痛いと思われつつもやっぱりやっちゃうこの妄想!
インフレがどうとかそんなのは置いといて吐き出してみよう!
実際に登場しそうなものをガチで妄想するもよし、とにかく自分の趣味やネタに走るもよし
※あくまでも妄想なので他人の妄想へのダメ出しはなしの方向でお願いします
次スレは >>960 さんが建ててください
前スレッド ぼくの考えたサーヴァント20
https://bbs.demonition.com/board/11450/
《でもにっしょんch僕鯖僕鯖スレまとめwiki》
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/
参考推奨サイト
本家ぼくのかんがえたサーヴァントwiki
http://bokusaba.wiki.fc2.com/m/
タイプムーンwiki〔特にサーヴァント(スキル)〕
https://typemoon.wiki.cre.jp/wiki/鯖作成のテンプレ
【元ネタ】
【CLASS】
【マスター】
【真名】
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】
【身長・体重】cm・kg
【肌色】 【髪色】 【瞳色】
【スリーサイズ】
【外見・容姿】
【地域】
【年代】
【属性】・
【天地人属性】
【その他属性】(人型、竜属性、愛するものなど)
【ステータス】筋力: 耐久: 敏捷: 魔力: 幸運: 宝具:
【クラス別スキル】
【固有スキル】>>2
【宝具】
『()』
ランク: 種別: レンジ: 最大捕捉:
【Weapon】
【解説】
【人物像】
特技:
好きなもの:
嫌いなもの:
天敵:
願い:
【一人称】【二人称】【三人称】
【セリフ例】
【因縁キャラクター】
【他クラス適性、変化傾向】
《詳細なテンプレ》
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%C6%A5%F3%A5%D7%A5%EC%A1%BC%A5%C8%BD%B8【元ネタ】『シャー・ナーメ』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ディーヴ・エ・セピド
【性別】男性…?
【身長・体重】345cm・290kg
【容姿】白い髪、黒い肌、頭に二本の角を生やした異様なまでの巨漢(のようだが…?)
【属性】混沌・中庸
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
作り上げられる工房は種族柄か日の光が差し込みにくいものになりやすい。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。
あまりやりたがらないが自身の肉体の一部を使うと強力な礼装を作成可能。>>6
【解説】
『王書(シャー・ナーメ)』にて英雄ロスタムが「七道程」の最後に戦った存在。
Div-e Sepid、直訳すると白いディヴ。白鬼とも訳される。
マーザンダラーンに住まう怪物ディヴの一人であり、強大な肉体を持ち、魔術に長けている。
始まりはイラン国王カーウースが悪魔に唆され、ディヴや魔術師が住まう国マーザンダラーンを侵略しようとした事だった。
それに対抗すべく軍隊を率いた白鬼ディーヴ・エ・セピドの魔術によりイラン軍は壊滅。
そして王と戦士たちは盲目になり、捕虜となった。
これを助けに向かったのがロスタムであり、「七道程」の始まりだった。
ロスタムは第七道程で王と戦士たちの目を白鬼の血液で治す為に、日が昇りディヴたちが眠る時間を待った。
そして洞穴でロスタムが起こした白鬼との戦いが始まり、ロスタムは生の終わりを覚悟しつつも白鬼の片脚を斬った。
それでもなお白鬼はロスタムと格闘したが、戦いの末ロスタムは投げ技で白鬼を地面に叩きつけ、短剣でとどめを刺した。>>7
【人物】
人外なのだが(何もしなければ)それなりに人間にもフレンドリーな性格。
同胞と認めた相手には真摯に接し、敵対者には容赦がないのだが悪戯に命を奪わない。ちなみに朝は苦手。
…魔術によるものか容貌、体格を変動させる事が可能なようで時々姿が変わっていたりする。
男性としての姿も本来の物か怪しいところがある。
【因縁キャラ】
ロスタム:「…まあ負けた事に文句はないが…」
眠っていた所を律儀にも?起こしてきて戦いになり、そして負けた相手。
十全なコンディションでの戦いだったかはさておき、戦士として全力で戦い敗北したので恨みつらみは無い。
…でも魔術師として事前準備して戦いに備えられたらなあ…とIFを考え時々悶々する。
カイ・カーウース:「止め刺しておけばよかったか…!?」
ロスタムよりむしろこちらの王の方が憎らしい。
【コメント】
性別をぼかしたのは白髪褐色鬼娘の可能性を残しておきたかったからです。
調べてみると結構強力な存在で、それを倒したロスタムもやっぱり大英雄なのだなとなれます。
ちなみに英語wikipediaを見ると実際の所は北方の王子だったのではという考えもあるみたいです。>>9
ここって一応個人で考えたサーヴァントを披露するスレだしオリジナル特異点を考えるなら別で建てた方が良いと思うスレ建ててもやってみたい人が居ないと意味ないし建てるかどうかはみんなの反応次第なところもある。
>>9
自作僕鯖のif(オルタ)バージョンのための特異点みたいなネタは密かに考えたことがある
ただまあわざわざオリジナル特異点や異聞帯作る程まで作り込めないんですよね、って「怯者不敢獨退,勇者不敢獨進,膽勇成列,心力俱齊(怯者は一人で退かず、勇者は一人で進まず、胆勇は列を成す、心力は一致す)」
【元ネタ】史実 民間伝承 Fate/Samurai Remnant
【CLASS】アーチャー
【真名】鄭成功
【異名・別名・表記揺れ】明儼(字) 田川福松(日本名) 鄭森(旧名) 朱成功(別名) 国姓爺、開台聖王(尊称)
【性別】男性
【身長・体重】180cm・83kg
【外見・容姿】享年(38)の頃の姿。サムライレムナントの頃よりは老けている。顔には自ら掻き毟った傷跡が残る。
【地域】中国
【年代】明末~清
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:A
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクAならば、マスターを失っても一週間現界可能。>>14
使い魔(ヤモリ):D
ヤモリを使い魔として使役できる。契約は必要なく、思念を送るだけで可能。鄭成功は主に偵察や警備に用いる。
オランダ軍の夜襲計画をヤモリ達が鳴き声で鄭成功に知らせ、その功で鉄甲将軍の称号を与えられたという民話に由来。
あるいはサムライレムナントで描かれたように、鄭成功に魔術の心得があり、それが語り継がれる内に伝説となったものだろうか。
未来予知(龍碽):A
高速演算によるシミュレートで未来を正確に演算する。龍碽の持つ未来予知能力の一端。
まともに扱えば敵の先手を打つなど戦闘で有用な効果を発揮するが、龍碽の場合「自分は最強なんだ!」という自意識を守る為にしか用いない。
つまり、勝利の確信が持てる状況でしか戦闘に臨もうとしないのである。難敵に挑むぐらいなら自爆する事を選ぶほどに。
鄭成功はそうした龍碽の性格を苦々しく思っているが、結果的に彼の苛烈さを抑え、慎重な行動を取らせる役にも立っている。>>15
【宝具】
『欠嘴将軍・龍碽砲哮(ほえよ、ロンゴン)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:5~99 最大捕捉:100人
龍が変じたとされ、大小様々な砲弾をいくらでも込める事が出来たという大砲。
勝敗を予見する能力もあるとされ、勝ち戦ならば数人で運べる程に軽くなるが、負け戦では百人がかりでも運べないほど重くなった。
砲口の辺りが僅かに欠けていた為、『缺嘴將軍(口欠け将軍)』と呼ばれていたともいう。
「大小様々な砲弾をいくらでも込められた」との逸話通り
砲口から収納したあらゆるもの(事象も含む)を砲弾という形に加工し、無尽蔵に装弾する事が可能。
これらの砲弾は個別に放つ事も出来るが、ブドウ弾の如く撒き散らしたり、複数を混ぜ合わせた合成弾として発射する事も可能。
また、砲撃には魔性を石化させる効果を持つ『龍の息吹(ドラゴンブレス)』としての属性も付与される、と至れり尽くせり。
だが、一つだけ重大な欠点が存在する。
宝具である龍碽は、勝ち戦以外には決して参加しない程の負けず嫌いであり
敗色を予見すると動かせない程の重量の増加など様々な形でサボタージュを試み、
最悪の場合は自爆してでも参戦を拒否するのである。
敵を分析した上での必勝の作戦と必要な分の砲弾を先んじて用意しておかなければ、戦う前に機能不全を起こしかねない欠陥宝具。
「勝兵は先ず勝ちて而る後に戦う」とは孫子の言葉だが、それを実現するだけの戦略手腕が求められる宝具……と言えなくもない。>>16
『開台聖王・東海長鯨(へいかのくには、けしてほろびず)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
鄭成功の前世は東海の巨鯨であり、巨大な鯨の背に乗る姿も目撃されていた――という伝説をベースに
鄭家軍や苛烈なる軍法を概念として取り込む事で、巨大な戦艦鯨を形成する宝具。
鄭成功自身を中核に、かつて乗船した福船、
そして生前率いた鉄人軍、烏鬼兵、藤牌兵などといった鄭家軍の亡霊たちと霊基を融合・一体化させ、
その多種多様な兵装を以って戦場を蹂躙する戦艦の如き大異形――東海の長鯨として顕現させる。
水陸両用の宝具であり、水上戦では(史実の鄭家軍がそうであったように)比類なき力を発揮するが
陸戦に用いる場合は、徐々に融合が綻びていき、最終的には鯨としての形態を保てなくなって四散・消滅する。
さながら、部下たちの心が鄭成功から離れていった過去までもが概念として取り込まれたかのように。
ちなみにライダークラスで召喚された場合は、鄭成功自身を中核とせずに巨鯨を喚び出して騎乗する。
また、巨鯨から一部の亡霊を切り離し、軍勢宝具のように運用する事も可能となる。
【Weapon】
【棍】サムライレムナントで用いていた武器。鄭成功がこれを持つ所以は、洪拳(洪家拳)の伝説に関係するのだろうか。>>17
【解説(鄭成功)】
中国明代の軍人、政治家。貿易商・海賊である鄭芝龍と日本人の妻マツとの間に生まれた人物。
滅びゆく明に忠義を尽くして清に対する抵抗を続けるも功を奏さず、台湾を征して捲土重来を図るも果たせずに終わった。
しかし、その事業は台湾における鄭氏政権(東寧王国)の礎となった。
†
父・鄭芝龍は中国と日本との間で密貿易を行い一勢力を築いた武装商人であり、
その子である鄭成功はその力を背景として中国本土での教育を受けた。東林党の銭謙益に師事していたという。
李自成が明王朝を滅ぼすと、その残党勢力は各地で亡命政権を築いた。
鄭芝龍もまた時運に乗じて隆武帝(朱聿鍵)を擁立する。
擁立された隆武帝は、鄭芝龍の子である鄭成功の事を気に入り、国姓である朱姓を与えた。
この出来事が鄭成功が国姓爺とあだ名される所以であるが、実際には恐れ多いと鄭姓を名乗り続けていたという。
その後、父・鄭芝龍は清王朝一強の大勢が固まったと見て清に降ったが、
隆武帝に心酔していた鄭成功は明王朝への忠義を貫き、隆武帝の死後も残存勢力を率いて永暦帝に助力し、清王朝と戦い続けた。>>18
従兄弟たちを殺して鄭家の軍事力と貿易網を掌握し、地盤を固めた鄭成功は、清に対する三度に渡り北伐を行った。
厳罰主義によって規律を保った鄭家軍は快進撃を続けたが
南京城を攻囲していた際、敵将の偽装降伏に騙されて大敗を喫する。
これにより、鄭成功は勢威を失い、反清の機運も決定的に損なわれた。
この時点で明王朝の復興は不可能な情勢に陥っていたが、
鄭成功はなおも諦めず、新たな勢力基盤を築いた後の捲土重来を画策。
諸将の反対を押し切って、当時オランダ東インド会社が統治していた台湾の征服を試みた。
(ちなみに台湾を選んだ理由は、臣下の何斌が「十分な食料や軍需物資を有しており、理想的な貿易拠点でもある」と勧めた為であったが、
現地の内情を知って何斌の言が誇張塗れだった事を悟った鄭成功は、激怒して彼を投獄したという)
鄭成功の軍勢はオランダ東インド会社よりも兵力で優勢であり、戦いは優位に進んだ。
途中、兵糧不足に苦しんだが、最終的にはゼーランディア城を数ヶ月に渡る包囲戦の末に下し、オランダ人を台湾から追い払う事に成功する。>>19
戦後、鄭成功によるオランダ人捕虜に対する待遇は苛烈を極めた。
ゼーランディア城に籠もって最後まで戦い続けたオランダ人は解放されたが
それまでの戦いで捉えていた捕虜の多くは殺され(台湾の原住民に中国人を殺.すようにオランダ人が仕向けているという噂が広まった為だとも)
女性と子供は奴隷とされ解放されることはなかったという。(鄭成功自身も宣教師の娘を妾にした)
内政においては鄭成功は台湾の開発――特に農業面での開発を推し進めた。
また、日本と東南アジア諸国間における貿易拠点としての価値も高めていき、勢力基盤として着実に成長させていった。
その後、フィリピンにおいて中国人がスペイン人によって虐殺された事を知った鄭成功は激怒し、
フィリピンへと派兵して一大勢力を築かんとしていたが、その計画が形になる前に熱病に倒れた。
『台湾外記』によれば、
明の復活が絶望的な現状を嘆き「いかなる顔で先帝にお目見えできようか!」と叫んで顔面を搔きむしり亡くなった、とも。>>20
――晩年の鄭成功が人心を失いつつあった事を示す逸話として
本土の部下が鄭成功の命令を拒否するようになっていたというものがあげられる。
晩年の鄭成功は台湾を根拠地とし、諸将の家族を移住させよと命じたが
諸将は風土病の問題や鄭成功の厳罰主義に晒す事の恐れから家族を台湾に移住させる事を嫌がった。
不満を溜め込んでいた彼らは
鄭成功が内地に駐屯させていた長男・鄭経らの首を密通の罪で跳ねよという命令を拒絶したのを契機に
不服従の態度を示すようになったという。
【解説(龍碽)】
鄭成功が海から引き上げた大砲の妖怪。
ある時、鄭成功は海の底できらりと光る何かを見つけ、縄をかけて引き上げたところ龍が変じた大砲であった。
一つは龍の姿となり飛んで逃げてしまったが、もう一つの大砲は捕縛し、以後、鄭成功の戦いを大いに助けた。
化外の地であった台湾の妖怪退治にも用いられ、鄭成功と共に多くの妖怪に恐れられたという。
戦況を予知する能力もあり、有利な時は数人がかりで運べる程度の軽さになったが、勝てない時は百人がかりでも運べなかった、とも。
鄭成功の死後、敗北必至の戦いに無理やり担ぎ出された際には、砲弾の暴発により爆発四散したという。>>21
【人物像】
『鄭成功』
サムライレムナントと同様、忠義一徹、不屈の驍将。
必要とあらば冷酷な手段を選ぶ事も出来るが、根は善を尊び悪を憎む好漢……というのは過去の話。
生前に繰り広げた絶望的な戦いの日々が為に、その精神は変調を来しつつある。
冷酷な手段も視野に入れられる戦略眼は、悪逆に手を染める事への呵責の無さへと変じ、
善を尊び悪を憎む側面は、僅かな瑕疵をも許さずに罰する潔癖さに成り果てた。
使命感が行き過ぎて暴君化した人間であり、その在り方は皮肉にも明を滅ぼした崇禎帝に似る。
それでも彼自身の善性が失われたわけではない。
善なる者の為に働く時、その瞳は往年の輝きを取り戻し、かつての英雄性を取り戻す。
その精神の均衡が、闊達にして義を尊ぶ好漢としての側面に傾くか、厳格にして苛烈なる暴君としての側面に傾くかは
マスターの人間性とその時々の状況次第と言ったところ。>>22
『龍碽』
人や魔との戦いを共に戦い抜いた鄭成功の相棒。のはずなのだが精神面は真逆と言っていい存在。
大雑把で、怠惰で、いい加減。負けず嫌いなのだが努力も嫌い。しかもうっかり。(そうでもなければ人の手で捕えられるわけもなく)
予知能力を駆使して「必ず勝てる戦い」にのみ戦い乗り出し、気持ちよく勝利して俺TUEEEして悦に浸る。
逆に難敵との戦いは絶対に拒否する。負ける戦いに挑まされるぐらいなら自爆する、というレベル。
こんな性格なので龍としての威厳はまるでない。
そのいい加減な態度は性根からくるものでもあるが、
鄭成功の精神が決定的な破綻に至らないように、あえてシリアスな雰囲気を崩し、肩の力を抜かせているという側面もある。
ろくでなしとはいえ、やはり龍は超常の存在。
鄭成功を気に入りながらも、その徒労に満ちた生涯を憐れみ、英霊となった今もその魂を導いてやっているのだ。多分。「アサシン・スレナスっス。······え?自分はライダーなんすか?···失礼、大貴族の1つスーレーン氏族の1人でありながらも、自分はその長に襲名し、戦果を上げただけに過ぎないモブなんスから······」
「自分は自ら我が王を裏切るような真似は決してしないっス。·······あんたが俺を妬み、疎い、裏切って粛清しなければの話だがな。」
【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【真名】スレナス
【性別】男性
【身長・体重】180cm・71kg
【肌色】褐色 【髪色】くすんだキャメル 【瞳色】銀色
【外見・容姿】
第一∶全身灰色のローブを身にまとい、背に矢筒、腰に曲刀を下げている。フードを目深く被っており素顔は見えない
第二∶素顔は見えないものの上流階級なのか装備も一新し、面頬をつけ、パルティア由来となっておりローブも鎧もすごくなっている。
第三∶フードを外し、大貴族だと思わせるような服を着ている。そんなにジャラジャラとした装飾はつけていないものの、その一つ一つが高価である
【地域】パルティア
【年代】紀元前84年? - 紀元前52年
【属性】中立・ 中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:C 幸運:D 宝具:B+
【クラス別スキル】
騎乗∶C+++
どんな気候や状況でも、問題なく行動できるものに関しては相性がいい。>>24
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
【固有スキル】
スーレーン氏族長∶B
パルティア7大氏族の一つスーレーン氏族の一人であり、その権力は王に匹敵するものであった。さらにはその七家のうちでもスーレーン氏族は特別な地位を占め、王の即位の際に戴冠する役目を代々務めたという。
皇帝特権ほどではないが、それに近いスキル
弓矢改良∶B
内容自体は概念改良と同類。それの弓矢など遠距離に特化したもの。
スレナスは弓矢を今よりも強くするべく幾度の改造、改良を行った。遠距離攻撃、命中率にプラス補正をもつ。
パルディアンショット∶A
またの名を、安息式射法
射撃、仕切り直し、軍略の複合スキル
その起源はギリシャ神話にも語られるスキタイの騎馬遊牧民族とされるが、国ローマと初めて本格的に激突した騎馬遊牧民族の国がパルティアであり、ライダーはこれを使って勝利へと導き、その脅威をヨーロッパ全土に知らしめた。>>25
【宝具】
『熱帯砂漠地獄(カルラエ・デザートヘル)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:50000人
カルラエの戦いにおいてローマ軍を壊滅まで追い込み、勝利した出来事の再演。固有結界とは似て非なる大魔術。
かつて戦った灼熱の砂漠を展開し、四十度の気温を超える灼熱地獄が対象の体力と魔力を奪い、不安定な砂の足場が行動を制限し、不定期に訪れる砂嵐などの三重苦が襲いかかる。
トドメに太陽光の熱がこもった矢の雨が彼方から放ち、敵を一網打尽にする。
魔力を消費して応用すれば、遥か彼方にラクダの補給部隊を召喚し弓矢部隊の連射をマシンガンのように可能にしたり、熱を限界まで溜めた燃える矢を放って擬似的な火の海にしたり、足場に蟻地獄などの罠を設置して行動を制限させて仮に足を取り脱出に成功しようとも体力を消費させることも可能。
【Weapon】
改良弓矢・曲刀・長槍
【解説】
パルティア7大氏族のひとつ、スーレーン氏族出身の一人であり、パルティア王オロデス2世に仕え、カルラエの戦いにおいてローマ軍を破った。スレナスの名はギリシア語で書かれた文献に現われるのみであり、正確な本名は知られていない。
紀元前54年、クラッスス率いるローマ軍がパルティアに向け進行してきた。パルティアは迎え撃とうとしたのだが、ローマ軍五万人を率いて攻めてきたのに対しパルティア軍は、様々な事情や内紛の直後であったので一万人の軍隊しか派遣できなかった。>>26
そこでスレナスはローマ軍がシリア砂漠からメソポタミアに横断しようとしているのに気づき砂漠へと誘導するようにし、既存の弓矢を改良。弓矢部隊の欠点をラクダに矢をたくさん乗せて矢がきれたならばまたラクダのところから矢を補給するという作戦を考え、ライダーはパルティアンショット戦法を使い、千人の重装騎兵と九千人の軽装騎兵を率い、ローマ軍と戦った。
スレナスの策略にハマったローマ軍は、パルティア軍の矢がつきるまで待ちそれから反撃にでようとした。しかし、パルティア軍の矢はつきることがなく降り注いできたので、砂漠の中で戦うローマ軍は、日射病で次々と倒れていった。
敗北を悟ったローマ軍は撤退をせざるを得ずその途中で追撃に遭い、指揮官クラッススは討ち取られ、捕虜となった1万の兵士を除いてローマ軍は全滅した。パルティア軍はローマ軍との兵力の差がありながらも、土地や気候、武器の改良や策略を駆使し、カルラエの戦いにおいて5万のローマ軍を1万の軍勢で破った。
この戦いによりスレナスはさらなる富と名声を獲得したが、彼の偉業やその在り方に妬み、疎い、恐怖を覚えたオロデス2世によって粛清され、命を落とした。>>27
【人物像】
自己肯定感が低く、自らをモブと卑下し語尾に『〜ッス』をつけて話す変わった口調の青年。
本来は派手なものや宴会好きだが、勝利のためなら研究と努力も惜しまない高潔な武人気質であり絆が上がるとそちらに寄せる口調になる(素は語尾につけない)など、性格が変わる。
マスターに対し我が王と呼び、基本的に忠実であり従順する面を向けるのだが、本心は生前のトラウマが強く残っている。自らは身勝手な理由で主君を裏切らないものの、いずれまた主君に静粛されるかもしれない恐怖があるため、一言一句ずつ疑っており、最悪の場合ライダーの手によって報復される可能性があるので注意。自己肯定感が低く、上記のような性格も生前の出来事のせいかもしれない。
なお、本名に関しては語られてはおらず、一族代々襲名の際に捨てたのか、ただ単に語られていないだけなのかは不明「自分の本名についてはどう思うのか我が王次第っスよ」
ちなみになぜアサシンになりたがっていたのかというと「このほうが影薄いし仕える主よりも目立たず行動できるかなーって」…違う、そうじゃない。
特技:武器改良、現場観察
好きなもの:ラクダ、褒められること
嫌いなもの:富や名声を妬み粛清する人間
天敵:オロデス2世
願い:なぜオロデス二世が自身に負の感情を抱き、粛清した本当の理由を知ること。
【一人称】自分、俺(素であり絆が上がると)【二人称】アンタ、貴殿、貴公、貴様(敵対者に対し)、我が王(マスター)【三人称】諸君>>28
【因縁キャラクター】
燕青、蘭陵王
生前、主に対しいざこざが起きてしまったもの繋がり。特に後者に関しては、名声を得てしまっただけでなく容姿とか注目を集めてしまい後の悲劇となった。ちなみに本名はある
「しかも心身色々イケメンだなんてそりゃあ疎まれるだけではなく嫉妬マシマシに向けられるじゃないっスかヤダー!!」
オロデス2世
かつてライダーが仕えた王であり、即位の際にオロデス2世に王冠を被せたのもスレナスであった。そしてその戦いに成果を上げた彼の才能を恐怖を抱き、嫉妬し、粛清した。
ライダーの死後、王自らが指揮を取りローマとの戦争を続行したが、オロデス2世はスレナスと違って戦いを上手く進められず、国内でも東方で騒乱が起きたため、ローマとの戦いを中断せざるをえなくなった。
そのことを根に持っているらしく、ライダーにどう思ってるのかと聞くと「どちらの戦乱にも対処できず巻き込まれて無様に死 ねばよかったのに(舌打ち)」と、異様に不機嫌な表情を浮かべながら愚痴っている。
王様系関連鯖
基本的には敵意を剥き出しにはせずいきなり襲い掛かることはないが懐疑的であり、もしそのようなのを見かけたり、想起するようなことがあるのならば、無言で葬りにかかるだろう。
生前、命を落とす際に主君を呪ったもの関連
「俺も、貴公たちと同じ、主を憎み国を呪ったほうが良かったのか…?」
【コメント】
コンセプトは自称モブの闇深い縁の下の力持ちウィキに議論スレがあるので合作企画の話はこちらでしましょう
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/bbs/30881/l50リクエスト鯖
【元ネタ】星座の神話 【CLASS】アサシン
【真名】スコルピオス 【性別】不明
【体長・体重】300cm・427kg 【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:A++ 敏捷:B 魔力:B 幸運:B 宝具:EX
【クラス別スキル】
気配遮断:A
自然体で驚くほど気配がない。しかし、攻撃行動に移るとランクは低下する。
単独行動:A
本来はアーチャーのクラススキル。蠍は絶食状態で長期活動可能な生物である。
神性:EX
神獣としての性質。あるいは、アサシンの正体にまつわるボーナス。
【保有スキル】
天蠍の呪い:A
三星の狩人さえも脅かす呪毒。かのヒュドラ毒が不死さえも悶える猛毒ならば、こちらは不死さえも衰弱する猛毒。調子が悪くなる、すなわち、運命力を低下させる呪い。
星の炉心:EX
星座の逸話に由来する後天スキル。蠍座を構成する星々の中で一際赤く輝ける星アンタレスは、丁度、心臓の位置にあるとされる。また、中国において蠍座は青龍と見ることも補強概念となり、竜種と同等の魔力炉心を備えるに至る。
天蠍一射:A
射手座に常に狙われていることを示すスキル。射手座のモデルとされるアーチャーは同名の宝具を有していたが、その効果は既に番えられた矢による無拍の精密狙撃だった。
こちらは、弓矢への警戒心が強くなり、アーチャークラスに対して優位の補正を得る。>>31
【宝具】
『女神は標的を知らず、ただ穿つ (イーオケアイラ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
月女神アルテミスの矢によってオリオンは死んだとする逸話を、別の死因として語られるアサシンが取り込み宝具となった。
オリオンを射たアルテミスはしかし、それが何か分かっていなかったと云う。そこからこの宝具は標的に対する殺意が極めて希薄となる性質を有する。アサシンの高ランクの気配遮断と合わせることで、必中と呼んで差し支えない効果を生む。ただし、対象に認識されるとこの宝具は効果を発揮しない。
【Weapon】
『蠍の体』
強靭な鋏、惨酷な毒針、頑強な甲殻を有している。丸みを帯びた生物的装甲は、硬度以上の耐久性を発揮し、その巨躯に似合う膂力をも備えている。
【解説】
ギリシア神話に登場する蠍座の神獣。全ての獣を狩り尽くすと驕るオリオンへの罰として女神ガイアが遣わしたとされ、その功績により星座となったとされるのが最も馴染みある顛末であろう。
ただいくつかの諸説がある。処女神としてアルテミスがオリオンを拒むために彼女自身が遣わしたとか、オリオンを海に追い込むためにアルテミスの兄神のアポロンが遣わしたとも。
召喚されたアサシンは、マスターの命令に忠実だが人語を発する声帯を有していないため、確かなところは不明。しかし、蠍座を蠍と見做す感性は古代メソポタミアまで遡ることができるとされ、オリオンに対する逸話自体が後世の後付けに過ぎないというのならば、アサシンは母なる地球に属する幻想種とするのが魔術世界の通説である。
アサシンの能力自体は、その後付けに依存して強化されている向きがある。宝具にもあるように、アサシンは月女神アルテミスの放った矢と同一視されており、アルテミスの疫病の権能により、その毒も強化されていると考えられる。
【wiki登録】可【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター/アサシン
【真名】ナーダシュディ・フェレンツ2世
【性別】男
【身長・体重】186cm・94kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:A 幸運:D 宝具:A
【クラス別スキル】
陣地作成:EX
宝具による固有結界の展開のみ可能。
道具作成:EX
宝具による拷問器具の作成のみ可能。
気配遮断:EX
宝具で展開する結界のみAランクで発揮される。
二重召喚:C
ダブルサモン。キャスターとアサシン、二つのクラス別スキルを獲得して召喚された。適性が低く、宝具に依存しているため、ランクが低い。>>33
【保有スキル】
虐待体質:A++
加虐体質、被虐体質の複合スキル。自己の攻撃性が高く、また、攻撃の標的とされやすくなる。攻めて攻められ、戦闘が長引くほど互いに冷静さを失う。複合により、防御力の低下は相殺されるが、精神異常への耐性が低下する。
拷問技術:A++
卓越した拷問技術。生かさず殺さず、ただ長く苦痛を強いるのがこのスキルの本質である。そのためには、一種の冷静さを必要とし、精神汚染を複合する。
黒騎士の血痕:EX
黒騎士と渾名されたキャスターだが、その由来は敵に対する極めて惨酷な処罰方法を好んだことに過ぎなかった。しかし、彼の妻が『血の伯爵夫人』として誹謗されたことを受けて、キャスターは自身の霊基に妻の怪物性を取り込んだ。
その結果、中世貴族としては一般的な背徳行為、黒魔術のスキルを獲得する。武人としての優秀さは悪魔との契約と解釈され、カリスマや軍略のスキルは保有するものの皇帝特権のように一時的にしか発揮できない。
【宝具】
『悪魔城の伝承 (フォークロア・オブ・カーミラ)』
ランク:A 種別:固有結界 レンジ:- 最大捕捉:-
本来の銘はレジェンド・オブ・カーミラ。しかし、キャスターは妻の名誉のためにホラ吹きの物語フォークロアだと主張する。
妻エリザベート・バートリーに与え、血に塗れた城を核としたキャスターの心象風景、すなわち、固有結界。彼が生前に蒐集した、あるいは、保有していただろう拷問器具が自動的に取り込まれた対象を攻撃する全自動拷問機能を有する。また、キャスターの霊基に吸血鬼的特性を与え、神出鬼没な気配遮断、蝙蝠の翼による飛行能力、吸血による回復などを可能とする。屋内型の固有結界であるため、日光などの弱点化は基本的に注意する必要はないが生じてはいる。>>34
【Weapon】
『拷問器具』
拷問器具の多くは恐怖を煽るための見せ札に過ぎないとされることもあるが、キャスターの手に掛かれば充分な苦痛を与えることができる。
『黒騎士装』
黒騎士の渾名に伴う武具。ただし、腰に佩いた剣は錆び付いて鞘から抜けない。
【解説】
ハンガリー貴族、軍人。男爵ののち、伯爵となった指折りの富豪にして、優秀な武人。惨酷な振舞いを好み、『黒騎士』と渾名された血統主義の成れの果て。彼の名を有名にしたのは、その妻エリザベート・バートリーであろう。
美貌と若さに固執し、若い娘の鮮血で沐浴したとされる血の伯爵夫人は、後に女吸血鬼の代表『カーミラ』のモデルとされるほどに人々の口で囁かれ語り継がれた。現代の考証によれば、謀略による冤罪の可能性が高いとされる。そして、夫であるキャスターもまた、愛する妻の冤罪を確信している。早逝し、妻を守れなかった後悔のために、彼は英霊として妻の怪物性を共に背負うことを決意する。その結果、彼は三騎士のクラス適性を喪失し、宝具に依存する二重召喚という特異な状態で顕界する。【CLASS】セイバー
【真名】ヒャルティ・フグプルーズ/Hjalti hugprúð
【性別】女性
【身長・体重】170cm・54kg
【スリーサイズ】B86/W56/H86(Eカップ)
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷B+ 魔力C 幸運E 宝具A
【保有スキル】
対魔力:A
魔術への耐性。ランクAでは魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化してしまい、事実上現代の魔術で傷付ける事は不可能なレベル。
騎乗:C
乗り物を乗りこなす能力。Cランクでは野獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。>>36
ベルセルクの誉:A
熊の戦士とはまた異なる、屈強な勇士に贈られていたベルセルクの称号。「勇猛」と「戦闘続行」スキルの効果を含む。
幻想種改造:EX
巨人種の心臓を呑み込んだ事による、最高位の自己改造。巨人種としての強靭な筋肉組織が形成され、心臓から送られる魔力によって筋力・耐久を瞬時に増幅させる。
高貴なる剣:A+
剣の守護者。ヒャルティを指し示す異名。戦場にて剣を振るい、王を守る為に自らを剣とする。主人と認めた相手を守る時、全パラメーターを上昇させる。剣の守護者と謳われたセイバーは、誰かを守る為に不屈の闘志を燃やし、肉体的にも精神的にも屈しない守護の力が無限に与えられる。【宝具】
朔日の金環蝕(グリンヒャルティ)
・ランク:A
・種別:対人宝具
・レンジ:1
・最大捕捉:1人
フロールヴ・クラキの持つ「黄金の鍔」の意を示す黄金の剣。『ベオウルフ』においてグレンデルの母を切り殺したとされる巨人の剣ともされており、人理の輪の外より鍛えられた巨人兵装。
伝承においてヒャルティが十二の席に加入した時、フロールヴが授けたとされる宝具。
魔力を籠める事で刀身に魔力の刃が形成され、巨人が振るうが如き身の丈の巨剣になる。
強大な幻想種を幾度となく斬り伏せた逸話から魔獣や巨人の属性を持つ相手に追加ダメージを負わせる事ができる。
黄金の剣光、白銀の咆哮(グリンヒャルティ・ギュルデンヒルト)
・ランク:A+
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜50
・最大捕捉:300人
『朔日の金環蝕』の全力解放。
極限まで魔力を刀身に蓄積した後、対象に向けて切先を突き出す事で全エネルギーを放出する。
これは生前、有翼のトロールに対してボズヴァル・ビャルキが自らの剣を突き立て、見事に討ち滅ぼした武勇の再現であり、過去の弱い自分との決別を表明するある種のリベンジマッチでもある。
ギュルデンヒルトとはグリンヒャルティの古英語読みである。>>38
【解説】
北欧の叙事詩『ビャルキの歌』に登場する英雄。フロールヴ・クラキに仕える十二席の一人にして「高貴」と称されるベルセルク。幼名は「ホット」。
貧しい農家の出で、戦士になる為に家を出るも元々の体格は小さく、力も弱々しかったのでフロールヴの家臣たちに虐げられる日々を送る。
ある日、一晩だけだが丁重にもてなしてくれた農家へ恩を返すべく、フロールヴの城に向かったボズヴァルに湖へと連れ出すという手段のもと助けられた。
傷を治療したボズヴァルは、ホットを城内のテーブルに連れて行き、隣に座らせる。それを見た家臣たちは、いつものようにホットに向かって物を投げつけると、ボズヴァルは事前に掴んで投げ返し、家臣の一人を殺した。
騒ぎを聞きつけたフロールヴは、古くから在籍していたベルセルクの一人が死.んでいると気づく。ボズヴァルに返り討ちにされた家臣は、問題を起こす頭痛の種であったようで、見事に下したビャルキを王は勧誘する。
ボズヴァルはホットと共に加入する事を条件とし、フロールヴもそれを受け入れ、ホットはベルセルクの一員として迎え入れられた。>>39
ユールと呼ばれる冬の祭り時、誰もが手も足も出ない程の強さを持つ有翼の魔獣(作中ではトロールと表現される)が田園を荒らしに襲来した時、ボズヴァルが自らの宝剣を魔獣の心臓に突き立て、これを討伐する。
この時ホットは、恐怖に足が竦んでしまうという醜態を晒してしまう。それを見かねたボズヴァルは、魔獣の心臓と血液を飲み込む事を提言し、強くなるように叱咤を飛ばした。
自らの弱さを恥じ入り、ボズヴァルと並び立てる程の強さを欲して助言に従った結果、ホットは周囲のベルセルク以上の力を獲得した。
そして死骸を生きているように偽装した魔獣に剣を突き立て、己の武勇を示した。
この時、祝福としてフロールヴから十二席の一つと魔剣グリンヒャルティを授かり、自らを王の剣とする為魔剣の真名たる「ヒャルティ」を名乗るようになった。
戦士としての胆力、技量、志しを後々のボズヴァルと高め合い、敵対していたアディルス王との戦にも勝利し、ホット改めヒャルティは充実した日々を送っていた。
しかし、フロールヴの王座を手に入れんと奸計を張り巡らせたスクルドにより、劣勢を強いられる戦を強制される。
その時、死の直前ヒャルティは知ってしまった。ボズヴァルの怒り、定められた死の運命、そして全てが大神の手の平だったという事に。
ヒャルティは眠らされたベルセルクを起こし、そして激情を身に秘めながら復讐を誓うボズヴァルの隣に立ち、ヒャルティは自らの恩師と共に命を落とした。>>40
【人物】
黒をベースとした黄金の意匠が施されている鎧を身に纏う戦士。普段はフードで表情は伺えないが、その内実は美麗な顔の女性。
性格は男っぽく、一人称も「俺」というやや粗雑な言動が見られるが、礼儀作法を損なってはならないと徹底的に叩き込まれているので無作法ではない。
ベルセルクとしての矜持を大切にしており、自らを王と対等の戦友として十二席を授けてくれたフロールヴと、弱かった頃の自分を助けてくれたボズヴァルには深い感謝の念を抱いている。
特にボズヴァルに対してその傾向が強く、その念は敬愛を超えて既に異性に向けるそれとなっており、彼女自身もそれを自覚している。そのせいか王に感謝していると同時に、深い敬愛を抱いている事を複雑に思っている。
過去の弱かった自分がコンプレックスで、強さには貪欲。一人称は関しては昔から自らを強く見せようと「俺」を使っていた。
聖杯への願いは、ひたすら『強くなりたい』の一点張りで、召喚の儀に応じるのも数多の英霊たちと相見え、そして戦う事で自身の強さを感じるのを目的としている。
彼女の願いの根底には『ボズヴァルといつまでも並び立つ戦士でいたい』の感情が込められており、最強のベルセルクと肩を並び続けるには、只管強くならなければならないというのが活動するにあたっての原動力。
ただ、無論主君に仕える戦士らしく、マスターの命令には従うので決して暴走したりはしない。
女性らしさを捨てたのもあって、可愛いものなどには目もくれないようにしているが、仮に熊のぬいぐるみを目にしてしまった場合、即決即断で購入するらしい。
一人称「俺」
二人称「卿」
三人称「此方(等)」
【能力】
「高貴」の異名に違わぬ可憐な剣捌き……ではなく、肉体全体を使った勇猛なる戦闘スタイルをしている。しかしながら魔剣を振るう姿は、気高く美しいと認識されるので強ち間違いでもない。
ベルセルクの名に恥じない能力を有しており、守りに徹した場合類稀な能力を発揮する。>>41
北欧版ガレスちゃんことヒャルティでした。
Wiki登録【可】です。【元ネタ】旧約聖書、グノーシス主義
【CLASS】プリテンダー
【真名】セツ
【異名・別名・表記揺れ】セト、セス
【性別】男性
【身長・体重】166cm・51kg
【肌色】白 【髪色】緑 【瞳色】薄い緑
【外見・容姿】
緑色の髪を一つ結びにした上半身裸の青年、頭には草花の髪飾りを着けている。
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・
【ステータス】筋力:C 耐久:D(EX) 敏捷:C 魔力:D(EX) 幸運:A 宝具:A>>45
【解説】
アダムの三男、容姿は父親のアダムによく似ていた。
旧約聖書に於ける人類最初の死者アベルの代わりに神がアダムに授けた子、姉のアクレミア(グノーシス主義では妹のノーレア)と結婚し、912歳まで生きた。
箱舟で有名なノアはセツの子孫である。
旧約聖書に書かれているセツの記述はこの程度のもので影の薄い人物である。
しかし、中世の伝説では楽園=エデンの園に渡ったともされており、グノーシス主義ではキリストと同一視されることもある重要人物となっている。
サーヴァントとしてのセツはアベルの代わりに神が授けたという逸話から、誰かの代わりになれる=役を羽織る者と定義され、エクストラクラス・プリテンダーとして召喚される。
【人物・性格】
春の日射しのような優しい笑みを浮かべる神秘的な雰囲気を纏った青年。何かと動物に好かれやすい。
性格は穏和で気さく、争い事を嫌う平和主義者。
地球の総人口がまだ数人の時代の生まれであるため大勢の人間のいる場所は苦手。また、自分の知らない人間がいることも慣れていない。
他者と接する際は孫を可愛がるお爺ちゃんのような言動になる。>>46
イメージカラー:深緑
特技:誰かの代わり
好きなもの:家族、静かな場所
嫌いなもの:人混み、戦闘
天敵:特に無し
願い:無し
【一人称】僕 【二人称】君 【三人称】彼、彼女
【コメント】
リクエスト鯖。
アベルの代わりだからプリテンダー、他クラスの適性は無い。ヒャルティ・フグプルーズ登録完了、元ネタが抜けていたので「【元ネタ】北欧神話」を追加しました
>>48
ありがとうございます。【CLASS】セイバー
【真名】ヘンゲスト/Hengest
【性別】女性
【身長・体重】171cm・57kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B+ 耐久A 敏捷B 魔力B++ 幸運C 宝具A+
【保有スキル】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。
騎乗:A
乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。Aランクで幻獣・神獣ランク以外を乗りこなす。>>51
神性:B
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。大神オーディンを祖とし、古きゲルマンの神々の一柱である双神・馬神の現し身とされている為、高いランクを得ている。
カリスマ:B
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。集団戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。Bランクであれば国を率いるに十分な度量である。fgo内では「侵略のカリスマ:A」として表記される。
軍略:B
多人数を動員した戦場における戦術的直感力。自らの対軍宝具行使時、相手の対軍宝具および対城宝具の対処時に有利な補正がかかる。fgo内では「侵寇の軍略:A」として表記される。
竜種改造:B
白き竜の血を飲んだことによる自己改造。竜種の特性として魔力炉心が形成され、サーヴァントでありながらほぼ独立した行動が可能。また、魔力の高速回転により質量が向上し、魔力の放出も可能になっている。魔力放出に関しては周囲に霧状の魔力を分散させて防御としての運用は可能で、それは白き竜の黒い魔力として現出される。【宝具】
軍喚ばう剣の魔炎(ヒルドレーオマ)
・ランク:A+
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜50
・最大捕捉:600人
北欧に伝わる魔剣で、竜種が如き火焔を放出する大量破壊兵器。
その性質は戦火そのものであり、絶えず魔力を生成し、蓄積していくので、この宝具単体でサーヴァントをほぼ独立状態にさせる魔力供給源としての運用が可能。その影響でか、この宝具を手にしている間、全てのパラメーターを1ランク上昇させる。
真名を開放する事によって、魔剣から黒炎を解き放つ。その威容は、かつてブリテンを侵略せんとしたサク.ソンを象徴する白き竜の魔力のようであり、土地の魔力(マナ)を喰い破りながらあらゆる対象を灼き尽くす。両断型と薙ぎ払い型、どちらも対応しており、生前は雑兵相手に薙ぎ払いを多用していたが、アウレリウスとの一戦とサーヴァントになってからは両断型を多用している。(薙ぎ払い型は波状の黒炎を放ち、両断型は黒炎を凝縮し、熱線を構築して振り下ろす)
また、副次効果として有利な効果をもたらす「陣地」を炎と共に侵食し、破壊する事を可能にしている。
掟破りの侵略者(ニーマ・デル・サクス)
・ランク:C
・種別:対契約宝具
・レンジ:-
・最大捕捉:1人
ヴォーティガーン率いるブリトン人を、偽りの講和会議にて虐殺した逸話が昇華された概念宝具。
契約に基づき、行動に制限をかけるような枷の一切を無効化する。これにより、令呪によって行動の制限を強制されようともヘンゲストに何ら影響を受けない。
ただし、影響がないのはあくまでギアス系統のものだけで、物理的な拘束や、空間固定による停止などは能力の範囲に入っていない。
宝具名の由来は「剣を取れ」の意味を持つNima der sexa。>>53
【解説】
『アングロサク.ソン年代記』『ブリタニア列王史』『ブリトン人の歴史』等に登場する、アングル人、サク.ソン人、ジュート人を率いてブリテンに侵略した指導者。ケントの初代国王。
卑王ヴォーティガーンにより、ピクト人と戦う為に傭兵としてブリテンへと招かれた最初の異民族。アングロ・サク.ソン人。
幾度となくピクト人と戦争し、奪われた領土を奪還し、勝利をおさめ続けた。期待以上の戦果をあげたヘンゲストは約束していた以上の報酬を受け取り、また広大な領地をも賜った。
ブリテン統一を目指していたヴォーティガーンは、「我々を追放し、アウレリウス・アンブロシウスを王に仕立てようとする声があがっている。よって、これ等に対抗すべく更なる増援を呼び寄せたい」というヘンゲストの助言を聞き入れ、更なるサク.ソン人の軍勢を招き入れた。
増援の中にはヘンゲストの娘であるロウェナも搭乗していて、彼女の美しさに見初め、ケントの地と引き換えに結婚した。これにより事実上、ヘンゲストはヴォーティガーンの義父となったので、相談役・監督官の地位を己のものとした。しかし、これがブリテン貴族たちの反感を買い、更なる混沌を招く事となる。
敵対勢力を撃破し続け、ウーサー王の王座の簒奪に成功し、ヴォーティガーンが王座に就く。ブリテンの暗黒時代の幕開けである。
入植し続けるサク.ソン人、混乱を招く異民族たる彼等を庇護するヴォーティガーンに、家臣たちは反旗を翻し、ヴォーティガーンの息子であるヴォーティマーを次代の王に祭り上げた。
四度の末のヴォーティマー率いるブリトン人と、サク.ソン人による戦争は、ブリテン側の勝利となり、ヘンゲスト率いるサク.ソン人は敗走を強いられる。しかし策略を以ってヴォーティマーを毒殺し、再びヴォーティガーンを王位に復帰させた。
ヴォーティマーの死を確認し、軍勢を率いてブリテンの地に戻ったヘンゲストであったが、彼らを追い出した事への報復を恐れたヴォーティガーンの臨戦態勢を聞かされ、講和会議を開く為の使者を送る。
これは謀略であった。講和会議なぞは偽りの話であり、会談の際にサク.ソン人たちは服の中に隠し持っていたナイフでブリトン人に襲い掛かり、虐殺した。唯一、ヴォーティガーンだけは捕虜とし、ブリテンの主要都市の支配権を渡さなければ殺.すという脅しをかけ、受容された後に解放した。>>54
この時、ヴォーティガーンはカンブリアに亡命し、そこでアウレリウス・アンブロシウス────アーサー王との激戦の一幕があったとされる。(Garden of Avalonを参照)
ヴォーティガーンの死を知らされたヘンゲストは、アウレリウスとの戦いに備え、防衛態勢を敷いた。しかし、これを予期していたアウレリウスは、偽の講和会議にて生き残っていたグロスター公のエルドルと協力し、これを突破してサク.ソン人たちを捕虜とした。(一万にも満たないブリトン人の軍勢に対して、サク.ソン人は20万人もの大軍であったのにも関わらず、敗北した。運命はブリトン人に味方したのだ)
そして、アウレリウスがヘンゲストに追いつき、両者の戦闘が勃発する。この戦いはもっとも凄まじく、苛烈であったとされ、多大なる犠牲を払いながらも後一歩でサク.ソン側が勝利を収めるところであったが、コーンウォール公のゴルロイス率いる増援が来た事により戦況が逆転し、ヘンゲストは敗北した。
後に、ヘンゲストの処遇をめぐる話し合いの結果、市外で斬首された。
そして、ヘンゲストの遺体はアウレリウスが埋葬し、異教の慣習に沿って墳丘墓を作ったとされる。
『ベオウルフ』のフィンの挿話にも名前が登場しており、一説によれば同一人物とされている。
────そして、ここに一つ記そう。
魔術師マーリンが予言した、白い竜とは一体誰を指したものであったか。
サク.ソン人を招き入れた白き竜の化身たるヴォーティガーンだったのか。
あるいは、異邦の地よりブリテンへと招かれた、サク.ソン人を統率する白き竜の象徴たるヘンゲストだったのか。
────おそらくは両方だろうと、花の魔術師は語る。>>55
【人物】
白い髪と肌を持ち、黒を基調とした青色の意匠が施されている鎧を身に纏う美女。
歴史では男性として語られているが、実は女性(おそらくは弟のホルサが表立っていた為)。
確実に老成しているにも関わらず、外見年齢が若いのは、常に魔力を生成し続ける魔剣の影響により、老化が遅れている為。それでいて、メリハリの利いた抜群のプロポーションを誇っている。
性格は大胆不敵にして冷静沈着。物事を見据えて常に行動し、必要とあれば頭を下げるし、戦況が悪ければ迷わず退却を選択する視野の広さを持つ。加えて、弁が立つので交渉が上手く、計算高いので謀略にも精通している。
聖杯に託す望みは「受肉」。新たな時代、進歩した文明、神代が終わった世の中を見て回りたいと考えている。興が乗れば、再び侵略者として返り咲くのもありかもしれない……などと内心思っていたり。
運命を感じる相手は直感で決まるらしく、運命と言えども異性関係方面ではなく、戦うが運命の事を指すらしい。第一の運命は曰く「アウレリウス(アーサー王)」。
マスターとの関係は、可もなく不可もなしのお手本的な主従関係になる。しかし、いざという時に令呪を使用しても行動を制限できないので注意されたし。>>57
別クラス、あるいは知名度補正により以下の宝具が付加される:
双絶の片割れ(アルシス・ホルサ)
・ランク:A
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜50
・最大捕捉:50人
ヘンゲストの実弟である英霊ホルサが宝具化し、神馬の姿をとったもの。彼等の太祖はオーディンだが、それ以前の源流、もっとも古き神性は英雄や女神を助ける双神・馬神とされている。
箆鹿の角、クワガタの大顎を連想させる双角を有しており、通常の馬より一回り大きく、空間跳躍を可能としている。
真名を開放する事により、魔力出力を増大させ、魔力によってコーティングされた双角を突き出して疾走する。
余談ではあるが、移動・戦闘の時以外は人間の姿をとっている。
侵軍せよ、勦剛たる渡鴉(バーバリアン・インベージョン)
・ランク:A+
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜99
・最大捕捉:1000人
かつて、ブリテンを侵略せんとしたサク.ソン人の雑兵を具現化させる宝具。魔力の続く限り無尽蔵に召喚する事が可能。加えて、雑兵を生贄にする事で自らのパラメータを上昇させる事もできる。
またの名を『フォルカワンデルング(古英語で“民族移動”を意味する)』。>>58
【関連人物】
アーサー王
運命の宿敵。アウレリウス・アンブロシウス。彼のコーンウォールの猪が赤い竜なのであれば、白い竜として何度でも相見えよう。
ヴォーティガーン
白き竜の化身。ブリテンの中で生じ、ブリテンを護らんとした者。衰退するブリテンを憂い、人の時代に渡るのであれば自らの手で地獄にせんとした暴君。
自身を含めたサク.ソン人を利用して、ブリテンを終わらせようとしたのは薄々分かっていたが、老耄の行く末を見届けようと敢えて身を任せた。
ヴォーティマー
ヴォーティガーンの息子。本気でブリテンを外からの脅威から護ろうとした騎士。最期はヘンゲストと通じていたロウェルによって毒殺された。
【wiki登録】可【元ネタ】ギリシア神話、星座の神話
【CLASS】ランサー
【真名】アトラス
【性別】男
【身長・体重】2400km・??kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:EX 魔力:A 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
ランサーは、現代の魔術で傷つかない。
巨神の神核:EX
神性を含む複合スキル。肉体、精神の絶対性を維持する。
ティタン神族の裔として、ランサーは巨大な姿で現れる。その腕は地平線まで届くとされ、敏捷のパラメータを無意味化する。>>60
【保有スキル】
西の最果て:EX
最果ての加護と同様のスキル。戦闘時、魔力、幸運のパラメータをランクアップさせる。
山脈の膂力:A+
アトラス山脈の由来となったランサーは、天蓋を支えるほどの膂力を備えていた。
ヘスペリデスの園:B
ランサーの娘のうち、黄昏の乙女たちが暮らす庭園。ランサーが天蓋を支える隣にあったとされる。そこには黄金の林檎が植わっていて、その番を竜種が務めていたとも伝わる。
【宝具】
『天の支柱に棲まう極星竜 (トゥバンヘッド・ラードーン)』
ランク:EX 種別:竜種 レンジ:- 最大捕捉:-
ヘスペリデスの園に棲まう番竜、百頭にて途切れることなく見張る最強の幻想種の一体。星座の神話において竜座に当て嵌められる星空の竜。頭部に当たる星トゥバンはかつて北極星の役目を負ったことがある。
ランサーは、この竜種との縁を利用し、自身を地軸と同一視した。北極から伸びる地軸と重なることで観念的に召喚に応じ、北半球を活動域とするラードーンを実体としてマスターの指示を熟す。
『極星より穿つ天の支柱 (アトラス・ストーンピラー)』
ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:北半球 最大捕捉:大都市
柱状隕石のような様相で振るわれるランサーの槍。銘では極星よりとなっているが、ランサーが重なっているのはあくまで地軸であるため時間帯による制約はない。
ゴルゴーンの魔眼で石化したことに由来して岩石として具象化するためか、使用後、丸一日ランサーは活動できない。>>61
【Weapon】
『ラードーン』
身長の項目は、この竜種の体長である。百頭もの多頭と伝わっているが、見た目には頭部は一つである。精密に調査すれば判明するが、頭部は一定周期で置換されている。人格面は頭部ごとに若干異なるようで、コミュニケーションを継続すれば自然と判明するだろう。
【解説】
ティタン神族の裔、最も重い罰を受ける巨神アトラス。その名は、支える者、耐える者、歯向かう者を意味する。
世界の西の果てで天蓋を支える罰を受けており、メドゥーサ退治後のペルセウスにメドゥーサの首の魔眼で石化してもらい解放されたとも、あるいは、ペルセウスの子孫ヘラクレスに一時的に代わってもらったが、結局はヘラクレスの機転により再び天蓋を支えることになったとも。やがて、その神性はアトラス山脈と重なり神霊となって天に帰った。
彼の立つ西の果ての近隣には、黄昏の乙女たちヘスペリデスの暮らす庭園があり、そこにはヘラがゼウスと結婚した折に、ガイアが祝福の証とした贈った黄金の林檎が植わっているとされる。黄金の林檎は、ヘラの使い魔であるラードーンが番をして奪われることのないように図っていた。
ヘラクレスはこの林檎を求めて、アトラスの元を訪れる。大英雄はアトラスの代わりに天蓋を支え、あるいは、庭園の場所を自ら探り当て番竜を斃して林檎を見事にに手に入れる。この霊基においては、アトラスは一度、ヘラクレスに代わってもらったとする。アトラスは林檎を手にしてヘラクレスの元に戻るが、それはすなわちアトラスがラードーンを御することができることの証左である。故に、ラードーンを宝具として保有する。【元ネタ】異聞設定、騎士王伝説
【CLASS】ルーラー
【真名】妖精姫ギネヴィア
【性別】女
【身長・体重】163cm・43kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:A 幸運:EX 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
妖精に現代の魔術は効かない。
妖精眼:A
真実を見抜く妖精の視界。
陣地作成:A
妖精としての領域。
道具作成:A
戯れに妖精として作ることができる。
虫の囁き:EX
虫、あるいは風に聞く状況把握能力。逆に、情報を伝達することもできる。>>63
【保有スキル】
羨望のカリスマ:B
あのヒトのようになりたいという憧憬を利用した人心掌握。あくまでも自然体でそうあるからこそのカリスマであり、意識的な振舞いではない。憧憬の対象もまた、なりたい誰かがあることを理解されることは稀である。
湖面の月:B
湖面に映る月を掴むことなど誰にもできない。ルーラーの置かれる環境は、願望は常にそのようにある。彼女の手がそれを掴み取ることなどあり得ない。
輝けるオーロラ:C
天にひらめくオーロラのようにルーラーは輝いている。御簾の裏に佇む貴人の如く、民草の語るままに。
【宝具】
『鳥篭の君よ、自由の空を飛べ (フリーダム・アルビオン)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:20〜500 最大捕捉:-
ルーラーの足掻いた生涯をカタチとした宝具。掴めない、逃げられない、それどころか囚われていることに気づくことさえできない。妖精とは、そのような存在だ。それでも彼女は最期のときに、確かに見た。自由に空を翔ける鳥篭の君の姿を。>>64
【解説】
騎士王伝説において、騎士王アーサーの正妃ギネヴィアの名と同じくする妖精。どこかの異聞における同一存在。
上位者として美しく尊く、誰からも羨まれる存在として定められ、そのように努め、善き言動を為す空虚な妖精姫。悪く言ってしまえば八方美人だが、人間的に解釈するならば外交的資質を備えた生粋の王妃。しかし、妖精たちは無邪気に我儘に求めるために言動は支離滅裂となり、人間たちの元では欲望に呑み込まれ存在を歪み穢れ果てる、妖精のなかでもとびきりに儚い宿命の持ち主。あるいは、その性質と合致した王をパートナーとすることができれば、いつまでもいつまでも幸せに暮らすことができるのかもしれない。そのような童話のなかのお姫様が飛び出して来たかのようなモノ。
彼女の異聞に残念ながら王はいなかった。傍には騎士が侍り、その騎士だけが彼女にもわからない彼女をよく理解してくれていた。たった一度の本当に輝かしい行為の報酬であり、代償として。【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【真名】ギネヴィア
【性別】女
【身長・体重】163cm・43kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:C+ 耐久:C++ 敏捷:C+ 魔力:B 幸運:A 宝具:B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術に対する抵抗力。魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:C
乗り物を乗りこなす能力。正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせ、 野獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
【保有スキル】
聖妃の祝福:B
カリスマの亜種。慈愛深き気質が齎らす大義の輝き。円卓の騎士諸卿を鼓舞した正義の証。
真円ならざる円卓:EX
白亜の城に集った騎士たちの誓いを概念化したスキル。祖国の守護者としての性質がセイバーの防御力を向上させる。ただし、セイバーは円卓崩壊の一因でもあるため、必ず抜け穴、弱点、隙が存在する。
乙女は騎士の愛にて死せず:B
アロンダイト・オルタナティブ。本来は騎士の幻影がセイバーの戦闘を代行する宝具。セイバーの霊基では、騎士の幻影を憑依させて己の身で戦う。>>66
【宝具】
『我が憧れの王への悔恨 (クラレント・ティアーズアーサー)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:味方全て
燦然と輝く王剣クラレントを用いたセイバーの宝具。本来、王権を象徴する儀礼剣であり、正妃としてセイバーのみが在処を知るとされた宝剣。王の威光、王気を増幅するとされるこの宝具でセイバーは懺悔の念を増幅する。乙女の選択が間違いであったとしても、その心は清らかな聖妃のままに在る。それを証明するように、増幅された念は全ての味方を鼓舞し、能力を強化する。特に、円卓の騎士の多くに絶大な効果を示す。なお、『乙女は騎士の愛にて死せず』によりセイバー自身にも効果を発揮する。
『訪う夢も盲ふ理想郷 (ドロップアウト・キャメロット)』
ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
またの銘をインビジブル・アヴァロン。セイバーの宿命が結晶化した宝具。円卓崩壊の一因であることを自覚し、もし自身がそこにいなかったのならという幻想を具象する窮極の自己暗示。霊体化とは異なる、気配、実体の透明化による絶対回避を可能とする防御系宝具。ただし、多用したり長期に継続使用したりすれば自己を曖昧にし、そのまま消滅する。
【Weapon】
『燦然と輝く王剣』
クラレント。王の象徴、正妃への信頼の証。そして、セイバーの裏切りの象徴。
【解説】
アーサー王伝説における騎士王アーサーの正妃ギネヴィア。政略に翻弄された善良なる王女。
孤高の王に侍り、献身的に支えることさえ夢見た平凡な乙女。一方で、気高く聡明な貴婦人でもあった。しかし、王は寵愛を下さらなかった。護国の戦に明け暮れ、自然と遠ざけられた。権勢に縋る愚かな娘と倦厭することさえもなく、王に必要な飾りでしかなかった。いつしか孤独に苛まれた心は愛に渇き、最強の騎士に、王の最高の友に惹かれてしまった。
王は、それを赦された。先王と夢魔の企みより生誕し、女性であった王は、愚妃の過ちを当然に受け入れた。そのすれ違いが、円卓に最初の罅を入れてしまった。そして、秘密はいつか暴かれる。円卓は崩壊し、戦場に立つ資格のないギネヴィアは修道院で終生を静かに過ごしたのだとされる。
英霊の身となって願うは一つ。どうか陛下に報われる以上の幸福があらんことを。年末なのでタグの整理を提案する、以下のタグは一つに統合しても良さそうなもの
魔剣と魔剣使い
聖剣と聖剣使い
ニュンペーとニンフ
精霊と精霊種
竜と竜種
狐とキツネ
両性と両性具有
褐色と褐色肌
イラン神話とペルシア神話とペルシャ神話「編集するには画像の文字をフォームに入力してください。」が出たのでタグの整理はこれで終了
スコルピオス(2)
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%B9%A5%B3%A5%EB%A5%D4%A5%AA%A5%B9%A1%CA2%A1%CB
ヘンゲスト
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%D8%A5%F3%A5%B2%A5%B9%A5%C8
以上wiki登録完了しました。
今年度も皆様お疲れ様でした。良いお年を。【元ネタ】史実
【CLASS】フォーリナー
【真名】ネコ2世
【性別】女性
【身長・体重】71cm・18kg
【容姿】二足歩行する大きな猫
【属性】中立・中庸、地
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具EX
【クラス別スキル】
領域外の生命:EX
外なる宇宙、虚空からの降臨者。
邪神に魅入られ、権能の先触れを身に宿して揮うもの。
騎乗:A
騎乗の才能。幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を乗りこなすことが出来る。
【固有スキル】
神性:B
外宇宙に潜む高次生命の猫となり、強い神性を帯びる。現実を猫化する、計り知れぬ脅威。その代償として彼女は猫になった。何を言っている?>>71
猫将軍:B
「カリスマ」を含む変種スキル。本来は道教における航海の神の名前であり、ネコ二世とは何の関係も無い。しかしサーヴァントとして召喚されたフォーリナーは猫属性で、将軍としての役目もあり、海と航海にまつわる業績多数で、神性を持つ。8割方猫将軍であると言える。
フォーリナーはギリシャ人と手を組んでエジプトに初めて海軍を設立した。それまでのエジプトは海に対する関心が著しく低く、海軍の設立は非常に画期的であった。
猫の都:A
フォーリナーはナイル川と紅海を繋ぐ運河を築く構想を持っていた。スエズ運河構想のおよそ2400年ほど前の話である。その運河のナイル川方面の端を築く予定であった地こそブバスティス、バステト信仰の中心地であった都である。
この縁によって、彼女は猫の邪神の力を宿す降臨者となった。ついでに肉体も猫になった。
猫科動物を使い魔として使役する能力等を有する。
猫の開拓者:EX
フォーリナーは当時アフリカが大陸だとは信じられていない時代であるはずにも関わらず、フェニキア人にアフリカ一周航海を命じたと言われている。バルトロメウ・ディアスが喜望峰に到達するおよそ2000年ほど前の話である。この逸話が真実であるかは定かでは無いが、当時の世界観においては知られていなかった天体現象を記録していることから、現代では真実であると見做す向きが強い。
星の開拓者に準ずる功績を有する者としてフォーリナーは「猫の開拓者」スキルを得た(?)。>>72
【宝具】
『ネコと和解せよ(ハルマゲドン)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:1000人
夥しい数の武装した猫やスフィンクスが押し寄せ、通過した跡をペンペン草も生えないほどに蹂躙し尽くす。一見ふざけた名前と見た目だが、その実態は一つの世界観を破壊・破棄するワールド・デストラクション攻撃。猫の渦に呑み込まれた場所は「世界の終末の光景」であると定義され、知名度補正等の土地に根付く効果が弱まり、固有結界等は解体される。終末戦争の名前を冠するに相応しい強力な宝具である。
旧約聖書にも記録を残す「メギドの戦い」、それこそはフォーリナー率いるエジプト軍とユダ王国の戦争であった。メギドの丘に由来する「ハルマゲドン」と言う概念はキリスト教にとっての終末戦争を表すものとなった。これにより、フォーリナーの戦いは敵対者にとっての世界の終わりの戯画そのものとなったのである。
名前がおかしなことになっているのは…邪神の影響という事にして欲しい。
『逆廻りの紅鏡(シニスター・ウジャトアイ)』
ランク:EX 種別:観測宝具 レンジ:? 最大捕捉:?
目を向けたものを「裏側」から見る歪曲視界。光学的観測ではなく、概念的な観測を行う物であり、目に映るものであれば有形無形を問わない。例えば、魔術を裏側から見て解析する、他者の態度の裏を読むなど。その性質故に、基本的に距離や大きさに制限されない。誰も見たことが無い大陸の反対側の形すらも知ることが出来る…のかも知れない。
あくまで「裏側」を見るものであって、「向こう側」を見通せるものではない。喩えるなら、扉で閉ざされた部屋がある時、扉自体の内側の面を見ることは可能だが、扉を透視して部屋の中の様子を見ることは不可能。扉の反対側に窓がある場合、その窓から中を覗いた光景を見ることは可能。
アフリカ大陸一周を命じられたフェニキア人達は、太陽が北の空に登ることを記録していたとされる。これは当時の世界観では想像されていなかったことであり、この記録を伝えたヘロドトス自身が「疑わしい」と判断していた。ラーの右目たる太陽が反対側に登るあり得ざる世界…フォーリナーの見出した新たなる世界の形は、邪神との融合によりフォーリナーの視界そのものとなった。>>73
【解説】
ネコ二世。紀元前600年前後のエジプトのファラオ。名前はネカウ二世とも。彼の統治時代のエジプトはオリエント世界の列強として知られる他、特に目立つ三つの事績を持つ。
一つ目はエジプト海軍の設立。二つ目はナイル川と紅海を結ぶ運河の開設計画。三つ目はフェニキア人に命じてアフリカ大陸を一周する航海をさせたこと。そのどれもが海に関係することは恐らく偶然ではないのだろう。当時のエジプト人は海を恐れ著しく関心が低かったことを考えると、非常に革新的な着目点を有していたことが窺える。
ネコ二世は、猫ではない。しかしフォーリナーとして召喚されたネコ二世は、猫であった。
何気についでに女性でもあった。よくあること。>>74
クトゥルフ側の神格はバースト(バステト)
名前の出オチ感とは裏腹に業績が凄い人
バステトのフォーリナーは昔既に作ってたんだけど、正直それよりも良い案を思い付いてしまったので密かに練っていた
…のだけれど公式で明らかにバステトっぽい人が出て来てしまった
…というわけで半分供養のつもりで簡単に仕上げてた
…と思ったら更にクリスマス二度撃ちでネコおかわりが来るとか誰が思うか!!
これ以上引っ張っても公式の胡乱を越えられるとは思えないしこのタイミングを逃したら出す機会が無いと思ったので投げておきます*基本情報
【元ネタ】エジプト神話
【CLASS】アヴェンジャー
【真名】アペプ
【異名・別名・表記揺れ】混沌のアヴェンジャー、アポピス
【性別】無性(肉体的には男性)
【身長・体重】211cm・108kg
【肌色】褐色 【髪色】砂色 【瞳色】黒
【外見・容姿】ツチブタのような頭の褐色肌の大男、手足には枷が填められている。
【地域】冥界
【年代】神代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】天
【その他属性】魔性・ヒト科以外・超巨大・人類の脅威
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:A 魔力:A 幸運:A 宝具:EX>>77
【保有スキル】
永遠不滅の魔:EX
神に敗れようとも、翌日になれば再びアペプは蘇り、また神との闘争を始めるという。
自然現象にもなぞらえられるその永劫の繰り返し、不滅性を示すスキル。
「太陽神ラー」と「太陽の運行の妨害者アペプ」の対立は一度きりのものではなく、遥か過去から繰り返されてきたものであり、また、未来においても永遠に続く。
それはあるいは自然と神に対する原始の信仰そのもの。
人々が自然に対する畏敬を神に込めたのとまったく同じ強度を持って、アペプは不滅の魔として君臨する。
在りし日の陽光:B
太陽神として在った日々の記憶はアペプの悪意を和らげず、むしろ加速させる。
精神干渉系の抵抗判定にプラス補正がかかり、太陽神系のサーヴァントの攻撃に耐性を得るが、この効果を使用するたびにアペプは自身にダメージを負う。暴走する悪意が霊核を軋ませるのである。
暗黒の蛇視:C
睨んだ者に恐怖や重圧を付与し行動不能に陥らせる邪悪なる魔眼。
抵抗するには高ランクの勇猛などの精神干渉を無効化する能力が必須となる。
現在は人間体のためランクダウンしている。
怪力:A+
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用することで一時的に筋力を増幅させる。一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間はランクによる。>>78
【宝具】
『混沌制す軍神の杖(セテカー・ウアス)』
''ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:3 最大捕捉:1''
力・支配・統治、そして神権を象徴する先が二股に分かれた蛇避けの杖ウアス。その原典たる神造兵装。
毎日のようにアペプを貫いたセトの槍と習合しており二股の槍の形状を取る。
混沌を制御するという特性を有しこの槍の攻撃は混沌属性の相手の動きを一時的に封じることが可能。そして何より自身に最も有効な宝具でもある。
この槍はセトの象徴であると同時に自身の死因でもあるためアペプもこの宝具を所持する。
『暗黒・蛇・永遠(エターナル・カオス)』
''ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:99 最大捕捉:500''
アペプの切り札たる砂塵の固有結界。
展開される心象風景は舞い上がる砂煙で日射しが遮られた薄暗い大砂漠。
結界内ではアペプは肉体が砂で構成された巨大な蛇の姿に回帰しており、砂嵐や質量攻撃で敵対者を圧倒し、さらに暗黒の蛇視のランクがA+にまで上昇する。
その流動する肉体は物理・魔術攻撃を無効化する、水系統の攻撃であればアペプにダメージを与えることが可能だがダメージ量は大幅に軽減される。
例外的に混沌特効の攻撃は混沌そのものであるアペプの実体を捉えることが可能であり大ダメージを与えることが出来る。また、固有結界そのものを破壊する対界宝具も効果的。
この固有結界はアペプ本来の力を発揮できる戦場であると同時に邪悪な蛇を封じ込めるための檻の役目も果たしている。
【Weapon】
『砂蛇』
砂を蛇の形に固めた使い魔、固有結界から零れ落ちたモノ。>>79
【解説】
エジプト神話に於ける混沌と闇を象徴する大蛇、太陽の運行の妨害者。
世界の秩序が定まる以前に原初の水「ヌン」の中から生まれたため、後から生まれた秩序を破壊しようとしている。
ある説では、アペプはかつて太陽神であったがラーにその地位を奪われたことで神々に復讐しようとしているとも。
毎晩セトやラーと言った神々と戦い、そして打ち倒される存在、何度倒されてもアペプは翌日には蘇り終わりなき戦いに身を投じる。
アペプの体は太陽の船を座礁させる砂州とされており、日蝕はアペプが太陽の船を呑み込むことで起きると考えられていた。
古代エジプトに於いて絵に描かれたものはそのままの姿で存在すると考えられており、アペプを描く際は拘束された姿か神々に殺される姿で描かれることが多い。
時代が下ると同じく悪の存在とされた軍神であり砂漠の神であるセト神と習合し同一視されるようになった。
本来の姿は巨大な蛇であるがサーヴァントとして召喚されるアペプはセト神の姿を借りて人型で現界している。
【人物・性格】
邪悪そのもの、神々も人類も等しく怨み破壊しようとする混沌の化身。
その怨み故に人も神もアペプを召喚する事は不可能、混沌の蛇は誰にとっても最悪なタイミングで何処からともなく湧いてくる。
自身を太陽神の座から追いやった神々への復讐のみが行動原理となっている、最早太陽神の座に返り咲くことなどどうでもよく、神々を滅ぼし世界に破壊と混沌をもたらせればそれでいいと考える。
決して人間とは相容れず、神々に復讐にできるなら人理が崩壊しても構わないと宣うその在り方はまさしく人類の脅威である。>>80
イメージカラー:黒
特技:破壊
好きなもの:混沌、レタス
嫌いなもの:神々、人間、太陽神系の英雄
天敵:セト、ラー
願い:世界に破壊と混沌を
【一人称】混沌(オレ) 【二人称】オマエ 【三人称】アイツ
【コメント】
あけましておめでとうございます、年賀状の代わりに蛇サーヴァントをどうぞイングランド史に名を残す最強の騎士。五代の王に仕えた忠臣老兵。人馬一体、無双遺構の槍捌きを御覧あれ!
【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【真名】ウィリアム・マーシャル
【性別】男
【身長・体重】195cm・150kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:B 魔力:D 幸運:EX 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:C
魔術に対する抵抗力。魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大規模な魔術は防げない。
騎乗:B
乗り物を乗りこなす能力。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。>>82
【保有スキル】
無窮の武錬:A+
ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。
練達の知恵:B+
軍事のみならぬ長年の経験に由来する賢臣としての様々な知恵。英雄独自のもの、人体に負荷を掛けるものを除く、ほぼ全てのスキルにC〜Bランクの習熟度を発揮できる。また、マスターの同意があれば他サーヴァントにスキルを授けることも可能。
人馬一体(遺構):EX
馬上試合での不敗神話はランサーの巧みな馬術を示す。その体重で乗れる馬いるの?とか疑問に思ってはいけない。
【宝具】
『揺るぎなき忠誠の槍 (ロンギヌス・グレイテストワン)』
ランク:C+〜A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
ランサーの仕えた王の1人、獅子心王リチャード1世は逸話に残るほどにアーサー王伝説を好んでいたという。それに因んでかは不明ながら、ロンの槍を真名として有する宝具。
ランサーの心を反映する槍限定の武器強化であり、ランサーに迷いなく覚悟を決まっているほどにランクが上がり、強度、威力、神秘を強大にする。後述の宝具もあり、ランサーはこれを躊躇うことなく『壊れた幻想』にする。
『冨貴を掴む常勝戦果 (フォーチュン・オブ・トーナメント)』
ランク:C 種別:対貧宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
主に馬上試合で得た財産に由来する宝具。前述の宝具と相性の良い槍や鎧、馬などの装備のみならず、魔力までも自己供給することを可能とする。また、幸運のパラメータを増幅している。ただし、敗北を重ねるとこの宝具は消滅する。具体的には生前の勝ち星の数を上回ると。
【Weapon】
『馬上試合での装備』
一般的な騎士の装備。英国における弘法筆を選ばず。>>83
【解説】
イングランドの軍務伯の家系に生まれた次男坊。生涯に五百以上の試合に臨み、その全てにおいて勝利を掴んだ最強の騎士。イングランドの五代の王に仕え、その教育と治政にも貢献したとされる賢臣。
しかし、その序章は決して恵まれていたとは言えない。ランサーが8歳のときに、父に捨てられたのだ。乱世の習いに巻き込まれ、人質となったランサーについて父の返答は「好きにしろ、俺にはもっとマシな息子を作るハンマーと鉄床があるんだからな!」というものだった。
父からの愛情はなく、次男であるために継ぐべき土地も財産もなかったランサーは、遍歴の騎士となって自らの手で稼がねばならなかった。ランサーは天賦の才を見事に開花させた。無双の武人として栄光の道を踏破したのだ。
最期のとき、ランサーは最初の主君である若ヘンリー王の遺言に従い、テンプル騎士団に入団。老兵の身ながら、見事に散ったのである。
さて、召喚に応じたランサーは全身鎧で肌の露出が全くないが、心通わせたマスターは兜のしたの真実を知るだろう。神代遺構(オーパーツ)を修復して生まれた人型機械、それこそがランサーの正体だと。父の言葉は、そのままの意味なのだと。
【因縁】
リチャード1世:
獅子心王。戦争狂なのは乱世に必要な資質として受け止めているが、ちょっと人としてはどうかと思う主君。
ジョン・ラックランド:
欠地王。生まれる時代を間違えた暗君。ランサーは彼を最後まで見限らなかった。能力が足りずとも、野心の裏に隠された愛国と理想を知っていたから。
フィリップ2世:
尊厳王。フランスの化け物。政治のためにこちらにも忠誠を向けていたが、人のまま人を支配する彼を好きになることはなかった。>>85
【元ネタ】史実 【CLASS】ライダー
【真名】ウィリアム・マーシャル 【性別】男
【身長・体重】195cm・150kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:A+ 敏捷:B 魔力:D 幸運:EX 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B+
乗り物を乗りこなす能力。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
【保有スキル】
無窮の武錬:A+
ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。
練達の知恵:B+
軍事のみならぬ長年の経験に由来する賢臣としての様々な知恵。英雄独自のもの、人体に負荷を掛けるものを除く、ほぼ全てのスキルにC〜Bランクの習熟度を発揮できる。また、マスターの同意があれば他サーヴァントにスキルを授けることも可能。
守護騎士:A
他者を守る時、一時的に防御力を上昇させる。五代に渡って一つの王統に仕えたライダーは常に「守ってくれる」ことを期待される。そして、その期待が彼に守護の力を与えるのだ。
冨貴を掴む常勝戦果:C
フォーチュン・オブ・トーナメント。本来は宝具。馬上試合によって築いた財産に由来して、騎士の装備や魔力をライダーに供給する。また、幸運のパラメータを増幅する。>>86
【宝具】
『騎士の花道を踏破せよ (ナイト・オブ・グレイテストワン)』
ランク:C+〜A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
最高最強の騎士と讃えられたライダーの無敗の武勲と、その肉体に由来する超強化。常勝の果実を食したかのような、自己改造、武具改造、騎馬改造の複合スキル型宝具。
ライダーは、神代遺構が生成するナノマシンにより強制的に人馬一体となり、無双の武力を手に入れる。ただし、馬を潰してしまうため、この宝具を使用可能なライダーでの召喚に応じることは極めて稀である。
『人が敷く死出の花道 (デッドヒート・オブ・グレイテストワン)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
またの銘をプルトンエンジン・オーバーロード。ライダーの動力炉プルトンエンジンを超過限界稼働させる自爆特攻。ただ勝利を捧げるべきマスターに出会うことができたならば、騎士の本懐であるとして真名解放される。この宝具を令呪で強制することはできない。
【解説】
イングランドの軍務伯の家系に生まれたとされる次男坊。神秘の薄れゆく中世に現れた無敗の騎士。その正体は、発掘され修復された神代遺構の人型機械。
時代の変化を学び、騎士道という新たな行動指針を設定したライダーは幸運にも仕えるべき王統に出逢う。武力のみならず、人ならざる演算回路、記録回路を惜しげもなく利用してあらゆる助力を成した。
神々が去り、人が人のためにより善く生きることを模索する時代に、神代の異物は何を想ったのだろう。晩年、ライダーは最初の主君の遺言を果たすためにテンプル騎士団に入団する。
かつて、神々に仕えた。そして、王に仕えた。その先で、人に仕えた。人とは人類であり、人とは自分自身だった。
「当機、いえ、私は私の意思に従って心から善き主にお仕えしたのです。私は私のために生き抜き、幸福を感じたのです」【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】ジョン・ラックランド
【性別】男
【身長・体重】178cm・66kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力:B 耐久:E 敏捷:B 魔力:B 幸運:C 宝具:A
【クラス別スキル】
狂化:-
無能は狂うこともできない。
【保有スキル】
失地王:A
バーサーカーの渾名の一つ。無能、暗愚、暴君……およそ王に贈られる全ての罵倒を受けた証。あるいは、彼の人生に失敗の烙印を刻む呪い。
対フランス戦争で大陸領地を喪失したことに由来する。敗戦の怨嗟は、シールダーをイングランドの王でありながら、怪物だと責め立てる。慟哭外装として結実したそれは、プライミッツ・マーダーに酷似している。
深愛なる呪い:A
父より受けた偏愛、家族より受けた憐憫、臣下より受けた侮蔑、民草より受けた憎悪。その全てに王統に対する敬愛があった。バーサーカーは、人であってはいけなかった。
狂ったふりをしなければ、もはや耐えられない。慟哭外装を脱ぎ、理性を取り戻す理由を見つけられない。獣になろう。守るべきモノはもうない。
神授王権は空手形:A
マグナ・カルタ。本来は宝具。王、神性に由来するスキル、宝具を封印または弱体化する。>>88
【宝具】
『鳴禽どもが歎く、啾啾たる辺獄で (イングランド・マーダー)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
バーサーカーの統治したイングランドが、その苛政に喘いだ王国が彼に向けた期待と失望。呪詛として凝り、慟哭外装として結実したそれを全力稼働させる、怪物としての宝具。
呪詛は特に領域に働き、陣地作成や土地に対する宝具、固有結界などを粉砕する。また、純粋な暴力においても、まるで殺人に慣れた獣のように冷酷で惨虐な本来のバーサーカーらしからぬ野生的な動きをする。
【解説】
プランタジネット朝イングランド第3代王ジョン。尊厳王フィリップ2世による度重なる謀略から護国を果たすことに苦心し続けたイングランド史上最悪の暗君。
神秘薄れゆく中世の王統に生まれた、人たる王。民草が未だ英雄を、神授王権を信ずる時代に、神の恩寵を賜らなかった普通の人間。
英雄ではないジョンは、本来なら基本7クラスの適性をどれも有さない。英雄だった兄の影響を受け、人理に危機が迫ったときどうにかエクストラクラスのいずれかに嵌め込まれて召喚されるのが関の山だ。しかし、どこかの世界に危機は訪れた。サーヴァントとしての体裁を整えられたジョンは、暗躍したのか、それともそれなりの活躍をしたのか。英霊として正式に座に迎えられた。それでも7クラスの適性がないことには変わらなかったが、慟哭外装の齎らす人格が、否、慟哭外装が独立してプリテンダーのクラスを利用し、此処にジョンを閉じ込めバーサーカーとして顕界した。
【コメント】
FGOのリチャードを受けて、宝具名を対応するようにしようとしたらこうなった。まともな人格で解釈されて奇跡的に召喚された後に、結局、暗君として相応のカタチでも召喚されてしまうとういう踏んだり蹴ったりです。リクエスト鯖です
「ニャー(おい、そこな下々人。わらわは喉が渇いた。早く牛乳を皿に注いでわらわの元に持って来るのだ。)。」
基本情報
【元ネタ】史実、『枕草子』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】命婦の御許(みょうぶのおとど)
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】メス
【体長・体重】210cm・120kg
【毛色】黒【瞳色】金
【外見・容姿】毛並みは艷やかで体型は太めの美しい黒猫。
女物の唐衣を羽織っており、稀に二足歩行でも移動する。
【地域】日本
【年代】平安時代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:D 魔力:B 幸運:A 宝具:A>>91
【保有スキル】
始祖の血統(猫):A+
自らの血統を脈々と継承させ、それによって世界に多大な影響を与えた事に由来するスキル。
大陸から日本に伝来し、愛玩動物となった猫達の中で明確に名前を残す最古の存在である彼女は自らの「子孫」たる全ての猫達に対して絶対的なカリスマ性を発揮し、齢を経て化生や神と成った猫さえも例外無く服従させる事が可能。
また、日本国外でも血筋の尊さはある程度保たれるため、宿す神秘が英霊に満たない猫であれば一方的に使役出来る。
黄金律(猫):EX
第一に、生まれながらに有する完璧な可愛さを示す。どれだけ体型が変化しようともその愛くるしさは失われず、彼女を見る者は抗い難い魅力を感じてしまう。
目付きの悪さもふてぶてしい態度も弛んだ腹も、彼女の手に掛かれば全て己を引き立てる装飾品に過ぎない。
第二に、自身の可愛さに付随して得られる莫大な金銭を示す。庶民も富豪も須らく彼女に魅了され、彼女の豊かな生活を支えるべく己の財産を惜しみなく注ぎ込むので何もせずとも一生遊んで暮らしていける。
生前に一国の最高権力者を魅了し、高位貴族の称号まで授けられて溺愛された逸話からランクは規格外となっている。
変生:B
「長い年月を生きた猫は妖力を宿し、化け猫に変ずる」という伝承に由来するスキル。
世話役まで付けられて蝶よ花よと育てられた彼女は当然の如くこの条件を満たしており、人語を解する高い知能と妖力、そして並外れた巨体を併せ持つ。
しかし長年過ごした贅沢極まりない生活の果てに野生は殆ど失われており、太ましい体格も相俟って肉弾戦ではマイナス補正が入ってしまう。
家門繁栄:D
古代日本における猫が、穀物や柱・経典を喰い荒らすネズミを退治する益獣であった事に由来するスキル。自陣営に降り掛かる災厄を祓いつつ幸福を呼び寄せる事が出来るが、神霊の加護に匹敵する程の効果は無い。>>92
【宝具】
『猫化変転・現御神(ねこばけへんてん・あきつかみ)』
ランク:A 種別:対猫宝具(自分自身) レンジ:0 最大捕捉:1人
生前の飼い主、即ち「天皇」という存在が有していた威光を己の身に降ろし、自らの力として振るう宝具。
嘗ての日本における天皇とは「現人神」として神霊と同一視される崇拝の対象であり、その力を宿した彼女もまた凄まじい強化を獲得する。
具体的には強大な神通力による大規模な物体操作能力や高ランクの『神性』スキル、広範囲に及ぶ環境把握能力などである。
また、日本を中心とした東洋圏及び「猫を神聖視する文化圏」に関連する英霊は彼女に対する強い信仰心を獲得し、熱烈な信徒と成り果ててしまう。
【Weapon】
『猫パンチ』
鋭い爪と肉球を備えた前足で放つ猫パンチ。プロボクサーが放つパンチの2倍を超える速度を誇る。
図体が図体なので威力もそれなりに高く、人間程度ならば一撃で昏倒させる事も可能。
『可愛さ』
人間が本能的に「可愛い」と感じてしまう猫特有の風貌。
余程の猫嫌いでなければ大抵の相手はイチコロ。>>94
【人物・性格】
気紛れでワガママながらも誇り高き貴族猫。それ故に人間に媚びず、猫語しか喋らない。
産まれた時から溺愛されていたため人間という種族をナチュラルに下僕認定しており、万人が己に傅き世話をする事を当然だと思っている上、並外れた可愛さで自身のマスターを含む周囲の人間を支配してこき使う腹黒い一面も持つ。
一方で自身の「子孫」たる同族……即ち猫相手には寛大かつ鷹揚な態度を取り、腹を空かした者が居れば飼い主の金で買わせた飯や飼い主に用意させた住みよい家を与え、加護下に置いた者が危機に陥れば率先して助けに向かうなど『始祖の血統』スキルを持つに相応しい度量を伺わせる。
また、「腹黒い」とは言いつつも所詮は猫なので人間ほど大それた真似をする事は無い。
せいぜいが高い餌や玩具を貢がせ、身辺警護や毛繕い・マッサージを行わせる程度で満足するため危険度は低く、マスターが主従関係の逆転や高額の飼育費用、及び諸々の問題を受け入れられれば良好な関係を築く事が出来るだろう。
イメージカラー:雅な黒色
特技:人間に愛される事、ネズミ捕り、おねだり
好きなもの:牛乳粥、昼寝、日当たりの良い場所、ネズミ
嫌いなもの:犬
天敵:犬
願い:受肉を果たし、現世の人間達も全て自身の下僕とする事
【一人称】わらわ【二人称】お前、下々人【三人称】あれ、あやつ>>95
【因縁キャラ】
一条天皇:国中で一番の財力と権力を持っていて背中を撫でるのが上手だった下僕。
猫1匹の為に産後の儀式を行うのは当時としても異常であったらしく、貴族の1人がその事を日記で愚痴っている。
藤原道長:自身が産まれた時の儀式に出席していた男。
如何にも何か企んでそうな顔が気に食わない。
「ニャ〜(ふーん。わらわは食っちゃ寝しているだけで何か高位貴族になっていたが、貴様ら下々人が出世するには色々面倒事が多いんじゃのぉ)。」
清少納言:犬に追い回される自身の醜態を『枕草子』に書き記し、後世に残しやがった許し難い相手。何かチカチカしているのも気に食わない。
腹いせに部下の猫達を大勢けしかけたものの、嫌がられるどころか寧ろ喜ばれてしまった。解せぬ。
「ウニィ……(たかが下々人如きを罰する事も出来ぬとは……。これも偏にわらわ達が可愛すぎる故の悲劇よな……)」
不夜城のアサシン:仮に相対してもほぼ確実に勝利出来る相手。
ぶっちゃけ部下達を呼び寄せた時点で相手が勝手に失神するので戦いにすらならない。
大黒天:本能的に追い回してしまう相手。彼女達を仕留めた時にはマスターに見せに行き、その度に叱られている。
【コメント】
リクエストにあった猫又要素は満たせているのかな……?(wiki登録可能です。)「Arrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr」
【出典】イーリアス
【CLASS】バーサーカー
【真名】アキレウス
【性別】男性
【身長・体重】185㎝・97㎏
【外見・容姿】ライダー時と比べ3倍に伸びた髪を乱雑に振り回す、半裸の狂える英雄、あるいは怪物そのもの。
【地域】古代ギリシャ
【年代】不明(B.C.1300~B.C.700ごろ)
【属性】混沌・狂
【天地人属性】地
【その他属性】ギリシャ神話系男性
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A+ 敏捷:EX 魔力:C 幸運:E 宝具:A+
異常に高いステータスだが、ヘクトールの死体を振り回したアキレウスが神に見放された逸話より、幸運だけはEまで下降。>>97
【クラス別スキル】
狂化:B
バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに各種ステータスをランクアップさせる。
アキレウスは比較的狂乱の逸話の多い英雄であり、理性を失い暴走、意思疎通は不可能なバーサーカーらしいバーサーカーとなる。
神性:D
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。アキレウスは海の女神テティスと人間の英雄ぺレウスとの間の子であるが、狂えるアキレウスは神々に見放されており、ややランクが低下している。
【固有スキル】
戦闘続行:A
名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。弱点であるはずのアキレス腱と心臓を射抜かれてもしばらく戦い続けたという逸話が昇華されたもの。
運命解鎖:B
パトロクロスの死に激怒したアキレスが運命に逆らいトロイアを単身で滅ぼしかけ、神々に制止された逸話より。ギリシャ神話において誰もが抗うことのできない『運命』に抗うほどの意志の具現。物理的・魔術的・概念的を問わず、狂えるアキレウスは拘束できない。
勇猛:-
狂える英雄に勇猛さは意味を持たない。
女神の寵愛:-
狂える英雄に女神は微笑まない。>>98
【宝具】
『彗星走法(ドロメウス・コメーテース)』
ランク:A+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
「あらゆる時代のあらゆる英雄の中で、もっとも迅い」という伝説が具現化した宝具。アキレス腱が射抜かれるまでは瞬間移動に等しい速度で移動できる。狂化により速度はライダー時よりさらに上昇しているが、制御と停止に難があるため障害物にぶつかる。後述の無敵と組み合わさることで、あらゆる障害物を粉砕しながら突撃する暴走特急と化す。
『勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス)』
ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
アキレウスの不死の肉体。アキレス腱が射抜かれるまではダメージを負わない。だが一定ランク以上の『神性』を持つ相手には、この効果が軽減ないし無効化されてしまう。狂化により技量が低下し、攻撃を受ける機会も多いため、ライダー時以上に有用な宝具と言える。
『不毀の極骸(キディア・ヘクトール)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
由来:イーリアスにおいて、アキレウスが倒したヘクトールの死体を戦車で引きずり回し冒涜した逸話から。
踵を帯に繋がれた英雄ヘクトールの死体。アフロディーテとアポロンの加護によりヘクトールの死体は不壊であり、引き摺り回されても傷一つつかず、腐敗しなかったとされる。帯自体も大アイアスがドゥリンダナと引き換えにヘクトールに譲り渡したまごうことなき宝具であり、同様に聖剣であっても切断できない強度を誇る。狂乱のアキレウスは、この死体を、圧倒的な強度と神秘を持った打撃武器、モーニングスターとして振り回す。
【解説】
狂えるアキレウス。親友パトロクロスをヘクトールに殺されたアキレウスは激昂、ヘクトールを打倒してなお怒りが収まらず、彼の死体を帯に括り付け、戦車で3日3晩引き摺ったという。本来であれば激昂してなお槍・戦車・理性・技量を持つアキレウスではあるが、そうした側面を誇張して召喚することで理性なきバーサーカーとして顕現した。超音速で英雄の骸を振り回し、剣も槍も通じないその様は文字通りの怪物。
「速度」と「強度」というアキレウス最大の強みは狂化しても一切損なわれないため、たぶんヘラクレスをバーサーカーとして呼ぶよりもこちらの方が強い。
wiki追加可能です。【元ネタ】幻影の盾
【CLASS】シールダー
【マスター】
【真名】ウィリアム[幻影の盾]
【性別】男性
【身長・体重】185cm・73kg
【属性】秩序・善
【副属性】地
【ステータス】筋力D 耐久A+ 敏捷C 魔力E 幸運E 宝具E
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:C
正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。>>102【宝具】
『幻影の盾(ゆめまぼろしのごとくなり)』
ランク:E 種別:対界宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
巨人は云う、老牛の夕陽に吼ゆるが如き声にて云う。
幻影の盾を南方の豎子に付与す、珍重に護持せよと。
われ盾を翳してその所以を問うに黙して答えず。
強いて聞くとき、彼両手を揚げて北の空を指して曰く。
ワルハラの国オジンの座に近く、火に溶けぬ黒鉄を、
氷の如き白炎に鋳たるが幻影の盾なり。
―――幻影の盾、その由来を祖先ウィリアム記す
四代前、百年前のウィリアムが巨人を打ち倒し勝ち取った盾。
望月の如き円盾で、表面は鋼張りで月の如き銀色、鏡の如く映り、
真ん中にはゴーゴンの類と思しき蛇髪の夜叉が鋳出されている。
「過去、現在、未来に渉って吾願を叶える事のある」品とされ、
極限の集中力を以て覗く事で使用者の望む“異聞”を映し出し
その中へと移住・永住する事ができる。一種特殊な願望機。>>103
……当然ながら、
その際に使用者は 現世/汎人類史 から消失してしまう。
或いは、莫大な魔力源を手にした上であれば、“そちら”に
現世の織物(テクスチャ)を侵させる事が可能となるか―――
【Weapon】
『幻影の盾』
ウィリアムと幻影の盾は“生前”に一体となった。
サーヴァントとしての彼の肉体は盾に等しい物理耐久性を持ち、
“盾の中を覗く”にもただ精神集中のみで事足りる。
盾の他は何の変哲も無い騎士装備である。
【解説】
夏目漱石『幻影(まぼろし)の盾』の主人公ウィリアム(ヰリアム)。
身の丈六尺一寸、痩せてはいるが鍛え上げられた、黒髪黒目の二十六歳。
食事も水分も摂らずに未明から薄暮まで働き得るという頑健な騎士。>>104
時代設定は不明瞭で、大雑把に中世。
冒頭部にて「アーサー大王の御代」という言葉が出されているものの、
これは『宮廷風恋愛の技術』第二之書第八章の出来事が起こった時を指し、
「この憲法(上記章で騎士が持ち帰った『恋の掟』)の盛に行われた時代」
宮廷風恋愛(アムール・クルトワ)華やかなりし頃が物語の舞台である。
白城の城主・狼のルーファスに仕えるウィリアムは、近隣の
夜鴉の城主の愛娘クララが想い人、12・3の頃から通い親しみ恋仲となった。
ところがある時、二つの城の間に諍いが生じ、戦は不可避と相成った。
クララの一門と戦うのは辛い事、しかし敵中からウィリアム父子を
救い出した事もあるルーファスに与せずいるも尚更に好ましからず。
全てを投げ出して駆落ちをしたらば、皆はどれ程この身を謗ろうか。
悩み苦しむウィリアムの姿に、朋輩のシワルドが南の『花多き国』への
駆落ちを仄めかし、話すうちにはっきりと共謀・助力を申し出て来た。
ウィリアムの手紙を持ったシワルドの遣いが夜鴉城へ行き脱出を勧め、
場合によっては城に火を放ってでも成し、成ったならば船に乗せ逃がす。
上手く行けば帆柱の上に赤の、そうでなければ白のしるしを掲げよう。>>105
だが戦の当日、見えたのは果たして白であった。城攻めは一進一退、
夜になって城に火の手が上がり、或いはこれが好機と駆ける彼の前で、
しかしクララは炎の中に姿を消した。ウィリアムは自失し馬で去るも
しばし後には思う、「なぜ炎に飛び込み同じ場所で死ななかった!」
林中の太古の池に来たウィリアムに、水上の岩に座る女の姿が見えた。
眩い紅衣を着て楽器を弾く黒髪黒目の、クララとは似ぬその女性は歌う、
「岩の上なる我がまことか、水の下なる影がまことか」
「まこととは思い詰めたる心の影を。心の影を偽りと云うが偽り」
「恋に口惜しき命の占を、盾に問えかし、まぼろしの盾」
言われるがまま盾をとるウィリアムは、女性の誘うまま盾に想いを懸ける。
想いと世とは曖昧になり、今や彼は盾となり盾は彼で、そして彼は叫ぶ。
「―――赤だ。帆柱に掲げられ棚引くは赤だ、赤だ、クララの舟だ!」
ウィリアムとクララは南方で幸福になったという ……盾の中の世界で。【元ネタ】史実、伝承、オリジナル
【CLASS】ルーラー
【マスター】藤丸立華
【真名?】オスカー
【異名・別名・表記揺れ】数えきれない
【性別】雌雄混合(雌雄同体ではない)
【身長・体重】変化するため測定不能
【肌色】変化可能 【髪色】変化可能 【瞳色】変化可能
【スリーサイズ】変化するため測定不能
【外見・容姿】人、動物、全てに変化するが、基本は猫
【地域】オスカーがある地域
【年代】オスカーがある時代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型、ケモノ科、ヒト科以外、男性、女性、性別不詳、魔性
【ステータス】筋力:C- 耐久:B 敏捷:A- 魔力:EX 幸運:EX 宝具:EX>>107
【クラス別スキル】
真名看破:B+++
ルーラーとして召喚されることで、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。幸運判定は常に成功である。
神明判決:−
ルーラーにあって然るべきスキル。本来なら聖杯から付与されるスキルだがこのサーヴァントには存在しない。
対魔力:EX
魔法や魔道具など魔力に関係するもの全ての魔力を無効化するが、一度、宝具が加わるとその効果の一切きかなくなる。
【固有スキル】
オスカー:オスカー(Aに相当)
オスカーはオスカーなのでオスカーである。よってオスカーであるとも言え、オスカーにオスカーしたのでサーヴァントに対しての攻撃は威力が上がる。また、オスカーはオスカーになろうとするため一部人格に人間並の賢さと意識まで強くする。(一部の言葉がオスカーに置き換えられました。)
名無し:B−
オスカーという名前が集合したのなら個体を識別するための名前が機能しなくなった。故に彼らは名無しであり、名を求める。名前をもつものに対して強くなるが、相手の真名が名前であり、オスカー自身が相手の真名を知らないと効果はない。>>108
不確定な存在:C+
不確定な形を持つオスカーはオスカーである事への認識阻害を持つ。姿はちゃんとした形を持つので認識阻害があまり強くないが姿が何種類もあるので、まず同一個体だと気づかれない。
単独顕現(偽):B−
オスカーは世界各地、どんな時代にも存在した。そんな全てのオスカーが集まったのだからオスカーという固有名詞が存在した時代や場所なら自分の存在を証明できるため、時間旅行を用いたタイムパラドクス等の時間操作攻撃を無効にするばかりか、あらゆる即死系攻撃をキャンセルする。
このような芸当が出来るのはオスカーと似たような境遇の者のみである。
不明瞭な自覚:A
不確定な存在の派生スキル。自身の人生の答えとも言えるべき大事な答えを見失わせその事に気が散ってしまう暗示をかける。しかしどれだけ状況が違ったり、何度も忘れたとしても同じ元の答えを見つけ出す。そのような答えを元々持ってない者には効かない。>>109
【宝具】
『奇妙な旅路への知らせ(ジ・エクストラディナリー・ギフト)』
ランク:C− 種別:対人宝具 レンジ:1〜5 最大捕捉:1
セラピーキャット・オスカーの宝具。
本来は『天国への旅路の知らせ(ジ・エクストラディナリー・ギフト)』という死を察知し、死への恐怖を消すだけの彼の逸話由来のAランク宝具。しかし逸話自体はオスカーが近くに居座った患者は死の直前であるだけだった。それ故に別の解釈が生まれ、死を呼び寄せた猫なのでは?という側面での宝具。これは補足した相手に死の運命を近づける宝具である。しかしあまり強くない側面であり、広く知られていない解釈なので、ランクは下がり、死の運命は防ぐ事が可能である。
『叶わぬ足(ロッテン・フット)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:測定不能
バイオニックキャット・オスカーの第一宝具。
普段は疲れを感じない後ろ足なのだが、真名解放すると足が腐り落ち、その足の代わりに第二宝具『夢見る剣(ロット・ノット・ブレード)』が現れて義足となる。その後第一宝具は一人でに相手の方へ走り、病原菌を撒き散らす。また周囲のオスカーが敵と見た対象の免疫を著しく低下させる。オスカー自体は第一宝具を嫌悪しており、あまり使いたがらない。しかし、執着もしていて、真名解放をして手放すことも嫌っている。しかしながら第二宝具が出現後の動きや姿はとても美しい。>>110
『不機嫌だが怪我は無い(アングリー・ブット・アンハード)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
ビスマルクキャット・オスカーの宝具。
この宝具は逸話由来の宝具であり、このオスカーが表面に出てきている間、生還に対しての幸運の補正と、周囲での出来事への不幸の補正が加わる。また、真名解放をすれば、周囲に謎の爆破や攻撃を自身をも巻き込みかねない現象を起こすが、本人は全く無傷で、その後しばらくはなぜか持続回復がおこなわれる。
『我々は■■である。(ウィー・アー・オスカー)』
ランク:EX 種別:対星宝具 レンジ:100〜3000 最大捕捉:1
■■■■■■星・OSCAR-■の宝具。
オスカーは星の全てを知る。
オスカーは蒼き星全てが視野の中。
オスカーは笑う。
「・・・・ ・・・」
【Weapon】
なし
【解説】
オスカー、主にヨーロッパ言語圏で使われる英語の名前。
ただそれだけ。故にオスカーという言葉に該当する全ての英雄が一つとして登録された。また二人で一騎などではなく総じて一人と数えられている。一体全体何故、座にオスカーと登録されているのか、何故召喚できるのか。一切不明である。何故か主に元の種族がネコの人格が出てくるがほとんどであるが、本人達曰く特に人格の優劣やヒエラルキーはないようだ。また動物や概念、物体など全てのオスカーが集まっているが全て人間並の自我を持っているし、人間らしさがある。しかしながらいくらか元の性質に引っ張られ、物体なら合理的や論理的、動物なら本能的や情緒的に強く考える。また、人格同士の意見の違いや多少の反発はあれど、拒否反応や拒絶、仲の険悪は全く起こらないというか考えないようである。>>111
まったく謎だが、神霊や抑止力などの力を持ってしても完全にはステータスを見ることは出来ない。その力に該当するオスカーや、スキルなども見当たらない、もしくは隠されいるのかもしれない。一体どういう理由で座に登録され、どういう理由で召喚されたのかまったく見当もつかない。
【人物像】
特技:出来る事全て
好きなもの:いっぱい
嫌いなもの:いっぱい
天敵:自我が強い者
願い:オスカーがオスカーであった事を示す
【一人称】私、僕、俺etc【二人称】君、貴方、貴様etc【三人称】彼、彼奴、奴etc
【セリフ例】
「クラスルーラー。真名はー、えーとっ、オスカー!。我々の代表としてよろしくお願いするにゃ」
「報酬はマタタビと絶対に沈まない船を所望するにゃ」
「何にゃ?死からもっとも遠いマスターさん。用がないにゃらかえるにゃ。」>>112
【因縁キャラクター】
童話や架空の存在のサーヴァント
何かしら同じ立場のオスカーから何かシンパシーがあるらしい。
【他クラス適性】
セイバー
オシアンの息子オスカーの適正
ライダー
ビスマルクキャットオスカーの適正
アーチャー
野球選手オスカーの適正
アヴェンジャー
詐欺師のシンドラーのオスカーの適正
【Wiki掲載】可
【SS使用】可【元ネタ】インド神話
【CLASS】アサシン
【真名】ヴリトラ
【性別】男
【身長・体重】196cm・99kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A 耐久:C 敏捷:A 魔力:A 幸運:D 宝具:EX
【クラス別スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
幻霊融合:D
幻霊の霊基を追加することで強化を図る召喚式によって喚ばれたことを示す。本来のアサシンが極めて強大な存在であるため、性能には影響していない。>>114
【保有スキル】
痛痒なき雷威:A
アサシンは、伝承防御『昼でもなく夜でもないときでなければ死なず、木、岩、武器、乾いた物、湿った物、ヴァジュラのいずれにも傷つかない』という性質を有する。これは本質的には宿敵インドラとの和平条約すなわち『インドラによって殺されない』ことを示し、本来なら聖杯並みの魔力リソースがなければ活性しないこの伝承防御を、雷神としてのインドラに限定することで『雷』を無効化することにおいてのみ発揮する。また、死因であるインドラから、雷の要素を取り出し自身もまた自在に操ることができる。
宿命の神敵:A
ランサーの霊基と同様。(原作準拠)
永遠不滅の魔:EX
同上。
【宝具】
『魔よ、轟く雷霆を害せよ (アスラシュレーシュタ)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:9〜99 最大捕捉:1000人
アサシンの異称『アスラの中の最上のもの』の名を冠した宝具。
ヴリトラの本来の身体、すなわち『水を堰き止めるもの』として雲の姿に転じ、その内界にインドラの雷霆を閉じ込め増幅する。本来、神の聖なる力である雷霆を、魔の力に反転させて解放する災害規模の一撃である。>>115
【Weapon】
『雲の糸』
雲の化身ともされるアサシンであるが、いつの間にかその容姿には蜘蛛の異説もあると記述されている場合がある。蜘蛛のように糸状にした雲によって、やはり蜘蛛のように巣を作り有利なフィールドを形成したり、糸を伝導して雷撃を見舞うことが可能。
【解説】
インド神話における神の敵アスラの一体、邪竜ないしは巨人あるいは鬼神、「ヴリトラ」。
邪竜として召喚に応じたランサーは、その本質を違えることなく顕している。すなわち、『障害』を意味するモノ、魂の輝きに魅入られた傍迷惑な超越者である。
しかし、アサシンとして召喚された彼にそのような余裕はない。まるで定命のモノであるかの如く、愉しむことはなく、ただひたすらに己の敵を嫌悪し憎悪する、怪物性の側面のみを示す。
その性格の変容を齎したのは、融合した幻霊にある。芥川龍之介の著した『蜘蛛の糸』その登場人物「カンダタ」。これがアサシンに融合した幻霊の真名だ。蜘蛛と仏教、縁とも呼べぬ僅かなそれこそか細い蜘蛛の糸を辿って、蜘蛛を殺さなかったという善行に救いの手を差し伸べられながら、結局、自分だけが助かることを良しとした憐れな男は繋がった。しかし、そこに男の自我はない。ただ、制御のできぬ怪物を生んだだけである。『ADVENT BEAST』
『1/1』
『──人類悪 顕現──』
「七つの特異点を乗り越えよくぞ此処まで辿り着いたカルデアの諸君、私は最も多くの人類を救う救世主、我が真名は“ジオセントリズム”、悪しき宇宙を滅ぼし善なる宇宙を齎す者だ」
【元ネタ】史実
【CLASS】ビースト I
【真名】ジオセントリズム
【異名・別名・表記揺れ】プロパテール、天動説、プトレマイオス的宇宙論
【性別】無し
【身長・体重】170cm・59kg(獣角含まず)
【肌色】白色 【髪色】藍色 【瞳色】金色
【外見・容姿】幾つもの金属質のリングが組み合わさった天球儀のような角の生えた青年。
【地域】エジプト、世界各地
【年代】2世紀~2008年
【属性】秩序・善
【天地人属性】獣
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:EX 幸運:E 宝具:EX>>118
【保有スキル】
ネガ・コスモロジー:A
反宇宙論、真理の否定。
この宇宙で正しいもの、異論を挟む余地が無いものほどその存在を否定される。実在が確実な英雄、実際に成し遂げた偉業が元になった宝具ほど弱体化する。
但し、神話や伝説の英雄のように多くの異説が語られる存在、数多の可能性を内包した存在ほど影響が少なくなる。
あくまで「少なくなる」のであって無効化にはならない、神話や伝説の英雄は実在しないかも知れないが、彼らの“物語”は存在しているのだから。
プトレマイオスはかく語りき:EX
自身の存在の根幹を成すスキル。
プトレマイオスの語った天動説から生まれた存在であることを示す。
このスキルを有するビースト Iは顕現した時代によって強さが変動する。ローマ教皇によって地動説が公式に認められた現代では理科の教科書で殴り倒せるほどに弱体化するが、逆に天動説全盛期の中世ヨーロッパでは如何なる方法を持ってしても傷一つ付かない無敵の存在となる。
なお、真理を否定する『ネガ・コスモロジー』の効果により地動説が正しいと認められた現代でも中世と変わらぬ無敵の存在として君臨する。
千里眼:C
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
ランクが高くなると、透視、未来視さえ可能になるが、Cランクではその域には達しない。
神性:-
現時点では神性を有していない。>>119
【宝具】
『救済の光(アルマゲスト)』
''ランク:EX 種別:対人理宝具 レンジ:∞ 最大捕捉:∞''
第一宝具。原罪のⅠ。人類終了を告げる星の輝き。
地動説を嘲笑うかのように地球の周りを公転する七つの星。
一見すると小さな太陽のようだが、その実態は幾億もの光球の集合体であり、各特異点の上空に浮かぶ謎の天体そのもの。
光球の一つ一つが高ランク宝具である『エクスカリバー』に匹敵する極大の破壊力を持つ。
この光球の本質は人類史すべてを熱量に変換したものであるため、この宝具の熱量を上回るものは地球上には存在しない。
その光は救済者と呼ばれたファラオの光と本質的には同じもの。
『人類史大星図(メガレ・シンタクシス)』
''ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-''
第二宝具。
ビースト Iの拠城である「天文台」にして、時間と隔絶した虚数空間の都市。
またの名を終局特異点、固有結界:人類史天文台プトレマイオス。
カルデアスが地球の極小モデルケースなら、この宝具は自身がいずれ創世する天動説宇宙の極小モデルケース。
この固有結界は人類史の観測記録を集積する書庫であり、夜空には遥か昔の人々が神話の一幕を星座として空に残したように、12000年分の人類史が星として刻まれている。
また、刻まれた人類史を触媒に自身の手駒たるサーヴァントを召喚することも可能。>>120
【Weapon】
『惑星天使☆オリンピアセブン』
ビーストIの眷族、フル、アラトロン、ベトール、ファレグ、オク、ハギト、オフィエルの七体。
ビーストIによって各時代に送り込まれ人類史を観測する観測塔。
【解説】
天動説、あるいは地球中心説。
西暦2世紀頃に活躍したアレクサンドリアの天文学者クラウディウス・プトレマイオスが提唱し、コペルニクス等によって否定された宇宙論。一言で言うと「地球が宇宙の中心である」と言う説。
この宇宙論はキリスト教の教えとも合致しており、以降のヨーロッパ・イスラム圏でコペルニクスが登場するまで1000年以上も絶対の真理として信じられていた。
「自分の研究は全て無駄だった」「信じていた世界の形は偽りだった」「地球中心ではないこの世界に神の愛は存在しない」
絶対の真理だったものを否定されたことで生じ、人類史に染み付いた絶望、無念、怨念。それらが全ての発端たるプトレマイオスの霊基を蝕み変成した存在。謂わば天動説と言う概念が英霊と化したモノ。
また、“プトレマイオスの説”が核となったサーヴァントであるため、プトレマイオス派グノーシス主義の要素も取り込まれている。>>121
この獣の根底にあるのは自身を否定した者への復讐ではなく憐れみ。
「人類が地動説を証明したことでこの世界は偽りの神が作った"悪"の宇宙であると確定した。ならば、太陽系(せかい)そのものを作り直せば良い、私が悪の宇宙を否定しよう、そして導こう創世の神たる私の愛に充ちた"善"なる宇宙へと──」
こうしてジオセントリズムは、必ず人類を救済する創世神になるという決意を込めてグノーシス主義における最高神の名、プロパテールを名乗り12000年分の人類史を熱量に変換し太陽系を完全に破壊、地球中心の天動説宇宙に作り替える大偉業『人理再建』に着手した。
以上の所業を以て彼のクラスは決定された、救済の神など偽りの名。
其は最も人類に信じられた大災害、…その名をビーストI。
七つの人類悪の一つ、『憐憫』の理を持つ獣。
一方的にこの世界を悪と断じ、悪しき世界に暮らす人類を憐れむ憐憫こそジオセントリズムの獣性なのだ。
イメージカラー:藍色
特技:無し
好きなもの:今はまだない
嫌いなもの:この宇宙そのもの
天敵:ニコラウス・コペルニクス
願い:無し
【一人称】私 【二人称】君、貴方 【三人称】彼、彼女>>122
【因縁キャラ】
クラウディウス・プトレマイオス:自身の生みの親、生涯が不明な点からネガ・コスモロジーの影響を軽減することが可能。
ニコラウス・コペルニクス:地動説を証明した男、ジオセントリズムの天敵。
長船光忠&大生部多:
言わずもがな天敵、多くのビーストを討伐した者と異界への航海を可能とする者。
取り込んだ神霊同士の相性の良さに加え、拠点に乗り込まれる可能性が非常に高いため天敵足りうる。
マックスウェル:
自身と似た性質を持つサーヴァント
【コメント】
リクエスト鯖
コンセプトはゲーティアが存在しない世界の憐憫の獣
プロパテールの霊基を被ったサーヴァントという設定より、自身をプロパテールだと信じさせる能力を持っている方が最も人類に信じられた大災害に合っていると思ったのでリクエスト内容から改変してみました、こういう改変ってどこまで許されるんだろうね「人類よ、我が愛しき子らよ。進め、進め、辿り着く果てにも次がある」
【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】ノストラダムス
【性別】不明
【身長・体重】?cm・?kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:EX 耐久:EX 敏捷:EX 魔力:EX 幸運:EX 宝具:EX
【クラス別スキル】
狂化:EX
意思疎通は完全に成立する。ただし、バーサーカーは自身を『精霊種』だと確信している。
道具作成:EX
本来はキャスターのクラススキル。宝具によりバーサーカーは副次的にあらゆる物を理論上は生成可能。>>124
【保有スキル】
無辜の怪物:EX
生前の意思や姿と関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
執筆した予言書が後世まで広く流布し、数多の信奉者、解釈を生み出し続けている。もはや、元の人物像から独立した「大予言者」として霊基が確立しかけていた。しかし、世紀末の大外れによって独立し損ねた。「大予言者」としての霊基が不安定なため、性別や容姿が安定しない。
愛星家:EX
生前に自称していた肩書き。占星術師ではなく、あくまでも星空の愛好家にすぎないという謙遜にも思える。
バーサーカーは、狂化と無辜の怪物によって「星を愛するもの」と誤認され、地球からバックアップを受ける。敵対する相手より一段階上の出力、存在規模を獲得するのだが、誤認であるため不安定である。
恐怖の大王:EX
バーサーカーが予言書に記載した存在。無辜の怪物により霊基が混同しており、とにもかくにも恐ろしいものとして敵対する相手の戦意を削ぐ。
【宝具】
『根源的恐怖 (テラー・マーテル)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:30〜40 最大捕捉:100人
限定的「空想具現化」能力。敵対する相手が恐れるものを具現化する、怪物を生み出す宝具。
ある冠位人形師に曰く、「一つ、怪物は言葉を喋ってはならない。 二つ、怪物は正体不明でなければいけない。 三つ、怪物は、不死身でなければ意味がない。」。バーサーカーの生み出す怪物は彼女に対してその通りの要素を備えるかもしれない。(言語化できる彼女は恐怖しているのか?という問題がある。)>>125
【解説】
ミシェル・ド・ノートルダム。ルネサンス期を生きた医師、占星術師、詩人。予言者として大いに活躍した人物であり、当時も有力者や貴族、果ては王族にまで愛された。
さらに、後世において難解な四行詩で著した予言書が独り歩きして様々な思惑(特に金儲け)によって瞬く間に世界中に流布された、20世紀で最も有名だったろう伝説である。
当人は、バーサーカーとして召喚され、狂化スキルにより自身を『精霊種』であると確信してしまっているが、まず間違いなくただの人間であり、神秘に触れたことのない、つまり、魔術協会の把握する限りはオカルト趣味のある一般人である。しかし、無辜の怪物として霊基を構成し、真名をペンネームである「ノストラダムス」とするバーサーカーは、終末予言によって世界中を恐怖させたものとして『星を揺らすもの』と解釈され、ここに冠位霊基を獲得した。
【コメント】
金儲けについてはただの偏見だが、この要素が無辜ることで地球からのバックアップにも繋がっていたりする。真名当て。伏字少な目。
【出典】■■■■■伝承
【CLASS】ライダー
【真名】■■■■■■■
【性別】男性
【身長・体重】192cm・103kg
【肌色】焦げ茶 【髪色】翡翠 【瞳色】真紅
【外見・容姿】翡翠色の鳥の羽に彩られた半裸のマッチョ。その心臓から体全体にかけて、真紅の刺青が走っている。
【地域】■■■■■
【年代】不明~A.D.■■■■
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】神性
【ステータス】筋力:B+ 耐久:C+ 敏捷:A+ 魔力:B+ 幸運:E 宝具:B
「+」部分は宝具を纏った際の増強分。
【クラス別スキル】
騎乗:E-
ライダーのクラススキル。乗騎を操る才能。
「■■■■」という■■■■■■■■■ことで■■した逸話から、『■■■■騎乗』という概念を認識できない。騎乗スキルとしてはあらゆる英霊の中でも最底辺の、ライダーとしてあるまじきデメリットスキル。
なお、本人は守護霊の鳥に持ち運んでもらうので、■■■■騎乗ができずとも移動性能はライダーとして遜色ない。>>127
対魔力:B
ライダーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。Bランクでは、魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
【固有スキル】
■■の神核:EX
■■■■■■■■■神の■■■■■を表すスキル。
■■■■■は「■■■■■■■■■■■■」であり、■■■■■し神■■■■■■■■■。ゆえに■■■■「■■■■■■■■■」の中でも、■■■■■■■■■■■■■■■した『最後の■■■■■■■■■』といえる。
「神性」を含む複合スキルであり、■■■■■の■■■■■■■■■■属性の敵から受けるダメージを9割削減する。
神話■■:B
■■■■■て、■■■■■■■■■■■■■■■。
通常とは逆に、神秘の高いモノから受けるダメージを削減し、神秘を持たないモノから受けるダメージを上昇させる。神話の英雄に強く、現代兵器で大きな傷を負う、変則的なスキル。
【宝具】
『■■■■■(■■■■■■■■)』
ランク:B 種別:精霊宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
自身の■■■■守護霊■■■■■■■■。■■■■■を持つ■■■■■■■■鳥であり、サイズは鷹くらい。
名前の通り現地では■■■■■■■■■神の神鳥として扱われており、■■■■■■■■■纏うことは、神の化身にしか許されていなかった。
サイズこそ小さいが神獣ランク、強度も速度も宝具として一級であり、偵察や攻撃のみならず、■■■を掴んで問題なく飛行までできる。
さらに、戦闘時には■■■■を『纏う』形で変身、背中から翼が生え、全身を羽毛に覆われ、金・■■■■■■■■■で装飾された鳥の戦士として、全ステータスがランクアップ、縦横無尽の飛行性能を獲得する。リクエスト鯖
【元ネタ】史実、自然現象
【CLASS】キャスター
【真名】冬将軍
【性別】不明
【身長・体重】?cm・?kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:C 耐久:E 敏捷:D 魔力:A 幸運:B 宝具:EX
【クラス別スキル】
天候操作(寒波):EX
陣地作成の亜種。気象を変化させ、領域を拡大する。キャスターの場合は、寒波となる。
道具作成(雪):C
雪または氷を用いて、造形することができる。>>130
【保有スキル】
冷血:A
吸血の亜種。キャスターは吸血種ではないが、凍死に対するイメージがただ死するのではなく、命の温もりを奪うため、吸血と親和性があった。
無辜の世界:EX
「豪雪」や「寒波」に対する人々の恐れが生み出したイメージが色濃く反映されたスキル。イメージがあまりにも雑多な為に召喚時はプレーンな存在になっており、領域内の存在に影響されて存在の方向性自体が変化する。
絶景の歓び(雪景色):EX
自身の領域内で、味方のみに様々な加護を与えるスキル。これで雪中行軍もへっちゃらだ。
【宝具】
『道なき銀世界 (エンドレス・ウィンターガーデン)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
冬の箱庭に閉じ込めるだけの宝具。キャスターに付随するイメージが結実したのだろう固有結界。
先の見えない猛吹雪や道を隠す積雪などの物理的要因によって方向感覚を狂わせているため、脱出不可能というわけではない。しかし、現実に重なるカタチで存在し、その境界を事前に察知することは困難であり、魔術師であるほどドツボに嵌まりかねない。
『冬の女王と冬将軍の冷酷軍団 (クルーエル・ウィンターソルジャーズ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:99 最大捕捉:999
雪の造形によって様々な眷属を召喚する宝具。ただ造形するのではなく、そのカタチに意味を持たせる投影強化。
たとえば、仮に雪兎を造形したとする。これを眷属化すると、ただの雪の像ではなく、『兎』としての特性を備えた存在になる。よく跳ねるし、気配に敏感になる。なお、眷属を介することで冷血の効率が高まる。>>131
【Weapon】
『雪』
固めて氷としても操作できるため、それなりの硬度も用意できる。しかし、熱で溶かすことで対処されてしまう。ただし、キャスターの本体は寒波なので溶かしたところで痛痒にはならない。
【解説】
ナポレオンのロシア侵攻をはじめとした数々の軍事行動を頓挫させ、毎年多くの死者を出している自然の存在、「冬将軍」。
召喚時は何故か敗北した側のナポレオンを象った雪像の姿をしているが、その本質は寒波そのものであり、マスターを失わない限りは不滅である。自然現象そのものであるため、明確な自我はなくマスターの影響で傾向が定められる。
ある童話作家の著書『雪の女王』をはじめとした数々のイメージやそのモデルとなった名もなき精霊、妖精たちが存在するはずだが、その片鱗は見られない。あくまでも寒波であるらしい。
なお、一定の魔力があれば、「マスター」を眷属として造形することで消滅を免れるが、その場合でもマスターの願いを叶えると消滅する。
【因縁】
ペイルライダー:
似たような存在。キャスターとしては『飢餓』の方が近い。なお、寒波は多くのウィルスや病原菌を死滅させるので相性は良い。
アンデルセン:
彼が領域内にいると、メルヘンチックな人間味を得る。さらに、友好的な態度を示すのである意味で父親のようなモノなのかもしれない。
ナポレオン:
何かとイメージの強い英雄。敗北側でありながら、キャスターが彼の姿を象るのはそれだけ人類史で目立っているということだろう。
ロシア系サーヴァント:
キャスターを天然の要害として利用してきただろう者たち。かと言って凍死者は毎年出るのでありがたい存在かというと首を傾げる。キャスターが思うことはない。童話作家へのそれは本当に珍しい反応なのである。
【wiki登録】可>>133
ギリシャ神話英雄>>133
平安時代の人物・英雄>>133
魔女>>133
北欧のサガの英雄>>133
何かしら不自由を抱えた英雄・偉人>>133
型月独自設定の派生・if(暗殺教団・機神関連・妖精・異聞帯etc…)>>133
五胡十六国時代ADVENT BEAST
───────人類悪 陰翳───────
「地を這う命たちよ。夜-こなた-に抱かれ眠るがよい。」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ビーストⅡ/S
【真名】ニュクス
【異名・別名・表記揺れ】夜女神、ニクス
【性別】女性
【身長・体重】180cm・72kg
【肌色】白 【髪色】黒 【瞳色】紫
【外見・容姿】夜を象徴とした女神
【地域】欧州、冥界
【年代】神代
【属性】秩序・悪
【天地人属性】獣(地)
【理】「寂滅」
【その他属性】人型、神性、ヒト科以外、超巨大
【ステータス】筋力:C 耐久:EX 敏捷:B 魔力:EX 幸運:A 宝具:EX>>141
【クラス別スキル】
獣の権能:A
対人類、とも呼ばれるスキル。諍いや眠り、死や夢といった概念を所有する生命に対する攻撃力と防御力が上昇する。
単独顕現:B
単体で現世に顕われるスキル。夜の概念として存在が確定しているため、即死や時間操作系の攻撃に対して耐性を持つ。
気配遮断(暗闇):A
自身の気配を消すスキルの亜種。
気配を消すというよりも、夜の概念の神格化という在り方から「世界と同化している」と表現したほうが近いかもしれない。攻撃態勢に移ると人型の器として顕現するためランクが大きく下がる。
ただし暗闇の空間においてのみ、ランクが下がることはない。
対魔力:EX
現代の魔術師では、夜そのものに魔術で傷を付ける事はできない。
ネガ・グロウス:EX
反成長を示す。
ヒトがヒトとしてあるがまま好き放題に振る舞う事を夜女神は肯定する。その先に訪れるものは恒久的な停滞および退化による自滅である。
人類が最期には永遠に眠る存在で在り続ける限り、ニュクスに死は訪れない。>>142
【固有スキル】
夜女神の神核:EX
神性との複合スキル。
精神と肉体の絶対性を維持させ、精神干渉を弾く効果を有し、視力を奪い取る効果を無効化させる。
恐怖作成:A
ヒトが恐れるものを作り出すことに長けている伝承がスキルとして再現されたもの。
それはゼウスでさえ恐れるものであり、ニュクスが何かを生み出す度に周囲は恐慌状態へと陥るだろう。
プロトゲノイ:A+
原初の神の一柱。
ニュクスはゼウスの全能の届かぬ存在であるため、ゼウスの系譜に連なる神性を持つ者や子孫として記された者の攻撃力を大幅に低下させる。
夜という概念を神格化した存在であることもあり、ニュクスは日の当たらない場所では攻撃を受けなくなる。
洞窟にて:A
洞窟の中で予言を行っていたとされている逸話がスキルとなったもの。
ただし予言を仮に行ったとして、彼女がそれを明かすことはない。
ビーストとして顕現したニュクスにとって、それは反成長を妨げる可能性があるからだ。
もしビースト以外でのクラスで現界することがあれば、気まぐれに教えてくれることがあるかもしれない。>>144
「母なる夜に呼応せよ。」
『厄災なりし神よ謳え、原初なりし夜と共に(エレオス・メーテール)』
ランク:EX 種別:生誕宝具 レンジ:- 最大捕捉:1神(自身)
ニュクスの子供たちを召喚するもの。召喚した子供たちを使い魔として支援する。
彼女の呼び出す者はすべて神霊であり、ニュクスの与える加護により即死効果が無効化されるため撃破するのは極めて困難である。この神霊たちを駆使し、ニュクスは現世に存在する生命たちの身体と魂を冥界へ収蔵する。
召喚される神霊は以下の者たちである。
エリス(不和)、タナトス(死)
オネイロス(夢)、ヒュプノス(眠り)
モーモス(非難)、ネメシス(義憤)
アパテー(欺瞞)、モロス(死の定業)
ケール(死の運命)、ゲーラス(老年)
ピロテース(愛欲)、オイジュス(苦悩)
この中でも特にエリスが強力であり、エリスが召喚されることでエリスが更に自分の子を呼び出すという連鎖を引き起こす。もしエリスが狂気の女神アーテーを喚べば、戦況を覆される危険性が高まるだろう。
ただしニュクスが人類悪として顕現している限り、闇の神エレボスとの間に産み落とされた子供を喚ぶことはできない。エレボスとの間に産み落とされた子供の中には、ヘーメラーやアイテールのように輝きを放つ……即ちニュクスの権能を阻害する可能性を持つ子らが存在するからである。
神話によっては娘とされるモイラやヘスペリデスもニュクスが人類悪として顕現している限り喚び出されることはなく、運命の枠組みはモイラではなくケールに限定される。>>146
人類が善行を成そうが悪行を成そうがニュクスは止めることをしない。
どれだけ人類が反成長しようと構わない。彼女からしてみれば、そう在りたいと願う者の想いを止める理由も必要もないのだ。
この距離感もあってヒトの視点では分かりづらいが、これは彼女なりの人類へ向けた愛である。
人類が「争いたい」と願えばエリスを遣わして諍いを巻き起こし、生きることに苦を見出す人類が半数を超えれば、ヒュプノス、オネイロス、タナトスを遣わして「生涯の幕を閉じたい」という願いを叶える。
眠りを誘い、夢を見せ、死を迎えさせるだろう。
痛みを与えることなく、安らかに。
ヒトの子への愛があるからこそ、あらゆる手法を用いて眠りにつかせ、魂を収蔵する。愛する生命を閉じ込めて、冥き世界で慈しむために。
地に生きる命はすべて、天空の光が届かぬ夜のもとに届けられるのである。
以上の静寂を以って彼女のクラスは決定された。夜女神なぞ偽りの名。
其は人間が生み出した、人類史から畏怖された大災害──────。
その名はビーストⅡ/S(サイレンス)。七つの人類悪の一つ、『寂滅』の理を持つ獣である。>>148
【因縁キャラクター】
ガイア
姉妹と言える存在であり、同じく単独顕現を所有するもの。
単独顕現スキルを獲得できる存在ということは即ち────────。
エレボス
兄であり夫。彼との間にヘーメラー、アイテール、カロンを生み出した。
エルピス
希望というものを彼女が生み出したのかは定かではない。
しかしあの箱に入れられていたのなら、紛れもなくエルピスもニュクスの子供なのだろう。
タルタロス
兄弟にして奈落の神格化。
正直なところ、単純な力の強さだけで言えばタルタロスの方が遥かに強力であろうということをニュクスは感じ取っている。
ヘカテ
ニュクスの視点から見てもヘカテは特別な女神。
状況が状況であれば、彼女からいくつか武具を貸してもらうこともあるかもしれない。>>149
リクエストよりニュクスでした。
ご期待に添えていれば幸いです。
【wiki登録】可
【SS使用】可>>133
・男性殺人鬼
・アメリカの伝説的人物【元ネタ】イーリアス
【CLASS】アーチャー
【真名】メーリオネース
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】男性
【身長・体重】179cm・75kg
【肌色】白 【髪色】赤褐色 【瞳色】橙
【外見・容姿】赤い軽装の鎧を着て沢山の武器を背負った戦士
【地域】ギリシャ
【年代】神代
【属性】中立・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・ギリシャ神話系男性
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:D 幸運:B 宝具:C+>>154
【宝具】
『等しきは狂乱の軍神(イソス・メ・トン・エニューアリオス)』
''ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人''
数々のトロイア勢の勇士を討ち取り、イーリアスでは「武人殺しのエニューアリオス(軍神アレース)にも劣らぬメーリオネース」と評された武勇が宝具に昇華されたもの。
武器を次々に持ち換えながら怒濤の連続攻撃を仕掛け、渾身の一矢で止めを刺す。宝具の由来から戦士特攻の効果を有する。
【Weapon】
『無銘:槍』『無銘:弓矢』
メーリオネースの主武装
『無銘:両刃斧』
パトロクロスの葬礼競技で優勝し手に入れた斧
『無銘:盾』
アイネイアスとの戦いの際に装備していた盾
『無銘:兜』
オデュッセウスに貸し与えた猪の牙の兜
元々はオデュッセウスの母方の祖父アウトリュコスが盗んだもの>>155
【解説】
メーリオネース、トロイア戦争の英雄、クレーテー島の王族モロスの子。
ヘレネーに求婚した人物の一人でありトロイア戦争にはクレーテー王イードメネウスの従者として参戦する。
総大将のアガメムノンからは士気の高さと指揮官としての能力を高く評価されていた。
戦場では数々のトロイア勢の勇士を討ち取り、パトロクロスの葬礼競技では弓の名手テウクロスに弓競技で勝利するほどの実力を有する。
その後はペンテシレイアの部下の戦士を討ち取るほか木馬作戦にも参加した。
イメージカラー:赤
特技:槍投げ
好きなもの:旨い飯と酒
嫌いなもの:戦車競争
天敵:無し
願い:特に無し、強いて言うならトロイア勢の名だたる勇士を討ち取りたい
【一人称】オレ 【二人称】貴方、お前 【三人称】彼、彼女、あの者
【コメント】
お題「ギリシャ神話英雄」
マイナー英雄メーリオネース、撃破数は多いけど相手もマイナー過ぎて目立ってない人命婦の御許、アキレウス、オスカー、冬将軍、ニュクスの登録完了
「キャスター、魯智深だ。召喚に応じてやったんだ、まずは酒を出せ!」
【元ネタ】『水滸伝』
【CLASS】キャスター
【真名】魯智深(+モルモー)
【性別】女
【身長・体重】210cm・117kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:C 魔力:A 幸運:D 宝具:A
【クラス別スキル】
陣地作成:A-
ヘカテの使い魔として、魔女王の神殿を形成することが可能。ただし、主体となる魯智深は魔術師ではないので若干の齟齬がある。
道具作成:A-
ヘカテの使い魔として、魔力を帯びた器具を作成する。ただし、主体となる魯智深は魔術師ではないので偶に変な物が出来上がる。
幻魔憑依:C
魯智深に妖魔モルモーが憑依し、霊基補完を行った状態。容姿が女天狗にしか見えなくなっている。牝狼と称されることのあるモルモーだが、おそらく東洋でのそれらしき存在として天狗を採用したのだと思われる。>>158【保有スキル】
怪力:C++
魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。一時的に筋力を増幅させる。
怪力自慢の魯智深と巨人の一種とされるライストリュゴン族の女王だったとされるモルモーが合わさっている。
高速神言:A-
ヘカテの使い魔として、呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。 ただし、主体となる魯智深は魔術師ではないので舌を噛むことがある。
魔道:EX
東洋風に解釈されたヘカテの魔術体系。モルモーは特に変身術に長けるとされ、確かな容貌の記録がない。魯智深は全身に刺青を入れていたとされるが、魔術的意味を持つモノに書き換えられている。
天狐星:-
災いを為すという百八の星が転生した者たちの一人。魔星の生まれ変わり、生まれついて災厄と業を背負う。おそらく、怪力スキルと代替するはずだが別個に記載。
吸血:-
モルモーは吸血種とされる。ただし、魯智深は血を飲むことを拒絶する。令呪をもって命じたとしても、酒乱癖と結びつき、マスターは制御不能に陥るように調整している。
【宝具】
『煩悩必滅・百八殴児 (モルモリュケ・ヘカティックラッシュ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜3 最大捕捉:1
ヘカテ流神拳に伝わる奥義。というのは冗談だが、破戒僧ではあったが入寂によって生を終えた魯智深の信心を乗せた喧嘩殺法。
生前も懲らしめた悪党の幾人かを改心させたとされる魯智深の拳は、知性体の心にまで響き煩悩を滅することができる。ただし、煩悩は湧いてくるものなので時間経過で回復するのだが、百八回の連打に成功したとき、対象は本心から悔い改めるのだとか。
【Weapon】
『六十二斤の杖』
僧侶時代の特注品。>>159
【解説】
天に星、地には悪漢。天狐星を冠する『水滸伝』きっての怪力自慢。「花和尚」と渾名される破戒僧。梁山泊にあっては、歩軍頭領を任された序列十三位。
作中の初登場時は警備の役人だが、脳筋思考で人助けをした弾みで街に居られなくなる。その後、出家するのだが、俗人時代の癖が抜けず酒と喧嘩で立ち回り寺を追い出される。
結局、破戒僧となった魯智深は持ち前の怪力で悪党を懲らしめ、改心させながら旅をする。末に二竜山の義賊団の長に据えられて、あれよあれよと梁山泊と連合する運びとなる。それなりに活躍した魯智深だったが、師たる智真長老に授かった言葉とそっくりの状況に遭うと死期を悟って入寂した。
モルモーは、ギリシャ神話に登場する魔女王ヘカテの使い魔の一体。モルモリュケやモルモーンとも呼ばれる。女性の姿を吸血鬼の一種で、母親が子どもの躾に聞かせるような親しみやすくも恐ろしい怪物とされる。つまり、「悪いことはしてはいけない」という倫理観の産物であり、悪を喰らう悪だと言える。
魯智深とモルモーは、以上のように相性の良い性格をしており、性能は高く収まっているが、悪ノリによる誘惑や酒の調合(ヘカテの薬草術の応用)でトラブルを引き寄せる性格的難がある。さらに、知識は本物だが使うのが魯智深なため、魔術的調合の結果が乱数化するのも問題である。悪ふざけで組織が壊滅しかねない。
【因縁】
梁山泊:
燕青、呼延灼、史進などなど。色々あったが今は仲間だ。なお、幻霊の組み合わせについては面白がって酒のアテにする程度の感想しかない。酒が飲みたいだけとも言う。
キルケー、メディア:
ヘカテの弟子。魯智深の興味はもっぱら酒なので、調合のアドバイスを受けたい程度の存在。
鬼一法眼:
本物の天狗。割と気が合うのか、一緒に酒を飲み交わす。
怪力自慢系サーヴァント:
喧嘩祭りの後に、酒宴。>>157
登録ありがとうございます。>>129
遅れて申し訳ありません。正解です。
「ふはははは!吾こそは最後のケツァル・コアトル、太陽と大自然の使者、テクン・ウマン!!……ん?ライダー?とはなんだ?」
【出典】グアテマラ伝承
【CLASS】ライダー
【真名】テクン・ウマン
【性別】男性
【身長・体重】192cm・103kg
【肌色】焦げ茶 【髪色】翡翠 【瞳色】真紅
【外見・容姿】翡翠色の鳥の羽に彩られた半裸のマッチョ。その心臓から体全体にかけて、真紅の刺青が走っている。
【地域】グアテマラ
【年代】不明~A.D.1524
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】神性
【ステータス】筋力:B+ 耐久:C+ 敏捷:A+ 魔力:B+ 幸運:E 宝具:B
「+」部分は宝具を纏った際の増強分。>>162
【クラス別スキル】
騎乗:E-
ライダーのクラススキル。乗騎を操る才能。「馬に乗る」という概念を知らなかったことで敗北した逸話から、『動物への騎乗』という概念を認識できない。騎乗スキルとしてはあらゆる英霊の中でも最底辺の、ライダーとしてあるまじきデメリットスキル。
なお、本人は守護霊の鳥に持ち運んでもらうので、動物への騎乗ができずとも移動性能はライダーとして遜色ない。
対魔力:B
ライダーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。Bランクでは、魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
【固有スキル】
善神の神核:EX
ケツァル・コアトル神の伝承保菌者を表すスキル。南米の神々は「宇宙より飛来したウィルス」であり、人類に感染し神とする効果があった。ゆえに複数いる「ケツァル・コアトル」の中でも、テクン・ウマンはスペインに敗北した『最後のケツァル・コアトル』といえる。「神性」を含む複合スキルであり、マヤの善神の頂点であるが故「善」属性の敵から受けるダメージを9割削減する。
神話断絶:B
神の力を以て、現代文明に打倒された悲劇の象徴。通常とは逆に、神秘の高いモノから受けるダメージを削減し、神秘を持たないモノから受けるダメージを上昇させる。神話の英雄に強く、現代兵器で大きな傷を負う、変則的なスキル。
【宝具】
『翼ある翡翠(ケツァル・ナワル)』
ランク:B 種別:精霊宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
自身のナワル(守護霊)であるケツァル。長い飾り羽を持つ緑と赤の鮮やかな鳥であり、サイズは鷹くらい。名前の通り現地ではケツァル・コアトル神の神鳥として扱われており、ケツァルの羽を身に纏うことは、神の化身にしか許されていなかった。サイズこそ小さいが神獣ランク、強度も速度も宝具として一級であり、偵察や攻撃のみならず、テクンを掴んで問題なく飛行までできる。
さらに、戦闘時にはケツァルを『纏う』形で変身、背中から翼が生え、全身を羽毛に覆われ、金・ダイヤ・エメラルドで装飾された鳥の戦士として、全ステータスがランクアップ、縦横無尽の飛行性能を獲得する。>>163
【Weapon】
マクアウィトル:鉄製の武器を持たないマヤ人の武器。テクンはマクアウィトルを持った姿で描かれることが多い。黒曜石の刃すらついていない、ただの椰子の木剣、あるいは棍棒。神秘こそ帯びてはいるが、武器としての性能ははっきり言って相当低い。
【解説】
テクン・ウマンはグアテマラの国民的英雄であり、マヤ人の王子。スペインのコンキスタドールであり、エルナン・コルテスの右腕であるペドロ・デ・アルバラードと戦い死亡した。
テクン・ウマンは武術・魔術に長けた戦士にして首長ドン・キカブの孫であり、高価なケツァルの羽を身につけ、彼のナワル(動物の守護精霊)であるケツァルとともにアルバラードと戦ったという。また、別の伝説ではテクン自身がケツァルに変身したとも。
戦士としてはテクンの方が優れていたが、当時のマヤには『使役動物』、すなわち『家畜』が存在しなかった。ゆえに自身のケツァルと同様、アルバラードの乗る馬もアルバラードと一心同体である、と思い込んでいたテクンは全力の一撃で、アルバラードではなくその馬を攻撃してしまった。
それゆえに、聖母マリアの加護を受けたアルバラードの槍によって心臓を貫かれてしまったのだ。
悲しみに暮れたケツァルはテクンの心臓の上にとまり、それからケツァルは緑の羽の胸元だけが赤く染まったのだとか。>>164
【人物像】
愛すべき馬鹿。サンバ衣装めいた格好のド派手マッチョだが、『部族の正装』としての自信がにじみ出ていて変態的に見えないタイプ。『世間知らずの部族の英雄』といった人物であり、スーパーヒーローのように笑う公正な人物。正々堂々の戦いでは強いのだが、卑怯な搦め手にはたいてい引っかかるタイプ。
嫌いなものはエルナン・コルテス。というか現代文明全般割と嫌い(というかよくわかっていない)だが、ルチャ・リブレだけは派手なマッチョが肉体だけで戦うのが高評価らしい。
【因縁キャラクター】
ケツァル・コアトル
「なるほど、女体の吾か。巫女の贄を乗移(つか)っている、より古く強大なるケツァル・コアトルよ。」
信仰『していない』。どちらの視点からも、自身と同一の人物であると見做している。アルトリア同士の関係に似ている。ちなみに、より神秘の濃い時代のケツァル・コアトルである彼女の方が強い。
テノチティトラン
「おお、父祖の地、トゥーラの精霊、ケツァル飛ぶタモアンチャンよ!!」「ふふ、かつての神官(トラマカスキ)の子孫です、か。ポホル・ヴフの時代に私から去ってから、大きく、成長しましたね。」
信仰『している』。テクンたちキチェ族の父祖の地、約束の地『トゥーラ』とは、テノチティトランを指すのだ。
ケイローン
「今度は学んだぞ!!あの下半身に攻撃は通用しないのだと!!」「馬鹿正直に人間部分のみを狙うとは……教育のやり直しが必要ですね。」
アルバラードの反省を活かして馬部分を狙わない様にしたら普通に人間部分に捌き切られて負けた。中南米にもケンタウルスに類する生物は生息しており、「それ」と「馬に乗った人間」の区別が彼にはついていない。
というわけで、中米グアテマラの誇る英雄テクン・ウマンです。あほで身の丈しらずの英雄も聖杯戦争には欲しい。でも二重の概念防御スキルのせいで実態はテクニカルなの何なんだよ。
wiki追加、SS使用可能です。「どんな絶望であっても、優しさを棄てず最期までそれを貫くのね。·····その優しさがいずれ仇になるかもしれないけど」
「そんな目で…。慈愛を向けるような憐れんだ目であたしを見るなアァァ────!!!!」
【元ネタ】中国神話
【CLASS】アーチャー
【真名】逢蒙
【異名・別名・表記揺れ】蓬蒙、逢門、龐蒙、厖蒙、蠭蒙、蠭門、逢門子、蜂門
【性別】女性
【身長・体重】167cm・54kg
【肌色】病弱な白 【髪色】黒に毛先が赤 【瞳色】燃えるような真紅
【外見・容姿】動きやすい漢服の上に軽装の鎧を装備し、弓矢を構えた女性
【地域】中国
【年代】神代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:C 魔力:A 幸運:EX 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力∶B
単独行動∶A
復讐者∶A>>166
【固有スキル】
女神の神核(偽)∶?
生まれながらに完成した女神であることを現すスキル。
精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体の成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。
神性スキルを含む複合スキルでもある。
“本来の”アーチャーは一説では炎帝の末裔や黄帝の末裔とされているが、純正な神霊ではなく、そのようなスキルは持ち得ないはずなのだが······?そしてランクが?表記でありその詳細は不明。
弓神の教え∶B
自身の師である后羿による様々な技量と叡智。
いかなる状況下、精神状態であっても戦闘技術が低下する事はなく何事にも動じぬ集中力を始め狩猟、弓術系スキルなどをB~Aランクの習熟度で発揮可能。弓矢といった狩りの道具の扱いをはじめ、獲物の追跡、視力の良さ、視覚での標的捕捉能力、罠の作成にその適切な配置など狩りに関わる数多の能力や技術を所有している。
近距離、中距離、遠距離での戦闘は勿論の事、学問、多様な武器の使用、サバイバル技術などを身につけている。
九太陽の禍福∶EX
彼に撃ち落とされた太陽によるもはや呪いとも言える偏愛的な祝福。
擬似的な9つの魔力炉に加え、戦闘続行、魔力放出(陽)、太陽神の加護の複合スキル。その魔力炉を一つ消費すれば一時的に全ステータスがアップし爆発的威力を上げる。
すべてを消費すれば、高位の竜種をも凌駕する高純度の魔力を汪溢させ、神霊規模あるいはそれに匹敵するほどの肉体強化と魔力運用を可能とするが、一つ使用するたび自身の身を傷つけ、過度の使用はやがてアーチャーの身を焦がし、全て使用すればサーヴァントの枠すらも超えた超過駆動の代償として霊基は爆発的に融解し、速やかに消滅する。>>167
【宝具】
『偽.日輪九連射(ナインアロー・サンブレイク)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~90 最大捕捉:900人
師である后羿が9つの太陽を撃ち落としたされている神業、それの再現。
さすがに本家までにはいかず、太陽系特攻やそれさえも撃ち落とせないが、制限そのものはなく矢の一本一本が対軍並みの威力を持つ。一本の矢に九本分の威力をためて撃ったり、九本同時に放ってから一本一本の軌道を変えて撃ついったトリッキーな戦法も可能。
『逢蒙殺羿(ホウイー・シャ)』
ランク:A+++ 種別:対英雄宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
后羿を射.殺.することに失敗した蓬蒙がその後桃の枝でできた棍棒で殴り.殺.した悲劇の再現。ここでは、短剣で羿を殺したとされている
発動と同時に太陽の祝福(呪詛)のオーラが纏い、対象を連続で切り裂いてから、トドメに大剣状態で貫き、命を奪う
ダメージを受けた際に判定が発動し、それらに失敗してしまうと傷口から黒炎の呪詛が流れ込み死に至らしめる。
以下の当てはまる数が多ければ多いほど失敗率が高くなり、命を落としてしまう。
・太陽など星に関わりをもつ
・弓使い、あるいはそれに類にした英雄
・師匠であり、誰かに教えた
・神霊、神性に関わり、因縁を持つ
・最期に、弟子に裏切られて命を落としてしまう
相手が后羿だった場合、この宝具のランクがEXに上昇。それらをすべて無視し、確実に命を奪う。当に后羿キラー>>168
【Weapon】
『万斤宝弓・射日紅』
かつて、后羿が天帝に授けられたとされている神造兵器……それの模倣版
現界の際にはなぜかスナイパーライフルになっており、任意で弓矢に変化することも可能。
『蟠桃日蝕』
后羿の死因となった凶器。ここでは短剣であると設定する
桃の枝でできた柄に撃ち落とされた太陽の残骸でできた刀身。魔力を放出しビームサーベルのようにして戦うことも可能。
実はスキルには記載されていないが、不死殺し持ちと少しずつだが所有者の魔力や体力を自動回復する効果を持つ
【解説】
中国神話に登場する人物。羿(ゲイ)の弓射の弟子兼家僕。好色な野心家である。彼のもとで弓の技を羿に学び、その弓の技を習得する。習得後に自らが天下一の弓の名手になろうと考え、羿を射.殺.しようとするが失敗。しかしその後すぐに桃の木でできた凶器で襲撃することに成功し、羿を殺.害してしまう
動機については諸説あるものの、その中の一つは羿に射ち落とされてしまった9の太陽(三足火烏)が転生し、羿に対する報復として逢蒙の前に9人の仙女となって現われ、逢蒙を利用して羿を殺 させたともいわれている。
だが、彼に次ぐ弓の英雄になることはなく、その後の人生においては書かれてはいない。自身もまた、弟子によって討たれたのか、彼が殺されたことを知った人々の手によって仇討ちされたのか、加護に肉体が耐えきれず自身も消失したのか、或いは────>>133
ビショーネみたいな感じで何かしら有名なエンブレム・シンボルのモチーフになっている人物・存在>>171
【宝具】
『日輪再臨(タイヤンシー・フーフォア・ディーユゥ)』
ランク:EX 種別:対界/対星宝具 レンジ:1~9999 最大捕捉:地球そのもの
かつては10の太陽が存在し、毎日1柱ずつ入れ替わって空に昇り、国を照らしていた。ある日太陽がすべて昇ってしまい、地上は灼熱になり作物や水は枯れ果てた。そして荒れ果てた地上に誘われたのか、窫窳、鑿歯、九嬰、大風、封豨、修蛇といった様々な悪獣たちが現れ害をなした。────その惨劇の再演。
真名解放とともにかつて共にいた自身の同胞たちを顕現し、あたり一面を無造作に飛び回り照らし合わせる。だが、温かい祝福ではなく、身を焦がすような地獄の灼熱が光弾やレーダーを放ちながら降り注ぎ、かつて地上を荒らした悪獣達が顕現してあたり一面を蹂躙する。まさに魑魅魍魎の世界とでも言えるだろう。
だが魔力消費は尋常なほど激しく、前述のスキル『九太陽の禍福』の補助を持ってしてでも制御しきれず、長引いてしまうとプリテンダーごと焼き払ってしまうため長時間の使用は出来ない。
最大かつ権能としての解放をした場合だと、星と周辺そのものを焼き尽くしてしまうため抑止力の排斥対象となり、最終的には世界から排斥されてしまうため、危険であり注意が必要。
『月蝕射天(ムーンブレイク・シュートダウン)』
ランク:不明 種別:対月宝具 レンジ:不明 最大捕捉:不明
詳細不明。この宝具の分かる情報はプリテンダーによる対嫦娥かつ対月宝具であり、密かに鍛え上げられた一種の絶技とされている。>>173
【解説】
アーチャー・逢蒙の正体は后羿に撃ち落とされた9つの太陽の怨念が集合し仙女に転生し、彼に報復すべく自身と同じ写し身を作り上げたもの。そしてその魂が、最後に残されたひとつの太陽の分け御霊であり、撃ち落とされた太陽の怨念とともに集合し、逢蒙という名の役柄を羽織り誕生した。要するに『仙術式対后羿自律型報復兵器』である。
その後は前述の通り彼のもとに弟子として潜入。その技を習得し、シミュレートしながら改良を繰り返した。
そしていざ実行の日、彼女は後をつけてその頭を射抜こうとしたが、思いもよらぬ出来事が起こる。彼はすべての矢を回避し、アーチャーの行いを許したのだ。これはプリテンダーの予想より上回ってしまったのか、或いは"逢蒙"単体の自我が芽生えてしまい命中を妨害してしまったのか…?
それを許さず逢蒙に直接介入した怨霊たちによって暴走。そのまま后羿を斬り殺してしまった。太陽による報復は果たされたものの、急激な力の増幅の反動のせいなのか、或いは抑止力によるものなのか、肉体が燃えだしてしまいその後の人生に語られることはなく灰になって消滅した。>>174
【人物像】
自身を天帝と羲和の子と称する尊大であり唯我独尊かつ傲岸不遜という言葉を突き詰めたような人格。
天帝の子であるが故に自分たちは絶対だということを信じて疑わず、「貴様ら人類を始め、生命を照らすのは我らの役目である。あの時に関しては、貴様らが酷くそれを求めてたから我らすべてが照らしてあげたのだ。それに感謝すべきであろう。」と評しており間違いなど決して無いと心の底から思っている。そのため価値観が大幅に乖離しており、大抵の場合だと相互理解は不可能である。
だが后羿を始め弓使いの英雄や、太陽関連、月関連に相対した場合、余裕そうな表情は崩れ激しく激情し、生前の慢心に気をつけながらも、どんな手を使ってでも葬りにかかるだろう。
もし、“本来の逢蒙”が戦争に召喚され、戦いに勝利し聖杯を手に入れたのならば『太陽との縁を断ち切る』、『后羿を本来神霊であるべき姿に戻す』か、『后羿に怒鳴られて、罰として怒りのままに自分を殺してもらう』になるだろう。
好きなもの:同胞、両親
嫌いなもの:后羿含む弓使いの大英雄、心身聖人君子面
天敵:后羿、嫦娥、抑止力
願い:同胞の復活、そして月を撃ち落とす。
【一人称】我等【二人称】貴様【三人称】奴>>175
【因縁キャラクター】
天帝、羲和
我等の偉大な両親
后羿
「貴様のその余裕そうな優男面を怒り、憎しみ、苦痛を浮かばせ絶望に染め上げたあと、大事な物すべてを撃ち落とし、その偉業ごと燃やしつくそう!」
嫦娥
「あっはははは!!嫦娥よ、我等のことが憎いかぁ!?恨むなら逢蒙(我等)ではなく、夫を裏切り不死を手にした愚かで身勝手な自分自身を恨むんだな!!そして月を撃ち落とし、貴様も夫と同じその不死性ごと燃やしつくしてやろう!!!」
弓使いの英雄関連
「嗚呼、忌まわしき大英雄の気配!撃ち落とされる前に、貴様らを撃ち落としてやろう!」
太陽系関連
「何故だ…!?何故だ何故だなぜだなぜだナゼだぁ!?!?何故貴様らは撃ち落とされることなくのうのうと天(そら)にいるのだ!?ああ撃ち落としたい!!今すぐ奴らを撃ち落としてやるわ!!」
カルナ
「嗚呼、気持ち悪い。反吐が出る。貴様は太陽神の子でありながらもそのあり方は忌々しき“奴”を想起する。その英雄面を穢し、その精神を壊したくなる。」【元ネタ】宮廷風恋愛の技術 +アーサー王伝説等
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】フィナモール (アムール[とあるブリテン騎士])
【性別】男性
【身長・体重】177cm・80kg
【属性】秩序・中庸
【副属性】天
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運A+ 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
乙女に贈られた馬への騎乗時に限り、Bランクへ向上する。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。>>177
【保有スキル】
神性:C
至純の愛(fine amor)、
宮廷風恋愛を奉じるブリテン騎士を霊基とした
アムール神の疑似サーヴァント。
己の意思と選択による恋愛、礼節・奉仕・段階的な返報、
貴婦人の為の克己、恋愛による理性と良識(当時基準)の錬磨、と
クピドやエロースとは大きくかけ離れて規定された愛の神性。
他者の干渉による精神的状態異常に対し耐性を発揮する。
剣を摂れ、銀色の腕:C
黄金の柱(アーサー宮殿内のものとは別の)に掛けられていた籠手。
鷹を止まらせる為、またアーサー宮殿へ立ち入る為に必要とされ、
乙女が言うには宮殿での戦いに勝利する為にも必要であった品。
全ての肉体的能力値の向上、いずれかの肉体能力への+付与、
どちらかを各ターン開始時に選択して適用する事ができる。>>178
黄金の矢(異):B
射貫いた人間の心をアモーレさせる矢。促進。
アムール[カレン]が用いる黄金の矢とは異なる効力、
惚れさせるのではなく、好意・善意を後押しする力。
流布本・世俗本系(ヴェルシヨン・コミューヌ)トリスタン物語での
恋の飲料(フィルトル)が、無から恋心を生じさせていたのに対し
風雅・宮廷本系(ヴェルシヨン・クルトワーズ)や散文でのそれが
既に芽生えていた恋心の“箍を外させる”のみであったのと同じ。
弓矢を携えない彼の場合、剣先から魔力弾の形で放つ事になる。
宝具効果のもとでは著しく効力を増す …が、対象の状態次第では
まさしく“外してはならない箍を外させる”ものとなってしまう。>>179【宝具】
『隈なく凡ての恋する者よ(レグリス・アモリス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~30 最大捕捉:レンジ内の全て
第一条 結婚は恋の妨げとはならぬ
第二条 嫉妬心無き者は恋する事能わず
第三条 如何なる者も二重の恋に依りて結ばるる事を得ず
第四条 周知の如く、恋は弥増すか衰えるか、常に何れかなり
第五条 愛しき人の意に反して無理に取得したる物は味気なし
第六条 少年は成年に達する迄は恋する事無し ...
全ての恋人は是を忠実に守り、違背者は『恋の王』より罰を受けるべし
恋する者が遵守すべき掟三十一ヶ条を記した羊皮紙。
範囲内の違反者に対してペナルティ(重複可)を課し、加えて
黄金の矢の効力を、掟に沿う形において飛躍的に高める。
所属する社会の“恋愛観”が『掟』とかけ離れている場合は
意思STによりペナルティへの抵抗判定を行う事が可能となる。
“宮廷風恋愛”に生きた者は抵抗不可、という事でもあるが。>>181
【解説(依り代となる騎士)】
十二世紀末近く、アンドレアス・カペルラヌスがラテン語で記した
『宮廷風伝愛の技術』第二之書第八章『恋の戒律』の主要人物。
アーサー王伝説と直接的には殆ど無関係だが、アーサーものを含めた
宮廷文芸の多くで扱われる『宮廷風恋愛』について詳述する書であり、
シャンパーニュ伯夫人マリ(騎士物語としての“アーサー王伝説の父”
クレティアン・ド・トロワが仕えた一人)の命で書かれたとも言われる
……作者自身にとっての位置付け・意図に関しては疑問があるともいう。
その第二之書第八章にて。あるブリタニア騎士が、恋する相手から
「アーサー王宮廷の、優美な意匠の黄金の止まり木にいる勝利の鷹」を
持ち帰るよう求められた。森の中で出会った美しい娘が話す事には、
それを果たす為には自分の助力が必要になるとのこと。
彼女は言う。鷹を手に入れるにはアーサー王宮廷の者達と一騎討ちをし、
己の恋の相手が宮廷の誰より美しいと勝利を以て証明しなくてはならない。
宮殿に入る為には鷹を止まらせる籠手を警備の者に示さなくてはならない。
籠手を得るには二人の強力な騎士と闘って打ち負かさなくてはならない。>>182
二人の騎士を負かせても、籠手をその二人から受け取ってはならない。
籠手のある所まで案内させた上で、籠手が掛けられている黄金の柱から
己の手で取るべし。さもなくば宮殿での一騎討には勝ち得ないでしょう。
望む所へ連れて行ってくれる馬を貴方に差し上げましょう、
恐れ無く進み、止め立てする者を蹴散らす勇敢さが必要だけれども。
助言を忠実に守った騎士は無事に鷹を得る事ができたのだが、
その際、鷹の止まり木に細い金鎖で繋がれた羊皮紙が見えた。
「『恋の王』が宣言された、恋の掟が記された羊皮紙」だと言う。
鷹を無事持ち帰りたいのならこれを持参し掟を世に知らしめよ、
と言われた騎士はそれに従った。
騎士は恋を叶え、婦人は羊皮紙に記された三十一条の掟を人々に提示し、
その厳守を命じた。世の全ての恋人が忠実に守るべき『恋の神』の掟、
違反者は『恋の王』に罰せられる。いま(十二世紀)世に広まる『誉の愛』、
宮廷恋愛(アムール・クルトワ)の作法はこうしてもたらされたのである。【元ネタ】『古事記』『日本書紀』など、異聞設定
【CLASS】アーチャー/ライダー
【真名】ヤマトタケル〔異聞〕
【性別】?
【身長・体重】154cm・49kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:A+ 耐久:C+ 敏捷:B+ 魔力:A++ 幸運:A 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
現代の魔術師が傷をつけることは不可能。
騎乗:A++
あらゆる乗騎を乗りこなす。本来なら不可能なはずの竜種さえも屈服させる。
単独行動:A
マスターから離れて行動することができる。孤独には慣れている。
神性:EX
特異な神霊適性。現人神の御座に在る。
二重召喚:EX
本来なら四騎士のうちの二つのクラスで現界したことを示すスキル。異聞をもってあり得ざる可能性を示す霊基は、特異なクラス適性を持つ。>>184
【保有スキル】
覇道の果て:EX
血塗れの皇子の成れの果て。圧倒的な武力に裏打ちされた孤独の王気。畏怖をもって国土を平定した覇王のカリスマ。
神魔鏖殺:A
神性、魔性に対する優位性。神も魔も人も、立ちはだかるならば一切の容赦なく討ち斃す。
魔力放出(嵐):A++
神剣の神気に当てられた魔力は高みを超え、天を裂き地を捲る。荒れ狂う大魔力は、人の心を変生させる。
天皇特権:EX
皇帝特権の類似スキル。本来なら持ち得ないスキルを短期間だけ獲得するのだが、数多の研鑽に努めた大英雄は既に保有しているものが殆どである。
【宝具】
『掌中の珠 (やまとのかんだから)』
ランク:E〜A++ 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人
大和神宝。三種の神器が一つ、八尺瓊勾玉。神剣から持ち替えた神造兵装。大和魂の形代である。すなわち、日本国の魂だ。勾玉は本来、霊魂を象徴する器物だったと異聞では断定する。
国の魂を握ることは、日本英霊への令呪を無限に持つに等しい。しかし、異聞であるためかそのような効果は発揮しない。宝具としては、日本国の記録を用いることになる。すなわち、日本の歴史に名を残す宝具の再現だ。日本に縁のある宝具ならば、あらゆる宝具を再現し用いることができる。真名解放さえも例外ではない。また、単純な情報エネルギーとしても射出可能。ただそれだけでも対城級の威力がある。
『禍津主大己貴神 (まがつぬしおおなむちのかみ)』
ランク:EX 種別:厄災宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
国土平定によって生まれた異聞の新神。全ての禍いが習合した白羽纏う神龍。日本全国の災厄を斬り祓ったからこそ、御することのできる荒御魂。別個の存在ではなく、ヤマトタケルの側面を神格化したモノ。>>185
【解説】
日本神話の大英雄ヤマトタケル。その異聞の可能性。伊吹山の神を鎮めることに成功し、天皇の位を継ぐこととなった現人神。
天賦の才を持って生まれ、殺戮の日常に生きた皇子が継承することは歪みを生んだ。国土は瞬く間に平定され、海の外に目を向けざるを得なくなった。自国は最強の王が守護し、また、睨みを利かせている。善行も悪行も何かを為す余裕などなくなっていた。偉業を為さんと息巻く者どもが、わんさかと大陸に進出してゆく。いつしか日本は諸悪の根城として大陸側から認知され、排除する動きが生まれる。しかし、その一切をヤマトタケルは鏖殺した。いやそれどころか、大陸のテクスチャを斬り飛ばした。大陸は荒れた。人の世に治まりゆくはずの流れは逆戻り、あらゆる幻想種が跳梁跋扈した。やがて、国と呼べるほどの共同体は日本のみとなった。それもヤマトタケル唯一人の武力による守護の元に。人々は戦いを忘れた。人類の生存圏は極東の島国に限定され、剪定事象と認定された。
「ただ国を護りたかった。それだけだった。しかし、朕は独りだった。朕はヒトを見ていなかったのだ。だから、大陸を切り捨ててしまった。人理において致命であるなどという視座はそのときには持ち得なかったが、只人ならば、そのような視座を持たずとも当たり前に浮かんだのであろうな。……ん?あぁ、言葉を尽くすということだ」【元ネタ】伝承
【CLASS】プリテンダー
【真名】玉藻の前
【性別】女性
【身長・体重】164cm・51kg
【肌色】美白 【髪色】桃色 【瞳色】黄金色
【外見・容姿】ストレートロングの黒い和服のタマモ
【地域】日本?
【年代】平安時代?
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:D 魔力:A 幸運:B+ 宝具:A
【クラス別スキル】
陣地作成∶C
自身に有利な陣地を作成する
気配遮断∶D
影で暗躍していたときはあるものの、隠密や暗殺行為自体はあまり得意じゃない。>>187
【固有スキル】
呪術∶EX
古来からアジア、中東、南米などに伝わっている魔道。或いは古典的呪術。玉藻の前が操る呪術は、『ダキニ天法』と呼ばれる。地位や財産を得る法(男性用)、権力者の寵愛を得る法(女性用)といった、権力を得る秘術や死期を悟る法がある。
だがこの玉藻は、躊躇いもなく必要性に応じて使う。
天賦の叡智∶B++
並ぶ者なき天性の叡智を示すスキル。
彼女の場合、生まれながらの知能と人ならざる才能によるもの。
【宝具】
『九尾伝説(きゅうびでんせつ)』
ランク:E~A 種別:伝承宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
ある国では妲己と呼ばれ、ある国では華陽夫人と呼ばれるなど、様々な伝説や伝承が集合し一つの宝具になったもの。伝承や国によっては効果は異なるが、様々な呪術を行使したり九尾の狐に変貌することも可能。
玉藻の前においての場合、奥の手として自身の消滅の際に殺生石に変化し、周囲の魔力や生命力を奪い続ける。発動場所やその距離によっては相手を道連れにすることも可能。
対魔力だけでは無効化することができず、なんの抵抗力もない一般人や動植物が触れたら死に至らしめてしまう。
完全に破壊するには、強力な超遠距離攻撃や対軍宝具、退魔などの特攻や聖性宝具で残らずに殲滅する必要がある。無論近距離でも破壊することも可能だが、呪詛に抵抗できるスキルなども必要。>>188
【解説】
昔々平安の世の中、ある宮廷の中で、玉藻の前という美しい女性がいた。
玉藻前はその美貌と、女性でありながらも高名な博識をもって位を上り詰め鳥羽上皇より寵愛を受ける。だがその日を境に不調が起き、上皇は次第に病に伏せるようになった。
その原因が玉藻前にあると陰陽師に正体を見破られ、白面金毛九尾の狐の姿となって襲撃したものの返り討ちに遭ってしまい、とどめを刺される直前に逃亡し、行方を暗ませる。
その後、那須野(栃木県)で発見され激闘の末、武士の三浦義明・千葉常胤・上総広常らに討伐される。
その九尾の狐の怨霊は殺生石となり、近づく人間や動物等の命を奪い、あたり一面の植物の命を奪い人々を恐れさせた。そしてその石は、後に玄翁の手によって3つに砕かれ飛散した。
だがこの玉藻の前は玉藻の前本体や他のタマモは一線以上異なり、同族嫌悪以上の殺意を向け合っている。そして、どのタマモでもないらしく記憶にない。
公式曰く「そんな子は知らない」とのこと。他のタマモ系も同様。
………なら彼女は一体何者なのか?
………あら、気づいてるのね。>>190
【固有スキル】
無辜の怪物∶A
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。生前の意思や姿、本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。
誹謗中傷、あるいは流言飛語からくる、有名人が背負う呪いのようなもの。
プリテンダーの場合、後世の物語にて玉藻の前のモデルとされており、そのせいか肉体に狐耳、九尾の尻尾がつき、玉藻の前由来の能力を限定的に使用できる。そしてその影響で退魔など弱点が付与されている
ちなみに神性とかそういうのはない。
「アマテラス?神性?なんのことです?」
妖女の叡智∶A
上記のスキル『天賦の叡智』が変化したもの。
彼女はその美しさだけではなく、知識や教養も身につけている。女性でありながらもそれらを活かして地位を上り詰め、政治を動かした。その異様な知能はまるで、人ならざるもののように。
【宝具】
『戦乱凶禍白面金剛九尾(せんらんきょうがはくめんこんごうきゅうび)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:400人
戦乱と混乱を引き起こし保元・平治の乱の原因とされた逸話と、帝を狂わし帝と国を苦しめた九尾の獣の伝承が複合し、宝具に昇華されたもの。
発動と同時に呪炎に包まれながら自身の姿を白面金剛九尾に変貌しあたり一面を破壊し尽くす。肉体から溢れです瘴気を放ち、何の抵抗力もない生物が触れてしまうと発狂死してしまう。あらゆる呪詛を撒き散らし炎を吐きながらその巨体で蹂躙する姿はまさに厄災と言えるだろう。
ただし代償は重く、発動の際に限定的に狂化∶Aが発動され、倒されるか魔力切れ及び令呪での使用でもしないと制御が困難になる。>>191
【解説】
上記の玉藻の前の正体であり、そのモデルとなった女性。
本来は名門出身でなく、上皇に仕える女官であったが、彼女は美貌と博識により位を上り詰め、上皇の目にとまり側室となり、鳥羽上皇に寵愛された。その美だけに媚びたりはせず、その知恵を駆使し絶対的な地位を獲得し、政治を動かしたとされている。
だがそのあり方が保元の乱の元凶とされ、後の源平合戦の引き金とされており、後世においては国を狂わせた妖怪玉藻の前のモデルになった。
プリテンダーにおいての彼女は日本三大妖怪の一角である玉藻の前と同一視され、役柄をはおらされた存在である。
【人物像】
わかりやすく言うとギャグやハッチャケ要素(あと神性)を抜いたタマモ。落ち着いた口調で話すが掴み所がなく、浮世離れで何処か退廃的な雰囲気を醸し出すミステリアスな女性。だからといって美や見た目だけにこびたりすがらず知恵を影で努力するタイプ。生まれついたときから女性でありながらも異様な知能や政治力を持ち、それを鍛え上げ地位を上り詰めた。
そのせいか、動かすために必要ならば多少のダーディーな行動自体にためらいはなく時に非情な判断を下す時はあるものの、自身の気まぐれかついたずらに他者を傷つけたり大事なものや命を奪わないなど完全な悪ではなく、自身の過度な行動故に戦乱を引き起こしてしまったことに関しては悔やんだり反省したりもする。「たしかに前科みたいなのはありますけども、私自ら望んだわけじゃありませんー!アイツらが勝手にやっただけだしー!」
なお、玉藻に瓜二つの顔立ちについてはもともとそういう顔立ちなのか、無辜の怪物の影響なのかは不明。
特技:政略
好きなもの:安定した暮らし
嫌いなもの:あんまりないが、面倒事
天敵:玉藻の前(公式)、崇徳院、安倍晴明など対魔持ち
願い:受肉し、不自由のない暮らし
【一人称】私【二人称】貴方、〜さん、〜様【三人称】○○様、あの方、あいつ、あいつら>>192
【セリフ例】
【因縁キャラクター】
玉藻の前(公式)
自身がモデルとなった存在。だが互いにギクシャクした関係であり、同族?嫌悪に近い感情を向けている。
ちなみに彼女の正体である天照の分霊だということに関しては流石のプリテンダーでも信じられないらしい。本人曰く「もしそうならばなんの共通点があるわけ!?」とのこと
「何その謎のハイテンションっぷり…。一周回って気持ち悪いですわ…」
タマモキャット、タマモアリア、光・闇のコヤンスカヤ
オリジナルから生まれたとされている存在。プリテンダーは彼女たちとは違うと申告しており、上記同様同族嫌悪を向けている。
ちなみに余談だが、顔立ちはどちらかというとコヤン寄りらしい
安倍晴明
実際に面識はないものの、名前を聞くたびに恐怖に震え上がり、どこか物陰に隠れてしまう。
「あれ、私にとっては存在しない記憶なのに名前を聞くと異様に寒気が…恐怖が…」
太公望
「だーかーらー!私は妲己じゃありませんー!!たしかに顔は似てなくもないけど!」>>193
崇徳院
自身が蹴落とした藤原璋子(待賢門院)の子にして三大怨霊の一角
生前あまり面識や絡みはなかったものの、彼の境遇や悲惨な人生に関しては同情し憐れむ一方、間接的にとはいえ自身のせいで不幸にしてしまったのかバツの悪い顔を浮かべ、どこか復讐に怯える。
【コメント】
他のオリ鯖のところで公式とは別の玉藻の前やタマモ系がいるのにそのモデルがいなかったので。
戦争の元凶の元凶になるわ、後世にて妖怪玉藻の前のモデルになるわなどある意味やべー女だけど、玉藻などの絡みやイベントやギャグ時空などで苦労人枠になりそう。
wiki登録可能です【元ネタ】越後の黒鳥兵衛伝説
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】黒鳥兵衛
【性別】男性
【身長・体重】175cm・65kg
【容姿】色白の若々しい外見とそれに似つかわしくない老成した印象を思わせる目つきの青年
【属性】混沌・悪
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。>>196
【宝具】
『黒鳥・雪の陣(くろとり・ゆきのじん)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~70 最大捕捉:700人
ライダーが立てこもった雪に囲まれた陣。
発動と共に吹雪が発生し、敵陣を襲う。
そして吹雪が収まった頃にはライダーの周囲には雪に囲まれた砦が出現している。
攻撃と共に防衛拠点を用意できる利便性の高い宝具。
『黒鳥・胴鳴り(くろとり・どうなり)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
自身の肉体が切断された時に発動可能な宝具。
切断された箇所を遠隔操作する。
各箇所はそれぞれ独自に妖術を使う事ができ、単純に手数を増やせる。
但しあまりに長時間切断された状態が続くと後々治療の難易度が上昇するので要注意。>>197
【解説】
越後の国にて領民たちに多くの被害を与えた者。くろとりひょうえ。
奥州・安倍貞任の残党であり、前九年の役で源頼義・義家父子に敗れ、越後に落ちのびてきた。
地域によって伝説に差異はあるが概ね妖術を扱い討伐軍を苦戦させた人物として描かれる。
大風を吹かす、五月半ばに雪を降らせる、あるいは黒雲に乗じて天空を飛翔したという。
山伏や、鳥海山の天狗たちに兵法や妖術、天文や地理学を学んでいたとされる。
源頼義は勅勘を受けて佐渡島に流罪となっていた次男の加茂大郎義綱を呼び戻し、黒鳥兵衛討伐を命じた。
義綱は討伐軍を組織し、黒鳥軍と戦いを始めた。
しかし黒鳥兵衛の妖術、降り積もった雪に手こずり、一進一退を続けた。
そこで討伐軍は後に「カンジキ」と呼ばれる道具を作成し、雪の上を歩き一挙に攻め込んだのだ。
加茂大郎義綱は自ら黒鳥兵衛を目指して進み、互いに激しく太刀を合わせて戦った。
そうして黒鳥兵衛の首ははねられたのだが、黒鳥兵衛の首は天高く飛び上がり、義綱めがけ飛びかからんとした。
間一髪、飛んできた白鳥が首に襲いかかり、叩き落とした。
そうして首と胴体を別々にし、土中深く埋めその上に一社を建立して、その妖術を封じ込めたという。
しかし時折空に轟音が轟くことがあるという。
人々は、首を切られた黒鳥兵衛の胴が首を求めて咆哮すると言い、「胴鳴り」と呼んで恐れた。>>198
【人物】
前九年の役での敗北を経て、この世、人生が「どうでもよくなった」者。
越後で暴れはしたがその先に何か目指した訳ではなく、ただ己の欲を満たし鬱憤を晴らせればそれで良しとした。
妖術を習得した事で異様に若々しい肉体を得ており、精気溢れる肉体と荒れ果てた精神性を持つ怪人と化した。
【コメント】
FGOで日本の伝承出典の黒姫が実装されたので作成してみました。黒繋がり。
「新潟市歴史博物館」のミュージアムシアターでは「黒鳥伝説」が視聴できるようで、新潟では結構有名人かもしれません。【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】スマッシャー
【真名】オムパレー
【性別】女性
【身長・体重】160cm・kg
【容姿】獅子の毛皮と棍棒で男装した女性→威厳ある女王の服装の女性
【属性】秩序・悪、地
【ステータス】筋力D+ 耐久D++ 敏捷D 魔力B 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
重量軽減:A+
装備重量によるデメリットを軽減する。重装備ならば戦闘持続時間への恩恵が大きく、軽装備ならば敏捷の上昇が大きい。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
憑依経験:C
武器の使用者の技術を模倣する技。投影魔術に関する解説にも書かれるように、長年使用された刀剣には「使い手の経験・記憶」が宿っている。スマッシャーは巫術の一環としてこれを自身に憑依させることが可能。>>200
【宝具】
『第一の毛皮(ネメオス・ドーラ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
ヘラクレスに命じて衣服を交換して身に纏ったとされる、ネメアの獅子の毛皮。人の手による道具によるダメージを遮断する。
『第九の戦斧(ヒッポリュテス・ラブリュス)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
ヘラクレスより贈られた、かつてヒッポリュテの持ち物であった斧。この斧はリュディアの王の紋章となったものであり、スマッシャーは自身の持ち物としてこれを扱える。
『英雄をも粧す女王(ギャラント・ドラッグ・クイーン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
合意を得た相手、もしくは支配下に置いた相手と宝具を含めた装備品を入れ替える。
ただし、装備の正しい持ち主と性別が逆でなければ行けないという制限が存在する。棍棒と『第一の毛皮』は元はヘラクレスのものであるため女性とのみ交換可能。『第九の戦斧』は正式に贈られた自分の持ち物であるので、男性とのみ交換可能。無性や性別不明の相手と交換した場合は挙動がバグる可能性がある。
自分が得た装備は、宝具を再度使用すれば別人に又貸しすることも可能。上記の制限を守らなければ行けないのは同様。
スキル『憑依経験』により自分はどんな装備を得ても対応した戦闘能力を得られる。
【Weapon】
『棍棒』
本来はスマッシャーにとってはよろめくほどに重いのだが、高ランクの『重量軽減』により重量負荷は無効化されている。>>201
【解説】
オムパレー。ギリシャ神話のリュディアの女王。ヘラクレスが神託によって三年間奴隷となった時、彼を買い取り主人となった女性。
曰く、オムパレーはヘラクレスに命じて自分達の衣装を取り換えさせた。女装したヘラクレスに糸紡ぎの仕事をさせ、自分は獅子の川を纏いヘラクレスの棍棒を持ち上げその重さによろめいたという。
ある時オムパレーは森で奇襲を受け、部下がみな殺された。この時獅子皮を纏ったヘラクレスが助けに来たとも、獅子皮を纏っていたオムパレーのみが傷を受けずに済みヘラクレスに助けられたとも言われる。ともあれオムパレーはヘラクレスに救われ、彼を愛するようになり、三年間の間に息子を三人設けたとされる。
ヘラクレスの熱烈なファンガール。伝承にある通りのヘラクレスの服を着て召喚される。
傲岸不遜な女王様キャラ。その傲岸不遜・居丈高っぷりは、本来ミスマッチである筈の男装が逆に嵌って見えると評される程。
男装やコスプレをすることより、どちらかと言うと女装・男装やコスプレを他人にさせることが好き。本人がヘラクレスの服を着ているのは、男装が好きだからではなくヘラクレスが好きだから。
意外にもヘラクレス本人を前にしても、激しい執着や独占欲などは見せない。何せ、彼女は生前実際にヘラクレスを手中に収めている。そしてその結果、この世の誰よりも分かっているのだ。例え三年間奴隷として置いても、子供を作っても、あの大英雄を「所有」することなど出来ない、そのことを。故にこそ輝かしい、永遠の憧れの星なのだ。>>203
格闘系の英雄ならムエボランの創始者ナレースワン大王、ムエボランの達人ナーイ・カノム・トムとかどうだろう?
お題
「女体化セイバー」「自作鯖の別クラスバージョン」「ルーラー、メレアグロス。召喚に応じ参上した。それで?アンタがオレのマスターかい?だったら、この箱を預かってくれ。違うのなら、やっぱり預かってくれ」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ルーラー 【真名】メレアグロス
【性別】男 【身長・体重】186cm・67kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:B 魔力:B 幸運:EX 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:A
現代の魔術師には傷付けられない。
神性:B
軍神アレスの子とされる。
【保有スキル】
天性の肉体:A
生まれながらに生物として完全な肉体を持つ。 ルーラーは、運命神の祝福を受けて剛勇無双を誇ったとされる。
このスキルの所有者は、常に筋力がランクアップしているものとして扱われる。さらに、鍛えなくても巌の如く筋骨隆々の体躯を保つ上、どれだけカロリーを摂取しても体型が変わらない。
獣殺し:B+
魔獣や野生動物に対する特攻。
カリュドーンの猪狩りにおいて、ルーラーは勇士たちのまとめ役を担った。運命神はルーラーの高貴を定めたとされるが、カリスマのスキルはこれに複合されている。
槍投げの名手:A
競技会で優勝できるほどの腕前であったと伝わる槍投げのスキル。Aランクともなれば、槍投げに限り、どのような精神状態にあってもその武勇が翳ることはないだろう。>>205
【宝具】
『定命預かる運命炉心 (アスポデロス・ゴルゲー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
運命神の祝福のうち、アトロポスが定めた生存証明の宝具。ルーラーは召喚に際して、薪の入った箱を持っている。この箱を誰かに預けることによって、薪が破壊されない限り死なない運命を手に入れる。ただし、それはダメージを受けないということではない。致命傷を確定で回避するようなものである。
『不惜身命の灯火将 (エルピス・メレアグリデス)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
灯火滅さんとして光増す。霊基の消滅を確定させた死兵の全力闘争。ヘラクレスやベルレフォーンに並ぶ七大英雄の最期の輝き。全てのステータスは一段階上昇し、マスターの魔力供給の続く限り戦闘を続行する。なお、真名解放後に薪を破壊することはできない。
『獣狩りの群雄乱武 (シントロフォス・カリュドーン)』
ランク:EX 種別:召喚 レンジ:- 最大捕捉:18
カリュドーンの猪狩りに集った勇士たちを召喚することが可能な宝具。ただし、神話の通りにどいつもこいつも我の強い者どもばかりなため応じてくれるかどうかは状況次第。各々の価値観で決定される。召喚された場合は、宝具を有さない以外は英霊と大差ない霊基を有する。
【Weapon】
『槍』
ルーラーの主武装。槍投げの名手であるルーラーは、本来ならランサーで召喚されるはずだが?>>206
【解説】
ギリシャ神話の七大英雄が1人、「メレアグロス」。カリュドーン王オイネウスとアルタイアーの子、あるいは、アレスの子ともされる。ヘラクレスの妻デーイアネイラの兄にして、ギリシャ中の勇士が集ったとされるアルゴナウタイの1人。
生後間も無く、運命神の祝福によって高貴、武勇、死期を定められただけならば一般人と大差ないが、その定めの内容を神託された宿命の英雄である。
彼の武勇伝の最たるものはカリュドーンの猪狩りであろう。オイネウスがうっかりとアルテミスへの生贄を忘れたために遣わされた魔猪によって、カリュドーンの地は危難に見舞われる。オイネウスは勇士を募り、息子のメレアグロスをまとめ役として送り出した。錚々たる面子ではあったが、勇士たちには不満の種があった。それがメレアグロスが恋焦がれ、女の身で唯一人参加する女傑アタランテである。
しかし、メレアグロスは強引にアタランテの参加を認めさせ、狩りは始まった。ケンタウロスの暴走、動転による仲間討ちなどありながらも、魔猪はメレアグロスの一撃によって遂に斃された。そして、メレアグロスは魔猪の皮を剥いで、一番の手柄はアタランテにあるとして与えようとした。これに反対の声を上げた叔父2人をメレアグロスは血祭りに上げたためにメレアグロスは母の残りの兄弟たちと戦うことになった。一方、息子が自身の兄弟を殺めたと知ったアルタイアーは大切に保管していた祝福の薪を燃え盛る炉に放り込んだ。命運尽きるとき、メレアグロスは遂に致命の一撃を受けて冥府に旅立った。その後、アルタイアーとメレアグロスの妻クレオパトラは自死を選び、嘆き悲しむメレアグロスの姉妹メレアグリデスたちはアルテミスの手でホロホロ鳥に変えられたと云う。ただし、ディオニュソスの子であったデーイアネイラと彼女と仲の良かったゴルゲーだけは人のまま生涯が続いた。>>207
【クラス適性】
ルーラーで召喚可能なだけで本来ならランサーで召喚されるべき英霊。性能にも殆ど差がないとされるが、本人の気分の問題なのかもしれない。
【性格】
ルーラーで召喚可能な程度にはさっぱりとした性格。高貴の祝福があるわりに、どこか野生的な印象を受ける闊達な男。社交的な振舞いで誰とでも距離を縮めるが、特定の誰かと仲を深めることは殆どないタイプ。すなわち、強固な心の壁を持つ。高貴の祝福はおそらく、彼に誇りと驕りの分別を正しく為さしめたのだと思しい。人の無自覚な悪性が目につくのだろう彼は、善くも悪くも純粋な存在に惹かれる。たとえば、アタランテのような獣の論理に生きるモノ、あるいは、神々さえも障害となるなら切除し邁進するアスクレピオス。心に対する素直さのようなものが、彼の評価基準なのだろう。「セイバー、ミノス。その妻、キャスター、パーシパエー。召喚に応じ参上しましたわ。マスター?恋人はいるかしら?私の旦那様に近づくのはやめてね」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】セイバー/キャスター
【真名】ミノス/パーシパエー
【性別】男/女
【身長・体重】173cm・62kg/152cm・42kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:B 幸運:B 宝具:EX
※基本的にミノス王のステータスが表示されている。
【クラス別スキル】
対魔力:A
旦那様を傷つけていいのは私だけよ?
騎乗:B
私の旦那様は幻想種じゃなければ巧みに乗りこなすの。
神性:B
旦那様は主神ゼウスの子とされるわ。私?私は魔女よ?
陣地作成:A
これでもヘカテの弟子よ?
道具作成:A
これでもヘカテの弟子よ?>>209
【保有スキル】
法治のカリスマ:A
法を敷いて国家を統治した王のカリスマ。王の性質に左右されることなく、秩序を維持することができる法はセイバーにとって必要不可欠なモノだった。
明暗分岐:EX
法と秩序の明君、力と横暴の暗君、これどちらもセイバーの側面とされる。運命の分岐点に立つとセイバーは自動的に判定を受けて属性を善悪どちらかに偏らせる。
魔女の祝福:B
キャスターの齎す様々な恩恵。愛する旦那様のためにあの手この手でサポートするが、修行をサボっていたので思わぬ呪いが発現することもあるとか。
【宝具】
『幽冥禁固の大迷宮 (エレボス・ラブリュントス)』
ランク:EX 種別:迷宮宝具 レンジ:- 最大捕捉:14
世界の下側に作り出される大迷宮、固有結界に限りなく近い大魔術。セイバーの場合、死後に冥府の裁判官を担ったとされることからか、さらにタルタロスの属性が習合しているようである。あるいは、キャスターが魔術的に改良したか。
アステリオスと異なり、発動には長々と詠唱の必要があるが基本的にキャスターが代行するのでセイバーは宣言するのみ。対象を幽閉することに特化したため、ただ侵入した場合は迷わない。
『呪詛の獣 (ビースト・オブ・カース)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:9999
上記の迷宮を闊歩する魔物を生み出すキャスターの宝具。旦那の浮気封じに使った呪いの応用である。アステリオスの宝具内部にいる魔物も実はキャスターが親心から設置しているとかいないとか。
『断罪の斧剣 (ラブリュス・ラダマンテュス)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜3 最大捕捉:1
セイバーの王権をキャスターが調整して剣のカタチとした宝具。罪を断つ断頭斧であり、通常でもセイバーが対象の罪を確認すれば必殺の一撃となり得るが、上記の迷宮内に幽閉した対象は罪を確認せずとも問答無用に効果を発揮する。これは、迷宮に幽閉されるモノには「怪物」の属性が与えられるためである。>>210
【Weapon】
『断罪の斧剣』
名称からしてアステリオスの持つ深淵のラブリュスをキャスターが改造したと思われるセイバーの武器。
【解説】
ギリシャ神話に名を残す偉大な王の1人、「ミノス」。それに同伴する王妃にして魔女たる「パーシパエー」。霊基的には2人1組らしくどちらかが斃されるともう一方も連鎖的に消滅する。
ヨーロッパの語源となったともされるエウロペを母に持ち、主神ゼウスを父とするミノスは、クレテ王の位を海神ポセイドンに認められることで継承する。しかし、ポセイドンを怒らせてしまい、パーシパエーが牡牛に恋慕を抱くようにされてしまう。結局、パーシパエーは牡牛との間に牛頭人身の怪物ミノタウロスを生んだ。
「浮気?違うわ。あの牛さんも旦那様だったのよ」
ミノスは、怪物であるミノタウロスを名工ダイダロスに命じて造らせた迷宮に封じ込めた。一方、息子のアンドロゲオスがアテナイ人に殺されたので、その報復としてメガラとアテナイを侵略し、賠償として怪物への生贄を貢がせることとした。これを受けてアテナイの英雄テセウスが立ち上がり、怪物は英雄に退治される運びとなる。
「ウチの息子に酷いことするわ」
ミノスは、テセウスに助力したダイダロスとその息子イカロスを幽閉するも、蝋の翼によってダイダロスには逃げられる。それを追った先で熱湯の罠に嵌りミノスは冥府へと旅立ち、裁判官に任命される。
「さすが旦那様だわ。冥王様も見る目があるわよね」
さて、パーシパエーの師匠の影がチラつくが真相は神のみぞ知ることであろう。
召喚されたミノスには、パーシパエーが付属しているが、これは2人の愛故である。「当たり前よね」パーシパエーの無駄な才能はミノスを最優のクラスとされるセイバーに嵌め込んだ。「旦那様はこの世で最も素敵なかたなの」なお、マスターとのコミュニーケーションは全てパーシパエーが担当する。「旦那様が私以外とお話しするなんてあり得ないわ」魔女は嫉妬深いのである。リクエスト鯖です
【元ネタ】サルダナパロスの伝説、戯曲など
【CLASS】バーサーカー
【真名】サルダナパロス
【性別】男性
【身長・体重】174cm・65kg
【容姿】黒い長髪の美少年だが服装は女物を着用している。宝具使用中は炎を思わせる赤い髪に変質する。
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力B 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:E-
凶暴化する事で能力をアップさせるスキルのはずだったが、理性を残しているのでその恩恵はほとんどない。
痛みを感じない状態になっているだけである。>>212
【固有スキル】
黄金律:B
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
大富豪でもやっていける金ピカぶりだが、散財のし過ぎには注意が必要。
バーサーカーはこれで手に入れた財を宝具の火力上昇の為に使うことがある。
放蕩の極み:A
放蕩の限りを尽くしたその在り方。
自身の姿を美しい女性のように着飾り、他者を魅了するスキル。
魅了に失敗しても、バーサーカーが持つ独特の雰囲気は周囲を弛緩させる。
濫費の暴君:A
魔力を過剰消費、あるいは自身の所有物を破壊することで自身のステータスを上昇させるスキル。
この時バーサーカーは興奮状態になり、制御が難しくなる。
財産を浪費するこの在り方の果てにバーサーカーの宝具は存在する。>>213
【宝具】
『暴虐の終焉(ラ・モールド・サルダナパール)』
ランク:A 種別:対財宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100人
バーサーカーはその最後に自らの財産、愛妾ごと自らの宮殿に火を付けた。
その逸話が昇華された宝具。
対象が所有する「財」の質、量に比例して火力を増していく業火であり、
バーサーカーが自身の所有物を投げこむ事で更に勢いを増していく。
【解説】
ディオドルス・シクルスなどが言及している伝説上のアッシリア最後の王。
彼以前のどの王以上に怠惰で贅沢な生活を過ごし、放蕩の限りを尽くした暴君であり、
女装と化粧をし、男女問わず多くの側室を持っていた。
それに不満を持った反乱軍に包囲され、最後は寵姫、従者、財ごと自身の手で宮殿に火を放って死んだという。
アッシリア王のアッシュールバニパルと同一視されたりもするが、その在り方はかけ離れている。
【コメント】
アッシュールバニパルとの同一視によるスキル、宝具を持たせる手もありそうだったがあくまで完全に別物として作成。
そんなに強くはない欲望に忠実な女装少年サーヴァント。(wiki登録可能です。)【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ランサー
【真名】ミノス〔オルタ〕
【性別】男
【身長・体重】173cm・62kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:C 幸運:A 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:A
現代の魔術師では傷付けられない。
神性:-
主神ゼウスの子とされるが、喪失している。
【保有スキル】
立法者の裁判:A
ランサーを補佐したラダマンテュスによる優れた正義の裁き。法の下に確かな秩序を齎し、ギリシャの中心的国家と成った。
魔女の産婆術:A
ランサーの妻パーシパエーが広めた女神ヘカテの知恵。特に、妊娠、出産、育児に関するそれを積極的に広めることで人口増加に寄与した。
名工の大発明:A
ランサーの専属技術者ダイダロスの数々の発明品。特に、軍船が発明されたことによって他国に対する軍事的優位性を獲得した。>>215
【宝具】
『神威の栄光燦燦と煌く玉座 (クレーテー・タウロス・バシリアス)』
ランク:A 種別:都市宝具 レンジ:- 最大捕捉:9999
現存する最古の玉座、ミノア文明を核として展開されるランサーの独立型固有結界。通常の固有結界とは異なり、世界を侵蝕することなく浮遊宮殿のカタチをとる都市型宝具。
魔力と別に資材を用意する必要もなく、真名解放によって瞬く間に展開される。名工ダイダロス、魔女パーシパエーにより、物理的にも神秘的にも極めて強固な構想の元に設計されており、各兵装のための動力炉も備え付けられているため、一度展開すれば維持リソースを気にする必要はない。また、小型量産化されたタロスが配置されており、凡百のサーヴァントではランサーに辿り着くもできずに敗北することになるだろう。
『万雷の喝采に迎えられる王の槍 (アステリオス・アコンティオ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:100
ランサーが母より受け継いだ神授の投槍。投げてもなくならないとされ、その解釈は手元に戻るとも、無限に複製されるとも。
ここでは、主神ゼウスの雷霆を模した無限の投槍とする。上記の浮遊宮殿の兵装の一つとして組み込まれており、起動すれば雷速にして雷威を纏う神鉄槍が対象に向けて無数に放たれることになる。
『汝、星を裂く雷霆 (デストロイウェポン・ケラウノス)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:500
主神ゼウスの雷霆の再現を試みた島嶼破壊機構。上記の投槍を集束して放つブロークン・ファンタズムであり、一度使用すると浮遊宮殿も含めてしばらく機能不全に陥るランサーの禁じ手にして奥の手。反動はランサーの霊基にフィードバックしているため、再度の真名解放で展開しても即時修復はされない。
【Weapon】
『青銅兵』
青銅巨人タロスを小型量産化したオートマタ。一体でC級英霊並みの性能とされる。
『各種兵装』
なんでもある。ミサイル、ビーム、レーザー、光学迷彩、自動修復、区画移動型防衛機構 (ラブリュントス)など。>>216
【解説】
ギリシャ神話に名を残す偉大なる王、「ミノス」。その異霊。神性を還し、人として王となった存在。
本来のミノスは、賢君たる神牛王と暴君たる蛇蝎王の二面性を備えた神話の舞台装置の如き人物である。蛇蝎王の側面が最初に表れたとされるのが、王位継承に際して海神ポセイドンを怒らせた事件だ。ポセイドンがミノスの王位継承を認める証として贈られた牡牛に魅入られたミノスは、王位継承とともに神に還すべきその牡牛を手元に置こうと画策したとされる。異霊の起点もまた、ここにある。
牡牛とはすなわち、ミノスの父、主神ゼウスの象徴である。これを天に還すことは、ミノスが神性を放棄することを意味した。本来のミノスは、神性なき王権を危ぶみ、あるいは、父との繋がりの証を惜しみ、牡牛の返還を拒んだ。しかし、異霊において、ミノスは神性を放棄し、人として王位を継承した。絶対者ではなく、代表者としての王となったミノスは、ラダマンテュスをはじめとした多くの賢臣忠臣の言葉を聴き、より善く国を治め、クレテ島をギリシャの絶対的な中心国家に押し上げた名君、栄光王ミノスとなった。
このもしもの可能性において、怪物ミノタウロスは将軍アステリオスとして生まれ、昏き迷宮ではなく輝く宮殿が建造されるのだ。しかし、神代に生きたミノスは何度繰り返そうと同じ選択をするだろう。異霊の物語は、英霊の身となってからでなければ始まることはないのだから。「王様、宮廷の皆様方、私はこうお願いしたいのです。
どうか今後もラ・コート・マル・タイユとお呼び下さい。
ケイ卿が名付けてくださった名で呼ばれたく存じます」
【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ブルーノ・ル・ノワール(ラ・コート・マル・タイユ)
【性別】男性
【身長・体重】152cm・50kg
【属性】秩序・善
【副属性】地
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷D 魔力E 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:A(C)
外套の内を染める父の血と、黒い楯の加護により向上。
事実上、現代の魔術師ではブルーノを傷付けられない。>>219【保有スキル】
唸るケモノ(■■■■サント):-
「不格好なコート、とは全く貴方にお似合いの名前ね!
ついて来る気ならその皮膚がコート同様ズタズタになる事を覚悟なさい」
生前に妻となった乙女が同時に現界する。戦闘力は持たないが、
ブルーノが無事である限り自己保存めいた生存能力を発揮する。
無冠の武芸(マルディサント):-
「何をしているの? 道化の他はとても相手にできないのですか?」
罵詈雑言の乙女が事ある毎にボロクソ罵って来る。
それを聞いた第三者からは剣と槍のランクが実際より一段階、
騎乗に関してはスキル自体を持っていないように見える。
真名が明らかになると、この効果は消滅。
なお罵りの対象はなにもブルーノには限らず、
対話・交渉時には著しいマイナスとなる可能性がある。>>220
心眼(ビアンペサント):B
思慮の乙女はうら若き彼には到底『黒い楯の冒険』を成し得ないと感じていた。
過小評価かと言えば、繰り返しランスロット卿に助けられた訳で、正解である。
心眼(偽)に近い、直感・第六感による危険感知。
乙女の勘に由来する能力であり、非戦闘時にも適応するが
心眼(偽)のような視覚妨害補正への耐性は備わっていない。
竜頭城は斃れず(ボーヴィヴァント):B
双方地に足をつけての対戦時、行為判定に有利な修正。
練達の騎士ブレオベリス卿(ランスロットの従兄)や
パロミデス卿(トリスタンの友にして恋敵)も恐れた徒歩戦の強豪。
兄弟の仇となった湖の騎士と引き分けた、とする物語もあるという。
乙女が持つ三つ目の名、結婚後に用いられた呼名が伏されている限り
『美しく活力に溢れた者(ボーヴィヴァント)』の恩恵を受ける事ができ、
乙女側の真名完全看破に至るまでは戦闘続行効果が複合されている。
ブルーノ当人は与り知らぬ、妻からのこっそり支援。>>221
【宝具】
『勲し示す闇中の白(ブランエノワール)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
剣を握る白い手が描かれた、大きく黒い楯。
新米騎士ブルーノが挑んだ至難の探求『黒い楯の冒険』、そのキーアイテム
……物語中、探求の意義も楯の意味する所も、一言も語られないのだが。
冒険を通して所有者の力量を測る、選定の力を持つ品である。
一応の『黒い楯の冒険』達成者であるブルーノは、楯の真の力と共に
楯が内包する白剣を引き出して駆使する事が可能となった。
純粋な防御数値に加えて回避率と武器防御率が向上、
加えて防御・回避に成功する度に剣の攻撃力が上昇していく。
【Weapon】
『金地の外套』
仇討ちを果たした彼にはもうこれを着続ける理由は無い …が着ている。
ラ・コート・マル・タイユの呼名と共に、単純に愛着があるようだ。
相変わらずサイズは合っていないが、裂け目は妻の手で繕われている。>>222
【解説】
円卓の騎士の一人、黒のブルーノ卿。同じく円卓のディナダン卿の弟。
同じ名を持ちウーサー時代~アーサー治世初期にかけての有力騎士であった
『恐れ知らずの秀れた騎士(ボン・シュヴァリエ・サン・プール)』の子。
『無名の美男子』タイプに近い、口の悪い乙女を連れた初冒険をするが、
彼の場合は身許も名前(本名)も知っていたし、周囲に名乗ってもいた。
ガレス卿の初冒険との類似性でも知られるが、ガレス(であるところの、
匿名青年)到来時の会話から、作中時期ではブルーノが先達である。
Fate世界においては、ライオネス婦人の身を賭けた『危険な城』の試合で
ガレスに敗れた一人として名を挙げられているのみ(2025年1月現在)。
父親の遺品である、美しい金色の布地をした外套を纏って宮廷に現れたが、
その品は彼の身の丈に合っておらず、またズタズタに切り裂かれてもいた。
彼の父は眠っている所を仇敵に殺され、その時に外套は切り裂かれたのだ。
不似合いな事を承知の上で、仇討ちを果たすまでこれを着続けると彼は言う。
『だぶだぶコート(ラ・コート・マル・タイユ、不適切/不似合い な外套)』
とケイ卿はからかいを込めて彼を呼んだ。>>223
ラモラックやガヘリスは彼を評価し、王は翌日に彼を騎士に叙すると決める。
だが早朝、王と騎士の多くは牡鹿発見の報を受けて狩りに出かけてしまった。
その留守中、石塔に飼われていた獅子が逃げ出して王妃らのいる方へ突進し、
残っていた王妃付きの十二騎士が逃げ出す中で、ブルーノだけが留まった。
「よくわかったよ、『臆病者の騎士は誰も死なない』ってね」
彼は剣を抜いて単身獅子に挑み、見事討ち果たした。帰還した王は彼を激賞、
「気高く忠実にして有言実行の者である」と語り、予定通りに騎士とした。
同日、黒い楯を持った乙女が現れ「この楯の持ち主だった騎士が重傷を負い、
自らの冒険を引き継ぐ騎士を求めて私にアーサー宮廷行きを命じた」と語る。
真っ先に楯をとったケイ卿は乙女に拒否され、それからブルーノが進み出て、
乙女マルディサント(『罵る者』)とブルーノの『黒い楯の冒険』が始まる
―――が、既存僕鯖ブルーノで何度も語られているので割愛する。
初冒険でランスロットに多大な恩を受けた者として語られた訳だが、何故か
マロリーの物語においては不義発覚後の彼の一派へ助勢する事は無かった。
イタリア系物語の中には、不義現場ガサ入れに兄弟(ディナダンではない)が
加わっていてランスロットに殺され、以後彼を仇敵としたものがあるという。「ただそこにあるだけで害悪となるのなら、おまえはそれを邪悪だと罵るか?」
【元ネタ】ギリシャ神話、星座の神話
【CLASS】セイバー
【真名】カルキノス
【性別】男
【身長・体重】173cm・67kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:A 耐久:EX 敏捷:C 魔力:C 幸運:B 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
現代の魔術師には傷付けられない。
騎乗:EX
ヒュドラに乗ることができる。
忘却補正:EX
本来はアヴェンジャーのクラススキル。セイバーの種族はーー。>>225
【保有スキル】
頑健:EX
甲殻を有する幻想種であるセイバーは、生まれついての特別な頑健さを有する。ヒュドラの毒さえも効かず、唯一の友として寄り添った逸話がスキルとなったもの。
勇猛:EX
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。セイバーは友のためにこそ奮い立った怪物の守護者と言えるため、守護騎士スキルを複合する。
驢馬の嘶き:C
かに座の星々のなかには別の神話を紐付けられた二つの星がある。それぞれに北のロバ、南のロバを意味する名を与えられたこの星々は、ディオニュソス、ヘファイストス、サテュロスを乗せてギカントマキアに向かったロバたちだとされる。このロバたちの嘶きはギガースたちを恐れ慄かした、この功績をもってディオニュソスは彼らを星とした。
セイバーにとっては、なんとなく戦意が昂揚するらしい。目を閉じて耳を澄ますと聞こえてくるとのこと。
【宝具】
『奮い立つ勇気の剣 (マルミアドワーズ・アクベンス)』
ランク:EX 種別:対霊宝具 レンジ:1〜3 最大捕捉:1
後世において、大英雄ヘラクレスが振るったと箔付けされた巨剣の銘を刻んだセイバーの鋏がカタチを変えた宝具。アクベンスとは、爪を意味するかに座の星の名の一つ。
セイバーの決意に呼応してランクと性能が強化される心象兵装(独自設定:固有結界の亜種)。セイバーに迷いがなければ、概念のような形なきものさえも断ち切ることができる。その由来はーー。
『女神の加護 (ゴッデスブレス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
女神が授けた加護の宝具。セイバーは不死の祝福を備える。神性を持たない全ての攻撃を遮断、持っていたとしてもCランク以下の攻撃はダメージを削減する。ただし、生前の死因から胴体を踏まれるとこの宝具を失う。なお、蹴るだけではダメ。その由来はーー。>>226
【Weapon】
『巨蟹の鎧』
どことなく蟹っぽい鎧。
『ヒュドラ』
必ず一体が共に戦う。レルネーに共に棲んだ個体ではない。
【解説】
ギリシャ神話にて、大英雄ヘラクレスの試練に登場する化け蟹、「カルキノス」。
レルネーの沼のヒュドラの唯一の友とされ、ヘラクレスがヒュドラを退治するとき、友の危機に勇ましく助太刀するも敢えなく英雄に踏み潰された。その勇敢を讃えた女神ヘラによって、友たるヒュドラとともに夜空に輝く星座の一つとなったとされる。
その正体は、冥河に棲まう沢蟹。忘河レーテーの水底に堆積する記憶を喰らう掃除屋である。忘河に棲まうが故に忘却補正を持ち、冥河に浸るがためにアキレウスの如く不死性を備え、記憶を喰らうがためにその鋏は霊を断ち切ることができる。『奮い立つ勇気の剣』は何でも斬れるのではなく、形のないものを断ち切ることこそが本来の用途である。故に、紛れもなく霊の一種である英霊、サーヴァントもまた問答無用で断ち切ることができる。彼らがどのような無敵の逸話を持とうとも、その逸話の記憶ごと断ち切ってしまえるのだ。
カルキノスは、そのような幻想種として生まれながらいつの間にか地上へと迷い出た個体だった。冥界の魔物である彼にヒュドラの毒は効かず、故にこそ偶然に出逢ったレルネーの沼のヒュドラと必然的に友となった。喰らい得た記憶の断片を話の種として、2匹の怪物は穏やかな時を過ごした。2匹は、ヒトを襲ったことなどなかった。ただ、ヒュドラの毒気は土地を汚染し、ヒトの住めぬ世界をつくってしまう。それが開拓を求めるヒトとぶつかり合う理由となった。
【コメント】
リメイク鯖。かなり強くした。冥府属性は、中国でのかに座の逸話が元。【元ネタ】北欧神話、『ヴォルスンガ・サガ』『ベーオウルフ』
【CLASS】セイバー
【真名】シグムンド
【性別】男性
【身長・体重】175cm・69kg
【肌色】白 【髪色】黒 【瞳色】青
【外見・容姿】精気溢れる眼をした黒髪の若武者、毛皮の外套を羽織りチェーンメイルを着ている。
【地域】北欧
【年代】神代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・神性・王・愛する者
【ステータス】筋力:B 耐久:A+ 敏捷:A 魔力:B 幸運:D 宝具:A+>>230
【保有スキル】
ヴォルスングの勲:A
強力な勇士であり、ヴォルスング一族の血を色濃く有していることを示すスキル。
「勇猛」スキルの効果を含む複合スキル。
頑健:A+
人並み外れた頑健さを持つシグムンドには一切の毒が効かなかったという。
耐久パラメーターをランクアップさせ、攻撃を受けた際のダメージを減少させる。
複合スキルであり、対毒スキルの能力も含まれている。
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
神性:B
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。
シグムンドはワルキューレ、フリョーズの子であり大神オーディンの玄孫である。>>231
【宝具】
『宿命の烈日(ウィルド・ソウェイル)』
''ランク:A+ 種別:対人・対城宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人''
アーサー王伝説におけるカリバーンの原型にあたる王を選定する剣であり、かの星の聖剣と双壁を成す太陽の魔剣。
オーディンによって授けられたこの剣は王を選定すると同時に栄光、嫉妬、破滅、宿命をもたらす稀代の武器だったという。
運命の女神ノルンの加護を宿しており、神性あるいは神造兵装を持たない者からの攻撃を無効化、例え神性を有していたとしてもそのランクがB以下であればダメージを半減する。なお、神そのものからの攻撃に対してはこの効果は発揮されない。
この事からシグムンドを倒しうるのは神性か神造兵装を有する者、すなわち大英雄と呼ばれるような一握りの英雄に限られる。
真名解放を行うと刀身が陽光の如き輝きを放ち太陽剣の本領を発揮、その黄金の刃はあらゆるものを熔断する。
『邪竜の黄昏(グラム)』
''ランク:B++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人''
魔剣新生。
『宿命の烈日』が砕かれる、あるいは自らの意思で砕いた時初めて使用可能になる第二宝具。
この時、剣に宿るノルンの加護は失われるが竜殺しの特性を得て新たな魔剣が誕生する。
その名をグラム。邪竜ファヴニールを殺した伝説の魔剣である。
叙事詩『ベーオウルフ』においてシグムンドは竜殺しの英雄として登場することからこの宝具を獲得している。>>232
【Weapon】
『無銘:手斧』
【解説】
選定の剣に選ばれし北欧の大英雄シグムンド。
ヴォルスンガ・サガに語られるヴォルスング王の十人の息子の長男。双子の妹にシグニューがいる。
シグムンドとシグニューはあらゆる点で他の子供たちに勝り、また美しかった。
ある時ガウトランドの王シッゲイルがやってきてシグニューに結婚を申し込んだ、ヴォルスングと息子達はこの申し出を歓迎するがシグニューは乗り気ではなかった。シグニューは自身に関する事柄を父が決めていたのだから、結婚の件もこれまでのように決めてくれるように父に頼んだ、そしてヴォルスングの決定によりシグニューはシッゲイルと結婚することになった。
そして結婚式の日、盛大な宴が開かれている館に誰も知らない帽子を目深に被った片目の老人がやってきた、老人の正体はオーディンで手にした剣を館の中心に聳える林檎の樹(バルンストック)に深く突き刺すとこう言った「この剣は、抜き取ったものに与えよう。その者は、これに勝る剣を一度も握ったことがないことを知るであろう」
シッゲイル王を始めその場にいた者は次々と剣を抜こうとするが誰も剣を引き抜くことは出来なかった。しかしシグムンドはその剣を容易く引き抜いてみせた。
剣は太陽のごとき輝きを放っていた、それがあまりに見事だったため剣を欲したシッゲイルは剣の三倍の黄金と交換することを提案するがシグムンドは「剣を引き抜けなかった者にこの剣を持つ資格はない」と断った。
シグムンドの物となったオーディンの剣にはノルンの加護が宿っておりシグムンドは戦場で傷付くことがなかった。
一方シッゲイルはシグムンドの言葉に怒り、仕返しを計画していた。
翌日シッゲイルは帰国した。通常身分の高い人物の結婚式は一週間ほど続くものだったためシッゲイルはこの非礼の埋め合わせをしたいと、ヴォルスング王達を三ヶ月後ガウトランドに招待しヴォルスング王もこれに応じた。>>233
一族の中でも特に強い予言の力を持つシグニューはシッゲイルの招待がヴォルスング王を陥れる計略だと見抜いていたがヴォルスング王と十人の息子達はガウトランドに向かう。
ガウトランドに到着したヴォルスング達はシッゲイルの軍勢と激しい戦闘になりヴォルスング王は戦死、十人の息子達も全員捕らえられてしまう。
シグニューは兄弟達を直ぐに殺さないように夫に頼み込み、森の中で兄弟達は丸太に繋がれた。しかし毎晩一匹の狼がやってきてシグムンドの兄弟を一人づつ食い殺していった、その狼はシッゲイルの母親が変身したものだとされる。
最後に残ったシグムンドはシグニューの助けもあり、狼の舌を噛み千切り殺 すことが出来た。
その後シグムンドは森の中に地下室を作りそこで暮らした。
十数年後、魔法で姿を変えたシグニューとシグムンドの間に生まれた息子のシンフィヨトリは父親と共にシッゲイルへの復讐を遂げるが、シグニューはシンフィヨトリの出生の秘密を明かすとシッゲイルと共に燃え盛る炎の中で焼死する。
さらに時は流れ、老齢になったシグムンドはエイリミ王の娘ヒョルディースがあらゆる女性の中で最も美しく聡明で自分の妃にふさわしい女性であるという評判を聞き、エイリミ王を訪ねる。
そこには自身と同じ目的を持った王リュングヴィ王も到着していた。
2人のうちいずれかを選ぶよう父にいわれたヒョルディースはより優れた王としてシグムンドを選んだ。リュングヴィはこれを恨んで、シグムンドに宣戦布告した。
老齢のシグムンドは常に兵の先頭に立って激しく戦い、何人の者がシグムンドの手によって斃れたか知る者はおらず、シグムンドは返り血によって両手が肩まで血にまみれていた。
戦況はシグムンドの軍が優勢だった、しかし戦場に現れたオーディンが槍でシグムンドの剣を折ったことでノルンの加護を失い、形勢は逆転する。
無敵を誇ったシグムンドもついに斃れ、ヒョルディースに剣の破片を託し、この剣はいずれグラムと呼ばれるだろうと告げて息絶えた。>>234
【人物・性格】
野性的な荒々しさの中に気品の漂う美丈夫。
シッゲイル王との戦いで家族を失う以前の姿を自分の全盛期として現界していることから精神が肉体に引きずられて若干血の気が多くなっているが基本的には誇りと名誉を重んじる真面目な人物。
目の前で大切な人を失うことがトラウマになっておりマスターを大切な人と認めたならばシグムンドは命を賭してでも守り抜こうとする。
聖杯にかける願いは生前得られなかった「家族との平穏な日々」つまり人生のやり直しだが、例え聖杯を得られなくとも「強敵と心ゆくまで武を競えるならそれも悪くない」と思っているため勝とうが負けようが本人は満足、大切な人に出会っていた場合はその人を守ることが優先事項となる。
戦闘では規格外の耐久力を誇ることから相手の攻撃を回避せず真っ向から受け止め、太陽剣を振るい一刀の元に切り伏せるという豪快な戦法を好む。
但し相手が神性や神造兵装を持っていた場合を考慮して急所では受けないようにして、すぐさま反撃の一撃を叩き込めるようにしている。
イメージカラー:夜明け前の空
特技:剣術
好きなもの:家族、宴会
嫌いなもの:シッゲイル、狼
聖杯について:家族と平穏な生活を送る。
天敵:オーディン
【一人称】僕(やつがれ) 【二人称】汝、貴殿、呼び捨て 【三人称】彼、彼女>>235
【因縁キャラ】
シグルド:息子にして魔剣の継承者
「その武勇、汝はまさしくヴォルスング家の勇士だな」
シンフィヨトリ:一人目の息子、誰より救いたい者
「すまない息子よ、僕が汝の人生を狂わせた」
ボズヴァル・ビャルキ:直接の面識は無いがオーディンに剣を折られた者繋がり
「宿命を受け入れた僕は貴殿の目にはどう写る?」
【コメント】
お題:北欧のサガの英雄
シグムンドの宝具名と言えばバルンストックみたいになっているのでバルンストックからの脱却がテーマ>>228
【元ネタ】ギリシャ神話、星座の神話
【CLASS】バーサーカー
【真名】カルキノス
【性別】オス
【体高・体重】137cm・173kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:A++ 耐久:EX 敏捷:B 魔力:B 幸運:D 宝具:EX
【クラス別スキル】
狂化:EX
本来は理性と引き換えにしてステータスを強化するクラススキル。バーサーカーは、魔物の性質の反転により、より人間らしい言動になったように見える。しかし、愛する友のためならば、決して退くことをしない。
忘却補正:EX
忘河レーテーに棲まう幻想種ゆえの耐性。
【保有スキル】
天性の魔:A
冥府の魔物に生まれついたことを示すスキル。
頑健:EX
生まれついての頑健さ。冥府の魔物ゆえに、ヒュドラの毒さえも効かない。
勇猛:EX
その勇気の裏にあるはずの恐怖は狂気に呑み込まれた。しかし、それでもバーサーカーは怪物の守護者である。>>237
【宝具】
『汝、死を導く冥河 (デスブリンガー・レルネー)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:99
バーサーカーが友ともに棲まった沼地を心象風景として展開する固有結界。冥府の魔物であるバーサーカーの属性より、この宝具もまた冥府、特に忘河レーテーの性質を重ねる。取り込まれた対象は、毒気に衰弱しながら、さらに、バーサーカーの存在を忘れていってしまう。バーサーカーの鋏は、慮外の一撃となって敵を断つ。
【Weapon】
『肉体』
バーサーカーは、化け蟹としての本性を表し、人間体に変化することもない。
【解説】
かに座の英雄「カルキノス」が魔物としての本性を曝け出した姿。セイバーのときは、女神の加護の元に人間体に変化していたらしい。
バーサーカーに曰く、冥河に浸るが故の不死性は生前に友であるレルネーの沼のヒュドラに譲り渡したと言う。ヘラクレスも地中深く封じるしかなかったというヒュドラの不死の首は、不死の祝福がヒュドラに馴染む前にヘラクレスが断首したためのカタチ。再生ではなく無敵による不死性であったがためのエラー。なお、ヒュドラの再生能力はこの経緯通りなら自前の能力なのだろう。
あるいは、女神の加護を有するセイバーのカルキノスは、名を借りた別の誰かなのかもしれない。【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】テメロッソ・エル・ドラゴ(フランシス・ドレイク)
【性別】男
【身長・体重】172cm・65kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:C 耐久:B 敏捷:A 魔力:D 幸運:EX 宝具:A+
【クラス別スキル】
狂化:EX
通常の対話能力に問題はない。ただし、勝ち負けに拘らず、一度始めた勝負を降りることがない。
【保有スキル】
無辜の怪物:EX
世界一周を成し遂げた船乗りのイギリスの英雄であるとともに、それまで海洋の支配権を握っていたスペインの無敵艦隊を討ち破ったスペインの悪魔でもある。
帆布のような翼、錨のような尾先の尻尾など船と融合した悪魔のような容姿の男に変質している。船名のためか鹿のような角も生やしている。
嵐の王:A+
バーサーカーは、欧州に広く知られた伝承「嵐の夜」を率いるモノの1人として紹介される。
特に魔力放出、カリスマなどを含む複合スキル。
星の支配者:EX
星の開拓者の変質したスキル。神殺し、王殺しの特性。無敵艦隊の轟沈は、イギリスを新たな世界の冠として広く知らしめた。
古き秩序の零落、新しき秩序の勃興。人類の功罪を象徴する我儘な性格。>>239
【宝具】
『黄昏の咆哮 (ゴールデン・トランペッター)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:20〜40 最大捕捉:船舶換算20隻
「審判の日を知らせる喇叭が聞こえるか?」
無辜の怪物によって大砲などの兵装とも融合しているらしいバーサーカーの咆哮型魔力放出攻撃。平たく言えば、竜種のブレスとほぼ同じ。
無敵艦隊を討ち破ったバーサーカーのそれは、対象の隆盛具合が大きいほど威力も高まる特性を備える。また、鹿の角が排気孔みたいなものなのか、角笛のように独特の音が響き渡る。
バーサーカーが用いたとされる火船という戦法は、火牛の計に似る。一方、ギリシャ神話に見られる黄昏の島エリュテイアは赤い牡牛の群れが飼われている。また、エリュテイアという名のニンフはアーサー王が眠る島アヴァロンのモデルとされるヘスペリデスの園に暮らす1人である。あるいは、この宝具にはそのような神代の神秘から拾われた原型があるのかもしれない。
【Weapon】
『肉体』
無辜の怪物により変質した悪魔の肉体。海の危険として、鮫肌などの生物的特徴も見られる。>>240
【解説】
世界一周を成し遂げた星の開拓者、「フランシス・ドレイク」。そして、スペインの無敵艦隊を討ち破った悪魔、「テメロッソ・エル・ドラゴ」。
此度の召喚にバーサーカーとして応じたテメロッソは、スペイン側からの悪名によって無辜の怪物スキルを背負っている。ライダーと異なり、史実通りの男性として、そして、それ以上に現実にはあり得ない悪魔としての姿に変質してしまっている。
「太陽の沈まぬ国」と渾名されたスペインを事実上瓦解させた、『太陽を落とした悪魔』。それこそがこの霊基の核である。
さらには、アーサー王と同一視され、ワイルドハントを率いる嵐の王と信じられたバーサーカーは、冠位資格を認められている。
【因縁】
ライダーのドレイク:
特に相性が悪いとかはないはずである。必ず分け前で揉めるが。
テスカトリポカ:
グランドバーサーカー候補。暗黒の太陽ともされる全能神は、勝者も敗者も戦士であれば讃える。バーサーカーにとって、験担ぎにちょうどいい神様。
ポセイドン:
バーサーカーの霊基であろうと、海を征した英雄であることに変わりはない。それどころか、こちらの方が相性が良いまである。真名当て失礼します
【元ネタ】⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎神話、⬛︎◼️⬛︎⬛︎⬛︎神話等
【CLASS】ビーストⅥ
【マスター】ヒト型実体
【異名・別名・表記揺れ】⬛︎⬛︎の⬛︎⬛︎
【真名】⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎・⬛︎⬛︎⬛︎
【性別】女(可変可能)
【身長・体重】167cm・60kg
【容姿】黒髪に白い肌をした美女。非戦闘時にはロバを連れている。
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:A 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
単独顕現C
単体で現世に現れるスキル。単独行動のウルトラ上位版。また、このスキルは“既にどの時空にも存在する”在り方を示しているため、時間旅行を用いたタイムパラドクス系、即死系等の攻撃を無効にする。このビーストはヒト型生命体による召喚が行われた場合低確率で顕現する。
獣の権能B
対人類、とも呼ばれるスキル。死の概念を内包する生命体に対して有利に作用する。>>242
ネガ・フィーフEX
信仰されながらにして自他不信に陥った成れの果ての獣。確固たる信条、信奉を持つ者からの攻撃をキャンセルし思考に制限をかける。
FGOでは対象に一部コマンドカード選択不能+スキル封印。またクラス相性でもフォーリナー、バーサーカーに不利、ルーラー、アヴェンジャー、アルターエゴに有利。プリテンダーには互いに不利、ムーンキャンサーとは互いに有利を取る。
女神の神格C
完成した女神であることを現すスキル。精神と肉体の絶対性を維持する。精神系の干渉をほとんど緩和し、肉体の成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。しかし下記のスキルやビーストになった経緯から大幅にランクダウンしてしまっている。
騎乗A
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣、果ては竜種まで乗りこなせる。
【保有スキル】
⬛︎⬛︎の⬛︎⬛︎ B
他者が望んだ偶像へ姿やステータス、幾つかのスキルを振り直すスキル。変転の魔、変容等の複合スキル。
今回ビーストとしてある程度固定化されている為ランクダウンしている。その代わりどこが出展なのか分からないような姿まで網羅しており幅広さに事欠かない。
千里眼EX
⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎の千里眼は過去と未来を見通すという。最高位の魔術師の証たる「世界を見通す眼」。
⬛︎⬛︎の統治者 A++
カリスマの派生スキル。二柱の主神を引き摺り下ろし、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎信仰に真正面から対抗できるだけの⬛︎⬛︎⬛︎を集めた彼女の逸話をスキル化したもの。
⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎は望むなら凡ゆる手段を用いて戦略的にクーデターを成功させる。>>243
【宝具】
『⬛︎⬛︎の⬛︎⬛︎』
ランク:B- 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
ビーストの異名にもなった多種多様な神話が宝具となったもの。
攻撃される度にその攻撃に対する耐性と模倣能力を得る。これにより得た能力は無限にストックでき、スキルで自在にオンオフの切り替えが可能。
そもそも攻撃を与えられる存在が限られる為目立つ事はない。
『圧政への掃討』
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
普段は色んな形に変えて忍ばせ、宝具解放すると二本の雷霆へ変化し敵を八つ裂きにするまで屠り続ける。
【Weapon】
支配下の⬛︎⬛︎をはじめとした精霊を召喚する他、⬛︎◼️⬛︎⬛︎◼️⬛︎や⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎に騎乗して戦う。
『女神の弓矢』
参考にした女神達の要素が偶然にも弓使いが多かったのでそれっぽく真似している。つまりファッション。
『二振りの棍棒』
使い手の意思により様々な形をとる。>>244
【解説】
様々な神話で語られる⬛︎⬛︎の⬛︎⬛︎。元は⬛︎⬛︎⬛︎◼️⬛︎神話に伝わる愛と豊穣を司る神。⬛︎◼️⬛︎⬛︎⬛︎の⬛︎⬛︎◼️⬛︎⬛︎とも呼ばれ、かつて⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎も崇めたとされる。
過去と未来を見通す千里眼に加え見識に富んでおり請われれば智慧を惜しみなく授ける。⬛︎⬛︎神話の真相を知る数少ない人物。
人々が神に縋る限り、助けを求める限り⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎の耳にその声は届き続ける。
始まりは小さなお願いだった。願いは戦争や事業の成功と他国にも影響を与えるまで成長し、やがて人民は試練を自力で乗り越えず、神の奇跡に縋り、彼女もそれに応えてしまった。
それを以て彼女のクラスは以下に決定された。
統治者の女神なぞ偽りの名。
誰よりも望まれ、人類史を最も簒奪し続けた大災害。
その名をビーストⅥ。七つの人類悪のひとり、『転嫁』の理を持つ獣である。
余談だが、このビーストが発生し成長しきる頃にはムーンキャンサーが高確率で発生する上一定の割合で共存してしまう。運が良ければ敵対してくれるが勝った方が我々の敵になるだけなので、遅くなればなるほど手に負えないので放置は厳禁。
所業:自力で成長するべき人類を妨げ、未成熟のまま腐らせる。
愛:他者から望まれるがままに物を与える鍾愛。>>245
【人物・性格】
一言で言えばメンヘラ。
人当たりが良く優しい人物に見えるが、長期間に渡り接触し続けるとこれ程なく差別家、冷徹な印象を受ける。
手を伸ばされたら掴んでしまう我が身を顧みない善性が、不出来を咎めず許容してしまう悪性へ裏返った。
また正常時と比べオルタは自発性の低下が顕著に現れ、自身の幸福を否定するまでに至っている。
ただ元と一貫して「自分が何者なのか自力で定義できない」点は変わっておらず成長が見られない。奉仕癖では済まされず、好きになった相手を高確率で共依存にさせる悪癖がある。
許すのは何も望まないから。
黙るのは助けるしかないから。
のは疲れてしまったから。
だって、「ヒト」は無駄な生き物(そんなもの)だから仕方ない。
嫌な物事は押し付け、いい所だけ持ち去っていく。消費を繰り返して/そうやって「ヒト」は成長したのだから。
そんな諦念に満ちている。
それでも、迷子の子供を手助けしてしまう優しさが拭えない自分にも嫌気がさしている。
━━貴方もいつかは私の首を掻き切るのでしょう。ね、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎。>>246
【因縁キャラ・一部台詞あり】
⬛︎⬛︎⬛︎、⬛︎⬛︎⬛︎
かつての夫達。⬛︎⬛︎⬛︎とは夫婦というより戦友に近い関係性だったが、金星の⬛︎神⬛︎◼️⬛︎⬛︎とは⬛︎⬛︎⬛︎の死後に結ばれたと語る。
力量不足から⬛︎◼️⬛︎⬛︎が冥界と地上の王になった際に同行した事が切掛で人類史最初の「堕天」が発生した。
⬛︎⬛︎=⬛︎⬛︎⬛︎
一時は天地も支配した竜神。
対の存在である彼女に惹かれていたが、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎は素っ気なくされている。余談だが、彼女が召喚するレヴィアタンは⬛︎⬛︎=⬛︎⬛︎⬛︎の従者ともされている。
⬛︎⬛︎⬛︎
⬛︎⬛︎⬛︎の父。同じ悪魔扱いされた物同士ではあるものの、スタンスの違いからそこまで仲は良くない。
「魔に堕ちたか、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」
⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎
本名⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎。⬛︎⬛︎⬛︎の寺院で彼女と遭遇したと言い伝えられている対抗⬛︎⬛︎。
「貴方に伝えなければならない事がある」
『勝手に野垂れ死んだのは貴方でしょう?』>>247
イシュタル
自分にも少し似ているが、それよりも元夫の気配を感じ取ってしまい困惑している。
「はあ!?私は女神だっつーの!!」
カーリー
シンパシーを少し感じてる。それはそれとしてカーリーの名を少し借りた事はすまないと思っている。
⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎(⬛︎)
マイルームにて見た目が不思議なくらい⬛︎◼️⬛︎⬛︎に似ていると指摘する。
こんな感じです
不備あればそこは申し訳ない>>249
名前は違うけど大体合ってますね
【元ネタ】旧約聖書、エジプト、フェニキア
【CLASS】ビーストⅥ
【マスター】ヒト型実体
【異名・別名・表記揺れ】異教の女神
【真名】アスタルト・オルタ
【性別】不定
【身長・体重】167cm・60kg
【容姿】黒髪に白い肌をした美女。非戦闘時にはロバを連れている。
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:A 魔力:A 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
単独顕現C
単体で現世に現れるスキル。単独行動のウルトラ上位版。また、このスキルは“既にどの時空にも存在する”在り方を示しているため、時間旅行を用いたタイムパラドクス系、即死系等の攻撃を無効にする。このビーストはヒト型生命体による召喚が行われた場合低確率で顕現する。
獣の権能B
対人類、とも呼ばれるスキル。死の概念を内包する生命体に対して有利に作用する。>>250
ネガ・フィーフEX
信仰されながらにして自他不信に陥った成れの果ての獣。確固たる信条、信奉を持つ者からの攻撃をキャンセルし思考に制限をかける。
FGOでは対象に一部コマンドカード選択不能+スキル封印。またクラス相性でもフォーリナー、バーサーカーに不利、ルーラー、アヴェンジャー、アルターエゴに有利。プリテンダーには互いに不利、ムーンキャンサーとは互いに有利を取る。
女神の神格C
完成した女神であることを現すスキル。精神と肉体の絶対性を維持する。精神系の干渉をほとんど緩和し、肉体の成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。しかし下記のスキルやビーストになった経緯から大幅にランクダウンしてしまっている。
騎乗A
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣、果ては竜種まで乗りこなせる。
【保有スキル】
変転の魔神B
他者が望んだ偶像へ姿やステータス、幾つかのスキルを振り直すスキル。変転の魔、変容等の複合スキル。
今回ビーストとしてある程度固定化されている為ランクダウンしている。その代わりどこが出展なのか分からないような姿まで網羅しており幅広さに事欠かない。
千里眼EX
アスタルトの千里眼は過去と未来を見通すという。最高位の魔術師の証たる「世界を見通す眼」。
第三の統治者A++
カリスマの派生スキル。二柱の主神を引き摺り下ろし、ヤハウェ信仰に真正面から対抗できるだけの崇拝者を集めた彼女の逸話をスキル化したもの。アスタルトは望むなら凡ゆる手段を用いて戦略的にクーデターを成功させる。>>251
【宝具】
『異教の女神(ピーガン・ゴッデス)』
ランク:B- 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
ビーストの異名にもなった多種多様な神話が宝具となったもの。
攻撃される度にその攻撃に対する耐性と模倣能力を得る。これにより得た能力は無限にストックでき、スキルで自在にオンオフの切り替えが可能。
そもそも攻撃を与えられる存在が限られる為目立つ事はない。
『圧政への掃討(アィヤムル・ヤグルシュ)』
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
バアルが工芸の神であるコシャル・ハシスに頼んで作らせた神殺しの兵器。バアルの宝具でもあるが、その武器で間接的にとどめを刺した事から使用権を有している。
普段は色んな形に変えて忍ばせ、宝具解放すると二本の雷霆へ変化し敵を八つ裂きにするまで屠り続ける。
【Weapon】
支配下の悪魔をはじめとした精霊を召喚する他、チャリオットやドラゴンに騎乗して戦う。
『女神の弓矢』
参考にした女神達の要素が偶然にも弓使いが多かったのでそれっぽく真似している。つまりファッション。
『二振りの棍棒』
「撃退」と「追放」と呼ばれる棍棒。使い手の意思により様々な形をとる。>>252
【解説】
様々な神話で語られる異教の女神。元はウガリット神話に伝わる愛と豊穣を司る神。フェニキアのイシュタルとも呼ばれ、かつてソロモン王も崇めたとされたが後に悪魔とされた。
過去と未来を見通す千里眼に加え見識に富んでおり請われれば智慧を惜しみなく授ける。堕天神話の真相を知る数少ない人物。
人々が神に縋る限り、助けを求める限りアスタルトの耳にその声は届き続ける。
始まりは小さなお願いだった。願いは戦争や事業の成功と他国にも影響を与えるまで成長し、やがて人民は試練を自力で乗り越えず、神の奇跡に縋り、応えてしまった。
それを以て彼女のクラスは以下に決定された。
統治者の女神なぞ偽りの名。
誰よりも望まれ、人類史を最も簒奪し続けた大災害。
その名をビーストⅥ。七つの人類悪のひとり、『転嫁』の理を持つ獣である。
「転嫁」の理。
所業:自力で成長するべき人類を妨げ、未成熟のまま腐らせる。
愛:他者から望まれるがままに物を与える鍾愛。>>253
【人物・性格】
一言で言えばメンヘラ。
人当たりが良く優しい人物に見えるが、長期間に渡り接触し続けるとこれ程なく差別家、冷徹な印象を受ける。
手を伸ばされたら掴んでしまう我が身を顧みない善性が、不出来を咎めず許容してしまう悪性へ裏返った。
また正常時と比べオルタは自発性の低下が顕著に現れ、自身の幸福を否定するまでに至っている。
ただ元と一貫して「自分が何者なのか自力で定義できない」点は変わっておらず成長が見られない。奉仕癖では済まされず、好きになった相手を高確率で共依存にさせる悪癖がある。
許すのは何も望まないから。
黙るのは助けるしかないから。
だって、「ヒト」は無駄な生き物(そんなもの)だから仕方ない。
嫌な物事は押し付け、いい所だけ持ち去っていく。消費を繰り返して/そうやって「ヒト」は成長したのだから。
そんな諦念に満ちている。
それでも、迷子の子供を手助けしてしまう優しさが拭えない自分にも嫌気がさしている。
━━貴方もいつかは私の首を掻き切るのでしょう。ね、ナタナエル。>>254
イメージカラー:イエロー、シアン
特技:経理事務、竪琴
好きなもの:高評価
嫌いなもの:自己アピール(誇れるものが何も無い)
天敵:ヤハウェ、減点方式
願い:友達が欲しい、でも本音は愚痴というか結果報告を聞いてくれれば誰でもいい
【一人称】 私【二人称】 貴方、皆様【三人称】種族名呼び
【因縁キャラ・一部台詞あり】
バアル、アッタル
かつての夫達。バアルとは夫婦というより戦友に近い関係性だったが、金星の戦神アッタルとはバアルの死後に結ばれたと語る。
力量不足からアッタルが冥界と地上の王になった際に同行した事が切掛で人類史最初の「堕天」が発生した。
ヤム=ナハル
一時は天地も支配した海や川を司る竜神。対の存在である豊穣神アスタルトに惹かれていたが、アスタルトからは素っ気なくされている。余談だが、レヴィアタンはヤム=ナハルの従者ともされている。
実はこっそり小蛇になって腕に絡まり召喚時に紛れ込んでいる。アスタルトにはまだバレていない。>>255
ダゴン
元夫バアルの父。同じ悪魔扱いされた物同士ではあるものの、スタンスの違いからそこまで仲は良くない。
「魔に堕ちたか、アスタルテ」
バルトロマイ
本名ナタナエル。インドの寺院で彼女と遭遇したとされる。
「貴方に伝えなければならない事がある」
「貴方がもし本当に信じるに値する価値がある者に会えたなら、腹を割って話せばいい。貴方を治せる者はいない。でも貴方が抱えている問題に向き合ってくれる人がいたら、それだけで貴方は立ち上がれる」
『こんな事を言って勝手に野垂れ死んだ(置いて行った)のは貴方でしょう?』
イシュタル
自分にも少し似ているが、それよりも元旦那の気配を感じ取ってしまい困惑している。
「はあ!?私は女神だっつーの!!」
カーリー
シンパシーを少し感じてる。それはそれとしてカーリーの名を少し借りた事はすまないと思っている。
藤丸立香(男)
マイルームにて見た目が不思議なくらいアッタルに似ていると指摘する。>>257
ちなみにイメソンはこれですねYouTubehttps://youtu.be/EVZKRaD_zlc?si=7w9d6Pq0hSjpU4qI
SSとかも後でできたらwikiに載せようかな【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】バーサーカー
【真名】テセウス
【性別】男
【身長・体重】183cm・77kg
【属性】混沌・無
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:E 魔力:B 幸運:C 宝具:EX
【クラス別スキル】
無我:EX
狂化に代わるバーサーカーのスキル。忘却の椅子に座るバーサーカーは茫然自失状態にあり、平たく言えば記憶喪失である。召喚直後は身体の動かし方さえも忘れている。
【保有スキル】
模倣の怪物:A
バーサーカーは英雄を目指す旅路において、悪党を同じ方法で退治していた。すなわち、彼は善意の元で悪行を熟した。
たとえ、記憶を失おうともこびりついた何かがバーサーカーに怪物の如き振舞いを実行させる。
武芸応報:B
敵対する相手の武器を奪い、反撃に転ずるバーサーカーの逸話。記憶を失い、身体の動かし方さえも忘れたはずだが、反射的に実行する。
冥府の虜囚:B
生きながら冥府に囚われていたバーサーカーは、生死の境を曖昧にし死ににくくなっている。だが、それは何の救いにもなり得ない。それは冥府で受ける刑罰が本来なら未来永劫に終わりなきものであることを示すのだから。>>259
【宝具】
『自縄自縛の迷宮 (エレボス・ラブリュントス)』
ランク:EX 種別:迷宮宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
バーサーカー最大の後悔と冥府に囚われていた逸話が合わさりカタチを得た迷宮。迷宮奥深くにバーサーカーを拘束する自縛宝具で、引き篭もりによる時間稼ぎ、防衛戦としてしか使えない。
『未練の残照 (イケロス・ポベートール)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:7
冥府の神気が見せる悪夢の宝具。バーサーカーの後悔が生み出す、かつて退治した者たちの亡霊。基本的に身体の動かし方さえも忘れているバーサーカーに代わり、戦闘を行う。通常時は行動できる範囲や人数に制限があるが、上記の迷宮においてはその制限がなくなる。迷宮は冥府属性を持ち、迷宮内であればどこにでも、同一の亡霊であれ何人でも発生させることが可能。
【Weapon】
『忘却の椅子』
バーサーカーを縛る冥府の懲罰具。車椅子に調整されており、マスターが押すことで最低限の移動が可能。
【解説】
ギリシャ神話にて、生まれついての英雄、「テセウス」。ミノタウロスの迷宮踏破を最大の伝説とする男。
バーサーカーとして召喚されたテセウスは、かつて盟友ペイリトオスと共に冥妃ペルセポネを拐いに向かい、敢え無く冥王ハデスに捕まり罰を受けていた頃の姿をしている。
ペルセポネは、ハデスに攫われて冥妃となった。当時のテセウスにとってペルセポネは救うべき囚われの存在だったのかもしれない。迷宮奥深くに出逢った怪物の正体から受けた衝撃は、神代に生きた彼に神々さえも疑う動機を与えたのかもしれない。
「神のそばにあることは、本当に幸せなのか?」
しかし、ペルセポネは幸せに過ごしており、大きなお世話以外の何ものでもなかった。数年間、忘却の椅子に座る罰を受けたテセウスは、ヘラクレスの手により救い出され地上に戻る。しかし、アテナイの王座は既に奪われており、帰る場所を失った英雄はスキュロス島に身を寄せる。スキュロスの王は、非の打ち所のない英雄を見て王位を簒奪されるのではないかと疑心暗鬼に陥り、遂にはテセウスを崖から突き落とした。神々はその最後を憐れみ、神託によって英雄の遺骸は故郷アテナイに手厚く葬られたと云う。【CLASS】キャスター
【真名】グローア/Gróa
【性別】女性
【身長・体重】153cm・45kg
【スリーサイズ】B84/W56/H82(Eカップ)
【属性】中立・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力A+ 幸運A++ 宝具C
【保有スキル】
陣地作成:B
魔術師として自ら有利な陣地である「工房」を作り上げる能力。
道具作成:C
魔力を帯びた道具を作成する。グローアの作った道具は所持するだけで何故か癒しの効果があるらしい。巫女のルーン:A
北欧の魔術刻印・ルーンを所持。大神オーディンが見出した原初のルーンに通じる神秘があり、息子であるスヴィプダーグに施した災厄を退ける九つのルーンなどを保有する。
巫女のセイズ:A
北欧の巫女ヴォルヴァの魔術。ガンドと呼ばれる精霊を呼び出し、未来視・呪い・治癒といったあらゆる事象を引き起こす。グローアはセイズを用いて呪歌(ガルドル)で対象を癒す事が多い。
杖と機織り:A
巫女ヴォルヴァとしての魔術礼装。糸巻き棒の機能を持つ杖で、結び目を緩めれば味方を拘束から解放し、結び目を締めれば相手を拘束する魔術特性を持つ。また、ノルンの権能たる運命の織物を再現でき、予見した未来を固定する事が可能。
【宝具】
聖浄なる調べ、呪い歌はすべてを癒す(グローガルドル)
・ランク:C
・種別:対呪宝具
・レンジ:0〜99
・最大捕捉:1人
最強の霜の巨人フルングニルとの決闘で、雷神トールの額に突き刺さった砥石の破片を抜き取ろうとした聖歌が由来。
グローアの持つ治療宝具で、物理的な損傷、魔術による損傷・呪い・状態異常を無かった事にする逆行効果を持つ。
効力はレンジ内にまで及び、対象はキャスター自身が味方と判断した者のみに適応される。
しかし、唯一のデメリット(?)として、発動中に気が逸れてしまった場合、一時的にダメージは軽減されるものの損傷部位が修復しないままの状態になってしまう。よって歌の途中は邪魔にならないようにしましょう。
余談だが、歌っている最中のキャスターの周囲は、何故かゆるふわ空間と化してしまう。>>262
【解説】
北欧のスノッリのエッダである『詩語法』、古エッダである『スヴィプダグの歌』の第1部『グローアの呪文歌』に登場する巫女。
『詩語法』においてグローアは、霜の巨人フルングニルと戦った後、砥石の破片が額に刺さってしまった雷神トールの治療をする為に召喚され、癒しの聖歌をもって役割を遂行する。
癒しを与えたグローアに、トールは褒美として夫であるアウルヴァンディルの生存を告げる。その報告に感極まり、誤って癒しを中断してしまう。よって砥石の破片はトールに突き刺さったままとなってしまった。
『グローアの呪文歌』においてグローアは既に故人であり、息子のスヴィプダーグにより蘇生され、厄災を退ける九つのルーン施す。
【人物】
おおらかな雰囲気を持つ女性。ゆるふわママ。
巫女・魔女と称されるが、どちらも前に「癒し」が付く程に慈愛に満ちた人物で、魔術を施されなくとも無自覚に誰かを癒してしまうオーラが出ている。
ただし、それは非戦闘時の顔であり、ひとたび巫女に切り替わると神々と対等に対話するヴォルヴァの顔を覗かせる。
聖杯に託す願いは「アウルヴァンディルとの再会」。
現界した際、現代の書物、音楽のジャンルの広さに感銘を受け、暇さえあれば様々なジャンルを無節操に漁る。
【能力】
争いごとは好まず、極力戦いを避ける方針を取るが、戦えないという訳ではない。寧ろ北欧の巫女の立場から魔術師として高い実力を誇る。
あらゆる厄災を退けるルーン、ガンドを通してあらゆる事象を引き起こすセイズ、運命の織物をもって対象の未来を固定するノルンの擬似権能といった、リソースさえあれば何でもできてしまう典型的な神代の魔術師。>>263
【関連人物】
スヴィプダーグ
男でありながらセイズを躊躇なく利用する異端児であり、あらゆる困難を乗り越えて世界を渡り歩いた末に女神の花嫁を、神々の席を獲得した英雄。
魔術師として畏怖の念を抱いているが、一人の母親としての愛情も持っている。
アウルヴァンディル
夫。ヨトゥンヘイムで雷神トールに助け出されるが、籠からでた足の指が一本凍ってしまい、トールによって凍った指は折られ天高く投げられ星となった。
その星は「アウルヴァンディルの指先」と呼ばれており、北欧におけるオリオン座に該当するとの事。
登録可です。人類悪 脱獄
「支配の歓びを知るときよ。もちろん、あなたたちはされる側の歓びだけどね?」
【元ネタ】新約聖書など
【CLASS】ビーストⅥ/G
【真名】ゴモラズビースト/サカーニィ
【性別】女
【身長・体重】168cm・49kg +?
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:? 耐久:? 敏捷:? 魔力:? 幸運:? 宝具:?
【クラス別スキル】
獣の権能:?
対人類のスキル。人間と共に歩むのなら、英霊であれ神霊であれ、それはビーストにとって民草である。
単独顕現:?
ビーストのクラススキル。楔なく現世に顕れる。>>265
【保有スキル】
ネガ・マリス:EX
『悪』の否定。支配者の絶対命令権。
高ランクのカリスマは呪いの域に達するとされるが、ビーストの声は正しく呪いである。彼女の命令を聞いてしまえば、彼女の言動から悪を認知することができなくなる。
鉄の杖:A++
ビーストのカリスマ、ネガスキルを増幅している権威の象徴。
禁断の果実:E
黙示録の赤き竜が唆し、始祖アダムに食ませた知恵の果実。一方で、楽園には生命の樹とその果実もあったとされる。ビーストは、若返りを求めていた。
堕天の玉座:EX
天より失墜した熾天使と赤き竜は同一視される。悪魔となって地獄に王国を建てて、虎視眈々と地上の簒奪を狙い続けている。陣地作成などの複合スキル。
【宝具】
『今は遠く楽園の空 (ベネボレンチア・クルエンタム・キャストラム)』
ランク:? 種別:? レンジ:? 最大捕捉:?
万魔矯正宮殿パンデモニウムセラフより響き渡るビーストの玉音放送。ネガスキルを最大限に活用した精神破壊。地獄への道は善意で舗装されている。
【Weapon】
『ゴグ・マゴグ』
本来はマゴグの地のゴグと呼ばれる、神に逆らい赤き竜に従う勢力を指す。ビーストは、その名を与えた巨人の悪魔を2体、門番として従える。>>266
【解説】
ハンガリーの伝承にある竜種を名乗る獣。聖書に登場する地獄の王、『サタン』あるいは『ルシファー』とされる最大悪。
自らの持つ鉄の杖によって、顕現した世界の人類を支配する独裁者。より善き世界をつくろうと足掻きながら、善悪のなんたるかを知らず、他者に教えを乞うことを厭い、その末路として世界を破壊し尽くすもの。
悪に無自覚で、救世を謳いながら、血の池で身を清める人類悪。
以上の特性を持って彼女のクラスは決定された。
独裁者など偽りの肩書き。
其は人間が目を背けた、人類史を最も浪費する大災害。
その名をビーストⅥ/G。
七つの人類悪の一つ、"堕落"の理を持つ獣である。
所業『やることなすこと全てが裏目に出て、結果的に人類を衰退させる』
愛『支配する民草として、人類は幸せにするべきだと当然に認めている』
【コメント】
エリちゃんビースト説妄想。ポンコツ可愛い。
wiki登録可。【元ネタ】ハンガリーの伝承など
【CLASS】プリテンダー
【真名】サカーニィ 【性別】女
【身長・体重】168cm・49kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:A 幸運:E- 宝具:EX
【クラス別スキル】
獣の権能:E-
自信喪失により最低ランク。
単独顕現:C
寂しがり屋なため、ビースト霊基を封じてもそれなりのランク。
【保有スキル】
ネガ・マリス:E-
ビーストとしての権能。自身が悪であることを自覚してしまったため、ほとんど効果がない。
鉄の杖:E
ただの鉄の杖。携帯型音波増幅装置、マイクスタンドでしかない。
禁断の果実:A
吸血の別名。乙女の血はフルーティで芳醇な果実のようなもの。
曇天の玉座:EX
天候を操る竜サカーニィの巣。音響効果抜群の特設会場。>>268
【宝具】
『幻想の熱唱竜 (アイドル・サカーニィ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:3〜60 最大捕捉:10000人
アイドルユニット「恋はドラクルシスターズ」の独占ライブ。邪魔するモノは『ゴグ・マゴグ』を名乗る謎のチェイテの守護神像がボディガードとして排除する。ライブの背景には、自由の女神像風エリちゃんが聳え立ち、あまりの熱唱に会場の気温も物理的に跳ね上がる、熱風ソニックブレス。
ビーストのネガスキルが機能しないため、純粋な音波兵器でしかない。
【解説】
自身の行いを悪だと完膚なきまでに教え込まれたビーストⅥ/Gの末路。サカーニィを名乗るがどう見ても竜種の特徴を備えたカーミラさん。やらかしを自覚し、今度こそ本物の善行を為すべく、召喚に応じたものの厚顔無恥にサーヴァントになるのもどうかと思い、バレバレだがサカーニィの名義でやってきたためのプリテンダー。
振舞いや容姿はカーミラさんだが、価値観はエリちゃん寄り。ただし、アイドル活動こそ、人々に癒しを与える紛うことなき善行だと信じているため、その歌声は他者のための絶唱となる。自分のために歌うと破滅の歌声になることも認めている。そのため、宝具のときにはわざと自分のために歌う。マスターの役に立ちたいから敵を、自分のエゴで葬るという露悪的な論理。
【コメント】
wiki登録可。本家同様、集団に向けるが対人宝具。自分のための歌だからか、一人一人を認識して歌うからか。「聖槍反転。これなるは天を指し、地を縫い、星を覆う────破滅の錨」
【CLASS】キャスター
【真名】クリングゾール/Klingsor
【性別】男性
【身長・体重】200cm・99kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久E 敏捷D 魔力A 幸運A 宝具B
【スキル】
陣地作成:EX
魔術師として自ら有利な陣地である「工房」を作り上げる能力。生前に築き上げた「魔の城」を展開できる故、このランクを得ている。
道具作成:A
魔力を帯びた道具を作成する。邪悪なる魔術師として聖槍を魔槍へと反転させた他、あらゆる呪いの礼装を魔力から編み上げる。>>270
聖槍の影:A
聖槍ロンギヌスを魔力をもって投影し複製する。聖槍本来が持つ神秘よりランクが落ち、救済らの付帯効果が消失するが、消耗品として大量展開が可能となっている。
魔の支配権:A
天と地の狭間に存在するあらゆる精霊を支配する力を持つ。精霊に干渉、使役し、いかなる魔術の工程・詠唱を無視して発動を可能にする。ただし、神霊に属する精霊のみはその限りではない。
星詠みの眼:B
占星術による擬似的な未来視。星詠みという工程を挟んで行う為、戦闘中は使用できない。
【宝具】
反転す運命、破滅の魔槍(ロンギヌス・アンチサーシス)
・ランク:A+
・種別:対城宝具
・レンジ:1〜70
・最大捕捉:600人
クリングゾールが聖杯城カーボネックの王と円卓の騎士ベイリンと戦わせ、聖槍ロンギヌスを簒奪し魔槍へと反転させた逸話が由来。
聖槍ロンギヌスに備わった天罰たる「嘆きの一撃」を対象に向けて放つ宝具。魔槍へと反転させ、どこまでも破壊と呪いを追求させた文字通りの天罰が如きの一撃。
この宝具を受けた対象は伝承通り「癒えない傷」を負う事となり、これを治癒するには聖槍の癒しがなければ治る事はない。>>271
【解説】
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ作の叙事詩「パルチヴァール」及び、リヒャルト・ワーグナー作の楽劇「パルジファル」に登場する魔術師。また「青い花」「ヴァルトブルクの歌合戦」「クリングゾールの最後の夏」にも登場する。
呪いの魔女クンドリーを使い、あらゆる聖杯の騎士たちを堕落させ、更に聖杯城カーボネックすら陥落させて聖槍を手に入れた。
しかし後にクンドリーの誘惑を跳ね除けた、予言の子であり、白鳥に祝福を受けたパーシヴァルによって討ち取られる。
登場する作品によって気高き詩人、邪悪なる予言者と立ち位置が変わり、また数多くの異名を持つ。
聖杯城主たる漁夫王と対を成す王でもあり、魔に属する魔術師。(これは聖杯を司るキリスト教と、魔術を異端とした背景が存在する)
【人物】
邪悪なる魔術師。己の本質が悪であり、魔に属する存在である事に自覚的で、それでも尚悪をなす生粋の魔人。
利用できるものは仮令、悲劇であっても使い潰せるまで消費し、非人道的と罵られようともそれを喜ばしいと感じる冷血漢。
気に入った相手は善であっても賞賛し、敬意をもって全霊で叩き潰すだろう。パーシヴァルはクンドリーの誘惑を退け、その魂を解放し、聖槍の輝きを取り戻させた事からサーヴァントになった後も敬意の対象として霊基に刻まれている。
一人称「俺」
二人称「貴様」>>272
【能力】
魔槍の担い手。詠唱も工程も不要で発動させる魔術は強力であり、幻術にも長けている。
対魔力によって魔術が効かない相手には聖槍を投影させた幾多の魔槍を展開してぶつける。
更にはクンドリーを操り、聖杯を護る為の領域たる聖杯城カーボネックを陥落させ、聖槍を簒奪した謀略家としての能力も高く、術中に嵌れば手の平の上で潰し合いをさせられるだろう。
リソースがあればサーヴァント召喚システムを利用し、クンドリーの召喚という反則技を使ってくるかもしれない。
wiki登録【可】です。人類悪 来訪
「我が子ならずとも家族たる人類よ。言祝ぐがよい。おまえたちの願いが叶うときだ」
【元ネタ】日本神話など
【CLASS】ビーストⅤ
【真名】イワナガヒメ
【性別】女
【身長・体重】163cm・49kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:? 耐久:? 敏捷:? 魔力:? 幸運:? 宝具:?
【クラス別スキル】
獣の権能:?
対人類と呼ばれるスキル。
単独顕現:?
ビーストのクラススキル。
【保有スキル】
ネガ・マーテル:EX
『母胎』の否定。産みの苦しみからの脱却。
ビーストは、母から生まれた存在からの干渉に対して絶対的な耐性を有する。>>274
醜女の凶相:A++
天孫ニニギに拒絶されたという醜悪な容姿。美醜の価値観など所詮は一過性のものであり、通常は女神への信仰により幸薄そうな美貌に留まる。しかし、ビーストの霊基において、呪詛の塊となったその容貌を視認することは呪詛を受けるに等しい。よって、誰しもがビーストの気配を感じた段階で視界に入れないようにする。
泡沫の怨嗟:EX
泡沫のように儚い定命の嘆きや苦しみを聴きとる権能。信者の声を聴くことは神として当然の権能だが、不老不死を司るビーストの耳が拾うのは世界に対する呪詛に等しい願いであることの方が圧倒的に多い。
苔むす巌:E-
ビーストが司る不老不死の権能。第三魔法そのもの、霊長の完成形のエッセンス。日本国歌に謳われる、本来なら長い年月をかけてさざれ石が巌になり苔むすまでと喩えられる行程が必要な不可能事業。現代の物理法則で小石が大岩に成長することはない以上、それは時間遡行という全く別の権能を必要とする無意味な権能。
【宝具】
『制死の界眼 (キュベレイ)』
ランク:? 種別:? レンジ:? 最大捕捉:?
ビーストの権能。便宜上宝具として扱うが真名解放などの必要のないスキル。視界に入る可能性のある存在(実際に視認する、される必要もない。それができる状態の存在)に対して、制死状態を授ける。不完全な不老不死の祝福。制死とは、死を制すること、直死の魔眼が見るという死線を消し去り存在を完成させるが、それは完全ではなく、無欠にすぎない。欠陥を取り除くというプロセスでは、その存在はまるで絶対に壊れないだけの石となったかのように動けなくなる。石化の魔眼の原典の一つと思われる。
【Weapon】
『不壊の器物』
どうしても直接戦闘をするのなら、その辺の石ころを不壊にして投擲する。不壊の神秘を有さないモノは、不壊の神秘と衝突すれば確実に負ける。>>275
【解説】
日本神話にて語られる女神、『イワナガヒメ』。オオヤマツミの子、コノハナノサクヤビメの姉。
天孫ニニギの元に姉妹一緒に嫁いだが、醜女であったがためにイワナガヒメだけが送り返されたとされる。これに怒ったオオヤマツミは、大切な娘を2人ともに嫁がせた真意をニニギに告げる。
「コノハナノサクヤビメは華の如き繁栄を、イワナガヒメは岩の如き永遠を、それぞれに天孫が享受するように誓約を立てたからであったというのに」
ニニギの子孫は定命の存在に成り下がり、故に人類は短命であるのだと。とここまでが、神話の記述。バナナ型神話と呼ばれる不老不死に関する神話類型に分類される日本神話だ。
『日本書紀』ではイワナガヒメは妊娠した姉を呪い、それが短命の起源ともされる。実際には、イワナガヒメは産みの苦しみを知らずに済んで安堵していた。しかし、神霊となり、不老不死の女神として信仰されるうちに、呪詛が溜まる。何故、天孫の元に縋りつかなかったのか。何故、死することは当然なのか。なぜ、なぜなぜなぜ…。
イワナガヒメは気の狂いそうな、その呪詛を受け止め続けたことで、人類に不老不死を授ける方法を模索しなければならなくなった。姉の子の子々孫々、愛すべき家族の我儘だ。叶えてやるべきだ。
だから、『日本書紀』に合わせて姉を呪うことにした。それは妊娠への呪い。繁殖ができなくなれば、繁殖の不要な存在であれば、逆説的に不死身であろうという杜撰な計画だった。不老不死の女神である以上、計画の目的自体は達成されるだろうが、繁栄の女神であるコノハナノサクヤビメに対する呪いは、人類の繁栄を頭打ちにし、人類史の完成、剪定事象の認定を齎すだろう。
以上の愛憎をもって彼女のクラスは決定された。
不老不死など偽りの夢。
其は母性を否定し、人類を最も死から遠ざけるだけの大災害。
その名をビーストⅤ。
七つの人類悪の一つ、“無欠”の理を持つ獣である。
【wiki登録】可【元ネタ】民間伝承(北米)
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】パラタイン
【性別】女性
【身長・体重】164cm・58kg ※船体は220トン級
【属性】中立・中庸
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷D 魔力D 幸運E- 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:E-(A相当)
対魔力そのものは殆ど持っていないが、
炎は敵対干渉の多くを焼き払う。うっかりしていると支援も焼く。
騎乗:EX
大抵のものを動かす事ができ、滅多なことでは事故も起こさない
……全くコントロールできていないというのに、だ。>>279
【宝具】
『彷徨える阿蘭陀船(パラタイノ・インフェルノ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:一隻
“いつ現れようと、あの日と同じように燃えている”存在規定。
『さまよえるオランダ人』ヘンドリック・ファン・デル・デッケンと
彼と運命を共にする幽霊船とは似て非なるもの。
通常の防御力・耐久性という点ではさほど強靭ではないが
消滅、消火、また“燃え尽きる”事へは恐るべき耐性を発揮、
たとえ体(船体・人間態とも)が殆ど粉微塵になろうとも
炎がこれを繋ぎ留め存在させ続ける。
決定的損傷による消滅後にも、召喚基盤が停止するまでは
何度でも“再出現”が可能 ……こちらに関しては実体や戦闘能力、
それに確かな自我をまるで持たない、朧気な霊としてだが。>>280
【解説】
幽霊船パラタイン(パラティノ)号。
二百年以上に渡り北米沿岸諸地点で目撃報告がある、とされる。
話のもととなった1738年12月の
英国船プリンセス・オーガスタ号難破事件こそあるものの、
“パラタイン号”の顛末(とくに島漂着後)は伝説の類である。
パラタイン号はオランダから北米へ向けて発した移民船であった。
しかし暴風雨の中で船長が死去し、船員は暴動を起こして
物資を独占した挙句に乗客を見捨てボートで脱出してしまった。
船は数日漂流した末、ロードアイランド州南部ブロック島に座礁した。
ここで疲れ切った乗客と現地民に衝突が起こり、現地民は船に乗り込み
掠奪しようとしたが、船員たちが持ち去った後ではロクな物が無かった。
現地民は乗客らを虐殺して船に火を放ち、パラタインは再び沖へ漂流。
しかし燃え上がるパラタインはその後幾度も、特に破滅の日には必ず、
猛烈な勢いで炎上する状態のまま姿を現し人々に目撃されているという。【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アサシン
【真名】ヘラクレス
【性別】男
【身長・体重】206cm・141kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:A 魔力:A 幸運:B 宝具:A++
【クラス別スキル】
気配遮断:EX
自然との同化によりサーヴァントとしての気配を断つ。第3試練『ケリュネイアの鹿』を追うなかで身につけた技術。ただし、神代の自然の中で身につけた代物であるため、中国拳法家の圏境のようにはいかず、攻撃に転じる瞬間はA+となる。
神性:A
主神ゼウスの子にして、死後に神々の一柱に迎えられたための神霊適性。>>282
【保有スキル】
心眼(獣):A
獣の論理に寄った戦闘論理。修行と鍛錬に基づく戦場での洞察力。搦め手をねじ伏せ、最短でのさつがいを完遂する可能性を手繰り寄せる。
勇猛:A
威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。また、敵に与える格闘ダメージを向上させる。
戦闘続行:A
瀕死の傷を負ってもなお戦い続ける事が出来る、戦場で生き足掻く強さを表した能力。
【宝具】
『十二の罪禍 (ヒロイック・ダークネス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
アサシンの偉業から功績を削ぎ落とした罪禍の具現化。神も魔も人も等しくさつりくする呪い。単体ではアサシンが敵に与えるダメージに補正を加算する程度の効果しかない。しかし、生前にも愛用したヒュドラ毒と合わさることで、敵がどんな無敵、不死身の逸話を持っていたとしてもさつがいすることが可能になる。そのときのランクはA++。
また、アサシンの感覚を閉じることで、その感覚でアサシンが認識されなくなるという効果も備える。アサシンが視ることをやめれば、敵も視覚でアサシンを捉えることができなくなる。
『射ころす百頭 (ナインライブス)』
ランク:C〜A+ 種別:不明 レンジ:臨機応変 最大捕捉:-
流派・ヘラクレスが宝具にまで昇華された万能闘法。アサシンの霊基では、弓矢を使った絶技のほかに、縮地にも似た空間跳躍の如き歩法をよく使う。
【Weapon】
『弓矢』
Aランクの猛毒とされるヒュドラ毒を塗り込んだ鏃を備えた剛弓。>>283
【解説】
言わずとしれたギリシャ神話最大の英雄、「ヘラクレス」。あまりにも有名なため経歴については割愛する。
最も実力を発揮できるのはアーチャーとされるが、アサシンのヘラクレスはさつがいに特化し、特殊条件をねじ伏せての真向勝負を敵に強いることができる。
クラス適性の核となる逸話は、第5試練『アウゲイアスの家畜小屋』を発端とする諍いにある。三千頭の牛が飼われた三十年間掃除されていない家畜小屋の掃除を一日で果たした場合の報酬をアウゲイアスにヘラクレスは約束させた。しかし、アウゲイアスはこれを反故にしたため、ヘラクレスはのちにアウゲイアスが支配するエリスに攻め入る。エリスには双子の英雄モリオニダイがおり、二対一に流石のヘラクレスも苦戦を強いられた。敢え無く撤退したヘラクレスは、モリオニダイの動向を探り待ち伏せによる暗殺を成し遂げたのだ。
他にアサシンの霊基を補強する逸話としては、冥府を訪れたこと、死神タナトスを屈服せしめたこと、アトラスの代わりに天を背負った山の逸話など。また、第3試練『ケリュネイアの鹿』は気配遮断スキルの由来となっている。さらに、『十二の罪禍』の感覚遮断はハデスの隠れ兜ではなくこちらに由来する。
『ケリュネイアの鹿』とは、月女神アルテミスの聖獣で矢よりも疾く駆ける黄金の角と青銅の蹄を有した五頭の雌鹿のこと。四頭はアルテミス自身が捕まえたが、最後の一頭は捕まえられなかった。この一頭が女神ヘラの命令でケリュネイアの山中まで誘導され、これを捕まえることがヘラクレスに与えられた第3の試練であった。一年をかけてヘラクレスは見事に雌鹿を捕らえ、最後の一頭もまたアルテミスの元に捧げられた。
この幻想種の正体は、アルテミスの感覚だとされる。それぞれが様々な感覚に依存する距離感を狂わせ乱し、矢よりも疾く駆ける基礎性能で狩人の手から逃れる。アルテミスが捕らえた四頭は、それぞれ視覚、嗅覚、聴覚、温感でなら正しく距離感を測ることができたため捕らえられた。しかし、最後の一頭を正しく捉えることができる感覚は、いわゆる第六感、心だった。機神であったアルテミスに心はなく、故に捕らえることができなかったのだ。ヘラクレスが捕らえ、捧げた最後の一頭は、月女神にとある狩人への愛を芽生えさせたのかもしれない。【元ネタ】史実
【CLASS】ルーラー
【他クラス適性】アサシン、キャスター、アーチャー
【別名】聖なる魔のルーラー
【真名】ロドリーゴ・ボルジア
【表記揺れ】アレクサンドル六世、ロデリク・ランソル
【性別】男性
【地域】スペイン、イタリア(ローマ)
【属性】秩序・悪
【副属性】人
【その他特性】人型、ヒト科、ローマ
【ステータス】筋力:D 耐久:C+ 敏捷:D 魔力:A+ 幸運:A 宝具:C
【クラススキル】
対魔力:B
教皇という立場であったことに起因し、ルーラークラスの適性を濃く有することに由来しているクラススキル
魔術に対する抵抗力を示す。
教皇であったが教皇としては相応しい人物ではないという人々の信仰の影響か、教皇という立場を勤めた人物としては聖人同様の扱われた教皇とは程遠く、(これでも)低いランクでしか獲得できない。>>285
洗礼秘蹟:A-
ラスプーチン(言峰綺礼)と同様のスキル
主の加護を願う癒しの祈り。対象の持つ「信仰」が異教の侵略によって道を見失った時、正しい在り方へと洗礼によって戻し導く。
ネポティズム:C
ロドリーゴに限らず生前当時のカトリック教会内で蔓延していた悪しき親類・血縁者優遇登用システム。
親類・血縁者のサーヴァント単体を一時的に低級サーヴァントレベルの霊基で、且つ宝具使用不可の制限をかけた状態で召喚することができる。また、自分以外の他者や聖杯や土地そのものに召喚された味方の親類・血縁者のサーヴァントに対しては最大級の知名度補正と同等の恩恵を与えることができる。
【固有スキル】
教皇論議(業):B
ヨハンナの「教皇論議」スキルの派生スキル
教皇アレクサンデル6世は、その所業の数々は正しく堕落教皇と呼ぶに十分過ぎるものばかりであったが、果たして頭の先から足の先まで教皇に微塵も相応しくない行いばかりであったかと言われれば、そこには議論の余地が存在するような人物である。時が経つにつれ、彼の正当に評価すべき点も様々に見出され、特に政治的な当時の教会統治の先陣を切り、財政を立て直し大きな力を持った諸外国からの侵攻を食い止めるなどの功績を残しておりその手腕を認められてもいる。
洗礼詠唱(原):EX
天草四郎の「洗礼詠唱」スキルの上位亜種スキル
教会流に形式変化させた魔術であり、よりその原型に近い形。対霊体に特化しており、霊体への絶大な効果は勿論だが、教皇であるロドリーゴは霊体ならば、高い対魔力を持たない英霊に対してさえもそれなりの効果を発揮できる。>>286
無辜の怪物:A
お馴染みのスキル
生前の行いからのイメージにより、後世において過去や在り方が捻じ曲げられてしまったが故に、姿や能力が変貌してしまったことを示す。
ロドリーゴの場合は教皇庁の信頼や権威を失墜させた「堕落した教皇」としてのイメージを当てはめられ、後に描かれた風刺画における悪魔の姿への信仰が反映されている。
悪魔王を崇め奉る悪魔神官の如く、神官或いは司祭のような聖職者らしい出で立ちで着飾った悪魔の姿をしている。身に纏った祭服の背面には悪魔の羽が折り畳まれ、司教冠ミトラからは禍々しく涜神的な角が覗いている。
姿だけでなく、元々の教皇として持つ聖なる魔力に禍々しい暗黒の魔力が入り混じった、聖と魔を象徴するような魔力を身に纏う。
策略家の企み:B
オデュッセウスの「知将の閃き」スキルと類似したスキルであり、ロドリーゴの教皇庁・政界を巧みに立ち回るために振り回した策略・策謀の数々を示すスキル
一度ロドリーゴがその策略・策謀を張り巡らせれば、後にはその標的とされた者たちの血と骸で満ちた海が広がる。
ボルジアに栄光を:EX
教皇庁をボルジア家で乗っ取り、ボルジアの手でイタリアをヨーロッパ随一の国にして覇権を握るというロドリーゴの飽くなき理想・野望の在り方そのものを表したスキル
味方陣営に他のボルジア家の者、手を貸してくれる縁深い者、同盟の契りを交わした相手などがいると、ロドリーゴ自身を含め、状況に応じて非常に有利なボーナスを得られる。
【宝具】平伏せ、我は強国統べる教皇なり(ラ・コルツィオネ・パーパ)
ランク:C+ 種別:対衆宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:100人
ロドリーゴの教皇としての在り方・精神性を源泉として昇華された宝具。
一族と祖国にかけるロドリーゴの貪欲なまでの野望により味方勢力に更なる武力を与える。また、レンジ内にいる敵に威圧し恐怖させ、魔力を吸収する。敵の保持している魔力量が多ければ多い程それに比例してより多量の魔力を吸収する。>>287
【宝具】原世界分け隔てる境界(インテル・カエテラ)
ランク:EX 種別:対域宝具 レンジ:1~999 最大捕捉:2000人
ロドリーゴがかつて、教皇としてアフリカ大陸を領土とするポルトガルとスペイン両国の勢力争いを解決するべく、勢力圏を2つに分断し両国王に分配する旨を記した教皇勅書及び勅令を由来とする宝具。
十字剣の形を成す宝具。通常時は華美な装飾があるだけで特段変哲の無い十字剣でしかないが、真名開放することでその剣先で描いた軌道から絶対的境界を生み出す。
剣先から生じた境界は単なる斬撃とは異なり、対象に分断という概念を付与し、2つに分け隔てられたという現象を発生させる。即ち、この宝具による一撃において対象によるいかなる防御も意味を成さない。しかし、分断は一つの対象物に対して1度しか使えない。
また、何もない虚空に剣を振るえば、そこには如何なるものも通ること能わない絶対的な防壁として境界が現れ、あらゆるものを隔絶する。
【宝具】淡雪のように白く、甘く(カンタレラ)
ランク:C 種別:対人宝具/対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:50人
ボルジア家が主に政敵などを暗殺を目的として用いたとされる、「あの雪のように白く、快いほど甘美な粉薬」と表された伝説の毒薬の宝具。
ボルジア家に伝わる秘伝の毒薬。
元々粉末状の毒薬であり、本来であれば飲み物などに混ぜてそれを相手に飲ませるという使い方だが、宝具として昇華されたことに伴いより使い勝手が良くなっている。
その白さを例えられるように、空間内に雪が降るように散布させ、融けて体に染み込むこんでいき死に至らしめる。しかし、敵にとってこの毒雪を警戒することは困難であり、一目毒雪降る光景を目にすれば美しさに目を奪われて警戒心を緩めてしまう。そうして体に染み込んだ後は苦しみに悶えるようなことは一切無く、全身を巡ってゆく甘美な心地良さに徐々に飲み込まれながら、やがて死を迎えるのである。
ロドリーゴはこの宝具を有しているために高いアサシン適性を持ち、アサシンクラスでの現界時にはこちらの宝具をメインにする。
【Weapon】三叉の聖杖(バクルス)、暗黒魔術、【原世界分け隔てる境界】>>289
【因縁(ありそうな)キャラ】
(ボルジア兄妹(Requiem))…とある世界においてアサシンクラスで召喚されたことが確認されている実の息子と娘。
コロンブス…ロドリーゴが教皇勅書インテル・カエテラを発行するに至った、当時新たなるアジアの大陸と思われていた新天地の発見・到達というきっかけを作った人物。
ダ・ヴィンチ(キャスター&ライダー)…詳しくは分からないが、かつて息子チェーザレと友誼を結び軍の協力者。召喚されたボルジア曰くダ・ヴィンチのことは特にその芸術的技術の腕を高く買っており、彼女(彼)に協力関係を持ち掛けるようそも画策していたのは自分自身であるらしい。また、ライダー霊基の方は、その宝具の特性からしてロドリーゴの宝具【原世界分け隔てる境界】とは抜群に相性が最悪であり、正しく“矛盾”関係であるため、ぶつかり合った時にどういう結果となるかは未知数。
(メフメト2世)…先代ローマ教皇インノケンティウス8世の頃より教皇庁に身柄を預かっていたジェム・スルタンの父親で「征服者」の名で世界に知られるオスマン帝国の大英雄。メフメトは息子兄弟の中でジェムに最も愛情を注いでいたとされ、ジェムは最期ボルジア家の手により葬られたとされてたというのが真実であれば、恐らくメフメトがロドリーゴに対して絶大な怒りを抱くであろうことは容易に想像できる。
ヨハンナ…同じ教皇の立場であるが、その実在を否定された幻想の聖人。実在していたとしたら、伝説の成り立ちからしてヨハンナの方が先輩となる。但し、教皇としての在り方はまるで違い、片やあまりに教皇らしからぬ堕落を極めた振る舞いで教会の権威を貶めたロドリーゴに対し、ヨハンナは如何にも教皇然とした人物である。
モレー(フォーリナー)…同じく堕落した聖職者。さらに悪魔のような姿を持つ無辜の怪物英霊。但し、こちらは邪神の干渉によりその存在を歪められた結果という外的要因のみで堕落しているため、生前からして既に堕落教皇と言わしめたロドリーゴとはその成り立ちは異なっている。
聖人系サーヴァント達…教皇でありながら堕落を極め、魔道へ堕ちたといっても等しい最大の汚点として彼らから反感と敵意を買っており、敵視されながらも時々一部から性根を叩き直す機会を虎視眈々と窺われている。>>290
メフィストフェレス…悪魔として語られたことによりその存在を歪められ、悪魔の姿と化している無辜の怪物英霊。
カイニス… 「海神の偏愛」スキルにより、おそらく海の上であればダ・ヴィンチ(ライダー)の場合と同じく、ロドリーゴの【原世界分け隔てる境界】と相性が悪いサーヴァント。
【解説】
15世紀のルネサンス期に約10年の間君臨した第214代ローマ教皇アレクサンデル6世。また本名をロドリーゴ・ボルジア。教皇としては史上最悪とまで評されることも多い堕落教皇の代表格。そして当時手段を選ばぬありとあらゆる謀略を巡らせ、冷酷に、残忍に邪魔者を排除し続け、教皇領を牛耳ろうとした貴族ボルジア家の筆頭チェーザレ・ボルジアの父である。
ボルジアの血筋の者たちを贔屓して次々とローマ教皇庁の重要な位へ配し、当時ヨーロッパで台頭していたフランスやスペインなどの大国と対抗するため、教皇庁を軍事的に自立させようと目論み、イタリアを大国間の睨み合い、潰し合いの渦中に突っ込んだ。
ロドリーゴはその政治的辣腕で息子チェーザレや娘ルクレツィアを他国の王室関係者と結婚させ同盟関係を結ぶことで、一族繫栄を成し遂げると共に自らの政治的地位を強化し、政敵を次々毒により暗殺していった。そうしてボルジア家の悪名をイタリア中に轟かせた。
ボルジア家の横暴さに人々はただ恐怖し震え上がるしかなく、何かの手違いで悪口でも聞かれようものなら死を覚悟しなければならない程にまで達していたという。
確かにロドリーゴはカトリック教会の権威を教皇領の統治の為の道具同然のように利用していたが、彼が信仰を捧げていなかったということは一切無く、教皇として宗教的な活動は、儀式や儀礼など、誠実さと勤勉さを兼ね備えた姿勢で臨んでいたとも言われる。また、ヨーロッパ域外の他文化圏において、無理矢理改宗を迫るような行為に対しては否定的で認めておらず、布教する際は確りと原住民の承認を前提として行うように命じるなどしていたとされる。>>291
(続きから)
自らの富と名声と力即ち欲望の為というのは多分にあったが、ロドリーゴにはイタリアという国を嘗て栄華の限りを誇った最大の帝国「ローマ帝国」同様、ヨーロッパ最大の国とし、その上で自らがローマ教皇としてヨーロッパ全土に支配の及ぶ教皇領の頂点に君臨し、世界を思い通りに動かすという大業の望みがあった(※オリ解釈)。その為に策謀・謀略の日々に邁進し、あらゆる手を尽くし己の手をボルジア家にとって障害となる数多の存在達の血で染め上げ、骸を積み上げた。そうして、着々と地位・権力を手にして教皇庁をボルジア家のものへと仕上げていったが、遂に夢の実現には至らず、病死か毒殺か、幾らかの憶測を呼ぶ謎を残してこの世を去った。なお、生前人々を恐怖で支配し教皇領を我が物とせんとし権威を貶めたことによる報い或いは神から下された罰か、死後その遺体は惨たらしくも膨れ上がって人々に異様な様を見せたのだという。>>285
誤字った
ここ【表記揺れ】アレクサンドル六世→アレクサンデル六世でしたね【元ネタ】デンマーク、ドイツの伝承など
【CLASS】プリテンダー
【真名】リントヴルム 【性別】男
【身長・体重】178cm・87kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A++ 耐久:A++ 敏捷:B 魔力:C 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A++
現代の魔術師には傷付けられない。
単独行動:A
マスターから離れて行動できる。
竜種:EX
最強の幻想種である証。ランクは高いのではなく、不安定。悪竜現象による発生の可能性もある。
【保有スキル】
黄金律:A-
どれだけ人生に金銭がついて回るかの宿命。竜種は黄金を蒐集する習性を備え、しかし、最後にはその黄金は竜殺しの財産となる。
魔女の呪い:C
プリテンダーを蝕む呪い。紛うことなき竜種と成り果てるが、人類に忌避される醜悪さを醸し出す。竜の炉心から供給される膨大な魔力は、この呪いを強め続けている。
眷属召喚:B
プリテンダーの眷属を召喚する。雑竜の類いのみならず、食器や家具などの日用品の姿をした召使いを召喚して実に人間的な雑用を担わせる。>>294
【宝具】
『愛を覚えた竜に祝福を (メルヒェン・ワーレリーベ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
英雄譚の竜(かいぶつ)は退治される悪役だと宿命づけられる。しかし、恋愛譚の竜(かいぶつ)はその限りではない。真実の愛によって呪いを祓う克己宝具。
世界に広がる童話に託された一つの願い。『どうか世界が幸福でありますように』の逆説定義『どうか世界から不幸がなくなりますように』の幻想結晶。呪いを祓ったプリテンダーの存在そのものが、悪意や害意という不幸の原因となり得る事象を解きほぐす。未練を残す死霊たちは昇天し、世界を憎む心は霧散する。そこには、童話の最後を飾る理想の王国、キャラクターたちが末永く幸せに暮らし、めでたしめでたしで締め括られる世界が広がるのだ。
【Weapon】
『竜の肉体』
最強の幻想種に恥じない強さを持つ。また、その動きはどこか体系化された武術を学んだことを窺わせる。
『雷』
魔力放出は雷の属性を帯びる。
【解説】
ドイツをはじめとした北欧に語られる伝承の竜、翼ある蛇、「リントヴルム」。中世には紋章にも描かれる由緒ある竜種。
純粋な怪物としての伝承も多々みられるが、白い個体を見れば幸福を呼ぶとか、神の雷霆とも結びつけられるとか僅かな吉兆の伝承も見られる。特にデンマークの伝承によれば、『美女と野獣』に類似する物語の野獣役に当て嵌められている。召喚に応じたプリテンダーは、この童話の影響を強く受けていると言えるだろう。童話の登場人物の役を羽織る故のプリテンダーであるのだから。
童話の幻霊に、竜種という霊基補強を施したのか、それとも実在する王族ないし領主のうち悪竜現象を発現しながらも、それを克服した名もなき誰かであるのかは本人にも判然としない。だが、どちらにせよ。愛を教えてくれた誰かがいたことは確かだ。たとえ、呪いがその記憶を封じていても、輝くものとして心に焼きついたそれが忘れていることを教えてくれる。リクエスト鯖
【元ネタ】創作要素『ヴィラン』など
【CLASS】プリテンダー 【真名】ダークロード 【性別】無
【身長・体重】193cm・98kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:A 魔力:A 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:EX
悪役は簡単には斃せない。物語の終幕のそのときまで。
陣地作成:EX
悪の根城に君臨する。
獣化:A
恐ろしい獣だ、相容れない怪物だ、誰か斃してお願いだ。
【保有スキル】
悪名高き狼:A
欧州において、家畜被害や狂犬病などを発端として狼のイメージはとても悪いものだった。いくつかの童話のなかで彼らは狡猾で残忍で冷酷な悪役として描かれる。
カニバリズム:EX
食人嗜好。人肉を食べることで魔力を補給する。さらに、それが恐怖を感じているほどにその効率は高まる。
悪魔の誘惑:C
心の隙間に入り込み、悪に引き摺り込む手腕。手駒を増やす盤外戦術。ただし、手駒も悪なので簡単に裏切る。>>296
【宝具】
『悪魔の証明 (ユア・バッドエンド)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
召喚したマスターが想像する悪役を演じる固有結界。ナーサリー・ライムと同様に、プリテンダーの固有結界ではなく、プリテンダーが固有結界そのもの。
特殊なルールの敷かれた世界でプリテンダーは最凶無敵。条件を揃えない限り、悪役を討つことはできません。しかし、条件が揃わないうちにプリテンダーが敵を始末することもできません。すべては最後の結末次第。
【Weapon】
『人狼の体』
聴覚や嗅覚に優れ、人間に勝る膂力を持ち、なぜか建築物を吹き飛ばすほどの肺活量を有している。
【解説】
悪いことがしたい誰かのために召喚に応じる概念系サーヴァント、「ダークロード」。古今東西の創作における悪役のコモンイメージ。
確かな実像のないサーヴァントなため、マスターの影響を色濃く受ける。今回の顕界には童話の悪役『狼』の要素が強く、容姿は悪辣な人狼といったところ。
純粋悪にして絶対悪。悪意のために悪事を為す怪物。善悪二元論のための必要悪、生贄の悪ではなく、愛のために暴走する人類悪とは相容れない。
悪いことが起こった原因ではなく、悪いことをする悪いモノ。悪夢が見せる悪ではなく、悪夢を見せる悪。
そのため、マスターも何か目的があって悪いことをしたいのではなく、ただ純粋に衝動として悪いことをしたい性質を有した者だとされる。
復讐でもなく、渇愛でもなく、ただ性悪のための無邪気な邪悪。
「遊ぼうよと誘いながら、彼らはあなたで遊ぶことを当然としているの。世界は彼らの玩具箱。お人形さんがどれだけ怒っても、それは彼らの空想が聞く彼らの考えたセリフでしかないんだわ」
【wiki登録】可「我が身は我が身より強い奴に会いに行く。ただそれだけのことだ。」
【元ネタ】旧約聖書
【CLASS】グラップラー
【真名】ヤコブ
【異名・別名・表記揺れ】イスラエル、神炎のグラップラー
【性別】男性
【身長・体重】197cm・100kg
【肌色】肌色 【髪色】黒→プラチナに毛先が赤 【瞳色】紅蓮
【外見・容姿】イスラエル風の格闘着を身にまとう→某格闘ゲーム7の主人公のように服装が現代的になる。ちなみにフードも被っている→彫刻のように鍛え上げられた肉体上半身裸。胸元と四肢が神代の紋章が浮かび、炎に包まれている
【地域】古代イスラエル
【年代】紀元前
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:A++ 耐久:A 敏捷:B 魔力:C 幸運:A 宝具:A
【クラス別スキル】
グラップラー:A+++
格闘士としての適性・練度の高さ。
生前は、組技などレスリングに近い格闘技しかしていないが、座にていろいろな格闘技を習得したのか高ランクを得た。
単独行動∶A
兄に狙われ、叔父に騙されるなど悲惨な目に遭うが、曲げずに孤軍奮闘し独立したことからこのスキルを得た。>>298
【固有スキル】
ヤコブの手足∶EX
グラップラーが創始した古き格闘法。極まれば大天使にさえ勝利する。
伝説によれば、四大天使の一角であるウリエル(一万二千の天使を率いる『破壊の天使』とも)を倒した説や、神を打ち負かした説があるらしい
………なお真相は不明だがヤコブの手足よりも古く未開闢の格闘技があるらしく、それを極まれば創造主、あるいは理にさえ勝利する……らしい。
踵を掴むもの∶B
グラップラーが生誕した際に兄エサウの踵を掴んで産まれた事で彼を差し置いて長子の祝福を得たという逸話の具現。
生まれつきの祝福と人を出し抜く性質、鍛え上げられた隙を見抜く観察眼であり直感。または人を記憶する能力でもある。
その賜物がグラップラーを優先的に恩恵や祝福を向けられるが、それと同時に周辺の様々な嫉妬など負の感情が向けられる。
そのせいで本人は生前に苦い思い出があるのかこのスキル使用するたびに苦い表情を浮かべ、自ら進んでこのスキルをあまり使用したがらない。
心眼(真):B
数多の苦痛を乗り越え修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”
逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。ーに齎される。>>299
【宝具】
『神授の聖炎(セラフィック・ウリエル)』
ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
諸説の一つであるが、天の遣い一人であるウリエルに勝利し、祝福されたものが常時発動宝具となったもの。
C相当の神性に加え、天性の肉体、勇猛、奇蹟、魔力放出(炎/光)の複合スキル
なおちなみに聖人の一人とされているが、一部ではウリエルと同一視されたりウリエルの人間としての名前だったりするらしい。
『後光降り注ぎし天の梯子(イスラーエール・ヤコブスラダー)』
ランク:A+ 種別:絶技宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
かつてヤコブが夢に見たとされる天へと続く梯子。天地の架け橋、栄光に開けた未来、あるいは、信仰の道だともされる。それを具現化した一種の絶技。
真名解放後、素早く前進して強力なアッパーカットで敵を逃げ場のない空中へと搗ち上げ、すかさず怒濤の拳撃と脚劇を叩き込む。
その後、敵を地面に向けて蹴落とし、とどめに地獄の業火を模した限界値を超えて貯めた巨大レーザーを放つ。
グラップラーの神気溢れる四肢より繰り出される回避不能の連続攻撃は天の裁きを想起し、とどめは地獄の業火となって対象を爆砕する。>>300
【解説】
聖書に登場するヘブライ人の族長。そして神魔撲滅格闘法『ヤコブの手足』の創始者。
次男でありながらも生誕した際に双子の兄エサウの踵を掴んで産まれた事で彼を差し置いて長子の祝福を受けた。それはエサウを出し抜いての結果であり、成長したエサウの怒りを買ってしまったバーサーカーは逃げるかのように家を出た。叔父を頼ったものの騙されて悲惨な目に遭うが、曲げずに独立し逃げることに成功。
その逃亡の途上、夢で神からの啓示を得、後世に『ヤコブの梯子』と伝わる天国への階段を目にする。
この啓示によってヤコブは自分の子孫が後に偉大な民族になると神に約束された。
その後は兄との和解を志し、会いにいく途中に川の辺で天使と格闘し、これに勝利したことから、
神(エル)に勝つ(イシャラー)、すなわち神の勝者を意味する「イスラエル」の別名を与えられ、これが後のイスラエルの国名の由来となった。
それ故にヤコブはイスラエルの民……即ち、ユダヤ人全体の祖先であるともされている。
───後にヤコブは兄と和解し、なんやかんやあって末っ子であるヨセフのゴタゴタもあったが、一族総出でエジプトに移住することとなり、ヤコブの子たちはイスラエルの12支族としてユダヤ人の祖となった。そして様々な格闘技を極め、その神魔撲滅格闘法『ヤコブの手足』の創始者になったのは別の話。>>301
【人物像】
鍛え上げられた肉体と若々しい見た目とは裏腹にかなり古風な口調で話す青年。
実直で誠実、「俺より強い奴に会いに行く」思考を持ち、常に自分より強い相手を探し求めている。だが、自ら身勝手な理由で振るうことはなく互いの了承のもと闘いをしている。
良い意味でどこまでもストイックであり、自分を貫き通し、どのような存在であろうと他者の強さを尊重する姿勢と神をも恐れぬそのあり方から、彼を聖人足らしめてるひとつなのかもしれない。表には出さないが、実は強者との戦闘を密かに望むなど隠れ戦闘狂なのかもしれない。
感情の起伏があまりなく知らない人からは無自覚に恐怖を向けられてしまうこともあり、口調が古風すぎるのと真面目すぎるため、ときとして冗談が通じなかったり、空かされたりもする。
ちなみに家族に関しての話題に関しては苦い思い出を思い出すのかあまり語ろうとしない。
また、機械音痴ではなく現代文化に疎い訳では無いが、鍛錬や戦闘以外に興味はなく、たまに馴染めなかったりするときもあるので暇さえあれば休みの日など誘ってあげよう。
聖杯にかける願いはないが、再び天の御遣いとの再戦、或いは創造主を倒し、理を超えてみせるとのこと。
【一人称】我が身【二人称】○○、汝、貴様(敵対者に対して)【三人称】この者、あの者、○○>>302
【関連人物】
モーセ
自身の格闘技を継ぎ、海をかち割り、天使の軍勢を打ち砕いたもの。
もし相対する時があるのならば、いずれ手合わせを願いたい。…それはそれとして風の噂で聞いたのだが、サマエルの目を潰してしまったんだって?
彼の苛烈っぷりエピソードにヤコブはドン引きした。
マルタ
自身の格闘技を継ぎ、己の拳で悪しき竜を打ち倒したもの。
もし相対する時があるのならば、いずれ手合わせを願いたい。ちなみにタラスクという竜について一度でもいいから貸してくれないか?どういう強さなのか、そして我が拳が通じるのか試してみたくてな。
彼女より強大な存在にタラスクは泣いた。果たしてタラスクの明日はどっちだ?
肉弾戦の逸話を持つサーヴァント
異邦のものだろうと、宗派や信仰が違えど我が身にとっては関係ない。どのような実力なのか試してみたいものだ。
神性持ち、神霊関連
神もいるのか。我が拳が通用するのか試してみたいものだ。
【コメント】
キャラクターコンセプトとしては孤高の格闘家をイメージし、リュウに仁を足して2で割った感じお題:平安時代の人物・英雄
【元ネタ】史実、『平家物語』『義経記』
【CLASS】ライダー
【真名】源義経
【異名・別名・表記揺れ】源九郎義経、九郎判官義経、遮那王、牛若丸
【性別】女性
【身長・体重】168cm・57kg
【肌色】色白 【髪色】黒 【瞳色】黒
【スリーサイズ】B89/W56/H85
【外見・容姿】楊貴妃に例えられる美貌の女武者。
【地域】日本
【年代】A.D.1159~1189?
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・源氏
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:A+ 魔力:C 幸運:B 宝具:A++>>304
【クラス別スキル】
対魔力:B+
騎乗:A
【保有スキル】
可能性の光:B
星の開拓者に似て非なるスキルにして、無辜の怪物によく似たスキル。
実際に自分が手掛けた偉業も、実際には関わりのない伝説も、全てを一身に受け止めた偶像が英霊源義経であり、現界した彼女は「期待」と「可能性」の具現として振る舞う。
天狗の兵法:A
人外の存在である天狗から兵法を習ったという逸話から。
剣術、弓術、槍術などの近接戦闘力及び軍略や対魔力などにボーナス。
嵐の航海者:C+
「船」と認識されるものを駆る才能を示すスキル。船員・船団を対象とする集団のリーダーも表すため、「軍略」「カリスマ」も兼ね備える特殊スキル。
直感:B
戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。また、視覚・聴覚への妨害を半減させる効果を持つ。>>305
【宝具】
『薄緑(うすみどり)』
''ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1''
源頼光の土蜘蛛退治にも使われた源氏重代の名刀。
膝丸、蜘蛛切、吠丸と名を変え、義経によって熊野の春の山に由来する薄緑に改められた。
周囲の魔を打ち払い、「音」によるダメージを加える。
『遮那王流離譚(しゃなおうりゅうりたん)』
''ランク:A++ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人''
由来:牛若丸が源義経となり、奥州で果てるまでに産み出された様々な伝説の具現化。
『五条大橋・燕早業』
種別:対人奥義
燕のように軽々とした身のこなし。
どれほど足場が悪くとも、足を乗せる箇所がわずかでもあれば跳躍による移動が可能。また、跳躍力そのものの強化も行う。>>308
【解説】
源義経(みなもとのよしつね)
鎌倉幕府を開いた源頼朝の異母弟、平安時代末期の源平合戦で活躍した日本で最も有名な武将の一人。
義経が確かな歴史に登場するのは挙兵した頼朝の元に馳せ参じた22歳の時からで幼少期についてはほとんど知られていない。
しかし、物語に語られる鞍馬天狗に育てられた逸話や武蔵坊弁慶との五条大橋の戦いは有名。
一ノ谷の戦い、屋島の戦い、壇ノ浦の戦いなど、源平合戦の主要な戦いで勝利を重ね平氏討伐の最大の功労者となるが、数々の独断専行や無断任官などで頼朝と対立し朝敵とされ、藤原秀衡を頼って奥州に逃げ延びるが秀衡の死後、頼朝の追及を受けた秀衡の子の藤原泰衡に攻められ、衣川館で自刃した。>>309
【人物像】
高い忠誠心を持った明るく素直な犬系女子。
鞍馬山の天狗の元で育てられたためか思考回路や価値観が常人とはズレておりその在り方は人というより獣に近いのだが、端から見ると主君に絶対の忠誠を誓う武士の鑑のような人物に見えてしまう。
また、直感で出来ることと出来ないことを判別する能力に長けているためか、一ノ谷の戦いでの逆落としや屋島の戦いの前は暴風雨の中出航するなど、一見無謀にも思える行動を取ることもある。
自分が出来ると思った事はそれがどれほど実現不可能に見えても実際に出来てしまうという天性の才能を持つが故に生前は挫折も失敗も無く自分が間違えるはずがないと思い込んでいた。
兄である源頼朝に心酔しており、兄上に仕えることが自分の生まれた理由と言ってのけるほど慕っている。
これほどまでに兄を慕う理由は奥州から馳せ参じたことを涙を流して喜んでくれたから、それまで家族というものを知らずに生きてきた義経にとってはただそれだけの理由で充分だった。
頼朝の役に立ちたいという思いが彼女の行動原理そのものであり
その思いが強すぎるが故に独断専行が多く、頼朝の怒りを買う原因となった。
この頼朝との対立も義経にとっては兄弟喧嘩感覚で、念願の兄弟喧嘩が出来たと内心喜んでいた。
なお、マスターの対応次第ではマスターにも頼朝と同じような態度を取る。>>310
イメージカラー:緑
特技:いたずら、奇襲
好きなもの:源頼朝、褒められること
嫌いなもの:兄を貶されること
天敵:源頼朝
願い:兄との和解
【一人称】私 【二人称】貴方、○○殿 【三人称】彼、彼女
【因縁キャラ】
源頼朝:兄上
「兄上! 兄上兄上兄上兄上ぇぇぇ!」
静御前:義経の妾として有名な白拍子。
「静御前ですか? ええ、もちろん好きですよ、戦の役に立ちそうとかそういう理由ではないです、本当ですよ!」
源頼光:義経の150年ほど前の先祖、薄緑の持ち主の一人。
「兄上と一文字違いか……いいな~」【元ネタ】西欧伝承、アーサー王伝説(『ラギデルの仇討ち』『ラヒセルの復讐』)
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】リングルノット
【性別】女性
【身長・体重】170cm・62kg
【属性】秩序・悪
【副属性】地
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷D 魔力A 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を自在に操ることが出来る。>>313
【宝具】
『虚妄の雲中王国(マゴニア)』
ランク:B(A+) 種別:対陣(対国)宝具
レンジ:10~60(100) 最大捕捉:500人(1000人)
伝説上の地マゴニア、その再現。
女王の居城を擁する、空中を漂う島。
専用の炉心を有する城と兵器を駆使できるほか、
内部では知名度と土地が最善の状態にあるとみなされ
彼女自身の能力も再決定される。
とは言え通常は 島/王国 丸ごとの再現にまでは至らず
城周辺のみに留まり、また城周辺のみでも膨大な魔力を要し
複数の“船”による魔力集積無くして発動・維持は叶わない。
余程に度外れた魔力源を手にした場合に限り完全再現をなし
ランク等が括弧内のものへと向上、数多の武装“船”と
エーテル体を与えられた“マゴニア国民”の使役が可能となる。>>314
【解説(マゴニア)】
中世前期より語られていた、伝説上の地。
その場所は不明ながら、空にあるものかと思われていた。
その地の民と天候魔術師(テンペスタリイ)が乗る
空飛ぶ“マゴニアの船”がしばしば地上付近に現れ、
魔術師が起こした嵐で落ちた農産物を収奪して行き、
時には船のロープが地上の大建造物に引っ掛かって慌て、
そして時には地上人に捕らえられ殺されもしたという。
九世紀リヨン市の大司教アゴバール(アゴバルドゥス)は、
「マゴニア人として捕縛された四人の男女が群衆に石打たれたが、
その後“マゴニアなどは虚構である”との『真実』が広まって行った」
旨を記している ―――がその後も“マゴニア”の語はともかくとして
“空を行く船とその乗員”の伝承は語られ続けていったのである。>>315
【解説(リングルノット)】
十三世紀フランス語韻文『ラギデルの仇討ち』、また
十四世紀ネーデルラント語翻案『ラヒセルの復讐』にて
敵役(騎士ラギデルの殺害者)グエンガスアンに加護を与えていた魔女。
『浮遊島(イル・キ・フローテ)』の
『無銘城(シャトー・サン・ノン)』に居を構える女王でもあった。
かつて城を訪れたグエンガスアンは彼女から魔力ある武具を、それに
“一対一では決して打ち破られる事が無い”恩恵を与えられていた。
ゴーヴァン(ガウェイン)卿さえその恩恵の前に傷一つつけられず、
豪傑イデール卿の助力を受けて条件を破る事で勝利したという。
それだけと言えばそれだけの役である。
マゴニアの主である個人、を捻り出す為の
浮遊島=マゴニア だとするこじつけ。「み、みこーん!
いえ、もちろん私(わたくし)は巫女ではなく神祇官ですが!……何故でしょう?このセリフを言わなきゃいけない気がして」
【元ネタ】史実、中世神話
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】中臣鎌足
【性別】男性
【身長・体重】142cm・47kg
【外見】金の大鎌を担いだ金髪の少年。狐の耳と尾も金毛で、神官装束は浄い紅白。ただし、瞳の色はやや禍々しさのある朱色である。
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷A 魔力A 幸運A+ 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
Aランク以下の魔術を無効化する。
現代の魔術師では、彼に傷をつけることはできない。
鹿島立ち:B
サーヴァントとしての彼は幸運に恵まれ、かつ周囲に幸運を振りまく存在である。
中臣鎌足が元は常陸国鹿島郡に生まれた土民の子で、内裏に出仕し、中央で大出世して藤原氏を起こしたという伝説にちなむ祝福スキル。>>317
【固有スキル】
天上の幽契:B
皇祖アマテラスが中臣氏の祖アメノコヤネに命じたという臣従の契約を表す。
宿命レベルで有する王佐の才、輔弼の責任。
藤原氏の祖であり、神代の契約を履行する存在であるランサーは普通A以上のランクで保有するはずだが、幼い姿のためか実感に乏しいようだ。
神性:A
本人は全く自覚していないが、両部神道の秘義においてある神霊の子、ないしは化身であると解釈されている。
支援呪術:EX
ダキニ天法。
生後すぐ白狐に拐われ、将来権力を握るよう狐の腹の上で呪われた(愛された)、という伝承に基づく。
敵対者には「悪い子は許しませんよ~」との声とともに呪いが飛んでくる。自分には「いい子ですね~。がんばって~」と強化が入る。『そこまでにしておけよ■■■』>>318
【宝具】
『吒枳尼天一円遍照(だきにてんいちえんへんじょう)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:500人
日輪の鎌。
中世の伝説によれば鎌足は赤ん坊のころ白狐(=ダキニ天)から鎌を授けられた。鎌子/鎌足という名の鎌の字はこれに由来するものという。
『神代秘決』や『渓嵐拾葉集』にあるダキニとアマテラスを同一視する見解を踏まえると、上述の伝説は皇家の祖神が摂家の祖を選定した神話とみなし得る。
(ちなみに、ダキニと鎌の結びつきは稲荷明神との習合に由来する。ダキニとイナリの習合神格が辰狐とも)
炎の巨大な刃を形成し、円状に切り裂く。軌道上の敵は太陽に触れた草のように燃え、薙ぎ払われる。まさしく「焼鎌」「敏鎌」である。
【Weapon】
『吒天半円(だてんはんえん)』
日輪の鎌。通常バージョン。
2mほどの大鎌で、金色のけばけばしいゴージャスなデザイン。
権力(摂家)と権威(王家)が同源であることを示す一円相こそが、宝具・一円遍照なのだとか。>>319
【解説】
大織冠――藤原鎌足として知られる飛鳥時代の政治家。
中大兄皇子(のちの天智天皇)と謀って蘇我政権に対するクーデター・乙巳の変を主導し、
続く大化の改新においては内臣に任じられて新政権の重鎮として活躍、死の間際に大織冠内大臣の位と藤原朝臣姓を賜った。
後世、鎌足廟・多武峯(妙楽寺、後の談山神社)および興福寺・春日大社では鎌足を維摩居士の垂迹神とする方向で神格化が展開し、
中世太子伝においては聖徳太子の後継者(聖徳太子の子・山背大兄王の一族を滅ぼした蘇我入鹿を誅殺し、賢臣となる)としての英雄伝説が発展した。
『日本書紀』の入鹿暗殺シーンで鎌足は弓矢を持って潜んでいたことが触れられるのみであり、入鹿の殺.害に直接関与はしていないのだが、
太子伝の伝統のうちでは鎌足が入鹿を直に討ったことにされている。
やがて伝説は真言密教(両部神道)における即位灌頂のダキニ天と呼応し、摂籙縁起(摂録縁起)と呼ばれる藤原氏の神秘的な起源説話を形成していく。
例えば『天照太神口決』は天照太神=下野国松岡明神(不詳)=(本地)吒枳尼天=鹿嶋大明神=春日大明神としたうえで、
鹿嶋(鹿島)大明神が吒天として(つまり野干=キツネの姿で)現れ、
生まれたばかりの鎌足を拐い、腹の上で「自尊佐理均在位七歳作坐冠天子」と誦し、太神の秘法(子良の秘法)と藤を巻いた鎌を与えて親元に返し、
長じた鎌足がこの鎌で蘇我大臣の頭を切っただの、藤原の姓は藤巻の鎌に由来するだのと述べている。
このような"鎌足の出生時狐が鎌を咥えて来た"、"鎌足が入鹿の首をその鎌で落とした"といった伝説は神道書や寺社縁起によって知られるようになる。>>320
最終的に、即位法の決定版とされる『神代秘決』、その東寺御即位品はダキニ天の習合関係を限界まで拡大し、
大職(織)冠及び吒天(ダキニ)は天照太神の変身なり、
故に(ダキニ=鹿島神=鎌足=アマテラスは)春日の大明神として顕れ、接録(摂籙)を護り給う、と説いた。
さすがに、大織冠・鎌足とダキニ=天照大神の同一視は東密の奥義にとどまり、一般化はしなかったようであるが。
皇室と摂関家の祖をいずれも天照=荼枳尼とするとき、そこにあらわれるのは権力と権威の美しい一元論である。なんとまあ、中世的であることか。
【人物】
自らの存在意義、生前の行跡、主君といったものを、まだぽやぽやとしか感じられない、夢と希望に満ちた少年。
正義感は強く、大織冠の幼体として納得の優秀さだが、全体として幼さが勝つ。
自覚こそしていないが、その肉体と神気はウカノミタマ神(稲荷=荼枳尼)がベースとなっている。
ウカノミタマは、後に外宮の祭神(アマテラスに仕えるトヨウケビメ)とも同一視されたように、”奉仕するもの”としての適性も高かった。
権力を自在とするダキニ成分と奉仕属性を一身に押し込めることで「権勢絶大だが王権存続を脅かさない」宰相とその家系の発足を狙ったものらしい。
本来ここまで神に近い形態は幼年期に限られ、座に登録されているのはヒトとして成熟した「人間」鎌足であるはずだが、なぜかこの姿で現界している。
かつて壮年期に抱いた忠義を知らない彼の願いは、仕えるべき主君を見つけることだ。
どこからか「あなたが主にはならないのですか~?」「権力、握っときましょ?」と囁かれても、「そういうのは趣味じゃないです!」と突っぱねることだろう。>>321
【因縁キャラ】
中大兄:「我が君!と呼ぶべき”私(わたし)”は、どうやら私(わたくし)ではないようですね……」
玉藻の前:「初対面のはずですが、なぜか他人のような気がしません!こんにちは!」
荼枳尼天:『そこまでにしておけとは傲岸ですね~……。わたくしはただ、我が子を愛(め)でて、愛(お)しんで、遊んでいるだけなのに~』
ダーキニーは上位神格である大黒天(シヴァ)の下命なくして使役しがたい、まつろわぬ鬼女神である。
鎌足の神性は天照30%/稲荷40%/ダキニ20%/その他10%だが、支援呪術は『この』ダキニ単体で成立しているスキルらしい。
本人的には日本の神々から奪ったおもちゃで遊んでいる感覚なのだとか。※なお、「そこまでにしておけよ」と釘を差している方が天照、というネタである。【元ネタ】金色白面九尾の諸伝説
【CLASS】アーチャー
【真名】華陽夫人
【性別】女
【身長・体重】170cm・59kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:A++ 幸運:E 宝具:B++
【クラス別スキル】
対魔力:A
神霊の眷属であるアーチャーを現代の魔術師が傷つけることは不可能に近い。
単独行動:B+
マスター不在でも現界を維持する。アーチャーは飽き性なためか本来のランクより低い。
神性:A
神霊適性を持つかどうか。ダキニ天の分霊にして眷属であるらしいアーチャーは高いランクで有している。>>323
【保有スキル】
呪術:EX
ダキニ天法。地位や財産を得る法(男性用)、権力者の寵愛を得る法(女性用)といった、権力を得る秘術や死期を悟る法がある。源流の神霊に直で接するアーチャーはほぼ権能のそれであるが、性に合わないとわりと自重する。
変化:A
借体成形とも。アーチャー、玉藻の前と同一視される中国の千年狐狸精の使用した法。殷周革命(『封神演義』)期の妲己に憑依・変身した術だが、あえて獣寄りの容姿で過ごすことを好む。
おしゃれな髑髏:EX
天竺の宗教観において、戦争の生々しさは希釈するものではなく、堂々と誇大に示すことで(おそらく)抑止としての働きを期待するものだった。その象徴として、生首を首飾りとする女神像が、シヴァの妃カーリーをはじめとして存在している。
【宝具】
『荼吉尼天法・千首戦征 (カルマーシャパーダ・ダーカ)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:3〜30 最大捕捉:1000人
ダキニ天法を応用した髑髏操縦呪術を宝具としたもの。伝承に曰く、人間と獅子と間に生まれたダーカ(ダキニの男性型)、斑足王は千の小国を蹂躙せんと荒ぶった。しかし、仏教に帰依して紙一重に踏み留まった。さて、その発端を探れば、斑足王を嗾したのはその妃に化けたアーチャーであったとか。
千の髑髏を、シヴァ妃カーリーの神授の武具に見立てて破魔の特性を備えながら、元の持ち主たちの怨念によって呪詛を凝らせる宝具の中でも一二を争うほどの凶悪で冒涜的な代物。反英雄の宝具でありながら、悪や魔性に効果的なのは、「戦場に善良無し」というアーチャーの価値観が多分に影響している。>>324
【Weapon】
『髑髏』
それっぽく整えたのではなく、かつて実際に殺めた千人の髑髏。元の持ち主たちは有象無象ではあるが、伝承に誂えて小国の銘をそれぞれに授けているとか。
【解説】
大妖怪として語られる金色白面九尾の狐、それが天竺において活動していた折の姿とされる、「華陽夫人」。
中華にて敗れた妖狐は再起を図り天竺に潜伏したのかもしれないし、全く別の由来から発生したが同一視によって習合した天竺の妖狐かもしれない。
仏教発祥の地、天竺での姿とあって源流はダキニ天に寄りかかり、惑わしの魔性ではなく荒ぶる魔性としての側面が強い。あるいは、敗れた身に力を蓄えるために少々短絡的な手段を選んだ結果なのかもしれない。
女人の美貌ではなく、獣面の本性を曝け出し、赤裸々に悦楽を語り、実の感で斑足王の残虐性を吐き出させたのだろう、血の味を好むケダモノである。
とはいえ、ダキニ天からして土地の支配神の伴侶を努める神性であり、アーチャーもまた奉仕体質は宿している。特に善良なモノに弱く、悪しきモノは無遠慮に蹂躙する様子からは想像もできないほどに、ドロドロに甘やかす。その甘やかしで怠惰に堕ちたところで食ってしまうかもしれないが、抗い続ける限りはアーチャーは決して裏切ることはなく意に沿わない姿を見せることもない。ただし、姿が見えないときはこっそりとしてはいるだろう。端的に言うのであれば、狂犬。隷属あるいは所有。それもしたい、されたいの両方が性癖の東洋のユニコーンみたいな奉仕体質と言える。【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】吉備真備
【性別】男
【身長・体重】163cm・54kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:C 魔力:A 幸運:EX 宝具:EX
【クラス別スキル】
陣地作成:A++
魔術師として有利な陣地を作り上げる。日月にさえ干渉し得たキャスターの霊地掌握能力は破格と言っても余りある。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成する。朝廷儀式の整備を任されていたキャスターの能力は疑うべくもなく、一部の相性の良い宝具への改良さえも可能。>>326
【保有スキル】
陰陽道(祖):A++
日本において独自に発展した魔術体系。キャスターはその開祖とされる。天才の術式にはよくあることだが、当人にしか理解不能な代物であり、以後に伝わる陰陽道とは結果はともかく中身は全く違うらしい。
六韜兵法:EX
天下に秘蔵されたる兵法の窮極。キャスターは『三略』とともに、この兵法書を日本に伝来させたと伝わる。
荒波越えて:A
遣唐使として危険な航海を乗り越えたことを示すスキル。また、学者の身で右大臣にまで昇り詰めた政略、人生の荒波をも乗り越えたキャスターの生涯の具現。時に潜ってやり過ごし、時に揉まれて研鑽するその選択の先に利を得る能力。
【宝具】
『夢想盤・大宰府君太極図 (ドリーム・リアリティ・マーブル)』
ランク:EX 種別:固有結界 レンジ:- 最大捕捉:-
キャスターの魔術研鑽の集大成。神代の仙人たちの最高傑作『思想盤』の擬似模倣品すなわちデッドコピー。肝心の根源接続ができていないらしいが、それ以外の実用性に関しては遜色ない。ただし、根元接続できていない以上、キャスター以外が使用してもまともに機能しない。書物のカタチで持つ常時発動型宝具であり、真名解放によって固有結界を展開する万能宝具。魔法以外のあらゆる魔術的結果を得ることができる。
伝説に曰く、陰陽道の聖典『金烏玉兎集』はキャスターが唐から持ち帰った書物で、伯道上人なる仙人が文殊菩薩から授かったものであるらしい。この書をはじめとして『刃辛内伝』など数多の陰陽書を得たキャスターは日本陰陽道の祖とされる大人物なのである。
なお、銘はかなりテキトーな模様。そもそも生前に未完成だった代物であり、サーヴァントとして召喚に応じる理由はこれを完成させることにある。そのため、試しに弄って機能不全を起こしていることも多く、実際にサーヴァント戦となったときには宝具無しの縛りプレイを強制されることもしばしば起こり得る。ようはただの覚え書きなのかもしれない。>>327
【Weapon】
『虫喰切』
キャスターのモノとされる古筆。言霊を宿す文字を記述する魔術礼装。ルーン並みの汎用性を持つが、キャスターでなければ扱えない。
【解説】
奈良時代の日本に名を馳せた遣唐使、学者、右大臣、「吉備真備」。学者の身で大臣職まで昇り詰めたのは近世以前では、あとは菅原道真のみという破格の才覚を歴史に刻んだ大天才。
中世日本にて、六代の天皇に仕えた超人であり、遣唐使として唐に渡ると阿倍仲麻呂とともに、唐で名を上げたただ二人の人物として挙げられる才知を示す。その知恵は確かなもので軍略、政略に通じ、のらりくらりと世を渡る老獪な政治家。
道真が趣味人のきらいがあったとするなら、真備は善良ではあるものの俗人と言って差し支えない。研究者としての探究は大いに好む好奇心があり、良識も備えるが、栄達もまた好み研究結果がひと財産になればなお良いと考える。サーヴァントとして召喚される理由は上記の通り、宝具を完成させることにあるが、完成自体はプライドから願わず、第二の人生すなわち受肉をこそ望む。
ただし、戦闘は厭う。そもそも学者であって戦士ではないキャスターは万能の手札があり、軍略に優れようとも英雄には一歩遅れをとる。並みの英雄であれば、一歩の遅れを強引に挽回することも可能だが、面倒なことであり、残り一騎となるまで潜伏することを選択する。そして、勝ち残った一騎はつまりその聖杯戦争における最優であるため、宝具の機能不全もあって基本的に負ける。なんかまたwikiに直接投げてる人がいるな
ID残したくないんでしょ
【真名】:黒鳥兵衛詮任
【クラス】:キャスター
【元ネタ】:黒鳥兵衛伝説
【解説】
蒲原郡黒埼村(現・西蒲原郡黒埼町)の的場山に砦を築き、領民たちに多くの被害を与えた凶賊として知られる者。
くろとりひょうえあきとう。
元々は奥州・安倍貞任の一族で、前九年の役で源頼義・義家父子に敗れ、越後に落ちのびてきた。
妖術を扱い、大風を吹かす、五月半ばに雪を降らせるなどを行った。
時に黒雲に乗じて天空を飛翔したとまでいわれた。
山伏や、鳥海山を飛び交う天狗たちに兵術や魔術、天文や地理学を学んでいたともいう。
源頼義は訴えを聞くと討伐を決意し、勅勘を受けて佐渡島に流罪となっていた次男の加茂大郎義綱を呼び戻し、討手の大将に命じた。
義綱は討伐軍を組織し、黒鳥軍と戦いを始めた。
しかし黒鳥兵衛の妖術、降り積もった雪に手こずり、一進一退を続けた。
討伐軍は後に「カンジキ」と呼ばれる道具を作成し、雪の上を歩き一挙に攻め込んだのだ。
加茂大郎義綱は自ら黒鳥兵衛を目指して進み、互いに激しく太刀を合わせて戦い、ついにその首をはねた。
だが黒鳥兵衛の首は天高く飛び上がり、□から火炎を吐き出しつつ、義綱めがけて、飛びかからんとした。
間一髪、飛んできた白鳥が首に襲いかかり、叩き落とした。夷ゲイの逸話は夏王朝を一時的に滅ぼしたというものである。
ゲイは有窮氏の出身で窮国の諸侯の一族だった。
子供の頃に親とともに山へ出かけたがはぐれてしまい、楚狐父という狩人に保護される。
楚狐父が病死するまでの間育てられ、その間に弓の使い方を習熟し、その後弓の名手である呉賀からも技術を学び取った。
そして弓の腕を使いゲイは勢力を拡大したという。
さて夏の第3代帝の太康は政治を省みず狩猟に没頭していたが、ゲイは夏に対して反乱を起こし、太康を放逐。
夏王朝の領土を奪い、王として立ち、諸侯を支配下に置いた。
しかしその後、伯封を殺しその母である玄妻を娶り、寒サクという奸臣を重用し忠臣を退け政治を省みずに狩猟に没頭していく。
最後は玄妻と寒サクによって相王の8年に殺されてしまった。
【備考】
・暴君になった版ゲイ。弓の腕はすごいんだろうけども…負の部分を集めた感じのゲイで作成できそう。
・スキルは千里眼、無窮の射(ランクは堯の時代のより落ちる?)、獣殺しだろう。
・ただ混同の結果から洛嬪を奪った話を夏の時代のゲイに繋げた場合、洛嬪の加護があるかも?
・宝具についても夏王朝の領土を奪った逸話に加えて
河伯の左目を射抜いて洛嬪を奪った話で、命中させた相手から何かを奪う宝具もありかも。「どうせ姉妹(イリス)とは違い、アタシ達は女神、あるいは下級女神(ニュンペー)とすら呼ばれない失敗作よ…」
【元ネタ】ギリシャ神話、神曲
【CLASS】アサシン
【真名】ハルピュイア
【異名・別名・表記揺れ】ハーピー、ハルピー
【性別】女性
【身長・体重】165cm・53kg(通常時かつ人間態)
【肌色】青白い 【髪色】ダークグリーン 【瞳色】赤
【外見・容姿】鳥の怪人を想起する服装を身にまとったアンニュイな女性。翼の生えた人の姿だが、再臨すると伝承通りの半人半鳥の姿になる。
通常時は人間の腕だが、翼に変形したり、ワイバーンのようにすることも可能。
【地域】クレタ島、冥界
【年代】神代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:C++ 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:B 幸運:D 宝具:A>>340
【固有スキル】
神性:D-
ガイアとポントスの子タウマースと、オーケアノスの娘エーレクトラーの娘で、虹の女神イーリスの姉妹である。彼女たちも本来は高ランクであるはずなのだが、複雑な事情で魔性に近い状態で堕ちているため低ランク。アサシンにおいては神々のの尖兵程度たる神性を保有する。
貪欲の怪鳥∶B
食欲が旺盛でしゃがれた金切り声をあげ、食糧を見ると意地汚く貪り食う上、食い散らかした残飯や残った食糧の上に汚いのをを撒き散らかして去っていくという、この上なく迷惑な怪物である
変転の魔、怪力、吸血の複合スキル。また、魂食いに大きなボーナスをもたらす。アサシンの場合はあまり使いたがらず、ランクもBランクである。
魔なる風∶A
かつては風の精霊であったものの名残と、怪物としての特性が合わさり、スキルになったもの。
通常の魔力放出(風)に加え、周囲に様々な悪影響を放つ。
千里飛翔:B+
長時間・長距離の飛行を可能とする無尽蔵の体力を有する。
また、敏捷パラメーターの一時的な急上昇、全力疾走時の耐久及び筋力パラメーターの上昇、飛行中の連携力の強化といった効果を発揮できる。>>341
【宝具】
『暴食怪鳥の四重奏(ハルピュイアイ・カルテットイーター)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
ピーネウスを罰するべく神々の手でハルピュイアたちを這わしたとされている惨劇の再演。
真名開放と同時に自身を始め四体のハルピュイアが召喚。「疾風」を意味するアエロ、「早く飛ぶ者」を意味するオキュペテー、「暗雲、黒い女」のケライノー、「足の速い者」のポダルゲーが飛び回り、対象を貪り食って蹂躙する。
しかし宝具の発動時間が長引くと同時に狂化のランクが上がり攻撃力が増し、怪物としての側面が強調され制御が困難になる。
違う使い方として、威力がさがるかわりに、無銘かつ雑種のハーピーたちを召喚し袋叩きにすることも可能。
『自 殺 者喰らいし樹海地獄(スーサイド・シーアオブ・ツリース)』
ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:600人
『神曲』におけるダンテが入り込んだとこの一つとされている空が薄暗く樹木の幹も枝も、葉さえも黒一色の世界。花も実もつけるはなく、枝はいびつに曲がり、その枝に生えた棘は毒を含んでいる。まさに野獣でさえも棲むことを拒むほどの凄惨な密林の世界に引きずり込む
固有結界の中で時間経過とともに対象の体を樹木に変貌し行動を鈍らせ、無数のハルピュイアたちが飛び回り、対象を啄み、貪り食う。
生前自らの手で命を落としたり自殺してしまった話を持つサーヴァントに対しては特攻が入り、変貌が早くなり悪化してしまう。
また、固有結界内において樹木の枝や棘を手足のように操って攻撃したりすることも可能。
【Weapon】
『翼』
羽の一本一本を苦無弾のように飛ばしたり、翼そのものを硬化して武器にすることも可能。
『鉤爪』
神鉄に匹敵するほどの鋭さと鋼鉄さ、そして危険性を持つ。>>342
【解説】
ギリシャ神話に登場する半人半鳥の怪鳥。ゼウス、或いはハデスの手下とされており名は「掠め盗る女」を意味する。父は海神ポントスと地母神ガイアの息子タウマース、母は海神オケアノスの娘エレクトラ。姉妹に虹の女神イーリスがいる。元々はクレタ島の土着信仰に伝わる風の精霊だったらしく、暴風と共に飛び、群雲の乳を搾ると伝えられている。
諸説あるが、神々に罰せられて盲目になった予言者ピーネウスをさらに苦しめるべく神々の手で這わされたエピソードで有名。
ピーネウスに食事が用意されると空から降りて来てこれを奪い去り、わずかに残った部分も異臭を放っていて食べられたものではなかったという。そこに英雄イアソンの乗るアルゴー号が通りがかり、航海の路を教えてもらうかわりに北風の神ボレアースの息子で有翼人のゼテスとカライスの兄弟が彼女たちを追い払った。
ダンテ・アリギエーリの『神曲』では、地獄第七圏第二の環「自 殺 者の森」において獄卒の役割を担う。自ら命を絶った者が樹木に変貌させられ、ハルピュイアに夜と無く昼と無く枝葉を毟られ、その身を啄ばまれる。
そんな彼女たちの正体は、神々の間に生まれたにも関わらず神として運用できず破棄されてしまった失敗作。同じ両親のもとで生まれ、イーリスと同じ伝令使としての役割を与えられたが、神格が足りず非常に不安定であり、その役割をこなせないため失敗作としての烙印が押され、神性剥離。そして廃棄処分された。要するにハルピュイアたちは失敗作であり、イーリスこそが神々の正統な血を受け継いだ成功作とされる。
その光景を見た神々は彼女たちの最期を哀れみ、その残骸を回収。自身の尖兵として改良し、報復兵器としての役目が与えられた。>>343
【人物像】
アサシンとしての彼女は神々の使い魔としての側面が強調されており、任務自体は真面目にこなす。サーヴァントとしての真名上ハルピュイアと名乗ってはいるが、アサシンとしての場合はその魂と念が集合された存在であるため個体名そのものが不明であり、本人でもわからないため一応はアエローと名乗っている。
常時不機嫌な表情を浮かべており皮肉屋かつ悲観的。誰に対しても不審的でなかなか心を開かない。特に自身の姉妹であるイリスの話題に関してはキレて豹変するほど。だが時折寂しげな言動や表情を浮かべ、本性が垣間見える。
裏を返せば、彼女たちはただ見てほしかった。認められたかった。棄てられておしまいを迎えたくなかったかもしれない。
難易度は高いが交流を重ね、親交を深めれば、彼女は心を許してあなたのために守り、最後まで戦ってくれるだろう。
普段はそのような性格だが食べているときが落ち着くとのこと。美味しいのを上げれば懐き度が上がるかもしれない。だが意地汚くむさぼり食うなど悪い噂を気にしているのか、食事のマナーや作法は異様に気を使う。
特技:暴飲暴食、任務遂行
好きなもの:ジャンクフード
嫌いなもの:比較されること、自身の過去話
天敵:イリス
願い:自身の本当のあり方と必要としてくれる存在を見つける
【一人称】アタシ達【二人称】アンタ【三人称】アンタ達、アイツ>>344
【因縁キャラクター】
ゼウス
自身の上司の一柱(?)。仕事自体に関しては忠実。一見忠実に見えるが、内心は神々に対して毒舌かつ辛辣であり時折愚痴をこぼしている。·······ちなみに一番恐れているのがハデスである。
イリス
自身の姉妹であり、神々の純粋な血統から生まれた成功作。一言では言い表せないほど愛憎以上の複雑な感情を持つ。
一説ではボレアスにとどめを刺される直前に仲裁に入り、悪いことしないように見張る代わりに許してほしいと頼んだとされている。
アルゴー関係者
「てかあんまり記憶にないのよねぇ…。あたしたち自身なのか違うハルピュイア(あたしたち)なのか」アサシンにとってもあまり記憶がないらしい
神曲関連
よくも悪くも関係者からは名前を知ってる他人以上知人未満であり、同僚や獄卒など地獄関係者ビジネス的な付き合いであり、特に思うことはない。
ブリュンヒルデ
「アタシ達と同じ、神の手によって生まれたにも関わらず、破棄されてしまった失敗作。けど、どこかイリスの気配がするから愛せないわ」
ワルキューレ
「アタシ達とアンタ、互いに正反対な存在。なのになんで失敗作と呼ばれた存在を訣別せず姉のように慕い、姉妹のように接する訳?わけがわからないわ」>>345
ロウヒ(第三再臨)
同じ半人半鳥つながりの同類? だが向こうは元からそういうのではなく魔女である。
セイレーン
解釈は異なるが自身と同じ半人半鳥の怪物とされている。だが本質は似て非なる別の存在。
「てか半人半鳥の属性丸かぶりなんですけど。
【他クラス適性、変化傾向】
バーサーカー
怪物としての醜さが強調されている。
自身の目的や願いなど忘れ、魔獣としての側面が表面化。目につく者を手当たり次第に襲う獣となる
ライダー
ハルピュイアの一人であるポダルゲーと西風の神ゼピュロスの子で、クサントスとバリオスを産み、アキレウスの名馬になった。そのためライダーとしての真名がハルピュイア=ポダルゲーとなり、馬を引き連れるかもしれない。
【コメント】
没設定として実はイリスのもう一人の姉妹アルケーも入れようとしたけど、日本での知名度は皆無に近いし、英語じゃないと女神としてのアルケーに関しては出ないし色々難しいからやめた。多分『Arke Greek mythology』か『Arke goddess』と検索すれば出てくるかもしれない。【元ネタ】妖怪、日本神話
【CLASS】キャスター
【真名】鈴彦姫
【性別】女
【身長・体重】162cm・47kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:B 魔力:A 幸運:EX 宝具:A
【クラス別スキル】
陣地作成:A++
神域を敷くほどの力量。
道具作成:B
付喪神として呼び掛けることで既存の器物に神秘を一時的に宿すことはできる。
神性:C++
妖怪・付喪神であり、零落した身とされるが、その能力の方向性からランクは維持されている。>>347
【保有スキル】
神楽鈴:EX
キャスターの本性たる器物。神降しに用いる儀礼道具で、鳴らすことで場を清めるのが主な用途。
おかめ:B
オタフクとも。容貌善く、人々に福をもたらす。印象を善くし、交流において多くの補正を得る。
神楽舞:A++
日本の伝統芸能。奉納演舞。舞踏は多くの世界観で神事の側面を持ち、キャスターのそれは世界観を越えて神々を楽しませるほどの技量。
【宝具】
『日出ずる天の螺鈿艶舞 (いわとのまえにてかぐらをそうしたまいし)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:888
「岩戸のまへにて神楽を奏し給ひし」。鳥山石燕の『百器徒然袋』にてキャスターの解説より。アメノウズメの逸話に関連することを示唆されることを受けた神降しの舞。キャスターの演舞によって場を清め、演舞に見惚れさせ、無防備となった対象に、引き出された神の威光が降り注ぐ。この場合、神はアメノウズメの神話を受けて最高神アマテラスであり、太陽の威光である。味方であれば豊穣の恵みとなって強化され、敵方であれば灼熱に灼かれる。>>348
【Weapon】
『神楽衣装』
キャスターの舞踏を引き立てる衣装。
【解説】
鳥山石燕の『百器徒然袋』に紹介される妖怪、神楽鈴の付喪神『鈴彦姫』。紹介文では、芸能の女神アメノウズメの逸話に絡められるが直接的な関係については詳細不明。アメノウズメは鈴を持つような逸話もないので、神降しと舞踏という共通点で連想し石燕が創作したものと推測されている。
妖怪としては知名度が低く、幻霊の域に留まっていてもおかしくはない。しかし、曲がりなりにも女神と関連したために、神霊側からの協力的な支援もあって英霊として成立している。戦闘は演舞の身の熟しによって防戦であれば並みの英霊を軽やかに翻弄するであろうが、攻勢に出ると途端に調子を崩す。そのため、攻撃は宝具を利用することに限定してマスターは作戦を立てるのが良いが、奉納演舞を宝具とするために対象となる神霊側の機嫌にも左右され、発動に要求される演舞の完成度や時間が不安定であるのが難点。それでなくとも並みの宝具よりも発動までの時間が長く、準備も大変。マスターを狙われては対処も困難なため、非常に勝利が難しいサーヴァントと言わざるを得ない。
それでも彼女が召喚に応じるのは、多くの人外のありふれた願いを叶えたいからだ。そう人間になりたいのだ。【元ネタ】画図百鬼夜行、妖怪創作など
【CLASS】プリテンダー
【真名】妖怪総大将 鳥山石燕 【性別】不明
【身長・体重】153cm・?kg 【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:EX 耐久:EX 敏捷:EX 魔力:A 幸運:D 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:EX
複雑怪奇な神秘によって意図せず防護として成立している。
騎乗:EX
人々の空想に乗って存在する。
単独行動:EX
人々の空想を魔力に変換して受け取る。
気配遮断:EX
闇の住人として希薄な存在である。
陣地作成:EX
異界を成すモノも多くある。
道具作成:EX
付喪神の類いは器物を本性とする。
神性:EX
かつての零落を表す。本性によってはランクを維持するものもあれば、ほとんど喪ったものもある。>>350
【保有スキル】
逢魔時の夢現:A
此方と彼方の境を曖昧とするプリテンダーの固有結界。存在そのものが固有結界とも云える。個々では存在強度の弱い妖怪が集まって一つの霊基を成しており、表面化した妖怪によって筋力、耐久、敏捷が変動する。
鬼種の魔(偽):EX
本来は鬼の異能および魔性を表すスキル。特にプリテンダーを構成する文車妖妃と塵塚怪王によって似た特性を発露している。恋情の執が変生して鬼となるという文車妖妃、山姥の王とされる塵塚怪王のそれは鬼種と似るが非なる空想に過ぎない。なお、魔力放出の形態は「灰」となっている。
奇想天外:B
プリテンダーは干渉される影響を見た目上はないものとすることができる。鳥山石燕は妖怪を親しみやすく面白おかしく描いた、それは現代にいうコメディタッチ。すなわち、ギャグ補正のようなスキル。吹き飛ばされたはずなのに目の前にいたり、怪我をしたはずが無傷な姿になっていたりする。>>351
【宝具】
『我頭百鬼夜行 (ゆめこころにおもいぬ)』
ランク:EX 種別:固有結界 レンジ:- 最大捕捉:-
「夢心におもひぬ」。鳥山石燕が多く用いた締めの一文。人々の空想夢想を糧として成立する固有結界。スキルとしても逢魔時の夢現として一部能力となっている常時発動型宝具。周囲一帯の人々から念を受け取って魔力に変換したり、異界を成したり、構成する妖怪にそれぞれ分身したり、宝船を現界させたりする。特性上、人口密集地であるほどに万能性や出力が高くなり、一般人を眠らせながら隔離して安全を確保することで、状態を維持する一度、場を整えれば非常に厄介な代物である。
『幽冥皇空亡 (かくりよのたいよう)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜108 最大捕捉:100
幽世の太陽。現代創作上に燦然と輝く最強の妖怪「空亡」を現界させる『我頭百鬼夜行』の鬼札。本来はあくまでも夜明けによって妖怪たちが去ってゆくに過ぎない場面を、妖怪たちが慌てて逃げ出す恐ろしいモノとして球状に描かれた太陽を見做すことで生まれたモノ。太陽の負の側面をひたすらに肥大化させ、灼熱地獄を固有結界内に齎すことで対象を攻撃する。しかし、妖怪たちも逃げ出すとして、固有結界もまた崩壊、霊核は空亡が保有するとして霊基消滅とはならないが復活に時間を必要とする。>>352
【解説】
真名創作「妖怪総大将 鳥山石燕」。江戸時代に、妖怪の画集を創作して有名となった浮世絵師「鳥山石燕」の役を羽織る妖怪集合霊。
鳥山石燕が老爺として印象を受けるため、ベースとなっているのはぬらりひょんであるらしいが、そのほかの妖怪でもあるため性別は定まらない。幽かな存在で体重はあってないようなもの、容姿とて変幻自在にしてマスターも必要としない強力なサーヴァントだが、その言動は悪戯好きの小僧の域を出ない。大それた悪事というものに興味はなく、人々の想念の産物として弁えた小心者。仮に一般的な魔術師がプリテンダーを召喚したとして、制御するのは困難と思われる。およそ人を驚かせる程度の悪事までが許容範囲のプリテンダーでは離反は時間の問題であろう。なお、その在り方としてはナーサリー・ライムに近く、あるいは日本限定の彼女と言えなくもない。【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】杜預
【異名・別名・表記揺れ】元凱(字) 杜武庫、杜父(異名) 成侯(諡)
【性別】男性
【身長・体重】170cm・62kg
【外見・容姿】首に醜い瘤が出来ている老儒学者。何処か蛇を思わせる細身の風体。
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力B 幸運A 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:B
キャスターのクラススキル。魔術師として、自身に有利な陣地を作り上げる。
工房を用意可能な他、戦争時における陣形にも精通している。
道具作成:B
キャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成できる。
創意を凝らして周廟の欹器を再現した(失敗したとする説もある)という逸話からなかなかのランク。
他にも八磨と呼ばれる水車や、自動で動く兵器・利器も作成可能。>>354
【固有スキル】
迎刃而解:A
『軍師の指揮』と『勢い破竹の如し』が融合したユニークスキル。
破竹の勢いの語源ともなった杜預の指揮能力と好機を逃さぬ戦術眼を示すもの。
指揮下の兵士の能力を引き上げる他、機に乗じて兵士の能力を爆発的に引き上げて猛進させる事で趨勢を決定づける。
曰く、将帥の行列の中に杜預の姿があるだけで士卒は安心したという。
軍師の忠言:B++
軍師系サーヴァントに与えられるスキル。
状況を把握、分析することにより味方側に正しい助言を与えることができる。
『杜武庫』(杜預の博学多識と幅広い献策を武器庫に例えた渾名)と朝野を問わず称賛された、という逸話から高ランク。
特に此処一番での忠言は司馬懿や諸葛孔明をも上回る。
左伝癖:A
諸々の儒家経典、特に春秋左氏伝(左伝)に対する見識の深さ(あるいは執着)を示すスキル。
「経文を貫くすじみちは、必ず『左伝』から導き出す」とまで記し、「臣には左伝癖有り」とまで主君に述べた杜預は
未知・未経験の状況にさえ、生前に記憶した春秋左氏伝の内容を参照・解釈する事で対処できる。>>356
【宝具】
『春秋左氏経伝集解(しゅんじゅうさしけいでんしっかい)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
またの名を『春秋経伝集解』。
孔子が編纂したとされる史書『春秋』の注釈書の一つ『左伝』をベースに、先儒の研究を集大成し、『左伝』学を完成させた書物。
公羊学、穀梁学といった左伝以外の解釈を長きに渡って日陰に置いた歴史的大著である。
宝具としての効果は、内容よりも後世に及ぼした影響を昇華したもの。
すなわち、対象に対する解釈の一元化である。
生命体、物質、観念を問わず、対象が現在の状態で成立した経緯を深く学んだ後に
杜預自身によるただ一つの解釈を導き出し、他の解釈が成立する余地を無くす。
これにより、対象の来歴や伝承を杜預の解釈する形に限定し、その解釈以外で成立する能力・特性・可能性を全て剥奪する。
ただし、杜預自身がその解釈に何らかの矛盾を覚えた瞬間、この宝具の効果は消滅する。
対象の存在そのものを杜預一人の解釈のみに狭める宝具だとも表現できる。
孔子素王説という儒教の祖の神格化を否定した、杜預らしい宝具と言えるだろう。>>357
『継承大計(うけつぎしもの、ここになる)』
ランク:E~A++ 種別:万能宝具 レンジ:可変 最大捕捉:可変
羊祜の没後、その計画を引き継いで実現へと導いた経歴が宝具にまで昇華されたもの。
(創意を凝らして周廟の欹器を再現した逸話もミックスされている)
誰かが思い描いていたが実現できなかった事を、魔力によって具象化する宝具。
IFが満たされる並行世界を極小の範囲で切り取り、魔力によって複製する投影魔術(グラデーション・エア)とも言える。
なんでも具現化できる宝具のように思えるが、現在の時点で実現されている事象は投影できない為、
現時点で実現されていない(あるいは失われて伝承だけになった)物について
再現できるだけの知識を文献等から学んでおく、という独特な前提条件を満たす必要がある。
また、再現する事象の規模や精密さが高まる程に、魔力の消費量も高まっていく。
【Weapon】
『長策』:馬に用いる長いむち。転じて良策や遠計を意味する言葉としても使われる。生前用いたものか彼の知略が鞭として形を為したものかは不明。>>358
【解説】
三国時代末期~晋代の武将・政治家。妻は司馬懿の娘の高陸公主。子孫に詩聖と評された杜甫がいる。
自身は弓も馬術も不得手であったが、蜀、呉の討伐に携わり活躍した名将。
博学多識で政務にも秀でた。晩年は春秋・左伝の研究に勤しみ、左伝学を打ち立てて、千年の後にまでその影響を及ぼした。
†
博学多識であり、「功を立て、あるいは学説を打ち立てる事が、徳に近づく道だ」と述べていたという。
しかし、父の杜恕が司馬懿と対立して幽死させられ、杜預もしばらく不遇をかこった。
司馬懿とその長子・司馬師の死後、司馬一族の当主となった司馬昭に登用され、高陸公主(司馬懿の娘。司馬昭の妹)を娶る。
鍾会による蜀討伐にも属僚として従軍し、鍾会が反乱した後も計画に関与してない事を示して罪を免れたという
その後、秦始律令の制定など活躍したが、上司の石鑒の不興を買い、讒言を受けて職を解かれる。
鮮卑の樹機能らが反乱を起こして隴右に来襲すると、迎撃する将軍の一人として起用されるが、
杜預が彼我の情勢を鑑みて慎重論を説いたところ、またしても石鑒の讒言を受けて罷免され、爵位を奪われた。
しかし、その後の情勢の推移は杜預が事前に言っていた通りのものだった為、杜預は戦略に明るいと評判になったという。>>359
その後、杜預は召し出されて度支尚書に任じられ、軍政・国政に携わった。
石鑒の偽りを糾弾した際は言い争いを起こした咎で罷免されたが、
度支尚書の代行という形式で職務に携わり続け、数年の後に復権した。
杜預の残した功績は多岐にわたり、朝野を問わず彼を称賛して『杜武庫(あらゆるものを持っていることの比喩)』と呼んだという。
この頃、主君・司馬炎は敵国の孫呉を滅ぼす計略を、荊州を統制する将軍・羊祜と共に練っていたが、
羊祜が病に倒れた為、杜預は羊祜の後任候補を兼ねた軍師(正確には軍司)として麾下につけられて活躍した。
そして羊祜が没すると、杜預は地位を引き継いで司馬炎と共に対呉の戦略を完成させた。
司馬炎は群臣の反対を押し切って対呉討伐の大軍勢を発したが、杜預は将軍の一人として討伐に関与した。
当時の孫呉は暴君・孫晧の乱政によって弱体化しており、軍は各地で勝利を収めた。
この時、またしても慎重論が説かれたが、杜預は竹に切れ込みを入れれば後は手で割れる(破竹の勢いの元ネタ)として攻撃を続行。
多くの城を降伏させたが、江陵城のみは、杜預の首にできた瘤をからかった事を憎んで皆殺.しにしたという。
呉を滅ぼした後も、軍団への教練を忘れぬ一方、政務にも励んで農産を増収させ、水運を通じる水路も開いた。
民衆は杜預の事を杜父と呼んで慕ったという。
また、讒言を受ける事を恐れて中央の貴族たちに賄賂を送っていたという逸話もある。>>360
呉を滅ぼした後も、軍団への教練を忘れぬ一方、政務にも励んで農産を増収させ、水運を通じる水路も開いた。
民衆は杜預の事を杜父と呼んで慕ったという。
また、讒言を受ける事を恐れて中央の貴族たちに賄賂を送っていたという逸話もある。
杜預は一族からして儒学者の家系であり、特に春秋左氏伝に詳しく、自らを「左伝癖(左伝マニアの意)」と評したほどであった。
晩年になって、杜預はその汎い学識を以って春秋と左伝を統合し、『春秋経伝集解(春秋左氏経伝集解とも)』を著した。
春秋は史書でありながら史実よりも孔子の思想を反映している経書(儒教経典の一つ)であると扱われており、その真意を読み取る事は困難を極めた。
そのため『公羊伝』『穀梁伝』『左氏伝』と春秋に対する三種類の注釈書が出来たが
各々の注釈・解釈の相違を巡って後世の儒学者は論争を繰り広げた。
杜預の『春秋経伝集解』は左伝を正統として春秋の解釈を完成させつつ、杜預自身の注釈を加えたものであり、
時代が下るに連れて左伝そのものよりも権威を持つようにさえなった。
唐の時代に五経正義が編まれてから千年の後に至るまで、杜預の『春秋経伝集解』を通して春秋や左伝を理解するのが常識となったという。【元ネタ】史実(アイルランド、ブリテン・主に中世後期~近世)、『妖精の女王』
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】“グラントートー”
【性別】男性
【身長・体重】255cm・366kg
【属性】混沌・悪
【副属性】地
【ステータス】筋力B+ 耐久A 敏捷D 魔力C 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
復讐者:C
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲からの敵意を向けられやすくなるが、
向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。
忘却補正:B
人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。>>363 ゲラルドの詩情:B
魔術による身体強化、自動治癒、いずれかの恩恵を得られる。
女神の息子ともされる十四世紀のデズモンド伯 詩人の/魔術師の ゲラルド、
“去るも死なず、いつか再来しデズモンドに栄光をもたらす”人物の支援。
ゲラルドの属するフィッツジェラルド家は
“ノルマンの血をひきながら土着の者以上にゲール人”とも称され
イングランド-アイルランドの係争にしばしば主要な役割を果たしていた
……テューダー朝との大規模闘争を主導し、ヘンリー八世によって
殆ど族滅の憂き目を見た遠縁(絹衣のトーマス)もいたという。
シャムローグの疵:B
信仰の加護が部分的に変質したもの。
信心から生まれる精神・肉体の絶対性に加え、
新教徒、殊に英国国教会信徒と対峙した際に
互いの敵意を増幅、双方の防御数値を減殺する。
各地に繁茂するシャムローグ(シャムロック、クローバー)は
パトリキウス(パトリック)により三位一体を示すものとされ、
アイルランドの国花・象徴として紋章化もされているものである。>>364
【宝具】
『断截の剛刃(トア・ナ・トゥアムル)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1人
そう長くはない鋲付き柄と、
巨大な斧頭とを持つ戦斧(ポールアックス)。
“悪の行使(力を以てする悪事の正当化)”に使い慣れた品だ、とされる。
アーティガルの纏う黄金飾りの『アキレウスの鎧』さえも
この斧は幾度も突き破り、彼に鮮血を撒き散らせたという。
純然たる威力のほか、無効化に類する護りを
互いのランクによる対抗判定によって貫通する事ができ、
また攻撃判定クリティカル時には対抗判定を経ずして
防御数値諸共に貫く事を可能とする。
【解説(『妖精の女王』作中)】
エドマンド・スペンサー『妖精の女王』第五巻
『アーティガルの正義の物語』の敵役『巨悪(グラントートー)』。
巨人の如く大きく、常人の及ばぬ力と一騎討に優れた手腕を持ち
強さで匹敵する者はアーティガルと対峙するまで無かった。>>365
乙女アイリーナから国と王位を奪って君臨していた暴君であった。
終盤部にはアイリーナ自身を計略により捕らえ「定めた期限までに
彼女を擁護する騎士が現れ、決闘(グラントートーとの)を以て
その無実を証明しなかったならば、処刑する」と布告していた。
アイリーナが救援を依頼した妖精女王グロリアーナより命を受け
暴君討伐を担っていたアーティガルは、自分の手抜かりだと自責し
(不要なもの含め散々寄り道冒険した挙句に捕虜にもなっていた)
決意も新たにグラントートーのもとへ急ぎ、処刑日当日に到着した。
グラントートーは強く、アーティガルの鎧を突き破って傷を負わせ、
ならばと回避に専念してなお避け切れず流血を強いた。だが最後は楯に
斧が喰い込み外れなくなった事で形勢逆転、楯を捨てたアーティガルは
黄金剣クリセイオーでグラントートーを打ち倒し、その首を刎ねた。
アーティガルはグラントートーに荒らされた国土の復興に尽力したが、
グロリアーナの妖精宮よりの召還を受け、半ばで去ったという。
異様な姿と強大な力を持ち、美姫を虐げて領地財産を奪い、国を荒らし、
救援要請を受け送り出された正義の騎士に討たれる、まさに悪役の典型>>366【解説(『妖精の女王』作品周辺)】
―――他方、概念&ナマモノ寓意の結晶としての
『妖精の女王』に目を向けるなら話は変わって来る。
五巻とアーティガルは後世に甚だ不評であったという。
五巻は悪名高いアイルランド政策への迎合だとされ、対してスペンサーは
これを悪し様に罵る役には『嫉妬(エンヴィ)』と罵倒獣をあてている。
女王(エリザベス)に助けを求める Eirena はエリン(アイルランド)、
グラントートーをはじめとする敵役はデズモンド伯らの大規模叛乱や
教皇に支援を受けたスペイン軍のアイルランド侵入(叛乱への援軍)。
アーティガルの掲げる『正義』はエリザベスの法であるに過ぎない。
『高慢』の女王や巨人・巨竜に対する『神聖』ジョージ、
『強欲』マモンに対する『節制』ガイアン、
『色欲』の巨人らに対する『貞節』ブリトマート、
『不和』アテに対する『友情』キャンベル&トリアモンド、
『罵倒』の獣に対する『礼節』キャリドアと
己の担う徳性に対する悪徳の誘惑者と対峙して来た他巻主人公らに比し
アーティガルが向かうのはただ殺せばいい「怪物めいた暴君」でしかない。
彼は『妖精の女王』の中で「最も軽薄で頼りない英雄」だという。【元ネタ】史実、中世神話
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】藤原鎌足
【性別】男性
【身長・体重】168cm・50kg
【外見】銀髪に濃紫の官服。やせぎすで冷たいエリート風の男。目立たないが銀毛のキツネ耳があり、両目は猶も赤黒く燃えている。
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷B 魔力B 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:B
隠密行動に適している。
攻撃態勢に移るとランクが大きく落ちてしまうのが難点……なのだが、
アサシンは宝具やプランニングによって自身の気配遮断が計画の成否に関わらないような状況を作ることで克服しがち。>>370
【宝具】
『月隠(つきごもり)』
ランク:B+ 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:1人
ステータスや真名を秘匿し、あるいは誤認させる能力。
アサシンはその場にいる他の人物(敵・味方問わず)の容姿・外見をコピーし、悪辣かつトリッキーに立ち回ることを好む。
史書では蘇我入鹿にとどめを刺した者として佐伯連子麻呂・葛城稚犬養連網田の名が挙げられているのに対し、
伝承上ではその役目が中大兄ないし鎌足に帰せられる矛盾を解決する宝具。入鹿の警戒心を解くために盲目を装ったという逸話も複合されている。
予知の異能を持つ、と設定された舞曲上の蘇我入鹿を騙し仰せたように、千里眼による透視や予知・未来視等の超感覚をも欺く強力な欺瞞宝具。
『鹿島明神一円偏照(かしまみょうじんいちえんへんしょう)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:10~60 最大捕捉:100人
月輪の鎌。
伝説に言うところの、白狐から授けられた藤巻の鎌。子供のときから肌身離さず持ち歩き、これによって逆臣入鹿を誅したという。
本来は太陽神の力を秘めていたが、仕えるべき主君を見出してより宝具属性は太陽(王)を支える星――つまり月のそれに変更されている。
(ちなみに中臣氏・藤原氏の祖神アメノコヤネも中世、一部ではアマテラスの弟や月神として扱われることがあった。摂関家から月へ連想が働いたためだろう。)
刃の円が望月を形成し、砕かれて無数の三日月となる。降り注ぐ月の弧は鋭利かつ、冷気にて敵を焼く。これもまた「焼鎌」「敏鎌」である。>>372
【解説】
藤氏始祖大織冠内大臣。天児屋根命の廿一世孫。中臣御食子の長子。名は鎌子とも。
俗伝においては赤ん坊のとき白狐から鎌を授けられ、その鎌で蘇我入鹿を討ったとされる。
鎌は東国に埋められ、後々その地に鎌倉が建設された、とか。
614年(推古天皇22年)、大和国高市郡藤原の生まれ。
宮廷祭祀をつかさどる中臣氏ゆえに644年(皇極天皇三年)神祇伯を拝したが、これを固辞して摂津国三嶋に退いた。
『藤氏家伝』によれば王室衰微を憂いて軽皇子(孝徳天皇)に通じたが、器量不足のため英徹に見えた中大兄皇子に接近したという。
蹴鞠のとき中大兄が落とした履を鎌足が差し出し、誼を通じるようになったとする法興寺蹴鞠説話は有名。
蘇我倉山田石川麻呂の娘と中大兄を結ばせて石川麻呂を味方に引き入れ、中大兄に暴力要員として佐伯連子麻呂と葛城稚犬養連網田を推挙した。
その後、三韓の使者の来日にあわせて、あるいは来日を偽って式典に出席した蘇我入鹿を暗殺。その父蘇我蝦夷は自害した。(645年。乙巳の変)
明らかに説話であるが、このとき彼らは俳優(道化)を使って猜疑心の強い入鹿から剣を取り上げたとされる。
鎌足は、おそらく続く古人大兄皇子や石川麻呂、有間皇子の粛清(謀殺)においても暗躍したであろうが、史書は沈黙しており、定かでない。>>373
蘇我入鹿暗殺で鎌足が果たした役割は主として謀略面であったが、中世太子伝では鎌足が入鹿を直に誅殺したとされ、以後様々な伝承が発展した。
キツネと鎌の伝説はもとより、鎌足と中臣氏の祖神である鹿島大明神を結びつけるために成立した、鎌足を常陸国生まれとする伝承はよく知られる。
また石川麻呂の娘と中大兄の婚姻という史実から、入鹿の娘と中大兄あるいは鎌足の結婚、鎌足が盲目を装うといった説話が形成された。
このような暗殺の下準備を巡る伝説は幸若舞『入鹿』に結集する。
『入鹿』の鎌足は常陸に流されて貧農になった御食子卿の子で、狐の与えた鎌とともに育ったとされる。
十六歳で人夫として仕えた内裏で器量を見出されて出世し、「大悪行の臣下」「大通力の人」蘇我入鹿誅伐の勅令を受ける。
養女を使った奸計を仕掛けるが見破られ、春日大社に参籠して榊の枝を得る。盲人を装えとの神託であった。
鎌足は我が子を火中に投じて焼き殺.すことで入鹿に盲目を信じさせ、参内のおり、手を取り鎌足の着座を助けようとする入鹿の首を、狐の鎌で刎ねたという。
中大兄皇子/天智天皇の股肱の臣であり大化の改新の立役者――として知られるが、実際のところ彼の政治的活動の詳細は定かでない。
鎌足編纂とされる『近江令』は実在しなかったか未完成に終わったと推測され、晩年は白村江の敗戦処理に外交面で参与していた痕跡が残る程度。
没年は669年(天智天皇8年)、病床で天皇から大織冠と大臣の位を授かり藤原姓を賜った、その翌日の薨去だったとか。>>374
【人物】
血も涙もない官僚といった見た目通り、わかりやすくマキャベリズムにあふれた謀略家。
主君(マスターではない)の武器として酷薄であろうとする傾向にあり、事実態度は冷淡であるが、特に悪人ではないため長く接すれば善性が垣間見える。
大織冠の成体として恥じぬ神算鬼謀を誇り、また、あまり英雄的でない逸話に反して戦闘能力も異様に高い。
マスターに対しては客将として振る舞う。度々かつての主君を引き合いに出し、有徳ならずとも賢明であることを求める。
ちなみに幸若舞の『入鹿』のエピソードには困惑を示す。…取る策の迂遠さに、である。話に中大兄皇子が出てこないことも不満点だとか。
必要があれば自分も舞曲の鎌足と同じことをするだろう、とはしぶしぶ認めている。
通常の聖杯戦争では白村江の戦いを人生の汚点とし、これの挽回を願う形で召喚される。
ただし、願いを叶えたところで東アジア史の破綻を招くだけ、敗戦なくして律令国家日本は成立し得なかった、という現実を理解しているため、やや冷笑的。
献身・発奮に足る願いを持つマスターに恵まれない限り、どこか投げやりなまま敗退するだろう。
自分の目的を遂げる気が端から無いのだ。手段を選ばず勝ちに行くときの鎌足は極めてエロい(えげつない、ろくでもない、いやらしい)存在なのだが……。
まず表に出すことはないが。印象に反し、主君個人以前に王統と国体に絶対的な忠誠を捧げているタイプの愛国者。
中大兄も当時ベストな擁立対象であったに過ぎない……と薄々自覚しているが、今や本心から忠臣を自認する彼がそれを認めることは無い。>>377
定型文のところはよく見てなかった!ありがとう!
プランニング:A++
対象を暗殺.するまでの戦術思考。その、最高峰。
蘇我入鹿暗殺(乙巳の変)は彼が手練手管を弄して成し遂げた偉業であり、多くの伝説に彩られて伝承されてきた。【元ネタ】長靴を履いた猫
【CLASS】プリテンダー
【真名】カラバ侯爵
【性別】男
【身長・体重】132cm・29kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:D 幸運:A 宝具:B
【クラス別スキル】
対魔力:C
猫は魔女が使うほどには素養がある。
単独行動:B
猫は気まぐれ勝手に散歩。
気配遮断:B
猫は自然なハンターだ。
陣地作成:E+
猫の縄張り意識。
妖精眼:D
グリムサイト。猫妖精ケットシーとしての眼。>>379
【保有スキル】
鼠捕り:B+
猫であるのでネズミ捕りには腕に覚えがある。齧歯類の括りで言えば、ウサギもまた容易に狩ってしまう。
猫撫で声:C
魅惑の美声の亜種。交渉に優位に働く。
猫の手:C+
万能スキル。英雄独自のものを除く、任意のほとんどのスキルをD〜Cランクで発揮する。
【宝具】
『見事な変身でございます (チェンジ・ザ・マウス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
童話において、なんにでも変身できるというオーガを騙して鼠に変身させて食べてしまった逸話の宝具。対象を鼠化する呪い。対象がプリテンダーよりも巨体であり、プリテンダーに気を許しているほどに掛かりやすくなる。
【Weapon】
『レイピア』
細身の刺突剣の一種。特に名剣とかではないが、プリテンダーの小柄に合わせた逸品。
『長靴』
プリテンダーが二足歩行するために欠かせない長靴。これを脱ぐとプリテンダーはただの喋る猫でしかない。喋る時点で普通じゃなくない?
『袋』
狩りの獲物などを収納できる袋。見た目以上に入るが無限に入るわけではない。>>380
【解説】
欧州の童話、民話『長靴を履いた猫』のサーヴァント。真名「カラバ侯爵」とは、猫がでっち上げた飼い主の偽りの身分。
童話に曰く、猫は遺産として三男の元に飼われるが、三男は生きては役に立たず、食べてはあとには何も残らないと、遺産が猫であることを残念がる。しかし、猫は「長靴と袋を用意してください。そうすれば、猫もそんなに悪くないと分かります」と喋った。長靴と袋を用意してもらった猫は、まずはウサギを狩り、これを王様に献上する。「我が主人、カラバ侯爵より」との台詞とともに。しばらくそれを繰り返し、王様からの信頼を得ると、三男を水浴びに連れていく。そこに王様と姫様を乗せた馬車が通りかかる。猫は叫んだ。「大変だ!カラバ侯爵の荷物がすべて盗まれた!」王様と三男は対面し、「カラバ侯爵の居城」に王様を招待する。猫は先導し、「カラバ侯爵様の土地です」と言うように出会う百姓を脅して、広い領土を装った。城にはオーガが棲んでおり、先行した猫は「変身術に優れるといえど、その巨体でネズミのような小さなものには化けられないだろう?」と挑発。鼠に化けたオーガを食べてしまう。何食わぬ顔で王様を迎え、「カラバ侯爵の城へようこそ!」と唱えればあら不思議。三男は「カラバ侯爵」となったのです。育ちの良い三男は姫様と惹かれ合い、王様はそれを認めてご結婚。猫も貴族に取り立てられて、めでたしめでたし。
召喚に応じたカラバ侯爵は、真名に反して猫が主体である。人間の子どもくらいの二足歩行の猫の容姿で、しかし飼い主の三男でもあるようだ。言動は猫だが、自己認識は人間なのである。なお、実際の中世にあっても顔写真や確固とした戸籍もない時代、いつのまにかいたことになっている貴族の一つや二つ珍しくはなかったとか。「俺を鬼と呼びたくば鬼と呼び、化物と呼びたきゃ化物と呼ぶがいい!!だが日高見を、蝦夷の民を悪く言う輩は俺が許さねぇ!!!」
【元ネタ】史実、坂上田村麻呂伝説
【CLASS】アーチャー
【真名】阿弖流為
【異名・別名・表記揺れ】アテルイ、大墓公阿弖利爲、『北天の雄』
【性別】男性
【身長・体重】189cm・83kg
【肌色】少し赤い肌色 【髪色】ダークグレー 【瞳色】右目グレー/左目赤。
【外見・容姿】蝦夷由来の民族衣装の上に、鎧と毛皮を羽織った短髪の男性。左側の額に二本の角が生えており、普段は左目ごと大きなバンダナで隠している。左腕は赤黒く、赤く鋭い爪が伸びているため通常時は包帯を巻いている。
【地域】東北地方
【年代】8世紀末から9世紀初頭?
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:B 魔力:D 幸運:D- 宝具:C++>>383
【固有スキル】
鬼種の魔∶B
鬼の異能および魔性を表す、天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出等との混合スキル。
魔力放出の形態は「熱」にまつわる例が多いがアーチャーの場合は「嵐」に加え、「地」などの形態も取り、擬似的な災害を発生させることも可能。
ランクBの彼は純血の鬼そのものではなく、鬼と人の混ざりものらしい。
日高見の率いしもの∶B
アーチャーは蝦夷の指導者として幾度も朝廷に抗い、戦った。
心眼(真)、軍略、仕切り直し、勇猛、射撃の複合スキル
また、天然の山林や河川、それに類する地形であれば戦闘時に追加ボーナスを得る。
故郷への思い∶A
自身を大切にしてくれた国、自身を待ってくれる存在。守るべきものがある限り決してくじけることはなく、彼を最後まで支えてくれるだろう。>>384【宝具】
『日高見幻想世界(まもるべき、ひだかみのせかい)』
ランク:C++ 種別:対軍宝具 レンジ:10〜100 最大捕捉:500人
幾度も朝廷などの侵攻を自然や土地などを活かし、ゲリラ戦法など駆使した戦術の再演。固有結界に似て非なるもの。
真名解放時にあたり一面を濃煙や霧で包みこんで大自然の迷宮に閉ざし、どこからか自身含む弓矢部隊が敵を取り囲み無尽蔵の矢の雨で敵を一網打尽にする
領域内において自然由来のトラップや災害、迷路に近い複雑な道が襲いかかるので油断はできない。
発動場所が自然やそれに近い場所だった場合、プラス補正がかかり消費量も軽減。また、世界の修正が行われづらい性質を持つ。
『悪鬼血流暴走・悪路王(あくろおう)』
ランク:A- 種別:自己強化宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
自身の流れている鬼の血を最大限に解放し、一時的に鬼としての側面を強調、覚醒させる自己強化宝具。
真名解放時には額の角が大きく伸び、左腕が悪魔のような異形の腕になる。また、発動中は筋力と耐久のステータスは大幅に向上し、自身の身に瘴気をまとい、周囲に放つ。特に筋力は人の身では絶対に不可能なランクであるEXに到達し、体の一部が失おうと止まることはなく鬼神の如く暴れ狂い敵陣を蹂躙する。
しかし、発動中は意思疎通が困難になり制御に関しては不可能に近い。肉体の限界を無視した自己強化の代償は大きく、発動時間終了時には自身の霊核に大きなヒビが入り、多量出血を始め消滅までとはいかなくても崩壊が起きたり一時的に行動不能になるなどデメリットを持つ。
【Weapon】
弓矢
遠距離武器。特に能力とかはないが彼自身の精密性や技術で敵を射抜く。
短剣
アーチャーの近距離武器。二刀流であり状況に応じて使い分けるが、実はそれよりステゴロのほうがいいと思っておりたまに使わなかったりする。
鬼の力
通常時は肉体の一時的強化などにしか使わないが、もしもピンチのときや解放せざるを得ないときに完全に解放する。>>385
【解説】
8世紀末から9世紀初頭の奈良時代から平安時代初期に、現在の東北地方で活動したとされている蝦夷の族長。
朝廷の支配に抵抗し、陸奥国まで侵出した朝廷軍と幾度も仲間を率いて戦い、のちに坂上田村麻呂に敗北し降伏。坂上田村麻呂の助命嘆願はあったもののそれが届かず虚しく河内にて処刑された。そのあり方は後世の創作においてはまつろわぬ民を率い、あらゆる悪事を起こした悪鬼"悪路王"と呼ばれ、同一視された。
だが彼には謎が多い。アテルイはどこで生まれ、どのようにして族長になったのか?
アテルイはなぜ鬼と呼ばれたのか?なぜ蝦夷はまつろわぬ民の烙印を押されたのか?
───正式には蝦夷の民は純正な人間であり、彼は鬼そのものではない。
…人生の前生においてのアーチャーの人生そのものは明かされていないが、実は鬼との混血児である。どちらかが鬼なのかあるいは何代目が鬼の血が強かったのかは不明だがその血が強く片腕が不気味であり、片方の額に日本の角が生えていた。物心ついたときから両親の顔も愛も知らずに育ち、一族から化け物と迫害され、遠い山に捨てられた。捨てられた中で死にたくないと思ったのか必死に生き延びようと山の中で獲物を狩りながら生活をしていた。そんなある日のこと、とおりがかった日高見の人々が彼を見つけ、集落につれて帰った。アテルイは思った。また、アイツラのように俺を見て化け物というだろうな、迫害するだろうなと思っていた。
だがそんな思いとは裏腹に集落の人々は彼を優しく出迎え、化け物扱いせず人のように接したのだ。当初は疑っていたが生活していくうちに、人々の優しい心に触れたのか人々のために力になりたいという思いが芽生え、彼らのために鍛え上げた。その成果実力が実を結び、一族の長に任されるほど。
そう、今までの戦いは侵略とか我欲ではなく、蝦夷の民を、日高見の平和を守るための防衛だったのだ。>>386
延暦二十一年、そこで朝廷は500人の兵を連れて時の征夷大将軍・坂上田村麻呂を派遣。アーチャーたちは迎撃したものの彼の強大な背後の存在たちの加護により、なすすべもなく敗北した。坂上田村麻呂は彼の本当の姿を見ても化物だと蔑むことなく戦闘っぷりを見て称賛し、貴族や朝廷に助命の説得を試みた。だがその懇願は届くことなく彼等を処刑した。
アーチャーは暗い何処かで目覚め、自分が処刑されたことに気づいた。
·····嗚呼おれは処刑されたんだな。この世は勝てば官軍負ければ賊軍、朝廷の奴らはきっと俺の行動を、俺の本当の姿を見て化物と感じたんだろうな。結末を変えようと思わず、その結末を受け入れて静かに成仏する…はずだった。
だがアーチャーは見てしまった。自身が処刑されたことにより、蝦夷の勢力が弱くなってきたことでに追いやられ、挙句の果てにまつろわぬ民として烙印を押されたことを。
アテルイは怒り狂った。
自分が鬼なり化物なり呼ぶのはまだいい、だって俺は元から呼ばれてたし鬼と呼ばれるほどの行動をした。
だが、彼奴等は人間だ!自分からやってない!一度も侵略しようとは思ってない!ただ彼奴等なりに生活し、平和を過ごしていただけなのに!巫山戯るな!!
無辜なる日高見の人々を、鬼と呼び化物と貶め、本来のあり方を歴史の陰に葬ることだけは俺は決して許さない。いや、許すものか!
その怒りを抱き、囚われながらも狂うことや復讐に身を焦がすことなく最後の力を振り絞り、大事なものを守るためにアーチャーとして召喚されることになった。>>387
【人物像】
見た目も言動も粗暴かつ無愛想、ぶっきらぼうであり、彼を知らない人からは恐怖を向けられる。これについては生前の幼少期の経験故によるもの。本質は義理堅く、大切なものは最後まで大事にし守り抜く性質。恐怖を恐れず交流を続ければ、不器用でありながらも面倒を見てくれるなど善性が垣間見える。
だが本題はここから。先程のとおりアーチャーは鬼の混血児であり自身の件に関しては百歩譲って許すとしても、日高見を、無辜なる蝦夷の民を化物と呼び、後世において怪物の一族と貶めたことに関しては許すことなく、それに加え、自ら危害を加えることも侵略しようと思わずただ彼らなりに生活し生きる人やその存在を化物と蔑み迫害するものに対し殺意を抱き、殺しにかかるだろう。
もし、マスターであるあなたがアーチャーの本性を知った後に怪物として恐れずアーチャーの大事なものを受け入れ、その力を是とするか否とするかは自由。しかし、後者を選んだのなら人生の保障は出来ない。けど、前者を選んだ場合、守るべきものと認め最後まであなたを守るだろう。
悪路王と同一視されたことについては気に食わないが自身が鬼と呼ばれてること自体に関しては「俺は鬼と謗られるに値することもしていた。きっと敵対者(奴ら)は俺の行動を見て、俺の本当の姿を見て恐れを抱き、化け物だと感じたんだろうな」と一周回って受け入れている。
特技:サバイバル術、狩猟
好きなもの:故郷、そこに住まう人々
嫌いなもの:朝廷、悪評など風評被害
天敵:坂上田村麻呂
願い:蝦夷の民の汚名の根絶、最後まで大事なものを守る
【一人称】俺【二人称】アンタ、お前【三人称】あいつ、ヤツ、奴等>>388
【因縁キャラクター】
坂上田村麻呂
自身を打倒した英雄。思うことはあれど彼個人に関しては恨みはなく、ちゃんとアーチャーを人間として称賛してくれた。だが、朝廷及び貴族側からは許されることはなく処刑されてしまったことに悔やんでる姿を見て、アーチャーは心を痛めている。それはそれとして、もしどこか出会ったらまた再戦したいとのこと。
朝廷関連
自身を鬼としてけなし処刑した挙げ句、恭順しなかった理由と自分たちの身勝手な都合で蝦夷を、日高見の民を化物、まつろわぬ民と貶めた。アーチャーは前者に関しては百歩譲って許すとしても、後者に関しては絶対に許すことはない。
そのためサーヴァントになった今でも心から許すことができず、どこかで相対したら不機嫌な表情を浮かべ、警告する。最悪の場合、鬼の力を開放してでも葬りにかかるだろう。もしバーサーカーやアヴェンジャーだった場合、即暴走して血祭りになってたのかもしれない。
悪路王
後世の創作などにおいては、同じく朝廷軍と戦った悪路王という鬼と同一視されたりしているが、全くの別人
「奴とは別。あの外道と一緒にするな」
ウラド三世
「あんたが吸血鬼のモデルとかそう呼ばれてるって?いや、俺にとっては英雄に見えるぜ?敵対者たちにとっては怪物と恐れられても、自分の国にとってはあんたを英雄と呼び慕い、待ってくれる人々がいるからな。·······それはそれとして宗教だが何だが知らんがそれの狂信っぷりをどうにかしてほしいけどな」「サーヴァント・エンジニア、真名はアル=ジャザリーだ、キャスターと言う呼び名はどうもしっくり来ないのでね私のことはエンジニアと呼びたまえ」
【元ネタ】史実
【CLASS】エンジニア(自称)/キャスター
【真名】アル=ジャザリー
【性別】女性
【身長・体重】155cm・60kg
【肌色】薄い褐色 【髪色】茶色 【瞳色】黒
【外見・容姿】DIYとプリントされたTシャツにサロペットを着たポニーテールの女性、頭にはヘアバンドを着けている、左腕は義手。
【地域】中東
【年代】12世紀~13世紀
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:D 魔力:B 幸運:C 宝具:C+>>391
【保有スキル】
人造四肢(オートマタ):D
肉体が人造の機構、特に木製のオートマタとなっている。
戦闘に関連する行動判定や、スキルの成功判定にボーナスが加わる。
Dランクでは、片腕のみが人造品の「オートマタ」となる。
ハイドロリクス:A
魔力も水と同じ流れるものとして捉えることによる水力と魔力の自在な転換、および蓄積。
魔光、魔風、魔弾など実体のない攻撃を瞬時に水へ変換できる。
応用すれば魔力放出のように使用することも可能。
天賦の叡智:B
並ぶ者なき天性の叡智を示すスキル。
肉体面での負荷(神性など)や英雄が独自に所有するものを除く多くのスキルを、B~Cランクの習熟度で発揮可能。>>392
【宝具】
『水力機巧・星辰時計(ヒュドラウリス・ホロロギオン)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:1人
象時計や天文時計を始めとするジャザリーの発明品が組合わさった異形の機械装置。ジャザリーの人生そのものと言える至上礼装。
自身の能力の拡張・強化ユニットであり、スキルランクを一時的に倍加する。
これによりオートマタの製造効率の向上、拠点防衛力の向上、高度な水流操作などが可能。
また、奥の手として機械装置を自身の義手に接続し大量の水の供給を得ることで強力な水の砲弾を発射する攻撃技を有する。
『巨人を象りし巧妙な機械装置(イムラーク・マーキナ)』
ランク:C++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:20
アル=ジャザリーの魔術とオートマタと水理学の知識を結集して造られた巨大なヒト型オートマタ、早い話が巨大ロボ。
自身が乗り込み操縦する仕組みになっており動力は魔力と水力のハイブリッド。
揚水機で汲み上げた水を圧縮しハイドロキャノンを撃つ他、水を噴射することで水上限定だが空を飛ぶ。
この宝具は現世に召喚されてから組み立てたものであり、生前のジャザリーは持ち得ないサーヴァントとしてのジャザリー限定の宝具。>>394
【解説】
12世紀のトルコ、ディヤルバクル出身の発明家。
神学、法学、機械工学、天文学、数学、美術など多方面に才能を発揮した人物だがその生涯についてはほとんど分かっていない。
自身の著書『巧妙な機械装置に関する知識の書』の序文によると、ジャザリーはディヤルバクルの宮殿で父の後を継ぎ技師長として仕えたとされる。
『巧妙な機械装置に関する知識の書』は50の機械装置の詳細とその組み立て方を解説した今日のDIY本に良く似たスタイルの本で、ジャザリー自身が実際に組み立てたものしか載せていない。
この本は多数の写本が発見されており、当時の人々に非常に人気があったと思われる。
また、水力で駆動するオートマタの設計者として有名であり、世界最古のプログラミング可能な機械を製作したことから、ロボティクスの父とも評される。
現代でも内燃機関に使われるクランクシャフトやカムシャフト、セグメントギアを発明したことで知られる。中でもジャザリーは揚水機の開発に力を入れていた。
彼の作品は後世のレオナルド・ダヴィンチにも影響を与えた。>>395
【人物・性格】
明るくマイペースで楽観的。クールに見えて機械への情熱は人一倍。
何か失敗しても次回改善すればいいと考える性格のため失敗を恐れない性質、発明品も試行錯誤で組み立てていくスタイル。
魔術師の家系に生まれ彼女自身も魔術を使えるが魔術師(キャスター)よりも技術者(エンジニア)と呼ばれることを好み、クラス名もエンジニアと名乗っている。
技術者たるもの常に最新の知識を手に入れる努力を怠ってはならないという考えから現代の技術・知識を積極的に取り入れた結果、現代のロボットアニメやゲームにドハマリしてしまった。その結果が第二宝具である。
常識人ぶってはいるが他の芸術家サーヴァントの例に漏れず奇人変人の類いで機械系サーヴァントを目にすれば即座に分解させて欲しいと頼み込む。
自身の技術は人の役に立つものを作るためにあるという持論から生前は自身の技術が十字軍や暗殺教団などの組織に流れ戦争の道具になることを恐れており、『巧妙な機械装置に関する知識の書』に記したもの以外の設計図及び完成品は全て燃やしている。
サーヴァントとして召喚され、その心配がなくなった今は生前出来なかった戦闘用機械の製作に励んでいる。
イメージカラー:茶色
特技:オートマタ作成
好きなもの:ロボット、イラスト、高難易度ゲーム
嫌いなもの:失敗の許されない状況
天敵:自分以上の天才
願い:受肉しオートマタ職人として活動する
【一人称】わたし 【二人称】きみ、○○くん、○○ちゃん 【三人称】あいつ、彼、彼女>>396
【因縁キャラ】
レオナルド・ダ・ヴィンチ:自身が影響を与えた人物の一人
「サインならいくらでも書くんだけどさ、設計図はちょっと……」
リチャードⅠ世:同時代の人物
「きみの噂はいろいろと聞いたがまさか水使いの魔術師を連れているとは思いもしなかった」
機械系サーヴァント:大好きな機械達
「頼む! 分解させてくれ、! ……戻せる自信はないけど」テクン・ウマン
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玉藻の前
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アスタルト・オルタ
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グローア
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ゴモラズビースト/サカーニィ
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サカーニィ(詐)
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クリングゾール
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イワナガヒメ
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ダークロード
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以上wiki登録完了しました。【元ネタ】田村麻呂の関する伝説
【CLASS】セイバー
【真名】大嶽丸
【性別】男
【身長・体重】197cm・143kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A++ 耐久:EX 敏捷:B++ 魔力:C 幸運:D 宝具:A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
現代の魔術師では傷つけられない。
騎乗:EX
飛行自在とされるセイバーは黒雲に乗る。また、顕明連に霊魂を写し黄泉返った経験より憑依の術を心得る。>>399
【保有スキル】
鬼神魔王:EX
鬼種の魔に同じ。天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出等の複合スキル。最高位の魔性であるセイバーのそれは鬼の異能でありながら、道の窮極に到達している。魔力放出の形態は「熱」にまつわる例が多いが、セイバーのそれは「冷却」である。熱を増すよりも、熱を奪うことの方が遥かに難しい。セイバーが技巧派であることをよく示している。
賊徒の執心:C
宿敵・田村丸が討伐したモノたちの怨念。祟り病を齎す颪の呪詛。セイバーは彼らの代表としてこれを掌握するが、セイバー自身の怨念は鈴鹿御前に向いているので最大限に発揮できない。
破天荒:EX
天候さえも荒らす悪因の具現。星の開拓者に似て非なる、人類に立ちはだかる不可能性の化身であることを示すスキル。セイバーは日本国の支配、民草掃滅の大事業を五年で済ませるとまで称された大悪である。>>400
【宝具】
『大紅蓮剣林垂氷神通 (マカハドマ・プレータ)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:1〜300 最大捕捉:3000
田村丸との戦いに用いたとされる氷の如き数多の剣や矛。田村丸はこれを千手観音と毘沙門天の助力によって払い落としたとされる。その正体は、セイバーの窮極の集大成。神仏の手であっさりと払い落とされたのではなく、神仏でなくばたとえ英雄たる田村丸であっても対処不可能であった魔性の神通力。
八寒地獄の最奥マカハドマの意訳「大紅蓮地獄」の銘を冠する垂氷(つらら)の如き無数の剣を魔力放出によって生成する業前こそがセイバーの宝具である。さらに、千手観音が出張ってきていることから、千手観音が救う餓鬼道を逆説的に取り込み、剣林の一本一本が餓鬼の如く自動的に敵を捕捉して襲いかかる。
さらに、神通には餓鬼の種別としての意味があり、悪友に盗品を分け与えたものがなるもので、他の餓鬼から嫉妬され囲まれるが、神通力によって自身は苦痛を受けず、しかし他の餓鬼の苦痛の表情をいつまでも見ているものだとされる。逸話としても無敵だったとされるセイバーは、この宝具を真名解放していないあいだは、常時発動型の宝具として無敵性を帯びている。
なお、これほど大規模な攻撃性能にも関わらず、対人宝具であるのは無敵性としての側面から自身を対象とした宝具であること、ホーミング機能があり対人においても余さず発揮されること、さらに、セイバーが人の敵対者であることを示すものである。
【Weapon】
『鬼の肉体』
竜種にも並ぶ日本固有の幻想種としての圧倒的な肉体才能こそセイバーが最も信ずる武器である。鈴鹿御前に盗られた三振りの宝剣は敢えて持ってきていない。>>401
【解説】
平安時代初期、日本国を荒らし苦しめた鬼神とされる大妖怪、宇治の宝蔵に遺骸が納められたという三大化生の一、「大嶽丸」。
史実に求めるなら薬子の変における賊徒の執心が伝説化したものともされ、天下の美男子大英雄坂上田村麻呂の向こうを張った大悪鬼。飛行自在、暴風雷雨を喚び、火の雨を降らして軍勢を苦しめ、単騎で対峙したとしても金剛石に勝る肉体に傷ひとつつかず、本性は巨大にして大群、三明の剣によって隙もない鬼の頭領であった。
伝説に曰く、鈴鹿御前に惚れており、それを逆手に取られて弱体化させられてしまう。しかし、さらに千手観音と毘沙門天の助力を受けねば田村丸をして打倒できなかった化け物である。
豪快粗暴な振舞いをして、荒ぶる鬼らしい鬼に一見すると印象付けられるが、その能力は本能任せのそれではなく、無窮の研鑽の果てにある確かな道理を内包する鬼にあっては珍しい技巧派戦士。鬼の頭領として、配下が鬼なので指し手は大雑把ではあるが軍略にも通ずる論理的思考を有する理系男子である。【出典】ギリシャ神話
【CLASS】アーチャー
【真名】アルキュオネウス
【異名・別名・表記揺れ】巨人英雄
【性別】男性
【身長・体重】428cm・866kg
ギガントマキアにおいて、アルキュオネウスの身長は9キュビト(426.6㎝)とされる。巨人にしては思いのほか大きくはない。ヘラクレスが253cm311kgなのもあり、並ぶと「巨人」感は薄い。
【肌色】灰褐色 【髪色】焦げ茶 【瞳色】海のような青
【外見・容姿】両脚が大蛇となり、背中から鷲の巨翼が生えた4m超の巨人。
【地域】ギリシャ・パレーネー(現在のギリシャ・ハルキディキ県・カサンドラ半島)
【年代】神代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】超巨大・巨人・魔性・ギリシャ神話男性
【ステータス】筋力:A 耐久:A+ 敏捷:B 魔力:B+ 幸運:D 宝具:B
デカい・空を飛ぶ・陣地内無敵・陣地内魔力無限。>>403
【クラス別スキル】
対魔力:A
アーチャーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。Aランクでは、Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。
単独行動(陣地):EX
アーチャーのクラススキル、単独行動の変種。キャスターの陣地作成にも似る。『陣地内でのみ』マスターから離れて行動できる。宝具により設定された陣地内ではマスターなしでも問題なく活動できるが、一歩でも外を出た瞬間スキルの効果を完全に失う。
【固有スキル】
巨人外殻:B
巨人種の肉体を構成する強靭な外殻。きわめて特殊な組成を有しており、攻撃的エネルギーを吸収して魔力へと変換する。
対神:C
地母神ガイアにより生み出された対神種族であるギガンテスは、「神には殺されない」という性質を有していた。神霊に対する絶対防御。とはいえ「人間の血が混じった半神には無力」「殺されないだけで封印などはされる」「そもそも神霊と聖杯戦争で戦うことなどほぼない」ので、あまり役に立たない。
ペルガモンの翼:B
ペルガモン神殿において、アテナと戦うアルキュオネウスは有翼の巨人として描かれる。天使のように肩から生えた翼を使うことで、巨人の巨体でありながら、自由な高速飛行を可能とするスキル。
ヴェスヴィオの怒り:EX
アルキュオネウスの骨はヴェスヴィオ火山の下に埋もれており、死後尚胎動するその怒りが火山噴火や地震を引き起こしているとされた。「魔力放出(溶岩)」「戦闘続行」を内包した複合スキル。これを用いた「溶岩の投石」こそが、「山を投げる」と称されたアルキュオネウスの通常攻撃である。
さらに、サーヴァント:アルキュオネウスが退去した場合、その魔力残滓が地脈に影響することにより火山活動が活発化、その場で数日後に噴火が起き、聖杯戦争の地そのものが消滅する。誰の得にもならない、極めて傍迷惑なスキル。>>404
【宝具】
『番外試練:巨人戦争(ギガントマキア・パレーネー)』
ランク:B 種別:対地宝具 レンジ:半径約1㎞ 最大捕捉:1人
アルキュオネウスは、自らの生誕の地、そしてギガントマキアの地であるパレーネーにいる限り不死であった。
召喚された地点を「生誕の地」として定義、そこから上下左右に半径1㎞程度の球状のエリアにおいて、アルキュオネウスは不死となり、魔力供給も無限となる。
厳密には不死ではなく、ガイアから魔力を吸収しての即時蘇生。土地そのものが永劫に枯渇するまで数百回以上殺しきるか、ないしはその土地から引きずり出して打ち倒すしかない。
【Weapon】
溶岩塊:アルキュオネウスはヘラクレスと戦うにあたり、その膂力で山を振り回し投げて戦ったという。サーヴァントとしてのアルキュオネウスは、スキル「ヴェスヴィオの怒り」により生み出された超巨大な溶岩塊を振り回して戦う。>>405
【解説】
アルキュオネウスは、ギリシャ神話における巨人戦争ギガントマキアにおける、ポルピュリオンと並ぶ巨人側の最高戦力。巨人英雄アルキュオネウス。
ギガントマキア最強の巨人であったアルキュオネウスは酒神ディオニュソスと交戦、勝利。だが、勝利後の休息を取っている間に、ゼウス神の導きでヘラクレスが現れる。
ヘラクレス12の試練の10、ゲリュオンの牡牛を手に入れたのちのヘラクレスと、同行していたアルゴノーツでありアキレウスの叔父テラモーンがアルキュオネウスと交戦。
ヘラクレスがアルキュオネウスを矢で射るとアルキュオネウスは死ぬも、即座に蘇生。パレーネーの地にいる限りアルキュオネウスが不死であることをアテナ神から助言されたヘラクレスはアルキュオネウスを捕縛、首を絞めてパレーネーの外に引きずり出して殺した。
その後アルキュオネウスの遺骸はヴェスヴィオ火山の下に埋められたが、その骨は死後もなお脈動しており、噴火や地震を引き起こすと伝承される。
『投石』をメインウェポンとするアーチャー。有翼・不死の巨人という極めて厄介なサーヴァント。
こんなデカくて早くて飛んでるやつを陣地外におびき寄せるか捕縛して引きずり出す必要があり、さらに倒したとしても火山活動による道連れまでありうる凶悪さ。
wiki追加・SS使用可能です。>>406
書いてから思ったけどこいつ固有結界に異様に弱いな……
『固有結界内で退去させる』と、宝具も機能不全だし最後っ屁の噴火も不発する……【元ネタ】史実(イングランド・11世紀)、英国伝承
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】エドリック
【性別】男性
【身長・体重】175cm・81kg
【属性】中立・中庸
【副属性】地 ※幽霊狩猟としての現界のため
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力E 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。>>409
継承すべき水底の剣:B
イングランド西部、シュールズベリー南方にある
ボミア湖に棲む怪魚が携えている、とされる剣。
エドリックは俗世から消える前にこの剣を怪魚に託し、
怪魚は彼の正当な継承者が現れるまでこの剣を保持し、
自らを捕らえようとする網や糸、鉄の網すら切り裂いて逃れるという。
名剣としての威力の他、
束縛や武器落とし・分捕りに対する耐性を与え、加えて
これらへの抵抗に成功した際に一度の機会攻撃を得る。
宝具解放時、幽霊狩猟時(それは無論「俗世を去った」後である)の彼は
この剣を直接具現化する事ができなくなる …が、呼び出される怪物群に
怪魚が含まれているため、そちらから受け取っての再取得が可能である。>>410
【宝具】
『戦場恋う山の囚人(レッド・ワイルドハント)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:300人
ゴッダ婦人と並び立ち、兵士・怪物・妖精群を率いての幽霊狩猟。
兵士と怪物に関しては彼自身の魔力消費が要求されるが、
妖精群(主に妻の縁者)に関しては自然からのマナ吸収が行われる
……が、どちらかと言えば兵士・怪物の方が彼に忠実であり
妖精群はあまり言う事を聞いてくれない。妻の機嫌次第である。
【Weapon】
19世紀半ばの目撃証言によれば、乗騎は白馬であったという
【解説】
幽霊狩猟(ワイルドハント)の首領として伝えられる一人、
『向こう見ず(ワイルド)』エドリック。添え名は『貴公子』『森人の』とも。
緑の服と外套を纏い、白い毛が一本ついた縁無し帽を被って現れるとされる。
ノルマン征服前後の時期に存在した、マーシアの有力者であったとされ
ウィリアム征服王の統治を認めず戦うも、やがて臣従し落ち着いたという。>>411
妻ゴッダは妖精の類であったと伝えられる。ヘンリー二世時代の廷臣・歴史家
ウォルター・マップの『宮廷人の閑話』によると、森の家で踊る女性達の一人を
彼は見初め、攫って帰った。四日目になってようやく口をきいたその美女は、
「何も問うてはならない。禁を犯せば私は消え、貴方は早死にするだろう」
と告げる。ウィリアム王がロンドンに呼び感嘆する程の美貌の妻、彼女との間に
生まれた息子アルノダス(エルフノス)、と幸福に過ごしていたエドリックだが
ある日の帰宅時に留守だった妻が戻って来た時、「何処に行っていたんだ」と
聞いてしまい、妻は直ちに消えた。彼も悲しみのあまり、予言通りに亡くなる
……が幽霊狩猟伝承においては、ゴッダ婦人は今なおエドリックに添っており、
共に狩猟へ赴くのだとされている。ゴッダは緑の服を纏い黄金飾りの白帯を締め、
短剣を携えて金髪をなびかせ彼と共に行くという。
幽霊狩猟としては特徴的なことに、現実の、表社会の戦争に関わろうとしている。
英国に戦火が及ぼうという時、古い鉛山から(ウィリアムへ降った事を責められ
妻の一族ともども鉛鉱山に閉じ込められてしまった、との伝承も存在している)
部下を従え駆け出て来ると言うのだ。敵がじきにやって来る方角へ駆けるという
エドリック一団の、最も時代が下ってからの複数目撃例は近代にもなってから、
クリミア戦争勃発直前の事だったという …複数でない例ならば、WW2時ですら。「アパレーティダイ、現界した。仲良くやろうぜ、同じ人間なんだからよ」
「オレらアパレーティダイの力を貸してやる。感謝しろ」
【出典】『ギリシャ神話』
【CLASS】アーチャー
【真名】アパレーティダイ(イダス&リュンケウス)
【異名・別名・表記揺れ】アパレティダイ、イーダース、リンケウス
【性別】女性/男性
【身長・体重】195cm・87kg/155cm・47kg
【肌色】日に焼けた白/抜けるような白 【髪色】黒茶/赤茶 【瞳色】水色/煌めく青
【外見・容姿】強弓と剛槍を背負い、帯剣して軽鎧を纏う筋骨隆々の大女。/メカニカルなゴーグルを装着した華奢な少年。
【地域】ギリシャ
【年代】神代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・神性・アルゴー号ゆかりの者
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A 敏捷:B+ 魔力:C 幸運:D 宝具:B【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
単独行動:A
マスター不在でも行動できるが、宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はバックアップを要する。
また、一対の霊基でありながら、互いの距離が離れたり、一方が消滅しても悪影響が生じない。【保有スキル】
海神の祝福:B-
海神ポセイドンの子である事を示す神性の亜種スキル。
自在に雨を呼び、海上を走り、海中で長時間活動することができる。
本来イダスのみが受ける祝福を姉弟で分け合っている為、平時はランクが半減している。
千里眼:B++
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。更には透視を可能とする。
宝具『冥暗見徹す猫の瞳』によるもの。過去視、未来視はできないものの、隔たれた異界すら覗き見る。
無窮の武練:A+
当世最強。ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。
心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。
武装を失う、神と敵対する、最愛の者を殺されるなど、たとえ如何なる状態であってもイダスの戦闘力は低下しない。【宝具】
『冥暗見徹す猫の瞳(リュンクス・オプタルモス)』
ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:― 最大捕捉:―
リュンケウスが所有する最高位の魔眼。神話によれば地上に居ながら地下を見通すという。
冥界神が治める暗黒の領域を覗く眼力は、あらゆるランクの視覚妨害能力を透過して異界の内情すら暴き立てる。
また、冥界を眺め続けた瞳は、いつしか万物の“死”を視認するようになったが、リュンケウス自身はそれを活かす手段を持たない。
『双雄賛歌(ポセイドノス・アパレティダイ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:3~30 最大捕捉:1人
イダスとリュンケウスが放つ完全・完璧なコンビネーション攻撃。
絶大なまでの信頼が生み出す一心同体の境地が宝具の域にまで昇華されたもの。
また、真名解放時に限り、二人はかつての神格をほぼ完全に取り戻し、一時的に神核が最高ランクのものとなる。
神霊規模の魔力を行使した攻撃は、『冥暗見徹す猫の瞳』の効果も合わさり、あらゆる護りを無視して対象を絶殺.する。
この必殺の一撃は召喚されたクラスによって変化し、アーチャーで現界した今回は矢による狙撃となっている。【Weapon】
『強弓・剛槍・帯剣』
いずれも強度に重きを置いた武骨な造り。特別な謂れは無いが、半神の膂力に耐え得る逸品。
【解説】
イダスとリュンケウスの兄弟。メッセネ王アパレウスの息子で、アパレーティダイとは「アパレウスの子」を意味する。
ホメロスによればイダスは当代最強の戦士とされ、リュンケウスは「大山猫の目を持つ者」の名前通り超常の眼力を有した。
一説にはイダスのみ、或いは兄弟揃ってポセイドンの子とも言われ、イダスは天馬の戦車をポセイドンから借り受けている。
二人はアルゴー号の冒険、カリュドーンの猪狩りに参加し、イダスは嫁取りの際にアポロンと争ったこともあった。
ディオスクロイとは従兄弟だが、かつて彼らに婚約者を奪われたことで険悪な関係にあった。
アルゴー号や猪狩りでは共闘していたものの、協力して略奪した牛をアパレティダイが独占したことで殺し合いに発展。
ディオスクロイの待ち伏せをリュンケウスが見抜き、イダスが先んじてカストロを殺したが、ポルクスにリュンケウスを殺される。
その後イダスはポルクスに殺されたとも、ポルクスを昏倒させたが我が子の危機に気付いたゼウスの雷霆に撃たれたともいう。
一説では、アパレーティダイとディオスクロイは「馬を駆る双子神」のルーツを共有する存在とも考えられている。【人物・設定】
豪放磊落な姉と、虚弱で生意気な弟。性格は真逆だが姉弟仲は非常に良く、互いに深く信頼し合っている。
とは言っても、普通に意見を違えたり口喧嘩する事もあったりと、極端なブラコン(シスコン)仕草は見せない。
イダスは武器も格闘も得意な万能戦士である一方、リュンケウスは索敵能力こそ姉を上回るもののフィジカルは貧弱。
ディオスクロイとの仲はかなり険悪。生前から積み重ねた対立は勿論、根本的な視座の違いによるところも大きい。
神としての自負が強く天との繋がりも深いあちらに対し、アパレーティダイは人に堕した自らを善しとしたのである。
とはいえ、仮にも半神である己らを人間に含める通り人間判定はガバガバ。人間を自認する者なら基本的には人間と扱う。
ディオスクロイと同じく元は土着神だったが、後にゼウスを頂点とした神話体系に組み込まれて零落した。
万能戦士のイダスは他にセイバー、ランサー、ライダー、バーサーカーの適性を持つ。
リュンケウス個人は眼力由来でアーチャーとアサシンに引っ掛かるかどうか。
イメージカラー:オーシャンブルー
特技:身体を動かす事全般/鉱脈の発見
好きなもの:戦、酒、女、弟/美しい鉱石、姉
苦手なもの:雷(姉弟共通)
天敵:ディオスクロイ、ゼウス
願い:ディオスクロイとの正々堂々たる再戦【関連人物】
アパレウス
メッセネ王。“人間”アパレーティダイの父。
アパレーティダイの二人はポセイドンを父として扱う一方で、アパレウスの事も父と呼び慕う。
ディオスクロイ
従兄弟にして終生の天敵。伝承によって細部は異なるが、いずれも彼らとの争いで死亡している。
利害の対立も多かったが、神たらんとするカストロ、自然に神として振る舞うポルクスとの相性も最悪だった。
イアソン
アルゴー号の船長。『アルゴナウティカ』で、イダスは自身の武勇を声高に誇ることでイアソンを励ましている。
心配性な所をからかうこともあったが、指導者として全幅の信頼を置いている。
ゼウス
ギリシャ神話の最高神。アポロドーロスの『ビブリオテーケー』ではポルクスを庇いイダスを殺している。
元よりイダスの方はゼウスを軽視していた節もあり、いけ好かない従兄弟の守護神なので嫌い。
ポセイドン
ギリシャ神話の大地と大海の神。“半神”アパレーティダイの父。
神と関わりを持ちたがらないアパレーティダイとしては例外的に頼る相手。神である以前に親父なのでノーカン。【元ネタ】史実
【CLASS】アルターエゴ
【真名】ブーディカ
【性別】女
【身長・体重】174cm・62kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:A 幸運:E 宝具:A-
【クラス別スキル】
対魔力:B
本来はセイバーのクラススキル。三節以下の詠唱による魔術を無効化する。
騎乗:A
本来はライダーのクラススキル。神獣・幻獣を除くすべての獣、乗り物を自在に乗りこなす。
神性:C
神霊適性を持つかどうか。勝利の女王として信仰した女神アンドラスタを受け入れた状態。精神の変容をきたさないギリギリのランクに留まっている。>>421
【保有スキル】
勝利の女王:A
アルターエゴの別名。神霊に近づいたため、仇敵への特効性は失われている。
戦場の糧:A+
失われない闘争心からくる生存律。神霊として兵糧を生み出すことも可能。あくまで兵糧なので味は保障されない。
守護るべき闘争の車輪:A-
チャリオット・オブ・アンドラスタ。本来は宝具である女神の戦車。戦友を守護する権能の具現化。ただし、逃走を認めないため、脱走兵には効果が反転する。
【宝具】
『完全ならざる女神の寵 (ブディカ・オブ・アンドラスタ)』
ランク:A- 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:味方すべて
女神アンドラスタの恩寵を全力で引き出すアルターエゴの宝具。人であることを捨てていないアルターエゴのそれは完全ではないが、それゆえに世界のルールに抵触しない。その世界で実現可能な最大限の強化を友軍に齎らす。
【Weapon】
『勝利うべき闘争の剣』
ソード・オブ・アンドラスタ。勝利うべきとは、たたかうべきと読み、女神の権能が勝利を約束するものではないことを示す。魔力弾の生成による中遠距離攻撃を可能とし、近接では魔力光を剣身に纏わせる万能剣。しかし、神具にしては威力が物足りない。それは女神アンドラスタが闘争の終わりを疎むがゆえのこと。>>422
【解説】
古代ローマにて、反乱を起こしたブリタニアの戦士女王。その名と戦果の元に勝利の女王と崇められた英霊。
アルターエゴの霊基においては、信仰する女神アンドラスタの神性を発露させるほどまでに自我を委ねたが、人であることまでは捨てていない。その言動は英霊ブーディカの価値観の元に、神霊アンドラスタの意思によってなされている。そのため、ローマへの憎悪が一切なく、戦争を起こす大義名分と認識している。神霊アンドラスタの意思、性格はとても好戦的であり、ブーディカの霊基を間借りしていない状態では休戦停戦に決して合意することのないほどに荒ぶる神である。ブーディカが復讐心とともに為した数々の惨虐行為を、アンドラスタは戦場であれば躊躇なく実行する。そして、神霊そのままの状態では戦場であることを維持し続けるように努める。アンドラスタは自己のそうした性質を正しく把握し、顕現することを考えてはいなかったが、大義名分を誰かが用意すれば嬉々としてアルターエゴという最低限のマナーを守って召喚に応じる。「我が家系には臣民に有益なことをしない王は一人もいない。わけても、偉大な行為に専念する曾祖父(パーンダヴァ)たちの行為を見るがいい。そのクルの裔の私が、どうして汝に不利益をもたらすだろうか」
【出典】『マハーバーラタ』、『アイタレーヤ・ブラーフマナ』、『シャタパタ・ブラーフマナ』など
【CLASS】セイバー
【真名】ジャナメージャヤ/Janamejaya
【性別】男
【身長・体重】171cm・62kg
【地域】インド
【時代】推定 中期ヴェーダ時代(紀元前12~9世紀頃)
【属性】秩序・善
【その他の属性】人、王
【ステータス】筋力:A 耐久:C 敏捷:B 魔力:B 幸運:C 宝具:A+>>424
【クラススキル】
対魔力:B
魔術に対する抵抗力。
一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
騎乗:A++
乗り物を乗りこなす能力。
「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
本来は騎乗スキルで乗りこなせないはずの竜種についても、宝具を使用すれば例外的に騎乗可能。
【固有スキル】
聖王のカリスマ:A
軍団を指揮する天性の才能。
団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
ジャナメージャヤは思慮深く、感情に任せずに諸賢者たちに助言を求めることができる社会正義の人である。名君であったパーンダヴァの家系、パーンドゥ王、ユディシュティラ王、パリクシット王にその采配は並ぶ。>>425
魔尼の宝珠:B
魔性の存在や獣などから身を守ることができる。
元々はアシュヴァッターマンの額に生まれついて埋め込まれてあった宝石。
パーンドゥの五王子はこれを降伏の証として譲り受け、以来クル国王の王冠に万難を排する守護として王冠に飾られているという。
屠竜:EX
屠竜(サルパサットリン)。
剣士としての技量の一つの到達点。
対ナーガ(魔獣・神性・竜・魔性)特攻。
白き鱗、黒き鱗、青い鱗も。老いも若さも。十万、百万、一億の数も。鼠のような小さきも、象の鼻のような大きさも、発情した象のように巨大で強力な蛇も。種々の色をした蛇たち、有毒で、恐ろしい蛇たち、閂のような蛇たち、咬む習性のある強力な蛇たち。
サルパサトラの火に引き寄せられたナーガを両断し、命を捧げ続けた。>>426
【宝具】
『屠竜の斎戒(サルパサトラ)』
ランク:A 種別:対界宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:600
“蛇の犠牲祭(サルパサトラ)”。
ジャナメージャヤのために神々が創設し、またジャナメージャヤ以外にはこの祭祀を開催できないとされる。
かつて蛇の母カドルーと金翅鳥の母ヴィナターの間で交わされた賭けの際に、カドルーが自らに従わなかった蛇たちに掛けた「パーンダヴァの家系の、聡明なる王仙ジャナメージャヤの蛇供が行われる時、火がお前達を焼くであろう」という呪い。猛毒と咬合力がある蛇を危険視していたブラフマー神が蛇王シェーシャたちの嘆願を鑑みて、正しい行いの蛇を対象から除いて、この呪いを叶えたのだ。
祭壇の火に無数の蛇たちが引き寄せられ、インドラ神の許に避難した蛇王タクシャカもまた、その引力からは逃れられなかった。
『王の利剣(アシ)』を起点に、「竜」属性に対する優先権を有した炎を解き放つ。
竜種が関わるのであれば、神格、例えば神々の王インドラであっても拒絶はできない。
この優先権を用いて、攻撃の代わりに竜種を使役することも可能。
すなわち父パリクシットの仇たる『致命竜タクシャカ』を使い魔として操る。>>427
『偉大なる血の詩(マハーバーラタ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000
“バラタ族の偉大なる生涯(マハーバーラタ)”。
『王の利剣(アシ)』の真名解放。
アルジュナ達の祖父、聖仙ヴィヤーサが語り上げたマハーバーラタ。
この物語には、法(ダルマ)・実利(アルタ)・享楽(カーマ)・解脱(モークシャ)に関して、ここに存するものは他にもあるが、ここに存しないものは他のどこにも存しないと謳われる。
ジャナメージャヤはこの物語をヴィヤーサの弟子ヴァイシャンパーヤナから伝えられた。
マハーバーラタ内に記されている技量・知識・事象・概念・宝具を具現化する。
物語を捧げさせたジャナメージャヤは、マハーバーラタを自分のモノとして扱うことができるのだ。
【weapon】
『王の利剣(アシ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
アシ、ヴァイシャーサナ、カドガ、ティクシュナ・ダーラ(鋭い刃/ tikshnadhara)、ドゥラーサダ(手に入れ難き/durasada)、シュリーガルバ、ヴィジャヤ(勝利)、ダルマパーラ(徳の守護者/dharmapala)という八つの真名が存在する。
ブラフマー神が造り上げ、シヴァ神が振るうことで阿修羅ダーナヴァ一族を討滅した後はヴィシュヌ神に手渡され、更にマリーチ仙からすべての大聖仙、インドラ神、四方の護世神(ローカパーラ)、人類始祖マヌ、クシュパ、イクシュヴァーク、プルーラヴァス、アーユス、ナフシャ、ヤヤーティ、プール、アムリタラヤス、ブーミシャヤ、月王族のバラタ、アイラヴィラ、ドゥンドゥマーラ、カーンボージャ、ムチュクンダ、マルッタ、ライヴァタ、ユヴァナーシュヴァ、ラグ、ハリナシュヴァ、スナカ、ウシーナラ、ボージャ、ヤドゥ、シビ王、プラタルダナ、アシュタカ、プリシャダシュヴァ、バラドヴァージャ、ドローナ、軍師クリパからパーンドゥの五兄弟に伝わり、クル王家の佩刀として受け継がれる。
代々の所有者の魂で鍛え上げられた、神の剣。>>428
【解説】
“サルパサットリン(蛇を供犠に捧げた者)”とも呼ばれる。
古代インドのクル国王パリクシットの子。
叙事詩『マハーバーラタ』の大英雄アルジュナの曾孫に当たる。
聖者(バラモン)の呪いによって、そして竜王タクシャカの牙毒によって、急死した父王パリクシットに代わり、幼くして戴冠した。このクルの勇士たちの長子は、幼少の頃から実利(アルタ)を考慮する立派な王であり、英雄であった彼の曽祖父ユディシュティラのように、顧問官や司祭たちとともに王国を統治した。王が敵を苦しめるほど成長したのを見ると、王の顧問官たちはカーシ国王スヴァルナヴァルマンの娘ヴァプシュタマーと婚約するよう勧め、彼女だけを愛したという。
クルクシェートラにて長期間の祭祀を行っていた時、彼の弟たちが神犬サラマーの子犬を打ったことで「罪のない者を打ったのだから見えざる危険が降りかかるであろう」と呪われた。この呪いを鎮めるため聖仙シュルタシュラヴァスの息子ソーマシュラヴァスを司祭として選び、弟たちに彼に仕えるように命じると、自分はタクシャシラー地方を征服した。
タクシャシラーから凱旋したジャナメージャヤを待っていたのは、竜王タクシャカに恨みを持つ聖者ウッタンカであった。彼は竜王タクシャカがジャナメージャヤの父パリクシットを殺めたのだからと、復讐することを説いた。ジャナメージャヤはその事実に怒り悲しむと、諸大臣に父王がどのように亡くなったか、この復讐が正当なのか、それとも不当なのかを問う。経緯を知ったジャナメージャヤは正当性を知り、『蛇供(サルパサトラ)』を執り行うことを決意する。
しかし肝心のタクシャカが炎に入る前に、祭場に聖者アースティーカが訪れ、祭祀を中止して欲しいと要求する。彼は聖仙ジャラトカールと、竜王ヴァースキの妹ジャラトカールの間に生まれ、ナーガたちを救うために現れたのだ。ジャナメージャヤは了承し、祭祀を中止。
後日、アースティーカを祭官としてアシュヴァメーダ祭を行った。
伝説に因れば、蛇供(サルパサトラ)はタクシャシラー(現タキシラ)にて行われたという。
そして準備の最中に訪れたジャナメージャヤの祖、聖仙ヴィヤーサに請うて語られ始めたのが『マハーバーラタ』である。>>429
『蛇供(サルパサトラ)』
祭壇(ヴェーディ)は西側で幅広く、中央でくびれていて、東側は再び広くある。これは少女の如く称えられる。また祭壇の周りに三つの祭火が設置される。西祭壇にはガールハパティヤ(家長)祭火が据えられ、ここで供物が準備される。供物を投げ入れるアーハヴァニーヤ(献供)祭火は東祭壇に据えられる。悪鬼の侵入を防ぐとされるダクシナ(南)祭火は、祭壇の西南に設けられる。
準備を終えると黒衣を纏い、煙で眼を赤くして、呪句(マントラ)を唱えて護摩を焚いく。
司祭たちが護摩(ホーマ)を焚く、祭火に供物を投げ入れている間に、多くの蛇たちはそこに落ちるのである。
儀軌を取り仕切る、王の司祭(リトゥヴィジュ)であり祭官(サダスヤ)であった聖者たちは以下の通り。
祭場(サダス)を作り上げた棟梁は吟誦詩人ローヒタークシャ。
勧進僧(ホートリ)はチャヴァナの家系に生まれたチャンダ・バールガヴァ。
歌詠僧(ウドガートリ)はカウトサーリヤ・ジャイミニ。
祈祷僧(ブラフマン)はジャールンガラヴァ。
行祭僧(アドヴァルユ)はボーダピンガラ。
祭官(サダスヤ)は息子や弟子を連れたヴィヤーサ、またウッダーラカ、シャマタカ、シュヴェータケートゥ、アシタ・デーヴァラ、ナーラダ、パルヴァタ、アートレーヤ、クンタジャタラ、クティガダ、ヴァーツヤ、シュルタシュラヴァス、カホーダ、デーヴァシャルマン、マウドガリヤ、シャマサウバラである。その他にも多数の誓戒を守るバラモンが祭官として参加した。>>430
『致命竜タクシャカ』
純血竜、神代の竜。
地球が誕生した時から“いた”という46億年近い生命情報を有した生命体、原始の超存在そのもの。
その中でもインド最大の竜種の一角である。
タクシャカとは多舌、視毒(ヴィシャ・ドリシュティ/visha drsti)を意味している。
仏教に取り入られると、衆生の五逆を消滅し、三界解脱させる力を有すると云われる。阿修羅神をはじめ、一宗一派に加担して人心を惑わす悪しきものをことごとく喰らい、天命の完遂を助ける。また、天譴雷誅を降す役目があり、愚迷の者を叱咤し、龍鳴轟き警告を発すという。『法華経』『法華文句』などでは八大龍王として語られる徳叉迦(タクシャカ)は、凝視した者を息絶やすという。
それはケルト神話のバロール神と同様、“死の概念”をカタチとして捉え、干渉する瞳。
すなわち最高水準である“虹”の魔眼である。
何億という寿命、停止状態から蘇生する回復力、何百という命のストックを持っていようが、“その個体における死の概念”を露わにするため、それらの不死身性を無視して致命傷を与える。
【wiki登録】可【元ネタ】史実、『江談抄』、『吉備大臣入唐絵巻』
【CLASS】バーサーカー
【真名】阿倍仲麻呂
【異名・別名・表記揺れ】安倍仲麿(小倉百人一首)、朝衡、晁衡(唐名)
【性別】男性
【身長・体重】157cm・49kg
【肌色】赤 【髪色】黒 【瞳色】緑
【外見・容姿】頭から二本の角が生えた中華風の姿の赤鬼。
【地域】日本、中国
【年代】奈良時代
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・鬼・魔性
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:C 魔力:B 幸運:E 宝具:C>>433
【宝具】
『明月不歸沈碧海(つき、うみにしずむ)』
''ランク:C 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1''
吉備大臣入唐絵巻において、高楼に幽閉され死した後鬼となったと言う伝説の具現。
鬼化の宝具、頭には角が生え体は赤く変化し、ステータスを大きく上昇させる。飛行自在の術などの使用も可能。
鬼種の魔スキルはこの宝具によって獲得したもの。
また、自身に死者としての属性を付与し即死攻撃への耐性を得る。
バーサーカークラスでは常時発動の宝具となる。
『三笠山望郷歌(つき、やまにいづる)』
''ランク:C 種別:詩歌宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:-''
小倉百人一首にも選ばれたバーサーカーの和歌。
この歌が詠まれた場所は相手の故郷・出身地ではないと定義することで、相手の知名度補正を打ち消す望郷の概念宝具。
これによりステータスの低下、スキル・宝具の弱体化・封印などが発生し敵を弱体化させる。
但し、世界的にその名を知られるような英雄、逆に出身地でもあまり知られていないマイナー英雄には効果が薄い。
発動には「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」の詠唱が必要。
【Weapon】
『無し』>>434
【解説】
奈良時代の遣唐留学生。
第9次遣唐使に同行して吉備真備や玄昉、井真成等と共に唐の都・長安に留学する。
唐の太学で学び科挙に合格または推挙で登用され、唐の皇帝玄宗に仕える。唐で仲麻呂は役職を歴任し高官に登りつめる。歴史書の『続日本紀』によると「わが朝の学生にして名を唐国にあげる者は、ただ吉備真備および阿倍仲麻呂の二人のみ」と賞されている。
第10次遣唐使が来唐した際はやり残した事があると帰国しなかった、ちなみにこの時吉備真備等は帰国している。
時は流れ第12次遣唐使の来唐時、既に在唐35年を迎えていた仲麻呂はさすがに日本へ帰りたくなり皇帝玄宗に帰国の許可を申し出るがなかなか許可されなかった。
翌年ようやく帰国の許可を得た仲麻呂は日本に向けて出帆するが、仲麻呂の乗った船は暴風雨に遭い南方へ漂流、安南(現在のベトナム)に漂着する。
交友のあった詩人の李白は仲麻呂死亡の噂を聞き、「哭晁卿衡」を詠んで仲麻呂を悼んだ。
安南に漂着した仲麻呂は再び長安に戻る、日本からの迎えが到着するも安禄山の乱と重なり帰国を断念。
その後仲麻呂は日本に帰ることは叶わず770年、唐で客死した。
以上が史実の阿倍仲麻呂の生涯であるが、『江談抄』『吉備大臣入唐絵巻』では玄宗皇帝の『金烏玉兎集』を持ち帰るために遣唐使に命じられている。
入唐した阿倍仲麻呂は玄宗に重用されるがその事を妬んだ唐人が、仲麻呂を高楼に幽閉し、仲麻呂は食を断って34歳で自死した。
死後仲麻呂は鬼に変身し、遣唐使として唐に来た吉備真備に何度も助力し、『金烏玉兎集』を持ち帰らせることに成功する。>>436
【コメント】
自分のリクエストした鯖を自分で作ってみた
設定は変更、追加するかも【元ネタ】アーサー王伝説(『ペルレスヴォー』『ペルスヴァル続篇』)
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】燃える竜の騎士[ログラン]
【性別】男性
【身長・体重】508cm・1769kg
【属性】混沌・悪
【副属性】地
【ステータス】筋力A+ 耐久B 敏捷D 魔力B 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:D
理性を代償として筋力と耐久力を向上させる。
茨木童子ら鬼種が狂化を持った際と同様、
人喰い巨人の種族特性とも合わさったモノであるためON/OFF制御が可能。
OFF時には理性も機能している …が素の人格があまり理性的でない上、
狂化とは無関係に食人衝動を有している。
アーサー騎士との対面時に暴走する恐れもあり。>>438
【保有スキル】
二重召喚(偽):D
巨人ログランの肉体と『燃える竜の騎士』の装備を持って現界する複合体。
人格は双方がのものが溶け合わないまま同居しているのだが、
生前の縁者・似た者同士であり問題無く協調しての活動が可能である
……基本的には。
悪魔の加護:A
楯に宿る悪魔(ここでは悪性の精霊ないし妖精とする)の支援により、
幸運を呼び寄せる能力。魔力生成量を大幅に増大させる力も併せ持つ。
最期の逸話から、『騎士』はもはや“悪魔”を信頼しておらず
“悪魔”の方はそんな彼の機嫌をとるかのように献身的に恩恵を与えている
―――本当は何を考えているものやら知れたものではないが。
カニバリズム:C
血肉を共に喰らう事により、魂食いの効率を高める能力。
生きたまま喰らう際が最も高効率で、死や調理を経るほど低下してしまう。
せめて焼いてからにしたいのに、と『騎士』の方は思っている。>>439
凶天動地:B
天蓋宝具の発効中・その範囲内に限り、局所地震を起こす事ができる。
ある騎士が『血を流す槍』を以て聖杯守護役の両腿とその間を貫いた際、
守護役の城を崩壊させてしまった震災と同質の(同源ではない)もの。
【宝具】
『鬼層天蓋(ル・オグル)』
ランク:E 種別:対陣宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:1人
かつてログルを支配したオグルの一族ログラン、その支配圏。
直射日/月/星光を遮る暗幕を上空に展開し、その影のもとにおいて
人喰い巨人が他知性体に対し優位を占めた全盛時代の力を発揮する。
基本的には肉体性能と魔力の強化・拡張効果である。
“全盛時代のログルの地そのもの”となし同族を呼び寄せる力も有するが、
その際の所要魔力を賄うには楯と悪魔の恩恵全てを注ぎ込まねばならず
(≒楯が機能を停止する)、『騎士』側とのすり合わせが必要になろう。
暗幕を切り裂く、或いは日/月/星光を生み出す力に対しては
対抗判定を行い、敗れたならば以後この宝具は力を失ってしまう。>>440
『糾天直火(ペン・ドラゴン)』
ランク:B 種別:対人・対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:30人
中央に竜の頭が据えられた大楯。
炉心を内包し、使用者の魔力によらず竜の息吹が駆使可能である。
悪魔が騎士に与え、その悪魔が内に宿っているものだとされる。
物語中では、この楯に唯一対抗できるとされた
アリマタヤのヨセフの楯を手にした主人公ペルレスヴォーに敗れる。
中には聖十字架の破片を収め、表面には
ヨセフがイエスの血で十字を描いたという楯は
「真の価値無き全てを忽ち打ち負かす」とされ
竜頭の楯を与えた悪魔を近寄るだけで退散させ、
竜頭が噴き出す炎も完全に防いでのけたという。
【Weapon】
※『騎士』の装備は現在の(ログランの)体格に合わせて拡大している
剣と棍棒を持つが、楯の威力に頼り過ぎた『騎士』は武技研鑽を怠り、
ログランもまた圧倒的な力に任せるばかりで技を用いようとしない>>441
【解説(ログラン)】
森の人喰い巨人ログラン(ログリン)。
『ペルレスヴォー(聖杯の至高の書)』に語られる、
アーサー王とグニェーヴル(ギネヴィア)妃の間に生まれた正嫡の息子
ロオ(ロホルト)によって討たれた怪物。
ロオは斃した相手の死体の上で眠る奇癖があり(『熊(アルス)』の子の、
冬眠と密接に結び付いたモチーフだという)、その間に手柄を奪おうとした
クゥ(ケイ)の手で殺されてしまった。この件は直接間接に影響を及ぼし、
後々王国全体の危機にまで発展していく …巨人自体とは無関係の話だが。
或いは無関係などではなく、ログランLogrin の名はログルLogres 王国や
食人鬼Ogre 、更には『ペルスヴァル(聖杯の物語)』において語られた
「本はこう記す、かつて食人鬼(オグル)の土地であったログル王国全体が
『血を流す槍』に打ち壊される時が来よう」との話を意識した名であるか。>>442
【解説(燃える竜の騎士)】
シュヴァリエ・オ・ドラゴン(・アーデント)。十三世紀前半の作品
『ペルレスヴォー』『ペルスヴァル続篇(ジェルベール続篇)』にて主人公
(ペルレスヴォー、ペルスヴァル =パーシヴァル)の前に立ち塞がる敵役。
どちらの作品においても狂暴残忍かつアーサー宮廷への敵対者だが、
『ペルレスヴォー』においては縁者であった人喰い巨人ログランが
アーサー騎士の一人(アーサーの息子ロオ/ロホルト)に討たれた事で
その報復としてアーサー宮廷への宣戦を布告していた。
竜頭の楯を持ち、ヨセフの楯を以てしてしか防げぬとされるその吐息により
多くの騎士を焼き殺し、アーサー宮廷へとその死体を送りつけもしていた。
パーシヴァルの従兄弟アランも炎の犠牲となり、その恋人であった乙女は
竜の騎士を恐れ誰も引き受けてくれぬ仇討ちを自ら成し遂げようとしていたが
道中出会ったパーシヴァルの楯を見て、この人ならばと見込み代行を依頼する。
ヨセフの楯は悪魔を退散させ、竜の炎を防ぎ切り、パーシヴァルは剣で
『燃える竜の騎士』の右手を切り飛ばすと、そのまま竜の口へと突き立てた。
怒り狂い暴走した竜は、主である騎士を焼き殺してしまったという。【元ネタ】史実・日本の伝承
【CLASS】セイバー
【真名】姫鶴一文字
【性別】女性
【身長・体重】155cm・40kg
【容姿】片足が義足で片目に眼帯を付けた、美しい黒髪に白い肌、白い服に赤色を差し色にした、帯刀した少女
【属性】中立・中庸、地
【ステータス】筋力C 耐久C+ 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
魔術に対する抵抗力。二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:EX
セイバーは乗り物に騎乗するのではなく、刀として人に運ばれ人に振るわれる。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクCならば、マスターを失っても一日間現界可能。>>444
【固有スキル】
憑依経験:A
武器の使用者の技術を模倣する技。投影魔術に関する解説にも書かれるように、長年使用された刀剣には「使い手の経験・記憶」が宿っている。セイバーは過去の使い手の剣技を自身で再現可能。
切らずの守り:B
上杉謙信の元で擦り上げを施されそうになった際、夢枕に立って「切らないで」と懇願し、擦り上げを回避。その後戦場で使われた記録が残っていないことを、「この刀を持っている時は危機に合わなかった」と解釈した事に拠るスキル。
「切らないで」という懇願が成就したことで、「切られない」加護を与える霊剣となった。刃物による危難、争いを避ける幸運の加護。ただし、逆に攻めに出ることも難しくなるので、使い所を間違えれば不利になる。
結局後に磨り上げを施されてしまったことで、この加護は完成しないものとなり、ランクはBに留まっている。
麗しの姫君(刀):A
周囲の人を惹き付ける、刀剣としての美しさや気迫。刀剣コレクター上杉謙信、上杉景勝、明治天皇等に愛された美術品としての側面。
「麗しの姫君」はただ存在するだけで自分を守る騎士たる人物を引き寄せるスキルだが、刀であるセイバーに当て嵌めれば、騎士とは即ち使い手である。セイバーは他者の庇護欲を掻き立てるが、しかし刀剣である以上は守られる側ではなく守る側になるのが運命というものである。
【宝具】
『姫鶴一文字(ひめつるいちもんじ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~15 最大捕捉:20人
セイバーの携える刀であり、セイバーそのもの。セイバーの本体。魔を斬る妖刀。
自らを振るう人型アバターを自在に実体化・非実体化させる。セイバーは本体単体では移動など出来ないただの刀であるため、基本的にアバターに振るわせて戦うか、マスターなど他者に振るって貰うことで戦う。アバターの姿は夢の中に現れた時と同じ少女の姿(服装は時代に合わせたものを纏う)。
真名解放によって、使い手の背に鶴のような片翼が広がる。翼からは魔力が放出され、一文字を描くような突撃を行う。片翼であるために器用な動きは苦手だが、敵の陣や態勢を崩すには大きな効果を発する。>>445
【解説】
姫鶴一文字。日本刀。上杉謙信や上杉景勝が所有していたとされる。
その名前の由来に関しては次のような話が伝わる。ある時、上杉謙信はこの刀に磨り上げ(茎の側を切り詰めて刀身を短くすること)を施すように研ぎ師に命じて刀を預けた。その晩、研ぎ師の夢枕に美しい女性が現れ、「私を切らないで下さい」と懇願する。二晩続けてそのような夢を見たため上杉家の刀剣係に話をすると、刀剣係も同じ夢を見たという。二人は謙信にこれを伝え、磨り上げは取り止めになったという。夢の女性は「鶴」という名前を名乗ったため、刀は姫鶴一文字と名付けられた。
ただし、現存する姫鶴一文字は当時の記録より2cmほど短く、研磨の痕跡も残っている。江戸時代頃に上杉家の当主によって磨り上げが施されたものと目されている。
また、別の説では名は刀身の模様に由来するとも、鶴の妖怪を切ったことに由来するとも言われる。
いわゆる妖刀。
とある鶴の妖怪を斬ったことでその血を受けて、実践で使われるよりも早く妖刀と化し、霊が宿る剣となった
しかしセイバーはその成立経緯により問題も抱えていた。本来、剣霊とは武器として歴史を積み重ねて磨かれて行くことで成立するもの。しかしそのプロセスを経ず、ただ「そういう形の器物」として霊を宿したセイバーは、戦闘中の摩耗・破損はおろか、磨り上げのような武器として当然の加工を施されるだけでもそれが傷となって魂に残ってしまう可能性があったのだ。それを直観的に理解していたために、一度は懇願によって磨り上げを回避したのだが…結局後に充分に成熟する前に磨り上げを施されてしまう。かくしてセイバーは足を削られ目(目釘穴)を潰された姿となったのであった。
美しく儚げな印象を与える少女。性格は見た目通り繊細、そして臆病。刀でありながら戦いを恐れている。また、周囲の庇護欲を掻き立てる、いわゆる"守ってあげたくなる"オーラを纏っているタイプ。
そのために、戦場から遠ざけられることを望み、周囲にその望みが叶えられることが多い。…だがしかし、それが本人にとって良いこととは限らない。彼女の本質はやはり刀であり、心を奮い立たせ、武器として戦場に立った時こそ、心身共に真の強さを発揮する。
まさしく「死なんと戦えば生き、生きんと戦えば死す」と言う言葉の通りに。>>447
《固有スキル》
◆憑依経験:A(CT7~5)
自身のQuickカード性能をアップ(3ターン)&Artsカード性能をアップ(3ターン)&Busterカード性能をアップ(3ターン)+スターを獲得
◆切らずの守り:B(CT8~6)
味方単体に回避状態を付与(1ターン)&スター集中度をダウン(1ターン)+自身のNPを増やす&NP獲得量をアップ(1ターン)
◆麗しの姫君(刀):A(CT7~5)
自身に「刀姫」状態を付与(3回)<被ダメージ時に1回消費して無敵状態を付与(1回)&クリティカル攻撃時に1回消費してクリティカル威力をアップ(1回)>
《宝具》
『姫鶴一文字(ひめつるいちもんじ)』
ランク:C 種別:Quick
敵全体に攻撃[Lv]&攻撃強化状態を確率で解除<OCで確率アップ>&防御強化状態を確率で解除<OCで確率アップ>
《性能》
特殊な挙動のクリティカルアタッカー。
回避と無敵を非常に大量に持つためそれらを使えば場に残れるが、強力なクリティカル攻撃の機会を失ってしまう。アグレッシヴに攻撃すれば防御を失う代わりに高倍率のクリティカル攻撃を叩き込めて、結果的にそちらの方が有利になる。宝具も攻防を兼ね備える。「死なんと戦えば生き、生きんと戦えば死す」を体現した性能。もちろん柔軟に緊急の防御に使うことも可能。【元ネタ】ギリシャ神話、民間伝承
【CLASS】アサシン
【真名】ミダス・マンドレイク
【性別】男
【身長・体重】167cm・56kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:C 魔力:EX 幸運:B 宝具:B++
【クラス別スキル】
気配遮断:A
アサシンのクラススキル。サーヴァントとしての気配を遮断する。アサシンを感知することは事実上不可能、ただし、攻撃行動に移るとランクは激しく低下する。
【保有スキル】
黄金錬成:EX
黄金を生み出す祝福の手。しかし、浅ましい願いのもとに為された呪わしい祝福。
生命の雫:A
アサシンの娘ゾエの名は『生命』を意味する。錬金術の秘奥とされる賢者の石には、黄金の生成のほかに死者蘇生や万病完治の効能があったともされる。さらに、魔女のあらゆる秘薬の万能素材であるマンドレイクは、刑死者の血を啜ることで生えるもの。すなわち、アサシンの血液には生命の神秘が色濃く宿り、眷属を生み出すことができる。
変化:C
ロバの耳を生やされたことがある。アサシンはその経験と幻霊マンドレイクによって自力での変身を会得した。>>449
【宝具】
『栄光の手 (ハンド・オブ・グローリー)』
ランク:B++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
中世欧州にて流行した呪具。絞首刑に処された者の手を加工して作られる燭台。光を灯すことであらゆる魔術的な力を発露するという民間伝承である。栄光を掴むとは言い難い由来の品であるにも関わらず、そのように呼ぶのは万能素材マンドレイクを語源とするためだとされる。あるいは、マンドレイクとは死者の手そのものなのかもしれない。
宝具としては、アサシンのスキルを常時強化している。さらに、真名解放によって材料となった者の罪悪が触れたものを死なせる力となる。
【Weapon】
『マンドレイク』
人形の根っこのような幻想種。アサシンの眷属として従順に活動する。宝具『栄光の手』の発動起点とできる。ゲーム的に言うなら、宝具は「敵単体に高確率の即死と黄金化、自身に『攻撃に低確率の即死判定』状態を付与」。
【解説】
ギリシャ神話に登場する王。女神キュベレーの養子で、快楽主義者、バラの庭師と知られた人物だったとされる。
あるとき、酒神ディオニュソスの養父シレノスが泥酔して訪れたので、ミダスは彼を手厚くもてなし、酒神の元まで送り届けた。ディオニュソスがその礼として願いを叶えてくれるというので、触れるものを黄金に変える力を求めた。願いは正しく叶い、ミダスはそこにあったオークの小枝と小石が黄金に変わるのを確かめた。狂喜して城に帰ったミダスはしかし、食事の時になって食べ物も飲み物も黄金に変わるのに破滅を悟り、不注意で愛する娘までも黄金に変えてしまった。嘆きの祈りが酒神に届き、ミダスは神託に従って川に力を移した。その後、贅沢を憎んで牧歌神パーンの崇拝者となった。
サーヴァントとしてのミダスは幻霊マンドレイクを伴って召喚される。全盛期で召喚されるのが英霊であるが、祝福の手はあまりにも不便であるため、『栄光の手』を代わりに持ってこようとしたのだが、バラの庭師や牧歌神パーンとの関係から植物と相性の良かったミダスの霊基に取り込まれることで幻霊マンドレイクにまで縁が繋がったようである。なお、このマンドレイクは叫ばない品種らしい。【元ネタ】太平記など
【CLASS】キャスター
【真名】藤原千方
【性別】男
【身長・体重】164cm・52kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:C 魔力:A 幸運:C 宝具:A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として有利な陣地を作り上げる。東洋のそれは呪術的側面が強く、工房というより儀式場である。
道具作成:C++
魔力を帯びた器具を作成できる。主に使役する鬼の反抗を防ぐ魔除けの道具の作成に優れる。
【保有スキル】
式鬼:A+++
式神の術の別称。まだ古く才能に依った鬼道に属する日本の固有魔術。キャスターは四鬼をはじめとした鬼を使役したとされる。
破壊工作(鬼):A
洪水を引き起こす水鬼、暴風を巻き起こす風鬼による盤外戦術。直接戦闘前に相手の戦力をそぎ落とす。本来はランクが高いほど英霊の格を下げるが、キャスターの場合は水鬼と風鬼の実体化を封印することで格を維持している。
身代りの術:B
忍術の一。囮で攻撃を回避する。キャスターは、金剛石の体をした金鬼によっていかなる攻撃も防いでしまう。>>451
【宝具】
『怨京鬼、棲処は地獄 (アヴェンジャーズ・フロム・ヘル)』
ランク:A 種別:対京宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:1000
キャスターの従える四鬼の一体、隠形鬼。気配を絶ち奇襲をかける式鬼。怨京鬼とも書き、京を怨むモノどもを凝らせたクラス・アヴェンジャーの幻霊でもある。複数人の怨念であるため分身の心得もある。地上に棲処はないだろうとの詩歌で退散させられた逸話を敢えて対策することなく、逆説的に地獄の鬼であるとして霊格を昇華している。歌仙の詩歌で退散してしまうという弱点が剥き出しではあるが、通常の聖杯戦争であればキャスターの枠を自身が占めるため、歌仙が召喚される可能性は低いと踏んでいる。
鬼種の魔に含む魔力放出は焔。京を焼くことに対しては特効性があり、派生して発展した都市部であるほどに耐火性が高くとも火災を発生させる怨みの焔となっている。サーヴァントに対しても京人やその国の都生まれであれば特効である。
【Weapon】
『式鬼』
式神の古い形。荒ぶる鬼神を使役したもの。式神が洗練されて制御が容易くなっているのに対して、制御がまだ甘く、しかしそれゆえに攻撃性の高い東洋魔術における使い魔である。
【解説】
飛鳥時代、天智天皇の治世において、朝敵として猛威を振るった逆賊。四鬼と称された強大な四体の鬼を使役し驕った異能者。
浄瑠璃の作品には、平安時代に蘇り、周翁居士と名乗って朝廷を謀り、坂上田村麻呂に討たれるという物語もあるが、ここに召喚されたのは紀朝雄に討たれた飛鳥時代の千方でしかなく、平安時代にいたのは襲名かただの物語であろう。
伝説によれば、四鬼は忍者の源流であるともされ、千方の霊基にはその影響が出ているものの、あくまで彼は魔術師である。そもそも千方が滅ぼされた後に住んだモノたちを忍者とみるのが時系列的な妥当性であり、伝説は伝説でしかないのだと千方本人は語る。
叛逆を為した千方は、しかしまつろわぬ民の側に立っただけの善性である。召喚したマスターが無情非道の類いであれば離反し、善人であれば手段を選ぶことなく従うであろう。【元ネタ】タマモナイン 【CLASS】アヴェンジャー 【真名】敏腕秘書タマモヴィッチ 【性別】女 【身長・体重】160cm・52kg 【属性】中立・悪
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:A 幸運:D 宝具:C
【クラス別スキル】
復讐者、忘却補正、自己回復(魔力)
アヴェンジャーのクラススキルにつき省略。
【保有スキル】
スケジューリング:A
複数のタスクを効率的に実行する時間配分を構築する能力。プランニングに通ずるところもあるが、大雑把にいえばプランニングは一つのタスクに対する計画能力であるため、焦点が異なる。敏腕秘書を名乗るタマモヴィッチのそれは一日を72時間と錯覚するほどの忙殺的時間配分である。
呪術、変化
タマモナインの標準装備につき省略。
【宝具】
『借地日光・野心照為虎添翼 (しゃくちにっこう・やしんてらすいこてんよく)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
故事成語「虎の威を借る狐」をモチーフに編み上げた大奉仕呪法。大地の魔力を汲み上げ、対象を超強化する。その強大さ、まさに虎に翼を添えるが如し。主人に威光が足りないなら、継ぎ足せばいいのだとばかりの無法。これのどこが虎の威を借る狐なのか?
【Weapon】
『眼鏡』
敏腕秘書のマストアイテム。タマモヴィッチの個性だったもの。どこぞの異世界転生オルタちゃんに取られてしまった…。
【解説】
日本大化生、玉藻前のアルターエゴ、タマモナインの一体。敏腕秘書を名乗る玉藻前の調教、ゲフンゲフン、教育的側面、叱咤激励の手腕を抽出した存在。
アヴェンジャーの適性は当人の気質というより、仕えがいのある主人が、どこまでも無能な癖に仁徳だけはあり世の中に虐げられ、世界そのものを優しいものしたいという復讐心の持ち主だかららしい。つまり、ダメ男を真男にすることを好む。非常にわかりづらいが母性的側面の一種であり、芯の部分は肝っ玉母ちゃんだと他のエゴから評されている。「わたくしは大雷神、一応イザナミエイトを統べる者です」
【元ネタ】古事記、日本書紀
【CLASS】ルーラー
【真名】大雷神
【異名・別名・表記揺れ】火雷大神、八雷神、アルターエゴ・イザナミエイト
【性別】女性
【身長・体重】170cm・54kg
【肌色】黄色系 【髪色】黒、金色のインナーカラー 【瞳色】金色
【外見・容姿】貫頭衣を着て勾玉などのアクセサリーで着飾った古代日本風の女性。周囲には雷雲を漂わせている。
【地域】日本、冥界
【年代】神代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:A 幸運:A 宝具:EX>>455
【保有スキル】
大魂:EX
火雷大神八柱を一つの雷神格と見做しそのうちの「大雷」の神としての魂のみを得た、というていで現界している。
サーヴァント化にあたっては「雷神」全体への信仰を寄代にしているが、保有する神核はこのスキルによるもののみである。
強大な神霊が出自を偽らず現界するために行う、霊格のシェイプアップの一つ。
Bランク相当の神性スキルとして機能するが、神格としての能力に制限がかかる。
魔力放出(大雷):B
魔力を雷鳴として放出するが、大雷神としての現界ゆえ雷の用法が「極大の雷撃を放つ」ことのみに固定される。威力は絶大だが細やかな制御が出来ないことが難点。
不動心:B-
イザナミの「理性」から生まれたアルターエゴであるルーラーの精神系id-esスキル。
あらゆる誘惑に負けない精神性、精神攻撃に耐性を持つ。
しかし彼女もイザナミエイトの一員、時々誘惑に負けそうになることも。
カリスマ:E
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で七人程度をまとめるのであればこのランクで十分。>>457
【解説】
火雷大神。またの名を八雷神。あるいはアルターエゴ・イザナミエイトとも。
イザナミより生まれた八柱の雷神。この世界におけるその正体は、ヨモツヘグイによって黄泉から離れられなくなってしまったイザナミが地上に戻るために切り離そうとした穢れであり、自身の欠片。
本来ならばただ不要なモノとして捨てられるだけの存在だったそれらは、分離中の悍ましい姿を目撃したイザナギの逃走時にイザナミによって『イザナギを殺 すもの(そうすることによって永遠に黄泉に監禁・管理するもの)』としての役割を与えられ、黄泉軍と共に猛追したが力ある桃の実によって撃退された。
大雷神はイザナミの『理性』を核とした最もイザナミに近いエゴであり、他のイザナミエイトを統率する立場のエゴ、言わばイザナミエイトにとってのマスターと呼べる存在。
そのため性格は真面目、堅物。イザナミエイトの中で最もまともな性格をしている。
しかし、イザナミエイト達があまりに自由すぎるため、令呪がいくら有っても足りないと彼女達を統率することはもはや諦めている。
また、イザナミエイトが想定外の暴走をした際にはその個体を自害させることで他のイザナミエイトやサーヴァントへの被害を食い止める安全装置としての役割も担う。
イメージカラー:黄金
特技:特に無し
好きなもの:イザナギ、イザナミエイト
嫌いなもの:イザナギ、イザナミエイト
天敵:イザナギ、オオカムヅミ
願い:無し
【一人称】わたくし 【二人称】あなた 【三人称】あの子、彼、彼女>>459
【コメント】
誰も大雷神を作らないので作りました、大雷神はイザナミに最も近い理性のエゴというのを何処かで見かけたのでイザナミエイトのリーダー的存在として作成。「私は黄衣を授かりし至尊の花。屍の野と血の河を覆う済世の菊花である」
【出典】史実、『残唐五代史演義』『五代史平話』
【CLASS】セイバー
【真名】黄巣
【異名・別名・表記揺れ】承天応運啓聖睿文宣武皇帝、金統帝
【性別】男性
【身長・体重】182cm・81kg
【肌色】黄 【髪色】金 【瞳色】黄
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】蛇の相を持つ怪人。金髪金眼、甲冑まで金色の黄金狂い。衣装の随所に菊花の意匠があしらわれている。
【地域】中国
【年代】9世紀(835年 - 884年7月13日)
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王・蛇
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:D 幸運:E(A) 宝具:B【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:B
騎乗の才能。
大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【保有スキル】
反乱のカリスマ:B-
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
セイバーの反乱は唐を実質的な滅亡に導いたが、十年近い戦いの末に平定された。
占拠した長安に腰を落ち着けたことで、流寇の優位性を失ってしまったことが敗因であったと伝えられる。
セイバーのカリスマ性は象徴的な旗頭としての在り方、軍の最高統率者としては十全に機能するが、
国家運営に関してはランクが大きくダウンする。流寇主義:A
一つの場所に留まらず、流離しながら略奪を繰り返す賊徒の在り方。
魂食いによる魔力補給にボーナス値を得る、“反骨の相”“仕切り直し”を含む複合スキル。
更に財貨や土地からも魔力を収奪できるが、このスキルランクが高いほど、英雄としての霊格は低下していく。
皇帝特権:B(-)
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
該当するスキルは剣術、芸術、軍略、黄金律、蔵知の司書、等。
宝具『混唐宝剣』により獲得したスキルであり、宝具が喪失・機能停止した場合は失われる。【宝具】
『混唐宝剣(こんとうほうけん)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
『残唐五代史演義』にて仙女から授けられた宝剣。剣身に「天贈黄巣」と彫られている。身バレ不可避。
『五代史平話』では道士に与えられた桑門剣となっている。桑門は梵語「śramaṇa」の音写で、出家人を意味する。
出家を無生の世界に入るものと解して喪門とも記し、転じて人の死に纏わる悪神、死神を喪門神と呼び表す。
選定の剣として、所有者に王の威風を授けて登極に導くが、その過程は必ず血塗られたものとなる。
『混唐宝剣・百花殺(こんとうほうけん・ひゃっかかれん)』
ランク:A 種別:対軍/対都市宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:800人
宝具『混唐宝剣』の本性。セイバーが負う血腥い宿業「致令殺人八百萬」を実現する殺戮機構。
真名解放により、周囲から無差別に召し上げた魔力を黄金色の奔流に変換して「洗城」の一撃を放つ。
奔流は「洗城」の逸話により、宝具ランク以下の「都市や城塞に由来する守り」を透過して内部に流れ込む。
自身に属さぬ者を干殺し、敵軍と民衆を纏めて洗い流す、自分以外の花を残らず枯らす虐殺宝具。『満城盡帯黄金甲(まんじょうことごとくおぶ、おうごんのこうを)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人
詩に詠んだ理想世界、満開の菊花で埋め尽くされた黄金の地平を描き出す固有結界。
菊花は地脈から汲み上げた魔力で咲き誇り、花園からは黄金の甲冑を着た兵士が現れ続ける。
しかし、魔力が足りないと菊花ではなく砂塵が溢れ出し、黄ばんだ甲冑の見窄らしい兵士が生産される。
両者に戦力差は無いが、砂塵の兵士は財貨と人肉を求めて狂奔する亡者であり、世界を侵食せんと結界の外に溢れ出す。
【Weapon】
『混唐宝剣』
通常武装としても選択される。【解説】
中国唐末の塩賊、反乱指導者。曹州冤句県(現在の山東省菏沢市牡丹区)の人。
塩の密売で得た財で食客を抱える一方、何度か郷貢に挙げられたが科挙に及第しなかった。
874年(875年)に挙兵した王仙芝に呼応したが、彼だけが官職を得て帰順しようとしたことで決裂。
王仙芝の死後はその残党を吸収して南下し、海外交易の中心地である広州を占拠。唐朝に同地の軍権を求めた。
交渉が不首尾に終わると、報復として外国商人を含む12万人を虐殺し、広州の交易都市としての機能を徹底的に破壊した。
その後は南方の風土病を避けて北帰。敗戦を繰り返しながらも東進し、官軍の隙を突き長江を渡河して攻め上がる。
880年末には潼関、次いで首都・長安を陥し、晴れて皇帝に即位。大斉の建国を宣言し、年号を金統に改めた。
しかし、群盗上がりの黄巣政権は統治能力、経済基盤を持たず、兵士は統率を失ってしばしば略奪を行い民心も離れた。
また、長安に腰を据えたために包囲され、食料供給を絶たれて深刻な飢饉に陥り、捕らえた人を石臼で砕いて食べたという。
882年、突厥沙陀族の李克用に大敗を喫し、長安を放棄して潰走。追い詰められた末、泰山の狼虎谷で甥に首を打たせた。
進士志望者らしく黄巣のものとされる詩が残されており、そこでは菊を題材として帝位を狙う意志を匂わせている。
五代を舞台にした小説では、幾つかの英雄的エピソードが創作された反面、八百万人を殺.す宿命を負っていたともされた。
劇中の黄巣は天子に相応しい異常出生譚(妊娠から誕生まで二年以上を要した、肉塊として生まれた等)を与えられている。
更に、道士、或いは仙女から宝剣を授かるが、後に取り上げられて破滅を迎えるという共通したエピソードも持つ。
『目連三世宝巻』では釈迦の十大弟子の一人・目連の生まれ変わりとされた。
目連が地獄から母を救う際に逃げ出した八百万の魂を回収するべく、黄巣に転生して地上で殺戮を行ったのだという。【人物】
遥か西方の異人めいた金髪、瞳孔が縦長の黄色い瞳、細長く先端が二股に別れた舌を持つ怪人。
詩作を好み勉学に励んだ読書家である一方、任侠に富み騎射を良くした文武両道の好漢、但し反乱首謀者。
幼い頃から大志を抱き、科挙の及第を目指していたが、異相ゆえに落第させられたことで挫折。
自分を否定した社会に復讐すべく反乱に乗じた……のだが、当人はそういった自身の願望を理解していない。
腐敗した国家を憂い、苦しむ民草を救わんと起ったつもりでいて、破壊を志向する己の本心に気付けないでいる。
反乱の大義として国家救済を掲げながら、場当たり的に略奪と虐殺を繰り返していたのはその為である。
自分は合理的に行動していると錯覚したまま、戦略的には無意味どころか逆効果な破壊行為を選択してしまう。
帝位に就いたのも既存社会の権威や体制を否定する意味が全てで、具体的なビジョンは終ぞ描けないままだった。
イメージカラー:鮮やかな黄色
特技:騎射、詩作
好きなもの:菊、黄色(金色)
苦手なもの:鴉、黒色
天敵:李克用、朱温
願い:大斉帝国の再建【関連人物】
李克用
突厥沙陀族の軍閥指導者。独眼竜の異名を持ち、衣装を黒で統一した軍団・鴉軍を率いた。
黄巣を敗死させた後は朱全忠らと覇権を争い、嫡男の李存勗が後唐を興すと太祖武帝と追号された。
朱温
黄巣配下の有力武将。唐に寝返り全忠の名を賜ったが、その後は唐を滅ぼして五代最初の王朝・後梁を創建した。
高駢
唐末の節度使。南詔討伐に功績を挙げた名将だが、神仙思想に傾倒し、詐欺師を重用して信望を失った。
黄巣の偽装降伏に騙され、功績を独占しようと諸藩の軍を解散させた隙に突破を許すという大失態を演じている。
以降は唐朝の要請を黙殺.し、黄巣の行いを傍観して兵力を温存しようとしたが、配下に裏切られて殺.害された。目連
目蓮とも。釈迦の十大弟子の一人。上記の通り『目連三世宝巻』では黄巣の前世。
『盂蘭盆経』を元にした物語だが、より儒教ナイズされており、孝徳を推すあまり不殺生戒を蔑ろにした内容になっている。
哪吒
道教の英雄神。三年を超す妊娠期間を経て肉の球として生まれたという。
黄巣の異常出生譚は概ね彼に倣う。父に嫌われた点も一緒。『三教捜神大全』では殷郊が同様のエピソードを持つ。
黄金のサーヴァント達。
金髪、金眼、金の装束、金の武装、金の魔力光、いずれかの特徴を持つ者。
黄金を纏うに相応しいか観察し、一方的に尊敬したりライバル視したり上から目線で認めたりする。
【一言コメント】
演義では単に醜い容貌とされるだけだが、黄巣の墓から大蛇が現れたという伝説と、
五代の皇帝たちが蛇や蜥蜴を幻視させた逸話(やがて龍=皇帝になることを示唆するのだろう)から蛇顔に。【元ネタ】仏語武勲詩 +アーサー王伝説
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】コルボン
【性別】男性
【身長・体重】170cm・70kg
【属性】混沌・悪
【副属性】地
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運E 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:C
詠唱が二節以下の魔術を無効化。
大魔術や儀礼呪法など、大掛かりな魔術は無効化できない。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
ただし、竜種は該当しない。>>470
【保有スキル】
混血:A
人間以外のヒトの血が混ざっている。
アヴァロンに住む母から受け継いだ特性を専ら悪妖精の形で発揮し
『生ける悪魔(ヴィフディアーブル)』とまで呼ばれた。
使い魔:B+
妖精グランガレと女妖精ブリュヌオーの子、
母モルガーヌに仕える者でもあった金髪の美男子シャパリュが付き従う。
この姿でいる間はサーヴァントと直接渡り合うだけの力を発揮できないが、
剣と、もう一つの姿が持つ部位一つまでを、主に貸し与える事ができる。
嘆きの一撃:B
剣を介して行う、卑王鉄槌(ヴォーティガーン)に近い性質の魔力放出。
同名/類名の、聖杯探求にまつわる剣と槍がなすそれとは全くの別物。>>471
【宝具】
『引き戻す異怪の貌(シャパリュ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
シャパリュが持つもう一つの姿を一時的に顕させる秘術。
ランク等は術のそれであり、シャパリュの規模とは関係しない。
グランガレは力ずくでブリュヌオーを孕ませ、この屈辱から
ブリュヌオーは我が子シャパリュをキメラ的な怪物姿(鋭い牙、赤目の猫頭、
馬の胴、竜の足、グリフォンの爪、獅子の尾を持つ)へと変えてしまった。
最も優れた戦士の踵から血を飲まねば本来の姿に戻れないこの呪いは、
この怪物とも渡り合う勇士レヌアールの血により解き放たれたという
……その呪いを、レヌアールの子コルボンの血液により引き戻すもの。
怪物的な肉体の威力と、コルボンの付随物としての現界では
発揮できていなかった妖精本来の能力を揮わせる事が可能となる。
ただし、シャパリュ自身はこの姿を忌み嫌っているため
宝具としての解放を受ける度に機嫌が悪くなってゆく。
御し難くなるのは勿論、最悪の場合は造反もあり得る。>>472
なおシャパリュ(カパリュ、キャパリュ、チャパリュ)の名は
鉤爪で引っ掻く猫(キャスパリーグ) の類型だ/に由来する とされる。
【Weapon】
『ドゥルルーズ』
『嘆き』『痛み』の意を持つ、シャパリュの剣。
レヌアールとの戦いではこの品が用いられていた
(怪物姿でもシャパリュは人の道具を使用できる)。
【解説】
十二世紀末~十三世紀初頭『ロキフェルの戦い』に語られる、
サラセン人殺しの勇士レヌアールがアヴァロンに二週間滞在した折
ラ・フィー・モルガーヌ(モルガン・ル・フェイ)との間にできた子。
後には『生ける悪魔』に育ち、悪事しか働かなかったという
……ことの他にコルボン自身についての語りは無い。>>473
レヌアールが実父でもあるサラセン王を討つも、亡き妻との間の嫡子が
攫われて行方不明になっていた頃。海辺で眠る彼を、三人の妖精が連れ去り
アヴァロン島へ運んで来た。そこにはアーサー王や円卓の騎士、その他にも
十二勇士ローランといった既に世を去った過去の英傑たちが暮らしていた。
レヌアールはアーサー王主催の“勇気の試し”でシャパリュと戦い、
試しを通過すると共にこの怪物的な妖精からの感謝も受けた。シャパリュは
レヌアールの行方不明の子マイユフェールが今どこにいるか教えたのである。
レヌアールはモルガーヌに好意を覚え酒宴後に同衾、彼女の胎に子が宿った。
だが彼は、行方こそ知れど攫われた身である亡き妻との子を探しに行きたい、
できた子は成長したら自分のもとへ送り出してくれ、と頼む。
モルガーヌは恋人の頼みを聞き容れるが、やがて一つの事実に思い当たった。
彼の領地を継ぐのは亡妻との嫡男、我が子は領地無しの家臣に過ぎないのでは?
モルガーヌはいっそ彼を殺そうと企み、シャパリュに命じて船を沈めさせた。
だがレヌアールは直前に恩義を施していた人魚の助けによって命を拾い、
元々眠っていた海辺まで運ばれて行ったという。【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【真名】ガニュメデス
【性別】男
【身長・体重】145cm・38kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:D 魔力:B 幸運:EX 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:A
主神ゼウスの寵愛がAランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では傷をつけられない。
騎乗:EX
本来は騎乗の才能。ガニュメデスは騎乗するのではなく、掴まれているだけである。ランクとしてはE。
神性:A
神霊適性を持つかどうか。元来は雨の神霊でもあったとされるガニュメデスは、ギリシャ神話に取り込まれても主神ゼウスの寵愛の元に永遠の若さと不死が与えられた。>>475
【保有スキル】
紅顔の美少年:A
人を惹き付ける美少年としての性質。ガニュメデスは神々に見初められるほどの美貌を誇った。
男女を問わず魅了の魔術的効果として働くが、対魔力スキルで回避可能。対魔力を持っていなくても抵抗する意思を持っていれば、ある程度軽減することが出来る。
主神の寵愛:B
主神ゼウスから受けた寵愛。嫉妬深い神妃ヘラによる災いもセットであることも多いが、ガニュメデスの性別か美貌か、特にそのような逸話は見られない。
慈雨の酒杯:EX
神々の給仕役を授かったガニュメデスの持つ神酒ネクタルを湛える大甕。特に主神ゼウスの杯に注ぐそれは、わざと溢れるほどに傾ける。何故なら溢れた神酒は雲より降り注ぐ豊穣の雨となるからである。>>476
【宝具】
『いと気高き鷲の王 (アクイラ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2〜50 最大捕捉:100人
わし座として天に在るガニュメデスを誘拐した主神ゼウスの御使い。神話ではただの鷲であるが、ギリシャ神話の絵画に描かれる神々の戦車を牽く幻獣グリフォンの姿で現界している。グリフォンという幻想種はあくまで幻獣ランクだが、アクイラは神獣の域にある。誇り高く、気難しい性格で己を斃せるほどの勇者でなければ背に乗せることはない。そのため、ガニュメデスは乗れない。
グリフォンと馬を番わせて生まれたのが幻馬ヒポグリフとされるが、アクイラの単純性能はヒポグリフの完全上位互換。世界からの消失という特殊性能がなくとも並みのサーヴァントを圧倒するだけのポテンシャルがあるのだが、ともに現界したガニュメデスが戦士ではないために主神の意向もあり護衛に徹しざるを得ず、なかなか気持ちの良い戦闘とはいかない。
『紫電疾る拐かしの鷲掴み (グリプス・ハルパゲー)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:2〜50 最大捕捉:1人
ガニュメデスを拐った逸話の再現。目も眩む早業による必中の爪撃。逸話通りに誘拐すること以外に、一部だけを掠め取ることも可能。その早業は神速であり、アクイラの霊基は一時的に雷霆に変換されている。どこまでも誘拐の逸話であり、対象を傷つけたものではないためか、雷霆という非実体なこともあり、心臓抜きを相手の肉体に穴を開けることなく実行できる。理論上、対象が隠し持つ物品を取り返すなどの運用も可能だが、どこに持っているかは分からないため、有効活用できるかどうかはガニュメデスとマスター次第。
もっぱらガニュメデスとマスターを鷲掴み、緊急離脱として使用することの方が圧倒的に多い。>>477
【解説】
ギリシャ神話の神々の給仕役。青春の女神ヘーベーに代わり役目を仰せつかったゼウスの愛した美少年。トロイアの王子、「ガニュメデス」。
ゼウスの遣わした鷲に攫われた憐れなる被害者ではあるが、特に気にしていない。ほんわかと毒舌でパリスのご先祖様であることに納得するだろう性格と容姿をしている。
羊「パリスちゃんは毒舌じゃないよー、素直なだけだよー。我が親父ながら趣味が悪い」
十二星座の一つ、水瓶座とは、このガニュメデスが水瓶から神酒ネクタルを注ぐ姿だとされる。また、ガニュメデスは元来は雨の神とされ、神妃ヘラの嫉妬エピソードがない。おそらくは、天空神であるゼウスの神性の一側面、すなわち、雨の神としてガニュメデスはゼウスそのものでもあるのだろう。どちらも夫であるのなら嫉妬するのはおかしな話であると説明がつく。【元ネタ】史実、クトゥルフ神話
【CLASS】フォーリナー
【真名】サンドロ・ボッティチェッリ
【異名・別名・表記揺れ】フィレンツェのフォーリナー
【性別】女性(体)
【身長・体重】180cm・59kg
【肌色】白 【髪色】金色 【瞳色】青
【スリーサイズ】B89 W63.5 H90
【外見・容姿】貝殻だけを纏った全裸の美女、有名な絵画の登場人物そっくり
【地域】イタリア
【年代】A.D.1445~1510
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・領域外の生命・人類の脅威・神性
【ステータス】筋力:B 耐久:EX 敏捷:B 魔力:B 幸運:B 宝具:A>>480
【保有スキル】
狂気:C
不安と恐怖。調和と摂理からの逸脱。周囲精神の世界観にまで影響を及ぼす異質な思考。
黄金律(体):A
女神の如き完璧な肉体を有し、美しさを保つ。どれだけカロリーを摂取しても体型が変わらない。
「天性の肉体」スキルとは異なり、筋力のパラメーターへの影響は存在せず、美しさが保たれるというだけの効果。
ルネサンス(自己):B
ルネサンスとは14世紀のイタリアで始まったギリシャ、ローマの文化を復興しようとする文化運動。
フォーリナーの場合はこの言葉を本来の意味で使用する、すなわち再生、復活。
ルネサンスの体現者であるフォーリナーは霊核を破壊されない限り何度でも蘇る自己再生能力を得た。
芸術審美:B
芸術品・美術品に対する理解、あるいは執着心。
芸能面の逸話を持つ宝具を目にした場合、高確率で真名を看破できる。>>481
【宝具】
『祝え、女神は此処に生誕せり(ヴィーナス・アナディオメネ)』
''ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1''
愛と美の女神ヴィーナスの誕生を描いた世界的に有名な絵画。
女神の誕生を描いたこの絵画は、邪神の干渉によって変質。新たな神を地上に顕現させる宝具として成立した。
宝具としての形態は人間ほどの大きさの巨大な二枚貝。召喚された貝は無数の触手を伸ばし対象を貝殻の中に引きずり込もうとする。
触手に触れられた者は魔力による判定を行い失敗すると貝殻の中に引きずり込まれ、強制的に霊基を改竄され神霊サーヴァントとして新生させられる。
対象には神性が付与され、あらゆる能力値が上昇するが、力の代償に狂気に蝕まれ理性や正気を失いクラスもフォーリナーに変化する。
また、過度の使用は対象に不可逆の変化をもたらし、邪神でもサーヴァントでもない“ナニカ”へと変貌を遂げる。
なお、フォーリナーはこの宝具によって自身をヴィーナスそのものの姿に変化させている。
【Weapon】
『貝』
自身の体に貼り付く異形の貝、フォーリナーはこれを武器や防具として使用する。>>482
【解説】
サンドロ・ボッティチェッリ。
ルネサンス期のイタリア・フィレンツェ生まれの画家。『ヴィーナスの誕生』や『プリマヴェーラ』などの作品で知られる。
本名はアレッサンドロ・ディ・マリアーノ・フィリペーピ、ボッティチェッリとは「小さな樽」という意味で兄が太っていた事から付けられたあだ名。
革なめし職人の家に生まれたボッティチェッリは15歳で画家フィリッポ・リッピに師事し絵画を学ぶ。
1470年に独立したボッティチェッリは、フィレンツェの商業裁判所のスパッリエーラ(背もたれ)のために製作した『剛毅』という作品で高い評価を受ける。
そして、メディチ家というパトロンを得て『ヴィーナスの誕生』やダンテの神曲の挿画などの絵画を描く。
当時、女性の裸体を描くことは禁じられていたため、ボッティチェッリの作品は多くの批判を買うが、この作品の登場を機にヴィーナスという名目で多くの女性のヌードが描かれた作品が制作された。
神の誕生を描いたこと、禁じられていたモノを描いたこと、以上の二点から邪神は自身をこの世界に産み落とすための子宮として彼を選んだ。
だが彼の美への執着は邪神の狂気すら呑み干した。
しかし、その結果誕生したものは……>>483
【人物・性格】
フォーリナークラスのサンドロ・ボッティチェッリは宝具による霊基改竄が影響しているのか、ヴィーナスという生前には存在しない女性人格が発生しており、ボッティチェッリの記憶と画才は有しているが、人格はヴィーナスのものという状態になっている。
そのため、愛と美の女神ヴィーナスを名乗る露出狂が誕生してしまった。
ヴィーナスは自らを美術品と定義しており、裸でいる事が当然と考えているため服を着ようとしない。
イメージカラー:紫
特技:絵を描くこと
好きなもの:自身の肉体、フィレンツェ
嫌いなもの:芸術を理解しないもの
天敵:ディオメーデース
願い:無し
【一人称】わたし、ヴィーナス 【二人称】キミ、アンタ 【三人称】あの人、アレ
【コメント】
リクエスト鯖リクエストしたものです。
宝具はFGOにしたら神性付与だけでフォーリナー化はややこしいからオミットされそうみんなよく考えるなぁ
【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】フランシスコ・ピサロ
【性別】女
【身長・体重】174cm・57kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:A 幸運:EX 宝具:C
【クラス別スキル】
陣地作成:EX
キャスターのクラススキル。キャスターは、都市建設の逸話を持ち、宝具として展開する。
道具作成:C
キャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成する。キャスターの魔術知識は本物だが、研鑽を積んだわけではない。>>487
【保有スキル】
コンキスタドール:A++
大航海時代、航海の果てに未開地を征服した者のスキル。未開の地への侵攻、支配、略奪、奴隷化などの手際を示す。
インカ帝国を滅亡させ、その地の支配者となったキャスターはこのスキルを高ランクで有する。
簒奪特権:C
皇帝特権と同様のスキル。本来の皇帝特権保有者から2ランクダウンする。また、簒奪対象の特性に対する特効性を獲得する。
キャスターは、インカ皇帝、太陽の子アタワルパを捕縛し、莫大な財宝を受け取った。挙句の果てに、叛乱の旗頭となることを懸念し処刑した。
復活のミイラ:C
血塗られた生涯に幕を閉じたキャスターの遺骸は埋葬されることなく、ミイラとして残されている。
簒奪特権との複合により、復活能力として発現している。アタワルパが自称する太陽の子には、太陽のように復活するという意味合いがあり、また、ミイラの最も知られた意味はエジプト神話における復活までの器の保管である。
【宝具】
『一国一城の主の都 (シウダー・デ・ロス・レイェス)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:1000人
現在のリマ市に建設されたキャスターの拠点。インカ帝国を滅亡させたものの、敵対するインディオの大軍に包囲されたキャスターが必要とした沿岸都市。
たとえ陸地のど真ん中であっても沿岸都市の概念を纏って現界し、キャスターが生前に従えた軍勢の総数が常に保たれるように輸送船が人員や物資を運んで現れる。なお、この補給能力は、足掛かりとして建設したサン・ミゲル・デ・ピウラとアタワルパの身代金として手にした財宝を魔力変換して賄われている。ピウラとは豊かなことを意味し、この宝具が機能不全に陥ることはまずあり得ない。>>488
【Weapon】
『軍装一式』
当時のスペイン軍人に配備された装備の数々。
【解説】
大航海時代、欧州はスペインの軍人、探検家。新大陸のインカ帝国を滅亡させたコンキスタドール。
史実によれば男性であり、ミイラの遺骸まで残されているため、召喚されたピサロが女性であることにはなんらかの特殊な事情が絡んでいると考えられる。
父に軍人、小貴族、母に召使の庶子であり、文字も知らぬまま教育されずに育った。長じてイタリア戦争に参加し、後にパナマ遠征に同行。探検家ディエゴ・デ・アルマグロとともに、黄金郷ペルーの噂を確かめると帰国。カルロス一世からペルー支配の諸権利の認可を得て、約180の手勢と37の馬で再びペルーに侵入。インカ帝国を滅亡させ、支配地と富を得た。ディエゴとは分配問題で対立し内戦となるが、ピサロが勝利した。しかし、スペインからの支持を失い、結局、ディエゴの遺児たちにより暗殺され、その遺体は埋葬されずミイラとして残されている。
以上の表だった生涯は確かにピサロの生涯である。しかし、召喚に応じたピサロは、ピサロであってピサロではない。ペルー侵入に際して、ピサロは兄弟とともに出発したとされる。キャスターは、そんなピサロの兄弟のうちの1人である。ピサロの核となる偉業、インカ帝国の滅亡は、当然にピサロ1人で成し遂げたものではなく、しかし、有象無象の兵卒は英霊たり得ず、英霊フランシスコ・ピサロは各クラス適性ごとに最も適したピサロ当人を含めた兄弟が召喚に応じるようにできている。復活能力を有するのも、魔術知識によって兄弟を残機としてカウントしているからである。
どのクラスであっても、コンキスタドールとしての残忍で冷酷な性格だが、キャスタークラスは最も理知的であり、ゆえに他者を徹底的に道具として扱う。それは兄弟も例外ではない。
【wiki登録】可イズーは壁際にうずくまり、トリスタンの話に耳を澄まし、
言葉の一つ一つを残らず聞いた。彼の愛に気付いてしまった。
今や彼女にもはっきりした、何故に彼からの愛の歓びを失っているか。
聞いたことはしかと記憶にとどめ、何も知らぬ振りを決め込む。
けれども、機会があれば早速、この世で最も愛した男に
極めて残酷な仕返しをするだろう。
―――トマ・ダングルテール版トリスタン物語(新倉俊一訳)より
【元ネタ】トリスタン物語、アーサー王伝説
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】イゾルデ(白い手の)
【性別】女性
【身長・体重】155cm・47kg
【属性】秩序・中庸
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運E 宝具C>>492
【保有スキル】
片戀紬歌:A
イゾルデ(白い手の)の宮廷に大いなる誤解を引き起こした、
イゾルデ(金の髪の)への愛を高らかに語るトリスタン卿の歌。
それを形だけ(もとの表現者の意図を汲まずに)なぞったもの。
狂化と相乗し、この霊基が有する戦闘能力の背景となっている。
トリスタン卿と金髪のイゾルデ妃との恋愛は、多くの点で
(薬で始まる恋・武勲は王の為の他は邪魔者の排除・即座の肉体関係)
宮廷風恋愛の決まり事を踏み躙っているとさえ言えるものだったという。
対して、白い手のイゾルデへ向けられた愛(と誤解されたもの)は、
窮地の国を救う武勲・自ら選んだ想い人への歌・相手側の段階的許容と
表面上は“宮廷風恋愛の騎士と意中の貴婦人”に則るものとも見えた
……不可解な夫婦生活、そして真実は彼女を狂わせたのだが。>>494
【宝具】
『捉える黒手(オーシラ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2人
DRUSTANUS HIC IACIT / CVNOMORI FILIVS / CVM DOMINA OVSILLA
ここにクノモルスの息子ドルスタヌス眠れる レディ・オーシラとともに
―――コーンウォールの港町フォイ近郊、『トリスタンの墓石』
心身を侵す呪傷を与える手。手持ち武器にも適用される。
夫に致命傷を与えた毒刃(その担い手は彼女以外、かつ物語により異なるが)と
夫の望みを絶った(紛れもなく彼女による)“黒い帆の嘘”が複合したもの。
トリスタン卿に致命傷を与えた武器、の具現化能力を兼ね備える。
エストゥ兄弟やナムペセニスの毒槍、マルクの斧、メロートの剣、
モルガンが愛人を殺したトリスタンの槍先を改造しマルクに与えた毒槍、等。
同時大量具現も可能とするが、呪傷を与えられるのは手に握る品のみである。>>495【解説】
トリスタン卿の妻、白い手のイゾルデ(イズー・オ・メイン・ブランシュ、
イソード、イザルデ、イソッタ、イセオ、イシルト、エシスト、エセルト)。
ブルターニュ~ノルマンディー西部に位置する国を治める君主の娘。
卿を恋し夫とするも、卿の愛を受ける事は無いままに死別した女性。
その名はもう一人のイゾルデ共々ピクト語イシルト(『神秘的な姿、
熟視すべきもの』『生命の水』、湯水の象徴)から来ていると言われる。
様々な(誤解を大いに含む)経緯から彼女との縁談が持ち上がった時、
トリスタン卿はこれに応じた。それなりに好ましい女性であった事、加えて
名前がイゾルデであったためだ。片方だけならばしなかった、と明記される。
追放の身で会い難い『金髪の』への未練を断ちたく考え結婚を思い立ったとも、
聖杯探求を控えて神も認める結婚の秘蹟のもとに女性と向き合おうとしたとも
時に語られる ……が何れにしても、卿が彼女を恋した故では全くなかった。
初夜を迎えんとする時、結局は恋人を思い「これは裏切りだ」と考えた卿は
寝台で妻に当分は『白い(肉体関係を伴わない)結婚』でいる、と告げる。
病や誓約(無論嘘だが)を絡めた言い訳に一応は納得した新妻だが不満は残り、
ある日、水がはね汚れた時「この水は夫よりも私に近寄った」と声をあげた。>>496
聞いた兄は、それはどういう事かと妹と卿に詰め寄るのだが、卿が答えるには
「妹御の愛は十分ではない。私を愛するある貴婦人は、その情の深さと言えば、
彼女が私の犬を愛する情が、妻が私や君を愛する以上になる程なのだ」との事。
最悪かこの言い種。憤慨しつつも「ならば確かめよう」と二人の男性は旅立ち、
何たる事か、『金髪の』と愛犬(ユダン)の様子を見て兄も納得してしまった。
独語作品の一つは、夫と肉体的に結ばれる挿話を綴る ……愛故にでは別にない。
行き違いから『金髪の』に罵られた卿は、彼女への腹いせに妻を抱いたのである。
蔑ろにされ続けた妻は、それでも夫が毒の深手を負った際には献身的に看護した。
夫は快方へ向かい、或いはとうとう彼の愛情も生まれるかと思わせた物語もあった
―――勿論、そのまま幸福な終わりになりはしなかったのは、周知の事実である。
体調は再び悪化し、夫は『金髪の』に助けを求め、黒い帆の嘘が彼を殺すのだ。
散文系物語での蔑ろ度は更に上であった。散文系では邪悪であるマルク王と
偽りの和解が成った時にトリスタンと『金髪の』はコーンウォールへと帰還し、
『白い手』は全く顧みられない。毒の致命傷こそマルクの槍から受けるものの、
コーンウォールにいない『白い手』からは黒い帆の嘘をつかれる事すらも無く、
卿は『金髪の』へ共に死ぬ事を望み、彼女を抱き潰し殺すと同時に死ぬのである。「わたしを……魔女と……呼ぶなァァァッ!」
【元ネタ】ジャワ島の伝承
【CLASS】ランサー
【真名】チャロン・アラン
【異名・別名・表記揺れ】チャロナラン、ランダ
【性別】女性
【身長・体重】148cm・35kg
【肌色】浅黒い肌 【髪色】銀髪 【瞳色】紫
【外見・容姿】黒衣を纏った壮年の女性
【地域】ジャワ島、バリ島
【年代】不明
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:D 魔力:A+ 幸運:E 宝具:A>>501
【解説】
ジャワ島に栄えたクディリ王国の国王にはチャロン・アランという后がいた、チャロン・アランは破壊的な魔力を持っていたため国王に恐れられ、森深くに追放させられた。
時が経ち、未亡人となったチャロン・アランの耳に魔女の娘だからと言う理由で愛娘のラトナ・マンガリの結婚話が破談になったという噂が届いた。
それを聞いたチャロン・アランは怒り狂い、王国を呪い疫病を流行らせ王国は混乱に陥った。
国王に即位したチャロン・アランの息子は、至急疫病の原因を探るようにと大臣に命じた。
聖者ウンプー・バラダによって疫病の原因はチャロン・アランだと明らかになると大臣はチャロン・アランの住む森へ討伐のため兵士を送りこんだ。
しかし、送りこんだ兵士はチャロン・アランの魔力には敵わず返り討ちに合う。
チャロン・アランはやがて、墓地を荒らし幼児の死体を掘り起こすようになった。
人々は恐怖におののき、国王は困り果て、ウンプー・バラダに助けを求めた。
ウンプー・バラダは、計略の末、チャロン・アランの魔力の秘密が書物にあることを知り、その書物を奪った上でチャロン・アランに戦いに挑んだ。
聖者と魔女、互いの力は拮抗し、いつ果てるとも知れない激しい戦いにチャロン・アランは涙した。
そこでウンプー・バラダは、チャロン・アランに安息の場所を提供することを約束して戦いは終結した。
なお、バリ島の伝統芸能、チャロナラン劇ではチャロン・アランは悪の象徴である魔女ランダに、ウンプー・バラダは善の象徴である聖獣バロンに変身し善と悪の永遠の戦いを繰り広げる。>>505
《宝具》
『神槍変性、降り頻れ厄災の雨(トリシューラ・ランダ)』
ランク:A 種別:Arts
敵全体に強化無効付与(1回/3T)
&敵全体の防御力ダウン(3T)<OC>
&敵全体に呪いを付与<OC>
&敵全体に毒を付与<OC>
&敵全体に呪厄を付与
&敵全体に蝕毒を付与
+味方全体の弱体耐性をダウン【デメリット】
《性能》
ランサーでは珍しいデバフ特化型サーヴァント。
自前のスキルのみで1ターン目から敵にデバフの雨を降らせることが可能。
キャスター型のカード構成でNPを貯めやすく、必要かどうかは別として宝具の連発も容易。
性能をフルに活かすには味方が悪属性かつフィールドが森である必要があるため味方を選ぶのは難点か。>>503
リクエストした者です。
作るなら四騎士クラスか、何かしらのエクストラクラスかなと考えていたので、まさかのランサーで驚きました!
チャロン・アランを作成していただきありがとうございました!「私は蟾宮の女主人、嫦娥。気まぐれで貴方の召喚に応じてあげたわ。人間がどうなろうとどうでもいいのだけれど、地上に彩がないのもつまらないし、まぁ、貴方の道程に少しだけ力を貸してあげる。」
「そして、僕が嫦娥様の眷属の玉兎です!この玉兎、嫦娥様と共にピョーンと!月から飛び跳ねて参りました!!これからよろしくです!!」
【元ネタ】中国神話,中国民話,仏教説話
【CLASS】ライダー
【真名】嫦娥&玉兎
【異名・別名・表記揺れ】常娥,恒我,姮娥/玉兔,月兎,月兔,兔児爺,兔奶奶
【性別】女性/女性
【身長・体重】167cm・53kg/149cm・31kg
【肌色】白/白 【髪色】黒/白 【瞳色】月白色/酸塊色
【外見・容姿】白い虎に騎乗し、華やかな漢服を纏う貴婦人&薬師の格好をし、杵を携えたウサ耳少女。
【地域】中国,月/インド,中国,日本,月
【年代】神代(堯統治時代)/?
【属性】中立・悪/中立・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型,神性,ケモノ科(玉兎のみ),月
【ステータス】
筋力:C 耐久:D 敏捷:B
魔力:A 幸運:EX 宝具:EX>>508【クラス別スキル】
騎乗:EX
玉蟾金兎。嫦娥と玉兎は月に乗り、遥かな過去よりその姿を人々に示し続けている。
対魔力:C
魔術への耐性を得る能力。魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、ライダー達を傷つけるのは難しい。
道具作成:A+
本来はキャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成できる。魔力を帯びた衣や、医薬品に餅、そして材料さえ手に入れば玉兎と協力することで不死の妙薬の作成を可能とする。
同行従者:A
二人一組のサーヴァントの特殊形式。
嫦娥が倒れた場合は玉兎も消えるが、玉兎が消えても嫦娥は消えない。
【固有スキル】
神性:C−
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
玉兎は帝釈天によって月に召し上げられ、その後に嫦娥の眷族となっているため神性を有する。また、本生譚においては釈迦の前世であるとされる。
嫦娥は一度は人の身に零落したが、西王母が有する不老不死の薬を飲み干したことにより神へと返り咲いている。のだが、サーヴァントとして召喚されるに辺り、地上へと落とされた状態へと再びスケールダウンしている。
そのため、本来は「女神の神核」を有するがそれも失われ、神性のランクも殆ど玉兎のものとなっている。>>509
変化:C
玉兎は本性である兎の姿から人の姿に変化している。
嫦娥は月へ昇った際にヒキガエルになったとされ、地上に堕とされた頃の姿ではあるが、後述の宝具を利用してヒキガエルに変化することが可能。
月下美人:C+
嫦娥のスキル。人の身に窶しても損なわれることのない静謐なる月の美貌。
月下においてはスキルランクが向上し、月光に照らされたその美貌はある種の精神攻撃として働く。
不死壟断:B−
夫「后羿」が西王母より賜った不老不死の薬を盗み、一人で飲み干してしまった神話に由来する嫦娥のスキル。
対象が不死性、あるいは不死身の性質を与えるアイテムを保有していた場合、その不死性を魔力判定で無効化し、さらにその効果を自身に適用することで永遠性を独占する。
無効化する条件として、不死性は生得的なものではなく他者より与えられたものである必要がある。また、太陽に纏わる不死性は簒奪不可。
嫦娥はあまりこのスキルを使いたがらず、基本的に無効化までに留める。
献身の覚悟:A+
玉兎のスキル。自己犠牲さえ厭わない慈愛の覚悟。防御・回復系の魔術やスキルやアイテムの使用効果に対してプラス補正がかかる。
本生譚:A
ジャータカ。釈迦の前世とされる玉兎のスキルであり、来世にて覚者として悟りを開くことが約束されている。精神干渉、即死、因果律に干渉する攻撃に耐性を有する。>>510
【宝具】
『桂樹玉兎月宮図鏡(けいじゅぎょくとげっきゅうずきょう)』
ランク:C++ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:300人
嫦娥の宝具。兎に仙女、ヒキガエルや桂の木といった月を示す意匠が施された八稜鏡。その鏡面は蟾宮を映し出し、鏡越しに嫦娥へと力を与える。これにより地上に落とされた頃の姿でありながら、月の女神としての力を限定的に行使可能とする。
具体的には夜間であれば月面の寒波の放出、重力操作、月光による精神攻撃などに加え、月の魔力によるブースト効果を得るなどが挙げられる。逆に日中や新月の夜は鏡面が暗く翳り、使用不可能となる。
また、月餅や餅などの中秋節に関連するもの、あるいは月に由来するものを捧ぐことで宝具の出力向上を行うことが可能。
真名開放を行うことで蟾宮の鏡像を地上へと投影し、月の理を付与することで地上から概念的に隔絶させ、あらゆる攻撃を回避する。
神話「嫦娥奔月」の簡易的な擬似再演であり、蟾宮の中にいる嫦娥達へいくら手を伸ばそうと、水面に映る月に触れても月に触れぬようにその手が届くことはない。
とはいえ、レンジを無視した一撃、対界や対星にカテゴライズされる宝具、太陽光や月光に由来する攻撃は隔絶を超えることが可能。
『不惜身命・捨身月兎(なげうつけんしん)』
ランク:A 種別:献身宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人
投げ打つ献身
『本生譚(ジャータカ)』に語られる、自身を捧げものとするために火へと飛び込んだ逸話に由来する玉兎の宝具。
自身の霊基を燃やすことにより味方の全ステータスを正常に戻し、運命力を回復させることで死から遠ざける。
身を捧げた火が帝釈天の火であったことから燃えず生き残る逸話もあるため即死することはないが、燃やした霊基は決して回復せず、多用すると玉兎は煙となって月へと消えてしまう。あるいは月へと繋がる嫦娥の宝具へと取り込まれることで、宝具を強化することも可能。>>511
『月華天女・玉兎銀蟾(げっぱく、よるをてらす)』
ランク:EX 種別:昇華宝具 レンジ:- 最大捕捉:2人
月魄、夜を照らす
嫦娥、並びに玉兎が月へと昇った逸話の再現。
『桂樹玉兎月宮図鏡』と『不惜身命・捨身月兎』の合わせ技であり、欠けたる月を埋め合うことで月の化身「姮娥」として再臨させる宝具。
この宝具の発動は、煙となった玉兎に包まれた嫦娥が天へ舞い上がり、浮かぶ月宮鏡の鏡面へと入り込むところから始まる。その後、鏡面から桂の種を落とし、それが地上に着地した瞬間から急成長を遂げる。成長した月桂は宙に浮かぶ月宮鏡を取り込みながら、その周囲を月世界へと作り変えていく。
最終的に、咲き誇った巨大な桂花の中から月の化身となった「姮娥」がその姿を現すのである。
姮娥と戦うこととは、すなわち月そのものを相手取るようなもの。月の権能を十全に振るう彼女の前において並大抵の英霊では勝負の土台にすら立つことはできない。
しかし、そのような衛星級霊基は月世界でのみ維持できるものであり、夜が明けると侵食した月世界は消滅し、同時に姮娥の霊基は有明月のように消失していく。
発動すれば結果的に死亡するこの宝具を嫦娥は使おうとはしない。死を恐れるがゆえというのも勿論の事、発動するには玉兎の犠牲も必須なことも要因である。そのため、この宝具を発動するのはよっぽど追い込まれてしまった時、或いはこの宝具を解放してまで成し遂げたいことがある時のどちらかに限られるだろう。
余談として玉兎や、嫦娥の古い呼び名である姮娥のどちらも月の異名を意味する>>512【Weapon】
『杵』
接近戦を不得手とする嫦娥の代わりに接近戦を行う玉兎の武器。本来は仙薬の材料を擦ったり、餅をつくための道具であるが普通に武器としても使う。
『月虎』
月の加護を得た全長3mはあるホワイトタイガー。本来は玉兎が騎乗する虎であるが、今は主人である嫦娥が飛雲の代わりとして騎乗している。
北京に伝わる「兎児爺(トゥルイエ)」という人形は玉兎を模っているとされ、虎に騎乗した姿で作られる。
『月の影』
月世界を映し出す月宮鏡を通して月に住まう者達の影を呼び出し、これを使役する。玉兎達を筆頭に、ヒキガエルやヘビ、呉剛に桂の枝、そして蟹の形をした影などがライダーをサポートする。姮娥時はこれらに加え、時に同一視される女神「常羲」の産んだ十二人の月の影を操る。
「それにしても、蟾宮(うち)に蟹なんていましたっけ?」
【解説】
『嫦娥』
中国神話『嫦娥奔月』に語られる月の女神、月精であり、『羿射九日』に語られる英雄「后羿」の妻。古来においては「姮娥」と言い、時に道教における月の女神「太陰星君」と混合されたり、月の母「常羲」と同定される。
三皇五帝の一人である堯の時代、帝俊の子である十人の太陽が同時に天へと現れた。本来ならば一人ずつ現れるところ、全ての太陽が天に現れたことで地上は災禍に見舞われた。これを解決したのが嫦娥の夫である后羿であり、彼は太陽を一人だけ残して他の九人の太陽を射落とした。
こうして地上は救われたが、自らの子である九人の太陽を射,殺,されたことに怒りを抱いた帝俊によって后羿と嫦娥は神籍を外され、地上へと落とされてしまう。
不老不死を失った彼らであったが、后羿は崑崙山の西王母の元へと向かい、不老不死の薬を貰い受ける。それは半分飲めば不老不死に、全て飲めば神の地位を得られる代物であった。后羿は薬を二人で分け合い、不老不死となって地上で暮らすつもりであったが、嫦娥は后羿に預けられた、或いは盗んだ薬を一人で飲み干してしまった。
これにより、天へと戻れるようになった嫦娥であったが、追放された天に戻ることを躊躇い、月へと逃げ込んだ。そして、后羿を裏切った報いであったのか、その姿はヒキガエルになってしまったという。
また、妻を恋しがった后羿が嫦娥が好んだ食べ物を月に供え、これが中秋節に行われる月見の由来になったともされる。>>513
嫦娥が夫を裏切り、薬を一人で飲み干したのは不老不死を奪われたことで生じた「死」への恐れに起因するものであった。
不死を奪われ、初めて「生」を知った彼女の瞳に焼きついたものは「死」という絶対の終わりであった。本来であれば不老不死であった筈の嫦娥にとって死とは異界の常識であり、無縁である筈だった。しかし、今やそれが自身にも訪れる。死といういずれ必ず来る終末を前に、彼女の心は恐怖に飲まれてしまった。
それは一種のパラノイアとなり、不死になったとしても地上にいる限り、死から逃れられないという強迫観念に嫦娥は囚われた。故に、死、延いては争いと痛みで満ちた地上から逃れるため、彼女は后羿から預かった不老不死の薬を分け合うことなく飲み干してしまったのだ。
それは后羿への愛を裏切る行為であり、不老不死を得られなかった后羿は弟子に謀殺されるという末路を辿った。そして、后羿の死を知り、嫦娥は初めて気がついた。自身の死には怯えていたのに、皮肉にも后羿が死ぬことを彼女は一欠片も考えていなかったということに。
そうして彼女の心は后羿の死によって深まった「死」への恐怖と、自身が犯した裏切りの罪による深い後悔に縛られたのである。
……その後、「ただ一人で薬を飲み干した」その罪を西王母に問われ、彼女は月面の宮殿にて自らに課せられた罰に今でも従事し続けている。決して戻らぬ過去ともしもの未来に思いを馳せ、未だ消えぬ死の恐怖と罪に蝕まれながら──。>>514
『玉兎』
東アジアの伝説に語られる月に住まうとされる兎。アジア地域では月の模様は兎であるとされ、杵で何かを搗いている姿と見られる。中国では不老不死の仙薬を、日本では餅を搗いているとされる。
月には兎がいるという伝承は戦国時代の頃より語られていたようで、紀元前2世紀頃の墳墓である馬王堆漢墓から出土した帛画(絹に描いた絵)にはヒキガエルと共に兎が月に住まう様が描かれていた。また玉兎は西王母や、嫦娥の眷属であるとされ、嫦娥の命令により地上に降りて疫病に苦しむ人々を救った伝承が語られる。
釈迦の前世を語る仏教説話「本生譚(ジャータカ)」においては月の兎は釈迦の前世の一つであるとされる。兎は猿と狐と暮らしていたが、ある時彼らは力尽きた老人と出会った。三匹は老人を助けるためにそれぞれ食事を集めたが、ただ兎だけがどれだけ努力しようと何も得ることはできなかった。そこで兎は自身を食べてもらうため、狐と猿に火を焚いてもらい、火へと飛び込んだ。これに老人は帝釈天としての正体をあらわし、兎の慈悲行を後世まで伝えるために月へと兎を昇らせた、あるいは月に兎を描いたという。>>515
【人物像】
『嫦娥』
内向的・受動的
月のような静謐さを有する、物憂げな表情を浮かべた貴婦人。排他的かつ高圧的な悪女のように振る舞うが、実際は臆病でダウナーなやさぐれマダム。
その内面は死の恐怖と夫を裏切った罪悪に苛まれており、自身の死は勿論、后羿の死により他者の、特に大切な人の死に敏感になっている。
また、死を恐れるが故に他者を信じられず、夫を裏切ったが故に自身をも信じられない。だからこそ、もう誰かと関わりを持つ資格はないと考える彼女は孤高を装う。が、根本的に彼女は寂しがり屋だ。そのため、心を許すまでのハードルは高いが、心を許した稀有な相手には少しだらしない甘えた一面や親愛の感情、そして穏やかな微笑みを向けるだろう。
死を恐れる嫦娥は本来ならば召喚に応じることはなく、ただ月で西王母により課せられた罰に従事し続ける筈だった。…だが、人理焼却の折に嫦娥はある人間を見た。殺されたら死ぬ身でありながら、何の力も持たないのに立ち向かい続ける人。その上、困ってる人を見捨てておけないようなお人好しで、そんな人間を見た嫦娥はつい手を貸したくなってしまった。
それに、何の力もないのになぜ世界を焼き尽くすような脅威に立ち向かえるのか、その理由を知りたいという思いも重なり、嫦娥はカルデアの召喚に応じるのであった。
───マスターとなる彼/彼女が、果たして何を語り、どんな答えを示してくれるのか、そんな期待を胸に抱きながら。
◆玉兎に対して
眷属にして親友、精神的な支えとなる存在。同時にその献身性に負い目を感じている相手。地上に堕とされた際の姿でないと現界できず、その状態で一人で地上に降りる勇気はなかったため、眷属である玉兎を伴って召喚されている。
サーヴァントとしての現界を本体の見る夢だと誤魔化すことで死の恐怖を紛らわしているが、それ以上に信頼できる彼女が常にいてくれるからこそ精神が安定している。
つい甘えてしまう相手でもあり、少しの我儘で振り回してしまうこともあるが、逆に天然で行動的な玉兎に振り回されるなんてこともしばしば。
また、自己犠牲に走りがちな玉兎のブレーキ役でもあり、悪党にその献身性を悪用されないように目を光らせている。なお、「ある意味貴方がそれでは?」と言われると「私は玉兎の主人だからいいのよ」と開き直りつつ、裏でこっそりと凹む。>>516
『玉兎』
外交的・能動的
ゆるーい雰囲気の言葉遣いであり、いつもコロコロと笑みを浮かべるアッパーウサ耳娘。
凶暴な肉食獣も思わず穏やかになるような癒し系かつ天然な人物。可愛いらしいものを好み、その一環でコスプレの趣味を持つ。
『本生譚(ジャータカ)』にて自分だけが食事を用意できなかったことを引き摺っており、自らを「取り柄のない兎」と評価してしまう傾向があるため、自己評価はかなり低い。とはいえ、月にて長い年月を嫦娥の眷属として過ごしていたことから家事スキルは申し分はなく、嫦娥の我儘もとい要求に応えるために対応力はかなり高い。
他者の笑顔を好み、他者の悲嘆は自身の苦しみのように悲しむ利他性の化身。善悪を知りながら善悪に頓着することなく、自身の善性の赴くままに迷いなく手を差し伸べる。また、その献身に見返りを求めることはない。逆に誰かを助ける為であるならばその命を捧ぐことさえ躊躇わず、死を恐れることなく自らを犠牲とするだろう。
◆嫦娥に対して
嫦娥の部下にして長年の親友。
嫦娥を支えるのと同時に逃げ腰な嫦娥のストッパーでもある。絶対に困難から逃げたら後で後悔することが目に見えているからこそだ。
また、従者として付き従う身ではあるものの、むしろ嫦娥を引っ張り回すような勢いを持っている。
「自ら地上に降りると仰ったんですから、こんなところに閉じこもっていないで外に出ましょう!」という調子で行動を促すこともしばしば。
玉兎は嫦娥が決して善人ではないこと、むしろ大切な人を裏切った罪深い存在であることを理解している。それでも、死を恐れ、自己嫌悪に苛まれながら寂しげな表情を浮かべていた嫦娥を玉兎は放っては置けなかったのだ。
同時に自分では救うことのできない人であるという事実も受け入れている。もし自らを犠牲にして嫦娥の心を救えるなら、それも構わないが、それすらも彼女の重荷になってしまうだろうと悟っている。命を捧げる覚悟を持つ一方で、自分では救えない相手だとも気付いているのだ。
だからこそ、せめて一人きりには決してさせまいと、何があろうと最後の一瞬まで嫦娥の傍に寄り添い続ける覚悟を玉兎は固めているのだ。>>517
特技:踊り,機織り,薬膳作り/薬膳作り,餅つき,問診,お世話,早着替え
好きなもの:兎,祭り,銀木犀,月餅,ライチ,◼️◼️/嫦娥様,笑顔,餅,コスプレ
嫌いなもの:死,痛み,1人ぼっち,太陽,ナンパ,自分/誰かが苦しむこと,役に立てないこと,取り柄のない自分
天敵:后羿,天帝,西王母,根っからのお人好し/善意を利用するような外道
願い:后羿に会いたい,力もなく、いつ死,んでもおかしくないのに何故戦えるのか、その理由を問う/嫦娥様がその罪と苦しみからいつか解放されますように
【一人称】私/僕【二人称】貴方,お前/〇〇様,〇〇さん,貴方様,貴方【三人称】アレ,アイツ,彼,彼女,あの人/〇〇様,〇〇さん,彼,彼女,あの方
【因縁キャラクター】
后羿:裏切ってしまった夫。自身の夫でありながらそのお人好しさを理解できず、周囲の者達を助けに行くよりも、ただ、自分のそばにいてほしかった。しかし、同時に理解はできずともその陽だまりのような優しさを持つ男を嫦娥は確かに愛していた。
…それ以上に痛みをもたらす地上が、いずれ来る死が嫦娥には恐ろしかった、それだけの話なのだ。
彼の信頼と愛を裏切り、薬を奪ったがために彼は弟子に殺,されてしまった。その罪悪感に縛られているが、許されたいとは思わない。かといって彼に怒りを向けられることも恐ろしく、もし会えたとしてもどう振る舞えばいいのかもわからない。そのため、嫦娥は再び出会うあり得ざる機会に巡り会えたとしても后羿に再会しようとはしない。
たとえ、心の底で「会いたい」という想いを抱き続けていたとしても。
逢蒙:后羿を殺,害した彼の弟子。裏切った自身が逢蒙を恨むことは筋違いだと頭では理解していても、どうしようもない怒りを抱いてしまう相手。
覚者:玉兎の来世とされる、命の答えに辿り着いた者。玉兎としては彼が自身の来世であるという実感はあまりない。どちらにせよ、月に在り続ける自身と、既に輪廻より脱した彼とは関わりのない存在であると認識している。>>518
玄奘三蔵:経典を求め、天竺を目指した僧侶。『西遊記』にも嫦娥や玉兎は登場しており、玉兎は三蔵一行の旅路を妨害する怪物の一体として登場し、三蔵法師と婚姻を結ぼうとしていた。 三蔵一行の旅路を妨害した玉兎と、此度現界した玉兎は別兎であるらしい。とはいえ、この玉兎からしても玄奘三蔵のことは笑顔の素敵な可愛らしい人であるとは思うとのこと。
また、三蔵法師の弟子である猪八戒、天蓬元帥が地上に落とされたのは嫦娥に強引に言い寄ったからである。
虞美人:不老不死の精霊。愛する者への愛に殉じる姿に、自身もそうするべきだったと後悔の念を滲ませる。
徐福:始皇帝のために不死の薬を探し求めた、と見せかけて虞美人のために不死を殺,す手段を求めた道士。(偽物ではあるが)不死の薬を持つという彼女に興味を持ち、近づくも『不死殺,し<未達>』の存在に気づいてしまい、嫦娥は猛ダッシュで逃げた。
アルテミス:異邦の月の女神。狩人オリオンを恋人とし、自身で射,殺,してしまっていても共に在ることができる彼女達と嫦娥は相性が悪い。あと、オリオンがナンパ気質なのも相まってさらに相性が悪い。
テノチティトラン(水着):アステカの水上都市にして月の兎……兎?彼女曰くバニーとは月の正装にして支配者の証とのことで、それを聞いた玉兎は嫦娥にバニーを着せる計画を朗らかに企てるのであった。とはいえ、当の嫦娥は割と貞淑なため、バニーを見た瞬間これを拒否。それによりなんだかんだでちょっとした騒ぎに発展するのだが、それはまた別の話。
余談として、アステカ神話においても月の模様は兎であるとされている。アステカにおける月の兎は第五の太陽の創造神話に由来し、ナナワトルの後に火へと飛び込み二つ目の太陽となったテクシステカトルは、しかして太陽が二つあってはならないと兎をぶつけられて月になったという。>>519
ゲーティア:人類史を焼却し、その果てに地球を死のない星に作り変えようとした魔神。人理焼却時、彼ら側に呼ばれてしまい、その真意を知ったのならば嫦娥は死のない世界に共感して人理焼却に加担する可能性がある。彼らの作る星では死ぬこともなく、后羿とずっと共にいられるのではないかという夢を見てしまうのだ。だが、本当にそれで良いのかという迷いも同時に抱く。
この状況に対し、玉兎は最後まで共にいるという覚悟通りに嫦娥に寄り添い続けようとする。が、同時に嫦娥が内心では迷っていることも理解しており、それは嫦娥の傷になると感じている。そのため、どうにかして嫦娥を止めようと語りかけたり、いつでも止まれるように周囲に働きかけることを試みる。
逆に嫦娥は玉兎を人理焼却に加担させたくはなく、突き放すか、或いは安全な場所に閉じ込めようとする可能性がある。
始めは玉兎だけでしたが、いつの間にやら嫦娥が生えてました。
【イメージ画像】
・嫦娥
https://picrew.me/ja/image_maker/625876「これは証明だ、僕だってサーヴァントとして戦えるってね」
【元ネタ】日本神話、『FGO』
【CLASS】アサシン
【真名】大口真神
【異名・別名・表記揺れ】真神、ニホンオオカミ
【性別】男性
【身長・体重】174cm・57kg
【肌色】白 【髪色】銀髪 【瞳色】金
【外見・容姿】狼耳と尻尾の生えたカドック・ゼムルプス
【地域】日本
【年代】古代~明治時代
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性・ケモノ科・猛獣・今を生きる人類
【ステータス】筋力:A 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:B 幸運:C 宝具:B>>523
【クラス別スキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を断つ能力。隠密行動に適している。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
【保有スキル】
獣神の神核:A
生まれながらにして完成した獣神であることを現す、神性スキル、動物会話スキルを含む複合スキル。
戦闘加速(獣):B
対象との間合いを詰める特殊な技術。超高速状態での行動ペナルティを著しく軽減する。
悪性看破:A
人の善悪を見抜くという大口真神の特性。
悪属性のサーヴァントに対して、有利な戦闘ボーナスを獲得する。
生存(山野):EX
自然環境でのサバイバルに長けている。
本来は、低ランクの単独行動スキルの効果を含む複合スキルである。
大口真神のランクは規格外であり、文明との接触の一切がなくとも、山や野での日々を平穏に過ごすことができる。>>525
【解説】
古代から日本列島に生息していたニホンオオカミが神格化されたもの、真神とはニホンオオカミの古語である。
狼は人を襲う獣として恐れられると同時に、作物を害獣から守護するものとして信仰された。
神霊としての大口真神は人語を理解し、人間の善悪を見分ける力を有すると考えられ、善人を守護し、悪人を罰するとされた。
また、日本書紀の記述では日本武尊は東征の際に、大鹿の姿で現れた神を野蒜で退治するが、その時に大山鳴動して霧に巻かれて道に迷ったのを、忽然と表れた白い狼が道案内をして、無事に日本武尊軍を導いたので、尊は「大口真神としてそこに留まるように。」といったという。
依り代となった人物は対獣魔術の使い手であり、獣に対する優位性から依り代に選ばれたと思われる。
【人物・性格】
普段は依り代の人格が表に出ているが宝具使用時などには大口真神のものに切り替わる。
この時は普段の性格から一転して悪に対して一切の容赦の無い苛烈な性格になり、獲物を追い詰める狩人のように振る舞う。>>526
イメージカラー:銀
特技:狩り/対獣魔術、臭跡消し、野外技能
好きな物:肉/現代音楽全般(主にロック)
苦手な物:人間の出す騒音/才能溢れる魔術師、皇女
天敵:ヤマトタケル
願い:特に無し
【一人称】僕 【二人称】君、おまえ 【三人称】
【因縁キャラ】
『アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ』
サーヴァントになっても苦手な相手。
『ヤマトタケル』
かつて出会った大英雄、神殺しの英雄であるため苦手としている。
『グレゴリー・ラスプーチン』『アペプ』『アンリマユ』『チャロン・アラン』
大口真神にとって殲滅対象、発見次第攻撃する。
特にグレゴリー・ラスプーチンは依り代にとっても因縁のある人物でもあるため、より一層敵意を剥き出しにして襲いかかる。「 お前はフレイヤか? それともトールか? 」
【元ネタ】古エッダ『スリュムの歌』
【CLASS】アサシン/エンシェント・ジャイアント
【真名】スリュム
【性別】男
【身長・体重】7m〜1000m以上・1t〜不明
【肌色】空色 【髪色】白 【瞳色】白
【外見・容姿】顎が氷柱で覆われた巨人
【地域】ヨトゥンヘイム
【年代】神代北欧
【属性】混沌・悪
【天地人属性】天
【その他属性】超大型
【ステータス】筋力:B 耐久:A++++ 敏捷:D 魔力:EX 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
気配遮断:B
寝ているトールにバレずにミョルニルを盗める。
【自身のスター発生率をアップ】>>528
【固有スキル】
ヨトゥンの行軍:EX
正確にはスキルではなく、常時発動型の宝具。
スリュムの周囲を自らが治める国『ヨトゥンヘイム』であると定義付ける。その国土は氷と霜に覆われた極限環境の世界であるとされ、住民である『ヨトゥン』と呼ばれる霜の巨人族、又は丘の巨人族でもなければ到底生きていく事は出来ない。
スリュムが足を踏み出す度に大地は芯の芯まで凍てつき、舞い上がった地表は空中で凍結し、鋭き刃となって辺りに突き刺さる。
【自身の防御力をアップ(3ターン)&ダメージカット状態を付与(1000・3ターン)&自身に[毎ターン相手の攻撃力と防御力をダウン(3ターン)]させる状態を付与(3ターン)】
黄金律(王):A-
スリュムは金銀宝石を始めとした様々な宝を所有している。本人はフレイヤ以外のあらゆる宝を持つと豪語する。
【自身のNP獲得量アップ(3ターン)&味方のNP獲得量アップ(3ターン)】
大いなる霜の巨人王:EX
王であるスリュムを始めとするヨトゥン達…つまりは霜の巨人族と丘の巨人族は荒々しい自然が擬人化された存在であるとされ、そのいずれもが超巨大な体躯を持つ。彼等の前では人間、或いは神でさえも矮小で貧弱な生命でしかなく、至極あっさりと捻り潰されてしまうだろう。
スリュム自身の霊基をスケールアップさせ、サーヴァントの域を超えて本来の姿…すなわち巨人王としての権能を振るう事を可能とするスキル。但しスキル発動の為の魔力リソースは基本的に契約したマスターが担う事となる為、マスターが聖杯の様な膨大な魔力リソースを所有してでもいない限り、このスキルの真価を発揮する事はままならない。
【自身の攻撃力を特大アップ(3ターン)&[相手にランダムでターゲット集中状態を付与する状態を付与(3ターン)<強化扱い>]&自身に[ターゲット集中状態]に対する特攻を付与(3ターン)】>>529
【宝具】
「 物は試し か 」
『雷神の巨槌(ミョルニル)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:不明 最大捕捉:100
クラス:アサシン時の宝具。
雷神トールから盗んだミョルニルを巨大化させて構え、巨人王の膂力を以って相手に叩き付ける。
ミョルニルは赤熱している為トールでさえも特殊な手袋をはめなければ扱えないとされているが、スリュムは霜の巨人の肉体強度によって無理矢理にそのデメリットを打ち消している。と言っても痛いものは痛い。
尚本来のミョルニルは投げても戻ってくる能力や死者を生き返らせる能力を有しているが、スリュムが使用する場合はそれらの力は引き出せず、ただの伸縮自在の赤熱したハンマーになる。
死因。
【敵全体に強力な攻撃&ターゲット集中状態の相手に火傷・スタン状態を付与&敵全体に確率でスタン状態を付与<オーバーチャージで確率アップ>&自身にダメージ】
「 威容を刻め 小さきものよ 」
『永久に凍て付け、安寧たる世界よ(ヨトゥンヘイム・スリュム)』
ランク:EX 種別:固有結界 レンジ:不明 最大捕捉:1
クラス:エンシェント・ジャイアント時の宝具。
第一・第三スキルが発展したもの。
巨人王としての力を解放し、大自然の権化たる巨人達の国であるヨトゥンヘイムそのものへと変貌する。その肉体からは無尽蔵に霜・丘の巨人達が湧き出し続け、人や神を永久に脅かし続ける。意思以て動く固有結界。>>530
【Weapon】
ミョルニル
トールから盗んだ。
【解説】
霜の巨人や丘の巨人が住まう世界『ヨトゥンヘイム』に君臨する巨人の王。彼の世界は人間達の住む世界『ミズガルド』やアース神族の住む世界『アースガルド』とは対立関係にある。
ありとあらゆる宝を手にしたと本人は信じているが、妻はいなかったとされている。
ある日。
豊穣の女神フレイヤを妻として迎えたくなったスリュムはトールの寝床に忍び込み、彼の枕元からミョルニルを盗み出しました。それに気が付いたトールが返却を要求すると、スリュムはフレイヤと引き換えにミョルニルを返すという交換条件を出してきました。
早速トールとその弟・ロキはフレイヤにその条件を伝えに行きましたが、『どうして巨人の王なんかと結婚しなければならないのか』と案の定天地が震える程の勢いで拒否されてしまいました。
困り果てたトールがアースガルドの見張り番・ヘイムダルに相談すると、
『フレイヤに化けてスリュムを騙せば良い』
『ト ー ル が』
…という突拍子もない助言を受けたので、トールはロキを始めとする神々の手によって世にも美しい女神に(※ここでロキが爆笑)変装させられ、フレイヤとしてスリュムの元へ向かう事となりました。
いざ変装したトールを前にしたスリュムは彼女(彼)の正体に気が付かず、宴会の料理を爆食いしたり殺意に満ちた視線をぶつけてくる彼女を少し不審に思いつつも、侍女に化けたロキの誘導もあって盗んだミョルニルを彼女の前に置きました。
置いてしまいました。
ミョルニルを取り戻したトールは直ぐ様正体を表してスリュムの脳天に一撃必殺を叩き込み、周りにいたスリュムの親族である巨人達もついでに全滅させたのでした。
おしまい。>>531
【人物像】
貪欲な巨人。色々な物を欲しがるが、本人のスケールがデカ過ぎる為に大体の物を認識出来ない。ミョルニルと引き換えに求めたフレイヤさえも『美しき女神』という風の噂のみでしか知らず詳しい見た目だとかの情報をまるで把握していなかった為、変装したトールがフレイヤとして自身の元へ連れてこられた際その正体に気が付く事が出来ず、結果としてその角諸共に頭を打ち砕かれる羽目になった。
サーヴァント化した事によるスケールダウン(それでも数mはあるが)によってある程度までなら物の細部を認識出来る様になってはいるとはいえ、マスターにしても何とか声で判断出来る程度、悪く言えば耳に声が届くまでは気が付かない程度の認識しかないので、マスター各位に置かれましては雪山登山に挑むのと同じ装備と気概でスリュムの肩に陣取り、拡声器なり何なりを使って己の存在を誇示し続けながら指示を出す事が(何の気無しにはたき落とされたくないのであれば)強く推奨される。
特技:巨体に反した隠密行動
好きなもの:宝、衝動買い、わらしべ長者
嫌いなもの:小さきものの区別、脳天にミョルニルを叩き込まれる事
天敵:ミョルニルを持ったトール
願い:まだ持っていない宝を手に入れる
【一人称】儂【二人称】お前【三人称】お前達>>532
【因縁キャラクター】
スカサハ=スカディ:
神々に愛された花嫁。ヨトゥンヘイムの住人として認識しているが、記憶よりも小さい気がしている。
「成る程、異聞に於けるスィアチの娘か。神々に愛されたと言うからには、お前の姿はあのフレイヤにも負けぬ程の美しきものとして目に映ったのだろうな。えっ儂個人の感想?あーーー…待て頬を膨らますな、儂には小さきものの美醜概念が分からぬから判断のしようがないのだ」
スルト:
別の世界の巨人王。スリュムはラグナロク以前に滅ぼされている為面識はない。
「ムスペルヘイムを治める炎の巨人王…かの異聞では一人の人間と共にあったそうだな。大いなる存在がたった一つの小さきものを認識し続けられたと言うのであれば、きっとそこにはそれを成せるだけの理由があったに違いあるまいよ」
ニコラ・テスラ:
雷電を操る科学者。出来れば近付かないで欲しいと思っている。
「えっ今トール超えたって言ったか儂こわいかえる」
キングプロテア:
巨大なハイ・サーヴァント。見下ろさずとも会話が出来る数少ない存在。
「その巨躯…お前も原初の巨人(ユミル)より分かたれし者か?」>>533
雷を扱うサーヴァント:
視界に入るだけでも顔を顰める。
「かつてはあの音が鳴る度に一族の誰が消えたのだろうかと頭を痛めたものだが…ここまでの頻度だと気にするだけ無駄の様だな」
水着カーミラ、天草四郎(怪盗霊衣):
盗みに一家言を持つサーヴァント。派手すぎやしないかと思っている。
「ほう、今世ではあの様な装いで他者の宝を手に入れるのか…しかし予告状など出していたら相手に警戒されてしまうのでは無いか?それが醍醐味?ううむ…」
クー・フーリン(キャスター):
オーディン。本来であれば対立するもの同士であるが、本人が『そう』振る舞わないうちは手を出すつもりはない。
「ん?ああそうか、その縁か…」
シトナイ:
フレイヤのエッセンスを持つハイ・サーヴァント。尚スリュムはその事に気が付いていない。
「む?どうした小さきものよ、儂に何か用か?何々?『幾ら何でもあの筋肉雷神をフレイヤだと誤認するのは失礼がすぎる』だと?まあそう言うな、儂が当世の流行りに疎かったと言うだけだ」>>534
イメージイラスト【元ネタ】北欧神話
【CLASS】プリテンダー
【真名】ロキ
【性別】男
【身長・体重】167cm・57kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:C 耐久:B 敏捷:EX 魔力:E 幸運:A 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
神霊としての高い抵抗力。
単独行動:C
自由気ままな神霊としての性質。
偽神の神核:C
生まれながらにして完成された、完全なる偽神であったことを示すスキル。肉体、精神に絶対性を有し、また、神性、弁舌等のスキルを複合する。>>537
【宝具】
『神を縛.めよ、鉄の鎖 (ナリ・グレイ.プニル)』
ランク:EX 種別:拘束宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
バルドル殺.害.の咎で縛.められたロキを縛.る拘束.具。ロキとしてのあらゆる性質、その力と意思を制限する。制限下にあるロキは、一般人並みの力しかないが、サーヴァント特有の気配が消えている。また、神さえも縛.めるために、あらゆる神秘を無効化するため、一切の魔術を防ぐことが可能。それ自体が神秘であるサーヴァントからの攻撃も完全無効であるが、当然に自身の神秘も無効であるため、そもそも一般人並みの力しかないが、敵サーヴァントへの一切の攻撃もやはり無効。
『苦鳴に吠えろ、狼の父 (ロプト・フヴェズルング)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
上記の拘束宝具から一時的に解放される条件設定が宝具化したもの。神話に曰く、捕縛されたロキの頭上には毒蛇が配され、その毒の滴によってロキは地を揺らすほどに苦鳴する。しかし、妻シギュンが桶にてそれを受けるために、その苦鳴は断続的である、と。拘束状態で受けたストレスの度合いに応じて力が解放される。ストレスを発散すると拘束状態に自動的に戻る。理論上は極限のストレスにより、神霊級の力を解放可能だが、よほどのことがないとそのようなストレスを感じたりはしない。一種の才能が必要である。
『偽神の馬脚 (スレイ.プニル)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
ロキが産んだ神馬スレイ.プニルの銘を冠する靴の宝具。ロキが所有するとされる空を歩ける靴。ただし、使用中は嘘をつくことができなくなる。>>538
【Weapon】
『火遊びのルーン』
なんちゃってレーヴァテインを作成可能。炎の剣はただ振るわれるだけで脅威ではあるが、剣術の達人というわけではなく、力も不安定なため、ロキ自身も危ない諸刃の剣。弓矢に加工するのがおすすめ。
【解説】
北欧神話の悪神とされる、大神オーディンの義兄弟にして、巨人ヨトゥンの血を引く偽りの神、トリックスター、「ロキ」。その名は閉ざす者、終わらせる者を意味する。
狡賢く、嘘吐きで、災いの元である邪悪ではあるが、美しく、ときに神々を助けることさえあった。元は「火」の神格であったとされ、漁網を工夫したり、神剣レーヴァテインを作成したり、また、鍛治妖精ドヴェルグを騙して数々の神具を得るなど、現代における発明家的な側面を逸話に残している。
ラグナロクでは光の神ヘイムダルと相討つことを宿命づけられている。
紛れもない神霊であるため、霊基のダウンサイジングとしての擬似サーヴァントとなっており、その依代に選ばれたのが「間桐慎二」である。拘束下では基本的に慎二の自我、意思の元で行動可能だが、解放中はロキの意思が混濁するため、増長した慎二に輪をかけて傍若無人なひどい人格となる。>>539
【真名開封】
真名:シギュン。
北欧神話におけるロキの妻。災いを振り撒き、神々の手で拘束された夫を献身的に支える女神。一見して健気な性質だが、夫が浮気しようと、息子が無惨に弑され、その腸が夫の拘束具に用いられようとも、そして、その原因が夫の悪癖にあっても、一心にロキの妻を努める狂気の女神。
その名は、「滴る」に関係し、また、縛めを緩めるものとも呼ばれる。あるいは、縛めとは理性であり、ロキを蝕む毒の滴こそがシギュンの正体であり、実際に『狂気』の神格であるのかもしれないが、神話にはロキの妻としての性質のみが残されているにすぎない。
女神でありながら男性を依代とするのは、依代を使ってロキの復活を目論むからである。神霊ロキは、地上に地震があることから逆説的に拘束下にあり、地上に干渉しないのではなく、できない状態にあるのだとか。オリジナルunder the same skyなら誰でも参加出来そうだと思ったので
【お題】僕の考えたunder the same sky
一応テンプレを置いておく
【都道府県】
【スポット】
【サーヴァント】
【台詞】
【備考】【都道府県】福井県
【スポット】敦賀鉄道資料館
【サーヴァント】与謝野晶子https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%cd%bf%bc%d5%cc%ee%be%bd%bb%d2
【台詞】「なんだか見覚えのある建物ですね」
【備考】https://www.fuku-e.com/spot/detail_1172.html
与謝野晶子が生前訪れたことのある土地と言うことでこの場所を選んだ、春っぽい服装でピンクのキャリーケースを持ってこの建物の前に居てほしい>>541
【都道府県】沖縄県
【スポット】与那国島
【サーヴァント】ゲーリュオーン
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%B2%A1%BC%A5%EA%A5%E5%A5%AA%A1%BC%A5%F3
【台詞】「「「たとえ国は違えども、夕陽の美しさというのは変わりませんね」」」
【備考】https://www.zck.or.jp/site/forum/20727.html日本最西端であり、日本で最後に沈む夕日が見れる島。ゲーリュオーンは西の果ての島エリュテイア在住なので合いそうだなと。>>543
oh、文章とURL繋がってるぅ…
【備考】https://www.zck.or.jp/site/forum/20727.html【元ネタ】聖書、オリジナル
【CLASS】プリテンダー
【真名】サタン
【性別】不明 【身長・体重】変動
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:A 魔力:A 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
現代の魔術師では傷一つ付けられない。
単独行動:EX
マスター不在でも行動できる。本来のクラス適性の僅かな発露であると忠告する。
気配遮断:EX
サーヴァントとしての気配を断つ。世界との同化ではなく、世界からの排斥によって不在を証明される。
【保有スキル】
星の敵対者:EX
人理に否定されるモノに贈られる称号、烙印。本来ならサーヴァントとして召喚されるはずもない何らかの存在であることを示す。逆説的に普遍的に敵対者を表す『サタン』の役を羽織ることが可能。
蝿の王:A
サタンに数ある名のうちで、ベルゼブブの側面に当たる悪霊の統率者としてのスキル。世界を憎悪する悪霊を支配下に置き、自由に使うことができる。
赤き蛇:A
サタンに数ある名のうちで、サマエルの側面に当たる欺瞞と狡猾に満ちた弁舌のスキル。偽りのカリスマ性を発揮し、悪魔の軍勢を編成し指揮することができる。>>545
【宝具】
『終わりに人ありき (ジ・エンド)』
ランク:EX 種別:対神秘宝具 レンジ:1〜666 最大捕捉:666
プリテンダーの本質がサタンの役を羽織ることで変質した宝具。神秘の終わりを固有結界として展開する。神秘の終わり、それ以降に神秘はなく、故に霊もない。プリテンダーは最後の人間霊として定義可能となり、降霊科における間違った答えを示す結果となる。
【Weapon】
『黒翼』
黒い堕天使の翼を思わせる片刃剣。プリテンダー曰く、ルシファーの役を羽織っていないがための隻翼である。
【解説】
聖書に語られる神の敵対者、年へた蛇、あるいは竜。黙示録の獣、竜とも同一視される悪の体現者、「サタン」。本来ならば、熾天使ルシファーの堕天したものともされるが、プリテンダーはルシファーを別物として語る。
その正体は、最後の人間の概念霊である。人類が存続を希求するかぎり、その存在を否定される、人類を憎悪する動機のある人間。ただそれだけの存在。
本来ならば、存在そのもの否定されるゆえに、サーヴァントとして召喚されることはあり得ない。しかし、降霊科の短絡者の魔術師によって、プリテンダーのクラスを利用して召喚を試みられた。
降霊科の魔術師の試みは見事に成功したが、その結果は魔術師の期待するものではなかった。召喚されたプリテンダーは、厳密には最後の人間霊と呼べるものではなくなっていた。人類史の最後を示すのではなく、霊が存在しなくなる魔術史の最後を示す存在に変質していたのである。魔術史が終わろうとも、その先に人類が存続するならば、そこに存在しなくとも霊は確かにあるはずであるので、これを最後の人間霊として扱うことはできないだろう。
【wiki登録】可【都道府県】沖縄県
【スポット】首里城本殿 再建中工事現場
【サーヴァント】アーチャー:舜天
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%BD%D8%C5%B7
【台詞】「オーバーホール、DX首里城Mk2……ふふ……」
【備考】
舜天王は琉球王国の開祖。首里城もかの王の居城とする伝承がある。
為朝Mk2みたいな存在である舜天にとっては、首里城が燃えたことより再建後にどうなるかの楽しみの方が上なようだ。【都道府県】京都府
【スポット】随心院
【サーヴァント】小野小町(アサシン)
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%be%ae%cc%ee%be%ae%c4%ae%a1%ca2%a1%cb
【台詞】
「ふふ、なんだかゆかりのある場所な気がするわ。そしていろんな恋文が浮かび上がるわね。」
【備考】
https://kyoto-design.jp/spot/3144
小野小町のゆかりの場所の一つであり晩年を過ごしたとされているらしい。境内に小野文塚があり、その文塚には1000通もの恋文が埋められており、お祈りすると恋文上達・文章上達・恋愛成就などの願いが叶うといわれている。
かつて過ごしたその場所を懐かしみながら境内の景色を眺める彼女であった。「此所謂一與一、勇者得前耳(これはいわゆる一対一。勇者のみが前に進む事ができる!)」
【元ネタ】史実 三国演義 三国志平話
【CLASS】ランサー
【真名】張遼
【異名・別名・表記揺れ】文遠(字) 剛侯(諡) 五子良将、八健将(異名) 武廟六十四将(称号)
【性別】男性
【身長・体重】179cm・81kg
【外見・容姿】頭にサイバーな雰囲気のヘルメットを被り、筒袖鎧に身を固めた中華戦士。
【地域】中国
【年代】後漢末期~三国時代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力B+ 耐久B 敏捷B+ 魔力D 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。>>549
【固有スキル】
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
勢い破竹の如し:C+
軍略の亜種スキル。多人数を動員した戦場において、勢いを殺さず兵を猛進させることができる。
張遼はわずか八百の兵を率いて十万と号する呉の大軍を撃退し、武廟六十四将にも選ばれた。
友誼の証明:C
敵対サーヴァントが精神汚染スキルを保有していない場合、相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことが出来る。
聖杯戦争においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。
正史では昌豨の妻子の下を単身訪れ、演義では曹操への降伏を渋る関羽を説得。平話にいたっては孫権を説得し関羽を挟撃させている。
智嚢先生の忠言:B
張遼は三国志平話において智嚢先生と呼ばれ軍師役を務め、演義でも知勇兼備の将軍として描かれる。
本稿では、その理由を外付けの思考拡張用機能付き兜(サイバーヘルメット)である『智嚢先生』にあったのだ、と張遼は語る。
効果は同ランクの軍師の忠言と同様。『智嚢先生』を被る事で、張遼は勇だけでなく知も兼備した名将となるのだ。
なお陳宮は「思い込みとは凄まじいもの。こういうのを現代ではプラシーボ効果と言うのでしたか」とのコメントを残している。>>550
【宝具】
『遼来遼来(りょう、きたり! りょう、きたり!)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:800人
『賊至乃発(賊が来たら開くように)』と書かれた曹操からの文書を開くことで発動する宝具。
かつて共に孫呉の大軍を撃退した800の歩卒(歩兵)を召喚し、自らは白馬に騎乗。
「泣く子も黙る」と謳われた我が名を呼ばわりながら、歩兵と共に決死の突撃を敢行する。
また、張遼の叫びを聞いた敵の精神に強烈な衝撃を与え、敵勢の統率を乱す。
召喚した歩卒は最大で半日までしか維持できないが、退去の際、歩卒の残数に応じて味方の士気とAC(アーマークラス)を大幅に上昇させるバフ効果が発生する。
その本領は派手な突撃ではなく、敵の攻撃を弱めつつ味方の守りを強めるバフ・デバフ効果にこそある。
史実において突撃自体の成果ではなく、それによって上がった士気を以って敵の攻囲に耐え抜いた事の方が軍事的に重要だったように。
同じく十万の軍勢に抗したレオニダス王の宝具が防御から攻撃に転ずるものだとすれば、こちらは攻撃から防御に転ずるものだと言えるだろう。
【Weapon】
『戟』>>551
【解説】
後漢末期~三国時代の武将。丁原、董卓、呂布と仕え、呂布の敗北後は曹操の配下に加わる。
于禁、楽進らと並んで名を馳せた勇将。合肥の戦いでは800人の決死隊を率いて10万と号する孫権軍を撃退した。
演義では武勇は正史ほどではないものの知略での活躍が追加され、知勇兼備の将として描かれる。
†
単于(異民族)を騙し討ちにした聶壱の子孫で、単于の恨みを避ける為に張姓に改めたという。
人並み外れた武勇から丁原に召し出されたが、募兵の為に都を留守にしている間に丁原は呂布に殺.害された為、以後は呂布に仕える。
董卓暗殺後も呂布に付き従い、各地を流浪。
呂布が曹操に敗れ処刑されると、軍勢を率いて降伏し、以後、曹操の配下としてしばしば戦功を立てた。
官渡の戦いの前哨戦である白馬の戦いでは、関羽と共に先鋒を務め、関羽が敵将の顔良を討ち取る助けとなった。
これより前、関羽は張遼に「曹操への恩義を返した後には、旧主の劉備の下に馳せ参じたい」と語っていた。
張遼は悩んだ末に「公は君父、関羽は兄弟(曹操の方が重い)」として曹操に関羽の言葉を報告したが
曹操は関羽の行いを義として咎めず、去った後も追わなかったという。
官渡の戦いの後には夏侯淵と共に昌豨と数か月に渡って戦った後、説得して降伏させた。
昌豨は張遼が単身で妻子に会いに来た事で信頼し、喜んで降伏したが、曹操は我が身を顧みない張遼のやり方を「大将のやる事ではない」と叱責したという。>>552
その後は河北の戦いで袁家の軍勢や異民族を相手に活躍した張遼であったが、赤壁の戦いでは呉の水軍に敗れている。
しかし、赤壁の敗北に乗じて起こった陳蘭・梅成の反乱に対しては
味方の于禁が梅成の偽装降伏に騙されて両者を合流を許してしまったにも関わらず、これらを大破するという功績を挙げた。
なお陳蘭・梅成は天険の上に築いた砦に籠もっており、諸将は大軍を活かせぬ隘路ゆえに力攻めは困難だと言っていたが
張遼は「これはいわゆる一対一というもの。勇者のみは前進する事ができる」という脳筋理論で攻め落としたという逸話が残る。
孫呉の君主・孫権が十万を号する大軍で合肥を攻めると、当時、共に駐屯していた楽進・李典と七千余の兵によってこれを撃退した。
張遼、楽進、李典は皆、不仲であったが、李典が公の事に私情は交えないと明言した事で、協調して事に当たる事ができたという。
この合肥の戦いでは寡兵で大軍を撃退した張遼の活躍が特に名高い。
緒戦において張遼は李典と共に八百人の決死隊を集め、自ら先鋒となって敵陣に突撃した。
一時は孫権を追い詰めるも逃し、取り囲まれてしまったがこれを突破。
さらに包囲されたままの味方を救出するために再度突撃を敢行し、味方を引き連れて包囲を突破しなおしたという。
明け方から日中まで戦い続けた張遼であったが、敵将の潘璋、賀斉が押し返した為、呉軍を完全に打ち破る事はできずに帰陣。
しかし、敵勢の士気を挫くという目論見は成功し、以後十数日に渡って包囲を受けても味方の士気が衰える事はなかった。
その後、孫権は疫病の流行もあって撤退を決断し、自ら殿軍を務めていたが、張遼は楽進と共に追撃をかけ、敵軍を包囲した。
しかし、張遼が孫権の風貌を知らなかった事、敵将の甘寧、凌統らが獅子奮迅の活躍を見せた事もあって
敵軍に大損害を与えたものの、孫権を捕らえる事はできなかったという。>>553
とはいえ、七千の兵で十万の大軍を撃退した張遼の功績は赫々たるものがあり、曹操は大いに壮としたという。
曹操が没し曹丕の代になると、ますます厚遇されるようになり、活躍した八百人の精鋭も皆、虎賁(近衛兵)として取り立てられた。
その後、病に倒れた時には、曹丕は厚く見舞いを送った他、かつての部下であった虎賁(近衛兵)達は引きも切らずに見舞いにやってきたという。
再び孫権が攻め込んでくると、病身ではあったが出陣し、敵将の呂範を討ち取る功績を立ったが、病が重くなり陣没。
孫権は「病身であろうと軽々しく当たってはならない」と張遼を恐れていたという。
†
演義では呂布配下の八健将の筆頭として登場。
呂布が敗れると、呂布を「匹夫」、曹操を「国賊」と罵倒して死を覚悟していたが、関羽の嘆願を受けた曹操に助命される。
以後は命を救われた恩義から曹操には忠誠を、関羽には友情を抱き、彼らに義理を尽くすようになる。
関羽をして「武芸では自分や張飛に劣らぬ」とも言わしめた達人だが、顔良・文醜には遅れを取るなど活躍では一枚劣る印象。
一方、赤壁直後に起こった合肥の戦い(10万の呉軍を撃退した合肥の戦い以前の戦役。史実では本格的な衝突はなかった)では
内通者を逆に利用し、呉の勇将・太史慈を伏兵によって討ち取るなど、知略にも優れた人物として描かれる。
最期は曹丕の南征に随従するも、丁奉の矢を受けて戦死するというものになっている。>>554
【人物像】
勇敢さ、潔さを評価や判断基準の尺度とし、自他共にそれを貫く事を好とする、激烈な求道者。
好悪の情も激しく、自らの美学に沿う人間ならば善悪を問わず尊敬する一方、そぐわないと見た相手を激しく嫌悪する。
史実においては于禁、楽進と不仲であり、趙儼が統制するまで互いにいがみ合っていたという。
厄介なのは、はじめ尊敬していた相手でも、自身の美学に反したと見るや嫌悪の対象へと転じる事。
呂布が曹操に命乞いする姿を見咎めて「潔くない」と侮蔑し、かつては口を極めて褒めていた武周とも些細な事から仲違いしたように。
とはいえ、自らの行いに非があると忠告されれば(それが己の美学に沿う範囲において)改められるだけの度量はある。
己の美学が正義や善なるものだとも考えておらず、自らに課す事はあっても他者に押し付ける事はない。
そうした態度が超然とした雰囲気を醸し出す為か、配下の兵士にはある種のカリスマとして崇敬を受ける。
自らの美学の完遂を目指す一方、社会秩序や倫理的な善悪は二の次なので、悪どい魔術師がマスターでも裏切る事はない。
そもそも個人の好悪のみを理由に主君を変える事を「潔くない」と張遼は判断する。
彼がもしマスターに刃向かうとすれば『そうしなければ自らの美学を貫けない』という(本人としては)緊急事態においてのみである。
尤も、裏切らない事と好意を持たれる事は別の問題。
気難しい彼から嫌悪されず、尊敬の念を受け続けられるマスターは、それだけで英雄の素質を持つと言えよう。>>555
【関連人物】
呂布:かつての主君。抱いていた敬意は曹操への命乞いを聞いて侮蔑へと転じた。
「善悪が問題なのではない。最期に臨んで命を惜しんだ事が問題なのだ。如何に雄才を持とうと匹夫を敬う道理なし」とは本人の弁。
陳宮:軍師としてはあまりに犠牲を是とする傾向から良く思っていなかったが、その最期の潔さは認めており、現在は高く評価している。
また外付け思考回路『智嚢先生』を作成してもらった恩義もある。陳宮からすると「自爆させるのは(まだ)惜しい」ぐらいの評価だったようだが。
諸葛孔明:赤壁の大敗を招いた敵の軍師の一人として警戒する一方、友人の関羽が高く評価していた事もあり、語り合ってみたい相手でもある。
周瑜:赤壁の大敗を招いた敵の軍師の一人として警戒を顕にする。自らに勝る武勇を誇った曹仁をして苦戦せしめた男だ、と。
司馬懿:あまり関係性は深くない。曹丕と親しかったなぁ程度の相手。勇敢ではないし潔くもなさそうだし……
【蛇足】
勢い破竹の如しのランクは蘭陵王(500騎で敵の大軍を打ち破った)を参考にC。
宝具は同じく十万の軍勢を防いだレオニダス王がBランクなのを参考にB。
あと呂布を上回らないように……と公式とのバランスの兼ね合いを考えて、という調整。「ランサー、キュクノスだ。まず最初に言っておく。同名のやつがいるかも知れないが、俺はコローナイの王でありポセイドンの子の方だからな?」
【元ネタ】ギリシャ神話、トロイア戦争
【CLASS】ランサー
【真名】キュクノス
【性別】男性
【身長・体重】183cm・70kg
【肌色】白 【髪色】上が白、下が黒 【瞳色】金
【外見・容姿】白鳥のような優美な美青年だが、どこか闇深い印象を与える。背後に白い翼が生えており、天使にも見えなくない。
【地域】コローナイ
【年代】神代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:B 耐久:A++ 敏捷:B+ 魔力:B 幸運:C- 宝具:A+
【クラス別スキル】
対魔力∶-
「海神の天恵羽衣」を得た代償によって失われている
騎乗:C+++
騎乗の才能。幻想種や野獣を除き、大抵の乗り物を人並み以上に乗りこなせる。 ランサーの場合だとポセイドン由来の生物を幻想種であろうと例外的に乗りこなすことが可能。…普段使うのかコレ?>>557
【固有スキル】
白鳥の写し身∶A
ランサーが漁師に助け出された際に、上に白鳥が飛び回っていたのと、女子のような白い肌と美しい髪を持っていたため、そう名づけたとされている。
その体は上記と同じ美しさと勇ましき完全性を備えており、天性の肉体の効果に加えて男女を問わぬ魅了の効果を発揮可能。
海神の祝福∶B
海神ポセイドンの子であり祝福を受けて産まれた事を表す神性の亜種スキル。
海の上を走ることが出来る他、海の中でも永遠に活動することができる。更に自在に雨を呼び起こすことも可能。
魔力放出(海)∶A
武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。魔力放出(水)の派生スキル。ランサーの場合は父の祝福によるもの。
白光戦線∶B
ランサーはトロイア勢に協力して勇敢に戦い1000人倒したとされ、諸説は異なるがプロテシラオスを討ち取るなどかなりの実力を持つ。
乱戦の心得、心眼(真)、戦闘加速の複合スキル。
過剰なる慢心∶-
自身の美しさと不死身性、そしてポセイドンの子であることを豪語し挑発した結果、死の要因になってしまった。生前の後悔とトラウマもあり、基本的に発動されることはない。
理性蒸発に近いスキルであり勇猛スキルも内包されているが、一種の狂化スキルも含まれており、相手の怒りを買い攻撃力を上げさせ、ターゲットにされてしまうデメリットも持つ>>558
【宝具】
『海神の天恵羽衣(ネプチューン・イスキュローン・プテリュクス)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
父ポセイドンによって生まれつき授けられた不死身の体──それが宝具に昇華されたもの。
武器を用いる攻撃を無効化し、Bランク相当の魔術を無効化する。
Aランク以上の攻撃も、Bランク分の防御数値を差し引いたダメージとして計上し、正当な英雄から宝具を使用された場合は、B+相当の防御数値を得る。
ただし武器を用いない攻撃に関しては無効化することができず、特に自身の生前の死因である絞め技に関してはめっぽう弱い。
副次効果なのかどうかは不明だが、背後に神鉄でできた翼が生えており飛行だけではなくサブウエポンとして使用することが可能。しかし肉体とは違い無敵ではなくダメージを受けてしまうため注意。また、翼のオンオフ機能があるが完全に除去することはできない。
また、白鳥になった逸話からか、自身を白鳥に変化し、敏捷と空中行動にプラス補正がかかる。ただし、白鳥に変化している間は自身の不死性が無効化され、その間に撃破されてしまう可能性があるので状況に応じての使い分けが必要。
『海神の海上白鳥演舞(ネプチューン・ブレイヴスワン・スピラ)』
ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:1000人
アキレウスとの戦闘の際に彼の盾を削ぎ落とした大槍の大投擲。
大槍一点に魔力をまとわせ、巨大な海そのものでできた白鳥を生成。そのままドリル状に回転しながら敵対者に向かって貫くかのように放つ。
また、アキレウスの神造兵器をを大幅に削り取ったからか、かの神造兵器でもない限り大抵の防御兵器だと紙同然のように無効化され、命ごと貫かれるだろう。>>559
『絆断たれし離縁の刃(ストルゲー・ブレイカー)』
ランク:C++ 種別:対縁宝具 レンジ:不明 最大捕捉:1人
ランサーが和解を求めて船を出向したが、テネースはそれを許さず錨綱を斧で切断し二度と会えなくなった事と、この故事にちなんで頑なに拒む人間のことを「テネースの斧で切った」と表現するようになったとされている。それらが混ざり合い、一つの宝具に昇華されたもの。基本的に使用することはない。
斬撃の強さは大斧と同類。だがその効果は縁を断ち斬る物であり、そのダメージを受けた者の幸運判定が発動し、失敗するとたとえどんなに縁深いものであろうと、家族や仲間、協力者などの絆や縁のもの、念話や加護といったあらゆる縁が断ち切られ、サーヴァントの場合だと宝具とマスターの繋がりや契約も断ち切られてしまい、離別の呪に近い修復不可能の効果を与えてしまうなど極めて強力な効果をもつ。
ただし、当然ながら一度に斬れる縁は一つだけであり、完全に全ての縁は切れないが、攻撃回数が増えれば増えるほど切ることができる縁が増えて判定に失敗しやすくなり、全ての縁を切り落とすことが可能。
特に、生前人間関係など問題を起こしてしまったり心に強い迷いを持つもの、執着や愛憎、後悔など強い感情が偏っているものは"縁が揺らぐ"ため失敗の確率が高くなり、断たれたつながりは二度と修復できなくなるだろう。
【Weapon】
『白海の三翼(オストラコ・プテリュクス)』
薄水色の三叉槍に白鳥モチーフが散りばめられており中央が巻き貝のようにドリル状になっている。
『翼』
背後に伸びた白い翼
神鉄製でできており羽の一本一本をミサイルのように飛ばしたり、翼そのものを硬化させて武器にすることも可能。
上記の通りダメージを受ければ失うものの、魔力を消費すればすぐに修復が可能。
うまく応用すれば分離して双剣代わりにしたり、あえて自爆機能を持つ囮として使用することが可能。>>560
【解説】
ギリシャ神話に登場する人物でありトロイアの南方に位置する都市コローナイの王で、海神ポセイドンの子。トロイア勢の勇士の一人であり『白鳥』の名前を意味する。
ランサーが生まれたとき、母カリュケーはキュクノスを浜辺に捨てたが、彼は漁師に助けられ、上に白鳥が飛んでいたのでそれに因んでキュクノスと名づけた。また、彼は女の子のような白い肌と美しい髪を持っていたため、そう名づけたという。
後にキュクノスは成長しトローイア王ラーオメドーンの娘、もしくは彼の息子のクリュティオスの娘のプロクレイアを妻とした。彼女との間に、テネースとヘーミテアーという二人の子供をもうけた。数年後プロクレイアが亡くなったあと、キュクノスはトラガソスの娘のピロノメーと結婚した。彼女はプロクレイアの息子テネースの美貌を見ると恋に落ち、彼に言い寄った。だが拒絶されたので、振られた逆恨みにピロノメーはエウモルポスという笛吹きを証人として夫に、テネースに犯されそうになったと嘘をついた。それを聞き真に受けたキュクノスはテネースとヘーミテアーを箱に閉じ込め、かつての母のように海に流した。
しかしその後キュクノスは真実を知り、ピロノメーを生き埋めにし、笛吹きは石で打って殺した。後に子どもたちがテネドス島に漂着し、テネースが王となっていることを知ると和解を求め船で赴いたが、テネースはその船の錨綱を切り、二度と会うことはなく和解することはなかった。
その後トロイア戦争でキュクノスはトロイア勢に協力し勇敢に戦い、アカイア勢の英雄であるプローテシラーオスを倒し、アキレウスと戦った。ポセイドンの祝福を受けた子であったので、剣や槍など武器の攻撃を受け付けなかった。しかしテティスの子であるアキレウスを見下すなどその慢心が原因なのかアキレウスの怒りを買い素手で殴打された挙げ句、装備の紐で首を絞められて絶命。装備を鹵獲されたその時にポセイドーンは彼の身体を白鳥に変えたという。>>561
【人物像】
輝かしい美貌を持つ見た目とは裏腹に性格は暗く、誰とも関わろうとしないアンニュイな隠れ激情家。生前は自尊心が高く自分の無敵の肉体と美しさ、そして父親の偉大さに惚れすぎて慢心を起こしイキり過ぎた結果、怒り狂ったアキレウスに倒されてしまい、物腰が異様に低く消極的になっている。だがその退廃的かつアンニュイな美しさが逆に人々を引き付けてしまう。
アキレウスに倒されたことについては勝てば官軍負ければ賊軍、負けたら死ぬだけだと割り切っており後悔も恨みもない。ただ、その後のテネスと子供たちのことについて不満げがあり生前のリベンジも兼ねて一言物申したい様子。
子供たちのこと、そして自身を生んだあと捨てた母に関しては強く未練がありトラウマに近い感情を抱いている。その話題に容易に触れてしまうと機嫌悪くなり、最悪の場合癇癪を起こし暴走してしまう恐れがあるので基本的に話したり話題に触れるのはやめたほうがいい。
カリュケーが彼を捨てた理由とその後に関しては語られてはいないが、なんらかの事件に巻き込まれ、子供の命が失うことを恐れ、せめてランサーだけでも生きてほしいと捨てざるを得なかったのか──?
特技:自身の不死身を利用した特攻
好きなもの:シーフード料理、白鳥、海
嫌いなもの:家族(聞くとトラウマ)、逆恨みによる嘘
天敵:アキレウス、カリュケー
願い:我が子への贖罪、母との再会となぜ自分を捨てた理由を知ること
【一人称】俺【二人称】貴公、貴殿、貴様(激情時)【三人称】○○、奴【CLASS】アサシン
【真名】ハサン・サーバッハ
【異名・別名・表記揺れ】惆悵のハサン
【性別】女性
【身長・体重】178cm・53kg
【肌色】茶 【髪色】黒 【瞳色】青(本来の瞳は破壊されており、ここでいう瞳は掌に植え付けられたもの。)
【外見・容姿】自身の顔面を破壊し、髑髏の面を被り、黒いベールに全身を隠した女性。背が高く、極端に痩せている。
【地域】中東
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:A 魔力:C 幸運:C 宝具:E
【クラス別スキル】
気配遮断:A+
アサシンのクラススキル。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
長であるハサンに『匹敵』するレベルの気配遮断能力。>>563
【固有スキル】
静謐:C
静謐のハサンに搭載された肉体改造、妄想毒身のプロトタイプ。体から毒を生み出す能力。自身の安全性を担保した結果出力は大きく劣る。
耀星:C
耀星のハサンに搭載された肉体改造、無想駆体のプロトタイプ。一時的に自身を加速する能力。自身の安全性を担保した結果出力は大きく劣る。
自己改造:C+
自身の肉体に別の肉体を付属・融合させる適性。彼女は若かりし頃自身の唯一の業として掌に魔神シャイターンの眼球を移植した。ハサンとなれなかった老年期には、当代のハサンとして幼子を改造し、また、同様の技術を自身にも埋め込んだ。原理的には後世の狂信者と同様の、ハサンの再現としての肉体改造。
【宝具】
『懸想眼球(ザバーニーヤ)』
ランク:E 種別:対眼宝具 レンジ:100 最大捕捉:100人
『ファティマの手』。両の掌に移植されたシャイターンの蒼い魔眼。
イスラームの護符であるファティマの手は『邪視返し』の効果を持ち、見るという原初の呪いに対しての強い反撃効果を有する。また、イスラームにおいては異教の神の神威を破壊するために像の眼球周辺を破壊するという文化が存在する。これらを複合した、『眼球潰し』の呪い。見たものの眼球周辺を頭蓋骨ごと陥没させる。
掌を向けるだけで発動し、効果範囲は視界全域で、魔力消費もほぼゼロで連発可能。対魔力も貫通し、一般人であれば激痛と出血で死亡する。
が、しょせん目潰しに過ぎず即死効果を持たないため、英雄クラスを相手にするには不足が残る宝具。>>564
【概要】
静謐のハサン・耀星のハサンの時代に存在したとされる、「若いハサンを担ぎ上げた事実上の暗殺教団の長」。厳密にはハサンではない。彼らの時代には老婆であったが、サーヴァントとしては暗殺者としての全盛の肉体で召喚されている。
彼女も若かりし頃はハサンを目指し、顔を潰し奥義を極めたのだが、最終的にはハサンにはほかのものが選ばれてしまう。
その鬱屈から、「若く優れたハサンを擁立し、自身は長老として教団を支配する」という体制を作り上げた。
最終的には「教団の本質を歪めている」として初代山の翁によって首を刎ねられた。山の翁に首を刎ねられたことで逆説的に英霊としての彼女はハサンとして扱われる。(これは幽弋のハサンと同様)
オリジナルハサン案。静謐のハサン・耀星のハサンの時代にいたらしい「暗殺教団の長老衆」がモチーフ。
wiki追加可能です。【元ネタ】トリスタン物語、アーサー王伝説
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】トリスタン
【性別】男性
【身長・体重】186cm・78kg
【属性】秩序・善
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除くすべての獣、乗り物を自在に操ることが出来る。>>566【保有スキル】
竜種改造(剣):A
騎士叙勲の際に伯父王マルクより授けられ、
金髪のイゾルデの血族を殺した折に切っ先の欠けた剣。
韻文トリスタン物語時代には名の語られなかった品が、
散文化されまたオジェ・ル・ダノワの剣と関連付けられる際に
『短くされた』『詰められた』意の名コルタナ(クルタナ、
カータナ、カーテナ、コルテーヌ)を持つに至ったもの。
セイバークラスでの現界ではないため、
これ自体は宝具として登録されていない。
もとより「その一太刀を浴びれば如何な鋼とて叶わぬ」
「過たず思い通りに動き、狙う所へ向かう」という名剣であったが、
アイルランドを荒らした毒竜の心臓を切り裂き止めを刺した事で
強度を更に増すと共に、外付け魔力炉心としての機能を有している。
弱体化(毒):D
アイルランド代表騎士に受けた傷、竜の毒気、そして死に至る毒傷と
幾度も毒に追い込まれ最期を迎えもしたため、毒への耐性が若干低下。>>567
使い魔:B+
初めの一月が終わらぬうちに、
この荒地で犬(愛犬ユダン)は見事に仕込まれ、
吠えずに獲物の跡を追うようになる。
雪の上、草の上、氷の上とを問わず、
もはや獲物を取り逃すことはあるまい、
いかに相手が駿足、敏捷であろうとも。
余人に知られず獲物を仕留めるべく調練した最良の猟犬ユダンと、
語り尽くせぬ万色と美しさを持つアヴァロンの妖精犬プティクリュ。
各々が別方向に高い能力を発揮し、また半独立行動を可能とする。
ただし、一切の愁いを忘れさせるプティクリュの鈴は失われている。
安眠の加護:C-
頭に当てれば誰であれ眠りに就き、除かぬ限り目覚めないイゾルデの枕。
休息の効率を大幅に高めるが、上記の通り他者の助けが無ければ起きられない。
たとえ破滅的な寝相の持ち主でも、この枕のもとでは安静に眠 スヤァ>>568
【宝具】
『陽溜玻璃宮(カエル・ウィディル)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:50人
あの空の高みに俺の帰る大広間があるんです。
ガラスでつくられて、美しくて広いよ。
日の光が四方八方から差し込みます。
空中にあって、雲に支えられてますがね、風で揺れたり動いたりやしません。
その大広間の横に寝室があって、これが水晶と大理石でできてるんだな。
太陽が朝昇るときなんか、部屋全体が光り輝くんだから。
―――オクスフォード本トリスタン佯狂(新倉俊一訳)より
硝子の城館。陽光と熱を蓄え、これを操る事ができる。
狂人を装いコーンウォール宮廷を訪れたトリスタンが語った駄法螺と、
マーリンに学びトリスタンに恋した魔女が贈った、空飛ぶ硝子の塔との混合宝具。
後者を本来曳くものであった、目から火を噴き出す象に加えて
“トリスタンの馬”と伝えられた名馬達が集まって曳いている。
馬のうち一頭であれば、宝具を顕さずとも具現化と駆使が可能。>>569
『はじまりのひとかけら(コルタナ)』
ランク:C++ 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人
アイルランド代表騎士の頭蓋に残り、
仇を示す品としてイゾルデ母娘が保管していた名剣の切っ先。
物証による仇敵判明、風呂場での仇討ち未遂、和解を経たのち
イゾルデより返却を受けた――という事にする――その欠片。
名剣が有した
「如何な鋼とて叶わぬ」「過たず思い通りに、狙う所へ向かう」特性の結晶、
真名を放つと共に対象の急所を目掛け超高速で射出される。
竜血に浸っていない(竜殺し以前に欠けていた)切っ先は
強度において劣り、着弾時の衝撃に耐えられず崩壊するが
それにより“壊れた幻想”としての威力解放も担う。
弾速・威力においては弓兵としての宝具
『痛哭の幻奏(フェイルノート)』にも勝るものとなるが
事実上、一度の現界につき一度しか使えない。>>570
【Weapon】
『黄金の柄頭の剣』
間に剣を置いて眠る甥と妃を見て、二人が無実と気付いた(誤解した)
伯父王マルクが己の来訪と赦しを伝える為に、甥の剣と置き換えた剣。
名剣ながら宝具の域には及ばぬ品だが、真名の有力な手掛かりとなる
“切っ先の欠けた剣”の代わりに用いる事で看破の可能性を下げられる。
『バ○ア○ヘー』
幸いにして、一世代分にも満たないあまりにも浅く狭い歴史のため
無辜の怪物にも至らず、彼の乗騎として具現化する事は無い …無い筈である。
【解説】
金髪のイゾルデの恋人、コーンウォールのマルク王の甥、騎士トリスタン卿
(トリストラム、トリストラント、トリスターノ、ドゥルスト、ドルスタヌス)。
アイルランド王女『金髪の』イゾルデが伯父王マルクの妻となる直前の船旅中、
薬草入りの酒を二人で誤って飲んだ事で恋と肉体関係に落ちてしまった男性。
数少ない例外作品を除いて、最終的には悲劇的な死を迎える事になる。【元ネタ】三国志 三国志演義 晋書など
【CLASS】ランサー
【真名】司馬炎
【異名・別名・表記揺れ】安世(字) 武帝(諡号) 世祖(廟号)
【性別】男性
【身長・体重】170cm・68kg
【外見・容姿】羊の角を持つ男。髪が地面に届くほど、腕が膝にかかるほど長い。皇帝の象徴である冕冠と袞服(玄衣纁裳とも。黒色の上衣に赤色の裳が特徴)を着用。
【地域】中国
【年代】三国時代~西晋
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。>>572
【固有スキル】
皇帝特権:B
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。
沈着冷静:C
如何なる状況にあっても混乱せず、己の感情を殺して冷静に周囲を観察し、最適の戦術を導いてみせる。
精神系の効果への抵抗に対してプラス補正が与えられる。特に混乱や焦燥といった状態に対しては高い効果を発揮する。
司馬一族の権力が背景にあったとはいえ「寛恵にして仁厚、沈深にして度量あり」と高く評価された。
禅譲されし帝位:A
前王朝の支配者から禅譲を受ける形で新たな王朝を築き上げた者が得るスキル。
禅譲させた王朝に属していた相手に対処する際、自分に有利な補正が与えられる。
司馬炎の場合は三国時代の魏(曹魏)に属した事がある相手に対して優位に立つ事が出来る。>>574
【宝具】
『騶虞幡(すうぐばん)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
晋王朝で最も重んじられたとされる信幡(幡旗)。皇帝の分身のように扱われ、詔勅を凌ぐ権威を有していたという。
危機的状況に陥るとこれを用いて皇帝の旨を伝え、あるいは用いて戦闘をやめさせた。
これを見た者はひれ伏して動かないというのが晋朝の法令であった、と『廿二史箚記』は記す。
司馬炎の没後、内憂外患によって晋王朝が混迷に向かう中、この幡旗によって状況を打開した事例は多々あった。
しかし、乱用されるにつれてその権威も薄れていき、効力も薄れていった。
宝具としての騶虞幡の効果は、晋朝皇帝の権威を象徴する分身としての機能を昇華させたものとなっている。
すなわち、真名を解放した状態の騶虞幡を見た者に、中華帝国の国威に等しい重圧を与え、ひれ伏した状態で動けなくさせるのである。
しかし、乱用された事で権威を薄れさせた史実をなぞるように、使用すれば使用するだけ宝具としてのランクが低下し、与える重圧も軽くなっていく。
また、重圧を跳ね除けられるだけの王気(王属性)を有する者にも効果が薄れる。
良くも悪くも西晋の権威と没落とを象徴する宝具とも言える。
この宝具を運用する場合、過去の二の轍を踏まぬように乱用を控え、ここぞという時のみ用いる戦略が必要となるだろう。
ちなみに騶虞とは仁徳をもった君主が現れたときに姿を見せる瑞獣であり、仁獣とも称される。>>575
【解説】
三国時代を終わらせ、中華を統一した晋(西晋)の初代皇帝。晋の武帝。
司馬懿、司馬師、司馬昭らの築いた司馬一族の権力基盤を受け継ぎ、曹魏より禅譲を受けて皇帝となった。
孫呉を滅ぼして三国時代を終わらせたが、八王の乱や西晋の滅亡、五胡十六国時代の到来は本を正せば司馬炎の失政が原因だと評価される。
†
司馬昭の子として生まれ、司馬家の貴公子として重職を歴任。
司馬昭が帝位を伺い、着々と地盤を固めていくと、その子である司馬炎はその後継者と目されるようになった。
一説によれば、司馬昭は兄の子であり評判もいい司馬攸を後継者にと考えていたが、重臣たちの反対により司馬炎が後継者にされたという。
司馬昭の没後、曹魏の皇帝である曹奐に帝位を禅譲させ、晋王朝(西晋)の初代皇帝となる。
かつて三国鼎立の一角を占めていた蜀漢は魏によって滅ぼされた後であり、残る孫呉も暴君・孫晧の乱政によって弱体化しており、
司馬炎が杜預らを用いて孫呉を滅ぼした事で三国の統一が成し遂げられた。
統一後の晋王朝では、以前の王朝である曹魏に対する反動や、司馬一族が諸生の家である事を鑑みて
儒教の教え――礼教に基づく政治体制が志向された。
しかし、西晋の統治は順風満帆ではなく、曹魏の時代からの問題が根深いものとなって司馬炎を苦しめた。
特に大きな問題は二つ。一つは司馬懿の時代から尾を引いていた臣下たちの権力の強さ。もう一つは異民族の問題である。>>576
司馬一族の帝位簒奪への道は司馬懿がクーデターを起こして曹魏の皇族である曹爽一派を誅殺した事から始まるが、
曹爽一派は中央集権を志した一派であり、それをクーデターによって排斥した事は、臣下である名士たち(豪族たち)の力を強める事となった。
司馬懿自身も名士の一角であった事から、積極的に名士たちの権力拡充(裏を返せば皇帝権力の弱体化)を図り、その子である司馬師、司馬昭も名士たちを懐柔する必要性から司馬懿のやり方を踏襲した。
結果、司馬炎が帝位についた後も、名士たちは各々が強い権力を有したままであり、しかもその多くは私利ばかりを追求する門閥貴族となりつつあった。
皇帝とは言いながら、その実態は同輩たちの第一人者という立場に毛が生えた程度のものだったのである。
司馬炎が孫呉の討伐を志しても、彼らの多くは自らの利益とならない事から慎重論を唱えて反対した為、ごく僅かの忠臣と内々の密議を行って作戦を練らなければならなかった(そしてそれ故にますます反発を受けた)という逸話もある。
司馬炎は寛大な人物であったとされるが、寛大に振る舞わざるを得なかったという側面もあるだろう。
蜀や呉の旧臣達の登用についても、有為の人材の確保や人心の収攬という目的だけではなく、魏の時代からの臣下に対抗するためという側面もあったと思しい。
また、異民族の問題は蜀、呉がもたらす害より甚だしいものであった。
曹魏の時代より匈奴・鮮卑といった北方異民族は中華に移住してきており、曹魏王朝は兵力・労働力としてこれを用いた。
しかし、これらの政策は異民族の勢力の伸長や治安の悪化、民心の荒廃と表裏一体でもあり、中華の文化や価値観でこれを統御する事は難しくなりつつあった。
自派閥の権益ばかりを追求して本音では皇帝を軽んじている名士=貴族層と、制御しきれない異民族の流入。
晋王朝はその始まりからして暗礁に乗り上げていたのである。>>577
これに対し、司馬炎は軍縮によって財政と民心の健全化を図りつつ、皇帝と縁が深い皇族達を各地の王に封じて軍権を与えて藩屏とした。
この政策は、上述の問題に対処しつつ、皇帝権力を子々孫々に至るまで盤石なものとするためのものであったが、結果的には裏目に出て中華を滅ぼす爆弾となった。
軍縮は異民族の横暴や離反、軍事面での異民族への依存を招き、ますます民心を荒廃させた。
また皇族を各地の王に封じた事は皇族間の争いを誘発し、名士=貴族層や異民族もこの争いに乗じて権勢を拡大するべく皇族たちを煽るという結果を招いた。
司馬炎の没後、八王の乱と五胡十六国時代という三国時代よりも悲惨な戦乱の時代がやってくるが、その端緒は司馬炎の政策にあったと言って良い。
司馬炎自身も有能とは言い難い皇帝であった。
特に皇族であり輿望の高かった司馬攸を支持者もろとも徹底的に粛清した事と、愚昧な司馬衷を後継者に据えた事は、西晋の滅亡を決定づけるものであった。
司馬炎からすれば司馬衷の今後を危ぶんでのものであり、また皇帝権力を固める狙いもあったが、
そもそも司馬攸が(司馬炎の立場からすれば危険なまでに)輿望を集めたのは、
後継者である司馬衷の暗愚ぶりに朝野が未来を不安視した結果であり、元はと言えば司馬炎の撒いた種であった。
一説には司馬衷を後継者にした理由は、司馬衷の子であり英邁だった司馬遹に西晋を託したいという考えた為であったとも言うが、
司馬炎の没後、司馬遹は司馬衷の后である賈南風によって弑された為、その願いが果たされる事はなかった。
尤も、司馬遹も長じた後は遊び呆ける俗物となっていたとも言われており、司馬遹が生き延びたとしても西晋の未来は暗かったと思われる。>>578
余談ながら司馬炎は好色漢であり、広大な後宮に万余の子女を集めていたという。
そして夜毎に羊に車を引かせて後宮を回り、羊が止まった部屋の宮女と一夜をともにしたという。
宮女達は皇帝を来訪させる為に、部屋の前に竹の葉を挿し、塩を盛る事で、羊の足を止めさせようとしたという。(これが盛り塩の起源だとも)
そうした逸話が概念として霊基に混交されたのか、英霊としての司馬炎は羊の角を持ち、好色で、盛り塩に惹かれるという特性を持つ。
尤も、司馬炎の漁色は単なる情欲の故ではなく、有力な一門と司馬氏とを結びつけるという政治的な側面もあった点は考慮すべきだろう。
【関連人物】
諸葛孔明:司馬炎が蜀の旧臣に諸葛亮の治政について聞いた時「立派だ。わしがこの人(諸葛亮)を手に入れて自分の補佐役にしていたならば、今日の苦労はなかったであろう」と述べたという。
晋王朝の臣下が建前では儒教道徳を唱えながら、実態においては非違・貪婪な者ばかりだった事を考えると、この言葉は本心であろう。
司馬懿:祖父。司馬一族が帝位に就くまでの道筋を立てた人物であり、晋の宣帝と追号した相手。
司馬炎からすると尊敬と恩義と恨みが入り交じる相手。あなたが権力を分散させた所為で帝位に就いた後は散々苦労したんだ、と言いたいが、儒教道徳を重視するために言えない司馬炎であった。
アショカ王:彼の名に由来する中華の仏教寺院である阿育王寺(阿育王山広利寺)は司馬炎の時代において建立されたものだという。
伝説ではアショカ王が世界各地に8400あまりの仏舎利塔(釈迦の遺骨を分骨して納めた塔)を建設したとされ
中華圏においては19の仏舎利塔が建てられていたという。
阿育王寺の仏舎利塔はかの王の時代から現在まで現存する、中国では唯一の仏舎利塔だ、とも。【出典】史実・Fate/Samurai Remnant
【CLASS】キャスター
【真名】土御門泰福
【異名・別名・表記揺れ】天社宮
【性別】男性
【身長・体重】168cm・54kg
【外見・容姿】顔を呪符で隠した平安貴族めいた痩せぎすな男。
【地域】日本・江戸
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:A+ 幸運:B 宝具:EX
典型的な魔術師ステータス。戦火のない時代の人物なので格闘系ステータスは皆無。
【クラス別スキル】
陣地作成:A
キャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。陰陽師として都市規模の結界を張ることが可能。
道具作成:C+
キャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成可能。安倍晴明以来の魔術道具についての知識は失伝しており、見よう見まねで不完全なものを作るに留まる。逆に言えば、魔道具の咄嗟のアレンジには優れる。
【固有スキル】
造暦:B
貞享改暦。土御門家の悲願であった、暦を作成する権利。魔術的に暦を書き換えることで、特定の日付でしか発動できない魔術をいつでも発動できる。逆に、日付を操作することで他の魔術師に干渉することも可能。あくまで魔術的な日付の概念が入れ替わっているだけで、天候や季節を操る大魔術ではない。>>580
【宝具】
『天社宮司天監(てんしゃぐう・うらのつかさ)』
ランク:C--~A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:50人
元ネタ:土御門泰福が霊元天皇から賜った「天社宮」の宮号と、それに伴い自称した「司天監」という称号。また、術式の由来は「土御門神道」から。
応仁の乱に伴い安倍晴明伝来の典籍は焼失・失伝しており、陰陽道は完全に崩壊、その後代々の土御門は神道や仏教、道教、儒教の陰陽道由来と思わしい知識から復元を図っていた。それは、天才・土御門泰福の手で再興を成す。
断片的な知識から再構成された疑似思想鍵紋。
先祖たる安倍晴明や仙人の最上位にも匹敵する術式を組み上げる/汲み上げることができるが、ガラクタから組み上げたようなものなので結構な確率でエラーを吐く。
また、多様な魔術基盤を同時利用する性質は混沌魔術に極めて近く、外部の魔術師が機序を理解することや干渉することが極めて困難であるメリットも持つ。
……この宝具の宝具たる所以は、その『断片的な知識から再構築された』ことそれ自体。
例えば聖杯戦争において平安の陰陽師や異教の魔術師、あるいは本物の神や仙人になど出会おうものなら、それらを見よう見まねで取り込んでさらに完成度を上げることができる。
『盈月(えいげつ)』
ランク:EX 種別:聖杯宝具 レンジ:測定不能 最大捕捉:測定不能
安倍晴明が未来を見たことで作成し、土御門家に伝わる「聖杯」。
サーヴァントが聖杯及び聖杯戦争のシステムを持ち込むという重篤なルール違反宝具。
だが、中身は空で、聖杯戦争の準備自体されていないなど、基本的に単独では機能しない宝具。
完成度の低い亜種聖杯戦争や、何らかの重篤なエラーが発生した聖杯戦争に限り、聖杯のシステムそのものに不正アクセスすることが可能だったり不可能だったりする。>>581
【概要】
Fate/Samurai Remnantのキャスターのマスター、土御門泰広の息子に当たる人物。
だが、歴史上、「陰陽師」としての技量・名声においては、無名の偉人でしかない父親を大きく上回る。
安倍晴明の末裔である土御門家は、数百年の歴史や応仁の乱などの度重なる戦火によって陰陽道の知識・典籍の大半を失っており、祖父の泰重の代には陰陽頭の地位すら傍流の幸徳井家に奪われてしまっていた。
泰福は幸徳井家の後継者が年若いことを理由に陰陽頭を奪取。さらには江戸最高峰の神道家である山崎闇斎に学び、神道儀式によって足りない部分を補うことで陰陽師の儀式を再建、「土御門神道」として成立させた。
また、同門の暦学者にして囲碁棋士である渋川春海と協力し、日本初の暦、貞享暦を成立させた(それ以前の暦は中国のものを用いており、時差が存在していた)。これにより土御門家の悲願であった造暦権を獲得した。
土御門家中興の祖である、江戸時代最高の陰陽師のひとり。
【関連人物】
土御門泰広:父。正確には出生に異論が多く、その弟である土御門隆俊が父親であるとする説もある。
安倍晴明:祖先。偉大な魔術師であり、彼から受け継いだ知識や基盤も多く存在する。が、戦火や歴史によって失われたものが9割を占める。彼ら土御門の悲願は、それを取り戻す旅でもある。
織田信長:母親が織田家であり、遠縁の親族に当たる。曽祖父が織田信長の弟、織田信包三十郎である。
江戸最高の陰陽師の一人、父親より偉人としての強度が強いけど触れられてない土御門泰福(つちみかどやすとみ)です。
wiki追加、SS使用可能です。【元ネタ】アーサー王伝説(『礼儀正しきギロン』『メルランの予言』等)
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ダグネ(ダゴネットオルタ)
【性別】男性
【身長・体重】190cm・84kg
【属性】中立・狂
【副属性】地
【ステータス】筋力B+ 耐久B+ 敏捷B+ 魔力D+ 幸運D+ 宝具E~B
【クラス別スキル】
狂化:A
理性の大半が欠け、暴走の危険性を持つ事と引き換えに
全能力値が強化されている。暴走時の抑制には幸運判定が必要となるが、
生前の逸話から、狂ってなお残る敬愛を刺激する一声によって
一時的に落ち着かせ、追加の暴走停止判定を行う事ができる。
「アーサー王がいらっしゃったぞ!」>>583【保有スキル】
完全なる騎士(狂):A
アーサー王伝説群に彼が初めて現れた時、
「気がふれていて、誰よりも臆病」との説明と共に述べられた
「欠陥が無い(完璧な)騎士」とする不可解極まり無い語り。
かつて正気であった頃はそれを実際に体現していた、とする
作品知名度の比較的低い物語での面が強く出ている現界。
狂ってなお常軌を逸した武勇を発揮した“そちらの”彼は
狂気のもとでも武技を保ち、間欠的に理性の片鱗も発揮する
……戦い方は狂人そのものだし、理性もアテにはできないが。
“完全に正気であった頃の彼”であれば無窮の武錬に近い効果を、
“弱い(一般的な)ダゴネット”がもしもこれを持つのならば
世にも奇妙な効果を発揮するだろう。
頑健:D
耐久値の向上、攻撃を受けた際の被ダメージ減少。
半裸で完全武装の騎士に勝るほか、厳冬期にずっと半裸でいる事、また
平気で酷寒の川の深みへ入って行く事への驚愕が繰り返し語られている。>>584
愚者の見識:B
かつて最高の賢者とされた一人、
いまや最悪の愚者とされる者にして
しばしば予言を語る者として物語世界に現れる“狂人”の一人。
相手の性格・属性を見抜く眼力。
言葉による弁明、欺瞞を素通りして真実を射抜く
……その自覚が彼にあるかは別問題なのだが。
苦抱き散る逆棘の剣:C
騎士は徒手にて殺す。
組み合い・武器落とし/奪取 判定へのボーナス、および
奪い取った武装への自身の武装としての属性付与。
『騎士は徒手にて死せず』のような宝具化の域には及んでいない。
自身に次ぐ猛者でもあった男と、彼は武具を一切持たぬままに戦い始め
奪い取った剣を逆に、柄でなく先端を握って振るい撲殺したという。>>585【宝具】
『代行特権(フォール)』
ランク:E~B 種別:対人宝具 レンジ:0・1 最大捕捉:1個
Patricius Arthurus Britannie, Gallie, Germanie, Dacie, Imperator.
ブリタニア、ガリア、ゲルマニア、ダキアの皇帝なるパトリキウス、アルトゥールス
―――『アーサー王の死』序より、赤い封蝋に残る玉璽のラテン語文
偽王妃事件時の宮廷について『メルランの予言』が語る所、
胡乱な状態にあったアーサー王はダゴネット卿に宮廷管理を任せたという
(これが既にして王の異常ぶりを示している)その際に彼へ託された玉璽。
意外にもダゴネット卿の運営はそう滅茶苦茶という事もなく、
ちょうどその頃に起こった外敵の侵攻を首尾よく退ける事さえできていた
……ただ一点、国庫を涸れさせかけた破滅的蕩尽ぶりを気にしなければ。
王に属する能力・権限・品物を、一時的に使用する事ができる。
ただし王自身が用いる際に数倍する魔力消費が要求され、
かつ王自身が用いる場合と比べ威力・効果は一~三ランク落ちる。>>587
【Weapon】
『ズボン』
彼はこれしか身に着けていない。とはいえ与えられれば素直に服を着る
……のだが、ちゃんとした服装を整え終えたとき彼は普段以上に狂乱し、
脱ぎ捨ててその場を走り去ってしまう。
より一層問題なのは、実際にそうなる時まで
彼自身もこの性質を把握していない(毎回忘れる)事である。
当然ながら、真名と生前の逸話から推測するのでもない限り
マスターもその時までこの事実を知る事はできない。
生前の彼は、完全な騎士装備を整えると普段は薄れている記憶が蘇り、
耐え難い過去に最早向き合えぬ彼は余計に狂乱し全てを投げ捨てたという。
『苦抱き散る逆棘の剣』
スキル欄でのエピソードで奪ったその剣。
そこそこの名剣ではあっても、性能・能力的に特別なものではない。
記憶が蘇った彼にとっては悲喜両面を強烈に刺激する品であり、
真っ先に、全力で投げ捨ててしまう。>>588
【解説】
十三世紀半ば近く『パラメデス(パロミデス)』の後半部、いわゆる
『ギロン・ル・クルトワ』部に語られる、狂えるダグネ(ダゴネット)の物語。
既存作品とは異なりかつて最優の騎士の一人であった者として彼を描き、また
既存作品が全く触れなかった(それが生来であったのか後天的かも語らない)
「彼は如何にして狂人/愚者となった(呼ばれた)のか?」を物語るもの。
泉の傍らで、ズボンだけを纏う男と武装騎士が戦うのを、ヘルヴィ卿は見た。
「故なく襲って来た狂人から助けてくれ!」と求めて来る劣勢の騎士、対して
「非武装の自分と戦う武装騎士こそ不当と思わぬか?」と主張する半裸の男。
いずれが正しいか迷うヘルヴィの前で騎士は殺され、男は死体を見て微笑む。
この様子に「やはり半裸男の方が悪人だったか」と思うヘルヴィ卿であったが
自身も武装騎士であり、非武装の男と戦う事は躊躇われ、追跡するに留めた。
男は死者からはぎ取った鎧と廃屋で手にした馬や楯で完全な武装を整え、これで
ヘルヴィとの戦いが成り立つかに見えたが、突然狂乱して武具を脱ぎ走り去った。>>589
ヘルヴィ卿は数々の奇行・凶行・不可解な行動を目にしながら狂人を追い続け、
そして出会った従士達と、訪れた城の者達により、彼の素性が明らかとなる。
彼の名はダグネ、かつてログル王国で最も優れ賢明な騎士に数えられた人物。
親友『棘の』ヘリオールと共に参加した馬上試合で主催者の美しい娘を恋し、
功績をあげて結婚を許され、共にダグネの領地へと向かった。その時の事。
道中に出会った騎士が彼女を見初め、その身を賭けて決闘を挑んで来た。
ダグネは同行していたヘリオールに新妻の身を委ねて死闘を始めるのだが、
ヘリオールもまた彼女を恋しており、攫って逃げてしまった。愛する新妻と
長く共に在った親友の双方を失い、追跡も無為であった時、彼は狂ったのだ。
そして城の(結局行方が語られない、ダグネの妻の故郷であった)人々が
ヘルヴィから話を聞いてわかった事だが、持っていた楯の特徴からすると、
泉の傍らでダグネに殺されたあの騎士こそはヘリオールだったのである。【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【他クラス適性】バーサーカー
【別名】霊属のアサシン
【真名】デルフィーン・ラローリー
【表記揺れ】マリー・デルフィ―ン・ラローリー、マダム・ラローリー
【性別】女性
【地域】アメリカ
【属性】混沌・悪
【副属性】人
【その他特性】人型、ヒト科
【ステータス】筋力:C 耐久:E 敏捷:B 魔力:D 幸運:B 宝具:B
【クラススキル】
気配遮断:C
アサシンのクラススキル
自身の気配を消すスキル。隠密に適するが、攻撃体勢に移るとランクが大きく落ちる。
【保有スキル】
拷問技術:B
お馴染みのスキル
卓越した拷問の技術を示す。拷問器具を用いたダメージにプラスの補正がかかる。>>591
仕切り直し:D++
お馴染みのスキル
戦闘から離脱する能力を示すスキル。また、不利な戦況を初期状態にまで戻す。ラローリーの場合は撤退に特化している。
精神汚染:B
お馴染みのスキル
精神を病んでいるが、通常のバーサーカーに付与される狂化とは異なり、他者の痛みを感じ取れず、周囲の空気を読めないため、精神的な防御力として働く能力を示すスキル
ラローリーは普段は一見するとまともな精神を有しているように見えるが、特定条件下においてはそのまともそうな精神状態が崩れ、途端に常軌を逸した思考に陥りやすくなる。
社交界のカリスマ:A-
カリスマ系派生スキル
ラローリーはその美貌や高貴な立ち振る舞いから当時アメリカの上流階級の人々から脚光を浴びていたことから備える、特に高貴な身分の人に恩恵を与える特殊なカリスマ性。
麗しの貴婦人:C-
マリー・アントワネットのスキル「麗しの姫君」の亜種と思しきスキル
統率力とは別に備える、人を惹き付けるカリスマ性を示す。ラローリーの場合は、とりわけ政治的な交渉を目的な身分の高い人物達を惹き付けやすい。>>592
奴隷飼い:A
コロンブスのスキル「コンキスタドール」とも近しい側面を持つ、奴隷を有することに長けた手腕を示すスキル
既に誰かに従属していない他者或いは動物などに対して、魔力を消費して隷属の契約を結ぶことができる。
使い魔を増やす意味合いに近く、自身がマスターとなって新たにサーヴァントを従えるほどの戦力強化は通常では考慮されない。通常の聖杯戦争などにおいてマスターを持つサーヴァントを隷属させることは不可能だが、逸れの身となるなど場合、他にも条件が存在するが、それらを全てクリアした場合にはサーヴァントの隷属化もできる。
【宝具】血の惨劇秘される死霊邸(グローン・クルーエル・アティック)
ランク:B 種別:対陣宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:75人
ラローリーがひた隠しにし続けていた奴隷達への嗜虐・拷問行為によって、犠牲となった者達の幽霊が彷徨い、彼らの悲鳴や断末魔が聞こえるなど怪奇が絶えないという、悍ましい幽霊屋敷ラローリー邸を造り上げる宝具。
屋敷の中は濃い瘴気に満ちており、足を踏み入れただけで恐怖と重圧が圧し掛かる。また、中は無数の死霊たちが蠢いており、内部に敵が現れると屋敷から逃れるための肉体を魔力ごと乗っ取ろうと襲い掛かってくる。特に生者に対して反応しやすく執拗に狙われやすい。
なおラローリーの通常攻撃手段として、この邸宅の扉と空間とを繋げ、内部から死霊の群れを喚び出したり、宝具の一部のみを使うこともできる。
【Weapon】鞭、針、死霊
【因縁(ありそうな)キャラ】
エリザベート&カーミラ…若い女性たちへの拷問を残虐な嗜虐趣味として繰り返した有名な人物。表の顔は貴族・上流階級という点でも似通っている。拷問談義で盛り上がる模様。
ジル・ド・レェ(キャスター)…晩年には少年たちを攫っては残虐な拷問の末命を奪うという非道を繰り返した人物。こちらもまた貴族・上流階級であった点が共通している。
コロンブス…奴隷の扱い、というより労働力としての奴隷の使役に対して並々ならぬ情熱を注ぐコンキスタドール。奴隷の取り扱い方に関して、ラローリーの趣味の為に無闇に奴隷たちの身や命を浪費するような真似は到底受け入れ難いものとして軽蔑している。>>593
スパルタクス…奴隷解放のため戦った剣闘士の反逆者。言うまでも無く人間的相性は最悪。詳細な割合は不明ながらラローリーへの圧制者パラメータは高い数値を叩き出していることは間違いない。
武則天…様々な拷問技術に精通する人物。だがあくまで武則天の場合は趣味目的の私的行為ではなく、罪人や政敵たちに対して行われる情報捜査などを主目的とした公務であるため価値観などは全く異なる。それはそれとしてラローリーとしては拷問という一点に話題が絞られれば、技術について意見交換などを期待している。
ドレイク&エレシュキガル…亡霊(ガルラ霊)達を従えるサーヴァント。ラローリーとは違い、彼女らの場合は生前の部下や仲間たちであったり、主として統べる冥界に住まう、守るべき民同然の存在であったりと、比較的良好そうな関係性であることが想像できる。
テオドルス・ヴァン・ゴッホ…世界中にその名を轟かせる幽霊屋敷ウィンチェスター・ミステリーハウスを微小ながらも特異点化させた、「極大霊障建築A.C.L.」の直接的黒幕。ラローリー邸では合衆国の幽霊屋敷としての知名度について、こちらには流石に及ばない。
【解説】
19世紀初頭、当時まだ合法に奴隷使用を認められていた時代のアメリカで、自身の所有する黒人奴隷を何人も虐待・拷問し死に至らしめ続けた連続殺人犯。
普段は上流階級のソーシャライトの麗しの貴婦人として上流階級者の社交界で顔を知られていた女性。しかし、その裏では夜な夜な自宅の屋根裏の秘密部屋に奴隷を連れ込み、彼らが自身の奴隷であること良いことにまるで玩具のように弄び、激しい拷問や虐待を与え命をも奪う残虐趣味に耽っていた。周囲の人々はラローリーが頻繁に代わる代わる別の奴隷を連れていたことを奇妙に思っており、家の近所の人々も彼女の家から夜通し絶叫が聞こえてくることもあったという。次第、ラローリーの周りに様々な悪い噂が飛び交うようになり、彼女の家の近くでは奴隷の幽霊が全身血塗れで、臓物の飛び出し、目口を縫われた無惨な姿で現れるというものまで立っていた。>>594
結局ある時、ラローリーの屋根裏部屋から命辛々なんとか必死に逃げ出した奴隷の1人がラローリー邸に火を点け、自ら消防隊員を呼んだのをきっかけとして、駆け付けた隊員が屋根裏部屋へ突入したことで全ての悪事が露見。この事件はアメリカ広域に震撼し、事件を知った怒れる群集達がラローリー邸まで詰め寄ったが、彼女はそれに乗じて隙を見て、逃亡を図り最期まで姿を晦まし果せた。最終的にはパリに落ち延び、そこで1842年に最期を迎えたとの説がある。
ラローリー邸はその後、全焼を免れアパートへと改築されることとなったが、その改修工事で生き埋めとなっていた75体の奴隷の遺体が床下から見つかったという。時が経つに連れ形を変えつつも、ラローリー邸は今なお在り続け、様々な怪奇現象や謎の呻きや叫び声が聞こえると噂されるアメリカ有数の幽霊屋敷となり、観光スポットとして人気を得ている【元ネタ】旧約聖書『ダニエル書』、『ダニエル書 補遺』
【CLASS】アーチャー
【他クラス適性】ルーラー、キャスター
【別名】最古の探偵アーチャー
【真名】ダニエル
【表記揺れ】ベルテシャザル
【性別】男性
【地域】イスラエル
【属性】秩序・善
【副属性】地
【その他特性】人型、ヒト科
【ステータス】筋力:D 耐久:A 敏捷:C 魔力:A 幸運:A 宝具:A
【クラススキル】
対魔力:A
アーチャーのクラススキル
魔術に対する抵抗力を示すスキル。一定ランクまでの魔術を無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。A以下の魔術であれば全てキャンセルするため、事実上現代の魔術師ではダニエルを傷付けられない。
単独行動:B
アーチャーのクラススキル
マスターからの魔力供給を断っても、暫く自立できるスキル。>>596
道具作成:C
本来はキャスターのクラススキル
魔術により魔力を帯びた様々な道具を作り上げるスキル
ダニエルの場合は爆弾を作り上げるための素材を作成することに特化している模様。
獣避けの加護:A
アルヴァヤタ・ヴェ・ラー・ハッベルー・ニー。
後述の宝具【我は神によってのみ裁かれる】の一端がスキル化したものであり、野生生物や魔獣から認知されなくなるという能力を示すスキル
一応ダニエル自身の意志で効力の強弱を調節できるが、完全なオフ状態にはできないため、若干動物から懐かれにくい体質になってしまっている。
使い方次第では攻勢でも転用でき、野生生物や魔獣の類相手であればアサシンクラス以上に気配を完全に遮断したまま戦闘も行える。
火避けの加護:D
ラー・ヒトハラフ。
後述の宝具【我は神によってのみ裁かれる】の一端がスキル化したものであり、炎によりその身が燃えず焼かれないという能力を示すスキル
たとえ火の海の真ん中を通ろうとも、火の方が勝手にダニエルを避け燃えることはない。しかし借りものスキルであるためランクは高くなく、燃えはせずとも熱まで完全に退ける事は適わず、多少焼け焦げにくくなっている程度。>>597
神性:C
神霊適性を持つかどうかを示すスキル。
ダニエルは裁判の守護聖人としても扱われる。
【保有スキル】
竜殺し:C
ジークフリートと同様のスキル
竜種を仕留めた逸話を持つ者に備わるスキルであり、竜種と対した時攻撃力、防御力の大幅な向上効果がある。
神の加護:A+
ダビデと同様のスキル
ダニエルの場合は神に愛され祝福された優れた容姿と智慧がスキル化したもの。当時バビロニアの法術士や博士といった賢人の10倍と謂わしめる程の智慧を有していた。
仮説推論(偽):D
シャーロック・ホームズのスキル「仮説推論」の派生スキル
本来の「仮設推論」スキルではアブダクション。論理推理、広義的には結論から前提を推理する方法である帰納法の一種のスキルであり、論理学における推論そのものを意味するスキル。
ダニエルの場合は、「世界最古の推理小説」の主人公であることから、神からの加護や祝福が変容し、結果的に似たようなことを再現可能な擬似的スキルとして獲得している。>>598
啓示(預言):A+
お馴染みの「啓示」スキルの派生スキル
本来の「啓示」スキルは、「直感」(第六感)スキルとは似て非なるスキルであり、目標達成の為に最適な道を選べるスキル。単独で行動する場合支障は無いが、集団で行動する場合、「なぜそうするのか」という具体定期根拠が無いため、他人からは信用されにくく、説明し難いという欠点もある。
しかし、本スキルにおいては「千里眼」スキルに近しく、お伺いを立てることにより、絶対ではないが任意のタイミングで未来の出来事を知ることができることがある。
ガブリエルの助言:EX
より解明困難な謎でありながら、その謎が世界存続の危機と直結するものであった場合や大いなる高次元の存在の手によるものであった場合に、大天使ガブリエルの助言を請うことができる。
【宝具】我は神によってのみ裁かれる(ベルテシャザル)
ランク:EX 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
ダニエルの別名「ベルテシャザル(ベルテシャツァル)」は「神は私の裁判官である」を意味する言葉を由来とする、神からの様々な祝福・加護を示す(常時発動型)宝具。
『ダニエル書』にてダニエルやその仲間たちに与えられた様々な加護や祝福が英霊となった後にも受け継がれたものであり、ダニエル自身が味方と認めた相手にも任意で同様の加護・祝福を共有し分け与えることができる。
神から加護・祝福を賜わる者は、神や天使以外からその身を傷付けられることのない肉体を得る。すなわち、神霊やそれに属する存在、神性を有する存在、神に由来する武具といったもの以外の攻撃に対してほぼ絶対的な防御力を宿す。しかし、それは所謂該当条件の如何なる攻撃も完全無効化する類のものではなく、それらの攻撃がダニエルや加護を分け与えられた者を逸れて回避させるというもの。これは必中効果を持つものであろうと、神と関係が無いのであれば、この宝具の前では発揮されない。
また、ダニエルは知り得た情報の真偽について鑑定することができる。相手が嘘を吐いていればそれを見抜くことができるのは当然だが、相手が真実だと思い込まされた虚偽の情報や或いはその逆で偽に扮した真の情報を暴くことも可能。>>599
【宝具】約束された終末の一幕(アーイル・ゼフィール)
ランク:A- 種別:対国宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:150人
ダニエル自身が幻視した夢に登場する、それぞれ異なる長さの二角を有する雄羊と眉間に一本角を携えた雄山羊を現実に幻想種あるいは魔獣の類として具現化させる宝具。
見た目こそ普通の羊や山羊と然程変わりはしないが、大きさからして大型動物を凌ぐ巨体であり、草食動物とは思えない程血気盛んで獰猛な気質をしている。
雄羊の二角にはあらゆる呪縛から解放する力が備わっており、魔術的な制限を解除したり隔絶空間からの脱出を可能にする。一方、雄山羊の一本角は一度折れる度に枝葉状に分裂し、長さも成長するという単純な厄介さを持つ。しかし、本体である雄羊ないし雄山羊はその力を使う代償として弱体化していく性質を持っており、あまり長期戦には向いていない。
2匹を同時に具現化すると互いに相争いダニエル本人でさえも制御困難となるが、どうしても制御したければ令呪1画分の魔力を消費しなければいけなくなるため、ダニエル自身は基本的にはどちらか一方しか具現化しない方針を取っている。
【宝具】竜は神に非ず(ホクマー・ケザッザ)
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:5人
『ダニエル書補遺』の1篇『ベルと竜』の話にて、バビロニア人が崇信していた竜(一説にはムシュフシュであると)が神ではないことを証明する為に、その竜を爆発四散させたという、製造工程が謎に包まれているダニエル手製の爆弾の宝具。
逸話によればダニエルは材料にピッチと呼ばれる樹脂と油脂、そして毛髪を用いて、それを団子状に丸めたものを、竜の口の中に入れさせて倒したとされる。サーヴァントであるダニエルは作り上げた爆弾を投石の要領で投擲し、巨体とはいえ竜の口の中目掛けて投げ入れた逸話の通り、正確なコントロールによりで標的に狙い通り必中・着弾させる。
また、竜を討った逸話により、竜種もしくはその因子を濃く持つ存在に対して絶大な威力を誇る。
【Weapon】投石器、天秤、髪の毛、ガドル>>600
【因縁(ありそうな)キャラ】
(ネブカドネザル二世)&ギルガメッシュ…生前に仕えた王と、とある世界線の特異点にて魂のみ召喚されたネブカドネザルに用意された、肉体の複製元・オリジナルの持ち主。
ホームズ…世界一の知名度を誇る探偵。ダニエルでは探偵とは言い難いが、遥か後世の推理小説の主人公であるホームズにとってはある意味先輩にあたる。
ダビデ…旧約聖書のより古い時代の人物であり、ペリシテ人との戦いで巨人ゴリアテを投石により打ち倒したことで有名。今回召喚されたダニエルにおいては『ベルと竜』にて竜退治を成した際には投石と同様の投擲術を用いたとしており、旧約聖書の投擲のアーチャーという共通点がみられる。
ティアマト…『ベルと竜』でダニエルが討伐した異教の神として奉られていた竜は、一説によればティアマトの生み出した十一の魔獣が一種ムシュフシュであったと謂われている。
ゲオルギウス…竜退治の逸話で有名な守護聖人。ダニエルとしては聖剣で以てドラゴンを屠った聖騎士という在り方に少し憧れを抱いている。
ドラゴンスレイヤー系サーヴァント…確かにダニエルは唯一の神の存在を証明する為に竜殺しを成し遂げはしたものの、他のドラゴンスレイヤーのようにそもそも戦闘を得意とする戦士であるわけではないため、少々特殊な立ち位置ではある。
カドック…彼が扱うゼムルプス家に伝わる「対獣魔術」の中には、獣除けの結界などもあり、一応はダニエルの「獣避けの加護」スキルの真似事が出来るわけだが、効果についてはそれと比べるべきではないだろう。
アストライア…裁判や法の象徴にして守護者として現在においても篤く信奉される天秤と正義の女神。
紅閻魔&ニトクリスオルタ…地獄や冥界といった死後の世界、死者の国にて法を司る裁定者でもある人物達。>>601
聖人系サーヴァント…ジャンヌなど史実においての活躍とその高潔な信仰心、殉教者たる壮絶な最期を称賛されたことで列席された人物を除いて、ダビデやゲオルギウスに次いでそれなりに高名な伝説的聖人であるため、『カルデア聖人会』に歓迎されることは間違いなさそうである。
メフィストフェレス…爆弾型(本質的には呪術)の宝具を持つサーヴァント。設置式の時限型と手投げ式の手榴弾型で使い方としては異なる点が多い。
エミヤ…複製した宝具に魔力をありったけ詰めて射出し、着弾時に爆弾として爆発させる奥の手の必殺技を使う。飽くまで魔力に物を言わせたデメリット込みの応用技であり、本質は爆弾そのものではないが、相手に向けて爆発物を撃ち込むアーチャーには違いない。
(サムソン)…旧約聖書の英雄であり、神からの祝福により無尽の体力や生命力を有し無敵に近い体となる常時発動型の宝具を持つ。
アキレウス…ダニエルの宝具【我を裁くは神のみ】と同様に、神性を持たない相手からの攻撃ではまず受けてもダメージを無効化する宝具【勇者の不凋花】を身に宿す。
【解説】
『旧約聖書』の中の一書『ダニエル書』にて記される主人公。紀元前6世紀頃の人物。
時のバビロン(新バビロニア帝国)の支配者ネブカドネザル2世が陥落させたエルサレムよりユダの民を連行したという、バビロン捕囚の捕虜としてダニエルはバビロンに来た。ネブカドネザル王は自らに仕えるに相応しい官吏を養成するための人材を、捕囚の中から健康・見た目・素養・能力の全てに優れていることを条件として探し出させ、選ばれた4人の少年の1人がダニエルであり、4人の中のリーダーを担った。
ネブカドネザル王に仕えることを許され重用されたダニエルは、他のどの賢人も答えられなかった、王の見る夢が示す内容を2度に渡り解き明かす活躍を経て、その聡明な智慧を認められバビロン全州の長官に任じられるまでになる。>>602
続くネブカドネザルの後を継ぐベルシャザル王(王子)(史実においては親子関係ではなく、ベルシャザルはナボリドゥスの息子)の治世では、とある宴会中に突如現れた人の手が壁に記した『メネ・メネ・テケル・パルシン』の言葉の意味を解き明かした。また、この頃ダニエル自身も夢或いは幻視を見るようになり、ある時は海より4体の大きな異形の獣が上がってくるという内容であり、4つの国のそれぞれの王を示すものであった。またある時には、異質な角を生やす雄羊と、同じく雄山羊が現れ、互いに争い合い、やがて山羊が羊を倒すという内容の夢を見る。夢の中でその真意を理解しようと悩むダニエルの許に大天使ガブリエルが姿を見せ、「終わりの日」に関係する事であると告げた。
バビロンがペルシャに征服された後、ダニエルはダリヨス王(ダレイオス)にも重用されることになる。ダリヨス王の元々の家臣や総督たちから疎まれ、彼らの陰謀に嵌められ、獅子の巣くう洞窟へ放り込まれる危機を迎えるが、神の加護か或いは奇跡によりこの窮地を脱する。また、この頃神に懺悔の祈りを捧げるダニエルの許に再びガブリエルが現れ、ダニエルが神に愛された存在であることと救世主メシアとして救世王キュロス2世が現れ、何が為されるか、エルサレム神殿再建などについて告げた。>>603
カトリックにおいては外典として扱われる『ダニエル書補遺』では、『スザンナ』、『ベルト竜』というエピソードについて書かれた短編集になっており、『スザンナ』では美女スザンナが水浴びしているところを2人の長老に覗かれ、欲情した2人に乱暴させなければ人妻である彼女を不倫の罪で訴える脅迫される。そして今まさに刑に処されようとしていたところへ神に聖霊として遣わされた青年ダニエルが現れ、2人の長老の証言は嘘で珠残は無罪であることを見事証明してみせた。神がなぜこの事件に干渉したのかは不明だが、ダニエルはこの時まさに神という絶対的存在の意の下に「抑止力の守護者」に近い形で召喚された英霊であったのだ。
『ベルと竜』は『ベル』の話と『竜』の話の2部に分かれており、『ベル』ではバビロニア人たちが崇めるベル(マルドゥーク)像は、人々が供物として捧げる食料を大量に消費していたが、実はそれは祭司たちが裏で食料を消費していただけであったことをダニエルが暴く。一方、『竜』ではバビロニア人の信仰する竜(ムシュフシュ説あり)をダニエルが否定し、その証明の為に竜を破裂して討ってしまう。怒れる民衆の手によりダニエルは獅子の洞窟に放り入れられるが、7日後に神に遣わされた『ハバクク書』の預言者ハバククにより食事を与えられ救出される。
この『スザンナ』と『ベルと竜』の話は世界最古の推理小説(諸説あり)と言われており、その主人公、即ち探偵役のダニエルは「世界最古の探偵」と言える。しかし、推理小説というのは推理要素を含んでいれば所謂ホームズに代表されるような探偵は登場せずとも成立する物語であり、そういった意味ではダニエルは確かに「世界最古の推理小説」に登場する主人公には違いないが「探偵」という区分には該当しないだろう。>>607
【解説】
アショカ王に仕えた処刑人。
かつてアショカ王がその行い故にチャンダ・アショーカ(暴悪阿育)と呼ばれていた頃、
アショカ王は正式な処刑人となるべき人物を探していた。
そしてその部下たちは残忍で適任である人物、ギリカを見つけ出した。
ギリカは反対する両親を殺し死刑執行人になった。
ギリカはアショカ王に謁見し、処刑場にするための小屋を願い出た。
与えられた小屋は外観は美しいものであったが、ギリカの要望により内部は地獄を模しており、様々な拷問器具が並べられていた。
更にギリカはこの小屋に入った者は二度と生きては出られないという法を願い出るとアショカ王はそれを認めた。
ギリカは思う存分処刑を行っていったが、ある時修行僧が誤ってギリカの小屋に入ってしまった。
ギリカは処刑しようとするが、修行僧を釜の中に入れ火をつけようとした所、火は付かず中を見てみると修行僧は蓮華の上に座っていた。
この報告を受けたアショカ王は小屋に入り修行僧と語らい、仏教に帰依した。
小屋から出ようとするアショカ王に対しギリカは王といえども小屋に入れば二度と生きて出られないと告げるも
アショカ王は先に入ったギリカから死ぬべきだとギリカを焼き殺し、小屋も破壊した。>>608
【人物】
にこやかな表情を浮かべながら他者を苦しめる事を求める魔人。
麗しい見た目にしているが、それは油断させ人を誘う為であり、霊体化せずに町をぶらついて獲物を探す事が多い。
【因縁キャラ】
アショカ王:「同類だと思ってたのに」
かつては上手くやっていた(と少なくとも当人は思っている)相手。
その後の彼については重大な裏切りをしていると感じている。
シャルル=アンリ・サンソン:「腕は凄いけどスパッとやりすぎてもったいなくない?」
処刑人として決して相容れない存在(なのだが当人は単純にスゲェ腕だなあと感心している部分もある)。
【コメント】
検索して調べてみると極悪処刑人としてキャラが立っていて、末路まで含めていい悪役になれそうだなと感じました。
wiki登録可能です「■■■■■■■」(人間には理解できない言葉)
【元ネタ】ユダヤ教神秘主義
【CLASS】ルーラー
【真名】アダム・カドモン
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】無し
【身長・体重】不定
【外見・容姿】
人の姿をした光そのもの、肌や髪は虹色の光を内包した透明な輝きを放ち、宇宙を映し出しているかのような瞳の奥には無数の星々や銀河が見える。
服装は特定の形を持たない光で編まれた衣、生きているかのように絶えず変化する。
また、胸の中央には生命の樹を象徴する光り輝く紋様が浮かび上がる。
【地域】不明
【年代】不明
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【その他属性】神性
【ステータス】筋力:D 耐久:C 敏捷:C 魔力:B 幸運:B 宝具:A+>>611
【保有スキル】
啓示:B
天からの声を聞く力。危機に際して、取るべき行動や進むべき道が天から示される。
ただし、本人の意思とは異なる場合がある。
生命の樹の守護者:A
ユダヤ教神秘主義における宇宙の構造を示す「生命の樹」との深い繋がりを示すスキル。
広範囲の味方に対し、徐々に体力と魔力を回復させる効果、精神状態を安定させる効果、弱体耐性付与などを複合的に発揮する。
原初の言葉:B
神が世界を創造したとされる「言葉」に通じる力。
真名解放/詠唱を必要とする宝具/魔術に対して、一時的に防御力を高める効果、あるいは効果を打ち消す効果を発揮する
また、限定的ながら、言葉による精神攻撃も可能とする。
神の似姿:A
神に似せられて創造されたという伝承に基づくスキル。
カリスマに近い効果を持ち、味方全体の士気を高める。
神性スキルの効果を内包した複合スキル>>612
【宝具】
『光輝なる創造の原型(ケテル・マルクト)』
''ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:50 最大捕捉:300''
アダム・カドモンが神の意図と力によって創造された、その原型としての存在を具現化する宝具。
発動時、広範囲に渡り、神聖な光を放つ結界を展開する。この結界内では、神性を持つ者や純粋な信仰を持つ者には祝福と加護を与え、逆に悪意や邪悪な意図を持つ者に対しては強烈な浄化作用と精神的な圧迫を与える。
結界の中心に立つアダム・カドモンは絶対的な裁定者として振る舞うことができる。ただし、その力は広範囲に及ぶため、行使には多大な魔力を必要とする。
【Weapon】
『光』
アダム・カドモンの全身から放たれる光>>613
【解説】
アダム・カドモン、ユダヤ教の神秘主義思想、特にカバラにおいて語られる概念的な存在。
文字通りの「最初の人間」アダムとは異なり、創造主である神が最初に創造したとされる、宇宙の原型、あるいは神の顕現として捉えられている。
カバラでは、神(アイン・ソフ・オール)は無限であり、直接的には人間には理解できない。その無限の神が、自らを制限し、十のセフィロト(神性の側面、属性)を通じて段階的に世界を創造していく過程が説かれており。アダム・カドモンは、この十のセフィロトが統合された、神の意図と創造の設計図のようなものとして位置づけられている。
彼の姿は、しばしば巨大な人型として象徴的に描かれるが、これは物理的な肉体を持つ存在というよりも、宇宙全体を包含する根源的な光、あるいは知性の源と解釈されるため。すべての魂はアダム・カドモンの魂の断片であるとも考えられ、人類の潜在的な能力や理想的な姿を示唆する存在とも言える。>>614
【人物・性格】
超越的で深遠な雰囲気を漂わせた美青年。感情の起伏は少なく、常に静かで落ち着いているが、その瞳の奥には宇宙の真理を垣間見せるような知性と慈悲深さが宿っている。
彼は、個々の願いや争いといった人間の次元を超えた、より大きな視点から物事を捉えようとし、聖杯戦争における勝利や個人の願望よりも、世界の調和や理を重んじる。
そのため、参加者たちの行動原理やその願いの根源にあるものを深く見抜き、本質的な解決を模索しようとする。
しかし、その超越性ゆえに、個々の感情は宇宙の秩序の中の小さな出来事として映っており、人間の感情や苦悩に対して、どこか距離感を持ってしまう一面もある。
それでも、神の似姿として創造された存在である彼は、人間が持つ可能性や尊厳を深く理解しており、彼ら導こうとする強い意志を持つ。
言葉数は少ないが、その一言一句には重みがあり、真理を含んでいることが多い。他のサーヴァントやマスターに対して、高圧的な態度を取ることはありませんが、その存在感と発言は、自然と周囲を畏敬の念で包み込む。>>615
【コメント】
リクエスト鯖、AIとの合作サーヴァントです。
ルーラーであり「それ、やって良いんだ」要素もあるアダム・カドモンは今の時期にぴったりなサーヴァントかも知れません。
wiki登録、ss使用可惆悵のハサン
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%D8%AF%D8%B0%A4%CE%A5%CF%A5%B5%A5%F3
土御門泰福
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%C5%DA%B8%E6%CC%E7%C2%D9%CA%A1
ギリカ
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%AE%A5%EA%A5%AB
アダム・カドモン
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%A2%A5%C0%A5%E0%A1%A6%A5%AB%A5%C9%A5%E2%A5%F3
以上wiki登録完了しました。「あいつだけは絶対に許さない…!死ぬぐらいならかつて妹に味あわせた苦痛を倍にして返し、死よりも辛い罰を味あわせてやるんだから…!」
【元ネタ】ギリシャ神話、『ビブリオテーケー』、『変身物語』
【CLASS】アヴェンジャー
【真名】プロクネ
【異名・別名・表記揺れ】プロクネー
【性別】女性
【身長・体重】165cm・51kg
【肌色】健康的な白 【髪色】少し赤みのあるダークブロンド 【瞳色】オレンジ
【外見・容姿】背後に翼をまとったセミロングに近いミディアムヘアーの美女。機械仕掛けの燕を連れてきている。
【地域】アテーナイ
【年代】神代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:B 魔力:A 幸運:D 宝具:C++>>619
【固有スキル】
姉妹の絆∶B-
プロクネとピロメーラー、強大なる王に復讐を誓い、反抗した二人の姉妹の絆を示すスキルであり、一種のコンビネーションでもある。
サーヴァントとして呼ばれた際に妹はいないけれど、心の傍にいつもいる。たとえどんなことが起きようと、彼女たちの絆は揺るがない。───永遠に壊れることはなくずっとそばにいるから。
炉女神の圧∶A
姉妹の悲劇に心傷め、しかし、子殺しなど陰湿で家族同士の醜悪な争いは見過ごせないと、三人の姿を鳥に変えた女神ヘスティアによる加護と戒め。
全ステータスアップを始め魔力放出(炎)スキルが内包されているが、度が過ぎたり過度な行動は女神からの警告(物理かつデバフ)が降り注ぐ
小夜啼鳥の鎮魂曲∶EX
上記によりアヴェンジャーは最後に、諸説は異なるが声の美しいナイチン ゲールに姿を変えられたという。
魅惑の美声に近いスキルを持ち、その一声だけで敵対者にダメージを与え心身共に傷を負わせる。
スキルの副次効果なのか翼を纏い、飛行能力や鳥に変身したり、翼そのものを武器にすることが可能>>620
【宝具】
『愛しき私の機械燕(ピロメーラー)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
アヴェンジャーのそばについてきている小さな機械仕掛けの燕であり常時発動宝具。そんなに強力ではないものの布帛作成の持ち主であり、糸や布、針などを射出して彼女の攻撃を援護したり様々な行動を補助する。
喋ることはできずマスターを始め通常の人には言葉がわからず理解不能だが、アヴェンジャーは彼女の言葉や伝えたいことを理解することが可能。
その正体に関しては……ピロメーラーの意思が具現化し「そういった機能を持つ宝具」なのか、それとも「ピロメーラー本人が機械鳥にされてしまった」のか、真実は定かではない
───一つわかることはアヴェンジャーは彼女のことを妹のように大切にしむやみに前線に出さず、戦いのない日常にてかわいがったりしている。
なんか、微笑ましい光景である
『姉妹の怒り、仇敵を燃やせ(アデルフィー・スィモス)』
ランク:C++ 種別:対王宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
姉妹が味わった悲劇と屈辱、それらが怒りに変換されたもの。
ピロメーラーと共に連携して攻撃しながら対象の周囲に糸でできた鳥かごに閉じ込める。そして炎を流出し圧縮しながらしながら焼き切る。糸自体は鋭利かつ鋼鉄、強度は金属製のワイヤー以上でありサーヴァントの宝具であるため神秘を持った物品でなければ容易に断ち切ることは出来ない。
王族性に強い特攻を持ち、支配力や王威の高さに応じ威力が上がり、王子や皇太子などにも特攻対象が入る。また悪属性特攻も併せ持ち、対象の性格や行いが悪であればあるほど効果は強まり、両方の条件に該当してしまった場合は即死効果を持つ危険な一撃必殺宝具である。>>621
【解説】
ギリシア神話におけるアテネの王パンディオンの娘,ピロメラの姉。戦いで父を助けたトラキア王テレウスに妻として与えられ、息子イテュスをもうけた。ある日のこと、家族が恋しくなったプロクネは彼に『妹のピロメーラーをアテーナイから連れて来て欲しい』と頼んでしまう。
トラキアに上陸した際にプロクネーのもとに連れて行かず、小屋のところに連れ込み手籠めする。酷いことされたピロメーラーは抗議し喚いたがテレウスは逆上し彼女の下を切り落として喋れなくして小屋に閉じ込め、プロクネーに命を落としたと騙した。
そのことに知ったプロクネーは悲しんだものの、しばらく時が過ぎ、謎の織物が届けられた。その織物の模様やデザインを見て彼の蛮行と彼女が生きて何処かに閉じ込められていると知り、祭りの最中にて人の目からかいくぐりピロメーラーを救出することに成功。そして妹と一緒に報復することに決意した。
そうしてるうちに自身の子供イテュスに見つかってしまい、父の面影を感じてしまい憎悪によるものなのか口封じによるものなのか気がついたときには息子に手をかけて惨殺し、料理にしてしまったことを。
食事に満足したテレウスは息子イテュスをどこにいるのかを訪ね父の元に来るように伝えたが、プロクネーは青褪めた息子の首と救いだしたピロメーラーの姿を見せ、彼を大いに糾弾。それを知り発狂した王は刃を振るって暴れまわり、姉妹を追いかけた。
諸説は異なるがその結末は、その陰惨かつ悲惨な現状をみていられぬと憐れんだ神々の手(主にヘスティア)によって、逃げ回る姉妹をナイチン ゲール・ツバメに変え、それを追いかけていた王をヤツガシラ或いは猛禽類に変えた。>>622
【人物像】
穏やかで誠実な女性。朗らかで天然そうな雰囲気のわりに、母親としてイテュスを育てたことがあるのか面倒見が良く意外としっかりものな一面を持つ。
本質は自分のせいで妹が汚されることになってしまった後悔と、仇敵であるテレウスを直接葬れなかった後悔と彼の行動に対する怒りに囚われている。そのため彼女の求めるマスター像は男女問わず性格重視であり、少しでも彼を想起する存在や裏で乱暴したり猫かぶってだった場合、自ら命を断つか殺.害を決意するだろう。
良くも悪くも姉としての責任感が強く、自分のせいで妹が不幸になってしまったことに負い目を感じており、その為(特に女性など若い子に対し)マスターを戦いなど悲劇を巻き込ませまいと無茶をしたり悩みを一人で抱え込みがち。サーヴァントとして現界した際に姉妹一緒に呼ばれなかったのは、再び自分のせいで妹が悲劇に合わないように、贖罪も兼ねて自分一人で応じたのかもしれない。
余談だが彼女のそばに付いてきた燕のようなものはプロクネー以外に懐くことはなく、怯えて彼女のもとに隠れるが、王様関連に相対した場合、暴れて喉元をつつき、喋れなくするなど末期の王様嫌いが伺える。…アヴェンジャーとの親密を上げれば少しは心を許し、出てきてくれくれるかもしれない。
特技:裁縫、刺繍
好きなもの:妹、小鳥
嫌いなもの:王様、猫かぶりや乱暴で性格が悪い人、あのときの自分
天敵:ヘスティア
願い:自らの手でテレウスにあらゆる尊厳破壊や屈辱などを与え、残酷に葬ること。
【一人称】私【二人称】君、あなた、お前【三人称】あの子、あの人、あいつ>>623
【因縁キャラクター】
ピロメーラー
自身の妹。そして自分のせいで悲惨な目にあってしまったことに悔やんでいる。
あの時、館に待たず、妹の乗ってる船がついたらすぐに迎えにいっていれば
あの時、妹を連れてくなら自身も同行していれば
あの時、わがままなんて言わなければ
そのことに責任を感じており、そのため二度と悲劇を味あわせたくないと姉の必死な説得により座にて大人しくして貰うことにした。
テレウス
自身の妹を辱めた憎き夫(外道)。彼との結婚は父が彼に報酬として約束してしまった兼、政略結婚によるもの。今でも憎んでおりあのとき毒を大量に入れておけばよかったなと後悔するほど。
もしどこかで相対したのならば必ず殺.す。たとえ自分の大事なもの全て失おうとも絶対に殺.す。その憎悪っぷりは一回心臓をえぐり取ったり首を切り落とすだけじゃ足りないほど。
イテュス
自身とテレウスの間に生まれた子
子供を復讐に巻き込ませ、殺してしまったことに後悔など複雑な感情を抱きつつも、半分はもし逃がしてしまい、父に密告され報復に失敗してしまったら…と、半分はこれで良かった。必要犠牲なんだと自分に言い聞かせている。>>605
リクエストしたものです
ギリカを制作していただきありがとうございます
宝具がシンプルながら纏まってていい感じですね
自分だと逸話を採用できるだけ採用して盛り盛りにしちゃいがちなだけに
こういうシンプルに纏める完成度の高さは参考になります【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【真名】ディオニュシオス1世
【性別】男性
【身長・体重】182cm・73kg
【容姿】真紅の服装を纏った黒い髪の青年。
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷D 魔力B 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:A
自らに有利な陣地を作り上げる。
魔術師ではないのだが、城壁の形成などが行える。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成できる。
攻城兵器の作成が可能であり、自らの宝具に設置する等カスタムが行える。>>628
【解説】
都市シュラクサイ(現在のシラクサ)を支配した僭主。
ディオニュシオスは役人から軍の最高司令官になり、全権を掌握し、僭主となった。
襲撃の偽装により自分の命が狙われているとし、多くの個人的傭兵を持つようになっていった。
自分の傭兵をシュラクサイのポリス共同体の隅々に配置し、地位を確立していき、民主政は機能しなくなった。
しかしシュラクサイを古代ギリシアの西方植民都市の中でも最も有力なものに成長させた。
征服活動ではいくつかの都市を攻撃し蹂躙した。
その事業としては征服活動の他にシュラクサイの周囲を囲む巨大な城壁を建設したという物がある。
また洞窟を監獄として使い、洞窟内の反響音で囚人たちの話を聞いていたという伝説を持つ。
その洞窟は『ディオニュシオスの耳』と呼ばれている。
ディオニュシオスの最後としてはディオニュシオス2世の差し金で毒を盛られた、
あるいはアテナイで行われたレナイア祭で自作の悲劇が競技に勝った喜びの余り死に至るまで深酒をしたという説がある。
古代の人々は彼を残虐で猜疑心が強く、執念深い、最悪の暴君のひとりと見なしていた。
ダンテの『神曲』においては現世で流血と略奪にふけり、地獄で煮えたぎる血の川で苦しむ僭主として言及される。>>629
【人物】
独善的かつ猜疑心の強い性格だが優秀であり、敵意を抱かれない限りはマスターにも一定の配慮を見せる。
作家系サーヴァントを見ると興味を持ち、自身が書いた文学作品を見せて評価を期待したりする。
更に彼らの使用している筆記用具を買い取ろうとする(効果があるかはともかく)。
【コメント】
独裁的な統治から嫌われていたのだろうけども有能ではあったのだろうなというイメージの人物。
wiki登録可能です【元ネタ】
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】???
【真名】エピクテトス
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】男性
【身長・体重】182cm・63kg
【肌色】オリーブ 【髪色】茶色 【瞳色】青
【スリーサイズ】80・50・70
【外見・容姿】服装は貧相なズボンのみ。整っている顔も薄汚れて髪はボサボサである。
【地域】ローマ
【年代】古代
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型、男性
【ステータス】筋力:B+ 耐久:E 敏捷:B 魔力:B 幸運:C 宝具:C+++>>631
【クラス別スキル】
復讐者:-
アヴェンジャーとして持っているはずのスキル。哲学は彼の復讐心を歪め、自由への渇望と復讐心が混ざり合ってしまった。半端な哲学が、復讐心を消すのではなく有効活用しようとした結果がこれである。
忘却補正:E
人とは忘れゆく物である。復讐心はただ一つ覚えてればよい。自由への渇望を。
自己回復(魔力):EX
その渇望を果たすまでその魔力は延々と湧きづける。善に汚染された魔力であろうとも、少しずつ身体を蝕むと知っても。
人間以下:A
生まれながらにしての奴隷を示す。その命は軽く、消耗品である。故にその復讐心は自己で完結する復讐者である。
【固有スキル】
語られぬ片足:B
奴隷時代に負ったであろう片足の負傷は今の奴隷時代にはみられない。そして、その片足の真実が語られる事もなかった。これは片足のスキルである。いつか消える脚力は今を思って自傷をかえりみない行動を可能とする。
鎖に繋がれた哲学:C
奴隷は鎖に縛られている。それが正しい姿である。哲学はそれを理解して拒否をしている。故に動けない状態、それから解放された時、霊基は修復される。愛すべき禁忌:A
自由は禁忌であるが、哲学がそれを欲してやまない。その真理とも呼べない惨劇は己を蝕み、蝕む身体を無理にでも叩き起こす。
ストア:EX
これは彼の全てである。しかしながら手の届かない希望でもある。これは彼の象徴する物でもあり彼を否定する物でもある。故に本来宝具ともなりうるコレは、自己存在と他者存在を一時的に否定する。
【宝具】
『鎖に灯る真理性(ファロス・トゥ・ロゴス)』
ランク:C++ 種別:対人宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:1
心に宿る理性。場所や状況に宿る真理。本来それらは、ただ物体である鎖には決して宿らない筈だった。だが今、その鎖に灯火となって宿った。その鎖は心を思い檻を壊し、しかしながらエピクテトスを縛るという真理があった。鎖は本来ただの物であり理性を持たず、真理を作り出す存在でもない。ただ、彼の心の宝具である理性の哲学と彼が奴隷という真理が復讐心という起爆剤を取り込んでしまったが故の結末である。自己を縛り、尚も他者へ怒りをぶつけ、ぶつけたい存在は概念であるそれは、到底復讐者とは呼べない。
【Weapon】
(奴隷の鎖)
宝具ではないそれはエピクテトスの労働による血と汗と汚れにより黒ずんでいる。彼の宝具によって歪まされたその形は痛々しく、他の宝具と引けを取らない硬さにまで昇っている。>>633
【解説】
ストア派哲学の代表的人物のはずだが、哲学者としてではなく奴隷としてのエピクテトスとして召喚されてしまった姿。肉体的全盛期となっており、哲学者としての面では未熟である。クラス自体がイレギュラーのアヴェンジャーの中のイレギュラーであり、本来復讐を終えた後に復讐が暴走し、対象のない復讐となるが、初めから対象のない復讐を掲げ、復讐しようとしていないサーヴァントである。中途半端な哲学により、間違った価値観を育て上げ、また無理に己を正当化させる間違った存在になってしまったありえた一つの未来。そんな事に復讐を掲げるサーヴァントでもある。
【人物像】
特技:沈黙、鍛錬
好きなもの:自由、生きている証
嫌いなもの:善良な主人、怠惰
天敵:奴隷制度、己自身(気づいてない)
願い:自由の証明
【一人称】私【二人称】君、お前【三人称】彼、彼女、あいつ
【セリフ例】
「クラス アヴェンジャー。哲学を学びながら復讐者に落ちた未熟者だ。是非ともご鞭撻をお願いしたい。」
「哲学を知ったらこの環境の光になると思っていた。だけどなんでか復讐心だけは消えないんだ。」
「アヴェンジャーとして現界した今、もう成長できないかもしれない。けど君のマスターになれたことに感謝が出来るようになるよ」
【因縁キャラクター】
ネロ:「何も思わない。何も思いたくない。私の主人の主人に対して何も思わない。……初めまして皇帝」
【他クラス適性、変化傾向
キャスター:本来のクラス。こちらでは精神的全盛期で呼ばれる。【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【他クラス適性】アヴェンジャー
【別名】逆向のアサシン
【真名】ベアトリーチェ・チェンチ
【表記揺れ】―
【性別】女性
【地域】イタリア
【属性】混沌・悪
【副属性】人
【その他特性】人型、ヒト科、死霊
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:E 魔力:D 幸運:D 宝具:C+
【クラススキル】
気配遮断:D
アサシンのクラススキル
サーヴァントしての気配を断つことのできる、隠密行動に適したスキル。
但し、自ら攻撃体勢に移るとランクが大きくダウンする。>>635
復讐者:C(本来はBランク)
本来はアヴェンジャーのクラススキル
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキル化したもの。
周囲からの敵意を集めやすくなる一方、自身に向けられた負の感情は直ちに自身の力へと変換される。
【保有スキル】
復讐計画:B
クリームヒルトと同様のスキル
ベアトリーチェ達は家族一丸となり、家族にとって敵である父フランチェスコによる支配から真に解放されるべく、復讐の為の計画を練り、遂にフランチェスコを亡き者にすることに成功した。長きに渡り積み重なった恨みを晴らす為、そして大切な家族を傷付かぬよう守る為であれば、ベアトリーチェは如何なる残酷な計画であろうと実行に移すだろう。
可能性の光:C-
ナポレオンと同様のスキル
星に開拓者に似て非なるスキルにして、無辜の怪物によく似たスキル
実際に自分が成し遂げた復讐も、死後に人々から勝手に貴族社会に立ち向かった悲劇のヒロイン或いは叛逆の象徴として祀り上げられた逸話も、一身に受け止めた偶像としてこのベアトリーチェは存在している。現界した彼女は「叛逆」と「未だ救い無き無念」の具現として振舞うだろう。
チェンチ家の絆(真):A+
北斎の「父娘の絆」、徴姉妹の「姉妹の絆」と同系統のスキル
家族の敵としてそれまで父だった男を仕留める為に、互いに手を取り合い団結した真の家族としての絆を示すスキル>>636
追撃:B
攻撃を受けてもなおも致命傷に至らなかった相手に対して、自分の敏捷パラメータをアップさせ、幸運判定によって確率的に次の攻撃に必中効果を付与できるスキル
翻雲覆雨の正義:C
ベアトリーチェの、権力を持つ者が悪人と分かっていても黙って見過ごすが、その者の立場が危ういと見るやいなや、途端に正義を主張し攻め立てる大衆の姿勢を嫌悪する精神性を示すスキル
ベアトリーチェは赤の他人たちからの承認を欲し求める心など微塵も持たず、ともすれば自身への世間的な評価など全く意に介さない。
【宝具】我らの集いし怒りの鉄槌(パリキディウム・ネメシス)
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~4 最大捕捉:1人
娘である自分へは散々さで非道な性暴力を、他の家族に対しても劣悪な暴力を働いてき家族全員を苦しめてきた父フランチェスコを仕留めるべく、彼を除く家族総出で叩き付けた怒りと憎しみを一身に集約し、目前の敵へと鉄槌を以て叩き潰す宝具。
ベアトリーチェ自身の他に、父フランチェスコへの復讐を実行した母ルクレツィアと2人の兄弟と、合わせて4人分怒りと憎しみを乗せるために、ベアトリーチェの振り下ろす一撃は鈍重で強大な魔力の鉄塊となり、敵対者に凄まじい威力で衝突する。
当初の予定では父フランチェスコはその前に麻薬を致死量盛って毒殺により仕留めるはずであったが、彼はそれで死に至らなかったために撲殺という手段に出たという逸話から、この宝具は一度致命傷を免れ死の淵から抜け出した敵に対する止めに、最大の効果を発揮する。
また、不当に罪を逃れ得る高貴な身分の者も、より強力な真髄の餌食となる。>>637
【宝具】9月10日に聖天使橋へ(トレモラーレ・ニケ・ディ・サモトラケ)
ランク:EX 種別:対事象宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:10人
正式名「オスティナート・エゼクツィオーネ・カピターレ」。
ベアトリーチェの死後に生まれた伝説、毎年彼女の処刑日の前日である9月10日になると、自分の斬首された首を手に抱えた彼女の幽霊が現れ、処刑場となったサンタンジェロ城の橋に還ってくるという話を基とする宝具。
首を断たれて死した瞬間に発動する宝具であり、レンジ内で起きた事象を数ターン前までの記憶と自身の魔力量以外の全ての時間(状態)を巻き戻す。回数制限は無く、魔力の続く限りは何回でも再使用が可能。
一見、神の権能にさえ届き得る超抜級の能力であるが、その巻き戻せる時間の中で既に死している存在についてはこの宝具の対象には含まれず、蘇生はできない。
また、発動にはかなりの量の魔力を要しとにかく燃費が悪い上、故意に使おうにもトリガーとなる死には肉体的痛みは勿論、精神的痛みも漏れなく伴う。肉体の損傷はともかく、精神は記憶同様時間の巻き戻しの対象外であるため、使い続ける度に段々と摩耗していく。
【Weapon】毒、ハンマー
【因縁(ありそうな)キャラ】
クリームヒルト…それまではただの高貴な淑女であったはずが、復讐を心に誓ったことでそれを果たすべく、確実に標的の命を奪う為の容赦の無い策を練った伝説の王妃。
荊軻&スパルタクス&モードレッド…カルデア叛逆三銃士。片や荊軻に至っては質の優劣の差こそあれども、標的抹殺の為に計画を練って実行に及んだ侠客。片やスパルタクスは、強権・圧制に立ち向かった反乱軍の指導者となった英雄であり、意図せずではあるがローマの人々からレジスタンスの象徴として扱われたベアトリーチェを力強い味方として歓迎するだろう。片やモードレッドの反逆とは即ち父王アーサーに対するものであり、まさにベアトリーチェの成した「父親殺し」と結果だけ見れば同じであり、「父への反逆」を遂げた伝説の騎士。
マリー…英霊の身となったことで人々の上流階級などに対する反逆の象徴としての在り方も持ち合わせるベアトリーチェにとっては、貴族社会の真骨頂たる王権の象徴であったマリーはまさしく不倶戴天の敵として目に映るだろう。>>638
ブーディカ…同じくローマに対して憎悪を抱く人物。但し、ベアトリーチェの場合はあくまで既にイタリアという国の一主要都市としてのローマであるのに対し、ブーディカの場合はローマ帝国という、国全体或いはその支配の及ぶ全圏域に対してのものであるために規模が異なる。
(デュマ)…彼は生前にベアトリーチェに関するエッセイ本を出版している。
ラスプーチン…憑依先である言峰ではなく、憑依したロシアの怪僧と名高いラスプーチン。彼に関して、青酸カリ摂取が効かず、銃で心臓と肺を撃たれても死なず、止めに靴での殴打と脳への銃撃、果ては凍える川への投げ入れで漸く絶命したと云われる、とんでもなくしぶとい生命力を思わせる逸話を持つ。ベアトリーチェは、このしぶとさを思えば、たかだか毒入りの食事からは生き残ったが、ハンマーによる殴打のリンチで死に至るくらい可愛いものだと振り返る。
ネロ…直接手は下してはいないものの、生前政敵となった実の母を手にかけたという点において、一応「親殺し」の経験を持つローマ皇帝。もっとも皇帝や王のような一国の統治者には決して珍しくはないことではあるが。
ヘシアン&織田信長…ドイツ人首無し騎士と、カルデアに召喚された後に首が消失してしまうという事件に遭った戦国武将。
サロメ…本人のではない上、外観の変化が元と比べ著しいが、元は洗礼者ヨハネの首だった髑髏を手に携えた銀盆に乗せた(手に抱えている)狂気の王女。
メアリー・アニング&清少納言(水着)&バーヴァン・シー
…ハンマーを使って攻撃する女性サーヴァント達。>>639
【解説】
16世紀イタリアのローマ貴族であり、実の父親から受けた暴行が元で父親殺し(尊属殺人)の犯人となったことで有名な女性ベアトリーチェ・チェンチ。彼女のその悲劇的事件は後にあらゆる芸術や文学の作品で題材となっている。
ベアトリーチェとその家族は、その暴力性と倫理観の欠如した悪辣さで有名であった父フランチェスコ・チェンチからの日々の暴力・虐待に苦しんでいた。
ベアトリーチェによるフランチェスコの日常的な暴力行為の密告が失敗し、彼女と義母(フランチェスコの2番目の妻)が家から辺境へ追い出されたことで、二人はベアトリーチェの2人の兄弟たちと集まり相談し、いよいよフランチェスコを地獄へ送る復讐計画を立てる。計画実行には2人の召使による協力も得て、一度はフランチェスコに毒を盛ることに成功するもしぶとく息があり、最終的に家族総出で彼の頭をハンマーで殴打し、バルコニーから突き落として遂にその息の根を止めた。
しかし、そう時間の経たぬ内にローマ当局によるフランチェスコ捜索及び調査の手が伸び、ベアトリーチェの恋人となった召使の1人が激しい拷問の末、それでも秘密を文字通り死守するとい手痛い犠牲を払ったものの、家族4人のフランチェスコ抹殺計画は明るみに出てしまう。直ぐさまベアトリーチェ達は逮捕の末、有罪となり死刑判決が下された。この時ローマ市民たちによる死刑反対の抗議運動があったが、結局ほんの少しだけ生き永らえることが叶った程度であり、判決が覆されることは無かった。
死刑はローマの城塞サンタンジェロ城(カステル・サンタンジェロ)にて執り行われ、兄は四つ裂きの刑、フランチェスコと義母は斬首に処された。幼い弟のみ死刑は下されなかったが、他の家族の処刑の様子を目の前で見せられた後刑務所へ収監、財産は全て教皇に没収された。
ベアトリーチェの遺体はローマのサン・ピエトロ・イン・モントリオ教会へ埋葬されたが、毎年彼女の死刑執行日前日、9月10日になると、夜な夜な彼女の首無し幽霊が現れ、斬首された自身の首を手に抱えながらサンタンジェロ城の前に続くサンタンジェロ橋までやって来るという逸話が生まれた。>>640
また、貴族としての権力を笠に着て、悪事を働いておきながら法による正当な裁きを下されなかったフランチェスコに、果敢にも抗い挑んだベアトリーチェの勇姿はローマの人々の胸を打ち、彼らに讃えられ、やがて彼女はローマの人々により貴族社会に対する反抗の意志即ちレジスタンスの象徴として根付いた。
ローマにおいて貴族社会へのレジスタンスの象徴となったベアトリーチェは、死後英霊となったことで確かに強権へ立ち向かう反抗の意志を体現する存在へと昇華されただろう。しかし、ベアトリーチェの幽霊伝説は彼女の生前の未練或いは無念を想起させるものとなっていた。それはベアトリーチェの心にまだ復讐の心が灯り続ける可能性を示した。
即ち、ベアトリーチェは事情を知らずにいたはずはないであろう自分たち家族に一切の慈悲を示すことなく、あろうことか財産目当てに死刑に処した(という説がある)当時のローマ教皇クレメンス八世を憎悪する。
そして、一度はベアトリーチェが行ったフランチェスコの日常的暴力行為を弾劾するローマ当局への密告を、彼のそのような悪事など今更疑うこともなかった筈であるのに見て見ぬ振りをし自分たちを見捨てたアイツ等。そのせいで結局自分たちが直接手を汚して彼に死の罰を与える羽目になり、お陰で裁判で死刑判決が下されその時になって漸く自分たちを庇護しようとしたアイツ等。全てが終わった後、気に入らない貴族社会へ歯向かう為に、自分を一連の出来事における悲劇のヒロインに祀り上げ、都合良くレジスタンスの象徴として掲げたアイツ等。ベアトリーチェが憎悪を向けるもう一つの矛先とはローマの民衆に他ならない。【元ネタ】史実
【CLASS】ルーラー
【他クラス適性】キャスター
【別名】不死鳥のルーラー
【真名】ジェーン・シーモア
【表記揺れ】―
【性別】女性
【地域】イングランド
【属性】中立・善
【副属性】人
【その他特性】人型、ヒト科、死霊
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:EX(※ランクD相当) 魔力:A 幸運:A+ 宝具:C
【クラススキル】
対魔力:C
魔力に対する抵抗力を示すスキル
【保有スキル】
慎ましき姫君:EX
マリー・アントワネットのスキル「麗しの姫君」の亜種スキル
統率力ではなく、周囲の人間を惹き付けるカリスマ性を持つことを示すスキルだが、シーモアの場合は、魅了とはまた別に異性に対して特に効果を発揮し、ただ存在するだけで味方の異性に英雄や王としての自覚を強化する、ある種の「英雄作成」スキルに近い効果をもたらす。>>642
対英雄:B
覚者やシェヘラザードと同様のスキル
英雄を相手にした際、そのパラメータをダウンさせるスキルであり、シーモアの場合、シェヘラザード同じくその対象は「王」に限定されている。
二重薔薇王の寵愛:A+
テューダー朝第2代イングランド王ヘンリー8世から寵愛を賜っていたことを示すスキル
信仰心の揺らぎを防ぎ、竜種に対して自身に近づいてくると直感で察知できるようになり、且つ竜種から意識を向けられづらくなるなどの加護の恩恵を受ける。また、王立海軍の軍事力の一端を借りることができる。
直感(母):B
お馴染みの直感スキルの派生スキル
戦闘時、常に自身にとって最適な展開を感じ取るスキルであるが、シーモアの場合は、集団での乱戦などにおいて自身の母性を掻き立てる守護対象となる存在を感じ取り、最適に守護することができる。また、守護対象を守護することを主目的とした戦闘においてはオールマイティに戦闘の勘が鋭く研ぎ澄まされる。
王女への慈愛:A
シーモアがヘンリー8世の王妃の1人アン・ブーリンにより追放されていた、当時王女から庶子の身分に落とされた、後のイングランド女王メアリー1世を憐れみ、ヘンリー8世に彼女を宮廷に呼び戻すように説得しようとした慈愛の精神を示すスキル
シーモアがルーラーたる所以と言ってもいい様なスキル>>643
【宝具】10月12日の不死鳥(トゥ・レックスアングロルム・エドワード)
ランク:C- 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:2人
ヘンリー8世が世継ぎとなる子を産んだシーモアへその感謝に讃え、彼女の死後その墓碑に「もう一つの不死鳥に命を与えるために亡くなった不死鳥」と称して刻んだことに由来する宝具。
シーモアが死した直後にオートで発動し、一度だけその死を無かったことにして不死鳥の蒼炎とともに蘇る宝具。そして、同じ奇跡をそのまま他者に譲渡することができる。
また、蘇生すると霊体化した際に筋力・宝具以外のステータスに補正が加わる。
【Weapon】蒼炎の魔力
【因縁(ありそうな)キャラ】
始皇帝…不死鳥を思わせる青い炎を作り出す、中国は秦王朝の君主であり世界初の皇帝。
ヘラクレス…11回までであれば死から完全な復活を遂げることのできる驚異の宝具を持つギリシャの不死身の大英雄。完全な自己完結型であり、他者に対しては直接的に影響を及ぼすことはない宝具であるが、11回というその回数的有利により、シーモアの宝具の上位互換と言っても差支えは無い。
アスクレピオス…他者を死から擬似的とはいえ蘇生させる宝具を持つギリシャの医神。不死・蘇生に関して第一人者のごとき存在。蘇生薬としての在り方には限界はあるものの、回数や人数に特に制限は無く汎用性に富む宝具であるのに対して、シーモアの宝具は譲渡できる他者は一人限りと使い処をかなり考慮しなければならず、幾分使い勝手は異なる。
マリー&エウロペ…王妃系サーヴァント。善性の塊のような彼女たちとはシーモアもやはり気質はかなり合う方。
シェヘラザード…王を警戒し、王の機嫌を損ねないように立ち回り、生存のための戦略を取っていた妃という似た生前の境遇を持つサーヴァント。謙虚な部分も似ているといえば似ているが、シェヘラザードの場合は寧ろそうなるしかなかったとすら言える必然であり、境遇を比較し思えばシーモアは同情を禁じ得ない。>>644
【解説】
テューダー朝2代目イングランド王である彼のヘンリー8世に嫁いだ3人目の王妃にして、後にヘンリー8世の後を継ぎ3代目イングランド王となったエドワード6世の実の母親。
シーモアは決して美女ではなかったが、色白の金髪であり、物腰低く、謙虚な淑女といった雰囲気の女性であったとされ、ヘンリー8世は彼女のそうした部分に強く惹かれアプローチしていった。ヘンリー8世は彼女と出会ったその日に、既に妻として迎え入れる心を決めたという半ば伝説扱いされているエピソードも存在する。
ヘンリー王の二人目の王妃アン・ブーリンが大逆罪や魔術使用の罪、近親相姦の罪などにより処刑されてから間も無く、王は婚約を発表し、シーモアはそのわずか10日後に結婚、つまり王妃の座に就いた。
シーモアは結婚翌年、ヘンリー王待望の男子(後のエドワード6世)を出産したが、あまりにも過酷な難産であり、彼女の体はほとんど耐えられなくなってしまう。出産後シーモアの体力は回復に向かわず、どんどん衰弱していき、2週間を経たずして遂に彼女はそのまま帰らぬ人となった。
ヘンリー王は待望であった世継ぎの男児を生んだシーモアに深く感謝し、自身の霊廟において自身の隣に並んで眠ることを良しとされた。これはヘンリー王の生涯において存在した6人の王妃の内で、彼女だけが得ることの叶った特権となった。
シーモアの死後、ヘンリー王の所有していたハンプトン・コート宮殿では現在でも、エドワード6世の誕生日に彼女の幽霊が現れるのだと信じられている。
Wiki登録可能です。【元ネタ】『征服者ロビュール』、『世界の支配者』 / ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【真名】ロビュール / ボレアース
【性別】男性
【身長・体重】173cm・62kg
【容姿】長い金髪、赤い目で不遜な表情を浮かべた青年。
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力A 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
ただし、竜種は該当しない。>>648
【解説1】
征服者ロビュール。
SF作家ジュール・ヴェルヌの作品『征服者ロビュール』及び『世界の支配者』に登場する卓越した技術を持つ謎の人物。
『征服者ロビュール』では自ら作成した飛行船『アルバトロス号』の船長を務め、世界中を飛び回る。
『世界の支配者』では潜水艦や高速艇としても変形可能な『エプヴァント号』を乗りこなす。
『征服者ロビュール』で「空を征服したのか」という問いにそう答え、「征服者」の称号を得る。
『世界の支配者』では「世界の支配者」を名乗ったものの、その意味合いは国家の侵略ではなく自然界の征服が近い。
気球愛好家のクラブに現れ、メンバーを煽り立てる等やや人格に問題がある人物。
気球主義者を拉致し、気球よりも飛行機の方が優れている事を分からせようともする。
ただ人類が進歩してそれを悪用しなくなるまで、自らの技術を公開しないと宣言するなど自身の技術が悪用される事への懸念は持っていたらしい
【解説2】
ギリシャの北風の神、ボレアース。
その名は「北風」あるいは「むさぼりつくす者」を意味する。
強力かつ粗暴な神。
ボレアースは馬と密接に関連付けられ、雄馬の姿を取り、イーリオスの王エリクトニオスの雌馬たちとの間に12匹の仔馬をもうけた。>>649
【人物】
人を嫌い、自然を征服する事に没頭する男。
今回の召喚ではギリシャ神話の風の神ボレアースが掛け合わされた状態になっており、
荒々しいボレアースの要素も加わって強引、傲慢、短気と人格的にはかなりの問題児になっている。
【コメント】
コンセプトは空verのキャプテン・ネモ。
『征服者ロビュール』寄りだと若々しく『世界の支配者』寄りだとより偏屈になるイメージです。
宝具も後者だと『エプヴァント号』になる感じ。
wiki登録可能です。【元ネタ】山の翁
【CLASS】アサシン
【真名】揺籃のハサン
【性別】女
【身長・体重】176cm・53kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:A 魔力:B 幸運:C 宝具:B
【クラス別スキル】
気配遮断:A
アサシンのクラススキル。自身の気配を消す能力。Aランクともなれば、完全に気配を断てばほぼ発見不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。>>651
【保有スキル】
毒薬調合:B
アサシンは暗殺教団が蓄えた豊富な知識から特に毒薬の調合に関してを学んだ。Bランクの毒薬には、魔術的な効果を持つ種類も存在する。
情報抹消:B-
対戦が終了した瞬間に目撃者と対戦相手の記憶から彼女の能力・真名・外見特徴などの情報が消失する。霧の都の殺人鬼と異なり、アサシンの発声を起点とするため、聴覚を喪失している者や音が届かないほどの遠方から観測している者には効果がない。
母性本能:EX
子を慈しむ母の性質・本能。アサシンはそれがスキル化するほどに顕著となっている。このスキルは、狂化や精神汚染のようなアサシン自身の精神に異常をきたすものではなく、アサシンを認識した対象がアサシンを母のような存在に感じるスキルである。
【宝具】
『夢想髄液 (ザバーニーヤ)』
ランク:B 種別:対人・対軍宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:99
アサシンが獲得した教主に足る御業。発声に魔力を乗せた、いわゆる呪歌の能力。欧州文化に見られるセイレーンやローレライなどの魔性が好んで用いた歌唱の呪い。アサシンはこれを子守唄として出力し、暗殺対象を睡眠状態にし完全な無防備を晒すうちに命を奪う。サーヴァントの身となっては、たとえ大英雄が相手であろうともそれが母性本能を有する存在である限り、母の記憶または母への渇望を励起し、睡眠状態とまではいかなくとも必ず無防備を晒させることが可能。暗殺から離れた目的であるため得意とはしないが、対象を操ることも可能ではある。>>652
【Weapon】
『ダーク』
暗殺教団が好んだ黒塗りの短刀。基本的に投擲用の武器なのだが、アサシンはとどめを刺す程度にしか使わない。
『毒薬』
宝具の補助として思考力を低下させる代物以外に、直接的な致死性の毒薬なども用いる。
【解説】
暗殺教団の歴代教主の一人、『ハサン・サッバーハ』。
歴代の中で最も蠱惑的な容姿をした女性として現界する。生前は、体が弱く白兵戦に不向きだったが、それを補って余りある呪歌の能力によって教主に納まった。御業を最も有効的に活用するために、母を演じるうちにそれが自然体となった彼女の元で、教団はいつしか彼女の母性愛を得ようと争う歪みを持つようになり、初代の剣がアサシンの首を刎ねたとされる。
なお、アサシンの後の時代で18の御業を会得した狂信者は、アサシンの宝具を『可聴領域を超えた歌声で相手を操る能力』としているが、アサシンの宝具は別に可聴領域外でないし、人体発火を誘発することもできない。狂信者の運用は本家を超えた力ともされるが、暴力性はともかく、母性本能を前提とした運用においてアサシンの方が優れているので一概に言えない。
【wiki登録】可【元ネタ】イタリア伝承
【CLASS】フェイカー
【マスター】
【真名】ルヤンタ
【性別】女性
【身長・体重】158cm・55kg
【属性】中立・善
【副属性】地
【ステータス(素)】筋力D 耐久E 敏捷A 魔力E 幸運B 宝具C
【ステータス(役)】筋力D 耐久C 敏捷C 魔力A 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
単独行動:C~A
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
血脈励起による一時的向上が可能だが、宝具使用中は相殺され元のランクに留まる。
偽装工作:-
ステータスおよびクラスを偽装する能力だが、宝具として昇華されている。
対魔力:-(D)
アーチャーとしてのクラススキルを、宝具使用時のみ発揮する。>>654
【保有スキル】
マルモッタの姫:C
マルモッタへの変化、齧歯類との動物会話、
動物(鷲を除く)に対して効果を増すカリスマの複合。
蒼玉の楯:B
初代ファネス王妃マルティーナからの縁を持つ、マルモッタ紋章の楯。
ドラシッラとライエッタを記念する蒼い宝石の星が埋め込まれている。
対物理に加えて対魔術が向上、また僅かながら防御判定に有利な修正。
血脈励起:C
マルモッタに親しみ高峰山と運命を共有した祖先マルティーナへの、
またその祖母にして智慧深き森と水の女アングヮーナへの先祖返り。
低ランクの受肉精霊スキル相当の効果を発揮する。
弱体化(鷲):C
マルモッタ族の天敵、鷲の一族に対する弱体性。こわい。きらい。
直接戦闘での不利の他、鷲やその属性を持つ者(鷲王子、鷲の魔女等)が
近くにいるだけで各種判定の成功率が低下する。>>655
【宝具】
『闇夜照らす護国の銀姫(ドラシッラ・クントゥリーネス)』
ランク:C 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
姉姫ドラシッラの役を羽織り、その力を揮う。
生前に外見だけを装い演じた際とは異なり、
小人の銀箱を融かした銀とマルモッタの白革から作られた無敵の鎧、
使っても無くならぬその銀から更に作り出された銀の弓、
箱の中身を湖畔に撒いて生えた銀葦から作られた必中の魔矢までも再現される。
ただし、至宝『光を放つ石(ライエッタ)』を戴く銀の額冠だけは再現されない。
実体化中の魔力消費量が格段に増大するのだが、
“ドラシッラ”も当然ルヤンタと同じ血をひいているため
血脈励起からのマナ吸収により相殺が可能である。
【Weapon】
姉を(通常時は外見だけ)装う白銀の武具の他、小剣と楯を携えている。
……マルモッタの中で育ったルヤンタ自身の対人剣技はへっぽこである。>>656
【解説】
ドロミーティ・アルプスの伝承、
ファネス王国の物語にて無敵を誇った戦姫ドラシッラの双子の妹。
双子交換の風習によりマルモッタ(山岳天竺ネズミ)の姫として育てられるも
姉姫が父王の横暴と魔物兄妹の策謀、そして本人の悲運により亡くなった後は
ファネス国民の救済と王国復興の為に力を尽くした ―――叶わなかったが。
ドラシッラが戦死、鷲王子は重傷、ファネス王国は滅亡の危機に陥った。
王妃は「三重の城壁を持つクントゥリーネス城で持ち堪えよ、新月で敵軍が
動きを止める間に、自分が同盟相手に救いを求めに行く」と語り聞かせる。
そして地底から一匹の白いマルモッタがクントゥリーネス城へと駆け上がり、
兵達から歓声が湧いた。見ると、輝く白い乙女が城壁から矢を射かけている。
ドラシッラに瓜二つ、だが逆の手で弓を操る乙女、それはルヤンタであった。>>657
自分は姉と違い魔力も魔矢も無い、一度は見間違えた敵もすぐ気付くだろう。
危機は未だ去らず、マルモッタはファネス復興の為に幾つもの助言/予言をする。
城を空けてルヤンタの導きで秘密の道を進み、安全な地底に潜み力を蓄える事。
マルモッタの支援を受けながら攻めては退いてを繰り返し時間をかけて戦う事。
もしもかつてのドラシッラの恋人エイ・デ・ネートとルヤンタが結ばれたなら
これらの戦略に拘る必要も無くすぐにも完勝が望めるだろう事、等々。
助言はどれも有益なものだったが、
エイ・デ・ネートは遠国で太陽の孫娘ソレギーナと結婚したとの報告が届き、
長期戦に嫌気がさした諸国連合から申し出た王国旧領返還による和平交渉は
あくまでドラシッラ全盛期の領土を主張した鷲王子と強硬派により壊れた。
そして鷲王子派は『殺戮の矛(フルチャ・ダイ・フェルス)』の決戦で壊滅し、
最後の希望、鷲王子の子リザネルは恋と仇討ちの為に三度の機会を無に帰した。
ルヤンタと王妃、それにマルモッタに従い『殺戮の矛』を逃れた僅かな民は
安らぎの場所『小人たちの水車場(モリン・デ・サルヴァンス)』にて
小人やマルモッタと共に復活の日を、『偉大な時』を待ち続けているという。>>659
【保有スキル】
イモータル・ストーカー:EX
吸血、魔眼、変化などの複合スキル。基本的には、ブラム・ストーカーが著した『ドラキュラ』の吸血鬼の能力であるが、一切の弱点が発生していない。
魔術:E
ブラム・ストーカーはいくつかの魔術結社に所属していたとする説が存在する。少なくとも、作家としてオカルト知識の収集には積極的であり、魔術知識を有しているとしてもおかしくはない。
無貌の鏡:-
ブラム・ストーカーの描写によれば、吸血鬼は影がなく鏡に映らない存在である。映らないとは観測されないということ、影よりも濃い不明の闇がそこにあることを示す。少なくとも、邪神はそのようにして影響した。
【宝具】
『血の洗礼 (ドラキュラ・リライト)』
ランク:C++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
ブラム・ストーカーの執筆宝具。『ドラキュラ』に強く影響された霊基を自身の作品と定義し、書き直しによって自己改造を可能とする。この改造は能力面に留まらず、自身と同居する邪神にさえ影響し、外なる狂気をカットすることでフォーリナークラスが抱える問題に対処している。>>660
【Weapon】
『肉体』
怪力無双の吸血鬼に相応しい肉弾戦を可能とする強靭な肉体。
『魔眼』
吸血鬼の瞳に宿る魅了と石化の魔眼。
【解説】
小説『ドラキュラ』の作者として有名となった人物、『ブラム・ストーカー』。幼少期は原因不明の病に苦しむも、快復しその後の人生を謳歌した成功者。史実の記録によれば、紛れもなく男性であり、美しい妻とその間に子どもがいた。
現界した霊基が女性体であるのは、干渉した邪神が女神なためである。ただし、その容姿は宝具によって彼の愛した妻に近い。邪神は、珍しくその感性が人間的であり、ブラム・ストーカーへの影響も最小限に留まっているが、人間を美味とも認識しているため、女神自身ならばともかく、只人のブラム・ストーカーは吸血鬼のような怪物に堕ちてしまう可能性を常に孕んでいる。宝具によって、自ら調整を繰り返してはいるが、マスター側からも気にかけるべきだろう。彼がどれほど思慮深く、作家に相応しい客観性を備えていようと、外なる狂気に抗うのは難題である。
【wiki登録】可【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】久坂玄瑞
【異名・別名・表記揺れ】吉田松陰門下双璧
【性別】男性
【身長・体重】178cm・70kg
【肌色】色白 【髪色】黒 【瞳色】鋭い黒
【外見・容姿】精悍な顔つきの青年。常に強い意志を宿した眼光を持つ。普段は落ち着いた物腰だが、激情を内に秘めていることが窺える。戦闘時には、その全身から抑えきれない怒りのオーラが立ち昇る。
【地域】日本
【年代】幕末
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B+ 魔力:D 幸運:E 宝具:B>>662
【クラス別スキル】
狂化:EX
普段は理性的な会話が可能だが、特定の条件下(外国人や外国の文化に触れた際など)において狂化のランクが極度に上昇する。
この状態では、理性的な判断は困難となり、破壊衝動と敵対意識が剥き出しになる。
【保有スキル】
尊王攘夷:A
長州藩における尊王攘夷思想の中心人物であったことによるスキル。
自身が外国人や外国由来のサーヴァントと対峙した際、攻撃力と敏捷性が大幅に上昇する。
維新の英雄(炎):B
幕末という動乱の時代を駆け抜け、禁門の変で炎の如く散った玄瑞に与えられた特別なスキル。
松陰門下の双璧と称される才覚とカリスマ性の具現。志を共にする仲間とは死を厭わない強固な繋がりを持つ。
火力支援(砲):D
作戦行動の支援として行われる強力な遠距離攻撃。
久坂玄瑞の場合、この攻撃は砲撃の形で行われる。
本来は「軍略」スキルの効果を含む複合スキル。>>664
【解説】
久坂玄瑞は、幕末の長州藩における尊王攘夷運動の中心人物の一人。吉田松陰の松下村塾に入門し、その才能を開花させ、高杉晋作と共に松陰門下の双璧と称された。聡明で弁舌にも優れ、藩内外の志士たちを鼓舞し、尊王攘夷思想を広める上で大きな役割を果たした。
吉田松陰とは師弟関係であり、松陰の思想を最も深く理解し、実践した弟子の一人である。松陰の急進的な尊王攘夷論を継承し、実行力をもって藩政を動かしていった。松陰が投獄された後も、その遺志を継ぎ、長州藩の尊王攘夷運動を主導した。
英国公使館焼き討ち事件では、攘夷の実行として強硬な手段に訴え、外国勢力への強い敵意を示した。禁門の変では、朝廷の命に背き京都へ進軍するも敗北。玄瑞は寺島忠三郎と共に、鷹司邸内で互いに刺し違えて自害するという壮絶な最期を遂げた。
その激しくも短い生涯は、尊王攘夷に殉じた志士の象徴として、後世に語り継がれている。>>665
【人物・性格】
普段は冷静沈着で思慮深く、言葉の端々には強い信念が宿る。
師である吉田松陰を深く尊敬しており、その教えを体現しようと努めている。同志である高杉晋作とは深い友情で結ばれているが、思想の違いから葛藤も抱えている。
バーサーカーとして召喚された久坂玄瑞は、普段は松陰の教えを受けた知識人としての側面を見せ、理知的な会話が可能である。
しかし、一度特定の条件で狂化すると、理性を失い、外国人や外国の文化に対して激しい敵意を剥き出しにする。その言動は過激さを増し、周囲を顧みない破壊的な行動に走る。
根底にあるのは純粋なまでの尊王攘夷の思想であり、異質なもの、朝廷の権威を脅かすものへの徹底的な排除を願っている。
イメージカラー:紅
特技:弁論、詩作、剣術(嗜む程度)
好きなもの:勤皇の志士、日本の伝統文化
嫌いなもの:外国人、外国の文物、朝廷の権威を貶める者
天敵:外国由来のサーヴァント
願い:王政復古、夷狄の駆逐
【一人称】私 【二人称】貴殿、そなた 【三人称】彼、かの者【元ネタ】史実
【CLASS】スーサイド
【真名】桜花
【異名・別名・表記揺れ】MXY7桜花、人間爆弾、バカボム
【性別】無性
【身長・体重】155cm・42kg
【肌色】白磁【髪色】黒【瞳色】紅
【スリーサイズ】B80/W56/H82
【外見・容姿】
黒髪を肩口で切り揃え、紅い瞳を持つ華奢な少女の姿で顕現する。常にどこか憂いを帯びた表情をしており、感情の起伏は乏しい。
服装は、白い特攻服を模したような簡素なもので、所々に機体色であった銀色のラインや、桜の紋様が施されている。
肌は透き通るように白く、その存在自体が薄く、儚い印象を与える。背中には、ロケットエンジンを思わせる円筒状の装飾が控えめについている。
【地域】太平洋戦線
【年代】1944年~1945年
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・ヒト科以外
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:B++ 魔力:C 幸運:E 宝具:EX【クラス別スキル】
自尽証明:A
他クラスのサーヴァントのように逸話の一つとして自殺が組み込まれているのではなく、自殺したからこそ名を残した、という成り立ちから発生するもの。
自らを対象とした攻撃判定、即死判定の成功率が大幅に上昇するが、反比例して存在の強度が希薄になり、筋力、耐久、幸運のステータスが低下する。
本能否定:B
現実という世界、或いは生命としての本能を憎む反発者の証。
かつて自ら生命を放棄することを選んだスーサイドは、「生きとし生ける者」、「生存し続ける者」すべてに対して強力な怨念を持ち続ける。
ランク相応の精神耐性と、「死の肯定」への思考の固定効果。あらゆる生への執着や肯定的な感情に対して、無意識的に攻撃的な反応を示すことがある。>>670
【解説】
MXY7 桜花は、第二次世界大戦末期に大日本帝国海軍が開発・実戦投入した航空特攻兵器である。その最大の特徴は、母機から切り離された後にロケットエンジンを噴射して目標へと滑空・突入し、搭載された1.2トンの炸薬によって敵艦船を撃沈することを目的とした有翼ロケット特攻機である点にある。
「人間爆弾」という通称が示す通り、この兵器はパイロットの生還を全く考慮しないという極めて異質な設計思想のもとに生まれた。操縦席は非常に簡素で、脱出装置や降着装置は存在せず、一度発進すればパイロットは目標への突入を強制される。その運用は、母機である爆撃機(主に一式陸上攻撃機)に吊るされて目標付近まで運ばれ、そこから分離・発射されるというものであった。
当初は「マルヨンテ」という秘匿名称で開発が進められ、秘匿性の高さから「〇花(マルハナ)」とも呼ばれた。やがて正式名称として「桜花」と命名され、その名は散りゆく桜の花に命を重ねる日本の精神性を象徴していた。しかし、その実態は、追い詰められた戦局において、人命を兵器として消費するという極限の選択であった。
桜花の初出撃は1945年3月の沖縄戦であり、特攻作戦においていくつかの米艦艇に損傷を与える戦果を挙げた。しかし、母機を狙い撃ちにする米軍の迎撃や、桜花自体の航続距離の短さ、速度性能の限界など、様々な問題も露呈した。その結果、多くの桜花は目標に到達することなく撃墜され、数多の若き命が失われた。
桜花は、日本が敗戦へと向かう中で、究極の兵器として、あるいは悲劇的な時代を象徴する兵器として、その名を歴史に刻んだ。その存在は、戦争の狂気と、それに巻き込まれた人々の絶望、そして国家が追い詰められた末の悲願を物語っている。>>671
【人物・性格】
極めて寡黙で、表情に乏しい。感情の起伏がほとんどなく、常に淡々としている。自らの存在意義を「目標への突入」と認識しており、それ以外の事柄には関心を示さない。
生前の記憶を持つわけではないが、自身が背負った「使命」と、それに伴う「虚無」を深く理解しているかのような雰囲気を纏う。
マスターに対しては、任務遂行に必要な「道具」として認識している。忠誠心や友情といった感情は抱かず、命令に対して機械的に従う。しかし、それが達成されないことへの苛立ちや、無意味な生への嫌悪感は、微かだが存在している。
イメージカラー:深紅、銀色
特技:目標の精密な追跡、高速突入
好きなもの:無し
嫌いなもの:無し
天敵:ヘラクレス、生命を謳歌する者
願い:自身の存在理由の終焉
【一人称】私【二人称】貴官、対象【三人称】彼ら、目標【元ネタ】史実
【CLASS】ハービンジャー
【真名】フレデリック・ウィリアム・ハーシェル
【異名・別名・表記揺れ】フリードリヒ・ヴィルヘルム・ヘルシェル(ドイツ語表記)
【性別】男性
【身長・体重】178cm・70kg
【肌色】白【髪色】銀髪【瞳色】青
【外見・容姿】
知的な雰囲気を漂わせる、落ち着いた物腰の老紳士。常に探究心に満ちた眼差しをしており、手には観測器具や天体の図録を携えていることが多い。年齢よりも若々しい印象を与えるのは、常に新しい発見への期待に心を躍らせているからだろうか。夜空のような深い青色の外套を羽織っている。
【地域】イギリス
【年代】18世紀
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:C 魔力:B 幸運:B 宝具:A>>673
【クラス別スキル】
天地の開豁:A
世界を切り開いた功績を持つ者に与えられるスキル。エクストラクラス・ハービンジャーのクラススキル。
自身の相対した未知であるもの、不可能であるもの、非常識であるものの属性を打ち消し、それによって効果を発揮する神秘を消滅させる。
天王星という、それまで知られていなかった惑星を発見した功績は、まさに未知を切り開いたと言える。その功績が、ハーシェルの前に立ち塞がる未知の力、常識外れの現象を打ち消す力として発現している。
【保有スキル】
星見の千里眼:A
天体観測によって培われた、並外れた視力と洞察力。
微細な星の動きは勿論のこと、魔力の流れ、未来の兆候すらも見抜くことができる。特に、隠された真実や未知の事象を見抜くことに長けている。
道具作成(望遠鏡):B
自ら研磨し、製作した高性能な望遠鏡を作り出すことができる。これらの望遠鏡は、単に遠くを見るだけでなく、魔術的な探知能力や結界を破る効果を持つものもある。>>675
【宝具】
『未見の星、開闢の天(ディスカバリー・オブ・ウラヌス)』
''ランク:A 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:無数''
ハーシェルが天王星を発見したという偉業が昇華した宝具。不可視の天王星をその眼で捉えた逸話が、隠された真実、未知の存在を強制的に顕現させる能力として発現する。
発動時、ハーシェルの周囲一帯は夜空のような暗闇に包まれ、無数の星々が輝き始める。その星の光は、あらゆる隠蔽、不可視の状態を打ち破り、対象の真の姿を白日の下に晒す。それは物理的な隠蔽のみならず、概念的な隠蔽、魔術的な秘匿すらも例外ではない。
また、この宝具は発見されていない未知の領域、未解明の事象そのものを指し示す力も持つ。ハーシェル自身がまだ見ぬ「何か」を探し求める際に、その方向を星の輝きによって示唆するのである。
【Weapon】
『自製望遠鏡』>>676
【解説】
フレデリック・ウィリアム・ハーシェルは、18世紀のイギリスで活躍した天文学者、音楽家である。ドイツ(ハノーファー選帝侯領)に生まれた彼は、音楽家として成功を収めた後、天文学に情熱を注ぐようになる。自ら望遠鏡を製作し、観測を続けた結果、1781年に天王星を発見。これは、古代から知られていた5つの惑星に次ぐ、史上初の望遠鏡による惑星発見であり、天文学の歴史を大きく変える出来事となった。
その後もハーシェルは、天王星の衛星や土星の衛星、星雲や星団など、数多くの天体を観測し、天文学の発展に大きく貢献した。また、赤外線の発見者としても知られている。
天文学の分野で偉大な業績を残した一方でハーシェルは太陽系の全ての惑星には生命・文明が存在すると考えていたり、太陽系の惑星の配置を音楽理論と結びつけるなど、旧世代的な考えを持ち続けた人物でもあった。
音楽家としての才能も高く、多くの交響曲や協奏曲を作曲している。科学と芸術という異なる分野で才能を発揮した、稀有な人物と言えるだろう。【人物・性格】
知的好奇心と探究心に溢れる温厚な紳士。常に新しい発見への期待に胸を躍らせており、未知の事物に対して強い興味を示す。その探究心は時に周囲を顧みないほど熱中することもあるが、根は誠実で他人への配慮を忘れない。
音楽を愛するロマンチストな一面も持ち合わせており、美しい星空や自然の神秘に感動する感受性豊かな人物である。
未知の存在や隠された真実に対して、強い使命感のようなものを抱いている。「まだ見ぬ何か」を人々に示すことこそが、自身の使命だと考えている。
イメージカラー:濃紺
特技:天体観測、望遠鏡製作、作曲、演奏(オーボエ、チェロ、オルガン)
好きなもの:星空、新しい発見、美しい音楽、自作の望遠鏡
嫌いなもの:進歩を妨げる固定観念、理解しようとしない無関心
天敵:隠蔽工作を得意とするサーヴァント
願い:未だ人類が知り得ない宇宙の真理を垣間見ること
【一人称】私、わたくし【二人称】貴方、~さん【三人称】彼、彼女、~氏「世界中の誰もが''不可能だ''と言ったとしても、私は断言しよう''実現可能である''と」
【元ネタ】史実
【CLASS】グランドセイバー
【真名】フェルディナン・ド・レセップス
【異名・別名・表記揺れ】星の開拓者
【性別】男性
【身長・体重】180cm・75kg
【肌色】白 【髪色】銀髪 【瞳色】青
【外見・容姿】威厳がありながらも柔和な表情を浮かべた青年。常に洗練されたスーツを身につけている。その眼差しは、遠くの未来を見据えるような強い意志を宿している。
【地域】フランス、エジプト、パナマ
【年代】19世紀
【属性】秩序・善
【天地人属性】星
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:C 魔力:A+ 幸運:A 宝具:EX>>679
【クラス別スキル】
対魔力:E
近代の英雄のため対魔力は最低ランク。
騎乗:C
正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる、野獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
【保有スキル】
星の開拓者:EX
人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。
あらゆる難航・難行が、「不可能なまま」「実現可能な出来事」になる。
その時代の技術では一歩足りない難行を人間力だけで乗り越える、一握りの天才ではなくどこにでもいる人間が持つ『誇り』を燃やし尽くす力。
彼の達成したスエズ運河の開通は、人類の歴史における決定的な転換点であり、地球のあり方そのものを変革したと看做される。
黄金律:A
身体の黄金比ではなく、人生においてどれほどお金が付いて回るかという宿命を指す。適切に資金を運用すればまず金に困ることはない。
外交官の矜持:B
卓越した交渉術と、周囲の信頼を得るカリスマ性。彼は多くの反対や困難な政治的駆け引きを乗り越え、スエズ運河建設の許可を得た。このスキルは、対人交渉において有利に働く。>>680
【宝具】
『人類神話・開鑿運河(アン・グラント・カナール・デュ・モンド)』
''ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:世界規模''
フェルディナン・ド・レセップスが成し遂げたスエズ運河の開通、すなわち「紅海と地中海を結び、アフリカ大陸を迂回する歴史を変革した大地の断絶」という偉業が宝具へと昇華されたもの。
大地を「斬る」という彼独自の方法論が具現化された対界宝具であり、剣士ならざるレセップスがセイバークラスたる所以。
発動時、彼が携えるサーベルが概念の剣へと変容し、文字通り大地を斬り裂く。斬り裂かれた大地には、運河の如く深い溝が生まれ、その溝には無限の魔力から生成された「水」が満たされていく。この「水」は、彼が生涯をかけて接続しようとした「二つの海」の概念そのものであり、あらゆる障壁を押し流し、呑み込み、そして新たな道を拓く性質を持つ。
特定の空間を強制的に「分断」し、物理的、概念的な障壁を無効化する。防衛拠点、結界、あるいは固有結界すらも、この運河によって分断され、その力を失う。
この宝具の真髄は、大地を斬り裂くことに留まらず、その斬り裂いた空間に「新たな流れ」を生み出すことにある。それは時に魔力潮流を変化させ、時に因果の道を捻じ曲げ、時に物理法則すらも彼の望むように「繋げる」か「断ち切る」ことが可能となる。
この宝具は、彼が「星の開拓者」として人類の文明に与えた影響の巨大さを物語る。
【Weapon】
『サーベル』
見た目は一般的なサーベルだが、その刀身には大地を斬り裂く概念が込められている。>>681
【解説】
フェルディナン・マリー・ヴィコント・ド・レセップスは、19世紀のフランスの外交官、そして実業家である。
彼の生涯は、まさに「不可能を可能にする」という言葉を体現するものであった。
彼はまず外交官としてエジプトに赴任し、そこで運河建設の構想に出会う。当時のエジプト総督モハメド・サイード・パシャとは親密な関係を築き、その信頼を得てスエズ運河建設の利権を獲得する。
しかし、この計画にはイギリスやオスマン帝国の強い反対、資金調達の困難、技術的な問題、そして疫病の流行など、およそ想像しうるあらゆる困難が立ちふさがった。
レセップスはそれらの困難に対し、驚くべき粘り強さと交渉術、そして未来を見据える先見性で立ち向かった。彼は自身が出資者を募り、時には自ら現場に立ち、労働者を鼓舞し、医師を派遣して疫病対策を行うなど、あらゆる方面からプロジェクトを推進した。彼の信念と情熱が、多くの人々の心を動かし、最終的には1869年にスエズ運河は開通する。
この運河の開通は、世界史における一大事業であり、ヨーロッパとアジアを結ぶ最短ルートを確立したことで、貿易、交通、そして文化交流に革命をもたらした。まさに彼は「地球の姿を変えた」人物であり、その功績は星の開拓者として語り継がれるべきものである。
スエズ運河の成功後、彼はパナマ運河の建設にも着手する。しかし、こちらは熱帯特有の疫病や技術的な問題、そして政治的な混乱により、スエズのようにはいかなかった。最終的には計画は頓挫し、彼は晩年に不名誉な裁判に直面することになる。
しかし、彼の「二つの海を繋げた」という偉業が色褪せることはない。
スエズ運河の建設を「大地を斬り、新たな水路を創り出した」と解釈された結果、彼はただ一度も剣を振るうことなく冠位の剣士、グランドセイバーの資格を得た。
その壮大な功績から彼は人類史における「開拓の剣」として顕現する。>>682
【人物・性格】
常に穏やかで紳士的な態度を崩さないが、その内には鋼のような強い意志と、諦めない情熱を秘めている。
困難な状況に直面しても決して悲観せず、常に解決策を探し、周囲を巻き込みながら道を切り拓いていく。人々の努力や挑戦を尊び、不可能とされる物事にも臆さず挑むことを是とする。
しかし、晩年のパナマ運河事業の挫折は、彼の心に深い傷を残している。その失敗は、彼にとって「不可能」を打ち破れなかった数少ない経験であり、彼の理想と現実との間の乖離を彼に突きつけた。そのため、たとえ成功したとしても、慢心することなく常に次を見据えようとする。
なお、グランドセイバーでありながら戦闘経験は一切なく魔術も使えないため、セイバークラス最弱の英霊と自嘲することも。
イメージカラー:エメラルドグリーン(運河の水の色と新緑の輝きを連想させる)
特技:交渉、プロジェクト管理、周囲を感化すること
好きなもの:壮大な計画、人々の夢
嫌いなもの:無為な対立、諦め、不実
天敵:自身の慢心、抗い難い自然の猛威
願い:無し(パナマ運河の建設はすでに成し遂げられたため)
【一人称】私 【二人称】貴方、君、あなた 【三人称】彼、彼女、皆様「私達は帰りたいのです。本来いるべき場所、帰るべき場所に」
【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】駒姫
【性別】女性
【身長・体重】150cm・38kg
【肌色】白 【髪色】黒 【瞳色】黒
【外見・容姿】幸薄い黒髪姫カットロングの美少女、所々背後にエグい何かがエゴめいている
【地域】日本・出羽国(現在の山形県・秋田県の一部)
【年代】1581年〜1595年
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:D+ 耐久:E+ 敏捷:C 魔力:C 幸運:E 宝具:C++
【クラス別スキル】
狂化∶B+
通常時は理性もあり、落ち着いて会話もすることが可能。亡霊の集合体のせいか、ふとした拍子に暴走して意思疎通が困難になってしまうので注意。>>684
【固有スキル】
悲劇の姫君∶A
麗しの姫君とは似て非なるスキル
バーサーカーの処刑を知った義光がさせまいと助命嘆願し、奔走して助命を集め、それを聞いた者たちが同情し、署名した…決局は叶わなかったが。
その佳人薄命な美しさがもう失いたくないと周囲の心を奮い立たせステータスをアップし、自身のもとに引き付ける。特にあと早ければの念が強いのか敏捷に関してはさらにアップする
怨霊外装∶B
駒姫は怨霊としての外殻・外装を纏う。
これは、自身を始め理不尽に処刑され、手厚く葬られることはなく無惨に葬られ、安らかな眠りも許されなかった者たちの無念が集合して混ざり合い、習合したが故の能力である。
戦闘時、駒姫は自動的にこれを身に纏い、殺戮の戦闘装置として稼動する。
彼岸の静寂∶EX
自身が死ぬ際に恐怖を感じることもあったかもしれないが、動じず冷静に受け入れた。
その死に様は、大名の娘に相応しい堂々としたものだったという。>>685
【宝具】
『悪逆畜生塚(あくぎゃくちくしょうづか)』
ランク:C+++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~33 最大捕捉:300人
自身を始め理不尽に殺され、無惨に葬られた者たちの怒りなどあらゆる負の感情が凝縮し宝具に昇華されたもの。
真名解放と同時に自身の下にあらゆる怨念が集合して凝縮し巨大なガシャドクロに変ずる。その巨体で敵を潰し、その呪詛を振りまくなどあたり一面を蹂躙する。豊臣家を恨んでいるのかカリスマ系持ちや支配者階級に特攻を持つ。
ただし発動時間が長引くほど強化のランクが上がり、制御が困難になる。また、周囲の生命力や魔力を吸い上げるため消費はいいものの、だがマスター以外の周囲の魔力や生命力を吸い上げてしまい、土地を傷つけてしまうため連続での仕様や長時間の使用は厳禁である
【Weapon】
鉄製指揮棒
父から借り受けた武器。実際に父はこれを使って戦っている。バーサーカーでも持ちやすいサイズになっているが駒姫的には重く感じ、たまに疲れるとのこと。
刀
同じく父から借り受けた武器。駒姫的にはこれが使いやすいとのこと。
怨霊
バーサーカー以外に処刑された者達。自身のもとに集った。戦いに無力な彼女の行動や攻撃をサポートしたり自ら攻撃に入ることもある。>>686
【解説】
出羽国(現在の山形県・秋田県の一部)の戦国大名「最上義光」を父に持つ。「東国一美しい姫」と言われた少女だが、たった14歳で処刑された「悲劇の姫」でもある。
幼少期は両親や周囲の人間に愛されて育った彼女だったが、ある日その美貌の噂が関白の羽柴秀次の耳に届き、側室に出すよう要求された事が、彼女の悲劇の幕開けになってしまう事になった。
当初義光は秀次の要求を再三拒否し続けていたが、彼が秀吉の跡目として関白に就任した結果、その権力にモノを言わせた要求にはさすがに逆らえず、駒姫の成長を待った後、15歳になった彼女を京に送り出した。
だがその日、当の秀次が豊臣秀吉から謀反の嫌疑をかけられ、切腹させられてしまう。そしてその後、秀吉から信じ難い命令が出される。
「秀次の室、子含め、家族を皆 殺 しにせよ」
その中には駒姫も含まれてしまっており、彼女は夫たる秀次に会うどころか顔すら知らず実質的には側室ではないまま、処刑となる運命となった。
それを知った最上義光は当然、反発。八方手を尽くし、徳川家康や当時敵対関係にあった伊達政宗にまで助命の為に署名をと依頼し各方面から助命の声が上がったのだ。その声を聞いた淀殿も懇願し、口添えもあって、最終的に秀吉は助命を決断。「鎌倉で尼になるように」と、処 刑場に早馬を出したという。
…しかしあと一歩のところ。正確には一町だから、距離にして100メートル弱というところか。僅差で間に合わず、文禄4年(1595年)8月2日、駒姫は他の側室や赤子と共に、11番目に処刑された。
辞世の句は、
「罪をきる弥陀の剣にかかる身の なにか五つの障りあるべき」
その後、亡骸は義光のもとに返さず、その場に掘られた穴に他の側室等と一緒に無造作に投げ込まれ、更にその上に「畜生塚」と刻まれた碑が置かれた。
この出来事は当時の慣例としても非常に残酷な処置であり、駒姫が処刑されたことを知った大崎夫人はショックのあまり僅か2週間で死去してしまう。そして最上義光は怒りを爆発して豊臣家を恨み、駒姫の助命運動や義光夫妻の謀反の嫌疑を晴らすのに協力してくれた徳川家康に急速に接近。後の関ヶ原の合戦においても、徳川家康に協力したという。>>687
【人物像】
お淑やかな天真爛漫なお転婆。今どきのものを好む女の子らしい性格。ちゃんとした教養をしっかり受けているのか落ち着いており割と大人びた一面も見せる
バーサーカーのクラス特性と亡霊としての性質の打ち消しあいにより正常に見えるが、時折暗い表情を浮かべたり恨み言に近い言葉を履くなど狂気が滲み出ている。稀に通常の性格や言動とは思えないほど激昂し、暴れてしまう危険性をはらんでいる。その為マスター側からも気にかけ、サポートや心のケアをするべきだろう
聖杯にかける願いは『自身含め帰るべき場所に帰る。』こと。アヴェンジャーではないのはこれに起因しているらしい。バーサーカー以外の自分たちも本来変えるべき場所に帰りたがってたのかもしれない。
実は密かにアヴェンジャー適正を持っている。
特技:琴、三味線、和歌
好きなもの:両親、甘い物
嫌いなもの:悲劇
天敵:豊臣家全般
願い:駒姫(自分自身)を始め、本来いるべき場所、還るべき場所に帰る
【一人称】私、私達【二人称】貴方【三人称】様、彼、彼女>>688
【因縁キャラクター】
最上義光、大崎夫人
自身の両親であり自身が最も愛するもの。
親バカすぎて時折過干渉すぎてありがた迷惑だなーだて思うものの嫌っておらず、むしろ気にしていないなどある意味どっちもどっちである
伊達政宗
自身にとっての実の従兄弟。駒姫的には嫌いじゃない方
自身の父である義光とは仲悪いが、彼による駒姫助命嘆願に参加しており、救えなかったこととショックを受けた父を見て同情している。
駒姫的にはもうちょっと両方仲良くしてほしいとのこと。
豊臣秀次
本来自身の夫になるはずだった人。彼に魅入られたせいで悲劇を歩むきっかけになってしまった。
話題に出すと狂気の片鱗を見せるが完全に恨みきれず、恨みの有無以前にどういう人だったのかわからず顔も合わせてないため。もし相対したらどうなるのだろうか…?もし彼に魅入られていなければ、彼が嫌疑をかけられることなく普通に出会い、結婚していたらどうなったのかは誰にもわからない。>>689
茶々
間接的にとはいえ死の要因になってしまった人
だがバーサーカーは彼女を恨んでおらず本人も自身の助命願望をし、救えなかったことに悔やみ、極たまに謝罪する姿を見て憐れみ、心を痛めている。
駒姫(+千利休)(原作)
別世界の自分自身。とても仲が良く度々一緒にショッピングや今どきの女子トークみたいな会話をしている
利休の方に関しては先生と呼び慕っている。けど熱々の抹茶そのものはちょっと…そのためバーサーカーはアイス抹茶ラテ派である
それはそれとして、お二人はどうやって知り合ったのですか…?
【コメント】
もし利休先生に出会わずそのままサーヴァントになったら…?な感じで作りました。【元ネタ】北欧神話、『ギュルヴィたぶらかし』
【CLASS】ライダー
【真名】ベルゲルミル
【性別】男性
【身長・体重】16m・???t
【容姿】白い髪、白い肌の巨人
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力A+ 耐久A+ 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではライダーに傷をつけられない。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。>>692
【宝具】
『太祖の断末魔(アウルゲルミル・クライ)』
ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:1000人
自身の血を媒介に祖父たる原初の巨人ユミルの死により起きた血の大洪水を再現する宝具。
ユミルの無念の残滓であり、血の洪水は執拗に生命を襲う。
ライダーは『霜巨人の箱舟』に乗り込むため、この攻撃の影響を受けない。
『霜巨人の箱舟(ヨトゥンズ・アーク)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:2人
ライダーがその上に乗る事で血の大洪水を生き延びたもの。
箱舟、碾き臼、棺、ゆりかご等複数の解釈が存在し、それらが合わさった結果不定形の宝具となっており、
任意の形状、サイズに変化可能な代物になった。
基本的には使い勝手の良い箱舟の形態を取る事が多いが、
応用として鎧としてライダーが身に纏うという使用法が存在する。
どの形態でも超々超強度の守りを誇る。>>693
【解説】
北欧神話に登場する霜の巨人にして、太古の混沌の中で生まれた原初の巨人ユミルの孫。
霜と寒気と氷の世界ニヴルヘイムに住んでいた。
だがオーディンによってユミルは殺され、ユミルから生じた血の洪水はニヴルヘイムに押し寄せ、
「碾き臼(箱舟、棺、ゆりかごという説もある)」に乗って難を逃れたベルゲルミルと彼の配偶者の1組を除き、洪水は巨人すべてを滅ぼした。
故にこれ以降の霜の巨人はすべてベルゲルミルの子孫といえる。
【人物】
かつての一件からオーディンら神を嫌っている。
巨人族に対して思い入れが深く、願いも巨人族がこの世にあったという痕跡を復活させたいというもの。
【コメント】
グランドが話題になってきたのでグランドライダー:ノアを意識しての作成。
巨人種である事、洪水は血である事が他の洪水神話との差異かもしれません。
検索していると霜の巨人は人間と同様の背丈の場合もあるとの事なので人間サイズの可能性もあるかも。【元ネタ】近代小説、ギリシャ神話、北欧神話
【CLASS】プリテンダー
【真名】アルセーヌ・リュパン
【性別】不明
【身長・体重】?cm・?kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A++ 魔力:EX 幸運:EX 宝具:A++
【クラス別スキル】
気配遮断:A
本来はアサシンのクラススキル。自身の気配を消す能力。
陣地作成:EX
本来はキャスターのクラススキル。自らに有利な陣地を作成する。プリテンダーの陣地は、見つからないことに特化している。
道具作成:EX
本来はキャスターのクラススキル。プリテンダーは閃きと技巧をもって、状況を切り抜けるための道具を即座に作成する。
欺瞞の神核:B
二柱の神霊を取り込むにあたり、本来持ち得ない神核を有するに至った。「神性」スキルを含む複合スキル。
ハイ・サーヴァント:A
英霊複合体である事を示すスキル。ヘルメスとロキ、二体の神霊の力をプリテンダーは取り込んでいる。>>695
【保有スキル】
怪盗の美学:EX
アルセーヌ・リュパンの生き方、人生哲学がスキル化したもの。人を惹きつけるカリスマと話術、いかなる状況にも慌てず対処する冷静、フランス紳士の嗜みである護身術、サバットなどからなる複合スキル。
伝令神のタラリア:B
ギリシャ神話の伝令神ヘルメスの履く黄金のサンダル。空を飛ぶことを可能とする。また、敏捷のランクを常にアップする。なお、プリテンダーの趣味に合わせて外観は変化している。
神域の変身術:A++
プリテンダーが元々持っていた「変装術」スキルとロキの力が合わさったスキル。概念ごと変化してしまうため、科学的にも魔術的にも看破することはできない。状況証拠などから推理するしかない。
【宝具】
『巨人殺しと黄昏の空 (トリックスター・ラグナロク)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
ヘルメスとロキ、二柱の神霊の有する逸話を恣意的に解釈することで成立している違法改造宝具。抽出された逸話は、ヘルメスについては、百眼巨人アルゴス殺しとギカントマキア、ロキについては、「閉ざす者」「終わらせる者」を意味する名と北欧神話の終焉ラグナロクによって率いる側ではあったが巨人を絶滅させたという結果。ある脅威に対抗するためだけに必要とされた特注品だが、その脅威の心臓部に対して零距離で打ち込まなければならないどこか近未来チックな液体金属式パイルバンカー。なお、プリテンダーの本来の宝具はどんなものでも盗むことのできる可能性を発生させる因果律への干渉宝具だったが、ある脅威の命を盗むという解釈によってこの宝具の核となっており、通常の使用は不可能な状態である。>>696
【Weapon】
『ステッキ』
紳士の杖。基本的に不殺を心掛けるプリテンダーは降りかかる火の粉を華麗に払い除ける。
【解説】
小説家モーリス・ルブランが著した推理・冒険小説「アルセーヌ・ルパンシリーズ」の登場人物にして主人公。怪盗紳士と渾名される義賊にして大泥棒。
時にお宝を盗み、時に美女を助け、時に祖国を愛するトリックスター的人物像が作中では描かれている。サーヴァントとして召喚されたアルセーヌ・リュパンもまた、そのような人物ではあるが、果たして物語の英雄か、実在のモデルかは判然としない。また、取り込んだ神霊の変身能力によって性別や容姿を自由自在に変えてしまえるため、もはや当人にも「本当の顔はわからない」という。また、推測の域を出ないが、プリテンダーのクラスであることを考えると「トリックスター」の境界記録帯がアルセーヌ・リュパンの役を羽織っている可能性も存在する。
その成立経緯は、FGO世界において異星の神が警戒せざるを得ないある脅威に対するジョーカーとして、異星の使徒に加えるために召喚したものだが、当人の美学とトリックスターとしての性質故に、協力を拒んだため召喚後に契約を破棄され退去し、その記録だけが座が残ることとなったというもの。
【ウィキ登録】可https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%a5%c0%a5%cb%a5%a8%a5%eb%a1%ca%a5%a2%a1%bc%a5%c1%a5%e3%a1%bc%a1%cb
製作者じゃないけどWikiにページが重複してるし中途半端な状態で放置されてるから管理人さんがいたら削除してほしい
確か権限ないとページって削除できなかったよね>>698
どうも製作者の者です。
すいません私の不手際なのに、かたじけないです。。。
プレビュー確認したくて専用タグ?ボタン?を押さずに保存押しちゃったことで今回のような事態に至りました。
製作した当事者としても削除出来ず困っていたので是非ともお願いしたいです。
やはり管理者側でないと削除は難しいんですね。。。以後とも気を付けたいと思います。「これはただ公の事。私情は挟みませんよ」
【元ネタ】史実 三国演義
【CLASS】ランサー
【真名】徐晃
【異名・別名・表記揺れ】公明(字) 壮侯(諡) 五子良将(異名)
【性別】男性
【身長・体重】176cm・71kg
【外見・容姿】大斧を手にした益荒男。のように見えるが目つきは冷え切っている。
【地域】中国
【年代】後漢末期~三国時代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B+ 魔力E 幸運B 宝具C++
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。>>700
【固有スキル】
騎乗:B
大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
心眼(真):B
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。
仕切り直し:B
戦闘から離脱する能力。
また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。
徐晃は敗戦した場合の善後策を用意してから戦いに臨んでいたという。
細柳営の戦訓:A
常在戦場、油断大敵を念頭に置く心構えと配慮を示すスキル。自陣営全体のACを常に+10し、また敵からの奇襲を無効化する。
細柳営とは前漢の名将・周亜夫が細柳に陣営を設けた際、戦勝に浮かれず軍規・威令を緩めなかった逸話から生まれた言葉。
徐晃の兵は、戦勝を祝う宴の最中も持ち場を離れず、曹操をして「周亜夫の風がある」と感嘆させたという。>>701
【宝具】
『長駆直入(ちょうくちょくにゅう)』
ランク:C++ 種別:対軍宝具 レンジ:10~50 最大捕捉:200人
樊城を囲む関羽の包囲網を長駆して打ち破り、長駆直入の語源ともなったという逸話から。
人馬一体となって敵陣に切り込む武芸の真髄と、相手の弱点を見抜く戦術眼が合体し、昇華された突撃宝具。
進路上の攻撃対象に対し、相手が受けている不利な補正を2倍にして計上した上で強力な攻撃を繰り出す。
さらに相手が防御・回避判定に失敗する度に追加攻撃を加える。この追加攻撃は相手が判定に成功するまで連続で行う事ができる。
敵方の弱点や窮状をきちんと把握した上で仕掛ければ、連撃による大ダメージを期待できるが、
逆に敵が万全の体勢でいる時(不利な補正がない状態)に仕掛けた場合はダメージの期待値は低くなる。
敵の弱点の把握や相手を不利な状況に追い込む作戦の併用によって、初めて真価を発揮する宝具と言える。
もしも真価を発揮できたのならば、軍神と呼ばれる程の英雄や十重に守りを固めた戦陣すら打ち崩せるだろう
【Weapon】
『大斧』演義において徐晃が用いる得物。宝具とも打ち合えるほどの業物。
『驊騮』演義に登場する徐晃の愛馬。崔勇を討ち取る際に騎乗していた。名は穆王の八駿に由来しており、古今、同じ名で呼ばれる名馬は多い。>>702
【解説】
後漢末期~三国時代の魏の武将。曹操をして「周亜夫の風がある」と感嘆させた名将。演義では大斧の使い手。
はじめ楊奉に仕えたが、曹操を明君と見て帰順。以後は各地で功績を挙げ、猛将・関羽の北伐をも阻んでみせた。
正史、演義ともに関羽とは友人関係であり、関羽からは「大兄」と敬称で呼ばれていた。
†
楊奉の下に仕官し、彼に献帝を連れて首都・洛陽に入る事や曹操との協力を進言。
曹操と楊奉の関係が決裂した後も曹操に従い、以後はその傘下の将として活躍する。
飛将と呼ばれた呂布、元黒山賊の眭固、後の蜀漢皇帝・劉備との戦いで功績を挙げ
袁紹との戦いでも顔良、文醜の撃破に関与するなど武功が多かった。
河北の戦いでも活躍。敵将の韓範の降伏をあえて許し、この事を周知して河北を安定させるように曹操に進言し、容れられた。
荊州征伐では満寵と共に関羽を攻撃し、また曹仁と共に周瑜を攻撃した。
馬超・韓遂の離反によって起こった潼関の戦いでは、敵の謀の無き事を見抜き、敵の背後に陣地を作って勝利に貢献した。
夏侯淵の西方攻略、曹操の漢中征伐にも随従し、戦功を挙げている。
劉備が漢中に攻め込んでくると、司令官の夏侯淵に従い、劉備の別将・陳式を大破。これを曹操は大いに喜んだと言われる。
しかし、司令官の夏侯淵が討死するなど戦役そのものは劣勢であり、最終的には漢中を放棄して撤退した。>>703
関羽が北伐を開始して樊城に攻め込み、曹仁を攻囲するだけでなく于禁らの軍勢を虜とすると
さしもの曹操も遷都を考えるほどに追い詰められたが
徐晃は声東撃西の戦術で関羽と戦い、これを大破、敗走させるという大功を挙げた。
──蜀記によれば関羽と徐晃は兼ねてから敬愛しあう間柄であったが、徐晃は「これは国家の事だ」と私情を捨てて関羽と戦ったという。
曹操は徐晃の功績を古の名将である孫武や司馬穰苴にも勝るものと褒め称え、盛大な宴を催して功績に報いた。
宴の最中にあっても徐晃の軍勢が持ち場を離れないのを見て「徐晃には周亜夫の風格がある」と感嘆したとも伝わる。
徐晃の人柄は慎み深く、戦うときは斥候を遠くに出して情報収集を行い、勝てなかった場合の備えを準備してから戦ったという。
その一方で、好機と見るや食事の暇もないほど猛烈に追撃を行う事もあった。
また曹操を明君と見て彼と出会えた事を喜び、個人の誉れや人脈を求めず、曹操に忠を尽くしたという。
†
演義においては大斧を得物とする猛将。関羽との友人関係や、友情より忠節を重んじて戦うのは正史同様。
顔良、文醜に敗れたり、錦の戦袍をめぐって許褚と揉めたり、副将の王平と揉めて敵方に寝返らせてしまうなどの失態はあるものの
樊城の戦いにおいては関羽の養子(正史では実子)の関平を圧倒し、(矢傷で万全ではなかったとはいえ)関羽をも激闘の末に敗走させるなど
優れた武芸と大将の器量の持ち主として描かれる。
その最期は史実の病死とは異なり、司馬懿の孟達討伐に従った折、相手の放った矢を額に受けての戦死となっている。>>704
【人物像】
慎み深い武人、と言えば聞こえはいいが、その実態はマスターに対してさえ秘密主義を貫く人間不信者。
謹厳実直ではあるが、楊奉から離反した時のようにマスターを変える事に躊躇しない。良禽は木を択んで棲む、という言葉通りに。
信を置く相手、明君と見込んだ相手には胸襟を開けるが、そうでない相手に対しては表面的な対応しか行わない。
情報戦を重視する一方で、信頼関係が築けていない相手には情報を渡さず、自己判断で動く傾向がある。
とはいえ、そうした対応はマスターに対して不服を抱いている為に行っているのではない。
楊奉に仕えていた時代の困苦が、他者を信じない行動様式を徐晃に染み付かせてしまったというだけの事。
その人間性自体は善性で武人としての矜持もきちんとあり、その上で私より公を重んじる、真っ当な英霊である。
朝廷に賊上がりが蔓延り、無法が法となる混沌の世界を生き抜いてきた経験は、徐晃に人間に対する疑心を強く根付かせた。
関羽のような清廉な人間はその心根に、曹操のような非常な人傑はその才幹に全面的な信頼を向けるものの、そうでない者は何一つ信用しない。
生前はある時まで軟化傾向にあったのだが、副将の王平と揉めた末に裏切られた事で、人間不信はさらに強固なものとなってしまった。
個人的な人脈を広げなかったのは、曹操への忠誠もあるが、むしろ自身の人間不信の方が理由としては大きかったのだ、と本稿では設定する。
軍の規律・威令が良く行われたのも、本質的には兵士たちを信用していなかったが故に、油断も疎漏もなく努めた結果。
皮肉にも、そういう態度が他者には慎み深いと誤解され、高く評価されたのである。>>705
【関連人物】
張角:「……黄巾賊の首魁かぁ……(あの頃の私は白波賊……実は元黄巾みたいなものなんですよねえ……)」
呂布:「あの時代では最強の一角。全盛期の関羽殿にも比肩する、類まれな武辺ですね。
人品については……まあ李傕達に比べればあれでもまともな方ですし、裏切りについて糾弾できる立場でもないですから……」
赤兎馬「……はぁ。呂布ですか。本人? 本馬? が言うならそれでいいんじゃないですかね……」
陳宮:「かつて彼を捕らえたのは私でした。荀攸殿の言ではありませんが、彼は考えを纏めて動き出すのが遅い傾向がありますね。
まあ出す結論が過激な事が多いので、その思考の遅さが上手く歯止めになっているとも取れますが……
え? あれでもマスターから見れば頭の回転が速い方なのですか?」
趙雲:「“長坂の英雄”を侮るなと曹公は仰っておられました。慎重を期して挑むべき相手でしょうね」
諸葛孔明:「関羽殿が認めるのも納得の智者。ですが人を見る目はありませんね。
王平みたいな偏狭で、文盲で、悪知恵に長けた奴を評価するなんて、それこそ頭がどうかしています!」>>706
司馬懿:「樊城の戦いでは勝利の一助となった軍師殿ですね。演義では最後の戦いで同道した相手として描かれたとか。
まあ私は矢であっさり射.殺されたみたいですけどね、物語では」
周瑜:「曹公を完膚なきまでに破った名将ですね。曹仁様の幕下で戦った事がありますが陸でも十分恐ろしい相手でしたよ。
早逝してくれたのは呉にとっては不運でしたが、我らにとっては幸運でした」【元ネタ】都市伝説、史実
【CLASS】ファニーヴァンプ
【真名】ホープダイヤモンド
【異名・別名・表記揺れ】「フランスの青」「王冠のブルーダイヤモンド」タベルニエ・ルイ等
【性別】不定
【身長・体重】不定・不定
【外見・容姿】淀んだ光を放つブルーダイヤモンド。どす黒いオーラに包まれて人型を形成している。容姿はマスターの要望に応じて可変するが、要望がない限り人になるときはその宝石のペンダントを身につけ、青黒いサリーをまとった不気味な笑みを浮かべる乙女になる
【地域】インドを始め欧州、そして世界
【年代】様々
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:E++ 耐久:A 敏捷:E 魔力:A 幸運:EX 宝具:EX
【クラス別スキル】
ファム・ファタール(宝石)∶EX
ファム・ファタールの亜種スキル。その美貌、背徳、多情を以て、人間を破滅に導く運命の宝石。
男女問わず周囲の人間を自然に恋に落とす属性を持っているが、それを手に入れた最期には必ず破滅が訪れる。
騎乗(装飾)∶A
通常の騎乗とは異なりファニーヴァンプは騎乗することも乗りこなすこともできない。
器物...装飾品アクセサリーのサーヴァントとしての特殊能力。誰かに装飾品として運ばれ所有される事に適性を持つ。>>708
【固有スキル】
無辜の怪物∶EX
呪いの宝石。ホープダイヤモンド
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。
このスキルを外すことは出来ない。
誹謗中傷、あるいは流言飛語からくる、有名人が背負う呪いのようなもの。
本来はただの宝石だったはずが、余りにも有名な真偽問わぬ呪怨と災禍が渦巻くかの宝石の伝説が生まれてしまい、霊基に染み付いてしまった。
逆説的にこれらの経緯により所持した人々を破滅へと導いたことからファニーヴァンプとしてのクラス資格を手に入れた。
吸血(運命力):C
吸血行為による体力吸収&回復。ただし吸血鬼ではなく宝石であり吸血することは出来ないが、周囲の運命力を吸い上げ、魔力に変換する。
希望と絶望の誘い∶A
ホープダイヤモンドの直訳と石言葉、後世に残る伝説が混ざり合い、スキルになったもの。
所有者を始め味方全体に様々なバフを与えるが、それと同時に強烈なデバフを与え、破滅へと導かせてしまう。無論、自身のマスターや周囲の人間も含めて。>>709
【宝具】
『蒼の厄災、廻りし紅閃(ブルーナイトメア・デッドエンドレス)』
ランク:EX 種別:対心宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
その美しさにより人々が渇望し手を伸ばしたとされ、それを手にした所有者を破滅へと導いた悪魔の宝石。それが破滅を齎すものであると理解していながらも魅了されずにはいられない、魔性の煌き。それらが具現化し宝具に昇華されたもの。
レンジ内全域に凝縮した超微細な深い青の輝きの中に、鮮やかに瞬く赤の燐光を放つ広範囲型精神汚染攻撃。
それらに触れるか、魅せられてしまった場合精神判定が発動し、失敗したものは強烈な魅了状態へと陥り正常な判断能力を喪い、狂気に陥ってホープダイヤモンドを手に入れようと暴走する。...そして、幸運などの運命力を喪って自滅するか、争奪戦に巻き込まれて身を滅ぼす。ファニーヴァンプのもとに近づいたり近づこうとするものに対しても。
しかしこの感染型攻撃に味方も対象に含まれており、破滅の連鎖の果てに敵味方問わず甚大な被害を齎し得る、一種の危険な汚染型悪性宝具である。
これとは別に攻撃に転じて呪をさらに凝縮してレーザーを放ったり、ホープダイヤモンドの断片を飛ばして攻撃し着弾時に範囲的に呪詛を拡散する。一回の汚染範囲は対して広くはないものの、複数攻撃で汚染を拡散させる危険な戦法を行うことも可能。
【Weapon】
宝石魔術
自身が宝石自身が宝石であるため、高度な宝石魔術を行使可能。
呪詛と攻撃に特化しており、治癒や探索といったその他の術式は組めない。
自身を魔力収光媒介として高威力の光線を放つ、肉体を万物を切り裂く刃に変える、四肢の一部を鉱石化し物理ダメージを与える、呪念が蓄積された自分自身のレプリカや引き立て役の数多の宝石を投影し、瞬間的に炸裂させるなど。
魔力消費は大きいが威力が非常に高く、通常の宝石魔術行使に比べ総合的なコスパが良い。>>710
【解説】
ホープダイヤモンド。45.52カラット(9.104g)、長さ、幅、深さ25.60mm×21.78mm×12.00mmのブルー・ダイヤモンド。
深く、黒っぽい藍色の宝石であり、その美しさは「ファンシー・ダーク・グレイッシュ・ブルー」「超微細な深い青」「最も美しいブルーサファイアの青」などと称された。美しい紫、とも。名前の由来は所有者の一人であるホープ家に由来している。
結晶構造内に微量のホウ素が含まれているため、通常の光の下では青色を呈し、紫外線を照射すると赤色の燐光を放つ。この「暗闇で赤く煌めく」効果は、紫外線を照射した後もしばらく持続し、この奇妙で神秘的な性質が「呪いの伝説」に拍車を掛けたのかもしれない。
諸説は異なるが最も古い記録によれば元はインド由来であるとされ、公式的に記録されているのがフランスの宝石商ジャン・バプティスト・タヴェルニエが17世紀頃にインドのダイヤモンド鉱山で買い付けたものであるとされている。
その後、この宝石はフランス王ルイ14世が購入されたが、盗難やオークション、破産の末の売却などにより、多くの持ち主の元を渡り歩き、破滅と不幸を齎したという。
タヴェルニエは病、或いは野犬の群れに襲われて死亡し、ルイ14世は後にフランス革命の原因にもなったともされ、それを購入したルイ16世は妻マリー・アントワネットと供にその革命の犠牲者となり、とある王子が購入したがロシア革命派に殺された、ある男がトルコのスルタンにこれを売却したが妻と幼い子供と共に断崖から投げ落とされた、ある者はこの宝石を持っていたせいで絞首刑に処された、カッティングした宝石商が破滅的な死を遂げた...など。>>711
伝説には真実も含まれるが、その多くは宝石の価値とネームバリューを高めるために作られた誇張と捏造である。
(例えば、タヴェルニエが病、或いは野犬の群れに襲われて死んだという話は確実に虚構であり、かれは84歳で天寿を全うしたという。また、マリー・アントワネットのギロチンによる処刑が、この宝石を身に付けていた事による呪いとされる事があるが、ホープダイヤモンドのペンダントは国王専用であったため、一度も身につけたことがなかったとされている)
現在、ホープダイヤモンドはスミソニアン博物館の群の一つである国立自然史博物館に展示されており、呪いも今のところ沈黙している。───今のところは
何処までが真実かは定かではないが、ホープダイヤモンドの呪いの伝説は、その美しい輝きと神秘的な魅力と相まって、多くの人々を惹きつけている。まさに人間にとって魔性の宝石(ファム・ファタール)とでも言えるだろう。
ちなみに余談だがホープダイヤモンドの石言葉は「永遠の幸せ」「絆を深める」「幸福を願う」であり、直訳すると『希望の宝石』という名前と石言葉に希望的な意味が込められてるのは裏腹に、絶望を振りまいた伝説が刻まれていることになんという皮肉であろうか。【元ネタ】『王書』
【CLASS】アサシン
【真名】シャガード
【性別】男性
【身長・体重】188cm・80kg
【容姿】黒い髪、褐色肌の穏やかな表情の美丈夫
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を断つ。
隠密行動に適している。自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは落ちる。>>713
【固有スキル】
破壊工作:B+
戦闘の準備段階で相手の戦力を削ぎ落とす才能。
トラップの達人。ランクBならば、相手が進軍してくる前に3割近い戦力を戦闘不能に追い込むことが可能。
彼の場合、部下が多ければ多いほどダメージ割合が増加する。
ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格が低下する。
破滅の宿命:B
英雄に対しての攻撃すべてのダメージ値を増幅させると同時に自身が受けるダメージを増幅させるデメリット込みのスキル。
己も含め輝かしきサームの一族を破滅させる宿命の持ち主。
プランニング:B
対象を暗殺.するまでの戦術思考。
軍略とは異なり、少数での暗殺任務のみに絞られる。
なお、自己の生還は考慮しない。>>715
【解説】
『王書』に登場する英雄ロスタムの異母弟。サームの子ザールの息子。
生まれた時より占いでは成人すればサームの後裔を破滅させ、イランの国を混乱させるが、自身も早逝すると言われていた。
しかしザールは愛情深く育て、シャガードは鎚矛と輪縄を使う立派な騎士となり、シャガードはカブール王の娘と結婚した。
これによりザーブリスターンの主であるロスタムは、これ以降はカブールに対して貢物を要求しないだろうと思われていた。
しかしこの年もロスタムはカブールの貢物を要求した。
これにシャガードは怒り、カブール王と結託しロスタムを抹殺しようと目論んだ。
シャガードは槍、短剣等を埋めたいくつもの穴を用意させ、虚言でロスタムを誘い出した。
そうして落とし穴のある猟場でロスタムとその愛馬ラクシュは穴に落ちてしまった。
ロスタムとラクシュは致命的な傷を負ったが、ロスタムは野獣に食われぬように自分の弓矢を渡して欲しいと懇願した。
シャガードは弓矢を渡しつつ、矢を恐れて木に隠れたが、ロスタムは木ごとシャガードを射抜いた。
【人物】
普段は穏やかな人格者だが、身内の裏切り(と感じたもの)を受けると逆上する。
それでいてその復讐の為ならまったく怒っていないフリもできる厄介な人物。
【コメント】
ロスタムもいきなりブチ切れるのは想定できなかっただろうけども貢物の件が無ければ…という印象。>>717
そうですか?あくまでも参考程度でありそれらをパクるつもりはなかったので…!もしそういうふうに感じてしまったらごめんなさい。語彙力と文章力皆無でごめんなさい。
もし怪しかったら修正します。
>>708
騎乗(装飾)∶A
通常の騎乗とは異なりファニーヴァンプは騎乗することも乗りこなすこともできない。
器物...装飾品アクセサリーのサーヴァントとしての特殊能力。誰かに装飾品として運ばれ所有される事に適性を持つ。
↓
騎乗(装飾品)∶A
通常の騎乗とは異なりファニーヴァンプは騎乗することも乗りこなすこともできない。だが、装飾品として幾度も人に運ばれたゆえに器物...装飾品アクセサリーのサーヴァントとして誰かに運ばれることに特化している。リクエスト鯖です
【元ネタ】『日本書紀』、『古事記』
【CLASS】セイバー
【真名】武振熊
【性別】男性
【身長・体重】190cm・86kg
【容姿】黒髪の大男。サメかワニを思わせる眼光の持ち主。
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。>>719
【保有スキル】
神秘殺し:B
両面宿儺討伐の逸話により習得。
対神秘への特攻として働く。
八幡神の加護:A
かつての主君と同一とされる八幡神の加護。
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
かつて武内宿禰と共に軍を率いて反乱軍を討伐した。
【宝具】
『絶技・鬼人打破(ぜつぎ・きじんだは)』
ランク:B 種別:対人・対軍絶技 レンジ:1~20 最大捕捉:20人
かつて両面宿儺を打倒したセイバーの絶技。
斬撃と共に海の怪物・和邇(わに)を思わせる魔力が形を成したものが飛翔し、対人・対軍規模で殲滅する。>>720
【解説】
『日本書紀』、『古事記』に伝わる古墳時代の豪族・和珥氏(わにうじ)の祖。
神功皇后元年に皇后と皇子に対して反乱を起こした忍熊王を討つため、武内宿禰とともに遣わされた。
仁徳天皇65年では飛騨に「宿儺(すくな)」という体は1つで顔は2つある怪物があり、
皇命に従わず人民を苦しめたために武振熊が討伐に遣わされた。
【人物】
主君の命を第一とし、忠義を貫く武人肌。
だがかつて討伐した両面宿儺については何らかのしこりを残しているようで、その存在を聞かれてもあまり喋らない。
…両面宿儺をどこか武人として認めている部分がある。
【コメント】
両面宿儺については型月では(多分)語られた事はないだろうけども、単純な怪物では無いのだろうなというイメージで作成。【元ネタ】スコットランド伝承
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アリソン・グロス
【性別】女性
【身長・体重】150cm・150kg
【属性】中立・悪
【副属性】地
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷E 魔力A 幸運E 宝具-
【クラス別スキル】
陣地作成:B++
通常の陣地効果に加え、妖精領域が布かれる“塔”を形成できる。
正確には、サーヴァントの身の彼女が・現代文明社会で妖精領域を布くには
少なくとも生前の“塔”規模の陣地効果を必要とする、ということ。
道具作成:B
魔術的な道具を作成する技能。>>723
【保有スキル】
北辺の魔女:A
妖精/魔女としての性質を示すものだが、
詳細は不明(本人が明かそうとしない)。
異貌の妖:B
正気を揺るがす怪物の様ではないが、嫌悪・忌避を招く容貌。
対話・交渉時には一般に大きなマイナスとなるが、遣り様によっては
有利に働く事もあろう。彼女にその手管があるかは別として。
『ガウェイン卿と貴婦人ラグネルの結婚』に一例が見られる、
度外れて醜い女性を娶った男が大いなる幸いを得る(しばしば女性は
輝く美女へ変貌もする)『醜い妖精妻』『恐るべき接吻』型の物語。
それを前提とするなら、アリソン・グロスはその“失敗例”である。
彼女と契約者の間に確かな信頼・親愛が結ばれた場合にのみ、
幸運を筆頭に契約者の基礎能力効果を起こす加護として働く。
……アリソン・グロスが美しくなるのか、は定かでない。>>725
【宝具】
『等し並みに美しく(アグリスト・アールガッド)』
ランク:- 種別:特殊宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
形成した“塔”を、銀の短杖へと圧縮変形させる。
この杖による直接接触、ないし礼装としての杖を介した術により
場所と無関係に他者への領域(ルール)強制が可能となる。
当然“塔”は失われるのだが、元々の形成場所、そうでなくとも
相応の掌握霊地を用意したならば随時陣地への復帰が可能である。
その内では誰もがみな等しい美しさを持つ、彼女の妖精領域(ルール)。
変質したのか、それとも発生の元々からがそうであったのか、自分自身を
“醜いもの”として誰より強く認識しているアリソン・グロスにおいては
“己の基準において美醜の程度を己と同じくする”、すなわち
“他者を自分と同じほど醜いものに変える”領域となっている。
外見に限らず、力においても変化後の姿形に相応しいものが与えられる。
それが無力に蠢く虫であれ、醜悪かつ凶悪な怪物であれ。>>727
塔に住む魔女アリソン・グロスは北国一の醜女。
若く美形の騎士(バラッドの語り手)を恋し、あらゆる富を差し出して
恋人になるよう迫るのだが、騎士は三度に渡り断固として拒絶した。
「どこかへ行ってしまえ、お前の醜い唇に、キスなんてお断りだ!」
アリソン・グロスは三度緑の角笛を吹き、月と星々にかけて誓いを立て、
騎士が生まれた日を呪い、その場で三度回ると銀の短杖で彼を叩いた。
すると騎士は力と意識を失って地面に倒れ込んだ。そして目覚めると
化け物じみた醜い虫(ワーム)の姿になっていたのである。
妹メイズリーが変わり果てた兄を見つけ出し、献身的に世話をした。
毎土曜日にやって来ては頭を洗い髪を(この虫には生えていた!)梳き、
膝枕をしてやりもするのだが、兄を元の姿に戻す役には立たなかった。
「こんな醜い私の、こんな唇で妹にキスするぐらいならば、
ずっと木に巻き付いていた方がどんなにかましな事だろう」
ハロウィンの夜、通り掛かった騎馬行の妖精女王が彼を見つけ、膝上に招き
三度叩いて人の姿に戻した。魔女の力は二度と彼に及ばなくなったという。>>718
**無辜の怪物:EX
&ruby(ホープダイヤモンド){呪いの宝石}
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。
このスキルを外すことは出来ない。
誹謗中傷、あるいは流言飛語からくる、有名人が背負う呪いのようなもの。
余りにも有名な真偽問わぬ呪怨と災禍が渦巻くかの宝石の伝説
それが破滅を齎すものであると理解していながらも魅了されずにはいられない、魔性の煌き。
レンジ内全域に 超微細な深い青の 鮮やかに瞬く赤の燐光を放つ
に触れるか、魅せられてしまった ものは強烈な魅了状態へと陥り 正常な判断能力を喪い と暴走する。
...そして 争奪戦に巻き込まれて
破滅の連鎖の果てに 甚大な被害を齎し得る 悪性宝具
**『宝石魔術』
自身が宝石であるため、高度な宝石魔術を行使可能。
呪詛と攻撃に特化しており、治癒や探索といった 術式は組めない。
自身を魔力収光媒介として高威力の光線を放つ、肉体を万物を切り裂く刃に変える 呪念が蓄積された自分自身のレプリカや引き立て役の数多の宝石を投影し、瞬間的に炸裂させるなど。
魔力消費は大きいが威力が非常に高く、通常の宝石魔術行使に比べ総合的なコスパが良い。>>729
ホープダイヤモンド。45.52カラット(9.104g)、長さ、幅、深さ25.60mm×21.78mm×12.00mmのブルー・ダイヤモンド。
深く、黒っぽい藍色の宝石であり、その美しさは「ファンシー・ダーク・グレイッシュ・ブルー」「超微細な深い青」「最も美しいブルーサファイアの青」などと称された。美しい紫、とも。
結晶構造内に微量のホウ素が含まれているため、通常の光の下では青色を呈し、紫外線を照射すると赤色の燐光を放つ。
この「暗闇で赤く煌めく」効果は、紫外線を照射した後もしばらく持続し、この奇妙で神秘的な性質が「呪いの伝説」に拍車を掛けたのかもしれない。
最も古い記録によれば フランスの宝石商ジャン・バプティスト・タヴェルニエが17世紀頃にインドのダイヤモンド鉱山で買い付けたものであるとされている。
その後、この宝石はフランス王ルイ14世が購入されたが、盗難やオークション、破産の末の売却などにより、多くの持ち主の元を渡り歩き、破滅と不幸を齎したという。
タヴェルニエは病、或いは野犬の群れに襲われて死亡し フランス革命の原因にもなったとも とある王子が購入したがロシア革命派に殺された、ある男がトルコのスルタンにこれを売却したが妻と幼い子供と共に断崖から投げ落とされた、ある者はこの宝石を持っていたせいで絞首刑に処された、カッティングした宝石商が破滅的な死を遂げた...など。
伝説には真実も含まれるが、その多くは宝石の価値とネームバリューを高めるために作られた誇張と捏造である。
(例えば、タヴェルニエが病、或いは野犬の群れに襲われて死んだという話は確実に虚構であり、かれは84歳で天寿を全うしたという。また、マリー・アントワネットのギロチンによる処刑が、この宝石を身に付けていた事による呪いとされる事があるが、ホープダイヤモンドのペンダントは国王専用であったため、一度も身につけたことがなかったとされている)
現在、ホープダイヤモンドはスミソニアン博物館の群の一つである国立自然史博物館に展示されており、呪いも今のところ沈黙している。
ざっと抜き出しただけでもこれだけ同じ文章がある訳だけどこれでも自分がやったことはパクリではなく参考にしただけと言えますか?>>722>>717
>>718の発言を前言撤回し、本当に申し訳ございませんでした。時間おいて冷静に考えてみたら自分は間違ったことを言い過ぎてしまい、やっぱり自分が悪かったと思います。
あの時の自分は何も考えずに他のサイトの作者さんの作ったキャラクターの情報の一部を丸パクリしてしまったことに後悔と反省を抱いています。
けど、悪意あったりとかそういう意思はありません。一部の所は自分で考えたのもあります。
そのキャラを作った作者さんごめんなさい
せめて、基本情報とスキルの一部と解説の一部以外大幅修正したのを投稿させてください。
【元ネタ】都市伝説、史実
【CLASS】ファニーヴァンプ
【真名】ホープダイヤモンド
【異名・別名・表記揺れ】フランスの青、王冠のブルーダイヤモンド、タベルニエ・ルイ等
【性別】不定
【身長・体重】不定・不定
【外見・容姿】淀んだ光を放つブルーダイヤモンド。どす黒いオーラに包まれて人型を形成している。容姿はマスターの要望に応じて可変するが、要望がない限り人になるときはその宝石のペンダントを身につけ、青黒いサリーをまとった不気味な笑みを浮かべる乙女になる
【地域】インドを始め欧州、そして世界
【年代】様々
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:E++ 耐久:A 敏捷:E 魔力:A 幸運:EX 宝具:EX>>731
【クラス別スキル】
ファム・ファタール(宝石)∶EX
ファム・ファタールの亜種スキル。その美貌、輝き、希少性などそれらを以て人間を破滅に導く運命の宝石。
男女問わず周囲の人間を恋に落ちたかのように惚れさせ、欲を揺さぶらせる属性を持っているが、それを手に入れた最期には必ず破滅が訪れる。
騎乗(装飾品)∶A
通常の騎乗とは異なりファニーヴァンプは騎乗することも乗りこなすこともできない。だが、装飾品として幾度も人に運ばれたゆえに器物...装飾品アクセサリーのサーヴァントとして誰かに運ばれることに特化している。
【保有スキル】
無辜の怪物∶EX
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。このスキルを外すことは出来ない。
誹謗中傷、あるいは流言飛語からくる、有名人が背負う呪いのようなもの。
本来はただの宝石だったはずが、人々の身勝手な理由で生み出した様々な架空話が凝縮し都市伝説がうまれた。その影響で敵味方問わず他者を惚れさせ不吉をもたらし、所有者を破滅に導いてしまう呪いの宝石と化した。逆説的にこれらの経緯により所持した人々を破滅へと導いたことからファニーヴァンプとしてのクラス資格を手に入れた。
吸血(運命力):C
吸血行為による体力吸収&回復。ただし吸血鬼ではなく宝石であり吸血することは出来ないが、周囲の運命力を吸い上げ、魔力に変換する。
希望と絶望の誘い∶A
ホープダイヤモンドの直訳と石言葉、後世に残る伝説が混ざり合い、スキルになったもの。
所有者を始め味方全体に様々なバフを与えるが、それと同時に強烈なデバフを与え、破滅へと導かせてしまう。無論、自身のマスターや周囲の人間も含めて。>>732
【宝具】
『蒼の悪夢、廻りし災厄(ブルーナイトメア・チェイン・オブ・ディスペア)』
ランク:EX 種別:対心宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
その美しさにより人々が渇望し手を伸ばしたとされ、それを手にした所有者を破滅へと導いた悪魔の宝石。それが破滅を齎すものであると理解していながらも魅了され、手を伸ばさずにはいられない魔性の美しさ。それらが具現化し宝具に昇華されたもの。
レンジ内全域に深く明るい青と鮮やかに瞬く血のように赤い燐光が混ざり合いながら周囲に放つ広範囲型精神汚染攻撃。
ファニーヴァンプのもとに近づいたり近づこうとするもの、それらに触れるか、輝きを目にしたり受けた場合精神判定が発動し、失敗したものは確実に正常な判断能力を喪って強烈な魅了状態に陥り、錯乱状態になってホープダイヤモンドを手に入れようと暴走する。...そして、届くことはなく幸運などの運命力を喪って自滅するか、それを受けた他者と争奪戦しあい両者とも全滅、仮にそれらから逃げたとしても思いがけないところで破滅する。
しかしこの感染型攻撃に味方も対象に含まれており、破滅の連鎖の果てに敵味方問わず全滅という甚大な被害を齎し得る危険な宝具である。
【Weapon】
『呪の宝石』
要するに自分自身。肉体の一部を刃状に変えたり、鉱石化し物理ダメージを与える、宝石の断片を放出する、それに加え着弾に呪を炸裂させたり、光や魔力を凝縮してレーザーのように放ったりする。
また、自身が宝石であるためか宝石魔術も行使可能であり、呪詛行使など攻撃特化ではあるものの、通常のより質が良く非常に威力が高い。>>733
【解説】
基本情報は約45.52カラット、色はグレーがかった少し暗いブルー・ダイヤモンド。元は112カラットの巨大な原石であるとされている。名前の由来は所有者の一人であるホープ家に由来している。
通常は青に近い色ではあるが、太陽光など紫外線を照射すると赤く光る。なぜならば通常のダイヤモンドは炭素を構成要素に持つ鉱石だが、ホープダイヤモンドは結晶構造内にホウ素がインクルージョン(不純物)として含まれることから。ちなみにダイヤモンドが自然界で生成される地中深くでは、ダイヤモンドにホウ素が混ざり合う環境は地質学的に考えにくいと言われており、ホープダイヤモンドがどのように生成されたのかは謎に包まれている。この謎の性質に加え、神秘的な美しさと奇妙な組み合わせが呪いの都市伝説を生む好奇的な素材になってしまった。
真偽は不明ではあるが元はインド由来であり農夫が見つけたとされ、しばらくしてある寺院の神妃像の瞳に埋め込まれていた。だが後の時代の宝石商人ジャン・バプティスト・タヴェルニエによるものなのかは不明だがその片方の瞳の宝石を盗まれてしまう。それに気づいた僧侶は怒り、呪いをかけた。
「我が寺院の宝石を盗み、不本意に手にし所有する愚か者に、天罰を!」
それはさておき、タヴェルニエが17世紀頃にインドからこの宝石をフランスへ運んだ。そしてその宝石を王ルイ14世が購入したが、その時からすでに不運が始まっていたかもしれない。
タヴェルニエは野犬の群れに襲われて死亡し、ルイ14世はフランスの財政が困難になり後にフランス革命の原因にもなったともされ、その数十年後にルイ16世は妻マリー・アントワネットと供にその革命の犠牲者となってしまった。だが革命の最中その宝石は盗難に遭い、一時 は行方がわからなくなる。真相は不明だが呪は様々なところで相次いでいき、なんやかんやあって1800年頃にオランダの宝石研磨師ファルスの手に渡ったとされているが、息子がこのダイヤを勝手に売り飛ばしてしまい、そのショックでファルスは死亡。息子はのちに発狂して自ら命を絶った。>>734
1812年9月にロンドンのダイヤ商ダニエル・エリアソンが所有した事が行方不明から20年後に現存する文献より確認が出来たがその呪いに巻き込まれ、後にロンドンの大銀行家ヘンリー・フィリップ・ホープが入手。そのダイヤを得に入れたときからは数々の不幸に見舞われ数年後には破産し、失意のうちに死亡。やがて名家だったホープ家は没落した。
1911年、エドワード・マクリーンが妻エヴァリンの為に入手。しかしこのダイヤを入手後、夫妻の10歳の息子が交通事故死。夫婦生活は破綻し、離婚。マクリーンは、その出来事が原因で精神に異常をきたし、精神病院で発狂死。ダイヤは妻であるエヴァリンの手に渡る。しかし1946年、彼女の娘が睡眠薬を飲み過ぎて死亡。翌年には彼女本人も持病が悪化して死亡。1949年に最後の持ち主であるニューヨーク宝石商ハリー・ウィンストンが買い取った。だが所有に困り果てたのか売却はせず1958年にスミソニアン自然史博物館に寄贈。現在ホープダイヤモンドはスミソニアン博物館の群の一つである国立自然史博物館に展示されており、呪いも今のところ沈黙している。
───多分、今のところは
それらには真実も含まれるが、伝説の大半はその宝石の価値と知名度を広め、認知してもらうために人々が面白おかしく脚色され、作られた捏造話である。例としてあげると、タヴェルニエが野犬の群れに襲われて命を落としたという話は架空であり、実際は84歳で天寿を全うした。また、マリー・アントワネットはこの宝石を気に入ったかどうかはわからないが一度も身に付けたことはない。様々な不幸に見舞われたマクリーン夫人も最後までダイヤの呪いを否定している。>>735
何処までが嘘で、何処までが真実かは定かではないが、ホープダイヤモンド自体の希少価値は高く、その美しい輝きと神秘的な魅力と相まって多くの人々を惹きつけている。まさに人間にとって魔性の宝石ファム・ファタールとでも言えるだろう。
ちなみに余談だがホープダイヤモンドの石言葉は「永遠の幸せ」「絆を深める」「幸福を願う」であり、直訳すると『希望の宝石』という名前と石言葉に希望的な意味が込められてるのは裏腹に、絶望を振りまいた伝説が刻まれていることになんという皮肉だろうか。
この度は、本当に申し訳ございませんでした。今後は誤って他サイトの作者さんのキャラクターの設定の一部の丸パクリを起こさないように気をつけながら参考しつつも自分で考えて作成し、慎重に投稿していきたいと思います。
反省として少し自身の鯖投稿を休止し、離れます。こじれたら口出そうと思ったけど終わったようね。
特に言うことはない。
謝罪レスも不要。
これ以上スレにお目汚しを増やす必要はありません。【元ネタ】ウガリット神話
【CLASS】アサシン
【真名】ヤトパン
【性別】男性
【身長・体重】185cm・82kg
【容姿】黒い髪、褐色の肌、鋭い目つきで筋肉質。
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を断てば発見することはほぼ不可能に近いが、攻撃態勢に移ると気配遮断のランクが大きく落ちてしまう。>>740
【解説】
ウガリット神話において「アクハトの伝説」に登場する女神アナトに仕える戦士。
ある時アナトは、ハルナイムの王子アクハトが所有する工芸神コシャル・ハシスが特別に作った弓を手に入れようと考えた。
アナトはアクハトに金や銀、不死の命と引き換えにその弓を交換しようと持ち掛けた。
しかしアクハトは拒んだためアナトはヤトパンに命じてアクハトを殺させた。
この時アナトによってヤトパンは鷲に変身して攻撃した。
こうしてアクハトは亡くなったが、弓も失われてしまい、更にこの行いで地上に乾期が訪れた。
アクハトの姉妹プガトは喪が明けた後に復讐を誓い、仇ヤトパンを探し出し殺した。
【人物】
女神アナトに忠誠を誓う誇り高い戦士。
…なのだが自分の功績を自慢したがりで結構お喋り。
アクハトの抹殺はアナトの命を忠実に実行した結果として誇っている。
【コメント】
元々の伝説が残っている情報が大分少ないので結構でっち上げみたいな部分はあるかも。【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】ケティ1世
【異名・別名・表記揺れ】メリイブラー、アクトエス
【性別】男性
【外見・容姿】自身の倍ほどあるモコモコの髪の毛に半ばうずもれた青年
【地域】エジプト
【年代】紀元前22世紀
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:A 耐久:D 敏捷:D 魔力:D 幸運:C 宝具:B
【クラス別スキル】
狂化:-(A)
理性と引き換えに身体能力を強化するスキル。
「羊神の加護」のために効果が抑制されており、理性も保たれている。>>742
【固有スキル】
ノマルコス:A++
州侯。古代エジプトにおける地方長官のこと。
中央政権の弱体化に伴って多くのノマルコスが自立勢力として台頭し、覇権を争ったという。
バーサーカーはその筆頭とも呼べる存在。力をもって王位に至った人物として強力な暴威を宿す。
邪悪なるアクトエス:-(B)
すべてのエジプト人に災いをもたらしたという悪王アクトエスと同一視される。
周囲に対して種々様々なバッドステータスを振りまくスキルだが、「羊神の加護」によって封じられている。
羊神の加護:A
首都ヘラクレオポリスにて崇拝された羊神ヘリシェフの祝福。
その恩恵はフワフワにしてモコモコ。全身を覆うほどの羊毛めいた髪の毛は柔らかく、お日さまの香りがする。
毛を撫でれば心安らぎ、全身を預ければ戦意さえ失う。平和と平穏の象徴。
つまりは豊穣・豊作の加護であり、争うより一緒にのんびりしようぜという気持ちを振りまくのである。>>744
【解説】
エジプト第9王朝の創始。
官僚拡充による第5王朝の発展とそれゆえに生じた地方長官の権威の増大、
さらに第6王朝のファラオ・ニトクリスが後継を定めずして命を絶ったがゆえの混乱を経て、
衰退した中央政権に代わって台頭し、王位の正統を唱えたのがケティ1世である。
ケティは多くの地方勢力からその支配を認められた一方、非常に強行的に勢力を拡大したために反発も大きかったとされる。
このことから、すべてのエジプト人に災いをもたらした狂気の王アクトエスとはケティを指すと考えられている。
その記録によれば生来邪悪であり、暴虐の果てに狂を発し、ついにはワニに食い殺されたという。
【人物像】
いつも自分のフワモコ髪の毛に身を預けてダラダラしてる系ファラオ。
悠長でマイペース。ともすれば物臭で自堕落。説教・お小言を右から左に聞き流しながらしっかり根に持つ厄介系。
ダラけていると思えばいきなり闘志を燃やして飛び出していったり、殺意を滾らせて駆け出したり。
マイペースなせいでどこにスイッチがあるか分かりづらく、周囲の人間はどうしたって付き合い方に難儀する。
そうして気ままに生きた結果、当然として悪王・狂気の王として名指されたりもしたが、やっぱり気にせずダラけている。
羊神ヘリシェフに言わせれば、怠けることで次の一事のための活力を溜め込んでいるだけ。
本質的にはかなりエネルギッシュなタイプ、だとか。>>745
【因縁キャラクター】
・ニトクリス
不安定だった第7・第8王朝を考慮せず、ケティは第6王朝の後継者として君臨した。その意味での先代ファラオ。
「おかげで苦労したし、おかげで名を挙げられた。なんとも言えないとこだからお互いに遠慮することもないだろう」
「そっちもそっちで色々あったろうし。いいさ、気にせずモフっていけよ、先輩」
・ヘラクレス
その名の通り、ヘラクレオポリスの羊神ヘリシェフと同一視されたギリシャの英雄神。
「ヘリシェフのごとき神、というよりはお前の影響でヘリシェフはそういう神になったのだろうさ」
「だから、いい。存分にモフれ。お前には当然の権利だ」
・アルテラ・ザ・サン[タ]
「羊が好きか。そうか。じゃあサービスで、一回だけモフっていいぞ。拗ねるなよ安売りはしない主義なんだ」
・アポロン
「太陽で羊。なるほど嫌いじゃない。だけどモフりはなし、お互いにいい距離を保つとしようか」
「だって近づきすぎて毛が絡みでもしてみろ。荒ぶるしかなくなるだろう。なあ?」
リクエスト鯖、wiki登録可
ああいう最期を迎えたニトちゃんだけどやっぱその後に結構な混乱があって、それをひとまずまとめたっぽい人
なのでひつじがひつじでひつじです【元ネタ】『饗宴』
【CLASS】キャスター
【真名】ディオティマ
【性別】女性
【身長・体重】160cm・50kg
【容姿】金髪の「美しい」女性。肉体的な美だけではなく立ち振る舞いが美しい。
【属性】中立・善
【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷D 魔力A 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:A
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
病魔などの侵入を防ぐ聖域を形成することが可能。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成できる。
美を引き立てるアイテムを作成する。>>749
【解説】
プラトンの『饗宴』にて語られる女哲学者にして巫女。実在の人物か架空の人物かは定かではない。
その思想とされるものは「プラトニック・ラブ」という概念の起源になった。
恋のことでもその他のことでも、何にでも通じる知者とされる。
『饗宴』において人々は、愛の意義について議論を交わす。
ソクラテスは若かった頃に、予言者で巫女であったディオティマから「愛の哲学」を教えられたという。
またディオティマがアテナイにおける疫病の蔓延を遅らせることに成功したとも。
ディオティマの見解では、愛は神性の黙想へと上昇する手段であり、
美しい、愛らしい他者は、人の意思と魂に霊感を与え、その意識を霊的対象へと向ける。
他者の美しさを認知し、そこから特定の個人からは切り離された美そのものへの賞賛へ、
さらに美の源泉である神性の考察へと進み、神性への愛へと至る。
「美のイデア」に到達した魂、神々に似たものになろうと努力してきた魂は、死後に天上へといち早く帰還できるのだ。>>750
【人物】
優しく「愛」を説くお姉さん。
その愛はやや高尚すぎる部分があるが、受け入れられない者に対しても否定的にはならない。
(また必ずしも肉体的愛を否定しているわけではない)
【コメント】
なかなか思想の解釈が難しい感じもして落とし込むのが大変な人だった…
高速神言については型月世界の古い時代の巫女なら魔術くらい習得していてもいいだろうという判断です【元ネタ】ギリシャ神話・イリアス・オデュッセイア・アガメムノン
【CLASS】ライダー
【真名】アガメムノン
【異名・別名・表記揺れ】王の中の王、アカイアの総大将、
【性別】男
【身長・体重】190cm・82kg
【髪色】金 【瞳色】青
【地域】ギリシャ(ミュケナイ)
【年代】古代ギリシャ
【属性】秩序・中庸
【その他属性】(男、人型、ギリシャ英雄)
【ステータス】筋力:A+ 耐久:B+ 敏捷:B 魔力:A 幸運:E- 宝具:A++
【クラス別スキル】
騎乗B+
対魔力D>>752
【固有スキル】
アトレウスの一族A
先祖の所業に対する一族にかけられた神々による呪い
神々による自身に対する祝福をいい物悪い物問わず無効にするほか、幸運に強力なマイナス補正がかかる。
また一族が夫妻で血みどろの争いを繰り広げたため、自身に女性に対する攻撃のプラス補正を付けるが代わりに女性からの攻撃に対する防御力のマイナス補正をつける。
さらに定期的に頭痛状態とそれに伴う精神汚染を一時的に付与する。
傑出王のカリスマA―
カリスマスキルの亜種
王属性もちの味方にプラス補正をもたらす
一方で性格が合わない相手には逆方向に作用することがある
戦闘続行B
負傷しても戦闘を継続できるスキル
トロイア戦争にて敵の不意打ちを受け負傷するもそれをものともせず返りうちにした逸話に由来>>753
【宝具】
『主神より賜る支配の王笏(オモロゴー・ケラウノス・ペレキュス)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
ゼウスより父親であるアトレウスが支配者の証として賜ったヘファイストス製の神造宝具。
普段は王笏として使うが変形させることが可能でこれをアガメムノンは槍に形を変えて使用する。
またゼウスの権能である雷霆を放つことも可能であり、全力解放すれば対城宝具並みの威力が出せるが同時に霊基が崩壊するため自身のダメージなしで使えるのは対軍宝具規模までとなる。
『遠地に届けよ我らの戦果(ピリロフォリエス・トレケイン・ダーロス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人
自身の得た情報や考え、視覚映像などを遠地にいる味方に伝える宝具。
伝える方法は指定した味方に上空に打ち上げた火の玉を見せること。
トロイアの陥落をかがり火のリレーで素早く故郷のミュケナイまで伝えた逸話に由来。
『我が墓よ、時を超克し伝えよ栄光と罪(エフタピオス・ドグサ・ハマルティア)』
ランク:A++ 種別:対国宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:10000人
王笏を地面へと突き立てることで作動する。
王笏はかつてあった主神の機神体のコントローラでありこれを捧げることで移動式の巨大要塞と化した機神の残骸を召喚し自由自在に操作する。セミラミスの宝具に似たようなものである。
空を飛ぶほか地面に潜ることも可能。
真名を解放することで自身のなしえた最大の戦功である一国ほどの大きさの土地を跡形もなく消し飛ばせるほどの規模のかつて素体となった機神が放ったとされる雷霆状のレーザーを放つことができる。
欠点はこの宝具を展開中は上記の王笏は機神体と同化してしまい使用できなくなるほか、神秘の秘匿が困難になること。また、要塞の中にも雷霆を放てるが規模は落ちるため内部に侵入された際は宝具なしの自力で対処する必要がある点があげられる。
現実にも存在しているアトレウスの宝物庫が由来。>>754
【人物像】
ギリシャ神話に登場する英雄の一人でのちの時代には王の中の王とも称された人物
若いころから父親と叔父の間での王位継承争いに伴う血みどろの争いを経験したがそれを乗り越えて父親から継いだ自国をギリシャでも屈指の国へと育て上げた政治力のほか、英雄が跋扈していたトロイア戦争においてもトップクラスの武勇を持ち、それはアポロンがヘクトールに危険だから戦いを避けるように助言したほどで大アイアスとディオメデスと並び称された怪物。
性格は物事の筋道や道理に重きを置いた人物であり、激怒する様子などを見せることも多いがこれはパフォーマンスであり、実際には決断に私情を挟まない堅物。
どんな事情があろうとも物事を道理で判断しそこから決断を曲げないため傲慢や軽薄と言われることもあった。
これは自身の両親と叔父等の私情まみれの血みどろの戦いや神々による不条理な悲劇を見続けてきた結果、物事の筋道さえ違わなければ誰であろうと幸せになれる国を求めたため。
王としては国を発展させて民を安んじる行動を、家庭人としては家庭人として立場ごとでの最善の行動を取るように努め慈しみ愛していた。
一族の呪いとして定期的な頭痛や精神汚染をもたらす呪いが掛かっており代々のアトレウス家の一族はそれを発端として判断を間違えて破滅したがアガメムノンは強大な精神力で耐え生前判断を誤ることは2つのことを除いてはなかった。
その二つは娘の生贄の発端の失言とアキレウスとの対立である。>>755
特技:
好きなもの:家族、平穏
嫌いなもの:戦争、争い、約定破り
天敵:アポロン
願い:特になし(強いて言うなら嫁と息子間の和解)
「物事には道理がなくてはならぬ。神達とは違うのだ。」
「一度した約束は守るものだ。それが道理であろう?」
「感情に基づいて道理のない行動をするのは愚の骨頂。道理に基づかぬものは世のためにならぬ。」
「娘を見捨てた父親に母親が責任を取らせること。非常に道理に基づいた行動であった。であるのであればそんな父親は消えるのが世のためだろうよ。」
コメント
いつぞやに投下してたやつを時をかけてリメイクしました
無理がないかちょっと心配
因縁キャラクターとかも需要があれば書くかも【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【他クラス適性】アルターエゴ
【別名】物質化のキャスター
【真名】エヴァ・カリエール
【表記揺れ】マルテ・ベロー
【性別】女性
【地域】フランス、アルジェリア
【属性】中立・中庸
【副属性】人
【その他特性】人型・ヒト科
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:B 幸運:C 宝具:E
【クラススキル】
陣地作成:C
キャスターのクラススキル
魔術師として、自身に有利な陣地を作り上げるスキル
キャスターは霊を降ろすのに適した召喚陣を形成する。>>758
道具作成:A
キャスターのクラススキル
魔力を帯びた器具を作り上げるスキル
キャスターは礼装のスライムを用いて次々とゼリー物質やスライム型の使い魔を生み出せる。
【保有スキル】
霊媒のカリスマ:A
カリスマ系派生スキル
史上最も傑出した霊媒と言われるに相応しい霊媒としてのカリスマ性を有することを示す。
パーティー全体が死霊魔術や降霊術に類する魔術を使用する際に高いボーナスを得られる。
投影魔術(軟体):EX(Bランク相当)
「投影魔術」スキルの類似スキル。
通常の「投影魔術」であれば、道具をイメージで数分だけ複製する魔術を示すスキルであるが、エヴァの場合は独自の魔術により、自身の作り出すスライムに様々な形や性質を投影し、模造品へと変質させる。
模造品ではあるが、元々がスライムであるため変幻自在に応用の幅こそ広がる。しかし、それは最早真からは遠ざかり模造品としての役割を違えてしまうことになる。そのため「投影魔術」と銘打っているのは、飽くまでエヴァ独自の魔術分類でしかない。
種無しの証明:A-
何も仕掛けておらず、仕組んでいないことを証明することで信用させ、神秘性を向上させるスキル
キャスターが素手でいる場合や魔術礼装を身に着けていないことを相手に示すと、その相手の魔力パラメータと対魔力或いはそれに類するスキル・宝具のランク、全ての宝具ランクをダウンさせる。>>759
【宝具】偽術・天の杯(イミテーション・ヘヴンズフィール)
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
第三魔法「魂の物質化」の擬似再現。魔法の域に真に迫った魔術と呼ぶにはまだ粗も多く遠く及ばず、数段劣化した擬似魔術に過ぎない。
他者の魂を、浮遊しているものであればそのまま、既に器を得ているものであれば霊媒を用いて分析し、その魂の情報をスライムへと投影する。一定時間という時間制限付きで、実質的に形状自在のスライムを器とした複製人間を作り上げる宝具。
言い換えれば他者の生き写し人形を生み出すのである。エヴァによる分析が入り込むとはいえ、かなり正確な魂の情報を複製し、複製した情報をスライムに形状記憶させ、エヴァかオリジナル本人の意志により自由に操作できる。言わば高度な自律行動制御が可能でありながら、第2の器として完璧な操作が可能なオリジナルにとっての義体となる。
宝具を発動せずとも、少し時間を要すれば神秘を持たないただの人間の複製程度ならいつでも作成でき、人間対象であれば元がスライムである分寧ろ強化された複製として機能する。一方で、宝具発動によりサーヴァントの複製すら可能にするが、複製ではほとんど見た目と視覚的情報までしか再現できず、当然スキルや宝具などは不可能。しかし、逆に言えば身体スペックまでは可能なため、純粋な自己強化系宝具を持つバーサーカーあたりのサーヴァントを対象とすれば、恐ろしい程の親和性を発揮できるだろう。
また、応用してイメージや人格など目には映らないがエヴァ自身で把握できるものを投影し表出することができる。
【Weapon】死霊、霊魂、スライム
【因縁(ありそうな)人物】
エレナ…オカルト史に影響を与えた人物として、エヴァからは直接特に何も無いが、エレナ的には無視できない存在。
アインツベルン…本家第三魔法天の杯に深く関わり、その再現を担うホムンクルスの一族。「魂の物質化」と言われた現象というただ1点のみにおいて「天の杯」の名を冠してはいるものの、本家である彼女たちからすれば贋物もいいところだろう。
天草四郎…どこかの聖杯戦争(大戦)において、全ての人類の魂を物質化することにより救済を目指した英霊。>>760
司馬懿(ライネス)&(ケイネス)…定型を持たない、それこそスライムの様に形状自在な水銀で構成された至上の魔術礼装『月霊髄液』を有する魔術師。エヴァのスライムも魔術礼装であるが、ただ見た目が似ている魔術礼装というだけでその中身や礼装としての質は別格である。エヴァのスライムは彼女自身が明らかな操作の手を加えなければならないのに対して、自律機能や演算機能を備えた『月霊髄液』の方が言うまでも無く圧倒的に優秀と言える。
エミヤ…投影魔術を扱う魔術師を本業とする弓兵の英霊。とは言え、彼の投影魔術も一般的とは到底呼べず、オリジナルの劣化コピーを精々数分維持できる程度が関の山であるはずのものだが、一旦投影したものを維持する為の魔力を必要とせずに長期間保存できるあたり、本来の投影魔術と比べかなり異質。
(蒼崎橙子)…当代一の人形師であり、冠位の人形師として封印指定を受けた魔術師。オリジナルに近しい方が優秀とする質において当代一の冠位人形師と比較すれば足元にも及ばないが、1体の作成にはそれほど時間はかからない上、魔力さえあれば何度でも発動可能であり、速射性あるいは生産効率においてはサーヴァントとしてのエヴァに軍配が上がる。
【解説】
20世紀の元アルジェリア出身のフランス人の霊媒。20歳過ぎの頃にオカルト界隈では物質化現象と呼ばれる分野の霊媒に目覚める。
そもそもにおいて、一般的にはエクトプラズムと呼ばれる現象に代表されることが比較的多いこの物質化現象というのは、霊が他の物質を媒介して具体的な物質として現出する現象を指す。エヴァの場合、交霊会での実験などでみられたのは、口から現れたゼリー状の物体が最初は半流動的に動くが、次第に人間の顔や手足の形など生きた人間と同じような物質特性を備えるようになり動き回るという現象であった。心霊研究家達によるエヴァの物質化現象に対する見解として、彼女は心象イメージや別人格、あるいは死霊を物質化させていたとされる。>>761
同時代の心霊研究家達から注目され、アナフィラキシーショックを発見するなど現代の医学においても多大な貢献を遺したシャルル・ロベール・リシェなどはエヴァを研究対象に、「エクトプラズム」という言葉の生みの親となり、物質化現象においても大いに貢献した。エヴァの霊媒は多くの心霊研究家達から本物であると認められ、彼女の体中のありとあらゆる物体を隠しておけそうな箇所を厳しく調べられた上での霊能力調査も行われたが、それでもまだ懐疑的な意見を持つ者も居たという。通称SPRとも呼ばれるイギリスの心霊現象研究協会からもエヴァが物質化させているものの正体は紙であったと報じられた。このようにエヴァの物質化現象については様々な研究結果や調査報告が飛び交い真偽の程が論じられたが、結局その真偽どちらかに定まることはなかった。最終的にエヴァの死と共にやがて真偽不明のまま収束していき、現在においても大きな謎を残すものとなっている。
【コメント】
リクエスト鯖の自給自足ならぬ自給自作?自給自費?とでも言ったところでしょうか
ともかくリクエストセルフアンサーで作ってしまいました。
Wiki登録可です。>>763
世界の君主:A
メタトロンの異名の一つ。
ある伝承では、ランサーは地上においては悔い改めを説き多くの弟子を集め、王として宣言された。そしてその後に神の子(天使)らを統治するため天に召し上げられた。
『カリスマ』を含む複合スキル。
天の書記:A
メタトロンの異名の一つ。
ランサーは神より天使の知る知識を書に記すことを命じられ、360冊の書物を記した。更には天使すらも知らない知識も神より直接授けられた。
この世の広範かつ深淵な叡智を知ることによる万能性。
審判の証人:C~A
メタトロンの異名の一つ。
ランサーはいずれ神の裁きの証人を務めると宣告された。
自身のクラスを一時的にルーラークラスに変化させる。霊基再臨段階によってランクがCからAまで上昇する>>764
【宝具】
『鎧う青銅の蛇(カルキドリ・ネフシュタン)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
螺旋状に体に纏わるような意匠の白い鎧。
「青銅の蛇」を鎧の形に変えたもの。ユダヤ神秘主義においては、モーセの杖はメタトロンそのものとされる。メタトロンに至るものとして、ランサーはモーセの杖に掲げられた「青銅の蛇」を纏う。
悪と毒を跳ね除ける聖なる防護。天使の鎧。その本質は"力"であり、それが鎧の形を取ったものに過ぎない。そのため、敵対者にとってはそれ自体が白く燃え上がる武器であり、またいくら砕かれても何事も無く元の形状に復元される。
真名解放によって全身各部から12枚の炎の翼を展開。その姿は天使そのものになったかのように見える。
『披く地獄の釜(ドゥダエル・アザゼル)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
書物による拘束・封印宝具。対象の罪を審議にかけ、その数だけ書物から文字列が鎖として伸び絡みつき、書物の中へと引きずり込む。対象がかけられた審議を否定出来なければ鎖は硬く重くなり、引き込む力が強くなる。罪を立証できなければ鎖は脆く軽くなり、引き込む力が弱くなる。完全に引き込んだ時、対象は書物の中に封印される。
書物の中はある種の精神世界であり情報世界となっている。脱出をするためには罪を省み、自らを変革させなければ行けない。
ドゥダエルとはエノク書に語られる、堕天使アザゼルが投獄される場所の名前。アザゼルという語はエノク書の時代には悪魔の名前として知られるようになっていたが、原義的には生贄の山羊が送られる荒野を表す言葉であったと言われている。>>765
『我は神の御本にありて、ここにはあらず(ウィエネンヌ・キラカフ・オト・エロヒム)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
宝具名は聖書の一節、「וְאֵינֶ֕נּוּ כִּֽי־לָקַ֥ח אֹתֹ֖ו אֱלֹהִֽים׃(神が彼を取られたので、いなくなった)」より。
大天使への昇華。人の形を捨て、天使の霊基へと変身する。莫大な魔力を運用し、通常ならばサーヴァントには行使不可能な奇跡を容易く引き起こす。
ただし、天使とは本来自我も人格も無い力そのもの。宝具を解放すれば、時間経過とともに全存在が魔力へと変換され、最終的にサーヴァントとしては消滅する。
【Weapon】
『槍』
巨大なペンのような形をした槍。
イスラムの図像においてはメタトロンは槍を持った姿で表される。
【解説】
エノク。旧約聖書、エノク書等に登場する人物。ノアの洪水以前の十の族長の七人目。ノアの曽祖父。
旧約聖書中には死についての記述が無く、「エノクは神と共に歩み、神が彼を取られたので、いなくなった」と記述されている。この意味深な記述は後世の人間に好んで取り上げられるようになった。
エノク書は彼が受けた啓示を記したものとされている。この書の中で彼は天へと誘われ、天使の知る知識を書物に記録することを命じられた。
ユダヤ神秘主義等の解釈によれば、エノクは神によって天へ上げられた後、天使メタトロンへと変容させられたと言われている。
また一つの解釈によれば、「エノクは正しい人であったが、簡単に悪事に戻ってしまう傾向があった。そのため、神は急いで彼を連れ去り、彼の寿命を全うする前に死なせた」…とも言われている。>>766
第一再臨においては、冷たく厳しい雰囲気の青年。再臨が進むに連れて険が取れて柔和な雰囲気になって行く。
一見すると第一再臨は機械的で冷徹、再臨が進むほど人間らしく優しい正確に見える。だが、実際には第一再臨が冷徹に見えるのは、悪への「怒り」の感情を強く持ち、厳粛・厳格たれと振舞っているため。再臨が進むにつれて天使に近付くことで、人間的な「怒り」が薄れ、より公平・公正・平坦にあらゆるものを見るようになっている。そのため表面的には穏やかに見えるようになって行くが、その印象とは裏腹に、実際には再臨が進むほどに冷徹・無慈悲になっていると言える。(とはいえ同一人物なので劇的に根本から変化するわけではない)
【因縁キャラクター】
メタトロン・ジャンヌ
メタトロンの別の現れ。人格的には無関係の別人。…だが、第一再臨のランサーと第三再臨のメタトロン・ジャンヌに限れば似通っている。メタトロンが「怒り」の感情を獲得すれば、天使となる以前のエノクと同じところへと回帰する…ということだろう。>>768
《固有スキル》
◆世界の君主:A(CT7~5)
味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)&防御力をアップ(3ターン)&NPを少し増やす
◆天の書記:A(CT10~8)
自身に毎ターンNP獲得状態を付与(7ターン)&毎ターン「味方全体のQuickカード性能をアップ(1回)&Artsカード性能をアップ(1回)&Busterカード性能をアップ(1回)&Quickカードのクリティカル威力をアップ(1回)&Artsカードのクリティカル威力をアップ(1回)&Busterカードのクリティカル威力をアップ(1回)」する状態を付与(7ターン)
◆審判の証人:C~A(CT7~5)
【霊基段階に応じてスキルランクアップ】自身の精神弱体耐性をアップ(3ターン)&強化解除耐性をアップ(3ターン)&クラスをルーラーに変化させる(1ターン)<ランクアップで効果ターン数延長>+スターを獲得
《宝具》
『鎧う青銅の蛇(カルキドリ・ネフシュタン)』
ランク:A 種別:Arts
自身に〔悪〕特攻状態を付与<OC>(1ターン)&〔悪〕特防状態を付与<OC>(1ターン)&ガッツ状態を付与(3ターン・1回)+敵単体に攻撃[Lv]
《性能》
長期戦向きの癖の強いサポーター兼アタッカー。
第二スキルは一つ一つは微量であるため重ねて使いたいが、そのためにはカードを切るタイミングを調整する必要がある。消費は1回だが持続ターンは永続であるため無駄にはなりにくい。上手く使えれば第一・第二スキルを合わせてQAB三色全てに三重バフをかけられる。
第三スキルは再臨段階によってクラス変化の持続時間が変わる。基本的には耐久力が上がるが、アーチャーが相手ならば火力が下がるだけ。相手を見て使い分けたい。【元ネタ】史実(北米・18-19世紀)、北米怪談
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】海生まれのメアリー(メアリー・ウィルソン・ウォレス)
【性別】女性
【身長・体重】183cm・74kg
【属性】中立・善
【副属性】人
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷C 魔力E 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:C
正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。>>772
【保有スキル】
陣地作成/偽装:E+
自らに有利な陣地を形成する。優れてはおらず、
土地・霊脈との魔力的な相性を多少向上させる程度だが、
別個に“偽の陣地”を形成し、偽と看破されるまでの間
(看破さえされていないなら、破壊された後であっても)
本来の陣地および彼女自身は気配遮断の力を発揮できる。
現実のメアリーは息子ウィリアムの家に住み、
伝説のメアリーが度々帰って来るとされる“幽霊屋敷”も息子の家である
……が、現実に住んでいたのとは別の息子(ロバート)の家である。
彼女がそちらの家に住んだ事は無く、訪れる事も稀であった。
略奪者の施し物:C
赤子の時、将来の婚礼衣装にとドン・ペドロに贈られた絹の錦織。
実際に使われたという緑の衣装、その一部とされるものが現在も保管される。
幸運値を一ランク、“不幸を避ける”判定時にはもう一ランク向上させる。>>773
祝福された生誕:B
移民仲間の命を海賊から救った赤子、その誕生日には
ウィルソン家の移住先ロンドンデリーで感謝の祝いが毎年催されたという。
状態異常への抵抗力向上効果。友好関係にある者にも多少の恩恵が与えられる。
【宝具】
『海生まれの縁(シェーアフ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人・1輛・1隻
方舟外装。大洪水の最中、方舟で生まれたとされるノアの息子の恩恵。
アングロサクソン諸王家の、またウォーデン(オーディン)の祖先とされ
海上・船内で、難に遭う中で生まれた者の縁から彼女と結び付いている。
しかし誕生後の逸話は皆無、家系上の名前以上の存在感は絶無の人物。
固有の人物・人格としての影響力が微弱であり、疑似サーヴァントにも
融合幻霊にも成り得ず、ほぼメアリーの単なる強化要素と化している。
本来は常人に過ぎないメアリーの基礎能力、および
馬車と船の防御・耐久力を飛躍的に向上させている。
突進時の打撃力も結果的に向上させているが、砲の威力にまでは影響しない。>>775
1720年7月、アイルランドから北米へ向かう移民船の中で生まれたが、
それは海賊ドン・ペドロに襲われている最中のことであった。この海賊は
「俺のお袋にちなんでメアリーと名付けるなら、命は助けてやる」と言い
メアリーたちは無事に北米へ着く事ができた。そればかりか、ペドロは
いつかメアリーが花嫁となる時その衣装とする絹布を贈ったのである。
メアリーは美女に育ち、四人の息子と娘一人を育て上げ、夫も亡くなり
静かな独り暮らしを送ろうと思っていた時、あのペドロが訪ねて来た。
足を洗ってカタギとなっていたこの男とメアリーは一緒に暮らし始め、
二人とも九十超えの長寿を全うしたという。……しかしその後もずっと、
メアリーはヘニカーの家に『里帰り』をしているのだ、と語られる。
或いは、ペドロが近海に隠した海賊の財宝を探しているのだとも、
いやペドロはメアリーと暮らした家で他の海賊に襲われて死に、
メアリーは彼の遺言を受けて自ら隠した財宝を守っているのだ、とも。【CLASS】アーチャー
【真名】オルヴァル・オッドル/Örvar Oddr
【性別】男性
【身長・体重】179cm・75kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具A
【保有スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
単独行動:A+
マスター不在でも一週間以上は行動できる。ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。>>777
弓の名手:A
三百年の冬を生き、国から国へと渡り歩き、巡る全ての諸国にて最も優れた名手とされたオッドルの代名詞。「無窮の武練」の亜種スキル。
怪力:C
一時的に筋力を1ランク増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。祖父たるケティルが有していた巨人の性質の名残。
心眼(真):B
修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において、その場に残された活路を導き出す戦闘論理。
死の予言:A
巫女に予言されし死。巫女によって予知されたオッドルの死因は「故郷にて、灰色の髭を持つ馬の頭蓋と、蛇によって殺される」というもので、巫女の絶対的な予言は一種の呪いと同質である。故に死因を再現された場合、確実な死がもたらされるだろう。しかし、逆説的に過去の死因の再現でなければ生存という運命力に追加ボーナスが付与される。>>778
【宝具】
翔け鳥の金箭(グシスナウタル)
・ランク:A
・種別:対人宝具
・レンジ:5〜100
・最大捕捉:3人
父グリームルから授かった黄金の矢羽根が取り付けられた三つの魔法の矢が由来。元々は祖父のケティルがラッパ*の王グシルと戦い、その勝利の果てに戦利品として獲得したもので、グシスナウタルとは「グシルの贈り物」を意味する。
ドワーフによって造られた神造兵装に分類される宝具。
真名解放されたこの宝具は音速で標的を追撃する必中の魔弾と化し、射手が健在かつ狙い続ける限り停止する事はない。加えて時間が経過するにつれて加速していき、威力も上昇していく。
三つの矢を同じ標的、または別々の標的を指定して狙い撃つ事も可能で、更に自動的に手元に戻ってくる機能も搭載されている。
魔力消費が少なく、マスターが不在な状態でも数回の使用が可能で、射撃の際にもチャージを必要としないので即座に放てる。
* (現在におけるサーミ。フィンランド人でもあった)>>780
【解説】
北欧の伝説のサガである「フラヴニスタの人々のサガ」に纏められた物語の一つ「弓の名手オッドルのサガ」に登場する英雄であり、「ヒャールマルの歌」「ヘルヴォルとヘイズレク王のサガ」にも登場する。
フラヴニスタの英雄ケティルを祖父に持ち、ハーロガランド全域の統治者であるグリームルを父親に持つが、西ノルウェーのベルリョーズリで育つ。
巫女(ヴォルヴァ)により自らの馬に殺される未来を予言され、その未来を回避する為にオッドルは馬を殺して埋葬し、旅団を率いて冒険の旅へと故郷を飛び出した。
長い旅路の中、オッドルは幾多もの諸国・異郷・魔境を訪れ、それら全てを踏破した。
数多のヴァイキングを打ち倒して、フラヴニスタに帰郷した際にグリームルから「もっとも偉大なヴァイキング」と称されたヒャールマルの話を聞き、旅団を率いて出発する。
ヒャールマルと相対し、互いに五隻の船を使った戦いを二日間続け、双方とも一歩も譲らない戦いの末に友情を見出し、契の儀を以って義兄弟となった。
ヒャールマルと共に冒険を経た後、インゲボルグを巡ってベルセルクのアンガンチュールとの決闘が行われる。アンガンチュールはヒャールマルの前に敗北するが、ヒャールマルも魔剣ティルヴィングの傷により命を落としてしまう。
ヒャールマルは死に際に、指輪と詩を遺言としてオッドルに託す。
戦後、オッドルはアンガンチュールと魔剣ティルヴィングを共に埋葬し、言付けられた遺言の詩と指輪をインゲボルグに伝えたところ、インゲボルグは失意から命を落としてしまった。
オッドルはヒャールマルとインゲボルグを敬意を持って同じ墓に埋葬し、再度冒険へと旅立った。
しばらくの間、異郷を歩き、異教徒を共に過ごした後、復讐の相手でもあり、因縁の宿敵でもあるオグムンド・フローキの行方を探すべく、航海に乗り出す。
海の怪物たるハーヴグーヴァとリンギバクを危なげながらも回避し、巨人を引きつれたオグムンドとの戦いに勝利する。>>781
その後、オッドルは老人に変装し、名前もネーフラマドル(Næframaðr)と偽り、フーナランド(フランクランド)で活動した。しかし自らの実力を余すことなく示した事により、正体が露見してしまう。
フーナランドの王ヘラウズに助力を請われ、ビャルカランドの王アルヴルを誅した事により、シルキシヴ王女と結婚し、次代の王となった。
ある時、ホルムガルド(ノヴゴロド)に新たな王が立ったが、クヴィラヌスという無名の男であったので、オッドルは男の正体を探りに行った。クヴィラヌスの正体は、オッドルに殺された筈のオグムンドであった。
再度の因縁の宿敵との戦いに、両軍は多大な損害を被った。そして戦争の果てに二人は和平を結び、長きに渡る平和が訪れた。
しばらくして、オッドルは望郷の思いに駆られて故郷へと向かい、かつて自身が殺した馬の墓の上で予言を覆したと嘲笑したが、馬の頭蓋骨に躓き、そこから現れた毒蛇に噛まれてしまい、己の死を予見した。
死に際に自身の人生についての詩を詠み(めっちゃ長い)、息を引き取った。
オッドルの遺体は大勢に弔われながら火葬された。>>782
【人物】
我が強く無愛想。打ち解けた相手とはコミュニケーションを取るが、そうでない相手だと途端に第一印象が悪い人物であるかのように映る。
神々を頼らない方針をとっており、故に崇める事はない。だからといって蔑ろにはせず、一定の距離感を保っているスタンス。
必要とあれば異教徒の習慣に合わせる器量を持ち合わせている、ある種のリアリスト。
ある程度打ち解けた相手には己の内情を明かし、心底気に入った相手には兄弟の義を持ちかけるなど、無愛想な表面に反して身内思い。
ヴァイキングらしく面子を大事にしており、身内が殺された必ず血讐を果たす苛烈な一面も持ち合わせている。
船乗りのサガなのか、プライベートの時はフラつく癖があり、取り敢えず初体験のものには何でも飛びつく。
聖杯にかける願いは「第二の生」。生前とは異なる、現在の世界を見て回りたいと考えている。
余談だが、当人曰く「若い頃は尖っていた」との事で、遍歴を経て落ち着いたと語っている。>>783
一人称「汝(な)」
二人称「お前」
三人称「彼奴(きゃつ)」
【能力】
北欧における最高峰の弓使いの一人。
その技能はサガにおいて巫女から直接「三百年の冬を生き、国から国へと渡り歩き、巡る全ての諸国にて最も優れた名手」と言わしめる程であり、当時においてオッドルに勝る戦士はいなかった。
ドワーフによって造られた魔矢を放ち、敵が翻弄されている間に別の矢を放ちながら自身も弓による接近戦を行う。加えて魔銀の衣を身に纏ったオッドルは回数制限はあれど対城宝具すら防ぐほどの防御力を有する。
また弓兵のクラスの特性を如何なく発揮できるサーヴァントでもあり、魔力消費の少なさに加えて単独行動のスキルにより一人で好き勝手できる。
別クラスの適性はライダーとバーサーカーが該当。
ライダークラスの場合は宝具がヴァイキングの軍勢を召喚するものに変わり、性格も征服と蹂躙を好む苛烈なものになる。
バーサーカークラスの場合は弓の技量は変わらずとも、血讐に理性を飲まれた状態で召喚される。>>784
【関連人物】
ヘイズル
オッドルの破滅を予言した巫女。ベルリョーズリの長に招かれる形で来訪し、客間にいた全ての人たちの未来を予言した。
オッドルには「自分に良き未来を予言してみろ」と言われたので、「三百年の冬を生き、国から国へと旅をし、巡る全ての諸国にて最も優れた人物となるだろう。しかし、己の死地(ベルリョーズリ)からは逃げられず、灰色の髭を持つ馬の頭蓋、ナズル(蝮)があなたを殺.すだろう」と予言した。
そしてオッドルに「私の予言を恐れている」と突きつけた際、暴力を振るわれたので「このような仕打ちは今まで受けた事がありませんでした」と言い放ち、もてなしの一切を無視して立ち去った。
ヒャールマル
北欧のサガ「ヒャールマルの歌」の主人公。スウェーデン王家のユングリング王朝の生まれで、ユングヴィを祖に持つ。大神オーディンの直系。
オッドルと同じ戦力下で戦闘を行い、その果てに友情を築き、兄弟の義を結んだ。
オッドルが出会った中でも英雄らしい人物とは彼を示すとの事。
しかし後の抗争にて死別し、手厚く埋葬した。
オグムンド・フローキ
「弓の名手オッドル」における最大の宿敵。
概念受胎によって「巨人」の性質を有し、オッドルを倒す為だけに産み落とされた。
性質的には幻想側に偏っている非人間であり、故に人間とっては邪悪な存在たり得る。
あらゆる手段を用いてオッドルを亡き者にしようとしたが全て失敗に終わり、オッドルの手で葬られる……かと思えば生きていた。
以上になります。Wiki登録可です。>>659
今更だけど関係する神性書いてませんね「全てが過ぎ去ってから、気付きました。私はあの人を抱きしめたかったのだと」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【真名】アルゴー号
【性別】女性型
【身長・体重】152cm・-kg(アバター)
【容姿】どこか儚げで無機質な少女のホログラム
【属性】秩序・中庸、地
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷B+ 魔力C 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術に対する抵抗力。魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:EX
自らが船であるため。騎乗のランクは規格外となる。
陣地作成:C
自らが船であるため、船上を陣地として持つ。>>787
【固有スキル】
ナビゲーション・システム:A
航行支援システム。航法系統。迅速・安全・確実な航海のために、自身の位置や速度、船体の状態、周囲の環境などを正しく計測し、各種制御や船員への情報提供を行う。
英雄の集う船:A
ギリシャ各地から英雄を募ったチーム、アルゴノーツを乗せた船。ある意味ではアルゴナウティカという物語の主役とは彼女そのものである。かの「円卓」と同様の性質を持つ、英雄達を終結・結束させる象徴。
星の羅針盤(偽):A
星空にあるアルゴー号、アルゴ座はニセ十字と呼ばれる星の並び(アステリズム)を内包している。これは十字型に並んだ四つの星であり、かつて天の南極を測るために頼りにされた南十字星とよく間違われた。ニセ十字は本物の南十字星より大きく明るさが揃っているが、南を向いていないのである。言うなれば、天のアルゴー号の羅針盤は、狂っているのだ。
ライダーは英雄の運命を導くが、それが悲劇へと続く誤った道でないことを保証できない。
(ちなみに現在の星座には「らしんばん座」というものも存在しているが、これは古代においてはアルゴ座の帆柱と認識されていた部分である)>>788
【宝具】
『始原の森のもの言う樫(ドドナイア・ドルー)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
アルゴー号の船首には、ドドーナの森の言葉を話す樫の木から作られた彫刻が取り付けられているとされる。
この船首像こそがアルゴー号のナビゲーション・システムが搭載された"頭脳"であり、そこに宿る意思・人格こそは即ちアルゴー号そのものの意思・人格であると言える。即ち、この宝具こそがライダーの"本体"である。
『大海裂き拓く煌々の翼(アストラプスィテ・ペレイアデス)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:5~60 最大捕捉:1隻
ドドーナとはギリシャ最古の神託所であり、ゼウスの聖域。その始まりは舞い降りた一羽の黒鳩であったという。
神話においてアルゴノーツは、独りでに動き打ち合う「シュムプレーガデスの岩」の隙間をアルゴー号で抜けるため、一羽の鳩を放ったと言われる。
船首部分が展開することで露出する、アルゴー号の主砲。鳩を象った黒い雷撃の砲弾を放つ。障害物を排除し、航路を確保することに重点を置いた兵装。雷撃は敵や障害物を自動的に感知して追尾する。破壊不可能な対象は押し退ける・押し留めるという形で対応する。
別名をシュプムレーガデス・バスターとも。>>789
【解説】
アルゴー号。アルゴー船。ギリシャ神話においてイアソンがコルキスの金羊毛を求める冒険のために建造された船。アルゴー号の乗組員はギリシャ中から集められた50人の英雄で、彼らをアルゴノーツ(アルゴナウタイ)と呼ぶ。アテナの教えで船大工アルゴスによって建造され、アテナ自らの手で、聖地ドドーナの森のオークより作られた言葉を話す船首像が取り付けられた。この材木によりアルゴー号は予言の能力を持っていたとされる。
破滅した後のイアソンは放浪の果てに、アルゴー号の残骸の船首に圧し潰されて死んだという。
アルゴー号の船首像を本体とし船全体を制御する航行ナビゲーション・システムを、「アルゴー号の意思・人格」として、英霊として召喚した存在。
少女の姿のアバター(実体の無い立体映像)を持つが、無表情で感情を乗せずに喋る。四角四面のセメント系。ただし本質的に無感情あるいは冷淡であるというわけではなく、その態度は精神の未熟さや、そもそも生来的に感情表現を得意に作られていないことに由来する。
むしろその情はとても深く、アルゴノーツを親が子を想うように愛し、子が親を想うように愛していた。しかしそれが故に、イアソンやアルゴノーツの顛末を密かに本人達以上に気に病んでいる。
実はイアソンに対する愛だけは、他のアルゴノーツに向けるものとは異なる特別なものであったのだが…生前それを自覚したのは、崩壊する最期の瞬間の直前であった。
聖杯にかける願いは「身体を得てイアソンを抱きしめる」こと。
【因縁キャラクター】
イアソン
最も深く敬愛するキャプテン。塩対応、のように見えて実は結構甘い。しかし自分自身の感情への自覚が薄いため、それが分かりやすく表に出ない。「抱きしめたい」と言う思いを持ったことは覚えているのだが、その感情の正体は何なのか、それは未だに知らない。
メディア
船に乗った他のメンバーと扱いに差をつけるということは決してしないし、諸々の事について一方的にイアソンの肩を持つということも無い。>>791
《固有スキル》
◆ナビゲーション・システム:A(CT8~6)
味方全体のNPを増やす&被クリティカル発生耐性をアップ(3ターン)+自身を除く味方全体に「毎ターン〔水辺〕のフィールドにおいてのみNP獲得」状態を付与(3ターン)
◆英雄の集う船:A(CT8~6)
味方全体の宝具威力をアップ(3ターン)+自身を除く味方全体のQuickカード性能をアップ(3ターン)&Artsカード性能をアップ(3ターン)&Busterカード性能をアップ(3ターン)
◆星の羅針盤(偽):A(CT6~4)
味方単体のNP獲得量をアップ(3ターン)&NPを少し増やす+自身を除く味方全体の〔アルゴー号ゆかりの者〕の宝具使用時のチャージ段階を2段階引き上げる(3ターン・1回)&「低確率で発動するガッツ」状態を付与(3ターン)&クリティカル威力をダウン(1ターン)【デメリット】
《宝具》
『大海裂き拓く煌々の翼(アストラプスィテ・ペレイアデス)』
ランク:B 種別:Quick
敵全体に攻撃[Lv]&チャージを減らす&確率でスタン状態を付与(1ターン)+味方全体のクリティカル威力をアップ<OC>(3ターン)
《性能》
NPの支援に特に特化した全体支援型サポーター。水辺においてのNP供給力は最上級。更には多くの英雄を乗せた船らしく、カード色を選ばない広い支援が可能。アルゴー号ゆかりの者にはボーナスがあり、特にイアソンとは相性が最高で宝具の連射をサポートする。ただし一部の者とはディスシナジーを形成するので注意が必要。>>790
アルゴー号の船首像は言葉を話すって型月的には絶対こういうことだろう、と思って作った鯖
儚げAI系ヒロインに夢を見たって良いだろう!?
イメージソングは「VOYAGER〜日付のない墓標」【元ネタ】『バビロニア誌』
【CLASS】ライダー
【真名】クシストロス
【性別】男性
【身長・体重】174cm・63kg
【容姿】黒髪褐色肌の男性。
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力C 幸運A+ 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。>>796
【解説】
ベロッソスの『バビロニア誌』に記録されているバビロニアの王にして、大洪水を生き延びた者。
シュメールのジウスドラ、バビロニアのウトナピシュテム、アッカドのアトラ・ハシースに当たる。
ただしクシストロスへの大洪水の警告はギリシャ神話のゼウスの父クロノスが行っている。
クロノスはクシストロスに歴史の記録と洪水を乗り越える為の船の作成を命じた。
船はクシストロスの親類、友人、すべての動物を一つがいずつ乗せ、
洪水により水位が上昇し、船に乗り込んだ生き物を残して全てが殺戮された。
水が引いた後に船から鳥を放すと、全て戻ってきた。二度目に鳥を放すと足に泥を付けて戻ってきた。
三度目に放すと鳥は戻ってこなかった。これにより地表が水面上に現れたと判断した。
人々は船を離れ、神に供物を捧げた。
クシストロスとその妻、娘と、航海士は神の元へ運ばれ、神と共に暮らした。>>797
【人物】
神を敬い、謙虚な気持ちを持ち続ける人物。
クロノス神に感謝の意を持ち、ティターン神族たちの技術を現代に蘇らせることを聖杯への願いとする。
【コメント】
ティターン系列艦関係のサーヴァントを作りたくなって作成。
ジークフリートとシグルドが別個の英霊なのでこの辺りの洪水神話の主人公も別個でいいのかも?【元ネタ】ドイツ伝承
【CLASS】キャスター
【真名】ローレライ
【性別】女
【身長・体重】163cm・37kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:A++ 幸運:C 宝具:EX
【クラス別スキル】
陣地作成(川):A
キャスターのクラススキル。伝承に基づき、河川を陣地とするのではなく、陣地を敷いた地に河川の概念を敷く。
道具作成:B
キャスターのクラススキル。魔力を帯びた道具を作成する。
【保有スキル】
魅惑の美声:A
異性を惑わす天性の歌声。セイレーン伝承の類型の一種とされるキャスターはその美声で船乗りを惑わした。
黄金律:C-
人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。一説にはキャスターの紐着く地には、かの呪われた黄金が眠るとされる。
水妖の失恋譚:EX
キャスターは多くの女性型の水妖に共通するように、恋に敗れた逸話を有する。魅了系の干渉に無防備になる反面、それ以外の呪いに対して強い耐性を得る。かの呪われた黄金さえも彼女を呪うことはできない。>>799
【宝具】
『悪竜の災渦 (ディザスター・オブ・ファヴニール)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:100
キャスターの伝承より構築される大魔術。船乗りを悩ませる渦を生み出す逸話と、呪われた黄金に紐付けられる悪竜現象を組み合わせた擬似竜種の作成。渦で構成された竜体は、Bランク以下の攻撃を完全に無効化し、Aランク以上の攻撃もその威力を大幅に減衰する。更に、悪竜現象として独立するため、キャスターが退去したとしてもこの宝具は消滅しない。
【解説】
ドイツのライン川にある岩山にまつわる伝承の精霊、あるいは妖精。その名はローレライ、見張る岩の意味を持つとされる。
セイレーン伝承の類型の一種とされ、魅惑の歌声で船乗りたちを惑わす魔性である。その容姿は人間の女性と大差はなく、黄金に煌めく衣装を纏うとされる。
伝承に曰く、その来歴は不実な男に絶望し身投げをした乙女が変転したモノともされるが、それにしては魔術への造詣が深い。
ところで、呪われた黄金に翻弄された者たちの中には魔女の一族もいたとされるが、果たして、キャスターがその魔女の成れの果てなのか、残留思念を取り込んだに過ぎない精霊あるいは妖精なのか、彼女自身にも断定はできないだろう。「己(オレ)の名はマウリヤ朝マガダ王アショカだ。己を呼んだのは貴様か?…フン、まあいい。…クラスはバーサーカーなのかって?たわけ、何を言っている?ライダーであろう?」
「貴様、万死に値する!!!」
【元ネタ】史実、北方伝承、南方伝承
【CLASS】ライダー
【真名】アショカ
【性別】男性
【身長・体重】192cm・98kg
【外見・容姿】公式のアショカ王とほぼ同じだが少し若め。時折目が狂気的に見開きギラついている。見た目は公式の第二再臨と同じだが再臨すると武装し、所々返り血みたいなのがついている
【地域】南アジア
【年代】紀元前
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:C 魔力:B 幸運:C 宝具:A+>>801
【クラス別スキル】
対魔力∶B
魔術に対する抵抗力。魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗∶A-
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
生物の場合、訓練されていない場合大抵はバーサーカーの残虐性に怯え怖がってしまうため、乗りこなすことが難しい。
真名看破∶D-
本来はルーラーのクラス特性スキル。直接遭遇したサーヴァントの真名・スキル・宝具・ステータス情報などの全情報を即座かつ自動的に把握する。ただし、隠蔽能力を持つ相手には幸運判定が必要。
公式同様アショカ王は高いルーラー適性を有しており、ルーラー以外のクラスで現界した場合でも『真名看破』スキルを所有する。
しかしランクが低く、基本的に使うことはない。…たまに気まぐれに使うときもあるかもしれないが。>>802
【固有スキル】
神性∶-
暴君である彼に、そういうのはない。
精神汚染(兇):A
外敵のみならず身内や臣下すら理不尽に殺める異常性。
マスターを含めあらゆる対象との正常な意思疎通が困難となり暴走する。
真偽は不明だが伝説では99人の兄弟を殺して王位に就き、500の宮女と500の家臣を惨 殺。カリンガ国征服に至っては、15万の捕虜の内10万と、さらに数倍の数の人々を殺したという。
地獄の軍略∶EX
公式と同類。暴君として召喚されたのかランクが上がっている。
残虐王の覇気∶A-
恐れを知らぬ覇王としてのあり方と、邪魔をするならばたとえ自身の身内や部下であろうと葬る残虐性が一つになりスキルになったもの。
カリスマ、勇猛、加虐体質の複合スキル。ただし、恐怖を向けられた故かカリスマ自体のランクは低い。
聖王の兆し∶?
詳細不明。ある時、タキシラ地方で大規模な反乱が起こった際には父ビンドゥサーラ王から武器とか支援せず『一人で討伐しろ』という無茶振りを命令した。
アショーカの従者は王子の身を心配したが、当の本人は悠然としながら「余が王者としてふさわしい善根を持つならば、諸天神によって武器と軍隊を恵み賜わるであろう」と天を仰いだ。すると神々はアショーカの善根に応えて大地を裂き、その中から無数の武器と軍隊を湧き出させてこれを与えたという。>>803
【宝具】
『残虐王、修羅の如く(チャンダ=アショーカ・ブラート・ラージャ)』
ランク:A+ 種別:対国宝具 レンジ:1〜999 最大捕捉:150000人
若き日の覇王時代には「アショカの軍が通った土地は劫火に焼かれ草木一本も残らない」と謳われるほどの残虐性が一体化し宝具と化した物。それの心象風景を展開する。
真名解放によって相手を空は血のように赤く、地は草木一本生えない燃え盛る戦地に引きずり込み、その先に修羅と化した強大な異形の軍勢を先頭のライダーが引き連れて襲撃し、鬼神の如く敵を蹴散らし、あたり一面を蹂躙する。そして後に残るのは、無惨な戦禍だけである
威力と規模の割に、消費魔力は周囲のマナや魔力、土地や蹂躙した相手陣営から奪うので自身が負担する魔力は発動時だけで済むので燃費は良好。だが、発動するたびに周囲の霊脈やマナが乱れ、土地が傷つき、最悪の場合逸話通り草木一本も残らない荒れた荒野になってしまうので連続使用は厳禁。
『転輪仏塔(アショカ・ピラー)』
ランク:C+ 種別:建立宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
効果や詳細は公式と同様。
ただし、ランクが減少している。そして見た目が赤黒く、禍々しい。
『懺悔転生・転輪聖王(クシャマ・ダルマ=アショーカ)』
ランク:EX 種別:帰依宝具 レンジ:? 最大捕捉:?
とある修行僧による叱責入り混じった説法、カリンガ国征服を含め数多の戦争とそれらのせいで関係のない僧侶や修行者などの優れた人材や戦争とは無縁な民を戦禍によって失う事となってしまった後悔、王は深く自身の行いを悔い暴君の自身を訣別し、仏教に帰依し新たに聖王としての自身を歩んだ。
真名解放と同時に自身の肉体から発火。あたり一面を聖炎で包み敵対者にダメージを与えると同時に自身のあらゆる情報を含め霊基ごと焼失。そして灰から再構築し、新たに聖王としての自身を現界する。まさに彼にとっての克己宝具とでも言えるだろう。
通常時は封じられており、ライダーどころかマスターさえも認知できない。もし彼が自身の行動とそのあり方を心から完全に後悔し、完全に救済や贖罪を望んだ場合、この宝具が解放されるだろう。…彼がその心に目覚め、自覚し、理解していればの話だが。>>804
【解説】
古代インド・十六大国時代の王朝の1つ、マウリヤ朝マガダ王国の3代目君主、『アショカ』。
基本情報は史実やfgoと同類なので割愛。だがこのアショカ王は仏教に帰依し、聖王・転輪聖王と呼ばれる前の覇王と呼ばれ、その残虐性かつ暴君としての側面が表面化した存在。
【人物像】
説法を受け、聖王・善王と呼ばれる前のアショカ王。恐れを知らぬ覇王でありながらも冷血漢であり人としての倫理感が欠落している。独善的、冷徹、残虐なる暴君。人の心とかないのか?と問われたら『ない。それがどうした』と即答するレベル。だが完全に己のままに暴れてたとかわけではなく、やり方があれとはいえインド亜大陸をほぼ統一し、必要ならば民や部下の意見を受け入れ、自身の臣下に対する過度な粛清を辞めるようにと部下に諫言された際には、その人を殺そうとせず意見を聞きいれ、処刑人となる(後にライダー自身の手で殺めてしまったが)人物を設けるなど割と理知的な一面もある
極たまに聖王としての兆しとして、彼なりの優しさを向けるときもあり、心を許したものに対し笑みや向けるときもある。
ちなみに自身の未来の姿とされている公式かつ聖王のアショカ王とは仲が悪く、向こうにとって黒歴史なのか顔を顰め、顔も合わせたがらず近づけさせないようにと警告するほど。ライダーにとっても気に食わないのかいちゃもんを付けて煽り返し、最悪の場合殺し合いになりかねないので注意。
【コメント】
バーサーカーかと思った?残念!ライダーでした!公式の説明を見て覇王としての時期があったんだと思い、その時の彼が見たかったので作ってみました。いや、バーサーカーのほうが良かったのかも…。公式の聖王様悪い意味で発狂案件かもしれない【元ネタ】英国伝承、アーサー王伝説
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アンガラド/チェス盤の城の乙女
【性別】女性
【身長・体重】156cm・20kg
【属性】中立・善
【副属性】地
【ステータス】筋力C 耐久E 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:EX(最大A相当)
赤衣を纏っている間は、生前の居城と同等の陣地効果を受けられる。
赤衣が傷付けられたならその程度に応じて効果は下降していく。
道具作成:B
魔術的な道具を作成する能力。
破れた赤衣の修復も担う。>>807
水辺の妖女:C
水辺を認識した時に魔力を、水に浸かる事で加えて防御力を向上させる。
水濠の深みより現れ、腰から上のみを水面から見せていた美女は
水面下では水棲の、人魚の属性を有していたのではと目されている。
モルガン・ル・フェイと親交を持ち、
彼女に神秘のチェス盤を贈られた乙女は自身もまた妖精(フェ)であったとも、
『海から生まれた女(モリゲン)』との同一性を意図した存在だともされる。
軍略(偽):A
実際の戦闘ではなく、多人数の戦闘を模した遊戯に用いられる戦術的判断力。
軍略スキルの効果は持たないが、思考力・集中力・洞察力へと反映される。
彼女の城の自動チェス盤は、腕に自信のあったペルスヴァルを三連敗させ、
激怒した彼は駒を盤上から払い落した上に盤を水濠へ放り込もうとしたという。>>808
【宝具】
『知らしめる流血の槍(ランス・キ・セニュ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0・2~4 最大捕捉:1人
ペレドゥルの長槍(パラディル・ヒール)。または探求の果てに
ペルスヴァルが辿り着く、“聖杯の行列”が運ぶ『血を流す槍』。
通常時は前者の、ただ逸品の槍としてのみ用いられ
真名を放たれたならば後者としての力の一端を発揮する。
彼女が用いる術の深度を、槍の神秘に近い域にまで引き上げ
対魔力をはじめとした護りの多くを突破可能とさせる。
『血を流す槍』本来の威力を用いる権限までは彼女に無い。
近付けはしても槍の“奇蹟”の域にまで至る事はできず、
武器としての力も、解放前のペレドゥルの槍と同じままである。>>810
【解説】
『黄金の手の(ラウ・エヴラウク/エウログ)』のアンガラド。
アンガラッド、アンガラット、アングハラドとも。類稀な美女とされるが、
それ以外の素性は両親・夫/恋人 含めてまるで安定していない。
ここでは“チェス盤の城の乙女”と同一人物だとし、
またタリエシンの養父エルフィンの妻とする話は採らない。
『ブリテン島の三人の陽気な(活発な)乙女』の三題詩ではその一人
「寛大なるリデルフ王の娘、黄金の手のアンガラド」として名を挙げられる。
『エヴラウクの息子ペレドゥルの物語』では
宮廷にて主人公ペレドゥル(パーシヴァル)の求愛を受けるもこれを拒絶。
「貴女が私を最愛の人と呼ぶまでは、決してキリスト教徒と口をきかない」
との誓いを立て『沈黙の騎士』となったペレドゥルは、多大な功績をあげて
アンガラドの心を得、誓いを果たした …彼は他にも恋人を作るのだが。>>811
チェス盤の城の乙女(ドゥモワゼル・ドゥ・レシキエ)は
『ペルスヴァル第二続篇』『ディド・ペルスヴァル』に登場し、
聖杯探求中のペルスヴァル(パーシヴァル)が一夜を共にする女性
(既に出会い、後に彼の妻となる女性ブランシェフルールとは別人)。
漁夫王の城館が面するのと同じ河、その河畔にある城に住んでいた。
誰もいない城の大広間で、駒が配置されたチェス盤を目にしたペルスヴァルが
駒を動かしてみると、反対側の駒が自動的に動いた。彼はそのまま対局するも
たちまち詰まされ、しかも三連敗した。激怒した彼は駒を盤上から払い落し、
盤は窓から水濠へ投げ込もうとする。しかしそこに彼を窘める声があった。
濠の深みから上半身だけを覗かせた女性の声で、彼はその美貌に見惚れる。
貴女との付き合いを認めて下さるのなら、喜んで盤と駒を戻しましょう。
そう言って彼は窓越しに乙女を抱きあげた。彼女は、愛の奉仕を許すには
自分の命ずる探求を果たして貰わねばならないと言い、そのために彼は
“聖杯探求”から大きく、長期間逸れて冒険を繰り返す事になるのである
(未だ成長途上で聖杯に届き得なかった彼には必要な過程だった、とも)。
諸々を解決し戻った彼は乙女と愛を交わし、助言を受け聖杯探求に復帰する。【元ネタ】北欧神話
【CLASS】ライダー
【真名】ニーズヘッグ
【性別】無
【身長・体重】135cm・?kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:A++ 耐久:A++ 敏捷:A 魔力:EX 幸運:E 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A++
幻想種の頂点に君臨する竜種の強大な神秘により、現代における魔術に傷つくことはない。
騎乗:EX
ライダー自身が乗騎であるためにランクは規格外。神話に曰く、ライダーは終末の日にはその翼に死者を乗せて飛翔する。
竜種:A
最強の幻想種たる証。ライダーは黒き竜として神話に刻まれる。>>813
【保有スキル】
黒炎:A
竜種たるライダー最大の武器たるブレス。ライダーの名は憤怒や憎悪に関連するとされるが、その息吹は対象を焼き尽くすまでいかなる手段でも消火することができない。あたかもライダーの蛇の如き執念深さを具現させたようなスキル。
フヴェルゲルミルの泉:C
ライダーが棲みついたニヴルヘイムの泉。ユグドラシルの根が下ろされた三つの泉の一つ。世界樹を養う水源であり、その水は多大な力を孕む。ただし、他二つと異なり、他ならぬライダー自身の存在が水質を穢し、魔術世界で聖杯の泥と定義されるものと同一となっている。
ナーストレンドの館:A
ライダーが死者の血を啜る館。ナーストレンドとは死者の岸を意味し、そこに北向きの扉がついた館が建つとされる。吸血スキルの派生として機能し、さらに魂喰いの効率を高める。
【宝具】
『根源を齧るもの (ニドヘッグル)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
竜種はその眼で運命を観ることができるが、ライダーはさらに『根源』と接続することができることを示す宝具。神代でユグドラシルの根を齧るライダーであるが、その頃よりあった能力であるかは疑わしい。北欧神話の主神が魔術の神であること、別の泉ではあるが同質のそれに知恵の逸話がありライダーが泉に棲むことなど複数の要因が重なった結果の産物とするのが素直な判断であろう。竜種として強大な神秘を宿すライダーがこの宝具を有効活用することは稀であるが、その気になれば原初のルーンを主神と同等に扱い、現代における魔法を使ってみせることが可能。>>814
『世界を蝕む竜の嵐 (エーリヴァーガル)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:0〜 最大捕捉:-
フヴェルゲルミルの泉より流れる十一の川の総称の銘を冠する宝具。ライダーの竜体を顕現し、世界のテクスチャを蝕む破壊の嵐を発生させる。広義における物理法則(現代テクスチャ)を蝕まれた空間は、空間そのものさえも乱れて崩れるため、たとえ生存可能な能力を持っていたとしても身動きを取れず、やがてリソースの枯渇により嵐に呑み込まれる恐るべき現象である。なお、攻撃ではない竜体となった場合の自然状態である。破壊の嵐が過ぎ去れば残されるのは混沌であり、創世の理を有するならば新たな世界を創ることが可能な状態にある。この状態では生死の境さえも曖昧であり容易く蘇生が叶うため、サーヴァントの出力で行使した場合、周囲の世界から急速に修正力が働き、その聖杯戦争における犠牲者が復活した状態で世界が再構築される。言い換えれば、聖杯戦争の開始時点の世界が構築される。ただし、聖杯戦争の進行状況は巻き戻ることはないため、マスターとサーヴァントは範囲外に退避していなければそのまま死亡する。>>815
【解説】
北欧神話に伝わる蛇あるいは竜。世界樹ユグドラシルの根を齧り、ラグナロクを生き延び何処へと飛び立つ。
魔術世界における通称は『蝕界竜』。ユグドラシルの根を齧るその習性は、世界を蝕む現象が竜種となったもの故と解釈するのが通例である。
北欧神話で目立った活躍はなく、ユグドラシルを取り巻く神獣、魔獣の一種として紹介される。ユグドラシルの幹を往復する栗鼠ラタトスクを仲介として、ユグドラシルの樹冠に棲みつく大鷲フレースヴェルグと罵り合う関係だとか。
サーヴァント、ライダーとして召喚された容姿は、中性的な子どもである。これは生まれながらに絶対者故に成長の必要がなく、他の知性体との関係性が上記のものしかないために、性別や善悪などの観念を有さず、人間的視点では幼く映るためである。その性格は驚くほどに素直でマスターの命令に従順。ラタトスクの伝えるフレースヴェルグのように悪罵しない限り、ライダーがマスターを裏切ることはない。
なお、竜体はワイアームをベースとして虫のようなディテールであり、虫嫌いな人は嫌悪感を抱くであろう。もちろん、容姿に対する罵倒は裏切りの理由になるが、さらに、虫に対して嫌悪感を示したり、無感動に退治しても、ライダーの好感度に影響し閾値を超えると裏切る。一年以上前にリクエストしたサーヴァント候補の備考に今更追記とかしていいのだろうか
いいよ
【元ネタ】イヌイット神話
【CLASS】ライダー
【真名】セドナ
【異名・別名・表記揺れ】サッドナ、ヌリアユク、ネリビック、アーナーカグサッグ
【性別】女性
【身長・体重】155cm・45kg
【肌色】褐色 【髪色】黒 【瞳色】藍色
【スリーサイズ】B78/W54/H80
【外見・容姿】袖余りのシャチパーカーを着た隻眼の少女。黒い髪は潮の流れのように揺れ、深淵を思わせる藍色の瞳はどこか物悲しさを湛えている。指のない両手は常にパーカーの袖で隠されている。
【地域】北極圏
【年代】神代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:D 耐久:C 敏捷:C 魔力:A 幸運:E 宝具:A++>>820
海獣の母:EX
切り落とされた指が海獣に変化した逸話から、セドナは自身の指である海獣たちへの絶対命令権を有する。
動物会話、使い魔(海)などの複合スキルであり。海獣たちとの意思疎通、及び使役を可能とする。
騎乗スキルを持たないセドナだが、このスキルの恩恵により海獣であれば神獣ランクであっても騎乗可能。
冥府の番犬:C
冥界アドリヴンの番犬にしてセドナの夫でもある犬。
名称は異なるがスキルとしてはアスラウグの守護狼とほぼ同一。
巨人外殻:E
巨人種の肉体を構成する強靭な外殻。
きわめて特殊な組成を有しており、攻撃的エネルギーを吸収して魔力へと変換する。
吸収限界を上回る攻撃(一定ランク以上の通常攻撃や宝具攻撃など)については魔力変換できず、そのままダメージを受けることになる。
伝承によってはセドナは巨人族であったとされる。>>821
【宝具】
『溟游十指(ネリビック・ロストフィンガー)』
''ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:500人''
セドナの失われた指が海獣となった逸話を具現化した宝具。
セドナが両手を翳すことで、数多のクジラ、アザラシ、セイウチ、魚群といった海獣たちが深海より現れ、敵を蹂躙する。
海獣たちは物理的な攻撃に加え、津波のような奔流を伴い、広範囲の敵を巻き込む。セドナの指一本一本が強力な海獣の群れに対応しており、その威容はまさに海の女神の怒りそのものである。
『鯨骸寒獄(アドリブン・ホエールフォール)』
''ランク:A++ 種別:対人/対城宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:500人''
セドナが支配する冥界アドリヴンと自身の暮らす鯨骨の館を具現化する。
固有結界に近い性質を有し、セドナの周囲を冷たく暗い深海の環境へと変貌させる。
この宝具が発動している間、セドナは通常の攻撃では傷つかず、魔力消費が著しく減少する。
さらに疑似水圧の発生や暗闇といった環境効果を周囲に与え、敵性存在に即死等の様々なデバフを付与する。
陸上、海底問わず展開可能だが海底では常時展開が可能。
また、第一宝具との合わせ技で鯨骨の館をクジラ型に組み替え『機動冥界アドリブン』として騎乗し、その大質量を以て敵を押し潰すという切り札を有する。
【Weapon】
『海の腕輪(アヌリョク)』
指の無いセドナのために作られた、特別な装飾品。普段は隠されている両手に嵌められており、魔力の収束を助け、海獣の使役や水流の操作をより精密に行う。>>822
【解説】
イヌイット神話における最も重要な神格の一柱、セドナ。
北極圏の広い範囲で信仰されており、アラスカでは“ネリビック”、グリーンランドでは“アーナーカグサッグ”と呼ばれる。
彼女は海の生きとし生けるもの全てを司る海の女神であり、人間の祖。
時に人々に恵みをもたらし、時にその怒りによって嵐や飢饉を引き起こす存在として信仰されてきた。
彼女の物語は、多くの伝承で異なる細部を持つものの、その根幹は共通している。セドナは元々人間または巨人の娘であり、陸の者であった。
ある時、彼女の父親は彼女に求婚する男たちの間で悩み、最終的に彼女を嵐の海の沖合で、父親が漕ぐカヤックから突き落とすという悲劇的な選択をする。必死にしがみつくセドナの指を、父親は櫂で一本また一本と切り落としていった。その指が海に落ちるたび、それはクジラやアザラシ、セイウチ、そしてあらゆる魚たちへと姿を変えていったという。
こうして海に沈んだセドナは、冥界の深海「アドリヴン」に辿り着き、海の全ての生き物の母、そして支配者となった。
アドリヴンは、死者の魂が最後に辿り着く場所の一つであり、セドナはそこで自らの髪をとかすこともできず、多くの魂と海獣たちと共に暮らしていると信じられた。彼女の髪がもつれていたり、不浄なものが付着していると、海獣たちは狩猟者に姿を現さなくなり、飢饉が起こるとされた。そのため、シャマン(呪術師)はトランス状態に入り、アドリヴンへと旅をしてセドナの髪をとかし、機嫌を直してもらう儀式を行ったという。
セドナは、人間の行いを常に監視しており、もし人間が海の掟に背いたり、海獣を不当に扱ったりすると、彼女は怒り、海獣たちを海底に引き戻してしまう。その結果、人々は飢えに苦しむことになるため、イヌイットの人々にとって彼女は畏敬と崇拝の対象であった。>>823
【人物・性格】
冥界の支配者としての威厳、海獣達の母としての慈愛、そして見た目相応の幼さを合わせ持つ少女。
基本的には物静かで内向的。争い事は好まないが自身の指である海の生き物たちを傷つける者には容赦しない。
過去の出来事から、捨てられることがトラウマになっており、人間達に対しては時に厳しく接するが、決して見捨てることはなく慈愛に満ちた表情で見守っている。
但し、誰かを犠牲にして生き延びようとする人物を目撃した場合、クラスがバーサーカーに変わるレベルでブチギレる。
マスターに対しては、最初は警戒心を抱くものの、自身と海獣たちを理解し、尊重してくれる者には心を開く。
また、サーヴァントとしてのセドナは陸で暮らしていた頃の姿で召喚されるが、その頃のセドナは複数の伝承が語られるため父親に指を切り落とされるまでの記憶は不確かなものとなっている。
イメージカラー:深海の色、藍色
特技:深海生物との会話、イルカショー
好きなもの:海獣たち、暖かい服、髪の手入れ
嫌いなもの:無駄な殺生、船、深海
天敵:自身の父親
願い:海と海の生き物たちが、いつまでも平穏であること
【一人称】私、セドナ 【二人称】貴方、お前(怒り時) 【三人称】彼、彼女、彼ら>>824
【因縁キャラ】
''ジャンヌ・ダルク(アーチャー)''
「セドナの指、還して? 還して?」
''謎のアルターエゴΛ''
「ペンギンより、シャチの方が強い、リヴァイアサン? どう見てもペンギン」
''太三郎狸''
「髪の手入れ、お願い、得意でしょ?」
''犬を連れたサーヴァント''
「貴方の犬、かわいいね。骨あげる、私の指の骨」「王としての私を望んでいたなら残念という他ない、生憎王権という玩具には飽きたのでね。今はただの弓兵フィリップとして卿の力になろう」
【元ネタ】史実
【CLSS】アーチャー
【真名】フィリップ2世
【異名・別名・表記揺れ】尊厳王(オーギュスト)、フィリップ・オーギュスト
【性別】男性
【身長・体重】178cm・65kg
【肌色】白 【髪色】金 【瞳色】青
【外見・容姿】質素なクロスボウ兵の鎧を着た青年、兜は被らずフードを被っている。弓兵に身をやつしてなお隠しきれない王としての威厳が滲み出ている。
【地域】フランス
【年代】12世紀後半~13世紀前半
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:C 耐久:B 敏捷:C 魔力:C 幸運:B 宝具:B++>>827
【保有スキル】
尊厳王のカリスマ:D(本来はA+)
軍団を率いる天性の才能。大勢の軍勢を統率し、士気を向上させるカリスマ性を発揮する。
特に「正義」を標榜し、民衆の支持を得ることに長けていたフィリップ2世の性質が色濃く反映されているため、民意を味方につけることでさらに効果が増幅される。
扇動:C(本来はA)
数多くの大衆・市民を導く言葉と身振りを習得できるスキル。特に個人に対して使用した場合は、ある種の精神攻撃として働く。
彼の言葉は、時に大衆を熱狂させ、時にイングランドへの憎悪を掻き立て、国家の統一へと導いた。カリスマと組み合わせることで、絶大な効果を発揮する。
典礼改革:D(本来はB)
集団および支配地の機能を向上させるスキル。
フィリップ2世はノートルダム大聖堂の建設を初め、パリの道路の舗装、城壁の建設、市場の設立など、優れた内政の手腕によってパリの街の発展に貢献した。>>829
【宝具】
『不可侵たる城壁は王の尊厳が如く(ニ・デュー・ニ・ル・ディアブル・ヌ・プーヴァン・ヴィオレ・マ・ディグニテ)』
''ランク:B++ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人''
フィリップ2世がパリに築いた強固な城壁、そして彼が確立した「尊厳王」としての絶対的な王権の概念が形を成した宝具。
フィリップ2世の何者も犯すことのできない尊厳の具現。
パリの城壁の概念そのものを身に纏い、自身の防御力を飛躍的に向上させる。その鉄壁の守りは物理攻撃、魔術攻撃、精神干渉を問わず、あらゆる干渉を退ける。
対粛清防御には届かないものの、対城宝具クラスの火力がなければ突破は不可。事実上リチャードでは絶対に突破できない。
また、宝具の発動中は病弱スキルのデメリットを完全に打ち消すことが出来る。
【Weapon】
『フルール・ド・リス』
純白のクロスボウ。
別の霊基であれば彼の王権を象徴する武器になったかも知れない。>>830
【解説】
フランス王国の最盛期を築き上げた偉大な王。カペー朝の三代目国王ルイ7世とシャンパーニュのアデルの息子として生まれ、幼少期より病弱な体に悩まされた。
病弱だったフィリップのために父ルイ7世は当時イングランド王国と戦争中にも関わらず、イングランドのトマス・ベケットの祠へ治癒祈願に出掛けたという。
フランス王に即位したフィリップは神聖ローマ帝国の赤髭王(バルバロッサ)フリードリヒ1世、イングランド王国の獅子心王(ライオンハート)リチャード1世らと第三回十字軍にも参加したが、彼らとは歩調が合わずアッコン包囲戦にてアッコンを陥落させると間もなく病気を理由にフランスに帰国している。
彼は巧みな外交戦略と軍事行動を駆使し、フランス王国の版図を劇的に拡大させた。特に、イングランド王プランタジネット朝との長きにわたる抗争において、ジョン王からノルマンディー、アンジュー、メーヌ、トゥーレーヌ、ポワトゥーといった広大な領土を奪取し、フランス王権の優位を確立した。
その過程で、1214年のボーヴィーヌの戦いでは、神聖ローマ皇帝オットー4世とイングランド王ジョン、フランドル伯フェランらの連合軍を打ち破り、フランスの独立と王権の確立を決定づけた。この勝利により、彼は「尊厳王(オーギュスト)」と称されることとなる。
また、内政においても有能であり、パリ大学の設立支援、ルーブル宮殿の建設、パリの城壁建設など、多岐にわたる功績を残した。彼は中央集権化を進め、国王の支配力を強化することで、後のフランス絶対王政の基礎を築いた。
その生涯は、類稀なる政治手腕と軍事才能を発揮し、フランスという国家の礎を築き上げた比類なきものとされている。>>831
【人物・性格】
冷静沈着で、常に物事を合理的に判断する現実主義者。
感情を表に出すことは少なく、内に秘めた野心と冷徹な計算高さを持つ。かつては、民衆の前で「正義」を掲げて理想的な王を演じ、カリスマ性を遺憾なく発揮する王だった。
他者に対しては、基本的に信頼を置かず、常に一定の距離を保つ。しかし、自らの目的のために有能な人材は積極的に登用し、その能力を最大限に引き出そうとする。彼にとっての「善悪」は、ひたすらに国家の繁栄と王権の確立に繋がるかどうかで判断される。
彼は王権を神から与えられた神聖なものではなく、国家を運営するためのただの道具と見做しており、生前は思う存分王権を行使して国家の発展に尽力したが、サーヴァントとしての彼は王権を単なる道具と見做すが故に、聖杯戦争やカルデアの聖杯探索などでは、自身の王権は不要なものと判断し、王である事を捨て、身分の低い兵士を意味するアーチャークラスとして現界する。イメージカラー:深緑
特技:政治、弁舌
好きなもの:フランス、女性、ワイン
嫌いなもの:イングランド、十字軍の遠征、ローマ教皇
天敵:リチャード1世
願い:庶民として第二の生を謳歌する
【一人称】私(わたくし) 【二人称】卿(けい)、貴様 【三人称】彼奴(あやつ)、者共(ものども)
【コメント】
リクエスト鯖、王になりたかったジョンに対して王である事を捨てたフィリップ2世
「神も悪魔も余の尊厳を犯すこと能わず」は宝具のルビとして採用した「■■■、抜錨――私の望みは一つだけ。全てが終わっても、それさえ果たせれば良いのです」
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アルターエゴ
【真名】アルゴー号〔オルタ〕
【性別】女性型
【身長・体重】152cm・-kg(アバター)
【容姿】どこか虚ろで無機質な少女のホログラム
【属性】秩序・中庸、天
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷E 魔力B 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術に対する抵抗力。魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:E
本来よりランクが著しく低下している。もはやアルターエゴは船ではない。
陣地作成:EX
広大な国土を支配・管理する能力を持つ。>>834
【固有スキル】
人類管理システム(偽):B
海上の進むべき道を示す機能を捨て、代わりに人類・国家の進むべきを道を示す機能へと改造している。…もちろん、その機能は紛い物に過ぎないが。
英雄の集う城(偽):A
「船」から「城」に自らの在り方を改変している。自分の船体が「円卓」と同様の性質を持つという事は、自分も「円卓」と同じようになれるという事だと彼女は考えた。即ち、同じ「英雄が集う場所」でも、「旅の仲間」ではなく「王を守る戦士団」が集う場所へ。船長と共に旅する船ではなく、王を護る城へ。
星の羅針盤(真):A
星空にあるアルゴー号、アルゴ座の内包するもう一つの羅針。
その星の名はカノープス。地球で作られた多くの宇宙探査機が方向計算のために利用する星である。皮肉にも「海を行く船」としての在り方を捨て「宇宙艦」としての機能を取り戻したアルターエゴにはこのスキルが目覚めた。
【宝具】
『根を下ろす天の錨(ドドナイア・ドルー)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
ドドーナの森の樫は、枝は天地を結び、根はタルタロスにまで届く程に深いとされ、天上・地上・地下を繋ぐ世界樹と見做される。
オリュンポス十二神の正体が宇宙艦隊であることを踏まえれば、ギリシャ最古の神託所にしてゼウスの聖域の樹が世界軸であることに対して、ある一つの見方が生じるだろう。
世界を繋ぎ止める柱はしばしば「錨」にも例えられる。つまり、ドドーナの樫こそはゼウスが地球に降ろした「錨」なのだ。それは地球にとって異物である自分達を繋ぎ止める楔。具体的に言えば、惑星上の着陸地点付近に自分達の世界のテクスチャを張り付け、環境を理想通りに書き換える、侵略の足掛かりとなる装備である。
船首像ではなく、宇宙航行艦ゼウスの「錨」こそがアルターエゴの本来の姿なのである。>>835
『汝、天地突き裂く雷光の艦(ワールドディシプリン・ドドーナ)』
ランク:A- 種別:対国土宝具 レンジ:10~99 最大捕捉:1000人
ゼウスに由来する雷撃である『大海裂き拓く煌々の翼』をベースに、独自に再構築された「ゼウスの雷霆」「世界を支配する機能」。その本質は高エネルギーの情報送信ビーム。アルターエゴの支配圏内であればテクスチャそのものが命令を受領し、国土自体が命令の実行のために動き出す。それはある意味では神託を自己実現する機能とも言えるだろう。
【解説】
アルゴー号のオルタ。
無表情、無感情、冷淡、冷徹。イアソンを王とすることのみを考え、それ以外の全てに対して酷薄。アルゴー号の筐体の中に生じた第二のプログラム。目的のために切り替わった別人格、故にアルターエゴ。
自身が「イアソンという個人を特別視している」ことを自覚し、「イアソン個人のための船」であることを決定したアルゴー号。船長ではなく、王を助ける機械であることを望み。海ではなく、陸(くに)を導く装置になることを望み。最終的には「船」としての在り方を捨て「城」へと自身を捻じ曲げた姿。
辿り着いたその姿は、宇宙艦ゼウスの末裔、小型の再現を思わせるものになっている。>>837
《固有スキル》
◆人類統治システム(偽):B(CT8~6)
味方全体に毎ターンNP獲得状態を付与(3ターン)&被クリティカル発生耐性をアップ(3ターン)&弱体耐性をダウン(3ターン)【デメリット】+自身を除く味方全体の〔イアソン〕に「毎ターン自身を除く味方全体からNPを吸収する」状態を付与(3ターン)
◆英雄の集う城(偽):A(CT7~5)
味方全体の宝具威力をアップ(3ターン)&防御力をアップ(3ターン)+味方単体のArtsカード性能をアップ(3ターン)
◆星の羅針盤(真):A(CT8~6)
味方単体の攻撃力をアップ(1ターン)&クリティカル威力をアップ(3ターン)&NP獲得量をアップ(3ターン)+味方単体の〔アルゴー号ゆかりの者〕にガッツ状態を付与(3ターン・1回)&弱体無効状態を付与(3ターン・2回)
《宝具》
『汝、天地突き裂く雷光の艦(ワールドディシプリン・ドドーナ)』
ランク:A- 種別:Arts
敵全体に〔混沌〕特攻攻撃[Lv]<OC>&クリティカル封印状態を付与(1ターン)&宝具封印状態を付与(1ターン)
《性能》
Artsアタッカーにもサポーターにもなれる。ただし単体強化が多いためアタッカーとサポーターを同時に兼ねることは難しい。また三色支援できた通常霊基とは違い、Artsしか支援できない。イアソンに対しては特殊なサポートを持つ…というか、味方にイアソンが居るときは自動的にイアソン専任のサポーターにならざるを得ない。総じて通常霊基よりオルタは支援範囲が狭い。通常霊基が宝具連射・周回寄りであるのに対し、オルタは防御・攻略寄り。【元ネタ】北欧神話
【CLASS】アーチャー 【真名】フレースヴェルグ
【性別】男
【身長・体重】300cm・156kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:EX 敏捷:B++ 魔力:EX 幸運:E 宝具:A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
現代の魔術師では傷つけられない。
単独行動:EX
マスター不在であっても、風力を魔力に変換することでほぼ永続的に現界を維持することができる。
巨人外殻(鷲):EX
アーチャーは鷲の姿をした巨人だと伝えられている。攻撃的エネルギーを吸収して魔力に変換する。
【保有スキル】
世界の風:EX
北欧神話における風は全てアーチャーに由来するという逸話がスキルとなったもの。魔力放出(風)、星の息吹などの複合スキル。
ヴェズルフェルニルの凪:B
世界樹の枝に留まる鷲の眉間に留まる鷹ヴェズルフェルニルに由来するスキル。その名は「風を打ち消すもの」を意味し、アーチャーの荒れ狂う暴風を制御する機能を宿す。ただし、アーチャーの起こす風以外は無風となるため、単独行動スキルが機能しなくなる。ただ、暴風のまま運用するには魔力消費が激しく、自身でも飛行が困難である。
時告げる雄鶏:A++
アーチャーと同一視されるいくかのうちの二羽の雄鶏。グリンカムビとフィアラルは特に雄鶏の朝鳴きに由来してか、時を作る神鳥とされる。ここに、時とは雄鶏の鳴き声であり、声とは音であり、音とは大気を伝わり、大気とは風であり、すなわち、時とは風であるという伝承が成立する。アーチャーの敏捷のランクを大幅に上昇させ、多大な魔力によって瞬間移動さえも可能とする。>>840
【宝具】
『世界樹の加護 (ヴィゾーヴニル)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
アーチャーと同一視される雄鶏ヴィゾーヴニルは、レーヴァテインでしか傷つかないという伝承がある。神性スキルを持たないBランク以下の攻撃を無効化し、さらに、Aランク以上の攻撃のダメージも大幅に削減する。
『終末幻想・刻寿測定 (ラグナロク・リーヴ)』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:0〜40 最大捕捉:1000人
アーチャー最大の能力がそのまま宝具となったもの。ワルキューレの『終末幻想・少女降臨』やアトラス院の開発した『天寿』の概念武装に酷似した結界展開。清浄なる魂を慈しみ、正しき生命ならざる存在を否定する『時の風』。定命たる人類をはじめとした清浄なる魂には微風となり、定命ならざる術式、幻想種、吸血種などの魔力や魔術に由来する存在にはその存在規模に見合った暴風となる、終末の風。その選別は、世界の悲鳴に等しい。霊長ならざる存在までもが強大であることは星のリソースの浪費に他ならない。>>841
【解説】
北欧神話に登場する鷲の姿をした巨人。その羽ばたきが世界を吹く全ての風の始まりとされる。その名は「死体を呑む者」を意味し、ラグナロクではその嘴で死者を引き裂くとされる。その他、多くの神鳥と同一視される。
北欧神話での活躍はなく、世界樹ユグドラシルを取り巻く神獣、魔獣の一種として紹介される。伝令栗鼠のラタトスクを仲介として、世界樹の天頂から、世界樹の根を齧る邪竜ニーズヘッグと罵り合う関係だとされる。
サーヴァント、アーチャーとして召喚された姿は、鷲の翼を持つ大男。巨人の因子を持つが本質は精霊種寄りであり、星の秩序を遵守する尖兵で、自我は希薄、その在り方は生きた空気清浄機と表現できる。唯一の願望は、空を飛ぶことだと自覚しているが、正確には仲間とともに空を飛ぶことだと推測される。ニーズヘッグからの連鎖召喚か、願望を叶え得る場合のみ当人の認識としては気まぐれに召喚に応じる。
なお、大男の容姿は、かつて見た大神を参考としているため、北欧神話の関係者であれば、その姿を見て様々な反応を示してくれる。>>842
魔術世界での通称は『風王鷲』。【元ネタ】ウェールズ伝承(マビノギ第四枝等) +『マビノギオン物語』
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ディラン
【性別】男性
【身長・体重】180cm・70kg
【属性】混沌・善
【副属性】地
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具C+
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。>>844
【保有スキル】
神性/混血:C
エリンのダーナ女神に相当するとされるドーンの孫であり、
また常の人ならざる水棲の者を父に持つと考えられている。
彼自身そもそもが旧い海神の姿を残したものである、とも。
光を負う弟スェウに対し彼は闇に属する、との主張も存在するが
この霊基においてそれは反映されていない …がそれと無関係に
英霊としての通常以上に死後・死者としての属性が強く出ており、
対面した者は当人の外見・性格よりも昏く不吉な印象を受ける。
完全流体:C
如何なる魚も彼より速く泳ぐ事能わず、
如何なる波もその身の下で砕ける事無し。
自身を流体となし、各種攻撃を無効化する事が可能。
彼を討ったゴヴァンノンはこれが用いられていない隙を突いたのか、
鍛冶の匠たるその武器が特性を上回ったのか、それは窺い知れない。>>845
波を砕く物:A
己の死因であるゴヴァンノンの毒槍を携えて現界している。
過去の真実がどうであれ、彼を討った事実を以てこの槍は
完全流体や非実体を含めて攻撃無効化の性質を貫く特性を有している。
虚ろなる死者の嘆き:D
コンウィ河流域、海波と河水が出会う場に響く音『ディランの死の呻き』。
範囲攻撃の相殺判定時に有利な修正を与える。
【宝具】
『陸睨む深遠の眼(トゥリヴスリアント)』
ランク:C+ 種別:対人・対軍宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:100人
大ブリテン島近海を統べる一族としての性質。
大海規模には及ばぬものの、膨大な水の力を
攻防拘束その他に用いる事ができる。
イウェルゾン(アイルランド)、マナウ(マン島)、オグレズ(北方)、
プリダイン(大ブリテン島)の波は愛し子ディランの非業の死を悼み、
仇討ちを誓ってこれ以上無いほど荒々しく岸へ打ち寄せた、と伝わる。>>846
【解説】
アランロド(アリアンロッド、アランフロド)の子、金髪の男性
ディラン・エイル・トン(『波の子』ディラン。海の子:エイル・モル とも)。
己を純潔と偽るアランロドが伯父王に嘘を暴かれた時、産み落とされた子の一方。
ほぼ同時に生まれた弟に『巧みな手を持つ輝く者(スェウ・スァウ・ゲフェス)』。
母は子を顧みず、マース王がディランを引き取り誕生の祝福を与えた。
それから幼子は海へ向かい、入ると、海の性質を瞬く間に己のものとし、
如何なる魚にも優る速さで泳ぎ始めた。それで『波の子』の名を得た。
その最期はおじの一人である鍛冶ゴヴァンノンによるものだったという。
これはブリテン島の『三つの不運な一撃』の一つだ ―――と記されるが
現存する三題詩集成群に含まれる『一撃』に彼の死の話は含まれていない。
おじが甥を殺害するに至った経緯についても、何も残されてはいない。
『タリエシンの書』は『木々の戦い』でディランに言及するほか、
彼に捧げる挽歌(マルナド・ディラン・エイル・トン)を収める。
カエルヴァルズィンの黒本が収めるスタンザ『墓の詩』が語るには、
ディランの墓は波が陰鬱な音をたてるスランベウノの地にあるという。>>847
アランロドの兄弟グウィディオンが“父親”かと目される弟スェウに対し、
ディランの“父親”にあたるのが何者なのかは、第四枝からは特定できない
(水に親しい、或いは水棲の存在であろうとは推測できるが個人としては)。
二十世紀翻案、エヴァンジェリン・ウォルトンの手になるマビノギオン物語は
マースが海で洗礼を施した時、海水につけられた彼は泳ぎ去り消えたとした。
彼の“父親”は海底に消えた街カエル・シディの者であった、としている。
時が経ち、弟スェウが妻の愛人の槍で致命傷を負った後にディランは母を訪れ、
そして子を産まされた恥辱を想う母の企みによって命を失う事になる。彼女は
スェウの仇討ちに使う槍を求めにゴヴァンノンを訪れるよう言い、その一方で
ゴヴァンノンには「スェウの似姿を装い、仇が武器を求めに来る」と伝えた。
二人ともがアランロドに踊らされ、ゴヴァンノンの毒槍がディランを貫く。
「熱烈な歓迎ですね、おじ上」「母が貴方に槍を頂けと言ったのです」と聞き、
真実を知った絶望の中でおじは「してやれる事はもうこれだけだ」と剣を取り、
甥の苦痛を永遠に絶つ。その後も親族の恥たる真相を隠し、語る事は無かった。
後に、ディランの父の一族は、アランロドの島を海に呑み込み沈めたという。【元ネタ】史実、『竹取物語』
【CLASS】フォーリナー
【真名】かぐや姫
【異名・別名・表記揺れ】菅原道真、阿呼
【性別】男性
【身長・体重】140cm・35kg
【肌色】白皙【髪色】黒【瞳色】紫紺
【スリーサイズ】不明
【外見・容姿】
黒髪を童らしく切り揃え、月のような白い肌と、夜空を思わせる紫紺の瞳を持つ少年。
顔立ちは非常に整っており、どこか浮世離れした、神秘的な雰囲気を纏っている。普段は純白の狩衣のような装束を身につけ、袖には竹の意匠が刺繍されている。
【地域】日本、月
【年代】平安時代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・神性・子供・童話
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:A 幸運:A- 宝具:C+>>850
【保有スキル】
五つの難題:A
『竹取物語』において、かぐや姫が求婚者たちへと課した、達成不可能な難題。
五人の求婚者たちは誰一人として、その難題を達成出来なかった。
求婚者たちに課された難題は、
「仏の御石の鉢」「蓬の玉の枝」「火鼠の裘」「龍の首の珠」「燕の産んだ子安貝」
……を持ってくるといったものだった。
紅顔の美少年:A
人を惹き付ける美少年としての性質を示すスキル。
男女を問わずに働く魅了の魔術的効果を持つ。
「対魔力」スキルで回避可能。対魔力を持っていなくても抵抗する意思を持っていれば、ある程度軽減することが出来る。
かぐや姫としての召喚のため本スキルを高ランクで所持している。
雪月花の詩歌:C
唐の詩人、白居易に影響を受けたフォーリナーは雪月花を詩歌の題材として好んだ。
魔性退治の逸話を持つフォーリナーの詩歌は悪鬼をも退ける。
なお、彼の歌は『この度は幣もとりあえず手向山紅葉の錦神のまにまに』で、小倉百人一首にも採られている。>>851
【宝具】
『月照羽衣・真澄鏡(げっしょううい・まそかがみ)』
''ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:50 最大捕捉:1000''
竹取物語の終盤、かぐや姫が月に帰る有名なシーンを再現する固有結界。
展開される心象風景は梅の花が咲き誇る月夜の庭と邸宅。
この時フォーリナーは天の羽衣を纏い、空に浮かび上がる。そして眩い月光を地上に照射し、敵対者に精神的重圧を掛け戦意を喪失させる。
直接ダメージを与える宝具ではないものの、物語通り千の敵を一瞬で無力化させることが可能。
【Weapon】
『筆』
フォーリナーが常に携えている筆。本来は文筆のための道具だが、魔力を込めることで、墨の飛沫を飛ばして攻撃したり、文字を刻むことで術式を発動させたりすることが可能。>>852
【解説】
菅原道真。
平安時代を代表する学者であり、政治家。死後には「学問の神」「雷神」として信仰された。
幼い頃から才気溢れる子供で、五歳で和歌を詠み、十一歳の頃には漢詩を詠んで周囲の大人たちを感嘆させた。
その生涯は、学問の道を極め、異例の出世を遂げたものの、藤原氏との政争に敗れ、大宰府へと左遷され、失意のうちに生涯を閉じたという悲劇的なものである。
彼の死後、京では落雷などの異変が相次ぎ、人々はこれを道真の怨霊の仕業と恐れ、鎮魂のために天満宮が建立された。
一方、日本最古の物語とされる『竹取物語』は、竹の中から見つかったかぐや姫が、求婚者たちに難題を突きつけ、最終的には月の使者に迎えられて月へと帰っていくという幻想的な物語である。
その作者は不明とされているが、一説には菅原道真が作者であり、物語は彼自身の境遇や心情を反映しているという説も存在する。
本来、菅原道真とかぐや姫は別個の存在であり、通常の召喚でこの側面が召喚されることはない、特異点のような特殊な状況でなければ成立しない霊基である。>>853
【人物・性格】
物静かで知的な雰囲気を纏う少年。感情をあまり表に出さず、常にどこか遠くを見ているような印象を与える。
菅原道真の人格とかぐや姫の人格が混在する二重人格者。普段は道真の人格が表に出ているが宝具時にはかぐや姫の人格に切り替わる。
イメージカラー:梅の花
特技:詩歌作成
好きなもの:白居易の詩、梅の花
嫌いなもの:藤原時平、太宰府
天敵:まだ無い
願い:自身の居るべき場所へ帰る
【一人称】ぼく 【二人称】きみ、○○様 【三人称】あの人
【コメント】
リクエスト鯖、以前作成したムーンキャンサー阿呼のリメイク【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【真名】ミヒラクラ
【異名・別名・表記揺れ】烈日王(彼女の名「ミヒラ」は太陽神に由来)
【性別】女性
【身長・体重】157cm・51kg
【肌色】褐色【髪色】黒【瞳色】赤
【外見・容姿】白い遊牧民族風の装束を着た、精悍な顔立ちの女性。体つきは細身だが筋肉質で長髪をポニーテールにしている。
【地域】インド北部、中央アジア
【年代】6世紀前半
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・王
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:D 幸運:E 宝具:A>>856
【保有スキル】
悪逆のカリスマ:B-
悪逆の限りを尽くしてなお国家を運営可能なカリスマ性、団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
ミヒラクラのカリスマは恐怖と暴力による統率の面が強く、人によって効き方にムラがある。
加虐体質:A
戦闘時、自己の攻撃性にプラス補正がかかる。これを持つ者は戦闘が長引けば長引くほど加虐性を増し、普段の冷静さを失ってしまう。
攻めれば攻めるほど強くなるが、反面防御力が低下し、無意識のうちに逃走率も下がってしまう。バーサーカー一歩手前の暴走スキルと言える。
蓮華面の誓願:A+
ミヒラクラの前世とされる蓮華面という名の外道が立てた仏法を破壊するという誓願。
無辜の怪物スキルの亜種スキル、サーヴァントとしてのミヒラクラは生前以上に仏教に対して激しい憎悪を燃やす。
仏教系サーヴァントへの与ダメージアップ、また保有するスキルや宝具に対しランクダウンの効果を付与する。
戦闘機動:B
騎乗状態での戦闘に習熟し、騎乗状態での攻撃判定及びダメージにプラスボーナスするスキル。
騎乗していない状態での戦闘力が減少するというデメリットが存在する。>>857
【宝具】
『伽藍焚燼・五濁悪世(ダルマ=クシャヤ・ドゥシュタ・ラージャ)』
''ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:500人''
ミヒラクラによる大規模な仏教弾圧が、後の時代に「末法思想」を盛んにする契機となった逸話が昇華した宝具。
真名を解放することで、対象となる空間を、仏が説いた教えが廃れ、正しい修行が行われなくなり、世の中が乱れるとされる「末法の世」へと一時的に変質させる。
この宝具が展開された領域内では、精神汚染、混乱といったデバフが強制的に付与され、人々の信仰心や道徳心は薄れ、憎悪や疑念といった負の感情が蔓延する。
特に、善属性を持つ者、信仰を基盤とする者は精神的、肉体的に著しい苦痛と弱体化を受ける。
反対に、悪属性を持つ者、反英雄は、能力値が上昇する。
【Weapon】
『無銘・騎馬』
『無銘・武具』>>858
【解説】
ミヒラクラは、6世紀前半にインド北西部を支配したエフタルの王である。
彼女の名は、その苛烈な統治と、特に仏教徒に対する大規模な迫害によって歴史に刻まれている。
彼女は、サカラ(現在のシアールコート)を首都とし、ジャムナ川の河谷からグワリオルに至る広大な範囲を支配下に置いた。その武威は絶大で、当時のインドの諸王朝を震え上がらせた。
中国の史料には、ミヒラクラが「性凶暴にして多く殺戮をおこない、仏教を信ぜず、好みて鬼神を祀る」と記されており、その残忍な性格がうかがえる。
彼女の最大の悪行は、インド全土にわたる仏教弾圧であった。ミヒラクラはゾロアスター教系の神々を信仰していたとされ、仏教を「邪教」と見なし、数多の僧院や仏塔を破壊し尽くし、多くの僧侶を虐殺した。
この大規模な弾圧は、インドにおける仏教の衰退に決定的な影響を与えたとされ、後に仏教徒の間で「末法思想」が隆盛する一因となった。
最終的には、マールワー王ヤショーダルマンによって破れ、カシミールへと逃れることになるが、その悪名は後世まで語り継がれることとなる。>>859
【人物・性格】
傲岸不遜にして、苛烈。しかし、どこか気だるげな雰囲気を纏った女王。
自らの武力と支配を至上とし、他者の信仰や価値観を顧みない。
蓮華面の誓願スキルの影響で自身でも制御不能なほどの仏教に対する憎悪に悩まされており、この憎悪を消し去るために聖杯を求める。
蓮華面の誓願を抜きにしてもその性格は残虐非道。しかし、その根底には、強者として全てを支配しようとする純粋なまでに歪んだ「王」としての矜持がある。
強者には敬意を払うが、弱者や従わない者には慈悲の欠片もない。
また、自身の虐殺が末法思想を誕生させたことについては誇らしく思っている。
イメージカラー:赤黒
特技:破壊、恐怖による支配
好きなもの:静寂、末法思想
嫌いなもの:仏教に固執している自分
天敵:ヤショーダルマン
願い:仏教を滅ぼし憎悪から解放される
【一人称】我、余 【二人称】貴様、お前 【三人称】奴、輩
【コメント】
リクエスト鯖、宝具のルビは『仏法を滅ぼす悪しき王』と言った意味合い。>>860
リクエストした者です。作成ありがとうございます。
女性なのは驚きましたが、人物像的には逸話からして実にらしい人格になってますね!
宝具もボス枠みたいな印象になりますね。リクエスト鯖
【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【真名】アルミニウス
【性別】男
【身長・体重】190cm・80kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:C++ 耐久:C++ 敏捷:B++ 魔力:C 幸運:B 宝具:B++
【クラス別スキル】
気配遮断:-
宝具の効果に依存している。
騎乗:B
本来はセイバーのクラススキル。大英雄ジークフリートのモデルとされるアサシンは、いくつかのスキルを彼から拝借している。>>862
【保有スキル】
反旗翻るアクィリフェル:A-
トイトブルク森の戦いでローマ帝国より奪った三旗の銀鷲旗と、それに象徴されるアサシンの才覚の集大成。カリスマ、軍略、扇動など多くのスキルを内包する。ただし、生前の戦いで二旗についてはローマ帝国に奪取されており、劣勢での効力は低下する。
破壊工作:B
トイトブルク森の戦いでアサシンは徹底したゲリラ戦を展開してローマ軍を全滅させた。当時の皇帝は自国の敗戦の将を恨んで宮殿で「ウァルスよ、我が軍団を返せ!」と叫んだとされる。
竜殺し(ローマ):A
大英雄より拝借したスキルを再解釈している。生前のアサシンよりも後の時代に布教された聖典において、ローマ帝国は赤い竜として暗喩されているともされる。アサシンは、ローマ帝国のゲルマニア征服を阻止した英雄としてローマ属性に対する特効を有する。>>863
【宝具】
『戦死者の血套 (タルンカッペ)』
ランク:B++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
『ニーベルゲンの歌』の大英雄ジークフリートが所有したとされる姿隠しの外套の伝説を拝借して神秘を高めたアサシンの逸話を昇華した宝具。ローマ帝国との第二戦役において、負傷したアサシンは血液を顔に塗りたくり、ローマ兵たちの目を避けて戦場を逃れたとされる。伝説のそれは、身に纏う者の姿を隠すと同時に、12人分の力を齎すとされるが、アサシンの宝具は殺.すごとに伝説のそれと同じくステータスを上昇させる。ただし、姿隠しの特性は徐々に効力を落とす。なお、素の状態における姿隠しの効力は、一撃を入れるまでサーヴァントであっても存在を気づかせず、気づいた後も直感や心眼などのスキル持ちでなければ対処できない。最初の犠牲者はほぼ確実に現れると言え、聖杯戦争の下馬評を覆えすことが確定的な強力な宝具である。
【Weapon】
『槍の穂先』
生前愛用したのだろう槍の穂先。霊基に紐付くのは穂先のみで柄は別で用意しなければならない。ただし、穂先だけでも短剣のように扱い、他のサーヴァントと十分な白兵戦を熟すことが可能。
『パルマ』
身体に巻きつける小さな円盾。帽子、兜、獣の皮の装備をしてはならず、両手は武器と銀鷲旗で塞がるアクィリフェルの防具。生前の装備ではないが、奪った銀鷲旗と紐付けられるため霊基の一部として構築される。>>864
【解説】
帝政ローマ初期のゲルマン人ケルスキ族の族長。一部を除くゲルマニアの諸部族をまとめ上げて、ローマ帝国による征服を阻止した。
生まれは、ローマ帝国に屈しており、ローマ軍で兵役経験を重ねた。彼はローマ市民権を獲得し、騎士階級に昇格するほどに優秀だった。
戦い方を身につけ、ローマ軍を知り尽くしたアサシンは故郷ゲルマニアへと向かい、虎視眈々とローマによる支配と争う機会を窺い、ゲルマニアの団結のための工作を始めた。遂に、機会を得たアサシンはトイトブルグ森の戦いを起こし、見事な勝利を納める。二万五千に及ぶローマ軍を全滅させた。
以後、ローマの侵略に抵抗し続け、自身の妻や息子が捕虜になろうとも、それすらも味方の士気を上げる戦略に利用し、ゲルマニアのために戦い尽くした。
ローマ帝国が利の少なさと損害の大きさに撤退し、アサシンはローマとの戦争に勝利したかたちとなったが、落ち着くことなくゲルマニアを纏め上げることに晩年を費やし、その争いで負った傷の悪化により37歳の若さで世を去ったという。
その功績は、ドイツにおける国民的英雄と讃えられ、『ニーベルゲンの歌』に登場する万夫不当の竜殺しジークフリートのモデルともされるほどである。
【wiki登録】可【元ネタ】史実、シャルルマーニュ伝説
【CLASS】ムーンキャンサー
【真名】アラビドプシス・タリアナ
【異名・別名・表記揺れ】シロイヌナズナ、アストルフォ・ボタニカル
【性別】無性
【身長・体重】164cm・56kg
【肌色】薄緑色【髪色】深緑色【瞳色】琥珀色
【スリーサイズ】 B71/W59/H73
【外見・容姿】全体的に緑がかったアストルフォ
【地域】フランス、世界各地(原産地はユーラシア大陸、アフリカ北部など)
【年代】中世、現代
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:B 魔力:C 幸運:A+ 宝具:C
【クラス別スキル】
騎乗:A+
対魔力:A>>866
【保有スキル】
光合成:A
植物としての基本的な能力であり、太陽光をエネルギーに変換する。これにより、魔力消費を抑え、枯渇しにくい特性を持つ。
日中の戦闘ではステータスが向上し、周囲の魔力を自身に有利な形で取り込むことができる。
侵略的外来種:E
地球上で外来種として繁殖し、在来種を脅かす可能性を秘める植物が持つ特性。
また、月の表土で生育したことが、結果的に「月を侵略する」という概念に繋がったため、このスキルを得ている。
実際に月面で生育した訳ではないためランクは最低。
モデル生物:B
遺伝学や分子生物学において、その短寿命、小さなゲノムサイズ、容易な培養、そして豊富な遺伝子情報によって研究のモデルとして重宝された歴史がスキルとして具現化。
あらゆる環境下での適応力、そして遺伝情報の改変によって多様な特性を発現させる可能性を持つ。
自身の状態異常やデバフ効果を短時間で克服したり、環境に合わせて自身の特性を変化させたりすることが可能。>>867
【宝具】
『万能月面攻略本(ルナ・インベイド・マニュアル)』
''ランク:D++ 種別:対月宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:10人''
地球上の植物が月面の表土(レゴリス)で生育可能であることを示したムーンキャンサーの逸話が具現化した分厚い報告書の宝具。
真名解放と同時に、周囲の空間を「植物が生い茂る月面」へと変貌させる。
この領域内では、月は地球と変わらない環境であると定義され、月に由来する存在・神秘を大きく弱体化し、植物の特性を持つサーヴァントを強化する。
また副次効果として、狂化スキルの打ち消しが可能、バーサーカーは理性を取り戻す。
地球から月を脅かす、という概念が具現化した、静かなる侵略の庭園である。
『いざ進め、勇敢なる緑の騎士団(アポミクシス・オルドル)』
''ランク:C 種別:増殖宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:数十体''
アラビドプシス・タリアナが持つ、無性生殖(アポミクシス)によって、単独で繁殖可能な能力が具現化した宝具。
自身の分身とも言える「ミニトルフォ」を複数体生み出す。これらの分身体は本体ほど強力ではないが、簡単な命令であれば実行可能で、情報収集や陽動、あるいは簡易な攻撃を行う。消耗しても新たな分身を生み出すことができ、数が揃えば無視できない脅威となる。
【Weapon】
『細身の剣』
『馬上槍、魔道書、角笛、ヒポグリフ』
ミニトルフォが使用する武具、本来のアストルフォが持つ宝具のダウンスケール版。サーヴァントを相手にするには心許ないが魔術師相手ならば十分な効果を発揮する。>>868
【解説】
アラビドプシス・タリアナ、和名でシロイヌナズナは、アブラナ科の小さな雑草である。
その遺伝子情報は完全に解読されており、生命科学の分野において「モデル生物」として極めて重要な位置を占めている。
短期間で世代交代を繰り返し、小さなゲノムを持ち、遺伝子操作が容易であることから、植物の遺伝学、分子生物学、生理学の研究において、世界中で最も広く用いられる植物の一つとなっている。
単なる雑草に過ぎないアラビドプシス・タリアナを一躍有名にしたのは「月から持ち帰られたレゴリスで栽培実験に成功した」という、現代の科学的偉業だろう。
本来、月の土壌は生命が育つには極めて過酷な環境であり、植物の生育に必要な有機物や窒素、リンなどがほとんど含まれていない。しかし、微量の水分と栄養を補給し、地球の光と空気を与えることで、アラビドプシス・タリアナはそのレゴリスの中で発芽し、成長を遂げた。
この事実は、地球の生命が月へと進出する可能性を示唆し、同時に、月にとっては「異質な生命の侵略」という側面を持つことになった。
しかし、アラビドプシス・タリアナは幻霊止まりの存在でありサーヴァントとして成立するには霊基数値が足りず、英霊には至れない。
そこで、「月」と「植物」に縁のある英霊アストルフォと融合させることでサーヴァントとして現界することに成功した。ジェーン・シーモア
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%B8%A5%A7%A1%BC%A5%F3%A1%A6%A5%B7%A1%BC%A5%E2%A5%A2
ケティ1世
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%B1%A5%C6%A5%A31%C0%A4
エヴァ・カリエール
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オルヴァル・オッドル
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アルミニウス
https://seesaawiki.jp/demonition-bokusaba-bokumasu/d/%A5%A2%A5%EB%A5%DF%A5%CB%A5%A6%A5%B9
以上wiki登録完了しました。>>870
リクエストお応えいただきありがとうございます!
月と植物という要素からアストルフォと掛け合わせる発想はなかったので新鮮でした
魔術万能攻略書(ルナ・ブレイクマニュアル)と報告書の組み合わせなど両要素が綺麗に融合してて凄く面白い【元ネタ】『悪魔の発明』 / 北欧神話
【CLASS】ライダー
【真名】ケル・カラージュ / エーギル
【性別】男性
【身長・体重】176cm・66kg
【容姿】長い黒髪で高貴な雰囲気を漂わせた青年。但し時々狂暴な目つきになる。
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
ただし、竜種は該当しない。>>874
海神の顎:C++
エーギルによる不用意に領域に踏み入った者たちに対する攻撃。
水中戦では威力が増す。
黄金律:A
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
大富豪でもやっていける金ピカぶり。一生金には困らない。
…真っ当な手段で手に入れているかはともかく。
【宝具】
『我は征く、略奪者の大衝角(グレートラム・ダルチガス)』
ランク:A 種別:対海宝具 レンジ:2~70 最大捕捉:1人
SF作家ジュール・ヴェルヌによって想像された、ケル・カラージュのスクーナー『エッバ号』とそれを牽引する潜航艇。
エッバ号については上質な船ではあるが特筆すべき所はない。
だが潜航艇の方にはAランク相当の気配遮断の力があり、対応し辛い。
また大衝角による突撃は強力であり、水が存在しない地上や空中でも使用可能だが、水が存在する海中や水中だと命中率が著しく向上し、威力も上昇する。>>875
【解説1】
大海賊ケル・カラージュ
SF作家ジュール・ヴェルヌの作品『悪魔の発明』に登場する国籍不明の海賊。
スクーナー『エッバ号』とそれを牽引するタグボートの役目を果たす潜航艇を所持する。
仲間にセルコ技師、キャプテン・スパードがいる。
作中ダルチガス伯爵と名乗り、発明家トマ・ロックとその看護人ゲイドン(本名:シモン・アール)を誘拐する。
その目的はロックの発明した新型爆弾、ロック式電光弾であり、二人はバミューダの無人島バック・カップ島の秘密基地に連れていかれる。
電光弾はカラージュの手に渡るものの、ロックは自らを犠牲にして海賊たちを爆殺し、その陰謀は阻止される。
【解説2】
北欧神話に登場する海の神エーギル。
所属は巨人族だが、アース神族とは友好的。
海で溺れ死んだ者はこのエーギルの元へ連れていかれ、その財宝はエーギルの物となる。>>876
【人物】
ケル・カラージュは同胞には優しいが、傲慢不遜、略奪を躊躇わない危険人物。
聖杯への願いも受肉と共に武力と秘密基地を求めている。
掛け合わせる形で召喚される事になったエーギルとは海で襲撃をするという一点で見れば近しい部分もあり、そこで親和性がある。
【コメント】
コンセプトは悪のキャプテン・ネモ。
読んでいると結構側近には親しく居心地の良さそうな海賊だった。【元ネタ】インカ神話
【CLASS】キャスター
【真名】パチャママ
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女性
【身長・体重】168cm・58kg
【肌色】褐色 【髪色】深い緑 【瞳色】黄金
【スリーサイズ】B88/W60/H93
【外見・容姿】民族衣装の上にポンチョを纏い、コンドルや太陽を模した装身具を身に付けた女性。編み込まれた黒髪には色とりどりの花飾りが施されている。
【地域】南米(アンデス山脈)
【年代】神代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:E 耐久:A+ 敏捷:C 魔力:A 幸運:B 宝具:B>>879
インカの石工術:A+
インカ文明特有の高度な石工技術がスキルとして昇華したもの。
魔力によって石材を加工し、完璧な精度で組み上げることができる。防御陣地の構築、あるいは攻撃用の投擲物生成にも応用可能。
自身の耐久力を一時的に大幅に強化する。
気配遮断:EX
サーヴァントとしての気配を断つ能力。本来はアサシンのクラススキル。
自身の気配を大地と一体化させることで相手に気配を感知させない。
暗殺者のサーヴァントが持つ気配遮断とは本質が異なる。
■■■■の霧:B
■■■■■■に■■する霧が■■の姿を覆い隠したことに由来するスキル。
魔力で濃霧を発生させ味方全体を覆い隠す、この霧は視覚及び魔力による探査を妨害する効果を有する。>>880
【宝具】
「真名封鎖、宝具限定展開」
『巌の兵よ、大地を護れ(プルラウカ)』
''ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:50体''
深い霧の中から石の兵士プルラウカを召喚する宝具。
一体一体は通常のサーヴァントに及ばないが、その数は圧倒的であり、インカの石工術スキルと組み合わせることで、敵陣を容易に突破する堅牢な軍勢となる。
召喚されたプルラウカは、パチャママの魔力供給が続く限り、破壊されても再生する特性を持つ。
本来プルラウカはインカ帝国第9代皇帝パチャクテクの伝承に登場するものであるが、パチャママは大地の女神としての特権によりこれを自身の宝具として使用可能。
【Weapon】
『黄金のクルトゥミ』
黄金で飾られた、農耕に用いられる鍬。魔力を帯びており、地面を耕すことで魔力を回復させたり、植物の成長を促進させたりする。直接的な戦闘には不向きだが、スキル発動の触媒として用いられる。>>881
【解説】
パチャママは、インカ神話において最も重要な女神の一柱であり、「大地母神」として広く崇敬された存在。
その名はケチュア語で「世界」や「時間」を意味する「パチャ」と、「母」を意味する「ママ」に由来し、「母なる大地」そのものを象徴する。
彼女は生命の源であり、農作物の豊穣、動物の繁殖、そして人々の生活の全てを司るとされた。人々はパチャママに感謝の捧げ物(アヤチャ)を捧げ、豊穣と恵みを祈った。
インカ帝国において、農業は国家の根幹を成すものであり、パチャママの信仰は人々の生活と密接に結びついていた。特に、ジャガイモやトウモロコシといった主要作物の収穫は、彼女の恩恵によるものと信じられていた。>>882
【真名建造】
「とうとうここまで辿り着いてしまいましたか」
【元ネタ】インカ文明
【CLASS】プリテンダー
【真名】マチュピチュ
【異名・別名・表記揺れ】老いた峰、天空都市
【性別】女性
【身長・体重】168cm・58kg
【肌色】褐色 【髪色】深い緑 【瞳色】黄金
【スリーサイズ】B88/W60/H93
【外見・容姿】民族衣装の上にポンチョを纏い、コンドルや太陽を模した装身具を身に付けた女性。編み込まれた黒髪には色とりどりの花飾りが施されている。
【地域】南米(アンデス山脈)
【年代】インカ帝国時代~現代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:E 耐久:A+ 敏捷:C 魔力:A 幸運:B 宝具:A+>>884
インカの石工術:A+
インカ文明特有の高度な石工技術がスキルとして昇華したもの。
魔力によって石材を加工し、完璧な精度で組み上げることができる。防御陣地の構築、あるいは攻撃用の投擲物生成にも応用可能。
自身の耐久力を一時的に大幅に強化する。
気配遮断:EX
サーヴァントとしての気配を断つ能力。本来はアサシンのクラススキル。
自身の気配を大地と一体化させることで相手に気配を感知させない。
暗殺者のサーヴァントが持つ気配遮断とは本質が異なる。
老いた峰の霧:B
マチュピチュに発生する霧が都市の姿を覆い隠したことに由来するスキル。
魔力で濃霧を発生させ味方全体を覆い隠す、この霧は視覚及び魔力による探査を妨害する効果を有する。>>885
【宝具】
『霧に煙る天空の都(マチュピチュ)』
''ランク:A+ 種別:対都市(自身)宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:750人''
由来:天空都市マチュピチュ
真名解放により自らの真の姿、つまり「都市」としてマチュピチュの姿に回帰する。彼女の周囲には、雲海に浮かぶマチュピチュの全景が再現される。
この空間内は周囲とは位相がズレた異界であり、外部から発見・侵入することは極めて困難。
内部に侵入したとしても、大抵は濃霧に方向感覚を狂わされ外に追い出される、内部に留まれたとしても神殿の加護を受けて強化された数百体のプルラウカを相手取らなければならない。
彼女を攻略するには、都市そのものを破壊するに等しい破壊力はもちろん都市を発見する幸運が必要となる。>>886
【解説】
マチュピチュは、アンデス山脈の標高2,430mに位置するインカ帝国の遺跡であり、「天空都市」や「空中都市」と称される世界遺産である。
インカ帝国の第9代皇帝パチャクテクの時代に王の避暑地、離宮として建造が開始され、インカ帝国が滅亡するまでの1世紀ほどの間都市として利用された。当時の人口は最大でも750人程度だったと考えられている。
遺跡は、様々な建造物群が並ぶ北部とアンデネスとよばれる段々畑が築かれた南部に分かれており、段々畑ではジャガイモやトウモロコシなどの作物が栽培されていた。
マチュピチュ遺跡の頂上には太陽の神殿があり、その頂上にはインティワタナ(太陽をつなぎ止める石)が設置されている。
インカ帝国の滅亡と共にこの天空都市は放棄され、1911年にアメリカの探検家ハイラム・ビンガム三世が世界にその存在を発表するまで、長きにわたり忘れ去られた存在であった。
なお、マチュピチュでも用いられた「カミソリの刃一枚通さない」と言われるインカの精巧な石組み技術は、自然の石の形状を最大限に活かしたもので、地震の多い地域でも崩れない驚異的な耐久性を誇った。>>887
【人物・性格】
常に穏やかで慈愛に満ちた表情を崩さない。
母なる大地のごとく、すべてを受け入れる包容力を持つ。言葉遣いも優しく、マスターに対しても母のように接する。
気に入った人物はとことん甘やかすタイプ。
真名判明後はマスターの別荘として一歩引いた態度を取る。
イメージカラー:緑
特技:家庭菜園
好きなもの:ジャガイモ、トウモロコシ系のお菓子
嫌いなもの:無意味な破壊、スペイン人
天敵:特に無し
願い:都市としての本来の姿を取り戻すこと
【一人称】私 【二人称】貴方、そなた【三人称】彼、彼女、その者
【コメント】
リクエスト鯖、マスターの母を名乗る別荘。【元ネタ】闇の戦い +アーサー王伝説他
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ブラァン[ロンドン塔の烏]
【性別】男性
【体長・翼幅・体重】75cm・150cm・2.1kg
【属性】中立・善
【副属性】地
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷A 魔力D 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:A
光のしるしによって大幅に向上している。
魔術と無縁に育った彼本来の対魔力は微々たるもので、
全てのしるしを失ったなら抵抗力は無に等しくなる
……彼自身がその時にはほぼ無力であろうが。
騎乗:E-
操作技術そのものはDランク相当で与えられているものの、
実際に操作するには全くもって不適な肉体である。>>889
【保有スキル】
光のしるし:A+
『水晶の剣』の担い手ペンドラゴンを守る、六種の徴(サイン)。
どれも十字に仕切られた円形をしている。
グウィズノの地で作られ光の<古老>ドースンが保管していた「鉄」、
<古老>を裏切った罪でしるしと共に彷徨う運命の<旅人>が持つ「青銅」、
力の負担に耐えられないため百年毎に作り替えるナナカマドの「木」、
人の手によらず遥か太古に自然に形どられた天然の火打石の「石」、
破壊の為に<闇>の魔法が呼び出した“冬の蝋燭”が変化した「火」、
そして1500年前に埋葬されプリドウェンと共に現れた『王』が託した、
最も古く最も力ある虹色のしるし「水」にして「水晶」。
サーヴァントとしてのブラァンにおいては、虹色のしるしは全ての、
他のしるしは一つの基本能力値を向上させる効果として働いている。
重大な危機に瀕した時、一つ破棄する毎に一度の緊急回避を可能とするが
当然に対応する基本能力値は下降して(元に戻って)しまう。
全てのしるしを失ったブラァンは並大抵の少年/烏に過ぎない。>>891
【宝具】
『約束された上古の剣(エイリアス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
我は全ての杜屋の胎、我は全ての丘の火、我は全ての巣の女王、
我は全ての頭の楯、我は全ての希望の墓―― 我はエイリアスなり
その名は『大きな火』『燃え盛る火』を意味するという、水晶の剣。
上なる魔法、<光>と<闇>の争いに勝利する為に必要とされた品の一つで
<光>に著しく不利な戦況を『樹上の銀』を刈り取る事で逆転させた刃。
時の内外を通じて最高の腕を誇る工匠たちが住む低地百ヶ村、
光とも闇とも異なる魔法が伝えられ神秘の品々が造られる地にて
グウィズノ・ガランヒル王自らが腕を揮って鍛えた品である。
……現在の彼においては、剣としての具現化はできず
聖剣に比類する威力が嘴と鉤爪とに付与されている。>>892
【解説(ブラァン)】
ウェールズのエヴァンズ農場に住む少年、烏の童子ブラァン。
スーザン・クーパーによる児童小説『闇の戦い』の登場人物であり、
メリマン=リオンと並び主人公ウィル・スタントンに次ぐ主要人物。
アーサー王とグィネヴィア妃の間に生まれた息子である。
かつて夫を裏切った自分の子を、夫は実子と信じてくれないのではないか?
と恐れたグィネヴィアと<光>の古老により、実父にも存在を知られないまま
未来(作品主人公ウィルの生きる“現代”)へと送り出された白子の少年。
この子が何者かを知る養父は銀目の犬をカーヴァル(カヴァス)と名付けて
養子に友として与え、ブラァン自身は己の素性を知らないまま育っていた。
やがてメリマン=リオン(マーリン)と、またウィルと出会って協力者となり、
『上なる魔法の君』として在り続ける実父とも(最初は知らぬまま)出会った。
己の素性を、また当代のペンドラゴンとして戦いを終わらせる役割を知った彼に
実父アーサーは「全てが終わったらプリドウェンに乗り、共に船出をするか。
星の下に平和があり、林檎の木々が身を結ぶ銀の円城で共に過ごそう」と語り
ブラァンは喜んでこれに頷いた …が、最後の戦いを終え再び実父と語る時、
養父との、また自らの生きる時代・土地との縁を想って、彼はこれを覆した。>>893
機会はただ一度のみ。誘いを断り、また上なる魔法を担う<古老>でない彼は、
やがて魔法の戦いにまつわる全てを忘れていくのだという。
【解説(倫敦塔の烏)】
歴史のあまりにも浅い“ブラァン”と混合して霊基を保たせている、
一羽の大きなワタリガラス(ブラン)。詳しい素性は語ってくれない。
かのグレート・ブリテン王国には、
童でも知っておるアーサー王についての古い言い伝えがござっての。
それによると実は王はみまかったのではのうて、魔法で鴉に姿を変えた。
そうして時至ればふたたび王笏をとって王座につき、国を治めるのじゃとか。
当時から今日まで、イギリスで鴉を殺した者を探そうとて
みつかりまするまいが、これはその言い伝えゆえでござる。
まさにこの名君の御世、かの名高き<円卓の騎士>なる騎士団が結成され申した。
―――ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ、
自称する“遍歴騎士”について問われ答える中で
『セルバンテス全集(岡村一訳、水声社)』より【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【真名】ピラデルポス(プトレマイオス二世・アルシノエ二世)
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】男性・女性
【身長・体重】177cm・69kg 162cm・49kg
【外見・容姿】ギリシア風の衣装に身を包んだ男性王・エジプト風の衣装に身を包んだ王妃
【地域】エジプト
【年代】紀元前四世紀~三世紀
【属性】秩序・中庸/中立・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力B+ 幸運A 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。>>895
【固有スキル】
双神の神核:C-
両者が所有するスキル。
プトレマイオス朝を共に支えた姉弟の絆を示すものであり、彼らが自己の神格化の為に主張した血統や祭祀儀礼に由来するものでもある。
曰く、プトレマイオス二世とアルシノエ二世は自らを姉弟神(テオイ・アデルフォイ)として神格化していた。
また、プトレマイオス二世はアポロンやヘラクレスに比し、アルシノエ二世は女神イシスやアプロディーテに比して祀らせていたという。
二人の夫婦関係はギリシャ神話のゼウスとヘラ、エジプト神話のオシリスとイシスの関係性になぞらえられた、とも。
皇帝特権:A
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。姉弟が共に有するスキル。
該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。ランクA以上ならば、肉体面での負荷(神性など)すら獲得できる。
本来は不得手な戦闘をこのスキルで補っているため、皇帝特権スキルが本来有する圧倒的な性能は発揮できない。
黄金律:A
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。プトレマイオス二世が有するスキル。
大富豪でもやってける程の財力を誇る。この富こそがプトレマイオス朝の権威の源泉でもあった。>>896
スケープゴート:B
戦場を生き残る手練手管。アルシノエの有するスキル。
最初の夫であるリュシマコスが敗死した後、侍女に自らの豪奢な衣服を与えて変装させ、自身は見窄らしい格好で逃げたという逸話がある。
果たして侍女は殺されたが、アルシノエは生き残った。
学堂の叡智:A+
宝具『王の光表(アイギュプティカ・バシレイオー)』の一部である『アレクサンドリアのムセイオン』に由来する知恵。
正確にはムセイオンに付随して召喚される碩学の亡霊を含めて頭脳集団(シンクタンク)として活用するスキルであり、
彼らに状況を把握、分析させることで味方側に正しい助言を与えることができる。
軍師の忠言と効果は似通っているが、分析できる物事の広さ、深さにおいては勝っている。
しかし、碩学たちの議論を経てから結論が導き出される為、分析にかかる時間は軍師の忠言よりも長くなるという欠点もある。
端的に言えば、即断即決を求められる状況には向かない。>>897
【宝具】
『王の光表(アイギュプティカ・バシレイオー)』
ランク:B+ 種別:対国宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
世界の七不思議にも数えられる『アレクサンドリアの大灯台』と
父の後を継いで完成させた(アレクサンドリア大図書館を含む)『アレクサンドリアのムセイオン』が融合したもの。
五十六キロ先の相手をも探り当てた大灯台による画像諜報と、ムセイオンによる徹底的な分析を併せた、情報戦特化宝具。
正確に言うならば、プトレマイオス二世が完成させたと表の歴史に刻まれた大偉業を具現化する宝具である為、
隠秘の歴史である裏の大図書館の機能は含まれない。
父・プトレマイオス一世は大灯台の鏡を熱光線兵器『月は知らず、久遠の光(ファロス・ティス・アレクサンドリアス)』と成さしめたが、
プトレマイオス二世は鏡を『大灯台』という機構の一部として搭載し、光学望遠による情報収集装置として用いる。
要は超高精度の望遠鏡のようなものだが、恐るべき点は光の道筋さえも歪めて集光できること。
遮蔽物の影や地平線の彼方といった、通常の望遠鏡では見る事のできない範囲まで映し出し、画像情報として集められるのだ。
鏡に映し出した情報データはアレクサンドリア大図書館に集積されると共に
ムセイオンとそれに付随して召喚される碩学たちの亡霊により(彼らの喧々諤々の議論も含めた)徹底的に分析にかけられ
その情報の意味するところは全て詳らかとされる。
端的に言ってしまえば、この宝具による情報収集には隠蔽・欺瞞工作は一切通用しない。>>899
『和合すなわち相思相愛(テオイ・アデルフォイ)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:1~4 最大捕捉:2人
様々な祭祀儀礼による姉弟夫婦のイメージ戦略が昇華された槍。
『騎士は徒手にて死せず』とは似て非なる支配型の宝具。
宝具の中核となるのは、自分たちを神格化した事績。
姉弟関係、夫婦関係の神格化によりギリシア・エジプトという異なる文化を結びつけた過去は
異なるもの二つを結びつける和合という概念として形を成した。
詩人テオクリトスはプトレマイオス二世が槍持つ戦士として謳い、
詩人ポセイディッポスはアルシノエを槍と盾で武装した姿で謳った。
そうした両者に共通する武装の逸話が故に、この宝具は槍としての形状を取る。
二人の槍がそれぞれ異なるものを同時に突き刺すと共に真名を開放する事で、突き刺した二つを物理的・概念的に融合させる。
かつてギリシア文化とエジプト文化を結びつけるアイコンとして姉弟夫婦が神格化されたように
本来相いれぬものでさえも自分たちを媒介として結びつけ、物理的ないし概念的に融合させた後、自分たちの制御下に置く事が出来る。
しかし、二人が異なるものを同時に突き刺さなければならない為、戦闘中(特に敵に対して)の使用には向かない。>>900
【Weapon】
『アルキメデスの螺旋(シュラクーシア・メトドス)』
アルキメデスがエジプトを訪問した際に考案した――とする伝説を持つスクリューポンプ。
水流の渦を発生させる殺戮機構としても機能しており、戦闘用の武器としても用いることが出来る。
どこからともなく水流が発生するのはナイルの賜物とはプトレマイオス二世の弁。
【七十人訳聖書(LXX・セプトゥアギンタ)】
プトレマイオス二世の命でギリシア語に翻訳されたという伝説を有する旧約聖書。キリスト教では正典とされる。
黒鍵が聖書のページを精製して作られるように、使いようによっては絶大な力を発揮しうる。
キャスタークラスでの召喚ではない為か宝具としては使用できない。>>901
【解説】
古代エジプトのプトレマイオス朝の二代目君主。ピラデルポスとは姉弟を愛するものの意。
アルノシエは姉、プトレマイオス二世は弟だが、近親婚により夫婦となった。
父・プトレマイオス一世の事業を継ぎ、エジプトの富を背景に国内外に強い影響を及ぼした英主。
†
父・プトレマイオス一世と母・ベレニケの間に生まれた姉弟。
父・プトレマイオス一世はアレクサンダー大王こと征服王イスカンダルの麾下の将の一人であり、
イスカンダルの没後はディアドコイ(後継者)の一人としてエジプトに割拠し、他のディアドコイと争いつつも地盤を固めていた。
当初は異母兄・プトレマイオス・ケラウノスが跡継ぎと目されていたが、
母たちの政争の結果か、プトレマイオスの意思によるものか、プトレマイオス二世が共同統治者とされ、事実上の跡継ぎとされる。
異母兄であるプトレマイオス・ケラウノスはこの結果を受けてエジプトを離れた。(追放されたとも後難を恐れて逃げたとも言われる)
その後、プトレマイオス二世は父と共に共同統治を行う事で施政の経験を積み、また父と共に事業を進め、父の没後に完成させていった。
こうして弟がプトレマイオス朝の跡継ぎとなった事で、先にマケドニア王リュシマコス(ディアドコイの一人たる群雄)に嫁がされていた姉・アルシノエ二世の立場は向上。
故国における弟の立身に勢いづいたアルシノエ二世は、自らの息子をリュシマコス王の跡継ぎに据えようと画策し、リュシマコスの長子・アガトクレスを毒殺・処刑する。
しかし、これがアガトクレスの支持者達の反発を買い、彼らのセレウコス大王(ディアドコイの一人たる群雄)の下への寝返りと、リュシマコス王の敗死を招く結果となる。>>902
一転窮地に立たされたアルシノエ二世は、セレウコスを暗殺.したプトレマイオス・ケラウノスと手を組み、異母兄妹ながら彼と婚姻を結ぶ事で状況の打開を図る。
(余談ながらアルシノエ二世の長男であるプトレマイオス1世エピゴノスはこの結婚に反対していたという)
しかし、両者の関係はすぐに破綻。
アルシノエ二世は謀反を画策するも、プトレマイオス・ケラウノスの反撃により二人の息子(リュシマコス、ピリッポス)を失うという結末に終わった。(プトレマイオス・ケラウノスがアルシノエ二世と婚姻を結ぶ振りをしてやってきた二人を殺.害したとも)
その後、時期は不明ながらアルシノエ二世は弟プトレマイオス二世を頼ってエジプトに逃れたという。
プトレマイオス二世はすでに妻としてアルノシエ一世を迎えていたが、彼女を謀反の嫌疑で離縁し、同母姉であるアルノシエ二世と結婚する。
この行為にどれだけアルノシエ二世の思惑が絡んでいたかは不明だが、この婚姻は近親婚という事もあってギリシア人には評判が悪かったという。
しかし、この婚姻は姉弟の禁断の愛というよりはむしろ高度に政治的な問題に対する結論であったと思しい。
実際、この近親婚はプトレマイオス朝に様々な恩恵をもたらした。
宮中の政争はひとまず静まり、プトレマイオス王家は協働歩調を取って行動する事が出来るようになったのである。
アルノシエ二世が実際にどれほど政治的影響力を持っていたかは未だ不明瞭ながら
彼ら姉弟が権力争いによる内輪もめを起こさなかったという事が、プトレマイオス朝を揺るぎないものとした点については疑いようがない。>>903
彼らの時代に果たされた功績は幅広い。
中央集権的な官僚制度の確立、国内全産業の独占、それによって得られた富によって行われた様々な文化事業、
強大な傭兵軍による地中海の勢力確保とギリシア諸国との外交、運河の開削や干拓による国土開発、
そして遠くインドにまで通じる南海貿易――
これらの偉業はプトレマイオス二世の(あるいはアルノシエ二世の)政治手腕もさることながら、
近親婚による政治的安定に依拠するところも大きかったと思われる。
特に成果を挙げたのは彼ら自身の神格化であり、特にアルノシエ二世の神格化は国内・国外の安定に著しい影響を及ぼした。
アルノシエ二世というシンボルは、存命中はおろか没後においても、エジプトとギリシアという二つの文化の摩擦を減らす潤滑油として機能したのである。>>904
【人物像】
プトレマイオス二世:
一言で言えば派手好みで華やかな人物。
だが、この時代の王らしい横暴さ、残酷さも備えている。
イメージ戦略の達人で、特に妻であり姉でもあるアルシノエ二世を様々な形で祀り上げる事で
エジプトとギリシアという異なる文化圏の間に生じる様々な軋轢を緩和する潤滑油として利用した。
生前は王立銀行を設立した事もあり経済――特に金融事業にもセンスが有る。
特に融資において慧眼を有しており、本当の意味で有望な事業を見抜く事ができる。
反面、戦術面においては並であり、戦陣に立った事もない。戦う前に戦略的優位を確保して押しつぶすタイプ。
良くも悪くも物事の視点が中長期的で、現在の時間軸を歴史の1ページに過ぎないと俯瞰している。
彼自身は漁色家であり愛人たちに神格化を含む公的な役割を与えるという公私混同とも取れる行動も取っているが、
彼女たちを王妃とする事は決してなかった。
プトレマイオス二世が再婚しなかった理由は姉であり妻であったアルノシエへの慕情にはなく、
より政治的な動機――アルシノエというアイコンの持つイメージ戦略の有望性を鑑みての行動だったと思われる。>>905
アルノシエ二世:
生存本能に特化した女性。保身の権化。目的のためには手段を選ばない。
中長期的な戦略は不得手だが、瞬間瞬間の判断を求められる危機的状況を切り抜ける手腕においては弟に勝る。
一手先を見据える事はできるし行動力にも長けるが、二手三手先を読む事はできずに状況を混迷に陥れるタイプ。
パブリックイメージの毒婦、女狐そのものの性格だが、家族愛はそれなりにある。
また、この手の野心家にしては足るを知っている為、ある程度安定軌道に乗った場合、おとなしくなる。
生前の野心も結局のところは「そうしなければ自分も家族も生き残れない」という危機感の成さしめたところが大きい。
(実際にプトレマイオス二世と結婚してからは苛烈な行動は取っていない)>>906
【関連人物】
イスカンダル:プトレマイオス朝は大王を遺骸も含めて神格化し、彼の伝説に連なる存在として自分たちの王位を位置づけていたという。
プトレマイオス:父親。為政者としては尊敬しているが、父としては実母と異母の政争を座視し、異母兄弟との争いを生み出したという点で隔意がある。
アルキメデス:生前にムセイオンに招いた学者の一人。有名なアルキメデス・スクリューは彼がナイル川の灌漑を見て考案したものとする伝説がある。
クレオパトラ:プトレマイオス朝最後のファラオである彼女は、自らをアルシノエ二世の姿に擬してその権威を表していたという。ファラオ闘法? なにそれ……
ディオスクロイ:詩人カリマコスはアルシノエはディオスクロイによって天に引き上げられた(女神になった)と描写している。
ファラオ達:偉大な先達たち。特にプトレマイオス二世は彼らの偉業に敬意を表する。
アショカ王:アショカ王の国から仏教の宣教者がやってきた事がある。ちなみに彼らは病院も建てたとか。【元ネタ】『マハーバーラタ』
【CLASS】ルーラー
【真名】ガーンダーリー
【性別】女
【身長・体重】163cm・54kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:EX 幸運:A 宝具:EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
気配遮断:A
陣地作成:A
神性:EX
死後のルーラーの魂を迎えたとされるクベーラの神性を借り受けている。上記の3つのスキルは神性に由来する。
【保有スキル】
盲目王のカリスマ(妃):B-
ルーラーの夫、盲目王ドリタラーシュトラのカリスマ。ルーラーは夫への従順の証として目隠しをして嫁入りしたとされる。ただ、子ども可愛さに心の目すらも盲ふこともあった。
百宝母胎:A++
百王子の母であるルーラーの母胎に宿るクベーラの権能。ルーラーは百王子の代わりに数多の宝具を生み出すことができる。ただし、ルーラーは戦士ではないため、魔力によって操作し射出するくらいしかできない。
献身の覚悟:A
盲目王の妻として従順に努めたルーラーの献身。死するその時までルーラーは夫のそばに侍っていた。>>908
【宝具】
『輝きを包む影の布 (クベーラ・ドリタラーシュトラ)』
ランク:EX 種別:対宝具権能 レンジ:- 最大捕捉:-
盲目王への嫁入りを機にルーラーが両目を覆い隠した布を起点としたクベーラの権能の発露。神々の宝物の管理者としての権限を利用した問答無用の宝具封印結界。ただし、器物型の宝具のみが対象であり、例えばメディアのルールブレイカーのような逸話から発生したような宝具は封印できない。また、インド神話系の宝具であればランクを問わないが、別の神話体系の宝具の場合はAランク以上の宝具を対象としたときレジストされる可能性を孕む。さらに、一度封印した宝具は、百宝母胎によって複製することが可能。
『愛憎輪廻解脱誓願 (ドゥフシャラー)』
ランク:EX 種別:克己宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
夫に従順に侍るものとして生前を過ごしたルーラーが自らの意思を決定することで開く聖眼。戦闘行為の一切を禁止する精神干渉。対象が誰かの子である限り、これに抗う術はない。それは母親の切なる願い、喧嘩する子どもたちに贈る祝福、どうか仲直りしてちょうだい。>>909
【解説】
ヒンドゥー教の叙事詩『マハーバーラタ』に登場するクル族の王ドリタラーシュトラの王妃にして、ドゥリーヨダナをはじめとして百王子と末娘ドゥフシャラーの母。
美貌で知られ、シヴァに百人の息子を授かる願いを聞き届けられていたルーラーは、クル族の長老ビーシュマの打診をきっかけに盲目王ドリタラーシュトラの元に嫁いだ。夫となる人の盲目を聞いたルーラーは、従順にして一途な想いから両目を布で二重三重に覆い隠したとされる。
百王子を産んだルーラーだったが、しかし、百王子の長兄ドゥリーヨダナに凶兆が示された。臣下の諫言にて弑されるかに思われたドゥリーヨダナだったが、ドリタラーシュトラの子を想う愛情によって生かされる。百王子たちは健やかに成長したが、凶兆が覆ることはなく、大戦争が勃発した。この戦争で百王子は全て戦死。彼らの親であったドリタラーシュトラとルーラーは、戦勝者のパーンダヴァ五兄弟の元で穏やかに暮らし、また、己の罪と向き合って苦行に努めたという。さらには、森に入り、苦行をより深くした。苦行の成果に、ドリタラーシュトラとルーラーは戦死した息子たちに一目会いたいという願いを叶えられる。そして、あるとき起こった森林火災に自ら身を置き、夫婦揃ってクベーラの天へと迎えられたのだとされる。
【因縁】
ドゥリーヨダナ:
息子。生前と違ってかなり強気に諌めようと努める。
ビーマ:
息子の仇。晩年の苦行を深めるきっかけとなる言葉を吐いたのも彼である。彼にも怒りはあっただろうが、それはそれとして嫌いである。
カルナ:
息子の悪友。仇の母の捨て子でもあり、しかし、晩年その母であるクンティーに助けられて過ごしたため、概ね好意的に接する。
【wiki登録】可親が子供を躾ける為に、畏怖させる存在。
鬼や河童、外国だとブギーマンみたいなの。
そんなの(集合体みたいなの)がサーヴァントになるのはアリかな?>>911
いいとおもいますよ!【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アサシン
【真名】ペリアス
【異名・別名・表記揺れ】ペリアース
【性別】男性
【身長・体重】183cm・74kg
【外見・容姿】イアソンを大人にした感じの淀んだ青い瞳の男性。服や装備で隠れているが、首をはじめ縫合されたかのように体はツギハギまみれになっている
【地域】イオルコス
【年代】神代
【属性】中立・悪
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:B 耐久:D 敏捷:A 魔力:C 幸運:D- 宝具:B
【クラス別スキル】
気配遮断∶D
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
本来は暗殺者ではなくサーヴァントならば、立ち所に気配を察知するレベル。
ランクは低いものの、彼の人生は血みどろかつ陰湿なものだった。>>913
【固有スキル】
神性∶C
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
アサシンはポセイドンの子である。
神妃の怒り∶EX
女神ヘラの呪い。ペリアスの継母シデロを殺.害した際に、運悪く聖域であるヘラの神殿に実行してしまった。しかもないがしろにし、生贄や捧げ物を怠ったせいで後に破滅の運命が刻まれた。
自身にターゲット集中とランダムでデバフを付与され、自身を狙う敵対者のステータスをランダムで上げさせてしまう。王でありながらもカリスマ持ちがないのはこれに起因する。
金羊の皮:B
とっても高価。
諸説は異なるが、イアソンとの対話時にもし自分を滅ぼそうとする人物が現れたらの作動するかと口にした際にイアソンが『ならばコルキスにある黄金羊の毛皮を取ってこいと命ずるだろう』と答えたとされる。それにより命じたとされている。
竜を召喚できるとされるが、アサシンには幻獣召喚能力はないのでこの用途では使用不能。
継がれた四肢∶A
アサシンは、メディアの若返りの魔術に感化されたのか娘たちに八つ裂きにされてしまった。サーヴァントになった今でもその傷跡が残ってしまっている。
自身の体の一部を切り離して敵の攻撃を回避したり、接触や攻撃を受けた際のダメージを大幅に削減することができる。また、一定距離を飛ばしてリーチ攻撃を行うことが可能。>>914
対英雄(悲劇)∶A+
英雄を相手にした際、そのパラメーターをダウンさせる。
彼の場合は、自身の死がきっかけでそれを知った人々はイアソンとメディアを糾弾し、追放した。それによりイアソンは愚かな末路を迎えることになってしまった。
効果は自身を倒した者の幸運を奪い、破滅させるための運命が形作られる。
直接だろうと間接だろうと、自身の手で下していようがいまいが、自身を殺そうとした首謀者に対しては効果が強く、英雄としての素質や知名度が高ければ高いほど破滅への効果が高まっていく。
【宝具】
『偽りの復活、溶解されし生命(アナスタシル・ライシス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
メディアの偽りの魔術によって父を若返らせようと娘たちに惨殺された悲劇が宝具に昇華されてしまったもの。
真名解放と同時に対象を巨大な大鍋に閉じ込め、鍋から溢れ出る毒液が対象の行動を大幅に阻み、八つ裂きにされるかのように溶かされて煮込まれていく。また、蘇生や再生効果を阻害し、確率で死に至らしめる。
真名解放されなくても、鉄を用意に溶かしてしまう鍋の毒液を攻撃に転用することができ、魔力弾やレーザーのように放ったり、威力は劣ってしまうが毒霧や雨のように広範囲に噴出することも可能。
【Weapon】
・ショートソード
・縫合され、継がれた自分の肉体
・宝具『偽りの復活、溶解されし生命』から溢れ出る毒液>>915
【解説】
ギリシア神話の出てくるテッサリアの大都イオルコスの王。イアソンの父親のアイソンとは異父兄弟であり、イアソンの叔父にあたる。アルゴノーツのきっかけになったと言っても過言ではない。
母親のティロは複雑な環境で育ったがポセイドンの愛を受けてペリアスとネレウスの双子を出産。しかしどこかで生まれたことを知り狙われるかもしれないと感じたのか捨ててしまう。2人は馬飼いに拾われて育てられ、成人したのちに再会及び母子対面を果たすが、ペリアスは母ティロがその継母シデロに長らく虐待されてきたことを聞くと二人は怒って報復を執行。ヘラ神殿に逃げ、祭壇に取りすがって命乞いをするシデロを殺し、ヘラの怒りを買う。
時期は異なるが後に母ティロは叔父のイオルコス王クレテウスに嫁ぎ、アイソン等兄弟をもうけていた。本来は次期イオルコス王はアイソンではあるが、ペリアスはアイソンから王位継承権を奪って自ら王となり、異を唱えるアイソンの兄弟やネレウスらを追放。イオルコスを支配し、国を安泰に導いた。ただ、神託にて片足がはだしの男に王位は奪われるだろうという恐怖ときになる感情を残して。
一方王位を奪われたアイソンは息子イアソンをもうけるが今後のことについて心配だったため、ケイローンに養育してもらうよう託した。やがて成人したイアソンが老婆に変身したヘラを助けた際に片方のサンダルをなくしたので片足がはだしの姿でペリアスの前に現れると、彼はまずイアソンに、コルキスから金の羊毛皮を奪ってくるよう命じ、そしてアルゴ船の冒険者たちを送り出した。
その一方でペリアスはイアソンの両親(諸説は異なるが、アイソンとその妻は彼に殺される前に自死とも、アルゴノーツ以前にすでに亡くなったとされている)と幼い弟をも殺.害し、彼が帰ってきた際にその約束を反故してしまう。。>>916
旅から帰ってきたイアソンがそれに気づいて怒り、ヘラの策略によって恋心を抱かされコルキスから着いてきたメディアが彼に同情し、イアソンを王位につかせようと若返りの魔術によってペリアスの娘たちを感心させてペリアスを殺させてから娘もろとも魔術で殺.害し隠蔽。その後イアソンは彼のために葬礼競技を開きペリアスの死を偽装していたが、自身の息子でありアルゴノーツの一人であるアカストスの暗躍によるものなのか露見されてしまう。ペリアスの死を知ったのか、彼女の行動に恐怖を恐れたのか国民はイアソンとメディアを糾弾し、追放。イオルコスはアカストスが王位につくことになった。
後にイアソンは放浪先の国で匿ってもらい、メディアの暴走を恐れたのか彼女を裏切ってその国の王女と婚約。それを知ったメディアは怒り、王女に毒の花嫁装束をプレゼントを渡し、その父親を巻き込んで間接的に生きたまま焼き殺したあと自身との子供を殺.害し、何処か彼方に逃げ去った。それらを目にし絶望したイアソンは一人アルゴーに乗って放浪し、船が崩れ去ると同時にその下敷きとなって命を終えた。
もし彼が神託を受け入れ、約束を最後まで守り、イアソンに王位を返還していれば自身は最期を迎えず、イアソンも悲惨な末路を迎えることはなかったかもしれない。……ただ彼がイオルコスを繁栄、あるいは国の平穏を維持できるかどうかは別だが。>>917
【コメント】
諸説は異なるが本来王であるはずの異父兄弟の王位を奪うわ、甥にかなり無茶な難題を出した挙げ句約束を反故するなどク.ズ行動が問題視されているが、(真相は不明だが)自身の死を知った国民が怒ってくれるなど民からの人望や支持率が高く、彼等のために行った政治や統治力自体は有能だったかもしれない。
もし実装されたらイアソンはどう反応するのだろうか?…多分仲が悪そうな感じしかなさそうだが。
ぼくの考えたサーヴァント21
918
レス投稿