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前スレ
https://bbs.demonition.com/board/10037/
過去ログ https://bbs.demonition.com/search2/聖杯大会
聖杯大会本戦統合スレNO.5
https://bbs.demonition.com/board/6193
ラフム語翻訳機 https://yt8492.github.io/RafmanTranslator建て乙でーす
アルカナ…タロットカードのやつですかね?建て乙です
鱒鯖のアルカナ…タロットのアレでいいんですよね?
うちの子だとこんな感じになります
・黒野:隠者
・黒江:悪魔、もしくは月
・アクアステラ:愚者建て乙です
タロットかぁ…そういや年始からチラ見せしててまだ出せてないギャンブラーちゃんにタロット使わせようと思ったけど難しすぎて保留になってんだよな…
つーか6月までに年始にチラ見せした4人全員出そうと思ってたのに誰も出てねえの草すら生えんな…二人は出せると思ってたんだがしくじった
まあ取り敢えず自鱒のタロットです
こんな感じで大丈夫ですかね?
獅音→力
リヒター→太陽
海月→節制
凌牙→死神(逆位置)
巽→隠者
裂夜→正義建て乙です。
大アルカナだとこんな感じかな?
・愚者:トム&ハック
・魔術師:バイディワ
・女教皇:クリスティ
・女帝:プリシラ
・皇帝:カポネ
・教皇:エイベル
・恋人:桃夢
・戦車:義仲
・力:リディア
・隠者:西湖
・運命の輪:リガヤプロ
・正義:ビオランテ
・吊るされた男:星雪>>5(続き)
・死神:ハダリー
・節制:景清
・悪魔:グリフィン
・塔:ローエングリン
・星:タララーワ
・月:長七郎
・太陽:ロケット号
・審判:忠相
・世界:ビートル立て乙でーす。アルカナねぇ。
・朽崎遥:塔(主に正位置)。自他共に対する破壊やメンタル的悪影響担当。
・朽崎誉:女教皇。穏やかな性格で利発な反面、人間関係方面で一歩踏み出すのが苦手
・常世鳳蝶:正義。公正と善を重んじるが、私情で依怙贔屓しちゃうケースも
・刹那・ガルドロット:魔術師。才能や好奇心に溢れるが、同時に無気力的な部分もあり、空回りしがち
・ポルカ・ドラニコル:死神。死と生を司るキャラ。他人のバッドエンドも起死回生も思いのまま
・ヴィクトル・デュランベルジェ:皇帝。見たまんまの傲慢かつ活動的なリーダー気質。背負い込みがち
・迅龍:吊られた男、あるいは刑死者。旅する奉仕人形。ただし自己の成長に繋がる訳ではない
・ジジェ:愚者。元箱入りの生物1年生。可能性に満ちているが、アホの子な野生児
ザックリとwikiの類とにらめっこした結果としてはこんなモンですかね。今日もちかれた……
タロット……?へへ……
「愚者(逆位置)」プルフラス:軽率な落ちこぼれ
「隠者(逆位置)」理仁:悲観的で引きこもり
「悪魔」バフォジャック:悪魔まぁ…当てはまるかな…となったのがこちらの四人
ハクトくんは吊るされた男の正位置。地に足つけるところまでがチュートリアル
ジャックはずっと愚者。正位置であり逆位置。終わりがなくなったボーナスゲーム
ルナは魔術師の正位置たまに愚者の逆位置。思いつきで痛い目にあうかも
メルは女教皇と戦車の逆位置。どうか落ち着いてくださいああ、専用ページとサンプルキャラもつくらねば…
>>13
あびゃぼびゅ……心遣大変感謝……>>7 サーヴァント編。
フォルケール:節制。サーヴァントとしては主を立てようとするが、本質的には主役狙いの男
エルナン・コルテス:力(ストレングス )。強い意思で行動するものの、少々運任せでワガママ。ただし性質的には無軌道な「暴力」であり、規律ある「力」では無い。
デイヴィ・ジョーンズ:星。友達を持つという希望を持つが、どうすればいいか今一解ってない。
サタン:悪魔(逆位置寄り)。人に執着し、堕落しかねない試練を課すと共に、現状打開の一助にもなる。
パロミデス:戦車。行動的で負けず嫌い、アグレッシブな女騎士。しかし傍若無人で好戦的な自己中。
カリストー:女帝。包容力があり母性に溢れる一方、情緒不安定で感情的な側面が見られる。
塵塚怪王:教皇。協調性と優しさ、思いやりを持つが、独りよがりなお節介だったりな場面も。
できるだけ被りは無くしたいってバイアスもありそうですが、概ね似合うアルカナを選出。>>15
やっほい
許可ありがとうございます>>15
そうですね、清らかさの数の暴力ですね基本的に
(何人か本職に劣らぬ逸材がいても良いかなあとは思ってもいますが)文がッッッッ!!全然ッッッッ!!書けないッッッッ!!!
1日気合い入れても全然書けんッッッッ!!
ヤバイヤバイどうしようマジでどうしよう
このままだと児雷也が夏イベに間に合わんどころか今年何も出せなくなる可能性すらある
ギャンブラーちゃんとか凌牙の妹ちゃんとか戦闘狂イカれテロリストとかWASP水蒸気イケメンとかストックはあるのに全然出せないとか地獄かマジで
うわああああああどうしよマジで
とりあえず前スレで言った夏イベの追加案出すか…とりあえず前スレのルール見て思った案なんですが、固有結界とかでレギュ違反で宝具使えない鯖がいるチームは、その分別の鯖1騎の宝具使用回数増えるってのはどうかなって感じの奴です
やっぱ書いてて自信無くなってきましたけど一応提案はしときます…>>22
ん〜……………開始から終了まで発動しっぱなしだと強すぎな宝具もある一方でなんてことない効果で宝具一回の枠を使っちゃう鯖も出てきそうでバランス取り面倒くさいすぎる…
どうしよっかな…困った…たて乙です。
アル…カナ…?
タロットに疎いのでこれを機にwikiをチェック────
パッと思いついたのだとユージーンは月かな。逆位置の「危機回避」に掛かってるように見えて実際は正位置の「不安」
こんな感じで合ってます?>>32
その方式で細かいところをみなさんが各自で決めてもらえると正直すごく助かります!>>32
それがベストかも。唐突ですが小話を投下します。
暗闇の中、女は────ノイヴェーラ・スィーノと呼ばれる魔術師は、ぽつりぽつりと言葉を紡いでいた。
「────抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ」
紡がれたのは召喚の呪文。
過去に栄光を刻み、人類史に名を残した英霊────その影法師を現世へと呼び込む為の儀式である。
魔力の奔流が巻き起こる。常人には認識できぬ神秘の流れが廻り、ここに奇跡の顕現を成立させる。
爆発的な魔力の発生と共に、空間が発光する。
そうして暫くして、光が収まったところでノイヴェーラは認識した。魔方陣(サークル)にポツンと佇んでいる、一つの人影を。
「────サーヴァント、キャスター。主の声に応じて馳せ参じたにございます」
教養を感じさせる美麗なお辞儀(ボウ・アンド・スクレープ)をする、黄金の装飾が多数使われているであろうローブを身に纏う男。
一見、成金趣味を思わせる風貌だが、それは見た目だけに過ぎず、内包する魔力の質や量共に人智を超えた存在であると証明している。
成る程、これがサーヴァントか……ノイヴェーラは少しだけ感心した後、キャスターと名乗った男に告げる。
「契約は成された。しかし相互理解は求めていないわ。必要なのは勝利への報連相のみ。あなたも魔術師であるのなら、無駄を省く益は分かっているでしょう?」
「おやおや、我が主は随分と合理的で。ですが理解できますとも……して、これからどちらへ?」>>38
東京都の某市。
寝静まった街並みの中を通り、ビル群の中でも異色を放っている西洋の建物へと足を進める。
教会。表向きには悩める仔羊たちを救い、神の御言葉を教える聖域だが、その裏では聖杯戦争と呼ばれる儀式の監視を務めている。
そして、この教会に聖杯戦争の監督役が派遣されていて、その監督役が神秘の秘匿や、事件の隠蔽を行う。
『本来なら、教会に寄る必要性はない。しかし我が主はそれを逆手に取り……そこからは想像がつきませぬなぁ』
『難しい事ではないわ。ただ教会に駒を設置しに行くだけ。あわよくば、精神に寄生してこちら側になってもらう事もできるけれど』
『おやおや、それは大変心躍る』
『無駄話はこれで終わりよ。……ついたぞ』
『憎たらしい程に、相も変わらずやっているようですね』
霊体化したキャスターが嘲笑するかのように教会を批評する。
生前の絡みからか、未だ宗教体制が現存し、世界規模にまで発展している事実がいけ好かない様子だ。
真名を既に知っている彼女は、このようなコメントをする事をある程度予想していたので、特に何も言わず教会の扉を潜る。>>39
『おや、薄暗いですね』
キャスターが怪訝そうに言う。
電灯は点けられておらず、教会内の明かりは燭台にて灯された蝋燭の光源のみ。
神聖な場というのに、その雰囲気はどちらか言えばホラー映画に使われるであろう舞台に思える。
まあ、だから何だという話なのだが。魔術系統的に、呪いを扱うノイヴェーラにとって心霊現象なぞ恐怖の対象にならない。そもそも魔術師全般、ホラー耐性持ちである。
故に何の感慨もなくさくさくと礼拝堂を歩く。
しばらく歩けば、背中を向けている人影がノイヴェーラの目に入る。
「……何?」
人影が鮮明になる。そのシルエットは予想外のものであった。
てっきり神父が待機していると思われた場所には、少女が立っていたのだから。
「────ようこそ、おいでなさいました」
少女が振り向く。
端麗な容姿をしていた。可愛らしいというよりは美しい、そのような造形をしていた。>>40
「私は文淵句音(あやふちくいん)。此度の聖杯戦争で監督役を務めさせていただきます」
「あなたが監督役?」
冗談を言っているのか? と視線で暗に告げるが、少女はそれに対し微笑を浮かべて受け流す。
成る程、見た目とは違い中々に強かなようだ。しかしながら、それだけで監督役が務まるかどうかは疑問が残る。
……まあ、聖堂教会は派遣したのだから能力はあるのだろうと、ノイヴェーラは無駄な思考を省く為に納得させる。
「納得していただけたようで何よりです。それで、神の御家に如何様なご用で? 一見したところ、あなたは既に聖杯にマスターとして選ばれ、サーヴァントを召喚したとお見受けしますが?」
「────」
感情の機微を見せない……少なくとも表面上は。
ノイヴェーラは不審に感じ、目の前の人物の“ただの少女”から“危険な存在”へと警戒レベルを上げた。
先程の句音が放った言葉は、監督役として何らおかしな部分はない。
では、何が彼女を警戒させるまでに至らしめたのか。
句音の目を見れば分かる。少女は最初からノイヴェーラではなく、背後の……霊体化して姿が見えない筈のサーヴァントに向けられている。
────ただの少女だと思って侮ってしまった。外見に惑わされた、私の失敗だ。>>43
「────ひどい事をなさるのね」
ゾクリと悪寒が走る。
今のはどこから聞こえた? 耳元で囁かれるような、子守唄を聞かせるような距離感だ。
しかし背後に気配はなく、感じるのは己がサーヴァントの存在のみ。
なのに、この度し難い程の悪寒戦慄。死角に入られた被食者のような感覚に、初めて恐怖というものが湧き上がる。
ノイヴェーラは悟った。あの炎の中に誰もおらず、そして自分はもう助かる見込みはないと。
教会に足を踏み入れた瞬間から、既に敗北していたと。
「文淵句音……否、『天使(デイモーン)』。最期にいいだろうか」
「最期だなんてそんな……大切に、永久に使いますので」
己が運命は決したようだ。如何に魔術を駆使しようとも、生命を握っている少女には成すすべなく玉砕するだろう。
「……悍ましや、聖教の“天使(かいぶつ)”」
くぐもった声。そちらに視線をやれば────そこにはナニかがあった。
理解の及ばぬ、脳が理解を拒否するようなナニかにキャスターは蹂躙されていた。
無垢で、透明で、けれども残酷で、無慈悲なソレに。>>44
「あら、そう言えば紹介がまだでしたね。この子はライダーのサーヴァント『メルカバー』。私のサーヴァントなんですよ?」
まるで友人を紹介するかのような、自慢の玩具を見せるような声で、句音は無垢なる存在を明かす。
それと同時にノイヴェーラは自らの終わり予感した。だって、既に足元の感覚がなくなって、肉体の機能が終わろうとしているから。
人としての終わりが迫る。
生命としての終わりが来る。
消費されるだけの物資。食い物にされるだけの家畜に成り下がろうとしている。
嗚呼、なんとも呆気ない。
瞬く間に終わる自身の命に嘆息し、ノイヴェーラは意識を保ったまま塩の柱へと変貌した。愛歌様のようなラスボスによる初手蹂躙劇が書きたくて書きました。
次にキャラ紹介です。
ノイヴェーラ・スィーノ(Noeveira Sino)
国籍:スペイン
起源:離合
『呪力の魔女』の異名を持つスペイン出身の女性魔術師。
マプチェ神話に語られるウェクフェ(悪い精霊)を使う呪術師。ウェクフェとはマプチェ神話での悪性を示す。世界の秩序を破壊し、人々に災害を齎す悪意の想念、その集合体。これにより魔術世界における基盤、テクスチャの一部を崩壊させて神域を至り、根源に至ろうとした。
抑止力を逆に抑止し、テクスチャに一部とはいえ穴を開けられる術式を造り出し、またそれが継承不可能である為に準封印指定状態にある。
容姿は褐色の肌に、クリーム色の髪、黒い円形のサングラスをかけた風貌。
無駄を嫌い、過程を省いて結論へ進んでしまう性格。
キャスター
真名は『シモン・マグス』。かつて皇帝ネロを仕えた宮廷魔術師であり、金で『神の子』の奇蹟を買おうとし、シモン・ペトロに叱責された。
最期はシモン・ペトロと魔術対決で召喚した悪魔が引く戦車から墜落死するという終わりを迎えた。
スキルは『高速詠唱』『無辜の怪物』等を持つ。宝具は悪魔が引く空飛ぶ戦車。
全員この回だけの為のキャラです。>>35
忘 れ ら れ て た 。
あ、そう言えばイグニス家に関して質問が。
ひょっとしなくても、何代か前にアボリジニの人が嫁入りor婿入りしました?スレ立て乙ですの!
アルカナ…wikiでのタロット正/逆位置どっちも一致する鯖鱒それぞれ挙げていくと
愚者…サルダナパール 無邪気/軽率
魔術師…ローゼンクロイツ 可能性/空回り
女教皇…ロウィリナ・プルウィセト 期待/孤立
女帝…ドン・ファン 愛情/軽率(多分愛情って家族方面だと思うけど)
皇帝…カール4世 責任感の強さ/傲慢
教皇…トワ・エリュオスト 思いやり/固着
恋人…京丸 深い結びつき/失恋
戦車…六蘭耿実 開拓精神/自分勝手
正義…ジョン・ウィリアムズ 善意/被告の立場に置かれる
隠者…でんでらさん 神出鬼没/無計画
運命の輪…カトカ・オルロイ 出会い/別れ
力…レリック 自制/自己評価の低さ
吊るされた男…真逆小路郁 忍耐/痩せ我慢
死神…篠千熄 死の予兆/再スタート
節制…真府四方 謙虚/消耗
悪魔…泡沫島■■■ 誘惑/転生
塔…ヴィルレイ・フォン・ティーフェルコーマ 意識過剰/屈辱そっと貼り付けるアインとマリナのプロフィール
アイン・グローリアン
全体基礎科の名門、時計塔設立前からの歴史を持つグローリアン本家の末子。天文台カリオンに属する一因であり、いと誉れ高き、協会立魔導円卓騎士団の団長を務めている。
グローリアンの末子は天性の戦いの才能を有する、という言い伝えにもれず、生まれながらにしてセンス、身体構造、心構えの何もかもが殺し合うことに向いている。それは個々人の殺し合いのみならず、集団戦などにも適用されるもの。魔術社会において天を掴むことは出来ない代わりに、唯一無二の地位を得た。
なお、長兄や長姉と違って、ある程度ならば戦闘以外の魔術の適性や、政治闘争の素質を持つ。しかしながらやはり、そちらに特化した兄姉に敵うべくもない。だがそこに嫉妬もない。互いに互いを支え合ってこそのグローリアンだとわかっているから。喧嘩はする。時には互いの立場の闘争もする。しかし、互いを侮蔑し憎み合うことは決してない。家族愛の塊とも言うべき青年。
爽やかな笑顔と格式ある立ち振る舞い、そして現代風のユーモアで他者に接するも実際の性格は傲慢で冷徹。尊大で狡猾。己の血筋と歴史、そしてそれに裏打ちされた実力に絶大なる自信を持つ魔術師らしい魔術師。しかし驕りはなく、実力差を決して見間違えることはない。また、グローリアンが騎士の家系であったからか魔術師ではないイギリス王家にも最大限の敬意を払っている。
一度懐に入れてしまえば、生粋の優しさと清廉さを見せてしまうという弱点がある。敵であるならば颯爽と打ち砕ける陰口も、身内に言われるとうじうじと悩んで抱え込む。また、女性の扱いに慣れているような態度とは裏腹に実は恋愛経験は今の彼女であるシスター・マリナが最初。恋人や仲間などに、素直に好意を伝えることができないヘタレ属性を持つ。まだキスもしたことない、らしい。戦闘においては錬金術を基本とした、近距離から遠距離まで幅広く対応した戦い方をとる。低位の竜の逆鱗を用いて作られた気体、液体、固体と形状が変化する剣顎(flowclaw)を用いて戦う。多種多様な武器から魔術触媒にもなる優れもので、時に剣、槍、弓、手脚甲などに変化させる他、気体として敵に仕込ませ、内側から斬り裂くといった技を見せる。
身体能力から魔術回路まで、戦闘に適した形に作り替えられているので、魔術回路が焼き切れることが滅多にない。よって、継続した魔力の生産と魔術の行使を得意とする。特別な薬品を用いた繊細な小技から、礼装から発動する高火力の殲滅用魔術まで大得意。特に、指輪から発生する擬似元素ロッテン・フロギストンを用いた火砲の連射が得意技。撃つ度に威力が増す。
魔術刻印を持たずにここまでのレベルの魔術が長い詠唱要らずで発動出来るのはグローリアンの至上礼装、腐花礼賛(グロウリアス)の三つの機能の一つ、当主の継いだ刻印からの魔術の遠隔発動補助のおかげ。奥の手は機能の一つである腐敗の大魔術、そしてとある改造列車砲の召喚である。シスター・マリナ
埋葬機関ほどの異端でなく、さりとてただ駆逐するのも惜しい者たちを統括し、異端征伐の糧とする秘匿聖歌隊の隊長であり、類稀なる慈悲を持つヴァンデル枢機卿の寵児。
魔術師による被害で家族を失い聖堂教会に拾われ、訓練での異様な成績からヴァンデル枢機卿に拾われ、彼の御付きの代行者としてさまざまな武功を挙げた。魔術師狩り、死徒狩り、それらとは異なる異端審問対象、その全てを駆逐してきた腕前を持つ。
しかしながら埋葬機関ほどの実力もなく、また排他されるべき異端でもなかったこと。そして何より、自身を守り名誉を産むための武器として寵児にした枢機卿本人から恐れられ遠ざけられようと画策されたことで、昇進などの処遇は絶対にあり得ない代行者の身でありながらも、枢機卿が設立した秘匿聖歌隊の隊長として就任した。義父である枢機卿に対して、腰抜けと評しながらもここまで育てて貰った恩とその能力の高さから嫌ってはいない。侮蔑こそすれ嫌悪はしない。
聖堂教会の一員らしく、異端を許さず神を崇める典型的な狂った信者。しかしながら無差別に魔術師を殺戮する、というわけではなく。利害を考えて行動することができる。ただの代行者であった頃ならまだしも、今は多くの部下を抱える身であるので、己の上に立つ者としての立ち振る舞いに気をつけているらしい。
温和だが剛毅、冷静だが熱血。やると誓ったのならば必ずやり遂げる女。特に無辜の人々や自身の部下にまつわることには尋常ではないほどの意志の力で必ず守り通し、それでいて果たす任務は必ず遂行する。自分の中の優先順位を完璧に決めているからこそ大事なものは全て捨てずに、他のものを捨てて物事を解決する才能を持つ。ここまで実力を積み上げたのもそれ以外の全てを捨ててきたから。戦闘においては基本的に用いるのは聖域証明(クルキアタ)という概念武装のみ。十字軍遠征が行われていた当時、立ち塞がる異端を討つために七人の司祭が大儀礼により生み出したとされる教会の権威の証明。元は神の権威を証明する旗と異端の象徴を粉砕する大槌であったが、戦闘のためにマリナが改造した結果、刃物の類と銃器になった。形は変えられるがマリナ本人の好みは一般代行者時代から用いていた拳銃とナイフなのでその形にしている。この武装の効果で戦闘をする土地を支配し、洗礼詠唱以外の魔術基盤が機能しないような聖域とし、敵には呪いを、味方には加護を与える。
身体改造も何一つ施していないその身からはあり得ないほどの身体能力が特徴。サイボーグ化などの改造もなくこの域に達するのはかなりのもの。そして繰り出すのは人の姿をした者への殺人術。人を殺.すことに特化したそれは死徒であろうが魔術師であろうが、人の姿をしている以上は効果的に発揮される。人の姿を捨てていったものには通じにくいが、手も足も出ずに負けるというわけではないのがまた面倒。
聖域証明で支配した土地を操作し、要塞の如く攻撃や防御に用いることができる。光の刃や光の盾が飛び交う様は圧巻の一言。といってもこれは機能の一部分でしかなく、本来は土地そのものを潰して糧にすることでもっと凄まじい神の力を示すとか。
以上です。実は魔術属性とか他にも色々考えてはいるんですがメインを張ることは多分あまりないので書いてません
二人だけでなくこの二人にまつわる人や組織に質問ありましたらそちらもどうぞ>>52
うーむ確かに…レンジを10分の1にする、とかでもちょっと違うかな…?
範囲内では強いアドを持つ、けれどそこだけ景色が違うから位置がモロバレで外部からの攻撃(宝具)とかに対処できないっていうのはナーフのしすぎな感じもあるし…難しいですねコレ、たしかに
一家族が1ヶ月家事しない権とか新しいゴルフクラブ買う権とかスマホ新調権とかのためにワイワイ賭けするの、大衆娯楽として受け入れられてる&対岸の火事として見られてる感じで新鮮なんですよね…リアクション要員として良い味も出ますし
>>46
メカルバー…?と思って調べてみたら乗り物系ライダーだ!しかし名状しがたいものになっているということはまさかメカルバーの方も既に“蹂躙”済み…?
ノイヴェーラさんはナイジェルさんっぽいですね、性格的にも立ち位置的にも
>>57
前スレの感想返しで聖域証明は軽いものって聞いて私ヒエってなりましたわよ…この二人が恋仲なの、そしてアインさんが初心なの、なんかこう味わい深いなって
グローリアン家って全体基礎科の名門ではあるけどトランベリオとは血筋的な関係はあるんですか?と質問させていただきますhttps://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/異聞%E3%80%82吸血鬼と妖精女王
更新しました。「星に夢を、人に宙を」から「神の威光はここにあり」までが更新分です
マヴの覚醒からマリナの大暴れまで
>>58
単純なフィジカルでもマリナの方が上なのでしょっちゅうアインはタジタジしてます。お姫様抱っことかされたり
ロードの家系とは全く関係のない血筋の名門です。なので多分、時計塔の中でも珍しい一族でしょうね(ロードとの血縁関係が全くないのに時計塔の千年単位の名門なので)
それはそれとしてトランベリオは長子のハル兄さんに「依頼してたアルビオンの開発システム構築まだ?納期近いよ?(意訳)」って圧かけてハル兄さんはゲロ吐きそうになって引きこもるのをアインが尻叩いて働かせたりしてるんじゃないでしょうか>>58
蹂躙済み……ではないですね。ただ単に「天使」であるが故に人間が視界に入れた瞬間、理解できない、脳が拒否する名状し難い存在として認知されるという感じです。
ノイヴェーラはまんまナイジェルを意識してますね。めっちゃ凄い魔術師なのに、規格外には手も足も出ないという可哀想な……。>>46
うーんこの相手が悪すぎたとしか言いようがない巡り合わせ
メルカバーって某国の戦車のイメージしかありませんでしたが、実際調べてみると……えーと、何だこれ?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%BC
>>57
意外なところで人間らしいというか、隙を抱えてるアイン団長の絶妙さが良い
ていうか改造『列車砲』の召喚…!?至上礼装とはいえ、とんでもないもの隠し持ってるじゃないですか>>63
そんなお兄さんも今や博物館に展示……
>>64
場合によります
>>65
鋼のウーマンですが仲間を守りきれなかった時の動揺はすごいとかなんとか
>>66
実は列車砲は至上礼装とはまた違った枠だったりします
コストがデケェのでなかなか使えない代物なのですが
ちなみにこれはヴァンデル枢機卿の情報。グローリアンの兄と姉は前に投下したことあるのですがこちらは投下したことなかったので
ヴァンデル枢機卿
異端にも慈悲を向けるほど心優しき枢機卿。その慈しみから秘匿聖歌隊を立ち上げ、異端でありながら神に救われたいものたちを庇護し、それでいて教会の益と成す後見人としての役割を果たしている……と周りには思われている。
その本質は極まった臆病者。秘匿聖歌隊を立ち上げたのは異端であることを理由に実質的な自分の私兵にしたかったから。マリナを寵児としたのは己の身を守るに適した存在だったから。マリナが力をつけすぎた際には側に置くことを恐れて秘匿聖歌隊の隊長としての役割を押し付けた。
しかし、能力だけは確かにある。ここまでのことがたった一人でできたのもヴァンデル枢機卿本人の交渉能力や根回しなどの能力があってこそのもの。怯えながらもその怯えを飲み込んだ大胆な一手を打ち続ける。マリナ曰く、「臆病だが無能ではない」「つまらん男だがその堅実さが盤石な土台を築き上げた」とのこと。彼の実情を知る者たちからも、その一点だけで信頼されている。>>74
未知に挑んじゃうスタイルだからさもありなん…
まぁ元は冒険する予定もなかったのですが…ご無沙汰だからか時計塔の新キャラ出したい欲がふつふつと…ストック溜まってきてるし…
だめだだめだまだまあやることいっぱいあるんだぁ…>>89
偶然行く道が同じだった通行人Fの視点。>>89
私はまず主人公視点でやって後々ヒロイン視点を回想で回収するのがお好みです>>89
両方の視点から描くべき、という点に関しては同意
でも主人公とヒロイン、どちらを先にするかは好みの分かれるところだと考えます感情がぐちゃぐちゃしてきたから銀髪っ子作りたい…
気づけばもう一年くらい投下してないですし『白百合秘蹟』
自身の純潔、処女性、無垢さから霊力を高め、異端に対する抵抗力を身につける儀式。
魔術師で言うところの『魔術回路の開放、魔術基盤と仕組み、詠唱、それらを朝から晩まで日常的に叩き込む』段階。
これを維持し続ける事が団員たちにとっての何よりの武装であり、下記の概念武装を装備するための「資格」となる。
『金星黒衣』
基本的な概念武装。
普通のシスター服に見えるが不浄や魔術の悪影響を和らげる。
『金星貞操』
普段は目に見えないが、設定された聖句を発するだけで本来の姿を取り戻す鎧型の概念武装。
『金星黒衣』より強固に不浄や魔術の悪影響を弾く。やった。
……アメリカ異聞帯世界線のぐだチームの正式名称が決まった!ディックさん、いらっしゃってたらエドワード黒太子は初見でカール4世を見抜けるかを教えていただきたいです!ちなみにカール4世の外見年齢は40〜60代の初老期です
>>115
ハダリー「……」(純銀の弾丸、先の尖った十字架、ニンニクの汁入り毒ガスを大量に用意)アルシオネシアのページを更新しキャプテン・ロック宛のコメントを追加しました
キャプテン・ロック…「開かずの海のシー=リーク、リトル・キャプテンは突然に」「タイプMの巡回業務に混ざっている様子が時折見られますね」「タイプMたちの先頭で練り歩いています」「これが大物の兆し……?」「爆発するイガ状の構造物を業界用語で【うに】と呼称します」「森林などで採取できるそうですね」【シスター・ケイ】
22歳、176cm/62kg
レジナ女子修道会/レジナ騎士団所属の人間。
「黒衣を纏ったアマゾネス」「人間武器庫」と揶揄されるくらいには粗野で好戦的なシスター。
日常態度は最低だが、戦歴と戦いの最中に見せるカリスマ性から評価されているタイプ。
階級は「隊長」。天性のものながら戦闘力は歴代トップクラス。本来ならば一度の戦闘に一回放てれば良い天剣詩編による全力浄化(必殺技ブッパ)を、複数回休みなく放てる程霊力は豊富。
実は赤子の頃、とある死徒に拾われ十数年間共に暮らしていた。
何かされていたわけでも無いし寧ろ深窓の令嬢同然に可愛がられていた……。が、親のように心から慕っていたその人物が、そして穏やかな自分の暮らしが、たくさんの人々(ぎせいしゃ)の上で成り立っていた事実に心底憤りを感じている。
その死徒は騎士団に見つかりケイを置いて逃亡してしまったが、自らの手で滅するのが彼女の目標と償いである。
かつて育ての死徒に付けられた名前は「キャサリン」だが今現在は忌まわしい名だと捨てており、よほどの詮索好きな命知らずでもない限り、彼女をそう呼ぶものはいない。
……あるいは、いても二度と対面出来ない。
「異端は死ぬのが唯一の罪滅ぼしだ、覚えておけよ」
「おい待て馬鹿!!わかったよ、お前にも一杯分けてやるからミレーヌの奴にはチクんなよ?な?」
「『アイツ』は、私の手で……!必ず滅ぼす……!」
騎士団のサンプルキャラクターその1>>130
【シスター・ミナホ】
18歳、159cm/48kg、イメージカラー:シュガーブラウン
ちなみに漢字では『僉穂』と書く。
騎士志望者であり必要な素質も知識もある、が、何故か未だに声はかからず、そんな現状に不満を抱いているシスター。
性格は生真面目で潔癖症。
正論(ただし、若さ故の世間知らずなもの)で他人を傷つけがち。
『魔術師』『男性』『異性に媚びる女性』『立場が弱く何もしない女性』に激しい嫌悪感を抱く少女。
これはミナホの母親が、魔術師の身でありながら素質の無さを嘆き、自棄を起こして行きずりの男との間にミナホを生んだ……という生い立ちが原因。
母のような女に……いいえ、そもそも『女』になりたくない。汚れも弱さも知らない身でありたい……!
と強く願う彼女にとって騎士になることが何よりの希望であり、そしてそんな危うさを察している上層部は、近いうちに志願を諦めるよう彼女との話し合いを予定している。
狂信と依存は、違うのだ。
「……そう。……良かったじゃない。おめでとう、従士になれて。…………なんで、私は……」
「……不潔。男性ってだけで気持ち悪いです、貴方。」
「私をあの女と一緒にしないで……!あんな女になんてならない……!!」>>132
>デートシーンで終わらせ
ええ大丈夫です、納言さんラストで問題ない。
デートまでは行けたか……やったねヴィクトル!>>142
了解です
では私は飼われたルートで進めていきます三題キャラメか、面白そう。
ディックさん、ユージーンさんの行動確認しました。
ディックさんはそうだな……、知りすぎて冤罪の討伐令かけられたでも良いかもですね。一応ペレスのムーブは記載したはずなんですが確認されてないかな?とか思いつつ
虚構妖精の続きです「………あっ!私置いていかれてる!許さないんだからね!」
無事に逃げた三人のうち、マヴだけはカナリアとリムのところに駆けつけることはなかった。というか、他二人が速すぎたというか。完全に置いていかれたのだ。マヴこそが一応重要な鍵であるというのに。まあ確かに、今のマヴを傷つけるほどの神秘がこの世界にどれほど残っているのか、という話でもあるが……
「それにしてもよ!何この大群いい加減にして!」
虚構妖精、聖書のページが変化した鳩、そして人形。その全てが軍勢を成してマヴという鍵を狙いにくる。入力された命令のせいでマヴだけしか眼中にないからであろうか、互いに互いを傷つけることがなく、皆一目散にマヴを追いかけていく。マヴの秘めた神秘は絶大で、それゆえにこの場でマヴを傷つけられる者はいない。しかし、傷をつけることはできずとも、単純な物量、質量で抑え込まれたら流石に抵抗は出来ない……「と、いうわけで。私がやってきたわけなんだ。同輩としてはちょっと情けないと思うかな。自身に宿った権能を忘れちゃうなんて」
しゃらり、と風が笑う声がした。とても優しく、場違いな声だ。その場にいる何もかもが止まって、一斉にそちらの方へ振り向いた。自我はないはずの人形も、鳩も、視線が奪われる。人から生まれたものならば、それがなんであれ目を惹いてしまう。そんな、可憐な、花が咲いていて。
「詠省略。草木国土諸共吹き飛べ」
それを蹂躙と言わずしてなんとするか。五分の魂を積み上げたとして虫が天災に敵う道理はなく。水の大竜に、宝石の大槍に、草木の荒波に、自然の暴威が暴れ回る。分布相応な人の作りし物に違いを見せつけるように。人が星(ソラ)を掴むのは未だ早いと咎めるように。
「ま、私もギリギリ人だから?そんな偉そうなこと言えないんだけど〜……それと、アルターエゴさん?」
「な、なによ」
「早くしてくれない?圧政、徴収は十八番でしょ」「うるさいわね!……私はあなた達から“魔力の全て”を奪います!」
答えを得るまでの間、ずっと自分の権能が封印されていたから。だから、自分には既に戦う力があるということが完全に頭から抜けていた。今のマヴならば自身の妖精領域内に存在するものならば、与えるも奪うも自由。見込んだ勇士には祝福を、撃滅すべき敵には簒奪を。女王とは支配するものであるから。それを体現するマヴは、息をするかのようにその特権を行使できる。
「所詮は虚構よ。奪われたらそこでおしまいだわ。思考パターンも自立した生命ではあるけど機械のような単一的思考に近いし」
「わお、すごい。私も奪われるかと思った」
「白々しい。悔しいけど格の問題があるの!今の私には無理ね。……それで?あなた誰よ」
基本的に西洋のそれで構成されているマヴの知識にはない異国の装い。その黒髪と肌色からして黄色人種、アジアあたりだろうか。その手に握りしめられている刃物はリムの使うものとよく似ている。リムの母国である日本とやらの人間なのだろうか?
ならばリムの友人知人か……と思ったがどうにも扱う術理の系統が違う。あれは呪い、肉体を変換させて扱うもので、こちらは純然たる魔術だ。神秘の域が人のそれではないが。それと、北欧の気配に近いものを感じる。北欧神話ではない。しかし、近い。やはりリムとは結びつかない。異端を拒絶する聖堂教会と真っ先に対立する。聖歌隊員なら制服を着なければならないのでそこも鑑みるとやはりNOだ。
魔術ならばカナリアかとも思ったが、ここまでの実力を持つような人材にはまずカナリアは頼らない。どう見立ててもカナリアとは比べ物にならないぐらい強いからだ。自分より優れた、正確に言えば自分よりも主人の役に立つような存在で、しかも同年代の少女。そんな魔術師にカナリアは必ず嫉妬して嫌悪するから、協力を要請するなどあり得ない。自尊心と羞恥心と意地で彼は構成されている。「多分あなたが思い浮かべてる二人の、その上司からの依頼かな。自分たちが助けに行くから、その間に手薄になってるあなたの護衛をしてあげてって」
「へぇー……いやだから名前を」
「正体不明の匿名若女将Yこと山星冬縁香です。精霊の血を引いてます」
「いや名前言ってるじゃない!」
「自己紹介なんだから名前言うでしょ何言ってるの?こわい……」
梯子を外した末に梯子を外していく怒涛のボケの乱打。わざとやっているとしか思えない冷めた表情の揶揄い。その無感情な瞳の内に宿っているのはマヴをイジることで得る満足感だ。それがわからないほどマヴは疎いわけではない。そしてわかるからこそ怒る。とても怒る。その怒りがさらに可愛く思えてきたのか目の前の冬縁香と名乗る少女はさらに心をニヤニヤさせる。
「同族……なのはなんとなくわかるわ。そういう気配がする。人間にしては濃すぎるほどに。でも、ギリギリ人間でしょう。魔力だって地球から吸い上げてるわけじゃない」
「地脈からはやってないけど大気中のマナをスッとね」「亜麗真種の性能でしょそれ……」
「モドキだよ。やってることはギリ魔術師の範疇。今のあなたと一緒でしょう?」
まだ、妖精擬きであるとこちらに突きつけてくる冬縁香。その指摘は正しい。残る鍵はあと二つだが、その二つの壁があまりにも大きい。アルバーンとフローレンスに殺されかけたのが何よりもの証拠だ。その全てを取り込んでいたのならば、現代の魔術師で傷つけられる人材はさらに限られるだろうから。それこそ、英霊の宝具に値する神秘の……
「ま、いいんだよそういうこと。みんな無事で鍵もゲットしたみたいだからさっさと行ってあげたら?あっち側の方向に真っ直ぐ進めばいいはずだよ」
「あなたは来ないの?」
「空気が悪い。殺.すしかなくなる」
「………?まあいいわ。ありがとう、それじゃあ、またね」
「うん、さようなら。いつかまた、星の内海で会いましょう」
なんということだろう、私というアルターエゴが辿る結末すら彼女には見えていたらしい。それでいてその目には、こちらの背中を後押しする激励があった。……彼女がどういう人間で、どういう存在なのかということも全く知らないわけだけど。それだけで、出会ってそれほど経っていないけれど悪いものではないのだと思った。もう少しだけ、話しても良かったかもしれない。「………行ったかな?よし、早く帰ろう。ここを出よう。もう二度と、この森には来ない。たとえ扉が閉じても」
アレほど荒らされたはずの森が、木々が、もう既に元通りになっている。きっと、そのことに冬縁香以外気づいていない。今はみんなが「周囲が破壊されている」という認識だからそう見えているだけ。あそこから離れたら、元通りだ。豊かな自然なんてとんでもない。一から百まで人の手が入ってるもの。……マナに見えていたものも大間違いだ。アレは地球から生まれる魔力じゃない。人工のエーテル、生命の内側に宿るオドのそれだ。
「本当に不快だから。あのまま留まってたら堪えきれなくて黒幕を殺.すしかなくなる。みんなの頑張りを無駄にすることになっちゃうからさ」
おそらく、この場で誰よりも強く。そして、誰よりもウルフィルト・ロッテンキャットという男の狙いを、そしてアルターエゴ/マヴの末路を悟っていた少女は、姿を消す。今回の件において、自分こそが一番の部外者だと示すように、舞台から降りていった。
おしまい。ちなみに、ウルフィルトの計画も何もかも冬縁香には見えています。その末の結論、もとい感想は「気持ち悪い」の一言に尽きるのだとかミナホで何か書きたいな、と思う自分がいるけどNG表現がまだ判明してないので二の足踏んでるところ。
>>151
不快、気持ち悪い…ねぇ…
神秘のアレな部分も知ってるであろう人がそれでも口にしちゃうほどの末路とは一体…で、できたあ。
falling moonの最新話貼っても良いですか。>>168
チェスト関ヶ原せんでええのんか〜?ちぇっすと
「……それで、試験は無事終わったのですか」
「終わったよ。多分、蘇芳のおかげで良い成績は見込める」
ジョン・ドゥ神父は長椅子に腰掛ける理仁がそう言うと、クスリと微笑みかける。懐から褒美だと言わんばかりに飴まで差し出してきた。無論、かぶりを振っていらないと意思表示する。
神父は残念そうに眉をひそめて、理仁の隣へと腰掛ける。柳花か蘇芳あたりが見れば、その様子は少し不気味に見えている事だろう。理人本人も、何故こうなっているのかと疑問に思うほどである。
「それで、黒鳥さんとは他にどの様なお話をされたのですか?」
「他に?そうだな……大して何か話すわけじゃない、世間話とかそれくらい」
「そうなのですか?何処かへお出かけするとかは」
「お出かけ、お出かけか。ええと、それは……」
ジョンとこの様に言葉を交わす様になったのは、蘇芳という共通の話題を通してのものだった。
始まりは凪咲との壮絶な戦いの直前、僅かな対話から。蘇芳をどうにかして救って欲しい、そう神父から託され理仁は全力を投じ、そして遂に彼女を狂気から解放した。
そして一応義理を果たす為、その事を報告してみたところ……ジョンは理仁に詳しい話を聞きたいと詰め寄る様になり、それからというもの時たま教会を訪れては蘇芳との出来事を話す様になったのだ。
ジョンは、どういうわけか話の内容ひとつひとつに強い関心を持ち、聞き漏らすものかと耳を傾けるのだ。まるで子供が今日の出来事を話すのを聞き届ける親の様に。>>171
「オレが話したって言うのは蘇芳本人に伝えないで欲しいんだが、明日……二人で出掛けるんだ。博物館に」
「博物館、二人でですか?それはデートですか?」
「で、デート……?そうなのかな、デートなのかな」
「貴方は黒鳥さんに死ぬまで添い遂げる、そう宣言したのでしょう。それならばそれは立派な愛の告白だと思うのですが……彼女から受理されたというのならば尚更です。式の準備、しておきますか?」
「しなくて良い!しなくて良い!まだ学生だこちとら!」
「つまり……いずれ式は執り行うと。わかりました、では今の内に将来設計についても」
「そういう事じゃねぇよ!というかアンタ、キャラ変わってないか!?」
嬉々とした顔でメモを片手に頼んでもいない事をつらつらと書き連ねようとしていたジョンに思わず理仁は声をあらげ、神父はきょとんと首を傾げた。
少なくともジョンとはここまで気さくに、饒舌に話す人間ではなかった。寡黙というわけではないが必要以上の事は滅多に話さず、ましてやこんな風に朗らかな態度で接するなど特に。
「キャラが変わっているのではありません。私は本来、こういう人間というだけですよ。間久部理仁、貴方だって最初に私と会った時はもっと薄暗い顔をしていました。ですが先程デートに行くと告げた時の貴方はむしろ、頬を赤く染めていたではありませんか。それです、気分によって変わるのが人というものです。その点、私は何度も情けない姿をお見せしていたでしょう」
「にしてもだろ……」
「それだけ、黒鳥蘇芳が生に願いを持っている事を私は喜ばしく思うのです」
「……まぁ、それはオレもそうだけど」>>172
ハッキリと、面と向かって事実を述べられれば理仁も頷かずにはいられない。自罰の感情から何処へ向かうのかも定かではなかった蘇芳が今だけは何かに対して確かな目標を持っている、それは確かに安堵と喜びを抱く。
けれど、同時に苦しみもある。それをなんとかして押しとどめる為というのが、教会を訪れるもう一つの理由だ。
「で、挙式はこの教会でよろしいですか?」
「よろしくねーよ!話聞けよ!?」
「冗談ですよ、冗談。神父ジョークです、ハハハ。古くから聖杯戦争の監督者は冗談では済まない冗談を言うと聞いたので真似てみただけです」
「面白くねぇよ……!」
「本当ですか?少しは気を紛らわせられたかなと思ったのですが……本当は明日のデートに緊張しているからここへ来たのではありませんか?」
「む」
ジョンからの唐突な一言に理仁は返答しない。否定しようにも、真実であると肯定する気持ちの方が大きいせいだ。
長椅子に背中を預け、天井を見上げる。灰色のシックな色合いを凝視しながら、
「オレさぁ、蘇芳にしんで欲しくないと思って、そんでそれが恋みたいなもんとは理解したんだよ」
「ええ」
「気持ちに嘘をつく事なんて出来ないし、アイツのそばにいてやりたいと心から思っているんだよ」
「はい」
「でもさぁ……オレさぁ、男子高校生じゃん。多感な時期じゃん。だからさ、本心を言うと……」>>173
ちらりと神父の顔を窺う。こくりと頷きさぁどうぞと促され、拳をぎゅっと握りしめて、
「アイツのその、色々が……視線を、誘導するんだワッ!」
「よくぞ言ってくれました。理解を示します」
「この前も勉強会の時に、急に体寄せてくるし……男に粉かけられたって話の最中さらっとやらしい言い方してくるし、なんかこう、オレ、辛い!」
「ここで私に吐き出しているそれらは、理性ある人間の象徴です。安心してください男子高校生が持つ一般的で常識的な生理反応です。さぁ息を吐いて、そして吸って」
「オレ、オレ明日一緒に出掛けるのに、出掛けるのにやましい男だって思われないかなァ!?キモいって言われないかなァ!?」
「断言しかねます……昨今流行りの蛙化現象が待ち受けている可能性はなきにしもあらずです。故に理性を持って頑張ってください」
「急にハシゴ外しやがった―――――!!」
間久部理仁とは、本来全体的に卑屈な性格をしている。自分に自信がなく、それ故に他者とのコミュニケーションにおいて著しい障害を生みやすい。
東京にやってきてから数週間、出会いと異常事態が並列して行われた結果として彼は普段よりも勇敢で、そして情熱的に活動していた。しかし聖杯戦争が僅かに動きを止め、まさかの恋仲が成立した事によりそれまで忘れていた様々なモノが復活したわけである。
つまるところ、『こんなオレで大丈夫かな?』だ。
「では、デートを中止するのですか」
「今更出来ないし、そっちの方がみっともない!だが途中で愛想を尽かされた時の方がオレは心配だ!」
「逃げる事はしない、素晴らしい選択です。最後まで走り抜く覚悟をお見せなさい。良いですか、まず外見からです。外見から整えていきましょう」
「外見・・・・・・?」
「そうです。まず清潔感のある服装を。話はそこからです」>>174
そこで理仁は口をつぐみ、それから両目をぎょろぎょろと忙しなく動かしていく。何か心当たりがあるようだが、間違いなく良い内容ではないのは溢れ出した玉の様な汗からも容易に想像出来る。
絶望に近い感情が瞬く間に理仁の顔色を青く染めていく。やがて歩く屍の如き姿勢で長椅子から立ち上がった。
「……アドバイスどーも。とりあえず頑張ってみるわ」
「間久部理仁、帰る前に一つ」
「……?」
「私の性格が違う、そう言いましたね。それは黒鳥さんだけではなく貴方にも変化が訪れているからです。初めて会った時の貴方は迷いに満ち、自らの行き先を決めあぐねていた。ですが今は違う。端的に言えば、楽しそうに見えます。それが私は――――喜ばしいのです」
「はっ、良いのかよ。アンタ聖杯戦争の監督なのに、そんな個人に肩入れして」
「聖杯戦争の参加者である事と、青春を謳歌する少年である事は両立します。若者を応援したいという気持ちが大人の身勝手なわがままと言われれば、それまでですが」>>167
クッチー「鳳蝶さんなら自分でなんとかするから問題ない。寧ろ俺が心配する方が失礼ってなものさ」
彼が心配するとしたら誉オンリーなので、実はあんまり効果ない嫌がらせですね……。
蒼やポルカはそういう危険とは無縁だし、ジジェや迅龍も魔術的な存在強度が凄いので。
逆にグリフィンに対する挑発とかメンタル攻撃のネタにしそう。
「聖人を撃つだなんて!キミのポリシー的にはそれって罪なんじゃないのかな?」てな風に。
あまり深く言いまくったりもしないでしょうし、グリフィンくんにクッチーから関わる可能性も結構低そうなのでそういう状況になる展開の方が稀かと。>>176
「ふーむ?お前、私と一対一で話したいとはどういう了見だ?作戦会議ならば理仁も呼ぶべきだろうに。それともまさかガールズトークでもしたいと?」
「まあ、大まかにはそんなものよ。そうでなければ喫茶店に誘わないもの」
「む……?」
喫茶店『バル・ブライア』。店員がゆったりとした動作でコーヒーカップを置いていくのを見届けながら、柳花は片眉を吊り上げて真向かいに座る蘇芳に警戒の意思を示した。
テストが終わるなり、このあと付き合えるかと聞かれてついてくれば喫茶店である。
「ガールズトーク、ねえ?自分で言っておきながらアレだが本気か貴様」
「貴女に、どうしても聞きたい事があるの。現時点で何よりも優先すべき事柄よ」
「ふうん?随分と大きく出たが、一体何事だ?」
「……私、明日は理仁と出かけるの」
「ほお、そうなのか?そいつは良いじゃないか」
無論、演技である。博物館に行く様にけしかけたのは柳花による指示なのだから。その事を暴露するわけにもいかないので、とりあえず適当に取り繕う。
蘇芳はじっと柳花を見据えながらコーヒーカップを手に取り、口に運ぶ。すぐに眉間へとギュッと皺が寄せられ、>>178
「───苦い」
「コーヒー苦手なのかお前」
「違うわ。熱い、そう少し熱かったのよ」
「いや今苦いって」
「話を戻しましょう。そうしましょう。それで、理仁について聞きたい事があるのよ」
コーヒーカップを即座に戻し、凄まじいスピードで蘇芳は砂糖の壺を掴み中身を黒々とした液体へと注ぎ込んでいく。やはり苦手なんじゃないか、と柳花は口中でぼやいた。
「……好きなもの」
「え?」
「好きなものが、知りたいの」
ポツリと、蘇芳が呟いた。柳花の眉が更に吊り上がっていく。
今、好きなものと蘇芳は言った。何か変な感じがする。
「好きなもの?とは?」
「好物よ、好物。誰にだってあるでしょうそういうの」
「それを知って、どうするんだ」
「明日、の夜……理仁が家に来るから」>>179
────柳花はサーっと顔から血の気を引いていくのを感じた。
「ほう?ほう?ほ、ほう。なるほど」
「ごめんなさい、貴女に聞くなんて、失礼なのは承知なのだけど。でも知りたくて」
(理仁の奴め、誘えとは言ったがそこまでグイグイ行くつもりなのか)
心中穏やかではない。既にその道は諦めた、と宣言していても気にならないはずがないのである。口元に手をやり、ふうむとため息をつく。
「何故理仁に聞かない?この前の勉強会の帰りにはそうしなかった理由は?」
「……聞くのが、怖くて。彼に避けられている気がして」
「避けるぅ?なんでだ」
疑問を持って問いかけてみると、蘇芳は口をもごもごと動かして普段とはまるで違う弱々しさを見せる。なんとも言えない、今までに見た事のない姿。
柳花は先程まで感じていた不安が別のものに転じているのだと気付き、嫌な胸のざわつきを覚えていた。>>180
「私、異性と何かするっていうのをあまり意識した事がなかったの。一体どうすれば良いのか全然わからなくて、だから、そういう」
気のせいか、こんな会話を以前にもした様な気がする。その際には全力でペットボトルを振り下ろしたが、今回はどうするべきか。
じっと蘇芳の反応を伺う。氷の様に冷たい少女は、頬をわずかに赤らめて目を逸らす。
「わからない、理仁が私をどう想っているのか怖くて。勉強会の時にも、ちょっと様子を見ようと思ったらトイレに行くと言って部屋から出て行ってしまって……それに、興味本位で部屋を物色しているところを、見られて」
「……うーん」
「彼の、理仁の事を知りたいの。でもそうする度に私がはしたない女だと思われているんじゃないかって不安で。ごめんなさい、こんな性格で。普段はもっとちゃんとしているんだけど」
「とりあえず、待て」>>181
コーヒーで唇を湿らせながら、蘇芳の様子を窺う。膝の上で手を合わせ、もじもじとするその様子はとてもではないがあの黒鳥蘇芳とは思えなくて、年頃の少女だ。
自分が恋をした時もこんな風でいられたらよかったのにな、と思いつつも柳花は冷静に彼女へどんな助言を送ろうかと考える。
理仁も同じくらいパニックだと伝えてやろうかと考えたが、しかしそれでは意味がない。こういうのは本人達で言葉を交わして初めて関係性が結ばれるというものだ。
「とりあえずまあ、はしたないとは思われていないんじゃないか、うん」
「でも、近寄ったら嫌がられて……」
「それは多分純粋にトイレへ行きたかったんだろう」
十中八九怖くなって部屋を飛び出したのだろうが、理仁の名誉を守るべく柳花はフォローをしてやる。しかし蘇芳の顔に立ち込める曇り空はそうそう晴れそうにない。>>182
「あと私、ここ最近生徒からの告白が多いの。それを理仁に見られちゃって、慌てて弁解したかったんだけど全然違う事口に出してしまって。ああ嫌だ私、恥ずかしくなってきた。ふしだらな女と笑われる……」
「うん、重症だな!」
「え、何が」
「なんでもない」
(こいつこんなキャラだったかな、いや絶対違うな。恋って人を変えるんだな。いや私もそうだった。あはははめんどくさっ!私もこんなだったかな)
ともかくしおらしい蘇芳をなんとか元気づけなければよくわからないまま空中分解を果たしてしまいそうである。柳花は頭を捻り、捻り、捻った果てに一つアイディアを思いついた。
正直なところ勝手にやれ!!と言いたいところなのだが、あまりにも見ていてアレだ。
「よし、アレだ。じゃあ手伝えるだけ手伝ってやる。アイツの好きなものとか色々な」
「……ありがとう。ごめんなさい、貴女にこんな」
「構わん。同じ男を好きになった義理だ」
「それじゃあついでに聞きたいのだけれど、着ていく服は白と黒どっちが良いと思う?」
「それは 自分で 決めろ」>>183
「ああ〜〜〜、どうすりゃいいんだどうすりゃいいんだ」
長い相談を経て、家に帰った柳花は理仁が泣き出しそうな声色でぶつぶつと呟いているのを目撃した。
床には一面Tシャツが散乱し、側から見れば空き巣に入られたのかと勘違いされて然るべき様相を呈している。全て部屋の主によって引き起こされたなど、誰も予想できないだろう。
「ええと、こいつはどうだ?いやこれもダメか、うわあ最悪だオレって最低だ」
「なんださっきからぐだぐだとやかましい奴め」
Tシャツで敷き詰められた床に座り込みすんすんと咽び泣く理仁に柳花はかぶりを振って、
「何をしているんだお前は」
「服が、服がない」
「服がない?じゃあなんだこの一面のTシャツ畑は?」
「そうじゃねえ、ストックじゃなくて、センスの問題だ」
理仁の返答にしばらく柳花は首を傾げ、そして意味を理解して心底呆れた顔でため息をつく。言葉にしなくても彼女に叱責されているのだと察知し、彼は肩を縮こめた。
「オレ、女の子と出かける事なんて無かったから。なんなら、友達とどっか行く事も少ない方だったから……」
「自分のファッションセンスに今更気付いたのか」>>184
絶頂、流星、課長絶大、王の軍勢etcetc……これらの文字は全て床に散りばめられたTシャツに記されている珍妙極まる漢字の羅列である。
対して蘇芳はどうだろうか。制服姿でも大変見栄えが良いというのにそれが私服で来るのだ。下手な私服で待ち合わせれば末代までの恥を刻みかねない。
「ああ〜〜〜!!オレって奴は!オレって奴は!」
「無地のシャツとかはないのか?」
「え、ええっと前は無地のならある。後ろに『酒池肉林』って書いてあるけど」
「董卓か貴様は。論外だ論外!」
「い、いや待てよ。案外男子高校生なんて皆こんなスタイルなんじゃないか」
「一般男子高校生の品位を下げるな阿呆!!」
悲惨、とは目を背けるべき状況で使う言葉だが理仁の私服事情にはバッチリ適用される。他者との比較こそすれど変なところで我の強さを維持して生きてきた彼にとって、この窮地は社会的な死がすぐそこまでやってきていると言って良い。
蘇芳と出かける、そんな状況になるまで気にもしていなかったという点については、これまでそういう部分もヨシと捉えてくれていた間久部夫妻の優しさも逆効果だったのだ。
「……待てよ、ウチの父親ならカジュアルな服の一つや二つ持っているはずだ!?この際しのごの言っていられねえ!」
熟考の果てにようやく絞り出された答えはまさに苦肉の策というに相応しいものであり、
そうとなれば善は急げ、理仁はさっさと立ち上がると大慌てで部屋を飛び出していく。もちろん、主に見捨てられたTシャツの海をそのままにしてである。
はあ、と柳花はため息ひとつ。>>185
「───なんだってこう、私はあんな男を好きになったんだろうな?」
それが恋なのだ、あばたにエクボという奴だ。
蘇芳といい理仁といい、自分といい、本当に恋をすると弱くなるものなのか。柳花は今までなら感じるはずのなかった感情にただ呆れるばかりである。
ともかく蘇芳にも仕込めるだけ仕込んでおいた。が、果たして機能するものかどうか。というかそもそもこの二人大丈夫なのか。
気にはなるものの、当事者は彼らである。柳花に出来る事はいくつかの助言と手伝いくらいだった──。レージュさんいらっしゃいますかー?
レジナ騎士団のキャラができたのでちょっと見てほしいのですが>>191
よっしゃいきます【氏名】シスター・リア
【性別】女性
【年齢】15
【出身】不明
【身長・体重】152cm・47kg
【肌色】白色人種【髪色】白【瞳色】灰青
【外見・容姿】ネコのようなつり気味の目つきをしたサイドテールの女の子。修道服より部分鎧を着ていることが多い。
【属性】秩序・悪
【好きなもの】あったかいミルク、噛みつかれること
【嫌いなもの】死徒(特に男)、苦みの強い野菜全般
【魔術回路】質:C 量:D 編成:正常
【所属】レジナ女子修道会/レジナ騎士団
【階位・称号・二つ名】白猫>>193
魔術・特殊技能・特性など
『百合秘蹟』
自身の純潔、処女性、無垢さから霊力を高め、異端に対する抵抗力を身につける儀式。
魔術師で言うところの『魔術回路の開放、魔術基盤と仕組み、詠唱、それらを朝から晩まで日常的に叩き込む』段階。
これを維持し続ける事が団員たちにとっての何よりの武装であり、下記の概念武装を装備するための「資格」となり。
リアもまた穢れを知らない身の上であるためこの秘蹟を十全に行使できる。
礼装・装備など
『天剣片:短剣』
普段は目に見えないが、設定された聖句を発するだけで本来の姿を取り戻す攻撃用の概念武装。
基本である片手剣の形から刀身をさらに短く、軽くした短剣の形で顕れる。基本は二刀流。
リアは斬りつけるだけでなく投げつけたり登攀用のかぎ爪としても使用する。そのように振るわれるそれは騎士の剣よりも獣の爪に近い。
『金星貞操・軽鎧』
普段は目に見えないが、設定された聖句を発するだけで本来の姿を取り戻す鎧型の概念武装。
機敏に動くことを最優先にしたデザインで腕、肩、胸元といった一部分だけを守るものとなっている。当然、不浄や魔術の悪影響を弾く護りも通常のそれより弱い。
その分、回避力は見事なもので一度逃げに回ったリアを捕らえるのは隊長クラスのメンバーでも難儀するほど。>>194
来歴
レジナ騎士団に所属する団員の一人。階級は「騎士」
出生不明。赤子の頃に棄てられたところをレジナ騎士団に拾われてから少女の人生は始まった。
当然そうなるのだと疑うこともなく騎士団の一員となって剣を手に取った。幸か不幸か、剣は少女の手にひどく馴染み、年に見合わぬ戦果をいくつも挙げるほどだった。
しかし。勝利しか知らないが故の慢心はどうしたって生まれる。若さばかりの子供となれば猶更だ。
ある種の必然のように格上の死徒に敗北した。そして、攫われた。
攫った死徒は命を奪うでも眷属にするでもなく、どこかに出かけるような気楽さで言った。
「もちろん処女を奪うなんて無粋なことはしない───だったか? いいぜ、人間サマの遊びに倣って愉しんでやる」
その言葉を皮切りに少女の"飼育"が始まった。
時に苦痛をもって躾けられる。怒りをこめて睨み返せば男は攻撃的に笑う。
時に快楽をもって躾けられる。言葉と身体が乖離していく様を男は愉しげに眺める。
屈辱を嚙み殺して男の言葉に従えば、褒美だと言って噛みつかれる。
血を送りこまれて生きる屍にされるでもなく……ただ人間のまま、最後の一線だけを踏み越えずに飼い殺される日々が続いた。
屈辱的で、暴力的で、傷痕を増やすばかりの時間。流れる時間はいつしか快楽に紐づけされて、それが一層忘れ難くなり。
そして突然に棄てられた。
ただ「飽きた」の一言だけで。>>195
それは客観的には無事に解放されたと言えるだろう。
だがそのようには思えない。少女の主観は棄てられたとしか見られない。それが、ひどく、許せない。
少女は周囲の気遣いも振り払って早々に騎士団に復帰した。
必ずあの男を見つける。見つけて、再び、会う。
会ってどうするのか。どうしたいのか───あるいは、どうされたいのか。
その答えを出せないまま飼い主を失った騎士は刃をふるい続ける。
心の首輪は、外せないまま。
人物像
気が強く、正義感も強く、秩序の守護を至上とする。修道女よりも騎士の適性が高い女の子。
自分より強い者には負けん気を発揮して突っかかり、自分より弱い者は騎士の矜持を発揮して守ろうとする。
ほどほどに年相応……ではあるが、騎士団以外での生き方を知らない世間知らずで流行には疎い。疎いが、興味がないわけでもない。
時折、熱に浮かされたように遠くを見つめているが、そんな時に話しかけて返ってくる答えはいつも「なんでもない」である。
仕事は真面目にこなすが、少しばかり自由に動き回るクセがある。修道女として働くときはまだ落ち着きがあるが騎士として異端を狩るときなどはひどく、勢い余って孤立することも多い。この悪癖は幹部連中に何度か指摘されるのだが不思議と直らない。
あるいは直す気がないのかもしれないが。>>201
了解です。変えておきます
重ねてよかったぁ…
いやーギリギリで止めて放置するっていうのやってみたかったんですよ>>208
本描きはもっとひどk、抑えるので大丈夫です~ちなみにレジナ騎士団のイメソンの一つは『Red fraction』……おっかない女たちのアニメのやつだったりしますですダヨ
>>214
ローエングリンが無言で背中をさするの不可避だコレ(白目)。ところでなんですが黒鹿さん、エウラリアオルタ前水着になるかもって仰ってましたよね
……よければチームオルタとか作りませんか…?人工聖痕という概念は可能なのだろうか……?
人工的に、そして肉体的に強制的に聖痕を刻み、過去の聖人たちが有していたであろう祝福を再現する模倣奇蹟(肉体の負荷などは考えないものとする)。
例をあげるなら、人工聖痕でサムソンの怪力を再現するとか。>>146の続き
「どういう状況よ、これ」
「さぁ……?」
「俺にもさっぱり……」
見たことない男に頭を撫でられ至福の笑みを浮かべているカナリア、その光景をつまらなさそうに見つめながら恋人との通話を楽しむ見たことのない女。そしてまた見たことない女に煙草を取り上げられぴょんぴょん飛び跳ねるリムと、そんなリムを宥めるこれまた見たことのない男。
何があったかを全く知らないマヴにとってはあまりにも不可解な光景。ルナも獅音も苦笑いを浮かべるだけで何も言わない。でも多分、彼らがカナリアたちの同胞なのだろうということはわかった。
「あ、これあげる。この二つの鍵で完成だよね?」
「ええ、ありがとう。いただくわ」
「一気に取り込んで大丈夫なのか?」
「もう大丈夫よ。今の私ならね」
その言葉に嘘偽りはなく。慣れた手つきで鍵を取り込み、そして身体に異変もない。涼しげな顔で乱れた髪を整えている。その、何気ない姿に何故か目が惹きつけられしまう。甘い香り、蜂蜜だろうか。そんな匂いが漂ってばかりで。「はい深呼吸。私が美しいのは当然だけどここで倒れられたら困るのよ」
「はっ……今のは?」
「完成した私の美しさにみんな目を奪われてたってやつ。あんまりジロジロ見続けると本当に帰って来れなくなるわよ?」
「思えば随分遠くまで来ちまって……ん?髪色が」
銀色の髪の房が増えている。というよりも、瞳の色もどこかおかしい。蜂蜜色だったのに、そこに瑠璃のような色合いが加えられている。可愛らしく、そして美しい。温かみのある視線の中に、程良い冷たさが入った感覚だ。
「なに?獅音ったら、私に惚れた?」
「いや、その……見惚れはしたけど惚れてはねぇ」
「あら、そう?こういう私が好きなの?」
「……ノーコメント」
「はいストップストップ!というかなんかマヴの様子がおかしい!なんか……なんだろう……なんか大人っぽくなってる!」他者を魅惑する気質、とでもいうのだろうか。余裕が出たような感覚だ。笑い方は天真爛漫なマヴのそのままであるが、それ以外の動きに大成した女王のそれに似たものを感じる。若々しさと大人らしさの中間、とでも言えばいいだろうか。ともかく、そのような感覚がする。
それはこれまでの旅路から得た精神的な成長であるのかもしれないし、遺物を取り込み完成したことによる精神の成熟なのかもしれない。ただ一つわかることは、マヴはマヴのままであるということだ。それが要因となって不和を生じさせるような人格の変容は遂げていない。真っ当な育ち方と言える。
「楽しくなっただけ。もうしないわ。……それで?そっちのあなた達も最後の旅路に同行すると?」
「いいや。俺たちはここでお暇させてもらう。ここから先の仕事は俺の部下であるカナリアがすべきことだ」
「私たちも予定があるのでな。貴様の晴れ舞台を見る暇がない。まあ、代わりにリムたちがきちんと看取ってくれるさ」
その言葉を告げるとともに、アインもマリナも部下を離し、それぞれの側近であるユリアやアスモと共にこの森を出る準備をし始めている。思えば随分と深いところまで来た。帰らずの魔術も仕込まれているが、その程度に惑わされるほど軟弱でもない。きっとすぐに森を出るだろう。この森の最深部に何があるかも知らないまま。
「人生とは折り合いの連続だ。どれだけ悔いがないように生きたところで悔いが残る。ああしていれば、こうしていれば、数え出したらキリがない。だからせめて、悔いを減らすんだ。切り捨てる優先順位を決めるといいぞ、自分が一番残したくない悔いは何かというのをな」
「俺はマリナと違って逆に欲張りだから。何もかも手にしようとするんだ。欲しいと思ったものを切り捨てることなんて言語道断さ。……ただ、全てを押し除けて手に入れるのなら、その欲望に見合うほどの実力と、幸運が必要なんだ。それは間違いのない非情な事実だから」
彼らなりの激励を施した後に、魔導円卓と秘匿聖歌隊の面々は去っていく。後に残されたのは、最初の五人。この五人で旅は始まった。もう既に、彼らを止めるべき存在は皆いなくなった。妖精の森の最深部に向かい、全てを終わらせる時が来たのだ。仰々しく、重苦しい。しかし立ち塞がる外敵はいない。そんな、最後の旅だ。「さあ、行きましょう。この森の最奥で戴冠式を終えるわ」
「………おはよう。アルバーン・ラミレス、フローレンス・ヴァルトルーム。叩きのめされた気分はどう?」
「………ウルフィルト・ロッテンキャット」
「偽物だけどね。私の本体はようやく出て来れるから、虚像でご挨拶と忠告を。さあ、はやく本国に戻るといい。あまりうかうかしていると、間に合わなくなるかもしれないよ」ウルフィルトは森の外には出られない。この計画を行うと決めた時から、封印指定を授与され、この場を、悲願を成就させるための土地であると定めた時から。だからここにいるウルフィルトは偽物だ。森の外にいるわけがないのだから。
「………お前が何をしようとしているかはわからんが、本当にここで出来るのかい?」
「霊地としては大したことない場所。魔術による大儀式を行うには適さない場所よ」
「そうだね。でも、人間は環境を変化させることができるよ。多少強引で、妖精の怒りも買いかねないが……誤差だ。約束を果たすためには、致し方ないものだ」
残念そうに、物悲しそうに語るような口ぶりとは裏腹に、その声色はとても楽しそうだ。ずっと見続けた夢がようやく叶う。手を伸ばし続けた星がもうすぐそこにある。それを喜ばないわけがない。とても朗らかで、弾んだ少年の声が、歌うように響き渡る。
獣のような瞳と、耳。そして尻尾をはためかせ、少年はステップを踏む。あと少し、もう少し、千五百年にもわたる長い旅路の答えが出る。不安要素は何もない。これで人類は救われる。これで星は夢を見る。穏やかな臨終を、星の終わりを、共に寿ぐ。
「おはよう、世界。そしておやすみなさい。閉じた世界で手を繋ごう。子守唄を歌おう。きっと怖くないからさ」
おしまい。次回からガチでラストスパート、最終章ですよっしゃー!じゃあ水着の夫人貼っておきますね
【CLASS】バーサーカー
【真名】サラ・ウィンチェスター
【性別】♀
【身長・体重など】キャスターと同様
【外見・容姿】キャスター時に纏っている黒いドレスに近い色合いの水着。本人としてはいい年をしたおばさんなので素肌は見せたくない。
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:B 魔力:E 幸運:C 宝具:EX
【クラス別スキル】
・狂化 C
夏の暑さにやられている。いつもより少し饒舌に、そして年甲斐なくときめきも覚える。
【固有スキル】
・サマー・テリブル・ショッキング!A
真夏のあやまち。己の定義を変更した悪霊達による攻撃はバーサーカーをこれまでよりも集中的に狙う。
ホラー映画を模倣する為、いちゃつくカップルだの一人でふらついているチャラ男だのも優先的にターゲッティングする。まさにサマークライシス。
・猛暑の誘い B
偶発的な誤認。
あまり暑さに対して強くないものなので僅かにバーサーカーの言動はブレる。それまでよりもお転婆ではしゃぐのだ。まるで少女の様に。
精神年齢のわずかな後退と肉体年齢的にキャスター時よりも気持ち早く動ける。>>235
【宝具】
『怪奇!呪われし幽霊屋敷!!(カースドムービー・ウィンチェスター)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:100人
幽霊屋敷は真夏にその真の力を発揮する。
キャスターであった頃に謎の幽霊女子に提供された大量のホラームービーを幽霊屋敷は学習し、夏の祭りに乗じていかにウィンチェスター夫人を祟りころすのかという方向で自身を再定義。
今までと同様展開型の宝具なのだが、「ホラーの主人公って行くところ毎回大変な事になるよね」ということで主人であるバーサーカーが行くところが幽霊屋敷なのだと指定。
これまでよりも柔軟に動ける様になったものの、再定義の結果主人公であるウィンチェスター夫人は決して死なないと法則づけられていることにいつ気付くのかは定かではない。
チェーンソーの怪人だの頭が増えたサメだの悪霊達はさまざまな怪物に変身してバーサーカーを狙い、その度にうまく躱されて近くの敵へと突撃する。
【Weapon】
バーサーカーを狙う怪物達……をうまく利用して相手に攻撃をぶつける。怪物はあくまで彼女に向けて攻撃している為、敵意や殺意と言った自身への感情を察知する敵に対して有効。>>236
【解説】
その時、夫人は動いた!
これまで夏のイベントは暑いのが嫌なのでまともに参加していなかったor消極的だったウィンチェスター夫人。しかし今回はウォーターバトルという事なので、まあまあ動けなくはない。
さらにマスターからの「せっかくだから一緒にいきませんか」という誘い。
わかりましたお母さん頑張ります(お母さんではない)。大変なイベントに巻き込まれるであろう事は考えるまでもなく明らか!でしたらお母さん頑張ります!(お母さんではない)。
【人物像】
キャスターとしての憂いを帯び、常にため息をつく今にも散りそうな花を思わせる雰囲気から一転、ウィンチェスター夫人はどことなく情熱を秘めた瞳を備えている。
夏のイベントという事もあり、下手な姿をマスターには見せられない。ある程度の礼儀というものが存在するのだから。
なのでいつもよりも他所行きのテンションであり、簡単に言えば気が強くなっている。割と強めにコミュニケーションを取るし強めに感情も発露する。
新時代のお母さん鯖(子供の前でかっこいいところ見せたいとかそんな感じのなんか)である。
あるいは……本来はどこにでもいる当たり前の母親でありたかったというほんの少しの願いの結果だろうか?
はちゃめちゃな夏を、貴方と楽しみたい。
ほんの少しでもいいから、笑顔で終われるひと時を送りたい。
決して叶わないいつかの夏、それこそが真の願いである。>>237
特技:ビーチバレー(本人の主張)
好きなもの:ガールズトーク
嫌いなもの:暑さ
天敵:他の母親を自称する者達
願い:暑くない夏
【一人称】私
【二人称】貴方
【三人称】彼 彼女 あの人
【セリフ例】
「この水着似合ってるかしら……あまりこういうの着ていなかったから新鮮だけど、だらしない体だと笑われそうで」
「お小遣いはどれくらい必要かしら。一万QPくらい?うふふふ!」
「きゃー!!助けてー!!(覆面チェーンソーマンに追われながら)」
「きゃー!!怖ーいー!!(ゾンビ達に追われながら)」
「きゃー!!やだー!!(首が3つくらいのサメに追われながら)」
「だ、ダメよご禁制なんてそんなの……破廉恥じゃないかしら!」
「だ、ダメよ地母神なんてそんなの……拡大解釈じゃないかしら!」
【因縁キャラクター】
・母親を名乗る者達
話が通じなくて怖いよしっ!ペーパームーンクリアしたぞ!
聖杯戦争を書くにあたっての参考になった部分もあるにはあったり。
SS書くか!そろそろプロローグ辺りは完了させなくっちゃあなぁ……。風呂入る前のゆる募。
ssのお題。>>246
ありがとうございます。
バトル抜きだけど、グリフィンの空恐ろしさが出せるように書きたい。>>252
じゃあ前から気になってたクッチーvs砕城凌牙で。
死ななきゃ結末はどんな感じでも大丈夫です。>>252
じゃあ強欲ながら船男子組で何かお願いしたいです…!>>245
私は人妻サーヴァントは肌を見せないのも選択肢の一つだと捉えているのだ
なんかじっとりした感触が得られるからな!!>>260
195センチと130~140センチ(を想定)ですからねぇ、巨人と子供!
ちなみにバロールとプルフラス(ロリショタ体型)もこのくらいの身長差ちなみにですがシスター・リアの名前はタッカ・インテグリフォリア(別名ホワイトキャット)から取っています
これ調べていくとタッカ・シャントリエリというひじょーに見覚えのある名前にたどりつきまして、こちらの別名はブラックキャット
由来ここだったんだねネコチェン…ホテル聖杯戦争の続きを投下します(決然)
【前回のあらすじ】
食堂の怪物を倒したよ!◇真府 四方────1階大浴場
湯煙がもうもうと立ちこめる。視界全土が半透明で、白ばんでいて、朧気だ。全身を包むのも今は衣服ではなく、なんとも言えない程よい加減の湯水。張った気もこれでは緩もうと言うものだ。
「ヨモちゃん、気持ちいい?」
「ルナちゃん…うん。なんというか、ほっとするって感じ」
今まで一通りはしゃいでいたルナちゃんがすっと隣に来る。体質もあって、ひとまず足湯ということになっているが、それでもはしゃぎたおしたことからか熱気からか、頬は上気して汗ばんでいた。
あれから───食堂で怪魚を討伐してからは、それ以上の闘争は発生しなかった。支配人の明さんがすぐ後で駆けつけたということもあるかも知れないが、想定していたよりも聖杯戦争の参加者たちは皆非交戦的なようだ。ある程度疲労もたまっているこの状況に乗じて…と考える人間も一定数いると踏んでいたのだが。
四方はというと、白衣の人に助けてくれたため大事には至らなかったが令呪の行使はさすがに身体に無理を言わせすぎたようで、ふらふらと足下がおぼつかず貞光に介抱されてしまった。怪魚によって生み出されてしまった被害者たちの遺体を移動させることもかねて、負傷と疲労を癒やすために彼の展開した温泉に浸かろうという話はすぐに纏まった。
「そういえば、ルナちゃんは前に台湾に行ったときにも温泉に入ったんだよね?どうだった?」
「うーん、入ったって言っても足湯なんだけど…でも、やっぱり国が違うとお湯も違ってくるんだね」
こっちは和洋折衷ってやつだしね!と笑う彼女につられて自分も自然と笑みがこぼれる。その通り、この温泉は貞光の宝具が大元に敷かれているが、それに加えてルナちゃんのサーヴァント、キャスターの結界の概念も付与されている。まさか温泉の結界を持つ英霊を二人揃って引き当てるとは、と思うとどうにもおかしくって仕方ない。
だが、二つ分の結界の効能は相当なものであるらしい。白衣の人の治癒の魔術と併せて、かなりの重傷で虫の息というほどであった従業員たちの何人かが既に息を吹き返していると聞いた。奇跡を成し遂げる、まさに英雄の所業と言えよう。>>265
「…ねえ、ルナちゃん」
「なに?」
「その、ルナちゃんは、聖杯にかける願いとかある?」
「んー、そりゃあやっぱり根源の到達だよ!」
「そっか…そ、そうだよね、魔術師だもんね」
「うん!でも、今回は亜種だからそういうわけでもないし、聖杯を拝めれば御の字かなーって。それでリソース分けてもらえたら重畳かなあ」
「……え?」
友人の答えに戸惑う。何を言っているんだと疑問が急浮上する。「亜種」?いや、そんなはずはない。だって私に届いた手紙には───
「…ちゃん、ヨモちゃーん、どうしたの?」
「え、あっ、ううん何でもないよ」
「そう?なんだかちょっと顔色悪いよ?」
「ちょ、ちょっとのぼせちゃったのかも。夜風に当たってくるね」
ぽかんと自分を見送るルナちゃんの心配を無理矢理振り切って早足で浴場を出る。胸が暴れるようで、動悸が激しく、これは夜風に当たったところで収まりそうにない。身体をタオルで拭いて、とにかく早く場所を移したくて髪をやや乱暴に乾かし、服を着て外に向かう。
出入口の付近、男湯と女湯の中間には貞光が見張りということで立っていた。彼も、四方の様子を見ると心配そうに眉根を寄せた。>>266
「主、何か良からぬことでもございましたか?」
「い、いえ、その、そういうわけではないんです、けど…」
「……承知いたしました」
彼はやはり、必要以上の詮索はしない。四方の弁明に他意が含まれていることにその見識から気づきながらも、その実態を主に委ねて自身は静かに佇んでいる。それは仕える者であるが故の配慮か、それとも。
「…一つ、気がかりなことが御座います」
「き、気がかり…ですか?」
「はい。この大浴場に結界を敷き、拠点としている中で…またこうやって多くの者を結界に招き展開を維持している中で、どうもワタシが知っているよりも、この結界の効果が強くなっているのです」
「それは、一体…」
わかりません、と四方の問いに貞光は大きく頭を振って答える。その神妙な面持ちは、現象としては僥倖たるそれを存外に訝しんでいた。
「キャスターの結界の概念も加えられているし、だからじゃないですか?」
「いえ、それも考慮しましたが、この余剰分はやはり彼のものではなくワタシの方から拡張されたものなようなのです」
「令呪の効果がまだ残っている…というのは?」
「令呪は命令として下された範囲内の行動においてのみ発揮されるものです。それにこの余剰は、展開当初より発生していました」
「なら、本当に原因不明なんですね…」>>267
物怪の幸いと内心喜んでしまっていたが、相手がこうも不審がっていると自分も不安になってきた。何せ妨害ではなく支援なのだ。人間は不条理の不運には耐性があるが不条理の幸運には慣れていない。裏とはいわずとも因果を求めてしまうのが性というものだ。
「…申し上げるべきか決めかねておりましたが、この状況下ではご報告せねばならないでしょう。思いますに、この異しき幸運には、本来のワタシにはなき幻想が加勢しているのではないかと」
「と、言うと…」
「ワタシはランサーとしてその真名と共に現界致しました。従者であるこの身の下敷きとなっているのは、人理に刻まれたその名。偉業や伝承から切り取られた一個体がワタシにございます」
「はい…ライダーとして召喚されるサーヴァントが、キャスターとして喚ばれることもあって、その時々で別側面が強調される…というものですよね」
「左様でございます。ですが、今のワタシは…此処にあるワタシは、切り取られ此度は不要と捨て置かれたその側面をも司っているような…否、どころか本当なら取るに足らぬ幻想、信仰として掬われることもない概念さえもが、この身に詰められているように思うのです」
貞光の言葉に、また頭が混乱するようだった。異変、異変と明けぬ夜が始まって以来扱ってきたが、まさか自分たちも異変の側にいたとは。当然ながら四方は人理の概念を利用してサーヴァントの霊基に加工を施すなんて芸当をする力はない。それを相手も理解していて、だからこそ今までその違和感を伝えるか否かも苦慮していたのだろう。
疑念と問題は覗き込めば覗き込むだけ折り重なっていた。そしてそのいずれも解決の糸口が影さえも掴めないでいる。山積する不安感に脳が震えるほどの寒水に浸されたようになって凍える四方に、「ですが」と貞光は口を開いた。
「ですが、主。貴方様はどうか、気をしっかりお持ちになってください」
「で、でも…」
「貴方様は自分をお信じにならない。その理由は、無論存じ上げております。加えてこの雲を掴むような現況で、無茶なことを申し上げているとも重々承知いたしております」
丁寧に、慇懃に、しかしその言葉の節々には叱咤激励にも通ずる力強い感情がにじんでいた。四方という人間の真諦を知る彼は、それでもと彼女に向かって言葉を継ぐ。>>268
「思うことはできるはずです。願うことはできるはずです。ならば、その望みこそが貴方様が主であるという証左です。ワタシは所詮紛い物で、此度はかてて加えて余分なものも抱えた身であるようですが、懐く願望は、それでも変わりませぬ」
「願望…」
「えぇ。今は、主もワタシもたよら、己という存在の証明すらままなりません。…だからこそ。だからこそ、心の底からの願いと、それを懐く己が心を、信じてみてはどうでしょう」
貞光は多弁を尽くした。落ち着き払って、しかし裡にある感情を隠すことを控えて語った。言外に、彼女が恐る“絶対的な真実”にあらざる自分を主張して。その中で、四方は「心の底からの願い」という言葉が強く脳裏に焼き付いた。
私の心の底からの願い。それは何だろう、と自身の内側を顧みる。聖人ではない強欲な人間である自分は、願望といえば大小数え切れないほど持っている。この身体の宿痾たる他人を殺さんとも、またルナちゃんの言うように魔術師として根源を目指したい、とも───
「四方」
誰かの声が虚を突くように耳朶を打つ。遠い昔の、懐かしい声。聞くだに、幼少の砌の記憶が幾日も闇と光の狭間に映し出される。そんな久しく呼ばれてこなかった四方の名を囁く二人の声。
「…お父さん、お母さん」
心中で呟くつもりでいたものは、無意識に声になって出ていた。むしろ叫び出したいほどだった。浮かび上がったその影を追いかけて、掴んで抱きしめるふりすらしたくなった。
在りし日よ、幼かりし日よ!彼女の心には響きが湧いた。夏の日の剥き出しのアスファルトのように冷めやらぬ願望の響きが、しんと照りつく日差しを避けるようにして一つ空席に腰掛けた。
だが四方はわからなかった。その響きの姿形を、その響きの意味するところを、そして、その響きの向かう先を。>>269
◇カトカ・オルロイ───1階大浴場
髪にぶつかるドライヤーの熱風が、先ほどから喉の渇きを増幅させて仕様がない。どうにか終えて櫛で梳くと生来の癖毛が絡まってこれまた時間がかかる。先に上がっていったランサーのマスターである少女の、濃紺のストレートヘアをうらやましく思ってしまう。
彼女への羨望は髪質だけには留まらなかった。マスターだからと勇んでセイバーさんに威勢良く言い放ったものの、結局自分は彼に対して適切な支援などは何も出来なかった。自分の弱小な魔術回路では強化さえろくに出来ないのは承知していたが、それでも機を見るに敏というに相応しい令呪の行使によって反転攻勢を遂げ討伐の大金星を飾ったランサーとマスターのことを考えると、やはりあそこで自分も何か出来たのではないかと自虐が始まる。
セイバーさんは「なに、マスターはそれより前に大活躍したじゃねえか」と言ってくれたし、グランデさんは「そんな風に思えるなんて、やっぱり貴方は勇者様ね」と褒めそやしてくれたが、心はそう簡単に不満を途切れさせてくれない。
そういった感じで悶々としながら廊下に出ると、どこかの窓が開いているのか、涼やかな風と一緒に歌声が運ばれてきた。か細く、静かで、美しい。小さく聞こえてくるだけでも、水面に波紋が広がるように、その声は明瞭でいつまでも名残を続かせる。
カトカは自ずとその声の足跡を辿るようにして歩き出した。月影が見えたから月を見に行くように、また薔薇の花の残り香があったから庭先の薔薇を訪ねるように、その時の足の運びはつとめて軽く自然なものだった。
「オリオンはたかくうたい…つゆとしもとを…」
着いた先は中庭だった。このホテルに来た時以来此処の存在というものを気にもかけてこなかったのは、やはりこの異変の精神への影響を感じさせてどうにも厭な現実ばかりが見えてきてしまう。
それを振り払うようにして中庭の様相へ目を移せば、それもまた現実と恐ろしいほどに乖離していて、地面に足がついていないような、宙ぶらりんな心地になる。それほどまでにこの空間は穏やかで、密やかで、熱がない。盛りの花も、咲き始めた花も、萎みつつある花も、流れる水も淀む水も全て何時ともなくこの世にそのままあって、何時までもそのままあり続けるような、無時間的なものだった。>>270
そんな黙せる詩たる世界の中にあって、声を発する者がいた。従業員の制服も纏められた髪もこの空間の闇から抽出されたような黒色で、空を見上げる瞳は老い始めた牡丹の憂いの色。
「あ、あの…」
「………なに?」
恐らく歌が終わったであろうタイミングで声をかけると、大して驚きもせず彼女は応じた。文字に起こせばこの時には間違いなく疑問符がつけられているだろうが、耳で聞く分だとあまりにも淡泊な調子だった。
「その…志歩さん、ですよね?」
「そうだけど、どこかでお話しした?」
「いえお名前は、その、明さんが…」
「……あぁ、明ね。そう、私は折外志歩。折外明の義理の妹」
義理とはいえ自分を迎えてくれた存在である明さんを呼び捨てにする志歩さんの姿は、気丈なようにも他人行儀なようにも見えた。明さんの普段の様子を想像すると、案外兄妹で支配人と従業員の立場とはいえパワーバランスは違っているのかも知れないというところまで見当がついた。
つい何となくで話しかけたものの、カトカは別にそれ以上の話題は持っていないので二人が黙ってしまうのは自然の帰結といえる。踵を返せそうにもなく、月の白さも無駄に白々しく感じられた。
「う、歌、うまいですね!」
「…ありがとう。よく言われる」>>271
なけなしの勇気を振り絞っての話題も、志歩さんは一言で終わらせた。会話を続ける気がないのかもしれない。考えてみれば、一人で歌っている最中に話しかけられて中断されているのだ。自分に対して苛立っているのではないか、となると申し訳なさが心を縮ませた。柄にもないことするんじゃなかった、怪物との戦いの時の欲求不満を他人にぶつけるなんて…と自己嫌悪と後悔が席巻する。
それじゃあ、と堪らず逃げ出そうとするカトカに、志歩さんは不意にぽつりと何事かを呟いた。振り返って見ると、彼女はぼうっと月を眺めて、
「…みんな、言ってくれてたわ」
「……みんな、と言うと…」
「…ホテルのみんな。阿奈も、研二も、祐子も、和夫も、天留も、みんな」
彼女が列挙した名前は、聞いたことのある者もいれば知らない者もいた。そのうちの何人が、今も生きているのだろう。一体どれだけの、彼女の歌を褒めた人がこの異変の中で命を落としたのだろう。
「ねえ」
「…はい」
「人間って、死んだらどうなるの?」
「…星になる、って言われてます」
「そう」
自身の答えを志歩さんが聞いている、ということは、今まで月へ向けられていた彼女の視線がゆっくり周りの星々に移ったことから理解できた。>>272
「どこがこんなに切ないのかしらね」
譫言のように彼女の口から漏れた言葉は、相も変わらず無感動に言葉をなぞったようで。しかし、その声色には、熱く苦しく、どうしようもなく切ない何かが打ち寄せる波の頭に乗って一秒一秒姿を変える月のように揺れているのがわかった。
それはカトカにも痛いほど知り得るものだった。あの日、修繕しきれぬ姿で帰ってきた母のその肌に触れた時の心だった。茫漠の浜辺で、真砂の一粒にもなりきれず、自分の中身が這い出てそのまま空っぽの腹が目の前に転がり込んでくるような、そんな形になりきれぬ心だった。
「ねえ。何か歌ってみせてよ」
「へ?」
「歌って。知っているでしょう、歌」
出し抜けにそう言ってきた志歩さんの声の調子は、いつの間にか以前の淡々としたものに戻っていた。或いはさっきの言葉は、カトカが夢見心地に聞いた幻聴か何かか───と思案するうちにも相手は熱心に歌をせがんでくる。
わかりましたからと宥めて、恥じらいを抑えつつ馴染み深いものを一つ歌い始める。あの日以来歌うことを忌避すらしてきて、久方ぶりに歌うと声が成長していたのもあって図らずも母に似たように思えた。不思議なことで、十余年もの間記憶に封をしてきたにも関わらずいざ歌い出すと歌詞はするすると口をついて考えるよりも先に音に乗って出ていた。
そんなカトカの歌に耳を傾けているのかいないのか、志歩さんの方はまた月目がけて視線を上方へ放り続けていた。>>278
「むふふ、照れるね」
はてさて、公式の柳生十兵衛はどんなキャラつけになるのだらうか~わータイタニックが話題になってるって思って検索したら…なんとも言えない…
お茶を濁すようですがレリックのキャラとしての構想元は龍が如く7の沢城のカシラです。所謂「たるんだ空気を引き締める奴」。彼がツッコミ役になるのは定められた運命だったワケですね
>>275
>>277
「スライムみたくグニョグニョになるわ水になるわ霧散するわで無傷なお前が言う台詞じゃねエだろうが…!」
歌は星を見上げ、月を仰いで…或いは…
>リメイク十兵衛さん
ヤダそんな大胆…!なんて立派な胸筋なのかしら…コレは今まで以上に戦闘描写を気合い入れていかねばなりませんわね!
>>276
台湾編で温泉に行った時は二人のサーヴァントの宝具も含めてもうそういう運命なんだな…って…
願いは力の源と言いますがどうなるやら…
カトカと志歩の出会いは…ふふ、ふふふ…()お久しぶりです。やっっっとこさ裏設定が書けてきたユージーンです。早速大鳳兄妹の裏設定をそれぞれのページに追記してきましたので興味のある方は是非。
そしてサムライレムナントの情報で内心穏やかではいられない今日この頃。
>>239
これはいろんな意味で危険な香りがするサーヴァント。そんな中ほんの少し普通の母親になりたかった願望が覗くのがなんとも味わい深いですね。
>>258
>>259
このお兄さんがサーベル振り回してバリバリ前線で戦ったりこのガキンチョ(神)に振り回されてあ”あ”っ!って怒声上げると考えると面白過ぎる!
>>274
つかの間の休息。ですがこういう時の話をよく覚えておくべきというのは分かります。とりあえずカトカちゃんと志歩さんの話は覚えておいた方が良さそうです。
>>277
これは普段飄々としてるけど決める時はバチッと決めるタイプのイケメン!!冗談抜きで体調がおかしいのでそろそろ病院行こうかと考えてる京極です…いや3週間エンドレス眠気と倦怠感はガチでおかしいって何これ…
あとリク募集、凌牙vsクッチーの予定で進めてます。もしかしたら時系列的に船入る前なので1年放置しちまってた例の子を先出しでチラ見せできるかもしれませんお楽しみに
>>239
これは新しいタイプの戦闘スタイルの水着鯖ですね…!!バトルモーションとかでギリギリを攻めた怪物が色々出てきそうなタイプと見受けられる
そして母を名乗る不審者…ついにこのスレの水着鯖にも不審者鯖が…でも割とまだ意思疎通できそうな類ではある気がしなくもないっすね
>>255
あー…そうっすね、何代か前にアボリジニとは結婚してる感じにしようかなと
>>259
デカい強いカッコいい…!!
>>277
かっけえ…!!
今度描いてみようかな…>>285
どうか無理をせずにご自愛くださいね…>>285
病院にGO!!(切実)
了解です。>何代か前にサムライレムナントは中納言さんとしましては「島術さんめっちゃ来てるな…」となりました、お元気かしらん…
>>282
こんなヤの人まがいな野郎がクリスマスには台車を駆るガキンチョ(神様とオートマトン)を殺気立って追い駆けていたという事実。船って怖いですね(
こういう小休止にこそ伏線は張られるって中納言さん色んなゲームで覚えた!
>>284
ホテル聖杯戦争では恐らく一番戦闘映えも負傷映えもする恵体様(エドワード黒太子さんは爽やか系っぽいし傾向が違う)ですからねえ、活かさねば無作法というもの…
>>285
健康は富に勝る資本、病院は混みやすいですから思い立ったが吉日でございます、どうぞご自愛なすって…
>>286
メリハリは大切、ハレの日があればケの日も必要ですからね。だからこそ感じてしまう空隙もありますが…黒鹿ファンさん 黒鹿ファンさん おしえてください
『船』の学園卒業→外の大学に進学などする→卒業後『船』にUターン就職のようなことは有りですか?>>294
黒鹿ファンさん ありがとうございましたサムライレムナントは思想魔術以外の東アジア魔術が知りたいですね。キョンシーとか出てくれると嬉しい。現状だとそういう面でのバトル描写なんかは露出少ないイメージだし(冒険読まなきゃ……)
ところで黒鹿さん。刹那の呼称に関してですが。
カヴンさんは刹那って呼び捨てでしょうが、ルナちゃんもそうでしたっけ?それともちゃん付けさん付けのどっちか?>>296
・参加人数が上限4VS上限4のチーム戦
・武器は必ず水の出るものを用いること
・水が出るものならば武器は何を使ってもいい
・参加者は頭、胸、背中に一つずつポイを付ける
・三つのポイがすべて破れた者はゲームから脱落する
・脱落した者がゲームに干渉することは禁止
・外部からの支援や妨害は禁止
・ゲーム開始前にチームメンバー以外の者がバフをかけるのは禁止
・宝具の真名解放は一人につき一回までとする
・固有結界などのフィールドを侵食する宝具は禁止
・ポイそのものを無敵にしちゃうような宝具は禁止
・↑に該当し使用可能な宝具が無い者がいる場合、他チームメンバーの宝具使用回数を一回増やす
・相手チームのポイを全て破れば勝利(勝利条件はゲームごとに変更してヨシ)
・自動発動型の宝具及びスキルの扱いは各製作者の判断に任せる
決まったルールはこんな感じですが……これをこう……なんか変える感じですかね?
このままじゃダメなのかな……雰囲気が合わない?>>297
えーっと…(思い出し中)
呼び捨てですね。ルナは同年代の相手は基本的に呼び捨てします。ヨモちゃんは割と例外>>300
温泉イベらしいムフフな展開はありませんでしたが、そう言っていただけて書きたかった私としましても嬉しい限り…!
さてさてそんなわけでホテル聖杯戦争の続き、投下してもよろしいですかな?うおー推して参りまする!推して参りまする!
◇カール4世───1階中庭
怪魚を討伐した後も、このホテル内の異様な空気は払拭されることなく酸素や窒素と絡まって食堂に、大浴場に、そして廊下に我が物顔でのさばっている。彼の怪魚は何であったのかというのは十分に考察する必要があるが、少なくともアレが事の発端ではないということだ。他陣営の妨害か、使い魔の暴走か、化け物共の亜種か。
考えるべきことはブラニークの山より堆く積み重なっており、そして何れもヴルタヴァの川より遠大で見通しがまるでつかない。ある程度この状況でやるべきこととその筋道とを組み立てはしたが、それもどこまで計画通りに遂行できるかわからない。何せ、“彼”がいるのだ。幸か不幸か向こうは此方のことに気づいていなかったとはいえ、味方であれば頼もしいが、敵であったらと思うと途端に行動の幅が狭まってくる。
だが、だからといって弱気になるわけにはいかない。今肝要なのは如何に勇敢か如何に戦いにおいて優秀かではない、力ある理性と多くの思惟、それらこそが剣であり盾たり得るのだ。その点においては自分は今この場にいる誰にも劣らぬ、そう自負し落ちかけた肩をぐっと張り直し胸を張る。強いて傲慢に、敢えて高姿勢に、悠然と足を動かし廊下を進む。
「"Hither, page, and stand by me, if thou know'st it,…」
「………!」
何処かから歌がする。館内放送というわけでもない、実際の、生身の人間の歌声を微かにしかしはっきりとカール4世の耳は捉えた。
こんな状況で、と怒鳴ったり苦言を呈するつもりはない。ただ純粋に、偶然聞こえてきたその歌の真意を知ろうと声のする方へ向かう。
「…あ、あれ、志歩さん…?」
中庭の真ん中で、女が一人立っていた。焦げ茶色の癖毛の髪を揺らして誰かを探しているらしいが、カール4世が入った頃には彼女以外には誰もいなかったからきっと歌っている途中でいなくなったのだろう。
「おい、お前」
「うえっ…!?あ、あぁ…?」
突然声をかけられた、ということもあってか女は言葉未満の音を当惑顔と一緒に出して危うく足を変に絡めて転びかけるところだった。セイバーのマスターなのだと推測しているが、サーヴァントとは違ってかなり鈍くさい。>>305
少し待って平静を取り戻した後も、相手はもじもじとしっぱなしで逃げることもしなければ何か訊ねてくることもしない。ただ居づらそうに、ともすれば浮かれたように視線をせわしなく泳がせてじっとしている。シャイ、というのともどこか違う立ち姿にはあの剽軽男の影などは露とも感じられない。
「…その、なんだ。お前、先刻歌っていただろう」
「え!え、ええはい、もちろん!」
「…訊きたいのだが。アレは、『Good King Wenceslas』ではないか?」
「ご、ご存じですか!」
唐突に、加減を無視した声量でずいと女が身を乗り出してくる。落ち着きのない態度と挙動の不審さは全マスターの中でも一番ではなかろうか…と考えたが、自分のマスターも大概なので判断を下すのは止しておいて、心中の困惑を仕舞い込みつつ大仰に笑って答えてやる。
「"Mark my footsteps, my good page. Tread thou in them boldly”…だろう?彼の聖人の高き徳、王たる者の威厳を歌い上げた良い歌だ」
「…!で、では、その、やはり貴方様は…」
そこまで言い、出かかった声を息と共に一端噤んで女は周囲を用心深く窺って、「失礼ながら、耳をお貸しください」と恭しく言った。その通りに屈んで耳を近づけてやると、なおも注意して再度四囲を見遣ったあと、
「貴方様は…カレル1世様ではございませんか?」
彼女の顔を見ると、落ち着かない様子なのは変わらないがその面差しの中には「ようやく言えた」という安堵と「ついに言ってしまった」という不安感とが混ざりきらずそのままに介在していた。
確かに他陣営のサーヴァントの真名と思しき名を口にするのは、それがたとえどんなに正しくても機密性のある状況下であると断じていたとしても害悪な行為であると述べられる。歴史の具象たる存在、信仰の具現たる存在は正体が特定されるとそれだけで身に宿す神秘には解れが生じるのだから。
しかし、此方としてもその問いによって相手について一つのことがわかった。それは中々どうして、悪い気にはならないものだ。鼻を鳴らし、今度は威圧を目的としない許しを与える笑顔を見せてやる。>>306
「その通りだ、我が都の者。あいにく、此度はそちらの名を主とはせぬ霊基で召喚されたがな」
「!…あっ、あの申し訳ございません、セイバーさんが…」
「そう思っているならもう少し英雄としての自覚を持てと言い聞かせておけ、風呂の方ではうるさくてかなわなかった」
「ひぇ…」
男湯に入ることになったことを思い出す。宝具を以てとどめを刺したランサーや助太刀に入ったアーチャー、果てはマスターであろう白衣の男にまで絡みに行っては自分が静まらせていたセイバーのことを思い返し、ため息が漏れる。
だがカール4世でさえ御しきれぬあの男をこの気弱そうな女が何とかしろと言うのも酷な話かもしれない。不意に銀髪を振り回しあっちへこっちへフラフラするマスターのことが浮かび、案外どこも主従のどちらかは苦労することになっているのかも知れないという仮説が生まれた。
「…まぁ、何かあれば我を存分に頼れ。今はこの異変を協力し解決せんとする者同士だ」
「は、はい、かしこまりました…、…あ、あのう、でしたら、何ですけど…」
「なんだ」
「さっき、銀髪の子がふらふら食堂へ行くのがちらっと見えまして…あの子って、貴方様の、マスターさんではないでしょうか、と…」
「………………あ、の、娘ぇ…!」
勝手な行動はたとえ少しの距離でも止せ、まず風呂から上がったら入り口の方で合流せよと散々念を押したというのにどこ吹く風だ。湯気に蒸されて忘れたなどと言ったら承知せぬぞと湧き出る怒りを宿した声を上げたカール4世。傍らのセイバーのマスターは何が何やら、とにかく偉大なる皇帝様が怒り心頭であらせられる、私またまずいこと言ってしまったかなとおろおろしきり。
さて、一方その頃当の本人はというと…>>307
◇ルナ・アードゥル───1階食堂
「このホテルの歴史、ですか?」
「はい、知りたくって!」
食堂はあれだけ怪物が暴れ回っていたというのにいつの間にか綺麗さっぱり、穏やかで慎ましいクラシカルな元の状態に戻っていた。それについてまず気になったので明さんに訊ねると「そこについては追々皆様とお話しすることになっております」と答えられたので、続けざまに厚子夜ホテルの、厳密に言えば旧館について教えて欲しいとお願いしてみた。
あの騒ぎを生存してこれからの食事の準備などに取りかかっている従業員の人たちに指示を出したりして忙しいようだったからダメ元ではあったが、意外にも明さんは食堂内の一隅のテーブルにルナを案内して対座して、
「少々長くなるとは思いますが、それでもよろしいのでしたら」そう言って静かに微笑んだ。
「え、良いんですか?お邪魔なら気にしてくれなくても…」
「いえ、大方の指示は済んでいます。皆に無理をさせたくないのはそうですが、それでも今本当に、私より頼れるのはアードゥル様方です。お出しできる情報は可能な限り出しておかなければ」
杖の持ち手を撫でながら、この機会を逃したら次があるかという話ですからね、と寂しげに話す彼の姿は本人が想像しているよりずっと苦しげだ。
サーヴァントたちの抗戦、ランサーとキャスター、治癒の魔術によって一命を取り留めて復帰することが出来ている従業員もいるが、そのまま息を吹き返さなかった人もいる。巻き込まれた側に支配人として気丈でいろと言うのは人間として残忍ですらあると思う。
「…とにかく。この館について、でしたね」
「はい、もっと言うなら、厚子夜峰(ここ)を流れる霊脈について…それが原因かもしれません」
「なるほど、道理です。…とはいえ、私もここに霊脈が通っているなんてことを知ったのはつい最近なんです。神秘の存在は軽く知ってはいましたが、魔術も魔法もわからず…そういったものを学ぼうとも思っていませんでした。それが、1年くらい前に上京していた増渡がこっちに戻ってきて“此処には潤沢な魔力が流れている、使わせてくれ”と持ちかけてきて…そこで詰め込まれたという具合です。一応飲み込んだつもりではいましたが、まさかこんなことになるとは…」>>308
「増渡さんが魔術師…魔術使いかな?と知ったのもその時?」
「はい。占星術?とやらを扱っているらしく…帰ってきたとき、こう言ってましたよ。“やっぱり星を見るなら厚子夜峰が一番だ”…って」
そう話す彼の表情には懐かしむ心と喜びとが現れた。そういえば、明さんはこの町と星が好きなんだったけと思い起こす。ルナ自身も空で瞬く星には強い憧れを懐いているからこの旧館のロビーで出会った時のことをよく覚えていた。
「あと三日、でしたっけ。綺麗だって言ってましたよね」
「覚えていてくださったんですか…えぇ、そう。三日後、三日後の今日はこのホテルにとっても記念すべき日なんです」
「そうなんですか?開業記念日だったり?」
「そういうわけではないですが、それに近いですね。厚子夜ホテルの開業の契機となった日、と言いましょうか」
持って回ったとも感じられる含みのある言い方に首を傾げるルナに対して彼は肩をすくめ、遠回しではありますがこう言うのが正確なので、と言葉を続けた。
「このホテルができたのは1914年の3月…東京では東京駅が新築落成した月です、今は復元されましたから、もしかしたら此処へ来るまでにご覧になったかも知れませんね…ですが、ホテル建設の計画が立ったのは1910年のことです。お心当たりはございますか?」
「うーん…あ、確かハレー彗星が接近したって…」
「その通りです。1910年の5月19日、70年程度の短い周期でやって来た星を日本人は随分もてはやしました。ハレー彗星の接近によって地上にガスが充満して皆死ぬと言われてチューブやガスマスクを買ったり息を止める練習をしたり…隣県では、そんな終末を恐れて地元の老婆首を括ったなんて話もあります」
扱う魔術の都合で現実物語を問わず天体についての話はある程度履修済みのため、ハレー彗星の接近についての観測史も幾つかの文献で目にしたことがある。科学文明がめざましい発展を遂げる中にあって、不定期で訪れるその星は自然と人の好奇心を刺激したのだろう。>>309
古来より彗星などの「宙より来たるモノ」は人間にとって畏怖の対象であった。隕石を用いて作られた剣の神秘性は鉄製のモノにも勝るとされ、中国をはじめとした世界の王朝では天譴であるとして当時の世界情勢にも与えた影響は大きい。天空の寸分の変化を観測する占星術師たちにとってもそういった巨大な変事は吉兆禍福をもたらすと重要視されていた。
だから占星術使いである増渡さんもそこに着目して…?などと考察を深めつつ、ルナは引き続き相手の話に耳を傾けた。
「…ですが、結果はこの通り。ハレー彗星は何事もなく通り過ぎ、地球は今もって回り続けています。そうすると、次は星全体に人は関心を向けました。文明開化・殖産興業・富国強兵なんかも一段落して、都市部の生活では味わえないものに焦がれはじめていったんでしょう。皆手のつけられていない煙の横断しない夜空を求めたのです」
「それがきっかけ?」
「えぇ。3年前にはそこを基盤とする鉄道事業が開業し、同年春には主要都市と中心とを繋ぐ線路が開通してこの地帯がにわかに拓けたというのもあってか、話自体が纏まるのは早かったそうです。尤も、資金繰りに苦労したようでここの落成に3年かかっていますが…まあ、その後の大戦景気のおかげで現在までもってくれましたけれど」
「なるほど…もしかしたら、その時に魔術の基盤を手放した、とかもあるかも…」
「あ、なるほど。ホテル事業なんて始めたら、確かに魔術を研究している暇はありませんね」
「暇だけじゃなくてお金も…」
「へ?」
「いや何でも」
魔術の道は兎にも角にもお金がかかる。ルナだって向こう見ずな旅をしているというのもあるが常に先立つものが不足している人生だ。どころか旅においてはあの冷酷毒舌美少年魔術師に借りっぱなし頼りっぱなしで───とあのつややかな金髪と可愛げのない冷たい微笑を思い出すところまで来て慌てて首を振って意識を連れ戻す。
そんな自分を不安げに見る明さんの疑念を紛らすべくルナは大きく一つ咳払いをした。
「で、でも、神秘の存在は知っていたってことは何か一つくらいは相伝してたってことですよね?どういう魔術なんですか?」
「え、えっと…」>>310
「資金作りのために魔術刻印を売ったりしたってなるとやっぱりそこまで複雑なモノじゃないだろうし、強化魔術とか?あ強化魔術っていうのは身体能力とかを強化するもので、例えば視覚の強化とかがあるんです。私もさっきの戦いの時とか…明さん?」
「………………」
神秘においてはどういったものであれ追究を深めてしまうという悪癖の溢流したルナの長広舌に黙ってしまった相手に気づく。だが、その黙し方はその饒舌への呆れや茫然としてのものではないようで、それについルナも閉口してしまう。驚きと困惑も無論あるが、しかしそれよりももっと…これは…“図星”───?
「何をしてるんだ、己はァー!」
突如、キャスターの怒声。ゲンコツ一発。手加減はしてくれてるけど、脳天に振り下ろされたソレはやっぱりしっかり痛かった。
見ると、怒髪天を衝く、満面朱を注ぐという状態のカール4世とそんな様子を心底戦々恐々として眺めている女性…あ、サムライのマスターだ。現況を把握していくと、ふっとカール4世に言われていたことが浮かんだ。それを忘れていたことへの申し訳なさより先に「何で今思い出すのかなぁ」という猛々しい感想がよぎった。そんなことに気づいてか、はたまた元よりそうする気でいたのか、彼はむんずとルナの手を取り、
「行くぞ!」
「え、どこに?」
「談合と情報交換のために他の連中を呼びに行くのだ、お前も来い!」
「えぇー!?」
「“えぇー”じゃない!」
ルナという少女は非力なので、抵抗むなしくカール4世にずるずると引きずられて召集の手伝いをさせられた。どうして良いかわからずポカンと椅子に座って見送ることになった明さんと気迫に負けて着いてきたサムライのマスターさんがひたすらに可哀想に思えた。>>300
中国の魔術師……んーパッと浮かばないですね。Wikiを漁れば出てくるかも…?
一応私のストックキャラにも1人いますが…
>>301
>>303
(ど、どっちを……)
……いや、これはこのままにします。大前提になるルールなのでわかりやすさ優先で!
>>312
気になる情報がぽろぽろと……やっぱりこれ夜空を見上げる方向でなにかある……?というかこのホテルって本当にホテル……?
お金の使い道も気になるけどやっぱりお金で思い出すのは金髪の坊やですよね
そしてこの好奇心ガールはまーたやってますよ。明さんちょっとこわいと思ってるのでいつものテンションでガンガンいくのやめてぇ、こわいぃ
ふるさとの偉人に緊張しながら話しかけるカトカちゃんカワイイネ…ダメだ……ちゃんとLOVE描きたいのに邪なLOVEが生まれ落ちようとしている
正気でありたい……直球のLOVEで行きたいのにいいいいいい!!!英訳(ローマ字読み)からヒンディー語の文章を探して、さらに単語をサンスクリット語に直して、それをカタカナ表記するために読み方を探して…っていうのをやっていました!
お馬鹿!でも気になっていた部分は見つけられたぞ!
>>321
「道満の呪」
蘆屋道満が操る呪術、呪詛、陰陽道、法術、等々の超常の技を示すスキル。
蘆屋宿禰の裔として、天竺は霊鷲山の法道仙人の伝えし仙術の奥義さえをも修めるのだと道満本人は宣うが、詳細不明(疑似思想鍵紋を以て思想盤の特権領域に接続、仙術の奥義を行使する、とのことだが……実のところ道満は積極的にこれを用いない模様)
う~ん、中国系の思想が入った魔術は神體じゃなくて思想鍵紋っぽい感じなんですかね>>323
>英訳(ローマ字読み)からヒンディー語の文章を探して、さらに単語をサンスクリット語に直して、それをカタカナ表記するために読み方を探して…っていうのをやっていました!
私もよくギリシャ語とヘブライ語でやりますね。大変ですが達成感があります。
>中国系の思想が入った魔術は神體じゃなくて思想鍵紋っぽい感じなんですかね
おそらくは。
因みに私が考えていたのは雷部主宰による雷法の基。五雷法を基盤とした様々な法術/道術を行使する。>>327 もす!
>>325
【氏名】イヅモ・T・ハルザ Itsumo Tsujido(辻堂) Haluza
【性別】男性
【年齢】30代後半
【出身】『船』生まれ (捷日ハーフ)
【身長】175cm
【外見・容姿】草臥れた雰囲気で黒縁眼鏡の痩躯の男
【属性】秩序・善
【イメージカラー】薄墨色
【特技】パズル、ハッキング
【好きなもの】カフェイン、サンドウィッチ
【苦手なもの】何か分からないのに動作するソースコード
【天敵】Dr.ネルズ、マレオ
【所属】生活管理局
【階位・称号・二つ名】チーム・アルシオネシア管理運用担当 及び システムエンジニア
【魔術系統】カバラ【魔術属性】虚数【魔術特性】指向【魔術回路】質:C 量:E 編成:正常>>329
【魔術・特殊技能・特性など】
ゴーレムや使い魔の命令式、ソフトウェア部分が専門分野。最新のコンピューター技術にも明るく、むしろ本業はそちらに傾いてきている。
適当な紙や粘土などに簡易命令式を書き付けて息を吹き込んだインスタントゴーレムも使用するが造形はわりと雑。中身が整っているならガワは動けばなんでも良い派。美術2。
Not好戦的。
【礼装・装備など】
『アルシオネシアType-Navi A-999N 開発コード”プラヌラ”』…イヅモの端末上で試験運用されている電子の海のアルシオネシア。A-000P”シオネ”の協力を得てイヅモが作成した電脳ゴーレム(魔術的な技術を含むAIアシスタントのようなもの)。アバターの外見はシオネを少し幼くしたような姿。識別番号999は「正直ここまで使わんだろ」と実質欠番と化していた範囲の末尾を使用したもの。情報処理、演算に特化した末っ子。アルシオネシアのネットワークにアクセスする権限を持つが根本部分で独立している別株。Dr.ネルズには事後承諾済み。
眼鏡…コンピューターと接続された小型モニター兼視力矯正器具。いわゆるウェアラブル端末。>>330
奥の手
『霊子拡張投影:セフィロト・プロトコル』…投影魔術の発展系とも解釈できる術式。情報世界の存在を一時的に物質界へ実体化させる大魔術。例えばファイアウォールは語源通りの物理障壁へ、大容量情報を熱量に変換し荷電粒子砲もどきに等々。実体のない情報を虚数演算下で王冠(ケテル)から王国(マルクト)へ至る生命の樹(セフィロト)、即ちカバラ解釈における世界創造の手順を概念的になぞることによって物質世界に耐え得る存在:実数として加工し現出させる。本来投影魔術は人間の創造力の穴がそのまま構造の脆さと不完全さになっているが、その穴を膨大な計算と精度の高い情報で埋めセフィロトをなぞる工程を以て存在強度を補強する。『中身』は在るものの世界の修正力に対して完全には抗し切れず、持続時間は使い切りから最長で6時間程度。変換するモノの情報量によって変動するが基本的に工程の完了にはかなりの時間を要する。例外的に防壁の構築は(ハルザの名が『城壁』を意味するハルサーから転じたもの故か、あるいはイヅモの持つ情報セキュリティ技術故か)速く、例えば防火シャッター程度のサイズならばイヅモと『プラヌラ』の協同で1秒未満で実数変換可能。
元々は根源(カバラ思想における無=アイン)から流出すると想定された無限光(アイン・ソフ・オウル)を術者の望むモノへと抽出加工するべく一族で研究されてきた大儀式(未実証)。それをダウンサイジングし情報から物質への変換の可能性を打ち出したのがイヅモの祖父である。理論としては机上の空論に過ぎなかったが、「物質では無いが"有る"モノとしての情報データ」を取り扱える可能性がある虚数属性とアルシオネシアたちのネットワークを借り大規模演算回路への転用の二つを用いイヅモの代にて一応の実証を果たした。なおイヅモ単独の魔術回路ではプロトコル完遂には不足しているため強度とディテールがランクダウンする。
また加工手順を反転し(『物質主義』から『無神論』へと回廊を逆走し)物質界のモノを情報体へと変換する『量子集束遷移:クリフォト・プロトコル』という仮説段階の術式も存在する。イヅモ曰く「現状ではやれても一方通行の不可逆変換」「生物ならば魂のコーデックが最難関」「それにつけても予算の欲しさよ」とのこと。>>331
【来歴】
両親はいずれも秘海集積船のクルーで、東欧出身のカバリストである父と極東の式神使いの末裔である母の間に生まれた。
10代の頃に以前からトライしていたアルシオネシア(当時は今より無感情らしい振る舞いだった)のブラックボックスを一部解読。生活管理局に入局した青年期にDr.ネルズ謹製の訳わからんスパゲティじみたコードにぶち切れシステムの整理と利便性の向上の為にの取り組みを始める。結果として導入時から手付かずだった自動人形のソフト面での拡張性が生じたが、将来的にトレノのような個体が発生する遠因となっている。
シ「Emotional Modifier Eliciting THrone、略してE.M.E.THなど如何でしょう」 イ「何だかそれっぽいようで訳が分からない略語を生み出さないでください」
また学生時代より少し後の話になるが、導入当初は鉱石共振方式だったアルシオネシア間の通信システムを改修。Dr.ネルズがかつて構想したものの未実装に終わっていた虚数領域を利用した高速大容量かつ秘匿性の高い群体ネットワークの構築に大きく寄与した。
その後コンピュータ技術に関心を持った彼は『学園』生活科を卒業した後、外部の情報理工系の大学へ進学。大学卒業後『船』へ再乗船しUターン就職した。
生活管理局では主にアルシオネシアの管理責任者として従事する他、システムエンジニアとして他部署に駆り出されることもある。また臨時講師として『学園』にて一般の学校で言う「情報」の授業を受け持つことも。>>332
【人物像】
几帳面、シンプルが好き、受動的、しかしやや強気。
典型的なホワイトカラー、あるいは市役所の職員といった風体の男性。
ダウナー型かつマイペースなシステムエンジニア。アルシオネシアの拠点である第二被服室隣にオフィスを置きパソコン作業に没頭している。放っておくと寝食を忘れて作業している。
食が細そうな外見に反して皿に出されたものは有るだけ残さず食べる隠れ健啖家。
一度目のささやかな挫折は10代の頃。アルシオネシアのオーバーホールの為に再びDr.ネルズが『船』を訪れたその時だ。
『よお少年、アレの匣を一部デコードしたそうだな。なぁに秘密を開いた罰をやろうってんじゃないさ。アレについちゃ「解けるモンなら好きにしやがれ」なんて放っておける程度のモノだ。本気の秘密じゃない』
『ちょうど良い、ちょいと昔の宿題を済ますのに協力してもらおう。理論はあの時思いついちゃいたがオレには虚数を扱う手段が無くてな。まあ動きゃいいやと放置したが、これも機会か』
イヅモ少年が解いたその時最大のパズルは、当の出題者にとっては些細なものだった。
半ば強引に共同研究【アルシオネシア・ネットワークVer.2.00】が始まった。共同、と言ってもDr.ネルズの主導だ。以前は解答を記すための適切な筆記具がなかっただけで、空欄に埋めるべき答えは最初からDr.ネルズの中にあったのだ。
理論の大枠と(手書き文字が前衛芸術じみた)仕様書を残しDr.ネルズが帰還した後、イヅモによる仕様書の解読と実用化に向けた奮闘が始まった。解答は示されている、と言ってもイヅモが理解する為の途中式が抜けている。Dr.ネルズの視点に近付く為に『船』の外、コンピュータを始めとした技術なども学びに行った。元々彼が修めていたカバラ(ゴーレム)は数学やプログラミングと親和性があり学習は苦ではなかった。むしろ楽しかったとさえ言える。>>333
そうして努力の果てに自分なりの解法に辿り着いたイヅモは、かねてより苛ついていたDr.ネルズ謹製の混沌とした形式の命令式(スパゲティ・コード)の解消も含めたアルシオネシアのシステム改修に取り組むのであった。
なおイヅモの改修(言動における乱数周りの改変など)が遠因となって発生したトレノのような個体に関しては「……『船』の公益には反していないし、その、許容する限り現状維持、でハイ。(なんとも言えない表情)」というスタンス。
既婚。
「イヅモくん、放っておいたらサーバールームで餓死してそうだから結婚しよ」と逆プロポーズされたらしい。
【行動規範・行動方針】
常識的。公序良俗または自分のテリトリーを侵されない限りは船内の騒動には基本我関せず(たまに逃げ切れない)、粛々と自分の業務に勤しんでいる。
【役どころ・コンセプトなど】
ちょいやさぐれ苦労人SEおじさん(おじさん?)、女子校の担任>>334
【一人称】僕 【二人称】君、〇〇氏/女史 【三人称】彼、彼女、あの人、あいつ
【台詞例】
「002Cは騎士団へ通報を、ついでに086Mも確保しておいてください。は?既にマレオと合流済みの模様? 遅かったか……」
「【自爆許可申請】…何故通したシオネ。棄却、棄却事由は……ロケーション、可燃物およびその他危険物無し。二次被害のリスク低、破損して困る設備も無し。プラヌラ、避難誘導の必要は?」『一般クルーは周囲から退避済みです』「参ったな止める理由がなくなった、承認」
「だから!インターネットは!壊れてねーんですよ!!」
「コーヒーは普段遣いの燃料、そして時には翼を授からなければやってられないのが大人なんです」
『その丸い物体はなんですか』「床掃除用のインスタントゴーレムです」『その模様(●▼●)は顔ですか』「前後が判別できる方がいいと指摘を受けたので追加しました」
「ニホン、母の故郷ですが訪れたのは三度程です。母は生前『やからうちはあの抹香くさい街を飛び出して来たんやわ』と酔う度に語っていましたが、病を得てからは郷愁の方が勝ったようです。……帰郷を一応叶えてやれたのは、母が亡くなった次の寄港期間になってしまったのですが」
「『解けるもんなら好きにしろ』。確かそう言ってたなドレイク・ネルズ。ええ、解いた分好きに使ってやりますよ」『A-000PよりA-999Nへ本オペレーションにおける弊ネットワーク管制権限を割譲、承認。ポジション:セフィラー並びに小径(パス)、共に演算回路(サーキット)配置完了。セフィロト・プロトコル、スタンバイ』
「『def enc(sepr) {bnr=i > ddcml=R』(変換開始、アプローチ;セフィロト:仮想から現実へ)」「『atzilut(#1,#2,#3) 』(経路;アレフ、ベート、ギーメル;活性:其は王冠より流れ出でり)」>>335
【船員について】
アルシオネシア(一般)…部下。こいつらの報告書に判を押したり自爆の最終承認を却下したり始末書を書いたりなどするのもイヅモの仕事。「僕が子供の頃はもっと真面目、いや今も真面目は真面目か。君たち、ふざけているつもりは一切ないですから」『本日の昼食はまだお取りになっていませんね管理人』『適切なブレイクタイムを入れないと奥様に言いつけますよ主任』『「ごめんねデザート入れ忘れちゃったぁ」、と先ほど追加のランチボックスをお預かりしましたよボス』『ポチ先生そっくりの食パンを頂きましたチーフ』「肩書きを統一してくれ」
シオネ…姉のような、もう一人の母のような、原点のような。そう言えばあの仏頂面を変えてみたいとも思いシステム改修に取り組んだが表情はあまり変わらず(僅かに柔らかくなったか?)、なんだか言動が少々(少々…?)独特になった。解せぬ。『言動は貴方もわりとそのような節がありますよ、イヅモ』「へせぬ(サンドウィッチを口に押し込まれた管理人の図)」
プラヌラ…『船員の皆様の為に働けるフィールドを新たに模索したいのです』とアルシオネシアに要望され開発が始まった。他人の作品を元に作ることに若干後ろめたさがあったがまあDr.相手ならいいかと開き直った。『お役に立ちます。ふんす。』「なんですかそのポップアップ」
シャントリエリ…先日の件では筐体の方は専門外なのと家庭のメンテナンス(という名の家族旅行)のため不在だった。帰ってきたら知らん間に書類上の保護責任者にされよろしくされていた。『サバ缶?』「サーバーは鯖ではないです」>>336
ポチ先生…学生時代の恩師の一人(匹)。イヅモのスマホの待ち受けは『教え子の結婚式でのスピーチを練習するポチ先生(の両サイドに食パンを1斤ずつニッコニコで置く妻)』の写真らしい。
葦久野 麟ノ助…同じ属性の後輩。たまに廊下ですれ違ったら挨拶する(向こうはたぶん八割くらいの確率で気付かない)程度の関係。「『退室』してきたアレ? いや、アレはクリフォト廻すまでもなく分解(デバッグ)できますし…」
砕城凌牙…電磁場異常は常時発動ではない、可(よ)し。禁止区域で禁止行為をしない常識は? 有る、よろしい。区画立入制限は設けませんが、電子機器へのいたわりは忘れずにお願いしますねサイジョウくん。
ピクシス…イルカ型の使い魔にどことなく懐かしみを覚える。そう、あれは2000年代の……いざ消えたら消えたで寂しいかと思えばそうでもなかった、あの……。「それはそれとして上役がIT機材の導入に理解があるのは助かります、とても」
マレオ…そのうち電子の【海】にも進出してきやしないかと戦々恐々している。
巽商店…バイト店員に「エナドリ有段者」と渾名されていることをイヅモはまだ知らない。
余談:日本出身の船員には『出雲さん』だと思われているがイヅモはヘブライ語で『最先端の』という意味である。
【作成者】ザミエル作成者(一雨)◆ZQbF9tl7Xo>>342
30代後半をおじさんに含むかは有識者のなかでも意見が分かれそうですがおっさんと呼ばれればおっさんなのでしょう
機材水没の危機を抜いてもイヅモ的にマレオはよくわからんなんかなので苦手です
ふんす(電子の妖精さんっていいよね)>>342
追記、という名のマレオそういうとこだぞコメント
「まああれだな!トレノのお父様という奴だな、ご子息のおかげで悪戯ライフがより楽しいぜガハハ!!」
「あいつんとこの冷蔵庫はエナドリ取れ放題でたまに寄らせてもらってらあ」
「“皆様おはこんばんにちわ。バーチャルセーラー美少女、プラヌラちゃんです”って挨拶してみぃ~?銭貰えるずぇ~?」スレを遡る前にそっと貼る虚構妖精編の続き
─────楽園というものはきっとこのような世界のことを言うのだろう、と思った。
森を抜けた先に待つ絶景を見たら、そう思うのも仕方がない。至高の芸術品とはきっとこういうものを表すのだ。それほどまでに美しい。絵にも描けぬ景観が、五感の全てを包み込む。ここは現世ではないと、おそらく誰もが理解する。
「………妖精郷」
思わず誰かがそう呟いた。そうとしか思えないからだ。人の手によって全てが書き換えられたこの人類史において、およそこのような秘境が残っているとは考えづらい。いや、あったとしても、それはこれほど簡単に辿り着けて良いものではない。であればこれは人の世のものではない。
「違うわよ。確かに“開きかけてる”けどこれは違う。アヴァロンの影ですらないわ。残滓、も言い過ぎか。というかバリバリ人造だし」
「そうなの?」
「ええ。千年以上の月日をかけて妖精郷に近い形に環境を変化……テラフォーミングっていうのかしら。そうやってるのよ。……さ、こっちよ。行きましょう」………進むとなるほど、これは確かに妖精郷ではないなと感じた。どこを通っても虚構妖精ばかり。本物の妖精は一つも見当たらない。しかしながら、それでもとても珍しい神秘の土地であり、己の興味を惹くものに他ならない。カナリアに睨まれていなかったらきっと四方八方を駆け回っていた。そう思いながらルナが歩いていると、大きな箱のようなものが直立しているのが見えた。自然豊かなこの場にはあまりにも不自然だ。
「………棺?」
「正解よ。そろそろ目覚める頃ね」
風に飛ばされる綿毛のように、棺の蓋が塵になって飛ばされる。そして、その中からゆっくりと。残虐な獣性を宿した少年が花園に降り立った。しかし、その荒々しさもまた美しさであると爛々とした獣の瞳が指し示している。
「おはよう、みんな。おはよう、マヴ」
「ええ、おはよう。お父様と呼んだ方が?」
「まさか。君は私を親と思っていない。私も君を子供と思っていない。そうだろう?」
「ええ、そうね。ウルフィルト・ロッテンキャット。いや、本名は別にあるのかしら」
どう見ても少年にしか見えない目の前の人間が、我々が追いかけていた封印指定の魔術師、ウルフィルト・ロッテンキャットだという。魔術師にとって容姿と実年齢の剥離はありふれた話ではあるが、それはそれとしてやはり驚きというものはある。事前資料であらかじめ把握していたリムとカナリアを除いて。「本当の名前は遥か昔に捨てていてね。痕跡も全て消した。だから、そうだね。私ももう覚えていないよ。覚えているのはきっと……いや、今はどうでもいい話だ。それよりも、そこの執行者と代行者。それ以上踏み込むのはやめなさい。きっと君たちじゃ私には勝てない」
その宣告はきっと正しい。ただ、それに気づけているのはこの場においてマヴただ一人だ。他の四人はウルフィルトの積み上げたものの大きさを理解していない。彼がどれほど永く生きた怪物であるかを理解していない。だから、戦闘態勢を取る。そしてそれが、駄目だった。
「満ちて、溢れる」
「はっ、なぁッ……!?」
「重力……浮遊!?」
現代において、空を飛ぶことはかなりの難関な魔術。自在に長距離を飛行することすら並大抵の魔術師はおろか一流の魔術師ですら成し得ない。それどころか、人体を浮遊させることすら至難の業だ。それを、どうだろうか。ウルフィルトは短い詠唱でマヴ以外の四人の体を手に取るように浮遊させ、そして空間を固定した。身動き一つ取れない状態だ。さらに言えば、魔術や呪術で付け入る隙すらないほどに術式も完成させられている。「そりゃあまあ、ね。生きた歴史は千五百年。この土地と自己を霊的に癒着させることで地球の補助を受けている。魔術師の工房なんてレベルじゃないわ。勝てないのも当たり前」
「酷い子だね。友達には言わなかったのかい?」
「言ったところで変わらないわ。それに、あなたは私の目的を遂げることを止めはしないし、あなたもカナリアたちの目的を遂げることを止めはしないし殺し合いもしない。そうでしょう?」
「ああ、その通りだ。ついておいで。私とマヴの目的が果たされた時、大人しく私は君たちに殺されてあげるから。信頼できないなら自己強制証明(セルフ・ギアス・スクロール)を使ってもいい。私も魔術刻印は有しているからね、ほら」
御伽噺の妖精の翅、というのだろうか。透明な蟲のそれにも似た翅がウルフィルトの背中から生えてくる。びっしりと刻まれた紋様こそが魔術刻印。この翅は外付けの生体部品なのだろう。人ならざる部位を多数宿しているようだが、おそらくその全てがこのような生体礼装だ。身体能力の向上かあるいは他の機能か……ともかく、ただの飾りなわけがない。
「さ、おいで。案内してあげよう。ついでに道すがら私の研究結果も話しながらね」「私は妖精に心奪われた、と言われていてね。実際、話を聞いたことがあるだろう」
「イギリスを根城にしておきながら時計塔に在籍していない魔術師。百年前に妖精に関する研究、そして虚構妖精を生成する魔術理論を編み出したことで封印指定を贈与さらたと」
「その通り。けれどまあ、実際のところは私は百年前に急に魅入られたわけではない。千五百年前からずっとだよ。ただ、そうだね。表舞台に出てきたのは、虚構妖精の魔術理論を実際に完成させたのは百年前のことだったかな」
「魂は?その間、ずっと腐敗せず保つわけがない」
「眠っていたんだよ。肉体の劣化に魂は引きずられて劣化する。だから肉体の劣化を封じることにした。コールドスリープ、というやつだ。目覚めて活動を開始したのが百二十年前、虚構妖精の理論を確立したのが百年前。そしてまた眠り続けて今、目覚めたんだ」
理論上は正しい。ただ、それを実行することが出来るかどうかというところではまた異なる。出来るかもしれないから、やる。言ってしまえばそれだけだが、それがどれほどの決断が必要なのかは明白だ。千年以上もの月日に渡って肉体を保存する魔術なんて、少しのミスで瓦解することは目に見えているのに。
「では何故、私は千五百年前に事を成さなかったのか。単純な話で、私がやりたい事を成し遂げるには地球との霊的なつながりを得る必要があったんだ。人類というものは星から切り離された存在、自然サイクルから外れた文明サイクルを築く生き物になった時点で、ガイアとの縁は切れてしまっているから」
「……地球そのものとの対話や同調はたった一人で成し得ることはできない。だから、一部分に限定した」
「そう。それがこの森だ。この場所だ。この霊脈と私の肉体の接続、そして長い時間をかけてかつて私の眼で観測した妖精郷の景観に寄せていくこと。そうすることで、霊脈も、そしてこの土地の距離自体も、星の内海に近づけていく。一種の類感呪術だ。そうして、呪いの定着を測った」「この森が破壊されなかったのは幸運でしたね。いかに人払いの魔術をかけていたとしても、人間の手をそれで完全に阻止することはできない」
「賭けだね。固着するかも賭けだったし今更という話だから特に気にしてないけど。ともかく勝ったわけだし。……ああ、マヴ以外はそこで止まりなさい。一歩踏み出したら死ぬから、真エーテルで」
空気が違う、などという域には収まらない。空気どころか何もかもが違う。見える景色は何も変わらないのに、本能にそう訴えかけるほどの世界。ここが虚構の森の最深部。ただ一面を花が埋め尽くす絶景。そして、花畑が続く先に半端に開きかけた扉がポツリと存在している。あそこが一番異様な雰囲気を放っているということが、すぐに理解できた。
「でもやっぱり、どこまで行ってもこの肉体は人なんだ。だから、妖精郷、星の内海への干渉はできない。半端に開いているだけ」
「それでも並大抵のレベルじゃないけどな。アルビオンですら辿り着けていないのに」
「厳密に言えばアレはそのまま星の内海に繋がっているわけではないよ。仮にあそこを人間が潜れたとしても、そこに繋がるのは他の妖精郷、妖精が作り出したただの異界だろう。……ただ、誰もが放置していると、この神代回帰した空間が広がるにつれて扉は開いていく。完全に開いたらもうそこでお終いだ。世界のバランスは崩れるだろう」
「いやそれはテメェのせいだろうが」
「そうだね。でも私は責任を取れない。この扉を完全に閉められるのは、そこにいるアルターエゴ。マヴと君達に名付けられた虚構妖精だよ」ウルフィルトは何かを企んでいる。マヴに扉を閉じさせる事で何かをやろうとしている。それは隠すつもりもないようで、悪びれもなくそうやって言ってのけている。本来ならば、拒否するべきなのだろう。だがそれと同じほど、今の言葉に嘘がないこともわかる。それは神代以降のテクスチャを生きる生命としての本能かもしれないし、これまで神秘に浸ってきたからこその判断なのかもしれない。どちらにせよ、放置すれば世界は歪む。人類は、少なからず被害を負う。
「……具体的に、マヴに何をさせるの?」
「最後の鍵は私が持っている。この王冠をマヴに被せれば、彼女は虚構から生み出された妖精でありながら、星の内海から生み出された亜麗真種と同域の存在になれる。そして彼女にこの扉を閉じてもらう。世界を救う行為だから、抑止力だって今更止めやしない。……そして、彼女がこの世に存続し続けることもないから、その後の干渉もない」
「………は?」
「それってどういう……」
「……そこの二人は知らなかったのか。騎士と呪術師の子は知っていたみたいだけど。言葉の通りさ。扉を潜り、あちら側から閉める。するとマヴは星の内海に還り、消えるのさ。彼方と此方を繋ぐ道筋に同化して、安定させる機能。そのために生み出したんだから」
─────思わず、カナリアとリムを睨みつけた。だって知らなかった。わからなかった。そんな、死ぬことこそが役目だなんて、自分と獅音は微塵も知らなかった。だから、こうなるのも仕方ない。思わず睨みつけて……そして、彼らも苦しい顔つきをしているのに気づいて。計画した本人であるウルフィルトを除けばただひとり、マヴだけが悲しい笑顔を浮かべていた。
「それが、私の役目だものね。良いわ、今さら戸惑いません。私も、上に立つ者。女王としての責務を果たします。たとえそれが虚構から生まれたもの、意味のない偽りの玉座だとしても。道化の女王だろうが構いません。さあ、戴冠式を執り行いましょう」ウルフィルト・ロッテンキャット
妖精の機能を一部再現した魔術生命体である「虚構妖精(Fake fairy)を創り出した在野の天才。百年前に封印指定を贈与されて以後、消息不明。百年後の本編において痕跡を残し表舞台へと現れた。
その正体は千五百年前から存在していた魔術師。かつての名前は完全に捨て、今やどの記録にも残っていない。覚えているのはこの地球という星だけ。名前を棄てること、変えることはすなわち存在の変革にも繋がるものであり……
獣の耳、尻尾、牙、爪、翅、そして瞳などさまざまな人間以外の生き物の一部を再現した生体部品の外付け魔術礼装で身体を覆っている。魔術刻印は翅に刻まれているのだとか。
虚構の森に霊的な繋がりで固着させているため、この森の外に出られない。しかしながら、森の中、しかも類感呪術の用法で妖精郷を模した花園ならば無法の力を誇る。マヴのような存在には簡単に吹き飛ばされてしまうレベルではあるけれど。
以上です。説明回でした
次回、虚構の女王、生まれた時から死ぬことが役目だった少女の人生への回答は如何に厚子夜ホテルの歴史について今回開示したわけでその中で3年前(1907年)に鉄道事業が開業というのは箕面有馬電気軌道だし1910年のは宝塚─梅田開通なんですが厚子夜峰のモチーフは朝来市なんで言うほど観光に向いてる立地じゃございません、具体的に言うと今でさえ大阪から朝来(和田山)に行くのに福知山経由で2時間かかります
阪鶴鉄道なんかもありましたがあくまで大阪─京都北部を繋げるためのものでやっぱり福知山から兵庫県中部北部は折り返す必要があるんでまあ大戦景気なかったら厚子夜ホテルまじで潰れてたろうなと
長所は城崎が近めなこと。今なら30分程度で行ける(こうのとりの予約はしているものとする)し多分大浴場のお湯はそこら辺の湯源使ってそうだよね
>>313
聖杯戦争となれば必ず一組は存在するとんでも陣営です、よろしく!()
>>314
カール4世「お前は!漫喫!しすぎだ!」
好奇心は猫をうんぬんかんぬん…と言いますが、まあ答えはおいおい出てきますので…ので…
>>315
双亡亭的ホテルを想像されていらっしゃる…?はてさて…
ルナちゃんといえば彼!彼の影のない場所へ来ても概念的彼の尻に敷かれ続けるルナちゃん!ぶっちゃけ彼がついてこなかったの何らかの奇跡が働いて気がしてなりません…ルナちゃんのノリ的に今回も冒険旅行の延長線だし…
親(作者)の心子(キャラ)知らず…群像劇みたいに書きたいなって思って書き始めた分それぞれのキャラで持ってる情報が違うのが影響してるのはありますね
祖国の父!コレは勝つる!のテンションです。皇帝は引く
>>317
ひとまず怪物は退治してる&温泉でリラックスした帰りってことで気は緩みっぱなしでしょうねぇ、だから皇帝の喝が要る元気か元気じゃないかと言われれば箱イベのラストスパートで例の流行り病のせいで身動き取れなくなって新鯖絆マへの道筋が大幅に狂い、以降漠然とした体調不良に悩まされつつフリクエとストームポッド消費ノルマを消化している全くもって元気ではない私です
しかしあれですね、”流れ”が来ていますね
この調子でRequiemの方も続刊を出してハデス様の情報をくれませんか?
あ、レポートについては絆礼装はネタバレサイトなしで挑みたい関係上情報全把握がまだできていないため遅れます>>338
麟ノ助「……………………あれ、誰かいた?」
コンピュータとカバラの掛け合わせ!詠唱のプログラミング言語とか独特でとても格好いい…そしてアインス先生に続く苦労人さんですね。関数使わずに手動で打ち込まれたExcel見てキレてそう…
貴方のおかげでシオネーズたちは今日もとても元気です()
>>353
ウルフィルトってもしかして「ウルフ」ィルト…なんてくだらないことを考えてしまいました。ケモ耳非合法ショタ…?
死に向かっていた旅路の中での出会いを通じてマヴさんはどんな答えを出すのか…彼女の意志の問われる物語ですね
>>356
お久しぶりです!ぐだぐだ太閤伝から始まってこの頃は完全に“流れ”形成されてますね…まだ明かされていないサーヴァントの中にも、もしかして…?
Requiemは続きが同じく待ち遠しいです…エウクレイデスちゃん…
レポート楽しみにしております!ですがどうかお身体に気をつけて…いやでもなぁ………ルナの師匠このままだと回想にしか出番ないしなぁ…生きてるくせに…
偶然にも能力は適してるし…どうしよう乗せちゃうか…?イヅモ氏をWikiに記載しました
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E3%82%A4%E3%83%85%E3%83%A2%E3%83%BBT%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%82%B6
並びにアルシオネシアとシャリからのコメントも追加しました
シャントリエリ→「カフェインとパンの匂いするオトナ。鯖ルームとか言う場所よく出入りしてる聞いたから訊いたら鯖違うって、代わりにツナサンド分けてもらた」
アルシオネシア→「我らが管理人です」「言わばケツ持ちという存在ですね」「ボスのオフィスと我々のコロニー(第二被服室)は内扉で接続されています。ボスの方には002Cを始めとする事務担当の我々が数機詰めています」「ちなみに奥様は船内のベーカリーで働いておいでます」ワンポイントコソコソ話
花園まで持ち込めばウルフィルトは本気のアインやマリナにも圧勝出来るのですが森の時点で二人が暴れまくれば二人の武装の相性もあって虚構の森が粉砕されて計画が破綻していました
アインは腐敗の魔術や列車砲起動させて広域破壊が出来ますし、マリナも土地の霊脈を食い潰した聖地支配が出来てしまうので
ここも賭けでした。そして勝ちましたfalling moonの最新話程よいところで切れたので貼ってもよかですか〜
じゃあ行くべ
「良いかい、◾️◾️◾️。私達には自由というものが与えられている。つまるところ選択肢だ。何かをする、何かをしない、そんな自由」
男がそう切り出すのは、三度目だった。公園のベンチに腰掛け、笑みを浮かべる。語りかけるよりかはもはや訴えかけるそれだ。
彼は自由、という言葉を頻繁に使う。何度も口に出して、もう意味がわかっていないんじゃないかと疑いたくなるほどに。
「君には自由がある。この戦いから手を引き、家に帰るという自由が。ここは危険だ。いつ何が起きるか、君の身に取り返しのつかない傷が残るかわからない」
「───嫌だ。オレはここに残る。ここで、戦う」
悲しそうなため息をついて、男は視線を向けてくる。どんな言葉でも提案を飲むつもりはない、そんな意思表示を受けて流石の彼も困っているようだった。
かぶりを振って、男の目線は公園の中央へと向けられる。草むらの中心で踊る彼女へと。>>386
「───なんだ?今の」
夢を見た。穏やかな風を受ける夢を見た。けれど暖かな風景とは正反対にぐっしょりと嫌な汗をかいていて、心臓はバクバクと早鐘を打つ。
今のはなんだ、今の夢はなんだ。凄惨な光景を見たわけではない、だのに何故こんなにも『見てしまった』という感情に苛まれるのか。
理仁はゆっくりと息を吐き、そして吸う。体内のリズムを整えようと試みる。自分でもまるでわからない不吉な感覚に、心臓の鼓動は変わらず早鐘を打っている。
それでも今日は、日曜日は蘇芳と出かける日なのだ。意味不明な夢に左右されてはたまらない。呼吸を整えながら体を起こし、時計を確認する。
(待ち合わせまであと二時間くらい、か)
夢のせいか気だるい体を立ち上がらせ、部屋を出る。洗面所からは既に起きていたらしい柳花が出てくるところで、挨拶がてら手を上げる。
「よお、おはよう」
「おはよう……どうしたその顔、悪い夢でも見たか」
「わからん。意味のわからん夢を見た。気合い入れなくちゃいけないってのに」
ぶつくさ呟きながら洗面台の鏡へと向く。柳花の言う通り、酷い顔だ。つい先程まで命懸けのやり取りをしていた、と思われてしまうほどに青白い。
蛇口を動かし、流れ出る水で顔を洗う。青ざめた肌を洗い流す勢いで繰り返していると、幾分か気持ちは和らいだ。>>387
「どんな夢を見たんだ?最近悪夢が続くと言っていたが」
「今日は、今日は、前の家とは関係がない夢だった。公園で誰かと話していた」
「──弟橘媛には会ったか?」
手を止める。わずかに顔色は良くなっているものの、柳花の言葉にわずかに理仁の顔は強張った。
弟橘媛とは夢の中で出会った。理仁が柳花と蘇芳の二人に告白したのは、凪咲との戦いを終えた直後である。
二人は驚いたものの、すぐにその理由を考察した。だが判断材料に欠けていては何かしらの干渉を理仁が受けたと言う以外に断言できる事はなく、更に最近は会っていないとなれば手がかりも掴めないのだ。
それでもまだ警戒は止めていない。蘇芳ではなく、柳花でもなく、理仁の夢の中に出てきた事には何か意味があるはずなのだから。
「いや、今回もいなかった」
「ん……そうか。それはそれとしてまた別の夢を見ているとはな。お前と言う奴は、何かがひと段落する度に新しい難題を浴びせられるな」
「まったくだよ。もう大丈夫だ、心配させたな」
「どういたしまして……ああ、その、行く前にアドバイスしておくぞ」
廊下から声を聞かせる程度だった柳花はにょきっと洗面所へと顔を出してくる。ギュッと眉をひそめて、
「良いか、逃げるな。一歩踏み込め」
「え?え?」
「黒鳥の事だ。今の言葉、しっかり刻み込んでおけよ」>>388
アドバイス、なのだろうが抽象的である。大抵ハッキリとモノを言う柳花らしくない口調に理仁は首をかしげるが、そもそも今日出かける発端自体彼女の提案によるものである。それならばこの助言もありがたく受け取るべきだ。
「それとな、朝食は食っていけ。居間に用意してある。じゃあな」
ひらひらと手を振り柳花は部屋へと引っ込む。不意に理仁は彼女に様々な事を手伝ってもらったが、それはあまりにも酷なものだったのではないかと感じた。
顔を赤く染めながら自らの想いを打ち明け、それを受け入れてもらえなかったと言うのに失恋した男とその相手の為に何かをするなど、控えめに言って拷問の様なものだ。
咄嗟に柳花の後を追いかけて、部屋のドアをノックする。
「なんだ?」
「その、すまん。色々手伝ってもらって」
ドアが開く。現れた柳花は、予想と異なりいつも通りの笑みを浮かべている。
「どうやらそれに気付ける様になったか。そうだぞ、お前は自分がフった女に今の女とのデート場所までセッティングさせたんだ」
「うぐ……」
「恥ずかしいと思うなら、次からは自分でやれ。何故私がお前から退いたのか、その意味を考えろ」>>389
今までとは少し異なる、どこか棘のある言葉だ。
怒っているのか、と問うまでもないのは明らかである。
「ふん、まあその辺りまるでわかっていない人間なのは知っている。これに懲りたら次からはパートナーがいるという事はしっかり意識しろよ、わかったな?」
「……うん、本当にすまない」
「違う。ありがとう、だ」
「ありが、とう」
「うむ、良し。そら、デートに行くんだからその暗い顔をやめてさっさと朝食を食え」
バタンと扉が閉まる。理仁は胸にチクリと走る痛みをギュッと飲み込んで、踵を返し居間へと向かった。
男としての不甲斐なさ、という感情が初めて湧き上がっている。蘇芳に何処かへ行こうと誘うべきなのは理仁が自分でやらなくてはならないと言うのに、何から何までお膳立てしてもらった。恥を晒すとはこの事である。
(私が退いた、意味か)>>390
『女心のわからないくそボケに天罰を下したのだ。貴様、黒鳥の贖罪に付き合うという告白を超えた告白、一緒のお墓に入ろう宣言までしておきながら貴様なんだその日和った態度は!』
そんな風に怒られたのを思い出す。この時からしっかりと何故怒られたのかを理解すべきであった。
居間へ向かえば、朝食が用意されていた。握り飯が三つ、それも大きめなものがラップに包まれてお盆の上に置いてある。
「あら、おはよう理仁。それね柳花ちゃんが作ったのよ」
「アイツが……」
「『困った奴ですよアイツは!ガハハハ!』なんて笑ってたわ」
いつの間にこんな事が出来る様になっていたのか、とぼんやり考えながら席につき、ラップを剥がしておにぎりに恐る恐るかじりつく。鉄球の様な硬さだった以前とは異なり、程よく柔らかかった。
>>391
「ちっ、アイツめ。ほんっっっとうに鈍い男だ」
天井にひとりごちる。小声のつもりだったが思いのほか、声色は大きく投げやりだった。
だらしなく感情の機微に微妙に疎い間久部理仁。
情熱的な言葉を唐突に発する間久部理仁。
一体どちらが本物なのだろうか。否、どちらも同じ人間なのだから本物も何もない。
(アイツは私の対極に位置している。私は自分の弱さを考えた事など一度もなかった。少し前まで話、だがそれは……)
間久部理仁という人間の根本にある出来事が問題なのだ。一人の人間が自分の存在理由というものを失うほどの仕打ちを受ければ、自己肯定感など完全に消え失せるに決まっている。
だから、手を引いたのだ。どうやっても間久部理仁と洲甘柳花は結びつけられないのだ。
>>393
「じゃあ、行ってきます」
「はーい!気をつけるのよー!」
一応、名目は友達と出かけるというものだったが、前日に彰久へどんな服を着るべきかなどと相談してしまえば虚偽である事などお見通しである。
美和子から火打石を打たれんばかりの応援を背に受けつつ、理仁は蘇芳との待ち合わせ場所である駅へと向かった。そして──ふと視界に入ったものに思わず足を止めていた。
大通りに面した交差点、そこにはいくつもの献花がされている。三週間前にここで起きた凄惨な交通事故により多くの死傷者──社会人もいれば学生もいた──が出た。
凪咲との戦いから、まだ一ヶ月も経っていない。中心部での壮絶な戦いは多くの死傷者を出したが、表向きは大規模な玉突き事故という形で処理された。いくらなんでも無理があるのではないかと考えたが、その様になれば人々は否応なく受け入れていった。
理仁は前面だけは無地のシャツの上に彰久から借りた半袖のワイシャツを重ね着してそれっぽく整えたものの、蘇芳がどんな私服で来るのかは非常に不安でならなかった。
何も彼女が令嬢の様な雰囲気で来るとまでは考えていない。ただ自分が見劣りする様な、そんな格好なのではないかと気になって仕方がないのだ。
(ついこの前まで殺し合いだったっていうのに今日は服の不安なんかしてるのか、オレ)>>394
不意にそんな冷めた感情が押し寄せてくる。こんな事をしていて良いのか自分自身へ問いかけるが、すぐに同じ様な質問を柳花へと投げかけて、
『アホか貴様!目の前の娯楽誘惑を捨てるなどアホか!何も考えずに行ってこいアホ!!』
などとボコボコに言われた事を思い出してグッとざわつく気持ちを飲み込んだ。
生まれて初めて女子とどこかへ行く、それもどちらかといえばデートと呼ばれる部類に。
心踊るなど嘘である。胃が痛くて仕方がない、がっかりされはしないかと不安でならない。
激戦に続く激戦でそうせざるを得なかっただけで、基本的に間久部理仁とは自虐的でネガティブな人間だ。とてもではないが傍らに異性を連れて歩き回れる胆力は持ち合わせていないし、そんな出会いへ至れるほど自発的に行動を起こした事もない。それゆえに、緊張して仕方がない。
(こえー……こえー……)
理仁の中で渦巻くのは『蘇芳に申し訳ない事にはなりたくない』という気持ちである。自分が笑われる、ではなく彼女が他人に笑われはしないかと怖くて仕方がないのだ。
何故なら『自分はみっともない』、そう大前提を置いてしまっている。学校で同い年と話している時も本当は友人だと思われていないのではないかと穏やかではなくなる。こればかりは東京にやってきてわずかに緩和されたものの、取り除けているかと言えば断じてノーである。>>395
(あれ、待てよ。蘇芳って三年ならオレの一つ上じゃん。うわあ気にしたくねえ事まで気になってきた!!)
負のスパイラルに陥りながらも、理仁は道を急ぐ。空は生憎の曇り空で、それもまた彼の自己肯定感を薄れさせる。つくづく間久部理仁という男は、絶体絶命でなければこの様になりやすい性格をしていた。
ともかく待ち合わせの時間に遅れてしまっては仕方がない。足早に駅へと向かっていき、
「待ち合わせより五分前、良い時間感覚ね」
「お──!」
言葉を失う。眼前の人間が自分に話しかけてきているという事実さえ一瞬理解できない。
蘇芳の私服は予想通りというべきか黒い。黒いワンピースで、けれどよく似合っていた。スラッとしたボディラインに合わさり、女優かと勘違いしてしまいそうなくらいだ。
(でも)
白ではないのだな、と理仁は口中で呟く。
もしも白であれば、美しい白百合の花であっただろうに。>>396
「理仁?どうかしたの、ぼーっとして」
「なんでもない。もしかして待たせた感じか?」
「いいえ、私もついさっきここに着いたの。よかったわ早めに来てくれて、変な人に声をかけられるんじゃないかと不安だったから。あなたに会う前に服を血で染めるのは嫌だし」
「冗談……って顔じゃないな、うん。ならよかった。死人増やさなくて」
薄く笑みを浮かべる蘇芳からは嘘を言っている気配は感じない。本当に理仁より先に変な奴らに絡まれていたら血が流れていた事だろう。
安堵のため息をつきつつ、理仁は改めて蘇芳の出立ちを軽く観察し、
(うーん…………………………………びっくりするほど綺麗だ)
流石に口には出さなかった。
ここ最近、サーヴァントのストックがランサー多重になってきてる気がする。
調べてみると意外に槍持ってた人は多いのな。>>398
>流石に口には出さなかった
そういうとこだぞ間久部理仁(ジト目)
そこはぶっ叩かれるかもしれないのを覚悟の上で褒め称えるのが筋であろうに…
はてさて、このデートどんな風に転ぶ事やら>>402
ありますよー
一回殺されたあとで、師匠と出会わなかった場合に乗船ルートが解放されます
でもルナが乗るかどうかは五分五分。拉致るくらいの勢いがないと難しいかも>>406
拒絶型の人嫌いなので、あんまり直通タイプの人間関係って作りたがらないんですよね……。
流石に誰かに喧嘩売られたら買うでしょうが、それでもまず誉の安全確保してからカチコミ行く印象
普段からキッチリ妹防衛の術式なりは充実させてるようですしとりあえず投稿ペース戻していくにあたって目標立てました
来週までにリクの凌牙vsクッチー(時系列は船入る前のやさぐれ期)を投稿しようと思いますわ
ついでに時間があったらいずれ改修しようと思ってた許褚の改修verもブチ込もうかと。本当は周瑜も改修したいんだけど結構難しくてもう少し先になりそうです…
>>376
ネイルって良いよなーと思った結果海月ちゃんに久々にさせてみたらこれが滅茶苦茶似合うんすよね…やっぱりネイル好きやわ
最近描いてないので皆忘れてるかもですがメロちゃん割と形状変わりますし大丈夫っすよ。ほら、キレたらトゲトゲになるみたいなの昔上げてた筈ですし
ピースする位は恐らく造作もないと思われますぜ
>>377
(メロが皆に愛されてるって分かるぷにゅからそれだけで嬉しいのでいいぷにゅ。この船に限ってはあのタケノコよりメロの方が人k(強制終了)
まあメタ的にというかスレ的に考えてはっきり言っちまえばメロちゃんがマスコット人気でプルフラスを超える事はほぼ確実に無いんですけどね…
>>378
わお不穏…
ドンドン暗雲が立ち込め始めたホテル聖杯戦争が更にヤバくなっていきそうでこれには矮小なる京極も怖気付く
>>380
まあメロちゃん=水もちとか水まんじゅうは最早このスレの共通認識ですしおすし
>>382
おーコレはいい奥さん
そういや何気に奥さん系キャラって船だと滅茶苦茶貴重ですね…
>>383
瞬 獄 殺>>411
あ、ごめんなさいコレは全員で決める物は無くなったんじゃないかなって事です
後はそれぞれでチームメンバー決めたり打ち合わせたりする訳だから全員で話し合う物はないんじゃないかって意味です
誤解招きそうな言い方でしたサーセン本戦のほうに婚パSSの続き(ラスト)投下いたしました〜!本当にお待たせ致しました…!
恋愛描写力のなさを痛感しつつも白い二人めちゃくちゃ綺麗だろうな…と書きながらに思いました。ヴィクトルさんのファッションは私の好みも入ってます()
お付き合いいただきありがとうございます!俺はメンタルがアレじゃないのにあんま書けてないからな……。
ある程度かけたのは投稿したいシーンs全体の1/3ぐらいの分量だしよし落ち着きました
ごめんなさい
という訳で児雷也の霊衣出せないのは諦めた上で代替案を二つ考えました
1.趙雲オルタ霊衣。本来のツッコミとは真逆の天然ボケ趙雲でオルタチームとか作ったりしたら楽しそう
2.許褚を改修した上で霊衣解放。スーパーアホNOUMINマッチョゴリラ率いる脳筋パーティー的な物でも作って暴れたりする想定
どっちかにします。良ければこっちを見たいっての挙げてくれると嬉しいです
あと許褚改修は何となく漠然とした物が浮かんでるんで作業取り掛かってなる早で出しますね
頑張りますでもよく考えたら去年の霊衣ノーマル趙雲を満足いく感じで書けんかったんでノーマル趙雲メインで書いて新鯖新霊衣無しにするのもアリかなって思ってきました
よしそうしようクッチーについても質問あったらドシドシ言ってくださいね
>>422
あくまでここは趣味の延長みたいなところですし、私生活に支障をきたしかねないレベルで背負いこむ必要はないですよ
私も全然続きかけてなかったり長い事ほったらかしにしてるSSを抱えてる身ですし、あまり凹み過ぎんでください納言さんクロさん黒鹿さんって三題キャラメもちょっと増えたし、3人(他にも三題キャラメに興味ある人)が良ければ三題マスターだけでの聖杯戦争リレーSSとかもやってみたいですね。リレーの進め方も考慮しつつじゃないと難しそうですけども
>>432
かなり気に入ってると思います。自分も壊れかけっぽい雰囲気だし、他人は纏めてぶっ壊すし。
妹分は何しても守る!って思想なのもシンパシーがあるので高評価。
でも手助けはしないし、自分が標的になったら抵抗なく倒しにかかる(凌牙君ヤッちゃったらセナちゃんの身元はある程度なんとかする)でしょうが。
で、なんやかんや「見てて楽しいよね!」で気に入ってるので、そういう良さがほぼ消えてて自己犠牲メンタルな乗船後凌牙くんは割と気に食わない訳ですね。
クッチー「かーっ、記憶の中にいる妹ごと自殺未遂常習犯とかないわー」
逃亡凌牙君は支援する事もあるかもしれませんが、乗船凌牙くんにはそういう事しないです。なんかするとしたら文句言ったり説教したりになりそう(反転アン/チくそリプお兄さん……)>>442
美少女とマスコットの組み合わせも非常に良いぷにゅ!>>446
やったー!
ネタがなにもなーい!マスコット関係ないけど自分の使い魔と主従関係が逆転してるのってなんか良くないですかね…
>>461
あざとぅい!…よし、出来た…!!
という訳で改修版許褚のキャラシ投げて良いですか…?
ちなみに大分変わりましたよーし行きます
というか前のキャラシが大分酷かったので結構良い感じになったと思います
行きます【元ネタ】三国志演義
【CLASS】バーサーカー
【真名】許褚
【異名・別名・表記揺れ】虎痴
【性別】男
【身長・体重】205cm・106kg
【肌色】黄色人種 【髪色】黒 【瞳色】
【スリーサイズ】大胸筋が凄い。以上。
【外見・容姿】角刈りの濃い顔をした筋骨隆々の巨漢。人の平均身長を超える位の巨大なハンマーを持っている。
【地域】中国・魏
【年代】三国時代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A 敏捷:C 魔力:E 幸運:C 宝具:E
【クラス別スキル】
狂化:D− バーサーカーは意思疎通自体は普通にできるが、狂化の影響によってものすごく思考が単純になってIQが下がっている。作戦を立案しても過度に複雑だと全然通じなかったりする。>>467
【固有スキル】
直感:B− バーサーカーは、生前に胸騒ぎを頼りにして謀叛に勘付き阻止したという逸話がある。それから生まれたスキル。
バーサーカーは普段は狂化で思考が単純だが、ごく稀に直感によって最適な展開を感じ取る事が可能になる。つまり普段は脳筋だけどたまにIQが滅茶苦茶上がる。
牛担の剛力:A 怪力から派生したスキル。使用する事で筋力をワンランク上昇させる。更に相手が獣、或いは獣の要素が入っている者である場合には相手のステータスを下げる。具体的には魔獣クラスまでは筋力と耐久を1ランク、幻獣以上、或いはサーヴァントなら筋力のみ1ランク下げる事ができる。
樊噲の武勇:A 彼が曹操に樊噲の如き武勇と称される程の武勇を持っていたが故のスキル。己の筋力を1ランク上昇させ、更に一時的に筋肉を異常に硬化させる事により擬似的なスーパーアーマー状態になる。主への忠義が強ければ更に筋力上昇と硬度が上昇する。>>468
【宝具】
『剛力・虎候ノ礫(ごうりき・ここうのつぶて)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ: 最大捕捉:100名
曹操に仕える前に、己の剛力にて投げる岩のみで賊と渡り合った逸話より生まれた宝具。
真名解放と同時に自身の筋力ステータスを1段階上昇させ、巨人の身の丈程の大きさの岩を取り出して一気にブン投げる。
それだけのシンプルな物で、他の能力は無い。神秘も薄い宝具ではある。だが、単純にこの礫の破壊力は地面にクレーターを起こす程凄まじく、自身の筋力を増加させるスキル達をフル発動させた上で最大値まで上げる事で、単純な威力と受けた時の破壊力のみなら筋力A++レベルにも匹敵する。
他のサーヴァントの宝具の要に芸は無く、ただの破壊力のみで勝負する宝具。
またバーサーカーにしては燃費もかなり低いのでマスター次第では連続で撃つ事も可能かもしれない。
【Weapon】
「巨大槌」
ただでさえデカい許褚と同等の大きさを持つハンマー。これを振れば木ですらゴルフの如くブッ飛ばせる。>>469
【解説】
後漢末期の戦乱の時代に、農民の身から曹操に見出されて将となった数少ない経緯を持つ男。
農民の時より仲間を率いて賊と渡り合う程の強さを持ち、曹操の配下になった後も、後の五虎将である馬超と互角に戦う、謀反を阻止する等の数々の場面で武勲を上げた勇将。故に曹操からも信頼を置かれており、配下になって間もない内に典韋と許褚の二人は「我が樊噲」と武勇を認められた程。
主である曹操が死去して以降も、後の曹丕の時代まで魏を守り続けた。
ちなみに曹操からの信頼は本物ではあるが、普段勇壮な割に抜けてる所もあるという事で「虎痴」という、要は「強いし頼りになるけどアホ(意訳)」的な渾名を付けられていたという。>>470
【人物像】
豪快かつ単細胞、そして陽気な筋肉モリモリマッチョマン。
バーサーカーにしては狂化が薄く、普段から意思疎通は結構できる。かなり声量がうるさいがマスターにも肩をドンドン叩きながら仲良く絡んでくれる。
なのだが何より特筆するべきは、「アホ」。そう、アホ。生前から曹操にすら「強いアホ」的な渾名を付けられる程だったのが、狂化スキルの影響で物凄く思考回路が単純になっている。
具体的には戦いの気配があったら速攻で「戦いだァァァァ!!!」と参戦しようとする、作戦を細かく伝えたら「よォし、よく分かんねえが一気にブン殴りゃいいんだな了解だぜェ!!」と言って突っ込む、得体の知れない敵に遭遇したら「よっしゃブッ放すぜェェェェ!!」と一気に突っ切るという感じの猪突猛進タイプで、絆が薄いと静止するのに少し苦労する事間違いなし。
だが、絆を結んだマスターや生前からの仲間、そして曹操や典韋等の場合割と素直に聞いてくれる。根は武人なので、認めた相手に対しての忠義はしっかり存在する。
また、普段は脳筋だが唐突な直感が冴えており、直感スキルが発動した瞬間IQが瞬間的に滅茶苦茶上がる。
マスターに対してはしっかり従う上で豪快に絡む。割と絆は上がり易い。脳筋ムーブを静止するも行け行けゴーゴーするもマスター次第。
ちなみに元農民なので実は肉の目利きが上手かったりする。
ここだけの話、生前は狂化による思考の単純化の影響が無かったのでもう少し脳筋さは鳴りを潜めており理性的だったという。曹操や典韋曰く、テンションはアレのままだったけどもうちょい頭が
回ってたという。
現に許褚は、賊と戦闘していた時に農民を指揮したり、賊との交渉をしたりと理知的な側面が見える逸話も存在している。
もしかしたら、いつかその冷静な側面が見える時があるかもしれない。>>471
特技:大食い、肉や野菜の目利き
好きなもの:魏の仲間、曹操様、肉、強え奴
嫌いなもの:難しい事を考える事
天敵:馬超
願い:これといった物はない
イメージCV:未定(高木渉か間宮康弘)
【セリフ例】
なんか脊髄反射で行動するアホの子だけど忠義とか優しさはしっかりある感じで。
あとたまに一瞬急に落ち着く感じで。
「しゃァ呼ばれたァ!!アンタがマスターか、強そうじゃねえかァ!!バーサーカー、許褚!!字は仲康!!…あ、腹減った。よし、飯食いてえ!!」召喚
「暇だー。よし、戦い行こうぜマスター!!」会話1
「マスターの事?強えしかっけえし美味え飯食わせてくれるし良いと思うぜ!!」会話2
「主従?あ、曹操様と俺みたいな関係って事か!!なら分かってるぜそっちが主って事だよろしくなマスター!!」会話3
「曹操様!!典韋!!魏の仲間!!あと飯だな!!」好きなもの
「難しく考えんのは!!面倒臭え!!」嫌いなもの
「聖杯!!よく分からん!!」聖杯について(絆2まで)
「聖杯への願い?よく分からん!!……いや、よく考えたらあったわ。…平和に、農作業とかしてみてえかもなとは、思うかもな。……ハッ!!何か言ってたか俺?まあいいや!!」聖杯について(絆3以降)>>472
「うおおおおァァァァ曹操様ァァァァ!!!相変わらず滅茶苦茶カッケェなんか凄いオーラ出てます曹操様ァァァァ!!…お?孫子の兵法?学べ?……マジで?マジで言ってます?」会話(曹操)
「典韋ァァァァ!!久しぶりだなおめえ!!いやァ、あの時は助けらんなくてごめんな典韋!!今回は全力で一緒に暴れようぜッッッッ!!俺がついてっからよ!!」会話(典韋)
「マスター!!飯!!行こうぜッッッッ!!」絆1
「マスター!!あそこで何かドンパチやってるってよ!!楽しそうだし行こうぜ!!…やめとこうって?…しゃあねえ、いいぜ!!」絆2
「マスター!!コイツ、菜園で育てた野菜と肉だぜ!!…なんだその顔?…(キュピーン)…ああ、俺は元々農民だからな。色々育ててんだ。……よし食べるか!?よし、盛るか!!大量に!!盛るぜ!!」絆3
「マスター!!俺が曹操様になんて呼ばれてたか知ってっか!?樊噲って!!呼ばれてたんだぜ!!つまり俺はクッソ強い!!だから安心しろマスター!!サーヴァントの!!俺がついてるぜ!!」絆4
「…なんか今すっげえ頭冴えてっから言うけどよぉ。マスター凄え疲れてねえか?…よく考えたら色々アレだしよぉ。…だからまあ。コレだ。飯食おうぜマスター。飯食えば疲れも飛ぶし元気になるんだぜ!!元気さえありゃ何でもできるんだぜ!!よし頑張ろうぜマスター!!俺が!!ついてるぜッッッッ!!」絆5>>473
「よーし、ブッ飛ばすぜブッ飛ばすぜェェェェ!!」戦闘開始1
「敵将を倒す!!よし!!行くぜッッッッ!!」戦闘開始2
「細けえ事は分からねえ!!だから!!ブッ飛ばす!!」戦闘開始3
「よっしゃァァッッッッ!!」スキル1
「肉美味えッッッッ!!」スキル2
「かかって…こいやッッッッ!!」スキル3
「…ハッ!!閃いたッッッッ!!」スキル4
「おォし!!」コマンドカード1
「しゃァ!!」コマンドカード2
「行くぜェ!!」コマンドカード3
「一気にブン投げる!!」宝具カード1
「滾ってきたァァ!!」宝具カード2
「ブッ飛ばすぞォ!!そォらッッッッ!!」エクストラアタック1
「…閃いた!!この角度で…オラァァァァ!!」エクストラアタック2
「樊噲の武!!剛力無双!!つまり俺はク.ソ強え!!よっしゃ喰らえや俺の宝具!!『剛力・虎候ノ礫』ェッッッッ!!」宝具1
「…ハッ!!閃いたッッッッ!!標的捕捉!!角度ヨシ力加減ヨシ!!よっしゃブン投げるぜ!!『剛力・虎候ノ礫』!!」宝具2>>474
【因縁キャラクター】
曹操
主!!カッケェ!!強え!!ヤベェ!!
なお曹操からの信頼は厚かったが、虎痴の渾名を付けられてたりする所からするに単細胞さは呆れられてた節がある。
典韋
俺の最強の相棒!!
二人揃って曹操から信頼されており、勿論二人の仲も滅茶苦茶良かった。
故に狂化でIQが下がってる今でも、典韋が謀反によって死亡した事は真剣に覚えている。
問題ねえからな典韋!!今度は俺がついてるぜ!!
なおマブダチではあるが恐らく恋愛に発展はしない。あくまで相棒である。
馬超
生前に死闘を繰り広げた敵。
もしカルデアに来たら!!闘りてえ!!
【他クラス適性、変化傾向】
【製作者】京極>>477
こんな可愛いくっ殺初めて見たかもしれん…
前の最初期の慣れてない時期故のキャラ薄キャラシから結構進化させるつもりで書きました!!
星3B3枚超火力バーサーカーのスーパーアホゴリラですよろしくお願いします!!>>483
うちの善財童子はモロに該当するかと。
宝具が正に放火にうってつけ過ぎる代物だし。許褚のCV、高木渉さんか間宮康弘さんかで一生迷ってるんすよね…
すまん声優有識者ニキネキに聞きたいですどっちが良いと思いますか
ついでに趙雲くんのCV梅原裕一郎さんで合ってると思いますか…?
>>481
超・ハイパー物理ゴリラ鯖っていうのは初期案からあったんで今回で完全に完成させる気で書きました
相手によっての得手不得手の差が凄い代わりにパワーのゴリ押しでまさかの逆転を狙えるみたいな感じをイメージしてます。
>>482
アレっすね、意思疎通は普通にできる方のバーサーカーだけど物理的にうるさいんすねコイツ
やっぱり筋肉は良いですよね…筋肉は全てを解決する
>>483
うーん…周瑜とか?改修前なので使い辛いとは思いますがどうです?
割と曹操への謀反を単騎で止めた逸話的に直感スキル似合いそうやなって思ったんすよね…
アレっすね、宝具カードは単純に攻撃力アップとバスターアップ(高倍率)+敵単体に超強力な攻撃で他のスキルも攻撃力全振りって感じです。それこそ呂布みたいな。
戦線で暴れまくりますね間違いなく>>483
うーん……
火刑にされた偉人から生まれでたバフォメット/ジャック・ド・モレー
女神たちによって狂気の松明(概念)を埋め込まれ、今も胸の裡で燃えたぎっているトゥルヌス
はどうでしょうか?>>483
イカロスが太陽に近づきすぎて燃えて…いや蝋の羽根が溶けただけだからこれも違うかな…>>490
「けどお前が誇り高き死を選ぶなら仕方ねぇなぁこれは俺が食うことに……」
・バリバリ未成年の頃に引っかかって子供出来ちゃう
・魔術解けた後も自身が死徒被害の孤児からの修道院の流れで育ったのを鑑みて自力で産んで育てることを決意、騎士団脱退
・けどお金とか後ろ盾とかなくて困り果ててた頃に一般男性(一般じゃない)と知り合い仲深めて結婚
・お金を稼ぐためにも、あと本人のスタンス的にも主婦しながら秘密裏に聖堂教会に再就職(?)
ここまで思いつきました
一般男性(一般じゃない)も軽く考えてみたところ家族が欲しいけど生まれつき生殖機能に問題があって子供が絶対に作れないことに絶望してる魔術師とかだと良いかなとか思ってます>>493
あるいはストックにいるアニッタか。侵略した都市を焼き払って呪いをかけた逸話持ちです。レジナ騎士団は設定が設定なだけについつい汚され方向で考えちゃう…でも汚れナシの真っ当に戦える人がいてもいい、というかそっちの方が多数派なんですよね
>>495
飴(スイーツ)と鞭(わからせ)が必要な落ちこぼれぞ~
良きなのじゃ……顔出した時点でスルー安定状態だったし需要自体ないかもしれない ☆レ ポ ー ト☆
・美少女 → 当たった
・人形の体を作って乗り換えてる → 当たった
・誰かを真似てる → 当たった
・目が赤い → 当たった
・文明レベルを超越した絡繰作るよね〜 → やっぱり公式くんもそう思ってたんだよね!???!
・自己の正体を見失っている → 偶然にもニアミスしている
・幻術つよつよ → 当たった
個人的には「マテリアルの内容的にはもっと冷たい人キャラで想定してた気もするから内心本物が出てきたら全然ちゃうやーんwってなるんだろうなぁ」と思っていたら思いの外普通に萌えナイズしてきたなという感想でした
いい感じに公式からのパスを読み取れていたかなと安心した気持ちでいます
まあ別時空ということにするので問題はありません
以上、より細かく解説等必要であれば受け付けますが多分ないのでいいでしょう>>484
味方でも敵でも行けそうな感じですからねコイツ。
あと聖杯戦争では程よくマスターを振り回しながらも何だかんだ良い感じに立ち回れる感じの悪くない主従関係になりそうかなと。多分…
>>488
物理ゴリラ鯖ってのが初期のコンセプトだったんですが初期の俺特有の致命的なガバガバ&雑さの犠牲になった鯖の1騎だったので何とかしようと思ったんすよね。
多分上手く行きました…!!
>>500
相手によっての相性が顕著になるんですが、その分優勢になったり近接戦に持ち込んだりした時に真価を発揮できるタイプだと思ってますぜ。
それにしても蜀鯖は真面目な鯖が多いしっかりした感じ、魏鯖は濃いけど雰囲気が結構ワイワイしてて良い感じって傾向が見えてきた気がしますね…
>>498
結構ニアピンしてるの凄えなーって思いました。流石です…!!>>503
普段は頼りなさそうな陰キャだけど抜刀した瞬間イケメンに変化する系イケメンですわ
そっすね…
前船でノマカプいないって話あったじゃないですか。それで作りてえなと思いながらもなかなか作れねえなって感じだったんで、そろそろ行動してみようかな、と。(黒須夫妻とかイヅモさん夫妻とかの夫婦系は例外とする)
まあ昔ノマカプにのめり込み過ぎて他を疎かにした事もあるので慎重にやりてえなとは思うんですがね…
それで現状俺から出せんのはオタク趣味クールポンコツ系女子の海月ちゃんと普段陰キャ、覚醒するとイケメン化する裂夜君の二人かなって感じなんすよね。凌牙君はまだ出せんし巽のオッサンはハッキリ言って需要あんのかって感じですし
どうかなって…>>504
>>どうかなって…
自分が“推したい”……そう強く思ったならば、良いと思います!ぐえぃ名無しの教室の講師をなんとなく考えてページ覗いたら講師は一人だったンゴ…(だから事前確認をしろと)
皆さん>483へのご回答ありがとうございます。色々漁っていただきます〜!
>>484
わ〜い!二人のこれからを夢想しつつ描かせていただきました…そう言っていただけて嬉しいです!
でも案外ヴィクトルさん責任感あるし反省できるしで優良物件だと思いますのワタクシ >しかしこの如何にもな美少年面で王様野郎なのは詐欺だよなぁ……
>>486
個人的に高木さんのイメージは億泰とかの高音タイプで雰囲気自体はあってますけど、体躯的なこと考えると重低音が出せる間宮さん派ですね、私は
>>498
レポートだ、ありがとうございます!
ぐだぐだ時空ではなく正史での戦国時代出身の果心居士ってかなり珍しいポジションですよね。この分だと松永久秀とかも果心居士経由になりそう=notぐだぐだ勢として登場する…かも?
あとカシンチャン時点で感じていたことではありますが、やっぱ球体関節って良いな…って…
>>506
カステラは一期一会に吹っかける男ではあるのでほたるちゃん関係で彼にそこまで重きを置かれることはございませんでしてよとお伝え
いやあやつが軟派者なのとほたるちゃん周りの開示がまだなので私自身も二の足踏んじゃってる感じなのが実情ではありますが。それともコレは…勝手に進めちゃって良いということで…?>>513
94cmあるんで、是非盛ってくだされ。(殴)むっアンプル打ち込んでるぐだで唐突に閃いた
なんとかしてクスリをぶち込みながら無理やり魔術回路起動させて戦うマスターとか作ってみてえな!あれもういたか!?>>507
>案外ヴィクトルさん責任感あるし反省できるしで優良物件
なんならお金もある程度の人脈もあるんでね……、悪いヤツではないんだ、ただ変な人なだけで
>>515
もういますね、謂綱詩譚さんです!魔術髄液ぶち込んで聖杯戦争参加してる人
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E8%AC%82%E7%B6%B1%E8%A9%A9%E8%AD%9A
……イコマさん戻ってこないかなぁ……。>>516
仕方ねえ!ならば詩譚をお借りして動かした方が早え!…盛りが足りなかったかもしれねえ……
最悪修正受け付けますスマン>>518
あらあ~!良いOPPAI!!んああ書けない!会話が上手く書けないよお〜なんてことない会話って一番難しいんだよ〜涙
書けないナリにやってみたいんだけど力入れて書いてみたと思ったら大して長くなくて、しかもしょっぱいんだけどネドスケベって…何だろ…
さっきの絵全然スケベじゃなかったな…
ドスケベってどう描くのが正解なんだろ…
わからん…助けてエロい人…>>523
!!!
有難うございます見知らぬ博識ニキ…!!
なんかゴツいなって思ったのはそういう事だったのか…
後で治しときますありがとうございます>>525
おお、バストが1枚目よりも強調された感じになっててベネ!>>509
問題児ばかり集められた教室…ってなると問題児好きなヤツ来そうだなと思いまして…
魔術とかまだ詰めが甘いところ多々ですがざっくり言いますと
・法政科から派遣された(モートランさんと同じく厄介払いされたかも?)講師
・噂大好きで根はあれど葉も茎もない噂話のスピーカー。時計塔所属者のあだ名の中には彼が広めたものも少なくない
・中でもオカルトな噂が好きで幽霊物件界隈では「幽霊不動産王」としてご意見版になっている
・「いわく付き」が大好きなのでそんな生徒が集まる名無しの教室の講師生活も悪くないとは思ってる
こんな感じの無辜の怪物メーカーで講義内容は魔術の受容史や神秘によって起きた事故などの歴史、いわば「大人しくしろよ」という矯正教育なんですがどうでしょうか…?
>勝手に進めちゃって大丈夫です
わーい!自分も正直なところカステラのウザ絡みがこういう形になるとはな…と思いました。多分こんな風にして知り合う人も多いんだろうなアイツ…
>>510
火属性ってだけならメジャーなタイプなのもあって多いのですが、サーヴァントで燃やしたことが偉業になるってなると途端に減りますよね…それこそノッブとかお七くらいしか出てこない…
>>521
わかる(わかる)(わかりみハリケーン)
特に似た口調のキャラ同士の会話とかどっちが喋ってるかわかるようにしないといけなくてはあ〜!ってなる…台本みたいにできれば良いのにな…>>346の続きです
私の生に意味はないと思っていた。私は死ぬために生まれてきて、死ぬことだけを望まれてきたから。誰が悪いわけでもなく、誰に責任を押し付けるようなものでもない。強いて言うなら造物主のせいだけれど、彼を憎む気にもなれなかった。生まれたときから漠然と、“これは良いことなのだ”ということがわかっていたからだろう。きっとこれは良いことだ。何に対してとか、何がどうなってとか、そういうことは全くわからないけれど。
ただ、生きる目的だけがわからなくて。それだけが知りたくて、そのために旅を始めた。死んだって誰も困らない。私だって、別に死ぬのは怖くない。それなのに逃げたり、時には戦ったりして頑張ってきたのは、きっと私がどこまでもその答えを知りたかったから。一から百まで、人生の何もかもが定められていたけれど、その答えがあるはずだと信じた。そうだ、そうなんだろう。
「私の人生の意味を知りたかった。答えを知りたかった。私という生き物が自我を持って生まれてきた意味を知りたかった。そのために走って、どれだけ苦しくても、転んでも、立ち上がって……いつか必ず答えが見つかるはずだって、根拠はないけれど、ずっと………」
──────それは、すぐ側にあったのです。きっと誰も彼もが気づいている、そんな些細なことだけど。あなたたちを照らす光として。「………ルナ、獅音。そこ、退いてくれる?」
「納得できない。私は嫌だ。他に手段はないの?」
「効率が悪い、というだけでそこの封印指定の魔術師が他にも選択肢を持っている可能性はある。俺は無理やりにでも吐かせるぞ」
「ないのよ。あったらとっくにやってるわ。生きることも死ぬことも私にとっては変わらないけど、変わらないからこそわざわざ死ぬ理由もないんだから」
ルナが止めるのは、まあなんとなくわかっていた。彼女は優しい子だ。一度私と仲良くなった以上、そういう犠牲の出し方は許容しないだろう。その思いやりが嬉しい。嬉しいが、それにかまける暇はない。私は、それを振り切らなければならない。
それよりも驚きだったのは、獅音がその意見に賛同したことだ。話を聞けば彼も歴戦の傭兵だったというし、てっきり私を犠牲にした任務遂行は苦しみながらも受け入れると思ったのだが。どうやら何か大きな変化があったと見た。例えば……合理性を切り捨てて仲間を庇い助けた、とか。
「元々そのために生まれたの。それが私のやらなければならないこと、運命、宿命なのよ。それを果たすことは絶対にやり遂げたいと思っていたから、悲しいことなんて何もないの。悔しいことも何もないの。ただ、もう終わりが来たかと思うとほんの少し、お別れの寂しさがあるだけ」
「じゃあ、お別れしなきゃいいじゃん」
「いいえ。その寂しさは私を現世に縛り付ける戒めにはならないわ。寂しいけれど、未練ではないの。心残りではないのよ」
歩んできた道が、私の生きた足跡が、ただ輝かしい。恐れることなど何もない。躊躇うことなど何もない。これは失意や絶望によるものではなく、輝かしい愛と希望によるものだ。故に、私の生を誰にも否定させはしない。たとえそれが、初めての友と呼べる人たちであったとしても。「でも多分、ここまで言っても止まらないわよね、あなた達二人は」
「生憎、もうむざむざ死なせるのは御免でな」
「そうよね。……私はあなた達から“脚”を奪います」
それはまさに人知を超えた宣言。与え奪う女王としての権能そのもの。指先一つ、掛け声ひとつで簡単に何もかもを奪い去り、そして何もかもを与えて行く横暴の塊。ルナと獅音がそれに抗えるわけもなく、下半身に全く力が入らず……否、感覚が消え失せて倒れ伏してしまう。脚は付いている。しかし感覚を感じない。概念的なものなのだろうか。わからない、それすら理解できない。妖精の力とはそういうものだ。
「……オレたちは奪わないのか?」
「あなた達は任務と人命を分けて考えられる人たちです。……ずっと一緒にいたのだもの。それぐらいわかるわ」
「買い被りですよ。わたしも凄く悲しいんですから」
「その悲しさを、あなたは他人に与えようとしたのよ。よかったわね、勉強になって」
止めないこと。それもまた優しさだ。それは彼らの目的を果たすためでもあるのだろうが、それだけに収まる話ではなく……私の意志を尊重してくれているのとも同義だから。だから、嬉しい。私はきっと幸せ者だ。こんな風に周りから悼まれるほど、良い一生を送れたのだから。「だから、いい加減やめなさいな。腕だけで這いずるの。私の最後ぐらい、笑って見送ってはくれないの?」
「諦めないって、言ったでしょ。私は絶対に嫌だからね」
「縋り付いてでも止めてやる。俺は、もうっ…!」
「そうよね。あなた達はそういう人よね。でもダメよ。さ、ウルフィルト」
「ああ。此方に。この王権こそが君の象徴。君の最期を彩る流れ星だ」
瞬き煌めき、空を切り裂く流星の如く。燃えるようなティアラを付けて、アルターエゴは完成する。かつて切り捨てられた異聞世界から生まれた芽、あり得ない夢が目を覚ます。星が、夢を見る。誰も彼もが目を奪われる、そんな美しい女王に。「じゃあ、行ってきます」
「………馬鹿げてる、こんなの」
「……でも、諦めなかったのはあなたよ」
ああ、そうだ。何をどうして、ルナがマヴの行動を否定できようか。それはルナと同じだからだ。他人にどう思われたって、何をどうしまって、自分の夢に向かって諦めず、常に突き進む意志。その頑固者な心は自分にもある。だから今も足掻いて止めようと頑張ってるけど、きっと止められないだろう。それぐらい、嫌でもわかる。
「誰に何と言われようとも、どんな苦難が待ち受けていようとも、あなた達は諦めなかった。私もそう。諦めたくないの。逃げたくないの、私は、私の意志でこの運命に立ち向かう。私の最後に意味を残す」
「………俺は、まだお前に何も返せてない」
「律儀ね。でもたくさんのものをもらったわ。それは形にならないし、明確な恩でもないけれど。あなたも知っているはずよ」
共に過ごしたこと、そしてその日々がとても楽しかったこと。それだけで、それこそが、何よりもの恩返しだということを知っている。そうだ、それも一つの形だ。自分だってそうやって幸せを感じたことはたくさんある。何をしてくれなくても、隣で話したり笑ったりするだけで満たされることなんて沢山ある。だから、それはきっとマヴも同じで。
「最後に言うとね。私の人生、何一つ変えられたことはなかったなって思うのよ。結局はこの運命からは逃げられないし、変わった道筋を辿ることもなかった。望まれるように鍵を取り込んで、望まれるようにたどり着いた。そして死ぬの。最初から最後まで、筋書き通りの人生」………それでも。
「私の人生、満更でもなかったなって、思うの。私は幸せだったわ」
「………行くんだね」
「ええ。大丈夫、私が扉を閉じた後に脚はちゃんと返してあげるから」
「………答えは見つかったのか?」
「もちろん。私の人生はね、何もかもが仕組まれたものだとしても、意味は確かにあったのよ。意味を与えられるのは自分だけで、私はそれを与えられたのだから」
何も変えられなくても、私の使命は変わらなくても、歩いてきた道のりが全てそのままのものであったとしても、生きたことに意味はある。私の人生は間違いではなかった。私が生まれてきたことに意味はあったのだ。その証明が、私の歩んできた人生の彩りに現れている。溢れんばかりの色彩が何よりもその証拠だ。
何も残らなくても、何も出来なくても、私は確かに生きていたんだという確信がこの胸にある。それだけで、いい。そんなことで、よかったんだ。私たちは。
「あ、そうだ。カナリアとリムには“使命”を与えます」>>536
この別れの部分は必ず書きたかったので
星を追いかける同士、という意味でもですね
実は最後に「みんな、大好きよ」をマヴに言わせるかどうか悩んだ末にカットした経緯があります
こういう時のマヴは最高にカッコつけますただいまレジナ女子修道院のページにシスター・リアを登録しましたー
関連人物の欄でよかった…のかな?今日は朝から裂ムジの事を考えて過ごしてました…恋心自覚したばっかの裂夜君は仮にも職員と生徒の恋って大丈夫なのかとアワアワしそうですしムジカちゃんが関わる事に対してだけ裂夜君はSSの事件の影響でマレオに辛辣になりそうだなって思ったりとか色々と
そういえば火村さん、裂ムジについて色々擦り合わせときたいんですが大丈夫っすかね…?
>>535
優しくも悲しい別れ…
何としてでもでも引き止めたいと思っても、心の問題以上に、悲しすぎる程に力の差が強大すぎてどうにかしようにもどうにもならないって絶望感が凄いですね…
そして使命とは一体…?
>>539
(ピシガシグッグッ)
一回漫画風でかっこいいシーンを描いてみたかったので本能に任せて描きましたとも…!!
やっぱり女の子がピンチの時に助けに来る男の子の構図は何百年経っても色褪せませんからね、シンプルこそ至高よ
それでこういう時にカッコよくキメたと思ったら終わって集中解いた後にいつもの陰キャ裂夜君に戻るんですよ…一瞬だけ見せる滅茶苦茶なイケメンってのも悪くないと思いませんか…?(早口)
>>541
少年の心を忘れずに大人になった俺としてはこういうの大好きなんですよね…男の子ってこういうの好きでしょって?大好きに決まってんだろ!!(半ギレ)みたいなもうちょい狂信的な色をつけるならば「汚れなき人の体は神のものであり、その神のものを快楽や不本意で汚してはならない」かな~?
>>553
規則やらなんやらの話ならちゃんと仕事をやってくれる限りはおっけーです
倫理観の話なら…そうね…難しいですわね…
「学生」と「職員」の恋愛と書くとアウト感すごいですがそもそも学園は一般のそれとは違って何歳からでも入れちゃうところなので一括りにしちゃうのは色々キケンですよね。ただでさえ『船』はノーマルじゃない人多いですし
なのでまぁ個人個人を見ていく感じになるのではないでしょうか。例えばペルカと巽商会の親父さんが恋人になりましたと言ったら周囲からツッコミ入るでしょうが、ムジカちゃんとリョーガくんなら年も近いしあれこれ言われることは無いと思います
>>554
それは………私よりもレージュさんに言った方がいいですね
組織ぐるみの協力者とかは私が口を出せることじゃないので>>557
了解ッス。>>560
ぎゃー!名前間違えましたごめんなさい!>>560
無問題。>>566
Σd( *・ω・)ハイ!!!>>548
遅くなって申し訳ない。擦り合わせという事でこちらからも色々とば
>カッコよくキメたと思ったら終わって集中解いた後にいつもの陰キャ裂夜君に戻る
>一瞬だけ見せる滅茶苦茶なイケメン
めっちゃ良い…むしろ良きみしかない…
最初は助けられた事に感情が追いつかなくて呆然としてるけど、その姿を見たムジカが安心と共に顔をほころばせるまでがワンセットですな
>職員と生徒の恋
そうですね、この辺は確かに気にしておかねば。『船』が特殊な環境とはいえ、いやだからこそこの辺の常識的なラインは守っておかないとと言いますか
で、肝心のムジカ→裂夜ですが基本常識人なのでムジカの方もあまり踏み込んだ対応はしないと思います。好意を示すことはあっても、バレンタインとかクリスマスの特別な日にプレゼントを渡すとかその程度。
校内で露骨にいちゃつくというより、道端で出会ったら軽く世間話に興じて別れるというのが主な感じになるかと思います
マレオに関しては京極さんが考えてる通りでよろしいかと。ムジカ的にはあの一件について思う所がないわけではないですが、まあそこまで引きずってる訳でもないので>>568
成程成程…
一応こっちの裂夜→ムジカちゃんの感情も割と仲良いし話してて安心できるしいい子だしトラウマの事も助けてあげたいと思う感じでかなり好感度高いけど、歳の差とか生徒と職員って事もあって恋愛感情には蓋をしてる的な感じなんですね。
となると好感度的には
友達<<<<<裂ムジ<<|そこそこある壁|<<<恋人
的な感じでしょうか。
なんというか友達は結構超えてるけど恋人よりはまあまあ下、というか互いにそこそこ好感度は高いけどくっつく程ではない、みたいな感じでOKでしょうか?
個人的には
・偶然会った時に一緒に食堂で飯食べたりする
・タイミング合ったら雑談しながら一緒に帰る
・たまに軽く遊びに行く(ずっと前投下したSSみたいに二人で和室でのんびりしたりとか、或いは勉強見てあげるとか的な)
・何かの行事とか魔術実践の授業とかで騎士団として行事の進行とかサポートとかする場合積極的にムジカちゃんをフォローしたり気にかけたりする(裂夜君は序列的には高くないから主導よりは生徒のフォローとかに向かう側だと思うし)
位の塩梅とかどうかなーって思います。それぞれ友達から「二人共結構仲良いね」って軽くからかわれる位の塩梅というか。どうでしょう?>>569
>友達は結構超えてるけど恋人よりはまあまあ下
>というか互いにそこそこ好感度は高いけどくっつく程ではない
そうですね、大体そんな印象でよろしいかと
>・偶然会った時に一緒に食堂で飯食べたりする
>・タイミング合ったら雑談しながら一緒に帰る
>・たまに軽く遊びに行く(ずっと前投下したSSみたいに二人で和室でのんびりしたりとか、或いは勉強見てあげるとか的な)
>・何かの行事とか魔術実践の授業とかで騎士団として行事の進行とかサポートとかする場合積極的にムジカちゃんをフォローしたり気にかけたりする(裂夜君は序列的には高くないから主導よりは生徒のフォローとかに向かう側だと思うし)
この辺のやり取りも大分合ってると思います!
しかしこうして書き連ねたの見ると、どこか幼馴染みたいだな…。よくある近所の年の離れたお兄さんと、子どもの頃から付き合いのある少女的なアレ一応ルナティックのプロローグ②導入編が完成した訳なんですが、今って人いますかね?
「今週の土曜日、みんな空いてる?ちょっとお買い物に行きたくて……」
「あー……ごめん、僕は仕事が」
「俺も友達の家に泊まる予定で……日曜日はどうなの母さん?」
「ごめんなさい、私が仕事でね……」
「………月曜日にするか。三連休だし」
なんてことはない日本の家族の会話。それぞれに用事があって中々家族団欒の時を過ごす日がないというのもまたそれらしい。ただ、それでも朝食と夕食を共にできる時は必ず共にするという仲睦まじさを見ると、おそらく彼らは幸せなのだろう。少し違うことといえば、父の稼ぎがかなり良い、というか実業家、と言ったところか……「ああ、僕だ。綾姫絲栗だ。どうした?」
『その……次の月曜日に先方との接待が……○○なんですけれども……』
「ハァ!?僕は妻帯者だぞ?キャバクラなんて御免だ!浮気になるし僕だって行きたくない!それに家族と出かける予定がある!」
『しかし……向こうからの融資のお話ですし……後々面倒に』
「たかがヤクザだろう。しかも潰れかけ、どうしようもない崖っぷち。出る金もなくて使えないと思ってたんだ、適当に暗示なりで捨ててかまわないよ。どうせあっちも裏の人間だし神秘の秘匿を破ることなんて出来ないんだから」
スクラディオ・ファミリーの例に倣って魔術協会の手があまり届かないこの日本でも似たようなことをしようと考えたが、どうやら上手くいかなかったようだ。そもそもの資金力に差があった。やっぱり日本のような法治国家でそんな行為はあまり向かない。真っ当にお金を稼がなくては。
ナチュラルブラウンの髪を揺らしながら、男は会談用のカフェで頭を抱える。接待という社会のシステム自体に怒りはないが、あまりこういうのは好きではない。もっと会食とか、実益のあるものにして欲しい。これも自分の未熟さ故だろうか、もしかしたらもっとスマートな返し方があるのではないかと頭を悩ませ……人の気配が近づいていること、それとこんなくだらないことは悩まず切り捨てれば良いだけだという結論に至ったのか、扉の前に立った会談相手に入室の許可を出す。
「……失礼します。最近いかがですか?」
「いい感じですよ。羅城さん、雷さん。そちらは?」
「俺はまだまだです。師匠からも課題がたくさん……」
「馬鹿兄貴なんて比じゃないぐらいには絶好調です。早くうちの一族の奴らも僕に家督を渡してほしいぐらい」「はは、若いって良いですね。それぐらいの気概があるのは良いことですよ」
斯くいう彼も27歳。未だに若造と言って差し支えない男ではあるのだが……彼の周りもいかんせん若い世代が多いのが問題なのだろう。それにしても何か変な感じもするけれど。
「綾姫一門は後継者の問題はどうなさるおつもりで?やはり息子さんですか?」
「まさか。血は繋がっていませんし、魔術の教育も一切施していません。息子は普通に生きてもらいます」
「………では一族の魔術師としての人生をここで終える……というわけではなさそうですね。俺にも分かりますよ」
男の……綾姫絲栗の顔は魔術師としてのそれだ。常人と離れた秘術を手に収める優越感と傲慢さを浮かばせた口元、そして目的のためならばどんな最適解の一手も取る冷酷さを宿した瞳。魔術師という生き物において典型的な態度のそれだ。もちろん、時代に引き継ぐことを考えていないわけがない。しかしそれは息子ではないという。
「ああ、奥方の連れ子でしたね、彼は」
「はい。なので魔術刻印の移植はあまりしたくないのです。適応しない可能性もありますからね」
「………僕も大概ですけど、あなたも大概ですねイトリさん。あなた方の魔術は適応すること。そして魔術刻印もその魔術特性を宿している。あなたの息子さんに継がせることは可能だ。魔術回路もあるのでしょう?」「………今のは魔術師としての言い訳です。本音は僕の息子にそんな茨の道を歩ませたくないという親心ですよ。御安心を、後継者は既に決めています。僕の甥が魔術回路も優れていますので。……だから大丈夫、野紀さんの信頼を裏切るようなことはしません。魔術師としての責務を全うします」
「(師匠が懸念してるのはそういうことじゃないんだけどなぁ……)」
「(僕なんかこっちを一切見ずに世界中飛び回ってる兄ちゃんをどうやってぶちのめして泣き喚いてやろうか考えてるのに……クッソ幸せで贅沢な悩みに溺れやがって……)」
野紀が心配しているのは絲栗が、綾姫の一族が魔術師としての道をどう歩むかということではなく、昔から親交のあった絲栗自身の境遇や悩みに対しての思い遣りであるのだが……と考えて羅城大我は口を閉ざす。これは自分たちが介入するべきものではない、家族同士の話だからだ。下手に首を突っ込むと馬に蹴られると師匠も言っていたような気がする。あれ、馬に蹴られるのはそんなケースだっけ?まあいいや。
対して雷輝宙はニコニコした微笑みの裏で幸せな家庭の父親の幸せな悩みに苦悶の表情を浮かべている。何かこう、同じ日本の魔術師でありながら自分の家との差に凄くイライラしている。古臭い歴史だけ凝り固まった雷家と比べると、あまりにも多様性の広さを感じさせる。グローバルとはこのようなことを言うのか。少し悲しくなって、やはりこの感情の原因である兄を見つけてしばき倒さなければならないと思った。
「そうですか……ではこちらをどうぞ。我々が集めた日本での西洋系統の魔術師の懇親会のリストです。俺も羅城家当主として幾つか参加するので、その時は声をかけてくださいね」
「ありがとうございます。……雷さんは参加しないんですか?」
「ウチは日本古来の◾️◾️と中国の神秘を組み合わせたものなので……西洋のソレとは勝手が違うんですよ。あと保守的なのも原因ですかね」
「なるほど……何か困ったことがあったら相談してくださいね。僕もなんでも付き合いますから。それではこれで……」日本人で西洋魔術を修める一族は少ない。いない訳ではないが、蒼崎や遠坂といった有名どころに名を喰われて他はあまり馴染みがないというのもまた事実。野紀や雷はそれを好都合とし、むしろアジアで活躍する魔術師たちではあるのだが、綾姫は珍しく世界中を股にかけるかなり活動的な日本の魔術師だ。それなりに苦労があるのだろう。
「それにしても……奥さんのこと、まだわかってないのかな綾姫さん。流石にバレると思うんだけど……」
「多分バレてないよ。師匠が言ってたけど、恋は盲目で愛は盲信なんだって。自分の大好きな妻が世界中を飛び回るお仕事だけで聖堂教会や他の敵対組織との繋がりを疑えるような人じゃないらしいよ
「いやでも、奥さんのあのスペック……いやそうでもないのか?うーん……というか確かなんだよね?僕が聞いた話」
「あってるよ。綾姫さんの奥方は聖堂教会の人間だ。えーと……ナントカ修道会に所属してた、らしい。師匠野掴んだ情報だと今は別の管轄にいるらしいけど。女の子だらけのとこだったんだって」
「へぇー……それはまた」
……というか、身辺調査でそのような事実を掴んでくる野紀社長の諜報力にも呆れ返るし、仮にも妻になる人間に対してそれほどまでの前歴の無関心を貫く絲栗にも呆れ返る。十数年前からのお付き合いはあったらしいし、きっとそこで完全に絆されてしまったのだろうか。愛とは人を曇らせる。自分が結婚する際は相手方の身辺調査を絶対に欠かしたくないなと輝宙は齢15歳ながらも切実に感じた。リベンジタイム!ルナティックのプロローグ②導入編投下しますがOK?
よっしゃいくでー。
◆◆◆
「ふんふふんふふーん……☆」
ココは英国、ロンドン。その街中を、1人の少女が歩いている。魔女のような三角帽子に、ゴーストをイメージしたかのようなダボダボのパーカー。そんな服装だけでも目立つのに、すれ違う人々が振り向く理由はその顔にある。ピアスに眼帯といった特徴的な装飾もそうだが、最大の理由は頬っぺたにデカデカと彫られている独特な模様のタトゥーだろう。紛れもなく美少女ではあるのだが、少々奇妙な恰好の所為でその印象はぼやけ所謂変人扱いの視線が向けられているのだ。
だがそんな周囲の想いを知ってか知らずか、彼女は気ままな歩調で楽しそうに歩いている。鼻歌を口ずさんでまさにご機嫌、といった様子だ。>>585
道行く人たちの視線を意に介さず、少女がたどり着いたのは、どこか時代に取り残されたかのような雰囲気を漂わせる、古風な洋館である。
お邪魔しまーす、と玄関の扉に対するノックもそこそこに、魔女のような彼女は気楽な様子で侵入した。
此処は「名無しの教室」。考古学科に属する古びた教室であり、同時にほとんど忘れられたかのように存在する、異端児の巣窟。来るモノは拒まない極小の学び舎。
そんな教室に関わる彼女の名前は刹那・ガルドロット。魔術師の総本山の一角、”時計塔”に所属しながら、権力闘争には関わらず、根源の探求にも距離を置く。日々”面白そうな事”を目当てに飛び回る、そんな魔術師である。では何故彼女は今日この場所にやってきたのか?答えは簡単、人を訪ねる為である。
「へーい皆ァ!最高プリティ堕天使ちゃん様な刹那おねーさんの登場だぜぇ!さぁお祭り騒ぎで讃えよ!……アレッ!?」
高らかな宣言と共に這入った教室には────誰も居なかった。>>586
ガァン!!なんてオノマトペが似合う表情を浮かべた刹那だが、次の瞬間に「あ」と呟いた。どうやら何事かに気付いたようである。
「いやぁ、失敗失敗。この教室は今ボクがサボりに使ってる教室で、基本的には講義利用されてないトコじゃん。恥ずかし~」
気を取り直してっと……などと言いながら、刹那は怪談を下りていく。そうして少し喋り声が聞こえる部屋に到着。今度こそ間違いなく「名無しの教室」の講義室だ。先ほどは意気揚々と失敗した為、結構な気恥ずかしさはあるものの、それでも咳払い一つで切り替え、スライド式のドアを開けて挨拶をする。
「へーい皆ァ!最高プリティ堕天使ちゃん様な刹那おねーさんの登場だぞぉ!さぁお祭り騒ぎで讃えよ!」
────刹那はさほど問題なければ、過去のミスは振り返らない主義である。
「あ、刹那じゃん。どしたの急に?よいしょ、っと!」
まず目についたのは、長い銀髪と赫い瞳が目立つ少女である。白を基調に黒ラインのポンチョを羽織り、リュックサックになにやら荷物を詰め込んでる最中のようだ。
ぎゅうぎゅう詰めにしている訳では無さそうだが、少々悪戦苦闘してる印象である。
彼女はルナ。ルナ・アードゥル。名無しの教室でも指折りの魔術好きであり、同時にたった3年という短い期間で『開位』の地位を築いた天才児である。自分も似たような経歴ではあるものの、彼女ほどには魔術に入れ込んでいるつもりは無く、そういう点では非常に評価している相手である。よく「冒険だー!」と世界中を飛び回っているので、さほど深い関わりを持てていないのは残念な所だが。
「あ、やっほだねルナちゃん!実はキミを探していたのだよ!!ほら数日前にニュースになった流星?があるじゃん?魔術師界隈でも『禍ツ竜』だとか言われてたおどろおどろしい色のアレ!実はさ、あの星が日本に落ちたらしいって情報を掴んだんだよね、だから一緒に探しに行かない?って誘いに来たんだけど……、もう先約がありそうだネ」
そう、そうなのだ。あのポンチョはルナちゃんが旅に出る時、ほぼ必ず着ている服である。それに荷物の整理をしているので、やはり彼女恒例の冒険に出発しようとしている真っ最中なのだろう。自分の星探しは後出しである。残念。>>588
「そうなんだよね!実は昨日さ、あのヴァン・フェムのカジノ船への乗船切符、ひいてはヴァン・フェムへの挑戦権を入手したんだ、だから今準備中」
成程成程、ヴァン・フェムちゃんのトコに行くのか。……種銭は潤沢にあるのかな?
「……うっ、それはぁ……道中で稼ごうかなぁ~って……。メレクに貸しを作るのも嫌だし。今も多少は持ち合わせあるし」
うーん全くいつも通りの彼女である。未来に対する明るさが輝いていて、自分みたいな過去の遺物にとっては眩しい存在だ。
(多分もうメレクちゃんは嗅ぎ付けてるんだろうなぁ……。しょうがない、おねーさんが気風の良さってヤツを見せつけてやりますか!!)
「よーし分かった!ルナちゃんの大勝ちを祝って、おねーさんが軍資金を貸してしてあげよう!あ、見返りは貸した分+勝ち分の2割を足した額でいいよ!」
そういってボクは諸々で稼いだ自分のおこずかいをいくらか札束にしてルナちゃんに渡す。ビックリしたような顔をされたが、こう見えてボクはお金持ちなのだ。具体的には血液売ったりの古代パワーである。ボクの血って属性的には結構希少なので高値が付くんだよねーホクホク。>>590
「ルナ?勝手に賭場に行かれるのは困るんですよねぇ?まだ色々と返済が終わってないんですよ?」
と札束渡した直後ぐらいに入室してきたメレクちゃんを宥めつつ、二人の出立を見守って数秒後。
どうしたモンかなー、とルナちゃん達が居なくなった教室で空中散歩をしていると、部屋の隅から一匹のネズミがうるっさいわねぇ、とボヤキながら登場である。
「カヴンちゃんじゃん。どったの?……もしかして五月蠅かった?そうならごめーん」
ネズミの主の名はカヴン・プラミア。「名無しの教室」最古参の魔術師であり、ボクの先輩でもある。まぁ、多分?存在年月はボクの方が年上ですけど?でもボクはちゃんと敬意は払うので。
「アナタがルナを巻き込んでまた傍迷惑な事をしでかしそうって感じたけど、メレクがガードしてくれて安心したわ。あ、誘いたそうにウキウキしている所悪いけど、行く気は無いから。一人でさっさと出発なさい」
うーんそうだねー。ヨモちゃんは体調不安定さんだしクラッフちゃんはスパイくんだからなぁ。
ま、やっぱり一人で行くしか無い、かなぁ、ちょっと残念。よぉしルナちゃん、お土産話をしっかり持って帰ってやるから、楽しみにしてるんだぞぉ!!
じゃあ行ってくるね~と軽く伝えて、決意を新たに日本への出立を開始するボクなのであった。ホテル予約、ヨシ!飛行機、ヨシ!……あ、そうだ忘れてた。
「ところでカヴンはお土産なにがいい?やっぱり日本の名産なお米?それとも」
「はやく行きなさい」
は~い。>>591
◆◆◆
皿に生ハムを敷く。次はその上にスモークサーモンを乗っける。そうしたら生ハムを巻いて包みにして食べる。美味しい。皿に生ハムを敷く。次はスモークチーズを積んで、同じように生ハムの包みにして食べる。次はスモークサーモンを皿に乗せて、ヨコに燻製チーズを置く。チーズをサーモンで挟めばなんちゃってカプレーゼの感性である。少々くどいが、美味しさという点ではまぁまぁ。モグモグと磨り潰しながら飲み込んで、以下繰り返し。
此処はフランスの片隅に存在しているスラム街の一角。
雑多な場所だが、それ故に綺麗な空を見上げる事が出来るベンチに座っている彼女は、黙々と燻製食材パーティーを堪能していた。
長い髪にキリリと鋭い瞳。黒い軍服のような恰好で、編み込み式のブーツを履いている。
その傍らにはチーズ、ハム。そしてサーモンを梱包していた白色トレイや硬質なフィルムパックがうず高く積まれていた。その様相はちょっとした塔を連想させる。
「ぶはぁ~っ!う~ん、やはり美味しいですわねぇ、燻製食材の挟み喰いってのは。しかもこの快晴と蒼天!いやぁやっぱオレのセンスは間違ってねぇですわねぇ」
満足気に頷きつつ、次のトレイとパックに手を伸ばしている。左に食べ終わった残骸の塔があり、その反対には未だ食べられていない分の燻製食材の在庫がやはり積まれており、一種異様な雰囲気である。
「なぁ、あの軍服の方、いつまで食ってるんだ?かれこれ十分ぐらいはぶっ続けだぞ」
「太らねぇのかねぇ?」
ヒソヒソと遠巻きに眺めるスラムの住人達。瀟洒な服装をはじめとして、全体的にスラムに対する場違いな雰囲気に怪訝な顔をしている人がほとんどである。
そんな周囲の困惑を知ってから知らずか、軍服の女は平然とした顔である。そうこうしていると、女性に人影がいくつか近づいていった。>>592
「あっ、アイツら……」
女性に近づくその男たちの名前はアルフレッド一味である。このスラムでも有名な荒くれ者で、勿論住人達からは煙たがられている存在だ。
「おい、ねぇちゃん。ちょっと面貸して貰おうか、あっちで良いコトしようじゃねぇか?」
「あら?ナンパにしては気の利かない台詞じゃねぇか。まずは名前を尋ねるなんて事をするべきじゃなくて?」
The賊といった風貌のアルフレッド一味にも全く怯まず、ベンチに座ったまま対応を続けている
「なるほど、確かにそうだなぁ、じゃあ聞こうか、アンタ、名前は?」
「ポルカよ。ポルカ・ドラニコルってモンだ。一時の付き合いになっちまうだろうが、よろしくお願いいたしますね?」
無法者そのままなアルフレッド一味にも全く臆する事のないポルカという女は、彼らに手を引かれるままにスラムの中でも特に薄暗い路地裏に連れられていった。
住民たちがどうしようか助けたいが……、と逡巡している内に快感に呻く男たちの声やポルカと思われる女性の嬌声、そして肉がぶつかり合う音が漏れ聞こえ始める。
意を決して助けにいこうとした者たちもいた。
しかし何故だか、どうにも抗いがたい程の恐怖心が沸き起こり近づく事が出来ない。
そうして、進む事も出来ず、かといって退く事も出来ずにいると嬌声と快楽の音は、次第に怖れを帯びたモノが混ざっていった。悲鳴と苦悶の音であり、しかして嬌声は響き渡っている。動揺が広がる住民の後ろから、小さな足音が聞こえてきた。>>593
「騒がしいな。どうした?いやいいか、どうやら困りごとのようだ。どれ、王(オレ)に言ってみろ」
「あっ、王様だ」
「ああ、皇帝(ワタシ)だ。……ふむ、アルフレッド一味か。それが女を路地裏に連れ込んで犯している、と。丁度いい、王が裁く契機になるというモノだ。そのポルカとか言う女を助けに……ん?」
突然の登場人物に対する歓喜と歓迎の雰囲気が広がる中、件の路地裏から一人の男が飛び出してきた。
顔は引きつり、まだ若者だろうに30も歳を取ったように表情が罅割れている。
「あっうぁあああ!助けてくれ許してくれ、もっ、もうやっべぇがぁえだああ……っ!」
しかし数瞬もしない内に、路地裏から長い舌のような影が伸びてきて、首を締め上げる。そうしてそのまま、勢い良く路地裏の中にジュルッ、と吸い込むように引っ張っていった。
「なんだ……?得体の知れん怪物でも出たか?お前たちはもう帰れ。王がこの事件、スッキリきっぱり解決してやろう!……感謝、か。ふん、当然だ。王はスラムの皇帝だぞ?無法者どもの処断権利も含め、全てが王の管理下だ。アルフレッド一味も、改心させて王達の仲間としてやるから安心して待っていろ」
そういって、スラムの王、とある魔術師一族の次期当主である男────神官のような風貌の少年、ヴィクトル・デュランベルジェは守るべき民の交流で朗らかになった表情が、普段のソレと変わらぬ不機嫌そうな顔に変えて、路地裏へと踏み込んでいった。>>594
「ほらほらぁ、イケメンなのでしょう!?ヘバッてんじゃねぇよ!オレの中でキッチリ果てて逝って欲しいですのに……」
「がっ、ぐぇげっ、も、、おうあや……!」
バケモノが、人を喰っている。そう形容できる程、路地裏での性交は異様だった。騎乗した女────恐らくポルカ、とかいうヤツだろうが下に転がる男を殴り付けながら腰を振っている。男は血と涙で顔をグシャグチャにしながら許しを請うが、解放される事はない。女が口を男の首に近づけて……、男の悲鳴と共に噛み付いた。
血飛沫が壁に飛び散り、周囲を赤く濡らす。気づけば、壁には肉の欠片や爪がこびりついているのが見て取れた。
「おい、貴様」
内心は驚愕で満ちていたが、ヴィクトルはポルカ・ドラニコルという名を持つらしい怪物に声を掛けた。
「……アラ?なぁんだ、新参じゃねぇか。フフッ、……ごきげんよう。どうでしょう、貴方もオレとまぐわってみねぇか?気持ちよさは保証してやりますわけれど」
ニヤリ、と嗤ったその女は好色な気配をヴィクトルに向て伸ばす。それは宛ら色情魔のゾンビが禍々しく腕を伸ばして生者を奈落に引き摺り堕とそうとしているかのような悍ましい迫力であった。
「断る。王にはそこの男と、その仲間を裁く、という役目があったからな。だが、貴様のようなヤツを知ったからには、王(オレ)は王として、怪物退治と行かせて貰おうか……覚悟しろ。王は其処らのチンピラの如く甘くはないぞ」
そういってヴィクトルは口元からマスクを外しながら、豪奢な装飾で彩られた白魚のような白い指を油断なくポルカに向けて構えた。
しかしポルカは慌てず騒がずである。酷薄な笑顔のまま、ズチュリと立ちあがる。そうかと思えば、身体の下で気絶していた男を軽々と持ち上げ、勢いよく臓腑を食い荒らした。
憐れな犠牲者はそのショックによって覚醒するも、激痛によって絶望しながら冥府に墜ちていった。
「オーケーオーケー。まそんじゃ食後のデザート、或いはストレッチとして堪能させて貰いましょうか」
毒蛇が瞳孔を開き、舌なめずりをする。王者は権利を行使する。火蓋が此処に落とされた。>>595
◆◆◆
『下一个新闻项目。已收到关于过去一周成为头条新闻的 "人变成怪物 "案件的后续报告。根据目击者的描述,大多数变成怪物的人据说在变身前都往身上刺了东西。目前,警方正在对肇事者进行询问,包括取证。一旦有了进一步的信息,将立即报告』
中華圏のとあるレストラン。そこには様々な立場の人が各々が好きな料理を頼み、それぞれに舌鼓を打っていた。そんな中で目立つのは、中央のテーブルに座る二人の男性である。片や青年。全体的に黒い衣服に身を包み、不景気そうな顔と少々陰気な雰囲気を漂わせている。その向かいにいるのが、時代錯誤的な様相のキョンシーっぽさを感じるファッションの長身の人物だ。座高は高く、足も長い。推定にして2mは軽く超えていそうな異常な長さである。周囲の人物はそんな彼?の姿にどうも気を取られているようだが、肝心要の本人はさほど気にした様子は無い。寧ろ相対している黒ずくめの青年の動向を受け止めるかのような挙動である。
だが回り回って全ての人物の関心を集めている青年が気にしているのは、どうも先ほどから情報を発信しているTVのようである。
「なぁ、さっきから興味があるんだが、あのニュースはどんな情報だったんだ?」
「はぁ。拙も今の中華言語に詳しい訳ではないですが、おおよそは近頃世間を騒がせている怪人、怪物騒ぎについてのよう、です。何やら変貌する前にクスリを身体に投与している、とか。これで十分でしょうか?黒野様」
「ふーん、そういう事か。ありがとな迅龍」>>596
どうやら青年は黒野、長身瘦躯の従者?の名前は迅龍というらしい、とそこで周囲の人間が先ほどまでの会話に僅かばかりの違和感を抱く、と同時に、騒がしかった外の通りから扉を破り、黒い影が店内に飛び込んで来た。だがその入店はマトモなものでは無い。何故なら来客は宙を飛んでいたからだ。ダイナミックエントリーである。そして次の瞬間に下手人もご来店。
その客は異形であった。人のようなシルエットではあるものの、細部はどうあがこうとも人間と違ってしまっている。”つるり”とした頭部に扁平な腕、足の代わりに二股に分かれた細長い櫛のような部位でバランスを取って歩いている。口は耳まで裂け、その内側にはズラリと生え揃った鋭利な牙がギラリと光る。
突然の事態にそれまで食事を楽しんでいた既存の客たちは銘々に食器や食べ掛けの料理のきれっぱしをボトッと落とす音が聞こえる────。
そして理解が追いつき……客たちはパニックに襲われた。叫びながら泣きながら店外に出る。その流れに逆行して怪人は目にもくれず、ただ吹き飛ばした人間を追いかけて店の奥へとズンズン進んでいく。>>597
「おあめでぁあっまわりいおおmdまぞPれmpp-lpypwpなぁもんそいぇそうあはっいぇ¥…・」
胡乱な言葉を口にしながら、怪人は進撃していく。その進行方向付近には、件の青年とキョンシーの二人がいるテーブルも存在した。だが黒野と迅龍は全く動じず退散の準備を始めた。なんなら会話を挟む余裕すらあるのだから、店主が修羅場を潜っているのだなと余計な思考を飛ばすのも最もだ。
「さて、退散するぞ、迅龍。全くこんな事態になるのかよ……。朽崎のヤツももう少しだなぁ」
「すいません、黒野様。この小籠包だけでも」
危機感の薄い会話である。ズシズシと進む怪人にも臆しておらず。真実、楽観的とすら言えるかもしれない。
怪人が傍を通る……次の瞬間、彼?彼女?兎も角異形の頭がボコリ、と凹んだ。
「大丈夫かい!青年……とキョンシーっぽい君!」
怪人の脳天には釘バットのような武器がめり込んでいた。ヌラリと光るその鈍器は、怪人に確実なダメージを与えたようだ。その痛みに注意が移ったのか、前だけを向いていた怪人がゆっくりと振り返る。そしてそれと同時に銃声が連続で鳴り響いた。
「伊織さんも、大丈夫ですか?貴方は武装の関係上、近接戦闘になりがちです。出来れば初手は私に任せて締めだけやって欲しゐのですが」
伊織の陰から、迅龍にも劣らむ高い背丈の人間が突然出現した。性別は見た目だけでは不明だが、声の雰囲気からして男性だろう。……見た目だけでは解らない理由はその突飛な服装である。ワインレッドの燕尾服に、スタイリッシュなカーゴパンツというちぐはぐな服装。そして最大の特徴として、顔面が古風なガスマスクで覆われてしまっているのである。相方らしき”伊織”という女性の恰好は少々下着らしきものが見え隠れしているが全体的には普通の和服な分、そのアンバランスなファッションセンスは奇異に映った。
「問題ナイナイ、だって。ね、椿!私強いもの。……忘れちゃった?心配性、最近激しくなってない?」
「そうでしょうか?私よりも貴方の方が大事ですから当然ですよ、伊織。同僚としても、仲間としても。……男としても、です」
その”椿”と呼ばれた男は、ドウ、と倒れた怪人の脈を取りつつも素っ気なく返答をした。最後の方の台詞は上手く聞こえなかったが、伊織という女性には届いていやようで、ニヤニヤしながら身体を振るわせていた。>>598
急なイチャコラにどうしたもんかなぁ……と黒野が感じていると、その肩にポン、と手が置かれた。まるで不良が他人に絡むかのように、そのまま肩に腕を回してくる。
「ところで青年、少しいいかな?さっきツレのキョンシーくんが『怪人騒ぎの元凶はクスリ云々』って聞こえたんだよねぇ?それ、全然出てない情報だけど、なんで知っての?」
気付くと椿も自分と迅龍を挟むような位置に移動している。先ほどの銃声の主なのかは不明瞭だが、狙撃銃らしき武装も携えており、即座の逃亡も難しそうな空気感を黒野は察知した
「そうですね、私も気になります。しかも、怪人の乱入にも比較的落ち着いてゐる雰囲気でした。なにか事情に通じてゐなければあり得なさそうな行動です」
後方の和服痴女、前方の意味不ファッション。痴女に関しては床に金属製釘バットをゴンゴンと打ち付けており、まんまガチヤンキーである。
「さぁ?俺は何も知らねぇなぁ。聞き間違いとか勘違いってヤツなんじゃねぇの?」
と言ってはみるが、さぁてこっからどうしたモノか。白を切るにも限度があるし。しゃーねー。自白みたいなモンだが、とっとと退散離脱するか。
「迅龍!『俺を連れてこっから逃走!』────ゥぉっ!!?」
スウッっと息を吸い込んで、今一次の行動を決めかねている様子の同僚に向かって大声で命令をした。
────次の瞬間、自分の身体が意識を残して急加速。ガシャン!といった風なガラスを割る音を知覚した時には既に俺は迅龍と共に店の外に飛び出していた。これでひとまず危機は脱したと思いたい所だが……。多分追ってくるだろうなぁ、面倒くせぇなぁ。
「基本は迅龍に任せるとして…やっぱり朽崎のヤツに貰った”コレ”使うしかないのかなぁ」
「拙が前衛です、ね。了解、です。連携のしみゅれーしょん。をしてみますか?」
相方の自分をお米様だっこして、前方も後方も確認できる状態での逃亡。当面は大丈夫そうだが……まだまだ安心は出来ない、と気を引き締める。>>599
「さて、どうしますか、伊織。恐らく彼らは重要参考人と考ゑて問題無ゐでしょう。情報にあったクスリの売人の特徴……”黒ずくめ”と”長身中華服”という条件も満たしてゐますし」
椿は失敗したな、と感じつつ、あの”迅龍”という人物の異能の如き速度にどう対応するのか、といいう点に既に思考は移っていた。思案している間も伊織を意識する事は忘れない。
「うんっ!勿論まずは確保を狙っちゃおう!ああ、追跡なら任せて欲しーなー。だってさっきの接触で通信機を仕込んだのだぁ!コレで発信受信でストーカーは可能なのだよ!!」
さっ、追うよ。気軽そうに言う彼女に、私はやはり伊織さんには敵わない、なんて風な事を思いつつ、下駄を鳴らして駆ける相棒に追従した。……次は逃がさない。>>602
間違えた典韋は水着霊基ですアーチャーです>>602
ええ、こっから「誰がどのクラスのマスターになるんだろう……」的な予想もしつつ楽しんでくれればと思います……!
>何気にヴィクトルさんが好きになってきた
嬉しいですねぇ、納言さんからのインスピレーションで作れた人なので、好感を寄せていただけるのは達成感ある。流石うちの子でトップのヒーロー属性を持つ男。
>>604
>中華世界を薬漬け云々なアレ
はいその通りです!!この後WASP組と売人コンビのバトル展開になって黒野くんが礼装変身するんで、昭和ライダーvs平成ライダーみたいな風に出来ればな、と考えています。
>目が忙しい内容
やっぱ読み辛かったですよねー……。ただ色々な展開が(ほぼ)同時進行してる様子を描きたかったので…。今後のSSは展開毎に分けてで投稿していきます>>611
予想外で草
子龍ちゃんですね、了解っすわ>>610
ですよねー、私もそう思う。そもそもクッチー経由だとIF野くんだからな……。ひゃっほうメインのネタバレ解禁だぁ!……なんだけど死ぬほど忙しいので色々後日
ビーマに関しては全裸待機していたのもあって最&高
でもにchの僕鯖ビーマとおおよその構成が似通っていて嬉しかったり、あれこの逸話引っ張って来たな!(例えば『ハヌマーン・ハウリング』はアルジュナの旗に宿ったハヌマーンがクルクシェートラの戦いの中で咆哮を上げるという逸話が元かなぁ。ひっそりとアルジュナの逸話が削られる…)っていうのもあって面白い。超風神鎧は原典にないので知らない子ですね…
それにしても料理人の一発ネタでここまでキャラ作るのが許されるのは、原典のビーマの引き出しが多いから成り立つ技なのかな、と
▷羅針虚数内界ペーパームーンのネタバレ
聖杯を「世界の形を変える権」にしたのは面白いと思いました
小世界だから法則の変革が可能だし、あと純粋に「陣地(リソース)取り」が話を回す上で面白い
けど前提となる「世界」をどうするかが難しいよね、とか
まあマスターの動機が積極的(相手を蹴落としてでも願いを叶えたい)じゃないとグダりますっていう公式解答もあって、お前…お前自覚あったんかい!って感じだネタバレ解禁、昨日だったよねと再確認。18日だから昨日で合ってる。うむ
ネタバレ解禁というとねドゥリーヨダナ見ながら「ああロドモンでやりたかったのこういうネタだわ」と思ったの
ごめんねロドモンギャグばかりやらせちゃって…ペーパームーンのネタバレ解禁
ある一点で語りたいことがいーっぱいあるんですが、だからなんだという話になっちゃうのでぐっとガマン
代わりに虚数属性の話なんですが………相変わらず難しいですな虚数属性…
とりあえずあの便利なポケットが使える属性という認識でいいのかな…
>>614
それがいいのですよ…
ルナはけっこうワキが甘いところありますから上手く突いてほしい(私は寝ぼけて打ち間違えた名前をそのままにして画像を保存しましたという看板を首から下げて正座している)
やっぱドン・ファンアルターエゴ/プリテンダーの適性あるよなあって。薄々わかってましたが確証を得ました
あと個人的に降分詐の三すくみの理由が具体性増したのも収穫ですね、一つの感情(側面)を起因とした存在だから自己矛盾が起きづらく故にフォーリナーに強い。反面騙されやすくプリテンダーに翻弄される…フォーリナー編(推定)も楽しみですね、ええ!(戦々恐々)ネタバレ解禁…もうそんな時期でしたか
うちでいうと、やっぱりもっとアルターエゴ周りに関しては慎重に決めるべきだったかなぁと(終末兵器を見つつ)
こうなったら『担い手』のアルターエゴ・レーヴァテインとでも呼称しようかハダリーはラッキーでアルターエゴ適正を得たって設定してたのが、余計に強くなったかなぁ。
生前の時点でオリジナルから独立した存在だし。こっちとしては前出した趙雲オルタはアルターエゴにしても良かったかもなと今更思ったりしてます
本来から分けられた別側面って部分でも色々説得力増す気がしますし今から変えても良いかもなーって思ってます。
何だろ…忠義のアルターエゴか盲信のアルターエゴとかみたいな?ヴォー…いちゃつき描くの難しいヴォー…
>>625
まあそういう事で一つ
というか割と元々の設定からしてそんな感じだったり…ルナティックのサタンはルシファー要素も出てくるアルターエゴの予定です。
人間に試練を与えるって定義はあんま変わらんと思いますが、傲慢と憤怒の部分が強くなるので、マスターに凄い干渉してくる感じ。「奉仕」というには我が強いので、「管理」のアルターエゴになるのかなアルターエゴの設定については私が扱うには荷が重いなと改めて思いました。今回わかったことを自分のキャラクターにフィードバックできる自信がない‥‥
>>630
俺です。コテハン失敗してた。なんか色々リセットされてて
船メンの水着を…描きたい…
ネタバレ
剣ライダーさん!クリューサーオール!
ここが一番高ぶり、そして生殺しとなりましためちゃくちゃ新イベントの香りがするので、ssなど更新なければサーヴァント投下します
癖だ、癖でしかない【出典】インド神話、『ラーマーヤナ』など
【CLASS】プリテンダー
【真名】ラーマ[オルタ]/Rama[Alte]
【性別】男性
【身長・体重】168cm・65kg
【時代】神話時代(トレーター・ユガ期)
【地域】インド
【属性】混沌・悪
【その他の属性】天、神性、魔性、魔獣、王
【ステータス】筋力:A+ 耐久:B 敏捷:A+ 魔力:B 幸運:B 宝具:EX
【クラススキル】
〇対魔力:A
魔術に対する抵抗力。
一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
〇騎乗:A+
騎乗の才能。
獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
ただし、竜種は該当しない。>>637
【固有スキル】
〇神性:-
英雄を越える聖雄ラーマは、インドの三大神ヴィシュヌの化身の一つである。
しかし、異霊(オルタ)化したラーマは神性を保有しない。
〇武の祝福:A
剣技だけでなく武芸すべてに秀でている。
また、これにより宝具に近い威力を誇る剣、槍、弓を持ち込むことができる。
〇不死の恩寵:EX
人類種以外に対して、無敵性を得る概念防御。
もう一つは思考するだけで失われた身体を復元する能力。
千年にも及ぶ苦行の傷を癒すために与えられていた。
一説には、胃に存在する霊薬アムリタが入った壺による不死性であるとされる。
〇宿命の神敵:A
根本的に神と対立する存在であること、その不変の立場と存在意義を示すスキル。
魔王ラーヴァナを倒すために、ラーマは生まれた。
ラーマが倒すために、魔王ラーヴァナは生まれた。>>638
【宝具】
『一翳在眼空花乱墜(ルーパム・シューニャター)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500
色即是空(ルーパム・シューニャター)。
一翳在眼空花乱墜す(目に何か影や曇りがあれば、空、すなわち実態のない花のようなものが乱れ落ちるのが見えるだけである)。
呪術的な力、幻力(マーヤー)によって作り出される幻術で、数々の武器を出現させる。
鉄矢(ナーラーチャ)の雨、棍棒、鉄棒、円盤、杵、山の峰、樹木、投げ槍、斧、その他数千の矢群。
例えば、魔類(アスラ)の武器。獅子や虎の頭を持つ矢、カンカ鳥やコーカ鳥の顔を持つ矢、鷲や鷹の顔を持つ矢、山犬の顔を持つ矢、口は大きく裂けて恐怖を与える狼の顔を持つ矢、五頭を持つ蛇の姿を持つ矢、驢馬の顔を持つ矢、猪の顔を持つ矢、犬や鶏の顔を持つ矢、怪魚マカラや毒蛇の顔を持つ矢。
例えば、火の武器。燃え立つ火の顔を持つ矢、太陽の顔を持つ矢、星宿や遊星の色の矢、大流星の顔を具えた矢、雷光の舌のような矢。
例えば、神々の武器。投げ槍、棍棒、矛、これらの雷電の威力を持つ、ヤマ神から贈られたルドラ神の恐ろしい武器。ラクシュマナを瀕死に追い込んだ、八個の鈴を具えて、大きな音を轟かせる、ヤマ神が魔法によって製作した、無駄に終わることのない、必ず敵を殺.す投げ矢。全方位を隙間なく覆われる、放たれると猛毒の蛇と化して、炎を吐く羅刹の武器。
『マハーバーラタ』では、身体から、矢や槍や刀を持った羅刹たちが、幾百、幾千と出現した。諸々のラーマとラクシュマナの姿を作り出したこともあった。
これらの武器の撃ち合いで、ラーマとラーヴァナの戦いは七日ほど続いたという。
ランクAであればセイバーやアーチャー、ランサーとして活躍することも不可能ではない。>>639
『万象を穿つ不滅(アーディティヤ・フリダヤ)』
ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:900
太陽の心臓(アーディティヤ・フリダヤ/adityahrdaya)。
自身の不死性と引き換えに顕現する“不滅の刃(ブラフマーストラ)”。
あらゆる神魔に対抗するため、聖仙アガスティアが授けたマントラの現れ。
叙事詩に曰く、それはかつてブラフマー神がインドラ神に与えた必滅の矢であるという。
その矢羽根には風があり、鏃には火と太陽があり、矢軸は天空であり、その重さはメール山とマンダラ山に等しい。
【weapon】
『悪月の微笑み(チャンドラ・ハース)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
破壊神シヴァより授かりし三日月刀。>>640
【解説】
インドにおける二大叙事詩の一つ、『ラーマーヤナ』の主人公。
大神を騙して獲得した力により、神々すら使役するラーヴァナは唯一人間にのみ倒す資格があると謳われる魔王であった。
神々の訴えを聞き届けたヴィシュヌは全てを忘れたただの人間、とある国の皇子として転生した。
それこそがラーマであり、その“代替(オルタナティブ)”である。
【人物像】
腰まで覆う、燃え立つような赤髪。
首輪、腕輪などの黄金の装飾品が彩る、黒炭色の皮膚。
そして、不遜とも捉えられかねない自信に溢れる両の眼が特徴的な青少年。
英雄を越えた聖雄、聖王としての姿は鳴りを潜め、強引で尊大な振る舞いを常とする。
イメージカラー:マグマのような黒と赤のコントラスト
特技:姿形を偽ること
好きなもの:思うが儘の暴力
嫌いなもの:恋を邪魔する呪い
天敵:ラーマ
願い:シータを手に入れること>>641
正しく人々の憧れとなり、時代を導いた達成者である『英雄』。善を成立させるものとして必要な障害、英雄のカウンターである『反英雄』。その中には偽ること――人々を騙し、欺くことで偉業を成す者もいただろう。
魂まで騙ることで本物以上の力と功績を残した“誰か”。
それが『役を羽織る者(プリテンダー)』。人や獣相手ではなく、世界を敵に回す詐称の英霊。
霊基の金型とも言える七つのクラスにも、エクストラクラスにも該当せず、特定できない霊基パターンを持つ。
あらゆるデータが一致せず、秒単位で霊基が変動するため、霊基情報に信憑性がなく、そこにいるのにいない透明人間と変わらない。
果たしてその正体とは。
【台詞例】
一人称:余
二人称:お前/貴様/汝
三人称:彼/彼女
脳内CV:
「殺.して、進ぜよう」
「貴様に許されている言葉は“戦いを望む”か、“降伏します”かのどちらかだ」
「人間! 人間!! 人間んんんんんんん!!!」
【製作者】ここのえ>>642
《真名反転》
【真名】ダシャグリーヴァ/Dashagriva
【表記ゆれ】ラーヴァナ/Ravana
【解説】
『ラーマーヤナ』に登場する、ラークシャサ族の羅刹王。
聖仙プラスティヤの孫であり、ヴィシュラヴァスと、スマーリンの娘ニカシャーの間に生まれた。十の頸と二十の腕、銅色の目と月のように輝く歯を持ち、雲に届きそうな程の巨体だったという。財神クベーラとは異父兄弟の関係にあたり、先祖が故郷を追放されたことを恨み、ランカー島を巡って、クベーラと凄まじい戦いを繰り返すことになる。
ラーヴァナは十ある頸のうち九首までを切り落として火に投じる激しい千年の苦行の末、ブラフマー神から神々、ガルダ、ナーガ、ヤクシャには殺されないという能力を得る。そして、彼はまずその矛先をクベーラ神に向けた。戦いは、ラーヴァナ軍の圧倒的な勝利に終わり、ラーヴァナはランカー島と共に、クベーラの乗る戦車プシュパカを手に入れた。
その後、いよいよ三界の支配に乗り出すのだが、妹シュールパナカーに唆された彼は、ラーマの妻シータをランカー島に連れ去ってしまう。
こうして、妻を取り戻そうとするラーマとの間に、大戦争が勃発することとなる。>>643
【人物像】
生まれながらに悪相をもって誕生した羅刹王、魔王。
世界を手中に収めても飽くることない欲望を隠すことなく、行動に及ぶ。
何もかもが始まる前、異母兄である財神クベーラ(ヴァイシュラヴァナ)と比べられていた。片やランカー島で夜叉ヤクシャと羅刹ラークシャサに仕えられ、輝かしいばかりの富に囲まれている異母兄。片や神々に敗北し、地底界に追いやられた自分たちの一族。
私と貴様の、何が違うのか。怒りを裡に秘め、ヴァイシュラヴァナを上回る力を得るために自身の生まれ持った十の頸を切り落とし、火に焼べる自傷の苦行さえ厭わなかった。
そして結願しブラフマー神の加護を賜ると増長。世界を、天上と地上と地底からなる三界を征服しようと動く。財神クベーラ(ヴァイシュラヴァナ)、ウシーラ・ビージャの王マルッタ、ドゥシュカンタ、スラタ、ガーディ、ガヤ、プルーラヴァス王、アナラニヤ、死神ヤマ、地底界に暮らすナーガ族の王ヴァースキ、アシュマ・ナガラのカーラケーヤ族、水神ヴァルナ、神群を率いる神々の王インドラを打倒することに成功し、カールタヴィーリヤ・アルジュナに敗北した。マニマイーの阿修羅ニヴァータカヴァチャ族、義理の姉妹クンビーナシーを奪った羅刹マドゥ、インドラの子である神猿バーリと友好関係を結ぶ。
法(ダルマ)を知りながらも他者を省みないその性故に、多くの呪いを受ける。シータ姫の前世ヴェーダヴァティーはラーヴァナに無理強いされる前に自死。コサラ国アヨーディヤーの都ではアナラニヤ王は、イクシュヴァーク王統に生まれるラーマ王によって倒されるだろうという呪詛を。世界征服の旅で略奪した女性たちからは悪行の報いを受けさせる呪いを。妻ランバーに乱暴したことに怒ったクベーラ神の息子ナラクーバラは、ラーヴァナに愛情を持たない婦人を犯した時は頭が七つに砕けるように呪った。
ラーヴァナのままではシータと結ばれることはない。
ならば、ならば。よーしよしよし明日には出せさそうですよ灯台室長
あとは誰を言及させるかだぁ…今日進めれる分はやり切ったので戻ってきました
ところで打ち水SS書いてるんですが
・趙雲と家綱って割と根っこ常識人メンツだから掛け合いのトンチキ度薄くなる問題
・打ち水…水合戦…FPS…許褚のイメージCV間宮康弘さん…閃いた(アレ履修してるニキいるか分からんけど)
・割とこの戦法はまあまあ映えるのでは?と書いててテンションが上がる
等色々考えながら書いてんですがまあまあ面白くなりそうです
お楽しみに
さーてリプ返リプ返ープリテンダー『ビッグ4』は考えたことあるけど、どっちかというとフェイカーじゃね? ってなった。
>>662
ありがとうございます。このスレのオルタ鯖でオルタ鯖集会とかやったらカオスそうだなとふと思ったけど多分全員我が強すぎて趙雲オルタが死ぬ
オルタ?そんなものうちにはないよ……と言おうとしたらそういえばアクタイオン【オルタ】が
>>672
ありがとうございます&よろしくお願いいたしますと言いつつ、おやすみなさい~オルタかぁ、ロベスピエールで作ろうとして詰まってそのままだったなぁ…
いやまずノーマルな方から改修ver完成させなきゃだ
>>653
あの釘バットってクラッフくん作だったんだ…ダシャグリーヴァ、いただいた感想を元にちょっと試行錯誤します~
>>661
人類以外には倒せない、っていうの実にラスボスっぽくて好きですね…!
その点、インドラジット君は24時間ハメ放題でss書きに優しくないオルタ、よっぽどイレギュラーじゃないと思いつかないので中々特殊な立ち位置(故人の感想)
>>675
ドゥリーヨダナ系の人になっているのは偶然…偶然()…!
fgoのクラス定義がふんわりしているのが、オーディールコールで纏められると思うと確かに後で刺されそうですね…!>>679
ありがとうございます〜!
由井正雪(推し)……来ちゃった……
しかもなんかサーヴァントじゃなくてマスターで……
へ〜銀髪なんだ……ええやん……
ポニテか……かわいいね……かわいい……>>681
成程。そういう成立的な根拠、納得感に説得力を出す経緯があればまた感覚的に結構違いは出てくると思います。キャラ自体の良さもミッチリ魅せる為に描写してくれる訳ですしね。
まぁ自分の 認識的な猜疑心というか、「癖です!」でポンとプリテンダー!ってされると「いやそれはちょっとどうなん?」という思考にどうしてもなっちゃってるというか。
考えすぎで面倒臭いヤツと言わればそうかもですが、やっぱり二次創作なので拘っていきたいと言いますか……。ところで三題キャラメって今どうなってます?
>>684
ふむふむふむふみ。そういったお題に対して睨めっこしてあーでもないこーでもないって言う時が一番楽しいのですよ!ブチャラティはカッコいいからなぁ。
スナイパー型というのもまぁ遠距離攻撃かつ一発一発を大事する、というぐらいのカテゴリならそこまでズレる訳ではない認識です。
しかし月と影の魔術でスティッキー・フィンガーズ……?完成が楽しみですね>>645
これ、ラーマ以外にも噴火待ったナシの関係者が結構いるぞ……。「嵐のひとつやふたつなんてこたないさ。道はあたしが示してやる───ビビらず船出しなお前らぁ!」
【氏名】ヘレナ・アードゥル
【性別】女性
【年齢】26
【出身】トルコ
【身長・体重】170cm・63kg
【肌色】小麦色【髪色】明るい茶髪【瞳色】黄まじりの赤
【外見・容姿】健康的に焼けた肌とすらりと下ろした長い茶髪が目を引く二本の杖を構えたおねーさん。胸がそこそこ大きいのに普段から無防備気味なので青少年の教育に悪い。
【属性】秩序・中庸
【好きなもの】妹、かわいい動物全般
【嫌いなもの】犬派か猫派かの争い、虫全般
【魔術系統】灯明魔術
【魔術属性】火
【魔術特性】照らす
【魔術回路】質:C++ 量:A 編成:正常
【所属】秘海集積船・灯台室
【階位・称号・二つ名】「灯台室長」「二杖」>>695
魔術・特殊技能・特性など
『灯明魔術』
永遠なる焔を命題とした、火を扱う魔術。
一口に火と言っても、もたらされる効果は非常に幅広い。直接的な破壊に始まって浄化や治癒。死者の弔いから神降ろしまで多彩な広がりを見せる。
ルーツこそ紀元前の拝火教に由来するが灯明魔術のベースとなる魔術基盤は世界中に存在する火の信仰を採用している。
火とは人類が手にした最初の神である。
人類が原始の時代から現代にいたるまで存続し発展してきたことはひとえに火によるところが大きい。人の歴史は言うなれば火の歴史に等しい。
故に、人が火に見出した神秘もまた多岐に渡る。命の発展を助ける生産の側面と一切を焼き尽くす破壊の側面を持ち、それはそのまま生と死の象徴と見なされた。
ヘレナは人々を導く象徴となる火に、光に神秘を求めた。
例えばそれは暗闇を照らす松明。例えばそれは神事に用いられるかがり火。例えばそれは航路を指し示す星明かり。
秘海集積船の灯台室長として働くヘレナは航海守護の神秘を担うセント・エルモの火をメインテーマにした魔術を扱う。
属性の方向性は「火」「雷」「星明かり」の三つである。
起句詠唱は、『照らせ』の一句のみ。派生する術式は視線と杖の振りで制御している。長ったらしい呪文を唱えるより体を動かすほうが性に合っているからだとか。>>696
『占星術』
オランダで学んだ西洋占星術。独特の強みは特にないノーマルなもの。
占星術のみではそこそこ当たるお天気占い程度だが、灯明魔術が映し出す星明かりと掛け合わせることで無事な航路を示す未来予想として働く。
元々が魔術刻印によって紡がれる家伝の魔術ではなく、師事して会得したものであるため他の者へ伝授することも可能。灯台室に所属するメンバーにはヘレナから教えられた占星術を用いて仕事をする者も存在する。
『二杖』
ヘレナの代名詞でもある技能。
まったく別の魔術を複数かつ同時に行使する。
"二杖"とは言うが同時に行使できる限界が二という意味でない。三でも四でもそれ以上でも彼女は術の行使を可能とする。
名称こそ二本の杖を両の手でふるう姿から付けられたものだが、技能そのものは杖の有無とは関係がない。そこら辺の木の棒でも、なんなら素手でも扱える。>>697
礼装・装備など
『カストール』
ヘレナの振るう二本の杖のうちの一本。
実家から持ち出してきたもので一番長く愛用している。さすがにサイズが合わなくなってきた。
自身に遠い距離で発動する魔術の精度を補正する術式が仕込まれている。灯明魔術を用いて大砲代わりにぶっ放すのが主な使用法。
ほんの少しでも神秘の強度を上げられるようふたご座の兄弟の名を付けている。
『ポルックス』
ヘレナの振るう二本の杖のうちの一本。
ギリシャで出会った魔術師から譲り受けた一品。ある程度はヘレナに馴染むよう調整したものでサイズ・使用感ともにバッチリ。
自身に近い距離で発動する魔術の精度を補正する術式が仕込まれている。強化魔術をかけて鈍器代わりにブン殴るのが主な使用法。
ほんの少しでも神秘の強度を上げられるようふたご座の兄弟の名を付けている。
来歴
トルコに存在する灯明魔術の始祖であるアードゥル家に生まれた魔術師。
古臭い二元論をいつまでも抱え続ける本家に嫌気がさし、彼女は故郷のトルコを飛び出した。
ちょうど都合よくアードゥル家の長い歴史でも類を見ないほどの才を持った神童が生まれていたこともあって、家を出ることにそう苦労はなかった。
故郷を離れたから彼女は自分が腰を落ちつけられる場所を探して諸国を巡る。
その旅の途中、オランダの田舎で詐欺師まがいの星詠みをぶっとばしたり。極東の都市でなにを考えてるかわからんガキに『二杖』の技を盗まれたり。ギリシャの魔術師からちょっとしたものを譲り受けたり……と、そんな風になんやかんやあって彼女は『船』に辿りついた。>>698
この船に乗れば自分の求める火を思うまま磨けるのではないか。と、そんな風に考えて乗船を決意。
正式な手順でチェックを通って乗船しまっとうに働き、淀みない仕事っぷりとリーダーシップでまたたく間に灯台室長という幹部にまでのし上がった。
そのあまりの正攻法具合に「コイツ本当に外部からの魔術師か?」「一周まわってなにか裏があるのでは?」と疑問視されてしまったことも。そんな疑問も彼女の仕事ぶりと暴走ぶりを見てすぐに落ちついた。
現在は航海総括局長ならびに副船長の席を奪うべく野心を燃やしながら仕事に励んでいる。
人物像
よく通る声が印象的な明るいおねーさん。『船』の航路を守る灯台室長であり、船員たちの背中を押す女傑であり、かわいい動物が大好きな女の子である。
とても活動的で毎日せかせかと動き回っている。仕事も趣味も実に楽しげ。よく食べるしよく眠る。根本的に三大欲求が強い。
彼女が見せるやさしさも厳しさも裏表はなくわかりやすい。失敗しても引きずらないし切り替えが早い。単純明快を絵に描いたような性格をしている。
好きなもの、自分が信じたことに一切迷わず真っすぐ進む。その真っすぐな生き様が行きすぎて暴走してしまうこともあるがまぁご愛敬。
大の動物好きで特にかわいい動物を前にすると言動から知性が失われる。実質幼女。
『船』の実質的トップのイスを奪うという野心があり、短期間で灯台室長の座についたのも野心あってのこと。
トップを目指す理由は「『船』が保有する神秘資源の最大効率での活用」というもので、自分にとっての魔道の最短コースがそうであると結論づけて彼女はひた走る。根っこはあくまで魔術師的。
時折「妹」のことを口にしては楽しそうにも寂しそうにも見える表情を浮かべている。「妹」の身に起きた不幸をずっとずっと後になって知り、そばにもいてやれなかったことを悔いている。しかしとうに終わった話、いまさらその罪悪感を言葉にすることもないだろう。
なお「妹」とは呼ぶがその関係は実のところ従妹であり姉妹ではない。>>700
「まぁたとんちんかんなこと言ってんのか夕ウタぁ! 何が言いたいのかよくわかんねぇってのに仕事はできるんだから本当にお前は変なやつだな!」※夕ウタに対して
「よっ、ご苦労さんだねロイド(ちらっ)こんな早朝から(ちらっ)パトロールとは(ちらっ)騎士団ってのも大変だ(ちらちらちらっ)……ところで、なぁ、その子、撫でてもいいかい?」※ロイド・クラークに対して
「そのメロって子はかわいいと思うけどねぇ……だが、もふもふしてないのさ」※一条海月に対して
「猫吸いさせてぇ~黒猫ちゃぁぁ~~~ん!! ああん逃げたぁ、逃げないでぇ───逃がすかァ!!」※シャントリエリに対して
「ほーらほらほらおいで兎ちゃぁん、ハグしよぉ~、んぁぁふわふわあったか~い」※ペルカに対して
「ポチ先生。あなた以上の逸材をあたしは知りません。あたしが何を言いたいか、おわかりですね? ……ぁぁぁぁぁぁあああ最高最強最もふのもっふもふ~~~!!!」※ポチ先生に対して
「ひっ……あ、あれやだ、やだやだ、ち、近づいたら燃やすぞテメー! あたしは虫ダメなんだ! ダメだから! おねがいこないでぇ!」※ヴィルレイ・フォン・ティーフェルコーマに対して
「妹がいるんだよ、長らく会えてないけどね。死にぞこないのクセに何をトチ狂ったか時計塔なんかに行っちまいやがった魔術バカさ、おかげでますます会えやしない。こんなに気になるならふん縛ってでも船に乗せちまえばよかったよ…………元気に、してるかな」
【製作者】黒鹿ファン>>703
「妹」です。ヤツです
おっと気づきましたか。気づきますよね。ド直球ですもん
もうちょっとひねろうかなって思いましたがキャラを考えるとこのくらいストレートにわかりやすくてもいいかなーと
>>704
いえい超どストレート。いろんな意味で人間じゃない連中が増えてきたからこその王道おねーさんです
>>705
必然的に部下になるキャラが濃ゆいのでとにかくパワーが必要だった…
いろいろやれることの多い魔術でお仕事しつつ暴走します。解決8暴走2くらいで
>>706
そう、実はルナは妹キャラだったのですよ…!従姉妹ですが
灯台室を作った時点で室長はアードゥル絡みにしようとは思ってましたが実際の中身は二転三転とごろごろしまくりました>>678
ふへへへ。ワンチャン公式から二重の極みされそうなのがいっそワクワクします(一撃目喰らい済み)
>>687
元ネタの神に感謝の部分でロゼに感謝してるのおもしろ。
あとこの並びに多分アルマが入ってるの珍しいですね(詳しいデザイン出てないのとアルマ自身のスタンス的に)
>>702
灯明魔術からのセント・エルモの火は確かに相性良さそうで良いですね。そして二杖の異名と双子座の名前の杖が好き!
好きなものに真っ直ぐなところとか明るい人柄で目立たないけど根っこはしっかり魔術師なところとか従妹のルナちゃんと似てるなぁって。
ロイド「おはようございますヘレナさん。いえ、これくらいはなんとも。撫でるのは…アルマに聞いてください」
アルマ「キュウ!」
基本的に頭や背中を撫でるのは大丈夫です。
お腹や尻尾だったり吸ったりするのは嫌がります。ただアルマは知能が高いので交渉次第では尻尾をモフらせてくれることもあるかもしれません。他の事に時間を取られて全然顔出してないや……(唖然)
久しくゲームに没頭してしまった。サムレム楽しみですね。早けりゃ今夜、少なくとも明日までには夏イベSS、打ち水バトル開始前までの部分を投下できるかなって感じです
>>709
やっぱりプルフラスでやる以上あそこはロゼに感謝にするっきゃないと思ったワケなんすよね
>マスコットの中にいるアルマ
あー…ごめんなさいアルマじゃないんす
ルネさんのブルネルスってロバのサーヴァントいたじゃないですか。あの子のロバ形態がマスコットだった訳なので入れてたんすよね。
あと裏ぺとかで色々話してた時にアルマ君はプの字とかメロがドンパチしてるのを側から「何やってんのコイツら」って眺めてそうなイメージがありまして…
>>710
「見せた相手によっちゃ最悪殺しに来られても仕方ねえレベルだぞお前…」
何気に男子生徒組の中ではツッコミ適正がかなり高い方なのでは疑惑が出てきたリョーガ君…だいたいマレオのせい>>716
やるか…!>>702
夕ウタ「とんちんかんとはなんだい、優等生命だぞ!…うむうむ、最初からそう言っていれば良いのだよ。さあもっと褒めてくれて良いのだよ!」
ヴィルレイ「私はそこを通る必要があるのだが?お前が退く側だろう、まさか虫喰い通りを使って見せろと?」
私実は杖術キャラが好きなんですよ。ホームズやキャストリアのQモーション好きなんですよ。杖…良い…二杖堪らなく好きです…灯台室杖使い多くて中納言船に行ったらここに配属されたいですね
そしてルナちゃんのお姉さんカッコカリ!ルナちゃんのがむしゃらさはヘレナさんとの触れ合いもあってのものかしら…なんにせよ血族を感じますね。ガッツがあって真っ直ぐ爆走する姉御はまさしく灯台室長!
>>710
この神様がヨォ…(普段こういうのでいつか見せていただいた本気凶悪フェイスと共にマジモードだと超神秘な詠唱出されるのに弱い納言)(勝手に妄想して勝手にダメージ喰らう納言)
>>714
まだ大丈夫ならチャラ男ーズatカルデアサマーシューティング…とか…>>719
そうです生活管理局長のマリアゴールドです。ドロドロですよぉ、海藻おいちい
そのモフモフはいけませんなァ…実に…ヘレナも顔を埋めたくなっちゃう
>>721
「褒めてやるから仕事しろ」
「(覚悟完了)…………よし! 燃やす!」
ヘレナはヴィルレイさんと会わせちゃダメだな…ケンカしちゃう
ホームズのパンパンパァン‼︎なモーションカッコいいですよね…わかる…まぁヘレナの二杖はあれよりも野蛮ですが…
姉です従姉です血族です。幼少期ルナは姉御のガッツをスゲー!と思い、そんな姉御はルナの一直線ぶりをやべーと思って見てました。そんな2人です
>>723
クックック……やはり、妹キャラにはお兄ちゃん…お兄ちゃんには妹キャラですよねぇ!遡りと共にザミエル作成者さんと黒鹿さんに質問です
ザミエル作成者さん
・イヅモさんのお母様の出身地は彼女の言から京都府だと思っているのですが京都市ですか?それとも宇治市ですか?
黒鹿さん
・ほたるちゃんの外見ってどんなものか決まってますか?決まってたら教えていただきたいです
・船の停泊期間(夏休みとか)には下船できますが1日だけ下船して期間中に船に戻るというのはできますか?
・船に図書館みたいな施設はありますか?
>>535
あぁ…良かった。別れは悲しいことだけど、マヴさんにも意味は見つかっていた…いやでもやっぱり切ない。二人にとってはそりゃあ受け入れがたいものですわね
そして何事かを託されたリムさんたち。情報量が多いみたいだけど、何かと危ういこの二人にはそれぐらいが良いのかも…?何を託されたかは今後わかるかな?
>>578
父は魔術師、母は聖堂教会の人間、ご子息も何かありそうで…氏より育ちと言いますか、所属が敵対的なものでもやっぱりそれぞれの感情ですよね、家族って。お互い深入りしないのも裏表ない愛情が故なんだなぁ…難儀な家族…
>>601
>>722
はい、拝読させていただきました!謎めいたプロローグから一気にキャラも増えて多面的にぐわっと展開が進みましたね。個人的に刹那さんの一人称視点混じりのパートのわちゃわちゃ具合が学生!って感じで好きです、ヨモは今回色んな人を見送ることになるな…
そしてヴィクトルさん。自分としては王としての矜持とどちらが被害者とかを冷静に見極めて動くのが仕切りたがり感もあって合ってるなと思います。スラムの王って自称するんだと思いましたが、別に隠してるってほどでもないからOKです、VSポルカさん戦楽しみにしてます!>>726
>>645
我こういうどんなに強くて出来ないことはなくても意中の人を手に入れられない系ラスボスすき!()
聖杯戦争のイレギュラーとしてセイバーにラーマが来た状態で登場してサスペンスみのある展開になったりするとこ見たいなぁ!プリテンダーって既存の鯖を装うのがいたらそういうのもあって面白そうだなって思っていたのですよ
>>724
(……………………!?)(脳が大噴火を起こす絵文字)
なんと卑劣な…この神様がヨォ…
>>725
ですねえ、ヴィルレイは虫蛆体燃やされてもリスポーン出来るから良いけど根に持つだろうし…何回かこういうやり取りやった後「業務の邪魔だな…」となって虫喰い通り使うことになるのかな…でもアレも魔力消費結構なものだし…これは…バッドカード…
ホームズは本当ただでさえホームズなのにあのスタイリッシュ杖術は許されない…QABボーナスは良いアプデだと思います中納言
しかし知り合いが船で一部門のトップやってるとなると、これはもしやルナちゃん冒険旅行記in船の世界線が…あり得る…?>>726
ほたるの外見は「黒い髪を短く切り揃えた素朴な雰囲気の女の子。瞳にだけちょっぴり神秘的雰囲気が宿る。」です。ちなみに外見だけでなくキャラシ(カステラくん意識してないver)もありましてよ。見ます?
できますよー。細かい部分は事前に『船』に伝える…というより申請する形になるかな。〇日から下船して×日に戻ります、みたいな
あります。生活管理局が管理している『船』の中央ドームの施設のひとつとしてあります
>>727
しかし目が合っただけでうへぇとなったりばちばちやりあったりする幹部同士ってのもこれはこれでよろしいのでは?と思う黒鹿です
もちろんあり得ますとも。『船』を冒険の舞台にするルナの妄想を何度繰り返したことか>>728
ふむふむ、確かにこれは愛され系若女将…瞳が神秘的っていうのは海蛍とかの要素かな?
>キャラシ(カステラくん意識してないver)もありましてよ。見ます?
ほほう…いや実は私の方も今し方>527で言っていた名無しの教室の講師のキャラシが整いまして…でもよければほたるちゃんのキャラシ拝見したいです
そして諸々の質問へのご回答ありがとうございます!
あぁ〜確かに…!幹部会議でもヘレナさんは割と面倒見が良いというかポジティブな方の意見出しそうだしそうなるとヴィルレイとはそこでも対立しそうだしで…なんか敵組織の会議の定番が生まれてる…そうなると面白い取り合わせになりますねコレは
面白い×面白いのコラボ…!あっちこっちの船員にテンション爆上げお目目キラキラなルナちゃんは最早予測可能回避不可能モノですね>>729
あ、はいモチーフは海蛍です。青とか緑系できれいだけどひかえめな色です
それではほたるのキャラシ投下させてもらいまーす!
>名無しの教室の講師のキャラシが整いまして…
えっ、見たーい!見たいです!【氏名】清水ほたる
【性別】女性
【年齢】15
【出身】秘海集積船
【身長・体重】159cm・53kg
【肌色】アジア風【髪色】黒【瞳色】透き通る青
【外見・容姿】黒い髪を短く切り揃えた素朴な雰囲気の女の子。瞳にだけちょっぴり神秘的雰囲気が宿る。
【属性】秩序・善
【好きなもの】美味しそうに食べてくれる人、お母さんの作ったみそ汁、
【嫌いなもの】ちゃんとご飯を食べようとしない人、お父さんの暑苦しい抱擁
【魔術系統】魔眼
【魔術属性】水
【魔術特性】暗視
【魔術回路】質:E 量:E 編成:正常
【所属】秘海集積船・給食室
【階位・称号・二つ名】給食室の若女将>>732
魔術・特殊技能・特性など
『調理技術』
なんでもは無理だけれどいろいろな料理が作れる。安定したクオリティの料理を大量に作れるのが強み。
『船』という環境にいるため魚料理が得意。得意になってしまうくらいにはたくさん作ってきた。
煮干しと玉ねぎの出汁をきかせたみそ汁が一番の得意料理。お母さんに教えてもらった。
『魚類解体術』
小魚の捌きから巨大魚の解体まできれいに切り分ける技術。父とお母さんに教えてもらった。
技術でありつつ力技でもあるので鉈やらノコギリやらを軽く扱える膂力がある。これでもけっこうな力持ち。
『暗視の魔眼』
暗闇にあっても正確に物体の像を捕らえる魔眼。闇に埋もれた光を見つけ出す。
しかし効果は微々たるもので実際には「暗くても見えやすい」程度のもの。
ほたる本人にも魔眼などという大層なものであるという自覚は薄く、まぁ父からの遺伝なのだろうくらいの認識。>>733
来歴
『船』生まれの『船』育ち。日本人の両親から生まれた純血の日本人。
申し訳程度に魔術師の血が流れているが両親の教育方針から根源を目指すような生き方ではなく「みんなと」を、大事に教えられて育った。
そんなほたるがみんなの役に立ちたいという一心から五歳にして学園に入ることを決心。両親から止められつつも強引に押し切ったほたるはスムーズに卒業、これが十歳のこと。
卒業してすぐに生活管理局の給食室で働きはじめ、忙しなく日々を過ごして現在に至る。
あまりにも若すぎる年齢から働き始めたために周りから"若女将"と呼ばれ長く子ども扱いされている。
人物像
やさしくて他人想い。……と書くと普通のいい子に見えるがワーカーホリックの気があり自分よりも仕事を優先しがち。仕事人間。
給食室での仕事は主に調理と給仕。食堂が彼女の戦場であり、エプロンこそが彼女の戦闘服である。
なまじ食という『船』の生活においても非常に重要な仕事に就いているため必要以上に責任感が強い。根幹に「みんなと一緒にがんばる」という意識が根付いているので一人だけ休むこともしない。できない。
若くして仕事に生きてきたから若者らしく遊ぶことが苦手。苦手なだけであって嫌いなわけではないが圧倒的に経験値が足りない。けれども興味はあるのだ。
おしゃれにも若干の興味アリ。爪に色や模様を入れてみたいけど、水回りの仕事をする時にジャマになっちゃうだろうからと諦めている。
周囲から子ども扱いされることを大変不満に思っている。そりゃあ当時は子供でしたけれど今は成長して大きくなりましたから!なんて言うとまた子ども扱いされる。なぜに。>>734
【一人称】わたし【二人称】○○さん、あなた【三人称】あの人、あの方
台詞例
「いらっしゃいませー! そちらのカウンター席でお待ちくださーい!」
「承りました! 少々お待ちください!」
「こっちの火は止めておいて……そろそろお米が炊けるからそっちに……わわ! お野菜が煮えちゃう!」
「よその大きな街でショッピングなんて憧れちゃいますね。わたしは行く暇なんてないですけど」
「あ、室長! お疲れ様です! 今日のシチューの味を見ていただけませんか?」※ルチアーノ・ベルナルダに対して
「料理では負けませんが給仕だとわたしじゃ対応できないときも動きが早いんですよね。見習いたいです」※アルシオネシアに対して
「今日もいっぱい食べてくれてありがとうございます! 遠慮せずにおかわりもどうぞっ、いっぱい作っちゃいますよー!」※ヘレナ・アードゥルに対して
「今日もいっぱい……食べて……ますね。いいですよ、わたし負けません。おかわり、どうぞっ!!」※キャプテン・ロックに対して
【製作者】黒鹿ファン【氏名】テレータ・タブロイエフ
【性別】男性
【年齢】28歳
【出身】イングランド・ロンドン
【身長・体重】182cm・72kg
【肌色】白(白人)【髪色】ワインレッド【瞳色】オーピメント
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】首から電話機を提げた男性
【令呪の位置】右耳付近。電波のような紋様
【属性】中立・中庸
【魔術系統】地異魔術
【魔術属性】地
【魔術特性】接続、中継
【魔術回路】質:D+ 量:B+ 編成:正常(+は地界接続時)
【起源】噂>>738
【所属】時計塔・名無しの教室(法政科)
【階位・称号・二つ名】
「幽霊不動産王」
「アンカバースピーカー」
【契約サーヴァント】
【魔術・特殊技能・特性など】
『地異魔術』
地界と接続・交信することで地中に地層の如く積み重ねられた歴史(地異)を読み取る魔術。いずれ地界の最下層、原初状態へ至ることで根源への到達を目指した。
大規模な術式になると地異を励起させ史実に起こった天変地異を再現するなどがあるがそんな大掛かりなことは現在のタブロイエフの一族が集ったとしても困難。せいぜい不作の時に豊作の歴史を励起させちょっと回復させたり地脈の汚染に際して土地の神秘性を底上げして対抗する程度。
但し、歴史に残る存在───英霊や魔性、地霊や亡霊にはこの歴史の励起が効果的で、「その土地」である必要があるが知名度補正や死因の要素を強調させることで強化も弱体化も可能。こと土地や空間に縛られる霊体には有用なのがこの魔術の肝であろう。
【礼装・装備など】
『地界通信機』
テレータがいつも身につけている電話機型の礼装。普通に電話としても使える。
魔術刻印の継承者ではないテレータが個人的に製造したもので、当然刻印ほどの完成度はないものの彼自身の魔術特性と組み合わさって地界との接続という行為を迅速化せしめ、テレータ限定の刻印のように地異魔術のサポートをする。
魔術特性の中継と電話機としての機能を合体させて彼が世界各地に所有する家のどの固定機の電話番号にかけてもこの電話機一つに繋がるようにしてもいる。スマホで良いんじゃないかと思うがこだわりがあるようだ。>>739
また、多くの法政科の人間と同じくテレータも死ににくくなっている。複数の接続した地界に自分の存在を残し、どこかで自分が死に直結するようなダメージを受けた際に別天地の「テレータがいた」という歴史を励起させ、そこに移動することで差し迫った死を間遠いものにする。
移動する手段は自前で持たないこととある程度ダメージを受けた時点での場所における自身の存在を希釈化させるために一定期間そこには近づけないという欠点があるため、利便性で言えばかなり低級。
【外見・容姿の詳細など】
年代物のワイン樽の底に染みついたような赤毛に傷んできた白ワインのような黄色の瞳、そして首から提げたアンティーク調の電話機が特徴的な男性。
ファッションだけならトラッドスーツに電波受信マークを模したイヤリングと中々イカしている。
が、電話機の他にも常に小脇に新聞紙を抱えてベルトに小型ラジオを収納し胸ポケットにはスマホを仕舞っているのでぱっと見以上にその実ゴテゴテしく魔術師にとって異様。
【人物像】
だらしない、頼りない、締まりがないとないない尽くしのダメンズ。気さくでお喋りで向こう見ずな甘ったれ。
そして途方もなくどうしようもない噂好き。好悪問わず「ここだけの話(アンカバー)」と称して流すことからついた渾名はアンカバースピーカー。
ただ彼のポリシーとして根も葉もない噂は嘘でしかなくつまらないので話す噂は必ず根がある。そういう点では信頼されており、外野として楽しむ分には人気。時計塔所属者の異名の中には彼が流した噂を元とするものも少なくない。
イメージカラー:ワインレッド
特技:フェイクニュースの見極め、情報整理、パイピング(お菓子作りはしたことない)
好きなもの:噂、噂話、オカルト、バッテンバーグケーキ
苦手なもの:根も葉もない噂、詰問、匂いの強い紅茶
天敵:地脈を汚染する者
願い:とびっきりの噂>>740
【一人称】おれ 【二人称】あんた、お前、〇〇さん、〇〇君、〇〇 【三人称】彼、彼女、あいつ、あの子、〇〇さん、〇〇君、〇〇
台詞例
「お前らー、テレータ先生が来たよ、単位欲しかったらさっさと静かにしなあ。今日は聖杯転臨の儀についての授業だよ、良いね?」
「ユーストンの怪事件…知ってるだろう?そう、あの昇降機の。何でもあの昇降機ができる前チムニー共の溜まり場だったらしくてさ、それで…おぉ、おそろしやおそろしや。おれの口からだと、ここからは“ここだけの話(アンカバー)”になるがね───」
「おれぁ、あんたらみたいな可愛い生徒たちが噂に折れない強い子であってくれと願ってるのだよ。実害が出るんじゃいけないが、何も風評の一つ、一種の戯れだ。どうも、それに傷つく連中が多いみたいだがね」
「聞いておくれよう、先生昨日ケイトちゃんにフラれちゃったんだ…おれの何がいけなかったんだろうなあ、うぅ…」
「最近は新聞もテレビのニュース番組も真実ばっかりで面白くないねえ、みんな期待する楽しみを忘れちゃったのかねえ。“期待は其の対象の吉凶禍福に拘らず常に一種の快楽也。”なのになあー」
「おれには噂しかねえんだよう、無二の親友、酸素、ドーパミン、おれの涙をそっと拭ってくれる天使、誰も訪れないおれの墓を守る喪主…だからおれから噂を取らないでおくれよ、それともおれ何か悪いことしちまったかい…?」
『Hello, is this good time to talk?(もしもし、ちょっとお喋りしませんか?)』(地異魔術による地界との接続時の詠唱)
【来歴】
法政科に所属する魔術師。名門といえば名門(名門内の格では中の下の上程度)のタブロイエフ家の三男坊。
魔術回路としてはまずまずといったところだが、彼は地界の情報を取り扱う家の人間としては情報として正確性のあるものばかり見ていると気疲れする、でも嘘を見るのはもっとつまらないという気質が適していない男だった。だから見放されるのも早かった。
テレータだって情報を受け入れられるよう努力をしようとはした。だがどうにも、どうにも!あまりの面白みのなさに頭痛を起こすほどである。>>741
そんな難儀な彼が至ったシャングリラ、出逢ったイヴ、見つけた蓬莱の珠の枝こそが“ここだけの話(アンカバー)”、すなわち噂であった。わけても金魚に尾鰭羽鰭背鰭胸鰭がついた挙句ファヴニールになったというような事例の散見するオカルトなどは至極の甘味と言えた。
そんなわけで、アンカバースピーカーとして覚醒した彼は噂を駆使し虚実皮膜の現代社会において神秘の秘匿をこなす立派な法政科の魔術師に成長した。
しかし問題はまだあった。多くの魔術師と同じく電子機器やSNSに疎い家族にはテレータの活躍など理解できず、むしろ「わけのわからないことに血道をあげている落伍者」と白眼視してきたのである。魔導の正道を外れた身でありながら活動の財源を実家の資産に依存しているテレータとしてはこれほど肩身の狭い扱いはない。家族で集う時など針の筵も良いところである。
けれどもここで地獄に仏、法政科の方からとある教室の講師にならないかという連絡が来た。講師となればある程度の身分が保証されている、少なくとも家族が認めるくらいであろうと考えた彼は快諾。以てテレータは名無しの教室に赴任した。
さて。当初こそ呑気に構えていた彼だったが、それまでに相手していた噂や幽霊物件の心霊現象・亡霊などの言うなれば動かぬいわく付きに対し青春真っ盛りの生徒という動くいわく付きへの指導及び監視はかなりの重労働であった。
法政科に宛てた報告書を一日一枚は書く必要があった。生徒だけでなく教師にも目を光らせることになっており、スパイ活動を堂々と宣言する少年やまるで関係ない学科なのにサボタージュしてやって来る男に注意されたしというのは赴任後に聞かされた。
元よりきっちりかっちりなんていうのは柄ではない男である。とても耐えられそうにない、やっぱしおれには親に頭下げて一家の財産を潰すより他にない…そう追い詰められていたテレータであったが、ここでもまた、図太い彼の神経は天啓を下す。
「何も教えに行けと言われただけなのだからクビにならない限り全部おれの匙加減なのでは?」
そんなこんなで噂とのタップダンスを再開した彼は、無事名無しの教室に相応しい問題人物に昇格(降格?)と相成ったのでした。>>742
【性格】
心の贅肉がA5ランク松阪牛よりも上等で柔らかい。メンタルは軟いが芯の方がトゥーレの木並みに太いので自分に全力で甘いという性質もあって復帰も早い。
噂をすること自体を快楽とするコスパが良くもとにかく無責任な趣味、しかも無根拠な噂は噂と認めずSNSで流れてきたら「そういうのつまらないからやめた方が良いよ」と言ってくるので好き嫌いが分かれる人間。
喜怒哀楽がはっきりしており、涙脆い。オカルト好きで異名がつくほど幽霊物件を蒐集しているがホラーが平気という人間ではなく、普通にポルターガイストにはビビる。
往々にしてデリカシーがなく、デマや実害を蒙ったのならまだしも噂によって心を病ませる人がいることが信じられないでいる。直接的なダメージには心身共に雑魚だが間接的なダメージには頗る強い。
ダメンズの習性としてよく女性と付き合っては友人恋人の間柄に関係なく噂を流してそれがバレてフラれている。彼にとっては噂によって傷つくなんていうのは慮外中の慮外であるためフラれた理由もわからず泣くばかり。そして結局「おれには噂しかねえんだ…」に帰結する。
【行動規範・行動方針】
ここでは業務上の彼の態度や活動内容について記す。
法政科として神秘の秘匿の綻びを見つけるにもそれを隠蔽するにもテレータは噂を使う。噂を好む人間には当然ながら噂が流れ込みやすく、地異魔術の特性を活かして噂の真偽を精査、「本物」と判断したものはさりげなく彼に届いた段階で揉み消しなかったことにする。
「幽霊不動産王」の異名はこの時屋敷や土地由来のものである場合は資産を叩いて購入して魔術をもって鎮静化させるか法政科の方に託すかして自身の管理下に置くため。オカルト界隈ではすっかりご意見番であり、表社会ではオカルト大好きイギリス人T氏としてテレビ番組に出演したりもしている。>>743
次に名無しの教室の講師としては、主に修める魔術の特性から神秘の需要史・社会における魔術の授業を行なっている。謂わば「お前らいわく付きは世間様にご迷惑かけないよう大人しくするように」という矯正指導。
ただ、そんな授業内容に関わらず彼自身は生徒たちを「可愛い生徒たち」と形容し彼らへの態度も極めてフランク。休み時間に雑談に混ざる様は同輩以下の何か。
本人曰く「取り締まる側として接するなんて、いけないね。やっぱりいわく付きとは隣人でないと。隣人と思えば、何のことはない、愛らしいモンさ」。
ちなみに二人称の「お前」と「あんた」は命令形・強く言いたい時に前者を使い、その他の日常的な場面では後者を使う。赴任当時は割合が7:3くらいだったのが吹っ切れてからは4:6になったというのは教室に巣食う鼠さんの言。
【役どころ・コンセプトなど】
名無しの教室の講師の情けない方。無辜の怪物メーカー。噂を踊らせ、噂に踊らされ、噂と踊る男。
噂や伝承を持っていくと解説をしてくれるが噂が絶対に混じるので噂抜き真実マシマシをお願いしておく必要がある。「また真実かあ」と不平を言うが可愛い生徒なのでちゃんとオーダー通りにわかる範囲で真実とされる箇所を説明してくれるのでざっくり解説者にでも。わかる範囲はその時の胸三寸で。
以上です、連投失礼いたしました。
モートンさんと色々反対になるように…と考えてみましたが、どうでしょう?大丈夫そうだったら名無しの教室関係者について書いていこうと思います>>737
ですです。お父ちゃんがガッツリ魔眼持ちの隻眼キャラなのでやんわり受け継ぎました
ほたるのみだと厳しいかもですがお父ちゃん&お母さんは「あの子はもっと遊べばいいのに」と思ってるのでそっち方面から押せばイケます
ちっさい頃から見てたがゆえの見守り子供あつかいです。ちっさい頃を知らない人は見た目通りの対応をするという感じに
>>745
かんわいいでしょう。すごく便利かつ雑にお食事担当にできてしまう子なのですよ
>>744
いいですな…風貌ひとつ取っても奇抜さと俗っぽさがモートンと真逆にある感じ。これは役割が被らない。噂を引っぱってきてお話の起点になって最終的にしばかれる役回りとか生徒とすごく近い距離で仲良くなれそうなあたりは絶対モートンにできないのでこらぁいいもんですよ
細かい歯車がいくつも噛み合わずに名無しの教室に流れてきた経歴の悲哀具合とそこで開き直っちゃう問題児っぷりがとってもらしい。良い!
こういういい感じにバランス取れた情けない男って私まだまだ作れないので大変助かります…噂大好きダメンズと真面目堅物なマッスルハゲで名無しの教室のオス濃度も急上昇してきた遡って感想を述べていくには今からが出先で時間がないので先にクラッフの礼装だけ落として行く……そんなつもりです失礼します
パンデモニウム
クラッフが丹精込めて創り出した手袋。見た目はなんの変哲もないものだが、実は十指の部分一つ一つにそれぞれ別系統の魔術式を多数組み込んだ情報チップを馴染ませている。本来、10にもわたる数多の魔術基盤をこれほど小規模の礼装に互いを妨げることなく成立させ、組み合わせ、行使できるような構成にするのは至難の業。それを成したのは単にクラッフの細工技術の高さの証左である。
使用者によって簡易的にオートで魔術式を成立させる優しみに溢れた機能と、細かな指の動きや各魔術系統への魔術理論の知識などでさらに繊細かつ複雑な魔術式の行使を可能とする一流以上の魔術師を条件とする機能がある。
三界監獄(ロック・ルック・クラック)
銃器から弾丸に至るまで、クラッフの手で手作りした銃器。どこにも同じものはない特注品で、普遍性を武器とする銃器としては異端のもの。その内部にはクラッフが作り出した魔導AIこと“刑吏さん”が組み込まれている。
クラッフの上半身ほどもある巨大な銃器は狙撃に長けた遠距離用、クラッフの掌で辛うじて持てるかどうかほどの拳銃のような銃器は連射に長けた中距離用、マスケット銃のような銃器は拡散性が高い近距離用である。さまざまな魔術的効果を付与した多種多様な弾丸で敵を攻撃する他、三つを組み替え組み合わせることで大砲のようになる。
この礼装の本質は多機能性ではなく、三位一体、互いが互いを監視し補い合うことで十分な性能を常に発揮し続けること。魔術において三つの面が表すものはある種のエネルギーの循環、対の安定性とはまた異なるもの。相互観測、相互補完による常時安定した機能の実現が本質である。>>745
特別深い意味はないのですが、少し宇治市か京都市かで描写が変わってくる部分がございまして…差が生まれるとかではなく単純に異なるというだけです、詳しくは投下した時お伝えいたしたく思いますのでお待ちいただければ…
>>746
せっせきがん!?てっきり普通の黒須夫妻のようなイメージでしたけど何かある…?
親御さんがお優しくていらっしゃる…ありがとうございます、それなら大丈夫そうです!
なるほどそれならカステラの「おね〜さん」呼びはおだて含まれながらもそこまで的外れでもない…いや21が15歳をおね〜さんはやっぱおかしいわ…そりゃ未体験ゾーンですよね
スーツって点だと一緒だけど多分柄入ったりしてモートンさんの実直な感じとかなり違ったファッションに見えると思います。身長は実は現状教室に出入りしてるメレクさんを除いた男キャラの平均値だったり。モートンさんほんとおっきい…
情報を扱う魔術の家に生まれてなければ、家族がまだ電子機器に詳しければ、そしてテレータの芯がもう少し細ければここまでにはなっていないので環境周囲自分が平等に問題児を生みましたね…
ひとまず良さげなのでそれでは関係者について書いていこうと思いますーちなみにテレータのモチーフ元は近代のオカルトブーム。地界通信機はエジソンの発明した霊界通信機が元ネタです
コティングリーの妖精事件やら黄金の夜明け団やら切り裂きジャックやら倫敦塔やらジョン・ハンターやら真偽なんかをそっちのけに噂が人伝に広まっていったあの時代のイメージ。あくまで噂の対象となったものたちではなくそれを噂した大衆がモデルなのでホラー耐性もそこまでないしノンデリで無責任という。
名前は
・テレ→電子機器によく付くtele、テレビやテレフォン、テレグラフ
・ータ→電話交換手のオペレータ
・タブロイ→タブロイド紙。俗にゴシップ記事の多い新聞
・エフ→FM(フリークエンシー・モドゥレーション)のF、ラジオ
と近現代のメディアを全部突っ込んでます。オカルト事件由来だとやっぱオカルト事件モチーフって感じになっちゃうから…
あとここで出し尽くそうと言うとテレータが聖杯戦争(特に聖杯大会)に参加して無辜の怪物サーヴァントを引いた場合ほぼ確定でろくでもない√に行き鯖が聖杯に「自分の風聞を消してくれ」と願う高潔な人である場合はその人の尊厳破壊ムーヴを展開しますが書くかどうかは今のところ悩んでます>>748
何故抹茶? 抹香くさい書いたからかな と思い気になりましたがなるほどなので了解しました
何かのついでなので一口程度の情報しかないですがイヅモ氏の親のこそこそ話
名前は他にティンとくるの見つけたら変わるかもしれません
父:イザク・ハルザ…チェコ出身。魔術師・古い建造物大好き。ゴーレム技師として『船』に乗っていた。あまり根源に興味のない俗っぽい人。現在は下船し日本で隠居している。春座老人。
母:辻堂 真弓…京都・宇治出身。陰陽師の末裔。おきゃんな押し掛け女房。古い家系の分家生まれのお嬢さんだったが家の古くささなどに飽き厭きしていたお年頃に出逢った素敵な殿方(停泊期間に観光しに来たパパザ)を追いかけ乗船。故人。>>747
おお、あのガントレット案が手袋に…!
指一本一本に魔術式を仕込んで問題なく同居させるってのが技術の高さを感じさせていいですね。オート機能とマニュアル機能もついてる…
>>748
えーっとですね。お父ちゃんはほたると同じ「暗視の魔眼」持ちなんですがコレほたるよりはるかに強力なやつでして、暗闇は完全に見えるんですが光があるところだと逆に見えなくなっちゃうものなんです。暗闇に特化しちゃってるから
そんな目を持って生まれてきたもんだから見るために深海へ潜って息を吸うために陸へ上がる、そんな生き方をしている人だったのです
で、『船』で魔眼の片方を抜いて普通の目を入れてもらったから海上では右目、海中では左目を使う隻眼キャラって感じになってます
21と15じゃ6歳差ですからねぇ…6年生が1年生をおねーさん呼びしてると思うとなんか、こう、うん!
ウソ…身長180オーバーが平均身長…?でっか…モートン………お前はでっかいなぁ………
どれかひとつでも噛み合ってればこうならなかったというのが人生の妙だなぁ…>>707
妹…。
そう言えば、こっちは3人も作ってたなぁ。(ビオランテは途中で妹設定が生えた)>>754
そんじゃまあとりあえず軽く出してみます
反響次第でもうちょい出すかも考えるって事で
あと裂夜君の苗字の読み変えます
三峰断夜(みつみねたつや)
男性、50代後半、身長170後半
裂夜の父で、裂夜を陽気な感じに老けさせてイケオジにしたみたいな見た目をしている。年齢の割には若々しい。
豪快な性格をしており、「無様でもとにかく進めば修羅の道も超えられる」を座右の銘としている。その言葉は、陰気な自分を受け入れた上で騎士団として戦う裂夜にも受け継がれている。
先祖代々の刀を継いだが、自分の代では退魔業は衰退していたので、中部地方で刃物職人を営みながら魔術と刀の腕をハマる趣味位の感じで鍛えていた。
な訳だが普通の生活に飽きがきていた+息子の裂夜が学校で辛そうにしてるのを何とかしてやりたいと思った+おもしれー余生過ごしてえという訳で知り合いのツテを使って家族で入船。
今は鍛冶をやって日用品の刃物を巽商店に売ったり騎士団とかの演習用の物を作って生計を稼ぎながら楽しく過ごしている。
裂夜が船という場所で馴染み始めて安心しており、最近ムジカちゃんと仲良いのを見てワンチャン脈アリ両思いじゃねえの攻めろ!!攻めろって裂夜!!と外堀から埋めようと画策していたりする。
刀での戦闘に関しては、攻めは苦手だが敵の攻撃を捌く技術に特化している。ロイドやレリックの攻勢を数分捌き切れる程度なので、たまに若手の騎士団の練習相手になったりする事も。
ちなみにゲーム等現代の娯楽が大好きで、こっそりネットでVの姿で配信する位好き。
とりあえずこんな感じです。職業は騎士団、元騎士団、隠居等色々考えたんですが鍛冶職人にしました。
ちなみに母親の設定はまだ詳しく考えてなかったり
どうでしょうか…?ゆる募。
今書いてるお題SSの後で、『聖杯惑星』の過去話を書こうと思ってるけど、以下のどれを読みたい?
1.ウェイバー+α&βがキャスターを召喚する場面
2.雁夜おじさんがアルターエゴを召喚する場面【関連人物】
モートン・ドラモンド:
名無しの教室のもう一人の講師にして監視対象。
ファーストコンタクトで彼の名無しの教室行きの経緯をあまり頭に入れずにいたため「貴族主義から中立派の教室に教えに来るなんて教育熱心なんだねえ」的なことを言い盛大に悪印象。
仲良くしたいとは思っているが言動のノンデリっぷりから凸凹して遅々として進まない。ちなみにパワーバランスは立場的にも精神的にも肉体的にも圧倒的にモートン>テレータ。
ルナ・アードゥル:
可愛い生徒の一人でポジティブアクティブラディカルガール。
自分の噂話にも積極的に乗ってくれるので嬉しい。でも失恋して傷心してる時に「そんなことより」と言われるのはちょっと辛いからやめて…え、噂?なになに聞くよ。
またルナ目当てで時折やって来る金髪の少年と彼女との関係性についてはヨモやガヴンとよく噂しあっている。
ヨモ・ヘルメ(真府四方):
可愛い生徒の一人でネガティブパッシブコンサーティブガール。
控えめがすぎる性格故に大概テレータのペース。なんか今まで付き合った女性たち(≒ダメンズウォーカー)と似てるなあ…と思ってる。時々「それは言い過ぎですよ…!」と怒ってくるところも似てる。違うのは自分の噂じゃなくて他人の噂でも怒ってくるところ。
ガヴン・プラミア:
可愛い生徒の一人…一匹?モートンより古株なので当然テレータよりもずっと古株のネズミ。
ネズミ自体は管理したり住んだりしている幽霊物件に大体ネズミはつきものなので平気だが家でも末弟なのにここでも弟なのかあ、と少し不満。
ただ噂話ができるという点ではうちにいるネズミたちもこうだったら良いのにと妄想している。誰も電話に出てくれない一人の夜はさびしい。>>765
クラッフ・フロース:
可愛い生徒の一人でスパイ。
スパイであること黙っててくれてれば気づいてても有事の際に言い逃れができるのに…と極めて自己中なやっかみとそれなら知らないフリして何かあっても助けるのに…というちょっと先生らしい愛情がある。
兎にも角にも自分に甘いテレータにとって自ら退路を断つ行為がさっぱり理解できなくてちょっと怖い。可愛いのだけどねえ。
シャフリヤーナ・アスタム:
しょっちゅうサボりにくる人。おれより年上らしい。
教室に赴任する前までも今までもこれからも噂のタネ。もう一人の問題児と揃うと噂の宝庫。でも目立つから報告書ちゃんと書いてるかのチェックの指標みたいにされててその点では厄介視。
刹那・ガルドロット:
よく遊びに来る子。聞くに彼女も妖精絡みらしい。ここはコティングリーか何かなの?
寂しがり屋さんらしくお喋りに付き合っている。一度孤独を感じちゃうと苦しいよね、わかるよと共感しながら彼女との噂話を楽しみ、彼女についての噂話をまた別の誰かと楽しむ。
テレータの関連人物への態度対応間柄、みたいな。ひとまずこんな感じだと思ってます。
画像は「Ryon式おとこのこ」様(https://picrew.me/ja/image_maker/10948)で作らせていただいたビジュアルイメージ>>747
魔術師でありながら武器が三段階変形する銃とかロマンの塊がすぎる…『三界監獄』って名前も格好いいしけれど搭載されてるAIが刑吏“さん”なのがゆる〜く感じてしまって緩急がすごい
>>750
はえーお父様は日本の方に居着いてらっしゃるんだ…と思ったらお母様の方が…お、おわあ…切なくなる…
>>752
実は中納言今を生きる人類たちにはよほど聖杯戦争に参加しなさそうだなってやつ以外はみんな令呪の位置と意匠割り振ってたりするのです…イメージカラーや魔術回路の起動イメージと同じくシンボルマークみたいな感じで書いてるですが
>>759
>>763
テクスチャ潜航が宝具級の神秘であることを考えると魔術の奥義として潜航が可能というのはアリでもそれ自体が魔術っていうのは難しいので、潜航を中心に派生分岐した魔術として考えていくと良いんじゃないかなと思いました
神隠し関係となると…自身を神隠し子と見立てることによる逆説的な神域結界の模倣展開とか?>>764
多分バトル方面は弱い感じになります。攻撃手段がある魔術にはなりませんので。ひたすら移動特化になります。>>760
『紡織魔術(テクセール・マギア)』
「紡ぐ」「織る」という行為の神秘性に着目した魔術。
成立年代は古く、産業革命期に一度廃れを見せたものの未だにその神秘は衰え知らずといったところ。
理由としては、築き上げてきた歴史もあるがそれ以上に研究がかなり初期の段階から地球の織物(テクスチャー)を対象にしたものとなっていたことがある。
クログスタスの人間の最終目標は「人造織物(テクスチア・ユメエヌ)の作成」。それ故に魔術自体の名称もテクスチャーを意識している。
創造科の魔術師としては独自の理念だが、だからこそクログスタス家やその一族郎党は紡織魔術に強い誇りを持っている。
こういうのなら考えてました。クログスタス家っていうのはキャラの家の名前です。
あと派生型…というか特殊分岐?として魔術特性「織りなす」から
「紡織魔術でそのものの姿形さえ完璧であるなら少しの間本物と同じ性質を持つ代物が作成できる。宝具や礼装、聖遺物などの神秘主体のものは不可能だが、例えば剣を作れば本物同様の切れ味を見せ、水を作れば火が消せる。食物も可能だろうが、食べてから消化までの間に解けてしまうと胃を壊す恐れがあるのでおすすめできない。
生命を生み出すなども当然無理だが、生命を降ろすための依代などは作成できる。尤も、解けるまで猶予がないし降りた生命に器が耐え切れるのか問題は乱立しているが。」
という一時的になら世界を騙す規模の織成アリなんじゃないかなとも>>768
まあ奥義レベルでようやくテクスチャ潜航って感じになりますね。後はひたすら潜って、逆行して、根源へ至るというイメージ。メロちゃんバレンタインSS並の狂気を久々に書きたい
>>744
先に言われてますがモートン先生とは対照的に軽くて接しやすい感じで良いですねえ…!!好きです
ダメなおっさんだけど愛嬌があるというか滅茶苦茶仲良くなりたいって思えるタイプの先生ですね。色々アンカバー聴いて仲良くなりたい…
>>767
前々から存在自体は考えてたんですが裂ムジ締結したので流れに乗ってブチ込むか…!!って事で登場させましたぜ…!!
アレですね、ムジカちゃんの事は「ただでさえうちの息子に友達沢山できて嬉しいのに滅茶苦茶なぐう聖の子と仲良くなって脈アリっぽくなっとる」と外人4コマレベルに歓喜してますね。
それ以外でも「自分の声に生まれたトラウマと戦う修羅の道を折れずに進んでる…頑張ってるな」って感じで評価も高いと思います。どれだけ無様でも進めば修羅の道を超えられるって座右の銘とも一致してますし。
つまり三峰側からの外堀は完全に埋まってます。
お付き合いを想定したお節介を掛けようとして裂夜君に止められるみたいなムーブとか良いかもなーと。不快にならない範囲にはしたいと思ってますが…昨日って七夕だったんですね…ずっと雷ぴかぴかしてたから気づけなかった…またなにも書けなかったよハリー…
>>762
あ、本格的にキャラシ作るならちょっと待ってほしいかもです。とりあえず私が機関室のキャラを最低1人出すくらいまでは
前例あった方が調整しやすいでしょうから
>>765
モートンからの第一印象が「なんだコイツ!」すぎる…よくそんな一発で地雷を踏み抜けるもんだなぁ…
噂話を聞く生徒たちのスタンスの違いに納得しかない。すごい。ルナがいるときはルナとテレータさんが喋りまくってて、ルナがいない+ルナの噂話だとヨモちゃんがいっぱい喋るようになる。カヴンは終始マイペースだしクラッフくんは大体聞き役に回ってるのが見える見える
>>767
意識しすぎちゃってるのがもうダメなんですよねぇ
名字が清い水なんて書く子ですゆえ…毒も汚れもありやせん
>>768
ぜ、全員!?そうでしたっけ…ヤダ恥ずかし…>>775
やってましたね七夕祭り。私もなんかやれたらいいのに今はできぬぅ…
はい。そういう形でお願いします
となるとこっちも急いで作らなきゃですがノーマルな感じの機関室メンバーはストックにいないから考えねば>>721
割と書きたかったお題なのでありがたい…やってみます唐突ですがキャラを投下します。
ノイヴェーラ・スィーノ(Noeveira Sino)
身長:170cm 体重:53kg
スリーサイズ:B89W57H86(Fカップ)
国籍:スペイン
所属:フリー
魔術系統:魔女の系統による呪術
魔術回路:質:A/量:B 編成:正常
起源:離合
【解説】
『呪力の魔女』の異名を持つスペイン出身の女性魔術師。
マプチェ神話に語られるウェクフェ(悪い精霊)を使う呪術師で、魂魄関連を得意とする(時計塔の学科で言えば降霊科と呪詛科)。
スィーノ家は元々降霊関連の魔術を扱う家系だったのだが、ノイヴェーラの代でマプチェ神話の呪術を取り入れた事で複雑化し、継承不可な状態になった上、根源に至る道筋を見出すなどして準封印指定の状態にある。>>779
【人物】
クリーム色の髪に、褐色の肌、黒い円形のサングラスをかけているのが特徴。クールビューティー。
無駄を嫌い、過程を省いて結論ありきで話を進めてしまう合理的思考。なので人によってはコミュケーションが取れない事もしばしば。
無表情、無感情な常時ポーカーフェイスで、表情筋を動かすのは稀。驚愕した時などは目を見張ったりなどする。
インドアで研究者気質な魔術師が多い中、意外にもフットワークは軽い方で、研究の為に現地へ足を運ぶ行動派。
余談だが、サングラスの予備をそれなりに常備している。
【能力】
上述のようにマプチェ神話の呪術を扱い、ウェクフェを操る。
ウェクフェとはマプチェ神話での悪性を示す。世界の秩序を破壊し、人々に災害を齎す悪意の想念、その集合体。
これにより魔術世界における基盤、テクスチャの一部を崩壊させて神域を至り、根源に至ろうとした。具体的には抑止力を逆に抑止し、テクスチャに一部とはいえ穴を開けられるというもので、この術式を造り出した事が封印指定は時間の問題になった一因となっている。
戦闘に使用する場合、大気中の魔力に干渉し、魔術を成立させる。従来の魔術師のように自身、または礼装を介して発動するような動作が不要で、ルーン魔術のように位置を指定・設置してノーモーションで発動できる。
・アンチマルゲン(Anchimalguen)
マプチェ神話における魔女(カルク)の召使を模したもの。普段は小さな瓶に入っており、外に出ると鬼火のような火の玉になる。時折子供の姿を取る。
・チョンチョン(Chonchon)
マプチェ神話における魔女(カルク)が変身した姿とされる。喉に霊薬を塗る事によって頭部と胴体が分離し、頭部が翼をもって行動する逸話があり、ノイヴェーラはこれを頭蓋骨を使用して再現している。
この使い魔を通して、ある程度ではあるが魔術の行使を可能にしている。>>783
わ た し で す壁のような大波に乗るサーファーのGIF見ると深い青色をバックに一筋白い波を引いて下っていくのがめちゃくちゃ彗星みたいに思えて…なんとかこのアイデアを活用できないだろうか…
そして麟ノ助withペルカさんの七夕SSもう1年前かあ…登録してもいないのに覚えててくださって中納言は嬉しゅうございます…
>>767
若めで生徒に対してフランクな先生は厳格な先生と並べるとコントラストが映えて良いというのは万葉集において定番の枕詞でしたからね!
実際テレータの噂好きはもはや嗜癖とか中毒の類だと思います。ノリが飲酒しまくりで女にフラれてやけ酒に逃げるアル中のそれだもの…
>>773
意識してたことを言っていただけるのは嬉しいのでもっとちょうだい状態ですわよ中納言は…!
コイツのアンカバーレンジはほぼ∞なので噂のネタは尽きませんよ。本当にワイワイ雑談する上では聞く分にも話す分にもリアクションできるから良いヤツ
>>781
根源接続文淵さんに蹂躙されてしまったノイヴェーラさんじゃありませんか…!ビジュアルめっちゃ色っぺえ…キャラシ上がったってことはあれ以外の活躍もこれから見ることができたり…?真っ当な聖杯戦争で呪力の女の真価を見せてるとこめちゃくちゃ見たい…
>>783
噂を踊らせ、噂に踊らされ、噂と踊る男…それ以外がまるでダメ太郎なのは愛嬌と受け取っていただければ…!>>787
機会があれば、前にコメントした雷の法術體系や、テクスチャ潜航魔術などの魔術師を絡めたりして話を書いてみたいですね。>>787
一応それっぽい事してる人はいたりしますね。親族設定とかで拾えるかも……?
https://fatetv1830.wiki.fc2.com/wiki/%E7%A7%8B%E9%9B%A8%E6%B5%81%E8%8F%AF>>783
多分俺は豪快面白おじさんが好きなんやろなって最近描いてて思ってきたんですよね。
黄忠、巽のおっさん、今回の断夜パパとうちのシニア勢は皆豪快か面白属性入ってますもん
>>788
「褒めてんのか喧嘩売ってんのかどっちだよテメエ…」
「…なんだ大丈夫なのかよ。じゃあ戻してくるわ。…つーかよく考えたらそんな深くねえ所に鮫いるのって大丈夫なのか…?」
やっぱ顔のいいヤンキーにはサングラスこそ至高ですよ…
照れ顔はまあ…最近のツンツンデレ兄貴と化してきたリョーガ君ならええやろ感でさせてますね。でもSS進めてねえのにデレ度上げてええのか…?上げて善し!!(内なる◯道さん)
>>790
うほぉ可愛い…
律ちゃんの軽い雰囲気とはまた違ったオーラ感じて良いですねえ
>>791
ガッシリした男の水着にはパーカーを着せるがヨロシ。これが俺の水着論でございます
成程成程ピクシスさん以外おkと…でもまあビジュアルはっきりしてる所かつ生徒優先で行きたいと考えるとペルカちゃん辺りっすかね。でもウサギって海大丈夫なのかな…まあいいや…
>>792
マレオ…描いてええんですか…!?>>702
おお、お姉さん……!
杖が二本でちゃんと用途を差別化しているのが面白いですね
短い方が大砲的な用途っていうのもすきかも
>>736
若女将……しかも若女将だわ!
うちの若女将とも年齢近いしアジア系で親近感……得意料理はホームグラウンド的に違いそうではあるけど……
>>744
とても面白いですね……すごい贅肉つきまくってるしその出力のされ方がなんとも言い難いのに魔術社会の統制に一枚噛んでるのがまた……
>>781
とっても美人な封印指定さんだわ!
>>751
ガントレット、というよりは手袋の方がクラッフらしいかなと思ったのでそうさせていただきました
優れた魔術師であれば自身の魔術以外への魔術系統への造詣も深いので使用できる幅が増えていくシステム。オートだと便利ですがそこまで強くないですがね
>>768
クラッフが親しみを込めてさん付けするのもあって割と仲良しだったりします。スポッター要らずで冷静に弾丸を撃ち込んだりします。「〜であります」口調だとか>>795
いいともー!ちなみにクラッフとシャフからのテレータさんへの反応
クラッフ
教師としてこちらを熱心に愛して構ってくれることはわかるし、その話が何から何まで益がないかというとそうではないので生徒としてはテレータ個人を好いている。
しかしながら、一人の魔術師としては別。魔術社会において噂は大きな力を持つ。ユグドミレニアという一族が根も葉もない噂で没落したのは有名な話だ。そうでなくとも、人と人との社会において噂は、それに伴い予言の自己成就を引き起こすというのは学問的にも明らかである。
ゆえに、歴史も政治的影響力も貧弱が過ぎるフロース家を率いる立場であるクラッフという魔術師個人はテレータ個人をひどく嫌う。仮に、テレータが関与した末に何か噂が生まれたら、それが不利益をもたらすことになれば、魔術師として戦うだろう。
シャフリヤーナ
つまらねぇ噂話に振り回されるのは飽き飽き。散々噂されて散々不利益を被った後だから、噂されることは気にしないし怒ることもしない。またかと思い聞き流して飽きて寝る。
ただし、噂の影響力というのもまた大きいことをわかっている。時には政治に必要な情報を流し噂を作り出し、時には興味深い噂を収集して自身の糧とすることを欠かさないためにも、おそらくある程度友好的。>>795
芦尾家の次期当主なのでそれなり以上に大人っぽく見えるようには描いてますね
刺青も律の弁天と同じ理屈で入ってますちなみに私作キャラだと
ルナ:持ってない。とにかく自分には縁遠いガジェットという認識で好き嫌いも苦手意識もない。いざ持たせてみれば普通に使えそうだけど、どこぞの金髪少年に位置情報チェックされてそう
カヴン:は? この小さい小さいネズミの身体で持ち歩けるスマホなんかあると思ってんの? なんか年々デカくなってるでしょアレ意味わかんないんだけど
メルチミス:実家がけっこう現代被れなので持たされている。使うこと自体に抵抗はない。人との関わりを増やしに来たのに一向に増えない連絡先一覧を見てはしょげている
モートン:歴史ある貴族たるこの私が! 現代科学の産物なぞに染まるはずがなかろうが!(典型的な古い価値観の魔術師)
こんな感じで。3/4が使わないのか…そっか…
>>805
>>806
>>807
あ、あれ…みんなけっこう使ってる…
現代に馴染めてる人案外おおい
>>803
わお…いつものふわふわもこもこがない露出度高めNEKODES…ローザ→持ってないと色々な表の活動できないわよ!
シャフリヤーナ→作業とかノーパソ派ではあるがまあ持っている。ソシャゲとSNS楽しいよな
クラッフ→ゴリゴリのプログラマー
ルピア→持ってる。アルバムの中には理仁のあんな写真やこんな写真があるとかないとか
グローリアン→アインとメリル姉さんが使う。ハル兄さんに持たせると病むので持たせてないテレータは最初もっと剽軽というかモートンさんへの初手地雷ブチ抜きも半ば故意で(笑)つけてそうなヤツで考えてたんですよ
でもね…キャラシ進めていくごとにね…頭の中を過るんですよ…チャラチャラ戦前東京ラジオ男が…
>>774
テレータ「だ、だってそりゃあそんな詳しい経緯とか聞かされてなかったし…」
なお法政科から経歴の資料は貰ってたしちゃんと読めばある程度察せられるところを利用規約よろしく読み飛ばしてレッツゴーした模様
ルナちゃんとテレータはどっちが先に来たか判然としないけどもしルナちゃん後の場合絶対に「良い子だあ…!」ってテンション⤴︎⤴︎状態だったし、休学届とかも可愛い生徒フィルターもあって即OK(出した時に「ハンコ押すからちょっと待っておくれね」レベル)だと思うんですよね…
そしてカヴンさんをガヴンさんと間違えてしまってましたスミマセン…!
>>790
黒髪シニヨンでクール&上品そうなお顔立ちとガッツリ彫られたいかつい刺青のギャップがすげえ…しかも律さんの妹さんとなるとこれはヤ…のご令嬢でもあるのですか…強い…
>>792
>>793
これはもしかして案外いけそうなのか…?まあ公式も宝具とはいえ水曜の大波!ざっぶーん!してるもんな…>>795
カステラ「褒めてるに決まってるじゃないですか〜!その歳で◯が如く的世界観構築するのは才能なんですよ、マジで!」
レリック「あぁ、お前はいつも向こう見ずっつうか、もっと確認してから……ちょっと待て、それを先に言え」
凌牙さん、デレろ!((あと言い忘れてましたが私のとこの連中も全然OKです!男どもばっかで面白みもないとは思いますが…
強いて言えばレリック、ヴィルレイ、麟ノ助あたりは着ないかな?と。レリックは普通にいざとなったら着衣水泳で行きそうだし
>>797
本当に現状拙作キャラの中で一番分厚くてジューシーな霜降り贅肉持ちだな…ってなりましたね。正直この神秘の秘匿もこなせないようだと浮かぶ瀬どころかドロップアウトしか残されないレベルだから案外いつもギリギリを生きてる
>>800
ユグドミレニアの件はテレータにしても酷い話だと思ってる事例ではありますが端から見ればそう変わらないのですよね…クラッフくんはやはりそこら辺とてもしっかりしてる…
シャフリヤーナさんは良い接し方をしていると思います。テレータ一応名門の出の癖して噂関係では真っ赤な嘘以外で相手に悪意や計算があるとは全く考えていないので
>>802
スィレン…持ってない。世俗から離れるための療養(蟄居)生活だしね
ヨモ…持ってない。実は持ちたいけど養子の身でそんなこと言えないよね…ってなってる
二十彼…持ってる。仕事上連絡手段がないのはキツイし結果主義なので一台で何でもできる機械は悪くないという見方
テレータもいれると1/2の割合ですね。船キャラも大体同じくらい>>812
このあどけなさは可愛がられること間違いなし…!眉が出てるのが特に素朴感あってこの子が大人たちに優しくされてたりそれに反抗してたりするの想像すると…平和…>>809
あの人は流行りに敏感な創造科の君主だからロードって括りだと例外寄りかなって…
2015年の時計塔では考古学科の優秀な魔術師殿がスマホで出来ることは魔術回路で代用できるじゃんという話もしてましたし…
>>811
アスタム持ってたんだ…ちょっと意外…
>>812
わー!?お早いカワイイ!
この溢れんばかりの無害オーラよ…絶対常識人だわ…前髪短めなのぴったりですわね
>>813
現行verでも最初verでも結局モートンの胃を穿ちにくるなテレータさん…悪意なしでも面倒くさがって刺しちゃうがもう
ルナとヨモちゃんは比較的新入りであってほしいのでテレータさんが先に入っててほしい…入りましょうそうしましょう
>>814
お、ヨモちゃんも持ってない…ということは名無しの教室女子組は全員持ってないことになった!>>817
所属組ではなく遊びに来てる人なので…別枠ですはい
メレ坊やアスタム、アンゼちゃんと同じ>>816
空いた容量で魔術回路別のことに回したら良いだろ派なのと、あと単純にスマホから出来ることがたくさんで楽しいというのがあります
SNS見て野次馬蚊帳の外でゲラゲラ笑ったり対戦ゲームアプリをプレイしてはたまに台パンしたりと趣味は悪いですが、本人曰く創作意欲を高めるためのデータ収集だとか最近鱒のストックが増えてきてんですが、実は魔術師的な感じとはかなり違った方向でヤバいキャラがガンガン溜まってきてるんすよね。
今までの俺の鱒って良い子ばっかだったんですがイカれたヤバいキャラの待機列がめっちゃ増えてます。
何というか某忍者と極道が殺し合う漫画と某ピカソ顔ギャンブル漫画の影響を受けた結果とんでもない倫理観とイカれ具合の面白ヤバい狂気の塊みたいな奴がガンガン生まれ始めました。
いずれこの狂気軍団を一気に解き放つのが楽しみですね…
>>814
フフ…凌牙君はデレ段階をあと2段階くらい残してるんですぜ…今年中に完全にデレさせるのを目標にしてます…
いや去年に作ります宣言してからそろそろ1年は本当草なんだよな…1年待機させちゃってごめんねセナちゃんとかボスキャラ君…
成程成程…つまりトワ君やカステラの水着はOKって感じですか?Requiemさんからのお題が完成したんで、寝る前に投下するでよ。
ロンドンの酒場で気付いた怖い話
朽崎遥はその日、ロンドンのパブで『同業者』と言える人物に酒を奢っていた。
何のことはない。
情報収集、ただそれだけである。
過去の経験から外食ができない遥は、何かを注文しても相手に奢るだけで、自分の分は何も頼まない。
店員や他の客に対するカモフラージュ以外の何物でもないが、相手もそれは承知しているのか何も言わない。
客がひしめき合うほど繁盛している店内の合間を縫うように、遥がテレビを見ると報道番組が目に入る。
一家惨殺のニュースだった。
被害者の内、中学生にあたる長男だけ骨の大部分と心臓が遺失しており、両親とまだ幼い双子の妹までもが数十発もの銃弾で蜂の巣にされ死亡していたと、ニュースキャスターが報じている。
犯人はまだ捕まっておらず、捜査は難航を極めているそうだ。
手掛かりは、長男が所謂『いじめっ子』であり、行状も『恨みを買って当然』と視聴者が思ってしまうほどの酷いものだった、程度。
そんなの手掛かりとも言えないだろう。
上機嫌になりながら番組の内容を見聞きしていた遥も内心首を傾げる
(わざわざ骨の大部分まで死体から奪った? 『夜半の逢瀬』か?)>>823
人体を素材として、作りたい物を作って利益を得る狂人集団、『夜半の逢瀬』。
その異常性と客すら素材にする見境の無さから、魔術師殺しとは何度も死闘を繰り広げてもいる。
遥は仲良くしたいと思わないが、その一方で親近感を感じてもいた。
店内の様子を気付かれないように見回すと、ほとんどの客が苦い表情をしていたが、1人だけ自分と同じリアクションをしている、店に入ったばかりの者がいたのを遥は見過ごさなかった。
遥は気づかなかったフリをしながら、その人物を観察する。
女性と見紛うほどの容姿だが、スーツ姿でボタンも右前なため、男性だと分かる。
年齢は20代くらいだろうか、中肉中背というには少し痩せ気味に見える体躯だ。
(……あの顔と髪型、見たのは初めてじゃないな。! そうだ、今流れているニュースもだ!)
件の男を見て、ここ以外の国でも一家惨殺のニュースを酒場のテレビで見たこと、彼がそれを上機嫌で見ていたことを思い出す。
そして、犠牲となった一家の内誰かがいじめの加害者で、その人物は骨の大部分と心臓を摘出・盗難されていることも。
(犯人? でも証拠になるかな? そもそも通報する気なんて俺にあるの?)>>824
確たる証拠がないまま警察に言ったところで無駄足に終わることは目に見えていた。
それにもし自分がそう思ったとしても、この場で確証を得る術はない。
仮にできたとしても、それをした瞬間に他の人間からも怪しく思われてしまうかもしれない。
結局、あの男が事件に関与している可能性については保留することにした。
「隣、いいですか?」
「ああ、どうぞ……」
観察されていたことなどつゆ知らず、例の男が隣のテーブルの椅子に座る。
「空いてるのがこのテーブルしか無くて」
容姿相応の甲高い声が印象的な男は柔らかな笑顔で一言二言発し、帽子をテーブルに置いてから注文のためカウンターへと向かった。
あの男が犯人だとしたら、間違いなく夜半の逢瀬の一員だろうと確信できる。
ただ、それが分かったからといって何かあるわけではなく、行動する気も遥には無いのだが……。>>825
数日後、日本。
某所にある玩具店。
今回のお土産はどうしようかと頭を捻った遥は、妹がぬいぐるみ好きだと不意に思い出し、その手の品を扱っているであろうこの店に来ている。
『店主1人でやっているため、タイミングによってはレジ対応が遅れます。勝手ながらご了承ください』という注意書きが妙に目を引く。
商品棚に並ぶ様々なジャンルの玩具。
その中からぬいぐるみのコーナーを目ざとく見つけ、棚を見渡す遥。
デザインもサイズも多様だが、それ故にどれを選ぼうかと時間がかかりそうだ。
遥も悩んだ末、比較的シンプルなデザインのクマのぬいぐるみを2個選び、レジへ持っていくことにした。
1つは黒地に白の水玉模様が入った、掌サイズのもの。
もう1つは青地に大きな水滴型の白い斑点がある、30cmほどのものである。
収支計算でもしていたのか店主はノートパソコンで作業中だったが、遥がレジに近づくなり気配を察知して慌ててそちらへと移動してきた。
「いらっしゃいませ。すみません。事務仕事が溜まっていたので……あれ? ロンドンでお会いしました?」
「ああ。……ここは君の店だったんだ」>>826
「そうなんですよ。お土産ですか? それだったらラッピングしますけど?」
「いえ、誕生日のプレゼントじゃないから」
どういう偶然か、店主は数日前にロンドンのパブでたまたま出くわした、女性的な容姿の青年だったのだ。
遥も驚いたものの、こういうこともあるか程度に考えて、他愛もない会話をしながらぬいぐるみをカウンターに置く。
店主がレジスターを操作して支払額が提示される。
遥は気にも留めず代金を支払い、店主がぬいぐるみを袋に入れている間に店内をもう一度見渡す。
カウンターの内側にはぬいぐるみに着せ替え人形、ブリキ製のそれを彷彿とさせるデザインのロボットにラジコンカー、果ては球体関節人形まで飾られていて、見ているだけで飽きない感じだ。
(これ全部自作なのかな? 凄いな)>>829
エミュに関しては概ね問題無かったです。グリフィンの事認知した時に内心のテンションが若干高めだったのに少し違和感があるかな~?って感じでしょうか。
外食ができない設定の追加は(そうそう、そうだよね~)って感想ですが、同時に外食はしたくないってのがより正確ですかね。やれない訳ではないので。
そもそも通報する気なんて俺にあるの?とか材料を察しても特に追求しない部分は「うんクッチーはそういうヤツだよ…」でしたねー。他人の被害なんてどうでもいいもんね君……。
あんまりガッツリ交流ではありませんでしたが、クッチーって閉鎖的だしこんなモンかなぁ、とも。
あとはクッチーが酒を奢ってた『同業者』というのが誰か気になりますね、いつの間にか居なくなってる感じでしたし。
過去話はアルターエゴに一票で。しゃあっ、夏イベのちょっとしたss出来たから投げまう
「निकुम्भिला(ニクンビラーよ!)」
神代回帰の紋様が赫く刻まれた、黒炭が如き皮膚は見ようによっては星の血、溶岩として人の眼に映るだろう。魔力、神気の行使によって励起された神代紋様は深く熱を帯びていた。
その色の持ち主はインドラジット。
彼はたった一言、たった一工程(シングルアクション)で、不死となるための儀式を終えた。
ランカー島の守護女神ニクンビラーの祭壇前で生贄を炎に捧げるという形式が必要だったはずの其れは、“魔術師(キャスター)”のサーヴァントとして成立するに当たり、彼の陣地作成のワールドランキングはA+という評価を得ていた。神殿クラスの陣地を即席で作成可能ということに加え、高速神言によって大魔術・儀礼呪法を一工程で完了させられるからだった。
インドラジットは、自らを囲む炎から出現して来た戦車(ラタ)、天車(ヴィマーナ)に乗り込んだ。
「さて、こちらの準備は済んだけど?」
「待ってやったのだ。前言撤回するなら今の内だぞ、最低の羅刹め」
「事実を撤回するには大権能でも無いとねぇ」
「ならば兄上を侮辱した罪の報いを受けるがいい!」
対するラクシュマナは、スーリヤ神が駆る光と熱の戦車に跨り、太陽のように炎で満たされる。
◇◇◇◇>>832
現時点で、カルデアは空前絶後の猛暑に見舞われていた。
特異点反応および聖杯反応は検出されず、ただの季節の巡りという、なんてことない夏の訪れに誰も彼もがオーバーヒートを起こしていた。
そんな狂おしい夏を前に、古今東西の英霊たちは立ち上がる。
ただ“涼”の一文字を追い求めるのみ。
打ち出の小槌を使って、小さくなったことで日常の風景は新鮮な戦場へ早変わり。
廊下、食堂、倉庫、マイルーム。どこでもありの『英霊打水納涼祭』が幕を開けた。
◇◇◇◇
インドラジットとラクシュマナの戦いは、本気である。
彼らは本気ではあるが、同時に“遊び(ゲーム)”ということも理解している。
互いの武器の形は何であれ、水を(たとえそれがウォーターカッターの如き破壊力だとしても)撃ち出すものであるし、頭・胸・背中に一つずつ付けられたポイがそれを象徴していた。
(意外と背中が狙い難いな……)
「これは……」>>833
片や、呪術的な力である“幻力(マーヤー)”で作成された、無数の矢群、の形をした水流。
片や、聖仙ヴィシュヴァーミトラにより授けられた数々の武器、を模した水弾。
四方八方を埋め尽くすほどの弾幕を撃ち合い続けながら、インドラジットは心の中で苛立ちを隠しながら、ラクシュマナは口を僅かに動かし、二人とも同じことを考えていた。
単純な曲射には限界がある。
必中の宝具であるブラフマーストラを持つラクシュマナであれば、「相手を通り過ぎた後に」誘導性能を上げれば背中のポイへと当たるだろうが、連射した場合マスターの魔力は数秒も保たずに干からびてしまう代物だ。特に自分だけバックアップの無いようなこの状況下では「必殺」でなければならない。
対してインドラジットは「不死」、第三魔法に近いしい事象を体現している。すなわち其れは自身の魂を物質化し、永久機関と成しているようなものだ。魔力、つまりは遠距離での攻撃手段である幻力を使いたい放題なのだが、しかしそれでは限界がある。
ある種の膠着状態に近いのだが、ラクシュマナほどインドラジットは焦ってはいない。
何故なら、自分はラクシュマナを二回ほど絶命へと追いやっているという事実がある。
一度目はナーガパーシャによって。その時は金翅鳥ガルダが助けたようだが。
二度目はブラフマーストラによって。その時はハヌマーンが薬草を届けたようだが。
ラクシュマナ“程度”にやられたのは不死の儀式をヴィビーシャナの内通によって邪魔立てされたことで、ブラフマー神の「儀式を完了せずに戦闘が始まった時が死期になる」という言葉が現実のものとなったことが要因だ。別にラクシュマナ自体は左程ではない。ラーマは、まあ弟と一緒に斃れていても蘇るような奴だったが。
◇◇◇◇>>834
「GurrrrRRRRR……!」
「ええ。ラクシュマナ殿は、インドラジットの儀式がそのまま勝利を約束するものではないことを、ちゃんと理解しているようです」
二人の“遊び(ゲーム)”の見届け人として、シミュレータ内を両雄が争った、かつての戦場であるランカー島の都市(プラ)、ランカープラを再現したのがプラフラーダだ。
人獅子ナラシンハの懐に収まりながら、二人を見守る。
「確かにラクシュマナ殿はインドラジット相手に二度の敗北を喫している。だがそれは無知が故のこと。生前ならいざ知らず、サーヴァントの霊基(クラス)によって限定された手札が分かっていれば対策も取れるというもの。
例えば、今のラクシュマナ殿はウィビーシャナに頼らずとも、不死の儀式のことを知っている。例えば、インドラジットの“蛇の羂索(ナーガパーシャ)”の真実を知っている」
「Gau!」
◇◇◇◇
「是すなわち神々の王さえ跪く、『命を睨めよ、羂索の蛇(ニクンビラー・ナーガパーシャ)』!」>>835
インドラジットの神代紋様が励起する。
彼の中の神性を帯びた魔力、神気が巡ることによって惑星の物理法則は塗り替えられる。それはかつて存在した神代の物理法則、すなわち神理の特異点の顕現である。
ランカー島の守護女神ニクンビラーの加護によって、神獣の位階へと到達したナーガの群れをインドラジットが自らの幻力(マーヤー)を用いて“蛇の羂索(ナーガパーシャ)”と「加工」した宝具。これでラクシュマナを拘束し、ポイを三つとも破ろうという魂胆である。
「やはり、貴様が最も信頼する宝具がそれという訳か。
不滅の刃よ、今この時は神の矢となるべし。『梵天よ、我らに集え(ブラフマーストラ)』!」
(ナーガパーシャを相殺……いや、これはナーガパーシャに“中てる”ための!)
『梵天よ、我らに集え(ブラフマーストラ)』の力を得られるのは、不滅の刃だけではない。
ラクシュマナの『偉大なる蛇の卍(アーディシェーシャ・スヴァスティカ)』で顕現可能な宝具類の中には、対生物とも言える宝具が存在する。奇しくもインドラジットの得意武器と名前を同じくする其れは『水天の蛇縄(ヴァルナ・ナーガパーシャ)』と云った。
この水神ヴァルナの手綱にかけられた生物は、たとえ竜種であろうとも支配下に置かれ、騎乗スキルがなくとも乗りこなす事が可能となる。当然ながら所有権はインドラジットから動いていない、一種の強制状態だ。インドラジットの羂索と化したナーガたちをラクシュマナが支配下に置けるのも、素通りした僅か瞬きの間だろうか。
しかし、インドラジットのナーガパーシャは全身の筋骨経のみならず魔術回路が停止させるもの。一度、中ってしまえば聖雄ラーマであろうと仮死に陥る。
不死の効果を継続させるのは、世界。
“恩寵(アヌグラハ)”が失われた訳ではないが、インドラジットは身動きできなくなる。
最上の射手の一人であるラクシュマナはその瞬間に三つのポイを破った。
「さあ、インドラジットよ!
兄上に対する数々の不敬、耳をそろえて償う時が来たぞ」わしも夏イベ投げるぜよ!!
水も滴る良い男、などという言葉が存在する。お馴染み四人組という感じのサーヴァント達は自身がそれに該当すると、一騎を除いて口には出さずとも自負していた。
だがその滴る水が汗となれば話は変わる。かっこいい人間でも汗だくで歩いている姿は魅力よりも同情を買うというものだ。
暑い、暑過ぎる。こんなに暑いんだから涼しぃところで何かイベントは起きないのか、起きなかった。
ある自称イケメン最強モテキングサーヴァントは言った。
「オレがカラッカラになって死んだら遺体はピラミッドに入れてくれ」
それほどに逼迫していた。熱で人は気が狂える、それを痛感するほどにカルデアは暑かったのだ。
まさか世界の終わりとは猛暑だったのか、地球温暖化とは地球が焼却されようが白紙化されようがその猛威を振るう天災だったのか!
>>843
「ピラミッド!ピラミッドにオレを埋葬しろ!!」
「ロドモンさんまだ言ってるんすかソレ。ファラオじゃないと入れてもらえないじゃないんすかね」
「じゃー古墳!タージマハル!この偉大なロドモン様がこんな暑さでシワッシワとか民草が見たら涙がちょちょぎれ……そうだ!!美女の涙でオレを潤してくれれば良いんだよ、ガハハハオレ天才!!」
「業平、彼に一杯ショットを飲ませてやってくれるかな」
「うむ、じゃあ苦悶の声を上げながら悪霊が消えるレベルの一杯を」
「パスパスパスパス、冗談でもやめろ皆の衆!やるならもっとクールでコールド冷ややかな作戦で頼む!あ、死体は勘弁ね。死体の冷たさは勘弁ね」
「ひとっことも言ってないしそっちの方が怖いと思うがね私は」
食堂の一角。カラン、と氷が溶けて崩れていく音を背景に四騎のサーヴァントは管を巻いている。
ロドモン、太田道灌、ドン・ファン、そして在原業平。
カルデアの中でもグループを作る者達はいるが、縁もゆかりもない全く初対面、時代も場所も異なる面々が集う事は珍しい例である。>>844
「だがロドモン君がおかしくなる理由もわかる。今年の夏は本当に暑い。私の集中も僅かに掻き乱されるほどだ」
「俺と道灌の故郷である日本もジメジメとしているが、この気温は熱波のソレに近いな。納涼、なんて言葉は相応しくなさそうだ」
「おらっ!!避けろ熱波!!」
「ロドモンさん団扇で手前を涼しくてくれているんすか」
「いや、少しでも暑い空気を他人に押し付けたいだけ。やべえ全力で煽いだせいで熱くなってきた」
「在原さーん、ファンさーん、かんっぜんにロドモンさんがおかしくなってきてるっすよー」
「新しい彼がドリンクを取りに行ってくれている。そうしたらすぐにロドモン君を冷やしてあげようか」
最近になり、彼らの集まりに新人が加入した。
クラスはバーサーカー、ギリシャ出身のケンタウロス、ネッソスである。波長が合う、というより同じ存在である為か召喚されるとすぐにプレイボーイ達へと接触を計り、加入された。
本人が自分は新入りだから、という事でたまにお使いなどをするのだが、今回は猛暑のおかげで様子がおかしいロドモンの為に冷たい飲み物を確保するべく席を立っていた。>>845
「オレさ、オレさ死んだらワルキューレになんか知らんけどえらいところに連れて行ってもらえるらしい。この前そう言われた、冥界行きだって」
「絶対それワルキューレじゃねえな、お前さん思いっきり騙されているな。どこの誰だよ……」
「あ!ロドモンさんほらネッソス君戻ってきたっすよ!」
「みなさーん!良い知らせっすよー!!」
道灌が指差した先、ネッソスがトレーに四人分のグラスを乗せてやってきていた。その足は人間のそれと変わらない。ケンタウロス、と言っても何も人馬としての姿を常に晒しているわけでは無い。自身の意思で形態を変化させられるのだ。
「ネッソス、どうしたんだい浮き足立って。何か良い知らせでも?」
「あるあるありますあるんすよ〜!はいまず四人分のアイスコーヒーと、そんでロドモンさんにスプラッシュ!」>>816
>ルナとヨモちゃんは比較的新入りであってほしいのでテレータさんが先に入っててほしい…入りましょうそうしましょう
そうですね、そっちの方が自然な感じがします。
となると「最近新しく入ってきた娘は実に良いね、ああいった快活な性格は天与のものだよ。話すにも楽しいしこれからが楽しみだねえ」って頭抱えてるモートンさんの隣で嬉々として話すテレータ概念があるのか…
名無しの教室やっぱり一癖も二癖もあるというか普通じゃないな…ヨモはケータイショップのショーウィンドウとかテレビとかでスマホ見るたびに「ルナちゃんたちとお揃いで…」とか妄想するのできっぱり要らないのではないですが。アイドル推しをパソコンだけで済ますのはしんどい
>>818
影の塗りへの力の入れ具合がフェチズムを大変感じますねえ…
>>821
私はいつでもどこでも楽しみに座しておりますのでどうぞ、京極さんの納得のいくデレ&セナちゃんたちをごゆっくりと練っていただければ…
はい!トワもカステラも、もしよろしければ…!>>848
チャラ男ーズ×水着イベだー!ありがとうございます!
ロドモンさんの熱波へのやられっぷりには同意しかない…ネッソスさんも良い感じに不遜だしやっぱりこのなんとも言えない男子高校生感、好きだなあ…>>849
少年の腹筋って良くてですね……(ろくろを構える)>>839
多分、結構な数の封印指定は戦犯な気がしなくもない。
「根源へ近づく為に改良しよう。え? 自分以外に継承できない? 嘘やん……」レージュさん……羅城家の魔術案です……大我くんのお父さんが魔術の陰鬱さにうんざりして逃げた、という内容も考慮してこんな感じになりました
羅城家の魔術
羅城家は家系の歴史は200年から300の間のどこかと浅い。極東の魔術でなく、西洋の魔術を修めているということもあり、諸々においても遅れを取りやすい。そんな羅城家が魔術師として成立するにあたり、用いたのは千年にわたる神秘を帯びた鬼の手。その一部を刻印の材料とし、また残った手の大部分も家宝とした。つまり、日本の鬼の概念と親和性が強いとも取れる。
さらに言えば、羅城大我の詠唱が日本語から読み取れるように西洋魔術を基礎としながら日本の形式に則っている意図は何か。ここからも、西洋の神秘の概念のみを用いるのではなく、日本特有の神秘の価値観を用いていることは明らかである。
羅城家の魔術は支配。他の生物を意のままに支配するその魔術系統を、羅城家は鬼という概念を照応させることでさらに独特な一族独自の形へと定義した。すなわち、手中に収めるは羽虫や鼠如きに留まらず。土地も、人も、それ以外も、全てを蹂躙して呑み込む暴虐的な魔術。
鬼というのは力の象徴である。さまざまな日本の伝承からもわかる通り、人の住まう土地とは別の異界に潜み、暴れ征服し我が物とする。そのイメージの原型はまつろわぬ者であったり、邪悪な領主であったり、あるいは自然の暴力そのものであったり。海外から訪れた征服者たちであるのかもしれない。そのようの解釈をするのであれば、西洋から伝わったこの魔術との親和性もさらに高まる。
血を啜り肉を喰らう鬼の魔性の側面を用い、魔力を吸収すること、己の魔力を流し込むで対象を破壊、弱体化させ、そこを力で屈服させ己がものとする。喰らい取り込み眷属とするでも、そのまま使役するでも、その形はその代の当主の好きにすればいい。重要なのは他者を蹂躙し、屈服させ、支配するということ。その範囲を広げに広げ、最後には土地だけでなくさらに深い神秘や根源と繋がる「土地」を取り込めばいい。
そのような場所はこの世界に必ず存在する。するはずだ。そうでなければ魔法使いなぞが西暦以降も生まれるはずがない。その考え自体は幾百年後の蒼崎で証明されるのだが……ともかく、そのような魔術を羅城は己が魔道と定義した。おお 我ら数ヶ月前に置いてきてしまった文章力を取り戻したい高校
>>818
これは良デザ霊衣
ショタの中世的エッチ水着は万病に効く説が有力です
>>829
おおう…ゾッとしますね
グリフィンさんのキャラシ的に予想はできましたがそれでもヒヤッとする話でした
>>838
水合戦の筈なのにレベルが桁違いの異次元バトルになってて吹きましたが鯖からしたら笑えない案件でしたわ。インドは水合戦ですらスケールが壊れる
>>848
これは良いトンチキ。チャラ男ーズ気になってたのでwikiで追ってみようかな…
>>849
まあ実は展開自体は完全にできてるんすよね。ユーさんに裏ページで色々と協力してもらったのもあって敵全員の詳細も最初から最後までのプロットも完成してんですよ…自分でも原因の分からない謎の執筆力デバフで上手く出力できないのが問題なんですが…
あとは俺のSS執筆力とスピードさえ何とかなればお出しできるんです…頑張ります…書こうと思いつつ、PCの前に座ってWord開いてもちっとも進まない!
最後にネタを書いたのはたしか、サーヴァントたちの前にマネ妖怪が現れたらどんな姿になるか?だったかな‥‥?
>>848
久しぶりのチャラ男たち!業平も書いてくれて嬉しいですよ無理しすぎない程度にはするので安心してください…
>>867
ありがとうございまーす!
(鬼)「師匠のイケずー!!」>>857
男女問わず胸出してるよりお腹出す方が良くない……?良い……というのが最近の気づき>>841
原理が惑星の物理法則を塗り替える特異点なら、神代の物理法則の名残である神性(の大元)は人理にとって特異点になるんじゃないの?という
fakeアルケイデスの神気の扱いもフィードバックしたかったので仕込みました
ミニサイズでなければ神話大戦勃発
>>848
ひゃっはー新鮮なチャラ男ズだ!
イベント=美女の祭典になる辺りも実にチャラ男!
>>851
Gau!
プラフラーダはかなり格が高いと思っています
なので「あんたほどの実力者がそういうのなら」となる訳です!
>>855
ヤバインド。なんと二人共が神の宝具を複数持ち
>>857
水合戦だからインドラジットを負けさせられたとも言う。ラクシュマナ君、原典でちょっと負けすぎだな
>>872
ブラフマーストラ(A~A+)が便利枠に落ち着いてしまう魔境インド。インド兄弟は上澄みです!めっちゃ余談なんですけど『すべての液体(ラサ)は水より成る。すべての世界は水より成る』
これは
ある聖仙が「わしめっちゃ世界滅ぼす炎生み出したる」と言った時、他の聖仙に諫められるんですが
「私の言った言葉は嘘にできない。世界を滅ぼす炎は生み出されるので、どうすればいいか」ということで
「すべての液体(ラサ)は水より成る。すべての世界は水より成る
海にその炎を沈めれば、その消えない炎は世界を滅ぼし続けているということになる」
という逸話があるんですね
サンヴァルタカの火というのですが、この頓智具合がめっちゃインドで好きでーす!テレータwikiに登録いたしました〜&勝手ながら大丈夫そうだったので名無しの教室ページにもin!させていただきました!問題あったら修正します
ということでテレータ'sステータス
【ステータス】精神E+++ 知性C 交流B- 身体D 健康C
技能E 魔術B 装備B 特殊D 総評☆3
あとタブロイエフ家の小話
タブロイエフ家現当主であり長男のトリストラム・タブロイエフは魔術師としてはかなり優秀な部類で相当の魔力消費を必要とするけどプレ泡影の魔眼みたいなことができる実践派。
テレータに対しても性格や性質、現代技術を理解不能としてはいるものの功績は認めつつある(死ぬまでに完全に認めるかは不明)。
けれどFGO時空においてはセイレム事変で地異魔術から結界の強化を積極的に担当したためにアビーに目をつけられ直接痛みを与えられた結果心臓麻痺で殉職してしまう過酷な運命の男です。
なおトリストラム自身は結婚していて後継者も若くも継承可能な程度には育ってる&仮にいなかった/不適性となったとしても次男が控えているのでトリストラムの死はテレータにとって殆ど無関係だしむしろ葬式に出る=家族と顔を合わせなきゃいけないで良いことなしな模様ここ最近女の子作ってばかりだなとふと気づいた黒鹿
SSも書くンだ…(あせあせ)
>>876
問題ないですよー
あ、でもページ内の「講師は一人しかいない」のところは変えておきますね
長男さんフォーリナー案件で乙ってしまう運命なんだ…アビーに目をつけられるほど目立つのはそれだけ優秀ってことなんでしょうけど久しぶりにチャラ男共書いたんですけど思いのほか反響抱いて感謝感激雨あられです
ロドモンがフーシェと組んで濡れ透けTシャツ盗撮しまくる話書こうかと思いましたが爆発オチを超えた爆発オチになってこんなことが許されるのか……!?になりそうだったのでやめましたやめたのかやめました名無しの教室のページ内文章を講師が複数いてもいいように変更しましたー
あとヘレナ・アードゥルと清水ほたるもwiki登録しました。また忘れるところだった…あ…ありのまま今起こった事を話すぜ
「俺は昨日カフェインと糖分をキメてハイになりながらSSを書いてたと思ったら 知らんうちに気を失ってさっき目が覚めた つまり知らんうちに寝落ちして半日以上床で寝てた」
そしてなんか頭痛が凄い
どうしろってんだよォォォォ!!!!(ガチギレ)
そしてリプ返しようと思ったけどリプ返貰う程の物を書いてなかった絶望>>880
あなた疲れてるのよ……。とりあえずそろそろ何もしてないのが申し訳なくなってきたので禁じ手を使います
暫く何も出せなかったお詫びとして自鱒自鯖に関する質問全部受け付けますぜコーナーやります
裏設定的な物も根幹とか今後のネタバレに関わる物も聞かれたらもう全部開示します
正直一生出せるか分からん設定も出てきたしそれなら聞かれた奴全部今のうちにラフム語有りで返した方ええやろって事でSS作業しながら返していきたいと思います…
良ければどうぞ…ちょっと1週間くらいROMるのを視野に入れるかもしれません…
本当に頭が全く回らない上に体調も色々おかしいのでちょっと本当に病院行くか少なくとも体も頭も休めようかなと
ごめんなさい…冷静に考えたら今の俺は典型的なサークラのそれなのでちょっとROMります
本当にごめんなさい>>887
間違えたサークラじゃねえわ
とにかく今の俺は色々と言動とか近況報告でいたずらに雰囲気悪くしてる気がするので恐らくまずい気がするので本当に落ち着いて体調回復するまで浮上控えめにします
ごめんなさい
ただ呼ばれたら出てきます三題キャラメできたぜー!
投下していいかい?>>889
おはようございます、見ます。【氏名】リュカ・ベルトラン
【性別】男性
【年齢】25歳
【出身】フランス
【身長・体重】176cm・58kg
【肌色】白【髪色】金【瞳色】青
【外見・容姿】
特殊な鍵束を手首に付けた青年。
ラフな黄色のシャツにスウェットパンツと身軽な印象を与える。
【令呪の位置】右手
【属性】秩序・中庸
【魔術系統】西洋魔術
【魔術属性】虚数
【魔術特性】開閉
【魔術回路】質:A 量:B 編成:正常
【起源】残心
【所属】フリー
【契約サーヴァント】
カールタヴィーリヤ・アルジュナ>>891
【魔術・特殊技能・特性など】
月影魔術(ムーンライト・ニュークリアスワールド)
ベルトラン家の魔術。
プラトンに曰く、この世界は新実在世界の影だという。
また、古来より月に映る影またもこの星の影であり月は人間の生と死という流転と膨大な魔力を保有している。
この魔術の本質は月を支配する大天使サリエルを象徴した鍵を使いベルトラン家の魔術特性である“開閉”をかけ合わせ、影を通じて真なる世界──、根源への到達を試みることにある。
さて、リュカの戦闘手段としての使い方だが、鍵で“影の向こうの世界”への扉を開き魔力を帯びた光線を送り込み遠隔から狙撃するのが基本戦術となる。
この光線は月光が最も効果的であり側を過るだけで相手の生命力自体を削る程の呪いとも化すが光源自体は何でも良い。
その関係上安定性や影の多さという一点ならば日中の住宅街が最も適している。逆に屋内だと光源を確保する手段が限られる為に環境としては不向き。
“影の向こうの世界”を潜航した長距離移動、影を通した生物の魂の記憶を観る情報収集といった汎用性の高さを誇る他、魔術の性質から霊媒治療も得手としている。
【礼装・装備など】
三日月の鍵(キー)
三日月を模した赤い宝石が柄に埋め込まれた黄金の鍵。
【人物像】
爽やかな雰囲気を纏う好青年。
距離感が近く、自然と輪に混ざろうとしてくる浅く付き合う範囲内であればコミュニケーション強者にみえる。
イメージカラー:月光で照らされる白金
特技:ピッキング>>892
好きなもの:世界観光
苦手なもの:1つを強制される生き方
天敵:ベルトラン本家
願い:特になし
【一人称】僕 【二人称】キミ
台詞例
「僕はリュカ。フリーのカメラマンさ……」
「いやあ、危なかったね。大丈夫かい?」
「モグモグ……。まぁ、昨日のことは横に置いておいて。
それより朝ごはんは食べておかないと今後に差し障るよ?
魔術師といえど魔術には魔力──生命力を使うからね。
人間どこだって身体は資本だろう?」
「いやぁ、お祖父様達は根源に至る為に魔術を研鑽し続け自分達の道を邁進していったんだ。
だからきっと最期まで幸せだったんだと思うよ。
うん、結末は初めから決まっている。重要なのは結果じゃなくてそこに至る過程、そこにどれだけ自らの良しとする意志を挟み込めたかなんだ」
「避けるだけで安心できると思うなよ……?
“月の光は浴びるだけで生命力を奪う”。段々と身体が重くなっているのが分かるだろう?
つまり、お前はそこにただいるだけで!“本来遠いはずの寿命が削られ死に近づいている”ってことだ……!」>>893
【来歴】
400年ほど続くギリシャより流れたフランスに居を移した魔術家系ベルトランに生まれた神童。
齢十数弱点になるまでベルトランの領地で魔導の探求に勤しみいざ根源到達の為に“影の向こうの世界”への扉を開こうという段階になり、リュカはこれまで魔導の歴史を積み上げてきた老人達に敬意を示し先導を譲った──。
譲って、そのまま影の鍵をかけた。
老人達に敬意を持っていたの本当のことである。だが、少年には“未練”が残っていた。
このまま外の世界を知らずに行くのは勿体ない。何より、“影の向こうの世界”など人はいつかたどり着くのだと解っていたから。
人は死を迎えるとき、“向こうの世界”に行き着く。
だからまぁ、申し訳ないとはまるで思ってないがこの世界を心ゆくまで楽しんだ後にでもゆっくり行ってあげれば良いだろうと思っていた。
そして今現在、少年は青年となりフリーのカメラマンとして気ままに世界を観て回っている。
【性格】
外の世界で生きる以上、社会に取って善しとされることは尊守すべきという考えから人助けは率先して行う。
ただ、人の心が分からない節がありそこから来るデリカシーの低さが欠点。>>897
>な、ナチュラルに族滅しておる……っ!!
うん。だから現代社会的には寄り添おうとしてる善性寄りではあるけれど周囲から見れば人間的にも魔術師的にもナチュラルにヤってるク,ズなんですわ。
善性サイコというか……。
巻き込まれ主人公ちゃんが聖杯戦争を味わって消沈してる所に素知らぬ顔で居座って朝ごはん食べないと体力持たないよ?っとモグモグしてるとか……。
>契約サーヴァント
これは無触媒相性召喚で呼ばれるならコイツかなぁ〜、ていうぐらいで深い意味は無いですね。>>895
世界の影に、月光という星の影が足算されるのが「古代人の考える虚数空間」っぽくて好きですね
相性召喚ならカールタヴィーリヤなんですね…!肯定ペンギンされちゃう…!>>89
こういう、根源への到達理論を考えてるのが一番楽しいんですよね。
戦闘で使いづらいのもそりゃ魔術は戦闘じゃなくて研究が主目的であるからってのにも沿っていて……。
カールタヴィーリヤとの類似点は自身の外界に意識持っていること、自身のその優秀さ故に古い老人達をやり込めた、点ですね。
それはそれとしてリュカはデリカシーに欠けているのでずっとキャラ作りしていて大変だね、とか宙に浮いていても小さいのは変わらないよ、とか人の心発言が連発するのですが……。突然ですが、以前もやったフリーサーヴァント案って今も需要ありますでしょうか……?
>>901
まぁ実際。こんな長い年月かけて魔術の研鑽を!
すごいなぁ、尊敬するなぁ。(本心)
いよいよ根源への道を歩みだすんですね?自分みたいな若輩に先頭はとてもとても。先導はお任せします!
んじゃ、僕こっちの世界に未練あるので居残りますね。(鍵カチャー)
しやがったのがコイツですんで……。>>905
あー、偶にやったり聞いたりがありますねぇ。
自分がキャッチ&返信できるかは分かりませんが、確認はしますぜ三題キャラメイクとはまた違った交流ネタですな。
自分は偶に鯖作りてぇなぁで募集したりしたっけ。もうちょいスキルなど練っていますが、ひとまず簡単オブ簡単な紹介文を…
テルシテス(バーサーカー)
・トロイア戦争で最も醜い嫌われもの、口の悪さからオデュッセウスに杖でなぐられ、最期は(ペンテシレイアとのいざこざを嗤ったので)キレたアキレウスに殴りコロされた。
宝具もアキレウス全力パンチ由来
・彼の死のきっかけとなったペンテシレイアの美貌ぶりが、テルシテスという英霊を構成する一要素として吸収されてしった結果、外見の醜悪さより美麗さが辛うじて上回った上に女体化してる。
「メスガキ(概念)おっさん」
ポリュペモス(キャスター)
・サイクロプス(怪物)だが知的な振る舞いをし、詩を愛する反英霊。
・だがキレやすく暴力的、聖杯にかける願いは『告白のやり直し(惚れた女が男とイチャついていた場面に遭遇、キレて男をコロし無理やり女を自身のものにしたのがスマートではないので気に入らない)』
「冒険王ビ○トのグリ○デ様」
プロテシラオス(ライダー)
・トロイア戦争直前、『トロイに一番始めに上陸したものは死ぬ』という予言を受け躊躇するアカイア勢で、死を恐れず一番始めに上陸し戦死した英雄。愛妻家
・ゆえに宝具は、その召喚初期、ライダーとライダーのマスターは宝具仕様のための「予言」を与えられる。
内容は『その聖杯戦争内で必ず起こりうる条件下での戦闘内でライダーは戦死する』というものであり、逆説的に予言以外での退場はあり得なくなる。
・宝具通り退場しても、短時間復帰が可能!>>909
まぁそこら辺は「面白そう」ってなった段階でwikiやらなんやらで調べればいいのですよ。
ネット社会バンザイ。>>905
柿本人麻呂を一言主の分身体にしたりサルダナパールを楽しい!しかわからない王様にしたり太田道灌を後輩キャラにするような解釈違い必至のトンデモアレンジをしちゃって良いのなら…>>910
作るならテルシテスなんだけど…、メスガキやら描ける気しねぇんだよなぁ……。
なんで今回は自分パスですかね。
ポリュペモスは似たキャラがもう手持ちにいて、プロテシラオスは宝具の性質上扱い切れる自信が無いが選外理由です急にワーっと着想湧いてきたのでロドモンvs道灌書いちゃう
一回新鮮な気持ちで書いてみるもんだネ!アルターエゴ召喚の話を書くにあたって湧いた疑問。
大聖杯がある鍾乳洞の入り口って開けっ放しだったかな?あーポリュペモスってルドンのキュクロプスなんだあ…なるほどなるほど。単純な粗暴にもしたくないなこうなると…
というかキュクロプスなのにキュクロプス族を親に持ってないんですね。ネフィリムみたいな変異種なのかな?ギリシャ神話詳しくない分これを機に色々学んでいきたいな…
>>916
ヘァッ!?(昔書いてらっしゃった異聞帯であった対めちゃくちゃになっちゃったロドモンさん戦のヤツかな…?)そっと貼る>>573の続き
「………最近になって本当に多いのね。日本の何処にそう興味を惹くものがあるというの?」
「どうしたの母さん」
「んー?何でもないの。お母さん仕事行くから、今日お父さんとご飯食べてね」
「わかってる。父さんも仕事忙しいみたいだから俺が作るよ、一汁三菜」
一汁三菜。そのような言葉を息子から聞くとは思わなかった。子供の成長というのは著しい、とは聞いていたがいつのまに料理が出来るようになっていたのだろうか。そういえば時々使ってなかったはずの冷蔵庫の中の物の消費期限が新しくなっていたりしていたような気がする。旦那は使った物をちゃんと報告し買い足してくるからやはり我が息子だろう。わざわざ同じものを買って誤魔化していたのだろうか?なんともいじらしい。今度ご馳走になれないだろうかと打診することを考えながら、家を出ることにした。
「状況報告」
「殲滅対象はこのビルの五階に潜んでいます。呪詛の汚染で何も無しに突撃するのはオレぐらい生まれつき強くないと無理ですね」
「わかった。じゃあ行ってくるわね」
「話聞いてました?レジナのシスターやめた後の方が強くなってませんか?」「さて、ね。異端をこの身に宿したときから私の魂は変質したもの。文句は私の初めてを奪った魔術師にどうぞ?」
認識を狂わす、世界を崩す、個人が観測する外の世界への意識を壊す。つまるところ、女の魂に刻まれた魔術はそれだった。他人の心に踏み入り壊す。魅了し破滅させる色香、清廉貞淑な修道女、騎士であった女の純潔が失われたこと、その際に悦楽を感じてしまったことが、概念的な堕落を強める。すなわち、他者を蠱惑する異能の発露とその強化である。魅了や誘惑を専門とするとある魔術師に捕えられ、七日七番穢され尽くした末に得た異端である。
「みんな私に戸惑うの。私を前にすると何が何だかわからなくなるのね。そうでなくても、身体が思ったように動かせなくなる」
しかし、使い方によって毒婦のそれとなるか冷徹な戦士のそれとなるかは変化するというものだ。彼女の場合は戦士であった。酩酊した敵の急所を確かに拳で抉り穿ち、関節を完全に抑えて捻り叩く。柔と剛を併せ持つその拳の舞踊は鮮やかに全てを打ち抜き投げ飛ばす。つま先から指先まで、自然に纏わりつく魅了の魔術が脳や心臓を侵し、麻痺させ、気絶まで追い込む。
今回の任務は駆逐ではなく捕縛だ。捕らえた魔術師からさまざまな情報を聞き出さなければならない。特にこの、“細工師ロートゥス”の生み出した武器の出所を探り、ロートゥス本人の居場所を突き止めるためにも。
「お前、いつからここにっ」
「ついさっき。でも誰も彼も私が異常だ、敵だって気づけなかったの。脳が受け入れて良い女だと勝手に認めてしまっている」
「教会の女が魔術を……ガっ゛……」
「私だってなりたくてなったわけじゃないのよ?絲栗とお付き合いした後も色々この体質に悩まされたし……」一度つかんで仕舞えばあとはもう投げるだけ。ふわりと宙を舞い、激しく床に叩きつけられた魔術師が完全に伸びたことを確認して、女は外に待機していた男を呼び寄せる。日本で仕事があるというのは家族とのふれあいの時間をそれなりに保つことができて嬉しい反面、この日本にも忌むべき魔術師や死徒の手が及んでいると思うと本当に悲しくなる。早いうちに根は断つべきだ。だから戦う。騎士であることも、清廉であることを失っても、一人の戦士として。
「こんちゃーす。……あの、セレナさん」
「どうしたのアスモくん」
「……辞めてもいいんじゃないっすか。セレナさん、すげぇ頑張りましたよ?まだ中学生だった時に捕まえられた魔術師にひでぇこと沢山されて、孕まされて、それでもお子さんを産む決心して頑張って育てて……立派っすよ。旦那さんっていう愛し合える人を見つけたのも。なら、そっち側にいればいいじゃないですか」
突入前の状況報告を担当したアスモという青年は、華美な風貌と馴れ馴れしい態度とは裏腹に他者の心を慮ることが何よりも得意な子だ。そんな彼には珍しく、ズカズカと他人の心に深く踏み入りすぎている。しかしそれも仕方あるまい。彼から見ればセレナの在り方は痛ましいものにしか見えない。わざわざやらなくてもいいことを、やらない方が幸せになれるようなことを、そしてやらなくても誰も咎めないようなことを、彼女は自ら行なっている。それは悲しいことだとアスモは思うから。
「アスモくんも辞めないじゃない?」
「オレはここしか生きて行く手段がありませんから。そうじゃないと、オレは手当たり次第にみんなと寝ては破滅させる化け物になっちゃいます」
「そう?……私が辞めないのは恩義と単純な熱意ね。この尊い日々を守りたい。私を拾って微笑みかけてくれたレジナ修道会の皆様方のために戦いたい。そして罪なき人を守り育みたい。それだけよ。たとえ所属が異なる部署になったとしてもね」「でも死んじゃったら旦那さんたちが悲しみますよ……」
「死なないわ。私は命に優先順位をつけているもの」
………そんな話をしていると、頭にふと、とある女性が浮かんだ。年が近く、優れていた彼女はとある吸血鬼に純潔を奪われ一線を退いてしまった。それは何も悪いことではなく、恥ずべきことでもない。ただ、同じ身であってもレジナ騎士団の技法に頼らない戦い方で争い続けることを選んだ自分とは別の方向性で戦うことを選んだというだけ。私はなお前線で、彼女は一歩引いたところで戦っているのに過ぎない。久々に通話でもしてみようか。
「シスター・ミレーヌ。今はお暇ですか?」
『……ええ。久しぶりですね、シスター・セレナ。日本で元気にしていますか?』
「旦那と息子に囲まれて幸せな主婦をやっています。それと、日本に訪れる異端の監視と処分も」
『私としては、そうなったのであればもう平穏な日々を過ごしてほしいのですが……』
「私がそれで止まるサガをしているかしら」
『いいえ。あなたは私が呼びかけても止まりませんね。旦那様やご子息なら止まりますかね?』
袂はわかっても縁が千切れるわけではない。仲良しなのはいいことだ。ええ、本当に。近々本国に行く予定だから、その時にゆっくりお茶でもしよう。レジナ修道会の新進気鋭の子たちがどういう騎士なのかも見てみたいし。もしかしたら拒絶されるかも知れないけど……まあ、それはそれだ。「何はともあれ、夫にも息子にも言う気はありません。こんな世界、知らなくていいのよ」
『そうですか。……ではごきげんよう』
「ええ、また。……アスモくん、予想外に早く終わったから私帰るね。アスモくんはどうする?」
「オレですか?……んー、仕事はないですけど……帰る家もないし帰ったってすることないし……適当に女の子ナンパして精気補充……ってなんすか!?」
「息子が手作りで料理作ってくれるらしいから。一緒に食べましょう。もう息子には連絡したからね」
「は、はぁ!?ちょ、ちょっと、セレナさ……うわっ力強っ!?」
そういえば、自分の仕事のことは内緒にしていて。だからこそ、いきなり私が連れてきたのが若い男でこんな風貌だと旦那はともかく息子はびっくりするはずだ。もしかしたら嫌われるかもしれない。それはちょっと、いやだいぶ悲しい。だから今の私の最優先課題は、目の前のこのチャラ男との間柄をどうやって説明しようかというもので……
「なんか考えてよ」
「無茶振りです!」
おしまい。レジナ女子修道会の設定を一部お借りしました。あとは息子のお話とキャラシを完成させるだけや……よっしゃ!ロドモンvs道灌書けた!貼ってもよかですか?
皆さま忙しそうな中でこういう事をいうのはねちっこいとかしつこいというかなのかもですが、個人的にはそろそろリレー周りの整理やらをしつつといいますか、新規の共同聖杯戦争製作委員会を発足させたい気持ちがある……。
いくどー
「ようこそ、カルデアの皆サマ。当カジノを経営しておりますロドモンでございます、ってな?」
エレベーターの扉が開くなり、豪勢な背景を背にライダークラス、ロドモンは歯をみせて微笑みかけてきた。ギラギラと金色に光るスーツを身に纏い、髪をなでつけた姿は誰が見ても悪趣味であり太田道灌はなんとも言えず眉を吊り上げる。
悪趣味な男である、と話は聞いていたが予想よりも対面してみると挙動ひとつひとつが鼻について仕方がない。話し合いの為にやってきたというのに槍を握りしめたくなるほどに。
「おっ、そちらはウワサの犬王サマか。なるほどなるほど、話があるというのはどうやらマジらしいな。ドーゾ、奥で話そうぜ」
マスター、犬王、そして道灌の三人でロドモンに導かれるままカジノを進んでいく。
京都に作られた特異点は、この世の娯楽をかき集めたかの様な歪な世界となっている。
朝は陰、夜は陽。朝は人々は無気力に生き、夜となれば狂騒で踊り狂う、悪夢じみた様相を呈しているわけなのだが、その夜でも特に人を引き寄せる場所がこのカジノなのだ。
「ここの経営はお前がしているのか?」
犬王が問いかけると、ロドモンは肩をすくめて、
「うんにゃ。オレぁ王様だからカリスマはちゃあんとあるが、こういう数字合わせって言うのは多分出来ねぇと思ったんで経営顧問を雇ってんだ。すぐに会わせてやるよ」>>935
幾つものスロットマシンが並ぶフロアから細長い廊下へと向かい、更にずっと奥へと歩いていく。
「落ち着いた話をするにはここが一番イイ。つーか、ハッキリ言ってあの馬鹿客共と同じ空気が吸いたくねぇんだなこれが、ガハハハ!」
最奥の扉をロドモンが押し開くと、現れたのはVIPルームらしき豪勢な内装の部屋。ガラス張りをバックに最高責任者が座るものとしか思えない厳かな机にと椅子が設置され、その横には一回り小さな机で神経質そうな男が電卓を打っている。経営顧問、であろう。
ロドモンは靴音をわざとらしく鳴らしながら自身の椅子に腰掛け、咳払いをする。
「で?オレに何の用だ?」
「俺達はこの特異点で引き起こされている聖杯戦争を止めに来た。でも……」
「あ、あ、あ、そこまで言うな皆まで言うなカルデアのマスター。ロドモン様は耳が良いんでな、巷で人気の新グループの事はよぉくしってる。『犬王座 かるであ支部』が多くのサーヴァントと戦っている。『ブリリアント・ダイヤモンド・デオン』、『マタ・ハリ・ザ・トラッパー』、『ゼノビア・ザ・アーチャー』とかな?だが、次の相手はちと規模がデカい。『メイヴ・ザ・アブソリュート』……この街で一番ヤバいメンツをファンにしてる女だ。ちなみにオレのストライクゾーンではない、怖すぎる」
そこまで把握しているのか、と道灌は眉をひそめる。
確かに特異点では踊りによって雌雄を決し、それによって強さを決める特殊なルールになっている。それ故に犬王を筆頭とし、京都を制覇する事を目的としている。
だがメイヴはこれまで戦ってきた者の中でも抜きんじて強い。本人の魅力だけでなく、パフォーマンスを行う為の会場を始めとして財力や影響力が大きく違うのだ。熱狂的、とはまさにこの事だ。一方でカルデアは新参者、支持され始めているに過ぎないのだ。
その為にロドモンへ助力を仰ぐべくカジノへやってきたのだ。この街において多くの者達を迎え入れ施設の主である男に。>>936
(でも在原さん、コイツが言う事を聞いてくれるだなんて思えねぇっす)
端的に言って、道灌はロドモンの事が好かない。立ち振る舞いからしゃべり方までカンに障るのだ。
「メイヴのところは、そりゃ男共の支持がイイ。城を建てろ、なんて女王が一言言えばマジで一夜城完成するだろーな。まぁ、オレもその気になりゃ出来る。自慢じゃないがオレは男ウケが良いんでな」
「……なら」
「ああ、全然良いぜオレも人理に刻まれた英雄の一人だ。人理を救おうとするカルデアを助ける、断る理由がねぇな!」
思わぬ返答だった。ロドモンという人間が簡単に他者へ迎合しないとはこの街では鉄則であるからだ。つまりは何か裏があるのだ。
「助けて、くれるの?」
「条件がある。なぁに、オマエらには対して不利にはならない。ただ一つ……オレの傘下に加わってもらう」
「加わる……?」
「まさかとは思うが立場が対等だと考えちゃってる?ハ、ハハハハハハ!やべぇ片腹痛ぇわ。おい経営顧問!今の発言聞いてたろーな?」
「はい、しっかり記録しております」
経営顧問の男がぽつりと返答すれば、ロドモンはご機嫌で頷いた。
「カルデアはオレのモンになる。決定権はオレがいただくし、命令権もオレのものになる。究極の指揮権を握るのはこちら側ってワケだ。それで良いだろ?な?」>>937
「……」
「当然犬王もオレんだ。生憎ウチはソッチ方面てんで駄目なんでな、この街における最大の武力は確保するに限る」
「わ、わたしがお前のモノになって、それでどうする?」
犬王が恐る恐る問いかける。彼はサーヴァントとしての戦闘能力を一切有していない。どんな事をされるのか、不安で仕方が無いのだろう。
ロドモンは腕を組み笑う。それがますます道灌を苛つかせた。
「オレの為に舞え。場所はいくらでも提供する、どんな奴らとでも競わせてやる。それでいいだろ?」
「っ、それは……」
犬王という個人を限りなく削り落とす、恐らく犬王座も取り払われてしまうだろう。他者との競争の道具として利用されるなど、人にあるまじき仕打ちだ。だがロドモンという男がどの様に考えているのかがよく分かる。つまるところ彼は、『自分さえ良ければ良い』のだ。
シャルルマーニュ十二勇士と鎬を削った、反英雄にカテゴライズされる騎士。それがロドモンなのだから。
「拒否するっていうなら別に良いんだぜ。オレは力を貸さない、カルデアだけで頑張れよ」
「ま、待て!」
犬王は慌てて声をあげる。仮面の奥で唇をわなわなと振るわせているのが、如実に感じ取れる。
「わたしが、おまえの為に舞えば良いのだな?そうすれば助けてくれるのだな?」>>938
犬王が、自信過剰で、自分の芸に誇りを持っている人間だとは少し会話しただけで知っている。
故にロドモンの所有物となるなど決して受け入れないはずだと道灌は考えていた。そしてその瞬間にマスターがどんな判断を下そうとも即座に動いてみせようと。
意外だった。今この瞬間、犬王は自分よりもカルデアを、マスターを優先したのだ。
にやり、とロドモンは笑みを浮かべる。
「イイとも。ありがとうよ犬王、協力かん―――――」
「断る」
ぴしり、と空気が凍り付く。
マスターはぴしゃりとロドモンに対して言い返していた。彼の事をまっすぐに見つめて、拡声器でも使ったのかと錯覚するほどに大きな声で。
「あ?」
「おい、おまえ何を……」
「犬王は誰のモノでもない。俺達は犬王の夢を叶える為に手伝っているだけだ」
ロドモンの目が、ギュッと細める。途端に室内を凄まじい殺気が支配し始める。ビリビリと肌を刺激するそれは、その気になればこの場にいる全員の首をはね飛ばしてしまえそうだ。>>939
「オレは基本的に男とは会話しねえ。オレの目はカワイコちゃんを見る為にあり、オレの耳は美女の声を聞く為にあり、オレの舌は女としか言葉を交わさない。それでもテメェみたいなガキの話を聞いてやってんのは海の如く広く深い寛大な心で対応してやっているからだ」
「そ、そうだぞ少年!わたしの事など良い、今はメイヴに勝つ為に」
「犬王は舞うのが好きなんだ。誰かの為じゃなくて、本当に自分がそうしたいと考えているからなんだ」
「……お前は違うのかカルデアのマスター。目的の為に犬王を利用しているのはそっちも同じじゃないか?」
「人を、モノの様に扱うお前と一緒にするな」
瞬間、マスター目がけて刃が振るわれる。ロドモンは一瞬で彼の眼前へと移動すると、何処からともなく取り出した剣で首を切り落とそうと横薙ぎに払ったのだ。
無論、この様な事が起きるなど見越している。道灌は槍を出現させ一撃を阻んでいた。
「―――――オイ、なんだテメェ」
「手前はランサー、真名は……あんたに教える必要は無いか」
「カルデアのマスター、飼い犬に首輪くらい着けとけ。首吹っ飛ばしてやろうと思ったのに邪魔されたぞ」
力一杯に槍を振り払うと、ロドモンは勢いを殺さず空中で回転して着地してみせる。その顔は苛立ちに充ち満ちていて、とてもではないがさっきまでの余裕ぶっているものとは大きく異なっていた。
ひえっ、と犬王が悲鳴をあげると同時に道灌はマスターを自分の後ろに隠し、槍を両手でしっかりと握りしめる。>>940
「えー?なに、オレが最大限譲歩してやった条件を蹴るワケ。マジかよカルデアのマスター、立場わかってんのか」
「マスター、下がって」
「く、はははははは!笑えるぜ、手前ではまともに戦えないくせに一丁前にこのオレへ意見しやがる。もう一度、もう一度だけ寛大な心で聞いてやるよ。オレの下に降れよ、額を地面にこすりつけてベロベロ舐めてお願いしますと言ってみろよ」
「……そこまでっす。これ以上、主を侮辱するな」
「お?お?んだよ怒っちゃってる?怒っちゃってるのかワンちゃんよ、ワンワン!ってか?」
心底腹が立つ。軽薄だからだとかそういう問題ではない。根本的に他者を貶す事でしか自身を表現できないのか、と錯覚するその姿勢に怒りが収まらない。
「ロドモン、手前から提案があるっす」
「言ってみろランサー」
「手前とあんたで戦って、負けた側が相手の言う事を聞くのはどうっすか」
「はあ?なんだよその正解したら一〇〇点獲得大逆転みたいな都合の良い話。オレが聞くメリットは?」
「あるっすよ。ガタガタ文句を言う口をその手で止められる。ああ、それとも……負けるのが怖いんすか?音に聞こえしアルジェリア王ロドモンが、寛大な心で提案した事を突っぱねられたあげく戦いに負けたなんて怖くてちびっちまうんすかね?」>>941
ロドモンのこめかみに、ぴしりと青筋が立った。
「あんた、騎士なんすよね。戦ってナンボ、相手を剣に任せてナンボの人なんすよね?なのに正面切ってのよーいどんが、もしかして怖いんすか?」
「オーナー、経営顧問の立場で言わせていただきますが、駄目ですよ乗ったら」
「……わかってる、わかってるぜ経営顧問。オレの頭はすっごく非常にクールだ、クールだとも」
「いえまったくクールじゃないです肩がプルプルしてます」
もうすぐだ、もうすぐ、もうすぐでロドモンは爆発する。あとは最後の、一刺しだ。
「負けるのが怖いんすよやっぱり。仕方がないっすよ、だってあんたは……負けてばかりの負け犬ロドモンなんだからッ!」
「ころす!!!!」
それが合図。ライダー、ロドモンは剣を片手に道灌の眼前へと迫っていた。直後にマスターを思いきり後ろへ突き放す。
振り下ろされる一撃をいなすものの、腕にはビリリと強い衝撃が伝わってくる。下手な防御ならば容易く崩されてしまうであろう。
何度か打ち合い、その度に角度を変えて槍を突いてみるが、リーチの差などまるで問題にならない。ロドモンは軽々と跳んで逆に道灌の勢いを押しころそうとする。
「オレはな、オレは負け犬じゃねぇ。勝ってるから、ちゃんと勝ってる事もあるから」
「ここに来る前に調べたんすよあんたの事。シャルルマーニュ十二勇士に負けてばっかり、勝った事もあるっていうけど、そのあとやっぱり負けたりしてる」
「うるせえぇぇぇぇぇぇぇ!!!ガタガタ抜かすんじゃねぇ!!!」>>942
強烈な蹴りが道灌の腹へと叩き込まれる。壁へと弾丸の如く叩き付けられ、視界が僅かに明滅したがさしたる問題ではない。
「オーナー、ブチギれるのは良いのですがここではなく外でやってください」
「経営顧問ッ!口を挟むなッ!」
「はぁ、お邪魔なようでしたら休憩いただきますね」
ふうふう、と肩で息をするロドモンは道灌の予想通りである。問題は思っていた以上に強いと言う点である。
弱いなどとは思っていなかったが、やはり激怒させればその分パワーも上昇するものだ。負けてばかりというが怪物揃いの十二勇士と渡り合った男は伊達ではない。
「ああ良いぜ良いぜ、お前の提案に乗ってやるよこのオレ様が最低最悪最強だと証明してやる。でもなテメェ負けたら腹切れよ、テメェ日本人だろサムライだろサムライって腹切るんだろ。ちゃんとカイシャクしてやっから派手に腹切れよ!!!」
「上等っすよ、いざ参る……っす!!」
あっやべ踏んだ
建ててきます…>>953
なるほど了解です。>>955
私としては今回の聖杯戦争制作委員会の活動に関しては以下を実現したいと思ってます。
即ち
・SS書くのは後回し。なんなら書けない人がいても問題ない進行
まずはいつも通りにキャラや物語の舞台を決めます。んで統合スレの方で短文?みたいな形式で話し相手をするのです!
ランサー担当「召喚終了しました!初手は偵察にします!」
アサシン担当「ウチも同じくです」
セイバー担当「じゃあ自分は挑発して誘き出し作戦!」
ライダー担当&アーチャー担当「乗ったぁ!」
って感じで。
そんで陣営同士の筋道が交差したら(上記の場合はセイバー、ライダー、アーチャー)其々がウチはこう考えてこうする自分のキャラはこんな風に推測をてこうするって意見を回す
みたいな流れでまず大まかなプロットを共同でワイワイ作る事をしよう!っていうか。ふふふリレー聖杯戦争ならひとつアイディアがあるのですよ…邪道風なヤツが…
…今回はいらないっぽい?そう…(スゥー…)なのでクラス複数担当とかはとりあえず相談しつつ、って感じですね。
自分としての最優先は「皆で作る聖杯戦争」を”皆がいる間に完成させられる”って土台のシステム確立が狙いですから。と思ったら返信増えてましたごめんなさい…
>>958
分かりました。
改めて、かく言う俺もリレー系聖杯戦争やってみたいなって思っていましたのでそういう事なら喜んで参加したいです…!!>>959
えーとですね、ざっくり言うと参加キャラクターは勝利を目指し、参加プレイヤーは自陣キャラクターの早期脱落を目指していく聖杯戦争です。名付けて「ババ抜き聖杯戦争」
まず前提としてこの形式の聖杯戦争では必ず聖杯が汚染されています。この汚染聖杯をゲットするとゲーム上の負けとなります。つまりはババ
プレイヤーはこの汚染聖杯をゲットしないように祈って動かしていくのです。もちろん不自然な自殺ムーブとかはしないようキャラクター目線ではあくまでも聖杯ゲットを目指します
細かいルールもちょいちょい考えてはいますが長くなるので割愛
これはもうシンプルに「みんなが脱落目指せばすぐ終わるんじゃね?」ということだけを考えた聖杯戦争です。たぶんやりたがる人は少ない
仮にやるとしても発案者の私がGMやらなきゃいけないので今すぐどうこうはできませんが>>960
まぁ人数に関してはオイオイね!というか。別に今日明日でやろう!ってレベルではないので。
やっぱり第■回や木伽などの、GMが居ないとかで実質的な機能不全状態のリレーの今後についても相談はしたいです(覇久間はもうちょいで終わるって言ってた記憶。伏神聖杯戦争は再会も再開も絶望的かも……)。
そんで進行不能になったリレーどうするか~みたいな事を決めてから新規開催とする形で行きたいです。
人数に関してはそん時に新規募集なり複担にするなりを考えていく感じで。
>>962
成程、面白いアプローチですねぇ。そういうのも新鮮でいいかも。
ただキャラは勝利へ、プレイヤーは敗北を、ってシチュエーションは頭バグりそう。シスター・リアはツインテールにするべきだった気がしてきた私
>>963
キャラクターとプレイヤーの思惑が一致しないので混乱する人も出ると思ってます
たぶんこの形式だとバーサーカーが当たり枠ぐううキュクロプスについて突き詰めていくと型月ギリシャ神話に否応が無しに分け入らなければならぬうぅ…どういう立ち位置なんだキュクロプス、どういうものなんだケラウノス…
あとレージュさんもしいらっしゃいましたらポリュペモスの宝具何か案があれば教えていただきたいです…一つはあるけどそれだけだと華が足りない気がする…
>>944
出会いがカルデアじゃないってだけでこんなにも関係性が変わるとは…でも実際道灌からするとこのロドモンさんは仲良くできる要素がないというか軟弱者にしか映らないというか
あと道灌が煽り性能高いのめちゃくちゃ解釈一致です!伊達に生前の幼少期から父親煽ってないぜ…
経営顧問さんのクールすぎる態度ロドモンさんとコントラスト強くて不思議とクセになりますね…
>>950
腹チラ!腹チラ!
>>963
木伽はGMさんのみならずっていうのがちょっと以上に困難になってますね…木伽の真相もこの段階だと全く推測できないし…
ハクマは終わらせるだけならもうじきかと>>966
そうなんですよね。それでいて監督者側の人が結構いてサーヴァントもいてって感じで彼らをどう扱っていくべきかというのもわからない…
>>967
私も明日からの方が厳しいと言われて今から死を覚悟しております…
なるほど巨岩投げ…怪力に格納してましたけど個人的にガラティアとの悲恋?譚はどこかに持ち出したかったんでそこを基軸に練ってみようかな…
お答えくださりありがとうございます!
>>969
そうですね、木伽はGMとの連絡がつかない現状だと凍結が妥当だと思います
>>970
じゃあキャスター陣営の後日談とか先に埋めちゃっても良いんですかね?盛り上がりに欠けるけどその点は致し方ないか…一応最後の大見得は張れたし>>975
よっしゃアザス!!
という訳で早速
ガチャ☆4概念礼装「ウォーターキャノン・バーリッジ」
キャラ:児雷也
効果:quick性能アップ+クリティカル性能アップ+スター発生率アップ
イラスト:大量に跳び上がって水のキャノンを構える絡繰蝦蟇と、ロープに掴まりながらキメ顔で水鉄砲を構える児雷也
勝利を確信した瞬間、それは現れた。
突如水面から現れる大量の絡繰。レーザーで映される無数の水の射線。
己が機械と水の包囲網に晒されていた事に気付いた時、夏の忍者は不敵に笑った。
「形勢逆転、って奴だな!!…よっしゃ、じゃあ決めようぜ。オレとアンタ、どっちが勝つかくたばるかってな…!!しっかり俳句を読む準備しとけよッ!!」
え?言葉の節々に既視感が?…いやーちょっと現代の忍者の文化にハマっちゃってなー。
以上です>>948
結構、リディアの性格にマッチしてる…!>>984
リアルマネーと広範囲信仰パワーの利用……やっぱり魔術として使うならその辺が切り口になりますよね
金貸し屋みたいな設定にも使えるかもお金系の能力だと
・ゴージャス真拳(ボーボボ)
・華麗なるフィッツジェラルド(文豪ストレイドッグス)
・天上天下唯我独損(ハンターハンター)
・ゴルゴルの実(ワンピース)
辺りが解りやすい例ですかねぇ。
”金の魔力”ってカテゴリだとギャンブル系能力も参考に出来るかも?>>988
ふんふんふん…わかりやすく参考にできそうなのは文豪ストレイドッグスのやつかなぁ
ゴルゴルも楽しそうだけどこれは錬金術方向になりそう1000なら鱒の水着の雰囲気とかイメージについて語る
>>990
ヒーローバンクとはまた懐かしい物を…
というかまさか知ってるニキがいるとは思わなんだ新規リレーか。
嘘予告の縁で剣陣営(十兵衛&ビオランテ)あたりを立候補したい。1000なら鱒と鯖をソシャゲとかでよくある五属性(火水草光闇)に例えてみる
ガハハ1000ならエッチな絵を書く
1000なら夏休み又は期末テスト
聖杯大会運営本部【リレー相談・雑談】#222
1000
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