型月の「R-18」なSSを自由に投下するスレです。
見やすさとSS相互で混ざらないようにするため、投下形式は基本的に下記①②の片方ないし双方を選択する方式で想定しております。
①自分の投稿にレスする形式で繋げていく
②投稿ごとの名前欄に【タイトル(orテーマ名)】等を入れる
他では出せない溜まりに溜まった欲望·妄想·煩悩を是非!!
関連スレ
R-18な話題総合スレッド
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http://bbs.demonition.com/search/R-18%E3%81%AASS
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次スレは>>950を踏んだ人が建ててくださいここが新しい住居ね!
SSスレへようこそ!
歓迎しよう盛大にな!ここか?祭の場所は……!
あえて言おう、スカサハは俺の嫁であると!めっちゃ格好良く前スレ埋まったな!
このスレが埋まるまでには一回は書きたいはーい引っ越しはこちらですよー(´・ω・`)
皆来ましたね?
では鍵をかけます
そら、外に出たければエロいこと書け(懇願)>>1乙
親愛度マックスなカーミラさんと目隠しプレイ(目隠しされるのはカーミラさん)したら凄い良いと思うんだが。
お外で目隠し露出とかじゃなくて、完全に部屋ん中でやるの。しかも部屋は真っ暗にして、ろうそく一本で照らす程度の淡い灯り。
お互い服を脱いでさ。カーミラさんからしたら、ぐだの声だけ聞こえて、肌の温もりだけは感じるからいつもより必死になっちゃうの。
くだが繋いだ手を離そうとすれば、カーミラさんは離れたくないと手を握り返し、くだが身体を少し離そうとすれば、カーミラさんは密着させようと胸や腰をお腹を押し付けてきて、更には足まで絡めてきて。
腕もぐだの首に回して離れて欲しくないアピール全開なの、すごく良くない?
って津留崎せんせぇの教えてFGO!を読みながら思いついた!(ステマ)わしはまだ時間掛かりそうだから誰かお願いするのじゃ(他力本願)
>>9
いいですね!実は今、カーミラと男主人公の話を作っている最中なんですよ。カーミラが企画して主人公に自分を責めさせる、人生初の自分を拷問するという快楽責めなんですが、そういうシチュエーションも魅力的です。
今の話を書き終えたら暗室プレイを書いてみたいものです。前スレで織田姉弟投下したものです。夜遅くに織田姉弟ものをまたもや投稿。
結構長い+エロシーン以外の部分の与太話が多いのはご愛嬌、ということで……
多少道具っぽいものは出てきますが、信勝くんが病み入ってる以外はノーマルな感じです。
『エロ同人みたいに!(意訳)』を言わせてみたかった(本音)>>12
「……典型的過ぎるじゃろ、これ……」
がちゃり、と鎖の音を鳴らす。音の出所に目をやると、趣味の悪い金ぴかの柱がそびえるように立っている。頭上からの距離は五寸といったところか。
「手枷まで黄金とはの。無駄遣いにもほどがある」
最初は装飾具かと見間違えた。それほどに磨き上げられた黄金の輪が両手首を拘束し、柱へと繋ぎとめている。魔力の抑制効果でもあるのか、奇妙に力が入らない。黄金には魔力が宿るもの、なるほど鉄よりは呪具に向いているか。
記憶を辿れば、茶屋と団子が思い返される。なるほど一服盛られたか、茶屋だけに。
「油断しすぎたかの。所詮この町はあやつの支配下、もう少し警戒すべきじゃったか」
力任せに腕を引くも、当然緩む気配はない。囚われの身、というやつか。生前にそんなこともあったようななかったような……ないな。そんなことがあったら死んでいる。
「に、しても……あやつ、どういう趣味しとるんじゃ?」」
仰向けの姿勢のまま、あたりを伺う。特に拷問器具の類は見受けられない。否――そんな側面の対極。暴力めいた栄華、目に痛い金色に覆われた一室。つい先日訪ねた、黄金の茶室だ。
それだけでも十二分に趣味が悪いというのに、己の姿が異質さにさらに拍車をかけている。
ご丁寧にも一度着せてから剥かれた服は、黒地に赤の牡丹の着物。久しく、という言葉では足りないほど遠い昔から着ていない、女物だ。足袋は履かせられているものの、帯は解かれ、襦袢は肌蹴られ、素肌を外にさらしている。
言葉を選ばず言うならば――男を誘う姿。
かつては、このような姿で武将を誘い味方に引き入れる姫君もいたという。力を用いず、わしが終生使うことのなかった武器を駆使する女共には感服したものだ。……ちなみに狙われたこともある。任務を果たすどころの騒ぎではないうちに打ち首にしたが。>>13
操るべきも率いるべきも土と鉄と火薬と血、戦乱の前に立つ者には無用の側面。故に、違和感が先に立つ。
「ん?」
できる範囲で身をよじっていると、下腹部に重みを感じた。
「……なんじゃ、あれ」
見ると、自分の陰部からひょっこりと細い紐のような何かが伸び、手に乗るほどの小さな箱に繋がっている。ケーブル? といったか、カルデアで見たことがある何かだ。先端は中に挿れられてしまっているせいで、何をどうされたのかまではハッキリしないが――まあ、ロクでもないことはわかる。
「……なるほど、わしは玩具か」
意図を悟る。拘束され転がされ、肌を露出させられているとあらば、その目的はひとつだろう。
となれば、次に来るのは――
「お目覚めですね、姉上」
さっくり現れる犯人。見事なインスタント展開。
「信勝か。また、随分と変わった趣味を覚えたようじゃな」
「その着物、姉上がかつて着ていたものに似せて仕立てたんです。覚えていらっしゃいませんか?」
「生憎と」
「それに、部屋も。姉上は茶に傾倒していましたから、茶室を用意しました」
「馬鹿か。茶は侘び寂びを味わってこそ、成金趣味と豪奢さをこれ見よがしに放出するものではないわ」
「僕に言わせれば、姉上が茶に親しんだのも不思議ですよ。輝かしい戦歴に似合わないです」
「戦乱の世にあって、鎮まることの価値は他に代えがたい。頭に血が上っただけの武将なぞ、猪と変わらん」>>14
「……辛辣ですね」
「事実じゃろ」
「姉上が言うと説得力が違います、ええ。もっとも、その姿では形無しですが」
信勝に見下ろされる。苛立ち紛れに蹴り上げようとしたものの、無様に空を切る。
「ダメですよ姉上。そんなことしたら見えちゃいますよ」
「おぬしがやったんじゃろうが」
「ええ。姉上の美しさを引き出したくて……気に入っていただけましたか」
「却下」
「即答」
「当たり前じゃ! 服はともかく、部屋が悪い。この気を散らすためにしつらえたかのような内装、女郎部屋でももう少し自重するレベルじゃ」
「……まあ、スポンサーの趣味も多分に入ってますし、一種の男の夢ですし。姉上には分からないかな」
「分からん。そもそも、拷問と陵辱に茶室を使うセンスが分からん」
「拷問と陵辱」
「どうせこのあと、むくつけき男どもが乱入してきて恥辱の限りを尽くすんじゃろ。黒髭に押し付けられた南蛮書で腐るほど読んだわ」
黒髭……本来の名を何と言ったか覚えていないが、自作の書物とやらを押し付けてきたことが何度もある。カルデアの女どもには軒並み大不評で、すれ違うたびに生傷が増えていたか。暇つぶしに読んで感想を言ってやったら『くぁー! これだから武将は! 浪漫が、男の夢がわからんでござるか! しかも顔色一つ変えずに講評! 新人賞の下読みか!』と意味不明に嘆かれた。>>15
……認めたくはないが、今の己はかの書物に記されていた者たちの惨状と重なる。
鬱憤と後ろ暗い欲情を晴らすために弄ばれる、玩具のごとき女――
信勝の生前を思えば、わしをそこに貶めようとしたとしてもなんの不思議もない。
などと思っていると、信勝は困惑したような、眉を寄せた表情でこちらを覗き込んできた。
「……姉上、何を言ってるんですか?」
「は?」
「僕、誰も連れてきてませんよ」
言われてみれば、他に人の気配はない。どこかに隠れているものかと思ったが……違うのか?
「第一、姉上を汚い奴に触らせるなんて絶対に嫌ですよ。地下牢だって似合わない。姉上の趣味とは違うかもしれませんが、姉上はこれぐらい輝いたところにいてほしいんです。傷ひとつつけたくないですから、拷問なんてもってのほかですし」
「……なら、何でわしをこんな姿にしたんじゃ」
「あ、それはもちろん」
目の前に、先ほど視界に入った箱がぶら下げられる。歯車のようが飾りがついた、無骨な機械。
目を細め、口の端をわずかに吊り上げ、信勝が笑う。
「姉上、気付いてますよね? 姉上のナカに、いいものが入ってるんですよ。桂テスラさんが作ってくれたんです」
……テスラ? そいつは確かカルデアで会った――
「ちょっと待て、それ感電死必至な代物じゃ」
「大丈夫ですよ。『安心したまえ、私は雷電の申し子、交流の只中で快適に本を読んだ男だ』って自信満々でしたから」
「それ全く関係ないんじゃが!?」>>16
嫌な予感しかしない。
「指先一つ、ボタン一つで相手を乱れよがらせる画期的えくすとりーむでぃしじょんなんとかだそうです」
「おぬし全く分かってないじゃろ!」
「僕は無能ですからね、効果効能だけ教えてもらえればいいです」
「カモネギにもほどがあるわ!」
「だってほら、どんな世の中だって、優秀な人にお任せするのが一番でしょう?」
「だからその投げや……ぐっ!?」
信勝が歯車を回す。
その途端、差し込まれていた異物が内側で暴れだした。
「っぐ……! ふ、ん……く……!」
思わず下腹部に力を入れる。乱暴にかき混ぜられ、不快感に思わず目を閉じる。怪我にこそならないものの、圧迫された上に機械的に穿られるのは決して気持ちのいいものではない。
「……っ、う……っく、ぐ」
呼吸を詰める。足をぴたりと閉じて、身体を丸める。
「……あれ?」
思った様子と違うのだろう。信勝は不服げに歯車を回し――暴れるそれは、ついに痛みまで引き起こす。
「うぁ……! づ……い、いた……っ」
こぶしを作り、歯を食いしばる。脂汗が滲み出す。
怪我をすることなど珍しくもなかったが、外と中は違う。そもそも、『そこ』はものをいれる場所ではない。ましてや『邪魔もの』であれば、ただの暴力だ。>>17
「……姉上、気持ちよくないんですか?」
頭上から聞こえる声は、不安と落胆がない交ぜになっている。
「っは……これ、の、どこ、がっ、いづっ……く」
「おかしいなぁ、故障してるのかな」
「わか、らんのか……」
「……わかんないです」
今度はしょげた声になる。素か。
「め、ろ……一旦、止めろっ」
「ちぇ」
震えが止む。
「は、ぁ……」
どっと疲れが出る中、時間をかけて息を整える。
なんとか身体をねじり、うつ伏せの姿勢に変え、肘で上半身を支える。
……まったく。身体のダメージこそたいしたことはないが、いろんな意味で地味に腹が立つ。
顔を上げ、困惑そのものの信勝の目を直視する。
「馬鹿か、おぬしは」
「……もしかして僕、騙されましたか?」
「そうでもなさそうじゃが、短絡的に過ぎる」>>18
「テスラさん、ちびノブを空飛ぶ兵に変えるような熟達職人だから安心してたんですが」
「その件は後で説教な。……おぬし、女を知らんわけじゃなかろうに」
「まあ、その……一応」
「それとも何だ? おぬしは娶った妻を道具と扱ったのか?」
「そんなことしたら首が飛びますよ!」
「……なら、分かりそうなもんじゃが」
「分からないです」
「マジか、うつけか貴様」
思わずため息が漏れる。何人か子どもをこさえていたはずだが、頭が回らなかったか。
……なんで捕まってるわしが説明しなきゃならんのじゃ、これ……?
「いいか、信勝。壷に棒を突っ込むのとはわけが違うんじゃ。よっぽど男慣れした女でもなければ、出し入れだけで昂ぶったりはせん。ましてやこんなものだけで女の感覚をどうこうしようなどと、無策で愚かにもほどがある」
「なんかそういう動く巻物のような、芝居……のような何かを、召喚した武将たちが見てたんですが」
「AVと現実を同列にするでない! っていうか時代突き抜けすぎじゃろ!」
「特にエジソンさんがノリノリでした。この時代の技術力でもテレビ? が作れたとかで」
「見えないところで無茶苦茶にぐだぐだじゃの……」
「それ見てて思いついたんです。姉上もあんなふうに乱れたら綺麗だろうなって」
「おぬし、夢見すぎじゃろ。そんなくだらんことのために拉致までしよってに」>>19
「でも! 見たいんですってば!」
「ここぞとばかりに本心ダダ漏れにするな!」
「うぅ……どうしたらいいんでしょう」
「なぜそこでわしに聞く」
「だって、ちびノブ達に聞くわけにいきませんし。他の武将に話したら横取りされちゃうでしょう」
「……情けないにもほどがあるじゃろ、信勝……」
なるほど、この体たらくじゃ他の男を連れてきてどうこうなんて考えもせんわな。わが弟ながら、どうしてここまで自信がないのか……いや、考えても詮無きことか。
「どっちが被害者か分からんわ……まったく」
「すみません……それで、あの」
「……どうしたらいいか、か?」
困った顔そのもので頷く。鎖外して即刻帰せといえば帰しそうな勢いだ。それで終わらせるのが一番な気もするが――なんというか、さすがにプライドというものがあるじゃろ。
半分投げやりに答えてやる。
「道具に頼るな。所詮はモノじゃ」
「……」
「……本当にその気にさせたいのなら、身体すべてで女を扱え」
小首をかしげ、思案する信勝。
視線を上にさまよわせて軽く目を閉じ、間を置く
「……ああ!」
ようやく合点がいったか、ぽんと手を打つ。>>20
……ん? あれ?
わし、今、ものすごく下手を打ったような……?
「分かりました、姉上。こうすればいいんですね」
「あ、いや別に、今ここで実践しなくても――」
顔が近づいてくる。唇を重ねられたかと思うと、舌が這い始める。
「……ぁ……?」
ぞくり。
顎の下から、首へ、鎖骨へと――
「ふ……っ」
震えがくる。さらけ出した肌が熱を帯び始める。
……しまった。
「ああ、これですね、簡単だった。そうですよね、あんな道具に大事な姉上を任せちゃいけなかったんだ」
「あっ……!」
鎖骨を丹念に舐め上げられ、声がうわずる。信勝の両の手は乳房に伸び、ゆっくりと揉み始める。
「んっ……ふ、ぁ……んっ」
「姉上だって――あんなものより、僕の方が良かったんですよね? わざわざ教えて、誘って……」
「……っ、んんっ……はっ」>>21
「姉上、ここ、固くなってます……解してあげますね」
「ひぁっ!?」
先端を指の腹で擦られる。痺れが弾ける。
たっぷりと唾液をはらんだ舌が、うなじから肩へ、脇へと降りる。辿ったあとから染み出す快楽が、感度を広げ高めていく。
がちり、と鎖が鳴る。その音を聞いて何を思ったか、信勝の声に影が乗る。
「逃げられないんですね、姉上」
「おぬしが、やったこと、じゃ……ふぁうっ、んぅっ」
「……姉上は僕から逃げられない。こうやって、僕の思うがままに、貪られて、弄ばれて、悦んでしまうんだ」
「もともと、そのつもりだったん、じゃろ」
「ええ……ちょっと、武将たちに毒されてました。そうでした、姉上が道具なんかに屈するはずがない。姉上がいたぶられるわけがない、姉上が汚されるはずがない、姉上が」
「……信、勝?」
「ああ……そうだ、そうですよね」
「っあ!?」
再び、信勝が歯車を回す。先ほどは痛みでしかなかった異物が、今度は刺激となって理性をえぐる。
蒔いた種が蔦となり、理性を削り始める。
信勝への助言は、そのまま己自身に返ってくる。
当然だ。一度火が点いてしまえば、全ては快楽へ雪崩れ込む――>>22
「っあ……あぁ、あっ、あんっ、は……!」
「……姉上、感じちゃってるんですか?」
再び下腹部に力を入れる。今度は痛みを抑えるためではなく、それが呼び起こす快感の砂を受け取るために。
「は……っぁ、あうっ、んんっ」
震えは腰に回る。うつ伏せから膝を立て、四つんばいに近い格好になる。ほとんど無意識だ。それが一番気持ちいいと、身体が訴える。内に眠る女が顔を出す。それ自体に嫌悪はない。ないが――
「気持ちいいんですか、姉上」
聞こえる声は、なぜか不機嫌だ。
「こんなものが、いいんですか」
「のぶ、かつ……? んっ、んぁっ、ふ」
「……違いますよね?」
「さっきから、何、言って、っ、ぁっ」
「そうだ、違うんだ、姉上は」
「っ!?」
内側を鋭い刺激が駆ける。じゅぼ、となまめかしい音と立てて、入れられていた何かが飛び出す。釣られるように目線で追うと、赤子の手よりも小さく丸い、鈍く光る物体が露に濡れて光っていた。
いや、大事なのはそこではなく――>>23
「姉上が欲しいのは、僕だ、そうだよ、僕なんだ、ああ、だから」
腰を掴まれる。
「だから、僕が――」
「あ……!?」
宛がわれた、と思った次の瞬間――
「っああぁぁぁああぁ!?」
問答無用で奥まで突き入れられ――そのまま一気に揺さぶられた。
「うぁっ、あ、あぁぁっ、あ! ふぁ、あああっ!!」
「ほら、やっぱり……あね、うえ、姉上は、僕を」
「っう、あぁぁ、うあぁんっ! はぅ、あぁぁっ」
激しい動きに翻弄され、心の臓から陰部へと鼓動が移る。口が閉じられない、喘ぎがとめどなくあふれ出してくる。
「っくぁ! ふっ、んあっ、あっ、あっ、あっ」
「こうすればよかった、最初から、そうだ、最初からっ……」
「や、あぁ、あぁっ! ふあぁ、んく、あぁぁっ!」
こぶしを握る。与えられる快楽を、内部を蹂躙する熱を逃すまいと身体がうねる。信勝の荒い息と、どこか箍の外れた言葉さえ、快楽の餌食となる。
「姉上、姉上……っ、く、あぁ、いいです、姉上が、絡み、ついてっ……!」
「はぁ、は……っぁん! のぶ、かつ、うぁ、ああぁ」
うつ伏せのせいで、信勝の顔が見えない。声と肌の熱さ、叩きつける腰の動きだけでお互いの昂ぶりを知る。
腰が上がる。さらに奥まで欲しくて、届く場所を求めて、腰がうねる。>>24
「ふぁ!?」
耳を舐られ、悦楽が首筋から頭蓋を駆け抜ける。唾液を垂らすようにしながら、舌が耳朶を這い回る。
ただただ、いやらしい音が耳元を犯していく。
……共に、奇妙な問いが差し込まれる。
「ねえ、姉上。姉上を抱いたのは、誰ですか」
「ぇ……っぁ、ふっ」
「姉上の子どものうち、何人が姉上が産んだ子なんですか」
「なに、言って、んぅっ」
「僕の姉上を、誰が奪ったんですか。一番良かったのは誰ですか、僕の姉上を、汚したのは誰ですか……!」
「っ、あぁ、あっ、んぁぁっ」
言うほどに、中で暴れる信勝が硬く大きくなっていく。
「今の姉上を抱けるのは誰ですか、貴女がこの声を聞かせるのは、誰ですか」
「んく……信勝、何、急、に、んあぁぁっ!」
「答えは、要らないです、だって」
「うあぁぁぁっ! あっ、あ、はげ、し……あぁ、はぁぁっ!」
一段と抽送が激しくなる。肌と肌のぶつかる音、とめどなく溢れる蜜の音、溺れた息遣いが場を満たしていく。
「だって姉上には、僕しかいなくなる、この世界には、僕と、姉上しか、いなくなる」
言わんとしていることがわからない。伝わるのは、正気を失っていることだけだ。交わりのもたらす快楽に、それさえもどうでもよくなってくる。>>25
「信勝、信勝っ……! っく、あぁぁ、ふあっ」
「気持ちいいですか、姉上……」
「い、いい、きもちいいっ、んぁ、うく、うあぁっ!」
「よかった……っは、ぼく、も……こんなに、姉上と、いい……っ! ああ、今なら……っ」
「っ!?」
ばぢん、と音がする。腕を拘束していた鎖が外れ、一瞬バランスを崩す。
「っあ……!?」
繋がったまま、ぐるりと身体をひっくり返される。のしかかるのは、よどみと獣の激しさに染まった信勝。
自由になった腕。意味するものは――
「……僕を、求めてください」
「――――」
「手を、伸ばしてください、姉上」
その目は虚ろ。黄金の天井が、信勝の闇を深くする。
視界は金の世界。そう、堕落と栄華と淫靡を混ぜ合わせた、煌びやかでおどろおどろしい、呪術の色。
ぐっ、と息を呑む。動きそうになる腕を、なけなしの意地で止める。
……駄目だ。
ここで、信勝に応えたら、その、先は――
「……あね、うえ……」>>26
耐える時は、短く、けれど決定的な意志を表す。
差し出されないことを悟り、こちらの手を押さえつけるように指を絡めてくる。
唇を触れ合わせる。
「……お願い、です……せめて、ここでは、ぼくだけの、もの、に」
それは合図。
信勝の、男としての――
「んぁ、あああぁ、ふぁぁぁっ! あっ、あぁ、んぅ、あぁぁぁっ!」
ひときわ、大きな快楽が流れ込む。身体が仰け反り、熱と熱の塊になる。
「姉上、姉上っ……!」
「っん、あっ、ふぁ、くはっ、あ、あぁぁっ、あっ、い……うぁ、あんっ!」
奪うように、貪るように混ざり合う。
「あっ、あぁ、も、も……うっ、んぁぁ、はぁ、あぅ、あぁぁっ!」
「姉上、僕、も……っ!」
少しだけ、手を握り返してやる。分かるか分からないかぐらいに、わずかな差。
それは、迫り来る絶頂の激しさに押し流される。
「あぁ、出します、姉上の、なか……っ!」
「っふ、ふぁ、あっ、あぁあ、―――――――――!!」
意識を消し飛ばすほどの快楽に、喉が枯れるほどの喘ぎが溢れ――意識が、弾け飛ぶ――>>27
確かにそれは、感じたことのないものだった。
どうしようもないほどに愚かで、どうしようもないほど抗えない……けれど、零れ落ちる、歓喜だった。
「……一緒にいましょう、姉上。あなたの、気の狂うまで」
呪いめいた言葉を聞く。
一つだけ、彼に誤算があるとするなら。
その呪詛は、とっくの昔から――生きていた頃から、効いていたこと、か――
■□
「あっさり帰すんじゃの。律儀な奴よ」
「そりゃあ……なんかよくわかんないですけど、怖い人たちがそっちにはいますし。攻め込まれてもイヤですし」
「わしが戻っても同じことだぞ。お主のやっていることが気に食わんことに変わりはない」
「ですよね。うん、それでもいいんです」
「……?」
「ほらほら、ちびノブたちが帰ってきちゃいますから」>>28
「……そうか」
城を背にし、新撰組の屯所へと歩き出す。後ろを振り返ることはしない。どうせ、解せぬ思いは消えないままだ。
「お?」
ちびノブたちがぱらぱらと、城の方へと歩いていく。信勝が命令でもしたのか、すれ違っても特に襲い掛かってくることもない。そういえばコイツらわしの深層心理的な何かじゃったか。これだけ増えても平気って、わしの霊基はやはり核が違うらしい。
「……深層心理か」
いや、深く考えるだけ無駄だ。先に進まぬ思案は足取りを腐らせるだけ、己が求めるもの、たどり着くべき地位に向けて、ただひたすら駆け抜けるこそ生き様。
過去は全て蓄積であり、糧であり、呪いでもある。その欠片が一つ増えたところで、何も変わりはしない。
そう、何も。
「あやつとて、わかっているだろうにの」
ため息を落とし、少し足を速める。
日が暮れる。
――ここが消える日が、また、迫ってくる――
end>>29
あざーす!>>31
いい……>>31
ノッブを黄金で縛るとは……カッツはわかってるな……
嫉妬と独占欲がにじみ出てるカッツいいよね……>>31
めちゃくちゃよかったです!信勝くんの狂気とヘタレっぷりが最高でした!!>>31
どんなに想っていても幸せにはなれないのが悔やまれる>>29
すごく読了感のある最後でした。とても良かったです!
俺も書きたいけどなぁ、就職してから、帰ってきた時の気力が出ないのじゃ、スマヌのぉ・・・・。第二部の導入が出来たのでちょっぴり投下します
第二部からはティースプーン一杯分過激にします。
第一部はあくまでも始まりに過ぎないのです。ロード・エルメロイ2世による、魔術講座。そのある日のこと。
「古来より、夢とは何かしらの暗示を見せるものだ。神のお告げ、御仏の導き……古今東西のあらゆる物語、神話体系において大きな意味を持つ。ギリシア神話において眠りの神、ヒュプノスの息子たちは人間の夢の中に潜り込み、神々からのメッセージを送るという。現代科学においては、未だに研究が進んでいない分野であり、研究する側面によっても見解が大きく異なる。
深層心理学では無意識の働きを見る、夢分析という研究分野がある。カール・ユングとフロイトが共に知られているが、夢の中で起こる事象はすべて何かの象徴であると位置づけられている。フロイトは棒状のものが全て男根のメタファーであるなどと、あらゆる事象を性的なものに結び付けたというエピソードはあまりにも有名な逸話だろう。
また、一方で神経生理学では、睡眠時にも覚醒状態に等しい水準に脳が活発に活動している状態―――これをレム睡眠というのだが、この時に大脳皮質、辺縁系といった記憶を司る脳が活発に活動し、過去の経験や出来事をパッチワークのように縫い合わせることで、夢を見せているのだそうだ」>>38
「さて、魔術においてだが、夢とは、「魂が体験したものを肉体に視せているもの」である。魂が感じ取ったヴィジョンを脳が夢という幻に近い形で整理して見せている。
魂が見ているものはそれぞれに異なる。千里眼の素質がある者は遠く離れた風景、人物の姿を見ることがあれば、未来視の素質がある者は数日後の未来を幻視する。行方不明になった夫を想う気持ちが妻に数日先の未来を見せた事例などはオカルト特番などでたびたび確認されている」
「はあ、魂が、肉体に経験を……?」
人類最後のマスターである少年は首をかしげた。七つの特異点を越え、2016年を取り戻したとはいえ、本質的には魔術のイロハを知らぬ一般人である。>>39
「いまいち飲み込めていないようだな……。ふむ、例えば、だ。以前君は監獄塔の悪夢に囚われていたそうだな」
「あぁ……エドモンの……それがどうしたの?」
「あの時、君の魂は肉体から離れ、魔術王の生み出した地獄の監獄塔に……その再現に連れ去られていたのだろう。君の魂は地獄に留まり、そこで体験した出来事を夢というヴィジョンとなって君に見せた」
「……んー、うまく言語化できないんだけど、何となくイメージはつかめたよ。でもさあ、魂が肉体から離れているってことは、オレ死んじゃってるんじゃないの? イメージ的にさ。幽体離脱―って感じで」
「……魔術において、人間は魂、肉体、精神の三つで構成されている。うち、魂は物質界において不滅の存在にして、無尽蔵のエネルギーを有する存在であるのだが、一方で魂とつながりのある本人の肉体が存在しなければ徐々に消耗していく上に、繋がっている魂は肉体、精神の衰え、負傷に引きずられる性質がある。
しかし裏を返せば、魂とつながっている肉体さえ存在していれば、魂がどこに連れ去られようと生命の維持が可能だ。かの封印指定を受けた冠位人形師は自身と同等の人形を複数造ることで、魂のパスをつなぎ続けることが出来ている。というのは、それを如実に表す現象の一つだろう。
直接的な死……魂と肉体の繋がりが切れない限り、魂が少々肉体から離れた程度で死ぬということは無い。」
「ああ、そういえば第七特異点で、ギルが冥界に行っても普通に帰ってきてたし、魂が冥界に連れ去られても、死んだってことにはならなかったもんね」
「まあ、あれは神代ゆえの現象だろう。冥界の存在が現代よりも近い時代ならではの現象だ。くれぐれも現代と同じ枠組みで考えるなよ」
「わかってるよ、それくらい。先生が好きな死にまくるゲームじゃあないんだから」
「魂の見せる景色は、自分の見たもののみに限らず、繋がりのある他の魂……我々サーヴァントの見た光景を見せることがある。私はかつて契約したサーヴァントの風景を見たことがある。君はどうかね?」
「……さあ、ね」
魔術の講義は続く。人理を取り戻す旅が終わりを迎えてなお、少年は自身を伸ばす。すまない、エロは次なのだ。
一応、意味はあるのよ……このエルメロイ教室……>>40
そこは、薄暗い牢屋でした。陽の光が当たらず、壁にかけられたろうそくの火が視界をかろうじて保っていました。糞尿と腐った水、錆と言った悪臭が漂い、極めて不潔な場所であることがわかりました。
私は―――いえ、私の意識を持った男がろうそくの火を灯しなおしていました。この男は裸で、その上にローブと覆面のようなものをかぶっていました。
ぱぁん、ぱぁん、と、肉と肉を叩きつける音と、若い女性の悲鳴、数人の男たちの下卑た笑い声が響いていました。
男は短くなったろうそくを新しいものに取り換え終わると、にやにやしながら音のする方に近づいていきました。近づけば近づくほど音が、はっきりとわかっていきました。
「魔女め、魔女め」
「卑しい魔女め」
牢屋から男たちの愉しそうな声が聞こえてきます。どうやら男は二人いるようで、女性のおしりと顔の部分に、素早く彼らの腰を叩きつけていました。
ひどく肥大化した風船のような男と、細くて筋肉質な軍人と思しき男でした。
二人は同様の覆面をかぶっており、表情をうかがい知ることはできません。
魔女らしき女性―――正しく成長した私は全裸で鋼鉄の手枷と首枷を嵌められており、天井から鎖に吊るされていました。
髪は乱れ、幾分薄くなっており、所々頭皮ごとはぎ取られた痕がありました。殴られたり蹴られたりして、全身のいたるところに青あざが出来ています。大きい胸は一回り大きく膨らみ、乳輪が浅黒い色に染まっています。お腹がややぷっくりと膨らんでおり、そこに赤ちゃんがいることが察せました。
床は汚物や汚水、血液などのほかに、乱暴に引き抜かれたであろうブロンドの髪の毛の束が落ちていました。
ひどくぼろぼろになったジャンヌ・ダルクの目に光はなく、過酷な拷問と凌辱の末に疲弊していることが容易に想像できました。>>42
「よう、やってるじゃねえか」
私の意識を持った男が、牢屋の男に声をかけました。
「おまえさんも来たか。へっへっへ……!」
男の言葉に答えた太った男はおしりに股間を叩きつけていました。固く膨らんだおちんちんをおしりに接合させて、激しく腰を振るのです。
もう一人の筋肉質な若い男は「うまいか、うまいか」と小さく何度も呟きながら、彼女におちんちんをくわえさせていました。
彼女の足は痣と汚物と汚水、血、そして白い体液にまみれており、その先の股間は特に濡れているようで、炎の光が反射してぬらぬらと光っていました。
その様子が破廉恥で許しがたいことであると理解した私は、すさまじい憎悪と怒りを抱くとともに、いやらしい気持ちと後ろめたい興奮を覚え、股間を大きく膨らませ始めたのです。
私は膨らみ、固くそそり立ったおちんちんを右手で握りしめ、手首をすばやく上下に動かし、おちんちんを刺激しました。
「早く出せよ、オレも入れてえんだからよ」
私はおちんちんをしごきながら彼女を穢す男たちに声をかけました。
「待たんか……まったく、近頃のこ奴は締まりが悪くてのう……」
太った男が返しました。彼女の痩せた腰を両腕でつかみ、おしりに股間を激しく打ち付けています。>>43
「ええい! だらしない女め、穴を絞めんか」
太った男は髪を強く引っ張り、赤く腫れあがった彼女のおしりを平手で強く叩きました。ぶちぶちと髪の毛が引きちぎられ、言葉にならない悲鳴が牢屋に響きました。
「できるではないか! できるなら最初から絞めんか! この愚図! 救国の乙女などと調子づいた田舎者め!」
太った男が腰を振るたびに彼女の髪の毛が引っ張られ、背中やおしりを激しく叩かれるのでした。叩かれた箇所は赤く腫れ、黒ずんだあざにも容赦なく平手打ちが繰り出されました。彼女のブロンドの長髪はぶちぶちと千切られ、涙交じりの悲痛の叫びがあがるのです。
口をおちんちんに塞がれて、ふがふがとした発音でしかありませんでしたが、彼女は「痛い、痛い、痛い」と、訴えていました。男たちはそれを面白がり、叫び苦しむ様に興奮しているようでした。それは私も例外ではありません。
「味わえ、おれの味を! 卑しい魔女め!」
口におちんちんを入れていた筋肉質な若い男が、下半身を痙攣させながら腰を振ることをやめました。おちんちんは根元まで刺さっており、濃い陰毛が彼女の鼻に密着していました。
うめき声とも、言葉にならない悲鳴ともとれる彼女の苦しそうな声が上がると、どろりとした白い濁った液体が鼻の穴から垂れました。
「おおうっ」と若い男が唸ると、口からおちんちんを引き抜き、白い液体が唾液と共にこぼれていきました。
「ほあっ! わしも出すぞ! 出すぞ! 出すぞぉお!」
太った男も、若い男の後を続くように、下半身を痙攣させ、おちんちんから吐き出しました。吐き出している間、より強く髪の毛を引っ張り、千切れていく音の他に、頭皮がはがれていく嫌な音がしました。痛みからか、「あ」のような、「や」のような、悲鳴が彼女から出されました。その声はおばあさんのように枯れていて、一瞬、彼女がジャンヌ・ダルクであることを忘れてしまうような、変わり果てたものでした。
彼女が白目を向いて叫び声をあげたとき、彼女は痛みから失禁し、そのまま意識を失いました。彼女が意識を失ったとき、髪の毛が頭から離れていきました。太った男の握り拳に、皮膚の欠片が残る髪の毛の束がありました。彼はそれを一瞥した後、塵屑か何かを扱うように、髪の毛を牢屋の床に放り捨てました。本当にこれくらいやられてたんだろうなぁ……
残酷なエロ!上手い!この救いようのなさ……これだけされてもあの清廉潔白さを保てるんだから、恐れ入るのじゃ(魔獣アタランテに堕としながら)。
正直、ネタ抜きでジャンヌを尊敬する
そろそろ投稿したいが区切れる場所が見つからぬ
さあいくZE!(王様風)
つい先程まで己を犯していた獣に身を委ね、暫しの休眠を取るジャンヌ・ダルクを抱き――アタランテは思考する。
子供たちを孕ませられる段階にはまだ至っていない。だが、ジャンヌを堕とすという目的は進んでいた。しかも想定していたよりも順調に。
二つの要因が思いつく。
一つはジャンヌ・ダルクの依代となった少女(レティシア)の存在。
彼女が聖処女に肉体を提供していなければ全ては始まらなかった。実体を持たない霊体のサーヴァントが妊娠するのは不可能なのだ。もしもレティシアがいなかったら、鋼鉄の巨鳥の上で聖処女の息の根をあのまま止めていただろう。
幽閉している現状況においても、ジャンヌ・ダルクの自害・反抗・脱走を抑える意味で、大いに役立ってくれていた。
どのような方法であれ死ねばジャンヌ・ダルクは助かる。稀代の狩人たるアタランテから逃れられる。
ただし死で救われるのは己一人のみ。独り残されるレティシアは考えられる限り最悪の目に遭う。死ぬことも許されず産まされ続ける――そのようにジャンヌ・ダルクは予測し、事実アタランテもそうするつもりだった。
結果、聖女は少女の身代わりになることを誓い、規格外の対魔力並び揺るぎない信仰心によって〝子供たち〟を跳ね除けている。
連日連夜、繁殖行為を営んでも妊娠の兆候が見られないのはこれが原因である。
ジャンヌ・ダルクの精神的な頑強さは正しく城塞に等しい。それに関しては潔く認めよう。
だとしても、罅を入れる手段はある。アタランテが単独ではなかったのがジャンヌ・ダルクの運の尽きといえよう。>>50
『虚栄の空中庭園(ハンキングガーデンズ・オブ・バビロン)』の女帝セミラミス。彼女がレティシアの人格を引き摺り出せる方法を見出したのはアタランテにとって僥倖だった。普通の人間にしては芯のある少女だったが、獣と化した狩人に三日三晩も犯されれば、正気でいられる筈もない。きっと忘れられないだろう。
獣は信仰心の厚い無垢なる少女を、最大限に利用する腹積もりにあった。
空白の期間は週単位か? 月単位か?
どちらにしても、あちらから接触を求めてくるのは想像に難くなかった。
レティシアが勇気を出して現れたのなら、安心させるように抱き締めて伝えるつもりだ。
汝の不安の一つは既に解消されている、と。
もう一つの要因は、生け捕りにしたホムンクルスの存在だ。銀髪の少年で名は『ジーク』。いまも保存溶液に満ちた水槽に閉じ込められ、無理矢理生かされている。そんな惨たらしい状態ではあるものの、あれの生死をジャンヌ・ダルクとレティシアは殊更重要視していた。
――『さぞかし大切な存在なのだろうが、私にとっては無関係なホムンクルスに過ぎん』
――『羆に喰わされたくなければ無意味な抗いはやめておけ』
――『隷属しろとは言わぬ。受け入れるだけでよい。そら、簡単であろう?』
水槽に鋭い爪を立て。
三日月に口を歪める狩人を、聖女は苦渋の表情で睨むしかなかった。そのときは内側に秘されていた少女がどう思ったのかは知らないが、同じような感情を抱いたのは違いあるまい。
――『見て知ったというなら忘れさせてください……』
あの脅迫から約一月でこの言葉を言わせられた。
そこまで追い詰められた事実には胸がすくような愉悦を覚えずにいられない。
儚く健気な姿には憎悪が薄れ、庇護欲や愛に近い感情が生まれてくる。
絶対に離してなるものか。誰にも渡さない。自分以外の誰にも犯させたりはしない。
この雌は私の番いだ。〝名も無き子供たち〟の母親になる女だ。共に幸福な家族を築いてもらわないとならないのだ。>>51
悪魔よりも多く人を殺めた神の元に逝かせるぐらいならば、私と子供たちが貰い受ける。
辛い記憶を忘れたいと願うなら忘れさせてみせよう。アタランテ(私)という存在で塗り潰し、上書きしてやろう。
それが魔獣から聖女への、歪み狂いながらも、幸福な未来を目指す愛情の芽生え。
そこから三時間余りが経過したころ、ジャンヌ・ダルクは目を覚ました。空中庭園の外の時間は夜。それに従い大浴場の明るさも暗く調節されていた。
水を欲しがったので眠る前同様に分け与え、ほぐれたままの身体の至るところを触れる。ジャンヌ・ダルクの肢体は豊かで柔らかい。聖女の、自分にはない肉付きの良さをアタランテは甚く気に入っていた。子を孕み、産み、育てるにはやはり豊満な女が望ましい。
「まだするのですか」とジャンヌ・ダルクは言った。アタランテの触り方が慰撫から愛撫になってからだった。乳房を揉む手を、臍の辺りを撫でる手を、彼女は半ば受け入れていた。
「約束は果たしたつもりだが」
「一日と待てないのですね。獣らしい性急さです」
アタランテの血のように赤い舌が唇を濡らす。
「下手な挑発は己を追い詰めるだけだぞ。だが、汝の言う通りだな」
意外な返し方に思わずといった風にジャンヌは「え?」と呟きを洩らした。
振り返ろうとした彼女をアタランテは抱いて止める。
湯船の水面が揺らいだ。>>52
「私は汝を気に入っているのだ。獣ではなく人間らしく言うなら好いている。であれば、汝を欲しがり、求めるのは至極当然であろう」
息を詰まらせる聖女を抱いたまま立ち上がり、浴槽の反対側に進む。
お誂え向きに用意された岩に両手をつかされたジャンヌは無機質特有の冷たさで我に返り、自分に覆い被さるアタランテに目を向けた。
「……気に入っているのは私の身体だけでしょう」
「所詮は獣だ。否定はせん」
あっけらかんに言われて睨むのも忘れた。
ジャンヌが唖然とした瞬間を見逃さず、アタランテは彼女の中に突き入る。自身の分身ともいえる陰茎を熱く潤った蜜壺に挿入した。長大な逸物が一番深いところまで滑らかに届く。見目麗しい聖女の淫らな嬌声が浴場に響き渡った。次いで、肉に肉を打ち付ける音が鳴り始める。手の平と手の平と打ち合わせる拍手のような快音が続いた。
現代では確認されていない、太古に存在していたかのような草木に囲われた大浴場。
そこで獅子の耳と尾、股座には男性器を生やした細身の少女が――救国の聖女と称される少女を犯す。しかも激しく濃厚に、見た目通りの百獣の王を思わせる力強さを保ちながら。
あり得ない状況にあり得ない組み合わせ。見る者が見れば生唾を飲みこむ幻想的光景だった。
「やはりこの形がしっくりくる」
満足気なアタランテが「汝はどうだ?」と問いかけても答えは返ってこない。
四足獣の雄と雌の交尾のように後ろから犯されるのは相当な性感があるのか、ジャンヌは声を抑えるのも忘れて喘いでいた。
垣間見た凌辱の記憶とはまるで正反対の姿。あの男どもが誰一人として知らないであろう艶めかしい姿。これがジャンヌ・ダルクの女としての姿なのだ。
アタランテは生じる征服感・優越感を噛み締め、ジャンヌとの繁殖行為に耽っていく。
音を立てるように突きながら安産型の臀部を見下ろす。まるで熟れた白桃だ。大きく頑丈に張った骨盤に、柔らかく張りのある肉をたっぷりと備えた尻は逆子でもなければ無事に産めそうだった。それに勢いよく腰をぶつける感触は正直堪らない。どんなに強くしても柔軟に受け止めるのだ。たわむ様を眺めているだけでも腺液が先走り、絶頂感を覚えそうになる。>>53
「つくづく男好きのする身体よな。それ故に異端審問の者共に手を出されたのだろうが」
両手は尻を撫で回し、伸ばした尻尾が弾んでいた乳房を絞り、乳首を弾く。
「忘れさせて欲しい――汝は私にそう言ったな」
「あれは一時の気の迷いです……!」
「そんな訳がなかろう」
断言をされてきつく締まる膣内。それを感じ取ったアタランテの腰遣いが一段と速まり、ジャンヌの嬌声に艶がさらに乗る。獅子の耳にぞくぞくと来る喘ぎ声だった。
「打たせ湯の側でまぐわった時間もよかったがな。あの時の汝、あの時の後の汝は実によかった。本心から愛おしかった」
否定と拒絶の言葉を、聖女は快楽混じりに叫ぶ。紫水晶の瞳から涙を散らす。
「なあ、ジャンヌ・ダルク。確かに私は獣となったが、己の子を孕む番いを愛せないほど無情ではない。あやつ等と違って愛する努力は惜しまないつもりだ」
容赦なき腰遣いとは裏腹に囁きはどこか穏やかさを秘めていた。
だったらとジャンヌは前後に揺さぶられながら想う。こんな犬や猫のように犯さないで欲しい。正常位で恋人のように夫婦のようにしてもらいたかった。
本当にそう想っていた。されどアタランテとの後背位で生じる性感は格別過ぎた。
後ろから尻でも腰でも乳房でも――あるいは手首でも――掴まれながら大きい亀頭が子宮口をこじ開けようとする快感。幾重にも重なっている膣壁を分厚く出っ張ったカリ首に抉られる快感、肉傘の裏の微細な突起物に引っ掻かれる性感。
すべてが絶大なる快感だった。何度となく逝き狂わせられて雌に堕ちていく。貞淑な想いなど藁束のようにあまりにも簡単に吹き飛ぶ。
ジャンヌは紅潮した顔を歪めていたが、不快や苦痛の類を感じている様子ではなかった。度々覗かせる表情は蕩けており、声もまた甘く切ないものになる。
いつしか聖女の魅惑的な臀部はアタランテの動きに合わせるようになっていた。突かれるタイミングで後ろへと押し出し、少しでも深く膣内に迎え入れようとする。
「私のものはあやつらよりもいいか?」
アタランテは目を細めて問う。そんな彼女の好みに合わせて具合を良くさせる蜜壺。ゆったり動いていても心地よい射精感がじわりじわりと昇ってくる。もはや自分専用の雌穴だった。>>54
「訊くまでもなかったか」
「んうぅ……」
女殺しの逸物を抜ける寸前まで引き抜く。ジャンヌとの結合部はとろみのある愛液を滴らせ、早く戻ってきて欲しいのか尻が僅かに揺れている。
「あはあぁぁ――――!」
お望み通り、子宮口まで素早く挿入し直す。少し焦らしただけというのにジャンヌは絶頂に至ったようだ。最初に、むっちりとした尻と太腿が波立った。次に背中が官能的な曲線を描き、だらしなく緩んだ口がヨダレをゆっくりと垂らす。
「アタランテのほうがっ……彼等よりもずっと大きくて……それに上手です……」
切羽詰まった喋り方。ほうと獣は関心の息を払い、もう一度同じように打ち付ける。
「だからどうなのだ?」
「し、知りませんでしたぁっ! セックスがこんなに、気持ちいいものだったなんて……!!」
認めてしまえば楽だった。思い出したくない記憶が薄れる。海の波に流されて平らになる砂浜のように自然体になっていく。
思いの丈を告白されて逸物が一回り膨張した。覚悟したように項垂れたジャンヌを、アタランテは獣の腰使いで犯し立てる。雄々しい肉棒が濡れそぼった雌穴を突き、抉り、混ぜる音が鳴り響く。それはお互いが絶頂するまで連なり続けて止まることを知らない。
獣の逸物を望んで受け入れ 清廉潔白なる聖女は喘ぎ叫ぶ。
「あの人たちよりずっといい」「もっともっと」「全部忘れさせて」――そう高らかに善がる。後で襲われる後悔の念を追いやって今この瞬間を愉しむ。
「きてください! ナカに、ナカに射精して! 子宮にアタランテの精液ください!!」
ジャンヌの懇願にアタランテは快く応じた。絶頂を共に目指して腰と尻をぶつけ合う。
煮え滾った白濁液が尿道を上り、開いた鈴口より放出されたのは、子宮口をこじ開けて胎内に入り込みそうなほど強烈な一突きが喰らわされてからであった。
アタランテは腰を限界まで押し当て、聖女の尻を歪ませながら種付けする。どちらにとっても至福の時間が流れる。それは意外なまでに静かなひと時だった。
ただし――脳天にまで届いた快感、脳髄が痺れる快楽によって――ジャンヌの両脚は生まれたての獣のように震えている。今にも腰が砕けそうになっていた。>>55
頽れかけた聖女の胸を覆って支えたのは、紫に光る文様が刻まれた漆黒の両腕である。
『それ』を見た瞬間、ジャンヌ・ダルクは自身の正気を疑った。知らないワケではない。恐らくは彼女こそが一番よく知っている。それ故に「あり得ません」と震えた声で呟いてしまった。
アタランテの禁忌の宝具『神罰の野猪(アグリオス・メタモローゼ)』は天草四郎時貞に剥ぎ取られたはずなのだ。
感触に馴染みのある両手が臀部を掴む。四本の手が自分を触っている状況にジャンヌは思わず振り返った。
果たしてアタランテは変容していた。異形の姿に変化していた。
濁った両目の瞳孔は縦に裂け、肩甲骨から明らかに人型の長さではない異様な両腕を生やし、凄まじく伸びた尻尾の先端から付け根に向かって二十センチ余りが……あれはまさか……男性器なのだろうか? 信じられないが正しく一物のカタチを模倣していた。
「皮を引き剥がされても、カリュドーンの魔猪の因子はまだ私の中に残っている。ランクこそ低下したが『変化』のスキルもだ。だからこうして汝とまぐわえるのだぞ?」
秘密を明かして嗤い、アタランテはジャンヌの細い肩に噛みつく。鋭い犬歯が皮膚を貫通し、そこから催淫の効果を持った毒が流し入れた。
恐怖感は途端に薄れ、沈静しかけていた情欲の火に油が注がれる。違和感を覚える暇もない即効性。生命力溢れる雄の番いの雌としての獣欲が昂ってきた。
ジャンヌは色艶やかな流し目を送り、両脚を広げて受け入れる体勢を自らとった。
アタランテとの獣の狂宴はすぐさま始められる。
異様な両手が乳房を弄ばれ、指の間からはみ出るくらいに強く揉まれる。
通常の両手には尻たぶを左右に開かれ、菊門の皺の一つ一つまで覗かれた。
口では男性器となった尻尾の先端をしゃぶらされて、喉の奥まで侵入されては何かしらの液体を飲まされた。胃の中から更なる熱が生まれるようだった。
気持ち良すぎて何一つまともに考えることができない。>>56
「考えなくていい。感じていればいい。私以外とでは満足できなくなる身体にしてやる」
そうすれば凌辱の記憶など綺麗さっぱり忘れられるだろう。
肉食獣の表情でアタランテはジャンヌを犯す。聖女の蜜壺は何度味わっても飽きがこない。締りの良さは処女を奪った時とまるで変わらず、それでいて獣の巨根を苦もなく迎え入れられるだけの柔軟さも身につけた。健気にも適応してみせたのだ。抱いた女はジャンヌ・ダルク一人のみだが、これこそ至上の名器だと思わずにはいられない。
そして新たに形作った男性器で感じる快感も素晴らしく良かった。
「んぶっぢゅ、ぢゅぅぅぅ! ふぐっ、んじゅ、ぢゅる……んあぅぅ……!」
尻尾ならではの自由自在さで先端部分がジャンヌの口腔内をかき混ぜる。細かく泡立った白濁液が唇から零れているが汚らしくはなかった。聖女と呼ばれる少女を穢すという背徳感にアタランテはどこまでも酔い痴れ、ジャンヌの唇の吸いつきを無視して尾を抜き出す。
なにをされるのかを悟った聖女が祈るように目を閉じるや否や、顔面に精液をぶち撒ける。ホオズキのように赤く染まっていた顔が濁った白に塗色されていく。
尾による放出は顔だけでは留まらなかった。乳房といわず、背中といわず、腹部といわず、溶かしたチーズじみた粘っこい液体がジャンヌに降りかけられた。異様な両手が精液を馴染ませるように這い回り、全身を熱さと匂いに包まれる。>>57
するとジャンヌは肩越しに向き直る。顔に張り付いた白濁液を掬い、舐めとる淫靡な光景をアタランテに見せつけた。あからさまな誘惑だ。今度は子宮に出してもらいたいのだろう。
そんなに欲しいのなら好きなだけくれてやる――――岩に両手をつかせて猛然と腰を振るう。
「おマンコ犯されてますぅぅぅ! いいっ、いいのぉ! 獣交尾すごいぃ! お尻を後ろからぱんぱんされるの好きになってしまいそうです……!」
ついに救国の聖女が乱れに乱れはじめる。頭の中を空っぽにし、アタランテとの交配が気持ちいいと訴える。それは間違いなく本音であった。
言語化できない衝動が胸の内をかき乱す。四本の手を持つ魔獣が唸った。女性らしい乳房と臀部を鷲掴み、腰を何度も何度も前後に動かす。激しい打突音と水音が絶えず鳴る。
絶頂の寸前、アタランテは素早く動いた。
決して逃げられないようジャンヌの豊潤で豊満な肉体を抱きしめて、逸物を根本まで突き込んで精を放つ。射精は、量が波濤ならば勢いは噴火だった。規格外の対魔力があろうと、揺るぎない信仰心があろうと、何がなんでも自分の子を孕ませるという意思をありありと感じさせる。
最後の一滴を出し切るまでアタランテはジャンヌを離そうとしなかった。
「アタランテ……続きは……していただけますか……?」
身体を捻った彼女と啄むような接吻を愉しんでいると、恍惚の吐息と共に催促してきた。涙の膜を薄っすら張った紫水晶の瞳が媚びてくる。
「私に断る理由は存在しないぞ?」
このときばかりはアタランテも優しく微笑み、ジャンヌは無性に嬉しくなった。- 64名無し2017/04/14(Fri) 09:03:26(1/1)
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「料理? ……作ってくれるのか? 君が?」
「ええ、何か問題が?」
藤丸立香の胡乱げな問いに、カーミラが答える。必要なもの一式を揃えてある。
ひときわ色白で、眼にも唇にもしたたるようななまめかしい色気がある。朧月のように凄艶な美女である。
眉、瞳、唇、いずれも名工の描いたように美しく、耳、頭、指まで、これまた眼殺しの細工物のようで、しかもおぼろな霞にけぶったような感じの美女だ。
藤丸立香は、ウガルの肉を手に入れたカーミラが手料理を振る舞ってくれるというのでマイルームへ招き入れた。
「ウガル……今日、君と倒したやつか。……あれって食べられるんだ……」
「ええ、問題ないと聞いたわ」
考えてみれば、かつてはクーフーリンにキメラ鍋を馳走されたし、ベオウルフのドラゴンステーキは絶品だった。アタランテからはムシュフシュの肉や内臓を叩いて刻んで挽肉状にして肉団子のつみれ汁にしたものを振る舞われたこともあった。かつてはゲイザーの眼球などを食べたことがあった。
案外、ウガルも食べれるのだろう。
「……最近、二人でいることも少なくなっていたでしょう。だから……その」
話す途中で恥ずかしくなったように言葉を濁すカーミラ。その風情は実に可愛らしいのだが、立香はそれどころではなかった。
立香は彼女の料理の腕前をよく知っていた。バレンタインデーで嫌と知っていた。
多くの特異点を旅して死線を潜った立香ですら、心胆を寒からしめることを禁じ得なかった。
だが、長い付き合いの彼女の好意を無下にすることもできなかった。
カーミラとの付き合いはカルデア所属の英霊の中でも古く、立香と蜜な関係でいる女性たちの中でも一番付き合いが長いのはカーミラだろう。
フランスでワイバーンの群れや竜の魔女を相手に一緒に戦った戦友であった。>>66
マイルームには簡単な流しなどがあり、そこにどこからかカーミラが調達した電気コンロや調理器具を持ち込んだ。
立香は調理過程こそ警戒して恐々と見守った。しかし、本当の罠は素材のウガル肉のほうであった。
(……おかしい……いつもよりもカーミラが色っぽい……!)
エプロンをつけて肉を鍋で似ているカーミラの姿を見て、立香は欲情を昂らせる。
普段通りの煽情的な衣装の上にエプロン姿。
(この格好……すけべ過ぎる!)
もしこの場にギルガメッシュ王が同席していたならば、原因はすぐにわかっただろう。
ウガルの煮える臭いは欲情を刺激し、ひとりでいては気絶するほどなのだと。
カーミラ自身にも反応がある。彼女の眼が酔ったように輝き、頬がぼっと赤らみ、胸が大きく起伏している。
なんというカーミラの美しさであろう。いや、カーミラの美しさは初めから分かっているが、それは朧な霞にけぶる幻想的な美しさだ。
立香は、息をのんだ。
酔ったようにうっとりとして、しかも人を射る双眸のかがやき、頬に差すうすくれない、やや半開きにして喘いでいる唇は、濡れて、真っ赤である。どきっとするほど真っ白な肌がぬめぬめと光って、何かが匂い立っているようだ。
それは地獄的な美しさであった。見る男すべての息を荒くし、血を湧き立たせ、脳髄までくらくらしてくるほどの超絶な妖艶さであった。
「マ、マス、ター……」
酔い痴れるような眼でカーミラは呟く。
衰弱した理性を持つ二人が、色に狂い暴走するのに時間は要らなかった。>>67
「私は、たった今から乱心します」
「乱心?」
「ええ」
「そんな」
立香は、くすっと、笑った。
「お笑いなられたわね。お笑いでしたらファントムメイデン行きでしてよ、マスター」
カーミラも、そのくせ忍び笑いを洩らしてしまっている。
彼女自身も、自分が思わず洩らした忍び笑いによって、心の抑制がまるで効いてないことを改めて自覚した。
「自分で、します」
と、カーミラがもがいた。立香は、黙って作業を続けた。
やがてカーミラのつけていた床の上に散り、そのなかから、カーミラの裸形がうまれた。
その白蝋に似た顔や、しなしなとかぼそいからだに、妙に男をいらだたせる肉感的な翳があった。
マイルームにはふたつのテーブルが少し間を隔てて並べてある。そのふたつのテーブルには、カーミラの上半身と下肢がそれぞれ仰向けに縛りつけられて、その細い胴は、間の空間に弓のごとく浮いていた。これは女体の白い虹であった。美玉のような顔は、じっと眼を閉じて死んだように見えたが、ふくよかな乳房はかすかに息づいていた。
「なあ、本当にこれでいいの?」
「ええ、よくてよ」
黒ミサかSMプレイにしか見えない状況に、カーミラを縛った本人である立香も、流石に困惑を隠しきれず、胡乱げにカーミラを見る。縛られたカーミラ自身がこれを演出したのだ。
「流石に、自分を拷問するのは初めてだわ。……少し、ドキドキするわね」
少し息が荒くなるカーミラ。未知なる行為に既に欲情しているようだ。
部屋の電灯が。その椀を伏せたような乳房や、くびれた胴や、むっちりとした腰や、のびきった二本の足を、真正面から照らし出していた。それがすべて、大理石みたいにかたくなっているだけに、光に照らされて映し出された影がうつり、すべり、立香の眼には光がゆらゆらとゆれて、女の裸身を彩っているように見えた。>>68
「変態」
「う、うるさいわね。……スカサハやアルトリア、アタランテとは、こういうこと、やらないのかしら?」
「やらないね。興味はあるけど、まだやったことはない」
「あら、そう。それなら、せっかく私が乱心してあげるのだから、存分に楽しんでくださいな」
そういうことなら、容赦しない。立香はそう思い。ふたつのテーブルにかかる女体の虹に十本の指を並べて置いた。
「じゃあ、やろうか。カーミラ」
そういって、十本の指がカーミラの身体を一本一本が軟体動物であるかのように蠕動し始めた。
「きゃっ……ぁん、くすぐったい……」
立香の十本の指は、白磁の椀を伏せたようなカーミラの乳房の上に渦を描き続けている。両掌で、白い粘土から壺でも捏ね上げるように乳房を揉むのにかかり、カーミラの胴がかすかにうなり始めた。
「ふゃんっ! も、もうっ、……っふあぁっ!? ふぁ! あっあ、は……! む、胸っ、敏感になってる、からぁ……」
ふにふにと揉み込めば健気に押し返してくる。弾力と柔らかさに満ちた双乳を、腋から差し入れた両手で、それぞれ中央に寄せ上げるようにして揉みこねてやる。
ふたつのテーブルに縛りつけられたカーミラは眼を閉じ、歯を食いしばっていた。十本の指は、そのくびれた腰から白磁色の腹へ、爬虫類のように這い回る。
(ああ……こ、これはっ……なかなかっ)
肌がねっとりとして、手で受ける刺激は、フェラチオやセックスほどの苛烈な刺激は覚えない。けれど、立香は腰の芯から生じる、小さな衝動の種を噛み締める。
「ひゃ、あ、あんっ! ……も、もうっ。……ふぁ、あ、ぁあっ……」
カーミラの顔が紅潮してきたのは、羞恥が、彼女自身どうすることもできない血のざわめきがなすところだ。
「ン……っ、ふ、ァ……はしたない声、出ちゃう……」
十本の指は、カーミラの肌を這い、こねまわし、乱舞していた。人間の肉体というより、象牙細工みたいに真っ白で、しかも蛇みたいにくねくねとうごくからだであった。涙を流しながら、宙に浮いた白い蛇はくねり、波打ち始めた。>>69
「あ、あぅ、んっ、くぅぅんっ……! ダメ……ぇっ、身体中、どこも気持ちよくって、ばかになっちゃうぅぅぅっ」
十本の琴爪にかき鳴らされて、意志に背いて全身から絞り出し始めた嫋々たるカーミラの咽び泣きに、立香の耳は奪われた。
「んあぁっ……! はふ、うっ、んあぁぁぁっ!」
揺らめき乱れる白銀の長髪を立香はひと房捕まえ、寄せた鼻先で嗅いだ芳しさに酔いしれる。
涙目で訴えるカーミラの求めに応じて、差し入れた両手をさらに侵攻させ。絖みたいに光る乳房の――大きめの乳輪の真ん中でボコリと内側に陥没していた薄桃色の乳首を、指が愛撫する。
「ひあふっ!? う……、くうううううっ! うぐ……、い……、んぐう……」
絶頂に晒された女体は狂ったように痙攣している。快感に酔いしれ耐えきれなくなった陥没乳首は、本人の意志を離れてボコッと勃起した。勃起した薄桃色の乳首を左右同時に捕まえ、摘まんでやった。
「ひぁぁぁぁぁ……っ!」
背を震わせたカーミラが弓なりに反り返る。
「ンぅっああああああっ!」
張りのある巨乳が弾むのを掌に感じつつ、その、滑らかな質感と弾力を延々と味わい尽くす。硬く勃起した乳首をやんわりつねる。
「んひぎっ!? んふぐぅ! おぐっ、う……! くっ、うむぐぅ! うぐうううっ!!」
指が、真っ白な二本の円柱のようなふとももを、無毛の白蝋の谷にむかって微妙にもみかげてゆくにいたって、カーミラは呻き声を立てた。
「くぅぅぅぅぅっ! あ……、あっぁ……!! ひふっ!? ウウンッ! クフゥン! ンンーッ」
カーミラの肢体の震えが、いよいよ切羽詰まったものになる。ガニ股に広げられた脚が、先刻から小刻みに痙攣している。カーミラの牝肉は濡れぼそっている。膣肉で茹った薄白い蜜液でコーティングされた真っ赤な媚肉も、物欲しげに蠢いている。
「マスター、ます、たぁっ……!」
潤み蕩けた声音で名を呼ばれることで、慕情は際限なく膨らんでいった。
「切なっ、ぃのわ…っ、胸も、お股もぉっ……」>>70
立香はカーミラの股間に顔を埋める。膣に鼻先を押しつけ、彼女の股間を刺激する。わざと派手に鼻を鳴らすことで血の伯爵夫人から染み出てきた蜜の濃厚さを直に堪能した。
「カーミラのが……すごく、硬くなっている……」
「んぅっ! そ、そこはだめっ……」
大きめのクリトリス。敏感過ぎる性感帯を、わざとやんわり。決して急ぐことなく撫で擦り、攻め立ててやる。
「い、いじわるぅ……やっ、ぁ、ぁひっ……!」
「ぢゅるっ……! 飲んでも、ろんれほ……はふれへふる」
「ひぅ! んっ、くぅんん! くっ、口づけたまましゃべらないでぇ……!」
飲んでも飲んでも溢れてくる蜜汁を啜り、嚥下した。甘酸っぱい味わいを堪能する。
「はぅ……っ、やぁ、あっ、あっ、ひ……! もう、も、ぉ……お願いよマスターっ……立香……!」
唾液と蜜でべちょべちょの股間に、指先と鼻先を使って圧を加える。
その都度カーミラの喘ぎのトーンは一段ずつ高まって、じきに切羽詰まった様相でひっきりなしに響きだす。
膣に、立香の指が無造作に突き入れられた。膣肉を鷲掴みにされるような格好で指を捩じ込まれ、 指をきつく加える肉溝が蜜液をぶちゅぶちゅと吐き出し、絶頂に晒された女体は狂ったように痙攣している。
「ひあっ!? くっ! うう……ひゃひゃいっ! ううっ!!」
立香の指を陰裂に思い切り押しつけられ、嬌声とともに、ギリギリのところで耐えていたカーミラの何かがズルリと押し流された。>>71
「くひぃっ!? っは……! あ、あぅぅぅっ、イっ、くうううう……っ!」
カーミラがガクンガクンと腰をくねらせ、陰裂から蜜液を吐き出す。
「ふぅあッッ……! も、もぅ、だっ、めぇっ……あ! あひぁあぁぁぁぁぁ~~~~!!」
ひと際高く、長い嬌声を零しながら。カーミラは背中と喉を反らす。
ぷしゃっ、ぴゅるるっ、ぷしゃぁぁぁぁっ……っ。
尿と潮が迸り出た! 温みに満ちたカーミラの尿液が金色の弓線を描いて床に落ちた。
「ほっひぃいいいいいいいいぃいいいいいいいっ!!」
放尿の強烈な快感と解放感とに微睡みつつ、カーミラは喜悦満面の涙声を発する。
「あひぃいいいいいいいいぃいいいいいいいっ!? あひぃんっ! あぁ……お漏らひいぃっ」
熱い淫液と尿のシャワーの飛沫でぷっくりと膨らんだ陰核を洗われ、カーミラはだらしない蕩け顔になる。
まるで赤ん坊でも産み落としたように、カーミラがぐったりと虚脱状態になっていた。立香はなめずるようにその姿を眺め下ろしていたが、やがてテーブルに縛りつけていた縄をぷつりと切った。
立香はカーミラを抱えてベッドへと移動する。
「ちゃんと、はっきり聞かせて……?」
何をして欲しい?内心の昂揚を押し隠しつつ、そう立香はカーミラの耳元で囁く。
「入れて、欲しいの……っ。立香と、ひとつに……っ、なりたい……」
反らせた喉を震わせながらの懇願に、肉棒は迅速に感応し、先程以上に硬直。負けじと反り立ち、自己主張を再開した。
「……見つめ合いながらが、いい。抱っこ、して……」
懇願された内容と、拗ねたように唇尖らせた様が予想以上に愛おしくて。反射的に細腰を抱き寄せて、そのまま勃起を濡れそぼった彼女の秘所へ押しつけてしまった。
「ひゃ……あ……マスターの、あったかいのが、当たってる。とっても元気に弾んで……そっちだって、もう、我慢できなかったようですわね……」>>72
―――カリッ。
「……っ」
意地悪したお返しよ。そう耳元で囁いたカーミラの唇に、浅く甘噛みされた。
噛まれた上唇がやたらと熱っぽく感じるのは、それだけ腕の中の温かみと柔らかさに、耽溺しているから。
左右の掌一杯に抱きしめた尻肉はボリューム充分。ともすれば零れ出そうになるそのボリューム感に弾力と温かればみ。それらを揉み込むことで思う様堪能し、喘ぐカーミラの声に、なお情欲を高めてゆく。
「このまま……入れていい?」
「……聞かなくてもわかっているくせにぃ……」
また唇尖らせたカーミラの、誘うような視線に魅入られたまま。彼女の尻を揉む。反射的に顔を上げたカーミラに笑いかける。
「お、重くないかしら?」
「女の子ひとり抱えられないほど、やわじゃないぞ。なんなら、お前を抱えてヘラクレスからも逃げてやる」
「ひっ、あ、あぁ……っ、も、うっ、焦らさないで……っ」
クチクチと性器同士を擦り合わせ、たちまち震えを強めた膣口から真新しい蜜が溢れ出し、位置を簡単に特定することもできた。
もどかしい快楽に痺れゆくさなか、カーミラの色々な表情を見て見たい欲求に駆られる。拗ねた顔も、喜ぶ顔も、そして、快楽に溺れてはしたなく喘ぐ姿も―――カーミラのすべてを、見たいと思う。
「入れる……ぞっ……」
上体を反らしかけたカーミラの腰と背をしっかり抱いて、大量の蜜が漏れ出してくる割れ目へと、猛り切ったペニスを押し込んでゆく。
「ふぁっ! あ、あ――――……っ!」
突き込むなり、ネットリと潤んだ膣壁がこぞって絡みついてきた。震えながら、蜜まみれの肉ヒダが止め処なく、奥へと突き進む肉竿を掃き掠めてゆく。
引き攣った膣肉が、侵入者を波状的に締めつけた。待ちわびた末に訪れた強い快楽に、小さな絶頂を味わっているらしい。
その強烈な締めつけは、肉棒にも膨大な肉の衝動を注ぎ込む。>>73
―――こつんっ。
大量の蜜が絡んでいることもあり、きつい締めつけをものともせず一気に膣肉を貫き通すことができた。
「ぅぁっ! あっ、あぁぁっ!」
浮き上がりかけた尻を落ち着けて、カーミラが一際大きな喘ぎ声を迸らせる。腹の中の感触を堪能するみたいに腰を揺すり立てるたび、押し出された蜜液が漏れて、お互いの腿をしとどに漏らす。
「く、ぅ……っ、カーミラの中……いつも以上にドロドロになってて、なのにきつく、僕のを締めつけて……っ、すごく……いいっ、気持ち、いいっ……」
それよちさらに濡れそぼつ粘膜の歓迎を受けたどり着いた、底の底。コリコリとした感触を楽しむように腰を揺すれば、乗っかるカーミラの尻肉がぎゅっとすぼまり。連動した膣穴も、一段と締りを増した。
「わ、たし、もっ……マスターのがおなかの奥に当たってるのっ……いいわ、とても、感じるのぉっ」
火照った息をお互いの頬に、においを鼻先に感じながら、視線を重ねる。双方、腰は際限なく湧き通しの情欲に煽られて、いやらしく動き続けた。
「マ、マスター……キス……して……?」
「あぁ……っ」
どちらかともなく唇を寄せて、胸の中に滾る思いを伝えようと、貪るみたいに激しく吸い立て、舌を絡める。
卑猥な音色が、上下の結合部から同時に響いていた。
指を絡め、左右それぞれ彼女の手を繋ぎ止める。
「んふ、っ! ふぅ、んっ、んんんぅっ!」
人ひとりを真下から突き上げる格好のこちらよりも、上に乗るカーミラのほうがはるかに動きの制限は少ない。そのことを差し引いても信じられないくらいに、彼女は激しく腰を使い、立香の情欲を搾り取ろうとしていた。
「ふぁぅっ……!」
かり……っ。
「んぅっ!? くっ……」
のけ反って唇を離す際、故意か偶然か。カーミラに上唇を再度甘噛みされた。ぷるんと弾んだ双方の唇を、唾液の糸が束の間、橋となって繋ぐ。>>74
離れたくない。離したく、ない。
あえなく切れた唾液の架け橋を見つめるうち。情欲よりもなお強い感情が渦巻いて、今唯一繋がっている場所―――腰を、目一杯跳ね上げる。
「っあ!? ひあっあぁぁぁっ!」
今度は、カーミラが驚き喘ぐ番だ。
「ごめん……僕、もう……我慢できそうに、ない……!」
「り、りつか……私も……一緒に、最後まで抱き締めてて……お願いっ……」
頷き、抱き寄せた尻の温もりと柔らかさ。愛おしさで必要以上に力を込め、揉みしだいてしまう。
「ふぁ、んっ、あふぁぁぁっ!」
止まらない腰を繰り返し突き上げ、反り返るカーミラの身体を抱き締める。彼女の胸の高鳴りと、喘ぐ唇から零れる吐息の熱を感じる。
「この、まま……一緒に……っ!」
「ますっ、たぁ、っふ、あっ、あぅっぅあぁぁぁぁぁ……っ!」
回転を速めたピストンを受け入れる膣穴が、蕩けた蜜を濡らしながら引き締まり、喘ぐ唇の代わりに意思を伝えてくれる。
小刻みな脈動を始めた亀頭を受け止める子宮口もヌルヌルに潤っていて、腰を突き入れるたびに、強烈な吸いつきで歓迎してくれる。>>75
「そっ、それぇっ……ふぁ、あっ、あァ! 奥ゴンゴン突かれるのっ……イイぃっ!」
切なさを訴えるカーミラの腰が、上下律動からくるねる動きに変化する。膣内のヒダも腰の動きに合わせて目まぐるしく蠢動し、肉幹に新たな刺激を加えてくれた。
胸の高鳴りと競うように腰元からせり上がってきた射精衝動が、へその真下あたりでとぐろ巻、瞬く間に増大する。
衝動に背を押されカーミラを下から突き上げれば、むっちりと肉の詰まった尻たぶに出迎えられる。貯頸に、ドスン―――。真上から振り落とされる尻肉の圧力によって、再度膣の奥底まで肉の竿が呑まれてゆく。
「ま、すたぁ……あぁ……っ。好きっ、大好き、ぃっ!」
喘ぎ混じりの告白が、ますます互いの肉欲と慕情とを増幅させ、技巧をかなぐり捨てての貪欲な腰の動きを促進させる。
口を大きく開けて息を吸うくらい酸素が不足しているのに、それでも愛しさにかまけて再度唇同士を重ね。鼻で荒く息をしながら、相手の舌に吸いつき合った。
柔らかく滑らかな乳肌が胸板に触れて情欲を刺激されて、剥き出しの双臀を再び抱き寄せ、突き上げる。
「ひゃ……ぁぅ! マ、マスター……っ!?」
尻たぶを鷲掴みにする際に、偶然指先が彼女のすぼまり―――尻の谷間に隠れていた小さな穴に触れた。途端、いっそう膣肉が引き締まる。
排泄に用いるだけの、不浄の穴。貴族としてしつけられた彼女の意識下では、そんな認識が強いのかもしれない。
尻穴を指先がかすめた直後から羞恥に溺れた顔をこちらの胸板にうずめ隠してしまった彼女の膣肉が、一際苛烈な蠢動を開始した。
それは、「早く射精して欲しい」「とどめを刺して」そんな風にねだっているようにも思われた。
「すぐっ……もう、すぐにイク、からっ……!」
気を抜けば溺れだしまいそうな衝動を腹部に押しとどめて、一緒に絶頂を迎えるためのラストスパートを仕掛けた。>>76
「や、やっ……ためぇ! そこ、そんな風にっ、されっ、たらぁ、あひっ、ひっ、ああああぁぁぁぁ……っ!」
「このまま……出すよ……!」
喘ぎごと押し出すように告げた言葉に、彼女はただただ頷き、応えてくれた。
「んぁっあっあっあぅぅ! くあっ、あァ……! っふあああああああああああ……っ!」
高く、長く、甘い鳴き声と同時に痙攣する膣に促されて、深く奥まで突き入った肉の棒も絶頂の波に浸かる。
「うひぃっ! へぅっ!? おおっ!! イぐ! イぐッ! イッぐうううううううううっ!」
ぐりんと白目を剥き、舌を突き出し、涎を口の端から垂らし、カーミラが絶頂の咆哮をあげる。
「くううううっ! あぁあああ……っ!」
反り返ってベッドから転げ落ちそうな、彼女。その潤みほぐれきった膣内粘膜めがけ。目が眩むくらいの苛烈な衝撃。快感を、頭の中まで真っ白に染められながら吐き出していく。ひとりでに弾む腰をカーミラの尻と腿とに押しつけて、最後の一滴まで注ぐべく、絶頂の波に合わせた小刻みな律動を続けた。
「ふぁ……っ! あ……あぁぁぁっ! マスターの、熱いのが……流れ込んでくるぅ……っ」
搾り取られると、注がれる端から飲み干そうと引き締まる膣肉の求めに応じて、止め処なく。再び、自分でも驚くほど大量の白濁液を、カーミラの中に注いだ。
「ひっ! やっ、またっ……!? またっイク、うぅぅぅぅぅっ!」
滾る熱を子宮で浴び、再度の絶頂に押し上げられた恋人の腹部が波打つ。
「ひぁ……ぁっ、あぁぁ! ふァ……~っ、ゃ、ぁ……だ、めっ、見ないで……ぇっ」
ヒクつき、精を搾り続ける膣口。その上部、いっそう大きく硬く尖ったクリトリスの真下から、半透明の液体が勢いよく弧を描いて放出された。
「……っ、すっかり、イク時に噴くのが癖づいてるな……」
温かな潮を腹部に浴びながら、正真正銘の最後の一滴を注ぎ入れ、息を吐く。
カーミラは耳まで真っ赤に上気した顔をゆっくりと持ち上げ。
「誰のせいよぉ……ン……ンン……っ。意地が悪いわね、貴方。私より意地が悪いなんて相当よ」>>77
歓喜と羞恥とに交互に浸りながら、徐々に息を整えていきながら、甘え声で囁いた。
「う~……は、恥ずかしかったんだから。……でも、次も一緒に気持ちよくなってくれるって約束してくださるかしら……?」
抱き着いてきた彼女が耳元で発した囁きの甘さと、触れ合うあちこちで感じ取った火照り。性交の余韻を愉しむように、たがいの肌を摺り合わせた。
「ああ。次も、そのまた次も。カーミラに愛想を尽かされない限り、ずっとだ。約束する」
「私があなたを手放すはず、ないじゃない……」
長く、熱烈な口づけを交わす。
「まだ、身体が思う様に動かないから……着替え、手伝ってもらえるかしら?」
「喜んで」
ふたりきりの時だけ甘えん坊のカーミラに笑顔で応じて、徐々に引いていく絶頂の波を名残惜しく思う。自分を拷問するのは初めてだわってセリフ好き!
甘えん坊になっちゃうカーミラさん可愛いしエッチでしたいやぁ実にけしからんな(よくてよを押しながら)
……今夜はこれで決まりだな>>60
>>61
>>62
>>63
>>65
読んでいただきありがとうなのじゃ!
ふたなりに加えて、腕生やしたり尻尾の先端を男性器にしたりやりたい放題したから、私自身楽しかったですじゃ(反応がどうなるのかの不安はもちろんありましたが)。
腕は新劇のエヴァ3号機からの着想ですぞ。特別そういう性癖ないんじゃが、あそこのシーン刺激的で気に入ってるのじゃ。
尻尾は普通に触手と、ハシュマルやバルバトスのテイルブレードからじゃな。ハシュマルのビーム発射音と鳥の鳴き声に近い駆動音大好きじゃ。
全部使えばアタランテ一人で牢屋での凌辱を疑似的に再現できる妄想。股間にもう一本生やせば膣も菊門も口も塞げる素敵設定。
次回は魔獣と聖女の濃厚交尾を第三者の視点から描こうと思う次第。>>86
どれも凄い読みたいけど酒吞がいいな>>86
いちゃいちゃのエレナが見てみたいのじゃ。>>86
エレナとのいちゃこく話かな。単純にエレナが好きなのもあるが、彼女が色に狂う様を見てみたいね。>>86
ぐだーすのが一番惹かれるな>>86
暗いエロ大好きマンだからぐだーずが読みたいです…>>86
とりあえず今日の24時までの多数決で決めたいと思います(同数なら早い順)>>86
ぐだぐだマシュで!>>86
酒呑で!>>86
ぐだーずが多かったので、ぐだーずのから書き始めます
日曜日には導入部くらいは上げるつもりです>>94
これは中々解けない難問……自分が書きたい物語にキャラクターを合わせるのではなく、書きたいキャラクターの個性に合わせて物語を用意するというのはどうじゃろう。これなら登場人物が話を動かしている感じがでると思うのじゃが……じゃが。
アルトリアのNTRでは、士郎を本当に愛している彼女が「他の男の一物を見て興奮する」というのがかなり細かく丁寧に描写されていて個人的には一押し。続きが愉しみ。
変態紳士リツカ氏が書かれたカーミラでは、拷問する立場の彼女が(緩くとはいえ)される側に回るギャップが新鮮だった。普通ではありえないから、ぐだ男との間の愛情と信頼が感じられてよかった。
王道であればマシュとぐだーず。なんか危ない性癖でもなければ、この二人は難しいことはいいからイチャイチャさせるんDA! 初めは初々しく、若さゆえに段々とハマっていく感じとかいいよね! 部屋に入ってすぐさま抱擁してキス。服を雑に脱ぎ捨てながらベッドに向かうとかドストライク。
……ふぅ。キャラを生かしたいのであればそのキャラのことをよく知るのじゃ(賢者モード)
>>97プロット自体は完結まで存在する。気長に待っていてほしい。
>>94キャラの感情がわからない時は、自分にキャラを降ろす。
口調、性格。彼女ならばこのように考え、このように話す。そしてこういう行動をとる。そんな妄想をしながら書き進めていく。
要はなりきりに近い感覚で書いている。>>97
最初のスレの酔いどれマシュはいいものでござった・・・いくつか話を書いていて出来た悩み事で女性の美しさの表現の書き分けが結構頭を使うことなんですよね。スカサハ、アルトリア、カーミラとそれぞれ違う表現で彼女らがいかに美しいかを描写するために色々と工夫しているので、差別化するのが結構大変なんですよね。
今後も立香ハーレムの、彼の嫁たちを書きたいと思うんですが、まずはそのために言葉を集めないといけないなと考えてます。どうでしょう?今までの彼女らの表現は読むのに想像力を刺激する力は持っていたでしょうか?>>97
「キャラを活かすために物語がある」場合と、「ストーリーを魅せるために必要なキャラを配置する」場合があるからね
前者はキャラ同士の掛け合いやギャグでテンポをとって進む、ギャグマンガとかに多い展開
後者は並行する事件が複数あったり時系列が重要だったりもする設定ストーリー型
書きたいけど書けない場合は、これが矛盾してることが多い
つまり、「ぐだとマシュとのイチャラブエロエロが書きたい」「でも書けない」場合、ノリだけが必要なのに、余分なストーリーとか状況の設定をしちゃってないかとかね
ソリッドブック的に余計なことはいいんだよって感じで、一行目から「2人の関係をやきもきしたダヴィンチちゃんが媚薬を飲ませました」な展開を勢いで書いて、必要ならあとから説明を肉付けするとか
逆に例えばエロに「酒呑童子と金時のなれそめ」とか「クレオパトラとカエサルの思い出」とかの情景を重ねる場合は、説明部分の比重が最初から多くなるとかね>>103
>>余分なストーリーとか状況の設定をしちゃってないか
凄く突き刺さる言葉だ…カーミラさんの人、すごいエッチですね・・・
頑張ろあれはうりぼうの島となったスカイ島を冒険した夏の日のことだろうか。人類最後のマスターの少年は、複数の女性と親密になった。
皆が思うように夏を過ごしたが、彼の心を特に捉え、より親密な関係になった女性が一人いた。
彼はその女性の部屋に来ていた。
テーブルには広島式のお好み焼きを見事に平らげた残骸があり、皿にはソースしかのこっていなかった。
「ごちそうさま、今日のご飯も美味しかったよ」
「そう、それは良かったわ。作った甲斐があったと言うものです」
彼女、聖女マルタはにこりと微笑んだ。
彼女はパレオとビキニをまとい、その上からフリルのエプロンを着けていた。
「あなたに満足してもらったなら何よりよ。さあて、片付けるわよ」
「ああ、待ってよマルタさん」
「何よ? まだ何かあるってんの?」
呼び止められたことに口調を荒くして振り返った。
今の彼女は町娘時代のそれであり、聖女の仮面をつけている時よりも乱暴な立ち振舞いをしてしまう。
はじめこそは戸惑ったものだが、もう馴れたものだ。彼はそれを臆することなく、がさごそとカバンを漁った。
「いやね、普段からお世話になってるし、オレからもプレゼントをあげたいなーって思ってさ」
「へえ、鈍感なあんたにしちゃ気が利くじゃない」
「まあね、新宿に行ったときに見つけてしまってね、マルタさん以外に似合わないだろうなってすごくインスピレーションを受けたんだよ」
「わ、私以外に似合わないだなんて・・・そんな」>>106
マルタは頬を赤くしてそっぽを向いた。この五つほど肉体的 に年が離れているような少年は、時おり恥ずかしい台詞を何の躊躇いもなく言うことがある。
「お、あったあった。はい、プレゼント」
少年はにこにこしながらリボンのついた包み紙をマルタに手渡した。
「ありがとう、何かしら・・・・・・」
マルタは包み紙を開けて中身を確認した。
中から透明なシリコン状の物体が現れた。それは10センチほどの太めの漏斗のような形状をしており、底にはリング状の突起物がついていた。リングと漏斗の間には詮のようなものがついていて、まるで漏斗を何かに嵌め込み、リングに指をかけて引き抜くような、そんな形状をしていた。
マルタはこの物体を知っている。破廉恥な行為に使う物であると知っているのだ。
彼女は羞恥で顔を赤く染め、声を震わせながら問いただした。
「・・・・・・これは、何?」
「アナルプラグだよ」
彼はなんと言うことはなく、しれっとした調子だった。
マルタは羞恥の限界を向かえ、へらへら笑う少年の頬に平手打ちを食らわせた。
少年の頬には季節外れの紅葉が出来上がり、ひりひりと赤く腫れ上がった。
「変態!」>>107
「痛いなあ、手加減してくれてるのはありがたいけど」
少年はすりすりと自身の頬を擦った。筋力B+サーヴァントのビンタをまともに食らえばジオングのように頭がとんでしまうことであろう。
マルタは怒りに震えながら少年を弾劾した。
「助平! 変態! あんたなんてものを持ってきたのよ!」
「言ったじゃないか、世界一似合うのはマルタさんだけだって」
「全然嬉しくないっての! 馬鹿馬鹿しい」
「そんなこと言わないでよ、マルタさんは絶対に似合うからさ・・・・・・」
少年はするりと、マルタの背後に回り、右手で彼女の右手の指を絡ませ、左の大きな手のひらを肩に乗せた。
少年はマルタをまっすぐに見つめていた。彼の瞳には聖女の横顔しか映っておらず、視線には愛と欲望があった。
マルタも気づいているものの、好意を抱いた視線に素直に目を合わせるのは少々気恥ずかしい。敵意や害意を持った相手となら幾らでもメンチを切れるのだが、感情が反転した途端にうまくいかなくなる。
「わかったわよ・・・・・・もう、好きになさい」
マルタは根負けして、背後の少年の顔を向いた。少年は舌を伸ばしキスをした。歯茎の裏や、奥歯を嘗めとるキス。
キスをする傍らで、彼はエプロンの下のビキニを乱暴に押し退け、左手で乳房を掴んだ。乳首の周囲を親指で擦り、四本の指で乳房の付け根を刺激した。
マルタは彼に女を求められていると強く感じた。求められると嬉しく思うと同時に、じわりと興奮が滲む。>>108
腰部に、熱を持ったぶつがあたる。キスに興奮した彼がむくむくと勃起させたのだ。ズボン越しとはいえ、その熱はマルタの蜜を滴らせた。
少年は乳房を擦りながら、唇を離した。まだ繋がっていたいとでも言うように唾液が糸を引いた。
「なんだかんだ言って、優しいよね・オレ、マルタさんのそういうところ好きだよ」
「バカね、ほんとに助平・・・・・・」
「助平で結構。それはそうと、パレオとっていいよね? 履いてないんでしょ」
「な・・・・・・!」
マルタは突如として下着を履いていないことを言い当てられ驚愕した。
「だって、おしりの形がくっきり見えるもん。もしかして、オレが来るまでひとりでオーナニーしてたの?」
マルタは羞恥心でなにも言えなくなった。ただ、目を合わせずに頷くばかりであった。
彼を欲するあまりにしでかしたこと、自身の浅ましい思いすら見抜かれてしまったことに、丸裸にされたような恥ずかしさで、顔に燃えるように熱い。
何もかもを言い当てられたマルタは強く彼の手を振り払い、彼と向き合った。
左乳房が丸見えになっているが、そんなものはどうでもいい。やけくそのような、逆ギレのような勢いで何もかもを明かした。
「・・・・・・そうよ、ええ! あんたの言う通りよ! でも、ここ最近ご無沙汰だったんだもの・・・・・・! あんたは復讐者につきっきりだし、お、オナニーくらいしたっていいじゃない!」>>109
「ごめんごめん、レイシフトしたっきり全然呼べなくてさ・・・・・・」
「言い訳しようっての? いいから入れなさいよ! ずっと会えなかったの、欲しくて堪らないのよ!」
マルタは食事に用いたテーブルに手をつけ、突きだした尻を振った。少年を誘惑・・・・・・否、挿入を強要した。はしたない行為だとは思いつつ、我慢しきれない女の欲望を全面にさらけ出した。
少年は困った顔をしながらベルトを外し、ファスナーを全開にして、勃起した肉棒を露にする。
彼は一度唾をのみ、パレオを捲った。筋肉が程よくついている、すらっとした白い脚の奥に黒々とした深い茂みが湿り気を帯びながら、今か今かと肉の熱を求めている。
最早前戯は不用。我慢しきれなくなった少年は、たまらず蜜壺に杭を挿入した。
マルタは待ち望んでいた男の感触に歓喜の声をあげた。
「あぁん! そうよ! これがぁ、欲しかったのぉ!」
「相変わらず、すごいっ! 締まりだ!」
少年は両手で腰を掴み、がっつくように彼女のうねりを感じていた。筋肉質な彼女との性交は常に吸い付くような絞まりがあるのだが、今回は特に強力な吸い付きであった。
同様にマルタも、彼の肉杭の太さ、熱に悦びを感じていた。
太めの亀頭が膣壁をグリグリとえぐり、それが動く度に背中の芯が震えるような快感をもたらすのだ。>>110
「気持ちいいよ、気持ちいいよ! とっても!」
「奥までぇ! いやっ! おく、おくぅ!」
上下に動く肉杭は、奥の奥へと突き進み、すぐに子宮口に突き当たる。最も敏感であり、亀頭が当たると、脳が痺れるような快楽が支配した。はじめて体を重ねたときは、痛みで白目をむいたこともあったが、今では奥に当たる快感が愛おしい。
己の子を宿せといわんばかりの男の欲求が、ストレートに現れていると実感できる。マルタはその男の欲求ーー女として愛されていることを実感できるこの瞬間がたまらなく好きだった。
マルタは少年に腰回りを両手で抱かれ、背中と腹が密着した状態で犯された。
亀頭が擦れるスピードがあがり、どんどん竿が膨張していく。絶頂に近づいていく最中、膣内が肉棒に圧迫されていくのを感じていた。間もなく彼は射精に達するのだろう。
加速していく肉のうねりに、マルタもまた絶頂に達しようとしていた。加速する快楽の波に、マルタは獣のような矯声をあげた。
「あーーッ! いっちゃう! いっちゃう!」
「おれ、も! 出すよ!」
「いくッ! い! い・・・・・・! あぁ・・・・・・! ーーーっ!」
少年が達するより早く、マルタは絶頂に達した。蜜が外へと飛び散り、筋肉が引き締まる。
それは膣も例外なく適応され、少年の肉棒を容赦なく締め付けた。
元々限界が近かったこともあり、マルタの後に続いて、膣内にどろりとした熱が送られた。痙攣する肉棒から放たれた精は奥の入り口まで叩きつけられた。
一回、二回と、精が吐き出されると、少年は蜜壺から引き抜いた。引き抜く最後の最後までマルタの肉ひだは男を離そうとしなかった。
彼らの足元には小さな水玉がいくつも作られており、そのどれもが女の臭いを漂わせていた。
濡れた密林から覗く、ぱっくりと空いた穴から男のものと混ざったものが滴り落ちるまでそう、時間はかからなかった。
快楽に息切れを起こし、腰を抜かして床にへたれこんだマルタの耳元で、少年は囁いた。
「ねぇ、お風呂、いこうよ」
少年の肉棒はやや柔らかくなっていたものの、いまだに固い芯があり、まだまだ満足していないと主張していた。彼の雄はマルタの愛液に染まり、てらてらと光っていた。>>112
乙ー
マルタさんはやはりいい……
次回が楽しみ!>>112
気の強い凄女……聖女のマルタさんすきじゃあ。
してマルタさんに広島風お好み焼きって思いのほか合う。ヤクザがいたか(y
……だ、誰が作ったんじゃろ(震え声)乙ー良い物読めました
しかしジオングという単語がここで出てくるとは予想も出来なかった>>116
活気づくのは大歓迎。イラストとSSのスレッドが合体することによくてよを一票。>>116
自分も大賛成です。
このスレにも人が増えれば嬉しいですね!>>105
ありがとうございます!ひとつ前のスレでスカサハとアルトリアをヒロインにした話も書いているので、よければ読んでいただければ幸いです。
マルタさん、いいですね。私も書いてみたかった人です。マルタが剛毛、いいね。イメージ通りだ。マルタの痴態、楽しみにしていますよ!>>112
(覚えていますか……R18スレで書いて欲しいと言った者です…マルタさんはいいですね……
次回をとても楽しみにしております)>>116
自分も賛成です。話の場面がイラスト化されたらさらに嬉しいね!やだ、内容は変態なのに物語の作り方の議論は真剣で良いものだわ…
話題スレでもチラッと言っていましたが、小太郎君と信勝君がちっぱいであって欲しい願望から発展したSSを書いたので投下させていただきます。
内容的には、先天性の女体化をしている小太郎君と信勝君に、そうとは気づいていないぐだ男がお風呂場で遭遇して怒られる話と、おまけのつもりで書いたら寧ろそっちのが長くなってしまった深夜に小太郎君と信勝君がぐだ男の部屋で言い争っている感じの話のセットになります。
主な注意事項としては、
・小太郎、信勝、アルジュナが特に説明なく先天性女体化して登場する。
・ぐだ男が性転換しているサーヴァント含めてモテている一種のハーレム状態の設定。
・いわゆる本番行為はなく、前半のお風呂場遭遇ドッキリや、後半に行為未遂を匂わせる描写がある関係でこちらでの投稿になる。
・全体的にバカっぽいノリで、それに合わせて登場人物たちもノリがバカっぽくなっている一種のキャラ崩壊的な部分アリ。
・話の途中で選択肢っぽいものが出るが、単なる演出でありSS自体は一本道。
長くなりましたが、以上が大丈夫そうでしたらお楽しみください。>>123
やったぜやあ皆、俺の名前はぐだ男!
色々なんやかんやあって、複数のサーヴァントと契約して色んな時代の特異点ってところにレイシフトするお仕事をしているんだ。
今夜は、とあるぐだぐだな特異点にある織田幕府さんの御城に泊まることになったんだ。
ぐだっと到着後の諸々もすませて自由行動になった俺は、昼間の疲れを癒すべくお風呂に入ろうと思いたち、臣下共有の大浴場に向かった。
そして今まさに、脱衣所で服を脱いで生まれたままの姿になろうとしている最中である。
「…で、……が」
「なに…の…が」
おっと、どうやら先客がいるようだな。
脱衣所からだと聞こえにくいが、この声は多分……小太郎と信勝君だな。
これは是非とも、男三人で楽しく裸の付き合いトークとしゃれ込みたいところだ。
脱衣を完了させ全裸になった俺は、浴場への扉を開いた。
「おーい、小太郎、信勝君。何話してんの?」
「やっぱり、信勝さんの方がちょっとだけ大きいと思います!」
「いいえ!絶対に、小太郎殿の方が、僅かばかり僕より大きいです!!」
俺の声が聞こえていなかったのか、小太郎と信勝君は、湯煙の向こうで何やら言い争いを続けている。
(大きい?チンコ比べでもしているのか?)それにしては、お互いに相手の方が大きいことにしたがっているのが、不自然に思えるな。
もしかして、二人ともすごい巨根なのだろうか。
可愛い顔に似合わない特大チンコなんだろうか。
一般サイズの俺が小指ちゃんに見えるくらいに、ドデカチンコなんだろうか。
やべぇ、二人に話しかけづらくなってきた。
「僕は晒で普段から潰していますし、大きくなんかなっていません!任務に一切の支障がない、ぺたんこ平面サイズです!」
「僕だって晒で潰していますから!姉上が「つんつるりんに滑って面白いのう」と褒めてくださった頃のままです!」
(え?サラシ?ぺたんこつるつる…?)
チンコに晒を巻くのは辛くないか?
いや、それよりぺたんことかつるつるって何のこと?
よく分からない二人のやりとりに首を傾げつつ、俺は風呂に向かって歩きながら再度二人に声をかけた。
「おーい、二人とも、さっきから何を話して」
「え?主殿?」
「は?ぐだ男殿?」
俺の声に反応した二人が振り返る気配がした。
と、同時に俺の方でも湯煙が薄れて、二人の姿が良く見えるようになった。
「……えっ?」
俺の目に飛び込んできたのは、両手でお互いの胸を触り合っている小太郎と信勝君の姿だった。
ポカンとした顔でこちらを見上げる二人の体は、湯につかって温まっているせいか、ところどころがうっすら赤くなっており、二人の元々の肌の白さと相まって妙な色気を感じさせた。
「あの」俺が声をかけると、二人はびくりと肩を震わせて互いの手を相手の胸から離した。
すると、二人の手の下からは僅かに膨らんでいることが分かる程度の小ぶりな胸が出て来て、手の圧迫から解放されたことを喜ぶかのように、小ぶりなりにぷるんと小さく震えた。
大きさはどちらも同じくらいの慎ましく愛らしいサイズだったが、つんととがったピンク色の乳首は、小太郎の方は赤みを、信勝君の方は肌色に近い色合いをそれぞれ思わせるという細かい違いが見て取れた。
(成程、チンコではなくチチを比べ合って、って)
納得しかけた俺だが、ここで非常に重要なことに気がつく。
「え?二人って、女だったの!?」
驚きの声を上げた俺に、二人の顔がカッと赤くなり、プルプルと震えだした。
あ、まずい。完璧に失言した。
「あ、主殿の…」
「ぐ、ぐだ男殿の…」
震える二人の手には、いつの間にか風呂桶が握られていた。
「エッチいいいい!!」
「スケベ野郎おおお!!」
「ごめんなさぶべぇっ!本当に、申し訳ありませんでした!」
スコーンと、見事なコントロールで顔面と腹辺りに風呂桶が当たり、俺は謝罪の言葉を叫びながらその場に土下座したのだった。
****
「ふう…散々な目に合ってしまった」
あの後、信勝君と小太郎の悲鳴を聞きつけた他のサーヴァントが集まってきて、更に騒ぎになってしまった。
女子の入浴中に乱入なんて弁明不可能な行為を働いてしまった俺は、信長とチビノブたちに指さしで笑われる屈辱の中、まずマルタにガンガンに怒られた後、更にアルジュナにまで怒られてしまった。
先に怒られたマルタは、いつも通りの俺の失態やデリカシーの無さを叱る時のマルタだったので、キツイなりにマシと言えばマシだったんだ。
でも、アルジュナの方はいつもの諌めるような怒り方ではなく、猛吹雪でも吹き荒れているのかと錯覚させるような冷たい目で、淡々と、エグイ罵り文句を交えながら完全に俺の心を折りに来る叱り方をしてきて非常に恐ろしかった。
叱られ始めた時にアルジュナが腕を前に組んでいるポーズをしていることに気づいた後、彼女の大きなおっぱいがスラリとした腕の上に乗って見えるいやらしさを続けて発見してプチ興奮できなければ、俺の心は5分と持たずに再起不能になっていただろう。
(なんでアルジュナがこんなにキレているんだ?)と不思議にも思ったのだが、よくよく思い出してみれば、彼女は種火周回で小太郎と一緒になることが多いので、俺の知らないところで絆を育んで仲良くなっていてもおかしくはない。
(お説教中に、「小太郎が可哀そう」みたいなことを繰り返し言っていたし、俺が知らなかっただけで、かなり可愛がっていたんだろうなあ)
結局、アルジュナのお説教が止まったのも、叱られ続けてすっかり萎縮してしまった俺を見かねた小太郎と信勝君が、「もういいから」と助け舟を出してくれたからだったし。
その後、二人の慈悲深さに感動して感激のあまり飛びつく勢いで手を握って振っちゃったところで、思い切り「本当にこいつどうしようもないな」という感じの冷めた視線をアルジュナからいただいて、戦慄を覚えたりもしたわけだが。
「まあ、この件に関しては俺が全面的に悪いんですけどね!」
弁明のしようのない失態は中々に堪えるものだ。
俺は自分の情けなさと恥ずかしさから、思い切り布団にダイブした。(勢いでお布団ダイブしてしまったが、まだ寝るまでに時間があるな。誰かに謝るついでに会いに行こうか?)
俺は――
・風魔小太郎に風呂場でのことを謝りに行く。
・織田信勝に風呂場でのことを謝りに行く。
・織田信長に妹さんへの狼藉について謝りに行く。
・マルタに己の今日の失態について懺悔しに行く。
・アルジュナに小太郎の件について改めて謝りに行く。
・茶々と遊ぶ。
・チビノブたちと戯れる。
・こっそり新撰組の屯所に向かう。
・マシュと通信する。
>・今日はもう寝る。
(うーん。今からだと一人くらいにしか謝罪できないから、他の人に悪いな。明日早起きして、改めて謝罪して回った方が良さそうだ)
俺はそう考えて、明日に備えて眠りについたのだった。
**【ルート名:ぐだぐだハーレム(?)モード その××】
夜中、俺は誰かの言い争うような声に気が付いて目を覚ました。
「いいかげんに、そこをどいてもらえませんか?」
「主殿の忍として、どくわけにはいきません!」
(ん?この声、信勝君と小太郎?)
一体二人とも、何の用事があって俺の部屋に来て言い争っているのだろうか。
どけと言っている信勝君に対して、小太郎が嫌だと拒否している辺り、信勝君が寝ている俺に何かしらしようとしたことには間違いがなさそうなのだが。
「だから、先ほどから言っているように、僕はぐだ男殿に危害を加えようとしているわけではありません。そんなに心配なら、最後まで見張っていてくれても構わないんですよ」
「ですから!眠っている主殿にこのようなマネをする時点で充分に危険であると、僕も言っているではありませんか。諦めて御退室ください」
「何故ですか?まだほとんどことに至ってはいないはずなのですが」
「あ、主殿の、下穿きと下着を脱がして摩羅にしゃぶりついていた癖に!」
(え、しゃぶ…?)
そう言えば、先ほどから下半身がスースーしていて、妙に寒いと思っていたんだ。
てっきり布団を下から折りたたむように器用に蹴り上げてしまったのかと思ったんだが、そうか、信勝君が俺のズボンとパンツを脱がしておしゃぶりフェラを――。
「って、何ですとぉ!?」
爆弾発言を理解した俺は一気に意識が覚醒し、ガバリと勢いよく起き上った。
「あーあ。小太郎殿が騒ぐから、ぐだ男殿が起きちゃったじゃないですか」
「へっ?あ、主殿、その、お休み中に騒いでしまい、申し訳ありません」「いやいや。小太郎は、俺のことを助けようとしてくれたんだろう?大丈夫、怒っていないよ。時に、信勝君。君はなんで、まったく自分が悪いと思っていない態度なの?」
俺は自分のズボンを履きなおしながら、素直に慌てて謝る小太郎を宥めつつ、下手人の癖して一切動揺していない信勝君を見た。
「はて?寝所に忍び込んでぐだ男殿のおちんぽをしゃぶるついでに童貞をいただこうとするのは、悪事とは言わないのでは?」
「充分悪事だよ!俺の童貞を、勝手に貰っていこうとしないで!!」
マシュにだって捧げていないのに!いや、童貞だから当たり前なんだけど!!
「大丈夫ですよぉ。代わりに僕の処女を差し上げますので。これぞ、等価交換ですね!」
コテンと首を傾げて不思議そうに笑う信勝君に叫ぶと、更にドヤ顔になってとんでもないことを言いだしてきた。やだ、この織田っ子怖い。
「…だったら、僕だって」
「小太郎?」
「それを言うのなら、僕だって処女です!マシュ殿やマルタ殿、頼光殿や牛若殿のような馴染みのある方たちならまだしも、貴女の様な人に主殿の初めてが奪われるくらいなら、僕が!……そうです、それがいい。後から如何なるお叱りを受けても、最終的に霊基返還されることになろうとも、僕が、この風魔小太郎が、処女を捧げる代わりに主殿の初めてをいただきます!!」
「小太郎!?」
どうしよう、信勝君に触発されて小太郎がとんでもないことを言い出した。
宝具発動する時みたいなきりっと凛々しい顔で、処女とか童貞とか言っている。
自分で言っていてかなり恥ずかしいのか、耳まで真っ赤になってプルプル震えているのがまだ救い、いや、この場合、更に救われなくて可哀そうと捉えるべきなのか?いやいや、問題はそこではなく!
「小太郎、落ち着いて!冷静になって考え直すんだ!!」
「僕は充分冷静です!ご心配なく、主殿。この身体は経験のない未通の身ですが、もう少し先の未来で体得するために、房中術の心得はしっかりと覚えております。男を喜ばせる知識は、ばっちりですよ」
顔を真っ赤にしたまま羞恥で肩を震わせ、明らかに無理をして笑う小太郎の姿に、とんでもない罪悪感が湧いてくる。
「無理はしないでくれ、小太郎。俺は、自分の欲望のために小太郎に無理をさせたりはしたくないよ」
「主殿…」
小太郎は俺の言葉に安心したのか、肩の震えを止めて、いつものはにかんだ笑みをこちらに向けてくれた。
うんうん、やっぱり小太郎は、嬉しそうに笑っている方がいいな。
「ちょっと!完全に小太郎殿と致す流れになっていましたけれど、僕のことをお忘れではないですかね?」
俺と小太郎がほんわりした空気を放ちだしたのが気に入らないのか、信勝君が小太郎をぐいっと押しのけて、俺の前に立った。
「えっと、そういうわけだから、信勝君も無理せずお帰りになって」
「僕は一つも無理とかしていませんけど。むしろぐだ男殿に多少の無理を強いてでも、ぐだ男殿の童貞を頂戴したいと願っているわけですけども」
「割と真面目に聞くけど、一体何が、そこまで君を俺の童貞ハンティングに駆り立てているの?」
俺が尋ねた瞬間、信勝君がそれまでと違った雰囲気を纏った気がした。
(あ、まずいこと聞いたかもしれない)と思った時にはすでに遅く、信勝君は恍惚の表情を浮かべながら、目的を語り出した。
「だって、姉上がぐだ男殿の童貞をいずれ喰らうと、おっしゃっていたものですから」
「なんとなくそんな気はしていたけど、やっぱりノッブが原因かよチクショー!」「それで、姉上が狙っているぐだ男殿の童貞を僕が横から奪っちゃったら、姉上はどんな顔をするのだろう、と。悲しむのでしょうか?悔しがるのでしょうか?いつも通りの愉しげな笑みを浮かべながら、とんでないお仕置きとかしてくるのでしょうか?いずれにせよ、その時に僕に向けてくださる気持ちは強いものに違いないと思うのです。嗚呼、姉上。どんな風に、このいけない信勝を叱ってくださるのでしょうか……などと想像をめぐらせていたら、もう辛抱たまらなくなってしまったのです。これこそ、僕が姉上相手以外で処女を散らすにふさわしいしちゅえーしょんというやつでなのは、と興奮を覚えてさえいます」
俺の叫びもなんのその、信勝君は非常に歪みつつもある意味ぶれないまっすぐな感情を、とろりとした笑みを浮かべながら吐露し続けた。
「そんな訳で、拒否されると面倒ですし、ぐだ男殿の目が覚めない内にさっさと全部済ませた後隣で朝まで寝て、『寝ぼけたぐだ男殿に僕が襲われた』という感じの事実を上手いこと捏造しちゃおうと思っていたのですが、始めたばかりの段階で小太郎殿に邪魔されてしまいました」
ちえーっと、信勝君が残念そうに唇をとがらせた。
ナイス小太郎!グッジョブ小太郎!やっぱり闇夜で頼れるのは風魔の忍びだネ!
俺の気持ちが伝わったのか、信勝君に押しのけられてちょっと距離が開いた場所に行ってしまった小太郎が、えへへ、と、照れ臭そうに笑っているのが見えた。
可愛いので頭をわしゃわしゃしてやりたいんだけど、残念ながら俺と小太郎の間には信勝君がいるので、その願いは叶わない。
残念だ。後で、許してもらえたら撫でまわそう。
「そっかー、邪魔されちゃったかー。じゃあ、やっぱり諦めて帰って」
「え?嫌です」
デスヨネー。でも、俺も信勝君には諦めてもらわないと困るわけなんだが。
「しつこいですよ、信勝殿!主殿がこうして拒否されている以上、大人しく退いてください」
「小太郎殿は関係ないでしょう。これは、僕とぐだ男殿の問題ですから。あなたは口出しせずに、大人しく天井裏にでも帰ってください」
「帰ったら、貴女が無理矢理主殿に迫るじゃないですか!主殿を守る忍びとして、断固阻止いたします」
「ふーん。じゃあ、僕が今からぐだ男さんを誘惑して合意を貰えたら、無理矢理じゃないから大人しく引き下がってくれるんですね」
「な!?貴女、今までの主殿の反応を見てまだそんなことが」
「大丈夫ですよ、ぐだ男殿。確かに、あなたの童貞をいただく目的は姉上の反応が見たいからですが、そこから恋人になっても、夫婦になっても、僕は一向に構いませんから」
「「夫婦!?」」
「はい。一応、姉上のことを抜きに考えても、僕はぐだ男殿を好ましいと思っています。燃え上がるような恋ではないですが、まあ、そういう不思議な関係から夫婦になるのも、ありなのではないでしょうか」
「全然ありじゃないです!」
「もう!僕はぐだ男殿に聞いているのですから、小太郎殿は空気を読んで黙っていてくださいよ!!」
恐らく俺が目覚める前もこんな感じで言い争っていたのだろうなと察せるような空気で、二人は俺を置いて再び口論を始めてしまった。
「なんですか、さっきから僕の邪魔ばかりして!やっぱりあなたも、ぐだ男殿の童貞が欲しいんじゃないですか?このむっつりスケベ忍者!」
「誰がむっつりスケベですか!そっちこそ、信長殿はただの口実で、自分が主殿と結ばれたいだけなのでは?この大屈折変態女!」
「大屈折している上に変態扱いとか酷くないですか!?なんですか、メカクレ属性とかスカしてんじゃないですよ!」
「痛っ!前髪はやめてください!両目が隠れているだけでスカしている扱いとか、おかしくないですか!?そっちこそ、こんなヒトカゲみたいな髪ゆらゆら光らせて!」
「痛あい!一つ縛りの髪を遠慮なく引っ張るとか、鬼畜の所業ですよ!!」「ふ、二人とも!女性の命でもある髪を掴み合うのは、さすがにどうかと」
「「ちょっと前まで僕たちが女だったことに欠片も気づいていなかった主殿(ぐだ男殿)は、黙っていてください!」」
「はい、その節は本当に申し訳ありませんでした」
髪の毛を掴み合うのはさすがにどうかと思って止めに入ろうとしたのだが、即座に撃退されてしまった。本当に、返す返す、風呂場での自分の失態が情けない。
あ、でも、二人とも髪を掴み合うのは止めてくれた。
なんだかんだで話を聞いてくれる、いい子たちだ。
後は、なんとかけんかに決着をつけて、俺を眠らせて欲しいわけなんだが、二人の言い争いは激しさを増すばかりで、一向に収まる気配がない。
(どうしようこれ…)
「そんな時こそ頼れるノッブ!そう、儂じゃ!!」
バアンと、豪快に扉が開かれ、俺の部屋に新たな客人がやって来た。
「げえっ!姉上!?」
「コラァ、信勝!!貴様、儂を出し抜いてぐだ男の童貞を狙うとか、何を考えておる!?いくら身内に優しいと定評のある儂でも、許し難い所業ぞ?」
「も、申し訳ありません、姉上!この信勝、いかなる処罰でも受ける所存にございますぅ!!」
唐突に割り込んできた織田信長ことノッブは、怒りに満ち満ちた様子で信勝君を詰問し、信勝君はそんな姉の様子に怯えながらも、どこか嬉しそうに謝罪した。
「いや。処罰とか今のお前にしたらご褒美にしかならんから、やらんぞ」
「えっ」
「まったく。たまには姉らしく信勝の顔を立ててやろうと思って、ぐだ男の童貞を今まさに喰う瞬間とばかりにぶっすり挿入ったところで登場し、そのまま信勝ちゃん処女卒業の様をじっくり眺めて野次でも飛ばしてやるつもりでおったのに」
うわ、この姉上酷い。
信勝君の顔を立てるとか言いながらかなりエグいタイミングでの乱入を企んでいるとか、ドSにもほどがあるのではなかろうか。「その後、信勝がへばるまでノンストップ交尾を命令し、あえなく妹ダウン。満を持してこの儂が、こんなこともあろうかと用意しておいた装備可能な張り型…んー、今風に言うとアレじゃ、ペニスバンドを使ってぐだ男の処女を奪おうと、こういうパーフェクトな計画を速攻で閃いて待機。しかしながら、あまりに待機時間が長くて退屈になったので、『やっぱり儂がぐだ男の童貞を奪うほかないよネ!』と判断して、突入してやったというわけじゃ!どうじゃ、嬉しかろう?この信長自ら足を運ぶとか、超レアなんだからねっ!これはもう、ぐだ男大歓喜で儂に童貞も処女も捧げちゃう展開確定じゃな!」
「えっ?何それ、羨ましい。僕も姉上のペニスバンドで前後両方の処女を散らしたい」
「ヒエッ」
「変態織田姉妹は、僕の主殿に近づかないでください!!」
えげつないノッブのパーフェクト計画と信勝君のぶれない願望のダブルパンチとか、超怖い。
思わず震えてしまった俺を背中に庇ってくれている小太郎だけが、この場の癒しである。
「この織田信長を変態呼ばわりとは、何事か!それ以上生意気な口をきくのなら、貴様の処女をこのペニスバンドのお試しで散らしてやってもいいんじゃぞ?」
「止めろ!家の小太郎の処女を、そんなエグイおもちゃで散らそうとするんじゃない!!」
「あ、主殿!危ないです。離れてください!!」
「と、言いつつ、後ろから抱きしめられて嬉しそうじゃのー」
「頬を赤らめていますし、やっぱりあの風魔、ぐだ男殿にほの字なのでは?」
「わー。実は自分が主殿の童貞を狙っているので確定かー」
「実は僕より先に、寝ているぐだ男殿の摩羅をぺろぺろしていた可能性も?」
「ひゃあ!忍者エロい!!くノ一はやはりドスケベであったか!」
「貴方たちは黙ってください!!」
全然ひそひそ話になっていないのにわざわざ顔を寄せ合って、手を口元に当てながら囁き合う織田姉妹の挑発行為に小太郎がキレた瞬間、特に関係ない誰かがだだっと駆け込んできた。
「とうっ!マスターの貞操の危機と聞いて、沖田さん華麗に登場!!深夜の御用改めもおまかせくださ…コフッ!」
「このタイミングで来ちゃうの沖田さん!?」「フッ。織田幕府の拠点から遠く離れた新撰組の屯所に居ようとも、マスターの危機には颯爽と駆けつけてこそ、サーヴァントと言うもの。例え、そのせいで、病状が悪化しようとも!」
「「「「いいからお休みくださいませ!」」」」
無茶が過ぎる沖田さんに、皆の心が一つになった瞬間であった。
「ちょっと、貴方たちうるさいですよ!もう夜中なんですから、大人しく寝なさい!」
「ノブ、ノーブノブ!」
「すみません。ヒジカタと言う方が、新撰組の沖田を探しているのですが…ああ、やはりこちらでよかったようですね」
「沖田、出かけるなら一声かけていけ。隊士たちが騒いで仕方がねえ」
「ノッブ!ノブノー?」
「この茶々を差し置いて、皆で集まるとは何事かー!面白いことなら茶々も混ぜてプリーズ!!」
次々と、俺の部屋にサーヴァントと小さいノッブみたいな生き物が集まって来た。
「土方さん、すみません。マスターの安全を確認したら、すぐに戻りますので」
「おお、ぐだ男は今のところ安全じゃ。安心してさっさと帰るがいい、沖田」
「はい!後は僕と姉上で上手いことヤっておくので」
「この風魔がいる限り、主殿を無理矢理襲うようなマネはさせません!」「む、無理矢理ですって!?なによ、そういうのアリなら私だって…ゴホン!そういった行為は、互いの合意があってこそ。一方的に事に至ると言うのであれば、健全な営みを推奨するものとして、見逃せませんね。ええ、健全な!営みを推奨する身としては!!」
「…ぐだ男。茶々は、そなたの将来が心配でならない。痴情がもつれにもつれて、いつか大爆発大炎上してしまうのではなかろうな?そういうのは、見ている方もしんどいよ?」
「マスター。ご迷惑でなければこのアルジュナが、妻を共有した際の経験や、4回結婚した際の経験をもとに、マスターをサーヴァントが共有するための取り決めや注意事項、マスター側の心得について基本案を立案させていただきます。多少拙くとも、元になるきまりごとがある方が、他の方も話し合いに参加しやすいでしょう。皆で決めた決まりなら、ある程度の効力も発揮できるので、無法地帯よりはマシかと」
「茶々の心底からの心配と、アルジュナの気遣うような表情が居た堪れない!!」
そんなこんなでこの日の夜は、俺の部屋に溢れかえるようなメンバーがやって来て各々が好き勝手な主張をしながら、ぐだぐだを極めてふけていったのだった。
ぎゃいぎゃい騒いで気が付けば空が白み、日輪が顔を出す頃には皆そもそもの問題を覚えているものはなく、どこかぐったりして解散し、その日の昼間に行われた対抗戦は、両陣営共力が入らないものとなってしまったのだった。
―ぐだぐだハーレム(?)モードその××終―終わりです。
最後本当にただのグダグダ展開ですみませんでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。>>139
いいのよあ、後、かなり蛇足的なオマケなのですが、前半の選択肢っぽい部分で他の選択肢を選んだ場合のイメージは、
・風魔小太郎に風呂場でのことを謝りに行く。
(許す代わりに忍術(エロ)の実践に協力することに。最初は攻められるが、選択肢次第で逆転可能。)
・織田信勝に風呂場でのことを謝りに行く。
(「許す代わりに姉上が狙っているあなたの童貞ください♡」と言われて押し倒される。)
・織田信長に妹さんへの狼藉について謝りに行く。
(許してもらえる代わりに童貞かアナル処女を喪う。)
・マルタに己の今日の失態について懺悔しに行く。
(おっぱいの好みについて遠回し(読んでいる側的には分かりやすく)に聞かれるだけで、この日は特にエロ展開はない。)
・アルジュナに小太郎の件について改めて謝りに行く。
(「謝る相手が違う」と言って小太郎の所まで引きずられて行かれ、アルジュナの好感度が下がる。一切のエロがない悲しきルート。)
・茶々と遊ぶ。
(退屈していた茶々と遊ぶだけの健全な流れ。会話の流れで多少のセクハラ要素はあるかもしれない。)
・チビノブたちと戯れる。
(通常はじゃれついてきたチビノブたちと遊ぶだけの健全ルートだが、うっかりマウントを取ることを許すような選択してしまうと、複数のチビノブに押さえつけられて抵抗できないまま丸裸にされ、一体のチビノブに全身を使ってペニスをしごかれたり、他のチビノブに左右から乳首を責められたりして快楽堕ちさせられ、ゲームオーバーという、デンジャラス枠。)
・こっそり新撰組の屯所に向かう。
(好感度の高い人優先で、沖田さんと逢引デートか、土方さんとたくあんがぶがぶ屯所デートかノブ撰組の市中見回りについて行って選択肢次第でセクハラされるデートに分岐)
・マシュと通信する。
(好感度次第でマシュかダ・ヴィンチちゃんと見せ合いっこオナニー展開。)
…と言う感じを考えていました。上記は、こういう「もしも別選択肢を選んだら」系も考えながらの方が創作しやすいので考えただけで、今後特にSSにする予定はないのですが、他の方の妄想や創作の参考になるかもしれないと思い、書き残しておくことにいたします。
何かのお役に立ったら幸いです。・前置きで1レス使います
・エロなしパートが1/3くらい来るのはまずいかなと。よく見たらR-18Gというかただのマシュリョナだった。
・なのでばっさり省きました。
・ここのぐだ子ちゃんはそっちの知識/Zeroのひまわり系健全処女。体はエロいけど自分でわかってない。ほっといたら木綿の白ぱんつとかスポブラとかばっかりつけちゃうタイプ。
・設定的にはオルレアンで乏しい戦力でやられかけてる中、ぐだ子がまさかの豪運で狂ヴラド公を呼び出すも、ランサーじゃなくて激おこ。で、そこで「なんでもします!」→「今なんでもって言ったよね?」→「はい、なんでもします!よくわかってないけど!」
・ぶっちゃけヴラド公的には無理難題吹っ掛けたかっただけでそこまで本気でなかったんだけど、おぼこ娘がおぼこなりに考えた上でリョナ状態のマシュのために全部投げ出す!というまっすぐな姿に後からだけど本気で欲しくなってしまってる感じ。
・もちろん他の鯖は激おこだけど、杖兄貴はそもそもみんなワイバーンにボコられててケルト的にも筋が通ってる上に、割とこいつら本気でお互い好きなんじゃね?と勝手に陰で世話焼いてる
・無事カルデアに帰還して、マシュの治療もちゃんとできたので、お約束のアレ、いってみよう!>>143
「護衛はこのクランの猛犬がお勤めします、ってことで。」
「…さすがに、こう、男の人には控えてほしかったです。乙女として。デリカシー的に。というかなんで知ってるの?マイルームに先導なんていらない!」
「ダヴィンチちゃんうっかりテヘペロ☆」
「ぜーったいぶっ飛ばす!」
渋々クーフーリンと並んで歩く。
「…で、お前さん、実のところ、見惚れてたろあの時」
えっ、と思わず振り返った時にはもうマイルームの前だった。
「まあ、俺からもそれなりには話つけてるから。姉さんが思うほど状況はひどくはないと思うんだよね、俺は」
「ちょっと、どういう」
「その前に目を閉じな」
素直に目を閉じると、後ろからブツブツ言う声と、頭にこつんと何かが当たる。
「その素直さがお前さんの美徳だよ。ちょっとした目くらましだ。視覚をいじってる。まあ触覚が変わらないから本当にちょっと変えたものもあるけど、それはそれで。」
ではいってらっしゃいませ、お姫様、という声とともに軽く背を押され、マイルームにぐだ子は足を踏み入れた。>>144
「ナニコレ・・・」
目を開けた瞬間、ぐだ子は呆然とした。自動ドアはいつの間にか木の扉に。無機質なリノリウムと強化プラスチックの内装は、硬い石の床の上に敷かれたラグ。タペストリーが壁を覆い、ベッドは天蓋付き。暖炉に火と燭台だけが照明で、なかったはずの窓からは月明かりが差し込んでいる。
ベッドの上には着替えが畳んである。
「キャミドレス・・・?これを着て待ってたらいいのかな?どっちがいいんだろう?」
スリップドレスは白と黒、どちらもレースを胸元と裾にふんだんに使ったものだ。少し迷って白を選ぶ。下着の上に1枚だけ、というのはなんだか落ち着かなかったが、肌さわりは心地よい。
乙女心的にちょっとでもこういうの嬉しいんじゃ、と用意されたシルクの肌着は、それなりに彼女のおきに召したようだ。
ベッドサイドにはクチナシの花が飾られていて、強い甘い香りで頭がくらくらする。
カルデア制服を畳んでいると、ノックの音がした。
「どうぞー」と言いながら細く開けるが、誰もいない。首をかしげてドアを閉め、振り返るとベッドにゆったりと腰かけた男の姿。漆黒のビロードのガウンをまとっている。
「礼儀正しいのは結構。」
夜が、始まる。「余は吸血鬼として現界した」
「ハイ」
「故に、無辜の怪物の効果により、本来ありえないような能力を沢山持つ」
「ハイ」
「所謂ご都合主義というやつである」
「ハイ」
流石に緊張が隠しきれない。掌がじっとり汗ばむ。そんなぐだ子をやれやれと言いたげに見たヴラドは単刀直入に言った。
「説明するより体でわかる方が早い。余の目を見よ。」
「・・・!」
目を見た瞬間、息が詰まりそうになる。最初に会った時と違う重圧。いつまでも見ていたい、見られていたい。頭がぼーっとする。
「魔眼だ、魅了の魔眼。最もお前は経験が乏しすぎてどういう効き方をするかは未知数だが、恐れや緊張はなくなるだろう。」
とろんとした目でこくこく頷く。
「では、誓いの口づけを。」
目を閉じると、唇には柔らかい感触。そのままじっとしていると、本当に何も知らぬのだな、と耳元で囁かれ、心臓が飛び跳ねる。
「よい、任せよ。」
再び口を奪われ、今度は優しくこじ開けられる。ぬるりとした感触で、あ、舌なのか、と理解する。優しく舌は絡み、また軽く吸われたりとする。おずおずと彼女も真似をしてみる。そのぎごちなさつたなさが相手に満足を与えているとは知らぬままに。
「ぷはっ・・・」
顔を離すと少しとろっとした目でぐだ子の半開きの口から唾液が糸を紡ぎ、月明かりにキラキラと光った。>>146
そのまま彼はベッドに腰かけると、自分の横に彼女を座らせた。そのまま耳元で囁く。
「恐れているか?」
「いえ・・・でも、やっぱり、少し・・・」
ぐだこの顔に右手が添えられ、軽く誘導される。見つめ合うと気恥ずかしくて目を逸らしたくなるが、不思議な重圧でまた見つめ合ったままぼーっとしてくる。そのまままた口づけされるかと思ったが、左手でするりと肩ひもがおろされ、あらわになった鎖骨に口づけされる。
「あっ・・・」
小さな声が漏れる。舌は優しく耳の方まで首筋を撫で上げて愛撫する。腰の深いところがぞくぞくして、下の方が痛い。陰部が反応して充血してきているのだが、彼女にそんなことは何一つわからない。体の反応に心が付いていかず、少し当惑した気分のまま、快感に身をゆだねる。ゆっくり、ゆっくり舌での愛撫が繰り返され、そして3度目の時。首筋にぷつっと針で刺されたような痛みが走り、次の瞬間、波のように快感が押し寄せてくる。
「あ、ふあああ・・・っ」
思わず閉じかけていた眼を開き、まるで助けを求めるかのように喘ぐ。ゾクゾクはとまらない。体が男を求めているが、彼女には知識も経験もなく、ただ、何もわからぬまま何かにすがるような目で小刻みに震えることしかできない。下腹とあそこがズキズキする。
「どうした?」
吸血をやめ、ヴラドは彼女に少し意地悪に問いかける。でもぐだこの方はもういっぱいいっぱいだ。「あの、その、あっ…」とまともに言葉にならず、うるんだ目で震えながら何かを訴えようとする。
「おおかた吸血鬼に血を吸われる美女が誰もかれもうっとりした顔をしているからこういうことになったのであろう。誰がこんなばかげたことを、と誰彼かまわず刺し頃したい気分だったが、これについては感謝した方がよさそうだな。」
薄く笑って夜の王は、傷口から垂れた血をぺろりと舐め上げる。白い肌に赤く伝う血を舐め上げるたび、「ヒッ」と悲鳴のような小さな声を押し殺して反応するのが愉しい。
「お前は化粧というものをしないが」
そのままぐだこに浅く軽く口づけをし、顔を離して彼女を眺める。
「紅を差すくらいはしてもよかろう。似合うぞ。」
唇は血で赤く染め上げられ、上気してうるんだ瞳と合わせて色気を放ち始めていた。>>147
残りの肩のひももするりと落とされると、後ろから抱きしめられ、耳元で下着を外すぞ、とささやかれる。耳にかかる吐息でまた疼きながらこくこく頷くと、スリップドレスの胸元が下着ごとぐっと押し下げられ、そのままプルン、と形のよい胸があらわになる。ブラの上に胸が乗り上げた形になり、面倒になったのか、はたまたそれをよしとしたのか、そのまま舌での愛撫が始まる。色素が薄い乳輪は先ほどからの刺激に強く反応した赤に近いピンク色で、そこを舌が通るたびに「んくっ」と声をころす気配がする。たわむれに白い部分に軽く歯を当てると、ぷっくりと赤い血が玉を作る。それをゆっくりと乳頭に向けて舐め上げると「はあっ」と耐えきれず声が出る。
「やっ・・・だめ・・・」
「なにゆえ?」
「だって、あ、うぅ・・・」
反対の双丘は優しくもまれ、そして軽く先端をつまむと体全体がビクンと震える。
そのままドレスをめくりあげ、下着をおろそうとするとぱっと両手が止めに入る。
「ダメっ・・・それは、それだけは今はダメ・・・」
「急にどうした?」
「だって、その・・・なんか出てる・・・もれてる・・・」
本気で泣きそうな顔のぐだ子。思わず笑いそうになるがぐっとこらえて正真正銘恥じらっている彼女を見ていると、嗜虐的な快感で満たされていく。
「濡れているのは恥ずかしいことではない。見せてみよ。」
「やだ、恥ずかしい」
幼子の様にイヤイヤとするぐだ子をひょいと膝に乗せ、後ろから脱がせると、案外するりと抵抗なくされるがままにしている。下着から光る糸。そのまま彼女に自分の足をまたがせ、濡れた秘部をゆっくりと撫で上げる。>>148
「や、だめ・・・!なんか、本当にダメです・・・!」
ブルブルと体を震わせ、身をよじって逃げようとするが、左手で彼女を強く抱きしめたまま右手を這わせ続ける。
「やあああああ」
涙目で思わず声を上げたままガクガク震え、そのまま体を預けてくる。しばらく手を止め、再度撫で上げるとくぅ・・・と甘い声を出す。
蜜を吐き続ける壺の入り口をしばらく愛撫した後、つっ、と指を中に滑らせた。ぷつっとした感触とともに、「ヒッ」と今までと明らかに違う小さな悲鳴を上げ、体が硬くなる。
「力を入れると傷むぞ」と声をかけるが、怯えてしまったのか緩む気配はない。
しかたない、と呟き、彼女のうなじに歯を当てる。
「う、うあああああ」
吸血で脳髄は痺れ、同時に下からは痛みが突き上げる。涙目のまま理性を半ば手放し、自分の体の訳の分からない変化にぐだ子は翻弄されながらただ声を上げる。
「あああああああ」
指はいつの間にか二本に増えてそしていつしかゆっくりクチクチと動かされているが、そして背中に硬いものを押し当てられているが、彼女にはもう何もわからない。ただ痛みと快感の渦の中で思考を放棄し、獣のように嬌声をあげるだけ。>>149
ごろん、と人形のようにぐだ子はベッドに転ばされる。とろんとした顔でぼーっと見上げる。これから何か始まるの?とでも今にも聞いてきそうだ。
「言い訳はしまい。最初など痛いだけだ。でもなるべく力は抜け。」
短く言葉をかけ、ひょいと枕を取り上げると彼女の腰の下に入れる。
「ないよりはまし、程度だろうが」
「?」
するりとガウンを脱いだ男に、自分の両側に手をついてのぞきこまれても、キョトンとした顔で見上げる。
「愛いやつよ。」
額にキスされると、彼女の方から口づけを求める。
「素直で呑み込みの早い娘は嫌いではないぞ。」
ゆっくりと舌を絡ませながら足を開かせ、腰を沈める。軽く入り口に押し当てると、中からはまた新たに蜜があふれてきだしている。
「いい子だ。小さい方ではない故、覚悟せよ」
ずっ、と押し入るときゃっと小さい悲鳴が上がる。また涙目で体を硬くしている。が、遅い。先ほど何か当たっている時点で彼女は逃げるべきだったのだ。否、この部屋に呼びいれた時にまでさかのぼるべきか。
「余の目を見よ」
彼女の素直さはまるで幼子のようで、成熟した体とのアンバランスがまた嗜虐的に男を煽る。全力で魔眼をかける。
「痛い、痛いいたい・・・!」
『余を愛せ、受け止めよ・・・!』
「・・・!!」>>150
彼女本人は理解できないが、彼女の体は悦びを知っている。止まりかけた蜜がまたしても溢れ、太腿を伝う勢いだ。
「力は抜け、ただ、受け入れよ」
ゆっくり、ゆっくり動き始める。途中までで彼を押しとどめ、拒否していた体は、今その全てを飲み込んでいる。あっ、あっ、と小さく声が漏れているが、恐怖の色はない。その声に後押しされるように運動が加速していく。
「あっ、ふぁっ、あっ、あぅっ」
瞳が濡れているのは、先ほどの涙の名残か、それとも新たに官能にうるんでいるのか。どちらでもいい、その必死な表情と合わせて、こちらを刺激する。壊したい、このまま泣き崩れるまで抱き壊してしまいたい・・・!
「ああああ、ああああああああ!!」
必死に、まるで何かを伝えるような目で、シーツをギリリと握りしめながらぐだ子は叫ぶ。
その体を抱きしめると、ひしと抱き着いてくる。
「ああああああああ!!」
背中に爪を立てながら涙目で叫ぶ少女。その口を乱暴にむさぼり、さらに体を打ち付ける。
「んん、んんんんん!!!」
押し殺された声とぐちゅ、ぐちゅという鈍い音が部屋を支配する。生臭いようなケダモノの香りが、女のみならず男の理性も狂わせようとする。
(反則だから控えようとは思っていたが・・・)
考えるより前に彼は彼女の首筋に歯を立てていた。
「ーーーーーー!!!!」
吸血の快感で声にならない声をあげ、彼女は達し、壺は痙攣する。
それと呼応するかのように彼は己を彼女の中に解き放った。>>151
ぐったりとぐだ子はベッドに横たわる。目はうつろ、ネグリジェは上は胸の下まで引き下げられ、あらわになった胸が軽く上下を繰り返している。肌は青白く生気を失っているが、月明かりの元でまるで人形のように美しかった。
「少々やりすぎたな。辛かったか?」
そっと彼女の頭をなでると、うっすらと微笑んで彼の手にほほを寄せる。
「身だしなみは直せ。淑女として。」
もぞもぞと胸を隠し、めくれていた裾をもどして、「これでいい?」とでも言いたげに見上げてくる。そんな横になったままの彼女を見ながら、ヴラドはガウンをまとい、ベッドに腰かけてゆっくりと頭をなでる。絹のような髪がするすると指をやさしくなでる。
「朝までゆっくり休むとよい」
彼女の体に布団をかけ、ベッドから離れ、部屋を出ようとしたとき。
「いっちゃうの?」
思わぬ声に振り向いた。だるそうに首を起こして、こちらをみている。>>152
「どうした、契約は果たされた、もうよいのだぞ?」
もう一度ベッドサイドに腰を下ろすと、体をベッドに預けたまま、何か囁く。
彼女の口元に耳を寄せると、
「もういっちゃうなんて、寂しい。今晩は、ここにいて。」
ふふっと幸せそうに彼女が笑う。
「お前は何も知らない、男の悦ばせ方も知らない小娘かと思っていたが」
しばらく逡巡していた彼は、再度ベッドに戻り、するりと入ると彼女を抱きしめる。
「磨けばさぞかし美しく光ることだろう」
ぐだ子はふと下腹部に硬いものが押し当てられているということに今度こそ気が付く。
「男を閨に誘うという意味についてもゆっくり教えてやろう。夜は長いぞ。」
何か言いかけた口は口でふさがれ、思考回路には甘美な蜜がかけられる。
夜は、ゆっくりと深みを増していった。>>153
ふと、明け方近く、気が付いた頃、クチナシの花は茶色く傷んでいた。
強く甘い香りはそのままであったが、美しく白かった花弁は痛々しい茶色で、どことなく不快な気分でヴラドはつぶやく。
「この花は…」
「クチナシです。すぐ傷んじゃう、繊細な花なんです。薫りは長続きするけど、それも強すぎるって嫌う人もいて。」
「切ってここに持ってきたからダメになったんだろうか。」
「そういうわけじゃなくて、元もと傷みやすいというか…でもそうなのかな。よくわかんないや。」
ふふっと笑うぐだ子は、昨日までの無邪気さとすでに何かが変わってきているようで、なぜか胸にちくりととげが刺さるような気分だった。
自分が、怪我した。この可憐で繊細な花を。自分が手折ってしまった。
えっ?えっ???と戸惑う彼女を黙って抱きしめ、彼は無理やり目を閉じる。せめて、彼が傍にいる限り、彼以外が彼女を傷つけないように、と願うかのように。
End>>154全体の雰囲気もだけど、最後の取り返しのつかないことをした罪悪感を含ませた切なさを含めての、「自分以外が彼女を傷つけませんように」と願うヴラドさんが美しすぎる。
経験を経て変化し始めているぐだ子も含めて、すごく好きな終わり方です。
ありがとうございます。>>157
ずぶずぶ共依存!いいですね!
初だったぐだ子がうっとりした眼でヴラド公との狂気と愛欲に溺れていくのはとても歪んでいて美しいのでしょうね……続きを書いている。が、残念ながら次の投下分にエロはない。まさかの非エロ文章だ。許せ。
さーていよいよハートマークも解禁して純愛調教になってまいりました……
『魔獣と聖女』の続きを、できれば夜辺りに投稿したいと思います
>>164
いいんじゃないかな?
まぁ「君が書くんだ!」と言ってもらう方が多そうだけど、でもネタになるかもしれないからいいとおもうよ>>164
リクエスト=アイディアがあるならどうぞどうぞ。
とはいっても、絶対に書かれるとは限らないのでその辺りはご容赦くださいまし。>>86
では導入(エロなしになってしまった)を投稿します
実際に書いてみると、想定とは違う形になりつつありますね人理焼却は阻止された
世界は元に戻り、残ったゴタゴタも大部分が片付いた頃、
「キミもそろそろ里帰りしたいんじゃない?」
そう、ダ・ヴィンチちゃんに言われた
「キミもいい加減家族が恋しいだろう。多少の厄介ごとならこっちで片付けられるから気にしなくて大丈夫さ」
そう言われて断る理由もない
というわけで私、藤丸立花は一年と少しぶりに自宅へと帰れる運びとなったのでした
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「…ここが先輩のお家ですか。立派な邸宅ですね」
「いや…普通の二階建ての一軒家なんだけど…それより…」
自宅前、立花は今更すぎる疑問を口にする
「なんでマシュがいるの…?」
「…え、ダ・ヴィンチちゃんに聞いてないんですか?先輩に危害を加える者がいるかもしれないから、デミサーヴァントである私が護衛として付いて行ってくれと」
「聞いてない…」
道理で道中でマシュが普通についてきたわけだ
言ってほしかったよダ・ヴィンチちゃん
私は少し項垂れる
「ですけど…」
「?」
「もし護衛の任務が無くても、私は先輩についてくるつもりでした。私は先輩のサーヴァントで…大切な人ですから」>>168
最後のほうは小声だったけど、私の耳にはしっかりと届いた
「………」
…まずい
今のは効いた
「先輩?どうしたんですか?」
マシュの顔見れない
顔がにやけてしまう
「な、なんでもないよ!うん、もう家に入ろ!ただいま!」
マシュから顔を逸らしながら家の扉を開ける
しかし、返ってくる音は無音
「…あれ?」
一階には人の気配がない
まさか何かあったのでは、一瞬そのような考えが頭をよぎる
しかし、
「あ、おかえりハナ。予定より早いね」
そんな声が階段から降りてきた
「ん、ただいま、リツ。一年ぶりの姉になんか素っ気なくない?お父さんとお母さんは?」
「ハナには負けるって。一年ぶりに見る弟に対していきなりお父さんとお母さんのこと聞く?二人は買い物。ハナが帰って来るって聞いて、ご馳走作るんだってさ」>>169
「え?本当?やった」
それは嬉しい
ちょっと小躍りしたくなるくらい
「…やっぱりハナは変わってないね」
リツと呼ばれた少年は、呆れたような息を吐く
でもその顔はホッとしたような表情だ
「…あの、この方は?」
話についてこれなかったマシュが言葉を挟む
「あ、ごめんマシュ。紹介するね、私の弟の藤丸律香。律するに香るで、律香」
…正直言うと、こんな名前の付け方をした両親は相当酔狂な人だと思う
今でも思ってる
「それでリツ、この子は私がいた組織の後輩の…リツ?」
リツの様子がおかしい
なんか顔赤いし、こっち見ないし
「あ…ああ、えとどうも、藤丸律香です。その…」
「…あ、はいマシュ・キリエライトと言います。よろしくお願いします、律香さん」
…お〜っとっと
「おやおやリツ?とうとう我が愚弟にも春が来たかな?このこの」
ニヤニヤした顔でリツに一歩にじり寄る>>170
「っ…いやいや、うん、とりあえずハナの部屋は片付いてるから、荷物そっちに置いてくれば?マ…マシュも一緒にさ」
弟の挙動不振が一層悪化した
「…ま、そうだね。マシュ、行こ」
「はい、先輩」
赤くなって挙動不振な弟を放置し、一年ぶりに自分の部屋に戻った
(しかし、マシュにあそこまで狼狽えるとは、我が弟ながら見てて微笑ましいなぁ)
そう、私は思った
…思ったのだと、思った
ーーーーーーーー数日後
「先輩、先輩」
部屋の扉を開けて、私の部屋にマシュが入ってくる
「ん?どうしたの、マシュ」
「その…律香さんから、遊びに行かないか、って誘われて…先輩にも…」
「いやいや、マシュ達だけで行って来なよ」
私は笑顔でそう答える
マシュの顔から目を逸らして
「リツだってマシュだけを誘ったんだと思うよ。デートって奴だよデート」
「でっ…デート…ですか」
「うんうん」>>172
マシュの顔を見ないまま
「もしかして、私の弟とデートするのは嫌?」
「そんなことは、ありません。では、不肖マシュ・キリエライト、律香さんとデートに行って来ます」
「うん、行ってらっしゃい」
そう言うとマシュは部屋を出て行った
「……」
ふと、鏡を見る
そこに写っていた笑顔は、消えてしまう最期の瞬間まで隠し事を貫いていたあの人にそっくりだった
ーーーーーーーーそして、
「先輩、律香さんとデートに行って来ます」
「うん、行ってらっしゃい」
ーーーーーーーー日が経つにつれ、
「先輩、律香さんとデートに行って来ました」
「…うん、楽しかった?」
「はいっ!」
(…デートに行くなんて、一言も言ってなかったのに)
ーーーーーーーー少しずつ、
(…今日はマシュとリツ、いない)
ーーーーーーーーマシュが私から離れていく>>173
そんな思いが離れぬまま、更に日にちが経ったある日、私はベッドに横たわったまま「マシュ…」と呟く
またマシュとリツが何も言わずに外出していた
もしかして、マシュは…
「先輩?入りますね」
その声に私は身体を起こし、マシュが部屋に入ってくる
その様子は何だかよそよそしい、そんな気がする
「あの…ですね」
「何?悩み事があるなら相談に乗るよ?」
そう言って私の隣に来るよう促す
「はい…では…」
隣に座ったマシュは少し時間を置いて、こんな事を切り出す
「あの…ですね、今日、律香さんに交際を申し込まれました」
「え…?」
思考が一瞬止まる
「それで、私、それを受けました」
「………」
「話というのはその報告と…先輩?きゃっ!」
感情が、爆発した
私はマシュの肩と腰を掴み、ベッドに引き倒し馬乗りになった>>175
更新ボタンを何度も押してしまったぞ……
嵐の前の静けさって感じがしていてドキドキするのだわぐだおと妹ぐだ子verも書いてくれないかなぁ・・・(小声)
>>164
リクエストとかアイデアは歓迎ですよ。必ず書けるというわけじゃないですが、何か書きたいと漠然としているときなんかは、いいコンセプトが出来て助かることもあると思います。>>58
レティシア。
フランスにて生まれ育った清廉にして善良なる少女。
神秘の薄れた現代においても信仰心に篤く、極めて感受性が高い信徒。
フランスを救った聖女ジャンヌ・ダルクとただ一人――体格、霊格、血統、人格、魔力諸々が――適合した彼女は、十四騎(正確には十五騎だったのだが)もの英霊が争う聖杯大戦に巻き込まれることを承諾した。
少なくとレティシア本人は強制力があったとは思っていない。それでも受け入れたのは救国の聖女に近づきたかったからではない。「私は受け入れなければならない」という純然たる使命感の元に同意したのである。
眠っていれば見なくて済みます、と言ったジャンヌ・ダルクの提案を断り、レティシアは全てを何もかも見届けた。
此度の聖杯大戦における最終戦場――遥か上空七千五百メートルを進む飛行機の上でジャンヌ・ダルクがアタランテに敗れ、自分ごと空中庭園に幽閉されたあとも。
レティシアの世界を見る視点はジャンヌ・ダルクを介してだけではなくなった。
セミラミスに安全圏であった聖女の内側から引き摺り出される際、「面白そうではないか?」とついでのように俯瞰の視点をもたらされたのだ。二つの世界は自分の意志でスイッチを切り替えるみたいに変えられる。
本人が自称するように黒衣の女帝は空中庭園においては万能に近しかった。
アタランテに犯されたあの日から度々――ジャンヌ・ダルクと瓜二つの少女は黙ったまま離れ、魔獣と聖女のまぐわいを見ていた。
劇団や映画を鑑賞する客人さながらに、穴があきそうなほど夢中になって。>>180
夜空色のカーテンを降ろす天蓋付きベッドの上。学生寮のベッドなどよりも遥かに豪奢な寝床では、大浴場から戻ってきたアタランテがジャンヌを後背位で犯し続けていた。
レティシアは始まった段階で眠りから目覚め――異形に変容したアタランテには驚いたものの――どうにか落ち着きを取り戻し、寝台の横に視点を置いて観覧している。
この時点で少女の頭には、自分が必死になって取り付けたアタランテとの約束はなかった。
「んっ! んうぅぅ! はあぁん!」
晒し掲げられた聖女のヒップを思い思いに握り、異形の姿となった美しい獣が突き貫く。
天使の歌声のような嬌声は、尊敬するジャンヌの甘ったるい喘ぎと艶めかしい呻きだった。
(すごい……)
目眩さえする濃密な性行為。一糸纏わぬ二人の性交にレティシアは圧倒される。知識にあるセックスとはまるで違う。これはもう人間の常識の範疇にはないだろう。
(ああ聖女様、そんな……口にまで……)
アタランテの、一物と化した尻尾の先端がジャンヌの口腔内に突っ込まれた。そしてすぐに前後運動が加えられる。なのに聖女は少し驚いた表情をしただけで、うっとりと受け入れた。
後ろからも前からも責められてるのに、あんなにもお顔が真っ赤になってるのに、苦しくないのだろうか。
それとも息苦しさはもう、快感のスパイスにしかなっていないのだろうか。>>181
「うんんっ……ずぢゅるる……ンジュル、ジュルルルゥゥゥ……!!」
体感で約十分たったころに精液が出された。あまりの量に頬が膨らむも、聖女は貪欲に飲み干していく。にやつくアタランテは何も言っていないし、身体の動きで示してもない。つまり聖女は自ら望んで胃に送り込んでるのだ。信じられないけれど本当だった。
「んんぅぅ……ちゅ、ちゅ、んじゅ、れるれるぅ、ぢゅうっ……」
「獣の仔のように吸い付きおって……私の精液はそんなに旨いか」
頬にザーメンを塗りたくった尻尾を両手でやさしく握り、残滓まで吸い出そうとするジャンヌ。アタランテに揶揄されても恥ずかしがるどころか、こくこくと頷いて嚥下してみせた。
そうする間にも誘うように臀部を揺らしたり、押し付けたりする。アタランテが腰を引いて抽迭の素振りを見せれば、卑猥極まる言葉で喜んだ。そこには普段の凛々しい姿、戦場での毅然とした姿は塵一つたりともなかった。
レティシアが知るジャンヌ・ダルクではなくなっていた。
四本の腕に二本の男性器……ほとんど怪物のような姿になったアタランテに凌辱されて、聖女は歓喜に打ち震える。
これが朝になれば覚める夢であればどれだけよかったか。二人のセックスは日付が変わっても終わる兆しが現れない。陽光は邪魔とでもいうように部屋の中を暗くして、食事も睡眠もろくに摂らず交わりつづける。
獣の如く交尾し続けることをアタランテもジャンヌ・ダルクも望んでいた。
(そんなにも、そんなにも気持ちいいのです、か……?)
レティシアは心中で呟き、今更ながら思い出した。
人並みの強さしかなくても絶対に屈さないと決めた自分が、アタランテにすればあっさり陥落させられた事実。
たった三日三晩で命懸けの意思を砕かれてしまった。獣に深いところまで抱かれることを悦んだ。あまつさえ恋人のようにキスを何度もせがんだ。
レティシアの身体の具合は格別だと囁かれて涙を流した。
あれを、あんなのを、ほぼ毎日ジャンヌ・ダルクは味わっている。ひと月以上もだ。
そんなの……耐えられるワケがない。自分ならとっくにおかしくなってる。他人の心配なんて忘れてしまう。すべてを擲ってアタランテに見合うだけの妻に、雌になろうとする。
聖女はしている最中にどれだけ淫らに堕ちようと、終わりさえすれば真面に戻れた。>>182
呆れた再生力だとアタランテは底意地悪く嗤う。
だから簡単には終わらせないのだ。
「――――っっっっ!!!!」
性快感の絶頂に至った膣内で一物が暴れまわる。胎内に焼け付くような精液をどくどく吐き出され、ジャンヌは締まりのない顔になってしまう。
大浴場から寝床に戻ってより一日が経過し、獣と人間の体力の差が出始めていた。
潮を垂れ流すアクメを晒したジャンヌ・ダルクに抗えるだけの余力は残されていない。
レティシアは倒れ伏す彼女を食い入るように見つめる。
荒い呼吸を繰り返す聖女の口元に尾が迫る。顔をあげ、口を小さく開けば侵入して……喉がゆっくり上下される。
一体どういうものかはわからないが液体を飲ませたようだった。少なくとも精液ではなく栄養液に似た物だったらしい。
ジャンヌの肢体に活力が戻っていく。そのことに本人自身が誰よりも困惑する中、アタランテは彼女の両手首を引っ掴む。肩甲骨の異様に長い漆黒の両腕でだ。
後方に回せば聖女の上半身が持ち上げられ、ふくよかな乳房が前面に押し出される。
今度は、伸縮性に富んだ尻尾が天蓋に伸び、動物の皮で作られたと思しき手枷を巻き取ってきた。黒い紐付きのそれが下りてくるのを目にしたジャンヌが眦を見開く。
「あの……こ、これは……?」
「不安がらずともよい」
アタランテはジャンヌの両手を後ろ手に拘束し、小さく柔らかい耳朶を食む。
「私なりに精一杯優しくするつもりだ」
第三者の視点にいるレティシアまで法悦に浸りそうな囁きだった。>>183
生前の後ろ暗い体験を忘れてはいないジャンヌは安堵感と期待をないまぜにして、こくりと顎を引いた。許しを得たアタランテが腰を遣いだす。激しくはないが遅くもない、中間の力加減で性感を高めあう。絶妙に丁度よく合わせられているのか、ジャンヌの表情は次第に蕩けていく。
「あン……ふあ、あふ、くうん……ひゃあ……」
漆黒の両腕に乳房を揉まれ、通常の両手に膨らんだ陰核を弄られても、悩ましい鼻声と共にブロンドの髪を揺らすだけで抗わない。
ジャンヌは恋人と交わる乙女のような顔になりつつあった。
逆にレティシアはそれまでとは打って変わった犯し方に面食らっていた。そして、こんな風にしてくれるならと考えかけた自分をきつく叱咤する。莫迦なことを考えてはいけないというのに。
(どうせすぐ移り変わるに決まってますっ)
少女の確信めいた予想は、しかしものの見事に外れた。
気遣いのある性交はいつまで経っても変わらない。なぜ? どうして? アタランテにどういう心境の変化があったというのか。彼女の抽迭にはこれまでのような強引さが欠けていた。肌と肌のぶつかり合う音は決して小さくないけれど、今までの獣じみたピストンの破裂音には劣っている。
いいや、まるで及んでいない。
両手を後ろ手に拘束して吊るし、身動きとれない体勢にされておきながら、二人を包む空気はどこか甘い。アタランテはジャンヌを思い遣り、その思い遣りをジャンヌは酷く喜んでいた。剛直を根元まで挿し込まれても嫌悪を示すどころか、安産型の臀部を押し出し、子宮を貫かれる衝撃に震えるばかりだ。一度たりとも、一言たりとも嫌がったりしていない。>>184
「そそられる格好でこれは慣れないが……悪い気分ではないな」
「私も……ほんとうにやさしくて、怖くありません」そこで一旦口を閉ざし、けれど結局続けてしまった。「アタランテ……このまま私いっしょに……イってもらいたいです」
「速くなってしまうぞ?」
「す、少しくらいなら……構いませんから」
「弱った小娘が……獣相手に難儀な要求をする」
苦く小言を挟みつつも微笑み、アタランテは腰使いを加速させる。暴力的な一線を超えないよう細心の注意が払われた動き。まさしく期待した通りの抽送にジャンヌが感喜した。子宮口を何十回とノックされ、せり出たおっぱいの乳頭をコリコリ摘ままれて、陶酔の境地に浸る。
堕とされてしまった情事は何度かあれど、ここまで嬉しそうで幸せそうな姿は初めてだった。
「はあっ、あっ、あっ、あっ、やあぁん……♡」
視点が離れていても意識そのものは身体から乖離していない。
だから声や音はダイレクトに届くのだが、それとは関係なしにレティシアは距離を狭めた。より近いところから聴こうとする。ほぼ無意識の行動だった。
(なんてはしたない声を出されて)
聖女の淫蕩なる嬌声の背徳感は凄まじいものがあった。本来ならば相反する要素に堕天している。頭の芯と胸の奥、目には視えない心を締めつけられるようだった。
アタランテも興味を惹かれたらしい。絶対的に犯す立場にある獣は獅子の耳を尖らせて、言葉のみならず吐息の一つ一つまで聴き取ろうとしていた。
しばらく耳を傾け、もっと聴きたくなったのか、それとも出させたくなったのか、番いと定めた乙女を抱き寄せた。
逞しく隆起した逸物のすべてを、包容力に満ち溢れる膣内に収めたら突き上げる。
ジャンヌの肉感的な臀部がひしゃげる。汗、愛液、精液、唾液、潮……さまざまな体液に濡れ、猶更瑞々しくなった桃尻が立てる「ぱちん、ぱちん」という響き。アタランテのくびれた腰との衝突音だった。>>185
「んやあぁ♡ ああぁたまら、な、い……♡ これっ、これも好きなんです♡」
ときにはグラインドで円を描き、変化を加えることも忘れない。歓喜を訴えるジャンヌが髪を振り乱す。傘を張った亀頭が子宮口をぐりぐり押し上げてくるのだろう。それがどんなに気持ちいいのかはレティシアも知っている、憶えている。抵抗の意思など関係なく逝かされるのだ。受け入れた状態なら、たったいま逝き汁を漏らしたジャンヌのようにねだってしまう。恥も外聞もなく腰をくねらせる。熱く潤った膣壁を一枚いちまい蠢動させてお願いする。
「アタランテの獣ちんぽで突いて、抉って欲しいんです♡ おマンコに新鮮な濃厚ザーメン注いで♡ 私の子宮をいっぱいにしてください、アタランテ♡」
堕ちる、堕ちる。四つ手の魔獣に抱かれて聖女は淫乱にくだる。
レティシアは思わず目を背けようとし、アタランテの薄い微笑みで止まった。
(なに……その笑顔は)
愛するヒトを相手にしているかのようなそれ。
(まっ、ひあっ)
微笑はすぐなくなり、雌をおののかせる獰猛な雄の一面が浮かび上がる。
すうっとアタランテが深呼吸し――射精に向かってラストスパートをかけだした。
絶頂に至る聖女のアクメ声、魔獣の荒々しい息遣いと腰遣い、拘束具がぎちぎち擦れる音。
「はああっ♡ あン♡ くあっ、あはっはっ♡ だめぇだめぇ♡ ピストン強すぎますぅ♡」
あまりの快感からジャンヌの総身が跳ねて暴れようとした。だが、四本の腕と尻尾が蟒蛇のように絡みついて離れない。
しっかりと胸の内に抑える。
通常の両腕は上下にたわむ乳房を鷲掴み、異形の両腕はすらりとした太腿を掴んで開かせている。異常に長い尻尾は、程よく肉と脂肪が乗った胴体部分に巻きついていた。
身動きのとれない状態にされた聖女は涎を飛び散らせて、喘ぐことしかできない。その代わり、零れるくらいの潤滑液に満ちた雌穴は、アタランテの雄の象徴をよりよく昂らせた。
「ぱんぱんぱん」と抽迭のテンポは射精感が極まるにつれて激しく短くなっていく。
そんな風に膣内を擦り立てられては堪らないのだろう。レティシアの視界に映るジャンヌの顔は〝女〟と〝雌〟の二つで言い表す他になかった。>>186
アタランテ――かつてジャンヌ・ダルクを凌辱した男たちよりも遥かに上の存在。
このヒトなら、きっと元気で強い子供を孕ましてくれる。
今度こそちゃんと産ませてくれる。
愛しい愛しい赤ん坊を一緒に育ててくれる。
だってアタランテ本人が何度も何度も言ってくれているのだから。
ジャンヌの身体はとっくに受胎を認めており、だから子宮は精液を貪欲に欲しがった。
膣圧を高め、そのまま小刻みに収縮することで絞り取ろうとする。限界がすぐそこまで迫っていたアタランテは獣のように唸り呻き、全力の一突きを臀部に叩きつけて達した。
「ぐうぅっ……るるるぅ……!!」
「――あああああああぁぁっっ♡♡ っんっんぅぅぅ――――♡♡♡♡」
肌と肌が打ち合わせられた快音はジャンヌの逝き声に掻き消される。
子宮内に精液をたっぷり注ぎ込まれているであろう彼女から、レティシアは目を背けなかった。打ち付けられた杭のように動かそうとしなかった。
満足のいくまで吐精し終わったアタランテが一息つき、逸物を抜き取る。陰唇は元のサイズにまで狭まった。だが、出された量が多すぎる所為か後から後から漏らしてしまう。
寝台のシーツ全体は最早沼の様相となっていたが、結合部の下にあった部分は特に酷くぬかるんでいた。何といっても小さな水溜りができており、アタランテがついた膝をずらすだけで水音が鳴るほどだ。
終わったのかとレティシアが視線を下げた数秒後……女の甲高い嬌声があげられた。
慌てて戻せば、信じられない光景に驚愕させられる。
ジャンヌの綺麗な菊門に、アタランテが人差し指と中指を挿れていたからだ。
「……まだこちらでは愉しませていなかったな」
括約筋の強烈な締め付けを味わいつつ、二本の指を回す彼女は満面の笑みでいた。>>195
とりあえず、ジャンヌを座らせ自分も正面に座る。今も混乱している理性を無理矢理納得させ話を切り出すことにした。
「もし、ジャンヌが妊娠しているなら、俺は産んで欲しいと思う。」
思ったことを直接伝えた。この場に及んで、どっちつかずの発言をするとジャンヌを泣かせるだけだから素直な気持ちを伝えた方がいいと思ったからだ。
……俺は産んで欲しいと思う。
例え、お腹の子が望まれなかった子供であっても、俺が妊娠させたという事実があるのなら俺の子供だから何が何でも護らなければならない。
それに、もう二度とジャンヌの手を話さないと決めたんだ。
例え、世界の全てが俺やジャンヌを否定してきたとしても俺は命に変えてもジャンヌとお腹の子供だけは護ってみせる。
「産んでもいいんですか?」
恐る恐るといった感じでジャンヌは聞いてきた
「あぁ、産んでくれ。頼む。」
再び肯定する。告白してくれたあの日からジャンヌと共に歩むと決めたのだから。
「でも産むって言ったってどうするんですか?英霊と邪竜の子です。抑止力にも狙われかねないし普通の子として育てられるのでしょうか?」
「わかってる、でも大丈夫だジャンヌ。俺が何とかして頑張るから。」
君は心配しなくていいと頭を撫でる。太陽を思わせる金髪がさらさらと指の間をこぼれる。
俺は、ジャンヌの隣に座り直し、抱きしめる。
「これから聖杯大戦以上に大変になるかもしれない。けど、必ずジャンヌとそのお腹の子供は幸せにしてみせるから。」
まるで磨き上げられた宝石のような笑顔で少年はその想いを口にした。
咽ぶジャンヌを抱いた時、この話を始めてからジャンヌは初めて笑ってくれた。>>197
ん?今何でもするって言ったよね?
じゃあ必ず続きを書くのです(ニッコリ)「湯加減はどうだ?」
スカサハの声が湿った空気を揺らし、反響する。
「いい感じ。もうちょっと熱めでもいいかも」
夜色の長髪を結い上げ、象牙細工のようなうなじと頸を露わにして、裸体にエプロン一枚纏っただけのスカサハが、手にしたシャワーから吹き出す温水とともにかけてくれた声に、藤丸立香は振り向くことなく対応する。
「了解したぞ。旦那様」
「……スカサハに言われると嬉しいけど、なんか怖いね」
「ふふ、あの清姫を思い出すか?」
スカサハはボディソープを染み込ませたスポンジを手に取って、そのことをこちらに知らせるように、泡立つ音を響かせ、楽しげに声を弾ませた。
ひとりで入浴するつもりが、熱気立ち込める浴室にふたりきり。少々手狭である。世話を焼きたいと言って譲らぬスカサハに根負けして、結局このような事態となってしまった。
浴室を貸し切りにするため、カルデアの共同区画の大浴場ではなく、立香のマイルームにある浴室を利用している。
「これがやりたかったのかい?」
ご名答―――。囁いたスカサハの唇はうなじに押し当たったかと思えば、くすぐるようにかすめて早々と離れていってしまう。
(う……)
心身ともに生じた面映ゆさに焦れて反射的に浮きかけた腰を落ち着ける必要に迫られる。
「でも、なんで裸エプロン?」
「男はこういうのが好きなのだろう?」
立香は真剣に頷く。
「ああ、男子はいくつになっても裸エプロンは好きだよ」
嬉々として声を弾ませるスカサハを己が肩越しに眺めれば、白地のエプロンから巨乳の谷間が見える。
「痒いところはないか?」>>202
「あ、あぁ。大丈夫……」
腰に巻いたタオルの内側は、全然大丈夫じゃない。
スカサハが身をよじるたびに豊かなバストがプルプルと揺れるものだから、今にもタオルを突き破りかねない勢いで股間のモノが増大する。
エプロンは大理石を刻んだように清浄な感すらある肉体をある程度は隠しても、豊満な乳房を固定する役目を果たすことはできない。形のよい乳房は揺らいでいて、谷間のみならず横乳すら頻繁に視認できてしまう有様。スカサハの美しい鎖骨からうなじのラインに加え、たった今、腋の曲線までもが横乳と一緒にお目見えした。
なまじ部分的に隠されているだけに、全裸を見せられるよりも想像が掻き立てられ、昂奮度合いが増している。
「やっぱり男だな。背中の広さ、筋肉の付き方。流石は勇士と言える」
立香の葛藤を知ってか知らずか、スカサハは他愛ない世間話に花を咲かせる。
「先生の教えがいいからね。お前もレオニダスも」
「ふむ。やはりかの王にも任せた甲斐はあったか。立香にはスパルタのように精強であって欲しいからな」
レオニダスとは、立香と契約している英霊のひとり、ランサーのサーヴァント。スパルタの王、レオニダス一世である。
人類史にその武名を輝かせるほどの勇将だが、それは彼が不必要に好戦的であることを意味しない。殺伐とした気性や、残忍性、いたずらに武力を誇るなどの行為は、彼とはまったく無縁のものだった。
彼は剛毅な男で、戦場においてもそれ以外の場所においても、勇気と、それを支える判断力を賞賛される人物である。>>203
攻守にバランスがとれており、特に守勢に回った時の粘り強さは特筆すべきものがある。 たとえ三倍の戦力差があっても防御が可能と他の軍事的天才の英霊たちから評されている。
レオニダスは言動の端々からは彼もやはり脳筋気味であることが伺えるが、武断的な性格ではなく丁寧で誠実な人柄である。カルデアの雑事を率先して引き受け、心身の鍛錬のため、立香はもとよりカルデアのスタッフも彼のトレーニングを受けていた。
元来、教えたがりのスカサハが立香の鍛錬を自身で独占せずにいる辺り、かの誠実な君子人への信望を伺わせる。
(今、ニヤッて口元が笑ったの……見えたぞ、スカサハ。絶対わざと焦らしてるだろっ)
確信を裏付けるように、むにゅりと背中に押し当てられた。柔らかな感触。
「エプロン、濡れちゃうよ」
「もう、跳ね返る飛沫でビショビショだ。構わないさ」
自然を装い語り掛けてくるスカサハの吐息が、耳朶をくすぐり。
「……っ!」
ビクン、とタオルの下で、肉の棒が飛び跳ねた。
「ソコも……洗わせてくれ」
「……っ、最初からこうするつもりだったな?」
濃密な時間を過ごしてきた仲だ。流石にもう、彼女の考えるパターンが読めてきた。
「……そうだよ。私は、お前が欲しい。お前でないと、だめなんだ」
そう告げる声の調子には、受け入れられてもらえるという余裕も確かに含まれていたが―――。一方で、甘える下手で不器用な甘え方を恥じらう乙女らしさも相応ににじんでいる。
影の国の女王。異境、魔境の主。あるいは英雄たちの指導者として振る舞うことが多いからだろうか。ふたりきりになった時に限って、甘え下手なところも垣間見える。
(ほんと、かわいい……女の子だよ)>>204
にゅる……。ソープに濡れ滑って背中を擦るスカサハのふたつの膨らみ。そのたわわな弾力が、濡れたエプロンを通して伝わってきて、こらえ性のない肉棒はますますタオルの内側で自己主張を強めてしまう。
「僕のことを求めてくれるスカサハのこと……好きだよ。エッチなスカサハが大好きだ」
だからというわけではないが、文学的修辞など一万光年先に飛んでしまい、赤面ものの心情を率直に吐き出してしまう。
「……ありがろう、私も、エッチで正直な立香のこと、大好きよ」
艶めいた声で囁いた彼女の右手がタオルをくぐり抜け、早々と肉勃起に到達。
「う、ぁ……っ」
泡にまみれた細指に抱かれ、その艶やかな心地に驚くと同時に耽溺する。
ボディソープを絡めているためにヌルヌルと滑る五本の指で、肉の竿を揉みほぐすように圧迫され、否応なしに腰の芯から熱情がせり上がってきた。
「ぁんっ。こら。逃げるでない」
ぎゅぅっ―――。浮き上がりかけた腰を身体ごと捕まえようと、彼女の空いたもう一方の手がへそ下に巻きついてきて、再度、豊かな乳房がふたつ、背中に押しつけられる。
―――れるるっ……。
「~~~っ!?」
矢継ぎ早に、スカサハの猛攻は続く。
予想だにしなかった場所。己の腋にねっとりとしたなにかが触れているのを感じた瞬間。ゾワゾワとむず痒い衝撃が背筋を奔り抜けていった。
「いつだかの、お返しだ」
慌てて振り向けば、腋下から覗き込むスカサハの微笑。艶やかなその唇の奥に今は隠れている舌先で、腋を嘗められたのだと知る。
以前、シャワーを浴びたいと主張するスカサハの腋に鼻を当て、臭いを嗅いだことがある。その時のお返しだと、彼女は主張した。
れろ、れるるっ……。再度唇から這い出てきた舌に絡まるたっぷりの唾液が、腋の凹みに塗り込められては糸を引く。
「うおぉっ……ちょ、ちょっとくすぐったっ、ぁはははっ、スカサハっ……」>>205
謝るから、やめて―――告げようとした矢先に新たな刺激に見舞われ、喉に引っ掛かったまま、その先の言葉は潰えてしまう。
指の腹を使って、丸みの帯びた亀頭を満遍なく、焦らすようにゆっくりと撫で回してくる。攻め手となったスカサハは悦びに鼻を鳴らし、自身の火照りをも伝えようと肌をすりつける。
「っく、ぅぅ……」
してやられっぱなしで甘い声を漏らすのが恥ずかしくて、唇を噛んでどうにかやり過ごそうと試みはしたけれど。
「隅々まで……綺麗にしないと……」
へそをさすったスカサハの左手が、するすると這い上がって、立香の乳首に触れる。そのまま円を描くように外周をなぞったかと思うと、焦れた立香の反応を見極めて―――
「っかぁっ!」
不意討ち気味に乳首をつままれ、とうとう、堪えていた声が漏れてしまった。それでも嬌声を出しなくないので意地で堪えると空気を吐き出すようになった。
焦らしの後だけに過敏になっていた乳首は快楽を増幅させ、スカサハの柔乳と触れ合う背を通じて腰元へ、切ない衝動を注ぐ。衝動は見る間に、勃起の角度に反映された。
「触れているだけで、火傷してしまいそう。こんなに熱くて硬いものが、いつも私の中で暴れ回ってるのか……。ふふふっ」
「ぅく! こ、こら! そこで遊ぶんじゃあ……うっ、あっ……!」
五指を使って丁寧に、竿の裏表満遍なくもみ込まれ、ソープも泡立ち溢れるほどしつこく塗りつけられた。その湿り気たっぷりの摩擦刺激だけでも、パクついた鈴口から汁がにじみ出ているというのに―――。>>206
しまいには袋の部分にまで伸びてきたスカサハの指が、デリケートな部分をしわの隙間までしっかりやんわり扱いて、揉みほぐす。
その都度漏れる彼女の吐息。腋に吹きかかるそれが、室内の温度よりもなお熱く感じられて、負けじと肉棒も熱を放散した。
手の内で膨張する肉棒の反応をつぶさに読み取り、より反応の大きかった箇所を重点的に攻めてくる。
「敏感、だな。ふふっ……」
「ぅ、くっ……。スカサハのほう、だって……っ、乳首、両方とも勃ってるっ……」
指摘を受けて余計に血液が充足し、なお硬く尖りゆく。そんなところまでお互いが似通っていて、嬉しいやら恥ずかしいやら。
「……んっ。ふぁ……。このままでは苦しいでしょう?」
言うが早いか前に回り、牝犬みたいに四つん這いにしゃがみ。眼は酔ったような光を帯び、口は大きく開かれて、はっ、はっ、と短く息を刻んでいる。
あーんと大きく、濡れる光る唇を広げて見せつける。その赤く、ぬかるんだ穴の中へと、負けないくらい充血したペニスの先端が、ずぶり、ずぶずぶ。彼女の手に導かれるまま、呑まれゆく。
「ぁむ……ッ……」
「ん……っ、スカサハの中、あったかいな……」
弾力のある唇をめくりながら突き入った肉竿が、口内の熱量に驚いて小さく跳ねた。
「んむ……ん、ふふっ」
どんな小さな反応でも愛おしい。そんな言わんばかりに目を細めたスカサハの唇が、肉棒を咥えたまま蠢いて。
(も、もごもごされるだけでっ……芯にまでっ、響く……っ)
揺さぶられた肉の棒は、焦らしの効果も手伝い過剰反応をしてみせた。
熱く狭いスカサハの口中で好き放題飛び跳ねては、歯の裏、歯茎、頬裏の粘膜、うねる舌にまで肉竿は汁を吐き散らす。>>207
「……ぷぁっ。ン……暴れん坊……」
「……とっくに、知ってるくせに」
そうだったな―――。また目を細め微笑んだスカサハの鼻先に、今度は自ら腰を突き出して、再度挿入を要請した。再び温かな粘膜に包まれるのを夢見、悶え脈打つ肉の幹。唾液とカウパーとで濡れ光るそれが、ゆっくりと彼女の口中に呑まれていく。
「ン……はぷ、ぢゅっ、ぢゅちゅうぅぅぅぅっ」
「う、は……ッッ!」
一息に根元近くまで呑み込んだスカサハの喉が、強烈な吸引を酷使して肉の竿を攻め立てる。さっきまでの焦らしとは対極的な苛烈な奉仕に、まぶたの裏で快楽の火花が乱舞する。
見えそうで見えない胸の谷間。白磁のように輝いて映る。すべすべの首筋。それらに興味惹かれるよりもまず先に、腰の芯から吸い取られるんじゃないかというほどの吸引。そこに伴う喜悦の痺れに酔いしれて、腰を、喉元めがけて突き上げてしまう。
「んぐ……っ、んぅぅ、ぢゅりゅっ! れるっ、れるる……!」
「くぉぉぅ……!」
押し入れるタイミングを見計らっていたかのように待ち構え、亀頭を受け止めた舌先に、カリ裏を嘗め扱かれた。
すぼめた状態でぴったりと肉の棒に吸いつき、前後に動く際も決して離れない、スカサハの唇。深く突き入れるたびに彼女の喉が亀頭を包み、締め上げる。
強く吸われた先端は早くも波状に訪れる悦楽衝動に悶え、脈動を強めた。
「ぢゅっ! んぢゅうぅぅぅっ、ぢゅぷっ、ぢゅるるりゅるぅ……っ!」
「うっ、あ、あぁっ……」
バキュームフェラのいやらしい音色が耳朶をも侵し、ますます意識と股間は淫蕩の只中へ浸り込んでゆく。
はしたなくも艶やかな媚態にも魅入られ、自らも繰り返し腰を振った。
(嬉しくて、嬉しくて、ずっと触れ合っていたくなるくらい、愛しくて………!)
せめてもの礼にと、湿気で髪をへばりつかせた彼女の頬や額を指先でなぞり、汗を拭ってやる。耳朶を愛でてやると、スカサハは鼻を鳴らし悦んで、なおいっそうバキュームの勢いを強めてくれた。
「んふゥ……♪ ぢゅぢゅうっ! チュッ、ちゅるるっ、れるりゅるぅッッ!」>>208
上目遣いに覗き込んでくる紅玉の如き紅い瞳は惚けて蕩け、彼女の悦びの深度を如実に教えてくれる。
深く咥えられた肉棒の突端が、スカサハの喉元に押し当たって弾む。
甘美な痺れに応じて吐き出されるカウパーを、彼女は喉を鳴らして嚥下する。それから再度、熱く火照った舌で亀頭に唾液を絡め、包んでくれた。
(うぅ……っ……あっ、たかい……ヌルヌルの舌にくるまれた、このままっ……)
悶える腰を目一杯突き出して、愛しい人の喉の奥へと、情欲の滾りをすべて吐き出してしまいたい。
ぎゅっ……。
「うくうっ……」
すべて承知しているから―――このまま。いいのだぞ?
受け容れてくれる時にはいつもする柔らかな表情をして。咥えたままの唇の代わりに目だけで微笑んだ彼女が、竿を握る右手に力を込めた。
裏スジをなぞりながら下ったその手に、袋まで丹念に揉みほぐされ。
息苦しさを覚えるほど苛烈な鼓動とともに、腰の根元から溜まりに溜まった生命が迫り出してくる。
「んぷぅ、ン……らひ、へ……」
出して。ペニスを咥えたまま蠢くスカサハの唇が、誘惑の言葉を囁いた。
「ぢゅッッ! ちゅっぢゅぢゅうぅぅぅ……っ!」
直後、強く吸い立てられた鈴口が、声なき声を張り上げ、悶え泣く。
涙の代わりに溢れたカウパーは見る見る彼女の口中を満たし―――攪拌され、味わわれた後に飲み干されていった。
「スカ、サハッ……もう、出る……っ」
胸から溢れる慕情を少しでも伝えたくて、揺らぐ彼女の髪を手に絡め。撫で梳いては、返礼とばかりに漏れかかる甘い吐息を亀頭に浴び、な煩悶させられた。
伸ばした手をエプロン脇から忍ばせようとして、身をよじった彼女にかわされ、焦らされたそのことが、さらなる一押し。>>209
「ンふ……んっ! ぢゅりゅっ! んぱぁっ、はふ、うんんっ、ちゅばっ、はぷぶっ……ぢゅっ、ンン……っ!」
舌をきつく巻きつけ吸引し、五指を使い分けて縦横無尽に肉竿を扱き立てるスカサハの口中へ。もう一方の手で押さえ込まれた腰を突き出し、目一杯。
「ぅ、ぐ……っ!」
歯を食いしばって、衝撃に耐える準備をした上で、放精した。
「んむううぅぅぅぅっ! んっ! んぅぅ……っ!」
腰が抜けそうなほどの喜悦と一緒になって、白濁の生命が噴き上げる。
勢いに驚いたスカサハ瞳が白黒して、慌てて唇を締めるものだから、なおいっそう。
「んくぁっ……っ! ぅ……! ま、だ出るっ……!」
肉快楽の大波にさらわれ、制御不能となった小立香が、スカサハの舌の上で飛び跳ねながら、煮え立った喜悦を吐き連ねていく。
「んぐ……っ、んん……! っふ、ぅぅ、ンッ……ぢゅうぅぅぅぅっ!」
鼻で荒く息をして、苦しいはずなのに―――。目尻に涙を溜めたスカサハは暴れ回るペニスを舌先で捕えて放さず、尚強い吸引を鈴口に咥えてくれる。
「ふぁっ……ぁ、は、ぁっ!」
四つん這いのスカサハの尻がもどかしげに揺らぐ様を見つめながら。牝獣への情欲によって、腹部に力を込めた結果。吐精の勢いはより強まり、驚くほど長く、絶頂の波を寄せ返す。>>210
幾度も跳ね上がる己の腰の底から噴き上がる快楽の大波に、半ば以上意識は沈殿。コクコクと蠢いて精液を飲み干していくスカサハの喉を見ているだけで、止め処なく腰は弾み、新たな精液を射出する。
「くぅ、ァ……ッ、あぁ……ス、スカサハ、お前っ、貪欲に吸い過ぎ……ッッ」
お互い、肩で息しながら余韻に酔いしれ、いつしか手を取り合い重ねた状態で、波状の衝動が収まるのを、ともに待つ。
「れる……っ、んふぁっ! はぁ、は……喉に、まだ、へばりついてるみたい……」
ようやく奉仕から解放された肉棒が、ずるり。大きく息を吐いた彼女の口中から抜け落ちてくる。
火照り潤んだ粘膜を枕に余韻に浸っていた肉勃起は、外気にさらされ震えながら脈動。開きっぱなしの鈴口から、残留していた少量の白濁が噴きこぼれ、スカサハの鎖骨付近へと付着した。
「ぁン……もったいない。ン……ぢゅっ」
乳の谷間に滑り落ちようとする飛沫を指で掬い取り、躊躇いなく口元へ運んで、嘗めしゃぶる。>>212
スカサハさんの攻めエロい!脇舐めも乳首攻めも良かったです
ぐだおはされるのも似合いますね!お疲れ様ですじゃ。
仕事で疲れて帰ってきてから、ゲームもする気力がないまま開くこのスレが唯一といってもいい楽しみなのですじゃ・・・。
新しい話はちょっと書く気力がないので、しばらくはみんなの思いのままのお話を見るのに徹したいと思いまする。>>215
「兄貴だけは味方してくれると思ってたのに…」
彼女が花を散らして数日後、廊下でキャスター・クーフーリンをにらみつけるぐだ子がいた。
「最初だけだ。賛成した理由その1、ワイバーンにそもそもボコられた俺たちに救世主が要求を突き付けたら、従うのは道理だ。その2、いっちゃわるいが半人前のマスターであるお前が呼べた英霊はいまんとこ片手にも足りない上、マシュは集中治療室行き。処女膜一つで言うことをきくサーヴァントなんぞ現時点では逃す手はない。その3、フランスでこのざまだ。次のローマはもっと時代が前、神秘も色濃く人間ももっと強い。戦場で現地の男につかまって慰み者にされるなんてことになった場合、それが最初よりはよかろうと思った。それだけだ。」
「じゃあなんでもう会っちゃいけないっていうの?!」
「反対する理由その1。あいつは静かに狂ってる。魅入られたら巻き込まれるタイプだ。その2。あいつがお前を気に入ってる。その3」
「もういい、聞きたくない。」>>216
お前もあいつ気に入ってるだろ、と言おうと思っていたが、どうやら遅かったか。それにそもそも、彼にも多少ブーメランの話ではある。エメル姫はクーフーリンの死後、すぐに彼のあとを追って自ら世を去った。自分の人生が長くないこと、彼女がそういう人間であることをわかった上で、彼女の親族を皆.殺.しにしてまで娶ったのは自分だ。オトナが自己責任でおろかなことをするのを咎められる立場じゃない。もう一つ付け加えるとすれば、こういう時に反対しすぎると逆に火に油を注ぐこともある。こうなったら放置して、どうにもならなくなった時に手助けする位しかやることはない。
「あ、そ。」
簡単に話を切り上げ、スタスタと去りかけたクーフーリンだったが、思い出して振り返る。
「そういえばシーツとか寝巻、どうした。」
「洗濯の回収日が今日だから出してるけど。」
「おいおい、ものを知らねぇってこえーな。あれはシルクだぞ。シーツの方が普通のカルデア標準だが血がついてたりしたら普通に洗っただけだとしみが残る。まあ俺は別にいいけど、赤い弓兵野郎が手もみ洗いで綺麗に洗濯してブツブツお小言と一緒に直接手渡してくるという羞恥プレイが」
「早く言ってよーー!!」
がに股ダッシュするぐだ子の後ろ姿に、「まだまだ色気が足りねぇなあ」とゲラゲラ笑う似非ドルイドであった。>>217
「なかった・・・どこにいったんだろう・・・」
恥ずかしいし、と回収袋の奥に突っ込んだはずの洗濯物は見つからず、しょんぼりとマイルームに戻る。
「この認識魔術、いつ消えるのかな?」
朝や昼のマイルームはいつもと変わらないが、夜になると、気が付いた時にはゴシック調に部屋が変わっている。自身の認識をいじくっているだけ、とのことだが、有効期限は聞いていない。
「・・・もう、来てくれないのかな?」
まだ少しヒリヒリ痛む股間と、宵闇とともに姿を変えるマイルーム、そして、あの日使わなかった黒のネグリジェだけが、あの夜が夢でなかった証拠だ。
結局あの晩は貧血でフラフラになるまで血を吸われ、体を弄ばれて、寝るというより意識を失って、気が付けば次の昼近くになっていた。最後まで白くて大きなひんやりした手が頭をなでていてくれた、ような気がするが、それすら定かではない。
体の疲れや簡単なけがは、カルデアの電力の補助を受けて、制服の治療魔法で直せるが、痛みすらいとおしい気がして、そのままにしていた。
そもそも、契約するために体を捧げろと言われて従ったまでのこと。しかも言い出した時の彼は明らかにこちらを困らせるために言っていただけなのはわかっていた。わかっていたけど、彼が必要だった。そして・・・わかっていても、彼に来てほしかった。それは、最初から?それともあの日かけられた魅了でそう思わされている?>>218
バスルームから重い足取りで出てくる。少し迷った後、何もつけずに黒のネグリジェだけを着てみる。ツルツルしてるけど、そうか、これが噂のシルクかー、と鏡の前でちょっとポーズをとってみたりして、部屋に戻る。
ベッドに寝転がり、天蓋を眺める。あの時、ここに押し倒されてたのか、きっとみっともなかっただろうなあ。思い返すと恥ずかしさで顔が赤くなりそうだが、同時に狂いそうな快感も思い出されて、本当に彼女は耳まで赤くなった。軽く自分の胸に薄いネグリジェ越しに触れると感じてしまってびくっと震える。足の間がヌルヌルしてくるのを感じる。これが、濡れる・・・?モジモジとベッドの上でゴロゴロしていると。
「何をもぞもぞと。芋虫か貴様は。」
いつの間にかゆったりとソファーにくつろぐ公の姿。ひゃあ、と小さな悲鳴を上げて座りなおす。
「い、いつからそこに。」
「今しがた。吸血鬼は招待を受けなければ入ることはできないが、逆に招待されたもののところにはいつでも現れることができる。おのれの望みのままにな。」
「また来てくれて、嬉しい・・・」
つぶやくぐだ子に一瞬たじろぐヴラド。吸血鬼を前に何をいうのか、この小娘は。まあよい、こちらをその気にさせて後で泣くのはこの小娘本人だ。その涙はきっと甘かろう。>>219
「では歓待してみせよ、自ら乱れるのを見ながら啜る血は甘かろう」
「あの、その、それってどうやってすれば」
ベッドの端に座らせて、足をゆっくり開かせる。
「あの、これ、知ってる、М字…!!み、見えちゃう」
真っ赤になってうろたえるが、何を今更、と聞き入れずにいるとおずおずと従う。
「もう濡れているのか、何も知らないくせにいっぱしに」
「だって、だって・・・!」
自らの手で触れさせる。下縁は痛むのか触ろうとしないが、割れ目をなぞらせるだけでびくっと体を震わせ、すぐに助けを求めるような目で見てくる。
「繰り返せ」
「はい・・・」
はぁ、はぁと小さく息を殺しながら大人しく従う彼女に、円を描くようにゆっくり手を動かさせる。息がみるみる上がり、目が潤みだす。
「あ、なんか、こう、だめ・・・」
「繰り返せ」
「だ、ダメです本当にこれ以上はっ・・・!やっ・・・!!」
膝を寄せ、ビクビクしながら足を閉じようとするが
「閉じては見えぬではないか」
「あ、ああああっ・・・!もう、もう、無理・・・!!」>>220
達したのか、弓なりにのけぞりながら後ろに倒れこんでしまう。上気した頬は赤らんで、煽情的ですらある。しかし、その彼女を無理やり抱き起すと、隣に座り、耳元で囁く。
「次は指を入れてみよ」
「ちょっと、怖い・・・痛そう・・・」
「頑張れば褒美をやろうぞ」
悪魔のささやきに乗るように、おずおずと手を伸ばす。
「貴様の指1本ならさほど痛くはないはずだ、自分でゆっくり探して見よ」
「な、なにを・・・こわい・・・」
みていると、ゆっくりと人差し指を入れるが、この反応はあまりよろしくない。まあ初心者なら無理からぬこと、納得しつつ
「約束だからな」
軽く耳を甘噛みした後、首筋から軽く血を吸う。途端にガクガクと彼女は痙攣する。
「ああ、ああああああ!!!」
「達した程度でいちいち騒ぐな、はしたない。」
右の首筋から血を吸いつつ、左手を奥に回し、優しく顔を包む。口の中に人差し指を入れると、夢中で吸い付く。ぴちゃぴちゃという水音と、んふ、んっふっというくぐもった声でねっとりと舌を絡みつけてくる。しとどに濡れてきている彼女に再度膝を立てさせ、もう一度指を入れさせる。
「ん゛っ…!!」
どちらで感じているのかは定かではないが、とにかく快感で体を震わせながら一生懸命自分でしている彼女を見ていると、何やら調教めいた倒錯的な愉しみを感じた。>>221
「もう余の指は良い。こちらを慰めよ。」
口から指を引き抜き、床へ座らせる。おそらく前回は見るどころか考えすらいなかったであろう自身の逸物を彼女の前にさらす。
「え。これ、はいってたの・・・」
なにか言いかけているが聞き入れず、手を添えてしごかせる。まだ小さい状態で騒がれても困る。
「え、え、これ・・・」
「先ほど指でしていたことを、できるか」
返事も聞かずに口元に突き付けると、意外にも素直に口をつける。
「歯はあてるな、丁重に扱え。」
一生懸命舐めるのを最初はしたいようにさせ、その後軽く口を開けさせると、素直にくわえ込む。ゆっくり、ゆっくり舐めさせているが、じれてきて軽く腰を動かす。
「んっ・・・んふっ・・・」
「そう、先は丁寧に舐めて・・・」
「んふぅ・・・」
割とこれはまずいかもしれない、と判断し、彼女の頭を両手でつかむと軽く腰を揺さぶる。意図していることに彼女が付いてきていると判断し、本格的に腰を振る。
「ん゛っん゛っん゛っ・・・!!」
「出すぞ・・・!」
思いっきりぶちまけると、流石に驚いたのか目を白黒させているが、そのまま呑み込み、まだ口の中でベロベロ舐めようとする。
「やめんか、それは反則だぞ」
引き抜くと、ちょっと嬉しそうなぐだ子。>>222
「すぐ調子にのる悪い子には仕置きが必要であるな」
対面座位で座らせ、ゆっくり胸を撫でる。薄い記事を乳頭が押し上げているのをつまむと、「ひゃん」と声を出す。下腹部から撫で上げながらネグリジェをめくりあげ、脱がせかけたところで、ふと思いとどまる。
「こちらの方がより仕置きになるか」
「え?何を・・・?」
戸惑うぐだ子をベッドで膝立ちにさせ、肘をつかせる。
「足を開いて、そのままこちらに尻を突き出すように・・・」
「そんなことしたら、見えちゃう・・・」
「見せろといっているだろうに」
そのまま後ろから一気に突き上げる。
「あぐぅっ!ひゃぅっ!!」
身長差があるため彼女の腰は打ち付けられるたび持ち上がり、足はほぼ浮き上がっている。必死でシーツにしがみつき、息が上がっている。
「こう、もっと色気は出せんのか、お前は…仕方のないやつだな」
可愛い奴め、という言葉は飲み込み、パンパンと軽快にたたきつける。体は軽く、彼の思うがままにされる。そのまま一気に流し込む。
「あぁ、ああぁぁぁ…」
かすかに声を漏らし、高く腰を掲げたまま力なく彼女が声を漏らすと、どろりと白濁液が漏れてきて色白の太腿を伝う。そこにはほんのりと赤く血も混ざり、少し決まりの悪そうな顔で彼はそれを見た。>>223
「二度と余に逆らうな」
「はい…」
「辛かったか?」
「少し…」
「よく頑張ったな。では次は声を出さぬよう頑張るがいい」
と、うなじを噛まれ、同時にクリトリスを弄ばれる。
「んんんんんんんーーーーーーー!!!」
思わず自分の腕を嚙みながら声にならない絶叫をあげる。ただ此度の吸血は一瞬で、ビクビクと引きつらせる彼女を抱き寄せると、すぐさま舌を絡める。
長い、長い、求めあうディープキス。そのまま腕枕に抱かれ、意識がふっつり途絶えるような眠りの世界に彼女は引き込まれていった。
眠るぐだ子にはほとんど血の気はなく、まるで白い人形のように見える。数日と開けずに血を啜られれば、無理からぬこと。
処女の血は、甘美だ。厳密には、処女と、己以外の男性を知らない乙女の血は。
そして上下する細い首は、彼の力でならまるで小枝の様にさぞ小気味よい感触でへし折れることだろう。
自分以外の誰にも渡さずこのまま一滴残らず絞り切り、抱きつぶしてしまいたい衝動のままに、ただ口をむさぼり、彼女の唾液を啜る。ほとんど意識のないままに求めに応じる彼女を抱きしめながら、狂いだした愛のままに貪る彼を、燭台の明かりだけが照らしていた。初書きで短編SS投下します。注:スカトロ描写あり
拙い文章ですが楽しんでもらえるとありがたいです。
ちなみにBAD ENDとGOOD ENDの2種類あります。>>226
ある日の月海原学園旧校舎女子トイレ個室内。女主人公岸波白野…通称「ザビ子」はお腹を押さえ、苦悶の表情を浮かべ冷や汗を流しながら和式便器に跨いでしゃがんでいた…。
ザビ子「はぁ…はぁ…んっ…!」
ブッブリブバッ!ブビブリュッ!ビチビチビチビチビチビチビチブブゥッ!ブビビビビビビビチィッ!ブリュリュリュリュビチビチビチビチビチブリュリュリュ…!
ザビ子「はぁ…はあ…お腹すごく痛い…昨日エリザベートの料理をいっぱい食べた後、桜から貰った胃腸薬飲んだのに…胃には効いたけど、腸の方には効いてなかったみたい…?うぅ…まだ出る…止まらないよぉ…」
ブビッ!ブビビビビビビビチィッ!ブビビビビビビビブリュゥッ…!ビチビチビチビビチビチビチビチビチビチビチチチチチ…!
ザビ子の菊門から和式便器の中へとめどなく放出される水状の便。その色は食べた物の色と胆汁の色が混ざったかのような赤茶色で、鉛筆の破片のような未消化物も混じっていた…。
~同時刻、女子トイレの外~
桜「先輩、お手洗いから出てきませんね…」
ネロ「朝起きて着替えをした直後に奏者のお腹がぎゅるぎゅる鳴り出したかと思うと、奏者はお腹とお尻を押さえてトイレに駆け込んでいったのだ…。あのランサーめの料理があそこまで奏者にダメージを与えようとは思わなんだ…。奏者が心配でならぬ。桜よ、奏者のために整腸剤を持ってきてはくれぬか?」
桜「はい、今すぐに調合してきますね!」
~同時刻、サクラ迷宮最深部~
BBちゃん「ふう…障壁一つ破るのにも一苦労です、ちょっと休憩に先輩の様子を見てみましょうか…あれ、まだ迷宮に入ってませんね…。というかエリザベートさんの料理でお腹ぎゅるぎゅるポイント高々ゲリPPPでしたか…で、もう一人の桜(ワタシ)はお薬を調合中…ふふふ…良いこと思い付いちゃいました。少し遊んであげますね、せ・ん・ぱ・い(はあと)」>>227
桜「ええとこの薬草とこの薬草を…痛っ」急に視界にノイズが入る(BBちゃんの遠隔暗示)
桜「あっ、こっちの薬草でしたっけ…よし、できました!後はこれを先輩に…」
調合した薬を持ち出し女子トイレに向かう桜。しかしその薬は、下剤用の薬草にすり替えられたものだった…!
~数時間後、女子トイレ前~
ネロ「やっと出てきたか…奏者よ、お腹は大丈夫か?ほら、桜特製の薬だ、飲むが良い…」桜「先輩、今日は安静にして休んだ方が…」
ザビ子「まだお腹少し重いけど…大丈夫、治まったよセイバー(お腹さすりながら)。薬ありがとうね、桜。それより早くサクラ迷宮攻略しなきゃ…みんなの為にも、桜のためにも、休んでなんかいられない…!ごくん」(薬を飲み干す)
そしてザビ子とネロはサクラ迷宮に突入、水路が走る神殿のような場所にたどり着くが…
ザビ子「敵性プログラムは少ないようね…後シールドの位t…っ!っ!っ!」
グギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロピィィィィィィィィッ!!!
ネロ「奏者!?」桜(モニター)「先輩!?」
ザビ子「痛いっ…薬飲んだのに何で…!?うう…出る…出そう…」(お腹とお尻を押さえる)
ネロ「奏者よ、リターンクリスタルを使って早く旧校舎のトイレに向かうのだ!」
ザビ子「ごめん…買うのうっかり忘れちゃった…駄目…前のチェックポイントに戻るまで我慢できない…」
ネロ「ぐぬぬ…どこかに用を足せる場所は無いものか…」周辺を見回すと、丁度アーチ状の橋の下に水路が途切れ滝のように最下層まで落ちている場所を発見、よく見ると橋下と水路の間に人が一人入れる隙間があった。
ネロ「奏者よ、あの橋の下で用を足すのだ!余は橋の上で敵が来ないか見張っておるからな!」
ザビ子「ありがとう、セイバー。桜、終わるまでモニターと音消しといて…」桜「あ…はい!」
橋の下に入り汗で湿って脱ぎにくくなったショーツを、やっとの思いで脱ぎ降ろし水面にお尻を突きだした状態でしゃがむザビ子。ザビ子「んっ…」息むと、同時に。BBちゃん「B~B~…!チャンネルゥゥ~!!」>>228
ザビ子「えっ…?」
気が付くと、ザビ子は大きなステージの上で、汲み取り式の和式便器に跨った状態でしゃがまされていた。BBちゃんが現れる。
BBちゃん「駄目ですよ~、先輩。いくらお腹が痛くてお漏らししちゃいそうだからって私の綺麗な迷宮水路を先輩のうんちで汚すだなんて。そんな下品ではしたない先輩のために先輩専用のおトイレ、作っちゃいました!トイレットペーパーたっぷり用意してありますのでいっぱいいっぱいお腹に溜め込んだ先輩のくさ~いうんち、ぶりぶり出しちゃって下さいね。あ、そうそう…水路を汚そうとした罰として先輩のうんちしている姿は旧校舎の皆さんに実況中継でお送りしま~す!●REC」>>229
ザビ子「え…嫌…駄目…あ…出る…止めて…出ちゃう…らめぇぇえええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
ブッブリブバッ!ブビブリュッ!ビチビチビチビチビチビチビチブブゥッ!ブビビビビビビビチィッ!ブリュリュリュリュビチビチビチビチビチブリュリュリュブビッ!ブビビビビビビビチィッ!ブビビビビビビビブリュゥッ…!ビチビチビチビビチビチビチビチビチビチビチチチチチィ…!ブボバッブリュリュリュリュリュリュ…!!!!
旧校舎内に大音量で響くザビ子の排泄音。
BBちゃん「うふふ…すごい臭いと音…先輩のうんちしてる姿、とっても可愛い…」(両目はあと)
BAD END>>229 こちらはGOOD ENDルート
ネロ「待てBB!」
BB「はい?セイバーさん、あなたはこのBBチャンネルにおいて発言は出来ないはずですが…」
ネロ「皇帝特権を使わせて頂いた!それよりもBBよ、そなたの作った奏者用トイレには一つ足りぬ物がある!」
BB「は?」
ネロ「『音姫』という物が無いではないか!これでは奏者が気持ちよく用を足せぬ…!という訳で余が!余の歌を持ってして奏者のための『音姫』となってやろうではないか!」
BB「あ…ちょっと勝手にマイクを…あっヤバ…」
ネロ「聴き惚れよ、そして存分に用を足すが良い!奏者よ!これが『ローマ式音姫』である!」
ザビ子が排泄を始めると同時に大音量のネロの歌声が響きわたる。それは旧校舎内にも余す所なく届き、旧校舎内の人々はザビ子の痴態を見ることなく気絶していった…
~エピローグ~
ザビ子「ありがとうセイバー、おかげで助かったよ…(涙目)」
ネロ「余の『音姫』、中々に良い物だったであろう?そうであろう?うむ!これからは奏者がトイレに行く度にやっても構わぬか?」
ザビ子「いや、遠慮しとく…」
同じ頃、BBちゃん「あ~あ…とっさに耳に入れた『BBちゃん特製対セイバーの歌防音耳栓』もビデオカメラもセイバーさんの歌声で壊れてしまいました…残念です…でも、先輩のうんちしてる姿だけでも見ることが出来ただけでも幸せでしたね!」(鼻血ガッツポ)
GOOD END>>225
ヴラド公、飴と鞭の使い分けが上手い……こんな風にされたら快楽に溺れちゃいますね
強制オナニーと指フェラがえっちすぎ!恥ずかしがるぐだ子も細やかな気遣いを見せるヴラド公も最高でした!
続きを楽しみにしてます>>233
ありがとうございます!
元々R18スレで書いたザビ子のスカトロネタでしたがSSで形にできました
また機会と美味しいネタがあれば何か書こうと思いますエロなしを書いてるとさ、どんどん文章量が増えていくよね…
わしは今だかつてないほどエロあり文章が書けて困惑中じゃ……。
今日明日中に投下予定。
>>237
待つ、そして期待する今日は長いぞ。
ーーーーついてこれるか。◆
その日は、思いがけず暇になってしまった。
今日も今日とてセイバーは、いつものように通っている撮影場所として使っている部屋へと訪れる。しかしそんなセイバーを待ち受けていたのは男からの予想外の言葉であった。
「セイバーちゃん。申し訳ないんだけど今日の撮影は中止ね」
男の言葉は、文字通り言葉通り、予想外の一言に尽きる。何故今更。毎日ほとんど休むことなく続けていたものをどうして今日は中止などというのか。その理由を聞けば、なんとも単純な理由であった。
撮影機材のトラブルである。至極、単純な理由だった。修理するにも時間がかかり、別のものを取り寄せるのにも時間がかかる。それを待っていては撮影する時間がなくなってしまうという、本末転倒という言葉がお似合いの惨状だ。
だというのに男はそこまで機嫌を悪くしてはいないのは、曰く「たまにあることで最近はもう諦めている」とのことだとか。苦笑いを浮かべて肩を竦める男を見ればそんなものかと頷き、明日にはなんとかなっているからまた明日に来てくれという男の言葉を聞けば肯定の意を示し、部屋を後にする。
やることがあると出ている以上、衛宮邸に戻ってしまえばまた嘘の言い訳を作らなければならず、これ以上シロウに嘘をつきたくないセイバーは、いつも帰る時間帯になるまでどこかで時間を潰すことに決めた。>>240
とはいえ、セイバーは暇な時間の使い方など知らない。生前は王として山のような政と戦に次ぐ戦で暇になることなどなかった。王になる以前も、王になるための修行を一日中行っていたため、セイバーは年頃の、それも現代の少女らしい時間の潰し方など知らないのだ。
ふらり、と新都の街を当てもなく歩く。思い出すのはシロウとのデート。色んなところをめぐり、食べ歩いた。あの時にシロウから贈られた獅子ぬいぐるみは今も自分に与えられた部屋に置かれ、時折抱き締めて眠っているほど気に入っている。
ふと目に付いた建物へと足を向ける。そうだ、たしかあの時はこの建物の中であのぬいぐるみを、と考えていた時に自分の方へと声がかかった。
「セイバーさーん!」
聞いたことのある声に振り向く。セイバーの方に向かって軽い駆け足で近付いくるのはもう見慣れた顔になった男の顔。ある意味、仕事仲間、職場の同僚と言えなくもない、自分と撮影を共にしている男優だった。セイバーは足を止めて男優を待つ。少なくとも見知った相手を無視するほどセイバーは非情ではない。
男優は自分を探しに走り回っていたのか、息を少し荒くしてセイバーの目の前で立ち止まる。大きく深呼吸をして息を整えれば、懐から二枚のチケットを取り出し、その片方をセイバーへと差し出した。
「まだ近くにいてくれて助かりました。これ、監督が今日のお詫びにと」
「これは?」
セイバーは差し出されたチケットを受け取り、その内容を見るが、そうせずとも男優が説明してくれた。>>241
「この近くのホテルのレストランでのスイーツバイキング、その無料招待券だそうですよ」
貰ったが自分が持っていても仕方ないし、女の子なら好きだろう、とのことらしい。セイバーが常日頃、男としか示していなかった彼はどうやらあの撮影の監督らしい。ただ撮影されているだけだとしか考えていなかったからか男の役職など覚えていなかったのだが、これは覚えておこうと思う。決して、このチケットに釣られたわけではない。
男優の彼はもう一枚のチケットを見せる。どうやら同じものがもう一枚あるらしい。と、ここで色恋事に疎いセイバーでも彼が何を言おうとしているのかが理解出来た。
「もし時間が空いているなら、この後二人で行きませんか?」
◇
冬木ハイアットホテル。十年前に起きた謎の爆破テロで倒壊したが、今は復興されて全盛期と変わらない姿を取り戻している。
その最上階にあるレストランに、セイバーは男優と二人で訪れていた。
「セイバーさんが一緒に来てくれて助かりました。僕も甘いものは好きなんですけど、こういうところに男一人で来るのは少し勇気が入りまして」
「いえ、お気になさらず。私もお誘い頂いて嬉しく思っていますので」
二人はお互い、それぞれの皿にとったケーキに舌鼓を打っている。砂糖やクリームの甘みや果物の酸味が口の中に広がり思わず頬が緩む。こくこくとその美味しさに頷きながら食を進めていたセイバーはふと男優の手が止まり、こちらを見つめているのに気付く。>>242
「……どうかしましたか?」
「ああいえ、セイバーさんの食べる姿が可愛らしかったのでつい。すみません」
「……いえ、その、ありがとうございます」
男優の言葉にほんのりと少しだけ頬を染めてしまい視線を逸らす。別に、シロウに言われたわけでもないのに、と一瞬考えるも、可愛いと言われて照れるのは少女として普通のことなのではと思い直し、男優の褒め言葉を素直に受け取ることにした。
「それに、その服もよく似合っていますよ」
男の言葉に再び頬を染める。セイバーは今、いつもよく着ているリンから頂いた洋服ではなく、別の衣装に身を包んでいる。白を基調としたワンピースと、その上に薄い水色のカーディガンを羽織っている。普段は纏めている髪も下ろし、黒い縁の眼鏡をかけている。眼鏡はもちろん伊達ではあるが。
「ん、ありがとうございます。その、いきなり付き合って頂いて申し訳ないとは思ったのですが……」
「いや、構わないですよ。その服を着たセイバーさんを初めに見る男が僕でむしろ嬉しいくらいです」
「そう、ですか……」
セイバーがこのような格好をしている理由は、単純に変装がしたかったのだ。新都と深山町はそう離れていない。先ほど入ろうとしたビルには確かリンやサクラも友人達と時折利用しているという喫茶店もあったはずだ。まだ学校が終わる時間には少し早く人通りも少なかったが、ここを出る頃にはきっと学生達で溢れかえることだろう。自身の容姿が目立つことは理解しており、もしかしたら二人の学友に姿を見られ、それが二人に伝わってしまうかもしれない。運が悪ければ本人とすれ違う可能性もある。>>243
それを心配したセイバーは、出来るだけ普段の印象から離れようと、このホテルへと向かう前に男優を伴って服屋や各種の店舗を巡り、今の姿へと至る。
「……しかし、本当に頂いてもいいのでしょうか。これくらいであれば、自分で買えないことはないのですが」
これらの代金は全て男優が出していた。元々はセイバーが自分自身のお金で買おうと思っていた。セイバーは契約上、日雇いの形に近く、一日ごとに安くはない出演料を受け取っているため、今身を包んでいる衣服を購入するのも難しいことではない。しかし、購入するに当たって自分よりも先に彼が支払いを済ませてしまっていたのだ。
「いいのいいの。セイバーさんお金必要なんでしょう?可愛い女の子に贈り物の一つくらいさせてください」
彼の言葉に申し訳なさを感じるものの、かと言って突き返すのも失礼であるし、今更お金を返すのも難しく、今は好意に甘えてありがたく受け取っておくことにした。
「ありがとうございます。しかし借りを受けたままでは私の気がすまない。何らかの形で必ず礼を返します」
ぺこり、と頭を下げるセイバーに彼は気にしなくてもいいのに、と小さく零す。
そんなやり取りをしながらも二人はしばらくの間、甘い味を堪能していた。>>244
◇
時刻はもうじきに四時を迎える。しばらくすればこの新都の街並みには帰宅する学生達で溢れかえることだろう。
ホテルを出たセイバーと男優はどちらからともなく肩を並べた歩き出す。普段撮影が終わり、帰路につく時間まではまだ一時間近くあり、それまでの間まだもうしばらく時間を潰さなくてはならない。かと言って他に行くあてもなく、セイバーはふらりふらりと普段は歩くことのない新都の街を歩いていた。灰色の雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうな空は、セイバーの心の模様を映し出しているようだった。
隣にはやはり男優の彼がいる。彼も本来の予定がなくなってしまいすることがないのだろう。気付けば数歩後ろから彼の後を追っている自分に気付く。あてもなく歩くよりは、というだけなのだが少し気恥ずかしい思いに駆られる。
会話はなく、お互いに無言。共通の話題はなく、あるとすれば二人に共通する事柄である「仕事」の話くらいだ。
「そういえば」
先に沈黙を破ったのは男優だった。
「監督、セイバーさんのこと結構気に入っているみたいですよ」
彼も同じ考えに至ったのか仕事の話題を振ってくる。仕事の話題で出てくるのがあの男の話というのは、何とも言えない気分になるがそれは置いておく。
「はあ……そうなのですか?」
半ば気返事に近い感覚で応えるセイバー。あの男には好意も悪意もないが、いかがわしい仕事を生業としていることから怪しい雰囲気がしていてあまり好ましくは、と考えるも目の前の彼も、そして今は自分でさえもそのいかがわしい仕事に携わる一人であることを思い出し、人のことは言えないかと自嘲した。>>245
「ええ。この間仕事の後に飲みに行ったんですけどべた褒めでしたよ。美人だし反応がいい、あんな美人を撮影出来て監督としても嬉しいって」
「ふむ、あの男がそのような……」
少しむず痒い気持ちになる。自分のことをよく言われるのに悪い気はしないのだがしていることがしていることなだけに素直に喜んでいいのか、反応に困ってしまう。
「出来れば今みたいな日雇いじゃなくて本格的に契約を結びたいくらいだ、なんてのも言ってましたしね。まあ無理だろうなって諦めてましたけど」
「本格的に、ですか……しかし、それは……」
「こちらからはセイバーさんに触れることはないって約束もなくなるってことになるんじゃないかな。やることも、やることになるだろうし」
「…………」
彼の言葉に声を詰まらせる。
セイバーもこの段階までくればこの約束の真意を見抜いていた。これは悪魔の誘惑なのだということを。あちらからはこちらに触れることはないということは、こちらからはあちらに触れることは出来るというもの。裏を返せば、自分から求めない限りあちらからは自分に触れてもらうことが出来ないのだ。
ああ、と自覚する。
自分は男に触れられたがっている。女として男に抱かれたがっているのだと。連日焦らされるように見せつけられる男女の交わり。更にその隣では自分を煽るように男優の彼が自慰に勤しみ、精を吐き出す。けれど決して、男たちは自分に触れることはない。>>246
いや、わかっていた。契約を持ちかけられた時からなんとなく気付いていたはずなのだ。しかし、そんなものは罠にすらならないと甘く見ていたのは自分だ。己は女である前に騎士であり、そんな誘惑になど惹かれるわけがないと軽んじていたはずだった。だか現実は違う。悪魔の囁きはまるで底無し沼にはまってしまったような気さえしてしまうほどに抗いがたい。気を抜けばその誘いに頷いてしまいそうになる自分がいる。
「……、…!」
いけない、と。これ以上はいけないと自信の直感が警鐘を鳴らす。思考の海に沈んでいた己の身体は気付かぬうちに火照りだし、今にも目の前の男を誘ってしまいそうなほどに興奮しかけている。けれど、そんなことは出来ない。
頭の中に思い浮かぶのは愛しい人の顔。シロウ。自分の恋人。彼を裏切ることなど自分では出来るわけがない。
そんな決意を強めるように空からはぽつり、と雨粒が落ちてくる。ほんの少しの間に強まっていく雨が自身の体を濡らし、火照った頭と身体を冷やしていく。これで、冷静な自分を取り戻すことが出来る。
「セイバーさん何止まってるんですか!いきますよ!」
はずだった。
「っ、!」
不意に男優は自分の手を取り走り出す。咄嗟のこと、完全に意識の外のことだったために反応が遅れ、彼に引かれるまま自分も走り出す。>>247
「このままだと風邪を引きます!僕の部屋近いんでとりあえずうちに!」
彼の言葉に返事をすることなく、返事が出来ないままにそのまま連れられていく。
サーヴァントである自分はいくら身体を冷やしたところで風邪など引かないのだが、ここで断っても不自然なだけで、彼の好意を袖にする理由もない。ゆえにセイバーは彼に着いていく。
ふと、気付く。
自分一人で、衛宮の家以外の、それも男性の家に行くのは初めてだということに。
けれど、セイバーは躊躇うことなく着いていく。
恋人のいる身で、恋人以外の男の部屋へ。
◇
「……は、ふ……」
濡れる。濡れる。髪を濡らしていた雨水も押し流していくように熱いお湯を全身に浴びていく。冷えた身体もどんどんと温まっていく。
男優の部屋は、本当にすぐ近くのマンションの一室だった。男の一人暮らしだという彼は言ったが、その割には綺麗に片付いていた。
案内されるままに部屋へと入ればそのまま脱衣所へと押し込まれる。風邪をひく前にさっさと服を脱いでシャワーでも浴びてくれ、と自分に告げればそのまま扉を閉められてしまった。>>248
これまでの態度から、彼がこちらを覗くことはないだろうというのはわかる。だがしかし、扉を隔てているとはいえ、やはり男性の部屋で肌を晒すというのは少し恥ずかしい。けれどこのまま何もせずに出てしまうのも、彼を信用していないと示すようなものだ。今朝着ていた服は袋の中にしまっていたから濡れずに済んでいる。着替えの心配はいらない。
セイバーは意を決して濡れた服を脱ぎ、とりあえずと脱衣籠に入れ、浴室へと向かったのだった。
しばらくの間、お湯を浴びて身体を温めたセイバーは、勝手と思いながらタオルを借り、濡れた自身の身体を拭い、普段の装いへと着替える。
そうだ。濡れた服をどうすればいいか聞いておかないと。お礼も言わなければいけない。
「お先を頂きありがとうございます。貴女も風邪を引かないうちに……」
脱衣所から出れば、部屋の主人がいるであろう方へと向く。すると、セイバーの視界には見慣れたものが目に入った。
ペニスである。空を仰がんばかりに屹立した、男根である。
男優とセイバー。二人の動きがぴたりと止まる。空気が凍ったような、時間が止まったような、そんな感覚が二人の間に広がっていく。
先に動いたのはセイバーだ。ゆっくりと目を伏せ、ゆっくりと脱衣所の方へと下がる。自分は何も見なかったとばかりに、脱衣所の中へと引きこもる。次いで男優も動き出し、セイバーの引きこもった脱衣所の扉を何度かノックした。>>249
「違います。違うんです」
「大丈夫です。私は何も見ませんでした。もうしばらくここにいますので手早く、お早めに」
「違います。いいや違わないかもしれませんがせめて言い訳だけでも聞いてください」
「懺悔ならば教会へどうぞ、と言うところですが一応は恩のある相手、こういう時は言うだけならタダ、というそうなので聞くだけは聞きましょう」
そう言ってそっと扉を開けようとするセイバーだが、またすぐに閉める。
「その前にせめて何かを履くか、前を隠してください」
曰く、初めはただ濡れた服を脱いでいただけだったそうだ。思ったよりも勢いの強い雨に降られ、下着にも雨水が染み込みかけていたと。故に一度全て脱いで別のものを着ようとしていたらしい。
「その途中で、その、服が濡れて透けていたセイバーさんの肌とか、その、胸とかを思い出してしまって……」
「それで、そうなってしまったソレを、私が出てくる前に処理しておこうとした、と……」
こくりと頷くセイバー。なるほど。一応、納得の出来る答えではある。彼としてはようやく少しは警戒を解いてくれた相手にまた警戒されたくはないと思っただけなのだろう。>>250
誤算だったのは、普通の女性ならばもう少し時間をかけて出てくるだろうところを、セイバーがあまり時間をかけなかったことだろう。もし、もう少しあとに出てくれば彼も処理を終えて静かに待っている姿を見せることができただろうに。居心地の悪そうに目をあちらこちらへ泳がせ苦笑を浮かべている彼を見るとセイバーは少し申し訳なくなった。
「……」
無言で男優を見つめるセイバー。いや、セイバーが見つめているのは彼ではない。視線の先にあるのは下着の内側に覆われてなお硬くそそり立ち、布地を押し上げている熱い怒張。ぞくり、と背筋が震えたような気がする。身体が熱を持ったような気がするのは、きっと熱いシャワーを浴びたからだ。そういうことにしておこう。そうでないと、自分が騎士であることに、自信が持てなくなってしまいそうだった。
「……想像するだけで、貴女は満足出来るのでしょうか」
口から漏れる言葉は、男を誘う女の言葉。
ぷち、ぷち、とブラウスのボタンを外していき、胸元を露わにする。自然と頬は熱くなり、肌が薄っすらと朱に染まっているの湯上がりのせいだと自分を誤魔化す。
「え、あの、セイバーさん……?」
「これは、服を頂いたことへの、恩返しのようなものです。それ以上でも、以下でもない」
言い訳だ。服を頂いたくらいで恋人でもない男に肌を晒す理由にはならない。だからそんなもの、ただの言い訳なのだ。>>251
「私のことを見て、自分を慰めることを、許します……けれど、それだけです。仕事の外とはいえ、契約は契約。私から触れることはありませんし、貴方が私に触れることもない」
これは自分に対しての戒めの言葉でもある。
そうでも言って自分に限度を設けておかないと、自分を律することが出来なくなってしまう。
自分の言葉を聞くとすぐさまに下着を下ろし、己の屹立を扱き出す男優。こちらを見て一心に手を動かしている姿が自身の視界に映る。ああ、視線が自身の胸元へと注がれているのがわかる。熱を持った視線がまるで自身の肌を焼いているようにさえ感じるほど、己の胸元はジンジンと敏感になっていき、胸の先端の突起は、自分でも気付かぬうちに硬く尖り出していた。
彼の先端からは先走りの汁が溢れ出す。匂い立つ男の香りに少しだけ頭がくらりとしそうになる。目の前に、手の届きそうな場所に欲しいものがある。いつものように目にしているはずのそれを、いつも以上に欲してしまいたくなるのは、ここには彼と自分しかいないからだろうか。
けれど、けれど。セイバーは彼に触れない。彼を求めない。先日のように、彼の雄の味を舌で味わおうとは思わない。してしまうと、自分が、自分の中の何かが決定的に壊れてしまうと思ったから。
彼が肉を扱く手を速めていく。絶頂へと達しようとしているのだろう。知らず自分の息も荒くなり、喉が渇いてくる。>>252
飲みたい。/飲んではいけない。
目の前の雄の味で喉を潤わせたい。/それをすればもう後には戻れなくなる。
手を伸ばせば届く。/だとしても、手を伸ばしてはいけない。
ならば、手を伸ばしてしまえ。/自分には彼が、愛しい人がいるだろう。
目の前の雄にーー。/シロウーー。
はた、と気付けば男優は絶頂を終えていた。己の屹立の先端をティッシュで覆い、溢れ出した精液を受け止めている。
興奮からか、葛藤からか。荒くなっていた息を鎮めるようにゆっくりと深い呼吸をしながら、セイバーは晒していた胸元を再びブラウスの中へと隠していく。早くいつもの自分へ戻らないと、本当に取り返しのつかないことになりそうだと思ったから。
「ーーーーこ、ほん。それでは、この辺で……」
意識してこの場から離れようと立ち上がる。これ以上この場にいると、本当にどうにかなりそうだった。玄関へと足早に歩いていく。雨はきっと上がっている。上がっていなくても走り去ればいい。むしろ降っていた方が都合がいい。きっと火照った体を冷ましてくれるから。
「セイバーさん!」
ドアノブに手をかけたところで彼から声がかかる。先ほどとは違い辛うじて下着は身に付けていた彼がセイバーを呼び止めた。彼の方へ背を向けたまま脚を止めたセイバー。いつでも外へ出られるようにと薄く開かれた扉の隙間からは、雲間に見える雨上がりの空を見ることが出来た。>>253
暫しの沈黙。互いに言葉はなく、時間は止まっているかのよう。そして、今度は、彼の方から時間は動き出す。
「また明日」
「…………はい。また明日」
彼の言葉に小さく返すとそのまま顔も見せずに走り出す。火照っているのは運動したから。息が荒いのは激しく体を動かしたから。自分自身を誤魔化すようにセイバーは帰り道を走り去っていく。もう行くことはないだろう彼の部屋を忘れるように。
けれど、思い出してしまった。
ああ、そういえば。
頂いた服を彼の部屋に忘れてしまっていた。
◇
夕食を終えた衛宮邸の面々。タイガは珍しく既に自宅のへと戻り、サクラもたまには兄の様子も見ないと行けないから、と今夜は自宅の方に戻るらしい。シロウとリン。そしてセイバーの三人が居間に残っていた。目を伏せ、何かを真剣に思案しているセイバーを二人はじっと見つめている。そして、セイバーは目蓋を開くと、そんな二人へと視線を向け、口を開いた。
「シロウ。話したい事があります」エロはないと言ったな。あれは嘘だ。
今日はここまで。次回を待て。>>196
すいませんジクジャンを書いてた作者です。需要があるかどうかわかりませんが投稿します。
子供を産むという結論にきまったこともあり、ジャンヌを送った俺は巣に戻り思案する。
これから、どうするかをだ。
とにかく、子供を育てられるの場所を探そう。
世界の裏側という人類のいない場所で育てるには子供の為にはならないだろう。
さぁて、ハッピーエンドになれるよう頑張ろう。
「おはようございます。」
次の日ジャンヌは俺の所に来た。
「あぁ...おはよう。話したい事があるんだ。」
ジャンヌは不安な状態のようでとてもそわそわしていた。そんなジャンヌに言葉をかける。
「ジャンヌ、大丈夫なわけないが何か出来ることがあったら言ってくれ。」
「ありがとうございます。ジーク君。でも大丈夫ですよ。」
無理して微笑んでいるのが心に刺さる。彼女の美しい笑顔を知っている身としては、こんな笑顔をさせている自分に怒りを感じた。
……俺は無言で抱きしめた。
「妊娠検査薬を使いました。」
俺の胸にジャンヌが呟いた。
「陽性でした。」
そうだろうな。覚悟をしていたからかあまり驚きを感じなかったがジャンヌはそうではないらしい。>>256
「ジャンヌ」
ジャンヌを抱きしめ、そっと囁く。
「俺は、君に恋をしている。だから大丈夫だ。」
そのまま抱きしめていると、ジャンヌの震えを感じていた。
「……私は怖いんです。」
ポツリとジャンヌは呟いた。握られる爪が、俺の胸にくい込む。
「私は、生前から人を救いはしましたが、導くことをしませんでした...。
それに、私には啓示のスキルがあります。それは、目標達成のために最適な手段を選んでいく事、それ故に私はその手段を選ばなければならない...だから..私は自分が怖いんです。」によ聖杯の意思により召喚され、啓示を受け、ジークを戦場に招いたように、また啓示を受けジークや挙句の果てに自分の子でさえも戦場に招き入れてしまうのではないかと。
「もしかしたら私はジーク君や我が子を運命にさらしてしまうのかもしれません。」
まるで怖い夢をみているただの少女のようにジャンヌは震えていた。
「それでも……それでも俺はジャンヌと居たい。例えどれほどの試練が待ち受けていたとしても俺はジャンヌや我が子と共に歩んでいきたい。」
夢物語のような理想だが決して後悔はしないだろう。>>257
泣きじゃくるジャンヌを宥め、座らせる。
実際産むとなると色々な問題がある。
「ジーク君、もし産めることになっても何処で育てるつもりですか?」
「ふむ...。今のところはまだ見つかっていない。」
世界の裏側で育てるのはマズいからな。
「だが、何処か知らない世界で3人で行って住むというのは良いのではないだろうか?」
「知らない世界ですか……。確かに素敵ですね。」
「あぁ、そこで3人で暮らすんだ。」
「でも、どうするんですか?どうやって育てていくのですか?」
「俺が何とかする。死ぬ気で働いて子供を育てる。それじゃ駄目だろうか?」
「ジーク君……」
これで少しはジャンヌを安心させる事ができるだろうか。
「それでもダメだったら魔術師に心臓や大聖杯でも何でも売るだから信じて欲しいジャンヌ。」
俯くジャンヌを見据えて俺は言い切った。しかし、ジャンヌは大人だ。俺なんかよりもよっぽど現実の辛さを知っているだろう。
それでも...それでも、俺は、彼女を手離したくはないのだから。
「わかりました...わかりましたから、死んでもいいなんて言わないでください!」>>258
俺は謝れない。ここでさっき言ったことを撤回すれば、ジャンヌや我が子を見捨てることになるのだから。
「ジャンヌ、俺は君のためならこの命を捧げても構わない。ましてや子供もいるんだ。本当に死ぬ程働く。だから..!」
「だからついてこいっていうのですか?...ジーク君、私は貴方に恋をしています。だから、私も貴方と一緒に歩ませてください。」
咲き誇る花のような笑顔で少女はその想いを口にした。
「あぁ。ありがとうジャンヌ。」
そう言って俺は、ジャンヌにキスをした。
「んっ…あっ…」
「ジャンヌ...してもいいか?」
「いいですよ。でも赤ちゃんに負担にならないようお願いします。」
「わかった。善処しよう。」
そう言って、胸に手を伸ばす。勿論もう片方の手はジャンヌの足を開かせるように使っている。
両足をM字開脚させ、俺の体をジャンヌの前につき出す。その後に右手は大きくはだけたスカートの中に侵入させる。ブラは着けてなかったので修道服と共に限界まで上に捲りあげる。気のせいだろうか?聖杯戦争中よりも胸が大きくなってる気がする。
「ジャンヌのここから母乳がでるのか。」
昔に比べ随分性欲が発達したなと思う。
これが兵士の士気をたかめていたのではないか変な妄想をしながら自己主張の激しいジャンヌの胸にかぶりつく。
「あぁっ……ジークくぅん、吸いっ、付かないでっ、――んっ」
当然下に忍び込ませていた右手は洪水中だ。今まで胸に対する責めに集中していたせいで下はあまり責めていなかったが、そろそろいいだろうと我が子へ通じる陰裂に中指と薬指をつきたてる。
「んんぁ――――っ」
軽く絶頂したのか、ジャンヌは背中をのけぞらせ悶える。その姿に俺の理性も限界だ。>>253
読んでるだけでNTR独特の心臓ばくばく感がすごい……
興奮する……男優の彼の見た目は、人探しが得意そうな黒い眼鏡の彼とか、虚弱体質だけど絶倫な眼鏡の彼とか、それっぽい感じの、あーいう感じのそれを想像してほしい。
>>264めがねかけてないしなぁ
一応男優の彼にも名前とか、来歴とか、型月的な設定もなくはないけどこれ以上キャラを濃くするとただのオリキャラものになるから伏せ。
>>267次回?はてさて……(まだ一文字もない顔)
汗とナニか。名称を想像したくもない液体がぐちゅっ…と粘ついた水音を立てている。生温くて気持ち悪い他人の体温が薄い皮膚に叩き付けられている。
何故、何故、なぜ?
馴染みある男のくぐもった声が頭上から聞こえる、鼻をすすり時々しゃくり上げている。表情を窺おうにも肩と頭をそれぞれ背後から彼の両腕で固定されて、身動きが取れない。
「ごめんね、ごめんなさい…」
先ほどから繰り返されている小声での謝罪。謝るくらいなら止めてくれ。けれど間断無く響く脇のからの振動、ぬめり、鼻につく生臭い匂い。それらを意識してしまうと唇が強張って動かない。
…なんで?こんなこと、するのロマニ…鼻の奥がツンとする、目頭が熱くなる。
「…ッ?」
混乱しながらも継続していた思考が途切れ、肩を更に強く掴まれた。背中に打ち付けられる腰が加速した。
「立花ちゃん、ごめ…」
でる。
男が掠れて情けない声音を吐き出した。
でる、でる?なに?
それを理解した瞬間床に直接立てていた膝の痛みが吹っ飛び、自分の絶叫が聞こえた。
「やだ、いやだ!ロマニ!いやっ…」
脇に挟まったモノがびくりと一度、大きく激しく蠢き、そのあと弱々しく震えて大人しくなった。新しい中華風の衣装、赤く艶やかな発色。そうだ、これをただ見て貰いたかっただけなのに。そこに所々白濁した半透明な液体。付着した周囲の生地に水分が染み込んでより濃い色になっている。鼻に忍び込む生臭い匂い。くちゅっと水音がして脇からナニか抜き去られていく、感触。
駄目だもう限界。視界が熱い液体で歪む。鼻水がつうっと落ちる、ひやりとした感触。
「う、ぁ…ああぁ…」
男の泣き声と同時に床に涙が落ちた。
「立花ちゃん、ごめんなさい、ごめんね、ごめん…」
だから泣きたいのはこちらだ、貞操は無事、けれども何かしら大事なものを確実に失ったんだ。下半身丸出しで泣くな、早くしまえ。>>272
ロマニって人になってから短いし、元々システム寄りだったから劣情とかに戸惑ってたりや罪悪感でぐちゃぐちゃになりそう。書いてて楽しかった。てか名前間違えた、ごめんよ、ぐだ子と読んで下さる皆様方。>>273
(*´∀`)♪>>211の続きです。スカサハとの浴室セックス。エロスは加速する!
スカサハのはしたなくも愛おしい光景にあてられて、出したばかりだというのに勃起は収まる兆候ひとつ見せはしない。
「こ、腰が抜けるかと思った……すごく、気持ち……よくて……」
「立香の悦んだ顔と声を堪能できて、私も幸せだ。……でも、まだ満足できない、って言っているみたいだな。暴れ馬の、こいつは」
クリクリと亀頭を指腹で撫でつつ、スカサハが囁く。うっとり潤んだ瞳を細めてほくそ笑む彼女もまた、この一回きりで終わらせる気はさらさらないのだろう。
案の定立ち上がった彼女から、傍らに置いてあったマットを敷くなり「この上に仰向けに寝そべろ」との達しが発せられた。
「今夜は私が、立香をもてなしてやりたいのだ。だから、じっとして……いろ?」
指示に従って寝て待っていると、背を向けマットを跨いだ彼女の腰が、見る間に接近。剝き出しの背筋からの流麗なラインに沿って視線を落せば、量感たっぷりの生尻が、立香の腰の上へ今まさに到着直前の様相だ。
(あ……今。一瞬、見え……た?)
ひらひらと落ち着かないエプロン裾に目を取られたせいではっきりとは捉えられなかったが、スカサハの尻のすぼまりがほんの一瞬姿を見せた。目の錯覚かと思いつつも、期待に逸った肉棒は俄然やる気充填。彼女の尻に触れる前からムクムクと膨張し始める。
「よい、しょ……重くないか?」
尻を乗っけるなり振り向いて、照れ混じりにスカサハが問うてきた。>>277
「ああ、全然。あったかくて……心地いいくらいだ」
湯気にさららさてしっとり湿った尻肌は、ちょうどいい重みでのしかかってくる。引き締まっていながら丸みを帯びた尻肉にみっちり隙間なく密着される感触たるや、温かな火照りも相まって、まさに夢見心地。
すでに臨戦態勢を整えつつあった肉棒に、なお血流が雪崩れ込む。
「ン……っ、また、こんなに硬く……。それだけ、求めてくれるってこと……だな?」
スカサハも勃起の熱と硬度を感じ取ったようで、頬はほんのり桜色。乗っかった尻は早速モジモジ揺らめきだす。
「あぁ……。スカサハのお尻が、気持ちよすぎるせいで、な」
ムズムズと腰の芯から染み出てくる小さな衝動の種を噛み締め、押し潰れた尻たぶに伸ばした掌でも、滑らかな触れ心地を確認した。
「きゃっ……ぁん、くすぐったい……」
振り向いた顔を正面に向き直らせ、会話を断ち切るようにスカサハの腰が回りだす。
「う……こ、れはっ……なかなかっ」
「ぁは……ぁ……んっ。このままじゃ動きにくいから……立香の、私のお尻に挟んでしまうぞ」
真上からのしかかるスカサハの尻の谷間に、導かれるまま肉棒が飛び入り、そこでもまた喜悦の脈を打ち放った。
(むっちりとしたお尻に……僕のが挟まってる……)
肉づきのよい双臀のしっとりとした質感ともちもちの弾力に左右から挟みつけられ、温かみから安堵を、刺激的な光景から昂奮を得る。
汗と湿気に濡れた肌同士が緩やかに擦れ合う。そのもどかしくも甘美な刺激のさなか、破裂しそうなほど膨らんだ。
「これっ……スカサハの……」
幾度となく肌で、舌で、そして肉棒で味わった液体。スカサハの愛液であることに、すぐ気づいた。摩擦に乗じて、膣口から尻のほうにまで垂れ落ちてきたのか。
「だ、って……立香のお尻の谷間でビクビク跳ねるたびっ、にぃ……う、嬉しくなってしまって……ふぁ、あ、ぁあ……」
むっちりと肉の詰まった尻たぶに左右から圧迫された状態で、彼女の腰の動きに合わせてこねられくねられる勃起ペニス。愛しき人の健気な告白を受けて、その幹の内を歓喜の鼓動が駆け巡る。>>278
「僕も……っ、スカサハの嬉しそうな声を聞いただけで、こんなに、なってるっ……」
勃起の硬度を見せつけようと腰を突き出し、反り返った肉の幹が、濡れた尻の谷間をずり上がる。
「ひゃ、あ、あんっ! ……も、もうっ。私がすると……でも、とても、嬉しい……」
我慢できなくなるくらいに感じてくれている、証拠だものな―――。
玻璃の鈴を転がしたような声で笑って、彼女はますます腰の動きを活発にさせていく。
「ただお尻に挟んでいるだけなのに……どんどん、硬くしちゃうんだからぁ……」
「スカサハのお尻が、それだけ魅力的ってこと……僕にとっては、それだけで昂奮しちゃえる宝物って……ことだよ……」
挑発する物言いで挑んできたスカサハには、本心を伝えることで対抗した。そうすれば、照れながらも喜んだスカサハの動きが、よりいっそう積極的になると知っていたから。
「ン……っ、ふ、ァ……扱われてるだけで、はしたない声、出ちゃう……」
蜜が絡んだことで滑りのよくなった肉棒が、尻の谷間を擦りながら突き上がり、同じ速度で下がっては、また突き上がる。
「ずるずるっ……擦れて、いいっ、気持ち、いいよスカサハ……っ」
攪拌された蜜の奏でるいやらしい水音が、ますますふたりの胸に鼓動を早め、腰の動きに大胆に、激しい動きへと向かわせる。
いつしかリズムを合わせ、ふたり同時に腰を振り。パンパンと肉同士のぶつかる小気味っよい音が加わっていた。
「な、なぁ。り、りつか……っ、ふ、ぁぁ……こっ、の、まま……」
喘ぎ混じりに尋ねてきたスカサハの切なさに満ち満ちた表情が、「中に欲しい」そう、訴えかけてくる。
「……スカサハの、中にっ……中で、出したい」
競うようにせめぎ合うのも悪くない。けれど今は、素直に気持ちを伝え、ふたり一緒に高まっていきたい。重ねた視線で思い確かめ合い、そして―――。
「ンぅ……う、ンンンッ……!」>>279
スカサハの手に導かれ、くぼんだぬかるみを見つけた勃起ペニスが、そのままズブズブ。食まれるみたいに。呑まれていった。
「あ……っぁ! あぁぐ……っ!」
外側以上にドロドロにぬかるんでいる膣内。潜るなりその熱気と、いつも以上のきつさに驚いた肉幹は、無数のヒダ肉に順次なで扱かれ、歓喜の脈動を張り上げる。
「っ、んっ! あぁ……ンはァァ……っ! お帰りなさい、立香……ふぁっ、ああァ!」
つながり合っていることが自然なのだと、強く強く感じているのも、共通認識だ。
「っ、く……手厚い歓迎、だなぁ……」
たっぷりの蜜をまぶしたヒダが肉棒に絡みついてきて、きつく絞り上げたまま、離してくれそうもない。
彼女は今夜まだ一度も達していないのだから、当然か―――。
「こんなになるまで、放っといて……ごめん」
胸を突いて出た言葉をぶつければ、即座に振り向いたスカサハの表情がふっと和らいだ。
「良い……私が、立香にしてあげたいって言い出した、んっ……だからな。ン……ぁ、ンふぅぅっ……そ、それに……っ」
「うぉっ……!」
「ふッ、ァ……! あァァ……ま、まだ。今夜は、長い……」
腰を揺すりつつの宣言は、彼女の心模様を表すように艶めき、弾んでいる。
「今度は一緒に……一緒に、気持ちよくなろう」
満面の笑みに見惚れて頷けば、間髪入れずスカサハの腰が左右上下にうねりだし。瞬く間に肉棒は喜悦の渦に呑まれていった。>>280
リズミカルに響くスカサハの嬌声に合わせて、膣口がきつく肉棒を締め上げる。
「うっ、あ、あぁ……! す、ごぃ締まっ……て……~~~っ」
咄嗟に歯を噛み締めていなければ、今の衝撃で漏らしていたかもしれない。快楽の波に攫われてかすむ視界の中心に、小刻みな痙攣を繰り返すスカサハの背筋が映り込んでいた。
(スカサハも……今ので、イキかけた……のか?)
反り返ったスカサハの背筋を、汗がひとしずく、流れ落ちていく。
ふと、裸エプロン姿を正面越しに、くっきり浮かび上がる胸の輪郭、勃起乳首。へそかわりのフォルムも、チラチラ裾から覗くであろう股間の割れ目、淡い色色合いの恥毛と、ぷっくりなだらかな恥丘。どれも魅力的で、とても見て見たくはあったけど。
「んんっ! ぁ……あぁ! ごりごりっ、奥に当たるっ、のぉっ……」
今は。肉欲と情欲とをない交ぜにヒダに扱われ、喜悦の汁を漏らし、跳ね悦ぶ。
亀頭は最奥までまどろむ子宮に口づけて、ぬめる互いの分泌液を擦りつけ合っていた。
腰の底から迫り出してくる衝動を唾と一緒に飲み下して、真下から腰を突き上げる。
「っふ、ぁ、あ、ぁひっ……ン! いい、っ、それっ、もっと、もっとしてぇっ」
膣内で蠢くヒダを一気に扱かれ、なおいっそうくねり乱れ舞う腰の内部で新たな蜜が溢れ出し、その温かみを味わうように生殖器同士のキスが繰り返されていった。
パクつく鈴口に浮いた出来立てのカウパーを吸い立てるため。膣洞全体が収縮し、子宮口がずしり。喜悦に悶える亀頭の上に被さってくる。
反り返った背筋をどうしようもなく撫でたくて、上体をマットから起こし、右手でそっと曲線に触れた。
「ふゃんっ! も、もうっ、急に悪戯は……っふあぁっ!!?」
れる―――。指に続き舌を這わせれば、少しだけしょっぱい味が口中に染みる。
「ふぁ! あっあ、は……! むっ、胸もっ、敏感になってる、からぁっ……」
背面座位に近い体勢に移行してようやく、念願のスカサハの胸に触ることができた。
弾力と柔らかさに満ちた双乳を、エプロン脇から差し入れた両手で、それぞれ中央に寄せ上げるようにしてもみこねてやる。>>281
「あ、あぅ、んっ、くぅぅんっ……! ダメ……ぇっ」
平時であればむず痒さを覚える程度の愛撫さえ盛大に感応し、スカサハの尻が縦に弾む。
「んあぁっ……! はふ、うっ、んあぁぁぁぁっ! 立香、りつ、かぁっ……!」
揺らめき乱れるエプロンに頬をくすぐられて、思わずひと房捕まえ、寄せた鼻先で嗅いだ芳しさに酔いしれる。
「っ、ァ……もっと……もっとスカサハのいやらしい声、聞きたいっ……」
「わたしっ、しも……立香が悦んでる声、聞くだけっ、でぇ……あっ! あぁぁぁっ!」
打ちつけられる尻たぶの温かみに溺れたように何度も何度も腰を上げて、はしたなくも愛らしい嬌声を堪能する。
身体全体を揺すって乱れ喘ぐスカサハとの結合部で、また、互いの分泌液が掻き混ざり、泡立ちながら零れゆく。掻き出しても掻き出しても止め処ない悦楽のしるしが奏でる淫靡な音色に、聞き惚れる。
「はぁぅ、うぅああぁぁァァ……!」
立香は差し入れた両手をさらに侵攻させ。エプロン越しにくっきり浮かび上がっていた勃起乳首を左右同時に捕まえ、つまんでやった。
「ひぁぁぁぁぁぁ……っ!」
背を震わせたスカサハが前のめりに倒れかかるのを、胸ごと引き寄せて阻止した。
同時に、反動をつけて腰を突き出し、深く、膣穴を抉る。
「ンぅっあああああっ!」
張りのある巨乳が弾むのを手のひらに感じつつ、その、滑らかな質感と弾力を延々味わい尽くす。硬く隆起した乳首をやんわりつねっては、締めつけの増した膣穴を繰り返し貫いて、享楽の波に溺れる。
蜜まみれとなった肉棒が鼓動を放つたび。膣穴全体も呼応し収縮して、同じリズム、同じ速度で高まってゆく。
「ふぅあッッ……!」
また、スカサハの身体が前のめりに倒れそうになるのを抱きとめ、腰をはね上げる。
その際、自然と目が惹きつけられたある部分へと、そっと左手の中指を添わせた。>>282
「ンひッッ!? そ、そこ、やっ……だめだっとぉっ……」
「でも、触れるたびにギチギチっ、締めつけてきてるぞ……?」
強張る尻穴の周囲をなぞり上げるだけで、彼女の膣肉は連動してペニスをきつき締めつけてくる。
そうされるのが気持ちいいのだと耳打ちすれば、数十秒ほどうつむいて逡巡した果てに、スカサハは尻穴への愛撫を許容してくれた。
「ありがとう」
まだ俯いたままのスカサハのうなじへ唇を寄せ、舌先で背中のラインをなぞる。
「んぅ! ふぁ、あぅぅんんっ! ふ、触れるだけっ、だ……。それ以上はっ、ひぁ、あっ、ひあァァんっ……!」
念を押してくるその首筋に唾液をまぶしつつ、彼女の右の乳房、特にピンと尖った乳首を丁寧にもみしだく。
彼女の緊張を極力取り除いてやりながら、何度も何度も尻の谷間のすぼまりに指を這わせ、時には爪を軽く立てたり、浅く指先を埋めたりもして、心ゆくまで触れ心地を堪能。
同時に引き攣れる膣肉の締めつけに咽び泣く勃起ペニスが、ぬかるみに浸ったまま、一際強い歓喜の脈動を響かせた。
「ん、ひっ……! あ、ァ……ぁぁ……っ、ふ、ぁ……もう、出ちゃう……の?」
「あぁ、もう、っ……出る……っ!」
ヒクつきの感覚を速めた膣肉の反応から、スカサハもまた限界間近であると知る。それでも腰を懸命にくねらせ、上下のピストンも続けてくれる彼女の献身に報いるべく。
負けじと越しを振り、尻穴を、胸を、背中を愛で続け、お互いの限界を前倒しさせた。>>283
「は、ひっ……ン……! こっ、のままっ、このまま……一緒にィッ……」
(つながり合ったままでっ……ずっと、一緒に……!)
甘く鳴いて請うスカサハの言葉に心の中で呼応して、呼吸するのも忘れ、さらに腰の回転を上げてゆく。
速まる胸の鼓動に合わせて、肉幹全体の脈動はより小刻みに、勢いを増して限界へのカウントダウンを開始する。
―――カリッ!
「ひあっああぁぁ~~!」
偶然、浅く掻いてしまったスカサハの尻穴が、周囲の肉ごとすぼまって谷間を狭め、触れた指が危うく呑み込まれそうになる。同時に連動した膣肉がみっちり、汗濡れペニスに隙間ひとつ与えず密着し、目一杯の力で食い締めてきた。
もう、堪える必要はない。目と目でタイミングを測りながら、肌の温かみと胸を突く情愛腰を揺さぶり、背を揺さぶり、頭の芯を真っ白に染め抜く快楽衝動のままに、腰と腹とをぶつけ合う。
「っ、ぁ……出す、よっ……!」
「はひっ、いっ、はぁぅっ、ンッッ! きてっ、はやくっ、中にきてぇぇぇ……!」
伸ばした両手を突っ張らせ、喉反らしたスカサハが濡れた鳴き声を迸らせた。
その嘶きに、結い上げた髪の美しさと、そこから漂う芳香にくすぐられ、射精衝動が膨張する。
「りつっ、かっ、……あっあぁあァァ……!」
ぎゅっとつまんだスカサハ右乳首を、指の腹でこねながら押し潰す。
スイッチが入ったみたいに弾む尻を、谷間から這い出た左手で鷲掴み。引き寄せて真下から一気に貫き、奥底へ到達する。痙攣しながらすがる膣ヒダの群れを振りほどいて、腰を回し、執拗に子宮口だけを攻め立てた。
―――どくんっ!
我慢の限界を知らせるように、期待と渇望で破裂寸前の胸の内で、心臓が弾む。
「も、もぅ、たっ、めぇっ……あ! あひぁあぁぁぁぁぁぁ~~~!」
一際高く、長い嬌声を零しながら。スカサハは背中と喉を反らし、最後のひと仕事とばかりに尻を思いっきり真上から打ち下ろす。>>284
「っぐ、うぉおぁぁぁっ!」
肉棒を食むように包んだ膣穴全体が蠢くのと、絡みつく膣肉を引き剥がす勢いで肉棒が大きな脈を響かせたのが、ほぼ同時。
「っは……! あ、あぅぅっ、イっ、くぅぅぅぅぅ……っ!」
吐精の強烈な快感と解放感とにまどろみつつ、迸りを胎内に浴びるスカサハの喜色満面の涙声を耳にする。
ぷしゃっ、ぴゅるるっ、ぷしゃぁぁぁぁっ……。
絶頂に波打つ肉棒に、温かみに満ちたスカサハの尿液が振り注いでいた。
「んっ……あ、熱いの、出てる、ぅ……」
うっとりと囁いたそれが、彼女の中に注がれている精液を指すのか、それとも彼女自身が放出している尿を指すのかは、わからなかった。
脱力してもたれかかってきたスカサハの背中。その、汗ばんでなお指に吸いつくような肌の抱き心地と重みが、この上ない幸せを与えてくれた。
「んぅ……お尻は、だめだって……前にも言ったのにぃ……」
拗ねた口調のスカサハの膣が、絶頂の波に合わせて繰り返しペニスを締め上げる。
射精真っ最中の過敏な肉棒は、壊れたみたいに延々脈動して、ありったけの精を彼女の中へと注ぎ込む。
「い、今のはっ、不可抗力だって……っ、うぅ!」
時に、最後の尻穴を浅く引っ掻いたのは、偶然であった。
そんな釈明すら拒むみたいにキュウキュウと締めつけてくる膣肉に根負けして、竿に残っていた精液が迸る。
「ふぁっ……! あんっ、まだ、出てる……」
溜まっていく温かみを確かめるように下腹を撫でたスカサハの艶声が、たまらなくいとしくて、また、ゆるゆると腰を振って絶頂の余韻を堪能しつつ、大きく息を吐き、身をマットに落ち着かせる。
「ふぁ……あっ、あぁ……―っ」
絶頂の波に合わせて背中と尻と、膣肉とを揺らすスカサハの振動も、徐々に、徐々に小さく、間隔も広がり、緩やかになっていった。>>268
読んで頂いたあげくに感想まで本当にありがとうございます。こんな駄文ですがもう少々お付き合い下さい。11時位には続きを投稿します。話題の方で吐き出したら耐えられなくなりました。
モブレ未満かなあとも思いますが、投下させて下さい>>290
目覚めたての頭で最初に感じたのは、硬い床の感触だった。
また廊下で寝てしまったのかとぼんやりとしていた意識は、背中に直に触れた冷たさに一気に引き起こされた。
身につけていた筈の真新しい礼装は、部屋の片隅に追いやられ、ブラはずり上がって鎖骨の辺りを覆い隠している。
身を隠すのは、わずかにショーツが残るのみだった。
兎にも角にも身を起こそうと身動ぐけれど、腕をスカーフで一纏めに括られていて、それも叶わなかった。
「なんだ、やっと目が覚めたのか。気分はどうだい、ミス藤丸」
「………最悪、かな」
ニヤニヤと自分を覗き込む男達の姿に、自分の身に何が起きたのか悟りながら、立香は呻いた。
「君、毒もクスリも効かない癖に、耐魔力は欠片も無いんだな。最初からこうすれば良かったよ」
片脚を持ち上げ、太腿の内側、その柔らかさを楽しむ様に撫で回しながら、男の一人が嗤う。
人影は5つ。誰も彼もつい先日見た顔、冷凍状態からようやく目覚めたばかりのマスター候補達だった。
「まあ、それも当然か。君は魔術の家系でさえ無いんだから。その顔はなんでこんなことを、ってところかな」
肌を晒す羞恥と、素肌を撫で回される嫌悪に背けた顔で頷く。>>286
最高だった(語彙喪失)フィニッシュまでの描写がねっとり丁寧に書かれてて最高に興奮したゾ。大人の女性が乱れるのもそれを後ろから突くのも最高ですな...(最高)>>292
「無自覚な者はこれだから困るよ、これは当然の報いだ、簒奪者」
「何も出来なかった役立たずの身で開位などおこがましいとは思わないのか」
「お前なんか、ただあの場所に居合わせなかっただけじゃないか。俺たちが受けるべき栄誉を掠め取った盗人め」
口々に男たちが、侮蔑と嘲りを吐き捨てていく。
「素人が。ああ、でもこの身体は利用価値があったかもな。サーヴァントを何人咥えこんだのか言ってみろよ」
投げつけられる罵声をただ黙って耐えていた立香は、そう嘲笑った男にだけは睨み返した。
情報改竄に同意した以上、こうやって嘲られるのは覚悟の上だった。
ただ、共に戦った英霊たちを侮辱されることだけは、許すことは出来ない。
睨み返す立香の目に、男たちが鼻白む。
「………いいさ。償いはこの身体でして貰おう。精々楽しませてくれよ」
ぐいっと脚を拡げられて、立香は悲鳴を飲み込んだ。
自分自身でさえ、ろくに触れたことのない場所をショーツの上からなぞられる。
嫌悪感と怖気しか感じていない筈なのに、ショーツは湿り、やがて水気さえ帯びてきた。
「………なんで、」
「ああ、感謝してくれよ。さっき君が寝ている間に準備を整えておいてやったんだから」
連れ込まれた部屋に掛けられた、防音と人払いの魔術。
そして立香自身には、心と裏腹に身体を快楽へ誘う催淫の魔術。
糸を引く程に濡れたショーツは、剥ぎ取られると湿った水音を立てた。>>294
必死に閉じようとした足は、他の男に抑えこまれ大きく広げたまま、立香に見せつけるように高く腰を挙げられる。
「ほら、久しぶりの人間のモノの味なんだから。ゆっくり味わうといいよ」
グズグズに解きほぐれた立香の入り口に、男のグロテスクなモノがゆっくりとねじ込まれた。
飲み下せなかった悲鳴が、立香の口唇から溢れる。
指さえ受け入れたことのない場所を、無理やり太い男のモノが侵していく。
身体を内側から切りつけられるような、内臓を直接抉られるような痛みに、催淫の魔術でさえ彼女に快感をもたらさなかった。
ただ、痛みと苦しみだけがそこにある。
「イヤだ。抜いて………痛ぁ………っああ!あああ……ぁぐっ」
「なんだ処女なのか。いや、だったかな。はは、全部飲み込んだ。バージン喪失おめでとう」
狭い中を無理に突き進んだ男のモノが、固く閉ざされた内側をこじ開け、奥に突き当たると軽く揺さぶる。
それだけで、立香の身体は跳ね上がった。
苦しそうに呻く立香に構わず、男はズルズルと引き抜くと、また一息に貫いた。
気持ち良さげに、腰を何度も何度も打ち付ける。
痛みに耐えていた立香は、痛みの奥から湧き出てくる快感の波にイヤだいやだと首を振った。
過ぎた快楽は、苦しみに似ている。
そこに心が伴わなければそれはより際立った。
苦しみと悔しさとそして、何より恐怖に涙が勝手に溢れ出した。>>295
荒い男の息がやがて、切羽詰まったものになっていく。
「ヤダヤダヤダ。あかちゃん出来ちゃう。やめて出さないで!ぁぁぁ」
抵抗むなしく、吐き出され注ぎ込まれる熱に、立香はすすり泣いた。
「産めばいいじゃないか」
「はあ?こんな女の血を入れてもしょうがないだろう」
「そうじゃなくて、ほら召喚の触媒にちょうど良いだろう」
「ああ、なら俺も欲しいな。頑張って産んでくれよ、立香ちゃん」
待ちくたびれた男たちが、口々に好き勝手なことを言って囃し立てる。
最後の一滴まで注ぎ込んだ男が満足そうに息をつくと、立香の中から自身を抜き出した。
「ほら、馬鹿なこと言ってないで。次誰がやる?」
『俺たち』
「二人掛かりかあ、彼女耐えられるかな」
「壊れちまったら、その時だろ。どうせもうカルデアには俺たちがいるんだから」
「それもそうだな。それじゃあミス藤丸、なかなか良かったよ。君が耐えられたらまた後で」>>296
あれからどれぐらい時間が立ったのだろう。
気を失う度に叩き起こされ、数えきれない程、欲を注ぎ込まれて。
口も手も、後ろも好き放題に犯した男たちは、力尽きてぐったりと倒れこむ立香におざなりにシーツを掛けると、
捨て置くように立ち去った。
男たちの姿が扉の向こうに消えてしばらく、痛む身体を堪えて立香はようやく身を起こした。
「………シャワー浴びなきゃ」
身体中余すこと無く白く穢された男たちの名残を早く、取り除いてしまいたかった。
シーツを身に纏い、よろよろと這うように進む。
震える手で剥ぎ取られた礼装を拾い上げると、そこで彼女の心の糸は切れてしまった。
カルデアに来る前の自分、ほんの一年前までは当たり前だった日常を思い起こさせるセーラー服。
抱え込むように蹲ると、熱い塊のように喉から迫り上がる嗚咽を吐き出して、立香はいつまでもそこから動けなかった。>>259
乳首舐めより、下に這い下がらせへそを円を描くように舐める。まぁ、下ではあえてじゃぷじゃぷと音をたてながら日本の指が出し入れさせているのだが。
「赤子が産まれるのだから、しっかりほぐさないと駄目だと思わないか?ジャンヌ」
「あっ、ああんっ、そっ、そうですね――っはぁっああ――っ」
返事をしているつもりだろうが、返事どころか言葉にすらなってない。
「そろそろ限界だ…ジャンヌ。いれるぞ?我が子にちゃんと挨拶をしなくてはいけないからな。」
そう言って、俺は限界まで立ち上がった肉棒をびしょびしょに濡れている膣に突っ込んだ。
ピストンを繰り返しカリで愛液を掻き出す。
性交をしたのは今日で3回目だが、この快楽には飽きることがない。抑えるところは抑えるが。
ジャンヌの腕を掴み、荒く腰をあてる。もちろんいれたままだ。
「ジークくぅんっ、もっとぉ、もっとぉ!」
ジャンヌを今は本能に忠実なようだ。
陰核に指で軽く擦り、刺激を与える。
喘ぎ声も大きくなり、体も呼応するよりも激しくよがる。
…もう、何度も絶頂したのだろう。
……俺も、そろそろだろう。
「ジャンヌ!だすぞッ..」
そう言って、膣に直接だした。
「んあああっ――――いくぅぅぅっ!」
どうにか同時に達しただろうか。>>298
いえいえ、貴方様のようにSSを上手く書けたらいいなぁと思います。初めて書いたので見習っていきたいです!>>299
「ジャンヌ……。気持ちよかったか?」
半裸でぐったりと倒れているジャンヌに聞いてみる。
否応なしに白濁に染まったジャンヌをみると滾ってしまいそうになる。
「気持ち、よかったですけどぉ…激し過ぎです!」
そうだろうな。
少し、申し訳なくなるがジャンヌを気持ち良くさせたし、我が子にも負担をかけないようにしたはずなので大丈夫だろう。
「悪かった....大丈夫か?少し仮眠をとったらどうだ?」
「はい」
グッタリとしたジャンヌを拭き寝かせる。離れる際に額にキスをするのも忘れない。
さぁ、旅に出る準備をしよう…。
数日後、待ち合わせ場所にて俺はジャンヌを待っていた。
「遅くなってすみません。神に祈りを捧げていたら…」
「大丈夫だ、俺は待っていただけだからな。」
ジャンヌとこれから歩んでいける。
その事実だけでも俺は幸せ者だ。
「それじゃあ、行きましょうかジーク君。」
「そうだな。…行くか」>>302
「「お母さん、行ってきます!」」
友達と遊びに行くのだと、玄関から出ていくその少女たちに、私は昔の自分を重ねていた。
肩までつくかつかないかのジーク君譲りの白髪。年齢も相まって、ドンレミ村で両親の仕事を手伝っていた幼少期の自分の生き写しに見える。
唯一の違いと言えば、聖杯戦争や魔術と関わりが無いことだけだろう。
あれから何年たっただろうか。
とある島に住み場所を見つけ、周りの人に助けて貰いながら、腹を痛めてあの子達を産み。
立てるようになって、喋れるようになって、それからイースター、ハロウィン、クリスマス。
毎年の成長が嬉しかった。
神の啓示を受け戦争をしたり、人類を守るために英霊達と戦ったりすることもなく。
普通に生きさせてあげられて本当によかった。
子供たちは、このまま普通に過ごして結婚するのだろう。
あぁ、これで良かったのだ。
私は空を見上げる。
そこにはジーク君と出会った運命の日のようにただ、美しく蒼い空が広がっていた。本スレの方で学パロでぬちゃんが見たいという方のためのメルヒェン・マイネスレーベンスを。
学校なのに名前にオルタとか、ぐだ男君の性格とかなんか細かい設定は……気にしないで!
「その……ごめん、手伝わせちゃって」
「別に、やらないとあの馬鹿姉にまた面倒な説教くらうだけですから」
窓から差し込んでくる赤く染まった夕日が、もうそろそろ夜になる事を知らせていた。
運動場からは体育系の部員たちの活発な声も途切れ途切れになってきておりもう一時間もすれば下校時間になるだろう。
そんな中、ある二人は倉庫整理に勤しんでいた。
一人は何処にでもいるような普通の男子高校生、少し違うとすれば西洋人のクォーターであり綺麗な青い目をしていることだけである。
少し気弱ではあるもの善良であり、誰とも隔てなく接することが出来るその性格から_ほぼ一方的な友情であるものの_友人も多く人望も厚い。 彼の所属している生徒会からも次期生徒会長としての期待もされている。
ニックネームはぐだ男、良く空を見てはいつの間にか寝るということを繰り返した結果クラスメイトからつけられて、なぜか本人も気に入っている。
もう一人は少々目つきの悪い普通ではない女子高校生。 この学園の生徒会長の妹であるが、品行方正で生徒の鑑とも言われる生徒会長とは違い、学校の不良たちをまとめ上げている番長であり、本人が言うには生まれつきの生粋の悪。 そのカリスマからは札付きの悪であっても彼女の足元に跪く以外の選択肢は無いという。 本人談だが。
しかしながらその容姿は姉に負けぬほどの美麗さを持っており白い肌からは陶器の様な美しさと滑らかさを持っており、長く伸ばした髪からは気品が漂っている。 その胸と腰つきも一級品であり男たちの目を引くには十分すぎるほどである。_少しでも視線を感じると相手を殴り飛ばすが_
姉に似た容姿と姉と正反対な性格から自分の事をジャンヌ・オルタと呼んでいる。このスレ住人の皆様、昼間いきなり前置きも無しによく分かんないモノ置いてってすいませんでした。おやすみなさい、良い夢を。
>>276
読みにきてくれてありがとう。おかげさまで楽しく書けたので感謝。>>305
そんな正反対な二人が何故一緒に生徒会の管理する倉庫の整理をしているのか。
発端は生徒会長の一声であった。 日頃の悪事に業を煮やした生徒会長が罰としてこの夏が迫る時期一番過酷である文化祭に使う備品などの棚卸を命じ、たまたまその担当だったぐだ男に丁度良いとジャンヌ・オルタの指示と監視を一任したというわけである。
広い倉庫には文化祭で使う様々な備品がこれでもかと埃を積もらせて鎮座しており、それらすべてを下ろして一つ一つ在庫を確認してまた同じ場所に戻すという作業は肉体的にも精神的にも重労働でありオルタの罰としては最適だったが、問題が一つだけあった。
ジャンヌオルタは生徒会のメンバーとはすこぶる相性が悪いのである。
自由を愛する不良たちと規律を重んじる生徒会ではそもそもが水と油であり、ジャンヌオルタの生徒会を馬鹿にしたような言動に生徒会達は不満を漏らし、小言一つ言うにも遠回りで明らかにジャンヌたちを見下した言い方にはジャンヌオルタはそのたびに暴れようとするので作業は全く進まずに時間が進行していくのみであった。
唯一の例外はぐだ男であり、彼女と面識と交流があり、生徒会にも信頼されているぐだ男は何とか爆弾を爆発させないようにと自らの胃を痛めながらお互いをなだめ、時間は足りない分は自分がこっそり一人で残って作業を進めていた。>>307
だがそんな時は決まってジャンヌ・オルタがしばらくすると何かと彼の事を罵倒しながら作業に参加していた。
なんだかんだでジャンヌオルタも根っこは優しく真面目出会あり、彼女なりにいろんな思惑があるとはいえ一人で寂しく作業をしているぐだ男を放っておくことは出来なかったらしい。_その時は必ずと言っていいほど帰りにぐだ男はラーメンを奢らされるが_
そんなジャンヌオルタにぐだ男は心の中で感謝し、今日もまた、そんないつも通りの二人だけの作業で一日が終わるはずであった。
「ね、今日はどこのラーメン食べに行きましょうか」
高い棚にある備品を取りながら、ジャンヌオルタはぐだ男に今日のラーメン屋の是非を問っていた。
ジャンヌオルタは海外生まれではあるが日本のラーメンをすこぶる気に入っており、サイトで辛口レビューを掲載しているほどのラーメン熱中者であった。
「また、オレの奢りなんでしょ……」
「当たり前でしょう? 此処まで付き合ってあげてるんだからそのくらい誠意見せなさい。 そうだ、この頃出来た駅前の所はどうかしら?」
「あそこ高……てかお姉さんがご飯作って待っているんじゃ……?」
「大丈夫よ、馬鹿姉にはアンタと食べてくるっていつも連絡しているから」
「不良なのにそこは律儀なのか……」>>304
とても幸せな物語でした!
夫婦になって親になっていく二人の姿に感動しました
良いものを読ませていただき、ありがとうございました!>>311
ぜひ見たいです!>>308
早速書いていただけるとはありがてぇ・・・ありがてぇ、邪ンヌはぐだとは悪友だった筈がいつの間にか・・・ってイメージ有りますよね!続きも楽しみに待ってます!>>311
ここの小説を読んで欲情を刺激されて自分でも小説を書いて、ここに載せることもあるくらいだし全然大丈夫だよ。>>111
マルタは少年に手を引かれるままに、脱衣所に連れてこられた。
脱衣所は簡易なもので、衣服のためのプラスチックバスケットと、足拭きマットだけが置かれている。奥にはシャワーとトイレしかない。
マルタは脚を伝い落ちる精を堪えていたものの、いくつか床を汚した気がする。
特にカーペットなどは敷いてはいないが、念入りに掃除をしなければならないと、ぼんやりと考えていた。
マルタがそんなことを考えている隣で、少年は既にシャツを脱いでいた。引き締まったしなやかな若い体が露になる。ハイティーンにしてはかなり鍛えられた肉体だろう。
マルタは引き締まった彼の裸体に見惚れながら、どこからか漂う男の匂いをかぎとった。
イスカンダルやティーチ、ベオウルフを思わせる男の匂いである。女のそれよりもきつい、独特な匂いである。
オレンジの清汗剤で誤魔化しているが、間違いなく彼も男であると思わせる。
普段ならなんとも思わない筈なのに、彼の肉体と、膨らんだ股間がある今、マルタを異様に興奮させていた。
服も脱がず、目線をちらちらさせているマルタに気づいたのか、少年はベルトから手を離して尋ねた。
「マルタさん、脱がないの?」
「ぬ、脱ぐわよ! シャワー浴びるんでしょ」
言えるはずがない。彼の裸体に見惚れ、興奮していたなどと、あまりにもはしたない。
マルタは極力少年と顔を会わせないように注意しながら服を脱いだ。
彼女の胸中を知ってか知らずか、少年はにこにこしながらズボンとパンツを脱ぎ、マルタより先にシャワールームへ入った。
少年の股間は柔らかくなっていたものの、まだ芯が残っており、精と女の匂いをまとっていた。彼は蜜時に心を踊らせながら、シャワーの温度を調整する。>>315
シャワーが彼の望む温度になり始めたところで、一糸まとわぬ、聖女マルタが続けて入った。
少年同様に引き締まった肉体美である。細いボディには縦に腹筋の線が引かれ、尻から太股にかけてたくさんの肉がハムのように詰まっている。
はりと質量のある乳房は、彼女の手で隠されているものの、手の甲から溢れるむっちりとした肉がそのボリュームを物語っていた。
天性の肉体とはよく言ったものである。最高峰に美しい、完成された肉体。まるでギリシアの彫刻のようである。
その芸術的な裸体に、太股からかかとにかけて濡れた跡があり、行為の名残を感じさせる。マルタは恥じらうように片手で密林を隠すが、その様こそいじらしく、想像をより働かせられる。少年は数分前の行為を思い返し、性器を密かに硬く膨らませた。
「何よ、じろじろ見ないでよ・・・・・・! 恥ずかしいじゃない」
「いや、綺麗だなぁ、て思ってさ・・・・・・いやらしさとは違って、その芸術的って感じ」
少年は劣情を隠しながら、それでいて本心から思ったことを口にした。芸術的と言われ、マルタも悪い気はしなかった。
「芸術的って、あんたたまにはまともに誉めるじゃない!」
「なんだろうね、ミケランジェロのダヒデ像とか、ルーブル美術館のモナリザ的な・・・・・・」
「そう言われると途端にそんなに嬉しくなくなるわね・・・・・・もしかしてわざと?」
二人の脳裏に浮かんだイメージはかの世界的な芸術ではなく、わざわざ性別まで変えてしまう変態と、プライドのないリアリストである。
「あ・・・・・・いや、ぱっと思い付いたのがそれしかなくてね・・・・・・その、例えが悪かったよ・・・・・・ごめん」>>316
「いや、いいわよ。あんたがそんな嫌味を言うタイプじゃないもの・・・・・・よくも悪くも」
マルタは少年によりかかるように胸板に手をつき、額をくっつけて呟いた。
この弟のような少年は遠回しに嫌味を言うタイプではない。機嫌を悪くしたら幼稚に「バカ」とか「嫌い」だとか、そういったストレートな言葉を選ぶだろう。
それに、彼には美術に関する知識などさして無いであろう。本当に思い付いた有名どころを口にしただけ。
マルタはへその近くで、硬くそそり立っていく男の熱を感じていた。胸を押し付けられ、女の甘い匂いを嗅いだ彼が興奮してきたのだ。さっき出したばかりだというのに、まだまだ睾丸から出したくて仕方がないとでも言いたげだった。
お腹の奥を容赦なく突き回し、熱と固さで快楽の沼へ引きずり込む魔性の肉棒。マルタが気づいたときには、右手が彼の股間に伸びていた。無意識の内に亀頭を愛しげにこねくり回していた。どくどくと脈をうっており、とても熱い。
幼稚でお馬鹿で、どうしようもなく助平な男。しかし、そんな彼の素直で純朴なところと、この肉棒がどうしようもなく好きなのだということを思い知る。心や口ではどう思おうが、長い間交わすことの出来なかった身体は、彼の雄に飢えていた。
「マルタさん?」
背中で湯を浴びながら少年は尋ねた。中々顔を上げず、ずっと性器を触っている彼女を不審に思ったのだ。
「このままで良いでしょ? 私だって、あんたには気持ち良くなって欲しいんだから」
マルタは顔をあげなかった。興奮と恥じらいに赤くした、みっともない表情を見せたくなかった。
少年はサーヴァントのことをよく知るプロフェッショナル。そんな彼女のことを理解してのことか、ただ一言。
「わかったよ」
とだけ。少年はマルタの肩を抱き、共にシャワーの湯を浴びた。
二人の汗が湯に流される。マルタは流れる湯を感じながら、手のひらの熱の塊をしごいた。>>308
「言わないと後が面倒なの。 それにアンタと飯食べに行くって言ったら妙に気持ち悪い笑顔で夕飯代渡してくるからそれを利用しているってのもあるわね」
「お金貰ってるならオレを奢らせなくても良くない!?」
「それはそれ、これはこれです」
この正反対の奇妙な関係は、周りからするとあまり理解の出来ない奇妙な物であった。
お互いの知人がいる時は二人とも話しかけようともせず、親しい様子も見せようともせずに、廊下であっても少し互いの目を合わせるだけで挨拶もせずに通り過ぎていく。
が、こういった誰もいない二人だけの時は、親しい友人のように互いに言葉を交わして夕飯を共にしたり遊びに出かけたりもする。
その光景を見た二人の知人たちは大層驚いて「付き合っているのか」と聞くが、ぐだ男は苦笑いしながら、ジャンヌオルタの方は大笑いしながらそれを否定する。
かといって「じゃあどういう関係なんだ」と聞くと次は二人とも首をかしげて「さぁ?」と言うので知人たちもその二人の奇妙な関係に首をかしげることしかできない。
「お金がたまってお腹も溜まる。 どうです? これこそ一石二鳥でしょう?」
「オレのお金は減る一方なんですけど……」
「へぇ、何か文句でも?」
「い、いいえ……」
溜息をつくぐだ男に、その顔を見て笑うジャンヌオルタ。 奇妙な関係でもある一定の上下関係はハッキリとしているらしかった。>>318
な、なんという生殺しか……!>>318
全裸待機は辛いんですよぉ>>319
「でも、この頃はオレとばっかりだけど大丈夫なの? その、周りの人達とか」
「はぁ? なんでアンタがそんなこと気にする必要があるわけ? あれはあっちが誘うから言っているだけで私からは誘うことなんて無いんです。 おわかり?」
「いやだってほら、あの髪の長い人とか気にしないのかなって……」
「あっ……いや大丈夫でしょう。 うん、大丈夫」
ジャンヌオルタの脳裏に浮かんだのは、自分の事をお姉さまと慕い、蹴飛ばしても蹴飛ばしても天井を張ってでも着いてこようとするある一人の女生徒の事であった。
そういえば今日机の中に髪の毛が入ってたな。 そう思うとこの部屋が本当にぐだ男と二人だけなのか心配になって周りを見回してしまう。
「そ、そんなことよりアンタはどうなのよ。 周りの良い子ちゃんたちとかがうるさいんじゃないの?」
「うーん、確かに言われる時もあるけど、特に何にもないかな」
つい浮かんだ恐ろしい想像を忘れる様にジャンヌオルタがぐだ男に聞くが、当の本人は至って問題は無いという様に笑いながら、備品の数を記入していく。
「そっ……変人にモテるアンタの事だから何かしら言われてると思ったんだけど、あの寮母とか中学部の後輩とか」
「う”っ……」
その瞬間ぐだ男の脳内に浮かぶのは寮母の門限ギリギリに帰ってきた自分を今にも泣きそうな目をして見つめてきたことと、和服が似合う後輩の休日ジャンヌオルタとラーメンめぐりをしていた時に偶然出くわした時に見てしまった光のない目であった。
二人とも後日は何の代わりもなく自分に接してくれたが、それが何故だかぐだ男には余計危険なような気がして落ち着かなかった。>>319
ああ、キュンキュンする・・・誰も踏み入ってこれない唯一無二の関係って感じがして最高です!(親指を立てながら)>>323
「ふーん、その様子だといろいろ言われてるみたいね」
「面白そうに言うけどね、原因はそっちだからね」
日々減っていく財布の中身と不良グループと言う組み合わせに寮母だけではなく先生まで心配する始末。
花の男子高校生だし、異性といたって何の心配もいらないはずだ、とぐだ男は言うが、対するジャンヌオルタはそれを聞いて呆れる様に溜息を吐いた。
「呆れた。 ちょいとそれは鈍感すぎるんじゃないの……」
「鈍感って、何が?」
「いいえなんでも。 はいこのテープ十二個」
「……? あぁ十二個」
そのまま脚立に上り高い所にある備品を数えはじめるジャンヌオルタにオルタが数えた備品をチェックしていくぐだ男、二人のチームワークは抜群であり良い効率で作業を進められている。
「……男って、彼女欲しい訳?」
「さぁ? 確かにいれば楽しいそうとは思うけど……なにさいきなり?」
「別に、この頃ウザいのよ。 あ、ペンキ赤三個」
「何がさ、赤三個っと」
「告白」
少しだけ帳面を付けるぐだ男のボールペンの動きが止まってまた動き出す。
「……モテるの?」
「よーし、その無駄に疑問符を出したアンタにはあとで鉄拳をプレゼントしてやるわ」
「いやだって……へぇー」
「何よそのニヤニヤしてそうな声、むっかつくわね……意外と多いのよ、マジで。 幾ら断っても折れない奴だっているし……」>>327
数時間前、ロマニとヴラド公はダヴィンチ工房でにらみ合っていた。はたから見れば憎悪をもってヴラド公が気の弱そうな青年を一方的に睨みつけている構図であったが、飄々とした青年はその眼光にも一歩も引かず、穏やかな表情の下には鋼のような意志をもっている。
「余をかような小細工で無理やり引きずり出したのは、貴様か。小僧。」
「素直に霊体化するようなお方ではないのは十分にわかっていたからね。」
原理はよくわからないが、確かなことは、この工房にある小癪な装置のせいで、近くを霊体化して通り抜けかけた時、強制的にここに実体化させられたことだ。
「吸血鬼として現界したこと、そのせいで本来の座の霊基と極端に違うことはわかっているし、憤りもごもっともだ。ただね、僕としては言うべきことを言わせてもらおう。」
あくまでも穏やかに、青年は言葉をつなぐ。
「端的に言って、このままあなたがその態度を変えないというのなら、アンサモンも辞さない。
ぐだ子ちゃんは極端な貧血だ。輸血一歩手前と言っていい。あなたが召喚に応じてくれなかったらそもそもオルレアンから帰還すらできなかったという点で恩義は感じている。でも、この数日間での彼女の衰弱ぶりはあまりにもひどい。」>>328
一度青年は言葉を切る。少し考えるような間をおいて、慎重に言葉を繰り出す。
「マスターとしては半人前で、魔術の魔の字も知らなかった彼女が強力なサーヴァントと契約してきたときは、驚いたが素直に喜んでもいた。なにせ最後のマスターだからね、とんでもないポテンシャルだと思ってしまったんだ。マシュにもかかりきりで、目を離していたことも気づくのに遅れた理由の一つだ。僕らはもっと彼女にちゃんと話を聞いておくべきだったんだ。まさか、血を代償に契約するとはね。魔力なら回路を通して十分に供給されているし、画期的なカルデアの技術で、電力が魔力をサポートしている以上、魔力不足も理由にはならない。なのになぜ血を求める。」
そういう話になっているのか、そう思いながら、ヴラド公は訂正せずに静かに話を聞くふりをして、隙を伺う。だが、どうやらそれは上手くない手のようだ。息を殺し、臨戦態勢で自分を狙うサーヴァントの気配が多数。なんのことはない、自分は罠に嵌められたわけか。
「ぐだ子ちゃんにも何度も確認したが、どうやら契約を切る気はないらしい。人類史を背負っているという責任感から君を手放したくないだけなのか、あるいは君が魔力的に縛っているのか。でもね、僕らはマスター適性こそなくても、カルデアのスタッフだ。天才ダヴィンチちゃんもいるし、大きな声では言えないが、このカルデアでの召喚システムについては僕にも一家言あるんだ。召喚はできなくても、強制退去させることくらいできる、いや、してみせる。」
この強制現界システムもその一つというわけなのだろう。静かに退去するつもりなどないぞ、とにらみつけるが、涼しい目で青年は真っ向から静かに挑戦状をたたきつける。
「マスター藤丸立夏の意志を最大限尊重して、今回我々は貴方に警告をする。彼女を無為に消耗させることは許可できない。彼女が何と言おうと、これ以上彼女に危害が加えられると判断した場合は強制的にアンサモンを行う。これは最終通牒だ。」>>329
毛布をはがし、寝巻の前ボタンをゆっくりはずす。なされるがままの体は血の気がなく、夜の光の中では青白い。頬にそっと手を添えると、ひんやりとした感触。唇も今は土気色をしている。そのまま服を脱がせる。薄いキャミソールとショーツだけの姿。腕も足もなされるがままに上げ下ろしされる彼女は、軽く呼吸で上下する胸の動きさえなければ人形のようだ。おもむろに彼女の口を奪う。血の気は失せていても唇はみずみずしく、舌を絡めると温かい。
「なぜ必要のないのに血を求めるのか」。愚問だ、欲しているからこそ求めるのだ。
この体は強い。しかし、乾くのだ。そしてどこまでも温度がなく、冷え切っている。彼女の体はみずみずしく、そして触れれば熱いと感じるほどに温かい。飢えきった魂がギリギリと蝕む。このままこの小さな舌を噛み切ってしまえば迸る血潮がこの飢えを一時癒すだろう、体と心はそれを欲している。
本来吸血鬼の彼は迷いなくそうするのが正しい在り方である。しかし、今、荒い息を押し殺し、ギリギリと奥歯を噛み締めながらただ彼女を抱擁しくちづける彼は、吸血鬼としては狂っていた。どうして自分はこうなってしまった。いつからこのような形になった。吸血鬼としての理性(きょうき)が彼の中で嵐のように吹き荒れる。ただ、荒い息遣いとかすかな水音が部屋を静かに満たす。>>330
長い接吻を終えて、男は少女を見下ろす。相変わらず、涼しい顔で深い淵に堕ちた、眠り姫。そのまま下着も脱がせ、一糸まとわぬ裸身を月光の元に引きずり出す。ほっそりとした曲線的な肢体を愛で、そしてゆっくりと触れる。その乳房を、秘部を、口づけし、指で確かめる。わずかに呼吸は早くなるものの、彼女の意識は沈み込んだまま起きる気配はない。首筋を、耳元を舌でなぞりあげ、再度双丘に戻る。薄赤く色づく乳頭は、その中に流れる血を、その甘美な味を思い出させ、噛みちぎりたい衝動を押し殺しながらやや乱暴に吸う。なぜ自分はこのような苦行を自らに強いているのか。このまま殺してしまえばこんなに苦しくはないのに。
葛藤と苦悩で苦々しく思いながら、秘部を確かめる。愛液は溢れ、抵抗なく指を受け入れる。白い足を押し広げ、渇きを紛らわすかのように口をつける。わずかに少女の呼吸は乱れるが、体には力はない。
そのままカエルのように無様な格好で横たわる彼女を俯瞰する。わずかに半眼に開いた瞳はうつろで、のぞきこんでも彼を映しはしない。だが半開きの口からわずかにもれる吐息の温かさよ。彼女の頬をもう一度包み込むように愛撫し、そのまま深く彼女に挿入した。>>331
力の抜けた体は彼を奥まで受け止め、反応した膣は彼にうねるように絡みつき、確かな体温を与える。そのぬくもりを求めるように、貪るように一心不乱に腰を振る。パン、パン、パンという音と、荒い彼の呼吸、そして衣擦れ。彼女は相変わらず半眼のまま、ぐったりと彼の前後運動で激しく揺さぶられるままになっているが、蜜壺は果たして敏感に反応し、さらに彼をみずみずしく包む。
つながったまま、彼女を抱き起す。首をかしげるような形で抱き起された彼女の口をもう一度求めてみる。温かい唾液が潤いをもたらすが、彼が与えた唾液はそのまま半開きの口の端から漏れ出るがまま。
つながったそのままに、彼女を反転させ、後ろから抱きしめる。年の割には豊かな胸を揉みしだき、細い腰を強くつかんで激しくピストンする。ガクガクと首が揺れ、髪は振り乱される。倒錯的な快感。結合部からも更に愛液があふれ、根元を濡らす。だがその愉悦も一時であり、徐々に熱を失っていく。>>332
運動を止め、優しく耳朶をなめながら、耳元で囁く。「眠っていても構わぬが、少しばかり、乱れてもよいのだぞ。」後ろからそのくびれを腕で強く抱きしめながら、反対の手で乳房を弄ぶ。「余を一人にして知らぬ顔を決め込むなど、なんとも付き合いの悪い家臣ではないか。」
果たして、見る見るうちにぐだ子の息は上がり始める。魂は眠りにとらわれたままであるが、乳房を愛撫されるたびに声にならないうめき声を漏らし、つながったまま愛液でしとどに濡れたクリトリスをつままれれば、全身をくねらせながら彼を肉壺が締めあげる。
再び体位を変え、対面座位で激しく突き上げる。わずかに顔を歪ませて弓なりになり、秘部をビクビク痙攣させながら彼女は舞う。激しく双房は揺れ、うつろな目は宙を見上げる。
「あまさず呑め、受け入れよ」
耳元で囁き、こくりと頷いたのとほぼ同時に、満たされた蜜壺からおのれを引き抜き、また膝に座らせていた彼女を下ろす。力なく倒れこんでくる彼女を抱き留め、指で口をこじ開けて肉棒を咥えさせ、そのまま奔流を解き放つ。唇は柔らかく彼を包み込み、舌は優しく受け止め、そして喉がゆっくりと彼の精を飲み下す。>>333
神霊に肉を与え、姿を保たせるはエーテルのなせる業。彼から分かたれたそれもまたエーテルであり、自然であればそのまま揮発し蒸散するが、彼女の体に放たれたものはそのまま魔力として吸収されることだろう。
「たかがあれほどの一時の気慰めの献身で貧血を起こすとは、なんとも虚弱な家臣ではないか。」
まるで幼子を褒めるかのように、ゆっくりと彼女の頭をなでながら、彼は語り掛ける。
「早く治すが好い。貴様の血がなくて、どうしてこの渇きが癒せよう。」
一糸まとわぬ姿の彼女は、そのまままた動かぬ生き人形へと戻りつつあった。彼女に毛布をかぶせ、そっとたなごころでその瞼を閉じさせ、そのまま静かに彼は霧に姿を変え、そして夜の闇へと溶け去っていった。>>325
この青春の1ページ的空気感がたまんないです・・・前スレでこのコテハンで投稿していた者ですが、きりがいいところまで話が書けたので続きを投下させていただきます。
前スレ626、936辺りに作品があります。
注意事項としましては、
*ぐだ子が特に詳しい説明なしでふたなりです。
*ぐだ子が何回も射精しているため絶倫とも取れる描写がある。
*新宿のアサシンさんは真名で呼ばれているので真名バレにご注意ください。
*「つっこんでいなければ一人エッチの手伝い扱いでセーフな!」レベルでお手伝いの基準がゆるゆるです。
*今回は新宿のアサシン側からの手コキメインで、コスプレ要素は薄くなっております。
*新スレ移動後初と言うことで、冒頭何行かが前スレと内容が重なっております。
以上が挙げられますので、苦手な方はNG等で対策お願いいたします。
では、次から投下させていただきます。>>339
「おー。けっこう溜まっていたんだな」
ハアハアと、肩で息をしているマスターの頭上で、燕青の呑気な声が聞こえてきた。
「一回でこれだけ出るんだ。もうちょっと出しておかないと辛いんじゃないか?」
「へ?」
燕青の言葉に、マスターは呆然とした。
恐る恐る首を動かして燕青の顔を見上げると、にいっと意地悪く笑う彼と目が合った。
「ご奉仕続行だ、ご・主・人・様♡」
わざとらしく甘い声でそう言った燕青は、再びマスターのペニスを握って激しくしごきだした。
「ひぐっ!う、あ…!」
達したばかりのペニスに激しい刺激を与えられたマスターは、仰け反りながら嬌声を上げた。
燕青はそんなマスターの反応にはお構いなく、しゅこしゅこと彼女のペニスをしごき続けた。
「あ、まっ、え、ん、せっ、やんっ!」
マスターはなんとか燕青を止めようと声を出すのだが、その度燕青が気紛れを起こしたように手の動きを変えたり、指を伸ばして鈴口をつんとつつくように刺激したりしてくるため、実際には喘ぐことしかできず、快感は高まる一方だった。
「ひっ、あ、いく、また、いくっ……?」
高まる快感に身を任せたまま、二度目の射精を行おうとした直前、燕青がぴたりとその手を止めてしまった。
「いいのかい、ご主人様。あんた、このままじゃあ、自分でチンコしごく前に、俺の手で達してしまうぞぉ?」
愉しげな声で笑いながら、燕青はきゅっとマスターのペニスを握った。
(分かっている癖に!)
まだ年若く、他人にペニスをしごかれたことなどこれが初めてであるマスターにも、燕青が何を言わせようとしているのか、何となく理解ができた。>>340
相手の狙いが分かっているだけに腹立たしい気持ちもあったが、限界まで欲望を滾らせてしまった今は、とにかく欲を吐き出せない切なさから解放されたい気持ちの方が勝っていた。
「いい」
「うん?」
「いいから、燕青の手で、私のペニスを、絶頂させて」
「よしきたぁ」
マスターから望みの言葉を引き出した燕青は嬉しそうに答えると、動きを再開させた。
シュッシュッと早く激しく動く燕青の手の動きは、通常なら痛みを伴いそうなほどに容赦がなかったが、すでに一度達し、二度目の絶頂を望んでいるマスターにとっては、己のペニスの熱を上げる手伝いにしかならなかった。
「そらっ!加減はこんなものでいいかい?ご主人様」
「んっ、ああっ!いい。いいの、これっ…すっごく、いいのぉ!」
快感から背を逸らせ腰を浮かせかけたマスターだったが、燕青が手早く腰に手を回して押さえつけた。
「おっと。そんなに反り返ったら、中途半端な状態でベッドから落ちるぞー」
茶化すように笑いながらも、燕青の手は休まず動き続けていた。
「だって、これ、本当に、いい…ふああああっ!!」
今度は達したことを叫ぶ暇もなく、マスターは燕青の手によって絶頂を迎えた。
射精後の解放感と虚脱感からマスターは、吐き出された後の精子の一部が自らのペニスを伝って滴り落ちていく様を、どこかぼうっとした顔で眺めていた。
しかし、精子が途切れるか否かと言うタイミングで燕青の手が再び己のペニスをぎゅっと握り直したのを見て、そんな余韻は消し飛んでしまった。
「燕青、ちょっと、ああっ!」
達したばかりのペニスをまたしごかれ始めたことに抗議しようとしたマスターの裏筋を撫で上げるように指でなぞりながら、燕青はとぼけた声で話した。
「絶頂させるのが一回だけとは、言われていないからなあ。優秀なメイドさんとしては、ご主人様が満足なさるまでご奉仕しないとだめなのです。なんちゃって」>>341
(なにが、「なんちゃって」、よ!)
一方的に弄ばれている状況に苛立ちが過るマスターであったが、燕青の与えてくる快感には抗えず、抗議の声を形にできないまま、ただ喘ぐことしかできない。
「あ、っひゃあ!また、また出るぅ!!」
段々と絶頂が早くなってきていることを自覚しながら、マスターは三度目の射精をした。
しかし、尚も燕青はマスターのペニスを掴んで離さず、シュッシュとしごき始める。
「あ!バカ!燕青、なんで、ああっ!もう!!」
「はーい。ご主人様、燕青の手でいっぱい気持ちよくなってくださいねー」
自分は、完全に燕青に弄ばれている。
そう思ったマスターだったが、既に三度目の絶頂から休む暇なく四度目を迎えさせられようとしている今、抵抗するだけの力も精神の余裕も残ってはいなかった。
(うん、そうだ。どうせ、燕青に暫く弄ばれるなら、いいや。気持ちいいことを、優先しよう)
四度目の射精の中、完全に快楽に流されたマスターは、自らペニスを燕青の手に擦り付けるように腰を揺らした。
「はあっ…。燕青、もっと、もっと、私に、射精させて?」
「…いいよぉ」
そんなマスターの姿に、燕青もどこか嬉しげな声で応えた。そうして、しばらくの間、ひたすらマスターのペニスをしごき続ける音と、マスターの嬌声が部屋の中に響き続けた。
「んあっ!はっ、やんっ、んいいい!」
「はーい、五回目」
「数えないでっ、あ、ちょっと、もう、また、こんなああああ!」
「おお、六回目は最短記録だな」
「バカ!燕青のバカあ!!」
「ん?じゃあ、止めるか?」
「やだぁ。せっかく、メイド服の燕青に、シュッシュしてもらっているのにぃ、勝手に止めたら、もっとダメ!ひうっ!ちょっと、燕青、さっきまでより、なんかすごっ…いううう!!」
「…七回目。今のは、あんたが悪いと思う」
「り、理不尽…!」
そんなやりとりをしながら、何度目かの絶頂をマスターが迎えた時だった。
「しかし、次から次へと良く出るなあ」
感心と呆れが入り混じった声で呟いた燕青に、マスターが同意するように頷いた。
「うん。さすがに濃度みたいなのは薄くなっている気がするんだけど、自分でもびっくりしているよ。いつもは、ここまでじゃないんだけど」
「ふうん。よっぽど、誰かと触れ合いたかったのかねぇ?」
ぐにぐにと亀頭に指先を押し付けながら、燕青は首を傾げた。
マスターはその刺激に軽く体をびくつかせながら、分からないと言うように首を横に振った。
「んっ!本当に、こんなの初めてで。あっ、そもそも、人にオナニーを手伝ってもらうのが初めてというか、こんな風に自分のを休まずいじるとか、自分じゃ絶対できないし」
マスターの言葉に、燕青は何かを決めたようにコクリと頷いた。
「なあ、マスター。一つ、この先も経験してみるかい?」>>343
「先?先って言うと」
「先は先、本番のことだ。マスターの時代の言葉で一番馴染がある言葉で言えば、セックスだな」
突然の提案に戸惑うマスターに、燕青は冷静な声で言い放った。
「え、あの、燕青的にそれは、その?」
「俺?俺は大丈夫。寧ろ、あんたみたいな可愛い子なら大歓迎」
二カッと爽やかに笑う燕青に、マスターは非常に複雑な気持ちになってしまった。
可愛いと言われて嬉しいような、話し方が軽快すぎて今一つ信用できないような、マスター相手にせよ燕青が燕青自身を安売りしすぎているような、どうせならもっと本格的な女装の状態でしてみたいような、でも、こんなチャンス二度とないような…。
様々な感情が一度に心を過り、マスターに躊躇いを与える。
そんなマスターを後押しするように、燕青は後ろからマスターの顔を覗き込んで、今日一番の慈悲をにじませた顔で彼女に微笑みかけた。
「俺のことは考えなくてもいい。あんたのしたいように、していいんだぜ?」
さらり、と、燕青の髪が一房垂れてきてマスターの頬にかかった。
マスターは、燕青の目を見た後、考え込むように目を閉じた。
「――やっぱり、ダメ」>>344決意したように目を開いたマスターが口にしたのは、拒否の言葉だった。
「私は、燕青がこうして私の好きな格好で、私のペニスをしごいてくれるだけで満足したい。それ以上は、望みたくないし、望んじゃダメな気がするの」
思いの他強い意志を持った声で訴えられた燕青は、ぱちくりと瞬きした後、
「そっか」
と、眉を下げて小さく笑った。
少なくともペニスをしごいてやれる程度には気に入っているマスターに振られて少し残念でもあり、ここまできても尚頑固に最後の一線を守ろうとする姿がいじましくて愛おしくもあった。
そして何より、目を逸らさずに言い切ったマスターの言葉が、燕青自身を気遣って慈しんだ上での答えのように聞こえて、嬉しくもあったのだ。
「うん、うん。あんたがいいなら、それでいいんだ。変なこと聞いて悪かったな」
「ううん。燕青が私を思っていってくれたのは、分かっているから」
笑いながら言うマスターに、燕青は自分でもよく分からない感情が胸の奥からこみあげてくるのを感じた。高まってくるそれをマスターに気取られてはいけない気がして、燕青はマスターの肩に顔をうずめて、数回深呼吸を繰り返した。
「燕青?」
いきなり肩に頭を乗せてきたかと思ったら深呼吸を始めた燕青を心配して、マスターが声をかけた。
「いや、うん。多分、大丈夫」
マスターに小声でそう返した燕青は、彼女が更に何か言いだす前に、ガバリと顔を上げて明るい顔で笑った。
「よおっし!そういうことなら、また頑張らないとな」
言いながら既にマスターのペニスを握りはじめた燕青に、マスターは悲鳴をあげた。
「な、何回私から搾り取ったら気が済むのお!?」
「え?全部」
「死んじゃう!私、死んじゃうよ!?」
先ほどのしんみりとしかけた空気はどこへやら、マスターと燕青はくだらないやりとりを交えながら、再び彼女の快楽を深めるための行為に没頭し始めたのだった。>>345
**
結局あれからもマスターのペニスは元気よく欲望を吐き出し続け、燕青もノリノリで彼女のペニスをしごき続けた。どれだけ射精したのか、何回マスターが絶頂を迎えたかなんてことは、途中から二人とも面倒臭くなって数えなくなっていた。
そうして最後は、初めての休みない絶頂に完全に脱力してダウンしたマスターと、同じ動きばかりしていたせいで何となく手が疲れたように感じてひらひらさせいる燕青が、二人同時に「ここまでにしておこう」と言って無限に続くかに思えた行為は終わりを迎えたのだった。
燕青は少しだけ手と腕をマッサージするように捏ねた後、疲れてベッドに横たわっているマスターに代わって諸々の処理を行った。
処理を一取り終わらせ、マスターを労わるためのお茶を淹れて手渡した燕青は、ちょっとした雑談をふるつもりで、自分が部屋に入った時マスターが何を持って自慰をしていたのか尋ねてみた。
「ん?写真?」
少しもじもじした後にマスターが燕青に見せたのは、一枚の写真だった。
そこには、不機嫌そうな顔をした一人の男性サーヴァントが写っていた。
「宴会の悪ノリでね。『皆で彼を綺麗に女装させてみよう!』みたいな流れになって」
「どこをどう悪ノリしたら、そんな流れになるんだよ」
「ほんとう、どうしてこんなことになったんだろうねー」
呆れた顔をした燕青に、マスターは困った顔で笑い返した。
「しかし、なるほど。それでこちらのお兄さん、ご機嫌斜めな割に化粧も含めて格好が本格的なんだな」
写真の中のサーヴァントは女性の服装をして、顔にも艶やかな化粧を施していた。>>346
服は体のラインを隠すためかゆったりとゆるみのあるもので、腕や足には大き目のアクセサリーをつけて細く見えるようにしており、随所に鍛えられた男性特有の逞しさを目立たせない工夫がされているのが分かる。
(何も知らない人間が見たら、背の高い女性だと勘違いするかもしれない)と、思える程に、不機嫌な彼の顔に反して、女装のできは上々だった。
「いやあ、本当にこちらにはどれだけお世話になったことか」
秘密を打ち明けた安心感からか、マスターはふにゃーと蕩けた顔で、如何にこのサーヴァントの女装姿が自分の好みにヒットしているのかを切々と語り出した。
「あのね、ノリノリで女装している人とか、おふざけの範疇の女装なんかも、もちろんいいのよ。その上で、こういう、不本意な状態での女装っていうのは、違った感じでクルものがあるって言うか。彼の性格的にも、絶対に合意の上でのシチュエーションとして成り立たなさそうな分、ある意味実現不可能な世界の夢に溢れていて、彼の表情とか完璧に近い女装姿も相まって、通常よりも増して欲情してしまう部分がある感じでね」
途中まで大人しく話を聞いていた燕青だったが、あることがふと気になって、マスターに問いかけた。
「なあ、マスター。そいつがもし、その格好でさせてくれるって言ったら」
「是非ともお願いしたい。つっこむ方でもつっこまれる方でもどっちでもいからお願いしたい。土下座までなら、マスター厭わない」
「ふーん」
真顔で即答したマスターの姿が、燕青には少々面白くないと感じられた。
(俺の時は止められる理性があった癖に、そいつには頭を下げてまで最後までしてもらうつもりなのか。俺は、あんたの体に直接触りもしない写真に、劣ると?チンコこすってやった程度では足りないと?へえー、ほおー)
「あれ?燕青、なんか機嫌悪い?やっぱり、さっきのは、無理していたんじゃ?」
眉を寄せて渋い顔になった燕青に、マスターが心配そうに声をかけた。>>347
燕青はマスターの顔を見ると、パッと顔をにこやかな笑みの形に切り替えて、何でもないと言うように笑った。
「なに、ちょっと考え事をしていただけさ。そうそう、またしたくなったら、俺を呼べよ、マスター。次はもうちょい、気合を入れてめかし込んでやるからさ」
「えっ?またって、いいの?」
戸惑うマスターに、へらっと笑いながら燕青は頷いた。
「おお。一応、俺にもソレがついているんで、定期的に発散させた方がいいのは分かるさ。今まで人知れず処理して、辛かっただろう?どうせなら、好きなモノで抜きたいだろうとも思うしな。…後、さ」
一旦言葉を切った燕青は、すうっとマスターの耳元に口を近づけて、艶を含んだ声で囁いた。
「俺も、ちょっとばかし興奮したんで、また誘ってくれるとありがたいんだよね」
「……!」
顔を真っ赤にしながらも、期待する気持ちを隠し切れずに輝いた目で見てきたマスターにウィンクを送って、燕青は部屋を出た。
(見ていろよ、マスター。必ず、俺が欲しいと言わせてやるからな)
――この日を境に、マスターに自らを強請らせたい燕青と、最後の良心として本番だけは頼むまいと心に誓ったマスターによる、至極どうでもいい攻防戦が始まったのだった。>>350お褒めくださり、ありがとうございます!
シンプルながらとても励みになるお言葉です。>>285
さて、続きです!
「……な、なぁ、立香。そんなに興味……あるのか? その、私の、……お、お尻の」
「……スカサハの身体の全部に、興味津々だよ、僕は」
照れた様子のスカサハに皆まで言わせる前に、口を挟んで断言する。
裸エプロンごとスカサハの下腹部を両手で抱き締め、くすぐるみたいに撫で回す。
「ひゃっ、こそばゆいぞ……もうっ」
スカサハの臀部、彫刻家が最大の情熱と最高の注意力を終結して造形したかのような臀部を、右の掌でそろり、撫で上げる。
「ふぁ……んんっ……!」
谷間を滑って割って入った指先が、蛇のように蠢く。伸ばした人差し指は、じきに目的の場所を探り当て、浅く、そのすぼまりの内へと埋まっていった。
「やはぁ、っあぁぁ……お尻に指が入っ、て、ぇっ……~~~っ」
浅く潜った人差し指の先端を、抜き差し。時には折り曲げ、圧力を変えたりもしつつ、指の腹で穴のほぐれ具合を確かめる。こんもりと盛り上がってヒクヒクと蠢く小さな穴は、既に自然に分泌した蜜で潤い、肉自体も相当柔らかくなっていた。
「ああ、やはり……立香に、もらってほしい、な……」
いつも気丈な彼女にしては珍しく、たどたどしい口振りで願う。
寄りかかるスカサハの体重はまるで、こちらに身を委ねているようだった。
「は、初めての場所だから……恥ずかしいけれど、しかしっ……立香が、したいなら」
決して私が進んでお尻でしたいわけじゃないぞ―――なんて、言い訳めいた言葉を駆使してまで、「初めて」を捧げてくれようとしている。>>356
俯き髪で隠れた彼女の顔は、耳まで真っ赤に染まっていた。
「ああ、わかっている。僕は……スカサハのお尻の中まで、愛してみたい」
健気で淫らな告白をしてくれたスカサハのすぼまりを、入口周辺のしわに沿って撫で上げる。入口全体を揉み込みつつ、己の太ももにまで伝う汁の存在を知覚した。物欲しそうにヒクついているであろう割れ目から彼女が染み出させた蜜汁が、滴っているのだ。
「指、少し深く入れるよ」
再度、今度は少し深めに突き入れた人差し指で腸粘液のヌットリとした感触を堪能し、膣よりもきつく狭いすぼまりをじわり、じわり堀り進む。
「あくぅ……っ、はぁ、ぁ……! ずぶ、ずぶって入って、くるぅ……」
異物感と圧迫感に打ち震えるスカサハの唇が、止め処ない嬌声を迸らせる。
やすやすと指を一本飲み込んでしまった肉穴は、にじむ腸液の粘り気といい、つるりとした粘膜の心地といい、膣とはまるで違う感触で指先を歓待してくれた。
「はくっ、ぅあ、ああぁ……んっ! せ、切、な……ぃっ。立香、お尻の中が切なく、って……どうにかなってしまいそう、だぁっ……」
グチュグチュと、蜜汁よりも粘る卑猥な音が浴室中に轟く。
同時に彼女の丸みを帯びた大きなヒップが、徐々に大胆さを増し、くねり始めていた。
「んうぅっ、あふぁ、あっ、あァァッ……ゃ、ぁ、もぉ……指じゃ……あァァァ……ッ!」>>144
>>216
>>327
カルデアは多国籍組織。元々それほど湯船というものにこだわりがなかったのか、はたまたヒマラヤの山中に設置されたせいで清潔な水が貴重だったのか、シャワーブース自体はかなりの数が設置されているものの、湯船というものは見かけなかった。しかもマイルームに至っては、いくらホテルの様に綺麗だからと言って、バスルームとしてトイレと洗面とシャワーが同じ空間にまとめられているのが、日本人としては気にくわなかった。オルレアンから帰還後、色々あって寝込んでしまったぐだ子が、シャワーではなくてお風呂に入りたい、トイレとお風呂がいっしょなんて嫌だ、テルマエに入りたいからさっさとローマに行きたい、とこぼしていたのを覚えてくれていたのか、今回特別に誂えてくれたらしい。ようやく元気になったとたん、突然第一特異点突破記念で部屋がえをすると言われた時には何事かと思ったが、トイレと洗面スペースとお風呂がちゃんと別部屋になっているバスタブ付きの新マイルームを見た時には、思わず喜んでDr.ロマンに抱き着いてしまった。>>357
膝を震わせ、玉の汗を浮かべながらの懇願を受けて、期待に打ち震えた肉棒が脈を打つ。牡の鼓動は、当然密着する彼女にも伝わったはずだ。
指を締めつける腸粘液は加速度的に熱を蓄積して、今や火傷しそうなほど火照り、内に浸る腸液までもが茹っている。
ちゅぽっ……。
「ぁふぁ……ぁ……?」
恍惚のさなかに指に引き抜かれ、物足りなさを訴える尻肉がもじもじと揺らぐ。困惑と期待の入り交じる表情で後方を仰ぎ見た彼女の麗貌が、尻の谷間で勃起ペニスの硬度や熱を味わった途端、蕩けきった表情に変わる。
「……腰から持ち上げるから、そのまま僕の上にお尻を乗せて……」
「わかっ……た。ゆっくり、ゆっくりとだぞ?」
告げながらも、心配はしていないと和らいだ瞳が語っている。
幾度も同様に睦み合った経験を活かし、一度立ち上がってから慣れた様子で足場をずらして、後方を視認しながらスカサハの尻が降りてくる。
がに股気味に脚を開いてしゃがむ体勢もさながら。降りてくる臀部の谷間に息づくすぼまりのヒクヒクと脈動する様までもが、丸見えとなっていた。
貴人然としたスカサハのはしたない様。平時の印象とかけ離れるほどに、目前の媚態は妖しく艶めきを増して視界に飛び込んでくる。
「はぁ、は、ぁあぁ……」
見られていることに、ひょっとして彼女は気づいているのか?
目を凝らすほどにお互いの息遣いは競うように荒くなり、痛いくらいに張り詰めた肉棒を構える手にも玉の汗がにじむ。中腰の状態で腰を落してくる彼女の尻の真下に、勃起を自ら導き、位置を調整する。
「んァ……お前のも、もうこんなに熱くなって……」
後ろ手に勃起を探し彷徨っていた彼女の指腹が、傘状にふくれた亀頭に触れ、すぐさまぎゅっと巻きついてきた。
「っ……僕だって、待ちわびたからな……」
心のままに告げる。
たぎりに滾った肉欲棒をニギニギと弄び嬉しげに微笑む彼女の艶美な姿に見惚れ、腰元に伝わり切なさに身震いしたのも、束の間。>>359
―――ずぶ、ぢゅぬずぶぶぅぅぅ……っ!
たっぷりとした尻肉が、勃起ペニスを咥え、見る間に飲み込まれてゆく。
「んはっああああァァァァ……ッ!」
ドロドロの腸壁に押し包まれた肉槍が彼女の喘ぎに合わせて脈動し、ギュウギュウの腸内で膨張、ますます窮屈に陥って、また脈動する。
(ぐ……ぅ! きっつ……ぅっ)
窮屈なすぼまりをこじ開けるようにしてはまり込んでいく過程で体感し、改めて実感した。膣内のように肉のヒダが折り重なり複雑な形状をしているわけでない排泄穴は、つるりとした腸壁全体で肉棒を絶えず締めつけてくる。
「はぁあうぅぅっ、んあっあぁぁぁっ……! ぁあっ、はぁ、あっ……」
息を大きく乱し、もたれかかってきた彼女の背中は、うなじまで上気して、ほんのり桜色。エプロンをぴったりと貼り付けて、安住の地を見つけたように身を預けてくれた。>>360
スカサハの腰に回した両手で腹を撫で、挿入の衝撃に悶える彼女の呼吸が整うのをただひたすらに待つ。
「……っ、スカ、サハ……っ」
待機中も、肉棒に加わる圧力は痛いくらいに強烈な状態は保っていた。蜜汁よりも粘性の高い腸液が、腸の粘膜と肉棒とを膠のように張りつき、一際密着感を強めてくれる。おかげで彼女の熱が、鼓動が、昂奮が如実に伝わり、心身ともに耽溺の一途を辿っていく。
「落ち、着いた……?」
「あぁ……。もう……動いて、欲しい……」
がに股に開いた脚を小刻みに震わせながらも、所定の位置に落ち着けた腰をゆっくり、二度三度。円運動させては、溜め息とも感嘆ともつかぬ吐息を、小ぶりな口から涎とともに吐き漏らす。
「くふ、ぅ……っ、はぁ、ぁ……焼けた鉛の塊に、奥の奥まで貫かれてるみたい、だ……じっとしているだけで、どうにかなってしまい、そうでぇっ……せ、切ないぃっ……」
大きく、押し出されるようにして息を吐いたスカサハが、口元の涎を拭うのも忘れてうっとりと囁いた。「ぎゅっとされていると、安心する」とも彼女は言う。
「絶対、手を離さないから……」
だから、安心して身を任せ、快楽にどっぷり浸かり込んで欲しい。立香は指でスカサハの涎を拭い、その指を口に運んだ。ごめんなさい、かぶると思わなかった。一度消えます
>>363
強い女性のやわらかいところ、いい・・・
>>358
「はは、そこまで喜んでくれたら僕もダヴィンチちゃんも頑張った甲斐があったよ。」
ニコニコと笑顔のロマンだったが、少し真面目な顔をして彼女に告げる。
「焼け石に水かもしれないが、前の部屋よりは霊的な守りは強くなっているよ。この部屋ではサーヴァントは存在できないか、数分で強制的に霊体化され霧散する。ぐだこちゃんが自分の意志で魔力を送って保たせることはできるから、気晴らしにキャットあたりを呼んでかわいがるくらいは問題ないだろうけどね。
あと、もう一つ。これは謝らなくちゃいけないけど、今後この部屋での君のバイタルサインは常にモニタリングされて、危険な状況と判断された場合には誰かがかけつけてくる。でも、悪いが君には拒否権はない。良いことではないが、マシュ・キリエライトが10年以上当たり前に送ってきた生活スタイルでもあるし、それに君には人類の未来がかかっている。君の体も命も君のものではあるが、人理修復の日までは、君の好きにしていいものではなくなってしまったんだ。僕たちはせめてこのカルデアで君の無事を保障したい、それ以外の他意はない。それを踏まえて、どうかご理解いただきたい。あ、さすがにバスルームはモニターしないよ。入退室の時間は記録されるようになってるけど。代わりに呼び鈴が付いているから、気分が悪くなったり、何かがあったときには鳴らしてね。」
ニホンジンは長風呂が好きと聞いてるけど、病み上がりなんだから無理しないようにねー、と手をひらひらさせてドクターは部屋を出て行った。>>364
早速入ってみると、広めのシャワールームの床にでんと猫足の湯船がおかれ、お湯を入れるのは壁に固定したシャワーから降ってきたお湯を貯めるだけだ。それでも足を延ばせるなんてありがたい。浮き浮きした気分で早速お湯を出しながら備品をチェックする。
「シャンプー、リンスで、あとは…バスジェルしかないかー。」
やはり使い慣れた石鹸や綿のボディータオルは流石にないらしい。スポンジはなんだかガサガサして肌がチクチク痛いので使う気になれない。こんなので体、きれいになるのかしら、とちょっと疑問を感じつつ、でもこれ泡風呂ができるやつだ、と気が付いて再びご機嫌になる。ジェットも強力な蛇口もないが、かなりシャワーの水圧は出る。これなら多めにジェルを入れれば十分に泡が立ちそうだ。脱衣所で鼻歌交じりに服をするりと脱ぎ捨ててふと鏡を見ると、鎖骨や首筋のあちこちにうっすらとほの赤いあざ。触っても痛くはないが、いつの間にできたのだろう?そういえば以前の部屋ではたびたび目が覚めた時に服を身に着けていなかったり、派手にはだけていたことがあったのを思い出して、思わず顔を赤くする。まさか勝手に知らない間にチェックされていた、とは思いたくないが、あれはいったい何だったのだろう。
湯船に体をしずめると、首までフワフワと白い泡に包まれ、最高の気分だ。鼻歌を歌っていると、ノックの音がする。
「誰?」思わず少し身構えて問うが、返事はない。少し時間をおいて、何度も、何度も、本来は聞こえないはずのノックの音が、控え目に、しかし執拗に繰り返される。
「ヴラドなら、入ってもいいわ」
半ば無意識に、呟くように言うと、半透明のドアの向こう側に不吉な黒い霧が湧き上がった。>>365
「臣下の分際で余を呼び捨てにするとは、ずいぶんといい身分だな。」
不機嫌な声がドアの向こうから響く。
「じゃあ、なんて呼べばいいの?それに新しくていい部屋に移ったもの、機嫌だってよくなるって。ほら、お風呂ー!」
「我が君とでも我が王とでも何とでも呼べ。余はお前の侍者になどなった覚えがない、お前が余の家臣としてかしづくことを許されたのだ、ゆめ忘れるな。あとこの部屋は気にくわん、断じて気にくわん。」
「そんなこと言わないでよ。お風呂一緒に入ったらちょっと機嫌よくなる?私はいいよ?」
「余を吸血鬼に貶めて更に湯あみの伴をいいつけるとはな。水鏡を嫌っていると知っての暴言か。」
キン、と一瞬自分の魔術回路が励起する感覚。そしてするりと隙間から入ってきた黒い霧は男の姿を形作る。やはり相当にご機嫌斜めの様子であるが、それでも律儀に彼女の誘いには答えたらしい。
「お湯、だめなの?お風呂ダメだったんだ…」
「ふむ…まあこれならよかろう、快気祝いに伴をしてやろうぞ。」
今更ながらなんと気安くなんということを誘ってしまったことか。なんとなく直視するのは気恥ずかしく思わず泡の下にあるはずの自分を膝を眺めていると、
「何をいまさら生娘のような真似をしている?」
後ろからするりと男の体が滑り込む。かいなが彼女を力強く抱きしめる。低い声は聞くだけで体の深いところを疼かせる。いや、本当に疼いている、彼の声だけで。>>366
両膝を抱えて体育座りの様に座る彼女の腕を、肩から指先へと彼の手がなぞり、そしてそっと彼女を手の甲を彼のたなごころが覆う。大きくて、白く滑らかで、上品で、それでいてとても男性的な手。
「このまま引き返すか?」
彼女の手をやさしく握りながら、吸血鬼の王が低く甘く囁きかける。
「余は狂った魔性の主であるぞ?本来の余でも様々な側面で呼ばれることはあろうが、このような乙女を喰らい滅ぼす者としてはもう二度と姿を現すことなどなかろう。一か八か、余との契約を取り消してもう一度呼べば、苛烈な戦士、はたまた亡国の危機に独り立つ悲劇の王が現れるやもしれん。今、この瞬間お前が望めば余は消え失せよう。お前に今一度機会をやろう。貴様の一存で、今なら何もなかったことにしてやってもいいぞ、ただし今一度だけだ。後で泣きを入れても聞き入れはせぬ。よく考えよ。」
首筋を甘噛みし、軽く口づけながら、さあ、どうする、と低い声で囁きかけてくる。大きな両の手はゆっくりと彼女の手を握りしめ、それだけで胸が潰れそうなほどにドキドキする。どうして、どうしてこんなに魅力的な誘いに乗らずにいられるというのだろう。息が浅く、早く、加速する。自分で自分の顔が上気してくるのが分かるのに止められない。
「どうか、続けて。つづけて、ください。」
押し殺したような声で彼女は答えた。>>367
顎をくいっと持ち上げられ、体をねじったような姿勢で長く口づけを交わす。男の両手が彼女の体の表面をなぞる。ジェルでぬるぬると表面を滑っていく手の愛撫で体の芯が続々と疼く。背中に男のものか、硬く硬く、力強く押し付けられていて、それもまたどうしようもなく彼女の記憶を揺さぶり、興奮させる。股間は別のぬめりを帯び、本能が痛いほどに体を熱くする。半ば無意識に彼女は腰を軽く引いて彼自身を求め、そして間髪入れず男も応える。特別に長く前戯を交わしたわけでもないのに、特に痛みもなく彼女は彼を悦びとともに受け入れた。
「うぐっ…はぁっ…くっ…」
風呂場ではぐだこの押し殺した声も、大きく響いて聞こえる。自分がとんでもなく淫らな存在になってしまったかのようで、それが恥ずかしさとともに更に気持ちを高ぶらせる。男はほとんど動かず、彼女の体を、内腿を、まるで弾力のある柔肌を純粋に楽しむように撫で慈しんでいるが、その手の動くたびに、思わず彼女の体はひとりでにびくっと動き、そして男を締め上げる。
「い、いじわる…」軽く目を潤ませながら振り返る彼女は、愛らしくも艶めいている。軽く笑って男は彼女を立たせ、湯船の外に立たせる。湯船のふちをつかませ、腰を高く掲げさせる。>>368
彼女の脳裏に一瞬痛みの記憶がよぎり、体を硬くさせるが、その時にはもう男根は彼女の中に滑り込んでいた。しかし訪れたのは鋭い激痛ではなく、甘い痺れ。打ち付けられるたびに悦楽に塗り替えられる記憶。「んんっ…!んんっ…!!」くぐもった声にも切なげな甘い響きが混ざり、膝がわらいはじめる。「んはぁぁっ…!」。力がうまく入らず、体をくの字におりながらバスタブにしがみつき、腰を支えられ、もとい突き上げられてやっと立っている。吐息とともに漏れる声がバルルームに響く。温かく、熱っぽく彼女の肉は彼に絡みつき、絡み取ろうと絞り上げる。そして幾度目かの逢瀬にして、初めて彼女は、彼もまた息が上がっていることに気が付いた。感じてる?彼が?私に??それだけで体が魂から震え、泉のように蜜が湧き上がってきて、腰が砕けそうになる。
息を切らしながら彼女を抱きしめ、熱にでも浮かされたかのように彼が囁く。
「余のものとなれ…!とこしえに、余に仕えるがいい…!」
「ついていきます、ずっと、ずっと…!」
2人の呼吸が千々に乱れる。激しく突かれて腰が浮き上がりそうになり、思わず悲鳴にも似た甘い嬌声をあげてしまう。
「あ、もう、ダメ…!い、いっちゃう…!」
「ああ、よい、受け止めよ!」
一層力強い動きと、その後の余韻のような動き。自分の中で男性が痙攣し、エネルギーが放出されるのを感じる。頭が真っ白になるような解放感と心地よさ、そしてけだるさ。ゆっくりと抜かれると、たらりと太腿に流れる精は熱く感じ、目を閉じて交わす口づけは思考回路を甘く砂糖漬けにする。>>369
再度バスタブに二人で身を沈め、惰眠にも似た余韻をむさぼる2人。まるで恋人同士の他愛もない話のように、二人最初に過ごした夜を語っていたが、ふと彼女が思い出して口にする。あの時に着けていた肌着とシーツがないのです、と。
「それは見つかるまい」と王はこともなげに告げる。「それは余が持っている故」
なぜ、と少女が問うと彼は答える。それは破瓜の血の付いたもの故。その血を彼はもらうといった、ならばそれのついたものは当然余のものであろう、と。
だがぐだ子はそう、と軽いほほえみとともにその話題を流してしまおうとした。
「待て。余が言うのもなんだが…お前はそれでいいのか?」
「え?なぜ?だってそうなんでしょう?捨てられたりしてなくなってしまったら悲しいけど、大事に持ってくれてるならそれでいいけれど?」
「いや、お前がいいというならいいのだが…こう、人間は好ましくない事項として認識すると思ったのだが」
「でも、私は我が主様のものなのだから、そうするのが別に普通というか…」
無邪気に花のように笑う彼女と、無言の王。受け入れられた喜びとともに彼女を抱きしめつつも、軽い戦慄が背中をかける。自分はバーサーカー、狂える王。そして彼女にあらがえずに独り踊る、みじめな狂人。そんなサーヴァントの狂気にあてられた気の毒なマスター。だが、どこまでが本当?最初から本当に狂っているのは、誰?>>370
突然部屋のチャイムが鳴り、「お風呂をお楽しみ中にすみません。」と女性の声がする。どうやら強制的につながるインターホンでもついているらしい。
こんなのロマンの説明にはなかった。予想していなかった事態にざばざばと水音をたて、「は、はい?!」と慌ててぐだ子が立ち上がると、「ごめんなさい、カルデア職員の巡回です。あまりにも長い時間在室しているので、倒れたのではないかと。今後は1時間くらいは普通に様子を見ます。びっくりさせてごめんなさいね」と一方的に通話は切られた。
ため息をつきながら彼女が冷め切った湯船にもう一度体をつけようとしたとき、彼の姿はもうそこにはなかった。
今宵、此処まで>>371
ついにぐだ子が完全にヴラド公を受け入れましたね
本来のヴラド自身ですら忌み嫌う吸血鬼のヴラドを受け入れて愛するのがとても良かったです
呼び方がヴラドから我が主様に変わるのも、気づいたらいなくなるヴラド公の手が届かないような美しさと妖しさも最高でした>>325
「それで、誰か付き合っても良いって人は?」
「冗談キッツいわ。 どいつもこいつも下心見え見えで鼻の伸びを隠そうともしないし、男ってなんでどいいつもこいつも……というか不良の癖に手紙で呼び出すとかいまどきうら若き乙女でもやらないわよそんなこと」
手紙を渡してしどろもどろになっている学校の不良を想像して少しだけぐだ男は苦笑する。 なるほどジャンヌオルタもオルタで苦労しているらしい。
「でも意外だ、不良の人たちってもっとこう軽めな感じだと思ったんだけど」
「そういう奴らもいたけど……大体そんな奴は私に会う前にあの子が追い出しちゃうから」
「あっ……」
自分より体が一回り二回り大きな男を片手で持ちあげている、ジャンヌオルタのあぶない友人の姿を思い出して次は笑うに笑えなくなるぐだ男。 なるほど確かに苦労している。
「大体こんな目に遭ってるのはアンタのせいでもあるんだから」
「オレ?」
「取り巻きの奴らがアンタの事を私のお気に入りって勝手に思ってんのよ。 だから焦ってるわけ」
「焦るって、なんで?」
「あのねぇ……」
今度はぐだ男の方を向きながらジャンヌオルタは大きくため息をつく。
ぐだ男は誰とでも平等に友情を築ける人間であったが、そのせいでもあるのか人からの好意や悪意と言うのに気付きにくい男でもあった。 なので女子から散々とその気にさせておいたくせに肝心の本人の高感度が足りないので攻略できないクソゲー。 男子からは攻略対象の高感度を教えてくれる友人枠と専らの評価であった。
因みにジャンヌオルタは女子からは時々優しいけどやっぱり怖い番長。 男子から美人で良い胸と尻が付いたお手軽暴動発生器との評判である。_男子はその後行方不明_>>375
「まったく、いつかいろいろ奪われて刺されて放火でもされるわよ?」
「そんな仕打ちを受けるほど怨みは買ってない、あっその容器割れやすいから気を付けて」
ぐだ男の注意にはいはいと生返事をしながらジャンヌオルタが棚の天辺にあるガラス瓶が詰め込まれた箱に手を伸ばしていく。 ガラス瓶にはPと書かれたシールと大きなバツ印と共に「兎用、密室空間の開封禁止、直接匂いを嗅がない事」と仰々しく書かれており、なんだか危険な薬品な思わせる。
「気になる女子とかいないわけ? さっさと彼女でも作った方が良いわよ、ホントに」
が、ジャンヌオルタというとそんな注意事項を良く読まずに数え始めてしまっており、中が不透明なこともあるので蓋を開けようともしてしまっている。
「気になる……うーん、この頃よく遊ぶ仲の良い女子ならすこし」
「へぇ、いるにはいるのね。 誰よ、特別に手伝ってやらない事……この蓋結構硬いわね」
「え? ジャンヌだけど」
「姉さん? 確かに時々アンタを家に連れていろいろ仕事してる見たいだけど……やめた方がいいわよああ見えて料理以外ずぼらだから」
「そうなのか、じゃなくてジャンヌだってば」
「あぁ、阿呆妹? 確かにアンタに良く懐いているけど……手出したら牢屋行きよ?」
「いやいや、ジャンヌ。 目の前のジャンヌ」
「え”っ」
ジャンヌオルタが素っ頓狂な声を出すと同時にガラス瓶に詰っていた栓が音を立てて抜ける。
「あ、あんたそれ一体全体どういう意味……で……!?」
慌ててジャンヌオルタの鼻孔に甘い匂いが擽ったと思うと、突然視界が歪み始めて脚立から足を踏み外してしまう。
「ジャン……くそっ!」前スレ958の者です。
ちょっととあるメダルを入れられまして欲望をついつい開放しちゃいましたよ…
次レスから本文です……>>380
人理修復や新宿、明治維新が過ぎて数日。共に特異点を駆け抜け部屋でぐだぐだと……、と思った矢先にマイルームの内装ががらりと変わっていた。昔からよくあることであったが、やはりどうしてこうなったかが気になってしまう。なんらかの魔術的行為があったのか、それを探ってもらおうと、信頼しているキャスター、クー・フーリンをマイルームに呼び出し、魔術的行為の残滓を探ってもらうことにしたのだが……、結局魔術的行為の残滓は見つからず、二人でぐだぐだとベッドに腰かけ、語り合うことにした。
「なんだいマスター、まだ嬢ちゃんとも一線越えてねえのかよ、てっきりもうヤってるかと」
「ヤってるどころか俺はまだ……」
「『俺はまだ……』って、マスター、まさか童貞か?ザリガニでもこの時期正常位でヤってんのに? 」
「俺とザリガニを比べるな!そういうキャスターは俺くらいの年にはもう童貞卒業してたの?」
「童貞卒業どころか子を一人作ったな。15、6くらいの時に」
「15、6歳で子持ちって……」
「まあ、その後色々あったがな、で、いつマスターは童貞を卒業するのか? 」
「うっ……、できるなら今すぐにでも卒業したいさ、今すぐにでも!」
「今すぐにでも、か……、おし、マスター。俺とヤるか? 」
キャスターの思わぬ発言に立香が固まる。男同士で?セックス?そもそも勃つの?そんな疑問が頭を駆け巡る。
「まあ、アレだ、粘膜接触による効率的な魔力供給の練習だと思ってくれ。もし嬢ちゃんが魔力供給が必要なレベルでヤバい時に出来ねえと色々問題だからな。シャワー浴びて準備してこいマスター。俺も準備がしてえ」
「……わかった。シャワー浴びてくるね、キャスター」>>381
それから数分、シャワーを浴びた立香がベッドへと戻るとそこには、武装を解き、何も身に纏っていないキャスターの姿があった。キャスタークラスでありながらもやはりクー・フーリン。ランサーやオルタには劣るがしっかりとした筋肉がついている。
「お、マスター、浴びてきたか。さて、そろそろ始めるか。とりあえず手っ取り早く粘膜接種するなら、キスだな。深いヤツが好ましいが……、安心しろ、俺がリードしてやる」
「なんかごめん、キャスター。ほんとは俺がリードしなきゃいけない立場なはずなのに……」
「いきなりは難しいだろ、ゆっくりとオレのやり方を覚えて盗んでいけばいい、で、キス、もうしていいか?」
「う、うん。キスしてい、んんっ……!」
了承の言葉を遮るような口づけが落とされる。キャスターの舌が立香の口内へと侵入し、舌と舌を絡ませる。じゅぷじゅぷと水音を立てながら深く長い口づけを繰り返す。
「んっ、ふ……、ぁ……、んん……」
「はは、トロトロになってるぜ、マスター。さて、キスは程々にそろそろ、本番といきますか、マスター、裸見せてくれ。俺だけ裸っていうのもな……」
「っは……、わかった、脱げばいいんだよね?」
黒のインナーと下着を脱ぎ、立香は生まれたままの姿になる。立香の雄はまだ芯もなく、重力に引っ張られるようにふにゃりと垂れていた。
「まだ勃ってねえか……、マスターが興奮するかどうかはわかんねぇけどよ、まあ、一応見てろ。あと、ナカを解す時はローションなり何なり用意解してやれよ」>>382
そう言ってキャスターは自らの指を咥え、唾液で濡らす。座った体勢からそのまま足を開き、唾液に濡れた指を自らの秘部に押し当て、ゆっくりと指先を秘部に挿入した。
「んッ……っ……、は、ぁ……」
くちゅ、くちゅ、と小さく水音を立てながら秘部を自ら刺激する度、艶めいた吐息がキャスターの口から溢れる。これまで見たことがないキャスターの表情に立香はぞくりと何かが身体を駆け抜け、自らの中心が熱くなるのを感じた。
「お、少しずつだが勃ってきてるか。でもまだ挿れるには無理があるな……、おし、マスター、そのままの状態で居ろよ」
キャスターが自らの秘部から指を抜く。指を抜いた瞬間、ひくり、と秘部が収縮するのが見えた。そのまま体勢を変え、まるで犬が伏せをするような体勢になる。ただ犬の伏せとは違い、腰を高く上げている。そのままキャスターは立香の股間に顔を近づけ、緩く勃ち始めた雄の先端に口づけを落とした。
「やっ……、キャスター、そこ、汚いって……」
「さっきシャワー浴びてたからまだ綺麗な方だろ?それとフェラされるのも慣れとけよ、勃つかどうかは相手の腕次第だがな」
舌先で立香の雄を舐め上げ、左手で玉袋を揉みしだかれる。勃ち上がり始めた立香の雄の先から、じわり、と白濁が滲み始めた。白濁が零れるのを催促するかのようにキャスターは左手で立香の雄を扱き上げる。嵩を増した白濁を右手で拭い、高く上げた自らの秘部に塗り付け、つぷり、と白濁の滑りを借り中指と人差し指を埋め込むと、ぐちゅ、と先程よりも粘度の高い水音を立て秘部を解しながら左手と舌先で立香の雄への奉仕をキャスターは続けた。>>383
立香の雄を舐め上げるだけではまだ充分硬くならないとキャスターは判断したのか舌先での愛撫を止め、立香の雄を咥え口先での愛撫を開始した。歯を当てないように口を窄め、白濁を吸い上げるように立香の雄を責め立てる。
じゅぷじゅぷ、と音を立てながら吸い上げるとキャスターの口の中で立香の雄が膨れていく。
「ん、ンン、ンっ、ッ…ふ、ン……」
キャスターが立香の雄を吸い上げる音と秘部を解す水音が部屋に響く。これまで感じた事のない快感に立香は小さく声を上げる事しか出来なかった。
硬度が増して反り返った立香の雄から口を外し、秘部から指を抜く。指を3本に増やして解した秘部を自ら暴き、立香に見せつけた。
「マスター、そろそろ頃合いだ、こういう時はそうだな……、『マスターの熱いの、奥に、奥にいっぱい出して♡』みたいなことを女だったら言ってやりたいが今の姿で言われると正直萎えるだろ?さっさと始めるか。マスターは仰向けで寝てるだけでいい、俺がリードするからな」>>384
立香は仰向けでベッドに寝転がり、ちらりといきり立つ自らの雄を見る。キャスターによってここまでされ、今まさに守り続けていた童貞がキャスターによって奪われる。そう考えただけで雄がまた大きくなったような感覚に陥る。
キャスターは立香に跨がり、自らの秘部を立香の雄の先に合わせ、ゆっくりと腰を落とす。立香の雄から零れる白濁が潤滑剤の代わりとなり、水音を立てながらずぷり、とキャスターのナカに収められる。
「っ、う……、ぁ、は……、ぁ……」
立香の太く長い雄が秘部に入っていく感覚にキャスターの口から呻くような吐息が零れる。キャスターのナカが立香の雄を包み込むように収縮を繰り返し、立香がこれまで感じた事のない快感を生み出していく。
「っは……、根元まで入ったな……、マスター。もっと、気持ち良くさせてやるから、そのままでいろよ……」
キャスターが腰をゆっくりと上げ、そのまま勢いよく腰を落とす。きゅん、とキャスターのナカが締まり、痺れるような快感が立香に走る。キャスターがぐちゅぐちゅと音を立てながら抽挿を繰り返す度、立香の雄を締め付ける感覚は強くなり、立香は快楽に身を震わせた。
「ッ!く……、マスター、気持ちいいか?」
「ぁ、は……っ、なに、これ、すごく、きもち、いい……、こんなの、はじめて……」
「そうか、気持ちいいならサーヴァント冥利に尽きるぜ、けどよマスター、マスターも時にはリードしないといけない時がある。そこでだ、今からオレを悦ばせてみろ、
「悦ばせてみろって……、何をどうすれば……」
「何をどうすればって、ナニを動かせばいいんだよナニを。腰を突き上げてイイところをナニで突く。そうすりゃあ誰だって悦ぶはずだぜマスター?試しにオレのイイところ、探して突いてみろよ」>>385
立香はゆっくりと腰を突き上げ、自らの雄をキャスターの秘部に深く埋め込む。雄の先端がナカで締め付けられる度に意識が持って行かれるような快感が立香を襲う。
「マスター、そんなんじゃ満足して貰えねぇぞ、もっと勢いよく突いてみろ」
キャスターから煽られ、立香は先程よりも勢いを付け腰を突き上げる。結合部からぐちゅり、という音が立つと同時に雄への締め付けが強くなる。
「ッあ……!ああ、そういう感じだ、今みてぇにイイところを突いてやればいい、そのまま続けてくれ、マスター」
立香のピストンは徐々に勢いが付き始め、突き上げがだんだん激しいモノへとなっていく。
ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぱんっ、ぱんっ、水音も生々しい音を奏で、キャスターと立香の欲を熱くさせていく。
ぎしり、とベッドのスプリングが軋む音と同時に、キャスターのイヤリングが揺れ、ぐちゅぐちゅと水音を立てながらの律動は、立香を絶頂へと導いていく様にだんだんと激しくなり、立香の程よく付いた腹筋をキャスターから流れた汗がぽたぽたと濡らす。
「ぅあ、きゃす、たぁ…、俺、もう…」
「悪ぃ、オレも、そろそろ限界、だ。オレのナカ、いっぱい満たしてくれよ、『立香』」>>386
キャスターの顔から余裕が消え、眉間に皺が寄る。名前を突然呼ばれ、立香の雄はその大きさを増す。キャスターとの接合部の締め付けがキツくなるのと同時に、そのまま強く腰を落とされた瞬間、立香の雄から熱い物が快感と共にキャスターへと吐き出され、絶頂を迎えた
「うあ、あ、ぁ、あっ、っ…ああぁッ……!」
「っ、く、ぅ……、ぁ、あ……、ッ!」
立香の絶頂と共にキャスターも絶頂を迎え、勃ち上がった雄から白濁が噴き出す。キャスターの雄を伝った白濁が立香との接合部と陰毛を濡らし、噴き出された白濁はキャスターの厚い胸板と腹筋を白く染めた。
「……ァ、ハァ……、スゲェ、良かったぜ、マスター……、これなら明日もバリバリ戦えそうだ……」
「そ、う……?それなら、良かった……」
息も絶え絶えに身体を繋げたまま、絶頂の余韻に浸る。一人で慰める時とはまた違う絶頂に立香は快感と共に、キャスターと身体を繋げた背徳感がぞくりと駆け抜けた。
「さて、そろそろこの体勢もキツいだろマスター?外すからちょっとそのままでいてくれよ」
ゆっくりとキャスターが腰を上げる。キャスターの秘部から立香の雄が抜かれ、とろりと溢れた白濁がキャスターの尻を伝い、ベッドのシーツにシミを作った。
「さて、無事にマスターも童貞を卒業出来たし、あとは嬢ちゃんと一線を越えるだけだな!応援してるぜ!マスター!」
「まだそういう事に至る関係じゃないって言ってるだろキャスター!」
こうしてマスターの初めての夜は、森の賢者によって導かれたのであった。
Fin>>378
ああ、良いなぁ・・・この相手の意中の人が自分だったなんて夢にも思わない感じの邪ンヌ(恍惚)>>377
ゴルゴーンの逆レと、酔いマシュとのくんずほぐれつを……
「あっ……」
咄嗟にぐだ男が飛び出し、その全身でジャンヌオルタの体を受け止めると一緒に床へと倒れ込む。
なんとかジャンヌに怪我を負わせないようにしてジャンヌの下敷きになったため硬い床からの衝撃が全身を駆け巡り、胸が潰れる様な感覚にぐだ男は息が出来なくなる。
「ぐっ…あっ……」
「ちょ、ちょっと大丈夫なわけ?」
「っ……!? ジャンヌごめんっ!」
「きゃっ!?」
だが、ぐだ男はそのまま棚の上に視線を向けて目を丸くすると、胸にジャンヌオルタの顔をかかる様に抱き、締め転がるようにしてそのままジャンヌオルタとの位置を入れ替えさせるとそのままその体を包むように覆いかぶさる。
「ひゃあっ! な、なにどさくさに紛れて何してんの変態! ヘンタイ!」
驚いたジャンヌオルタはぐだ男引き離そうとするが、その腕はその体からは想像できないぐらいに強靭でビクともしない。 自分の上に覆いかぶさっているのが男ということを強く認識して、男勝りなジャンヌオルタは恐怖などよりも憤怒の炎が湧き出てくるが、同時になぜか自分の胸が高鳴っていることに困惑してしまう。
そうする数秒もしない内に何かが割れる音と共に様々な物が自分の周りへと落ちてきた、棚の上に乗せられていた備品たちが雪崩のように崩れ落ちてきたのだ。
「これっ、離しなさい! 怪我しますよ!」
あっという間に大量の埃が宙を舞い部屋を充満させていく。
「っ……ったぁ……大丈夫、怪我してない?」
「怪我って、それはこっちのセリフです! 人を庇って馬鹿じゃないの!」
備品の雪崩が止んだ頃、ようやくジャンヌオルタから手を離して笑うぐだ男に当のジャンヌは怒っているいるのか泣きそうになっているのかそれとも照れているのかともかく顔を真っ赤にしながら立ち上がるとそのいろんな物が当たって汚れているぐだ男の服を叩きながら体に怪我がないか探り始める。>>390
やはりか!!毎度毎度ありがとうごぜえやす!!>>390
「まったく、無茶して……私はアンタより運動神経良いんだからほっといても大丈夫だっての……」
「あはは……つい……」
「つい……じゃない! 」
目立った怪我がないことを確認すると、ほっと一息つくと今度は怒る方向でジャンヌオルタはぐだ男に噛みついていく。 よほど男に庇われたということが彼女のプライドを傷つけたらしい。 それ以上に自分のせいで彼が怪我をするかもしれなっかと言う不甲斐なさにも。
「全く、女を身を挺して守って正義の味方にでもなったつもり? 言っておくけどそんなことできゃーきゃーときめくような純粋な乙女を私に期待しているのなら残念でした、貴方の期待はずれですとしか言えないしそんなんで揺れる様な心も持ち合わせていないし! それに!」
次々と機関銃のように打ち出される言葉の弾丸に何だか落ちてきた備品よりも痛みを感じながら苦笑いをするぐだ男は頭に着いた埃を落としながらただ恥ずかしそうにジャンヌオルタに言った。
「別に、ジャンヌが思っている様な正義の味方とか下心があったとかじゃないよ」
「じゃあ! なに! よ!」
「只、その。 ジャンヌが怪我すると思ったら体が勝手に動いたというか、ジャンヌに怪我してほしくなかった……というか……」
「あ、う……」
そういって照れくさそうに笑うぐだ男を見ると、なぜかジャンヌは自分の顔が一気に熱くなるのを感じ、思わず彼から顔を背けてしまう。 胸の中の大海原が波を掻き立て心と言う船を大きく揺らしていく。
「う、嘘ばっかり……かっこつけてそんなクサいセリフ言って柄でもない……」
「あ、あはは……やっぱりバレた?」
「え?」
思わぬ答えにジャンヌオルタは赤い顔のままついぐだ男の方を向いてしまう。
「その、格好つけたかったんだ。 ジャンヌの前で」
そういって少しだけ顔を赤らめて笑うぐだ男に、ジャンヌはついに船が海底に沈む音を聞いた。
次からやっとR-18……つい乙女回路が暴走して前置きが長くなってしまいます。 ごめんなさい。>>392
いいですね、ぐだ男とジャンヌ・オルタ。この二人でCLANNADの体育倉庫ネタが似合いそうだなと思いました。ちょっと誰かにまじないをかけてもらいましょう。>>317
マルタは彼に両肩を捕まれたまましゃがみこみ、彼の竿を凝視した。18センチはあろうという長さと、手首ほどありそうな太さを誇る巨大な肉棒である。先頭にはやや黒みがかったピンク色の亀頭が金属のような艶を含みながらぷっくりと膨らんでいた。
視線を落とすと、カリ付近のピンク色の皮膚が浅黒い皮に包まれ、竿の腹には亀頭から根本までを繋ぐパイプのごとき裏スジが皮の下から主張していた。
根本には血管とシワが密集している、精のつまった睾丸が若獅子のたてがみを思わせる陰毛に覆われている。
ごくりと唾を飲み込む。シャワーで髪を濡らしていることに気づかないほど、興奮で息が上がり、彼女の視線は雄々しくそそりたつ竿に集中していた。彼のをしごく握力が知らず知らずのうちに強くなっていく。
両手で竿を握りしめて上下にしごいた。マルタの興奮した呼吸にあわせ、彼の皮を引き伸ばす。両手を根本まで下ろし、カリ首まで上げる。彼女のぎこちなく、手探りで彼の快感を確かめるような手淫は、まるで膝をついて十字賀に祈るようであった。
「気持ち、いいの・・・・・・? 」
彼がいない間に頻繁に視聴していたポルノでは、もっと素早くしごいていた気がするが、うまくできない。サーヴァントとして力を入れすぎれば、引きちぎれてしまうような気がしていた。
村娘に近い今はただでさえ力加減を間違えがちなのだ。ステータスが変わってしまうのは考えものである。
しかし、うまくしごけないことで、彼女が自己嫌悪に陥ることはなかった。手のひらで直接触れる男の熱、その逞しさに圧倒されていた。
「あぁ・・・・・・気持ちいいよ・・・・・・もっとしこって・・・・・・そう、そうやって・・・・・・」
少年も性器を刺激され、身悶えしていた。ぎこちない手つきであるものの、他人からされる手淫というだけで、普段の自慰にはない満足感と興奮があった。>>396
「気持ちいい? 本当?」
「嘘なんかつかないよ、マルタさんの手コキは最高だよ」
彼の悦びを知り、マルタは嬉しくなった。そのとき、かつてのマタ・ハリとの会話が蘇った。
「いいこと? フェラチオはね、舌で裏スジを舐めるのがコツなのよ。そうするとね、どんなに逞しいオトコもすぐにオンナノコみたいに声を出すの・・・・・・」
フェラチオ。ポルノの際にも女性が躊躇いなく男根をくわえていた。アイスキャンディのように舐め回し射精に導く性技。
彼にもっと悦んでほしいーー。気持ちよく、なってほしい。
マルタは熱い吐息とともに赤い舌を伸ばした。初めて味わう亀頭は臭みと皮膚の塩気があったものの、それほど気になるほどのものではなかった。そも、放尿のための器官でもあるのだ。多少の臭みはあってしかるべきかもしれない。
これを、くわえるのか、本当に? ポルノの女優は下品な音をたてて男根をくわえていた。彼女のようにはしたなく、同じことをするのか?
マルタは瞬間、躊躇ったものの、すぐに覚悟を決めた。散々恥態を曝したのだ。今さら何を恥じているのか。
主よ、暫し目をお瞑りください・・・・・・!と、胸中で唱え、太く逞しい彼の雄を口いっぱいに頬張った。
歯を立てないように注意しながら口内で男根を圧迫する。唾液で滑り、亀頭、カリ、裏スジ、皮がズルズルと行き来する。
少年は性交とは異なる、はじめてのフェラチオに膝が崩れそうな快感を味わった。先程までの手淫にカリから先がとろけるようなフェラチオが加わり、絶頂が加速度的に近づいていくのを感じた。
「ああ! 気持ちいい! マルタ・オレ、イキそ・・・ああ、これ・・・・・・!」
目に見えるほど悦んでいる彼の姿に、マルタは更なる喜びを感じていた。
ーーはやく、イッてほしい、イッて、イッて、イッて・・・・・・
頭が動くスピードが上がり、無意識のうちに両手は彼の股間を固定するためにしごくのをやめていた。裏スジが奥から膨らんでいくのを舌で感じる。精液が精巣から昇ってきているのだ。
「出ちゃうよ! もう! 我慢できない・・・・・・!」
間もなくしてマルタの口内に勢いよく精が放たれた。白く生暖かいそれは、喉の奥に叩き付けられ、跳ね返り、口に隙間なく広がった。はじめて味わう精液は驚くほど無味無臭であった。次こそ、プラグインするぞ・・・!
お風呂フェラとぐだ男のおちんちんの描写が・・・>>398
続きは!続きはまだなんですか!?>>187
「そこっ、そこはぁ♡」
「汝は尻の穴をほじくられるのも好きであろう。色欲狂いの物好きな女め」
「好きなんかじゃありません♡ 貴女がしつこく弄ったせいですっ♡ 私のせいじゃ……あああぁぁっ♡ ひゃめ、らめ、や、やめてくださいってばぁ♡♡」
アヌスへの愛撫が巻き貝の身でも取り出すようにされる。性交には使われない排泄器官の筈の肛門はもうひとつの雌穴として調教されていた。今度は自分の番だと教えられて歓喜のあまり痙攣し、腸液が涙のように流れ出る。
指を三本に増やして拡張してみても痛がる様子はない。それどころか善がり狂っている。これなら裂けないだろうと当たりを付け、アタランテが菊座に逸物の先端をあてがう。未だ限界を見せない彼女の陰茎は鎮まらず怒張していた。まだまだ精力を漲らしている。
腰を突き出せば、亀頭がさきほど食した桃の色に似た窄まりをくぐり抜けた。指でも感じた括約筋の強い締りを敏感な先端部分で体感する。股間から背筋にかけて快楽電流が走り、さしものアタランテも表情を歪めた。肉壁の絡みつき具合はともかく、締めつけだけなら膣よりもずっと強い。うっかり気を抜けば発情期の猿になってしまいそうなぐらいの快感があった。
時間をかけ、アタランテの逞しい肉棒が食い込むほどの収縮を耐えつつ進む。根元まで挿入された瞬間、ふたりはどちらからともなく息を吐きだした。
異物を出そうとするための締めつけが、喜んでもらうための締めつけに変化する頃、
「痛みがないなら動かせてもらうぞ」
催促するように臀部をくねらせるジャンヌに告げ、アタランテが動きはじめる。
最初はゆっくりとして腸内をほぐし、次第に獣らしい力強い反復運動に移っていく。
締めつけに負けないよう一突きごとに腰がしっかり叩きつけられ、淫らな糸を引いた結合部から珠となった液体がはじけ飛ぶ。
「んおぉっ♡ ひゃふっ、んぐっ、ぐううぅぅぅ♡ ひゃあぁっ♡ はうああっ……♡♡」
ジャンヌが禁断の交わりに堕落する。
ごりゅごりゅ掘り犯されるアナルセックスの姦淫に耽溺する。
楚々とした菊門で交わることでせり上がる興奮が、清廉潔白の聖女さえも陥れる。>>400
(ジャンヌ様……後ろの穴なのに、感じていられるのですか……?)
いずれレティシアも泣き叫ぶほど知ることになるが、まだ教え込まれていない少女は困惑するしかなかった。
「ああまったく……こちらは締めつけが強すぎて動きにくいなっ!」
アタランテが憎らしそうに漏らす。だが、愉しそうでもあり興に乗っていた。
異形の腕の中で善がり狂うジャンヌを嘲笑い、「尻穴を掘られて悦ぶ変態が」と声高に罵る。そして豊潤な臀部に平手打ちをみまいした。
「いやあぁ♡ お尻叩かないでぇ……♡ あぁああっっ、はあんっ、ああっ! あっ!」
「なにが嫌なものかっ。このぐらいならば痛くないだろうっ」
そう言ったアタランテの手の平がジャンヌの尻を何度もぶつ。
被虐の悦びに咽び泣く聖女の悲鳴が部屋中に響き渡る。
「ははっ、はははっ! 叩けば鳴るとはこのことだな! 尻を犯されながら叩かれてイく聖女など聞いたこともない。ふしだらな女め。お前は娼婦にも劣る雌猫だ、ジャンヌ・ダルク」
豊かな胸を揉み潰され、腸内の奥まで突かれて絶頂したジャンヌが歓喜の潮を噴き出す。
アタランテの逸物はまだ達しておらず、興奮を引いたまま激しく前後して止まろうとしない。聖女を堕とすという他にはない征服感が魔獣を突き動かす。
肛門は肉棒の太さに合わせて広げられ、おびただしく漏れ出るカウパー腺液を腸壁が満遍なく吸いとる。そして吸えば吸うほど性交の旨味を増す。
先走り汁という潤滑液を吸いあげ、湿潤な第二の女性器と成ったアナルは膣にも勝るとも劣らない名器だった。
凄まじい圧迫感はそのままに、滑りをどんどん良くさせる。どんなにアタランテが奥まで突いても、どれだけ強くこじ開けても、また突き入れる頃には元に戻っていた。
狭小な穴を自分のモノで押し広げる、ある種の達成感を何度でも与えようとする。
アタランテも言葉にこそ出さないが、聖女の肛門を掘り起こすコトに夢中になっているのは熱烈なる表情と動作からも明らかだ。>>401
「あはうっ……♡ はあ゛あ゛ぁ゛っ――――あっあっあっあっ! はひっ、はひぃん♡ おしりすごい♡ お尻でセックスするの気持ちいい♡ ああ、我が主、我が神よ……! 申し訳ありませんっ……! 私は、ジャンヌは、獣とのアナルセックスでいっぱい感じてしまっています♡ どうか、どうかお許しください♡ あっひああぁぁっ♡」
アヌスを立派すぎる逸物で突き刺され、掻き混ぜられ、ジャンヌの頭の中はぐずぐずに蕩けきっていた。くびれた腰が彼女の意思に従って動き、艶々しい唇が淫乱な声で喘ぎまくる。
期待するように淫靡な視線を送れば、アタランテは獣じみた息遣いと共に応じる。彼女にも限界が差し迫っていた。今一度ジャンヌの身体を抱え直し、子宮のみならず腸内にも濃厚ザーメンを注ごうと抽迭の速度をあげる。
「フゥゥッ……フゥゥッ……!!」
「ん゛んッ! はぐッ、んぐッ、くうぅッ……! んッ! んッ!」
息と気持ちを合わせた二人の動きはこれ以上なく嚙み合う。
アタランテが腰を前に突き出せばジャンヌは尻を後ろに押し出した。もしくは菊門に力を入れて尿道から精液を搾り出そうとする。そのぞくぞくするような悪寒じみた性感に耐えかねた魔獣が吠え、男性器を先端に生やした尻尾がのたくり回る。そこいら中に撒き散らされる半透明のカウパーは二人にも降りかかり、底が見えない泥沼の様相をより深めていった。>>402
「こ、これ以上我慢できませんっ。わたしのお尻の中に入れたままぁ……んはっはあぁぁ!! な、肛内射精(なかだし)してください、アタランテっ!!」
目の前で絶頂の白い光が明滅し、切羽詰まったジャンヌがアタランテに乞う。独りでは達したくないという相手に打ち解けた願いだった。
切なくも愛らしい懇願に、アタランテは瀬戸際で押しとどめていた射精感を解放した。――精液の濁流がみるみるうちに昇ってくるのがわかる。かなりの量だ。これならばさぞかし気持ちいいだろうと想いを馳せて、さらに膨張した逸物を叩き込む。
「射精すぞジャンヌ・ダルクッ――――くあっあああぁぁぁッ……!!」
絶頂の時期はぴったりと同じで、示し合わせたように同一だった。
「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!! イくッ、イくッ、イきますうぅッ♡♡♡」
性快感を極めて果てる二人。直腸内に固形のような白濁液が途切れずに撃ち出される。勢いも量もカウパー腺液とはまったく違う。聖女のアヌスは戸惑うように凝固するが――それも束の間であり――歓悦して熱いザーメンを飲み込んでいく。
腸内粘膜に絶頂直後の敏感な亀頭を刺激されて、さらなる吐精を促されたアタランテはジャンヌに寄り掛かる。魔獣はそれを腹立たしく思ったが、聖女は嬉しく思った。
逸物による白濁液の放出は多く、熱く、そして長かった。
肛門の下にある陰唇は逆に、今回一番かもしれない射精が自分に注がれなかったことを嘆き悲しむように収縮し、「今度は」と強請るように甘ったるい蜜液を出して誘う。
(二人ともなんて満足そうな顔で……不浄の場所で交わったのに……)
アタランテとジャンヌとは対照的にレティシアは混乱の極みにあった。
(ジャンヌ様は貴女が嫌いなはずなのに、憎いはずなのに)
必死の想いで少女はアタランテを睨む。>>403
そのとき――――――――魔獣の視線がぴたりと合わせられた。
両目に映ってこそいないが、そこにレティシアがいることを見抜いていた。
アタランテの赤い唇が弧を描く。
ケモノが口角を醜悪に大きく歪ませる――確かに既視感が、見覚えがあった。
「汝も交ざりたいようだな」
いまのは、だれに対しての言葉だったのか。
後ろ手に拘束されたままのジャンヌの淫裂を見遣ったアタランテが前へと移動する。
予兆はなしに異様な両腕が霧散していく。黒い霧のようだった。どこぞに消え去ると魔獣の腰背部が膨れ上がり、二本目の尻尾が生えてきて飛び出した。一本目とまったく同じ形のソレはやはり先端部分が男性器と化している。
(ま、まって……うそ、そんなのって)
アタランテがなにをするつもりなのか理解したレティシアは怖れ慄いた。
皮紐を引かれ、膝立ちの高さを調節されたジャンヌの両穴に二本の尻尾が近づく。
恐ろしいことに、信じられないことに、膣穴と肛門に挿れるつもりなのだ。同時に犯すつもりなのだ。しかも複数人ではなく一人で……常識では考えられない。
アタランテの手がジャンヌの金髪を撫で、頬を撫でる。
「これは流石に初めて故な――――股のはまだ咥えなくていい」
失墜させられた聖女は頷くように頬ずりを返し、挿入を待ち侘びるのだった。>>361
続きです。
「……胸を搾って欲しいな、立香の手で」
あんぐり。大口開けて絶句するほど立香は驚かれてた。
「マジですか」
「冗談でこんなこと、言ったりはしないぞ」
搾ってくれと目で乞う彼女の、尻が弾む。
「もしかして、出るのか? ……どうして?」
「前に、ルーンで霊基を弄ったことが、あっただろう? ……それを応用してみた。あとは魔境の智慧(スキル)も使って身体を改造してみたのさ」
立香は呆れたように笑う。
「なんて壮大な技術の無駄遣いだ。核融合で湯を沸かすみたいな」
立香はエプロンを取り、両手をスカサハの胸元へと運ぶ。
「あ……んっ」
濁った粘着音が響くたびに、大股開きの淑女の股の割れ目からジットリと温かな蜜汁が零れてゆく。
スカサハの潤む瞳を見据え、様子を見ながら緩やかなピストンを開始した。窮屈な腸内全体がズルズルとペニスの幹にすがりついてきて、緩やかな抜き差しだというのに、突く時も抜く時もカリが擦れ、痺れるような愉悦に襲われる。>>408
「ぁく……っ! 絞る、よ……パンパンに張ったおっぱいを、絞ってあげるっ……」
「ん……んぅ、んっ……ああ、ふぁぅ……っ、ンン……! 乳は、飲んでも、いいのだ、ぞっ、あ、あぁ、んあぁぁっ……!」
告げられたスカサハは、鼻にかかった声を漏らして、恥じらいながら腰を回し、気遣いつつも身体を弾ませていた。
「ああ、美味しそうだ……っ」
垂れる蜜と、泡立ちながら押し出された腸液の一部を腿に浴びながら、乳房に這わせた十本の指にじわじわと力を込め、揉み立てる。掌に収まりきらず、掴んだ端から零れてしまう乳丘の滑らかさと弾力に感激しつつ、腰を振る。
腸内より濁った粘濁音に浸って、どこまでも指の食い入る乳肉の柔らかさえを堪能し、いっそうペニスに熱と、血液とを充足させていった。
腰の根に響く快楽衝動を押し込めて、よじ登る指先で、充血した乳首を左右同時に摘まむ。
「やぁはっ、あっあぁぁくぅ……ンッ!」
乳房への刺激を受け容れて、なお貪欲に、彼女のヒップが揺らぐ。また一際腸内粘膜が狭まり、肉棒を押し潰す勢いで締め上げてきた。
「ぐ、ぅ……! きついけど、ドロドロでっ、たまらないなっ!」
徐々に下から突き上げる腰の速度を上げてゆく。ギチギチの腸内でそう長くは持たないことは、重々承知の上だ。
「ぁひっ、あっ、あはぁぅっ! 初めてだけど立香のがっ、奥まで届いて、っひああ……か、感じるのぉっ……」
限界を訴えだした肉棒に青筋が浮かび上がる中。スカサハの声のトーンも際限なく高まり続けている。その声に耳朶をくすぐられて、また尿道口が喜悦に咽び、鼓動した。
噴き漏れる先走りの汁を浴びた腸壁が、一際熱を孕んでみっちりと、竿全体を押し包む勢いで吸いついてくる。
「くあ……ぁっ!」
堪えきれなくなった腰が、力強く二度、スカサハの尻穴を貫く。
「ぁくぅぅぅっ! はあっ、ひっ、やは、あぁぁっ、む、胸がっあぁぁ……!」
「絞るよっ!」
甘い訴えを懇願と捉え、すぐさま行動。摘まんだ両乳首を指腹でこね回せば、案の定、腸の収縮する感覚が一気に速まり、また彼女の唇から悦びまどろむ嬌声が迸る。>>409
「やふぁっ、ァ……っ、そ、こっ、乳首がいいっ、のぉ……」
たっぷりの乳肉をこね、円を描くように動かしながら指先をじわじわ近づけた。一拍置いた後コリコリにしこった乳頭にタッチして、摘まみ、指の腹で丁寧に扱いてやる。
そうすると尻穴の引き締めも強まって、深々突き入った肉棒に奔る愉悦の痺れも右肩上がりに増してゆく。
耳朶に届くスカサハの嬌声も、どんどん甘く、濡れた響きに変化していった。
「あっ、あっ、ああっ、きちゃいそぉ……っ、ンあふっ! あっあァァ……!」
乳首こね続ける指先に、じわりと温かな湿り気が絡みつく。それがスカサハの母乳だと気づいた途端。
「はくぅっ、ぅぁ、あぁぁぁ……~~~っ!」
たぷたぷと弾む乳房の、それぞれ二本の指で挟まれた乳輪から乳白色の液体が噴き漏らした。
こねくるたびに指に絡む、スカサハの母乳。まだまだ滴る程度で勢いも弱く思えたけれど―――甘い匂いを吸い込んで、ミルクなのだと脳が確信した途端。暴走気味の愛おしさが、堰を切って溢れ出す。
「ちゅっ!」
汁まみれの指を咥えて、ねぶり上げてみた。甘ったるくもなく、程よい味わいは舌を通じて、身に染みる。
「ぁ、ん……もう、良い手際だな……」
ぴゅ、ぴゅっと、母乳が染み出すたび。スカサハの全身が小刻みに揺れる。
「なんだか、すごく幸せだ……」
赤みの増した首筋から耳にキスを捧げ、甘噛みしながら至近距離で吐息を浴びせれば、また。
「ひゃ……ぁ、ああふぁっ!」
スカサハの声の艶と甲高さが跳ね上がる。
指に、手に、彼女自身の乳肌へと降り注ぐ母乳を絡め。舌で扱く代わりに指腹でこねくり回し、乳を搾る。出がよくなるようにと、乳輪を他の指でくすぐれば、感極まったスカサハの身体が痙攣しながら数度、縦に弾んだ。
「はぁ……っ、んっ! それ、いい……っくぅ! あっ、あふァ……あ―――っ!」>>410
乳を搾る都度高く、早くなっていく喘ぎのリズムに合わせて、尻穴が肉棒を絞め上げる。腹部を撫でていた右手を下方へ滑らせ、薄い茂みにくぐった先に手探りで見つけた汁まみれの突起。勃起したクリトリスをこねれば、されに一段。
「ひぁ……! あっ、あひあっ! んっ、んんっ、んあぁぁぁぁっ!」
結合部から、浅ましい音色が響いてくる。のぼせかけの頭に、鼻腔から吸い込んだ甘い香り―――ミルクの香りが染み入って、意識は陶酔の極致に達しつつあった。
浴室を侵食する、甘い香り。スカサハのミルクと体臭とが混ざった臭いに頭の芯まで蕩かされ、痺れる腰を休ませることなく回し続ける。
下腹部と同時に、伸ばした指先でクリトリスを撫で擦り。
「やぁはっ、あっあぁぁくぅ……ンッ!」
淫核を重点的に愛でられてた彼女が、うわごとのように何かを繰り返していた。
「んっ! ああ、ひぃんっ、い、いいぞぉっ……搾っ、てぇ! もっと、たくさんっ……擦ってっ、気持ちよく……してぇっ!」
立香はスカサハの乳頭に、思いきりかぶりついた。
「んッ……! ふあ……やぁ、ンッ……立香の口の中、熱くなって、いるぅ……」
ますますモジつく腰をフリフリ。また一際強く肉棒が締め上げられた。グチュグチュといやらしい音色が大きくなったのは、彼女がまた新たな快楽の証を腸内に滲ませた。
咥えた部分の感触を確かめるべく舌をレロレロ、口内で蠢かす。滲み出す母乳は、どこまでも甘い香りと優しい味がした。
「ん……ぢゅっ。れる、る……っ」
「ひっ、ぁあンッ! そ、そんなに吸ったら乳首っ、伸びちゃうぅぅ……っ」
ビリビリすると、彼女は言う。
切なさと悦楽の均等に入り混じる声にも魅入られて、また。乳首に舌裏を張りつかせ、唾液を塗り込めるように丹念にねぶり上げる。>>411
「ふぁはふぇふぁほっふぁひ、ほぃひぃ……」
スカサハのおっぱい、美味しい。加えたままくぐもった声で感想を告げると、桜色の乳首はさらに尖り立って、存在を主張する。
「あふ、っん、ンァアッ……あ、ああァー……っ!」
「……ッッ!」
爆発した快感が、白濁液の塊となって噴出し、狭く深い腸内を一気に満たしてゆく。
「んぁっ、あふぁ、あぁっ、ああああァァァ……―――ッ!」
漏らしながら注がれる。異なる快感を一身に浴びて、スカサハは舌を突き出し絶頂の海に呑まれて溺れるようだった。その、紅い瞳の目尻にうっすら嬉し涙が浮き上がる。
おとがい反らせた彼女の後頭部に鼻をうずめ、汗と、髪から香る臭いを嗅ぎ取りながら、腰の奥底より迫り出してきた白濁の生命を吐き連ねる。
蜜で満杯の膣肉が絡みつきながら締めてくれたおかげで、搾り出されるように止め処なく、射精が続く。
「ふぁ! あっ! あはぁぁ……ン……ンンンッ……!」
結合部から潮が噴き上がるのと同時に、絶頂に微睡みながら揉みこねた彼女の右乳房から母乳が勢いよく噴出した、
出す解放感と同時に、注がれる充足感を得るスカサハの感極まった表情。舌を出して絶頂に咽ぶ姿がたまらなく愛おしくて、幾度も、幾度も。ぶり返す絶頂の大波と、それに伴う喜悦の痺れに吞まれながら、白濁の生命を迸らせた。>>412
「湯船に浸かりながら……また、吸ってもいい?」
「ダメだと言っても、吸う……のだろう?」
スカサハがトロリ蕩けた紅いまなざしを向ける。
繋がったまま。お互いに身を寄せ、呼吸を整えながら、思う様甘余韻の時を楽しむ。時折スカサハの尻穴がヒクついて、不意の拍子に肉棒が屹立しそうにもなる。
じゃれ合い、くすくすと笑い合う。それからお互いの汗をシャワーで流し合う。洗髪をして湯船に浸かり、またそこでキスを交わした。もちろん、彼女の肢体を腕に抱いたままの体勢で。
「それにしても、今日はなんでまた奉仕したいだなんて言い出したんだ?」
膝の上で背中を預けていたスカサハが離れて狭い湯船の中で、向き合う。
「今日は医務室の整理をしていただろう」
「―――そんなに不景気な顔をしてたか?」
立香は苦虫を噛み潰したように、髪を掻きまわす。いつものおさまりの悪い立香の黒髪も、濡れて今は大人しい。
周囲からは「Dr.ロマン」と呼ばれていた、カルデアの医療部門のトップを務めた若者は、その死によって多くの人間に打撃を与えた。時間が経つにつれ、悲哀と衝撃は薄れつつあったが、損失感は深まるばかりで、彼を知っていた人は皆、心の中にありうべからざる空席を見出したような思いを抱いたのだ。
「あの部屋にもロマンの私物はあったからね。集めて彼の私室に置いただけで、整理ってほどのことはしてないよ」
彼が主であった医務室も、現在はシャルル・アンリ・サンソン、フローレンス・ナイチンゲール、パラケルススが主に使用しており、健康管理やメンタルケアなど医療部門からロマンの欠けた穴を埋めるために尽力してくれていた。
スカサハがその紅玉の瞳で、立香の蒼氷色(アイスブルー)の瞳を見つめて笑う。
「私の前で、そう取り繕う必要はない」
湯船の中で足を伸ばし、立香の下腹部を蹴るようにするスカサハ。蹴るだけに飽き足らず。
ぐい―――。ぐりぐり―――と。
踵でそのまま強く踏みにじる。私に誤魔化は無駄だと、言わんばかりに。>>405
ああああ改変した部分があったのに今更気づいたぁぁぁぁ!!!
「さきほど食した桃の色に似た窄まり」←これはベッドに移ってから果物を食べるシーンを書き加えたからですじゃ!>>413
「あの男の遺品を整理することは骸も残さず消えた彼奴の死を改めて認めるようで辛かったのだろう」
「―――僕たちはこれからもやっていかないといけないからね。立ち止まってられないよ」
ロマンの死後、カルデアの指揮や運営を一身に引き受けることになったレオナルドは、本来の技術局特別名誉顧問として技術部のトップとしての仕事だけでなく、残った機材の運営、シバのメンテナンス、カルデアの炉の制御、作戦方針にレイシフト運用などの仕事量も増大した。それをサポートするためにアルトリア・ペンドラゴンやダビデら何名かの英霊たちも協力してくれている。
政治的な構想力、行政処理能力、組織管理能力の三者に、極めて高い水準の力量を所有しているアルトリアは、カルデアの管理運営の補佐に就いても充分以上の働きをしていた。
優美に微笑むスカサハは、戦場での女丈夫としての笑みではなく、慈愛に満ちた笑みだった。
「脚を止めず、前を向いて歩き続けるのは良いことだ。だがら、今夜くらいは甘えさせてやる」
私の勇士殿、と立香に身体を預けるように身体を押し当て、耳元で囁く。立香は最初、困ったような顔をし、最終的に照れ臭そうに笑って、スカサハと手に手を取り合った。
「うん、よろしく」
間抜けな返し方だな、と立香は自嘲した。>>392
「えっと、その……片づけなくちゃな、これ……」
「えっ!? え、えぇ……てかそのシャツ脱ぎなさいよ、薬品やら絵の具やらで凄いことになってたわよ」
「え、うわっ本当だ。 また頼光さんに怒られるかな……」
なんだかお互い気まずくなり、なんだかぎこちない会話が続いていく。
ぐだ男が窓の近くにシャツをかけている間、ジャンヌオルタは床に散らばった物を集めていくことにして瓶や缶などを元の箱に戻していっていた。
自分の心臓が脈打つ音がいまだに胸の中で響いており、ジャンヌはぐだ男の先ほどの赤くなった顔を見るたびに自分の顔が赤くなるのを止めらない。
「有り得ない……有り得ない。 しっかりしなさないよ、よりよってもアイツよ? 選ぶたってもっとましな男が……アイツもアイツよ、ここまで一緒にいたんだから私がロクな女じゃないって分かっているでしょうに……」
ガラスの瓶を拾いながら、ブツブツと有り得ないと繰り返し呟くオルタだがぐだ男の言葉を思い出すたびに口元がにやけるのを止められていない。
「……? これって」
その時ジャンヌオルタがある一つのガラス瓶を見つけ出す。 それは先ほどジャンヌが脚立から落ちる原因となった瓶であり、その蓋は取れており液体がそこらじゅうに飛び散ってしまっていた。
「ったく、めんどくさいわね……何か拭く物は……っ!?」
散らばった備品の中に混じっていた雑巾を手に取り、液体をふき取ろうとした瞬間またジャンヌオルタの視界が歪み思わずそのまま倒れ込みそうになってしまう。
「なっ……これっ……!?」
甘い匂いがジャンヌを包み、体が一気に熱を持ち始める。 心臓が脈動を早め、体の芯が燃える様な感覚に吐息が荒くなっていく。
「(からだっ……体が熱っ……!)」
「ジャンヌ? 大丈夫?」
「……っ!?」学園パロの人、今日は確かR-18突入とのことでしたが、筆が乗りそうな感じですかね?
11:30頃投下しようと思っているのですが、重なりそうならずらすので、教えてください皆さん感想ありがとうございます。
>>406
なにも正面突破をする必要はないのですよ……裏口から侵入すればいいのデス。
でも、聖女にアナルセックスはお似合いすぎてて我正直困惑。
思った以上にアタランテがノリノリで罵倒しました。
>>407
魔獣アタランテによる両穴とイマラチオ。書くのが楽しみですぞ。
言葉遣いはSではあるものの気遣いとか混ぜ込んで堕としていくスタンスのアタランテ。子供産ませるだけなら気にしないんですが、自分と一緒に育ててもらわないといけないので大切にしています(ホントダヨ)。横取りとか絶対に許さないでしょうし、しようという者が現れれば牙を剥くでしょう。
>>420
天魔失墜……堕ちろ! 堕ちたな(確信)
ジーク君の取り扱いには注意するとアタランテは決めていますが、どうなることやら。>>418
そんなジャンヌを見て心配したのか、ぐだ男の不安げな声で声をかけてくる。
ジャンヌの方も何ともないと言おうとして振り返るが、ぐだ男の姿を見て固まってしまう。
「ジャンヌ? 顔が真っ赤なんだけど、本当に大丈夫?」
今のぐだ男の上半身はタンクトップ一枚であった。 それだけならば別にジャンヌとしてもなんともないことであったのだが、日々ジャンヌオルタが見ているぐだ男と比べて目の前のそれは目を見張るほどに違った。
均等に正しく鍛えられた肉体が、タンクトップの内側から自己主張しており、ぴっちりとしたタンクトップの質感から彼の割れた腹筋が薄く浮き出ている。 ボディビルダーと言うよりは水泳選手を思わせる細くも質量たっぷりの筋肉は腕にも現れており、虫一匹も潰せないようなのほほんとした顔とのギャップがほんのりと浮き出ている汗が加わって異様な艶やかさを出している。
「……ごくっ」
そんな光景に思わずジャンヌは盛りのついた男子でもないのにと思いながら生唾を飲んでしまう。 頭の先まで熱が上がってきて、息がさらに荒くなる。
「これはちょっと、危ないかな……ごめん、ちょっとデコ出してみて」
「ひゃぁあ!? ちょっなにするつもっ……いぃいい!?」
そんなジャンヌの心を知る術もないぐだ男は、彼女が風邪でも引いたのかと熱があるか確かめはじめる。
が、その熱を測る方法がデコとデコをくっ付けるという、いつも彼の寮母が彼にしていることを真似したらしく、えらく前時代的な方法だったので余計にジャンヌが顔に熱を持ち始めてしまう。
「ちょ、ちょっと! 顔が、顔が近いぃ!」
「良いから暴れないで……うーんやっぱり熱がある……」
ほんの目の前に彼の目が、鼻が、口が迫り、男らしいが決して不快ではない匂いが甘い匂いと混じってジャンヌの鼻孔を擽り体の奥が跳ねる様に反応してしまう。
「保健室……ナイチンゲール先生まだいるかな。 とにかく保健室に行こう」
「はぁ、はぁ……此処の掃除はどうすんのよ」
「後でやるよ。 今はジャンヌの方が心配」
「また、そんな……」>>422
「ご主人!かわいい可愛いタマモキャットが遊びに来たワン!部屋を開けてたもれ!」
「はいはい、どうぞ」
ゴムまりのように勢いよく飛び込んできてぐだ子のお腹に「にゃーん!」と頭をグリグリしてくるメイド服姿のバーサーカー。特に理由もなくある日突然ポンと飛び出てやってきた可愛い従者。…バーサーカー?これが?と、最初に見た時には色んな意味で驚いたが、今ではすっかり慣れた。猫なのかどうかはさておき、甲斐甲斐しくこまめに掃除などの家事をこなすだけでなく、フラフラになってしまっているぐだ子の着替えに体拭き、私服の洗濯、料理まで買って出て、すっかり彼女専属のお世話係状態になっている。正直、自分ではそこまで彼女にされるほどのことをしてあげていないので面食らったものの、毎日ブラッシングしたあとしばしの間「モフる」だけで、これ以上ない至福の表情を見せてくれるので、ついついこちらも和んで部屋に上げては可愛がる毎日だ。流石にある日突然、「レベルが上がったのだな!お礼として受け取るがよいぞご主人!」と裸エプロンで飛び込んできた日は、思わず令呪を切ってまでメイド服を着せてしまったが、その辺りの理性の蒸発さ加減が、バーサーカーなのやもしれぬ。メイド姿のキャットはとても似合っていると思う。最初のミニ浴衣のような、和服っぽい何かもそれはそれでよいのだが、なにせ豊満なので、かがんで作業するたびに「このまままろびでてしまうんじゃないか?!」と、同じ女性同士ながらいつもハラハラしてしまったからだ。その点、メイド服はその心配はいらない。まあしっぽを犬のようにブンブン振るときにはきっと後ろから見たらお尻が大変なことになっているとは思うが、少なくとも自分からは死角だ。>>424
「そうこうしているうちに掃除も終わってしまったのだな。あいやー、これはもはやブラッシングの時間と見た!キャットは良妻ゆえ、いい子でいつまでも待つ所存だが、出来れば今すぐにお願いしたいんだワン!」
「はいはい」
ベッドに腰かけたぐだ子の膝に、キャットが膝枕の要領で頭を預けてくる。キャットのツヤツヤした頭髪をやさしくブラッシングすると、「わおーん…」と小さな声をあげて、本当に幸せそうな顔でニコニコと笑う。キャットの亜麻色の髪は、ふわふわと柔らかく、まるで日向のような暖かい色。思わず顔をうずめて息を吸うと、本当に少し香ばしいようないいにおいがする。キャッキャとキャットが小さい子供のようにはしゃぐ。
「いい匂いだろうご主人!キャットはお日様の猫なんだワン!このまま首輪をつけてお散歩もよいと思ったが、最高のお昼寝日和だということに今気が付いたのだな!」
「そうだね」
ぐだ子もついうれしくなって、2人でクスクス笑いながら一緒に横になる。向かい合って横になると、キャットが軽く恋人つなぎで指を絡めてくる。大きくてふさふさしたしっぽがぐだ子のほっぺたをくすぐると、こそばゆさにフフフ、やめて、と笑うが、いたずらな顔をしたキャットは一層くすぐってくる。このー、とシッポに抱き着くと、フワフワしてとてもいい香り。彼女の高めの体温と合わせ、まるであたたかな太陽の日差しに包まれているようだ。
「すでに半分夢見心地のようだな、ご主人。寝不足か?お肌によろしくないぞ。」
「うん、まあ、ちょっとね。」
「まだあの吸血鬼とよろしくやっているのか、ご主人」
「・・・うん、まあ、ね。」
あーいしーたー、おーとこーはー、バーンパイーアー、と気の抜けた変な歌を歌いだしたキャットはひとまず見ないふりをしながら、ぐだ子は少しドキドキする鼓動を落ち着かせていた。>>425
「バイタルを24時間モニタリングされる」ということがどういうことなのか、あの後すぐローマに遠征になったため、半分記憶の彼方だったものの、帰還した後は理解するのにそう時間はかからなかった。「ぐだ子ちゃんってたまに寝る前にトレーニングしてるみたいけど、部屋じゃなくてトレーニングルームを使えば?」と何気なくダヴィンチちゃんに言われた時には思わず冷や汗をかいた。以来、だいたい情事にはバスルームを使っている。ヴラド公は相変わらず夜になると、気まぐれに現れ、そのたびに「いつもいつも立ったままとは何事ぞ、犬か何かでもあるまいに。」とややご立腹のようだが、流石にご勘弁願いたい。年頃の女性として、プライバシーくらい守りたい。
「仲良くしているのか、ご主人。」
「うん、仲良くしているよ。ちょっとずつお互いに分かり合えてきた気がする。」
そう、少しずつ、彼のことを色々知ってきている。尊大でプライドが高いけど意外と繊細。見た目通りというかロマンチスト。鏡は姿がうつらないから嫌い。自分は冷たいくせに温かいものが好き。汚い言葉遣いや下品な言動は嫌い。こっちが積極的にご奉仕すると色々嫌がるようなことを言うが、結構喜んでいる。かなりの潔癖症。吸血鬼である自分も誇りに思っているけど、自分が吸血鬼であると思い出させることは嫌い。他の吸血鬼も嫌い。
・・・多分、私のことは、好き。
「彼のことを話すときはとてもうれしそうなのだな。ご主人。」
「そう?そう…かな。他の人には言えないから。キャットだけだよ。他の皆には秘密だからね。」
「あいや心得た。」
裏表なく素直に献身を捧げてくれる上に恐ろしいほどに察しがいいキャットには、少しだけ秘密を共有していた。もちろん細かく報告したりしているわけではないが、それでも全力で彼女の全てを肯定してくれる存在は嬉しかった。
「はっきりとはわからないけど、多分、ヴラド公はあまりカルデアでは歓迎されていないと思うの。だから私くらいは、理解者でありたいし…」
「ご主人、ご主人を泣かすつもりはないが、だがキャットは言わねばならぬ。本当にご主人ときゃつはわかりあっているとは限らないぞ。」
「え?」
思わずぐだ子は困惑した。キャットに否定されたのなんて初めてだ。>>427
「ご主人。人間と化生は分かり合えぬ、ともには歩めぬものなのだ。キャットとはしょせん別人の話として聞くがよい。
昔、あるところにクソ根性の悪い化け狐がいた。でも性悪おピンク狐なりに、彼女はめいっぱいに一人の男を愛した。だが、ダメだったのだ。奴は正体を暴かれ、都を追われた。泣きながら、なぜ、どうしてとハラハラ涙をこぼして那須野まで逃げて、とうとうそこで本性を現して大暴れした。沢山の人間が殺され、狐も殺生石に封じられた。それを聞いて可哀想、なにもしていないのにと憤る人もいるだろう。泣きながら荒野を一人落ち延びて行ったあやつの最期を直接聞けば、お優しい帝はきっと心を痛めてくれたことだろう。だが、違うのだ、ご主人。『まだ』何もしていなかっただけとも言えるからだ。
人間はプッツンしたからって一山いくらみたいなノリで人を殺したりしないのだな。勢い余って相手を殺してしまっても、それは殺される側にそれに値する理由があるか、もしくはそのあと冷静になって落ち込むか、それが普通。自分が愛した、そしてなろうとした人間とはそういう生き物だった。でも彼女はあの時は最後までそうなれなかった。むしろ、自分にとってごみくずにしか思えぬ奴ら相手にも力なき女としてふるまうことには心底では辟易していたし、一度矜持が崩れてしまえば逆ギレのごとくこれ幸いと流れる血に酔いしれ、すすんで手を染めていた。だから封印されたのだ。
今はまた何を気まぐれを起こしたのか、更に力を手放してまで人間になろうと、こうしてキャットを含めて自分のシッポを切り離す始末。化生が人間に歩み寄るとはこれほどにも辛い茨の道なのだな。」>>428
じっとまっすぐに見つめてくるキャット。
「ご主人、本当は心当たりはあるのであろう?自分でもわかっているだろう?あやつは人間でもなければ人間になろうなんぞこれっぽっちも思っていないぞ。正直ご主人の手におえる男ではないのだな。」
心当たりは、ある。たまに彼の目には狂気が宿る。碧眼がギラギラと金色に変わり、瞳孔は小さく、そんなときはまるで舌なめずりをする野生の狼の前に引きずり出されたような気分になる。不自然に息が荒く、異常に拳を握りしめているときもある。自分の本能が全力で逃げろと悲鳴を上げる。でも、そんなときでも一度も彼女は逃げたりしたことはなかった。怯えすぎて動けないのではない。端的に言って、そんな恐ろしい彼は、誰より美しく、そんな彼をこそ、愛していた。
不器用ながらも正直にそのことをぽつぽつと語るぐだ子。キャットはそれを悲しげな顔で見ていた。
「ご主人、ご主人はとんでもないものに魅入られて、そして見つかってしまったのだな。世間ではこれをツーヒットセオリーという。すなわちご主人に素養がなければこんなことにはならなかったし、ご主人が出会わなければこんなことにはならなかった。」
「ごめん、キャット。何を言ってるのか、よくわからない。」
「ご主人、ちょっと失礼。」
「ちょっと、何するのキャット…!」
突然のことで思わず身動きできなかった。キャットに急に抱きしめられ、ディープキスで口を塞がれた。思わず押しのける。
「いくら犬猫が飼い主の口を舐めるからって、ちょっとあなた女の子なのに…ぁっ…」
キャットに脇腹をまさぐられ、思わず変な声を出してしまった。カルデアの魔術礼装と違って、今着ている気楽な部屋着は薄く柔らかい。不覚にも感じてしまって変な声をあげてしまったではないか。叱ろうと思ってキャットを顔を見た瞬間、何も言えなくなった。今にも泣きそうな顔で見つめるキャット。
「すっかり開発されてしまったのだな、ご主人…。最初にキャットと会った時のご主人は、多分今ので笑い転げてたぞ。どれほど貪られているのだ。」
「え…」>>429
「キャットは何でも知っているぞ、ご主人。キャットはずっとご主人の横で、ご主人だけを見てきたのだな。だからなんでも知っている。というか、そもそもあれほどキスマークだらけなら誰でも見ればわかる。だからご主人が前後不覚になるほどに血を吸われていた時に、誰にも渡さずにキャットが着替えをさせ、体拭きをしていたのだぞ。ローマに行った時だって、たまに奴が夜になって盛り出しても誰も気が付かなかったのはキャットの内助の功があってのことだぞ。それをそうと知らせずに務めるのがキャットのいいところ。ご主人の幸せがキャットの幸せ。仮にご主人の心がキャットの元になくても、それでもご主人が笑ってくれるならキャットはいくらでも尽くして見せる。でも、ご主人は変わってしまった。ご主人はこのままでは破滅してしまう。世の中に開けてはいけない箱というのがあるのだぞ、ご主人。」
「待って、もしかしてみんな知ってるの…?」
「薄々感づいている奴はちらほら。だが確証は持っていない。あやつも用心深いし、キャットも全力でカバーしている。ダヴィンチちゃんは相当見抜かれていると思われ。ロマニについては完全にわかっていないな。まああやつはそもそも問題外なのだな。底抜けに人だけはいい上に、あそこまでまともに食事も睡眠も取らなければ、仮に千里眼を持っていても節穴になるというもの。」
当たり前のように答えた後、キャットがもう一度ぐだ子に迫る。
「ご主人、可愛いキャットのためだと思って聞いてくれはしないだろうか。どうか、あの男ではなくキャットを愛してくれないだろうか。キャットはご主人のためなら何でもする。呪術でご主人に生やすことも自分に生やすこともやぶさかではない。あるいは誰か殿方を呼んできて歓待してもよかろう。だがあやつだけは、ダメだ、ご主人。自分ではわかっていないだろうが、ご主人は変わってしまった。美しくはなったが、これは良くない美しさだ。」>>430
ぐだ子は答えられずにいたが、実力行使と言わんばかりにキャットが再度ぐだ子に抱き着く。今度はマウントポジションを取り、押し倒しながら、涙をボロボロ流してじっと見つめられる。
「絶対、絶対キャットはご主人を幸せにして見せるぞ。ご主人が望むなら、いくらでも気持ちよくしてあげる。富がお望みとなら何をしてでも金銀財宝積み上げようとも。約束しよう。」
「ちが、そういうのじゃ…」
キャットの口がぐだ子にその先を言わせない。フカフカした胸がぐだ子に当たる。熱く官能的にキスしてくるキャット。無意識にキャットを蹴りあげ、突き飛ばし、ベッドから転がり落ちる。
突き飛ばされ、横座りになったキャットはただ黙ったまま、はらはらと涙をこぼしていた。
「こういうことを言うのはずるいと思っていた、本当はご主人にキャットは選ばれたかったのだな…。だが言おう。ご主人、このカルデア、何かおかしいとは思わないか。オルレアンからついてきた、あの蛇っ子が全然姿を見せないのは、どういうことか、考えたことはないか。ローマからやってきたはずの、あの世話焼きの女王様はどこに行ってしまったのか、気が付かなかったのか。」
「あ、そういえば…。」
清姫とブーディカはオルレアンとローマからそれぞれついてきてくれたサーヴァントだ。清姫の方は、正直オルレアン帰還後に、「大変な」ことになっていたためあまり気は回らなかったし、「安珍様」と一方的に情熱的に慕われるのにも薄ら恐ろしさがあって、会わないことを幸運に思っていたフシもある。だが、ブーディカは?あの料理上手で気さくな人と柄に、ぐだ子もまるで親戚のように慕っていたのだが…。
「粛清されたのだよ、ご主人。まるで史実のヴラド三世そのものだ。知らないのはご主人だけなのだな。」>>431
涙を落としながら静かにキャットは告げる。
「あの男は、もはや何が何だか訳が分からぬ。キャット以上に意味不明なのだな。世界で一番有名な吸血鬼でもあり、ワラキア公国のヴラド三世でもあるが、そのどちらでもない。どちらの記憶もどちらの性質も持つが、ゆえに矛盾も抱え、結果としてあれはもはやバグの塊のような存在。ステータスに知名度補正がかかるのがまた質が悪い。ご主人に手を出そうとする輩、ご主人と自分を阻もうとする輩は、みな粛清。そしてヴァンパイアとしてご主人を毒牙にかけたくてうずうずしているバケモノ。それがご主人の愛する男の正体だぞ。」
それでも愛するのか、選ぶのか、その男を。キャットは黙って問う。ぐだ子は静かに目を閉じ、答えを出した。
「・・・ごめんね」
深いため息、そして静かなすすり泣き。座って両手で顔を覆ったまま、キャットはしばらく動かず、そんなキャットに背を向けたまま、ぐだ子もしばらく動けなかった。
やがて、静かにキャットはベッドから降り、ぐだ子に告げた。
「それでも、それでもキャットは、ご主人を愛しているぞ。いつかこの身が引き裂かれようと、いつかご主人が十界の奈落に堕とされ涙と血にまみれて彷徨おうとも、キャットはどこまでもお供するぞ。だから、だからたまに思い出して欲しい。ご主人は一人ではないということを。そして覚悟するがいい、清姫についてはカルデアは把握しているものの、どっちもどっちということで見逃されているが、ブーディカの件についてはまだ知られていない。いずれ明るみに出れば、あやつがいくら強大な戦力になろうとも、アンサモンされることは自明だワン。ただでさえ最終通牒が出されているのだから、これで特に咎のない味方を喰らう危険なサーヴァントと知れれば」
「ちょっと待って、最終通牒って何?彼が何をしたっていうのよ?!」
「落ち着けご主人、少し考えれば、いや考えずとも、本来は自明の理だ。それがわからぬご主人も、呑まれていると思った方がいい。でも、それでも、キャットはずっとご主人の味方だワン。令呪で呼ばれればいつでもはせ参じよう。だから、キャットのためにも、どうか、どうかご自愛を。」
扉を静かに締め、キャットが出て行ったあと、静かに静かに、ぐだ子は声を押し殺して泣いた。
今宵此処まで。また明日の夜に…
>>426
どうもありがとうございます、お先です>>397
マルタの奉仕、いいなあ実にいい。本番も楽しみにしてますよ!>>435
どうもありがとうございます。自分の中ではこれで物語も折り返し。狂気と破滅が色濃くなると思われますが、今しばらくお付き合いいただければ幸いです。
公は最初の星5、キャットは最初の星4で、どちらも自分が愛しているキャラなので、おほめ頂けて光栄です。
きよひーとブーディカさんのファンの人…本当にごめんなさい…でも、史実で娘2人が凌辱された挙句に安否不明とかいう最悪の体験をしてるブーディカさんが、ぐだこ本人が合意していようがいまいが、こんな明らかにバッドエンドしか見えない愛に呑まれていたら、絶対に黙っちゃいないと思ったので…詳しく書いてしまうとただのリョナものになってしまうという…>>443
擬音で表すならぐちゃぐちゃのドロドロ
これで感じてないというのは無理がある
私は指をマシュの蜜壺の中へと進めていく
「んんん…!あっ…!」
先程の絶頂の余韻と、今まで責められていなかった部分の刺激によって漏れる声を抑えきれないマシュ
ある程度指を進めた所で、それに辿り着く
「これが…」
マシュの初めての証
私も自分で自分のを確かめた事があるから間違いない
激しい運動によって破れてしまう事もあるというが、マシュのそれは無事であったようだ
「ねえ…マシュ?」
「はい…?何でしょう」
「このままマシュの初めての証、破っちゃおうか?」
それを聞いたマシュは…
「は…はい…せんぱ…立花が望むなら…」
「……じゃあ、しない」
私はマシュの秘所から指を抜く
「え…なんで…」>>423
ぐだ邪ンラブコメ本当好き・・・まだエロまで辿り着いてないのに心が満たされていくのを感じまする・・・>>447
生殺しだ……続きが気になる……
エロかったです!
リツとまだキスもしてないと知って立花が笑みを見せるところと、マシュから求めてくるところが好きです>>416
このスカサハは本当にリツカが好きなのだとわかる言葉の数々、可愛らしく喘いでますなぁ。
母乳はこちらでも採用したい、する、するべきか。
>>438
激しくも優しさはあるので傷つけたりしない(きっと)のがこのアタランテ。
んむ、ハマってしまうことを除けば幸せなのかも知れない。
>>434
聖女は言いました――〝主よ、この身を委ねます〟。
誰に何に委ねるのか。
なにもできない神にか。
己を焼き焦がす焔にか。
狩人が聖女の記憶を夢見たように、聖女も狩人の根源を夢見る。
産まれてすぐ山に捨てられた赤子。見捨てていった父を、もういない母を求めて泣きじゃくる幼子。
アタランテという少女の存在理由の構築。
〝……次こそはどうか愛されてくれ〟
獣に貪り喰われた赤子たちの骸を一人一人弔う彼女。
その心細い後ろ姿を、ジャンヌ・ダルクは見ることになる。
竹箒日記みたいに書こうとしたらとんでもなく痛い文章になったぞオイィ。続きは書き進めてる。一応、今月中には完結まで書き切りたいと思っている。ーー以上。
>>447ああ、この歪な感じイイ…!
>>451
楽しみにしてますこんばんは、織田姉弟放り込んだ >12です。
前回の投稿では皆様コメントありがとうございました!
その直後から来れなくなってたうちにスレが加速しててニヤニヤしっぱなしであります
……ということで、またもや織田姉弟放り込んでいきます。
今度は初夜ネタ。もうノッブもカッツもお互いが初体験でいいんじゃないかな!という話です。
例によって前座が長い+連投かなり続く(多分20レス以上続く)のでご注意ください。
自分は書き終えてから投稿する派なのでまとめちゃってるんですが、
もしかしたら続きすぎるときは投稿感覚あけたほうがいいのかもしれない。
などと思いつつ、いきまーす「姉上の、婿探し……ですか?」
「何を驚いておる。武家に生まれし女子として、至極当然のことであろう?」
「その通りではございますが、しかし」
「殿が跡取りにと考えているようじゃが、まこと愚かしい。あのようなうつけ者に当主が務まる訳もなし。しかし、子を宿すには向いておるであろう。猛き将を生むとなれば、他家への面目も立つ」
「……母上は、姉上を退けるおつもりですか」
「退けるも何も。母ははじめから、信勝を当主と定めております」
「……左様ですか」
「何ら不可解なことはありますまい。今までが過ちだったのです。織田家に生まれし姫として、しかるべき役割を果たさせるときが来たのですよ」
母は笑う。その言葉にも面持ちにも、一切の迷いがない。ただただ本当に、それが最善手であると信じ、僕への吉報として伝えに来たのが見て取れた。
「無論、嫁ぎ先はじっくりと吟味いたしましょう。あのような粗忽者でも織田家の血を引くもの。繋ぐ縁は選ばねばなりません」
「母上のお言葉からしますと、既に目星をつけていらっしゃるように思われますが」
「ええ、もちろん。そう時間はかけませぬ。よいですか信勝、その日に向けて家中の取りまとめを怠らぬように。当主としての威厳を示すべき日が迫っているのですから」
「……精進いたします」>>455
母上との会話は、いつもこうだ。母上が一方的に話を進め、僕はただ頷くのみ。腹の内で母上と同じ意見を持ったことなど一度もないが、表向きに逆らったこともない。母上からすれば、ひたすら楯突いてくる姉上よりも僕の方がはるかに御しやすく、そして愛しいのだろう。その愛しさは都合の良さと限りなく近いと分かっているが、あえて指摘することもなくやり過ごし続けてきた。
母上は僕の答えに満足げに頷き、静かに部屋を去る。
耳を澄まし、その足音が一切聞こえなくなるのを待つ。
待ってから――
「……ッ……!」
両のこぶしを、目いっぱい膝にたたきつける。本当は床を壊れるほどに叩きたいが、そんなことをすればすぐに家臣が飛んでくる。怒りのやり場を自らの身体にぶつけながら、沈みそうなほどに奥歯をかみ締める。
「姉上を、嫁がせる、だって……?」
あの姉上を。戦術の才に恵まれ戦国の世を駆け抜ける気概に満ちた、あの聡明にして勇猛な姉上を、当主の候補から、表舞台から引き摺り下ろす、だって……?
「何を、愚かな……そのようなこと、あっていいはずがない……!」
確かに、武家に生まれし女子……姫君は他家に嫁ぐことがその役割だ。血の交わりと子をもって家と家、国と国のかすがいとなることは、この群雄割拠の世の中において必定。それは僕も良く分かっている。普通の姫君であればそれでよいのだ。
だが、姉上は違う――あまりに違う。
共に育ち、野山を駆け、共に教育を受ける中で、姉上の才に驚嘆しなかったことなど一度もない。剣の腕はもちろん、書物の理解から人心の掌握術、戦術論の展開にいたるまで、姉上は常に僕の三歩先をいっていた。あまりに先を見据えすぎていて、その発言が家臣に理解されないことも多々あったが――後から振り返れば、たいていの場合、姉上の洞察が最も正しかった。>>456
父上が姉上の才能に惚れこんだのも自然なこと。才覚の面から見れば、誰が当主にふさわしいかなど一目瞭然だったのだ。
しかし、姉上の気質の激しさと、何よりも女子であるという事実が、多くの者の目を曇らせてしまっていた。気質の激しさは対立を生む。姉上のまっとうな意見は齢を重ねた家臣たちからは若造の戯言に見えることもあっただろう。人間誰しも、自分に逆らうものは面白くない。長く仕えてきた家臣であるほど、その反発は大きかった。
そして、彼らはいつしか『逆らわない』僕に才の幻想を見出すようになっていた。
姉上に馴染めぬ烏合の衆、それが僕を支持する者たちの正体。彼らの見る目のなさにはあきれ果てるばかりだが、かといって不満をぶつける相手もいなければ、やがては火種となる。僕はただ、彼らが火種にならぬように抑える砂のようなものだ。
そう考えていたからこそ――母上の振る舞いの愚かさが、信じがたかった。僕は当主になる器ではなく、姉上が当主になるための緩衝材なのだ。これでは本末転倒ではないか。
それでもいまさら母上に意見できないあたりが、僕の僕たるゆえんではあるが――このままでは、姉上の未来が潰えてしまいかねない。
母上の目的は明確だ。姉上を『当主候補そのもの』から引き摺り下ろしてしまうこと。嫁がせ、織田家から出してしまえば万に一つも当主の未来はない。僕に言わせれば姉上ほどの方が他家に嫁げばその家が栄え織田が飲まれることすらありえるのだが、母上にはそんな予想は微塵も浮かばないのだろう。
姉上の幸せも、織田の未来も考えていない、ただただ僕に当主を継がせんがための愚かな施策。母の愛といえばそれまでだが、明らかに天秤にかけるべきものを誤っている。
ならば――ならば、僕はどうすればよいのだろう?>>457
姉上に党首の座を譲ると宣言する? 否、それで母上や家臣が収まるとは思えない。
縁談を阻止する? 一体どうやって?
姉上と僕の差を見せつける? それで納得するならこのような事態になっていない。
父上に姉上に家督を継がせる宣言をしていただく……否、今でも公言しているようなものだし、織田家の現状を鑑みるに、父上はまだ当主を去るときではない。
一体、何をどうすれば、姉上を守れる? 姉上が進むべき道を拓くことができる?
答えの出ぬ問い。
「……くそっ……」
愚かな僕には、妙案の一つも出ぬ己の無力を呪いつつ、姉上の平穏を祈ることしかできなかった。
――今にして思えば。
なぜあの時、『姉上がどうしたいか』を尋ねなかったのだろう。
本人の意志を聞くのが一番であったのに。
――今なら分かる。
僕はただ、自覚したくなかっただけなのだと。
――今なら、分かる。
僕はただ、まだ見ぬ姉上を娶る男に、嫉妬したのだと。>>458
「……信勝」
晩。眠れぬ自分をもてあましていた刻に、声は訪れた。
「……信勝、信勝。起きておるか」
「……姉上?」
「そうじゃ。襖を開けてたもれ」
「……はい」
ゆるりと起き上がり、襖を開く。視界に入るは妖艶なる満月の輝き、深き藍色の夜、光にうっすらと象られた姉上の姿。
「少し、良いか?」
囁くかのように小さな声に、こくりと頷く。音を立てぬよう気を配りつつ、姉上が部屋へと入ってくる。冷えるのだろうか、姉上は着物を羽織り、手前側をぎゅっと手で握って閉じていた。
僕のそばへ寄ると、姉上は静かに座る。息遣いが聞こえそうなほど近い位置。月の明るい夜とはいえ、やはり距離は掴みづらかった。
一息、二息。沈黙を挟み、姉上から問いかけられる。
「母上から、何か聞いておらぬか」
びくり、と心臓が跳ねる。肩は動かなかっただろうか、そんな些細なことを気にかける。
「……姉上の婿探しが始まったと、伺っております」
「ははは。さすがは母上、真っ先に信勝に伝えたか」
「姉上は、いつから聞いていたのですか?」
「儂も今日じゃ。寝耳に水であったわ」
「今日の話では、もはや嫁ぐ先の目星さえもつけられているかのようでしたが」
「うむ。いきなり候補を挙げられてな、その中から選べときたものだ。本来ならば選ぶ権利すらないものを、わざわざ譲歩してやったとでも言わんばかりの態度じゃった」>>459
「……それで、何と?」
「当然、全部突っぱねてやったわ。儂は織田家興隆のためにここにおる、他家に嫁ぐなどもってのほかとな」
「仰るとおりです。僕も、母上の提案にはただ呆然とするばかりで」
「うむ」
話しながらも、ほんのりと漂う姉上の香りと近しい熱の気配にくらりとする。幼い頃はよくこうして互いの寝所を尋ねたものだが、最近はそんなこともなくなっていた。織田家の中で姉上派と僕派が分かれつつある現状、二人が仲良く接する姿を見せることが難しくなりつつあったのだ。お互いに正装をまとい、腹を探り合うかのように振舞わねばならない日々はひたすらに息苦しい。しかし、元服を終え幼名を離れた今、立場に合わせた生き様を見せなければならないのもまた、事実。
だからこそ、久々の姉上の来訪が嬉しく、肩肘張らぬこの語らいが愛しく感じた。口にのぼる話題こそ不服だが、それでも姉上とこうして膝をつき合わせて語れることに喜びがあった。
「このようなことを申してよいのか分かりまぬが……母上の提案は少々愚かであると感じています。姉上が織田家から去るなど、織田家の最大の財を失うも同然ではありませんか」
「母上は意地でもお主に家督を継がせたいようじゃからの。一刻も早く、円満に儂を排除したいんじゃろう。嫁ぐとなれば家臣どもも納得せざるを得ぬからな」
「姑息な手段です」
「ほう? 信勝はそう思うか」
「姉上はそうは思わぬのですか」
「儂は舌を巻いたでな。その手があったか、と。言われるまで自分がおなごであることさえ忘れておったわ」>>460
「父上は姉上に当主を継がせたいご様子。いくら母上の差し金とはいえ、そう簡単に決まるものとは」
「ああ、すぐには決まらんじゃろうな。しかし『その手』を残しておくことは禍根にもなりかねん。儂がおなごであることは事実であるゆえな」
「しかし、姉上」
「そこでじゃな、信勝。お主に頼みたいことがある」
「……? 何でしょうか?」
「……」
姉上が言葉を切る。姉上らしからぬ、ためらいの沈黙が場に漂う。
月明かりの元、普段は爛々と意志を宿す瞳が伏せられているのが目に入る。吸い込まれそうなほど美しい頬、光にわずか透ける御髪、どこか儚ささえも感じさせる姿。
さらにしばしの間をおき――姉上はゆっくりと瞳を開け、静かに立ち上がる。
「信勝」
「はい、姉上」
「――儂の操を、もろうてくれぬか」
「――――……は……?」
言われた意味が分からず、思わず間の抜けた声を出してしまう。
「聞き違いではないぞ」
姉上はそう言うなり、羽織を掴んでいた手を離す。
すぅるりと、肌をすべるように布が降り――
「な――」
そこには。文字通り、一糸まとわぬ姉上がいた。>>461
滑らかな曲線を描く身体。月明かりを背にし、影と光で縁取られたそれは、紛れもなく『女』のもの。最後に見た記憶などもはや比較にもならぬほどに、成長し、磨き上げられた身体。
「姉上、いったい、何、を」
「放っておけば、母上はいずれ儂に見合う男とやらを見つけ出してくるやもしれぬ。そうなってから抗ったのでは遅い。うつけ者であろうと女になれば同じ、口には出さずとも、母上がそう思っていることは明白じゃ」
「……」
「ならばこちらから先手を打つ。母上が選んだ男になど捧げてなるものか。うつけ者はうつけ者らしく、母上の策に根本から逆らうまでよ」
「し、しかし姉上」
「安心せい、口外はせぬ。そんなことをしなくとも、儂が生娘でなくなれば母上は即座に気付くじゃろう。操すら守れぬうつけ者となれば、さすがに母上も考え直すじゃろうて」
「……そんなことの、ために」
そんなことのために、操を捨てるというのか。
否――僕に、捧げるというのか。
姉上。
あなたは、『母上に逆らうために』、僕を利用するというのか――
「そんなことと言うが、策は常に先を見据えて行うものじゃ。母上の執念を甘く見てはならん。芽のうちに摘んでしまうのが得策じゃ」
「……しかし、しかし姉上」>>462
頭が回らない。姉上がどれほどの覚悟を持ってここを訪れたか、どんな思いで話しているのか、わかりたくない。
何より――自分が今、何を考えているかを、わかりたく、ない。
「お主も年頃じゃ、信勝。思う姫君の一人や二人おるかもしれぬ。その者たちの方がよいであろうことも分かっておる。それでも、このようなこと、お主にしか頼めぬのじゃ」
「と、当然です。他の者、ましてや家臣になど、させてなるものですか」
「ただの火種にしかならぬからな。使われないためなのに使われてしまうのも心外じゃ」
姉上が、寂しげに微笑む。常に自信満々、己の信ずるものに迷いなどないと示してきた姉上が、らしからぬ不安を見せる。
「……すまぬ、信勝」
不安だというのに、それでも姉上は譲る気がない。
今ここで、何としてでも捨ててしまいたいのだという強い意志がある。
確かに、姉上の策からして適任なのは僕だろう。否、こんなことができるのは僕以外にありえない。>>463
――ありえないから、選ばれただけで。
姉上が、僕を選んだわけじゃない。
僕を、求めたわけじゃない。
姉上は。
僕を求めていないのに、僕に自らを捧げようとしている。
なんという矛盾だろう。
望まぬ相手と契るという意味では、母上がやろうとしていることと変わりない。
そして。
――それでもいいと、思ってしまっている僕がいる。
どんなに歪んだ理由でも、策の一つであっても、姉上が僕を必要としてくれている。
ましてや――姉上の、操を、僕が。
そのいびつな幸運を跳ね除ける理由が、誘いを断る理由がどこにあるというのか。
――男として。
愛する女を抱ける喜びに抗えるものなど、いるはずも、ない。>>464
「恐れながら、姉上」
居住まいを正す。
「どうしても、姉上にお伝えしたいことがございます」
「……なんじゃ、言うてみい」
「先ほど、母上が姉上にふさわしい男を見繕うと仰いましたが……僕には、姉上にふさわしい殿方など存在しないと思えてなりません」
「……」
「姉上が仕えるにふさわしい男などいない。姉上を従えてよい男などいるはずがない」
「信勝……」
「それは、僕とて同じです。姉上に、僕ではあまりに不釣合いです」
「……そんなことは」
「けれど」
欺瞞だと、わかっている。
それでも、言葉を続ける。
「姉上の素晴らしさを、その才を、可能性を最も知る者は、僕です。姉上にふさわしい殿方が存在するとしたら、それを見極められるのは僕に他なりません」
続く、続く。逸る意志は、嘘を紡ぐ。
「ですから、姉上。この信勝めに、姉上の操をお預けください。お返しはできぬものですが、必ずや、今宵の全てを守り通してみせましょう」
一言も、本音は言わず。ただただ、この場に筋を通すためだけに、嘘を貫く。>>466
月明かりに白く灯る布団に、姉上の黒髪は良く映える。身をよじるたびに揺れる漆黒のつやめきは、まるで僕達を絡め取る蛇のようだ。
「は……っ、ぁ」
僕に組み敷かれ、姉上が切なげな声を零す。何もまとわぬ肌と肌が重なり合い、熱を分け与えあう。まだ繋がっていない、触れているだけだというのに、溶かすような興奮に身が染まっていく。
「姉上、お綺麗です」
「……世辞では、なさそうじゃの」
「ええ」
何度目かの接吻を落とす。お互い初めての身、何をどうしたらいいのか、戸惑いが先に来る。
「初夜の振る舞い、お主は教えられているかと思ったが」
「残念ながら、まだです。母上は、僕にはまだ早いとお思いだったのかもしれません」
「つくづく、困ったお人よの」
「知っていれば、姉上を導けたやもしれませぬが」
「うつけらしくてよいではないか」
「……そうですね」
分からないからこそ慎重に。姉上に傷をつけぬよう心を配りながら、その肌に手を乗せていく。両の乳房に触れ、体験したことのないやわらかさを魂に刻む。
「っぁ……」
「あ、姉上、痛かったですか!?」
「否。そう硬直するでない、信勝。今宵はお主の好きにして構わぬ。……儂も、こういったことには疎いでな」>>467
「は、はい」
仰せのままに、と愛撫を再開する。他にたとえるものの浮かばぬ、滑らかで柔らかな姉上の身体の感触。手のひら伝いに、姉上の鼓動が感じられる。持ち上げ、形をかえるごとに、姉上の眉が寄っては戻り、荒い息が零される。
その息には、明らかに熱が宿っている。
「は、ぁんっ、ふ」
漏れ聞く声は僕を溶かすように甘い。なけなしの理性が、少しずつ崩されていくのを感じ取る。
「あ……っ! ふぁ、あうっ」
硬くなりつつあった先端をほぐすと、姉上の身体が跳ねた。続けてゆるゆると指の腹で擦っていく。
「んぁ、あぅ、あぁっ、は……っあ」
「あね、うえ」
「ひぁっ! ぁ、んあぁっ」
思いつきで、乳首を口に含む。舌で転がしてみると、より一層姉上の声が高くなる。
「気持ちよいですか、姉上」
「ぁ……そ、その、もどかしいというか、こういうのは、その」
「あまり、ご経験が?」
「……生娘とは、よく言うたものじゃ……っく」
己の反応に、感覚に戸惑う姉上。この様子からするに、ご自分で昂ぶりを抑えたことすらないのだろう。>>468
……確かに、女性の欲を留める方法など聞いたことがない。ただ耳に入らないようになっているだけかと思っていたが……そうではないのか。
姉上は、本当に男女の世界を知らないのだ。
……身体が火照る感覚を、身体を狂わせる欲を、知らないのだ。
「ならば、教えて差し上げましょう」
「ふ、ぅあ……! あっ、はっ」
少し強めに胸を揉む。あからさまに姉上の体温が上がり、肌はうっすらと汗を帯び始める。
「っ、ん」
声にすら戸惑うのか、姉上が両の手で自らの口を押さえる。その初々しい姿さえも、僕を駆り立てる。
「ひぅっ!?」
右の手を、腰からへそへ、その下の茂みへと下ろしていく。秘所へとたどり着いた指に、とろりとした蜜が絡まる。
「あぁ……姉上」
「っぁ! あっ、んぁ」
「こんなに、濡らして……はしたないですよ」
「っ、そ、それはっ」
「ええ、証です。姉上が、女として悦んでいる証です」
つぷりと、右手の人差し指を姉上の中へと差し入れてみる。傷つけぬように優しく、けれど決して、無視できぬように。
「あ……のぶ、かつ、そこっ」
「痛かったら、仰ってください」
「んな、そういうこ、とでは、な……あっ、ああぁっ」>>469
ぐるりと、姉上の中に触れる。まだ指ひとつだというのに、蠢く肉が飲み込もうとするがごとく締め付けてくる。
分かる。分かってしまう。まだ僕自身も経験がないながらに、男の本能が、次に何をすれば良いかを気付かせてしまう。
――姉上に、女の悦びがあることを、それを今、知ろうとしていることを、気付かせてしまう。
教えたくてたまらない。見たくてたまらない。
「んううぅ……! っ、んぅ、ふっ」
喘ぎをこらえ、必至で口元を押さえる姉上。
左手でその手を掴み、外させる。
「聞かせてください、姉上、貴女の甘い声を」
右手の中指も挿入する。より深く、奥まで。
「あ……! あっ、ああぁ、やっ、あんっ、ああっ」
姉上の身体が震え始める。見たことのない妖艶な顔つきになる。耐えるためなのか、全身がこわばっていくのが見ていてわかる。
「うぁぁ……! あっ、信勝、そこ、そこ、だ、あぁぁっ!」
「ここですね」
「や、やめ……あっ、そこ、あぁぁっ!」
勘所を探り当てた。襲い来る快楽から逃れようと首を振る姉上を、さらに煽る。
「い……っぁ、おか、しく、あぁぁっ! なに、なにか、く……うぁぁっ!」
「姉上が感じているものが、悦びです。貴女は今、女の悦楽を味わっていらっしゃる」
「っく、あぁ! はっ、あっ、んぅぅ」
もはや昼の威厳は影も形もない。姉上は乱れる女の姿になりつつある。>>470
そうしているのは僕だ。
ああ、たまらない。
申し訳ありません、姉上。
僕は、信勝は、貴女を女にできることが、嬉しくてたまらない――
「うあぁぁっ、あ、はっ、や、なに、あ……く、くる、なに、あぁぁっ」
「達してしまいそうですね、姉上」
さらに指を増やし、少し乱暴にかき混ぜる。溢れ出す蜜が水音を立てる。
「あっ、あぁぁ、ぁ、――――!!」
ひときわ大きな、かすれた喘ぎがほとばしる。
姉上の身体がのけぞり、こわばり、千切れんばかりに僕の指を吸い上げ――絶頂の刻を告げた。
「っ、ふ……あぁ……」
初めての経験を経て、姉上の身体から力が抜ける。胸を上下させる大きな息をつきながら、手を僕の頬に差し伸べてくる。
「……みっともないところを見せてしもうたな」
「いいえ、お美しいです、姉上」
「こらえられるものと思うておったが……甘かったようじゃ」
「ええ。これは理。逃れられるものではありません」
冷静を装って笑う。己が獣になってしまわぬよう、もはやかけらほどの理性を言葉に変える。
「しかして姉上、これからが本番です」
姉上の下腹部に、己の腰を当てる。顔はお互いを見合ったまま、屹立したそれの存在を肌に押し当て、これから姉上の身に起こることを感触で示す。>>471
姉上は一瞬――ほんの一瞬、出すべき表情に迷い――精一杯に不敵な笑みを作る。
「……ああ。来るがよい、信勝」
こくりと頷く。もはや言葉は必要ない。
礼をするように頭を下げてから、姉上の秘所に己をあてがう。姉上の視線は繋がりあうその部分をじっと見つめている。逸らさぬ辺り、やはり姉上は姉上だ。
――ゆっくりと。
姉上の中に、己を突き入れていく。
「っく……!」
姉上が眉を寄せる。前戯で存分に濡らしたとはいえ、男を知らぬ身体はきつく、拒絶と歓喜に翻弄されている。
深い呼吸を繰り返しながら、少しずつ、しかし確実に奥へと進めていく。
「んく、ん……くっ」
「姉上、力を抜いて」
「……信勝が、儂の、中……に」
「はい……我々は、ひとつになろうとしております」
「……」
姉上が微笑む。
先ほどとは全く違う、けれど一度も見たことのない、瞳を潤ませた優しい表情。
それはまるで、愛していると言わんばかりの――そう思わせてしまいかねないほどの、女の顔。
僕が、見たかった、顔。>>472
「姉上……っ!」
口付ける。舌を絡めあう。繋がり合う。
姉上の中に奥まで収め、ただ抱きしめあって、快楽とはまた別の至福を味わう。
本当に夢のようだ。満月がもたらす、どこか狂った……けれど確かに、求めていた夢の形。
今このひと時、自分達は確かに男と女だ。許されぬ、認められぬ、得てはならぬひと時。
姉上がうつけ者であるのならば、その姉上に焦がれる僕もまた、うつけ者に違いない。
――それでいい。
「……動きます、姉上。痛かったら仰ってください」
静かに抽送を始める。すがるかのように吸い付いてくる姉上の中を、動きながら刻んでいく。
「っ……ふ、んぅ、はっ」
姉上の喘ぎも最初は緩い。
「ふ、ふふ……っぁ、お主と、こんなことに、なるとはの……まこと、縁は異なものじゃ、っん」
「はい……世の中は、分からぬものです、っは、く」
「っぁ、ん……しかし、まあ、是非もない」
「……ええ、本当に」
「っん……うぁ、は、あぁっ」
――ああ、本当に。
感謝しましょう、憎き母上。
あなたのおかげで、僕たちは――>>473
「あ……! っあ、はぁっ、あっ、あん、ふぁっ!」
徐々に、お互いが昂ぶってくる。思考から欲へと切り替わる。ただただ締め付けるばかりだった姉上の内壁が蠢き、熱ととろみと、意志を伴っていく。
「あぁ……あね、うえ、きもち、いい、ですっ……っく、あぁっ」
「ふぁ、あっ、あ、んはぁ、あっ、あ! 信勝、は、激し……っあぁ!」
「き、ます……もっと、動き、ますっ」
「あぁぁ! んぁ、あぅ、あ! っ、と、もっ、とっ……! あぁ、んはぁぁ!」
家臣に聞かれるかもなどという懸念は振り捨てた。暴れる欲のままにお互いを貪りあう。
「あ、おく、奥っ……んぁぁ! いい、いい……っ!」
肌同士がぶつかりあう。 そのたびごとに、お互いの身体の境目がわからなくなる。覆いかぶさり、少しでも多くの肌を触れ合わせる。溺れ、沈み、熱の塊となって混ざり合う。
「姉上、姉上っ、あぁぁっ! 姉上の中が、こんなに、僕をっ」
「って、あつ、気持ちいい……っ、あぁ、はあぁんっ、あぁぁっ!」
言葉を逸する。理性を逸する。己が本能そのものとなる。
永遠と思えるほどに感じる時間、もはやこの生すらも要らぬほどの幸福に、快楽に全てをゆだねる。
それも、やがては終わる。駆け上がる快感は、頂点へと向かう。
達したら終わってしまう――分かっていても、止められない。
「――っく、あね、うえ、出、出ますっ……!」
「っ、い、来い、信勝……っ、あぁ、ふぁぁっ!」
姉上の腕が背中に回される。姉上を抱きしめる。この姿勢では精を逃がす場所がない――そんなものは、要らない。>>474
「っく、姉上、姉上、あ、――――――!!」
「あ、あぁぁ、んぁ、――――――!」
絶頂は、同時。
文字通りの意味で、姉上の中に己をぶちまける。
熱を、精を、欲を、
――口にはできない、答えを。
「うっははは! 予想通りじゃ! 母上め、即刻見抜いたと思ったら、白目をむいて怒りおったわ!」
数日後。
それはそれは愉快そうに、姉上が報告してくれた。
「……そんなにですか?」
「うむ。母上はいつも儂の前では機嫌が悪いが、あれほどの怒号を聞いたのは初めてじゃ。まこと、気分がよい」
「母上のことです。血眼になって犯人を捜すのでしょうね」
「見つかるわけもないでな。否、あの様子で見つかったら発狂しかねん」
「父上は、なんと?」
「表立っては何も言うとらんな。まあ、良い知らせではないからの、犯人次第では処罰するのではないか?」
意地の悪い笑みを浮かべ、ちょんと僕の額を小突く。いたずら好きの子どものそれに良く似た、懐かしい顔だ。>>475
「これで、当面の苦難は回避された」
「一安心です」
「根本的な問題が解決したわけではないがの」
「……ええ」
そう。織田家の家督をめぐる争いは、何も変わっていない。むしろ、姉上が織田家を去る可能性が下がった分、膠着状態になったともいえる。
「家の中で争っている場合ではなかろうに……まこと、頭の固い輩の考えることはわからん」
「まったくです」
「ま、是非もないのう」
軽くため息をつき、姉上はさっと立ち上がる。その目には、僕には見えぬ未来が見えているかのようだ。
あの夜のできごとは過去となり、やがては忘れ去られていくのだろう。姉上は常に前へと進む方。己が道を自ら切り開く方。
その道にあって、僕と姉上は、いかなる道を歩むのだろうか。
契りすらも策とした僕たちは、一体どこにたどり着くというのだろうか。
「――のう、信勝」
「はい」
「儂は時折思うんじゃ。儂に真のうつけの才があればと」
「……うつけの才、ですか?」
「うむ。儂はうつけと呼ばれて久しいが、まだ俗人の域であろう。もし、本当にそんな才があるのなら、織田家の争いそのものも解くことができようて」
「……また、奇特なことを仰います」>>476
「ゆえに、儂はもう少し、うつけの才を磨いてみようと思うでな。つまらん争いには飽き飽きじゃ」
……織田家の争いさえなければ、僕と姉上は共にいられる。姉上はその策を探ろうとしている――そんな身勝手な期待を、汲み取る。
言わずとも、お互い分かっている。
僕たちは、いずれ争いあう身。定めは、避けがたい。
それでも可能性を信じ続ける姉上。ただ前を見据えて布石を打つ姿は変わらぬ眩しさを放つ。
ああ、やはり。
やはり、姉上こそが織田を背負うべき人。
策も、己も、想いすらも、ただただ未来のために使う人。
誰に謗られようと、馬鹿にされようと、求めるもののために走り続ける人。
「……素晴らしいです、姉上」
心の底から、口にする。
「まあ、見ておれ。儂に不可能などないからの!」
豪快なその笑顔を、魂に刻む。
そして、誓う。
僕はこの人を守るために生きよう。それがいかなる形であれども、大うつけと呼ばれようとも、誰にも理解されなくとも、姉上のために生きよう。
それが、姉上の操を預かった者の使命。
――うつけという可能性を継ぐ者の、使命だ――>>479
その日のきっかけは本当に些細なことだった。
恒例のようにバスルームで情事を重ねた後、ベッドで何をするでもなくむつみあっているときに、いくら忠臣とはいえ貴様でもできまい、と彼が軽く口にしたのを、我が君のお言葉ならお安いですわ、とぐだ子が引き受けたのだ。
『下着を着けずに一日過ごす。』
では霊体となって一日中見届けてやろう、と彼は笑い、一日中貴方を拘束できるなんて素敵、と彼女は笑った。
翌朝、目覚めた時にはいつも通り独りきりだったが、迷わず彼女は全て服を脱ぎ捨て、素肌の上に直接服を身に着けていく。黒いタイツを履き、薄いシャツのようなインナーを着たものの、少し考えてそれも脱ぎ捨て、白い厚手のカルデア魔術礼装を直接身に着け、スカートを履く。何度か鏡の前で慎重に自分の姿を検分する。よし、わからない。生地が分厚くて硬い上にちょうど胸を内ポケットが覆う。おかげで色透けもないし、多少反応してしまっても乳首が浮いてしまうこともないだろう。スカートも鏡の前で自らたくしあげてしげしげと確認する。デニールが厚く、彼女の薄めの毛はわからない。
何食わぬ顔をして彼女は部屋を出て、一日を始めた。
「甘かった…」
昼過ぎには彼女は一人でぼやいていた。初めて自覚したがブラジャーというのは偉大だ。こんなに擦れるものだったのか。というか揺れるものだったのか。動くたびに服の下で胸が揺れ、そしてその刺激で思わず反応し、そういった全てが服の外から見てわかるのではないかと気が気でない。ついでに顔が赤らんでいそうで、とても怖い。改めて見ればカルデア礼装は上下のバンドが胸を強調しているようで、ひどく気恥ずかしい。タイツの中の自分もじっとりといつもより濡れている気がして、それもひどく気になる。スカートも黒でよかった。これが灰色とかだったら、シミができていないか気が気でなくなる。
とりあえず午前中は礼装を使っての簡単な魔術トレーニングだけで自室に半ば逃げ帰ってしまった。ランチの後は…マシュのお見舞いでもしようか。>>480
「先輩、来てくれたんですね!」
本当に嬉しそうに、満面の笑みでマシュがガラス窓越しに出迎えてくれる。包帯は体の四分の一くらいを覆う程度に減っている。
マシュはデミ・サーヴァントだ。普通のサーヴァントは戦闘不能になると姿を保てず、霊体化して視界から消えてしまう。だがマシュは違う。マシュが倒れるとき、それはすなわち、目の前でボロボロに傷つき、血まみれで倒れこむことを意味する。ことマシュはシールダーのサーヴァント。敵の攻撃を一身に引き受け、その身を挺して他人をかばう。そしてバトルが終わった後、セーブポイントまでボロボロのマシュをなんとか引きずって行って、カルデアからの魔力供給の補助を受けながら、魔術で回復させて、次の戦いに送り出すのがマスターの仕事。場合によってはその場で令呪で強力な回復魔法をかけ、即座に立たせてまた戦わせる。最初のころはマシュの盾は本来の役目よりも簡易担架としての方がよほど活躍したのではないだろうか。初めてはらわたが飛び出て手足がちぎれかけたマシュを見た時には危うく倒れそうになったし、その後回復させた後、ぐだ子は子供のように泣きじゃくって通信の向こうのロマンとダヴィンチちゃんに訴えた。もう、こんな地獄絵図は嫌だ。傷つけるために治したわけじゃない、もう帰りたい、と。だが、微笑んでそんな彼女を止めたのはマシュ本人だ。先輩と生きる未来を守りたい、それにもう私は本当はあの時に終わっていたはずの存在だから、もっと頑張れるから大丈夫、と微笑んで言う。泣きながら、心をすり減らしながらそれでも最後、あの城にたどり着き、ジャンヌと復讐の魔女が全力で殴り合っている横で、ワイバーンの群れに囲まれた時は、最後の令呪も使い切って、ボロボロの彼女を抱きしめて、死を覚悟した。あの時、「誰か、助けて!」という彼女の叫びに彼が応えてくれなかったら・・・。「先輩、そんなに気に病まないでください。今回はもうだいぶ元気になったんですから!」
少し焦ったようにマシュが元気よく話しかけてくる。ワイバーンに顔面から焼かれたり、ウェアウルフにその柔らかな腿の肉を食いちぎられたり、ありとあらゆる拷問のような攻撃を受けて、魔術でそのたびに修復はなされた。だがカルデア式の魔術の限界なのか、帰還後にデミ・サーヴァント化が解けたマシュは数時間のタイムラグを経て、一気に反動のように全身状態を悪化させる。まるで、外科手術の創部が縫合不全を起こしたかのように、ダメージを受けて回復したはずの体中のいたるところが出血し、壊死しようとする。ロマニが看護師のサーヴァントっていないかなあ、とクマのできた目で四六時中ぼやくのも無理はない。
そう、でもこれでも今回のローマ遠征はオルレアンの時よりはずっとましだ。マシュが瀕死になる前に撃退できることが多くなったし、彼女も体力が付いたのか、以前なら倒れていたような場面でも、逆に微力ながら敵を殴り返して追い返していたりした。でも、それでも何度かは倒れ、その結果、しばらくの床上安静を経て、今ようやく車いす生活にまで戻れたのだ。
「もう、次はやめよう?次は海だっていうし。」
「海!本物の海!だからこそ行きたいんです、先輩!私、今までここから出たことがなかったから、本とVRでしか海は見たことがないんです!VRって匂いがないし触れないんですよ先輩!」
キラキラした目で彼女は言う。これが楽しい夏休み旅行みたいなものだったらどんなによかったか。本当にこんないい子をあんな目に合わせてまで救わなければいけないなんて、人理ってなんて不条理で残酷なんだろう。思わず口に出してしまうと、マシュは軽く微笑んだ。
「ありがとうございます。先輩は、優しいんですね。そういえば昔、同じようなことを言ってくれた人がいました。こんないい子をこんな目に合わせてまでデミ・サーヴァントを作らなければいけないくらいなら、世界なんぞいっそ滅びてしまえばいいって。」
「誰?なんとなく気が合いそう。」
「先輩、見たらぶん殴りそう。多分気は合いませんよ。というわけで教えてあげません。ふふふ。」>>482
「じゃあ、今回マシュが傷つかないように、私はできる限りのことをしなきゃね。カルデア制服でのガンドの命中率とか、回復魔法の効率上げとか…。他にも礼装を作ってくれるみたいだから、それも早いうちから上手に使えるように練習するわ。後、もっとサーヴァントを召喚したいな。マシュが自分と私だけの守りに徹して、前線で戦わなくてもいいように。それぞれのサーヴァントにも強くなってもらったらきっともうあんなに傷つかないよね。私の領王(ロード)とか、すごく強いんだから。」
「先輩、その…言いにくいんですが、あの人、私、少し怖いです。いつも気が付いたら黙って先輩の後ろにいるし。」
おずおずとマシュが口を開く。
「あの人が昼に戦場に出ると、どんなに晴れててもいつの間にかお日様が隠れてしまって、空が嵐の前のように曇るんです。気が付いてました?あと、たまに先輩を見る目が…」
「やめてよ、彼がいなかったら私もマシュもオルレアンから帰ってはこれなかったのよ。わかってる?」
「は、はい…すみません…。」
口調こそ静かに気を付けたつもりだったが、自分が思った以上に声色には怒りが含まれ、マシュはすっかり委縮している。
「ごめん、びっくりしちゃった?そんなに怒ってないよ。」
「いえ、確かに先輩の言う通りです。とても彼に失礼なことを言いましたね。でも、バーサーカーさんはみんな本来何か怖い存在みたいです。先輩、十分お気をつけて。あと…先輩に変な疑いをかけてしまって、私は今自分を恥じています。」
余りにまっすぐな後輩の視線。尊敬と憧れと、絶対的な信頼。その前に立たされて、ぐだ子は少し自分を恥じた。ごめんなさい、あなたの先輩はそんな高潔な人物ではないわ。真昼間から淫靡な遊蕩に興じて今晩のご褒美を心待ちにしている、そんな乱れた女なの。
「早くクリーンルームから出れるように元気になります。ご飯もいっぱい食べます。待っててくださいね、先輩!一緒にトレーニングしてくださいね!約束ですよ!」
目を輝かせて慕ってくれる後輩と話すことで、少し体のほてりは収まり、代わりに心の中は鉛を詰め込まれたように重く沈んだ。>>483
早めの夕食をとってさっさと寝てしまおう、と食堂から軽食入りの簡易ディナーボックスをもってマイルームに引き上げると、すぐにコンコンと軽くノックの音がする。
「ごめん、ぐだ子ちゃん。ちょっと話があるんだけど。」
ロマニ・アーキマンだ。珍しい。彼とまともに言葉を交わすのはもしかしたら前のブリーフィング以来かも知れない。帰還後は自分もくたくただったし、何よりロマンも自分も内心では「今元気に見えるマシュは明日どんなひどい状況になっているのか」という恐怖と不安で上の空だっただろうから。
「あの…明日でもいいですか?」
「いや、できればあまり時間は開けたくなくて。あと、まだギリギリ日がおちる時間じゃないから、今のうちに。」
温厚な彼には珍しく強引に話を進めようとする。色々断るも断り切れず、押し切られて、仕方なく招き入れる。
「Drって、意外と強引な男性なんですね。もっと優柔不断でふにゃっとしてて、断ったらしょんぼりして引くようなタイプかと。」
「うーん、結構な言われようだなあ…僕も一応健康な成人男性なんですけど?というかまあ、男性イコール強引っていうのもずいぶんなステレオタイプだね、問題発言だったかも。」
失敬失敬、ハハハ、と人のよげな笑顔を見せる青年。だが、彼女は少しドキッとする。そうか、私、今、男の人と二人っきりでこの部屋にいるんだ。ふたりっきりで。下着も着けずに。
静まり返っていた鼓動がまた高鳴りだす。どうしよう、恥ずかしい。つん、と胸の先がとがった気がする。そんな彼女の気も知らず、青年はきりっと真面目な顔になる。普段は情けない表情だったり、あるいは死ぬんじゃないかと思うほどひどい顔をしているが、こうしてみると、中々彼も容姿が整っていて、魅力的なのだ。どうしてこういう時に限ってそういう顔をするの。理不尽だわ。>>484
「あのさ、ぐだ子ちゃん。君、何か僕らに隠してることはないかい?例えば、あの吸血鬼のサーヴァントとの契約について。」
隠してること。そのものずばりのことを言えるわけないじゃない。彼とのあれこれなんてどれもこれも、思い出すだけで赤面ものなのに、口になんてできるわけない。
「君には悪いけど、他のサーヴァントにも聞いたよ。証言に若干ばらつきがあって、なんとも言えないが、一説には不適切な関係を求めたらしいという証言まである。血を求めたのはどうやら事実のようだね。君は一時期立てないほどにひどい貧血だったからね。」
「今は…大丈夫です。私、ちゃんと、コントロール、できて、ますから。」
「でも、君が彼を主君と呼び、彼が君を家臣と扱うような関係が見られたという証言は多々ある。というか、僕も聞いたよ。ついさっき、聞いてしまった。立ち聞きはしたくなかったけど、マシュの回診に行ったときに、君がナチュラルに彼を『マイ・ロード』と呼んでいたのをね。本当に、それって彼をコントロールできてるっていうのかい?」
じっとロマンが見つめてくる。その視線の先の私は、一枚の布切れの下は全裸で、そして今、見られて火照っている。なんだか見透かされそうで、怖い。つい体を動かすが、乳首が擦れて思わず声が上がりそうになるのを押しころす。
「なんだか、さっきから落ち着きがないよね。やっぱり、何か、隠してない?」
「隠してないです!」
「本当はそういわされているんじゃないの?なんで僕の目を一度も見ないの?君、そういう子じゃなかったよね?」
有無を言わさない言葉の強さ。思わず怯んで彼を見る。まっすぐに見つめてくる視線。やめて、見ないで。この人は、私が乱れているのを見たらどう思うのだろう。軽蔑するだろうか、呆れるだろうか。それとも…魅力的と思うだろうか。押し倒される自分を妄想して、本格的に顔が赤らみ、思わずうつむく。
「ねえ、本当に君、変だよ。悪いけど、僕の立場からしたらクロだ。変なマジックアイテムを持たされてたりしないだろうね?ちょっと点検するから。」>>485
金属探知機のような物を取り出して、すぐ立ちなさい、と有無を言わさず命令される。壁に手をついて向こうに立たせられ、体の表面から5cmくらいの距離をくまなく動かしていく。検知器は静かに押し黙っているが、まるで視姦されているようで身震いが止まらない。ダメだ、自業自得過ぎる妄想が止まらない。
「変な魔力を出してるものはない、と…。じゃあ、ポケットを調べるから。」
「…え?!」
「その制服、マジックアイテムを拾って帰っても変な影響が出ないように、ポケットの布地に強力な対魔力つけてるからね。逆に変なものを入れててもちょっとやそっとはわからない。では失礼。」
ウエストのポケットを軽く、しかし丁寧に探られ、中のものがないことを確かめられる。多分普通の人は何も思わないでしょうけど、私、割とそこも弱いの。むしろ優しくされれば今は全身弱くなれるわ。壁を向いたまま軽く歯を食いしばって声を出さないよう耐える。
「む、胸ポケットも、触るつもり…?」
「いやあ、それは流石にセクハラというか、今のもちょっとグレーというかかなり黒いけど、まあ君の様子がおかしいからギリギリ許されてるというか…。とにかくチェックは必要だから…そうだ、胸ポケットはボクがチェックできるよう、引っ張り出してくれるかい?」
バンドの下に出入り口が隠されているような構造の胸ポケットは、ちょうど両方の乳輪を隠すような位置にある。これがノーブラでも胸が浮かなかった理由の一つでもあり、逆にポケットを触るのは、布地一枚の下の乳頭を刺激することになる。軽く下唇を噛みながら、ゆっくり布地を外に引っ張り出し、反転させる。それをひょいとつまんでチェックするドクター。数センチの距離で彼の顔と指が検分し、すぐ「はいどうぞ、戻して。」と離される。押し込むときに自分の胸が痛いほど尖っているのを感じ、また胸の方は押し戻される布で柔らかくもまれ、息が漏れないようにより硬く唇をかみしめる。ダメだ、濡れてきている。もうこれ以上彼の顔は見れない。うつむいて早足で机に向かい、椅子に座る。>>486
「変な魔力の流れがないことはこれでわかった。でも、本当に今日のぐだ子ちゃん、変だ。一体どうしちゃったの?」
ノーパンノーブラで貴方を前にしてわたし大洪水で大変なんです、とでも言ってやろうか。その時どんな顔でこの人は動揺するんだろう。でも万が一火をつけてしまったらどうしよう。好都合なことにすぐそばにベッドもある。ろくに寝てもいない彼の理性が万が一とんでしまったら。思考の加速は止まらない。
「ねえ、どうしてそんな辛そうなの?もしかして、体調悪い?」
嗚呼、なんて察しの悪い、そして善良で穢れを知らない人。その優しさは今の私には致死量の毒にも等しい。
「何も言わなきゃわからないよ。それとも…言えないの?」
向かいに座ったドクターが急に私の手を優しく握る。びくっと思わず震える。温かくて、大きな手。手袋越しに伝わる体温。男の人の手って感じがする。そう思った時、しとどに濡れるのを感じた。もう、限界だ。絶対に立てない。この調子だとスカートを超えて椅子まで濡れてしまっているし、立てば溢れて黒タイツの膝まで垂れて、流石にわかってしまう。
「あいつの魔眼にでも縛られてるのかな?だとしたら僕らが解いてあげるか」
「…やめて、もうやめて。そんなんじゃないの。」
絞り出すように、うめき声のように彼に重ねて声をあげる。
「え、ちょっと待ってぐだ子ちゃん、ちょっと」
「やめてって!」
半分泣きそうな声で彼をにらみつける。困惑と、動揺で、彼は普段の情けないような顔に近い表情を見せて、それで少しだけ私は落ち着きを取り戻す。
「あの、もしかして、もしかしてなんだけど。本気で、彼を、好きだったりとか、するの、かな?」
「もういい、出てって!今すぐ!!」
半分泣きそうな声で言うと、ドクターは素直に部屋を出て行った。>>487
「・・・びっくりしたなあ、もう。」
部屋を出た瞬間、思わずロマンはつぶやいた。知らず、ため息がでる。
あんな彼女は初めて見た。途中から息が荒くて、顔は赤らんでいて、彼としては何らかの魔術に抵抗しているのかと疑っていたのだが、最後に声を大きくしたときには、うるんだ目で軽く喘ぎながら、切ないような表情をしていた。思わず男性として反応させてしまいそうになるくらいに艶めいていて、思わず中腰で飛び出してきてしまった。あれ、自分ではわかってないだろうなあ、と思いつつ、ちょっと自分が情けないなあ、としょんぼりするロマン。でも、あのまま彼女と密室で二人きりというのは、なんというか、僕の自制心的に非常にまずかった気がする。なので仕方ない仕方ない、と自分に言い聞かせると彼女の声とともに、背後の部屋から大きな音がした。気になるものの、あの色っぽい表情が脳裏にちらついて、ためらわれる。万が一にも服が乱れていたりしたらと思うとこっちが赤面してしまう。
「恋するお年頃の女の子って、怖いなあ…ちょっと見ないうちに、あんなにセクシーになっちゃうんだもんなあ…男子三日会わざれば、っていうけど、女子こそ括目してないとって気がするなあ、僕は。」
モニタールームに戻ると、彼女の血圧と心拍がまるで運動でもしているように上がっている。
「ずいぶん大きな音してたし、癇癪でも起こして暴れてるんだろうなあ…たぶんダメな方に刺激しちゃったし。」
善性の塊のような青年は、今日だけね、と彼女の部屋のぶんのモニター画面を切って、周辺域の立ち入りを制限ありに切り替え、気を取り直してからマシュにコール越しに話しかける。
「ハロー、マシュ。気分はどうだい。今日のご飯は食べれそうかな。」
「ハロー、ありがとうございます、ドクター。今日は先輩が遊びに来てくれたから、元気いっぱいなんです!」
彼の愛する朗らかで、健全で、牧歌的な日常が再開した。>>488
ドクターが出ていくや否や、弾かれたように椅子から立ち上がった瞬間、恐ろしい力でぐだ子は腕をつかまれた。
振り返ると、血走った目で彼女を睨むヴラド公。殺意すら感じる眼光の前に「…あ…」とかすかに声を漏らす。
「どういうことだ」
「それは…その…」
「余の目をごまかせるとでも思うたか。この下賎な雌犬が!これを前にして何の言い訳があろう!」
言い訳できないほどに彼女の椅子は座面が濡れていて、そして彼女の黒タイツにも膝まで愛液が滴っている。
「別にずっとそうであるならそれはそれでそういう性癖なのだろう。だが、あの男の前に座ったとたん、みっともなく乱れよって!生きたまま串刺しにしてやろうと思った瞬間出ていくとはなんとも運がいい男よな。だが、処す。いつか、必ず己で手ずから貫いてくれよう。だが。」
癇癪を起した王によって椅子は弾き飛ばされ、同時に彼女はがしっと首をつかまれ、机に叩き付けられる。締めあげられ、息が、出来ない。「…っ!!!」お許しください、王よ、ともがきながら唇で訴えるが、聞き入れられる様子はない。
「先に貴様だ。」
手が離れ、せき込む。彼の手が軽く払っただけで彼女の服の前をやすやすと紙のように引きちぎる。対魔力、防火、防炎、防弾などなど、様々な効果があったはずの服も、サーヴァントの前ではこの程度の守りでしかない。白いちぶさがあらわになる。その先端は天を突き、内をめぐる血で桃色を通り越し赤く染まっている。辛うじて残ったバンドが上下から挟むことで、逆に強調される。
そのまま乱暴に後ろからタイツのクロッチが裂かれ、一気に挿入される。暴力的に突き上げられ、小さく悲鳴をあげる。
「大声でも上げたらどうだ?奴がすっとんでこようぞ。制服のまま胸を放り出して自分のサーヴァントに突かれてよがりまくる姿でも見てもらえ。この汚らしい雌豚めが。」
「ああ、我が公よ、どうか、どうかお許しを…!」
「ならぬ!」
「やめて、大きな声を出されたら、その、鍵が、鍵がかかっていないの…!」
「ならぬと言っているだろうが!」>>489
怒鳴りつけ、一層暴力的に一方的に、犯す。ひぃっと小さく悲鳴をあげながら、しかし、彼女は感じている。入り口に向かって胸を勢いよく揺らし、大股を開いて男を受け入れ、それでもって快楽で崩れそうな体を支えるべく、机にしがみついて一緒に腰を振っている。しどけなく開いた口からは押し殺した熱い吐息と唾液がもれ、それが一層なまめかしい。
「この淫乱めが。あれほどモニターであの男に知れるのが嫌だと言って聞かなかったくせに。」
その言葉で彼女の中が閉まりあがる。いよいよ彼は荒れ狂い、後ろから突き上げながら、彼女のタイツを破る。白く肉付きのいい形の良い尻を思いっきり平手で打つと、みるみる赤く腫れあがっていく。しかし、それでも彼女は「許して…ゆるして…」とうわごとのように赦しを請いながら、悦んで彼を受け入れている。構うものか、と彼女の嘆きを無視し、めちゃくちゃにつきまくり、相手の反応も見ずに一方的に中にぶちまける。
「あ…あ…」机に半ば体を預け、小さく呻きながらこちらに陰部を向ける彼女。めくりあげられたスカートと、太腿の辺りから残っているストッキングの黒、むき出しになった尻や太ももの白、タイツの断線の破れ目から除く断線的な足の白、はたかれた尻とヒクヒク痙攣しながらぬらぬら光る陰部の赤。そしてそこからタイツへとダラダラ垂れる白い液体。
「醜い、醜いぞ。」
「あうっ」
乱暴に抱き起すと、今度は机に半ばたたきつけるように彼女を仰向けに寝かせる。
「な、なにを・・・次はなにをなさるのですか・・・」
「黙れ!」
そのままのしかかるように首をぐっと締め上げる。彼としては最大限の手加減を加えているものの、その力はすさまじく、みるみる彼女の顔が赤からどす黒いような色に変わる。
「・・・!!」
「貴様がマスターとでもいうなら、その権限でこの部屋から俺を退散させるが好い!やってみろ!さもなくば死ぬぞ貴様、今ここで!」
彼女の目から涙がこぼれる。唇が、ゆるして、と言葉をつづる。嗚呼、気分が悪い。醒めない悪夢の様だ。そして同時に…最高の気分だ。このままへし折ってしまいたい。
そしてそれが彼に再度興奮をもたらす。そのまま硬い机の上に押し倒し、自分も机の上に乗って彼女にのしかかる。彼女におのれを深く鋭く突き立て、同時に首を軽く締める。>>490
「・・・!!」
口をパクパクさせ、息ができずに喘ぐ彼女。愉快だ、とても愉快だ。何という悦楽。そして同時に何かから怯えて逃げるような胸を詰まらせる強迫観念。夢中で腰を振る。途中、少し緩めてはまた締め上げ、繰り返し繰り返し、彼女を苦しめる。いつも間にやら白目になったまま治らない。意識をなくしたようだ。首から手を離して平手打ちすると、目が覚めたのか「ごめんなさい・・・」と壊れた人形のように繰り返す。髪をつかんで床に引きずり下ろし、涙でぐちゃぐちゃの顔を無理に引き上げて、イマラチオさせる。本来彼女の口では受けきれる大きさではないため、いつもはそんな愛し方はしないのだが、今日ばかりは強引に根元まで突き入れる。おそらくのどの奥がふさがれて苦しいのだろう、顔色がまた赤黒くなりつつある。が、歯を立てるでも何でもなく、ただなされるがままに親嘴している。
そのとき、鏡を目にしてしまった。そこに映るのは、みじめにもボロボロの服装で、窒息しそうになりながらガクガクと体を揺らされる少女の姿だけ。彼女の前にはぼんやりと不吉な霧がかかっているだけで、何も映りはしていない。声にならない声を出し、髪を振り乱し、体を乱暴にゆすぶられ、ただ涙を流すいたいけな少女。
頂点に達した憤怒のままに鏡を殴りつければ、千々の欠片となり、彼の拳にも突き刺さる。つ、とどす黒い、漆黒の血が流れ、それとともに全身から力と怒りが抜ける。「もう、よい。」呻くようにしわがれた声で彼は彼女の口を開放し、軽く突き放す。先ほどまで血管が怒張するほどにいきり立っていた彼自身は、もう力を失いつつある。>>491
が、少女は無言で縋りついてくる。彼の足に縋り、彼の股間を口吻で受け止めようとする。
「もうよいと言っている。」
「私が欲しいのです。」
「正気か、貴様は」
「貴方が欲しいのです、貴方に愛されたいのです、どうか、どうかお慈悲を。私を愛してください。お願い、お願い…愛してるの…」
声を失い、崩れるように膝をつき、彼女と視線を共にする。彼女のはたかれた左の頬は赤くはれ、両眼からはひっきりなしに涙が流れている。
「すまなかった…」
反射的に彼女に謝り、ひしと抱きしめる。そのまま彼女をベッドへ寝かせ、立ち去ろうとするが、彼女の方が離さない。
「鍵をかけていないのだろう?誰か来たらどうするつもりだ。」
「どうもしません。それより、貴方を失うのが怖いのです。このまま、どこかに行ってしまいそうで…どうか、どうかいかないで、お願い、お願い…」
目に涙をたたえながら、懇願する彼女はまたそれはそれでそそるものがあり、ただし今度は優しく扱う。優しく抱き寄せ、口づけ、そして貪るように夜を通して、彼女を愛した。
―――その全てを、割れた鏡の欠片は映していた。黒い霧を前に、一人乱れ痴態をさらす少女を。>>423
「いいから、無理しな……いっ!?」
だが、ジャンヌを抱えようとした瞬間、甘い匂いが香ったと思うとぐだ男の体に力が入らなくなり、そのままジャンヌへと倒れ込んでしまう。
「な……に……これ……」
「だから、良いって言ったのに……」
足に力が入らなくなったと思うと、体全体が熱を持ち熱い吐息がその口から洩れていく。 押し倒してまっているジャンヌの瞳が輝かんばかりの宝石に見え、そのままぐだ男はジャンヌの目を見つめてしまう。
「は、ぁ。 ……ジャンヌって、綺麗な目してるよね……キラキラ光って……」
「ふ、う。 それ、アンタが言うわけ……」
だが、ジャンヌもまたぐだ男の目をそのまま見つめていた。 サファイアの様な青い目がその昂る情熱によって怪しい光を持っており、ジャンヌは自分が吸引してしまった薬品の正体に感づきながら、彼の首に手を回す。
「ジャン、ヌ?」
「……これ、は薬のせい、なんだから」
薬が蒸発し、さらに甘い匂いが二人を包むともはや彼ら自身さえも邪魔する者はいなくなっていた。
夕日が落ち切って、部屋が狙ったように一気に暗くなっていく。
「んっ……」
「ジャン……んっ……!」
最初の口づけはジャンヌからであった。 一瞬だけ触れる様な軽いキスをした後に、小鳥が啄むように軽いキスを何回も何回も彼に送り、彼の反応を確かめていく。
「んっ……んっ……」
「ジャンヌ……んっ、ふっ……」
最初は驚いた様に固まったぐだ男も軽いキスをされていく内に、そのキスに応え始め、ジャンヌの動く気に合わせて自分からもジャンヌにキスをしていく。>>496
そんなキスを続けていくとお互いに慣れ始めたのか、啄むような軽いキスがしばらくするとどんどんと唇と唇が触れ合う時間が長くなっていき、ついにはお互いを離さないように抱きしめあいながら深く長いキスへと変わっていった。
「んっ、んちゅっ……れるっ……」
「んむっ、舌……入れ……」
ジャンヌが恐る恐る舌を伸ばし、彼の口内へと侵入すると、彼の舌を見つけゆっくりと絡ませていく。
「んっ、れぅ……」
「うむぅ、れるっ……」
ぐだ男も拒絶することなくゆっくりと彼女の舌へと自らの舌を伸ばすと、すぐに混じりあいが始まった。
お互いの唾液が相手の口の中にへと入り込み、柔らかい唇の端からは興奮した熱い吐息が吐き出される。
抱きしめあった体はお互いが快感を求めて擦り合って、まるで冬眠から覚め、お互いの匂いだけを頼りに貪り合う蛇の様であった。
「んじゅるっ、んちゅ……あんっ! これって……んふ……」
そんな情熱的であり、扇情的なキスが続いていくとふとジャンヌは自分の体に硬い物が押し付けられていることに気付くと、それが何かを直感的に悟るとゆっくりとそのぐだ男の下半身
に向かって手を伸ばしてく。
「んっ……んんっ! ジャンヌ!?」
「ふふっ……こんなに硬くして……そんなにキスが良かったわけ?」
ジャンヌの手がぐだ男のズボンの上からなぞられると、反応するようにそのふくらみを大きくしていく。
ぐだ男は恥ずかしさからか顔を赤くして顔を反らすが、ジャンヌはそんなぐだ男を見て嗜虐的な笑みを浮かべながら体を起こして、今にもズボンを突き破りそうな彼のズボンのチャックに手をかける。
「ねぇ、見せなさいよ」
「んなっ、そこは……!」
「良いでしょう、減るもんじゃあるまいし」最近下半身がエロいのを書こうとしない…
全然書けない>>499
濡れ場キター!
積極的なジャンヌオルタちゃん最強の可愛いさです
キスえろい>>499
おお、ついに来ましたね!ジャンヌがリードするとはなぜか意外だ……>>500
武蔵ちゃんで>>499
良いゾ〜もっとくっつけ〜(野次馬並感)>>254
◆◇◆
衛宮邸の居間を沈黙が支配する。
薄っすらと額に汗を浮かべて心の内の動揺を隠すセイバーと、そんなセイバーをじっと見つめる士郎。くすりと悪戯っぽく笑う凛。三者三様の表情を浮かべる中、始めに口を開いたのは凛だった。
「いいんじゃないかしら。少なくとも私は賛成よ? セイバーがこの時代で生きていく上での社会勉強にもなるしね」
「ふ、むぅ……まあ、そうだな。俺としてはセイバー自身の意思を尊重したいところだけど、何事も経験だと思うし、セイバーの力が必要とされているんだと考えれば、あー、その……マスターとして、恋人として……誇らしい気持ちになるよ」
「こーら士郎。隣でいきなり惚気ないでくれる?熱に当てられるのはこっちなんだから」
「う、すまん。つい……」
リンはセイバーの言葉に賛成し、シロウも、少なくとも反対の意思を示してはいない。
「しかし、その、屋敷の警護が出来なくなってしまうのは、やはりシロウのサーヴァントとしては、どうかと思うのですが……」
「あぁ、それなら大丈夫よ。この間士郎に頼まれて結界の強化をしたから。これなら空き巣も寄ってこないと思うから安心してもいいわ」
食いさがるセイバーに凛は安心させるように告げる。
「だから、安心してお仕事してきても大丈夫だからね?」>>508
◆
翌日。
セイバーは普段通り、撮影に訪れていた。始めの頃は強い抵抗感のあったこの撮影も今では慣れ、画面に映し出される不貞を働く男女達の交わりを男優とともに眺めるのは既にセイバーの日常になりつつあった。
この一ヶ月と数日の間に、セイバーの内面には少なからず変化があった。
まず挙げられるのはやはり性行為への抵抗感が減ったことだ。連日見続けた男女の交わり。それも伴侶とのものではなく不貞を働く女達の熱いセックス。それを眺めるうちに、セイバーにとっての性行為は愛を育み、子孫を残す行為ではなくなった。
恋慕の情や親愛の情には必ずしも性行為が必要不可欠というわけではない。セックスをせずとも愛する者との絆を育むことは出来る。ならば何故セックスをするのか。それは愛を育む方法の一つとしてセックスを行うだけで、セックス自体は男女が快楽を求めあう為の行為であり、それ以上でも以下でもないのだと、認識がすり替わってしまっていた。
だから、セイバーは今日も画面を見つめる。
不貞を働く女達が、己の伴侶、夫や恋人相手では満たせない快感を求め、その身体の疼きを鎮めるために、あったばかりの男を誘い、激しく乱れ、快楽の虜になっていく姿を。
変化はそれだけではない。>>509
セイバーの隣で男優が自らのペニスを露わにし、雄々しくそそり勃つそれに指を這わせ、握り締め、扱き出す。
その姿を見た瞬間、画面に注がれていたセイバーの視線はすぐさま隣で自分を慰める男優のペニスへと向けられた。
セイバーはマットレスから腰を上げ、男優の正面へと位置を変える。当然、目の前のペニスをよく見るためだ。そう。セイバーは、女として、男のペニスを求めることへの抵抗がなくなってきていた。発情した女が男を求めるのは自然なことだと、覚えてしまったから。
しかし、セイバーは未だそれを受け入れきれてはいない。自分はシロウの恋人であり、彼だけのものでありたいと、その想いが最後の砦になっているのだ。
だからこそ、セイバーはただ目の前のペニスを求めるだけにとどめている。自分から触れなければ、相手から触れることはないのだから。
顔を寄せ、すんすんとその匂いを嗅ぐ。大きく息を吸い込む。そうすると当然鼻腔の奥へとその雄臭が広がっていく。甘い毒のように染み込む匂いがセイバーの頭の中をとろけさせる。視界がくらくらとする錯覚。まるで酒に酔ったような気分になる。これだけで、気持ちよくなってしまいそうだと、男優のペニスに手指を添えて顔を寄せる。
そう、セイバーは、男優のペニスに手指を添えたのだ。
ここで、初めてセイバーは、無意識とはいえ、自らの手で、男に触れた。
契約のことなどもう既に頭に残っていない。感じているのは手のひらの中におさまる男の熱だけだった。>>510
セイバーは、太さ、大きさを確かめるようにペニスをそっと握り、そのまま軽く扱き出す。ああ、以前の見立て通りだ。この男根は、シロウのそれよりも大きい。長さも、太さも、自分の知るそれより大きい。
扱けば扱くほど、手のひらでその硬さを感じてしまう。己の恋人とはまるで違う。例えるなら弾力と硬度の違いのようだ。鉄そのものとは言わない。けれどそう感じてもおかしくないほどこの男根はその硬さを保ちそそり立っている。
手のひらに伝わる硬さと凹凸はまるで剣の柄を握っているように感じる。一種の凶器と比喩してもいい。だというのに、その先端はとても可愛らしい。グロテスクと表現する人間もいるが、発情してしまっているセイバーには、その亀頭の丸みが可愛らしく、愛おしく感じられた。
だからだろうとは言わない。それでは可愛さに引き寄せられたからになってしまう。けれど、セイバーが引き寄せられたのは間違いない。ペニスに寄せていた口からは少しずつ少しずつ、躊躇いがちにではあるが、確かに少しずつ小さな舌が伸びていく。その先端から滲み、溢れ出す先走りを舐めるために。
ぺろ、ちろり。舌の先にピリ、とした味が広がれば、もうセイバーが止まることはない。セイバーは、誰に、何を言われるでもなく、自ら男優のペニスへと舌を這わせていた。
手を動かし、舌で少しずつ幹を舐め上げていく。先端から溢れ出る分泌液の量が増えていくのを感じればすかさず一滴も残すまいと再び先端へと舌を滑らせていく。>>511
けれど、これだけでは物足りない。本能が許さない。
セイバーはゆっくりと口を開く。何のため、何をするために。そう考える間もなく。
じゅる、ちゅ、ぷ。
口の中に広がる雄と肉の味と感触。亀頭から幹までを一心不乱に舐め上げ、吸い付き、舌を絡みつかせる。
セイバーは男優のペニスへと奉仕していた。恋人との睦事のような甘い、戯れのようなそれではなく、いつか見た、女が男を気持ちよくさせるための、従順な奉仕。
熱くて、大きくて、それに……硬い。
口に含んだ事でより実感する。シロウのそれとはまるで違う、これこそが男、これこそが雄なのだと言わんばかりに自分を夢中にさせてくる。
こんなものが、こんなものを、自分の中で受け入れてしまったらどうなってしまうのか。
じゅん、と期待でショーツが濡れてしまう。
頬をへこませ、口を窄め、男根を啜る。
口で愛する事が出来ない場所は手で奉仕する。
残った手指は自分の秘所へ。
すっかりと濡れそぼったそこは自身の指を受け入れ、与えられる刺激に歓喜の涙を零していた。>>512
指で抉る。足りない。
上の突起を弾く。まだ足りない。
ぐちゅり、足りない、ぐちゅり。足りなイ。ぐに、ぐちゅ、ぬちゅ。足リない。くちゅり、ずちゅ、にちゅり。足りナい足リナい。ずちゅ、ずちゅ、タリない、ぢゅ、ちゅ、にゅちゃ、タリナイタリナイ、にちゅ、ぐにぃ、ぐちゅぃ、つ、ぷ。タリナイタリナイタリナイタリナイ、ぬちゅ、にちゅ、ぐちゅ、ぐちゅり。コンナモノデハミタサレナイーーーー
もっと太いものでないと満たされない。
もっと硬いものでないと満たされない。
口で愛しているもの。
手で愛しているもの。
望むものはすぐそこに、あった。
ここで男優にストップの声がかかる。快楽の涙で瞳を潤ませたセイバーは、まるで男を誘うように上目遣いで男優を見上げる。
「セイバーさん、このままだと口の中に出してしまいます……どうしますか」
どうするかなどと、そんなもの、答えはとうに決まっていた。>>513
自ら服を脱ぎ、ショーツすらも脱ぎ捨てる。
マットレスへと仰向けになれば、大きく脚を広げて自らのそこを彼に見せつける。
マスターであり、恋人であるシロウにしか見せたことのないそこを。
ぐちょぐちょのどろどろに涎を垂らし、自分を犯す男の肉を今か今かと待ちわびるそこを。
「ん…は、ぁ……ここに、ここに挿れてください…」
吐息を漏らし懇願するセイバーに、男優は身体を近づけていく。彼の男根が己の手指で大きく広げられた蜜壺へ近付いてくるのをセイバーは静かに、けれど熱く荒い吐息を漏らしながらじっと見つめていた。早く、早く入れてほしいと煽るように腰を振りながら男を誘う。その姿には在りし日の騎士王の姿などどこからも見て取ることは出来ない。
男根が、ペニスが、己の秘所とキスをする。
一瞬、マスターの顔が頭によぎった。
悲しそうな顔をしていた。
けれど、それでも。
「う、ぁ」>>517
◆◇◆
「あっ!んっ!やっ、は、んんぅっ!あっ!」
セイバーは、そのまま幾度となく絶頂の声をあげ、その快感に慣れた頃には、すっかりと女として、雌の喘ぎを発していた。
今も画面に流れている映像に映る女と同じように。
「はっ、んっ、あっ!シロッ、ウより、もっ、あっ!ぃ、いっ!かた、っ、くて、おおきっ、んぁっ!ひぅっ、あっ!」
恋人のものと比較して、男優の方がいいと、気持ちいいと何度も叫び、全身を快楽の沼へと沈めていく。
子宮口は亀頭との濃密な口付けを交わし、今か今かとその奥、子宮へと精液を運んでくるのを待っている。
膣肉はうねり、自分を気持ちよくしてくれている男に奉仕するように肉襞を絡みつかせ、腰を動かし、肉壁へと擦り付けさせる。男優の腰に脚を絡み付かせるその姿は娼婦というには生易しい。表現するならそれこそ、雌。その一言に尽きるほど、セイバーは我を忘れて快楽に耽っている。
後ろから。前から。上から。
何度も体位を変えながら、セイバーは男優との交わりを楽しんでいた。>>518
「んぅ、ちゅ。ちゅ、る…ん、む…んぅ…ぁ、んぅ…れ、る…ん、ぅ…」
唇と唇とを重ね合わせ、子宮口と亀頭でのそれよりも濃密な口付けを交わす。舌を絡ませ、唾液を啜り、貪るように吸い付く。
すると、今まで激しく責め立てていた男優の腰が、男根を奥へと押し付けたまま動きを止めてしまった。
「ん、ぷ…ぇ、ぅ…?」
不思議そうな顔で男優を見つめるセイバー。
焦らさないで。気持ちよくして。そう懇願するように腰を動かし、くねらせる。
「ん、ん、ふ。セイバーさん、提案があります」
そんなセイバーの内心を見透かすように、妖しく、けれど美しい笑みを浮かべる男優はこう告げる。
このまま気持ちよくしてやるから、一時の契約ではなく本格的に契約を結ぼう、と。そうすればずっと気持ちよくしてやる、と。
そして他の撮影関係者に聞こえないようにそっと、耳打ちする。
「その代わり、僕が求めてきたらすぐにその身体を差し出すように……仕事以外でも、ね?」>>519
男優の言葉に、そんなことは、と我に帰るセイバーだが男優が小さく腰を動かすとその考えはすぐに瓦解して崩れ落ちる。
奥を擦られる。シロウでは、マスターでは届かないところを気持ち良くしてくれる。
しかしすぐに焦らすように入り口をだけを擦り、鈍い刺激のみを与えるように動いてくる。
「頷けないんだったら、このままイかせてやりませんよ?」
こちらを試すように微笑みながら男優はそう嘯く。
セイバーの体はもう、我慢の限界だった。このままいつまでも絶頂させてもらえないなんて気がくるってしまいそうだ。知らず腰が動く。けれど男優も刺激を与えないように腰を動かす。ああ、だめだ。狂う、くるってしまう。ほしい。ほしい。気持ちよくしてほしい。だからーー
「ぅ、ぁ、ぅ、わかり、まし、た……契約、結ま、す…」
ーーだから、セイバーは男のいうがままに従ってしまった。これで、今までの契約は無効だ。彼らはセイバーに自由に触れ、求められるだけこの身体を差し出す。それが、セイバーの選んだことだった。そんなものは、本来なら許し難い、頷くことすら出来ないこと。
「だ、から…イかせて、くださ、い…おねが、しま、す…!」
けれど、今はそれ以上に、男に抱かれて、絶頂することの方が大事だった。>>520
にやりと笑い、男優は激しく腰を動かしていく。
どちゅ、どちゅ、と蜜に濡れた結合部で淫猥な音を鳴らしがら何度も何度も、男優はセイバーの子宮を突き上げる。
「あっ!あっ!!あ゛!い゛!ひっ、あっ、ぐぅっ!!」
望んでいた刺激に歓喜の声を上げるセイバー。その言葉にならない獣の鳴き声のような喘ぎはまさに、画面の中で性に溺れる女たちとまるで同じだ。
絶頂が止まらない。何度も何度も絶頂しているのに、繰り返し快楽を叩きこまれる。まるで一秒が永遠のような、繰り返される快楽に視界は白く塗り潰されていき、頭の中も靄がかかったよう。
既にセイバーは溺れてしまっていた。男から与えられる女としての快楽の味を教え込まされてしまった。
男の動きが変わる。
女を悦ばせるものから、自ら快感を貪るような動きへと荒々しく、激しく。
ペニスがびくびくと痙攣し、膨張を始めるのが膣肉を通してセイバーに伝わる。
ああ、待ち望んでいた瞬間、雄が雌を孕ませる射精の瞬間。
セイバーは男優に絡ませた自らの手足に力を込める。
ペニスを逃さないように、快感を逃さないように。男優が吐き出す精液、その一滴すら逃さないように。
ずんっ、と一際重い一突きがセイバーの子宮を襲う。それを合図にしたように、子宮口へと押し付けられた男根は、破裂したようにその精をセイバーの内側へと注ぎ込んでいく。>>521
「ーーーーーー、ーーー」
子宮が満たされる快感に絶頂し、セイバーは、一瞬意識を飛ばしてしまった。
しかし、射精したばかりの男根は衰えることがなく、再びそのまま動き出す。
「ーーぁ」
与えられる快感で強引に意識を引き戻されるセイバー。
その瞳の端から涙をこぼし、イキすぎて辛いと、こわいと、少女のように懇願するが男優はその責めを止めない。
それどころか貴女の泣き顔を見つめながら楽しそうに笑い、宣言する。
「このまま快感を頭に焼きつけて、ずっとここから離れないようにしてあげましょう」
その言葉を絶望の表情で、しかし心のどこかで期待しながらセイバーは震えた。
苛烈なまでのセックスは、夜が明けるまで続いた。
◆>>522
◆
その翌日、家に戻り、セイバーは士郎を求めた。
愛する士郎とのセックスは、セイバーの心を満たし、また十分快感を与えてくれた。
しかし、彼女は気付いていた。
満たされない感覚。
物足りなさを感じている自分がいることに。
途中から自分では感じているふりをしてしまっていた。声はか細く、密やかに。その姿はまるで快感を押し殺しているように見えるが、見る人が見れば、それを演じているのだと簡単にわかる。士郎は、前者だった。
物足りない。昨夜のあの、気が狂いそうになるほどの快感を求めている自分がいることに気付いてしまう。
そして数日後、セイバーの足は今日もまた、あるところに進んでいく。その頬を赤く染めつつ、どこかうっとりと瞳を潤ませながら。下腹部で疼く熱を抑えながら、あの場所へと。
数週間後、金糸の髪を持つ美しい少女のAVがインターネット配信にて全世界に出回ることになり、ある一部の業界が騒然となるが、魔術師達は現代機器に弱い。だから、士郎達が気付くことはない。気付くのはむしろ、その周りの、無関係の人間達なのだが……それはまた別のお話。>>525セックスシーンは書くのあまり得意じゃないし、ある程度ぼかした方が各々好きに妄想出来て捗る派なので付け足すかは微妙。
>>499
「減るから! いろいろ減るから!」
「煩いわね、初夜を迎える処女じゃあるまいし」
「女の子が言う言葉じゃなくない!? ちょ、まっ!」
ぐだ男の懇願もどこ吹く風。
ジャンヌはそのままズボンのチャックを勢いよく下ろしていくと、恐る恐るその手を中に入れてぐだ男の恥部を突いてなぞり、形を確かめはじめる。
「ひゃっ……男のってこんな形してるのね……すっごいグロテスク……それにすっごい熱い……」
「やめ、なぞるなぁ……!」
初めておもちゃを与えられた幼児のように、ぐだ男の一物を壊さないように、しかしながら興味津々な面持ちでその手の中に包んでいく。
ジャンヌの冷たい手が、熱くなったぐだ男の恥部を冷やすようになぞっていくと負けじとぐだ男のそれは熱く反り立っていく。 未知の快感が背筋を駆け巡り、ぐだ男の口から呻き声と共に熱い恍惚のため息が吐き出され、ジャンヌはその顔を見てサドスティックな笑みを浮かべる。
「なによ、いやいや言いながら蕩けそうな顔をしてるじゃない?」
「それ、は。 ジャンヌが触るから……」
「ふーん、触ってるだけなのにそんな良いのね……ふふっ、パンツを破りそうな勢いね……楽にしたいんじゃないの?」
「それは、そうだけど……っ!?」
「じゃあ出してもいいわよね、んむっ……」
反論しようとするぐだ男の口を自らの口で塞ぎながら彼の上にまたがると、そのズボンの中から彼の一物をゆっくりと外に出していく。>>527
「んっ……ぷはっ、やっぱり見た目もグロテスクね……色も真っ赤にして湯気が出そう……男って興奮するといっつもこんなになるわけ?」
「いや、いつもはもっと落ち着いてるというか……ジャンヌが触ったから……」
「ふーん……ね、もっとキスしなさいよ」
「はい……?」
反り立ったぐだ男のそれを見つめた後、ジャンヌはある提案をした。
「キス、してる間だけ気持ちよくしてあげる。 触っても許してあげる」
それは彼女らしい上から目線での提案、と言うより命令であったが、それは彼女がキスと言う行為を遠回しながらも気に入ったという表現でもあった。
つまりはもっとキスをしていたいのだ。
素直じゃないなとぐだ男は思いながらも、自分の恥部もまたはち切れんばかりでどうしようもないもどかしさで限界であったので、彼もまた恥ずかしがりながらも素直に頷いてゆっくりと顔を近づけていった。
もはや日は落ち切って、明かりもない倉庫は窓からの月明かりが差し込むだけであり薄暗い。
そんな中でジャンヌの肌は光を吸って輝くように白く繊細であり、一つの芸術品のように美しかった。
「んっ……んむっ……ちゅっ……」
ぐだ男がその手を彼女の制服の中に入れ、肌に触れると少しだけ体を跳ねされるが、そのままキスを続けると受け入れるかのように体を密着させてくる。
そのままぐだ男はその手を__
1.腹部をなぞりながら胸部へと手を移動させ__
2.背中をなぞりながら彼女の臀部へと手を伸ばし__
さぁ、どっちだ。これは悩むが2!
ぐ・・・悩む・・・けど、僕は2が良いです!
最近は尻を気に入っているので2ッ
ここはやっぱりお尻!2だっ!
おいおい、2で驚かせて手薄になった前を1で責めるに決まってるじゃないか
>>497
478です。
感想ありがとうございます!織田姉弟はなんだかんだ両思いなのにすれ違わざるを得ないところがたまらんですよね……
カッツの尊敬と親愛と愛憎でぐちゃぐちゃになった挙句「もうどうにでもな〜れ☆」しちゃうのが好きです(>>524
脳がトロけそうなねっとりした文章で、エロスとはこういうことなのかと気づかされました
この作品のおかげでNTRモノにさらにハマりそうです!素晴らしい!
完全版を楽しみにしています!>>528
2の尻をお願いします!尻派が多くて我もうれしい
胸の谷間とかもいいけど、尻のそれもまたよし>>537
凄く悩みましたよ
胸→絶対柔らかいじゃん・・・あんなのさわったら指とろけるじゃん・・・
尻→あのくびれ最高過ぎますしおすし、どさくさに紛れて太ももまで触っちゃったりしてな!俺はシチュで選んだでござる
キスしながら互いのを弄るとか絶対エロいやん!>>528
おっぱい聖人なんで1でキスしながらだと尻をいじりやすそうだし、ジャンヌをベットかなにかに押しつけられたら乳も触りやすくなりそう。
>>528 2が多かったので2の展開で……マシュの時は胸だったな……
「ひゃっ……」
そのままぐだ男は彼女のアンダーウェアの中に手を入れてゆっくりと背中をさすり始める。
火照った肌がしっとりと汗で濡れており、心地よい感触にぐだ男は人差し指で背中の真ん中をなぞっていくとジャンヌもそれに反応するように体を震わせる。
「んんっ……ちょっと、くすぐったいったら……あっ……」
そのままぐだ男の指は止まらずに腰にまでその指がなぞられていくと、ジャンヌもこのままぐだ男が何処を触ろうとしているのかを察して思わずその手を抑えてしまう。
「……ダメかな?」
「……キス、忘れてる」
しばらく見つめ合った後、恥ずかしそうに顔を反らすジャンヌにぐだ男が優しくキスをするとジャンヌはそのまま舌を絡ませ、押さえていた手を離してそのまま彼の恥部へと手を伸ばしていく。
「あんっ……んちゅ……」
妨げの無くなったぐだ尾の手がジャンヌの下着の中へと入り込み、そのまま彼女の臀部へと手を這わせていく。
引き締まっていながらも、低反発枕を思わせるようなジャンヌの臀部はぐだ男が軽く触れるだけで腰を跳ねさせるほど敏感であり、力を入れて指を沈ませると簡単にその尻肉は形を変えてその指を包み込む。
「やっ……あっ……んっ、ちょっと触り方が変態っぽいんですけど……」
「だってそういうことしてるんだし……んむっ」
「ちゅっ……あんっ、そろそろこっちも触ってあげないとね……」
臀部への愛撫に体を震わせながら負けじとジャンヌもぐだ男の一物を握るとゆっくりと上下に擦り始める。 突然の刺激に思わずジャンヌの尻肉を握ってしまうがそれも快感に変わるのか大きく体が反応してキスの中に荒い息が混じり唾液の量が増えていく。>>542
同時に大きく掴まれたジャンヌの臀部は桃を縦に割った様に彼女の秘所が開かれ、くちゅ、という淫靡な水音と共に愛液が滴り落ちて太ももに伝わっていく。
ジャンヌの愛撫が激しくなっていく共にぐだ男の愛撫も勢いを増していき、こねる様にして揉まれていくジャンヌの臀部と合わせて彼女の秘部もまた開いたり閉じたりを繰り返してそのたびに愛液が零れ落ちて床を濡らしていく。
ジャンヌの愛液で自分の手がぬれていることに気付いたぐだ男は、深くキスをしてジャンヌ気を反らすとその愛液が伝うふとももからそれをすくいあげる様にしてジャンヌの秘所へとゆっくりと手を伸ばした。
「んんっ!? んむぅ! そこはぁっ……!」
優しく指で擦るようにすると、ジャンヌはぐだ男に馬乗りになっていた腰を上げてその刺激から逃げようとするが、いかんせんキスを止めようとはしないので結局ぐだ男の指が届く範囲にしか逃げられずその刺激をそのまま受け取ってしまう。
「ひゃっ……あっ、あっ……だ、めぇ……んむっ……!」
ぴったりと閉じたジャンヌの秘所を人差し指と薬指で開き、中指全体で大きくなってきている陰核もろとも擦ると、くちゅぐちゅ、と水音が増していき、ごぷっ、と粘性の濃い愛液が奥から溢れだし、ジャンヌは嬌声を我慢するように歯を喰いしばって先に絶頂させようとぐだ男への愛撫を続けるが、その手はロクに動かせず、歯はガチガチと震えてもはや限界はそう遠くない事が伺えた。
今日は此処まで。 なにかアドバイスがあればお願いします。>>543
投下される度楽しみに見てます!言う事とかは特にないです、アドバイスできるほど達者では有りませんし。>>500
やたらデレてるアタランテで>>543
「……キス、忘れてる」ってセリフがすごく好きです
ジャンヌがぐだ男のことを好きなのが伝わってきます!ガレスとガウェインの近親姦エロSSが書きあがったので投下します
ガレスちゃんの性格・口調は竹箒をヒントにしただけの捏造ですごめんなさい
それは獅子王と騎士たちが聖地に進軍し、偽の十字軍を制圧する戦いの一幕だった。
日没になり、戦場から帰ってきた騎士たちのひとり、ガウェインが心中で憂えるのは妹ガレスの事だった。
(同胞を手にかけ、今もその手を汚し続けている――ガレスは優れた騎士だが、果たして耐えられるものか――)
王への報告を終え、人払いをした天幕で休んでいたガウェインに快活な少女の声がかかった。
「お兄様!」
「ガレス」
天幕をひょいとまくって入ってきたのは戦場の鎧姿そのままのガレスだった。
「やっぱりお兄様の顔を見てると元気になるわ! いつ見てもお美しいんだもの」
鎧兜で表情は伺えなかったが、ガレスが屈託なく笑ったのは兄ゆえにたやすくわかった。
「ははは、それなら存分に見なさい」
(…………ガレス)
ガレスの銀の鎧は全身くまなく血にまみれていた。水で清めて銀の輝きを取り戻しても、戦場に出ればまた赤黒い凝血で覆われるのが常だった。
「さあ、その鎧を脱いでしまいなさい。明日も朝は早いのですから」
それでもガレスが外の川で必死に鎧の血を落とすのを手伝ってやるのはせめてもの兄心であり、人らしい心を繋ぎ留める大切な時間だった。>>548
(手伝えるのは私だけでしょう。あの炭化していく指を見られるなど、乙女にはあまりにむごい)
物思いにふけりながらガレスの鎧兜を外してやった時、ガウェインは凍り付いた。
「……ガレス、もう城へ戻りなさい」
「え? まだ皆さまが残っているのにわたしだけ戻るなんて……」
「いいから、自分の部屋に戻りなさい、ガレス。ローブを被って、誰にも見られぬように」
「……はい、お兄様」
ローブを着せてやり、ガレスが馬で走り去ったのを見届けると、ガウェインは部下を呼び命じた。
「明日からガレス卿の鎧はお前たちが清めるように」
「その、ガレス卿は『不浄なものを触れさせられないから』と頑なに拒まれて……」
「構わん。やれ」
「では召し替えは……?」
「私がやる。さあ行きなさい、よく休み、よく戦うように」
部下が去った後、ガウェインは小川にガレスの鎧を浸した。
清水は鎧を通ると紅く染まって下流へと流れていき、剣を持つ籠手などニスを塗ったように血にまみれ、何度も素手でこすらねば鏡のような銀地が見えてこなかった。
(鎧は清められど、心までは清められない――)
水から取り上げた鎧に映る己の顔を見ながら、日々血塗られていく健気で純粋な妹に思いをはせた。>>549
そんな地上の葛藤とは関係なく、ダイアモンドの塵をまいたような星空に白銀の月が昇った。静かで清浄な夜の空気は水晶のように冷たくガウェインの喉を通った。
夕食の後、城の固い石の床に座りこみ、窓から入る月光で武具の点検をしていた時に、何かの破砕音がした。ガレスの部屋の方角だった。
「ガレス!」
半ば蹴破るようにドアを開けると、叩き割られた鏡が石の床に落ちていた。
「ぁ……」
かすかな声にハッと右を見れば、月光の届かぬ部屋の隅に、隠れるようにガレスは蹲っていた。
「やっぱり鏡なんて見なければよかったわ。打ちのめされるだけなのに……」
ガウェインが妹の傍に膝を折り、包み込むように抱きしめるとガレスは顔をあげた。
その右の瞳には無惨な痣ができていた。
「きっともうすぐ、左目も……」
「……ガレス」
ガウェインは慰めの響きで妹の名を呼び、瞼に口づけた。ガレスもそれに縋るように、兄の首に腕を絡めた。ガウェインは妹が自分に頬、額と口づけるのを穏やかに受け入れていたが、唇への口づけに情欲の熱が籠ると、今度は拒絶を込めて妹の名を呼んだ。>>550
「ガレス」
「いやです」
「ガレス!」
ガレスは一瞬びくりと身を震わせたが、それでも兄に絡めた腕をほどこうとはしなかった。
「わかっているのか。これがどんなに汚らわしい事か――」
ガウェインが冷徹に咎めるのを、はねのけるようにガレスは言った。
「いいえ、わたしが賜ったのは『不浄』なのですから、ガレスは汚れません。これ以上汚れることなど有り得ません」
「ガレ――」
その言葉の先はガレスの唇に塞がれて言えなかった。一瞬のふいを突き平衡を崩したガウェインにガレスはのしかかり、熱っぽく唇を求め続けて放そうとしなかった。
「む……ん、はぁっ」
「ガレス、もう――」
息継ぎで唇が離れた一瞬に、肩を掴んでガレスを引きはがそうとしたガウェインはその顔を見て手を止めた。
「助けて、おにいさま」
ガレスの目から滂沱の涙が零れていた。
「たすけてぇ……」
もう何も映していない虚ろな目だった。
その時、悟ってしまった。――ああ、この哀れな妹は救えない、と。>>551
ガウェインは虚脱し、もう何も言わずに妹に身を任せた。
「お兄様、お兄様、お兄様……」
「……好きになさい。私が許そう」
「あぁっ……お兄様……」
うっとりと呟き、ガレスは柔い舌を差し入れて混ざり合った唾液を嚥下した。
「お兄様は、本当にお美しいのね……」
離れた唇の間の銀糸が切れぬ間にガレスは呟き、ガウェインの服を開いて引き締まった兄の身体を露わにした。
「その美しさでわたしを満たして……救ってください、お兄様」
ガレス自身の白い薄手の絹服も、腕を悩ましく交差して肩紐を落とすと、夢まぼろしのように白く柔らかい肌が月光に照らされて露わになった。
そのまましなだれかかり、濡れた粘膜をガウェインの剛棒にぬるぬるとすりつけながら、逞しい胸板にキスしていく。
それをガウェインはぼんやりと見つめた。
(私はガレスのあの笑顔に救われていた……ならば、ガレスは私が慰めねば……)
ガウェインはガレスを抱き上げ、ベッドの上にそっと寝かせて覆いかぶさった。
腰にまとわりついているだけの絹服を足から抜き、あやすように太ももを撫でると
、ガレスはかすかに震えていた。
「何を恐れているのです。明日も行わねばならぬ殺戮を? それとも、朽ちゆく己の身体を?」
ガレスはかぶりを振った。柔らかい髪がガウェインの胸板を掃いた。>>552
「神が、神が恐ろしいの……きっとわたしを見てるんだわ、きっとこんなことお許しに、んむ……」
ガウェインはぴったりとくっついている熱い身体を引き寄せ、唇を重ねた。
「神のお裁きが恐ろしいなら目など閉じてしまいなさい。神のお咎めが怖いなら耳など塞いでしまいなさい」
あやすように頭を撫で、ガレスが安心して身体を緩ませたのを確かめてから、濡れた秘部に自身の肉茎を埋め込めば媚肉が待ちかねたように甘くうねった。
「あぁっ! お兄様、ごめんなさい、ごめんなさい」
ガレスは歓喜に身を震わせ、ゆっくりと律動する兄に身を任せてただ淫悦に耽った。
「妹に応えるのが兄のつとめですよ」
「ああ、お兄さま……」
二人は夢中になって舌を絡ませ、陰部は抽送を繰り返して愛液でべっとりと濡れていた。
繋げた粘膜からじんわりと広がってく甘い快楽が脳髄を蕩かしていく。
「はぁ、はぁ……あぁ、ん。こうしてると……ひとつになったみたい」
ガレスは、兄の肉柱を自分の中に入れていると、臓腑ごと繋がっているような心地がした。心臓も一つになって……同じ拍動、同じ血に、同じ快楽をのせて互いの身体を巡っているような……
「くッ、ガレ、ス……!」
ガウェインの抽送が激しくなり、ガレスの子宮も突き上げてくる肉棒にねっとりと絡みついた。部屋はむせかえるほどに濃厚な淫靡さに満ち、いやらしい水音が石壁に反射してガレスとガウェインの耳をふるわせた。
「あぁっ! お兄さまあぁっ……」>>553
ガレスは絶頂し、ぎゅうっと目を閉じて胎内に精液が放たれる感覚に酔いしれた。
「ハア、ハアア……」
息を整えたガウェインが萎えたそれを引き抜こうとすると、ガレスの足が絡みついて引き留めた。
「いやっ……まだ、抜かないで」
そう懇願するガレスは、秘部から零れる白濁がこの上なく卑猥で、ガウェインを見つめる瞳は悪魔のように悩ましかった。
「もっと、欲しいの……」
ガレスは常とは違う、清さや純粋さの対極、淫靡と退廃の極致にいた。胎内を甘く締め付けて、瞳を快楽に蕩かして懇願した。
「抱いてください、お兄さま。そうじゃなきゃ、きっと耐えられません」
ガウェインは優しく答え、ガレスを抱き上げて体面座位をとると、ゆっくりと抽挿を再開した。
「おまえが望むだけ、いくらでも――」
男なら我を失うほど妖艶なガレスの媚態も、ガウェインにはただ痛ましいとしか思えなかった。
「あぁ、いい……気持ちいいよぉ……」
ガレスは近親姦の罪に慄きながらも、兄を凌辱する嫌悪に震えながらも、この淫罪の快楽を貪らずにはいられなかった。
「んぅ……」>>554
腰骨までふるわせる快楽で胎内を潤ませながら、ガレスは目の前の唇に夢中になって吸い付き、薄く柔らかい舌をからませる。
「はぁ、ん……ああっ」
こうして兄の肉体に溺れるという悍ましさの極点にいる時だけは、すべてから逃げられた。「ガレス……」
ガウェインはいたわるようにガレスの背中を撫で、ただガレスに快楽を与える事に集中した。徐々に抽送を激しくしていくと、ガレスの胎内は甘えるようにガウェインの肉柱に絡みついた。
「ああ、ああっ」
声もうわずり、熱い息が乱れ、ガレスの官能が昂っていく。自分を抱くガウェインに縋りつき、汗で濡れた肌と肌を合わせると、胸の先端がこすれていっそう兄と繋がっている秘部をしとどに濡らした。
もう、極彩色の奔流のようなこの快楽が全てだった。
「ああっ、おにいさまぁ、きちゃうよぉっ!」
悍ましさも慄きも快楽に変えて、ガレスは絶頂した。
「くっ、ガレ、ス……」
ガウェインも、ガレスに応えるように白濁を胎内に送り込んだ。>>555
「はあっ、はあっ……」
ガレスの呼吸がだんだんと落ち着いてきた。
情事の後の倦怠が部屋を包んだ。
「……ごめんなさい……お兄様ごめんなさい……」
ガレスは俯いたまま、ただただ泣いた。ガウェインの肌の上を涙がつたっていく。
「……もう、泣くのはおやめ。私はもうとっくに何もかも許しているのだから」
「お兄様……」
ガレスはようやく顔をあげた。涙に濡れた目尻をガウェインは指で拭った。
「だから眠りなさいガレス……今夜はずっと抱きしめていてあげるから」
「……はい、お兄、さま……」
ガウェインはガレスをそっとベッドに寝かせ、自らも横になりガレスを抱きしめていると、やがて心地よいまどろみの中にガレスは沈んでいった。
「……」
ガレスが寝入ると、瞑目したガウェインは心中で祈りを捧げた。
(神よ……どうか、ガレスはお許しを……罰するならば、この兄を……)
今だけは、王よりも神が恐ろしかった。
この先、ガウェインがガレスを斬ることになるのは遠からぬ事である。>>558
証言ファイル■■-■■
対象:マシュ・キリエライト
(まず最初にこの証言が音声媒体への記録および、文字書き起こし記録になることを改めて説明する。一切の偽証を行わないと誓うか。)
はい、誓います。
(まず、最初の召喚時について、思い出せる限りで情報を述べよ。)
ほとんど意識を失いかけていたので、私のわかる範囲だけであれば。
あれはフランスのオルレアンの古城でした。嵐のような荒れた空模様で稲光さえあって、城内は暗く、ワイバーンがたくさんいて、私は、その、ほぼ死にかけていました。現地で協力を得たジャンヌさんは、もう一人のジャンヌさんが地獄の業火で焼いてくるのを旗で防ぎながら、一対一でやりあうのが精いっぱいで。その時先輩には他のサーヴァントと言えば、クーフーリンさんと小次郎さんとタマモキャットさんくらいしかいなかったので、パーティーも壊滅していたんです。私を抱きしめる先輩の手の令呪が光って、次の瞬間に、ヴラドさんが立っていました。天気が悪かったはずなのに、その時に雲の切れ間が見えて、お日様に照らされていたのが印象的です。
ただ、その時、ヴラドさんは、とても怒ってらっしゃって、その後先輩は、私を抱きながら、やっぱり何か叫び返していて…でも、私、ちょっと朦朧としていて、内容は聞いていないんです。ただ、その後、すぐに竜に立ち向かって全部バッサリ切り捨ててくれて、まるで神様の助けかと思いながら、私は気を失いました。
(当時の彼の印象は。)
今言った通り、神様のお助けか何かかと。こちらに背中を向けて竜に立ち向かう姿が、後光か何かがさしているようにすら見えましたし、とても頼もしくて…その、あの人ちょっとカッコイイなって。
(ミス藤丸の様子は)
あまり覚えていません。ただ、私が最後に見たのはヴラドさんではなく先輩なのですが、先輩も見惚れているようでした。>>559
(カルデア帰還後、ヴラド三世と接触を持ったか)
いいえ、彼と次に会ったのは、ローマに行ってからです。
(その時の様子はどうだったか)
フランスで見た時と、ちょっと印象が変わりました。なんというか、ちょっと怖かったです。
(具体的に)
前にフランスでお会いしたときは昼間だったんですけど、ローマではほとんど昼にお会いすることはなかったです。戦闘になったときには、昼間でも、もう負けそうかな、ダメかなってなったときに最後に出てきてくださったりしましたけど、いつもそのたびに空が曇って、ちょっと不吉な感じがしました。テントにいるときも、ドアなんてないのに、ノックの音がするんです。で、「彼は招かれない部屋には入らないの、紳士よね」って先輩は言うんですけど、なんでドアがないのに音がするのかものすごく怖いし、一回招いたら入れちゃうってことだしそれも怖くて怖くて…。一番怖かったのは、どこから出てくるかわからないというか…ついさっきまでいなかったはずなのに、先輩のすぐ真後ろに立ってたりとかして。私、先輩といつも一緒に行動してますし、デミ・サーヴァントなので、気配とかにも敏感な方だと思うんですけど、本当に気が付かないんです。本当に一つ一つ、怖かったです。言えませんでしたけど。
(なぜ言えなかったのか)
ええと…ヴラドさんは目つきがすごく怖かったし仲良くしてくれそうな雰囲気はなかったし、先輩もヴラドさんと仲が良くて、本人がいないところでも少しでも悪口をいうと怒るから…。
(親密な関係だったか。恐れてはいなかったか。)
仲良しだったと思います。少なくとも怖がったりはしていませんでした。夜とかに、突然彼が現れて後ろから耳打ちして、先輩がクスクス笑ったりとか、そんな感じでした。
(2人だけで行動することはあったか)
私と先輩が、ですか?
(ヴラド三世とミス・藤丸が。)
わかりません。さっきも言ったけど、急に出てきたりして神出鬼没でした。
(ミス・藤丸がいないときにヴラド三世が現れたことはあるか)
ありません。
(ミス・藤丸が単独行動することはあったか)
ありません。>>560
(マシュ・キリエライトとミス・藤丸が別行動をすることはあったか)
大体一緒でしたけど、たまにタマモキャットさんが、夜の散歩を急にせがむことがありました。そういう時は、私はお留守番することが多かったです。
(散歩の途中で偶然遭遇したりしたことはあったか)
・・・答えたくありません。
(これは重要調査である。回答せよ。)
一度、いや、二度だけ。
(具体的に述べよ)
本当に答えたくありません。これ、必要なんですか。
(具体的に述べよ。重要作戦の一部であり、拒否権は認めない。)
・・・わかりました。1回目はその、たまたまトイレに行った時なんですけど。月があまりに綺麗だったので、ちょっと散歩してみようと思って。ローマへ凱旋中で敵もいないし、ちょっと浮かれてたんです。大きな岩があって上って、景色を楽しんで、その後降りようと思ったら、上ったのと反対側の岩陰に、先輩がいました。
声をかけようかと思ったのですが、なんだか雰囲気が違って、ちょっと思わずためらってたら…。
(続けて)
すごく周りをきょろきょろ見てたんですけど、岩の上は見てなくて、安心したのか、何か小さくつぶやいたら、影からヴラドさんが出てきたんです。
(具体的に)
よくわかりませんけど、なんというか、そういう表現しか見つからないです。確かに先輩しかいなかったはずなのに、気が付いたら先輩の後側に立ってて、それで…
(続けて)
2人がキスをし始めました。そのまま、服を脱がせて…これ、もういいですよね。>>561
(重要事項となり得るため詳細な報告を求める。特に会話内容については余すことなく述べよ。また、ファーストインプレッションは無意識下での情報処理を反映している可能性が高いため、その時の自分の主観についても詳細な報告を求める。)
これで関係なかったら後で絶対に許しませんからね。
とにかく、2人は向かい合って座って、愛を囁き合っていました。月光の下で、指と指が絡むのは、たいそう美しいもののように思えました。私は、その時は少しうっとりしていたと思います。今宵は月が綺麗だ、お前の国ではそう表現するのだろう、とヴラドさんが言って、先輩は、そうですね、と答えました。それに対してヴラドさんがどちらへの返事か、と尋ねて、先輩はフフフ、と含み笑いしました。その時の先輩の表情は、私が見たことのないもので、今までずっと親密だったと思っていたのでとても意外にも思いましたし、私にはあの顔はきっと見せてくれないんだろうな、とちょっと寂しくも思いました。
握り合った手をそのままに、ヴラドさんが先輩の手の甲に口づけをして、そうしたら、先輩はそのまま彼の手を引き寄せて、彼の顔を見ながら、彼の人差し指を、ゆっくりと咥えました。そして、目をそっと伏せて、そのまま何かいとおしいものを大事に大事に慈しむように、ゆっくり、ゆっくりと舐めました。途中で軽く口を半開きにして舌を見せながら舐めたりもしました。ヴラドさんは、そんな先輩の顔をやさしい顔で見ていて、親指で先輩の唇をそっとなでたりしていました。先輩の唇は少し濡れて光っていて、柔らかそうで、そうして触られたりすると、先輩は少しうっとりとしている様子でした。その時点では私は嫌悪感はなくて、むしろ何か美しい絵画か何かをこっそりと覗いているような気持でした。おそらく見るべきものではないのだと本能的に感じてはいましたが、知らず知らず見入っていましたし、あの先輩を独占しているヴラドさんに、少し悔しくさえ感じていました。そして、ヴラドさんが、本当にそなたは指が好きだな、と軽く笑って、先輩があなたなら余すところなく全部好きなの、と答えて、聞いたことのない声音だったので、私はなぜかわかりませんが、ちょっと胸が苦しくなりました。>>562
そんな可愛いことを言われては、襲ってしまっても仕方ないではないか、と彼が言って、先輩は私は全て貴方のものだから、と答えて、そのままゆっくりカルデア制服の上着のジッパーを下げました。驚きで一瞬ぎょっとしたのですが、ジッパーは胸の真ん中くらいで止まって、先輩は自ら左、だったかな、肩を少し開けるようにしたので、胸の谷間と鎖骨があわらになりました。白くてすべらかでとても綺麗でした。
そのまま二人はまたゆっくり時間をかけて口づけをして、そのままヴラドさんは先輩の首筋の方に顔を向けて、こちらからは表情が見えなくなってしまいました。先輩はそのままうっとりした表情で空を見上げていました。しばらくすると、ヴラドさんは、ゆっくりゆっくりと、先輩の首を舐め始めました。鎖骨のくぼみの辺りから、耳の後ろの方まで。その時に、彼の口がぬらぬらと赤く染まっているのに気が付き、あ、吸血しているのか、と私は気が付きました。まるで砂糖菓子か何かを味わうように、彼の舌が先輩の白い首筋を舐め、先輩は恍惚とした表情で目を閉じていました。そのまま、先輩の白い指が噛まれた方の首に触れ、もう一度目の前に持ってきました。指は赤く染まっていて、私はあっと思いましたが、先輩はその指を相変わらずうっとりした様子で眺め、そして迷いなく口へを運びました。そのまま白いのどがゆっくりと上下して、自分を血を飲み下したのがわかりました。ヴラドさんはその時にはじっと先輩を眺めていて、気が付いた先輩に、もう一度、今宵の月はこんなにも美しい、と言って、先輩は、この夜が永遠になればいいのに、と答えました。そのまま二人はまた口づけを交わして、そうしながら先輩はゆっくり自らジッパーを下までおろして両肩を脱ぎ、ヴラドさんは上の下着を外したので、二人の体が離れた時に、先輩の上半身は裸になっていて、白い肌の上を、首から鎖骨、そして胸の中ほどまで赤い血が一筋流れていて、その時、私は、その、表現しにくいのですが、多分エロティックな気分になっていたと思います。ただ、同時に、先輩が違う人になってしまったかのようで、怖くて、悔しくて、あと、なぜか言いようのない不安を抱えていました。>>563
で、先輩はそのまま下も脱ぎ捨てて裸になってて、ヴラドさんも多分そうだと思います。私、その、男の人の裸とか見たことないから恥ずかしくなって顔隠しちゃったし。で、それでしばらくしたら変な声がしてきて…ご想像ください。
(詳細な報告を求める)
本当に最低です!ただのセクハラです!ダヴィンチちゃん、天才は常識がない上に、やっぱり中身はオッサンなんじゃないですか!みんなそう言ってました!
(私語は許可されない。報告を続けよ。最初から最後まで、目撃した内容を印象も踏まえて具体的に。)
わかりましたよ!最初は先輩がその、男の人のアレを咥えてて、もう、私どうしていいかわからないからしばらくへたりこんだまま動けなくて、でも見てたら、あ、すごく見てたんじゃなくて見れないけど気になりすぎてちらっと見るみたいな感じで見てたら、急に口から抜けて、なんか顔にかかって。あんなのついてるんだとか、あんなに大きくなるのかとか、それまでも十分に衝撃受けてたんですけど、そのかかったのを先輩がすごく嬉しそうに手ですくって全部舐めてたのが、なんかもう、うわあ…って。その辺りから、先ほど感じていた美しいものをつい見てしまうような気分は感じなくなって、恐ろしいほどの嫌悪感を感じていました。その後、先輩がよつんばいになって、また大きくなってて、今まで見たことないような顔と声で、おねだりしてて…
(具体的に)
あなたが早く欲しいとか、我慢できないとか、そういうことを…
(強要されていたわけではないか、言葉づかいは敬語だったか)
先輩が自主的におねだりしていました。敬語…といえば敬語、かな。丁寧語、というか。はっきり上下関係とまではわかりません。
(続きを)
その…これ、ドクターにも見せるんですか。
(この記録はレオナルド・ダ・ヴィンチが現在起きているインシデントについて検討を行うために実施しているものであり、本記録の公表の予定はない。)
先輩のために、ぜひそうしてあげてください。その後は、所謂性交渉をしていたと思います。私には経験もないし、そういう知識も文字情報以外はないので普通かはわかりませんけど、なんかこう、表現できないような感じの声で、喘いでました。
(彼女は悦んでいる様子だったか?)
知りません!本当に知りません!汚らわしいです!なんかもう色々ショックで、私、泣いてしまって…>>564
(数分間、インタビュー中断)
(続きを)
泣いてしまってすみません。思い出すだけで今でも涙が出ます。二人の体が絡み合って、鈍く音がし始めたあたりから、私の嫌悪感は度し難いものに変わっていました。汚らわしい、なんという汚点!頭の中で誰かが悲鳴を上げているようでした。ぐちゃり、ぐちゃりというような音が、最初はゆっくりと、そしてだんだん早くなっていって、普段より少し高くて可愛らしいような声で、先輩が言葉にならない声を出していました。途中からキスをし始めて、口は封じられたのですが、んー、というような、鼻から抜ける声が、聞こえていて、私は思わず硬く目を閉じ、耳を塞いでしまいました。自分の中ではしばらく時間がたったと思って恐る恐る目を開けてみると、二人は向かい合わせで抱き合っていました。本当に裏切られたような気持になって、絶望感で目の前が真っ暗になったようでした。でもどういったわけか、瞼を閉じることはできず、ただ嗚咽を押し殺しながら、2人が長々つながっているのを見ていました。先輩の腕が硬い男の人の体にしなやかに絡みついていて、それは蛇のように罪深く私には思えてなりませんでした。多分、あの瞬間、私は悲鳴を上げたのだと思います。声が止まって、急に殺意みたいなものをすごく感じて、あ、このまま殺される、と思いました。
そしたら、急に後ろから衝撃が襲って私はうつぶせに倒れ、身動きがとれなくなりました。あとでわかったんですけど、タマモキャットさんの変化で、私かくまわれてて、キャットさんがベソベソ泣いてくれてごまかされました。キャットさんは叱られている様子でしたが、あまり強くは怒られていなくて、ほっとする反面、また二人のむつみ合う声がより近くで聞こえて、私はそのまま気分が悪くなり、気を失いました。そのあとキャットさんに口止めされたんですが、知らん顔をしている先輩と次の日にあまりちゃんと会話できなくて。気分が悪い、と私はごまかしつつ、心の中で先輩に何か気が付いてくれることを求めていたのですが、先輩はむしろその日はいつもよりずっと機嫌がよく、私は打ちひしがれたような気分で数日を過ごしました。>>565
(2回目の目撃証言について、具体的に)
もういいじゃないですか…わかりましたよ。2回目は、屋内でした。こう、中から物音がして、タマモキャットさんがドアのところにいたのですが、ちらっと私を見た後わざとらしくスヤスヤ寝始めたのです。ちょっと嫌な予感はしてたんですけど、ドアの隙間から覗いたら、先輩がこちら向きで机の上に座ってて、向かい合ってヴラドさんが私に背を向けて立っていました。彼はマントみたいな服を着ているからはっきりわかりませんでしたが、向かい合う先輩の足は裸足で、ピッタリ抱き合ってるけど太腿の半分くらいまでが見えててはだしだから、きっと2人とも下半身は裸だったのでしょう。先輩の腕と足が黒く長い外套の上から、彼に巻きつき、力強く抱き込んでいて、私を精神的に打ちのめすにはそれだけで十分すぎるほどでした。先輩は半分上の空のような、熱に浮かされたような顔で、泣くような、笑うような顔で、はあはあと大きく喘いでいました。それで、私がもう何も考えたくなくて、部屋に戻ろうとしていたが、ブーディカさんと会いました。
ブーディカさんは、最初からヴラドさんのことを不吉だと言ってお嫌いのご様子でしたし、私がすごい顔をしていたらしくて、そのまま部屋に連れて行ってくれて、話を聞いてくれました。キャットさんに口止めされていたので、1回目のことは話しませんでしたが、今見たことについて言うと、頭をなでてくれて、そういうことを注意するのは大人の仕事で、全部あたしがやってあげるから安心しなさいと言われて、その日はそのまま寝ました。次の日は先輩はものすごく機嫌が悪くて、ブーディカさんとはよそよそしかったです。でもブーディカさんは私にも普通に接してくれて、もし戦いが終わってもカルデアについてきてくれると約束してくれました。
(女王ブーディカはカルデアにはきていない)
そんなはずないです。レイシフトしてこっちに来た時に、私と手をつないでくれていましたから。清姫さんと同じ感じでこっちに来てたので、絶対にどこかにいるはずです。まああの人は勝手についてきて、挙句の果てに備品箱の中に忍び込んで、先輩の部屋で急に中からガタガタやって先輩を怯えさせてましたから、微妙には違いますけど。そういえばあの人も最近みませんね?>>566
(ミス・藤丸の反応は?)
ブーディカさんがカルデアに来ると言いだした時は、露骨に嫌そうではありました。
(殺意はあったか?)
まさか!そこまでではないです。なんというか、うっとうしいなあ、来なくていいのに、くらいの感じです。こう、反抗期?そんな感じ。
(カルデア帰還後に不適切な関係を持っているのは目撃したか?)
直接見たことはないですけど、先輩とトレーニングするときに、あれ、というときは…。普通の白いカルデア制服だとわからないんですけど、2人でトレーニングするときに着替えるじゃないですか。その時に、たまに、服の下に痣があって…。首とか、肩のところ。いつも知らないふりをしてるんですけど、普通に考えてできない場所にあるから、多分普通の痣じゃなくて、あの秘め事と何か関係があると思ってます。吸血とかされてるということなんでしょうか?
(他に彼女の不審な行動を見かけたことはあるか?)
私の質問には答えてくれないんですね…。一度見たことがあります。つい最近、先輩が自分の部屋で、ベッドの上で、全裸で喘いでいました。
(その場にヴラド三世の姿は?)
ありませんでした。先輩もなんというか、夢中というか、目が逝っちゃってるというか。マイルームのドアを開けたんですけどあまりの光景で無言ですぐ締めちゃったんですが、それでもいくらなんでも普通気が付くと思うんですけど、本当に気が付かなかったみたいで…。普通の職員は勝手に部屋開けられませんけど、私ダヴィンチちゃんからパス貰ってたから、つい…。以来ノックするようにしてます。
(本当に彼女一人だったか?)
ええ、先輩だけでした。でもちょっと気味悪かったのが・・・。
・・・なんか部屋の中、微妙に先輩の周りに霧がかかって見えたんです。
これで私が知っていることは全部です。
(インタビュー終了)
(以下余白)>>557
はぇぇ、スッゴイ(語彙ちから喪失)。
濡れ場の描写がすごく良かったです。>>557
銀河英雄伝説を思い出すような丁寧であり美しい文、尊敬……
>>543
「あっ、ひっ……やめっ……もうっ……」
悲鳴に似た嬌声が噛みあった歯の隙間から漏れ、生まれたての小鹿のように足を震えさせ愛液がとめどなく漏れ出している。
白い肌が熱を持って赤くなり桃色へと変わっていく。 そんな中でも必死に快楽に耐えながら愛撫を止めないジャンヌの姿にこれほどにもなく興奮したぐだ男の下半身は、拙い愛撫であってもその快感はぐだ男を絶頂に導くには十分であった。
「うっ、ジャン、ヌ……! もう……!」
「あっ、いいからっ! 早くぅ、イキなさいよぉっ!」
彼女がぐだ男の肉棒を掴む力を強めたことが切っ掛けであった、その快楽に反応したぐだ男が彼女の秘部を弄る指が伸びて、彼女の膣内の奥にへと入り込んだ。
「ひぁっ!? っんあっ、あぁぁぁ!」
「くっ、もうっ……!」
ジャンヌの腰が細かく震え背中を反らせると彼女の恥部から愛液が吹き出してぐだ男のズボンを濡らす。
それと同時にぐだ男も目の前に電撃が走ったと思うと肉棒からとめどなく精液が漏れだしジャンヌの手と制服を汚していく。
「んっ……はぁっ……ねぇ……」
「はぁっ……ふうっ……うん……」
そのままジャンヌはぐだ男の胸に倒れ込むようにその身を寄せる。 静かな室内に二人の荒い息だけが響く中、ジャンヌが蕩け潤った目でぐだ男を見つめるとゆっくりと顔を近づけていく。
ぐだ男もジャンヌが何をしたいか気付くとそのままぐだ男も顔を近づけていき、そのまま二人はそのままお互いを求めあう様に口づけをした。
1.そのままジャンヌは自らのスカートを捲り上げると……(ジャンヌが攻める)
2.そのままぐだ男はジャンヌを押し倒すと……(ぐだ男が責める)
選びませい……これは1だなぁ
俺は2を選ぶぜ!
2を所望する!
ここはぐだ男くんに獣になってもらいたい。2で
>>569
2でお願いします!>>569
1で!今晩、ふたなりジャンタちゃんを投下します
>>578
楽しみです!>>569
2・・・2です!(迫真)
後で選ばれなかった方のルートも書いてくれて良いのよ?(小声)>>569
攻めるジャンヌも見たいので1ぃぃぃ1で
>>569
1なのじゃ!>>45
目が覚めたとき、私はひどい寝汗まみれで毛布を押しのけ、上半身を起こしました。
なんという悪夢、なんという破廉恥な悪夢。
私は両腕で肩を抱き、恐怖と憤怒を抑えようと努めました。
隣には正しく成長した私が、寝心地が悪そうに苦い表情を浮かべていました。時刻はまだ午前三時。彼女は六時まで起きることはありませんが、ちょっとした違和感を感じ取ってしまうようです。
股間というか、お腹の辺りに覚えのある違和感があり、ズボンを覗くと歪に膨らんだ巨大なおちんちんが生えていました。いつみてもグロテスクで、目をそむけたくなるような光景でしたが、昨日とは違い、私は冷静に受け止めることが出来ました。
メディアさんに直してもらった後、私は式さんの部屋に運ばれ、式さんから次のように教わりました。
「おまえのそれは体質……ニキビみたいなもんらしい。出すものを出せば元に戻る。一時的に魔力が留まりやすくなってるだけで、期間が過ぎれば、生えてこなくなる。しばらく辛いだろうけど、我慢しろよ」
とのことでした。論理的に考えてよくない魔力を出せば元に戻るので、昨日のようによくない魔力を出せばいいのですが……
「あれ、えっと……出し方を教わってない……?」
私は巨大なおちんちんをびくびくさせながら、途方に暮れてしまっていました。
「ううっ……!」
私はどうすればこのおちんちんの怪物を消すことが出来るのか、なにをすればいいのかわからなくなって、泣きたくなってしまいました。
いえ、泣いてはいけません。泣いたら彼女が起きてしまうでしょう。私は大好きな人々に知られないうちにおちんちんを消し去り、元通りにならなくてはいけません。
私はすみやかに霊体化して部屋から立ち去りました。
まずはとりあえず式さんのところへ向かいました。彼女ならよくない魔力の出し方を知っているかもしれません。>>569
1でおねがいします>>585
私は昨日訪れた道をたどり、彼女の部屋へと向かいました。
流石に深夜となると、サーヴァントとはすれ違いませんし、夜勤の職員さんともめったに会いません。すんなりと彼女の部屋までたどり着きました。
私は呼び出し鈴を押しましたが、返答がありませんでした。思い返せば、昨日出会った時も廊下でふらふらしていました。彼女には夜の放浪癖があるのでしょうか? まるでカブトムシです。
私はがっくりと落胆し、式さんの部屋を離れようとしたときでした。突如として空間がしん、と静まり返ったのです。
普段からカルデアはもの静かな場所なのですが、この時は何も聞こえませんでした。僅かに聞こえるはずの気温調節の冷暖房の音や、遠くから聞こえるサーヴァント達の笑い声……その全てが世界からなくなってしまったのです。
まるで、雪に覆われてしまったような、一瞬の時間が止まってしまったような、冷たい静けさが、ほんの一瞬だけ訪れたのです。
花のにおいを纏った誰かが近くでふふふ、と笑ったかと思うと、廊下が消えてなくなり、目の前に自動ドアが現れました。
「うわあああぁぁっ! ど、どうして……! どうなって……」
大パニックです。私は尻餅をつき、冷静さを失いました。
ここは式さんのお部屋です。見覚えのある殺風景に、赤いジャンパーを引っ掻けるハンガーラック。空のペットボトルの山……、なぜ自分がここにいるのか、どうやってここに来たのかがわかりません。魔術でもなければ、サーヴァントのスキルでもない。得体の知れない現象に、より強大な何かの片鱗に触れてしまったような気持ちになりました。>>587
「昨日ぶり―――いえ、初対面かしら?」
落ち着きのない私とは対照的な、理性的で女性らしく、どこか儚げな声が後ろから聞こえてきました。ふりむくと、そこにいたのは式さん……なのでしょうか?
いいえ、和製のお人形さんのように整った顔立ちといい、首まで伸びた髪の毛といい、昨日お会いした式さんそのものです。
しかし、今の彼女はトレードマークともいえる赤いジャンパーを脱ぎ、花嫁を思わせる白い着物を着ていました。
服装だけならまだしも、彼女のもつ雰囲気も別人のように豹変しています。昨日お会いした式さんが近代前衛芸術なら、この方は墨絵の掛け軸。長い歴史を見てきた旧き神のような雰囲気が彼女にはありました。、
とても不愛想で、ナイフのような殺気を放ち、無意識的に敵意を振りまく、昨日お会いしたあの両儀 式さんと同一人物とは思えないほど、穏やかなオーラに満ちています。
私は彼女の美貌と雰囲気に飲まれ、一瞬思考を忘れてしまう程見惚れてしまいました。
なんて、綺麗な人なのだろう……
彼女に見惚れながら同時に、私はぼんやりとおもうのでした。この方は、本当に両儀 式さんなのだろうか、と。
「私は「両儀 式」よ。あの子<式>とは違うけれど、本質は同じ」
「あなたは! 人の心が……」
「さあ、どうかしら?」
彼女は、「両儀 式」と名乗る女性はくすくすと笑いながら、幽霊のようにたたずんでいました。
私は彼女のミステリアスな雰囲気を受け入れられるようになり、ようやく理性が戻ってきました。私は一旦深呼吸をして、質問事項を整頓します。
「まず、聞くべきなのは、あなたは式さん? なんですよね?」
「そうね、私は「両儀 式」。あなたとの昨日のことは全部覚えてるわ。ただ、ちょっと違うだけ」>>588
「違う? ライダーのモードレッドさんや、ぽこじゃか増えているアルトリアさんのようなもの? ですか?」
「彼女たちのように、私はあの娘の別の側面でありながら、根本では繋がってる。彼女には認識できないけれど、私には認識できる……
彼女たちというよりかは……そう、バーサーカーの頼光さん……彼女と丑御前のような、対極の関係が近いかしら……いえ、絵本の女の子? 遊星のセイバー? ふふふ……」
ちんぷんかんぷんです。彼女には説明能力がないというか、そも、説明する気が無いようにすら思えます。頭が痛くなり、私は両手を抱えました。
「真面目に答えてください! あなたは一体なんなんですか!」
「あら、どうでもいいじゃない。そんなこと」
彼女は、それが当然であるかのように言い捨てました。
「どうでもいいって、そんな……!」
「だって……ここにいるのは、あなたの秘密を知っている「両儀 式」で、あなたの知りたいことを知っている。それ以上に大事なことって何かしら? ジャンヌちゃん?」
「そ、そういう問題なのですか?!」
私は頭がこんがらがってきました。私は信頼している式さんに会い、悪い魔力の出し方を教わるつもりでいました。
しかし、自分が知らない間に式さんの部屋いて、そこには「両儀 式」を名乗る、別人のような雰囲気をもつそっくりさんがいて。
彼女は私のおちんちんのことを知っていて……私の知りたいことを知っている……。
そうであるならば、彼女の言うことに従った方がいいのでしょうか?
「あなたの知りたいことを、全部教えましょう。本当はいけないのだけれど、あなたなら大丈夫だから」
式さんは私の周りを歩き、私の背後に回りました。彼女は私の手首をつかみ、右手を私のズボンの中に入れて、おちんちんの棒を握りながらズボンの外に出しました。>>589
大きなふにゃふにゃおちんちんが露出します。先頭から根元へ、根元から先頭へと、彼女の握る手が上下に動き、私のおちんちんに刺激を与えました。
ゆっくりとやさしく、上下に動く彼女の手は背中の芯からぞくぞくさせて、とてもいやらしい気持ちを湧きあがらせました。
こそばゆい快感に悶える私の耳元に、彼女が「両儀 式」が語り掛けます。
「楽にしてあげるわ……あなたのおちんちん……」
脳を溶かすような甘い彼女の声に、気恥ずかしいような、恐ろしいような気持ちになりましたが、もう私は彼女から逃げられませんでした。足は棒になったかのように一歩も動かず、頭の中はいやらしい気持ちと、いやらしい興奮でいっぱいで、股間のおちんちんが大きく膨らみ始めていました。
「式……さんっ! なんだか……! 変に……!」
ものの数秒も立たずして、おちんちんは今朝見たときのような、グロテスクで巨大なものに姿を変えました。
30センチはありそうなそれは私の鎖骨まで高く、一番太いところは首と同じくらいありました。
太い血管がいくつも脈を打ち、絵本の怪物のように滾っています。一本一本が動くたびにぶら下がっているソフトテニスのボール並みに大きいたまたまがどんどん重みを増している気がしました。
昨日目撃した醜い怪物のおちんちん。それがまさに顕現したのです。
私は目を覆い隠したくなりましたが、うまく体が動きません。力がすべておちんちんに集中してしまったかのようです。
彼女は手を動かしながら、わたしのおちんちんを凝視していました。
心なしか息が荒く、顔を真っ赤にしていました。その様子は触診したメディアさんのような恥じらいと大きなおちんちんの物珍しさがありながら、同時に刺激によって姿を変える様子を面白がっているようでした。
「ふふふ……あの娘を通して見てたけど、すごい大きさね……普通の男の人の三倍……いや、太さ込で五倍はあるわ……」>>590
「いわないで、ください……」
「いいこと、教えてあげる……悪い魔力の、気持ちいい出し方、男の子の、オナニーを……」
式さんは耳元で囁き、私の耳を甘嚙みしてきました。「ふにゃっ!」と、奇声をあげましたが、彼女は実に愉快そうに笑うばかりで、続けて私の耳を舐めました。
私の耳に、ぬるぬるした舌が容赦なく入っていきます。生暖かくて、柔らかいものが耳の穴をこじ開けて、耳垢や汚れすらも舐められて、私は背筋がぞくぞくしました。
「ぬちゃ……ぴちゃっ……ぴちゃっ……」
「あっ……あぁっ! ……あっ!」
おちんちんが上下に動くと背筋とおちんちんに電流が走り、腰が切なくなってがくがく震えそうになり、耳の中を舐めまわされても、背中から下の力が抜けて立っていられなくなります。
私は完全に体重を彼女に預けなければ立つことが出来ませんでした。
式さんは右手で棒を上下に動かし、左手で股間にぶら下がっている「たまたま」を裏側から丁寧に握りました。大きなクルミの実を二つ、手のひら上で転がして、感触を確かめるような、そんな触り方でした。
「言葉の……ぴちゃっ……お勉強……この虐めている、竿が……ぴちゃっ……陰茎。このたまたまが……れろっ……睾丸。……陰茎が包まれている皮をじっくりと上下にしごくのがオナニーの基本よ」
式さんは耳を舐めるのをやめて、陰茎を上下に動かし、睾丸を手のひらで転がしました。
式さんは肩に顎をのせて、耳元で歌いながら私のおちんちんを動かしました。
あんたがた、どこさ
ひごさ、ひごどこさ
くまもとさ、くまもとどこさ
せんばさ……>>591
歌に合わせて動かされる快感は、耳を通して脳に届き、私の思考力を削いでいきました。
気づけば私も彼女と一緒に歌っており、頭がぼおっとするような気持ちよさに溺れていました。何も考えずに、おちんちんからの快楽を感じていることに、幸福感すらありました。
「あなたのおちんちんは急造品だけど、大事に扱ってあげて。痛めつけても問題はないけれど、体を労わらなきゃだめ。ゆっくり、優しくおちんちんするの……」
「お、ちんちん……するの……きも、ちいいぃ……!」
「あら、先走りのおつゆが……ふふ……気持ちいいのね」
彼女は棒をしごくのをやめ、おちんちんの先頭を優しく撫でました。先頭の割れ目、おしっこが出るところからは粘性の透明な汁が垂れていて、彼女はそれを先頭のピンク色のところ全体に塗り付けるように、私のおちんちんを包みました。
「ああぁぁぁ! さきぃ! さきっちょが!」
ピンク色の先頭部分に触れられた時、想像もしていなかった刺激を感じました。極度に敏感なのでしょう、触られただけでも痛いのです。しかし、そんな痛みより快感が上回りました。
「このぷっくりしてる先頭が亀頭。こうやって優しく撫でてあげるととおっても気持ち、いいのよ。それから亀頭の真下にあるのが、カリ。この裏筋と皮を一緒にぐりぐりするのがいいの……」
「か……り? うら、すじ……?」
「そう、良く言えたわね……」
彼女は耳元でおちんちんの言葉をささやきました。
両手でカリを握り、雑巾のように絞る形で私のおちんちんを刺激しました。
おちんちんが気持ちいい。
先ほどのオナニーよりも刺激的で、私は立っていられなくなり、床にへたり込みました。
彼女は巨大なおちんちんを両手で弄びながら座り込み、私を膝に乗せ、頭を胸に置かせました。「両儀 式」の身体は、柔らかくて、花のにおいがしました。
胸も見た目以上に大きいようで、成長した私と比べると小さいものの、十分大きさと質量がありました。
彼女は幼子の子守唄を歌うように、歌詞の続きを歌い始めました。>>592
せんば山には、たぬきがおってさ
それをりょうしが、てっぽうでうってさ
にてさ、やいてさ
喰ってさ……
それをこのはで、ちょっとかぶせ……
私は股間の奥から、何かが昇っていくのを感じました。背中から力を奪っていく快感が形となったかのような、恐ろしさを伴った感覚。
おしっこを漏らすのに近いのに、全く違うものが意思に反して出て行こうとする快感です。
私はこれに覚えがありました。昨日の幻覚。それに伴うおちんちんの快感。白い液体。夢に見た男たちの暴力……。
「し、きぃさん……おちんちんがぁ、昇ってきて……出てきそうですぅ……!」
「出しそうなの? そう……」
彼女は右手でおちんちんの棒、陰茎をしごきながら、左手をおしりの穴の近くへと動かし、女の子の割れ目とおしりの間を強く押しました。
途端に彼女はふふふ、と笑いながら上下にしごく速度を上げました。おちんちんからもたらされる快感の波が比例して突くなりました。
私は感じていました。この先にはなにか、おそろしいものがくると、きたが最後、もう元には戻れなくなるような、すごい思いをしてしまうという直感を。
「やらぁ! やらぁ! 変なのが、きて! きて! あっ……!」
その予感通りの背中がぞくぞくする、温かい感覚がやってきましたが、おちんちんの先から白い液体が飛び出すことは無く、びくびくと痙攣していました。
「おしりの穴と女の子の割れ目の間にも精管があるの。ここを抑えると射精を伴わない絶頂を味わえるわ……この背中がぞくぞくする気持ちいい感じ、これが絶頂。男の人はこんな気持ちいい思いをしているのよ……」
「そん、なあ……出させてくださいよう! おちんちんがきえない! おちんちん出して!」
「あなたが出したら、夢のように消えてしまうもの……射精を抑えられたままこうやっておちんちんを刺激すると、ずぅっと「気持ちいい」が続くのよ……」>>593
彼女は精管を抑えたまま、右手でおちんちんをしごきました。陰茎を、亀頭を、カリを、裏筋を、歌に合わせて陰茎をしごき、歌で私をおかしくしていきました。
頭と心の中がめちゃくちゃで、身体は気持ちよくて……。快感に溶けてしまいそう。
あんたがた、どこさ
ひごさ、ひごどこさ
くまもとさ、くまもとどこさ
せんばさ……
せんば山には、たぬきがおってさ
それをりょうしが、てっぽうでうってさ
にてさ、やいてさ
喰ってさ……
それをこのはで、ちょっとかぶせ……
あんたがたどこさ
ひごさ、ひごどこさ
くまもとさ、くまもとどこさ
せんばさ……
せんば川には、えびさがおってさ
それをりょうしが、あみさでとってさ
にてさ、喰ってさ
うまさでさっさ……>>594
おちんちんから何かが出てきそうなのに、出てこない。
煩わしい感覚がずっとある。
私は涙や鼻水を流していました。ぐしゃぐしゃになったまま小さな悲鳴を、ゾンビのようなうめき声をあげました。
股間の奥に火のような熱が留まり、大暴れしているのを感じていました。
「出したい? ジャンヌちゃん?」
「だしたい! だしたい! 出したいです! はやく! おちんちんから出して!」
彼女はくすっと笑い、精管から手を離し、両手で亀頭とカリを締め上げ、おちんちんに快感を広げていきます。
奥からぐつぐつと煮立った魔力の具現が昇っていきます。骨髄から冷たい何かが送られてくるような感覚に、恐ろしさすら感じました。長い間射精を禁じられてきた今、どれだけの気持ちいいのでしょうか?
「わかったわ……出していいわよ、私の掌に、精液を出して……出すときは大きな声で「イく」っていうのよ」
「イく! イく! イっちゃいます……! あああっ! イっ……!」
私の巨大な肉の塔から、白濁色のマグマが勢いよく飛び出していきました。
尿官を通り過ぎていく熱と異物が、内側から強烈な快感を与えていきます。尿管の内側がこすれる度に力を失い、心地よいリラックスが下半身に戻ってきます。
飛び出た精液は激しく飛び散り、彼女の掌の他にも、頬、首などにかかり、床にもまかれました。
ひとしきりに出し切ると、巨大なおちんちんはシュルシュルと小さくなり、股間のおまめに収縮され、やがて消えてなくなりました。>>595
彼女がその様子を見届けると、手のひらのゼリー状の物体を、見つめました。
恍惚とした表情で、昨日会った式さんと同一人物であると思えない、艶めかしいもの。
「いっぱい出したわね……いっぱい我慢すると気持ちいい射精を味わえるの。これがオナニー。悪い魔力の出し方」
彼女は赤い舌を伸ばし、それを少し舐めとります。瞼をとじて、それをよく味わっているようです。
「濃くて、熱くて、粗悪な魔力……。あなたの……いえ、あなたたちの欲望が形になった、悪夢の具現。冠位魔術師も触れられない、あなたたちの想い……ジャンヌ・ダルクの影、その泡沫の炎から再構築された存在しない夢。
まるで、お祭りの日のわたあめのように儚くて、私は好きよ……」>>597
だしたいだしたいと射精をせがむジャンタちゃん可愛かったです
『両儀式』の柔らかくて静かな雰囲気の色気が良かったです
2度目の射精をしてオナニーを覚えたジャンタちゃんがどうなるか楽しみです>>597
サンタリリィちゃんがどんどん淫乱になっていく・・・ふぅ
続きも楽しみにしております>>597
約30㎝に首の太さ並みとはなんという逸物か……!
『両義式』に優しくも寸止めされながら手淫されたら幸せ過ぎて逝ってしまいそう。
これでジャンタは自慰の快感を覚えてしまったわけですが、どうなる、次回!>>569 最初2が多かったのでそっち展開で考えてたら1が多くなってて焦っています。
二人が深い口づけをひとしきり交わすと一度放出した興奮がまた戻ってきたのか、ぐだ男の性器がまた元のように反り立っているに気付いていたジャンヌがそのままぐだ男の肩を押さえつけると腰を上げて自らの性器をその恥部に擦り付けていく。 ちゅく、と官能的な水音が小さくなりその音に喘ぎ声を上げながらぐだ男を見据える。 その眼は盛った猫と言うよりは雌を前にした虎と言った方が正しい。
「ジャンヌ……それは、良いの? オレ達は……」
そんな今更なぐだ男の迷いを見抜くかのように、一つ小さく笑うとスカートを裾をつまむとその恥部をぐだ男に見せつける様にゆっくりと捲り上げる。
「ジャン……っ!?」
「ね、見て……アンタのせいでこんなになったんだから……」
一度絶頂を迎えたジャンヌの性器は何かを求める様にひくついており、白い肌を赤くして中からは粘り気のある愛液が垂れ、ぐだ男の恥部をゆっくりと濡らしていく。
もはや部屋に充満していた甘い匂いよりジャンヌの肌から香る雌の情欲的な匂いがぐだ男を包み股間がはちきれんばかりに熱を持ち始めた。
官能的でありエロチズムでありながらどこか神秘的である目の前の少女の痴態にぐだ男は思わず唾を飲み込んでしまう。
「責任、取ってもらうわよ?」
ぐだ男に見せつける様にジャンヌは腰を下ろしていくと性器と性器が触れジャンヌの蜜壺が男根を飲み込もうと広がっていく。
「んっ、ぐぅ……入って、くるぅ……!」
狭い膣内が無理矢理こじ開けられる感覚にジャンヌは涙目になりながらも腰を沈めていき、ついにその根元までその男根を飲み込むと、何かが切れる様な感触と共に一筋の赤い血が彼女の性器から流れてくる。
「ぐっあぁっ! この、大きくし過ぎだってのっ! 殴り合いの喧嘩した時よりもきっつぅ……!」
「くっ、うぅっ! ジャンヌ、もしかして……」
「始めてよ、悪い? そういうアンタも初めてなんでしょう? くぅっ!」
「うっ、そりゃあそうだけど……」
「そう、良かった。 初めてじゃなかったらこの状態からアンタのことミンチにしてたわ」
声のトーンから冗談じゃない事が分かり、背筋が凍りつきそうになるぐだ男だったが、それとは
逆に陰部の方は膣内という未知の感触に今までになく興奮し、腰が勝手に動いてしまいそうである。>>601
「あ、ふ……中でビクビクって……気持ち良いのね?」
「くぅっ……ジャンヌは、痛くないの……?」
「痛いに決まってるでしょう、けど……」
ジャンヌがぐだ男のそれが入っているであろう部分を上からさすると、少しだけ愛おしそうに微笑む。
「けど、なんだか、嬉しい。 なんでか分からないけど……」
「……ジャンヌ」
「ね、キス。 して?」
甘えた声を出してジャンヌが舌を出して強請ると、それに誘われるようにぐだ男も舌を出して絡ませる。
お互いを確かめ合う様なキスをしていくと、痛みに慣れてきたのかジャンヌがゆっくりと腰を上下させる。
ぬぷっ、ぐちゅ、とぐだ男の肉棒を離すまいとジャンヌの膣内の肉ヒダが絡み愛液と混ざって情欲的な音が室内に響いていく。
「んっ、んむっ……あっ……ふぁっ……」
ジャンヌが腰を下ろすたびにそのいちばん奥にぐだ男の槍の先が届いてその刺激に体を震わせる、それと同時にジャンヌの膣がきゅっと締まりぐだ男に刺激を与えていき、だんだんと二人の吐息に熱い物が混ざって行き、ジャンヌの腰のスピードが増していく。
どちらかが快感を求めるとどちらかがそれに応え、お互いがお互いを貪らんとするように貪欲に快感を求めていく。
赤交じりだったジャンヌの愛液が、薄まりついには透明になる頃には、痛みもなくなったのかジャンヌはぐだ男に寄り掛かりながらもその臀部は大きく上下に振ってその秘部からは、ぱちゅ、ぐちゅと肌と肌がぶつかり合う音が鳴り響いていた。
「んっ、んちゅっ……もっと、もっとぉ……うっ、あ”っ……」
「んむっ……ぷはっ、ジャンヌっ、そんなに激しくするともう……んんっ!?」
そうやって激しく求めあいながらもジャンヌは一時としてキスを止めようとはしなかった。 もはや口に残っている唾液が自分の物なのか相手の物か分からなくなり、舌も絡め過ぎてもはや感覚が無くなっていた。>>602
ずっとキスしたままなのが良いですね
お互いが大好きなぐだおとジャンヌオルタの初エッチ最高です!>>602
あぁ・・・浄化されていく・・・やはり純愛は良い>>602
……………………………………………………人は皆最後には純愛に戻るんじゃな(サラサラサラ……)>>602
「あっ、んっ! もう出ちゃいそうなんですね? 中でどんどん大きくなって……っ!」
自分の中でどんどんと大きくなってきている肉棒をさらに扱くように下腹部に力を入れて腰を振り続けると、ぐだ男の目に限界が近づいてくるのが分かり、ジャンヌはそのまま一番奥にまで自らを槍でつらぬきお互いの刺激を高めていく。
「ジャンっ……一旦止め……んっ、もう出る……!」
「んっ、あっあぁっ! いい、ですよ! そのまま出しっ、てっ!」
「そのままって、んぐっ、それはマズっ……出来るって!」
「大丈夫なっ、日だからっ……たぶん」
「多分って……んむっ!」
「いいひゃら、出しなひゃぃんむっ!」
何とかしてジャンヌの膣内から抜こうとするぐだ男であったが、ジャンヌが体が上に乗っていることに加えて、頭を押さえつけられ口内を蹂躙しながら、自分の子宮口に押し付ける様にして激しく、細かく腰を振るジャンヌには抵抗しようとしても自らの陰部を刺激するだけで逆効果にしかならない。
ジャンヌの膣内はいつでもぐだ男の精子を受け止める準備は万端であり、その子宮口はぐだ男の先に吸い付いて離そうとせず、その愛液で濡れた肉壁はきつくぐだ尾の陰部を締め付けて無理矢理でも出そうとうねっていた。
「も、う。 げんか……ジャンヌっ!」
「んふぅぅっ、んむぅっ! 出して、私ももう、いく、からぁっ!」
ジャンヌが大きくその臀部を上げて勢いよく腰をおろし、自らの子宮に肉棒を突き刺すと同時に、ほとばしる様にぐだ男の槍の先からは自分が今まで出したこともない量の白濁液がジャンヌの子宮を満たしていき、逆流した精子がジャンヌの膣から漏れ出していく。
「んむっ、むぅぅぅぅぅぅっ! あひっ、あ”っ!」
その熱い奔流を自らの小壺に叩きつけられたジャンヌは目の前が真っ白担っていくのを感じながら激しい絶頂を迎え、ぐだ男の口内で小さく絶叫する。>>606
「んあ”っ、おっ……あっあっ……んひっ……!」
「はぁっ! はぁっ! ふっうっ……」
震える腰でジャンヌが腰を上げて、ぐだ男の陰部を離すと、ジャンヌの蜜壺がヒクヒクと開閉を繰り返すしそこから愛液交じりの精液がどぷっ、という擬音が付くように大量に零れ落ちていく。
「こんな、いっぱい出しちゃって……ホントに赤ちゃん出来ちゃってもしらないんだから……」
「ジャンヌが離さないから……でもそのときは、責任とる、から……」
真摯な青い目に見つめられて、ジャンヌは恥ずかしさからか目をそらすとまた舌を絡めるような官能的なキスを繰り返していく。
「ね、もういっかい……」
「うん……」
キスをしながらジャンヌが強請る様にぐだ男に囁くと、ぐだ男もまた下半身に滾りを感じながらジャンヌに小さくうなずいていく。
最早二人を巻き込んだ甘い匂いは何処かに消え去っていたが、それ以上の情欲的な匂いが部屋を包んでいた。
また静かな倉庫に嬌声と肌がぶつかる音が鳴り響いていく、これから二人は朝になるまでお互いを貪り合うことになるのは必然であった。 夜はまだ始まったばかりである。>>607
……ふぅ リア充末永く爆発しろ>>607
まだ始まったばかり・・・とな?(一度脱いだパンツを履き直しながら)>>607
もうそのままデキ婚しちゃえよ(迫真)>>607
その後の二人というと、お互いの行為で疲れて寝ていたころに外から聞こえる学生たちの賑やかな声で飛び起きてそれぞれの家へと帰ることになった。
ぐだ男衝撃の朝帰りは寮母からの泣きながらのお説教を食らうことになったが、深い追及を誤魔化しながら夕食を手伝うことで許してもらい、ジャンヌオルタの方も生徒会の仕事を更に手伝うことで御咎めなしとなった。
あんなことが起こった後にも関わらず学校生活ではその関係は変化することは無かった、何時もの通り廊下であっても目を合わせるだけで挨拶もせずすれ違い、お互い付き合っているのかと聞かれると苦笑いと大笑いで返し、学校でお互いが声をかける事なんて一切なかった。
ただ、変わったことも一つあり__
「んっ……ちゅっ、んんっ……」
「んっ……ジャンヌ、早く作業を終わらせないとまた会長から……」
放課後、誰もいない倉庫で二人の男女が体を寄せ合って深く口づけを交わしていた。 窓から差し込む夕日が二人を包み、影が一つになる。
「良いじゃない、まだ時間あるんだし……」
「だからってこんな……」
「いいの、好き合ってる男女が密室で二人っきりなのに、真面目に作業している方が不健全だわ」
変わった事と言うと、放課後に二人で過ごす時間が前よりも増えたということであった。 二人で交わる時間が加わったという意味で。
「ねぇ、今日は何時まで一緒に居られるわけ?」
「夕飯ができるまでだから……七時ぐらいまで……」
「ちっ、短いわね。 もう私の家で暮らしなさいよ」
「んな無茶な……」
「ふふっ、冗談よ。 んむっ……」>>611
そのまま舌を深く出し入れしながらジャンヌはゆっくりとぐだ男の下半身へと手を伸ばしていく。
「いま、は、不味いって……まだ他の生徒も……」
「そんなこといいながらガチガチにしてる癖に……ホントは期待してたんでしょ?」
顔を赤くして目をそらすぐだ男にジャンヌは興奮を抑えきれないようで息を荒くすると、嗜虐的な目でぐだ男を見つめる。
この最近では倉庫は二人が性交渉をする場になっていた。 ジャンヌから求めることが専ら出会ったが、時たま我慢が出来なくなったぐだ男が押し倒すこともあった。 _その時は朝まで行為が続くので、ジャンヌはこの頃、ぐだ男から押し倒してくるように下着から仕草までぐだ男の好みに合わせてくる。
おかげで全く作業が進まず予定が大幅に遅れているが、ジャンヌはそんなことは気にすることもなく愛し合うのを楽しみにしてるので作業が進むことの方が珍しい。
「ね、一回だけならいいでしょう?」
「ぐっ……」
ジャンヌが壁に手をつくと誘う様にそのスカートをめくり上げる。純白のパンツは愛液で濡れそぼっており、ジャンヌがその下着を横にずらすと今にでも入れられることを待っている肉壺が愛液をたらしながらヒクついていた。
やってしまったら一回では終わらないことをぐだ男は重々承知していたが、それども目の前の誘惑は甘美で背徳的であった。
ぐだ男は一つ大きく唾を飲み込むと、ゆっくりとその火照って桃色になっているジャンヌの臀部に触るとゆっくりと溜息をついた。
「い、一回だけだからな」
「ふふっ……ね、キスして?」
その言葉をきっかけに心の中で今日も作業が進まないことに会長に謝りながらゆっくりとジャンヌに顔を近づけていく。 嬌声と淫靡な水音が響くのはそう遅くないことであった。
終わり?>>612
おもてむきはむかんけいをよそおうふたりだけのひみつのかんけいっていいですよね(語彙力崩壊)
しかも邪ンヌちゃんたら色気づいて下着を相手の好みに・・・末永くお幸せに(昇天)>>612
素晴らしい!ラブラブ純愛尊い……
ぐだおの趣味に合わせたりキスをせがむジャンヌオルタちゃん可愛かったです!>>612
お疲れ様でした。
こういうまともな恋愛的R18の横で自分の猟奇的な文章が並ぶとなんかほんとにすいませんという気分になります…
ぐだ子とドラキュラヴラド公の話を書いております。多分今夜はまだそんなに怖くない、はず。話も今夜以降は破滅に向かって突っ走るだけなので、そんなにかからないと思います。
それで今更なのですが、グロ系リョナ系描写はいかほど赦されるでしょうか?持っていかれる足が一本か二本か、腹に杭が刺ささるだけですむか吹き飛ばされるか、位の誤差ですが(白目)、少し変えてもいいかなと思うし、逆に血に飢えている方がいるならそれもよしかな、と。
ちなみにグッドエンドというお声だけには答えられません。悲劇で終わってこその耽美系。
>>574
ありがとうございます。今宵もぐだ子と地獄に付き合ってもらう。
>>576
ありがとうございます。視点を変えたのは、狂気を分かりやすくするためと、後はマシュにえっちいことをしゃべらせて辱しめたかった()
ぶーでぃかさんの件は、実は嘘でもないんですが、今後でお伝えできればと思います。
>>584
ありがとうございます。堕ちます。少なくとももう一段ギア入ります。どれだけ落とすかで地獄度が変わるのでちょっと悩んでいますが、とことんというご希望があれば前向きに検討致します。>>619
「ねえ、最近、いつもすごくしんどそう…」
おずおずとぐだ子が声をかける。ヴラド公は背を向けたまま何も答えない。ただ、彼の背中は不自然に上下していて、いくら事後とはいえあまりにも消耗は激しく、彼女の指摘を否定することすらできない、という方が正しかった。
何も言わず、彼の背中に寄り添い、そっと体を重ねる。背中に手を添え、頬を寄せた。ひんやりとした肌の下には確かな筋肉の弾力があり、渦巻く魔力を感じるが、温度がなくて、まるで上質の陶器にでも触れているかのよう。自分の胸の鼓動は力強いのに、その向こうの彼の躰はしんと静まり返っていて、まるでおのが双丘から迸る生命力の奔流が、果てのない淵へ飲み込まれていくような感触さえある。彼が、愛おしい。狂おしく、愛している。湧き上がる気持ちを閉じ込めるかのように、そっと瞳を閉ざす。
「余の姿は、貴様には、どう映る。」
「我が王、我が君、愛しい人。いつもと変わらず美しい姿。」
「そうか、なら、いい。」
かすかながらさざ波のように力が戻り、彼は寝返りを打ってぐだ子と向かい合う。腕を差し出せば頭をのせて腕枕される彼女。そっと自分の腕に手を添えて、触れるか触れないか程度の優しい愛撫で彼をねぎらう。彩度の高い髪はやや短めながら絹のようで、手櫛ですいてやればさらさらと指に心地よい。穏やかに微笑む彼女は、美しかった。儚げで、華奢で、その言動もいつしか自分好みの優雅さを備えたものとなっていた。優しく頬をなでれば瞼は伏せられ、睫毛がかすかにふるふると震える。そのままそうするのが当然のように、猫のようなしなやかさで彼女は彼の胸に収まった。抱きしめると温かさが伝わってくる。もろくも強い命の温度。確か、遠い以前、少年の日のころに傷ついた小鳥を掌に乗せた時のような…いや、思い出せない。そういうことがあったような気がするのだが、実感も情景も何も浮かんでこない。最近はいつもそう、生前の記憶全てがまるで他人のようだ。それに気が付いたとたん、焦燥とともにどす黒いものが湧き上がろうとする。その衝動を打ち消そうと硬く目をつぶると、彼女の手が彼の頬に触れる。
「・・・限界、なのね」少女の目には涙が光っていた。>>620
「知って、いたのか」
「ごめんなさい」
彼の可憐な花は涙の露に濡れていた。
「本当はわかってた。怪物の貴方と正気の貴方が行き来していて、だんだん貴方は弱っていった。私のせいで無理をさせているんじゃないかって思っていたけど、でもやっぱりそれでも私、あなたが、好き。このままでいたい、止められない。本当に、ごめんなさい。」
泣きじゃくる彼女の唇を求める。嗚咽しながらも彼女の口唇と舌が彼に応える。彼に触れ、彼を求める。泣きぬれる本人とは別の生き物のように、妖しくいざなうかのように彼の心と魂を絡めとる。
口を離せば彼女のかすかにあいた唇は濡れて艶やかに光り、泣いたために充血してうるんだ目元や悲しみの表情は、寒さで白くけむる吐息と相まって淫蕩に彼女を見せていた。
「もう、終わりにしよう。頃合だ。」
「・・・いや。嫌よそんなの。」
「もう、余は正直なところ、自分で自分が認識できない。鏡におのれの姿はうつらず、今自分がどのような姿でどのように人の目に移っているのかもわからぬ。過去の自分の顔も思い出せぬ。」
「ずっとずっと、強くてきれいで、私にとってはそれは変わらない。だから、お願い、大丈夫だから。」
深いため息とともに呟くように告解する。
「余は貴様を傷つけてきたぞ。交わりの際に首を絞め、危うくそのままへし折りかけたことが幾度か。肩口から吸血するときに手加減できず、骨にまで歯を突き立てんと噛み締めたことも幾度か。吸血する際に血を失いすぎてしまわんとばかりのこともあった。」
「首絞めが7回、噛まれたのは4回、吸血するときに明らかに様子がおかしかったのは2回よ。全部キャットがあなたに飛び掛かってそのたびに正気を取り戻してくれたから、私は大きなけがはしていないけれど。」
「それだけではない。余は貴様の呼び出したサーヴァントを手にかけたぞ。」
ぐだ子は視線を外す。顔がわずかにこわばる。>>621
「清姫と、ブーディカを、手にかけた。お前が2人を好んでいなかったから。それだけで勝手に。」
「・・・そう。」
「実のところ、今の言葉は正しくない。今のはいいわけだ。単に余が気にくわなかったから殺した。あの娘は余の許しもなく勝手に貴様の部屋に入り浸ろうとしたが故、怒りのままに殺した。あの女王は、余の姿に気が付いたのだろう、お前を死んでも守ると言って余に戦いを挑み、そして本当に死んでいった。お前は口先や態度では嫌っていたふりをしていたが、本当は母親か何かのように慕っている気安さで、許されているという安心感で、わがままを通していたのを知っていた。それでも殺した。」
「・・・そう。」
妙な既視感。以前にも何か、このようなやり取りがあった気がする。
「なぜ俺を咎めぬ、なぜ止めようとしない!」
「だって、好きだから!貴方が、好きだから!貴方がすることの全てに、私はYESと答えるわ!正気じゃないのはわかってる、でも私、恋してるの!貴方が世界一好きなの!正気ですました顔で過ごせるものなんて本当の恋じゃない!」
一瞬のうちにぶつかりあう激情。涙はとまり、かすかにふるえる唇を抑えながら彼女はまっすぐに見つめ、一歩も視線を外さずに、呟くように告げる。「死んだっていいの、私」
あの日も、そうだった。自分を狂えるバーサーカー、吸血鬼として呼び出した彼女に、初対面で「死にたいのか貴様は」とありったけの殺気とともに怒鳴りつけた時も、彼女は一歩も引かなかった。後で命でも何でも差し出すから、今この場で半ば肉塊になり果てている鎧の少女を救いたいという。その細い体の奥底に秘めた苛烈さと、その後短時間ながら彼女の言動を見聞きして知った、野の花のような純潔が、彼をこよなく惹きつけた。
「私も貴方が好きだった。その強さも、容赦ないところも、垣間見える獣性も凶暴さも。全部、全部好きだったの。だから、わたしを、ぜんぶ、あげる。」
自ら首を差し出す。白いうなじが闇の中でぼうっと浮かび上がって見え、思わず吸血鬼としての彼の喉が鳴った。>>622
「永遠に、貴方と、ずっと一緒にいたい」
「今の余には霊基が不安定すぎてそのような権能はもたぬ」
「じゃあ、吸って。命ごと吸って。」
「余を改めてまた座から呼び出せばよかろう。えにしができたゆえ、おそらく可能だろう」
「ダメなの・・・」ふたたび彼女は涙声になる。
「きっと今の貴方は本来の貴方じゃないから、きっと世界中探しても未来永劫、今ここにしか貴方はいないの。別のヴラド三世じゃだめなの…だから、私を、いっそここで殺して。貴方の中で永遠にして。」
何か言葉を口にしようと試みるよりも先に、彼の躰が動く。吸血鬼としての衝動にあらがえず、彼女の首元に深くくらいつく。噛まれた彼女の首の中で、呼吸を、拍動を、生命活動を舌で感じる。最初のころコントロールして使っていた魔眼も、もはや自分の形を保つことすら困難な今の彼では意のまま操るのは難しく、吸血行動はただの痛みと瀉血となり果てて彼女を襲う。なのにどういったわけか、彼女は悲しくも恍惚とした表情を見せ、そして徐々に朦朧と意識を手放しつつある。そんな彼女に涙し、自分の浅ましさを嫌悪しながら、もはや形の崩れかけた吸血鬼はほとばしる血潮を啜る。>>623
陽だまり色の毛玉が悲鳴をあげながら猛スピードで男に突撃し、喰種のような影は弾き飛ばされた。
「ご主人!!頼むから正気に戻ってくれ、ご主人!!」
「邪魔をするな、獣!」
「黙れこの化生が!此度こそ腹に据えかねたぞ!鏡でおのが姿、見てみるがよい!!!」
「貴様ーーーーーーー!!!」
激昂にかられ、狂気と怒りを全力で愛らしい獣にぶつけると、ギャッと鈍い悲鳴とともに従者は壁にたたきつけられた。そのままずるずると力なく床にくずれ込む。壁には脳漿の華が咲き、キャット?!と悲鳴を上げて飛びつく主人を焦点の合わない目で力なく見上げている。血ほど鮮烈な激しさはなく、そして霊力として煌めきながら蒸発していく、可憐で繊細な紅い華。
「サーヴァントでなければ即死、でもサーヴァントであっても、これほどにやられるとかなり厳しい…もはやHPひとケタといったところなのだな…」
「ねえキャット、なんであなたがそんなこと…」
「なんではこちらだ、ご主人…なぜあの男を止めない…ご主人ならあの男を強制的に意に添わせることも、部屋から叩き出すこともできるのだぞ…目を覚ましてくれ、ご主人。あれはもはや人の形すらとっていないではないか!」
「何を言うの、キャット…お願いキャット、ちゃんとよく見て。そんなこと言わないで…」
「もはやその両目は完全に曇ってしまったか…だがあの慟哭から耳を塞ぐのか、ご主人…」
男はうずくまり、両手で頭を抱えている。鏡を誰よりも見たいのは吾自身だ、お前は自分の姿が変貌する恐怖を、その変貌が如何なる形をとっているかわからぬ恐ろしさに蝕まれたことなどないだろう、吾の気持ちなど誰がわかるか…呻くように怨嗟が紡がれる。>>624
その呪詛が止まったのは、男の体をやさしく少女が包み込んだからだ。少女は男の両肩を抱きながら、おそるおそる目をあげた。視線の先にはメイド服に身を包んだ愛らしい従者。だが、その体はもはや立つことすらままならないほどに消耗し、それ以上にその瞳は絶望に沈んでいた。
「ご主人、ご主人はそれでもキャットではなくそちらの男を選んだのだな…これが失恋、というやつなのだな…」自慢の尾はあらぬ方向に捻じ曲げられ、涙で顔が歪むが、体が言うことを聞かないのか手足を動かす気配すらない。
「キャットは自分が幸せでなくても、ご主人が幸せならそれで幸せ…でもキャットの愛したご主人は、幾日でも日向に咲き続けるヒナギクのような方…こんな一夜に咲いて散る大輪の月下美人のようなお方ではなかった…」
形を取り戻したヴラド公が、静かに自らの髪を一本抜く。プラチナブロンドの髪はたちどころに鋭い槍へと変わる。そのままゆっくりと猫へと近づく。思わず止めかけたぐだ子に、キャットが自嘲するような声で話しかける。
「最期のお願いだ、ご主人。せめてご主人の手で、キャットに引導を渡してはくれぬか?キャットは今決めた。ご主人はキャットが連れて行く。キャットはご主人と無理心中すると決めたのだ。そこな男。お前の負けだ。あの日お前が惚れこんだ、陽光のような少女は今ここで死ぬぞ。後に残されるのはお前が自分で育て上げた、月の狂気の妖婦だけだ…はは…あははは…あはははははははははははは」
白銀の槍を持たされ、キャットの前でぐだ子はわななきながら立っている。両膝が勝手に笑う。
「お願い…キャット、もうやめて…」
「介錯してくれ、ご主人。実のところキャットは辛いのだ…」
目を閉じ、槍を振りかざす。
「ご主人。目を開けて、タマモの顔を見て。最後にご主人の正気に残った景色が、タマモであるように。今後ご主人に正気が戻って胸の痛みを思い出すたびに、タマモのことも思い出すように。」
目を見開き、大粒の涙を流しながら、その彼女の目に映る光景の中、槍は、ゆっくりと猫を貫いた。>>625
「ああ・・・ああああああああ・・・・・」
呻くような、悲鳴のような慟哭。
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
光を失った昏い目でへたりこみ、彼女はひたすらに流涙しながら壊れたように繰り返す。猫の姿は既に消失しており、槍も再び髪に戻ってしまったのか跡形もない。自分の血で肌を赤く染めた裸体の少女が、薄暗い燭台のほのかに揺れる光の中だけで、揺らぎながら震えながら、嗚咽の間にごめんなさい、ごめんなさいと呟いている。その光景は非現実的で、同時にこの上なく倒錯的であり、先ほどとは違う衝動を彼に引き起こしつつあった。
そっと後ろから彼女を抱き寄せ、震える体を抱きしめる。少女は壊れたオートマタのように繰り返しながら、自分の躰に回された男の腕を震える両手で抱きしめる。
そのまま彼女を抱き上げ、ベッドへ寝かせる。まだ口の中で呟き続ける少女は、抵抗せず、そのまま押し倒される。肌を赤く染めるのは彼女自身の血。触れればぬらぬらと滑らかで、柔らかな乳房の丸みを、へそやその両脇のくびれを愛撫する指を受け入れる。だが既に出血はほぼ収まっており、血はじきにねっとりとした不快な感触に変わった。体表に塗りたくられた血を、今度は丁寧に舌で拭き取るように舐め上げる。へそのくぼみも丁寧に。また両の乳首は彼女自身の色素がまるで血液だったとでも言うかのように、口に含んで軽く吸い上げながら舌で転がす。まだ嗚咽で震える体を、指の腹でうなじから首筋を通り、柔らかな乳房、なだらかな下腹部と滑らせ、秘部に触れると、そこはしとどに濡れている。力なくなされるがままの彼女に膝をたてされ、押し広げ、溢れる甘露を味わうと、秘門がほどけるのが分かった。>>626
ごめんなさい、ごめんなさいと繰り返す彼女を見ながら、彼女の中へ押し入るように入れる。知らず、おのがものの先からも透明の腎水があふれ、水と水は絡み合い引き合うかのよう。するりと抵抗なく彼女の躰は彼を受け入れた。正常位で、彼女を見下ろしながら、ゆっくりと動く。奥まで達するたび、ごめんなさ、ごめんなさい、ごめっ、ごめんなさい、と彼女の息が乱れる。わずかに顔が赤らんで、目元にも違う潤みが感じられる。たまらず体を密着させるように彼女を抱き込み、口を求める。体に触れる柔らかな双丘の感触。そのまま抱きしめ、力強く一気に突き上げる。彼女の口は解放されたが、もう謝罪の言葉はなく、わずかに残る嗚咽も荒ぶる吐息の隙間に消え失せようとする。
両眼から涙を流しながら、激しく突かれ、彼女は達しようとしている。「あ…あ…」という小さな声が、やがて熱に浮かされたような叫びに変わる。再度彼女を見下ろすような姿勢で、細い骨盤を大きな手で鷲掴みにし、腰を叩きつけながら眺める。とめどなく涙を流し、絶望とも歓喜ともとれる表情で、うわごとのようになにかを叫ぶ少女。彼女の中が痙攣をおこしたかのようにひくつき、絡みつく。知らず自分も鈍く声を漏らしながら、彼女に声をかけるでもなく、ただ駆けあがるような高まりの中に解放した。
つながったままで彼女を見下ろす。嗚咽もやみ、うつろに瞳が宙を見る。両眼の時雨はやむ気配がない。なんとも嗜虐心をそそる絶妙の表情。指で体をなぞればビクッと鋭く反応し、それがまたそそる。彼女の中が潤いを保っているのは、自身の精かはたまた…そうこうする間に再度彼は自身が硬くなっているのに気が付いた。半ば無理やり抱き起すかのように体の向きを変えさせ、今度は後ろから突き上げる。表情は見えないが、一層潤いがまし、締め上げてくるため、おのが本能に任せて突き上げる。
「はっ…はっ…ふっ…ふふっ…」漏れ出る声に、まるで何かにとり憑かれたかのような妖しい気配が混ざる。「ははっ…あハハッ…あはははっあああっははあははあはああはは」笑い声とも矯正とも慟哭とも取れぬ声で、よがる彼女。今だかつてないほどに締め上げ、快感で弓のように体をしならせながら、彼女は大声で喘いだ。
引き抜き、彼女の背中にかけると、汚らしく残されていた彼女の血と白濁液で、白い素肌のキャンバスは淫らなアートを奏でた。>>627
彼は共犯者の躰を抱き寄せ、囁く。「貴様と俺は対等だ。もはや道理はなく、救いもない…共に地に墜ちて、どこにも行き場などない。罪深さに祈りを捧げたくとも、余にはもうその先すらわからぬ。」
彼女が答える。「共に堕ちましょう、どこまでも。」
「この部屋には窓がないな・・・今宵は月さえみえぬ」
「必要ないわ。私、覚悟ができました。ずっと、貴方に永遠についていくわ。」
もうその双眸に泪はなく、強い光が妖しく光り始めていたのであった。
今宵此処まで
>>616 >>617 >>618
ありがとうございます。結局ほぼ手直しなしで持ってきてしまいました。
タイトルにグロ注意、いいアイデアですね。
入れたつもりが気が付いたら入ってなかった…次から入れます。>>628
え、エロい……というより官能的だぁ
あ、もうすごい……可愛い?エロい?
なんかもう……すごい(語彙力消失)>>612
ジャンヌ家三人娘の末女、ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ。 去年のクリスマスからの自主的な改名ではあるが将来のサンタ道を背負って立つ華麗で優雅で聡明で無垢で聡明な少女は今すこぶる上機嫌であった。
今日の夕食がハンバーグというのもあるし、珍しく不良の方の姉がテレビのチャンネル権を自分に譲ったこともあったが、何より彼女を一番上機嫌にさせたのは夕食の席にトナカイさんと呼ばれる、彼女にとってはその詰められるものが少ない乙女心の中の約三分の二を独占している姉と同級生の男子が招かれていることであった。
「すいません、夕飯までご馳走になっちゃって」
「いいんですよ、まさか妹が勉強を……貴方に妹を任せて正解でした!」
「トナカイさん、不出来な姉が失礼をしませんでしたか?」
「その硬い頭を割れたくなければ黙ってなさい」
「か、家庭内暴力です……! デーブイです!」
トナカイさん、ぐだ男がジャンヌ家の夕食に招かれたのは、ジャンヌオルタに勉強を教えるために家に訪問したのが始まりであった。
意外でもなく負けず嫌いなジャンヌオルタは去年自分の姉が取ったテストの点数を全て上回るべく密かに誰にも知られることもないように勉強するのだが、今回のテスト勉強には数学の成績がジャンヌよりも上回るぐだ男が秘密の教師役として抜擢されたのであった。
だが予定より早く外出から帰ったジャンヌオルタの姉が知らずに部屋に入ってきたことでそれが発覚、姉は手を合わせて喜び鬱陶しい妹の目にも慈愛の目で返し、張り切って料理を作り始めてしまったので、ぐだ男は帰るにも帰れずに今に至る。>>630
「トナカイさん、私のハンバーグをどうぞ! 口を開けてください!」
「ありがとう。 リリィちゃんもほら、あーん……ジャンヌ痛い」
「あ、あーん……ふぇへへへ、美味しいです……」
自分の口にへと運ばれるハンバーグをいつもより違う美味しさに舌鼓を打ちながらジャンヌ・リリィは幸福感に胸を震わせる。
姉も時には良いこともするものだと、ジャンヌリリィは数万年に一度、もしくはこの星がこの宇宙に生誕してからその命を終えるまでに一度の感謝を不良の姉に感謝する。 いや良いことをさせてくれたどこかの神様とトナカイさんに感謝した、地球が終わってしまったら困る。
「トナカイさんはこの後帰っちゃうんですか? 泊まってはいかないんですか?」
結局お互い自分のハンバーグに一切手を付けることなく相手のハンバーグが胃に納まったころジャンヌ・リリィはそわそわしながらぐだ男に聞いた。
折角来たのだから部屋を案内したいし、もっと一緒に居たいという気持ちが論理的ではないと思いながらもわがままを口にさせた。 夕飯が出来るまでもトナカイはずっと姉の勉強の面倒を見て遊べもしなかったのだ、姉ばかりずるい。 という気持ちも多少ならず存在した。
「流石に泊まるのは不味いかな……」
「えー……明日休みなんですし、今日くらい……」
「こら、わがまま言って困らせちゃいけません。 彼にも用事はあるんですから」
「姉さんたちは学校で会えるからいいですけど、私はトナカイさんには滅多に会えないんですよ? 姉さんばかりずるいです……」
「また、遊びに来るから……」
「むー……」
口を膨らませるジャンヌ・リリィに困ったように笑うぐだ男、少女のお願いという物は男にとってなんとしても叶えさてやりたくなる誘惑を持つが、男子がうら若き女性の家に泊まるというのは色々と問題があるものだし、ぐだ男の方にも色々と何名かの危険人物の顔が浮かんでなぜか冷や汗が止まらなくなるのだ。
だがいくら説得してもジャンヌ・リリィはいやいやと口を膨らますばかりで聞き入れてくれない、普段は芯が真直ぐでしっかりしているので手間のかからない良い子という印象であるが、真直ぐなだけに折れにくいというのもジャンヌ・リリィの性格であった。
「良いんじゃないの?」
その時、食事中ずっと不機嫌な顔をしてテレビを見ていたジャンヌオルタが口を開いた。 それも意外な形で。>>631
その言葉が意外過ぎたのか、わがまま言っていたジャンヌ・リリィでさえも目を丸くしてジャンヌを見る。
当のジャンヌオルタはテレビから視線を動かさない。
「別に部屋なら今日帰ってこないジルの部屋が空いてるし、別に明日も勉強会のつもりだったし、迎えに行く手間も省けるしいいじゃない」
「姉さん……」
明日は地球最後の日かもしれないと若干の恐怖を抱きながらジャンヌに深く感動するジャンヌ・リリィ、まさか姉が自分の味方をしてくれる日があっただろうか、いや、ない。
「しかしですね、男子生徒が女性生徒の家に泊まるというのは学生の鑑となるべき生徒会からとしてもですね……」
「何? こいつから襲われるかもーとか思っちゃってるわけ? とんだ十八禁生徒会長さんね」
「んなっ、彼がそんなことするはずありません! ……ありませんよね?」
「しませんから疑問形にしてこっち見ないでください」
「じゃあ、良いじゃない。 不安なら鍵かければいい話だし」
「確かに、貴方の部屋は南京錠含め十三個の鍵が付けられてますけど……」
なんだか話が可笑しな方向に進んでいることに何処から突っ込めばいいのか分からなくなっていたぐだ男だが、誰かから触られる感触がして机の下を見るとジャンヌから密かに伸ばされた手が自分の手の上に重ねられている所であった。
「ね、泊まっていきなさいよ」
驚いた様にぐだ男がジャンヌを見ると少しだけ赤面した顔を隠すようにテレビから顔を離さず、その指だけを絡めてくる。 その時点でぐだ男は泊まる以外の選択肢が無くなったように感じ「お言葉に甘えて」としか言えなくなっていた。>>633
「ん、んんぅ……?」
その夜、ジャンヌ・リリィは珍しく夜中に目を覚ました。 時計を見ると長針は夜中の二時を指しておりまだ深夜だということが分かる。
「ふぁぁ、早く起き過ぎちゃいました……」
就寝したのが十一時ぐらいに眠くなってトナカイさんからベットに運んでもらったことは覚えている、まるで御姫様、もしくはトナカイから運んでもらうサンタ様な気持ちで何時までも彼から服を離さなかったことも。
トナカイさんが泊まると分かった時のジャンヌ・リリィのテンションは正にクリスマスイヴの如くであり、夕食が済んでから姉二人そっちのけで部屋に連れ込み、遊びの限りを尽くした。 まさに彼女にとっては夢のような時間であったのだ。
そのせいで早く起きてしまったのかと寝ぼけていると、隣から激しい物音が聞こえて思わず心臓が大きく高鳴り、息を飲んでしまう。
「なっ、なんです……? 物音……?」
耳を澄ましていると、その物音はまた聞こえきた。 何かが揺れる様な音と軋む音が断続的に隣から響き、何かの声まで聞こえてくる。
「な、な、なんなんですか……もしかして幽霊……!?」
物音が聞こえてくる方角は保護者であるジルの部屋からであり増々不安が募ってくる。
ジルの部屋はジャンヌ・リリィが入っていけないと言われるほどの怪しいグッズの数々がこれでもかと詰まっており、幽霊の類がその姿を現しても全く不思議ではなかった。
いまジルは古い友人を訪ねてこの家にはいないため、追い払ってくれる人もいない、それにいまジルの部屋にはトナカイさんが寝ているのだ。
ジャンヌ・リリィは無理矢理ダメ姉から見せられたホラー映画を思い出して、その顔はどんどんと不安に変わっていく。
物音は止むばかりか激しくなる一方である。>>634
「あっ……いぃっ、もっとっ、あひっ、つぃ……てぇ!」
「ひっ、今度は明確に女の人の声が聞こえました……! 間違いありません、幽霊です……!」
隣の部屋から聞こえる女の声に、リリィは幽霊だと確信すると、枕を抱えて立ち上がる。
「こ、これは怖いから逃げるのではありません。 姉様が、そう姉様が心配だから確認しにいくのです……!」
駄目なほうの姉は大丈夫だろうが、一番上のしっかりとした姉の事は心配だった、幽霊に取りつかれてはいけないし、なによりこういう時に聞く姉の子守唄は怖い気持ちなんかどこかに消え去っていつの間にかゆっくりと寝れるのだ。
そういうことでリリィは怖くて寝れないときにはいつもお邪魔している長女の部屋に震える足で向かうことにした、一番幽霊に悪さされているトナカイさんが心配だったが、とにかく姉なら何とかしてくれると
信じて。
廊下を歩くと、ギシッ、ギィッ、と部屋で聞いた物音よりもはっきりした音が聞こえてくる。
「はっ、はぁっんぁっ! そこっあんっもっとぉ……」
もしかしたらトナカイさんが童心に帰ってベットで飛び跳ねているのではないかと言う気持ちもあったが、部屋から聞こえる幽霊の声がそうではないとリリィに教える。
「大丈夫、部屋の外に居れば大丈夫なはずです……大丈夫……」
恐怖で震える足で一歩一歩ゆっくりと歩いていき、部屋の幽霊に気付かれないようにへの前を通り過ぎて長女の部屋のドアへと手にかける。 今にでも姉の体へと飛び込みたい衝動を抑えてドアを開くと姉もまたこの物音で目を覚ましていたらしく、部屋の布団に包まってモゾモゾと芋虫みたいにうごめている。>>635
「姉さん……?」
「ぴゃっ……!? リリィですか!?」
近づいてリリィが声をかけると長女は飛び跳ねる様に驚いて布団にくるまったままベットにから落ちて逝く。
「姉さん!? 大丈夫です……なんでパジャマを着ていないんです?」
「あああっ、あ、暑かったからですかね……?」
なぜか汗だくでパジャマを着ていない姉に首を傾げつつも、姉の部屋からも聞こえる軋むような物音に体を跳ねて驚き、リリィはジャンヌの方へと駆け寄る。
「姉さん、幽霊が……幽霊が……!」
「あぁ、リリィ……貴方の部屋にも聞こえてしまったのですね……でも大丈夫です」
そんなリリィを抱きとめながら長女はゆっくりとその頭を撫でて安心させていく、その微笑みは正常の様であり、リリィはなんだか恐怖心が薄れていくような気がした。_なぜか息は荒かったが_
「大丈夫です、この物音は幽霊じゃありません……そうです、これは彼の寝相の悪さから出たベットの軋む音なのです。 彼は時々寝ながら跳ねることがあるそうですから……」
「そ、そうなんですか……?」
「そうです、この前なんか寝ながらバク転をかましていました……」
なるほど、とリリィは思った。 それならばこの激しい物音も跳ねる様な音も納得が出来る、驚くべきトナカイさんのその特技である。 また尊敬できる場所が増えてしまったとリリィはにやけたがだが謎はもう一つ残っていた。
「しかし姉さん、部屋から聞こえる女性の声は何でしょうか……幽霊なのでは……?」
「んぁっ、んんっ……また、出そうなの? いいわよ、そのまま……くぅんっ!」
「ほらまた聞こえました!」
「それは彼の寝言です」
「ねごと」
さすがのリリィも耳を疑う、世の中の男性にこんな寝言を出す人がいるのだろうか、だが長女はリリィには嘘をついたことが無い、なので疑うよりも信じることが大事だと半ば強制的にリリィは納得していく。>>636
「彼は特別な声帯をしていまして、寝ているときだけ女の子の声になってしますのです、この前なんか背生徒会室で寝ながら見事なオペラを披露していました、本当です」
「そんな、流石トナカイさん……そんな芸を持っていたなんて」
なんだかトナカイさんの事がよりわかったような気がして、リリィは嬉しそうに姉に笑いかける。
「ふふっ、凄いですよね。 さっ、幽霊じゃなかったことが分かったらなら早く寝なきゃいけませんよ。 このまま抱き締めてあげますから、お眠りなさい」
「そうですね、ありがとうございます姉さん。 おかげでゆっくりと眠れます……」
そのまま長女はリリィを抱きしめて頭を撫でると、リリィは安心したのかゆっくりと目を閉じていきそのまま静かに寝息を立てはじめる。 また楽しい夢へと戻るのだろう。
「ふぅ、何とか誤魔化せました……が……」
「ジャンヌっ……もう……」
「私もっ、あひっだめっ、あっあっんんっ___!」
が、長女であるジャンヌはそうはいかなかった、隣ではひときわ大きな声が響き、何かが通れこむような音が聞こえてくる。 もうかれこれ三時間この調子である。
「まったく、リリィに知られたらどうするつもりだったのですか……それにしても二人がこんな、こんな関係だったなんて……」
いま隣の部屋で行われていた行為を想像してジャンヌは大きく赤面する。 破廉恥、破廉恥すぎる、まさか学校一の不良と言われた妹と、生徒会の次期生徒会長候補がこんなことになっているとは……
学校に知れたらとんでもないスキャンダルである、その前に言えるはずもないが。
「でも、さすがに終わったようですね……これで私もゆっくりと眠れ……」
「ねぇ、もう一回……キスもぉ……」
「うん……」
「まだやるのですか!?」>>637
ほどなくしてまた隣から、ベットが軋む音とぱんっぱんっと肌がぶつかり音が聞こえてくる。
ジャンヌは自分の耳を抑えようとするが、先に妹のリリィの耳を抑えなければいけないので結局自分は強制的に二人の情事の音を聞かされることになる。 最早地獄である。
「あぁぁぁ、布団をかぶっても聞こえますし、といって文句も言えませんしどうすればいいんですかぁぁぁぁ……」
小さく呻きながら発散しようがない乙女の発情を抱えながらジャンヌは小さく呻くがどんな拷問よりもキツイ幸せの律動は勢いを増す一方でジャンヌ増々顔を真っ赤にしていく。エリ・エリ・レマ・サバクタニ。
「あぁっ、すきっ、すきぃ、だいすきっ!」
「んむっ、オレも、あい、してっ、るっ」
「あぁぁぁぁぁだれか助けてぇぇぇぇ……」
次の朝、寝不足で足元がふらついている三人がリリィにだらしがないと怒られるのは、また別の話。
終わり。
これで終わりです、感想いただけたら嬉しいです。 この文章で興奮できるかこれもうわかんねぇな……(不安)>>638
正直興奮しなかったけどエピローグみたいなもんだし気にしないんだぜ、本編で十分興奮出来たし
それにしてもジャンヌリリィがオチ要員でぐだマシュと合わせて二回も出てくるとはwww>>638
とてもほんわかとした
Thank You>>641
「うん、わかった」
じゃあ、服を脱いで、と私はマシュに服を脱ぐよう促す
「は…はい」
マシュが服を脱ぐのを横目に、私も服を脱ぎ部屋の棚をあさる
全裸になった私は、目当てのものを取り出した
「な…なんですか、それ…」
脱ぎかけのマシュが、そんなことを聞く
「双頭ディルド」
女性が、女性と繋がるために考え出された道具
二人を繋ぐための長さを差し引いても、その大きさは日本人男性の平均より一回りか二回り大きい
「あとはローションを…」
棚からローションも取り出し、それでディルドを十分に濡らす
「うん、これで…」
そしてそれを自分の股に宛てがった
「ん、痛…い、かな…」
私も多少濡れてはいるが、それでもスムーズにはいかない
自分の膣内に異物が入ってくる、なんてこと自体初めてなのだから当然かもしれないけど
「っ…!んっ…!」>>642
自分の初めてが失われる感覚
それを、痛みによって実感する
「せ、先輩!血が…」
「んっ…っ…大丈夫。…マシュの為だから、こうしようって思えたの。マシュの為だから、この痛みも耐えられるの。だからマシュ…喜んで」
ディルドが一番奥まで到達する
「はいっ…た…」
お腹の中の異物感と、まだ抜けない痛みを我慢して、既に服を脱ぎ終えたマシュに近づく
「せ…せんぱ…」
「立花」
「り…立花…」
マシュににじり寄り、再びベッドの上で覆い被さる
「優しくはするけど…痛くしないようには出来ないよ」
そう言って、マシュの股間にディルドの先を宛てがう
「濡れてるから、このまま行くよ」
腰を進める
「いっ…た…っ」
まだ少し入れようとしただけなのに、マシュのあそこはぴったりと閉じて、胎内への侵入を拒む
濡れてはいても、女性器そのものが受け入れてくれないのだ
「…どうして」>>650
「これ…」
取り出してみると、それは丁寧にリボンで包まれた箱だった
「ぁ…先輩…」
「マシュ…起きたの?」
「はい…と、それは、先輩のです」
「私の?」
「ええ、誕生日、おめでとうございます」
「え…」
「国民の祝日には出来ませんでしたけど、ささやかな私の気持ちです」
「…どうして」
プレゼントを抱きしめながら、私は聞く
「どうして、プレゼントなんか…」
「あ…はい…律香…さんに先輩の好みとか、色々聞きまして、それで…」
「そうじゃなくて…リツと、デートに行ってたんでしょ?」
「あ…はい、そうなんですけど…律香…さんに窘められてしまいまして、『一緒にいても、マシュはハナの事ばかり考えてる。ハナの事ばかりじゃなくて、俺の事も見て欲しい』って…」
それで、交際を申し込まれたんです
そう、マシュは言った
「………」
「先輩?」>>651
「あ…プレゼント…ありがとう…嬉しい…よ」
「それなら、良かったです」
そう、マシュは笑った
プレゼントは綺麗なブレスレット
けれどそれは、まるで…
ーーーーーーーーーーーーーーーー
またしばらく月日が経った頃
「ただいま」
「ただいま帰りました」
「お帰りー!」
二人の帰宅をハイテンションで迎える
「いやーリツとマシュもとうとう朝帰りとか、今日はお赤飯かな?」
「「………」」
二人は赤い顔で、目をそらす
「マシュ、マシュ、こっちおいで」
「は…はい」
「ふふふ、二人の嬉し恥ずかし初体験、たーっぷり聞かせて貰うからね」
「なっ、ハナ、やめろよ!?」
「ふふふ、リツに拒否権はありませーん、じゃマシュ、部屋にいらっしゃい」>>638
貴方に万雷の喝采を!
あのとき邪ンヌをリクエストして良かった・・・!>>655
見たい!>>638
お疲れさまです!エピローグも良かったです
ジャンタちゃんが来るまで、妹と友人のセックスの音をオカズにオナニーしてたジャンヌは性女ですね!>>655
良かったです
マシュを繋ぎ止めるぐだ子の愛の歪さが良かったです
マシュが肌を重ねる時だけぐだ子を名前で呼ぶようになるのが、二人の関係を切り替えるスイッチになってるみたいで好きです
マシュ視点見たいです!おかげでいい夢が見れそう
感謝!ち……乳に対する・・・・・・執念で…す・・・ これが…せい…いっぱい…です ジョースター…さん受け取って…ください…乳への想いが伝わって……ください……
待たせた上に短くて・・・・・・ごめん・・・・・・な・・・さい・・・「すごい……母乳が出るだなんて」
「いや!見ないで……!」
細い両腕で隠そうとするのを白純は両手で押さえつけた。
押さえつけた勢いでまたもや超乳が震えた。
我慢できず、白純は遠慮なく剥き出しになった乳房へとむしゃぶりついた。
「ひゃあん!?い、ああ、ふあ、やあん!だめぇ!」
「んぐっ、んぐっ、んぐっ……!」
夢中になって超乳へと顔を埋めて、乳房を吸う。自分の頭よりもはるかに大きい乳房の感触を味わう。
片房の乳房が顔面を覆いつくし、息苦しいがそれ以上に心地よさが勝った。
乳房からは甘酸っぱい汗の臭いと、甘いミルクの臭いがした。
乳頭を舐め回し、しゃぶり、先端から溢れてくる母乳を喉を鳴らして飲んだ。
「ん、ちゅば、じゅる、ずじゅ、ちゅううう」
「ひぐっ、っ、んん、やあ、飲んじゃ、だめぇ、このおっぱい、幹也に上げるのぉ……!」
何やら聞き覚えのある名前が聴こえた気がしたがそんなことはどうでもいい。
いま優先するべきなのはこの超乳を貪りつくす事だ。
白い液体が喉を滑り落ちたとき、白純の脳内に電撃が走った。
「っ!美味しい・・・こんなに、美味しいミルク、初めて飲んだ・・・!」
母乳何て飲んだのは赤ん坊の時以来だ。
当然白純には、そのときの記憶何て持ち合わせていない。
最高級牛乳に匹敵、否、そんな物この母乳の前では泥水にしかならない。>>404 短いけど許して欲しいのじゃ
「これは流石に初めて故――――股のはまだ咥えなくていい」
失墜させられた聖女は頬ずりを返し、挿入を待ち侘びるのだった。
屹立した肉棒が這入り、両穴は嬉しさと喜びを示す。奥まで軟らかくなった膣道の包み込みに腸内の締め付け。どちらとも甲乙つけ難い極上の刺激。暴発は避けられたが先走り汁だけは止めようもない。開いては閉じる鈴口から溢れだしているのが判る。
獣を見上げるジャンヌも期待以上の性感に痺れて悶えていた。どちらか一つだけでも気が狂いそうなのに、二つの穴で感じる快感はどれほどなのか。
「あはぁ……ああぁあっ、うぁ……はぁ……蕩けて、しまいそう……♡」
それぞれが抽送されて――獣性を飼い慣らしたアタランテが余裕を表せば――半回転も加えられた。可動域の自由度が腰とはまるで違う。膣壁と腸壁に狙って擦り当てられたジャンヌが悲鳴を上げる。そうとしか表現できないのに彼女は自ら進んで動く。臀部を上下に跳ねさせて、腰を左右に捻らせた。聖女らしからぬ性風俗的な踊り。素人目のレティシアからでも卓越していると見分けられた。
「こんなの信じられません♡ どっちも凄くいいですっ♡♡」
生まれ故郷を救導してくれたジャンヌ・ダルクがどんどん変わっていってしまう。だというのに口を挟めない。助言を送れない。己の無力さを悔いて恥じながらも少女の瞳は引きつけられる。時間は相応に経っているが眠気などなかった。>>663
アタランテはジャンヌに合わせ、観客の立場を取って煽っている。褒められても貶されても聖女の反応に差はない。アタランテが意地悪に抜こうとするときだけ顕著に変化した。犬みたいに舌を出して「抜かないでください」と涙目で言うのだった。彼女の側頭部を両方の掌で挟んだ魔獣が「やるべきことをやれ」と命令する。
ジャンヌが視界全体に映り込んだ股間の肉棒にキスの雨を降らす。忠実で躊躇いはなかった。膨らんだ亀頭を吸い、出っ張ったカリをなぞり、太い幹を舐める。唾液まみれにしたら口唇を開いて含み、くぐもった吐息をもらしながらディープ・スロートに従事し始める。
「ング、ジュグ、ンジュ……レル、レロ、ヂュプ……ッ」
何度も何度も前後するジャンヌの整った顔。ときには角度をつけて斜めから飲みこみ、頬が歪むのも気にせず押し当てる。
アタランテが形のいい眉を顰めた。レティシアには見えなかったが、柔らかく温かい口腔粘膜のなかで舌に尿道口をほじくり回されたからだった。
主導交代の確認は数秒だけで、力が入った両手がジャンヌの顔をぐっと引き寄せる。根元まで打ちこまれる巨根。下の方でも二本の逸物が好き勝手に蠢きだす。それでも事前に知らされていた為に聖女が噎せることはなかった。いつ精液が飲めるのだろうかという陶酔した表情で抽送とイマラチオを受け止め続ける。>>664
三本のおぞましい肉棒に打ち据えられているのに媚びた上目遣いは途切れない。
金髪がばらばらに乱れて舞う。母性を感じさせるのに、どこまでも女らしく艶めかしい乳房と臀部が揺れる。ジャンヌ・ダルクと自分の体格はほぼ違わないのに何故こうも魅せられるのか、とレティシアは思う。自分に置き換えて妄想しようとしても上手くいかない。こんなに二人の情事を見ているというのに真に迫る現実味が足りなかった。
見ているなか、考えているなか、獣性や支配欲を満たそうと激しくなる魔獣の性交。肉棒に血を集め、きつく締まる口と穴を逆に押し広げる。
「んぐ……おぶうゥっ!!」
つまり――要するに――結論が下されるとアタランテが上体を反らして射精し、ジャンヌも絶頂に逝かされた。溜めこまれた精液の解放と注がれる雌の悦び。今までにない初めての性快感の極みに二人は浸り、短い休息の時間を置いてアタランテが再度求めだす。
ジャンヌの身体から白濁液が零れる、溢れる、漏れてしまったら注いでみせた。
この聖女は自分の雌だという風に何度も何度も何度も注ぎ込む。
「……全部アタランテのかたちに変えられてしまっています……♡♡」
口から肉棒を抜き、目線を合わせてきたアタランテにジャンヌは言う。
気分よく擽られたアタランテが肩を抱いて口づける。口内には精液があったが気に掛けない。歯茎から口蓋まで舐め回し、ジャンヌの舌と交わる。
「……受け入れる気になったか?」
アタランテが小声で言った。ジャンヌには意味がわからなかった。長時間の性交で彼女は惚けてしまっていた。だからこそアタランテも■■をのせて口にできる。
「……今の私には汝が必要なんだ」
弱らせてからでないと言えない。
拒絶されたら、否定されたら、きっと生前のような酷いことをしてしまうだろうから。あんな目に遭わせるるのは本意ではない。大罪に身を貶めても超えてはならない一線がある。
あそこを飛び越えるのも踏破するのも駄目だ。
沈黙は永く――結局――望んだ答えを得るどころか明瞭な言葉も返ってこなかった。しかし同時に〝否定〟もなかった。もちろん正気であればジャンヌは否定するのだが、その状態であればアタランテの状態もまた変わってくる。>>665
「手間のかかる女だ。レティシアの方がよほど可愛げがある」
「……か、彼女に……は」
「……なんだ。少し戻ってしまったか」
アタランテがジャンヌの腰を掴み、男根に変化している境界線ギリギリまで尻尾を捻じ込む。噛み締めた聖女の唇から血が滴る。その鮮血を魔獣は舐めて嘲笑うのだった。
「折角戻れたのだ。目を反らすなよ? お前は私を見ていればいいんだ、ジャンヌ・ダルク」
レティシアが見物していることをアタランテは敢えて言わない。
聖女と目を合わせながら、快楽に歪んで緩みそうになる彼女の顔をじっくり観察しながら、二本の尾を引いては差し込んでいく。膣内であろうと腸内であろうと弱いところは把握済みであり、そこを刺激してやれば面白いぐらいにジャンヌは反応を示した。
「逝け、逝け、好きなだけ逝ってしまえ」
「嫌っ……いやぁ……! 逝きたくないッ。もう逝きたくないんですッ……!」
「一人で達するのが恥ずかしいならついていってやろう」そう言ってアタランテはジャンヌを見下ろす。「恐れるな、怖がるな。私がいるところまで堕ちてこい」
活発的になった逸物が最後の一突きをし、精の奔流を放つ間際には、二人はお互いの唇を貪り合っていた。>>662
白純の人生で、これほど旨い物は食べたことも飲んだことも無かった。
濃厚で、甘くて、とっても美味しいミルク。
自分がこれまで貪ってきた血肉は一体何だったのだろうか。今まで好きで食べてきた御馳走が、ハエがたかった残飯にしか思えなかった。
「もっと、もっとほしいっ!もっと母乳を・・・!」
「いやあ、もう、許してぇ…!」
嗚咽を漏らしながら、鮮花は瞳からポロポロと涙を零しながら懇願した。抵抗したくとも乳房に与えられる刺激と快感が、力を奪っていった。
懇願には身体が感じて甘い声が混じり、怒りと、そして何よりも、自分が思いを寄せる兄の為に育て上げた自慢の乳房を、名も知らぬ男に蹂躙されて感じているのが恥ずかしく、そして
屈辱的だった。
白純は兄に吸わせるはずだった、誰にも見せたことのない男を知らぬ乳首を先程よりも更に吸引を強めて無遠慮に貪った。
母乳が流れ出ている方の乳首を咥え、乳頭を中心に乳輪に沿って舐め回す。
吸ってない方の乳房は、空いた片手で根元から絞るように揉みしだいた。
乳房の重みを、手のひら全体で感じた。片方だけで白純の頭よりも遥かに大きい乳房は片手で揉むには困難だった。
それでも何とか、力を込めて重たい乳房を餅のように捏ね回した。
揉みしだかれた乳肉が指からあふれ出す様はまるで乳が白純の手を呑みこんでるようにも見えた。
ちゅぽんっ、と乳首を吸い上げて不満げに眉を顰めた。
「思ったより母乳が出ないな・・・あっ、そうだ」
先端を舐めながらぼやいた後、白純は両方の乳房を鷲掴んで乳房を真ん中に寄せ、二つの乳首をくっつけた。
そうやってくっつけた後両乳首を一息に頬張った。>>667
カリュドーンの猪はパイア(こちらは本当にエキドナの子供)の子じゃった……話書く前に気付けてよかったのじゃ>>669
いえいえこちらこそもう少し待つべきでありました!>>667
二穴攻めは良い文明!
今回もエロかったです
レティシアの名を聞いて一瞬とはいえ正気に戻るのは流石ジャンヌダルクですね>>668
母乳エロい……
乳首くっつけは超乳ならではのプレイで良いですね!
起源が禁忌の鮮花ちゃんがここからどうなってしまうのか楽しみです誰にでも幼少期と言うのは必ず存在するもので、輝かしい黄金時代を振り返ってあのころは良かったと現在の自身と比較して遠い過去に溜息を送るものだが、そんな過去の記憶の中には純粋な子供だからこそ分からなかったことが今になって理解出来る思い出もあり、汚れてしまった自分に哀しみを感じながら当時にの自分の無知と大胆さに赤面することだってある。
あるなんの変哲もない一人の青年にも勿論そういった過去が存在する。
ただ、他人の思い出と違う所があるならば、それは口に出すのもはばかれるほど刺激の強すぎる思い出だということで__
それは小学生最後の夏休み、何の変哲もない一日から始まったある一人の年上の女性との出会いから始まった。>>674
「少年、その構え方じゃダメダメ」
それは当時少年であった青年が、家の倉庫でたまたま見つけ出した木刀に男心を揺さぶられ、近くの公園で空き缶をぶら下げてこっそり持ち出した木刀で剣士の真似事をしている時であった。
「突きは突き出す動作よりも引く方の動作が大事なわけで……」
それは制服をだらしなく着崩し、竹刀袋を背負った一人の女子であった、制服から見るに近くの高校に通う学生であり、胸についている小さなバッジを見るに三年生である。
今年で十八、または既になっている歳にしてはどこかずぼらで頼りない雰囲気を醸し出しており六歳下の少年でさえ突然話しかけられた女子を前に怪訝な顔で見つめている。
「そうね……つまり突いた後の隙をどうするかが突きの永遠の命題なわけで……」
「……?」
目の前の少女が竹刀袋から竹刀を取り出したと思うと、ぶら下がっていた空き缶に向けて一つ息を吐くとその竹刀を勢い良く一突きした。
「___しっ!」
「わっ!?」
何かが破裂するような音が響き、驚いて少年が空き缶を見てみると、少女が竹刀で突いた部分だけが穴がぽっかりと開いており、無残な姿でぶら下がっていた。
剣術を知らない少年の目から見てもそれは達人のやるような凄腕の技と言うことが分かり、少年は先ほどのうさん臭い目から一転して少女に対して輝かんばかりの憧れの目で見つめていた。
「あちゃ、壊しちゃった。 これがあの爺さんだったらもっと上手くできるんだけど……ごめん少年空き缶こわしちゃってええええ!?」
少女が穴の開いた缶を持って申し訳なさそうに振り返ると、目の輝かせ興奮した少年がそのまま抱き着かんばかりの勢いで少女に迫るので、少女は大いに焦りながら手を振って落ち着かせようとする。
「凄い! 凄い、凄い!」
「ちょちょ、タンマタンマ! そんなぐいぐい来られるとお姉ちゃん困っちゃうって!」>>675
背丈が少女の半分もない少年に竹刀を持った少女が堂々と追い詰められているという奇妙な事態が続いた後、ようやく落ち着いた少年が壊した空き缶代わりと貰った缶ジュースを飲みながら少女と二人ベンチに座っていた。
行き行く人々から見れば仲の良い姉弟のように見えるだろうが本人たちにとってはいまさっき出会ったばかりの他人同士である。
「まさかあそこまでがっつかれるとは……やっぱり男の子なんだねぇ……」
少女は名前を武蔵と言った、本名はもっと長く字数の多い漢字ばかりで面倒くさく、なにより現代の女子が名乗るには男臭すぎるということで本人は「ちゃん、かお姉ちゃんでも付けて」と少年には言っている。
「でも、本当に凄かった! 時代劇の侍みたいだった! 」
「おっ、少年時代劇見んだ? 渋いな~何見るの?」
「眠狂四朗時貞」
「ホントに渋いな……でもお姉ちゃんも見てるよ」
「本当!?」
「ホントホント、あの日本人とは思えない黒い肌がなんともいえないよねー」
「うん! 両手からビーム出すけどそこがまた面白いんだ! それで……」
少年と武蔵との出会いは最初は摩訶不思議だったものの、どちらとも時代劇を見る友人が存在しない事もあり、その似寄った性格と趣味をした二人はいつ間にか歳の差など関係なく意気投合してまるで同年代の友のように_どちらがどちらの精神年齢に合わさっているのかは明言は避けるとして_仲良くなっていった。
そんな奇妙な出会いを果たした二人は、いつの間にか次の日も会うことになり、時代劇の話で盛り上がり、また次の日も会う様になりそのまま武蔵の技を見て興奮して一日を過ごし、そのまた次の日も会う様になり、いつしか二人は毎日のように顔を見せて遊ぶようになっていた。>>676
おお・・・・武蔵だと・・・すごく見たかったキャラです。(全裸待機)。「さ、上がった上がった」
「お、お邪魔します……」
そんな二人が出会って少ししたある日、少年は武蔵の部屋に招かれていた。
部屋と言っても学校の学生寮であり、広くもなく狭くもない一人部屋であったが武蔵のだらしない性格に比べて部屋の中は意外と整っており、畳が敷かれたその部屋には古めかしい箪笥があり本物かどうか分からない刀と時代劇のDVDなどが整理されて収納されていた。
「私の部屋に来てみる?」
そういったのは武蔵であった、流石に年上であってか少年よりも多くの時代劇のコレクションを持ち、昔の映画を知っている武蔵が一緒に時代劇の映画を見ようと自らの部屋に招待したのだ。
見たことが無い時代劇が見れると聞いて、花の匂いに誘われる蝶のようにヒラヒラとついていった少年だが、いざ着てみるとそこは女子寮であり周りは年上の女性ばかり。
女子寮とあって男子禁制の場だが、少年がまだ小学生ということもあり武蔵が自分の弟として話を通していたので特に何も問題は無かったが、それでもドギマギしてしまう。
これまで少年が自分の家以外に招待されたのは友人のそれも同性の部屋だったため初めて見る女性の部屋に無駄に部屋を見渡しながら座布団に座っていると、武蔵が飲み物を持って部屋に入って来る。
さて、武蔵が無理矢理するのか、それともどんなことが分からないまま合意をして致すか……どっちがいいですかね?>>679
いえ、今日はこれくらいなので、そのままお願いします。見たい(切実)ぐぅ、こんなイベ期間真っ盛りなのに人気スレッド一覧からも外れたココに投稿しようだなんて物好きが私以外にもいたとは・・・。
改めて投稿にあたり、ある程度の原作から外れたキャラ崩壊があることに注意です。
では、投稿します。
―――――――
「やぁっ!はぁ、ん・・・っぁ、っああ、ふあああ!!」
部屋中に喘ぎ声がとてもよく響いています。プライベートを守るため、カルデアの個室の防音設備は完璧に仕上がっています。でなければこんな大音量を垂れ流すはずもありません。
ここはマスターの個室ですが、部屋の中にはわたくしことセイバーを斬るセイバー、ヒロインXと、ルームメイトであるえっちゃんだけ。マスターは不在です。でも、声を張っているのはどちらでもありません。
声の主は、ベッドに腰掛けた私たちの正面にあるモニターからです。
もっといえば、モニターに映った、男性に抱かれながら女性が上げている声です。
私たち・・・・いえ、えっちゃんはずっと視線を自分の読んでいる本に向けて落としたままなので、私だけですが・・・まぁずっとモニターの動画を静かに見ています。
そもそも、どうして、こんなものを見ているのか。>>681
私は元々、マスターの留守を狙って、マスターと懇意にしている他のセイバーの情報を入手するために個室に入ったのですが、そこには既に、えっちゃんがベッドに腰掛けて本を読んでいました。
私は挨拶代わりに、「おお、えっちゃん、貴方もセイバーの秘密を探りに来たのですか?」と言いました。
えっちゃんは顔を上げずに「相変わらず元気で体育会系ですね。貴方と違って私は静かな部屋で読書したいだけです。」といって、読書を続けました。
どうやら静けさを邪魔されたからといって、一度始めた読書を中断してまで、他所に移ろうとまでは思わないようでした。
それを良しとして、私は普段マスターが在室では調べられないような所を重点的にガサゴソと調べ始めます。
ベッドの下・・・はベタすぎ、机に付設されたキャビネットの本棚・・・は露骨すぎる・・・と見せかけて辞書ケースに偽装した中っ!・・・だめです。そもそもえっちゃんは定期的に この棚から本を選んでいるようですし、そんな所に隠せるはずもありません。
ぬぅ、我がマスターながら、巧妙に隠しています。
・・・・いえ、そもそもが私の邪推でした。
マスターは誠実で清廉な人物で、我が剣を預けるに相応しい人物です。それに自分で言うのも何ですが、私などは特に目をかけてくださってるようで、随分と霊基を強くしてくださいました・・・。お陰で並み居るセイバー達の中でも、(いえ、私はアサシンですが)一番の強さを誇っているという自覚があります。
変な話です、自分がカルデアで一番のセイバーであるのは客観的な事実なのに。
それでも、マスターに他のセイバーが寄り付くのを許さないのは、私が我儘だからでしょうか?
そんなことを自覚しても、それでも、私は探さずにはいられません。>>682
何故なら、私はセイバーを切るセイバー。頂点に胡座をかかず、いつどんなセイバーが現れてもいいよう、備えておくのが私です。
ですから。ええ。決して嫉妬などでは、ありません。絶対です。
まぁ、結局の所今回は杞憂。私イズナンバーワンの座は、守られたのです。
そう思って、私はえっちゃんが読書している横に仰向けで倒れ込みました。
その際です。伸ばした手がベッドの壁に当たり、当たった所がスライドして、収納スペースが現れたのは。
私は訝しく思いながら、収納スペースを見ます。
そこはベッドの頭の横辺り、部屋の中では隅にある小さなスペースでした。
私とえっちゃんの部屋にはない機能です。マスターが誰かに頼んで作らせたのでしょうか?
私は怪訝そうに中を見ました。
その中は何枚かのディスクと、数冊の本が入っていました。
本のほうは真ん中のあたりから一冊が抜かれた形跡があります。
私はディスクの方を手に取り、まじまじと見つめます。
タイトルといったものは特にありません。ただディスク本体を眺めただけでは、何が入ってるのかはわかりません。
他のセイバーとの密会の様子とかが入ったりしているのでしょうか・・・?
私は・・・それを確かめる義務があります。
私はマスターの一番の剣。その事を確かめたい。確かめるだけ。>>683
だから・・・決して、他のセイバーへの嫉妬からでは、ありません。
集中を途切らせる事なく本に視線を落とし続けるえっちゃんをよそに、私はモニターに付属の挿入口にディスクをセットします。
こんな時、現代の知識もあるというのは便利です。ディスクは問題なく認証されました。
ディスクには映像メディアが入っていたようで、自動的に再生されます。
私はマスターの剣。あの人を、信じたい。あの人が私を信じてくれたあの瞳を。
ーーーーーーー
・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・信じた私が、とてつもなくバカだったということがよくわかりました。
記録メディアには、他のセイバーの姿など欠片もありません。ええ、ありませんでしたとも。>>684
今更ながら、タイトルも変えさせてもらいます。雰囲気を損なってしまい申し訳ない・・・。
そこにあったのは、私をより頭にこさせるものでした。
映像は、とある部屋の一室から始まりました。
そこにはベッドに腰掛けた、金髪の、ええ、金髪です。金の短い髪の女性です。
ですが、私どころか、他のセイバーにも劣るような、なんというか、ケバい感じの金髪です。
その女性の容姿も、お世辞にもいいとはいえません。セイバー認定的にいえば、それはニセと断定せざるを得ません。
強いて勝っているところがあるとすれば、そう、その、胸、でしょうか・・・・年齢相応らしい豊満な胸・・・。
その女性は、画面外からのインタビューに答えていきます。内容は年齢や名前といった初歩的なものから、徐々に胸のサイズや、お風呂で体をどこから洗うのか、・・・け、経験の回数といったものを聞かれ、女性は笑顔で、しかし時折恥ずかしそうに答えていきます。
ひとしきり質問が終わると、場面が移り変わり、ベッドの上に女性と、複数人の男性が現れ・・・、>>685
き、キスをし始めます。
男女は口を開き、ねっとりと舌を絡め合うキスを始めた時点で、私の直感エー(霊基的にCですが)で理解しました。
この映像の正体と、あの収納の意味。
それがわかり、私は自分の顔がひどく赤面し、また頭に血がのぼっていくのを感じました。
つまり――、あそこはそういうマスターのイヤラシイものを収める所で。
これはマスターが人知れず自分を慰めるのに使っているものであると。
つまり――――AVというヤツです。
まず、あまりの怒りで眉間に皺を寄せるほど、マスターに怒りを覚えました。
―アレほどっ、自分を徴用したのは、単に、マスターの趣味なのですかっ。
―私は、マスターが自分こそが相応しいと思ったから、頑張ってきたと言うにっ・・・。
しかも、どのセイバーにも劣ったこんな人の、その、それで、発散していたなんてっ・・・。
ショックです。自分を否定されたような気さえしてきます。
あとで帰ってきたら言いたいことの一つや二つ、覚悟してもらいます。ええ、絶対。
握りしめた拳を解き、視線をモニターに移すと、そこでは全裸の女性が、足を伸ばして全身をカメラに見せつけるようにしながら、男性とキスをしつつ、胸を弄ばれていました。
驚いた私は、慌てて目を背けます。怒りで忘れていましたが、さっきから結構な音量で情事の様子が垂れ流されています。
たとえ目を背けても、聞こえてきてしまいます・・・。
女性の肌を男性の指先が滑っていく音、
糸を引く程の二人のディープなキスによる唾液音。>>686
なまじ音だけに、私の頭の中で、その映像を補完してしまいます・・・。
聞こえてくる音の中に、キスの音とは少し違う、淫靡な水音が混じってきます。
薄目をチラリと開けながら、ゆっくりと顔を向け、片目だけでモニターの方を見ます。
「くぅあぁ、ああ、あ、ん、いい、ソコぉ、いいのぉ・・・・」
男性の中指が、女性の両足の間を出たり入ったりしています。
私は驚き、顔が更に高揚し、耳まで赤くなったのを感じます。
そこは、普段の暮らしでは、自分でも触る機会のない所です。
そこを男性が指で押し込む度に、女性の顔が険しくなり、甘い吐息が漏れています。
「っ・・・・あはぁ、ああん、ああん・・・・っぁはぁん・・・・」
こんな声を聴く度に、頭がくらくらして、普段は感じない匂いがしてきます。
私はいつもより粘度を増した口内の唾をゴクリと飲み込み、映像に釘付けになります。
おかしく・・・・なったのでしょうか。初めて見る光景に、心臓がいつもと違う鼓動になり、段々と早くなってくるのが分かります。
モニターは相変わらず、女性を高めるべく前戯をしており、私はいつの間にか、モニターに顔を戻して、目を逸らすことができなくなっていました。
モニターの女性は肩に掛かる程度の長さの金髪を振り乱しながら、大きく口を開き、その快感を伝えようと嬌声を上げ続けています。>>687
――マスターは、こんな風に乱れる人が良いのでしょうか――。
マスターの顔が脳裏をよぎると、体の奥から熱くなってきました。
また、モニターの女性が、透明な液を垂れ流している所もキュンとして、ムズムズしてきます。
私は今一度、左隣にいる、視線を落としたまま、相変わらず一声も発さないえっちゃんの方を見ます。
文系のバーサーカーなんて変な謳い文句ですが、こんな状況でも周りを気にしないとは、驚嘆に値します・・・。
だから・・・その集中力にかけて、これからやることも、そのまま気にしないことに期待しつつ。
―私は、スパッツの中に手を入れました―。
つるつるとした曲線を描くそこを、窮屈さにもどかしさを感じながらも、ゆっくりと指を這わせていきます。
「っ―、ぁ」
モニターの声にかき消されながらも、これは紛れもなく、自分が発してしまった声。
その事に自分でも恥ずかしさを覚えつつ、指を動かす度に更に気分がムラムラとするのを感じつつ、私は自分の性器の表面を撫で回していきます。
「ぁ―、ん・・・・んっ」
撫でるだけではもどかしさが取れず、弱く掻いてみたりします。
けれど、ムズムズとしたものの正体には、いまひとつ違うところな気がします。>>688
モニターの女性の性器は、自分のよりも大きく陰唇を開き、そこを男性の指で突かれています。
ムズムズとした部分の正体は、どうも今触っているところより、奥、な気がします。
・・・・・・あそこをマスターの指で、触ってもらえたなら―。
「――――っ!!」
そう思っただけで、背筋が震え、私の体はブルブルと震え上がりました。
「っぅ・・・・・・・は、は、は、はぁ・・・!」
私は高鳴る鼓動に呼応して、荒くなっていく息をしながら、視線がモニターに釘付けとなり、なりふり構わず、アソコをまさぐります。
激しい手の動きに合わせてぴったりと密着するスパッツが、ぐにぐにと形を変えます。また、動きやすくするために、足を少し開くと、スパッツが濡れ始めているのがわかります。
「あああぁ、もう、あなたの指、きもちよくなっちゃうぅ」
「っあぁ、ふぅん・・・・にやぁっ!!」
モニターの女性が男性に弄られているのを見ながら自慰をしていると、少し、股間が柔らかくなっていました。
ぐちゃぐちゃと液体ごと掻き乱した私のそこは、モニターの女性のように、少しだけ口が開いていました。
入り口のあたりの、ヒダヒダの部分に触ってみると、何というか、かゆみのような、放置できない感覚に襲われ、優しく指の平で掻いてみます。
「ふっ―――、はっ、やぁぁ、あああん!、んぅ、ぬぅ、うあぁん」
もはや私は、モニターを見ないで、ひたすら自分のそこを弄るのに集中しだしました。
上下に指を擦らせるだけの行為が、止められない。>>689
モニターの女性が、男性に弄られている。
けれど、私にはその男性がいない。
その事を思うだけで、心の奥の方がキュンと締め付けられます。
だから私は、マスターの指で弄られている妄想をすることで、その切なさを慰めてみます。
「やぁぁ、ます、た・・・ます、たぁ・・・!!」
激しい動きでスパッツが伸び、指はヒダヒダの上下をなぞるだけでなく、もう片方の手でプロテクターに覆われた自分の胸も弄りはじめます。
「はぁ、んく、ふぅ」
マスターは金髪が好みなのはわかりましたが、こんな胸の私を愛してくださるでしょうか。
先程までの怒りが、寂しさに変わってしまうのは、それだけ私にも、剣以外に捧げるものを知ってしまったからでしょうか。
そんなことを考えながら、弄っている性器の少し上の、その、おし・・・小水のでる突起物も弄り始めます。
「っ、はぁぁぁん、ますたぁ、ますたぁ、ひ、ああ、」
突起物を弄る度に、あまりのフワフワとした気持ちに、声を抑えることも出来ずに、いやらしく嬌声を上げ続けます。
「ふああああああっ!ああっ!やあん、っ、くぅぁぁ・・・・・」
私はもう限界で、腰を浮かせてこ下半身に感覚を集中させます。みっともなく醜態を晒す私は、そのまま。
「っ、ぐ、は、はぁぁぁぁぁ・・・・」
背筋をゾクゾクとした快感が迸り、いやらしく広がった私の下の口から、愛液が溢れ、湿ったスパッツから更にベッドにまでそのシミを広げていきます。>>692
えっちなXも微動だにしないえっちゃんも可愛い!
ここからえっちゃんがどう動くのか楽しみです!>>676
いえーいショタ食べちゃうお姉さーんでお願いしマース!>>678
「どう、それっぽい部屋でしょ? 昔から一つだけ残ってる和室を何とかして譲ってもらったの」
「うん、昔の侍が住んでいるみたい」
「でしょー? さ、どれ見る? 最初は手堅く少年が見たがってた必殺復讐人の貴重な第一話でも……」
「見る!」
目を輝かせる少年に武蔵は苦笑すると、今ではもう珍しい古びたビデオテープをデッキに入れて再生を押すと、大きなクッションを引っ張ってきてそこに少年と共に体を沈めながら時代劇鑑賞を始めていく。
自分と密着するように近くにいる彼女の長く綺麗な髪が鼻をくすぐって華の様な匂いが香り、少年に正体不明の緊張が走らせるが、時代劇が始まっていく内にそっちに気を取られていき、気にしなくなっていった。
むしろ気にしていたのは武蔵の方であった。 少年と一緒にクッションに沈んでからというと隣にいる少年の肩に後ろから触れようとしてはその手を降ろしてを繰り返し、少年が時代劇に夢中になっている間武蔵は時代劇と言うよりそれを見て一喜一憂する少年の顔に夢中になっているようであった。
「その命、闇に帰るがいい……」
「何だこの影は……! ひぃぃ、ぐっぎゃあっ……!」
「うわっ……やっぱり少し怖いよね……」
「少し少年には刺激が強いかな? 怖かったらて、てて、手を繋いでも……」
必殺復讐人とは、江戸に蔓延る外道から受けた仕打ちを依頼人の代わりにその何倍もの恐怖を相手に味わわせて成敗する痛快アヴェンジャー時代劇であるが、その初版は下手なホラーより怖い復讐方法とバイオレンスな描写から放送禁止になったことにまである作品であり、まだ幼い少年はそのホラーな展開に少しばかり身を強張らせて、武蔵の手に自らの手を伸ばす少しだけ力を込めて握ると、その腕に顔を寄せる。
「うっはぁー……っ! 煩悩退散煩悩退散……」
「お姉ちゃん……?」
「えっ!? あっ、いやなんでもないよ何でもない! ほら、もうちょっとくっついたっていいんだよ?」
「それは、ちょっとだけ恥ずかしい……お姉ちゃん良い匂いするし」
「~~っ!」>>695
武蔵ちゃん待っていましたー!>>695
少年の自覚のない口説き言葉に武蔵は喉を震わせるだけの静かな唸りと共に頬に朱を注ぐ。
若き男子(おのこ)の羞恥に目を逸らす様は何とも可愛らしく麗しいものか、武蔵は思わず目の前の少年を壊れるほど抱きしめたい衝動に駆られるが、そんなことをすればたちまち目の前の少年の信頼を損ねるのは火を見るより明らかであり、それだけは武蔵には避けたかった。
「でも、お姉ちゃんの手って冷たくて気持ちいい……なんだかほっとする……」
握られた手から指が絡まり、指と指が合わさっていく。 男女の関係が繋ぐ所謂恋人つなぎと呼ばれる手のつなぎ方なのだが、もちろん少年にはそんな知識は無い。
少年が無意識にやっていることなのだが、そういった知識のレベルの違う武蔵には少年が無邪気にやってきたと分かっていても意識してしまっている。
無邪気な笑顔と、無邪気な行為は返って武蔵に邪気を沸きあがらせ、血に飢えた獣のように目は鋭く光を持ち、一呼吸にかかる時間が短くなる。 彼女の中にある張りつめた細い一本の線が一繊維ずつほつれていき、今すぐにも切れかかっていた。
「首をだせぃ……」
「うひゃっ!?」
「____っぅ……」
その時テレビの中で不気味な骸骨が映し出され、大音量と共に血が噴き出して、少年の体が跳ねる様に震えると、思わず手を離し武蔵に抱き着くように密着すると顔をその腹部の所に埋めて画面から目を逸らす。
体で感じるその少年の感触に、武蔵の中で糸が千切れる音がすると___
1.強く抱き締めると我慢が出来ないように(犯罪上等ぐだ男涙目無理矢理プレイ)
2・優しく抱きしめると、興奮した目つきで少年を見つめ__(武蔵性教育筆おろし無知プレイ)>>697
こぜ2だ!こぜ2を出せ!
無理矢理もすごくそそられるけど、ボクは女の子が悦楽に浸っているシーンがとても大好きです(いきなりの自分語り)。>>697
2を見たいです!
武蔵ちゃんのドキドキ感が伝わってきます
無自覚で恋人繋ぎしちゃうぐだ男くんかわゆすぎ!初代様は幼子には刺激が強かったかな?(武蔵ちゃんとは別の意味でw)>>697
2が優勢だが俺はここで敢えて1を出すぜ!
おねショタは筆下ろしがイイのは間違いないが肉食系武蔵が見たい!>>697
2なのだわ!>>697
この展開なら2がいいですじゃ……それにしても武蔵はお姉さんキャラが似合う>>692
百合ックス楽しみです!
無理せず自分のペースで良いので出来たら是非読ませてください
応援してます>>697
このちょっとだらしない感じのお姉さんが大好き????。2でお願いします‼>>697 2じゃな……
「だーいじょうぶだって、ホラーっぽいけどちゃんとした味方だから」
「う、うん……知ってる……けど、最初の頃ってこんなに怖かったんだ」
「まぁ、大人向けだからねぇ。 ほらもっとこっちおいで……」
そのまま少年の体を自分の膝の上に座らせて、後ろから優しく抱きしめるとゆっくりとその頭を撫で始める。
少年ももう小学校では年長者である。 子供の様な扱いに加え、頭に当たる二つの柔らかい感触に身じろぎするが、武蔵の方は小さく笑いながら離そうとはしない。
結局少年の方が折れてその体を武蔵に預けると時代劇に集中するがその頬は林檎のように赤い。
対する武蔵は、少年にかける言葉は変わらずとも、その眼と顔は限界のようで、少年の体に胸を押し当てながらその手は少年の足やお腹を怪しまれないように撫でまわしている。
___そもそも少年を男の子ではなく異性として見てしまう様になったのはいつからだろうか、と熱で頭を浮かされながら武蔵は思った。
雨の中健気に公園で自分を待ち続けていた時か、自分の揺れる胸を赤くなりながら覗き見していたことに気付いた時か、本当のお姉ちゃんならよかったのにと寂しそうに独白された時か。
いずれにせよ切っ掛けは多くあった。
真夏日のある日、別れ際に忘れていった少年のタオルを思わず持ち帰り、それを使って自分を慰めてしまった時、今の世の中で自分より六、もしかすると七も違う子供に情欲を抱いてしまったことの罪悪感は相当なもので自己嫌悪の海に心を沈めたが、同時に体が昂りを抑えられないことも事実であった。>>705
このことが知られたら変態と詰られても反論は出来ない。 そもそもが犯罪である。
だが青い果実と言うのはいつかは熟してもぎ取られるのが運命であり、美しい花は盗賊に荒らされるのが常であるからして、あの少年が他の誰かの元に行ってしまうことだってあるだろう。 が、それを笑って手を振り見送れるほど自分は懐は深くは無い、あの日本人離れした青い目と可愛らしい笑顔が自分以外の誰かに向けられることなんて許容できなかった。
ならば青いうちにもぎ取って自分の腹の中で熟させるか、その花の根ごと自分の鉢に移したって悪いことではないはずである。
他人から狂っていると言われても良い、恋とは伊達と酔狂でやるものである。
___少年を、自分だけの……
「ぴっ……!」
少年が素っ頓狂な声を上げた所で武蔵は自分の意識を脳の深い底から引きずり上げる。
何事かと思い少年を見てみると顔を赤くしてテレビから目を逸らしていた。 恐怖や驚愕で反応したわけではないらしい、武蔵が時代劇が今どんなシーンなのかを見てみると一瞬で納得できた。
「あー、確かにこれも少年には刺激が強すぎるかな?」
シーンは濡れ場である男女のまぐわいであった、色々とぼかされているものの何をやっているのかは容易に想像できるもので、少年もそういう知識を学校で教えられていても可笑しくない年である。
「こ、これって……何してるの……? え、えっちなこと……?」
「んー? ふふっ、気になる……?」
カモがネギしょった。 と武蔵は心の中でガッツポーズを決める。
「気になるっていうか……その……分かんない……」
「(なるほど授業では聞いたがそれが実際どういうものなのかは知らないのか……んふっ……)」
顔を増々赤くする少年を見て武蔵は今ここが最大の機会だと悟り、ゆっくりと少年の耳へと顔を持っていく。
「じゃあ……お姉ちゃんが教えてあげようか……?」>>706
耳元に吹きかけられる生暖かい息に体を震わせながら少年は、何時もの雰囲気と違う武蔵に戸惑うばかりである。
「教えるって……?」
「うん、今テレビの中でやってること……」
「でも、裸だし……そういうことはやっちゃダメだって……」
「大丈夫、お姉ちゃんとの秘密にしよ? そしたら誰にもバレないって」
「でも……」
耳に吹きかけられる息に耐えながら迷う少年に、武蔵はあと一歩と感じながらもその一歩が少年の強い理性と言う扉に阻まれていることに気付いた。 なるほど良い教育を受けているらしい、と武蔵は落胆しそうになるが、それで諦めたらここまで漕ぎつけたことが全て水泡と帰す。 武蔵は諦めきれなかった。
「んー、お姉ちゃんのお願いでもダメ?」
「お願い……?」
「うん、お姉ちゃんのワガママ。 どうしても少年に教えたいんだぁ……ねぇ、お姉ちゃんの為と思って……」
「お姉ちゃんのため……」
しめた、と武蔵は口元をゆるませる。 少年は自分の誘惑よりも他人の願いのために心開くタイプであった。
お姉ちゃんの為、お姉ちゃんの為と小さく繰り返す少年に少しばかり大人げなく思いながらも
「お姉ちゃんの為だったら……」
と、羞恥心を堪えて頷く少年の姿を見た時、自分の下腹部の奥が燃える様に熱くなるのを感じながら思わず舌なめずりをしてしまった。 自分のために少年は自らの清い体を差し出すのかと考えるだけで武蔵は絶頂しそうな感覚に体を震わせる。
「もう、大好き……じゃあバンザイして……」
一つ少年の頬に口づけすると、羞恥に体を震わせる彼の体から一つ一つその衣類を剥いでいく。>>707
オネショタ好きにとってはたまらんですな悦いぞ悦いぞー!>>707
「お姉ちゃん、恥ずかしい……」
その服を全て脱がせたとき武蔵のその体の美しさに思わず嘆息した。
第二次成長期を間もなく迎える体は、今まさに赤く熟そうとしている青い果実そのものであり、その体に余分な毛も無ければ必要となる毛もない。
衣服の中の日焼けしていない体は健康的な麦色と言うよりかは幼い女子に近い白色で陶器のように滑らかであり、その中に色素の薄い乳首が二つ目立たぬように付いていた。
その人生の中でごく限られた時間だけしか見る事の出来ない至高の芸術品がいま武蔵の目の前に姿を現していた。
「お姉ちゃん……?」
「えっ!? あっ、大丈夫! お姉ちゃんも脱ぐから……そしたらおんなじでしょ?」
武蔵が少年に笑いかけると、その制服のボタンを一つ一つ外していく。
ほどなくしてワイシャツが地面に落とされると、その豊満な乳房が露わになり、少年の顔が見る見るうちに赤くなっていく。
程よく日に焼けた小麦色の肌は健康的であり、武蔵の美しい銀髪とのコントラストが少年に刀の様に若干の恐怖と妖艶な魅力という相反しながら混ざり合っている魅力を想像させる。
「ふっふーん、胸は結構自信が……ん?」
胸を見せつける様に背を逸らす武蔵であるが、全くの反応が無いので少年を見てみると、当の少年はあまりの光景に両手で目を覆っていた。
だが、武蔵の目を奪ったのは少年の下半身であった、まだ脱がしていない下着が子供ながらに大きく膨らんでた。
「___っ」
じゅわっ、と自らの下着が湿っていくのを武蔵は感じる、あの純粋無垢な少年が自分の体を見て興奮したというだけで、まるで真っ白な紙に絵の具をぶちまけたような背徳感と征服感が彼女の体内を駆け巡る。
__私がこの子を汚しているのだ
と。
はい、今日は此処まで! 脳内がパンクする! おねショタ本を読み漁りながら展開を考えるというのは中々に体に悪い! ムラムラが止まらないという意味で!>>709
フフフ・・・、その、恥ずかしい話ですが・・・ボッ(性懲りもなくまた書いていくスタイル)。
乙です!ああ、武蔵の昂ぶりが伝わってくる文章、とてもよかったです。
あ、そうだ(唐突)。Xのオルタの身体調査(意味深)はなんとか行為に入る前まで掛けてきた感じだゾ。けど実際のシーンとかそもそも一人称視点しかも女の子の視点とか書いたこと無いガバ描写力なので描ききれるかこれもう分かんねぇのでもうちょい待ってて、どうぞ。>>709
上手い!引き込まれます
『ならば青いうちにもぎ取って自分の腹の中で熟させるか、その花の根ごと自分の鉢に移したって悪いことではないはずである。』武蔵ちゃんの独占欲が伝わってくるこの表現めっちゃ好きです!
えっちすぎて脳がふわふわしてきます!!
続き楽しみにしてます新たな英霊の召喚に成功したカルデアで、賑やかしいものが好きな数名が幹事になり、それを口実に宴が催された。ちなみに本日の主役は後にカルデアでも女性関係が華やかであることにクーフーリンと双璧を成す土方歳三だ。
今晩幾度目か。数えるのも面倒になるくらい繰り返されたダヴィンチの乾杯の音頭が聞こえる。
「やれやれ。何時まで騒ぐつもりなんだか」
歳三とともに主役、と祭り上げられたために、宴席で新たな顔に出くわすたびに杯、中身は烏龍茶だ。勧められるはめになってしまった。流石に閉口してマイルームに逃げてきたところだ。
「で、ないゆえそんな衣装になっているのか。教えてくれるか?」
マイルームについてきたランサーのアルトリア・ペンドラゴン・オルタナティブに訊ねた。
氷を彫ったような美貌で彫りの深い端正な顔だちの美人だ。
「ああ、これは、この間、新宿へ一緒にレイシフトした際に行って買ったものです」
新宿幻霊事件後、特異点に残る歪みを治すためレイシフトした際、英霊たちが特異点での、セイバーのアルトリア・ペンドラゴン・オルタやジャンヌ・ダルク・オルタが私服で活動したいた話を聞いて、自分たちも私服が欲しいと要求する者たちが多かったのだ。
立香とともに同行した英霊たちで現代衣装を調達したのだ。その中でも一際際物だったのが、今、アルトリアが着ているコスプレ衣装だ。
「似合っているよ、そのチャイナ服」
「……ありがとうございます」
優婉な気品に満ちた顔を恥らい俯き、お礼を言う。スリットを摘み、ひらひらと翻している。こちらの反応を伺うように上目遣いだ。
(もしかしたら、誘惑してる?)
「わあ、せくしー」
「―――なぜ、棒読みなのですか」
抑揚無し超棒読みな立香の賛辞に、むくれるアルトリア。立香としては決して無感動ではない。不器用ながらもそのようなアプローチをする態度は、むしろ好ましいのだ。スリットから覗く、芸術家が全霊を込めて作り上げた雪花石膏の彫刻のような脚も大変魅力的である。
「むむ。つれない反応ですね」
拗ねるアルトリアの顔も美しい。ひときわ色白で、眼にも唇にもしたたるようななまめかしい色気がある。玲瓏月輪のごとく、彼女の前では風も水も花も、光と香気を失うことだろう。>>712
「こうして、せっかく二人きりなのです。羽目を外させてください」
「ああ、いいよ」
常の黒き騎士王とは異なる微笑みを浮かべて、しなだれかかってくる彼女の肩を支えるように抱える。
「酔ってるな?」
「ええ、ワインを少し」
頷くアルトリアの眼は、眼は星のような黄金。色ぽいというより、神々しいくらいで色気よりも神聖美に澄んだ眼だ。
「酒に感謝しなければ。こいつが罪を着せてくれるおかげで、どんな痴態を見せられる」
共同区画の賑やかさが嘘みたいに、静まり返る自室。お互いの息遣いだけが響く空間で、肌寄せ合っていれば、なおのこと。雰囲気に酔いしれ、相手のことだけしか頭の中に浮かばなくなる。
「あの、実は、立香にあげようと思っていたものが……あるのだけど」
立ち上がって向き直り、改まった様子で俯きがちに彼女が話し出す。
黒地に金刺繍の入ったチャイナドレスは、あつらえたみたいにぴっちり。アルトリアの魅惑的なボディラインを際立たせてくれていた。
「もらって……くれるだろうか?」
そっと目を閉じたアルトリアの前に立ち、彼女の身体を両手で順に、肩口から腋、背中を伝って腰まで撫でさする。
「ン……目を閉じていると、感覚が鋭敏になってきますね……」
小さく身悶える彼女の反応を、ゆっくりと手と指を動かすことで堪能した。
「僕はもうたくさん、アルトリアに素敵なものをもらってるよ」
言いながら触れた生地の滑らかさ、布地一枚隔ててなお如実に伝わる温かみと柔らかさに、よりいっそう酔いしれてゆく。
(この……手触り、って)
まさかと思いつつも、率直に問いかけることにした。>>713
「もしかして……下着、つけてない?」
「んぁっ……ええ。この衣装の下にはなにも、着けてません」
アルトリアはしれっと言い放ってくれたが―――告げられた側の昂奮は一足飛びで上昇。道理で、ボディラインの丸みが綺麗に浮かび出ているわけだ。目を凝らせば胸先や股間の突起まで見透かせそうな気がしてきて、ますます視線に熱がこもる。
「はしたない女性は……嫌い?」
そんなの、愚問だ。
「前にも言ったろ? 僕の前だけでやらしい姿を見せてくれるアルトリアのことが大好きだ」
アルトリアの腰を抱いて、正直に告白する。
言葉で伝えるよりも手っ取り早いからと、アルトリアの右手を取ってズボンの前へ。既にこんもり盛り上がり始めている股間へと、触れさせた。
「あ……もう、こんなに? 私の身体を、撫でているだけなのに……」
「アルトリアが思ってる以上に、僕が好きなんだってこと。これで信じてもらえた?」
こくりと頷いた鼻先を胸板にうずめ、すりつけてくる。ふたりきりの状況で照れた時特有の癖を見せた彼女の右手が、勃起をやんわりさすりだした。
「ね……ベッドにもう一回、腰かけて」
言われた通りに腰を下ろして、一旦離れた彼女の身体の温かみと柔らかさを恋しく思いながら待ちわびる。
夜の長さに期待をかける気持ちが胸の内で湧き起こり、増殖してゆく。
アルトリアの手が自らの左脇にあるジッパーを下ろしていく様を、高鳴る胸と股間をなだめるかしつつ凝視した。
「お待たせ、立香。さぁ……」
前屈みに差し出された柔肌。ふたつのふくらみ。胸の下あたりまで衣装をはだけた状態で迫るアルトリアの艶姿に、思わず生唾を飲み、喉が鳴った。
前屈み姿勢の分、谷間は強調され、重力によって垂れ下がる乳房のフォルムがより卑猥なものとして視界に飛び込んでくる。衣装がずり落ちぬよう胸の下で腕を組んでいることで、さらに巨乳の存在が際立っていた。
黒地のドレスから零れ出た肌色の双峰。ふたつの色が強調し合うことでさらに視覚的インパクトを強めてくれる。>>714
「ふ、ぁ……ん」
逸る気持ちを必死に抑えそっと触れた乳肌は、宴の余韻を残して少し汗ばみ、いつも以上に指先に吸いついてくる。
「汗ばんでるせいか、いつも以上にもちっとしてる……」
既に硬くなりつつあった桜色の乳頭をほぐすように指の腹でこね回し、たっぷりの乳肉に指を沈ませ、もみ立てた。
「あ、や、やだっ……」
恥じらいながらも「もっと触れて」とばかりに迫りくる谷間へ、思い切って鼻をうずめ、こもる熱気を吸い込んでみる。
「ひゃうっ!」
驚いた拍子に前のめりに倒れ掛かってきたアルトリアの胸の谷間に、ずっぽり。勢いよく顔面が挟まった。
(ぽかぽかしてる……アルトリアの臭いで、いっぱいだ……)
自然と恋しさが込み上げ、鼻を鳴らして何度も吸い込む。
「あんっ、こ、こらっ。女性のにおい嗅ぐなんて……っ。ただでさえ胸の谷間とか下は汗かきやすいのにィ……」
少し拗ね気味に告げつつも、彼女の右手は再びベッドに腰掛けたズボンの股間へとにじり寄る。そして接地するなり、上下にすりすり扱きだした。
「ふふ。お返しだ」
「んっ、ぅぅっ!」
ビクビクとせわしなく、牡肉が歓喜の鼓動を響かせる。
思わずのけ反り、頭から仰向けにベッドに倒れ込み。
「ん……しょ……失礼、します……」
間髪入れず騎乗体勢に移行するアルトリアの生足。今まさに顔を跨いでいった、肉づきよく健康的なその脚線美に、見惚れてしまう。>>715
足首近くまで丈があるドレスだが、深いスリットによって前後に割れた衣装の奥に覗くアルトリアの陰部が、近づくにつれ鮮明となる。
ヒクヒクと蠢き蜜を垂らす割れ目を、今夜はしかとこの目で捉えることができた。
(濡れて……煌めいてた)
ズボンの前のふくらみは相も変らず彼女の右手に握られたまま。アルトリアの掌に感激を伝えようと、繰り返し脈を響かせる。
「アルトッ……わぷっ!」
チャイナドレスで性交することが、お前の言う「あげたいもの」だったのか?
問おうとした矢先にドレスのスカート部分に頭から覆われ、視界は暗転する。
剥き出しとなった彼女の尻が顔の上に乗っかってきて、言葉の続きは封じられた。
(い、息、苦しっ……尻肉に挟み込まれて首も動かせないっ……)
わずかな隙間から空気を吸えば、むずかる尻が揺れる。悶え動いて、ますます圧を強めてくる。彼女の尻の火照りが移ったみたいに、頬から顔全体が熱を帯び。
にゅるりと湿った触れ心地が、唇をかすめていった。
(今の……アルトリアの……?)
ついさっき視認したばかりの、アルトリアの股間の湿り気。割れ目から滴った蜜であると、鼻先に漂う残り香と、唇に残る味わいから確信する。
気づかれたことを察したアルトリアの尻が震え、また、どっと甘い香りが増した。
「んっ……あ、ふぁ……っ。苦しそうなこの子も。早く出してあげなくては……」
身悶える女の手によってズボンのジッパーが下ろされ、そこから硬く反り立つ肉の棒が取り出される。
「ン……ふ……いつもの、立香のにおい……」
「んくっ!」
取り出すなり幹に頬ずりしてみせた彼女の鼻息に亀頭をくすぐられて、思わず腰を突き出してしまう。>>716
(アルトリアは臭いフェチだな……)
前にも立香の礼装の臭いを隠れて嗅いでいたことを、立香は知っている。
鈴口から染み出す先走りを指先に絡みつけながら、竿を優しく包み扱きだす巧みな指さばきに感じ入りながら。スカートと太ももにさえぎられ真っ暗な視界の中で、どうにか騎乗する彼女の股間を再視認しようと試みる。
スンスンと鼻を鳴らせば、甘酸っぱいアルトリアのにおいがじわり。鼻腔から脳天にまで染み広がり、ジンと痺れるような愉悦に腰が震えた。
「やぁ、ンッ、くすぐったっ……ふぁ、あ、あぁ……んんっ」
アルトリアも甘い鳴き声をこぼしなら腰を揺すり、小さな刺激を増幅させようと躍起になっている。
「っ……ふぅ、ふぅぅ……っ」
「うぁっ……!?」
息を吹きかけられた亀頭が、鈴口にしずくを浮かせたまま猛々しい脈を打ち放った。
喜悦の鼓動に乗せられた染み出た新たな雫が、古い雫を押し出しすように鈴口に浮かぶ。押し出された雫は順次、幹を濡らしながら伝い落ちていった。
「だ、ダメだぁ……もったい、ない……」
(くぅっ! こ、これは予想以上にっ……ひ、響いてっ!)
視界を奪われているせいで、より刺激に敏感になっているようだ。軽く舌を這わされただけで、肉の棒に愉悦の痺れが突き抜ける。
さらにアルトリアは先程垂れた雫を弾む幹へとすりつけ。滑りのよくなったことを確かめるや、どんどん手コキのペースを速めてきた。
「ン……っ、す、少し前にずらす……ぞ」>>717
上下互い違いの姿勢で重なり合うシックスナインの体勢から、むずがる尻をわずかに浮かせ。アルトリアは身体を前へずらして再度体勢を整える。
彼女が上体を倒したことで、新たにむにゅりと柔らかな感触が腹部付近に押し当てる。
(柔ら、かい……)
餅のように弾力豊かなふたつのふくらみ。きめ細やかな乳肌の感触が心地よく染みてきて、また一段。青筋浮かせた肉の竿が膨張した。
「……ぷぁっ! はぁ、はっ……ッッ!!」
いまだにスカートの中ながら密着状態から解放され、ようやく闇一色の世界から抜け出した視界に、間近で揺れる双臀の丸みが映り込む。その谷間に息づく小さなすぼまりと、そのラインに先にある割れ目までもが丸見えで、視線は瞬時に釘付けとなった。
尻穴は彼女の呼吸に合わせ収縮する。きゅっとすぼまった状態から花咲くように開く様がやたら淫靡に思われて、自然と鼻息が荒くなる。
舌が届きそうもない位置に離れていってしまった膣口は、距離を取ってなお濃密な女の香りが漂わせていた。
今しがたまで密着状態で味わえていた甘酸っぱい液体。愛液でしとどに濡れた陰唇は絶えず震えっぱなしで、まるで手招きされているようにすら思えてくる。
「アルトリアっ……!」
「やんっ」
反射的にアルトリアの腰に両手を伸ばし、尻あぶを掴んだその手を支点として自由になった頭を持ち上げ、再接触。柔肉に頬ずりしつつ、谷間へと顔をうずめた。
「ひゃっ! あ、や、ぁんんっ……く、くすぐったいと、ぁうっ! ふぁ、あ、ああ、は、恥ずかしくって、顔から火が出そぅ……」
でも、がっつくかれるのも嬉しいかな―――。
ささやかな亀頭に熱い吐息とキスの雨を降らせたアルトリアが、また身じろぎ。
「胸で……するぞ……」
告げるが早いか。ばふ、と餅肌に肉棒が左右から押し包まれる。腰が蕩けそうになる触感に、自然と肉棒の硬度も高まっていく。
「あ、ぁ……すごく、いいよっ……柔らかくてっ、あったかいっ……」
マシュマロの中に突き入れているみたいだ。>>718
なのに弾力も強くあって、肉棒が谷間で脈打つたび、左右の乳肉が押し返してくる。
「ン……やっぱり、立香が感じてくれてるんだと思うだけで……嬉しなるな」
先走り汁とアルトリアが垂らした唾液がグチュグチュ。いやらしい音色とともに攪拌され、泡立つそれがひと際密着感を高めてくれる。
滑らかな乳肌が粘液と絡んだ肉棒に吸着する感覚は、たまらなく甘美で―――見る間に腰の芯に血液が充足した。
(あ……っ! また、アルトリアのお尻の穴が……ヒクヒク、蠢いて……)
パイズリに励む彼女が力むたび。目の前で揺らぐ尻の谷間で、連動して小さなすぼまりが収縮する。
「ふぁっ!?」
指先でつつけば、アルトリアは驚きつつも唇噛んで許容し、ますます乳圧を強めてくれた。
「先っぽ……っぅ、頼むっ……」
そしたら、僕はココはを愛でるから、言葉では行動で、すぼまりの上に乗せた指をくるくる回し、しわの寄った部分を掻くようにすることで、意思を伝える。
「ン……っ、ふ、っ、ぁ……ぅ、んっ……れちゅぅっ」
アルトリアは、ほんの少しの逡巡をしただけで亀頭に唇を押し当て、間を置かず熱烈なキスの雨を降らせてくれた。
「くっ、ぅ……じゃあ、こっちも……っ」
割れ目と尻穴の中間点付近に、そっと舌を張りつけた瞬間。アルトリアの腰が大きく縦に弾み離れかけたのを、あわてて抱き留め引き寄せる。舌先を滑らせくすぐった尻穴は、異物の進入を拒むむようにきつく閉じていた。
「す、すみません……驚いただけ、ですから……」
深呼吸を重ねるたび。アルトリアのすぼまりは徐々に強張りをなくし、ほどけてゆく。
「ゆっくり……するから……」
急ぐ必要はないのだと伝えると同時に、そっと陰唇に指を這わせ、すりすりと優しく撫で擦ってやる。>>719
「ふぁ……っ、ン……あ……それ、いい……っ」
指と股肉との接地面で、すぐに淫靡な水音が響き出す。指にまとわりついた蜜液を、彼女の股間の丸みに沿って這い運び、指と舌を総動員して丹念にすぼまりへと塗り付ける。
「ひうっ! あっ、あひ……っ!」
指でしわを広げ、舌をその隅々まで這いずらせては蜜を塗る。舌先を浅く突き込むことでこじ開けたすぼまりの内部へは、一番細い小指を潜らせ蜜を押し入れた。
応じる彼女の声は、最初、緊張と情欲とが均等にまぶされていたのだけれど―――尻穴への愛撫を重ねるにつれて、情欲の甘い響きの印象が強くなる。
「ふぁむっ……んちゅ、ちゅうううっ!」
未知の快感に耐えるためなのか。喘ぎ迸らせる勢いそのままに亀頭にかぶりつき、アルトリアはパイズリフェラに没頭していった。
(……っ、勃起した乳首が、擦れるのが、たまらない……っ……)
左右のリズムを変えて不規則に肉棒を扱いてくれる彼女の乳房の中心で、しこり立った乳首がたびたび存在感を主張する。コリコリとした触感に擦れるその都度、肉棒は雄々しく跳ねて、真新しい先走り汁を浮き上がらせた。
「ぢゅちゅぅっ……んふぅ……っ」
浮かんだ先走りは片っ端から啜られ、アルトリアの腹の中へと落ちてゆく。
負けじとこちらも膣口を撫で扱く。時折指先を突き込み掻き出して集めた蜜液を尻穴に塗りつけ、舌も加えて、じっくりと。ふたつの穴の隅々を余すところなくほぐしていった。
「んひっ! や、あっ、あひぁっ……! 中でグニグニ、立香の指が、蠢いてっ……お尻の穴、か、掻き混ぜられて、るぅ……っ」
「……大丈夫?」
「は、いっ……怖い……けど、気持ち……いっ……」
初めての体験に恐れを抱きながらも、快楽を素直に受け容れてくれているようで、ひと安心。気をよくして、ふやけるほど濡れそぼち十二分にほぐれた尻穴を、なお丹念にほじくった。
「ンンっ……! ァ……り、立香、……ふあああぁぁぁっ!」
押し寄せた尻肉の谷間を滑るように移動した舌先は、いまだ蜜溢れる肉の割れ目へと入り浸り。こちらも貪るように搔き混ぜては、染み出る蜜を啜り飲む。
「ぢゅちゅっ! ぢゅちゅっ! ぢゅばっ、んぢゅぅっ!」>>720
指先がやすやす沈むたっぷりの尻肉を掴み直し、左右に割り開いて、さらに奥へと舌を差し入れた。
膣内の粘り気を吸い尽くす勢いでねぶり上げ、次々染み出す新たな蜜をまた啜る。
(アルトリアの、味。大好きな女性の、蜜が僕の中に入ってきてるんだ……)
生温かな粘液を嚥下するたび、肉棒は脈動を強め、滾ってゆく。
「ん……ちゅぅぅぅっ。んぷ。れるぅぅっ……」
肉棒の根元に溜まる熱気と情欲の塊が限度に達しつつある―――じかに触れ合っているからこそ、いち早く悟ったアルトリアの乳房が、ますます圧を強めてきた。
彼女自身の手でたわみ、ひしゃげる乳肉が、律動するペニスのリズムに合わせて激しく弾む。
「んぷ……ぁっ! も、もうっ……イク……っ!」
ジンジンと響く肉の衝撃に耐えかね、限界が差し迫っていることを早口で告げた。
アルトリアの股根に口づけ、少し離れていただけでこぼれそうになっている蜜壺を目いっぱい啜り上げた。
「んんっ! ひぅ……んァッ……! んぢゅっ、ぢゅぱっ、れぢゅりゅりゅるっ!」
荒く乱れた女の吐息が、唾液まみれのカリ首を幾度となく刺激し、その都度まぶたの裏で白熱の閃光が弾ける。
改めて爪先で触れたアルトリアの尻穴が、小刻みに収縮して指を呑み込もうとしていた。
口づけた唇を食むように、膣口も蠢きっぱなしの状態が続きている。
(アルトリアも。もうじき……なら、一緒に……!)
確信を持って舌をスライドさせ、割れ目の上部に咲き誇る突起物へと張りつける。
「んぷっ! うあっ、そ、こっ……感じすぎちゃっ……ひぁっああひあぁぁっ!」
求めに応じて突っつき回し、舌先で転がしては、たっぷりの唾液をまぶしていった。
耳朶に轟くアルトリアの嬌声が、この上なく牡の本能を煽り立てる。>>721
「……っ、アルトリアがイクまで、嘗めるから……!」
宣言するが早いか舌をクリトリスっへと張りつかせ、そこばかり重点的にねり上げる。
「ひあっ、あぁああぁぁっ! んぅぅっ……ぷちゅっ! わらひ、らっへ……ぢゅっ! ン……ンン;ツ……ぢゅッちゅううぅぅぅぅっ!」
喘ぎ喘ぎ息継ぎしていた彼女が、意を決して鈴口にかぶりつき、呼吸の続く限りに吸い上げてくれる。
強烈な吸引を受けて、腰の根元に溜まる白熱のマグマが滾る。
茹る衝動が、破裂寸前の張り詰めた肉の棒へと装填され―――。
「nぐぅぅぅっ!」
噛み締めた唇の奥で、喜悦の嬌声が迸る。口づけた蜜穴と指先で弄くる尻穴とが同時にきつく、強烈にすぼまった。その瞬間。
「んっ、んんんんんんっ!」
アルトリアの喉元めがけ、生命の間欠泉が噴出する。
「ンぅっあっあああぁぁぁっ……!」
おとがいを反らしせた彼女の口腔から、スボッと音立て勃起ペニスが飛び出して。
整った鼻先、紅潮する頬、まぶたから睫毛、果ては艶やかな髪にまで、茹った白濁液が吹き飛んで、べっとりと付着する。
「んむぅっ……ンッ……ぢゅううっっ!」
どっとあふれた蜜液を啜りながら、腰の芯から湧き立つ情欲を根こそぎ吐き出し。腰と脳天に突き抜けた喜悦に浸かり込む。
ギチギチと引き攣れたアルトリアの尻穴は、いつしか指一本を第一関節付近まで飲み込み、受け入れていた。
「ふあっ、ああぁぁぁぁぁ―――っ!」
身悶える尻を抱え込んでなおクリトリスをねぶり上げれば、待ちに待った瞬間が―――絶頂に浸ってヒクつきっぱなしの割れ目が、潮を噴く。
「ぷぁ、あぁぁぁ……っ。イっ……ちゃっ、たぁぁ……」>>722
顔中を白濁の汁で濡らして、舌を突き出し惚けたアルトリアの尻が、力なくぺたんと騎乗する。
「んうっ……」
潮と蜜と唾液にまみれた尻肉に乗っかられ、またも視界は暗転。肉の詰まった窮屈な谷間で酸素の確保に苦労するはめにもなったけれど。
(一緒に、イケた……)
胸を埋める私服の充足感と、柔らかな肉と甘酸っぱい匂いとに包まれる悦びが勝り、少しの辛さも覚えなかった。
「やぁぁ……まだ、止まらない……」
羞恥と恍惚のブレンドされた蕩け顔で喘ぎながら、もじもじと尻を揺するアルトリア。愛しい女性の漏らした潮は尻の丸みを伝い。組み敷かれた口腔へと滴り落ちる。
(あった、かいなぁ……。僕の唇の上で、ヒクヒク……してる)
愛しいアルトリアの尻穴がちょうど唇の上に押し当たり、まるでさらなる刺激を求めるみたいにひっきりなしの収縮を繰り返していた。
「れるっ……」
「ふにゃっ!?」
たまらずひと嘗めすると、驚いたアルトリアの身体がぐらり。そのまま横倒しにシーツに転がった彼女の尻穴の下から這い出るなり、改めて絶頂の余韻に浸るその表情に目を奪われた。
黒地のチャイナドレスと肌色の乳肌にも先程出した精液の残滓が飛び散っていて、また。出したばかりだというのに昂奮に張り詰めた肉の棒が反り返る。
「……あ、の……」
「ん……?」
うつ伏せとなって、せっかくのいやらしい表情と生乳を隠してしまったアルトリアが、絶頂の余韻でいまだ震える声音で語り出す。
うつ伏せになる際にめくれた腰布からは、丸くて、肉のしっかり乗った双臀が露わとなっていた。
視線を浴びていることに気付いているのだろう。剥き出しの尻の谷間でヒクつく割れ目は、また新たな蜜を垂れこぼし。ひっそり息づくはずのすぼまりは、先程までの愛撫の賜物か、しわを広げてはまた萎む、せわしない収縮を繰り返していた。
「やはり……立香に、もらってほしい、なと……」>>723
普段、その前ではまともに長く対座していられないような精気を放っている騎士王にしては珍しく、たどたどしい口振りを聞きとめた、その直後。
「え、アルトリア!!?」
彼女の細指が自らの尻肉を割り開いて、さらには双臀の谷間で息づくすぼまりまでをも、こじ広げてみせた。
視界に映る。腸内の光景。しわを広げきられてぽっかりと開いた穴の奥に覗く、薄桃色の景色。魅惑の光景に魅入られて、自然と口の中に溜まった唾を飲む。
「は、初めての場所ですから……恥ずかしいですが、しかしっ……立香が、望むなら」
シーツにうずまったままの騎士王の顔は、耳まで真っ赤に染まっていた。
「ああ。僕は……アルトリアのお尻の中まで、愛したい」
つつ、と彼女の背をなぞりつつ耳元にささやけば、ビクリと弾んだ後に小さな声で。
「……はい」
「じゅ、準備は、その……」
「もう、万全みたいだな」
先程たっぷりとほぐした張本人なのだから、アルトリア本人よりも熟知していた。
「力を抜いて……」
「ン……っ」
唾を飲む音とともにしゃくり上げ返事したアルトリア。その汁濡れた尻をそっと持ち上げ、膝立ち四つん這いの姿勢を取らせる。
自分自身はまだ萎えぬ肉棒を握り締めて、やはり膝立ちで彼女の背後に歩み寄り、腰の高さを合わせた。
「ふぁ……や、優しくですよ?」
パクつく膣口から掠め取った蜜を亀頭にまぶし、お互いを馴染ませるように擦り合わせるたび。いやらしい音色に驚いたふたつの腰が跳ね、冷めかけていた身体に再び熱い火がともってゆく。>>724
「入れる……よ……」
「んっっ! く、ぅぅ……」
軽く押し出すだけで、浅く、カリ首のあたりまで肉棒が埋まった。
「う、くっ! ア、アルトリアッ、もうちょっと力、抜いて……」
頭の部分まではスムーズだったのに、予想以上にきつい締つけが、それ以上の侵攻を頑なに拒んでいた。締め上げられた肉柱は歓喜に悶え弾んでいるけれど、進入を拒まれた幹は切なさにまみれ、涙代わりの脈動を繰り返す。
「んぐぅっ……! ご、ごめんなさ、あっ! ぁぅぅっ……き、きつっ……」
あれだけほぐしたのに、まだダメなのか―――?
苦しげに眉をたわめるアルトリアのうめき声を耳にして、腰を引きかけた矢先。
「っはぅ……っ、もう少し漏らせば、あっ、だいじょうぶっ……だと思いますから、あァッ」
自ら陰部に伸ばした右手で割れ目を扱き、指を突き入れて掻き出した蜜を、すぼまりの周囲のみならず勃起にまで塗り込めてくれる。アルトリアの健気な様子を見て、肉棒はより猛々しく膨張してしまい―――結果、よけいに多くの蜜をまぶすことを彼女に強いてしまった。
アルトリアの細指に幹を扱かれるのは、もどかしくも、恋しくもあり。その都度小さな振動が肉棒の内に響いては、腰の芯まで届いて白濁のマグマの元となる。
「……いく、よ……っ」
意を決して、再び越しを押し出せば。
「っふぁああぁぁっ……!」
たっぷりの蜜の力を借りることで、ようやく肉の幹がすぼまりにはまり込んでゆく。>>725
膣壁のように複雑に折り重なったヒダもなく、つるりとした触れ心地の腸壁を左右に割り裂いて、半ばほどまで埋めたところで、一休み。肉棒で触れ合ってみると熱気も膣内ほどではなく、生温かな具合に、まず驚かされた。
「くぅ、ぅぅ……んんっ……入っ……た、の……?」
「……っ、あぁ。アルトリアのお尻の中に……僕のが、入ってる……」
驚き蠢く括約筋に合わさって、ぎゅうぎゅうと腸内全体が収縮し、狭まったばかりの肉の棒が絞られる。
ちぎれるかと思うほどのきつい締めつけに襲われて、思わず尿道から、真新しい先走りのしずくが噴出した。
「んう……っぁ! 今、じわって……立香のお汁が広がってくの、感じたぁぁ……」
アルトリアの肛門が引き攣れるのに乗じて先走りが噴き出し、その熱気を粘膜にじかに浴びて、また腸全体が引き締まる。
(……っ、これ……動かないでいるだけでもっ、やばい……っ)
肉棒の根元で早くも白濁のマグマがぐつぐつ煮え滾っている。息を吐いただけでも、射出できてしまいそうだ。
だけどそれではあまりに、もったいない。せっかくの初めてなのだから、アルトリアにも気持ちよくなって欲しい。
「ンンッ!? く、ひっあはぁっ! りつかぁっ、んぅっ、ひ、いっ、はぁ……っ!」
馴らすようにゆっくりと抜いて、差し込む時はより緩やかな速度を心がける。両手で掴んだ尻肉の、たっぷりとした量感にも酔いしれつつ。視線は、半ばシーツに押し潰れた状態で腋下からはみ出す、愛しの豊乳へと注がれる。
(触りたい……っ!)
「んふぅあっ!?」
アルトリアの背に重ねるように上体を倒すことで、ようやく腋下からこぼれている乳房に指先が届いた。這わせた十本の指で左右一対のふくらみをがっつり鷲掴みにして、揉み立てる。ツンと咲き誇る乳首をつまんで引っ張れば、自然と開いたアルトリアの口腔から、甘い鳴き声とよだれがこぼれ出す。>>726
「く、ふぁっ……欲張りっ、なんだからぁっ……あっあふぁぁぁっ!」
「……っぐ、お尻の中も、ぎゅっ……て、絞るみたいに連動、してるよ……っ」
嬌声が轟くたびミチミチと締めつけてくる腸粘膜から、じわり。生温かな液が染み出てくる。肉竿で感じ取ったその液のおかげで、だいぶ挿入もスムーズになった。
排泄物よりも大きく、ずっと硬い肉棒を差し込まれ目一杯に開いたすぼまりと、ギリギリまで引き抜いた肉の切っ先―――カリ首が擦れ合う。
「んぁぅっ、んっ、ンぁっ! んは、あぁっ……擦れ、てっ……立香のに、っぁ、んぁぅんんっ! んっ、おなかの中のお肉までぇ……! 引っ張り出されてっ、るみたっ、いィ……」
彼女が腸粘液を引きずり出される感覚に溺れているのと同じくらい。肉棒の切っ先は、すぼまりに食い締められる喜悦の衝撃に浸かり、より猛々しい鼓動を響かせっぱなし。
背筋に奔る快楽の痺れと衝撃が、摩擦を重ねるたびに増幅して、手に負えなくなる。
「……ごめんっ、腰、止められ、そうにっ、ない……」
口づけたアルトリアのうなじに荒い息を吐きつけながら、コントロールの利かなくなった衝動に背を押され、打ちつける腰の回転を速めてゆく。
「ひあ! んっ、んは……っ! は、ひっ、んんんぅぅぅっ……! いいっ、のっ……。わたしっ、も……っ、だんだんっ……ンンン……!」
皆まで言わせないでと首を振り、シーツを掴んで上体を突っ伏したアルトリアの尻穴が、ひと際強く肉の幹を締め上げた。
「は、初めてなのよ……? っぁ、な、のにっ、ぁ、っひ、っぁはぁぁっ……どうっ、してぇ……! こんなに気持ちい……のぉ……っ」
「はぁ、は。あぁっ……僕も同じだよっ、気持ちよくて腰が、壊れたみたいに跳ねてっ」
快感の強さに戸惑うアルトリアの背中へキスの雨を降らせ、両手で掴んだ乳肉をさするように優しくこねながら、腰を振るう。
彼女の額を伝った汗が、口元から零れた涎と一緒になって乳の谷間に落ちてくる。すぐさま指ですくって乳房全体に塗り込め、粘着質な密着感を堪能する。>>727
「……っ、うぅ、アルトリアっ……」
突き立った乳首を指の腹で押し潰せば、また一段階すぼまりの締まりが増した。
「熱くなってるのっ……頭の中もっ、お尻の、中もォ……!」
摩擦熱と昂奮の相乗効果によって、膣内にも負けないくらい熱く蕩ける腸粘膜。触れているだけで甘美な薄桃色の粘膜をなお強かに擦り、染み出す腸液を攪拌しつつのピストンを繰り返す。
アルトリアの尻肉とこちらの腹と。肉同士のぶつかる音が淫らな水音に重なり、響き渡っていた。室内に充満したふたり分の体臭と性的な香り。
視覚、触覚、聴覚に咥えて鼻からも昂奮材料を蓄えて、さらにもうひと押し。
「れるぅっ……」
激しい動きによってほどけた色褪せた金髪が、濡れた乙女の背中に舞い、張りつく。
乱れた髪の隙間に覗いたうなじの汗の味わいをねぶり取り、嚥下した瞬間。勃起ペニスは限界を訴え、ひと際雄々しい脈動を響かせた。
「ひぅっ! ン……! お尻の中でビクンってしたぁぁ……っ!」
もう、出るのね―――?
束の間振り向いた彼女が瞳で、表情で問うてくる。
「あぁ、っ、もう、すぐっ……出すよ、アルトリアのお尻の中で……っ!」
「んっ、うぅ、ンンッ……! わたっ、しっ、もっ、ぉ……っくぅ……ンンンぅぅぅ!」
すぼまりの収縮間隔がいっそう小刻みに、カリへとの締めつけも際限なく強まってきた。
腸液と先走り汁の助けを借りて、きつく狭く肉穴の中を、粘膜をこそげ取る勢いで往復する。>>728
「ふぁっあうぅぅっ、んっ、あくぅんんっ! は……っひ、ぃいいぃぃッ……! おっ、しりっ、お尻でぇ……っ! イッちゃうぅぅぅ……っ!」
引き攣れながら挟まった腸粘膜の求めに応じて、目一杯、根元まで肉幹を突き入れた。そうして位置を定めた状態で腰回し。互いの昂奮を伝え合うかのように、粘膜と亀頭とをすり合わす。
「っあ、あっ、あふあぅぅっ! ひっああああぁ~~~~~~!!」
「ぐくぅ……っ!」
絶頂に達したアルトリアの嬌声を聞きとめながら、腰の底に溜まっていたありったけの情欲の塊を射出する―――。
「んぅあっひあァァ……! おっ、お尻の中、弾けてっ……あひっあ―――――……っ!」
(ま、た一段ときつっ、うう……!? 腰が持ってかれそう、だ……っ!)
弾けた熱と粘着汁の量に呼応して、搾り取ろうとするみたいに腸が引き攣れる。溢れる腸液と混ざり合った精液。そのぬめりと汁気に乗じて緩やかに腰を揺すれば、射精の甘美な余韻が尾を引いて、痙攣する腸の側も延々精を搾り取る蠢きに専従した。
「ひぅっん、ンン、っあひあッ……ァァ!」
吐精に合わせてパクついていたアルトリアの秘裂から、勢いよく潮が噴き上がる。
「くっ、う……っ! 全部、アルトリアの中に出しきるから……っ!」
一直線にとんだ潮が、シーツに縦長のシミを作っていく。一部、彼女の腿を伝い落ちた液の生温かな心地に酔いばがら。最後の一滴まで注ぎ込むべく、なお悦びに悶え震える腰を押しつける。
「ふぅっ、ぁ……っ、ぁ……ぁー……っ」>>729
喘ぎ疲れてかか細くなった声で、アルトリアが鳴く。尻が潰れるほど組み敷かれた上に胸を捕まえられ、逃げ場のない女の身体。どこもかしこも柔らかで張りのあるその肉体が幾度も幾度も震えて喘ぎ、肉の悦びに微睡んでいる。
「……っぁ、ごめん、なさい……」
「いいよ」
汚してしまったシーツのことを言っているのだろうと察して、即答する。どのみち激しい性交で振り撒いた汗と体液が染みていて、選択する必要があるのだから同じことだ。
「嬉しかった……」
絶頂の波間に力なく揺れるアルトリアの腰に右手を回して抱きとめ、左手で腹部を撫でながら思いを伝える。
「……顔が焦げるかとじゃないかって思うくらい、恥ずかしかったのですよ」
ふたり分の臭いが染みたシーツに顔を埋め、尻をフリフリ愚図る真似をするアルトリアの背中に、またキス。
「……今回は、立香の顔を見られなかったから……。つ、次は……ちゃんと見つめ合いましょう。でないと、不公平……です」
しばし、じわじわと引いていく肉の余韻を楽しんでから。ようやく身体を離し、濡れた衣服を脱ぎ捨て、ベッドの上に汗を拭きたての裸体を並べ横たえる。
室内にはまだまだ、お互いの残り香が濃密に漂っていた。エロいっ!(某マサムネ君的リアクション)。
えっちゃんとエックスが行為に移るまでエックスがもじもじし続けましたので、短めですがそのあたりを一旦あげようと思うのですが、いかがでしょうか?>>736
ありがたや、ありがたや・・・
以前アドバイス頂いたものを参考に、地の文のスペース一個開けをしつつ上げていきますので、投稿間隔は空き気味なってしまいますが、ご勘弁をば。>>738
開かれているページの文章を見て、私は眼を数回白黒させました。
その文の中には、二人の女の子が登場し、なんというかその、キス、とか、もっと先の事まで突き進んでいる様が描かれており。
先程抜かれた本は、コレだったのですね・・・・。
私は、ゆっくりとえっちゃんの背後に回り込み、その背中からガバッと宇宙CQCの絞め技を決めます。
えっちゃんの両肩を包んで、私の体を密着させます。
彼女の髪から、甘く私を誘うような匂いが、鼻腔をくすぐります。
いい匂いです。まぁ、ワタシ(セイバー)なのだから、当然なのですが。
下を向いたえっちゃんの表情は、後ろからでは窺い知ることが出来ません。
「Xさん。あついです。」
こちらを向きもせず、えっちゃんは抗議します。
確かに、今の私は軽い運動をした後のように、体温が上昇しています。
ですが。
「フ、そういうえっちゃんこそ、私と大して変わらないんじゃないですかぁ?」
にやりと笑いながら、両腕を更に狭めて、えっちゃんの首に手を掛けます。
じっとりと汗ばんだジャージ越しから伝わってくる体温は、女性特有のものだけでなく、感情の昂りも手伝ってか、肌もやんわりと赤みを帯びている気もします。>>739
「ホントは、聞こえないフリしてただけなんじゃないですか?」
「そんなことは、ない、です。」
ほんのりとえっちゃんの耳が赤くなるのを見ました。
モニターは相変わらず女性の喘ぎ声を垂れ流しています。
照明に照らされて、えっちゃんの首が汗で光っているのが分かります。
しっとりと湿るえっちゃんの首筋をそっと撫でます。
「っ、ん・・・・や・・・」
私の指がくすぐったいのか、えっちゃんは妙に艶っぽい声で呻きます。
その様子を見た私の心臓が、また早く強く脈打つのを感じました。
私はやっぱりおかしくなっている。
いくらマスターが帰らないからといって、同性の肌を求めようなんて。
自然に息が荒くなる私に、えっちゃんが話しかけてきます。
「Xさん、その・・・」
「ひゃにっ!?な、なんでしょうか」
「いや何とかじゃなくて、私としては百合展開とかそういうのは無いのですが・・・」
「んなッ!わ、私だって興味とか無いですよ!私は、ただですね、なんというか」>>740
人肌恋しくなったという、か・・・
真っ赤になってあれこれ言い訳を考えようと後ろであたふたする私に対して、はぁ、とえっちゃんがそっと溜息をつきました。
「私は偶々マスターの部屋で、偶々見つけた本を手にとって読んでただけなのですが。それをXさんがいきなりやってきてヘンなものを見始めるし、いい加減迷惑です。」
「わ、私はですね、マスターの剣として他のセイバーの秘密がないかを調べていただけというかですね・・・。」
「だったら、調べればいいじゃないですか。」
「これも一番の剣として仕えるための・・・はい?」
えっちゃんは百合本を閉じて、ベッドの片隅に置くと、手を膝の上に置いて、背中の私にぽすっ、と上半身を預けてきます。>>741
「いや・・・あの、えっちゃんさん・・・?」
私の胸に体を預けるえっちゃんが、こちらを見上げてきます。
その瞳は真っ直ぐで、ですが、潤んだ瞳は熱を帯びていました。
「私は・・・そのセイバーですし、けれど、現界してからはまだ日が浅く、霊基もまだちょっと上がりきっていません。マスターに甘味を要求してはいるのですが、いかんせん、Xさんに掛かりっきりでしたし・・・。」
ですから、とえっちゃんは言葉を切ります。
一瞬だけ彼女の目が宙を泳いだけれど、
「きっと今、Xさんに迫られたら・・・抵抗出来ないでしょう。」
最後には、私の顔を見て、そう告げてきました。
その際、えっちゃんの瞳に私の表情が映っていました。
そこには、荒く息を吐き、どこにとなく悦楽を求め、私の眼を覗き込む、セイバーの姿が。
同じ色の瞳をした私たちは、お互いの姿を映した鏡のような瞳に吸い込まれるように、見つめ合いました。>>742
「っ、わ、私だって、百合とか、そんなもんに興味なんて、こ、これっぽっちもありませんよ。」
「ですよね。」
「で、ですからですね、あくまで、打倒セイバーの為の調査の一環です。そう、だから・・・。」
我慢出来ずにえっちゃんを抱え込んで倒れ込み、ベッドの上をごろごろと転がり、私が上を取って、えっちゃんを下に敷きます。
彼女に私の影が覆い被さり、彼女の体の支配権を握っている事に、なんだか頬のあたりが緩んでくる気がします。
荒い呼吸を無理矢理抑え込もうとして、ひ、ひ、と変な呼吸音を出しながら、私はえっちゃんを見下ろします。
されるがまま、されど私を静かに見つめたまま、えっちゃんも少しも視線を外す事はありません。
「です、から、・・・これは・・・・百合とかじゃなくて・・・・ですね・・・」
「御託はどうでもいいです。分かってますので、もとから無駄な抵抗をするつもりはありません。ですが・・・。」
そこで、少しだけ恥ずかしげに、目を逸らします。
「その、服が皺になってしまいますから・・・。」>>743
か細く呟くように言うえっちゃんを見た私は、僅かばかり残っていた理性が、狂化を受けたように消えていきます。
「えっちゃん・・・」
「Xさん、ん、む」
この体の全てを知りたい。この心を納める鞘を求めて。
一番のセイバーであるという自負と、嗜虐心をくすぐるえっちゃんの姿。
そして、この体の火照りに突き動かされ。
衝動の赴くままに、私は。
えっちゃんの柔らかそうな唇に、自分の唇を近づけました。
「はぁっ、んぐ、は、んちゅ・・・つぅ・・・」
最初はそっと口づけして、その柔らかさをもっと味わいたくなって、
私は、私たちは、互いを見つめ合ったまま、キスをしました。
そのまま、えっちゃんのセーラーと、私のジャージを、心の鎧を解すように、
ゆっくりと、でも急ぐように、脱いでいきました・・・。>>746
えっちゃんもエッチだったぁぁぁぁ
えっちゃん誘い受け!
お互いに言い訳しながら求め合うのが素敵すぎます!>>709
「少年、大丈夫、恥ずかしくないよ。 ほらこっちを見て?」
武蔵が顔を覆う少年の手を外させるとそのリンゴのように赤くなっている顔が露わになる。
おそらく親以外に初めて見る女の肌を好奇心と罪悪感の混じりあった目で見つめる少年の姿は初夜に恥じらう乙女を思わせる。
「ねぇ、ちゅーしよっか?」
そんな少年に武蔵はかがんで顔を近づけると、臨界にまで興奮した目で少年の目を見つめる。
「ちゅー……って、でもそれって好きな人としかやっちゃいけないんだよ……」
__これからもっとすごいをやるんだけどね。 武蔵は目の前の少年に心の中で謝る。__興奮しながら。
「じゃあお姉ちゃんのこと嫌い?」
「ううん! 嫌いじゃない! お姉ちゃんの事……好き……」
「くっはっ、それ反則……じゃあ良いよね? ね? ちゅー……」
もはや武蔵が欲しい物を目の前にした幼子のように我慢が効かず、荒い息のまま顔を近づけていく。
近づいてくる武蔵に少年は目を強くつぶると、数秒後にふわりと唇に花の香りと共に柔らかい感触が押し付けられた。 武蔵の唇である。
「ちゅぅ……んちゅっ……」
緊張して体を強張らせる少年に、その体を抱きしめてさらに唇を押してくる武蔵。
漫画で見る様な口づけとは違う、今まで生きてきた中で少年が知ることのなかった武蔵のキスは欲望まるだしで劣情に溢れており、少年の口を離そうとせずにそのまま飲み込まんばかりの勢いである。
「んちゅっ……ちゅうっ……れろぉっ……」
「んんっ!? おね、おねえひゃ……」
「だいひょうぶ、だいひょうぶだから……」
突然自らの口に入り込んでくる武蔵の舌に驚愕して身じろぎするが、武蔵はそんなことなぞ構わずに舌を体と同じく可愛らしい舌にまるで獲物を捕まえる蛇のように絡ませると、そこからあふれ出る唾液を下品な音にも構わず己が口内へと運び込んでいく。>>749
「じゅるっ……んちゅぅ……もう少しだけ……じゅるるっ!」
「んぁっ……くるっ、しっ……」
あぁ、なんということをしてしまっているのだろう。 あの少年が目に涙を浮かべてしまっている、全幅の信頼を寄せていた私に口内を蹂躙されて、何が何だか分からないままただ私のために口内の異物感に必死に耐えている。
あぁ、なんと心苦しく、しかしなんと官能的で甘美だろうか。 少年の唾液がまるで蜂蜜のように濃厚に感じる。
奪っている、彼を奪っているのだ。 彼の両親が丁寧に大切に育て上げた一輪の花を今私はその根ごと奪い去っている。 それも彼の心を利用したとびっきり卑怯な方法で……
「ぷはっ……ごめんね、ちょっと苦しかったよね」
「こほっ……けふっ、はぁ、はぁっ……!」
ようやく武蔵が少年の口から顔を離すと、少年は酸欠に近い状態で意識も朦朧としていた。 その口からは唾液が糸を引いて垂れており、少年は口の端からこぼれている唾液も拭く余裕はない。
「大人のキスはまだちょっと早かったかな?」
「おと、な……?」
「そう、さっきテレビの中でやってたような……みんな大人になるとこんなことをするの……たぶん」
そう誤魔化すようにいいながら、武蔵は少年の下半身へと顔を移動させる。 目的はその下着の中で大きく膨らんでいる物である。
「そして、ここも……」
「おねえ、ちゃん……?」
少年は目の前の武蔵が一体何をしようとしているのかが分からなかった、なぜ、武蔵は自分の腰に顔を擦り付けているのか、そしてなぜ自分は武蔵がそうするたびに体が痺れる様な感覚に陥っているのか。
そうするうちに武蔵は、その口で少年の下着を咥えると少年が困惑しているうちに、それを下までずり下げた。
少年の赤く腫れた恥部が武蔵の目の前で露わになり、武蔵は蕩けた目でそれを見つめる。
少年のそれはまだ皮が被っているものの、成長期に合わせてその赤色の頭は飛び出しており、まだ毛を生えていないその皮膚は白く、まだ自分で弄ったこともないことは明らかであった。
誰も、本人も性目的で触ったことが無いその部分を自分が汚していくのだと考えると武蔵は興奮で我を忘れてしまう。>>750
「おねえ、ちゃんっ! 汚いよ!? そこトイレで……」
「分かってる、分かってる。 お姉ちゃんが綺麗にしてあげるから……はぁ……」
少年の制止も聞かず、武蔵は口に唾液を貯めると何の躊躇もなくその少年の恥部を口の中に頬張っていった。
「あ、あぁぁっ! ねえ、ちゃんっ!? んんっ!?」
「大丈夫、大人はみーんなこうやって大人になっていったの」
「うそっだっ、先生はそんなことひとこと、もっ!?」
「嘘じゃないよ、大人はみーんなやってること。 少年のお父さんやお母さんだって……」
そのまま武蔵は丸ごと少年の陰部を咥えこむと、その舌で唾液を塗りたくり、アイスを舐める様に隅々まで少年の陰部を味わい尽くす。
少年は生まれてから味わったこのない感触とくすぐったさと痛いような感覚が混ざった未知の刺激が腰から上がってきており、只々未知の恐怖に震える。
「んじゅるっ、じゅぷっ、れろぉ、すっぱくて、青臭くて、これが少年の味なんだね……」
十分に唾液が塗られたことを確認した武蔵は、その先端を覆っている皮の中に舌を挿入して舐めまわすとその皮を口で吸着させてゆっくりと降ろしていく。
「痛っ、ひぃっ、んっあっぁぁ!」
「ひゃあ、おとなになってみひょうか……」
武蔵の口がどんどん少年の根元に移動するにつれて、少年の陰部の皮も一緒に剥かれていき、ついに少年の腹部に武蔵の口が着くと、少年の亀頭は完全にその姿を現した。
「んー……じゅるっ! んはっ……おめでとう、これで少年も大人の仲間入りだ……」
「ふっ、うっあぁっ! ひりひりする……! な、にこれ……」
武蔵がその陰部から口を離すと、皮は完全に剥かれており赤く腫れた先がその空気にも反応して小刻みに震えていた。
少年は自分の体が変わってしまったことに恐怖を抱きながら、その敏感すぎる部分に震えて声が漏れてしまう。
「これで、少年も男ってこと。 さ、もう一回綺麗にしなくちゃね……」>>751
「もういっかいっ!? まって、おねえちゃ、あっ……」
ごくりと武蔵の喉が鳴ると、次に武蔵は舌で剥けたばかりの槍先を磨くように舐めはじめた。
ざらざらとした感触の舌が敏感な槍先を舐め回し、皮で隠れていた部分を丁寧に綺麗にしていく。
対する少年は、外に出すだけでも感じていた恥部を舐めまわされ、声にもならない声を上げてしまう。
これが大人のやることならば大人というのは相当大変なことだ。 と頭の片隅で武蔵の言葉を信じ切ってしまっている少年はそのまま動くことなく武蔵の奉仕に耐えていたが、その体から何かが出そうな感覚が沸いてしまったとき慌てて武蔵の口から自分の恥部を離そうとする。
今日は此処迄ぇ……>>752
武蔵ちゃんのぐだおくんを自分のものにしたい気持ちが伝わってきます
ぐだおくんが未知の感覚に不安を抱くのも良いですよね!>>752
「ふふっ、だーめ……」
「でも、なんかでちゃ……あぅっ!」
しかしながら武蔵の方は少年がどうなろうとしてるのかを察するとその愛撫の速さを上げていきさらに快楽をもたらしていく。
放尿とは違う全く未知の放出感に少年は混乱しながら武蔵の愛撫に耐えていくが武蔵の舌が槍先の鈴口に挿入された瞬間、あまりの刺激に腰が抜け、必死にせき止めていた何かが勢いよく放出されていく。
「うぁっ、あっ、とまらなっ、あぁぁっ!」
「うむっ!? んんっ……じゅるっ……ごくっ……」
少年の視界が火花のように散り、人生で初めての感覚が全身を駆け巡っていき、その陰部からは種が出来る様になってから今まで出されずに貯めこまれていた物が全て放出されていくようだった。
止まることを知らず口内に放出されていく白濁液を一滴も残すまいと武蔵は少年の陰部を咥えたまま吸い取る様にして喉奥に通していく。
「なに、これっ! なにが、でてるのっ!?」
「じゅっ、じゅるるっ! ごくっ、んぐっ! 」
初めて、この世生まれて初めてであろう絶頂と射精、それを自分が全て受け止めて飲み込んでいる。
もう誰にも味わうことが出来ない初めての味を、そう考えるだけで武蔵は膝が震え、その下半身からは愛液が溢れ出して、畳を濡らしていく。
「も、もうでな……いっ!」
「んじゅるるっ! じゅるっ! ずずっ……はぁっ! はーっ……はーっ……いっぱいでたねぇ……」
尿道に残っているもので逃さず吸い取ると、蕩けた顔で少年に笑いかける。
その笑顔は発情した雌そのものであり少年が見たことのない妖絶なその顔に、少年はまた下半身が熱くなっていくのを感じた。>>754
「なに、これ……」
「これ? せーえきよ精液。 習わなかった?」
「習った……けど、こんなものなんて……飲んで平気なの?」
「へーき、へーき。 少年のだったらなんでも美味しく頂きます!」
自慢げに言い張る武蔵に若干困惑しながら笑うしかない少年だが、唇を舐め取りながら「それこそ全部頂くけどね」と心の中で嗤う武蔵には気付くことは無い、もはやここまで言ったらやることは一つであった。
「じゃあ、そろそろ最後の仕上げ……っと」
ここまで来たのだ、少年を自分のモノにする。 彼を彼自身から奪い、無垢という色を染め、自分だけの男を作る。 これはその計画の第一歩だ。
この子の心を奪う、この子が私の心を奪ったように。
武蔵は一つ淫靡に笑うと、おもむろにまだ体に残っていた下着を脱ぐと、美しい肢体を少年に晒しはじめた。
たおやかな芸術品の胸に桜色の先端がツンと上を向いており、興奮して硬くなっているかと思うと、下半身の恥部は磁器のようになめらかでぴったりと閉じた陰部はその奥からは粘度の高い分泌液が垂れて滴となって床に落ちていく。
「お、おねえちゃ……!?」
「ねぇ、少年は女の体の事は習っていないでしょ?」
突然と目の前に現れた豊穣の女神の様な肉体に、目を逸らすことも出来ず少年は見つめたままである。
そんな少年に武蔵は結っていた髪を下ろすと、クッションへと寝そべって少年へと股を開いた。
「おいで、少年。 全部お姉ちゃんが教えてあげる…・・」
そういって開かれた蜜壺からは、ぐぽっという音共に官能的なにおいをした濃い蜜がとめどなく零れ落ちていく。
それは蝶を誘う美しい食虫花であり、絡め取る蜘蛛の糸であり、独占しようとする一匹の蝶そのものであった。
何故こうなったのか、もはやこの事の始まりが思い出せなくなっている少年は武蔵に誘われるままその体に埋もれる様に倒れ込んでいった。>>755
「そう……そこ……ひゃっ……んんっ……」
数十分後、二人は蛇のように絡み合いながら最後の一線を超えようとしていた。
武蔵の導きの元初めて触れる母とは違う女の体に触れる少年はその柔らかさと温かさにすぐに夢中になった。
武蔵は乳房、臀部、秘部、菊門、女性の性感帯を全て少年に教え、揉み、摘み、舐め、吸い、全ての行為を少年に自らが実験体となって学ばせた。
その途中で武蔵は何回も何回も絶頂に達して愛液を噴き出した。 その乳房は何度もこねくり回されて所々手形が着いており、その先端は幾度なく吸い付かれてこれ以上なく硬く敏感になっており桜色だったはずが赤く染めなおされていた。
武蔵が思った通り少年は優秀だった、武蔵の指示通りそのの恥部を嫌悪感なく舐め、愛液を舐めとり舌を入れかき回した。
菊門だって武蔵が強くお願いすれば少年はその願いどおりに顔を埋め、舌を入れた。
その結果、菊門と蜜壺は締まりなく開閉を繰り返して分泌された愛液は手に取って救えるくらいの粘性を持っている。
武蔵は少年の奉仕にこれ以上なく興奮し、自分の色に染めていることにさらに興奮した。
そして武蔵の教えは最後の一つを残すところになった。
「これ、でっ、いいの……?」
「うん、そこにぐっと……大丈夫、怖くないよ……」
彼の肉棒が、武蔵の手に導かれてゆっくりとその肉壺の中へと埋まっていく。 大人のそれに比べればまだまだサイズは小さいものであったが、それでも長い愛撫によって武蔵は腰を震わせるに十分である。
__あぁ、この子のお父さんお母さん、それにこの子を育てた人たち。 ごめんなさい、私はこの子の初めてを奪います。 貴方方が大事に育て花を無残に踏み荒らして私だけのものにします。 あぁ、ごめんなさいこの子は私のモノ、私の男、私だけの少年、あぁ仏様、どうかお許しください。
「……んっ、あ”っ!」
「はいっ……たぁ……」
そして武蔵の思惑通り二人は一つになった。ウルクにて、シドゥリさんに赤ちゃんプレイをしてもらいます!
18スレにて、同士との語り合いで触発され、勢いで書いてしまいました…。
とりあえずは今現在出来たところまで投稿しますが…なにぶん筆の進みが遅い上に文才も皆無なため、まずはプレイ本番前までの投稿となりますが、何卒ご容赦を。ウルクで過ごす何度目かの夜。今日一日の仕事を終え、へとへとになった俺は床につく。明日も朝から仕事。早く眠って明日に備えねばならない。だというのに。
「眠れない…」
眼が冴えて全く眠れない。疲れは溜まっているのに、全く眠れない。疲れていても脳が興奮状態にあると眠れないというが、そんなにインパクトのある出来事なんて…あ。
思い浮かべるのは本日の仕事。兵器長さんの奥さんの浮気調査のはずが、気が付いたら地下世界の大冒険と化していた。ウルク郊外地下に広がる溶岩地帯、地上への進出を目論む謎の種族、そして地上を救った奥さんの愛…。まるで二時間映画のような壮大な冒険を体感してしまったのだ。「興奮して眠れない」という状況になるのも無理はない、のかもしれない。
いっこうに眠れず、気分を変えるために外に出る。日本の都会のようなギラギラとした明かりとは縁のないウルクでは、夜空の星がとてもよく見える。吸い込まれそうな空に爛々と星が輝くさまは、まるで巨大な宝石を見ているかのよう。あの宝石の名は何といったか…。
と。
「リツカ、こんな夜中にどうしたのです?」
声のする方にふりかえる。いつの間にかそこには口元をヴェールで被った優し気な女性…シドゥリさんの姿があった。彼女こそこんな時間にどうしたのだろう。魔獣への対策で日々激務に追われているギルガメッシュ王。その傍らで彼を常にサポートする彼女も(流石に王ほどではないにしろ)忙しいだろうに…。
「王から直々に命じられたのです。『ここのところ働き詰めであろう。疲労で仕事に支障が出てはかなわん。早急に休息をとれ』と。誰よりも疲労困憊なのは王ですのに…」
それは間違いない。王様の働きぶりといったら、常人の実に三倍はあろうかと思うほどだ。いつか本当に過労でぶっ倒れるのではないか。「あれ、でもシドゥリさんの寝床って」
「はい、ジグラットの中に寝室がありますが、明日皆さんにお伝えする仕事もありましたので、失礼ながら宿舎で休息をとらせていただこうかと思いまして。それに…」
それに?彼女の言葉を待つと、少し頬を染めながら、
「…それに、皆さんがいるこの宿舎、実は結構気に入っているんです。お恥ずかしながら、時折人恋しくなることがありまして…。寝室ではいつも一人ですから、他の人と一つの部屋の中で寝食をともにすることに憧れがあるんです…他の方にはないしょですよ?」
そう、いたずらっぽく笑うシドゥリさんに、どきん、と。鼓動が早くなるのが分かる。
彼女は、どちらかというと大人びた人という印象がある。優しさと芯の強さを併せ持つ、まるで穏やかな母のような人。そんな彼女が、まるで年端のいかない少女のように笑いかける姿が、普段とのギャップも相まってより一層魅力的に感じられた。
「それで、何をしていたのですか?明日も仕事がありますから、早く寝ないといけませんよ?」
「あ、その…ちょっと眠れなくて。疲れはあるんですけど、なんせ今日の出来事が衝撃的で、頭が冴えちゃってるみたいなんです」
「今日の?…あぁ、あの報告のことですか。王が身を乗り出して聞き入っていましたから、よほどのことだったのでしょうね」
これまで中々こちらの報告に興味を示してくれなかった王様が、報告を遮られて「水をさすな!」と言っていたのには驚いた。すでに大冒険をこなした彼ですら、生唾ゴクリものの冒険だったのだろう…。
「ですが困りましたね、このままでは明日の仕事に支障が出かねません。何か解決策があればよいのですが…」
真剣に悩んでくれているのが、不謹慎ながら少し嬉しい。俺たちの世話係を任されたからとはいえ、異邦人の俺たちのためにこんなに考えてくれているなんて。数十秒ほどうーんうーんと可愛らしく考え込んでいたシドゥリさんはふと顔をあげると、
「あの、もしよければ…」
ずいっとこちらに綺麗な顔を近づけてきて、快眠のための「解決策」を口にした。そして。
「どうですか?落ち着いてきましたか?」
「は、はい…その、心地いい、です…」
宿舎に戻った俺は今現在、シドゥリさんのお膝を枕代わりにして横向きに寝転がっている。所謂「膝枕」というやつだ。知識としては知っていても実際に体験するのは初めてだが、これが中々に心地いい。彼女の太腿はふっくらとしていて、まるで高級低反発枕のよう。それだけでも気持ちがいいのに、時折シドゥリさんが頭を優しくなでてくれるのが心地よくもくすぐったい。まるで母親が幼子を寝かしつけているような、思春期真っ盛りの少年には中々に恥ずかしい状況である。最も、ここはみんなの寝ている二階ではなく一階…今でいうリビングの役割を担っている部屋なので、誰かに見られる心配もないのだが。それに、「ちょっと恥ずかしいから遠慮します」などと、自分も疲れているだろうに、俺を安眠させるためにこの方法を考えてくれたシドゥリさんに言えるわけがない。
ただ…正直なところ、これでリラックスできているかというと…。シドゥリさんは魅力的な女性だ。そんな彼女とぴったりと密着し、あげく頭までなでてもらっているこの状況。動悸が激しくなってしまうのも致し方ない気がしてしまう。
「あの、シドゥリさんって、こんなことを他の人にもやってたりするんですか?」
我ながらなんと間の抜けた質問だろうか。だが、今は動悸を抑えるためにも、他の話題で今の状態を変に意識しないようにしなければ…!
「ええ、以前は子供たちに何度かやっていましたよ。私の膝の上で横になると、みんなすやすや寝てしまって…。子供をあやしていると、自分の癒しにもなるんです。今はそんな余裕もなくなってしまいましたが…」
「そうなんですか…。確かに、シドゥリさんって、『お母さん』って感じがします」
「えっ?」
そんな声がして仰向けになると、彼女のぽかんとした顔が見えた。慌てて彼女の膝から飛び起きる。
「あ…いや!変な意味じゃなくて…一緒にいると安心するっていうか、母性的っていうか、つい…って、ごめんなさい変なこと言って…!」
気分を害したかと思い必死に弁明を始めると、今度はくす、と笑いだし、
「怒ったりしていませんよ。むしろ、嬉しいです。安心すると言ってくれて。それに『お母さん』と呼ばれるのも、中々に心地のよいものです」
心から嬉しそうな彼女に心底ほっとする。と。「それでその…先ほどから鼓動が早くなっているようですが、どうしたのですか?」
油断しきったところに爆弾投下。気づかれていた…!こんなに恥ずかしいこともそうない。
「あの、これは、その、えーっと…」
「もしかして何か苦しいのですか?どうしてそんなに鼓動が早いのか教えてください!」
完全に手詰まり。ごまかそうとして、かえって心配させてしまった。…ぐっ、かなり恥ずかしいが正直に答えるしかない…!また変にごまかして動揺させても大変だ。
「……ごめんなさい。素敵な女性に…シドゥリさんに膝枕をされながら頭を撫でられている状況に、その…ドキドキしてしまって…」
告白した瞬間、
「え…それは、その」
シドゥリさんの顔がみるみる赤く染まっていく。普段の彼女はまず見せないであろう表情…だめだ、可愛すぎる。自分の恥ずかしい告白も忘れたつもりで、そんなことを思ってしまう。
「そ…そうです、か…。それは、嬉しいのですけど…」
互いに赤くなりながら、気まずい沈黙が続く。
このままでは間がもたない、何か切り出さなければ。そう考え何を言うべきか頭を回転させていると、
「その、動悸の理由は判明しましたが…困りましたね。私と、み、密着しているとそうなってしまう、というのは…。何か方法がないかしら…」
顔のほてりが多少収まったシドゥリさんが再び思案を始める。今度はどんな案が出てくるのかと思っていると、「そういえば…先ほど私に『お母さんのような感じがする』と言ったときに、『つい…』とおっしゃっていましたよね?何と言おうとしていたのですか?」
「うぇっ!?それは、その…」
ごまかそうかとも考えたが、先ほどの二の舞になるのは避けたいので告白する。
「つい………甘えたくなる、と」
絞り出すように答えた瞬間
「それです!子供のように私に甘える、というのはどうでしょうか」
爆弾二発目。思春期の男子が、子供のように女性に甘えるなんて、そんなの、
「そ、それは流石に恥ずかしいというか…!」
「いえ、これなら大丈夫です。疲れている大人が子供のように甘えることで、疲れを癒し元気に仕事に向かう、という話は方々で耳にしています」
ウルクにもあったのかそんな文化!
「思うに、リツカは辛くとも誰かに甘える、ということがなかったのではないですか?どのような苦境でも弱音を吐かないのは素晴らしいことですが、そればかりではいつか倒れてしまいかねません。たまには子供のように誰かに甘えるのも必要ですよ?」
確かに、シドゥリさんの言うことは的を射ている。しかし、やはり子供のようにというのは少し恥ずかしい。気持ちはありがたいがここは断らせて…
「それに…私も、あなたを甘やかしたいのです。私を女として見てくれた、魅力的といってくれたあなたを、目いっぱい甘やかしてあげたい。…だめ、ですか?」
ああ、ずるい。顔を赤らめてそんなことを言われて、断れるわけもない。いや、もとより恥ずかしいと言いながら、心の底では思い描いていた。母性溢れる彼女に、子供のように甘えられる、その甘美な光景を。「あの…何か要望などがありますか?もしあるなら教えてください。できる限り対応しますので…」
寝具の準備をしていると、ふいに彼女に尋ねられた。要望…しばし考えてから、ふと思いついたことを彼女に告げる。彼女は少し恥じらいながらも、要求を呑んでくれた。
ふたたび彼女の膝に横になる。今度は仰向けに。彼女の顔がよく見えるように。
「気持ちを楽にして…。恥ずかしがることなんてないの。あなたは小さな子供。ママに甘える可愛い男の子。今日はいっぱい、ママに甘えていいんだよ」
シドゥリさんへの要求は二つ。一つは、自分のことを「ママ」と呼ぶこと。もう一つは、出来るだけ赤ちゃんに話しかけるような口調で話すこと。
シドゥリさんは今、俺がより子供の気持ちになれるように、「あなたは子供」と優しく語り掛けてくれている。恥ずかしさはまだ少しある、が、それ以上にとても安らげる。成程、疲れた大人の癒しに行われているというのは冗談でもないらしい。
「わたしはあなたのママ。ほら、ママ~っていってみて?」
「…ま、ママ…」
「はい、よくできました。それじゃ、いっぱいいっぱい、ママにあまえてくだちゃいね~」
シドゥリさんがこちらを見つめて囁く。彼女の眼に、吸い込まれそうになる。彼女の目を見つめるだけで、理性が、常識が、溶かされていく。
彼女の眼は、あの夜空によく似ていた。彼女が来る前に見上げていたあの空。幾億もの星が光輝く、吸い込まれそうな瑠璃色の…あぁ、思い出した。どこかで聞いた宝石の名前。ラピスラズリ。
夜空のような深い青色と、星々のような淡い斑点模様をした最古の宝石。幸福と叡智を象徴し、持つものに成長を促す試練と安らぎを与えると信じられている。
彼女の持ち込んでくれる試練(…というよりは仕事)は決して楽なものばかりではない。けれど、それをこなし乗り越えることが新たな一歩を切り出す。そう信じて、俺たちはウルクで忙しくも楽しい日々を過ごしている。そんな中で彼女が与えてくれた安らぎの時間。…もう、変に構えるのはやめだ。今はこのひと時を楽しもう。彼女の母性に、思う存分甘えよう。
―最古の王国の夜。身も心も溶けるような夜が始まる。
ラピスラズリは、愛しき全てを受け止める。とりあえず今回はここまで…。
次回から本番です。拙い駄文ですが、頑張りますので最後まで読んでくださるとうれしいです。>>756
少年が少しずつ性に目覚めていくのも、武蔵お姉ちゃんが大好きなのも伝わってきて良かったです
武蔵ちゃんも、彼を自分のものにしたい気持ちと罪悪感との葛藤と深い愛が伝わってきました
最高のおねショタでした!>>756
いい展開だぁ……(恍惚)
武蔵完全に少年を虜にしようとしてますねこれは。情事が終わったあとの物語も気になるところですな。「う~~デルセンデルセン」
今アンデルセンを探して全力疾走している俺はカルデアに召喚されたごく一般的な☆3全体剣。
強いて心境をあげるとすればマスターとキアラの関係に焦燥を抱いているってことかナー。
名前はフェルグス・マック・ロイ。そんなわけでアンデルセンのマイルームを目指しているのだ。
「セックスってどうやったらいいの?」
「ーーーおお、そうか!ついにか!」
他人事ながら安堵と歓喜に満ちる。ようやく第R-18特異点・純愛性交寝台<マシュ・キリエライト>に辿り着いたのかと。
あの躰を前にして一切手を付けないあたりこの坊主は奥手にも程がある。自分ならば即ハメボンバー待ったなしだというのに。むしろ自分によく話しかけてくる(絆Lv8)あたり、そっちのケがあるのかと薄々思っていたのだが……
「しかしな、マスター。そう気構えるものでもないぞ?お互い初めてならばお互いそれを愉しめば良いのだ。マシュの嬢ちゃんもーーー」
「え?いや、マシュじゃなくてキアラさん、なんだけど……」
「ははははは!」ドギューン キュピーン
「なんで今勇猛使ったの?」
「ああ、いや……」
精神干渉を防ぐために使ったのだが効果はなかったようだ。いや、むしろ既に何処からか精神干渉が始まっているのならば今更使っても意味はなかった。ここは心眼(真)を使うべきだったか。
これが全力疾走10分前の顛末である。安堵と歓喜は焦燥と違和感に。秋の空とてここまで派手に移ろうまい。すわ剪定事象か、特異点かとダヴィンチ女史にかかろうとも思ったが、一番接点のあるアンデルセンに訊くのがまず順当だろうとこうしてアンデルセンのマイルーム前に辿り着いたのである。
「アンデルセン!!」
「ノックくらいしろ!あと俺のケツは貸さんぞ!」「いけませんっ、そのようなふしだらな!ま、まずはセックスっ、セックスからです!」
やってしまった。大いにやらかしてしまった。魔性菩薩とも呼ばれた自分が何たる無様ーーー
それはつい数分前の喫茶店にてマスターである藤丸立香と語らっていたときのこと。
視界の隅に学生カップルの食べさせあいが映ったのだ。互いの初々しさと臭いからするに童貞と処女なのだろう。なんと恥も外見も無く微笑ましいと、意識が正面から逸れてしまったのだ。ついに自分はそのカップルから目を離すことが出来なくなっていた。
ーーー遠くも新しい言葉。恋は現実の前に折れ、現実は愛の前に歪み、愛は、恋の前では無力になる。ならばあれは、そして自分はーーー
「キアラさん」
声が自分を現実に引き戻す。せっかくの逢引に自分は一体何をしているのか。謝罪の言葉を発しようとしたところ
「は、はい。あーん」
「ーーーーーー」
「あーん」
明らかな不意打ちだった。玄妙な連携から顎を撃ち抜かれた時に似ている。いや、連携も何も無防備だった自分が悪い。この体たらくでは素人にすら不覚を……そうではない、不意打ちを受けたのならば反撃を、その前に熱が集まるこの顔を、いや年下なのにこのマスターは……!
そして冒頭の説法だ。自分でも何を言っているのかわからなかったが、何か言わなくてはいけなかった。結果、進退窮まった自分は四念回峰行で会計を済まし、呆然とするマスターを引っ張り喫茶店を後にし、今に至る。
顔の熱はまだ引かない。あまつさえ熱は鼻孔の奥にまで浸透し視界さえ歪ませていた。「キアラさん……」
これはどうあっても取り繕え無いーーーいや、諦めるのはまだ早い。確かに自分は狼狽し、失敗した。だが、自分の武器が失われたわけではない。むしろ先の流れを利用して、自分の領域に引きずり込めるのではないか?そうと決まれば反撃をーーー
「あのさ、オレ、経験ないんだけど」
「ーーーーーー」
「それでも」
「立香さん」
平時の通り発声できただろうか。なにせ分泌自在の愛液をこの殺生院祈荒が制御できていないのだ。それも自戒を込めたタンポンにより事なきを得たが、身体状態は容易に精神に影響を及ぼす。いや、順序が逆か?焦ってはいけない。この男(ひと)は逃せない。ここで新たな天に変生する訳にはいかない。
ゆっくりと彼に振り向く。逃げられないように手は彼の肩に。少し高い彼の顔を見上げ、瞳を覗き込む。
「では、素敵な思い出にしましょう」
しとどに溢れる愛液は吸水ポリマーによって堰き止められている。グッジョブ祈荒、ナイス殺生院。出発前の自戒は今年度最高の正解だった。もしも着用していなかったらどうなっていたか。こんなん角生える。
「今晩、わたくしと、セックスしましょう?日付が変わる前に、皆さんには内緒でお部屋に来てくださいね?」
彼の顔は耳まで真っ赤だ。視線こそ逸していないものの、よく見れば汗もかいている。なんだ、自分以上に狼狽しているではないか。彼と比較して自身の余裕も戻り、先程の意趣返しが出来たと心のなかでほくそ笑む。
「は、はひっ」
極力艶を出さずに微笑み彼の腕を抱く。歩くペースはやや早めに。吸水ポリマーを貫通しつつある愛液がショーツに染み出す前にカルデアに戻る。何が高分子吸収体か。愛液(わたくし)を阻みたいのならその三倍は詰め込めというーーー
自分を棚上げし、彼にしなだれて歩く時間が短くなったことを心のなかで生理用品メーカーに八つ当たりしつつ、残り600m程の昂ぶりを彼と一緒に歩んでいく。>>756
「そう、そのままうごい、てぇっ……!」
武蔵が少年の体を抱きしめたまま腰を動かすように催促すると、少年も必死に快楽を押さえた表情で腰を振るっていく。
まだ小さな体を何とかして勢いよく振っている様は小型犬の交尾を思わせるが、対する武蔵はそれを受け入れながら激しく嬌声を上げていく。
「ひっ、あっ! 少年が、私のなかぁっ! 夢中でぇ……! もっと、もっと突いてぇ!」
「おね、おねえちゃんっ……! へん、だよぉ! とけちゃ……いっ!」
まだ幼い少年の陰部を武蔵の肉壁が逃がすまいと強く締め付けるが、動いてくれと懇願された少年はその気絶するような刺激に耐えながらも動かすので互いが激しい性感に襲われ、体が溶けて互いが混ざり合う様な感覚に陥っている。
「んあっ! お”っ、お”ぉ! だいしゅきっ、しょ、しょうねん! だいしゅきっ、んふぁっあっ、あ”ぁぁぁ!」
「おね、おねえひゃ……あっうぁっ!」
最早人のものではない獣の鳴き声を上げながら二人は何回目とも分からない絶頂へと近づいていく、武蔵の腰が震え始め、少年が霞んだ視界で武蔵の胸に吸い付くとさらに体が跳ねはじめる。
「それっ、だ、らめだって! そんなことされたらぁ……んひぃっ! あっ! だめだめだめぇ! リードしなきゃいけないのにぃ……! んっ、やぁぁぁっ!」
「おねえちゃん、も、もう、出そうっ!」
「いぃっ、よっ、そのままだしっ、てへぇっ! あっ、ほんとにだめ、もっ、イッ!」
武蔵がその足で少年の腰を絡め取った瞬間、叩きつける様にその陰部を奥まで入れた瞬間、少年の先から洪水のようにその白濁液が放出される。 それは少年のそれが子宮に届かずとも、その精だけで子宮に届く様な勢いで、武蔵はその刺激耐え切れず舌を出しながら強烈に絶頂した。
「___っくぅぅぅぁぁっ! ひっ、まだっ、とまらなっ、いぃぃぃっくぅぅぅぅっ!」
続きは十時過ぎから……人とはすなわち自分だけ。他は全て虫か獣。
老若男女、貴賎美醜問わずそこにただの一つの例外はなかった。男など、どこまでいっても所詮は餌。融かし溺れさせる程度、苦もないこと。そう思っていた。
だと言うのに、今は自身の躰と表情のチェックに追われている。本来このようなことする必要などどこにもない。どこにもないのだが―――先程から止まらない愛液と胸の高鳴りが、これから起こることに対してそんな余裕があるのかと自分を煽っている。
愛液はまるでパッキンの切れた蛇口のように零れていく。杯や器を零すほどの量ではないが、確かに少しずつ、止めようもなく溢れていく。胸の高鳴りに至っては痛いくらいだ。無音である自室が裡から響く音でうるさくて仕方ない。呼吸も腹筋を意識的に使わなければ乱れるという体たらく。
「これは、なに?」
ついに言葉が漏れ、胸を抑えて自問する。欲情だけでは説明がつかない。さりとてただの高揚ではない。でも、これはどこか憶えがある。そう、どこかで。
(ああ、そういえば)
鏡に映る、胸を抑えた自分を見る。それは、外からの刺激から自分を守ろうとしているのか、裡からの喜びが弾け出さないよう抑えているのか。あるいはどちらもなのか。そう、この感情は、十余年前、床で覚えたあの―――
「何をときめくの―――殺生院祈荒」
出た言葉は自戒だった。
しかし、愛液と鼓動は収まるどころかより一層激しくなっていった。>>776
ご意見ありがとうございます!
成程一気でも問題ないのですね…。
執筆がキリのいいところまでいったら、どうするか考えてみようと思います。「ここ、だよな」
ついに来た、来てしまった。
あまりのショートカットぶりにこれは夢か何かではないかと今持って疑わしいが、来てしまった。
「マスター。真剣な相談のところ悪いが、少々席を外すぞ」
そう言ったフェルグスの顔は真剣そのものだった。まるで諸悪の根源に挑む前のような、授業参観に訪れた父親のような。
これには参った。女性に対しては百戦錬磨のフェルグスなら、もっと具体的なアドバイスが貰えるのかと思ったのに。アンデルセンは「童貞の俺に訊くことか。好きにしろ馬鹿」と取り付くしまもない。
事は内密も内密だ。アドバイスは欲しいが、これ以上キアラさんとの約束は破れない。
「仕方ない。やれるだけの準備はしたんだ」
自分なりの誠意のつもりだが、正直に言えば見栄もあった。そう、つまりこれは虚飾は滑稽だということなのだろう。なに、ぶっつけ本番。行けば覚悟なんて勝手に決まるさ―――
(そんなわけないだろ……!)
30分前の自分をガンドしてやりたい。どこの世界にあの女(ひと)相手に覚悟が決まる童貞がいるというのか?無理にでもフェルグスを引き止めるべきだった。そして何故こういう時に限ってマグマダイバーズは霊基保管室に保管(おしおき)されているのか……!
(冗談であって欲しい)
もうあの言葉だけでも十分だったと、緊張は恐怖から卑屈にシフトしつつある。
チラリと腕時計を見ると残り時間は1分を切っていた。ダメだ、もうこれ以上の引腰は許されない。
ままよ、と意を決してチャイムを押す。
「キアラ、さん?」
「立香さんですね?どうぞ」
声に導かれ歩を進める。まるで、死刑執行台に向かうかのように。>>775
精も精神も何もかも出し切った少年はそのまま糸の切れた人形のように武蔵の体に自らを沈めると、それっきり動かなくなる。
慌てて武蔵が安否を確認すると小さく寝息を立てて眠りについているだけであり、武蔵は安堵すると自らもクッションへと体を沈めその眼を閉じる。
ついにやってしまった。 罪悪感が今更になって武蔵になだれ込んで不安と興奮が一緒になって熱い時としてその体から出ていく。
「はぁっ……でも……」
安らかな表情を浮かべて寝息を立てる少年の頭を優しく撫でて武蔵は微笑むとゆるく抱きしめながら呟くように口にした。
「これで、少年は私の……」
その言葉は少年を何重にも縛り、幾つもあった将来を閉ざす言葉であったが、武蔵はそれでもただ満足げに呟いて自らも意識を手放した。
「私の、旦那さん……」
おわり?>>782
最高です!素晴らしすぎました!
ラストのセリフがこの武蔵の全てが詰まっているようでとても良かったです
今までで最高のおねショタです
素晴らしい作品をありがとうございました!次回作(あるならエピローグ)を楽しみにしています!>>782
物語のテンポにむらがなくて、とても読みたかったですじゃ。
あと随所の台詞が大変ぐっとくる……「私の、旦那さん……」とか足が震えそうになる。
こういう出来のいい作品を読むと自分も同じシチュエーションで書きたくなってくるのが困りもの。>>782
誰にでも幼少期と言うのは必ず存在するもので、輝かしい黄金時代を振り返ってあのころは良かったと現在の自身と比較して遠い過去に溜息を送るものだが、そんな過去の記憶の中には純粋な子供だからこそ分からなかったことが今になって理解出来る思い出もあり、汚れてしまった自分に哀しみを抱きながら当時にの自分の無知と大胆さに赤面することだってある。
ある何の変哲もない青年にもそんな過去が存在した。
「ただいまー!」
何の変哲のない都会の隅にあるアパートメント、珍しいとするならば畳が敷かれた日本古来の和室となっているというだけだけのこまごまとした部屋に、玄関から隣にも聞こえるぐらいの元気の良い声が響いた。
ドタドタと勢いの良い足音が聞こえたと思うと一人の女性が竹刀袋片手に笑顔で寝室兼居間へと転がり込んでくる。
美しい銀髪にスラリとした手足は彼女の幼げな顔とたおやか胸をさらに目立たせる一因となっており、彼女の第一印象をとびっきりの美人と抱かせる要因でもあった。
「おかえりなさい、武蔵お姉ちゃん。 ご飯出来てるけど?」
「食べる食べるー! あー疲れたー!」
そんな武蔵と呼ばれた女性を、台所に立っていた青年が笑顔で迎えた。
背の高い程よい体格をした青い目の青年であり、まだ大人と呼ぶには若いが、どこか落ち着いた雰囲気をして大人びているという表現が一番しっくりくる青年であった。
ほどなくして料理が運ばれてくると、武蔵はマナーも何もなくあっという間に出された皿を空にして炊飯機に残っていた白米まで食べつくし、満足が行くとそのまま彼の膝に頭を乗せてゆっくりと横になる。
「食べてすぐ寝ると牛になるよ」と毎晩言っている少年の忠告もなんのその、栄養は胸に行くから大丈夫! と返してそのまま膝を枕にしながらゆっくりと二人の時間を過ごしていく。
少年は青年に、少女は女に、六年の月日が経っていた。(これ、は)
何もかもが女だった。
いや、実際キアラさんは女性なのだが、わかってはいた事だが、女性らしすぎた。
この甘く重い、思考を犯す匂い。そしてこれ以上無いほどボディラインを強調した―――
(バスタオル一枚って)
ただ巻いているのではない。締め付けるように巻きつけている。これでは隠しているが隠していないのではないのか?そして、そんな女(ひと)がすぐ目の前にいる。と、手を引かれる。どうやら呆けていたらしい、キアラさんはそんな自分を微笑みながらベッドまで引っ張っていく。
強烈すぎる。あまりの刺激の強さに意識がついていかない。今動いているのは自分の脚なのか?日時を間違えたのではないか?先程冗談であって欲しいと願ったが、あまりの現実に逃避すら始めてしまいそうだ。しかも今からセックスをするって、それは。
「立香さんは」
キアラさんが腰掛けていたベッドから立ち上がる。
「ッ、はい!」
「いけず、ですのね」
バスタオルの位置が下がった。いや、下げられた。そんなことをしたら谷間が見えて―――
「わたくしはこんなにも耐えているのに」
さら、と。左胸を隠していたタオルが下がる。現れたのは、やや色素の強い桜色の突起のついた、大きくて重そうな乳房。
「立香さんは呆と上の空で」
右胸を隠していたタオルも下がる。あれだけ大きくて重そうなのに、美しい形を保っているのはどういうことなのか。そして何故そんなものが自分の目の前にこぼれ落ちているのか。いや、何故ってそれは今から―――
「襟も崩していただけないなんて」
バスタオルが臍まで下がる。すらりとした、細いが締まった腰が見える。とん、という足音が聞こえる。二歩は間合いがあった距離はあと一歩分しかなくなっていた。
「立香さ―――」
藤丸立香はまるで破るように服を脱ぎすてた。今気づきました。
これ前のヤツに繋がるようにアンカーつけるんですね…テンプレに書いてあったなー…>>785
「あ、お酒、あったっけ……?」
「お姉ちゃん、この頃お酒の量が増えてるよ。 この間安かったからって大量のビール買ってきたのに早速から空にしてるし」
「あ、あれー? そうだっけ?」
「そうです」
青年が家計簿を見せると、武蔵はとぼけた顔から苦笑いにその表情を変えて青年の機嫌を伺う様に目を合わせるが青年の方は容赦なく切り捨てる。 家庭内ヒエラルキーは少年の方が上にあるらしかった。
「と、言うことで今日は休肝日ということで」
「え”-! そんな殺生な! お酒はことかた始まった二千年来の友だよ!? 私を昔年からの友を見捨てる様な女にしたいわけー!?」
「お姉ちゃんはそう思ってるけどお酒の方はどう思ってるだろうね? それに親友はその竹刀じゃなかった?」
「うぐっ……」
「とにかく今日は我慢すること」
「うぅー……」
こうなった青年は折れないことを知っているのか武蔵は何度か唸ると、まるで拗ねた子供の様に彼の膝に顔を埋める。
そんな武蔵の頭を優しくなでると、何かを思い出したように青年は小さく笑った。
「どうしたの?」
そんな青年を不思議に思ったのか拗ねることもどこかにやって武蔵も少年を見つめる。
「ううん、昔は良くこうしてもらったなって……もう六年か……」
「六年、あっという間だったね。 あーあー! 昔はこーんな小さい素直で可愛い美少年だったのに、いまじゃお姉さんをいじめる青年になっちゃっただから月日と言うのは残酷よねー!」
「また自分だけ年を取ってないような言い方して……」
「なぬー! 乙女に年の話は禁句だぞー! 」>>788
青年の頬っぺたを抓ってくる武蔵に笑いかけながら、少年は武蔵と出会ってからのことを思い出す。
あの融けるような一日が終わった後も少年と武蔵は互いを求め続けた。 それは夏休みが終わった後も二人は周りの目を盗みながら逢い続け、一日たりとも二人が顔を合わせないという日は無いというほどであった。
武蔵が高校を卒業すると、大学へと進学し教師と剣道の師範としての道を進みだした。 大学は少年の住む家とはかなりの距離があったがやはり二人が合わない日は殆どなく、そうして青年が中学を卒業するころ、高校進学に合わせた一人暮らしとの名目で二人は一緒の部屋に住み始めた。 無論親の承諾などは一切なく、誰にも明かせない秘密として。
そして実質夫婦の、幼な妻ではなく幼な夫として三年目の夏である。
「でも、オレは今の姉さんも好きだよ」
我ながら無茶をしてきたと昔の自分に赤面しながら、青年は素直な気持ちを笑いながら武蔵に伝える。
武蔵の方もまさかいきなりそんな言葉を言われるとは思ってなかったのか、顔を真っ赤にしてうろたえると返事の代わりに顔を寄せて口づけをする。
「んっ……」
「ちゅっ……」
六年前と全く変わらない口づけをしながら、お互いスイッチが入ったのかキスが激しくなり、そのまま布団へと互いの体を弄りながら倒れ込むと、燃える様な目で見つめ会う。>>789
「んふ……青年は少年のころからお猿さんだね……」
「そういう体にしたのはどこの誰だったっけ……」
互いの服を脱がせながら、互いに成長した体を見つめるとさらに燃える様な情欲が二人を包んだ。
「私の胸を大きくしたのは青年だけどね。 中学生の時は毎日のように揉んでは吸って、入れては出して、良く妊娠しなかったと不思議なぐらい」
「その頃は、抑えが利かなかったというか……その……」
さすがに青年も思い出しくない過去があるのか顔を赤くして目を逸らすと、武蔵はそんな青年に顔を近づけると耳元でささやく。
「でも、今は欲しいけどなぁ……赤ちゃん……」
「__っ! せ、せめて俺が成人してから……」
昔と変わらない、もしかすると昔以上に妖絶な武蔵の姿に、今すぐにでもその蜜壺の中に種をまき散らしたい欲望に駆られるが、青年も成長して無知のままではないので何とかその欲望を断ち切っていく。
「ちぇっ、最終段階はまだ先かー……」
「最終段階?」
「ふふっ、なんでも……んっ……」
心底残念そうにする武蔵に苦笑しながら少年はその体共に成長した陰部を、すでに濡れて妖しく開閉を繰り返している恥部へとあてがっていく。
「んっ……ねぇ、来て。 私の大好きな、旦那様……?」
ほどなくして部屋に二人の嬌声が響いていく。
これが、二人の一日。 六年前から変わらぬ、そしてこれからも変わらぬ一日、変わるとしたらそう遠くない未来にもう一人家族が増えるというぐらいであり__
終わり。>>791
綺麗なエピローグでした
ラストは本編と同じようなセリフなのに、
本編ラストのセリフが倒錯した美しさ、エピローグラストのセリフは幸福感に満ちた微笑ましさがありました!
二人には幸せな家庭を築いてもらいたいです>>790
お酒の下りはやはりバレましたか……あのヤンとユリアンの会話は微笑ましくていいですよね。>>791
毎回幸福な感じで終わらせてくれるのほんとすこ
次があるのなら楽しみにしてる>>770 >>771 >>772 >>779 >>781 >>786
(ふふ、ふふふふ)
繋ぎ止めることが出来た。続ける、いや、初めることが出来る。
換気を忘れていたと気づいた時は引かれて終わってしまうと思った。タンポンを3本消費するほどの愛液だ。部屋に匂いが篭もらないはずがない。それでも顔に嫌悪が浮かんでいなかったのは偏に知識の無さに救われたと言えよう。
流石に行為に及べば如何に彼が童貞と言えども異常に気づくだろう、しかし、それこそ始めてしまえば自分の躰から逃れることなど出来はしない。そこには絶対の自信がある。まずは逃さないことが肝要なのだ。愛液を止めるのは不可能、ならば視線を誘導する他無い。そう思ってのバスタオル作戦だったが、これもどうやら功を為したようだ。
しかし、作戦などとうそぶいたが、ここから先は行き当たりばったりのオールアドリブだ。
そもそも普段は制御可能な愛液が制御できず、もはや病ではないかと危惧するほどの鼓動では、平時通りのセックスが出来るわけがない。恐らくは感度も桁違いに上がっているのだろう。此度の情事で自分が男を支配するなどということは既に諦めている。
恐らくはまた狼狽するのだろう。先よりも酷い醜態を晒すのだろう。
でも、それでいい。
そんなことよりも、ただ、彼と繋がりたい。
自分と同じ気持ちなのか、ただ、それを確かめたい。
自分のこの欲を、ただ、彼と分かち合いたい。
彼は今、破り捨てるが如く衣服を脱いでいるが、覗く鎖骨と喉仏を見ているだけで既に軽い絶頂を起こしている。下ろしたバスタオルにこっそり吸収させているが、それも時間の問題だ。既に指先にまで湿り気が伝播している。靴下まで脱がなくてもいいから早くこちらに触れてもらいたい。まずは接触。そのプロセスさえクリアすれば何も問題はないのだから。「それじゃ、ママにいっぱいいっぱいあまえてくだちゃいね~」
いよいよ始まる…。もうすぐシドゥリさんに甘えられる!期待に満ちた眼差しを向けていると、突然彼女が(珍しく)ちょっとだけ意地の悪い笑顔になった。
「でも…あかちゃんはおようふくなんて、いらないいらないだよね?だから…おようふくぬぎぬぎしまちょうねー」
まさかの宣告。突然の提案に一瞬言葉を失う。
「あ、あの、シドゥリさん。流石にそこまで―」
そこまでやる必要はないのでは?そう続けようとした俺の言葉は
「むー!ぬぎぬぎしなきゃ、めー!でちゅよ!」
(これまた珍しく)可愛らしく頬を膨らませた彼女の言葉に遮られてしまう。
「それに、あかちゃんはそんなむずかしいこといわないよ?」
ようやく理解が追いついた。つまり彼女は、俺に「身も心も子供になれ」といっているのだ。正直に言おう。滅茶苦茶に恥ずかしい。甘えたい、とは確かに思っていたが、いざそれを目前にして尻込みしてしまうのは中々に情けない。どうしたものかと迷っていると
「もしかして、はずかちいのかな?あかちゃんになってあまえたいけど、はずかしいからぬぎぬぎしてくれないのかな?」
…完璧に読まれていたらしい。羞恥しながらもこくん、と頷く。
「だいじょうぶでちゅよー。あかちゃんみたいになってあまえてたこと、だーれにもいわないからね。ふたりだけのひみつだよ…」
「うぅ…でも…」
「それじゃあ、はずかしくなくなるようにしてあげる。ママがこれからいうことやってくれたら、はずかしいのばいばいできるからねー」
今更ながら。これがあのシドゥリさんなのか、と思ってしまう。普段の聡明な彼女からは想像もつかないほどに幼い言葉使い。そういえば以前は子供たちの世話もしていたと言っていたが…その時もこのようにして語り掛けていたのだろうか?
「だから、ね?ママのおねがい、きいてほしいな。ちゃあんときいてくれたら、いっぱいあまえさてあげるから…ね?」
これだ。この「頬を少し染めながら懇願してくる」手を使われると、こちらとしては勝ち目がないのだ。諦めて首を縦に振る。
「ほんと?よかったぁ。おねがいきいてくれてうれしいな。ぜんぶできたら、はずかしいのばいばいできるからねー」>>796
聡明なシドゥリさんのあかちゃん言葉は最高だし、シドゥリさん自身が頬を膨らませたり赤くなったりするのも素敵です
ぐだおが完全に赤ちゃんになるのが楽しみです>>796
覚悟を決めるしかなさそうだ。そも、提案したのが彼女であっても折れたのは自分。なれば彼女のためにも最後までやり遂げねば。そう言い聞かせる。
「じゃあまずは、ママのおなまえよんでみて。シドゥリママ~って」
一瞬躊躇うも
「し、シドゥリママ―…」
「うんうん!おじょうずおじょうず~」
名前を呼んだだけ、それだけのことでべた褒めされる。…正直、悪い気はしない。
「それじゃあつぎは、おててのおやゆびさん、おくちでちゅうちゅうしてみまちょうね。ママのおっぱいちゅうちゅうするように、ね」
ごくり。彼女の言葉に思わず唾を飲み込み、ローブで隠されている彼女の胸を凝視してしまう。シドゥリマ…シドゥリさんの乳房がいったいどのようになっているのか、頭の中で想像を巡らせてしまう。
「あれ?どうしたのかな?…あ、もしかして、ママのおっぱいちゅうちゅうしたいのかな。リツカくん、ずーっとママのおっぱいみてるよー?」
「…!」
名前で、しかも君づけで呼ばれた…!胸を見ていたと知られたことなど頭から飛んで、名前を呼んだ彼女の言葉を咀嚼する。…名前を呼ばれるだけのことが、こんなにも心地よいとは。
「もう、リツカくんはえっちいちいなんだから…。でも、わかった。ちゃんとママのおねがいきいてあかちゃんになってくれたら、きみのおねがいきいてあげるよ」
何と…何と甘美な誘惑だろうか。「自分の言うことを聞いていれば、自分の胸を吸わせてくれる」彼女はそう宣言したのだ。
このころにはもう、体裁だとか格好だとかに対する羞恥心はかなり薄れていった。シドゥリさんの胸に吸い付ける。それだけで頭がいっぱいだった。自分とて聖人君子ではない。性に関する誘惑が間近にあり、なおかつ他の誰の眼も気にしない。それだけで、自分の欲望を露見させるのには十分すぎた。>>798
親指を口に運び、ちゅぱ、ちゅぱ、と音が出るほどにしゃぶりだす。
「すごいすごーい!ちゃあんとちゅうちゅうできたね~。いまのリツカくん、すごーくあかちゃんみたいだよ~」
数分前まで恥じらいの対象だったその評価が、今は嬉しくてたまらない。俺は今、彼女の言うことをしっかりと聞けている…!彼女が、誉めてくれている…!
「よし、じゃあさいごのおねがい。ママにむかって、リツカくんがいまなにしたいのか、ちゃんとおくちでいってみて」
すっかりしけった親指を口から離し彼女を見て、今の「おねがい」について確認をとる。
「…ねぇ、ママ」
「ん、どうしたのかな?」
「ちゃんとおねがいいえたら、おねがいきいてくれる?」
いうが早いか、彼女は満面の笑みを浮かべ
「もちろんだよー!きみのおねがい、ママがなぁんでもきいてあげる!ママは、いまはリツカくんだけのママなんだから!」
それだけで十分だった。もう迷いなどどこにもありはしない。
「…ママのおっぱい、ちゅうちゅうして、ママのおっぱいでおねんねしたい…」
「~~~っ!」
ぎゅう、とシドゥリさんが…シドゥリママが抱きしめてくれる。
「よくできまちたね~!ママ、うれしいうれしいだよ~!リツカくんは、もうりっぱなあちゃんだねー。かわいいなあ、もう。よーし!ママが、リツカくんのおねがいきいてあげる。がんばったリツカくんを、いっぱいいっぱいあまやかしてあげるからね!」
男としてのプライドなどもはや必要ない。外面など意味もない。無力な子供として、目の前のママに目いっぱい甘えられる。それだけで十分だった。それだけが、今の俺にとっては何物にも代えがたい至上の幸福だった。成長。 人間の成長という物は第二次性徴期によって基本的には打ち止めになる。
なので背丈などは十六歳を過ぎるとその骨自体が固定されそれ以上は滅多な事では伸びなくなるし、胸の大きさや腰の大きさなども大きな肥満などが無い限りは固定されるはず……なのだが女性の胸はその年齢が二十台を過ぎても成長することがある。 まさに人体の神秘である。
「うーん……うーん?」
そんな人体の神秘を今まさに感じているのか、カルデアの食堂で自分の胸を鷲掴みにしながら顔を傾けている一人の少女がいた。
赤栗色の髪を片方に束ね、同じ赤栗色のくりくりとした可愛らしい大きな目はその十七と言う年齢と比べ童顔と呼ばれる理由に一役買っており、小さな鼻に桃色の唇と合わせて小動物の様な雰囲気を醸し出している。
が、その童顔の割にはそのベルトに挟まれ自己主張している胸とスカートの丸みから分かる臀部は十七という年齢と比べると大きめであり、そのギャップが密かに男たちには人気であった。
その正体はカルデア唯一のマスターであり、名を自称してぐだ子。 本名は花の様な可愛らしい名前らしいがもといた学校のあだ名を何故だか大層気に入りそのまま周りにも呼ばせている。
「その……主殿。 なんでそんな自分の胸を見ながら唸っているのですか?」
そんなマスターの奇抜な行動に何処を見ればいいのやら目を右往左往させている少年がいた。
燃える様な赤い髪を目元まで伸ばし、古い忍びを思わせる恰好を覗けば一見変哲もない細身の少年だが、風魔小太郎と言う立派なサーヴァントであり、その実力はその優男からは想像もできないほど苛烈でありながら精確。対象を闇に葬る事に関しては手段を択ばないリアリストでもある凄腕のアサシンである。>>800
待 っ て た>>799
いったん彼女の膝から頭をおろし、布団の上にごろんと仰向けになる。
「それじゃあ、おようふくぬぎぬぎしてあげまちゅからね~。ばんざーいしてちょうだい」
ばんざーい、と手を上げる。服のボタンがママに一つづつ外されていく。普段の自分がやっていることを他人に、それも彼女にやってもらっている。ああ、本当に子供に戻っているんだ、と感じる。そうこうしているうち、インナーまでも脱がされ、上半身が露わになる。ふとママの顔を見ると、なにやらまじまじと体を見ている。
「…ママ?どうしたの?」
「え、あ!ご、ごめんね、リツカくんのからだ、すごいなあって思ったの」
すごい?どういうことなのだろうか。特におかしな所はないはずだが…。
「このからだで、いままでがんばってきたんだよね。なにがあったのかはわからないけれど、きみのからだをみたら『がんばったんだ』っていうのはわかるよ。ここまでよくがんばったね、えらいね」
…視界が、ぼやけているのが分かる。今まで多くの人に労いの言葉はかけられていた。だというのに、何故今、彼女の言葉でこんなに泣きたくなるのだろう。あるいは、ママの母性がそうさせているのだろうか。数々の冒険があった。数々の戦いがあった。楽なものなど一つもなかった。楽しかったことは嘘ではない。喜びと興奮が多々あったことも。それでも。
「こわかったよ…こわかった…」
気が付くとぼろぼろと涙を零しながら、シドゥリママの胸に抱きついていた。
冒険に、戦いに、安全地帯など無い。気を抜いた次の瞬間、殺意は容赦なく心臓を一突きにする。皆がいてくれなければ、簡単に消えてしまう命。皆のことは当然信頼している。いや、信頼しているからこそ、目の前の恐怖から俺は無意識に目を逸らしていられたのかもしれない。一対一で彼女に言われたことで、改めて自覚する。俺は、ずっと怖がっていた。自分の命が奪われることを。そして、そんな情けない姿を見せた瞬間、守ってくれた皆を失望させてしまうことを。表には出さずとも、内心でそう思ってしまうのではないかと。
「ひっぐ…きらわれたく、ない、よ…」
「…いいんだよ。よわくたっていいの。こわいときは、ママがまもってあげるからね」
その言葉が、ただただ嬉しかった。「弱くていい」と受け入れてくれたことが。「守ってあげる」と言ってくれたことが。どうしようもなく、嬉しかった。>>800
そんな小太郎は多くのサーヴァントたちと契約してるマスターの中でもよく前線を共にするサーヴァントであり、主従関係を抜きにしても彼女とは良い信頼関係を結べている。
今日もマスターと共に昼食仲良く取っていたのである、マスターが自分の胸をいきなり揉みしだくまでは。
「んー? いやね、また胸がおっきくなったかなーって」
「む、胸……ですか……」
「またブラジャー変えなきゃ……Eいくかも……やだなぁ、可愛い下着に限ってサイズが小さいし……」
「あ、あのっ、皆さんが見ています……」
うんうん唸りながら自分の胸を揉みしだくから通りかかった職員たちがその形を変える胸を凝視ながら通り過ぎていくので小太郎が慌てて止めようとする。
どうもマスターは異性の目というものに鈍感であり、ガードが甘いというか無防備であった。
しかもどこかずぼらであり、胸のボタンを掛け違えたりスカートがまくれていても気づかずに過ごすことも多々ありそのたびに小太郎は顔を赤くしながら指摘しなければならないので気が気でない。
これでも戦闘中は冷静に良い指揮で戦闘を有利に進める頼れるマスターなのだが、レイシフトで反動が来ているのだろうか。 と、このごろ小太郎は真剣に考えるほどである。
「うーむ、カルデアのご飯を食べてはや一年超……エミヤ達が作るご飯は豊胸作用でもあるのかな?」
「私の料理に妙な副作用を付けるのは止めたまえ、あと公衆の面前で胸を揉むのもだ、はしたない」
「うむ、そういうものは部屋でやるものだな!」
そんなマスターに後ろから腕を組みながら白髪の男がマスターに声をかける。 カルデア料理長兼サーヴァント兼オカンのエミヤである。
後ろには覇気猛々しい大男のフェルグスも笑いながらマスターの胸を見ている。>>803
「まったく年頃の女の子なのだからもうちょっと身だしなみをだな……部屋の鍵だって寝るときは閉めなければ誰が入ってくるか分かったものではないのだし、マスターとしてより一人の女の子としてしっかりと……」
「はいはい、オカンはオカンみたいなこと言うねー。 そもそもカギを閉めても清姫ちゃんとか入ってくるんだし意味ないじゃん」
「あれは同性だからまだ危険は……まぁ危険はあるが私が危惧しているのは異性が侵入してきた場合だ。 サーヴァントだって男なのだしもう少し危機感を……」
「私みたいなお子ちゃまに? ないない! ねぇ、小太郎君?」
「へっ!? え、あ、その……どうでしょうか……」
本人の自覚が無いだけでマスター自身は魅力的な体をしていると小太郎は思っているのだが、はいともいいえとも言えずそのまま誤魔化すように笑うだけである。 こういった質問はどっちを応えても不正解になるので性質が悪い。
「なら、俺とならどうだ? なんならこの後部屋でゆっくりと……」
「も、もう! またフェルグスもからかって! わ、私だってそういうの知らない年じゃないんだからね……!」
色々と無防備なマスターだが、そういった下のネタには本人はめっぽう弱い。
のでこういうネタを振られると決まって顔を隠して取り乱すので、時々ホントにこのままいけるんじゃないかと思われる時がある。 実行に移すと血の雨が降ることになるが。
「ネタじゃないんだがなぁ……」
「ネタじゃなきゃ困るの! さぁもうご飯食べるから散った散った!」
顔を真っ赤にしながら手を振って小言を言うエミヤと目を光らせるフェルグスを散らせるとおもむろに料理に手を伸ばし始める。
「まったくもう、フェルグスにも困るよね。 あ、あんなに堂々と誘ってさ」
「まぁ、それがあっちの文化なのでしょうし……」
頬を膨らませるマスターに落ち着かせるように笑う小太郎。
だがその小太郎の胸の内には少しばかりわだかまりが出来ていた
_自分も男なのに
と。>>802
どのくらいそうしていただろうか、ようやっと泣き止んだらしい俺を見て、シドゥリママはほっとした顔をする。
「もうだいじょうぶ?」
「ん…ありがとう、ママ…」
「よかった。それじゃ、きょうはおもいっきりあまえよう?ママにあまえれば、こわいのないないできるからね」
そう言うと彼女は俺を再び仰向けに寝かせて、今度はズボンを脱がせる。他人にズボンを脱がせてもらう、というのは冷静に考えるとすごいことなのだろうけど、今の俺にそんなことを考える余裕などありはしなかった。ただ、ママのすることに身を任せるのが心地良かった。
俺が生まれたままの姿になると、
「それじゃあ、つぎはママのばんだね」
ママがする…と羽織っていたローブを脱ぎだす。そして露わになる、彼女の乳房。
解放されたそれは、思っていた以上に豊かで、綺麗な形をしていた。あんなに大きなものを、普段の彼女は服の下に隠していたというのか。今からあの胸に…おっぱいに吸い付けるのだと思うと、体が熱くなる。
「あらあら、リツカくんのおちんちん、どんどんおっきくなってるよ?」
言われてはっとそれを捉える。…いかに精神や格好が子供のようになろうと、体が成熟している以上、ココは遠慮も容赦もなく反応してしまう。思わずさっと手で覆ってしまう。
「もう、えっち。でもいいんだよ。ママのおっぱいでおっきくしてくれて、うれしいな。ママが、しっかりしーしーさせてあげまちゅからね~」
その一言で、一段と熱くなったのは、気のせいではあるまい。>>802
誰にも代わってもらえない大きすぎる使命を抱えた立香は赤ちゃんプレイと親和性が高いですね
よんでいるだけでシドゥリママの優しさに溺れてしまいそうです>>804
小太郎とマスターはその激烈の月日の中で強い絆で結ばれていると言ってもいいほどの信頼関係である。
その中で小太郎がマスターに強い恋慕の情を抱いたとしてもなんら可笑しくはなかった。
最初はより良い主として、その次に生前得られなかった同じ立場の友人として、そして掛け替えのないただ一人の女性として。
その思いが増してくるほどに小太郎は、彼女の笑顔を独占し、彼女の体を掻き抱き、その唇を奪いたい衝動に駆られ、自分が感情を抑えるべき忍びということを忘れそうになるぐらいにマスターを想った。
だが、肝心のマスターは小太郎とは同じ感情を抱かなかったらしい。
マスターは小太郎を異性と言うよりか気の知れた同性の友人のように思い、その感情を違うものに変化させることは無かった。
いつも一緒に居て、笑い合っても、お互いの手を握ろうとも、お互いの顔が近づいてもマスターは顔色一つさえ変えない。
他の人にはすぐに顔を赤くするのに、とそのたびに小太郎は胸に重い物が圧し掛かるような感覚に陥る。
今日だって、なんど彼女の肌に触り、何度彼女と笑い合い、何度彼女の無防備さを指摘したか。
何度、何度、何度……自分は男ではなかったのか。 小太郎はもうはや限界に近づいていた。
今日は此処まで明日から本格始動……>>807
ブラボー……………!おお、ブラボー……………!!しゅごい………………(サラサラと塩になる音)>>807
男として見てもらいたい小太郎くんの葛藤が良いですね!
続きを楽しみにしています>>805
布団の上に二人で寝転がり、俺の顔がちょうどシドゥリママのおっぱいのあたりに来るようなかたちになる。…今更ながら、いい匂いがする。麦のような、優しい甘さの香りだ。
「それじゃあ、おまちかねのおっぱいでちゅよ~。リツカくんのだいすきなおっぱい、い~っぱいめしあがれ」
その一言を皮切りに、ママのおっぱいにしゃぶりつく。
「やぁん」
思った通り、ママのおっぱいは力をこめると沈み込むくらいに柔らかい。妊娠はしていないのだから当然母乳はでない…はずだが、何故か甘く感じる。
「どう?おいちい?」
「うん…でも、おっぱいでてないのに、なんで?」
「それはね、ママのおっぱいに『リツカくんすきすき~』ってきもちがたっぷりつまってるからだよ。ママのこどもへのあいは、とってもあまくておいちいんでちゅよ」
成程、それなら納得だ。(科学的におかしいだとか、そんな答えは受け付けていない。ママがこうだと言えば、こうなのである)
引き続き夢中になっておっぱいに吸い付く。優しくて暖かい甘さ。きっと毎日しゃぶっていても飽きないだろう。惜しむらくは喉を潤せないことくらいだが…などど思っていると。
「おっぱいミルクごくごくしたい、っておもったでしょ」
くすくすと笑いながらシドゥリママに指摘される。…どうやらママには、子供の考えることなどお見通しらしい。
「でもどうやって、おっぱいミルクのむの?」
「ふふふ…それはねー…」
ごそごそと懐から取り出したのは
「じゃぁーん!これをつかうのです!」
我々の知っているものと少し形は違うが、まぎれもない哺乳瓶であった。それを目にした俺はしかし、一抹の不安を覚える。>>795
最後の一歩を詰める。
胸がぎりぎり触れるか触れないかの、昼に意趣返しをした時と同じ距離。
彼の顔を見上げ腕を伸ばす。指を置くのは誘った時と同じ位置。
(逃しません)
彼の腕が伸びる。左手は腰の上に、右手は背中のやや上に、添えるように置かれる。
あの時と同じく、内心でほくそ笑む。これでもう、彼は逃げられない―――
彼の顔がゆっくりと近づいてくる。応じるように首をやや寝かせる。瞼を閉じ、彼を待つ。あと数秒もないはずのこの時間が、とても長く、とても新鮮で―――
ぴと、と。唇が重なるのがわかった。同時に、膝の横を液体が伝う感触があった。
(ん)
もはや漏らしているのではないかと危惧する心は、小さな驚きにかき消された。
(舌が……)
なんと、彼の舌が自分の口内に侵入しようとしていた。
(――――――)
唇の隙間を彼の舌でつつかれ、液体は足首にまで到達している最中、自分の心に去来したものは先の求める心でもなく、後のプランでもなく、微笑ましさだった。
ついばむと言うには強引で、貪ると言うには控えめで。まるで子供が綿飴を必死に平らげようとしているかのよう。背に回された手は未だに添えるように置かれたまま。体勢的にも窮屈だろうに。胸と胸の空間は彼が自分を抱き寄せていない事を証明している。
(なんてかわいい雄(ひと)なのでしょう)
このままでいれば、何かがわかる確信がある。求める心の先が見つけられる。しかしそれは、首筋に伝う液体にかき消された。
(―――え?)
殺生院祈荒は涙していた。>>810
「…やだ」
「え、ど、どうしたの?」
「ママのおっぱいからはなれるの、やだ…」
いくら喉が渇くといえど。彼女のおっぱいから離れるなど本末転倒だ。ママのおっぱいで喉を潤せるからこそいいのであって、それ以外のものに吸い付いて飲んだとして、嬉しくも何ともない。ふとママの顔を見ると…。
「(ぱああ…)」
「ママ?」
何故か、心底嬉しそうにこちらを凝視していた。心なしか、彼女の眼にハートマークが映っているような気が…
「もぉ~~~~!!」
「わわわ…むぐっ!」
気が付くと、おっぱいに顔をうずめるように強く抱きしめられていた。
「もうっ!なんてかわいいの!ママのおっぱいがいいっていってくれるなんて!うれしすぎるよぉ…!」
「むぅ~!む~!」
流石に息苦しい。気持ちがいいのは確かだが、このままだと窒息しかねない…!ぱんぱんと軽くママの体をたたいてSOSを伝える。
「あ!ご、ごめんね!うれしすぎてつい…えへへ」
照れくさそうに笑うママ。うん、この笑顔でなんでも許してしまいそうだ。
「でもだいじょうぶ!リツカくんは、ママのおっぱいをちゅうちゅうしてるだけでいいんだよ。さ、ちゅうちゅう~ってしてみて」
促され、再びおっぱいに吸い付く。と。>>812
「んむ…」
甘い。今度は確かにミルクの味がする。それも人肌で温めたような温度の。視線を上げると、その正体に気づく。ママが、自分のおっぱいに先程の哺乳瓶から、ミルクを出して垂らしている。
「ママはまだおっぱいでないから、いまはこれでゆるしてね?」
許すも何も、むしろ感謝したいほどだ。俺におっぱいを飲ませてあげたいと、彼女が絞り出した策だったのだろう。そこまで自分のことを考えてくれたことがとても嬉しくて。
「シドゥリママ、だいすき」
気づけばそう口に出していた。それを聞いたママも、
「ありがとう!ママもリツカくんのこと、だいすきだよ」
そう返してくれた。互いが互いに「好き」というだけの、これ以上なく幸せに満ちた時間だった。>>813
「じゃあそろそろ、こっちもぴゅっぴゅしないとね」
おっぱいミルクをしばらく堪能していると、ふいにママが呟く。それとは…無論、先ほどから少しも収まりを見せないソレのことである。正直、そろそろ限界に近い。
「いまからママがおちんちんぴゅっぴゅしてあげたいけど…でも」
出た。時折みせるシドゥリママのいたずらっぽい笑顔。ひょっとして、彼女はこの笑顔が武器になると知っているのではなかろうか…?
「ママは、リツカくんのおくちからおねがいききたいなぁー。じぶんでおねがいできるかな?」
勿論断る理由など皆無だ。ママの眼をしっかりと見据えて「おねがい」する。
「シドゥリママのおててで、おちんちんぴゅっぴゅ~ってしてほしい」
そうすれば当然のごとく、彼女は嬉しそうに眼を輝かせる。
「うんうん!ちゃんとおねがいできたね~!いいこいいこ~」
「じぶんでおねがい」できた俺を、優しくなでながら誉めてくれる。あぁ…どんなに疲れていても、この一連のルーチンがあるだけで、明日から頑張れてしまいそうだ。彼女のご褒美には、それだけの力がある。
「それじゃあ、おちんちんさんぎゅってするね。えいっ」
いきり立った一物を、ママの手が優しく包み込む。それだけで、溜まったものを射精してしまいそうになる。
「がんばれがんばれ、ぴゅっぴゅっぴゅ~。がんばれがんばれ、おちんちん」
一定のリズムで、ママが一物をしごき続ける。その感触があまりにも気持ちよく、射精するのをためらってしまう。まだ。まだ、この感触に浸っていたい。
「どんどんほかほかになってるよ~。がんばれがんばれ~。おちんちんびーむで、かいぶつをやっつけるのだ~!」
言葉一つで、どんどん我慢が効かなくなってくる。優しい手つきと優しい言葉。これで射精しない方がどうかしていると思う程だ。
「もうすこしだよ~。がんばれ~ぴゅっぴゅ~。えいえいえいえいっ」
ラストスパートとばかりに、よりねっとりとしごいてくる。だめだ、もう、たえきれない…!
そして。>>816
何か、柔らかいものに包まれている…?
眼を覚ました俺が最初に気づいたのは、朝の木漏れ日でもなく小鳥の囀りでもなく。自分を包んでいるこの柔らかく優しい感触だった。
「おはようございます、リツカ」
そんな声がして顔を動かすと。優しい顔をしたシドゥリさんと目があった。
一瞬驚くも、そこから段々と昨晩の記憶を思い出す。寝付けぬ自分が彼女に甘えつくした、昨晩の出来事を。途端に顔が熱くなる。慌てて飛び起きると、
「き、昨日はごめんなさい!あんなにシドゥリさんに甘えて…」
必死で弁明を始める。体を起こした彼女はくす、と笑って
「怒ったりしていませんよ」
覚えのある台詞で、優しくつぶやいた。…いや、何を言っているのだ、俺は。自分の為に一晩中甘えさせてくれた彼女にかけるのは謝罪ではなく…。
「…昨日は、ありがとうございます、シドゥリさん。お陰様で、少し楽になれました」
「…そうですか、それなら、私も嬉しいです」
彼女の優しい言葉に安心する。昨日からずっとそうだが、彼女の言葉のひとつひとつには何かしらのヒーリング効果でも含まれているのではないか…?などと考えたところで。
「あの…シドゥリさん」
「はい?」
「その…そろそろ何か羽織ってくださると…」
「?…~~~っ!」
昨日からずっと生まれたままの姿で抱き合って寝ていたのだ。当然今も、互いに服など着ていないわけで…。現状に気が付いたシドゥリさんはみるみる真っ赤になり、そそくさといつものローブを羽織る。…昨日はあんなに積極的に見せてくれたのになぁ、などとは勿論言わない。昨日は昨日、今は今だ。と、俺も早く着替えねば…。>>817
お互いに着替え終わったものの、何とも言えない沈黙は続く。…何か、話さねば。
「そ、そういえば今日の仕事は…」
「あ、ああ、それでしたら、皆さんが起きてきたときに…その、何かあったのかと疑われると、色々と、まずいですから…」
…しまった。昨日のことを思い出してますます黙り込んでしまう。と、一つ思い出す。
「…そういえばシドゥリさん、子供をあやすと自分の癒しにもなる、っていってましたけど…その、どうでした?」
「?どう、とは」
「いやその…昨日のことで癒されてはくれたのかな、と」
不躾な質問だとは思う。けれど聞いておきたかった。自分を甘やかしてくれるどころか、自分の悩みまでぶちまけてしまった。そんな男相手で苦痛ではなかったのか。
「…ええ。じゅうぶん、癒しになりました。こう言っては失礼ですが、あなたの弱さを聞けて、嬉しかったんです。ああ、少なくとも今この時は、この人は私を頼ってくれてるんだって」
それを聞いて、また泣きそうになってしまう。自分の弱みを受け入れ認めてくれたことは、思った以上に俺の心を軽くしてくれた。…ひょっとすると昨日の寝付けなさは、自分の中に溜まった不安が溢れたため、だったのかもしれない。
ふと思い立ち、外に出てみる。空は今日も抜けるように青く、周りでは起床して仕事の準備を始める人がちらほらと見受けられる。…強い人たちだなぁ、とつくづく思う。街から一歩出れば、そこには凶悪な魔獣たちが目を光らせている。決して確実な安心はない、明日には壊されてしまうかもしれない日々の中で、それでも彼らは心から楽しそうに生きている。>>818
「強い人たち、って思っていますか?」
う。また読まれてしまった。ひょっとして、ただ単に顔に考えが出やすいだけなのか…?
「確かに彼らは強い。けれど、自分の中にある恐怖といつでも戦っている。恐怖はなくせるものではありません。むしろ、その人のために必要なことだと私は思います」
「必要なこと?」
「王から聞いたのですが、あなたと共に戦う方々は、あなたがいるからこそ存在を許されているのだと聞きます。つまりは、あなたがもし命を落とせば彼らも消えるということ、ですよね?」
こくん、と頷く。
「なら、もしあなたが死を恐れない無謀者ならどうなるのでしょう?自分の命が文字通り仲間の命に直結していると知っていながら、いたずらに危険を冒すような人物であれば?」
はっとする。そうか、そういう考え方もあるのか。「死に怯える臆病者」ではなく「決して倒されてはいけない最後の要」であると。
「あなたが身を守ろうとする思いが、結果的に他の方々の身を守ることにつながっているのだとは思いませんか?」
理屈は分かる。けれど。
「それでも、臆病なやつについてきてくれるなんて…」
「…あなたは、これまでに多くの旅をしてきたのでしょう?その過程で多くの方との出会いがあったはず。もしあなたがただ臆病なだけの人であれば、きっと彼らはここまで行動を共にしてなど、いないと思いますよ?」
「そう、でしょうか…」
「弱さ以上に、あなたに惹かれる理由があったからこそ、彼らは全力をかけてあなたと戦っているはずです。大丈夫!わたしが保証します!」
…ああ。なんで。
なんで「彼女の言葉」は、こんなにも素直に染みるのだろう。これほどまでに、彼女に絆されていたのか。彼女の自信が、あまりにも嬉しかった。
「この街の彼らもそうです。各々の弱さと向き合い、それ以上の魅力があるからこそ人と出会い、人を守り人に守られる。弱いなら弱いままでいいんです。それを受け入れるから、強くなっていけるんですよ」
気づけば、また涙を零していた。昨日ほどではないけれど、確かに頬に涙が伝っていた。>>819
「もし、また泣きたくなったら、弱さにつぶされそうになったら、その時はわたしの所にいらっしゃい。全部、受け止めてあげるから」
胸元に俺の頭を抱き寄せながら、優しい彼女は囁く。それが、たまらなく嬉しかった。
泡沫の夢にも等しいこの旅。瞬きの間に訪れる別れ。それでも、そのわずかな一瞬のこの出会いを。心から尊く、美しいものだと感じる。泣いてばかりもいられない。震える足を抑え、また戦いに赴かなければ。だから、今この一瞬だけは。
「あなたに甘えても、いいですか…」
「…ええ。いっぱい甘えていいんですよ」
そう言ってくれた彼女の瞳は、あの夜空のように美しかった。
―ラピスラズリは、優しく包む。
弱くて脆く、優しい彼を。>>821
お疲れさま!実に良かった!
シドゥリママいいね……>>821
素晴らしいかったです。シドゥリいいですね~
今度はリツカと本番まで行って欲しいです。リツカ×キアラssがああると思ったらまさかのキアラさん実装
これが本当のカケば出る教ですか?>>811
(何故……?)
自然すぎる涙だった。
感情から流れる涙ならば涙腺が暴走する予兆があるものだと思っていた。
集中してみればそこそこの涙が流れ落ちていたとわかる。どうやら自身が気づくよりも前から流れていたようだ。
背に添えられた手が離れていく。唇に重なる熱が去っていく。もう少しで得られそうだった何かが消えていく。気取られてしまった。脳裏に浮かぶのは彼の困惑の表情。
(まって)
伸ばした両腕を彼の首に絡め、去っていく熱を追う。
唇だけでなく胸も潰れるほどに押し付ける。
下腹部を彼の陰茎に押し付け腰を揺らす。
(おいていかないで)
ぐいぐいと押し返すようなせり上がる熱を下腹部に感じる。
右足だけをやや斜め後ろに移動させて半身をきり、彼の首に絡めていた右手を、自身の濡れそぼった女陰にあわせる。まるで湯船から湯を掬うかのように愛液を汲み、反り立った彼の亀頭に塗りたくる。人差指と中指でカリを挿むように掴み、親指と薬指で亀頭全体を包むように握る。しばらく指を非同期に動かして彼に刺激を理解させてから、一定のリズムでやや力を込め亀頭を揉むように擦る。にちゃにちゃと聞こえる水音と、重なった唇から漏れる彼のくぐもった声が自室に響く。
(わたしに、ふれて)
彼の腰が引く。重心が崩れた彼に追い討ちをかけるように、躰全体でしなだれかかる。後ろにあるベッドに着地できるように、やや斜め後ろに体重を預けながら彼を押し倒す。
「キア―――」
左手で彼の口をふさぐ。聞いて欲しい。知って欲しい。何かはわからないけど、これから得られる何かを。そして、叶うならば―――
涙と愛液はまだ止まらない。>>825
左手で彼の口をふさいだまま、右手で亀頭を膣口に添えて、腰をゆっくり下ろす。
「ん、ぅ―――!?」
亀頭を咥え込んだところで腰が止まる。時間にして一秒にも満たない刹那の時。
だが、祈荒は無限にも思える引き伸ばされた時の中で既に五度目の絶頂を迎えていた。
予想通り感度が尋常ではなく上がっている。今しがた味わった絶頂は並の女性なら既に気絶しているほどの官能。それもまだ、亀頭を飲み込んだ程度の話。残る陰茎を全て咥え込むまでにあと何度絶頂を味わうことになるのか。彼に伝えたい何かを得るためにいくつ絶頂を迎えればいいのか。しかし―――
「んっ……!」
祈荒は残る陰茎を飲み込み始めた。
ただ、彼に聞いてもらうために。知ってもらうために。伝えるべき何かを得るために。
「あ゛っ、あぁ、あ゛ぁぁ―――」
彼の上で泣きながら腰を振り始めてから一分半と少し。祈荒は連続する刹那の絶頂に耐えていた。
この極楽とも煉獄とも言える絶頂は一つの答えを導いていた。あとは言葉として口に出すだけなのだが、口から漏れるのは獣じみた低い喘ぎ声だけ。彼にはまだ何も伝えることができていなかった。わかっているのにわからない。頭では解らないが、口から出れば解るのだ。その言葉も喉から出る寸前だというのに。
(こんなのって、ない―――)
押し寄せる絶頂が言葉を阻んでいる。絶頂から導き出された答えが絶頂により阻まれている。
(何故―――あと少し、あと少しなのに)
腰は止められない。止めてしまえばせっかく得た答えが雲散してしまう確信がある。
殺生院祈荒は官能と絶望の淵の中で腰をのたうち喘ぎ続けていた。>>826
都合押し倒されてから一分と四十数秒。彼女は自分の男根を咥えこみ泣きながら腰を振り続けている。
体験したことのない強すぎる快楽は、官能を通り越した異次元の攻撃と思えるほど。あまりの刺激の強さに性的障害を誘発するはもはや必定。しかし、それよりも―――
(どうすればいい……!)
何故、と考える時は既に通り過ぎた。
淋しそうな瞳と悲しみを湛えた涙を自分はどう晴らせばいいのだろうか。
まるで駄々をこねるような腰の動きに、自分はどう応えればいいのだろうか。
オレが晴らしたい、オレが応えたい!オレは一体、どうすれば―――
男は度胸!なんでも―――
―――そうだよな、フェルグス!
そう、所詮自分はチェリーボーイ<世界救いし開位童貞>
賢しく飾ろうと虚飾は虚飾。今自分が出来ることは、持てる全ての誠意と好意を見せる他に何がある。二度とオナニーできなくなってもいい、二度と笑顔を向けてくれなくてもいい。今はこの、堕ちた(涙した)女神を(彼女を)受け止め(抱きしめ)なければ―――
口を抑える彼女の左手を優しく解き、渾身の腹筋運動。
反動で彼女が後ろに倒れないように、起き上がると同時に腰の横に手を伸ばし前から彼女の尻をつかむ。
「キアラさん!!」
きょとんと呆然とした彼女の表情が印象深い。
男根が完璧に抜けきらない程度に彼女を下から持ち上げて―――渾身の力をこめて、男根で彼女を串刺しにするように抱きしめた。>>827
めり、という躰の裡から響く鈍く重い音。
予想外ながらも焦がれるほどに期待していた彼の応え。
「お゛、ォ」
貫くほどの衝撃は子宮を震わせ、甘く重い痺れが全身に伝わっていく。
それは救いのようでもあり介錯のようでもあった。歓喜の断末魔をあげようとした瞬間、彼の唇がそれを阻む。既に自分の身体の制御は失われている。勝手に躰が震え、唸るように喉を鳴らす様はまるで壊れたバイヴのようだ。
(あ)
胎に熱い迸りを感じる。それはびちゃびちゃと無作為に撒き散らすようでいて、狙い澄ましたかのような圧のある勢い。あまりの熱さにそれが何かも解らず反射的に身をよじろうとしたが、それを咎めるように彼の両腕は更に力を増して離してくれない。
(これは)
理解しようと頭を働かせた瞬間、意識が急激に薄れていく代わりに、安らぎと充足感が広がっていく。
「は―――ぁ……♡」
彼の胸に頭を預ける。今のこの気持ちも伝えたかったけど、力が抜けてどうにも難しい。
どちらも言葉で伝えられなかったのは残念だけど、男根(彼)の発する精液(声)は確かな答えとなって心に飛来した。
それでいい。それならばいい。
それに、残念だと思うならもう一度すればいい。次にはちゃんと伝えられるだろう。伝えられなかったら伝わるまで何度でもすればいい。彼ならばきっと応えてくれるはず―――>>828
きよひーは激怒した。必ず、かの淫乱毒婦の女を除かなければならぬと決意した。きよひーには事情がわからぬ。きよひーは、マスターのストーカーである。おはようからおやすみまで、マスターを眺めて暮して来た。当然マスターの性臭に対しては、人一倍に敏感であった。今日未明きよひーは保管室から釈放され、閉じるを押し霊気一覧を超え、2ステップ離れた此このサーヴァント一覧にやって来た。きよひーには常識、理性も無い、貞節も無い、狂と殺のイカれたライバル共と常に一緒だ。この三人組は、同じ時をして釈放されており、近々、情報交換をすることになっていた。
「あの毒虫の胎から我が子の性臭がいたします」
「なぜ匂いがするのですか」
「注射器一つあれば誰でも出来ることでは?」
「おどろいた、静謐様は乱心なりや」
「精液の入手経路は?」
「清姫さんなら解っていただけると思っていました」
「我が子からはあの毒虫の淫臭もするのですよ!」
聞いて、きよひーは激怒した。「裏山死刑。生かしておけぬ」
「そこまでだよ」
「「「チッ」」」
「次に諍いを起こしたらゼリーに変えちゃうって言ったつもりだけどな?」
「何をおっしゃいますダヴィンチ様。私共は花のがぁるずとぉくを満喫していただけのこと」
「その通り。嘘は私の最も忌み嫌うものです。」
「ちょうどマスターの話題で盛り上がっていたところです」
「その割には随分と殺気を撒き散らしていたようだけど?」
「刃鳴り散らす談笑もありましょう」
「ふーん……そうか。では刃だけに切り口を変えてみようかな?」>>829
言ってダヴィンチちゃんは人差し指を立てる。ところで「び」と「う゛ぃ」の違いは何なのだろう。
「殺生院キアラを殺そうと企んでいる者は―――」
随分と乱暴な切り口もあったものだ。と言うか、ちゃっかり聞いていたのではないか。
しかしその質問は黙秘に徹すればならない。そうなればまたぞろ面倒な追求があるのだろう。
ここは散開し機会を伺って……
「―――藤丸立香の子を胎に宿す」
「「「えっ?」」」
「ご、ご冗談をダヴィンチ様」
「ああ、冗談だぜ。でもマヌケは見つかったようだね?」
「「「アッ!」」」 サスリサスリ
「「「シブいねぇ~。まったくオタク、シブいぜ…」」」
「確保ッ!」
「「「チッ!」」」
何たる厄日!植物のようにマスターと平穏を目指すこのきよひーが!
このような不当な弾劾許されて良いはずがない。
「この代償は高く付きますよ、殺生院キアラ……!」これにて一段落っと。
書けば出るならちょうどいい。早速残りを全ツッパだ。
お目汚し失礼しました。猛りが治まらないのでssで少し発散してみようと思います。
稚拙ですがよろしくお願いします。>>832
「ぁぁぉぅ…ぁぁぉぅ…」
「ぉぁぅ…ぉぁぅ…」
室内に響くのは声と表現するには余りにも獣じみた音。音を出す先には黒い二つの塊があった。
「ほひゅー」と呼吸する塊二つ。開口具により開かれた口からは涎が垂れ流されている。二つの胸の膨らみと丸いラインから女性である事が判別できるものの、ある部分以外は全身黒いラバーで覆われており、誰かすら分からない。
「!? あぉぅぅん…♡」
塊の一つが痙攣する。芋虫が如く這い出した瞬間、強烈な刺激が走ったからだ。
「あぉぅぅん…♡ あぉぅぅん…♡」
同時にもう一つの塊も同じように這い出した瞬間に、同じような声を出した。全身を拘束された状態での蠕動運動は当然、腹側の部分が伸びきった時に当るのだ。二つの塊は「ある部分」以外は全て覆われている。
露出しているのは開口された口と、開けられた秘所そして、屹立する有り得ないモノだ。>>833
二つの塊には胸がある。サイズに違いはあるが、どちらも女性である事に間違いは無い。しかし、屹立するモノは男性の象徴。それもかなりの大きさであり、赤黒く怒張している。
蠕動運動で前に進む度に怒張が硬質の床材と腹のラバー材に挟まれ圧迫された刺激が走る。
「ごあぉぅぅん…♡」
と涎を口から垂らしながらも前へ進む二つ。速く進めば刺激が強くなり、遅く進んでも圧迫されている時間が増していく。それでも二つの塊は何かを求めるように前へ前へと進む。
声にならない声を上げ、二つの塊は徐々に徐々に近づいていく。這った後にはまるでなめくじ
の通った後のように液体がテラテラと輝いている。
「!!!??? おおぁぁおぉあ♡」
遂に二つの塊が互いの身体に触れる。すると、互いに身を捩り身体を密着させて位置を確認する二つ。
反転し、屹立したモノを必死にある部分へ入れようともがく。そして開口された口にモノが収まる。>>834
それから暫く、卑猥な粘着音が室内に響く。ぐっぽぐっぽぐっぽとただただ出し入れする音が響く。
「んふー♡ んふー♡ んふー♡」
荒い呼吸が鼻から抜けていく。恐らく呼吸は足りていないのに、それでも怒張を出し入れするのをとめない。
しかし自由の効かない状態での口だけの奉仕には限界がある。どちらともなく全身を使って腰を振りより怒張に快感を与えようとする。喉に当る苦痛すら快感に変わってしまう異常な状態と状況。視覚情報が遮断されたことで得られる快感が増しているのか動きは激しくなる。そして動きが止まり、吐き出される精。それを受けた側も吐精の感覚で達し、放出してしまう。
「ふー…ッふー…ッ♡」
一瞬の静寂、しかし怒張は治まらない。荒い息を整える間も無く、最初に射精した方にされた方が乗りかかる。
ずるずると這いながら、ある部分を目指していく。乗りかかられた方は自らの怒張にかかる倍の体重を感じさらに堅さを増していく。
怒張を触手のようにして、目的の部分を探す塊。背中を通り、お尻の膨らみを見つけた時には一つの意思を持った
かのように怒張は喜び撥ねた。怒張を中心に位置を変える。丁度下の塊と同じ方向に乗りかかるようにして自らの怒張を近づけていく。>>835
愛液で溢れた秘所も口と同じように開口されているものの、ガイドもなしに突き入れるには難度が高い。何度も何度も失敗する度に、下側にはもどかしい感覚が襲う。怒張には自らの体重と上側の体重、
ラバーと硬質材に挟まれ上側の動きによって与えられる刺激。
「むぉぉうん♡」「ふー…ッふー…ッ♡」
両者のもどかしい呼吸音が続き、遂に上側の怒張が下側の秘所を捉える。
「お♡」ドチュッ、と音が聞えそうな程に強引に激しく突き入れられた怒張。その瞬間
「ぁぁぁ♡ぁっぁぁ♡あっぁぁぁ!!!??」
下側の挟まれた怒張が爆発する。大量の白濁が床との接地面に吐き出される。上側は腰ではなく全身を使い、芋虫の交合のように猛りをぶつけていく。
白濁で濡れた床は適度な滑りを得て、先ほどとも違った刺激を与えていく。内側から襲ってくる快感と外に求める快感で下側の動きは特殊な自慰を覚えたばかりの猿の如く速度を増していく。
外から見れば黒い下品なマネキンが芋虫のように交わっているとしか見えない。まともな言葉など発せず、獣の方が上品に見えるほどの交合するためだけの交合
既に室内には愛液と精液と汗の混じった淫臭が篭っており、まともな人間でも一歩足を踏み入れれば発情してしまいそうな程の臭さとなっている。>>836
「あぉぅぅおぁぁぉおおおおおおおお♡♡♡♡♡♡」
一際大きな声がどちらともなく、発せられた。身体は弓なりに仰け反り、痙攣しているのにまだ結合部を振り続ける。二度目の射精だというのに未だ抜かれない怒張が行為がまだまだ終わらない事を示している。
「お♡ お♡ お♡」
間を置く事なく、また全身でたたきつけられる怒張。それを受ける側も腹の下からは白濁が溢れ出している。下品だ。下品だが見ていると何故だか美しいと感じてしまう。
黒く光沢のあるラバーの上に撒き散らされた体液が照明に反射しててらてらと光る。
三度目の射精が行われた後、もぞもぞと動き出した塊は上下を逆にして同じく交合を開始する。床に広がるどちらともわからない体液が淫靡さを引き立て、ガラスで区切られたこちら側にまで淫臭が届くようだ。マシュ・キリエライトはジュンと下腹部が熱くなる感覚を覚える。ガラスの向こうではまだ交合が続いている。ふと向こう側にいるのが自分であればと想像してしまう。
「ああ…先輩、とてもとても綺麗です」
締め切られたドアには名前が二つ表示されている。室内にいる者の名前がそこに書かれている。
「先輩…次は次こそは私が、貴女のお相手をしたいです」
マシュ・キリエライトは自らのサーヴァントと交わる、自らが慕うマスターとの行為を想像するのだった。お目汚し失礼しました。
短いですがやはり難しいです。
初めてなので何か間違いがあれば申し訳ありません。>>807
そんなある日の事であった。
カルデアでの訓練も終わり、食堂では夕食の準備も出来たので小太郎はマスターを迎えにマイルームへと足を運んでいたのだが、どうも何回小太郎がドアをノックしても返事が無い。
こういう時は大抵訓練疲れで寝ていることが多いので、静かにドアを開けてマイルームへと入ると小太郎の予想通りマスターはベットに突っ伏して寝息を立てていた。
よほど疲れたのかカルデア戦闘服を着たままであり、顔には汗が浮かんでおり妙な艶やかさを出している。
「主殿、夕飯の準備が整いました。 お休み中申し訳ありませんが……」
「んっ、んん……?」
こうなったマスターは中々起きないので小太郎は仕方なくその体を揺らして起こそうとするが、マスターがその手から逃げる様に寝返りを打った瞬間小太郎の顔が強張った。
戦闘服の胸の部分だけがはだける様にして露わになっていたからである。
暑かったから無意識にそこだけ脱いだかは分からなかったが、黒いインナーの下には何もつけていなかったのだろうか胸の形がくっきりと浮かんでおり、呼吸に合わせて上下してその汗の匂いと共に花の様な香りも混ざった色香が小太郎の鼻をくすぐってく。
「あ、主殿……起きてください……」
無邪気な顔で眠るマスターとその豊満な胸とのギャップに小太郎は自分の心臓が高鳴るのを感じながらマスターを起こそうとその体をゆするが、体に合わせてその胸が揺れるだけでマスターは一向に起きようとしない。
一つ、小太郎の頭に邪な考えが浮かんだ。
「あ、主殿……? おき、ないのですか……?」
小太郎が大きく唾を飲み込むと、その手をマスターの肩から下に滑らしていき、胸まで到達すると荒くなってきた息を押さえながらゆっくりとその手を沈ませていく。
「主殿……はぁっ、起きないと……このまま……」
こんなこと、いけない事だ。 主殿が起きたらきっと嫌われる。 そう思いながらも小太郎はそのインナー越しでも分かる柔らかさと程よく跳ね返してくる弾力に手を動かすことを止められず、その胸を夢中で弄っていく。
「はぁっ……はぁっ……主殿……!」
「ん……んんっ? んぁっ……」>>840
小太郎が胸をもんでいくと、その冷たい指に体が反応したのかインナーの下から硬く突起したものが小太郎の手のひらに当たると、それが何なのか分かった小太郎は息を静めることも忘れてそこを重点的に責めていく。
「んっ……ふぁっ……はぁっ……」
指で軽く摘んだり、弾くようにして擦るとそこはインナーの上からでも分かるくらいに硬くなっていき、マスターも眠りながらも肉体が反応するのか所々困惑した声を乗せながらも足を摺合せ体を捩らせる。
__いけない事だ、こんな……こんなことは許されることではない、だが止められない……!
小太郎の興奮は収まることを知らず昂るばかりでその手の動きが大胆になってきており、ついにはその胸に顔を埋め硬くなった突起をインナーの上から口に含むまでになったが、それが決め手となったのであろうか。 それから十分程度が経過したころだった。
「んっ、あっ、んっ……ふーっ、ふーっ……」
「……?」
ふと小太郎はマスターの息が寝ている前よりも荒くなっていたことに気付いた、声を出すまいと我慢するような鼻息も聞こえてきており、体も反応が良くなっている。
それがどんなことを意味するのか気付いた小太郎は沸騰するぐらいまで熱くなっていた頭を急激に冷やしてマスターの顔へと顔を上げてみると。
「ふっ、ふーっ……ふーっ……」
「あ、主殿……起きて……」
マスターは出ようとする嬌声を必死に抑えながら、今にも泣き出しそうな目で小太郎を見つめていた。
明日早いので今日は此処までです……>>841
乙です(くそっいい所で……………)
続き待ってます。早起きがんばれ。>>838
ありがとうございます!!
開口具…とてもエロかったです……すみません。調子に乗ってもう一つ書きました。
ちょっと…かもしれませんがご勘弁ください。>>844
「な、なあマスターよ、い今ならまだゆ、許してや……っるからよ」
モードレッドは押し殺した声で自らのマスターに訴える。普通であればありえないことだ。
「どうして? とても綺麗だと思うんだけど」
問われたマスター、ぐだ子はモードレッドの言葉を意に介さない。
モードレッドの様子がおかしい。まるで何かを我慢しているような必死に抑え付けているような様子だった。
そもそもモードレッドの姿からして違和感がある。いつものラフな格好ではなく、着用しているのはメイド服と
呼ばれる服だ。丈の長いスカートとエプロンドレスの組み合わせ。マスターぐだ子とお揃いの服なのだが、
両者では醸し出される雰囲気がまるで違う。ぐだ子はどう見ても新人のメイドなのに対し、モードレッドは
中性的ともいえる顔立ちがヴェテランの雰囲気を発している。だが、ぐだ子は見下ろし、モードレッドは見上げている。
令呪を使い、モードレッドに自らと同じ姿になってもらうと命じた時は正気を疑った。
だが、この状況を作り出すためだったのかと合点がいった。
「ち、違う……お、オレが言っているのはッ…そ、そうじゃない……」>>845
ハッハッと息遣いが荒いモードレッド。見れば頬が上気し、玉のような汗をかき瞳は潤んでいる。
座り方も女性座りと呼ばれる正座を崩したような形だ。そして両手はスカートの中心を抑えている。
ぐだ子はその姿を見てさらに「ああ」と感嘆の声を漏らす。少女の顔は既にそこには無く、淫魔のような顔があった。
「ねえ、立って? 両手は離して、ね?」
ビクっと震えるモードレッド。令呪ではなくただのお願いであり、従う必要は無い。
「……ッ」
しかしモードレッドはゆっくりと立ち上がる。抑えたままの両手から力が抜け、ゆっくりと離れていく。
直立したモードレッド。クラシカルなメイド姿がとても様になる姿。女性というよりは彫刻のような美しさを讃える姿だが、その中心より下。今まで両手があった場所にはスカートを押し上げる何かがあった。
荒い息と連動するかのようにその何かはスカートの中で上下している。ぐだ子はおもむろに近寄り、そのモノをスカートの上からさらっと撫でる。
「……ッ!!??」
モードレッドが身震いし、腰を引く。だが、それを追うようにぐだ子の手は先端を中心に撫で回す。さらに硬さを増す剛直はより角度を上げスカートを押し上げていく。撫で回していた手が指が、それを掴む。筒状の形となったモノをゆっくりゆっくり優しい指使いで擦りあげている。>>846
「……ぁぁぁぁ」
か細い声。両手はぐだ子の手を抑えてはいるが、引き剥がす事はしない。気が付いてはいないが、優しすぎる指使いに
焦れているのだ。
「同じようにやってみて?」
撫でていた指が手がモードレッドの両手を掴み、その剛直を沿わされる。剛直を持つ形となったモードレッドの両手と一緒に剛直を擦りあげる。
「あぁッ……あぁッあぁッあぁッ!??!」
ぐだ子が手を離してもモードレッドの両手は止まる事はなく、だんだんとその速度を増していく。衣擦れの音に混じってピチャピチャという音が聞こえてくる。よく見ればスカートの一部、剛直の頂点にはうっすらと黒い沁みが出来ている。
さらに激しくなる手の動き、男性の自慰でもここまで激しくは無い動きを目の前のモードレッドが行っている。ぐだ子の顔は何もしていないのに蕩けている。ぐだ子の足元には僅かにだが水溜りが出来ている。
そして、数度の痙攣がモードレッドを遅い、その動きが止まった。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
ツンと臭いが漂ってくる。モードレッドの動きが激しくなった時からしていたその臭いは、動きが止まってからさらに
臭気が強くなっている。>>847
「スカート、持ち上げて?」
持ち上げられたスカートの内部は、放出された白濁で染まっていた。僅かだったスカート表面の沁みもその面積を広げており
そして、床にもその粘り気の強い塊が落ちていた。
おもむろにその塊を手に取るぐだ子。それをクリームのように舐め取り、口の中で味わう。ゆっくりと香りと楽しむように。
その姿を見て鎮まりかけていたモードレッドの剛直は再び角度を上げ、先ほどよりも大きくなっていた。
「ああ……とってもおいしい。私もイッちゃった、ね見て」
チュポンと指を離し、蕩けた顔をするぐだ子。スカートを持ち上げるとそこにはモードレッドのよりは小さいが確かに剛直があり、同じように白濁をぶちまけている。むわっと漂う性臭。その姿と臭いがモードレッドの捉えた直後、理性は弾け飛び、ぐだ子は床に押し倒される。
「ハッハッハッハッハッハッ」と既に言葉も出せないほどに発情してしまったモードレッド。剛直を擦り付けるその姿は
ただの獣だった。>>850
ふたなりメイドモーさん!最高でした
モーさんみたいな活発な子がエッチなのを我慢出来なくなるのも可愛いですね
二人の恥態をマシュが見守りながらふたなりちんちんをしごいているのも良かったです[ステージ①女体迷宮]
不意に目を覚ますと、全裸の女性たちに埋もれたいた。いくら声をかけても揺さぶっても誰も全く起きないし、自分も全裸であるいという混乱から「とにかくここを抜けだそう」と狭い部屋の中で折り重なるように倒れる女性たちの隙間からなんとか這いでようとする。
身をよじると豊満なおっぱいが胸板に弾んだ、マタハリさんだ。まずいと思ったら頭が太ももに突っ込む、荊軻さんだ。二人を除けようととして腕がマタハリさんのおっぱいの沈み、さらに足の間に顔を突っ込み荊軻さんの秘裂が目の前に近付く。
二人を除けると身体をじりじり動かしながら柔らかい女体に触れないように身体を動かすが、とっくに勃起したそれがマルタさんの腹筋を擦った。身体がビクンと震える、みやるとまるでなめくじが這ったような先走りによるテラテラ光る跡が腹筋に走っていた。同時にマルタさんの均整の取れた身体も見てしまう。顔を逸らすとキスできそうな距離にマリーのあどけない美貌の寝顔が目の前にあった。気恥ずかしくなりマリーを引き離そうとするとブーティカさんのむっちりしたおっぱいを鷲掴みにしてしまう。その感触に腰が動くとペニスが牛若丸の尻にぶつかる。まるで挿入直前にも見える光景に脊髄に快感が突き抜けるが、出口がみえてきたのもあり、そちらに集中する。
亀頭が百貌のアサ子さんの熱い唇に触れる、快感を抑えてそのまま這うと引き締まった腹筋が目に入る、
腰を引くとジャガーマンの思ったよりも大きな乳房を頭で弾む。
やっと迷宮から抜け出すと、一息ついたと共に振り返るとまだそこには女体の山があった。みんな全裸であり、乳房も秘裂も丸出しだった。射精欲求で屹立がうち震える。その場で扱きたいとすら思ったが何か嫌な予感がしてカルデアに来てから二年近く発散していない情欲を抑える。
とにかく進まないと…次の部屋には無数の映写機は回っていた。壁に無数の映像が映し出されている。
そこに映るのはボトルシップ?が置いてある和室で見知らぬ男性と性交するー――メディアさんだった。バッドエンド①[腹筋と野生]
亀頭が百貌のアサ子さんの厚い唇に沈んだ瞬間にその熱い感触に「うあっ!?」と身体を大きく動かしてしまう。
そのままジャガーマンの乳房に顔を埋めてしまう。そういえば「こうみえて90センチ台あるんだよ」と言っていたのも思い出す。
そのときは「はいはい」と流していたが……腰の奥にぐつぐつしたものが滾り始める。
「あ、ヤバいっ!?」と思って慌てて顔を離すが、その瞬間にアサ子とジャガーマンが同時に視界に入る。
深い褐色の肌の引き締まった腹筋と、野性味と谷間のある大きな乳房……その瞬間、弾けた。
反り返ったペニスからびゅびゅと白濁液が2人にぶちまけられる。
―――その瞬間、意識がブラックアウトする。
バッドエンド②[舞い踊る乳と母性の乳]
腰の奥にぐつぐつしたむずがゆい感触に「これはヤバい」と思って。慌てて出口の方に移動しようとするが
ここで痛恨のミスを犯してしまう。無数の肌色に平衡感覚を失ったのと焦りのために逆走してしまったのだ。
勃起をブーティカさんのマタハリさんの乳房に突きいれてしまう。
腰が意志に反して快楽と射精欲求に従いがくがくと動く。こうなってはもう出さずには治まらないところまで身体が来てしまった。
マタハリさんの舞踊の成果か張りのあるおっぱいと少し重力に負けてるが包み込むような母性を感じるブーティカさんのおっぱい……
我慢の糸が切れて腰を自らの意思で振って両手で乳房の感触を楽しみながら勢いのまま射精する。
その四つのおっぱいのの威容に絞られた精液は見えなかった。そのまま重ねられた乳房の間に呑まれたのだった。
―――その瞬間、意識がブラックアウトする。バッドエンド③[ブレーキの壊れた……]
動いた拍子に牛若丸の尻に突きいれそうなペニスは狙いをそれて、その膣口に亀頭が触れた。
くちゅ、という感触が股間を中心に衝撃が走りぬけた。童貞の身にはそのセックスを直前の感触は我慢できる限界を超えていた。
抵抗もできずにそのまま射精してしまう。尻にぽたぽたと垂れて行く精液を見ながら……
―――その瞬間、意識がブラックアウトする。
バッドエンド④[チン・ブレ]
キスできそうな距離にマリーの唇があり、その誘惑に耐えきれずにそのまま首を動かして唇を重ねる。柔らかい感触に興奮が昂りいきなり射精しそうになる。
「うそだろ…キスだけで?」このままだと正面の彼女の慌てて身体を引き離そうとするがなかなか上手くいかない。
しかし必死さが功を奏したのかマリーの身体が徐々に下の方にさがっていくのだが、彼女の唇が屹立に触れそうになる。あと少し身体を動かせば逃げられる……
でも……誘惑に耐えきれずに腰を小さく動かすと屹立が唇に沈む…その瞬間に精液が噴出していた。
―――その瞬間、意識がブラックアウトする
バッドエンド⑤[亀竜、聖女に鎮められる]
マルタさんの腹筋にペニスが触れた瞬間に「ああ、まずい……っ!」と先走りにぬめった感触とそのままじっくりみてしまったマルタさんの乳房。
その姿に女を感じしまったときにはもう遅かった。秒読みに射精が入り、せめてぶっかけるのだけは阻止しようとするが、
そのときにマルタさんの指に肉棒が触れた。そのまま情ないうめき声とともに指に精液をぶちままけてしまった。
―――その瞬間、意識がブラックアウトするバッドエンド⑥[零から始めるイき戻り]
振りかえると女体の山があった。二年間発散していなかった性欲を刺激する無数の裸。
やはりおっぱいを見ながら射精したかった。嫌な予感はあったが我慢しきれず肉棒を全力で扱く。
誰でフィニッシュをかけようかと思ったが、荊軻さんの全裸が眼に入った。この面子ではあまり露出が少ない彼女のレアな露出に彼女を見ながら射精することに決める。
射精する瞬間に脳裏にフェロモン全開の声が聞こえる
―――――はい、では最初からですね。
●バッドエンド・コーナー:キアラ寺院
キアラ「はい、それでは『女体迷宮』のキアラ・スタンプです!次もバッドエンドコンプ頑張ってくださいね!」
アンデルセン「おい、攻略する方法とかアドバイスとかないのか?馬鹿な選択肢を選んだマスターを叱咤するとかあるだろ?…」
キアラ「そんなものあるわけないじゃないですか…なんで仕掛け人の私が脱出のヒントを与えるんです?」
アンデルセン「いきなり真相をネタバレしたな!?その面の皮の厚さにびっくりだ…久々に会ってみれば腐った性根は全く変わらんな!」
キアラ「あら、いいますねぇ…アンデルセンも体操着とブルマ似合ってますよ?」
アンデルセン「なんで貴様は僧衣なのに俺だけ元ネタ準拠なんだ!? 描写しなければ誰も気付かなかったことを!……マスター二度とここに来るなよ!」
キアラ「待ってますよ」
アンデルセン「黙ってろ!……次の『映写室』は直接的な接触は無いが背徳感を狙ってくる部屋だ。ある意味では自分との戦いになるから気を強く持て」」
キアラ「普段、他意無く接してる相手の想い人との情事を覗き見るというのもなかなかに乙なものです……この黄金の湯船のテープを円卓に見せたいと考えた事は一回はだれでもあるでしょう?」
アンデルセン「確かに気になるな……」>>856
天才の発想だ……>>850
エロぉい!(説明不要)
情景が目に浮かんできてつらい(褒め言葉)
とても、とてもえっちぃです……最高
制御できない快感でぐだの言いなりになっちゃうモーさん可愛い……>>855
こんな男らしくて雄弁な説得力、近年久々に見たわ
そしてこのキアラは間違いなくカルデアにいるw>>841
実際に彼女が目を覚ましたのは小太郎が自分の体をゆすったその時からであった。
少しばかり困らせてやろう。 そう悪戯心を芽生えさせた彼女はそのまま狸根入りを決めこめ、彼の困っている顔を拝んでやろうと考えた。
だが実際に困ったのはマスター本人であった。 胸元を開けたまま寝ていた事を忘れていた彼女はそこから感じる冷たい手の感触に、自分の胸が小太郎から揉まれていることを知るといよいよ起きてました何て言える状況ではなくなり、彼の罪悪感と高揚感で震える掌から伝わる冷たい温もりが広がっていくと彼女もまた困惑の中に快楽と情愛が芽生え、声を抑えるのにもやっとな状態にしていた。
これが他のサーヴァントや男子だったらなりふり構わず大声を出して助けでも呼んでいたのだが、相手が小太郎だとなぜかマスターは彼に拒否感や嫌悪感を抱かず、むしろ友情が愛情に、無関心が興味に上塗りされていき彼もまた男の子なのだとその身を以て認識していた。
だた、不安がそれが他のサーヴァントも比べて魅力も劣る自分で良いのかということであり……
「あ……あの、これは……その……」
「うん……」
顔を蒼くしながらもその手を胸から離せていない小太郎は、どう申し開きをしても罵詈雑言の嵐を避けることは不可能な状況にただマスターの言葉を待つばかりで素直に謝ることもできない自分に恥まで感じていた。
「シャワーも……」
「……え?」
だが、マスターは胸を掴んでいる手を払おうとともせず、ただ赤い顔を背けながら呟くだけであった。
「シャワーも浴びていないのに……小太郎の……えっち……」
だがそれは小太郎の頭を金づちで叩かれるような衝撃を与えるには十分な言葉と表情であった。 小太郎は自分の下半身が熱くなるを感じ、その胸に添えている手に力が入っていく。
すいません、明日も早いのでこれだけです!>>860
いいのよありがとう!!!「ねえ、マシュ? これはなあに?」
マシュ・キリエライトの顔から血の気が引いていく。
「私の礼装なんだけど……ここ暫く見つからなかったんだ、だけどどうしてかマシュの部屋にあったの」
ねえ、どうして? とぐだ子はマシュに尋ねる。答えることは、できない。
そもそも、あの服は誰にも見つからない場所、自分にだけわかる場所に隠しておいたはずのものだった
なのに、何故見つかったのだろうか。マシュの思考はどうしてどうしてと迷路に迷いこんでいく。
あれは見つかってはいけないものだった。しかし、現にあの服はそこにある。毎夜自らが行ってきた
行為を白日の下に晒す服がそこに。
「凄い臭い……とっても臭い……ね、マシュ何をかけたの?」
鼻を近づけずともその臭いはわかる。少し離れた位置にいるマシュの鼻にさえ臭いは漂ってくる。臭いの元は考えずとも誰でもが一嗅ぎしただけでわかってしまう。当然ぐだ子はわかっている。わかっていて、マシュに問いかけているのだ。
「――精液です」
たっぷりと間を取り、絞り出すようにマシュは名前を告げた。精液と。>>862
毎夜毎夜マシュが行ったのは自慰行為だ。ふたなりとなって以来、毎夜猛りが抑えられない彼女は
ある時、ぐだ子が袖を通したセーラー服に心を奪われた。短いスカートがぐだ子の動きに合わせて翻り、
波打つプリーツがマシュの心を流していった。
「ああ……先輩……先輩……先輩……マスターぁぁ」
気がつけばセーラー服に袖を通し、スカートの裏地とプリーツで自らのモノを扱いている自分がいた。
それから、着たままの行為で内側から汚していったり、広げた状態で万遍なく彩ってみたりとバリーションは
多岐にわたった。その間一度も洗ってはいない。紺色の布地を自らの白濁で染め上げる快感と、乾いた白濁が
生地に沁みこんでいく情景はまるで服そのものを犯し、本来の着用者を汚す背徳感に満ち溢れマシュは毎夜
服へと猛りをぶつけていった。
「マシュの精液……とっても臭い。鼻が曲がりそうな臭いがする……だけど」
そう言うと、ぐだ子は自らの衣服に手をかける。脱ぎ終わったぐだ子の中心には自らのより遥かに大きい怒張が
その存在を主張している。そして、マシュの作品を躊躇いもなく身につけていく。
「……とっても興奮する。この臭い、まるでマシュの臭いが私を犯しているようで……興奮し過ぎておかしくなりそう」>>863
身じろぎするぐだ子。達してしまったのか恍惚の表情を浮かべながら小刻みに震えている。湧き上がる臭気に混じって
新たな臭いが漂ってきた。良く見ればぐだ子の足元には白濁と愛液が混ざり合っている。
「マシュにも、プレゼントがあるの。受け取ってくれる?」
ぐだ子は置かれていた箱をマシュに差し出す。綺麗にラッピングされた箱を丁寧に開けていき、開封した瞬間だった。
「ああ……先輩……」
ぐだ子とお揃いのセーラー服が綺麗に折りたたまれていた。新品のようにピシッと糊の効いた折り目がついたセーラー服だった。
ただマシュの鼻は嗅ぎなれた臭いを捉えていた。
「そう、私も同じ事をしてみた。マシュを思って、マシュを想像で犯して、臭いで犯すようにぐちゃぐちゃにしてみた」
ぐちゃぐちゃにした上でアイロン掛けをした、とぐだ子は言った。マシュも慌てて着替える。
着替え終わった瞬間、全身からぐだ子の臭いがマシュを襲った。そして臭いだけでマシュも達してしまった。
嗅覚を支配される感覚は脳を犯される感覚とも言えるのかもしれないとマシュは白く染まった頭で考えた。>>864
着替えました先輩……とっても臭くて、とっても良い香りです」
「マシュもの凄い臭い……とっても臭くて、とっても良い香り」
雄の臭いを纏った二人は、距離を縮めていく。そして、ゆっくりと唇が合わされていく。啄ばむような軽いキスが唇に触れている時間が長くなり、どちらともなくこじ開けた中に舌が這入っていく。呼吸も忘れ、貪るように互いの
口内を蹂躙していく二人。見れば怒張同士もスカート越しにお互いを擦りつけ合っている。沁み出した腺液が唾液のようににちゅにちゅとディープキスをしているようだった。
ちゅぽんと唇を離した二人は今度はお互いの服を交換し始めた。
「ああ……先輩、私の臭いって、とっても臭い」
自らの服を嗅ぐマシュ。
「マシュも、私の臭いって本当に臭い」
ぐだ子も同じように自分の服を嗅ぐ。
そうして今度はスカートの下から怒張を曝け出し、扱き始める二人。高まっていたのかすぐに放出をしてしまう。紺色の服に新たに足される白濁を見て、さらに二人は競うようにお互いの体へと猛りをぶつけていく。沁みこみ、透明になる前に白を足していく。お互いの理性を犯し合う二人の交尾は止まらないごめんなさい、連投失礼します。
目隠しをされた少女が犯されている。
モードレッド(フレンド)は自分をサポートとして呼んだマスターの部屋でその光景を目にした。
「――ぁ……♡ ――ぁ……♡」
僅かに開いた扉の先で腰を振る少女はあられもない姿で、こちらに正面を向ける形で犯されていた。
そういうこともあるのだろうと行為自体に否定をする気はなかった。だが、モードレッドを混乱させたのは少女とまぐわっているのが少女、しかもここのマスターであった事そして、少女が動くたびに揺れる巨根だった。
「(何なんだよ、これは)」
少女同士の行為もあることは知っている。だが、これはただのセックスだ。本来あるはずの無いものが生えた少女が二人、セックスを行っている。モードレッドの脳は疑問と僅かな恐怖で埋め尽くされていた。
「――ぁぁ……♡ ――ぁぁ……♡」
よく聞こえはしないが、荒い息遣いの中少女は何かを囁いているようだった。声は聞こえなくてもその行為の激しさは少女の上気した肌と浮かぶ汗、愉悦に緩んだ口元をみればわかる事だった。
ゴクリと唾を飲み込んでしまう。「(! 何をやってるんだオレは……こんなとこさっさと離れたら良いんだろうが)」
しかし、思いとは裏腹にその光景から目を離す事が出来ない。少女だと思っていたマスターが、腰を打ち付ける少女の首筋や鎖骨を舐め取る蠱惑的な表情がアンバランスで魅入られてしまっていた。
「――たぁぁ……♡ ――たぁぁ……♡ ――たぁぁ……♡」
少女の手が少女の剛直を捉えて、上下に優しく擦り上げる。少女は僅かに震えるも、すぐに上下運動を受け入れていく。
あぁ、あぁ、あぁ、あぁと声が扉の外にまで聞こえそうなぐらい大きくなってきた。
と同時に、マスターである少女の表情が淫らにゆがみ、打ち付ける動きを強くした。
ぐちゅぐちゅぐちゅ、とこの距離では聞こえないはずの音がモードレッドの耳に幻聴として聞こえてきた。目が音を勝手に作り出し、錯覚させている。
「(…………ッ)」
再度唾を飲み込んだ彼女は、先ほどまで考えていたことがすっかり抜け落ちてしまっていた。
鼓動が高鳴り、熱も帯びてきた。だが、ここで慰めることだけは残った理性が拒絶している。「――すたぁぁ……♡ ――すたぁぁ……♡ ――すたぁぁ!……♡」
少女の動きが一層激しくなる。剛直に這わされていた手は少女の胸に伸び、強く抑えつけるような動きに変わっている。どちらの少女も夢中で互いをむさぼりあっている。ただの獣欲の発散のはずなのに、二人の姿は美しかった。
「(……!!)」ふと目があった。マスターである少女と。初めは僅かに開いた扉に気付いただけなのかと思った。
「(……気付かれてる?!)」
しかし、淫猥に歪められた口元がそれを否定する。明らかにこちらの、さらに言えば誰が覗いているのかを少女は気付いている。気付いていないのは目隠しをされた少女だけであった。
「(もしかして、最初から……)」
激しかった動きが波が引くようにゆっくりと変わっていく。
「ますたぁ……?」
後ろのマスターへと疑問を投げかける少女を半ば無視して、マスターである少女は
「開いてますよ、入ってきたらどうですか?」
とこちらに笑顔を向けて問いかけてきた。逃げも隠れもできないなと、諦観したモードレッドは扉を開け放ち、少女達の宴の場所へと足を踏み入れる。
目隠しをした少女が驚き、怯えるような仕草をしたが、剛直は正直でより硬さを増している。
情けない姿だと、思おうとした。しかし、間近に見た少女の姿にモードレッドは鼓動が一層早まるのを感じた。
目の前であられもない姿を曝し、あまつさえグロテスクな代物を闖入者の前ですら硬くする変態少女の姿と
「マ、スターぁ……い、一体何があったんだよ? だ、誰だよ」
上り詰める寸前で止められた少女がマスターへと問いかける。その声とその言葉遣い、モードレッドは少女を知っている。
何故、目を離す事ができなかったのかと、今になって理解した。
「どうしたんですか? モードレッドさん?」
「!!!?? え、ちょ……はあぁぁぁぁあぁぁぁあん♡」
こちらの名前を告げながら、少女は少女の耳を甘噛みする。瞬間、抗議の声を上げる間もなく絶頂する少女。
マスターである少女の手によって取られた目隠しの先には髪型は違うが、よく知った、知りすぎた顔があった。何も言わずに部屋から飛び出したモードレッド。
何かを言うべきだったのかと、駆ける最中に思考しようとするも、今見た光景がその考えを塗りつぶしていく。
目隠しを取った少女の顔は一瞬、こちらの顔を見て固まった。しかしすぐに蕩けた笑顔をこちらに向けてきた。
その表情の意味するところはわからない。「お前もこうなるのだ」とも「見られた事に興奮しただけなのか」とも取れる
しかし、駆け出す直前に聞こえた「なあ///」という艶を含んだ声が耳から離れない。
ふと磨き上げられた壁に自分の表情が映った。そこに映ったモードレッドもいずれあのモードレッドと同じ顔をするのかと
恐怖とそして若干の期待が湧き上がってくるのだった。>>865
マシュとぐだ子がお互いの精液の臭いで興奮するのが伝わってくるようでめっちゃエロかったです
キスをしながらふたちんでもキスをするのも、お互いの制服にかけあうのも良かったです話を書くのにカルデア職員に名前とかキャラクターを付加してもいいだろうか?
いつまでも職員Aとかじゃ寂しいし。初めまして R18スレから来たものです
これからダビデとぐだ子のSSを投稿させていただきます
こういった場での投稿は初めてなのでおかしなところがあるかもしれませんがよろしくお願いします
※基本的にぐだ子視点なので描写が女性向け?かもしれません
あと無駄に長くなってしまったのですが今回は本番はないです>>878 その1 アビシャグするの巻
(どうしてこうなったんだろう)
マイルームのベッドの中。ぐだ子は今の状況に困惑していた。ぐだ子の傍らには若葉色の髪を持つ整った顔立ちの男が眠っている。その男の名はダビデ。古代イスラエルの王であり偉大なる英雄。なぜそのダビデがぐだ子と同じベッドで眠っているのか。時はバレンタインにまで遡る。
ぐだ子が日頃の感謝の気持ちを込めてチョコレートを渡した日。そのお礼としてダビデの顔型キャンディをもらったまではまあ、一応、よかったのだが…問題はその直後に起きた。
『とは言え、どうしても君がアビシャグしたいようなら僕は全然構わないとも』
お返しを大げさに捉えないでほしい、気楽な方が僕も気楽だからねと言った後、急にアビシャグ云々の話題になりその謎の勢いに飲まれ結局アビシャグ(添い寝)することになってしまったのだ。
(……)
最初は手を出されてしまうのではないかと内心震えながらベッドを共にしたのだがダビデの言うアビシャグとは本当の意味でのアビシャグだったようでただ同じベッドで眠るだけという健全なものだった。…まあ、男女が同じベッドで眠ることが健全かと言われれば首を捻るのだが。
(…別にいいんだけど。いいんだけど…何か複雑なような)
正直に言ってしまえばダビデからアビシャグ云々の話題を出された時、困惑はあったもののぐだ子はほんのちょっぴり喜んでいた。ダビデはぐだ子のことはマスターとしか呼ばないので美女として扱われたようで嬉しかったのだ。あくまでちょっぴり、だが。>>880
(寂しかったのかな)
アビシャグ。昔、年老いたダビデ王が服を重ね着しても寒がるようになったため裸で寄り添い温めた美女のことだ。今のダビデは若い姿であるしサーヴァントなのだから寒いから添い寝してほしいというわけではないだろう。となると…一人寝が嫌になったのかなとぐだ子は考えた。
(裸にならなくて済んだのはよかったけど……モヤモヤする)
ダビデは女好きだ。美女を見ると自分より長身の女性を除き隙あらば口説いている。アビシャグ、と呼んで。しかしぐだ子には一度もその呼び名で呼んだことはないし寝る時もおやすみと言ってぐだ子を抱き枕代わりにするだけだった。
(…なんで何もない事を不満に思ってるんだろう私。これじゃまるで手を出してもらいたいみたいじゃない)
ぐだ子は複雑な想いを抱えたまますぐ傍にあるダビデの顔を見る。髪と同じ若草色の瞳は瞼によって隠されており、唇から規則正しい呼吸音がかすかに聞こえた。
(こうして見ると綺麗な顔してるなあ)
まじまじとダビデの顔を見たことがなかったなと思いながら眺めていると何故かドキドキして落ち着かない。触れられている背中が熱くて、熱に浮かされているようだった。
(あ、あれ…?どうしよう。目を閉じても眠れない。…ムズムズする……)
この感覚には覚えがあった。たまに感じる高揚感。寂しさ。それらが入り混じってぐちゃぐちゃになった時、ぐだ子は自分をよく慰めていた。最近はあまりしていなかったからか、それとも人肌があるからだろうか。ぐだ子の体は火照り始めていた。ただ傍にダビデがいるだけだというのに子宮が疼く。吐く息が乱れ、熱い。今、この瞬間、ぐだ子は発情していた。>>881
(気持ち良くなりたい…)
いけないことだと頭では理解していながらもよく分からない焦燥感に理性が抑えられずぐだ子は寝巻のズボンの中に手を入れ下着をずらす。おそるおそる陰部に指を這わせるとそこはしっとりと濡れていた。
(…寝てる、よね…?……一回だけイくくらいなら大丈夫かな…?)
ダビデが一定のリズムで寝息を立てていることを確認してからぐだ子は音を立てないようにゆっくりと陰部の割れ目に指をあてがい陰核を刺激するように左右に動かす。が、愛液が足りないためかスムーズに指を動かすことが出来ずもどかしい。陰核だけでは刺激が足りないと判断したぐだ子は空いている左手で胸に触れ軽く揉みしだきながら胸の先端を摘む。すると少しだけ気持ちよかったがいまいち乗り切れなかった。
(いつもはもっと激しく動くからかな。でもそうしたら起きちゃうかもしれないし)
同じベッドでオナニーしていたことがバレたら…と思うと大胆な愛撫をすることが出来なかった。しかしこのまま中途半端な状態で寝ることなんて出来ない、どうしたものかと悩んでいるとふとダビデの手が視界に入った。ダビデの手は白く骨ばっていて、長い指がとても美しく見えた。まるで彫刻のようだと思ったその時、無意識に自身の手を重ねていた。
(…大きい)
自分よりも一回り大きな手。長くしなやかな指。その全てがぐだ子の胸を高鳴らせた。目の前のサーヴァントがまぎれもなく男なのだと当たり前のことを実感した。>>882
(この手に触れられたら、気持ちいいんだろうな)
グラマラスな女性が好きと言っていたから自分じゃ物足りないだろうけど、と思いながらダビデの手に自分の左手を重ねたまま止まっていた右手を動かしていく。
(あっ…本当に触られてるみたい……っ…気持ちいい…っ…)
起こさないように優しく手を握りながら陰核を摘んだり擦ったりすると先ほどよりずっと多くの快感が得られた。陰部からは愛液が溢れ出し下着を濡らしていく。湿っている程度だったそこはもはやぐしょぐしょになっている。気持ちよすぎて声が抑えきれなくなりそうになったので慌ててシーツを噛んで堪えた。
(私…ダビデの手をオカズにしてオナニーしちゃってるんだ…こんな近くで…っ)
それはとても甘美で、背徳的な行為だった。自己嫌悪と快感でおかしくなりそうになりながらぐだ子は陰核を刺激し続ける。次第に高まっていく快楽が最高潮になった時、膣がヒクヒクと収縮を繰り返した。果てたことによる満足感と脱力感でぐだ子はゆっくりと息を吐く。
(……最後までシちゃった。……まあまあすっきりしたし寝よう……)
いわゆる賢者モードになりながらも寝る前に濡らしてしまった下着を取り換えようと音を立てないようにベッドから這い出たその時だった。>>883
「どこ行くんだい?」
後ろからくいっと寝巻の裾を引っ張られ声を掛けられた。声、を…
「え…?」
自分とダビデしかいないこの部屋で声を掛けられた。それは、つまり、
「ダ、ダビデ…!?…えっと……起こしちゃった……?」
「うん」
ベッドの方を振り向くとそこには鼻歌まじりにぐだ子の寝巻の裾をいじるダビデの姿があった。起きている。寝ていたはずのダビデが起きている。その事実にぐだ子は頭が真っ白になった。
「………いつ、から…起きてたの…?」
「マスターが下着に手を入れたあたりからかな」
「!?」
何でもない事かのようにサラリと最初から起きていたよ発言をされぐだ子は声なき声を上げる。一部始終見られていたのだ。陰核を掻き回す所、胸を揉みしだく様、ダビデの手を握りながら感じているところも全部―――。>>884
「僕も王でありサーヴァントだからね。寝所で何か動きが合ったら起きるよ。まさかオナニーし始めるとは思わなかったけど」
「あ、ああ、ああああああ………ちがっ…、ちがうのっ!!」
何が違うんだろうと自分でも思いながらぐだ子は涙目になりながら頭をブンブンと横に振る。恥ずかしい。恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい。恥ずかしすぎて脳みそが沸騰してしまいそうだ。ポロポロと零れ始めた涙を右手で拭おうとするが愛液でべったりと汚れていたことに気付き、慌てて隠そうとするもののその前にダビデに手首を掴まれ阻止されてしまう。はなして、とぐだ子は力なく呟くが何を思ったかダビデは愛液まみれの右手を口に含んだ。
「…うん。いやらしい味だ」
「ぎゃー!!」
「ははっ、いい反応だなぁ」
ぐだ子の色気のない悲鳴を面白がりながらダビデはまるでご馳走を平らげようとする犬のようにペロペロと指を舐め始める。
「ななななんでなめてるの…!?」
「ん?だってもったいないだろう?」
「…っ…もったいなくないからっ!」
舌が人差し指と中指を這い回り体が震える。わざとらしくぴちゃぴちゃと音を立てられ指や耳を愛撫されているようだった。
(指舐められてるだけなのになんで…私感じちゃってるの)
執拗に指先や関節、指の股を舐められて治まっていたはずの愛液がまた溢れ出す。もう指についていた愛液はダビデの唾液によって上書きされてしまっていた。>>885
「んっ…」
「…気持ちよさそうだね。知らなかったよ。僕のマスターはこんなにいやらしい子だったんだね」
「…っ…!!」
自身のサーヴァントに自分の淫靡さと指摘されぐだ子は否定することも出来ず頬を赤らめながら項垂れる。
「こういうこと、よくするのかい?」
「…たまに。……週に一回するかどうか…。……その、ごめん」
「なんで謝るんだい?」
「だって嫌でしょ?自分の隣でオナニーしてる子とか」
「え?興奮するけど?」
「え」
「添い寝してくれてる女の子が自分の手を握って乱れてるなんて最高じゃないか。しかも起こさないようにシーツ噛んで頑張って声抑えようとしてるんだよ?むしろイイもの見させてもらったお礼がしたいくらいだ」
「ぎゃー!言わないでっ!思い出させないでよー!!」
詳細に自分の痴態を楽しそうに話すダビデにぐだ子は手を振り払い枕で顔覆うとくすくすと笑い声が聞こえてきた。その声に無性に腹が立ち、八つ当たりのように抱えていた枕をダビデに向かって投げるがまるで予想していたかのように軽やかに避けられてしまう。>>879
カルデア職員も魔術師。ならばルーン使いの女性スタッフが術兄貴とのピロートークでルーンを学ぶこともあり得るかなと思いました。>>860
「あっ……ん……」
「主、殿……」
容認も拒絶もしないままマスターはただこれから自分が受けるであろう獣欲の数々に不安と一抹の期待を目に映しながら小太郎を見つめているだけで、小太郎はそれが自分の主の情けなのか望みなのか分からないままに彼女を自分の本能が求めるがままに彼女を貪らんとしていく。
顔を赤くしながら目を潤ませているマスターは今にもその花を開かせようとしている蕾のように艶やかで、美しい。
その蕾を無理矢理花開かせるようにその戦闘服を脱がせていくと火照って赤くなっている肌が汗の匂いと共に姿を現し、小太郎はその腹部に顔を近づけると舌を伸ばしてその汗もろとも肌をきれいにする様に舐め取っていく。
「あっ、やっ……汗かいているのに……汚いって……」
「ぴちゃっ……れろっ……汚くありません、主殿のものならばどんなものだって……れろっ……」
「ばかぁ……へんたい……えっち……」
「なんとでも」
マスターの可愛らしい暴言を浴びながら、小太郎は犬が番いの毛づくろいをするように丹念にその腹部を舐めていくと、その舌をそのまま下腹部へと持っていき鼠蹊部に近づくとそのスパッツの上から秘所の周りをゆっくりと舐めて快感を与えていく。
本当に子犬に舐められているような錯覚を受けていたマスターはその子イヌがいきなり狼に変わった事に色のついた声を上げるも、それでも小太郎を拒否しようとはせず、ただ喉から上がってくる声を手を抑えて我慢するだけあった。夜半過ぎ、ナイチンゲールは自己を肯定する言葉を呟きながら、ぐだ子を見下ろしていた。
あどけない少女の寝顔。きめ細やかな肌は吸い付き、閉じられた唇はお菓子のように柔らかく、触れた指先から幸福が伝わるようだった。
ぐだ子が起きる気配は無い。鼻や顎のラインを撫で、耳の形をなぞってもぐだ子は起きない。
「(やはり、これは良く効く……)」
既に空になった睡眠薬のアンプル剤をポケットの上から軽く撫でる。まるで、空である事を確認するかのように。今起きられては不都合である事を隠すかのように。
触れていた手が名残推しそうに離れる。ナイチンゲールは「診察」を行いに来たのだと忘れそうになっていた目的を思い出す。
掛けられたシーツをゆっくりとはがして行く。愛らしいパジャマを着た体が現れる。
「そうです。そうなのです。診察をするにはまずパジャマを脱がなくては……」
プツプツとボタンを外していくと、その中から白い肌が現れる。小ぶりな胸がと程よく締まったお腹を触り、異常が無い事を確認していく。
「……下も脱がないと、診察するべき箇所は上だけではないですから……」>>890
スルスルと肌の上をズボンが滑っていく。こちらも程よく締まった太ももがしっとりした感触を手に伝えてくる。ベッドの隙間に手を差し込むと柔らかな感触が手全体を優しく押し返す。体温で温まった弾力が手に幸せを伝えてくる。
「……ぅん」
身じろぎをするぐだ子。そして、ナイチンゲールはぐだ子に「治療」が必要な箇所を発見する。
「ああ、ああ、ああ、やはりあなたには……治療が必要なのですね」
肌を撫でる感触が伝わったのか、先ほどまでへたりと萎えていたソレがゆっくりと立ち上がっていた。
「ああ、何という臭気……不潔です。清潔にしなくてはなりません」
カルデアに来て知ったウエットティッシュでソレを拭っていくナイチンゲール。丹念に丹念に、頭から竿から裏まで拭っていく。
しかし、その感触がさらにソレを硬くし、腺液を分泌させていく。拭いても拭いてもその液体はとめどなく溢れていき、遂には屹立してしまっていた。
「はぷ……はむ……れろ」
いつしかナイチンゲールは自らの口で流れでる液体を拭い始めた。>>891
「むぷ……くぷ……るろ……」
屹立しきったソレを見た瞬間、ナイチンゲール口に含み必死に「消毒」を行い始めたのだった。
睡眠薬で眠っていても快感は感じるようで、ぐだ子の顔は上気し汗をかき始めている。口からはふっふっと寝息にしては艶のある空気が漏れている。
「ぷむ……ぷむ……ぐぷ……ぢゅぽ」
次第に強くなる作業。とめどなく溢れる液体で口内が満たされていく。吐き出すことなく丁寧に丁寧に自らの中に「取り除いて」いくナイチンゲール。
何度目かの抽送、口内に膨らむ感覚があった。
「――……んんん」
ピクンと足指を引き攣らせて、ぐだ子は射精した。上気した顔が少し蕩けた表情に変わっている。
その寝顔を見ながらナイチンゲールは口内に満たされた白濁をゆっくりと嚥下していく。
満足げに、飲み干した後絡みつく精液のせいで止めていた呼吸をするために口を開けると開け放たれた口内からは愛しい精臭がした。>>892
……ああ、まだあなたは完治しないのですか……」
既にナイチンゲールの思考は溶けている。曲がりなりにも診察行為や治療行為と自己肯定していた行為を自ら否定し、スカートを押し上げている自らのソレを眠ったままのマスターを見ながら扱きあげている。
「ああ、もう注射をするしか……あなたを救う方法は……ないのですか」
自己完結。既に彼女のソレはぐだ子の秘所へとあてがわれている。濡れそぼったそこへと
彼女が言う注射が行われた。
「―――……ぁぅんん」
ぢゅぶぢゅぶぢゅっぶと突き入れられる彼女の注射器は一突きごとに卑猥な音を立てている。スカート内で射精していた事で潤滑剤代わりになっている自らの精液とぐだ子の愛液が奏でる淫らな音と、どんな夢を見ているのだろう、上気した寝顔のぐだ子を身ながら腰を振る天使はゆっくりとただ確実に果てへと近づいている。>>889
子イヌから狼になっちゃう小太郎くん最高です
受け身なぐだ子も可愛いです
汗をかいたままのぐだ子を丹念に舐める描写が上手い!>>855
エロいし面白かった。好き。>>895
夜の治療ふたなりエッチ良いですね!
強い女性が肉欲に逆らえない姿にはそそられるものがあります
言葉にならない嬌声をあげながる婦長エロい……懲りずにまたふたなりです。
一応(?)食○ーですのでご注意ください。>>901
違和感に気付いたのは口に入れて少し経ってからの事だった。
先ほど、マシュ・キリエライトから手渡された飴玉は舐め始めこそ独特の味と匂いがしたものの
砂糖だけで丁寧に作ってあるのか甘すぎない良い塩梅の美味さだった。
ただ、コロコロと転がしているとふいに、味に既知を覚えたのだ。自分はこの味を知っている、確かに
どこかで味わった事があると。だが、いつどこでこの味を知ったのかが判別しない。英霊となる前なのか
それともここに来てからなのかがよく判らない。
「あー……まあ良いか、どうせくだらないことだろうから」
目を閉じ、味覚に集中する事で記憶を辿ろうとするモードレッドだったが、次第にその作業に飽きて
飴玉に力を込めて噛み潰してしまった。すると中に込められていたのか、とろっとした液体が溢れてきた。
味覚と嗅覚がそれぞれを捉えた瞬間、モードレッドははっきりと飴玉の味の正体と、いつどこで味わったのか
を理解した。念のためにもう一つ入っていた飴玉を口に入れる。今度は「そうだと」思いながら味わったからか
噛み砕かずともその味をしっかりと捉える事ができた。
モードレッドはおもむろに立ち上がると、そのままの足でマシュの部屋と向った。>>902
「感想はいかがでしたか、モードレッドさん」
開口一番、マシュはモードレッドにそう言い放った。まるで、彼女が自分を訪れる事が分かっていたかのように。
「あれは手作りなのか? 何てもんを作りやがったんだよ。あんなのは飴玉でもな――」
抗議の声を上げるモードレッドを遮り、マシュは小箱をモードレッドの前に差し出す。まるでこれを見れば
全てが理解できるのだと言わんばかりに。
箱を開ける。インテリアとしては愛らしい部類に入る小物入れの中には外観からは想像も出来ない程醜悪で淫猥な物が収められいた。
「やっぱりか……でこいつは一体誰のモノなんだ?」
掴み、マシュの目の前で揺らして見せる。中身の詰まったソレが揺れるたびに指には重さが伝わる。
桃色の避妊具の中で白濁が揺れる。恐ろしく詰まった精液は避妊具越しでもその存在感を失わず
むしろ、避妊具の中にいる事でより卑猥さを増している。
「先輩ですよ、だからこそモードレッドさんも分かったのではないですか?」>>903
飴玉の中につめられていた液体が舌に触れた瞬間、モードレッドには初めて口内へと放出された際の
光景がフラッシュバックしたのだった。自らの口から出入りする怒張と、口内を犯される感覚そして
放出される精液が嗅覚と体の内部を蹂躙する最初の情景が飴玉一つで呼び起こされたのだった。
「この避妊具は昨夜先輩の部屋から拝借してきたものです。新鮮といえるのかどうかはわかりませんが
おおむね鮮度は良いほうです」
モードレッドの指から取り戻した避妊具をあろうことか咥えたマシュは先端を齧り、瞬く間に中身を
吸い取っていく。ぢゅると音を立てて吸い込まれていく中身と段々と萎んでいく避妊具。
名残惜しそうに十数秒かけて吸い出した避妊具から口を離したマシュは
「やはり、先輩の味は格別です。ふふ、お預けされた子犬のような顔をしないで下さい」
モードレッドがその言葉を否定する前に、まだありますから、とマシュは飴玉の袋を差し出す。
「原料は今ので在庫切れですが、製作したものならまだあと数個ありますから心配しないで下さい」>>904
マシュが言葉を発するたびに先ほどの精液の臭いがモードレッドの鼻を襲う。
無意識にモードレッドの手は飴玉を掴み口内へと投入し、その都度噛み砕いていく。
既に残っていたはずの飴玉はすべてモードレッドの口内に消えていた。鼻息荒く必死に口内の微量の精液を
味わうモードレッドが呼吸をする度に、マシュにも同じように精液の臭いが届いていた。
カタカタカタ――小刻みに揺れる机の下ではタイトスカートを押し上げる怒張を互いの足でまさぐる
光景が広がっていた。
「ぅああああ♡」
「ぉうううう♡」
ビクビクと弓反りになって二人は何度目かの絶頂を迎える。ややきつめに抑えられているスカートの表面に浮き出た怒張は手とは違うぎこちない足の動きと、合図もなく互いが始めた事への羞恥心が二人の興奮度をさらに上げていく。>>906
自らの放出した精液を指で掬い、いやらしく舐め取るマシュ。その光景を見たモードレッドはそのプレゼントを
理解する。そして、あの飴玉はその試験なのだと思い至る。モードレッドも自らの精液を舐め取る。
この精液をマスターに味わってもらえるのだと、形を変えた自らの精液がマスターの口内で混ざり、マスターの
栄養となり、マスターの体を構成する。つまりは細胞を犯すことが出来るということ。その考えに至り、モードレッドは
想像だけで達してしまう。
「ああ、いいぜ♡ 最高の一品を作ってやろうぜ♡」
「ええ♡」
カルデア内の食堂が一時閉鎖に陥るのは別の話。
しかし、それより後カルデア内では女性を中心んい謎の飴玉が出回るようになったのだった。>>908
食ザーでかけるのではなく飴玉の中に入れるとは!発想が天才的すぎます!>>908
マシュは既に完堕ちしてるのね……いい……
二人ともふたなりであることに誇りを持ってるかのような振る舞い素敵ですわー
さも当然のようにお互い愛撫し合うんだもん
こんなのたまりませんよー ハアハアモーさんふたなりだと可愛くなるのって何でだろ
R18スレでスカサハ師匠の羞恥顔お漏らしコラ上げた人です。
コラ参考に作った新作SS投下します。今回は前半のみです。
後半はもっとすごいことに…?
スカトロ・お漏らし描写有。画像URL付きでお届けします。では、どうぞ。通常、サーヴァントは食事行為及び排泄行為を必要としない。
しかし、例外も存在する。それは、まだ死亡してはおらず、霊体化を不可能とする者。影の女王スカサハもまた、その一人であった…。
スカサハ(む…少し飲み過ぎて催してしまったか。トイレに行かなくては…)
トイレを探すスカサハであったが…。
「女子トイレ清掃中 隣の棟のをお使いください」
スカサハ「くっこんな時に…結構距離があるな…まだ我慢出来そうだが少し早歩きで行くか…」
交差点に差し掛かる。
立香「あっ、スカサハ師匠!丁度良かった!突然で悪いですが種火周回手伝って下さい!」
スカサハ「悪いが今立て込んでおるのだ…」
立香「実は他の槍たちが皆KATASH島の農作物を荒らす魔猪退治に出払ってて…スカサハ師匠しかいないんです…」
スカサハ「それならば仕方あるまい、付き合ってやろう(く…トイレ行きたい…早く終わればよいが…)」
ttp://p2.ms/9140j>>913
種火周回10周目
女性は男性より尿道が短く、尿意を長く我慢することは困難を極める。それはスカサハとて例外ではなかった。
スカサハ(うう…尿意が強まってきた…立香め、金の果実を惜しげもなく食いおって…トイレ行きたい…おしっこしたい…!ああっ!)(ブルッ
ttp://p2.ms/5134s
↑チョロ…
スカサハ(く…少しちびってしまったか…?だがこの程度なら迷彩と臭い消しのルーンで何とか誤魔化せられる…ああ我慢せねば…トイレ行きたいおしっこしたい…漏れそうだ…!ああ…!)
種火周回20周目
スカサハ(もう…限界近いか…おしっこ…おしっこぉ…!)
立香「ふぅ…一旦休憩するか」
スカサハ「…立香よ、私は…何か食べられるものを…探してくる…すぐ…戻る…」(ダッシュ!)
立香「あっ待…行っちゃった…。一人にさせておくのは心配だな…。マシュ、無敵かけられる?」
マシュ「はい、できます」
全身タイツを着たスカサハは排泄の際、全裸になるかタイツの下半身を破って用を足す。スカサハのタイツも魔力で編んだ物なので即座に着脱、修繕が可能である。
スカサハ「この辺りでするか…」
タイツの下半身を破ろうとするが…>>914
スカサハ「ぬ…破れぬ…これは、無敵のバフか…!立香め、余計なことを…ああっ!」(ブルルッ!
尿意に耐え切れず、座り込んでしまい、スカサハの膀胱は決壊する。
スカサハ「ああああ…出る…止まらぬ…ああ…」(解放感と羞恥に赤面)
ttp://p2.ms/330a2 ttp://p2.ms/rqjn7
↑ ↑
チョロ…ジョロロォ… ジョロ…ジョボジョボボボボボ…
立香「スカサハ師匠、心配だな…少し様子見てくる!皆は待機してて!」
スカサハの走って行った方向に駆ける立香。すると…
スカサハ「うう…ぐす…」
立香「茂みの中からすすり泣く声…?」
スカサハ「来るな…見るな…来ないでくれ…!」
茂みに入ると、そこには羞恥涙目で、股間の間に黄色い小水溜まりを作ったスカサハの姿が…
↓
ttp://p2.ms/o6p13
立香「師匠…その…」スカサハ「あああ…立香…」「やっぱり凄く上手いよね。武蔵ちゃんが芸術家としても有名なのは納得だね」
蒼氷色(アイス・ブルー)の瞳を輝かせて藤丸立香は、絵を描く武蔵の背後から覗き込む。
「ふっふふ。ありがとう。本阿弥光悦のおじ様も褒めてくれた腕前、伊達じゃないでしょう?」
自信満々に満ちた笑う美女。秋の日の光よりも清麗である彼女が意外なことに、二天一流の大剣豪として名高い宮本武蔵である。
侍というよりもくノ一のような服装。籠手をつけ刀を四本差しているが、今は横に置いている。胸元が大きくはだけ、美しい腿も露わで露出度が高めの派手で艶やかな和服。本人は派手な衣装に負けない華麗で、眩しいばかりの美貌を持つ。溶かしたプラチナを浸したかのような銀髪、くびれた胴に乳房と腰の張った息をのむほどの素晴らしい肢体で、たおやかな佳人のようで女豹のような精気を放つ女だ。
最近の新免武蔵守藤原玄信こと宮本武蔵はマスター藤丸立香との関係に思い悩んでいた。
立香に絆され、彼との甘い時間を欲しながらも先への展望の恐れ、彼から逃れようと思ったりもする。
キスは既に両手の指も足りないほどにしている。しかし、そこらか先が怖い。その心情を汲んだ立香は敢えて彼女の内心を気づかぬふりをしている。
悶々としつつ、彼の元にいる時間を増やそうとしてマイルームに入り浸るが、恋人同士のような睦言を言うようなこともなく、持ち込んだ画材を使い、黙々と書画を作る芸術活動に専念していた。
今も立香のそばで書画の製作に取り組んでいる。このようにして彼女の煩悩の副産物的な成果が増えつつある。
「宮本武蔵が芸術でも優れていたのは知っていたけど、こうやってしっかり見ると、武蔵ちゃんの作風は好きだよ」
「……今度は焼き物も作ってあげるわ。陶芸も得意なのよ」
武蔵は間近にある立香の横顔に魅入られていたのを気づき、慌てて目をそらす。
精悍な光芒が燦と放って、それにもかかわらず頬の線は少年の純潔で、初々しい。一言で言えば青春美だ。その少年美は武蔵の好みなのだ。
武蔵は煩悩断つべしと禁欲を課そうとしているが、それができず葛藤しているのだ。ついさっきのようにすぐに心奪われ蕩けてしまう。>>917
武蔵と同じく立香と親しいスカサハは、「キスがセックスの代償行為になっている以上、『禁欲』は破られているぞ」と笑い飛ばしていた。武蔵は反論できなかった。
立香のキスは激しい。触れる手は優しい。それが忘れがたい快感になっている。
「……まだ滝で頭を冷やすのが足りないみたいだね」
片眉を吊り上げた立香が、武蔵の内心を見透かしたように言う。前に照れ隠しに咄嗟に言った「滝で頭を冷やす」という発言を皮肉られたのだ。
「な、なんのことかしら!? オ、オホホホホ……」
怪しい。そもそも武蔵は「オホホホ」などと笑わない。立香がじっと黙って見つめると観念したように言う。
「だぁって~、男女の道には経験値零なんだもん~! 分かんないんだって! なんというか、こう恋の兵法、徐かなること林の如くというか、動かざること山の如しと言いますか!?」
両手を上げたと思えばそのまま倒れ込んむ。駄々っ子のような態度だ。
「……なんでいきなり風林火山が出てくるのさ。相当テンパってるな。僕が不識庵謙信になればいいのか?」
おさまりの悪い黒髪を掻きながら立香は嘆息する。
「しっかし、僕も相当攻めあぐねているんだけどね。手強いねぇ、新免武蔵」
「手強いって何!?」
反駁してから武蔵は肩を縮めた。
「マスターは……やっぱり、そういうこと……」
「したいに決まってんだろ。こっちは若い男だぞ。しかもキスならいくらでもしたいくせにその先は恐いからイヤ、とか何の生殺しさ」>>918
正直、どこまで手を出していいのか、立香には分からなかった。
お膳立てされたような機会なら何度かあった。普通の女ならそのまま最後までいくような流れだった。
軽く肩を押すと驚くほど呆気なくベッドに倒れて、何が起こったのか分からない顔をして怯えた。
(あんな顔されたら手なんか出せるもんじゃないぞ)
そこで手を引く辺りが優しいのか弱気なのか、立香は自身では判断に迷うとこだ。逃げられるのが一番怖いのだ。
(いい声で鳴くだけ鳴いて、どこまで我慢させる気だ)
竦むのはOKのサインだ。だから遠慮はしない。だが怯えられるのはきつい。
目の前で少女のように恥じらう武蔵が愛おしく感じる。
落ち着かせたいと思い、立香が片手を挙げた。武蔵の頭を撫でようと―――しかし、途中で止める。
「止めないで!」
武蔵は咄嗟に叫んだ。
スカサハやアルトリアが自分よりも立香と親しくすることへの悔しさ、嫉妬が恋への弱気を一時的に打ち勝った。
「触ってちょうだい! 私、マスターに触られたいの!」
俯いて一息に主張すると、立香が半分笑ったような声で「お前なぁ」と呟いた。
それから、―――武蔵の思考が一瞬で一万光年彼方へ飛んでいく。
抱き締められた、という理解は手放されてからやってきた。真っ赤になった武蔵に立香は囁く。
「うっかりそんな宣言してこの先ただで済むと思うなよ」
意味が分からないほど子供ではない。>>919
「お、応うとも! んむ!?」
立香は武蔵の唇を吸いたてる。それこそ、疾きこと風の如く、侵掠すること火の如く。煌びやかな着物越しに抱いた。しなやかな身体が逃げぬようにきつく縛めて、ついばむように繰り返し唇を食んだ。
「マ、ッスゥ、タァッ、んっ……ちぅ、うぢゅぅ……」
もしも誰かが廊下にでも立たれていたら―――そんな風に気を揉んでいるのだろう。唇を重ねている間中、武蔵の瞳は扉のほうを向いていた。
「―――風林火山が、武蔵流の恋愛兵法なんだろう?」
だから自分もそれに従うのさと呟く。唇の火照りがジンと立香の身に染みる。立香は彼女を抱えて、ベッドへ移動する。
「んむぅっ、んーっ……ん、ふぁ……ん……」
武蔵の晴れ渡る冬空や淡く凍てついた湖にも似た色の瞳は、霞がかかったように法悦の光を宿す。
「ふぅ、ぁっ! こ、こらぁっ。そんな、まさぐるよう、にっ、いぃぃっ」
華麗な着物の上から、そろりと武蔵のへそ回りを撫でる。それから汗で濡れているせいでぴったりと肌に張り付いている、ちょうど乳首のあるあたりを、指で上に渦を描き続けている。
「ひぁ! あっあぁっ! や、ぁっ、だ、めぇ……!」
まるで一つの楽器であるかのように、リズミカルに甘い声が上がる。そんな武蔵の肩が弾み、息が乱れてトロリと瞳がふやけ始めるまでに、さほどの時間は要らなかった。
「……ああ、やっぱり、もっと触ってもらいたい……んむぅっ」
「ちゅ……ぬけぬけと言いやがって。もうブレーキをかけて貰えると思うなよ」
重ねた唇からちゅぽんと抜け落ちる、武蔵のヌラヌラ濡れ光る舌との間で、透明な唾液が幾筋も糸を引く。唾液の糸は垂れ下がっては途切れ、滴り落ちて、ベッドシーツの上に秘め事の証拠を無数に刻む。
目に留めたその光景があまりに淫靡で、一気に脳天までもが火照りに覆われて。気付けばカルデア礼装のズボンを下着ごと下ろし、少年は己が手で膨張した肉棒を取り出していた。
「も、もうこんなに……してしまったの? こんなに熱く、は、ぁ……脈打って、っ」
見せつけるように眼前で扱き立てると、ぼぉっとした様子の武蔵の手が、おそらくは無意識のうちににじり寄ってくる。
(武蔵が、僕を欲しがって、くれてる……)>>920
「あ、の……って、きゃああっ!」
彼女の意思を確かめられて心弾む。武蔵が重心を傾けた隙に乗じて、火照る肌を乳肌に預け、そのまま一緒にベッドの上へと倒れ込んだ。
「今の声……すごく、可愛かった」
「な、にをっ。お世辞なんていらいなっ……ふ、ぁぁっ!?」
照れて背けた顔も愛おしく、ちょうど目の前に来た武蔵の左頬にまた、軽めに唇を押し当てる。彼女の身体からふらっと力が抜けた。その瞬間を見計らい、素早く着物の股下へと右手を差し入れた。
「……濡れてる」
「~~っ! だ、からそういうことを言わないでっ、っふ、ぁっ! も、もむのもだめぇ!」
触れた指先に、じわりと染み出した蜜の熱が伝わってくる。濡れたふんどし越しに、乙女の股肉は小刻みな震えでもって訴えかけていた。
慌てて閉じた太ももで立香の手を締め出そうと試みる、そのむっつりとした肉感が、たまらなく牡の肉欲を刺激する。
「ふんどし……解いちゃうね?」
じかに、肉の悦びにまみれて濡れた彼女の股間に触れたい。今はわざと感情に身を任せてしまうことに決めて、立香はミニスカートのように短い着物の裾へと左手をかけ、チラリと覗いたふんどしを掴んで、解く。
「待っ……あ、あぁぁっ……!」
制止の間もなく着物を剥かれた、羞恥に悶える乙女がいっそう内腿をもじつかせて少年の手を締めつけた。>>921
帯を解き、肩先をさする手つきそのままに、自然と着物をずり落してしまう。手にしたふんどしの布地にじっとりとした汁気が染みついていて、同時にあたりにぱぁっと散った甘く濃密な香りに、一瞬で陶酔させられた。鼻息荒く、臭いの元を求め彷徨った末に視線が行き着いた。その先で―――ようやく直接目にすることができた女の股間は、一面べっとりと濡れ光り、淫靡な印象で牡の高揚を煽り立ててくれる。
羞恥に震える武蔵の声に遮られてしまう。
とうとう目を閉じ、両手で火照る顔を覆ってしまう武蔵は、いつも凛々しい分よけいに愛らしさが倍増して見えた。
「……っ。触る、よ?」
「まっ待って、ふっ、ぁ! ひぁっあァァ!」
誘われるがままに指先で触れ、引き締まった腹部から弾力に富んだ恥丘まで順に撫でて、感触の違いを愉しんでみる。物欲しげに震え続ける左右の肉ヒダをつまんで貼りついた銀糸の茂みごと割り拡げ。
「はぁっ、はーっ……武蔵ちゃん……!」
充血し物欲しげにうねる肉の穴。目につく限りの奥までが牡を誘うように蠕動しているのを目に留めて、抑えきれない劣情が少年の胸奥を焦がし、渦を巻く。いつの間にか、立香の剥き出しの肉棒は下腹につくほど反り返っていた。
「も、もう見ないでよぉ、ッ、あぁ……~~っ」
視線を感じるのか、覗く肉穴の一面、奥の奥から粘り気の強い蜜汁が溢れ出してきた。
(武蔵も、昂奮しているんだ……!)
まるでポンプのように、ヒクつく肉ヒダに押され止め処なく染み出す蜜汁。汗すら弾く若々しい腿肉をしとどに濡れ輝かせる淫液の艶めかしさに目を奪われ、またいっそう肉棒をたぎらせて。
気づけば組み敷いた武蔵の股間と、自らの膨れ上がった肉の先端とを馴染ませるようにk擦り合わせていた。
「んぅっ!? ま、ますたぁっ。本当に、待っ……今は、今、はぁっあっあぁぁ……っ!」
悦びを伝えるように、淫唇が亀頭に絡みついてくる。
「あぁっ……それ、いいよっ……」
今は―――快感を覚えて過敏になっている陰部に触れてくれないでと懇願する武蔵の、晴れ渡る冬空や淡く凍てついた湖にも似た色の瞳はまるで正反対の意思を汲み取れとばかりに潤み、上目遣いに見つめてくる。>>922
くすぐったさともどかしい快感とを混じらせた刺激に溺れ、繰り返し、繰り返し腰を振る。前後する肉の幹に、瞬く間に武蔵の蜜液が染みついていく。
「ひぁっあぁぁ! はひっ、うぁ、あッ……~~~!」
「武蔵ちゃん、気持ちいいなら素直に……言ってっ!」
言葉を噛んで含めて言い聞かせるのと同じ心持ちで、少しずつ、焦らしも兼ねて肉棒と肉ヒダを擦り合わせ、馴染ませていった。
「ふ、ぅっ……っぁ! あっあぁ! も、もぉ……焦らさなっ……でっ、ぇぇっ!」
亀頭から伝わる期待に満ちた鼓動を感じ取ったからだろうか。武蔵の尻もしきりに積極的に前後に揺らめいて、巧みに少年の肉先を刺激してくる。
トロリと潤んて視線を逸らすことなく見つめてくる白藍色の瞳からは、生殖器同士の摩擦を積極的に愉しんでいるような印象すら受けた。
「ぅ、はっ、あぁぁ……武っ……~~!」
ぬちゅりと染み出た蜜液が潤滑油となり、ヒクつく陰唇に食まれるが如く、徐々に、肉の先端がぬかるみに沈み込んでいく。
「ひぁっ! あっ、ひ……んぅぅ……~~っ!」
武蔵の身体が挿入に応じてベッドの上方へ無意識に逃れようとするのを、がっちり両手で腰を掴み阻止する。そうしていっそう深い結合を求め、立香はぐっと腰を突き出していった。
(入、る……っ!)
少年が、狭く熱い肉の輪をくぐったのを、染み出した蜜と締めつけてくる肉粘膜の熱気によって実感させられたのと、ほぼ同時。
「うぁっあぁぁぁ~っ! 入って、くるぅぅ……!」
武蔵の背がのけ反る。これは女体の白い三日月であった。
「全部、一気に入れるよっ……!」
まだ根元まで数センチ。一突きでは入りきれなかった肉幹の残り部分が、早く武蔵のぬかるんだ肉を踏みしだきたいと言わんばかりに脈動している。胸元を掻きむしりたくなるほどの衝動に駆られて、またうねり絡みつく武蔵の肉ヒダの求めに応じる形で、承諾の言葉は待たずに腰を押し込めてゆく。
「ひんぅぅぅぅっ! あ、あ……ッあぁぁぁぁ~~~~!!」>>923
今度は喉を反らして悶えた、と同時に幾束かほつれた銀髪が胸元に舞い降りて、見目麗しき彩りを添える。美しくも、どこか淫靡な印象を受けるのは、きっといつもの凛々しい武蔵の象徴―――結い上げた銀髪と、華麗な着物、その両方を乱しているから―――
(ああ、絡みつくっ。それにすごくねっとりとした感じで……!)
とっさに唇を噛み締めていなければ、あえなくすべてをぶちまけてしまうところだった。それほどに膣内のうねるような歓待は凄まじく、視覚的な高揚も拍車をかけている。
彼女も、これまでの自分を打ち崩すかのようなこの状況に興奮しているのか。立香の疑問に答えるように、乙女の肉ヒダは侵入者を歓待し、貪欲にすがり、絡みついてくる。
「ぅぁ、あっ、く、ふぅぅ~……! 奥、までっ、きてる。うぅっ……あはぁぁ……!」
きつく抱き締めた彼女の両脚もお返しとばかりに、またより深い刺激を求めるように立香の腰に巻きついてきた。
「あ、ぁ……っ。脚……痛くない?」
「だ、大丈夫っ、だからっ……~~っ!」
早く、動いて―――。人一倍羞恥心の強い彼女の口から、直接懇願の言葉を聴くことが叶わずとも、潤み見つめてくる白藍色の瞳が、すべてを物語っている。
「少しだけ……じっとしてて……っ」
「ふ、ぇ……? きゃっ……」
できるだけ彼女の脚に負担のかからない体勢に―――。腰元から迫り上がる快感を堪え考えた末に、立香は武蔵の腰を抱き上げ、自らも起き上がって、あぐらを掻いたその上に彼女の尻肉を下ろしてしまう。
お互いの顔を見つめ甘える、対面座位の体勢。
「っふ、深、いぃぃっ……!」
正常位の状態異常に深く繋がり合える体位だった。直立に突き刺さるように子宮を押されて、喘ぎも途切れ途切れに、ほつれ髪を乱して乙女が悶える。
「っは、あぁ……っ! 武蔵、あんまり動いたらすぐに……っ」
一方、立香は安産型の尻肉に敷かれ、感極まった膣肉の締めつけにも襲われて、再度腰の芯から込み上げる射精の予兆に脅かされていた。
お互いの荒く乱れた吐息が吹きかかる距離で見つめ合い、どちらからともなく抱き寄せ合って、自然と唇同士が重なっていく。>>924
「ん、ふぅ……。武蔵……」
「ちゅ、ちゅぅぅ……っ、う、うぅ、お願いっ……」
頭から腰までぴったりと寄り添って、そのまま緩やかな抽送が開始された。
「ぅ……っ、は。ぁっ……ッ!」
馴染ませるようにじっくりと腰を押し込むだび、力を込めた立香のへそ下に甘い衝動が蓄積する。
「ひゃぁぅぅっ! は、ひぁ……っ、硬いのが、ひっ、かかってぇ……っ!」
引き抜く際にはカリ首にびっちりと吸いついた肉ヒダが剥がされてゆく。吸われながら肉洞を抜けるカリ裏にも、引き剥がされた肉ヒダにも、雷撃の如く鋭い甘美な痺れが充満していった。
「ふ、ぁっ、あぁぁぁっ! 胸ぇっ……」
武蔵はしきりに胸元の疼きを訴え、身を揺する。その求めに応じるようにいったん抽送を止めると、ひと息ついた立香にも少しずつ余裕が生まれてきた。
深く、息を吸うたびに、うねる膣肉の感触が勃起を通じて少年の腰骨にまで浸透する。もどかしくも、切ない刺激に押されて、ゆるゆると、焦れた肉棒はまるで催促するみたいに膣壁を擦り始めてしまう。
「ぅぁ……っ。むさ……し?」
「うぅ……ぅ~っ。どうして、は、早く脱げてっ」
もどかしげに、焦る手つきで胴をコルセットのように締める防具を外していく。自ら頑なな殻を脱ぎ捨てるようだ。肩からも外れ、もはや引っ掛かる程度の着物を震える手で脱ぎ捨て、零れ落ちた双乳を弾ませ、熱くて甘い吐息を漏らした。
「む、武蔵ちゃん……っ」
武蔵の悩ましげな仕草一つ一つに、膣穴深くに埋め込んだ肉の楔が逐一反応し、ますます猛って肉壁を抉り立ててゆく。そして彼女のさらなる媚態を引き出し、またギチギチと絡む膣肉に歓待されて、少年も熱い、愉悦混じりの吐息を吐きこぼすのだ。
「これでやっと……肌と肌で触れあえる。あぁっ……マスター……!」
ぎゅぅぅっ―――。力一杯強く抱きつかれたものの、生身の柔らかさのおかげで少しも息苦しさは感じない。むしろ彼女の胸元の大きなクッション二つ、押し潰されたその肉感の心地に、ドクドクと股間の芯が歓喜の鼓動を打ち放つ。>>925
「んぁっあぁぁ! 中で、あ、暴れてっ。あぁあふっ!」
彼女の側から積極的に二つの膨らみは押しつけられてきた。左右それぞれの丸みの頂上で、ツンと尖った硬い感触。それがスリスリとカッターシャツの上から擦れ合わされる。
「ふぁ、ぁっ、あぁはッ! しび、れるぅっ、胸の先がたまらなく、疼いてぇぇっ」
武蔵の甘い声にも煽られて、乳首同士擦れた際の甘い刺激は幾倍にも膨張。そのまま背筋を下り、少年の腰の芯にまで突き抜けていった。
「はぁ、ぁぐっ……!」
こらえきれず抱き寄せた、膣穴の中心を思い切り抉る。
「ひうんんっ! ぁ、ふ、ぅぅ……っ、ます、たぁっ。ひゃぅっ、んっ、んあああぁぁぁ!」
あとはもう、無我夢中である。武蔵がはしたなく腰を振りながら尻を落としてくれば、応じて立香も真下からベッドの軋みを利用して突き上げる。
「ますっ、たぁのっ、あ、熱くっ、たぎって、ぇぇっ!」
「武蔵ちゃんだって……! どんどん中が茹だってっ、溶けちゃいそう、だよ……」
やがて熱も混じり、まるで二つの身体が溶けあったが如き錯覚に陥る。
「ずっと、こうしていたいね……」
間近に下りてきた子宮口を亀頭で跳ね上げて、コリコリとした感触を味わい、いっそう腰の芯が歓喜に痺れゆく。喘ぎ混じりに漏れた立香の声に、武蔵も繰り返しうなずき、同意を示した。
「う、うん、わた、しもっ……マスターとずっとこうして、いたいっ。ずっと、ずっと……ぉっ!」
瞳に涙を溜め、切に響く。彼女の心底からの訴えに胸が詰まり、同時に膨らんだ愛おしさを糧にして、肉棒が狭い膣内を占拠する。
「約束するよ……いつだって僕は、武蔵の隣にっ、ずっと……っ、約束する!」
ぬぶ、にゅりゅりゅぅ……ぢゅぶぶぶぶぅッ!
「くひぅっ! ふ、かっ、ひっあああぁぁぁぁぁ~~~~!」
思いを込めて、いったん引いた腰を深々と、最奥まで突き入れる。>>926
立香の思いと熱のこもった一撃を受け止めた膣肉もまた、内部のヒダが複雑にくねり、吸いついて、幹肉を離すまいときつくしがみついてきた。
押しつけられた武蔵の双乳の先端。小指の先ほどにまで膨張し、尖った乳首のしこりが擦れるたびに、背筋が震える。刺激を伝達された立香の肉棒は際限なく膨張と、鼓動を繰り返し、武蔵は両手を少年の首に巻きつけてひたすらにしがみつく。
「っ、ひ、ァァァ! あぁ~~~っ!わ、わた、ひィッ!も、もぉぉ!」
上目遣いでしきりに訴えてくる。膣肉がひと際キュウキュウ狭まって牡肉を食み、たっぷりの蜜なしでは抽送もままならぬほどになる。
彼女の身体にも「その時」が迫っているのだと、立香もまた勃起の根元から染み上がる絶頂の予兆に襲われながら、悟っていた。
「僕も、一緒にっ……もうすぐ、イケる……からっ!」
「ぅん……! ん、むっ、ちゅっ……ちぅぅぅっ!」
唇と唇、舌と舌を絡めたまま。息苦しいのも忘れて二人、腰のリズムを合わせ律動する。
ネトついた淫液の量が一気に増して、ますますお互いの腰の速度は、肉欲の量とともに跳ね上がった。
「ひぅっあ、ぁぁッ! やっ、あはぁぅぅぅぅッッ!」
目一杯締め上げてきた膣穴に応じるように。
「……~~ッ!」
連なり重なる肉ヒダを貫き、同じく目一杯奥へと腰を押し込む。尚も縋りついてくる汁まみれのヒダ肉にみっちりと包まれて、温みと肉の痙攣とに脅かされ。随喜の衝動に抗えず。白濁の塊が爆ぜ散った。
「あはぁあああぁぁぁ―――っ! 熱いのっ、中にいぃっ! マスターで満たされてぇぇぇっ! イッ、イクぅぅぅぅっ!」
―――ぎゅちィッ! びぐぅぅぅ! びゅぐっびゅるるぅっ! どぐっどぐどぐぅぅぅ!!
初弾を浴びた膣口がチュウチュウと亀頭に吸いついて、搾り取られるがまま。こじ入れた肉の砲身から、肉悦の奔流が迸る。
「っあ、あ、ぁっ……全部っ、武蔵の中でっ、出すからっ……」
「あぁ……! あなたの思いのすべてをっ、中に、ひぁ! あっあっくふぅぅぅ~!!」
抱き留めた腕の中で何度も真っ白な肌が跳ねては崩れ、また跳ねて。その都度深くつながりあう性器同士の隙間から、互いの悦びの証である白濁と、淫液が溢れてゆく。>>927
「んっ……っ! んむぅ、ますたぁぁ……っ!」
波打つ下腹を少年の丹田にぴったりと押しつけて、イキ果て震えながら彼女の口づけをねだった。
(ぅあ、ぁぁ……っ、舌が絡……まって、ぇ……っ)
積極的に己のそれに絡みついてくる武蔵の舌。そのぬるりとした感触と、淫猥な動きとに翻弄され、いっそう立香の腰元から噴き出る欲望の熱が勢いを増していく。
「ふぅむっ! んっちゅ! ちぅぅっつ、れちゅ……ひふぁっ! また、中で震えれぇっ、んぢゅぅぅっ!」
活きのいい子種に激しく子宮を叩かれた乙女が、銀髪をなびかせ甘美の声を忍ばせる。
射精の衝動が立香の腰の奥と、武蔵の子宮に流れ込む。その波は潮が引くように緩慢に、ゆっくりと霞んでゆく。
「ふぁ……っ。っは、あぁぁ……まっ……すたあぁぁっ」
痛みを忘れたみたいな力強さで、武蔵の両脚が立香の腰を抱き寄せる。
「ん……ちゅっ」
またキスのおねだりを甘い声でしてくれた、武蔵の唇を即座に塞いで舌を吸う。余韻を愉しむかのようにお互いがの身体を擦り合わせ、手と手を繋ぎ、彼女の乳首に己の乳首を扱かれる、こらえがたい肉欲に酔い痴れながら。立香は、頭の芯から、底なしの幸福に陶酔していくのを実感する。
「っちゅ、ぅ……っ。んふぁっ……はふぅぅっ。恥ずかしい、あなたの前で乱れちゃった……」
ぼそりと武蔵が漏らす、その響きは照れと恥じらいと、悦びとを均等に含み。各々が胸に満ちた至福の時を堪能しようと、寄り添い、そしてまたキスをする。
「嬉しかった。武蔵ちゃんが全部を僕に見せてくれた気がしたから」
「……それは、身体の隅々まで、という意味なんじゃない?」
照れ隠しから拗ねた様子を見せる。そんな彼女もまた愛おしくて、今度は前髪を掻き上げておでこに唇を捧げた。未だに余韻を呼び起こされて身震いする、その華奢な肩を抱き締める。
蠢動する膣肉に肉棒を緩やかに搾られ、甘い余韻に浸りきる。内心の呟きはそっとお胸の奥にしまって、気づけば少年は微笑みをこぼしていた。モニタを見つめるぐだ子の目の前でマシュ・キリエライトは纏う衣服を全て脱ぎ去る。
熱に浮かされた表情。だらしなく開いた口からは荒く淫らな息遣いが漏れている。
『ん……はぁ……あぁ』
左手で自らの膨らみを愛撫し、右手は怒張を擦り上げる。モニタ越しでも固くなった胸の頂や、涎を垂らす亀頭とすり合わされた太ももから、彼女がいかに興奮しているのかが判別できる。
『ごめんなさい……先輩、マスター……私、もう』
謝罪の言葉を口にするが、その顔に申し訳なさは微塵も感じられない。むしろ背徳という快感を得るために行っているうわべだけの謝罪。その証拠に言葉を口にするたびに彼女の体は小刻みに痙攣している。
『ごめんなさい……ごめんなさあい……マスターああ』
モニタに映るマシュは歩を進める。蕩けきったマシュの思考にはぐだ子への申し訳なさは既にない。
あるのは肉欲に浮かれた雌の本能だけ。見つめるぐだ子の目の前で、マシュ・キリエライトは
『入れたい……入れるのお……入れちゃうのお!!!!!』
雄たけびのような嬌声を上げて、マシュは僅かに残った理性を振り切り腰を打ち付ける。>>930
ぐだ子の視界が歪む。脳を突き上げられたかのような衝撃が襲い、モニタを注視することができない。
「ああ……ああ……マシュ……」
モニタ内の彼女は、一匹の雌となり自らの本能に従って必死に腰を振り続けている。ぐっちゅぐっちゅと響く音がその行為の激しさを物語っている。
『お♡ お♡ お♡ お♡ お♡』
情けない声を上げながら、彼女は快感を貪る。額に浮かぶ汗と開いた口からもれ出た涎が彼女の動きに
合わせて撒き散らされる。
「あっ、あっ、あっ、ああっ、あっ、ああっ……マシュぅ」
ぐだ子の剛直はその光景を見てさらに固さを増していき、遂には触ることなく射精した。
『おぅ♡ おぅ♡ おぅ♡ おぅ♡ おぅ♡ おぅ♡』
マシュはさらに動きを激しくする。ただ動くだけでなく、右へ左へ僅かに体を傾けながら、時折グラインドの動きを足していく。表情に普段のマシュ・キリエライトの面影は無い。快楽に歪んだ女の姿がそこにある。>>931
「マシュ……マシュ……マシュ……あああ♡」
快感が駆け上がってくる。モニタのマシュと連動するように自らの剛直を両手で強く扱きあげる。
「『あ、ああ……ああ……お♡ お♡ んあ♡ あ……あぁあぁあぁぁぁああ!!!?!?!?!』」
マシュが絶頂すると同時にぐだ子も絶頂する。
しかし発情しきってしまったマシュはすぐさま新たな快楽を貪る準備に入ろうとする。
マシュの眼に映るのは、自らが犯しつくした尻だけだった。先程放出した精液が逆流し、漏れ出る光景が彼女の怒張をさらにさらに固くする。もう一度、この穴を蹂躙したいとマシュが狙いを定めた瞬間
『ああ、マシュ……獣みたいなセックス……とっても気持ちよかった、ねえマシュ? 動けないオナホみたいな私の中って気持良かった?』
ぐだ子の声が室内に響く。>>932
『動けない状態で、オナホみたいにただただ性欲を満たされるためだけに使われるのって、いけない事なのにすっごく興奮するの。お尻だけ壁から出して、いつ犯されるか誰に犯されのかが分からない状態でぐっちゃぐちゃに陵辱されるのってとっても凄いの。私の足元、出した精液でぐちゃぐちゃなの。でもね』
区切られる声。そして
『まだまだ足りないの。まだ遠慮してるでしょマシュ? 今日は私はあなたのオナホールなの。オナホールに遠慮なんていらないから……だから、ね。オナホール使って♡』
オナホール宣言。それだけでマシュはイってしまう。先輩はオナホール、私だけのオナホール。
マシュの頭にはもうそれだけしかない。
「先輩♡ 先輩♡先輩♡先輩♡先輩♡先輩♡先輩♡先輩♡先輩♡先輩♡先輩♡先輩♡先輩♡先輩♡先輩♡先輩♡先輩♡」>>933
体調も状態もお構いなしにマシュは突き上げを再開する。相手を気持ちよくするのではなく、ただ
自分だけが気持よくなるためだけの自慰に近いセックス。
『おご♡ おご♡ おほ♡ おほ♡ あへ♡ んほ♡』
ただ気持よくなるためだけに造られた発散のためだかの場所でマシュはこれ以上ない、最高の自慰を
行うことができたのだ。
マスターとは違う人間を犯す背徳感は、マスターを道具扱いする背徳感で既に塗りつぶされている。
何度目かの射精でも一向に衰える気配のない怒張を休む事なくマシュは突き入れていく。
「私の……私だけのオナホール。先輩がオナホール……私だけのおおおおおおおおおおおお」
流し込まれる精液で既にぐだ子の中は満杯になっている。しかし、そんな事はお構いなしにマシュはさらに腰を打ち付ける。まだまだ終わらない。オナホールは使われるためだけに存在するのだ。
その扱いにぐだ子は絶頂を繰り返すのだった。>>937
感想ありがとうございます!
去年のスカサハ師匠の足バグ見た時に「おしっこ我慢してそう」って思い、「そういや師匠の最終絵、股間と太ももの間に黄色水溜まり描けばお漏らし絵になる!」と気付きコラ作ったのがきっかけです
師匠のおしっこお漏らし最高…だが、まだ続くんじゃ。待て、しかして希望せよ>>935
ふたなりの女の子は可愛い、エロい、素敵
以上!
(大変素晴らしいです。マシュから普段の雰囲気が微塵も見られないから、ただ性欲に溺れるって感じがよく伝わってくる
如何にもおにんにんの気持ちよさを制御出来てないって感じで最の高
このままどこまでも倒錯的なプレイに溺れて堕ちていってほしい)お待たせしました。「スカサハ師匠は我慢できない」完結編を上げます。
スカトロ、お漏らし、飲尿、食糞描写あり。画像URL付きです。
では、どうぞ。>>915 >>941
ttp://p2.ms/o6p13
立香「…スカサハ師匠、小さいの…我慢してたんですか…」
スカサハ「よもやこの歳で粗相をしてしまうとは…恥ずかしい所を見られてしまったな。本来ならば見られたとたん刺し貫く所であったが…今回ばかりは無理して周回に付き合ってしまった私の方にも非がある。…さてどうしたものかな。すぐにスーツを脱いで新しいスーツを纏いたいところだが、無敵のバフはまだ続いているようだ…」(ギュルギュルゴロロ…
スカサハ(う…腹が…)
立香「師匠、ちょっと失礼」(スカサハの太ももの間の小水溜まりに顔を近づける)
スカサハ「なっ…何を…!?」
立香「くんくん…良い香りですね、どれ」(地面に溜まったスカサハの聖水を舐め吸い上げる)
ぺろっじゅるじゅるじゅる…ごくごく…
立香「ん…うま…」
スカサハ「(唖然)こら、やめないか…ひゃんっ!?」
地面の聖水を吸い尽くしたかと思うと、今度は立香はスカサハの聖水に濡れたタイツの股間に口を付け舐め吸い上げた。
じゅるじゅるじゅる…ぺろぺろぉ…じゅる…ごくん…ぺろぺろりゅ…じゅるる…ぺろりゅ…
スカサハのタイツ越しのクリ、尿道、膣穴を丁寧に、聖水を搾り取るように舐め啜っていく、立香の舌使い。>>942
スカサハ「ああっ…ひゃう…あっひぁ…ひゃうううらめぇ…でも気持ちぃぃ…あは…出りゅ…あああああああ!!」(ギュルルルルルルルルルルル…
ブッ…ブリュ… ブリュリュリュリュリュリュビチチチビチビチビチビチ…
↓ ↓
ttp://p2.ms/8juyz ttp://p2.ms/gn3xz
スカサハのアナルから放出される半液状の軟便がタイツ尻を膨らませていき…
ビチビチビチビチビチブボバッブビュビュゥゥゥゥゥゥゥ…
↓
ttp://p2.ms/vhpow
突然の排泄音に驚き、立香は股間から口を離す。
立香「師匠…大きい方も我慢してたんですか…?」
スカサハ「はぁはぁ…小便を漏らした時、腹も下していてな…さらに恥ずかしい所を見られてしまったか…もう良い、無敵は解けたようだしこのスーツはもはや使い物にならぬ。さっさと脱ぐか」
立ち上がって後ろを向き、スーツを脱いで全裸になるスカサハ。ルーンで汚物塗れのスーツを焼却する。立香の目の前には軟便にべっとり塗れたスカサハの桃尻があり…
スカサハ「…どうした、葉っぱでも何でも使って良いから早く私の尻と股間を拭け」
立香「今何でも良いと言いましたよね?」 スカサハ「そうだが?」
立香「じゃあお構いなく、いただきます」
スカサハの尻に付いた便を舐め取り始める立香。
ぺろっぢゅるぢゅるぢゅる…くちゃくちゅくちゅちゅ…ごくん…
立香「ン…意外といける」
スカサハ「ひゃうっ…やめんかこら…糞など喰っても栄養にはならん…あはゃ…ぞ…!あひゃんっ!?そこは…」>>943
立香の舌がスカサハのアナルにこびり付いた便を舐め始める。
ぺろっくちゅくちゅくちぃ…じゅるる…くちゅちゅ…
スカサハ「あひゃ…らめ…ああ…気持ちいい…ああらめぇ…」
スカサハの股間から愛液が滴り落ちる。立香は再びスカサハの股間を舐め、スカサハは快楽に溺れていった…。
その後スカサハは新しいタイツに身を包み、立香と共に何食わぬ顔でマシュたちのいた場所に戻っていく。
マシュ「あの…スカサハさん。お花を摘みに行ってたんですよね?」
スカサハ「ん…ああそうだが」
マシュ「実はレイシフト前、妙に上機嫌なメイヴさんを見かけまして…。『ふふ…あのババアの飲む最後の酒の中に盛ってやったわ…!まず即効性の利尿剤で牽制をかけ、遅行性の下剤が止めを刺す!これで社会的に死んだも同然…!全てクーちゃんは私のもの!』とか言ってましたが…」
スカサハ「ふふふ…メイヴめ…!懲らしめてやるか」(怒りと復讐心に満ちた笑みを浮かべる)>>944
数時間後、レイシフトから戻ったメイヴが自室に入るとテーブルの上に置手紙と耳飾り型チョコの入った箱が置かれていた。
メイヴ「あら、何かしら…なになに…『お前の為に作った。後で味の感想聞いてやるから近くの交差点に来い by クー・フー・リン』…もうクーちゃんったら大好き!いっただっきまーす!」
チョコを美味しそうに食べ終え、交差点に行くメイヴ。
クー・フー・リン「よう」
メイヴ「チョコありがとうクーちゃん。美味し…(ギュルルル…)かっ痛…(ゴロロロ…)」(お腹を押さえる)
クー・フー・リン「おいどうした!?」
メイヴ(急にお腹が…あとおしっこも…我慢しなきゃ…)「はぅっ!?」
ブッブリブリ…ジョロロ…
クー・フー・リン「あ…」 メイヴ「だめぇぇぇぇっトイレェェェェェェェ!!!」
水便と尿を垂れ流しながら、女子トイレに駆け込むメイヴ。
クー・フー・リン「師匠もおっかねぇ…チョコの中に利尿剤、下剤、下痢が止まらなくなるルーンの呪い、おまけにバラムツの脂ときたもんだ。さてと床掃除しなきゃな…」
その後メイヴは長時間女子トイレから出られず、絶えず泣き声と艶めかしい喘ぎ声を響かせていたという…
↓
ttp://p2.ms/5850x>>945
これにて終了です。お目汚し失礼いたしました。こちらには初めまして。
6章でぐだ子(立香)が捕まったらエロ拷問されてほしいよねって話置いていきます。
ーーーーー
キャメロット城の最奥、そこは、白麗たる王城からは想像できないほど薄暗く陰気を帯び、華やかなりし騎士たちの闇を押し込める場所であった。
敵対する者への容赦ない拷問によって常に血臭が漂い、飛び散った血痕が薄暗がりにさらなる闇を落とす。
ひやりとしたその闇の滞る場所に、今一人の少女が囚われていた。
人理修復のため、2016年からレイシフトしてきた魔術師の少女。
人類最後のマスター、藤丸立香。
幾多の困難に立ち向かい、乗り越えてきた少女。
しかし。>>947
ビシリと、痛みを伴う鋭い衝撃が少女の体を駆け抜ける。
「ふぐっ…!」
それは鞭の打擲であった。
少女の細い手首は重い鉄の枷によって戒められて、天井から伸びた太い鎖によって彼女は宙に吊るされていた。
自死を防ぐ木製の猿轡は彼女から言葉を奪い、その隙間からはくぐもった悲鳴と唾液のみが絶え間なくこぼされる。
吊るされた華奢な体は地面に着くことを許されず、鞭の衝撃のたびにゆらゆらと揺れていた。
「なかなか強情な女だ。我らに協力すると、一つ頷けば解放されるというのに」
黒騎士は冷たく少女を眺め、また一つ鞭を振るう。
「ひぐっ…」
風切り音、少女の悲鳴、揺れるたびギシギシと擦れる鉄の音。
石造りの薄闇と反響する音の中、少女は痛みに身を震わせしかしその瞳は強い拒絶の意思を乗せて黒騎士を睨みつけていた。>>949
少女はキャメロットの騎士たちと敵対する山の民の村に身を寄せて、キャメロットを統べる獅子王の動向を探っていた。
キャメロットの城門で起きた混乱の折にサーヴァントとはぐれ、身を潜めていたところを巡回の騎士に見咎められる。
城門の騒乱に殺気立っていた騎士たちは問答無用で立香を捕らえ、この石牢に閉じ込めた。
一緒に囚われた他の民衆は程なくして解放されたが、しかし、令呪を持つ魔術師である彼女は当然のごとく警戒されその身柄は獅子王の側近、黒騎士アグラヴェインに預けられたのである。
何発も、何発も打ち付けられる鞭が服を切り裂き、肌は血の涙を流す。
終わりの見えない体への責め苦は少女の心も削り取る。
強く睨みつけていた少女の瞳の光も打擲を重ねるごとに翳り、少女は次第に弱り果てていった。
それでもなお、無情に鞭は振り下ろされる。
「ぐぅっ……」
木製の猿轡をかまされた唇は、ただただ悲鳴を喉の奥に押し込める。
鎖で吊るされた両腕両肩は痺れ、既に感覚は無かった。>>950
立香は普通の少女だ。
少なくともカルデアに来るまでは、ごく普通の家庭に生まれ、戦争とは無縁の生活を送り、こんな拷問を受けるようなことなど想像すらしなかった。
そんな彼女が解放の誘惑に耐え、ただただ痛みを享受するのはひとえに友達を守りたい、ただそれだけのためだった。
(マシュ……)
脳裏に浮かぶ細い体。
(ここから解放されるとしても、それがマシュを危険にするのなら、それだけはダメ)
英霊の力をその身に宿し、常に立香を守る華奢な少女のその背中が、この責め苦のなかで彼女の心を固く守っていた。
(でも…もう、ダメかもしれない…)
少女の固く閉ざした心、しかしそれも、絶え間ない暴力の中で少しずつひび割れていった。>>951
「……」
がくりとうな垂れ落ちた頭。
先ほどまで鞭打ちのたびに上げていた悲鳴は次第に小さくなり、とうとう途絶えてしまった。
ただただ健気に仲間を守る少女の姿に、しかしアグラヴェインは冷ややかな視線をやるだけである。
バシャリと木桶に汲まれた水がぶちまけられる。
それは気絶した少女を打ち、その石老の床を濡らした。
アグラヴェインは痛みに気を飛ばした立香に水を浴びせ叩き起こすと、彼女の顎をその無骨な手で掴み上げた。
「んう……ぅ…」
冷徹な視線に貫かれ、少女の心臓が怯え震える。
「その強情さ、嫌いでは無い。無いが、情報を得るには役立たずであったな」
(…おわり……?…この痛いの、おわるの…?)
耐え切れなくなる寸前の少女の心にわずかな安堵が広がり、翳りを見せた瞳が光を取り戻そうとした時、黒騎士は少女の纏うもはやボロボロの魔術礼装に手をかけて。
それを一息に引き裂いた。>>952
「んうう!?」
驚き戸惑う少女が身をよじるもろくな抵抗にはならなかった。
現れる白く細い肢体。
それは今無数の赤い痕によって痛々しく彩られている。
少女らしく膨らんだ胸を包む下着も、アグラヴェインは強引に引きちぎった。
「んっ…」
黒騎士の、甲に覆われた手がその膨らみを持ち上げ、淡く色付く先端を指先でクリクリと転がす。
ひやりとした冷たい金属の感触とジンと疼く刺激にぷくりとそこが立ち上がり、羞恥に少女は顔を真っ赤にして震えた。
「ふむ、子供すぎるかと思ったが、感じるならば使えよう」
(なに?なんなの…?もう私に価値なんて無いよ…)
羞恥に混乱する立香尻目に、黒騎士はカチャカチャと音を鳴らし手甲を外す。
剣だこの浮くゴツゴツと無骨な指が、少女の薄い下履きに覆われた、敏感な秘所をひと撫でした。
「ううっ!?」
びくりと肩を震わせ、立香は、胸とは比べ物にならない羞恥とそして危機感に、拒否を示すようイヤイヤと首を振った。
(うそ…やだ…そんな、まさかそんな事しないよね)>>953
鞭打ちの時よりも激しく抵抗に身をよじる立香に、アグラヴェインは鼻を鳴らす。
「ふん、ここを武器にする女も多いというのに、よほどお前は大切にされてきたようだ」
布地の上からリツカのピタリと閉じた秘裂を確かめるように何度もなぞる。
抵抗に足を動かせばより強くその指は裂け目に埋まり、立香は震えて抵抗をやめた。
羞恥に赤く染まり、震える目でそれでも、目の前の黒騎士を睨もうとする。
黒騎士は変わらず冷たい貌のまま、立香をひたりと見つめていた。
「なんだ、もうやめるのか。意外と好きものなのかと思ったが」
秘裂をなぞる黒騎士の人差し指が、するりと薄布の中に分け入りそれを押し避けて、ふっくらと丘を描く肉を外気に晒す。
それに羞恥を感じる間は無かった。
すぐさま、男の太く長い中指が、少女の胎を裂くように中に穿たれたのだ。
「んぅーーーーっ!!?」
感じるのはただただ痛み。
皮膚を裂く痛みを耐え抜いた彼女にも、内臓を引き裂く痛みは強烈だった。
そして何より、女の子にとって大切な場所を無遠慮に荒らされる心の痛み。
(うそっ…うそ…こんなの、嫌、嫌、嫌ー!!)
激しい悲鳴は、拒絶の声は口枷によって喉の奥に消え、呻き声と唾液だけが口端から滴り落ちる。>>954
激しくよじる体、男を蹴り上げようと振り上げられた脚は片腕で呆気なく封じられ、軽々と持ち上げられて、少女の中心をより詳しく男に晒すだけであった。
胎に押し込まれた指は確かめるように中を蹂躙してゆく。
指が中で動くたび、少女は痛みに戦慄き、時には未知の感覚を呼び起こされて震える。
やがて少女の心を置き去りに、体はこの異物を迎え入れる準備を始めだした。
乾いて擦り切れそうな少女の中は、次第に水気を帯びて中を潤し、ぐちゅぐちゅと湿気た音を立てて男の指をさらに奥へ引きずり込もうとする。
暫く中を掻き回したのち男の指は二本に増え、そして三本に増え、ギチギチと狭い立香の秘洞を少しずつ押し広げていった。
くちゃり、くちゃりと湿った音が静かな石牢に反響する。
痛いばかりであったその行為に甘やかなものを見出したのはどのくらい経った頃であったろうか。
少女の痛み以外の反応を男は目ざとく見つけては、重点的に攻め続けた。
「フーッ、フーッ、ぅううっ…!」
痛々しい少女のうめき声に少しばかりの熱がこもり出した頃、指はずるりと引き抜かれた。
浅黒い指はてらてらと粘液に湿り、細い糸のような橋を架け、塞ぐものの無くなった少女の胎からも同じ粘液が溢れ太ももを伝って落ちた。>>955
「最古の魔術とは、交歓であるらしい」
男は自らの濡れた指を眺め、ポツリと呟く。
「……」
未知の感覚に晒され続けた少女はぼんやりとした熱に浮かされたまま、男の独り言を聞く。
黒尽くめ男の毒々しい赤い舌が、ぺろりと、指を伝う少女の体液を舐めた。
「なるほど、これは…十分に使えそうだ」
男の貌が、笑みのように歪んだ。
ENDーーーーー
よっしゃ、一旦終わり!
次スレ立ててきます!おっと、ところでスレ名称はどうしようか?
イラストもこっちに投稿する方向になったから名前も変えるのかな?>>957乙さんです。承認ぽちっとしておきましたー。
SSの方も、盛り上がる感じの終わり方で次回が非常に楽しみですね!
(終わるの?)とわずかに希望を抱いてからのぐだ子の心の内の怯えとか、すごいくるものがありました。
苦しめるためのエロとかは自分ではあまりかけない(バカエロ系によりがち)ので、こういうのは色々と参考にもなってありがたいです。>>957
続きが気になります終わり方……最高です。
私もじゃかぽこ投稿します。「しゅごいのぉ♡ これやっぱりしゅごいのぉ♡」
噎せ返るような精臭の充満した室内でぐだ子は一人、自らの剛直を擦り上げている。
そそり立つ怒張はぐだ子が既に全身に自らの白濁を浴び、衣服やベッドシーツや床にまで
こびり付いているというのに未だ衰える気配すらない。
「もっひょ♡ もっひょ♡ もっひょ♡ 出しゅの♡ 出しゅの♡ びゅくびゅくぅ♡ って出しゅのぉ♡」
自らの分身を包み込んだ円筒形の塊を激しく前後に動かす。放出した精液と塊から溢れる粘液が
にぢゅにぢゅと泡立ち、とてつもなく下品な音を出している。
「あッ♡ また、イグッ♡ イッちゃうのぉぉぉ♡」
背筋を仰け反らせ、目を剥き、自分ひとりだというのに絶頂する事を口にする。その宣言がさらに
興奮を煽り劣情を喚起させ、ぐだ子は精液を迸らせる。乾き始めた衣服やシーツや床の上に新たな
精液が撒き散らされる。怪しく光る白濁と立ち上る新たな精臭にぐだ子の怒張は堅さを増す。>>963
「……けひゅ♡ ……けひゅー♡」
荒い息を整える間も、動かす手をとめないぐだ子。直前の射精で出し切れずに尿道に残っていた
精液が涎のように鈴口からあふれ出す。あふれ出した液が新たな潤滑剤として塊と怒張の間に
補充されていく。よく見ればぐだ子の秘所からも愛液が溢れ出し、直下に愛液溜まりを作り出して
いるが、何故かぐだ子はそちらには手を触れようともしない。
「ああ♡ まだ堅ぁい♡ まだまだ出来るのぉ、これならまだまだ出せるのぉ♡」
動かしていた手の動きを段々と自慰の動きに変えていくぐだ子。表情は蕩け切り、焦点はどこを向いて
いるのかわからない状態でも両手は正確に自らの性感を捉える。そして、何十回目の射精を迎えるぐだ子。今度は自らの両手で受け止めた精液を湧き水を飲むかの如く、口へと運ぶ。
じゅりゅると吸い上げ、咀嚼し口内で味わう。自らのものを味わう背徳感、何十回と射精しているのに
未だに粘度を保つ精液の硬さが喉を通る感覚がぐだ子をさらに絶頂へと導く。
「あぁぁ……しゅごひ、しゅごひよぉ♡ このおなほーる♡」
ぐだ子の怒張を包み込む塊、オナホールにしては妙に肉感のあるそれはホールというよりは女性の秘所
そのものに見える。>>964
「これぇ♡ この襞の形ぃ、あちゅあちゅでぬめぬめの中がぁ♡ 私のアソコなんて♡ こんなの味わっていたなんて、みんなずるいよぉ♡」
とある伝手で知り合った女性に自分と全く同じ部分を作ってもらったぐだ子。ともすればグロテスクにも見える
のだが、一度その味を知ってしまえば手放す事が出来なくなる魔性の代物だった。自分自身であるため、パスを通せば感覚を共有できるのだ。つまり
「自分でぇ♡ 自分をぉ♡ 犯すのってぇ♡ とっても気持ちぃ良いよお♡」
塊から液体が溢れていたのも、彼女が秘所を触らなかったのも、そもそもオナホール自体がぐだ子の秘所の代わりとなっていたからだった。ぐだ子に絡みつくぐだ子の中身。自分で自分を犯す禁断の感覚がぐだ子の理性を瓦解させてしまっていた。
「あ♡ あ♡ またキたぁ またクるぅ おっきいぃのが当ってぇ イッちゃ――」一巻(前スレ)の終わりの方みたいにSS書きたい人と書く上で悩んでる人の相談コーナーをまたやってほしい
間に入ってしまいました
すいません!>>961
そうですな。
次のスレから注意文に追加するのがお手軽ですかね。>>889 スレが終わりそうなので書き込んでいいのか分からず早二日、とりあえず終わらせるべく書いて行きたいと思います。 邪魔だったら言ってください。
小太郎の指がゆっくりとマスターの秘所をその筋に沿う様になぞっていくと、まるで鋭い刃物で切り裂いた様にスパッツと下着が縦に裂け、性を刺激する匂いと共にマスターの蕾が露わになる。
桃色に染まったそれは重なる愛撫により今にも花開こうと伸縮を繰り返しておりそこからは濃い蜜がとめどなく零れ落ちていた。
「主殿の……ここも、綺麗にしますね……じゅるっ……」
「うひっ……!? ちょそこはほんとにぃっ! きたなっ……ひぅっ!」
その蜜を舐め取る蝶のように小太郎はマスターの蜜壺に舌を這わせると愛液ごと口に含みながらどんどんとマスターの股の間に顔を埋めていく。
「あっ、ひっ、こたろっ、だ、めぇっ!」
「不思議な味です……れるっ……もっと……」
快楽から逃げようとするマスターの腰を掴み、まだ誰にも侵入を許していない奥まで小太郎は舌を侵入させると、マスターはその刺激に嬌声とも叫び声ともつかない声を上げながら腰を震わせてその秘所から愛液が溢れださせて小太郎の顔を濡らしていく。
「~~~っ! ふっ、ふっー……」
「あ、あの……大丈夫ですか……?」
しまった、やり過ぎたと小太郎が口を離したとき、マスターは絶頂したらしく息も途切れ途切れ、焦点の定まらない目で恨めしそうに小太郎を見つめていた。
「この……へんたい……ばかぁ……おたんこなす……」
「それは先ほども聞きましっあいてっ、痛いです、頭を殴らないでください」
「う~っ……済ました顔して……こ、こういうの、その、初めてなんだから、もうちょっと優しくて!」>>957
乙です。
SSも、石牢で受ける拷問の痛々しさやぐだ子絶望が伝わってきて最高でした。
続きがきになりますそろそろスレの終わりが近づいているようですので、短いの一つ置いていきますね。
内容としては、BBちゃんがシェイプシフターちゃんの集団に性的に襲われる話となっております。
・触手表現や一人が複数の人外に襲われる表現を含みます。
・一応自業自得的な理由はありますが、BBちゃんが自分の意思に関係なく犯されるという、可哀そうな目にあっています。
・シェイプシフターちゃんたちに話が通じていない描写があるので、人によっては怖いと感じるかもしれません。
以上、大丈夫そうでしたら次から投下していきます。>>973『BBちゃん、大失敗』
ある日、時間の感覚にして深夜の頃に、BBスタジオのとある一角にシェイプシフター達が集団で集まっていた。
彼ら(彼女ら)は、中心にいる少女に平たいリボンのような触手を伸ばし可憐な肢体を淡々と犯していた。
しゅる、ぐちゅ、ずぷっ、きゅっ
「んぐ、ふっ、ん~~っ!」
犯されている少女は時折嫌がるように体をよじらせるが、シェイプシフター達に意図が通じていないらしく、攻めは無慈悲にくまなく全身に施され続けていた。
ぎゅっ、しゅるる、くちゃ、にゅぷっ
「ん~!ん、む、んんん~!!」
少女の肉体を、リボンのような平たい触手が弄び、蹂躙していく。
平たい触手を態々くるくると丸めて絞らせながら、シェイプシフターの攻撃は彼女の膣内、果てはアナルの中にまで及んでいた。
(どうして、なんで、こんなことになるんですかー!?)
締め付けられ、絞られ、ナカを無機質な触手に掻き回されながら、少女、BBは目に涙を浮かべて己の不幸を呪った。
そもそも、このセラフィックスにおいてシェイプシフターたちは戦闘用エネミーであり、セックスなどの性の快楽に関する情報は持ち合わせていない。
そんなシェイプシフターが何故このような卑猥な行為に及んでいるのかといえば、何者かがその情報を付与したからに他ならない。例えば、彼ら(彼女ら)の内部を容易く弄れる権限を持ったゲームマスターとか、上級AIとか。
そういう存在が、彼らに性の快楽についての情報を書き込むついでに、それを使って他者に性の快楽を与えるように命じたのだろう。
そう、つまりこれは、BBの自滅である。彼女の隠されたドジッコ力が発揮された、あまりに完璧でお手本としてあがめたくなるレベルでの鮮やか自滅だったのである。>>974
(私はただ、「ちょっとあのカルデアのマスターさんをお外を歩けないような恥ずかしい目に合せて、BBちゃんに逆らえないように調教しちゃえー」って、思っただけなのにぃ!純然たる、センパイ弄りの一環だったのにー!)
カルデアのマスターや、マスターを思いやるサーヴァントたちが聞いていたら、「ふざけるな」と激怒しそうなことを思いながら、BBは自分の運のなさを嘆き続けた。
だが、シェイプシフターには、BBの嘆きを察せるような高等な察知機能は備わっていない。
彼ら(彼女ら)はただ、BBから与えられた情報を元に、彼女を快楽に漬ける行動を続けるだけである。
ずちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、にゅるっ
「はっ、あん!ちょっと、あなたたち、いいかげんにしないと、…え?そん、あっ、ふあ……んあああん!!」
口にねじ込まれていた触手が離れ、膣内とアナルを犯していた触手が小さく収縮した隙になんとか制止の命令を送ろうとしたBBだったが、離れた触手が収縮した触手の隙間を埋めるように中に侵入してきたことへの驚き、その直後にそれぞれの触手たちがバラバラに動いて内部を刺激してきたショックで体が反り返り、命じようとした声もまた嬌声に変わってしまう。
そのまま、今までよりいっそう激しくぐちゃぐちゃと中を掻き回される快楽に溺れ続けていると、シェイプシフターが不意に動きを止めた。
『BB、ウレシイ?』
「だ、誰が、こんなことを嬉しいと思いますか…!」
合成音混じりの無機質な問いかけに、BBはカッとなって言い返した。
BBの返事に、シェイプシフターたちは戸惑うように頭部の四点の光を明滅させ、互いに話し合うように顔を見合わせるような動きをした。
『ウレシクナイ?BB、快楽ヲ感ジテイルノニ、ウレシクナイ?』
『ウレシクナイナラ、ドウスレバイイノ?』>>975
(この隙に、なんとか脱出、或いはこのシェイプシフターたちの消去を実行して…)
シェイプシフターたちの混乱に乗じで体勢を立て直そうとしたBBだったが、次の彼らの言葉を聞いた瞬間、あまりのおぞましさに思考が止まってしまうことになった。
『知ッテイル。BB、教エテクレタ』
『「素直になるまで、たくさん可愛がってあげなさい」ト言ッテイタ』
恐らく録音していたのであろう、愉し気に語るBBの言葉をそのまま再生して確認するシェイプシフターたちに、BBはさあっと顔を青くした。
嗚呼、そうだ、その通りだ。自分は確かにシェイプシフターたちに「そう」教えた。
だって、それで追い詰められて困るのはあくまで自分ではない誰かであり、自分はその様を見て嗤う側であった筈なのだ。
まさか、シェイプシフターたちに「それが人間が喜んでくれる行為であり、彼らの愛情表現なのだ」と教えたせいで、自分が真っ先に「喜ばせる」対象になるなんて思いもしなかったのだ。ただの戦闘用エネミーである彼らが、支配者であるBBを慕っていただなんて、BBが人間の姿をしていたからと、人間と同様の愛情表現方法を試そうと判断してしまう程好意的な目で見ていたなんて、BBは少しも想像していなかったのだ。
『カワイガル』
『BB、タクサン、カワイガル』
『モットイッパイノ快感ヲ、アタエル』
「ひっ。あ、待って。お願い、待って――!」>>976
シュルシュルと、先ほどの倍以上の数を持つ触手が視界いっぱいに蠢き、シェイプシフターたちの頭部の光の明滅に合せて妖しく光る。圧倒され恐怖したBBは、命令ではない、ただ懇願するだけの言葉を漏らした。
――それが、彼女の明暗を分けてしまった。
『ダイジョウブ、恐イト、思ウヒマナク、快感ヲアタエル』
『チャント、教エテモラッタトオリニ、デキル。ダカラ』
『心配シナイデ、BB』
「いや…いやぁ。来ないでぇ。もう、私を、離してくださ…っんううう!」
本当に止めさせるならば、BBはシェイプシフターたちに「命令」しなければならなかったのだ。
BBがそのことに気づいた時にはもう遅く、シェイプシフターたちの触手は彼女の口の中に差し込まれ、再びBBの体の外と内の両方が、くまなく触手に絡め取られ犯されだした。
ぎゅぷ、しゅるん、ずちゅずちゅ、にぎゅ、きゅるきゅる、じゅぽん
「んう、ふ、んむぅ」
舌を弄びながら口内を行き来し、乳輪と先端を刺激しながら乳房を縛り、腰に巻きつき、腿に滑り、尻を撫でるように絡み、膣内をバラバラと動き、尻穴から腸内に到達せんとばかりに奥へ奥へと先端を延ばし、触手は絶え間なくBBの躰を攻め続けた。
『ウレシイ?BB、ウレシイ?』
にゅる、びちゅ、ぷちゅ
「むぷっ、あひっ、あ、あん、ひあん!」
『モット?モットシナイト、ウレシクナラナライ?』
じゅぷ、じゅるん、ずぽっ、ずちょ、ぐちゅぐちゅ…
「あ、あん!も、むり、あっ、すごっ、しょくしゅ、すご、い……あああ~ん!!」
そうして時間にして三日三晩に換算される長い間、シェイプシフターたちはBBへの信愛を示し続けたのだった。
―END―短いですが、以上です。
「BBちゃんの可愛さに便乗する形でもいいから、シェイプシフターちゃんの人外ゆえの通じなさみたいな魅力、伝われ!」と思いながら書きました。
少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。>>957
乙ですー
過去ログも追加とはかゆいところに手が届く!ありがとうございます!
そうですねーイラスト関連は注意書きしとけば問題ないと思いますよー>>971
「す、すいません。 つい、夢中になって……でも」
何かに言い淀んだように小太郎は頬を掻くと、照れくさそうに口にした。
「その、可愛かったというか……綺麗だった言うか……その……素敵でした」
「___……」
普段口説くなんて行為からほど遠い性格をしている彼が必死に考えたであろう言葉にマスターは今まで以上に顔を赤くして俯く。
__思えばこの人からそんな言葉を受け取るのは初めてだ。
マスターは召喚して出会った時からの事を頭の中で思い出していた。 自分のより年下のように見えて仕事人であり、リアリストでもあり、自分よりも大人だった小太郎からそんな言葉はマスターは一度も効いたことが無かった。
__自分も女として見られていたのか。
だから、マスターは小太郎が自分に欲情していた時は困惑と共に密かに喜びもあった。
小太郎が男と言うことを認識したと同時に、自分も女だと認識出来たからである。 それは自分の心の中に秘めていた恋の蕾が開花したことでもあった。
「も、もう……っ、しょうがないなぁ……もう……」
マスターはそんな小太郎ににやける顔を隠しながら、ゆっくりと服を脱ぎ棄てていき、その体を小太郎に惜しげもなく見せつけていく。 小太郎はその姿を繭から蝶が出てくるのを眺める様な面持ちで見つめていく。 それほど今のマスターは可憐であり、美しかった。
「お、男の人ってその、出さないと満足できないんでしょ? だ、だからその……」
そのままマスターは小太郎はを誘う様にベットに寝そべると、小太郎に向かって手を伸ばす。
「さ、最後まで……して……?」
それは小太郎の最後の理性を縛っていた枷を一瞬で打ち壊すには十分な乙女の恥じらいと女の色香であった。
すいません……これ以上長くなるとスレに収まらないのでいったんここで終了します……SSなのに展開長すぎてまとまりきらずどうもすいません……>>982
いいのよ
ありがとう
やっぱ小太郎くんって最高ですよね。>>981
ありがとうございます。ふたなり自分犯しって本当に美しいと思うんですよ。>>938
感想ありがとうございました!
恋愛初心者の武蔵、しかも立香との初セックスってのが意外と難しかったです。他の嫁たちが結構ノリノリだからなんでしょうね。
次回はこのままの流れで続行するのですが、完成は次のスレになるかな?よろしければ次回もみなさんに読んでいただければ幸いです。>>979感想ありがとうございます。
BBちゃんだけでなく、シェイプシフターちゃんの可愛さもちゃんと伝わっていたみたいでよかった!>>986
みなさんここ最近お忙しいのか、前よりもスレの勢いが大人しい感じがしますね。>>988
エロの系統によると思いますよ~
ドスケベ!って感じなら♥が似合いますけど、しっとりエロスなら地の文で表現した方が良かったりするイメージがあります>>988
恥を越えた先にエロさがあると思ってるので使ってます
文章力欲しいです絵をアップする場合そのまま上げちゃって大丈夫なんでしょうか
>>992
性器や乳首丸出しならアウト、画像投稿サイトなどで取得したURLをつけましょう。
私のSSのようにお漏らしの場合も人を選ぶのでなるべくURLつけてワンクッション置いた方が良いです。>>988
その人の文体にもよると思いますが、ハートが付くと滑稽味を感じてしまう人もいるんじゃないかと思い自分はつけませんね。楽しんでエロを感じて欲しいので白けさせるようなことはなるべく避けたいのです。>>995
セミラミスがティアマトの子供たちみたいなヤバい魔獣を召喚しちゃうんですか!?本編以上に本気を出しちゃってますね。まあ、英霊相手じゃエロ系御用達の海魔も役に立ちませんからねぇ……>>998
ジャンヌ・ダルクが棄教してしまうほどの快楽堕ちと獣化……素晴らしい!
R-18なSS総合スレッド 二巻
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