このスレッドはでもにっしょんch発リレーSS「Fate/TV SHOW」シリーズまたは「聖杯大会本戦総合」を円滑に運用する為の雑談場所、相談場所になります。新規参加者大歓迎!!!
・他スレッドや他サイトへの宣伝はやめましょう。利用者の迷惑になります。
・当スレッドの特性上、製作したキャラクターやリレーの進行等について話し合う機会が多くあります。スムーズな進行のため、参加者は固定ハンドルネームやトリップを使用しましょう。
・当スレッドにはwiki(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/)が存在します。編集作業は人任せにせず自分で行いましょう。
・wiki内に詳しいローカルルールを載せています。参加者の方はご確認下さい
・次スレッドは>>950または>>970を踏んだ人がカテゴリー「その他」に立てて下さい。
・創作する上で関係のないネタバレを含む内容、ガチャ報告などは専門スレッドでお願いします。
・ネタバレ禁止期間は本編は開幕から二週間以降、イベントは終了後、新規実装サーヴァントや礼装など生放送系の情報については24時間後です。
・設定やストーリー展開のネタバレなどを含む雑談、相談では必要に応じてラフム語への変換をご活用ください。
ラフム語翻訳機
https://yt8492.github.io/RafmanTranslator/うたた寝起きだったのでスレが990番台に突入していることに気づいていませんでした
すまぬ……142の命は必要な犠牲だったのです!
>998
シギトが人を害さないのであれば彼に寄り添うし、その行く末に祝福があることを願います。ただ自分から外道になる、衝動に抗えなくなるとなれば滅却します。自分の手が届く限り助けたい、救いたいと思う聖人なので慈悲深いけれどその決断力といざというときの腹のくくり方は凄くしっかりしています。実はラウ専用の礼装を作ろうと思ってえ…手袋なんですけど指のとこに針がついてて、香水を加工して毒薬みたいにしたのを相手の体内にぶっさして更に注入して幻覚を見せたり体を内側から破壊しちゃう感じのもので……名前を「魔女の一刺し」まで決めたんですけどぉ…これ完全にわかる人にはわかるくらい元ネタがバレバレすぎるというかぁ
IF展開……存在そのものがIFなスノウホワイト・オルタナティブさんがいますね……
ても白雪姫も改訂したからこっちも変えないと
過去の傷が残ってる→氷の心臓を手に入れて乗り越えた
過去の傷を消し去ったIF→そもそも最初から殺戮を肯定していてより強い王になって欲しいと思われたドワーフから心臓を捧げられた
ってことにすると思いますヨセフIFという私が魔術師を作る上で天井にしている設定上最強の強さをしている魔術師がいるんだけど…欲しい?
if展開、夏美が魔術師の養子になるというものを考えてます。基本世界の夏美よりも魔術の才能があり、家族が失い魔術師の家の子になったとだいぶ違う人生を渡ることになります。
ライムIFとかいう私の煩悩を煮込んだかのような存在
表に出ることはきっとないでしょうIWハーパーとサラミが美味しいのォ
ようじょ、今日はいっぱいお絵かきするのォいつのまにかスレが変わっていた……。
IF話か……全員ロクな事になりそうにない。>>25
あ、ちなみに今回の設定周りの追加がはいった場合戦いがここで起きます以外は全く知らない魔術師にかわるのでうちに難しい話は無理になるかと
なんならオルバウスへの連絡も父親没後以降はやってないまである状況ですわ【報告】コテハン一部変更しました
理由はお察しください…私から見たまとも度評価表
・西行(父):作られしギャグ顔と池に沈んだ自己評価に隠れた神様目線。確実にまともではない。
・西行(娘):蛙の子は蛙。まともではない。
・零央:一般人出身だしまともかと思いきやあの師匠を見て「性格くずだけど実はいい人!好き!」って言える時点で割と頭キマってるよね。
・ダイアナちゃん:感性がまともではあるかもしれないが、両親や周りの人を不快にさせないようにするその態度はキャスターも匙投げかけるレベルなのでまともとは言い切れない。
・李くん:義父とその一派謀殺して三合会のボスになるやつがまともなわけないだろ!
・お嬢:ヴァイオリンバカだしメンタルが強すぎてまともではない。
・従者くん:まともに見えてるかもしれないが、こいつドMだしお嬢のためなら死ぬぞ。
・あまねちゃん:まともではあるけど、時空によっては父親の死の原因を探して罪を償わせたいがために副作用出る人体改造とか手出すことになるから結構ぶっ飛んでるぞ。
ベロくん:ちょっと土着宗教に対し真面目であるって点を除けば一番良識があるし優しいしいい奴。
>>23
フォルダ整理がど下手なせいでソロで描いたのは見つからないしショタ時代しか見つからんかったけど……(コソコソ)あっ(言い忘れてた)
綾美の師匠はジャメルです
あと綾美と許仲琳ちゃんで師の背中を追い続けるコンビやりたいです(なお強さ)マスターでまともな人……
ライム・シトロングラス:孔明に惚れてるやつはまともなのだろうか……
シリウス・イグナライト:魔術師として見ると異常者、人間として見ると正常だと思います
ナディア:最果てにお帰りください
ナディア・ムネーモシュネー:あれ……1番まともかもしれない……
アレン・サウスヘッド:まともな人は「ウィスキーは僕にとって血液のようなものです」みたいなことは言わない
壬生竜胆:まともと言うには自分の殻に閉じこもりすぎてますね
藤見芽衣:夜の顔がまともじゃない、あと血筋
ユリナ・リベル:こいつ本のことになるとめちゃくちゃ早口になるよな……
ナナ:出自がなあ……性格は普通だと思います……はい……
花菱晶:こんにちはくずでーす!!!!
拝羽々丸:論外
ナディアが1番まとも……だと……>>26
大丈夫でーす。上手く活用出来るかはわかりませんが、wikiの
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E4%BC%8F%E7%A5%9E%E5%B8%82%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
辺りに追記してくれればと思います。
>>32
んーつくづく厄介な女性だ。事前ダイスで人海戦術がヤベーからマジで独壇場だったかもしれへん…>>22
最悪の場合は殺さざるを得ない時は、キッチリヤリますがその境遇を心底悲しむ慈愛を持つ人です。戦いぶりが怖いけど。
「死徒となっても吸血衝動に抗い、外道の落ちないように律する君は、俺には人間に見える。だから、滅することはしない。──試練を課せられる君の行く末に祝福があることを祈ることしかできなくてすまない」>>38
>一体なにシロウさんなんだ……()
一体誰なんだろうね猫の戦士君!!!11!!!!1!111!!1!!!!
皆目見当もつかないね猫の阪神電鉄君!11!!!!1!111!!1!!111!!1!!>>36
マスターでまとも
香坂夏美:黄金の精神を持つギャルは普通……なのか?
浅井螢:ジェネリック槙島なのでまともではない
神野幸長:論外
アーダルベルト:変態紳士
ケーフェンヒラー:体質的には異常だけど真っ当な人柄
夏美と設定的にはヤバいケーフェンヒラーがまともの範疇に入るくらいかな。>>41
計画性のある優秀なペロリストですからね。人の心が分かるからこその日常非日常共にすごいですよ。
被害にあった方からすれば法律や道徳では憚れることじゃないと◯◯ニー出来ないから。聖杯戦争三騎士という最高のオカズで最高に気持ちよくなりたかったなんて、最低な理由なのがお気の毒なんですがね!(笑)考えてるとまともがゲシュタルト崩壊してきそうな
ルーカス……魔術師としてまとも
灯里…………内気な女子としてまとも
ミカエラ……代行者としてまとも
ひとみの……まともな少年
まとも……まともってなんでしょう……やっべー!またキャスターだ!そして書き出せば書き出すほど収集がつかない!
それはともかくスレ立て乙です。
まともなマスターはうちにはカトカと郁がいますよ!比率は1/2!一番多いと思う!((>>36
鍾太郎:精神面は割と常識的…………かも。
クロナ:魔術師さえ絡まなければまともっちゃまとも。
皆宮:ノアさんに危害が及ばない限りは常識的。
ノアさん:天パのお陰で常識を身につけたが精神面はまだまだ子供な部分アリ。
リーヴノーズ:常識的に振る舞っているものの、精神面は結構危うい。
メロディア:常識(という名の隠れ蓑)を持っている、まともかどうかは…………うん……。
ダニエラ:裏人格は、一応常識に則ることもあるので比較的まとも。一番ヤバいのは表人格。
51:爆発爆発五月蝿いだけで割と常識的。
ヴァーティア:そんなものはない。
ジーナ:(技量以外は)常識人オブ常識人。
銀河:常識は知ってるがあえてブッチすることもあるので常識的とは言えない。
九太郎:な に そ れ ?なお、私作のマスターの中で最も身長が高いのは西行さん(172+かかとが6cmあるブーツ)なんだ……
そりゃ実際会ったクライアントの感想が「美人だけど隣歩きたくはない」になるよね
……え?私が身長低い男フェチすぎるだけ?それは………はい………でも零央くんは私の好みの身長上限(175)より1センチ高くしたので許してください……まともなマスター…
黒野と千早は鉄板として、うちだと後は梓とマチルダ。それにジルも比較的まとも側になりますかね
ニキータとオーブは仕事人めいた所がありますし
ところで話変わりますけど、この前言ってた新しい黒鹿SS今投下してもよろしいでしょうか?>>61
よくてよ付いたので投げまぁす! どうぞ
「日ノ本料理が食べたい」
聖杯大会が始まってしばらく後。
ランサー――山中鹿之介は唐突にそう訴えてきた。
「……すまん、今何て?」
「だから。日ノ本料理が食べたい」
念の為聞き返したが、その顔は完全に真剣なものだった。
というか真剣過ぎて若干引きそう。何ていうか、飢えた野良犬みたいな顔してるんだけどこの麒麟児。
「なんでまた唐突に」
「すまぬ、今が火急の事態である事は分かっている。食事などにうつつを抜かしてなどいられぬ事も。――だが!」
壁を強く、とはいえ壊れない程度に加減した上でランサーは叩く。
次いで、絞り出すような口調で積年の思いを打ち明けた
「もう限界なのだ……! 朝から晩まで麺麭と肉、そして申し訳程度の野菜。いい加減、身体が『米をよこせ米食いたい』と悲鳴を上げてるのだ……!」
「お、おう」
これはもしやアレか。いわゆるホームシックというやつか?
海外留学・出張した日本人が故郷の食事に飢える、なんて話は何度か耳にした事あるけど……まさか英霊で目にする日が来ようとは。
けど待てよ。あまりにも自然に加わってから忘れかけてたけど、そもそも英霊って飯も睡眠も不要なんじゃなかったっけか?>>65
「黒野よ、お主は『必要ないから』といって目の前の楽しみを放棄できる程禁欲的な性なのか? 音を立てて焼かれる川魚を目にしても、一切食欲がわかぬと?」
なるほど理解した。どうやら理屈ではなく本能的な問題らしい。
とはいえ、俺もこの国に来てから大分日本食は味わってなかったし。
せっかくなので今日の昼飯は適当な日本料理店で済ませる事にするか。
……この街に、日本料理の店があれば、の話だけど。
結果から言うと。日本食の店は無事見つかった。
店種は回転寿司店。この土地に構えてそこそこ年季を重ねており、外国人旅行者に優しめな価格帯の店らしい。
ただ、問題は――。
「イラサイマセー! ナメイサマ、ゴリヨウデスカ?」
「あ、えっと。成人男性二人でお願いします」
「カシュコマリマシター!」
……うん。めっちゃパチモンくさい。
一言で説明すれば、『精一杯真似してみました』感のある日本食料理店だった。
日本料理、というか文化が海外進出して幾年月。この手のパロディめいたお店も珍しくないとは耳にしてたけど……。
「(黒野よ、大丈夫なのかこの店は? 某も初めて入ったが、素人目に見ても疑わしいぞ)」
「(うん、まあ、その――)」>>66
気持ちは分かる。全力で。
俺だってまさか一軒目からこんな店に当たるとは予想だにしていなかった。
だが、現状地図アプリで調べた限りでは近場かつ手頃な店はここ一件のみ。これ以外となると、高級ホテル内のテナントか中心部の高級料理店ぐらいなもので、正直今の手持ちでは厳しすぎる。
そうこうしている間に、店員さんが誘導に来てしまい、俺たちは奥へと導かれていった。
「(やむをえん、腹をくくるとしよう。何、かつての戦場に比べればたかが知れたもの。いざとなれば某に任せておけ)」
頼もしい、頼もしいけども。今の状況だとそれ、色々シャレにならない。
さて、導かれた先はというと――。
「――ほう」
「おお……?」
そこに広がっていたのは、予想外に『らしい』内装だった。
整然と並べられたカウンター席。壁に備え付けられた水墨画や掛け軸。さらに日本を思わせる和風BGM等々…。
カウンターの上にも、醤油さしや粉末茶、さらにワサビや割り箸といった基本的なアイテムが一通り揃っている。
正直、先程の店員は何だったのかと言いたくなる程の充実ぶりだった。
「ゴチュモンオキマリシタラ、メノマエレールカラトルカ、ヨビカケクダサイネ! ソシタラシェフ――じゃなかった、イタマエサンガオツクリイタスカラ!」
「あ、はい」
「デハ、ゴユクリー!」
今、一瞬だけ素の口調に戻らなかったかあの店員?
全体的に日本語はたどたどしいというか、思いっきり片言だったけど、とりあえず言わんとしてる事は理解できた。>>67
「と、とりあえず座るか。ランサー」
「うむ」
カウンターの端に並んで座り、お品書きを手に取る。
値段は……あー、やっぱりそこそこするか。
一応ネットで調べた通り許容範囲内な価格ではあったが、日本の回転寿司屋と比べると明らかに高い。
色々現地調達したものがあるだけに、可能な限り抑えたい所だが。
「…………」
ちらり、と隣に目を向けると。そこには、一心不乱にお品書きと睨めっこしているランサーがいた。
どうやら久々、というか召喚されてから初めての日本食とあって相当高揚してるらしい。今まで見た中ではトップクラスに上機嫌な様子で、ランサーは吟味していた。
が、それもそう長くは続かなかった。やがて意を決した表情を浮かべ、ランサーはこちらの方へと振り返る。
「き、決まったか?」
「うむ! まずは――」
それからおよそ三十分後。俺たちは一通りのメニューを堪能していた。
マグロ、かっぱ巻き、ハマチ、サーモン、エビ、イカ、etc…。二人合わせて二十貫、いや二十五貫は食べただろうか。
まあ大半がランサーの腹の中に収まっていたのだが。俺が食ったのはせいぜい最初の三、四貫程度である。>>68
後はどうしてたのかって? 幸いにというべきか、お品書きにラーメンがあったのでそれを食って誤魔化してた。
ランサーからは「お主ももっと食え」と言われてたが……高いんだよ、外国の寿司屋は。
そんなランサーはといえば、現界後初の日本食とあってこの上なく満足そうな顔である。ほっといたら座に帰りそうというか、冗談抜きに幸せそのものな顔をしている。
最初はどうなる事かと思ってたけど――まあ、この顔が見れたなら良しとしようか。
ギリギリ出費も許容範囲に収まったし。
――ちなみに。食べてる途中で知った事だが、この店の従業員の口調がたどたどしかったのは、過去の聖杯戦争に原因があったらしい。
何でも、その聖杯戦争中とあるマスターが街の住民を大勢巻き込むような戦術を選んだ結果、住民のほぼ全てが一種の催眠状態に陥り少なからぬ混乱を齎したのだとか。
最終的に住民たちは無事催眠からも解放されたのだが、そんな状態に陥ってたと知って街に残りたがる人間などそうそういる筈もない。
結果、この街では大規模な人的流動とでも呼ぶべき現象が発生し、当時発生していた他の『災害』とも相まって一時は州をも揺るがす大問題になったという。
この店もまた例外ではなく、古くから勤めていた店員の大半が店を辞めてしまい、今働いている人々はつい最近加わったばかりの面々なのだとか。>>59
了解です。ショートボブで男装のスレンダー女子……好き。(『私は今北産業して前スレ見返してる間に寝落ちする無能です』と書かれた看板を持って立っている)
(ぶつ森楽しい)
おはようございます…(皆さんの睡眠時間が心配になるこの頃)
ディックさん今いますか?…………よし、決めました。「ソフィーローズ」の名前を「ロゼ」に変更します!
3度目の正直、以後はそちらでどうぞよろしくお願いいたします。そう言えば太公望は生前...封神演義内で飛刀で妲己に止めを刺しているんですが
これって冠位弓の資格あるんじゃないかしら??
九尾は人類悪だしー!?流れよくわかってないけどエルヴィス置いときますね
>>116
太公望は冠位術の適性も持っているんですね。冠位術の適性があるのはうちでは厩戸皇子だけです。そういえば冠位殺の適性持ちはここにいたでしょうか?ハサン以外でアサシン冠位持ち考えるの難しいからね……
冠位弓ならウチにもバイバルスいるけど……術適性の話は出てたけど、冠位術云々の設定言及はあったか厩戸?
優れた千里眼を持つ者が冠位術候補であるよに、じいじは「死の概念」を付与できるから冠位仮説→なるほど、流石初代カッコイイ!Foo!!
……いや、大麻もしゃもしゃアサシンの人が何でそんな凄い事に?(突然冷静になる思考
これは当時不死身の化け物と敵対していたって事になりまさんかね!?
あと死の概念付与説なら不死○しの逸話持ちを探せば………ギリシャナンバー3!ペルセウス(ライダー)ナゼダドンドコド-ン(今週は何か大きな進展ありましたか?)
>>120
一応千里眼持ちって話は出てたと思う
千里眼:EXがグランドキャスターだとすると、単独行動:EXがグランドアーチャー?……ならグランドアサシンは翁のスキルからして戦闘続行:EX……?
グランドアサシン 提婆達多(デーヴァダッタ)いける……?私作冠位弓の頼政は「頼光さんの子孫だから魔力放出(雷)劣化版ありまぁす!」したけど幕間的にどうなんだ感が
超人オリオンってサンプルもやっと来たのでリメイクするにはイイ機会なんだがどうすべきか……>>129
ありがとうございます~
ちゃんとかっこかわいく描けるかな……?源氏弓で思い出したが、源為朝の制作者って誰だろ。
冠位サーヴァント? 羿とスヴィプダーグとザッハーク置いておきますね。
流れよくわかりませんが冠位サーヴァントなら
アナンシを置いときます
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/銀河を食したアナンシ話が壮大そうでついて行けないのでお絵かきしてチャプチャプ遊んでよ~
怪盗は予告通り、館で最も価値のあるものを盗んだ。
それは拍子抜けするほど簡単だったがーーそのために壊れ、二度と元には戻らなかった。スクルドの口調が、クールな女性サーヴァントと割と丸被りな部分があるので、お姫様口調にしつつ残虐という感じにしようと、ここに報告します。あと、運命の三女神と接続してる設定は面倒なので、代わりのスキルを募集します。
>>151
無駄な表現を省くために、可能な限り少ない文字数で物語を作るテストをしてみたくて……
もともとあるやつを参考にやってみましたが、削りすぎたかなって思いました。難しい……!>>151
心の内の生粋の闇が死徒のアレコレで抑圧出来なくて荒れてる反面マリーとの出会いで「人を愛して救える光になってみせる」っていう思いも鬩ぎ合ってヤバイ
因みにマリーとの戦争の後のジャメルは白百合のピアスと赤薔薇の指輪着けて、魔眼起動の詠唱が明らかにマリーを意識してるぐらい影響されてる全ては順調でした。
あらゆる事象は既定路線であり、マスターは勝利を重ねました。
最終フェイズでは、敵性のパーソナリティから、戦闘は大規模になり多くの人々を巻き込むことが予知されました。
マスターには、何やら考えがあるご様子でした。
その時は来ました。
戦闘が始まると同時に、私のアームはマスターの胸部を貫きました。
彼女の遺伝子は、ヒトDNAと有意に差がありました。
私のアームを濡らす血液は、ヒトのものと変わらないように見えました。スクルドをお姫様口調にした結果、こんなんなった。
「あなたが私(わたくし)を召喚した方ね。なんて変わった面構えなのでしょう」
「あら、何をご覧に? まあ、私の耳が珍しいのですか、お可愛い方。では、早々に目の前から立ち去ってくださいまし」
「英傑様。勇ましく、猛々しい美しきお姿。ええ本当に、気品も優美の欠片もない。何と目障りこの上ないもの」
「こちらへいらっしゃい、家臣を愛でるのも王としての役割でしょう? 私が指でなぞり、抉り、まるで恋人のように指を絡め折る。悍ましく、心地よい二人だけの時間を長く、短く、激しく味合わせてあげますわよ? そうして苦痛の中で殺して差し上げます」今北産業
島編術陣営さん、いらっしゃいますか~
今北サンバーストナックル
>>171
ちなみにこれは、ヘミングウェイの最高傑作(自称)です。
売ります:赤ちゃんの靴、未使用。
いいですよね。>>181
ここの>354にあるんだなぁ
ねこを
https://bbs.demonition.com/board/4849/8/これはウチの常世神関連の設定をある程度固めた方がいいのかしら。
>>188
「……?元々優しい子ですよ、あなたは。あなたの優しさに救われたこともあります。ありがとう」
ヒノカグツチも自作ssの異聞帯では登場させたけれど間違ってもリレーで出すつもりはないですからね……神霊の取り扱いはね……普通の鯖でも一歩間違えたらリレーで出せなくなったり出番に頭を悩ませたりするので神霊ってなったらなおやばいですよねとは思います
んじゃ載せます。
◇◇◇
突如として出現した弟橘媛。対話を試みたマスターは弟橘媛が呼び出したと思われる異形の怪物に攻撃される。
こちらの呼びかけに応じない弟橘媛とやむなく戦闘。弟橘媛に直接攻撃できないマスター陣営は状況を打開する一手を打ち出せずにいた。
「やむを得ん…。第一拘束から第六拘束、解除―――」
「馬鹿野郎!オトタチバナをころす気か!?」
「しかし、このままでは拙達は全滅だ。人理も守れなくなる!」
「だからオトタチバナのことは諦めろってか?ふざけんな!次同じことを言ってみろ、オレがお前をころす!」
「二人とも止めろ!仲間割れしている場合か!」
言い争いをしている間にも怪物は襲ってくる。三人はマスターを取り囲む形で応戦する。
するとその時、弟橘媛に変化が起きた。巫女装束が着崩れはじめ、膨大な魔力が可視化されたエネルギーとなって弾け飛び、余波で怪物が何体か千切れ飛んだ。咄嗟にマスターを守るヤマトタケル達。
「これは―――?」>>195
それを皮切りに弟橘媛の周囲に朽ち果てた石の柱が乱立し始めた。それは範囲を広げて行きマスターの元まで迫ってくる。
「宝具だ!オトタチバナの宝具が来るぞ!」
弟橘媛の宝具、それはす文字通り世界を破壊する一手足り得る水の牢獄。邪神の力の解放を人理が不安定な今全力で使われたら―――!
その言葉を聞いたマスターは咄嗟に叫んだ。
「令呪を以て命ずる!弟橘媛よ、宝具の使用を中止せよ!」
サーヴァントへの絶対命令権、令呪を一画消費して命令する。マスターの右手から赤い光が一瞬生じて、弟橘媛の周りの朽ち果てた柱の乱立が止まる。
が、ギチギチと嫌な音を立てながら柱はゆっくりと出現していく。
「止まらないのか…!?畜生っ!」
「この調子では令呪を全て使っても、たかがしれてるな…」
「増援は期待できまい。…ならばせめて、被害を出さぬ内に仕留める他ない。マスター」
「―――っ!テメエ!」
瞬間、オルタが倭健命に殴りかかった。倭健命は抵抗せずにそのまま殴られ、地面に倒れる。
「テメエはそれでも『オレ』か!そんなのが…『ヤマトタケルノミコト』かぁ!?」
オルタはそのまま倭健命に掴みかかる。マスターが慌てて仲裁しようとするが、日本武尊はこれを止める。にらみつけるオルタ。やがて倭健命が口を開いた。
「あの時、海に身を投げようとしたのは拙の方だ…」
倭健命は絞り出すように呟いた。その言葉にオルタは目を見開き、日本武尊は口をつぐむ。
「海神の怒りを誘い、仲間を危機に晒した。拙がいなくとも、当時のヤマトならば必ずや諸国を平定できる。そう思っていた。だから拙は、進んで身を投げようとした!」
思い当たる節があるのかオルタは唇を噛みしめて倭健命から手を離した。>>196
「…だが彼女は自らが贄になることを選んだ。『あなたはまだ生きなきゃいけない。あなたの道の礎になれるなら、私は命など惜しくない』と言ってな」
情景を思い浮かべるのは簡単なことだった。大嵐の海。激しく揺れる船。船の先に立つ弟橘媛。
「拙には止められなかった。止めようともしなかった。それが一番効率がいいと考えたから…」
「オレは…死ぬのが、怖かったから。怖いはずなのに、それでもアイツは―――オトタチバナは相模国の思い出を大切にして、最期に笑って、命を捧げてくれた…」
こちらを振り向き微笑む。直後に海へ落下していく弟橘媛の体。波に揉まれ、消えていく最愛の者を探そうと船から身を乗り出す自分。けれど見つかるはずもなく、部下に押さえつけられる。
自分は彼女の名を、叫び続けることしか出来ない。無力感と後悔に苛まれ、何度も拳を甲板に叩きつける。
これが、『ヤマトタケル』の初めての敗北だった。>>197
「彼女は拙に、為すべきことを為せと言った。拙はカルデアのサーヴァント!人理を救うのが役目。その為なら!…彼女をこの手で手にかけてもいい!役目を果たせなければ、拙は彼女に顔向け出来ない…!」
これが倭健命。為すべきことの為ならば、どこまでも非道になれる『英雄』。
「…畜生、いつもこうだよ…。テメエはよぉ。…オレはアイツを守ると決めたぞ。それがオレの為すべきことだ。どうしてもアイツを手にかけるというなら、例え相手が誰だろうと容赦しねえ!」
これがヤマトタケル・オルタ。後悔と懺悔の中で、第二の生での希望に縋った、『人間』。
この場での正義は存在せず、あるのは己同士のエゴイズム。誰もが思っている、『自分にだけは負けたくない』という気持ちの衝突。
自分が自分を倒そうとする一触即発の危機に、マスターは黙って見ているだけだった。
ギチギチギチギチギチギチギチギチギチ、と。
軋んだ音を立てながら柱はゆっくりと出現し続ける。弟橘媛の姿はじわじわと変化していく。『あの時』と同じ。彼女の犠牲を見ていることしか出来ない。
「…………止めろ…」
ポツリと日本武尊が呟いた。拳を握りしめ、僅かに肩を震わせながら睨み合う二人に向き直る。
「見苦しいぞ二人とも!何をウジウジ悩んでいる!やる事は一つだろう!」
日本武尊までもがそう言った時、オルタは歯を食いしばり、倭健命は半ば諦めた様子で剣を構える。弟橘媛を見捨てて、人理を守る。この場にいる誰もがそう言うだろうことを確信していた。
「『弟橘媛を救って人理を守る』!それが私達の為すべきことであろう!」
だからこの言葉を聞いた時、全員が不意をつかれた。
「ああ…!弟橘媛も人理も、両方守る!」
「見ろ、我らのマスターはこう言っている。マスターに従うのがサーヴァントの役目ならば、弟橘媛を救うことこそ我らの為すべきこと!」
そうだろう、と日本武尊は己に問う。後悔などいくらでもした。戦いに明け暮れ、愛する者すら見殺しにした。仲間を何人も失ったし、生前何度も傷ついてきた。
その結果が第二の生、『英雄』として語られた栄光の存在。ならばこそ、誰が見ても『真の英雄』たらねばならない。それこそが自分、『日本武尊』なのだから―――!>>198
「汝らが真の英雄ならば、惚れた女くらい救ってみよ!『ヤマトタケルノミコト』!」
なんと眩しい信念だろうか。なんと気高い者だろうか。
「…うるせえなぁ…」
―――だけど、そんなものは『既にもっている』。何故なら、『拙/オレ』だって『ヤマトタケルノミコト』だからだ。
「まさか、自分自身に諭されるとはな…」
「何だっていいさ、オトタチバナを救えるのなら」
英雄は再び、奮い立つ。今度こそ、彼女にとっての英雄になる為に。
「とはいえ、あれを止められるのか?」
「無理矢理邪神を引き剥がせば、恐らく彼女の霊基は崩壊するぞ?」
「…出来る。私ならば、アレをなんとか出来るやも知れん」
その呟きに、二人が同時にこちらを見た。
「出来るのが…?アンタなら、オトタチバナを救えるのか?」
「いや、違う。救えるのは私ではない」
『理想の英雄』日本武尊はいがみ合う己に発破をかける。
「『私達』だ。私達『ヤマトタケル』が、彼女を救うのだ!」あれ?もしかして匿名の人さんって、〇〇さんですか?
お久しぶりです。復帰されたんですね。
一足先に抜けちゃいましたが、リレー頑張ってください!>>201
わっふる!>>201
欲しいです!先が気になる熱い展開でした。異なる自分同士の意見を交えるのがいいですね。強キャラって強すぎると隔離措置的な扱いになったりリレーでフクロにされやすくてで十全に活躍!ってのが難しくなるけど、無難な性能にするとその英雄のネームバリューに対して見劣りしたりで兎も角バランス調整が難しいイメージが個人的にある。
待たせたな!続きだぜ!覚悟はいいな?投げていい!?
んじゃ、載せます。ちょっと長くなるのと、創作宝具がありますがご容赦ください
◇◇◇
『うん!こんなもんかな?』
弟橘媛の精神世界。本来の主の力が低下したのをいいことに自分好みにインテリアを改造していた邪神は満足気に呟いた。
中央には昏い色をした触手に四肢を拘束され、虚ろな目で宙を見つめ続ける弟橘媛がいた。口からは意味を成さない呟きが漏れ出し、触手に躰を弄ばれても何の反応もすることはない。
『チェ、ここまでやっても反応無しか。だいぶ最初の方に意識手放しちゃってるなぁこれ』
ほぼ同一の姿をした少女が、ほぼ同一の姿をした少女が辱められる様子は蠱惑的で、冒涜的な妖艶さだった。だがここは精神世界。見る者は邪神と弟橘媛しかいない。邪神は少し残念な気持ちになりながら自分の『計画』をすすめる。
『んさて、外の様子を見てみようかね。マスターの令呪で我が神殿の展開は一時停止してるけど…』
そう言いながら指で大きく円を描き、何かを呟く。すると描いた地点の空間が波打ち、映像が映し出された。
そこに映っていたのは石の柱とマスター、そしてヤマトタケルノミコト達。>>217
『お?戦う気になったかな?』
邪神は嬉しそうに言ってどこからか取り出したポップコーンとジュースを頬張り始める。精神世界なので太りませーん。邪神なので太りませーんの心構えで鑑賞ん始める。その様子には決して自分が『敗北』することはないという確信めいたものを感じる。
『ま、精々ドラマチックに頼むぜ?』
向かってくる化物を薙ぎ払いながら弟橘媛に迫るヤマトタケル達。遠くに見える群れに向かってオルタが飛び出す―――!
「宝具解放!お前らもろとも焼き払ってくれる!『神剣・草薙剣(しんけん・くさなぎのつるぎ)』!」
一閃。遅れて爆炎。
その二撃に怪物達は爆散し、奇怪な断末魔を上げながら燃えていく。だが、まだ数は多い。
続いて倭健命が剣を振るう。光を放ちながら神の一撃が放たれる。
「根の国と天が淵、叢雲を禊ぐ伊吹風。山河神格水脈龍路(さんがしんかくすいみゃくりゅうろ)、八岐の霊妙に荒御魂、国津を喰らう水天皇。―――荒れ狂え、『天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)』!」
解放されるはまさに神威。神の権能の片鱗が、愛する者の元へ向かう障害となる全てを破壊する。>>218
『ヒューッ!やっぱり一流サーヴァントの宝具はかっこいいね〜。ビームはそんなに好みじゃないんだけど。まあビームみたいに見えても、金色のビームじゃないところが好ポイントだね』
これほどの力を見ても、邪神は恐れない。それもそのはず。たかが神の力の片鱗、本物が恐れることはない。
『しっかし粘るね〜。このメンバーじゃ今回どうしようもないだろうに』
邪神は呆れたように言い放つ。自分がいるのは精神世界。どうにかしたいなら精神に干渉する宝具を持つ者か、自分のようなフォーリナー。あるいは対邪神サーヴァントというメタ対策をするべきだ。なのに今回居合わせたのは揃いも揃って戦闘系サーヴァント。しかも三人共『ヤマトタケル』という―――
『あれ?』
邪神はなにかに思い当たりモニターに目を凝らす。
いない。いない。どこにも。あの美形の方の、日本武尊がいないのだ。
『…しまった、やられた!奴の宝具だ!やはり器に引っ張られる…!主導権を握って魔力をカルデアからくすねててもこの程度の知覚か!』
気づいたときには既に目の前。『斎王の衣(さいおうのころも)』を解除した日本武尊が迫っていた。>>220
ところで。
『古事記』及び『日本書紀』にて語られるヤマトタケルの逸話は、一説には複数人の活躍を統合したものだとする学説がある。特に『日本書紀』では天皇に権威を集める為なのかヤマトを美化しがちで、日本武尊の活躍などは『古事記』と大きく異なる所も多々存在する。日本武尊は自身をそうした『日本書紀』にて語られる一面で召喚されたサーヴァント、と本人は思っている。そして彼は『複数人統合』の学説を元にした宝具を持っている。
その中の一つに、『船に大きな鏡を掲げていた事で、蝦夷の首魁の島津神・国津神らはその威勢を恐れ、自ら縛につき服従した』というような逸話がある。
つまり―――
『…ヤベッ!外界との接続を切らねぇと―――!』
あの鏡は、間違いなくヤバいものだ!そう思った時には既に遅かった。
「こちらを見ろ!弟橘媛!」
日本武尊が叫ぶと鏡に映っていた弟橘媛の体が揺らぎ、色使いが激しい姿、つまり今の自分が映し出された。
『バカな…っ!干渉されてる!?』
日本武尊は鏡を向けているだけなのに体が固められたかのような圧力を感じる。異界の邪神である自分が、この程度の拘束で―――!>>221
『畜生!こんなちっぽけな器じゃあ限度があるか…!』
そう毒づくと意識を無理矢理弟橘媛に向けて、なるべくモニターから距離を置かせるために遠くへ放り出す。
『ハッ、残念だったな!仮にその鏡で何とかしたとしても、所詮サーヴァント一人じゃどうにもならねえよ!』
そう相手は異界の邪神。たかが英雄一人ではどうにもならない。だが、そんなことは皆が承知していた。
「令呪を以て命ずる!『ヤマトタケル』の名を持つ者よ…愛する者を取り戻せ!」
マスターはここぞとばかりに令呪をきる。次の瞬間、邪神が感じる圧力が、三倍になった。
『なっ……?が、はっ…………!!…なるほど考えたなマスターぁ!「ヤマトタケルノミコト」という共通の霊基を持つ者としての繋がりを利用したかぁ!だが、しかし!弟橘媛は!お前らには遠いぃ!』
邪神が振り向いてもそこには闇が広がるだけ。さっきまで辱められていた女はいない。
『俺の勝ちだ、人間共!ハハハ、はははははははははははははははははははははははははははははは!!…は?』
様子がおかしい。>>223
◇◇◇
『君の願いを叶えろ!』
マスターの令呪による命令は、虚ろな目をした弟橘媛に届いていた。
(私の…願い…?)
そんなものない。本来自分は聖杯戦争にもほとんど呼ばれることはないサーヴァントだ。叶えたい願いなど無く、邪神を抑えて世界を守るのに精一杯。
(でももし、第二の生があったら…)
そんなの決まっている。やりたいことはいくらでもある。美味しい物を食べて、楽しい話を聞いて、友達を作って、色んな場所に行って―――
「…ちがう……」
そうじゃない。そうじゃないんだ。
美味しい物も、楽しい話も、友達も、色んな場所も全部、『タケル様』と一緒に経験したい。最期まで共に歩めなかったから、次はきっと―――
「でも、あの人達は、タケル様じゃない―――タケル様じゃないもん…」
ささやかな願いなど叶わない。この身は既に邪神の手中。人類史が滅ぼされるのをただ見ていることしか出来ない。
「ごめんなさい、『タケル様』。あなたの守った世界を…私は……」
弟橘媛の瞳から、涙が一筋こぼれ落ちた。>>224
『オトタチバナ…!オトタチバナ…!』
声が聞こえた気がした。うっすらと目を開けると人影が側に見えた。
「タケル…様…?」
弱々しい光を放つ人影はやがて三つに分裂し、それぞれ見知った顔に変化する。
『オトタチバナ…!こっちだ!助けに来たぞ!』
『早くここから出るぞ!』
『こっちに、早く!』
ヤマトタケルノミコトの名を持つ者達が、自分を救いに来たと話す。弟橘媛にはにわかに信じられなかった。
「どう…して…?私は…こんなになってしまったのに…どうして私を呼ぶのですか!タケル様じゃない癖に!私は、あなた達を『タケル様』だと思ってないのに!」
言った瞬間、しまった、と思った。とんでもないことを口にした気がする。後悔を感じる気持ちと、もうどうにでもなれという諦念が同時に生じる。
恐る恐る三人の顔を伺うと、少し面食らった顔で互いの顔を見合っていた。やがて三人は、ふっと笑うと>>225
『約束しただろ?必ずオレが守るって』
『拙の道の為に、もう一度共に生きて欲しい』
『愛する女一人救えずに、日本の英雄とは名乗れまい』
三人は笑って手を指し伸ばした。
『愛する者よ、一緒に帰ろう』
その瞬間、弟橘媛の脳裏に浮かんだのは一つの記憶。
荒れ狂う海に身を投げるその瞬間、自分を止めようとするヤマトタケルノミコトが放った言葉。
『お前が側にいたから、俺は戦えたのに。お前を守れないのなら、俺は勇士ではいられない』
その言葉が嬉しくて。自分が彼の心をどれだけ支えていることができたかがわかって。一方的だと思っていた気持ちが、自分だけのものじゃないとわかって。喜びが溢れてきて思わず口づけをした。軽く一回。恥ずかしくなって咄嗟に船の先に行って、自分の気持ちを歌にした。「――さねさし 相模さがむの小野に 燃ゆる火の 火中ほなかに立ちて 問ひし君はも――」
弟橘媛の頬に、歓喜の涙が一筋流れた。
「どこまでも…変わりませんね。タケル様『達』は…」
涙が床に落ちる。刹那、自分を拘束していた触手が消え去り、涙が落ちた地点を中心に闇が振払われ始めた。>>226
「やっと思い出せました。私の気持ち」
一歩踏み出す。闇が振払われる。また一歩踏み出す。光に包まれる。
「私、間違っていました。立ち居振る舞いだとか、纏う気迫とあり方だとか、容姿と戦い方だとか、体つきだとか、言葉遣いだとか、手の感触がだとか、能力だとか、権能だとか神性だとか高潔さだとか気高さだとか哀愁だとか雰囲気だとか歩幅だとか。細かい所に気を取られて、タケル様と違うと勝手に思い込んで、勝手に避けていました」
弟橘媛が踏み出すごとに闇が消えていく。石の柱は崩れ去り、石畳は消え去り、塩の匂いは花の香りとなる。
「でも違うんです。タケル様は『ヤマトタケルノミコト』なんです。私を愛してくれた、唯一の人。細かい所が違っていても、『ヤマトタケルノミコト』という名を持ち、私を愛してくれる人が!私の愛しの『タケル様』なのです!」
やがて三人のもとへたどり着くと、弟橘媛は三人の掌を重ねさせて、その上に自分の掌を置く。
「参りましょうタケル様。私、あなたとしたいことがたくさんあるのです」
彼女を閉じ込めていた牢獄は、音を立てて崩れ去った。>>227
◇◇◇
『野郎!気づかれた!第二スキルが再発動してやがる…!まさか…精神の奥にまで…令呪が働くとは…』
精神世界、表層。邪神はのたうち回って苦しんでいた。深層意識に捕らえていた弟橘媛は既に精神の主導権を取り戻し、マスター達とコミュニケーションをとっていた。三人のイケメンに介抱されている姿はまるでお姫様のようだ。
(しかし…途中まではよかったんだがな…。煽りすぎたか?たしか昔も民衆を煽りすぎたせいで神官から嫌われてた気がするな…)
弟橘媛が三人のヤマトタケルに抱く違和感を利用して、じわじわと心を抉り『愛を失った』と思い込ませる作戦。上手くいったと思っていたがやられた!主導権を取り返された!
『これだから愛の力ってのは厄介なんだ…。撤退だ。今度ばかりは洒落にならねえ…!』
背中から生えた触手と髪の一部が変化した触手を用いて複雑な印を結ぶ。すると邪神の体が溶けるように消え始めた。
(だが、覚えてろよ…?オレはいつでも、お前を見てるんだぜ?お嬢…)
邪神がモニターに映るマスターと三人のヤマトタケルの笑顔を確認した直後に。
世界は、暗転した。>>230
やったぜ!!
本当にこの一言しか浮かばない
異界の化け物相手に一泡吹かせるって話はいつ見てもいいものですね
さて、無事正気に戻った弟橘媛はどんな日々を過ごすのやら…>>230
余裕綽々としていた邪神の足元を拯う快感よ。大英雄はやはり大英雄よな!>>237
オルタなんでヴィーザル自身の行動というよりは「抑圧してたもの」になりますね……ヴィーザル本人は明日か明後日にでも
「どうか注意を。ここは何かおかしい」
「わかっている。大神の加護も亡き世で俺たちが生きる為にはな」
ラグナロクが終わり間もない頃の世。ラグナロクで生き残ってしまったワルキューレとエインヘリアルの二人組は森に迷い込んでいた。
この二人は夫婦であり、共にラグナロクを駆け抜けた無名の戦士と戦乙女。そんな二人はいま、木々が全て凍りついたという森に迷い込んでいる。
「神代が終わり、神々も超常の者も軒並み消え去った。その中でこれ程の異常を展開し続けられる者は並大抵ではありません。………注意を」
「ああ。俺に下賜されていた不死の加護も今は既にない。これから先を生きるのであれば警戒を強化したほうがいい。………待て」
武器を構える。草木も虫も死に果て、命一つないこの森に何か一つ、強大な魔力の反応を検知した。それは段々近づいてきて─────
「ひとーつ積んでは母のため。ふたーつ積んでは父のため。……なんだっけ、これ?極東の歌だっけー?ま、いいや。お腹空いたよー!ハンバーグ食べたいよー!」
理解できない言葉を垂れ流しながら、楽しそうに雪積もる草原を走り回る少年がいた。その美麗な容姿は勿論であったが、特に目を引くのは頭に生えた狼耳と尻に生えた尻尾だろう。キラリと伸びた八重歯もそのままにくるくるくるくると走り回る姿は冬の雪原を駆け回る狗を想起させる。そんな彼は、ふと思いついたかのように自分を見つけた夫婦を見て口角を吊り上げる。「ハンバーグ……じゃないけれど。挽肉は見つけちゃった。いっそ生でもいいから、此処で食べちゃうしかないよねぇ?」
弾丸────と言ってもそれよりも遥かに速い速度ではあるが、少年が弾丸のように突撃する。狙うは女。殺しやすい方から狙うという簡単な道理ではある。
「─────戦闘開始。敵対対象殲滅を実行します」
ワルキューレの宣言と同時に爪牙が原初のルーンによって編み出された防壁に防がれる。なるほどそうでなくとも白鳥礼装のそれであるならば防げたであろう攻撃なのだが、今はそれが重要なわけではない。
防壁への攻撃で体勢が崩れた少年を、戦乙女の槍が、勇士の剣が全力で打ち据える。そこらの雑兵ならば挽肉はおろか微塵になるであろう挟撃の後、勢いよく蹴り飛ばす。
「いったたた………いやー、怖いなぁ!ただの夫婦かと思えばとってもとっても強いじゃん!凄いなぁ」
「………致命打にはなっていない」
「強靭な皮膚、巨人並の硬さだな」
ケラケラと笑いながら、少年はまた突撃を再開した。身体スペックは遥かにあちらの方が上であり、それを捌けているのはあちらの攻撃対象が二人に分散しているからにすぎない。
「いやぁー!凄い、凄いなぁ!この時代にまだ僕の攻撃を受け切れる奴がいるとは思わなかった!それどころかまともに打ち合えるなんて!これでも僕、割と強いつもりなんだけど」
少年の猛攻は止まらない。四肢を思うがままに振るい、人ならざるような動きを取る彼はまさしく獣と言って差し支えないだろう。その動きは激しさを増し、遂に男と女の胴を捉える。
「………硬、ガッ────!」
振り抜いた爪が通らない。それもそのはず。戦乙女である女は身に白鳥礼装を纏っており、エインヘリアルであった男は神鉄で作られた骨格を内蔵しているのだから。
その隙を逃すことなく、勇士と戦乙女は原初のルーンで彼を束縛する。空間固定により動けなくなった少年に対し、全身全霊を込めた連撃を続け─────「「はああぁぁぁぁっっっっ!!」」
ルーンによる炎と雷の付与が為された強大な一撃が少年を貫いた。
「──────ああ、痛いなぁ。痛いよ。どうしてくれんのさ。顔欠けちゃったし、肩も抉れちゃったじゃん」
未だ健在。右頬から右上顎に渡るまでと、左肩がざっくり抉れているも仕留められていなかった。
「ていうか、さぁ。……そっちのお姉さんが着込んでるのはもしかしなくても白鳥礼装だし、そっちのお兄さんの身に宿してるのは神鉄骨格だよね?それに、二人とも原初のルーンを扱ってた。
──────もしかしなくても、元ワルキューレと元エインヘリアルで間違いないかなぁ?」
沈黙。情報を与える与えないの優位性というよりも、何故かこの少年に対してはそれだけは伝えてはならないという気がしたから。
「だんまりかぁ。でも、大丈夫。多分当たりだよね。そっかぁ……戦乙女と勇士かぁ……
──────ねぇ、なんでさ。なんでなのさ。僕は何にも面倒を見てもらえなかったのになんで君たちは見てもらってるのさ。ラグナロクが終わった後もなんで父上の加護を貰ってるの?おかしいよね?おかしくないの?なんで、僕は放置なの?
どうしていっつも僕ばっかり……!父上は……いったい……父上父上父上父上父上父上父上父上父上…………許せないなぁ。許せないよ。当たり前じゃないか」
───────周りの冷気が、一層強くなり。
「GUUUuuuuuuuuuuuu GYAAaaaaaaaaaaaa!!」千切れかけていることも気にせず刃の如く振り抜かれた左腕が戦乙女の構えた盾を弾き飛ばし、返す右手で引き裂こうとする。そこを狙い撃とうとした勇士に対して、獣のような動きで避けた後、標的を変えて雷のように駆け抜ける。
「GAAAAaaaaaaaaaaaa!!!」
完全に理性が蒸発した状態で繰り出された右足の蹴りが勇士の腹を貫く。………繰り出された足は腹の内で極大の冷気を放ち、内臓から凍てつかせる。
「Seiiiiiiiiiiiiggggggguuuuu!!」
左足の蹴りで首を飛ばし、胴体を踏み台にして戦乙女に飛び寄る。あとは動揺した隙をついて、喉笛に噛み付き噛み千切るだけ。それだけで戦乙女と勇士の夫婦は物言わぬ骸と化す。
「──────aaaaaaa………あ?……あーあ、終わっちゃった。なんで僕怒ってたんだろ?まあいいや。頂きまーす」
───────ラグナロクにおいて、氷狼フェンリルを討ち滅ぼした大英雄。巨人と大神の間に生まれた森の隠者。その彼が冷気を撒き散らし理性を飛ばして暴れる様は、まるで、そう。かつて己が討った獣の姿に─────
だいたいこんな感じ。明日にクルサースパオルタの話も書いて出来れば本来のクルサースパとヴィーザルの話も書きたい
>>238
うっす!元々は藩士さんのサーヴァントですし!よっしゃ、じゃあ私もそろそろ短編投下するかな
また今日も一人ぼっちの昼食が終わった。
女学生はプラスチック製のランチボックスを鞄に丁寧にしまうと、食堂の席を静かに外す。
向かう先は中庭だ。彼女の通う学校の高等部棟は上空から見ると“回”の形をしていて、ちょうど真ん中の部分がぽっかりと空いた構造になっている。
レンガの建物に囲まれたこじんまりとした中庭は冬が近付くにつれて人の気配が消えていく。
理由は明白、単純に寒いからだ。だが彼女はこの冬の中庭が嫌いじゃなかった。
何せ人の気配が少ない。高等部に在学する学生は凡そ数百名、屋内にいるかぎり人との関わりは避けられない。
そして彼女はその関わり合いを最も苦手としていた。常日頃から他の人や場所に対して違和感を覚え続けて生きている彼女にとって、学校とはまさに監獄そのもの。
普通とは異なる自分自身を否が応でも自覚せざるを得ない煩わしさはいつだって彼女を苦しめるモノである。
けれど中庭にはその煩わしさはない。
いくらかの肌寒ささえ目を瞑れば静かで、幾分か居心地のよい時間を過ごす事ができる。
そしてこの場所で延々と本を読んで時間を潰す、それが彼女───ダイアナ・アシュコットの数少ない『居心地の悪くない時間』であった。>>244
ダイアナは渡り廊下から中庭へと躍り出ると、いつものベンチの特等席に座って本を開く。
そうして自分の世界へと没入していくのだ。
だがその中庭は決して彼女一人だけではない。彼女の座るベンチの丁度向かい側、冬場は使われていない噴水を隔てた先にあるもう一つのベンチに決まってその人は座っていた。
ダイアナと同様に本の世界にのめり込み時間を潰している、その人の名前は知らない。
何故ならば今迄会話らしい会話をしたことがない。だから名前も知らなければその人がどんな声で話すかさえ分からない。
お互いがお互いの世界に没頭し、相手の世界に踏み入れない、言ってしまえば赤の他人同然の間柄。
でもダイアナはその人を赤の他人と断じてしまうのは薄情に思えてならなかった。
これまでもこれからも話す事さえない関係だとしても、同じ中庭で読書に耽る二人。その中には奇妙な一体感があったのは間違いない。
何も語らないからこそ芽生える絆とでも呼ぶべきなんだろうか。
機能停止した噴水の向こう側を覗き込めばいつだってその人が座っていて、それがある種の当たり前になっていて。
その事実が、居場所を渇望する彼女の心を軽くしていたのは事実だった。
だがある日を境に、その人は中庭にパタリと訪れなくなる。>>245
もう自分以外誰も訪れない中庭で空を見上げて柄にもなく溜め息をつく。雲一つない冬の空だ。
正直な話、梯子を下されたような気分だった。
あの人は私と同じく、世の喧騒に疲れた居場所のない人間だと思っていたのに。別に仲間と思っていたわけでもないが、居なくなるのなら私に一言何か言ってくれても良いのに。
そんな見当違いな怒りを抱いたまま、彼女は味気のない風に吹かれながらいつもの木製ベンチに掛けて本を読む。
どうせ、後もう暫くしたらまた顔を出すだろう。そんな根拠のない希望的観測を胸に潜ませながら。
けれど違った。
その人が中庭に来なくなって数週間経った日、ふとダイアナは妙な噂話を耳にしたのだ。
その人は病院にいると。
友人も、家族も、自分自身の事さえ判然としない記憶喪失に陥って、未だに記憶が戻らないのだと。
ダイアナ・アシュコットは一人っきりで読書に耽る。
その日の風は何故か芯に沁みる気がした。
─────case sample・B.B.B.>>246
THE LAST SUNDAY SOCIETY(先週末倶楽部)。
それはニッチな需要を満たす隙間産業の一種である。
川沿いの銀杏並木を過ぎたあたり、大木に隠れる様にして建っているその店は、所謂喫茶店というやつだ。
ただの喫茶店ではない。オカルトに身をどっぷり浸しながらコーヒーを片手に世界観に溺れたいだなんて連中の欲を満たすために生まれただろうゲテモノ喫茶店。
コーヒーの味は悪かないが、その面構えと店内のおどろおどろしさが一見さんを寄せ付けない異様な雰囲気を放っている。
さらに扉を開けば暗い店内で薄らぼんやりと光を浴びるホラー感満載な鹿の剥製がお出迎えと来たもんだ。
入店早々客の出鼻をくじくのも如何なものかと思うけど、店主はそんな事実に気づいちゃいない。
毎日カラカラに乾いた台拭きを手に「今日も人はイマイチだねぇ」とハの字眉毛の角度をさらに鋭角にするのだ。
だが如何に閑古鳥の鳴くお店でも奇特な固定客というのは居たりする。
それがお金を落とす上客なら願ったり叶ったりだが、残念ながらその女は珈琲一杯で何時間も店内に粘り続けるタイプの人間だ。
ミナ・ジゼル・ユーツェゴヴィナはまた今日もブレンドコーヒーとサンドウィッチを注文したのを免罪符に堂々と店内に入り浸っている。>>247
彼女はこの魔道具喫茶に足しげく通う数少ない魔術師(メイガス)の一人。
珈琲一杯で粘る姿は魔術師らしい高貴さとはややかけ離れているが、歴とした魔術家系の一門の、それも次期当主候補なのだと言うのだから驚きだ。
店内のミステリアスさをウリにしていきたい先週末倶楽部の店主としても、ぞんざいに扱えない本物の虚構である。
そこに新たにもう一人の客が来店した。静かに扉が開いたかと思えば、そろそろとミナの近くの席に座った。
彼女こそこの店の最大の上客にして、もう一人の魔術師ダイアナ・アシュコットである。
いつも陰鬱な顔をしているが、その日はいつにも増してどんよりとしている雰囲気を携えていた。
「いつにも増して元気ないわね、珈琲が不味くなるから嘘でも笑顔でいなさいよ」
「……………どうせコーヒーの味なんて解らないクセに」
「へぇー、言うじゃない。図星だけど」
快活なノーティガールと、物静かな文学少女。
会話を繰り広げる二人の見た目は酷く対照的で、しかし『魔術師』という唯一の共通項が彼女達二人を因縁じみた形で結び付ける。
「…そういえば、私と入れ違いで例の先輩がトボトボ歩き去って行きましたけど。また酷い事言ったんですか?」
「人聞きの悪いこと言わないでよっ!単にシツコい相手をソデにしたってだけよ。
…ったくアレンの奴、何が『一緒に来て欲しい所があるんだ』よ。ナンパするならせめて直球勝負で来なさいっての」
そう言って苛立たしげに腕を組むミナ。
そして、なんとなくあの雰囲気は軟派目的ではない気がするのだけどな、と密かに思うダイアナだった。>>248
薄暗い雰囲気に珈琲の煙が揺れる。客は二人だけ、必然、店内は魔術師のテリトリーへと塗り替えられていく。
とは言っても大した変化は何もない。その場にいる人間が雰囲気を醸す様に、彼女達が彼女達の居心地の良い雰囲気へと自然に仕立て上げるだけだ。
店主はいつのまにか店の空気に溶け込んで息を潜めている。そこは流石プロフェッショナルといったところか。
「そういや学校はどう?」
「可もなく不可もなく、です。元より味気のない学生生活ですから大した変化など…………あ、でもそういえば」
何気ない会話の応酬の後、改めてダイアナが本題を切り出す。
「ミナさんは記憶を奪う図書館って噂、ご存知ですか?」はい、これで一区切りです。
キャラ崩壊とかあったら本当に申し訳ありません…一応この時空ではミナとダイアナは同い年の設定です心臓止まるかと思ったわ……
ダイアナちゃんに出番がある……他の人と話してる………すごい……嬉しい………
ちゃんと学校に通わせてもらってる時空があるってだけでとても幸せな気分になる……
あ、でも彼女の苗字はアッシュコットです>>251
oh...失礼しました。次のお話からはアッシュコット表記でいかせてもらいます…!>>255
もしもし時計塔(ポリスメン)?ぐれお、第参特異点書き上がったけど、これ22スレぐらい消費しそうなんですけど……
>>259
大チェスト『時代は1937年 座標は太平洋の上空だ……この条件となれば思い起こされる出来事はただ一つ……女性飛行士 アメリア・イアハートの消息が途絶えた。航空史上最大の謎の一つとされた遭難事件だ』
フェリーペ達を呼び出したナウマンが示したのは次なる特異点の詳細について。
ある女性飛行士についてやけに事細かに語っているが、ようは次もまた歴史を歪める大きな出来事が起きているようだった。
「ようは、次の特異点は空の上にあるって言うのか?」
そう告げたのはフェリーペにとってのセンパイ──メンテー・プルトランプだった。
『話の上ではそうなる。どうしてだかシバの反応は海上ではなくその上を示してる。そりゃあ、いきなり上空にレイシフトするのは危険かもしれないが……』
「いや、行こう。特異点を見逃すわけにはいかない」
「おい、後輩……危険だぞ……落下の可能性だって……」
「そうだけどさ、でも行かなきゃ始まらないし……それに、センパイの盾はきっと俺達を守ってくれるだろう?」
「ーーー!!ま、まぁそうだが!任せろ、たとえどれほどの高さから落下してもキッチリ灯火の盾で受け身をとって見せよう!」
『よーし、メンテーも口説き落としたところで、レイシフト行くぞー』
──アンサモンプログラム スタート。 霊子変換を開始します。
レイシフト開始まであと3.2.1……
全行程 完了(クリア) グランドオーダー 実証を開始します──>>262
結果としてフェリーペ達が海面へ墜落することはなく、メンテーの盾が初っ端から活躍することはなくかった。
二人の足はきっちりとその場に付き立つことが出来たのだから。
しかし、そこが上空であることは紛れもない事実。周りを見渡せば雲だらけ、カルデアの支援が無ければ息苦しさを伴うような超高度。
「これは……浮島ってやつか」
フェリーペ達の足場は地上・海面から遥かに高い空に浮かび上がっていたのだ。
見渡せば少し先にも複数の浮島群が宙を漂っている。
神代ならばともかく、物理法則の定まった20世紀ではまず有り得ない現象。この事象に聖杯が関与していることは疑いようもない。
「しかし、どうする後輩?探索しようにもこの特異点じゃあ、私たちには移動手段が……」
メンテーが目の前の状況に頭を抱えながら、フェリーペに問いかける
その瞬間、彼等の前に一機の飛行機が駆け抜け、浮島へと機体を寄せてきた。
「はーい♪君達、飛べなくて困ってるってところかしら?良かったらあたしの愛機に乗っていく?」
現れたのは金髪のショートヘアにジャケット姿の女性飛行士。
「あたしはアメリア・イアハート。君達は?」
それは先刻、ナウマンが告げたとおりの真名を持つ人物であった。
第参特異点 隔絶最終空域 ウラノス>>263
まず初めにアメリアに現状……人理消却と特異点についての情報を告げる。
「ふーん、人理消却に特異点……ね。随分ときな臭いことに巻き込まれてるのね、君達。いいわ、あたしがここに召喚されたのもなんかの縁でしょうし、力を貸すわ」
『まさかあのアメリア・イアハートと共闘することになるとはな……光栄だ』
(なぁ、先輩?ナウマンの奴、いつもとテンション違くないか?妙にテンション高いって言うか……?)
(あぁ、なんだか昔はアメリカで仕事してたと聞いたし、その影響か?)
「でも、その機体に乗れるのはせいぜい二人までってところだろう?せめてもう一機あれば私の『騎乗』スキルでどうにかなったんだが……」
「あぁ、それなら安心して?あたしにもツレがいるから」
そう言ってアメリアがいうと背後から飛翔してくる一つの影。
それはアメリアと同じように飛行機か、あるいは怪鳥か……否、それは天翔る狗。
「ちぃーす、オレはアーチャーのサーヴァント清原致信でーす。特異点とかはよくわかんないけど、まぁ、やるだけやるつもりなんでそこんとこ、よろしくぅー!」
金髪に浅黒い肌、タンクトップにダメージジーンズと言った風貌に加えて背中に翼を生やした男は、フェリーペ達と同じ足場に立ち寄るとそのまま挨拶をした。
「キヨハラノ、ムネノブ……?知ってるか、センパイ? 」「いや……極東の英霊はあまり詳しくなくて」
『あー、アーカイブにはあったが10世紀末から11世紀初頭、いわゆる平安時代に生きた郎党らしい。「枕草子」を書いた「清少納言」の兄って方が通りは良さそうだな』
「あれっ?イアハの時と反応違くね?ってか、やっぱなーこは異国でも有名なんか……鼻が高いよーな、悔しいよーな複雑な気分」
「……イアハ?」
「あ、それはあたしのこと。この人適当なアダ名付けるから」
「とりあえずフェリっぺとチャンめんね、把握」>>264
致信は『無辜の怪物』により天狗の能力を獲得していて、風を操る程度のことは出来るらしい。それによってメンテーは風に乗り、空中を移動することができるように
「センパイ、大丈夫か?」
「流石にしっかりした足場がないのは心許ないが……まぁ、贅沢は言ってられないな」
『恐らくだが、その空域は“この世のどこでもない空域”だ。バミューダ海域にも近い遭難を招く観測不能の未知領域(バニシング・ポイント)。でなきゃいくら特異点と言えど、物理法則の存在する現代でこんなデタラメは許されない』
「そうね、あたしが最後に迷い込んだ空に此処はよく似ている」
『未知ってことは誰の物でもなく、何の法則にも縛られない領域ってわけだ。恐らくは此処を支配することが黒幕の目的だろう。』
浮き島の間を飛行しながら状況を分析していくカルデア一行。
「へぇ、俺達の目的にもう気付いてるのか、それにサーヴァントが3騎もいるとはね」
「誰だ!?」
横から口を挟んだのは致信とは異なる純粋に輝く金髪と三つ又の矛を携えた男だった。
精巧な鎧を身に纏い、両の足に翼が生えた靴を履いている。
「いい女が二人もいる。とてもいいね──ライダー、君はどう思うかな?」
「話しかけんな下衆が……殺.し合いを楽しめんなら男だろうが女だろうが構いやしねぇよ」
振り返るとフェリーペ達の背後には紫紺の髪を持つ、有翼馬の牽く戦車を駆る男がそこにはいた。
『ク.ソっ、敵性サーヴァントが二騎……!挟まれた!』
空中故に出来る死角から近付いたであろう二騎がフェリーペ達に迫る。>>265
「くっ、コイツら……強い!」
二騎のサーヴァントの圧倒的な力を前に苦戦する一行。
「不味いわ!機体の損傷が大きすぎる……!このままじゃ墜落する……!」
「後輩!アメリア!クッ、邪魔だ!」
「ここを通りたければ俺を倒していきな、お嬢さん……ってね」
金髪の男の槍がメンテーの進路を塞ぐ。
「チャンめん!一時撤退だ!落剥伝承・暴風(あからしまかぜ)!! 」
浮島から巻き上げられた砂煙がメンテーと致信を覆い隠した。
「ありゃまぁ……、逃げられちゃったねぇ……」
「仕留め損ねたが……アレじゃあ最早この空を飛ぶことは出来ねぇだろうよ」
「なるほど、つまり彼女達は落ちた浮島からすぐには飛び立てない……逃げられないってわけか。いいね、俺が貰ってもいいかい?」
「好きにしろ。雑魚を嫐る趣味はねぇ」
「じゃあ、遠慮なく」>>266
「ぐっ……確か、敵サーヴァントに撃ち落とされて……」
「無事か、後輩!」
墜落したフェリーペが目を開けるとそこにあったのはメンテーと致信の姿だった。
「二人が助けてくれたのか……」
「あたしも、無事だよー!」
アメリアも無事だっただ、が……
「あちゃー、これじゃあ空飛べないね……」
アメリアの機体は大破し、既に飛行に耐えれる状態では無かった。
「■■■■■■ーーー!!」
「なっ!?追っ手か!」
こちらが飛べない状態を狙い澄ましたかのように蟻の大群が如き兵士がフェリーペ達を追い立てる。
「くっ、さっきのサーヴァント達ほどじゃあ無いが……コイツら、一体一体が強い……!」
「どーすんの!?フェリっぺ!」
「飛行機があればあたしも助けに入れるのに……」>>267
「キィィィィエェェェェエ!!」
けたたましい叫び声と共に一行の前に現れた剣士が兵士達を斬り裂いていく。
「……数が多すぎる。キャスター、撤退準備だ」
「はーい!では……蟻頭兵(ミュルミドネス)の皆様、ごきげんよう。」
剣士が虚空に向かって語りかけると、虚空から返ってきた声が返答し、蟻頭兵(ミュルミドネス)からフェリーペ達の姿を消し去った。
目を開いたその先には新たなサーヴァントが待ち構えていた。
「ようこそ、私ことキャスター:黄夫人の作業場へ。歓迎しますよ」
「よぉ、見たところお前らはあの蟻んこ共の敵だろ?なら、手を貸してやる。アサシン:薬丸兼武。朽ちた屍の身だが、あの程度の雑兵なら斬ってみせよう」
彼女達二騎はアメリア・致信と同様にこの特異点に召喚されたはぐれサーヴァントであるとのことだった。
同時にこの特異点の支配を目論む先程のサーヴァント達の勢力と対立しているらしい。
「私たち二騎だけでは彼らに対しては力不足でしたが……カルデアの協力があれば打って出ることが出来ます。」
「でも、肝心の飛行機が壊れちゃって……これじゃあ……」
「そこは私におまかせあれ!見事に元以上の性能に仕上げてみせましょう」
「が、その前にあのゲス野郎……小アイアスを落とす」
『小アイアス……!トロイア戦争におけるアカイアの将か!れっきとした神代の英雄だぞ!』
「敵は我の強いギリシャ英雄達、恐らく一枚岩ではありません。蟻頭兵をけしかけてきたことからして小アイアス単騎で仕掛けてくることでしょう。そして兵力の差で押し切るつもりでしょう。故にまず蟻頭兵から神鉄を剥ぎ取り、機体補強の為の素材とします。」
「敵の戦術を逆に利用しようってことか」
空の孤島にて対小アイアス攻略戦が始まる。>>268
「■■■■■■ーーー!」
「来ましたね、ではまずは私から『試作機・石兵八陣(かえらずのじん)』!」
それは大軍師が築き上げた究極陣地……その始点(プロトタイプ)。
死すら恐れぬ蟻頭兵団(ミュルミドネス・クラスタ)と言えども、奇門遁甲に通じる陣地の前では苦戦を強いられる。
「キィィィィエェェェェエ!!」「行くぞ!」「おけまる水産!!」
『試作機・石兵八陣』によって生じた隊列の隙を狙い、立て直す前に三騎のサーヴァントが各個撃破していくことで結束に秀でた蟻頭兵を打ち倒す。
「『波濤渦巻く螺旋神槍(スパイラル・トライデント)』!!」
「みんな、私の盾の後ろに!『仮想宝具/展開 人理の灯(レゾン・リュミエール)』!」
経過は良好だったが、突如文字通りの横槍が入る。それは小アイアスの第二宝具である海神の槍。
辛うじて防ぎ切ったものの、その破壊力によって『試作機・石兵八陣』は破壊され、陣地も蹂躙されてしまう。
「なるほど、美女が増えたのは僥倖だけれど、これはいただけないな……俺の配下を好き勝手にされちゃあ困る」
初めて出会った際に見せていた余裕綽々と言った表情を僅かに崩した小アイアスが告げた。それに対して、兼武が吼える。
「ハッ!何が『俺の配下』だよ。そいつは俊足の英雄(アキレウス)の配下でその槍は海神(ポセイドン)の槍だろ?テメェに好きにできるもんなんざ、何一つねぇだろ小アイアス!!」
今度こそ小アイアスの顔が大きく歪んだ。
「『小』をつけるなよ、俺はアイアスだ。決めた。婆さん、アンタは俺の趣味じゃあないが……できるだけじっくり殺.してやる。他の女共の心が折れるように見せつけながらね!」
「やってみろ若造が!!」「生憎と私には心に決めた人がいるので、負ける訳にはいきません」「ここで小アイアスを討つ!支援頼むぞ後輩!」「あぁ!」
小アイアスとの決戦が始まる──。>>269
「あぁ、ク.ソったれ!こんなところで俺は死ぬのか……あぁ、せめてもう一度だけカサンドラを抱ければ……良かったんだがなぁ……」
激戦の末に四騎のサーヴァントの力によって小アイアスは撃破された。
そしてようやく……
「ギリシャの神鉄鋼と我が宝具『黄式仰天発明技術(ゴッド・センス)』を以て、新生した新たなる宝具 『轟天霹靂( ゴッデス・フライヤー)』完成です!」
「これでついにあたしも復活よ!アナタもこれからよろしくね」
アメリアも喜びながら新たなる機体を撫でる。
「で、次に倒すべきサーヴァントはあの戦車乗りってことでおk?」
「有翼馬を駆る英雄は複数いるが……その中で戦車乗りとなると……」
『アパレティダイの片割れにして「地上最強の人間」イダスか……これまた厄介だな……アルゴノーツの一員となれば小アイアスとも互角以上だぞ』
「いくら敵が一枚岩ではないとはいえ……流石に小アイアスからの報告が途絶えればこちらに向かってくる事は想像出来ます」
「そのために、今ある最大戦力でイダスを叩く、か」
「敵の全貌は見えませんが、ギリシャ屈指の英雄であるイダスとなれば代わりのきく戦力ではないでしょう。叩けるうちに叩くべし、です」>>270
「よぉ、待ってたぜ。── さぁ、いざ尋常に。華々しく殺し合おうぜ 」
アメリアの飛行を待ち伏せしていたライダー:イダスが有翼馬の牽く戦車を走らせ、迫る。
新たなる機体を手に入れたアメリア、黄夫人の発明品によって空中戦闘が可能もなかったメンテーと兼武、致信によって迎撃するが……。
「どうした?纏めて相手にしてやってんだ!少しは楽しませてくれよ」
「ぐぅ……こっちの方が数は多いってのに……」
「チッ……せめて、当てられれば……」
数騎がかりの攻撃を難なく防ぐギリシャの大英雄。
その完成された肉体は攻撃のみならず、見切りすらも超一級の域へと押し上げている。
「宝具を切れば少しは底力見せてくれるか?…… 宝具限定解放────」
イダスの駆る戦輪に魔力が集中するが……
「ちょっとー、何一人で楽しんでるワケ」「ワタシたちもいるんですケド」
重なった二つの声により集中は妨げられ、不発に終わる。
しかし、それはフェリーペ達にとっては一時的な延命に過ぎない。何より……
『敵性サーヴァント、更に二騎追加だと……!?』
「タダでさえ、イダス相手に手間取ってるって言うのに……」
状況はより不利な方へと傾いていた。
「ワタシたちを差し置いて我が物顔で飛んでるその女、落としてやる」「そういうワケだから、同乗者のマスターくんも覚悟してねー」
絶体絶命の状況だが、この局面において致信が先頭に立つ。>>271
「フェリっぺ、トンズラだ。ここは逃げるが勝ちだべ」
「逃げるって言ったってどうやって……」
「オレが“宝具を解放する”。そしたら皆はフェリっぺとちゃんメン連れて全力でここから離れろ」
マスターから離れた状態での宝具解放。それは消滅と同義だった。
「致信を置いて行くなんて……!」
「ここはオレに任せて先に行け、別にアイツら倒しちゃっても構わないんだろ?ってな!一度言ってみたかったんだよなーこういうの!まぁ、飛行に支障が無くなった以上、オレが抜けても戦力的には問題ないだろ。先に行け。犠牲(こういうの)は慣れてる」
フェリーペは言い淀むが、致信の中で覚悟は決まっていた。
「その、なんだ……後輩も私も助けられっぱなしだった。ありがとう清原致信、その名は絶対に忘れない。」
「貴方とのフライトも悪くなかったわ。また会いましょう、Mr.キヨハラ」
「チャンめん、イアハ……まぁ、オレも賑やかなのは久しぶりだったから……楽しかったよ。じゃあ、負けるなよ」
致信との別れを済ませ、一行は先へ進んだ。
「この場から仲間を逃すために一人残ったか……呆れるな、そいつは蛮勇を通り越して無謀だぞ?」
「まぁ、若輩の面倒事を抱え込んでやるのが『兄貴』の務めだからな」
致信の返しが気に入ったのか、イダスは実に愉快そうに笑った。
「ハッ、『兄貴』の務めか!そうこられちゃあ、俺も出し惜しみは出来ねえぞ!」
「望むところだ。宝具解放──風評を以て伝承と成し、魔性は転じて魔縁に至る。──擂り潰せ、『落剥伝承・天狗礫(ストレンジアクセル・フルバースト)』! 」
「天馬が征くは蒼の果て、我らが波濤は神々ですら止められん!!────宝具解放!『水天彷彿の有翼戦車(エノシガイオス・ピガソス)』!」
波濤と暴風が空中にて弾けた。>>272
致信の犠牲によって辛くも戦線から離脱したフェリーペ達。しかし、状況は芳しくない。
『有翼の二人組……恐らくはカライスとゼテス。ハルピュイア退治の英雄にしてイダスと同じくアルゴノーツの一員だ。小アイアスのことも考えると敵はギリシャの英雄達によって組織されてる、と見て間違いないだろう』
ギリシャの英雄達との戦い。それは人の身でありながら行う神話への挑戦を位置する。その重圧に押し潰されそうになる。
そんな折、辿り着いた浮島で一行は新たなサーヴァントに遭遇する。
「当機はサーヴァント、ライダー:はやぶさ、こちらはイカロスです」「はぐれのサーヴァントってやつだ。こいつ共々よろしくな」
「俺は玉屋市兵衛!天下に名高い花火師たぁ、俺のことよ!」
「馬鹿言うんじゃねぇぞ!天下一を名乗りたけりゃオレを超える大花火を打ち上げてから言いやがれ!オレは鍵屋弥兵衛。隣のコイツと同じ花火師さ。」
二人組のサーヴァントがそれぞれ二組加入し、賑やかになるパーティー。
浮島は巨大な迷宮と化しており、本来であれば抜け出すのは至難の業だ。しかし……
「この迷宮なら抜け道はオレが知ってる。でもオレとコイツじゃ道中の怪物と“迷宮の主”には敵わない。お前たちが守れ」「わたしも、イカロスの指示に従うのが懸命であると判断します」
『イカロスのよく知る迷宮……ってことは……』
「あぁ、『怪物の住処の大迷宮(ラビリンス)』……オレの父親である神域の職人であるダイダロスの迷宮さ」>>273
イカロスの案内によって迷宮を攻略していった末に現れる魔獣の群れ、そして……
「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎───────ッ!!」
ギリシャ神話に名高き悲劇の怪物。人喰い迷宮の主にして神獣の仔。その影法師(シャドウ)。
『ミノタウロス……やはり、いやがったか!!』
「雷光(アステリオス)……か、いいだろう。この薬丸自顕流の雲耀(イカヅチ)を以て切り伏せてみせよう」
「アサシンを前衛に、後方支援を開始します」
「はやぶさ……そういえばお前、薩摩の児か……いいね、同郷同士頼りにしてるぜ」
雷の因縁に惹かれた薬丸を先頭にはやぶさをサーヴァント達がサポートし、戦闘に突入した。
ミノタウロスを撃破して進むカルデア一行。迷宮の最奥に座すはその創造主である男 ダイダロスだった。
「やはり、いたか親父」
「その声……お前、イカロスか?何故そのようなところに……」
「縁が会ってな……それよりそっちこそなんで人理を消そうとする奴らに協力してるんだ?」
「我が願いは『すべての子供たちがしがらみにとらわれず生きられる世界』。その実現の為、聖杯の呼び声に応じた次第……だが、現界後すぐに我らは令呪による縛りを受けた。この空の果てを制する為の走狗と化したのだ。故にイカロス、今の私はお前であっても容赦は出来ん。キャスターのサーヴァントとしての責務を全うする!」
「親父……」「──イカロス、私の恩人の父の解放を最優先事項と判断します。マスター、命令をお願い出来ますか?」
「あぁ。はやぶさ、それにみんなもダイダロスを止めよう!」>>274
ダイダロスの駆使する発明品に苦戦するも、黄夫人は同様の発明によるオウム返しで封殺し、最後ははやぶさとイカロスの攻撃によってダイダロスは倒れる。
「親父、オレはアンタに託された翼をしがらみだなんて思ってねぇよ。結果的に死んじまったけど、オレが見た景色は、夢は嘘なんかじゃなかった。そんでもって、『空を飛ぶ』っていうオレ達の夢はアメリアが、そしてはやぶさが継いでくれたんだ」
「あぁそうか……これでようやく終われるのか……」
ダイダロスは満足そうに消滅していった。
ダイダロスの残した迷宮を解体し、各々の霊基出力を底上げするための素材として利用する。次なる敵はアルゴノーツ……イダスとカライス/ゼテスだ。
『強化したとしても相手は神代屈指の英雄達だ。生半可な実力で勝てる相手じゃあない。加えてヤツらの裏に黒幕がいることを考えれば、それだけに死力を尽くすわけにもいかない……。何か策があれば……』
「私もこう見えて軍師の妻。あの人ではありませんが、一計を講じて見せましょう」
こちらは神代の英雄こそ以内がサーヴァントの数は上回っている。ならば、一対多で各個撃破を狙う。
「オレとはやぶさでイダスを討つ。」「命令了承。当機も宝具を使用します。」
「あたしはカライス/ゼテスとフライト勝負ね。いくら神話の英雄と言えど、これ以上、我が物顔で空を飛ばれるのは飛行士のプライドが許せないもの」
腹は決まった。人の世に名を上げた彼らが挑むは神代の神秘。大空の神話が此処より紡がれる。>>275
「──よぉ、雑魚共!来てやったぜ!さぁ、誰が俺の相手を……」
ダイダロスの消滅を感知したイダスが迷宮の跡地に奇襲を仕掛ける、が……
「っておいおい、老婆一騎とは、どういう事だ?まさかこの俺を一騎で食い止めるつもりか?舐められたもんだ」
「黙れ。オレを女扱いすんじゃねぇ。テメェは此処でオレが斬る」
「大方、囮になって他の奴らを逃がすつもりらしいが……そんな策に乗ってやる義理も「怖いのか?」は?」
「相方の弟(リュンケウス)がいなきゃあ、暗殺者一騎相手にすんのも怖いのかっつんだよ。いや、それはねぇか。兄貴を残して先に逝くような足手まといなんか居てもいなくても変わんねぇもんな!」
薬丸の煽りを受けて、イダスは並の人間ならそれだけで息が出来なくなるような強烈な殺気を放つ。
「貴様、俺の真名を知った上でそう吠えるか」
「あぁ、もう一度言うぜ。その命貰い受けるぜ。世界最強の人間、イダスさんよぉ!!」
「よく吠えた。ならば貴様が先に逝け!」
イダスは全力で戦車を走らせ、薬丸の細枝のような身体を踏み砕かんと迫る。
(やはり、乗ってきたか!)
「踏み砕け!『水天彷彿の有翼戦車(エノシガイオス・ピガソス)』!!」
戦車が薬丸に届くまで数秒も無いだろう。
しかし、彼女達が講じた策はその数秒で作用する。>>276
「この時を待っていました!『約束されし帰還の流星(はやぶさ)』!! 」
「何ッ!?」
より上空にて待機していたはやぶさが宝具を発動し、イダスの元へ接近する。
イダスの肉体が危機を察知し、反射的に動く。戦車から飛び去ったのだ。
しかし、時すでに遅し。その流星は離脱したイダス本人ではなく、先程までイダスの乗っていた海神の戦車を打ち砕いた。
しかし、イダスも並の英雄ではない。空中で即座に体制を立て直し、はやぶさの霊核を砕き、そのまま薬丸を貫かんと駆ける。
「あとは、任せます。薬丸兼武」
はやぶさの声を受け、薬丸は腰の刀に手をかける。
「あぁ、よくやったよ。薩摩(われら)の児。ここからはオレの大見せ場だ!」
刹那の邂逅。自身に迫る必殺の槍を気にせず、ただ敵の命脈を仕留めるために抜き放つ。
挑発も、はやぶさの献身も全てはこの一閃の為にあったのだ。
「──『薬丸雲耀・抜即斬』」
剣術の稲妻が無敵の英雄を斬り、人の技によって神話は再演される。>>277
「ハッ、なるほどな……。コイツが俺を討つ為の隠し玉か!神々の真体擬きに雷霆の模倣、人の技でソイツを練り上げちまうとは。コイツは気持ちのいい一本だ。」
脇腹を裂かれながら、イダスは笑った。
英雄として、歴史の先達として人の業を讃えたのだ。
「それで、何処まで読んでた?未来視も無しにここまで導いてたってなら、大した軍師がいるみたいだが」
英雄殺.しの槍に貫かれるながら、薬丸が返す。
「別に全部読めてたわけじゃねぇさ……全部ぶっつけ本番の大博打。仮にテメェが投擲に頼るようなら破綻してた奇策もいいとこだ」
「その為の挑発か?」
「あぁ、家族を侮辱されてソレでも何もしねぇようなやつが英雄なんざになるわけねぇだろ。だからまぁ、何だ……悪かったな」
「謝るんじゃねぇよ。どういう反応すりゃいいんだコッチは。とはいえ神々の加護なき人と人の被造物が俺から一本取ったんだ。勝ちはくれてやる」
「ハッ、そっちこそ流石は英雄殺.しの槍だ。オレの方が早く逝く。この霊核(いのち)はテメェにくれてやるさ」
薬丸の霊基が消えてゆく。最期に二人が交わしたのは奇しくも同じ言葉だった。
「「次は負けねぇぞ」」>>279
「イダスが……負けた……?」「嘘、でしょう。彼に敵うのなんてそれこそあのデカブツぐらいじゃあないの……?」
主戦力であるイダスの消失は敵方に思った以上の大打撃を与えたようだった。
「はぁい、可愛い彼女達?あたし達と一勝負してくれないかしら?」
「舐めた口を聞くのね、近代人。そんな機械の翼で、神代の空を翔けたこのワタシ達に勝つつもり……?」「目にもの見せちゃうよ」
アメリア・イアハートとカライス/ゼテス。時代を超えた空に生きた女同士の戦いがカルデアのマスターを加えて行われる。
神鉄により補強された機体のスペックもあり、両者の実力は拮抗していた。
アメリアの風避けの加護によってカライス/ゼテスの攻撃は無効化されるが、アメリアの固有結界もまた飛行能力に秀でたカライス/ゼテスには通じづらく、互いに決定打にかける状態だ。
だが、そんな膠着状態を打ち破ったのは有翼の双子からだった。
「「天つ風に鎖す颪(アクィロン・ヒュペルポリア)!!」」
宝具発動、大気の結界により成した空間固定にも近い空気の固形化。空中で固定されれば、さしもの女性飛行士と言えども脱出は困難だ。だが──敵が双子であるように、アメリアも1人ではない。
「マスター!令呪を!」
「あぁ、令呪を以て命ずる!『ライター:アメリア・イアハート、空間さえ飛び超えろ』!!」
フェリーペの令呪が輝きを示し、固定された機体が一瞬消えたかと思えば、空気の牢獄を抜けた!
「嘘ッ!」「有り得ない!」
「有り得ない、なんて有り得ない!あたしは太平洋を超えた女(ミス・リンディ)なんだから!神話だろうが飛んで追い抜くの!」
敵の切り札を打ち破り、神鉄の機体が双子の身体を打ちつける。此処に勝敗は決した。
「そんな……アタシ達の負け……?」「悔しい、こんな悔しいのは二度目よ。それにワタシたちにはない二つ名まであるなんて……ミス・リンディ。アナタの顔は覚えたから!」
「えぇ!あたしもアナタたちのことは覚えたから!今度は特異点とか関係なく一緒に飛行しましょうね!」>>280
恨み言を吐き捨てながら消滅していくカライス/ゼテスに対して、アメリアは晴れやかな笑みで返した。
その返しに毒気を抜かれたのか、キョトンとした顔をした後に笑いながら双翼の英雄達は退去した。
「って言っても、あたしも結構無茶したんだけどね……」
英雄に対して一歩も引かない高速飛行、令呪によるブースト、限界を超えた活動によってアメリアの霊基が限界に達する。
「楽しかったよ、あなた達との旅は。あたしもね、空を飛んでそのまま消えちゃったことに後悔はないけど。ちょっとした心残りはあったんだよね。あたしの後に続く子達を見れなかったこと。」
「アメリア……」
「でも、この旅で君達とはやぶさに逢えた。だから分かった。あたしの飛行(じんせい)に意味はあった。君達に繋がったんだもん。」
「俺達も最初に貴女に逢えてよかった。ありがとうアメリア・イアハート」
「かしこまったのは照れるわね。そうそう、もう一つ心残りがあったんだ!同乗者をしっかり送り届けること!メンテーちゃーん!受け取ってー!」
「えっ、ちょっとぉーーー!」
アメリアは飛行機から真下の浮島に向けてフェリーペを投げ捨てた。
「後輩ぃーーー!コッチだぁぁぁ!!」
メンテーが大声で呼び掛け、その声に導かれてフェリーペは空中で受け身を取る。
「うっ、痛たたたた!」
「どんな高所から落下しても受け止める……約束は守ったぞ!」
「せ、センパイ……!」
メンテーの小さな身体は、確かに落ちてきたフェリーペを受け止めた。
そんな二人を見つめながら、ミス・リンディは空の彼方へ飛んで行った。>>281
『やはりイダスもカライス/ゼテスも聖杯を有していなかった……ってことはまだ黒幕が残ってる……。』
「あぁ、その通り。彼らは僕が召喚したサーヴァントさ。」
『なっ!?敵性サーヴァント……!?それにこの反応は聖杯!』
突如現れた黒幕。その男の真名は……
「うん、この特異点の聖杯の持ち主も僕だ。初めましてカルデアの御一行。僕の名はプロメテウス。神代を否定し、君たち人類を祝福する者だった」
「プロメテウス……!?ティターンの一柱、れっきとした神霊だぞ!?」
「人類を祝福する者、だった……?」
「あぁ、最早神のみならず、人類にすら行く末は無い。人理消却がその最たる例だろう。最早見守るに値しない者達。停滞を良しとし、己の生み出したモノに侵される人理。故に僕は人理を消却したモノ達の側に加担する。その未来を見届ける為にね」
神霊との敵対、この特異点における最後にして最大の戦いが幕を開ける。
「ぐっ……強い……」
火にまつわる様々な自然災害、更にはプロメテウスの与えた火によって発生した戦争の象徴である銃火器・火砲を駆使した攻撃が一行に襲いかかる。
サーヴァントの規格に落とし込まれたとはいえ神霊の力、加えて聖杯によるバックアップも万全となれば一部の隙もない。
「早々に諦めてもらえると僕も助かる……が人類(きみたち)は諦めないんだろうね……知っているよ」
プロメテウスはどこか哀愁を込めた口調で言い放つ。
「でも、これで終わりだ。 『神々を嗤え───ッガハ!! 」
宝具行使により決着を付けようとした瞬間、プロメテウスを飛来した槍が貫いた。>>282
「これは……『双絆別つ絶縁の槍(ディヴィデッド・デスモス)』!何故これが……」
プロメテウスが咄嗟に槍が飛んできた方向、真下を直視する。
そこには致命傷を追いながらも全力で腕を振り切った英雄(オトコ)の姿があった。
「奴らにああも見せられたら、俺も人理の英霊として為すべきことを為さなきゃならん!受け取れ、人理と敵対した者 プロメテウス。これが俺からの貴様への絶縁状だ。」
叫ぶイダスの身体をよく見れば、薬丸の居合による傷だけでなく、槍によって抉られたような傷がつけられていた。
「自らに宝具を行使し、僕との契約を破却したか!」
プロメテウスの驚きの表情に英雄はしてやったりの顔で今度こそ消滅する。
「俺に出来るのはここまでだ。せいぜい魅せてくれよ、人の時代の英雄共……」
槍の傷もあるが、何よりもそのあらゆる“繋がり”を断つ効果によって、プロメテウスは聖杯のバックアップを失う痛手を受けた。隙は生まれたのだ。
「隙が出来たとなりゃあ、そいつを拡げるに越したこたぁねぇ!」
「さっきまでは戦車野郎のせいで湿気ちまって使いどころがなかったが、今こそ御覧に入れよう我らがお家芸!」
「広い空に華を描いて、天の神様までたまげる乾坤一擲打ち上げ花火!」
「目ん玉開いて焼き付けな。『『八百八町両国大花火!!』』」
それは神から授けられたモノでも、そこから人が生み出した戦火でもない。人が神の領域たる空に咲かせた美しき火。
「これは、まさかこの僕に火を向けるのか!」
鮮やかなる空の華、その轟音と瞬光がトリックスターの不意を突く。
「今だ!後輩、行くぞ!」
「あぁ!」
最後のチャンスを見逃さず、メンテーの盾がプロメテウスに突き刺さった英雄の槍を霊核まで押し込んだ。>>283
「ハハハッ、神々だけでなく僕まで退けるか。袋小路に追い込まれたはずの人類が。あぁ、やはり人の見せる炎の揺らぎは悪くない。まだまだ見限ったモノでもないな……カルデア、この人理の消え去った世界で尚も戦い続けるというのであれば、やはり僕は君達の行く末を見守ろう。祝福しよう。僕の屍を踏み越えて、新たなる窮地に挑むその道程を!」
崩れゆく最中、プロメテウスはただただ愉快そうに笑っていた。
なんにせよ、これにより聖杯は所有者を失ったことでカルデアに回収される。
犠牲は少なくはなかった。それでもフェリーペ達は古の神話を乗り越えたのだ。
特異点が収束し、退去が始まる。別れの時が来たのだ。
「発明も出来ましたし、楽しい旅路でした。まさか私があの人の真似事をする日が来ようとは……また縁があれば呼んでくださいね主様」
「気が晴れない時があれば、いつでも読んでくれよ、ますたぁ」
「飛び切りの大花火でアンタの心を晴らしてやるからよ」
「あぁ、皆がいてくれたお陰で勝てた!ありがとう!」
各々に別れを告げ、フェリーペ達もまたカルデアへ帰還する。
残された特異点はあと四つ。いずれ次なる旅は始まる。
それでもフェリーペ達はきっと、この旅路(フライト)を決して忘れない。
第参特異点 隔絶最終空域 ウラノス 人理定礎:A──────人理修正>>284
用語・展開解説
隔絶最終空域 ウラノス
聖杯を得たプロメテウスによって作られた特異点。
アメリアが消えた消失点を利用することで物理法則の存在する近現代において有り得ない宙に浮く島々を形成した。
神々のいない空を支配し、そこから人類を見下ろし、最後の審判を下すつもりでいた模様。
アメリア・イアハート
バナー同行枠。フェリーペ達を運ぶ役割も兼ねる。
気さくなお姉さんといった感じで一行のムードメーカー的な立ち位置に。
最後は生前に成せなかった『同乗者を無事送り届ける』という使命を果たし、満足して空の彼方へ飛び去った。
イダス
プロメテウスの召喚したサーヴァントの一騎。
英雄らしからぬ行為に拒否を示すも、契約による戒めによって抵抗を防がれ、戦闘エンジョイの方針に変更。カルデア一行との死闘に興じる。
致信、はやぶさ、兼武にあてられ、ラストはプロメテウスとの契約を自身の宝具で破却し、絶縁状を叩きつけた。>>285
カライス/ゼテス
プロメテウスに召喚されたサーヴァント。イダスと同じくアルゴー船の元乗員。
空を自分たちの領域として認識しており、聖杯を持つプロメテウスの口車に乗せられ、フェリーペ達と敵対した。
最後はアメリアに敗北し、恨み言を吐きながらも再戦を望み、消滅した。
清原致信
特異点に召喚されたはぐれサーヴァントの一騎。
活発なアメリアに妹の姿を重ね、共に行動していた。
最後はイダスを引き付け、兄としての矜恃を見せつけた末に消滅した。
黄夫人
特異点に召喚されたはぐれサーヴァントの一騎。クリアボーナス枠。
兼武と共に一つの浮島に留まり、密かにプロメテウス達と戦っていた。
アメリアの機体を治すなどの活躍を見せ、最後までカルデアの戦いを見届けた。>>286
小アイアス
プロメテウスの召喚したサーヴァントの一騎。
敵からの略奪の自由とカサンドラの召喚約束するという契約の元、プロメテウスに協力していた。
ちなみに、小アイアスの使用していた翼のある靴はダイダロス製。
小惑星探査機はやぶさinイカロス
ダイダロスにカウンター召喚される形で呼び寄せられたはぐれサーヴァント。
初めは父の迷宮の魔物を警戒し、動かずにいたが、カルデア一行との合流後行動を開始した。
対イダスの為に死力を尽くし、彼の戦車と共に消滅した。
ダイダロス
プロメテウスに召喚されたサーヴァントの一騎。
令呪によって縛られ、プロメテウスとそのサーヴァントに発明を提供するという契約を結んでいる。
後に現れたカルデアによって討たれ、息子の言葉に少し救われたように消えていった。>>287
玉屋市兵衛&鍵屋弥兵衛
特異点に召喚されたはぐれサーヴァント。サーヴァントや魔術に対しては最低限の知識しか有していないが、人理消却を快く思わなかった為にカルデアに協力した。
イダスの戦車の起こす波濤やカライス/ゼテスの風の影響で花火を封じられていたが、それらが消えたことでプロメテウスに人の文化である花火を見せつけた。
プロメテウス
特異点の黒幕にして聖杯の保持者。
この人理に先が存在しないことに失望し、人類排除に乗り出す。
その為に、人類の最終確認を行うため神々のいない空へと登り詰め、俯瞰するつもりだった。
カルデアに討たれたことでもう少しだけ人類を見守ると決め、満足そうに消えていった。
薬丸兼武(老)
アサシン霊基の薬丸兼武。はぐれサーヴァント。
セイバー時より後ろ向きだが、本質は変わらず好戦的。
自身の故郷である薩摩(鹿児島)出身であるはやぶさを気に入っており、最終的に互いの命を預ける関係となった。
イダスを雲耀(かみなり)によって討つという神話の再現を成し遂げるも、先に致命傷を受けていたため消滅した。>>292
カッサンドラが普通の拒否の言葉を……!?ロカセナ……お前だったのかい……北米GOの邪ンヌ枠は……
みんなの感想が暖かい……嬉しい
>>291 >>296 >>295
兼武さんと清原兄は自作なので気合い入りました
はやぶさとイカロスもギリシャ神話+空といつ題材で驚くほどしっくり来た上に兼武さんとも故郷で絡められてかなりスラスラ書けました
あとイダスさん好きすぎて対イダスさんだけでかなり書いてる……
>>294 >>299
人の力で神話に打ち勝つ、素材を得て機体を強化はかなりオケアノス+アトランティス要素強めになりました。面白かったと言っていただけて幸いです。
>>297 >>298
他製作者さんのキャラは結構大胆に動かすのに勇気がいるので、主役と黒幕の製作者の方にそう言っていただけて安心出来ました
みんな魅力的なキャラですし、今回は繋がりや継承をサブテーマに据えてたのでそこを褒めて貰えるのは嬉しいですね
>>292
こんな可愛い娘を男になんてやれるか!(きのこ感)
>>290
近代人と神代人の差があるとはいえ、女同士の空中戦楽しかった
そうですね、第陸の予告も出来たのでなげようと思います>>304
ダレイオス一世がうちにいますよ!
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/ダレイオス1世>>306
嘘や虚偽に関するサーヴァントなら聖トマスですかね。
『処刑された』カテゴリーですと……聖人サーヴァント全員が該当しますが、敵側だからちょっと違うよね。>>314
ゆる募の強鯖はペルシャとは別枠でしたか。ならばイリヤー・ムーラミェツも加えて推薦しておきます。>>317
仮に考えてる二つのss(キュベレー、終末槍組)に出ることがなくとも他の構想ssに出すだろう、ということで一つ。恋バナとかね!>>317
了解です!ありがとうございます!>>319
あ!あと「嘘」ならば北欧の性悪詐欺悪神・ロk……ロカセナがいました!>>289
全体的に行間を想像するのが楽しかった。
女性陣の空戦とかその最たるものでしたよ。
それにしてもイダスにここまで尺を使って貰えるなんてありがたい……!
皆イダス好きすぎない?
>>306
虚偽というのであれば、ゲッシュで虚偽をしないキールタhttps://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%B3や存在そのものが嘘の塊なU.N.Owenhttps://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/U.N.Owenがいますね。
処刑されたカテゴリーなら、wikiには登録させてませんが、以前ここで紹介させて貰ったアンカーストレムが居ります。>>323
私も平将門のモデルにイダスも入れているくらいに、気に入ってますよ。存在自体が吟遊詩人の嘘かもしれない説があるフォルケールさんとかどーですかね?
まってほしい
わたしが二度寝してご飯食べて三度寝してる合間にスレが進んでいる
どうなっているんだ
なんでこんなに時間が過ぎているんだ
わたしは今とても混乱している>>329
どうぞ!【CLASS】アヴェンジャー
【真名】ワルタハンガ
【出展】ソロモン諸島神話
【性別】女性
【身長・体重】
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久A+ 敏捷B 魔力A+ 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
復讐者:A
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変化する。
忘却補正:B
人は忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。時がどれほど流れようとも、殺,され、貪られ、打ち捨てられた──その憎悪は決して晴れない。
自己回復(魔力):C
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。
アヴェンジャーは復讐の為に、二度の復活を果たした逸話を持つ。>>335【保有スキル】
女神の神核:C
アヴェンジャーはソロモン諸島に伝わる三柱の神格 創造者(フィゴナ)の一柱となった。
人間の女性から生まれ、ヘビの姿を持った生まれながらの異形(カミ)である。
神の視座:― (EX)
人間とは異なる視界。その身の届かぬ星の果て、声すら至らぬ時の果てすら見通す瞳。
冠位の魔術師が持つ『千里眼:EX』に相当するスキルだが、アヴェンジャーは人類への憎悪によってその視界を閉ざした。
霊基拡張:B
『変化』とは似て非なるスキル。
八日続く雨を受けて蘇り、八つの大波へと変容したアヴェンジャーの本質は「水」であり、その気になれば流体として活動できる。
また、多量の水を取り込むことで自身の霊基の修復・拡張できる。
【宝具】
『復讐の刻来たれり、其は世界を飲み込む者(フィゴナ・フロリダ)』
ランク:A++ 種別:対界宝具 レンジ:8〜888 最大捕捉:1000人
復讐の為に海に捨てられた骨から蘇り、八つの大波となって世界を飲み込んだ逸話の再現。
海に囲まれた島嶼において「死そのもの」とすら認識される海洋の暴威。
粛清攻撃に分類される宝具であり、対粛清ACかそれに比肩する防御を除くあらゆる文明・共同体を薙ぎ払う権能行使。
其は魔術が人の手に渡る前の現象操作術──地(ヒト)と海(カミ)の均衡を崩す世界の過誤(エラーコード) そのものである。>>336
『旅立ちの刻来たれり、其は人に手渡す物(フィゴナ・マラパ)』
ランク:C 種別:対陣宝具 レンジ:8 最大捕捉:2人
アヴェンジャー自身すらも忘れていた第二宝具。
大波となって世界を飲みながら、自身の肉を喰らわなった母娘のみを見逃し、食料と綺麗な小川を残し、海へ引き上げた──その神話の具現。
不可逆の破壊に対するささやかな抵抗。創造の権能行使。
自身の認定した者に『破壊からの復興』に必要な資源を与える。
如何なる絶望に対してすら、状況打破に最適な資材を『創造』することが可能だが、人類を滅ぼす者であるアヴェンジャーはこの宝具を発動した時点で自己矛盾により霊基が瓦解する。
【解説】
ソロモン諸島に伝わる神話に登場する蛇の姿をした女神。
人間の母から生まれながら蛇の姿をしており、父親の怒りを恐れ、母はワルタハンガを隠したまま育てた。
やがて、夫妻に第二子が誕生すると、母親はワルタハンガを遊び相手として赤子の面倒を見させた。
しかし、運悪く父親に見つかり、赤子が蛇に襲われていると勘違いした父親によってワルタハンガは殺.され、八つ裂きにされる。
彼女の死後八日間に渡って雨が降り続け、やがて復活した彼女達は復讐の島々を回って人間を苦しめたが、彼らに捕まり、再び八つ裂きにされた上に肉はシチューにされて食べられてしまう。
彼女の骨は海に捨てられたが、また八日間の雨の後に蘇り、今度は八つの大波を伴って島々を飲み込んだ。
しかし、ある一人の女性と彼女の娘だけは彼女の肉を口にしなかった為に生き残り、彼女は食料ときれいな小川を母娘への贈り物として残し、海へと引き上げていったという。>>337
その正体はソロモン諸島に降り立った神霊──宙を翔ける蛇の眷属。
ソロモン諸島の神々は他の神話大系の神々と同様に一万四千年前に飛来した文明蹂躙者により痛手を受けた。
自身を繋ぎ止める為にソロモン諸島の神々は人と交わることを選んだ。
人と同等となったギリシャの神々の端末より更に微に入り細を穿つ……細胞クラスのサイズの端末を作成し、人の遺伝子と結びつける行為──即ち、塩基契約(アミノギアス)を以て、その存在を人の世に保とうとした。
約四千年前にメラネシアにて起きた人種や言語の混じり合いに乗じて、複数の対象と塩基契約を行い、後にメラネシアの人々に自身の神性を結び付けた。
その末に産まれたのが、人の身にして完全なる神性を宿した神子 ワルタハンガである。
ワルタハンガは迫害され、その報復を以て神の恐怖を人に刻みつける天の楔……となるはずだった。
しかし、何を思い立ったのかワルタハンガは数多の恵みと僅かな神秘を遺し、残された神代の神秘の大半を海に持ち去り消えたのだ。
この“訣別”により、ソロモン諸島の神代は緩やかに終わりへと向かっていった。>>338
──神になんてなりたく無かった。人類(みんな)と同じが良かった。
──神の眼なんか見たくなかった。未来と過去の悲劇などではなく、現在の笑顔が見たかった。
──けれど、この塩基に結びついた運命がソレを赦さない。異形を恐れる人間達がワタシを赦さない。
──痛みが憎かった。排斥が怨めしかった。人類という総体が恐ろしかった。
──だから、復讐した。皆殺,しにした。
──でも、それだけじゃなかった。子を愛する母が、母を想う子がいた。ワルタハンガの原初の記憶と同じ、暖かな陽だまり。
──故に彼女達を生かした。限りある恵みを与え、その生を祝福した。如何なる破壊があろうとも、その愛が残る限り人は何度でも復興できるはずだから。
──彼女達を見て思う。やはりワタシは……人間になりたかったのだ。>>339
イメージカラー:黒と黄色
特技:雨乞い・海流操作・丸呑み
好きなもの:母子の絆・シチュー
苦手なもの:人間・ナメクジ・タバコ
天敵:鳥類
願い: 人間になりたい
【因縁キャラ】
・ソロモン
自身と同じが視界を持った男であり、本質こそ違えど神に縛られた不自由な者同士として彼の在り方に心を惹かれたが、その内面を深く理解出来てはいない。
後にワルタハンガの居た島は『ソロモン諸島』と呼ばれることになるが両者の知るところではない。
【セリフ】
「アヴェンジャー ワルタハンガだ。よもや人間風情に召喚されるとはな……ワタシは人が嫌いだ。油断があれば即座にその喉元を喰いちぎってやる。」
「第一宝具(フィゴナ)、解放。『復讐の刻来たれり、其は世界を飲み込む者(フィゴナ・フロリダ)』!溺れて果てよ!!」
「タバコはやめろ!ワタシにその匂いを嗅がせるな!!」
宇宙神霊解釈タノシイ!タノシイ!
“ソロモン”諸島とかいうめちゃくちゃ美味しい題材だけど多分公式で扱うことはないであろう地域なので好き放題出来るぜ!>>330
実質、清紫イベの鳴鳳荘は……
ちなみにソロモン諸島神性のイメージ図はこれ、とぐろを巻くと円盤になるみたいなやつあと、以前投下させていただいた禁酒法時代のアメリカのSSをwikiにも登録しました。そのついでにポーの第三宝具の即死要因と第一、第二宝具の台詞を変更しました。
投下した際にいただいた「一般人がサーヴァントを傷つけられるのか?」という疑問ですが、「特異点の黒幕がアルコールに魔術髄液のようなものを仕込んでいた」というものは答えになるでしょうか…?>>348
カルデア式召喚は不完全&主人公に魔術師の才能がほぼないので、サーヴァントの神秘が低いってことにすればいいんじゃないかなって。>>351
よくてよ!前に投下したのはどこまでだったか覚えてないので、改めてゼロから。
>>352
(物凄く卑猥なものに見えたのは黙っておこう)ガストロープニルからミズガルズへと移動し、目印の付けられた地点に到着したカルデア一行。
そこは開いた場所であり、視線を少し上に向ければ直ぐ様大空を拝見できる程度に遮蔽物が一切ない。あるのは、地面から湧き出る噴水と、それを形成する岩の突起物のみ。
そして、美しい自然の風景に似つかわしくない人影が一つ。透明の泉の中央にて、禍々しいオーラを漂わせている人物────ヘグニが鎮座していた。
「目標を確認した。解説係、分析を頼む」
『はいはーい。解説ちゃんから分析情報を受け取った七号ちゃんですよー! さてさて、目前の死にゲーで出てきそうな中ボス風格の御仁こそ、提供された情報通り螺旋王ヘグニその人! モニターから視認してもドス黒いですねー。もうこの人がラスボスでよくありません? て、あー!? 統括ちゃん無言でSAN値削るデータを送るのやめて! お仕事する! ちゃんとするからー!』
緊張感のない声が回線から響き、数人が脱力してしまう。
適度な緊張感が必要になる戦いの前だというのに、あのオペレーターは……と、フェリーペは恨めしく思った。
今度、何気なく録音した七号の鼻歌をシャドウボーダー内に流してやろうと決心した時、標的が僅かな動きを見せた。
『目標に反応あり! 魔力の変異を検出! 来るよ!』
「皆んな散開! 各員、作戦通りの配置につけ!」
サーヴァントたちが一斉に散らばる。
メンテーのみがフェリーペを守るようにその場へ残り、鉄火の盾を構える。
「────██████████████████!!!」
バーサーカーのような雄叫びをあげ、ヘグニは得物を片手に闘諍を開始する。>>355
先手はエルルーンとヘイドレグ。戦乙女が上空から水を纏った刺突を放ち、巨王は地面スレスレの距離を保ちながら高速移動し、死のルーンが刻まれた魔剣を振るう。
どちらも一撃で決める算段で、槍は頭部、剣は股から心臓にかけてまでの部位を狙った急所攻撃。
当たれば勝利が確定する攻撃だが、初撃でやられてくれる程、相手は優しくなかった。
エルルーンの刺突とヘイドレグの斬撃。これに対しヘグニは、二つ同時の攻撃を柄と刀身で防御した。
真下から振り上げられようとしていた魔剣を、同じく魔剣を地面に向かって突き立てる事で停止させ、それと同時に槍の突きを柄で受け止める。
「想定内だ……!」
防がれる事も視野に入れていたので、特に驚いた様子もない。
これで敵の動きが止まったことから、先制攻撃をした二人の後ろで待機していたドン・キホーテと緑のランサーが動く。
ランサーが大振りの踵落としを脳天に繰り出し、老騎士は愛馬で高速移動しながらの斬撃を放つ。
「まだまだよ!」
加えて保険として、エルルーンとヘイドレグは周囲に拘束のルーンを展開し、確実に動きを封じる為の手札を切った。
『獲った! ……いや、これはフラグ? 目標から魔力の奔流を確認!』
回線からの警告と同時に、ヘグニから肌を刺す程のおどろおどろしい魔力が噴き出し、その素粒子が刀身へと集束してゆく。>>356
「魔剣、起動……始の螺旋」
喉が潰れたような摩耗した声。その口から起動音声が零れた瞬間────。
耳障りな金切り音。魔剣の刀身を音を超える速度で回転し、膨大な魔力の竜巻を生み出す。
上半身に狙いを定めた三人は、斬撃の渦に切り刻まれながら吹き飛び、ヘグニのほぼ真下から攻撃を繰り出したヘイドレグは、回転の推進力と魔力の重圧によって地面に肉体が叩きつけられるような形で沈められた。
周囲に展開されていた拘束のルーンは意味をなさず、魔剣の生み出す渦の圧力により、まるで豆腐を切るかのような容易さで破れてしまった。
「嘘だろ……!?」
「後輩! もっと下がれ!」
呪縛から解放された螺旋の王は、一直線にフェリーペへと接近する。
だがそうはさせまいと、メンテーは突き立てられた剣を盾で防ぎ、そのまま弾き返そうと力を込める。
────重い……!
絶えず回転する刀身の貫通力に押され、やや劣勢に立たされてしまう。
降霊術による強化を行なっても、押しきれない様子で、火花を散らせながらジリジリと後退するばかり。
このままでは埒が明かないと判断したメンテーは、盾に取り付けられた銃を発砲し、降霊術を用いて銃弾を操作、暴走する敵のセイバーに着弾させる。>>357
「███……!」
表面上に変化はないが、魔剣の攻撃が一瞬だけ緩んだのを見逃さなかった少女は、その刹那の隙を突いて敵を押し返す。
鉄と鉄がぶつかり合い、思わず耳を塞ぐたくなるような劈く金属音が響き渡る。
もう一押しとして、再度銃口から火を噴き出させ、僅かながらの推進力を獲得し、一気にヘグニを押しやった。
後方に飛ばされたヘグニは、直感的に体を捻らせ回転しながら剣を上へと振るう。すると、飛翔していたエルルーンの突進力を活かして突き出された槍が弾かれた。
だが、相手に休みを与えまいと戦乙女の真上を飛び越え、力の限りを込めた落下による足蹴を緑のランサーは試みた。
「██────!?」
追撃はさすがに捌ききれず、鳩尾に重い一撃を貰う。
緑のランサーはそのままヘグニの肉体を踏み抜き、地面に叩きつけると同時に槍で串刺しにする。すると、貫いた傷口から徐々に凍結が始まり、内部の霊子神経を不能にしてゆく。
体の異変に即座に気づき、脱出を試みようともがく敵に対し、ランサーは槍の柄頭をジャンプ台代わりに使ってその場から退避し、並行して更にダメージを与える事に成功。
味方が抜け出したのを確認したところで、ドン・キホーテが動いた。>>358
「ランサー殿!」
緑のランサーがいる方向へ向かって自らの得物を投擲する。
宝具『いと気高き幻霊の剣(エスパーダ・デ・アマディース)』は真名開帳を必要としない常時解放型の宝具であり、振るうだけでありとあらゆる物を切り裂いてしまう切れ味を持つ。
恐らくは……と、老騎士の意図を読み取り、ランサーは右足に魔力を篭める。そして、柄頭が来るタイミングを見計らい、オーバーヘッドキックの要領で真下へと蹴り放った。
一閃。銀色の直線軌道を描きながら剣は、槍が突き刺さっている箇所に入った。さながらウェディングケーキを入刀するかの如く、さも自然の流れで命中したように見える。
「時間は十分に稼がせてもらったわよ。さあ、ここからが私の本領発揮!」
エルルーンが魔力を充填させると、周囲の噴水が共鳴するかのように勢いよく噴き出した。
海神の娘ともなれば、大量の水を操作する事など造作もなく、形状を変質させ易い流体をヘグニへ巻き付けて拘束する。
「今度こそ逃げられないわよ!」
槍・剣・水による拘束と内部からの凍結。そして即座に再度エルルーンとヘイドレグは拘束のルーンを展開し、何重もの捕縛を施した。
バーサーク状態のヘグニにであっても、流石にここまでされれば身動きが取れないようで、唸り声を上げながら解こうと暴れる。>>359
「合わせろ、ワルキューレ!」
「私に指図するんじゃないわよ!」
相手が無防備な瞬間を狙い、口では喧嘩をしつつもエルルーンとヘイドレグが互いに原初のルーンを織り交ぜる。
水で巨大な楔を形成し、そして両者が貫通・必中・死のルーンを付与し、ついでとばかりに巨王は魔剣の呪いも付け足す。
気質的には合わないが、それでも勇者とワルキューレ。戦闘によるコンビの相性は抜群だった。
「なんだ、即興の合作にしては悪くねえじゃねえか」
「不本意ながら、まったくもってその通り────ね!」
放たれる水の楔。
身動きが取れないヘグニに対して必殺の一撃ともなり得る攻撃。
程なくして対象に着弾し、水が爆せた。そうして舞い上がった水飛沫が敵の姿を覆い隠してしまい確認ができない。
「やった……のか」
『フェリーペ君、それはフラグというものだから迂闊に口にするものではないぞ。七号君、実際のところ、目標の魔力を確認できるかね?』
『既にやっておりますよー。うーん、これはねぇ……虫の息だ』
通信から知らせが届いたと同時に、ヘグニの姿が現になる。>>360
肉体の半分以上が抉られた状態であり、尾裂七号の言った通り虫の息だった。寧ろ、どうして未だに立っているのか不思議なくらいで、死のルーンが効いているにも関わらず僅かな生命力を残している。
勝ったも同然の終幕だが、神が齎らした死の効力すら払い除けて佇むヘグニに、戦った皆んなは息を呑んだ。
「█…………█……」
間も無く肉体が崩壊を迎えようとしている。
損傷した一部分の肉片がこぼれ落ち、夥しい程の出血で地形を汚す光景。
凄惨な姿を誰もがただ眺める中、緑のランサーは余りにも遅い消滅に訝しんでいた。
「……█…………ん、かい█……」
微かに拾った断片的な声。しかし、それが何を意味するか瞬時に理解した緑のランサーは一目散にフェリーペの方へと駆け出した。
その一連の行動と並行するように、ヘグニの心臓を中心に血液が爆裂し、敵対する陣営の要となる人物……フェリーペへと魔力を宿した血刃が突撃する。
一瞬の内に行われた同時進行。周囲の全員の反応が遅れる中、緑のランサーはマスターに当たる直前に脚を間に入れる形で凶器を防ぐ。
────なんて重く、そして禍々しい。
レールガン並みの速度で放たれていた刃のぶつかり合いにランサーは少々苦戦するも、結果的に押し勝って攻撃を弾き飛ばした。>>361
「後輩!」
メンテーは前に入って盾を構え、それに続いて他のサーヴァントたちもマスターを守る態勢に入った。
「あの死に体でまだか!」
「……いえ」
警戒するのも束の間、ボロボロになったヘグニは消滅しかかっていた。
「あの御仁、これが本当に最後の一矢だったのでしょう」
「文字通り捨て身の悪足掻きか」
「……七号、さっきのは」
『速くてちゃんとした確認は出来なかったけど、アレは宝具の開帳でしたね。自らの血と骨を媒介として魔剣の呪いを完成させる宝具。発動後にしか魔力が感知できなかったから、これまた厄介厄介。グリーンなランサーが事前に勘付いてなかったらゲームオーバーもあり得たかもしれないね』
宝具────『螺旋機構・開呪(ヒャズニング・ダインスレイヴ)』
この宝具の開放に伴い、ヘグニの霊基は完全に瓦解してしまい、仮令魔力を供給しても消滅は免れなくなった。昨日のエピローグ投げていい?
>>368
寺田は強いやつを見たらワクワクするタイプ(強くなくても戦いに来たら全力で頑張るけど)なので喧嘩売られたら、そっちに行く可能性は高いです(マスターに断りはいれる)
アメリカも一旦凍結ですね。長期的に離れるつもりはないのですが一応青なので投げます。短いよ
◇◇◇
「ねえ…あの子どうしちゃったの…?」
酒の戦乙女、エルルーンは声を振るわせながら指を指す。指さす先には弟橘媛。
「ほら、オトタチバナ。ソースこぼしてるぞ」
「良ければ拙のと少し交換しないか?食べさせてくれ」
「あ、それなら私のもあげよう。はい、アーン」
と、甲斐甲斐しく世話を焼く三人のヤマトタケル達…。まるで弟橘媛が男を侍らせているかのような様子だった。
「ついこの前まで弟橘媛の方が避けてる感じだったのに、行方不明から帰ってきたらとたんにこれよ!?おかしいと思わない!?」
「騒ぐな、酒臭い。生前は夫婦だったんだろう?なら何もおかしくはない。あれくらいならこのカルデアにいくらでもいるだろう?」
「にしてもよスノウ!たった数日程度であれはないわ!……ハッ!?きっと交尾したのよ…!きっとあの子達交尾したんだわ〜ああああ〜〜!」
「何!?えっちな話か!?それなら余(わたし)に任せて!」
「ババロン、ステイ」
ブーブー言いながら素直に引き下がるババロン。一升瓶を抱えて、私にも運命の人とか欲しい〜と、半ば寝ながら呟くエルルーン。
「昼間っから酒を呑んでるからそんな事を思うんだ。ほら行くぞ、周回の時間だ」
いやだ〜周回なんて酒飲まなきゃやってらんないわ〜、と叫びながら引きづられていくエルルーン。昼時の食堂にいつもの程よい騒がしさが戻る。>>304
キュロスとタフムーラスをどうぞ!>>375
「なぁ、オトタチバナ。邪神の方は大丈夫なのか?」
「拙達は観察報告の義務がある。少しでも異常があれば言ってくれ」
「ええ大丈夫です。今の所すこぶる快調です!多分もう侵食されることはないでしょう」
ちょっぴり嘘をついた。何度も呼びかけてはいるが、邪神は未だ応答なし。お気に入りの櫛もどこかに置いてきてしまったのか見当たらず、また暴走するのではないかと不安はある。
フォーリナーというクラスは未だ謎が多い。その存在、その仕組み、その力、選定基準。何も起こらないという保証は無く、何一つとして安心出来ない。
「それは本当か?良かった、お前に何かあったら、私達は悲しい」
―――それでも今だけは、と弟橘媛は願う。
「…なら、ちょっと意地悪します。実は私、悩みがあるんです」
三人が途端に真面目な顔をして慌てだす。それがたまらなくおかしい。
愛する者に見守られて、自分が大いに愛されて、何の憂いもない笑顔を浮かべて生きていられる今、この時だけは、溢れんばかりの幸せを感じていたい。
「私、今とっても幸せ過ぎて、困ってます!」
私の大好きな、『ヤマトタケルノミコト』と一緒に。
>>378
やはり(旧)の安定感は異常……でも私は(新)がすっごい可愛いと思います……(自画自賛:EX)
スノウとコンビなのもいいっすね……なんか1本書きたいな……昨日のつづきを投下してもよろしいでしょうか?
>>366
あらあらら…。まーその最重要事項、頑張ってください。
1ヶ月もあれば伏神の時系列が揃う可能性も結構高いですし、俺ぁ気長に待ちますぜ。ごゆっくり。>>385
了解!
「記憶を奪う本って噂、ご存知ですか?」
記憶を奪う本、というのはロンドンで昔から定番となっている都市伝説である。
何の変哲もない図書館の、とある本棚には誰も手に取らない本があって、その本を読むと不思議なことにあっという間に時間が過ぎ去ってしまっているという。
それだけならばただ熱読してたで済まされる話なのだが、その本を読んだ後は必ず、奇妙なことに、大事な記憶もすっぽりと失っているのだと。
その本を読んで記憶を奪われたとある学生は自宅への帰り道すら分からなくなってしまったとか、自分が何者か忘れて呆然としたとか、オチは数パターンあるが大筋は大体そんなところだ。
正直子供騙しにもならない駄作だとミナは断じていたが、そんな話を魔術師であるダイアナ・アッシュコットは神妙な面持ちで尋ねてくるではないか。
「ご存知も何も、サンタクロースより先に信じなくなる三流お伽話でしょう?
それがどうしたってのよ、まさかの都市伝説蒐集にお熱とか言うんじゃないでしょうね。魔術師のくせに」
「いえ、決して、そう言うわけでは」
「はは、懐かしいね。オジさんが君達位の頃にもその噂話はあったもんだよぉ。
……いやあの頃のロンドンは輝いていたよ、当時はね、この前に生えてる木もね」
「オッさんの唐突な昔話ウッザ!!今聞きたいのはダイアナの話なんだから静かにしてなさいよ!」
にべもなく心のシャッターを降ろされると、たとえ数十年生きた人間とて堪えるものらしい。
それが年のふた回り離れた孫くらいの少女ならば尚更のこと、店長は可哀想なくらいにしょんぼりしていた。>>386
「言い過ぎですよ………」
「アイツの昔話無駄に長いのよ!それにしょっちゅう同じ話するし、脱線するし!」
「でも年長者に対して、可哀想じゃないですか」
「……ダイアナちゃんは優しいネ、今度紅茶を一杯ご馳走してあげるよ」
ダイアナは軽く会釈で返す、その隣でミナは「やめときなさい。紅茶と一緒に昔話1時間コースもお見舞いされるわよ」と不信感丸出しなのである。
ぐっと身を乗り出して、ダイアナの方に顔を近づける。
「それで、今更その都市伝説が何なワケ?」
「それが、最近………それに似た現象が私の身近な場所で起きたものでして────」
「なるほど。その読書仲間が『記憶を失う本』を読んだんじゃないか、とダイアナは考えたのね」
ゆっくりと首を縦に振る。今時の女学生には珍しいくらいの控えめさがミナには愛らしく映って見えた。
「もしかしたら、魔術が関与しているのではないかと、思ったんです。
………魔導書か何かによる記憶抹消術式が働いたのだとしたら、物騒だなって」
「どうせ眉唾でしょ。万が一本物の魔導書が図書館に蔵書されてたとして、で?それが何?って感じ。
私達が関与する必要はない、触らぬ神に祟りなしって日本の諺だっけ?」
まさか自分から首を突っ込むんじゃないでしょうね、そう告げる。
ミナ・ジゼル・ユーツェゴヴィナは薄情な魔術師だ。いや、世に蔓延る魔術師の大半が彼女と同様、薄情な精神性の者ばかりだ。
一般人の命に関心を持たず、目的のためなら悪逆に手を染める事さえ躊躇わない。そんな道徳の欠けた連中がどうして世のため人のために魔導書探しに勤しむリスクを負うだろうか?
そんな時間があるなら魔道の探究に費やせ、そう一蹴して終わりだろう。>>387
無論、ミナの目の前にいるダイアナ・アッシュコットも魔術師ではあるが、彼女はどちらかといえば真っ当な人間性を獲得した例外だ。
なので魔術師的価値観からすればミナの判断の方が正しいのだが、ダイアナはそれでも食い下がる。
「でも、一緒に探して欲しい……です」
「なんで?私にメリットなくない?」
「私の魔術はお世辞にも戦闘向きとは言えませんし、もし、そう言う場面になったらミナさんが居れば心強いなって。
………勿論、無償ではありません」
そういってダイアナは懐から一枚の羊皮紙を取り出すと、テーブルに紙を拡げる。
「………魔術師ミナ・ジゼル・ユーツェゴヴィナ個人がアッシュコット家と結んだ血の契約書、その内一枚を、私の権限で解消します」
「───────────」
その羊皮紙が視界に入った瞬間、ミナの眼が鋭く、冷徹な眼差しへと変わる。
ダイアナの友人としてではなく、契約を結んだ魔術師としての顔が表に出た証拠だ。紙には血文字で彼女の行動を制限する文が記載されていて、違えれば問答無用で絶命する危険物だ。
正にミナ・ジゼル・ユーツェゴヴィナのアキレス腱、または緊箍児(きんこじ)である。
その悪辣さは自己強制証明(セルフ・ギアス・スクロール)には及ばないが、少なくとも裏切りや約束の反故を禁止する程の強制力があるのは確かである。>>388
アッシュコット家はミナ個人と結んだ血の契約書を残り三枚所持しており、つまりこの契約書がある限り彼女はミナに対して優位に立てる。下僕の様に彼女を使い潰す事さえ、不可能ではない。
勿論ダイアナは友人としてそんな事は決してしないし、出来ることならこんな契約書使いたくもない。彼女がこの血の契約書を持ち出す行為自体、余程のことなのだ。
言ってしまえば、そうまでしてまでこの事態に関与したいという決意の表れだ。
「………そう、余程腹に据えかねてるんだ」
そういうと、ミナは緊張の糸を緩めた。
「ホント、過去の私をぶん殴ってやりたいわ。
こんな面倒ごとに巻き込まれるだなんて思ってもなかったけど!!」
ちくしょー!私のバカ野郎ー!と半狂乱。
なんだか申し訳なさげなダイアナだな、元を辿れば彼女の身から出た錆である為フォローするのは筋違いな気がする。ひたすらに彼女が潔白になる日が来ることを友人として祈るばかりだ。
「見てなさいよ!それ全部回収したらさっさとロンドンなんか発ってやるんだから!!」
「……ロンドンを離れて何処へ行くの?」
「それは─────まぁ、秘密よ。今は言うべき時ではないって言うか?」
ついさっきまで怒っていたのに、一転、急に口ごもるミナ。
表情が今ひとつ読みにくいダイアナとは真逆で、その瞬間瞬間でコロコロと表情を変えるのが彼女の特徴だ。
よく言えば快活、だがミナのそれはある種の躁鬱に近いといっていいだろう。
「気にしないでダイアナちゃん、多分なんも考えてないだけだヨ。真に受ける必要ないヨ」
「シャーット、アーップ!!!」
不気味な喫茶店に今日もまた怒号が響き渡るのであった。>>389
二人の魔術師が訪れたのはロンドンでも有数の蔵書数を誇る図書館だった。
なんでも250年以上かけて収集した資料が1億5000万点以上という脅威的な本の数だという。
見て回るのにも1日は費やすであろうこのイギリス最大の図書館を何故選んだかと言えば、ダイアナの知人が良く通っていた図書館が此処であると判明したからだった。
勉強も兼ねてフリースペースを利用していたという有力な情報を聞きつけて訪れたはいいものの、そのあまりの広さと蔵書量に途方に暮れつつある一向であった。
「そもそも魔導書が館内にあるって決まった訳じゃなくない?貸出しされてる可能性だってゼロじゃないでしょ」
「大英図書館は館外貸出を禁止してますよ、ご存知ないですか?」
「うっさいわね、公共の図書館なんて使う機会殆どないんだもん知らないわよ!」
さて、何処から探したものか。
そう考えあぐねていると図書館内のカフェテリアスペースに何やら見慣れた人物の顔を見た気がした。
「……アレンさん、ですよね?」
「─────ああ、見た顔だと思ったらやっぱり君達かい。ミナ君とは昨日ぶりだね」
「まさか軟派野郎と二日続けて会うだなんてね、運命ってやつを恨むわ」
灰色の髪をさらりと揺らしながら優雅に笑う。茶菓子を片手に佇む姿勢はとても大人びていて、とても二十代とは思えない。
紳士とは正にこういった人の事を言うのだろう、そうダイアナはいつも思う。>>390
「はははは、手厳しい。それに何か致命的な誤解をしているみたいだ。
先日はとある推理捜査の協力を要請しに個人的に君の元に赴いただけさ、他意は一切ないよ」
「どーだか、11歳を助手として引き連れてる人間が何言ったって信用ならないわよ」
そういって強気な少女はそっぽを向いているが、ダイアナはそれが彼女なりの照れ隠しであることを理解している。
いつだったか、酔っ払って前後不覚になった彼女が一度だけ話してくれた情報が本当なら。
彼────アレン・サウスヘッドはミナ・ジゼル・ユーツェゴヴィナの初恋の相手でもあるのだから、彼女の素っ気ない対応も実に可愛げがあってよろしいなと思う内気な女学生だ。
「………ところで。アレンさんは、どうして此処に?」
おずおずと問いかけるダイアナに対しても優しく、紳士的に返答してくれる。
「所用でね、丁度さっき済ませたからこうして一服しているところさ。
君達は………あぁ魔導書探しかい。目的の物があるか分からないけど、頑張ってね」
「ちょっと、目的なんて私達言った覚えなんてないんだけど」
不信感をあらわにするミナの発言から、先ほどのアレンの言葉の奇妙な点を理解する。
私達は彼に対してまだ目的はおろかそのヒントすら伝えていない、にも関わらず彼は的中させたのだ。
「確かに、どうして………」
「初歩的な思考ゲームだよ」>>391
茶菓子であるエアインチョコを頬張って、立ち上がるアレン。
「先ず見た所、君達はリーダーパス、書物貸出許可証を持っていない。という事は此処にきたのは二人とも初めてだ、違うかい?」
そういって首に下げたリーダーパスをチラつかせる。
「そして次に、君達はイギリス在住の人間だ。ミナ君は正確にはギリシャ出身だが、イギリスに来てもう長い。
となると、観光目的という線は除外されるよね」
「…………ミナさんが、私に観光案内をお願いした、って可能性は」
「ほぼあり得ない。今更図書館に観光に来るタイプでないと理解しているとも」
二人の魔術師がわざわざ連れ立って大英図書館に訪れる理由とすれば、何か魔術的なモノを求めての事だろう。
「極め付けに。君達が僕に気付く前、君達の身体は明らかに図書スペースの方に向いていた。
本が蔵書している場所が目的の、魔術師が二人。そこからは推測で物を言ってみたんだが────どうかな?」
「…………凄い」
ちょっとした思考ゲームどころではない、これはもはや常人外れの観察眼が導き出した予知の領域だ。
「さて、そろそろ帰ろうかな。図書館に長居すると本当に時間を潰しかねない」
時間を潰す、という言葉を捉えてダイアナはアレンに都市伝説について聞いてみることにした。
「そう言えば………アレンさんは『記憶を奪う本』の噂ってご存知ですか?」
「『記憶を奪う本』。ウチのナディアがそんな話をしていたっけか、でも確かそれは都市伝説だった筈だけれど。
─────でもそうだね、仮に『大英図書館に魔導書を紛れ込ませて都市伝説を演出する愉快犯』がいるとするなら、隠す場所は割と分かり易い場所かもしれないね」>>392
「え、普通なら逆じゃない?どうしてそう思う訳」
「愉快犯は寧ろ犯行を認知されたがるものだからさ、かのアルセーヌ・ルパンが盗みの前に必ず声明を出すのと同じ理屈だよ」
今回の騒動がもし魔術師が演出したものだとするならば、その犯人は愉快犯的な側面の強い人物像であると言える。
魔術師というのは基本的に人目を避けて、魔術を曝け出す行為を愚行と捉えている。もし魔術師としての自覚が強い人間が犯行を犯すのならば、全く世間に認知されない完全犯罪を演出することだろう。
しかし、今回はそうではない。人々に噂されてちょっとした騒動として学内で波及してしまっている。
そして都市伝説になぞらえた様な妙な事件を起こそうとする人物なら、全く人目につかない図書館の奥深くに仕込むなんて考えられない。
そう考えれば、自ずと調べるべき場所は絞られてくる。
来館早々、光明が見えた気がした。微小特異点を探知したカルデアが調査に赴いた先は史実とは少々異なる大正時代、帝都。そこでは人間が貴族と貧民という二つのカテゴリーに分けられていた。
貴族は絶対、貧民は彼らに搾取され満足に生きる事さえ許されない。
この歪みを正すべく探索を開始したカルデア一行は最近巷を賑わせる『怪盗団』の存在を知る。貴族達から財産を盗み取り、貧民達へと配っているという『怪盗団』がサーヴァントなのではないかと推測する一行は、今夜も『怪盗団』が貴族の富を奪う予告状を送ったと聞きつけ接触を試みるのだった…。
果たして特異点を生み出した原因とは?
そして世を騒がせる『怪盗団』とは?
「紳士淑女の諸君!諸君らの宝はこのアルセーヌ・ルパンがいただいた!」
「罪無き者を苦しめる悪行三昧!許し捨ておく訳にゃ、あ、いかね〜なぁ!」
桜舞い散る帝都の夜を、義賊達が舞い踊る!
大正浪漫特異点『帝都怪盗奇譚』、ご期待ください!
やりませんそういや、結局、第■回のセイバーはリメイク版に変わるんでしょうか?
感想ありがとうございます!!
>>395
事件簿のアレン君の話し方とかを参照してみたんですが、違和感なかったら幸いです…!
あとモデルはホームズ混じってるかな、と思ったので推理手法はホームズを参考にしてみました。
>>397
そう言っていただけると…幸いです…!!
ロンドン行った事ないから雰囲気とかサッパリわかんない…タシケテ…
>>400
事件簿の彼もバッチリ探偵でしたぜ…!
>>401
書いててほんとそれは思いました。サーヴァントと聖杯戦争って題材は本当に便利だなとも思いました…精進あるのみ。
あとミナの人間性が今のところ控えめに言ってク.ズですが、アレです。
あまり他作品のキャラに当てはめて説明するのは良くないと思うのですが、マギアレコードのツンデレオッパイいるじゃないですか、アレと似た様な感じと思って頂ければ幸いです。
まだデレの部分描写できてないだけなのです…(怯え)>>395
あ、あとラッキー・ルチアーノ使って下さい!!感謝感激です!!>>406
まず上から酒に頼った水分補給は体に悪いから同等以上の水分を取るように厳しく指導、栄養補給による健康維持の大切さの授業開始、掃除をしない事での生活環境の悪影響からの病気に罹った方が余計に時間を無駄にすると説く、!最後のは現代のソファはちゃんと柔らかいから布団を被ればOKをくれます
ロルム「このままでは生活習慣病直行コースだ。彼の私生活を改善しなければ…む?(ナディアを見る)君、先生の健康維持の為に彼の身の回りの世話をする気は無いかね?」
お前がアレンくんの生活習慣を直す特効薬になるんだよぉ!晩寝から目覚めたらがめっさレスが進んどる…
ということで今北>>417
いいですよ!あとどういう点が気になるとか、こういう風にしたい、みたいな意向があればそれも書いていただけるとありがたいです。マイナーチェンジかフルモデルチェンジかで結構違いますから。じゃあ僕は貼るよ、凄く貼る
【 クラス 】アーチャー
【 真 名 】源頼政
【表記 揺れ】馬場頼政(ばばのよりまさ)、源三位(げんざんみ)等
【 出 展 】史実、平家物語
【年代・地域】平安時代末期(A.D.1104〜1180)・日本
【 属 性 】秩序・善
【副次 属性】地、男性、人間
【ステータス】筋力C++ 耐久B 敏捷C 魔力C 幸運B 宝具A+
【保有スキル】
対魔力C+
*三騎士と騎兵に付与されるクラススキル。天皇から下賜された御衣(おおんぞ)など、破邪の力をそれなりに持っており、通常は対魔力に干渉しない呪術だが、これに対して+判定が発揮し防御する。
単独行動D
*マスターに依らずサーヴァント独力で行動を可能にする弓兵のクラススキル。アーチャーとしての現界により獲得しているが頼政の性質から低めのDランク。
大内守護A
*時の帝に仕えた事が昇華したスキル。この栄誉に与ったのは源氏においては源頼光以来の事であった。
要人警護、防衛戦闘において自身の耐久・敏捷ステータスを1ランクアップさせる。
破邪の三弦C
*源頼家の逸話を継承したその血統が為せる業。弓の弦を三度鳴らすことで対象ひとりの精神系のバッドステータスを解除する。(魅力、混乱、精神汚染等)
但しBランク以上の場合は低減効果に留まる。>>420
【 所持品 】
長弓・雷上動
*先祖である源頼光から代々継承された名弓。頼光はこの弓を夢を通して楚の武将、養由基から授かったという逸話がある。
その力の残滓から放たれる矢は正に雷の如し(直喩)。限定的に魔力放出(雷)スキルをBランクの高さで発現する。
(ゲーム内で源頼光が通常攻撃時に使用しているものと同一。)
和弓・弓張月
*五人掛りでも弾くことの出来ないと云われた強弓。だがその真価は只の弓の範疇に収まらない。
太刀・獅子王
*別名獅子丸。鵺退治の功績から下賜された宝剣。
鈴鹿御前の宝具でもある大通連・小通連を打ち直し作られた三振りの刀の内の一振りである。
その神通力の残滓から限定的な自動攻撃、自動防御が可能。>>421
【 宝 具 】
「南無八幡大菩薩!」/「黄昏時も過ぎぬと思ふに───!」
『弓張り月のいるにまかせて』
ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:384,400 最大捕捉:3,000
*弓張月の真の性能を発揮する解放形態。
弓張月の名は月そのものを表し、弓張月から放たれる矢は月明かりに照応する。錬金術における小宇宙大宇宙思想に通ずる梵我の秘奥。
この解放形態では弦を弾く度に月から無数の光条を降らせる。つまり地上にいる限り理論上回避不能の天対地ビームの雨である。
例え日中、曇天でも発動は可能。月はいつもそこにあるのだから。
属性「人」「人間」「人型」を持たない対象に特効を発揮する。
『式神・戌亥(いのはやた)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜500 最大捕捉:1
筋力C 耐久B 敏捷C+ 魔力C 幸運D 宝具-
*頼政の郎党(武家の家臣・家来)、猪早太。鵺退治にも同行し射落とされた鵺に留めを刺した人物。頼政の死後は彼の家族を守り支えたと伝わる忠臣……とされるが、その実態は頼政の式神であった。
優れた歌人として知られる源頼政は陰陽術にも心得があったのである。
鵺退治の折、頼政は鵺の要素……猿、蛇、虎がそれぞれ表す南西、南東、北東、そして欠けた方角を埋めるカウンターとして戌亥(北西)の属性を持った式神を連れていったのである。
式神であるため頼政を介した命令でないと聞かない、一度にひとつの命令しか実行できない欠点もあるが頼りになる相棒である。>>422【 解 説 】
*源頼光の流れを組む摂津源氏の武士であり、平家が台頭する時代に中央政権にまで食い込んだ大人物である。
平家物語の中では鵺退治の功績で知られ頼光の子孫である事を思わせる……が、本当に彼に頼光の血が流れているのか?真実は闇の中である……。
優れた武人であると共に優れた歌人であるとも知られ、返歌の素晴らしさで周りから高い評価を受けるなど文化人としての側面も持つ。
その最期は以仁王を守る為に挙兵するが敗北、宇治平等院で自害した。
当時平家に囲まれた宮中では他者を信用・信頼することが難しかったため郎党に式神を求めた所がある。
鵺退治も源氏者に無理難題を押し付けて頼政を失脚させるための企てではあったのだが、見事に乗り切ってみせた。
だが鵺退治の話になると口数が少なくなり、対応の如何によっては心を閉ざし兼ねない。
(マスターからすれば怪物退治の逸話があるサーヴァントで、その怪物の話題が地雷になるとか厄介この上ない)
武勇に優れた人物でありながら謙虚な性格の持ち主で中々自身の胸中を他人に語らない所があるが、不満が溜まるとついつい歌を詠んでしまう所に自己嫌悪を抱いている。
現界した現代でSNS文化に触れると自身の生前の行いを省みてしまい、マスターの次第によっては諌める事もある。
【ビジュアル】源頼政編
*大鎧を身に纏い烏帽子を被った姿。兜は狙いを定めるのに邪魔であると身に付けたがらないが所持していない訳ではない。
【ビジュアル】猪早太編
*猪をあしらった兜、面を身に付けた鎧武者。その面を外すと獣人地味た異形の貌が覗く。
全体的にとても毛深く野生み溢れているが鎧姿なので気付くことはないだろう。>>418
読んできた……
みんなすごいやん………ごっついやん………
シリアス書いては恥ずかしくなって茶化して結果的に全部消す羽目になってる自分があほらしくなってきたわ……(よかった……カシンチャンがなぜか百合アンソロに沖ノブで寄稿してたことに対するツッコミが入らなくて……)
>>429
あとエルヴィスは新旧合わせて2パターンあるのでお好きな方をお使いくださいませ!
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/エルヴィス・プレスリー%28旧%29
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/エルヴィス・プレスリーあんなに素晴らしいヘグニの書いてくれたんだから作成者である俺もちゃんとヘグニ書かんとなぁ…
「世界に音楽を伝えた偉大なミュージシャン」
「異世界(エメラルドシティ)に『繋がった』映画女優」
…………ヨシ!(何が)>>437
確かに「まぁ格は高いんだろうな」ってのは分かるけども、同時、雑に「冠位サーヴァントよ!」ってのがほとんどな印象はちっとありますねー。
そこら辺で掘り下げはかなり出来るかも。>>394
名探偵特有の鬱陶しさ、好きです!
シャーロックホームズ然り、すごいと思われたいっていう一種の子供らしさって、重要な要素ですよね!!>>436
頼光が宝具ではなかっただけで、頼政の宝具であってはならない理由はありませんよ。頼光だってバーサーカー以外のクラスなら雷上動が宝具になるかもしれませんし、あるいは本来は宝具でもサーヴァントシステムの都合上宝具にならなかったのかもしれない。つまり頼政の宝具にしてもいいと思います。>>447
375に
弟橘媛ss
エピローグ>>444
どうでもいい戦国BASARA豆知識
ゲームでは馬もといUMAに乗るステージがあるのだが一部のキャラに合わせて特別なUMAが用意されていたりする。(そもそもUMAに乗れない武将もいたり)
秀吉もそのうちの1キャラで、黒王号みたいなUMAが用意されている私「おお神よ、何故グランドの話題でエルヴィスは言及されないのですか」
通りすがりの敏腕プロデューサー「言及しないからじゃないかな」
私「(おお神よとは言っても拝とも大神とも言って)ないです」宝具って、そのサーヴァントの名刺みたいなものじゃないかなって。
そのキャラクターを語る上で最も重視するストーリーを完結に表したもの、みたいな。
スキルや宝具を増やすと確かにぱっと見強くなりますが、それは名刺いっぱいに持っている資格を書き込むようなもので、「管理栄養士」「会計1級」「バスケットボール協会公認審判」「剣道3段」「TOEIC730点」……結局この人は何の人だったっけ?ってなるように思います。
例えば、通訳として有能さをしめすなら、この中だとTOEICだけ書けばいいですよね。
何でもかんでも、ではなく、なるべくシャープにキャラクター性を表さないと、人物像がボケてしまうと私は思っています。>>435
プリンセス☆ヤゴコロ先生(自称)「………アザッス……」天国(アマクニ)「グランドだってよ」
異聞帯卑弥呼「そうだな」
天国「お前あれだろ、過去の全てを見渡す千里眼持ちだろ。冠位の適性あるだろ」
卑弥呼「八百万を降ろした際に喪失したよそんなもの」
天国「じゃあ今何も見えねえの?」
卑弥呼「神としての視点で千里眼(超越)あるが」
天国「神ジュナと同じか」「汎人類史の我なら冠位あるかもな?」
クルサースパオルタの話貼りてぇ>>455
FGOで出た鵺は頼政が退治したそれと言及されなければそれでいけるかもしれませんね。>>462
おk。まぁ諸々で参入できそうになったらその時は遠慮なく言って下さい。一応平安異聞帯では死相の要素を取り込んだ為に人類悪に近づいた鵺とか出すつもりでいました、の顔……悪竜になったスの字的な……ね?
>>433
ソロモン系統に寄せたいなと思ったので宝具名お褒めに預かり光栄……よくてよ貰ったし貼るわよ>>239と併せてみると楽しいわよ
「アーニャ!早く逃げるんだ!」
「お父さん!待ってよお父さん!」
戦禍が村を襲う。国と国とのぶつかり合い、凌ぎ合い、殺し合いならば仕方がないであろう光景。その被害に遭うのはいつだって力のない民草だ。
この世に神はいない。そう思うしかない状況が作り出されている。ああ、誰か。誰か助けてはくれまいか。そう、来ないとはわかっていても御伽噺に見た英雄が────
「邪魔だ塵共。消しとべ」
黒い炎の塊が、少女に降りかかった瓦礫を迫っていた敵兵ごと吹き飛ばした。
「─────大丈夫ですか、お嬢さん。安心してください、俺がいますからね」
「……助けて、くれたの?」
「ええ、もちろん。だって俺は英雄ですからね。……そう、英雄の筈だ」
そう呟いた後、黒い炎を鎧のように身に纏った青年はまた駆け出す。きっと、この村を襲った兵たちから村民を守ってくれるのだ。そう少女は信じ、ひたすらここから離れるように逃げ去った。
「さて、さて………どいつもこいつも力無き、戦う意志すらない弱き者を蹂躙し嬲ることを止めない者達ばかり。あなた方には善き人であろうとする矜持がないので?」
戦場に降り立った青年は自分を取り囲む兵たちに語りかける。君たちも二元論の善の者であるのなら、このようなことはせずに穏やかに手を繋ぎあってみてはどうだろうかとあくまで穏便に。
「神なきこの世にはもう悪神(アンリマユ)も悪魔(ダエーワ)もいないのです。ですからどうかこのような──────」
和やかに語りかける青年の後ろから振り下ろされた槍。頭蓋を一直線に狙った槍は本来であれば確実に狙い通りの結果を生み出すだろう。そう、本来であれば。「─────ああ、仕方ない。ならばあなたは『悪』なのですね」
目にも留まらぬ速さで槍が奪い取られ、槍を突き出した兵の腹を貫いていた。
「俺に攻撃をした、俺と殺し合いをするということは、すなわち善悪闘争に他ならない。……残念ですよ、このような結末になってしまうなんて」
青年が腕を振るう。それだけで黒炎は周囲の敵を包み、焼き斬る。遠くから弓を放つ相手にはいつのまにか青年の肌を掻き毟っていた宙に浮く大量の骨の手が掴み、黒炎を纏わせ、投げ返す。その戦いは正しく人外のそれだった。
「鏖殺。鏖殺ですよ。誰も生かして帰さないことをここに誓おう。何故ならそれが俺の役目なのだから」
青年の咆哮が轟くと共に黒炎はより一層吹き出す。己が焼けようが、纏わり付く骸の爪に引き裂かれようが気にせず炎を振るう。その勢いは村民を守っていた兵たちの幾人かも焼き滅ぼして。
「お、おい!どうして、どうしてだ!?俺らの味方じゃないのか!?」
「味方ですよ。この村を守ることが目的ですから。……ああ、あなた方のお仲間を焼いた。それはそれは。でも、お許しくださいね?
───────俺は善神に作られた善の英雄なのだから、俺が殺したものは悪に決まっています。そうでしょう?俺に殺されたということは、悪なのですよ」
──────なんて破綻した論理。詳細は抜きにして己が殺した者が悪でない筈がないという狂った考え。村を守ることが目的なだけマシで、それすらなければ更に酷かったのではないだろうか。「ああ、まだ、まだ足りない。俺が英雄として俺が俺になるにはまだ足りない。もっと英雄らしく、もっと正義の味方らしく、もっともっともっともっともっと──────俺は、英雄でいなければならないのに!」
狂ったように俺俺俺と繰り返し、狂ったように英雄英雄と叫ぶ。なんともおかしい姿だ。その戦場に立った誰も彼もが彼を英雄などとは思うまい。狂ったナニカと吐き捨てるはず。
「邪魔です、邪魔ですね。ああ、一掃しないと。こんなところで怠けてる暇はない。更に更に多くの行いを積まないと………ですので、俺のすることをお許しくださいとはいいませんが、お受け下さい。
───────来たれ、クナンサティー」
──────それは、大英雄が討伐した悪魔の名。流星に乗り、人々を淫らに誑かす悪魔の名。その名前を口にした瞬間、周囲に魔力で出来た星屑が降り注ぐ。それ自体はゆっくり降るため痛みも何もないのだが………
「──────弾けろ」
降り注ぐ星屑が粉雪のように纏わりついた兵たちに、突如膨大な電撃のようなものが走る。それは脳に算出された極大すぎる快楽によるショック死。下賤な言い方、あまり俗のない言い方をすれば絶頂死である。
「………悪女の力でなんですが、やはり使い勝手が良い。簡単に、苦しませずに殺めることができる。惜しむらくは、周りの多くを巻き込むことですが……」
……周囲に生存者は一人もおらず。勿論、襲撃兵もここの防人も全て。
「──────詰まるところ、ここに善なるものはいなかった、ということなのでしょうね」
避難した人々を迎えに、英雄になりたい男は歩き出すのであった。>>447
270〜300ぐらいの間に第参特異点
第陸特異点の募集もあるよ!
あと神霊アヴェンジャー作りました「………あ、お兄さんだ!お兄さん!私生きてるよー!」
「ああ!無事だったんですね!よかった、あの戦乱を生き延びてくれて本当に良かった……」
湧き上がっていた黒炎の鎧は何処に消えたのか。穏やかな顔付きと軍服じみた服装で助けた幼子を撫でて可愛がった青年は、ふと立ち上がり避難先とは反対方向へと向かう。
「もう行っちゃうの?」
「はい。俺はまだやるべきことがありますから」
「………わかった。また会おうね!」
「勿論」
神無き世にサーヴァントとして召喚されてから、ずっとこのように渡り歩いている。何故召喚されたかはわからないが、特段気にすることでもあるまい。そうして、青年はまた英雄になるための旅路を歩く。
──────かつて、多くの悪を討ち滅ぼした者。終末の刻に邪龍を討ち果たした者。彼が自分の殺めてきた悪の力を武器として使い、戦場の一切を焼却する様。それは、かつて己が討った絶対悪の邪竜の姿に──────
うちの神代終末槍組
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/クルサースパ
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ヴィーザル
のオルタVSノーマル書くわよ。北欧鯖とペルシャ鯖募ったのはそのためよ。次のレスでオルタ概要書くわよヴィーザル【オルタ】
ヴィーザルの内心に隠れていた父や他の神々に対して向けられた不満と、父の命によって誰とも関わらずひっそりと森に篭るしかなかった抑圧からの解放の心。そして、何よりも父に対して向けた愛を欲しがる子供心が表層化した形態。
神話において多くの神を罵倒したロキのように、多くの神に対して抱いていた不満を隠さない様子と、何より自分のやりたいことができないのが大嫌い。不満も文句も言いたいことがあるならはっきりという、それでいて自分がやりたいことを優先しようとする幼児なような、年頃の子供っぽいような性格。特にオーディンには辛辣だが、「もっと自分を見て欲しかった」「貴方と一緒に過ごす時間がもっと欲しい」「なのに実の子供も見てくれない貴方なんか嫌いだ」という愛憎から。
自重すること、耐えることをやめたことからうちに眠る巨人の欲望と獲得したフェンリルの心臓と脳髄が高い融和性を持ち、戦い方が氷を纏った獣そのものになる。魔狼の霊格との融合、封じ込めていた未熟な子供の部分の発露により、獣耳の生えた少年の姿のヴィーザルになっている。
「─────ふん。僕を『無口のアース』と呼ばせた原因が何を言ってるのか。ロキに隙を見せないよう無口に徹しろと言ったのはあなたじゃないか!」
「うざい、うざいうざい。今更そんな物言い辞めてよ!僕のことなんて、一度も見てくれなかった、僕のことなんて、一度も愛してくれてなかったのに!僕に意識を割くことがないから、僕のことなんて何も知らないんだ!
──────僕と一緒に、生きていて、欲しかったのに……!」
「僕のやりたいようにして何が悪いのさ?……マスターも僕のこと道具だと思ってるの?だから、動いちゃ駄目なの?……知るかバカ、僕はやりたいようにやる」
「………うるさい、ばかぁ!ばかばかばかばか!そんな風にしても、許したりなんてしないんだからな!………オムライスとハンバーグでこの場は収めてもいいけど」
上二つはオーディン、下二つはマスタークルサースパ【オルタ】
クルサースパが常に内心に抱いている己は英雄ではないという気持ちと、友を救えぬままただ己のみが善の象徴と扱われたことへの憤怒、そして多くの人々に愛されたことによる「そう在らねばならない」という強迫観念が、何処かの聖杯戦争における「泥」で反転した形態。
「己は神々が作り出した善の象徴である。ならば、己が討ち倒した者らは悪であらねばならない」という壊れた理念の下、敵となった者達の殺戮を行う。その上で自分は英雄ではないと思っているからこそ何よりも積極的に「善の英雄」になるために力を尽くす。仲間はいらない。守る民だけでいい。そして俺は殺戮の荒野に一人立つ。そう思いながら戦場を駆け抜けているが実は共に並び立つ、あの時のように己を置いて行かない人が欲しいとも思っている。
討ってきた多くの悪、共に歩いた善の民の魂を薪として燃え上がる黒炎を纏う。自分が討伐した多くの怪物、悪魔などの異能を行使することができ、敵を殲滅するためなら惜しみもなく使う様は、「二元論の善の英雄」とは言い難い風貌。姿は本来のクルサースパよりも些か成長した体型に、泥の呪いの爪牙が傷をつけ続けている。
「─────俺が討ったものは悪に他ならない。何故ならそうあれかしと世界に望まれたのだから。そうでなくて、何が救えるというのでしょう」
「鏖殺、殺戮、殲滅、誅戮。俺は未だ英雄には程遠い身。皆が望む英雄たらんとするためには、俺は更に悪を討たねばならない。だから去ね。悉く去ね。そうでなければ世界はおかしいでしょう」
「ああ、マスター?どうか戦場で俺の目に入る所には来ないでいただきたい。加減なんてしませんから、うっかり消しとばしてしまうかもしれません。俺が倒す者は悪のみなのだから、マスターが救えない悪党であるということになってしまいます」
「戦場に出るなとあれ程言った。なのに貴方は前に出てばかり。なぜ俺に並び立とうとするのです?殺されてしまうかもしれないのに。────ああ、でも。俺の隣に俺の最後まで立ってくれる人がいるならば、俺は少し心が暖かい」
上二つは敵に、下二つはマスターによ
オルタ組はバーサーカーよ。頭おかしいから当たり前ね
次回、ヴィーザル(ノーマル)&ロスヴァイセVSヘルギ&スヴァーヴァと
クルサースパ(ノーマル)&フェリドゥーンVSダレイオス1世&バイバルスの二本です>>473
「あっ、この設定厳しくね?」ってなったら無理に拘り過ぎなくてもいいんじゃーないかな?とは思いますね。冠位サバにすると登場理由とかでも理屈捻らんといけなくなりますし。>>289
登場人物全員に役割があって無駄がないのほんとすき(小並感)>>473
シャドウランの『オージー』といい快楽攻撃は生物相手であるならばけっこう強いのだ…………(白目)>>481
>モフモフ!モフモフ!ケモミミ!尻尾!半袖短パン!スパッツ!オルタ!
>■■■■■■■■■■■■■■!!!>>481
ロなんとかといいヴィーザルといいほんと……
というかあのおっさん北欧関係になると私の予想を遥かに超えてフットワークが軽すぎる……>>471
究極の正義(エゴ)!葛藤無く正義を執行できるのは、間違いなく正義の味方ですね。
>>464
あくまでも基本かなって思っているだけですから……
強いんだというアピールではなく、上手くキャラクター性を明確にするポイントになるのであれば、できることに幅があって問題ないと思います。展開に幅ができますし。
ほら、履歴書的な!
こういう点でこのクラスに適していると思います。→こんな経験から、こんなスキルを身につけました。→スキルを生かして、こんなことを乗り越えました。こういうことなら誰にも負けません(宝具)→以上の点から、私はこんなキャラクターです。これらのことは、このクラスでこういう風に生かしていきます。
みたいな!!>>483
コロナのせいで3月暇すぎ
↓
新キャラ考えてもなぁ、キャラ総数なぁ
↓
ちょい役で終末槍組のオルタ作ったろ!
で作ったのでないですねぇ!ヴィーザルオルタの姿できてるのはまあ色々な諸事情ですねぇ!
>>482
「善の英雄として在らなければならない」という強迫観念の末に泥で反転したことで生まれたキャラですねぇ。二元論らしいキャラになりました
>>484
クルサースパ(ノーマル)は自分のことを英雄だ!任せとけ!って言いながら内心では「俺は英雄の器じゃない」って自嘲してるぞ
ヴィーザルオルタはヴィーザル(ノーマル)よりフェンリルとの融和性が高いぞ。コイツのなかでフェンリルが「お腹空いた……戦え……戦え……ヘル見てるー?我元気よー?」って囁いてる
>>489
ノーマルの心の「善の象徴だなんだと言われるが英雄の器じゃない」がオルタになって「善の象徴である英雄となるために悪を殺さなくては」になるあたり本来のクルサースパの願いとは随分と変わり果ててしまいましたが……まあオルタなので
ちなみに灰津本編ではクルサースパに「俺は英雄じゃない……ごめんなさい、ごめんなさい、みんな守れなくてごめんなさい……!」って過去のトラウマほじくり返す役がアフラースィヤーブですよヴィーザル・オルタくんをみたロキのSSください(他人任せ)
>>490
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/カトリーヌ・モン・ヴォワザン
>>492
単独ページを作る予定はないのですが、ヴィーザルのページの下にオルタの詳細もはってことにしますので、リンクはそちらに。まあレージュさんの承認もあっての上ですが
>>488
悲しいね……オデンのせいだぞ♡オルタとノーマルの違い。オルタの色々は上に貼ってるのでノーマルの色々だけ貼ります
ヴィーザル(ノーマル)
父上大好き。父上の道具でいいと思ってる。……けど、本当は父上ともっと一緒に過ごしたかった
フェンリルを倒すという役割以外ない自分はあまり英雄に相応しくないのではないかと思う。純正な神霊でもなく、原初のルーンも会得できない自分は出来損ないだろうって。行動は少し弱気だが英雄そのもの。誰にも物腰丁寧に、しかしその精神性は紛れもなく英雄
クルサースパ(ノーマル)
アジ・ダハーカとの争いで自分と共に戦った仲間全てを失い、人類史からその仲間たちの記録が消え去ったことに深いショックを受けている。仲間がこの世界にいた証一つ残さずして何が英雄か、自分は英雄になるべきじゃなかった思考。しかし人々のことを思っているのも事実なので今日もまた英雄として振る舞う。行動は明るくてカラッとした英雄そのものだし、精神性もそのもの。二元論の悪側サーヴァント見るとネガティブになる
>>496
やっぱこのスレの各々が抱くオデン観だとレモネードさんのが一番ドライで酷い父親ね……!
>>494わかりました書きましょう!
>>495
マスターと一緒に王道的活躍もするんですよ……?
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/ありふれたショッピングは大地震と共に
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/魔神、敗退
こちら灰津2日目の話です。ここから徐々に書くペースあげますので!!拝さんは
・とにもかくにも家族という単位を大事にする人。別世界線だろうがなんだろうが1度出会ってしまったからには山星さんのヴィーザルもレージュさんのロカセナも息子/弟判定
・でも本人が嫌がるならそれはそれでいいかってタイプ。拒否するならキッパリと関わらなくなる。ドライかもだけどまあ厳密には別世界線の息子だからうん
・ロキが死んだのは自分のせいという負い目があるからロキになら殺されてもいいと思ってる。これはどのロキに対しても共通
・それはそれとしてエルルーン/ムスペルのことも大事で娘扱い
・家族が間違ったことをしたら鉄拳制裁も辞さない昔気質の親父。でも怒ったらその分甘やかします
・稀に神様視点で物事を語り出すけど最終的に「人間ってすごいよな(小並感)」になる
・クリエイティブオタク。美少女大好き。現職はアイドルプロデューサー
だいたいこんな人(神)です>>490
一応中身がOKならクルティザンヌですね。私んところのオデンは速水奨が似合うイケオジでぇす
穏やかだけど何考えてるかわかんないイケオジでぇす
ロキはソイツのこととなると笑えないくらい頭おかしくなるし、ホラーシーンと化します。【CLASS】アサシン
【真名】アンカーストレム
【性別】男性
【身長・体重】186cm・50kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力C 幸運E 宝具D
【クラス別スキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
【固有スキル】
情報抹消:D
対戦が終了した瞬間に、目撃者と対戦相手の記憶から アンカーストレムの能力・真名・外見特徴などの情報が改竄される。
計略:C
物事を思い通りに運ぶための才能。状況操作能力。
戦闘のイニシアティブ判定において有利な修正を得る。
変装:C
変装の技術。
Cランクなら、人間であれば親しい者でも騙し通せるレベルで変装できる。>>515
(肉体は組み換え可能な機械であり記憶や思考は蓄積されたデータだと思っていて、その上で恋でバグってるって自覚があると理解しているという意味での)同族と話すとき特有のゆるゆるフェイスやぞ>>519
【宝具】
『夜王宮にて舞い踊れ、仮面舞踏会の果てに(ア・バロ・イン・マスケラ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0~20 最大捕捉:10人
対象に幻覚を見せる幻術。
相手に取って最も幸福であり手放せない幻覚を見せバッドステータス“放心”を付与させる。
宝具展開中は相手の退路が概念的に封鎖されるがアサシンも同様に退路を封鎖される。
さらに、実体の無い分身を最大3体生み出す効果もある。
解説
ヤコブ・ヨハン・アンカーストレム。
18世紀末期に存在したスウェーデンの下級貴族にして軍人、そして暗殺者となった男。
元はグスタフ3世の近衛官であり、グスタフ3世の絶対王政に反感を抱いていた過激派貴族による策略で王を中傷したという無実の罪で逮捕、友とも呼べる仲であった王に憎悪を募らせることとなる。
そして綿密に立てられた暗殺計画をオペラ座の仮面舞踏会にて実行。
舞踏会上演当日、アンカーストレムら数人は、白い仮面を着け、黒い帽子を被り、黒いマントを羽織って、オペラ座に入り、グスタフ3世を取り囲み、背後から銃を発砲した。
即死こそしなかったもののこの重症が元でグスタフ3世は死亡し、投獄されたアンカーストレムは国王暗殺という歴史的事件は、スウェーデン国内はおろかヨーロッパ中に知れ渡った。
国民から人気のあったグスタフ3世を暗殺したことで国民の憎悪の的となったアンカーストレムは3日間の鞭打ちを受けた後、右手を切断された上で市中を引き回された後、公開斬首刑とされた。
聖杯への願いは無いが、再びの主を今度こそは裏切らないことが願い。
この裏切らないとは主に武器を向けないという意味であり、唯々諾々と絶対忠実に仕えるという意味ではないため、アンカーストレムが独断で事を成すこともある。
容姿はオペラ座の怪人の衣装を纏い、目元の半分を白い仮面(マスケラ)で隠した美男子>>521
仮面美男子すこすこ
あと主に絶対服従なのではなくて主を裏切らない、なのが個人的にとても好みです……
>>522
私は二元論の英雄だとしても割とユーモアあったり面白い笑いどころもある逸話があるからそこまでぶっ飛んだ奴だって感じでは作らないですねー。極端な危険思想じゃなくて清々しい善。クルサースパもトラウマほじくり返されなかったらアキレウス系男子だし
>>524
最初の退場がバロール……ですけどただで終わるならクーちゃんのひいお爺ちゃんにはなってねぇ!一矢報いるどころか十矢ぐらい突き刺すぜ!
あと運営は実は割とあっさり死にます。ストーリー的には中ボスですらないです
>>525
自分のために猛ってくれたらヴィーザルとか泣くよ……?あ、愛してもらえたんだって
公式見てもオデンは利害を考える効率の塊なのは事実だけどそれと同時にワルキューレに向ける親としての愛、人々を見守る神としての愛、異聞帯スカ様とかに向けてた隣人を尊ぶ愛も持ち合わせてるお方だろうなって。その愛と利害が一致して畜生ムーブする
ヴィーザルを神霊ではない身体にして神代後も存続させたのも表向きは「神代が終わった後の世界の安寧を死ぬまで見続けろ」
親心としては「神なき世界で自由に生きて欲しい」のそれ>>527切れた
これがうちのオデン観。公式の色々でまた変わるかもしれませんけど>>516
逆に考えるんだ。ネグレクトしてもうちの子なら使命を果たしてくれるという信頼の証なんだと>>465
「はーい、そういうわけでですね。お送りしたのは弟橘媛の幕間の物語『溢れんばかりの幸せを』でした。どうも、ポーです。やっぱり異界の神のやる事はド派手ですね。あいにくこの世界(話)の綴り手はやりたいことしかしてないみたいなんでね。謎が多いままですが、僭越ながらですね…私が解説しようと思います……頑張ります…」
「結論から言うとですね、ガタノゾアはおせっかいをやいただけなんですね。だから邪神による破壊に敏感な人も目的が読めずに下手に動けなかった。但しやり方がまずかったせいで彼の寄生してる櫛は今かのツタンカーメン王の黄金の部屋で大アイアスとか希望者と一緒にウルトラマンテ○ガ見てます。自分の嫌いなもののオンパレードですよ。その上に自分の知らない黒歴史を晒されるんですから………想像しただけで拷問ものですよこれ〜……まぁこれ考えついたのはフォーリナー絶対に許せねぇ人達なんですけど」
「今回は邪神の気まぐれです。『彼ら』に基本的に善悪の概念はありませんが今回はまぁ気が向いたのでしょう。これだけ聞くと珍しく『善』と取れるような行動を取ったように見えますが、騙されてはいけません。『彼ら』は人間とは価値観が違うのです。深入りすると、あなた方でも持て余し、飲み込まれるかもしれませんよ」
「あなたのことですよ?読者さん」
「駄文でしたが読んで下さりありがとうございした。私は帰って酒を浴びるように飲みますから、失礼します…………ああ緊張した」>>531
フランスのサーヴァントはいないと考えてたらうちにもいましたよ!自分をジャンヌ・ダルクだと思い込んでいる狂人です。本物のジャンヌ・ダルクの肉体で召喚されるイロモノ枠です。自分の愛する者に嫌われようとも恨まれようとも世界を救うためなら仕方ない。
世界がずっと続くなら、いつかきっと分かってくれるさ
とかそういう所にいるから直接的な愛情表現とかしないパターンですね。marvelで言うならアイアンマンのお父さんみたいな
息子がそれで拗らせても「悲しいけど仕方ないね。家族を養う(世界を救う)方が大切だからね」
>>517
くっ、がんばりゅ……!>>536
>彼の寄生してる櫛は今かのツタンカーメン王の黄金の部屋で大アイアスとか希望者と一緒にウルトラマンテ○ガ見てます。
これには怪文書おばさんもいろんな意味でニッコリ。人理修復SS、まだ1/4なのに6レス分ってさてはこいつ頭悪いな……?
>>549
わかりみ〜!(どんだけ〜のトーン)
「徹頭徹尾人外なんだけど頑張って人間側の思考に歩み寄ろうとしている」と「ディープな中二病」の境が超曖昧になりがち〜!寝ちゃってた……産業。
>>561
カシンチャンはなぁ!
物語上気を遣う相手か殴っても折れない相手と会話することが多いからバレないだけで、メンタル弱い相手なら自殺に追い込めるぐらいには火力高い超攻撃型レスバトラーなんだぞ!友人とか英雄すこすこ症候群部分を突かれるとアホになるけど!
しかも「お前それブーメランやんけ」って言われても「人間なら罵倒されたらキレとかなきゃダメかな?」って見かけ上キレてみせるだけで内心は「そりゃ事実だけど、それを指摘してお前のダメな点が変わるのか?変わらないだろ?現実を見ろよ(平常トーン)」だからどんどんまずいほうにいくタイプなんだ!
………真っ先に集中砲火される未来しか見えねぇ!!ちなみにうちで一番レスバ強いのは王妃様ですね
何言ってもどれだけ罵倒されても「そう? でも私はあなたを愛してるわ!」で自己完結してますから
逆にあらゆることを肯定するから相手が根負けするよ
攻撃は最大の防御ならぬ防御は最大の攻撃を地で行く人だよ>>566
正直敵(カシンちゃんじゃなくても)がなんか煽ったりマジレスカウンターしてきても
「そうね。それで?私は私の求める私の幸せを追求した。だから私はそれを恥ずかしいと思ったことはないの。私は幸せだったわ。仮に後悔があったとして、それは過去のもの。今の私のやりたいことには関係ないわ!」
って言えるこいつ。我が強すぎる。一応マスターのために働く姫様のはずだろ、お前天狗道か?
でもこう見えて一番レスバ強いのはキュベレー
藩士さんのマリーみたいに「それでも貴方を愛してる」ってなる。ただフォーリナーにはそれが通じない割とここで周知されてるはずの概念で例えるとうちの人格者軍団(ペル子/マルガ/エルヴィス/ヘンリーマッマ/王妃様)は全員渇望があれば創造位階に行くくらいの頑固者ではある
あとバーサーカー(イマジナリーアーラシュの人/ペンギンの人)もやばいよ!
というかひとつのことに対して執着を燃やしてるタイプ(ムスペル/ドミニク/ティピュス/風マー)はだいたいやばいよ!
そして私の作風上全員煽りがハチャメチャに上手いよ!地獄ですね!……煽るのは苦手ですがドスケベなこと言わしたら天下一品の野郎たちならいます(キリッ)(ドスケベ四天王を並べつつ)
(ドスケベなキャラならストックも合わせて十本刀とか作れるんじゃないだろうか……)
あとね、一応補足しておくとカシンチャンシリーズの話しやすさは西行さんがトップで、キャスターで召喚される方は半分自暴自棄(なのにやけになって自滅するほどの馬鹿ではないからまた自己嫌悪が強まる)ゆえに人の話を聞こうと努力しつつ諦めムードでアサシンの方は最早意思疎通できない人は絶対にできないレベルですね
具体例で言うなら例えば正義の味方に会った時に「あーはいはい知ってる知ってる。人に感謝されたり自分が人の役に立ってるって感覚で気持ちよくなりたい奴ら。俺が歩いてる時率先して石投げてくるタイプじゃーん」ってなるのがキャスターの方で、「あっ……うん……そういう趣味の人か……ガンバッテネ……」ってなるのが西行さん。
「本音で話そうよ!」とか「我慢は良くないよ!」って言ってくる人に遭遇したら「はいはい。お前たちは今までそうやって暮らしてきても問題が生じなかったんだろうな。この頭お花畑がよ。そのままお花畑で一生おままごとしてりゃいいんじゃないでちゅか〜???」って言ってその人の前に現れなくなるのがキャスターの方で、「お互いのためにならないと思うから、やめような!」って言うのが西行さん。
似てるように見えて結構丸くなってるのよね。>>571
……あと、お姉さんがいなくなってメンタルの状態が最悪になり、最大限話通じない状態だったコイツを話ができるレベルまでにして現在も慕われてる初代様(イビルウィンド)は「嫌なら話さなくていいぞ」「ダメならやらなくてもいいぞ」「でも辛いならその辺の隅に逃げずにちゃんと言えな」「俺は君のこと友達だと思ってるからな」「困ったら遠慮するなよ」「お前がカスだとしても俺の役に立つ類のカスだから心配しなくて大丈夫だよ」を根気よく続けた上で最低限のコミュニケーションにおける常識を教えた大偉人だって事は強調したい
おやすみ>>573
でも多分それが一番平和だしアッサリしてると思う>>573
そのままの君でいて♡藩士さん、今いらっしゃるかな?
寝てしもうてた。最近は睡眠時間が極端過ぎてヤバい……。
後、コロナの影響で暇になる……。逝くぜ、ss代わりの特異点か単なる過去編かは知らないが嘘予告を!
許仲琳も一台詞アルヨ(事後承諾)「お、お師匠様! 魔力数値出ました! 妲己の総魔力量387420489です!」
こと道術に関しては、師匠と敬いはすれども、太公望自身よりも遥かに優れた腕前の一番弟子・許仲琳すら、その算出された測定結果に慄きを隠せない。
通常、Aランクの高位(強大、という意味ではない)の英霊の魔力値は100であるとされ、最高級と称される宝具での火力が1000~3000。神霊クラスの宝具行使が3000000というのが一般的。かの先史文明と、神霊達を悉く葬り去った白い巨人セファールが、軍神のアーキタイプを打倒した時の魔力値が最大値で300000000。恒星クラスである。
天地開闢以来の龍脈の陰気、死者のための風水エネルギーの収束体、九つに裂けた尾をもつ狐“金色白面”を、地球上で打倒することは誰にも不可能。
そういう事だった。
霊長の抑止力によってグランドアーチャーに選出された太公望であろうと例外ではない。
「武吉、哪吒と楊戩を連れて来い」
太公望が与えた勁捷丹によって骨身を超人的なものへと変え、周の武将の中では最も頼りになる神域の槍術の使い手である武吉が、伝令役にしかならない。それが、仙道の戦いというものであった。
「はいっ! 師匠の右腕と左腕ですね」
「いいか、この朝歌に至るまでに多くの血が敵味方両方に流れた。それも今日、この日のためだ。しくじるなよ」
妲己、金色白面はただ在るだけで暗雲や悪風、四方を覆う霧靄は白昼を闇にし、大雨となり石砂を飛ばす瘴気を発する。下界の天子に寄生するによって強まった呪詛は、城を超え、国を覆い尽くすほどの呪いを撒き散らす異常気象と化していた。>>588
「あら、お姉様。凡俗下々共が喚き散らしていますわ」
「ふぅん……という事は後宮に攻め入られるのも時間の問題ってことね」
「天数成就まで後数時間というところで、実に残念なことだけど…」
混沌初判分天地(混沌が分かれて初めて天地が生まれ)、
両儀四象傳生意(両儀は生き生きとして育まれ四象として伝わる)。
聖人中出三才備(聖人の中には天地人の三才が備わる)、
継天立極傳万世(天子すらも支配して万世の頂点に立つ)。
「負けてあげる気なんて無いのよ、太公望ちゃん?」
其は、陰雲棚引いて悲風颯々。冷霧飄々として鬼哭神号せし符陣。
陰陽五行を超克したその空間は、陰陽五行の原理と運行の精髄を組み立てた道術を、歯牙にもかけぬ。
胸懐洛書隠奇謀(胸の内に洛書を秘め奇謀を隠し)、
肩挑星斗逐賢路(賢者の道のために戦う星を背負う)。
時命未到間釣叟(天命いまだ到らぬ間に老叟は釣りをし)、
一旦鵠起登相録(ひとたび鵠が飛び立てばともに歴史の舞台を登る)。
「ここが歴史の分水嶺。これよりお前が挑むは道術の無窮にして、玄功の妙。その悪逆、潰える時が来た! 是なる符陣を以て相対す――」
――――冠位封神革命 IN ――――SINとINの語呂合わせ一発ネタであった
グランドアーチャー太公望はこの後、いかにして型月インフレの頂点である九尾モノホンと戦い勝利をおさめたのか。公式が九尾を盛り過ぎなんだよなあ…九終投稿してきました。ユージーンの本名も出てます
>>606
長女が……長女がちゃんと「コラ!」って言ってくれるはずよ……………………多分()
次男と長女の旦那、意気投合しそう(小並感)>>610
それを言ったらプトレマイオスのアレクサンドリア図書館にも絵本とか入ってますよ!春画とかも画集ということで書架へ収集しているんですよ。あのイケメン。あと各言語訳のアレキサンダー大王関連の蔵書はなんでもかんでも入れてしまいます。
「アンティゴノスの変悪人をディアドコイと紹介するとはなんて著者だ!──それはそれとして、主上の軌跡を後世まで残そうとする気概は評価しよう。書架に収めておこう」>>613
ジョン「今っ解剖の話をしましたかっ!?」
シャルルさん、このバーサーカーです>>618
ランドグリーズにはオーディンへ含むところはないので、拝さんにも親しみを感じると思います。彼女のオーディンへの呼称もお父様です。リンドヴルム「ん?ああ、そうだな。俺はムーンセルを製作した異星人の作った記録媒体と一体化しているから、機械ではあるが……どうした」
解剖ですか…実は書こうと思ってすぐやめたんだけど女の子が解剖されるssをry
夫?:スルトちゃん
妻:シンモラ
長女:レーヴァテイン
次女:レーヴァテイン・オルタ
スルトちゃん「……これで、良し……」
シンモラ「流石に、オーディン相手は……ですし」玉座があった。大神の座す大いなる玉座である。そこに招かれざる客が現れた。
「随分と猛っているな」
その名をロキ。「終わらせる者」の名を持つ大神オーディンの義弟である。
「よくもその顔を見せられたな貴様ッッ!!」
激昂したのは雷神トール。今にも襲い掛かりそうな剣幕だがロキが怯む事はなかった。
「よい。二人にしてくれトール」
「しかしっ!」
「よいのだ」
「……ハッ」
トールが引き退るのを合図に他の神々も玉座の間から退去していった。そうすると漸くロキが閉ざした口を開いた。
「ヴィーザル/あのガキをどこにやった」
「それを私が答えると?」
「お前……!」>>632
掴みかかるロキ。だがオーディンが動じる事はなかった。
「まだ「まだあんなに幼いのに、などと言ってくれるなよ」
「あ……くそがッ!それだけ分かっていてどうしてあのガキを遠去ける!?」
「確かにあの子は私を求めているだろう」
「だったら!」
「必要な事なのだ」
「……必要なのだ。この世界を救うために」
「お前は!お前って奴は!!!」
「……」
「自分の子供にすら愛情はないのか!」
ロキらしからぬ激昂……と見る人もいるかも知れない。だがロキは、ロキにとっては肉親の繋がりこそが特別なものであった。それを蔑ろにする義兄に怒りが湧かない筈がない。
「……本当に無いと、思っているのか?」
地の底が震える様な声であった。ロキも常であればたじろいでいたかも知れない。>>634
「だが私が、このオーディンが、此の世界の大神が……我が子可愛さに差配すればどうなるか。我が子だけでも救おうと動けば皆はどう思うか。分からぬお前/義弟ではあるまい」
「その為にお前は…! そんなこと/世界のためにお前は、自分の心を殺 すのか!! 愛を捨てるのか!」
「……この玉座に座るということは、そういうことだ」
なぜこんな世界のために殉ずる! なぜそんな機械のようになれる!! なぜ、なぜ……俺/弟を頼らない
多くの想いが湧き上がるが言葉にはならなかった。
その後は口論にすらならなかった。無言で背を向けたロキを引き留める者はおらず、オーディンはとうとうひとりとなった。
その全知の視座に独り、大神は言葉を零す。
いつか、お前にも分かる日がくるさ。弟よ……
これが私のガバガバ北欧神話観アルよー!(仲良し拝ファミリー宅に突撃する音自分の中の大神観を改めて纏めていくと王というシステムに徹しようとした生前のアルトリアみがあるなって。ワイルドハントだし(謎理論
今日はそんな事ばかり考えていたので書かずには居られなかったんだ>>635
ハ様「真体は失われて久しいし、サーヴァントとしてはコストが重すぎて出すのは非現実的だね。一部の限定展開ならできるかもしれないけど、全身が調べたいならそこらの異聞帯で朽ち果ててるポセイドンでもあたるしか……」
西行さん「そんなごむたいな」実際うちのヴィーザルは父上の「お前はこの森で過ごし続けろ。誰とも関わるな」って命令を
「父上は大局の百手先までみておられるお方。その方が僕に命令したことは必ず父上が愛する人類や世界にとって有益な物となる」っていうそれで守り続けてる
けど実際のところ周りの神たちは気遣ってたしオデンも割と気にしてた。だからちょくちょくヴァルハラに呼んで外の世界の色々な話はしてあげてたりした(割とワルキューレに詳しいのはそのため)
原初のルーンもセイズも出来なくてむっちゃ凹んだヴィーザルに「お前は悪くない。扱えるような性能にしてあげられなかった私たちが悪いのだ」ってヴィーザルの母親と一緒に慰めたこともある。ヴィーザル視点だと「ああ、別に僕の役目自体には問題ないから気にしてないんだ」って解釈する
>>633
合わないもんね仕方ないね>>640
ミステリーかサスペンスの犯人か如き完璧な説明だ……ランドグリーズのポジションどこがいいかな~と考えたらなぜか藤村ポジションを思い付きました。それだと拝さんはケリィでしかも血縁者になる……
そういえば、ロカセナに現代服着せようと思ったのですが、何が良いかちょっと皆さんにお尋ねしたいです。
>>645
魔術を扱う才能が致命的になくて……しかも自分の父親が原初のルーンを見出した存在なのに自分はその一片も扱えないって事実が更に……拝さんと北欧勢の距離感
エルルーン→実の製造物(むすめ)。両親の記憶はあるけどもう会う手立てがないので実際には唯一の肉親とも言える相手
ムスペル→実の製造物(むすめ)。両親の記憶が無いので実際には拝さんが父親のようなもの。
ヴィーザル(山星さん作)→ヴィーザルがめちゃくちゃ慕ってくるので実の息子同然
ロカセナ(レージュさん作)→基本的にこち亀の部長と両さんとかトムとジェリーとかみさえさんとしんのすけみたいな関係。でもたまに日向とユイとか沖田と神楽とか楽と千棘とか……………ざっくり言うとケンカップルになる
ヴィーザル・オルタ(山星さん作)→ヴィーザルが息子なのでこちらも息子扱い。手のかかるやんちゃボーイな分気にかけがち
ローズル(ユージーンさん作)→基本的に北欧時代の自分の業績に関して自己評価が低いので相手が自分に感謝していることを嬉しく思っている
その他北欧鯖に関して→拝さんから拒むということは無いので各作者の方にお任せします。でもヴィーザルみたいなレベルで懐かないと「本当は向こうのおれにあいしてもらったほうがいい」と思ってます>>653
ヴァーリとかも北欧神話だと散々な目にあってるなーみたいな
ヴィーザルが半神半巨人ならいけるやろ理論で髪に数えられてるけど半神半人なヴァーリもいけるやろ理論で考えてたりはしました
うちの設定でもバルドルとかヘズが神代終わって暫くで消えた後、ヴィーザルが死ぬまでひとりぼっちって訳じゃなかったのは隣にヴァーリ(女)がいたからだったり>>655
トール→拝 気づいたら転生しててびっくり。おまけに父親が自分より先に転生してた上に人間社会に順応しまくっててなおびっくり。でもあの父親ならしょうがないかと諦観してる。妹(ヴィーザル)も一緒なことを喜んでる。母親が自分の親友になってて「ペタジーニ(自分の親友の母親と結婚した野球選手)かよ」ってなってる
ヴィーザル→拝 気づいたら転生しててびっくり。おまけに同僚(エルルーン)もこっちにいる。なおびっくり。あの父親ならまあ……って諦観してる。兄(トール)が一緒なことを喜んでる。
だいたいこんな感じです。拝家は平和だなあ(棒読み)>>659
メタ時空の拝さん「俺は最期まで大事にしてたぞ。お前の子供を無碍には扱えん」
そういうとこやぞおっさん──私には貴方が分からない。何故、こんな旅(ムダなコト)をする?貴方が如何に最強であれど……数多の巨人を退け、武勇に限ればこと大神(オーディン)さえ凌ごうと、ただ武力のみでは此の神話(セカイ)の終わりは避けられぬというのに
『かもしれぬな、所詮オレは猪武者だ。力によって条理を捻じ曲げ、一時の安寧を守ることは出来たとしても、未来(トキ)を繋ぎ止めることは出来ん。仮にその未来に関わる者がいるとすれば……太神かそれこそ貴様の方だろうよ』
──分からない。理解しているのならば……何故、旅を……戦いを……その生を続ける?その無敵の膂力も残した軌跡も黄昏の後には何も残らない。貴方が何をしようと、それは喪われる運命だ。
『それの方がいい、亡き者が居座っては後に進む者の邪魔になろう。ならば、いっそ忘れられた方が気が楽だと言うものだ。それに、なぜこの生き様を貫くかと問うたな?さっきも言ったがな、オレに出来ることは一時の安寧を守ることだ。黄昏にて戦うことに比べればちっぽけかもしれん、だがな……その「ちっぽけ」がオレにはあまりにも愛おしいのだ。父が、母が、妻が、子が……そして隣には友(貴様)がいる。だから、戦う。それではダメか?』
──いずれ、消えると言うのにか。
『応とも、いずれ死するが故に後悔だけは遺したくはないのだ。』
やはり、分からない。何故この男が……神々随一の力をこんな凡百な価値観で震えるのか……何故この男が……黄昏で命を落とさねばならぬのか
──忘れられるのが望みならば、私は貴方を忘れない。仮令この身が朽ち果てようが、この神話(セカイ)が崩れ落ちようが……絶対に忘れてやるものか。
『酷いヤツだな、貴様は。それでもオレの友か?』
──この程度のことは当然のこと。私は悪神、トリックスターの狡猾なるロプトル。人の嫌がることをするのが私の存在証明なのだから>>667
──ロプトル?
頭上から降ってきた声に目を開く。
ここはカルデア。降ってきた声はカルデアに所属する現状唯一のマスターであるフェリーペ。
第弐の特異点にて彼は私と縁を結び、こうして此処に召喚されている。
神霊であるこの身(ロプトル)が召喚されているのは運良く聖杯に縁ある器と接続することが出来、擬似サーヴァントとなったためだ。
その為、今の私には依代と神性(ロプトル)、二つの精神が複雑に入り交じっている。
「ロプトル?大丈夫か?話、途中なんだが?」
「えぇ……少し、昔のことを思い出していただけよ」
マスターが心配してこちらを覗き込むが、それを跳ね除ける。
今になって昔のことを思い出したのはこの霊基の片割れが今、運命との再開を望んでいるからだろう。それに私(ロプトル)の側面が引き摺られ、らしくもなくセンチメンタルになってしまったのだ。
私の片割れは期待を寄せているが、一方でもう片割れは冷めていた。理由はマスターの顔色から結果が伺えたからだ。
やがて、マスターは仕方なさそうに口を開いた。
「薬丸兼武〔アサシン〕の召喚に失敗しました」
マスターからの報告に私(よりしろ)はガックリと肩を落としたアテナ、ガチガチに純正かつ高位神だし……
なんだかんだで冬木式の聖杯戦争で神霊降りたことないしなぁ……フィシュタルみたいな“呪い”ぐらいか(うちだとフラカンがそんな感じ)>>676
アイスランドですねこれは……(誤字脱字:EX)うちのプシュケーの宝具に夫である愛神エロスの持つ弓があるんです
でも実はその正体って宝具の弓に変化してきて付いてきたエロス様の分霊なんですよね
Q.なんで神霊が来れてるのか?
A1.プシュケーが神になった際の権能とエロスの権能は被ってる。これをみてオリ設定になるけれどプシュケーが神になる際はエロスの権能を分け与え擬似的な同一化を果たした。だからプシュケー=エロスが成り立つ
A2.宝具としての機能しかない。あと逸話上プシュケーの苦難の多くをエロスが支援したことによる「エロスはプシュケーにいつも寄り添い彼女を助けるもの」という概念
A3.プシュケーを娶るために一時的にその身を神から魔物の姿へと零落させたことによる神性零落の逸話の応用
みたいな感じで色々と理由は張りました。どんな理屈とかは様々ですけどそれを作るのは大事だと思いますねー。作りさえすれば不可能ではないかと>>565
ソクラテスとかいうレスバ強すぎて処刑された奴>>676
プリヤでちょっとトール触れてるぐらいですねー(それもどこまで参考になるか)
社長の趣味かワルキューレ重視な所もありますし、人の英雄に関わるのも大体オーディンなのでその影響ですかね……>>679
兼武さんは星4アサシン(加藤段蔵感)
ンザンビ……コラボで来てくれるかな……アフリカ神性の詳細知りたい……アステカ神話の神霊はその活動形態から「人スケールの霊基ありまぁす!」出来そうなのがな、、反則やん
どこもかしこも自己矛盾だらけ 書きたいことも書けないこんな世界じゃポイズン(訳:一晩置いてからキャラクターの概要見ると自己矛盾に陥るよね、挙げられないよこんなんじゃ)
というわけで今北です>>683
北欧神代の氷なら永久凍土とか関係なく溶けずに残ってるじゃろ……的な
アイスランド産なのはそこがかつての北欧だからですね、ゲッテルデメルング的な意味で>>689
コルテス「愛です。神の愛の為だったのです」それじゃいってみましょう
氏名】ビクター・コールドマン
【性別】男性
【年齢】39歳
【出身】アメリカ
【身長・体重】178cm・69kg
【肌色】白【髪色】白【瞳色】青
【外見・容姿】人形の様に青白い肌をした男
【令呪の位置】左胸
【属性】混沌・悪
【魔術属性】水
【魔術回路】質:B 量:C編成:通常
【起源】停止
【解説】
大企業コールド・コープの社長にして長く続く一族の当主。
一族の教育により体温が常人より遥かに低く、その肌は死人の様に青白く冷たい。
性格も冷徹にして冷血。情に流されず機械的に物事に取り組む。
彼の心までもが冷たくなったのは妻と娘が不知の病に犯され、治療の手段が見つからず二人を自らの手で冷凍保存した事に端を発する。
唯一残っていた暖かな心さえも愛する人を失った事で失い、完全に凍り付いてしまいながらも根源、もしくは聖杯の奇跡ならば家族を取り戻せる。そう信じてビクターは己の財力を駆使し、聖杯戦争へと足を踏み入れようとしていた。ざっくりとこんな感じです
声優は村治学さんで
モチーフはまぁ名の通りバットマンの悲しきヴィランであるミスターフリーズからです今北散発的発生
>>706
>ワイ神話技能激低民、皆の話についていけないことを覚悟>>711 >>714
よっしゃ。許可も下りた事だし早速投げます
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ランサー
【真名】ペーネロペー
【異名・別名・表記揺れ】『待ち続ける女性』
【性別】女性
【身長・体重】170cm・52kg
【肌色】白色【髪色】金髪 【瞳色】碧眼
【外見・容姿】肩まで伸ばした金髪と、強い意志を秘めた碧眼が印象的な美人。一見穏やかそうに見えるが、それ故に底知れない近寄りがたさを感じさせる
【地域】ギリシャ
【年代】ギリシャ神代
【属性】秩序・善
【天地人属性】地属性
【その他属性】(人型、竜属性、魔性、愛するものなど):人型、神性
【ステータス】筋力:D 耐久:A+ 敏捷:C 魔力:EX 幸運:B 宝具:A>>718
【解説】
古代ギリシャ神話の叙事詩『オデュッセイア』の登場人物。
英雄オデュッセウスの妻にして、夫の留守を守り続けた女傑。息子にテーレマコスが居り、後見人メントールと共に育て上げている。
いかに夫の留守を守り続けたとはいえ、名だたる武勇も魔導の術も持たない彼女が聖杯戦争に召喚されることはそもそも難しい。
では、どうやって果たしたのかというと――
「さあ行くわよペーネロペー! このアテナの加護ある限り、どんな英霊だろうと問題にならないんだから!」
「……あのー。本当によろしいのでしょうか? こんな、反則めいた事をして」
召喚された彼女には、何とも愛ら――もとい、強そうな機械人形(1メートル)が付いてきていた。
彼女こそはギリシャ神話の女神アテナ。オリュンポス十二神が一柱にして、知恵・芸術・工芸・戦略に通じる女神様である。
「おいそこ、『可愛らしい』とかなめた事言ったら呪うわよ?」
……こんなだが、れっきとした女神である。
あとペーネロペーが戦えるのも大体彼女のおかげ。>>715
この人の姿ちゃんと描いたのこのあいだの後ろ姿と半年以上前の漫画のコマのごっつ小さいところだけだから、わからなくてしょうがないよ!!腹切るな!!命大事に!!
でも私の頭の中では小太郎くんとコクトーとオデュッセウスとダビデを合わせたようないい男だから!きっといい男に描いてみせるから!!そのうち!!!うちだってプロメテウスとか作っちゃってますもの、無問題無問題
>>728
ランサーなので機動要塞は呼び出しません。呼び出さない筈、です
付け加えると、女神アテナの見た目イメージはオリュンポス配信前のアルテミス真体に対して抱いてたイメージも元になってたりします
…蓋を開けたら似ても似つかない実像でしたが
追記:ペーネロペー完成案は明日投稿予定です。今日はもう遅いので>>729
こちらはアテナ単身で召喚する方向性で考えているんです。最初はペーネロペーの身体を借りるか?と思いましたが「推しに自分が入るとか解釈違いやこだわりを拗らせそうだな」と思い直してやめましたね。>>733
主要な神々はメカっていうギリシャ神話だから仕方ないえっと、私はぁ…!菖蒲を核に神霊ミックスのハイサーヴァント構想がありまぁす!(唐突な懺悔
もう作って動かせるならそれでいいんじゃないかなって……
ちゃんとした形のSSじゃなくても拝さんとロカセナみたいなレスを介した掛け合いとか島術さんがされてるキレるX君とそれをなだめるカシンちゃんみたいな形でもいいんじゃないかなって……>>740
いえ、私も特定の人物へ攻撃のために匿名の人が正論っぽく言っていると思ってつい口出ししてしまいました。そうじゃないなら別にいいです。(やわらかカシンチャンの歌とか考えてる間になんだかまた何か議論が始まっているような)
(歌ったろかな)(特に懺悔する必要なかったっぽいわぞ神父さま)
今年のエイプリルフールネタは自作キャラを使った薄い本の表紙風イラストでも描こうかしら
>>746
(拝さんとか投下して相当前だけどロカセナとかヴィーザルとかと絡みすぎて未だにキャラが立っているって言う……)
(極端な話キャラが立つくらい言及出来るなら良いと思いまする)実作品に出てなくてもここで掛け合いをして周知されてるメンバーもいるし、そのへんはもうゆるやかにしてもよさそうな気もしますよ自分は。
今は(第一回のための)リハビリと短編SSを去年……じゃねーや2年前の夏に投げたミカエラの復帰のためにまた短編SS書いてます。
幸運にも自分は感染してませんけどなんかもろもろスケジュールがガッタガタですよもう、ややこしいなぁウイルス関連……>>749
ホワイトデーに関してはまだ3月なのでセーフ(日にちが過ぎてからドンファンとロキの絵をあげた奴の言い訳)アレン・サウスヘッド(金田一耕助)はやりたいけど原典まだ読みきれてないのでやれない顔()
レージュさんにつきましてはルピアと闇理仁が互いにハート目で見つめ合ってるイラストを楽しみにしております
濡れ場ssも創造したこの二人なら怖いものなどなにも……あっやめて叩かないで鹿之介の幕間
ハクトくんのホワイトデー
エウラリアの幕間
はやぶさとロスヴァイセの対談(inカフェ)
鹿之介の幕間2
ハクトくんの幕間
自分を追い込む意味で優先的に書くSSを挙げておきます
なんで一つ書く間に三つ増えるんだ…補充と出力のバランスおかしい
>>749
ふふ…そんな阿呆はここにもおりますよ…ちょっと気が早いけど次回作どうしよかなー。
順番的に言えば監獄舞台の聖杯大戦なんだが、自キャラの描写慣れもしたいし。
どんなの見たいとか要望あれば応じますが。・百弾本書き
・ティアVtイベント2
・ベルカリメイク
・Secret orderS(オメラス)
・インフレ
やりたい事はいっぱいあるぞなぁ!>>762
>718にひーさんのペーネロペーとアテネがいます。うちのアテネ案は単身なので設定被りはしないので一安心。
アテネはサーヴァントとしてとりあえず、人間の身体かそれくらいダウンサイジングできる端末で召喚される方向性で考えます。パラスやペーネロペーとか推しの身体を使うのは当人のこだわりから嫌うイメージがあるのです。やりたいこと
・終末槍組VS終末槍組オルタ
・灰津
・キュベレー特異点
・ジャメルと盾マリー、あと綾美と林ちゃん・Fate/CP続き執筆
・学園編外伝SS完結(できたら今年のぐだぐだ復刻前に)
・第一回の続き執筆(これはひとまず残りのSSが投下されるまで待ち)
・ペーネロペー完成→new!
自分はこんな所ですかね>>769
あっ、ごめん…。多分本音が漏れたんや…。「キャラ作ったらしっかり描写できるかを考えるのも大事」って事ですよね!!個人のタスクだと
・Fate/Hearts of Swordの更新
・製作中のサーヴァント
・既存キャラクターの改修
・大嶽丸配下のSS
時間が足りない……!>>769
オメラスは複数マスター参加型特異点企画として考えてるFate/Secret orderS内で使用する施設として新たに考えた設定でございます。……エリア51が駄々被りしたからね。しょうがないね
海底鉱山基地オメラスを拠点にカルデア本部と通信が途絶えた二軍チームが力を合わせて頑張るぞ!的な感じです
ランサーチャップリンが敵として確定してるので解釈違いの方は残念だけど……な案件でもあります(なんでやわらか戦車だったのかといえばデフォルメの練習してる時「ほお出っ張り過ぎてこれじゃあやわらか戦車じゃん」となったからであるけどそれは今大して重要じゃないわね)
やりたい事、やりたい事かぁ……
・与太話ssをエイプリルフールに間に合わせる
・カフェネタ一期最終回(戦国同窓会)
・↑二期からは他者制作キャラをいっぱい出したい
・最初の部分書いた例のssのノルマ回収!!
・wiki投稿済み記事の改修(主に説明不足の解消とセリフ例などの追加)
・各キャラのちゃんとした設定画を書く
……時間足りないわ!!!>>779
彼を曇らせるキャラって言うと「迷宮の彼」と息子と「娘(青銅のあの子)」の3人なので彼が悪いことしてたらその3人のだれか呼ぶといいよってぐらいのピンポイントでしたね
彼やる気あったら時間を与えれば与えるほど厄介なサーヴァントなので特異点とかでいると厄介すぎますからね
なおテセウスに会ったらアリアドネのことでちょっとオハナシしたいと思ってるぐらいには気になってるのでやる気になります
ぶっちゃけた話ダイダロスはやれること多すぎてリレーに出すと嫌われるサーヴァントだと思ってたのは内緒>>775
ぶっちゃけエイプリルフールだから何でもアリアリよぉ正直リレーに出したい!→新しいリレーがない!けど今こんなに滞ってる中で新しいリレー開くのはおかしいという意見も痛いほどわかる!
ってなったら個人で書くしかないんですよね……で個人でぼちぼちやってたら個人専用キャラとかも増えてしまうオメラスはビースト案件なので冠位術トリスメギストスが途中で助けてくれる
常駐鯖のティアが槍を喪失してる……から勿論後々に聖槍が絡んだステージが出てくる
ジゼル強化イベントで「オズの魔法使」のオズは実在したんだよ!する
ネッブがエントリーしてくれたので本格的にfgo本編の裏面みたいな構想が成立しそうになる
人理発電!この魔術師ニンゲンどもがぁ!
クロケルも後で来いよ! 来いよ……!
雪山、海、火山、ジャングル……ステージ毎に特色あると楽しいのね(ロックマ○並感>>776
すみません改めてディックさんに謝罪します
さきほどの私の発言大変申し訳ございませんでした
他の方も空気を壊して申し訳ございませんでした何やら北欧神話世界観の話題があったらしい……めっさ逃した……!!!
>>765
最近の自分はキャラ解説とssを混ぜることによって、人物像の解説もしつつssも書いた大義名分を作りたい
太公望とかもう実質ssですよあれは~(なおまだ書き足す事はある模様)
というか長い文章は集中力続かないんじゃ!
語彙力の無さで頭の映像が全部説明できなくて苛々するから、一シーンだけで充分なんじゃ!ジゼルを100%楽しむためにはユーウェインとの馴れ初めのベルカをやんなきゃならないし
菖蒲の擬似鯖イベントやろうとしたらインフレで聖杯戦争やらねばだし……どうして時間はすぐ無くなってしまうん?
>>779
やはりHALは人が生み出した新たな神、デウスエクスマキナ……!>>785
小説としても長く書こうとしたらエタりそうなときは、もう書きたい部分だけ書いて投稿!でもいいのかなとも思いました。猫さんや山星さんみたくそのキャラクターの台詞をすぐに作ってスレとかで会話とか苦手なので、そういう掛け合いやペアで目立たせるというのが私ではできませんから……最近の私
他の方のために送り出した(作り出した)キャラを自分で書かないなどということがあっていいのか、いやない(反語)
ペア作るしかないわね!!自作キャラとか他の方ので!!
ジャメル・ルルーシュ&王妃様
リディア・メルト&アクタイオン
ラナ・アレマンノ&アズライール
めう〜(タスクの量に死)(三月全く仕事がないから一生懸命書かないと)
>>787
なるほどクラス被りもありなのか
……かなり良い感じだと思います!
電脳上に存在する空虚な少女がどうなるのか、っていうのをコンタクトを取った時から考えて行動したりすると思いますねー
一緒に遊園地行ったり、買い物行ったり、弱い体だと体験できないような色々な話をしたり……
その純朴さでメアリーの最期あたりはマーリンから見たアルトリアみたいに情が湧いてるかもしれないキャラ紹介ssって重いんですよね〜なんだかんだ言っても。
紹介したい子がいるとしてバックボーンをやるのかバトルスタイルをやるのか決めなきゃいけないし(ミカエラはバックボーンネタは18年7月にやったっきりので今はバトルスタイルネタ)
それを書くためにはまたなんか登場人物を作んなきゃいけないし、というかもう作ったし。名前もデザインイメージも魔術も魔術理論も戦闘スタイルも決着までの流れも。
ちかれるていうか、氷属性の魔術師だったりギリシャ神話のオリュンポス神体だったりと面白そうな話題に限って何故に私はぐーすか寝てしまうのか。
>>806
サイバーゴーストに近いやつとか面白そうもうちょい深くコンタクト取ってみよ
↓
取り敢えず色々なことを体験させてみよう……その内に何か芽生えるかも
↓
色んなことを体験する度にまあ喜ぶものね……色々教えていきましょう
↓
はぁ!?私が引っ掻き回す予定だった聖杯戦争にあの子がぁ!?……いいえ、ちょうどいいわ。きっと面白い物語になる
↓
私も参加者の一人だし、精々敵だったり仲間だったりのムーブでいい物語のために成長を促しましょう
↓
今なんで助力したんだろう……ああ、そっか!こんなところで死ぬのは彼女の物語が勿体無いからだ!(自分の心に疎い)
↓
ああ、そっか……私、あの子に愛着が湧いてたなね……愛着なんて感情、初めてだったもの(庇いながら)
ここまで見えました(This Man 思いっきり借りようとしてた顔)
>>808
私も林崎甚助と志村千早のCP見てみたいという理由でSSを書き始めました。やりたいという願望はもっと全面に出していいと思いますよ。>>821
あい、前にちょろっと出しました。
でも神々も巨人もいいのですが、私的にはオーディンもトールも重宝する巫女の存在がヤバいと思うのですよ。>>828
>だって真エーテル撃てるやん!
その真エーテルを取り込んで進化する一般人どもがウチにいるという事実………………お前らの事だよ宇宙ゴリラの親類と天パぁ!!!(半ヤケ)なんだなんだ、深夜のスケベ対決……?
>>839
!!
うーん……『紳士淑女の社交場』!
うっせー!!センスがないのは自分が一番わかってラァ!!>>847
ふふふふふ……(悪い笑顔)>>851
巨乳なのはどちらかと言えば地母神……ほら、山脈を胸部とすれば分かりやすい。>>851
わかる(剣ババを構えながら)……め、女神はいませんがウチがつくる女性陣はおっぱい大きめじゃ!
あ、悪神がいたわ!(女神じゃない)>>867
オホーッそれは楽しみですわよ!アテナアテナ言われると太古の昔にチラ裏に書いた、エリクトニオス(ヘパイストスとアテナの子)を清書したくなるぅ
無双オロチ3のとかハンコックの石化して壊すの流れめっちゃ良い…
本日の太公望
第二宝具について解像度が上がったので、セルフ闇落ち形態が生えました!
あれです、アタランテ・メタモローゼみたいな…
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/妲己セイバー出来たー!真名クイズにしてもよろしい?
>>871
はーい!
【CLASS】セイバー
【真名】■■■■
【出展】史実
【性別】男性
【身長・体重】150cm(182cm)・49kg(85kg)
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C+ 耐久D+ 敏捷C+ 魔力E 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力B、騎乗B
【保有スキル】
心眼(真)C+
修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。
第二宝具使用時はAランクになる。
■■■B
第二宝具使用時はAランクになる。
紅顔の美少年C-
人を惹き付ける美少年としての性質。男女問わず魅了の魔術効果として働くが、対魔力スキルで回避可能。対魔力を持っていなくても抵抗する意思を持っていれば、ある程度軽減することが出来る。
第二宝具使用時はこのスキルは消失し■■Aになる。幼少の宮本武蔵か?
>>874
宮本武蔵違いマース>>876
違うデース塚原卜伝、上泉信綱?(有名どころしか知らない民)
女神について
女神に人生を狂わされたセイバーHさんへのインタビューより
「女神?はっはっは、女神ときたか。マスター、私から進言しよう。女神と言葉を交わし、その果てに理解しあえたなどと思わない方がいい。彼女達の思考は人間とは違う、超然とした神のソレだ。故に女神は人を愛せど、人を理解しない。己の失態を人間に償わせようとするのだから、尚更だ」恐らくは宝具名からして日本…セイバーで我流ということは剣豪…
ここまでは導けるのですが、少年期にスキルになるほどの美貌を有していた剣豪、となるとパッとは思いつきませんね…無知ですいません…二刀流という理由で柳生七郎(後の柳生十兵衛)とか言ってみる
【CLASS】セイバー
【真名】宮本伊織
【出展】史実
【性別】男性
【身長・体重】150cm(182cm)・49kg(85kg)
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C+ 耐久D+ 敏捷C+ 魔力E 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力B
騎乗B
【保有スキル】
心眼(真)C+
修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。
第二宝具使用時はAランクになる。
第五勢B
二刀の刀の利点、威力を最大限に発揮する構え。剣の思うまま、状況の流れるままに戦う二天一流だが、強敵と対した時、運命と対した時のみ己を静め、剣心を零に落とし、構えを取る。
第二宝具使用時はAランクになる。
紅顔の美少年C-
人を惹き付ける美少年としての性質。男女問わず魅了の魔術効果として働くが、対魔力スキルで回避可能。対魔力を持っていなくても抵抗する意思を持っていれば、ある程度軽減することが出来る。
第二宝具使用時はこのスキルは消失し無空Aになる。>>885
【宝具】
『我流二天・剣轟抜刀(がりゅうにてん・けんごうばっとう)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2〜20 最大捕捉:1人
二刀流のまま泰然と構え、剣気にて相手を威圧する武蔵の技の模倣。背後に浮かぶ仁王は本来剣圧によるイメージだが極限まで研ぎ澄まされた殺気は実体への干渉力を持ち仁王に斬られた物は実際に斬れる。武蔵にとってこれ(小天衝)は相手の気勢を削ぐための言わば奥義の前段階であるが伊織はこれを宝具と言えるレベルにまで昇華した。
『遥かなり天元の華(「 」)』
ランク:EX 種別:対人魔剣 レンジ:0〜10 最大捕捉:1人
宮本伊織が追い求めた剣の奥義。『空』の概念、『零』の剣の具現と言える。
対人魔剣と言っているが、その本質は対因果魔剣。あらゆる非業、宿業、呪い、悲運すら一刀両断する仏の剣。師とは違う方針で辿り着いた“もう一つの零の剣”
『究極にまで、これ以上ないというぐらいにその存在を削り落として、それでもなお残る”何か”』宮本伊織は一度だけ見た師匠の奥義を再現するためにあらゆるものを削り落とし、最後は振るわれるはずの剣すら手放した。最早そこに残るのは“斬ったという結果”のみである。
この宝具を使用する際は子供の姿ではなく奥義開眼した青年の姿に霊基再臨し、それに応じてスキルも変化する。
【weapon】
無銘・太刀、無銘・小太刀>>886
【解説】
むかしむかしあるところに橋を渡ろうとする人を襲う鬼がいたそうな────
「鬼が出るって聞いたから来てみたものの、これはまた随分可愛らしい小鬼が居たものね。君、名前は?」
「……伊織」
忘れもしない。それがあの人との、師匠との出会いだった
師匠との稽古の日々は充実したもので、だからこそ…師匠が平行世界に転移を繰り返す漂流者だと知った時は衝撃を受けた。
行かないで、自分も連れて行ってと聞き分けのない子供のように泣き縋る僕に師匠は困った顔で『自分の意思で移動するわけじゃない、行くのは自分の本意じゃない』と宥め賺す。
「それでも」と言いかけたのをすんでのところで飲み込む。これ以上師匠を困らせたくなかった。
それから僕は師匠が見付けてくれた引き取り先で養子として育てられる事になった。そして別れ際に師匠は“さあばんと”というものを教えてくれた。歴史に名を残す偉人や英雄になれば死後に再開出来るかもしれないらしい。
その時僕は決意した。きっと、きっと、再開出来るように。師匠と父上、『二人の宮本武蔵』と並び立てるような武士になる、と。神伐局について考えていたら何故かリブートが始まっていたけどこれはもしかしてもしかすると初期のアメリカ人連中が蘇生するのではないか
>>887
二天一流の開祖、宮本武蔵の養子。養父同様二刀流の使い手で見目麗しい美少年。
かつては追い剥ぎのような事を繰り返す餓鬼であったが“女の宮本武蔵”に拾われて弟子として育てられた事で人並みの情緒を身に付けた。そして師によって養父となる“男の宮本武蔵”と引き合わされ、養父の元で武士としての教養を身に付けた。そして成長した伊織は師父とは別のアプローチで彼等の目指した“零”の剣へと至った。
明るく人懐っこい少年らしい性格で困っている人がいると見過ごせないお人好しな一面もある。これは自分を拾ってくれた師匠のように自分も人を助けようという考えからくるもので特に腹を空かせている子供などは過去の自分と重ねて食べ物を恵んでやる。
一見すると剣豪とは言えなさそうな精神性だがやり手の剣士を見ると嬉嬉として勝負を挑もうとする等剣に関しては中々にアレ。
現界した際は少年の姿で現れる。これは『「二人の宮本武蔵と並び立てるような武士になる」と決意した時が全盛期』という武則天タイプである。
また、紅顔の美少年を使って相手のやる気を削いでその隙に攻撃するという戦法を編み出しカルデアで試してみたが一番効いたのは他でもない師匠だったそうな。>>889
【サンプル台詞】CV福山潤
召喚「サーヴァントセイバー…よし、ちゃんと言えた。あ、いやいや!忘れてください。えー、ゴホン。問おう、貴方が僕のマスターですか?」
好きなこと「好きなこと…剣の修行とか。あ、それからうどんとか好きですよ!」
嫌いなこと「たまーにカタカナの発音が難しく感じる事があるんですよね。特にサーヴァント。生前ずっと“さあばんと”と言っていたものですから」
聖杯について「聖杯?そう言えばありましたね、そんなの」
「はい!」「了解です!」「待ってました!」
「それでは、斬り捨て御免といきましょう」
「この一刀こそ我が空道、我が生涯────我が追い求めた究極の一と知れ!」>>893
武蔵ちゃんの弟子なら使えるものはなんでも使うよね。コミカライズ版見てたら戦闘中に霊基再臨するのも有りなんだと思ったので取り入れた次第です
>>894
宮本伊織には島原の乱で侍大将を務めて大活躍したという話があるのですが実はこれを「ここを逃せば自分が歴史に名を残せるような戦はもう来ないかもしれない」と頑張ったというエピソードにしましてね
>>895
信じられるか?これ武蔵ちゃんの宝具とレンジ同じなんだぜ?
やってる事は似てますがどちらも絶技ですし大丈夫ですよ
>>896
実際境遇に某少年漫画の主人公成分が多分に含まれてますのでね
リメイクや手直しはやってみてこんなのどう?って上げてみるとよろしいですわよ最初解説のssは伊織くんが武蔵ちゃんに挑み掛かって返り討ちにあって悠々と橋を渡っていく武蔵ちゃんと負けた=次に来たら殺されるかもしれないと剣術を身に付ける野生児という過程が事細かに描写する予定でしたが長くなりすぎる上にキャラの解説に要らないと端折りました
さてさて、島術さんの美少年チェックは如何程でしょうかのぅ>>901
いる!!>>901
同じくいります!「そんでお師さんが呪術に使う材料買いに行くって言わはるんで「ヤバイ店でも行くんかなぁ」と思いながら着いてったんやけど……車降りたら百均で。結局フェルト買って帰ったんですわ」
「へぇ、呪偶ってそんなお手軽に作れるんですね」
「いや、多分あれはお師さんだからできる類の破茶滅茶やと思うな………」
「それもそうかぁ…………あ。お茶のお代わりどうぞ」
頭の上の癖っ毛を揺らしながらどこか遠い目をする少年の方に腕を伸ばし、烏龍茶が入ったポットを滑らせるように動かす少年。
「それにしても、ミス西行に息子さんがいたとは知りませんでしたよ」
二人の会話を聞いていた、一際落ち着いた雰囲気の男子が前髪をいじりながら息を吐くように声をあげると、話しかけられた方の少年が「いやぁ、単なる内弟子です。一応戸籍上は養子になっとりますが……師匠も「西行とは名乗らなくていい」って言うてはります」と反応した。
香港、三月某日。
普段であれば師匠の海外業務には着いていかない高円寺零央なのだが、今回は春休み中であるので旅行がてらに着いて来ている。
そんな中偶然クライアントに同年代(少なくともそう見える)がいたため、それなりに会話が弾んでいる次第であった。かかってきた電話を理由に離席中の西行さんは、現在「この並びだと俺がショタコンみたいじゃねーかよ」と思いつつ裏でこっそり様子を見ている。
なお、彼は知らないというかあえて気づかないようにしているが、彼が現在同席している二人は香港の巨大三合会のリーダーとその腹心であり、西行さんの依頼主本人である。
「知らなくてもいい事なら、教えられるまで気付かなかったということにした方が物事が楽に進む」というのは彼が長い弟子生活の中で培った経験則であるゆえに、とりあえずは初対面のクライアントに対する程度の丁重さで応対していた。だってその若さでその地位にいるって事は絶対闇があるし。
一方マフィアたちの方も、歓談への参加には意外にも意欲的である。
普通であれば逹龍は彼の部下–––影武者としての役割も持つ宇轩–––が仕事中に私語を挟んでいれば咎める立場にあるのだが、この場合は彼の長らく持っている「西行さんとは一体何者なのか」という疑問解決のための情報収集を意図としていることは見えるので放置していた。というかいない間にバプ様とナディアの怪獣バトルやってたのか……
うちからもセクシー枠で最愛を……って思ったけど基本的に火力とかないのよなこのビーストIII(攻撃(快楽)受ける度に魔力無限湧きするだけで)
>>901
いる>>908
「……てなわけで考えたんですわ。師匠の出身……ズバリ、闇の暗殺者養成機関なのではないかと」
「暗殺者」
「養成機関」
若干顔を引きつらせた雇い主を横目に、その影武者が努めて明るく言葉を繋いだ。
「はい。多分裏社会とかで有名な感じの……身寄りのない子供をさらって来て暗殺者に仕立て上げるとかそういう、漫画でよくあるやつ。お師さんは魔術師嫌いやけど、それも育成してた教官が魔術師やったとかだったら説明つくんやないかなって」と、身振り手振りを混ぜた慣れない英語で話す零央。「多分二人組とかでバディ組んで、卒業試験に相手と殺し合いせなあかんタイプのやつ」
ここまで言ったところで、一旦言葉を切って笑い声をあげた。
「せやけどまぁ、でも流石にリアリティに欠ける説やわ!けったいなこと聞かせてもうてすんまへんわ」
「ああ、全くです。お客様に妙なことを聞かせるものではありません」
と、扉を開けて入ってきた西行が言うと、そこでそのやりとりはお開きになった。なんと言ってもこれは商談。お互い暇とは言い切れない身分なため、おしゃべりばかりしているわけにはいかない。
……少年の説を「リアリティがない」と切り捨てた場合、今「……そうですね」「全くです。つくづく謎な方だ」と相槌を打っている二人の実在性もリアリティの問題で消滅するのだが、そこは言わないお約束である。>「暗殺者」
>「養成機関」
クッ……!非人道的な訓練、実験…闇社会に生きるエージェント、唯一心を許せるパートナー…!(性癖に刺さる音今北産業
>>926
頭突きとか噛みつきも禁止しなければ……
平将門「手足を使えなくなっても人間なんとか戦えるぞ!根性で首だけでも襲えたんだから間違いない!」>>926
むしろその言葉を煽りだと捉えた負けん気の強い連中が本気出しそうですね…いやぁ乱世乱世>>921
>>922
>>923
>>927
では!
■神楽坂歌劇団
かぐらざかかげきだん。
東京都新宿区神楽坂に存在する神楽坂劇場を拠点とする歌劇団。
地域に密着する活動を徹底しているため知名度こそ無いものの、かの宝塚以上の歴史を持つ。
宝塚が様々なジャンルの演目を主流とするならこちらは西行法師や国定忠治などの浪曲や講談、紅葉狩や道明寺などの能楽、蘆屋道満大内鑑や義経千本桜などの歌舞伎、果てには丹下左膳や座頭市などの時代劇も含めた日本より古来から伝わる作品を題材にした演目を主流としている。
また、劇場外でも活動しており、ゴールデンウィークや夏休み、文化祭やクリスマスの時期には神楽坂の学校や公民館、老人ホームなどで劇を披露している。
活動地域、活動内容など様々な違いはあるが、宝塚との一番の違いは「演者が男女混合の歌劇団」
ということである。
劇場外には出るが町から出ることはなく、常に町民のことを意識した「町民による町民のための町民の歌劇団」をポリシーにしているため地域からの信頼も非常に厚い。
地域の中学校や高校の演劇部では「神楽坂歌劇団の入団」を最高のステータスとして見ているなど、神楽坂においては宝塚や劇団四季以上の憧れの対象になっている。
その前身は明治初頭にまでさかのぼり、東北地方からやってきた旅一座によって作られた「芝居小屋 神楽坂」が発端となっている。
その後、時代の変化に従い「神楽坂歌劇団」と名前を変えて現在に至っている。>>930
――――その実態は、平将門が残した呪詛による霊災を防ぐための秘密組織。
時は明治4年、関東大震災を予知した神祇省と呼ばれる対霊機関は、各地方から歩き巫女、巫覡、陰陽師―――俗に退魔師と呼ばれる人々を招集する。
彼らの尽力もあり、関東大震災はマグニチュード7.9という本来予測されていた1/3程の規模に抑えることが出来た。
日本における災害は、平将門の呪詛によるものである。
彼の残した呪いは今も地脈を蝕み、魔性を為し、霊的災害を産み続けている。
神楽坂近隣には平将門縁の地が多く、複数の神社がその首を祀っている。
神楽坂歌劇団は、そのうちの一つである赤城神社―――将門公の血によって御神木が赤く染まったことをその名に由来する神社の裏鬼門、呪詛に対抗する方角に居を構える対霊組織である。
■不穀隣歌劇団
ぶるっくりんかげきだん。
ニューヨークに存在する神楽坂歌劇団の支部。
こちらは霊災ではなく魔術師による人的災害を防ぐためのもので、その主要メンバーは「ストライク・スクワッド」と呼ばれている。>>931
◆所属メンバー◆
■拝羽々丸(おがみはばまる) 30代〜40代 男性 CV玄田哲章
神楽坂劇場支配人。元は投資家であったが、縁があり支配人の立場に就任する。
支配人ではあるが決して偉そうにせず、役者達と同じ目線に立って物事を考えられる人物。
役者達に対しては実の息子や娘のように接する温かい人柄をした男性。
■立海伊吹(たつみいぶき) 21歳 男性 CV:堀江瞬
神楽坂歌劇団火組隊長。遠い祖先に蛇神を持つ青年で、龍脈の異変を感知する能力を買われ歌劇団に入団する。主な役割は売店の店員やチケットのもぎり。
■神楽坂さくら(かぐらざか - ) 18歳 女性 CV:横山智佐 155cm 42kg Bカップ
神楽坂歌劇団火組筆頭。曽祖父に沖縄地方のユタと呼ばれる霊能者、曾祖母に北海道のトゥスクル(霊媒師)を持つ。黒髪ポニーテールに袴が特徴の美少女。日本の最北と最南の血を引くことから強力な破魔の力を宿す。平素はお淑やかな大和撫子だが年相応に好奇心が強い一面も。北辰一刀流の使い手。
■弓削原柚子(ゆけばらゆず) 21歳 女性 CV:東山奈央 172cm 57kg Fカップ
神楽坂歌劇団土組筆頭。明るく染め上げた髪が特徴の美女。愛煙家で銘柄はマルボロ。一見人を寄せつけない雰囲気を纏うが口を開くと気さくで親しみやすい人物。陽キャとも根明とも言える性格で、とにもかくにも楽しいことが大好き。仲間思いで涙脆い人情家。陰陽師の家の生まれで有事には伊吹をサポートする。
■雪見九十九(ゆきみつくも) 15歳 女性 CV:生天目仁美 161cm 48kg Cカップ
神楽坂歌劇団水組筆頭。色素の抜けた薄い髪を持つ美少女。日系ロシア人。ツィルニトラという竜種の血を引き、氷の魔力を纏う。物静かで控えめ、口数は少ないが仲間に対する情や使命に対する思いは確かにある……そんな人物。日本が好きで白い留袖に身を包む。>>892
設定が正統派過ぎて、我大興奮。これは実に良き公式絡み…
公式とつながりのあるサーヴァント作成って度胸がいりますよね
そういう意味でも素晴らしい完成度だと思います
>>910
うーんこのニアミス
当たらずとも遠からずと言いますか、しれっと核心突いてる危うさがたまりません
>>933
>神楽坂さくら
最新作辺りで仮面をつけて登場しそう(新サ〇ラ並感)
という冗談はさておき、こういうのを見てると帝都聖杯みたいな過去の時代に起きた聖杯戦争とかも書いてみたくなりますね。現状そんな贅沢言ってられる程余裕ないので無理ですけども
せめて外伝だけでも終わらせなくては…
※ちなみにやるなら黒野辺りの祖父ちゃんでも主役にしようかと考えてます>>946
そうだたのか、失礼しました……(ケツ姉未所持並感あ、踏んだ。立ててきますー。
>>956
あ、でもスカ様の説明限り「神霊」という存在にどれだけ近しいか、なのかな
スカ様が作中で神や神霊サーヴァント(擬似鯖のそれでもない)扱いされてるのに神核EXでなく神核Aなのは巨人の性質も持ち合わせてるかららしいですし>>963
夏美を20代くらいにした別バージョン考えているんですけど秘書にどうですか?>>966
……これは私も概要しか書いてないのが悪いですね。ごめんなさい
まず前提として拝さんが現世に現れるのは極めて直近というのがあります。具体的には決めてないですけどどれだけ早くても1990年代を想定してます
なので歌劇団の設立に拝さんは関わってないですし、今なってるのは投資家として先代の所長と縁があって気に入られた先代に立場を譲られたとかそういう形です(ぶっちゃけそこも含めてまだ決めてない)
あと拝さんはあくまで歌劇団の歌劇団としての支配人としてしか考えてないので対霊関係で彼がメインを張ることは無いでしょう
あくまで対霊関係の面では伊吹とさくらが陣頭指揮を取るんじゃないかなって思います
これは歌劇団じゃなくて拝さんのネタ全般に言えることですけど彼は「現世にいるエルルーンの身内・北欧関係鯖と絡めるキャラ」としてしか作ってないので戦闘させる気は私はないです
なので魔術師としてのスペックも考えてないですね>>976
鰐さんは嬉しいだろうなあと思いました(小並感)
あと私も嬉しかったです(ヒッポリュテ貯金がはかどる的な意味で)>>974
2部でそのあたりの謎が分かったりとかしないかなとかひそかに期待してます私ぃ!「無機物でも魂を得ることがあれば召喚されることもあるだろう」(意訳)から?ボイジャーやった鰐さんは「とんでもない奴と同じ時代にry」な気持ちだったんですよー!
でも発想の柔らかさに対するリスペクトだけだったんですねぇ!でもそしたらRequiemじゃん!?もうねぇ!この敗北感たるやって感じですわぁ!
コラボイベントはショップ店員エリちに「英霊何十人も使役して自分が強くなったと勘違いしてるんじゃないの?」とか言って欲しいんほぉ!!その後曇るのもセットでぇ!
……エリちと一緒に行方不明になったプランくん探すイベントかなぁアビマニユ君良いですよね…(水を得たオタク)
カルナやアシュヴァッタ―マン、ドローナがいて「やっべ全然倒せないんだけど…」ってなるチートキャラだから「リンチして倒すお(^ω^)」になる遣る瀬無さとか
アルジュナ「息子の仇は日没するまでに必ず殺.す(漆黒の殺.意)」
>>955
神は全知全能だけど大きすぎると逆に処理落ちするから分霊作るお!っていのがキングプロテア辺りで語られた分霊構造だった気がします>>987
私藩士さんのネタ生みの速さとそれを実行に移すまでの行動力の多さとネタの多さすっごいと思いますよ。……私はなんかもう、幅がないから……
ふと思いついたというか野紀さんの施設の職員はりますね。第一弾
黒上姫夜(くろがみひめや)
施設におけるアルバイト兼、所長の手ほどきによって自身の「蛇憑き」の弊害を制御しようとしている現役女子高生。黒セーラーを着ながらバイトをしているが、現代高校で黒セーラーなんてものはそうそうない。詰まるところただの趣味である。本人は普通に高校生としてブレザーを着ている。
穏和なお嬢様……なのではなく意外と勢いがある。意図的に歯向かう奴は10回ぐらい叩き潰し、自分に逆らえないようにしてからやっと赦しを与えるくろいあくま。といっても、本人自体が邪な思いを抱いていない善人なので、意図的で過剰な嫌がらせでなければ問題ない。幼い子供に対してはそこまでの暴虐は働かないが教育はする。
──────彼女は各地に伝わる「黒姫伝説」における黒姫と、黒龍の間に生まれた子孫の系譜である。よって、蛇の呪いというものに憑かれやすく、それをどうにかするために百数十年前から一族絡みで呪術師の野紀一族と親交があるとか。剣道部という名目で持っている竹刀には黒姫が黒龍を叩き切ったとされる刀が仕込まれており、彼女自身の右腕には黒い龍の刺青が彫られている。
実はこれ、刺青ではなく何かしらの使い魔と思われるもの。なので身体中を移動できるし宙に浮く墨絵みたいな感じで外にも出れる。外に出たらよく野紀所長を締め付けたり噛み付いたりで攻撃しようとする。動物と話せる施設の子曰く「こいつのせいでこんな姿になった。訴訟」みたいなニュアンスらしい。
「はいはい、順番に並んでー。あまり騒がしいとおやつは没収だからねー。」
「………ねーえ、斎藤君。姫夜さんさーぁ、『物を壊したら素直に言おう』って言ったよねー?……ちょっとお話しましょうか?」
コンセプト:黒髪ロング黒セーラー日本刀女子ああそうだそうだ語ること一つあった
Requiemに出てくる鬼女紅葉さん、あの人が実は鹿之介の母上であるっていう説があるんですよ
更科姫って名前で>>987
猫さんだって色々とカップリングやキャラ同士の関係性作っているじゃないですか。それだって誰にでもうまくはいきませんよ。残念なことに私では遥か及びません。レクイエムはハンニバルがちゃんと出番があれば嬉しいです。戦史とか好きなんで、やっぱり彼も気になります。
>>993
それなら黒ひげとキュケオーンでいいじゃん!コスト的に!
あとワターシ、発想の暴力とかシテナイデース。TVSHOWスレのガンジーとは私のことデース1000ならえっちな話(爆弾を投げる男)
>>995
人
外
要
素
……いや、性癖だこれ1000なら複数人でのチーム、コンボ
聖杯大会予選会場142回目の掎角一陣
1000
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています