このスレは「聖杯大会シリーズ」並びに聖杯戦争、特異点を題材にしたリレーSSに登場するサーヴァント、マスター、その他舞台設定などを話し合う雑談所です。
・荒らし行為や他のスレッドでの宣伝はNG。
・設定製作後はその製作者だと分かるように固定ハンドルネーム、トリップの使用を推奨します。
・投稿した設定を他者が使用しても構わない場合はフリー素材と明記してください。
・フリー素材であっても借りる人は製作者に断りを入れましょう。
・当スレにはwikiが存在します。(https://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/menu/)wikiへの登録、編集は人任せにするのではなく、出来るだけ自分で行いましょう。
・次スレは>>950、又は>>970を踏んだ人がカテゴリー「その他」に建ててください盾乙
アニゴジ、あまり良い評判は聞かなかったけどイイぞ。イイぞ(初手脱線の精神立て乙です。
チョコボールを食べるキャラメルちゃんprpr(糖蜜の津波に飲み込まれる音)>>12
書いた後に間違えたと思った。
謎の宣教師F「やだ…マスター怖すぎ…」
対して変わってない。>>11
佐助「架空とか実在とかもう関係ない。俺は今を生きるんだヒャッホウ!」
で明るくなるでしょうね。
酒呑「神秘の秘匿?関係ねぇよ。俺は鬼だ!」
で生前と同じように暴れて協会か教会に討伐されるでしょう。もしくは
酒呑「人間になりたい」
とロマニ風受肉ですかね。そう願うことはほぼありませんが。>>12
個人SSのバッド……?
地球が燃料にされてしまいますね…>>16
SNの時は泥の影響は関係なかったと思います
サーヴァントの時はいら立ちつつも現世へ介入はしなかったけど受肉して現世への執着がでたとバッドエンドですか。監獄戦争ですと、宇宙のテクスチャ……在り方が改変させられ、地球ではなく宇宙が異聞帯レベルの世界観になりますね。
灰津は実は秘密裏に色々プロットが変更してラスボスも入れ替わったりしましたが端的に言って聖杯大会を見てた人達は阿鼻叫喚に包まれて黒化鯖がいっぱいですね。
でも黒幕は人の可能性を信じているのでその状況に立ち上がった誰かに討たれるんじゃないでしょうか。>>24
たしかフロンティアは神としてのツクヨミが存在し続けてるんですよ。そして人々は月でツクヨミに管理(観測)されながら生き続ける……
神の手で発展し過ぎてその先がないけどツクヨミの魔眼で無理矢理存続を続けている擬似平行世界、みたいな感じだったかと。>>4
えっ?空属性過剰投与からのハザードオンする銀河ちゃん?(フォーリナー扱いなので怪文書おばさんが鉄心モードで封印する模様)>>34
まあ二部二章のスカディみたいなものですしガチ神だもの。是非もないよね。
サーヴァントとしてのツクヨミはそこまで万能チートではない想定ですが。
死神が一体だといつから錯覚していた?
真面目な話世界中の生命の死というシステムのサーヴァントなので同時に死ぬ時は同時に死なせますしお寿司。
>>35
やはり世界がピンチ!
>>38
そもそもサーヴァントとして召喚された時点で片鱗はありますしあとは対話して自我があることを自覚させて受肉させればあら不思議。
ちなみにそのTRPGの方では「もう死のシステムが要らないように全ての生命を無くそう」とします。
>>39
飛鳥ちゃんが何かをしようとしてあと一歩で届かないシーンが欲しいです(起源『力不足』)。
そして似たシーンで今度こそは!となんとか届くのがあるの嬉しいです。>>40
真面目に考えてみましょうか。
バプロディカ ぶっちぎりの抑止排除候補…だが大量殺戮でもない限り死神の鎌は振られなさそう。可能性としては獣召喚からの都市崩壊だろうけれど英雄として名を馳せたサーヴァントが多いので何だかんだ抑止になる前に倒されそう。
シープマン こいつ自体の能力はエグいけど抑止案件になる可能性は私の頭では見つからない
菖蒲 あるんですか委員会さん?
ミソラ レーザーで町民大量殺戮&ないと思うけど令呪と魔力のゴリ押しで町に向かって宝具使用とか
高纏 ないと思う
スティーブ どうしろと。あれかな?パラシュラーマに町に向かって宝具使わせるのかな?すくは別として
美波 精霊女王モードの美波が分からねぇべ。キャスターも分からねぇべ。>>42
イコマさんの個人ss東鬨聖杯戦争にて主人公錫久里亥狛(17)がミスルト・ハイドランジア(13)と無自覚フラグを建てた上にミスルトちゃんから「子作りしたい」とまで言わせてる件でございます(誇張なし)
詳しくはhttps://fatetv1830.wiki.fc2.com/m/wiki/9%E6%9C%8817%E6%97%A5%E2%94%80%E2%94%80%E2%94%80%E2%94%80%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AE%E4%BA%BA%E9%96%93
これで貼れてるかな?
wikiの個人ss一覧から東鬨聖杯戦争を選んで『世界最強の人間』をタップ!>>39
ジャックオルタちゃんの形見を見て寂しそうに笑みを浮かべて歩いていったあと、両親と楽しそうに歩くジャックオルタちゃん似の子供とすれ違うクロナのシーンとかどうでしょう?>>49
えっ!?ロリを孕ませようとする魔王ルート銀河ちゃん!?(ぐるぐる目)
実際『所有物にする(意見は認めない)』とか『強い子を産ませる(意見は以下略』とかそういう理由でヤりそうではある。>>46
読んだよ
アブノーマル!
でも支配するだけの関係だった女の子が始めて対等の関係を結ぶってのは好きよ>>57
実は前に原案者の委員会さんと死神製作者のユージーンさんと色々話してたんですけどまだそこら辺がしっかりとはしてないんですよねぇ。
というか前に話した時は委員会さんは鯖が消滅しても鱒は生き残るものと考えててユーさんと私は死ぬものと考えてたりとなんか色々齟齬が…
で、これ元々は強すぎる鱒に日の目を見せるために始まった企画でもありますし鯖が死んだら鱒も死とかなんかちょっと…みたいな意見が出たりサーヴァントがあってこその聖杯戦争じゃない?という意見が出たりで私が考えているルール(暫定。参加者様との話合い次第では変わるかも。)はこんな感じです。
1 サーヴァント喪失後数日(日数はまだ決めてない)しても再契約していなければ死神直行。
2 最後の1人になったところで聖杯への願い&抑止の警戒次第では死神直行。
3 リレー中のやらかし次第では抑止(死神)が飛んでくる
4 戦争の期限は7日。それまでに最後の1人にならなければみんなに死神直行。
こんな感じですかね?>>58
キャスパリーグなら負わせられる?
スペック
時速80kmで走る。それでいて小回りの効く。キャタピラチェンジで悪路も走れる。水上もプロペラ回転で進める。水圧にもある程度対応可。魔力弾砲×3。ミサイルランチャー×2。バズソー×2。チェーンソー×6。デザートイーグル×2。15層の対魔力防壁。15層の防弾ガラス。万能鰹節×1000。手榴弾×300。魔力消費型レールガン×1(時間はかかるがこれが一番威力が高い)。XM307 ACSW ×2。幻覚投射灯×2。視界ジャック可能な監視カメラ×10。磁石×4。釣り道具×1。機械の腕×10。サバイバルナイフ×24。無銘の刀×1。輸血液×5。救急バック×3。AED×1。15少年漂流記×1。ロビンソンクルーソー×1。ミニ冷蔵庫×1。風呂機能付き。ミニ乾燥機×1。ミニ洗濯機×1。自爆スイッチ×1。シャワー×1。エアコン×1。水洗トイレ×1。シャンプー×1。ボディソープ×1。コンディショナー×1。タオル×1。無線wi-if×1。携帯の充電器(変換コネクタ付き)×2。豊乳薬×10。お茶のパック×3。電気ポット×1。IHコンロ×2。自己発電機×2太陽パネル×2>>60
げっ!たしかに書いてなかった。現状決まってる設定だけシープマンの枠にかいておきますね
あとで見ておいてください。おかしな所とか強すぎる所とか訂正します>>60
まあプロテクトのイメージはほぼSGなのでその指摘頭合ってます>>4
昨夜特大の面白ネタがあったのに参加できなかった悲しみ
とりあえず今考えてるSSだと千早が闇堕ちして人斬り化エンドがあります
某魔術師殺しよろしく世界中を回って魔術師を斬り捨てて回る剣鬼に成り果てるエンド
まあまだ本編すら始まってないんですけどもむむ。さっきWiki見て確認したらシープマンまだ「施設」出身になっている。リドリーさん、ちょっと改修してくださる?以前「施設」について自分の考えは言った筈ですので……。
>>66
シープマンは元施設研究員だったカルロスによって作られたみたいに文を変えました>>69
逆に言えば金田くんと互角(金田くんは強すぎって感じしないし)ぐらいなら「施設」出身でも大丈夫なんですけど、それだとシープマン自体のコンセプト(インフレ鱒)から外れちゃうでしょうし。>>72
武器のかけらと遺伝子だったら個人的には遺伝子の方が十二分にその性能発揮できる気がするんですよね
例えばの話ゲイボルグのカケラとクー・フーリンの髪の毛ならクーフーリンの方がいい気がするのです
武器も強力ですが結局使うのは人間なので人間の遺伝子の方が可能性があると思います
あくまで個人の考えですが個人ssが1つ仕上がったので投稿します。
今回はバーサーカー編になります。「♪〜♪♪〜〜〜♪〜〜♪」
4月28日、夜9時。日本の小さな地方都市『秋越市(あきごえし)』のオフィスビルの一室。フリーランスの魔術師、エリザヴェーダ・ラジェンスキーはその一室の窓際で10年前に捨てた故郷の唄を唄っていた。その右手には令呪が浮かんでいた。
「♪♪〜♪〜♪〜〜♪」
その声は大人びているようでまだどこか幼さを感じさせ、彼女の煌びやかな銀髪と冬の妖精を思わせる大人びた顔と合わさり御伽話の登場人物であるかのように錯覚してしまう。
「♪〜〜♪♪〜♪〜」
それが、数十もの死体が積み重ねられた殺戮現場でなければの話だが。
彼女のスマートフォンが流行りの洋楽とともに、この凄惨な現場に鳴り響く。スマートフォンには[Mr.コーデリオン]と表示されている。エリザヴェーダは手慣れた様子で電話に出る。
「ハロー、Mr.コーデリオン?こっちの仕事は片付いたわ。こちらが送った写真はもう見たでしょう?」
つい先ほどまで戦っていたとは思えないほど軽やかな口調で、彼女は電話先の男に話しかける。
『ああ、既に確認した。報酬金は明日にでもお前の海外口座に振り込んでおこう。よくやってくれた。』
恐ろしいほどに事務的で機械的な会話。Mr.コーデリオンことバズディロット・コーデリオンは特に感情を表に出すこともなく淡々と話す。ともすればまるで人間ではなく人間のフリをしたロボットのような男の無愛想さに、エリザヴェーダは呆れながらも会話を続ける。「それはどうも〜。にしても相変わらず無愛想な人ね。もう少し会話を楽しんだらどう?私みたいな女の子との会話でここまで静かな人は見たことないわよ?」
『お前とは雇用者と雇用主以上の関係は無いからな。このくらいが適正だと考えるが?』
『あっそ。まあ私もちょうど用がある場所だったから駄賃稼ぎにやっただけだし、ギブアンドテイクってことで。」
『それよりも、事前報酬として渡したアレは何に使うつもりだ?』
バズディロットはエリザヴェーダに事前報酬として渡したあるものの使い道に興味を示していた。アレはかなり扱いが難しい代物だ。そんな簡単なことくらいエリザヴェーダが理解していないはずはないとバズディロットは思っていた。
「ああ、アレ?まあ、ちょっとしたスパイスとして使うのよ。ほら、女は嘘と秘密で出来ているって言うでしょう?」
しかしその使い道はエリザヴェーダにはぐらかされる。恐らくこうなるだろうと確信していたバズディロットは一息いれ、
『そうだな。お前がどうなろうと俺の知るところではない。せいぜい死なんことを祈るんだな。』
「ご忠告痛み入ります。それじゃ、そろそろ切りますねー。」
『ああ。また次も頼むぞ。』
そう言い電話を切った。ツー、ツー、と通話の切れた音が部屋に響く。
「さて、と。そろそろ始めましょうかね。」
エリザヴェーダはそれまでいた窓際から部屋の中央へと足を向ける。中央には明らかに人の仕業とは思えないほどに捻じ曲がった人間で組まれた台座と、それを囲むように死体から搾り出されたであろう血で描かれた召喚陣が刻まれていた。台座の上には古びた石膏の欠片が1つ。それがこれから彼女が行う或る儀式の触媒となるもの。
エリザヴェーダは召喚陣の前に立つと、ふう、と息を吐き出す。そして手を前に翳し、この儀式に必要な祝詞を紡ぎはじめる。「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
紡ぐ断章(もの)は“絶望”。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。
閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)
。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。
繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却するーーーーーーーーーー」
まるで嵐の中にいるかのような魔力の暴風が部屋に満ち始める。
「――――告げる。」
そして満ち始めた魔力が中央の台座にある触媒の欠片の周りに収束していく。
「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。」
「ーーーーーーされど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者――。」
「汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」エリザヴェーダが詠唱を終え、一瞬の静寂。そして、魔力の嵐が部屋全体に眩い光とともに荒れ狂う。パリンという音とともに部屋のガラスと蛍光灯が容易く砕け、会議用の長机が宙を舞い、椅子や死体は割れたガラスの向こう側へと落ちてゆく。
およそ1分ほど続いた魔力の嵐は収まり、中央には漆黒の夜が如き黒色の鎧とスカートを身に纏ったサーヴァントーーーーーーーーバーサーカー、ギネヴィアの姿がそこにはあった。漆黒の兜を外し、ギネヴィアの素顔が見える。クリームブロンドの髪に、気品と清廉さを感じさせる美しくも女性らしい顔。それはこの時代のどこにギネヴィア以上の存在がいるのかと思えるほど。
ギネヴィアがエリザヴェーダの前に跪く。
「……サーヴァント、バーサーカー。召喚に応じ参上いたしました。貴女が私の?」
美しいエメラルドグリーンの瞳にまっすぐと見つめられたエリザヴェーダは何の苦もなく言葉を返す。
「ええ、そうよ。私はエリザヴェーダ・ラジェンスキー。バーサーカー、貴女のマスターよ。堅苦しいのは苦手だから、エリザで構わないわ。あと敬語も無し。お互いタメ口でいきましょ?」
「……分かりました。では、よろしくエリザ。」
「こちらこそよろしくね、バーサーカー。」まるで古くからの友人であったかのように、2人は互いの右手を握る。
「さて挨拶も終わったことだし、どう?現代のお酒でも飲んでみない?貴女の時代には、よくてエールくらいしかなかったでしょうし良い経験になると思うのだけど……。」
エリザヴェーダはそう言うと魔力の嵐によって少し崩れた台座の中に手を入れる。そしてその中から[1937]とラベルに刻まれたヴィンテージワインのボトルをギネヴィアにも見えるように取り出した。
「マスターがそう仰るのでしたら、一口いただきます。」
「そうこなくっちゃ。」
エリザヴェーダは周囲に散乱したガラスの破片を人形魔術でかき集め、新品のワイングラスを2つ作り上げる。そしてコルクを華奢な左手で掴むと、元から簡単に開けられるようにしていたかのようにコルクが抜かれた。エリザヴェーダは手慣れた様子でそのまま2つのワイングラスにワインを注ぎこみ、ボトルをワイングラスを作る片手間で直した台座の上に置き持っている1つをギネヴィアに手渡した。
「はい、どうぞバーサーカー。年代ものだからきっと美味しいわよ?」
「では、お言葉に甘えていただきます。」
こく、とギネヴィアの喉が動きワインを飲むとーーーーー
「ご、ふ…………!?」
その変化は訪れた。「マス、ター?一体、何をしたのですか……!?」
「ん?何って、貴女にーーーーーーーーーーいえ、サーヴァントにとって毒に等しいモノを飲ませてあげただけよ?」
「なーーーーーーーーーー」
ありえない、とギネヴィアは思った。確かにサーヴァントにとって毒になるものがないわけではない。だが、それはあくまでもサーヴァントが何かしらの手段で作り上げたものであるという事実であったり、宝具ないしスキルなどで持ちこむ以外には不可能であるはずだとギネヴィアは理解していた。否、そもそもサーヴァントを苦しませるものを現代の魔術師が有しているなど、露ほども思ってはいなかった。
「っ、あ………ぐ、ぅ……ぅ!?」
ギネヴィアの身体が得体の知れないナニカに犯されていく。痛みはない、苦しみもない、だがそれ故に得体の知れない恐怖だけがギネヴィアを蝕んでいく。手足の指先の感覚はもう既に失われた。そんな様子を伺っていたエリザヴェーダはケタケタと笑っていた。
「それにしても、まさかこんなに上手くいくとは思わなかったけどねえ。バーサーカー、貴女いくら何でも初対面の人間を信用しすぎじゃないかしら?」
「マス、ター………!今すぐ、これを解いてください……っ!!そうすれば、まだ、私はーーーーーーーーーー」
「………はあ。まだ立場が分かってないみたいね、バーサーカー。いいえ、ギネヴィア王妃。私は悲劇の王妃を見たくてあなたを喚んだのではないのよ?」
ギネヴィアは意味が分からなかった。私を喚びたかったわけではない?それならば一体何のために、この女は私を喚んだのか?「ところで気がついてるかしら?さっきまでここには死体があったことに。」
「死、体……?」
「やっぱり気づいてなかったのね。その様子じゃあ、台座のことも気づいてなさそうね。可哀想に。同じ国の人間なのに、気づいてもらえないだなんて。」
同じ国の人間。その言葉の意味をギネヴィアはすぐに理解した。だが理解出来なければ、どれだけ良かったことか。その事実を真正面から受け止めきれるほど、彼女は強くはなかった。彼女は騎士でもなければ、戦士でも魔術師でも王でもない。一介の王妃でしかない彼女は、民のことを考えることしか出来ず、それさえも1人の騎士との恋で棄ててしまった彼女にとって、その事実は自らに入れられた毒よりも凶悪な毒となる。
「マス、ター………!お前ぇぇぇええ!!」
怒りを露わにしたギネヴィアは二振りの剣を振りかざし、エリザヴェーダに斬りかかろうとした。だが、それは叶わなかった。
「タ…………テ…………レ。」
「っ…………!?」
ギネヴィアは動きを止めた。サーヴァントだからこそ聞こえた助けを求めるか細い声。その声を彼女は無視することが出来なかった。そして、それが彼女がエリザヴェーダを唯一倒せる機会を逃したのだ。「絡繰に意思は要らず、心は在らず(Odevaniye Nuzhna ne umysel,ne ARA Serdtse)。
記せしものは記憶なれど、記憶に在らず(veshch Zapisyvayut Shi pamyat,ne ARA pamyat)。
動きし者には意味はあれど、答えはなく(Peremestit Chelovek O3hayaet Ponimayu,Net otveta)。
故にそこに在りしは真実なり(poetomu,Tam Byt Istina)。」
エリザヴェーダの魔術は彼女の故郷であるロシアの言語で詠唱が行われる。それ故にブリテン、現在のイギリスで生まれ育ったギネヴィアにとって、彼女の言葉は聖杯の知識があろうとすぐには理解出来なかった。いや、出来ていたとしてもギネヴィアはエリザヴェーダに斬りかかることは出来なかった。何故ならーーーーーーーーーー
「くっ…………!?これは、一体ーーーーーーーーーー」
「タ……ス…………テ……ク……レ……ッ!!」
「っ……!?」
彼女は先ほどまで死体だったはずの男達に身体を掴まれていた。振り払おうと思えばギネヴィアはすぐにでも男達を振り払うことが出来た。だがそれは出来なかった。出来るはずがなかった。彼らは自分と同じ国の人間なのだ。彼らを見捨て、斬り捨てることなど彼女には出来ない。それは他ならぬ湖の騎士との燃え盛る恋に堕ちたが故に、全てを壊し、国を割り穏やかな破滅を棄てさせてしまった過去の自分を繰り返すことになってしまうからだ。同じ過ちを、ギネヴィアは繰り返すことが出来ない。「おね、がい……!はな、れて……!でないと、彼女を殺.せない……!!貴方、達を、助ける、ことも……!」
「ならそいつらを殺.せばいいじゃないの。そいつらが邪魔なんでしょう?」
「………っ!!」
エリザヴェーダがさも当たり前のように彼らを殺.せばいい、などと宣う。ギネヴィアはそんなことをサラリと言ってのけるエリザヴェーダに怒りと憎しみの篭った視線を向ける。それは決定的なまでの認識のズレ。彼らはもはやまともな意思もない生ける屍(リビングデッド)と同じだと理解しているエリザヴェーダだからこそ言える言葉でもあり、理解出来ていないギネヴィアにとっては火に油を注ぐ行為にも等しい言葉でもある。
「おー、怖い怖い。斬られる前に、さっさと終わらせますか。」
令呪の刻まれた右手をエリザヴェーダはギネヴィアにかざす。そして、
「令呪を以って命ずる。『己の欲望に従え、バーサーカー』」
「あ、っぐ………!」
ギネヴィアの顔が苦悶に歪む。だが、まだギネヴィアの心は折れない。
「重ねて令呪を以って命ずる。『己の想いに抗うな』」
「っ、ぅあ………!」
さらにギネヴィアの顔が苦悶に歪む。既に身体の中の泥はギネヴィア自身の意思を少しずつ蝕んでいく。並みのサーヴァントであったのなら、ギネヴィアはとうに泥に呑まれただろう。だが、彼女はアーサー王の王妃。この程度の苦しみなぞ、とうの昔に受けてきた。まだ、ギネヴィアの心は折れることはない。「重ねて最後の令呪を以って命ずるーーーーーーーーーー」
だが最後の令呪に彼女は抗えなかった。
否。
その令呪だけは、彼女が抱えてきた心の闇をいとも容易く解き放った。
「『貴女が犯した罪は無い』」
それは他ならぬ赦しの言葉。
ギネヴィアが抱え続け、全ての原因が自分だと思うギネヴィアにとって、それはある種の救いに他ならず。
「う、あぁぁぁaaaaAAAAAAA!!」
泥がギネヴィアの全身を覆い尽くす。それでもなおギネヴィアの心は最後まで折れることはなく。だがそれ故に。ギネヴィアの心は硝子細工のように砕け散った。
「AAAAAAAaaaa………。」
「完成、かしらね。」
ギネヴィアを覆っていた泥がギネヴィアの内側へと収まっていく。そこにいたのはバーサーカー・ギネヴィアではない。そうであった彼女は今はもういない。エリザヴェーダの目の前にいるのは紛れもなく、彼女の根本から変質してしまった存在。「調子はいかがしら、バーサーカー?」
「…………ふふっ。」
クリームブロンドの髪は色が抜け落ち遠目からは白髪にしか見えない薄いプラチナブロンドに。美しかったエメラルドグリーンの瞳は冷たいアイスグリーンに変化した。それが今のバーサーカー。泥によって存在そのものが変質したギネヴィア。
「あは、あはははははははははははははははははははっ!!ええ、ええ!!最っ高の気分だわ!ありがとう、マスター!貴女のお陰で、私は本当の私に変質した(成れた)!今日という日は、本当の私のハッピーバースデーよ!」
「私も嬉しいわ、ギネヴィア。いいえーーーーー」
「ギネヴィアオルタ!」
ギネヴィア〔オルタ〕。それが今の彼女の真名。ギネヴィア(本人)ならざるギネヴィア(本人)。
「さあ!一緒にこの聖杯戦争を楽しみましょう!」
エリザヴェーダ、バーサーカー召喚完了。
バーサーカー、真名・ギネヴィア退場。
バーサーカー、真名・ギネヴィア〔オルタ〕変質。
ーーーーーーーーーー断章、記録(セット・レコード)。
"絶望"の小夜曲(セレナーデ)、演奏開始。>>86
ギネヴィアァァァァ!!ってなりました。エリザヴェーダが生き生きしてる。>>91
というかフロムの世界観好きです
ブラボ好きなんですけど、下手すぎて結局埃かぶってるんですよねー(バッドエンド談義なんてしてたのか、参加したかっt……)
(第三次夏空聖杯戦争はバッドエンド確定してるからあんまり関係なかった)>>104
あ、成る程。はい、是非とも聞いてください。>>106
ブラジリアン柔術があるならブラジリアン〇〇シリーズも余裕じゃろ(てきとう)>>109
ブラジルって確か一部地域はブードゥー教の分布範囲内だしその辺と融合したことにすればいいのでは>>112
あってますよ。なんか、デュラハンの馬を連想させるとも言われています。>>111
サシペレレは悪魔くんの12使徒で有名だよねブラジリアン陰陽士ができたぞ!
ただ名前が思いつかなかったので監獄長さん、この子の名付け親になってくれませんか?
【氏名】
【性別・年齢】女・15
【身長・体重】148cm・37kg
【B・W・H】B85・W51・H98
【国籍・出身】ブラジル・サンパウロ
【所属・役職】フリー・陰陽師
【趣味・特技】旅行・水泳・音楽・占い(特に恋愛系は凄く当たる)
【好きなもの】ジャパニーズフルーツカキ・首なしラマ(相談けん愚痴相手、言わんとする事はなんとなくわかる)・旅行・泳ぐ事
【嫌いなもの】昔馴染みのサシペレレ(よくイタズラしてきて調伏しようとしても直ぐにいなくなる)
【外見的特徴】褐色、黒縁メガネ、露出度の高い服、下着を両方つけてない、背中に『六壬輿打(セイス・アタバキ)』、銀髪、ポニテ、頬に逆五芒星と九字格子のタトゥー、腰に札ホルダー
【解説(人物】
ブラジリアン陰陽道の4代目。日系人。一般的には最年少占い師として知れ渡っているが、裏では悪霊や悪神と言った害をなす者を調伏する仕事をしている。出張として他の国に行く事も多い。姉御肌のアクティブな元気っ子。ただ精霊や神の事は信頼できるが相知れない者と思っており、仲良くしているように見えて本人の中では一歩外においている。泳ぐ事が好きで休日はタンババ・ビーチまで足を運んで2日ばかり休む
父と母は幼い頃に死に別れしており、お婆ちゃんの家で暮らしている
羞恥心はないが、好きな人に見られるのは駄目らしい。好みのタイプは筋肉ががっちりしている大人。細いのはタイプじゃない
聖杯に対する願いは「生活の安定」
仕事の都合上いつ稼げなくなるかわからない不安定な職なので安定させたい>>115【使用する魔術】ブラジリアン陰陽道
【属性・編成】土・水・正常
【魔力量・質】B・A
【起源(補足】鎮める
【礼装(補足】『六壬輿打(セイス・アタバキ)』
周りに天体図が書かれたパーカッションドラムに近い呪具。叩く音の響きによってあらゆる物事の吉凶を占うことができる。(この占いはどちらかといえば目先の物で長いスパンを見通す物ではない)またこの叩く部分は地を示しており、叩く事で大地を叩き、土地に住み着いている悪霊を表に表すという効果もある
折りたたみ自在で持ち運びも便利
『エーアン・オリシャ』
逆五芒星が書かれた札。この札を媒体として陰陽道を行う
【解説(能力】
陰陽道がブラジルにあった民間信仰ガンドンプレと結びついて出来た呪術
詠唱は「キュキュ・ニヨリツ・リヨウ・オシャラ・イエマンジャ・(呼び出す神か精霊の名前、または彼らに対応する真言)」
唱えながら『エーアン・オリシャ』を投げる事でブラジルで信仰されている神や精霊を式神としてその力の一端を呼び出すことが出来る
また『六壬輿打(セイス・アタバキ)』を叩きながら歌のように唱える事で式神そのものを短時間呼び出すことが出来る。ただし呼び出すのには時間が必要
彼女は移動用に首なしラマをよく呼び出す(速く移動する為首がないか判別ができない)
そして討ち果たした悪霊は『アクギョ・バッシ』という儀式で自らの式神として調伏する事ができる
その特性上霊感や魔術的素養に加えて音楽的感性も必要とされる高度な呪術である
【制作・使用】リドリー陣営>>116
あとおかしい所あったら指摘してくださいブラジリアン◯◯と聞くとグレイシー一族を思い出す、昔は格闘技とか好きだった私
ブラジリアンって聞くとMGRのサムを思い出す私。
MGRに限らずメタルギアシリーズのボスの厨二心くすぐられる能力や戦い方よ……>>119
ジェットストリーム・サムとかかっこよすぎ……………
あっそうだ(唐突)
カルロスのモデルにはあの上院議員も入ってます怪しい外国人、外国武術イイよね……本国の人から「いや、それはないだろ」って思われてそうな感じがあると更にgood
ジェームズはそんなニュアンスが出たらいいな!ってコンセプトもあったりしたから黒野くんから「エ……」されたのは想定通りなのだな!
ところでエ…で区切られるとエロスに続きそうじゃないですか?! このニンジャ、エロ過ぎる…!?>>131
感度3000倍とか気持ちいいよりもくそ痛いって感覚の方が強いと何度も言っt(>>90
魔術の詠唱の中にある単語を片っ端からGoogle先生にロシア語訳してもらって当てはめました。(接続詞までやってたら死ぬから、そこはやらない。)
エリザヴェーダはこのssの中ボス枠なので、たっぷり悪役ムーブをしてもらわねばならないのでね……。
>>92
しかもただの悪堕ちではなく、洗脳紛いのやり方+令呪による強制というトンデモですからね。全くこんな酷いやり方を思いつくなんて、これを書いた作者はよっぽど外道な奴なんでしょうな!(すっとぼけ)
>>94
元々オルタ化自体はそんな簡単に出来るものじゃないので、Fakeのバズディロットのやり方をお借りしました。泥の出所も明確にすればやりやすいからね!
心が硝子細工のように云々は、エミヤオルタに対してのリスペクトみたいな感じです。心は折れることはないが、それ故にそれ以外には脆いという表現みたいな。実際、エリザヴェーダがマスターでなければオルタにはならずに済みましたので……。前のヒーロー/ヒロイン談義に乗り遅れて言えなかったけど
ヒーロー/主役とは、通じて物語とは読者に希望を与えるもの、明日への糧になるもの
ヒロインとはヒーローの希望になるもの
これが破綻しているものは消化消費されるだけの慰め物、読者視聴者を堕落させる良くないもの
とか思ってたり。 まぁ作り手送り手側だけじゃなく受け手によっても変化する問題ではあるんだけど遅れた話題なら、キャラに言わせたい台詞って話題に乗り遅れたけど。
ミスルト
「お金持ちの人がお金を使って幸せになったり、頭の良い人が頭を使った仕事で幸せを掴んだり────それと何が違うの?
私は元々持ってるこの力で、幸せになりたいだけなのに」
こんな感じの事を言わせてみたいちなみに、第■回はGMがバッドエンドを用意する事は無いです。
大罪戦争とか九終とか、そんな企画提案した時点で粛清確定なホワイト運営。思ったが、ここのスレ民の印象で『奈須きのこ氏がアルトリア顔の美少女』みたいなイメージってあるのかなぁ?
>>148
えっ?!奈須きのこ先生はメスのキノコじゃないのか?!遅くなりましたが、Fate/CPのプロローグ的SSがようやく完成
というわけで、投稿しますねー>>150
市内某所、地下。
そこは、典型的な暗所だった。
冷たく重苦しい空気に満たされた世界。壁にかけられた光源以外まともな光はなく、その明かりさえ頼りなく感じるほどの闇。
静謐。普段であればまさにそう呼ぶにふさわしい空間だっただろう。
――その空間に、二人の人間が入り込んでくるまでは。
「では、今夜も始めるとしようか」
「ええ。昨夜の通りに」
二人の内、黒いローブを纏った片割れが部屋の奥へと進む。その先には魔方陣の描かれた床があり、中央に簡単な祭壇が置かれていた。
一方で、もう一人の人物――神父服の男は扉の傍にもたれ掛かり、それ以上近寄ろうとしない。自分が出る必要はない、言外にそう主張するかのような態度だった。
男の態度を意にも介さず、黒ローブの片割れは静かに己の仕事を――すなわち、とある魔術儀式を開始する。
「―――告げる。汝の身は此に、汝が剣は此の元に。聖杯の寄る辺に従い、この意この理に従うならば応えよ」
続く>>151
朗々たる詠唱。迷いも躊躇いもなく、ただ淡々と定められた通りの文言を並べていくだけの儀式(行為)。
そこには敬意も畏怖もなかったが、同時に侮蔑も虚飾も存在しなかった。
「誓いを此処に。我は常世総ての全と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」
詠唱が佳境を迎える。だが術者の声に熱はない。相変わらずの冷たい口上だけが重ねられ、終局へと紡がれていく。
対して暗所の風景は凄絶なものだった。術者が一言紡ぐ度、どこからともなく風が吹き荒れ魔方陣が放つ光が闇を払う。儀式が進む程に増す暴威を前に、遠巻きで見守る男は僅かも怯まなかった。
だがそれも当然だ。何しろ男にしてみれば、この風景は最早『見慣れた』ものだったのだから。
「汝三大の言霊を纏う七天。抑止の輪より来たれ、天秤の守り手――!」
最後の詠唱が終わり、祭壇が――否、暗所そのものが光に埋め尽くされる。
一瞬の内に空間を満たした光は、しかし次の瞬間生じた時と同じようにあっさりと消え去った。何もかもが幻だったような、あまりに呆気ない幕切れである。
だが。それが幻でもなんでもない事などこの場の二人にはよく分かりきっていた。
続く>>152
「――どうだ。成功したのか?」
男の呼びかけを無視し、黒ローブは祭壇へ手を伸ばす。その上に置かれていた『それ』を手に取り、僅かな間観察し――――やがて。ほっと安堵のため息をついた。
「……成功です。今回の『接続』も、どうやら上手く行ったようです」
「それは何より。これでようやく準備が整ったと言えるものだな?」
「ええ。七日七度の召喚儀式、その全てが今終わりました」
二人が完成した『それ』に目を向ける。片や猜疑と警戒、片や恍惚と野心。あまりに対照的な感情だったが、互いに気にする事もない。元より二人の関係は最初からして対極なのだから。
「さてと。俺は先に戻らせてもらおうか。これから先、今度はこっちが働かなきゃならんのでね」
「分かっています。工作の件、よろしくお願いしますね」
黒ローブの呼びかけに、今度は男が鼻を鳴らすのみで一蹴する。そのまま扉を開き、何事もなく退出した。
一人残された黒ローブはといえば、相変わらず手元の『それ』に目を奪われている。
「もうすぐ……ええ、もうすぐです。私の計画を台無しにしたあれらも……理解を示さなかった蒙昧共も、ようやく思い知らせる事が出来る。ふふ、ふふふ、ふふふふふ……!」
狂気すら瞳に湛え、黒ローブは握り締めた『それ』を――一枚のカードを見つめる。
騎士と思しき意匠が描かれたカードにはこう書かれていた――――すなわち、『Saber』と。wikiの方にもページ作成完了ー
というわけで、プロローグに出てきたキャラについてチラッと解説
wikiの方に記載されてる分の追加版です
・フーリィ・クローバー
クラスカード聖杯戦争の黒幕。どこからか手に入れた聖杯により、今回の聖杯戦争を画策。七人の招待者たちにカードを渡し、奪い合いを唆すが…
性格態度は慇懃無礼の一言。うわべは敬語を使うものの、根っこの部分で自分以外の人間を見下しきっており、その本性が言葉の端々にもれている。が、本人は隠し通せてるつもり満々なのでなお性質が悪い
過去に何かしらの因縁を抱えているようで…?
・黄金香(こがね・かおる)
聖堂教会所属の神父。元代行者であり、引退した今でも優れた身体能力の持ち主。ある理由から、フーリィに手を貸し聖杯戦争の隠匿役を務める。
フーリィとは一応相棒関係にあるものの彼女からは体よく使われており、対等な関係とは言い難い
が、彼も彼で割りと破戒僧な一面があるのであまり他人の事は言えなかったりするレディース&ジェントルマン!
わたくし、この度聖杯戦争にてキャスターのサーヴァントを従える魔術師が一人、カフカス・フォレストと申し上げます。
見ての通り我が身は道化師、であらばやるべき事はただ一つ!聖杯を争う戦い?一騎当千の英傑達とのぶつかり合い?
ノンノン!辛気臭いのも、血生臭いのも全部わたくしが取り払いましょう!
今宵は闘争ではなく、このカフカスとその従者、キャスターこと、ハリー・フーディーニのマジックショーにお付き合い願いたい!
わたくしのモットーはお客様を飽きさせない事、スリリングな脱出劇を始め、我らコンビに魅了されていただきたい!
………さぁ、お楽しみの時間です!
Fate/道化の流儀
予定していた輝夜をすっ飛ばして、今年中に開始!予定!!>>155
運営側が参加者に害を及ぼしたり脅迫したりする、現地の魔術師と全うな関係を築かない、民間人の意図的なさつがいを許可する、参加者の願いを踏みにじるのが目的と、バッドエンド抜きでも役満どころじゃないので……。>>159
ノアちゃんが褐色になる可能性が微レ存?>>164
発掘してきます!クフフ、今日も今日とてゲリラダンジョンぶん回し。
どうも!最近ss書こうとしても中途半端にアイデアが出るだけなので一旦書くのをストップしてる私です。
なんとなーくエルシュタインは敬語で話すイメージがあります。ドロテーアさん、その方向で大丈夫でしょうか?まだ日が激しく照りつける夏の終わり頃。少女は1人、待ち合わせの場所へと向かっていた。
少女の名前は風早都羽。『少し前までは』至って普通の少女であった。彼女は今、とある女性と待ち合わせをしていた。
「こんにちは。貴女が風早都羽ちゃんでいいのよね?私は今回の運営のトップを務めるアドラシオン・メルカド・セルバンテスって言います。よろしくね?」
「はい。よろしくお願いします……。で、待ち合わせをしてまでして何をするんですか?」
「色々なルールの確認と貴女についての色々な確認。それと参戦するかどうかの最終確認かな。気を楽にしても良いのよー?死にはしないんだからもっと気楽に気楽に!」
女性はカラカラと笑いながらそう言った。……だが、少女の顔は固いままだ。>>167
「……ま、いっか。取り敢えずルールの確認からだけど…何か聞きたいことはある?」
「特には有りません。」
「そう?じゃあ次に移るわね。この大会は人間は死ななければ何をしても良いから部位欠損なんかも起こる可能性が高いんだけど…貴女はそれでも参加したいの?貴女、一般人でしょう?」
それは心の底からの心配に聞こえた。当然だ。魔術師ならいざ知れず、参加するのが一般人となるとそれなりに気は遣うというのは当たり前ではあるのだろう。なんせ日常生活に足が無くなって戻って来ましたー。なんてこともあるのだから。
少女は数秒思考した後、はっきりとこう答えた。
「大丈夫です。私には、それでも叶えたい願いがあるんです。だから、そのためにも参加して勝ちたいんです。」
それは、一般人ながらに決意の決まった顔。何かを成すと決めた顔。ああ、ここにアイツが居たら喜ぶだろうなぁとアドラは思い、笑いながら───
「分かった。じゃあ貴女はこの聖杯大会に正式に参戦するんだってことで決定するね。宜しく。」「此方こそ。宜しくお願いします。」
「じゃあ次なんだけど……マスター達にはね、参加前に少しだけ調べさせて貰うことがあるの。まあ魔術回路の本数だったり属性なんだけど。良いかな?」
「……はい。構いませんよ。」
……一瞬、都羽の顔が酷く歪んだ様に見えたのは気のせいだろうか。
「うん。じゃあやるね。Estratificación superficial de la fuerza.(力は透き通り、写り出す。)Hacer un deseo de ser un deseo.(願いは朧になりて朽ちる)」
なんの言葉だろうか。分からないが周囲に何か渦巻いている。ただの一般人ならばその程度しか分からないが……(ああ……これは解析魔術か。)少女は、風早都羽はそれを看破していた。
「うん。これで事前準備は完全に終わり。協力ありがとう。これから2ヶ月後に開催地に招待するわ。召喚における触媒だけど…用意出来そう?」「出来るだけ頑張ってはみます。駄目だったらお願いしちゃいますけど。」
「分かったわ。では、また今度。」>>168
少女が去った後、メルカドは息を吐き───
「────あは、は、はっははははははははははははは!!!」
大きく笑い出した。ここが完全防音の部屋でなかったら何事かと思う程に。
「ははっ、は──はぁ、ふう。うふっ、まさかまさか都羽ちゃんがこんな面白いことになってるなんて!最っ高じゃないの!魔術回路が優秀なだけの特異な一般人かと思ったら中身はぐちゃぐちゃ。頭もぐちゃぐちゃ。これはアイツも喜ぶわぁ。」
───まさか、死んだって言われてたーーーーーーの予備がこんな所にいるなんて。それなりに優秀な人形師だったって話で耳に入ってはいたけどねぇ。亡くなってただなんて。面白いわ。此度の聖杯大会、一般人なんていないじゃないの。先程の魔術で私のことは知られただろうか。都羽はそんなことを考えながら帰っている途中だった。
出来ることなら知られたくない。いや、大会が開催されたら嫌でも魔術を使わなきゃいけない場面は出るだろうし今知られても良いと割り切るべき?
───本当は、使いたくない。使えば使うほど、あいつに近づいていきそうで。でも使わないと勝てないと思う。けど使ったせいでどんどんあいつになっていったらそれこそ本末転倒で……
ドスッ。そんな音が前から聞こえて来たので下を向きながら歩いていた都羽は顔を前に向き直した。そこには1人の男の子が膝を擦りむいて泣いていた。どうやらこけてしまったらしい。
「ぼく、大丈夫!?うわ血が出てる…待ってて、今消毒して絆創膏貼ったげるから。ちょっと痛いかもだけど我慢してね。あと何があったかお姉さんに言ってみて?」
治療を終え、少し泣き止んだ男の子はボソボソと語り始める。
両親と喧嘩したこと、酷い言葉を言ってしまったこと、そのまま逃げて迷ってしまったこと。
「……僕、おかーさんとおとーさんに謝りたくて。だから歩き回ってたけどどこにも居なくて。僕、悪い子だから置いていったのかな……」
「そんなことないよ。2人とも絶対心配してる。お姉ちゃんも探すから。ね?だから泣き止んで一緒に行こう?」
「うん……ありがとう。お姉ちゃん。」>>170
男の子の話を聞く限り、どうやら男の子には何故か自分が見たものに好かれてしまう不思議な何か、そして誰からも好かれる体や顔、声があるとのこと。そのせいで色々な目に遭い、その不満を両親にぶつけてしまったと言う。
(………確かに、今でも綺麗で成長したら凄いモテそうな顔だなぁ…あれ?見たものに好かれるって、それ魅了の魔が───)
突如、激しい頭痛が都羽に襲いかかる。その痛みは凄まじく、思わず頭を抱え、膝をついてしまうほどだ。
「お姉ちゃん?大丈夫?頭痛いの?」
「うん…大丈夫……すぐ治るから。行こ?」
嘘ではない。治るのは本当。でもすぐに治るかと言うと……
『おや、この素材は魅了の魔眼持ちじゃないか。しかもそれなりに効果が高いようだ。元が魔術師の家系だったのかな?魔術回路も有るにはあるようだし……今すぐ持ち帰って人形にしたい所だな。そうだろう?〝私〟?」>>171
───うるさい。私はアンタみたいな外道じゃない。
『ん?何を言っている。だってお前は私になるんだ。こうなってしまった以上、完全に近い上書きは難しくなってしまったがそれに近いものは可能だからね。』
……私は、アンタみたいに人を人形にしたりしない。
『魔術回路を励起させて、そこの素材に暗示をかけて連れて行こうとしてるのに?』
私はまだ行動に移してない。移してないんだからアンタじゃない。
『まだって時点でいつかやってしまうんだろう?なら大丈夫。お前は私だよ。いい素材を使っていい人形を作り出した時の達成感は素晴らしいぞ?』
うるさい。うるさい。凄くうるさい。
頭が痛い。痛い。痛すぎて何も考えたくないけど考えを止めたらあいつになってしまう。
私は、私は都羽。両親は風早○○と風早☆☆。
大丈夫。私は私だ。大丈夫だから。大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫──
いたい、きもちわるい。違う。違うの。私はこの子を人形になんてしたくない。確かに魅力的だけど───ホントウニ?ノラデココマデノマガンハレアダヨ?
止めろ、入ってくるな。止めろ止めて下さい。私は、私は───>>172
頭痛が終わる。目を開く。眼前には男女が何かを探していた。自分達の息子を探しているのだろうか。
「おかーさんとおとーさんだ!お姉ちゃん!2人とも見つけたよ!」
「……あの人達?良かったね。ほら、早く行って安心させてあげなきゃ。」
母と子が抱き合う。2人共涙を流しているようだ。
「息子を見つけてくれてありがとうございます!ほんっとうに助かりました。あのまま変質者に攫われたりしたらどうしようかと…!」
「いえ、見つかって良かったです。」
「お姉ちゃんありがとう!また今度ね!」
家族が見えなくなる。見えなくなった後、都羽は力が抜けたように膝をつく。
……こんな生活が続けば、私は必ずアイツになってしまう。それだけは嫌だ。そうなって親や友達、色んな人を手に掛けるぐらいなら死ぬ方がマシだ。だから、だから───
「絶対に、願いを叶えないと。」>>175
お疲れ様です
こちらも確認しましたが、ちゃんとリンクつながりました
お手数かけたようで申し訳ない個人SSが増えて嬉しい!楽しい!
で、思ったんですが、テンプレに個人SSについても追加、あるいは言及してもいいのでは?>>179
ありがとうございます。
エルシュタイン「その子供を放置するとどうなるか、貴方は分かっているのですか?」
とか
エルシュタイン「忠勝の宝具を破った件、これで手打ちとしましょう」
とか台詞考えてたのでよかったです。>>174
色々言いたいことはあるけど一言闇堕ちやバッドエンドの話題とかあったの……。
亜衣の人斬りエンドはバッド√でしょうねー。あとはヘルヴォルがティルフィングで暴走とか?>>185
確かに(本人達は)幸せですね。いつかバッドエンド√とか書こうかしら。島編も一応まだ亜衣バッドエンドへの道は残ってますけどね!
後はオルフェウスと優希君もバッド適性高そう……作った鱒のそれぞれバッドエンド
不動修羅→永遠の闘争を求めて守護者化
宿儺→起源に呑み込まれこの世から消失
金田→目の前で同胞を殺.され、発狂後、洗脳
ダーレン→世界の完全滅亡
ブルート→血に溺れ、怪物化
火好→サクラが破壊され、絶望。なお破壊された恨みが新たな怪異を産み出す
カルロス→完全に統一されてしまった管理社会に至る
憐れなグランギニョル→ゲルンダレストの死
山本愛→就職
アメリア→神の力を使いすぎて、現人神のような存在に成り下がる
瑠璃→振られる(バッドというよりビター)バプロディカの髪型のイメージはできたけど、結構妖艶な女性って難しい。ライダーさんみたくだと結構被りが多く、かと言って本能的に描いたらキアラ様になり兼ねない。
>>192
いやわかってますぜ
ただこの子の事考えると振られるのはビターじゃないかなーと思って……………
身内ろくなやついないから幸せになってほしい(棒)>>191
ふふふ……聞かれてないけど貼ってあげる!
尽→自分が出来る奴なんだと中途半端に気づいてしまったことで自己矛盾を起こし自我崩壊。しっかりと自信を持てばならない。
大罪は自信をしっかりと持ち始めてるのでこのルートにはどうあってもならない。
嵐→青橋における自身の存在価値(子供を産むための機能や魔術回路)を失うことによる自分の価値が無くなったと断定してからの自死、若しくは特攻。
大罪はこのルートにはならないと思う。カナディアの起源を使用した魔術で胎盤をかなり歪ませたり魔術回路を歪に曲げたりしない限り。(出来るならの話)
ダヴィ→言わなくても分かるんじゃないかな?
ラナ→バッドエンドだらけ。良いことなんて何一つない。ぶっちゃけ救いようがない。
ポルメル→愛した人に裏切られるor先立たれることによって完全に心を閉ざし廃人に。かなり愛してる人じゃないと起き得ないことではある。ハッピーもバッドも両方あるからこそ引き立つのでは……?
つーか片方しか存在しない人は何の因果か運命が…姐さんイイよね……
>>198
具体的に言うとレヴィバッドエンド
何やかんやあってクラスカードに侵蝕されたレヴィが、自分の理想たる巨乳女性をカードの能力で生み出そうと奮闘する男の夢と浪漫に溢れたエンドです
ただし生み出されるのは全部ゾンビである>>200
イエス。オールライト
本人の名誉の為(そしてあくまでIFエンドの為)誰とは言いませんが
惨たらしく弄ばれても最後に死.ねるだけ救いがあるといえるのか、それとも人として壊れてなお生き続ける事がマシなのか……答えはいずこについでに私も便乗して。
ゲルト→寿命
リュディガー→根源至れず
ニアディール→餓死
リュングベル↘︎
泪 →シナリオの都合上
メンタリ →様々なbad・deadあり
ルルディ ↗︎
ロロ→完全汚染
浄架→悪として駆逐
コイユール→完全侵食(本人からすればハッピー)
フェリーペ→人理焼却
冴璃→主人公死滅
礼央→リュングベルに先立たれる
ローリー→ロリコン近頃は割といつも話してる印象あったから間が空くとなんかあったか?って思ってしまう私だ。
ウチのキャラはバッドとかハッピーとかはあんまり想定してない。基本普通に生きていくのである。
ちなみにWASPには絶対確実100%バッドエンドは無い!
あー、神楽さん男にしたくなってきた。聖杯大会の監督役であるディーノ・フレスコは自室で頭を抱えていた。
「……落ち着け、落ち着こう」
なるべく冷静さを保とうと視線を泳がせつつも、ディーノは現状を脳内でまとめていく度に頭痛が止まらず、こめかみを押さえた。
ディーノ・フレスコは、聖杯大会を利用して己の願いを叶えたい悪役である。彼は本大会にて優勝確実と呼ばれるアーチャーのマスターと結託し、他の参加者を罠に引き入れよう、と思索している典型的な小物な悪役である。
ディーノはアーチャーのマスターに惚れ込んでいる。というより、籠絡されていると言う方が近いか。顔立ちこそ良く、性格も慎み深いディーノではあったが、その割には誘惑に勝てるほどの女性経験は積んでおらず、少し『優しく』された程度でデレデレになってしまう男だった。
それ故に、彼がアーチャーのマスターに堕とされるのは必然と言えたのだろう。
流れる様に言葉やその他諸々で蕩けたディーノは、アーチャーのマスターに頼まれるがままに彼女が調合した毒薬を混ぜた紅茶を参加者達に呑ませようとしたのだ。上手く行けば、マスター達の清新を自在に操れる様になる、はずだった。
だったと言うのは予想外の妨害があり、その妨害の仕方があまりにもディーノの予想を超えていたという点にある。
「あの、あの道化師ィ……それとあの自称異星人ゥ……」
参加者は七人、その内の二人が画策したのかどうか定かでは無いが、ディーノの策略を粉砕したのだ。バラバラと、容赦なく。
ディーノの作戦は、大会の細かなルールなどの説明の際にお茶を勧め、マスター達を堕とす、というシンプルなモノだ。
だがお茶を勧めようか、と思っていたその時、
「あ、わたくし、折角ですから皆様にお茶を持ってきたんです。この先、競争相手になりますけど、今はまだその時ではありませんからね、ええ」
カフカス・フォレスト。魔術師でもない一般参加枠、ほんのちょっぴりの魔術師としての能力を利用してやってきたカスみたいな男。それが、律儀に、懐からお茶のパックを取り出してきたのだ。
「これ、日本に来る前にショーを開いた時に頂いたお茶なんですケド、いかがです? あ、わたくし淹れますから」
勿論ディーノとしては計画に支障を来してしまう訳であるから、これは止めたい。何としても止めたい。アーチャーのマスターからの視線が痛い。>>205
「ま、待ってくれ。そんな事……」
「あっあっあー、良いんですよ監督者さん。えーと、ディーノさん? わたくしを参加させてくださるだけでも嬉しいのに、お茶まで淹れてもらうなんて……こんなに大きなショーを開けるなんて感激です」
(待てよ道化師、僕はお前にそんなの求めてないぞ。いらん気遣いは良い、そんな気遣いは求めていない……っていうか、ショー!? 待てよ聖杯戦争は争いだぞ。大会などとい形式で公共の電波に流れる訳だから多少マイルドになっているけれど複雑な人間模様と運営側の暗躍とかまさかのどんでん返しの展開だったりで基本シリアス、場違いな奴は始まる前に何かしらのハンデを抱えてるはずなんだぞ。なのにこのピエロ本気で聖杯戦争でマジックショーするつもりなのか? 僕はてっきりショーって破壊とか爆発とかそういうものの隠喩とばかり!)
ディーノを含めた八人が座る談話室の中で、カフカスは丁寧にお茶を淹れ、参加者全員に配っていく。ディーノも受け取り、真向かいに座るアーチャーのマスターからの鋭い視線を受けながら冷や汗をどばどばとかき始める。
流石にディーノ一人で現状を覆せないと悟ったらしく、アーチャーのマスターは仰々しく咳払いをする。
「待ってちょうだい。フォレストさん?」
「ハイ?」
「貴方、このお茶を私達が飲むと思っているのかしら」
「と、言いますと?」
きょとん、と首を傾げるカフカスに彼女はまた咳払いをし、
「私達は確かにまだ聖杯戦争を始めていませんが、未来の敵、ライバル。貴方、このお茶に何か仕組んでいるんじゃないのかしら」
「え、疑っていらっしゃる? 参ったな。それじゃあ毒味としてここでわたくしが……」
「いいえ、申し訳ないけれど、このお茶を貴方が飲んだとしても信じられないわ。何か細工をされては、たまりませんもの」
カフカスは真っ向からそう言われ、残念そうに肩を落とした。良し、とディーノは眉をつり上げ、出来るだけ笑みを隠しながら勝利を確信する。このままカフカスを押し切ってしまえば……。>>206
「おう、このお茶美味いじゃねぇか。何も仕組まれてねぇぞ」
ぐびり、と緊迫する空気の中、盛大にティーカップを煽った男が一人。
全身を金属製のアクセサリーで派手に飾ったリーゼントの男、名をストレンジャー★ジェイ。自分を宇宙から来たなどと宣う変人である。
ジェイはティーカップのお茶を完全に飲み干し、口元を手で拭いながら周りを見回す。
「んあ? なんでお前ら飲んでねぇんだ。勧められたんなら飲めよ」
意図せず毒味役を買って出たジェイがお茶を飲んで何も起きていない事で、他の参加者達も問題ないと理解したのか、お茶を口に運んでいく。
(異星人……!? お前さっきからずっと眠たそうな顔してたじゃないか、僕の渾身の演説軽く寝過ごしていたのになんで今口を挟んでくるんだ……!)
「ほれ、πの小せぇアーチャーのマスターさんも、監督サンも飲めってば。美味いぞこれ、ピエロ美味いぞこれ」
「そうでしょう? 喜んでいただけで幸いです、ええ!」
最早ディーノには飲む選択肢しか残されてはいない。アーチャーのマスターも苛立ちを隠せていない憤怒の表情を浮かべながらも、お茶を口に含もうとしている。>>207
(ちくしょう、なんだって言うんだ、普通シリアス展開に持ち込まれるべく状況でなんでピエロと自称異星人に阻まれなくちゃいけないんだ、理不尽だ、不条理だ、最悪だ……!)
『俺、ストレンジャー★ジェイ。聖杯に叶える夢は、πのデカくて性格の良いねーちゃん達一年分!』
脳内にジェイが最初に顔を合わせた時の軽薄すぎて唾を吐きたくなる言葉が蘇ってくる。今は唾どころか嘔吐してしまいそうだ。
ディーノは観念し、ティーカップの水面に映る自分の不安げな表情に泣き出してしまいそうになりながらも、平静を装いつつお茶を飲んだ。
「「あ、美味しい」」
二人の計画は、第一段階から崩壊。暗雲が立ち込めようとしていた。お茶に毒だと即刻麗奈さんを連想するこの感じ。
あ、鯖鱒の組み合わせとか聞いてもいいですか?あーんお借りした鱒でバッドエンドとか言ったりするとバッドエンドの人多すぎるんじゃが!じゃが!
意識が完全に塗り替えられる(少しは混ざるけど)
爆発からの魔獣大量発生
完全に第六架空要素に置き換わる
天パとの永遠の別れ
しかもこれ誰がだれだか分かる奴ぅ……
>>196
聖杯大会でも隙あらばって感じですかね。殺しちゃダメだけど裏返せば殺さなければ何をしても良いんですもの。そういうことですわ。>>209
仕方ないんじゃ……起源を覚醒させてしまえば。最近ゾイドジェネシス見たけど、ムラサメライガーのカッコよさは異常。
後、レミィとコトナ可愛い。バッドエンド、良いよね……絶望エンドよりも、希望を抱きながら絶望へと向かっていくエンド好きよ。
物語は色んな終わりがあっていいのだ。それを受け取って明日の希望にできるならバッドでもいいのだ
>>212
私が作った鱒鯖使うのならどうぞ使ってください>>194
尽…綱ニキは偉大。マスターがサーヴァントの影響を受けるという立場逆転からの英雄(兄貴)の姿を見せられたことで性格改善。
嵐…カナディアにとって嵐ちゃんは大切な器なので強制と歪曲は最小限にしてます。まず『自分達への怒りを制御出来なくする』歪曲。そして紅茶からの『自らの足で大罪聖杯の器になるために歩く』の二つのみです。
ダヴィ…綱ニキは偉大その2。そしてサラの母親力の賜物。これからは空野家が身元引受人になって一生懸命人助けすることでしょう。
ラナ…ザビエルさんを信じろ!(震え)
ポルメル…まあルート入ったら岐色に「この人になら全てを委ねられる」レベルに懐かせるつもりなのでもし岐色が死んだらそりゃあ…ね?(続編では未定)
そうそう山星さん。嵐ちゃんについてなのですが嵐ちゃんの身体能力というか肉体派魔術師との戦いになったらどう立ち回るかってのありますか?ちなみに相手はある効果で嵐ちゃんの操作魔術を無効化します。>>220
いやどちらかといえば成田い>>220
私はあくまでルート分岐でのバッドエンドを提唱しているのです。
言わば士郎がキャタピラしたり妄想心音したりクマーしたりツエーしたりするルートがあるように。しかし最後は幸せを勝ち取るのが正史であるべきなのです。幾千幾万の屍の先にこそ幸せな終わりが待っているべきなのです(面倒臭いハッピーエンド主義者)バッドエンドよりもハッピーエンドよりもビターエンドが一番好きな件。
バタフライエフェクト的なエンディング大好きです、シュタゲ的なのも好きだけど>>220
そっちの方が盛り上がると思った方に幸不幸問わず舵を切るのは創作者の本能では?
彼女を見る度そう思うでも確かに、バッドエンドは昔ながらの人気の秘訣かもしれない(アーサー王伝説、アンデルセン、シェイクスピアの作品を見ながら)
>>226
むしろ今出ていない誰かの頭の中だけにあるバッドエンドが一番恐ろしいハッピーエンドは山ほど見てきた。ならば次はデッドエンドだ!
デッドエンドは山ほど見てきた。ならば次はハッピーエンドだ!
この循環よ。そういえば、バプロディカのバッドエンド忘れてた。
……………………いや、あの性女、歩んだ人生が既にバッドエンドみたいなものか。>>217
ですね。起源を活用するとそのリスクやキャラクターの行動に響いてくる。
私の処女キャラはコロコロ性格や本来想定してない過去設定が変わったことで起源が2、3回変わったものです。
今んとこ、起源を上手く活用出来たキャラがクローディアと麗奈、エルメリぐらいしかいない。>>235
フロンティアのキャラは出来るだけ続編にも出したいと思ってるので続編で軟化するフラグを立てておきたいというのが一つ。
いざとなれば続編では出ないというのも一つの手ではあります。キャスター枠にグランギニョールが入ったとかで。私のマスターだと思い付くバッドエンドは
高纏 死徒化。さっちんレベルの早さで死徒化
する可能性がある。
今思い付くのがこれくらい。>>227
声優の大塚明夫さんは、「優れた作品に通底するのは哀しみである」という持論をお持ちだそうです。(著書で書かれていました)
悪役なら悪役なりの、ヒーローにはヒーローなりの哀しみがエッセンス程度にでも込められていないと、人は胸を打たれないのではないか、という話なのですが、言い得てるんじゃないかと私は感じましたね。
絵画が私の場合分かりやすいんですが、綺麗な絵ってどこか郷愁とか、昔を懐かしむ感傷みたいなものを感じます。風景画は特に。なので、悲劇や哀しみからしか生まれないナニカも確かにあって、それがあるから悲しいお話は無くならないし、惹かれるのではないかなぁ、と。
なんて、覗きの話に詰まった気分転換にダラダラと垂れ流してしまいました……>>243
もちろん得られます。
まだ考えていないけれども。>>246
あの子は才能がね……死徒化も凄い早かったし固有結界も普通あんなに早く目覚めない(メルブラ)よね……
そういやさっちんはメルブラとかで固有結界使ってるけど固有結界をたとえ短時間だとしても維持出来るぐらいの魔術回路は元からあったのか死徒になったから出来たのか。どうなんでしょうね?元からあったのかなぁ?あ!!そうだった!!
委員会さん。ちょっと相談があるのですが。
ヒーロー登場の時の名乗りを上げるシーンなのですがちょっと詰まってまして。こんなのがいいって案はありますでしょうか?>>217
クッチーはほぼ流れでキャラを作った面はあるけど、ちゃんと起源と経歴とかが矛盾しないよう頑張りました。アイツはハッピーエンドとかバッドエンドとかもう無くってデッドエンド(行き止まり)なヤツ。
「自殺志願」と「死滅忌避症」、「悪行渇望」と「善行欲求」とか矛盾する性質が両方とも内包してる感じ。>>248
お、虚空の王呼び出す?呼び出す?投稿します
>>254
双方市都市部国道沿い飲食店
午後八時四五分
北京や上海といった中国の大都市で人気のチェーン店の飲食店。その店舗は近年突如として栄え始めた双方市にも例外なく営業していた。
そしてその騒がしい店内の一角に二人の男が座っていた。
一人はアジア系の顔立ちの若い男。
もう一人は地毛であろう赤い髪の青年。
二人は顔を見合わせると、金色に輝く酒の入った透明なグラスを音を立てて合わせる。
「かんぱーい!」
「かんぱーい、っておいコラ。どういうつもりだお前」
男は青年に睨まれるが動じずに答える。
「いやほらアーチャーも疲れてるだろうしこうなったらパーっと酒でも飲もうかと」
「……今更な気もするが言っとくぞ。オレたちは聖杯戦争中だぞ?しかも今は夜だ。何が起こるかわからない」
アーチャーと呼ばれた青年はますます詰め寄るがどこ吹く風といった様子。あ、それと。クロさんいるなら赤峰姉妹の口調とか戦法とか知りたいです。概要は聞いたけど、あんまりイメージできなくって……。
>>255
「こんな都市部の真ん中で堂々と襲ってくるやつなんて、それこそいないよ。それに食事は気力を回復させる一番の手段で」
「本音は?」
「腹減ったから飯食いたいし酒も飲みたい」
「はぁ……。まぁいいさせっかく山の上からこんな街まで来たんだ。美味いんだろうな?」
アーチャーは自らの生きていた時代には見たことの無い金色の酒を怪しげに眺める。
「飲んでみればわかるさ」
「そうかよ………ん、こいつは」
苦味と共に爽やかな味が喉に落ち戦闘で乾いた舌を濡らし喉を潤す。
その鮮烈な味は強い刺激だが気付けばグラスの半分も飲んでいた。
「美味いな、これ。オレの時代にもエール自体はあったがここまで美味いのは初めてだ」
「青島(チンタオ)ビールっていうお酒らしいよ。癖が少ないから飲みやすいって話だ」
そういいつつ男も酒をぐびぐびと景気良く飲んでいく。>>257
「それにしてもさ、まさか俺の考えた作戦が成功するなんてな。正直驚きだ」
「作戦?あんなその場の思いつきのような提案がか?」
「そりゃ走り屋って生き物は万国共通、走りを邪魔されたら直接カチコミにくるからね。あのサーヴァントの目は間違いない、走り屋の中の走り屋がする目だ」
「なるほど実に論理的な思考だ」
己の持論を展開し始めた男にアーチャーが益々睨みを強くしたところに、店員が注文した品を届けに来た。
「お待たせしました、豚トロの網焼きに鶏の唐揚げです」
店員が持ってきた皿に盛られた料理をこれまた興味深げに見つめるアーチャー。
「豚トロには塩と胡椒、鶏の唐揚げにはレモンを少しかけて食べるんだ」
男の解説を聞きつつまずはそのままの味を確かめるために何もかけずにじゅうじゅうと微かに音を立てる白っぽい肉を食べることにする。
それはアーチャーの知らない味だった。
心地よいカリカリとした食感。そして溢れ出る熱い肉汁に、炭火の香りが更に旨味に拍車をかける。>>258
「………!」
たまらずビールを流し込む。飽和しかけていた脂は流れ、肉の味とビールの味は口の中でまさしく最高の相性を発揮していく。
そして鶏の唐揚げ。
一口大のそれはザクッという音と共に、鳥の肉汁が飛び出す。これまたビールと共に食べる事で鶏肉の味わいが広がる。
「……次はこれだ」
半切りになったレモンを指で絞り溢れた果汁を唐揚げに、卓に置かれていた小瓶から塩と胡椒を豚トロにかける。
新たに加えられた辛味によって別の顔を見せた豚トロを食べる。瞬く間に皿の上から消えていく。
そして唐揚げには柑橘類の香りと酸味が加わり更に箸が進む。
トドメとばかりにグラスを掴みビールを飲もうしてーーー
「空だね」
「………」
「どうする?アーチャー」
隠しきれてない笑みを浮かべる男に対して思うところはあったが、もう我慢はできなかった。>>248
ひどい…放射線流で念入りに蒸し焼きにされてる…>>217
今のところ起源が上手いことハマったなって思うのは「追憶」のリルガさんくらいしかいない>>260
「一杯追加だ」以上です
短いですが幕間みたいなものだと考えて下さい
皆さんが送ってくれる感想に返信は中々出来ませんがいつも見させてもらっています励みになります>>264
うんうん、昔の時代の人間には現代の食は凄く美味しいよなぁ。
そして文字での飯テロとは恐れ入った。
実は大罪戦争でもその辺描写を入れてるんですよ。ホットドッグの所なんですがね、フェレンツは時代が近いのと貴族で軍人だったので味より携帯出来る点を気に入っててブリテンで食料難だったギネヴィアは味に感動してるという感じに。>>270
もうちょっと捻ったり足したりとかしたかったけど、でも時間も遅いしという訳でお願いしまさぁ
常世総ての善を悪をってビーストやグランド知った後だと盛大なマッチポンプだったんじゃねーの?ってなるよね!バッドエンドかあ……。
個人的にあんまりその辺のこだわりは無いですね。書きたい話によって、キャラの動きも変わるからどのキャラにも等しくバッドエンドはありますし。
直近だとギネヴィアとか。月鳴ちゃんエンドはややグッドエンド寄りだけど、エリザヴェーダエンドは開幕デッドエンドという。>>217
起源に引っ張られるって、+にも−にも吹っ切れてしまうんですよね、多分……。
私の所で設定した2人は、起源を活用できている、とは思ってますけど。
・亜衣→刃物マニアや人斬りは言うに及ばず。人との縁が切れ易いので、自分の深くまで話した友人も恐らくいない……。島のミラーカやアリウムが自分の内面へ踏み込んだ最初の人物かも。
・優希→状況への適応力、攻撃へのカウンターが反響の由来。しかし、相手の思いに応える、という面もあったり。
何度か言った気がするのですが、起源を設定すると、人物の過去とか苦悩とかがイメージし易くなるので私はちょっとおすすめします。
そういえば、士郎が切嗣の願いを受け取った結果、士郎にとっての呪いにもなってしまったのは切嗣の「バラバラに繋ぐ」起源のせいかも知れないと思いつきました。アサシン・クルティザンヌとか思い付いてしまった…
起源とかSGの設定を作っていれば後々楽になるんじゃないかなと思う今日この頃
>>281
お?幸運EXの駆逐艦かな?>>283
起源人気ランキング(ここ調べ)堂々一位!(うそ、本当は調べてない)の自由持ちの人たちもそれぞれ違うじゃろうしね!
起源自由なんて俺が設定したら多分義務教育すら完了しない…>>287
>悪魔やらの襲来も祝福してしまいそうな危うさ
つまりこの人みたいな感じですかね(多分厳密には違うと思うけど)>>287
祝福にも色々ありますしね。一般的な祝福は神や善なるものからの幸福ですが、他にも悪魔、更に別の価値観を持つ知的生命体の祝福が「死」である場合もありますし。>>290
他人じゃなくて自分が何度も産み落とされそうというか……。不死鳥かな?少なくとも人間ではなさそう。
起源が受胎の他人を孕んで産み落とす幼女ことクローディア嬢と起源が生誕の何度も生まれ落ちる系男子or女子……寝る前に最新話投下して寝ます
>>288
あれ?そういや鮮花様は自分の起源を知ってたような気がする……どうだっけ?見直さなければ。
あと自覚してなくてもそっちの方向には引き摺られるのだったな。うっかり。>>295
故に街の至る所に闇が在り、其処に溶け込む隙間が出来る。
「やり易い」とアサシンは感じていた。
影から影へ、闇から闇へ。人の認識の外側を選びながら暗殺者は影を縫う様に移動していく。
彼に気付く者は居ない。もし仮に存在したところで、気付いた瞬間にその者の意識は潰えている事だろう。
暗殺者の表情は読み取れない。唯粛々と命令を遂行する精密機械、そんな印象を周囲に与える。
傍に主人から授けられた苗を携えて走る。根が行き場を探して蠢くソレは、当然尋常の苗ではない。
軽い身の熟しで路沿いの塀からマンションのベランダへと跳躍。跳んだ勢いをその儘にマンションの屋上へと躍り出た。
地上十数メートルより辺りを見廻す。
アサシンが目的とする場所を再度捕捉する為だ。>>297
夜の校庭は時が停滞しているかの様に謐かだ。
夏の終わりを懐しむ様にヒグラシの声が幾重にも重なる、哀愁漂う狂想曲(カプリチオ)。
校庭の周囲には私有地でない為整地がなされていない。故に雑草が無精に茂り、軟らかい土が点々と露出する。
そんな学校の丁度外周に面した箇所───木々が壁の様に鬱蒼と生え揃った場所にて、アサシンは幽鬼の様に佇んでいた。
「────」
何の感慨も抱かぬ儘、アサシンはしゃがみ込み黙々と作業を熟す。
地面を掘り返し、苗を植えて、土を被せるだけの単調な行為。
その苗が何であるかは、アサシンは敢えて主人に追求はしなかった。
込められた魔力から如何な代物か大体は解る。
───それが此の街の人間にどんな影響を及ぼすのかも。
「────」
しかし彼は主人の行いを非難も賛同もしなかった。
彼女の行いは倫理的には悪そのもの───そんな事は百も承知。しかし彼女の行動を非難する資格が自分に有るのかが解らなかった。>>298
彼の中身は今も尚混沌としている。
通常の英霊は自分の過去や逸話を鮮明に憶えている状態で召喚される。正規の手法で正しい呪文を唱え、正確な魔方陣を彫みさえすれば、呼び出される英霊にエラーなど生じる筈が無い。
然し彼は変則的な召喚の末に呼び出された存在だ。
ドミニオンが編み出した、神霊を呼び出す為に同一視される英霊と混合させる事で強引に座から引き摺り降す反則技の賜。
神霊と英霊を混ぜ合わせて発生した、座に刻まれていない彼に、華々しい記憶など有りはせず。
有るのは素となったサーヴァント達の残滓のみ、大海に浮かぶ藻が揺蕩う様な不確かな名残だけだ。
その所為か、混ぜ物は己の本質を計りかねている。
────果たして私は一体何者なのだろうか?
────悪辣な彼女を苦々しく想う英雄か、それとも彼女を嗤い讃える反英雄か?
答えは未だに出ない。>>300
青蔵岳教会。
しかし建造物そのものに用はない。魔術師の適性など無い彼でも、教会周辺に組まれた術式の堅牢さは肌で感じられたし、何よりもリスクを冒してまで立ち入るメリットも無い。
用があるのは、教会周辺に露出した土壌のみ。
教会の外壁を囲う塀、その外側に設置された花壇に苗を植えた。
その他にも教会周辺の森、家の庭、空き地……教会をぐるりと囲う様に重点的に、且つ違和感の無い場所に植えていく、其処に一切の痕跡を残さずに。
────容赦がない。
ここら一帯の龍脈を死なせるつもりか?
冷静に分析するアサシンの貌は酷く冷たい。考察する懸念要素は龍脈のみで、そこに人間の命が勘定に含まれる事は無い。
死人の様な冷たい唇は、陰鬱な調べを奏でて、
「まぁ───この土地が死のうが私の知ったところではない、か。
これにて下準備は完遂。後はクチザキの邸宅に運ばれたアレが受粉するのを待つだけか」
不穏な事を誰に聞かせる訳でも無く呟き、何処でもない虚空に塵となって消えていった。起源「死」……熱的平衡状態とかとにかく色々……だがそれでも生きている!なぜ!? 魔術属性「無」!! あり得ないことが起こっている!!
対で起源「生」属性「虚数」を双子のセリオンテリオンの設定に盛り込んで〜〜どうやって倒すのか! ちっ
クリスのバッドというか想定してたけどもうなさそうなのを言うと、ドイツ特異点で「クリストファーがある時点まで生存」「単独での別行動を許可する」とか諸々クリアするとドーラパクって列車砲級のガンドぶっ放してしぬという展開ががが>>278
アルジュナふと同じ起源でキャラ作ってみるのも面白そうだなと思いました
英二&小青陣営のカルデアIF幕間書けたんで貼っていきます
深夜テンションで書いてるところ多いんでおかしいところ多々あると思いますが了承ください>>308
「従者として、相棒として」
ここは特異点とも呼べない歴史の小さな歪み、特異点を修復した後の残り香。
セイバー小青(シャオチン)は魔物の群れを相手に一人戦っていた。
さすがはサーヴァントと言ったところか多勢に無勢でも押し潰されず、次々に敵を斬り倒していく。だが降りかかる攻撃全てを捌ききることは難しく、徐々に生傷が増えていく。
そこから少し離れた場所では彼女のマスター平坂英二が戦いの趨勢を見守っていた。彼女に傷がつくたび拳を強く握り、歯を食いしばってとびだすのを耐えている。ここで自分がとびだしても何もならない、むしろ足手まといにしかならないと分かっているからだ。
カルデアでは優秀な人材で組まれた特異点修復チームと彼らが何かあった際にその補填をする補欠に分かれていた。多少の魔術の素養はあるが基本的に素人の英二はもちろん補欠チームである。補欠といっても修復チームに欠員が出るまで仕事がないわけではなく、修復した後にも残る小さな歪みの対処を任される。特異点修復よりも難易度は低いとはいえ、ワイバーン、キメラなどの幻想種、ときにはサーヴァントさえ現れることもあるこの任務は一人一騎サーヴァントをつけられているとしても危険に満ちたものであった。さらに特異点を越えるたびにその危険度は上昇していき、今では今回のように優秀なステータスを持つクラスセイバーである小青でさえ苦戦することも少なくはない。>>309
「はぁ……はぁ……これで最後!」
小青は息を切らせながらも最後まで残ったデーモンを袈裟懸けに斬りつける。
デーモンは断末魔の叫びを上げ、その場に倒れ伏しぴくりとも動かなくなった。
「大丈夫か、今治してやるからな!」
すぐさま英二が治癒のスクロールを携え駆け寄ってくる。
「あたしはサーヴァントだよ?これぐらいへーき、すぐ治……」
過剰にも思える英二の心配に小青は呆れ顔で振り返る。
その時倒したはずのデーモンが半身を起こし、掌から光弾を放った。
「こいつ、まだ!」
身を翻し首を切りつけ今度は完全に息の根を止める。だが時すでに遅く光弾は彼女を通り過ぎ、英二の身を直撃した。
英二の身体は吹き飛び、地面に叩きつけられた。傷口から流れる血が身体の周りに血溜まりを作る。
「マスター!」
小青は顔を青ざめ一目散に彼の元に駆け寄る。
「兄さん!?兄さん!!」
「あ……う……」
朦朧とする意識の中、呼びかける彼女の声に英二は大丈夫だと答えようとするが激痛のせいで言葉にならない。目に涙を浮かばせた小青をなんとか安心させようと逸る気持ちのまま彼は意識を失った。>>310
「……ここは?」
次に英二が目を覚ましたのは美しい湖の岸辺だった。辺りを見回すと背後には森が、向こう岸には中国風の建物が並んだ街が見える。走馬灯か?とも思ったがまったく覚えがない景色だ。
「ここは杭州の西湖、あたしの故郷だよ」
背後から少し沈んだ感じのする小青の声がした。振り向くといつの間にか顔をうつむかせた小青が立っていた。
「シャオ!傷は?大丈夫なのか!?」
「だから言ってるだろ……あたしはサーヴァント、魔力さえもらってりゃすぐ治る。それより自分のことを心配しなよ」
小青は顔をうつむかせたまま苛立ち混じりに答える。
「んー、よく分からんがここがあの世じゃないなら俺は生きてるってことだろ?じゃあいいんじゃないか?」
「馬鹿!」
あまりにもぼんやりした言葉に彼女は英二につかみ掛かって怒鳴った。
「兄さん死にかけたんだよ!?いいや、あの後すぐ助けが来なかったら絶対死ん でた!術を使っても全然傷が治らなくて!心配、したんだから!」
顔を上げた彼女の顔には涙が浮かんでいた。よく見ると目元が赤く、だいぶ泣きはらしたことが伺える。
「あ、いや、すこし無神経だった。心配かけてすまん……と、ところでここはどういう場所なんだ?お前の故郷って言うがレイシフトしたわけじゃないんだろ?俺の傷がなくなってるのもおかしい」
そこで英二は自分が倒れた時の寸前のことを思い出し、途端に気まずそうな表情になって彼女に謝った。そして話題を変えようと慌てて現在の状況について尋ねた。
「多分私の記憶の中。マスターは夢を介して迷い込んじゃったみたい。マスターとサーヴァントの間にはよくあるって聞くけど」
小青も謝られたことで一応気が済んだのかいつまでも引きずるよりも事態の把握の方が先決だと考えたのか、一旦彼を放した。>>311
「ほう、つまり藤丸君がよくなるっていうあれか!一回なってみたいと思ってたんだよなぁ」
英二は手をポンと叩きまたのほほんとしたことを言い出した。ちなみに藤丸君とは彼と同じ補欠組だが所長に目をつけられてるせいでいつも訳の分からない問題の解決に駆り出される割と可哀想な少年だ。本人は何か楽しそうだし問題を解決するたびに妙な人脈を形成しているが。
「だーから!そこが緊張感ないって言ってんの!ここで怪我したら生身の方だって危ないんだよ!?……もう、変なところで姉様に似てるんだから」
まるで反省したとは思えない言動に小青は呆れかえってため息をつく。
「いやいや、怖がりすぎるってのもまた危険だと思うぜ?人生何事も経験さ」
「だといーけどね」
「まぁここを出るためにも探索は必要だろ。まず魔力を探ってみようぜ。えーと、よしあったあった、普段身につけてるものも持ってこれるみたいだな」
小青に白い目で睨まれながら英二は懐から折りたたまれた木製の本体に鱗の装飾がついた盤を取り出した。龍麟の式盤、先祖に魔術師がいたらしい彼の家が受け継いできた占い道具で装飾の鱗は龍のものだといわれていた。(小青の触媒になったらしいので本当は魚か蛇だ)魔力を通すことで探し物や魔力の根元を指し示してくれる。開いた式盤に英二が手をかざし魔力を通すと天盤がひとりでにくるくる回りだし一つの方向を指し示す。
「あっちみたいだな」
指し示された方角を指さし、ずんずん進んでいく。
「先行くなっての」
小青も慌てて彼の先へ行った。>>312
た。
「ねぇマスター」
魔力の根元を探し、森の中を歩いている途中、ふと前を歩く小青が声をかけてきた。
その声はどことなくしおらしい。
「ここから出て目が覚めたらさ、あたしを他のサーヴァントと取り替えてもらってくれない?」
表情は分からない、しかし冗談とは思えない雰囲気があった。
「何でだ?」
(こりゃ愛想尽かされたかな……)
内心そう思いながら詳しく聞いてみる。
「あたしじゃマスターを守りきれない。敵はどんどん強くなっていって、危ないときも何度かあった。今日なんてあたしがあいつを倒しきれてなかったせいでマスターは、兄さんは死にかけた。従者失格だよ……」
激化する戦いの中、小青は自分の実力不足を感じていた。
白蛇伝において彼女は主人を守れなかった。後に助けることに成功したという展開も存在するとはいえ、その守りきれなかったという未練がサーヴァントとしての彼女の存在を支えている。
そんな小青にとって仮の主人であっても従者として守りきることは存在価値に近しい。マスターである英二に大怪我を負わせたことは本人以上に彼女の心に大きくのしかかっていた。>>313
「なんだ、そんなことか」
英二は彼女の言葉を一蹴する。だがその表情自体は真剣そのものだ。
「違う、あれは俺が不用意に近づいたからだ。お前のせいじゃない」
「それをいうなら俺はマスター失格だ。お前が一人傷ついてるのに何もできない足手まといだ。今回も俺が自分も満足に守れないせいでお前に余計な心配をかけた」
彼もまた自分の弱さに憤っていた。何もできないくせに余計に傷ついて彼女の重荷になる自分自身に。
「それは違う、マスターは……」
「俺だってお前を従者失格だなんて思っちゃいない。……この話は目覚めた後にまた落ち着いてしよう。今は、前へ進もう」
反論しようとする小青を一方的に遮り前へ進むことを促す。
「……わかった」
その後は二人ともただ黙々と記憶の出口を探して歩き続けた。>>314
歩き続けて数十分二人は開けたまだ轍も新しい道に出た。
「ここが魔力の中心だ」
ひとところを指すのをやめ、くるくる回る天盤を見て英二は言った。
「ここはーーーー」
(ここは姉様と初めて会った場所……)
慣れ親しんだ故郷の中でも一番思い出深い、『白蛇伝の小青』が生まれた場所。盗賊として道行く商人を襲い、金品を奪っていた小青はここで地上に降りて間もない白娘子に退治され、従者になった。確かにサーヴァント小青の記憶の中心としてここよりふさわしい場所はないだろう。
「目立ったものはなさそうだが……」
英二が注意深く辺りを見回す。
その時道の反対側の茂みの奥から物音とともに何かが飛び出し二人に襲いかかってきた。
「マスター下がって!」
とっさに小青が英二の前に出て、その何かを剣で受け止めそのまま弾きとばす。それは宙でくるりと回り、難なく二人の前に着地する。>>315
深緑の瞳、青みがかった黒髪、青と白の漢服、それは小青と同一の姿をしていた。
「何者だいあんた!?」
小青は自分と同じ姿の少女に剣を突きつけ睨みつける。
「あたしは、小青(あんた)だよ」
少女は不敵な笑みを浮かべ同じように小青に剣を突きつけ口を開く。
「?」
小青は訳がわからず首を傾げる
「あんたも知ってるだろう?白蛇伝は民間伝承、無数の類話と派生話が存在し、その全てが白蛇伝で起源もわからない。それら無数の類話、派生話の数だけ存在する小青をその中の一人に統合してできたのが英霊小青」
「あたしはあんたの中に統合された小青の一人さ。そしてここにいるのはあたし一人じゃない!」
少女(彼女の言によれば無数にいる小青の一人)がそう答えると同時に四方八方にずらりと同じ姿、同じ格好の小青が現れた。その全てが敵意をむき出しにして小青をにらんでいる。
「みぃんな総体(あんた)になりたがってる。あんたに替わって表に出たいと思ってる」
「へぇ、それであたしをみんなでたこ殴りにしようっての?あたしとは思えない卑怯者の集まりだね」
どれだけいるのかもわからない自分の群れを見回し、小青は吐き捨てるように言った。
「おいおい、白蛇伝の類話っていや村や町ごとにあるって言うぞ!?その数だけいるってこたぁ……」
「何人いようが構いやしないよ、マスターがここから出るために全員倒すしかないってならみぃんなぶちのめしてやるまでさ!」
自分殺しってのはちょっと気持ち悪いけどね、と彼女は心配する英二に少しおどけた調子で笑いかけた。
「ふん、言ってられるのも今のうちさ。必ずあんたを殺してあたしたちの誰かが総体になる!」
正面に立つ少女(これからは構成体と呼ぶ)が叫ぶと同時に全ての構成体が一斉に小青に襲いかかった。>>316
「しゃあ!」
剣の一閃が真正面から襲いかかる構成体を両断する。同時に空いたもう一方の手から高圧の水流を出現させ、側面から斬りかかる構成体に叩き込む。後方から迫る複数の構成体には虚空に出現した三つの剣が相手をし、そのまま斬り捨てる。
全体の一部に過ぎない構成体とそれら全てを内包する総体ではやはり歴然とした差があるのか、数で不利と思われた小青はどんどん構成体たちを倒していく。
「所詮あたしたち一人一人は幻霊止まり、やっぱり総体には敵わないか……」
次々倒されていく同胞たちを見て構成体の一人が悔しそうに呟く。
「じゃあもう諦めてくれないかな?数だけは多いし自分と同じ顔した奴斬るのも気分悪い」
小青は冷淡に言い放つ。
「そういうわけにもいかないよ、それにまだ手はある」
その途端、構成体たちが寄り集まり溶け合うように一体化した。そして小青と同じ十代前半から十代後半の少女へ姿を変えた。
「その姿……!」
その姿を見るなり小青は目を見開き、明らかに動揺する。>>317
「そう、この姿は姉様を助けられた小青(あたし)さ。姉様が閉じ込められた雷鋒塔をぶった斬れるくらい強くなった、ね。あたしたちの中にはもちろんその逸話の小青もいる。そいつらで統合することでその力を引き出したってとこ」
説明を行う構成体が纏うこちらを射 殺 すような殺気から、それが言葉だけでないことが分かった。
「さぁもう一度やろう、次はどうなるかな?」
言うと同時に構成体の姿がかき消え、一瞬で小青の目の前に現れる。
「!」
小青は一瞬呆気にとられたが即座に反応し、次に来る一閃を剣で受け止める。だがあまりにも強い衝撃で体勢を大きく崩した。
その隙を突き、構成体は先程自分たちがされたようにもう一方の手から水流を出現させ、空いた胴にぶつける。
小柄な小青の身体は蹴られた石ころのように吹き飛び、森の木々に叩きつけられた。なおも構成体は追撃を止めず、また一瞬で彼女の目の前に移動し、心臓の位置を寸分違わず突き刺した。
だがその瞬間小青の姿は搔き消え、剣は虚空を突いただけに終わる。構成体は慌てて振り返り、背後から迫る無傷の小青の攻撃を受け止める。しかしその小青の姿も受け止めた瞬間に吹き消すように消える。
「『白蛇異聞ーーーー」
さらに背後、元々小青が叩きつけられた場所から少し掠れ気味な、しかし強い意志がこもった声が響いた。
そこには懐に潜り込み宝具を開放しようと剣を構える肩を血で濡らした小青の姿があった。
「ーーーー仏陀斬り』!」
構成体の首めがけて渾身の斬撃が飛ぶ。>>318
「何故」
しかし構成体はそれを見ることもせず、軽やかに身を翻し回避し、逆に胴体と手足に攻撃を加え、倒れた小青の喉元に剣を突きつけた。
「何故真名開放しなかった?」
完全に打つ手を失った小青を冷たい目で見下ろしながら構成体は尋ねた。
「あたしはあんた、あんたはあたし。あたしができることは総体であるあんたにも出来る。つまりこの成長した姿にあんたもなれるはずだろう。そうして雷鋒塔を両断した一太刀を放つ、それがセイバー小青の宝具じゃないか。それを受ければ所詮幻霊の集まりでしかないあたしなんか一撃で葬れたってのに」
その構成体の言葉を聞いて今まで彼女たちの音速戦闘を目で追うことすらできなかった英二は、小青が今まで一度も構成体の言う宝具を使ったことがないことに気づく。今の今まであれが彼女の宝具だと思っていた。そして今考えると宝具の開放にはマスターにもそれ相応の負担がかかるはずなのにあれにはそれがほとんどなかった。
「まさか、シャオ、お前今まで俺の身体を気遣って宝具なしで……」>>319
「いいや、違うよ」
自分がそこまで彼女にとって重荷だったのかと自己嫌悪に陥りかけた英二を、構成体は冷たい声で遮った。
「こいつ、怖いのさ」
「宝具を使えば姉様を助けた力を手に入れられる代わりにその記憶も鮮明になり、どの小青が助けられたかも分かってしまう。その中に自分がいないのが怖くて使えないんだ。自分が使わないせいで主人が危険に晒されるかもしれないってのに!」
構成体の口調はだんだん怒気をはらんでいき、最後には思い切り小青を蹴飛ばした。蹴飛ばされた小青は嫌な音を立てて地面を転がる。
「主人を守れない弱い小青(あんた)はいらないよ。あんたを消して強い小青(あたし)が総体になる」
構成体は今度こそとどめを刺すべく剣を振り上げる。
「安心しな、兄さんはちゃんと返してやるし、これからはあたしが守るからさ」
(安心した、じゃあ仕方ないね)
その言葉を聞いて小青からは完全に抵抗する気力が失われた。主人を守れない自分はいらない、その通りだと思った。主人を大怪我させて、自分にすら勝てない自分よりちゃんと主人を守れる強い自分の方がいい。
(ああ、でも、もうすこしだけ兄さんと一緒にいたかったかな……)
最期に少しだけ英二との思い出が蘇る。危なっかしくて、とぼけてて、危ないことに自分から突っ込んでいくのも珍しくない、世話が焼ける主人だったが楽しいこともたくさんあった。優しくてほっとけないところが少しだけ姉様に似てる、大切な主人。
小青は覚悟を決め、目を瞑る。>>320
「やめろォ!!」
英二の大声が響き渡る。
来るはずのとどめが、来ない。
「邪魔しないでよ兄さん、あんたには何もしないって言ってるじゃないか」
目を開けると英二が自分に覆いかぶさり、自分を庇っていた。
「兄、さん……?」
驚きのあまり彼女は目を大きく見開いた。
彼は待っていた、構成体が自分でも捉えられるくらいに動きを止めるときを。そんなときはひょっとしたらなかったかもしれないがそれでも飛び出して行きたいのを耐えて耐えて待っていたのだ。
構成体が剣を振り下ろそうとした瞬間、英二はガンドを叩き込み数瞬硬直している間に二人の間に割って入ったのだ。
「勝手なこと、言ってんじゃねぇぞ……!」
彼はゆっくりと口を開く。その声には今までにない怒りが含まれている。
「どっちもだ!従者失格だの、弱い自分はいらないだの、てめえが決めることじゃねぇんだよ!」
ガンドを撃った指が猛烈に痛い。だがそれ以上に二人への怒りが勝る。
「シャオ、俺がお前を必要なんだよ!どれだけお前がいたとしても、もっと強いお前がいたとしても、その中のお前とだけ一緒にいたいんだ!そもそもよ、弱いくせに危ないとこばっか突っ込んでく馬鹿野郎の世話焼いてくれんのはお前くらいなもんだぜ?」
カルデアでの日々を、過酷な特異点修復を、なんの力もない自分が乗り越えていけたのはいつも側で支えてくれる彼女がいたからだ。それをもう弱いから捨てろだなんて冗談じゃない。
「しょうが、ないなぁ兄さんは……」
彼の心からの言葉に小青は瞳に涙を浮かべ嬉しそうに微笑む。そして剣を握る手にもう一度力を込める。
「危ないから、少しどいて」
その生気が戻った目を見て英二は信じられる何かを感じ、もう一度転がって二人の間を離れた。>>321
「兄さんがどう言おうとあたしは変わらない、あんたを消して、あたしが総体になる!」
邪魔がいなくなったと同時に構成体はもう一度剣を振り下ろそうとする。
小青はその様を穏やかな表情で見つめ、こう唱える。
「『白蛇異聞・仏塔両断』」
そして剣を振った。
その途端光が溢れ、小青の身体が瞬時に成長を始める。幼く可愛らしい少女の姿が艶やかで美しい女の姿に変わる。そしてあらゆる防御、結界を貫く大斬撃が天に向かって放たれた。
それを真正面から受け止めた構成体は上半身と下半身を両断されながら、それでも穏やかに「なぁんだ、できるんじゃないか」と微笑んで、消えた。
光が消えた後、そこには普段のままの姿の小青がよろめきながらも佇んでいた。
「これでもう、返品はきかないよ。責任、とって貰うんだから」
英二を見てにっこり子供らしく笑う。そこで力尽きたのか、大きくよろめき倒れそうになったところをとっさに英二が駆け寄り肩を貸して支える。
「よかったのか、宝具、使っちまって」
肩を貸しながら英二は尋ねた。
「いいのさ、生きているとき姉様を助けられたかどうかより、今マスターを守れるかどうかの方が大事だって気づけたから」
「結局、どうだったんだ?」
「……内緒」
彼女は悪戯っぽい笑みでそう答えた。>>322
そこで、目を覚ました。
「よかったマスター!」
目覚めたとたん横に控えていた小青に抱きつかれた。まだ塞がって間もない傷が真面目に痛い。
「あ、ごめん、まだ痛いよね……」
「いや、これくらい大丈夫さ!」
しかし心配そうに見つめる小青を前に英二は無理に強がって見せる。
「痛いんだろ、我慢するもんじゃないよ?」
「痛くないったら痛くねぇって。あぁ、ところで夢のことなんだが……」
今更ながらあの時は勢いに乗ってまくしたててしまったが大分恥ずかしいことを言った気がして照れ臭くなってきたようで英二は顔を赤らめる。
「夢?」
小青は不思議そうに首をかしげる。
「覚えてないのか?」
「んー、なんか見たような見てないような。あ、でもマスターが目を覚ますちょっと前あたしもちょっと寝ちゃってたんだけど、起きたらなんか心が軽くなった気がする」
「そうか、ならいいや」
覚えてないなら覚えてないで別に構わない、彼女の心の傷が癒えたのならば。>>326
爆破起こらなかったらこうなるかなぁってイメージで書いてます
たくさんの小青は小青を鯖として書くために久しぶりに白蛇伝読んだらあとがきにすごいこと書いてあったのでネタにした次第です
二百の資料、三十八のパターンとかやばいExcalibur Excalibur
From United Kingdom
I'm looking for him.
I'm going to California.
ヴァカめ!聖剣はこの世に一つ!>>329
虫酸☆ダッシュ(キッド並感)>>334
ルーラーロンギヌスとランサーロンギヌスはライダー陣営さんが作られた鯖だったと思われ。擬人化はドロテーアさんじゃったのぅ。あー、擬人化でないランサーの若いロンギヌスですー!ライダー陣営さんなのですねー!?
>>336
ああ、若い方の「俺は聖人じゃねえ!」とヤンチャしてる方ですか。某救世者を見たらよく分からん事になる。>>340
そこら辺は問題ないと思いますよ。ただ、世界中で信仰されてる「あの御方」の扱いさえ間違えなければ。>>340
イリヤをイリア、士郎を士朗、切嗣を切継…>>347
うん、ブチ切れ確実。ですから、否応にも参加せざる得なくなります。教会と聖人は。>>348
なんか泥っぽい汚い物だったらいけると思いますよ!>>356
アンリマユは村の人々にこの世全ての悪であれって願われたらしいから各神話ポジのアンラマンユみたいなポジの神を呼ぼうとしてアンリマユみたいに名前だけ被せられた村人Aとか呼んだら汚染出来そう。
例えばこいつが悪魔(マーラ)だ!っていわれようのない扱いを受けた村人Cさんとか?
現代の人で汚染……うちの初梅は身体の中に百年単位の人の悪意を納めてはいるけれど……どうなんでしょうね?純粋な悪の願いではないし。なんやかんや属性なんかが固定されてそれが知名度もあれば染まるって印象。まぁあんまりそういう事は起こらないイメージですがねー。
聖杯作製の経緯事態が曰く付きケースもありだと思うの。もう最初から汚染された粗悪品みたいな
>>364
汚染されてない筈の本家のApoでもジャックちゃんとかいるし……(セミ様やフラン、モードレッドが反英雄かは私は分からないか忘れてます。どっちでしたっけ?)>>368
ありがとございますぅ、すぐに書き出しますぅ>>373
(片手で打つものじゃないな)>>367
キャラメルちゃんは聖杯に焚べられたら間違いなく聖杯に悪影響を及ぼします(小声)>>392
-_-b>>399
ユーさんの歴史が漂白された……?まさか、異星の神がここまで……!?>>399
……月光蝶?(黒歴史を『お掃除』するわけだし)>>389
リブートした菖蒲を使う私をひとりにしないで…しないで……
藤島那識っていう吸血鬼のね……男の子がね……あ、こいつメルブラに影響されやがったなってキャラクターもいてですね…供養投下 仕舞ったはいいが誰かに言いたくもなってもやもやするのも、きっとあるある
氏名) ドレイク・ネルズ (Drake Knells)
【性別・年齢】男性 17世紀生まれ
【身長・体重】177cm
【方針・属性】混沌・中庸
【異名】プロフェッサー・エンバーミング、Mr.TNT、変態技師、カモ
【国籍・出身】イギリス
【所属・役職】フリーランス
【趣味・特技】ものづくり全般、特殊メイク
【好きなもの】人形、日本の食品サンプル
【嫌いなもの】経年劣化、むくつけき筋肉
【外見的特徴】金髪緑眼の青年、よれた白衣にシャツネクタイ
【解説(人物】通称Dr.ネルズ。人形師の男で生身の肉体は既になく、現在まで自作の人形を義体にして活動している。ちなみに彼の人形は脈が無い、レントゲン撮影など医学的に人間と判別可能。
人体と造形のスペシャリスト。魔術によらない造形も得意。各地を放浪し作品を作ったり、動画サイトに製作過程を投稿したり、依頼を受けて(主に)魔術師の遺体の処置をしたりと生き飽きないために忙しない。最近は実家の頼みで渋々ネルズ家次期当主を弟子として伴って過ごしている。可愛がっていた異母妹の子孫なので断れなかった。……そうでなくても断れない男かもしれない。「腐らないコツは楽しみを絶やさないことだ」とのこと。過去数年時計塔で仕事をしていたことがある。
死んだ最愛の女性を甦らせるために各地の蘇生に関する魔術や伝承を収集し、科学分野にも手を伸ばしていた過去がある。たとえ永遠に彼女の形を留めることはできても、女が男にもう一度愛を語ることはない。────万能の願望機でもない限りは。「嗚呼、たった3/4オンスすらままならないなんて!」
好きなものを標本にしてずっと保存しようとする悪癖(願望)があり、本人も自覚はあるのであまり生きたものに入れ込みすぎないようにしている。しかして友人たちそっくりのミニチュアは増える一方であった。
総評して、残念な男。わりとチョロいしノリが少し鬱陶しい。
其は永遠を望む者。永遠を望む涯てに、愛せるものは死者/人形のみである。ところで槇島宗生(まきしま むねお)って名前が降ってきたんだけどチョー強そうじゃない? 探したら居そうだけど
>>406
使用する魔術
【系統・代数】錬金術、人形工学。解剖学・生化学他、科学分野にも造詣が深い
【属性・編成】火、土
【魔力量・質】量D質D
【持ち物】発破用の触媒が入った試験管複数本、助手3号こと自動人形『ロベリア』、その他仕事道具一式(コテ、パテ、メス、化粧品、工具等) 、四次元(比喩)白衣
【解説(能力】前置きとして、彼は戦闘者ではないし本来魔術師は前衛職ではない。
魔術師の遺体に関する諸々の処理(魔術刻印の摘出、検死、遺体の防腐処理や修復など)や義肢製作を請け負ってきたネルズ家出身。造形に関しては一族始まって以来の天才であり、仇名が示す通り、特にエンバーミング技術は随一である。実家の地下室には彼の『最高傑作』が安.置されている。
なお魔術刻印は継いでいないが、ネルズの家業で必要な各技能の習熟度は魔術面を除き歴代最高と言え、度々後継者の教師役をさせられている。防腐や造形などに関する以外の魔術については、例えば暗示なら「入国審査を誤魔化せる程度」とおおむね平凡。
ただし爆破には一家言あり、最小限の発破で構造物を解体する、試験管の触媒を即座に反応させ手榴弾の如く投擲する、爆風を計算し自身に被害が及ばない地帯を作るなど無駄に多芸。曰く「一級の作る者として壊す方も一級でなければ」とかなんとか。気になる機械はとりあえず分解する派。
便利博士枠というか、大抵のものは製作できる変態技術者。
・自動人形・助手3号『ロベリア』Lobelia
身長160cm、B77W57H84
彼に随行している女性型自動人形。外観は青い髪に黒いドレスの可憐な少女。微弱な電流を使い敵を一瞬スタンさせる、関節部を一時的に分離しトリッキーな動きで翻弄するなど多少の戦闘ギミックはある。が、あくまで自衛と逃走のためなので攻撃力は低い。ツッコミ担当。
余談だが「助手1号」は彼の最愛の人であり、ロベリアの姿は彼女の少女時代を模しているらしい。>>407
身長256cmで99tのパンチ力とキック力持ってそう。
あとリプログラミング使いそう。>>410
(ゆっくり……ゆっくりでいいんですよ?)>>411
強くて姉御肌で面白くて英雄としての矜持もあってそれでいてドライな戦法もとれるオネエっていうね……
個人的にオネエ系キャラの良い所役満なキャラだと思ってます。だからね、灰津では活躍してもらうよ…>>412
当時は童顔で、髪も長く、サイズ大きめの服を着せておめかしすればあら大変……な感じだったですね。まあ、私も悪ノリしてたんですけど。
面白かったのはガチでナンパされた時だったくらいかな。出発点はらっきょにドハマりした学生時代やぞ(傷を抉る)
ぶっちゃけ影響元は橙子さんやぞ(更に傷を抉る)>>430
え、影響を受けたのはメルブラだったのでセーフ…
当然のように親は出てこないし妹の二人暮らしの家は喫茶店になってるしコーヒーはブラックで飲みがちだし……グハァ>>429なるほどー。
>>428
受け取りたまえよ……と思ったが待ってくれな。
因みに名前は音咲雛葉っていうお名前で幼いころに引き取られてお姉ちゃんと離れ離れになるけどお姉ちゃんが大好きで傷つくお姉ちゃんを見ていられなくて願いが『お姉ちゃんが傷つかずに幸せな一生を迎えられるようにする。そのためならなんでもするしあらゆる者を打ち倒す』な融合魔術(分解からの魔術式を組み合わせて緻密な操作と正解の比率を保ちながら別の物を融合させる魔術)を使う女の子ぞ。
因みにお姉ちゃんのために音咲家がとある混乱(具体的に言うとインフレ聖杯の暴走事故)により混乱の真っ只中なところを見事に掌握して当主になるぞ。
そういや妹がいて音咲の苗字で分家が魔術の道に進んだ女性がいましたね…>>437
(創作なんて下手すれば黒歴史大量生産みたいなもんですからね、ノリノリでやらなきゃ悶え続けるだけですし)
フフフ…ザックス!英二さんは元々オリジナルの伝奇ミステリーの主人公だったな……
親友の実家に封印されてた吸血鬼ロリと殺された親友を殺した犯人を探るとかいう話で
自分の頭じゃミステリーかけないのわかってやめたけど>>437
楽しい歴史の間違いでは?>>440
(いぇす、セイヴァールートでもビーストルートでもそれは変わりませんね……)ひとつチートを得ると、高確率で残念デバフかかる理
スタート地点はツッコミ担当だったスナイパー眼鏡が気がついたらクレイジーサイコ愛妻家予備軍になっていた黒歴史ノート>>455
臼鬽家とキーリオン家くらいですかね。>>455
本戦スレでちょろっと漏らしたけど大罪戦争世界線での尽君と嵐ちゃんの間に生まれた青橋次期当主(撫海んの刻印継承)(女性なら例の体質も継承)とか恋姉さんが生んだ空野家次期当主(略)とか………(蚊の鳴くような声)>>455
天パとノアさんの子供、虚木(バカ)の子供、銀河ちゃんの子供ですかね(脳内のみなので書き出しはしていない)
えっ?クロナ?無いです(バッサリ)>>468
つまりバプロディカの信者は皆んなドMだった……?>>467
ヴァニティ「どっちも変わらないと思うのだけど……どうなのかしら?」(「施設」時代にその辺がイコールになってしまった)①世に悪在れば善を為し、悪に会うては悪を断つ!
②我が名はヒーロー。抑止の輪より遣わされた正義の守護者だ!
③人々の正義への願い、その集合体。我が真名、“ヒーロー”!
唐突に没口上を上げてみる。(生徒時空SSを書いていたはずなのに)アサシン・クルティザンヌができたので投下します
【CLASS】アサシン
【真名】クルティザンヌ
【出展】史実
【性別】女
【身長・体重】165cm・54kg(これらの数値は初期状態霊基のモノ)
【属性】召喚したマスターによって変化
【ステータス】筋力E 耐久E(A+++) 敏捷E 魔力E 幸運E 宝具A
※()内は限定状況下での数値。また、この数値は初期状態霊基のモノ
【クラス別スキル】
なし
【保有スキル】
ラ・ファヴォリータ:EX
皇帝特権を自分のものとして扱う狐仮虎威のスキル。
皇帝特権スキルを、ランクが二段階下がった状態で使用可能。また、相手が王または権力者、高貴な血筋の者であれば被攻撃時にすべてのステータスを二段階ダウンさせ、威力や効果を無視して攻撃を逸らすことが可能。
ただし、『逸らす』だけであって被害はしっかり周囲にいくので注意。
「王族の愛妾(ロイヤル・ミストレス)は宮中儀礼を第一と心得、後はベッドに飛び込むだけ。私たちはそれを上手くやるだけよ」玉座裏の人形遣い:B+(※)
霊的パスを繋げ、遠距離から対象を操作するスキル。戦場を俯瞰し、マスターの動きをサポートするといった使い方ができる。
また、物体を操ることも可能。傀儡/王を玉座に置き、矢面に立たせ、女は黒子として権謀術数の糸を繰る。
惑いの夜胡蝶:A++(※)
天性の肉体(性)+黄金律(体)+フェロモン+諜報の複合スキル。数多くの男を惑わせ、墜した魔性の手練手管。
アサシンが知覚した、或いはアサシンを知覚した対象に魅了を付与する(対魔力でレジスト可能)。
対象が王や権力者、または高貴な血筋のモノの場合確実に魅了することが可能である。
また、対象との性行為により、吸精を行うと同時に霊基を簒奪し相手の魅了侵度を上げる。
また、魅了済みの相手ならば吸精効率が上がり、魅了侵度が高ければ高いほど吸精効率は指数関数的に上昇する。
(※)マークのついたスキルは、クラス・属性などによってランク・効果が変化。>>474
【宝具】
『瞬き咲く椿姫(クルティザンヌ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:100人
アサシンの輝かんばかりの美貌と、妖艶な躰捌きにより放たれる愛の後光。この宝具から放たれる光に被曝した敵に魅了耐性大幅ダウンと全ステータス二段階ダウンを付与し、アサシンへの攻撃時に行う命中判定難度を大幅に上げる。味方が被曝した場合、この宝具は低ランクの『カリスマ』スキルとして機能する。
『誘い貪る閨姫(クルティザンヌ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:100人
数々の権力者を魅了し、蕩けさせた閨を投影する固有結界に似て非なる大魔術。
閨に取り込んだ相手からは、抵抗の意思と思考力を奪っていき、魅了侵度を徐々に上昇させていく。思考の全てを奪われた、又は対象の魅了侵度が最大値になった対象は、あらゆる防御・耐性を無効化され強制的に絶頂させられ最終的にアサシンの霊基を補強するための素材、あるいは魔力供給用の貯蔵庫として取り込まれてしまう。
また、宝具やステータスなどの『何か』を奪うことも可能。
王などの権力者、あるいはそれに列なる者であれば必ず捕捉することが可能。
だが、後述の理由から武器系の宝具を奪う事はできても、使用することはできない。
【weapon】
乗馬用の鞭(属性・混沌時のみ)
魔術(簡単なモノに限る)>>475
【解説】
豊満かつしなやかな肢体と美貌を持った、水蜜桃の如き美女。
『陽の眼を持つ女』を基盤とする複合サーヴァント。アサシンの容姿・属性は、召喚したマスターによって変化する…清廉潔白な者が召喚すれば献身的な少女が。悪逆無道の者が召喚すれば放埒な悪女が召喚されるといった風に。
それによって、所持するスキル・宝具のランク・効果・名称も変化する。
彼女を構成する英霊には、芸事・房事などに長けているが戦闘の逸話を持った者はほぼいない。そのため、初期状態の霊基で武器系の宝具を扱うことはほぼ不可能と言っていい。
ある程度ステータスの上がった状態ならば『振るうことは』可能である。…尤も、術理に基づいた使用法ではない上に威力等も本来の仕手より落ちるという欠点がある。
閨房では無類の強さを誇るが、ほぼ完全にサポート型サーヴァントなので、ぶっちゃけ戦場での戦闘力に関しては期待しない方が吉である。
【制作・使用】gmmefYfW/o・フリー>>481
というか、すでに方舟姉妹を作っているのでこの心配は今更すぎましたね……(白目)>>483
おお、結構居る。
ではでは久し振りに大罪戦争更新です。
と言ってもヒーローが反転してダークヒーローになってカナディアが死ぬ所までですけど(ボソッ)ぴたり、とその場の全てが停止する。
声がしたのはカナディアの後ろから。現在の位置関係は嵐が部屋の奥、中央付近にカナディア。そして声の主は家の入口に立っている。
カナディアが口角を吊り上げながら振り向く。
カナディア「お約束だけど聞いてあげるよ。誰?」
ヒーロー「我は常世総ての弱きを救う者!我は常世総ての悪を挫く者!我が真名、“ヒーロー”!人の抱く正義の心の『集合体[コンプレックス]』。即ち、正義の味方だ!」
ポーズを決めて名乗りを上げるヒーロー。彼こそは抑止力が遣わした守護者である。
カナディア「ふ、あははははっ」
それを見たカナディアが笑いだす。それこそ愉快で仕方がないといった風である。
ヒーロー「何が可笑しい」
カナディア「いやぁ…ははは。上 手 く い っ た 」ヒーローの足元から黒い何かが湧き上がる。それはまるで泥のようにまとわりつき、自由を奪う。
それと同時にヒーローは理解した。これはサーヴァントにとってはとんでもない毒であるということを。
気付いた時にはもう遅い。ヒーローの全身が泥に覆われた。
カナディア「いろんな所に仕込んでたトラップさ。まだ未完成だけど四騎分の魂で汚染した聖杯の泥、たっぷり飲むといい。さあ反転しろ!悪の味方になれ!」聖杯の泥、そしてカナディアの『強制』と『歪曲』。サーヴァント特効とも言えるこの三つを揃えてぶつけられ、霊基を維持出来るサーヴァントはそうはいない。
めきめきと音を立てて魂が軋む。
反転する 反転する 反転する
ヒーローの基本骨子と言える『正義』が捻じ歪る。
ヒーロー「(駄目だ、駄目だ駄目だ!このままではっ…私は…僕は……俺はっ!)」
そんなヒーローの脳裏に声が聞こえてくる。それは決して救いを求める無辜の民の声ではない。
“憎き悪党”の声である。
カナディア『さあ反転しろ!悪の味方になれ!』
ヒーロー「(違う、違う!例え何があろうとも、“俺[人の総意]が悪に堕ちることはないのだから!”)」
ヒーロー?「違うな。『正義の味方』の反対は…」
変質した宝具により精製した銃を構え、“ダークヒーロー”は立ち上がった。「何をしに来たんだあいつは」
青橋嵐のヒーローに対する評価は冷酷だった。かっこつけて登場したと思えば自分を助けることも出来ずカナディアの手にかかる。これでは自分の二の舞ではないか。
嵐「(やっぱり自分で何とかしないと)」
カナディアにかけられた『強制』をなんとか解呪しようと試みる。操作魔術を駆使してなんとか自分の体を動かそうと全身の魔術回路を奮起させる。
カナディア「無駄無駄。まあ焦らずにゆっくり見ていきなよ。正義の味方が悪に堕ちるところをさ」
ダークヒーロー「正義……は……」
泥の塊の中から声が聞こえる。次の瞬間、泥が掻き消え中から拳銃を構えた仮面の男が現れる。
ダークヒーロー「正義の味方の反対は『悪の敵』だ」
放たれた弾丸は真っ直ぐ進み、カナディアを撃ち抜いた。カナディア「(ああ…くそ、誤算だった。こんなことなら手駒にしようとせずにさっさと自害させて焚べるべきだった)」
撃たれた本人だからこそ分かる。弾丸は体内に残留している。そしてこの弾丸は“宝具の断片そのもの”であった。
カナディア「(たらればは無意味だな。あー、死んだな…私)」
死を悟ったカナディアは目を閉じ、走馬灯と呼ばれるものを見た。
今まで破滅させてきた者達の最期。きまぐれで助けた者のやり切った顔。憎き怨敵。生涯二人だけの心を許した友の事。
カナディア「……駄目だよ、ウル。私はそっちにはいけないよ…」
そんな独り言を零し、体内で弾丸が炸裂したカナディアはあまりにも呆気なく絶命した。はい、ここまでとなります。
正直カナディアはもっと苦しんで死ぬ案もありました。でも私の表現力とダークヒーローの手札、嵐ちゃんを巻き込まないように等を考えた結果「逆にあっさり死ぬのもありじゃね?」となりました。
最期の台詞からも分かる通りカナディアは自分がしてきたこと自体は自分の罪と認めてるので地獄に落ちるとしても受け入れるでしょう。
次からとうとう『あの人』が登場しますよ。>>485
岐色「(普段解いてる人が結んだ時のうなじとか色っぽい)」
冴璃「……(何か視線を感じる)」>>467
チャパティ「足ツボマッサージとかそうだよね、痛いけど気持ちいい…まぁどっちも極端なレベルまで行くとタダの気が狂うほどの苦痛だケド」>>446
このスレ8ヶ月以上も続いてたのか…>>492
ありがとうございます。実はヒーローの反転シーンは最初はカナディアの「さあ反転しろ!〜」にノータイムで「正義の味方の反対は〜」と返すつもりでした。
しかしね、ドロテーアさんのギネヴィアオルタのシーン(危ねぇー、オルタって打とうとしたらオルカが最初に来てた)を見て「これはダークヒーローにも力入れるっきゃねえ!」となってちょこちょこと拘りポイントを入れた次第です。【CLASS】アサシン
【真名】沖田総司
【出展】史実
【性別】男
【身長・体重】172cm・56kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力_C 耐久_C- 敏捷_A+ 魔力_D 幸運_E 宝具_B
【クラス別スキル】
気配遮断_A
「暗殺者」のクラス特性。自身の気配を消すスキル。隠密行動に適している。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
【保有スキル】
心眼(偽)_A
直感・第六感による危険回避。虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。
無辜の怪物(病)_A+
沖田総司は生前に病で倒れ戦線を離れたというエピソードから、人々から「病弱な天才剣士」というイメージを持たれてしまったが故のスキル。行動時に判定を行い、失敗すると喀血ししばらく動けなくなる。これは令呪であっても解くことは出来ない。その代わりにステータスが少しばかり上昇している。また聖杯であっても、このスキルは解くことは不可能である。
縮地_A
瞬時に相手との間合いを詰める技術。多くの武術、武道が追い求める歩法の極み。単純な素早さではなく、歩法、体捌き、呼吸、死角など幾多の現象が絡み合って完成する。
最上級であるAランクともなると、もはや次元跳躍であり、技術を超え仙術の範疇となる。
単独行動_B
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。マスターがサーヴァントへの魔力供給を気にすることなく自身の戦闘で最大限の魔術行使をする、あるいはマスターが深刻なダメージを被りサーヴァントに満足な魔力供給が行えなくなった場合などに重宝するスキル。Bランクならば2日は現界可能。>>497
【宝具】
『無見・三段突き(むけん・さんだんづき)』
ランク:-- 種別:対人魔剣 レンジ:5〜99 最大捕捉:1人
沖田総司の殺人剣法。沖田総司の殺人技巧が昇華され宝具となったもの。一突きで敵の身体を三つ貫き、同じ箇所を突いた場合は事象崩壊を起こし魔術を利用した防御ですら完全な防御は不可能なレベル。宗和の心得をAランクで複合しており、初見で見切ることは不可能である。Bランク以上の心眼または直感スキルがあれば、僅かだが防げる可能性が浮上する。
『我が正義は誠の旗に在り(しんせんぐみ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:1〜200人
沖田総司の生涯の中で最も輝いていた日々の具象化。赤色のだんだら模様に下を白染し「誠」の金文字が書かれた旗が沖田総司の背中に立ち、その周囲500mに新撰組の隊士達を召喚する。その中には局長・近藤勇などの沖田総司以外の著名な顔ぶれも存在する。彼らに意思はないもののEランクの戦闘続行スキルを有する超低級サーヴァントとして現界するため、対軍あるいは対城宝具がなければ押し負ける可能性が存在する。沖田総司を倒すか旗を壊せば彼らは消滅する。
ちなみに魔力消費はかなり少ないため、へっぽこなマスターでも運用可能な宝具である。
『我が誠は不滅也(しんせんぐみ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:-- 最大捕捉:自身
最期まで新撰組と共にあろうとした沖田総司の想いが宝具として形を為したもの。聖杯戦争において一度のみ使える宝具であり、発動条件は『敵の宝具の直撃をくらう(精神干渉系の宝具はカウントされない)』か『自らの霊核が破壊される』のどちらか1つを満たさなければならない。発動すると、霊核を含む自身のステータスの全回復、敵を倒すまで切れることのないEXランクの戦闘続行スキルの付与、全ステータスのワンランク上昇が付与される。ただし、敵サーヴァントを倒してしまうと宝具の力がなくなってしまうため、かなりリスキーな宝具である。
【weapon】
良業物・大和守安定>>498
【解説】
幕末に生きた天才剣士。アルビノの肌に後ろ髪をアップポニーでまとめた黒髪、蒼い目をしたやや女性的な顔立ちをした青年。セイバー、バーサーカーにも適性を持つ。不意打ち上等、卑怯と揶揄されるような手も勝つためなら好んで使うが、女性や子供相手には優しい性格。ただし戦いを挑んでくる場合は手加減することはない。マスターの方針にもある程度は従ってくれるため相性の悪いマスターは少ないが、女性や子供を利用するような手段を取るマスターに召喚された場合はそのマスターを殺.した上で新たなマスターを探し契約を行う。魔力消費はかなり少ないため、一般人でも比較的扱いやすいサーヴァントと言える。
【制作・使用】ドロテーアアサシン沖田さん(男)です。魔力消費は当社比、兄貴の100分の1くらいで運用可能な省エネサーヴァントという優良物件。
イスカリオテのユダ、追加解説。
【解説】
世界に名高い裏切りの代名詞。彼の救世主を対価に銀貨を受け取り、ゴルゴダの丘へ誘った者。神の子の十二使徒の一人であったにも関わらず、彼の教えには余り賛同はしていなかった。
本来なら、サーヴァントとして召喚できる程の霊基を持たないのだが、裏切りの逸話と、様々な逸話が混ざり、復讐者のクラスで現界した。
ユダの復讐者としての定義は、救世主を殺した者たち、そして彼を売り渡した己自身への復讐が、ユダをアヴェンジャーたらしめている。
実は女性で、彼の救世主の事を深く愛していた。しかし、彼の愛は個人へ向けられるものではなく、万人へ向けられる平等なものであったので、聖書でもある通り救世主から送られる愛を拒んでいた。上記の教えに賛同していなかったのも、これが理由である。
自分は決して一人の女として愛してもらえる事はない。それが当たり前なんだと、そう言い聞かせていたが、マグダラのマリアの一件や、その後彼女に見せる表情が、自分に向けるものとは別ものだと悟ってしまい、自暴自棄になってベタニアのマリアが彼の足に高価な油を塗った事に対して非難してしまった。けれども、神の子はそれをを庇い、ユダを諌めた。
それが最後の引き金となったのか、彼女は限界を迎えて抑えられなくなっていた。自身の中で駆け巡る羨望、嫉妬、悋気の感情。そして、最終的に残ったのは、果てしない愛憎。
何故、自分ではないのかと何度も心の内に問いかけ、何度も問答するだけで負の感情が溢れかえり、目の前が見えていなかったユダは禁忌を犯す。
当時、神の子の存在を煙たがっていたユダヤの指導者たちに、銀貨三十枚で引き渡したのだ。>>502
【人物】
腰ほどまである赤い髪に、黄色の布地に黒い紋様が描かれたローブを羽織っている女性。
顔立ちは整っており、周囲の注目を集めるくらいの美女だが、普段は長い前髪で顔を隠している。
物静かで、クールというよりはやや根暗。死後は悲観的になっていて、自分のやる事なす事をネガティブに持っていきがち。
神の子を心底愛しており、その愛は既に狂愛にまで至っている。そして逆に、マグダラのマリアはやや敵視している。
余談だが、裏切りの合図として神の子にした接吻は、色々な意味で忘れられない思い出となっていたりする。
【セリフ】
「私を召喚するだなんて、なんて愚かなのかしら」
「余り私に近づかない事をお勧めするわ。身も心も綺麗なままでいたいでしょう?」
「『あの御方』の事を知りたい、ですか? 聖書という教科書があるのに、よりにもよって神の子を裏切った私に教えを請うなんて、本当に愚か者なのね。しかし、いいでしょう。彼の御方が如何にして偉大か、不遜ですがこのユダが存分に語りましょう」
「嗚呼、◼︎◼︎◼︎様……私は、あなたを——」
「人は罪を捨てきれぬ者。裏切りの徒(ジュデッカ)同様、己が愚劣さに懺悔し、その血を注ぎなさい——『神の子よ、我らが罪を見たまえ(イエズス・ナザレヌス・レクス・ユデオルム)』」>>505
とっても悪い子だわ…!>>505
マジかよ、魔術師って最低だな。バプロディカ呼んでやる。そう言えばですよ、アクションシーンやらの参考資料にYouTubeを漁っていたら、こんな動画見つけました。
YouTubehttps://m.youtube.com/watch?v=ksE-W4Ccbkw
ティラノvsティラノ(どちらも恐竜モード)とかもし実現したら、こんな感じになりそう……。巨大モンスター対巨大モンスターっていいですよね!
この動画のような対戦カード誰かできそうですか?>>509
クラーケンVSクラーケンとか。
獏が宝具使いまくって悪夢キメラになれば化け物度も上がりそうなのでそれとティラノを始めとした化物サーヴァントと戦わせるとか?>>515
私のエビチャーハンどこ……ここ……?>>515
バナナ忘れた!ま、待って……。もう少しで覗きが一節書き上がるから……!
ベルカはほぼほぼ二次創作だから大丈夫だ、安心してくれ(複数のベルカがごちゃ混ぜになって混乱する貌
>>527
名産品はシェドムーサ牛
こいつの乳から取れるミルクは美味でその肉は余りの旨さに思わず欲情してしまうほどらしい>>532
視聴者「どこのB級映画だww」
↓
視聴者「やべぇよ…やべぇよ…」(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル>>537
いえどっちかといえば、もっと邪悪的>>535
sanatas→santas→tassan→TASさん…!
つまり、ローマの三頭流剣闘士タスサマ!(すっとぼけ)翌日の昼休み、俺はある場所へと向かっていた。何故かと言えば、昨日の地獄を生き延びた後、リュングベルからこんなメッセージが届いていたからだ。
『明日の昼休み、xx室にて待つ。弁当は持って来い』
果たし状かよ……。
当のリュングベルは午前の授業中ずっとスマホを操作していた。何を企んでいるのやら。
少し時は過ぎ、指定の部屋へと辿り着く。扉を開けると、
裸の男2人が抱き合っていた。
ーーーバタン!
即座に扉を閉める。…………よし、落ち着け俺。今のはきっと昨日のダメージが見せた幻だ。息を大きく吸って、吐いて。また吸って………………よし。
もう一度扉を開ける。
男達が抱き合っていた。それはもうがっしりと、ガッツリと。
ーーー俺は発狂した。
何故、何故。どうなっている?俺は何を見ているんだ。
ああ、きえる、きえる、うすれていく。たもてない、じぶん、を、たもてない。
「おう、優希来たのか」
なんでこんな、こんなことに、わるいことなんかなにもしてこなかったのに、なんで―――
「ん?どうしたんだ優希。おーい?……駄目だな。悪い、ちょっと手伝ってくれ」「ああ、いいぜ」
『せーの!』
「ゴボッ!」
突然の衝撃に目の前が真っ暗になった。しかし、直後に思考回路が正常に戻る。と、同時に激痛が背中のあたりを襲う。どうやら例の2人から背中を平手打ちされたらしい。
「アァアアアアア、痛ってェェ!お前ら何してんだよ!特にリュングベル、お前俺が痛いの苦手だって知ってるだろ⁉︎」
「悪かった悪かった。だがお前がトリップしてたみたいだからな。荒療治だ」
「ハッ!そうだ、お前達一体ナニをしてたんだよ!裸の男同士がこんなトコで抱き合ってさぁ!」
「ああ、それはーーー」
「そいつは俺から言わせてもらおうか」
と、もう1人の全裸が言う。顔立ちは西洋人のもので、かなりの美形だ。物語の騎士や王子が似合いそうな感じの。
………………全裸でさえ無ければ。
「そうか。じゃあ簡単に紹介だけしておこう。この人はローラン。俺達のミッションに協力してくれる英霊だ」
「英霊……?協力?」
ローランと紹介された全裸は語り出す。
〜ローランの三行纏め〜
覗きを敢行した命知らず達の噂を耳にする。
面白そうだとリュングベルの元へ行き、そこで協力を依頼される。
色々あって裸の良さを語り合い、意気投合。
〜〜
「いやなんだよ裸の良さって!」「まあというわけで、これからよろしくな、ユウキ」
「……………なんか納得行かないけど、よろしく。ところでリュングベル。なんで協力なんて頼んだんだ?」
「昨日の俺達には、決定的に足りない物があった。それが何か分かるか?」
「覗きをしないっていう選択肢じゃないか?」
「いや違う」
即答で断言したな、コイツ。
「俺達に足りないもの、それはーーー仲間だ。強大な壁に立ち向かうための同士が、俺達には足りなかった。そこで、協力者を集めることにしたわけだ」
そこまでリュングベルが語った時、コンコンとノックの音が聞こえた。
「おーいリュングベルー、来たぞー」
「どうやら、役者は揃ったようだ。入ってくれ!」
「……他にも巻き込んでたのかよ」
呆れと疲れを感じつつ、開かれた扉の方を見る。新しい犠牲しy、もとい協力者は……。
「黒野?それと……風見?」
〜〜
数分ほど時は進み、俺達は円卓を囲んで昼食を摂っていた。俺の真向かいではリュングベルとローランが裸の良さについて熱く語っているが、アレは放っとこう。ちなみにお互いまだ全裸だ。そして風見は、何やらノートに落書きに書き込んでいる。手持ち無沙汰な俺は、黒野に話しかける事にする。「それにしても意外だな。お前達が覗きに参加するなんて」
「ああ、それはな……」
少し言い淀んだあと、黒野は語り出した。なんでも、今日の休み時間にリュングベルが2人を集め、覗きの手伝いを頼んだらしい。最初は両者共に断ったが、リュングベルがある発言をしたと言う。
『そうか……残念だ。女子更衣室って物は芸術性溢れる空間なのになぁー』
ーーーぴく。
『金髪のグラマラスちゃんや黒髪のスレンダーちゃんが、あんな事やこーんな事をしている空間なんだがなぁー?』
ーーーぴくぴく。
『絵の題材やモデルに事欠かない宝の山みたいな場所なんだがなぁー!はぁ〜〜〜あ、残念だ』
『いつ出発する?僕も同行しよう』
カザミィィン……!それで良いのかよ!
「と言うわけで、風見が乗り気になって、俺は断りきれずに……って具合だ」
「なるほどな……。お互い、大変だな」
「ああ、全くだ……」
黒野と僅かにシンパシーを感じた所で、リュングベルが声を上げた。
「よし、人も集まったことだ、早速今日の放課後に開始する。今度のターゲットは……女子剣道部だ」
な に ?
「おい、リュングベル待てよ!冗談だよな?ウチの学校でも特に武闘派が集まってる所じゃないか!」
「あー、これは俺の提案だ」そう言ったのはローラン。彼はとても大事な事を言うように、たっぷりの間を取って後を続ける。
「ーーー爽やかな汗と和装女子、良いだろ?」
「いい………」
何言ってんだろう、コイツ。あと風見も同意するな……。
「まあ……いいんじゃないか?」
黒野も了承してしまった……。小声で何か言っていたようだが、なんだったのだろうか。「今日……タ……ナ……先輩………いない」とかなんとか聞こえたが。
「とにかく、今日は剣道部へと挑戦する。これは最早覗きではない!聖戦だ!」
性戦の間違いじゃないか……?
とにかく、放課後に決行することで纏まってしまった。本当に大丈夫か……?俺の直感が警鐘を鳴らしているんだが。
〜放課後〜
『下手人を見つけたわ!』
『逃がさないわよ!』
「やっぱりこうなるんじゃないかぁーーー!」
俺達は逃げていた。それはもう、全速力で。しかし、追っ手はサーヴァントや鍛え抜いた女傑達。
俺達では捕まるのも時間の問題だ。
すると、ローランが口を開く。
「よし、こうなったら俺が足止めする。お前達は逃げてくれ!」
「何を言ってるんだ、ローラン!同士を見捨てるなんて俺にはできない!」リュングベルと風見がその意見を制する。俺はどうすべきか逡巡し、その隙に黒野が答えた。「いや、それが一番の手だ。伝説によれば、ローランは身体が途轍もなく頑丈で、剣の腕も一流。この状況を任せられるのはお前しかいない」
「でも……!」
「お安い御用だっての!」
そこでローランは走るのをやめ、追っ手たちの方を向く。
「ああ、時間を稼ぐのはいいけどよーーー別に、アレを倒しちまっても構わないんだろ?」
そう、背中越しに語るローラン。その後ろ姿は、まさしく英雄と呼ぶに相応しい、大きな背だった。
『ローラァァーン!』
英雄は走る。俺達を守る為に。
「……すまない、ローラン。お前の犠牲は忘れない」
悔しそうに黒野が呟く。アイツにとっても苦渋の決断だったのだろう。
その背を押すように、リュングベルが言う。
「行こう。俺達はなんとしても助からないといけない」
「ーーー逃がしませんよ?」
突然、ヒヤリとした声が響いた。それは切れ味鋭く、そう、まるで日本刀のような……
『げぇっ!橘先輩!』
「貴方達、な に を し て い る の で す か?」
何故だろう。とても綺麗な笑顔なのに、とても……恐ろしい。
「悪い人には、お し お き、しないといけませんね」
ドゴッ!バキッ!ドガァッ!
…………………どうやったら竹刀であんな音が出るんだろう。>>547
ごめんね……。その代わり(多分)インパクトのある登場を用意してるから肝心の覗きシーンがキンクリされておるんじゃが!? じゃが!!
唐突なゼパなんとかくんちゃんで草ァ!
>>553
一度飛鳥ちゃんのクラスの覗きを敢行しようとして京介が徹底的に妨害してからの次の別の覗きで仲間になってて「妹を覗くんじゃなければいい。むしろ同行する」ってキメ顔で親指立ててるのも面白いかもと思うのです。>>524
と、言うわけで9月19日分の話をざっと更新しました。
次は同日日中の出来事、東雲邸にお呼ばれされたお話になりますので少しお待ち下さい。>>558
スネグラーチカ「呼ばれた気がする」>>558
①女医ジャックさんによる未亡人ミニスカサンタ
②ベルセルク・オルタ・サンタ・エインヘリアル「良い子ですかー!」「良い子にならばプレゼントをあげよういち、にい、さん、ダー!」
お好きな方をお選び。>>558
それは何の前触れもなく発生した。
突如として街を襲った大寒波。豪雪に閉ざされ、外部との繋がりは完全に遮断。インフラ網は壊滅寸前となり、文字通り都市機能は『凍結』する。
この前代未聞の危機に対し、異聞帯学園のクリプター達は解決に奔走。ある者は除雪作業を手伝い、ある者は市民達の避難を支援。またある者は異常の解決に動き出し、それぞれの形で異常へと立ち向かっていった。
そんな中、クリプターの一人である黒野は除雪作業の途中ある人物と出会う。その人は――
「あたた……ねえ君。この街の人、よね? 私のそり見なかった?」
ミニスカサンタ服を着た、銀髪の外国人女性だった。
あと、何でか空から落ちてきた。
Fate/Another Youthクリスマス編 ~銀髪サンタと冬将軍~ 今冬公開?
とりあえずこんなのが思い浮かびました「今夜はあたしがご主人だよ、兄さん、いやトナカイさん!」なサンタ小青……
いやしかし普段より子供っぽさを前面に出した水着小青も捨てがたい……WASP'sパーティー「蜂達のメリークリスマス!」
とかどうじゃろ。>>570
byプラヴォ・ヤズディ>>568
あるかないかスーパームーンのクリスマスを水龍町で過ごす骸塚
だが彼に対する因縁がこの地にもやってくる
マル特の事件簿file.4レッド・ザバス
この夜彼は朱い月を見る思いつきで発言したクリスマスイベ。なんかめっちゃ盛り上がってる……?
ああ、疲れた体にファミチキが染み渡る…。
クリスマスといえばチキンは欠かせませんよね(とある地雷系アサシンを見ながら)>>532
クルサースパ「呼ばれた気がして」>>575
12回分までの戦闘は絶対に負けないとかいう蘇生よりチートくさいプロトヘラクレスとかいますし……。
だいたい敗けを認めるまで死なないとか絶対ここ例の法則に当たって見事に負けるまでセットですし。>>591
まあ、他の方の意見を参考にしてみてそれを貼らずに自分で見てよく考えてみてそれでも強いならいっそビーシュマの作成を諦めるというのも手ではありますけど……
不死性以外のとこ弱くしたい!みたいな感じだったとしてもビーシュマも大英雄ですし。てか高纏さんビッグネームをお作りになられるのが好きなんですかね?
(ビッグネームを作る時は適度な強さにするのが難しいと思う自分。原典からして強いんだからふざけんなテメェ!んなもんリレーで使えるかよ!って言いたくなる強さにどうしてもなってしまうというか……別側面でしか持ってこれないとかサーヴァントは分霊だから〜とかで出来るっちゃ出来ますけどね。)>>589
(不死性についてはあまり言えない私、沈黙を選ぶ。例・ミラーカ、オルフェウス)
>>593
あー、そうなんですか……!お恥ずかしい話、Wikipediaをザザッと流し読みした程度なのでむしろこちらが謝りたいです。……心の中学二年生が騒いでしまったのです。誓約とか、デメリット付きとか。ちなみに殆ど関係有りませんが、勝利の剣ならエクスカリバーよりティルフィングの方が好きです。
>>592
>>594
神話勢は不死持ちが多いですしねぇ……。
あ、作成サーヴァントの傾向で、でその人がどこから英雄をよく持ってくるかわかる説、あると思います。(長い)
私は小説ですね。特に去年あたりから文豪作品に手を出してから。(カーミラ、地獄変、モンテ・クリスト伯、桜の森の満開の下etc)>>595
高纏さんは中国とインドが多い印象がありますね
俺はどうだろう?何が多いかな?>>599
あ、このイメージ時代考証などは気にしない方向性で言ってます>>600
アシュ作ったのってどなたなのかしら?>>604
お?清原さんかな?>>604
因みに他の人は
空海は座禅しているだけで今でも生きている
スカサハは言わずもがな
役小角は仙人説があるくらいだし生きてるだろ?という考えマーリンとかじいじみたいなパターンあるから生死の問題は冠位鯖は別問題なんじゃろ、たぶん
あと神話や伝承の中身をそのまま受け取ったら強過ぎるのなんてごまんといるから解釈して……アシュヴィッターマン作ったのは鰐さんだった気がするけどどうだったか
あとサテライトキャノンこと頼政は冠位弓の募集してた時に突っ込んだけど、グランド周りの設定がよく分からなかったのでクロさんに冠位化する際の強化を任せてぶん投げたのじゃ
帯刀に出るはずだったクロさんのグランド鯖みてーなアポロニウスは冠位を拒んでるからグランドじゃないな!
…本当に皆の前でどっか言っちまったんですわあの人、私は誰にも縛られないって言って
時代も大体ソロモンとマーリンの間だし千里眼とか吸血鬼殺しとかグランドに相応しい実力と器があるのは本当よ
7つの星辰を司る=七惑星の固有結界は正直盛りすぎたけど>>610
受肉英霊のマスター化はルーラーで令呪を持ち越した天草だから出来た離れ業なような気もするが……そこは頭を捻ろう(そういや使い道が薄いのでボツになったけど卑弥呼様を過去を見渡す千里眼持ちとしてグラキャス候補で作ってたなーという顔)
(普通に召喚に応じるならライダーとして召喚!みたいな。)唐突だが、オルテナウス着用異聞シュタインという電波が舞い降りた。
えっ?どうやって創るのかだって?
物 理 学 者 だ か ら い け る で し ょ (ぐるぐる目)空気を読まずに道化の流儀セイバー陣営投下させて頂く!
その少女は細身でありながら、何処か肉感的だった。ボディラインをさらけ出している訳でも、肌を派手に露出させている訳でもないのに、艶かしく思えた。
「それでは、ミア・プロビデンスさん。聖杯大会に出場するに当たって、何か意気込みを」
インタビュアーの男は、眼前の少女に上ずった声をかける。心臓の動悸が止まらない。全力疾走したかの様に、体が昂って仕方がない。
少女の動作の全てに目が惹きつけられていた。桃色の唇が、細い手足が、椅子に座ろうとする時のささいな動作を凝視してしまう。
「あの、大丈夫ですか。体調が優れないのでしたら、後日でも……」
「いえ、全然大丈夫です。続けましょう。今大会において最年少ですが、緊張なさったりしている?」
「勿論です。私は魔術師としての格はあまり高くはありませんし、本当の参加者などではありませんから」
そう言うと、ミアは手の甲に刻まれたマスターの証、令呪を指でそっとなぞる。その軌道をつい視線で追いかけてしまいながらも、インタビュアーは続ける。
「お兄さんであるラウさんが突然の自殺。貴女は遺言に従ってマスター権を受け継いだ……お悔やみを」
本来、聖杯大会に出場するはずだったラウ・プロビデンスは開催地である日本にやってくる前日に飛び降り自殺をした。理由は定かではないが、残されたミアが不憫に思えてしまう。兄妹でのコンビで参加を予定した為か、妹であるミアにマスター権が移行、兄の意思を継いでの参戦という訳である。
「兄は……聖杯を得る事を願っていました。魔術師の悲願を、自分が叶えるんだと躍起になって……きっと疲れていたんです。疲れて、疲れて、疲れ果てて、私に何も言わずに突然……」
「お気持ちは察します。けれど、大変でしょう。お兄さんの夢を、ミアさんが叶えるだなんて」>>620
「いいえ、私は兄の様に優れた魔術師ではありませんが、兄が成し遂げようとしていた事を引き継ぎたいと考えています。それを兄も望んでいる事でしょう」
なんて健気で儚い少女であろうか。本来兄の付き添い程度の役割でしか無かったと聞いたが、彼女は自分一人でも戦いを挑もうと言うのだ。
「……こういう事言うのは、フェアでは無いのかもしれませんが、応援させて頂きます」
「あ、ありがとうございます。頑張ります!」
ミアは、照れくさそうに微笑む。年相応の可愛らしいその笑顔に、脳内が甘く蕩けてしまいそうになる。
この感情は何か、とインタビュアーは己に尋ねた。目前の少女への欲、だとしても少しおかしい。
―――――ミアをこの手で傷つけたい。
ミアの動作の全てが、加虐心をそそる。触れただけで砕け散ってしまいそうな四肢を、砕きたくなる。
「どうか、しました?」
「ああ、いえ、何でもありません。それでは、今日はこれで」
一瞬でもそんな感情が湧いた事が信じられず、インタビュアーは慌てて椅子から立ち上がってミアに会釈をし、そのまま部屋を後にした。早足で、出来るだけミアから離れるべく。
ミアの宿泊するホテルから一〇〇メートルほど、ひたすらに歩き続け、それから彼は大きくため息をついた。
「…くそ、なんだあの娘。何か、ムズムズしたな」
儚げな微笑みに、細い手足に、それでいて何処か艶めかしい肉体に、加虐心をそそられた。
ミアと顔を合わせた時の感情は、加虐心だった。この手でミアを責め立ててみたい、そんな衝動だった。>>621
「あーあ……行っちゃった」
あっという間に帰ってしまったインタビュアーの男の背中を思い返しながら、ミアはベッドへと倒れ込む。彼が仕掛けてこなかったのが不満と言えば不満だった。
ミアからすれば、てっきりインタビュアーも彼女の『体質』にハマって情事に持ち込んでくると思っていたからだ。
『変わっているなお前は。誰かに傷つけられる事が趣味なのか?』
ミア一人だけのはずの部屋に男の声が響く。ミアは部屋の一角、ドアの真横に目を向ける。
いつの間にか、音も無く男が佇んでいる。燃える様な赤髪、全身を包む鎧、男が現代の人間で無い事は一目で分かる。サーヴァント、聖杯戦争においてマスターの剣たる存在だ。
「お前の兄も、そうしてお前を傷つけたのだろう?」
「うーん、そうなんだけどね……クセになっちゃったと言うか……」
「呆れた女だ」
男はかぶりを振りながらも、ミアの言葉がおかしくてたまらないらしく、くつくつと笑う。
ミアはむっ、と頬を膨らませながらも、おもむろに袖をまくる。白い肌には、生々しいアザがあった。
「……本当の事言っちゃうとね、面白くってたまらないんだよ。私の事ぶったりしてる人達の事が。今までなんとも思って無かったんだけど、それに気付いたら楽しくて楽しくて」
「それで、兄を追い詰めて自殺させた、と」
「うん。エッチ下手くそだったし、傷の話だとかしたくらいですぐに壊れて飛び降りちゃったなぁ」
ラウ・プロビデンスは確かに飛び降りた。違う点があるとすれば、そうする様にミアが仕向けたからだ。
ラウはミアに日頃から暴力を振るっていた。ミアはそんなラウを精神的に追い込み、自ら命を絶つ様に仕向けたのである。>>622
ミアは『被虐体質』を持っている。彼女と接する人間は、劣情を催し、ミアへと過剰なまでの加虐心を抱く様になるのだ。長袖の服を選んでいる為に気付かないが、ミアの体のほとんどは生傷で覆われている。
「……恐ろしい女だ。そうまでして何がしたかった?」
「うん? 特に何も。ただそうしたいなぁって思ったから」
男の問いにあっけらかんとミアは解答する。彼女にとっては兄であった男の死も、体の傷もさしたる問題は無い。ただ満たされない事への不満だけが残る。
「良い言葉だ。ならば次は目標を挙げろ。お前は今、何をしたい?」
「何をしたいか、かぁ。……そうだなぁ、今までこうしたいって考えた事無かったからなぁ」
ミアは顎に手をやり数分ほど考える。その仕草からは想像出来ないほどにその内面は歪んでいる事を知る者は、赤髪の男以外にはいない。
「とりあえず、おなかいっぱいご飯を食べる事にする!する!!」
「―――――まぁ、良いだろう。それも良し、とするか」
ミア・プロビデンス。かつて無欲であった少女。暴力の中で欲を覚えた少女。
少女が聖杯へと掲げる願いは、一つ。
―――――全部欲しいなぁ。とにかく、全部。どうしてこうなった(当事者並感)
おかしいな、オリジナルよりややこしい痛い(物理的に)子出来ちゃったよ。
被虐待質は個人的に好きだからです。Mな子が。Mな子が。
大丈夫!ここではアレだから貼らないけど拷問シーンとか書くから!愉悦部があるなら策士同好会も作るべき
少なくともミアちゃんとリディアちゃんは入会不可避ヘルヴォルの宝具説明を読み返すと、ちょっとごちゃごちゃしてて分かりにくい気がしてきました……。もう少し簡潔にできるよう頑張ってみますので、書き直しよろしいですか?できる事は変えませんので。
あとついでにいくつか相談を。
この間図書館で北欧神話関係の本を読んだら、ヘルヴォルって自分でバイキングを指揮していた(それまではただの船員だと思ってました)ので、カリスマを入れてみたくなりますが、どうでしょうか?
もう一つ、これも上の本の影響と「サンダーボルトファンタジー」やらに登場する"七殺天凌"の影響なんですが、ティルフィングに精神汚染だけでなく、剣自体に魅了の術がかかっている事にしたいです、>>638
しないから!聖遺物からエネルギー吸いとったりしないから!
…………………………銀河ちゃん以外(ボソッヘルヴォル 状態変化イメージ
・非戦闘時
「マスター、朝ですよ。今日は街を案内してくださる約束じゃないですか。……もう、仕方ない人ですね」
「ワルキューレが一人、ヘルヴォル。ここに、あなたへの忠誠を誓います。この身はあなたの剣であり盾。どうか、ご命令を」
「あ、あの、マスター。私、あちらのお店へ行ってみたいのですが……」
「夕食は私が作ります。……その顔はなんですか?これでも料理は好きで得意です、ふん」
・戦闘時
「セイバー、戦闘開始します」
「では、これは如何でしょう‼︎」
「させません!」
「黙りなさい。でなければその首、切り落とす」
「この魔剣、あなたは受けきれますか?」
「敵、撃破。損傷軽微です」
・ティルフィング汚染時
「ふふ、ふふふふふふふ。もっともっと!綺麗な紅い花を咲かせましょう!」
「ああ……とっても素敵」
「あはははははははっ!足りない、足りません!」
「あなたでは物足りない。せめて、良い顔で楽しませてくださいね?」
↑第三拘束を解放して数分でこんな感じになります。第1、第2ならもう少しまともで、狂うまでの時間も長い、という感じ。>>644
正直に言えば、スルーズ達ワルキューレ組の無機質というか、システマチックな感じも好きなので、それを捨ててしまうのももったいないと思いまして……。どの程度無機質さを残すかはお任せします。辛辣な意見になってしまうが、今も生きているってことは型月的には大体世界の裏側にいるだろうから、マスターにしたい云々以前の話だと思うのだけど。師匠にしたって人理案件だから呼べてる特例ですし、天草は受肉したから出来たことですし。
彷徨海の詳細な設定はまだですか……?
>>648
果たして二部三章で彷徨海の詳細に触れる余裕があるのか、そこが問題だ
はやく!はやくシオンに会いたいんじゃが!>>647
まあシショーは無理だなと思ってます
アシュヴァッターマンは森の中を今でも彷徨っているとの事。ここでいう森が何なのかによる気がする
空海は高野山に入定したので今でも表側に居ると思う
役小角は……………伝承によると中国に行ったまま足取りが途切れている。でもあの人なら多分今でも生きている気がする>>651
あ、別にアメリカでも大丈夫ですよ?スノーフィールドに犠牲になってもらうだけなので。
でも移動拠点もいい。つまりアメリカに立ち寄っててスノーフィールドへでFA>>651
人工島デザイアに突撃するWASP移動拠点…?>>651
魔術的な人材斡旋組織としては地中海や大西洋をフラフラしてるのは都合が良さそう
依頼があればヨーロッパ以外にも気軽に足が伸ばせるし(個人的はヨーロッパ本土のどっかかと勝手に思ってました)
>>658
そうそう
そもそもこんな魔力消費やべーやつ使役できてるやつに今更魔力の危機なんてほぼ起きねーよという話ねー
全盛期ゾウケンの魔力量ってどんなもんだったんでしょうねえ>>661
山星さんに対しては便乗してる感じでのコメントのつもりだったのですが誤解させてすまない
実際はっきりと逸話あるのにそれ使わないのもったいないのは分かる真実の愛があれば所持者を守る指輪(尚守られた人物はいなかった模様)とか伝承の時点で設定倒れしてるの凄くない?
これはもう真実の愛なんてこの世にはないって暗喩なんだよ>>664
蜂ということで、クイーンビーとかどうかな。>>666
狂信者きたな…今起きた、説明を求む。
>>664
ここはあえて「ハニーポット」を提案したい
『ポット』が空母を示していて、『ハニー』が中の構成員たちを示しているという
そしてこの場合の『ハニー』といえば…>>674
浪漫は大事だってはっきりワカンダフォーエバー(鋼の意思)移動拠点ならハウルの動く城的な、移動式複合住宅とかは如何か。
豪華客船……プロトドラマCD……殺人事件……う、アタマが。
>>684
おおう恥ずかしい…。そうですね。でも個人的にスカイは残したいですね。視点主はソラですし。>>683
研究開発するのに電力なりなんなりはいるだろうしね。○子力潜水艦なら完璧やで!(どうやってそんなものを調達したのかは考えない物とする…空母より諸外国に喧嘩売る気満々そうなのも深夜テンションということでry>>690
劉禅のたくさん出る某動画を思い出した
第一回も長期的に見ると第二回もですね…
週末にとのことなのでその時に…>>699
今考えてる制限が『自分の未来は見えない』と『相手の日記形式だから相手の識字率や語彙力に左右される』と『確定じゃないからコロコロ変わる』です。>>697
まぁ、パンダロスは本人項目しかwikiに記事がないくらいだし……。>>704
私の場合エインヘリアル(倒れても条件を満たしていれば復活)が近いでしょうか。
ふふふ、最近話題に出すことが多いのでいい加減wikiに登録しようかしら。>>708
次回をお楽しみにしてます。>>704
自分の不死身鯖はアンタイオスだな
ヘラクレスのライバルだぞ(これだけry>>716
本人が認めない限り死なないと言うわけではないです。本人またはマスターが負けを認めたら即死とか
これはポンコツマスター付けて綱渡りプレイが捗るぶっちゃけリレーじゃないなら色々やりようがあるんだけどね、門番みたいな役割は可能だし
原典から見ても自分を倒すに値するなら素直に負けを認めそうな性格だし
撃破ができなくても捕獲とかはできるしね(する際のリスクは除く)
問題はそういう系の能力がリレーにおいて不平感がでるということで個人SS専用のキャラばかり増えるのもアレですしね……
>>718
似たようなセイバーがいましたね……ディオニュシス二世っていうんですけど。>>725
ん?
いや今その宝具がある前提でどうかの話なのでは?
というか持ってこないこともあるということが出来るという扱いならもう無くせばよくね?って結論が一番早くなっちゃいますよ善人だけど自死を選ばなかったのは自分が武人だからなのかな?死ぬなら戦いにおいて死にたかった的な
つまりはデオンくんちゃんには弱いと……。ピロクテテスは入るかな?(男で乙女的なアレで)
>>735
私作のサーヴァントだといつもの獏(変化)とワンチャンアバドンが雄も雌もいるからという感じでいけるかなー、という感じですね。アバドンの方が集団リンチ案件?せやな。>>735
ナタとか?
というか、普通に両性自体が珍しすぎる。
ギリシャにもう1人両性経験した預言者はいた気がするけど。こうなったら聖杯で人類両性計画を……さすれば両性貞子の理論で一人で子供が作れる筈……!(私は狂気に飲まれていた)
「両性連れてきたら負けてやんよ(意訳)」がコイツ負ける気ねーじゃねーか なのか やんわり御氏名してたのかで大分印象変わってくるな
ギリシャの2人は両性の経験があるだけで具有ではない気がする
>>742
なら、ケイ卿、ナポレオン、アルキメデスもイケるな!(中の人ネタ)>>744
全員大英雄しかいねーじゃねぇか!>>744
フェルディアっ…………………
死因が処女消失だからと言ってそれはねーでねーの?ウィリアム君は1個0,62スイスフランのりんごを握り潰してこう言いました。
「次はお前がこうなる番だ」
これが後のウィリアム・テルの伝説である。(違う)>>735
「学校の怪談」とかの集合系なら「男女が同時に存在している」のでワンチャン?>>751
やっぱりインドはイン(フレ)ド(迫力)。あると思います。
だってさ?インフレはサーヴァントも超ヤベェ奴ばっかなんだぜ?(一騎以外)。その中でそのうちの2枠をインド鯖が占めている……そういやインカ鯖もなんか言われてたな。あとスティーブさがいたらパラシュラーマの件についての返答を頂きたい。>>751
最近はインドという国自体に対粛清防御でもあるんじゃないかと思うこの日々(仏陀が悟った国を見ながら)道化の流儀ランサー陣営!
「どうぞ、座ってください」
齢30でありながら50代ほどにも思える疲れ果てた面持ちで、ジョン・ドゥはインタビュアーの男を迎え入れた。ジョンは身長185㎝の長身でありながら、存在感と呼べるモノに欠けている。ジョン・ドゥとは本名ではない、偽名らしい。
「今、飲み物を持ってきましょう」
「お構い無く。ニ、三、お聞きしたい事があるだけですから」
「そう、ですか。では、何を?」
「はい、聖杯大会への意気込みをお聞きしたいと思いまして」
「意気込み……意気込みですか。勝ちたい、と願うまでです。私は見ての通り、冴えない男ですが……チャンスがあるのならこの様に飛び付いてしまう俗人です。そんな私が都合よく勝てる戦いであるとは思えませんが」
ジョンの理知的な眼差しに、男はしばし口をつぐんだ。この痩せぎすの男との会話は些か難易度が高い。
「な、なるほど。……聖杯への願いなどは?」
「願い、願いですか。私は会いたい方がいるのです」
そう呟くと、ジョンは懐から古風な鍵を取り出した。おとぎ話に出てきそうなソレを掌に乗せ、ジョンは囁く。
「……ぐな、いぐな 」
「ジョン・ドゥさん?」
「ああ、すみません、つい。ちょっとした宗教に属していまして。歴史などない、出来たばかりの小さなモノですが」>>755
「宗教……ではその鍵は、儀式か何かに用いると?」
「そう思っていただければ」
銀の鍵を懐に仕舞い込み、ジョンは気を取り直して微笑みを浮かべた。
「話が逸れてしまいましたね。私はこの大会に優勝し、私の願いを叶えるつもりです」
「先程、ある人物に出会いたいと話していましたが、その方に会って一体何をなさるおつもりで?」
そんな問いかけに、ジョンは微笑みを打ち消した。唇をわなわなと震わせ、泣き出してしまいそうな悲痛な表情を浮かべる。
何かおかしな事を聞いてしまっただろうか、と不安がるインタビュアーをジョンは手で制し、
「私はただ願うのです。裁定を。私の行いの善悪の裁定を願いたいのです」
何処か、禍々しい輝きを秘めた瞳がインタビュアーを覗き込んでいた。一般人枠の方です。一般人枠の方です。よろしくね!
あんましこんな事は言いたくないんだけど、不死にまつわる逸話や伝承持ちだからって変に盛らないでほしいって思いがある。よっぽど上手くやらん限り、それは一方的な蹂躙ないしただの俺TUEEEを見せられている気分になるというか……。レイドボスをやりたいなら尚のことね。
正直、私のレッドライダーでもかなりギリギリのラインだと思ってるのに明らかに作者の加減で退場タイミング決められるようなサーヴァントは作るべきじゃないと思う。サーヴァントを作る自由とかその辺は尊重したいけど、それはそれとして節度を守って作ってくれって言いたい。>>758
純粋な強さとインチキじみた強さは全然違いますからねぇ。
自分の作ったサーヴァント見直したらどいつもこいつもう燃費悪いか戦闘能力無いかパッとしないかばかりだぁ。投稿します
>>760
双方市郊外廃ビル五階
午前八時五十八分
「ーーーDependence(憑きなさい)」
双方市の郊外。冬の雰囲気を僅かに感じさせる空気の夜。
中途半端に開発され、金や権利の関係で放置された区画の中の廃ビルの中でリディア・メルトは遠くの夜景をじっと見据えていた。
だが彼女が見ているのは目の前に広がる景色ではない。およそここから10キロ以上離れた場所だ。
降霊術。
霊をその身に下ろしその霊の能力を断片的に行使する魔術系統である。本来なら霊側の反発や拒絶によりまともに運用するのは難しいのだが、稀代の才能と起源を使う彼女にとってはあまり大した事ではない。
そして今、右目に宿らせた霊から借りた高レベルの千里眼を彼女は使用している。
視線の先には運転者の為に橙色の灯りで照らされた高速道路。そこから更に拡大した先に目標はいた。
「アサシン」
「どうされましたかな、我が主」
「ええ、お願いしたい事があって」>>761
少女の呼びかけに対し、即座に暗がりの中からしわがれた声だけが反響する。右目を赤く染めているリディアは相変わらず高速道路の一点を見つめながら話し始めた。
「多分後三分後ぐらいに目の前の高速道路にサーヴァントが来ます」
「サーヴァント、でございますか」
何故高速道路という場にサーヴァントがいるかは測りかねるがマスターが言うのならそうなのだろう。
「昨晩、山の方で戦闘を行っていたサーヴァントの一人です」
アサシンは昨晩、マスターが使い魔がわりに使役していた生霊越しに見せて来た光景を思い返す。
甲冑を身につける格闘術を使うサーヴァントに、剣術を使いこなす現世の機械に乗ったサーヴァント。
舗装された道路、という場所からするに観測されたのは恐らく後者の方だろう。
「それでですねアサシン、貴方はあのサーヴァントをどこでもいいから拘束してください。勿論手段は問いません。多少の街への被害など、すぐに隠蔽されるでしょうから」
人間程度では到底届かない高位の存在であるサーヴァントを相手にすると平然といいのけるリディア。
「拘束した後は私が赴きますので」
「御意」>>725
わたしなりに修正案をちょこっと考えてみたよ!
まず任意でなければ退場しないはオミットさせてください
かわりに神性持ち、神造武器あるいはAランク以上の攻撃は素通りにしてそれ以外の攻撃をランクに応じて軽減させるぐらいの効果(例 Bランクなら20% Cランクなら50% Dランクなら70%みたいな感じ)
そして肉体宝具の発動条件は相手の特定の攻撃が自分の弱点だと提示すること
一度提示した弱点は上書きはできない
この提示を相手にした時点で軽減効果が入りますが相手がその弱点攻撃をすることで効果を失う上に今まで軽減してたダメージもそのタイミングで2倍になって入る
提示できる弱点としては特定名詞は使えないとする(例 ルールブレイカーで腕を攻撃は× 宝具で腕を攻撃は〇)
また提示した条件はその発言を聞いた陣営全員に有効となるがその発言をまた聞きした場合は肉体宝具の対象にならず加えてその特定の条件を満たしたとしても肉体宝具の対象となった陣営の攻撃が通るようになるなどの恩恵もないこととする
(例 A陣営に対して条件を提示 その場にいてその弱点を聞いていたB陣営にも同様の宝具効果発動 B陣営から後日そのことを聞いたC陣営は宝具効果なし 全く聞いていないD陣営がその条件を達成するもA陣営B陣営に恩恵は無し E陣営にA陣営とはまた別の弱点を提示 E陣営条件を達成するもA陣営B陣営に恩恵無し>>762
アサシンは短く答える。
例え何を企んでいようとそれは関係ない。ただ生前の様に油断なく、全力を持って山の翁としてマスターの命令を遂行するまでだ。
その様な従者としての在り方と同時にアサシンは自身のマスターに興味を引かれた。
確かにこのマスターは歳とはかけ離れた精神性の持ち主だ。
現に邪魔をして来た相手を殺.すだけではすまさなかったし、今も無辜の人々が生きているであろう街への被害など、考慮しようとする姿勢すら見受けられない。
そんな彼女が少なくとも自分とは違い人理に名を馳せたであろう純正の英霊を前にどう相手どるか。アサシンはそこに興味を持った。
ーーー最も仕事に支障が出るほどでは勿論無いが
「地を這う愚鈍な獣は罠にかかるが道理でございましょう」
アサシンはそう言うと暗がりから飛び出し、一瞬にして風が吹き抜けたかのような速さで飛び出して行った。
後にはリディアだけが残された。>>768
うちの子バリバリ色々やってるやん……有能かよ!通常の聖杯戦争では使いにくいけどこんなの作った。聖杯大戦なら使えるかな?
【元ネタ】ネイティヴアメリカンの伝説、史実
【CLASS】ルーラー/キャスター
【真名】ハイアワサ&デガナヴィタ
【性別】男
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】陣地作成B:自らに有利な陣地「ロングハウス」を作成する
【固有スキル】空の精霊の教えA:デガナヴィタが天空の精霊の酋長から受けた啓示。窮地を脱するための智慧を授かる。
五つの魂EX:彼らの元に集まり現在のイロコイ連邦の基礎を作った五つの部族の魂。キャスターは同意を受けた彼らの霊を召喚し、協力を得られる。
交渉術C:デガナヴィタの智慧とハイアワサの雄弁で互いに同等な協定を取り付ける。>>770
【宝具】
『五つの魂は平和の木の下に(ホデノショーニー)』
ランク:A+ 種別:対侵略宝具 レンジ:1〜50最大捕捉:2〜
『我らセネカ、西の扉を守るもの』
『我らモホーク、東の扉を守るもの』
『我らオノンダガ、炎とワムパムを守るもの』
『我らオナイダ、中央の炎を守るもの』
『我らカユーガ、聖なるパイプを守るもの』
「我ハイアワサとデガナヴィタ、五つの魂を束ね、平和をここに現さん。『五つの魂は平和の木の下に』!」
彼らの元に集まり同盟を果たした五つの部族の結束の証にして具現。ロングハウスの防御力を同意を得た五つの魂の霊の数だけ乗算する。対軍より範囲が上の宝具に対してさらに防御力を+
五つの部族は対等で何か大事な決まりごとを決める時、『中央の炎』という場所に集まり全体が納得するまで議論を交わす。
彼らの間に交わされたこの誓は18世紀にタスカローラ族を加えたのちアメリカ憲法の元ともなったイロコイ憲章へと姿を変え、現在まで彼らの権利を強く守っている。
【Weapon】ワムパムベルト:議論で決まったことを記録しておく貝殻ビーズの織物。これに記録された誓は絶対であり破れない。>>771
【解説】
争う五つの部族を調停しまとめ上げ、現在のイロコイ連邦の基礎となる五部族連合を作り上げたネイティヴアメリカンの英雄。
天の精霊から争いの調停すべしと啓示を受けた知恵者デガナヴィタと争いに疲れ彼の提案を受け入れ、言語障害のある彼に代わって熱弁を振るった戦士ハイアワサの二人組。彼らは調停者であり王ではない、英霊として昇華された今も自分たちを五部族連合の代表にすぎないと考えており、連合そのものが一つの英霊であると認識している。穏やかで平和を願い、聖杯に対する願いは薄い。マスターに対しては同等な立場の同盟者として接し、尊重する。
「我が部族は他の部族と結束すべき時、悪習を蘇らせ互いに相争った。ならば衰退は必然であったのだろう。しかし、それでも愛しき子孫たちの未来にささやかな幸いを願うことを許してほしい」対アメリカ人特攻のアベンジャーチーフテンを作っていたのを思い出したがどこにもいなかったマン
槇島宗生は改造人間である(ないです)
英字表記する際はMaximum Neoにしないと怒るちょっと残念な18歳(と思われる)
そもそもこの男、高校に通っていないどころか戸籍や両親、果ては記憶もない。外見的特徴から多分日本人で18歳くらいだろう…というノリである
とにかく常に空腹でよく食べる……が味覚障害かってくらい調味料を振るので料理人に嫌われるタイプ
その訳は新陳代謝に由来するカタチの自然治癒力の発露である。平均体温は39度9分。味覚には異常がある訳でなく精細に感じ取ることが出来るが、その治癒力の高さから刺激物を求めがち
得意技はマッハパンチ。真にマッハ1のスピードを叩き出す高速の拳である。衝撃波を狙って飛ばすソニッムゥウブも練習中だ!
燃費の悪さに反比例するように異常な回復力、治癒力を持っており、それは内在する魔術回路にも同じことが言える。量、質共に最低評価のE判定を受けるが使う側から全回復する(これは量の最大値がEであることも一因)ふと脳裏をよぎった槇島宗生って思い返せばイニシャルM.Mやんけ!ということに遅ればせながら気付いたのでカタチにしたかった(雑
元施設関係者にしてWASPぜったいつぶすマン(つぶせるとは言ってない)にするのもいいかなって……カルロスさん!こんな戦闘員いりませんか!?あと昨日の話で思ったのは豪華客船をビーハイブ(号)、本体の潜水艦の名前をクイーンビーにして両取りすればええのでは
>>792
確かに“森を滅ぼす災害”だと考えれば相性抜群ですね。>>790
だってあのセイヴァー、ラジエルの書で宝具の持つ権能を無効化して、昇天宝具放てば大概終わっちゃうくらい規格外だから……。>>798
私が作った空野家の人々の中でメンタルが1番強いのはお母様ですね(自分が死ぬとしても1人でも優秀な子を産むスタンス等)
ちなみに蘭猫のメンタルは強い方ですがトラウマ抉る系には弱いです。修行時代の記憶見せるだけで「もうやだー!!」って叫びます。>>801
即興ですが、お納めください。
【名前】フィアナ・バックヤード/デクスター・バックヤード/
【年齢】12
【性別】女
【属性】中立・中庸/善
【身長】175cm
【体重】55kg
【特技】やらせればだいたい何でもできる(フィアナ)/体術・壁走り・フリーランニング(デクスター)
【好きなもの】親友、兄さん(兄貴)
【嫌いなもの】親友・肉親に危害を加えるモノ(フィアナ)、無茶するヤツ(デクスター)
【起源】(フィアナ)解く/(デクスター)組み立てる
【魔術属性】(フィアナ)火・風/(デクスター)土・水
【魔術系統】(フィアナ)視覚魔術、解体の魔眼/(デクスター)強化魔術、再成の魔眼
【魔術回路の質・量】質A+ 量A+>>802
【能力】
フィアナは、あらゆる事象をバラバラに出来る『解体』の魔眼を持つ。
構造が複雑なモノほど解体しやすいが、単純なモノは解体するのに時間がかかるという弱点を持つ。
唯一解体できないのは『兄』と『両親』。
兄と同様に視覚魔術を使用出来るが、魔眼の力が強すぎるために最長30秒ほどしか発動できない。
デクスターはレンジ内にあるモノを全て『元通り』にすることが出来る(直に触れて発動すればもっと早い)。
あとは、強化を何十にもかけた後に体術を駆使した殴る蹴る極める投げる噛みつくの暴力を使う。
【設定】
ユージーン・バックヤードの妹。
透き通るような肌と鮮やかな紅色の髪、綺麗なエメラルドグリーンの瞳を持つ少女。
しかし、その裡は平気な顔で他を利用する腹黒さと、誰かを思いやる良心が同居している。
「『騙して悪いなぁ』と思いましたけど、まぁ、『終わりよければ全てよし』ですよ」>>803
兄や親友に対して笑顔で辛辣なことを言うが、実際のところ信頼/友情の裏返しだったりするツンデレさん。
やらせればだいたい何でもできる天才肌。
『フィアナの男性人格、デクスター』
粗野で荒々しく、大雑把。しかし、その裡に確かな優しさを持つ。意味もなく暴力を振るう訳でもなく、殴るべき相手を選ぶ位の分別もある。
デクスターが表に出ているときは、エメラルドグリーンの瞳が血のように真っ赤な色に染まる。
ユージーンに対しては『忠犬』。親友に対しては『気のいいアンちゃん』。といった感じのスタンス。
主人格であるフィアナに対しては、何かと世話を焼いている。
二人とも、魔眼を継承することに関しては同意しており。フィアナは「少し怖いけど、一族の願いに繋がるのなら本望」。デクスターは「別に構わないけど、収集用具のデザインはもうちょいどうにかなんねーのか」と思ってる。>>801何人もいていいですよね?
【氏名】リック・バックヤード
【性別・年齢】18歳
【身長・体重】196cm・91kg
【国籍・出身】ユージーンと同じ
【所属・役職】時計塔・商売人
【趣味・特技】好感度チェック、妹と遊ぶ、鑑定、金儲け
【好きなもの】金、家族、浪費
【嫌いなもの】倹約
【外見的特徴】筋肉質、桜色のメガネ、ギラギラと輝く奢侈の魔眼、二つの心臓
【解説(人物】
バッグヤード家次男。ユージーンの弟、フィアナ、デクスターの兄。生まれながらにして何故か心臓が二つある男。そのおかげか血の巡りがよく、病気になった事がなく、普通の人よりもきつい仕事を軽々こなす
金儲けが好きであり、金が好き。この貨幣に価値を見出し、人の欲望の根源にある金から根源に至れないか?と毎日研究している異端の魔術師
最も視覚魔術に対する適性がほぼなかったのも影響しているが
普段は時計塔で鑑定業(許可はしゅとくしている)を行い金儲け。その腕は確かであり色々な人(兄も含めて)依頼が来る
家族との関係は良好だが、双子の妹であるフィオナとデクスターが時々入れ替わるのは心臓に悪いからやめてほしいと思っている
魔眼を継承する事には同意している(家の方針と逆らうような根源への研究しているのも負い目としてある)。ただし、いくら仲が良い家族で悲願を達成する為と言えどもお金は払って欲しいと思っている
「ほら日本の諺にあるだろ?親しき仲にも礼儀ありって奴」>>806
【使用する魔術】金銭魔術・奢侈の魔眼
【属性・編成】土
【魔力量・質】B・C++
【起源(補足】放出
【礼装(補足】商売で集めた礼装や触媒
【解説(能力】
金銭魔術はイタリアルネサンス期から発祥した魔術。宝石魔術の亜種の様なものであり、金を触媒として『その金に人はどれだけの価値を見出しているか?』を利用。その価値が大きいほど大掛かりな魔術を使用できる。その際金は消えてしまうが、リックは稼いだ金は浪費したいという事で全く問題はない
彼の魔眼は見ている相手にやろうとしている事に必要以上に労力をかけさせるという物
魔術を行使するなら必要以上に魔力を消費させるといった感じで。リックはこの魔眼を商売において金を出し惜しみしている奴に使う
【制作・使用】リドリー陣営
【出演・従者】>>774
ルーラーとキャスターのダブルクラスというわけじゃなく普通の聖杯戦争ではキャスター、抑止力に選ばれた場合はルーラーという意味で書いています>>807
多重人格にするつもりだったのにいつのまにか金の亡者になってたでござる
使用例としては英霊召喚の為の触媒販売とかです>>774
えぇ、そうです液体さんですー(言えない、全然知らないなんて言えない。wiki探してもそれらしい情報なくてまさかの被りに焦っているなんて言えない)前ふざけて出した彼を改造してバックヤード家にしよう、そう思った私であった。
アンセルフヲーニュ・ペンドフィーリア・ロリフェッティ・ショウ・ジョースキー・バックヤード
年齢:18歳
性別:男性
身長:222cm 体重:177kg
特技:仁王立ち
好きな物:プロテイン、お花への水撒き
嫌いな物:不健全な肉体・精神
魔術回路:質:B+/量:D/編成:正常
起源:紳士
【解説】
バックヤード家の末っ子。御家での魔術的研究、活動を一切せず、世界を股にかける人物で、災害に遭った町や村などで救助活動をし、その後の生活も支援している謎多き男。
詳細は容姿だけ明らかになっており、その他は全て不明。国籍の方の真偽は不明だが、救助し少年少女たちには「魔法少女の国から来た」と言っている。>>811
【人物】
スキンヘッド、強面、筋骨隆々、ボディビルダーの如き肉体のテカテカ具合、褌一丁の巨漢。非常に威圧的な容姿に加え、言葉も余り発さない。
しかし、そんな容姿とは裏腹に当人は困っている人を助けにはいられない性格で、天災だろうが何だろうが助ける為に躊躇なく突っ込んでいく。
男女平等に厳しく、しかして優しく。子供にはやや厳しく、けれども壮大に優しい。
肉体の鍛錬を欠かさず、自然と知恵を活かして極限まで筋肉を鍛え上げる。それが半ば彼の人生でもあり、ある種の喜びの一つ。
お花を育てる事にも一切怠らない。象さん型のじょうろを愛用。
座右の銘は「唯我独尊」。
【能力】
これでもバックヤード家の血筋なので魔術にも精通はしており『気流の魔眼』と呼ばれる浄眼とは異なる、魔力ではなく人に流れる気のエネルギーを認識する特殊な眼を持つ。これにより、己の気の流れを操り、身体能力などを向上させる。
そして己の肉体。振るわれる四肢は森羅万象凡てを圧倒する……と噂されている。>>812
・マッスルパンチ
凡てを破壊する正拳突き。超強い。
・マッスルキック
凡てを薙ぎ払う蹴り技。超ヤバイ。
・マッスルチョップ
凡てを切断する手刀。超危ない。
・マッスルヘッド
凡てを粉砕する頭突き。超怖い。
・マッスルプレス
凡てを圧し潰すのしかかり。超マジ卍。>>818
そうですね、年齢は今のところ「紳士」にしておきましょう。>>805
了解しました>>763
アイデアをありがとうございます。自分の作ったサーヴァントにめっちゃ愛着湧いたりするよね…私のユーウェインは最高なのよ!!(ランスロット相手に負けた逸話を知ってマッチメイクした貌
ガウェインに誤殺されたりカムランでモードレッドに殺られてたりとか知らんかったわ! 知らなかったのだわ!(今更>>824
近頃獅堂さんをイケメン女装ボーイにしたいんじゃが大丈夫なんだろうか。イコマさんに相談しなきゃ……。二重ぐぬぬ…
あ、そういやユーウェイン卿って二人いるんですよね。
私生児ユーウェインと獅子を連れた騎士ユーウェイン
ガウェインに殺されたのは私生児の方だったかな?>>835
血の薔薇……サイコ系魔術師……はっ!(作らないです)
ブラッディメアリー……はっ!?(作らないです)>>835
聖闘士◯矢……魚座……アフロディーテ……薔薇……。うぅぇい。いっぱい案が出ているでござる。
えっと…誠に申し訳ないのですがあまり多いとユージーンとの兼ね合いが難しくなるので全員は採用できないです。すいません。>>841
属性過多と言われると確かに〜ってなる。よし、じゃあそっちの方向で行きましょうか。
(彼女には切り裂きジャックとして大活躍してもらいますよ……街の人達への被害がパナい。)>>843
主な出来事(イヴァンまたは獅子を連れた騎士)
・"不思議な泉の黒い鎧の騎士"の噂を聞いて旅に出る。
・泉の守護者であった黒い鎧の騎士を一騎打ちにて倒し、その妻に一目惚れする。
夫人の侍女の策によって二人は結ばれる。
(・ユーウェイン卿の帰りがないと探しに来たアーサー王の一行と衝突、互いの正体に気付かぬままケイ卿を打ち果たし、ガウェインと半日打ち合った後、正体に気付く
・宮廷には戻らずそこにとどまることを決める)(マビノギオン)
・ガウェインに誘われて三ヶ月の冒険に出る、だが夢中になるあまり三年の月日が経つ
・侍女から夫人の失望を聞き、失恋のショックで全裸で野山を駆け回る
・その後モルガンの薬により回復
・あてもない旅の途中、蛇(もしくは二人の騎士)と戦う獅子を見つけ、それに加勢した後に友情が芽生える。
・その後、戦争に苦しむ夫人を助ける為に敵国へと乗り込む、二十四人の夫人を捉える騎士と一騎打ちをし勝利する、とある国を脅かしていた巨人を討伐する。など功績を重ねる
・その後件の侍女が火刑に処されかけるのを助ける
・その後色々あって夫人と真の恋人になるめでたしめでたし
などなどクリスマスイベはシークレットサンタにしよう。
そういえばサンタなら幻霊のご本人様がこのスレにいたような
サンタクロース
言わずと知れたクリスマスの英雄。
世界で信仰される、一夜限りの聖者。
今回はキリストの生誕祭やモデルの聖ニコラウスではなく、子供達の願いの結晶、家族愛の守護者、全ての人の幸福を願う聖人の側面が強い。
「ふむ。願い、か。願いを叶えるのは私の方だからね、これと言ったものは無いのだが、強いて言うならば、遍く家族に団欒の火と、穏やかな笑顔のあらんことを。それは、真冬の夜に飲むスープの様に、人を芯から暖めてくれるものだからね」
「嫌いなもの、か。うーむ、そう言う事は、サンタが口にするべき事では無いなぁ。しかし、ひとつだけ。人の幸福を踏み躙り、あまつさえそれを愉しむ様な存在は許せないな。もし会ったのなら、私はそれに全力を以って立ち向かおう」
「ふんっ!」
ブチブチブチッ
音を立てて服が破れる。そして彼は、己の肉体を解放する。筋骨隆々、見事に鍛え上げられた鋼の身体。それがサンタクロースの真の姿。
「悪い子にはーーーお仕置きだ」>>852
スッ(山星さんのやりたいようにするのです…という顔)
スッ(少なくとも最終戦でダイナミックエントリーでもおいしいし、ボロボロになって帰って来たノアさんを心配しつつも泣きそうな笑顔で「お帰り」って返すのも良い…と言いたげな顔)因みに某漫画でクリスマスは聖ニコラスにとって最も肩身が狭い日だそうです。
>>855
なんとなく聖ニコラウスを軸にして、「サンタクロース」という幻想が集まったようなイメージで考えてました。>>862
(分かる)(握手)>>859
『皆宮三雲』15歳 彼女持ち
仕事はまじめでそつなくこなすが、そのせいでマル特時空では後始末を押し付けられる運のない男……。
悪いやつじゃあないんだが、天然パーマ位しか特徴のない……影のうすい男さ。(同僚並感)>>859wikiのノアさんの好きなものに天パの〜とあって、それが多分三雲くんのことを指してるのだと。
>>862
(実はワシもなんじゃよ)考えてみたけど、悪役令嬢ってキュケオーンに当てはまるよね。
主人公=スキュラ
悪役令嬢=キュケオーン>>868
サンタさんに一票>>868
どれも見たいけど……ここは、サンタさんで!>>878
みたいです(鋼の意思)>>857
それキリストが懺悔室行くやつじゃんそういや週末にしようぜ!ってなってた呼びかけの話はどうなったんですかね?
ランチャー陣営さんが最近来てなくて本編進まないからそれをどうするかって話でしたかね
>>886
来るのをゆっくり待ちましょう(一応催促は送っておくべき)
大戦用のアーチャーを設定中……………キュロス君には変わってもらおうと思っていますが大丈夫でしょうか?普通に忙しい人も多いですからねえ
ランチャーさんは特にリアルが忙しいタイプの人みたいですし他にも九終の中華さんや伏神のダムスさん、あともしダムスさんが戻ってこられなかった場合も考えてコンプレックスさんも呼び込むべきですかね?
あ、でも伏神ってまだ余裕あるんでしたっけ?年末が近いし、忙しいのかもしれませんね……
仮に進めるなら、委員会さんによる、忍者視点で迎撃される様子を描く辺りかな。
ツタンカーメンが宝具使わず狙撃してくる位なら此方で動かしても大丈夫そうですし。忙しいなら忙しいと一言くらい言ってくれればいいのに
>>893
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ Go! go!では…、
9月19日────東鬨市、住宅街
祝日の市街地は意外にも閑散としている。
久方振りの三連休は人々を旅行やレジャーへと駆り立てたらしく、朝方向かいの家から御家族全員で何処かへ出掛ける様子を見かけた。
おそらく他の家もそうなのだろう。澄み渡る程の快晴、暑くもなく寒くもない快適な気温。
────絶好の旅行日和だ。
それは朽崎邸の若き主人も例外ではなく、誉は朝早くに二人に家の鍵を押し付け県外へと出掛けていった。
詳しい行き先は伝えず、「夕方には帰ってくる」と告げながら。
住宅街を賽の目に細分する道路を下っていく。
右手にはスマートフォン、画面は次の進行方向を指し示す。
「50メートル先、分岐を右方向です」
そんな平坦な女性の声が流れて。
右へ行けと言われれば右へ、左へ行けと言われれば左へ───彼らの足はオペレータの指示のなすが儘である。>>893
(無言のええんやで)>>895
地図アプリを駆使して亥狛達が向かう先は東雲邸だ。
一昨日の戦闘後に東雲玲亜が集合場所として彼女の家を提案した為、半ば御呼ばれの形で向かう事となった次第である。
玲亜から渡された紙に書かれた住所を今日改めて見て、意外にも東雲邸は朽崎邸からそれほど遠くない、と亥狛は思った。
距離にして二キロにも満たない二つの豪邸は、高級車が軒を連ねるブルジョワな住宅街にて異彩を放つ二大巨頭と言ったところか。
「東の東雲、西の朽崎ですねっ」
と隣のランサーが訳の分からない事を口走っていたが。
────きっと相撲の見過ぎだろう。
亥狛は深くは突っ込まない。
波のような坂を数度登り、住宅街を少し抜けた離れに東雲邸は居を構えていた。
外壁は高い煉瓦で覆われて、周辺からの無粋な視線を完全に遮断する。
そんな厳かな外壁を伝って正門へと向かう最中、二人はスーツ姿の二人組が東雲邸から出てくる所を見た。>>897
額に汗を流す精悍な顔つきの男達は、半ば逃げる様に門の手前に着けた車に乗り込んで。
「ったく遣り辛いったらありゃしませんよね、何で十代そこそこの餓鬼に頭を下げなきゃならないんすかね」
「言うなよ、一応得意さんだぞ……とは言え取りつく島もなしとはこの事だな」
「先代の方が余程寛大でしたよねーーーっ!もう東雲のお零れは期待しない方が良いのかもしれんっすわ」
そんな捨て台詞と共に、小綺麗な車は市街地の方へと溶け込んでいった。
遺されたのは微かな排ガスの臭いと、彼等の感じの悪さが齎らした無性な苛立たしさだけ。
「何だったんだろうな、アイツら」
「セールスマンか何かですかね?恐らく私達とは無関係でしょう」
そんな事を話しながら、気付けば東雲邸の正面口だ。
聳え立つ鉄格子の門。
柵の隙間から彼岸の景色が垣間見る事が出来たが、東雲邸の全容を計り知る事は叶わない。
────流石は東の東雲邸、やりおる。
そんな誰目線ともつかぬ思考を巡らせながら、亥狛は背丈を優に超える門の扉を開く。
金属同士が鈍く擦れる音と共に、門はゆっくりと開門していく。
扉の向こう側は正しく『異世界』だ。
住宅街の都会的な生活音は、一歩踏み込んだ時点で気にならなくなった。
人の気配の無い霊山のような、特有の濁りのない静謐さは、二人の侵入者を何も言わずに受け入れてくれる。
それが魔術的な付与(エンチャント)か、もしくは心理的な作用かは定かではない。>>898
然し。
自然に根差す存在である亥狛にとって非常に心の安らぐ空間ではある。
少なくとも一昨日の駅前で感じた息苦しさは無かった。
「────」
久しく感じていなかった、故郷に似た匂い。
静かで、マイナスイオンに満ちた極小の森の空気を肺いっぱいに吸い込む。
自然と足取りはコンリクートの上より幾らか早足となる。
門の先へと続く小道を只管進んで二分程。
漸く東雲邸の本丸が姿を現した。
東鬨の地を仕切る管理者の邸宅なだけあり、その様相は壮観の一言だ。
モダニズム建築の巨匠が手掛けたとされる館は、敷地面積三千五百平米。地上二階建ての洒落た洋館である。
無遠慮な様で整然とした森とは対照的に、洋館前の庭は手間の掛けられた美しさを感じさせる。
ここにゴールデンレトリバーの一匹でも解き放とうものなら、欧羅巴の高級官僚の優雅な休日的な絵面が完成してしまいそう。
「首相官邸かな?」
「まさか是程までとは……東雲家の財力には驚かされるばかりですね。
誉の館よりも一回り大きいのではないでしょうか?」
「朽崎邸はアレで別邸って言うんだから規格外だよな。本当金銭感覚が狂いそうになって困る。
────まあ家の大きさなんて比べても何の意味もない、比べるだけ損ってもんだ」>>899
「いらっしゃい────そろそろ来る頃かなって思ってた」
エントランスホールで待ち構える東雲玲亜。
表情は今一つ浮かない。屋敷の煌びやかさとは正反対と言ったところか。
ホールは吹き抜けで、遥か上空で豪奢なシャンデリアが天井を彩っている。
目の前にはサーキュラー階段があり、材質は何度も漆を塗り重ねたかの如き濃い色合いの黒木材。
───後に彼女の口から語られた余談ではあるが、あの階段の材質は青黒檀というものだそうだ。
兎に角。完全な欧風屋敷かと思われたそれは、その実、和の雰囲気も随所に込められた和洋折衷な館であった。
「今日は珍しく来客も多いからもてなすのも一苦労ね。いつもは誰一人こんな古惚けた幽霊屋敷に来ないから」
そう言って肩を揉む仕草をする玲亜に、
「スーツ姿の男達がそそくさ出て行ったけど、アレもお客さんか?」
「ああ、見てたの。……アレは賃貸営業の方。一部の空いた土地の運用をウチに任せて貰えないかーって態々来たんだけど」
彼女の顔は少々苦味を帯びている───察するに良い返事はしなかったのは明白。
「丁重にお帰り頂いたわ。管理の手間が省けるのは凄く魅力的なんだけどね……霊地である以上普通の業者には任せらんないじゃない?下手に弄られて流れが変わろうもんなら洒落にならないもの」
「因みに、下手に弄っちゃった場合の損失額ってお幾らになるんでしょう?」
「両手で数えて左小指だけが残るくらいの額よ、笑えないでしょ?」
それでも軽く済んでる方なんだけどね、と付け加える。
「本当なら今日はキャスター捜索の筈だったんだけど、ちょっと事情が変わったみたい。────取り敢えず中で話しましょっか」>>900
東雲邸の中を、玲亜の案内で歩く。
暫し無言が続いたが、何か話しを繋げようと亥狛が沈黙を破る。
「さっきの話だけど。
……街の管理って誰かと一緒にやってるのか?」
「ウチは東雲の魔術師が自分しか残ってないから、基本一人よ。でも第三者や関係者に委託する家もあるみたい。
実際私もお父様から管理運営を継いで直ぐに分家筋から共同管理のお誘いがあったんだけど───無理言ってワンマンで遣り繰りさせて貰っちゃった」
それはとても不合理に思えた。
人間であろうと────仮に化け物であったとしても、一人で出来る事は限られている。
人は全知全能の神では無い、全てを見通す眼がある訳でもない。
故に労を要してしまう。その辛さを分業により分割する事は出来れど、苦痛の総量そのものを減らす事は不可能だ。
東鬨の地を管理し、龍脈を調べ、流れを滞らせる事なく利用する。
口で言うのは簡単だ。
しかしそれを一人で行うのは途方も無い苦労に感じて。
「───誰かに委ねようとは思わなかったのか?
魔術の事はズブの素人だけど、それが途轍もなくキツい役目だってのは何となく判る。
普通なら、その提案は受けるべきだって思うんだが」>>901
彼女の決定を否定するわけでは無い、ただその方が楽なのではないか?
そう思ったが故に、漏れ出た言葉。
彼女の身を案じての言葉だと理解したのか、玲亜は声を荒げる事もなく落ち着いた声色で。
「…私はこの街を管理する主として、どれだけキツかろうが私自身の手で管理するわ。
責任、というよりも……この地を任された以上、泣きをみるなら自分のポカで泣いた方がよっぽどマシだと思うだけ。『アイツのせいで』だなんて恨みながら生きるのなんて、そんなの嫌」
彼女は此方に振り返る事はない。
言葉だけが後ろに向けられていた。
至って強い語気ではないにも関わらず、それは言い様のない強さを孕んでいた。
亥狛も、ランサーも。今の発言には決意の滲んでいたと気付く。
それ以降は、その話題が続く事は無かった。
それ以上の追求は彼女の柔らかな所に触れる。そう無意識に察知し、口にするのは憚られたのだ。
また先程の沈黙が再来し、柔らかな高級絨毯の上を踏み込む感覚だけが確かなものとなる。
その彼女の『柔らかな部分』を亥狛が知る事になるのは、もう数日後の話だ。>>902
「ここでちょっとだけ待ってて」
そう言われて通された場所は、この洋館の応接間にあたる部屋であった。
客人を迎える部屋なだけあり、その品の高さはエントランスホールの比ではない。
やんごとない壺や絵画が部屋を華やかにし、且つそれが鼻に付く印象はない。
その中心にどん、と鎮座するのは革製のソファー。そして少々年季の入ったテーブルだ。
ランサーはまじまじと部屋の中を観察している。まるで始めて大道芸を見に来た子供のような表情。
座っていながら視線は泳げたいやきくんなランサーを見ながら、亥狛は改めて思う。
絵に描いたような騎士の体現者でありながら、このランサーは少々抜けたところがある。
戦闘時や警戒時など締めるべき所ではなりを潜めるが、気持ちが弛緩した場面でそれは顕著なようだ。
────人の家で良くゆっくり出来るなぁ。こう、尻尾の辺りが落ち着かんのだが。
ランサーとは対照的に、他人様の家では借りて来た猫の様になる亥狛の前に、紅茶と御茶菓子が運ばれる。>>903
そして御茶菓子と共に、何やら紙束も一束。
見たところ唯のコピー用紙だが、見慣れぬ文字がずらりと書き殴ってある。
「……なんだこれは」
「昨日アーチャーに他の目ぼしい箇所を虱潰しに探索して貰ってね───キャスターの拠点を見つける事が出来たの。
ソレはその拠点にあった遺留品、ってとこかしら。……つまりはキャスターの手記ね」
自分で淹れた紅茶を飲みながら、「ん」と、そのコピー用紙を読むよう促して来る。
まるで「読めば判るよ」と言わんばかりに。
亥狛は恐る恐る手記を手に取り表紙や中身をパラパラさせてみると。
中に書かれた文字は日本語でも英語でもないらしい、最初のページを数行読む努力をしたが結局諦めた。
隣で悪戦苦闘するマスターを見かねたのか、ランサーが顔を覗き込んで。
「……あぁ、これはハイチクレオールですか。
ラテン語記述なんで文法的には日本語に比べればよっぽど親近感、と言いますか…読ませていただいても?」
と一目見てすぐに看破した。>>904
聖杯からの知識は日本から遥か彼方の国の言語すら網羅しているのかと、亥狛は隣のランサーがいつになく博識に見える。
「英語が読めるって密かな自慢だったんだけどな」
人狼の里は欧州の山脈地帯にある。
その為英語が話せるのは当然と言えば当然なのだが、其処は決して申告しない亥狛なのであった。
「御心配なさらずとも、第二言語があるだけでもとても素晴らしいと私は思いますよ?
それにサーヴァントである私の能力はイコマの能力に同じです。私は貴方の槍であり、従者であり、偶には優秀な通訳でもあるのです」
「釈然としない……」
気を取り直して、ランサーは一文ずつ丁寧に文書を読み上げていく。
其処に記された内容は、魔術師の英霊が此の地に呼び出された時点からを具に書き記した貴重な記録だった。>>905
『8月27日、気が付けば私は此の地に居た。
自身が道半ばで息絶えてから幾星霜、英霊の座から呼び出されて顕現したのは我が故郷とは遠く離れた極東の国だ。
然し、どうやら私は正規の召喚で呼び出された存在ではないらしい。
我が霊体が此の地に根付いてから今此の時点で、私の前に誰一人として主人を名乗る者が現れないのは一体どう言う事だろうか?
抑止力、という可能性も考えられるが生憎その様な契約は結んだ覚えはない。
世界から例外的に召喚されない限り、サーヴァントには要石としての存在であるマスターが必要不可欠であり、逃れ得ぬ絶対条件だ。
故に。
私は半ば確信に近い仮説として存在を現さぬマスターの探索と、それと並行し聖杯の調査に乗り出すことにする。
以降私はその仮想の主人を「第七のマスター」と称し。
それについて判明した一切の事実を、此処に書き記そうと思う』シドニーにて、手番を高纏さんにパスしました。
ご確認ください。あ、後大戦用のアーチャー今できました
質問とか強くね?ってところあったら言ってください
【クラス】アーチャー
【真名】神日本磐余彦(カムヤマトイワレビコ)
【出展】日本神話
【性別】男
【身長・体重】基本178cm・基本64kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力A+耐久B+敏捷C魔力A幸運B宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力A
単独行動A+
【ユニークスキル】
変化(柱)EX 農耕神や海神、指導者や化生など様々な側面を使い分ける。それぞれの面に応じてステータス、スキルが変化したり追加される。高すぎる神性を封印する代わりに持ってこれる(その為神としての側面を出したとしても神性は得られない)
カリスマA+
魔力放出(変)A 変化(柱)に応じてその属性が変わる>>911
【宝具】
『金鵄霊弓』
ランクB++種別対軍宝具レンジ10〜100最大捕捉500人
神武東征の際、長髄彦の軍勢と対峙したときに降臨した黄金の鵄。八咫烏と同一視されている存在であり、八咫烏と同じく神に属する存在
真名解放と共にアーチャーの持つ弓に降り立ち、融合。その際雹が降りしきり、雷光の如く光煌めく。この光に当たった敵は行動不能となる。その後融合した弓の放つ矢はこの光と同様、当たった敵を行動不能にする。また日本出身の者なら必ず行動不能に出来る
ただし、『神の威光をアーチャーの実力とカリスマを混ぜ合わせて放つ物』なので、神性を持つ者や、「反骨の相」と言った精神耐性スキルを持つ者には効きが悪くなり、ある程度抵抗する事が可能となる
『荒神封緘・武甕雷』
ランクA+種別対軍宝具レンジ0〜50最大捕捉500人
アーチャーが持つ剣。その正体は神がその姿を剣に変えた物であり神造兵器ならぬ変神兵器
刃は武甕雷の権能である神雷により封印されており、刃を基点として神雷を自在に操る事が出来る。また雷を纏っているが故に剣本来の刃渡りが分かりにくく、相手にとって何処までが攻撃範囲なのか分かりづらく出来る
この状態だと『天地動乱・日本東征』を使える。両手に持ち全力で振り下ろす事で斬撃を飛ばしながら、雷及び熱が発生し、範囲内の生命体に三重の傷を負わせる
『荒神解放・布都御魂』
ランクEX種別対界宝具レンジ無限最大捕捉斬撃の範囲内全員
武甕雷の封印を解いた真の姿。布都とは斬撃音を表しており、この剣は物質は勿論のこと概念、時空、因果、事実と言ったあらゆる物を斬る事が出来る。またこの剣はアーチャーが斬りたいと思った物だけを斬る事が出来る
ただし、この状態だと膨大な魔力を常に喰い、日本神話屈指の実力者であるアーチャーと言えどもこの剣を押さえつけ続ける事は不可能。故に少しの時間が経つとまた封印しなければならない
そしてこの状態ではアーチャーの奥の手として『天地開闢・神人乖離』を放つ事が出来る。その一撃は神代と人代を分け隔つ物。あらゆる因果を斬り伏せ、あらゆる概念を乖離させる国定めの一撃。一度しか撃てないがこの斬に勝る神秘は無し。放たれたその後には国が産まれるだろう>>912
【解説】
日本神話・日本史に登場する日本を始めて統一した初代天皇。一般的には神武天皇という御名で知られている
神と神との息子であり、本人も神に連なる者なのだが、人として日本を納めていた事から人としての側面を強調する事で召喚される
彼は民草の未来を思う。何故こんなにも思うのか本人も分からない。だが事実として彼が神代と人代を分け隔て、日本の神秘は徐々に衰退していったのだ
民草の未来を大切にしたいと考える基本善良的人格の持ち主であり、余計な犠牲は避けたいと思っている
だが、民草の未来を大事にしているだけであって民草が沢山消えようとも長い未来が保証されているのであれば、民草が大量に消えようがそれは必要な犠牲であると割り切る男
変なポーズを取るのが癖で、物事にハマるととことん追求してしまう性分
戦闘方法は徒手空拳+弓術+剣術
ウェイトとしてはいけない2・1・1位
化生の姿になると背丈が三メートルにもなり目が雪の様に白くなり、鹿の様な角、背びれ、尾びれが生えてくる
【制作・使用】リドリー陣営
【出演・主人】>>915
ゴッホに新ヒーローを書かせる?(違う)話題に乗り遅れた
まあ年末ですし、あれこれ忙殺されてる人も多いんでしょう
というか何気に自分もちょっと昨日から体調がアレかなって…
年明け頃には帰ってきてくれたらいいんですけどねー>>909
銀河ちゃん「お茶でも飲んで………話でもしようや…」でも実際問題帰ってこない人が止めてしまってる状況はどうすべきかって……苦しい問題
北海道の震災を境に見ていない人もいるし…
まぁ繁忙期なのは勿論あるけど、俺も実際忙しいけど!せめて一言あればいいんですけどね
一切の音沙汰がないんじゃどうにもできない>>921
実は私も来年の2〜3月はとても顔を出さない状況になるかも知れなくてですね……
いや、第一回がこんな長期に渡るとは想定していなかったのじゃ小鳩さんは何だかんだ言ってやってくれることはやってくれるのであまりこういう事は考えたくないけれど先の一件で大会関係に一切手を触れることすらしてないというのも頭の中に入れるべきですかね。
いえ、小鳩さん以上にここに来てない人も多いですし早計といえばそうなんですが。
あと中華さんも少し気にした方が良いと思います。小鳩さん以上にここに顔を見せてもらってません。(ダムスさん、コンプレックスさんも同様)>>927
まあ、この戦いの後に運営辺りが動いてイベントが起きない限り、1~2戦くらいで終わるかな?
第一回って大味なバランスだと改めて……。一回だけ雑談に自分の名前を出して呼びかけをしたんだけど、その時押してくれたのは多分今もここを見てくれてる人だっただろうしのう
本当は新スレ立ってレス数が二桁行く前にやりたかったが中々タイミングが合わぬ…本当にガチで忙しかったり何か理由があってネットも出来ない状況で勝手に自キャラ描写されて退場とかなってたら更に嫌ですやん…?
円滑に進めるにはこちらが描写して退場させるのが一番早い訳だし……まぁ前の話し合いで乱戦時に負ける的なことをランチャーさんは言っていたけどさ…(槍乱ダブル主人公でどっちに転ぶかをメインストーリーとして考えていた貌
(だがランチャーさんも黒野さんのどちらも消極的なのに戸惑いを……ウィ-ア-ザチャンピオン!!もう怒った。いつか防御面を補強したバプロディカ究極体を出してやる……!
>>924
話題に乗り遅れた…
わたしとしても意見はイコマさんと同じ考えです
…が第一回も第二回も最終的な判断は参加者の方々に任せるのが筋であるとも思っております
あとこれは個人的な推測でしかないのですが今までランチャーさん陣営はかけないときはちゃんと言ってくださってたので今回は意図的なのかな?とか思ってたりしますね>>954
まぁマリーオルタはマリーのオルタだから想像しやすいのもあって仕方ない…仕方ないのじゃ……(ベルカでは色んな原作のオマージュ(パクってばかりだなコイツとは言ってはいけない。わたしはしぬ)でランサーは自害させられるし誰かさんは令呪で変成させられる)
まさかアルケイデスリスペクトを先んじられると思わなくてぐぬぬぬ>>961
あーやっぱそうですよねぇ
一応何故こんなに異常なのかは私の中では決めてあるんですがうーん
それも話し合いの中で決めますよ
一応正体のヒントがあります裏設定……実はヴァイヴァスヴァタ・マヌの冠位設定はアポフィス対策の為なんじゃ。
そう、神秘ランクとか魔法の話
神秘の強さ?高さ?自体は現代文明がどれだけ理解できないか、つまりどれだけ魔法に寄った存在であるかな見方も出来る…って思うのだけど
じゃあそもそもそんなモノをサーヴァントとして再現できる英霊召喚自体が魔術であるというのが…とか
人理に刻まれた情報から、現代との差異で神秘ランクは判定され、現代の中でできる範囲に再現される……のが英霊召喚なのではないだろうか?ってふと思ったんよ
例えばもう失われた神代を完全再現できたら今風に言うならテクスチャの張り替えとかそんなレベルの、とてもじゃないけど魔術師が出来るモノじゃなくない?って>>977
優希君の得意魔術が肉体強化で、死線の魔眼と合わせることでピンチを抜ける〜みたいな話(多分名無しのマスターから彩藤優希に決定した時)に「肉体強化には肉体強化だ!」なノリでダーレンさんが出てきたような記憶があるんです。記憶が大分あやふやになってるのでホントに大まかな感じなんですが……。
アレ、もしかしてダーレンさんじゃなかった?>>979
不死性とかインド神話の兵器ですね。分かります。わかる(わかる)サーヴァントは確かに強力ではあるが、それは今を生きる人間や世界が再現できる範疇のモノなので無敵ではない。
過去に伝説となった当人が蘇った訳でも何でもないので性能的な差異は当たり前、弱体化してて当然(一部の無辜や近代鯖は除く
みたいな事を思っていたので割と「規格外な魔術師なら鯖相手に大立ち回りできるやろなぁ…」ってのがあってね…?マスターが強すぎる云々はここら辺の認識違いのせいだったなって>>983
まあ規格外魔術師がいても別に世界観守ってればそれはいいと思います
んで規格外サーヴァントも同じく範疇内であればいいと思います
でもそれら二つを組み合わせた陣営をリレーで出されるとちょっとキツイわってなりますなります(ちらちら覗いてました)
(最近はスプリガンをひたすら殴ってました)>>985
(素材ください)いっそ原典だと弱すぎる人をサーヴァントにするとか……
>>989
私も早く書きたい
でもまだ皆揃ってないんだよね
次のスレ行ったらまた呼びかけしようかな>>988
マウイさんはちょうどいい強さなんじゃないかなって。
山星さんのおっしゃる通り、あまり強すぎるとキャラクターの掘り下げがし辛いから、これくらいにした方がピンチを乗り越える展開もできていいなって、私はおもいます。>>993
当社比ですから!
天邪鬼なら知っているけれども、天逆毎(あまのざこ)って初耳でした……>>995
▷相手はマーリン
…………え? このスレ別名義のマーリンいたような>>992
作っといてなんだけどジュゼッペなんて音楽学校とか通ってても知らない人の方が多そう(偏見>>995
マーリンへヤンホモって……原典だと彼、おじいちゃんですよね?
なかなかの猛者と見た……!!>>993
放課後百物語ってラノベだと物理無効、パワー最強で百物語で開けた彼岸の彼方に飛ばすか蚊帳吊りたぬきで閉じ込めるかしないと勝てない強敵だったなぁ
聖杯大会予選会場 第41試合
1000
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています