月姫シリーズ、fateシリーズ、空の境界、魔法使いの夜、まほうつかいの箱、ファイヤーガールetc.…などなどTYPE-MOON作品の名台詞を語るスレです
台詞はお気に入り理由を語るのはもちろん、書き込むだけ、該当シーンを貼るだけでも自由に使ってください
また、台詞だけでなく場面・地の文・絵・マテリアル説明文など、心に残ったものなら何でもOKです
次スレを建てる場合は>>980が宣言して建ててくださいあっ建ってる。ありがとうございます。
とりあえず自分がテキトーに書き込みます。多くてうるさいと思いますが、例という感じで「自殺に理由はない。たんに、今日は飛べなかっただけだろう」
空の境界/蒼崎橙子
なんとなく表紙の女の子がかわいくて買った本が自分の中で一番好きな作品になったきっかけの台詞。
遺書とは未練、視点の話、霧絵と橙子さんの語り。色々と惹かれるものがあったけど、はっきり”落ちた”のはこれがあったから。橙子さんほんと好き。「我々は背負った罪によって道を選ぶのではなく、選んだ道で罪を背負うべきだからだ」
空の境界/蒼崎橙子
一部抜粋。思えばここから蒼崎橙子というキャラクターに惹かれていったのかもしれない。
コクトーも痛覚残留で言ってたが、空の境界はきのこの罪に対する意識とかがわかる
事件簿がきのこ世界の解説だとしたら、空の境界はきのこ概念の学び書。「おまえ、医者じゃないだろ」
「ええ、本業は魔法使いなの」
空の境界/蒼崎橙子
青子先生の私魔法使いだもの、に通じるものがある。名台詞ではないけど姉妹を感じる台詞。
切嗣も士郎に似たようなこと言ったって? それはそれこれはこれ。「承知」
ぱちん、と魔術師が指を鳴らす。
見えぬ式にはどう映ったか。
魔術師は煙草の火で中空に文字を刻む。文字は投影されたように死者の体に重なった。
空の境界/蒼崎橙子
かっこよさにテンション上げまくった。短い一言でも印象に残る台詞(シーン?)「ロケットペンシルなんだ、ようするに」
「ろけっとぺんしるって、何ですか?」
ぴたり、と橙子さんの手が止まる。
空の境界/蒼崎橙子・黒桐幹也
本当に知らないのかなぁ、ロケットペンシル。私が学生の頃は流行ってたんだけどなぁ、アレ(これにつきる)
マジでコクトー何で知らなかったんだ。世代的に知ってそうなのに「ーー認めろ荒耶。私達は誰よりも弱いから、魔術師なんていう超越者であることを選んだんだ」
空の境界/蒼崎橙子
改めて、自分が空の境界……蒼崎橙子を大好きになった瞬間だった。
傍観者の橙子さんが唯一表舞台に立つ矛盾螺旋。その言葉はもう全てが名言といっても過言ではない。「おまえは死んだはずだ、なんてお決まりの台詞だけはよしてくれよコルネリウス。器が知れるぞ。あまり、私を失望させないでくれ」
「おまえーーーお前は死んだはずだ。確かにこの手で息の根を止めてやった!」
空の境界/蒼崎橙子・赤ザコ
笑った「極論だけど、死は甘えなんだと思う」
いくら正しくても立派でも、死を選ぶのは愚かなんだ。僕らは、たぶん、どんなに無様でも間違っていても、その過ちを正すために生き抜かないといけない。生き抜いて、自分の行ないの結末を受け入れなくてはならない。
空の境界/黒桐幹也
かなり省略してる。
幹也の言葉は心の支えになるというか、大切なことを教えてくれる気がする。
言い方キツくすると鮮花が忘却録音でも同じようなことをいっている。鮮花といい、黒桐の姓は自殺に厳しいな。……ああ、もっと早く気がつけば良かった。
ころすとまで言われた事なんか笑い飛ばせるくらい、黒桐幹也は両儀式が好きなんだっていうことに。
「そっか、じゃあ仕方ない。式の罰は、僕が代わりに背負ってやるよ」
空の境界/黒桐幹也
それ実質式への告白だよね台詞シリーズ
妥協ではなく初めから普通であろうとする。
ある意味では一番の特異性は、だからこそ特別でしかあれなかった人は彼に惹きつけてやまない。でも物語開始時点ではもう両儀式を選んでた黒桐幹也。はやく結婚しろ「……罰っていうのは、その人が勝手に背負うものなんだの思うんだ。その人が犯した罪に応じて、その人の価値観が自らに負わせる重荷。それが罰だ。
良識があればあるほど自身にかける罰は重くなる。常識の中に生きれば生きるほど、その罰は重くなる」
空の境界/黒桐幹也
コクトーはいつも僕らに色々なことを教えてくれる。冬木の桜とか正にこれだよね。
この話は全部書きかったんだけど、三ページくらいあったから一部だけ抜粋することにした。「あの人、子供なのよ。いつでも空をみてる。いつでもまっすぐにしている。だからその気になれば、どこへだって飛んでいけるんだわ。そうーーわたしは、彼に連れていってほしかった」
空の境界/巫条霧絵
突然FGOの話をするんですが飛行ではなく浮遊して、最後に堕落した少女がラプンツェルの名前つけられたのあの、なんてことをしてくれたんだ。
童話のラプンツェルは高い塔から自分の髪を下ろして王子さまを導く。でも彼女らは地面に一番近いところにいたんだよ痛い。痛い。痛い。痛い。いたい、けれど。
……藤乃は、血を吐きながら腕を動かす。
繰り返すのは同じことば。
彼女は初めて、とても強い意志で願った。
ーーーもっと生きて、いたい。
ーーーもっと話して、いたい。
ーーーもっと思って、いたい。
ーーーもっと ここに いたいーーー
空の境界/浅上藤乃
”痛い”から”いたい”への文字だからこそできる表現。ぶっちゃけるとはじめて読んだ時は気づかなかったぞ。
劇場版では能登さんの声が最高でした。「ーーいたい。痛いです、先輩。すごく痛くて……こんなに痛いと、わたし、泣いて、しまうーーー。
……ねえ母さまーー藤乃は、泣いて、いいん、ですか」
空の境界/浅上藤乃
普通代表の黒桐幹也。異常代表の両儀式。そんな二人がふじのんに同じこと言うのが好き。痛かったら痛いって言えばよかったんだ。
らっきょヒロインではふじのんが一番好み。
型月全体でも痛いと言えなかった(助けを求める方法を知らなかった)被害者で加害者な浅上藤乃系列の女の子が好きなのじゃ。ーーー風は止んだし、合図も鳴った。
さあーーそろそろ本気で走りはじめなくちゃーー
空の境界/臙条巴
巴ー!「助けてほしかった。ずっと助けてほしかったんだ。けど、何から助けてほしかったのか、ずっと分からなかった。……でもそうなんだ。
だって助ける方法なんてないんだから。どんなに意味をすげ替えたって。一番はじめの現象だけは、消す事ができないんだから」
空の境界/臙条巴
巴ーー!!ーーーああ。
この螺旋が、矛盾していたらよかったのに。
空の境界/臙条巴
巴ーーーー!!!「……なんだ、荒耶(オマエ)、たいした事ないじゃないか」
それは強がりだったけれどーー魔術師の鋼の心に罅を入れるぐらい、このうえなく潔い強がりだった。
「……おまえみたいなのを前にして、やっとわかった。俺は今まで、おまえみたいに弱い部分を認められなかったから、ずっと間違えちまったんだ。
けどな、物事に偽物なんてない。本物も偽物も、結局はあとからくるものにすぎないじゃないか。
一日だけだというけどーー俺は、臙条巴である以上、きちんとした過去があった臙条巴なんだ。俺には過去がないけど、こんなにも強い思いが巴にはある。なら、それでいいんだよ」
空の境界/臙条巴
巴ーーーーーーー!!!!!!!!!!
臙条巴は無価値でも無意味じゃなかったよ「アラヤ、何を求める」
「ーーー真の叡知を」
「アラヤ、何処に求める」
「ーーーただ、己が内にのみ」
「アラヤ、何処を目指す」
ーーー知れた事。この矛盾した螺旋(セカイ)の果てをーーー
空の境界/荒耶宗蓮・蒼崎橙子
赤ザコさんと違ってこっちの二人はかっこよく終わりましたね。アルバは優秀だったけど、この二人はちょっと化物すぎたよなあ。彼が最後に思考したように、関わるべきではなかったんかな。「ーー弱いひと。死ぬ覚悟があったのなら、妊娠しているっていう事実だって耐えられるでしょうに。死ぬ事で全てを投げ出すなんて、完全な敗者だわ。子供の頃から礼園で暮らしているのに、外から入ってきた連中に負けるなんて」
空の境界/黒桐鮮花
鮮花はこわい。死は逃げだと言い切れる彼女は強すぎる。多分きのこはこういう強いタイプが好きーー三月の終わり。
雪の夜、
僕は彼女に出会った。
空の境界/黒桐幹也
ーーーー1995年4月
僕は彼女に出会った
空の境界/白純里緒「いや。彼女には何もしてないよ。ボクに必要なのはキミのほうだって、わかったからね。ああ、彼女の事は、もういいんだ。隣の倉庫で眠ってもらっているけど、明日にでもお帰り願おう」
……ああ、そうだ。
黒桐幹也なんかいらない。俺は初めからこうしたかったんじゃないか。自らの中に脈打つ“衝動”に消されないように、同じ殺人鬼という人種がいるのだと安心したい。
空の境界/白純里緒
並べてみると面白いことになってしまった。ボクと俺だから別人っちゃ別人だが。
空の境界、異常は誰よりも普通なコクトーに惹かれるし、普通は誰よりも異常な式に惹かれる。先輩は両方だったんだね。先輩が好きだったのは式じゃなくて織だったっけ「―――生きているのなら、神様だって殺してみせる」
空の境界/両儀式
言わずと知れた、式さんの名台詞。そりゃあもう刺さった。初めて読んだ時は小学二年だったが、中二病ならぬ小二病()になったーーーあいつがいないと、わたしは、生きてさえいけないんだーーー。
空の境界/両儀式
黒桐くんは責任を持って式と結婚して。ーー早く、帰らなくっちゃ。
自分の家、私の帰るべきあの場所へ。
でも不思議なことに。
そう思う私が心に描いたものは両儀の屋敷じゃなくて、黒桐幹也が待つ、なんでもない平凡なアパートだったんだーーーー。
空の境界/両儀式
感動したと同時に、いや貴方実家行かないじゃないっすかと突っ込んだ思い出。
一章から幹也来てたし、五章では鍵交換したし、二人とももう一緒に住んでる感があった。それでもーーそれでも私は、おまえを殺したこいつが許せないーーー。
空の境界/両儀式
誰よりも命の重さを知っている式が、人を殺 せない殺人鬼が、幹也の復讐のために先輩を殺した式が、そんな式の罪を一緒に背負うコクトーが大好き。
先輩は立派な仲人だったよ。「式。君をーーー一生、許(はな)さない」
空の境界/黒桐幹也
二人だけの唯一の美しい愛のかたちだよ……。
ゆるなさい(はなさない)という呪い(祝い)のようなことば。一生、これを背負って生きていく二人が哀しくて綺麗でなんというか……尊い…………………
こんなに哀しい景色を君が光に変えていって、こんなに明るい世界へ君が私を連れてきて、夢のような日々の名残で貴方が笑ってるんですよ。kalafinaと梶浦神は神
というわけでご結婚おめでとうございます!!!!!(はやい)
空の境界は色々と難しい話があるけど、もう簡単に幹也と式のドキドキ☆ラブコメでいいよ。馴れ初め告白結婚子供もつくって、中の人まで結婚してて、凄い二人だという気持ち。お幸せに。誰かを好きになって、その答えとしてあるのが肯定だと彼女は知った。
けれど彼は否定するしかなく、彼が憧れたものは、どうあっても手に入らない。
彼女と少年の未来が約束されるなら、たしかに、続くものがあるのだから。
「しっかし。お先真っ暗ってのも、オレらしい話だよな」連続ですいませんでした。
台詞と説明、台詞と画像、地の文、台詞だけ……とりあえずこんな感じという例だと思っていただければ
皆さんのお気に入り台詞も楽しみにしています。すごい空の境界への愛を感じた……
建て乙&連投乙。
やっぱりFgo第六章のアーラシュ退場シーンかなあ……
アーラシュは短いながらも英雄とは何かを教えてくれた。多すぎて困る件・・・
時間神殿とか全部そうだわ建て乙です。流石の空の境界愛…いや、橙子さん愛ですなー。
「シロウ━━貴方を、愛している」
(Fate/sn Fateルート『黄金の別離』よりセイバー)
これを挙げずして何が型月ファンか。>>37
あと
「ばいばい」
(月姫 アルクェイド・ブリュンスタッド)
も名シーンだと思う。
……漫画版しか触れれてないのが悔しい程に。「―――いらない。そんな事は、望めない」
「……そうだ。やりなおしなんか、できない。
死者は蘇らない。起きた事は戻せない。そんなおかしな望みなんて、持てない」
「―――その道が。今までの自分が、間違ってなかったって信じている」
「聖杯なんて要らない。俺は―――置き去りにしてきた物の為にも、自分を曲げる事なんて、出来ない」
人生哲学とまでは言わないけど、自分の中で何がが変わるきっかけになった「そういえば、ひとつ訊いておかねばならないことがあったのだ」
「……え?」
「ウェイバー・ベルベットよ。臣として余に仕える気はあるか?」
総身を激情が震わした。そして堰を切ったかのように、涙が滂沱と溢れ出た。決して届かぬと知りながら、それでもなお憧れ待ち望んだ問いだった。返答は捜すまでもない。それは自らの心の奥に、宝物のよいに秘めながら用意してあったのだから。
「あなたこそ──」
いま初めて名を呼ばれた少年は、涙も拭わず胸を張り、揺るがぬ声で返答した。
「──あなたこそ、ボクの王だ。あなたに仕える。あなたに尽くす。どうかボクを導いてほしい。同じ夢を見させてほしい」
誓いの言葉に、覇道の王は微笑んだ。その笑みは臣下にとって、どんな褒美にも勝る報酬だった。
Fate/zero第四巻、煉獄の炎より。「そうか。お前、そこにいたのか」
「やっちまえ! バーサーカー!!」
(Fate/Apocrypha カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア)
Apoはリアルタイムで追ってたからお気に入りです。
これがアニメで見られるのは多分一年後ぐらいかな…。おっと、空の境界ならこれも忘れちゃいかんのじゃないかい?
「そうでも、ないよ」
「だからね、幹也。今の式はそういうの嫌いじゃないって言ったんだよ」「夢を示すのが王たる余の務め。そして王の示した夢を見極め、後世に語り継ぐのが、臣たる貴様の務めである」
もはや、手の届かぬほどの高みに見える鞍の上から、征服王は断固と、だが朗らかに笑いながら勅命を下した。
「生きろ、ウェイバー。すべてを見届け、そして生き存えて語るのだ。貴様の王の在り方を。このイスカンダルの疾走を」
励ますように蹄を晴らしたブケファラスの嘶きは──これより死地へと赴く王と、艱難の任を帯びた臣下と、はたしてどちらに向けたものだったか。
ウェイバーは俯き、それきり顔を上げなかった。イスカンダルはそれを首肯と受け取った。言葉などは必要ない。今日より時の終わりまで、王の姿は臣を導き、臣はその記憶に忠ずるだろう。誓いの前には離別さえ意味を持たない。イスカンダルの麾下において、王と臣下を結ぶ絆は、時を越えて永遠なのだから。
Fate/zero第四巻、煉獄の炎より。
ここから先のシーンも大好きで堪らないのですが、長文が続くと見にくいと思うので自分はここまで。原作小説、ドラマCD版、アニメ版、漫画版。様々な媒体で何度見ても聴いても飽きない名シーン。大好きです。そうだ、私の好きなセリフと言えばコレだな。
「――はい。おはようございます。先輩」「悪いがまだ足掻くぜ……。 俺はダン・ブラックモアのサーヴァントだからな!」
(CCC ロビンフッド)
すげー真面目な場面に水着で臨んだことは 本当に申し訳ない
反省も後悔もしていない
君は認めないかもしれないが 君は紛れもなく英雄、弱き者の味方だよ「ボクたちは願いを叶えるために現界した! だからって、何もかもが許されるのか!? 英雄たる振る舞いを忘れたか!? ボクは嫌だぞ!ボクは確かにライダーだけど、それ以前にシャルルマーニュが十二勇士、アストルフォだ! ボクはあの子を見捨てない、見捨てないぞ!」
『Fate/Apocrypha』一巻、アストルフォ
アストルフォの英雄としての誇りと高潔さが詰まってて好き。ただ可愛いだけの少年じゃないってことをここで実感した。Apocryphaで屈指のお気に入りシーン。>>42
わかる。すごくわかる。というか章の最後にある二人の会話は全部好き。
私がほしかったのはナイフじゃなくてこの手だった、という式の心情も。コクトーと式の物語は確かに終わったんだなって。
実をいうとそれも下書きにあったんだけど、流石に多いなと省いた。中でも橙子さん式鮮花巴はかなり省いた。
あと桜のもいいですよね。どの√でも士郎とプレイヤーはあの朝を迎えるんだなあと。映画HFでも是非入れてほしいところ。
セイバーが月明かりを背負っているのに対して、桜は朝(日常)を告げるように太陽の光が指しているのがよき>>45
あそこはもう最初から最後までよかったな「……そうだな。無念は、ない」
(Fate/Apocrypha5巻より カルナ)
「生きるがいい、マスター。
必ず誰かが、誰でもないお前を待っている」
(Fate/EXTRA CCCより カルナ)
ともにカルナさんの名言。どっちのシーンもカルナさんは本当にかっこよかった。貴様らが何物であるか、是非は問わぬ。立ち去れとは言わん。ここは我が主の望みにして、我が信念を叶える場所。その怨嗟が、この希望を望まぬというのであれば、お互いの立場は明確だ。
ここは未来を重んじる者のみが至る梯子だ。私にも、貴様らにも踏みにじる余地はない。それを傲慢と呪うのならば―いざ、死力を尽くして来るがいい。この剣にかけて、貴様らの挑戦に応えよう―!
BGMが入ったところからもう涙が込み上げてきたわ愛しい我があるじ。
誰よりもまばゆい、あなた。
誰よりも恐ろしい、あなた。
私が、愛するひとを抱き締めるきっかけをくれたーー
私と同じく、誰かを愛するあなた。
沙条愛歌ーー
『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』5巻、静謐のハサンの最期。
きっとこのときの静謐ちゃんだけが心から愛歌のことを思ってくれていたのだろうな、と思う。今までの盲信とは違う、本当の愛情を知ったからこそ愛歌を理解できたんだろうな。個人的には愛歌の恋を肯定してくれたことがとても嬉しい。「さあ、殺し合おう」
(Melty blood 七夜志貴汎用開始台詞)
七夜の愛情表現は相手を殺害すること。考えすぎだが、七夜は常に愛を持って殺しているのだろ。「失われなどしない」
師匠の声は、ひどく切実だった。
「失われたりはしないんだ。王の影よ。たとえ、偉大なる王が築き上げた国が砕かれ、将軍同士が殺し合い、ありとあらゆる者から忘れられ――歴史から抹消されたとしても、その意味が失われたりはしないんだ。だからこそ、私は今ここにいるんだ!」
ロード・エルメロイ二世の事件簿五巻より、ロード・エルメロイⅡ世。
キレたり毒づいたりするイメージはあれど、情熱の方向で感情を高ぶらせるイメージはあまりない彼が叫んだ言葉。
失われた物、忘れられた物にも価値はある、というのはFate、というか型月作品全体でよく出てくる思想なんだけど、他の作品の主人公みたいに狂人だったり、天才だったりはしない彼が言うとまた趣が違うなと感じます。
それまでのウェイバー・ベルベットとしての人生も大事とは言っていたけど、今の彼が生まれたのはやはりかの王との出会いからなんだろうなあ。「この世全ての悪?我を染めたければその3倍は持ってこいというのだ。
よいかセイバー、英雄とは己が視界に映る全ての命を背負う者
ーこの世の全てなぞ、とうの昔に背負っている」
Fateルートの英雄王より。この世全てを背負うのが自分にとっては当たり前の事だってさらっと言い切っちゃう英雄王すげえって当時衝撃を受けて以来英雄王のファンですわ「答えは得た。大丈夫だよ遠坂。オレも、これから頑張って行くから」
もうね、それまでのアーチャーの苦悩とかね、結局自分しか恨まない不器用さとかね、直前の凛の事に対する配慮とか最後の笑顔と合わさってね、涙が出ますよ>>56
「一目惚れ、だったんだ」
も狂おしい程好き。
アルコ神のイラストも相まってこちらの涙腺が破壊される約束する。俺は桜だけの正義の味方になる。
このシーンからの士郎さんがかっこよすぎてヤバい…!
あと台詞じゃないけど、士郎の叫びとか最高いつか記憶が薄れて、あいつの声も、あいつの仕草も忘れていく。
それでも
―――こんな事があったと、セイバーっていうヤツが好きだったって事だけは、
ずっとずっと覚えてる「―――ううん。言ったよね、兄貴は妹を守るもんなんだって。
……ええ。私はお姉ちゃんだもん。なら、弟を守らなくっちゃ」
BGMも相極まって涙がで、でますよ…「空に水。水に空。月の空には砕け散った海がある」
光る海。謳う珊瑚。―――今も、貴方に恋をしている。
月の珊瑚はとてもきれいで儚くて、大好きな作品です。その中でも印象深い歌の一部を抜粋。こういう小さくまとまってるきのこ短編、もっと読みたいなぁ!ジーク「俺にはある。」
Apocryphaの最終巻で人間に憧れたホムンクルスとホムンクルスに憧れた英雄という真逆の対決に脳が震えた「覚えておけ。憎しみに憎しみで当たっては意味がない―――カナン。憎しみには義務であたらなければ救われない」
byシャム 428のカナン編
・・・428本編で活躍のなかったアルファルドの宿敵であるカナン。彼女を描く際、取り敢えず何故カナンとアルファルドが宿敵になるのか?その背景は考えるだろう―――普通だったら、その動機としては「復讐」がありきたりではあるが一番話が作りやすいと思う。だが、そこを敢えて「復讐」には持っていかず、かつそれでもカナンとアルファルドがちゃんと宿敵関係になるアプローチとして「義務」に持っていったきのこのセンスに当時は脱帽しました。
なんて、そこまで深く考えてはなく、単にシャムがかっこよくて好きなだけなんですけどねw「好きだから、吸わない」
月姫/アルクェイド
最高歩むがいい! 足掻き続けろ! 魂の牢獄より解き放たれて―――おまえは!
いつの日か、世界を救うだろう!
FGOのイベントだとこのラストは本当に印象的だった。リアルタイムでやっていたからロンドンで魔術王に初めて会って「こんなんどうするねん」という戦力差だったが、監獄塔でやっと一泡吹かせられるんだよね殺される。
殺される。
きっと間違いなく殺される。
他の何にでもなく。
他の誰にでもなく。
――――――ヤツは、この俺に、殺される。
(月姫/遠野志貴 対ネロ・カオス戦)
17年前に初めて見て、型月にハートを持っていかれた。>>56
アルテラが消えるところはワダアルコのイラストといい能登の演技といい、
こっちの涙腺を全力で殺しに来やがる……。>>67
からの時間神殿での
「オレを、呼んだな‼︎」
「怨讐の彼方より、我が共犯者を嗤いにきたぞ‼︎」
ですよ。
男でも惚れるわ「死が視えているのなら、正気でなんかいられない。おまえに解るのは物を生かしている部分だけなんだよ。
死が視えるのなら―――とても、立ってなんかいられない」
「おまえ―――なにを」
「……物事の『死』が視えるという事は、この世界すべてがあやふやで脆いと言う事実に投げ込まれることだ。
地面なんて無いに等しいし、空なんて今にも落ちてきそう」
「なにを―――何の事を言っているんだ、おまえ」
「……一秒先にも世界すべてが滅んでしまいそうな錯覚を、おまえは知らない。
―――それが、死を視るという事なんだ。
この目はさ、おまえみたいに得意げに語れる力なんかじゃない。
それがおまえの勘違いだ、吸血鬼。
命と死は背中合わせでいるだけで、永遠に、顔を合わせることはないものだろ」
「だから―――その目で私を見るなと言っているだろう……!」
走ってくる足音。 けど、俺のほうが何倍も早い。
「―――教えてやる。
これが、モノを殺 すっていうことだ」
死を直視して死と向き合ってきた志貴だからこそ言えるセリフ>>64
――――冗談じゃない……!
俺は負けない、あの男に目的なんてない、ヤツにとって当然のように守ってきた在り方なだけだ……!
けど俺にはある、
目的がある、
こいつをぶちのめす理由、勝たなくちゃいけない理由がちゃんとある――――!
(Fate/stay night/衛宮士郎 Heaven's Feelルート 【終局 - この生、全ての善】)
共通するのは感情から湧き上がった「理由」のために戦う、ってところだろうか。長いので台詞だけ抜粋
“――いや、こんな未来もあるんだねぇ。ダメだわ、死ぬよアンタ。何をやっても、何をしても、アンタには未来というものがない”
“ううん、そうじゃないのよ。何をやっても死ぬのは確かなんだけど……珍しいわ、こういう未来があるなんて”
“貴方はもうじき消える。道行きは真っ暗で、未来はどうしようもない。残るものはないし、救われる事もない。……なのに不思議ね、それでも、貴方の夢は生き続けるわ”
「しっかし。お先真っ暗ってのも、オレらしい話だよな」
(空の境界 未来福音 0/ /織)撃鉄が落ちる。
fateのいろんなところで使われてる表現だけど”カチャッ”という音と相まってすごくかっこいいし、士郎の反撃が始まるんだなってわかるのが好き聖骸布とったところから書きたいが長いから最後だけ
“――――ついて来れるか”
蔑むように、信じるように。
俺の到達を、待っていた。
「――――ついて来れるか、じゃねえ」
視界が燃える。
何も感じなかった体にありったけの熱を注ぎ込む。
手足は、体験を振るうかの如く風を切り、
「てめえの方こそ、ついてきやがれ――――!」
ここの蔑むように~ってところでめっちゃ泣いたわ
あのアーチャーが士郎の到達を待ってるってのがUBWからは考えられないから余計に泣けるーーばかね。また明日会えるのに。
空の境界の最後のシーン
この「両儀式」とコクトーがもう二度と会うことはないと分かっていて、それでも彼女はそう言って、コクトーも分かっているから何も言えなくて
この章は最初から最後まで静かで美しくて、派手なシーンがあるわけではないけど何回も何回も読み直してしまう。アニメの方も式の静かで綺麗な声と梶浦音楽、美麗な背景がこのシーンの美しさを一層際立たせてて、この章だけ借りて見ることも多々ある「今生に限り、我の蔵を好きに使う事を許す。
ー見せつけてやろうぞ、マスター!」
Fate/Extra CCCギルガメッシュ宝具解放時のセリフ。
あのギルに認められたってことにめっちゃテンション上がった。
そして宝具を使ってみて目が点になった「キャスター」
騎士の瞳が、五大の支配者を見据える。
「悪を名乗る錬金術師。最後に問う。何故、お前は聖杯を求めた」
「愚問! 私は根源へと達し、この世の真理を得て、遍くすべての人々を……!」
──慈しむべき愛し子らを、救うために──
息を吞む気配があった。
忘我に近い衝撃を受けながら自らの行いを振り返る、キャスターの息遣い。
次いで、静かな納得の言葉があった。そうか、と。
Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ5巻
特にアーサーVSパラケルススのところはどれも引用したいけれど、引用しすぎると入らないので、パラケルススが根源にたどり着いてまでやりたかったことを、最後に気が付くシーンで。
悪逆を重ねて、彼も自覚していて、だけど根底はやはり人々を愛しているのが……もう……お前……。そういう痛々しいところが好きなんだ。……不自然なほど短く、不思議なほど、面白いな。
人の、人生というヤツは――
Fate/GrandOrder 終局特異点より、人王ゲーティアの台詞。主人公に敗れ、3000年の悲願を絶たれ、消滅する間際、人間の在り方を知った彼がどことなく満足そうで心に残った。何にも意味のない闘いと分かっていても価値がない訳じゃないという主人公との会話も良かった。メルトの宝具台詞の
いくわよ!(連打)は聴いててとても気持ち良い貴方、ロックスターみたい
天の逆月に手を取り合って登る光景の美しさと別れ際のカレンの爽やかな笑顔が最高なんですよ俺の前でだけ笑えた少女
未来のない体で俺を守ると言った彼女が
俺以外の前でも、いつか、強く笑えるように…!
そのためにはお前が邪魔だ
失せろ
おまえが存たままだと桜は二度と笑えない───ッ!
固有結界の暴走でライダーの名前を思い出せないほど記憶もボロボロになって、自分の愛する人を思い出して反撃に転じるの最高じゃないですか。ーーそりゃあ、うちの家族はろくな連中じゃなかった。
でも、こんな風に殺されるほど、悪いヤツラじゃなかった。
こんな風に死んじまうほど、罪深くはなかったんだ……!
空の境界/臙条巴
多分空の境界の中で一番好きな台詞かも知れない。・・・そうだ、だから守らないと。
が犯した罪、 を責める罪、 が思い返す罪、全部から守るんだ。俺の前でだけ笑えた少女。未来のない体で、俺を守ると言った彼女が───────────俺以外の前でも、いつか、強く笑えるように。
桜ルートならこれが一番好き「------私は、貴方に恋をしています」
咲き誇る花のような笑顔で、少女はその想いを口にした。
Fate/Apocrypha 5巻 「Apocrypha」より
「貴方を愛しています」ではなく、「貴方に恋をしています」なのがジャンヌらしいなと思いました。さぁ、行ってきなさい。
これが君とマシュが辿り着いた、ただ一つの旅の終わりだ。
終局特異点 冠位時間神殿ソロモン/12節
ロマニ・アーキマン
攻略を終えて暫くは、涙が止まりませんでした。「ハ。クハハ。クハハハハハハハハハ!」
「この世の果てとも言うべき末世、祈るべき神さえいない事象の地平!」
「確かに此処は何人も希望を求めぬ流刑の地。人々より忘れ去られた人理の外だ。だが------」
「だが!俺を呼んだな!」
「ならば俺は虎の如く時空を駆けるのみ!我が名は復讐者、巌窟王 エドモン・ダンテス!」
「恩讐の彼方より、我が共犯者を笑いに来たぞ!」
終局特異点冠位時間神殿ソロモン
第9節X/廃棄孔アンドロマリウス
巌窟王 エドモン・ダンテス
巌窟王が登場した瞬間、「wars」がBGMでかかった時は鳥肌がたちました。すまない、建て主に質問なんだが、DDDはセーフ? アウト?
>>88
1です(ID変わってるかもだから一応)
個人的にはOKです
TM10周年本にも載ってたしCANAANもいいと思っている
作品一覧とか作った方がいいんかな返答ありがとう。いや、俺も多分大丈夫とは思いつつ、一応聞いただけだから。大体他の人も何が含まれるかは分かってると思うよ。
ではОKが出たので早速、DDD2巻のネタバレ注意です。
●
プロの野球選手になろうと思った理由。隙だから。貧困から逃げたかったから。周りを見返したかったから――違う。そんな理由でボールを握った訳ではない。彼はただ、あの日見たもののために。ただ辛いだけの人生だった、何一つ意義のなかったあの女に。生まれてきて良かったと、胸を張れる誇りを与えてやりたかった――
……ようやく思い出した。この夢は鋳車和観の夢ではない。彼が救いたかった、母親への夢だった。
その母親はもういない。
自分が投げ続けようと誓った一番の理由。
楽園を去ってまで守ろうとした幼い決意。
けれど。
「ああ――その夢は、もう終わっていたんだな」
八ヶ月前の十二月に幕を下ろした、報われることのなかった彼の人生。
●
どうしようもないぐらいに痛くて辛い彼の今までの人生だったんだけど、それ故に幼い頃の夢の貴さが際立つというか。でもやっぱり状況だけ見てみると残酷としか言いようのないのが、きのこっぽいかなあって。
なんかこう、棘だらけの氷の結晶みたいな感じの美しさだなあと感じました。「有り得ない。人間は生まれた時から性能が決まっている。弱者から強者になれる人間なんていねえんだよ。 えー、なに? 血の滲むような努力と根性で成功したヤツもいる? そんなのは単に、そういう強者だっただけだ。属性を間違えるなブタ。おまえだって散々思い知ってきただろう?人間、そう行ったり来たりできる生き物じゃないってさ」
そう、弱者は一生弱者だ。
だからこそ――一生弱いままだと気づいた人間は、せめて、救われたいなどとは思わない。それが弱者の精一杯の誇りの筈だ。弱者は弱者なりに、自分の弱さを誇って生きろ。同じ弱者として。それを捨て去った人間に、見出すべき価値など無い。
「慎ましくても愛する我が家ってな。他人を羨むってことは自分を蔑むって事だ。お前は自分の値が軽いから、簡単に悪魔に魂を売り渡した弱者以下の非人間だ。見ろ、掃きだめみたいな底辺を。ここがおまえの終着だ。一度でも人間辞めたヤツはな、どうやったって人間として救われない」
ついでにもう一個、DDD一巻より、石杖所在。
個人的に、アリカさんってアンデルセンと並んできのこの人間観が表れたキャラって印象があります。
残酷なくらいにぶった切ってるけど、根底にあるのは人間賛歌っていうか。人間の弱さを以って強さを肯定している、みたいな。まあ単純に言って、大好きです。「私に名など存在しない」
「偉大なる英雄よ。時代とともに姿を変え、偉業を練り上げながら神代の伝説の中に生き続ける存在よ。吹けば飛ぶようなただの犯罪者である私が、君に言えることは一つだ」
「君にはそれだけの覚悟を抱く理由があるのだろう。……だが、その覚悟をもって君が神の威光を否定すると言うのならば!神の悪行も善行も全て否定し、捨て去らんとするのならば!」
「……如何なる強大な力を持とうとも、今の君は、確かに君が望んだ通りの『人間』だ」
「破落戸に成り下がり、人に成り上がった英雄よ!君が如何なる大英雄であろうとも!世界を破壊する力を持とうとも!」
「本質が人である限り……君はただの力持たぬ『殺人鬼』に狩られる事となるだろう」
「━━『悪霧は倫敦の暁と共に滅び逝きて』!」
(Fate/strangeFake 偽バーサーカー)
凄くかっこいい宝具の前口上だと思う。あのヘラクレスを相手にこれだもの。痺れたね。「陽のいと聖なる主よ」
「あらゆる叡智、尊厳、力をあたえたもう輝きの主よ」
「我が心を、我が考えを、我が成しうることをご照覧あれ」
「さあ、月と星を創りしものよ。我が行い、我が最期、我が成しうる聖なる献身を見よ」
「ーーーー流星一条!!」
蒼銀のフラグメンツ4巻、アーラシュ
宝具の前口上といえばこれも忘れちゃいけない。いつかフルで聴きたいものだ。「敵が何であれSE.RA.PHを好きにはさせん。
日輪に衰えはなく、大地に日が陰る事はない。
オレの、この命に代えてもだ」
「雷神よ、今こそ刮目せよ。
この閃光の一撃が、
虚空の神を討ち滅ぼす瞬間をー!」
Fate/EXTLLA カルナルートラストより
トロフィータイトル「巨神穿つは我が閃光」と相まってクッソカッコイイ
これで勝っちゃうんだからすっげえよなあ「ええと、ね」はにかむ素振りを見せつつ、少女は笑顔を浮かべて「好みがわからなかったから、もう、思い付くだけ作ってみたの。量、多すぎたかも知れないのだけど」
「いや。有り難く戴くよ」
「無理はしないでいいのよ、食べたいものだけ……」
遠慮がちに告げる声。
それが、不意に、小さくなっていく。
少女の視線の焦点が、彼の姿から食卓へちらりと移った刹那のことだった。
「食べてくれれば……」
陽を浴びて踊る善の妖精もかくやという朗らかさ。華やかに咲き誇る、朝露に濡れた大輪の花。それらの輝きが、翳る。妖精は隠れ、咲き誇る花は時を戻して閉じてしまう。
視線が揺れて。少女の表情、沈んでしまう。
「それで……」
恐らくは──
食卓に並べられた料理の山を前に、今、ようやく我に返ったと見える。
Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ1巻
沙条愛歌さまの可愛らしいシーン。全5巻を通して彼女の所業を見送ったあと、1巻を振り返ってみると、やはり恋する少女なんだなって思う。
綾香から見た前回の聖杯戦争の結末を振り返ってみたけれど、姉によってくべられかけたの信じたくなかったんだと……ああ……。バアルのセリフはどれも熱(復讐心たっぷり)が籠ってて凄く好き。
「復活は能わず! 回帰は能わず! 復元は能わず! 永劫は叶わず!」や
黒王に逆恨みも甚だしいと呆れられるも、
「知っている!!」と激情で返し、
「人を超える英雄ならば納得しよう! 人を喰らう魔王なら受け入れよう!」
「世界を滅ぼすためにおまえをころすのではなく、お前をころすために世界を滅ぼす―――!!」
魔神柱たちのセリフはみんないいよね。勿論、ゼパルくんの「やだよぅ」も好き>>91
俺もここは大好き
ここ読んで一気にDDD大好きになったからな
3巻マダカナー?あらゆる裁きはファラオが下すもの!神ならざる人の王ごときが……。
否、もはや貴様は女神にも等しいモノではあるが、しかし!
ファラオは余であり、余こそがファラオなれば!神王を名乗る年季の違いを知るがいい!
大電球アモン・ラー開眼!見るがいい───アメンの愛よ(メェリィアメン)!!
6章 オジマンディアス
この台詞には痺れた。終始不敵な態度戦いに臨む姿がとにかく格好良くてテンションぶち上がりまくった。これがカリスマか……。
あと個人的に『~なれば』って言い回しが狂おしいほど好き。「肯定だ。当方は賢者の予言に逆らうつもりでいた。是なる永劫の炎に捲かれた館より乙女を救いはしても、愛する等は有り得ぬと信じていた。だがーー」
あなたは、私を見つめたまま。
あなたは、私へとその右手を伸ばして。
「一目惚れというのだろうな」
魔銀の鎧よりも硬いように思われた、氷の表情が。
その時。
まったく違ったものになっていた。
ーー笑顔ひとつで。あなたは、私を中心から貫いてしまったのです、シグルド。
『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』5巻
ブリュンヒルデが恋に落ちた瞬間。シグルドどんな人か気になって仕方がない。空の境界ならこれも好き
「目的がない、か。それも悲惨だがね、おまえはまだ間違えたままだ」
穏やかな式の姿。
憎むように魔術師は言った。
「伽藍洞だという事はいくらでも詰め込めるという事だろう。この幸せ者め、それ以上の未来が一体どこにあるというんだ」
呟いて、魔術師は舌打ちした。
心からの言葉なんて物を口にした自らの未熟さを。
……本当に。そんな物は、久しく忘れていたというのに。
(空の境界 4/伽藍の洞「 」)
橙子さんの隠れた一面みたいなものが表れていて、一層橙子さんを好きになったシーンです。
台詞・地の文ともに、何度読んでも感慨深い。ジークフリートとアストルフォの強化きたのでひとつ
「黒のライダー、きみも来ていたのか。そうだ、次から誰かを助けるときは、オレにも声をかけてほしい。大丈夫だ、オレはもう迷わない」
アストルフォからの台詞がないのは寂しいけどジーク君が実装されたら追加されるって信じてる!「いやー、あざといな桂木。あざとい」
「桂木さんって以外とお茶目だったんだねー!」
「なんだかすっかりクラスに馴染んじゃったよね」
「俺は認めないぞ…!あのクールな桂木よ帰ってこい!!」
「バッカ!お前、時代は萌えなんだよ!萌え!」
スターリットマーマレード1・ひびきや千鍵のクラスメイト達
名言? 迷言!
千鍵がツインテールにして登校してきたときのクラスメイトたちの反応
髪下ろしも気に入ってた者としては四番目の男子とは気が合うと感じる「最後に、一つだけ伝えないと」
「・・・・・・ああ、どんな?」
「シロウ―――貴方を、愛している」
このときの士郎のどんな?が心に残っている
杉山さんの熱演も相まって涙が止まらなかった「世界なんてとっくに私の物じゃない。世界ってのはつまり、自分を中心とした価値観でしょ?そんなものは生まれた時から私の物よ。」
遠坂凛
何でも願いが叶う聖杯への願いに「世界征服はどうだ?」とアーチャーに聞かれて、これを当たり前に返せる強さ。
ヒロインというよりヒーローじゃないかと思ったよ。「過程と結果はワンセットじゃない」
「時には、選ぶこと自体が答えとなることもある」
「僕は、世界を守り、きみを守ろう。沙条綾香」
(fate/prototype 蒼銀のフラグメンツ プロトセイバー)「お姉ちゃん、どうして」
「綾香。材料になるぐらいしか、あなには価値がないんだもの」
無価値な貴方に、加地を与えてあげる。
嬉しいわよね。綾香。
彼のために命を費やせるだなんて、感謝して欲しいくらい――
「じゃあね、綾香」
(fate/prototype 蒼銀のフラグメンツ 沙条愛歌&沙条綾香)
かなり略してるわたしの中にひとつ星が生まれたよ
あなたが夜に迷わぬよに
そっと輝かせたい
わたしの中の星が輝きを増すよ
哀しい夢に怯えぬよに
もっと光を放つ
あなたも星を持っていたの
わたしを照らし続けてくれたの
わたしの中にふたつ星が輝くよ
誰もが夜に迷わぬよに
空に光よ届け!
シトラス・シリウス
まほうつかいの箱イメージソング
台詞ちゃうし選びきれずやたら多いが型月関連の歌でトップクラスに好き
アプリ版まほ箱とか出してもいいのよ心配など無用。
壊れた箇所は腕が補強する。
我が専心は奴の絶殺のみに向けられる。
この溢れる厨二感にはまったfate go5章でクーフーリンオルタかスカサハに発した
「……醜いとも。
それがオレが見てきた王というものだからだ。」
発言が印象に残っているなぁ。
彼が見てきた王の在り方によって運命を狂わされて来た生涯を振り返ると非常に痛烈な発言といっともいい。CCCキアラ戦でのギルガメッシュのこのセリフ
我が契約者の魂を懸けた一戦、あらゆる支援、出資は惜しまぬと思え!
え、英雄王〜〜‼︎ってなるしあらゆる支援…の部分とか言えるほどの財が欲しいってなる>>95
すんごい可愛い。すんごい可愛いんだが・・・
いま読み返すとただの日常の1Pの台詞でしかない
「好みがわからなかったから、もう、思い付くだけ作ってみたの。量、多すぎたかも知れないのだけど」
が、なんか愛歌の本質であるように思えてしまう
そうなんだよなあ、日常においても非日常においても
「好きな人の為に何かしたいんだけれど、結局その人の本当に喜ぶことが何なのか分からない。実感できない。だからとりあえず手当たり次第にやってみよう。過剰な位に」というのは一貫してるんだよそれでも。
それでも、世界の平和を願った。誰もが争うことのない世界を願った。それが傲慢でもいい、罪であると弾劾されたとしても構うものか。
だって。
平和な世界で見知らぬ誰かが幸福に笑ってくれるなら、ただそれだけで自分は満ち足りてしまうのだから。
シロウ・コトミネ
Apocrypha 5巻 P191
どんなに傲慢で独り善がりな救済でも、内に宿る憎悪を自力で消し去ってこの思いに到れる彼は紛れもなく聖人だと思えたシーン。
本人は聖人と認めてなくても周囲は聖人と思ってる、ってのはジャンヌと同じなんだよな(正式に認定されてるかは別としても)時計塔にあってさえ、スヴィンは自分と他人が別の生物に思えてならなかった。
魔術師でなく、人間でなく、獣でさえなく。決して塞がらない溝を、スヴィンはずっと感じていた。それが、グレイの匂いを感じたとき、初めて埋まったのだ。
(......多分)
多分、それは彼女もまた馴染めないものだからだ。生者に馴染めず、死者になる勇気もなく、亡霊に怯え続けて。そんな自分と、彼女とで傷を舐め合いたかっただけかもしれない。
だから、この感情は恋ではないかもしれないと思いつつ、けして無視はできなかった。
事件簿の三巻より。その前までのスヴィンのグレイへの大分気持ち悪い対応からスヴィンがこんな色々考えてグレイに感情抱いてるなんて思わなかった衝撃も含めて好きなシーン。シロウ関連でもうひとつ
憎みたい。
憎みたかった。彼らの首を獲って晒し者にできれば、どれほど刹那の快楽に酔い痴れるだろう-。
けれど、瞼を閉じれば見えてしまうのだ。
彼らとて極々ありきたりの人間、ありきたりの存在で。それは日本の頂点にあった徳川ですら例外ではなく。
彼らを憎むということは、自分を信じて付き従った民を憎むのと同様だと-理解っていたのだ。
(中略)
救いたいと思った。
善も、悪も、慈しむべき者も、憎むべき者も。何もかも全て。
だから本来憎むべき者を悲しむ。愛する者たちを殺 した彼らに、深く愛を注ぐ。
歪ませなければならないのは、己の心。熱い心を槌で殴りつける。歪んだ心を無理矢理に戻していく。自己改造-憎悪を忘れ、憎悪を転換させるために。
なるほど私は聖人だけど。
気を抜くと-首を掻き切って死 んでしまいたくなる。
シロウ・コトミネ
Apocrypha 5巻
憎悪に身を任せていたら復讐者としての召喚もワンチャンあったんだろうけど、それができなかったからこそのシロウなのかなと彼女が追い求めた理想郷の具現が、こんな薄汚い泥に遅れを取る筈が無い――――!
セイバールート/16日目
彼女が、夢見た理想郷―――― 「「鞘(そ)の名は、【全て遠き理想郷(アヴァロン)】!!」」
DEEN版/24話
ともかくアヴァロン展開シーンは全部好きで、UBWの「そうか、彼女の鞘」も好き。
特に士郎が展開する部分が好き。
セイバー√では、セイバーに触れて感じてきたモノが込められてる。
アニメでは同時展開がかっこいいし、2人の縁と聖杯戦争の間に得た繋がりを感じられる。
アーサー王の理想の尊さと、士郎のセイバーに対する愛や思いを強く感じられるシーンで好きですね。「けど大丈夫よ。もう少ししたら文化祭なんだし、楽しい事はまだまだ続いてくれるわ。文化祭が終われば冬休みなんだし、その時はみんなで旅行に行って、帰ってくる頃にはお正月でしょう?
ほら兄さん。居て欲しい人が傍に居てくれるのなら、楽しいことなんてずっと続いてくれるんですよ」
遠野秋葉
「幸せな時間っていうのは終わらないんだ。過ぎても、すぐにまたやってくる。
……たとえそれがなんでもない一日でもさ
居て欲しい人が傍にいてくれれば、楽しい時間なんてずつと続いてくれるものなんだぞ」
そう。
あの夢の中で俺に教えてくれたのは、他ならぬお前自身だったんだから。
遠野志貴
もーーこの兄妹はーーーーー!!!! 好き!!!!
月姫や歌月をプレイしてたらリメイクいつまでも待つって気持ちになる。待てる、待てるそ……既出かもしれんが、心に残る言葉がこれ。
「生きるがいいマスター。必ず誰かが、誰でもないお前を待っている」
施しの英雄カルナ、CCC最終章より。
頑張れない奴もいる、何もない人間なんていくらでもいる。
それでも、誰かがきっと見守っている。
人間の持つ不完全な光を信じ続けた人にしか言えない言葉。CCCは泣けるところが沢山あったけどこれはダントツ。
初めて伝えたい事を全て伝えたカルナさん。紛う事なき英雄だわ――暗がりに咲く毒の華、深淵に叫ぶ。
桜井先生のTwitterから>>121
画像つけ忘れ“はーい、入ってまー―――って、うぇええええええ!?
誰だ君は!? ここは空き部屋だぞ、ボクのさぼり場だぞ!?
誰の断りがあって入ってくるんだい!?”
いつか見た、まだ名前も知らなかった頃の思い出を聞く。
「――――――」
無論、幻聴であり、錯覚だ。
遠くから聞こえるスタッフの笑い声が、そういう風に聞こえただけの話。
俺/わたし は 顔を上げて/うつむいて、唇を噛んで、 こみ上げるものを必死に堪えた。
それがあの人物に向ける、当然の感謝だと信じるからだ。
さよなら、ドクター・ロマンティック。
この空耳が、いつか美しいものに変わりますように。
竹箒日記より「蒼崎は壊すだけで、有珠はいろんなものを作って、それで壊すんだろ。有珠の方がやや生産的だ」
魔法使いの夜/静希草十郎- 125名無し2017/07/31(Mon) 11:38:34(1/1)
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「───そうだ。まずは、生まれる前について考えよう。」
最期に、彼は答えに辿り着いた。
究極の忘却とは、つまり生前の記憶だ。
生まれる前の記録だけは、人は持っていない。
自分が生まれる前の世界。それはとても無意味で、平和だ。ああ、苦悩はとても簡単なこと。
「つまるところ、自分さえ生まれなければ、世界(ワタシ)はこんなにも平和だった。」
嬉しくて、嬉しくて、玄霧皐月は笑った。
そんなことに何の意味があったのかわからない。
ただ一つだけ。
この長い時間の中、彼は初めて、自分が笑っているのだと実感できた。
空の境界/忘却録音
死の間際、「玄霧皐月」が生まれて死ぬまでのわずか10分間。
得てしまった答えに悲しくなると同時に、そこにたどり着けた感動で、いつ読んでも胸が苦しくなる。容赦のない毒舌に、殺生院キアラは苦笑した。
穏やかな眼差しで。
無垢な少女が、春の到来を向かえるように。
Fate/EXTRA-CCC
どうしようもないド外道(byアンデルセン)なキアラだが、最期のシーンが本当に好きで嫌いにはなれない
彼女は最期に「恋」を知ることができたのだろうか「イ————リヤ」
思い出した。
彼女の名前。
切嗣の本当の血縁。俺が横取りして、ずっと一人にさせてしまった幼い少女。
俺より少しだけ年上の、銀の髪と赤い目をした————
「イリヤ————イリヤ、イリヤ、イリヤ、イリヤ、イリヤ—————!!!」
届かない。
もう声は聞こえない。
光に包まれて何も見えない。
彼女は、最後に。
じゃあねと微笑って、バタン、と大聖杯の門を閉めた。
ここの士郎の声を聞いたときはほんとうにフルボイスでやれて良かったと思った──── 今宵、 影絵ノ街ニテ君ヲ待ツ
普段は驚くほどに穏やかであるはずの彼の口調が、ほんの僅かに〝諫める〟ような気配に変化していたことには、それなりの理由があるし、それを美沙夜は知っている。
魔術師の家系。家門。
その後継者を失うことには、世俗とは異なる大きな問題がある。
積み重ねられたすべての消失。
代々の血脈に乗せて練り上げられた、家系特有の魔術刻印の断絶。
それは、連綿と続いてきた研鑽と修練と苦闘の、最も残酷な終幕に他ならない。
彼の言葉は、そういう意味であるはずだった。
なのに、何故か── 続いて述べられた言葉の内容は、美沙夜の予想とは些か異なって。
「聖杯を得るこの戦いには、確かに大きな意義があります。〝根源の渦〟への到達はあらゆる魔術師にとって絶対の悲願。しかし同時に、貴方を失ってしまうことは絶対の悲劇でもあるのです。美沙夜、貴方は、我がマスターの光なのですから」
「光……」
「かつて真なる世界に輝いた星の光にも等しく尊い、無二の輝きです。
喩え聖杯戦争であっても、侵すべきものではない。悲願のために愛し子たちの未来を放棄することなど、そう、あってはなりません。それは、最早、貴方たちが魔術師であるかどうかに拘わらず──」
Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ2巻
襲撃後、美沙夜とパラケルススとの会話。
魔術師らしからぬ思想をもつパラケルススだが、この後の展開を考えるとしんどい。そういうところ元キャスター陣営好き。のうアサシン────
それほどの『才』────
《絶招猛虎硬爬山》
なぜ磨かなかった
やはり帝都はアニメ化するべき「……ドクター。 以前、ドクターが言っていました」
「カルデアの外はいつも吹雪いていますが、ごく稀に空は晴れ、美しい星がみえる、と」
「それをーーーいつか、わたしが見る日がやってくると。 なんの確証もないのに、笑いながら」
【それがドクターの夢だったんだよ】
『キミの10年』
『人間になった時に見てしまった『人類の終わり』を回避するため、逃げるように、悲鳴をあげながら走り続けた』
『浪漫なんてどこにもない、その地獄のような自由(じかん)は、確かに報われた』
『……ああ、人間として生きたい、というソロモン王の願いは叶えられなかったけど』
「おめでとう。 キミの願いは叶ったよ、ロマニ・アーキマン」
自由なんて一切ない地獄のような10年を、それでも意思(じゆう)を持って生きられると笑った男が夢に見た色彩溢れるささやかな景色アガルタの
「つまりーーー弔い酒です。
彼らが集まるであろう酒場に行くべきです。」
「しかし弔いの場に私がいては…。
此度は私の作戦の裏を突かれてーー」
「恨み節を向けてくる人もいるでしょう
しかし、僕はあえてこう言わねばなりせん。」
受けとめるべきです。それが敗軍の軍師の責務であり、後の禍根を断つ事になる。」
「………」
「そう大げさに考えなくてもいい。愚痴に付き合う程度に考えましょう。」
「大丈夫。度が過ぎれば僕が助け船を出しますから」
失敗に、厳しくもその中に相手を気遣う優しさが入った名言で好きです。>>136
既出だったorz
よく読んでなくて本当にすみません
お詫びにこちらを。
「―――バーサーカーは、強いね―――」イリヤいいよね
大丈夫だよ遠坂
素質に合った生業を選ぶってのが、必ずしも幸せなことだとは限らない。何をしたいかを考えずに、何をすべきかだけで動くようになったらね、、、そんなのはただの機械、ただの現象だ。人の生き方とはほど遠い。
ナタリアさんの言葉だけどソロモンを思い出した「望むままに愛をむさぼるがいい、拒食の君よ。
生きるために食う獣などとは悲哀が違う。
生きる余興に愛する人間とは濃度が違う。
アナタに虚飾はない。獰猛な欲求。偽りない求愛。――あまりにも幼い、破綻したその恋慕。
同じヒトとして、吐き気をもよおさずにはいられない。ああ、だからこそ――
――愛に狂え。
その姿は、美しい」
ヴラド三世(Fate/EXTRA)
EXTRAで一番好きな台詞
これを初めて見たときはこんなキャラクターを生み出せるなんて一体何食べて生きてきたんだ奈須きのこ…と思った。
語彙力なくてうまく言えないけどあの時の衝撃は多分エモいって言葉が一番しっくりくる
いつかフルボイスで聞けないかなぁ……間違いなんかじゃない!
「少年はいつだって荒野を目指すものだからな」
もうこのワード見ただけで涙腺崩壊する我らは夢を抱き、追いかけ、その癖、どちらも諦めている。
心のどこかで諦めているくせに、『全力を尽くそうとする』
それは不敬であるからだ。無論、第三者への敬意ではない。
己が抱いた野望に対して、夢に対してのみ–––––
我らは限りなく、誠実であろうとする。
八枚舌と罵られ、どれほどの策謀を積み重ねても。
串刺し公と恐れられ、死体を積み上げても。
それだけは変えられない。
だからこその、夢の名残だ。
fgo アポコラボイベント
第9節「そしてまた穏やかな眠りへと」
ヴラド三世>>150
大戦の際には散々な屈辱も受けたけど、思えばそれはダーニックの「なりふり構わず夢を求める」姿勢からくるもの。死してなお聖杯に縋るダーニックに対し、正義でなく、怒りでなく、理解者としての慈悲を与えたヴラド公の言葉。
同じく夢を求めた者として、感情を理解し、せめて醜くは在るなという同情が妙な縁を感じさせるよなあ・・・
ダーニックがもうちょい素直なら案外相性良かったのかね「私は、いったい・・・」
zeroより。
エクスカリバー含めだけど、このシーンがフェイト見ようと決めたきっかけだったな。
彼の見た光景が彼自身の夢なのか、それとも聖剣の見せた幻なのかはともかく、あの瞬間確かに彼は英雄として踏み出した瞬間の自分を思い出した。
悪鬼に落ちた英雄を罰したのは、他の誰でもない彼自身の人生だったんだな。「マスターが望むならば巌窟王(オレ)は在るだろう。あれが戦い続ける限り、力を振るう。」
巌窟王幕間『悪夢、或いは恩讐の呼び声』より
巌窟王のセリフは基本大好きなんだけど、これが「世界に復讐の神と呼ばれた巌窟王」ではなく、ただ「ぐだのアヴェンジャー」としての在り方、思いなんだろうなと考えるとこれが特に好きなんだよな……あ――それはなんて待ち遠しい、希望に満ちた――
Fate/EXTRA 主人公
自分は消えてしまうというのに、こんなことを言えるのが美しいなあと思った。
今でもEXTRA無印のあのエンドが大好き。「でも、もし会えたとしたら、どうかジーク君の笑顔を見せてくださいね」
この時ぎこちない笑みしか出せなかったジークが、ずっと未来の世界の裏側でジャンヌと会った時に
晴れやかな笑顔を見せたのが……
「令呪を以て我が肉体に命ずる―――俺に、自由なる勝利の輝きをッ!!」
ジークフリートが言った「自由を与えて欲しい」という言葉がここに繋がったのがもうね……。
アポアニメの改変・追加部分ではこの二つが特に好き。生きていく上で一番の観客っていのはね、他ならぬ自分自身なのよ。だから人生ってのは油断ならないんじゃない
蒼崎青子「―――貴様らが何者であるか、是非は問わぬ」
「立ち去れとは言わん。
ここは我が主の望みにして、我が信念を叶える場所。
その怨嗟が、この希望を望まぬというのであれば、互いの立場は明確だ」
今まで腹ペコ王様として可愛さアピールし続けたのに最後の最後でコレ、一枚絵もBGMも最高
泣くシーンでも感動するシーンでもないのに目頭がジーンって来た
セイバーはサーヴァントで女の子なんだけどそれ以前に騎士で王様なんやな、と我様とかマーリみたいな気持ちになってしまった
どうせ未来予知めいた直感の持ち主のセイバーだし、残骸がなんなのか、本能的に理解してんだろなぁとか思ったり……そうだ。
だからこそ、守らないと。
が犯した罪、 を責める罪、 が思い返す罪、全部から、守るんだ。
俺の前でだけ笑えた少女。
未来のない体で、俺を守ると言った彼女が―――
―――俺以外の前でも、いつか、強く笑えるように。魔法使いの責務とか、これで人類滅亡とか勝手にしろ。
いい加減もう聞き飽きた。
今、私が指を動かす理由はたった一つ。つまり、なんていうか、口にするのもどうかと思うけどーーー
私はこんなにも、コイツを助けたがってる…!だから、守らないと。
孤独のままだったおまえが、最後に、その闇に囚われないよう。
…そう。全てが終わって、その死の際で。
己の人生は誇れるものだと、胸を張って眠れるように「やっと気づいた。シロウは、私の鞘だったのですね」
連投したうえに、場面を入れ忘れるという
Fateルートのvsギルガメッシュ/願いより
》166
士郎
》167
セイバー大丈夫だよ遠坂
自分にだけは負けられない
シロウあなたを愛している
「貴方はいつもそうよね。自分基準で、まわりの事なんか考えない。良心があるようで一匹狼なのよ、基本的に」
『負けていたのは俺の心だ。お前を正しいと受け入れていた俺の心が弱かった』
『お前の正しさはただ正しいだけのものだ。
そんなもの俺はいらない。』ちょっと待った。
アンリマユっていうのは、たしか古代ペルシャの悪魔の名だ。拝火教における最大の悪魔であり、人間の善性を守護する光明神と九千年間戦い続けるという、悪性の容認者。
拝火教はこの善悪二神による確執が主軸になる物語で、天使と悪魔の二元論を形にした最初の宗教だ。「士郎。誰かを救うという事は、誰かを助けないという事なんだ。いいかい、正義の味方に助けられるのはね、正義の味方が助けたモノだけなんだよ。当たり前の事だけど、これが正義の味方の定義なんだ」
「正義の味方? 誰も傷つかない世界だと? おかしな事を。
誰も傷つかず幸福を保つ世界などない。
人間はとは犠牲がなくては生を謳歌できぬ獣の名だ。
平等という奇麗事は、闇を直視できぬ弱者の戯言にすぎぬ。
----雑種。お前の理想とやらは、醜さを覆い隠すだけの言い訳にすぎん。」「人間は生まれ、学習によって善か悪か、そのどちらかに偏るモノだ。
とある聖典にはこうある。人間は天使より優れた存在だと。何故か。それは悪を知りながらも、悪に走らぬ者がいるからだと。
生まれながら善しか知らぬ天使とは違う。
人間とは、善を持ちながら善と生きられる存在故に、善しか知らぬ天使より優れたモノだと」
「――――然り。
吐き気を催すような悪人が、戯れに見せる善意がある。
多くの人間を救った聖人が、気紛れに犯す悪意がある。
この矛盾。両立する善意と悪意こそが、人を人たらしめる聖杯だ。
生きるという事が罪であり、生きているからこその罰がある。生あってこその善であり、生あってことの悪だ。
故に――――」
「――――生まれ出でぬモノに罪科は問えぬ。
何者にも望まれぬモノ、生まれながらに悪であるモノなどない。
アレは誕生するその瞬間まで、罰を受ける謂れはない」「―――それでも、ここまでやってきたじゃないか。
アンタは不器用で無様だったけど。
ずっと、少しでもマシな自分になろうと頑張ってきた」
弱くても努力して、なんとか自分を良くしていこうと足掻いてきた。
今まで苦しみながら呼吸を続けてきた。
……その誇りを。
おまえが認めてやらなくて、誰が認めてやれるだろう。」「その荷物は誰も持ってやる事はできない。自分で抱えるしかない。人間に支え合う事ができるのは荷物じゃなく、荷物の重さで倒れそうな体だけだ」
「―――聖杯は欲しい。けれど、シロウはころせない」
「な――――に?」
「判らぬか、下郎。そのような物より、私はシロウが欲しいと言ったのだ」いいか。誰が何をしようと、救われぬ者というのは確固として存在する。お前の理想で救えるものは、お前の理想だけだ。人間に出来ることなどあまりにも少ない。それでも、一度も振り返らず、その理想を追っていけるか
そうよ。好きな子のことを守るのは当たり前でしょ。
ここに強盗と人質がいて、強盗は人質を●すつもりでいるとする。
通常の方法では人質の大半は殺されてしまうだろう。
それを、人質全員を助ける、なんて奇跡みたいな手腕で解決したとしても、救われない存在は出てくるのだ。
つまり、人質を助けられてしまった強盗である。先輩。わたしといると苦しいでしょう?
だからわたし、先輩の前から消えないといけなかった。
けど、できないんです。わたしにとって、嬉しい事は先輩だけだから。
だから、●してあげます。そうすればずっと傍にいてくれるし。
なにより先輩は、もう苦しまなくていいでしょう?《アーチャー!私、貴方と恋がしたいわ……!》
―――なん、だって…?
アーチャー「い、意味がわからない!何を言い出すんだ、君は!?」
メルトリリス「そんなの私にも分からない。ただ―――そうね」
「仮にBBの元になった少女がいたとしたら。
その子は貴方のような人に恋い焦がれたのよ、きっと」
「貴方にも覚えがあるんじゃなくて?だって貴方、BBを嫌っていないもの」
「心の底では助けてあげたいと思ってる事ぐらい、私にはお見通し。貴方、根がどうしようもなく優しいのよ」<爆ぜて、アーチャー! >
アーチャー
「おまえの目的が果たされる事はない。我が主を、傷つけるなど、私がいるかぎり不可能だ」
加えてはっきり返答しておこう。お前の望みに応える気は断じてない。妄想は余所で垂れ流せ」
メルトリリス
「そう、良かった。それなら全く問題ないわ。
だって、これはもう決めた事だもの」
「私の足で突き刺して、メルトの蜜を注入する。そうすれば貴方は私の所有物よ」
「簡単でしょう?もう人間のいいなりになる事もない。ムーンセルの中で永遠に、自由に存在(い)きられるわ」
「それに―――ふふ。その返答も素敵なのよね。まさしく私の期待通りよアーチャー 」
「私、生まれながらの加虐体質なの。心が凍っているのよ。だから―――」
「ころすぐらいじゃないと燃え上がらない。嫌がる貴方を、徹底的に蹴り倒させてもらうとするわ!」メルトリリス
「笑ってしまうわね。
BBはいまでも自分の生まれた寝床を大事に思っているのよ。
けれど私は違う。
私はBBから出て、BBでないもの。
消える運命なんて受け入れない。
私は道具じゃなく、私がすべてになるの。
ワン・オブ・ゼムなんてお断り。
その上で―――
貴方を側におくの、アーチャー。
私の愛。私の恋。私のすべて!
これはBBから切り離されたエゴじゃない。
私の、私から生まれた確かな心!
誰にも否定はさせない。
何より貴方には、決して。
否定するぐらいなら、私をころして。
そう、それが一番の解答ね。
スマートよ。スマートだわ。
さぁ取り込まれなさい、あわれな人。
私の腕の中で、永劫に終わらない夢を見せてあげる…!」CCCコラボより。この二つがエミヤらしくてたまらなく好き。
「悪党の死に様ほど見応えのある見世物もない。そのままゆっくり、相応の末路を晒してくれ」
「とまあ。白鳥は、こうして飛び去って行ったワケだ」アンデルセン「だが–––––どのような人間であれ、己が幸福のために人生をかけるのであれば、俺には尊い光に見える。
幻のような、取るに足りない小さな明かりでも。
…温かい、最後の灯に、見えるのだ。」BB「わたしに笑いかけてくれたセンパイに、もっと構って欲しかった。わたしだけのセンパイでいてほしかった!」
「あの日々が楽しすぎて…センパイともっと話していたくて、いろいろなものをねじ曲げました」
「わたし、本当に悪い子なんです。そんなわたしでも、センパイは友達でいてくれるんですか?」
「あなたは悪い子だって……叱ってくれるんですか?」
B :もちろん、ばしばし叱る。
もちろん叱る、と即答した。
誰だって悪い面はある。
それを認めて、時には励まして、時には叱るのが友人だ。
自分も同じ立場だったら同じ事をしていただろう。メルトリリス
【でも…うん、仕方ないわ。だって、ときめいたんだもの。もっと何度も、話したかったんだもの】
【彼に–––––私を女の子として、好きになって、ほしかったんだもの】メルトリリス
【あ……、っ–––––海が…暗い、わ。
そう……届かなかった、のね……
ああ……手足が……体が…胸が、痛い。
……ふふ。これが失恋の痛み、かしら】
【お笑いだわ。BBから生まれたモノには
お似合いの最期、というワケ……
結局…欲しいモノは、掴めなかった。ねえ、お馬鹿なリップ。何のために生まれたのかしら、私たち】いいんだって。言っとくけどな、あいつは相手に非があったら絶対に折れないぞ。桜の言い分が無茶苦茶だったら怒鳴り返してくる。そのあいつが謝るってコトは、桜の言い分を認めてるってコトだ。
セイバーは口にしないだろうけど、桜のコトきっと好きだぞ。
基本的に、一生懸命やってるヤツを大切にするんだよ、あいつはこれはカリバーン。王を選定する岩の剣。永遠に失われた私の剣
(ステイナイトFateルート バーサーカーを倒した直後)
後から見直すと、相応しい王を選定し直すことを望むセイバーが、一時、仮のものとはいえ選定の剣を振るったということと、ボイスの静けさもあって、何を思いながらの言葉なんだろうなぁ…と頭をよぎって印象に残った。セイバーを愛している
誰よりも幸せになってほしいし、一緒に居続けたいと願っている。
けれど、本当に彼女を愛しているのなら、それは違う。
傷つき、それでも戦い抜いた彼女を愛し、全てを捨ててそれを守り抜いた彼女を「美しいと感じ守りたい」と思ったなら
彼女の人生を自分のわがままで台無しにすることはできないそうだ。
だからこそ、守らないと。
が犯した罪、 を責める罪、 が思い返す罪、全部から、守るんだ。
俺の前でだけ笑えた少女。
未来のない体で、俺を守ると言った彼女が―――
―――俺以外の前でも、いつか、強く笑えるように。思い出があった。
ちゃんと、今でも生きている温かさがあった。
忘れようのない、彼女の体温がすぐ近くにあってくれた。
その記憶ごと彼女を殺めた。
自分の記憶を抉り、手の届かないところに投げ捨てた。
もう、二度と蘇ることはない。
二度と、彼女を思い出す事はない。
―――そんな事は、絶対に許されない。
俺はこの道を選んだ。
桜を助けるために他人を殺した。
親しい人を、最期まで俺を守ってくれた少女を、この手で殺めた。
後悔も懺悔も許されない。
……誰かの味方をするという事。
ただ一つ愛する者の為、大切なものを奪い続ける。
その先に。
喪ったものに見合うだけの輝きなど在りはしない。「―――でも、セイバー」
喪ったものに見合う幸せを、俺は一生涯求め続ける。
ツケは溜まっていく一方で、いつか動けなくなるのは目に見えている。
それでも―――みっともなく、滑稽で無価値なまま、奪い続けた責任を果たしてみせる。
幸福が何処にあるのかは判らない。
ただ、終わりが見えなくても諦める事だけはしないと誓う。
「―――ありがとう。おまえに、何度も助けられた」それは簡単な話だった。
ようするに、そいつはどうかしていたのだ。
それなりの力があって、それなりの野心もあった。
なのに力の使いどころを終始間違えて、あっけなく死んだだけ。
それも当然だろう。
力っていうのは、自分自身を叶える為のものだ。
情けは人の為ならず。
綺礼もよく言うけど、あらゆる行為は自身に返ってくるからこそバランスがとれている。
行為はくるっと循環するからこそ元気が戻ってきて、次の活力が生み出されるのだ。それがないと言う事は、補充がないと言う事だ
例えば自分の為ではなく、誰かの為だけに生きてきたヤツなんて、すぐ力尽きるに決まっている
使い捨ての紙幣があるとしたらそれだ
散々他人に使われて、終わってしまえば消えるだけ
付け入る事は簡単だし、利用するのは既に前提
そんなんだから、そいつは、結局
色々なものに色々な裏切りを見せられて、救ったうちの誰かの手によってその生涯を終えていた長分投稿失礼します
その剣を抜いた時から、彼女は人ではなくなった。
父に代わって領主となった後、多くの騎士を従える王となったからだ。
彼女はアーサー王ともアルトリアとも呼ばれ、騎士を目指していた少女は、その人生を一変させた。
彼女は王の息子として振る舞った。
多くの領土を治め、騎士たちを統べる身は男でなくてはならなかったからだ。
王が少女と知る者は、彼女の父親と魔術師しかいなかった。
彼女は文字通り鉄で自身を覆い、生涯、その事実を封印した。無論、不審に思う者がいなかった訳ではない
だが聖剣を持つ騎士王は傷つかず、歳を取る事もない
聖剣には妖精の守りがあり、持ち主を不老不死にする
それ故、騎士としては小柄すぎる体を追求する者もいなく、少女としか思えない顔つきも、見目麗しい王として騎士たちの誉れとなった
―――もっとも、そんな事は問題にもならない
事実、王は無敵だった
そこに体格や容姿など付け入る隙はない
蛮族の侵略に怯える民が求めたものは強い王であり
戦場を駆ける騎士が従うものは優れた統率者だけである王はその条件を全て備えていた
故に―――真実、王が何者であるかなど追及する者はいなかった
女であろうが子供であろうが関係はない
ようは、ソレが『王』として国を守ればそれでよいのだ
新しい王は公平無私であり、戦場では常に先陣に立って敵を駆逐した
多くの敵、多くの民がしんでいったが、王の選択は常に正しく、誰よりも上手く『王』をこなしていたのだ
そこに疑う余地はないし、そもそも、王が正しいうちは疑う意味もないだろう戦場では負け知らずだった
失われていた騎馬形式(カラフラクティ)を再構成した彼女の軍は、文字通り自由に戦場を駆け抜け、異民族の歩兵を破り、幾つもの城壁を突破した
常に先陣に立っていたのは、その背に国があったからなのか
戦いに出る為には、多くの民を切り捨てねばならなかった
戦いに出たからには、全ての敵を切り捨てねばならなかった
国を守る戦いの為に、自国の村を干上がらせて軍備を整えるのは常道だった
そういった意味で、彼女ほど多くの人間を殺めた騎士はいなかっただろう惨い女だ、と自嘲する。
だが、彼女は決して○害を止めるつもりはない。
何故なら、目の前で眠る少女の食料がどうしても必要だから。
生きる為に必要だから。
玲霞にとって、ジャックは自分の娘そのものだった。
故に、ありとあらゆる倫理的な意見は却下される。
我が子のためならば、母は喜んで夜叉にもなるのだ。
===
Fate/Apocryphaより
六導玲霞の行動規範をシンプルに表した名文>>224 続
それを重いと、感じた事があったのかは知らない
それはこんな夢では知るよしもない話だ
ただ、戦場を駆ける姿に迷いはなかった
王座に身を預ける時も、憂いに眼を細める事さえない
王とは人ではない
人間の感情を持っていては、人間は守れない
その誓いを、彼女は厳格に守り続けた
あらゆる問題を解決し、誰もが舌を巻くほど政務に励んだ
一寸の狂いもなく国を計り、寸分の過ちもなく人を罰した
そうして、何度目かの戦いを勝利で納め、幾つもの部族を乱れなく統率し、何百という罪人を処罰したあと
“アーサー王は、人の気持ちが分からない”と
そう、側近の騎士が呟いた誰もがその不安を抱いていたのか
王として完璧であれば完璧であるほど、彼らは自らの君主に疑問を抱いた
人の感情がないものに、人を治められる筈がない
何人かの名のある騎士は白い王城(カメロット)を離れるようになり、それすらも王は当然の出来事として受け入れ、統治の一部として組み込んだ
見目麗しく、騎士たちの誉れであった王は、そうして孤立していった
だが、それは王には関係のない些末事だ
離れられ、恐れられ、裏切られようと、彼女の心は変わらない
是非もない
あの剣を手にすると決意した時から、彼女は感情など捨てたのだからそう、悪いのはみんなだ
わたしだってこんな結果は望んでなかった
みんなが助けてくれなかったからこうなってしまったんだ
なら–––––誰も何もしてくれなかったのなら、それは肯定と同じだと思う
彼らはわたしに反対しなかった
それは賛同と同じだ
‥‥だから
誰も、わたしを罰することなんて出来やしない
===
Fate/stay nightよりfate/grand order -turas réalta- フランス特異点にて
「ジャンヌ。俺が、あの人に言うよ」
『マスター!?しかし、これは私とジルの━━』
「うん、だけど。マスターだから、ジャンヌにだけ背負わせられない」
『何のつもりですか少年。匹夫の分際で私と彼女の間に割っては入るなど』
『それとも、子供らしく私の行いを否定なさるか。』
「俺は…貴方程強く感情を持ったことはないと思う…。だから貴方のことを理解できてるとは全然思わない…。」
「でも」
「俺は、貴方が間違っているとは思えないです。」
『ならばいかがする?』『私を見過ごし滅びを受け入れるか?』
「違う。俺達は貴方を止める。当たり前だ。」
「……俺はジャンヌのマスターだから、彼女に代わって貴方に言います…。」
「ジル・ド・レエ、貴方がこの世界を憎むのは当然で、滅ぼそうとすることも間違ってなんかいない……」
「それでも止めます。」
「だって、誰も、何も」
「間違ってないんだとしても━━」
「貴方を見過ごすことだけは、間違いだってわかるから」「他の事なんて思い返す余裕もなかった。
だから、ただの一度も考えないようにと、それ以前の記憶を閉じた。
誰よりも優しかった誰か。
誰よりも近いところにいた、両親だったひとたちの記憶。
それを思い返して後戻りしないように。
自分は死んだようなものだからと、固く固くフタをした」アナスタシア
「うん………。」
でも
私は知っている
希望を知っている。明日を知っている。
未来が、そう捨てたものではないと知っている。
それを教えてくれた人を、知っている。
厳しくて、卑しくて、意地っ張りで、
きっと今も空を睨んでいる、とても可愛いらしい人。
ありがとう。
だから、今は少しだけおやすみなさい。
この手が、いつか本物に変わると信じて。
私は、ずっと待ち続けるのです。
〇〇
私のマスターを。
凍り付いたような時間の中で、
ただそれだけを信じて━━ハクノがセイバーに抱く高感度(憧れ)は、この時点で揺るぎのないものとなる
”無理に大きな事をせずともよい“
この言葉は死者の総体として生まれたハクノにとって、大きな救いになるからだ。
ハクノ自身まだ自覚していないが、ハクノは死者の願いから生まれた
世界を呪(すく)え、と
だが個人に世界を背負う事は難しく、ハクノにはそれだけの能力はない
そんなハクノにとって、
”使命ではなく自身の最善を選べばよい“
というセイバーの言葉はこの上ない応援になったのだ
また、同行しているリンが空気化しているので、二人の会話を聞いていたリンはセイバーの最後の結論を聞いて「ま、そうよね」とひとりで得心のいった顔をしていると良い
セイバーの前向きな言葉はリンにとっても救いになっている
というかリンは基本、前向きでポジティブな人間が大好きなのだ
Fate/EXTRA ラストアンコールよりイリヤ「…そう。
けどシロウ。わたしもサクラも、自分の中にもう1人の自分を持っている。
それはきっとシロウが知ってる私じゃないし、シロウが想ってるサクラとは違うんだよ。
サクラは戻らない。変わってしまったサクラはもう別人にすぎない。
それでも―――サクラをころすのはイヤなの?シロウ? 」
士郎「ああ、探しにいく。俺にとって、桜はどうあっても桜なんだ。
それはイリヤも同じだろ。もしイリヤが聖杯なんて訳の分からないモノになっても、イリヤはイリヤだ」〈Fate/stay night〉より
―――その夢の正体に、いつ気が付いたのだろう
様々な経緯を経て、英霊となったモノはその座に陥っていく
見渡すかぎりの荒野
大地に突き刺さった無数の剣には、しかし、誰一人として担い手がいなかった
空は荒れ果て、遠く地平の彼方には森も町も海もない
無限に続く剣の丘
使う者、持ち主のいない鋼の墓標
それが
その英雄の心象風景なのだと、そんな事、いちばん初めに気が付いていた
人々に親しまれたまま他界した者もいれば、高潔な王と讃えられて他界した者もいる
戦いを望んだまま戦いに散った者もいれば、満ち足りた余生を終えて消えた者もいる
…けれど、本人の意思とは別に祭り上げられたモノも、少なくはないようだった
正しい在り方で英霊になったモノを正英霊と言うのなら、それらは異なる英雄
逆しまの運命によって座におちた、黒い念の反英雄(アヴェンジャー)と言うべきだろう
英雄とは逆位置にありながら、結果として英雄として奉られたモノたち
人間を恨みながら、人間に恨まれながらも英雄として扱われたモノさえ、人間は守護者として使役する>>237
訂正
× 正しい在り方で英霊になったモノを正英霊と言うのなら
○ 正しい在り方で英霊になったモノを正英雄と言うのなら……けど、あいつはどっちつかずだ
正英雄でもないし、数少ない反英雄でもない
報われなかった人生で、裏切られて終わった命だったクセに、最後まで人間を恨まなかった
―――けど、それも摩耗した
そう、きっと摩耗したんだ
わたしは勘違いしていた 英霊、サーヴァントと呼ばれる使い魔
…その中でも『守護者』に位置づけられる霊長の抑止力
彼らはあらゆる時代に召喚され、人の世の破滅を防ぐ
けど、彼らが呼び出される条件は"人間の手による破滅"だけ
自然、外的要因による破滅は、霊長の抑止力(にんげんのがんぼう)ではなく、世界の抑止力が解決する
…だから、守護者となった英霊が見るのは自滅だけ
人間の欲望によって生み出された破滅を消去するだけの存在
人間を救う為に世界と取り引きをして、英雄になった
その死後、代償として守護者になったそいつは淡々と人間の自滅を見せつけられる
人々を救う’‘英霊”として呼び出されたのに、人間がしでかした不始末の処理を押し付けられ続ける
……それを虚しいと思い、人の世を侮蔑せずにいられなくなるには、そう回数はいらない
そいつは、結局
しんだ後さえ、守った筈の理想に裏切られ続けたんだ「ねえアーチャー。自分のやってきた事を、後悔した事ってある?」
「――――――――」
「わたしは、出来れば最後までしたくない。本当に打ちのめされた時にも、歯を食いしばって意地を張り続けたい。
けど、それって難しいんでしょうね。きっと、わたしが考えている以上に」
出典:Fate/stay night (ゲーム)「人間ってのはね、何かの手違いで一生涯の目標を叶えちゃうと、それでぽっくり逝くものなのよ。
もう生きるのはいいやー、と思った途端、青信号なのに車がつっこんできたり、あっさりと階段から落ちたりするんだから」「あなたがそう望むのなら、私はそれに従いましょう。
この身はあなたの盾になると誓ったのです。
その行く末を最後まで見届けます」
「ありがとう、セイバー」セイバールートにて 幕間「セイバー、教会へ」
目を覚ますと士郎の姿はなかった。
遅れた昼食の支度でもしているのかと居間に向かったが、士郎の姿はおろか昼食さえ発見できなかった。
「・・・また一人で出歩いて。出かけるのなら声をかけてと言ったのに、どうしてシロウは人の話を聞かないのか」
ひとりごちて、縁側に腰を下ろす。
「・・・まったく。一人で出歩くのが好きなのは判りますが、これでは協力している意味がないではありませんか」
所在なげに足をぶらつかせる。
それもいつしか飽きて、物思いにふけるように視線をあげた。
空は一面の灰色だった。
天蓋めいた雲はゆっくりと流れており、遠くの空には切れ間が見えた。
この分なら、夜になれば晴れるだろう。
星が見えるようになったのなら、明日の事を占える。
昔、自分付きの魔術師に教わった星読みを、彼女はまだ覚えていた。
今まで自分の道が正しいか、などという堅苦しい事にしか使っていなかったが、今夜ぐらいは、特定された人物の明日を占いたいと思ったのだ。
それも、出来れば輝く明日を。
群がる危険を察しておいて、最も善き道を進ませるのだ。
彼女が心配する相手はともかく危なっかしいので、それぐらいはしないと安心して眠れないのである。つまりはそういう事だ。
彼女はただ、偶像として容認されただけだった。
多くの騎士たちは少年の姿であるアルトリアを卑下し、己が剣を預けるのを良としなかった。
だが、自分が抜けなかった聖剣を抜いた以上、形の上だけでも従わなくてはならない。
彼らはその屈辱を、一時の事だろうと受け入れたにすぎない。
聖剣を抜いたとはいえ、所詮は子供。
魔術師の補佐があるとは言え、すぐに失態を晒すに違いない。
そうなれば聖剣を取り上げ、もう一度王の選定を行えばいい━━
それが多くの騎士たちの思惑だった。だが結果は違った。
成人したばかりの騎士は、非の打ち所のない王だったのだ。
争い合っていた領主たちをまとめ上げ、即座に侵攻してくる異民族を撃退した。
無論、それは聖剣の力による物ではない。
聖剣は王を守る為だけのもの。
国を守るのは、あくまで王の力に依るものだ。
そうして、彼女は常に結果で騎士たちを押さえつけてきた。
聖剣の守りは敵の剣に対してのみ。
人の心を治める助けにはならない。
彼女は文字通り身を粉にして、誰もが理想とする王であり続けた。
そうなっては騎士たちも心から従うしかない。
彼らは少年のままの王への不満を、完璧であるのならばと抑えこんだ。
彼女が目指したものは理想の王。
彼らが支持する条件も理想の王。
━━━━そこに、人間としてのアルトリアなどいなかった。
王として定められた少女。
聖剣を抜き、その時から歳を取らず、十二の大戦を勝ち抜いた偉大な騎士。
完璧であればあるほど敬遠され、長く続ければ続いただけ孤立するしかなかった王。
━━━━それが、彼女の正体だった。それでも彼女はよくやった
否、よくやりすぎた
効率よく敵をたおし、戦の犠牲となる民は最小限に抑えた
どのような戦であれ、それが戦いであるのなら犠牲は出る
ならば前もって犠牲を払い軍備を整え、無駄なく敵を討つべきだと考えたのだ
戦いの前にひとつの村を枯れさせ、軍備を整え、異民族に領土が荒らされる前にこれを討ち、十の村を守る
それが王として彼女の出した結論であり、事実、当時においてはそれは最善の政策だった
だが騎士たちは不満だったのだろう
彼らにとってしんでもいいのは異民族だけであり、戦いになれば犠牲など出さずに勝利するのが常道だ
戦いの前から己が領土を手放す必要などない
自分たちは勝利するのだから犠牲など出ない
犠牲など出ないのだから、王の行為はただの杞憂だと考えたもちろん、それは彼らの夢物語である
いざ戦いが始まれば、騎士たちは小さな村の事など考えない
それらは蹂躙されて当然のものであり、彼らの守る対象には入っていないのだから
騎士たちは、敵に滅ぼされるのは当然だと言い、自分たちで干上がらせるのは大罪だと言う
無論、そんな事は彼女にも分かっていた
だが王にそのような私情は挟めない
彼女は私情をころして決断を下し、彼らは私情を圧して従う
そうして犠牲を払い、連勝を続けていく内に国は安定した
その代償は王への反感だった
″アーサー王は、人の気持ちがわからない″と。ある騎士はそう残し、王城から去っていった
……おかしな話だ。誰も人としてなど望まなかったというのに、人としての感情がなければ反感を持ったのだから。>>246-249まで一文
「嫌いだね。
恨みは忘れない癖に、受けた恩は忘れる。
自分の損害になるなら、全てを犠牲にしてでも免れようとする。
面倒でなければ下らぬ善行を施す癖に、面倒であれば巨悪を見逃すことも厭わない。
我欲に駆られて行動し、失敗すれば自分以外の何かが悪いとホザきやがる。
守る価値など銅貨一枚もない。それが人間って連中だ。
どうだ、ガッカリしたか?」―――もっと生きて、いたい。
―――もっと話して、いたい。
―――もっと思って、いたい。
―――もっと ここに いたい―――
「空の境界」より台詞というか演出だけど、
ホロアタの『hollow』のサビで挿入されるテキスト。特に「サーヴァント・アヴェンジャー」のとこがなんか好き。
カッコいい。諦める? 何を言うんだ。人間は始めから諦めている。
全能ではないのだから。我々は諦めながらでしか生きられない生物だ。
そんな事を、まさか、今さら君が?ああ───気がつかなかった。
今夜はこんなにも
月が、綺麗──────だ──────
月姫.お前が全の為一をころすというなら 、俺は何度でも悪を成そう。覚悟はいいか?正義の味方。
月(奇跡)は無く、星(希望)も無く、道(理想)は闇に溶けた。
それでも、それなのに、まだ....体(俺)が残っている
だから、これは祈りではなく
もっと独善的で矮小で
どうしようもなく無価値な自分に向けた
―――「誓い」だ
連投スマソてs
はんなまー
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