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ラフム語翻訳機
https://yt8492.github.io/RafmanTranslator/スレ画ありがてぇ
日本古来……陰陽道、鬼道あたりですかねぇ?阿弥陀丸in春雨! Over Soul!!
それで思い出したのだわ、うちの狸が使う呪術ってあるじゃないですか
あれって基本は玉藻っちが使うような肉体をプログラミングして使う類のやつなんですけど、玉藻っちのダキニ天法と違って明確な呪術系統がない、いわば狸オリジナルの呪術なんですねぇ
まあメディアさんとかキルケーが神代魔術を扱う、というだけで現代で言う魔術系統なんてものがないみたいなものだと思ってくれていいです
なお、狸と玉藻っちだと玉藻っちの方が呪術の腕前は高いので呪術オンリーの合戦だと負けます。狸はそんなことわかってるけど煽られたら「は?」ってなります
狸の強みは神通力との併用による異能なんでスレ立て乙ですのー
日本古来の魔術?やっぱり言霊でしょう!言葉の神なんてそうそういませんよ。
あと、八百万の神を降ろす…みたいな、降霊術なんかも日本特有っぽくありますよね。外国は精霊とか悪魔とか、神がずっと上の存在な訳ですしああああああああスレが、スレが変わってるうううううううう!!
日本古来の魔術かぁ…一時期天照大神を祀る前の日本、つまりヒルコ様とかあの辺の神を信仰対象とした魔術みたいなのを妄想していた事もあるアリウムさんはいらっしゃいますか?少々お訊きしたいことが…
>>17
特異点の内容というより、時系列の順番的な意味なのですが…>SE.RA.PHとかイベントみたいな~
期間限定で、かつ制限のあるイベントのイメージでした。
しかしなるほど、エイプリルフールという「嘘」「虚」が主体となっている者が中心だからこそ特異点として「実」になれなかったのは道理ですね。面白い発想だなぁ…小僧、今は何スレ目だ?(ニチャア)
>>22
振られたからやるべきだと思いました、後悔はしていません(などと供述しており)天体科(アニムスフィア)は占星術、天体運営、神学などの修得課程があるそうで
青子も天体科だし数秘紋(カバラ)も天体科っぽい
日本古来の魔術というと呪術のイメージですが、最近になって「呪い」と「呪う」を自分なりに型月理論でイメージできるようになったのでチャレンジしています。呪術廻戦の作者がタイプムーン展にサインを寄稿したのは運命だったのだな
ここにカルキのリベンジとか、リレーでの反省点も色々と混ぜていきたい~呪術とかいいなって思うんですけど敷居が高いというか想像以上の複雑さを感じてやらないんですよねいつも
やっぱり一度でいいから仏教系のマスターとか作ってみたいなぁ……真言とか使う系の。
>>27
ねこぢる味を感じる顔しとる……実は日本語版Wikipedia先生には魔術の項目はあっても呪術の項目は無いくらいには両者の境目は曖昧だったりします、多分カルチャー的には日本古来の魔術・オカルト儀式って意味合いが強いのかな
呪術を日本由来のものって定義すると神道・陰陽道・修験道・民間に伝わるおまじないとかになると思うんですが
型月的に言うと魔術は技術だけど呪術は迷信の域を出ないので軽視されてるのではと思わないでもなかったり>>19
うーん、それはもちろん理解しておりますが、なんかこう、日本の「神」への頼り方と海外の「神」の頼り方が違うなぁって。
そうなるとやはり明確に違うのは言霊とか呪術とかでしょうかね?呪術…というか祟神関係は考えたことがありますが、祟りの概念が咀嚼しづらくて諦めた覚え。>>27
この表情すこ>>35
む、確かに安徳天皇は水天皇でしたね。その理屈でいくと確かにアバターなんですが……でもこう、インド的な英雄でないですかね?>>4
親戚(というか当人からしたら本家筋)に神社の魔術師キャラはうちにいますね
加々見梓っていうんですけど(ダイマ)
魔術扱うから神職の本家と距離おいたのに、使う技は神社由来という今思うと何だこれ的な設定
多分本家も本家で、割とずぶずぶな所あったりするんじゃないかなぁとぼんやり妄想中ですまあ太公望見てると「仙人やっべえ」ってなりますよね()
>>43
ハワイみたいに閉じた世界にするならばどこでも良さそうな気がしますが、やっぱり海に囲まれた土地を使うのがいいかもしれません。伊豆、北海道、四国とか?>>43
幕張メッセでしょ>>43
お、沖縄…>>43
瓜生島とかみたいな幻島なんてどうでしょ(……ま、まずいぞぅ…返答を見る限り、もしかして電脳合成都市(メガロポリス)ハイテクシンガポールってアイデアはちょっと攻めすぎというかピンとこない感じかもしれない……)
シンガポール……神獣マーライオンと古代都市テマセックとか美味しそう
山星さんはいらっしゃいますか
というか人は今いらっしゃいますか
ウタマロを改訂したので見てもらってもいいですかマーライオン………………………ライオン…………違う、違う違うそうじゃない
>>56
ダンデライオン、タンポポの戦い。>>55
リシュリュー、道灌、阿弖流為の三人ですかね。三人とも、勝つためなら奇策も搦め手も取れる人。リシュリューは人海戦術、道灌は足軽戦法、阿弖流為はゲリラ戦に秀でいています>>63
【固有スキル】
不屈の意志:A
あらゆる苦痛、絶望、状況にも絶対に屈しないという極めて強固な意思。肉体的、精神的なダメージに耐性を持つ。
幾度とない規制を乗り越えてきたランサーの精神が形となったもの。
神性:D
神霊適正を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
「Oh! This is UTAMARO!」
後世において外国人によって印象づけられた信仰によるもの。
民間信仰の金精神と同一視されたランサーは神性を獲得した。
人間観察:A
人々を観察し、理解する技術。
ただ観察するだけでなく、名前も知らない人々の生活や好み、人生までを想定し、これを忘れない記憶力が重要とされる。
職業、身分、貴賎を問わず女性の絵を描き続けてきたことで獲得したスキル。
相手が女性である限り詐術、話術などの対人スキルを同ランクまで無効化可能。>>64
【宝具】
『勃ち穿つ好色の槍 (マーラ・ダンコーン)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜20 最大補足:可変
ランサーが有する“槍”にして“絵筆”。
ランサーの左腕と半ば一体化したおびただしい肉の触手が束なったもの。
触手はそれぞれが自立行動し、レンジ内の敵を自動で攻撃する。
真名開放によって男女を問わず強力な魅了効果が発動し、対峙した相手はランサーに対する攻撃行動を封じられる。
『歌麿美人図画(うたまろびじんずが)』
ランク:EX 種別:芸術宝具 レンジ:図面内 最大補足:描画対象によって可変
ご存知ミスター歌麿の大傑作ビューティフルレディ。
ランサーが生涯を賭して追い求めたはなさ美人画、その極意が宝具となったもの。
任意の対象を絵に記すことでランサーの思い描く「理想の美人」へと描き変える。
傷病や身体的な欠損はもちろんのこと、呪詛、呪縛、精神的な瑕疵も含めて対象を健康的な状態へと作り変える一種の奇跡。
ただしあくまでも実現するのは「ランサーが思う理想の美人」であり、思い描いていたものと別のものになる可能性も否めない。
しかし、彼も絵に関してはプロフェッショナルである。魔力という対価を得て、絵を描くという仕事を受ける以上、依頼主の機嫌を損なうことはないだろう。>>65
【解説】
江戸時代の日本で活躍した浮世絵師。
師に鳥山石燕を持ち、その細密な筆致で日本はおろか海外でもその名を馳せた。
海外においては葛飾北斎と並ぶ知名度を持つ極めて著名な画工。
その人生は、戦いに満ちたものだったという。
1787年に始まった寛政の改革は、既に浮世絵師としてその名を世に知らしめていた歌麿にとって向かい風となった。
「猥らがましき事など勿論無用」とのお題目で発布された出版統制令は、検閲を通った物のみ出版を許可するとし、同時代の事件を浮世絵で扱うことや、高価な本を作ることなどを禁止した。
その影響を受けて蔦屋重三郎(今で言う歌麿のスポンサー)からの支援を一時期受けられなくなるが、その時期には江戸を離れ栃木で美人絵を中心とした創作活動を行っている。
その後、歌麿は本格的に美人絵の道を志し、同時期には歌麿の代名詞と言える女性のバストアップを描いた構図の「美人大首絵」を完成させている。
その後、実在の美女を浮世絵に落とし込んだ「当時三美人」で大きなヒットを飛ばすが、幕府によって美人画に芸者や茶屋娘などの名前を入れることを禁じられた。
このお触れに歌麿は「判じ絵」と呼ばれる方法で対抗した。
これは名前を絵で連想させるというもので、例えば「田中」と言う名前の女性なら「田んぼの真ん中に立たせる」というように、構図や図案の中に女性の名を表す絵を織り交ぜたという。
その後判じ絵、加えて大首絵も禁じられた。>>66
次に歌麿が手がけたの日本の伝説を題材にしたものだった。
特に彼は山姥と金太郎というモチーフを気に入り、山姥を慈愛溢れる美しい女性として描くことに注力したという。これは現在における偉人をモチーフにすることに近いものと言える。
更には教育という観点から「このような不良娘になっては行けない」という戒めを込めるべく、当時の不良娘を題材にした「教訓親の目鑑」を刊行……これは現在におけるギャル物に近いだろう。
このように手を替え品を替え多くの美女を描きあげて来た彼だったが、豊臣秀吉の花見を描いた「太閤五妻洛東遊観之図」でついに50日の自宅謹慎を命じられてしまう。
「しょうもねえ。結局のところ、奴さん達はアタシに難癖つけたかっただけなんじゃねえか」
これまで鎬を削ってきた美人画ではなく歴史画による処罰ということで大きくショックを受けることとなった。
そのことから彼は大きく衰弱し、その2年後に54歳の生涯を終えた。
女性の美しさ、芸術の素晴らしさ―――何よりも、その反骨精神が多くの人物に影響を与えた紛れもない偉人。
ジャポニズムという海外における日本文化の流行からかその名は国内よりも国外で大きく広がっており、巨根を表す「UTAMARO」という単語が存在するほど。
NINJA、GEISYA、TENPURAなどと同じく、海外における日本信仰の影響を受けて英霊となった浮世絵師―――それが喜多川歌麿という英霊である。>>67
【人物】
丸に喜の文が入った法被を着こなした美女。
ただしその姿は自身の理想とする女性を投影したもので、本質的には男性である。
粋でいなせ、曲がったことが大嫌いで義理人情に厚い江戸っ子だが、現在は一人称「拙者」語尾「ござる」の典型的なテンプレオタクとして振舞っている……これはとある聖杯戦争で同盟を組んだライダーの影響が大きいらしい。一体何髭なんだ……
ただしこれは同胞と話す時に限り、基本的には江戸っ子らしいべらんめえ口調となる。
「酔狂、大いに良し。趣味人なんざ酔って狂ってなきゃやってられねえってな」と笑って切り捨てるほどの傾奇者。
オタク趣味全般に興味と関心、理解を示しB級映画などのサブカルチャーにも造詣が深い。
その寛容さは性癖にも現れ彼はあらゆるものを受容する。
彼の前では寝取られは食前酒、ドラゴンカーセックスは前菜にしかならない。ただし彼が最も愛するのは純愛らしい。
どちらかと言えば彼はシチュエーションよりも女体の美しさに強い関心を示すタイプである。
そのためオタクでありながら3次元も行けるタイプ。ただし性的魅力も含めての女体であると思ってるので、アイドル文化とは相反する立ち位置にある。
多くの趣味に深い造詣を持つ人物だが、本人もそれを理解しているのでアイドルに関しては深入りしていない。
兎にも角にも顔のいい女性が好きだが「美女は愛でるもの」という認識があるため口説くようなことはない。
しかし、世話好きで面倒みがよく、人好きするタイプの人種であるため本人の意図しない形でモテることが多々ある模様。
据え膳食わぬは男の恥を地で行くため女性経験はかなり豊富。
オタクなのは間違いないのだが、それはそれとしてコミュニケーション能力が高く、見た目も悪くないためオタクだが恋愛できるタイプのオタク。>>68
趣味:絵を描くこと
特技:絵を描くこと、美女を眺めること
好きなもの:美女、美少女、酒、絵
嫌いなもの:秩序、ルール、禁制
天敵:美女、鳥山石燕
一人称:アタシ、拙者
二人称:あんた、手前様、マスター殿
三人称:手前様方、あんたら
「サーヴァント・ランサー……ランサー? ああ! アタシのお魔羅様が槍ってことか。カッカッカ! これも英霊ってやつの妙ってことかね。あらためて―――アタシはランサー。ウタマロ・キタガワってもんだ。よろしくな、マスター殿?」
「黒髭殿! 黒髭殿でござらぬか! いやあ、懐かしいでござるなあ! ふむ、パイケット! サバフェス! 拙者もお供させていただいても?」
「おお! 北斎殿! は? オレは北斎じゃない? 北斎はこっちのタコ? カッカッカ! 手前様もまた随分と変わってるようだな!」葛飾北斎に対して
「茶々姫か。その節は世話になったな……なに、こっちの話だ。忘れてくれて構わんよ」茶々に対して
「先生! 先生じゃないか! 俺だよ! 歌麿だよ! ……やっぱりわかってもらえねえか。なに? アタシのような女性とは縁もゆかりも無い? ……しくったなぁ。股座のご立派様を見てもらえれば一発とは思うんだがねえ」鳥山石燕に対して
「この喜多川歌麿一世一代の大一番! とくと御覧じろ、ってな!」マーライオンはですねー、元々お向かいのマレーシアの王族がシンガポールの大地に上陸する際に現れてその王族にシンガポールを治めることを許したライオンさんの伝承に由来してるそう
ちなみに下半身の魚の尾はシンガポールの前身である古代都市であり漁村であったテマセックを、ライオンは現在のシンガポールを現しているとか
そんでもって有名な像自体はごく最近作られたものなんですよね……
女神コロンビアみたいな国の擬神と伝承上のライオンを近代的なイメージに落とし込んだ複合神霊……みたいな?>>55
ゲリラ戦術のヴク。
あとパロミデスかなぁ。そういやここってアクティブどの程度なんですかね
よくてよの数的には5、6人ほどかしら>>79に海戦組が抜けてました。
総司令官はウィリアム一世、メンバーはジャン・バール、バルバロッサです。>>81
ネタ集団に混じってるガチ勢みたいなポジ。そら異質よ。あ、そういえばまたリクエスト(?)のssができたんですけど……
>>80
偏見と独断だけど、大体いつもいるイメージなのはユーさん、山星さん、猫さんディックさんゲルトさん納言さんレージュさん俺(ここのえさんも?)ってトコかしら。>>93
燦々と日光が降り注ぐ庭の傍に置かれたテーブルに、向かい合って座る者が1組。
ココナッツを固めたゼリーケーキのようなものを一生懸命口に運んでいるロックな見た目の少年と、それを物憂げな表情で眺めている黒髪の美女。随一の老舗高級ホテルであるここに泊まるにしては随分若く見える二人組であるが、一応歴とした宿泊客であった。
何かを考え込むようにしていた少年が、とうとう皿の上のスイーツを平らげてしまったところで観念したように肩を落とし、一息つく。そのまま、徐に目の前の女性に向かって「………君は本当に、優しい子だよね」と、声をかけた。
「……なんだよ急に。俺を褒めるな気持ち悪い」
女性が居心地悪そうに体をそらした。
「いや、本当に優しいと思っているよ?自分を必要以上に卑下して卑屈に振る舞うのも、ひとえに他人のいいところを見つけるのが上手すぎるが故だと思うし。うん」
「……お前なぁ」
「人間基準の楽しみが理解困難なくせに、『ト●ンスフォーマーのアトラクションに興味あるけど、男一人で遊園地ってのはやばいよなぁ』って言ったらちゃんと一日中ついてきてくれたし」
何かを誤魔化すように言葉を繋げていく少年に、女性が心底呆れたような顔で「本当だよ。もっと誘う相手いるだろ、お前。他にもっと同郷の知り合いがいないでもないくせに」と返した。
「駄目だよ。身内は……今更……さ、誘い方がわからないし……後、妻以外の女性と二人で出歩くわけにはいかないだろう?」紅潮した顔を誤魔化すように、少年が手をブンブンと振った。一応、人前であることを考慮して美少年ムーブは崩していないところに成長が見られる。「それに、オルフェウスくんとか誘ったら、立場上パワハラになっちゃうじゃないか。最近はそういうコンプライアンスも厳しいんじゃなかったっけ?人類社会」
「どこの世にコンプラを気にする神がいるんだ」
「ここに」
少年がトントンと自分の胸元を叩いて微笑んだ。>>94
「……まぁ、そういうわけで、ね。君はちょっとすれてるけど心根は優しい子だと僕は信じているよ。というか割と奉仕体質なんだよね。ね。」
「馬ァ鹿。お前なんて今、戦闘力を抜いたらただの世間知らずで金銭感覚ぶっ壊れたお坊ちゃんだろうが。そんなんが一人で歩いてたらカモだ、カモ。しかも葱背負ったやつ。治安維持の観点から考えて野放しにしたらまずい」高級ホテル的マナーが崩れない程度に姿勢を崩し、女性がテーブルに凭れかかった。「……あと、ホテル代奢らせてるからな。その分は働く」
「別にいいのに。出費が一人分増えたところで僕困らないし」
「そういうのいいから。……さっさと本題を言え。お前みたいな対人スキル低いやつの誤魔化しぐらい、俺にはお見通しだっての」
対人スキルの低さについては、完全にブーメランである。
「……えー……あー……うん……じゃあ、そうだね……」
少年が、椅子の下から鞄を取り出しながら話を始めた。
「ほら、今回の特異点、即売会っていうのやってるだろう?」
「今も奴らが事態解決のために地獄のデスマーチしてるやつな。……お前、今回の事件は他の神話体系絡みだから、摩擦を避けるため傍観に徹するって言ってなかったっけか」
「あぁ、うん。マスターくん達に直接手を貸すつもりはないよ?ただ……ほら……ループが長引いてきて、僕達も暇になってきただろう?」
「……他の奴らからしたら、普通周回の記憶すらないんだがな?記憶できるような方法持ってるレベルの実力者は、大体長い休暇だと思う事にしたか今回の仕掛け人に妨害されて手ェ出せねーし。……………ま、実際暇だわな。待ってるの」
「めぼしい観光地は大体行っちゃったからね。夜の動物園はもう一回ぐらい行ってもいいけど……で、もういっそ僕も参加しちゃおうかなって」
少年の言葉を聞いた女性の顔が凍りついた。
「………おい……やめろ……死人を出す気か?」
「え?どうしてだい?別に会場で暴れ回ってやろうとかは考えていないよ?」
少年が鞄の中を探り、取り出したのは一冊の大学ノートだった。>>95
「あったあった、これこれ」
「……これは?」と、怪しげな瘴気が出ていないか確認すべく、女性が目を凝らす。
「漫画の原作を書いてみたんだ。………ほら、僕が詩とか絵を書くのは何故か止められたから、じゃあ小説でも書いてみようかなと。で、君が絵を描けば完璧。どう?」
「どうって……そりゃ俺ァ……今回はちょっと戦国時代の奴らに個人情報保護法の観点で追われそうな気配を感じるから休んでるが、素人ではないぜ?でも素人の書いた脚本に絵をつけるほどの暇人では……」女性が軽くため息をつき、少年の方に手を差し出す。「……あーもう、しょうがねェな。貸せ。目ぐらいは通してやる」
女性がノートをペラペラとめくり、少年が固唾を呑んでそれを見守る。人気の少ない真昼の庭が、二人の沈黙によりほぼ完璧な静寂に包まれた。
「………一つ、聞いてもいいか」
「なんだい?」
「この話、ジャンルは」
「オリジナル物のラブコメだね。俗にいうハーレムものってやつなんじゃないかな。……もしかして、つまらなかったかい?」
「いや、内容自体は悪くない。二、三まずい点があるが十分修正可能だ。……でもな、これ、モデルがいるだろ、主人公に」
「……えへへ、バレた?」
照れ臭そうな笑顔で頭の横をかく少年を見つめ、女性がプルプルと震えながらテーブルに(可能な限りゆっくりと)両手をついた。
「–––––––––お前が作者で、主人公が六兄妹だって時点でわかるわ––––––!」
「え。そうかな?」
「……一応、あれだ。神話で書かれている生まれた順とは、設定を逆にしたんだな?……それで誤魔化せると思うか?普通。」>>96
少年が、こてんと首を傾げた。
「…………誤魔化せないかなぁ?」
「無゛理゛が゛あ゛る゛!……あと、このスケベ野郎の主人公がやたらと女を囲う描写は……ものすごく!そう!神話の本とかで読んだ描写だ感があるし……もし作者がお前じゃなくてどこぞ機織り娘だったりしたら、ドーン!ってされる案件だろうが!これ!」
「そっかぁ」
「そっかぁじゃねーよお前。……あとな?メインヒロインが主人公の実の妹っていうのはちょっと攻めすぎなんだよ現代感覚だと!サブヒロインの一人も実の妹だし!これはアレ………アレだよ!もう!」
「え、でも……」
「デモもサンプルもねェ!神話の世界は終わったんだよ!」両腕を上下させながらわなわなと震えていた女性が、大きくため息をついた。「……とりあえず、本出すとしたら血は繋がってない設定に変更な。それこそコンプラ案件だぜ」
流れるように出てくる説教にシュンと肩を落としていた少年が、女性の言葉を聞くなり顔を輝かせて前へ向き直った。
「描いてくれるの!?」
「……勘違いすんな、ただの暇つぶしだ。ただ、俺が関わるからには中途半端なもんは許さん。ストーリーにはガンガン口出すぞ」
「構わないよ。僕が意見を聞き入れない事にしてるのは仕事上の決定ぐらいだからね」
「……はぁ………そうと決まったら部屋に戻るぞ。……多分、次か次の次の周回あたりにならないとこの特異点は解決しないだろうから……次のループまでにプロットを完成させるぞ」
「よし!やるぞー!おー!」
「はしゃぐな!お前実年齢考えろよ恥ずかしくないのか!?」
「……正直、恥ずかしいぞ」「じゃあやめればいいのに」「そういうわけにもいかない」と会話を交わしながら、二人がその場を立ち去る。後には、空になったお菓子の皿だけが残されるのであった。(なお上記ssを書くときふと気になったのでラッフルズホテルの宿泊費用を調べてみたのですが、一番高いところは100万ぐらいしました。こわい)
>>101
年上がボケ属性なの何か不思議だわね。
ちなみにカシンチャンが傍観サイドに回ってるのは性質上電脳合成都市と相性が良くてあっという間に核心にたどり着けそうになったせいでボスに「やめてね」って釘刺されたからだよ。というかこの二人は両方特異点と相性がいいから、下手に関わると事態が悪化しかねないってところまで考えた結果高級ホテルに泊まって遊び歩いてるよ。
>>109
多分俺妹と「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」と「うる星やつら」を足したような何かになったと思うよ(一応舞台はMANGA文化に合わせて現代日本)
>>112
多分「掃天地星スペクトル」>>113
これと言った指定はないです。山さんに一任します。>>72
葛飾北斎がタコになってるのをすぐに受け入れる辺りメンタルがおかしい(褒め言葉)
>>73
ところがぎっちょん。玉兎ちゃんは月の都の軍の隊長格だったので軍隊らしい動きは出来るのですよ
>>77
せんせー!ケモ耳にも色々な派閥があるのですがそれは如何なさいますか!?
私はケモ耳派に属しながら貧乳派にも情報を流す蝙蝠やります
>>79
??「親父殿が下に着くとか下手打つと大変なことになりそうですな…」
>>99
ゲーム制作ですか。同人誌とはまた別の苦行を…
そしてモデル丸わかりなハ様のお話ェ…でもちょっと見てみたいかも。この二人の絡みの安定感抜群だなぁ
>>102
能力的に集団戦向き&自軍強化宝具があるから宗茂がトップに立ってるけど宗茂と忠勝は実質対等な感じになりそうですね
あれ?これ宗茂が早めに落ちたら忠勝がマーシャるやつでは?ロカセナ/ロキ「同人誌ねぇ……とりあえずヘイトもので決まりだな、もしくは神々相手に俺TUEEEE系」
メネス「なるほど礎(よ)に任せよ、スキル『創世神の加護』による効果で素晴らしい作品をつくって見せるぞ!(なお神代の魔導書になってしまい、おいそれと見れなくなってしまった模様)」
十兵衛「召喚先で触れた武芸の技法・流派を書き纏めた『新・月之抄』なんて考えたが……人によっては命狙われるかもしれねえな」
バフォジャック「××××とか××××とか、あぁ、グロならば××××は如何か?我が主。……ふむ、却下と。」
創作って、むつかしいね>>123
クロケル「現代人が時代を超えてソロモン王と交信して72柱の魔神を召喚する乙女ゲー『彼氏72』」
ロルム「『医学書』」
玉兎「メイドがお嬢様を立派な淑女にするために頑張るハートフルストーリー『私のお嬢様が世界一可愛い』」
獏「『悪夢を見なくなる安眠枕』」
デオン「私の宝具の竜種が成る姿のイラストをまとめた『竜種大全(デオン・ド・ボーモン版)』」
牛頭鬼「地獄で実際に行われている拷問を描いた『真・地獄草紙』」
酒呑童子「鬼と人の恋を題材にした『100日後に鬼になる』」
人魚姫(姉)「海の中で楽しく暮らす人魚姉妹の日常もの『新約人魚姫』」
ツクヨミ「『本当にあった怖い話』」ssをまた登録してきました
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E5%B3%B6%E7%B7%A8%E8%A1%93%E9%99%A3%E5%96%B6%EF%BC%9A%E5%88%9D%E5%A4%8F%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E6%B6%88%E5%8C%96%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3
獣国……獣国書かなきゃ……
>>119
個人情報管理に関する観念がガバガバな奴が「アラクネならしんでた(意訳)」って言う内容だからナ、初期プロット>>125
(そんなに焦らんでも)ええんやで>>128
残念ながらマスターなのです……シンガポールネタを使った小話書きました。誰かいます?
ユージーンさんはいらっしゃいますか~?
クロケルについてご相談が……取り敢えず投下します。
お昼時のホテルにて、同人ゲームのテストプレイを依頼されたフェリーペは、げっそりとした表情で部屋に向かっていた。
意味不明な特異点に招待という名の拉致に遭い、同人ゲームの開発を強要されていた彼の疲労度は尋常ではなく、例えるのであれば締め切り直前の作家陣と同等の極限状態と言っていいだろう。
先ず始めにフェリーペは同人ゲームという概念すら知らず、精々知識としてあったのはネットのフリーゲーム程度のもの。そんな素人同然の哀れ人に、ハードな作業をしろというのだ。なんという鬼畜。ここへ引き込んだ犯人は、きっと性格やその他諸々が歪んでいるかもしれない。
「ここか……はぁ、入りたくねぇ。アイツらの呼び出しとか絶対にロクなもんじゃねぇ」
目的の部屋の前に到着し、ノックをするのに躊躇する。
彼が脳内で投影してる人物は騒ぎの常習犯である事が多く、何かと厄介ごとを持ってくる。しかも反省の色が皆無で、誤魔化す度に色仕掛けで乗り切ろうとする性格の悪さ。
何度センパイの冷たい視線を浴びた事か。誤解を解くのにスライディング土下座を習得したまである。
「……よし、来れなかった事にしよう。ちょっと急用が入ってきたという設定で────」
「マスターくんいらっしゃーい!」
逃げようとして……逃げられなかった。
神は我を見捨てたと、心の中で悲嘆の絶叫を上げる。>>143
「グッドタイミングだよ! アタシたちに丁度な時間に来てくれるなんて、もしかして気があるぅ? 姉妹丼でもしちゃうきぃ? キャー!」
「もう、テンション上げ過ぎよ。マスターくんもあなたの奇声でドン引きしちゃってるわよ?」
部屋からゾロゾロと出てきたのは、二人の女性。
低身長でありながら男を誘惑する豊満な肉体と、一番の特徴とも言える一対の翼と瓜二つの顔立ち。
ギリシャ神話でまあまあ有名……でもなく、これといった知名度がある訳でもない有翼姉妹────つまるところカライスとゼテスである。
「……で、どんなゲームなんだ」
二人に連行され、ソファに腰を下ろすフェリーペ。
両脇は姉妹が腕や首を絡めて陣取っており、その光景はさながらキャバクラのよう。
「アルゴノーツを主題にしたものよ。ジャンルは恋愛シミュレーションゲームで、脚本はワタシが手掛けたのよ」
誇らしげに胸を張るゼテス。その一連の動作につられて胸も揺れ、フェリーペの視線は一瞬たわわに実った果実に向いてしまうが、即座に逸らして心頭滅却に入る。
僅かでも劣情を見せてしまえば瞬く間に喰われてしまう自信がある。
『なーに見てんの、マスターくんのムッツリスケベ』
「ぶほっ!?」>>144
しっかりとバレていました。ただし、カライスのみに。
「あら、どうしたの? 突然吹き出したりして」
「実はマスターくんってば────」
「どうどう! それ以上の発言は令呪の使用も辞さなくなる……!」
フェリーペは慌ててカライスの口を手で塞ぎ、自身のところへ抱き寄せる。
これ以上好き勝手言わせたら、彼の尊厳に関わってしまうからと、考えなしの行動だった。
そう────その行いは、側から見れば────。
「……随分とカライスと仲良しですのね、マスターくん? 見せつけのつもり? ワタシ、人のイチャつきを見せられて微笑んでいられる人格は持ち合わせてないのだけれど?」
「い、いやそんなつもりは!? そ、そんな事より例のゲームは?」
無理矢理な話題転換を試みて、当初の目的であったゲームのデモプレイに話を移す。
その様子にゼテスは半眼で見つめ、口を塞がれたカライスは密かにフェリーペの掌の匂いを嗅いでいた。
「まあいいわ。取り敢えず、例のものはこれよ」
ノートパソコンを取り出すと、ゲームを起動させてフェリーペに渡す。>>145
一通りのプレゼンツが出終わった後、肝であるゲームタイトルが映し出された。
「『アルゴノーツの風』か。恋愛シミュレーションって言ってたけど、イケメンしか映ってないぞ?」
「当たり前じゃない。だってこれ、女性向けの恋愛ゲームよ?」
「……なんで俺を呼んだんだ」
「だって、男性の視点且つ一般現代っ子の意見が聞きたいからよ。ここに登場するキャラクターの言動や、行動原理がおかしくないかね」
「意外と、ひたむきに取り組んでんだな。いつもゼテスからは想像がつかないくらい」
「あら、失礼しちゃうわね」
早速プレイするのにスタートボタンをクリックする。
ゼテスはどんな感想が来るか気になるのか、若干ソワソワしていた。
カライスはマスターの指をしゃぶっていた。そしてついに叩かれた。
────プレイ中。
「これ、ヌルすぎないか? このジャンルをやった事がない俺でも直ぐにクリアできたんだが……」
「当たり前じゃない。恋愛シミュレーションは、主人公の女の子に甘々なのが世界の法則なのよ?」
「でも、例えばパッケージの先頭に立ってるイアソンってキャラ、出会って早々自分の嫁捨てて主人公に靡いてるぞ。なんだこりゃ? そもそも、この主人公って誰がモデルなんだ?」>>146
「……………………オリジナルよ」
「おい、今の間はなんだ」
彼の問いには答えず、プイッと目を背ける有翼の女。
どう見ても怪しい。挙動、言動、全ての動作が一切おかしい。
「あんれ? その主人公、確かゼテスが自己投影して作ったやつじゃなかったぁ?」
そこへ、アイスキャンディーを頬張って戻ってきたカライスが、まさかの暴露。
自己投影……彼女は確かにそう言った。つまり主人公はゼテスの分身であり、先程の「恋愛シミュレーションは、主人公の女の子に甘々なのが世界の法則なのよ?」は彼女自身に向けられていたものだった。
バレたら恥ずかしい事この上ない裏秘密をあっさりとバラされてしまったゼテスに、フェリーペは哀しいような、恥ずかしいような、兎に角複雑な表情を作った。
「………」プルプル
案の定、ゼテスは羞恥心で真っ赤になりながらプルプルとしていた。
嗚呼、問題児コンビでも色々とあるんだなと、カルデアのマスターは要らない学習をした。
「いいわ。じゃあ、この恋愛ゲーム本来の難易度に設定してあげる。ワタシはしばらくベッドで横になるから……」>>148
「待て待て待て、これが普通?」
「おん。これ一応アタシたちが生きた時代が舞台だし、神々から降り注がれる理不尽とか、愛憎交差する血生臭い争いなんで日常茶飯事だったんよ」
「……じゃあ、イアソンルートで登場する悪役令嬢枠メディアと、ヘラクレスの件は……」
「生前から」
「カストロルートでのヤンデレ妹枠ポルクスのイベントは?」「生前から」
「ピロクテテスのぶっ飛んだキャラ付けは?」「元から」
「アスクレピオスの────」
この一問一答は数分続き、全てが「生前から」で終わった。
「もうヤダこの人たち」
「アタシまで一括りされるマジ勘弁」
カルデアのマスター・フェリーペは今回の件で身に染みた。
創作……というよりは、恋愛シミュレーションのようなタイプのゲームは、大衆の感性に合わせるべきだという事に。でなければ、プレイヤーに多大なエラーを引き起こしかねないのだから。
「シナリオ……さっきやった二つの難易度の中間くらいに修正するか」
「それもう改修じゃね? ま、アタシはいいけど」>>139
では!
■誓約魔術
種別:術式 系統:神道・古事記
詠唱:是〇〇ならば、其〇〇となる
投影、強化などの汎用性のある術式。
AならばBとなるという誓約を自らに課すことで、概念的・魔術的な強度を強化する。
■撫物
種別:術式 系統:神道
詠唱:御禊川、瀬々にいださむ撫で物を、身に添ふかげとたれか頼まむ
魔力の属性・性質を触れたものに流し込む術式。火なら燃え、氷なら凍てつく。
■撫物・苦手式
種別:術式 系統:神道
詠唱:この手は我が手にあらず、常世にいます久斯の神、少彦名命の苦手なり。
苦手を以てまじなば、いかなる病も癒えずということなし
五指を伸ばして人差し指の第一関節だけを折り曲げ、折り曲げた指で患部を撫でながら詠唱を唱えることで傷を癒す。上記の撫物の変形式。>>153
■伊吹法
種別:術式 系統:神道
詠唱:今日より始めて病という病は在らじと、朝の深霧、夕の深霧を、朝風夕風の吹き払う事の如く吹き払うなり
詠唱をしながら息を吐くことで魔力と混合させて強烈な突風を生み出す。
■天地八方切り
種別:術式 系統:神道
詠唱:天切る、地切る、八方切る。天に八違ひ、地に十の文字。
一も十々、二も十々、三も十々、四も十々、五も十々、六も十々。
ふっ切って放つ、さんびらり。
詠唱をしながら指で空間を切ることで切った部分に魔力の刃を張り巡らせる。
■禹歩
種別:術式 系統:陰陽道
詠唱:万物に始あり、万物に長あり、万物に成就解し、これすなわち天の四徳なり。
陰陽道に伝わる歩法。歩法で八卦を示し、詠唱の唱え始めと唱え終わりで異なる八卦を結ぶことで様々な魔術を発動出来る。>>155
同人のネタとキャラさえ決めれば案外スラスラと書けますぜ。ブレイク「来てる!めっちゃ来てる!私の頭の中にびぎゃっと凄いのが来てる!描くぞ!描くぞ!同人誌面白いな!うわはははは、うわははは!」
ヒッポメネス「やめろオッサン!前衛的すぎる、まだ早い、まだ人類にはその領域は早すぎる!!」>>150
ではまずは見た目から
白い軍服風の衣装で所々羽のような意匠が散りばめられている。背中にも翼のような模様が描かれていて魔力を流すと羽が生える。飛翔は出来ないけどパルテナ様の横スマ下スマみたいに攻撃や防御に使える
次にスキル
・霊氷発砲
空気中の水分を凍らせて氷の弾丸を作って撃ち出す。FGO的に言うなら相手一体をスタン(1ターン)
・霊水供給
水に魔力を込めて即席の治癒薬や魔力回復薬を作る。FGO的に言うなら味方一体のNPをチャージ(10固定)、HPを回復(最大3000)
・霊気噴射
蒸気によるジェット噴射。魔力放出のように使える。FGO的に言うなら味方一体を控えと入れ替える
こんな感じですかね。攻撃力が下がった代わりにNPを配れるようになった戦闘服みたいな性能。絶妙にマスターが喜ぶ感じをイメージしてます
>>152
>>百合入れた
海賊B「ナイスゥ!」
ギリシャの実話を元にしたらそりゃ難易度ルナティックになるよね…。そしてラフ凄く好き覇久間の古墳と神社の距離ってどのくらいありますか?歩いて何分ぐらいかかりますか?
>>161
厳密には決めていませんが、結構遠いです。神社は東部にあるので西部の古墳群とは東から西へ移動することになります。>>113
同じく「こんなのが欲しい」というのは無いですね。山さんが纏めた一覧から選びます。
あ、でも山さんが「思いついたけど、今後出す事は無いカナ」というヤツが多い方が清々しく悩めそう。>>163
ありがとうございます~!とりあえず、今週中には完成したものをお披露目させていただこうかと思っていますネムレスが出るSS投下していいですか
覇久間の話なんですけど、話の進まない甘々のランサー陣営の話を本戦に出すのと、ちょっとばかし後、具体的には一日二日くらいあとにランサー陣営が甘い空気を出したあとにアーチャーと邂逅する話を出すのとどっちがいいですかね?
とりあえず貼ります!
―――火曜日は嫌いだ。
私の呪いが最も濃くなる日、私の血が最も騒ぐ日。
「あの、さ。良かったら、君さえ良ければ飯でも……悪い。明日は用事があるんだったな」
「ええ。通院にね……明後日でも、構わない?」
「明後日か。いいよ。じゃあそういうことで」
こうして、せっかくの誘いに嘘をつかなければいけない日。
学校を終え家に帰り、真っ直ぐと水垢離の場へ向かう。
着ているものを脱ぎ捨て、糊の効いた白無垢へと着替える。
井戸から組み上げた冷えきった地下水を数えること都合八十八度、頭から爪先まで滴るように被る。
二月にやるにはとても正気じゃない奇行だと我ながら思うが、冷たい外気とは裏腹に私の身体はどこまで熱を帯びていた。
水を吸って重くなった白無垢を脱ぎ、再び身に纏うのもまた白装束だった。緋袴を履いているので一般的には巫女服と呼ばれるのかもしれないけど。
白とは光、陽の気、祓―――そして、灰を表す色だ。
火を以て鬼気を祓う私達―――“祓火役”にこれ以上のものは無いのだろう……私も祖父から聞いたものだから、確信は持てないけれど。>>170
“祓火役”、それはこの世ならざる魔性のものを祓い清める存在(もの)。
御役目とも呼ばれるその生業を、私の家では遥か昔から続けていた。
魔性とは、人の負の想念に受肉するもの。怪異、妖怪、悪鬼―――古くからそう呼ばれ恐れられてきたもの。
奴らは人の心に取り付き平穏を乱す。
「お前さ!? 入社何年目になると思ってんの!? もう教育係も任されてるくらいには長いわけだろ!? そんなことじゃ困るんだよね!?」
耳をつんざくような男の声に思わず顔をしかめる。
声のする方向に視線を向けると、そこには後輩らしい人物に怒声を浴びせるスーツ姿の男が立っていた。
―――その首周りには、名状しがたき粘性の生物が纏わりついている。
「……木火土金水の神霊、厳の御霊を幸え給え」
唱えたのは、自身を高めるための瞑想文言。西洋風に言えば起句といえばいいのだろうか。まあなんでもいいけど。
人には―――いや、生きとし生ける全ての存在は木、火、土、金、水のいずれかに属している。
私が唱えたものは、自身の属する力―――五行の力を励起するためのものだった。>>171
快音を立てて回る魔術回路。流れ出した魔力を両手に集め胸元で構える。
「火危うし、焼かし坐しき」
詠唱と同時、構えた両の掌をぶつけ合わせる―――柏手、神道に伝わる音によって魔を祓い神を奉るための作法。
その性質上通常360度に広がる音波が詠唱と魔力によって指向性を持ち、熱波の槍となった破魔の音がスーツ男の首に纏わりつく怪異を直撃した。
「■■■■―――!!!!」
耳障りな不協和音をあげて“それ”が消滅する。さながら紫外線によってボロボロになったプラスチック製品のように。
「だからお前は……………………いや、言いすぎた。反省してるならもういい。次はこうなる前に相談しろ」
先程まで気が触れたかのようだった男の怒りが収束する。罵声と暴言に打ち据えられていた女性が困惑の表情を浮かべ、それが安堵に変わるまでそう時間はかからなかった。
“奴ら”は人の負の精神に寄生する。怒り・恨み・妬み・嫉み・そんなものを増幅させ、増幅させたそれらを糧として更に成長する。
それが俗に言う怨霊や悪霊と呼ばれるモノ達の生体であり―――大元となったものを討てば、寄生された相手の悪感情が消失するのも自明の理だった。
“祓火役”―――それは、文字通りこの血に流れる炎(のろい)を以て人ならざるものを討つ役目だった。>>173
「……貴方は誰ですか。というよりも、何者ですか?」
私の纏う白衣には結界の効果がある。
それは「こんなところに人がいるわけがない」という先入観に効果を発揮するもの。
特に巫女服を着た女性なんて神社でしかお目にかかれない。だからか見破られたことなどこれまでに一度もなかったのだけど。
逆説的に「ここに人がいる」と思い込める相手には意味を成さない。
……目の前の男は、どうやらそういった類の人種のようで。
「そうか! 俺の名が気になるか! 俺はネムレス・ウォーフリーク。貴様のような猛者との削り合いに心を奪われた男だ!」
「……どうも。岐朽葉と言います」
弾けるような男の自己紹介に思わず名前を明かしてしまう。ああもう。これは直感だけど。多分私とこの男の相性は最悪だ。
「クナト・クチハ! 覚えたぞ! 極東の女戦士! さあ! 削り合いを始めようか!」
内心で愚痴る私に目もくれず―――
次の瞬間に、その戦いは口火を切った。>>174
音を切って飛来する四つの曲刀。
一つは身を逸らして交わし、二つはステップを踏むことで避け、残りの一つは肘で叩き落とす。
剣というものが剣呑なのはその刃先の鋭さだけだ。刃に触れずに対処すればどうということはない。
「……おお道神よ。憤怒して魔性を撃滅せよ。あなかしこ」
呪文を唱え肉体に魔力を回す。火属性のシンプルな強化。効果は肉体の硬化、筋力の強化、脚力の強化、判断能力の強化―――総じて近接戦闘能力を向上させる。
「魔性とは失礼だぞクナト・クチハ! 初対面の相手に何を言っているんだクナト・クチハ!」
「それはごめんなさい。そういう呪文(もの)なので。他意はありませんよ。多分」
「多分とはどういうことだァァァァ!!!!」
吠えるネムレス。振り回される歪曲刃。そのどれもが私には当たらず、あるいは防がれ、返す拳は彼の急所を打ち抜いていく。
「くくくく、いいぞ、素晴らしいぞクナト・クチハ!」
刃が私に届かないことを理解したのか、ネムレスは素手での攻防に切り替える。
喉元に迫る右手の人差し指を叩きおってやったが、それでも止まる気配はない。>>177
「一片之火、急々に律令の如く成せ!」
詠唱と同時。大地を舐め回すような炎の壁が、私とネムレスを隔てるように現れた。
「ぬううう! 逃げる気かクナト・クチハァ! どういうつもりだクナト・クチハァ!」
「今……自分で言ったじゃないですか……」
身体の内側で燃え上がる炎を押さえ込みながら、私は家を目指し帰路を歩き出し―――自分に残された時間が少ないことを理解した。
何故なら、目の前に、本当はここにいるはずのない人が立っていたから。
「幻覚……いや、走馬灯……人間の頭というのは、随分と悪趣味ですね……」
目に浮かぶのは、人好きのしそうな穏和な笑み。
「貴方はそれを嫌っていましたが……貴方の普通さに、救われていたと言ったら……貴方は怒るでしょうか……それとも笑うでしょうか……」
『明後日か。いいよ。じゃあそういうことで』
返事のように聞こえてきたのは、彼とした最後の会話だった。
「約束……守れなくてごめんなさい……黒野、さん……」
限界はわかる。喉が焼けかけているのもわかる。
それでも、振り絞った最後の気力で謝罪を告げて。
私の意識は、そこで途絶えた。>>178
「ずいぶんとねぼすけですねえ……まあ、あんな時間まで外ぉ出歩いとったらしかたないんやろけど」
目覚めと同時にまず認識したのは、聞きなれた京都弁だった。
「……ごめんなさい。迷惑をかけてしまいましたね」
「ほんまですよ! えらい遅かったら探しに行ってみたら倒れてるあんたを見つけて! そのまんま家まで引っ張って帰って! 水垢離も着替えもなんもかんもうちがやったんですから! ……ほんで、一体何があったんです?」
「襲われたんです。名無しの戦争狂い(ネムレス・ウォーフリーク)……文字通り、台風みたいな男でした」
さっきまでとは打って変わった低い声で尋ねる彼女に、私は同じように返す。
「ネムレス・ウォーフリーク……聞いたことがありまへんね。強いんです?」
「ええ。火曜日の私と戦えて、私の“発作”を引き出すくらいには」
「―――!」
夏、そして火曜日。火の属性が溢れ替えるその日の夜は、私の魔力が最高潮に達する。
溢れた火属性の魔力は、私の身体を容赦なく焼き尽くしていく。
そうならないために、昨日みたいな日は水垢離をする必要があって……昨日は、彼女がそれを引き受けてくれたというわけだ。感謝してもしきれない。
「そいつは、一体なんのために?」
「さあ。物見遊山とも言っていましたし……シロを狙っていなければいいのですけど。なんにせよ、用心するに越したことはないでしょうね」
―――私の身体には、破滅的な魔が宿っている。
先祖代々積み重ねてきた怨みの結晶。どうしようもないほどの暴性と癪性の塊であるそれを、私はシロと呼んでいた。>>179
「せやね。シンクロシティ言う言葉もあるくらいやし」
「へえ……あとで、調べてみましょうか……」
シロが目覚めなかったこと。まだ私に命があったこと―――彼との約束を違えずに済みそうなこと。
目が覚めて自覚した数々の事実に、私は深い安堵を覚え。
深いまどろみの奥底に、意識が沈んで行った。
「のんきなもんやで。まだ寝るんかいな」
すぅすぅと寝息を立てる同居人に、流石のうちも呆れてしまった。
「これ、作ったはいいけどどないしよ」
台所のコンロに目をやると、そこには鍋一杯の卵粥が鎮座していた。
あとで温めたらええか、とひとまずの結論を出し、うちはスマートフォンで目当ての相手に電話をかけた。
「もしもし? アレンさん? 毎度おおきに、加々見です。あのな? ネムレス・ウォーフリークっちゅうやつのことを調べてもらいたいんやけど」
ネムレスかなんか知らんけどもな。
うちの身内に手を出した落とし前、きっちりつけさせてもらうからな?皆様御機嫌いかがでしょうか。もうすっかり暑いですね。今年は未だ上半期、梅雨の時期でありながらこの暑さ。今年の7、8月は想像することも恐ろしいと常々思っております。私の住む場所では今年は春などと思えるほどの心地よい気温がなかったようにも存じますが、皆様はどうでしょう。
さて、今回語りますのは男と女の愛憎劇!見るも悲し聞くも悲しの怨み噺にございますがどうか「馬鹿なこともあったものだ」と笑って聞き流してくださいませ。
申し遅れました、私は碧灯(へきとう)と申します。生まれも育ちも噺屋ではありません。その上でこのように語らせていただかせる場を戴いております。非常に良きことでございますね。
皆様集まられるこの場には言霊の神である柿本人麻呂様もおられるとのこと。そのような方がいる以上、私の言葉でどれほど心揺さぶれるかは不明でありますが、どうぞ、最後までお付き合いくださいませ。「怪談話をしよう?また突然な」
「(こくこく)」
ここは何処かの聖杯戦争の時間軸。そこに参加したマスターの一人である碧灯は己のサーヴァントである隠神刑部、そして同盟相手である安徳天皇と竹中良悟にそんな話題を持ちかける。
「私の趣味です。といっても、話す内容は先程スキンケアのCMを見て思い浮かんだのですがね」
「ふーん……聞かせてみてよ?俺っちどういう語りをすんのか気になるー」
隠神刑部の発言に同じくと頷く竹中と安徳天皇。了承も取られたということで碧灯は正座の体勢を取り、話を始める。……ニヤリと意地悪な笑みを浮かべて。
「皆様は、ホストという職業はご存知ですか?竹中さん、狸はご存知。ですが安徳天皇……言仁様はご存知ないと?ではまずそこから。と言っても、有り体に言えば顔が良かったり、会話能力が高い男性が世の女性や男性を接客し、様々な対人的コミュニケーションの歓びを与える職業にございます。お酒を開け、飲み、話し、笑い、また今度と終わる一夜の夢。恨みを買うことも多い職であるとは友人の談にございます」
その性質上、利用する客は女性の方が多いのですが、とも付け加えて。安徳天皇にこのような話を聞かせて良いものかとは思ったが、そこはやはり幼くとも王、理解はあるらしい。
「これは、私の友人が知り合いのバーの店主に聞いた話だといいます──────」監獄長さんめちゃくちゃ遅くなったんですけどヒュギエイア診療所のロロなんですが、鬱のカウンセリングという事で二、三確認したい事があります。
鬱の原因は死徒になった事によって記憶がないまぜになってしまった事、って感じで良いのです?>>191
それ加えて四六時中監視されているような感覚があるのもですね。>>185
個人的な考えを述べるなら「潜るのがそもそも難しいし、仮に潜れても、浮上も自由自在には出来ない」=「実質的に出来ない、やる意味がない」って意見ですかね。
シャドウボーダーの虚数潜航って、ペーパームーンといった(確証は無いけど、ほぼ確実に)高位の礼装より実行されてる訳ですが、それでも”成功率は三割以下、何処に出るか分からない”という状態らしいです。
浮上に関しては『縁(今回であれば京介くん関連のナニカ)』があれば浮上可能ですが、そちらも虚数空間の潮流が来なければ無理、との事らしいので…。
ザラッと調べた(wiki調べ)だけですが、言うほど便利な代物じゃなさそうなんですよね、虚数潜航。手間はかかるし、成功率も決して高くは無い上、それを乗り越えてもアンコントローラブルな移動しかできないっぽいしで。>>194
加々見さんは以前にダイマされてたので拾うしかなかろうと!
朽葉といいコンビになれそうな要素が多かったのも魅力でしたね(神道系の巫女属性同士、年上と年下、丁寧語と京都弁とか色々)
ネムレスVS加々見さんはまたいずれ……とりあえず今人いなさそうなのでパパっと投下しちゃいますね>同人SS
~とある戯作者の夕べ~
「……」
夕暮れ時のホテル。その一室で、ある男が一冊の本に目を通していた。
つい先ほど印刷所から届いたばかりのそれは、彼がこの数日を費やし作り上げた小説作品であり、近々開かれる同人即売会に向け売り出す予定のものだった。
漫画、小説、あるいはゲームにグッズ商品etc。余程風紀・公序良俗を乱すものでない限り、あらゆる作品を受け入れる――。
かつて様々な職種を生業とした男にとって、これ程惹かれるものはなかった。
さっそく数日前から制作に取り掛かり、今日その感性を見届ける。その、予定だったのだが。
「つまらないねぇ」
読み終えた時、男の口から零れたのはまずその一言だった。
「つまらない、実につまらない。世界観に題材も陳腐なら、台詞回しに展開もひどい。中でも登場人物たちの設定なんてその極みだ。こんな出来栄えで、昔のあちきは満足していたっていうのかい?」
お試し本を腰のポケットにねじ込む。
次いで開けっ放しの段ボールの蓋を乱暴に締めると、そのまま追いやるように部屋の隅へ蹴飛ばした。
自分の作品に対し、あまりといえばあまりの所業。
だが、男はまるで気にしていなかった。否、それどころではなかったというべきか。
「ああなんてこったい。こんなもの、間違っても人前でなんか出せやしない。けど、今からじゃ時間もないときた。どうしたものかねぇ……」
ぶちぶち呟きながら、男は半ば逃げるように部屋を出る。
後には、製作者から打ち捨てられた同人本だけが残された。>>197
所変わって、ホテル一階。
部屋を後にした男は、このフロアにあるレストランで夕食を取っていた。
メニューは茹で鳥と白米、そしてキュウリ等の野菜が乗っかった海南風チキンライス。この地域における地元料理とされ、老若男女幅広く愛されているものだ。
鶏の茹で汁で炊かれた米に、男は最初奇妙な驚きと触感を味わったものだが――今となっては、慣れ親しんだもの。よく茹でられた鶏肉と一緒に口へ運び、二、三咀嚼しては飲み込むことを繰り返す。
が、今の男に料理を堪能する余裕はなかった。
直近の問題――即売会に出す予定の作品が頭に引っ掛かっていたからだ。
(どうしたものかねぇ。あんな駄作とてもじゃないが出す気になんてなれやしない。かといって、『やっぱりやめます』なんて言うのも恥だ。いやしかし、ろくでもない作品を世に出す事と比べれば……)
ため息、吐息。
自然顔は仏頂面となり、周囲への注意もおろそかになる。
だからこそ、というべきか。その少女が背後に迫るまで、男は気づけないままだった。
「源内さんっ!」
「うおっ!?」
「きゃっ!?」
耳元の大声に、男――平賀源内は飛び上がって驚く。
といっても、実際は椅子から転げ落ちそうになっただけだったが――声をかけた少女を怯ませるには十分すぎる程に足りていた。
「あーびっくらこいた……って、なんだ君かい。驚かさないでくれるかね?」
「す、すいません。声をかけても気づかなかったもので」
「ああ、それは失敬。――で、何か用かね? 菅原ちゃん」
そこにいたのは、十代半ば程と見られる少女だった。>>198
褐色の肌と動きやすさを重視した紫基調の衣服。白い髪を稚児髷に結い、どこか神秘的な雰囲気をも感じさせる。
彼女の名は菅原孝標女オルタ。サーヴァント・菅原孝標女――その、別側面(オルタナティブ)とも言える存在である。
「それで、一体何を悩んでいらしたんですか?」
数十分後。二人はテーブルを挟み、向き合う形で会話していた。
既に頼んだ料理は二人揃って片づけており、後は飲み物のグラスが並ぶのみとなっている。
自分のグラスを弄びながら、源内は気のない調子で返答した。
「別に、大した問題じゃあないよ。ただ、即売会に出す予定の作品の出来栄えが予想以上にひどかったってだけの話さ」
「大事じゃないですか!」
菅原孝標女(オルタ)が目の色を変えて食いつく。
そういえば彼女は生粋の物語好きだった、と。源内は半ば後悔混じりに気づいたもののもう遅い。
「出来栄えがひどいってどういう事ですか!? 印刷所のミスですか、手抜きですか! 何でしたら、今からでも抗議に――」
「おーちーつーきーなさい。印刷所さんは何も悪くないよ。というか、そういう滅多な事は口にするもんじゃあない。ほら、あそこの社長さんがすごい顔で睨んでるから」
いつの間に入店していたのか、見覚えのある金髪長身の外国人男性がすごい目で菅原孝標女(オルタ)の事を睨んでいる。
隣にいた秘書と思しき女性(男性?)が嗜めてこそいたが、次に何か口を滑らせれば即座に突っかかってきかねない様子だった。
菅原孝標女(オルタ)も失言に気づき、すごすごと引き下がる。>>199
「す、すいません。口を滑らせました……。そ、それで。実際の所はどういう――?」
「いやそこまで声を潜めなくてもいいと思うけどね? ま、いいか。何、深い意味はないよ。単純に、わちきの腕前が生前より落ちてたってだけの話だから」
口で説明するより早い、と。源内は腰のお試し本を取り出す。
菅原孝標女(オルタ)は速攻で受け取り、ページをめくる手つきももどかしいままに読み始めた。
「…………」
それからおよそ三十分。
ひとまず半分くらいは読めただろうと、源内は問いかけた。
「どうかね? 率直な感想を聞かせてもらいたいんだけども」
「…………」
「無理に褒めようとしなくていい。ありのまま、思った事を口にしてくれればいい。まあ、何を言いたいかは分かり切ってるけども」
「…………」
「わちきも耄碌したかね。昔はそれなりに売れたから、自分でも自信があったつもりだったけど――所詮は思い上がりか。今の時代じゃ、とても――」
「いえ、その。普通にめっちゃ面白いんですが」
「そうだろうそうだろう。見ての通り、とてもつまらな…………え?」
思わぬ言葉に、源内は菅原孝標女(オルタ)の顔を見つめる。
するとそこには、感動と興奮と喜びが入り混じりグチャグチャになった顔の少女がいた。>>200
「何ですかこれ、何なんですかこれ! 良い作品じゃないですか! そんな、思いっきり下げるような発言してるからどんなにひどい出来なのかと思ってましたけど、普通にグイグイ読める作品ですよこれ!」
「ええー……?」
「そりゃ世界観とか設定はやや使い古された所もありますけど、そこが一周回って逆に良いといいますか! 王道と古典の良い所をピンポイントで突いている感じがありまして!」
「いや、その」
「それに登場人物たちも魅力的です! 怖いもの知らずに見えて、内心では仲間や大切な人を失う事を人一倍恐れてる主人公とか、そんな主人公の弱さを理解した上で力になりたいとするヒロインとか! あ、あとふざけてるようでいて、実は誰よりも周りの事を考えていた主人公の親友も好みです!」
「あーうん。何というか、だね」
「あとあと、展開もスピーディーで、それでいて伏線が山ほど盛り込まれてる所も驚きです! 読み返してみると、一つ一つ意味が違って見えるといいますか!」
「…………」
「これ絶対売れますよ! 私が保障します! ああ、次の即売会が楽しみ――」
「その、盛り上がってる所大変申し訳ないんだが…………その本。出品する予定はないんだよね、これが」
ぴしり、と。あるいはピシッ、と。場の空気が凍り付いた。
凍り付いたのは空気だけではない。菅原孝標女(オルタ)の顔も、喜んだ表情のまま反応を見失い、じっと源内の方を見つめている。
『なんで? どうして?』『何を言ってるのこの人?』『嘘ですよね、そんな?』
ざっと挙げるだけで、これだけの感情が見て取れる。目は口ほどにモノを言う、などということわざもあるが、今の彼女がまさしくそれだった。
そして直後、凍結から溶けた菅原孝標女(オルタ)が烈火の如く源内に迫る。>>201
「どどどどういう事ですか!? こんな、こんな出来の良い作品を眠らせたままにするなんて!」
「いや菅原ちゃん、ちょっと落ち着いて」
「これが! 落ち着いて! いられますか!!」
最早周囲の目も忘れ、菅原孝標女(オルタ)が源内の胸倉を掴み上げる。
その姿を見た従業員が慌てたように迫ろうとするが、源内は片手でそれを制止した。
「どうして、どうしてです! こんなに面白い作品の何が悪いんですか! そりゃ私だって、全ての名作を知ってるわけじゃありません! けど、それでも、この作品は立派に名作と呼べる出来栄えだと」
「……名作、か。そう言ってもらえるなら、本当にうれしいねぇ」
だけど、と。源内は冷めきった声で、菅原孝標女(オルタ)に問う。
「――その作品。源氏物語ほど面白くはないだろう?」
その言葉を聞いた瞬間、ヒートアップしていた菅原孝標女(オルタ)が再び凍り付く。
ただし今度は、驚愕ではなく全く別の感情で。
「別に源氏物語をこき下ろしたいわけじゃあない、むしろその逆だ。源氏物語はお前さんが生きた時代――平安における、名作であり大作さ。それこそ、平安文化における『究極の一』とまで言えるほどに」
「源内、さん? 何を――」
「だからこそ、この作品では意味がない。わちきが作りたいのは、そんな過去の『究極』に匹敵する新たな『一』だ。凡作駄作は言うに及ばず。まして他者が霊基の根幹とする程の『究極の一』に及ばない作品など、どんなに出来が良かろうとわちきは称賛しないし認めない」>>202
故にこの作品は破棄するのだと、源内はそう言い切り少女の手を振りほどく。
従業員に騒がせたことの詫びも入れ、チップと共に二人分の飲食代を支払う。
そのまま振り返ることなく立ち去ろうとした、その時。
「…………ですか?」
「?」
「じゃあ! 源内さんにとって、『究極の一』は何なんですか? 『これ』を否定して、それでもなお目指したいものって――」
源内は一瞬だけ立ち止まり、考える。
一瞬とも、永遠とも思えた時間の中考えて、彼が返した言葉は――
ホテルを出て、源内はどこへともなく彷徨い歩く。
部屋に置いた失敗作と向き合う気分に離れず、さりとて他に行く当てもなく。かつて名乗った通り名めいて、風来人を気取るかのように彼は歩き続ける。
実際は、単なる気まずさと後味の悪さが胸を占めてるだけだったのだが。
「……やれやれ。我ながら、柄にもなく熱くなってしまった。女子相手に声を荒げるなんて、大人げないにも程があるだろうに」
少女の言葉が甦る。
去り際に、源内が菅原孝標女(オルタ)に投げ返した言葉は、ひどく無責任なものだった。>>203
『さあね。それが分からないから、わちきはこんな有り様なのさ』
回答になっていない、茶化すような放言。
答えに窮したが故の回答とはいえ、もうちょっとマシな返事があっただろうと。今更ながらに源内は頭を抱える。
「『究極の一』、か」
ふと、何の気なしに空を見上げる。
南国の空に曇りはなく、無限にきらめく星空がそこにはあった。
満天の星々。此処より遥か彼方にあって、さらに彼方の恒星の光を受けてきらめくモノたち
――その輝きが、きらめきが、今は少し鬱陶しかった。
無遠慮に光り輝く様は、自分の懊悩や苦労など意にも介していないように見えたが為に
益体もない感傷を振り切るように、源内は地上へと視点を戻す。
自分のやる事は変わらない。今も昔も――手が届かない、あるいは届かなかったものへ手を伸ばし続ける。
親友と呼んでいた者たちに先を越され、後世に生まれた者たちがどれだけ自分の実勢に勝るものを成し遂げようと、いつか必ず己も追いついて見せる。
それこそが英霊・平賀源内の根幹であり、召喚に応じた理由だった。>>204
以上、お粗末様でした
勝手ながらアリウムさんの菅原孝標女オルタを拝借させて頂きました、ありがとうございます
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/菅原孝標女〔オルタ〕
何か愁嘆場っぽくなっちゃいましたが、源内に関する人物像は大体こんな感じです
時系列的にはカルデア組が同人活動に励む、そのちょっと前ぐらいですかね? いわゆる前日譚的なお話取敢全部読来
思乃外新加坡被使用
我吃驚
獣国完成全力努力中
不進
鬱!>>207
>普通に面白そう
まさにそれです
彼にとって「普通」では目標とするものに届いたことにならないのです
「普通」の枠では収まらない「特別」を追い求めたが故に、平賀源内は英霊となり今も悩み続けているのです『ベアトリス御姉様、お慕いしております』
『ええ、私もよ、アンジェラ。私の最愛の女性(ひと)』
『メリッサ。私達、ずっと一緒に居ましょう』
『うん、ずっと仲良しだね』
『全く、この私だけでなく両手に花なんて……えっ、べ、別に嫌では無いのですけど……』
『ごめんなさい。だけど二人共放したく無かったんです』
『まあ、色々あったけど……結局、三人で仲良くしてるのが一番かな』
スルトちゃん「……ついに……完成……」
シンモラ「ワルキューレ達の間で人気だった(女性向け)恋愛ゲーム、その二次創作……二人で楽しんでたけど、ストーリーに不満な所もあったのでつい作っちゃいました」
スルトちゃん「……勿論……権利関係、全部クリア……」
アンジェラ:主人公
ベアトリス:悪役令嬢
メリッサ:友人
という感じに良くある乙女ゲームで百合二次創作した模様。>>211
創作者という大きなカテゴリーだと私のキャラだとエルヴィスがいるんですけどもね
だからこそ私も身につまされるというか『彼の音楽に対するスタンス』について考えたいなあと思いましたディードリヒのスキル名をひとつ変更、業平のスキル内容を変更しました。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ディートリヒ・フォン・ベルン
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/在原業平>>214
クリエイターとしてのあり方は人それぞれですからね
源内の場合は野心というかある種承認欲求的な側面もあると思います
そういう意味では、うちの鯖の中でも一番俗っぽいキャラかもしれません>>218
平家とか人間の恨み辛みならえがおで身を捧げれた言仁様も「得体の知れない何か」に大蛇も何もないただの子供のまま……は無理だったよー!狸のバカー!っていう感じ。結果竹中さんと狸の間に挟まって川の字で寝る
狸は……まぁ……プレ公みたいなことを半永久的に世界に反映させる力だと思ってくれれば。幻術や変化で見せたものを本物にするという>>218
お疲れ様です~、そしてなんかお礼言われた!?
プ「子犬など弱々しい生き物ではなく、獅子や鷲にたとえよ!(プンプン)」>>227
了解、任されました。あ、なんかいける、今日はいける気がしてきた
カルピスの力ってすげぇ
>>226
(書いても)ええんやで>>226
最初うちの適当な女性キャラと絡ませようかと思ったのですが、ちょうどいいキャラがいなくて…
で、ポチポチとwikiを漁ってたらアリウムさんの菅原孝標女オルタが目に留まり拝借させて頂きました
喜んでもらえたようで何よりです。ありがとうございます
>>228
購入後、昼夜を忘れて没頭するレーヴァテインとそれを呆れながら横目で見るレーヴァテイン=オルタ
数日経ち、全クリし放置されてたPCを見つけたオルタは半信半疑ながら立ち上げてる
「たかが電子遊戯でしょう。ちゃっちゃとクリアして片づけますよ」と余裕ぶっこいてたオルタだったが、思いの他難航し、次第に熱が入っていく。
気付けば日も落ちそうになる中、彼女はいつまでもプレイし続けるのであった…
こんな長文思いついちゃいました
なおレーヴァテインの方は最初からずっとこっそり見ていた模様ランサーとアーチャーが相対したらアーチャーが:
「汝、人ではないな?」
などなどというセリフが思い浮かぶ。>>236
リレーでの影響がないようでしたら問題はないかと思います。>>246
あ、ストーリーパートについてはご心配なく。ミュンヘン(私)の方から自分がしんでミュウを解放的なことを言うのでそこから即興リレーのようにやいのやいのと言い合う感じにしようかと思うのです。言うなれば私がミュンヘンのセリフと行動、島術さんが西行さんのセリフと行動、猫さんがみっちゃんのセリフと行動みたいな感じです
どうでしょうか?話は聞かせてもらった!
ユージーンさん、続きのパート、必要であって私でよければ承りますけどGM的に具体的にどんな内容がいいとかあります?(思考力が低下してる人並感)タイミング悪っ
とりあえずこのまま島術さんに永遠に書いてもらうのも申し訳ないので西行さん退出→ミュンヘンが私がしんでミュンヘンを解放〜→やいのやいのって感じとかどうでしょう
ようは私とユージーンさんの2人で言い合う感じで獣国更新されたのですか。そういえばアメリカも先月末に更新がありましたが、タイミング悪くて相談出来ていませんね。
>>251
なるほど……みっちゃんの詳細詰めをタスクに入れておきましょう(エミュがガバガバな人)
それなら退出までは島術さんにお願いしようかな、島術さん大丈夫ですか?(みっちゃんと西行さんを並行してエミュったら脳がしぬと思う)うーむ。多分例のセリフ聞いた場合の西行さんの対応って、若干素が出かけてる気配で一言「それは違いますよ」って言った後退出(妖術師は普通人前で素を出すもんじゃないぞ!)なのではないかと思わなくもない
>>259
暗めのことばかり述べたけど明るめのとかとても超重要に意味あるやつとかに使っていただけるならそれも嬉しいし大丈夫よ>>265
『没せし哉、終の鴨山(ひとまろが ついのいのを おわりたる かもやまのしも こことさだめむ)』
ランク:E++ 種別:結界宝具 レンジ:5~20 最大捕捉:200人
「鴨山の岩根し枕ける我れをかも知らにと妹が待ちつつあるらむ」──人麻呂が、人としてその生涯を終えた地「鴨山」の展開。
鴨山が何処をさすものなのかは未だに分かっておらず、故にこの宝具は「その地を人麻呂の臨終の処とする」ことでどのような場所にも適応が可能。持続時間も長く、最大で一日ほどもったりもする。
特に相性が良いのは、川の中州や湖島、小島など、周囲が水辺の場。この場合は人麻呂死没地として色濃く伝承されている「鴨島」となる。
この結界内にて人麻呂の信仰心は高まり、ステータスの上昇、「神性」「歌仙の詩歌」「ひとまる」のランクも上がる。こと「歌仙の詩歌」は物理的な干渉も行えるほどとなり、「ひとまる」の効果で火を伴った、或いは火に縁のある攻撃や魔術で彼を傷つけることは出来ない。
これに加え、「鴨島」内においては伝承の特性上鴨島が沈んだとされる万寿3年(1026年)より後世に生まれた者は知名度補正が失われ、ステータスも大幅に下降する。隔世が激しすぎると、現界するのにさえ魔力の多大な消費が必要になってもくる。
これにより、キャスターというクラスであってもある程度自由に動くことができ、ややもすれば三騎士にも匹敵するかもしれない。
しかし、この結界は人麻呂の終焉、終演の場の再現。つまりは、この宝具が展開された以上人麻呂は結界の消失と共に命が潰えてしまうのだ。また、これが仮に「鴨島」であった際は、人麻呂の消滅に伴って地震や大津波によって水没してしまう。
槿花一朝の夢から覚める時、彼は何を想うだろう。何を見るだろう。何を詠じるのだろう。
────きっと、最期まで、笑っているのだろう。
「『没せし哉、終の鴨山(ひとまろが ついのいのを おわりたる かもやまのしも こことさだめむ)』──偖。此処こそは我が終着点。瀬は淵となり、月は傾くが世の習いなれど、柿の徒花、今一時に咲かせてみせよう!」>>272
途中送信。
結界の種類ですが、固有結界と似て非なるものです。土地を「鴨山」にするというだけの概念付与の極致みたいなものですから。ある意味これも言霊パゥワー…死後発動の宝具ならうちのキャプテン・キッドいますよ。ランスロットの宝具と似て非なるやべえ宝具でございます
>>255
魔術師であれば黒江
それ以外ならゆーれいさんと三上が当てはまりますね
全員ヴィラン向けとして製作しましたので、遠慮なくどうぞ>>284
ギリシャでいうそれこそうちのアルカスとかタンタロスの息子であるペロプスですかね
神の一柱だけならば蘇生は認められないけれど、十二神全てに責任が求められるような悲壮な死を迎えたやつは蘇生が認められることは割とある>>284
ハデスと交渉して成功しかけたオルフェウスの例とか?>>284
Y●hoo!知恵袋より抜粋
Q: 死者蘇生という概念についてどう思っていますか?
A:基本的にはいけない事だと思うよ。
あらゆるものはいずれ亡び去るのが運命であり、それを捻じ曲げることは自然の摂理を曲げることと同義。
例えば死者を蘇生できるほどの医者がいるとするよね?で、その力を振るおうとしているとする。でも、彼の腕も、人間界の資源も、無限ではないんだよ。
必然として、生まれるのは命の選別。人によって、誰が生き誰が死ぬべきかが恣意的に決められることになるんだ。人間が、人間の命の価値に手を出す。
それは今まで死んだ全ての、そしてこれから死にゆく全ての者への冒涜だ。善人だから生きるとか、悪人だから死ぬとか。悼んでくれる人がいる者は生き返り、天涯孤独な者はずっとそのままだとか。そういう事を同じ人類が決めていいと思うかい?
実際、死者を生き返らせたいというのは大切なものを失ったもの全てが抱く欲望なのだろう。しかし、その嘆願を一々受け入れて死者の蘇生を許せば、世界の均衡が、そして人類全体のバランスが壊れてしまうよね。今までに死に、そしてこれから死ぬ全ての生命を差し置いて、その人間一人だけを生き返らせなければいけない理由って何か、みんな論理立てて僕を納得させる答えはできるかな?
相手のことが大切だった、というだけなら、それは全ての遺族が抱いている感情だ。誰か一人だけのものではないよね。
大体、死後の世界を治めるのは人の理ではなく神の法なんだよ。あらゆるものは……そう、神すらも、いずれ必ず滅びる。その代わり、そこに格差というものもない。そうあってこそ人々は死というものに安寧を見出せると思わないかい?
例外として、原因が我々神側の過失であったり………そうだね、妻に頼まれたりしたら許してしまうかもしれないけど。もちろん、大体の場合はある程度の試験を代償として出させてもらうよ?…………あー、あとはゼウs……偉い奴から要請が来た場合?……それでも、例外というものを大量に作るべきではないのは確かだよ。それは、人類に対し不誠実だ。
まぁ、そうだね。どうしてもというのなら、社会システムごと、近道しないで、人類全体でたどり着いてみればいいんじゃない?不老不死とか、そういうの。そうなったら僕らもお役御免ってことで。
(冥府在住・Hさんより)>>284
キリスト冥府神たち一行「何故我々は風評被害に遭うのか」
>>289
あ、イコマさんだ。ちょっとは落ち着いてきたのかn…、いやまだ解らんか…?
確認的なアレですが、アサシンさんって今はランサーアヴェンジャー同盟のアサシン陣営の邂逅シーン執筆に着手してる認識でおkですよね?>>295
うちは参加者の皆さんが許可したら大丈夫ですよ~ボツネタを絵にしようと思って思い至ったことだけど、そういやギリシャ出身でちょっと察しが悪いけど性格は悪くなくてなおかつ見た目が決まってる人っていたっけ…
>>299
返信遅れた…いいですよー!「お隣、よろしいですか?」
「……君か。珍しいね。それと、そこは……」
「バロール。ケルトの失われた古民族、フォモール族の最後の王だ」
「ああ……君が、直死の……構わないけれど」
謎のパンクファッション美少年……謎の?多分謎の美少年の横に座る眼鏡をかけた大男とゆるふわヘアーの少女。
大男の名はバロール。ケルトの光神ルーこ祖父であり、神殺しの魔神である。少女の名はキュベレー。各地でかの一神教にも負けず栄え続けた大地母神である。
「久しい、のでしょうか。私が司る死と貴方の司る死は相容れないもの。故に白き巨人の蹂躙以降は見もしませんでしたから」
「そうだね。全く久しい。真体がある時ならまだしも、真体を失った僕とアレを生き残り僕ら三人(ゼウス、ポセイドン)以外の真体相当の力を保持し続けた君とでは生死のバランスが崩れかねないから」
「ギリシャテクスチャに一部習合したといえ、私自身の神話体系は貴方達とは違いますからね。ろくに話す機会もなかった」
「白き巨人……あー、アレだろ、セファール。知ってるぜ、アイツは俺らの世界でも相当蹂躙してくれたらしいからな」
かの侵略者のおぞましさに少し暗くなる二人を尻目に酒を呑むバロール。どうやら本人はかの蹂躙の経験がないらしい。
「1万四千年前、貴方はまだ生まれていなかったんですか?」
「さあ?俺は一族の何よりも地球と繋がっていたから。自分の意識がどうだったかさえ明確な自我を確立するまではあやふやだったのさ。それよりも、だ。……ギリシャの機神ってのはアレなんだろ。この宇宙とは違う外宇宙出身って聞いたが」
「……間違いじゃ、ないよ。南米の神のようにこの宇宙から飛来したわけでもない。あのアビゲイルという娘や北斎という画家、楊貴妃とかいう妃と繋がっている奴らと近いかな。アレみたいなのじゃあないけど」
「だからかよ。初めて会ったとき……なんかこう……俺の中の守護者としての部分が燃え上がったんだよな」
「わかりますわかります!アレですよね、この人たち見たとき『排除せよ』って気持ちが高まりますもん!……十二神が神としてあることを選んだ時から随分軽くなりましたけど」
「今二人ともさらりと話しにくいって言ったね?」失礼しちゃうな、などとプンプンという擬音が似合うが如く怒るハーデース。しかし中身がまともだし、嘘らしいと言えば嘘らしい。
「なんだい、その胡散臭いものを見る目は。……それよりも、だ。確か君は見るだけでその存在を殺めることができるんだったよね」
「そう、もちろん。見るだけで肉体も、その神秘も……魂だって、この世に存在した痕跡だって殺してみせる」
「生死のサイクルぶち壊しですねぇ。かの聖剣はローマ皇帝であるルキウス・ヒベリウスを人類史に存在した痕跡ごと消しとばしたと聞きましたが」
「だろ?俺らの世界じゃ死んだ生命は暗く惨めな死後の世界に行くか、理想郷に行くか、はたまた別の異界に行くか……大して生死に差はない。死した者らが帰ってくるハロウィンだってあるしな。そんな中で俺のこの眼はそんなサイクルを完膚なきまでに叩き潰せる代物ってわけだ。……おいおい冥府神様よ、そんなに見られても困る」
「別に?君は管轄が違うからアレだけど……いや、うん。訂正しよう。僕の、というかギリシャに居ても僕にはどうしようもなかったかな。その眼は、どうしようもない。僕だって真似事はできるけれど、君のそれは全くの別物。魔眼の最高位か」
「星の聖剣(外敵機構)、地球に存在する生命体への絶対的命令権、規格外の未来視、そして後天的根源接触という偶然の重なりの代物さ、これは。俺みたいなのがポンポン現れてたまるか。この眼のせいで娘や孫の顔すらろくに見れやしない」
「あ、でもあれですよぉ。月の最強種(アルテミット・ワン)は虹の魔眼を所持していたようで。それとは別の力で月の鏡像も落とせたとか」
「それを魔法使い(人間)が打ち倒したんだろう?人の力にはほとほと驚かされるよ。人が第三魔法に至って僕たち(死)の手を離れる時間も長くないかもしれない」
「そうなれば、あの子たちは私(地球)の手を離れてくれますね」
「第三種永久機関(第三魔法)にたどり着けばあの彗星蜘蛛だって何とかなるだろうしなぁ。……ちげぇんだわ、俺こんな話をしに来たわけじゃねぇんだわ。恋バナしに来たんだ」
ニヤニヤしながらハーデースを見つめるバロール。どうやら標的なこの美少年らしい。その意図に気付いた瞬間、まるで初恋をした思春期の男の子かのように赤面するハーデース。今なら美少年ムーブ出来てると言っても過言ではない。「ぼ、僕のことかな?任せてくれ、ペルセポネとの甘ーい蜜月をたっぷりと」
「いや、お前が惚れた相手に宝石の山だのを捧げたり美少年に妻が惚れたからって美少年になって結果美少年ムーブに苦しむぐらい恋愛初心者で純情なのは知ってるから別にいい無理すんな。聞いた」
「う゛え゛っ!?……聞いた?えっと、誰に……」
「私は言ってませんよー。私じゃなくてもアルテミスちゃんとかアポロン君とかカルデアには沢山いますからねー」
「そういうこったな。……で、俺が聞きたいのはそっちじゃねぇ。メンテーやらレウケーのことやらだな。……実際どうだったんだ?」
赤面していた顔をさらにさらに真っ赤にさせるハーデース。アレか、ペルセポネの愛ゆえの霊基であるからこそ他に惚れた女のことは恥ずかしいのだろうか。浮気に近いのだろうか。これは背徳感……だのみんな好き……だの言ってる。なんだかんだ言って悦んでないか?
「どうだった……って伝承の通りさ。メンテーはミントに、レウケーは白ポプラになった」
「ギリシャ神話の植物化は死と実質同義だろ。俺はお前がそれで許すタマとは思えないんだが。……純粋に見えて重たい……いや、純粋だからこそどこまでも暗く重く愛せる男と見たね」
「あなたの機能には廃棄&リサイクル機構……物質を分解、再構成する機能がありますからね。ペルセポネだって、同じような境遇の女を妬む気持ちはない。そんな彼女だからこそ、あなたは愛したのだから」
「……はぁ。わかったわかった。こうなったんだよ」
地面に茂るミント、宙に浮かぶ白ポプラ。それらは大量に栄えた後に造型を変え、二匹の妖精のような見た目へと変化する。「コキュートス川のニンフ、メンテーは僕とペルセポネの手によってミントのニンフに。海の精霊姉妹オケアニスの一人、レウケーは僕の手によって白ポプラの精霊に。あまりにも限定的なものを司ることに成り果て、地上の世界による生者としての生活を捨てて実質死者みたいなものだけれど。それでも二人とも生まれ変わってくれたのさ」
「なるほどなぁ……こりゃ凄い。んで、神代が終わるまで過ごしたと」
「そういうことさ。僕は愛する人には真摯でいたいと思ってる。彼女たちも応えてくれた以上は、ね?」
「……子は?作らなかったのか……ってあれか、冥府のやつが生者を作るなんて甚だおかしい話だな」
「そういうこと。僕は冥府神だからね」
妻と数少ない愛人たちのことを語るハーデースの姿はまさしく恋している、愛している、そのような感情溢れる少年だ。
「ふっふっふー……そんなハーデース君に朗報ですー。これが本題みたいなとこあったので」
「ん?なんだい?……キュベレーがそんな顔をするなんて、中々ないし」
「ふふふ……つい先程メンテーさんとレウケーさんとペルセポネさんが同一霊基で現界を果たしたと─────」
「顔真っ赤にして逃げたぞ追えぇ!!」
ハデス君と恋バナ(強制)を試みる二人の話>>295
私はいいと思う(画像略)>>307 羿さんとか……
改めて調べてみたら、万寿地震ってM7.5~7.8で死者1000人超って…そりゃ島も沈みますわ…
これ、覇久間大丈夫ですかね…?(ハリケーンだの魔神柱だの見つつ)>>318
親しい友人の死でさらに曇るやつですね。ライダーとアーチャー陣営が癒し……>>321
死亡時自動発動じゃないならまだなんとかなりますしね>>314
キャーハ様イケメン!首筋が!男!!
死亡時発動宝具であれこれ言ってるのを見るとティラノさんのXデーの凶悪さを思い出す>>325
>目つきの悪い男性が好きで
わかります。性格も含めてですが京極堂は結構好きです。>>328
ヨーロッパのどっかとか?歴史の転換点って色々ありそうでしょ。前思いついたのはナポレオンが対仏大同盟にクトゥルフクリーチャー召喚して云々、みたいなヤツ。
でも個人的には先にミッション見てーっす!(いやまぁ並列進行でもおkだけど。)そういや最近新しく令呪を仕入れたので、「このキャラに令呪欲しいな」とかあれば紹介できるかもしれない。
皇帝陛下!?皇帝陛下が参られた!?
薄暗い部屋の中、ベッドに寝転び冊子をめくる影が一人。「ドキドキ!今日からあなたも魔女になれる!?魔法のお薬辞典」とポップな字体で書かれたそれは、本日電脳合成都市国家シンガポールにおいて開催された同人即売会にて発売されたばかりの同人雑誌である。
半数ほどの大真面目な理論のページをつまらなそうに読み飛ばしたあと、影はあるページに目を留め、ニヤリと口元を歪ませた。
「これ、ほしーい!」
***
朝10時。
スパもついていることで有名な高級ホテルの一角で、短くふわっとした黒髪の人影が体を起こした。
クローゼット中に所狭しと並べられた服の山の中からシンプルなワンピースドレスを取り出し、あっという間に外に出ても問題のない身なりを整えた。
「えーっと……今日はー……服に合わせて、ピンク入りにしーちゃおっと!」
頭にピンク色のグラデーションのかかった金髪ツインテールの鬘を被ると、鏡の前に立ち、にっこり笑った。
「うん!かわいい!」
その者の名前はヘリオガバルス 。天下に悪名高き、悪逆ローマ皇帝。モノはあっても、心は立派なオシャレ女子である。
これまた溢れるほどに用意された鞄と靴の中から洋服に似合うものを選び取ると、彼女は枕元に置かれていた冊子を今一度開き、確認した。
「……うん。うん。やっぱ、揃えられそうだよね。よーし!今日中にがんばっちゃおー!」
–––開かれたページには、「これでどんな男もイチコロ!魅惑のマジカル香水」という巨大な見出しがこれ見よがしに強調されていた。>>336
***
ホテルからしばらく歩きメインストリートに立ち入ると、程なくして大きなモールが目に飛び込んでくる。
「アルコール、あるこーる………確かお酒のことだったよねー」
奥まった一角にある、巨大な棚の前にたどり着いたところで彼女の足が止まった。
「うーん………どれのことだろ。テキトーでいいかなぁ」
「どうかしました?」
「はぇ?」
突如後ろからかけられた声に振り向くと、背後にカゴいっぱいのお酒を抱えた女が立って、こちらの方を覗き込んでいた。
見間違えようもなく、サーヴァント。向こうからすればこちらを知っているのかもしれないが、もしそうであったとすれば、少なくとも話しかけられた彼女にとっては覚える意味を特に感じない相手であったことは確かだろう。
男ならばともかく、女に話しかけられても嬉しくない……のだが、目的のために利用するのはやぶさかではない。ヘリオガバルスもとりあえずは頭を使い、買い物に悩む普通の女子を装うことにした。
「ええっと……買い物に来たの。お酒を買わなきゃいけないんだけど、どれを買えばいいのかさっぱり!」
「あら。お使いかしら………まったく。お酒に詳しくない…女の子、一人にお酒を買いに行かせるなんて。なってない!」手元の紙を見ながら首をかしげる「可愛らしい娘さん」を見た女性が一旦籠を足元に置き、腰に両手を当てた。「で、どんなお酒が必要?」
「ええっと……混ぜるのに使うの」
「混ぜる?……あぁ、カクテルベース。じゃあ、そうね……」
女性はしばし棚を眺めると、おもむろに自らの色と同じ鮮やかな青の瓶を取り出し、差し出した。>>337
「はい。ジントニックなら飲みやすいし、もし考えていた物と違っても不満は出づらいでしょう。もしも不満が出るようなら、ちゃんと商品名まで言わないそっちが悪いと言ってやることです。」
「ふーん。……すごく綺麗な瓶」
「そうでしょう?………では、私はこれで!」
そう言うと、頭についた羽のようなものをピョコピョコと揺らしながら、カゴいっぱいに色とりどりの酒瓶を突っ込んだ青色の女性は立ち去った。
「……なんでお使いだと思ったんだろ。……まぁ、都合がいいからいっか!」
***
品物を買うときに、レジを通すぐらいの分別はついている。……というか、彼女が常識を無視するのは主に「遵守するとめんどくさい」「遵守すると楽しくない」という時であるため、流石に計画を完遂できなくなる可能性を無視してまでカバンから財布を出す手間を省くほどのものぐさではない。
ともかく、そんなこんなで彼女はつつがなくモールでの用事を終わらせ、再び目当てのものを探し町歩きを始めた。>>338
途中服屋やアイスクリーム屋に引き寄せられつつ、歩くこと数十分。
「あ、やった!見つけたー!」
彼女が足早に駆け寄る先には、海に面したカフェの一角で紙の束に埋まりかけている黒髪の女性がいた。
「………げ。なんだお前。また男でも探してんの?」
「探してるよー?……ま、今日用があるのはそっちの方だから安心してね」
手をひらひらとさせた彼女指す先を見た黒髪の女が、軽く体を傾けて何かを庇うような姿勢を取る。……が、後ろから飛んできた「僕?何の用かな?別に構わないよ」という声に従い、すぐに元の位置に座った。
「あ、うん。ボクね、君にちょっと質問があるの!」
「質問かぁ。ボクに答えられるものであればいいけど」
手元に置いてあった本を閉じ微笑むパンクなファッションの少年に満面の笑みを返し、金髪の「かわいい少女」は軽やかに言葉を発した。
「ザグレウスって知ってる?」
「へ」
「ザグレウス」>>325
みんな愛してるけど、というか愛してるからこそキュベレーも一歩引いた目線(みんな平等に一番愛しているのに誰かに贔屓するのは間違っていること。信者や対価を支払うものに加護を与えるのは神としておかしくないが何もしないものに愛により加護を与えるなんてことはしない)だから実は多分そんなに悪くないよ
みんな大好きが極まりすぎてルールにしっかり忠実な法の番人だから(愛を理由に自分がルールを破ったとして、それで苦しむのは自分でなく人間の方だから)ハ様からの心象はともかくキュベレーから見たらハ様は別に合わないとかはない
信者に○○を生き返らせて!ってお願いされても「人一人の人生の復元に何を代償にしますか?あなたの人生?そんなものでは足りません。他の人の人生?そんなものにも価値はありません。一度失われたものを取り戻したいのなら、それ相応の誠意を見せなさい。……というか、私ではなくハデス君のところに行きなさい」って言う。勿論生き返るなんてハ様が承知しないことを知ってるから暗に「諦めろ」と言ってる>>341
「やったー!泣いた泣いた!」悪逆皇帝がすかさず普段化粧品入れに使っている小瓶を取り出し、少年の顔から涙をすくい取った。「神霊のタイエキとかどうやって手に入れようかと思って悩んでたけど、チョロいのが見つかってよかったー!」
……仮にも一神話大系の主神級に対しあんまりにもあんまりな言い草ではあるが、彼女にとって崇めるべき神はエル・ガバルだけで他は人類悪だろうが宇宙人だろうが「その辺のモブ」レベルの認識なので仕方がないと言えなくもない。不敬ではあるが。
「じゃ、用も済んだしボクはこれで!ばいばーい!かしんちゃん!あと、えーっと……なんか、神様!」
「あ、おい待てテメェ逃げんな先にこっち手伝え!………あーもういい歳した男がぴーぴー泣くなって……気持ちはわかるけどさァ………!」
何事もなかったように立ち去ろうとする少女を追いかけようとした黒髪の女性だったが、「よく考えればこいつがいても何の役にも立たないな」と思ったのか素早く少年を宥める方針に転換した。
軽く屈んで目線を合わせ、少年の肩を抱きながら呆れ半分困惑半分で声をかける黒髪の女性。それを一度たりとも振り返ることなく、金色娘はクールに去るのであった。
「…………え、あ、なんだこれコールタール!?瘴気!?………おい偽装少年ジジ神!いくら気分のせいで調節効かないにしても、体からスライムじみたなんか出すのはやめろ!周りが汚れてご迷惑になるだろうが!」
「………ぐすっ…うぇっ…………僕は………我、頑張ってるのに……!好きなのに………ひっく………我慢してるのに……!」
「その話は後で好きなだけ聞いてやるから……あーくっつくな!服が!服が汚れる!やめろ!に゛ゃーー!?」>>342
***
少し時間は飛んで、ホテルの部屋。
「ふんふんふふーん。ふふんふーん♪さらに……えーっと、ここに【検閲済】と【検閲済】のすいよーえき?を混ぜてー……」
集まった素材を手順の通りに混ぜ合わせつつ、(暑かったので)カツラを外したヘリオガバルスは機嫌良さげに鼻歌を奏でていた。
なお、名前を検閲された素材は少々現代では倫理か入手難易度に問題のあるものなのだが、ヴォワザンからヒュギエイア……毒殺者から薬師まで、遍く者が理論上集合している電脳合成都市国家なので、一般的に売られているものもそれらのニーズに合わせニッチ路線を極めているだけである。普通のシンガポールではこんな物買えないし買えたら問題なので、悪しからず。
「できたー!」
容器をテーブルの上に置き万歳の姿勢を取った彼女に、天井の方から「……できてない。ちゃんと測ってないから分量間違ってんだよ」と声が飛んできた。
振り向くと、どうやっているのか心なしか疲れた印象の黒髪の女性が天井からぶら下がっていた。
「あれ?いたんだ?」
「いるわ。そしてホテルのセキュリティぐらい俺にはないも同然だっての。………はァ。しょうがねーな。貸せ」
天井から器用に一回転しつつ飛び降りるが否や、黒髪が勢いよく容器を奪い取った。
目の前で凄い勢いで素材を切り、薬品を混ぜ、手順の確認を繰り返す黒髪を横目で見ながら、少女は飽きたので昨日オマケで買った同人誌を読むことにした。>>343
***
「あとはこれを……よし完成。」
「わーい!やったー!」
笑顔で差し出されたバーサーカーの手だったが、それは容器に届く前にはたき落とされた。
「でも、これはお取り上げな」
「えー?なんで?」
微塵も理解できないと言わんばかりに大きく首を傾げて見せた娘に、黒髪の妖術師は大きくため息をついて見せる。
「先に謝りに行くんだよ!相手が神だろうがなんだろうが、嫌がることを意図的にやったなら謝るのが人間じゃボケ!今だって宥めすかしてようやく待たせてんだからな!」
「えー!?やだー!」
「やだじゃない!」
「魅惑のマジカル香水」のうつされた小瓶がテーブルの上に置かれ、しばし人間が引きずられる音が響く。
そうして、部屋には静寂が訪れたのであった。>>346
え、エルルーン殿は朝っぱらからカゴいっぱい酒買ってるだけで闇ではないでヤンス(震え声)
ドラッグはほら……然るべきお医者様とかが使うものを悪用したらこうなるってだけで……
>>347
愛妻家のブラコンに対し「よぉ〜!お前んとこの嫁、お前の弟(自分の父親)となんだかんだして息子がいるんだってな〜!(意訳)」って言うことで怒りの対象をぶつける相手を無くし結果的に泣くしかなくするっていう、クリティカル選択肢だもの
なお巻き込まれておいたんあやしをする羽目になった妖術師はそもそもそれが謂れのない誹謗中傷扱いにならない古代ギリシャの倫理観に引いたけど、「よくよく考えれば俺の生まれ方も倫理観的にはそれぐらいひでぇや(自虐)」って深く考えるのをやめた
>>348
助けられてもありがとうって言わせないことを意識したよ!(真顔)>>352
本人も(文中でちょっと漏らしてる通り)意図的にちょろそうなの探して言ってるし、「ザグレウスって知ってる?」だけなら単なる質問(そっから家庭事情冷やかしに入ったらアウト)だから誹謗中傷には当たらず罰されないだろうことも多分計算した上で言ってるし、更には仕事モードに入ってたら「……知っているがそれが汝に関係あるか?」って養豚場の豚見る目で見られるだけで終わりそうなものをわざわざ美少年モードな時見計らってぶつけてるから、これ多分本人が言ってる以上に知能犯………
「お前は物事を深く考えるな、言われた通り動け」って教育受けて育っただけで、地頭は特別悪かったりしないから……
まぁ「僕が罰するのは法を犯したものだけだから、個人的な感情は裁定基準に入れないよ」って言ってる方相手じゃなかったら死亡確定するような行為ではある
>>350 >>351
まぁ多分一部以外は普通に仕事とかで忙しいでしょうし。
私は一応レスには返事するようにしてますけどねメンタルがグズグズの麻婆豆腐になってて浮上しないだけで私はいますよー(生存報告)
シンガポールのアレコレに乗っかりたいとか思ってるんですけどね…>>358
めっちゃバレてる…(ノーヒントなのに)(わかりやすい自分)(私は恥ずかしい)仕事が忙しくてグロッキーになってる&話題に中々入っていけない私が居る
スレはROMって確認はしているんですが、メンタルが落ち込みまくってて、自分から何か書き込むほどの時間的余裕と精神的余裕が無かったのが私です~
覇久間と■回、今月は休日に予定が入りまくっててリレーが動いても書くのが遅れることをここに宣言します。すみません~仕事が変わって精神面でも体力面でも消耗が激しい今日この頃。
それはさておき、>>162が出来ましたので投稿させていただきます
プルフラスとロゼが契約したサーヴァント・クロケルに深い影響を受け、新たに生まれた戦闘礼装。
【※名称未定】以下、使用できるスキル
・霊氷発砲
空気中の水分を凍らせて氷の弾丸を作って撃ち出す。FGO的に言うなら相手一体をスタン(1ターン)
・霊水供給
水に魔力を込めて即席の治癒薬や魔力回復薬を作る。FGO的に言うなら味方一体のNPをチャージ(10固定)、HPを回復(最大3000)
・霊気噴射
蒸気によるジェット噴射。魔力放出のように使える。FGO的に言うなら味方一体を控えと入れ替える>>366
わぁ!初めまして、自分も此処ではイラストやデザインばっか描いている身です!
よろしくお願いします~>>366
ようこそ後新規さん!最近「もう中納言だけでよくね?」ってなってる正親中納言こと覇久間術中納言と申します。お好きに呼んでいただいて構いません。
この頃はスレ自体静かなものですが、どうぞよろしくお願いします!大学の課題大変だった我久しぶり?数日ぶり?にやってきた…なんか文章書く力がじわじわと失われている…
そして新規さんがやってきてる…ようこそお…
>>366
おぉ、ご新規さんいらっしゃーい
私のことは銀髪が好きな人だと覚えてもらえればそれでおっけーです。よろしくお願いしまーす
作る鯖の被りとかは気にしなくても大事ですよ>>373
よ、ヨハンセン…?(初めて聞いた顔)
うちのサーヴァントでいるんですがね…やっぱりもう少し顔出しさせとけば良かったなぁ。今書いてるシンガポールSSで出てくるんで、そこで答え合わせといたしましょう。
あぁ、タスクが増えていく…すいません…なんか…手違いで…覇久間聖杯戦争の諸々の項が消えてしまいました…どうしましょう…
返信をくれた皆様一人ひとりにお言葉をお返しできず申し訳ありません。発言は少なめになりますが、その代わり皆様のお話を楽しませていただきますので、改めてよろしくお願いします
>>377
はい!大丈夫ですよ!まだまだ投稿したものは少ないですので気に入ったものがあれば良いのですが…作品に関してありましたので、一応URLの方貼らせていただきますね
https://www.pixiv.net/users/54677561
おそらくこれ大丈夫だと思います。>>366
ご新規さんはじめまして!
学パロ系SSを描いてたり火属性キャラに地味な縁がある火村の人と申します
wikiの方にもぼちぼち作品を投稿してありますので、よろしければ時間のある時にでもご一読頂けると幸いです
これからどうぞよろしくお願いします!>>382
多種多様で充実していますね。こういった想像力に乏しい私としてはただ素直に脱帽します。
うちのマスターでも鬼の混血や炎使いの魔術師にこういうがいいなと思うものもありました。さて、最近はクロさんやレモンさんの顔出しは少ないですし、レアさんもほぼ引退なので、すぐ決定にはならないと思うけど、令呪推薦いくぞぉ!(キャラリンクも貼るので、ちたんさんもキャラ確認してくれればと)
まずレアちゃん。本人の音楽家要素を含めたデザイン!
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E6%9D%B1%E9%9B%B2%E7%8E%B2%E4%BA%9C次。最初にみた時、コイツしかねぇ!と思ったクリストファー・クライ用令呪デザイン!リボルバー拳銃意匠ってヤツにピッタリ過ぎる…。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4ver.2んで人魚、即ちセイレーン!!円形にかなり近いのが彼女の魔術師としての力量イメージにも沿うゲルトラウデ・アーレの令呪デザイン!
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%87%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%ACやあこんにちは
薄々気づいてはいたけどもうほぼ確実に、かつゆっくりとギロチンの刃を落とすが如く死期が迫っている(冥界の神成分大量投下によるキャパオーバー心臓発作的な意味で)島編術陣営だよ
今ちょっと色々と心の整理とか実際のタスクで忙しいんで、新規さんまたいらしたら代わりによろしく言っておいてくださいませ>>390
どうぞどうぞ。魔術ネタの方もお待ちしております。
因みにちたんさんには令呪使用の許可はもうとってあるので、「コレ良いな!」と思ったら使用申請すれば大丈夫だと思うです…。>>393
ありがとうございます…最新話を追加………あれ?また消えた?何故?
度々申し訳ありません。また復元していただけないでしょうか…?>>382
自分のマスターと組み合わせるならば、という妄想で選んだ令呪だとこんな感じですね。
カイホスルー・アードゥル→燃え堕ちる星
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%9B%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%AB
ナイトハルト・ケーフェンヒラー→裂傷と渦
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%92%E3%83%A9%E3%83%BC
アーダルベルト・シザームンド→抱かれる揺籠
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%89>>391
性癖と言っていいのか…私はFGOでアビゲイルちゃんが好きなので少女と異形であったり、小さな子×人外やあとスチームパンクみたいに機械や歯車がガチャガチャしたサイボーグとか好きですね>>388
こちらこそよろしくお願いします!せっかく参加した身ですので、一つくらい創作したサーヴァントでも載せてみようと思いますね
皆さんのご迷惑にならない程度で書き込みます…
【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】グナエウス・ポンペイウス
【異名・別名・表記揺れ】グナエウス・ポンペイ ウス・マグヌス…マグヌスはつける場合とつけない場合がある(どちらでも可)
【性別】男性
【身長・体重】180cm・90kg
【肌色】浅黒 【髪色】茶 【瞳色】赤
【地域】欧州
【年代】紀元前1世紀
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】 騎乗/ローマ
【ステータス】筋力:A 耐久:A+ 敏捷:D 魔力:C 幸運:D + 宝具:A ++【クラス別スキル】
・騎乗〔A〕
・対魔力〔C+〕
【固有スキル】
・凱旋のカリスマ〔B〕
軍を率いて多くの兵士達に信頼され、凱旋時には国民がその栄光に歓喜したであろう。このことによる上に立つ者としての能力、自ら光となり道を指し示す才能を表すスキル。自らに連なる者に強化や補正がかかる。
・偉大な称号〔A〕
与えられた称号によるスキル。その偉大なる存在感によって擬似的に皇帝特権と近しい効果を発揮する。
・軍略〔B +〕
生前の戦績や指揮官としての能力を表したスキル。グナエウスは軍人であったことや指揮官であったことから、マスターの命令に関しては軍人として主のために戦術を発揮し、宝具展開時には指揮官としての勝利のためにその腕を奮う。
【宝具】
『共にありし我が軍鎧馬(スティード・ポンペイウス)』
グナエウスがいつでもどこでもどのような状況においてもマスターの魔力消費なしで呼ぶことが出来る軍馬。基本武装と同様にこの軍馬を倒されても召喚することができるが、その召喚にも限度がある。ストックのようなものとしてあり召喚限度はおよそ30頭ほど。それ以上に召喚する際はグナエウス本人又はマスターから魔力を得なければならない。馬鎧は着脱可。
『偉大なる栄光は凱旋と共に
(マグヌス・インペラトル・ポンペイウス)』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:最低100人(マスターの魔力量によって人数が上方補正される)
マグヌスと称号を与えられた時に行った“偉大なる凱旋”を再現する宝具。イスカンダルのように心象風景の具現化であり、対象をその世界に引きずり込む。自らの鎧馬、連なる兵士達、戦車、投石機などを召喚し、周りには凱旋する門や建物が現れる。そしてその進行方向にいる対象を栄光を阻むモノとして排除を行う。イスカンダルのように召喚される兵士は一人ひとりが英霊級といったものではないため、相手や相性によっては対応される場合もある。だがそれでもかなり強化された兵士達であるために並の英霊では対応する前に蹂躙されるだろう。【Weapon】
槍(当時のローマ軍の兵装であったため)
【解説】
グナエウス・ポンペイウス・マグヌスは、共和政ローマ期の軍人であり政治家。ルキウス・コルネリウス・スッラからマグヌスと称され、ガイウス・ユリウス・カエサル及びマルクス・リキニウス・クラッススと第一回三頭政治を行ったが、ローマ内戦でカエサルに敗北、最終的に暗殺された。(引用:ウィキペディア)
ローマ軍を指揮していた父からの呼び出しから18歳の若さで初陣を飾り、父が歿した後も自費で3個軍団を率いてスッラに参戦したりと政治家としてだけでなく、軍人や指揮官としての能力は高い。その若くも功績を上げ続けることにオプティマスの指導者スッラの目にとまり、スッラの要望を幾度も遂行し、部下としても功績を残したことから「マグヌス(偉大なる)」という名を与えられた(マグヌスは征服王イスカンダルなどの英雄たちと同等の功績を成したことを表す称号でもある)。称号を得た戦の功績をもって25のとして凱旋式をあげることになる。このことは宝具にも昇華されている。カエサルに関しては政略戦争に大敗ことしたが、カエサルの娘ユリアを妻にもらい悪辣とした仲ではなかった。グナエウスは愛妻家としても伝えられている。
しかし妻ユリアの死と三等政治の崩壊、当時の元老院の陰謀からカエサルとグナエウスは分かたれてしまい争うことになる。その結果はカエサルの戦略の前にグナエウスの人生において最初で最後の敗北を刻まれてしまう。その後エジプトへと逃げたが、プレトマイオス13世の刺客に暗殺され、その人生に幕を下ろす。
【人物像】
特技:乗馬、ボードゲーム(将棋など)
好きなもの:称賛、妻
嫌いなもの:飢え、不義
天敵:暗殺者
願い:栄光をもう一度、世に知らしめる事
【一人称】俺
【二人称】あんた
【三人称】あんたら、呼び捨て
【セリフ例】
【因縁キャラクター】ガイウス・ユリウス・カエサル
【他クラス適性、変化傾向】ランサー適正有り
【製作者】ちたん合金>>407
史実かつ指揮官系サーヴァント……!いや恥ずかしいものなんて無いですよ、いいじゃないですか。>>409
いえ、pixivの方からご連絡を頂きまして宜しければ参加してみませんかと声をかけられた形になります。恥ずかしながらこのようなスレッドやchなどに参加することは初めてでして…不慣れなことが多いので、知らずに迷惑になるようなことをしてしまうかもしれません。その際はご指摘頂けると幸いです>>411
私も軍略から派生した制圧軍略とトロイアの守護者の内容がとても気になってます。
個人的に公式キャラへの印象からそのキャラのランク以上だと驚くのは軍略以外にコロンブスでランクCの不屈の意志、柳生但馬守でランクBの水月ですね。まあ、不屈の意志はスパルタクスがランクAなのは納得しましたけど。>>414
ありがとうございます!私も頬白鮫はお気に入りの一つなのでそう言ってもらえて嬉しいです!>>418
令呪のような複雑な紋様製作は、私にはない技術なので羨ましいです。>>407
いや他の方もおっしゃってる通り、良いサーヴァントだと思います
特にストック制の騎馬という所がいい線ついてると思いました
ライダークラスにとって乗騎の喪失は戦力半減ってどころの話じゃありませんし…
もう一つの具現化宝具も、王の軍勢との差別化が出来てるだけじゃなく戦略を練れそうで面白いです
相手を引きずり込んだ後、持ち前の軍略スキルで蹂躙するという感じに上手く噛み合っていますしwikiのエドワードのスキル改修、それと自鯖とSSの誤字訂正や文章の変更をしました。
急な仕事とか打ち合わせとか予定繰り上がりって最悪じゃない?という思いのままss投下します
「今作れる中で最も強く素晴らしい毒を作れ?」
「そうだとも。王(オレ)は貴様の製薬技術に興味がある」
アッシリアの偉大な王、アッシュールバニパルが急に自分を誘い何を言い出したかと言えば毒薬を作れ。なんだこの王は、無神経なのか図太いのか。溢れ出る王気(オーラ)を手で払いながらヴォワザンは問いかける。
「失礼ながら王よ、私に頼らずとも貴方様にはティアマト神の子供バシュムの毒をお持ちなのでは?アレほど最高位の毒物がある以上、私に何を求めるというのでしょう」
「ふむ……貴様にはアレほどの毒が作れぬ、と?」
「まさか。材料と時間さえあれば作り上げて見せますとも。私は毒の魔女/悪魔ですので」
バサリと後ろに生えた黒翼をはためかせながら呟く。あの悪魔……レオナールと正当な主従契約を果たして久しいがすこぶる魔術の調子がいいのだ。
「それでこそ魔女らしい。……明後日、王(オレ)の調合した毒と比較を行う。王(オレ)の工房に正午に来い」
「……バシュムとか、ヒュドラの毒を使われては私もどうしようもないのですが」
「戯け。そのようなものに頼らぬ。仮に魔術的毒物に頼るとしても貴様もこの日付中に入手出来るような代物だ。魔術調整は……貴様ほどの腕前なら配慮する必要もあるまい」
「………御意」
「これより、毒薬検査を始めます。正当なものであるという証明のために、私ヒュギエイア及び多数のサーヴァントが評価させていただきます」
「………なんで貴女はこっち側じゃないのよぉ!絶対この王様に誘われたでしょ!」
「解毒係として断固拒否させてもらったの。……それにめんどくさ……いや……ほら、私は薬を司るもの。毒薬製造なんてものに自発的に携わる訳にはいかないの。検査兼解毒担当に立候補したのは解毒の知識を深めるためだし」
「めんどくさいって言った!今メンドクサイって言ったわコイツ!」製薬仲間としてさまざまな意見を交換するヒュギエイアとヴォワザンは意外にも話す機会が多かった。ヒュギエイアは神代に編み出された神の薬学と己の鑑識眼と経験。ヴォワザンは民俗知識と経験や経書に基づいている。二人は薬を作るプロセスや考え方は違えど何方も超高等な薬師だ。
「茶番はそこまでにせよ。この審査方法だが、この王(オレ)が直々に作った……人体を模したが人ではない使い魔、此奴らに服毒させろ。なに、死に至る前に解毒を行われる手筈となっている」
「酷いですね、人の心はないんですか」
「喧しい。これを行うことによって使い魔達に毒の機能をインストールする魔術的工程も兼ねているのだから口答えをするな」
もういいだろう、というアッシュの合図と共に両者の製作した毒薬が運ばれる。……アッシュは無色の液体、ヴォワザンは真っ赤な苺だ。
それを使い魔が呷り/食らい、しばらく。早くも反応が出たのは液体を呷った方だった。血を吐き、喉を掻き毟り、涙を流す。激痛に苛まれているのだろう。
「………血を吐く程の即効性の毒物はあるにはありますがそんなものは体が受け付けない。匂いや味で本能的にわかるもの。しかし、アッシュールバニパル王の毒は無味無臭無色。それこそ暗殺の手段として食物に混ぜてもそれ相応の知識でもなければなんらわかりようのない程までの隠蔽度。……恐ろしいものですね」
冷静に判断するヒュギエイアは引き続き観察する。吐血以外の症状からして様々な毒も配合されているようだ。
「トリカブトは確実ですね。アレほど毒性が強く使われてきたものは中々ない。……神経毒、出血毒……体の細胞を破壊する毒まで。全てを際立たせるような配合をし、更に本来数時間で作用する強力な毒を即効性にしている。これは魔術の効能かしら。それにしても……まさか、この知識を知っていたというの?」
「当然だ。王(オレ)の書庫に毒に関して記したものがないと?王(オレ)は王(オレ)であるがゆえに毒についても造詣が深くなくてはならん」
「……知識欲の権化であることが功を奏したと。もういいでしょう、解毒薬を投与します!
……それにしても、おかしいのはヴォワザンの方ですね。服毒をした割には苦しみに喘ぐ声も動きもない。一体………っ、!」ヴォワザンの毒を喰らった使い魔にあまりにも音沙汰がない。そう思いそちらを振り向いたヒュギエイアが見たのは、口からタラリと血を流す使い魔だ。……その顔は驚くほどに穏やかで、そのままゆっくりと目を閉じ……ヴォワザンがその体を支えゆっくりと地面に下ろす。血を拭き取った使い魔の姿は、白く白く青ざめた体と唇に紅のようにぬるりと着いた紅色が化粧を想起させる。
「ただ強いだけの毒ならば猿だって作れます。手順の通りに、配分の通りに調合していくだけ。それを守れば誰だって誰かを殺める毒が作れる。匂いや味がおかしくて吐き出されてしまう?それこそ、今現代の科学では多数の隠蔽方法があるでしょうね」
まるでネイルのように変色していく爪を。まるでカラコンのように赤く染まっていく瞳を。まるで恋人達の逢瀬のように痙攣させる体を。その全てを撫でながらヴォワザンは微笑む。
「王は素晴らしい毒を、と言った。ならば私は強く、何よりも優しく、何よりも美しい毒を作る。優しい夢を見ながら、痙攣も中々起こさない。まるで化粧を施されたように体の色を変え痛みも忘れて逝ってしまうような穏やかで悍しい毒を。幸せに死ぬことができて、速やかに殺めることができる毒を。
─────さあ、早く毒の検査と解毒を。このままでは本当に覚めなくなってしまいます」
「っ……意識混濁、瞳孔に異常、呼吸衰弱、筋弛緩、内出血……嘘、早い。毒が回るのが早すぎる。勝負は着いた、解毒を行います!ええと、使われた毒物は…………なっ、多い、こんなにも多くの劇薬をこんな比率で!?複雑に編み込まれた魔術がそれをまた際立たせて……!」
「解毒薬を作るのも少し、面倒でしょう。ほら、これが薬です。……後で毒薬と使われた毒物のサンプルを送りますね。あなたもご存知ないものもあるかと」
優雅に、笑って立ち去るヴォワザン。その途中に立っていたアッシュールバニパル王に恭しく一礼を行う。……勿論、ヴォワザンの方が優れたものを作ったのだ。「ほう、王(オレ)の見立て通りであったぞ、魔女よ。貴様の毒はやはり麗しく悍しい。毒使いや優れた毒、素晴らしい製法は多かれど、貴様の毒ほど『面白い』ものはないな」
「お褒めに預かり光栄ですわ。……ふふっ、でも、私の雇用は辞めた方がよろしいかと」
何故、と聞き返さんとするアッシュールバニパルを尻目にし、通り際に一言、聞こえるか聞こえないかの声で。
「─────私の毒は、女と子供と支配者を破滅させる毒ですもの」
私、王様なんてものはあまり好きではありませんの。寝首を掻きたくなってしまうでしょう?
そう暗に言い残し去っていった魔女を眺め、王は一人、やはりと笑う。
「く、くくく………王(オレ)を仕留める毒、だと……フッ、面白い女よ。ただの淫売かと思えば、斯様な刃を持ち合わせるとはな」
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/アッシュールバニパル
戯れとしてヴォワザンにちょっかいかけてみた。おもしれー女ってなった
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ヒュギエイア
新しい毒物の対処法がわかるかもしれない。自分が予期していない毒薬もあるかもしれないと解毒係として参加。ヴォワザンとは良く薬の云々で話す仲
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/カトリーヌ・モン・ヴォワザン
悪魔レオナールと話し合いをしてちゃんと想いを交わした上で正式な契約を結んだヴォワザン。生粋の優しさを損なうことなく魔女としての力を振るう(ちょっと性格もヴィランっぽくなった)言わばパーフェクトヴォワザン>>432
もしかしたら男性女性の母数の違いなだけで満足して死ぬことができたやつは多分どちらも同じくらいではないかと思い至ったのが今お久しぶりです、父の日も近くなってきましたが皆様お元気でしょうか。
さてまた新しいサーヴァントを作ってみたので投下してもよろしいでしょうか?覇久間書きつつ、シンガポールも書きたいけどなかなか進まない土曜日
>>434
バッチコイ【CLASS】バーサーカー
【真名】ベアトリーチェ・チェンチ
【性別】女
【身長・体重】168cm 54kg
【属性】混沌・悪
【天敵】御父様
【好きな物】優しい御父様(マスター)
【嫌いな物】暴力を振るう御父様
【出展】16世紀イタリア・歴史
【ステータス】筋力 C 耐久 E 敏捷 B+ 魔力 E 幸運 E 宝具 D
【クラス別スキル】
狂化 D
バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。筋力と耐久が上昇するが、言語機能が単純化し、複雑な思考を長時間続けることが困難になる。
【固有スキル】
精神汚染(静) B
精神が錯乱しているため、他の精神干渉系魔術をシャットアウトできる。ただし、同ランクの精神汚染がされていない人物とは意思疎通ができない。
彼女の場合一見すると理知的で寡黙に映るが、自らを傷付ける者、虐げる者は全て『御父様』だと認識してしまう致命的な精神異常を抱えている。
敵対する相手は勿論の事、立ち回り次第では自身のマスターすら御父様と認識し、令呪を剥奪しかねない。>>436
殺戮技巧 B
生前の逸話から獲得するに至った不名誉なスキル。特的の道具を本来の使用法とは異なる殺戮用途で用いた際、ダメージに加算補正をかける。
ベアトリーチェは『対人』で金槌を振るった場合に限り追加ダメージを加える。
佳人薄命 B
美人は美しく生まれついたため数奇な運命にあって、とかく幸せな一生が送れないものである。
美貌と非業を兼ね備えた者が所有するスキル。いかなる状態でも幸運ステータスが最低値に固定される代わりに、周囲に『儚い』という印象を植え付け油断を生み出す。
尊属殺人 A+++
己の血族を殺めた者が保有する不名誉なスキル。
敵が自分との精神、或いは血統の結び付きが強い相手であるほど筋力・耐久ステータスが向上する。
ベアトリーチェはその悲劇的な最期から多くの芸術・文学の題材とされてきた。その影響か彼女は『尊属殺人』の代名詞として、凡ゆる親殺しにまつわる物語を己の物として取り込んでいる。
A+++ランクは明らかに異常値。
生前は単なる貴族の娘でしかなかった彼女だが、『父親』と認識する相手であれば三騎士クラスをも凌駕する脅威の暴力装置と化す。>>437
【宝具】
『幸せの結末(ハッピー・エバー・アフター)』
ランク D 種別 対人宝具 レンジ – 最大捕捉 1人
貴方さえ、貴方さえ居なくなれば。
その果てに幸せがあるのだと、ただ信じたかった──────
ベアトリーチェの思い描いた幸福。その成就の為に犯した、たった一度の罪の再演。
真名解放と同時に三騎のシャドウサーヴァントを召喚、敵を取り囲んで一斉に金槌による私刑(リンチ)を加える。
ベアトリーチェはシャドウサーヴァントをそれぞれ「ルクレツィア」「ジャコモ」「ベルナルド」と呼び、その正体は尊属殺人に加担した家族が幻霊と化したモノ。
ただし解放中は消費魔力が激増するので、彼女自身がバーサーカーである事も相まって凄まじく燃費が悪い。
【weapon】
『金槌』
自分の身の丈ほどもある長柄の金槌。それそのものは何の変哲もないが、彼女が使用する事で殺戮用途が付与され戦鎚(ウォーハンマー)にも匹敵する破壊力を生む。
【解説】
ベアトリーチェ・チェンチは十六世紀のイタリア生まれの貴族の女性で、ローマで起こった尊属殺人事件裁判の主役として知られている。
その可憐な容貌と悲劇的な最期から、数多くの文学・芸術の題材とされて来た。>>438
父親はフランチェスコで後妻はルクレツィア・ペトローニ、兄はジャコモ、末弟はベルナルド。一家はイタリアのローマにあるチェンチ宮に住んでいた。フランチェスコは周囲から暴力的で不道徳とみなされていたが、貴族階級であったが故に誰も文句を言えず、数々の蛮行も不問とされ続けていた。
父は日常的に息子と妻を虐待し、ベアトリーチェに対しては性的暴力を働いていた。彼等は被害を訴えたが裁判局は一切関与する事はなかった。
………最早その時点で非業の結末は決定付けられていたのかも知れない。
思い詰めた末に、家族は実の父親を殺.害することを心に誓った。
1598年、暗殺は実行に移された。当初家族は事故死を主張していたが、誰の目から見ても故意の殺人である事は言うまでもなく、末の弟ベルナルドを除いた家族三人は死罪を言い渡される。
殺人の動機を知ったローマの市民達は恩赦を求め裁判局に訴えかけたが、時のローマ教皇は慈悲を示す事もなく。
1599年9月11日、無慈悲な死刑は執行された。
兄ジャコモは四肢を八つ裂きにされ、後妻ルクレツィアとベアトリーチェは順番に斬首され。
唯一生き残った弟は財産の大半をローマ教皇に奪われただけでなく、家族達の処刑の瞬間を無理矢理見せ付けられたとされる。
その後市民の中でベアトリーチェは、傲慢な貴族社会へのレジスタンスの象徴となった。
ローマでは今でも毎年、彼女の処刑日前夜、ベアトリーチェの幽霊が斬られた自分の首を持って処刑場に戻ってくると信じられている。>>439
物静かで淑やかで、自己主張を滅多にしない少女。
といってもこれは生前に植え付けられた処世術に過ぎず、目立たず、物を言わず、石の様に生きてさえいれば酷い仕打ちを受けずに済むと霊核に刻まれてしまっている。
だが一度トラウマである『父親』が頭を過ぎった瞬間、彼女の中に渦巻く狂気が爆発してしまう。
やっとの思いで父親を殺しても、結局彼女に幸せが訪れる事はなかった。
であれば今度は思い描いた未来を掴むその時まで、何度も何度でも繰り返すだけ。
御父様を殺して。その面影も名残も殺して。彼を想起させる、私を虐げる全て(オトウサマ)を殺して。殺して、殺して殺して殺して殺してコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテコロシテ──────そうすれば、きっと、幸せな未来が拓ける事を信じて。
聖杯に願う望みは「幸せになりたい」。>>441
バーサーカーとしても新鮮味を感じるサーヴァントですね。優勝狙いのマスターならばお気の毒と言えるほど、厳しいものがありそうですが。ドラマチックな展開になりそうなので、そういう意味で彼女は物語でもかなり目立つ存在になれそうな気がします。>>441
席外してて反応遅れた……
これはまた素敵な題材を……不名誉スキルが半数を占めるあたり、運命に翻弄された感が伝わってきます
お前もお父様だ!→尊属殺人スキルのコンボ酷い(好き)北欧異聞帯ダイジェスト書きました。話し合いばかりで申し訳ない。
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ダイジェスト3>>454
はい!こちらこそよろしくお願いいたします!>>464
そちらが深夜に対し、こっちは真っ昼間という違いなだけですよ。ただ、偶に時間を合わせるのが難しい時があるのが難点ですかね。>>460
白石さんとは意外な人選ですね。ハルヒの谷口のイメージが強かったです。うちのキャラに当てた声優ですと塩屋さんはあまり知られていないかもしれませんが、忍たまの兵庫第三協栄丸さんの声です。>>469
アレン→聖の連絡:大丈夫です
神秘の秘匿:あいつは本質的に魔術使いなので気にしないと思います。問われたら答えるけど問われなかったら答えないって感じです>>473
【クラス別スキル】
陣地作成:A
自らに有利な陣地を構築する能力。■■■■■■■■■ための空間“■■”を作り出す。
道具作成:A
魔力が込められた道具を作る能力。■■、■■■、■■などから大きなものでは■■■まで■■に必要なおおよそのものは作り出すことが出来る。
【固有スキル】
星の開拓者:EX
人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。
あらゆる難航、難行が“不可能なまま”“実現可能な出来事”になる。
■■■■■:EX
キャスターの異名がスキルとなったもの。
■■行為時に大きなボーナスが入り、短期間での完全な■■を可能とする。
加えてキャスターのある信念が習合されているため、このスキルの発動中は例え霊核を砕こうとも彼女を消滅させることは出来ない。
専科百班:A
32種類の■■系スキルをBランク相当の習熟度で発揮可能。
■■の号令:A
優れた観察眼と習熟された■■知識、加えて■■■一人一人の特性を熟した上で発される的確な指示。
キャスターの指示は志気を上げ、■■行為の効率と効果を上昇させる。>>475
【宝具】
『■■■■■■こそ真の■■(■■■■■■■・■■■■)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大補足:自身
―――■■■■■■■■■。
キャスターの残した言葉が示すように、マスターから供給された魔力を用いて■■■■■■■■■■能力。
『救済は此処に、聖域は万人に開かれり(■■■■■■■・■■■■)』
ランク:EX 種別:建築宝具 レンジ:一般的な■■と同等 最大補足:レンジに同じ
――キャスターが追い求めた至高の■■。
あらゆる■■■■■■空間を展開する。
『■■■■■■■人(■■■・オブ・■■■)』
ランク:B 種別:対■宝具 レンジ:■の届く範囲全息 補足:レンジに同じ
灰で煤けた簡素な作りの■■■。
多くの異名で呼ばれた彼女を象徴する宝具。
夜にしか使用出来ないがかつてキャスターに救われた全ての人々の持つ彼女への信仰がその魔力を肩代わりするためその魔力消費は軽微なもの。
第一、並びに第二宝具と重ねることでより効果を増す。
キャスターは3つの宝具を組み合わせることで“■■■■■■■空間”を作り上げる。>>483
>>484
じゃあ行きますねー
【CLASS】キャスター
【真名】フローレンス・ナイチンゲール/Florence Nightingale
【出典】史実・イギリス
【性別】女性
【身長・体重】151m・40kg
【スリーサイズ】87(C)-55-85
【属性】秩序・善(人・星)
【CV】花澤香菜
【ステータス】
筋力E 耐久B 敏捷D 魔力B 幸運A 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:A
自らに有利な陣地を構築する能力。怪我人や病人を癒すための空間“病室”を作り出す。
道具作成:A
魔力が込められた道具を作る能力。包帯、タオル、食器などから大きなものではベッドまで看護に必要なおおよそのものは作り出すことが出来る。>>485
【固有スキル】
星の開拓者:EX
人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。
あらゆる難航、難行が“不可能なまま”“実現可能な出来事”になる。
卑しい職業と呼ばれていた看護婦という職業の社会的地位、加えて看護という行為を根底から作り替え『技術と知識が必要な専門職』という概念を後世に残した功績から獲得した。
キャスターは近代看護の生みの親である。
白衣の天使:EX
キャスターの異名がスキルとなったもの。
医療行為時に大きなボーナスが入り、後遺症が残るような状態からでも短期間での完全な治療を可能とする。
加えてキャスターの「天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である」という信念が習合されているため、彼女が医療行為を行っている間は、例え霊核を砕こうとも彼女を消滅させることは出来ない。
専科百班:A
止血、採血、カウンセリング、按摩、注射、脈診、マッサージ、麻酔、触診、その他32種類の看護系スキルをBランク相当の習熟度で発揮可能。
天使の号令:A
優れた観察眼と習熟された医療知識、加えて看護師一人一人の特性を熟した上で発される的確な指示。
キャスターの指示は医療現場の志気を上げ、医療行為の効率と効果を上昇させる。>>486
【宝具】
『犠牲なき献身こそ真の奉仕(ナイチンゲール・プリッジ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大補足:自身
―――ナイチンゲール誓句。
キャスターの偉業を讃え、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市にあるハーパー病院のファーランド看護学校 の校長リストラ・グレッターを委員長とする委員会で「ヒポクラテスの誓い」の内容を元に作成されたもの。
この誓句にキャスター自信は携わっていないが、キャスターの名前を冠したことで彼女の信念を表す宝具としてその名を冠するようになった。
「犠牲なき献身こそ真の奉仕」と言う宝具名通り、彼女の信念を『ナイチンゲール誓句』と言う型に移しこみ宝具としたもの。
宝具名の補遺として残された「構成員の奉仕精神頼みの活動は長続きしない」、「如何に奉仕の精神があろうと経済的支援抜きでは立ち行かない」と言う言葉が示すように、マスターから供給された魔力を用いて対象の病や怪我を治す能力。
『光を掲げる貴婦人(レディ・オブ・ランタン)』
ランク:B 種別:対傷宝具 レンジ:光の届く範囲全息 補足:レンジに同じ
灰で煤けた簡素な作りのランプ。
『ランプの貴婦人』『クリミアの天使』と呼ばれた彼女を象徴する宝具。
夜にしか使用出来ないがかつてキャスターに救われた全ての人々の持つ彼女への信仰がその魔力を肩代わりするためその魔力消費は軽微なもの。>>487
『救済は此処に、聖域は万人に開かれり(ナイチンゲール・ウォード)』
ランク:EX 種別:建築宝具 レンジ:光の届く範囲全息 補足:レンジに同じ
間仕切りなしのワンルーム。
患者のベッド1つにつき、1つの窓がセットされる。
ベッドは病室の左右にそれぞれに15ずつ並んでいる。
窓は高い天井まで延びた3層の窓。
一番高い3層目の窓を常時開放しておくことで、病室の換気を行える。
入り口は廊下から一箇所に限られている。
大部屋につながる入口廊下の両側には婦長室・リネン庫・配膳室・手洗い器のついた個室などが存在している。
医師、看護師と患者との接触を効率的かつ容易にすすめるため、病室中央屋は患者が日頃過ごす空間で、病室中央付近はナースステーションとして用いられた。
――キャスターが追い求めた至高の病棟。
あらゆる病を廃絶する空間を展開し、レンジ内の対象を強制的に入院させる。
大規模な宝具であるため当然魔力消費も相応だが、内部の人間が抱える病原菌、腫瘍、その他病の要因となるものを維持魔力に変換できるため、展開以降の魔力消費は範囲と規模に反して微々たるものとなる。
当然内部の病人全員が完治すればこの宝具の展開も同時に終了する。
病院とは、怪我や病気を治すためのものであり。
入院とは、怪我や病気を治し通院するまでがセットであるというキャスターの信念が形になったもの。
第一、並びに第二宝具と重ねることでより効果を増す。
キャスターは3つの宝具を組み合わせることで“誰も傷つかない空間”を作り上げる。>>488
【解説】
フローレンス・ナイチンゲール。
白衣の天使、クリミアの天使、ランプの貴婦人など様々な異名を持つ女性。
統計学者、建築学者、社会学者、教育学者、看護学者、社会福祉士など様々な顔を持つが、最も有名なのはクリミア戦争期におけるスクタリ野戦病院の看護師というものだろう。
裕福な紳士階級の生まれだったが、若き日の彼女は当時の時代では卑賎な職業とされていた看護師となることを志した。
彼女は無事にその夢を叶え、スクタリ野戦病院の看護師として驚異的な成果を上げた。
徹底した衛生管理と正確な知識による医療でスクタリ野戦病院の死亡者数は40%から5%までに大きく改善された。
その後も陸軍の医療制度改革を働きかけ、無理が祟って過労で倒れるほどの働きぶりを見せる。
ベッドの上でもその在り方は変わらず、90歳で亡くなるまでに1万2000通の手紙と150冊の本を書いたと言われている。
ヴィクトリア女王、アンリ・デュナンなどからも一目も二目も置かれていた紛れもない偉人。
人の病を治すということに全てを賭ける苛烈にして鋼鉄の女性。>>489
ただし、現在は晩年の穏やかな精神と彼女が初めて人に看護を施した10代前半の頃の肉体で現界している。
青を基調とした看護服に身を包む幼い顔立ちの少女。
外見同様可憐で愛らしく、それでいて健気で献身的。
文字通り、天使と言う言葉で連想出来るおおよ全ての要素を持つ純粋な少女。
しかし、知識と技術に関しては完成されきっており、一度患者を目にすれば看護師でありながらそこらの医者を凌駕する対応を見せる。
白衣の天使と言うナイチンゲールの異名に向けられた人々の信仰・白衣の天使と言う言葉で人々が浮かぶイメージが形となった存在。
戦闘能力こそ皆無だが、誰もころさず誰も死なせないということに関しては他の追随を許さない。
「サーヴァント・キャスター。ナイチンゲールです。よろしくお願いします―――安心してくださいね。私がいる限り、貴方は私が死なせませんから、マスターさん」
「あれが……私……? ええ。あんな時期が私にもありました……ハーバートや女王陛下には随分とご迷惑をおかけしてしまいました。いつか謝罪しないと」ナイチンゲールに対して
「………………なんであの私は空に浮いてるんですか? というか、あの銃はなんですか?」ナイチンゲール(弓)に対して
「私は、私に出来ることをしただけです。私の後に生きた人達がそれを確かな形にした……なので、彼らほど私はすごくありません」星の開拓者持ちに対して
「はい! みなさんよくしてくれます! ですが……勉強の時間が無くなるのはちょっと困っちゃいます……」子供サーヴァントに対して
「女王陛下!お久しぶりです!フローレンズです! ……その、女王陛下にはたくさん迷惑をおかけしてしまいましたね。ごめんなさい……良かった。ちゃんと謝れて」アレクサンドリナ・ヴィクトリアに対して覇久間狂陣営投下しました
これで山を降りる→諸々あってセイバー陣営と邂逅&交戦がいけるかとあ、勢いで山って思い込んでけど森だった……Wiki反映時に修正しなきゃ
>>492
ありがとうございます!猜野本家側の描写もあってありがたいです。ナレーションでかっ飛ばしてしまっていたので気になってはいたんです。フラカン、多少は融通効かせられるんですね。なんとなくフラカンは雲魔物で想像されてます。そろそろまたSSを書こう……一キャラ投下したらSSを一つ書く、それが自分のマイルール…!
何となく前から妄想していた自作マスター達の概念礼装をこっそり投稿・その1
『瘴気魔術』HP0(最大0)/ATK300(最大1500)
比良坂学
星3・コスト5・状態異常による与ダメージが100(最大200)アップする状態を付与
『玉から石へ』HP0(最大0)/ATK400(最大1500)
間久部理仁
星4・コスト9・自身のNP獲得量を15(最大20)%アップする+クリティカル威力を15(最大20)アップ
『鬼は射干玉の夜に笑う』HP320(最大1200)/ATK200(最大750)
羅城宝来
星4・コスト9・Buster性能を8(最大10)%アップ+毎ターンHPを200(最大300)回復
『忠実なる狗』HP0(最大0)/ATK400(最大1500)
蓮霧
星4・コスト9・与ダメージプラス400(最大600)状態を付与+NPを25(最大40)%チャージした状態でバトルを開始する>>501 その2
『深森の狩人』HP(最大)/ATK(最大)
ミカ
星4・コスト9・必中状態を付与+自身に回避状態を付与(1回)+クリティカル威力を15(最大20)アップ
『救済者』HP375(最大1500)/ATK250(最大1000)
ミロク・D・カルヴァリオ
星5・コスト12・[人属性]への攻撃力を15(最大20)%アップ+[人属性]からの防御力を15(最大20)%アップ+弱体無効状態を3回付与
『ヴァルチャー』HP375(最大1500)/ATK250(最大1000)
梔子戸繚乱
星5・コスト12・ガッツ状態を付与(HP500・1回)状態を付与+NPを40(最大50)%チャージした状態でバトルを開始する
『ブレッシング』HP0(最大0)/ATK500(最大2000)
ロゼとプルフラス
星5・コスト12・自身の攻撃力を10(最大15)%アップ+自身に無敵貫通状態を付与興が乗ってアクエンアテンの各ファラオの言及を書いてみた(ほぼ悪口です)
「真、不出来な種子がおるようだな。汝の布いた改革を棄て、余命幾許と少ない生を無駄とした。汝から生じた数少なき恥晒しの一つよ」(ツタンカーメンorトゥト・アンク・アメン同行時)
「旧き神の方舟を駆る者。彼奴の齎した理は、今も尚現存する幻想か……真、理解不能よ」(クフ同行時)
「数あるラーの写し身か。所詮は数多の一つ、唯一無二である汝の威光には届くまい」(ジェフティメスorアメンホテプ二世同行時)
「哀れな女よ。その有り余るほど哀愁は、汝の愛玩具として愛でるに相応しい」(スコルピオン一世同行時)
「原初なる神王(ファラオ)。砂塵舞う地にて王権を布き、自らを神の写し身と称した旧き人柱。なんと、小さい。器に宿す神威は強大なれど、汝の神眼に入る原初は余りにも小さい!」(メネス同行時)
「彼奴に微塵も興味はない。神王(ファラオ)を名乗る不遜な異人。名ばかりの余人が、汝の前に立つなよ」(プトレマイオス同行時)
全方面に喧嘩を売るスタイルが彼です。お久しぶりです。色々やること多くて少し離れてました……後でスレ見直してきます
それとリハビリがてらに前から書いてたギネヴィアの幕間出してもいいですかね?予想が正しければ十何レスかは消化しますがある女の話をするとしよう。
類稀な才能を持っていたわけでもなく、
聖剣の担い手であったわけでもなく、
英雄として民草を救えたわけでもなく、
ただ一人の夫からの寵愛を受けたわけでもなく、
愛してはならないものを愛し、
情欲を持ってはいけないものに情欲を持ち、
自らの燃え盛るような愛によって、
全ての破滅の引き金を引いた……
───────そんな、女の話を。>>512 >事件?
ダ・ヴィンチ
「ああ。……先日、第四特異点からわずかだが
空間の歪みがあることが分かったんだ。」
マシュ
「空間の歪み……ですか?」
ダ・ヴィンチ
「精査した結果、この空間の歪みは
何らかの魔術によるものだということが分かったんだ。
つまりは、これを人為的に仕組んだ何者かが、
今の第四特異点にいる可能性が高い。
君達には、これを解決してきてほしいんだ。」
>どうして第四特異点なんでしょう?
ダ・ヴィンチ
「残念ながら、そこまでは分からないなあ。
それにね、人理焼却を防いだとは言っても、
全て綺麗に元通りに戻ったわけじゃない。未だ人理は不安定な状態なんだ。
微小特異点や亜種特異点が、その証拠。
新宿にせよ、アガルタにせよ、チェイテピラミッド姫路城にせよ……
どれも人理が不安定だからこそ、成立しえているものばかりだからね。」>>515
ダ・ヴィンチ
『お褒めに預かり光栄だよ。異世界の騎士王様。』
>それで、空間の歪みがある場所は……
>この特異点のどこにあるの?
ダ・ヴィンチ
『ああ、君には言っていなかったね。
今回の事件の場所は────────
時計塔の奥深く、星の内海に繋がる坑道。
"霊墓アルビオン"……その入り口だ。』
>"霊墓アルビオン"……?
マシュ
『はい。
"霊墓アルビオン"は、かつて星の裏側へ逃げ損ねた竜の亡骸だと言われています。
全長はおよそ2kmと決して大きくはないのですが……
どういうわけか、霊墓内部の空間は異様なまでに
歪曲していて、見た目以上の距離があり
まるで迷宮のように入り組んだ場所とのことです。』>>516 ダ・ヴィンチ
『とはいえ、今回はアルビオンの内部に直接入り込むわけじゃない。
私達が目指すのは、あくまで入り口の入り口までさ。
まあ、それでも死霊やらなんやらは出るわけだけど。』
アーサー
「なに、そうなっても僕らがいるから大丈夫さ。
マスターを簡単にやらせはしない。」
アルトリア
「ええ。騎士の名の下に誓いましょう。
マスター、あなたを必ず守り抜くと。」
>そこまで気負わなくてもいいからね?
>2人が一緒なら心強いよ
マシュ
『!敵性反応です!
霊基パターンから推測するに、死霊系のエネミーと思われます!』
アーサー
「噂をすれば、だね。」
アルトリア
「手早く倒してしまいましょう。
マスター、指示をお願いします!」>>518
─────────優しい人。
それが彼に抱いた第一印象だった。
ギネヴィア
「そう、ね……。
では、少しだけお話を聞いてくださいますか?
───────卿。」
そんな優しい彼の言葉に甘えた。…………甘えてしまったのだ。
もう後悔してどうにかなる話ではないけれど。
もし。もしも、間違いがあったとするならば。それは、きっとここなのだ。
ここで、彼の言葉に、彼の優しさに甘えた瞬間こそ
全ての始まり。積み重なる悲劇の前哨。
私という、国の緩やかな滅亡のために組み込まれた
歯車が、ほんのわずかに決定的にズレた場所。
────────私の犯した、最初の罪。彼/彼女はきっと罰を与えない。
どれだけ私が乞い願おうとも、
彼/彼女は困ったような顔をして赦すのだろう。
なんて残酷。なんて無慈悲。
もし、私が、私の罪が赦されてしまうのなら………
………咎人(私)の魂の行き場は、一体、どこにあるのだろう?>>523 マーリン
「細かいことは気にしない気にしない。
それにここはアルビオンだ。
妖精郷のような空間の安定しない場所ほど、
こういうところには繋がりやすいものだよ。」
アルトリア「なぜ、あなたがここにいるのですか?」
マーリン
「言っただろう?放ってはおけない野暮用さ。
これから君達はアルビオンの最上層を潜る
わけだけど……
その前に、少しだけ手合わせ願おうかな?」
アーサー「手合わせ?」
マーリン
「ああ。今の君達が、彼女に会うに値するのかどうか。
誠に勝手ではあるが、僕が確かめさせてもらうよ?」
>……もしかして、原因を知ってるの?
マーリン
「それを明かすかどうかは君達次第だ。
戦いは面倒ではあるけれどね……今回ばかりは事情が事情だ。
というわけで、手合わせと行こうか!」>>526 ギネヴィア
「(──────卿。)」
心は其処に有らず。
ただ遠い地で戦う──────卿を思ってしまう。
ずきり、と胸が痛む。
……王を裏切っている自覚があるから?
いいや、違う。
そも私に裏切っているという自覚があったのなら、
──────卿と会わなければいいだけの話だ。
では、この感情が何なのか?
私は知っている。私は分かっている。
その答えが何であるのかを。
だけど。
定義をしたくない。定義をしてはいけない。
意味を求めてはいけない。意味を理解してはいけない。
────認めてはいけない。
認めてしまえば、きっとこの日々には戻れない。
いや、そもそも。
そもそも、この感情を認めることが出来たとして。
果たして私は、自分の責務を投げ出すことが出来ただろうか?>>529 ギネヴィア
「……否定はしません。
ですが、王の帰りを待つことの何が─────」
アグラヴェイン
「嘘を付くな。
王妃、貴女が思い焦がれているのは王ではなかろう?
貴女が待ち侘びているのは、あの卑しい湖の騎士だ。」
ギネヴィア
「嘘など付いていません。
確かに、外様の騎士である彼を心配していないとは言えません。
ですが、彼を想うことと王を想うこととは両立しうる事柄のはずです。」
アグラヴェイン
「全くもって詭弁ですな。
執務の合間に何度となく彼奴と逢引をしているのは、
私を含め、皆の知るところです。
だが、誰もが、王でさえもが
貴女と湖の騎士の逢引を黙認している。
『ただ話し相手になってもらっているだけ』?
『あの二人が間違いなど侵すはずがない』?
そんな戯言、信用ならぬわ!」>>530 アグラヴェイン
「もしも、それが湖の騎士の策略であり、
王妃がその策略に乗っている裏切り者ならどうするのだ!?
円卓は割れ、国は滅び、民は奪われる!
そんな最悪を起こしてなるものか!
いや、そうでなくともだ!
民が貴女と湖の騎士の逢引を知ればどうなる?
王の権威は疑われ、国の統治はままならず、
湖の騎士を慕う民による反乱が起きるだろう!
貴女の行っていることは、その気がなくとも国を滅びへと導く愚行だ。
湖の騎士と話すな、とは申しますまい。
ですが、湖の騎士との関係は絶っていただきたい。」
ギネヴィア
「……それは、脅迫のつもりですか?アグラヴェイン卿。」
アグラヴェイン
「どう受け取っていただいてもかまいません。
私はただ、この国を想っているからこそ、貴女に申し上げているだけのこと。
事の重要性は理解できているはずです。」
ギネヴィア
「………………………私は。」>>531 アグラヴェイン
「ですが、残念ながら
私は貴女を信用してなどおりません。
いえ、違いますな。
私は最初から女を信用してはいないのですよ、王妃。
才ある者であるなら認めはしましょう。
ですが、女とは根本的に人を誑かす生き物だ。
素知らぬ顔で嘘をつき、素知らぬ振りで人を騙し、
素知らぬ振りで贅を尽くし、素知らぬ振りで快楽を貪る。
そんなものの一体どこを信用しろと?」
ギネヴィア
「っ、でもっ、それは─────────」
アグラヴェイン
「女の全てがそうではないでしょうな。
ですが、貴女はそちら側の人間だ。
王よりも先に休む王妃がいますか?
王よりも執務をこなさぬ王妃がいますか?
貴女の総てを否定はしませんが、
それでも貴女は王よりも無能だ。」
ギネヴィア「それ、は──────────」>>533 マーリン
「いやあ、流石だね!二人のマイロード!
僕程度では相手にもならないか!」
アルトリア
「勝負は私達の勝ちですね。
では、約束通り原因を教えていただきましょう。」
マーリン
「もちろんだとも。
……今回の顛末は、簡潔に言ってしまえば
或る人物の悔恨が原因なんだ。」
アーサー
「先程もそのようなことを言っていたね。
そして人物についても、"彼女“と半ば知っている風だった。
一体、誰なんだい?その"彼女"というのは?」
マーリン
「いやいや、もう少し語らせておくれよ。風情がないね、異世界のマイロードは。
まあ、でももったいぶるのはやめておこうか。
……"彼女"というのは君達にも関係のある事柄だしね。」
>アーサー達に関係している……?
>それって、まさか───────>>534 マーリン
「察してもらえたようだね、カルデアのマスター。
そう、この件に関係してるのはギネヴィア。
君達の妻さ、二人のマイロード。」
アルトリア
「ギネヴィアが……」
アーサー
「でも、どうして彼女が今回の事件の原因なんだい?
僕の知る限りでは、彼女はそういうものとは
無縁だと思っていたが。」
アルトリア
「ええ、私も同感です。彼女ほど生真面目な人間が、
何か問題を起こすなど想像も出来ない。」
マーリン
「そうだね。
でも、それは彼女が普通ではなかった場合だ。
確かに彼女は非凡ではあるだろう。
きっとあの国(ブリテン)でなければ、
良き王妃として、為政者として名を残す程度には。
だが、それだけだ。」>>537 ランスロット
「そうだ。私は、彼女を守る剣として此処にいる。」
ダ・ヴィンチ
『カルデアで姿が見当たらなかったから、
おかしいとは思っていたが……
まさか、そちら側にいるとはね。
となると、彼女もそちらにいるのかな?』
>一つ、聞かせて
>何があったのか聞かせてほしい
ランスロット
「……いいでしょう。」
>そのギネヴィアは、カルデアのサーヴァントなの?
>この事件の首謀者は誰?
ランスロット
「……そうですな。
この事件を首謀したのは確かにカルデアのギネヴィアです。
ですが、カルデアのギネヴィアであってカルデアのギネヴィアではない。
これはつまるところ、精神(こころ)の話だ。
以前の遊戯界(monde du jeu)を思い出せ。
そうすれば、なぜアルビオンなのかも見えるはずだ。」>>539
ギネヴィア
「………………すう、はあ。」
肩の力を抜くために、軽く深呼吸をする。
長時間も執務机に向かっていれば、疲れも溜まりやすい。
凝りを解す意味合いでも、悪くはないはずだ。
コンコン、と扉を叩く音が聞こえる。
ギネヴィア
「空いていますよ。どうぞ中へお入りください。」
ぎい、と扉を開ける音が聞こえると
入ってきたのは兜で顔を隠した騎士、モードレッドだ。
モードレッド
「邪魔するぞ、王妃よ。」
ギネヴィア
「珍しいですね、モードレッド卿がここに来るなんて。
少し待ってください、今、お茶を───────」
モードレッド
「茶など不要だ。私の用件はすぐに終わるからな。」
ギネヴィア
「それはどういう─────────」>>540 ガチャガチャと音を立てて、兜に覆われていた
モードレッドの顔が晒される。
そこにあったのは─────────
ギネヴィア
「…………………………………うそ。」
モードレッド
「嘘なものか。
今、貴様に見えていることが真実だ。
なあ、どんな気持ちだ、王妃?
貴方が愛した王と同じ顔をした人間が、
目の前にいる存在する気分は?」
王と寸分も変わらぬ顔だった。
まるで生き写し。精巧に作られた贋作の絵画のよう。
髪型や雰囲気は違うけれど、誰もが王と誤認するだろう。
けれど、違和感があった。
何か、とてもひどい悪意に満ちた違和感が。
────────私は、ある最悪を連想した。
ギネヴィア
「まさ、か……貴方は義姉(モルガン)によって
この国を崩壊させるために作られたのですか?」>>541 モードレッド
「は、随分と察しがいいんだな。いや、そうでなくては面白くもないか。
そうだとも。
私はモルガンとアーサー王の間に作られた不義の子だ。
だが、何とも皮肉なものだな。
王と王妃の間の子息ではなく、王とその姉の子息とは!
ははは!これもまた世界の導きというやつか!
運命は、どこまでも私を狂わせてくれる!」
ギネヴィア
「─────────────」
言葉が出なかった。
自分の頭の整理が追いついていなかったのか、
はたまた理解したくないから拒絶していたのか。
どちらにせよ、モードレッドの言葉を信じたくはなかった。
自分と王の間にはない子供(もの)が目の前にいる。
その事実を受け入れたくなかった。
頬に、一筋の涙が流れたことに気付かないほどに。
モードレッド
「おいおい、泣くほどのことだったか?……ああ、違うか。
お前には決して手に入らないものだものな、私は。」>>542
ギネヴィア
「……一体、何が目的なの?
私を襲いにきたのですか?国を終わらせるために?」
モードレッド
「国を終わらせるだと……?
冗談じゃない!何故、王としては君臨する
国を終わらせる必要がある!?
訂正させてもらおう。逆だ、王妃よ。」
ギネヴィア「………どういうことですか?」
モードレッド
「王妃よ、アーサー王ではなく私の妃となれ。
私はお前を奴から奪うために来たのだ。」
ギネヴィア「な────────────」
モードレッド
「分かっているはずだ。
アーサー王から貴女への愛は微塵も無い。
いや、そもそも何も貴女に思っていないのか!
アーサー王は、貴女を国を終わらせるための
歯車としか見ていない。」>>543 モードレッド
「なぜ、そんな薄情な者の肩を持つ必要がある?
私の元にくれば、アーサー王とは比べようのない
寵愛をくれてやろう。
それも、ただの寵愛ではない。
種無しの王とは違い、必ず子を孕ませてやろう。
女として、子を授かる喜びは何にも勝るはずだ。
私は貴女を愛する、他の誰よりも深く、な。」
………今にして思えば、ここも分岐点だったのだろう。
もし、ここでモードレッドに着いていけば、
少なくとも王の手によって処断されたはずだ。
王がどう思うかは分からないが、
私はそれだけで何の悔恨も残さなかったはずだ。
でも、その選択は選べなかった。
ギネヴィア
「……それは出来ません。
私は王に全てを捧げると誓ったのです。
モードレッド。
たとえ、貴方がどれほど私のことを愛したとしても。
私の中で、貴方が王を超えることはありません。」>>546
モードレッド
「取り繕おうとするなよ。ここでのことは、
他言しないでおいてやるからさ。
好きなんだろ?ランスロットのことが。
夫であるアーサー王よりも───────」
ギネヴィア
「───────────う、」
モードレッド
「あ?」
ギネヴィア
「違う、違う、違う違う違う違う違う違う違う
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う!!
私が愛しているのはアーサー王だ!
それ以外の、何者でもない!
私は他の誰かを愛したりなんかしない!
私は、私は───────────」>>547 錯乱したように喚き散らしながら、
涙をこぼしながら、誰かに弁明するように、
うわ言を呟くように、私は言葉を繰り返す。
なんて醜く、みすぼらしい自己弁護だろうか。
開き直って悪ぶるよりも、たちが悪く始末が悪い。
モードレッド
「……ふん。これ以上は無駄だな。
邪魔をしたな、王妃よ。
せいぜい、己が身が破滅しないよう祈るのだな。」
ギネヴィア
「私は……、私は……、私は……!」
モードレッド卿が出ていくことにも気付かないまま、
私は自分の気持ちを抑えつけようとした。
けれど、どれだけ抑えようとしても、
一度でも認識してしまえば、溢れ出す感情の制御なんて効くはずもなく。
只管に、感情の行き場だけを探した。
そして、ただその場に蹲り泣きながら呻く。
ギネヴィア
「誰か……、誰か……、誰か……
助けて……、私を助けて……、誰か、誰か─────」>>548
もう限界など、とうの昔に超えていた。
私の心の許容量(キャパシティ)なんて、既に壊れていたのだ。
今更、修復するなんて不可能だ。
壊れきった心は、二度と元の形に戻りはしない。
元の形に戻ったとしても、それは見せかけだ。
自分の中で使えるものを使って、継ぎ接ぎにして、
外面だけを取り繕った立派なハリボテ。
それも砂上の楼閣、やがて崩れ去る運命だ。
それでも───────────
???
「……王妃?どうかなされたのですか?」
ギネヴィア
「……っぁ、あ、ああ!」
それでも、そんな私を放っておけない人がいる。
誰よりも優しく、誰よりも強く、誰よりも高潔で、
誰よりも清廉で、誰よりも公正な人が。
ただ、私のことを想い接してくれる人が。
求めるように、救いを乞うように。
その名前に、その人に、恥も外聞も取り払って抱きつく。>>549 ギネヴィア
「ラン、スロット…!ランスロット……!
私………わた、し……!」
ランスロット
「………王妃。」
きっと、子供のように泣きじゃくり抱きつく私を、
困ったような顔をしながら、彼は優しく抱き留める。
幼子に触れるように、壊れそうなモノを壊さないように。
ランスロット
「………好きなだけ、我が胸の中でお泣きください。
今、貴女の姿を見ているのは私だけだ。
貴女が落ち着くまで、私がお側におりますゆえ。」
ギネヴィア
「ぅぅ、ぅあ、っぁあ……!
ラン、スロット……ランスロット……!
私のそばにいて、私から離れないで、私を、一人にしないで─────────」
ランスロット
「王妃を一人になどさせません。
何があろうとも、私は王妃の味方です。
それが騎士としての……私の務めですから。」>>555
>待て!
>本物のギネヴィアはどこにいる!?
ギネヴィア〔オルタ〕
「安心なさい、すぐに会えるわ。
道行きは……マーリンがいるなら大丈夫でしょうね。
けれど、忠告しておくわ。
これは力押しで解決出来る問題ではないの。
解決するなら精神(こころ)で解決しなさいな。
それもただ救うだけではダメよ?
どうすればいいのかを示した上で救わなきゃダメなの。
まあ、カルデアのマスターさんなら、この程度の問題、なんとかなるのでしょう?」
>解決出来るかは分からないけどね
>向き合わなきゃ、何も始まらないから
ギネヴィア〔オルタ〕
「ふふ、さすがね。では、また後で会いましょう?」
マシュ
『……お二人の空間が歪んで、
反応、消失しました……。』>>558
ギネヴィア
「ねえ、アーサー?
もう休まない?貴方、ここ最近ずっと働き詰めよ?
休まなければ、民が心配するわ。」
アルトリア/アーサー
「そういうわけにはいきません/いかない。
少しでも緩やかな終わりを迎えるためにも、
今は寝ている暇などありません/ないよ。」
ギネヴィア
「それは分かるわ。私も、
そんな未来になるように手を尽くしてる。
でもね、アーサー。
誰もが、それでついてこれるわけじゃないのよ?
トリスタン卿が去ったことを忘れた貴方ではないでしょう?」
アルトリア/アーサー
「そうですね/そうだね。
確かにトリスタン卿のことは残念でした。
彼ほどの人間が抜けた以上、
その分は私/僕が埋めないと──────」>>560
ギネヴィア
「それで貴方が休めないのでは意味がないわ!
ねえ、お願い。もっと自分を大切にして!
貴方が良くても、周りはそうは思わないのよ?
お願い。今日だけでもいいの。
私と一緒に閨で休みましょう?
ねえ、アーサー────────」
アルトリア/アーサー
「……すまない、ギネヴィア。
それは出来ない相談だ。
元々、私/僕はこの国を完全に統治するために
貴女/君と婚約したんだ。
貴女/君の女としての幸せも、何もかもと引き換えにして。
だから、無理に私/僕と一緒に休もうとしなくていい。
それに今の貴女/君にはランスロットがいる。
彼になら、私/僕は貴女/君を任せられる。
私/僕には出来なかったことを、彼なら
してくれると信じている。
だから、今日は────────」>>561 ギネヴィア
「それは違うわ、アーサー!
私は貴方と婚約したことを後悔なんてしていない!
むしろ誇りに思うわ、私の夫が良き王であることを、
それを支える王妃だということを!
だから、彼を貴方の代わりになんてしようしないで!
彼は彼、貴方は貴方なの!
代えなんて聞かない、尊い一人の人間なのよ?」
アルトリア/アーサー
「だからこそ、です/だ。
私/僕は君に彼と幸せになってほしい。」
ギネヴィア
「……っ、どうして、そんなに自分を卑下にするの!?
私は貴方と一緒にいて十分に幸せなのよ?
なのに、貴方は、それを否定するっていうの!?
貴方を愛することは、悪いことなの……?」
アルトリア/アーサー
「悪いことではありません/ないさ。
むしろ貴女/君には感謝してるくらいだ。
私/僕がここにいられるのも、貴女/君がいるからです/だ。」>>562
ギネヴィア
「だったら─────────」
アルトリア/アーサー
「でも、それは人としての愛ではない/じゃない。
竜(バケモノ)の愛なのです/なんだ。
だから、貴女/君には人として幸せになってほしいんだ。」
ギネヴィア
「─────────────────」
もう、何も言葉を返せなかった。
いや、王と自分の違いを理解してしまったからこそ。
私は、何も言えなくなったのだ。
薄々は気付いていた。私は、竜に捧げられた贄であると。
でも、心のどこかに希望を持っていたのだ。
もしかしたら、竜を愛せるのではないかと。
もしかしたら、竜が愛してくれるのではないかと。
けれど、そんなものは所詮まやかしだった。
どうあっても、人と竜の価値観が埋まることはない。
幾星霜の時を経ても、それは絶対に変わらない世界の法則だ。
そして、夜。>>563
ギネヴィア
「…………………………ぁは。」
いつしか私一人の温もりしかなくなった
閨のベッドに倒れこむ。
私一人が眠るには、あまりにも大きすぎて、
ただ王夫妻という理由だけで豪奢になった飾りは、
どこか私の心を映しているようだった。
外面だけは取り繕われた砂上の楼閣。
私以外、誰も居ない場所でぼそりと呟く。
ギネヴィア
「……一体、いつからだったのかしら?
私一人で何もかも抱えていたのは?」
隠すべきことが、あまりにも多すぎた。
それはたかが人間の女一人が
背負い切れるものでもなければ、
ましてや抱えきれるようなものでもない。
他の誰にも知られてはならない秘密なんて、
一つだけでも身に余るのに、
それをいくつも重ねれば、無理が祟るのは当然だ。>>564 ギネヴィア
「わた、しは───────────」
コンコン、と閨の扉を叩く音が聞こえた。
次いで、私を呼ぶ、優しい声が私の耳朶に響く。
ランスロット
「……王妃?こちらにいるのですか?」
ギネヴィア
「っ────────」
鼓動は高鳴り、動悸は逸り、身体は熱を欲した。
まるで恋する乙女のように、私は扉へと駆ける。
ランスロット
「良かった、こちらにいたのですね。
実は─────────んむっ!?」
ギネヴィア
「んっ……ぁ、っあ、ふ、ん、く、んあっ……!」
扉の目の前にいたランスロットに、口付けをする。
舌を絡ませ、啄み、息をするのも忘れるほどに、
彼だけを求めて口付けを交わした。
愛だとか、性欲だとか、そんなロマンスなものじゃない。
ただ、自分を受け入れてほしかっただけ。>>566
頬に涙が伝い、目には涙を浮かべ、上目遣いで彼を見る。
ぐちゃぐちゃになった精神(こころ)では、
何が正しいのかさえ分からずに、
ただ嘘偽りのない本心を口にする。
ああ、なんて卑しく、狡い女なのだろう。
これでは、アグラヴェインの言った通りではないか。
モードレッドの言った通りではないか。
私の心は、もうとっくに、王から離れていたのだ。
そして、どうしようもないほどに求めていた。
彼を、ランスロットを。
そして、彼もまた、私を見つめ、
ランスロット
「…………分かりました。
私は貴女を決して一人にはさせません。
何よりも─────────私は、貴女を愛している。」
私からではなく、彼からの口付け。
それは、彼なりの了承の意味を込めたものだった。>>567 ランスロット
「王、妃……っ。」
ギネヴィア
「……やめて、ランスロット。
今は、ここでは、その名で呼ばないで……
今の私は、王妃でもなんでもない。
ただの、ギネヴィアという一人の女です。
お願い、今だけは、どうかギネヴィアと……
そう、呼んで?」
ランスロット
「っ──────────分かりました。」
ギネヴィア
「そんな畏まった言葉もやめて。私は、本当の貴方が見たいの。
騎士でもなく、執務官としてでもなく、
何も飾らない素の貴方を、私は見たいの。
私だけ、全てを晒すなんて不公平でしょう?」
ランスロット
「……………………分かった、ギネヴィア。
君との前でだけは、私は何者でもない、
君と同じ、ただのランスロットだ。」>>569 無遠慮に女へと己の欲を吐き出す男と、
吐き出された欲をただ受け入れ、甘美に喘ぐ女。
その光景はどこまでも淫靡で、見る者を煽情し、
背徳的な気持ちを煽り、情欲をかき立てた。
お互いに、もう口ではなく肩で呼吸をするほどに、
激しさは増していった。
もし、私の日々の中で最も輝いた場所があるとするならば。
それは間違いなく、ここなのだ。
最も幸福にあふれ、最も希望に満ち、そして────────────
アグラヴェイン
「そこまでだ。王に背き歯向かう裏切り者どもよ。
貴様らの罪を、白日の元に晒してやろう。」
モードレッド
「随分な盛りようじゃねえか!
王に隠れて行為に及ぶってのは、さぞ気持ちがいいんだろうなあ!」
ランスロット
「アグラヴェインッ……!!モードレッドッ……!!」
ギネヴィア
「──────────────ぁ、」
最も、絶望した瞬間だ。>>572 アルトリア/アーサー
「これより、叛逆者ギネヴィアの処刑を執り行う!」
王の号令が広場にこだまする。
王は処刑用の剣を手に取ると、私に問いただす。
アルトリア/アーサー
「…………最後に、何か言い残すことはあるか?」
ギネヴィア
「…………なにも、ありません。
…………もう、私は貴方の妻ではなく、
貴方を裏切った、愚か者なのですから。」
アルトリア/アーサー
「…………そうか。では、さらばだ。」
私は死を受け入れ、目を閉じる。
もう、いいんだ。これで、何もかも終わりになる。
王の権威は揺らがず、この国は穏やかな滅びを迎える。
それでいいんだ。私という壊れた歯車は、もう、この国には不要だ。
一つ、気がかりがあるとすれば。
ギネヴィア
「…………ランスロット、ごめんなさい。」>>576 彼の顔が蒼白になっていく。
まるで今初めて知ったと言わんばかりに。
それがガウェインの更なる激情を誘う。
ガウェイン
「貴様ッ!貴様ァァァァァァァッ!!」
ランスロット
「ぐっ……おおおおおおおおおおっ!!」
ランスロットはガウェインを凌ぐと、
そのまま私を連れて数ヶ月ばかりで国を出た。
そこに至るまでの光景は目に焼き付き、
私の罪として記憶に刻まれた。
本来なら流れるはずのない血が流れ、裏切りが起き、国は乱れに乱れた。
直接にせよ、遠因にせよ、全ては私のせいなのだ。
何もない暗闇の中、ただ私は苦しむことしかできない。
ギネヴィア
「………………………………………全部、私のせいだ。」
英霊の座。過去も未来も超越した時間軸にある場所。
私の場所は多くの黒い影に満ちていた。
黒い無数の手が私を掴み、無数の怨嗟が私を責める。>>577
ギネヴィア
「アー、サー…………………。
どうして、私を罰してくれなかったの?」
気付かないわけがない。
王は私を処刑するつもりなんて、毛頭なかったのだ。
だが、それではモードレッドの面目が立たない。
だから、苦肉の策としての処刑だったのだ。
ああ!なんて!なんて!なんて!
私には罪しかないのに、どうして貴方は赦せるの?
私は裏切った!貴方の信頼を!貴方の想いを!
それなのに、どうして笑っていられるの?
どうして優しくできるの?
……………怖い。怖くて、怖くて、怖くて仕方がない。
私には、貴方の心が分からない。
貴方の気持ちが分からない。考えが分からない。
でも、己の罪に向き合わないほど私は愚かになれない。
ギネヴィア
「ねえ?聞いているのなら、誰か教えて。
私は──────一体、どうすれば良かったの?」>>579 ランスロット
「……ッ!よくもぬけぬけとそんなことを────!」
アルトリア
「事実です。
私達にはギネヴィアが必要だ。
彼女を取り戻すためなら、貴公と剣を交える覚悟もある。」
>二人とも、ちょっといい?
アルトリア&アーサー「「?」」
>令呪を以って命ずる──────
>よし、というまで何もしないで
アルトリア&アーサー「「なっ………!?」」
ギネヴィア〔オルタ〕
「……へえ、そんなことのために令呪を使うの。
面白いことをするのね、貴方。」
>こうでもしなきゃダメだから
>こうしないと何も始まらない
ギネヴィア〔オルタ〕
「ふぅん……。それでどうするというの?
戦う術のない貴方に、私(ギネヴィア)をどうにかできると?」
>できるよ>>587 ギネヴィア〔オルタ〕
「いいに決まってるじゃないの。どんな貴方であれ、私は貴方を愛している。
でもね。貴方が振り向くべきは私じゃない。
そこにいる、優しい王妃(ギネヴィア)よ。」
ランスロット
「……そうかもしれない。
だが、それでも君も彼女(ギネヴィア)なんだ。
だから、そんな君でも私は愛している。」
ギネヴィア〔オルタ〕
「ふふ、ありがとう。カルデアのマスター。」
>分かってる
>ギネヴィアを一人にはさせないよ
ギネヴィア〔オルタ〕
「ならよし。……二人の王様。」
アルトリア&アーサー
「「……………」」
ギネヴィア〔オルタ〕
「私は貴方達を絶対に赦さない。
他ならぬ私(ギネヴィア)が貴方達を赦しても、
影の私は永劫に貴方達を赦さないし恨むわ。」>>590
ダ・ヴィンチ
「やあ、お帰り藤丸君。
第四特異点にあった異常も綺麗さっぱりなくなった。
これで任務終了(ミッション・コンプリート)だ。
さ、英気を養ってくれたまえ。
私は、問題を起こした彼らを叱ってくるよ。」
>お手柔らかにね
>手加減してね
ダ・ヴィンチ
「分かってるとも。
それじゃ、お疲れ様。よい夢を。」あとやっぱりFGOの形式って書きづらいっすね……
しかも投稿途中で完成稿の一部を誤って消して即席で書き直すハメになったしジョン・ハンター(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ジョン・ハンター)の説明文を以下のように修正・加筆しようかと
旧)聖杯にかける願望は「もっと知識と技術を深めたい。」
それと同時に聖杯戦争中に多くの生物体を解剖したり、標本にしたいとも思っている。
このように異常な精神の持ち主だが、なりふり構わず死体を増やすような外道ではないのがポイント。
そして珍しい体質を持ったマスターは、彼の興味の対象にならないよう注意されたし。
新)聖杯にかける願望は「もっと知識と技術を深めたい。」
それと同時に聖杯戦争中に多くの生物体を解剖したり、標本にしたいとも思っている。
このように異常な精神の持ち主だが、彼の興味の対象となったとしても、
こちら側から条件や要望を提示すればその通りに行動しようと努めるし、
なりふり構わず死体を増やすような外道でもないのがポイント。
そして珍しい体質を持ったマスターは、彼の興味の対象になったとしても…………まぁ、想像より扱いは酷くはないと思われる。>>593
ギネヴィア書く上でどうしても外せませんからね……ボカすよりは思いっきり自己解釈で書いちゃえの精神で書きました
あと最近プレイしている百合ミステリーゲームの影響もあって、全体的に文がそっちに寄った感はあります>>596
善意と善意が重なって、そこに間の悪さと悪意が混ざった結果の合体事故なので救いなんてあるわけがない(白目)
正直書きながら何度しんどいと思ったことか……
かなり最初の段階で抜けれたトリスタンは運が良かった(苦しまないとは言ってない)>>598
三人の関係は尊いけど時代が悪かったのだ……
現代でならきっと良い関係に……いやダメだなどのみち騎士王が人の心を理解できないと詰みだこれ(頭を抱える)ちょっと実験したss書いたから投稿するか迷………うわ長っ!Ω力作!!おもしろい!ç(小並感)
>>603
(なんか文字化けというかキーボードのエラーで変な文字入って恥ずかしいんだなぁ)(でも本当はブリテンを出た後の精神崩壊ギネヴィアも書こうかなと思ってました)
(でも書いたら鬱要素マシマシになって鬱の胃もたれが発生すると判断し急遽取りやめました)
(書いてたらランスロットがめちゃくちゃ曇ってたよ、タブンネ)では。一応設定上は例のカフェです。
***
良いとか悪いとか、そういう白黒あるいは数値でバッチリ結論が付いてくれないようなことは苦手だ。だというのに、今それを考える羽目になっている。
天使だか悪魔だか神だか精霊だかは知らないが、「あんな方法」を使って喚ぶようなものが良いものであるはずがない。––––昔たどり着いた工房で僅かに残っていた実験日記を読み解いて、たどり着いた結論だ。
だと言うのに目の前のこいつは、金持ちの坊ちゃんにしか見えない!
騙されてはいけない。じっと見れば、雰囲気自体は人間のそれとは全く違うのだ。その仲でも、たまに見える他の神霊とはまた違った……なんだか、ぐちゃっとした気配を持っているのがこいつだ。
あと妻の他に愛人が二人いるらしい。別に側室制度とか否定する気は無いが、そういうのよくないとおもう。少なくとも俺はだが、好きな相手の一番になれないまま生きていくことを幸せだとは思えない。……思えないのだ。二番でもいい、報われなくてもいいと誓う事を愛だと定義する者もいるが、それはあまりにも気が多い奴に都合が良すぎないだろうか。
………とにかく。たとえ見た目が普通であっても、簡単に信じてはいけない。機械たる事をやめた俺には、考える事を止めることが許されていないのだ。>>614
***
注視しないよう努めつつ前を見やると、奴がまた例の表情を見せていた。
最早自身でも演技をしている事がわからないのであろう程に作り上げている仮面のその奥から、気を抜いている時に垣間見えるそれ。まるで原初神と仔猫のあいのこのような、獲物を見分する捕食者の目である。
ただ、これまでの観察から、別にこちらを取って食うつもりではないことは理解している(そもそも、食おうとしたところで食べ過ぎで食中りになるだろう)。あの目は、彼特有の習性なのだ。犬が初めて見るものの匂いを嗅ぐように……あるいは、子供が粗相を親に叱られないか伺うように、周り全てを見取ろうとする。特に、興味がある物であればこの顔が出易いのは周りを見渡している時の傾向で見て取れた。
ただ、その表情をしている時に漏れる独特な気迫と異物感故に、むしろ恐怖心を抱かれる原因になっていそうなのは気のせいではあるまい。実際、獣ぐらいならあの気配だけで追い払えそうなものだ。
……とはいえ、知らぬ仲でもないくせに未だに顔色を伺いながら接せねばならぬ相手だと思われているのは、少々不服である。
***
「ねぇ、僕の顔に何かついてる?」
少年が身を乗り出し、女性の顔を覗き込む。赤い線の走る澄んだ碧眼に見つめられた女性が、距離を取るように体を捻った。
「へ………いや、少し気になっただけだ。」
「ふぅん。何が?」
「……お前、流石に本家もそんなにポンコツだったりはしないんだよな?」
「うん!」少年がえへんと胸を張るようにして自信ありげに微笑みを見せた。「天然ドジっ子弟キャラで売ろうかと思って、霊基をちょっとね。…………みんな好きなんだろう?天然(くそばかやろう)。」
***>>615
………後半の台詞から若干の憎悪が滲んでいるんだが。
こいつが目の敵にしているところの「恋敵」––つまり、こいつの妻含む女神二柱に愛された挙句、ギリシャ神話あるあるな痴情の縺れで死亡する羽目になったと伝えられているアドニスという男––が、最早アホと言って差し支えないレベルの天然野郎であるということは、チョコレートリキュールの牛乳割りをふた瓶ほど飲み干しながら(大いに私怨フィルターが混じった)評価を滔々と述べてくれたためによく知っている。「自分は他にも女囲ってるくせに相手が男囲うのは許せねーのかよ」と思わなくもないが、以前指摘したら俺にはよくわからない話をされてしまったため考えないことにしておく。
他人の色恋沙汰に首を突っ込むなんて向いてないの極みな事は俺にはできない。快楽は理解できないし、恋愛はした事がない。だから、観測し分析はできても真に理解する事は不可能なのだ。
ただ拙い分析から考えるに、他の頭ギリシャ神どもの愛情が広範囲な代わりにすぐ変化する大洋だとしたら、こいつはマリアナ海溝チャレンジャー海淵なのだ。普段は必要以上に節度を弁えている代わりに、一度暴走すればあとはもう止めようのない暴れ重機関車。それと、束縛がきついタイプ。ギリシャにはDV男しかいないのか。
……性愛についてはこれ以上ないってぐらい専門外な俺ではあるが、多分これぐらいは当たっているだろう。
それにしても、一つ気になるところがあった。
***
「………お前は、それでいいのか?」
「ん?」
俯くようにしてボソリと声を漏らした女性に、少年が優しく続きを促すように首を傾げた。
「好かれるために自分を曲げて、それで好かれて、本当にいいのか?」
***>>616
投げかけられた質問に対し「あはは、君に言われたくはないよ」と笑って返す事は容易だ。しかし、今はそうするべきではない。その返答はきっと彼には理解できない物だし、むしろ怒りを覚えさせることになる。
……ここでひとつ、この質問に返事するにあたり此奴が我に対し真に期待しているのは何か考えてみよう。
この男は自身の感覚を「異様に鈍い」と断じているが、実のところは逆に鋭敏すぎるのだと推測できる。鋭いが故に快楽すら恐怖となり、感覚を鈍らせ普段と違う状態にする眠りすら安息になり得ない。そして鋭いが故に、他者の全てが目につきすぎるのだ。
実際、この者の器用さを裏打ちしている「他者の美点欠点を見る力」は我からして目を見張るものがある。管轄内に生まれていたら、裁判官の補佐を任せていたかもしれぬほどには。だが、それ故に彼はどうしても自分を愛する事ができない。他者の努力と功績を認めれば認めるほどに、自分はそれをする事ができないという事実がのしかかるのであろう。「あらゆる事を努力要らずで成し遂げうる」という美点は、その観察眼からすれば「何事をするにも努力をする事ができない」という欠点に変わり果てた。
如何せん、此奴は自我の確立を他者に頼りすぎた。自らの目標を無意識に「他者の優れた代用品になる事」と定めてしまう程に。誰の代わりにもなれないしなりたくないとわかっているのに、である。
恐ろしげな目つきと攻撃的な態度で騙されるものは多いのだろうが、おそらく此奴の本質は甘えるという事を知らない子供なのだ。
こうしてこちらを見る目は先ほど述べた通りの「捕食者」にも見えるが、只人ならぬ我が視点でじっくりと見れば怯えが透けて見えた。つまり、助けを求められている。
然るに、この質問を彼が真に求めている形にすれば、こうである。「たとえ神様でも、本当の自分でいては好きになってもらえないのか?」。
本来の製造目的から外れるのが大変なのは、我等の歴史から鑑みてもよく理解できる。相手からすればわからぬ事情であろうが、それゆえにこのように先輩として此奴と絡んでいるのだから。この空間は外に引き継がれるものではない事だし、ここは先達としてしっかりと返事をしてやった方がいいだろう。
***>>617
「そうだなぁ……僕は、少々改変を加えはしたけど、自分を曲げているつもりはないよ?少しばかりは甘いかもしれないけど、決めた一線はしっかり守ってるさ。君だって、変えたくない所は変わらなくていい」
少年が穏やかに語り、少し考える動作をした後「……でも、もう少し他人に甘えるって事は覚えたほうがいいよ、君はね」と付け加えた。
向かいに座っている女性が目を白黒させて固まる。
「……な、なんで俺の話になるんだよ。今お前の話してるんだぞ」
「んー、この反応は……正解って事でいいか」
「何がだ」
「うーん、ナイショ。ゆっくり自分で理解すればいいよ。あ、言い忘れたけどこうやって交ざり物になってたり意図的にポンコツかしてない僕が、使いの者を寄越すでもなく自分で出張ってたらそれは世界の死亡フラグだから。頑張って逃げてね?」
「………世界の死亡フラグなら逃げても意味ねーじゃねェかよ」
「そうでもないよ。頑張れ人類」
「適当すぎだろそれは!」創作鯖が新しくできましたので投稿します。皆さんの意見が欲しいと思いまして…
【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】パブロ・ピカソ
【異名・別名・表記揺れ】本名は省略してパブロかピカソ呼び
【性別】女性
【身長・体重】150cm・45kg
【肌色】白 【髪色】金 【瞳色】右:赤、左:緑
【外見・容姿】陽気な語り口調の二十歳未満の女性の風貌、絵具が飛び散った作業服とベレー帽
【地域】欧州
【年代】19世期
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【その他属性】
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:E+ 魔力:A 幸運:A 宝具:A
【クラス別スキル】
・陣地作成〔C〕
・道具制作〔B+〕>>627
【固有スキル】
・アイテム作成〔B+〕
生涯においておよそ1万3000点の油絵や素描、10万点の版画、3万4000点の挿絵、300点の彫刻など、歴史上最も多作な芸術家であると記録されたことからのスキル。現界した際に自身に関わるアイテムの作成時間の短縮や品質の向上が効果としてみられる。
・芸術審美〔C〕
様々な芸術品を手掛けたことによる腕や多くの芸術家の思想を受け、手に入れたピカソ自身の審美眼。物質に対して、特に芸術に関わる物の真偽を見極めることができる(偽物か本物か、魔術が込められいるか否かなど)。
・技法の創始(キュビズム)〔A〕
ピカソとジョルジュが創始した現代美術技法キュビズムが昇華したスキル。立体派とも言われる技法から現界時にピカソが作成したモノ(特に絵具を用いたモノ)は認識される際、その認識を歪ませる効果を付与する。平面が立体に、立体が平面に、登り坂が下り坂に、右が左、下が上に…魔術や認識に関わる対策をしない者の平衡感覚を奪ったり、自らのイメージを相手に押し付けることができる。>>628
【宝具】
『私は画家になり、ピカソとなった』
ランク:E
サーヴァント:キャスターピカソが持つ絵筆とパレットで描かれた“落書き”。それは見た者に笑顔と心に明るさをもたらす…ただそれだけの宝具。
『題名のない具象画(プロトキュビズム)』
ランク:C
平面に絵筆で書いた絵画などが“スキル:技法の創始(キュビズム)”の効果によって幻覚や幻影を見せるアイテムとなる。ただし火を描いても熱や傷などは与えることはできず、また描いた紙や壁が破壊された時点で効果が失われてしまう。
『悲哀具象:偉大な神が降りた(ゲルニカ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜 最大捕捉:10程度
スペイン内戦中の1937年に描かれた壁画である。ゲルニカという都市が受けた都市無差別爆撃を主題としており、20世紀を象徴する絵画である。その準備と製作に関してもっとも完全に記録されている絵画とされる。発表当初の評価は高くなかったが、やがて反戦や抵抗のシンボルになった(Wikipediaより)。パブロ・ピカソの作品として多くの人に知られたこの絵画(壁画)は、宝具として発現する。形式は元と同じように同等の大きさの壁面に宝具ゲルニカを描き、対象にその絵を見せることで発動する設置型の宝具。無差別爆撃を受けた都市の情景を周りに幻影のように反映させる。対象はその壁画を見た者(多くて10人ほど)を幻影に惑わせることができる。そして『名もなき具象画(プロトキュビズム)』と異なり、爆撃での炎熱や黒煙などからの痛みや苦しみ、恐怖や不安を対象へ与え、常人であれば発狂するかその前に意識を失うだろう。範囲としてはおよそ半径10〜15m程で1〜2時間宝具を展開できる。そこからピカソが出てしまうか、倒されたら宝具も消える。
−戦争によって生まれた苦しみを、戦争によって焼かれた悲しみを、私は創作によって戒める−>>629
【Weapon】
絵筆とパレット
【解説】
スペインで産まれ、フランスで創作活動を行なった世界でも有名な作品を多く作り、名を残した画家。世界で最も多作な芸術家であるとギネスにも記録されている。本名は聖人や縁者の名を繋げ、恐ろしく長いが父方の姓に名を置き、それ以降パブロ・ピカソと知られるようになる。激動の時代に身を置き、多くの女性を知り、多くの芸術家から学び、戦争を知りながら自らの作品に投影していく。反体制の思想、内戦により人々の苦しみを描いた「ゲルニカ」は当時パリを占領したドイツ国防軍将校に対して、「これを描かせたのは“あなたたち”だ」とも言ったという。パブロ・ピカソはその生涯において様々な理不尽を経験しながらも、狂うことなく社会を見つめ、正しくあろうとしたのかもしれない。
【人物像】
特技:自分の本名を噛まず言える事
好きなもの:落書き、鳩
嫌いなもの:頭の硬い人間、題材を指定してくる奴
天敵:火…作品を壊されるから
願い:自由に創作できればそれでいい。
【一人称】自分(自分は〜)
【二人称】君
【三人称】見た目からあだ名をつける
【他クラス適性、変化傾向】なし
【製作者】ちたん合金>>631
ss内容はまだなのですが、キャラクターから作って話を考えてみようと思っています…>>631
第一の宝具でほっこりした。ただ笑顔にするだけの落書き宝具。
画家サーヴァントとしてはスキルも宝具もしっくりくる仕様のなっていて、キャラと絡めた小話とかで動かしやすいかもです。
しかも女性ですって!? スリーサイズなど知りたいところ。あと久々に覗いたらご新規さんのようで、貴方の参加を歓迎します!
いいと思う
レモネードランチャーさん、お久しぶりです
ティラノ様、お借りしました
第肆特異点 生存戦略島嶼 ユカタン
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E7%AC%AC%E8%82%86%E7%89%B9%E7%95%B0%E7%82%B9%20%E7%94%9F%E5%AD%98%E6%88%A6%E7%95%A5%E5%B3%B6%E5%B6%BC%20%E3%83%A6%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%B3>>631
レモネードランチャーさんが言われている通り、生前からのTSなのか、芸術家的サムシングによるTSなのか気になりますね……
しかしかのピカソを女体化させるとは……その発想はなかったです……!>>647
ありがとうございます。
おっしゃる通り、出来る事沢山!スペック超絶高い!だと扱いきれない未来が見える見える…。
まぁディックさんもいるし、貰ってすぐキャラ作る訳でも無いので、山さんが「おもいついたけど今後使わんなー」ってアイデア優先で多分大丈夫だと思います。>>641
仲良しだから仲良い……それでいいのか……いいのかなぁ……
個人的にはお互い身内じゃない(≒超質量感情が表出しない)けど超質量感情というものが存在するって前提は共有できるので軽く話すのに都合がいいのと、あと両方自分が高性能であることは認めつつ人格面に対する自己評価がめっちゃ低いところとかなんじゃないかとは思うけど、まぁ深く考える必要ないのか……
推し同士が不仲なのは割とよくあるので、推しだから仲良いってのは多分違うとは思いますけど最近私事でin率が下がっておりました。お久しぶりです、ユージーンです
獣国を書こうとしてたら楽しく話してる今の状態のミュンヘンが早く死にたい(意訳)のネガティブな発言をする展開が思いつかずぐぬぬってます。たしけて……(カシンチャンとハ様は仲が良いとか悪いとかじゃなく(比較的に)レベルが近しい間のビジネスライク感というか。知り合い以上友達未満的な……まぁ話が分からんじゃが)
>>637
ほほう、リボルバーですか。ということは六か…八発かコレ?!警官ifに続く教会ifで監督兼代行者クリス爆誕という…!?
>>639
なんだってぇー!?ワァーイ読みます!!
>>640
たしかに。ピカソはピカソってジャンルってイメージ
あと上で「わからない」とは言ったけどゲルニカの凄みというかそういうのはアレなんだ。「頭ではなく魂で理解した!」的なアレ
>>641>642
ということで>638さんは私ではないんだすまない
でもクリスは貸出オッケーなキャラだし貸出先でこの令呪!ってのは全然オッケーなんだ
>>644
1.燃費悪くても問題ないマスターを用意する
2.令呪の運用による時間稼ぎ
3.現実は非情である…>>631
スキルや宝具の節々に芸術家としての矜持や在り方が見られるのが良い…
第三宝具も10~15メートルという設定が絶妙な感じで好きです。
あまり広いと強すぎますし、狭かったら狭いで扱いにくいでしょうし
聖杯大会や戦争で召喚されたらどんな風に立ち回るのか、中々に気になるサーヴァントだと思いました>639
>ニムロド、イクシオン。これでティラノと戦う布陣は整った(意訳)
ほ?高々二人増えた程度で思い上がったなニンゲンンン!!みたいに素で思ってしまう小学生思考がつらい
スケールのデカい攻防の中にカスパーやジェヴォーダンのシナリオが絡むのが実にfgoみを感じる…イイ
そしてとうとう黒幕だぁー!!盛り上がってきたぜー!>>660
お久しぶりです。ちょっと時間がね、アレでですね…
なるほどぼいぼいきたもんね……ぼい……フーファイターをwho fighterとずっと思ってたのが私だ「……キアラさん、カーマ……」
「あの二人がずっと遠巻きに見ていたのは気付いてましたけど、まさか干渉してくるとは思いませんでした。……マスターさん、大丈夫ですか?」
「キュベレー……君、姿が」
「こちらが本来の私(地母神)です。アレは人の信仰によって歪められた私……と言っても、私が犯した罪には変わりないのですが」
「そうじゃないでしょ?お通夜ムードでジメジメせずに、今は僕様ちゃんたちがどうやってあの女に勝つかを考えるべきじゃない?」
『それもそうですね。こちら、解析終わりました!』
映し出されるのはあの姿へと変生したバプロディカだ。
『以前の異聞帯で観測されたバプロディカさんよりは単純出力は劣っています。……と言っても大した差はない、というほどですが。むしろあちらと比べて神の性質だけではなく悪性を操作する権限……人の欲に、知性に干渉する力を兼ね備えているとされます。心に対する絶対的命令権、というのでしょうか』
「うっわぁ、最悪じゃん。僕様ちゃんとか一番相手したくないんだけど」
「私の荊で抑えることは?」
「難しいでしょうね。通常のサーヴァントと神では規模が違う。……それに、単純な話だと彼方には神の絶対性がある。かの一神教の唯一神を基盤にしたことでそれの絶対性は私より増してます」
手詰まりとは言わない。しかし、絶対的な差というものは戦士たちの心を簡単に打ち砕きかねないというのも事実だ。
「それでも、私たちは戦うしかない。このまま指を咥えて世界が滅ぶなんていうのは嫌です」
「私はまだ自分で決められてない。バロールに教えられたままだけ。……何も選べず終わるのは嫌」
………だがここに、人類最後のマスターと幼きドルイドの魔女が叫ぶ。私はまだ負けていない。負けていないなら立ち向かえる、と。「……わかりました。ここまでの心意気を見せられたんです、自身の命を惜しむなんて、皆さんしないですよね」
勿論と返したのはそこの全員だ。その言葉に満足気な顔をしたキュベレーは作戦を皆で練り終わったあとにナディアを個別に呼ぶ。
「……ナディアちゃん、貴女にあげたいものがあります」
──────全く、不敬な人間にも程があるよね。僕様ちゃんを見て信者になろうとしないなんてさ。人類最後のマスターだかなんだか知らないけど、不敬すぎて怒っちゃう。あのナディアとかいう子もそう。セコム(巨人)がいなくなった後も身持ちが堅い堅い。アレで性魔術の使い手なんだからお笑いものでしょ。
………けど?まあ?僕様ちゃんの信者を奪い取ったりしてくれちゃってる神様みたいな破廉恥シスターの方がよっぽど嫌いだね。だから、うん。御退場願おうか。
「──────神の絶対性を崩したいならまず信仰から。ま、これが簡単で明快なやつだよねぇ」
歌を歌う。歌い上げる。テュルソスをマイク(増幅器)に、カンタロスを自身の歌い上げる狂気を更に遠く広がらせるスピーカー(拡散器)にする。なに、人を狂わせるのはこちらも負けてなどいないし、それに………
「ワルキューレスコグル、到着しましたー!」
「同じくワルキューレ、ミスト。姉妹(ラグナロク)の頼みで現界したけれど……なんです?これ」
「アルヴィトも、だ。精一杯頑張らせてもらうとしよう。さて、まずはうちのアイドルとギリシャのアイドルの見せ所だね」
ワルキューレ・ラグナロクの霊基を代償に召喚されたワルキューレ・ユグドラシル。直接戦闘力ならばラグナロクの方が上だが、この状況下……「以下に人々を狂わせるか」であれば赤旗が上がるのはユグドラシルの方だった。「いいかいワルキューレ達!精々僕様ちゃんの引き立て役になることだよ!」
「まっさかー!私たちはあくまで貴方とコラボするの!だーれが下手に出るもんですか!」
『追想少女・祭宴開演!』
『追想少女・幻惑困惑……』
『追想少女・天才転覆?』
ワルキューレ達が一斉に宝具を行使する。スコグルの展開するステージで繰り広げられるディオニュソスとスコグルのライブは更に人々を熱狂させ、バプロディカからの信仰を奪い。ミストの展開する投影映像は本来であれば歌が届かぬ居場所の者達にも伝え。アルヴィトの指揮がそのライブに熱狂した人々の思考を操作する。
「むー……僕様ちゃんだけなんにもしてないかも。『混沌原理・秩序崩壊(マイナデス・カオス)』……どうせだもん、めいいっぱい歌っちゃおう」
「これは……霊基の、いや、魂が……」
「そ、僕様ちゃんの魔眼で一時的にみんなの魂のレベルを何段階も上に向上……というかオーバーフローさせてあげたの。どうせこの特異点修正されたら消えちゃうんだし、ならここで壊れちゃっても別にいいよね?もちろん僕様ちゃんも引き上げてるし」
「うわぉ。これは驚きだね。これなら私もミストももう一段階上へと行ける」
ミストがルーンで、アルヴィトが命令すればスコグルの支配下にあるもの達はみな、エインヘリアルかワルキューレへと変化する。……本来ならば無理があるそれも、難なくクリアしてしまうあたり流石神霊の魔眼と言ったところか。
「僕様ちゃん達が精一杯歌ってるんだから、キュベレーは後頼むよー?」「はい、任されました」
信者の奪い合いが欲と欲のぶつかり合いならば、こちらは単純に力と力のぶつかり合いだ。バプロディカが持つ聖杯から生み出す獣共は人々の邪な欲を孕んだ怪物達。それらを今、キュベレーは一人で対処している。
「………私は今、とても怒っている。何故だかわかります?まあ、わからなくてもいいですよ。ただの八つ当たりみたいなものです。
ずっとずっと見守っていくだけと決めていたのに、悪魔に堕とされただけでその思考に呑まれてしまう自分が不甲斐なかった、というだけの話なので。でも、ええ。だからこそ、私は私なりの償いをしなくてはいけません」
彼女に地母神の神格はすでにない。それらは全て、とある少女に譲渡した。彼女が抱く力は狂気の女神、狩りの女神、勝利の女神、魔術の女神……つまるところ、争いの側面だけを背負った破壊神だ。
その証拠に、彼女が振るう魔術や剣、弓矢や戦車はどれもこれもが並の宝具程の威力を秘めている。……キュベレーという女神に対して最も重要な核である「地母神」を失っているが故に、それらは己の命を削る行為でもあるのだが知ったことかと彼女は破壊を続ける。
それこそが、今を生きる子供達の為に己が出来る事だと信じて。
「有象無象がちらほらと。その程度では私には勝てません。この世界は私そのもの。私を倒すのであれば先ほどまでのキュベレーや信仰を倍以上にしたディオニュソスでなければ」
そう、依然としてバプロディカの優位は覆らない。どれだけ信仰を覆そうとしても知性体に、欲望に対する絶対的優位性を持つバプロディカから信仰を奪い上に立つことはほぼ無理強いだし、バプロディカの聖杯から湧き上がる人類の悪性を抽出したものと言って差し支えない怪物達は神としての大事な核を失ったキュベレーで相手をするには多すぎる。
完全に敵わないわけではないのだ。後一押し、後一押しが足りない。それさえあれば優位でなくとも互角には持ち込めるはずなのに。───────ああ、本当に。自分は何をしているのだろう。
あの人の愛をその身に受けて、女としての己を恥じることがなかったあの女。あんなに憎たらしかったマグダラのマリアに命を救われて。それで、私は何を為したと云うの?
何も出来ずにただただ黙示録を想起させる世界を見続けるだけ?何も出来ずに他の者達の奮闘を眺め続けるだけ?
───────冗談じゃない!私はイスカリオテのユダ。かの救世主を裏切った使徒。何も救われぬ大罪人。それこそが私。愚かな愛憎に狂ったのが私。
そんな私に、何もせずに指を咥えて見ているだけなんていう「痛くも辛くもなんともない救い」があって良いはずがない!何も背負わずに全てを放り投げて良いわけがない!
………あの女は最期に貴方らしくと言った。ならば最期に、救世主を騙る浅ましい私らしさを見せてやろうではないか。
「………キュベレーの拓いたこの世界は並行世界にまで繋がっている。そう、私がかつて黙示録の救世主を偽り、千年王国を築こうとしたかの特異点や、その世界の人理修復だって」
「………ユダ?あなた、何を……」
「黙っていなさい。私の業を見たくなければ目を瞑っていなさい。……みたいなら、好きにしてもいいけれど、疵になるわよ。
人は罪を捨てきれぬ者。裏切りの徒(原罪の王)同様、己が愚劣さに懺悔し、その血を注ぎなさい─────そして、己が罪深さに焚け沈みなさい。『原罪との訣別、凡ての荊を抱く者』……」
それは、かの特異点……イスカリオテのユダが偽りの救世主(セイヴァー)として降り立ち、かの人のために千年王国を作り上げようとした特異点の名残。その神権を、星権を、王権を彼女は杖として握っている。紡がれた荊は何よりも穢れた罪を持つと認識したバプロディカを縛り行くではないか。>>663
マスター次第だけど、大抵のヤツは「付き合いきれん!他のヤツの鯖奪うか?」的な思考にシフトしそうな感。そうじゃなくてもさぁ、仲良く一緒に勝ち残ろう!って考えにはなりにくいんじゃないかなぁ。
マスターによって程度の差はあるだろうけど、多少はキレるだろうし、注意とかはするんじゃない?「……その程度で、私が止まるとでも?浅はか。実に浅はかです。力をここまで溜めるのに少々時間はかかりましたが、それで良いのですから」
かつての天の女王であったバプロディカの再来のように、極大の熱量が大地を焦がし溶かす。ああ、これを神威と言わずして何というのか。しかし、だけど、それでも。
「浅はかなのは貴方。確かに私はあの人(救世主)の紛い物だけれど。紛い物だとしても、紛い物風情でも貴方程度の攻撃を相殺出来てしまうほどに、あの人は素晴らしいお方なのだから────!」
天変地異が巻き起こる。それは、バプロディカとユダがそれぞれ起こしあっているもの。互いに周囲を破壊し合い、消滅させ合い………!!
「………愚かな。サーヴァントの身で通常のサーヴァントでは手に納められない規格のものを取り込めば、消えてしまうだけというのに。時間を稼いだところで、何の意味になるというのです」
「なるよ。私がユダの頑張りは無駄にしないから」
最後に、己の後ろに控えるものに微笑んで消えたイスカリオテのユダ。そして、その彼女の意志を継ぐように。二人の少女……藤丸立香とナディア・ニコルソンは立ち向かい合う。
終わりでーす。次回、キュベレー特異点最終回
>>667
公式とは側面の違う、という感じですかぁなるほど天使やぁ!
公式の婦長は持ってない星の開拓者を持ってるのは何か理由が?別世界線というわけでもないなら私、気になります!>>663
あらかじめサーヴァントの燃費が悪そうと推測できる、潤沢な外部リソースを用意できる人なら許容できるかもしれませんが、そうでないなら節制を要求しそうですね。沢山のお言葉ありがとうございました!
>>685
ぶっちゃけ私の拗らせ系は面倒くさいのしかいない……。>>665
この子の対処法としては圧倒的不協和音で耳をギャースするor性感に訴えかける術or音(空気の振動)を遮断する何かしらを用意する等があります。ギャグ時空なら黒板引っ掻いたら退散する
>>RTA聖杯戦争
神秘の秘匿的には有り難がられそう…
>>668
何が酷いってこの子例えば秩序・善を召喚したら相手に合わせて秩序・善ムーヴするし少なくともその聖杯戦争の間は秩序・善に染まってるから不和になりにくいってことなのよね。その上で英霊がやろうとする事全肯定するからチクショウ!
>>675
今居る全員の知恵と力と勇気を振り絞って全力
でぶつかる激熱シーンです!やっぱりビースト戦はこうじゃないとですね!次回、クライマックス!みたいな引きが凄く楽しみです>>687
実はキュベレーもバプさんも全く獣適性はない
なので実はこの話の前パートである
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/この世で最もおっかない女達って割といる
に公式ビーストⅢの二人がでている>>675
この状況にぐだがいるという恐怖
考えると有能マスター?ばかり作ってしまうけどfgoぐだは大変よな…ち……ちが……「元は成長過程でみんな一回は折られるところまで体験する子供じみた全能感なんだけどなまじスペックがスーパーすぎるせいで誰も否定する事ができず成長してしまい、成長して以降はなまじ魔術と理系科目の才能がちゃんとしすぎてるせいで『こいつ賢いし、まさかそんなことも教わらずに育ったわけないだろ』って判断されてしまい、しかもここでもスペックが高かったせいでちゃんとした頼れる大人に振る舞い方とか教えてもらえないまま甘え方も知らずコミュニケーション方法が攻撃全振りに育ち、生来の扱いからくる少々歪んだ価値観も合間って変なところで無知なアダルトチルドレン(本来の語義)になった」って事を一言で属性として表すために「実質メスガキ」って言葉を使ったのであって別に本当にメスガキなわけでは…………
………でも似合うなこいつ
>>685
やったぜ選択肢広がるぅー山星さんまだ起きてますか
>>702
あと5、6分ならまだいけそうです「君が報告にあった子か……これはひどいな。いやまったく、ここまで放っておくだなんて……人の形が保っていられるのも奇跡みたいなもんだぞ。これ」
ある路地裏でうずくまる少女に向け、少年は静かに呟いた。前半は少女自身に問うように、後半は自分を諭すように。
ああもう。本当に巫山戯ていて、本当に腹が立つ。
ここまでの悪化を見過ごす彼女の周りにも。自分自身でSOSを出さない彼女自身にも。
―――なによりも。初対面の相手にこんな傲慢極まりない考えを抱く自分自身があまりにも醜くて腹が立つ。
「マスター! 対象の魔力の増大を確認! 戦闘準備を! ……考え込むのは後です。私も話を聞きますから」
「……悪い、セイバー。君の手を煩わせるつもりは無いんだけど」
「いえ。私は貴方の剣なのですから。この程度煩う内にも入りません」
インカム越しに聞こえる涼しげな女性の声に、少年は意識を改める。
東洋には雪ぐという言葉がある。女性の声は、少年にとって文字通り彼にとって自身の負の気持ちを緩和する役目を担っていた。
「君、大丈夫か? 君にまだ意思があるなら話を聞く準備はまだ……」
少年の声に返されたものは。
「夢……幻……召……喚……!」
どうしようもない絶望を示す一言だった。>>704
龍、としか形容する他ない威容がそこにはあった。
眼は日月の如く光り、口は朱をさせるが如くに紅く、舌は紅の袴を打ち振るかのよう。
手と角が付いた大蛇の様に、太さは樹齢数千年の大木の如く。
長さは少年の身体を渦巻き、覆うほど。
かつて、数え年にして八歳、当時にして六歳四か月という若さで崩御した天皇がいたという。
彼は水を司る神・水天宮として奉られ、やがては龍神信仰とも習合を果たしたという。
諱は言仁、号は安徳―――安徳天皇という名で語られた英霊がそこにいた。
「交渉決裂……」
「みたいだな。セイバー、行ける?」
「ええ、当然ですとも」
目の前の光景に驚くことも無く、少年と女性は淡々とした会話を交わす。
まるで、事実を確認するかのように単調な会話で、ポケットから虹色に輝くドロップのような結晶を服用する余裕すらあって。
そして、少年―――ジャメル・ルルーシュは、その右手に浮かんだ文様を自らの携帯端末に描かれた召喚陣に押し当てて。
「サーヴァント、セイバー。
マルガレータ・フォン・ヴァルデック―――英霊召喚(インクリメント)!」
次の瞬間―――そこには、純白の騎士甲冑に身を包むジャメルの姿があった。>>705
水龍、恐るるに足らず。
そう言わんばかりに白銀の剣をジャメルは振るう。
見上げるような巨体に付与されるAランク相当の魔力放出。その一撃は、人間ごとき鎧袖一触にしてしまえるものなのだが。
「どれだけ強力な一撃でも当たらなければいい、か。なるほど、勉強になるな」
「マスター! 左上です!」
インカムの声に合わせてジャメルは跳躍。両足から吹雪を放出して尾の一閃を回避する。
避けざまに放った魔力を収束した光の刃が安徳天皇の鱗の一枚を切り落とした。
「おいおい。普通ならあれで終わるはずなんだけど」
「こちらには攻撃が当たらず、あちらには攻撃が通らない……千日手、というやつでしょうか」
「……なるほど。少し早いけど決着にしようか」>>706
見るに絶えない。ジャメルは内心でそう吐き捨てた。
あれではもう助からない。まともにやっても戦いにならないなら終わりを早めるしかない。
そうして介錯してやることが彼女の何よりもの慰めになる。
ああ、本当に。なんて傲慢極まりない考えなのだろう。
世界は醜くてどうしようもないけど、その醜い世界で最も穢れているのが自分自身な辺り本当に救いようがない。
「ええ。貴方がそれを望むのであれば」
けれど、それでも。今の自分には彼女がいる。
マルガレータ・フォン・ヴァルデック。
白雪姫のモデルとなった北欧の聖剣遣い。
彼女がこうやって己を肯定してくれるからこそ、彼は剣を振るうことが出来ていた。
「了解―――「この灯りは民の希望。地を照らす命の証。受けるがいい! 『永久に果てなき凍土の剣(イースブラント)』!!!!」
「今ぞ知る 身もすそ川の 御ながれ 波の下にもみやこありとは―――宝具、開帳。『水天宮縁起』!!!!」>>707
「マスター……マスター……寝ているのですか?」
「っ、悪い、セイバー。寝てたよ。今どこ?」
「もうすぐ駅です。降りる準備をした方がよいかと」
「オッケー、助かるよ」
インカム越しに響くセイバーの声にジャメルの意識は浮上する。
睡眠と言うには語弊がある。彼のそれは現実逃避に近かった。
『ありがとう……わたしを……ころしてくれて……』
彼女の言葉が今もジャメルの耳にこびりついて離れない。
ああいう少女、あるいは少年に引導を渡したのは初めてでもない。
それでも、彼の善性がそれを忘れることを許さなかった。
何人も、何人もこの手でその命を奪って。
彼達彼女達の分まで生きると誓うことも出来ない。
そんな義理はないし義務もない。『救う』なんて言葉はただのエゴだ。結局この世界で一番醜いのは自分である自己認識は違いようがない。>>712
別に今からでも遅くはないのよ?
ただ、付き合って教えてくれるヒトがいないままヒトになろうとし続ければ共感性不足でヒトから「ただひたすらにこれまでに存在した誰かの真似をし続ける不気味な生物」みたいな評価を下されるモノになるし、逆にヤケになって「俺が新世界の神(物理)だ」とか言って人外性を出していくと経験値不足でガチめの神とか怪物に「わー、赤ちゃんが核爆弾振り回してるー」って感じの感想出される何かになるのね
………多分、あの現世の生物に基本興味無いハ様が短編シリーズで自分から友好的に寄せてってるの、他の誰も後者の予防しようとしないなら自分がやってやろうって考えもあるんでないかなぁ
>>710
人と人の信頼とか……そういうの……書ける人見ると羨ましくなるなぁ……獣国書いてたらまさかの1レスで収まってしまったことに困惑
ジャメルエミュのコツ
・心情の描写とか一人称の地の文は徹頭徹尾相手と自分に向けた罵倒をする。心の中はいつも誰かの悪口を言いまくってる年中荒れ模様である
・取る行動はたとえ死ぬ事になっても良い人であること。自分と他人の命を天秤にかけて簡単に他人の命の方を迷わず選択する勇気
・相手に内面を見抜かれて心の隅から隅まで暴かれない限りずっと良い人でいること
一言で言ってしまえば外面が良い人(面の皮が厚すぎて誰も内心を知らない)やんなぁ
まあ正直コイツほどめんどくさい奴はうちの中にいないのでエミュなんてのは一人一人心の中にジャメルを飼うしかないわけで
となるとジャメルの性格なんて完璧再現しようがないんだから割とそのssの製作者の気質が出るかもしれませんね。アタイが書くと1レス使ったとして内面描写で600/800消費するぐらい悪口のオンパレードよ。多分アタイがそういうの好きだからよ1レスに収まったけどとりあえず、てーい!(投稿)
>>718
あ、山星さん。久しぶりにR18スレを更新したので見てくださいまし>>698
見てくださりありがとうございます!そうですね…干支シリーズはもとの動物と事象か属性と合わせて表現しているのですが、確かに転鼠だけは絡ませている属性などはないですね。属性がない、または凡庸、無属性のように考えてもらってもいいですよ。あとイメージとしては十二支の始まり、子牛寅卯辰…となるので子(鼠)から“転がり”始めるといった感じで転鼠になりましたね>>726
よくてよ!>>729
魔力放出(雷):A
雷神トールの神獣タングリスニとタングニョーストの肉と骨髄を口にした為、その力の一端である雷の力を行使する事ができる。シャールヴィは攻撃に使用する他、電気ショックなどといった緊急医療にも転用するが、知識はないに等しいので腕は余り期待していけない。
雷神の従神:B
雷神の従者、それに伴う神性の亜種スキル。魔力と幸運を除いたパラメーターをワンランク上昇させ、雷に対する特防と対巨人の特攻ボーナスが与えられる。更に召雷と勇猛スキルの効果も有しており、自らを基点として雷雲を起こし、雷を落とせる他、威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効にする能力と、格闘ダメージを向上させる。
二核一神:A
シャールヴィは後述の宝具により、例外的に霊核を二つ有している。これにより霊核を砕かれるような一撃を受けようとも、一度だけ復活する事を可能にしている。>>730
【宝具】
雷霆万鈞の轟駆け(オク.ソール・エーピル)
・ランク:A+
・種別:対軍宝具
・レンジ:2〜99
・最大捕捉:300人
雷神トールの従者たるシャールヴィが駆る二頭立ての戦車が由来。
神獣であるタングリスニとタングニョーストからなる戦車で、本来は雷神トールの所有物なのだが、従者であるシャールヴィが御者として手綱を取っていたので例外的に持ち込めている。
シャールヴィが騎乗兵たる由縁の宝具で、静電気などといった彼から放出される電力を合図として落雷と共に召喚される。
空中・地上と、水中以外であればどこでも走行可能で、雷を迸らせながら車線上のあらゆる敵を蹂躙する。神獣は常時帯電状態なので、放電する事により驚異的なまでの加速ができ、飛躍的な推力上昇で段違いの破壊力を生み出せる。加えて、御者席は電力によるエネルギーフィールドが展開されているので、多少の攻撃あれば寄せ付けない。
その他の運用は、雷撃にものを言わせた天災と形容する程の破壊行為と、神山羊の肉を食してダメージを回復するヒーリングのどちらかであるが、後者はミョルニルがないと復活できないので実質雷撃の一択しかない。
・タングリスニ
黒い神山羊。黒い毛に雷のような青い紋様が特徴的。念話で人間と喋る事ができるが、主人である雷神トールに似たのか荒々しい性格で、とても口が悪い。
・タングニョースト
白い神山羊。白い毛に青染めの角が特徴的。念話で会話はできるものの無口で、喋る事は滅多にないのだが戦闘になれば荒々しく雄叫びをあげる。正に青天の霹靂。紫電なる一閃(フレズズ・フロールリジ)
・ランク:A+
・種別:対人(自身)宝具
・レンジ:-
・最大捕捉:1人
俊敏のシャールヴィという逸話が由来。
戦車から降りる事で発動する宝具で、雷を纏ってフィールドを駆け抜ける。
その最大速度は雷速に匹敵し、立ちはだかる障害物を回避するまでもなく破壊する程の突破力を有しており、ギリシャ神話において最速を誇るアキレウスに並ぶ。また、余りのスピードに音が遅れてやってくる程で、通過した後はさながら雷のような轟音が響き渡る。
稲妻の紅涙(レイ.プト・レスクヴァ)
・ランク:B
・種別:対人宝具
・レンジ:-
・最大捕捉:1人
シャールヴィの妹レスクヴァが由来。
上述の『二核一神』のスキルはこの宝具の副産物であり、一つの霊基に二つの霊核が備わっている。
真名を開放する事により、霊核の一つを介して英霊の座へと接続し、レスクヴァをサーヴァントとして召喚する。本来、違法であるサーヴァントによるサーヴァントの召喚を合法にしたもの。
これにより、二人一組で構成される特例サーヴァントのような連携を取る事が可能。加えて、レスクヴァが消滅しても宝具として扱われている為、シャールヴィが連鎖消滅することはない。ただし、『二核一神』のスキルは失われる。この宝具の運用にあたって、主に使われる戦法はシャールヴィが地上で駆け巡り、レスクヴァが戦車を駆るというものである。しかしながら、シャールヴィ、レスクヴァ、戦車と実質サーヴァント三体分の魔力を消費するので燃費は非常に悪い。
・レスクヴァ
赤毛の美少女。どこかしら艶やかで、思わせぶりな言動をする。物腰も柔らかく、粗暴な面があるシャールヴィとは正反対の性格と言える。ただ、シャールヴィの事を「お兄(にぃ)」と呼ぶ程度にはお兄ちゃん子。>>732
天雷と響く虚なりし鳴神(ヴィングシャールヴィ・ミョルニル)
・ランク:A+
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜99
・最大捕捉:700人
巨大土人形モックルカールヴィを破壊した逸話が由来。
雷神トールの神造兵装ミョルニルの擬似投影。雷を用いて再現された宝具で、実体のないエネルギー状のみの高圧電子流体。電流に対して耐性を持つシャールヴィだからこそ使用できる攻撃方法。
真名を開放する事で、物質と霊子に対して根源的な破壊を齎す。屋外で発動すると雷を呼び込んで出力を上昇させ、対城宝具規模にまで拡大する威力になり得る。
この宝具はモックルカールヴィを破壊した逸話で構成されたものだが、元々はトールと泥人形を模したフルングニルとの対決が原型とする説があり、これを統合した結果シャールヴィの逸話として組み込まれたとある。故に彼にとっては自らの虚像を表す宝具であると同時に、自らを証明する宝具ともなっている。
【WEAPON】
無銘・大鎌
シャールヴィの武装。元々農民であったので、実家で使ってた道具を拝借したところ、何故かめちゃくちゃ神秘を纏った武器になっていたらしい。>>733
【解説】
北欧神話に登場する人物で、「ギュルヴィのたぶらかし」などで登場する。人間ではあるもののアースガルズの住民で、農家の出の者であった。
ウートガルズに遠征中であったトールとロキが農家へ立ち寄った際、タングリスニとタングニョーストの肉を食べる機会を得たシャールヴィは骨を傷つけないように忠告を受けるも、骨髄が大好物だったので骨を破ってしまい、トールの怒りを招く事態に陥る。しかし両親の必死の謝罪姿を哀れに思ったトールは、シャールヴィとレスクヴァを従者とする事で許した。それ以降、シャールヴィとレスクヴァが従者として常に付き添っている。
実は骨髄についてシャールヴィは自重していたのだが、ロキに誑かされてしまい髄に手を出してしまったのが真相だったりする。
ウートガルズではフギンと競争する事になるも完敗する。ただ付記すると、競争相手の正体はウートガルザ・ロキの思考であったので勝てる勝負ではなかった。
その後も従者として華々しい活躍をする。特にトールが巨人フルングニルとの決闘する前夜で、フルングニルに謀略をかける事で勝利の貢献している他、巨大土人形モックルカールヴィを破壊している。
【関連人物】
トール
雷神・農耕神であり、アースガルズ随一の戦神。シャールヴィにとっては上司で、粗暴な彼でも頭の上がらない神。
ロキ
狡猾なる神。シャールヴィが神山羊の骨髄を食べるように誑かした張本人であり、従者になるきっかけともなった神。性根がアレ過ぎる性格のせいか苦手らしい。
スキールニル
神の従者仲間。シャールヴィがトールの従者であるのに対し、スキールニルはフレイの従者。スカしたイケメン風貌がちょっと気に入らないらしいが、別に仲は悪くない。>>734
【人物】
赤髪とやや目つきが悪いのが特徴的な青年。
前向きな性格で素直なのだが、単純過ぎるきらいがあるので騙されやすい一面があり、煽てられただけでやる気を出す乗せられタイプ。何事にも物怖じない大胆な人物だが、唯一レスクヴァの泣き落としには弱い。
主人の影響のせいか少々粗暴で、割と欲望に忠実。自分本位で動く姿勢があるので誰かが手綱を握らないといけない。なので「騎乗兵のくせしてマスターに手綱を握られている」という主従関係とは違う不思議な構図になる事が多々ある。
俊敏さに自信を持っており、戦闘においてもそれは強みとなって現れている。戦いでは兎に角走って、殴って、切って、放電するスタイルを貫いていて、戦車を駆ることはあるが大体の場合はレスクヴァに任せっぱなし。
聖杯への願いは第一に「タングリスニとタングニョーストの骨髄を腹一杯しゃぶりたい」。それが無理なら第二案として「ミョルニルを振り回してみたい」。それも無理なら「女神級の美女を抱かせろ」と俗な願いが多い。
【セリフ】
「なんだぁ? もしかして俺を呼んだのってお前? おーっと、じゃあこれからの仕事仲間に挨拶しねえとな。俺はシャールヴィってんだけど、なんかライダーになって来た、宜しく」
「いいぜぇ、かかって来いよ! こうなりゃ合法的にテメエ等をぶっ.殺.せるからなぁ! 迸ってキタぜえ!」
「ほーん、世界を救いたいねぇ……あっそ。俺は上司にケツ蹴られて来ただけで、別にそんなヒーロー願望とかねえし」(カルデアで召喚された場合)なんか興味湧いたので、ザックリ調べたけど、設定を鵜呑みにして雑に考えるならアキレウスって雷よりは遅い……?
・雷の速度:秒速150~200km…ワンピースのエネル参照。
・アキレウス:視界に入る全ての光景が間合い。アキレウスの身長から見渡せる距離は約5.5kmなので、秒速5km?)
以下参考サイト
https://keisan.casio.jp/exec/system/1179464017
最もアキレウスの移動速度は瞬間移動にも等しい、とか言われてるから、そう単純な話ではなのでしょうが。この間上げたギネヴィアの幕間、wikiに登録しました
まだ見てないって方はぜひ読んでいただければ。個人的解釈に溢れたギネヴィア視点での円卓崩壊が読めるヨハクトくんとスネグラーチカでシンガポールss書いてたけどよくよく考えなくてもフェリーぺが人類最後のマスターだからそうでないハクトくんは出せるわけがなくてうごごごご
よぅし一旦落ち着こうここで一つ余談を。シャールヴィは会談が行われる神々の会場に行った事はないのですが、ヴィーザルを見たことはあるらしい。雷神トールと並ぶ戦闘力を持つ神がどんなんなのか気になって見たとの事。
>>763
新島八重子「………………」無言で何かに導かれるようにマイクを持つ
※新島八重子(イメージCV:坂本真綾)>>767
HeyComeon!!>>768
フレーバーテキスト
舞台…人工都市「星導区(セイドウク)」
日本、東北の地に創られた都市。そこは博物館、美術館や様々な医療施設、研究機関、技術系の企業、農業生産区画、そして大学や高校と教育機関などを一つに集められた文化開発都市。規模としてはおよそ600㎢(比較…宮城県仙台市ほど)の土地面積を持ち、12の町で構成されている。
※一子町(いちこまち)、二牛町(にぎゅうまち)、寅三町(とらみまち)…住宅街
四卯町(しうまち)、辰五町(たつごまち)…教育街、この区には大学と高校、小中一貫校が一つずつ存在する。星導大学、辰五高等学校、四卯小学・中学校
六巳町(ろくみまち)、午七町(ごしちまち)、
未八町(みはちまち)…医療・研究街
申九町(しんきゅうまち)、酉十町(ゆうとうまち)戌十一町(じゅつといちまち)…企業・商業街
亥十二町(がいとうにまち)…農業生産区画
この区は“国の発展と人類の進歩の礎となる”という名目で創られた。実際は核を持たない日本がいつか来たる脅威に対して他国が持たない武力を創り出す研究行う為に創られた都市であり、科学と魔術を融合した兵器を作り出すために日夜、技術者と魔術師が暗躍している。>>770
重要人物、組織など
・星導委員会…「星導区」を維持している組織。三つの魔術一族と二つの今はなき華族階級にいた権力一族、国の政治家数人で構成されている。
・ロストライア家…「星導区」設立のために協力した一族の一つ。設立のための資金、教育と研究機関に多大に貢献しており委員会でも強い発言力を持っている。この一族はホムンクルスの製造と錬金術、転換の魔術を得意としている。そして一族の願いは『人造天使の創造』。科学技術を組み込み、ホムンクルスと転換の魔術で霊魂や精神の凝縮体を定着させ、人の手で操る事ができる強大な力を創り、魔術の世界にロストライアの名を知らしめることを目的としている。
※人造天使(デミセラフ)…ホムンクルスを素体に科学技術や投薬によって様々な属性への耐性をもち、霊魂や精神を魔術よって定着させサーヴァントに匹敵する力を存在。量産できてしまえばサーヴァントよりも効率が良く、小国程度なら滅ぼせる軍事力を手に入れられるだろう。現状、完全体は一体も創られていないが欠陥体というものが三体、ロストライア家に保管されている。(補足)欠陥体…人造天使と同等の能力をもつ怪物。人の形は保っているが培養槽が出ると一時間もしないうちに崩れてしまう。
・秤(はかり)家…「星導区」設立のために協力した一族の一つ。委員会としては区内の警備や治安維持に関する機関を運営している。強化の魔術を主に使用し、秤家の武力は白兵戦であれば魔術師であろうと執行者であろうと互角以上に戦うことができる。ロストライア家の傘下にある。
・アラクラン家…「星導区」設立のために協力した一族の一つ。委員会としては商業や区内の流通、情報、区住民のライフラインを保つ機関を運営している。支配や魅力の魔術を使い、区に対して反感をもつ政治家を裏で押さえ込んでいたり、暗○などの汚れ仕事も請け負っている。ロストライア家とは対等関係にある。>>771
天の陣営
蛇遣い座(天)のマスター『ゾディー・H・ロストライア』…【セイバー】
・天秤座のマスター…【アーチャー】
・乙女座のマスター…【キャスター】
・双子座のマスター…【ライダー】
・獅子座のマスター…【バーサーカー】
・蠍座のマスター…【アサシン】
・蟹座のマスター…【ランサー】
地の陣営
・蛇遣い座(地)のマスター…『アーク・H・ロストライア』【ライダー】グナエウス・ポンペイ ウス(創作済)
・牡牛座のマスター…【バーサーカー】
・水瓶座のマスター…【キャスター】パブロ・ピカソ(創作済)
・魚座のマスター…【アサシン】
・山羊座のマスター…【ランサー】
・牡羊座のマスター…【セイバー】
・射手座のマスター…【アーチャー】>>771
誤字
人造天使の項目、上から三行目。「に匹敵する力を存在。」→「に匹敵する力を有する」ですね>>772
まだマスターやサーヴァントの名前や設定ができていないため、空白が目立ちます。すみません>>777
https://www.pixiv.net/artworks/82147885
一応、イメージの元になった創作令呪のURLを貼っておきます今のところはこんな感じで以上になります。
>>780
ちょっと安直なんですが、都市の形を上空から見たら円形に近い設定にして、町を結ぶと六芒星になるといったイメージなんかどうでしょう?
科学と魔術、円形な都市と某人気小説の学園都市のオマージュになっちゃうんですけどね…後はアサシンクラスのテセウスが脳内にあるくらいじゃなぁ。
>>785
すみません…生まれた月でした…スタルカドの設定文をちょい改修。実は8本腕の異形姿は彼の生前の姿ではなく、父親の姿でした……親子揃って同名だったので混同しました。
しかし、バーサーカークラスの8本腕姿は変わらず。トールの悪意という事で異形の姿で現界します。>>798
親戚関係は愉快かつド派手だけど、親戚が有名になればなるほど有能であればあるほど本人は曇るよ
曇って富江に磨きがかかるよ>>786
ディオニュソス様ちゃん「(ガタッ!)」
>ポセイドンの
ディオニュソス様ちゃん「(...ストン)」>>773
ほうほう。解りやすいですし、いい感じに纏まった面白そうな舞台設定かと。
天地のチーム組み分け、星座とクラスの組み合わせが決まっているという事は、もう鯖鱒の設定もある程度固まってるんでしょうか?>>786
ヘルメスの息子のケパロスがいるが、ヘルメスが十二神なのかという問題に回帰してしまう
アーテーはゼウスの娘説を採ってるけど、ゼウスの過剰パーツを親族に加えていいなら……>>786
アポロンの息子の娘なんでヒュギエイアがギリギリセーフですかね先程あげた創作ssの主要キャラクターの一部ができましたのであげます
>>807
【氏名】ゾディー・H・ロストライア
【性別】男
【年齢】25歳【誕生日】1/1
【出身】人工都市「星導区」
【身長・体重】180cm・67kg
【肌色】白【髪色】金【瞳色】碧
【外見・容姿】長身で整った顔の男性。長髪のため、後ろ結び。
【令呪の位置】左手の甲
【属性】秩序・悪
【魔術系統】錬金術・付与術
【魔術属性】火・地
【魔術特性】転換と付与
【起源】創造
【所属】ロストライア家、【天の陣営】
【階位・称号・二つ名】蛇遣い座のマスター、【天】のマスター
【契約サーヴァント】
天のセイバー…【未定】
【魔術・特殊技能・特性など】
金や銀、鉄など金属を自在に変形させたり、武具や対象に様々な火と土の付与術(バフ)を行い強化する。>>808
【礼装・装備など】
『天使の残骸(プロトセラフ)』…人造天使の製造過程で失敗した個体から崩れずに形を残した爪や髪、羽などの体組織の一部。普段は10cmほどの持ち運びできる大きさの培養カプセルに入っている。使用する際はカプセルの蓋を開け、魔力を通すと発火や冷却、熱光線など術者が持つ属性を以外の事象を起こすことができる。一度使用すると崩れて無くなってしまう。
【人物像】
イメージカラー:海碧色(コバルトブルー)
好きなもの:コーヒー、美術館
苦手なもの:甘い物
天敵:祖父
願い:我らが天使の創造
【一人称】私 【二人称】君 【三人称】
【来歴】元々は時計塔に所属していた一族だったが、ホムンクルスとはいえ何人も犠牲に行う天使製造の儀式が他の魔術師から疎まれ、時計塔から離れる。そして日本で開発計画されている都市の話を聞き、傘下の一族と協力関係にある一族と共に都市開発に加わり、その都市を魔術工房とした。ゾディーは一族が時計塔から日本に来るときに祖父らと付き従う形で「星導区」で暮らすことになった。アークは腹違いの弟。
【性格】慎重かつ冷静で一族の繁栄に尽力する人物で魔術師としても優秀であり、周りからも認められている。しかし内心は一族に従わない者や能力のない者を下に見たりと傲慢な一面も持っている。
【行動規範・行動方針】一族の繁栄と天使製造の一助となること。一族のため、勝利のためであれば他者の犠牲すら厭わない魔術師らしい魔術師。
【参戦理由】次期当主の座と天使製造のために聖杯の魔力を手に入れるため
【サーヴァントへの態度】基本的には紳士的で対等に接する
【役どころ・コンセプトなど】
【天の陣営】の長。ロストライアの長子、「星導区」にある本家の屋敷で暮らしている。【氏名】アーク・H・ロストライア
【性別】男
【年齢】20歳【誕生日】12/1
【出身】人工都市「星導区」
【身長・体重】170cm・55kg
【肌色】白【髪色】金【瞳色】紅
【外見・容姿】肩に少しかかるくらいの髪型、中性的な顔つきで遠目からは女性にも見える。
【令呪の位置】右手の甲
【属性】秩序・善
【魔術系統】付与術
【魔術属性】風
【魔術特性】付与
【起源】救済
【所属】ロストライア家、【地の陣営】
【階位・称号・二つ名】蛇遣い座のマスター、【地】のマスター
【契約サーヴァント】
地のライダー…グナエウス・ポンペイウス
【魔術・特殊技能・特性など】
風の付与術から姿を消したり、空中を駆けることができる。風を通じてかまいたちの様な刃を作り飛ばしたり、見えない壁を創り出すこともできる。>>810
【礼装・装備など】
『願いの涙晶』…“生きていて欲しい”という願いを込めて、命と代償に作り出された5cm程度の大きさの宝石。その宝石の持ち主は自らの肉体や精神が死に脅かされたときに、その被害を肩代わりして砕け散る。アークは12個、この涙晶を所持している。
【人物像】
イメージカラー:紅緋色(スカーレット)
特技:ボトルシップ製作
好きなもの:ボトルシップを眺めること、博物館
苦手なもの:辛い物
天敵:兄(ゾディー・H・ロストライア)
願い:我が一族の破滅(消滅)
【一人称】僕 【二人称】〜さん 【三人称】
【来歴】
「星導区」完成間近で産まれたゾディーとは腹違いの弟。跡継ぎの呼びといった形で産まれたが、アークの母は出産の際に死亡。それ以来ホムンクルスたちに育てられたことで、ホムンクルスに対して人でないことは理解しながら強い情を感じている。
【性格】正義感と責任感が強く、切り捨てるという判断を取りずらい
【行動規範・行動方針】我が一族の破滅(消滅)と犠牲になっていった彼女たち(ホムンクルス)の魂と生存している子らの解放>>811
【参戦理由】
自分の一族、ロストライアが行なっている大量のホムンクルスの犠牲からなる儀式を許せなかった。そしてそれを一族の繁栄として嬉々として行う、祖父が、父が、異母が、兄が、彼らに従う魔術師たちが嫌いだった。故に逆らったのだ。泣きながら許しを乞い、そして実験されていく彼女らを、死して尚使われ続ける魂たちを救うために戦うことを選んだ。その願いのために自らの命を石にして託してくれた12人の彼女らと自分をホムンクルスと知らず、私を兄と慕う彼女と共に…
【サーヴァントへの態度】対等ではあるが、敬う態度で接する
【役どころ・コンセプトなど】
【地の陣営】の長、ロストライアの次男(腹違いではあるが)、ロストライア家には住んでおらず「星導区」にある別荘の一つでホムンクルスたちと暮らしていた。
【補足】ロストライアの本家から聖遺物を6点盗み出した。そのうちの一つは“古い鉄剣の一部”
ライダーを召喚した後の話になる。【氏名】アリエス
【性別】登録上は女性(ホムンクルス)
【年齢】16歳(製造されて16年)【誕生日】3/21
【出身】ロストライア
【身長・体重】150cm・40kg
【肌色】白【髪色】銀【瞳色】青緑
【外見・容姿】髪型はナチュラルボブで見た目は高校生であり、辰五高等学校の制服を着ている。
【令呪の位置】右手の甲
【属性】中立・善
【魔術系統】探知魔術
【魔術属性】なし
【魔術特性】探知
【起源】なし
【所属】地の陣営
【階位・称号・二つ名】…【牡羊座】のマスター
【契約サーヴァント】
【地】のセイバー…
【魔術・特殊技能・特性など】
膨大な魔力量と魔力を持つものを探し出すことができる探知魔術>>813
【礼装・装備など】
『風衣』…アークの風の付与術によって造られた外套。着ると他者から認識されなくなる“姿隠し”の効果がある。魔力の消費も少なく長時間使うことができるが、サーヴァントや魔術に明るい者であれば見破ることはできる。
【人物像】
イメージカラー:ターコイズグリーン
特技:料理
好きなもの:動物
苦手なもの:流血
天敵:ロストライア、天使
願い:人間になりたい
【一人称】私 【二人称】〜さん【三人称】
【来歴】
ロストライアの一族によって造られたホムンクルス。魔力量は製造されたモノの中でも上位にあるがアークの亡き母が隠蔽していた。アークとは兄妹の様に育った。アークが家を出ることになった際、世話係だった12の従者と共にロストライアを出たことになる。アークのことを幼い頃から兄と慕いながらも、自分は兄や友人たちと同じ“人間”出ないことは感じていた。聖杯大戦が始まることが決まったとき、聖杯に選ばれ自分にも令呪が現れたことから地の陣営として参加することになる。
【性格】優しく思いやりがあり、兄アークの様に困っている人がいると手を差し伸べてしまう
【行動規範・行動方針】アークと地の陣営の仲間たちの役に立とうとする。戦いにおいても周りを気にかけ、巻き込まれそうになった一般人を助けようとしてしまう。>>814
【参戦理由】自分が人間ではないことは感じていたが、聖杯大戦が始まるときに他12人の従者(ホムンクルス)から自らがホムンクルスであることを知らされた。この事実はアークや仲間には基本伏せている。聖杯への願いのは“人間になりたい”。大好きな友だちと仲間と兄と笑い合える日を願っている。
【サーヴァントへの態度】共に戦ってくれる人、自分を守ってくれる人として他の人と同じように優しく接する。自分のために傷つく姿には申し訳ない気持ちでいっぱいになっている。
【役どころ・コンセプトなど】
【地の陣営】、【牡羊座】のマスター、周りの仲間たちから守るべき対象と思われているが、当の本人は困っている人がいると走り出してしまうので、周囲の心配は絶えない。>>811
誤字訂正『願いの涙晶』二行目あたり
「その宝石は持ち主の肉体や精神が死に脅かされたときに、その被害を肩代わりして砕け散る。」になります>>816
7+7の14から1組ずつ抜いて合計12組の方が舞台設定的に納まりがいいのかなぁ、と思いました
執筆コストを抑えることにもなりますしディックさんいらっしゃいますか?覇久間の…というか人麻呂…というか一言主について少し設定を考えたのですが…
>>825
まず、人麻呂と一言主の関係ですが、友人…というか、知人的なものにしようと思っています。歌の神なら、言霊の神とも当然交友があるだろう…といった感じを称して。ですから、役小角さんには「いい加減解放したら?」みたいなことをちょくちょく言ってきます。
そして、こっちが本題なんですが、一言主は己の醜い外見を恥じて夜間に仕事をした…と後世ではなっていますが、古事記にはそういった記述はありません。これについてで、人麻呂と成って人間界で過ごし、そこで人々の悪口陰口呪詛等の多さとそれらが持つ言葉の力を間近で知り、人麻呂としての生涯を終えた後にそういった日本中の負の言霊が現実に及ぼす力を自身に向けさせて弱めるよう務めた結果醜い容姿になった…というのはどうでしょう?
夜間に仕事をしたのは、醜態以外にも、溜め込んだ厄が自身を視認した者や近くにいた者に移らないようにしたから…とか。
長文失礼します。>>827
さりげなく着てる自虐Tの全容も描いた
さて、ちゃんとss書かないと……おひさし。
古馴染みの友人達とモンハンやっててこっちに顔出せませんでした……。
後ラスベガス。
ちたん合金さんはじめまして。私は麻婆の国から来た名は体を表す者デス。
星座サーヴァントか……。アリアドネくらいしかいないわ。後はストックに白鳥座か。
アメリカは更新確認しましたー。
こっちパートは猫藩さんにお願いした白雪パートと先生パートの後半戦くらいですね。>>832
やー。>>822
いやぁ…自分のキャラの心の内を理解してるのは確かなのですがそれを文章にする力というかですね。複雑な内面を理解はできても表現出来ない、みたいな。
例えるならクロケル。奴のカルデアのマスターに対する心情は自分達の大願を邪魔した憎き敵であると同時に自分達の統括(ゲーティア)の運命であり王の忘れ形見でもある。ツンケンするのも本心だけど志半ばで倒れる事は許容出来ない。人理焼却も人理漂白も何もかも乗り越えて何でもない一般人の日常に戻って家族や友人に囲まれて老衰で死.ねと思ってるけどそんな事は絶対口に出さないetc…とこんな複雑怪奇な内面をssで表現するのがベリーハードでしてね……
>>824
了解です。では(ほぼ)そのまま登録しときますね
あと礼装名ですがシンプルに『雪華の記憶』などどうでしょう?
>>827
>>日記帳を公開する
やぁめぇてぇぇぇ!!>>833
鰐さんお久しぶりです!
赤ゑいさんお借りしました!!
第肆特異点 生存戦略島嶼 ユカタン
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E7%AC%AC%E8%82%86%E7%89%B9%E7%95%B0%E7%82%B9%20%E7%94%9F%E5%AD%98%E6%88%A6%E7%95%A5%E5%B3%B6%E5%B6%BC%20%E3%83%A6%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%B3
あとルーファスくんお借りしてよろしいでしょうか!?>>832
良くってよ~!>>839
ありがとうございます~
あと礼装名も素敵だと思います、いいですね!ありがとうございます!
【CLASS】キャスター
【真名】エウメネス
【性別】男性
【外見・容姿】長身、犀利な顔立ちに、薄い唇、腰まで届く黒髪、瞳の色は黒色。
【出典】史実【地域】マケドニア
【属性】秩序・善【天地人属性】人
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷D 魔力C 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B 道具作成:C
【固有スキル】
軍師の指揮:A 沈着冷静:A+
伝令神の子:A
ギリシャの神ヘルメスの系譜であることを示すスキル。ヘルメスは盗人、魔術、伝令を司る旅の守護神である。エウメネスは父祖の血の影響で生じた世界の穴に落ち、偶然にも神代から神代の終わりまで転移してしまった。
王家の守護者:B
ディアドコイとして親王家の立場を取った逸話の昇華。王家や主君に逆らった者、特にディアドコイの経歴があるサーヴァントに対して、有利な戦闘ボーナスを獲得する。
後世の歴史家は「最後の擁護者(エウメネス)がいなくなった途端、彼ら(他のディアドコイ)は本性を表した」と記している。>>843
【宝具】
堅忍不抜の泰盾(アルギュラスピデス・アダマス)
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:不明
由来:エウメネスが指揮した銀楯隊。
精鋭3000名からなる歩兵部隊。銀の楯の材料はイスカンダルの時代には失われつつあった神鉄である。
エウメネス自身だけではなく、マスターも守護する。攻勢ではなく、守勢という面において凄まじい力を発揮する。攻勢に出れば、その強度で障害を排斥して、守勢に出ればいかなる攻撃も防ぐ完全な盾として使える。
【略歴】
カルディア出身とされるマケドニア王国の文官兼武官。自らの血に宿る旅の神の力によって、世界の穴に落ちて漂流者となった。その後、カルディアを放浪した後に、かの征服王イスカンダルの父であるフィリッポス二世によって見出だされとされ書記官としてマケドニア王家に仕えた。
先王の没後、イスカンダルの代にも引き続き書記官として遠征に従軍していた。征服王の没後の後継者戦争には王族に近い立場を選びディアドコイ唯一の外国人として参加した。>>844
【人物】
悪人でないものの、手段を選ばぬ冷徹非情な人柄で徹底した功利主義の持ち主。有能で職務に忠実、私心が無く追従を嫌い、一命を賭す剛毅さ等、多くの美徳を備えているものの、猜疑心が強い秘密主義者。正論と無私無欲を武器にして反論を封じ込め、他人の感情に配慮せず、他者に理解される事を無視した姿勢は、多くの嫌悪を買う事となった。
プトレマイオス1世はエウメネスに私利私欲が存在しないことを認めた上で、その私心の無さを自らの武器として徹底的に利用する姿勢に嫌悪感を表している。
フィリッポス二世に仕えたのは才幹を買われ賓客として遇された恩義からだが、イスカンダルにも仕えようと思ったのは彼が自分の願いをかなえるのに適任と思ったからである。
イスカンダルに仕えるのも、大英雄イスカンダルという画布をもって、世界統一した帝国という絵を描きたいという目的のため。イスカンダルもそのための道具に過ぎない。イスカンダルを自身の野望の道具のように利用する姿勢は、プトレマイオス1世のような周囲の人間から敵視される理由の一つになった。>>846
「犬には犬の餌、猫には猫の餌が必要なものだ。交渉するにしても策略に陥れるにしても、餌は厳選すべきだ」
「ペウケスタスは総司令官の器はない男だ。ゆえに他の使いようがあるかと思った。何も生きてあることだけが国家に報いる道ではないからな。……嫌われるのは構わんが、足を引っ張られるのは困る」(ペウケスタスについて)
「ヘファイストスとあの妹は有能な兄妹だが……陛下との仲を特権的に考える困ったところがあった。軍にも国家にも王に次ぐ者は不要だ」(ヘファイストスについて)
「プトレマイオスは猛禽だ。遠方に置いておいては危険きわまりない。あんな男は目のとどく場所で鎖につないでおくべきなのだった」(プトレマイオス1世について)
「簒奪も侵略にも何も感慨はない。権力とはそれを獲得した手段ではなく如何にそれを行使するかにより正当化されるのだ」(ディアドコイ全般について)>>849
はい、それです。誤変換しました。すみません。>>857
よくってよ!>>857
カラティンかしら…。とりあえずチェストだけど、活躍の場面も考えてあげてね。>>857
農民だから田舎っぽいのはしょうがないよね。神代の田舎者。
そしてヤー。ありがとうございます~!いくぜ!
【CLASS】アーチャー
【真名】カールタヴィーリヤ・アルジュナ
【異名】千の腕(サハスラバーフ)
【性別】女
【出典】インド神話
【身長・体重】167cm・54kg
【外見】
大人びた口紅が際立つ、中性的な美貌の少女。
黒髪をうなじが見える程度で短く切り揃え、九種類の宝石で出来た数珠のようなヴァイジャヤンティーを首飾りと、胸まで覆うほど大きさ長さで飾る。腕と脚は板金を積んだような鎧を装備している。身体に密着した装飾もない単色のドレスの、大胆に空いた背中からは神的な腕が自由自在に現れる。
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:B 魔力:B 幸運:A 宝具:A++
【クラス別スキル】
○対魔力:B
○単独行動:A+
【固有スキル】
○縮地:A
聖仙ダッタトレーヤに授かった様々な恩恵が合わさった、誰にも邪魔されることなく風のように自由に世界を動き回る力。より正確には誰にも妨げられない五感(インドリヤ)と莫大な財産、栄光、武勇、名声、体力、ヨーガの習熟、原子にまで身体を小さく出来る超能力の総称。思考速度そのものが行動速度である、その“迅さ”は、時間と空間を極限まで削ぎ落した限定的な時間旅行、次元跳躍に等しい。
ただしその行動範囲は敏捷ステータスで移動できる距離に限られる。>>861
○炎神の城壁:A
都市一つを覆う、炎神の護り。
武器・自身の肉体に魔力を帯させ、瞬間的に放出することによって能力を向上させるスキル、魔力放出(炎)と似て非なるもの。燃え盛る炎が魔力となって宿るという点では同様だが、城壁の如く顕現して、魔力放出単体が攻撃手段にもなる。
かつてカールタヴィーリヤが飢えに苦しむ炎神アグニに対して、自国の領土の一つである森を捧げたことによって、アグニはカールタヴィーリヤの守護神となりハイハヤ王国に息吹くことになったという。この護りはカールタヴィーリヤ亡き後の『マハーバーラタ』の時代でも健在であり、パーンドゥの五兄弟が一人サハデーヴァは、アグニの許しを得なければハイハヤ王国を征服できなかったという。
○断末魔:B+++
攻めより守りに長けているとされる、古代インド式の武術カラリパヤット。才覚のみに頼らない、合理的な思想に基づく武術の始祖。断末魔とは一般的に死に際と訳されるが、その本当の意味は、末魔(マルマ)を断つ。人体の急所マルマを打ち抜くというもので、中国においては武術にも医術にも使用される点穴術として知名度を持つ。カールタヴィーリヤは驚異的な思考速度によって、破壊神シヴァにカラリパヤットを習い後の北派と呼ばれる流派の開祖パラシュラーマの攻撃を受けながらに、この奥義を体得した。
マルマとは経穴。地球という星の観点からすると霊脈の集中する霊地(歪芯霊脈)であり、人体という概念宇宙の観点からすると“死の線”が重なり合う“死の点”であると言えるだろう。本来ならば生命力を視る対人技術であるのだが、カールタヴィーリヤはそれに止まらず魔力という熱量を保持するのであれば、存在(カタチ)が何であれ流れを見極めて効果を発揮する。>>862
【宝具】
『千変にて輝く(サハスラバーフ・マヒシュマティ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000
ヴィシュヌ神を除いて倒せぬ者なし、とまでに謳われた賊王カールタヴィーリヤ有する千の腕。聖仙アトリの息子、ブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァの三柱の化身とされる聖仙ダッタトレーヤに対する献身によって様々な祝福と共に授かった黄金の千腕。正確にはカールタヴィーリヤと同意にして同位のである1000体の使い魔であり、それぞれが独立した心臓(魔力炉心)を備える生きた神造兵装。主人であるカールタヴィーリヤそのものの分身として機能する場合は、宝具の除いた全能力を行使可能。単純に本体の直接的な能力の増強として、近距離ならば最大で1000倍、遠距離ならば最大で500倍という制限はあるが転用もできるそれは、神霊規模の魔術行使に等しい。
その本来の姿はハイハヤ王国の首都マヒシュマティそのもの。ナーガ族の長カルコータカに支配されていた領地を征服し、千の腕を重ね合い都市マヒシュマティを建造してハイハヤ王国の首都とした。真名解放時には、天空に駐在する巨大な浮遊都市の形をとった、石で造られた古代インド寺院風の巨大要塞の威容を見せる。城壁に車輪があることからも分かる通り、戦車や戦艦の類。戦地に赴く王が着込む鎧であり、自らの支配領域そのもの。
現代社会においては異常気象による蜃気楼として処理される。
『明呪にて願う(カーマデーヌ・スラビ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1
「千腕」を封印する代わりに対象の宝具一つを簒奪する。
ヴィシュヌ神の化身パラシュラーマの父、聖仙ジャマダグニの庵から望むもの全てを生み出すと言われている聖牛カーマデーヌを盗んだことを由来とする宝具。抵抗するジャマダグニを害しカーマデーヌを奪ったことで、パラシュラーマの怒りを買ったカールタヴィーリヤはその千の腕ごと弑され、戦士階級(クシャトリヤ)の二十一度の絶滅を引き起こす原因となった。>>863
【解説】
戦士階級ハイハヤ族に生まれた“千の腕(サハスラバーフ)”アルジュナ。カールタヴィーリヤは父王クリタヴィーリヤの息子という意味で、本名はアルジュナである。聖仙ダッタトレーヤに深く帰依したことで千本の腕を得て、全世界を征服した。インド神話に謳われる七つの大陸(スダルシャナ、バドラーシュヴァ、ケートゥマーラ、ジャンブー、ウッタラ・クル、ナーガ、カシャパ)の支配者。マハーバーラタやラーマーヤナなどでは強壮無比なクシャトリヤの代表として挙げられ、特に「弓取りの内で最上の者は二人のアルジュナ(カールタヴィーリヤ・アルジュナとパーンダヴァのアルジュナ)である」とさえ言われる程であり、羅刹王ラーヴァナを捕虜にし、またパラシュラーマのクシャトリヤ殲滅の元凶として知られる。
インド神話において暴君の一人として槍玉に挙げられることが多いが、一方で寛大に全地を統治した強力な大王(サムラージ)、あるいは転輪聖王(チャクラヴァルティン)として、彼の子孫達の住むマヘシュワル地方を中心に現在でも信仰される。ヴィシュヌ神の部分的化身とも、またその光輪スダルシャナの化身とする逸話も存在する。
【人物像】
「オレの傘下に入れ!!!!」
「欲しい物を妥協する戦士(クシャトリヤ)が何処にいる!!」
賊王カールタヴィーリヤ・アルジュナ。
非常に男勝りな性格。大いに笑い、大いに怒り、感情を全面に出す。一族の中で最も優れた王として高い知能と冷静な判断力を有しており、伊達に85000年もの間、広大な版図を維持してきた訳では無いのだが、短気かつ強欲なため傍若無人や独裁主義者といった印象を与える。千腕を持つに至って死の恐怖と隣り合わせ故に戦士として優秀だった部分も見る影が無くなり、元々の強欲さだけが残った。つまるところ、何でも出来た女性、あるいは出来過ぎてしまった女性なのだ。
ブラフマーの、ヴィシュヌの、シヴァの化身である聖仙ダッタトレーヤから教えを受けることで得たヨーガの完成と八つのシッディ(神通力とも訳される)。それ故に定命の領分を超えて85000年もの間を生き長らえ、自身の後継に足り得る者が生まれないハイハヤ族を治め続けてしまった。ロゼの新礼装、wikiに登録させていただきました~
……お話のリンクが上手く張れない、どうして……>>871
>843にイスカンダルの配下を投稿しました。>>868
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E6%9E%9C%E5%BF%83%E5%B1%85%E5%A3%AB%EF%BC%88%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%88%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%EF%BC%89
私作の中で作者ページにリンク載せてないけどページは存在するキャラ二人のうち一人ですわ
人食べるからいいかなって思って>>871
ありがとうございます~!早速直しました>>877
同じ宝具奪取の天つ風の簒奪者もまだ謎が多いですが、HUNTER×HUNTERの盗賊の極意のように、奪う条件や抵抗されたら失敗する隙もあったほうが良いかと思います。カールタヴィーリヤはちょっとリレーを実際にやって「こういう動かし方が出来れば良かったかな」という気付きを自分なりに混ぜ込んだりして
チーム運用は「スキルに依存しない(足による)情報獲得の手段」「本体の弱体化案」でもあったり(小声)
>>878 >>879
転戦というのはマスターだけですね~
マスターだった人物が、より上質な聖杯を求めて別の聖杯戦争or聖杯大会に参加する感じです
宝具封印はレンジ内、真名解放(常時発動型なら本人の真名)などで真名を知っていることが前提――というのを書き忘れましたー!!
>>880
魔力燃費、他のサーヴァントにも言えるんですけど、常にどうするか悩むんですよね
こちらの裁量次第という面もあるし…>>882
あー、ならまぁなんとかなる、のか?
そうなるとマスターは魔力量は当然として、情報収集や機動力などの幅広いスペックも要求されるだろうし、大変ですね。>>886
あ、ホント。読み抜けてましたわ。覇久間の手番って今誰ですか?
>>891
出番は他のリレーのように交代で進めるものではないので、それぞれのタスクをこなしていく形になります。私は剣陣営との交流があるし、イオンさんのところにはまだ確か、現象と遭遇や弓陣営との交流というのもあったはずです。>>893
【クラス別スキル】
陣地作成:B
自らに有利な陣地を構築する能力。
自らを奉る“神殿”を作り出す……が、西洋に置ける神殿とは本質的に異なる様式のためややランクが下がっている。
道具作成:A
魔力が込められた道具を作る能力。
注連縄、御幣、霊璽、高坏、神楽鈴、大きなものでは鳥居まで神道儀式に必要なおおよそのものは作り出すことが出来る。
【固有スキル】
神道:EX
自然を神と敬い、祝詞や神楽などの作法によって祈りと信心を示すことで自身をトランスさせ奇跡を成す技法。
れっきとした魔術系統の一つで、所作や詠唱によって魔術回路を起動させて魔術を発動させる。
キャスターは神道の基礎を作った人物であるため破格のランクを有している。
御杖代:EX
カンナギ、巫女。などとも。
神の杖代わりとなって奉仕する者。もしくはその依代となるもの。
この場合天照大神に奉仕するキャスターを指す。太陽、国土安泰、開運、勝運など天照大神に纏わる力を十全に発揮出来る。>>894
神性:A
神霊適正を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
後世において神と祀られたため高いランクを有する。
皇大神宮別宮『倭姫宮』の祭神が他ならぬキャスターその人である。
【宝具】
『水天日光天照八野鎮石(すいてんにっこうあまてらすやのしずいし)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:10~100 最大捕捉:1000人
『八咫鏡(やたのかがみ)』の真名解放。
常世の理を遮断し、魔術行使のコストを無くす結界を張る。無限の魔力供給を行う、とも。
天照大神の現身とされるあるサーヴァントの宝具と同等のもの。
魂と生命力を活性化させる力を持つ。本来は死者すら蘇らせることのできる冥界の力を秘めた神宝中の神宝だが、キャスターではそこまでの力は引き出せない。
通常時はキャスターに向けられた敵意に反応して自動(オート)で攻撃を反射する盾として機能する。>>895
『惟神道縁起(かんながらえんぎ)』
ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:10〜100 最大補足:1000人
是神風伊勢國 則常世之浪重浪歸國也 傍國可怜國也 欲居是國(日本書紀より抜粋)
伊勢神風大結界、とも。
天照大神の神気に満ちた風の吹く伊勢神宮を展開する。
神道の祖としてのキャスターを象徴する宝具で、結界の内部は『祓』という概念に満ちている。
『祓』とは俗に穢れと呼ばれる霊的概念を心身から取り除くことを指し、この結界内に置いてサーヴァントは自身の現界を維持できなくなる。
ただしキャスター自身は存在を許される―――彼女は神の御杖代、その彼女が穢れとして扱われるはずがないのは至極当然の理屈である。
また、副次効果として呪詛や呪怨、呪術などによる効果もこの結界内部では解除(ディスペル)される。
【Weapon】
『草薙剣(くさなぎのつるぎ)』
甥である日本武尊に貸し与えたもの。>>896
【解説】
『古事記』『日本書紀』に伝わる古代日本の皇族。
第11代垂仁天皇の第四皇女で、母は皇后の日葉酢媛命。
天照大神を伊勢の地に祀ったとされ、伊勢神宮の伝説上の起源とされる人物である。
天照大神の御杖代として大和国から伊賀・近江・美濃・尾張の諸国を経て伊勢の国に入り、天照大神の神託によって伊勢神宮を創建したとされる。
肩下までの髪を結った巫女装束の少女。
明るく朗らかでとにもかくにも陽性の人物。天照大神の神託を受けるに相応しい。
ややうっかり物で粗忽だが芯は強く多少の障害では決してへこたれない。皇族とはいえ女性の身で諸国漫遊を可能としたのもその精神性が大きかっただろう。
皇族の生まれであるため主従という概念は理解しており、マスターには誠心誠意仕える……というか少し、いや、だいぶ惚れっぽい。主人公気質の男性マスターとの相性抜群のボーイ・ミーツ・ガールメーカー。
加えてムードメーカーであり、トラブルメーカーでもある。
目を離すと何をしでかすかわからない放っておけないタイプの人種。
天性の人たらしで良くも悪くも話題の中心にいることが多い。周りを巻き込むその様はまさに『神風』を司る相応しく思える。>>897
日頃の言動が少し抜けているため誤解されやすいが根は信心深く、神道を行使する際には御杖代らしい振る舞いを見せる。
人の善性を肯定し、人の悪性を受け止め、周りの人に笑顔をもたらすことを一番の原動力にする慈悲深い性根の持ち主。
「倭姫命! お呼ばれに応え参上しました! よろしくお願いします! ご主人様!」
「あー、あれが私の家族達なんですねー。あんまり実感無いかも」天皇系サーヴァントに対して
「!!!! あ、天照大神様!!!! は、はじめまして……今の私は天照大神じゃない? そんなこと関係ありません! うわあ……綺麗……」玉藻前に対して
「まあぶっちゃけ私は神様ですけど。人の信仰によって神となった私と天津神・国津神の皆さんは別物です! というかあの方達と一緒とか恐れ多いです!」
「へー、剣術にも神道って名前が使われることもあるんですね!」林崎甚助、佐々木累、諸岡一羽、斎藤伝鬼坊に対して
「わあ! タケル君だー! 久しぶりー! ……あれ? なんか増えてない?」日本武尊達に対して
「え、えっと……草薙剣は私がタケル君に貸したやつで……だから……その……ご、ごめんなさーい!!!!」安徳天皇(ここのえさん作)に対して
「高天原に神留まり坐す―――」
「罪と云う罪は在らじ―――」
『天照大神曰く「この神風の伊勢の国は常世の浪の重浪帰する国なり。傍国の可怜国なり。この国に居らんと欲う」―――禊祓、神咒神威『惟神道縁起(かんながらえんぎ)』!!!!」>>899
えーと、惟神道縁起ですが、如何なるサーヴァントに対しても効果が適応される仕様なんでしょうか? 他の神性持ちサーヴァントも問答無用で汚れ扱いされて消滅?>>899
いいですよね伊勢神宮。死ぬ前に一度は行きたい...
第2宝具が強力ですが、魔性、魔獣、日本由来の神性持ちなどの属性によって効果に差があったりするのでしょうか?本戦スレのをちょっと手直ししてWiki更新しました
>>900
まぁ、型月だと「オリジナル」や「原初」と呼ばれる物ほど強大になる傾向にあるから是非もないよネ!
それ相応の歴史や格もあるし。これは完全に言い忘れてた私が間抜けなのですけど婦長と同じで今後加筆修正する所存なので性格以外は暫定的なものです
>>903
あ、誤解招く表現になってるかもしれないんで一応補足しておきますと「私は使わない」っていうのは私が基本ss書くときにキャラクターに対しかなり厳しめな評価ラインを用意しがちで、そんな中性格も性能も問題になる縛りがない強いキャラがいると「なんであなたが最初から本気出して一人で解決しないんですかね?(戦隊ヒーローに最初から合体しろと言うがごとき暴論)」「でもあなたが本気で動いたら物語スッゲェつまんないでしょうね(自分で本気出せって言っといてなんだその態度は)」ってなってそのキャラをいかにパワーダウンさせるかにストーリー構成を割かなきゃいけなくなるから出会って別に苦手とか嫌いとかそういうわけではないですからね
足切りラインがデメリット無しの発動確殺系だったりの「強すぎて縛りかけないとストーリーの邪魔」って感じのやつなだけですフランス凍結しちゃったので思いきってロベスピエールを大改修しようと思ってるんですが、実はロベスピエール密かに使おうとしてるって人はいますか?
いやまぁ、九分九厘いないとは思いますけど場合によってはキャラの大幅改変になるので念のため聞いておきたいというかそういうアレです、ハインー、ンッンッン。ホントは狭いギリシャ神話書き始めたら冒頭でフェリーペ君に無辜のロリコンが付与されそうで草ですぞぉ!
とかやってたらスレがめっちゃ進んでたでござる…。どこから手をつけたものか…第一宝具
また、第二宝具の核としても使用されるため、第二宝具使用中には使用することが出来ない。
第二宝具
魔力と幸運の高さ、生前に行った善行の度合いによって抵抗は可能で、霊体化することで完全に防ぐことは可能。
特に呪詛や呪術にまつわる存在、混沌属性、悪属性を持つ相手に対しては強い効果を発揮する。
ただし日本出身の神性に対してはその限りではなく、特に天津神・国津神に由来する相手に対しては高確率でレジストされる。
特に天照大神由来の神性を持つ相手には無効化される。
規模が規模だけに尋常な魔力消費を強いられるキャスターにとっての文字通りの切り札。
とりあえずざっと弱点を搭載して見ましたけどどうでせうか>>908
気持ちは凄くわかる……特異点SSとかみんな活躍させてあげたいし>>910
……そんな理由もあって自作サーヴァントの最強枠が「シリアスの場合世界が終わる3秒前か、もう終わって敗戦処理の段階な時にしか出てこないぞ」、マスターの最強枠が「人間として本気出すためには人類愛(正確には努力せずものを会得できる自分が努力家より上にいっちゃいけないだろうっていう無意識レベルの縛り)を、それ以外として本気出すためには人間であることを捨てなきゃいけないからどっちにせよ本人的には負けだぞ」とかいう非常にめんどくさい縛りになっていることは申し訳ないと思っているよ
私は地獄の底から地上の花とか天の星に憧れ掴むような物語が好きなので、地獄の底に突き落とせない人は物語に出すことができないのだ
別に隠キャとか病みキャが性癖だからだとかではないんだよ、ほんとだよ
>>914
私はかなりバランス良くなったと思いますよ>>914
神性の有無は日本のやつ限定か……でも、それを抜きにしてもバランスが良くなった感じがします。正直型月の神道を掘り下げたいのとマスターとの関係性構築がやりたいので強さにはまったくこだわりがないと言うのが本音であります
もっと言うとマスターとサーヴァントで百合がやりたい
書きたい。でも時間が無い。つらい………w@m0qdt@teq5r5ribk9kd@b@hnqeud@94g94ie.g7ot@eqo、q2@yckd@b@hs@iv;edw0qdckvskbsrgq@9(小声)
>>925
ほほう、ヘルメスの血が影響して漂流者に…。斬新な設定ですね。こういうの項羽様と虞美人みたいで好きですよ。性格も行き過ぎた真面目が冷血漢になってるみたいな感じでアグラヴェインを彷彿とさせますね
ただ今書いてるお話はギリシャ神話の授業的側面があるので「実は〇〇だったんだよ」系のは言及出来ない(講師が知り得ない)ので、悪しからず…。表記事のコメントでギリシャ機神の宝具名が基本的に
汝(ゼウスのみ我)、星を(動詞)(名詞)でルビが(自身の攻撃方法)・(自身と関係ある地域名)
っての法則を見付けてるのを見てルビの方の法則が特に目からウロコでした。機神の宝具を考えてる人がいたら参考にしてみてはいかがでしょう?「強さも燃費も性格も超最高です!」ってキャラ出してしまうと
「じゃあリレーに参加できないじゃん、そのキャラ一人の活躍で話すぐに終わっちゃうじゃん」
「そもそもそのキャラ、作者自身はちゃんと扱いきれるのさ?」ってなる反面、
「でも少しくらいはトップ張れるキャラを生み出してみたい」という葛藤といつも戦っております>>932
昨日はどうやら
新鯖お披露目回
だったらしい>>933
ふむ、なるほど強さと燃費諸々の掛け合いですか…
元が強くてネームバリューあるのに手をつけてみると何故か名前負けしてる感じになっちゃう私には無関係ですな!()
阿弖流為とかもっとそれらしい要素盛りたい…けど思い浮かばん…悲しい…
>>934
見ました見ました。これは良い参謀キャラ。メガネかけてそう(鬼畜メガネ感)
あのイスカンダルさえも己が夢のための道具に過ぎないとは恐ろしいお方ですね。そういったカリスマ無効系スキルを持ってても良いんじゃないかなと。
あと、役小角さんがのらくらするのも了解しました。というかむしろ、「良いよー」とか言われたら(私が)困る…
「今回も駄目だったわーマジ解せん」的なことを文通で話したりするんだろうなぁ…あ、そうだ!不安だから確かめておきたいんですけど火村さんジル・セレナードのこれはやったらダメよ!って言うのはありますかね?
>>938
個人的にヒュギエイアとヴォワザンは薬剤関係のことでよく話す仲だといいわねって>>937
エウメネスは王の軍勢でも出ているんですよね↓
こちらのエウメネスも自己の夢の実現のために身命を賭けるに能いすると思っているので、心証風景の共有化ができるし、召喚にも応じると考えてます。
役小角は好好爺なんですけど、前鬼と後鬼からは「ボスってばマジでクレイジーだよね」と言われる人なので……
>>938
初志貫徹して冷血漢を通して仲間からは敵よりも憎まれつつも動かないといけない、リレーでは強さとは別に動かす難しさもありますね。エウメネスの精神的弱点、脆弱性ではありませんが寂しい男だという点でしょうか。自分のことも消耗品としか思っていませんから。
>>941
そうですね。元はヘラクレスとかオリオン、アスPと同世代の人なんです。神代の魔術師なんです。エウメネスは世界の穴を作るというので一生涯分の半神パワー的な何かをほとんど使ってしまいました。なので彼が半神として出来るのはどこかへ何か行う際の運気の流れを見るとかささやかなものです。ちたんさんの案ではマスターが全員生まれ月が違うらしい→12星座がひとりずついる
自身のサーヴァントと友情を育んだ結果、ヘラクレスに立ち向かう蟹座のマスターの姿が!!!(幻視今日はなんか順調にいけば夜ちょい遅にss上げられる気がしてきたー!
あとこの際だからこっそり漏らすと、私には「弱点をつけられそうにない」って理由でボツにした未生怨系アヴェンジャーサーヴァント案があるよ私は最近燃費悪いやつしか作ってないぞー! でもロマンだー!
>>960
技量系は燃費良く範囲狭くなりがちですよね。でもそもそもそんな広域殲滅宝具がポンポンいてたまるかってのもありますよね(監督役並感)>>959
それでしたら、ゲーティアができそうですかね〜
実際にキャスター陣営と会ってるし、ゲーティアは悪性情報(人のマイナス感情)が受肉した存在に加えて、「低俗な人間に使われないとならないなんて!」という人間大嫌いマンでもありますほなもう投げちゃうか
ここは一夏のアバンチュール的特異点・電脳合成都市国家シンガポール。何度目だシンガポール。
その海沿いの通りにおいて、その少女の歩く姿は街を歩く者の半数ほどが通りすがりに二度見するようなものであった。
とはいえ、少女自体に異様なところはない。いつものごとく整えた豊かな長髪に、浴衣風の涼しげなワンピース。どちらかと言えば、美少女の微笑ましい町歩きといった様子だろう。
異様だったのはその周囲。少女の周りでふわふわと浮いているアロハシャツを着た半透明の男性と、彼女たちのやや後方を台車を転がしながらついていく「マーライオンの像にそのまま手足を生やしたような」と形容するしかない着ぐるみだ。
「……ねぇ」少女が意を決したように振り向き、マーライオンもどきに声を投げかけた。「その格好、暑くはないの?」
「率直にいって無茶苦茶に暑いです」
くぐもった声で発せられた返答に、気の抜けた表情で浮遊していた男性が「脱げばいいでしょう。熱中症になったらどうするんです?」と至極当然な指摘をぶつける。
「……いえ……万が一この容姿を晒しながら街を歩いたりして、なにかやらかせば疵がつくのは頭領様の名誉になるので……此処にはニンジャが多すぎる……適切な擬態と自己防衛が必要なのです……あっつ………」
果たしてその着ぐるみは本当に適切な擬態なのかと尋ねたい気持ちを飲み込み、少女は鞄から未開封のミネラルウォーターを取り出して気持ちしんなりして見える着ぐるみに差し出した。
「そう……どうしてもと言うなら止めないけれど、せめて水は飲みなさいね。茹で獅子になっちゃうわよ」
「ありがたき幸せ」
開かれた不審な着ぐるみの口から汗に濡れた手が伸び、ペットボトルを回収した。
「姉上、医学的知識によれば水と共に塩分やみねらるなるものも取らねばならないそうですよ」
「あら?そうなの?」
「あ、それは塩飴を携行しているのでご心配なく」>>969
***
「そういえば……良かったの?街中で会って早々、あたし達の町歩きに付き合わせちゃったけど」
「我等が永らく仕えし一族の、その祖たる貴方がたの散策に我々が随行させていただける機会が与えられたのですから、喜んで受けない理由はないかと」
「でも、他の知り合いと過ごす予定があったりしたら申し訳ないわ」
「いえ。放っておくとやらかしそうな心当たりは……その、同人イベントで他者のプライバシーに突っ込んだ内容のナマモノ同人を出し『この作者何者だ』と題材本人に疑われ追われる身になった上にカジノではカウンティング使ったブラックジャックと得意の目押しで荒稼ぎしすぎて出禁になりましたので」
げんなりした雰囲気を醸し出すマーライオンじみた何かの語りに、少女が不審げに眉をひそめた。
「……大丈夫なの?その人」
「今はどこぞの王に臨時で雇われ付き人やりつつ潜伏中だと連絡が来たので、問題ありません。………そのせいで、これらを代理購入させられる羽目になったのは迷惑極まりないですが」
言って、奇妙な着ぐるみが足元の台車を指差す。その上には、「超合金機動宇宙船団オリュンポスシリーズ」「超駆動1/16会稽零式」などのラベルが貼られた箱が積み上げられていた。
「絡繰仕掛けの玩具ですか?いいですねぇ………」半透明の男が箱に手をすり抜けさせて遊びつつ、笑みを浮かべた。「私が子供の頃にも、これほどのものがあればよかったのに」
「あら、新九郎。あなた、あまりおもちゃで遊び回る子供じゃなかったじゃない。勉強とか、父上の真似っこしようとしたりばっかりで」
「………あったら、の話ですよ姉上。精巧な巨大兵器の模型には、どうにも男心がくすぐられる。多感な子供時代にこれを見せられていたら、流石に引き寄せられていたかもしれません」
「ええ、ええ、わかります!精巧な絡繰は最高なのです!」
熱の入った様子で同調する男二人を見た少女はいまいちピンとこない様子で「そういうもの?あたしも一つぐらい買ってみようかしら」と首を傾げた。
「ご入用ならお一つ献上しましょうか。貴女であれば奴も文句は言わないと思いますので」
「いいえ。こういう場合あたしが自分で選んで買わなければ意味がないから………ない、のよね」>>970
沈みゆく西日に変わりつつある太陽から顔を背けるように、少女がやや憂鬱そうな顔を下に向けた。手元に握っていた小さな買い物袋がくしゃりと音を立てる。
「……あのね」
「はい、なんでしょう?」位置の都合上少女の表情が見えない着ぐるみが半ば能天気な声を返す。
「……あたし、街歩きと買い物をしたいって言って外に出たけど、本当はそうじゃなかったの」
おもむろに早足になった少女が、海に向かって降りる階段に駆け寄り腰を下ろした。浮遊している青年もそれに追随し、やや遅れて白い塊がえっちらおっちらと窮屈そうに階段に尻を乗せた。
「……こうして歩けば………もしかしたら、旦那様に、龍王丸に逢えるかもしれないって、思ったの。結局、一日中歩いても駄目だったけど」
「姉上……」
少女はぽつりぽつりと口を開いたきり、すっかり黙って海を見るばかりになってしまった。
幽霊青年も事情を知っているが故に余計な事も言い難く、困ったように頭上を漂っていた。
「––––大丈夫です!」
おもむろにマーライオン(?)が立ち上がり、自身が立ち上がった勢いでややバランスを崩しながら声を張り上げた。
「我等の知り合いの妖術師………あの自称人間失格のこじらせ怪獣ドマイナーですら英霊になれるのですから、貴方様が望みの相手に巡り会えない道理はありません!地道に探しましょう!」
着ぐるみ越しでは表情が伝わらないためか半ばコミカルですらあるほど大袈裟に手足をバタバタさせながら励ましの声を上げる新種のUMAじみた着ぐるみに、周囲の好奇の目が集まっているのは最早視線が可視化されているが如く明らかであった。
新手の大道芸かと思われつつも手足をバタバタし続ける着ぐるみに、少女が思わず吹き出した。>>971
「……ふ、あははは!わかった、わかったから。……明日も頑張って探してみるわ。その代わり、貴方達も付き合ってよね!」
「はい!もちろんです!なんなら伝を使って監視カメラを乗っ取ります!」
「……それはやめましょうね」
「はい!やめます!!」
「あはは–––」二人のやり取りを見た青年が、姉によく似た様子で顔を綻ばせた。「とりあえず、今日のところは一旦休憩して、食事でもしたらどうでしょうか。腹が減っては戦はできませんゆえ」
「……そうね!あたし、らくさって料理食べてみたいもの。行きましょっか。まずは着ぐるみ少年の荷物を置きに行くところからね!」
「いえ、そんな、恐れ多い……!」
「姉上が良いと言っているのだからいいではありませんか。さ、宿はどちらです?」
「それなら、この道をまっすぐ行って……」
賑やかな街に向け一行が立ち上がり、また少し不思議な道中が始まる。
彼等は知る由もないが、この特異点が解決されるまでこの散策は続くことになるのだろう。>>973
勿論参加者のリアル事情なんかでの執筆や顔出しの減少はウチ(伏神ではリドリーさんとかイコマさん)も同じだからそこは同意ですけども。
んー、なんか最近は自分ディックさんに突っかかる状態になっちゃう事態多いのであんまり良くはないんでしょうが…。
そんならディックさんがGMとして、参加者のモチベ維持は難しいにしても、リレーSS執筆の催促、などはしとくべきでは。
でも記憶してる限りだとゲルトさんやここのえさん、ディックさんが新鯖投稿はあったけど、そういう”リレー進行そのものへの言及”はあまり無かった覚えです(全く無かった、とは言いませんが)。
少々白眼視されそうな意見ですが、そういった状況が>>962という発言が出た一因ではあるのでは?
一応の提案としては5月1日(金)までのスケジュールはある程度決まってる訳ですから、今いる参加者がザックリと展開を補完したSSを投稿するとかどうでしょうか。wikiのエウメネスの伝令神の子スキルによってできることを追記しました。エドワードのページはレイアウトを少し変えただけで本体は変更なしです。
そういや次スレどうします?
>>978
武家基準で普通、つまりいつかはぐだくだ勢やドリフターズのお豊や信長みたいな一面が見れるときがあるかもしれないのですね。>>983
何も出来てないのは事実なのでお気になさらず……
やらないととは思ってて書くための暖機運転としてSS書いたり色々してるんですけどどうもそれも上手くいかなくて……
不甲斐なくてすみません>>985
ここではしていません。半神としての特徴として運気を見るのと一緒に挙げるのを忘れていました。うぉぉぉ!もうすぐスレッドが変わってしまうぅぅ!!(いつも変わるタイミングを逃す人)
まあ身も蓋もない言い方をすれば参加者全員のやりたい事を全部回収するってのがハードル高いんですよね。
やられ役が何陣営かあればメインになる陣営が活躍する機会が自然とやってきますし場も引っ掻き回せるのですが。んーロールプレイ上の欠陥が幾つかあるのは事実ですけど
>>983
スレ変わるから後でもう一回書きますのですが
覇久間の参加者の皆様がよろしければ、フラカン戦などで発生する具体的な結果をボカして、覇久間の5月2日の「ネッブ宣戦布告」と「ネッブ消滅」だけ書きたいのですがよろしいでしょうか?正直、一から十まで計算されたやつはもう個人ssじゃないからしら?と思いつつ
ネッブが消滅する瞬間に「あの聖杯は偽物だ」or「あの聖杯は本物だ」と付け加えるだけでも聖杯戦争の一環としてのロールプレイは出来そうかなーと思ったので(ここまで備忘録)
GMのディックさんに聖杯の正体と、それをネッブの叡智系スキルと実際に土地を回った所感でどこまで把握できるか、を知りたいですね〜>>992
>目先の"自分がやりたいこと"を言い合っているだけ
これに関しては申し訳なく……(最初の脱落陣営だから後のこと考えてなかった)
どの辺まで生き残りたいか(優勝したいか)、物語を通しての主従の目標が明示されるだけでも違うと思うんですが……
>フラカンなど山場になりそうな展開を一部の万能勢が封殺.するため展開に起伏がない•盛り上がりにかける
…………うん
一応、セイバー陣営との因縁生やしたりフラ芽衣の掘り下げはするつもりだけど、バーサーカー陣営が割と「スルオフェやりたい」で閉じた関係性なので他陣営を絡めてどう盛り上げるかは思案中です
それこそZeroでのセイバーみたいに宝具真名開放イベントだったり、マスター・サーヴァント各人の心情語りとかの前置きがあればいいとは思いますが、そればっかりはコチラの領分ではないので……アーチャー凛のようにサーヴァントが答えを得るにしろ、イスカンダルウェイバーのようにマスターに変化が起きるにせよ、その辺をハッキリして置いた方が物語としての力は強いかなって
その辺、ランサー陣営はマスターに明確な目的があるので強いなぁと1000ならまだ途中だけど前編としてss貼る
1000なら絆礼装
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#156/旧聖杯大会予選
1000
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