ 魔力:C 幸運:B 宝具:A++>>304
【クラス別スキル】
対魔力:B+
騎乗:A
【保有スキル】
可能性の光:B
星の開拓者に似て非なるスキルにして、無辜の怪物によく似たスキル。
実際に自分が手掛けた偉業も、実際には関わりのない伝説も、全てを一身に受け止めた偶像が英霊源義経であり、現界した彼女は「期待」と「可能性」の具現として振る舞う。
天狗の兵法:A
人外の存在である天狗から兵法を習ったという逸話から。
剣術、弓術、槍術などの近接戦闘力及び軍略や対魔力などにボーナス。
嵐の航海者:C+
「船」と認識されるものを駆る才能を示すスキル。船員・船団を対象とする集団のリーダーも表すため、「軍略」「カリスマ」も兼ね備える特殊スキル。
直感:B
戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。また、視覚・聴覚への妨害を半減させる効果を持つ。>>305
【宝具】
『薄緑(うすみどり)』
''ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1''
源頼光の土蜘蛛退治にも使われた源氏重代の名刀。
膝丸、蜘蛛切、吠丸と名を変え、義経によって熊野の春の山に由来する薄緑に改められた。
周囲の魔を打ち払い、「音」によるダメージを加える。
『遮那王流離譚(しゃなおうりゅうりたん)』
''ランク:A++ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人''
由来:牛若丸が源義経となり、奥州で果てるまでに産み出された様々な伝説の具現化。
『五条大橋・燕早業』
種別:対人奥義
燕のように軽々とした身のこなし。
どれほど足場が悪くとも、足を乗せる箇所がわずかでもあれば跳躍による移動が可能。また、跳躍力そのものの強化も行う。>>308
【解説】
源義経(みなもとのよしつね)
鎌倉幕府を開いた源頼朝の異母弟、平安時代末期の源平合戦で活躍した日本で最も有名な武将の一人。
義経が確かな歴史に登場するのは挙兵した頼朝の元に馳せ参じた22歳の時からで幼少期についてはほとんど知られていない。
しかし、物語に語られる鞍馬天狗に育てられた逸話や武蔵坊弁慶との五条大橋の戦いは有名。
一ノ谷の戦い、屋島の戦い、壇ノ浦の戦いなど、源平合戦の主要な戦いで勝利を重ね平氏討伐の最大の功労者となるが、数々の独断専行や無断任官などで頼朝と対立し朝敵とされ、藤原秀衡を頼って奥州に逃げ延びるが秀衡の死後、頼朝の追及を受けた秀衡の子の藤原泰衡に攻められ、衣川館で自刃した。>>309
【人物像】
高い忠誠心を持った明るく素直な犬系女子。
鞍馬山の天狗の元で育てられたためか思考回路や価値観が常人とはズレておりその在り方は人というより獣に近いのだが、端から見ると主君に絶対の忠誠を誓う武士の鑑のような人物に見えてしまう。
また、直感で出来ることと出来ないことを判別する能力に長けているためか、一ノ谷の戦いでの逆落としや屋島の戦いの前は暴風雨の中出航するなど、一見無謀にも思える行動を取ることもある。
自分が出来ると思った事はそれがどれほど実現不可能に見えても実際に出来てしまうという天性の才能を持つが故に生前は挫折も失敗も無く自分が間違えるはずがないと思い込んでいた。
兄である源頼朝に心酔しており、兄上に仕えることが自分の生まれた理由と言ってのけるほど慕っている。
これほどまでに兄を慕う理由は奥州から馳せ参じたことを涙を流して喜んでくれたから、それまで家族というものを知らずに生きてきた義経にとってはただそれだけの理由で充分だった。
頼朝の役に立ちたいという思いが彼女の行動原理そのものであり
その思いが強すぎるが故に独断専行が多く、頼朝の怒りを買う原因となった。
この頼朝との対立も義経にとっては兄弟喧嘩感覚で、念願の兄弟喧嘩が出来たと内心喜んでいた。
なお、マスターの対応次第ではマスターにも頼朝と同じような態度を取る。>>310
イメージカラー:緑
特技:いたずら、奇襲
好きなもの:源頼朝、褒められること
嫌いなもの:兄を貶されること
天敵:源頼朝
願い:兄との和解
【一人称】私 【二人称】貴方、○○殿 【三人称】彼、彼女
【因縁キャラ】
源頼朝:兄上
「兄上! 兄上兄上兄上兄上ぇぇぇ!」
静御前:義経の妾として有名な白拍子。
「静御前ですか? ええ、もちろん好きですよ、戦の役に立ちそうとかそういう理由ではないです、本当ですよ!」
源頼光:義経の150年ほど前の先祖、薄緑の持ち主の一人。
「兄上と一文字違いか……いいな~」【元ネタ】西欧伝承、アーサー王伝説(『ラギデルの仇討ち』『ラヒセルの復讐』)
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】リングルノット
【性別】女性
【身長・体重】170cm・62kg
【属性】秩序・悪
【副属性】地
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷D 魔力A 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を自在に操ることが出来る。>>313
【宝具】
『虚妄の雲中王国(マゴニア)』
ランク:B(A+) 種別:対陣(対国)宝具
レンジ:10~60(100) 最大捕捉:500人(1000人)
伝説上の地マゴニア、その再現。
女王の居城を擁する、空中を漂う島。
専用の炉心を有する城と兵器を駆使できるほか、
内部では知名度と土地が最善の状態にあるとみなされ
彼女自身の能力も再決定される。
とは言え通常は 島/王国 丸ごとの再現にまでは至らず
城周辺のみに留まり、また城周辺のみでも膨大な魔力を要し
複数の“船”による魔力集積無くして発動・維持は叶わない。
余程に度外れた魔力源を手にした場合に限り完全再現をなし
ランク等が括弧内のものへと向上、数多の武装“船”と
エーテル体を与えられた“マゴニア国民”の使役が可能となる。>>314
【解説(マゴニア)】
中世前期より語られていた、伝説上の地。
その場所は不明ながら、空にあるものかと思われていた。
その地の民と天候魔術師(テンペスタリイ)が乗る
空飛ぶ“マゴニアの船”がしばしば地上付近に現れ、
魔術師が起こした嵐で落ちた農産物を収奪して行き、
時には船のロープが地上の大建造物に引っ掛かって慌て、
そして時には地上人に捕らえられ殺されもしたという。
九世紀リヨン市の大司教アゴバール(アゴバルドゥス)は、
「マゴニア人として捕縛された四人の男女が群衆に石打たれたが、
その後“マゴニアなどは虚構である”との『真実』が広まって行った」
旨を記している ―――がその後も“マゴニア”の語はともかくとして
“空を行く船とその乗員”の伝承は語られ続けていったのである。>>315
【解説(リングルノット)】
十三世紀フランス語韻文『ラギデルの仇討ち』、また
十四世紀ネーデルラント語翻案『ラヒセルの復讐』にて
敵役(騎士ラギデルの殺害者)グエンガスアンに加護を与えていた魔女。
『浮遊島(イル・キ・フローテ)』の
『無銘城(シャトー・サン・ノン)』に居を構える女王でもあった。
かつて城を訪れたグエンガスアンは彼女から魔力ある武具を、それに
“一対一では決して打ち破られる事が無い”恩恵を与えられていた。
ゴーヴァン(ガウェイン)卿さえその恩恵の前に傷一つつけられず、
豪傑イデール卿の助力を受けて条件を破る事で勝利したという。
それだけと言えばそれだけの役である。
マゴニアの主である個人、を捻り出す為の
浮遊島=マゴニア だとするこじつけ。「み、みこーん!
いえ、もちろん私(わたくし)は巫女ではなく神祇官ですが!……何故でしょう?このセリフを言わなきゃいけない気がして」
【元ネタ】史実、中世神話
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】中臣鎌足
【性別】男性
【身長・体重】142cm・47kg
【外見】金の大鎌を担いだ金髪の少年。狐の耳と尾も金毛で、神官装束は浄い紅白。ただし、瞳の色はやや禍々しさのある朱色である。
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷A 魔力A 幸運A+ 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
Aランク以下の魔術を無効化する。
現代の魔術師では、彼に傷をつけることはできない。
鹿島立ち:B
サーヴァントとしての彼は幸運に恵まれ、かつ周囲に幸運を振りまく存在である。
中臣鎌足が元は常陸国鹿島郡に生まれた土民の子で、内裏に出仕し、中央で大出世して藤原氏を起こしたという伝説にちなむ祝福スキル。>>317
【固有スキル】
天上の幽契:B
皇祖アマテラスが中臣氏の祖アメノコヤネに命じたという臣従の契約を表す。
宿命レベルで有する王佐の才、輔弼の責任。
藤原氏の祖であり、神代の契約を履行する存在であるランサーは普通A以上のランクで保有するはずだが、幼い姿のためか実感に乏しいようだ。
神性:A
本人は全く自覚していないが、両部神道の秘義においてある神霊の子、ないしは化身であると解釈されている。
支援呪術:EX
ダキニ天法。
生後すぐ白狐に拐われ、将来権力を握るよう狐の腹の上で呪われた(愛された)、という伝承に基づく。
敵対者には「悪い子は許しませんよ~」との声とともに呪いが飛んでくる。自分には「いい子ですね~。がんばって~」と強化が入る。『そこまでにしておけよ■■■』>>318
【宝具】
『吒枳尼天一円遍照(だきにてんいちえんへんじょう)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:500人
日輪の鎌。
中世の伝説によれば鎌足は赤ん坊のころ白狐(=ダキニ天)から鎌を授けられた。鎌子/鎌足という名の鎌の字はこれに由来するものという。
『神代秘決』や『渓嵐拾葉集』にあるダキニとアマテラスを同一視する見解を踏まえると、上述の伝説は皇家の祖神が摂家の祖を選定した神話とみなし得る。
(ちなみに、ダキニと鎌の結びつきは稲荷明神との習合に由来する。ダキニとイナリの習合神格が辰狐とも)
炎の巨大な刃を形成し、円状に切り裂く。軌道上の敵は太陽に触れた草のように燃え、薙ぎ払われる。まさしく「焼鎌」「敏鎌」である。
【Weapon】
『吒天半円(だてんはんえん)』
日輪の鎌。通常バージョン。
2mほどの大鎌で、金色のけばけばしいゴージャスなデザイン。
権力(摂家)と権威(王家)が同源であることを示す一円相こそが、宝具・一円遍照なのだとか。>>319
【解説】
大織冠――藤原鎌足として知られる飛鳥時代の政治家。
中大兄皇子(のちの天智天皇)と謀って蘇我政権に対するクーデター・乙巳の変を主導し、
続く大化の改新においては内臣に任じられて新政権の重鎮として活躍、死の間際に大織冠内大臣の位と藤原朝臣姓を賜った。
後世、鎌足廟・多武峯(妙楽寺、後の談山神社)および興福寺・春日大社では鎌足を維摩居士の垂迹神とする方向で神格化が展開し、
中世太子伝においては聖徳太子の後継者(聖徳太子の子・山背大兄王の一族を滅ぼした蘇我入鹿を誅殺し、賢臣となる)としての英雄伝説が発展した。
『日本書紀』の入鹿暗殺シーンで鎌足は弓矢を持って潜んでいたことが触れられるのみであり、入鹿の殺.害に直接関与はしていないのだが、
太子伝の伝統のうちでは鎌足が入鹿を直に討ったことにされている。
やがて伝説は真言密教(両部神道)における即位灌頂のダキニ天と呼応し、摂籙縁起(摂録縁起)と呼ばれる藤原氏の神秘的な起源説話を形成していく。
例えば『天照太神口決』は天照太神=下野国松岡明神(不詳)=(本地)吒枳尼天=鹿嶋大明神=春日大明神としたうえで、
鹿嶋(鹿島)大明神が吒天として(つまり野干=キツネの姿で)現れ、
生まれたばかりの鎌足を拐い、腹の上で「自尊佐理均在位七歳作坐冠天子」と誦し、太神の秘法(子良の秘法)と藤を巻いた鎌を与えて親元に返し、
長じた鎌足がこの鎌で蘇我大臣の頭を切っただの、藤原の姓は藤巻の鎌に由来するだのと述べている。
このような"鎌足の出生時狐が鎌を咥えて来た"、"鎌足が入鹿の首をその鎌で落とした"といった伝説は神道書や寺社縁起によって知られるようになる。>>320
最終的に、即位法の決定版とされる『神代秘決』、その東寺御即位品はダキニ天の習合関係を限界まで拡大し、
大職(織)冠及び吒天(ダキニ)は天照太神の変身なり、
故に(ダキニ=鹿島神=鎌足=アマテラスは)春日の大明神として顕れ、接録(摂籙)を護り給う、と説いた。
さすがに、大織冠・鎌足とダキニ=天照大神の同一視は東密の奥義にとどまり、一般化はしなかったようであるが。
皇室と摂関家の祖をいずれも天照=荼枳尼とするとき、そこにあらわれるのは権力と権威の美しい一元論である。なんとまあ、中世的であることか。
【人物】
自らの存在意義、生前の行跡、主君といったものを、まだぽやぽやとしか感じられない、夢と希望に満ちた少年。
正義感は強く、大織冠の幼体として納得の優秀さだが、全体として幼さが勝つ。
自覚こそしていないが、その肉体と神気はウカノミタマ神(稲荷=荼枳尼)がベースとなっている。
ウカノミタマは、後に外宮の祭神(アマテラスに仕えるトヨウケビメ)とも同一視されたように、”奉仕するもの”としての適性も高かった。
権力を自在とするダキニ成分と奉仕属性を一身に押し込めることで「権勢絶大だが王権存続を脅かさない」宰相とその家系の発足を狙ったものらしい。
本来ここまで神に近い形態は幼年期に限られ、座に登録されているのはヒトとして成熟した「人間」鎌足であるはずだが、なぜかこの姿で現界している。
かつて壮年期に抱いた忠義を知らない彼の願いは、仕えるべき主君を見つけることだ。
どこからか「あなたが主にはならないのですか~?」「権力、握っときましょ?」と囁かれても、「そういうのは趣味じゃないです!」と突っぱねることだろう。>>321
【因縁キャラ】
中大兄:「我が君!と呼ぶべき”私(わたし)”は、どうやら私(わたくし)ではないようですね……」
玉藻の前:「初対面のはずですが、なぜか他人のような気がしません!こんにちは!」
荼枳尼天:『そこまでにしておけとは傲岸ですね~……。わたくしはただ、我が子を愛(め)でて、愛(お)しんで、遊んでいるだけなのに~』
ダーキニーは上位神格である大黒天(シヴァ)の下命なくして使役しがたい、まつろわぬ鬼女神である。
鎌足の神性は天照30%/稲荷40%/ダキニ20%/その他10%だが、支援呪術は『この』ダキニ単体で成立しているスキルらしい。
本人的には日本の神々から奪ったおもちゃで遊んでいる感覚なのだとか。※なお、「そこまでにしておけよ」と釘を差している方が天照、というネタである。【元ネタ】金色白面九尾の諸伝説
【CLASS】アーチャー
【真名】華陽夫人
【性別】女
【身長・体重】170cm・59kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:A++ 幸運:E 宝具:B++
【クラス別スキル】
対魔力:A
神霊の眷属であるアーチャーを現代の魔術師が傷つけることは不可能に近い。
単独行動:B+
マスター不在でも現界を維持する。アーチャーは飽き性なためか本来のランクより低い。
神性:A
神霊適性を持つかどうか。ダキニ天の分霊にして眷属であるらしいアーチャーは高いランクで有している。>>323
【保有スキル】
呪術:EX
ダキニ天法。地位や財産を得る法(男性用)、権力者の寵愛を得る法(女性用)といった、権力を得る秘術や死期を悟る法がある。源流の神霊に直で接するアーチャーはほぼ権能のそれであるが、性に合わないとわりと自重する。
変化:A
借体成形とも。アーチャー、玉藻の前と同一視される中国の千年狐狸精の使用した法。殷周革命(『封神演義』)期の妲己に憑依・変身した術だが、あえて獣寄りの容姿で過ごすことを好む。
おしゃれな髑髏:EX
天竺の宗教観において、戦争の生々しさは希釈するものではなく、堂々と誇大に示すことで(おそらく)抑止としての働きを期待するものだった。その象徴として、生首を首飾りとする女神像が、シヴァの妃カーリーをはじめとして存在している。
【宝具】
『荼吉尼天法・千首戦征 (カルマーシャパーダ・ダーカ)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:3〜30 最大捕捉:1000人
ダキニ天法を応用した髑髏操縦呪術を宝具としたもの。伝承に曰く、人間と獅子と間に生まれたダーカ(ダキニの男性型)、斑足王は千の小国を蹂躙せんと荒ぶった。しかし、仏教に帰依して紙一重に踏み留まった。さて、その発端を探れば、斑足王を嗾したのはその妃に化けたアーチャーであったとか。
千の髑髏を、シヴァ妃カーリーの神授の武具に見立てて破魔の特性を備えながら、元の持ち主たちの怨念によって呪詛を凝らせる宝具の中でも一二を争うほどの凶悪で冒涜的な代物。反英雄の宝具でありながら、悪や魔性に効果的なのは、「戦場に善良無し」というアーチャーの価値観が多分に影響している。>>324
【Weapon】
『髑髏』
それっぽく整えたのではなく、かつて実際に殺めた千人の髑髏。元の持ち主たちは有象無象ではあるが、伝承に誂えて小国の銘をそれぞれに授けているとか。
【解説】
大妖怪として語られる金色白面九尾の狐、それが天竺において活動していた折の姿とされる、「華陽夫人」。
中華にて敗れた妖狐は再起を図り天竺に潜伏したのかもしれないし、全く別の由来から発生したが同一視によって習合した天竺の妖狐かもしれない。
仏教発祥の地、天竺での姿とあって源流はダキニ天に寄りかかり、惑わしの魔性ではなく荒ぶる魔性としての側面が強い。あるいは、敗れた身に力を蓄えるために少々短絡的な手段を選んだ結果なのかもしれない。
女人の美貌ではなく、獣面の本性を曝け出し、赤裸々に悦楽を語り、実の感で斑足王の残虐性を吐き出させたのだろう、血の味を好むケダモノである。
とはいえ、ダキニ天からして土地の支配神の伴侶を努める神性であり、アーチャーもまた奉仕体質は宿している。特に善良なモノに弱く、悪しきモノは無遠慮に蹂躙する様子からは想像もできないほどに、ドロドロに甘やかす。その甘やかしで怠惰に堕ちたところで食ってしまうかもしれないが、抗い続ける限りはアーチャーは決して裏切ることはなく意に沿わない姿を見せることもない。ただし、姿が見えないときはこっそりとしてはいるだろう。端的に言うのであれば、狂犬。隷属あるいは所有。それもしたい、されたいの両方が性癖の東洋のユニコーンみたいな奉仕体質と言える。【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】吉備真備
【性別】男
【身長・体重】163cm・54kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:C 魔力:A 幸運:EX 宝具:EX
【クラス別スキル】
陣地作成:A++
魔術師として有利な陣地を作り上げる。日月にさえ干渉し得たキャスターの霊地掌握能力は破格と言っても余りある。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成する。朝廷儀式の整備を任されていたキャスターの能力は疑うべくもなく、一部の相性の良い宝具への改良さえも可能。>>326
【保有スキル】
陰陽道(祖):A++
日本において独自に発展した魔術体系。キャスターはその開祖とされる。天才の術式にはよくあることだが、当人にしか理解不能な代物であり、以後に伝わる陰陽道とは結果はともかく中身は全く違うらしい。
六韜兵法:EX
天下に秘蔵されたる兵法の窮極。キャスターは『三略』とともに、この兵法書を日本に伝来させたと伝わる。
荒波越えて:A
遣唐使として危険な航海を乗り越えたことを示すスキル。また、学者の身で右大臣にまで昇り詰めた政略、人生の荒波をも乗り越えたキャスターの生涯の具現。時に潜ってやり過ごし、時に揉まれて研鑽するその選択の先に利を得る能力。
【宝具】
『夢想盤・大宰府君太極図 (ドリーム・リアリティ・マーブル)』
ランク:EX 種別:固有結界 レンジ:- 最大捕捉:-
キャスターの魔術研鑽の集大成。神代の仙人たちの最高傑作『思想盤』の擬似模倣品すなわちデッドコピー。肝心の根源接続ができていないらしいが、それ以外の実用性に関しては遜色ない。ただし、根元接続できていない以上、キャスター以外が使用してもまともに機能しない。書物のカタチで持つ常時発動型宝具であり、真名解放によって固有結界を展開する万能宝具。魔法以外のあらゆる魔術的結果を得ることができる。
伝説に曰く、陰陽道の聖典『金烏玉兎集』はキャスターが唐から持ち帰った書物で、伯道上人なる仙人が文殊菩薩から授かったものであるらしい。この書をはじめとして『刃辛内伝』など数多の陰陽書を得たキャスターは日本陰陽道の祖とされる大人物なのである。
なお、銘はかなりテキトーな模様。そもそも生前に未完成だった代物であり、サーヴァントとして召喚に応じる理由はこれを完成させることにある。そのため、試しに弄って機能不全を起こしていることも多く、実際にサーヴァント戦となったときには宝具無しの縛りプレイを強制されることもしばしば起こり得る。ようはただの覚え書きなのかもしれない。>>327
【Weapon】
『虫喰切』
キャスターのモノとされる古筆。言霊を宿す文字を記述する魔術礼装。ルーン並みの汎用性を持つが、キャスターでなければ扱えない。
【解説】
奈良時代の日本に名を馳せた遣唐使、学者、右大臣、「吉備真備」。学者の身で大臣職まで昇り詰めたのは近世以前では、あとは菅原道真のみという破格の才覚を歴史に刻んだ大天才。
中世日本にて、六代の天皇に仕えた超人であり、遣唐使として唐に渡ると阿倍仲麻呂とともに、唐で名を上げたただ二人の人物として挙げられる才知を示す。その知恵は確かなもので軍略、政略に通じ、のらりくらりと世を渡る老獪な政治家。
道真が趣味人のきらいがあったとするなら、真備は善良ではあるものの俗人と言って差し支えない。研究者としての探究は大いに好む好奇心があり、良識も備えるが、栄達もまた好み研究結果がひと財産になればなお良いと考える。サーヴァントとして召喚される理由は上記の通り、宝具を完成させることにあるが、完成自体はプライドから願わず、第二の人生すなわち受肉をこそ望む。
ただし、戦闘は厭う。そもそも学者であって戦士ではないキャスターは万能の手札があり、軍略に優れようとも英雄には一歩遅れをとる。並みの英雄であれば、一歩の遅れを強引に挽回することも可能だが、面倒なことであり、残り一騎となるまで潜伏することを選択する。そして、勝ち残った一騎はつまりその聖杯戦争における最優であるため、宝具の機能不全もあって基本的に負ける。なんかまたwikiに直接投げてる人がいるな
ID残したくないんでしょ
【真名】:黒鳥兵衛詮任
【クラス】:キャスター
【元ネタ】:黒鳥兵衛伝説
【解説】
蒲原郡黒埼村(現・西蒲原郡黒埼町)の的場山に砦を築き、領民たちに多くの被害を与えた凶賊として知られる者。
くろとりひょうえあきとう。
元々は奥州・安倍貞任の一族で、前九年の役で源頼義・義家父子に敗れ、越後に落ちのびてきた。
妖術を扱い、大風を吹かす、五月半ばに雪を降らせるなどを行った。
時に黒雲に乗じて天空を飛翔したとまでいわれた。
山伏や、鳥海山を飛び交う天狗たちに兵術や魔術、天文や地理学を学んでいたともいう。
源頼義は訴えを聞くと討伐を決意し、勅勘を受けて佐渡島に流罪となっていた次男の加茂大郎義綱を呼び戻し、討手の大将に命じた。
義綱は討伐軍を組織し、黒鳥軍と戦いを始めた。
しかし黒鳥兵衛の妖術、降り積もった雪に手こずり、一進一退を続けた。
討伐軍は後に「カンジキ」と呼ばれる道具を作成し、雪の上を歩き一挙に攻め込んだのだ。
加茂大郎義綱は自ら黒鳥兵衛を目指して進み、互いに激しく太刀を合わせて戦い、ついにその首をはねた。
だが黒鳥兵衛の首は天高く飛び上がり、□から火炎を吐き出しつつ、義綱めがけて、飛びかからんとした。
間一髪、飛んできた白鳥が首に襲いかかり、叩き落とした。夷ゲイの逸話は夏王朝を一時的に滅ぼしたというものである。
ゲイは有窮氏の出身で窮国の諸侯の一族だった。
子供の頃に親とともに山へ出かけたがはぐれてしまい、楚狐父という狩人に保護される。
楚狐父が病死するまでの間育てられ、その間に弓の使い方を習熟し、その後弓の名手である呉賀からも技術を学び取った。
そして弓の腕を使いゲイは勢力を拡大したという。
さて夏の第3代帝の太康は政治を省みず狩猟に没頭していたが、ゲイは夏に対して反乱を起こし、太康を放逐。
夏王朝の領土を奪い、王として立ち、諸侯を支配下に置いた。
しかしその後、伯封を殺しその母である玄妻を娶り、寒サクという奸臣を重用し忠臣を退け政治を省みずに狩猟に没頭していく。
最後は玄妻と寒サクによって相王の8年に殺されてしまった。
【備考】
・暴君になった版ゲイ。弓の腕はすごいんだろうけども…負の部分を集めた感じのゲイで作成できそう。
・スキルは千里眼、無窮の射(ランクは堯の時代のより落ちる?)、獣殺しだろう。
・ただ混同の結果から洛嬪を奪った話を夏の時代のゲイに繋げた場合、洛嬪の加護があるかも?
・宝具についても夏王朝の領土を奪った逸話に加えて
河伯の左目を射抜いて洛嬪を奪った話で、命中させた相手から何かを奪う宝具もありかも。「どうせ姉妹(イリス)とは違い、アタシ達は女神、あるいは下級女神(ニュンペー)とすら呼ばれない失敗作よ…」
【元ネタ】ギリシャ神話、神曲
【CLASS】アサシン
【真名】ハルピュイア
【異名・別名・表記揺れ】ハーピー、ハルピー
【性別】女性
【身長・体重】165cm・53kg(通常時かつ人間態)
【肌色】青白い 【髪色】ダークグリーン 【瞳色】赤
【外見・容姿】鳥の怪人を想起する服装を身にまとったアンニュイな女性。翼の生えた人の姿だが、再臨すると伝承通りの半人半鳥の姿になる。
通常時は人間の腕だが、翼に変形したり、ワイバーンのようにすることも可能。
【地域】クレタ島、冥界
【年代】神代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:C++ 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:B 幸運:D 宝具:A>>340
【固有スキル】
神性:D-
ガイアとポントスの子タウマースと、オーケアノスの娘エーレクトラーの娘で、虹の女神イーリスの姉妹である。彼女たちも本来は高ランクであるはずなのだが、複雑な事情で魔性に近い状態で堕ちているため低ランク。アサシンにおいては神々のの尖兵程度たる神性を保有する。
貪欲の怪鳥∶B
食欲が旺盛でしゃがれた金切り声をあげ、食糧を見ると意地汚く貪り食う上、食い散らかした残飯や残った食糧の上に汚いのをを撒き散らかして去っていくという、この上なく迷惑な怪物である
変転の魔、怪力、吸血の複合スキル。また、魂食いに大きなボーナスをもたらす。アサシンの場合はあまり使いたがらず、ランクもBランクである。
魔なる風∶A
かつては風の精霊であったものの名残と、怪物としての特性が合わさり、スキルになったもの。
通常の魔力放出(風)に加え、周囲に様々な悪影響を放つ。
千里飛翔:B+
長時間・長距離の飛行を可能とする無尽蔵の体力を有する。
また、敏捷パラメーターの一時的な急上昇、全力疾走時の耐久及び筋力パラメーターの上昇、飛行中の連携力の強化といった効果を発揮できる。>>341
【宝具】
『暴食怪鳥の四重奏(ハルピュイアイ・カルテットイーター)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
ピーネウスを罰するべく神々の手でハルピュイアたちを這わしたとされている惨劇の再演。
真名開放と同時に自身を始め四体のハルピュイアが召喚。「疾風」を意味するアエロ、「早く飛ぶ者」を意味するオキュペテー、「暗雲、黒い女」のケライノー、「足の速い者」のポダルゲーが飛び回り、対象を貪り食って蹂躙する。
しかし宝具の発動時間が長引くと同時に狂化のランクが上がり攻撃力が増し、怪物としての側面が強調され制御が困難になる。
違う使い方として、威力がさがるかわりに、無銘かつ雑種のハーピーたちを召喚し袋叩きにすることも可能。
『自 殺 者喰らいし樹海地獄(スーサイド・シーアオブ・ツリース)』
ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:600人
『神曲』におけるダンテが入り込んだとこの一つとされている空が薄暗く樹木の幹も枝も、葉さえも黒一色の世界。花も実もつけるはなく、枝はいびつに曲がり、その枝に生えた棘は毒を含んでいる。まさに野獣でさえも棲むことを拒むほどの凄惨な密林の世界に引きずり込む
固有結界の中で時間経過とともに対象の体を樹木に変貌し行動を鈍らせ、無数のハルピュイアたちが飛び回り、対象を啄み、貪り食う。
生前自らの手で命を落としたり自殺してしまった話を持つサーヴァントに対しては特攻が入り、変貌が早くなり悪化してしまう。
また、固有結界内において樹木の枝や棘を手足のように操って攻撃したりすることも可能。
【Weapon】
『翼』
羽の一本一本を苦無弾のように飛ばしたり、翼そのものを硬化して武器にすることも可能。
『鉤爪』
神鉄に匹敵するほどの鋭さと鋼鉄さ、そして危険性を持つ。>>342
【解説】
ギリシャ神話に登場する半人半鳥の怪鳥。ゼウス、或いはハデスの手下とされており名は「掠め盗る女」を意味する。父は海神ポントスと地母神ガイアの息子タウマース、母は海神オケアノスの娘エレクトラ。姉妹に虹の女神イーリスがいる。元々はクレタ島の土着信仰に伝わる風の精霊だったらしく、暴風と共に飛び、群雲の乳を搾ると伝えられている。
諸説あるが、神々に罰せられて盲目になった予言者ピーネウスをさらに苦しめるべく神々の手で這わされたエピソードで有名。
ピーネウスに食事が用意されると空から降りて来てこれを奪い去り、わずかに残った部分も異臭を放っていて食べられたものではなかったという。そこに英雄イアソンの乗るアルゴー号が通りがかり、航海の路を教えてもらうかわりに北風の神ボレアースの息子で有翼人のゼテスとカライスの兄弟が彼女たちを追い払った。
ダンテ・アリギエーリの『神曲』では、地獄第七圏第二の環「自 殺 者の森」において獄卒の役割を担う。自ら命を絶った者が樹木に変貌させられ、ハルピュイアに夜と無く昼と無く枝葉を毟られ、その身を啄ばまれる。
そんな彼女たちの正体は、神々の間に生まれたにも関わらず神として運用できず破棄されてしまった失敗作。同じ両親のもとで生まれ、イーリスと同じ伝令使としての役割を与えられたが、神格が足りず非常に不安定であり、その役割をこなせないため失敗作としての烙印が押され、神性剥離。そして廃棄処分された。要するにハルピュイアたちは失敗作であり、イーリスこそが神々の正統な血を受け継いだ成功作とされる。
その光景を見た神々は彼女たちの最期を哀れみ、その残骸を回収。自身の尖兵として改良し、報復兵器としての役目が与えられた。>>343
【人物像】
アサシンとしての彼女は神々の使い魔としての側面が強調されており、任務自体は真面目にこなす。サーヴァントとしての真名上ハルピュイアと名乗ってはいるが、アサシンとしての場合はその魂と念が集合された存在であるため個体名そのものが不明であり、本人でもわからないため一応はアエローと名乗っている。
常時不機嫌な表情を浮かべており皮肉屋かつ悲観的。誰に対しても不審的でなかなか心を開かない。特に自身の姉妹であるイリスの話題に関してはキレて豹変するほど。だが時折寂しげな言動や表情を浮かべ、本性が垣間見える。
裏を返せば、彼女たちはただ見てほしかった。認められたかった。棄てられておしまいを迎えたくなかったかもしれない。
難易度は高いが交流を重ね、親交を深めれば、彼女は心を許してあなたのために守り、最後まで戦ってくれるだろう。
普段はそのような性格だが食べているときが落ち着くとのこと。美味しいのを上げれば懐き度が上がるかもしれない。だが意地汚くむさぼり食うなど悪い噂を気にしているのか、食事のマナーや作法は異様に気を使う。
特技:暴飲暴食、任務遂行
好きなもの:ジャンクフード
嫌いなもの:比較されること、自身の過去話
天敵:イリス
願い:自身の本当のあり方と必要としてくれる存在を見つける
【一人称】アタシ達【二人称】アンタ【三人称】アンタ達、アイツ>>344
【因縁キャラクター】
ゼウス
自身の上司の一柱(?)。仕事自体に関しては忠実。一見忠実に見えるが、内心は神々に対して毒舌かつ辛辣であり時折愚痴をこぼしている。·······ちなみに一番恐れているのがハデスである。
イリス
自身の姉妹であり、神々の純粋な血統から生まれた成功作。一言では言い表せないほど愛憎以上の複雑な感情を持つ。
一説ではボレアスにとどめを刺される直前に仲裁に入り、悪いことしないように見張る代わりに許してほしいと頼んだとされている。
アルゴー関係者
「てかあんまり記憶にないのよねぇ…。あたしたち自身なのか違うハルピュイア(あたしたち)なのか」アサシンにとってもあまり記憶がないらしい
神曲関連
よくも悪くも関係者からは名前を知ってる他人以上知人未満であり、同僚や獄卒など地獄関係者ビジネス的な付き合いであり、特に思うことはない。
ブリュンヒルデ
「アタシ達と同じ、神の手によって生まれたにも関わらず、破棄されてしまった失敗作。けど、どこかイリスの気配がするから愛せないわ」
ワルキューレ
「アタシ達とアンタ、互いに正反対な存在。なのになんで失敗作と呼ばれた存在を訣別せず姉のように慕い、姉妹のように接する訳?わけがわからないわ」>>345
ロウヒ(第三再臨)
同じ半人半鳥つながりの同類? だが向こうは元からそういうのではなく魔女である。
セイレーン
解釈は異なるが自身と同じ半人半鳥の怪物とされている。だが本質は似て非なる別の存在。
「てか半人半鳥の属性丸かぶりなんですけど。
【他クラス適性、変化傾向】
バーサーカー
怪物としての醜さが強調されている。
自身の目的や願いなど忘れ、魔獣としての側面が表面化。目につく者を手当たり次第に襲う獣となる
ライダー
ハルピュイアの一人であるポダルゲーと西風の神ゼピュロスの子で、クサントスとバリオスを産み、アキレウスの名馬になった。そのためライダーとしての真名がハルピュイア=ポダルゲーとなり、馬を引き連れるかもしれない。
【コメント】
没設定として実はイリスのもう一人の姉妹アルケーも入れようとしたけど、日本での知名度は皆無に近いし、英語じゃないと女神としてのアルケーに関しては出ないし色々難しいからやめた。多分『Arke Greek mythology』か『Arke goddess』と検索すれば出てくるかもしれない。【元ネタ】妖怪、日本神話
【CLASS】キャスター
【真名】鈴彦姫
【性別】女
【身長・体重】162cm・47kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:B 魔力:A 幸運:EX 宝具:A
【クラス別スキル】
陣地作成:A++
神域を敷くほどの力量。
道具作成:B
付喪神として呼び掛けることで既存の器物に神秘を一時的に宿すことはできる。
神性:C++
妖怪・付喪神であり、零落した身とされるが、その能力の方向性からランクは維持されている。>>347
【保有スキル】
神楽鈴:EX
キャスターの本性たる器物。神降しに用いる儀礼道具で、鳴らすことで場を清めるのが主な用途。
おかめ:B
オタフクとも。容貌善く、人々に福をもたらす。印象を善くし、交流において多くの補正を得る。
神楽舞:A++
日本の伝統芸能。奉納演舞。舞踏は多くの世界観で神事の側面を持ち、キャスターのそれは世界観を越えて神々を楽しませるほどの技量。
【宝具】
『日出ずる天の螺鈿艶舞 (いわとのまえにてかぐらをそうしたまいし)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:888
「岩戸のまへにて神楽を奏し給ひし」。鳥山石燕の『百器徒然袋』にてキャスターの解説より。アメノウズメの逸話に関連することを示唆されることを受けた神降しの舞。キャスターの演舞によって場を清め、演舞に見惚れさせ、無防備となった対象に、引き出された神の威光が降り注ぐ。この場合、神はアメノウズメの神話を受けて最高神アマテラスであり、太陽の威光である。味方であれば豊穣の恵みとなって強化され、敵方であれば灼熱に灼かれる。>>348
【Weapon】
『神楽衣装』
キャスターの舞踏を引き立てる衣装。
【解説】
鳥山石燕の『百器徒然袋』に紹介される妖怪、神楽鈴の付喪神『鈴彦姫』。紹介文では、芸能の女神アメノウズメの逸話に絡められるが直接的な関係については詳細不明。アメノウズメは鈴を持つような逸話もないので、神降しと舞踏という共通点で連想し石燕が創作したものと推測されている。
妖怪としては知名度が低く、幻霊の域に留まっていてもおかしくはない。しかし、曲がりなりにも女神と関連したために、神霊側からの協力的な支援もあって英霊として成立している。戦闘は演舞の身の熟しによって防戦であれば並みの英霊を軽やかに翻弄するであろうが、攻勢に出ると途端に調子を崩す。そのため、攻撃は宝具を利用することに限定してマスターは作戦を立てるのが良いが、奉納演舞を宝具とするために対象となる神霊側の機嫌にも左右され、発動に要求される演舞の完成度や時間が不安定であるのが難点。それでなくとも並みの宝具よりも発動までの時間が長く、準備も大変。マスターを狙われては対処も困難なため、非常に勝利が難しいサーヴァントと言わざるを得ない。
それでも彼女が召喚に応じるのは、多くの人外のありふれた願いを叶えたいからだ。そう人間になりたいのだ。【元ネタ】画図百鬼夜行、妖怪創作など
【CLASS】プリテンダー
【真名】妖怪総大将 鳥山石燕 【性別】不明
【身長・体重】153cm・?kg 【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:EX 耐久:EX 敏捷:EX 魔力:A 幸運:D 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:EX
複雑怪奇な神秘によって意図せず防護として成立している。
騎乗:EX
人々の空想に乗って存在する。
単独行動:EX
人々の空想を魔力に変換して受け取る。
気配遮断:EX
闇の住人として希薄な存在である。
陣地作成:EX
異界を成すモノも多くある。
道具作成:EX
付喪神の類いは器物を本性とする。
神性:EX
かつての零落を表す。本性によってはランクを維持するものもあれば、ほとんど喪ったものもある。>>350
【保有スキル】
逢魔時の夢現:A
此方と彼方の境を曖昧とするプリテンダーの固有結界。存在そのものが固有結界とも云える。個々では存在強度の弱い妖怪が集まって一つの霊基を成しており、表面化した妖怪によって筋力、耐久、敏捷が変動する。
鬼種の魔(偽):EX
本来は鬼の異能および魔性を表すスキル。特にプリテンダーを構成する文車妖妃と塵塚怪王によって似た特性を発露している。恋情の執が変生して鬼となるという文車妖妃、山姥の王とされる塵塚怪王のそれは鬼種と似るが非なる空想に過ぎない。なお、魔力放出の形態は「灰」となっている。
奇想天外:B
プリテンダーは干渉される影響を見た目上はないものとすることができる。鳥山石燕は妖怪を親しみやすく面白おかしく描いた、それは現代にいうコメディタッチ。すなわち、ギャグ補正のようなスキル。吹き飛ばされたはずなのに目の前にいたり、怪我をしたはずが無傷な姿になっていたりする。>>351
【宝具】
『我頭百鬼夜行 (ゆめこころにおもいぬ)』
ランク:EX 種別:固有結界 レンジ:- 最大捕捉:-
「夢心におもひぬ」。鳥山石燕が多く用いた締めの一文。人々の空想夢想を糧として成立する固有結界。スキルとしても逢魔時の夢現として一部能力となっている常時発動型宝具。周囲一帯の人々から念を受け取って魔力に変換したり、異界を成したり、構成する妖怪にそれぞれ分身したり、宝船を現界させたりする。特性上、人口密集地であるほどに万能性や出力が高くなり、一般人を眠らせながら隔離して安全を確保することで、状態を維持する一度、場を整えれば非常に厄介な代物である。
『幽冥皇空亡 (かくりよのたいよう)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜108 最大捕捉:100
幽世の太陽。現代創作上に燦然と輝く最強の妖怪「空亡」を現界させる『我頭百鬼夜行』の鬼札。本来はあくまでも夜明けによって妖怪たちが去ってゆくに過ぎない場面を、妖怪たちが慌てて逃げ出す恐ろしいモノとして球状に描かれた太陽を見做すことで生まれたモノ。太陽の負の側面をひたすらに肥大化させ、灼熱地獄を固有結界内に齎すことで対象を攻撃する。しかし、妖怪たちも逃げ出すとして、固有結界もまた崩壊、霊核は空亡が保有するとして霊基消滅とはならないが復活に時間を必要とする。>>352
【解説】
真名創作「妖怪総大将 鳥山石燕」。江戸時代に、妖怪の画集を創作して有名となった浮世絵師「鳥山石燕」の役を羽織る妖怪集合霊。
鳥山石燕が老爺として印象を受けるため、ベースとなっているのはぬらりひょんであるらしいが、そのほかの妖怪でもあるため性別は定まらない。幽かな存在で体重はあってないようなもの、容姿とて変幻自在にしてマスターも必要としない強力なサーヴァントだが、その言動は悪戯好きの小僧の域を出ない。大それた悪事というものに興味はなく、人々の想念の産物として弁えた小心者。仮に一般的な魔術師がプリテンダーを召喚したとして、制御するのは困難と思われる。およそ人を驚かせる程度の悪事までが許容範囲のプリテンダーでは離反は時間の問題であろう。なお、その在り方としてはナーサリー・ライムに近く、あるいは日本限定の彼女と言えなくもない。【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】杜預
【異名・別名・表記揺れ】元凱(字) 杜武庫、杜父(異名) 成侯(諡)
【性別】男性
【身長・体重】170cm・62kg
【外見・容姿】首に醜い瘤が出来ている老儒学者。何処か蛇を思わせる細身の風体。
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力B 幸運A 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:B
キャスターのクラススキル。魔術師として、自身に有利な陣地を作り上げる。
工房を用意可能な他、戦争時における陣形にも精通している。
道具作成:B
キャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成できる。
創意を凝らして周廟の欹器を再現した(失敗したとする説もある)という逸話からなかなかのランク。
他にも八磨と呼ばれる水車や、自動で動く兵器・利器も作成可能。>>354
【固有スキル】
迎刃而解:A
『軍師の指揮』と『勢い破竹の如し』が融合したユニークスキル。
破竹の勢いの語源ともなった杜預の指揮能力と好機を逃さぬ戦術眼を示すもの。
指揮下の兵士の能力を引き上げる他、機に乗じて兵士の能力を爆発的に引き上げて猛進させる事で趨勢を決定づける。
曰く、将帥の行列の中に杜預の姿があるだけで士卒は安心したという。
軍師の忠言:B++
軍師系サーヴァントに与えられるスキル。
状況を把握、分析することにより味方側に正しい助言を与えることができる。
『杜武庫』(杜預の博学多識と幅広い献策を武器庫に例えた渾名)と朝野を問わず称賛された、という逸話から高ランク。
特に此処一番での忠言は司馬懿や諸葛孔明をも上回る。
左伝癖:A
諸々の儒家経典、特に春秋左氏伝(左伝)に対する見識の深さ(あるいは執着)を示すスキル。
「経文を貫くすじみちは、必ず『左伝』から導き出す」とまで記し、「臣には左伝癖有り」とまで主君に述べた杜預は
未知・未経験の状況にさえ、生前に記憶した春秋左氏伝の内容を参照・解釈する事で対処できる。>>356
【宝具】
『春秋左氏経伝集解(しゅんじゅうさしけいでんしっかい)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
またの名を『春秋経伝集解』。
孔子が編纂したとされる史書『春秋』の注釈書の一つ『左伝』をベースに、先儒の研究を集大成し、『左伝』学を完成させた書物。
公羊学、穀梁学といった左伝以外の解釈を長きに渡って日陰に置いた歴史的大著である。
宝具としての効果は、内容よりも後世に及ぼした影響を昇華したもの。
すなわち、対象に対する解釈の一元化である。
生命体、物質、観念を問わず、対象が現在の状態で成立した経緯を深く学んだ後に
杜預自身によるただ一つの解釈を導き出し、他の解釈が成立する余地を無くす。
これにより、対象の来歴や伝承を杜預の解釈する形に限定し、その解釈以外で成立する能力・特性・可能性を全て剥奪する。
ただし、杜預自身がその解釈に何らかの矛盾を覚えた瞬間、この宝具の効果は消滅する。
対象の存在そのものを杜預一人の解釈のみに狭める宝具だとも表現できる。
孔子素王説という儒教の祖の神格化を否定した、杜預らしい宝具と言えるだろう。>>357
『継承大計(うけつぎしもの、ここになる)』
ランク:E~A++ 種別:万能宝具 レンジ:可変 最大捕捉:可変
羊祜の没後、その計画を引き継いで実現へと導いた経歴が宝具にまで昇華されたもの。
(創意を凝らして周廟の欹器を再現した逸話もミックスされている)
誰かが思い描いていたが実現できなかった事を、魔力によって具象化する宝具。
IFが満たされる並行世界を極小の範囲で切り取り、魔力によって複製する投影魔術(グラデーション・エア)とも言える。
なんでも具現化できる宝具のように思えるが、現在の時点で実現されている事象は投影できない為、
現時点で実現されていない(あるいは失われて伝承だけになった)物について
再現できるだけの知識を文献等から学んでおく、という独特な前提条件を満たす必要がある。
また、再現する事象の規模や精密さが高まる程に、魔力の消費量も高まっていく。
【Weapon】
『長策』:馬に用いる長いむち。転じて良策や遠計を意味する言葉としても使われる。生前用いたものか彼の知略が鞭として形を為したものかは不明。>>358
【解説】
三国時代末期~晋代の武将・政治家。妻は司馬懿の娘の高陸公主。子孫に詩聖と評された杜甫がいる。
自身は弓も馬術も不得手であったが、蜀、呉の討伐に携わり活躍した名将。
博学多識で政務にも秀でた。晩年は春秋・左伝の研究に勤しみ、左伝学を打ち立てて、千年の後にまでその影響を及ぼした。
†
博学多識であり、「功を立て、あるいは学説を打ち立てる事が、徳に近づく道だ」と述べていたという。
しかし、父の杜恕が司馬懿と対立して幽死させられ、杜預もしばらく不遇をかこった。
司馬懿とその長子・司馬師の死後、司馬一族の当主となった司馬昭に登用され、高陸公主(司馬懿の娘。司馬昭の妹)を娶る。
鍾会による蜀討伐にも属僚として従軍し、鍾会が反乱した後も計画に関与してない事を示して罪を免れたという
その後、秦始律令の制定など活躍したが、上司の石鑒の不興を買い、讒言を受けて職を解かれる。
鮮卑の樹機能らが反乱を起こして隴右に来襲すると、迎撃する将軍の一人として起用されるが、
杜預が彼我の情勢を鑑みて慎重論を説いたところ、またしても石鑒の讒言を受けて罷免され、爵位を奪われた。
しかし、その後の情勢の推移は杜預が事前に言っていた通りのものだった為、杜預は戦略に明るいと評判になったという。>>359
その後、杜預は召し出されて度支尚書に任じられ、軍政・国政に携わった。
石鑒の偽りを糾弾した際は言い争いを起こした咎で罷免されたが、
度支尚書の代行という形式で職務に携わり続け、数年の後に復権した。
杜預の残した功績は多岐にわたり、朝野を問わず彼を称賛して『杜武庫(あらゆるものを持っていることの比喩)』と呼んだという。
この頃、主君・司馬炎は敵国の孫呉を滅ぼす計略を、荊州を統制する将軍・羊祜と共に練っていたが、
羊祜が病に倒れた為、杜預は羊祜の後任候補を兼ねた軍師(正確には軍司)として麾下につけられて活躍した。
そして羊祜が没すると、杜預は地位を引き継いで司馬炎と共に対呉の戦略を完成させた。
司馬炎は群臣の反対を押し切って対呉討伐の大軍勢を発したが、杜預は将軍の一人として討伐に関与した。
当時の孫呉は暴君・孫晧の乱政によって弱体化しており、軍は各地で勝利を収めた。
この時、またしても慎重論が説かれたが、杜預は竹に切れ込みを入れれば後は手で割れる(破竹の勢いの元ネタ)として攻撃を続行。
多くの城を降伏させたが、江陵城のみは、杜預の首にできた瘤をからかった事を憎んで皆殺.しにしたという。
呉を滅ぼした後も、軍団への教練を忘れぬ一方、政務にも励んで農産を増収させ、水運を通じる水路も開いた。
民衆は杜預の事を杜父と呼んで慕ったという。
また、讒言を受ける事を恐れて中央の貴族たちに賄賂を送っていたという逸話もある。>>360
呉を滅ぼした後も、軍団への教練を忘れぬ一方、政務にも励んで農産を増収させ、水運を通じる水路も開いた。
民衆は杜預の事を杜父と呼んで慕ったという。
また、讒言を受ける事を恐れて中央の貴族たちに賄賂を送っていたという逸話もある。
杜預は一族からして儒学者の家系であり、特に春秋左氏伝に詳しく、自らを「左伝癖(左伝マニアの意)」と評したほどであった。
晩年になって、杜預はその汎い学識を以って春秋と左伝を統合し、『春秋経伝集解(春秋左氏経伝集解とも)』を著した。
春秋は史書でありながら史実よりも孔子の思想を反映している経書(儒教経典の一つ)であると扱われており、その真意を読み取る事は困難を極めた。
そのため『公羊伝』『穀梁伝』『左氏伝』と春秋に対する三種類の注釈書が出来たが
各々の注釈・解釈の相違を巡って後世の儒学者は論争を繰り広げた。
杜預の『春秋経伝集解』は左伝を正統として春秋の解釈を完成させつつ、杜預自身の注釈を加えたものであり、
時代が下るに連れて左伝そのものよりも権威を持つようにさえなった。
唐の時代に五経正義が編まれてから千年の後に至るまで、杜預の『春秋経伝集解』を通して春秋や左伝を理解するのが常識となったという。【元ネタ】史実(アイルランド、ブリテン・主に中世後期~近世)、『妖精の女王』
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】“グラントートー”
【性別】男性
【身長・体重】255cm・366kg
【属性】混沌・悪
【副属性】地
【ステータス】筋力B+ 耐久A 敏捷D 魔力C 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
復讐者:C
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲からの敵意を向けられやすくなるが、
向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。
忘却補正:B
人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。>>363 ゲラルドの詩情:B
魔術による身体強化、自動治癒、いずれかの恩恵を得られる。
女神の息子ともされる十四世紀のデズモンド伯 詩人の/魔術師の ゲラルド、
“去るも死なず、いつか再来しデズモンドに栄光をもたらす”人物の支援。
ゲラルドの属するフィッツジェラルド家は
“ノルマンの血をひきながら土着の者以上にゲール人”とも称され
イングランド-アイルランドの係争にしばしば主要な役割を果たしていた
……テューダー朝との大規模闘争を主導し、ヘンリー八世によって
殆ど族滅の憂き目を見た遠縁(絹衣のトーマス)もいたという。
シャムローグの疵:B
信仰の加護が部分的に変質したもの。
信心から生まれる精神・肉体の絶対性に加え、
新教徒、殊に英国国教会信徒と対峙した際に
互いの敵意を増幅、双方の防御数値を減殺する。
各地に繁茂するシャムローグ(シャムロック、クローバー)は
パトリキウス(パトリック)により三位一体を示すものとされ、
アイルランドの国花・象徴として紋章化もされているものである。>>364
【宝具】
『断截の剛刃(トア・ナ・トゥアムル)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1人
そう長くはない鋲付き柄と、
巨大な斧頭とを持つ戦斧(ポールアックス)。
“悪の行使(力を以てする悪事の正当化)”に使い慣れた品だ、とされる。
アーティガルの纏う黄金飾りの『アキレウスの鎧』さえも
この斧は幾度も突き破り、彼に鮮血を撒き散らせたという。
純然たる威力のほか、無効化に類する護りを
互いのランクによる対抗判定によって貫通する事ができ、
また攻撃判定クリティカル時には対抗判定を経ずして
防御数値諸共に貫く事を可能とする。
【解説(『妖精の女王』作中)】
エドマンド・スペンサー『妖精の女王』第五巻
『アーティガルの正義の物語』の敵役『巨悪(グラントートー)』。
巨人の如く大きく、常人の及ばぬ力と一騎討に優れた手腕を持ち
強さで匹敵する者はアーティガルと対峙するまで無かった。>>365
乙女アイリーナから国と王位を奪って君臨していた暴君であった。
終盤部にはアイリーナ自身を計略により捕らえ「定めた期限までに
彼女を擁護する騎士が現れ、決闘(グラントートーとの)を以て
その無実を証明しなかったならば、処刑する」と布告していた。
アイリーナが救援を依頼した妖精女王グロリアーナより命を受け
暴君討伐を担っていたアーティガルは、自分の手抜かりだと自責し
(不要なもの含め散々寄り道冒険した挙句に捕虜にもなっていた)
決意も新たにグラントートーのもとへ急ぎ、処刑日当日に到着した。
グラントートーは強く、アーティガルの鎧を突き破って傷を負わせ、
ならばと回避に専念してなお避け切れず流血を強いた。だが最後は楯に
斧が喰い込み外れなくなった事で形勢逆転、楯を捨てたアーティガルは
黄金剣クリセイオーでグラントートーを打ち倒し、その首を刎ねた。
アーティガルはグラントートーに荒らされた国土の復興に尽力したが、
グロリアーナの妖精宮よりの召還を受け、半ばで去ったという。
異様な姿と強大な力を持ち、美姫を虐げて領地財産を奪い、国を荒らし、
救援要請を受け送り出された正義の騎士に討たれる、まさに悪役の典型>>366【解説(『妖精の女王』作品周辺)】
―――他方、概念&ナマモノ寓意の結晶としての
『妖精の女王』に目を向けるなら話は変わって来る。
五巻とアーティガルは後世に甚だ不評であったという。
五巻は悪名高いアイルランド政策への迎合だとされ、対してスペンサーは
これを悪し様に罵る役には『嫉妬(エンヴィ)』と罵倒獣をあてている。
女王(エリザベス)に助けを求める Eirena はエリン(アイルランド)、
グラントートーをはじめとする敵役はデズモンド伯らの大規模叛乱や
教皇に支援を受けたスペイン軍のアイルランド侵入(叛乱への援軍)。
アーティガルの掲げる『正義』はエリザベスの法であるに過ぎない。
『高慢』の女王や巨人・巨竜に対する『神聖』ジョージ、
『強欲』マモンに対する『節制』ガイアン、
『色欲』の巨人らに対する『貞節』ブリトマート、
『不和』アテに対する『友情』キャンベル&トリアモンド、
『罵倒』の獣に対する『礼節』キャリドアと
己の担う徳性に対する悪徳の誘惑者と対峙して来た他巻主人公らに比し
アーティガルが向かうのはただ殺せばいい「怪物めいた暴君」でしかない。
彼は『妖精の女王』の中で「最も軽薄で頼りない英雄」だという。【元ネタ】史実、中世神話
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】藤原鎌足
【性別】男性
【身長・体重】168cm・50kg
【外見】銀髪に濃紫の官服。やせぎすで冷たいエリート風の男。目立たないが銀毛のキツネ耳があり、両目は猶も赤黒く燃えている。
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷B 魔力B 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:B
隠密行動に適している。
攻撃態勢に移るとランクが大きく落ちてしまうのが難点……なのだが、
アサシンは宝具やプランニングによって自身の気配遮断が計画の成否に関わらないような状況を作ることで克服しがち。>>370
【宝具】
『月隠(つきごもり)』
ランク:B+ 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:1人
ステータスや真名を秘匿し、あるいは誤認させる能力。
アサシンはその場にいる他の人物(敵・味方問わず)の容姿・外見をコピーし、悪辣かつトリッキーに立ち回ることを好む。
史書では蘇我入鹿にとどめを刺した者として佐伯連子麻呂・葛城稚犬養連網田の名が挙げられているのに対し、
伝承上ではその役目が中大兄ないし鎌足に帰せられる矛盾を解決する宝具。入鹿の警戒心を解くために盲目を装ったという逸話も複合されている。
予知の異能を持つ、と設定された舞曲上の蘇我入鹿を騙し仰せたように、千里眼による透視や予知・未来視等の超感覚をも欺く強力な欺瞞宝具。
『鹿島明神一円偏照(かしまみょうじんいちえんへんしょう)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:10~60 最大捕捉:100人
月輪の鎌。
伝説に言うところの、白狐から授けられた藤巻の鎌。子供のときから肌身離さず持ち歩き、これによって逆臣入鹿を誅したという。
本来は太陽神の力を秘めていたが、仕えるべき主君を見出してより宝具属性は太陽(王)を支える星――つまり月のそれに変更されている。
(ちなみに中臣氏・藤原氏の祖神アメノコヤネも中世、一部ではアマテラスの弟や月神として扱われることがあった。摂関家から月へ連想が働いたためだろう。)
刃の円が望月を形成し、砕かれて無数の三日月となる。降り注ぐ月の弧は鋭利かつ、冷気にて敵を焼く。これもまた「焼鎌」「敏鎌」である。>>372
【解説】
藤氏始祖大織冠内大臣。天児屋根命の廿一世孫。中臣御食子の長子。名は鎌子とも。
俗伝においては赤ん坊のとき白狐から鎌を授けられ、その鎌で蘇我入鹿を討ったとされる。
鎌は東国に埋められ、後々その地に鎌倉が建設された、とか。
614年(推古天皇22年)、大和国高市郡藤原の生まれ。
宮廷祭祀をつかさどる中臣氏ゆえに644年(皇極天皇三年)神祇伯を拝したが、これを固辞して摂津国三嶋に退いた。
『藤氏家伝』によれば王室衰微を憂いて軽皇子(孝徳天皇)に通じたが、器量不足のため英徹に見えた中大兄皇子に接近したという。
蹴鞠のとき中大兄が落とした履を鎌足が差し出し、誼を通じるようになったとする法興寺蹴鞠説話は有名。
蘇我倉山田石川麻呂の娘と中大兄を結ばせて石川麻呂を味方に引き入れ、中大兄に暴力要員として佐伯連子麻呂と葛城稚犬養連網田を推挙した。
その後、三韓の使者の来日にあわせて、あるいは来日を偽って式典に出席した蘇我入鹿を暗殺。その父蘇我蝦夷は自害した。(645年。乙巳の変)
明らかに説話であるが、このとき彼らは俳優(道化)を使って猜疑心の強い入鹿から剣を取り上げたとされる。
鎌足は、おそらく続く古人大兄皇子や石川麻呂、有間皇子の粛清(謀殺)においても暗躍したであろうが、史書は沈黙しており、定かでない。>>373
蘇我入鹿暗殺で鎌足が果たした役割は主として謀略面であったが、中世太子伝では鎌足が入鹿を直に誅殺したとされ、以後様々な伝承が発展した。
キツネと鎌の伝説はもとより、鎌足と中臣氏の祖神である鹿島大明神を結びつけるために成立した、鎌足を常陸国生まれとする伝承はよく知られる。
また石川麻呂の娘と中大兄の婚姻という史実から、入鹿の娘と中大兄あるいは鎌足の結婚、鎌足が盲目を装うといった説話が形成された。
このような暗殺の下準備を巡る伝説は幸若舞『入鹿』に結集する。
『入鹿』の鎌足は常陸に流されて貧農になった御食子卿の子で、狐の与えた鎌とともに育ったとされる。
十六歳で人夫として仕えた内裏で器量を見出されて出世し、「大悪行の臣下」「大通力の人」蘇我入鹿誅伐の勅令を受ける。
養女を使った奸計を仕掛けるが見破られ、春日大社に参籠して榊の枝を得る。盲人を装えとの神託であった。
鎌足は我が子を火中に投じて焼き殺.すことで入鹿に盲目を信じさせ、参内のおり、手を取り鎌足の着座を助けようとする入鹿の首を、狐の鎌で刎ねたという。
中大兄皇子/天智天皇の股肱の臣であり大化の改新の立役者――として知られるが、実際のところ彼の政治的活動の詳細は定かでない。
鎌足編纂とされる『近江令』は実在しなかったか未完成に終わったと推測され、晩年は白村江の敗戦処理に外交面で参与していた痕跡が残る程度。
没年は669年(天智天皇8年)、病床で天皇から大織冠と大臣の位を授かり藤原姓を賜った、その翌日の薨去だったとか。>>374
【人物】
血も涙もない官僚といった見た目通り、わかりやすくマキャベリズムにあふれた謀略家。
主君(マスターではない)の武器として酷薄であろうとする傾向にあり、事実態度は冷淡であるが、特に悪人ではないため長く接すれば善性が垣間見える。
大織冠の成体として恥じぬ神算鬼謀を誇り、また、あまり英雄的でない逸話に反して戦闘能力も異様に高い。
マスターに対しては客将として振る舞う。度々かつての主君を引き合いに出し、有徳ならずとも賢明であることを求める。
ちなみに幸若舞の『入鹿』のエピソードには困惑を示す。…取る策の迂遠さに、である。話に中大兄皇子が出てこないことも不満点だとか。
必要があれば自分も舞曲の鎌足と同じことをするだろう、とはしぶしぶ認めている。
通常の聖杯戦争では白村江の戦いを人生の汚点とし、これの挽回を願う形で召喚される。
ただし、願いを叶えたところで東アジア史の破綻を招くだけ、敗戦なくして律令国家日本は成立し得なかった、という現実を理解しているため、やや冷笑的。
献身・発奮に足る願いを持つマスターに恵まれない限り、どこか投げやりなまま敗退するだろう。
自分の目的を遂げる気が端から無いのだ。手段を選ばず勝ちに行くときの鎌足は極めてエロい(えげつない、ろくでもない、いやらしい)存在なのだが……。
まず表に出すことはないが。印象に反し、主君個人以前に王統と国体に絶対的な忠誠を捧げているタイプの愛国者。
中大兄も当時ベストな擁立対象であったに過ぎない……と薄々自覚しているが、今や本心から忠臣を自認する彼がそれを認めることは無い。>>377
定型文のところはよく見てなかった!ありがとう!
プランニング:A++
対象を暗殺.するまでの戦術思考。その、最高峰。
蘇我入鹿暗殺(乙巳の変)は彼が手練手管を弄して成し遂げた偉業であり、多くの伝説に彩られて伝承されてきた。【元ネタ】長靴を履いた猫
【CLASS】プリテンダー
【真名】カラバ侯爵
【性別】男
【身長・体重】132cm・29kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:D 幸運:A 宝具:B
【クラス別スキル】
対魔力:C
猫は魔女が使うほどには素養がある。
単独行動:B
猫は気まぐれ勝手に散歩。
気配遮断:B
猫は自然なハンターだ。
陣地作成:E+
猫の縄張り意識。
妖精眼:D
グリムサイト。猫妖精ケットシーとしての眼。>>379
【保有スキル】
鼠捕り:B+
猫であるのでネズミ捕りには腕に覚えがある。齧歯類の括りで言えば、ウサギもまた容易に狩ってしまう。
猫撫で声:C
魅惑の美声の亜種。交渉に優位に働く。
猫の手:C+
万能スキル。英雄独自のものを除く、任意のほとんどのスキルをD〜Cランクで発揮する。
【宝具】
『見事な変身でございます (チェンジ・ザ・マウス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
童話において、なんにでも変身できるというオーガを騙して鼠に変身させて食べてしまった逸話の宝具。対象を鼠化する呪い。対象がプリテンダーよりも巨体であり、プリテンダーに気を許しているほどに掛かりやすくなる。
【Weapon】
『レイピア』
細身の刺突剣の一種。特に名剣とかではないが、プリテンダーの小柄に合わせた逸品。
『長靴』
プリテンダーが二足歩行するために欠かせない長靴。これを脱ぐとプリテンダーはただの喋る猫でしかない。喋る時点で普通じゃなくない?
『袋』
狩りの獲物などを収納できる袋。見た目以上に入るが無限に入るわけではない。>>380
【解説】
欧州の童話、民話『長靴を履いた猫』のサーヴァント。真名「カラバ侯爵」とは、猫がでっち上げた飼い主の偽りの身分。
童話に曰く、猫は遺産として三男の元に飼われるが、三男は生きては役に立たず、食べてはあとには何も残らないと、遺産が猫であることを残念がる。しかし、猫は「長靴と袋を用意してください。そうすれば、猫もそんなに悪くないと分かります」と喋った。長靴と袋を用意してもらった猫は、まずはウサギを狩り、これを王様に献上する。「我が主人、カラバ侯爵より」との台詞とともに。しばらくそれを繰り返し、王様からの信頼を得ると、三男を水浴びに連れていく。そこに王様と姫様を乗せた馬車が通りかかる。猫は叫んだ。「大変だ!カラバ侯爵の荷物がすべて盗まれた!」王様と三男は対面し、「カラバ侯爵の居城」に王様を招待する。猫は先導し、「カラバ侯爵様の土地です」と言うように出会う百姓を脅して、広い領土を装った。城にはオーガが棲んでおり、先行した猫は「変身術に優れるといえど、その巨体でネズミのような小さなものには化けられないだろう?」と挑発。鼠に化けたオーガを食べてしまう。何食わぬ顔で王様を迎え、「カラバ侯爵の城へようこそ!」と唱えればあら不思議。三男は「カラバ侯爵」となったのです。育ちの良い三男は姫様と惹かれ合い、王様はそれを認めてご結婚。猫も貴族に取り立てられて、めでたしめでたし。
召喚に応じたカラバ侯爵は、真名に反して猫が主体である。人間の子どもくらいの二足歩行の猫の容姿で、しかし飼い主の三男でもあるようだ。言動は猫だが、自己認識は人間なのである。なお、実際の中世にあっても顔写真や確固とした戸籍もない時代、いつのまにかいたことになっている貴族の一つや二つ珍しくはなかったとか。「俺を鬼と呼びたくば鬼と呼び、化物と呼びたきゃ化物と呼ぶがいい!!だが日高見を、蝦夷の民を悪く言う輩は俺が許さねぇ!!!」
【元ネタ】史実、坂上田村麻呂伝説
【CLASS】アーチャー
【真名】阿弖流為
【異名・別名・表記揺れ】アテルイ、大墓公阿弖利爲、『北天の雄』
【性別】男性
【身長・体重】189cm・83kg
【肌色】少し赤い肌色 【髪色】ダークグレー 【瞳色】右目グレー/左目赤。
【外見・容姿】蝦夷由来の民族衣装の上に、鎧と毛皮を羽織った短髪の男性。左側の額に二本の角が生えており、普段は左目ごと大きなバンダナで隠している。左腕は赤黒く、赤く鋭い爪が伸びているため通常時は包帯を巻いている。
【地域】東北地方
【年代】8世紀末から9世紀初頭?
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:B 魔力:D 幸運:D- 宝具:C++>>383
【固有スキル】
鬼種の魔∶B
鬼の異能および魔性を表す、天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出等との混合スキル。
魔力放出の形態は「熱」にまつわる例が多いがアーチャーの場合は「嵐」に加え、「地」などの形態も取り、擬似的な災害を発生させることも可能。
ランクBの彼は純血の鬼そのものではなく、鬼と人の混ざりものらしい。
日高見の率いしもの∶B
アーチャーは蝦夷の指導者として幾度も朝廷に抗い、戦った。
心眼(真)、軍略、仕切り直し、勇猛、射撃の複合スキル
また、天然の山林や河川、それに類する地形であれば戦闘時に追加ボーナスを得る。
故郷への思い∶A
自身を大切にしてくれた国、自身を待ってくれる存在。守るべきものがある限り決してくじけることはなく、彼を最後まで支えてくれるだろう。>>384【宝具】
『日高見幻想世界(まもるべき、ひだかみのせかい)』
ランク:C++ 種別:対軍宝具 レンジ:10〜100 最大捕捉:500人
幾度も朝廷などの侵攻を自然や土地などを活かし、ゲリラ戦法など駆使した戦術の再演。固有結界に似て非なるもの。
真名解放時にあたり一面を濃煙や霧で包みこんで大自然の迷宮に閉ざし、どこからか自身含む弓矢部隊が敵を取り囲み無尽蔵の矢の雨で敵を一網打尽にする
領域内において自然由来のトラップや災害、迷路に近い複雑な道が襲いかかるので油断はできない。
発動場所が自然やそれに近い場所だった場合、プラス補正がかかり消費量も軽減。また、世界の修正が行われづらい性質を持つ。
『悪鬼血流暴走・悪路王(あくろおう)』
ランク:A- 種別:自己強化宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
自身の流れている鬼の血を最大限に解放し、一時的に鬼としての側面を強調、覚醒させる自己強化宝具。
真名解放時には額の角が大きく伸び、左腕が悪魔のような異形の腕になる。また、発動中は筋力と耐久のステータスは大幅に向上し、自身の身に瘴気をまとい、周囲に放つ。特に筋力は人の身では絶対に不可能なランクであるEXに到達し、体の一部が失おうと止まることはなく鬼神の如く暴れ狂い敵陣を蹂躙する。
しかし、発動中は意思疎通が困難になり制御に関しては不可能に近い。肉体の限界を無視した自己強化の代償は大きく、発動時間終了時には自身の霊核に大きなヒビが入り、多量出血を始め消滅までとはいかなくても崩壊が起きたり一時的に行動不能になるなどデメリットを持つ。
【Weapon】
弓矢
遠距離武器。特に能力とかはないが彼自身の精密性や技術で敵を射抜く。
短剣
アーチャーの近距離武器。二刀流であり状況に応じて使い分けるが、実はそれよりステゴロのほうがいいと思っておりたまに使わなかったりする。
鬼の力
通常時は肉体の一時的強化などにしか使わないが、もしもピンチのときや解放せざるを得ないときに完全に解放する。>>385
【解説】
8世紀末から9世紀初頭の奈良時代から平安時代初期に、現在の東北地方で活動したとされている蝦夷の族長。
朝廷の支配に抵抗し、陸奥国まで侵出した朝廷軍と幾度も仲間を率いて戦い、のちに坂上田村麻呂に敗北し降伏。坂上田村麻呂の助命嘆願はあったもののそれが届かず虚しく河内にて処刑された。そのあり方は後世の創作においてはまつろわぬ民を率い、あらゆる悪事を起こした悪鬼"悪路王"と呼ばれ、同一視された。
だが彼には謎が多い。アテルイはどこで生まれ、どのようにして族長になったのか?
アテルイはなぜ鬼と呼ばれたのか?なぜ蝦夷はまつろわぬ民の烙印を押されたのか?
───正式には蝦夷の民は純正な人間であり、彼は鬼そのものではない。
…人生の前生においてのアーチャーの人生そのものは明かされていないが、実は鬼との混血児である。どちらかが鬼なのかあるいは何代目が鬼の血が強かったのかは不明だがその血が強く片腕が不気味であり、片方の額に日本の角が生えていた。物心ついたときから両親の顔も愛も知らずに育ち、一族から化け物と迫害され、遠い山に捨てられた。捨てられた中で死にたくないと思ったのか必死に生き延びようと山の中で獲物を狩りながら生活をしていた。そんなある日のこと、とおりがかった日高見の人々が彼を見つけ、集落につれて帰った。アテルイは思った。また、アイツラのように俺を見て化け物というだろうな、迫害するだろうなと思っていた。
だがそんな思いとは裏腹に集落の人々は彼を優しく出迎え、化け物扱いせず人のように接したのだ。当初は疑っていたが生活していくうちに、人々の優しい心に触れたのか人々のために力になりたいという思いが芽生え、彼らのために鍛え上げた。その成果実力が実を結び、一族の長に任されるほど。
そう、今までの戦いは侵略とか我欲ではなく、蝦夷の民を、日高見の平和を守るための防衛だったのだ。>>386
延暦二十一年、そこで朝廷は500人の兵を連れて時の征夷大将軍・坂上田村麻呂を派遣。アーチャーたちは迎撃したものの彼の強大な背後の存在たちの加護により、なすすべもなく敗北した。坂上田村麻呂は彼の本当の姿を見ても化物だと蔑むことなく戦闘っぷりを見て称賛し、貴族や朝廷に助命の説得を試みた。だがその懇願は届くことなく彼等を処刑した。
アーチャーは暗い何処かで目覚め、自分が処刑されたことに気づいた。
·····嗚呼おれは処刑されたんだな。この世は勝てば官軍負ければ賊軍、朝廷の奴らはきっと俺の行動を、俺の本当の姿を見て化物と感じたんだろうな。結末を変えようと思わず、その結末を受け入れて静かに成仏する…はずだった。
だがアーチャーは見てしまった。自身が処刑されたことにより、蝦夷の勢力が弱くなってきたことでに追いやられ、挙句の果てにまつろわぬ民として烙印を押されたことを。
アテルイは怒り狂った。
自分が鬼なり化物なり呼ぶのはまだいい、だって俺は元から呼ばれてたし鬼と呼ばれるほどの行動をした。
だが、彼奴等は人間だ!自分からやってない!一度も侵略しようとは思ってない!ただ彼奴等なりに生活し、平和を過ごしていただけなのに!巫山戯るな!!
無辜なる日高見の人々を、鬼と呼び化物と貶め、本来のあり方を歴史の陰に葬ることだけは俺は決して許さない。いや、許すものか!
その怒りを抱き、囚われながらも狂うことや復讐に身を焦がすことなく最後の力を振り絞り、大事なものを守るためにアーチャーとして召喚されることになった。>>387
【人物像】
見た目も言動も粗暴かつ無愛想、ぶっきらぼうであり、彼を知らない人からは恐怖を向けられる。これについては生前の幼少期の経験故によるもの。本質は義理堅く、大切なものは最後まで大事にし守り抜く性質。恐怖を恐れず交流を続ければ、不器用でありながらも面倒を見てくれるなど善性が垣間見える。
だが本題はここから。先程のとおりアーチャーは鬼の混血児であり自身の件に関しては百歩譲って許すとしても、日高見を、無辜なる蝦夷の民を化物と呼び、後世において怪物の一族と貶めたことに関しては許すことなく、それに加え、自ら危害を加えることも侵略しようと思わずただ彼らなりに生活し生きる人やその存在を化物と蔑み迫害するものに対し殺意を抱き、殺しにかかるだろう。
もし、マスターであるあなたがアーチャーの本性を知った後に怪物として恐れずアーチャーの大事なものを受け入れ、その力を是とするか否とするかは自由。しかし、後者を選んだのなら人生の保障は出来ない。けど、前者を選んだ場合、守るべきものと認め最後まであなたを守るだろう。
悪路王と同一視されたことについては気に食わないが自身が鬼と呼ばれてること自体に関しては「俺は鬼と謗られるに値することもしていた。きっと敵対者(奴ら)は俺の行動を見て、俺の本当の姿を見て恐れを抱き、化け物だと感じたんだろうな」と一周回って受け入れている。
特技:サバイバル術、狩猟
好きなもの:故郷、そこに住まう人々
嫌いなもの:朝廷、悪評など風評被害
天敵:坂上田村麻呂
願い:蝦夷の民の汚名の根絶、最後まで大事なものを守る
【一人称】俺【二人称】アンタ、お前【三人称】あいつ、ヤツ、奴等>>388
【因縁キャラクター】
坂上田村麻呂
自身を打倒した英雄。思うことはあれど彼個人に関しては恨みはなく、ちゃんとアーチャーを人間として称賛してくれた。だが、朝廷及び貴族側からは許されることはなく処刑されてしまったことに悔やんでる姿を見て、アーチャーは心を痛めている。それはそれとして、もしどこか出会ったらまた再戦したいとのこと。
朝廷関連
自身を鬼としてけなし処刑した挙げ句、恭順しなかった理由と自分たちの身勝手な都合で蝦夷を、日高見の民を化物、まつろわぬ民と貶めた。アーチャーは前者に関しては百歩譲って許すとしても、後者に関しては絶対に許すことはない。
そのためサーヴァントになった今でも心から許すことができず、どこかで相対したら不機嫌な表情を浮かべ、警告する。最悪の場合、鬼の力を開放してでも葬りにかかるだろう。もしバーサーカーやアヴェンジャーだった場合、即暴走して血祭りになってたのかもしれない。
悪路王
後世の創作などにおいては、同じく朝廷軍と戦った悪路王という鬼と同一視されたりしているが、全くの別人
「奴とは別。あの外道と一緒にするな」
ウラド三世
「あんたが吸血鬼のモデルとかそう呼ばれてるって?いや、俺にとっては英雄に見えるぜ?敵対者たちにとっては怪物と恐れられても、自分の国にとってはあんたを英雄と呼び慕い、待ってくれる人々がいるからな。·······それはそれとして宗教だが何だが知らんがそれの狂信っぷりをどうにかしてほしいけどな」「サーヴァント・エンジニア、真名はアル=ジャザリーだ、キャスターと言う呼び名はどうもしっくり来ないのでね私のことはエンジニアと呼びたまえ」
【元ネタ】史実
【CLASS】エンジニア(自称)/キャスター
【真名】アル=ジャザリー
【性別】女性
【身長・体重】155cm・60kg
【肌色】薄い褐色 【髪色】茶色 【瞳色】黒
【外見・容姿】DIYとプリントされたTシャツにサロペットを着たポニーテールの女性、頭にはヘアバンドを着けている、左腕は義手。
【地域】中東
【年代】12世紀~13世紀
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:D 魔力:B 幸運:C 宝具:C+>>391
【保有スキル】
人造四肢(オートマタ):D
肉体が人造の機構、特に木製のオートマタとなっている。
戦闘に関連する行動判定や、スキルの成功判定にボーナスが加わる。
Dランクでは、片腕のみが人造品の「オートマタ」となる。
ハイドロリクス:A
魔力も水と同じ流れるものとして捉えることによる水力と魔力の自在な転換、および蓄積。
魔光、魔風、魔弾など実体のない攻撃を瞬時に水へ変換できる。
応用すれば魔力放出のように使用することも可能。
天賦の叡智:B
並ぶ者なき天性の叡智を示すスキル。
肉体面での負荷(神性など)や英雄が独自に所有するものを除く多くのスキルを、B~Cランクの習熟度で発揮可能。>>392
【宝具】
『水力機巧・星辰時計(ヒュドラウリス・ホロロギオン)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:1人
象時計や天文時計を始めとするジャザリーの発明品が組合わさった異形の機械装置。ジャザリーの人生そのものと言える至上礼装。
自身の能力の拡張・強化ユニットであり、スキルランクを一時的に倍加する。
これによりオートマタの製造効率の向上、拠点防衛力の向上、高度な水流操作などが可能。
また、奥の手として機械装置を自身の義手に接続し大量の水の供給を得ることで強力な水の砲弾を発射する攻撃技を有する。
『巨人を象りし巧妙な機械装置(イムラーク・マーキナ)』
ランク:C++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:20
アル=ジャザリーの魔術とオートマタと水理学の知識を結集して造られた巨大なヒト型オートマタ、早い話が巨大ロボ。
自身が乗り込み操縦する仕組みになっており動力は魔力と水力のハイブリッド。
揚水機で汲み上げた水を圧縮しハイドロキャノンを撃つ他、水を噴射することで水上限定だが空を飛ぶ。
この宝具は現世に召喚されてから組み立てたものであり、生前のジャザリーは持ち得ないサーヴァントとしてのジャザリー限定の宝具。>>394
【解説】
12世紀のトルコ、ディヤルバクル出身の発明家。
神学、法学、機械工学、天文学、数学、美術など多方面に才能を発揮した人物だがその生涯についてはほとんど分かっていない。
自身の著書『巧妙な機械装置に関する知識の書』の序文によると、ジャザリーはディヤルバクルの宮殿で父の後を継ぎ技師長として仕えたとされる。
『巧妙な機械装置に関する知識の書』は50の機械装置の詳細とその組み立て方を解説した今日のDIY本に良く似たスタイルの本で、ジャザリー自身が実際に組み立てたものしか載せていない。
この本は多数の写本が発見されており、当時の人々に非常に人気があったと思われる。
また、水力で駆動するオートマタの設計者として有名であり、世界最古のプログラミング可能な機械を製作したことから、ロボティクスの父とも評される。
現代でも内燃機関に使われるクランクシャフトやカムシャフト、セグメントギアを発明したことで知られる。中でもジャザリーは揚水機の開発に力を入れていた。
彼の作品は後世のレオナルド・ダヴィンチにも影響を与えた。>>395
【人物・性格】
明るくマイペースで楽観的。クールに見えて機械への情熱は人一倍。
何か失敗しても次回改善すればいいと考える性格のため失敗を恐れない性質、発明品も試行錯誤で組み立てていくスタイル。
魔術師の家系に生まれ彼女自身も魔術を使えるが魔術師(キャスター)よりも技術者(エンジニア)と呼ばれることを好み、クラス名もエンジニアと名乗っている。
技術者たるもの常に最新の知識を手に入れる努力を怠ってはならないという考えから現代の技術・知識を積極的に取り入れた結果、現代のロボットアニメやゲームにドハマリしてしまった。その結果が第二宝具である。
常識人ぶってはいるが他の芸術家サーヴァントの例に漏れず奇人変人の類いで機械系サーヴァントを目にすれば即座に分解させて欲しいと頼み込む。
自身の技術は人の役に立つものを作るためにあるという持論から生前は自身の技術が十字軍や暗殺教団などの組織に流れ戦争の道具になることを恐れており、『巧妙な機械装置に関する知識の書』に記したもの以外の設計図及び完成品は全て燃やしている。
サーヴァントとして召喚され、その心配がなくなった今は生前出来なかった戦闘用機械の製作に励んでいる。
イメージカラー:茶色
特技:オートマタ作成
好きなもの:ロボット、イラスト、高難易度ゲーム
嫌いなもの:失敗の許されない状況
天敵:自分以上の天才
願い:受肉しオートマタ職人として活動する
【一人称】わたし 【二人称】きみ、○○くん、○○ちゃん 【三人称】あいつ、彼、彼女>>396
【因縁キャラ】
レオナルド・ダ・ヴィンチ:自身が影響を与えた人物の一人
「サインならいくらでも書くんだけどさ、設計図はちょっと……」
リチャードⅠ世:同時代の人物
「きみの噂はいろいろと聞いたがまさか水使いの魔術師を連れているとは思いもしなかった」
機械系サーヴァント:大好きな機械達
「頼む! 分解させてくれ、! ……戻せる自信はないけど」テクン・ウマン
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玉藻の前
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アスタルト・オルタ
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グローア
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ゴモラズビースト/サカーニィ
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サカーニィ(詐)
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クリングゾール
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イワナガヒメ
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ダークロード
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以上wiki登録完了しました。【元ネタ】田村麻呂の関する伝説
【CLASS】セイバー
【真名】大嶽丸
【性別】男
【身長・体重】197cm・143kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A++ 耐久:EX 敏捷:B++ 魔力:C 幸運:D 宝具:A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
現代の魔術師では傷つけられない。
騎乗:EX
飛行自在とされるセイバーは黒雲に乗る。また、顕明連に霊魂を写し黄泉返った経験より憑依の術を心得る。>>399
【保有スキル】
鬼神魔王:EX
鬼種の魔に同じ。天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出等の複合スキル。最高位の魔性であるセイバーのそれは鬼の異能でありながら、道の窮極に到達している。魔力放出の形態は「熱」にまつわる例が多いが、セイバーのそれは「冷却」である。熱を増すよりも、熱を奪うことの方が遥かに難しい。セイバーが技巧派であることをよく示している。
賊徒の執心:C
宿敵・田村丸が討伐したモノたちの怨念。祟り病を齎す颪の呪詛。セイバーは彼らの代表としてこれを掌握するが、セイバー自身の怨念は鈴鹿御前に向いているので最大限に発揮できない。
破天荒:EX
天候さえも荒らす悪因の具現。星の開拓者に似て非なる、人類に立ちはだかる不可能性の化身であることを示すスキル。セイバーは日本国の支配、民草掃滅の大事業を五年で済ませるとまで称された大悪である。>>400
【宝具】
『大紅蓮剣林垂氷神通 (マカハドマ・プレータ)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:1〜300 最大捕捉:3000
田村丸との戦いに用いたとされる氷の如き数多の剣や矛。田村丸はこれを千手観音と毘沙門天の助力によって払い落としたとされる。その正体は、セイバーの窮極の集大成。神仏の手であっさりと払い落とされたのではなく、神仏でなくばたとえ英雄たる田村丸であっても対処不可能であった魔性の神通力。
八寒地獄の最奥マカハドマの意訳「大紅蓮地獄」の銘を冠する垂氷(つらら)の如き無数の剣を魔力放出によって生成する業前こそがセイバーの宝具である。さらに、千手観音が出張ってきていることから、千手観音が救う餓鬼道を逆説的に取り込み、剣林の一本一本が餓鬼の如く自動的に敵を捕捉して襲いかかる。
さらに、神通には餓鬼の種別としての意味があり、悪友に盗品を分け与えたものがなるもので、他の餓鬼から嫉妬され囲まれるが、神通力によって自身は苦痛を受けず、しかし他の餓鬼の苦痛の表情をいつまでも見ているものだとされる。逸話としても無敵だったとされるセイバーは、この宝具を真名解放していないあいだは、常時発動型の宝具として無敵性を帯びている。
なお、これほど大規模な攻撃性能にも関わらず、対人宝具であるのは無敵性としての側面から自身を対象とした宝具であること、ホーミング機能があり対人においても余さず発揮されること、さらに、セイバーが人の敵対者であることを示すものである。
【Weapon】
『鬼の肉体』
竜種にも並ぶ日本固有の幻想種としての圧倒的な肉体才能こそセイバーが最も信ずる武器である。鈴鹿御前に盗られた三振りの宝剣は敢えて持ってきていない。>>401
【解説】
平安時代初期、日本国を荒らし苦しめた鬼神とされる大妖怪、宇治の宝蔵に遺骸が納められたという三大化生の一、「大嶽丸」。
史実に求めるなら薬子の変における賊徒の執心が伝説化したものともされ、天下の美男子大英雄坂上田村麻呂の向こうを張った大悪鬼。飛行自在、暴風雷雨を喚び、火の雨を降らして軍勢を苦しめ、単騎で対峙したとしても金剛石に勝る肉体に傷ひとつつかず、本性は巨大にして大群、三明の剣によって隙もない鬼の頭領であった。
伝説に曰く、鈴鹿御前に惚れており、それを逆手に取られて弱体化させられてしまう。しかし、さらに千手観音と毘沙門天の助力を受けねば田村丸をして打倒できなかった化け物である。
豪快粗暴な振舞いをして、荒ぶる鬼らしい鬼に一見すると印象付けられるが、その能力は本能任せのそれではなく、無窮の研鑽の果てにある確かな道理を内包する鬼にあっては珍しい技巧派戦士。鬼の頭領として、配下が鬼なので指し手は大雑把ではあるが軍略にも通ずる論理的思考を有する理系男子である。【出典】ギリシャ神話
【CLASS】アーチャー
【真名】アルキュオネウス
【異名・別名・表記揺れ】巨人英雄
【性別】男性
【身長・体重】428cm・866kg
ギガントマキアにおいて、アルキュオネウスの身長は9キュビト(426.6㎝)とされる。巨人にしては思いのほか大きくはない。ヘラクレスが253cm311kgなのもあり、並ぶと「巨人」感は薄い。
【肌色】灰褐色 【髪色】焦げ茶 【瞳色】海のような青
【外見・容姿】両脚が大蛇となり、背中から鷲の巨翼が生えた4m超の巨人。
【地域】ギリシャ・パレーネー(現在のギリシャ・ハルキディキ県・カサンドラ半島)
【年代】神代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】超巨大・巨人・魔性・ギリシャ神話男性
【ステータス】筋力:A 耐久:A+ 敏捷:B 魔力:B+ 幸運:D 宝具:B
デカい・空を飛ぶ・陣地内無敵・陣地内魔力無限。>>403
【クラス別スキル】
対魔力:A
アーチャーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。Aランクでは、Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。
単独行動(陣地):EX
アーチャーのクラススキル、単独行動の変種。キャスターの陣地作成にも似る。『陣地内でのみ』マスターから離れて行動できる。宝具により設定された陣地内ではマスターなしでも問題なく活動できるが、一歩でも外を出た瞬間スキルの効果を完全に失う。
【固有スキル】
巨人外殻:B
巨人種の肉体を構成する強靭な外殻。きわめて特殊な組成を有しており、攻撃的エネルギーを吸収して魔力へと変換する。
対神:C
地母神ガイアにより生み出された対神種族であるギガンテスは、「神には殺されない」という性質を有していた。神霊に対する絶対防御。とはいえ「人間の血が混じった半神には無力」「殺されないだけで封印などはされる」「そもそも神霊と聖杯戦争で戦うことなどほぼない」ので、あまり役に立たない。
ペルガモンの翼:B
ペルガモン神殿において、アテナと戦うアルキュオネウスは有翼の巨人として描かれる。天使のように肩から生えた翼を使うことで、巨人の巨体でありながら、自由な高速飛行を可能とするスキル。
ヴェスヴィオの怒り:EX
アルキュオネウスの骨はヴェスヴィオ火山の下に埋もれており、死後尚胎動するその怒りが火山噴火や地震を引き起こしているとされた。「魔力放出(溶岩)」「戦闘続行」を内包した複合スキル。これを用いた「溶岩の投石」こそが、「山を投げる」と称されたアルキュオネウスの通常攻撃である。
さらに、サーヴァント:アルキュオネウスが退去した場合、その魔力残滓が地脈に影響することにより火山活動が活発化、その場で数日後に噴火が起き、聖杯戦争の地そのものが消滅する。誰の得にもならない、極めて傍迷惑なスキル。>>404
【宝具】
『番外試練:巨人戦争(ギガントマキア・パレーネー)』
ランク:B 種別:対地宝具 レンジ:半径約1㎞ 最大捕捉:1人
アルキュオネウスは、自らの生誕の地、そしてギガントマキアの地であるパレーネーにいる限り不死であった。
召喚された地点を「生誕の地」として定義、そこから上下左右に半径1㎞程度の球状のエリアにおいて、アルキュオネウスは不死となり、魔力供給も無限となる。
厳密には不死ではなく、ガイアから魔力を吸収しての即時蘇生。土地そのものが永劫に枯渇するまで数百回以上殺しきるか、ないしはその土地から引きずり出して打ち倒すしかない。
【Weapon】
溶岩塊:アルキュオネウスはヘラクレスと戦うにあたり、その膂力で山を振り回し投げて戦ったという。サーヴァントとしてのアルキュオネウスは、スキル「ヴェスヴィオの怒り」により生み出された超巨大な溶岩塊を振り回して戦う。>>405
【解説】
アルキュオネウスは、ギリシャ神話における巨人戦争ギガントマキアにおける、ポルピュリオンと並ぶ巨人側の最高戦力。巨人英雄アルキュオネウス。
ギガントマキア最強の巨人であったアルキュオネウスは酒神ディオニュソスと交戦、勝利。だが、勝利後の休息を取っている間に、ゼウス神の導きでヘラクレスが現れる。
ヘラクレス12の試練の10、ゲリュオンの牡牛を手に入れたのちのヘラクレスと、同行していたアルゴノーツでありアキレウスの叔父テラモーンがアルキュオネウスと交戦。
ヘラクレスがアルキュオネウスを矢で射るとアルキュオネウスは死ぬも、即座に蘇生。パレーネーの地にいる限りアルキュオネウスが不死であることをアテナ神から助言されたヘラクレスはアルキュオネウスを捕縛、首を絞めてパレーネーの外に引きずり出して殺した。
その後アルキュオネウスの遺骸はヴェスヴィオ火山の下に埋められたが、その骨は死後もなお脈動しており、噴火や地震を引き起こすと伝承される。
『投石』をメインウェポンとするアーチャー。有翼・不死の巨人という極めて厄介なサーヴァント。
こんなデカくて早くて飛んでるやつを陣地外におびき寄せるか捕縛して引きずり出す必要があり、さらに倒したとしても火山活動による道連れまでありうる凶悪さ。
wiki追加・SS使用可能です。>>406
書いてから思ったけどこいつ固有結界に異様に弱いな……
『固有結界内で退去させる』と、宝具も機能不全だし最後っ屁の噴火も不発する……【元ネタ】史実(イングランド・11世紀)、英国伝承
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】エドリック
【性別】男性
【身長・体重】175cm・81kg
【属性】中立・中庸
【副属性】地 ※幽霊狩猟としての現界のため
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力E 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。>>409
継承すべき水底の剣:B
イングランド西部、シュールズベリー南方にある
ボミア湖に棲む怪魚が携えている、とされる剣。
エドリックは俗世から消える前にこの剣を怪魚に託し、
怪魚は彼の正当な継承者が現れるまでこの剣を保持し、
自らを捕らえようとする網や糸、鉄の網すら切り裂いて逃れるという。
名剣としての威力の他、
束縛や武器落とし・分捕りに対する耐性を与え、加えて
これらへの抵抗に成功した際に一度の機会攻撃を得る。
宝具解放時、幽霊狩猟時(それは無論「俗世を去った」後である)の彼は
この剣を直接具現化する事ができなくなる …が、呼び出される怪物群に
怪魚が含まれているため、そちらから受け取っての再取得が可能である。>>410
【宝具】
『戦場恋う山の囚人(レッド・ワイルドハント)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:300人
ゴッダ婦人と並び立ち、兵士・怪物・妖精群を率いての幽霊狩猟。
兵士と怪物に関しては彼自身の魔力消費が要求されるが、
妖精群(主に妻の縁者)に関しては自然からのマナ吸収が行われる
……が、どちらかと言えば兵士・怪物の方が彼に忠実であり
妖精群はあまり言う事を聞いてくれない。妻の機嫌次第である。
【Weapon】
19世紀半ばの目撃証言によれば、乗騎は白馬であったという
【解説】
幽霊狩猟(ワイルドハント)の首領として伝えられる一人、
『向こう見ず(ワイルド)』エドリック。添え名は『貴公子』『森人の』とも。
緑の服と外套を纏い、白い毛が一本ついた縁無し帽を被って現れるとされる。
ノルマン征服前後の時期に存在した、マーシアの有力者であったとされ
ウィリアム征服王の統治を認めず戦うも、やがて臣従し落ち着いたという。>>411
妻ゴッダは妖精の類であったと伝えられる。ヘンリー二世時代の廷臣・歴史家
ウォルター・マップの『宮廷人の閑話』によると、森の家で踊る女性達の一人を
彼は見初め、攫って帰った。四日目になってようやく口をきいたその美女は、
「何も問うてはならない。禁を犯せば私は消え、貴方は早死にするだろう」
と告げる。ウィリアム王がロンドンに呼び感嘆する程の美貌の妻、彼女との間に
生まれた息子アルノダス(エルフノス)、と幸福に過ごしていたエドリックだが
ある日の帰宅時に留守だった妻が戻って来た時、「何処に行っていたんだ」と
聞いてしまい、妻は直ちに消えた。彼も悲しみのあまり、予言通りに亡くなる
……が幽霊狩猟伝承においては、ゴッダ婦人は今なおエドリックに添っており、
共に狩猟へ赴くのだとされている。ゴッダは緑の服を纏い黄金飾りの白帯を締め、
短剣を携えて金髪をなびかせ彼と共に行くという。
幽霊狩猟としては特徴的なことに、現実の、表社会の戦争に関わろうとしている。
英国に戦火が及ぼうという時、古い鉛山から(ウィリアムへ降った事を責められ
妻の一族ともども鉛鉱山に閉じ込められてしまった、との伝承も存在している)
部下を従え駆け出て来ると言うのだ。敵がじきにやって来る方角へ駆けるという
エドリック一団の、最も時代が下ってからの複数目撃例は近代にもなってから、
クリミア戦争勃発直前の事だったという …複数でない例ならば、WW2時ですら。「アパレーティダイ、現界した。仲良くやろうぜ、同じ人間なんだからよ」
「オレらアパレーティダイの力を貸してやる。感謝しろ」
【出典】『ギリシャ神話』
【CLASS】アーチャー
【真名】アパレーティダイ(イダス&リュンケウス)
【異名・別名・表記揺れ】アパレティダイ、イーダース、リンケウス
【性別】女性/男性
【身長・体重】195cm・87kg/155cm・47kg
【肌色】日に焼けた白/抜けるような白 【髪色】黒茶/赤茶 【瞳色】水色/煌めく青
【外見・容姿】強弓と剛槍を背負い、帯剣して軽鎧を纏う筋骨隆々の大女。/メカニカルなゴーグルを装着した華奢な少年。
【地域】ギリシャ
【年代】神代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・神性・アルゴー号ゆかりの者
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A 敏捷:B+ 魔力:C 幸運:D 宝具:B【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
単独行動:A
マスター不在でも行動できるが、宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はバックアップを要する。
また、一対の霊基でありながら、互いの距離が離れたり、一方が消滅しても悪影響が生じない。【保有スキル】
海神の祝福:B-
海神ポセイドンの子である事を示す神性の亜種スキル。
自在に雨を呼び、海上を走り、海中で長時間活動することができる。
本来イダスのみが受ける祝福を姉弟で分け合っている為、平時はランクが半減している。
千里眼:B++
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。更には透視を可能とする。
宝具『冥暗見徹す猫の瞳』によるもの。過去視、未来視はできないものの、隔たれた異界すら覗き見る。
無窮の武練:A+
当世最強。ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。
心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。
武装を失う、神と敵対する、最愛の者を殺されるなど、たとえ如何なる状態であってもイダスの戦闘力は低下しない。【宝具】
『冥暗見徹す猫の瞳(リュンクス・オプタルモス)』
ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:― 最大捕捉:―
リュンケウスが所有する最高位の魔眼。神話によれば地上に居ながら地下を見通すという。
冥界神が治める暗黒の領域を覗く眼力は、あらゆるランクの視覚妨害能力を透過して異界の内情すら暴き立てる。
また、冥界を眺め続けた瞳は、いつしか万物の“死”を視認するようになったが、リュンケウス自身はそれを活かす手段を持たない。
『双雄賛歌(ポセイドノス・アパレティダイ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:3~30 最大捕捉:1人
イダスとリュンケウスが放つ完全・完璧なコンビネーション攻撃。
絶大なまでの信頼が生み出す一心同体の境地が宝具の域にまで昇華されたもの。
また、真名解放時に限り、二人はかつての神格をほぼ完全に取り戻し、一時的に神核が最高ランクのものとなる。
神霊規模の魔力を行使した攻撃は、『冥暗見徹す猫の瞳』の効果も合わさり、あらゆる護りを無視して対象を絶殺.する。
この必殺の一撃は召喚されたクラスによって変化し、アーチャーで現界した今回は矢による狙撃となっている。【Weapon】
『強弓・剛槍・帯剣』
いずれも強度に重きを置いた武骨な造り。特別な謂れは無いが、半神の膂力に耐え得る逸品。
【解説】
イダスとリュンケウスの兄弟。メッセネ王アパレウスの息子で、アパレーティダイとは「アパレウスの子」を意味する。
ホメロスによればイダスは当代最強の戦士とされ、リュンケウスは「大山猫の目を持つ者」の名前通り超常の眼力を有した。
一説にはイダスのみ、或いは兄弟揃ってポセイドンの子とも言われ、イダスは天馬の戦車をポセイドンから借り受けている。
二人はアルゴー号の冒険、カリュドーンの猪狩りに参加し、イダスは嫁取りの際にアポロンと争ったこともあった。
ディオスクロイとは従兄弟だが、かつて彼らに婚約者を奪われたことで険悪な関係にあった。
アルゴー号や猪狩りでは共闘していたものの、協力して略奪した牛をアパレティダイが独占したことで殺し合いに発展。
ディオスクロイの待ち伏せをリュンケウスが見抜き、イダスが先んじてカストロを殺したが、ポルクスにリュンケウスを殺される。
その後イダスはポルクスに殺されたとも、ポルクスを昏倒させたが我が子の危機に気付いたゼウスの雷霆に撃たれたともいう。
一説では、アパレーティダイとディオスクロイは「馬を駆る双子神」のルーツを共有する存在とも考えられている。【人物・設定】
豪放磊落な姉と、虚弱で生意気な弟。性格は真逆だが姉弟仲は非常に良く、互いに深く信頼し合っている。
とは言っても、普通に意見を違えたり口喧嘩する事もあったりと、極端なブラコン(シスコン)仕草は見せない。
イダスは武器も格闘も得意な万能戦士である一方、リュンケウスは索敵能力こそ姉を上回るもののフィジカルは貧弱。
ディオスクロイとの仲はかなり険悪。生前から積み重ねた対立は勿論、根本的な視座の違いによるところも大きい。
神としての自負が強く天との繋がりも深いあちらに対し、アパレーティダイは人に堕した自らを善しとしたのである。
とはいえ、仮にも半神である己らを人間に含める通り人間判定はガバガバ。人間を自認する者なら基本的には人間と扱う。
ディオスクロイと同じく元は土着神だったが、後にゼウスを頂点とした神話体系に組み込まれて零落した。
万能戦士のイダスは他にセイバー、ランサー、ライダー、バーサーカーの適性を持つ。
リュンケウス個人は眼力由来でアーチャーとアサシンに引っ掛かるかどうか。
イメージカラー:オーシャンブルー
特技:身体を動かす事全般/鉱脈の発見
好きなもの:戦、酒、女、弟/美しい鉱石、姉
苦手なもの:雷(姉弟共通)
天敵:ディオスクロイ、ゼウス
願い:ディオスクロイとの正々堂々たる再戦【関連人物】
アパレウス
メッセネ王。“人間”アパレーティダイの父。
アパレーティダイの二人はポセイドンを父として扱う一方で、アパレウスの事も父と呼び慕う。
ディオスクロイ
従兄弟にして終生の天敵。伝承によって細部は異なるが、いずれも彼らとの争いで死亡している。
利害の対立も多かったが、神たらんとするカストロ、自然に神として振る舞うポルクスとの相性も最悪だった。
イアソン
アルゴー号の船長。『アルゴナウティカ』で、イダスは自身の武勇を声高に誇ることでイアソンを励ましている。
心配性な所をからかうこともあったが、指導者として全幅の信頼を置いている。
ゼウス
ギリシャ神話の最高神。アポロドーロスの『ビブリオテーケー』ではポルクスを庇いイダスを殺している。
元よりイダスの方はゼウスを軽視していた節もあり、いけ好かない従兄弟の守護神なので嫌い。
ポセイドン
ギリシャ神話の大地と大海の神。“半神”アパレーティダイの父。
神と関わりを持ちたがらないアパレーティダイとしては例外的に頼る相手。神である以前に親父なのでノーカン。【元ネタ】史実
【CLASS】アルターエゴ
【真名】ブーディカ
【性別】女
【身長・体重】174cm・62kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:A 幸運:E 宝具:A-
【クラス別スキル】
対魔力:B
本来はセイバーのクラススキル。三節以下の詠唱による魔術を無効化する。
騎乗:A
本来はライダーのクラススキル。神獣・幻獣を除くすべての獣、乗り物を自在に乗りこなす。
神性:C
神霊適性を持つかどうか。勝利の女王として信仰した女神アンドラスタを受け入れた状態。精神の変容をきたさないギリギリのランクに留まっている。>>421
【保有スキル】
勝利の女王:A
アルターエゴの別名。神霊に近づいたため、仇敵への特効性は失われている。
戦場の糧:A+
失われない闘争心からくる生存律。神霊として兵糧を生み出すことも可能。あくまで兵糧なので味は保障されない。
守護るべき闘争の車輪:A-
チャリオット・オブ・アンドラスタ。本来は宝具である女神の戦車。戦友を守護する権能の具現化。ただし、逃走を認めないため、脱走兵には効果が反転する。
【宝具】
『完全ならざる女神の寵 (ブディカ・オブ・アンドラスタ)』
ランク:A- 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:味方すべて
女神アンドラスタの恩寵を全力で引き出すアルターエゴの宝具。人であることを捨てていないアルターエゴのそれは完全ではないが、それゆえに世界のルールに抵触しない。その世界で実現可能な最大限の強化を友軍に齎らす。
【Weapon】
『勝利うべき闘争の剣』
ソード・オブ・アンドラスタ。勝利うべきとは、たたかうべきと読み、女神の権能が勝利を約束するものではないことを示す。魔力弾の生成による中遠距離攻撃を可能とし、近接では魔力光を剣身に纏わせる万能剣。しかし、神具にしては威力が物足りない。それは女神アンドラスタが闘争の終わりを疎むがゆえのこと。>>422
【解説】
古代ローマにて、反乱を起こしたブリタニアの戦士女王。その名と戦果の元に勝利の女王と崇められた英霊。
アルターエゴの霊基においては、信仰する女神アンドラスタの神性を発露させるほどまでに自我を委ねたが、人であることまでは捨てていない。その言動は英霊ブーディカの価値観の元に、神霊アンドラスタの意思によってなされている。そのため、ローマへの憎悪が一切なく、戦争を起こす大義名分と認識している。神霊アンドラスタの意思、性格はとても好戦的であり、ブーディカの霊基を間借りしていない状態では休戦停戦に決して合意することのないほどに荒ぶる神である。ブーディカが復讐心とともに為した数々の惨虐行為を、アンドラスタは戦場であれば躊躇なく実行する。そして、神霊そのままの状態では戦場であることを維持し続けるように努める。アンドラスタは自己のそうした性質を正しく把握し、顕現することを考えてはいなかったが、大義名分を誰かが用意すれば嬉々としてアルターエゴという最低限のマナーを守って召喚に応じる。「我が家系には臣民に有益なことをしない王は一人もいない。わけても、偉大な行為に専念する曾祖父(パーンダヴァ)たちの行為を見るがいい。そのクルの裔の私が、どうして汝に不利益をもたらすだろうか」
【出典】『マハーバーラタ』、『アイタレーヤ・ブラーフマナ』、『シャタパタ・ブラーフマナ』など
【CLASS】セイバー
【真名】ジャナメージャヤ/Janamejaya
【性別】男
【身長・体重】171cm・62kg
【地域】インド
【時代】推定 中期ヴェーダ時代(紀元前12~9世紀頃)
【属性】秩序・善
【その他の属性】人、王
【ステータス】筋力:A 耐久:C 敏捷:B 魔力:B 幸運:C 宝具:A+>>424
【クラススキル】
対魔力:B
魔術に対する抵抗力。
一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
騎乗:A++
乗り物を乗りこなす能力。
「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
本来は騎乗スキルで乗りこなせないはずの竜種についても、宝具を使用すれば例外的に騎乗可能。
【固有スキル】
聖王のカリスマ:A
軍団を指揮する天性の才能。
団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
ジャナメージャヤは思慮深く、感情に任せずに諸賢者たちに助言を求めることができる社会正義の人である。名君であったパーンダヴァの家系、パーンドゥ王、ユディシュティラ王、パリクシット王にその采配は並ぶ。>>425
魔尼の宝珠:B
魔性の存在や獣などから身を守ることができる。
元々はアシュヴァッターマンの額に生まれついて埋め込まれてあった宝石。
パーンドゥの五王子はこれを降伏の証として譲り受け、以来クル国王の王冠に万難を排する守護として王冠に飾られているという。
屠竜:EX
屠竜(サルパサットリン)。
剣士としての技量の一つの到達点。
対ナーガ(魔獣・神性・竜・魔性)特攻。
白き鱗、黒き鱗、青い鱗も。老いも若さも。十万、百万、一億の数も。鼠のような小さきも、象の鼻のような大きさも、発情した象のように巨大で強力な蛇も。種々の色をした蛇たち、有毒で、恐ろしい蛇たち、閂のような蛇たち、咬む習性のある強力な蛇たち。
サルパサトラの火に引き寄せられたナーガを両断し、命を捧げ続けた。>>426
【宝具】
『屠竜の斎戒(サルパサトラ)』
ランク:A 種別:対界宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:600
“蛇の犠牲祭(サルパサトラ)”。
ジャナメージャヤのために神々が創設し、またジャナメージャヤ以外にはこの祭祀を開催できないとされる。
かつて蛇の母カドルーと金翅鳥の母ヴィナターの間で交わされた賭けの際に、カドルーが自らに従わなかった蛇たちに掛けた「パーンダヴァの家系の、聡明なる王仙ジャナメージャヤの蛇供が行われる時、火がお前達を焼くであろう」という呪い。猛毒と咬合力がある蛇を危険視していたブラフマー神が蛇王シェーシャたちの嘆願を鑑みて、正しい行いの蛇を対象から除いて、この呪いを叶えたのだ。
祭壇の火に無数の蛇たちが引き寄せられ、インドラ神の許に避難した蛇王タクシャカもまた、その引力からは逃れられなかった。
『王の利剣(アシ)』を起点に、「竜」属性に対する優先権を有した炎を解き放つ。
竜種が関わるのであれば、神格、例えば神々の王インドラであっても拒絶はできない。
この優先権を用いて、攻撃の代わりに竜種を使役することも可能。
すなわち父パリクシットの仇たる『致命竜タクシャカ』を使い魔として操る。>>427
『偉大なる血の詩(マハーバーラタ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000
“バラタ族の偉大なる生涯(マハーバーラタ)”。
『王の利剣(アシ)』の真名解放。
アルジュナ達の祖父、聖仙ヴィヤーサが語り上げたマハーバーラタ。
この物語には、法(ダルマ)・実利(アルタ)・享楽(カーマ)・解脱(モークシャ)に関して、ここに存するものは他にもあるが、ここに存しないものは他のどこにも存しないと謳われる。
ジャナメージャヤはこの物語をヴィヤーサの弟子ヴァイシャンパーヤナから伝えられた。
マハーバーラタ内に記されている技量・知識・事象・概念・宝具を具現化する。
物語を捧げさせたジャナメージャヤは、マハーバーラタを自分のモノとして扱うことができるのだ。
【weapon】
『王の利剣(アシ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
アシ、ヴァイシャーサナ、カドガ、ティクシュナ・ダーラ(鋭い刃/ tikshnadhara)、ドゥラーサダ(手に入れ難き/durasada)、シュリーガルバ、ヴィジャヤ(勝利)、ダルマパーラ(徳の守護者/dharmapala)という八つの真名が存在する。
ブラフマー神が造り上げ、シヴァ神が振るうことで阿修羅ダーナヴァ一族を討滅した後はヴィシュヌ神に手渡され、更にマリーチ仙からすべての大聖仙、インドラ神、四方の護世神(ローカパーラ)、人類始祖マヌ、クシュパ、イクシュヴァーク、プルーラヴァス、アーユス、ナフシャ、ヤヤーティ、プール、アムリタラヤス、ブーミシャヤ、月王族のバラタ、アイラヴィラ、ドゥンドゥマーラ、カーンボージャ、ムチュクンダ、マルッタ、ライヴァタ、ユヴァナーシュヴァ、ラグ、ハリナシュヴァ、スナカ、ウシーナラ、ボージャ、ヤドゥ、シビ王、プラタルダナ、アシュタカ、プリシャダシュヴァ、バラドヴァージャ、ドローナ、軍師クリパからパーンドゥの五兄弟に伝わり、クル王家の佩刀として受け継がれる。
代々の所有者の魂で鍛え上げられた、神の剣。>>428
【解説】
“サルパサットリン(蛇を供犠に捧げた者)”とも呼ばれる。
古代インドのクル国王パリクシットの子。
叙事詩『マハーバーラタ』の大英雄アルジュナの曾孫に当たる。
聖者(バラモン)の呪いによって、そして竜王タクシャカの牙毒によって、急死した父王パリクシットに代わり、幼くして戴冠した。このクルの勇士たちの長子は、幼少の頃から実利(アルタ)を考慮する立派な王であり、英雄であった彼の曽祖父ユディシュティラのように、顧問官や司祭たちとともに王国を統治した。王が敵を苦しめるほど成長したのを見ると、王の顧問官たちはカーシ国王スヴァルナヴァルマンの娘ヴァプシュタマーと婚約するよう勧め、彼女だけを愛したという。
クルクシェートラにて長期間の祭祀を行っていた時、彼の弟たちが神犬サラマーの子犬を打ったことで「罪のない者を打ったのだから見えざる危険が降りかかるであろう」と呪われた。この呪いを鎮めるため聖仙シュルタシュラヴァスの息子ソーマシュラヴァスを司祭として選び、弟たちに彼に仕えるように命じると、自分はタクシャシラー地方を征服した。
タクシャシラーから凱旋したジャナメージャヤを待っていたのは、竜王タクシャカに恨みを持つ聖者ウッタンカであった。彼は竜王タクシャカがジャナメージャヤの父パリクシットを殺めたのだからと、復讐することを説いた。ジャナメージャヤはその事実に怒り悲しむと、諸大臣に父王がどのように亡くなったか、この復讐が正当なのか、それとも不当なのかを問う。経緯を知ったジャナメージャヤは正当性を知り、『蛇供(サルパサトラ)』を執り行うことを決意する。
しかし肝心のタクシャカが炎に入る前に、祭場に聖者アースティーカが訪れ、祭祀を中止して欲しいと要求する。彼は聖仙ジャラトカールと、竜王ヴァースキの妹ジャラトカールの間に生まれ、ナーガたちを救うために現れたのだ。ジャナメージャヤは了承し、祭祀を中止。
後日、アースティーカを祭官としてアシュヴァメーダ祭を行った。
伝説に因れば、蛇供(サルパサトラ)はタクシャシラー(現タキシラ)にて行われたという。
そして準備の最中に訪れたジャナメージャヤの祖、聖仙ヴィヤーサに請うて語られ始めたのが『マハーバーラタ』である。>>429
『蛇供(サルパサトラ)』
祭壇(ヴェーディ)は西側で幅広く、中央でくびれていて、東側は再び広くある。これは少女の如く称えられる。また祭壇の周りに三つの祭火が設置される。西祭壇にはガールハパティヤ(家長)祭火が据えられ、ここで供物が準備される。供物を投げ入れるアーハヴァニーヤ(献供)祭火は東祭壇に据えられる。悪鬼の侵入を防ぐとされるダクシナ(南)祭火は、祭壇の西南に設けられる。
準備を終えると黒衣を纏い、煙で眼を赤くして、呪句(マントラ)を唱えて護摩を焚いく。
司祭たちが護摩(ホーマ)を焚く、祭火に供物を投げ入れている間に、多くの蛇たちはそこに落ちるのである。
儀軌を取り仕切る、王の司祭(リトゥヴィジュ)であり祭官(サダスヤ)であった聖者たちは以下の通り。
祭場(サダス)を作り上げた棟梁は吟誦詩人ローヒタークシャ。
勧進僧(ホートリ)はチャヴァナの家系に生まれたチャンダ・バールガヴァ。
歌詠僧(ウドガートリ)はカウトサーリヤ・ジャイミニ。
祈祷僧(ブラフマン)はジャールンガラヴァ。
行祭僧(アドヴァルユ)はボーダピンガラ。
祭官(サダスヤ)は息子や弟子を連れたヴィヤーサ、またウッダーラカ、シャマタカ、シュヴェータケートゥ、アシタ・デーヴァラ、ナーラダ、パルヴァタ、アートレーヤ、クンタジャタラ、クティガダ、ヴァーツヤ、シュルタシュラヴァス、カホーダ、デーヴァシャルマン、マウドガリヤ、シャマサウバラである。その他にも多数の誓戒を守るバラモンが祭官として参加した。>>430
『致命竜タクシャカ』
純血竜、神代の竜。
地球が誕生した時から“いた”という46億年近い生命情報を有した生命体、原始の超存在そのもの。
その中でもインド最大の竜種の一角である。
タクシャカとは多舌、視毒(ヴィシャ・ドリシュティ/visha drsti)を意味している。
仏教に取り入られると、衆生の五逆を消滅し、三界解脱させる力を有すると云われる。阿修羅神をはじめ、一宗一派に加担して人心を惑わす悪しきものをことごとく喰らい、天命の完遂を助ける。また、天譴雷誅を降す役目があり、愚迷の者を叱咤し、龍鳴轟き警告を発すという。『法華経』『法華文句』などでは八大龍王として語られる徳叉迦(タクシャカ)は、凝視した者を息絶やすという。
それはケルト神話のバロール神と同様、“死の概念”をカタチとして捉え、干渉する瞳。
すなわち最高水準である“虹”の魔眼である。
何億という寿命、停止状態から蘇生する回復力、何百という命のストックを持っていようが、“その個体における死の概念”を露わにするため、それらの不死身性を無視して致命傷を与える。
【wiki登録】可【元ネタ】史実、『江談抄』、『吉備大臣入唐絵巻』
【CLASS】バーサーカー
【真名】阿倍仲麻呂
【異名・別名・表記揺れ】安倍仲麿(小倉百人一首)、朝衡、晁衡(唐名)
【性別】男性
【身長・体重】157cm・49kg
【肌色】赤 【髪色】黒 【瞳色】緑
【外見・容姿】頭から二本の角が生えた中華風の姿の赤鬼。
【地域】日本、中国
【年代】奈良時代
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・鬼・魔性
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:C 魔力:B 幸運:E 宝具:C>>433
【宝具】
『明月不歸沈碧海(つき、うみにしずむ)』
''ランク:C 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1''
吉備大臣入唐絵巻において、高楼に幽閉され死した後鬼となったと言う伝説の具現。
鬼化の宝具、頭には角が生え体は赤く変化し、ステータスを大きく上昇させる。飛行自在の術などの使用も可能。
鬼種の魔スキルはこの宝具によって獲得したもの。
また、自身に死者としての属性を付与し即死攻撃への耐性を得る。
バーサーカークラスでは常時発動の宝具となる。
『三笠山望郷歌(つき、やまにいづる)』
''ランク:C 種別:詩歌宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:-''
小倉百人一首にも選ばれたバーサーカーの和歌。
この歌が詠まれた場所は相手の故郷・出身地ではないと定義することで、相手の知名度補正を打ち消す望郷の概念宝具。
これによりステータスの低下、スキル・宝具の弱体化・封印などが発生し敵を弱体化させる。
但し、世界的にその名を知られるような英雄、逆に出身地でもあまり知られていないマイナー英雄には効果が薄い。
発動には「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」の詠唱が必要。
【Weapon】
『無し』>>434
【解説】
奈良時代の遣唐留学生。
第9次遣唐使に同行して吉備真備や玄昉、井真成等と共に唐の都・長安に留学する。
唐の太学で学び科挙に合格または推挙で登用され、唐の皇帝玄宗に仕える。唐で仲麻呂は役職を歴任し高官に登りつめる。歴史書の『続日本紀』によると「わが朝の学生にして名を唐国にあげる者は、ただ吉備真備および阿倍仲麻呂の二人のみ」と賞されている。
第10次遣唐使が来唐した際はやり残した事があると帰国しなかった、ちなみにこの時吉備真備等は帰国している。
時は流れ第12次遣唐使の来唐時、既に在唐35年を迎えていた仲麻呂はさすがに日本へ帰りたくなり皇帝玄宗に帰国の許可を申し出るがなかなか許可されなかった。
翌年ようやく帰国の許可を得た仲麻呂は日本に向けて出帆するが、仲麻呂の乗った船は暴風雨に遭い南方へ漂流、安南(現在のベトナム)に漂着する。
交友のあった詩人の李白は仲麻呂死亡の噂を聞き、「哭晁卿衡」を詠んで仲麻呂を悼んだ。
安南に漂着した仲麻呂は再び長安に戻る、日本からの迎えが到着するも安禄山の乱と重なり帰国を断念。
その後仲麻呂は日本に帰ることは叶わず770年、唐で客死した。
以上が史実の阿倍仲麻呂の生涯であるが、『江談抄』『吉備大臣入唐絵巻』では玄宗皇帝の『金烏玉兎集』を持ち帰るために遣唐使に命じられている。
入唐した阿倍仲麻呂は玄宗に重用されるがその事を妬んだ唐人が、仲麻呂を高楼に幽閉し、仲麻呂は食を断って34歳で自死した。
死後仲麻呂は鬼に変身し、遣唐使として唐に来た吉備真備に何度も助力し、『金烏玉兎集』を持ち帰らせることに成功する。>>436
【コメント】
自分のリクエストした鯖を自分で作ってみた
設定は変更、追加するかも【元ネタ】アーサー王伝説(『ペルレスヴォー』『ペルスヴァル続篇』)
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】燃える竜の騎士[ログラン]
【性別】男性
【身長・体重】508cm・1769kg
【属性】混沌・悪
【副属性】地
【ステータス】筋力A+ 耐久B 敏捷D 魔力B 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:D
理性を代償として筋力と耐久力を向上させる。
茨木童子ら鬼種が狂化を持った際と同様、
人喰い巨人の種族特性とも合わさったモノであるためON/OFF制御が可能。
OFF時には理性も機能している …が素の人格があまり理性的でない上、
狂化とは無関係に食人衝動を有している。
アーサー騎士との対面時に暴走する恐れもあり。>>438
【保有スキル】
二重召喚(偽):D
巨人ログランの肉体と『燃える竜の騎士』の装備を持って現界する複合体。
人格は双方がのものが溶け合わないまま同居しているのだが、
生前の縁者・似た者同士であり問題無く協調しての活動が可能である
……基本的には。
悪魔の加護:A
楯に宿る悪魔(ここでは悪性の精霊ないし妖精とする)の支援により、
幸運を呼び寄せる能力。魔力生成量を大幅に増大させる力も併せ持つ。
最期の逸話から、『騎士』はもはや“悪魔”を信頼しておらず
“悪魔”の方はそんな彼の機嫌をとるかのように献身的に恩恵を与えている
―――本当は何を考えているものやら知れたものではないが。
カニバリズム:C
血肉を共に喰らう事により、魂食いの効率を高める能力。
生きたまま喰らう際が最も高効率で、死や調理を経るほど低下してしまう。
せめて焼いてからにしたいのに、と『騎士』の方は思っている。>>439
凶天動地:B
天蓋宝具の発効中・その範囲内に限り、局所地震を起こす事ができる。
ある騎士が『血を流す槍』を以て聖杯守護役の両腿とその間を貫いた際、
守護役の城を崩壊させてしまった震災と同質の(同源ではない)もの。
【宝具】
『鬼層天蓋(ル・オグル)』
ランク:E 種別:対陣宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:1人
かつてログルを支配したオグルの一族ログラン、その支配圏。
直射日/月/星光を遮る暗幕を上空に展開し、その影のもとにおいて
人喰い巨人が他知性体に対し優位を占めた全盛時代の力を発揮する。
基本的には肉体性能と魔力の強化・拡張効果である。
“全盛時代のログルの地そのもの”となし同族を呼び寄せる力も有するが、
その際の所要魔力を賄うには楯と悪魔の恩恵全てを注ぎ込まねばならず
(≒楯が機能を停止する)、『騎士』側とのすり合わせが必要になろう。
暗幕を切り裂く、或いは日/月/星光を生み出す力に対しては
対抗判定を行い、敗れたならば以後この宝具は力を失ってしまう。>>440
『糾天直火(ペン・ドラゴン)』
ランク:B 種別:対人・対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:30人
中央に竜の頭が据えられた大楯。
炉心を内包し、使用者の魔力によらず竜の息吹が駆使可能である。
悪魔が騎士に与え、その悪魔が内に宿っているものだとされる。
物語中では、この楯に唯一対抗できるとされた
アリマタヤのヨセフの楯を手にした主人公ペルレスヴォーに敗れる。
中には聖十字架の破片を収め、表面には
ヨセフがイエスの血で十字を描いたという楯は
「真の価値無き全てを忽ち打ち負かす」とされ
竜頭の楯を与えた悪魔を近寄るだけで退散させ、
竜頭が噴き出す炎も完全に防いでのけたという。
【Weapon】
※『騎士』の装備は現在の(ログランの)体格に合わせて拡大している
剣と棍棒を持つが、楯の威力に頼り過ぎた『騎士』は武技研鑽を怠り、
ログランもまた圧倒的な力に任せるばかりで技を用いようとしない>>441
【解説(ログラン)】
森の人喰い巨人ログラン(ログリン)。
『ペルレスヴォー(聖杯の至高の書)』に語られる、
アーサー王とグニェーヴル(ギネヴィア)妃の間に生まれた正嫡の息子
ロオ(ロホルト)によって討たれた怪物。
ロオは斃した相手の死体の上で眠る奇癖があり(『熊(アルス)』の子の、
冬眠と密接に結び付いたモチーフだという)、その間に手柄を奪おうとした
クゥ(ケイ)の手で殺されてしまった。この件は直接間接に影響を及ぼし、
後々王国全体の危機にまで発展していく …巨人自体とは無関係の話だが。
或いは無関係などではなく、ログランLogrin の名はログルLogres 王国や
食人鬼Ogre 、更には『ペルスヴァル(聖杯の物語)』において語られた
「本はこう記す、かつて食人鬼(オグル)の土地であったログル王国全体が
『血を流す槍』に打ち壊される時が来よう」との話を意識した名であるか。>>442
【解説(燃える竜の騎士)】
シュヴァリエ・オ・ドラゴン(・アーデント)。十三世紀前半の作品
『ペルレスヴォー』『ペルスヴァル続篇(ジェルベール続篇)』にて主人公
(ペルレスヴォー、ペルスヴァル =パーシヴァル)の前に立ち塞がる敵役。
どちらの作品においても狂暴残忍かつアーサー宮廷への敵対者だが、
『ペルレスヴォー』においては縁者であった人喰い巨人ログランが
アーサー騎士の一人(アーサーの息子ロオ/ロホルト)に討たれた事で
その報復としてアーサー宮廷への宣戦を布告していた。
竜頭の楯を持ち、ヨセフの楯を以てしてしか防げぬとされるその吐息により
多くの騎士を焼き殺し、アーサー宮廷へとその死体を送りつけもしていた。
パーシヴァルの従兄弟アランも炎の犠牲となり、その恋人であった乙女は
竜の騎士を恐れ誰も引き受けてくれぬ仇討ちを自ら成し遂げようとしていたが
道中出会ったパーシヴァルの楯を見て、この人ならばと見込み代行を依頼する。
ヨセフの楯は悪魔を退散させ、竜の炎を防ぎ切り、パーシヴァルは剣で
『燃える竜の騎士』の右手を切り飛ばすと、そのまま竜の口へと突き立てた。
怒り狂い暴走した竜は、主である騎士を焼き殺してしまったという。【元ネタ】史実・日本の伝承
【CLASS】セイバー
【真名】姫鶴一文字
【性別】女性
【身長・体重】155cm・40kg
【容姿】片足が義足で片目に眼帯を付けた、美しい黒髪に白い肌、白い服に赤色を差し色にした、帯刀した少女
【属性】中立・中庸、地
【ステータス】筋力C 耐久C+ 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
魔術に対する抵抗力。二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:EX
セイバーは乗り物に騎乗するのではなく、刀として人に運ばれ人に振るわれる。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクCならば、マスターを失っても一日間現界可能。>>444
【固有スキル】
憑依経験:A
武器の使用者の技術を模倣する技。投影魔術に関する解説にも書かれるように、長年使用された刀剣には「使い手の経験・記憶」が宿っている。セイバーは過去の使い手の剣技を自身で再現可能。
切らずの守り:B
上杉謙信の元で擦り上げを施されそうになった際、夢枕に立って「切らないで」と懇願し、擦り上げを回避。その後戦場で使われた記録が残っていないことを、「この刀を持っている時は危機に合わなかった」と解釈した事に拠るスキル。
「切らないで」という懇願が成就したことで、「切られない」加護を与える霊剣となった。刃物による危難、争いを避ける幸運の加護。ただし、逆に攻めに出ることも難しくなるので、使い所を間違えれば不利になる。
結局後に磨り上げを施されてしまったことで、この加護は完成しないものとなり、ランクはBに留まっている。
麗しの姫君(刀):A
周囲の人を惹き付ける、刀剣としての美しさや気迫。刀剣コレクター上杉謙信、上杉景勝、明治天皇等に愛された美術品としての側面。
「麗しの姫君」はただ存在するだけで自分を守る騎士たる人物を引き寄せるスキルだが、刀であるセイバーに当て嵌めれば、騎士とは即ち使い手である。セイバーは他者の庇護欲を掻き立てるが、しかし刀剣である以上は守られる側ではなく守る側になるのが運命というものである。
【宝具】
『姫鶴一文字(ひめつるいちもんじ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~15 最大捕捉:20人
セイバーの携える刀であり、セイバーそのもの。セイバーの本体。魔を斬る妖刀。
自らを振るう人型アバターを自在に実体化・非実体化させる。セイバーは本体単体では移動など出来ないただの刀であるため、基本的にアバターに振るわせて戦うか、マスターなど他者に振るって貰うことで戦う。アバターの姿は夢の中に現れた時と同じ少女の姿(服装は時代に合わせたものを纏う)。
真名解放によって、使い手の背に鶴のような片翼が広がる。翼からは魔力が放出され、一文字を描くような突撃を行う。片翼であるために器用な動きは苦手だが、敵の陣や態勢を崩すには大きな効果を発する。>>445
【解説】
姫鶴一文字。日本刀。上杉謙信や上杉景勝が所有していたとされる。
その名前の由来に関しては次のような話が伝わる。ある時、上杉謙信はこの刀に磨り上げ(茎の側を切り詰めて刀身を短くすること)を施すように研ぎ師に命じて刀を預けた。その晩、研ぎ師の夢枕に美しい女性が現れ、「私を切らないで下さい」と懇願する。二晩続けてそのような夢を見たため上杉家の刀剣係に話をすると、刀剣係も同じ夢を見たという。二人は謙信にこれを伝え、磨り上げは取り止めになったという。夢の女性は「鶴」という名前を名乗ったため、刀は姫鶴一文字と名付けられた。
ただし、現存する姫鶴一文字は当時の記録より2cmほど短く、研磨の痕跡も残っている。江戸時代頃に上杉家の当主によって磨り上げが施されたものと目されている。
また、別の説では名は刀身の模様に由来するとも、鶴の妖怪を切ったことに由来するとも言われる。
いわゆる妖刀。
とある鶴の妖怪を斬ったことでその血を受けて、実践で使われるよりも早く妖刀と化し、霊が宿る剣となった
しかしセイバーはその成立経緯により問題も抱えていた。本来、剣霊とは武器として歴史を積み重ねて磨かれて行くことで成立するもの。しかしそのプロセスを経ず、ただ「そういう形の器物」として霊を宿したセイバーは、戦闘中の摩耗・破損はおろか、磨り上げのような武器として当然の加工を施されるだけでもそれが傷となって魂に残ってしまう可能性があったのだ。それを直観的に理解していたために、一度は懇願によって磨り上げを回避したのだが…結局後に充分に成熟する前に磨り上げを施されてしまう。かくしてセイバーは足を削られ目(目釘穴)を潰された姿となったのであった。
美しく儚げな印象を与える少女。性格は見た目通り繊細、そして臆病。刀でありながら戦いを恐れている。また、周囲の庇護欲を掻き立てる、いわゆる"守ってあげたくなる"オーラを纏っているタイプ。
そのために、戦場から遠ざけられることを望み、周囲にその望みが叶えられることが多い。…だがしかし、それが本人にとって良いこととは限らない。彼女の本質はやはり刀であり、心を奮い立たせ、武器として戦場に立った時こそ、心身共に真の強さを発揮する。
まさしく「死なんと戦えば生き、生きんと戦えば死す」と言う言葉の通りに。>>447
《固有スキル》
◆憑依経験:A(CT7~5)
自身のQuickカード性能をアップ(3ターン)&Artsカード性能をアップ(3ターン)&Busterカード性能をアップ(3ターン)+スターを獲得
◆切らずの守り:B(CT8~6)
味方単体に回避状態を付与(1ターン)&スター集中度をダウン(1ターン)+自身のNPを増やす&NP獲得量をアップ(1ターン)
◆麗しの姫君(刀):A(CT7~5)
自身に「刀姫」状態を付与(3回)<被ダメージ時に1回消費して無敵状態を付与(1回)&クリティカル攻撃時に1回消費してクリティカル威力をアップ(1回)>
《宝具》
『姫鶴一文字(ひめつるいちもんじ)』
ランク:C 種別:Quick
敵全体に攻撃[Lv]&攻撃強化状態を確率で解除<OCで確率アップ>&防御強化状態を確率で解除<OCで確率アップ>
《性能》
特殊な挙動のクリティカルアタッカー。
回避と無敵を非常に大量に持つためそれらを使えば場に残れるが、強力なクリティカル攻撃の機会を失ってしまう。アグレッシヴに攻撃すれば防御を失う代わりに高倍率のクリティカル攻撃を叩き込めて、結果的にそちらの方が有利になる。宝具も攻防を兼ね備える。「死なんと戦えば生き、生きんと戦えば死す」を体現した性能。もちろん柔軟に緊急の防御に使うことも可能。【元ネタ】ギリシャ神話、民間伝承
【CLASS】アサシン
【真名】ミダス・マンドレイク
【性別】男
【身長・体重】167cm・56kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:C 魔力:EX 幸運:B 宝具:B++
【クラス別スキル】
気配遮断:A
アサシンのクラススキル。サーヴァントとしての気配を遮断する。アサシンを感知することは事実上不可能、ただし、攻撃行動に移るとランクは激しく低下する。
【保有スキル】
黄金錬成:EX
黄金を生み出す祝福の手。しかし、浅ましい願いのもとに為された呪わしい祝福。
生命の雫:A
アサシンの娘ゾエの名は『生命』を意味する。錬金術の秘奥とされる賢者の石には、黄金の生成のほかに死者蘇生や万病完治の効能があったともされる。さらに、魔女のあらゆる秘薬の万能素材であるマンドレイクは、刑死者の血を啜ることで生えるもの。すなわち、アサシンの血液には生命の神秘が色濃く宿り、眷属を生み出すことができる。
変化:C
ロバの耳を生やされたことがある。アサシンはその経験と幻霊マンドレイクによって自力での変身を会得した。>>449
【宝具】
『栄光の手 (ハンド・オブ・グローリー)』
ランク:B++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
中世欧州にて流行した呪具。絞首刑に処された者の手を加工して作られる燭台。光を灯すことであらゆる魔術的な力を発露するという民間伝承である。栄光を掴むとは言い難い由来の品であるにも関わらず、そのように呼ぶのは万能素材マンドレイクを語源とするためだとされる。あるいは、マンドレイクとは死者の手そのものなのかもしれない。
宝具としては、アサシンのスキルを常時強化している。さらに、真名解放によって材料となった者の罪悪が触れたものを死なせる力となる。
【Weapon】
『マンドレイク』
人形の根っこのような幻想種。アサシンの眷属として従順に活動する。宝具『栄光の手』の発動起点とできる。ゲーム的に言うなら、宝具は「敵単体に高確率の即死と黄金化、自身に『攻撃に低確率の即死判定』状態を付与」。
【解説】
ギリシャ神話に登場する王。女神キュベレーの養子で、快楽主義者、バラの庭師と知られた人物だったとされる。
あるとき、酒神ディオニュソスの養父シレノスが泥酔して訪れたので、ミダスは彼を手厚くもてなし、酒神の元まで送り届けた。ディオニュソスがその礼として願いを叶えてくれるというので、触れるものを黄金に変える力を求めた。願いは正しく叶い、ミダスはそこにあったオークの小枝と小石が黄金に変わるのを確かめた。狂喜して城に帰ったミダスはしかし、食事の時になって食べ物も飲み物も黄金に変わるのに破滅を悟り、不注意で愛する娘までも黄金に変えてしまった。嘆きの祈りが酒神に届き、ミダスは神託に従って川に力を移した。その後、贅沢を憎んで牧歌神パーンの崇拝者となった。
サーヴァントとしてのミダスは幻霊マンドレイクを伴って召喚される。全盛期で召喚されるのが英霊であるが、祝福の手はあまりにも不便であるため、『栄光の手』を代わりに持ってこようとしたのだが、バラの庭師や牧歌神パーンとの関係から植物と相性の良かったミダスの霊基に取り込まれることで幻霊マンドレイクにまで縁が繋がったようである。なお、このマンドレイクは叫ばない品種らしい。【元ネタ】太平記など
【CLASS】キャスター
【真名】藤原千方
【性別】男
【身長・体重】164cm・52kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:C 魔力:A 幸運:C 宝具:A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として有利な陣地を作り上げる。東洋のそれは呪術的側面が強く、工房というより儀式場である。
道具作成:C++
魔力を帯びた器具を作成できる。主に使役する鬼の反抗を防ぐ魔除けの道具の作成に優れる。
【保有スキル】
式鬼:A+++
式神の術の別称。まだ古く才能に依った鬼道に属する日本の固有魔術。キャスターは四鬼をはじめとした鬼を使役したとされる。
破壊工作(鬼):A
洪水を引き起こす水鬼、暴風を巻き起こす風鬼による盤外戦術。直接戦闘前に相手の戦力をそぎ落とす。本来はランクが高いほど英霊の格を下げるが、キャスターの場合は水鬼と風鬼の実体化を封印することで格を維持している。
身代りの術:B
忍術の一。囮で攻撃を回避する。キャスターは、金剛石の体をした金鬼によっていかなる攻撃も防いでしまう。>>451
【宝具】
『怨京鬼、棲処は地獄 (アヴェンジャーズ・フロム・ヘル)』
ランク:A 種別:対京宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:1000
キャスターの従える四鬼の一体、隠形鬼。気配を絶ち奇襲をかける式鬼。怨京鬼とも書き、京を怨むモノどもを凝らせたクラス・アヴェンジャーの幻霊でもある。複数人の怨念であるため分身の心得もある。地上に棲処はないだろうとの詩歌で退散させられた逸話を敢えて対策することなく、逆説的に地獄の鬼であるとして霊格を昇華している。歌仙の詩歌で退散してしまうという弱点が剥き出しではあるが、通常の聖杯戦争であればキャスターの枠を自身が占めるため、歌仙が召喚される可能性は低いと踏んでいる。
鬼種の魔に含む魔力放出は焔。京を焼くことに対しては特効性があり、派生して発展した都市部であるほどに耐火性が高くとも火災を発生させる怨みの焔となっている。サーヴァントに対しても京人やその国の都生まれであれば特効である。
【Weapon】
『式鬼』
式神の古い形。荒ぶる鬼神を使役したもの。式神が洗練されて制御が容易くなっているのに対して、制御がまだ甘く、しかしそれゆえに攻撃性の高い東洋魔術における使い魔である。
【解説】
飛鳥時代、天智天皇の治世において、朝敵として猛威を振るった逆賊。四鬼と称された強大な四体の鬼を使役し驕った異能者。
浄瑠璃の作品には、平安時代に蘇り、周翁居士と名乗って朝廷を謀り、坂上田村麻呂に討たれるという物語もあるが、ここに召喚されたのは紀朝雄に討たれた飛鳥時代の千方でしかなく、平安時代にいたのは襲名かただの物語であろう。
伝説によれば、四鬼は忍者の源流であるともされ、千方の霊基にはその影響が出ているものの、あくまで彼は魔術師である。そもそも千方が滅ぼされた後に住んだモノたちを忍者とみるのが時系列的な妥当性であり、伝説は伝説でしかないのだと千方本人は語る。
叛逆を為した千方は、しかしまつろわぬ民の側に立っただけの善性である。召喚したマスターが無情非道の類いであれば離反し、善人であれば手段を選ぶことなく従うであろう。【元ネタ】タマモナイン 【CLASS】アヴェンジャー 【真名】敏腕秘書タマモヴィッチ 【性別】女 【身長・体重】160cm・52kg 【属性】中立・悪
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:A 幸運:D 宝具:C
【クラス別スキル】
復讐者、忘却補正、自己回復(魔力)
アヴェンジャーのクラススキルにつき省略。
【保有スキル】
スケジューリング:A
複数のタスクを効率的に実行する時間配分を構築する能力。プランニングに通ずるところもあるが、大雑把にいえばプランニングは一つのタスクに対する計画能力であるため、焦点が異なる。敏腕秘書を名乗るタマモヴィッチのそれは一日を72時間と錯覚するほどの忙殺的時間配分である。
呪術、変化
タマモナインの標準装備につき省略。
【宝具】
『借地日光・野心照為虎添翼 (しゃくちにっこう・やしんてらすいこてんよく)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
故事成語「虎の威を借る狐」をモチーフに編み上げた大奉仕呪法。大地の魔力を汲み上げ、対象を超強化する。その強大さ、まさに虎に翼を添えるが如し。主人に威光が足りないなら、継ぎ足せばいいのだとばかりの無法。これのどこが虎の威を借る狐なのか?
【Weapon】
『眼鏡』
敏腕秘書のマストアイテム。タマモヴィッチの個性だったもの。どこぞの異世界転生オルタちゃんに取られてしまった…。
【解説】
日本大化生、玉藻前のアルターエゴ、タマモナインの一体。敏腕秘書を名乗る玉藻前の調教、ゲフンゲフン、教育的側面、叱咤激励の手腕を抽出した存在。
アヴェンジャーの適性は当人の気質というより、仕えがいのある主人が、どこまでも無能な癖に仁徳だけはあり世の中に虐げられ、世界そのものを優しいものしたいという復讐心の持ち主だかららしい。つまり、ダメ男を真男にすることを好む。非常にわかりづらいが母性的側面の一種であり、芯の部分は肝っ玉母ちゃんだと他のエゴから評されている。「わたくしは大雷神、一応イザナミエイトを統べる者です」
【元ネタ】古事記、日本書紀
【CLASS】ルーラー
【真名】大雷神
【異名・別名・表記揺れ】火雷大神、八雷神、アルターエゴ・イザナミエイト
【性別】女性
【身長・体重】170cm・54kg
【肌色】黄色系 【髪色】黒、金色のインナーカラー 【瞳色】金色
【外見・容姿】貫頭衣を着て勾玉などのアクセサリーで着飾った古代日本風の女性。周囲には雷雲を漂わせている。
【地域】日本、冥界
【年代】神代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:A 幸運:A 宝具:EX>>455
【保有スキル】
大魂:EX
火雷大神八柱を一つの雷神格と見做しそのうちの「大雷」の神としての魂のみを得た、というていで現界している。
サーヴァント化にあたっては「雷神」全体への信仰を寄代にしているが、保有する神核はこのスキルによるもののみである。
強大な神霊が出自を偽らず現界するために行う、霊格のシェイプアップの一つ。
Bランク相当の神性スキルとして機能するが、神格としての能力に制限がかかる。
魔力放出(大雷):B
魔力を雷鳴として放出するが、大雷神としての現界ゆえ雷の用法が「極大の雷撃を放つ」ことのみに固定される。威力は絶大だが細やかな制御が出来ないことが難点。
不動心:B-
イザナミの「理性」から生まれたアルターエゴであるルーラーの精神系id-esスキル。
あらゆる誘惑に負けない精神性、精神攻撃に耐性を持つ。
しかし彼女もイザナミエイトの一員、時々誘惑に負けそうになることも。
カリスマ:E
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で七人程度をまとめるのであればこのランクで十分。>>457
【解説】
火雷大神。またの名を八雷神。あるいはアルターエゴ・イザナミエイトとも。
イザナミより生まれた八柱の雷神。この世界におけるその正体は、ヨモツヘグイによって黄泉から離れられなくなってしまったイザナミが地上に戻るために切り離そうとした穢れであり、自身の欠片。
本来ならばただ不要なモノとして捨てられるだけの存在だったそれらは、分離中の悍ましい姿を目撃したイザナギの逃走時にイザナミによって『イザナギを殺 すもの(そうすることによって永遠に黄泉に監禁・管理するもの)』としての役割を与えられ、黄泉軍と共に猛追したが力ある桃の実によって撃退された。
大雷神はイザナミの『理性』を核とした最もイザナミに近いエゴであり、他のイザナミエイトを統率する立場のエゴ、言わばイザナミエイトにとってのマスターと呼べる存在。
そのため性格は真面目、堅物。イザナミエイトの中で最もまともな性格をしている。
しかし、イザナミエイト達があまりに自由すぎるため、令呪がいくら有っても足りないと彼女達を統率することはもはや諦めている。
また、イザナミエイトが想定外の暴走をした際にはその個体を自害させることで他のイザナミエイトやサーヴァントへの被害を食い止める安全装置としての役割も担う。
イメージカラー:黄金
特技:特に無し
好きなもの:イザナギ、イザナミエイト
嫌いなもの:イザナギ、イザナミエイト
天敵:イザナギ、オオカムヅミ
願い:無し
【一人称】わたくし 【二人称】あなた 【三人称】あの子、彼、彼女>>459
【コメント】
誰も大雷神を作らないので作りました、大雷神はイザナミに最も近い理性のエゴというのを何処かで見かけたのでイザナミエイトのリーダー的存在として作成。「私は黄衣を授かりし至尊の花。屍の野と血の河を覆う済世の菊花である」
【出典】史実、『残唐五代史演義』『五代史平話』
【CLASS】セイバー
【真名】黄巣
【異名・別名・表記揺れ】承天応運啓聖睿文宣武皇帝、金統帝
【性別】男性
【身長・体重】182cm・81kg
【肌色】黄 【髪色】金 【瞳色】黄
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】蛇の相を持つ怪人。金髪金眼、甲冑まで金色の黄金狂い。衣装の随所に菊花の意匠があしらわれている。
【地域】中国
【年代】9世紀(835年 - 884年7月13日)
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王・蛇
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:D 幸運:E(A) 宝具:B【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:B
騎乗の才能。
大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【保有スキル】
反乱のカリスマ:B-
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
セイバーの反乱は唐を実質的な滅亡に導いたが、十年近い戦いの末に平定された。
占拠した長安に腰を落ち着けたことで、流寇の優位性を失ってしまったことが敗因であったと伝えられる。
セイバーのカリスマ性は象徴的な旗頭としての在り方、軍の最高統率者としては十全に機能するが、
国家運営に関してはランクが大きくダウンする。流寇主義:A
一つの場所に留まらず、流離しながら略奪を繰り返す賊徒の在り方。
魂食いによる魔力補給にボーナス値を得る、“反骨の相”“仕切り直し”を含む複合スキル。
更に財貨や土地からも魔力を収奪できるが、このスキルランクが高いほど、英雄としての霊格は低下していく。
皇帝特権:B(-)
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
該当するスキルは剣術、芸術、軍略、黄金律、蔵知の司書、等。
宝具『混唐宝剣』により獲得したスキルであり、宝具が喪失・機能停止した場合は失われる。【宝具】
『混唐宝剣(こんとうほうけん)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
『残唐五代史演義』にて仙女から授けられた宝剣。剣身に「天贈黄巣」と彫られている。身バレ不可避。
『五代史平話』では道士に与えられた桑門剣となっている。桑門は梵語「śramaṇa」の音写で、出家人を意味する。
出家を無生の世界に入るものと解して喪門とも記し、転じて人の死に纏わる悪神、死神を喪門神と呼び表す。
選定の剣として、所有者に王の威風を授けて登極に導くが、その過程は必ず血塗られたものとなる。
『混唐宝剣・百花殺(こんとうほうけん・ひゃっかかれん)』
ランク:A 種別:対軍/対都市宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:800人
宝具『混唐宝剣』の本性。セイバーが負う血腥い宿業「致令殺人八百萬」を実現する殺戮機構。
真名解放により、周囲から無差別に召し上げた魔力を黄金色の奔流に変換して「洗城」の一撃を放つ。
奔流は「洗城」の逸話により、宝具ランク以下の「都市や城塞に由来する守り」を透過して内部に流れ込む。
自身に属さぬ者を干殺し、敵軍と民衆を纏めて洗い流す、自分以外の花を残らず枯らす虐殺宝具。『満城盡帯黄金甲(まんじょうことごとくおぶ、おうごんのこうを)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人
詩に詠んだ理想世界、満開の菊花で埋め尽くされた黄金の地平を描き出す固有結界。
菊花は地脈から汲み上げた魔力で咲き誇り、花園からは黄金の甲冑を着た兵士が現れ続ける。
しかし、魔力が足りないと菊花ではなく砂塵が溢れ出し、黄ばんだ甲冑の見窄らしい兵士が生産される。
両者に戦力差は無いが、砂塵の兵士は財貨と人肉を求めて狂奔する亡者であり、世界を侵食せんと結界の外に溢れ出す。
【Weapon】
『混唐宝剣』
通常武装としても選択される。【解説】
中国唐末の塩賊、反乱指導者。曹州冤句県(現在の山東省菏沢市牡丹区)の人。
塩の密売で得た財で食客を抱える一方、何度か郷貢に挙げられたが科挙に及第しなかった。
874年(875年)に挙兵した王仙芝に呼応したが、彼だけが官職を得て帰順しようとしたことで決裂。
王仙芝の死後はその残党を吸収して南下し、海外交易の中心地である広州を占拠。唐朝に同地の軍権を求めた。
交渉が不首尾に終わると、報復として外国商人を含む12万人を虐殺し、広州の交易都市としての機能を徹底的に破壊した。
その後は南方の風土病を避けて北帰。敗戦を繰り返しながらも東進し、官軍の隙を突き長江を渡河して攻め上がる。
880年末には潼関、次いで首都・長安を陥し、晴れて皇帝に即位。大斉の建国を宣言し、年号を金統に改めた。
しかし、群盗上がりの黄巣政権は統治能力、経済基盤を持たず、兵士は統率を失ってしばしば略奪を行い民心も離れた。
また、長安に腰を据えたために包囲され、食料供給を絶たれて深刻な飢饉に陥り、捕らえた人を石臼で砕いて食べたという。
882年、突厥沙陀族の李克用に大敗を喫し、長安を放棄して潰走。追い詰められた末、泰山の狼虎谷で甥に首を打たせた。
進士志望者らしく黄巣のものとされる詩が残されており、そこでは菊を題材として帝位を狙う意志を匂わせている。
五代を舞台にした小説では、幾つかの英雄的エピソードが創作された反面、八百万人を殺.す宿命を負っていたともされた。
劇中の黄巣は天子に相応しい異常出生譚(妊娠から誕生まで二年以上を要した、肉塊として生まれた等)を与えられている。
更に、道士、或いは仙女から宝剣を授かるが、後に取り上げられて破滅を迎えるという共通したエピソードも持つ。
『目連三世宝巻』では釈迦の十大弟子の一人・目連の生まれ変わりとされた。
目連が地獄から母を救う際に逃げ出した八百万の魂を回収するべく、黄巣に転生して地上で殺戮を行ったのだという。【人物】
遥か西方の異人めいた金髪、瞳孔が縦長の黄色い瞳、細長く先端が二股に別れた舌を持つ怪人。
詩作を好み勉学に励んだ読書家である一方、任侠に富み騎射を良くした文武両道の好漢、但し反乱首謀者。
幼い頃から大志を抱き、科挙の及第を目指していたが、異相ゆえに落第させられたことで挫折。
自分を否定した社会に復讐すべく反乱に乗じた……のだが、当人はそういった自身の願望を理解していない。
腐敗した国家を憂い、苦しむ民草を救わんと起ったつもりでいて、破壊を志向する己の本心に気付けないでいる。
反乱の大義として国家救済を掲げながら、場当たり的に略奪と虐殺を繰り返していたのはその為である。
自分は合理的に行動していると錯覚したまま、戦略的には無意味どころか逆効果な破壊行為を選択してしまう。
帝位に就いたのも既存社会の権威や体制を否定する意味が全てで、具体的なビジョンは終ぞ描けないままだった。
イメージカラー:鮮やかな黄色
特技:騎射、詩作
好きなもの:菊、黄色(金色)
苦手なもの:鴉、黒色
天敵:李克用、朱温
願い:大斉帝国の再建【関連人物】
李克用
突厥沙陀族の軍閥指導者。独眼竜の異名を持ち、衣装を黒で統一した軍団・鴉軍を率いた。
黄巣を敗死させた後は朱全忠らと覇権を争い、嫡男の李存勗が後唐を興すと太祖武帝と追号された。
朱温
黄巣配下の有力武将。唐に寝返り全忠の名を賜ったが、その後は唐を滅ぼして五代最初の王朝・後梁を創建した。
高駢
唐末の節度使。南詔討伐に功績を挙げた名将だが、神仙思想に傾倒し、詐欺師を重用して信望を失った。
黄巣の偽装降伏に騙され、功績を独占しようと諸藩の軍を解散させた隙に突破を許すという大失態を演じている。
以降は唐朝の要請を黙殺.し、黄巣の行いを傍観して兵力を温存しようとしたが、配下に裏切られて殺.害された。目連
目蓮とも。釈迦の十大弟子の一人。上記の通り『目連三世宝巻』では黄巣の前世。
『盂蘭盆経』を元にした物語だが、より儒教ナイズされており、孝徳を推すあまり不殺生戒を蔑ろにした内容になっている。
哪吒
道教の英雄神。三年を超す妊娠期間を経て肉の球として生まれたという。
黄巣の異常出生譚は概ね彼に倣う。父に嫌われた点も一緒。『三教捜神大全』では殷郊が同様のエピソードを持つ。
黄金のサーヴァント達。
金髪、金眼、金の装束、金の武装、金の魔力光、いずれかの特徴を持つ者。
黄金を纏うに相応しいか観察し、一方的に尊敬したりライバル視したり上から目線で認めたりする。
【一言コメント】
演義では単に醜い容貌とされるだけだが、黄巣の墓から大蛇が現れたという伝説と、
五代の皇帝たちが蛇や蜥蜴を幻視させた逸話(やがて龍=皇帝になることを示唆するのだろう)から蛇顔に。【元ネタ】仏語武勲詩 +アーサー王伝説
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】コルボン
【性別】男性
【身長・体重】170cm・70kg
【属性】混沌・悪
【副属性】地
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運E 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:C
詠唱が二節以下の魔術を無効化。
大魔術や儀礼呪法など、大掛かりな魔術は無効化できない。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
ただし、竜種は該当しない。>>470
【保有スキル】
混血:A
人間以外のヒトの血が混ざっている。
アヴァロンに住む母から受け継いだ特性を専ら悪妖精の形で発揮し
『生ける悪魔(ヴィフディアーブル)』とまで呼ばれた。
使い魔:B+
妖精グランガレと女妖精ブリュヌオーの子、
母モルガーヌに仕える者でもあった金髪の美男子シャパリュが付き従う。
この姿でいる間はサーヴァントと直接渡り合うだけの力を発揮できないが、
剣と、もう一つの姿が持つ部位一つまでを、主に貸し与える事ができる。
嘆きの一撃:B
剣を介して行う、卑王鉄槌(ヴォーティガーン)に近い性質の魔力放出。
同名/類名の、聖杯探求にまつわる剣と槍がなすそれとは全くの別物。>>471
【宝具】
『引き戻す異怪の貌(シャパリュ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
シャパリュが持つもう一つの姿を一時的に顕させる秘術。
ランク等は術のそれであり、シャパリュの規模とは関係しない。
グランガレは力ずくでブリュヌオーを孕ませ、この屈辱から
ブリュヌオーは我が子シャパリュをキメラ的な怪物姿(鋭い牙、赤目の猫頭、
馬の胴、竜の足、グリフォンの爪、獅子の尾を持つ)へと変えてしまった。
最も優れた戦士の踵から血を飲まねば本来の姿に戻れないこの呪いは、
この怪物とも渡り合う勇士レヌアールの血により解き放たれたという
……その呪いを、レヌアールの子コルボンの血液により引き戻すもの。
怪物的な肉体の威力と、コルボンの付随物としての現界では
発揮できていなかった妖精本来の能力を揮わせる事が可能となる。
ただし、シャパリュ自身はこの姿を忌み嫌っているため
宝具としての解放を受ける度に機嫌が悪くなってゆく。
御し難くなるのは勿論、最悪の場合は造反もあり得る。>>472
なおシャパリュ(カパリュ、キャパリュ、チャパリュ)の名は
鉤爪で引っ掻く猫(キャスパリーグ) の類型だ/に由来する とされる。
【Weapon】
『ドゥルルーズ』
『嘆き』『痛み』の意を持つ、シャパリュの剣。
レヌアールとの戦いではこの品が用いられていた
(怪物姿でもシャパリュは人の道具を使用できる)。
【解説】
十二世紀末~十三世紀初頭『ロキフェルの戦い』に語られる、
サラセン人殺しの勇士レヌアールがアヴァロンに二週間滞在した折
ラ・フィー・モルガーヌ(モルガン・ル・フェイ)との間にできた子。
後には『生ける悪魔』に育ち、悪事しか働かなかったという
……ことの他にコルボン自身についての語りは無い。>>473
レヌアールが実父でもあるサラセン王を討つも、亡き妻との間の嫡子が
攫われて行方不明になっていた頃。海辺で眠る彼を、三人の妖精が連れ去り
アヴァロン島へ運んで来た。そこにはアーサー王や円卓の騎士、その他にも
十二勇士ローランといった既に世を去った過去の英傑たちが暮らしていた。
レヌアールはアーサー王主催の“勇気の試し”でシャパリュと戦い、
試しを通過すると共にこの怪物的な妖精からの感謝も受けた。シャパリュは
レヌアールの行方不明の子マイユフェールが今どこにいるか教えたのである。
レヌアールはモルガーヌに好意を覚え酒宴後に同衾、彼女の胎に子が宿った。
だが彼は、行方こそ知れど攫われた身である亡き妻との子を探しに行きたい、
できた子は成長したら自分のもとへ送り出してくれ、と頼む。
モルガーヌは恋人の頼みを聞き容れるが、やがて一つの事実に思い当たった。
彼の領地を継ぐのは亡妻との嫡男、我が子は領地無しの家臣に過ぎないのでは?
モルガーヌはいっそ彼を殺そうと企み、シャパリュに命じて船を沈めさせた。
だがレヌアールは直前に恩義を施していた人魚の助けによって命を拾い、
元々眠っていた海辺まで運ばれて行ったという。【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【真名】ガニュメデス
【性別】男
【身長・体重】145cm・38kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:D 魔力:B 幸運:EX 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:A
主神ゼウスの寵愛がAランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では傷をつけられない。
騎乗:EX
本来は騎乗の才能。ガニュメデスは騎乗するのではなく、掴まれているだけである。ランクとしてはE。
神性:A
神霊適性を持つかどうか。元来は雨の神霊でもあったとされるガニュメデスは、ギリシャ神話に取り込まれても主神ゼウスの寵愛の元に永遠の若さと不死が与えられた。>>475
【保有スキル】
紅顔の美少年:A
人を惹き付ける美少年としての性質。ガニュメデスは神々に見初められるほどの美貌を誇った。
男女を問わず魅了の魔術的効果として働くが、対魔力スキルで回避可能。対魔力を持っていなくても抵抗する意思を持っていれば、ある程度軽減することが出来る。
主神の寵愛:B
主神ゼウスから受けた寵愛。嫉妬深い神妃ヘラによる災いもセットであることも多いが、ガニュメデスの性別か美貌か、特にそのような逸話は見られない。
慈雨の酒杯:EX
神々の給仕役を授かったガニュメデスの持つ神酒ネクタルを湛える大甕。特に主神ゼウスの杯に注ぐそれは、わざと溢れるほどに傾ける。何故なら溢れた神酒は雲より降り注ぐ豊穣の雨となるからである。>>476
【宝具】
『いと気高き鷲の王 (アクイラ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2〜50 最大捕捉:100人
わし座として天に在るガニュメデスを誘拐した主神ゼウスの御使い。神話ではただの鷲であるが、ギリシャ神話の絵画に描かれる神々の戦車を牽く幻獣グリフォンの姿で現界している。グリフォンという幻想種はあくまで幻獣ランクだが、アクイラは神獣の域にある。誇り高く、気難しい性格で己を斃せるほどの勇者でなければ背に乗せることはない。そのため、ガニュメデスは乗れない。
グリフォンと馬を番わせて生まれたのが幻馬ヒポグリフとされるが、アクイラの単純性能はヒポグリフの完全上位互換。世界からの消失という特殊性能がなくとも並みのサーヴァントを圧倒するだけのポテンシャルがあるのだが、ともに現界したガニュメデスが戦士ではないために主神の意向もあり護衛に徹しざるを得ず、なかなか気持ちの良い戦闘とはいかない。
『紫電疾る拐かしの鷲掴み (グリプス・ハルパゲー)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:2〜50 最大捕捉:1人
ガニュメデスを拐った逸話の再現。目も眩む早業による必中の爪撃。逸話通りに誘拐すること以外に、一部だけを掠め取ることも可能。その早業は神速であり、アクイラの霊基は一時的に雷霆に変換されている。どこまでも誘拐の逸話であり、対象を傷つけたものではないためか、雷霆という非実体なこともあり、心臓抜きを相手の肉体に穴を開けることなく実行できる。理論上、対象が隠し持つ物品を取り返すなどの運用も可能だが、どこに持っているかは分からないため、有効活用できるかどうかはガニュメデスとマスター次第。
もっぱらガニュメデスとマスターを鷲掴み、緊急離脱として使用することの方が圧倒的に多い。>>477
【解説】
ギリシャ神話の神々の給仕役。青春の女神ヘーベーに代わり役目を仰せつかったゼウスの愛した美少年。トロイアの王子、「ガニュメデス」。
ゼウスの遣わした鷲に攫われた憐れなる被害者ではあるが、特に気にしていない。ほんわかと毒舌でパリスのご先祖様であることに納得するだろう性格と容姿をしている。
羊「パリスちゃんは毒舌じゃないよー、素直なだけだよー。我が親父ながら趣味が悪い」
十二星座の一つ、水瓶座とは、このガニュメデスが水瓶から神酒ネクタルを注ぐ姿だとされる。また、ガニュメデスは元来は雨の神とされ、神妃ヘラの嫉妬エピソードがない。おそらくは、天空神であるゼウスの神性の一側面、すなわち、雨の神としてガニュメデスはゼウスそのものでもあるのだろう。どちらも夫であるのなら嫉妬するのはおかしな話であると説明がつく。【元ネタ】史実、クトゥルフ神話
【CLASS】フォーリナー
【真名】サンドロ・ボッティチェッリ
【異名・別名・表記揺れ】フィレンツェのフォーリナー
【性別】女性(体)
【身長・体重】180cm・59kg
【肌色】白 【髪色】金色 【瞳色】青
【スリーサイズ】B89 W63.5 H90
【外見・容姿】貝殻だけを纏った全裸の美女、有名な絵画の登場人物そっくり
【地域】イタリア
【年代】A.D.1445~1510
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・領域外の生命・人類の脅威・神性
【ステータス】筋力:B 耐久:EX 敏捷:B 魔力:B 幸運:B 宝具:A>>480
【保有スキル】
狂気:C
不安と恐怖。調和と摂理からの逸脱。周囲精神の世界観にまで影響を及ぼす異質な思考。
黄金律(体):A
女神の如き完璧な肉体を有し、美しさを保つ。どれだけカロリーを摂取しても体型が変わらない。
「天性の肉体」スキルとは異なり、筋力のパラメーターへの影響は存在せず、美しさが保たれるというだけの効果。
ルネサンス(自己):B
ルネサンスとは14世紀のイタリアで始まったギリシャ、ローマの文化を復興しようとする文化運動。
フォーリナーの場合はこの言葉を本来の意味で使用する、すなわち再生、復活。
ルネサンスの体現者であるフォーリナーは霊核を破壊されない限り何度でも蘇る自己再生能力を得た。
芸術審美:B
芸術品・美術品に対する理解、あるいは執着心。
芸能面の逸話を持つ宝具を目にした場合、高確率で真名を看破できる。>>481
【宝具】
『祝え、女神は此処に生誕せり(ヴィーナス・アナディオメネ)』
''ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1''
愛と美の女神ヴィーナスの誕生を描いた世界的に有名な絵画。
女神の誕生を描いたこの絵画は、邪神の干渉によって変質。新たな神を地上に顕現させる宝具として成立した。
宝具としての形態は人間ほどの大きさの巨大な二枚貝。召喚された貝は無数の触手を伸ばし対象を貝殻の中に引きずり込もうとする。
触手に触れられた者は魔力による判定を行い失敗すると貝殻の中に引きずり込まれ、強制的に霊基を改竄され神霊サーヴァントとして新生させられる。
対象には神性が付与され、あらゆる能力値が上昇するが、力の代償に狂気に蝕まれ理性や正気を失いクラスもフォーリナーに変化する。
また、過度の使用は対象に不可逆の変化をもたらし、邪神でもサーヴァントでもない“ナニカ”へと変貌を遂げる。
なお、フォーリナーはこの宝具によって自身をヴィーナスそのものの姿に変化させている。
【Weapon】
『貝』
自身の体に貼り付く異形の貝、フォーリナーはこれを武器や防具として使用する。>>482
【解説】
サンドロ・ボッティチェッリ。
ルネサンス期のイタリア・フィレンツェ生まれの画家。『ヴィーナスの誕生』や『プリマヴェーラ』などの作品で知られる。
本名はアレッサンドロ・ディ・マリアーノ・フィリペーピ、ボッティチェッリとは「小さな樽」という意味で兄が太っていた事から付けられたあだ名。
革なめし職人の家に生まれたボッティチェッリは15歳で画家フィリッポ・リッピに師事し絵画を学ぶ。
1470年に独立したボッティチェッリは、フィレンツェの商業裁判所のスパッリエーラ(背もたれ)のために製作した『剛毅』という作品で高い評価を受ける。
そして、メディチ家というパトロンを得て『ヴィーナスの誕生』やダンテの神曲の挿画などの絵画を描く。
当時、女性の裸体を描くことは禁じられていたため、ボッティチェッリの作品は多くの批判を買うが、この作品の登場を機にヴィーナスという名目で多くの女性のヌードが描かれた作品が制作された。
神の誕生を描いたこと、禁じられていたモノを描いたこと、以上の二点から邪神は自身をこの世界に産み落とすための子宮として彼を選んだ。
だが彼の美への執着は邪神の狂気すら呑み干した。
しかし、その結果誕生したものは……>>483
【人物・性格】
フォーリナークラスのサンドロ・ボッティチェッリは宝具による霊基改竄が影響しているのか、ヴィーナスという生前には存在しない女性人格が発生しており、ボッティチェッリの記憶と画才は有しているが、人格はヴィーナスのものという状態になっている。
そのため、愛と美の女神ヴィーナスを名乗る露出狂が誕生してしまった。
ヴィーナスは自らを美術品と定義しており、裸でいる事が当然と考えているため服を着ようとしない。
イメージカラー:紫
特技:絵を描くこと
好きなもの:自身の肉体、フィレンツェ
嫌いなもの:芸術を理解しないもの
天敵:ディオメーデース
願い:無し
【一人称】わたし、ヴィーナス 【二人称】キミ、アンタ 【三人称】あの人、アレ
【コメント】
リクエスト鯖リクエストしたものです。
宝具はFGOにしたら神性付与だけでフォーリナー化はややこしいからオミットされそうみんなよく考えるなぁ
【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】フランシスコ・ピサロ
【性別】女
【身長・体重】174cm・57kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:A 幸運:EX 宝具:C
【クラス別スキル】
陣地作成:EX
キャスターのクラススキル。キャスターは、都市建設の逸話を持ち、宝具として展開する。
道具作成:C
キャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成する。キャスターの魔術知識は本物だが、研鑽を積んだわけではない。>>487
【保有スキル】
コンキスタドール:A++
大航海時代、航海の果てに未開地を征服した者のスキル。未開の地への侵攻、支配、略奪、奴隷化などの手際を示す。
インカ帝国を滅亡させ、その地の支配者となったキャスターはこのスキルを高ランクで有する。
簒奪特権:C
皇帝特権と同様のスキル。本来の皇帝特権保有者から2ランクダウンする。また、簒奪対象の特性に対する特効性を獲得する。
キャスターは、インカ皇帝、太陽の子アタワルパを捕縛し、莫大な財宝を受け取った。挙句の果てに、叛乱の旗頭となることを懸念し処刑した。
復活のミイラ:C
血塗られた生涯に幕を閉じたキャスターの遺骸は埋葬されることなく、ミイラとして残されている。
簒奪特権との複合により、復活能力として発現している。アタワルパが自称する太陽の子には、太陽のように復活するという意味合いがあり、また、ミイラの最も知られた意味はエジプト神話における復活までの器の保管である。
【宝具】
『一国一城の主の都 (シウダー・デ・ロス・レイェス)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:1000人
現在のリマ市に建設されたキャスターの拠点。インカ帝国を滅亡させたものの、敵対するインディオの大軍に包囲されたキャスターが必要とした沿岸都市。
たとえ陸地のど真ん中であっても沿岸都市の概念を纏って現界し、キャスターが生前に従えた軍勢の総数が常に保たれるように輸送船が人員や物資を運んで現れる。なお、この補給能力は、足掛かりとして建設したサン・ミゲル・デ・ピウラとアタワルパの身代金として手にした財宝を魔力変換して賄われている。ピウラとは豊かなことを意味し、この宝具が機能不全に陥ることはまずあり得ない。>>488
【Weapon】
『軍装一式』
当時のスペイン軍人に配備された装備の数々。
【解説】
大航海時代、欧州はスペインの軍人、探検家。新大陸のインカ帝国を滅亡させたコンキスタドール。
史実によれば男性であり、ミイラの遺骸まで残されているため、召喚されたピサロが女性であることにはなんらかの特殊な事情が絡んでいると考えられる。
父に軍人、小貴族、母に召使の庶子であり、文字も知らぬまま教育されずに育った。長じてイタリア戦争に参加し、後にパナマ遠征に同行。探検家ディエゴ・デ・アルマグロとともに、黄金郷ペルーの噂を確かめると帰国。カルロス一世からペルー支配の諸権利の認可を得て、約180の手勢と37の馬で再びペルーに侵入。インカ帝国を滅亡させ、支配地と富を得た。ディエゴとは分配問題で対立し内戦となるが、ピサロが勝利した。しかし、スペインからの支持を失い、結局、ディエゴの遺児たちにより暗殺され、その遺体は埋葬されずミイラとして残されている。
以上の表だった生涯は確かにピサロの生涯である。しかし、召喚に応じたピサロは、ピサロであってピサロではない。ペルー侵入に際して、ピサロは兄弟とともに出発したとされる。キャスターは、そんなピサロの兄弟のうちの1人である。ピサロの核となる偉業、インカ帝国の滅亡は、当然にピサロ1人で成し遂げたものではなく、しかし、有象無象の兵卒は英霊たり得ず、英霊フランシスコ・ピサロは各クラス適性ごとに最も適したピサロ当人を含めた兄弟が召喚に応じるようにできている。復活能力を有するのも、魔術知識によって兄弟を残機としてカウントしているからである。
どのクラスであっても、コンキスタドールとしての残忍で冷酷な性格だが、キャスタークラスは最も理知的であり、ゆえに他者を徹底的に道具として扱う。それは兄弟も例外ではない。
【wiki登録】可イズーは壁際にうずくまり、トリスタンの話に耳を澄まし、
言葉の一つ一つを残らず聞いた。彼の愛に気付いてしまった。
今や彼女にもはっきりした、何故に彼からの愛の歓びを失っているか。
聞いたことはしかと記憶にとどめ、何も知らぬ振りを決め込む。
けれども、機会があれば早速、この世で最も愛した男に
極めて残酷な仕返しをするだろう。
―――トマ・ダングルテール版トリスタン物語(新倉俊一訳)より
【元ネタ】トリスタン物語、アーサー王伝説
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】イゾルデ(白い手の)
【性別】女性
【身長・体重】155cm・47kg
【属性】秩序・中庸
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運E 宝具C>>492
【保有スキル】
片戀紬歌:A
イゾルデ(白い手の)の宮廷に大いなる誤解を引き起こした、
イゾルデ(金の髪の)への愛を高らかに語るトリスタン卿の歌。
それを形だけ(もとの表現者の意図を汲まずに)なぞったもの。
狂化と相乗し、この霊基が有する戦闘能力の背景となっている。
トリスタン卿と金髪のイゾルデ妃との恋愛は、多くの点で
(薬で始まる恋・武勲は王の為の他は邪魔者の排除・即座の肉体関係)
宮廷風恋愛の決まり事を踏み躙っているとさえ言えるものだったという。
対して、白い手のイゾルデへ向けられた愛(と誤解されたもの)は、
窮地の国を救う武勲・自ら選んだ想い人への歌・相手側の段階的許容と
表面上は“宮廷風恋愛の騎士と意中の貴婦人”に則るものとも見えた
……不可解な夫婦生活、そして真実は彼女を狂わせたのだが。>>494
【宝具】
『捉える黒手(オーシラ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2人
DRUSTANUS HIC IACIT / CVNOMORI FILIVS / CVM DOMINA OVSILLA
ここにクノモルスの息子ドルスタヌス眠れる レディ・オーシラとともに
―――コーンウォールの港町フォイ近郊、『トリスタンの墓石』
心身を侵す呪傷を与える手。手持ち武器にも適用される。
夫に致命傷を与えた毒刃(その担い手は彼女以外、かつ物語により異なるが)と
夫の望みを絶った(紛れもなく彼女による)“黒い帆の嘘”が複合したもの。
トリスタン卿に致命傷を与えた武器、の具現化能力を兼ね備える。
エストゥ兄弟やナムペセニスの毒槍、マルクの斧、メロートの剣、
モルガンが愛人を殺したトリスタンの槍先を改造しマルクに与えた毒槍、等。
同時大量具現も可能とするが、呪傷を与えられるのは手に握る品のみである。>>495【解説】
トリスタン卿の妻、白い手のイゾルデ(イズー・オ・メイン・ブランシュ、
イソード、イザルデ、イソッタ、イセオ、イシルト、エシスト、エセルト)。
ブルターニュ~ノルマンディー西部に位置する国を治める君主の娘。
卿を恋し夫とするも、卿の愛を受ける事は無いままに死別した女性。
その名はもう一人のイゾルデ共々ピクト語イシルト(『神秘的な姿、
熟視すべきもの』『生命の水』、湯水の象徴)から来ていると言われる。
様々な(誤解を大いに含む)経緯から彼女との縁談が持ち上がった時、
トリスタン卿はこれに応じた。それなりに好ましい女性であった事、加えて
名前がイゾルデであったためだ。片方だけならばしなかった、と明記される。
追放の身で会い難い『金髪の』への未練を断ちたく考え結婚を思い立ったとも、
聖杯探求を控えて神も認める結婚の秘蹟のもとに女性と向き合おうとしたとも
時に語られる ……が何れにしても、卿が彼女を恋した故では全くなかった。
初夜を迎えんとする時、結局は恋人を思い「これは裏切りだ」と考えた卿は
寝台で妻に当分は『白い(肉体関係を伴わない)結婚』でいる、と告げる。
病や誓約(無論嘘だが)を絡めた言い訳に一応は納得した新妻だが不満は残り、
ある日、水がはね汚れた時「この水は夫よりも私に近寄った」と声をあげた。>>496
聞いた兄は、それはどういう事かと妹と卿に詰め寄るのだが、卿が答えるには
「妹御の愛は十分ではない。私を愛するある貴婦人は、その情の深さと言えば、
彼女が私の犬を愛する情が、妻が私や君を愛する以上になる程なのだ」との事。
最悪かこの言い種。憤慨しつつも「ならば確かめよう」と二人の男性は旅立ち、
何たる事か、『金髪の』と愛犬(ユダン)の様子を見て兄も納得してしまった。
独語作品の一つは、夫と肉体的に結ばれる挿話を綴る ……愛故にでは別にない。
行き違いから『金髪の』に罵られた卿は、彼女への腹いせに妻を抱いたのである。
蔑ろにされ続けた妻は、それでも夫が毒の深手を負った際には献身的に看護した。
夫は快方へ向かい、或いはとうとう彼の愛情も生まれるかと思わせた物語もあった
―――勿論、そのまま幸福な終わりになりはしなかったのは、周知の事実である。
体調は再び悪化し、夫は『金髪の』に助けを求め、黒い帆の嘘が彼を殺すのだ。
散文系物語での蔑ろ度は更に上であった。散文系では邪悪であるマルク王と
偽りの和解が成った時にトリスタンと『金髪の』はコーンウォールへと帰還し、
『白い手』は全く顧みられない。毒の致命傷こそマルクの槍から受けるものの、
コーンウォールにいない『白い手』からは黒い帆の嘘をつかれる事すらも無く、
卿は『金髪の』へ共に死ぬ事を望み、彼女を抱き潰し殺すと同時に死ぬのである。
ぼくの考えたサーヴァント21
497
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