【安価&コンマ リレーSS】？？？「ここが型月学園か……」

オール型月キャラの学園モノです
ちびちゅきとの差別化のためバトル要素も入れます
コンマは安価を引いた方が下記のリンクから0～99の乱数を出してください
http://mpnets.net/rand/index.cgi?do=1&lnum=0&mnum=99&enum=1
DDD、まほうつかいの箱に関しては作者不勉強のため他の方に任せることになります
>>5まで説明や注意事項があるため書き込みは控えてください
完走出来るか分かりませんが次スレは>>950が、建てられない場合は>>970がお願いします

承認ありがとうございました
注意事項
※このSSはリレーSSです。SSの書き込みが5レス終わった時点で次の作者に移ります
※恋愛要素が出てくる場合があります。苦手な方はブラウザバック推奨です
※作者は素人なのである程度多目に見て貰えると助かります
※さっきの文言と矛盾するようですが批判意見は随時受け付けています

本作品にはオリジナル要素、サーヴァントバトルが存在します
スポーツのようなものという設定ですのでそこまで暗くはならないと思います
また本作品には好感度が設定されています
0…完全に無関心
10…少し話す程度
20…割と仲がいい
30…友達かな
40…友達じゃない……けど
50…無自覚な好意
60…好き
70…大好き
80…結婚したい
90…愛が重い
99…完全にヤンデレ
となっています

舞台を設定します
>>20までの安価で多いところ
三咲町…人外のサーヴァントが召喚しやすくなります。また死徒の出現率が高いです
冬木市…幅広いサーヴァントが召喚しやすくなっていますが、日本のサーヴァントが召喚しにくくなる他ハサン以外のアサシンが召喚しにくくなります
観布子市…人属性のサーヴァントが召喚しやすくなります。また魔眼保持者や根元接続者に遭遇しやすくなります
東京…幅広いサーヴァントが召喚しやすくなります。また市街地戦が多くなる他冬木市同様日本のサーヴァントが召喚しにくくなります
スノーフィールド…強大なサーヴァントが召喚しやすくなります。またこの街から出ることが出来なくなります
カルデア…どんなサーヴァントでも召喚出来ますが、停電するとサーヴァントを召喚出来なくなる他サーヴァントのステータスのランクが1ダウンします

主人公を設定します
>>20までの安価で多い人
遠野志貴：関係ヒロイン(最初から好感度が50のヒロイン)…遠野秋葉、有間都古、弓塚さつき、翡翠 ミーツヒロイン(好感度が上がりやすいヒロイン)…アルクェイド、シエル、琥珀
人外サーヴァントを召喚した時全ステータスが2ランクアップ
衛宮士郎：関係ヒロイン…間桐桜、遠坂凛、藤村大河 ミーツヒロイン…アルトリア、イリヤ、メドゥーサ
秩序、または善属性のサーヴァントを召喚した時全ステータスが2ランクアップ
黒桐幹也：関係ヒロイン…両儀式、黒桐鮮花、浅上藤乃、巫条霧絵、両儀未那 ミーツヒロイン…両儀式、瀬尾静音
中立、または中庸属性のサーヴァントを召喚した時全ステータスが2ランクアップ
岸波白野♂：関係ヒロイン…岸波白野♀ ミーツヒロイン…ネロ、玉藻の前、アルテラ、メルトリリス、パッションリップ、BB、ラニ、遠坂凛(EX)
混沌属性のサーヴァントを召喚した時全ステータスが3ランクアップ
ジーク：関係ヒロイン…なし ミーツヒロイン…ジャンヌ、アストルフォ
悪属性のサーヴァントを召喚した時全ステータスが3ランクアップ
藤丸立香♂：関係ヒロイン…藤丸立香♀ ミーツヒロイン…マシュ、清姫、ジャンヌオルタ、静謐のハサン、メルトリリス、エレシュキガル
どのサーヴァントを召喚しても全ステータスが1ランクアップ
來野巽：関係ヒロイン…來野環 ミーツヒロイン…静謐のハサン
どのサーヴァントを召喚しても特にステータスの変動はない

こうでいいのかな？　どう？

観布子市、藤丸立香♂

あと、立香なら武蔵ちゃんとも縁が深そうね。

>>4
三咲町

>>6
その様な感じで構いません
武蔵ちゃんに関しては入れ忘れてたのでミーツヒロインに追加しておきます
自分の書き込みでレスを食ってしまったので>>21まで延ばします

冬木市
ジーク

という感じかに？例をplease。

観布子市

幹也


幹也がサーヴァントをどうするのかが見たい

>>9
そんな感じです
>>22まで延ばします

東京

藤丸立香♂

カルデア　來野巽　
藤丸とおなじで一般人採用枠とかどうですかね

冬木　巽

スノーフィールド　黒桐幹也

スノーフィールド

藤丸立香♂

冬木市

岸波白野♀

カルデア

コクトー

三咲町
岸波白野♂

東京
藤丸立香(女)

冬木市
黒桐

カルデア 藤丸立香♂

舞台は冬木市に決定しました
黒桐と藤丸が同票なので>>24さんにコンマを引いていただきます
奇数なら黒桐
偶数なら藤丸が主人公です
http://mpnets.net/rand/index.cgi?do=1&lnum=0&mnum=99&enum=1

７４だったんだが

ここでも「普通」を貫く幹也

>>24
ご協力ありがとうございます
舞台は冬木市、主人公は藤丸立香♂に決定しました
それでは今から書き込みに入ります

こういうの初めてだから眺めるしかできない(´・ω・`）

春―
希望の春
始まりの春
春と言うものがいかに我々に喜びをもたらしてくれるのか
春を表す言葉の多さだけでも推し量れることだろう
「………、……か」
冬を抜け、冬眠していた動物達は目覚め、雪は溶け、川になり流れる
「…つか、りつか」
そして俺たち人間も冬の寒さを乗り越え、生き延びたことに喜びを、ん？何か聞こえるような
「立香、立香！」
何だようるせぇなぁ今取り込みちゅ…
「起きろって言ってんでしょうがあああ！！！」
と、いう感じに我が麗しの幼馴染に布団を引っぺがされ、冷たいフローリングに転がされ、強引に起こされるまで眠りの中にいた俺にふさわしい春の言葉と言えばこれをおいて他にないだろう
「―春眠暁を覚えず―」

「ほーら、ちゃんとネクタイ結ぶ」
と言いながら俺のネクタイを結んでいるこいつは俺の幼馴染の藤丸立香
俺と同姓同名だがれっきとした別人で特に血の繋がりも何もないらしい
家が隣同士の上お互いの両親共に仲がいいため昔からよくこっちに遊びに来たり、世話を焼きに来てくれたりする
って悠長に説明してる場合じゃねぇ！
有り体に言って遅刻寸前である
「いっふぇひまーふ！」
と漫画かアニメのようにパン口に咥えて家を出る
「行ってらっしゃーい、立香ー、立香ちゃーん！」
お袋の声が終わる前に自転車の後ろに立香を乗せて俺は猛スピードで走り出した
今日から高校生活
早くも前途多難な予感がするのはご愛嬌

「ふぃー、間に合った間に合った」
「本当にギリギリだけどね…。入学式に遅刻1分前登校とか前代未聞だよ？小学校の頃からずっと言ってるのに全く直ってないじゃん。私物心ついた時から立香の幼馴染やってるけどこういう大事な日までずっと気持ちよさそうに眠りこけてるのは本気で理解出来ないよ……」
と呆れて言う立香。だが見逃していることが一つあるぞ我が幼馴染よ
「ふ、甘いな。小学校からずっとこうで中学校でも直らなかったんだ。なら高校でもこうなるに決まってるだろ？」
「開き直らないでよ…。で？昨日の夜は何してたの？」
よろしい、ではお答えしよう
「当然！事前にべんきょ「ゲームでしょ？知ってた」
な、何故わかった
「カーテン開いてたよ。私が帰った後閉め忘れてたでしょ。全く立香ったら本当に私がいないと駄目なんだから」
むぅ、心外だ
これでも前よりは立香に色々と頼り切りにならなくて済むように頑張ったつもりだが
また頼ってしまっているのだろうか？
でも遅刻癖に関してはもう直しようがなさそうだし…
「ほら、行くよ。入学式始まっちゃう」
「ん？ああ。そうだな。行こう」
考えても仕方ないか
これから始まる新しい出会いに思いを馳せながら俺たちはここ、冬木市立型月学園での一歩目を踏み出した

校長と理事長を安価で決めます
出来れば人間で、サーヴァントならマスターも一緒に決めてください
制限はないので好きに選んで構いません
>>41までで多い人

校長 ケイネス・エルメロイ・アーチボルト

理事長 キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ

校長はゴルドルフ、理事長はレフ

校長はゼルレッチ翁
理事長はエルメロイ二世

そしてPTA会長は蟲爺！(聞いてない)

>>34
(すいません普通に考えてみたら理事長のが立場上なんで逆でお願いします)

>>35
構いませんよ
>>43まで延ばします

校長 ヴラド三世(extra) 秘書ランルー君

理事長 マキリ・ゾォルゲン

校長　藤村大河　
理事長　殺生院キアラ

校長：Ⅱ世
理事長：ケイネス

（ほのぼの時空でⅡ世の胃に危機が迫る）

>>32
ケイネス先生の長いお話が聞きたいのでこれで

校長　遠坂時臣
理事長　イノライ・バリュエレータ

校長 Ⅱ世
理事長 キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ

校長　ゴルドルフ・ムジーク
理事長　ゴルド・ムジーク

校長はケイネス
理事長はゼル爺に決定しました
それでは本編に戻ります

何とか式典には間に合ったけど……
「……そもそも我が校の理念とは……であって」
このケイネスとか言う前髪が危ない校長、とにかく話が長い。しかも単調でつまんねぇから何か眠気がぶり返して来やがるし
「…はあ、つまんねぇ。」
いっそ抜け出すか？うんそれがいいそうしようそうするべきだの三段活用
こっそり体育館を後にする
理事長らしき眼光の鋭いグラサンと髭のジジイ
が見てた気がするが気のせいだろう
立香が声を殺して詰め寄る
「ちょっと立香、どこに行くのよ」
「散歩「はあ！？何言ってんの！さっさと戻るよ」
いいや戻らねぇ。って言うかそうこう言ってるうちに体育館から大分遠いとこまで来ちまってるし
立香が俺を引っ張り戻そうとするものの悲しきかな男女の力の差はお前がずっと立香を引き摺ってる形だ
「あのぉ、すみません。高等部の方ですよね？入学式大丈夫なんですか」
とそこに型月学園中等部の制服を着た大人しそうな、不思議な雰囲気を持った女の子が天体望遠鏡を片手に話しかけてきた
「ほら、中等部の子にも言われてるじゃないさっさと戻「サボりだよ。校長の話つまんねぇし」
俺の後輩にあたるこの女の子は少し怪訝そうな顔をした後
「あの先生の話なら仕方ありませんね」
と以外にも俺の意見に賛同して、笑った
「お暇なのでしたら天文部に見学に来ませんか？部員が少なくて困っているんです」

マシュの初期好感度を決定します
>>47さんにコンマを引いていただきます
http://mpnets.net/rand/index.cgi?do=1&lnum=0&mnum=99&enum=1

>>47
ご協力ありがとうございます
マシュの初期好感度は
26「割と仲がいい」
になりました
今後の展開次第で増減します

天文部らしい後輩に天文台まで案内された
「Dr.。Dr.ロマン。いらっしゃいますか？」
「はぁい。ここにいるよマシュ。後ろの方達は入部希望かな？見た感じ高等部みたいだけど」
白衣を着た何となくゆるそうな顧問の先生というよりお医者さんのような人が出てきた。
「君、マシュっていうんだ？」
「はい。マシュ・キリエライト、中等部の三年です。」
「俺は藤丸立香。藤に丸に立つに香る。こいつも同姓同名。二人とも高等部の一年」
それで、貴方は？とDr.ロマンと呼ばれた男性に尋ねる
「ロマニ・アーキマン。保健室勤務でここの顧問。見学に来たみたいだけど出来れば入ってくれると嬉しい。ここ一年位はずっと丸とボクだけだったんだ」
「あの、俺たち高等部ですけど入れるんですか？」
ドクターが答えようとしたがそれより前にマシュが
「いえ、ここ数年ずっと部員が少ないので中高合同でやってるんです。余所に留学に行ってていない方が7人いるのですが皆さん高等部です」
とのこと
うーん、そうなのか。割と悩ましい
「考えておきます。まだここに来たばかりなので」
「そうか。うん。ゆっくり考えるといいよ」
設備とか見ていくかい？と言われたのでお言葉に甘えて天文台の色んなところを見てまわることにした

粗方周り終わってそろそろ式典が終わるので戻ろうとしてふと思った
「マシュは前からここにいるんだよね？君のサーヴァントは誰なの？」
サーヴァントバトルはこの学園の目玉の一つだ
通常の成績とは別にサーヴァントバトルの成績がつけられる
かくいう俺も、きっと立香もそれ目当てで入学して来た
「………すみません、私はサーヴァントを召喚出来ないんです」
「えっ？」
ならなんでこの学校に居れるのかと訊こうとしたところでマシュはただ、と続けて
「私自身を触媒としてサーヴァントを私に下ろし、私自身がサーヴァントとなって戦うことは出来ます」
と、衝撃的な事実を告げた

1レス分オーバーしてすみません
ここから別作者に移ります
安価及びコンマの使用タイミングは自由です
あまり遠すぎない、近すぎない安価ならどこに投げてもOKです
必ず5レス分は書いてください
サーヴァント召喚時は必ず安価を使用してください

｢それってどういう｢ほら、立香！
早く戻らないと！｣
｢そうは云っても気にならずにはいられない
言葉だろう今のは｣
｢確かに私も気になるけど…今は急がないと｣
マシュは少し困り顔をしてしまっている。
…ゆっくりと出来ないのはサボった自分のせいなのに、責任を感じさせてしまうのは
なんだかばつが悪い。
｢なんなら、後でもう一度ここへ来るといい。まだ、部の説明も正式にはしていない。
改めて見学を兼ねてでもどうかな？
歓迎するよ｣
ロマンは微笑みながら言う。
そういうことならお言葉に甘えることにしよう。
｢お邪魔しました、また来ます。
ごめんマシュ、また後でな！｣
｢お邪魔しましたー｣
せわしなく二人に別れを告げて
俺たちは体育館へと駆けていった。

小さくなっていく二人の背中をマシュは微笑ましく思いながら見送った。
｢…ところでドクターは式典には出なくても
構わなかったんですか？｣
天文台にいることはいつものことだけれど、
今日もいると期待して先ほども呼び掛けてみたのだけれど、今日は特別な日なのだから、
よくよく考えると変だな、といった感じに
ゆっくりと振り返って問うマシュに、
ロマニは、はっとした顔になる。
｢あ…で、でも養護教諭はボクだけじゃないし一人くらい抜けていても……ダメ、かな？｣
｢むぅ…サボり先生なんて印象がついたら
格好がつきませんよ？｣
｢ごもっとも…い、いってきまーす！｣
あたふたと体育館へ向かうロマニを見送りながら、マシュはなんだか暖かな気分にいることに気づいた。
見慣れた天文台の内装さえいつもと違うように見えて、不思議な気分だな、と顔をほころばせてしまうマシュであった。

>>52
OKです
当然ですが好きな展開にして構いません
新しいシステムなどを組み込むのも自由にして大丈夫です

上げ

担任の先生を決めたいので協力を求む。
>>７０までに多かった人を採用。
それと、W立香が同じクラスにした方が良いかも出来れば

殺生院キアラ

藤村大河

藤村大河
クラスは別々で。

自分も藤ねえでお願いします
同じクラスでお願いします
後れ馳せながら好感度上昇のシステムを説明いたします
好感度上昇または減少は選択肢やイベントにより発生します
その場合引いたコンマ÷10ぶんが好感度にプラン及びマイナスされます
ミーツヒロインの場合減少幅は変わりませんが、上昇幅は引いたコンマ÷10×2倍ぶんが足されることになります

ダヴィンチちゃん
クラスは同じで。

サリエリ先生とかどう？

（私も藤村先生で）

藤村先生に一票

あとクラスは別で

イヴァン雷帝で

藤村先生
クラスは別で。

エルメロイ二世

サリエリ先生！

剪定大丈夫かな……？

>>69
あ、イヴァン雷帝でお願いします！

ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス先生
クラスは別。

藤村先生多数のようですね。
んー、同じって意見の方がが少ないので
別々のクラスがいい感じです？

>>60
あと好感度や選択肢をどうしたものか…
なにぶん慣れていないものでして、どのような形式に沿うものなのかが
わからないかもです。
選択肢分岐を示して安価を出してコンマで決める感じです？

>>72
最初に出会うヒロインを以下の中から安価で決めて貰ってその後好感度をコンマで決めれば良いんじゃないでしょうか？

1、きよひー
2、邪ンヌ
3、静謐ちゃん
4、メルト
5、エレちゃん
6、武蔵ちゃん

抜け漏れがあればゴメンナサイ

>>72
好感度は基本的には安価で決まった選択肢と、コンマで増減しますが、強制好感度アップイベントや強制好感度ダウンイベントを発生させても構いません
というかむしろ歓迎です
また特殊なイベント時には好感度ボーナス状態になり好感度の上昇幅が2倍になります

>>72
追記
関係ヒロイン以外の女性キャラは会った時点で初期好感度をコンマで決めていただきます
その後の増減については前述の通りです

>>74>>75
あいわかった。
分岐パートまでいくかどうかわからないけど
書き始めますね…

>>76
元々は5レスきっかりで交代にする予定でしたが、かくいう自分がオーバーしてしまったので5レス以上なら切りのいいところまで書いて構いません
但し交代するときはアナウンスをお願いします

ふぅ、なんとか間に合った。
体育館の後ろからそっと中へ入り、席へと戻る。
げ、グラサンの理事長にやっぱり見られた気がする。
視線を舞台へ向けるとずらっと並んだ先生方が順番に軽く挨拶をなどをしている。
ロマンが白衣の一団から離れた一番後ろに並んでいて、なんだか親近感を覚えた。
そうして式典が終わり、これからの日々を過ごす教室へと移動する。
立香とは別々の割り当てで、
名前で混乱を起こさなくて済むし、
今まで通りに世話を焼かせてしまう状況から
抜け出したかったのでそういう意味ではラッキーだ。
俺の担任の先生は藤村大河という人で、
担当科目は英語だそうだ。
黒板に書かれた名前の上にTigerのルビを空目する。
藤村先生の｢新入生は明日からさっそくサーヴァント召喚期間だから忘れないよーに｣とか｢コンディション整えておくのよー｣とかいう事務連絡をぼんやり聞きながら俺はさっき出会った後輩についてトントン。
触媒として英霊を下ろすとはいったいどういう意味…トントン。うん…？
はっきりと現実に意識が引き戻される。

ということでまたもや安価(二回まではいいはず)
隣から肩をつついているのはだれにしましょう
>>95まで募集(女性キャラよ)
また、>>95の人のコンマで好感度を決めます。

遠坂凛

三枝由紀香

鈴鹿御前

>>79さん、

以前の先生を決める安価も結構時間がかかって剪定されそうな気がしたので
>>95じゃなくて>>90にした方がいいと思います

あ、私はメルトリリスでお願いします

>>82
>>83
サーヴァントの場合はマスターを設定しなければなりませんがよろしいですか？

>>84
あー…そういうことですか
じゃあ遠坂凛でお願いいたします。

遠坂凛さんで

氷室鐘

>>83
そうですかね。数が多いかなと思ったけども
時間はかけれないか…
盛り上がるようがんばるよ"ぉ"

黒桐鮮花

コンマは６８です

>>90
うっかりして取っちゃったけどやっぱり駄目ですよね・・・？

>>91
いえいえ、加速していきましょう過疎になっちゃうんで
えっと…隣の遠坂さんで、好感度は68ぃ？
たっかいな…がんばる"ぅ"

>>92
遠坂凛 の 藤丸立香♂ への 好感度 は
68 「好き」 に 決定しました
今後 の 展開次第 で 増減 します

鮮花じゃなくて凛の方か

>>94
あ、言い忘れてましたが安価までで多い方でも安価ちょうどでもどっちでも大丈夫です
単に自分がやりやすいから多い方でやってただけなので

まずったなぁ…説明はするべきだった。
流れの早さ問題から多数意見を採用するって言うべきでしたね…すまない。とりあえずの登場は凛ちゃんで書き始めさせてください

貴重な巨乳妹が・・・残念

？えーと…何というか…俺とは住む世界が違うようなのが隣で完璧な笑みを向けているのだが…何かしたかな俺。
｢藤丸くん、だったかしら。私が分かる？一応、新入生代表で答辞を述べてたのだけど｣
俺にだけ聞こえる声音でそのように問うが…言わずもがな、知らない。しかし、理由を正直に話すワケにもいかないだろう。
｢いやぁ悪い。寝ちゃってて｢入学式に遅刻ギリギリで来て、あろうことか最初の方で抜け出しちゃったのよね？｣
｢う…気づいていたのか｣
｢…あのね、藤丸くん。私から一つだけ忠告。型月学園では不用意な行動は慎むべきよ。自主性を重んじるなんて謳っているけれどその実、規律はとても厳しいのだから｣
だとしたら、不味いかもしれない…もしかして俺、理事長から睨まれてる？
どうしよ｢なんちゃって｣う……はい？
｢だから、うそ。こっちが優等生しようと意気込んでいたのにエスケープしてるのを見て、ちょっと腹が立ったからおどかしてやろうと思ったワケ｣にやり、と笑う。小悪魔な顔だ。
むむ、なんだか悔しい。そりゃあ悪いのは俺だがなんか言わないと気が済まない
｢あのな｢じゃあ、今日はここまで！みんな気をつけて帰ってねーきりーつ！｣

｢私は遠坂凛。あなたを見てるとなんだか他人とも思えないのよね｣
｢…俺は遠坂みたいなのには初めて会うけど｣
HR後、人の顔をじっと見ながらそう言うので俺はというと、照れ臭くて目を逸らしてしまう。何だか最初と印象が全然違うな…
変わり身が早すぎではないだろうかこいつ。
いや、確かにこの方が気が楽になったのも確かだが…
｢この後は予定あったりするの？良かったらお昼でも一緒どう？｣
｢えっと…｣　　　俺は……

>>99ついていくでお願いします
剪定されかけになったときその都度システムの説明をしたり新システムを作ったり情報を公開したりします
サーヴァントバトルのシステムを説明します
1on1、3on3、6on6などバトルによって形式は変化します
召喚したサーヴァントしか戦闘に出せず、相手と同じサーヴァントの数で戦う必要があります
HPが0になると敗北またはサーヴァントが交代します
HPが0にならなくても交代出来ますがそのターン中に出来る行動がランダムで一つ制限されます
自分のターン中に出来る行動は
攻撃…相手のサーヴァントを攻撃します。自分の攻撃力によって威力が決定します
令呪使用…直接勝つこととそれに準ずること以外はどんなことでも出来ます。一試合につき三回使用可能です
回復…サーヴァントを回復させることが可能です
宝具解放…攻撃宝具を発動します
のうちのいずれか一つです
相手のターン中に出来る行動は
防御…受けるダメージを減少若しくは無効化します。自分の防御力によって減少幅が決定します
回避…相手の攻撃を回避します。自分のスピードによって回避率が決定します
宝具解放…防御宝具を発動します
撤退…サレンダーします
なお、サーヴァントごとに攻撃力、防御力、スピード、運が定められています
また、全ての行動にコンマが関わります

>>100
ありがたいです。
>>99
あ、多くの意見を取りいれたいのでどしどし募集中です。
なにやらグイグイ来る凛ちゃん(ぐわーっ！)とこの後どうしよう？
>>110の人までで多かった方を取ります。

あげ

立香と食べる約束してるので断るで

（レッツゴーランチタイム。弾ける青春へ飛び出せ少年）

ついていくで。食事してるところを見られるのもおいしいシチュですよね

ついて行こう！

ついて征こう！

着いていって赤い悪魔に昼飯をたかられよう

よし、わかった。
　ことわる
▶ついていく　ﾋﾟｺｰﾝ
場所は>>110が決めてよくってよ！

売店アーネンエルベの2階の個人経営の喫茶店
アーネンエルベではサーヴァントバトルに必要な素材や触媒、回復アイテムや礼装など色んなものを買うことが出来ます

やっぱり屋上でしょ

｢うん…特に急ぎの用はないな｣
天文部へはすぐに行かなくとも良いだろう。
｢じゃあ、決まりね。付いてきて｣
案内されるままに着いたのは、アーネンエルベという売店の二階にある、喫茶店だ。
朝はパン一枚だったのですっかり空腹状態だ。メニューが充実しているので実に助かる。

｢ここの紅茶、なかなかの良いでしょ？｣
遠坂は食後のお茶を楽しんでいる。
俺はというとジャンボオムライスと格闘中である。
｢あぁ、確かにうまいな。でも、やけに詳しいんだな…もしかして中等部からそのまま上がってきたとか？｣
｢そ。だから、代表になんて選ばれちゃってね｣
｢…ふぅん、優秀だと思われてるんだな｣
｢実際、優秀なのよ｣

｢ねぇねぇ。それより、あなたもサーヴァントバトルが目当てでここに入ったクチ？｣
｢そのつもりだ。そういや、遠坂はもうサーヴァントを召喚しているんだっけ？｣
確か、中等部の頃からサーヴァントの召喚は始められているはずだ。
｢そうよ、今日は家で待機させてる。
藤丸くんはこれからよね？触媒は下の売店でも色々と選べるわよ？……でも、もしかすると今日はダメかもしれないわね｣
｢？一応、それなりに用意はあるぞ｣
｢だって、今オゴってくれるんでしょ｣
｢え、いや聞いてないけど！？｣
｢言わなくても、当然でしょ？じゃあ、またね。ごきげんよう｣なんて颯爽と席を立っていってしまう。その仕草さえも決まっているというのがなんとも……
残された俺はしぶしぶ財布の中身を確認し、伝票と見比べて(なんだ、驚かせて。そんなに高くはないじゃないか)…パサリ。
あれ？なんか落ちた…紙いや便箋だろうか。
さりげなく机の端に置かれていたようで、拾い上げて見てみると、書かれているのは…電話番号か？
…お近づきの印に連絡先は教えるってことなのかな。こういうのは久々だから、不思議な気分になってポリポリと頬を掻いてしまう。



あれ…でも、これ家電っぽいないか？

といいわけでここから先の展開は作者交代でお願いします。

ちょっと待ってて

天文台に着いた俺を待っていたのは
「で？可愛い幼馴染とのお昼の約束ほっぽりだして、クラスのマドンナと鼻の下伸ばしながらデートしてたわけ？」
「伸ばしてねぇ！……その約束が高校でも適用されるとは思ってなかったんだよ。小学生のときにしたやつだろ確か。お袋朝忙しいから弁当はお前に頼むから昼一緒に食おうぜって。でも今はお袋朝空いてること多いしここ食堂も売店もあるし。…………お前に迷惑かけたくねぇし。」
立香によるお説教&俺の言い訳タイムだった
「当たり前じゃん！おばさんに立香のことたのまれてるんだから！それに迷惑だなんて思ってない。立香のお世話は私が好きでやってることなの。立香が気にすることじゃないの」
「気にするわバカ。俺がお前の立場になってみろ。百パーぶん投げるわ。何でただの幼馴染の為にそこまでしてやらにゃならんのだってな感じで」
「何か論点ずらしてない？それと立香が投げても私はやるの。立香とは責任感が違うの。」
「俺にだって多少はあるわアホ。それにいつもお前は……」
と不毛な論争をしているとマシュが
「お二人とも、仲がよろしいんですね」
と笑いながら言うもんだから
「「ま、まあ？幼馴染だし？ある程度はそう見えるかもしれないけどこいつとは……」」
そんなのじゃないからまで言おうとして止めた
どうせ立香も同じことを思ってたのだろう
俺と立香二人ともやけに早口で真っ赤になりながらという点も同じである
「ほら、やっぱり」
と、マシュはもう一度可笑しそうに笑った
ああ何かもう意地張ってるのがバカらしくなってきた！

「んー、ああ、何だ？昼の約束すっぽかして悪かったよ」
「いいよ。許したげる。その代わり今週末どっか連れてってよ」
卒業旅行以来でしょ、と立香
別に卒業旅行からそれほど時間は経っていないのだが
どうする？
>連れてく
>連れてかない
>>125までで多い安価
選択肢で好感度が増減します
また、週末の予定が決まり行動の自由度が下がります
コンマは>>125が引いてください

連れていく に決定しました
また、藤丸立香♀の好感度が
35÷10≒4分
上昇し
54 【無自覚な好意】
になりました

まあ、いつも世話になってる分の恩返し……と考えたら本当に旅行の一つや二つでは足りなさそうだしまあ安いモンだろう
「わーったよ。どっか連れてきゃいいんだろ？けどどこ行くんだよ？」
「立香に行きたいとこならどこでもいいよ。何だったら私の家とか、立香の家とかでもいいよ。立香がいればどこでだって楽しいから」
嬉しいことを言ってくれる
だけど料理とかでもそうだけど【何でもいい】が一番悩むし困るんだよなぁ
……………まあ、料理作ってくれてるの立香だけど
「じゃあこっちで勝手に決めてくからな。どんなとこでも文句なしだぞ」
「文句は言わないけど変なとこ連れたったら夕飯抜きね。」
「あっ、てめ！家でもいいとか言った舌の根も乾かぬ内に………。ああもうちくしょう！ちゃんと選んでやるよ！！それでいいんだろ！」
「それでよろしい」
カラカラ笑いながら立香は言う
ああ、そんな笑顔見せられたらどこまででも連れてくしかないじゃねぇか

「さて、ちょっとおそくなっちゃったけどお弁当にしましょうか」
え？
今なんと？
「んー？何？ああ。立香はもうお昼食べたんだっけ。残念だなぁ。せっかく作ったのになぁ。泣いちゃいそう」
わざとらしく言う立香
………まあいいや男子高校生だし。そろそろ腹も減ってきたし。運動も欠かしてないし。
「わかった。昼にしようぜ。アーキマン先生。天文台って飯食っても大丈夫なとこありますか？」
「ロマンでいいよ。天文台の屋上が確か飲食自由だからそこで食べてくるといい」
場所は違えど屋上
今までもこれからもずっと変わらない日常
いつか、懐かしくときが来るだろう
そうなったとき、心の中に残った思い出が
願わくば綺麗なもので満ち溢れていますように
「わかりました」
それともう一つ
「俺達天文部に正式入部します。これからよろしくお願いしますDr.ロマン」
ロマンは一瞬驚いたような目で、すぐに優しい目をして
「ありがとう。改めて、ようこそ天文部へ。心から君たちを歓迎するよ。さあ、行っておいで立香くん。立香ちゃんが待ってるよ」
早く早くぅと急かす立香の声
いつか思い出の一ページになる日常に思いを馳せて階段の一段目を踏み込んだ

ミッションクエスト【週末までに旅行の行き先を決定せよ】が解放されました
藤丸立香♂と藤丸立香♀のプロフィールに所属部活動：天文部が追加されました
ミッションクエストは達成しなければ強制的にミッション解放時点に戻ってしまいます

午後8時30分
俺と立香は合図もないのに同時に家から出る
後ろに立香を乗せ夜の街を走る
当然といえば当然だが天文部は星が見える夜になってからが本格的な部活の開始だ
「ねぇ。立香さあ」
後ろの立香がふと尋ねる
「16になったらバイクとか乗ったりするの？」
「んー、割とバイク好きだし多分乗ると思う」
運動神経にもそこそこの自信があるから免許は多分すぐに取れるだろう
じゃあさ、と立香
「自転車からバイクになっても今みたいに、いつもみたいに、私を後ろに乗せてくれる？」
「たりめーだ。お前の運動神経絶望的なんだから大人しく俺の後ろに掴まってりゃいい」
腰にまわった立香の腕が少しだけ強まった
「ありがとう」
とヘルメット越しでも分かるくらい満開の笑顔で言った

ああもう！最近何か変だ。こいつは幼馴染なのに。そういう関係じゃないはずなのに
どうしてこうも心が揺り動かされる
卑怯だ
ただの幼馴染なのにそうまで優しくしやがって、恋人みたいに笑いかけやがって
俺が勘違いしても知らねぇぞ
悶々と考えている内にいつの間にか学校についていたことに俺はしばらく気づいていなかった

ここから別作者に交代します
剪定されかけたときその都度システムの説明や新システムの作成、キャラ情報の公開等を行います
自分だけでなく皆さんも勝手にシステム追加したり、自分が説明してないシステムの内容を勝手に決めたり、キャラの情報を勝手に公開してもらって構いません

ここから先は私が引き受けます。

スイマセン、唐突なんですけど
主人公の藤丸君♂が契約するサーヴァントを決めたいと思います
契約するサーヴァントによってその契約までに至るルートが大いに違って来ることになるためなのですが…

…それでもよろしいでしょうか？

>>134
サーヴァントバトルの説明のときにも書きましたが契約できるサーヴァントは一人とは限りません
最初に契約するサーヴァントという意味でよろしいでしょうか？

>>135
…ああっ、そうですそうです
説明不足で申し訳ないです…

つまり、最初に契約するサーヴァントととの話です…

>>130
あっ、書き忘れてたけど現在月曜日という設定です
金曜日の夕方になるまでにミッションを達成しなければ強制的に>>129に戻ってしまいます

うーーーむ。分かりました。
それでは、最初に藤丸君♂が契約するサーヴァントを決めたいと思います。
…ただ、どうも関係のあるサーヴァントが多すぎるので、最初に提示されたミーツヒロインから選んでもらいます。
今後の展開に大きく作用するため、しっかり考えて決断して頂ければ幸いです。

最初に藤丸君が契約するサーヴァントは？

1.清姫（バーサーカー）
2.ジャンヌ・オルタ（アヴェンジャー）
3.静謐のハサン（アサシン）
4.メルトリリス（アルターエゴ）
5.エレシュキガル（ランサー）
6.宮本武蔵（セイバー）
7.それ以外（やっぱり提示されたもの以外が良いなぁ）

…あっ、言い忘れていましたが

>>145までの多数決でお願いします！

メルトリリスでお願いします！！

ジャンヌオルタでお願いします

ジャンヌ・オルタ（アヴェンジャー）

武蔵ちゃんがいいです！

メルトと迷ったけど、邪ンヌでお願いします！

……了解しました。
ジャンヌ・オルタが藤丸君♂の最初に契約するサーヴァントとなります。
その次に契約するのがメルトリリスってことで良いかな？まぁそこは追々ですね。

では、>>147さんは初期好感度を決めるため
コンマを引いてくださいませ

>>146
59でした。

>>147
ジャンヌ・ダルク・オルタの初期好感度は
59【無自覚な好意】
に決定しました

>>148
ありがとうございまーす！
それじゃ少しばかり頑張って執筆してますんでしばらくお待ちくださ～い。

がむばれー

私もいつか何か書いてみたいな
こういうリレー系は昔からちょっとやってみたかったんでヤンス

>>150
筆慣らしに149さんの次に書いてもいいんだよ？(思ったよりも苦戦した私)
まぁ…見に来てくれるだけでも嬉しいぞ！

ゴメンナサイッ！
ちょっと充電してました、ハイ。
次から本文を書いていきます…

>>152
…本当に申し訳ございません
少し急用が出来ました

投稿できるのはあしたになりそうです…
重ね重ねすいません……………

その代わり少しだけですが前触れを落としてきますね

「じゃあ私、先に行ってるね」
そう言って、タッタッと立香が走り去っていく。
「やれやれ、アイツ足だけは速いんだよな」
そう呟き自転車を置いて歩いて学校の玄関へと向かう。
「…えーと、天文部室へはこの階段を上って、突き当たりを左に……」
その通りの筈だった。この階段を上って、突き当たりを左に行けば、そこには………

見知らぬ部屋があったのだ。

「どこだ、ここ」

暗い部屋。ここだけ照明はついておらず、異様な雰囲気を漂わせている。

でも。

それでも。

…何故か、俺はそこへ足を踏み入れてしまった。

天文台の準備室ということにしておいて下さいませ……

それにしても不思議な所だ。
こんな部屋、天文台の中にあったっけ？
暗闇に目が慣れると、全体像がぼんやりとではあるが分かってきた。
なんだかよく分からない山積みになった本。
ぼろぼろになったレポート用紙。
壁に落書きがされてあることにも気付いた。

“Le ressentiment !!!”

ら・れせんてぃ…　フランス語だろうか？
どういう意味なのかも分からない。
「あれ」
ふと、部屋の奥に何かがきらっと光った。
大切そうに保管されているのだろう、ガラスケースの中に保管されていた。

「十字架………？」
木製の十字架のようだった。ようだった、である。
というのも、これは酷く焼け焦げていて、なんだかよく分からない。
「流石に触っちゃいけないだろうな…」
それでもなんとなく、それだけは分かった。
「…戻ろう」
早く戻らなくては。きっとアイツやロマン先生も待っていることだろう。
そう思って、踵を返して、体の向きを変え、元の場所に帰ろうとして………

ー待って!!!

…叫ぶような、大きな声。

「誰…」

ー置いていかないで!!!

…それでいて、縋るような声。寂しそうな声。
長い間孤独だったかのような、女の子の声。

ー連れて行って。

「………」

初対面の筈なのに、俺は彼女が
どうして欲しいかが分かっているような気がした。
自然と、まるで導かれているかのようにガラスケースに手を伸ばす。
そのまま蓋に手をかけ、ゆっくりとそれを開けようと…

開かない。……あっ、鍵がかかってた。

ー下手くそ!!!!!

「うるさいな!?」

…Take2。
鍵を外し、中に入っている焦げてしまった十字架を慎重に取り出す。

「…これでいいんでしょ？」

ーーー。

聞こえてこない。

「一体何なんだ……」

とにかく、今はその十字架を胸ポケットの中に入れ、ついでに置いてあった本も一冊失敬して部屋を出ることにした。

「おっそーい！」
…ハイ。スミマセン。結果、十分ほど遅刻です。
「…まぁ良かったよ、何かあったんじゃないかって心配だったんだ」
ううっ、ツラい。ロマン先生の優しさが身に沁みる…。
「おいおい、ロマンをそんなに不安にさせないでやってくれよ」
いきなり、なんだか凄い着飾った美人が飛びだしてきた。
「ほうほう。今君、私のことを美人と思ったかな思っただろう思ったよね？」
「わっわっ、え!?」
「うぅ～ん、これは良い、実に良い！
　すぐに私の天才さに気付くなんて素晴らしい！
　君はなかなかの逸材だと認めよう～♪」
「紹介するよ、この人はレオナルド・ダ・ヴィンチ副顧問。
　天文台の事をほとんど知り尽くしている「だけじゃなくてどんな文化にもばっちし精通してる天才さ！ダ・ヴィンチちゃんと呼んでくれたまえ！」ちょっ、急に割り込まないでくれ！」

うーむ。また濃いキャラが現れた。

「おや、おやおやおや！君の持ってるその本は何だい？」
「えっ、この本ですか!?」
「そうそう、それだよソ・レ」
フランス語で書かれてあって何なのか全然分からないその本を、ダ・ヴィンチ先生に手渡す。
「…ほう。ほうほう。ほうほうほう……？」
凄い勢いでペラペラとページをめくっていく。そして最後までめくり終えると…
「なるほどねー。これはジャンヌ・ダルクの事について書かれてあるみたいだぞ…およそ500年ほど前に」
「500年前!?」
ロマン先生が仰天する。
「そ、そんな古いものがこの学園の中にあるなんて聞いたことないぞ!?どこにあったんだい!?」
「ぁあぁあぁゆさぶらないでくださいどくたぁろまん…」

この天文台の中の暗い部屋の中にあったんです、と伝えると、なおさら驚愕した表情を浮かべられた。
「そんなバカな。この天文台の中にこの時間帯で照明のついてないところなんてどこにもないぞ？」
「え、じゃあ………？」
「きっと変な夢でもみてたんだよ。
　ほらアンタ、昔からそうだったじゃない。
　朝起きたらすぐに「俺、なんかすげえでかいゾウみたいな王様に話しかけられてさ…」みたいなこと言ってたよね…」
「ちょっ、ちょっと!?」
「オホン、とにかくだ…」ダヴィンチ先生が咳払いをした。
「キミのこの本は我々が預かるものとする。良いかね？」
ダ・ヴィンチ先生がウィンクする。
「…ええ。」
「よろしい！少しばかり遅れたが始めようじゃあないか、天文部オリエンテーションを……！」

すみません交代ならアナウンスお願いします

>>164
ごめんなさいもうちょっとだけ続けたいのでございます
しばらくお待ち下さいませ

>>163
………………

「ねぇアンタ、一体アレどっから拾ってきたの？」
「うーーーーん…………」
「ねーぇってばーー」
「俺もよく分かんないんだよ…………。」
帰り道の会話は、ほぼ立香の尋問であった。
そも、どうやって俺はあの部屋に辿り着いたんだったか。
おかしいなぁ、確かにあったはずなのに……
「りーつーかーー。きーいーてーるーのーーー？」
「きーいーてーるーよーーー…」

ふと、1人の聖女に思いを馳せる。
ジャンヌ・ダルク。オルレアンの聖女。
フランスに生まれ、フランスのために戦い、フランスによって裏切られた、悲劇の乙女…。

「ほら、もう家に着くぞ。準備しとけ」

玄関前で立香をおろす。
「今日は…楽しかったね」
「……ああ。楽しかった」
「…………」
立香がふわりと笑う。ああ畜生。コイツ、にこっと笑うのも可愛ければ、ふわりと笑みを浮かべるのも可愛らしいのだ。ズルいではないか。
「それじゃ、また明日、ね」
「…ああ。また明日。」
家を後にする。そういや明日は英霊を召喚する日だったな。
大きなあくびをして、俺は一人我が家へと向かう。もう夜も遅い。

歯磨きは済ませた。
お風呂も終えた。
パジャマに着替え、ナイトキャップも被った。
宿題は………まぁ85％は済ませたし別に良いだろ。
明日の朝仕上げるとしよう。
「あーあ、疲れた……」
ベッドへと倒れ込む。

ばふん。

「これ、なんなのかなぁ…」
寝台に置いた、焦げた十字架を眺める。不安定なので、目覚まし時計の左隣に、立てかけるようにしてそっと置いた。
「俺に話しかけてきた奴、誰だったのかな」
あの声を思い出す。怒りが籠もっているようで、悲しそうな声。あの声は俺に何を求めているんだろう……。

「まいっか」

急に瞼がおり始めてきた。明日も早い。もう眠ってしまおう…

…そのまま、眠りへと落ちていく…………

ー熱い。
ー熱い、熱い。
ー熱い、熱い、熱い。

熱い苦しい熱い苦しい熱い苦しい熱い苦しい
熱い苦しい熱い苦しい熱い苦しい熱い苦しい
熱い苦しい熱い苦しい熱い苦しい熱い苦しい!!!

「!?!?!?」

思わずがばりとはね起きる。
これは夢の中だろうか。いや、それにしては現実的だ。
「ここ、は」
愕然とする。周囲一帯火の海だ。
ここにいてはいけない、と本能が叫ぶ。
眩しいオレンジ色の光は視覚を麻痺させ、
焼け焦げた匂いは鼻を痛めつける。
肌は熱でひりひりと痛み、
燃え盛る音のせいで何も聞こえてこない。
口の中は苦味走った血の味でいっぱいだ。

「ーぐ。げほッ、ゴホッ…！」
まともに呼吸することすら難しい。口で息をしても、煙が喉を突き刺す。
「…だ、誰か…いないの……!?」
よろよろと歩き出す。早くここから逃げ出さないと。
襲いかかる業火。最早一刻の猶予もない。
なるべく息をしないように気をつけて、かつ急いで……

ー誰か…

ふと、弱々しい声が聞こえてきた。どこかで聞いたことのあるような声。
「…！」
振り向くと、荒れ狂う猛火の中に小さな人影が見えた。
「待ってて！」
次の瞬間、気付いたときには自分はもうすでに火の中へ飛び込んでしまっていた。

ー駄目。ここへ来ては駄目。どうして来るの…!?

自分でも何故なのかは分からない。だけど、これを人は宿命と呼ぶのだろうか。
人影に迫る。女性だろうか…？
火の粉を払い、燃え盛る枯れ木を蹴飛ばし、踏みつけ、やっとのことでその声の主に近付いていく。

「うっ……！」

見ると、彼女…いや、女性なのかどうかすら分からない。
顔は爛れ、ぼろぼろの服は焼け焦げ、最早全身が酷い火傷を負っている。

ー逃げなさい！

「逃げない」

自分も苦しいのは分かっている。だけど、彼女を守りたい…！
そのまま彼女の躰を抱きかかえる。

「痛いかもしれないけど、しっかりつかまっていて…！」

彼女を担ぎあげると、急いで走り出す。
火の粉が彼女にかからないために。
燃え盛る枯れ木が彼女に落ちてこないために。
ーちょっ、何よコレ！　おおお、お姫様抱っこじゃないのよ！とか叫ぶ彼女の声を聞き流すために。

…あともうちょっと。
…あともうちょっとだけだ。
目の前に暗闇が迫る。ここを抜ければ、なんとかなる。
全力を振り絞って走る。ただ、ひたすらに走る。
足から血が滴っているが、それでも構わない。
背中は猛火によって熱で溶けた服のせいで彼女のように焼け爛れているだろうが、それでも構わない。
走る、走る、走る………!!
視界が急に開けてくる。焦土を踏みしめ、そのまま血の滲んだ足に力を込めて、大きく跳びこえ……！

がばっ。

「夢……!?」

目をこする。

「夢、か。　あはははは……」
安堵の念と同時に、どっと恥ずかしさがこみ上げてきた。
あーっ、恥ずかしい！いくら何でも、そんなことしないっつーの！
時計を見やる。午前2時ぴったり。最後に確認したのは何時だったっけ…

「最後に確認したのは大体3時間前よ」

そっかぁ、3時間前かぁ。参ったなぁ、あんな夢見たんじゃもう寝られないじゃないか。
よし決めた、きっとくらくらするだろうけど、今夜は起きて過ごそう…………って。

「!?」

金色の瞳。
ショートカットの銀髪。
黒ずくめの鎧に身を包み、黒い軍旗を手にした自分と同い年くらいの少女。

「あぁら、やっと私に気付いたのね。
　まぁ良いわ、自己紹介といきましょうか。」

口角を上げて不敵な笑みを浮かべる。

「サーヴァント、アヴェンジャー。
　真名はジャンヌ・オルタ。
　憤怒に我を忘れた竜の魔女を救い出した、
　可哀想な生贄は貴方かしら？
　さ、契約書です。　責任、とってもらうわよ。」

ーーー私は偽物だ。

きっとあの真面目腐った聖女サマに比べれば大した存在なんかじゃない。
それどころか、恨みに我を忘れて暴れるような、魅力の欠片すらない女だ。そんなことは分かっている。

じゃあ、どうして。
どうしてアイツは、そんな私を救い出したんだろう。
どうしてアイツは、そんな私と契約する事に不満を抱かないんだろう。
どうしてアイツは、そんな私を受け入れようとしてるんだろう。

そして、そんなアイツのために………
私は何をしてやれるだろう。

SERVANT AVENGER：Female
NAME Jeanne d'Arc Alter
MASTER Ritsuka Fujimaru：Male
HP：8624
ATK：25+1
DEF：9+1
AGI：18+1
ACU：14+1
LUC：2+1

選択肢を投入します！
ここから先は夜パートになります
藤丸君は邪ンヌと行動することになります
他ヒロインからの干渉はありません
これからどうするか皆様の意見を下さいませ
以下の選択肢から選んでください……

1.夜の学校へ行く（イベントあり）
2.夜の天文台へ行く（話し合い）
3.家で過ごす（おしゃべりする）

>>185までの多数決で決めましょう！
↓

1でお願いします
これからサーヴァントが召喚される度に次のようなプロフィール兼ステータスを作ります
ステータスの詳しい説明は剪定されかけたときか初サーヴァントバトルに突入したときに説明しますので初サーヴァントバトル前に少し自分が書く猶予をお与えください

（滅茶苦茶気合い入った内容にテンションぶち上がりました。お疲れ様です）

（何が起こるかわからない、だがそこがいいさそれがいい。学校へ行こう）

聖杯戦争(違うけど)といえば、やっぱり1で！

いや天文台も捨てがたいが、ここは１だな
そっちの方がイベントを起こしやすいだろう

くはぁ盛り上がるなぁ！
1でしょ！どんどんいこう

イベントが気になるので１でお願いします！

あ、後ダヴィンチちゃんはロマンが召喚したサーヴァントという設定でよろしいですか？
あなたが書き終わった後にプロフィール兼ステータスを書きたいのですが

>>186
まったくそんなつもりは無かったのですが良いですね！
その感じでいきましょう！
ロマンが召喚したってことにして下さい！

>>187
後英語苦手なのでロマニ・アーキマンのスペルヲ教えてもらえませんか？

>>188
Romani Archaman

>>189
ありがとうございます

>>186
“Romani Archaman”のようです。

>>191
ありがとうございます

>>185
満場一致で“学校に行く”とは…
こっちも願ったり叶ったりですけどネ！
それでは書いていきますんで、よろしくお願い申し上げます!!!

「あーあ、今日の夜どうしよっかな」

…俺はジャンヌ・オルタに地図を見せながら話し合っていた。
まずはどこに何があるか、彼女に知って貰わなくっちゃな。

「んーー…。　まぁそうね、まずは
　アンタのいる学校に行ってみたいんだけど」

地図の上の赤いポイントに指をさす。

「結構遠いぞ」
「べっつにー？　ただ単に学校についてちょっと予備知識が欲しいのよん」
「…結構生真面目なんだね」
「きまっ……!!!」

いきなり雪のように真っ白な顔が真っ赤になる。

「…ま、まあ？私だって聖女ジャンヌ・ダルクの端くれですし？でも彼女と違って字は書けますし？そういう面では彼女に比肩するっていうかぶっちゃけ勝ってますしぃ？」

多分嬉しいんだろうなぁ。アホ毛がぴょこぴょこしてるし。

「さ、そうと決まれば“善は急げ”です。
　すぐに行きましょ、マスターちゃん？」

「待って待って、急かさないで！」

「はい、ここが学校の庭園だよ」
「うわー、マスターちゃんの学校、薄気味悪いわねぇ」

うげ、という顔をするジャンヌ・オルタ。

「そりゃしょうがないさ、夜だもの」
「そーゆー意味じゃなくって、よ」

ーごう、と風が吹く。

「悪霊がいるわ。　それも、うじゃうじゃ」

いつの間にか、私服だった彼女は漆黒の鎧に身を包んでいた。

「うわっ！」
「あーら驚いちゃって。…凄いでしょ？」
「うん、確かにこれは凄い！一瞬で着替え出来るんだ…！」

「…ま、褒められるのは悪くないわ。
　だけどそれは今からにして貰いましょうかね…！」

彼女が短剣を手に取ると、急にそれは真っ黒に燃え始めた。

「始めに聞くけど、」竜の魔女が口を開く。
「貴方、戦闘経験は？」
「…からっきしです、お恥ずかしながら」
「よろしい」ニヤリと笑う。
「叩き込み甲斐が有るわ」

前方に…ぼんやりだが白いものが見える。

「来なさい、そこのネズミ3匹。
　私だったら勝てるかも、なんてそんな甘い考え、
　あんたらの身体ごと焼き尽くしてやるわ!!!」

さて、ここから戦闘になります。
是非そのシステムを教えていただければ幸いです。
イベント終了後、シナリオパートに移りますよ。

了解しました
基本的にはステータス×コンマで色々なことをします
「攻撃」選択時
ATK×コンマ=与えるダメージ
「防御」選択時
DEF×コンマ=減衰させるダメージ
「回避」選択時
AGI×LUC×コンマ-敵のACU×LUC×コンマが500を越えていれば回避成功
「攻撃」選択時
ACU×LUC×コンマ-敵のLUC×DEF×コンマが1000を越えていれば クリティカルが発動し与ダメージが2倍になります
また、宝具発動にはそれぞれ条件があります
宝具は固定与ダメージまたは固定減ダメージです
スキルは常時発動しています

ジャンヌオルタの宝具とスキルは以下の通りです
宝具
吼え立てよ、我が憤怒（ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン）
威力：8000
自分のHPが半分を切っている状態で前のターンに3000以上のダメージを受けたとき発動可能
スキル
自己改造：自分のHPが1割を切ったとき一度だけHPを全回復できるがその後はターンが進むごとに3000ダメージを受ける
また毎ターン攻撃力が1ずつ上がる
竜の魔女：毎ターン攻撃終了後相手に500のダメージを与える
うたかたの夢：自分のHPが2度目に1割を切ったとき宝具を含む与ダメージとクリティカル成功率を2倍にする

このシステムでやってみてクリティカルや回避が起こりやす過ぎるなどの不満がございましたらお申し付けください

ちなみにプロフィール兼ステータスはカッコ良さ追及なのでどうしても英語で書けない宝具とスキルは別に設定することになります
お手数かけますがよろしくお願いします

…充電完了。
それでは、バトルを初めてみましょうか！

基本的に相手側の選択肢やサーヴァント交代時に出来なくなる行動はコンマで決めます
例えば
相手が防御宝具を使用できる状態の場合
0～24：防御
25～49：回避
50～74：宝具
75～99：サレンダー
のような感じに
コンマ範囲は作者にお任せします

ゴースト　が　あらわれた　！
コマンド？

→こうげき
　ぼうぎょ
　かいひ
　どうぐ
　こうさん

「何よコレ!!!
　某ロールプレイングゲームかっつーの!!!」
「へ、へー…こんな感じなんだね、あはは…」

>>205
すみません
上に書いてること以外は>>100に書いてるのでそちらを参照してください

ゴーストのステータスは以下の通りです。

HP 2000
ATK 10
DEF 10
AGI 10
ACU 10
LUC 2

「うーん、この作者の
　『少しでも分かりやすいようにしよう感』」
「…ま、まぁ初めてだしネ！」

>>206
モチロンギャグミタイナモノデス
チャントワカッテマスヨアハハ…

「とりあえず、最初は攻撃ね」
「敵も防御してくるから１発で倒せるわけじゃないみたいだよ、落ち着いて行こう！」

それではジャンヌ・オルタの攻撃時のコンマを決めましょう
ゴーストのディフェンドコンマはこちらで決めます

>>209さん、コンマをどうぞ

0でした。

>>209
マジでか

>>210
数字を誤魔化すのが嫌いなのでサッと発生させたら...
...でこのコンマは高いのと低いのどっちが良かったのかしら？

>>211
そのまま行きましょう
外れたってことで
ギャグっぽくていいじゃないですか
ではお願いします

ジャンヌ・オルタの攻撃は外れとなりました。
ゴーストのディフェンドコンマはスキップします。

「……………アレ？」
「ちょっ、大丈夫!?!?」
「こ、これは調子が悪かっただけよ！
　私スロースターターなの!!」
「ジャンヌ、後ろ後ろ！」

このままジャンヌ・オルタのディフェンドコンマに入ります。
ゴーストのアタックコンマは引き続きこちらで行います。
>>213さん、お願いします。

間違えた
>>215さんお願いします！

自分で引くのか

一応回して来たけど52でした

実に藤丸とジャンヌオルタらしいすべりだし

81でした。

>>216さんですね。

ゴーストのアタックコンマは73でした。

8624-（73×10-52×10）＝8414

「いったぁ!?」
「あー、ほらもー…よそ見してるから…」

ここから諸事情により一旦席を外します
誰か続きをお願いします……！

>>220
それでは、私が引き受けましょう！

「チッ…やらかしたわ」
「今度はこっちだ、どうする？」


>>223さん、コンマをお願いします
奇数なら攻撃を、偶数ならスキルを使用します

14でした。

「わかったわ、スキルを使うのね」
「『竜の魔女』を使用しよう！」

邪ンヌは『竜の魔女』を使用しました
これから先、ゴーストには毎攻撃ターン終了時に500のダメージが入ります
HP2000→1500

それでは>>225さま、ディフェンドコンマをお願いします

>>224
スキルは常時発動です
ポケモンの特性みたいなモンです
っていうかサーヴァントバトルの元ネタポケモンです

ゴーストのアタックコンマは47でした。

8414-（87×10-47×10）＝8414

「ふんっ！　こんなの大したことないわ！」
「よし、反撃だ！」

それでは>>228さま、アタックコンマをお願いします

32でした

>>229
上のやつとか>>100とか参照を推奨します

ゴーストのディフェンスコンマは74でした。

（26×3×32）－（10×2×74）＝1016

《クリティカル発生！》

「やられた分なら倍返し――骨すら残さず灼き尽くすわ！」
（そういえばゴーストってうっすら骨あるよなぁ）

1500－（26×32×2）＝－164

【Overkill】 ゴーストを　たおした！

（計算等、ミスがあればなんなりとご指摘ください。勉強させていただきます）

>>231
※訂正※
（失礼しました……何が【Overkill】やねん自分……）

1500－（26×32×2－74×10）＝576

ターン終了時、『竜の魔女』により追加ダメージ！

HP576→76

（スレ汚し申し訳ありません。 >>233さん、ディフェンドコンマをお願い致します）

>>232
68でした

ゴーストのアタックコンマは48でした。

「ちぃっ、しぶといわねコイツ！」
「でも弱ってるみたいだ、いけるよ！」

8414－（68×10－48×10）＝8214

ここから邪ンヌのアタックフェーズに入ります。>>235さん、アタックコンマをお願いいたします。

ゴーストのディフェンスコンマは84でした。
【クリティカル判定】
(26×3×70)－(2×10×84)＝3780
《クリティカル発生》

◆◇◆◇

「これでトドメっ！」
「やってやれ、アヴェンジャー！」

◆◇◆◇

76－(26×70－10×84)＝－904

ゴーストを　たおした！

>>240
バランスが壊れない程度だったら好きにシステム組んで貰って構いません
というか主宰者がこれ言っちゃ駄目なんですけど正直考えるのが面倒くさいときがあるのでこれまで書いてあることと矛盾しなければ好き勝手システム組んでください
自分作りたいときにシステム作ってるだけなので
戦闘システムじゃなくても例えば男性版好感度システムとかでも勝手に作って大丈夫です

「…ふぅ、こんなもんかしら」
ジャンヌ・オルタがふぅ、と息を吐く。
「これで3体目だね」
「…ええ。周囲に気配は無いけ…………ッ!!!

急に彼女の瞳に殺意が宿る。

　マスター、誰か来るわよ！構えなさい！」

辺りは霧に包まれていて、ぼんやりとしか見えない。
…だが、何か人影がこちらに近づいてくる。

「…ご苦労。
　わざわざ申し訳ない、取り逃がした悪霊を仕留めて貰って……って君、は…!?」

学園の校章を胸につけた、髪の毛の少々アブナい人物。

「……こ、校長先生…………」
「…ケイネス先生、でいい」

最悪だ！こんなところでばったり出会ってしまうとは!!!
…しかし我らが学長も、何やら弱みを握られてしまったかのような渋い顔をしている。

「…あー、キミ達は、いつからここに？」
「…つい先ほど。30分程度前に」
「そうか……んー、キミのような生徒が深夜3時にうろうろ外出するのはよろしくないとおもうのだが」
「………ハイ」

そりゃそーですよね。
霧に加え、気まずい沈黙が周りを包む。

「…キミは、もう英霊を召喚してしまったのかね？
　今のところ、そっちの方が気になるのだ」

沈黙を破って、ケイネスがジャンヌ・オルタを見つめる。

（ねぇアンタとっとと伝えなさいよ、夢の中で契約したって）
（できるかっつーの！）
ヒソヒソ。

「まぁ良い。サーヴァントと何故かあっと言う間に契約してしまうことは、珍しい事例だが無いわけでもないからな…」

（ほっ……）
（ほっ……）

「…ところでキミの契約したそのサーヴァントのクラスは何なのかね？」
「アヴェンジャーです」
「アヴェンジャーか。………アヴェンジャーだと!?」

マズい、危険だ！

「どうやってキミはそんな存在と契約したんだ!?
　我が学園ではよっぽどでない限りそんなことは起こらないはずだぞ!?」
「ドドドドドウシテデスカ………」

「失礼、少し熱くなってしまった。
　本来は今日の朝、召喚授業を受けるであろうが、
　予習として聞いてくれたまえ」

ふぅむとため息。

「我が校で召喚出来るのは基本的に7クラスのみ、と決まっている。というのも、エクストラクラスの触媒は非常に入手が困難なためだ。
　もうひとつエクストラクラスの召喚が難しい要因として、このクラスに属するサーヴァントは…少し凶暴なのが多いのだ」

「あ″？」

食ってかかる黒聖女をまぁまぁと宥める。

「えーっと……要するに、俺はレアケースの中の、そのまたレアケースっていうことですね？」
「私の気苦労の種、ということでもある」

学長はそう言って皮肉に笑ったが、やがてうむ、と言うと俺の肩に手を乗せた。

「おめでとう。キミは我が校が始まって3番目のエクストラクラス召喚成功者だ。
　サーヴァント・レポートはしっかり頼むぞ？」

「私の他にエクストラクラスが2人……。」

ジャンヌ・オルタが呟く。

「…その通り。1人は我が校の危機を救ってくれた、正に英霊のような存在だった。
　もう1人は……いや、あれはダメだ。
　今は眠って貰っているが、いささか危険が過ぎる」

そう言って眉をひそめた。
どうやら我が校には、何か近づいてはいけないものがあるらしい。

「…そして、これも言わなくてはなるまい。
　キミ達が倒した、ゴースト群の事だ」

「………？」

「実は、ここ最近ヤツらの動きが活発化している。
　どうも20年に1度集まって害をなすということは分かっていて、それが今年らしいというのは前から分かっていたのだが、それにしては異常だ。増加スピードがとても速い」

「…………………」

「だから、少しばかりキミ達にも手伝って欲しいのだ。
　どうだろうか、多少は経験も得られるだろうし、悪い話では無いと思うのだが」

確かに、悪くはない。
ゴーストをばしばししつつ経験値を得られるのなら、
レベルもすぐに上がるだろう。

「その話、乗ったわ。
　敵の群れを全部焼き尽くすの、昔からやってみたかったのよね」

オルタも気が乗っているようだった。

「勿論…」学長の顔が強張る。
「このやり方はいささか危険が伴う上に、キミ達はほとんど初心者のようなものだ。強く薦める訳ではない、ということは伝えておくとしよう」
「学長………。



　黄金の林檎は購買で売ってますか？」
「周回する気満々かね」

「夜の学園」が解放されました！
この場所は夜パートに入ったときにクエストをする事が可能です。
「初級」「中級」「上級」の3ステージで、レベリングが出来ます。

「初級」…1レベルアップ
「中級」…3レベルアップ
「上級」…5レベルアップ

それだけでなく、何かここだけのアイテムが見つかることもあるかも………？

「…あっ、そういえばキミは入学式の時に参加していたかね？」
「…このゴースト群の事と毎月のレポート用紙五枚で見逃してくれませんか…？」
「…………………商談成立だ」

ここから先は他の人にバトンを渡します。
皆様お疲れさまでした。

SERVANT CASTER：Female？
NAME Leonardo da Vinci
MASTER Romani Archaman：Male
HP：13569
ATK：11
DEF：10
AGI：14
ACU：23+2
LUC：21+2

（じゃあせっかくなんで書いて行きます。リレーSSはじめてなんでツッコミどころあればご指摘下さい。しばしお待ちを）

　こうして俺は深夜徘徊のお咎めもなく、サーヴァントバトルへ向けた経験値稼ぎと入学式で減らした内申点の埋め合わせを兼ねた交渉を校長とのあいだで取り付けることとなった。

「結果だけを並べるとなかなかの策士ね、成り行きにしては出来すぎてるくらいよ」

「ほんと、誰か脚本家でもいるのかね」

　そんな冗談を自分で笑う俺の脳裏に何故かあのグラサンをした学長がチラついたが、いまいち関連性が掴めないまま数秒後には霧散した。

「ねぇ、マスターちゃん」

「……なんだよ、ジャンヌ」

「緊張してるのバレバレですよ？ 」

　そう、からかうように、ジャンヌが耳元で囁く。

　今、俺は自転車を漕いで帰路に就いている。モーター式のオレンジ色のライトは独特の駆動音をあげ、一般人並みのケイデンスを受けてやさしく道を照らし出し……駄目だ、無理矢理思考から追い払おうとしても、“この感触”の暴力は凶悪にすぎる！

（ジャンヌの……胸が……！）

　元々が「幽霊のなんかすごいやつ」なサーヴァントなら霊体化することも出来るくらい俺でも知ってる。というか必要な時以外はそうするのが正しいとかなんとか聞きかじったことがあるのに彼女ときたら、

“え？ 夜くらい良いじゃない。霊体でいるのってふわふわしてて嫌”

　等々のゴネ通しで、行きも帰りも自転車の荷台で二人乗りをすることになった……あとは分かるな？
　胴にきつく回された腕の温もり、耳元にかかる息遣い、そして胸。ジャンヌの胸。その凶器ともいうべき乳圧の甘美な暴力が俺の背中と理性を蹂躙する。

「ら・ぐろんとめんと・でゅ・へいん……」

「ちょっと本当に大丈夫ですか。からかいすぎたなら謝るわよ。マジで」

　彼女の若干ドン引きした声音に、緊張でガチガチのハンドル操作が若干の落ち着きを取り戻す。

（……なんか、立香に悪いなぁ）

　何考えてんだ、俺は。

　そんなこんなで帰宅したのは午前四時。ジャンヌを説き伏せてどうにか霊体になってもらい、母親を起こさないようこっそり家の鍵を開ける。もうじき日が昇るだろうが、少しだけでも睡眠はとるべきだろう。

　今日もまた、きっと色んな出来事が押し寄せてくるに違いない……。

（ちょっと感覚を探るため、あまり大きな進展のない繋ぎ回に収めてみました。よろしければ次の方にバトンを渡したいと思います）

追記:サングラスの人は

×学長
○理事長

です。

あ、最初の主人公候補だったキャラは主人公だった場合発動するはずだったものは全てあります
特定サーヴァントのステータスはアップしますし主人公候補だったキャラの関係ヒロインの主人公候補に対する好感度も50になっております
ただ好感度に関しましては物語に関係致しませんのであくまでフレーバーとして
ただ、サーヴァントバトル時の相手ステータスは重要ですので覚えておいてください

（せっかくなんで、昼パートの召喚授業に至る手前まで続投していいですか？ そこからまた安価で色々決めてからバトンを渡そうと思います）

（あと、このSSならではの召喚システムなどの設定があればご教示願います）

　喩えるなら、私という存在は一粒の黒い泡だ。表層に燃え盛る憎悪の被膜の一枚下には“何もない”。

　司祭の浮かべる慈悲深き嘲笑も
　牢獄における屈辱の記憶も、
　頬を伝う涙を焼いた業火も、
　祈りをあげる喉を潰した黒煙も、
　有象無象のあげる嘲弄と罵声も、
　すべて、すべて、私のものでない。

　これは私の原型の記憶……ですらない。彼女を愛し敬い狂った男が「そうあれかし」と、「彼女はこうあるべきだったのだ」と信じ、望み、求めた果てに創り上げた架空の記憶、そして人格。

　私は、かつて人類史に存在した一人の聖女の、贋作だ。

　故に、私に確かな像（カタチ）なんて何処にもなくて。だから、こんなにも頼りない霊体（すがた）でいることにとても心が脆く震えてしょうがなくて…………！

「ん……どうしたの、ジャンヌ」

　朝焼けに鈍く照らされたあなたの微睡む瞳は、姿の見えないはずの私のいる場所を過たず見つめる。

「……なんでもないわよ」

「そっか、何かあったら言って」

　なんでこういうとこに勘がいいのかわからないけれど。そんなコイツを見ていると、私のなかの何かがひどく、掻き乱される。

「……マスターちゃん」

「ん、何？」

　彼のまっすぐな瞳から、目を逸らして、

「少し、実体化してていいかしら。誰も見てないし」

　ほんの少しだけ、我が儘を言ってみる。

「良いよ。ただ、静かにしてろよ」

「分かってるわよ」

　そうして、彼はすぐ眠りに就いてしまう。

「…………」

　あの、うたかたの夢のなか。助けを求める私を救い出してくれた、そんな男の顔を見る。
　その、取り立てて端正でもなければ不細工でもない頬に、そっと触れてみる。

「あなたに、何がしてあげられるかしら」

　きっと、こんな事言っても。今なら聞いてないでしょう。

◆◇◆◇
（書き溜めるので、しばしお待ちを）

召喚には触媒と魔力を必要とします
触媒の入手手段はたくさんあるので省きますが売店アーネンエルベにも売ってあります
魔力は大体１日で全回復します
サーヴァントを実体化させているときは1騎実体化させているごとニジウラ最大魔力が１(バーサーカーの場合は2)少ない状態になります
召喚に必要な魔力はサーヴァントによって違います
また剰っている魔力を使ってマスタースキルを使用出来ます
藤丸はまだマスタースキル獲得イベントをこなしてないので未習得です
藤丸の魔力量は48
ジャンヌオルタの召喚時消費魔力量は40です
1日で48ですので1時間につき2回復します

>>267
（くわしい解説に感謝です。了解しました。口ずさむメロディーが思い出させてくれる）

>>268
誤字は気にせんといてください………
後はお願いします

　春のぼうっと弾んだ空気に寝不足の頭と足元をふらつかせながら自転車を押し、川沿いの桜並木の下を立香と二人、並んで歩く。

「ねぇ」

「ん？」

「美人さんだね……立香の、サーヴァント」

　そう、明るく語りかけるこいつの物言いは、喉に何かが引っ掛かったようでぎこちない。

「あ、ああ……まぁ、そうかもな」

　それは俺のほうも同じことで、何でもないように答えるつもりが、妙に言葉をつっかえてしまう。

……これは誰がどう見ても分かる、プチ修羅場だ。

　時をさかのぼること一時間前。俺はジャンヌに実体化を許したまま眠りこけ、そんな状況で立香がいつものように俺の家へと上がり込んだ。
　そこでこいつが見たのは、すやすや寝息を立てる俺のベッド脇に頬杖をつき、鼻を突っついたりして遊んでいるジャンヌの姿だったという。

「私、びっくりしちゃった。それに、もう立香とすごく、仲良しそうだし」

「いや、別にそんなこと」

「ううん！ サーヴァントとあんなに早く打ち解けられちゃうなんて本当にすごい。もうなんか、友達っていうか、それ以上、っていうか……立香なら、きっといいマスターになれるよ！」

　底抜けに青い快晴の下、こいつの声色に反比例して顔は俯き、影を帯びる。

　これはやばい。マジでやばい。とにかくなんか、なんか話題を変えないと……！

「ら、来週の旅行さ、楽しみだよな！」

　なんでこういう時に限って下手くそなんだ俺は……！

「！……うん、そうだね！」

　だが、それが功を奏したのか、立香の顔が今日の空のように輝いた。

「どこ行こうかな～、まだ決まってはないんだけどさ」

「――立香の行きたいとこならいいよ、どんな所でも」

　昨日も聞いた言葉なのに、今日のそれはどこか、不思議な色と熱を帯びて俺の聴覚をまさぐってくる。

「お、おう。ちゃんと考えとくからな」

「うん、あたしもすっごく楽しみにしてるから」

　そういって立香はずいっと身を寄せ腕を組んでくる。

「な、なんか今日近くね？」

「えへへ、こんなの昔っからじゃん♪」

　そんなやりとりをワイワイやりながら、俺達は型月学園まで辿り着いた。

「じゃあ、私、こっちだから」

「ああ、またお昼な」

「うんっ！」

　やけに弾んだ声と足取りで立香が教室へと歩いて行く。その背中を見送ってから俺も自分の教室へと向かう。

（なかなか美味しい醜態だったわ、ウブなマスターちゃん）

　ちょうどそのタイミングで、霊体化したジャンヌが俺に語りかけてくる。

（実体化を切らなかったのはわざとか？）

　歩きながら、苛立ちまぎれに聞いてみると、

（え～？ 知りませ～ん。そもそも実体化してて良いって言ったのはマスターちゃんじゃないのぅ～？）

　……絶対わざとだ。なんか、もう、見なくてもニヤニヤ顔で明後日のほうを向いてる彼女の顔が浮かぶ。

「ふうん。この感じだと召喚したんだ、サーヴァント」

「！？」

　バッと後ろを振り返ると、そこにはあの美少女がいた。

「お早う御座います、藤丸君。調子はいかが？」

　遠坂凛は品よく、礼儀正しく……一瞬前のそれとは全く違う雰囲気で……俺に挨拶をかけてきた。

「あ、ああ。お陰様でな」

「それはたいへん良い事です……あ、美枝さんもお早う御座います」

　こうして立ち話をしている最中にも凛に声をかけてゆく生徒は多い。彼女の態度はともすればお堅いイメージや高飛車な印象を与えがちな気がするものの、不思議と気さくな雰囲気を漂わせていて嫌みがない。

（単純に、中等部からの知り合いが多いのもあるだろうけど……）

　これも人徳のなせるわざか、はたまた彼女の高度な猫被りによるものか。まだまだ不思議な人物である。

（でも、なんで俺にはフランクなんだ？）

　そんな疑問を頭に浮かべながら、凛に促されるかたちで二人、教室に入る。両隣の席に座った。

　そうして会話の続きを始めたものの、彼女を目当てにした他のクラスメイトに遮られるかたちで終わり、そのまま朝のHRが始まった。

「みんなー、おっはよー！」

「「「おはようございます、藤村先生」」」

「ん～、始業して間もないというのに元気が足りないぞ君たち。今こそ悟り世代というオトナたちの決めた虚しい枠組みを打ち砕く時っ！ はいっ、おっはよー！！」

「「「おはようございます！！！ 藤村先生！！！」」」

「うむ、大変よろしい」

　そんなひたすらだるいやりとりを繰り広げつつ、今日から始まる召喚授業についての簡単な説明が始まる。そんなさなか、

“電話、いつでもかけていいから”

　凛から、そんなメモ書きを渡された。
　彼女はひたすら余裕の笑みでこちらを見つめている。

（とは言っても、一体どんなことを話せばいいんだ……？）

　そんなモヤモヤとした疑問を頭に浮かべながら、俺達は召喚授業の教室へと足を運んだ。

では、ここから『召喚授業の先生』を、 >>287までの安価で決めたいと思います。

候補は以下のとおりになります。

1.ロード・エルメロイⅡ世

2.遠坂時臣

3.アイリ師匠

よろしくお願いします。なお、執筆のバトンタッチもこのタイミングで出来ればなぁと思います。

ここは躊躇いなく絶対領域マジシャン先生だな！

あ、やめて、やめて下さい！
あなたの宝具はスタンと呪いがかかるから動けない上に痛いんですギャー！？

2世でお願いします
最近ここに顔出さなくて申し訳ないです

3のアイリ師匠かなぁ

上げがてら今後の展開について注意点です
まだ藤丸が邪ンヌを召喚してから1日経っていないので藤丸が召喚授業で召喚できるサーヴァントは相応のものになります
1時間につき2回復するので
例えば実際に召喚する時間が
A.M.9：00だと召喚時消費魔力量15以下のサーヴァント
A.M.10：00だと17以下のサーヴァント
A.M.11：00だと19以下のサーヴァント
A.M.12：00だと21以下のサーヴァント
P.M.1：00だと23以下のサーヴァント
P.M.2：00だと25以下のサーヴァント
P.M.3：00だと27以下のサーヴァント
P.M.4：00だと29以下のサーヴァント
といった感じに
これを踏まえて召喚授業のパートを書いて頂けると幸いです
レスを浪費してしまいましたので安価を>>288まで伸ばします

>>282
（新しいシステムとその解説に感謝です。お疲れさまです）

（はーい、上げついでにセルフ投票でトッキーに入れまーす！）

覗いてたので初投票
１のビックベン・ロンドンスターで

遠坂時臣で。

優雅なる時臣師でお願いします
うっかり込みで

マギカディスクロージャー先生で

上げ

すみません
>>290まで伸ばします

時臣でｵﾅｼｬｽ

ありがとうございます
召喚の授業の先生はロード・エルメロイ2世に決定しました
剪定される直前まで候補者が現れないようなら自分が書きますので書きたい人がいれば今から12時間以内に出来ればお願いします

やってみたいなぁ、出来るかなー……？

ところで召喚できるサーヴァントの指名とか制限ってあります？
こういうの初めてなんで具体的にオナシャス！

>>292
詳しくは分からないけれど舞台設定としては
>>4の
｢冬木市…幅広いサーヴァントが召喚しやすくなっていますが、日本のサーヴァントが召喚しにくくなる他ハサン以外のアサシンが召喚しにくくなります｣　が適応されるハズだよ。

健闘を祈る！

>>292
上に書いてある通り消費魔力量が大きいサーヴァントは今回は召喚出来ません
召喚の時間は作中における何時にする予定ですか？
その他にもこのスレ内にいくつもシステムやルールが随所に書いてありますのでお手数ですが>>1から今までの書き込みを全て見てから書いていただけると幸いです

ﾄﾝｸｽ
成程なぁ、精一杯頑張りナシャス！

作中見る限りオルタ召喚が23時くらい、授業って事は召喚は9時過ぎだと考えて良いから、彼の魔力は現在48-40+10×2=28か……

暫くお待ちくだちい

>>295
サーヴァントの召喚時消費魔力は無理のないものならなんでも構いません
好きに設定してください

>>296
ありがとうございます。
そして書けたー！
けど召喚する鯖は安価取った方が良かったかな？
召喚する子の選定基準は俺のフェイバリットってだけだし。

>>297
出来れば安価でお願いしたいですが、その方が書きやすいとかどうしてもそのキャラじゃないといけない描写があるならそのままで構いません

>>298
りょ
ありがとうございます。

取り敢えずサーヴァント召喚の後はコンマなので大して長くなく、割と召喚前のあれこれが長いので、融通が利きます。なので召喚鯖は安価にさせて頂きます。
では、以下より召喚の授業をスタートさせて頂きますネ！

オリエンテーリングで大きく時間を取る必要があるとの事で、召喚の授業は午前中ぶっ続けで行われるらしい。ふと時計を見ると12時を数分前に控えていた。
ジャンヌ・オルタ召喚で消耗した魔力もそれなりに回復してきた所だが、今はそこまで重要では無い。
藤丸少年の頭の中は、昨晩から今朝にかけての出来事に溢れ、色々な事がぐるぐると回っていた。
ジャンヌ・オルタ、ケイネス先生の以来、謎の美少女遠坂、立香やマシュとのあれこれ……。
色々な出来事があり過ぎて、何だか現実味が今も湧いていない。
昨晩のジャンヌ・オルタの召喚からして夢だったのではないかと思う程だ。霊体化した黒聖女が近くにいなければ、あれが現実だという事に自分が一番疑っていたかも知れない。
「……と言う訳で、サーヴァントの召喚には触媒が必要だ。勿論、縁で召喚できるが、よっぽど趣味嗜好が一致しているか、もしくは血縁関係があるくらい稀なので期待しないように」
HRが終わり、別の大きな教室に移動した藤丸達は、担当の教師の元にこの学園の目玉の1つとも言える召喚の授業を受けていた。
しかし彼の耳を、召喚を担当してくれている先生の授業が素通りしていく。はてさてあの先生は何という名前だったか、最初のあいさつの時に教わったのに、頭の中に残っていない。
『なーにボーッとしてんのよ、マスター』
「んー……」
霊体化同様、サーヴァントには標準装備と言われる念話でジャンヌ・オルタが語りかけてくる。
いや、現実味が湧かなくてフワフワした気分なのも確かなのだが、それ以上に……。
「……ねぶい゛」
『あー』
そう、寝不足なのだ。
何せオルタと初対面であったのが午前2時、その後出かけてちょいと戦闘があって自宅に帰り……。実質的な睡眠時間は普段の半分も無かった。これでは成長期の少年には厳しかろう。
寧ろ、昼前まで居眠りせずに耐えた事に褒めて欲しいくらいであった。

「大丈夫？」
「ぁー……」
立香が心配してくれる声も、今は上手く頭に入らない。音としか認識できない。文字にならない。
「ねぇ、立香。――って、――だって」
「ふぁ……」
駄目だ、このままだと寝落ちする。頭が睡魔に抗ってくれない。
がっくんがっくんと船を漕ぎ、黒髪の少年は隣の赤髪の少女にもたれ掛かりそうになる。
「んぐっ」
間一髪でバランスを崩して体勢を整える方が先だったが、次はもう駄目かも知れない。
もう1度体勢を崩したら、そのまま床に突っ伏して寝るだろう。
そんな変な確信があった。何故か白衣を着たマシュが、白い猫だかリスだか分からない獣と一緒に自分を起こすシーンが鮮明に想像できた。
「立香――、――」
『ちょっと、本当にアンタ大丈夫なの？』
「ごめん、おやすみ……」
ゆるゆると全身が弛緩し、その場に崩れ落ち始める藤丸。
このまま夢の世界へと旅立つ筈だったが、そうは問屋が卸さなかった。
「ほう？　私の授業で居眠りするのか。流石に1回目でそれは看過できんな」
ビシンッ！と脳天を貫く衝撃。脊柱に轟くショックに、少年の意識は一気に覚醒状態へと持って行かれた。
どうやらチョークが飛んで来て額に当たったらしい。

「んがっ！？」
「その様子だと、授業の最初からレム睡眠と手を繋いでいたようだな」
「いってぇ……」
「改めて自己紹介だ、黒髪の少年。私はロード・エルメロイⅡ世。校長であるケイネス・エルメロイ・アーチボルトの、まぁ弟子とでも思ってくれ」
「あ、はい。藤丸立香です」
「ほほう、君がこのクラスにいる同姓同名の男女の片割れか」
ふむふむ、と眼鏡をかけた長身の男性教師は値踏みするかのように藤丸を見つめる。
それはもう穴が開くくらいに。
「……成程」
やがて何かを理解したかのように頷くと、今度は彼の後ろにジッと視線を合わせた。
『へぇ……私が見えるんだ』
「エルメロイ先生？」
「Ⅱ世を忘れないように。それと、ほう……面白い」
「え？」
「藤丸立香の男の方。君が最初に召喚をやってみたまえ」
「え！？」
突然に伝えられる衝撃的な指名。果たして何の縁か、彼はそのまま衆目に晒される。
教室の真ん中には縁と三角形と不思議な模様を組み合わせた魔法陣が描かれており、その不思議な美しい図形に少年は思わず見とれてしまった。
「何か、凄いな……」

「ん、君はこれを見るのは初めてか？」
「あ、はい」
「そうかそうか、ますます面白い」
コホン、とエルメロイⅡ世は咳払いを1つし、改めて説明を居眠り小僧へと行い始めた。
「では召喚の説明を改めてやろう。今回は飽く迄も予行演習、購買で売っている触媒での召喚だ。この召喚の成功率は五分五分、才能があっても失敗する者もいる。逆に凡夫でも成功する事もある。
兎角、気負わずにやってみたまえ。で、召喚の触媒は？」
「え、無いですけど……」
「では君、何か有名な武将の血筋とかではないかね」
「一般家庭の出身です」
「今所持している物は？」
「このハンカチとティッシュくらいしか……」
「……つまり、触媒が無いと」
「はい」
「まぁ良いか。買いに行くような指示は出していないからな。ああ、正直でよろしい」
やれやれ、と頭を振る教師を前に、藤丸は何か無いかと制服のポケットを探る。当然、何も出て来やしない。
そもそもジャンヌ・オルタの召喚に件のアイテムが使われた事だって、確信があったワケでは無いのだ。触媒が必要だった事なんて今さっき知ったばかりに等しい。
彼女と契約できたのは、本当に、本当に偶然だったのである。こういうのをきっとラッキーと言うに違いない。
「センセー、何で男の藤丸なんすかー！」
唐突にヤジが飛ぶ。あれは……誰だったか、あまりハッキリと思い出せない。
まぁ良いだろう。まだ頭が寝惚けているのだ、後で思い出すに違いない。

「ただの興味本位だ。少々彼には見所があるように感じたのでね」
「えー、勘違いでしょソレー！」
「そうそう、授業最初から寝るような奴ですよー！」
「召喚の授業、そんなに楽しみだったのかな」
悲報。少年の居眠り、全員にバレていた。
「静かに。成功しても失敗しても、誰か先例がいるというのは心強いものだ。彼が特別に見える者は生贄にされなくて良かったと思えば良い」
悲報。少年、実は生贄だった。
パン、とⅡ世は手を打って場の空気を元に戻す。
「さぁ、時間は有限だ。早速始めるぞ。授業が終わるまでに召喚を全員に体験して貰わなくてはならないからな」
「はい」
「召喚の魔法陣の前に立て。そして私の言葉を復唱しろ。他の生徒は、私のセリフをしっかりメモするように」
「分かりました」
魔法陣の前に藤丸は立ち、徐に手を伸ばす。まるで、まだ見えぬ誰かと手を繋ごうとするかのように。

ってなワケでここから安価を取らせて頂きます。
召喚するサーヴァントを、この次の書き込み>>306から、少し多めに取って>>318までの中で最も多かったサーヴァントにさせて頂きます。

作中の時間は正午頃なので、>>282さんの指標に従い消費魔力21以下になります。
候補を以下に挙げておきますので、どうかご協力をお願い致しますね。
なお続きは今夜になると思います。ご了承をば……。

【候補サーヴァント】
１、清姫（運営にも愛されている子、イリヤとヘラクレスの理屈から狂化EXにより励起状態でも消費魔力は2では無く1で済むと予想）
２、静謐のハサン（毒耐性をぐだ子にも活かすか、作中でどう表現するかがカギか）
３、宮本武蔵（恋愛雑魚侍。ラブコメを描くならツンデレ邪ンヌとは別ベクトルで面白そう）
４、エレシュキガル（召喚時の魔力がかなり必要そうなので厳しいかも。でも檻に魔力が溜められてるから召喚すれば運用はできる筈）
５、メルトリリス（EXクラス2人目にして服以外は常識人枠。彼女のぶっ飛んだ見た目への言及に今から悩むぜｗ）
６、頼光（清姫と異なり母性と狂化が融合しているので消費魔力は２になりそう。でも導く大人キャラとしては有能）
７、その他（名前を挙げて頂けると嬉しいマン）

ではでは、よしなに……。
ちなみに１～５の5人の召喚シークエンスと召喚後のやりとりはシミュレートしてあるのでご心配無く。それ以外でも頑張りマッスル！

パッションリップ

パッションリップ
もっとおっぱいを！

メルトリリス
いやそんなこと書かれたらツッコミ期待しちゃう

（SSを書くうえで滅茶苦茶参考になりました。メルトリリスで。ツッコミを読みたい）

メルトでお願いします
後一応立香同士は別クラスという設定があります
まあその辺は脳内補完でお願いします

メルトリリス

メルトリリスでお願いします！

……あと、やっぱり彼女を書くんだったら、
ツッコミ担当だけでなく
甘くとろけるような恋愛も書いてくれると嬉しいです……。

メルトリリスでお願いする。

メルトリリスがいいです！
…あと、これでもう過半数メルトなので決まったのではないでしょうか…？

好感度コンマ決めてよろしいでしょうか？

>>314
おお、確かに数えてみるとメルトで決定してますね！
では好感度お願いします！

……しかしアルターエゴって召喚にどのくらい魔力必要なんだろう？

>>315

87でした。

>>316
たっけぇ！！？www
よっしゃオッサン、ぐだメルで頑張っちゃうぞー！

でもちょっとこちらの都合で投稿は明日になりそうです、すみません。

>>317
出来れば12時間以内にお願いします

>>317
メルトリリス の
藤丸立香♂ への
好感度 は
87 【結婚したい】
に 決定 しました

>>318
りょ
明日の10時までに挙げられるよう頑張ります

合同授業であるが故に、無数の視線が背中に刺さるような感覚がある。視線が物理的な質量を伴っていたのであれば、確実に自分は蜂の巣だったに違いない。
そんな風に散漫した集中力をまとめ直して、腕に魔力を溜める。使用時に痛みが発生するというオドの錬成も、上限が大した事の無い自分ならば然して違和感も無く行使できる。
真面目な表情で陣に向かう少年を見て、教師は合図を発した。
「では行くぞ藤丸、私の後に続いて――」
「素に銀と鉄」
「何……！？」
だがそれを遮るように、少年の口は唐突に言の葉を紡ぐ。本人の意図すら無視して、勝手に。
エルメロイⅡ世の驚いたような声をよそに、少年は続ける。
「「礎に石と契約の大公。降り立つ風には壁を」」
頭の中が冴えている。まるで冷水で出来ているかのようにすら思えた。
こんなにクリアになった、なのに夢の中に導かれているかのような感覚は初めてだ。本当に今の身体は自分が支配権を持っているのか、とすら思う。
「「四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」」
気付けば、少年の口からは召喚の詠唱が出ていた。
誰に教わったわけでも無い。ただ自然に、まるで前世の記憶を受け継ぐかのように。
「「閉じよ」」――満たせ
「「閉じよ」」――満たせ
凄い、と誰かが呟いた。
（ふぅん、成程。先生が目にかけるだけはあるわね）
確信を得たかのように遠坂凛は頷く。

ところで、召喚時の魔力消費量とステータスって連動するの？
作者のさじ加減かな

魔力は大した事は無い。教室の中では最低値、2クラス合同のこの授業でも、下から数えた方が遥かに早いだろう。
だが、今はそんなものは問題無い。大切なのは、サーヴァントの召喚に大切なのは、その『縁』の素養だ。
「「閉じよ」」――満たせ
「「閉じよ」」――満たせ
皆は気付いていただろうか。最初のフレーズ、素に銀と鉄より以降、その召喚のフレーズが二重になっていた事を。
「「閉じよ」」――満たせ
「「繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する」」
「「Anfang」」――セット
耳の良い者なら気付いただろう。その二重と化した詠唱は、魂を分けたかのように同じ姓名の少女の口から紡がれていた事を。
「「告げる」」「「告げる」」
「「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に」」
しかし誰も指摘しない。ただただその場の空気に圧倒され、誰も言葉を発する事ができないのだ。
「「聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」」
その、まるで穏やかな川の流れのような完成した流れに、皆は固唾を呑んで見守っていた。
野次を飛ばしていた生徒も、これを邪魔しようとは思わなかった。思えなかった。
「「誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」」
想像以上だ、とⅡ世は大きく頷いた。
自分の鑑識眼は間違っていなかったのだ。眼鏡の奥の眼を歪ませるように、教師は破顔する。
――この時までは。

「「汝三大の言霊を纏う七天」」
そう、人はその時に召喚された英霊のクラスを知らない。定義もされない。そんな異分子、イレギュラー。彼がそれに好かれていると誰が予想できるものか。
何せ英霊召喚で7騎に属さぬ者など、殆ど前例が無いのだから。
「「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――！」」
故に、後に召喚されたそのサーヴァントはこう呼ばれる。自我から分かたれたもう1人の己、アルターエゴと。

夢心地のようだった。まるで息を吐くかのように自然と口をついて出た。
そしてそれは、召喚の陣にて光を導き、暖かな輝きを周囲に溢れさせる。
やがて光は粒子状に散らばり、1人のサーヴァントを呼び出す。
現れたのは、少女の英霊。とても可愛らしい、ティーンエイジャーの少女。
「問いましょう」
カンッ、と鉄を打ち鳴らすような音が教室の中に響く。
光が色を持って形を得て、それが靴底から伸びる黒い刃だと分かった。
「あなたが私のマスターかしら？」
次いで、踵よりも裾の長い黒コートが見え始める。
靴底の刃が無ければ、確実に引き摺っていた事だろう。となればコートのチョイスは刃あってこそか。
「私は快楽のアルターエゴ」
コートに包まれた手は、袖が余っているために輪郭しか見えない。手首の部分でベルトを使って絞っている事から、やっぱり彼女本来のサイズに合っていない事が伺える。
だが、そんな事は些事だと、この後すぐに気付く事になった。
「心底イヤだけど貴方と契約してあげる。光栄に思いなさい？」

何せこの少女、“殆ど裸”なのだ。
黒く大きなコートを羽織ってはいるが、それだけだ。
コートを身体の前面で止めて平野のような胸元を。
そしてよく分からない前貼りのような鉄器と、それを止めるワイヤーで作られたパンツ。
最期に髪を纏めている、濃紺のリボン。
これが彼女の纏っている服装の全てだ。
「……はい？」
半分以上回復していた魔力をごっそり持って行った少女は、まるで氷の花が咲くように冷たく微笑む。
「我が真名はメルトリリス。今後ともよろしく」
藤丸は何故か、笑顔は元々は威嚇であったという説を思い出したのであった。

メルトリリス、という真名には誰も聞き覚えが無かった。
物知りな遠坂凛も、授業を担当するエルメロイⅡ世も、だ。
（となるとこのサーヴァントは……）
（未来、または並行世界の英霊）
ただし凛は若干顔が面白い事になっているが。
果たして彼女はどんな為人（ひととなり）で、如何なる能力を持つのか、それは誰にも分からない。
ただ1つハッキリ言える事は、彼女がマスターである藤丸少年を物理的にも精神的にも見下している、という事だけである。

「あら、マヌケ面をさらしちゃって。仮にも私を召喚したのだから、もうちょっとシャキッとなさい」
「え、いや、だって、君、殆ど裸……」
「何よ、大切な部分は隠しているでしょう？」
「そりゃそうだけど……」
「それとも、この芸術的な造形美によって形作られたボディバランスが理解できないのかしら？」
「服だってば、俺が言いたいのは！」
「あら、これも芸術よ」
何を言っても芸術とか美的センスで片付けられると思った少年は、思わず教師の方を向く。
果たして眼鏡を光らせた男は、笑いながら言ってのけた。
「ハッハッハッ、何、サーヴァントはこのくらい個性的な方が良い。それにまだ可愛い方だぞ。世の中にはパンツを履かない巨漢や、ボディコンと見紛う服装をした女性のサーヴァントもいるからな！」
ちなみにどっちもライダークラス。
ジャンヌ・オルタはと言えば、彼が困惑する姿が面白いのか、それとも痴女のようなサーヴァントが召喚された現状が愉快なのか、霊体化したまま笑い転げている。
ダメだこれ、と藤丸は諦めると、溜息を一つ挟んでメルトリリスに向き直った。
「うん、俺が君を呼んだマスターだ。今後ともよろしくお願いします」
「一応、結構見下して挨拶も冷たく放ったのに、中々に気骨があるわね、貴方」
「女の子は難しいモノって知ってるからね」
「もしかして苦労してる？」
「苦労って程じゃないけどね」
チラッと、背後でメルトの見た目に呆気に取られている立香を見る。隣にいる友人と思しき少女から引っ切り無しに「あれ痴女だって」「英霊ってヤバくない」なんて話しかけられているが、反応できていない。

遠坂凛は何故だか相当に顔が引きつっていて「並行世界の――って、えぇ……」と困惑している。違うクラスとの合同授業だというのに、優雅さの欠片も無い。
そして霊体化しているジャンヌ・オルタは、笑い過ぎて腹痛を起こしているようだ。
こんな『濃い』少女が身の回りにいるし、そも立香との付き合いは中々に長い。
彼女は決してワガママでは無いが、手のかかる姉妹のようにこちらを気分やノリで振り回す事があるので、彼女のような手合いはある程度慣れているのであった。
「それじゃあ改めてよろしく、メルトリリス」
「ええ、よろしく」
何だかよく分からない状況だが、マスターとして新しい仲間が増えたのは事実である。
取り敢えずまずは友好を深めるため、少年と少女はその手で固い握手をするのであった。

SERVANT AVENGER：Female
NAME：Meltlilith
MASTER：Ritsuka Fujimaru：Male
HP：9190
ATK：26+1
DEF：7+1
AGI：18+1
ACU：13+1
LUC：1+1

アルターエゴ　メルトリリス
召喚完了


（ステータスはよく分かっていないので半ば適当です。指標があればご指摘下さい、変更します）

>>329
>>330
ごめんなさい、コピペ＋まだよく分かって無くて……
ステータスを書き直し、バトンタッチさせて頂きます

SERVANT ALTEREGO：Female
NAME：Meltlilith
MASTER：Ritsuka Fujimaru：Male
HP：11910
ATK：26+1
DEF：17+1
AGI：18+1
ACU：19+1
LUC：20+1

アルターエゴ　メルトリリス
召喚完了

それでは、後はよろしくお願いします
ぐだ子の方の立香ちゃんにも良いサーヴァントが来ますように！

>>332
ぐぬぅ、それを言われると……こういうステ決定は初めてなもので

どなたかより良い案があれば、それに切り替えたいと思います、ハイ
ド素人ですみません

>>333
SERVANT ALTEREGO：Female
NAME：Meltlilith
MASTER：Ritsuka Fujimaru：Male
HP：11910
ATK：6+1
DEF：14+1
AGI：28+1
ACU：23+1
LUC：20+1

>>333
>>334
自分でやるのもなんですがこういうのはどうでしょう？
実際のステータスを参考にしました

>>335

おお、ありがとうございます。
ではメルトのステータスはこれで。
これまでの鯖ステがダ・ヴィンチちゃんとオルタちゃんのだったのでデータが足りず、困っていたのです。

どうもありがとうございました。

お疲れさまでした。
それでは、私が引き受けたいと思います。

蒼い海の中で揺蕩う躰に、彼の呼ぶ声はすぐ響いた。
凛としていて、それでいて優しい、あの温かな声。

ー目を閉じればすぐにあの顔が浮かんでくる。
海のように深く、蒼い瞳。
子供っぽさを秘めた口元。
ふにゃっとした笑顔。

「行かなきゃ」　　
この座というにはあまりにも近く、この世というにはあまりにも遠い海の中から羽ばたく。
　　　　　　　　　　　　・・
待ってて、私の王子様、私だけの王子様。
私は、貴方のためにこの魔剣を振るいます。
だからお願い。手を握って。
我が儘だけど、加えて抱き締めてくれると嬉しいな……

今起きました。
しばらく執筆作業に入ってます。
しばらくお待ち下さい。

>>340
くっ、時間がかかる……！
もう少しお待ちください……

>>341
お待たせしました。
それではどうぞ。

「何で私の他にサーヴァントがもう一人いるのかしら」
私は今、少し怒っている。
嫉妬と言われればそれまでだけど、それ以上でもそれ以下でもない。
誰もいない立香の部屋で尋問をする。
あのしきりに何をするのか聞いてくる黒聖女サマには丁重に帰ってもらった。

「いや…その………。」
「ひどいわ立香、もういろんな人と出会ってしまっているのね……」
召喚されたばかりなのか、少し頭がふらふらする。

「うっ………」
「顔色悪いよ、どうしたの？」
「ごめんなさい、立香。
　エネルギーを補給したいのだけれど……」
「ご飯？サーヴァントなんでしょ？」
「…ええ。形式上は、私はサーヴァント。
　だけど、私は特別だから栄養補給が必要なの…」
「ふーん、そうなんだ。何か食べたいもの、有る？」
優しい表情。何度見ても、心が温かくなる。
「ぁ………。」
「………」
「ビーフ、シチュー」
「？」
「ビーフシチューが、いい…です」
「……あれ？俺がその料理得意って話したっけ？」
「………」
「まいっか。いいよ。ちょっと待っててね」
冷蔵庫を開く。あちゃー、牛乳がないなぁ、とかぼやきながら、柄にもなくエプロンに身を包み、料理を始める王子様を見遣る。

「お待たせ」
「随分と遅いのね」
「時間はかかるさ、しょうがない」
「あら、以前は……」
「？」
「…何でもないわ…。　…ああ、そうだった。
　食べさせて、欲しいの」
「どうして…？」
「この手は、上手く動かせないの。感覚が鈍いのよ」
「…………」
「…ダメ、かしら」
「良いよ、分かった。ほら、あーんして…」

…………………………………………………

…………………………………………

「…お腹空いてるの？
　ちょっと待ってて、何か美味しいもの作ってあげる」
「ほら、ビーフシチューだよ」
「意外そうな顔してるな…俺だって料理ぐらい作れるさ。
　ただアイツが料理にハマってるから食べてるだけだよ」
「…あぁ、そうか。そんなに包帯だらけの体じゃ
　たべられないよね」
「少し恥ずかしいかも知れないけど、ごめんね」
「…熱いかもしれないから、ふーふーして欲しいな」
「……どう？美味しい？　…良かった…」
「俺、これしか出来ないけど……
　また食べたかったら、いつでも言ってね…」

「……メル、ト？」
ごめんなさい、立香。きっと貴方はおかしく思ってしまうわよね。
でも、私はずっと我慢していたの。
それこそ、召喚されたときから、ずっと。ずっと。
本当は、今すぐにでも泣きじゃくりたくて。
跡がつくまで、激しく貴方の手を握りたくて。
出来ることなら、何度でも接吻を交わしたくて。

「おい、しい」
「…………」
「おいしい、です」
涙が止まらない。嗚咽が止められない。
ぽろぽろ大粒の涙を零しながら、みっともなくしょっぱいビーフシチューを味わう。

嗚呼、なんて。



　　　　・・・・
なんて、懐かしい味なのだろう。

本日は一応ここまでです。
必死で構想を練ってますので、また明日。

>>348
5スレ行ってるので交代でも大丈夫ですよ

>>349
もうちょっとだけ頑張らせてくだせぇ……。

今夜に出来そうかもです～

剪定されそうなので保守

よっしゃ出来た！
落としてきます！

夜の校舎の職員室。エルメロイ2世は、今回の召喚結果を用紙に記入していた。
「…ふむ。ますます謎だ。我が校でのエクストラクラス召喚例は希有にもかかわらず、どうしてあの生徒は立て続けに2回も成功している……？」
こつこつ、と靴の音が聞こえてくる。
「失礼」
「……？」
「私だ。開けてくれたまえ」
「…ケイネス校長でしたか」
先ほど宝くじがちょっと当たった、と上機嫌だったにもかかわらず、何やら深刻そうな表情を浮かべている。
「……聞いたかね、ウェイバー君」
「だからそのウェイバーと言うのは…何でしょうか、ロード」
「今日の夜起こった英霊研究所での火災事故だよ」

「………ええ。先ほど。ラジオから聞きました」
「どう思うかね」
「敢えて言うなら『いつかはこうなるはずだった』と」
「…同感だ」
エルメロイ2世がタバコに火をつける。
「あの研究は非人道的過ぎます。
　加えて研究スタッフも少々暴力的な人達が多い。
　反抗的な存在が暴れ出すのも無理はないでしょう」
「……その事なんだが」
「……？」
「どうも、反乱では無いらしい」
「……何ですって」
タバコの煙が燻る。
「…『襲撃』らしいのだ」
「……………………………………」

～～～～～～～
必死で逃げてきた。血だらけの脚を引きづり、ズタズタに引き裂かれた服で痣と傷だらけの体を包んで、口から吐いた血の量なんて分からないくらい……
とにかく、必死に、必死に、必死に逃げてきた。
「はぁっ、はぁっ……ゲホッ、ゴホッゴホッ！」
ーでも。
でも、もう無理みたいだわ。動けない。
…後はもう、このまま、壊れてしまうのね。
「…………フフッ」
笑みがこぼれる。嗚呼、私の人生は何なのだろう？

「研究」のために作られた私に待っていたものは、もはや拷問や暴行に近い人体実験の日々だった。
私は、「メルトリリス」ですらない。あくまで彼女のコピー。代用品だ。
私には、痛覚がほとんどない。だから、どんな苦痛を与えられても、何とも思わない。思えない。
どんなに惨めな思いをしてきたことだろう。
…いや、惨めだと思わなくなってしまっている。分からない。悲鳴ももう上げられないくらいだ、としか。
この苦しみに満ちた日々は、ずっと続くのだろう……
　　　　　　　・・・・・・
と思っていた。あの日までは。

その日の事を、詳しくは覚えていない。私も必死だったから。
怒号、悲鳴、絶叫。私をいたぶっていた人達は、逃げ惑いながら次々と息絶えていった。
「……？」
見ると、檻が歪んでいる。
恐らく、熱で針金が曲がったのだろう。
「……熱っ！」
熱い。だけど、今ので針金が曲がった。
火傷をするかもしれないが、力を入れれば脱出出来る。
ーー今だ。
ーー今なら、逃げられる。
自分の服も、今の状態も、何も分からないまま、
訳もわからず玄関を出て、必死に、必死に、森の中を走って行った。

「………あ」
小さな人影が見える。人間。人間……！
「ひっ………」
逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ…
また捕まってしまう。
音を立てないように、這いつくばってでも………

ーかちゃん。　しま、った……

「…！」
「ぁ……。」見つかった。
「…そこに、誰かいるの？」
人影が近付いてくる。…もう今度こそお終いだわ。
目が、合った。その人間は、私に凄い勢いで駆け寄ってくる。
ーもう嫌、もう嫌、もう嫌!!
殴られるのは嫌、蹴られるのは嫌、注射は嫌、電気は嫌、鋏は嫌、メスは嫌、投薬は嫌、嫌、嫌、嫌…!!!
「うわっ、ひどい怪我!!!　　大丈夫!?」
………え？

思えば、その時から私の世界が色づき始めたのかもしれない。

「…とりあえず、まずは消毒だよね」
「…あっ。痛いか、ごめん。
　でも、もうちょっと耐えて欲しい」
「それにしてもヒドい傷、誰がこんなことを……」
「…あはは、包帯まみれ。ミイラみたいだ…」
「…あっそうそう。この靴、君の？周りに落ちてたんだけど……」
「ううん、大丈夫。ちゃんと危なくないように持ってきたから」
「怪我してないよ、大丈夫だってば！もう！」

「遅れたけど、初めまして。君の名前は？」
「メルトリリス、か。良い名前だね」
「俺？俺は、藤丸立香。この学園に通う１年生だよ」
「……ああ、そうだ。俺、今日上手く召喚出来なかったんだった。
　ねぇ、君サーヴァントなんでしょ？契約しない？」
「…そっか！嬉しいな、これからよろしくね」
「大丈夫？立てる？何か悪い所でもあるの？」
「……？　『何でそんなに優しくするの？』」
「何でだろ。俺が初めて会ったサーヴァントだから、かな？」

「気にしないで、メルト」
「君と契約を交わしたのは、間違いなく俺の意思だ」
「だから、今日も負けちゃったことを気に病まないで良いんだよ」
「……うん」
「……うん」
「……そっか」
「ありがとう」
「でもね、やっぱり君は俺のサーヴァントなんだよ」
「他のサーヴァントに鞍替えなんてしたくない」
「弱くたって良い。偽物でも良い。
　誰でもない、君を信頼している」
「…今日は早く帰ろう」
「君のために何個かフィギュアも買ってきたよ」
「一緒に作ろう？」

貴方のことを思う度、私の心は温かくなる。
貴方の周りの景色が色づき始める。
貴方の優しい声だけを聞いていたくなる。
…はしたないかもしれないけど、お腹の奥もじんわりと熱を帯びてしまう。

この気持ちを、なんと言えば良いのでしょうか。
「恋」では伝えられません。
貴方と伴に歩んでいきたいという思いが表せません。
「愛」でも伝えられないでしょう。
貴方と悲喜を分かちあいたいという思いを表せません。

「結ばれたい」

言葉に表そうとするなら、きっとこうでしょうか。
光を与えてくれた貴方。
剣を与えてくれた貴方。
翼を与えてくれた貴方。
王子様のような、貴方……………。

「……うんうん、ようやく勝てるようになってきた。
　特訓のおかげかな？」
次第に私は強くなっていった。
サーヴァント実習の成績は、次第に真ん中より少し上ぐらいになれた。

だけど、これは全て貴方のおかげ。
どれだけ指を指されて笑われても、
どんなに辛い思いをしても、
どれだけ血の滲むような努力をしても……
貴方が側にいてくれたから、です。

…私は、そんな貴方に何も出来ません。
こんなに尽くしてくれた貴方に、何も返せません。
でも、こんな私でも、１つだけ出来ること。それは…

はらり。カチャリ。

「……メルト!?ちょ、ちょっと！その服を着て…！」

私を抱いてください、立香。

「!?な、何を言ってるの、さぁ早く………」
「…伝わって欲しいんです！」
「!!!」
どんなに貴方に感謝しているのかを。
どんなに貴方を愛しているのかを。
どんなに貴方と一緒にいたいのかを。
「…大好きです、大好きなんです、本当に、本当に…！
　貴方をもっと感じたいです。
　貴方ともっと繋がっていたいんです。
　出来ることなら、貴方と私の小さな命をこの身に宿したい…！」
「メルト！」
「私は本気です!!!」
「………………………………。」
「…貴方には、きっと多くの人がついています。両親、友達、先生、その他にも、色々な人が。」
「…」
「でも、私には、貴方しかいません。優しく笑いかけて、隣に立ってくれるのは、貴方だけしかいないんです！」

「…貴方を好きになるのは、おかしな事ですか。
　私を受け入れて、私の名前を呼んで、私に手を差し伸べてくれた、そんな貴方を好きになるのは、おかしな事ですか……！」
「……メルト。」ぎゅっ。
「あっ……」抱き締められる。暖かい。
「今、俺に出来ることは、これだけだ」
「…りつ、か、さん」
「それに、この学校を卒業したら、サーヴァントとは別れなくちゃいけない」
「…ッ！」
そんなこと言わないで。
貴方のいない世界なんて、考えたくも無い!!!
「…だけど。だけど…。



　…俺は、ずっと君といたい」

「！」
「二人で一緒に考えよう、これからのこと。」

嗚呼。王子様。王子様、王子様、王子様…!!!
私の王子様、私の王子様、私だけの王子様……!!!

「あぁもう、泣かないの。
　折角の君の服がぐちゃぐちゃになっちゃうよ」

そう言って、頭を撫でてくれる立香の前で…私は思いきり号泣した。号泣出来た。
幸せ。この気持ちを、人は幸せって言うのでしょうね。
「………くしゅんっ！」
「ほら、風邪引いた。早く服を着ないから…」
「貴方に抱き締められてるから身も心もぽかぽかです」
「そういう問題じゃないの」

ずっとこの人の隣にいたい。
ずっとこの人のための存在でありたい。
いつか、二人でどこまでも飛んでいきたい。
…こんな幸せが、永遠に続くと思っていた。

…………………………
「メルト!!!」
「私は平気です！周りの皆さんは!?」
「………。」
「……そうですか」
燃え盛る校舎。誰かが生きている、という感覚はどこにも無い。
「……メルト。少し、きてほしい」
「…何でしょうか、マスター」
「…………。


　もう、きっと、駄目だ」
「……そん、な」
崩れ落ちる。嗚呼、ここまで頑張って来たのに！
もう、駄目なのね。
「…いや。この世界線は、もう駄目だ、っていうだけ」
立香の瞳が、キラリと光る。
「最後の最後に学長が教えてくれたよ。
　　　　　　　　　　　　　　・・・・・
　…ちょっとしたことだけど、過去に行く方法を」

「……!?」
「メルト。よく聞いて欲しい。君はこれから過去に行く。
　きっと、今ごろカプセルが出来ているはずだ。
　それに乗って、虚数空間を漂うことが出来るらしい」
そんな。じゃあ、今の貴方は。
「……ごめん。2人も乗ることは出来ないんだ。
　だからきっと、君がこれから出会う『俺』は、
　多分君のことを知らないだろう」
「…………」
「でも、これだけは覚えておいて。

　……『俺は何度でも、君に恋をする。』」

「……！」
「…だからこそ、君に託す。
　…………“令呪を以て命ず”。
　どうか、“未来を変えて”……!!!」

……そう。ならもう、言葉は不要ね。
ーーーーー行ってくるわ。

～～～～～～～

椅子に座っていた立香は、いつの間にかスヤスヤ眠ってしまっていた。
「…疲れた、わよね」
側にあった毛布を持ってきて、ふわりと被せる。

「……むにゃ、めると……」
「……ふふっ」

平和そうな顔。柄にもなく笑ってしまう。

「立香」
「……………」
「今度こそ、守ってみせる」

きっと、貴方は今、聞いてないのだろう。
別に良い。それで良い。これは、私の独り言。

「……ねぇアンタ、そろそろ良いでしょう？」

霊体化を解いて、ジャンヌ・オルタが近づいてくる。

「……ええ。もう良いわよ。
　私は、少しやらなくちゃいけないことがあるの」
「…ふーん」
「…………ああ、それと…」
「なにかしら」

ドアに向かい、黒聖女サマとすれ違いざまに、こう言ってやった。

『ーーー立香は渡さない』

「…………アンタ、今のは」
「さぁどういう意味かしら。
　ま、好きにとってくれれば構わないわ」

そう言って、私は部屋を出た。
今頃、研究所は火の海だろう。
私は、ちょっとした爽快感を味わいながら、森の近くへと歩いて行く。
焼け落ちた忌まわしい場所を見届けてやるために。
そして、“私”を迎えに行くために。

以上です。
バトンを渡します！

……因みに藤丸のキャラが変わったのかと不思議に思う人も居るかもしれないですが、

個人的なイメージとして立香君は
「大切な人に対しては心優しい」という感じだと思っております。

だから大丈夫なんじゃないかな。多分。

>>374
GJ!
いやいや、彼の性格はゲームを考えるとやりかねんよコレ
実際セラフィックスじゃあ（ネタバレ）の末に（ネタバレ）だったし

過去ジャンプも絡めたのはお見事でした

（お疲れ様です。SSたるもの、空想力とキャラ愛をフルドライブして投入するものという大事なコトに気付かされるパートでした。しかし藤丸よ、これほどのゴールドヒロイン達に囲まれた君はもはやドキドキデート大作戦√がほぼほぼ確定というか下手な聖杯戦争よりある意味修羅場だが頑張りたまえ。まだまだ力を温存している古のメインヒロインたる凛ちゃんも控えているぞ）

物語の雰囲気がガラッと変わりましたな
なんかパズルのピースが充実してきた感じだね！どうする？どうなる！

>>374
ちょっと時系列を確認させてください
召喚の授業でメルトを呼ぶ→そのメルトは過去のメルト
まではわかったんですが
今立香達はいつどこにいるのでしょうか？
教室のような雰囲気じゃなかったので
W立香は別クラスに設定して頂いた方には申し訳ないですが辻褄を合わせるため今後は同じクラス扱いにさせて頂きます
誠に勝手ですみません

>>380
おお、主催者が主催者がこんなザマですみません……………
こんなザマですが次書かせて頂きます
明日の12：00頃に投稿する予定です
自分が書き始めるまで
藤丸立香(ぐだ子)のサーヴァントを多数決で決めます
安価は付けないので自分が書き始めるまでは好きに書き込んでください

（エミヤん……と言いたいところだが、彼との絡みは凛ちゃんで見たいところ）

（ここはやっぱり岩窟王でしょう）

岩窟王

（……賢王ギル）

ここはマタ・ハリなんてどうだろうか

岡田以蔵

巌窟王かなぁ

ロビンフッドも捨てがたいけど、ここは巌窟王で

ここはあえてこの人

メイヴちゃん

賢王ギルを推そう！

ちなみに、いままでの流れは…
「月曜日」
朝　入学式　マシュと会う　凛との接触　入部
夜　天文部活動　十字架発見

深夜　邪んぬ召喚、夜の学校、初戦闘、校長と接触
「火曜日」
正午　召喚授業　メルト召還　　
夜　自宅　メルト回想　　　ですかな？

>>389
そういう感じみたいですね
なので今回の話は時系列的が前後します
立香♀のサーヴァントは巌窟王という意見が多いみたいですね
まだ延ばしたいというのであれば延ばしますがどうしますか？

特に大丈夫みたいですね
それでは今回の分投稿したいと思います
巌窟王の口調難しいので間違ってたりしたら訂正お願いします

「う………んん」
目覚めると白くて清潔そうなベッドの上だった
薬品の匂いが鼻を刺す
どうやらここは保健室のようだ
窓から射し込む光が仄かに色づいているのを見るとすでに日が暮れかかっているらしい
それだけ長い時間を午睡で浪費したのは惜しいがそれよりも前に大きな疑問がある
「……何で俺ここで寝てんだ？」
確か直前まで召喚の実習授業の最中だった気がするのだが
そう独り言のように、実際独り言のつもりで呟いた疑問は
「知りたいか？」
「おまえが召喚のあと直ぐに倒れたからだ」
煙草を吹かした謎の青年によって遮られた

こいつの正体はある程度察しがついているので不問にすることにしよう
ああ、そうだ、思い出した
立香との二重の詠唱で何とかメルトリリスを召喚して、彼女と握手した後、立香と一緒にぶっ倒れたんだった、と、ん？立香と一緒に？
つまり立香もここに寝てるってことか？
隣のベッドを確認しようと寝返りをうったところ確かにいた
――俺のベッドの中、ついでにいうと俺の隣で無防備にすぅすぅと可愛らしい寝息をたてながら
「うええええぇぇぇぇ？？！！！」
待って状況が飲み込めない！！
保健委員とか養護教諭が男女を同じベッドに寝かすはずがないので………ってことはコイツ一旦起きてから俺のベッドに潜り込んだのかよ？！馬鹿じゃねぇの？？！無防備にも程があるだろ！！！
無粋にも幼馴染なんだから添い寝位慣れてるだろとかほざく輩がいるかもしれないが、不意討ちだったら普通にビビるし、そもそも小学生以来立香と添い寝なんてしてない………
「おい、えぇっと……」
確か彼は俺がメルトリリスを召喚した時同時に立香に召喚されていたはずだ
召喚口上は俺達が気絶してしまったため聞けなかったが
「アヴェンジャーだ。真名は巌窟王 エドモン・ダンテス」
「アヴェンジャー、コイツを起こして隣のベッドに移動させてくれ。そのままにしておいたら心臓がいくつあっても足りない」

お前のマスターだろ？と、巌窟王に促す
「それは出来ない相談だ。我が共犯者よ」
ん？その言い方はどこか引っ掛かるぞ
まるでマスターに対して言っているようではないか
あくまで彼のマスターは立香のはずだが？
「どういうこ「あ、起きたみたいだね立香君って……ってどうして立香ちゃんが隣に寝てるのかな？」
場合によってはお説教しなくちゃいけなくなるんだけど、とDr.ロマンことロマニ・アーキマン
何気に俺がこうしてちゃんと養護教諭として働いているロマンを見るのは実にコレが初めてのことであった

あ、立香起きたんだぁ、おはよう…ってそろそろ夕方だからこんばんはになりそうだね～
とか空気も読めずアホなこと言い出す我が愛しき幼馴染様と一緒に二重の頭痛に苦しむなか、長々とロマンに説教を受けた
オイコラアヴェンジャー、何突っ立ってんだよこっちに加勢しろよ
「いくら仲が良くても今後同じことはしないこと！何か間違いが起こったら責任を取るのは君たちの親御さんなんだから」
と、すっかり日も暮れて、辺りも暗くなってきた頃にようやくロマンは解放してくれた
代わりにとんでもない爆弾発言を残していったが
「それと、もう一つ。これはお説教じゃないけど大事なことだから」
君達二人にとって……、とロマンは切り出す
ん？二人？
「二人が何で気絶したのか」
「君達の二重の詠唱と、呼び出された彼の特異性と、これまた君達の説明出来ない一致性が原因なんだけど………」
君達の魔術回路、繋がっちゃったみたい

詳しい説明はこうだ
「調べてみたんだけどね。君達二人の魔術回路、驚いたことに全く同じだったんだ。本数も形も性質も。おそらく起源も二人とも同じなんだろうね。それに加えて二重詠唱。全身の魔力を総動員して行う召喚を完全に同一の魔術回路を持った二人が行ったことで魔術回路は擬似的に融合した。しかも呼び出されたサーヴァントの片割れは本来なら呼び出されるはずのない英霊なんだ。きっと君達以外には召喚出来ないだろうね。君達二人の擬似的な魔術回路に呼び出された彼は、マスターの無意識を絶対と言っていいレベルで守護する。これはパスが深く、本当に深く繋がってないと出来ないことだ。主にこれらの理由が重なり合って立香君と立香ちゃんの魔術回路が融合しちゃったんだ。それと面倒なことがもう一つあってね。物理的に接触していないと魔術回路が切れて魔術が一切使えなくなっちゃうんだ。霊体化の状態のままなら１日３食ご飯を食べさせて、充分な睡眠をとらせるだけで可能なんだけど、実体化させるとなると立香君と立香ちゃん二人の物理的接触なしじゃ3秒間も現界させられない。さっきは叱ったけどサーヴァントが実体化している状況ならさっきみたいに物理的に接触してないと消えちゃう。今も巌窟王君は君達が手を離したら霊体化するしかなくなる。召喚も当然二人でやらなきゃいけない。サーヴァントバトルは言わずもがなだ。それでも……」
君達はこの学園で生きていくかい？

立香と二人で自転車を飛ばす帰り道
流石に危ないのと目立つのでサーヴァント達には霊体化してもらっている
夜の市街地を二人、ひたすら無言で走る
「なぁ」「ねぇ」
どちらからともなく話しかけた
二人でいるのに無言なのが嫌だった
「お前からでいいよ」
「わかった、じゃあわたしから」
「あのさ、立香」
「立香はわたしと一緒で嫌だったりしない？」
「全然大丈夫だっての。何年お前と一緒に過ごしてきたと思ってんだ。多分今までの人生の半分はお前と一緒だったぞ？」
「そうだけど……、これから夢も二人一緒だって、立香の見られたくない記憶とか、立香の見たくないわたしの記憶とか見えちゃうかもしれないんだよ？」
「それこそ大丈夫だ。立香になら俺は何見られても構わないし、立香の何を見ても俺は変わらない」

立香が見られたくないなら別だけどな、と続ける
ああ、気障ってぇ。何だこの勘違い野郎は。自分をぶん殴りたくなる。
自分の言葉ながら寒気と吐き気が止まらない
でもコイツが俯いてるのなんて見たくないから
「じゃあ俺の番だ」
立香にはいつだって笑っていてほしいから
「そろそろ腹、減ってきただろ？ウチに来いよいつもみたいに」
今日位は俺が夕飯を作るとしよう

藤丸立香♂ と 藤丸立香♀ の サーヴァントストレージ が 融合 しました
魔力 が 2倍 に なりました
48 → 96
魔力回復量 が 2倍 に なりました
2/h → 4/h
単独行動時 サーヴァントバトル が 出来なく なりました
単独行動時 召喚 が 出来なく なりました

取り敢えず今日の投稿はこれで終わりです
執筆したい方がいらっしゃれば12時間以内にお願いします
いらっしゃらないのであれば引き続き自分が書きます

>>400
おっと忘れてた
メルトリリスの初期好感度を決定します
今回は特殊なパターンなので2回コンマを引いてください
一回目はコンマそのまま
二回目分を好感度上昇扱いにして一回目のコンマに足します
また藤丸立香♀の好感度が上昇しました
>>402を引いた方はメルトのコンマ一回目
>>403を引いた方はメルトのコンマ二回目
>>404を引いた方は立香♀のコンマ
を出してください
http://mpnets.net/rand/index.cgi?do=1&lnum=0&mnum=99&enum=1

>>404
藤丸立香♀
の好感度 が
92÷10≒9 分
上昇 し
好感度 63 【好き】
に 変化 しました

しっかし自分が言うのもなんですけど今のところマシュの好感度が低すぎ&出番少な過ぎで原作メインヒロインとしてのプライドがそろそろへし折れそうなので出番と好感度上昇イベントをもっと増やして上げてください

実はマシュに関するストーリーは思い付いてるんですが……

これ確実に、ラノベなら後半の一番の盛り上がりのシーンなんですよね……
暫くはノーマルイベントで好感度稼いで貰いましょう

>>406
（マシュや現状の凛ちゃんみたいに、埋もれがちなキャラにクローズアップして魅力や次の展開への布石を用意する役目も兼ねた「Interlude」のパートとかこっそり考えてましたけどね。今後あんまりリレーSSに書き込めなくなってくる身としては、大きく展開を動かすのは他の方々に委ねて、こういう中継ぎバッター的なポジションやろうかなとか。他の方がやってくださるならそれも大歓迎ですけど）

マシュの体質の謎で執筆引き継いだのに
解決させずに凛ちゃんと会ってど忘れさせちゃったぜ……
……W立香も変わった体質になったことてすし、今後繋げられるかもですね。

実はヒロイン同士の争奪戦とか
もっと見てみたいんですよね……

あああ書きたいぃ……

今回はいらっしゃらないみたいなので引き続き自分が執筆を務めさせて頂きます
その前に立香'sを保健室に運んで行った人を決定します
既存キャラでも新キャラでも構いません
>>420までで多いキャラ

2人運ぶって事は2人組みだよね？
士郎くんと凛ちゃんとか……

あまりヒロインを増やしすぎるのもアレだろう、きっと。

遠坂さんで。

（ここでまさかの後藤劾以）

士郎と慎二で

通りすがりの言峰綺礼

鮮花と藤乃で

鮮花

キリがいいから凛と鮮花

ところで、今更言うのもなんだけど安価でFateシリーズ以外のキャラ出してる人いるがそれはokなんでしょうか

>>420
もともと型月キャラって話だしいいんでない？

>>420
オール型月ものだからオッケーかと
Fate以外の作品のキャラクターがサーヴァントのマスターになるってのもあるのかなぁ

言峰綺礼

畜生SoftBankめ………
何も出来なかったぞこの野郎………
という訳で
凛と鮮花と士郎と綺礼が全くの同票ですが
凛と鮮花にします？

凛と鮮花で

凛と鮮花でいきましょ

了解しました
2時頃に投稿を開始します
それまで意見ご要望等ありましたらお気軽に

鮮花の好感度コンマどうします？今のうちにやりましょうか？

>>428
そうですね今のうちにやっときましょう
黒桐鮮花の初期好感度を決定します
http://mpnets.net/rand/index.cgi?do=1&lnum=0&mnum=99&enum=1
>>430を引いた方がコンマを引いてください
あと男性キャラもバンバン出してもらっていいんですよ？

･･･86だった

…………どうしてこう本来絡みが少ないキャラの好感度が軒並み高いんでしょうね………
ルート別にしないと修羅場不可避ですよねコレ

>>430
まあ気を取り直して

黒桐鮮花 の
初期好感度 は
86 【結婚したい】
に 決定 しました
今後 の
展開 に よって
好感度 は 増減 します

うぅん、これは順当にゲーム準拠の如きハーレム（強制）が建築されとるw

ふと思ったが、まだ好感度が低いマシュを除くとして･･･
ジャンヌ・オルタ：巨
鮮花　　：巨
藤丸♀　：巨？

凛　　　：貧
メルトリリス　：貧

此処でマシュが参戦すると、貧陣営が明らかに数的に不利だ！どうする！？とおさ･･･（宝石ビームで消し炭になる音）

（なんだろう、「ラブコメ地獄絵図」という言葉が天啓で降りてきた）

これは主人公に胃薬必要だな…

では投下します
あまり話は進みません