SSなんでもござれのスレ

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  • 1名無し2017/03/01(Wed) 16:47:55ID:cxNjI2MDY(1/1)NG報告

    とにかくユー!SS書いちゃいなよ!なスレです。妄想をぶちまけよう!
    ただし、あくまでKENZEN、並びに型月関連作品のもののみでお願いします!(型月関連のクロスオーバー可)

  • 2名無しのマスター2017/03/01(Wed) 18:24:30ID:YxNDQxMTc(1/1)NG報告

    密かにだが自分はロマンと禁書で一つ書いてみようと思ってる(小声)

  • 3名無し2017/03/01(Wed) 18:31:29ID:gyNTgyNTk(1/2)NG報告

    マシュを観光連れてくss。 でもどこに投稿すればいいんだ?

  • 4名無し2017/03/01(Wed) 18:35:30ID:YzMTExMDE(1/2)NG報告

    ども>>1です。スレ承認やったー!投稿は是非ともここで!
    少し長くなりそうなら、申し訳ないですが別に建てさせていただきます。そのご要望がございましたら、私に一報お願いします。

  • 5名無し2017/03/01(Wed) 19:30:33ID:U0NzQ0OTU(1/1)NG報告

    今年の始め、書こう書こうと思いつつ仕事に忙殺されたため諦めたアルテラさんの初夢ものをいつか投下したい
    とりあえずエクステラをもう一度確認してからになるけど

  • 6名無し2017/03/01(Wed) 19:46:27ID:YxMTYxODU(1/1)NG報告

    ずっとずっと加工と思っているけど書く時間がないから書けないやつ
    プロット
    仮面ライダーゴースト fgo
    主人公はタケルというぐだ男。特異点Fが始まる際、謎の男からゴーストドライバーを渡される。燃える都市で無我夢中に変身して、なんとか戦っていく。ラストで兄貴のゴーストアイコンゲットしてオルタに勝利。所長はユルセンになる。
    その後二章で闘魂アイコン。四章でグレイトフル。六章でムゲンアイコンをてに入れて、ラストバトルはソロモンゴーストアイコンを使ってゲーティアと戦うってのを考えた。

  • 7名無し2017/03/01(Wed) 21:08:35ID:gzNjQzMzY(1/1)NG報告

    SSかぁ。色々考えては見るものの、いざカタチにしようとすると難しいよね。今考えているのだと3つ。
    ・特に何も無いある日(草十郎と有珠がリビングで話をするだけ)
    ・カルデア戦闘シミュレーション記録No.31(大英雄ジークフリードVS人になった兵器エルキドゥ。勝つのはどちらか)
    ・木下ひなた「サーヴァント?」(Fate/GO×アイドルマスターミリオンライブ!のクロス。偶然、カルナさんのマスターになった765プロのアイドル候補生、木下ひなたが聖杯戦争を駆ける──話ではない)

    うーん、アイディアばかりが先走り過ぎてどれも完成しそうにないネ!

  • 8名無し2017/03/01(Wed) 21:22:23ID:A1MDYwMDc(1/2)NG報告

    既にありそうだけどZEROで戦闘にFGOのルールを導入したギャグSS
    セイバーに押されるディルムッド、そこに乱入する征服王とバサスロットに英雄王。
    戦いの最中、バサスロットはセイバーに襲いかかるが征服王に轢かれて死亡する
    その後もハサンに壊滅される王の軍勢、大海魔を倒せぬなら食ってしまえと王の軍勢が大海魔で大宴会
    完全ギャグテイストのストーリー

    やっぱもう誰かやってる気がするな

  • 9名無し2017/03/01(Wed) 21:49:28ID:U0NTkwNTc(1/2)NG報告

    ちょっと前から少し考えてたものとしては、ドクター・ストレンジのエンシェント・ワンがケルト人らしいんで、なんかうまいこと兄貴と絡ませらんないかな、と思ってる。設定(仮)としては、Apo時空の亜種聖杯戦争の一つをNYでやって、ゼロッツの侵攻かと様子を見に来たエンシェント・ワンと召喚されてた兄貴が出会う→ここから先を考えてない。

  • 10名無し2017/03/01(Wed) 23:43:36ID:Y3NzIzNzc(1/2)NG報告

    ここで安価SSとかやっちゃって良いのだろうか?

  • 11名無し2017/03/01(Wed) 23:47:59ID:MwMzk3MjE(1/1)NG報告

    >>10

    長くなるなら別スレでと書いてあるし、やめたほうがいいんじゃない?
    参加者募るだけとか冒頭だけならセーフかと

  • 12名無し2017/03/01(Wed) 23:53:40ID:Y3NzIzNzc(2/2)NG報告

    >>11
    そうだな。じゃあ別スレ立てようかな。ちなみに立てたら参加するって人いる?

  • 13名無し2017/03/02(Thu) 00:52:21ID:MzMTg4MTg(2/2)NG報告

    >>12
    内容と時間によるけど、ここに

  • 14名無し2017/03/02(Thu) 01:10:13ID:Y3OTA3MzA(1/1)NG報告

    仮面ライダーFateというのを考えたんだが、大まかな設定やストーリーとしては
    ・ストーリーはセイバールートに凛ルートと桜ルートの要素を足したような流れ  
    ・サーヴァントは戦闘時には自分のベルトとクラスカードで変身する。変身しなくても武器を出して使うぐらいはできるが変身後は変身前と比べてすべての能力が飛躍的に上昇する 
    ・ラスボスはギルガメッシュと言峰のコンビ。言峰は物語後半に、桜の体内の聖杯の欠片を移植したこととこの世全ての悪に選ばれたことにより第9の仮面ライダーである仮面ライダーアンリマユに変身する能力を得る
    ・士郎はアーチャーや無限の剣製の影響と「いずれ英霊になる可能性」により仮面ライダーエミヤ(能力はアーチャーと同じ)に変身する能力を得てセイバーと共に最終決戦に挑む
    まで妄想したけど文才が無いので挫折してるorz

  • 15名無し2017/03/02(Thu) 01:14:27ID:I0MTQwOTI(1/12)NG報告

    本文入力画面見ていると、1レス最大20行1000文字までって制限があるので、5千字程度でも改行を入れるとけっこうなレス数を使わないといけない気がするんですが、最大どのくらいまでのレス数で別スレ行きとか基準はありますかね?
    一応本文が5千字程度の短めのSSが一本あるんですが、改行の関係で10レス超えるかもしれないので、S掲示板でのSS投稿もしたことがないのもあって、何か目安があるなら確認しておきたくて。

  • 16名無し2017/03/02(Thu) 01:47:49ID:Y1Njg5NDA(1/1)NG報告

    ステンノ様ろとぐだ男のSSは考えたことあったなー。
    第1特異点で唯一のアサシンとして上姉様召喚。上姉様はぐだと戦友的な感じで関係を詰めて行くが第3特異点で再開するエウリュアレに「私、少し変わったわね」と言われ自分の気持ちが少しづつ変わっていくことを自覚する。でも彼女は神霊だし、人間は忌むべき存在だし、愛しているのは姉妹だけの筈だしで心が揺れに揺れる。みたいな上姉様の純愛物。

    これも全部絆5ボイスの破壊力のせい。あんなん勇者じゃなくても勘違いしたくなる。

  • 17名無し2017/03/02(Thu) 02:23:43ID:cxMTc2NTI(1/1)NG報告

    憐憫の獣が夢を見た世界では、比較の獣はヒトを殺さなかった。
    彼が美しく気高い人々の傍らに在る世界では、
    ――月の姫はただ一度の敗北の後、目を覚まさないまま。
    蛇は待った。憎い姫君を完膚なきまでに滅ぼさんと。
    待って、待って、死んで(まって)、生まれて(まって)、殺して(まって)、死んで(まって)
    待ち続けて、待ちわびて、待ち呆けた頃。
    「姫君のことが好きなんじゃないのか?」
    当代の肉体。鬼の子がそんなことを言った。否定しようとした。出来なかった。
    魔術の能力に長けた鬼の子は、いつか蛇になり替わられたときに
    妹を傷つけるのを恐れて家を出て、どうしたわけか雪山の観測所。
    身のうちに蛇を抱えたまま、うっかり生き延びて。
    「……『犬』か?」
    少女の抱えた白いイキモノ。いつかの、あるいはどこかの記憶。
    獣は何かに気付きながらも、何も知らぬ顔で『フォウ』と鳴いた。

    みたいな四季/ロアが二重人格風になって、
    カルデアで働いてるSSを書きたかったんだけど、
    人理って人間が救ってこそだから死徒の入る余地はないなと悩ましい。

  • 18名無し2017/03/02(Thu) 07:53:02ID:UxNTE0ODY(1/1)NG報告

    ぐだ子とザビ子の共演物とか考えてたなぁ
    サーヴァントと離れ離れになって、ぐだ子と玉藻 ザビ子とマシュ とパートナー入れ換えでそれぞれ再会を目指すみたいな話
    黒幕はBB&魔神柱コンビで

    ザビ子のサーヴァントが玉藻なのは私的イメージの問題
    ネロはザビ夫で玉藻はザビ子ってイメージがなんかある

  • 19名無し2017/03/02(Thu) 08:38:26ID:c0MTEzMzQ(1/1)NG報告

    SSで思い出たけど理想郷となろうとハーメルンどっちが地雷少ないよ。個人的になろうは地雷原が水平線までぎっしり埋まっているイメージがあるけど

  • 20名無し2017/03/02(Thu) 10:00:41ID:M2NDk5MTQ(2/2)NG報告

    >>19
    理想郷を利用してないからそっちは分からないが、なろうと笛吹だとなろうが多いと思う、だけど投稿数が多い分掘り出し物もある。
    笛吹は地雷っぽいのは青か緑評価だからすぐに分かるから回避しやすい、まあ時々、高評価でも地雷はあるけど。

  • 21名無し2017/03/02(Thu) 11:16:17ID:M5ODYyMjA(1/2)NG報告

    >>20
    忘れもしない…赤評価だから読んだらただの士郎らしきナニカがジャンヌといちゃいちゃするだけの奴を…
    せめてキャラを掴んでやってほしかった…

  • 22名無し2017/03/02(Thu) 11:17:57ID:M5ODYyMjA(2/2)NG報告

    タケルの息子のアユムがデミアを倒した後にFGO世界線に飛ばされてぐだ子&マシュと協力して戦うネタが浮かんだ
    プロットだけ考えてみるか

  • 23名無し2017/03/02(Thu) 21:07:23ID:AwMjczMDY(1/1)NG報告

    自分も仮面ライダー×FGOのは考えたな
    主人公は死んだ(ゲームオーバー)はずの貴利矢で、冬木の特異点に召喚され、カルデアのマスターや英霊、召喚された仮面ライダーたちと共に七つの特異点と仮面ライダー世界ベースの特異点を戦い抜く感じ
    仮面ライダーと英霊のコンビネーションとか面白いと思ったからそういうの固まってから書きたい。タッグの組み合わせでやりたいのは
    レーザー×牛若丸
    スカル×エミヤ
    ファイズ×クー・フーリン(ランサー)
    ドライブ×モードレッド

  • 24名無し2017/03/02(Thu) 22:58:13ID:AzNjU0OTI(1/1)NG報告

    >>19
    あれ?なろうは二次創作作品の投稿はできなかったはずでは

  • 25名無し2017/03/02(Thu) 23:55:22ID:A5NjgwMDA(1/1)NG報告

    笛吹は時々、黄色でも良い作品がある。
    ただ、赤色で最悪の作品も時々ある。
    なろうはエジプトレベル

  • 26名無し2017/03/03(Fri) 00:41:28ID:kzNDI3MDY(1/1)NG報告

    タマモキャットとステンノ様の話、書きたい……。
    少女とバーサーカーの組み合わせだし、キマシでも普通に友達としてでも良いと思うんだ。
    問題はキャットもステンノ様もうちのカルデアにいないことだ

  • 27名無し2017/03/03(Fri) 00:59:03ID:MwMTM4ODk(1/1)NG報告

    前に、EXTRAで何かの拍子に自鯖が幼くなる妄想をしたことがある
    ロリネロ、ロリ玉藻、士郎、子ギルとザビの組み合わせが面白そうだと思って
    士郎編は実際に書いたんだけど、今度ロリネロ編でも書いてみようかな

  • 28名無し2017/03/03(Fri) 12:01:05ID:U2ODM4MTA(1/1)NG報告

    地雷といえば冬木ちゃんねるとかいう悍ましいものを思い出す

  • 29名無し2017/03/03(Fri) 13:50:18ID:g5MDUxODg(1/1)NG報告

    「レーッツ! グランド・バベッジッ!」 
    人類最後のマスターによるグランド・オーダー。それは、人理保障機関カルデアによる合体指令。
    掛け声と共に空へと飛翔する巨人の影が三つ。
    蒸気が舞い、勇者バベッジを中心に美しきラウンドフォーメーションをとる。
    『ドッキング開始します! 先輩、衝撃に備えて下さい!』
    フロントモニターに映る少女の名はマシュ・キリエライト。英霊機神ギャラハッドのメインサポートAI。頼れる最愛の後輩。
    盾の英霊機神ギャラハッドを右腕に、剣の英霊機神アルトリアを左腕に変形させ、黒鉄の巨人と結合する。
    「英霊合体!」
    少年は叫ぶ。人類の希望を。最強の勇者の名を。
    立ち上がれ! 我らが勇者!
    『グランド・バベッジ!』

    的なssを思いついた。詳しい設定はこれから考える

  • 30モードレッドの足置き場2017/03/05(Sun) 20:42:56ID:czNjgwMDA(1/1)NG報告

    書いた奴ってどこに投下すればいいんですかね

  • 31名無し2017/03/06(Mon) 20:17:11ID:U3NTM1NDQ(1/1)NG報告

    シビル・ウォーでスタークとの対決直後のキャプテン・アメリカが特異点Fへ。
    そこでマシュと出会いマスターとして人理修復の戦いに出るとか思いついてる。
    キャップが戦士としての先達、人生の先達としてマシュを導いたりキャップが人理修復の旅を通して学んで行ったりする話が書きたい。
    ぶっちゃけ実写版しかマーベル知識ないけど

  • 32名無し2017/03/08(Wed) 01:12:45ID:YzOTg4NTI(1/25)NG報告

    SSここに投稿していいの?
    新しいスレ立てる?

  • 33SS投稿初チャレンジ2017/03/08(Wed) 12:45:28ID:I1NjQ5Njg(2/12)NG報告

    一応スレ主さんが「投稿も是非ここで」とおっしゃってくれているので、次レスから本文5千字程度のSSを投下させていただきます。
    行数の関係で10レス超えるかもしれないので、鬱陶しいと感じた人はコテハン横のIDをNGにすることで自衛をお願いします。
    内容としては、アステリオス君ととあるカルデア女性職員が交流する話になっております。
    そんなに長くないのもあって時系列はあんまり考えていませんが、ラストだけは一部クリア後の時系列です。
    会話する関係で職員に多少の個性がついているので、ご注意ください。
    では、次から投稿させていただきます。

  • 34SS投稿初チャレンジ2017/03/08(Wed) 12:48:18ID:I1NjQ5Njg(3/12)NG報告

    『アステリオスと女性職員』

    ある夜のこと、消灯が済んだカルデアの廊下を、一人の女性職員が懐中電灯を片手に歩いていた。
    しんと静まり返った廊下に自らの靴の音だけが、コツコツと響いている。
    (やっぱり、朝になってから出直そうかな)
    寝る前にミーティングルームに忘れ物をしたことに気づき、忘れない内にと思い立ってこうして部屋の外に出たのはいいが、ただ電気が消えているだけでいつもと違う雰囲気を醸し出している廊下の様子に、恐がりな彼女の心は既に挫けかけていた。
    (でも、ここまで来たら、ミーティングルームまでもう少しだし)
    震える自分に言い聞かせるように唱え、小さく頷いて、女性職員は角を曲がろうとした。
    その時、角の陰から巨大な影が現れた。
    「ひっ!」
    驚いた女性職員は、反射的に影の正体を見ようと懐中電灯を上へと向ける。
    トゲトゲとした突起がついた腹当て、傷だらけの巨体、両手には巨大な斧。
    そして、仮面に覆われた頭からは、二本の角が――。
    (お、おば、おばば、お化け!)
    ガクガクと震える女性職員に向かって、お化けが一歩近づく。
    そして、ずいっと頭を下ろし、彼女に顔を近づけて来た。
    「ひっ、や、いやああああ!!」
    哀れな女性職員は、廊下中に響き渡る大声をあげて、死に物狂いで自室まで逃げ帰ったのだった。

    **

  • 35SS投稿初チャレンジ続き2017/03/08(Wed) 12:50:53ID:I1NjQ5Njg(4/12)NG報告

    >>34
    **

    ―― 一晩明けて、朝のこと。
    カルデアのマスターであるぐだ男のところに、一人の女性職員が同僚と共に訪れていた。
    「ええっと、それで、俺に用事って言うのは」
    「それがさあ。この子、英霊の誰かを、お化けと勘違いしちゃったみたいで」
    同伴した職員はそう言いながら、後は自分で話せと言うように女性職員を前に押し出した。
    「私、恐がりな癖に夜中に廊下を歩いちゃって、その時に巨大な人と遭遇して、お化けだと思い込んで、悲鳴をあげて逃げちゃったんです」
    うう、と、恥ずかしそうに唸りながら、女性職員はぐだ男に事情を話して聞かせた。
    「でも、一晩明けてよくよく考えてみたら、あれは、私の考えていたようなお化けとかではなくて、サーヴァントの誰かだったんじゃないかなって。顔を覗き込んで来たのも、もしかして、震えている私を心配していたのかもって。そう思ったら、私、すごく失礼なことをしてしまったんだと思って、だから、あの」
    話している間中、恥ずかしさから俯いていた女性が、おどおどしながらも顔を上げて言葉を続けた。
    「許してもらえるかは分からないんですが、そのサーヴァントに、一言、謝りたくて」
    「俺ならその英霊のことが分かるだろうから、聞きに来た、と」
    頷いたぐだ男を、女性職員は不安そうな顔で見つめた。
    「あ、あの。本当に、私、協力してくださっている方に、失礼なことしちゃって。貴男にとっても大事なサーヴァントなのに、本当にごめんなさ」
    「その先は、俺じゃなくて、まずサーヴァントに言ってやってください」
    ぐだ男は片手をあげて、謝罪の言葉を口にしそうになった女性職員を制した。

  • 36SS投稿初チャレンジ続き2017/03/08(Wed) 12:53:45ID:I1NjQ5Njg(5/12)NG報告

    >>35

    ぐだ男が端末を起動して、現在召喚されている英霊たちの霊基の一覧を調べていると、すぐに一体のサーヴァントにたどり着いた。
    「ああ、彼のことかな。アステリオス」
    「はい、この人です!ああ、やっぱりサーヴァントだったんだ…」
    「ぐだ男くんのサーヴァントでよかったじゃん!ふれんどさん?とかいう人たちの所から援軍に来てくれているサーヴァントだったら、話がこじれるところだったよ」
    改めて己の勘違いを思い知って恥ずかしげに俯いている女性職員の肩を、同伴した同僚が励ますように叩いた。
    「じゃあ、アステリオスを呼んでみますけど、大丈夫ですか?」
    ぐだ男の問いかけに、女性職員はこくりと頷いた。
    ぐだ男もそれに応えるように頷いた後、口の横に手を当て息を吸った。
    「おーい、アステリオスー!近くにいたら出てきてくれ!!」
    ぐだ男の呼びかけに少し間が空いた後、部屋の中にアステリオスが姿を現した。
    「なん、だ?」
    仮面越しのくぐもった声で、アステリオスは己のマスターの用向きを尋ねた。
    「お前に用事がある人がいてさ、今から少し話を聞いてあげてくれないかな?」
    そう言ってぐだ男が手を指示した方向に、アステリオスは大人しく体の向きを変え、女性職員の方に向き直った。
    そのまま一言も発さず、彼女に用向きを尋ねることもなく、ただ静かに、じっと、彼はマスターの頼みの通り、女性職員の言葉を待った。
    「あの、私、夕べは、あなたをお化けと勘違いして悲鳴をあげるなんて失礼なマネをしてしまって、本当に、ごめんなさい!」
    がばり、と大きく頭を下げて謝った女性職員を、感情の覗けない仮面がじっと見つめていた。

  • 37SS投稿初チャレンジ続き2017/03/08(Wed) 12:57:00ID:I1NjQ5Njg(6/12)NG報告

    >>36「そ、それで、ですね。お詫びの品になるか分からないのですが、これ、私のとっておきの、お気に入りのお店のクッキーです!カルデア内に持ち込んでいた分で、ドクターロマンにも好評でしたので、味は保証されています。ご迷惑でなければ、是非!!」
    「え?あんた、そんなもの持って来ていたの?」
    「あ、それ、マシュがおいしいって言っていたやつだ。職員さんの私物だったのか」
    「大好物なので、買い占めを許されている限界まで買い占めて、持ち込めるギリギリ限界まで持ち込んで、人理焼却前は、このおいしさを共有してくれそうな方に、片っ端から配り歩いていました」
    ずいっと、クッキーの入った袋を差し出しながら語る女性職員の姿を、やはりアステリオスは無言で眺め続けていた。
    「…あ、すみません。クッキーはお好きじゃありませんでしたか」
    しょんぼりと眉を下げて、女性職員がクッキーをしまおうとした時、
    「うぅ」
    無言を貫いていたアステリオスが、短く唸り声をあげた。
    そして、驚いて動きを止めた女性職員の手から、つまみ上げるようにしてクッキーの袋を持ち上げた。
    「あ…」
    「…いる」
    「えっ?」
    「なれて、いる、から、き、に、す、る、な」
    そう言ってアステリオスは、クッキーの入った袋を持ってのそのそと部屋を出て行った。
    「慣れている、って…」
    残された女性職員は、呆然とした顔で先ほどのアステリオスの言葉を繰り返した。
    (慣れている、って。それって、何度も怖がられたってことで。だったら、私は、本当に、本当に、酷い、ことを)
    もしかして己は、想像以上に酷い仕打ちを彼にしてしまったのではないだろうか。
    溢れてくる罪悪感と、アステリオスの言葉のやるせなさに、女性職員は項垂れた。

  • 38SS投稿初チャレンジ続き2017/03/08(Wed) 12:59:47ID:I1NjQ5Njg(7/12)NG報告

    >>37
    「あー。ま、まあ、クッキーを受け取ってくれたってことは、彼もあんたの謝罪を受け入れてくれたってことだよ!よかったじゃん!!」
    重苦しくなった空気を変えようと、同僚の職員が彼女の背中をバシバシ叩いて笑った。
    しかし、女性職員は項垂れ続けたままだった。
    「うーん、んん…。とりあえず、用事はこれで終わりってことで!ほら、長居しすぎると彼にも迷惑だよ、行こ!ごめんね、ぐだ男くん。なんか最後、暗い雰囲気になっちゃってさ」
    「おじゃま、しました」
    落ち込んだままの女性職員を押しながら、同僚の職員はぐだ男に頭を下げ、部屋を出て行った。
    残されたぐだ男は、静かになった部屋の中で、彼なりに先ほどの出来事について反芻した。
    (アステリオスのことは、俺もまだ出会ったばかりで分からないことの方が多いけれど)
    (でも、「慣れている」って言ったのは、確かに彼なりにあの女の人を気遣ったからで、一方あの女の人が、「慣れている」って言葉を悲しんだのは、それもきっとアステリオスを思ってのことで)
    うーんと、唸り声を出しながらぐだ男は思考を巡らせた。
    しかし、いくら考えても今の自分には、二人のことをすっきりと解決させる方法が分からなかった。
    「あー!人とか英霊とか関係なく、人間関係って難しいー」
    ボフンと、ベッドに突っ伏して、胸の中のモヤモヤと無力感を振り払うようにぐだ男は枕に頭をぐりぐりとこすりつけた。
    (でも――)
    いつか、そういう悲哀とかモヤモヤとか複雑さを気にすることなく、アステリオスとあの職員が話せているようになればいいなと、ぐだ男は未来に思いを馳せたのだった。

    **

  • 39SS投稿初チャレンジ続き2017/03/08(Wed) 13:02:38ID:I1NjQ5Njg(8/12)NG報告

    >>38
    **
    夜中、消灯が済んだカルデアの廊下を、ある女性職員が懐中電灯片手に歩いていた。
    彼女が廊下の角を曲がろうとした時、ぬっと巨大な影が現れた。
    「あら、アステリオスさん」
    巨大な影を懐中電灯で照らして正体を確認した女性は、親し気にその大柄な仮面の男に話しかけた。
    「今日は、再臨前の姿なんですね」
     珍しいですねーと微笑む女性に、アステリオスはぬっと顔を近づけてガチャリ、と仮面を外した。
    「こわく、ないね」
    「?」
    「もう、まえみたいに、こわがらない、ね」
     にいっと、いたずらを成功させた子供の様に笑う青年に、女性はあっと、声をあげた。
    「も、もしかして、私のことをからかおうと思って、その姿に!?ひどい!そ、そりゃあ、今でもハサンさんたちとか、スパルタクスさんに消灯後の廊下で会うと、悲鳴をあげそうになることも、あるにはありますけど。でも、これでも私、大分とましになったのではなかろうかと」
    唇をとがらせて抗議する女性職員の様子に、アステリオスは少しだけ考える仕草をしてから、言葉を返した。
    「ん、ごめん。こわくないなら、いいなって」
    「そりゃあ、さすがに最初の頃からいるアステリオスさんには、慣れましたよ。と言うか、本当に、初対面の時は失礼な反応をしてしまって、ごめんなさい」
    同じ廊下で初めてアステリオスに遭遇した時のことを思いだして、女性職員は顔を赤くして俯いた。
    サーヴァントをお化けと間違えて悲鳴をあげた挙句逃げ出すなんて、本当にあの時の自分はなんてことをしてしまったのだろうか。
    今思い出しても、恥ずかしいし申し訳ない。
    「うれしかった、よ」

  • 40SS投稿初チャレンジ続き2017/03/08(Wed) 13:05:21ID:I1NjQ5Njg(9/12)NG報告

    >>39
    「え?」
    思いがけない言葉に女性職員が顔を上げると、アステリオスがむず痒そうな顔で彼女を見おろしていた。
    「ぼくは、あのとき、むかしのように、こわがらせてしまった、ぼくが、わるい、と、おもっていた。けれど」
    ゆっくりと、たどたどしい言葉遣いで、アステリオスは女性職員に気持ちを語った。
    「だけど、おまえは、こわかったのに、ぼくに、ごめん、って。こわがったせいで、ぼくが、かなしいとおもったから、ごめん、って。わざわざ、マスターにたのんで、さがしてまで、ごめん、って、ぼくに、いってくれて。そんなふうにあやまられたことが、なかったから、ぼくは、あのとき、じぶんでも、どんなきもちか、よく、わかっていなくて」
    「でも、マスターとか、えうりゅあれとか、みんなにであったいまなら、わかるから。ぼくは、あのとき、おまえが、あやまりに、きてくれて。こころが、きずつくそんざいなんだと、あたりまえのように、かんがえてくれたのが」
    話すのに疲れたのか、ふうと一度小さく息を吐き出してから、アステリオスは恥ずかしそうに笑った。
    「とても、とても、うれしかった、よ」
    「そう、ですか」
    震える声で、女性職員はやっとその一言を絞り出した。
    悲しいような嬉しいような、とにかく感情があふれて泣いてしまいそうになるのを堪えるのに必死だったのだ。
    「あの、私も、今それを聞けて、嬉しい、です」
    震える唇を、それでも心からのものになるようにと彼女は願いながら、笑みの形を作った。
    アステリオスに上手く伝わったようで、彼は応えるようににっと歯を見せて笑った。

  • 41SS投稿初チャレンジ続き2017/03/08(Wed) 13:07:23ID:I1NjQ5Njg(10/12)NG報告

    >>40
    「そうだ、アステリオスさん」
    女性は思い出したように、ポンと手を叩いた。
    「外と連絡が繋がるようになったおかげで私、遂にあのお店のクッキーを取り寄せるのに成功したんです!」
    「おお」
    嬉しそうに報告する女性職員に合わせて、アステリオスがぱちぱちと控え目に手を叩いた。
    「よろしければ、明日のおやつ時にでもどうですか?」
    「ん。あのくっきー、おいしかった」
    こくりと頷いたアステリオスの目は、嬉しそうに輝いていた。
    「えうりゅあれやますたーも、よぼう」
    「いいですね。あ、ナーサリーライムさんも呼んだ方がいいでしょうか?」
    「あと、じゃんぬ・だるく・おるた・さんた・りりぃと、じゃっく、も」
    「うふふ。ダ・ヴィンチさんに話を通して、広めのお部屋を確保しておきますね」
    「とても、たのしく、なるね」
    「ええ、とても」
    楽しげに明日の計画を話し合う二人は自然な様子で仲良く横に並び、女性職員の部屋までゆっくり歩いて行ったのだった。


  • 42SS投稿初チャレンジ2017/03/08(Wed) 13:15:02ID:I1NjQ5Njg(11/12)NG報告

    以上で終わりです。
    コテハンの通り、こういった掲示板でSSを投稿するのが初めてなので何か不備がありましたらすみません。

    この作品で大体、本文の文字数がタイトル含めて5千字程度くらいの量になっています。
    もちろん、改行なんかの関係で変わることもありますが、今後投稿される方がいらっしゃったら、何かの参考になれば幸いです。
    長々とスレの占領、失礼いたしました。

  • 43名無し2017/03/09(Thu) 00:09:35ID:YyNzI1NTQ(1/1)NG報告

    >>42
    お疲れ様でした。

    私もssを書き溜めているところなのですが、だいぶ分量が多くなりそうです…
    ひょっとしたら別にスレ立てした方がいいかもしれませんね

  • 44名無し2017/03/09(Thu) 02:39:04ID:gzMDQ3Nzk(1/1)NG報告

    既存設定集めたprototype本編の妄想って需要あるかな?まぁ、鬼門多過ぎるんだが…

  • 45名無し2017/03/09(Thu) 09:19:07ID:Y3OTM0OTg(1/1)NG報告

    >>42
    乙です

  • 46名無し2017/03/11(Sat) 20:08:18ID:k0MTA2MTk(1/1)NG報告

    あげ

  • 47名無し2017/03/11(Sat) 20:36:48ID:c5NDYyMDY(1/1)NG報告

    SSかあ……自分クロスオーバーが大好物だから

    ・初代ゴッドイーターのed後の第一部隊と四次組の座談会
    ・というか切嗣というヨハンに似た相手とどう関わるか
    ・ガイアの抑止力としてHF√で介入してくるシオ

    とかそんなのばっか浮かんでしまう

  • 48名無し2017/03/13(Mon) 01:41:13ID:Q2MTA5ODI(1/1)NG報告

    SS書こうとずっと思ってて何回か書こうとしたけど設定纏まらなかったり思いつかなかったりで設定ちゃんとできても文が書けなかったりで上手くいかない。
    現在考えてるのはぐだおが鯖としてぐだこに召喚されるやつだけどぐだおが鯖になった理由と宝具で詰まってる

  • 49名無し2017/03/13(Mon) 02:03:30ID:M5NDEyMDA(1/1)NG報告

    >>44
    ある
    ある程度まとまっているなら読んでみたい

  • 50名無し2017/03/13(Mon) 11:24:49ID:E2NjQ3ODc(1/1)NG報告

    >>2 禁書のソロモンってどう考えても魔神ですよねぇ…

  • 51名無し2017/03/13(Mon) 13:56:55ID:Q0MzI1Mzc(1/1)NG報告

    >>48設定や理由付けに困っているなら、書きたい場面や思い浮かんだ場面だけまず書いてみるといいかもよ。
    召喚シーンでも、鯖ぐだおとぐだこにさせたいやりとりでも、何でもいい。
    シーンだけ書いた後に前後を繋げる文を考えているうちに、キャラが何故そうなったのかとも自然と向き合うことになるから、設定段階で詰まっていた答えがすんなり出ることもあるし、とりあえずやりたいシーンだけでもキャラクターを動かすと書いている側もモチベーション上がるので、作品が形になりやすかったりする。

    書きたい場面のための設定に詰まっていたなら、見当外れな意見でごめんね。

  • 52名無し2017/03/13(Mon) 16:18:08ID:c4MjYyMzc(1/1)NG報告

    SS書こうとしたことはあるけど上手く文章にできなくて設定だけが固まっていく

  • 53名無し2017/03/13(Mon) 16:28:59ID:k2NzI2OTc(2/25)NG報告

    >>52
    下手でいいのです…
    いきなりゴッホのような絵を描ける人間はいないのです…
    文章も同じなのです…

  • 54名無し2017/03/13(Mon) 19:57:07ID:k2NzI2OTc(3/25)NG報告

    投稿してます
    どれくらいのレス数かは不明
    やってみて分かったけど、地の文なしってやっぱりきついんやなと思いました

    次からちょっとの間連投します

    注意事項としてエリザはCCC要素あり、その他に魔法使いの夜要素ありです

    ロビン・フッド「第三霊臨の姿を見せたらドラゴン娘が騒ぎ出した」

  • 55名無し2017/03/13(Mon) 19:58:20ID:k2NzI2OTc(4/25)NG報告

    >>54

    ロビンフッド「おい、マスター、いつまで寝てんだ」
    ぐだ男「ん……うん?」
    ロビン「やっとお目覚めか?」
    ぐだ「ここは……?」キョロキョロ
    ロビン「特異点だよ、オレはほっときたかったんだがねえ……」
    ぐだ(そうか、小さな特異点が出来たから……)
    ぐだ「あれ? ディルムッドも一緒に来なかったっけ?」
    ロビン「レイシフトの時にはぐれちまったらしい。オレはマスターを守んので手一杯だったしな」
    ぐだ「ありがとう」
    ロビン「礼を言われることじゃありませんがね。雇い主くらい言われなくても守るっつーの」
    ぐだ「とりあえずディルムッドとの合流を目標に動こう」
    ロビン「へいへい、城の中に行きますか」

  • 56名無し2017/03/13(Mon) 19:58:57ID:k2NzI2OTc(5/25)NG報告

    >>55
    ぐだ「変な庭に出た。なんか自然が豊かだね」

    ロビン「植物園ってとこか」

    ぐだ「変な彫刻があるね」
    ロビン「なんだこりゃ。ライオンの頭に鳥の体……? 悪趣味すぎんだろ」
    ぐだ「鳥って言ったら、第三霊臨したらロビンの方にコマドリがいるようになったよね」
    ロビン「あれは何かなんざ聞かれても困りますがね。勝手についてきやがるからなぁ」
    ぐだ「今もいるの?」
    ロビン「まぁな、この通り」バサバサ(コマドリが飛び出す音)
    ぐだ「かわいいよね」
    ロビン「オレはコイツ見てるとなんか気に障るんですがね……。なんつーの、こっちを小馬鹿にしてる感じ?」
    ぐだ「そんなことないと思うけど」
    ロビン「っと、下らねえ話はここまでだ。マスター、なんか来るぞ」
    ぐだ(心構えだけでもしておこう)

  • 57名無し2017/03/13(Mon) 19:59:39ID:k2NzI2OTc(6/25)NG報告

    >>56
    ???「ぐっ、私が後れを取るとは……」ガサガサ
    ぐだ「ディルムッド!」
    ディルムッド「マスター!? 御無事でしたか!」
    ロビン「おいおい、ずいぶんボロボロじゃねーですか。いったい何があるってんだ?」
    ディル「皐月の王……よくぞマスターを守った」
    ロビン「いやそういうのはいいんで、何があったかをだな……」
    ぐだ「みんな静かに、何か来る音がする!」
    ディル「馬鹿な……もう追いついたとでも!?」
    ぐだ「何が来るのか知ってるの?」
    ディル「はい。マスターは下がっていてください。皐月の王、マスターを頼む」
    ロビン「はいよっと。オタクがここまでマジになる奴だ、オレなんかじゃ役に立たねえだろうしな」
    ぐだ(音が近づいてくる)
    ディル「来い!」スチャ(二槍を構える音)
    ぐだ(来る……!)

  • 58名無し2017/03/13(Mon) 20:00:26ID:k2NzI2OTc(7/25)NG報告

    >>57
    ???「ウリー」
    ロビン・ぐだ「…………」
    ディル「くっ、もう来てしまったか……! マスター、指示を!」
    ぐだ「……えっと、ディルムッド。あれってさ」
    ディル「何をしているのですかマスター! 早くしなければ奴が動いてしまいます!」
    ロビン「いや、オタク、何をそんなに警戒してんですか。ありゃあどう見ても……」
    ディル「凶悪な魔物に違いありません!」
    ロビン・ぐだ「いや、どう見てもウリ坊なんだけど……」
    ウリ坊「ウリー!」トットット
    ぐだ「かわいいなあ。おいで」
    ディル「お下がりください! 奴は危険ですマスター!」
    ぐだ「そうは見えないけど」

  • 59名無し2017/03/13(Mon) 20:01:00ID:k2NzI2OTc(8/25)NG報告

    >>58
    ウリ坊「ウリー!」タッタッタ
    ぐだ「ディルムッドと遊びたいのかな、ディルムッドに向かってるね」
    ディル「くっ、なぜ私が狙われるのか……!」
    ロビン「なんであんなに焦って……ん?」
    ぐだ「あれ? なんか、段々早くなって……」
    うり坊「ウリー!」ドゴォッ!
    ディル「ぐはっ!」ドサー!
    ぐだ「ランサーが死んだ!?」
    ロビン「っ、マスター! あいつはマジにやべえ奴だ!」
    ぐだ「そうみたいだ! 逃げよう!」
    ウリ坊「ウリー!ウリー!」ガッガッガ
    ぐだ「地面削りながら走って来てる!?」
    ぐだ「ロビン、何かいい手はない!?」
    ロビン「一度逃げられりゃ話は別ですがね、正面からってのは得意じゃねえ!」
    ぐだ「ここまで使うしかない……!」

  • 60名無し2017/03/13(Mon) 20:01:44ID:k2NzI2OTc(9/25)NG報告

    >>59
    ぐだ「ガンド!」
    ウリ坊「ウリ……?」ドサッ!
    ロビン「ありがてえ! 今のうちに毒矢を作って……」
    ロビン「食らいやがれ!」ドシュ!
    ウリ坊「ウリ……ウリ……」
    ぐだ「何とかなったね……」
    ロビン「…………」
    ぐだ「ロビン……?」
    ロビン「いや、何でもねえですよ。奥に進むことにするか」


    道中、二人は可愛くも恐ろしく強いモンスターを山ほど倒した。
    フィンの一撃を使う子リス。
    バーサーカーの如きアライグマ。
    甲高く笑うリピートマジック使いのネズミ。

  • 61名無し2017/03/13(Mon) 20:02:23ID:k2NzI2OTc(10/25)NG報告

    >>60
    ロビン「…………」
    ぐだ「どうしたの? 冷や汗流れてるけど」
    ロビン「……悪い、マスター。この特異点、オレが元凶の可能性があるかもしんねえ」
    ぐだ「どういうことさ?」
    ロビン「ちょいと長い話になるんだが……」

  • 62名無し2017/03/13(Mon) 20:03:53ID:k2NzI2OTc(11/25)NG報告

    >>61
    ――少し前――
    ロビン(第三霊臨)「結局オマエはどっから来たんだ?」
    コマドリ「チチチ(ジブンにも分からないッス。マイ天使はどこッスか?)」
    ロビン「なーんか、言ってることが分かるような、分からないような……」
    コマドリ「チチチ(どうにも伝わってないッスねー)」
    ???「ちょっとそこの緑!」
    ロビン「げ、この妙に甲高い声はまさか……」
    ???「アナタ、いいものを持っているじゃない? それ、寄越しなさいよ」
    ロビン「うわ、やっぱりドラゴン娘かよ……。それってのはいったい何のことで?」
    エリザ「そいつよそいつ、そのコマドリ。アイドルを引き立てるマスコットに相応しいわ」
    ロビン「あー、こいつか」チラッ
    コマドリ「チチチ(あれに捕まるのは何かまずいと全細胞が言ってるッス!)」
    ロビン「……あー、なんですか。コイツがいやだっつってる気がするからダメだな」
    エリザ「何それ? この私(アタシ)への言い訳?」
    ロビン「言い訳じゃねえですよ、だいたいオタク、こいつをどうするつもりなわけ?」
    エリザ「決まってるじゃない! 私の肩に乗せて一緒に歌うのよ!」
    コマドリ「チチチ(いやーほんと勘弁してくださいッス!)」
    ロビン「んー、やっぱ嫌がってる気がするんですよねえ……」
    エリザ「何よ! そんなデタラメ言ってまで渡したくないってこと!?」

  • 63名無し2017/03/13(Mon) 20:04:37ID:k2NzI2OTc(12/25)NG報告

    >>62
    ロビン「あ、カーミラ」
    エリザ「何ですって!? あの吸血女――て、いないじゃない!」
    ロビン「隙あり!」ドシュ
    エリザ「あう!」
    ロビン「軽い麻痺用の毒だ。ちったあ頭冷やして出直しな」

    ――現在に戻る――
    ロビン「って、ことがあったわけだが……」
    ぐだ「大変だったね……」
    ロビン「ここまでオレたちが出会った敵は全部、妙に愛らしい見た目をしていやがる」
    ぐだ「そうだね」
    ロビン「そう、まるでマスコットにピッタリな動物だ」
    ぐだ「なるほど」
    ロビン「つまりこの特異点は……」

  • 64名無し2017/03/13(Mon) 20:05:24ID:k2NzI2OTc(13/25)NG報告

    >>63
    ??「随分と貧相な小鳥を肩に乗せているじゃない、アーチャー!」
    ロビン「この声は……!」
    ぐだ「エリザベート! 何度も出てきて恥ずかしくないの!?」
    エリザ「は、恥ずかしくないわよ! こほん、ようこそ、私のテーマパークへ!」
    ロビン「マスター、あいつ聖杯を持ってるみたいだ」
    ぐだ「そうだね、やっぱり彼女がこの特異点を……」
    エリザ「こそこそしてないで私の話を聞きなさいよー!」
    ロビン「ちっ、しゃあねえ、聞いてやらないとマズそうだ」
    ぐだ「うん、とりあえず聞いてみよう……」
    エリザ「それでいいのよ、子イヌ」
    エリザ「正直、どうしてこんな場所に来たのか、自分でもさっぱり分からないんだけど」
    エリザ「ここで私、素晴らしいマスコットに出会ったのよ!」
    エリザ「そんな貧相なコマドリじゃない、素敵なマスコットにね!」
    エリザ「紹介するわ! カモン、マイマスコット!」パァァ(聖杯が輝く音)
    ぐだ「何かごごごごって聞こえるんだけど……」
    ロビン「やぁな予感しかしねえですよ。構えろよマスター、何が来たっておかしくねえ!」
    エリザ「さぁ、お披露目よ! 私のマスコット!」

  • 65名無し2017/03/13(Mon) 20:06:34ID:k2NzI2OTc(14/25)NG報告

    >>64
    ドラゴン「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」
    ロビン「ドラゴンじゃねえか!」
    ぐだ「しかも大きい!」
    エリザ「私はこの頭の上で歌うのよ! どう? 貴族に相応しい演出でしょ?」
    エリザ「称賛したくなるわよね? 称賛しなさい? 称賛してよ!」
    エリザ「何よその曖昧な笑顔。頭痛がするわ。何の不満があるの?」
    ロビン「おいマスター、何かやばそうだぞ」
    ぐだ「ロビン、構えて!」
    エリザ「私を称賛しないなら消えちゃえばいいのよ……!」
    ドラゴン「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」スゥゥ
    ロビン「まずい、火を吐く気だ! アレは避けらんねえ……!」
    ぐだ「手を!」
    ロビン「あ、ああ!」
    ぐだ「令呪を持って命じる! あの炎を避けてロビン!」
    ドラゴン「GAAAAAAAAAAA!」ゴォォォ!
    ロビン「助かったぜマスター!」
    ぐだ「宝具を!」
    ロビン「はいよ! 弔いの木よ、牙を研げ! ――祈りの弓(イー・バウ)!」
    ドラゴン「GAAAAAAAAAA!」

  • 66名無し2017/03/13(Mon) 20:07:42ID:k2NzI2OTc(15/25)NG報告

    >>65
    ぐだ(よし、命中した! いくらドラゴンでもこれで――)
    ロビン「おいおい、マジかよ……」
    ドラゴン「GAAAAAAAA!」スゥゥ
    ロビン「効き目はなかった! 逃げるしかないぞマスター!」
    ぐだ「令呪を持って命じる! かわしてロビン!」
    ドラゴン「GAAAAAAAAAAA!」ゴォォォ!
    エリザ「無駄よ! ドラゴンは魔力を纏って防御を上げているもの!」
    ロビン「だろうな。せめてそれさえ破れれば話は違うんだが……」
    ぐだ「ガンドを使えればよかったんだけど……」
    ロビン「いいやマスター、オタクに責任はねえよ。とはいえ、どうしたもんか……」
    ???「魔力の防御を削ればいいんだな」
    ロビン「ああ、それさえできれば――って、何でオタクがいるんだ!?」
    ???「マスターの危機に駆けつけられずに何が騎士か」
    ???「このディルムッド・オディナ、マスターをみすみす死なせはしない!」
    ぐだ「ディルムッド!?」
    ディル「不甲斐ない姿をお見せしたこと、謝罪しますマスター」
    ディル「ですが、あの醜態ここで返上してみせましょう」
    ロビン「……行くのか? もうとっくにオタクの霊基は――」

  • 67名無し2017/03/13(Mon) 20:08:59ID:k2NzI2OTc(16/25)NG報告

    >>66
    ディル「当たり前だ。騎士が主の命より自らの命を優先するわけがない」
    ロビン「……なら、こいつを使え」バサッ
    ロビン「オレの宝具だ。ドラゴンでも欺けるさ」
    ディル「助かる。マスター、アーチャー、隙はおそらく一瞬です。見逃さないよう」
    ぐだ「ディルムッド、大丈夫?」
    ディル「お心遣い感謝しますマスター。ええ、問題ありませんとも」
    ディル「では!」シュバッ
    ロビン「さて、ちったぁ援護しますか! こっちだぞ、ドラゴン!」
    ドラゴン「GAAAAAAAA!」スウウ
    ロビン「また火を吐くだけか!」
    ドラゴン「GAAAAAAAA!」ビーッ
    ロビン「は? 目からビーム……って、溜め短すぎんだろ!」ゴロゴロ!
    ロビン「何とかかわせたが……」
    ロビン「威力は低めか……溜め時間と対応してるってことか」
    ドラゴン「GAAAAAAAA!」ビーッ
    ロビン「二発目!?」
    ぐだ(令呪――ダメだ、間に合わない!)
    ロビン(当たっても死にゃあしないだろうが、こいつはキツイか!?)

  • 68名無し2017/03/13(Mon) 20:10:21ID:k2NzI2OTc(17/25)NG報告

    >>67
    コマドリ「チチチ!」バサバサ
    ロビン「な、コマドリ!?」
    コマドリ「チチチ!」ジューッ!(ビームに当たる音)
    ロビン「な、何してんだ!」
    コマドリ「……」プスプス
    ディル「有効圏内、行きます、マスター!」
    ロビン「――っ、マスター、準備しろ!」
    ぐだ「う、うん! 全体強化!」
    ディル「――破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)!」
    ロビン「今だマスター!」
    ぐだ「うん! 令呪を持って命じる! 宝具解放!」
    ロビン「弔いの木よ、牙を研げ! ――祈りの弓(イー・バウ)!」
    ドラゴン「GAAAAAAAAAAA!!?」ドゴォッ
    エリザ「え、ちょっと!? 倒れるの!? ていうか倒れたら私も危ないじゃない!」
    エリザ「きゃああああああぁぁああぁあああ!」

  • 69名無し2017/03/13(Mon) 20:11:27ID:k2NzI2OTc(18/25)NG報告

    >>68
    ロビン「何とか勝てたか……」
    ぐだ「そのコマドリ……」
    ロビン「ああ……」
    ぐだ「……お墓を作ってあげよう」
    ロビン「……そうするとしますか。だがマスター、オタクはあの騎士のもとに行ってくれ」
    ロビン「あいつも限界だろうし、消える前に一言くらい聞いてやってほしい」
    ぐだ「……そうだね」タッタッタ
    ロビン「あのランサー……」
    ロビン「騎士道だのなんだの、暑苦しいやつだとは思ってましたがね」
    ロビン「最後まで主のためにってのは、そう悪い話じゃないよな」
    ロビン「……少し、感傷に浸り過ぎだ」
    ロビン「さて、穴でも掘ってやるか」

  • 70名無し2017/03/13(Mon) 20:13:28ID:k2NzI2OTc(19/25)NG報告

    >>69
    ぐだ「ディルムッド!」
    ディル「ご無事でしたか、マスター」
    ぐだ「無理してたんだね……ごめん」
    ディル「いいえ、マスター。私はこの上なく幸福でした」
    ぐだ「ゆっくり休んでね、ディルムッド。ありがとう」
    ディル「マスター……」
    ぐだ「ディルムッドのこと、忘れないから」
    ディル「いえ、自分はカルデアに行けばまたいるのですが……」
    ぐだ「今日、ここに来たのはさ」
    ぐだ「特異点修復よりも、やる気を出して健康診断をしているナイチンゲールから逃げる面も大きかったんだ……」
    ぐだ「ここは特異点と呼ぶにはあまりに小さくて、どうでもよかったしね……」
    ディル「……なん、だと!?」
    ぐだ「カルデアに戻っても、すぐに完全回復ってわけじゃないから……」
    ぐだ「……ごめん」
    ディル「うおおぉおぉおおぉぉおっ!」スウウ――

  • 71名無し2017/03/13(Mon) 20:15:07ID:k2NzI2OTc(20/25)NG報告

    >>70
    ぐだ「ディルムッドのことは見送ってきた」
    ロビン「そうか。こっちも穴が掘り終わったところだ」
    ぐだ「残念だったね……」
    ロビン「ま、勝手について来てただけとはいえ、いなくなられると寂しい部分もあるのは否定しませんがね」
    ロビン「ゆっくりしてくれ、オマエのことは忘れないさ」
    ロビン「後は穴を埋めてっと」
    コマドリ「チチチ!(ちょ、何で埋めるッスか! ジブンのこと死なせる気ッスか!?)」
    ロビン「うお、いきなり羽ばたきやがった!?」
    ぐだ「怪我も治ってる……!?」
    コマドリ「チチチ!(この程度で死ぬと負われてたッスかジブン!)」
    コマドリ「チチチ!(いや死んでたッスけど!)」
    ぐだ「元気に羽ばたいてる……」
    ロビン「何かよく分からねえが、生きてたんならそれでいいか」
    ぐだ「そうだね」
    ロビン「さて、特異点も修復されつつあるようですし、戻りますかね、マスター」
    ぐだ「うん」

  • 72名無し2017/03/13(Mon) 20:16:18ID:k2NzI2OTc(21/25)NG報告

    >>71
    ロビン「っと、その前に……」スタスタ
    ロビン「このあたりか。おい、ドラゴン娘! と、尻尾が出てるな。引っ張ってみるか」
    エリザ「うぐぐ、痛いじゃない! ひどいじゃない!」
    ロビン「うるせえ、これだけの騒ぎ起こしたんだ。当然お咎めなしってわけにはいかない」
    エリザ「ちょっと、何する気よ! 何よその矢!」
    ロビン「そりゃ、引っ掻くんですよ」スッ
    エリザ「いった――くない?」
    ロビン「オタク、今日はカルデアの健康診断日だって知ってる?」
    エリザ「それが何? こほ、私は、こほ、アイドルよ? ゴホゴホ!」
    ロビン「さっきの矢は体調を悪化させる毒を塗っておいた」
    ロビン「今カルデアに戻ればさぞ献身的な看護が受けられるだろうよ」
    エリザ「ごほ、ちょ、ごほ、何言ってるのよ!」
    ぐだ「そろそろ戻るみたいだね」
    エリザ「いやよ、戻りたくない! ――ハクシュ!」
    ロビン「マスター、帰ったら分かってるよな」
    ぐだ「うん」

  • 73名無し2017/03/13(Mon) 20:17:23ID:k2NzI2OTc(22/25)NG報告

    >>72
    レイシフトが終わり、カルデアに帰りつく三人。
    強制的に作らされた列の先頭には逃げたそうな茨木童子の姿があった。
    ぐだ「オーダーチェンジ!」
    エリザ「え、ちょっと、冗談でしょ!? 冗談よね!?」
    ぐだ「茨木童子とエリザベート!」
    茨木「何だ!? 逃げてよいのか!? よいのだな逃げる!」スタコラサッサー
    エリザ「きゃあぁああ! クシュン!」
    ナイチンゲール「風邪ですか。分かりました、まずは殺菌です」
    エリザ「ちょっと待って! 待ちなさいよ! それ、どう見ても消毒じゃないじゃない――」
    ロビン「ふぅ、これで一件落着ですかねえ」
    ぐだ「うん、疲れたね」
    コマドリ「チチチ(ジブンも疲れたッす)」

    カルデアには一日以上、エリザベートの悲鳴が轟いたという。
    ちなみに強制入院されたエリザベートの元には見舞客としてヴラド三世(バーサーカー)が訪れ、
    彼女のために肩に乗せる道化を作ったとかなんとか。
    それを肩に乗せて歌う姿がちょくちょく目撃されている。
    なお、九割の確率で観客はいない。

  • 74名無し2017/03/13(Mon) 20:18:27ID:k2NzI2OTc(23/25)NG報告

    >>73
    以上ッス
    大体六千字で二十レスくらいでした
    これを書いた翌日、バーカーカーヴラド公が来たので、書いたら来る教はガチだと思いました

  • 75名無し2017/03/13(Mon) 20:37:13ID:c1MzkyODU(1/2)NG報告

    クロスオーバーの際に大活躍の宝石剣ゼルレッチですが、fgoの存在でレイシフトや特異点という手段が増えましたね。

  • 76名無し2017/03/13(Mon) 21:14:55ID:I5NDk4NDY(1/1)NG報告

    ちょっと見にくいから行間空けた方がいいかもしれん

  • 77名無し2017/03/13(Mon) 21:36:22ID:E3MzE0NjM(1/1)NG報告

    PortalとCCCのクロスオーバーでPortal2後のAperturelaboratoryにBBが現れグラドスとお話し(皮肉時々真面目な話)みたいなやつを読みたい…

  • 78名無し2017/03/13(Mon) 22:30:28ID:k2NzI2OTc(24/25)NG報告

    >>76
    最初は開けてたんすよ…
    行数制限でレス数が倍になるから消したんすよ…

  • 79名無し2017/03/13(Mon) 22:32:15ID:Y4MzIxODI(1/1)NG報告

    前から気になってたけどなんでFGOの2次創作のオリジナル特異点って第6章と第7章の間の時期に設定されやすいんだろ?


    普通に終章の後か第7章の間じゃあダメなのかな?それか1章か3章の後とか

  • 80名無し2017/03/13(Mon) 23:02:52ID:IyMzcyOTk(1/1)NG報告

    >>79
    7章の後すぐに終章だからあかんってのと、
    7章と6章の間は明確に期間が空いている(レイシフトの調整云々)というのがあるんじゃないかな
    あとは主人公の精神的成長とかのタイミング?みたいな?

    うん、自分で言ってて意味わからなくなった

  • 81名無し2017/03/13(Mon) 23:26:05ID:I2OTA2OTg(12/12)NG報告

    >>79ロマニが出てきているやつなら、終章後だとロマニが出せないのはあるかもしれない。
    解説兼つっこみ役として彼はかなり動かしやすいと思うから。
    それと、終章の後だと人理が救われてこれからお偉いさんへの説明が大変だみたいなことも言及されていたから、特異点ができたとして気軽にレイシフトさせていいものなのか、そもそも修復完了って言っているのに特異点を作っていいものなのかって悩む部分もあったんじゃないかな。
    1.5章も始まったし、これからは終章後のオリジナル特異点で考える人も出てくるかもよ。
    1章3章の後があまりないのはよく分からん。
    ストーリークリア後に追加されるサーヴァントが出したいとか、登場させるサーヴァントが3章以降での記憶を持っている設定にしたい(例:アルジュナが第五特異点での経験を覚えている設定でインドの特異点ネタを作りたい等)とか、単純に書いている側の記憶が新しい分後の章の方が書きやすいからとかがぱっと思いついたけど、正解なのかは本当に分からない。

  • 82名無し2017/03/13(Mon) 23:34:29ID:Y5Nzk0MzU(1/2)NG報告

    FGO×問題児たちが異世界から来るそうですよ?

    箱庭にぐだ達がノーネームに召喚される。サーヴァントはマシュとクラス違いの七騎。
    書きたいけど時間が取れないし、笛吹にあるEXTRAとクロスしてる作品の二番煎じになりそう

  • 83名無し2017/03/13(Mon) 23:41:08ID:c1MzkyODU(2/2)NG報告

    悠久特異点 魔法学園都市 アマノミハシラ

    そんな感じのネギま?UQ?とのクロスを考えたことはあった。

  • 84名無し2017/03/15(Wed) 10:47:49ID:A0NjcwMjU(1/1)NG報告

    第1部が終わって平和になった世界でマシュが学校に通って青春する話をください

    クロスオーバーだとどこがいいんだろうか、帝丹か空座しか思いつかない自分がいる

  • 85名無し2017/03/15(Wed) 10:51:16ID:Q5MjIzMTU(2/2)NG報告

    >>79
    別平行世界の冬木の聖杯戦争の勝者組みが特異点Fに飛ばされる話なら考えたことあったな

  • 86名無し2017/03/15(Wed) 20:40:57ID:MyODEzMTU(1/1)NG報告

    age
    マリーとデオンのやつはここでやれよスレ立てする必要ねーよ

  • 87名無し2017/03/15(Wed) 20:55:44ID:AwMDY0NTU(2/2)NG報告

    >>86
    ちょっと長くなりそうなんで。3〜4のレス程度で終わるのならここにしてましたよ。ここのスレ建て主ですし

  • 88名無し2017/03/15(Wed) 21:00:39ID:UyMjk3MzA(1/1)NG報告

    >>87
    1000まで埋まるくらい長いなら良いのではないでしょうか
    スレ立て検討スレもあるので一度覗いて見ては如何でしょうか

  • 89名無し2017/03/15(Wed) 21:59:54ID:AzMDEzOTA(1/1)NG報告

    昔SS書いたことあるけどキャラがおかしいだなんだと言われて以後書くのが怖くなり読み専になった

  • 90名無し2017/03/16(Thu) 09:29:19ID:U2MzcwMDQ(25/25)NG報告

    正直SSなんてただの自己満足だからねえ
    書いた人は読んで貰いたいと思うけど、大勢は興味すらないわけで、そういう人からすればどんなに長くても1000行く確率の低い単発SSスレなんて不要なわけですよ

  • 91名無し2017/03/17(Fri) 18:21:27ID:M1MTE4OTE(1/1)NG報告

    ジャンヌオルタとぐだこがぐだぐだと男サーヴァントが攻略対象の乙女ゲームの構想を練る話って需要ありますかね?

  • 92名無し2017/03/25(Sat) 04:05:11ID:A4MDM1MjU(1/1)NG報告

    『マシュ・イン・ザ・ナイトメア』というプロットが脳裏に浮かんだ。書く予定は無いが勝手に誰か使ってもかまわない。

    いつものように霊基のざわつきに従ってランスロットを侮辱したマシュ。流石に見かねたぐだからやんわり注意されて、自分でもよくない態度だと思ったマシュだが、しかし思わず先輩に叱られたことへの反発心が勝りさらにランスロットと霊基に責任を転嫁してその場から逃げてしまう。階段で躓いて倒れ込みながらカルデアの奥への走るマシュ。
    気がつくと見知らぬ薄暗い場所におりそこで蹲る狂ランスと同じフルフェイスの鎧を着た影が現れる。
    「返して……」と少女の声でその鎧の影が近づいてくる。
    「あなたは本当にマシュ・キリエライトなの?」「貴女の意思は貴女の行動は本当に貴女のものなの?」
    不気味な鎧姿の影に追いすがられて思わず振り払うマシュ、しかし兜が外れてそこから現れた顔はマシュ自身の顔。びっくりして固まったマシュにその影は「サーヴァントの霊基に操られる人形……返してカルデアを…先輩を返して!」
    マシュはその影に「違います!私は…私がマシュ・キリエライトです!」と叫んだときに後ろから光がさして手が伸びてくる、先輩の声は聞こえてそれを掴んだところで…

    そこで目を覚ましたマシュ。横ではぐだが手の握っていた。そしてランスやダヴィンチを始めとしたカルデア面々が必死に階段から落ちて気を喪ったマシュの介抱をしていたのだ。感極まって思わず涙目でぐだに抱きつくマシュ。ランスロットにもきちんと謝り、以来、霊基のざわつきが一切気にならなくなった。

    ……踊り場近くの部屋ではギルガメッシュが蔵に何かの道具を収納していた。ベッドで一緒にくつろぐエルキが「あいかわらず荒良治だねギル」などと言っていたがギルガメッシュは「所詮は雑念、大事なのは意志一つよ」などと優雅に寝転んで酒を飲んでいた。

  • 93カルデア日和 ✳︎ネタバレ注意2017/03/28(Tue) 12:57:54ID:U1MjQyMTY(1/11)NG報告

    雑なパロディものですが、ネタバレには注意してください

    ソードマスターオルタ 誤植編

    邪ンヌ「もうなによコレ!文句いってやるわ!」
    「ちょっとマスター!どうなってるのかしら!?酷いじゃないの今月号 の私の漫画!」
    ぐだ(電話の向こう)「え、ストーリーが?」
    邪ンヌ「ぐぬぬ…違うに決まってるでしょ!誤植よ誤植!」
    「ほら、オルタがバーサーカー戦の後幻影魔神同盟の1人、アサシンにマスターを攫われた時の台詞!」

    オルタ『アイツだけは、許さない…』

    邪ンヌ「って台詞が!」

    オルタ『パンツだけは、許さない…!』

  • 94カルデア日和 ✳︎ネタバレ注意2017/03/28(Tue) 12:58:24ID:U1MjQyMTY(2/11)NG報告

    >>93
    邪ンヌ「ってなってるじゃないの!」
    ぐだ 「あ、ホントだー。やっちゃった☆」
    邪ンヌ「やっちゃった☆じゃないわよ!オルタが急にノーパン主義に目覚めたみたいじゃないの!」
    ぐだ 「ははは、まるでアトラス院」
    邪ンヌ「ははは!?なんでご機嫌なの!?腹たつわね!」
    ぐだ 「いやー実はこの間彼女ができちゃってね」
    邪ンヌ「ハア!?聞いてないわよそんなの!…まあ、それに対する追求は後にしてあげる。誤植はここだけじゃないんですからね!」
    ぐだ 「えーどこどこ?」

    邪ンヌ「ほら、遂に正体を現した新宿のアサシンが…」

    新アサ『お前がオルタか…』

    邪ンヌ 「って言う緊迫した場面が!」

    新アサ『お前がアルタか…』

  • 95カルデア日和 ✳︎ネタバレ注意2017/03/28(Tue) 12:59:38ID:U1MjQyMTY(3/11)NG報告

    >>94
    邪ンヌ「お前がアルタかって何よ!いくら日本人じゃなくて日本語わからないかもしれないとはいえおかしいでしょ!!」
    「またやっちゃったとか言うんじゃないわよ!」
    ぐだ 「やっちゃったゼ☆」
    邪ンヌ「何ちょっとカッコ良さげに言ってるの!誤植はまだあるのよ!」
    ぐだ 「えー?彼女いない歴ゼロ年の俺にどんな間違いが?」

    邪ンヌ「その次のコマ!オルタの台詞よ」

    オルタ『私がオルタだ!』ドンッ

    邪ンヌ「って名乗りをあげるキメッキメのシーンが!」

    オルタ『私がパルコだ!』ドンッ

    邪ンヌ「何で主人公いきなりお店屋さん宣言しちゃってるの!?」
    ぐだ 「あ、ホントだ間違ってる」
    邪ンヌ「間違い過ぎよ!」
    ぐだ 「ははは、やっちゃったゼ☆」
    邪ンヌ「腹たつわね、気に入ったのその言い方!?」

  • 96カルデア日和 ✳︎ネタバレ注意2017/03/28(Tue) 13:00:05ID:U1MjQyMTY(4/11)NG報告

    >>95
    ぐだ 「気に入ったんだゼ☆とっちゃやだゼ☆」
    邪ンヌ「とらないわよそんなダッサイの!それよりももっと有るのよ誤植!」
    ぐだ 「えー 、どの辺なんだゼ?」
    邪ンヌ「そんな無理に使わなくても…最後のページよ!」

    邪ンヌ「オルタがアサシンと対峙して」

    オルタ『私の新しい技を見せてやる…!』

    邪ンヌ「って言うドキドキのシーン!」
    ぐだ 「ほほー?」

    オルタ『私の新しい脇を見せてやる…!』

    ぐだ 「やべやべ、やっちゃったゼ☆」
    邪ンヌ「その言い方やめなさいよ!何よ新しい脇って!!」
    ぐだ 「ごめん俺今彼女の事で頭いっぱいで…」
    邪ンヌ「しかも次のコマにもっと酷い誤植があるの!」

  • 97カルデア日和 ✳︎ネタバレ注意2017/03/28(Tue) 13:00:29ID:U1MjQyMTY(5/11)NG報告

    >>96
    邪ンヌ「オルタが闇の魔剣を構えて…」

    オルタ『うおおおお!』

    邪ンヌ「って突っ込んでいく所!」
    ぐだ 「えーそんな簡単な所間違えるかなぁ?」
    邪ンヌ「間違えてるの!見なさい!」

    オルタ『バルムンク!』

    邪ンヌ「別の奴の宝具使っちゃってるじゃないの!しかもこのコマの煽り文句!」

    『彼女ができましたー!』

  • 98カルデア日和 ✳︎ネタバレ注意2017/03/28(Tue) 13:00:50ID:U1MjQyMTY(6/11)NG報告

    >>97
    邪ンヌ「何自慢してるのよ!」
    ぐだ 「やっちゃったゼ☆」
    邪ンヌ「やっちゃったゼ☆じゃないわよ!自慢したかっただけでしょコレ!」
    ぐだ 「したかったんだゼ☆」
    邪ンヌ「したかったんだゼじゃなくて!!あーもぉぉぉ!やってられないんだゼーッ!」
    ぐだ 「ごめんねだゼ☆」

  • 99カルデア日和 ✳︎ネタバレ注意2017/03/28(Tue) 13:05:36ID:U1MjQyMTY(7/11)NG報告

    ソードマスターオルタ 完結編

    アンデルセン「月刊カルデアス編集部のアンデルセンだ。今日からソードマスターオルタの監修をする」
    邪ンヌ「え、マスターは?」
    アンデルセン「あいつは死んだ」
    邪ンヌ「ハァーーー!?何で!?」
    アンデルセン「実は初めてできた彼女に初デートの前に振られたらしい」
    邪ンヌ「バカ…!それで自分から?」
    アンデルセン「いや、別れの手紙を見て『ありえないんだゼ!』と叫んで倒れた」
    邪ンヌ「最後までその喋り方だったの」
    >>98

  • 100カルデア日和 ✳︎ネタバレ注意2017/03/28(Tue) 13:05:58ID:U1MjQyMTY(8/11)NG報告

    >>99
    アンデルセン「ともかく、次回でソードマスターオルタは最終回だ」
    「悪く…いや、より正確に言えば打ち切りだな」
    邪ンヌ「何でわざわざ口汚く言い直すのかしら!悪意を感じる!」
    アンデルセン「もともと人気はこれ以上ないほどドン底だったが今月号はそれをさらに凌駕する形容する言葉も見つからないほどの不人気でな。四コマ漫画のどすこい金時くんより人気が無かった」
    邪ンヌ「そんなに!?でも急に言われても困るわよ!せっかく敵幹部とか出てきて盛り上がってきたのに!」
    アンデルセン「アンケート至上主義だからな、人気がないものは仕方ない。『私たちの戦いはこれからだ!』とでもしておけ」
    邪ンヌ「でもそれじゃあなんかしっくり来ないのよ…」
    「この漫画の場合は敵の大ボス、魔神に味方的なキャスターが囚われの身になってて、毎日ごはんはコンビニのおむすびだけで地獄の如き重労働を強いられてるし」

  • 101カルデア日和 ✳︎ネタバレ注意2017/03/28(Tue) 13:07:16ID:U1MjQyMTY(9/11)NG報告

    >>100
    アンデルセン「おにぎりで体力を回復するどすこい金時くんと被っているな」
    邪ンヌ「被ってないわよ!でもほら、これじゃあ打ち切りエンドじゃスッキリしないじゃない。やっぱりラスボスを倒さないと」
    アンデルセン「まあ、そうかもしれんな?」
    邪ンヌ「しかもそのためには色々と条件が有るのよ。ラスボスの本拠地、バレルタワーに入るためには幻影魔人同盟を倒さないといけないでしょ?そのためには戦力を集めなきゃいけないし。しかもブレイクシステムって奴があるから今戦ってるアサシンは二回倒さないと倒せないのよ」
    アンデルセン「労力が増えるだけだろう!?なんでそんな設定を作った!」
    邪ンヌ「宝具ターンまで引き延ばそうかと思って…」
    「あと、新宿には別のアヴェンジャーと探偵が潜んでることを第1節から仄めかしてるんだけど」

    アンデルセン「(呆れている)…上手く纏めろ」
    邪ンヌ「(なんか冷たいわね…)で?最終回は何ページ確保できてるの?」

  • 102カルデア日和 ✳︎ネタバレ注意2017/03/28(Tue) 13:07:59ID:U1MjQyMTY(10/11)NG報告

    >>101
    アンデルセン「3ページだ」
    邪ンヌ「は?」
    アンデルセン「3ページだ。何しろ人気が深淵より深くドン底だからな」
    邪ンヌ「信じらんない!四コマのどすこい金時くんだっていつも4ページはあるのよ!?」
    アンデルセン「どすこい金時くんも次回で最終回だ」
    邪ンヌ「…それは何ページあるのよ」
    アンデルセン「4ページ」
    邪ンヌ「あぁぁぁぁぁぁあぁ!!!もう月刊カルデアスでは描いてやらないから!」
    アンデルセン「一向にかまわん」

  • 103カルデア日和 ✳︎ネタバレ注意2017/03/28(Tue) 13:09:35ID:U1MjQyMTY(11/11)NG報告

    >>102
    ソードマスターオルタ 〜全てを終わらせる時〜

    オルタ『うおおおお!喰らえ、エクスカリバー・モルガーン!!』バン
    新アサ『さあ来いオルタ!俺は実は一回倒されたら消えるぞ!』
    新アサ『バ、バカな…!こんな所で!』スゥ....

    アーチャー『アサシンがやられたようだね』
    エミヤ『奴は我々の中でも最弱…』
    アヴェンジャー『グルル…(オルタ如きに負けるとは我々の面汚しよ…)』

    オルタ『モルガーン!』ドバ-
    みんな『ぐあああ』スゥ...
    オルタ『遂に幻影魔人同盟を倒した…残るは魔神、貴様だけだ』
    魔神『待ちくたびれるところだったぞ』
    『戦う前に言っておく。貴様らは戦力を集めなければ私を倒す事ができないと思っているが、別に単騎でも倒せる』
    オルタ『何、だと…!』
    魔神『あとマスターはCBCガチャを回しにカルデアに帰ったしキャスターは過労で倒れたから病院に送っておいたぞ。後は私を倒すだけだな』
    オルタ『ふっ、上等だ。私も一つ言っておく…新宿に巌窟王と名探偵が潜んでいる気がしたが、別にそんなことは無かった!』
    魔神『そうか』

  • 104名無し2017/04/08(Sat) 20:03:15ID:UzMzg0MA=(1/4)NG報告

    2017/03/28から書き込まれていないこんなスレがあるんだゾ

  • 105名無し2017/04/08(Sat) 21:49:40ID:UzMzg0MA=(2/4)NG報告

    期待あげ

  • 106大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/08(Sat) 21:54:46ID:U0NDgyMTY(1/17)NG報告

    SSスレがあったなんて……
    即興で書くので時間がかかります……

    私がその男と出会ったのは齢が十七になり少しずつ少年から青年へと変わっていっている多感な時期であった。
    いつもよれよれの帽子とよれよれの服を着てこれまたよれよれなマフラーを愛着する生活無能力者であるものの、その釣り上がった目と鋭い眼光からはその白髪も合わさって一人風に佇む狼のようにも見えた。
    性格は皮肉屋であり人の気にしていることを何の遠慮もなく指摘し、正論で相手を叩き潰すことを厭わず、遠回りな言動で私を惑わすことを好み、笑い方が悪役その物。 おまけに煙管で噴かした煙を時々私の方へと吹きかける。 これがまた私の腹を煮えたぎらせる。
    そんな私に言わされば最低最悪という字を鍋の中に煮込んで三日熟成させてできたような男と奇妙な縁が出来たのは大正と呼ばれる日本が大きく成長を迎えていた時代、私の住んでいる帝都で奇妙な噂と事件が広まっていた時であった。

  • 107大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/08(Sat) 22:24:26ID:U0NDgyMTY(2/17)NG報告

    >>106

    「ここの喫茶店のオムライスは最高よね……」
    「姉さん、口に赤いのついてる」
    「ケチャップよ、ケチャップ」
    その日私と姉は学校も休みとあって行きつけの喫茶店で昼食を摂っていた。
    当時乱立していた料理店をあちらこちらと食べ歩いている姉のお気に入りと言うことで、中々の美味であり料金もなかなか安い方である。
    オムライスと言う料理に女性とは思えぬ食欲で掻き込んでいく姉の様を見て未だに許嫁としてもらってくれる家が無いことに納得しつつ、一足先に食べ終わっていた私はフルーツへと手を伸ばしていく。
    姉は私と一つ違いであり高等女学校に入学して女性としては珍しく大学への進学も決まっている才女であった。
    赤栗色の髪の毛と目をしたやや童顔の姉は、その童顔と比べてやや成長しすぎている胸も合わさって身内視点から見ても美人の類なのは間違いないが、その男勝りな性格で男より女に好意を抱かれやすく、本人にも全く異性に興味を示さない。
    肝心の両親もそれはそれは蝶よ花よと育てた姉を離したくないらしく、私には早く嫁を貰えと言う癖に姉には嫁に行けなんて一言も言わず縁談さえも断る始末である。

  • 108名無し2017/04/08(Sat) 23:32:18ID:UzMzg0MA=(3/4)NG報告

    大正期待上げ

  • 109大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/09(Sun) 22:59:40ID:A4ODQxNDM(3/17)NG報告

    >>107
    そんな姉の将来を心配しながらぶどうを一粒口の中に放り込んでいると、ようやくオムライスを食べ終えた姉が口を拭きながら何気ない会話と共にある噂を口にした。
    「そうそう、この頃行方不明の事件が多発しているそうじゃない? ある日煙のようにご令嬢や御子息の姿が消えてしまっていくら探そうが髪の毛一本見つからないんですって、妖怪の仕業かしらね」
    「へぇ、姉さんが噂話とは珍しい、この前妖怪なんて馬鹿らしいって化け学の本を持ちながらオレの小説を大笑いしたの人とは思えないぐらいだ」
    「あら、人の揚げ足を取るからそんなに背が伸びたのかしら? いつの間にか私より大きくなって、生意気ね」
    そういうと姉は自分の頭に手を乗せながら恨めしそう私の背をにらみつける。 幼少のころは姉の方が背が高く私の頭に乗せて勝ち誇っていたのだが、背の順が逆になった途端事あるごとに私の背の事で恨み節をぶつけてくる。 姉曰く背の高さも威厳にかかわるらしいが、こればかりはどうしようもなかった。
    「まぁ、そのことは置いといてあんたも気を付けなさいってことよ、妖怪の仕業だろうが人間の仕業だろうが人が消えているのはどうやら事実らしいし」
    「やけに詳しいね」
    「巡査さん達がよくそういって帰りを送ってくれるからいつの間にか覚えてしまったのよ」
    そういう事かと、私は納得した。 なるほど人当たりの良い姉は町の巡査たちにも人気らしい。
    もっとも私には巡査たちの方が下心が見え見えで姉には危険のように思えた。 行方不明もどうせ駆け落ちか何かに決まっている。

  • 110名無し2017/04/09(Sun) 23:00:58ID:cwMTU3MA=(4/4)NG報告

    おぉ始まってる

  • 111大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/09(Sun) 23:43:47ID:A4ODQxNDM(4/17)NG報告

    >>109
    自由奔放、奔放不羈な姉から言わせてみれば世の中の男子や女子の行方不明は人が攫われるか妖怪から襲われるかしか想像出来ないのであろうが、私の時代は結婚相手は親が決めるものである。
    時には生まれてから物心つくまでに結婚相手が決まっていることだってあるのだ、それに耐えきれない男女が家から僅かな財産を持ち去って遠くへ駆け落ちすることだって珍しい事ではなかった。
    そのことを姉の立場が特別だということを付け加えて私が口にすると。
    「そんなことは分かってるの。 でも目の前の女子が物陰に入った瞬間姿が何処にもいなくなったところ見たっていう巡査さんもいたのよ? なんだかわくわくしてこない?」
    「オレの事を心配してるのか、わくわくしているのかどっちだ」
    結局自分が気になっているから私に聞かせているだけではないか、しかもワクワクとはなんなのか。 さっきまでの言葉とは正反対の事言いだした姉に思わずため息が出た。
    「無論心配しながらワクワクしてるわ。 可愛い弟を守るのも姉の務めなのよ? 絶体絶命の弟に颯爽と駆けつける姉! どう、かっこよいでしょう?」
    「それなら事あるごとに弟を顎で使うことを止めてくれた方が手っ取り早く感謝されると思うけど……」
    「可愛い子には旅をさせよって良く言うでしょ?」
    「あのなぁ……」
    「ま、あまり人通りのない所を通らないよーに。 そのことで巡査さん達もピリピリしているってのも事実だしね。 姉の忠言口に苦し耳に痛し」
    そういってもうその話に興味が無くなったのかサイダーを飲みながら給仕に会計を頼む姉に、あまりの傍若無人さに更に溜息が出たことを覚えている。
    だが此処で姉の言うことを一片でも覚えていれば私は何事もなく只の平和を満喫することが出来ていたことであろう。 人生とは全く何があるか分からない。
    すいません、今日は此処まで……

  • 112名無し2017/04/09(Sun) 23:47:24ID:Y3ODA0NzU(1/1)NG報告

    改行しないとちょっと読みにくいかな……

  • 113名無し2017/04/10(Mon) 00:14:14ID:Y2MDI0MjA(1/40)NG報告

    個人的にはこのくらいでちょうど良いな。
    改行しすぎてテンポ悪くなってもアレだし

  • 114名無し2017/04/10(Mon) 22:32:34ID:IwNDMxNjA(1/2)NG報告

    いきなりすみません。
    現在立ち絵のみで未実装のキャラクターがメインの凸凹すちゃらか珍道中的中長編を書いているところなのですが、需要はありますでしょうか?

  • 115名無し2017/04/10(Mon) 22:37:57ID:c3ODI5MjA(1/1)NG報告

    >>114
    ありますので是非とも!

  • 116名無し2017/04/10(Mon) 22:58:18ID:IwNDMxNjA(2/2)NG報告

    >>115
    ありがとうございます。現在マジカルサファイアの口調がよくわからず苦労しているところなのでがんばります。

  • 117大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/10(Mon) 23:17:59ID:YzMjAwNzA(5/17)NG報告

    >>111
    「あのう……お代が八円四十銭になっておりますが……そのう……」
    姉に呼ばれて会計に来た割烹着の上にフリルを付けたメイドが伝票を見るとその眼を丸くして私達を交互に見る。
    どうやらまだ学生の二人が払うには少しばかり高い料金だったらしくそのメイドの目にはもしや無銭飲食の類かという疑いをその眼の奥に潜ませている。
    「あぁ、間違わってないわ。 はいこれ、お釣りはとっといて」
    「えっ、ええ!? あっありがとうございました!?」
    一方の姉は当たり前とばかりに懐から十円ばかりを取り出すとメイドの手に乗せてそのまま出入り口まで歩いて行ってしまう。
    まさかの事態にメイドは両手に乗ったお金の量にあたふたとするばかりである。
    「さっきの子新人さんかしら? 結構常連なんだけど」
    「普通の人間なら八円も飲み食いに使ってたら驚くっての」
    そういいながら私達が出入り口のドアに近づくと近くに立っていた紳士服を来た男がドアを開けて私達を通して、丁寧にお辞儀をしながら見送っていく。
    外を見ると空は鉛色の曇天であり、今にも雨が降り出しそうな天気であった。
    「あらら、一雨降りそうね。 傘、持ってくればよかったかしら」
    姉が空を見ながら呟く。 料理店に着くまでは晴れていたので傘持っていなかったのでこのまま降り出したら二人とも濡れてしまうのは確実である。 ここから私の家までは歩いて三十分もかかる距離であった。
    「お嬢様、お嬢様ー!」
    どうしようかと二人悩んでいると私達の前に一台の車が止まると、中から一人の老人が出てきた。
    すいません明日早いので今日はこれだけです……因みにこの時代のカレーは大体十銭程度。

  • 118名無し2017/04/11(Tue) 00:02:56ID:czODE5ODE(1/3)NG報告

    某野球も出来るギャルゲーの裏サクセスで、一円の価値に驚いたのを思い出す。(あれは明治だったけど)
    支援

  • 119大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/11(Tue) 21:30:47ID:E3NTU5OTc(6/17)NG報告

    >>117
    「あら? 居場所伝えてたかしら?」
    「お嬢様たちならこちらにいらっしゃると思いまして……」
    そういって笑う老人は私達の家に仕えている使用人であった。 私達が小さい頃から私の家にいる使用人であり、我が家では一番の古者であった。
    齢は六十を超えており長寿であったが、その姿は私の小さい頃から老人でありその外見は皺ひとつ変わっていない。 噂では私の父の頃から老人であったらしい謎の老人でもあった。
    「さっすが、我が家の長老ね……何時の間に車の運転なんか覚えたの?」
    「ほっほ、人間やればできない事はございません。 さ、雨粒が落ちる前にお車に……」
    「あぁ、オレはいいです。 帰りに買いたい本があるから先に姉さん送ってやって」
    ドアを開けて待っている使用人に手を振って遠慮すると、先に車乗った姉が怪訝そうな顔をして私を見た。
    「別に車で寄っていけばいいじゃない、濡れるわよ?」
    「いいよ、帰りは円タクに乗って帰るから」
    円タクとは市内を一円均一で乗せていってくれるタクシーの事である。
    しつこく私が断ると姉は何か閃いたらしく口元を抑えながら私に向けて何かを察するような目線を向けた。
    「あー……なるほどねぇ……アンタも男だものねぇ……」
    「何を勘違いをしているか知らないけど姉さんが想像していることは絶対ないから」
    「分かった分かった! じいや行きましょ、年頃の男にはそれ位の一つや二つしなきゃね!」
    すいません、冗長になってますがやっと話が進みます……

  • 120名無し2017/04/11(Tue) 21:46:12ID:UyODM1NTQ(1/1)NG報告

    本文と作者さんの言葉の間に一行開けてくれたら区別がついて分かりやすいかなって
    無理なら大丈夫です
    面白いです支援

  • 121大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/11(Tue) 21:58:01ID:E3NTU5OTc(7/17)NG報告

    >>119
    そのまま姉は耳まで届きそうに口をにやけさせながら使用人に車を走らせると、
    「隠すときは蔵に隠しなさいよー」
    と大声で余計な事を言いながら窓から手を振って姿を消していった。
    周りの通行人が変人を見る目で私を見るので私は急いでその場を離れなければならず、私は姉を怨みながらその場を後にすることになった。

    私が買いたかった本はそんな春画でも何でもなく、当時安価で提供されていた円本という類の本であった。 一冊一円、全本予約制ではあったが本が一円と言う安さで手に入る魅力と比較するとそんなものは気にもならない。
    姉はそんな私を見て「普通に買えばいいじゃない」と何とも不思議そうに首をかしげたものであるが、私は姉のように食事に十円を気軽に出せるほど太っ腹でもなかった。
    太っ腹と言うと姉は決まって私を殴るので口には出さないが、十円と言うと大学出の初任給のおおよそ二割である。
    そして今日は予約していた円本が入荷する日であった。 本が雨に濡れるのは勘弁したいが、外套に隠せば良いだろうし、帰りは円タクで良い。
    私は今にも走り出そうとする気持ちを抑えながらゆっくりと優雅に行きつけの本屋へと足を進めていった。

  • 122大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/11(Tue) 22:36:55ID:E3NTU5OTc(8/17)NG報告

    >>120 すいません、行数制限を気にするあまり……
    >>121

    「おじさん、予約してた本入ってる?」
    結局抑えきれずに走って本屋へと突撃した私が息を切らしながらそのドアを開けると、古本と新本が混ざった匂いが私の鼻孔を擽った。
    私の背丈以上の本棚にこれでもかと詰め込まれた本たちが、手に取ってくれと私を誘惑しその題名をひときわ輝かせている。
    江戸時代から続いていると店主が豪語しているこの本屋は正に本の虫達の楽園であり、その虫たちを掴んで離さない虫食い草でもあった。 此処に会って此処にない本は無いと言うぐらいに本の品ぞろえが豊富であり中には外国語で書かれた本もある。
    「おじさん……?」
    だが、肝心の店主が何処にもいない。 店主を呼んでも返事は、ちょうど他の客もおらず店内は私一人であった。
    「また本の修繕でもしてるのかな、おじさーん?」
    常連であり、店主と見知った仲である私はそのまま店の奥へと入っていく、すると部屋の中から誰かがすすり泣く声と共に話し声が聞こえてくるので私はつい立ち止まってしまった。
    「私が悪いんです、私がせがれにお使い任せたばっかりに狙われて……」
    「誰もお前を責めはしない、知りたいのはそのせがれがいつこの店を出て、何処に行こうとしたのかだ」
    部屋の中から聞こえる声は二つ、一人は店主の声であるが、もう一つは聞き覚えがなかった。
    その声は泣きじゃくる店主と比べて冷静で淡々としておりあまり感情を読み取れない何処か冷たい印象を私は感じていた。
    「その時は、昼間、十一時ぐらいで……切手を買いに行かせに郵便局にもう大きくなったから郵便局までなら一人でも大丈夫だろうと……あぁ五円も持たせたから、うぅ……」

    すいません今日は此処までで……次でやっと探偵との出会いと非日常への突入に……多分……

  • 123士郎とのデート権利争奪戦2017/04/12(Wed) 13:46:33ID:QzNjg1NjQ(1/1)NG報告

    桜「私のターンから行きますね・・・。私は、沼をセットしてから1マナで暗黒の儀式を唱えて、マナプールに3マナ加えます。そして、この3マナを使ってファイレクシアの抹殺者を召喚!トランプル持ちだからチャンプブロックを貫通しますよ?姉さん、これで先輩とのデートの権利は私のものですよ?うふふ・・・。」
    凛「1ターン目から5/5でトランプル持ちなんて困ったわね〜(棒)」
    桜「随分と余裕ですね・・・。4ターンです、4ターンで姉さんを血祭りにあげてみせます・・・!」
    凛「では私のターン。山セットしてから1マナで抹殺者に稲妻。ところで桜、抹殺者のテキストの続きってどんな感じだったかしら?(ゲス顔)」
    桜「・・・抹殺者が受けダメージの数値分私のパーマネントを生贄に捧げる(小声)」

    凛1-0桜

  • 124名無し2017/04/12(Wed) 21:43:43ID:g1OTY4NTI(2/3)NG報告

                     落陽の英雄達
                               龍の憤懣
           敗北者達       生死の境界             
                                   龍脈回路
              嵐に沈む不沈艦
                      ――日の本全ての悪――

                   緋牡丹          終末の将軍
                          鋼の心
            「ゲンジバンザイ」               罪歌の雷
                          奪存被名の大蛇斬り     


             
                    皇紀2671年、【大和激震殲争】
                   正義を語れ。落陽の地に住む者よ。


    ――not to be continued.

  • 125大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/12(Wed) 23:22:03ID:cxOTE5MjQ(9/17)NG報告

    >>122
    どうやら取り込み中だったらしく、出直そうと私が後ずさりをしたときに丁度後ろにあった本の山に当たってしまい、振動を受けた高く積まれた本が次々と私の頭めがけて落下して来てしまった。
    「うわっうわわっ!?」
    「……誰だ」
    当然その私の頓狂な声と物音は部屋の向こうにいる人間にも聞こえてしまい、勢いよく戸が開かれ二つの顔が本に埋もれてしまった私を見下ろした。
    「……何だ?」
    「いやっ、あのっ。 立ち聞きするつもりは無くて……」
    一人の男が私に近寄ると顔を寄せて、まるで珍獣を見るかのような目で眉をしかめた。
    癖のある銀髪に金色の目をしておりこの国の人間ではない異邦人であり、その風貌は私に一人月夜に佇む狼を思わせた。 よれよれのコートによれよれの西洋帽子を着用し、私を覗き込む姿勢からして長身であり細身の体つきをしていた。
    「坊ちゃん? あぁそうか今日は円本の……」
    本屋の店主が私を見ると、少しだけ驚いた顔をすると目の前の謎の男に怪しい物ではないと告げる。
    「知り合いか?」
    「はい、この店を贔屓にしてもらっていておりまして……」
    「坊ちゃんか、ククっなるほど良い身なりをしている」
    そういうと、謎の男は煙管から吸い込んだ煙を私に向けて吹きかける。 その嗅ぎなれない強烈なにおいに私は大いに咳き込むとその様を面白そうに見ていた男を睨みつける。
    「ごほっ!? なん、なんですかあんた!」
    「フン、はずれだな。 とても誘拐なんて真似はできん顔だ」
    「は、はぃい!?」
    それが後に納豆が腐るほどの縁になるこの探偵と名乗る謎の異邦人と私の最初の出会いであった。
    ↑すいません、今日はこれだけで……

  • 126名無し2017/04/13(Thu) 21:20:59ID:g2Mjk3MDY(2/40)NG報告

    ひゃっはー!
    脳内にしたためた妄想を投下するぜー。
    元ネタはこのサイトでも取り扱われた、ランスロットと武蔵の二次絵より。

  • 127名無し2017/04/13(Thu) 21:21:43ID:g2Mjk3MDY(3/40)NG報告

    >>126
    カツンカツンと、ランスロットの歩く音だけが廊下に響く。
    カルデアは膨大な研究施設だ。本来であれば、48人のマスターと数百人にも及ぶ研究者達による活動が想定された施設は、現在20数名のスタッフと一人のマスターによってまかなわれている。
    新しくサーバント達が召喚された事で、多少なりとも(本当に『多少』で済むかは、大いに議論されるところだが)賑やかになったが、それでも持て余してるフロアは数多くある。
    ランスロットが歩いているのはそういったフロアのうちの一つだった。

  • 128名無し2017/04/13(Thu) 21:22:27ID:g2Mjk3MDY(4/40)NG報告

    >>127
    ひと1人おらず閑散とした空間を、外の吹雪を窓越しに見るともなく見ながら歩いく。すると、ランスロットの足音に呼応する様に、向こう側からも足音が響いてきた。
    どうやら音の主は、廊下の向こう側からこちらに歩いてきている様だ。やがて、無機質な空間にはそぐわぬ紺と藍色の艶やかな和装が目に入る。
    4本の刀を腰に下げた可憐な少女で、手に抱えた袋から芋を取り出し、食べ歩きしていた。
    この清潔な空間において、彼女は一輪の花の様であった。

  • 129名無し2017/04/13(Thu) 21:23:11ID:g2Mjk3MDY(5/40)NG報告

    >>128
    (確か彼女は武蔵殿、と言ったか。マスターの母国で剣豪として名を馳せていたのだったな)
    ランスロットがそんな風に思い返しているうちに、お互いの距離が3メートル程まで近づく。お互いの目の色まで見える距離だ。
    さすがにここまで来ると、芋を食べていた武蔵もランスロットに気づいた様で、モグモグやっていた口を止め、不思議そうな顔でランスロットのことを見る。
    当のランスロットも、紳士としてあるまじき事ではあったが、足を止め彼女に見入ってしまっていた。彼女の目の、その奥に燻る光に魅入られてしまっていたのだ。

  • 130名無し2017/04/13(Thu) 21:23:57ID:g2Mjk3MDY(6/40)NG報告

    >>129
    (この女性、なんという目をするのだ。どれほどの修羅を潜り抜け、死線を交わせば、これ程鈍色のひかりを目に宿すというのかー)
    ランスロットが武蔵について思案していると、当の武蔵は、何を思ったか廊下の端に寄り、腰を屈める様な姿勢をとった。
    突然の行動に虚を突かれたランスロットであったが、やや遅れて、彼女が道を譲ってくれているのだと思い至り、衝撃を受ける。
    (な、なんという謙虚さかっ!これがYAMATONADESIKOというものかー!
    あまりにも可憐だ。是非叶うならばお茶に…)
    その彼女の可憐さに、感極まったランスロットではあったが、その思考は唐突に断絶する。彼の顔に、何か柔らかいものがぶつかったのだ。
    そして、それがさっきまで彼女が抱えていた、芋の入った袋だと気づくのと、

  • 131名無し2017/04/13(Thu) 21:24:35ID:g2Mjk3MDY(7/40)NG報告

    >>130
    二本の刃がランスロットに襲いかかるのは同時だった。

  • 132名無し2017/04/13(Thu) 21:26:05ID:g2Mjk3MDY(8/40)NG報告

    >>131
    「…!」
    驚きは、しかしランスロットでは無く武蔵のものだった。
    完全に腑抜けて油断した表情を浮かべていたこの男に、芋の袋を投げつける事で視界を防ぎ、左右両側からの同時の斬り付け。
    そしてその一刀は、苛烈にして流麗。
    現代の一流程度の剣士では、例え刀を構え相対していたとしても、見切る事すら叶わないだろう、神速のふた振り。
    その一撃を目の前の男は、視界の塞がった不意打ちの状態から受け止めてみせたのだ。
    左回りから腰を狙った刀は、自分の剣で防ぎ。
    右回りから首を斬り落とす刀は、手の甲の鎧で軌道を上にずらしていた。

  • 133名無し2017/04/13(Thu) 21:28:42ID:g2Mjk3MDY(9/40)NG報告

    >>132
    どちらか片方を防ぐならば、まだ納得のいく話だ。だがその両方。左右から同時に襲い来る刃を両とも防ぎきるとは、一体どういう離れ業だというのか。
    「レ、レディ?これは一体どうした事でしょうか?」
    それをやってのけたランスロットは、当惑の表情を浮かべていても、驚きはしていない。
    まるで、武蔵の剣など驚くに値しないとでも言うようではないか。
    そう思ったとき、武蔵の心の中に、僅かばかり湧き上がるものがあった。
    「……」
    「失礼、レディ。そろそろこの刀を下げてはくれないだろうか。」
    彼の言葉を受けて、武蔵も振り抜いた腕を脱力し、ふた振りの刀を鞘に収める。
    カチンという刀に鞘が収まった小気味のいい音が響き、空気がやや弛緩する。

  • 134名無し2017/04/13(Thu) 21:43:48ID:g2Mjk3MDY(10/40)NG報告

    >>133
    「あ、いやーごめんごめん!つい目の前から強そうな剣士さんが歩いてきたものだから、つい試したくなっちゃってさー!」
    努めて明るい声で朗らかに喋る武蔵に、ランスロットもホッと一息吐く。
    「そういうことでしたか、レディ。見ると貴女も随分と振るわれる様だ。目の前に強そうな者が居ると、斬り合いたくなる気持ちはよくわかります」
    「でしょでしょー、ごめんなさいね。でも私と同郷の沖田って侍が話してたんだけど、貴方確か、乱素人って言う腕利きの剣士さんなんでしょう?」
    「ええ、腕利きの剣士と言われると面映ゆいですが、ランスロットと言う名です。貴女はマスターの母国で剣豪として轟いた武蔵殿ですね。」

  • 135名無し2017/04/13(Thu) 21:45:18ID:g2Mjk3MDY(11/40)NG報告

    >>134
    「まあ、厳密には違うんだけどそうみたいねー。いや有名人だから、最初はマスターに驚かれたもんよー。『え、宮本武蔵が女!?またですか』ってね」
    「貴女もでしたか。我が王も、召喚された際にはマスターに大変驚かれたそうですよ。かのアーサー王が女性だったなんてと。」
    はははと二人で朗らかに笑いあうと、二人の間に和やかな空気が流れる。先ほどまでの逼迫した空気が嘘のようであった。
    それゆえだろう、ランスロットはつい口がいつもより回ってしまった。
    「いやしかし、これがちょっとした戯れで良かった。あれ以上続けば貴女を傷つける事となっていた。いくら剣士とはいえ、女性を傷つけたとあっては騎士失格ですからな。」
    瞬間、空気がガラリと豹変した。
    「…へえ、それはつまり戦おうと思えば、私なんか簡単に下せると、そう言いたいのかしら?」
    「え、いや…」
    しまった、という表情を浮かべるランスロットに対して、武蔵は鋭利な笑みを浮かべる。

  • 136名無し2017/04/13(Thu) 21:46:11ID:g2Mjk3MDY(12/40)NG報告

    >>135
    「じゃあ、実際に試してみようじゃないの。私の刀と貴方の剣、どちらが上かしら。」
    言いながら、スラリと腰に帯びた刀を抜く武蔵に対し、ランスロットは待ってほしいとばかりに両手を広げる。
    「武蔵殿、わたしはその様なつもりで言ったのでは無くてですね、女性を傷つける様な事は騎士にとって恥であるが故に戦えぬと…」
    「ほう、つまり女は傷つけずとも侍としての誇りは穢しても良いと?」
    「……」
    武蔵の刺すように返した言葉に、ランスロットもこれ以上反論は返せない。否、言葉で解決するつもりなど、武蔵には元から無いのだ。
    「さあ、剣をとれ乱素人。同じ得物を持つものとして、侍を辱めるな。」
    ランスロットは彼女のその眼差しを受け止めると、やがて観念した様に剣を構えた。
    「…ふう。一合だけ、お付き合いしましょう」

  • 137名無し2017/04/13(Thu) 21:48:06ID:g2Mjk3MDY(13/40)NG報告

    >>136
    取り敢えず書き溜めはここまで!
    後は酒を煽りながらちびちび書いてきます。
    今晩中に完成させたい。

  • 138大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/13(Thu) 22:17:47ID:I2Mjc4NTE(10/17)NG報告

    >>137
    楽しみです! ワクワクしながら待ってます!

  • 139大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/13(Thu) 23:05:52ID:I2Mjc4NTE(11/17)NG報告

    >>125
    数分後私は店主から出されたお茶を啜りながら謎の男の事情聴取を遠目で見ていた。
    店主に聞くとその男は探偵らしく、話によると道を歩けば事件に当たる事件誘発性の名探偵らしい。
    うさん臭さもここまで来ると逆に清々しいものだが、実際に見てみると事件に対する執着心は本物らしく事件当日の事から、対象の日々の行動まで隅々まで聞き出してメモ帳へと書き込んでいっていた。
    探偵は本屋の店主に雇われているわけではなく、自主的にこの短期間に失踪した被害者全員に聞きまわっているらしく、店主で五人目らしかった。
    「今回の失踪事件にはいくつかの共通点がある」
    一通り店主から聞き終わった後探偵は煙管から煙を噴かせながら口にした。
    「一つ、裕福な生まれの出であること。 一つ、年が十五から十七の間であること。 一つ、大金を持ち歩いていたこと、これには大差があるがおおよそ五円以上である」
    手帳を捲りながら、探偵はぼろぼろの鉛筆を取り出して机の上に置かれていた地図に何かを書き込み始める。
    「今回の被害者はまだ十になったばかりの子供であり、裕福の生まれでもない、当てはまるのは五円と言う金を役所へと持っていく途中だったということ。 一時期は別口の犯罪かと思ったが……」
    そういって金色の目を店主へと向けると、地図に丸で囲んだある場所を鉛筆で叩いた。 そこは表通りから裏道に入った狭い通路であり、建物に囲まれた所謂裏路地というあまり日も明かりも入ってこない場所であった。
    「だが、此処の路地を良く近道として使っていたという店主の証言が引っかかった。 ある将校から聞き出した情報によると、今まで行方不明となった被害者たちは消える直前まではある地域にて目撃証言が多々報告されている。 それが……」

    ごめんなさい、今日はここまでです……

  • 140名無し2017/04/13(Thu) 23:41:34ID:g2Mjk3MDY(14/40)NG報告

    >>136
    大正浪漫さん毎日楽しませて貰ってます。
    そして取り敢えず完成。

    武蔵は両の手に一本ずつ刀を握ると、腕を肩の幅ほどに広げ、力み過ぎないゆったりとした力の入れ具合で、気持ち前傾姿勢を取る。
    ランスロットは剣を両の手でガッシリと握り締め、体の前に出すと、右足だけ半歩前へと出し、体に一本芯が通った様な真っ直ぐな姿勢を維持した。
    冷たい空気が、見えない刃のようにお互いの間を錯綜する。
    常人であれば堪えきれずに行動を起こしてしまう緊張感の中、2人はそれぞれ戦闘態勢を取りつつ、お互いの事を冷静に観察する。

  • 141名無し2017/04/13(Thu) 23:42:21ID:g2Mjk3MDY(15/40)NG報告

    >>140
    まるで豹の様だ、とランスロットは思う。
    両の手を大きく広げ、左足を半歩前に出して前傾姿勢を維持するその姿は、獲物に襲いかからんとする獣を、ランスロットに想起させたのだ。
    (まるで違う戦闘スタイルだ、鎧を着込まず、あの様な細い剣を2本持つとは。力で押すのではなく、速さで切り抜くタイプか。
    しかし、それでは肩幅まで広げた腕に説明がつかない。それでは初動が遅くなるだろうに。)
    あまりに分の悪い戦いだ、とランスロットは思う。

  • 142名無し2017/04/13(Thu) 23:43:16ID:g2Mjk3MDY(16/40)NG報告

    >>141
    見知らぬ構え、見知らぬ武器、見知らぬスタイル。それを相手にして尚、決着を無傷で決めなければならない。
    そう、ランスロットはこの期に及んでなお、女性を傷つけないという騎士の誇りに殉じようとしているのだ。それはもはや、矜恃と呼ぶにはあまりに堅固な騎士の体現そのものだった。
    (ゆえに、それを理由にしてはならぬ。相手を傷つけられぬのであれば、そこまで含めて私の実力と言うだけの話。ならば私のやる事は何も変わらない。この見知らぬ戦闘スタイルをうけとめ、いついかなる時も冷静にさばくだけのこと!)
    ランスロットは誇りを糺すと、待ちの姿勢をより強固なものにした。

  • 143名無し2017/04/13(Thu) 23:43:58ID:g2Mjk3MDY(17/40)NG報告

    >>142
    やり辛いわね、と武蔵は直感した。
    速さと上手さは自分の方が上だという確信はある。
    だが問題は、お互いの体格差とあの明け透けな構えだ。
    両の手でしっかり支えた、分厚い剣を前に置き、ほどほどの幅で前後に足を開き、どっしりと構える。馬鹿みたいにハッキリとした待ちの姿勢である。
    それは根の張り付いた巨木、もしくは苔むした巌の様に堅固に思えた。

  • 144名無し2017/04/13(Thu) 23:44:43ID:g2Mjk3MDY(18/40)NG報告

    >>143
    (そしてあの体格差と隙のない鎧と来ましたよ。なんであれで満足に動けるのよあのおっさん!根本的な膂力が違うじゃない)
    今までの戦いとはあまりに毛色の違う相手に、うがーっと髪を掻きたくなる。
    この場で目の前の男に勝てるとしたら、それはたった一つ。この腕の上手さだけである。
    (なら、上等!とことんまで速さと上手さで飜弄して、態勢が崩れたところでそっ首跳ね落としてやる!)
    武蔵は覚悟を決めると、更に前へと体を傾けた。

  • 145名無し2017/04/13(Thu) 23:45:20ID:g2Mjk3MDY(19/40)NG報告

    >>144
    二人の間で空気が更に切り詰めていく。今にも爆発しそうな緊張感の中で、二人の呼吸のリズムが合うのを待つ。この瞬間二人は良き理解者であった。
    武蔵はランスロットを知り、ランスロットは武蔵を理解した。
    この場、この世界において存在するのは二人のみで、お互いは相手の事以外の一切を遮断していた。
    それゆえー

  • 146名無し2017/04/13(Thu) 23:48:20ID:g2Mjk3MDY(20/40)NG報告

    >>145
    そう、それゆえ気づかなかったのだ。
    ランスロットの背後から駆け寄ってくる、一人の少女の存在に。

    「って、カルデア内での私闘は厳禁だと言ってるでしょう、穀潰し卿!!」
    「キャメロット!?」
    背後から駆け寄った、マシュのシールドバッシュがランスロットの頭に炸裂し、ランスロットは思わず素っ頓狂な悲鳴をあげる。
    「ランスロット卿!いつまで経っても定例円卓会議に出てこないから、何かあったのかと迎えに来てみれば、またですか!
    カルデア内での私闘は、トレーニングルームでのシミュレーションのみとするってこの前説明したでしょう!」

  • 147名無し2017/04/13(Thu) 23:49:04ID:g2Mjk3MDY(21/40)NG報告

    >>146
    普段のマシュからは、あまりに想像のつかない苛烈さに、少々気圧されながらもランスロットは何とか和解を求めようとする。
    「い、いやマシュ、聞きたまえ。これには理由が…」
    「だまらっしゃい!」
    「「だまらっしゃい!?」」
    何故かハモる武蔵とランスロット。
    「ランスロット卿はこの前沖田さんと立会いをしていた時にも、そう言っていたでしょう。立ち会いを頼まれたら、断るかトレーニングルームへ移動する。何故それが出来ないのですか!」
    尚もランスロットに激昂するマシュを、呆然と見ていた武蔵だったが、何か思いついた様な顔をすると、親子(?)喧嘩に口を挟んだ。

  • 148名無し2017/04/13(Thu) 23:49:45ID:g2Mjk3MDY(22/40)NG報告

    >>147
    「いや〜マシュごめんね、ついこちらのダンディなおじ様に誘われちゃってさ。素敵な方だから断れなかったのよー。そっかー、ここでの私闘はダメなのかー。わかった次からは気をつけるね。」
    「むむむ、武蔵殿!?」
    さも、勉強になりましたと言った風に腕を組んで頷く武蔵。
    ギョッとした顔でランスロットは武蔵の方を振り向くが、時すでに遅し。隣でお怒りオーラが膨れ上がっていくのは、止められないのである。

  • 149名無し2017/04/13(Thu) 23:50:19ID:g2Mjk3MDY(23/40)NG報告

    >>148
    「おーとーおーさーんー?」
    「いや、これはだね…」
    尚も説得に掛かるランスロットを、マシュは問答無用とばかりに遮って連行する。
    「いーえ、もう聞く耳持ちません。この後の円卓会議はアルトリアさんに頼んで急遽内容を変更して貰います!内容は他の女性サーバントの皆さんにうつつを抜かす騎士をどう処罰するかですっ!」
    「いたた、こら離しなさい。耳を引っ張るんじゃないマシュ!」
    マシュに耳を引っ張られながら連行されてくランスロットを、武蔵は笑顔で手を振りながら見送る。

  • 150名無し2017/04/13(Thu) 23:51:06ID:g2Mjk3MDY(24/40)NG報告

    >>149
    真剣での果たし合いの勝敗は、腕の優劣が決めるのではない。どの様な手を使ってでも、その場に最後まで立っていた者が勝者なのだ。
    此度の戦い、新免武蔵守藤原玄信対円卓の騎士ランスロット。
    ランスロットの最大の弱点を突いた、武蔵の一本勝ちである。

  • 151名無し2017/04/13(Thu) 23:53:43ID:g2Mjk3MDY(25/40)NG報告

    >>150
    ガチガチの斬り合いだと思った?
    残念でした、日常ギャグ系ssだよ!

    という事でご閲覧ありがとうございました。
    出来れば感想など聞かせていただければ幸いです。
    ランスロットにだけ厳しいマシュ可愛い。

  • 152名無し2017/04/14(Fri) 09:03:44

    このレスは削除されています

  • 153大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/14(Fri) 22:24:11ID:gwNjM3Nzg(12/17)NG報告

    >>139
    「此処から、此処までの範囲内だ」
    「これって……」
    探偵が印した場所は、いなくなった店主の息子が良く通っていたという裏路地を含めた市役所に通じる範囲であった。 思わず私も店主と一緒に地図を覗き込んでしまう。
    「今回の事件はこれまでの失踪者との共通点の少なさを含めて、被害者は巻き込まれたのだと推測している。 おそらく人通りのない裏路地での犯行を目撃してしまったのだろう」
    「それで、うちのせがれは攫われたと……?」
    探偵は頷きながらも店主の今にも崩壊しそうな目頭を見つめてこう付け加えた。
    「そしてもう一つ。 正直に言おう、今回の被害者が生存している確率はかなり低い」
    「そ、そんな……!」
    その何の気負いもない淡々とした探偵の言い方に店主の顔が絶望に染まっていく。
    「犯人からしてみれば何の利用価値もない子供、生かしておく方が犯人たちのリスクが高まるのは必然だ。 今頃は川の底か、もしくは森の中かもしれない」
    「ちょっと! もう少し言い方ってものがあるんじゃないですか!」
    店主の顔が真っ青に変わっていくにつれて、あまりの言い方に我慢がならなかった私は探偵へと突っかかっていくが、探偵は私には一目も移さずにただ店主を見つめていた。
    「どうする? そちらが望むのならば死体であっても見つけて連れて帰ることを約束しよう。 だだし依頼として金は頂く」
    「お前っ……!」
    人の命を何とも思わない言いぐさに、思わず私は頭に血が上り探偵のそのよれよれなコートをさらにしわくちゃにする様に掴みかかったがそれでも探偵は私は眼中にないという様にただ店主だけを見つめていた。
    店主は青ざめた顔を掌で覆いながら、呟くように答えた。
    「お、お願いします……」
    「おじさん……!」
    すいません、今日もここまでで……

  • 154大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/15(Sat) 23:27:09ID:M0OTk3MDU(13/17)NG報告

    >>153
    「こ、このまませがれが無事に帰ると信じて待っている方が楽でしょう。 で、でもそれ以上に私のせがれが惨たらしくどこかの道に投げ捨てられているのかもしれないと考えると私は耐えられないのです……責めて、せめてその体だけでも……だけでも……」
    もしかしたら店主自身がもはや心のどこかで分かっていたのかもしれない。 小さな子供が何日も姿をくらませて無事に帰ってくることなんて有り得ないのだと。 そう思いながら諦めきられなかったのは親の心その物であろう。
    喉の奥から声を必死に絞り出しながら探偵に震える頭を下げる店主を見ながら、私はどうしようもない無料感を感じ、掴んでいた探偵の服を離すしかなかった。
    ふと屋根に雨粒が落ちる音が聞こえたと思うと、次第にその音は音量と数を増していき、ついに雨となって店主の嗚咽をかき消すように勢い強く振り始めていった。
    「承知した。 必ずお前のせがれは連れて戻る、それがどんな形であれ約束しよう」
    そういって探偵は少しだけ心ばかり優しく微笑むと、外套を翻して雨が降っているにもかかわらず傘も差さずに店外へと出て行った。
    自分が追い詰めた癖に、と私は探偵の微笑みにむしゃくしゃした胸糞悪さを得ると同時にあの探偵もまた人間なのだとどこか安心している私もいた。 雨は勢いを増すばかりである。

    書き貯めせずに書くと展開が二転三転してぐちゃぐちゃになっちゃいますね……

  • 155大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/16(Sun) 23:32:35ID:g5MzU2MzI(14/17)NG報告

    >>154
    その後の私と言えば、店主に気の利いた言葉一つもかけること事も予約した本を受け取ることも出来ずにただ家への帰り道を歩いていた。
    円タクを使う気にもなれず、傘に落ちる雨粒の音と濡れた煉瓦とアスファルトの濡れた匂いを嗅ぎながら一人歩いていると店主の涙にぬれた顔が頭をよぎって追い出すように顔を横に振る。
    自分が出来ることは何もない。 それは自分でもわかっている、立った齢十七の小僧に何が出来るというのだ。
    そう思いながらも自分の息子を死体でも良いから連れて帰ってほしいと言った父親の気持ちを考えるとやるせない何かが私の胸を締め付けるのだった。
    「あの探偵はどうしているのだろうか」
    ふと、この雨の中傘も差さずに一人姿を消した探偵の事を考える。 全く信頼して良いのか分からない人物であったが、店主の依頼を受けた時の顔と言葉にはどこか安心感があった。
    白い髪と金色の目をした異邦人、あの探偵は必ず見つけてみせると言った。 しかしどうやって見つけ出そうというのだろうか、何の証拠もない行方不明事件警察でも軍隊でも手を焼いている事件にたった一人の奇妙な男が解決できるというのだろうか。
    「ふぅ……」
    だが、何が起こるにせよ私が蚊帳の外なのは変わりない。 心に圧し掛かる無力感を払拭するように大きなため息を吐くが余計心が沈んでいくようで楽にはならなかった。
    「ぼっちゃん……」
    そんな時であった。

    一日一投稿……

  • 156名無し2017/04/17(Mon) 18:06:15ID:EzMzI3NTQ(26/40)NG報告

    懲りずに投稿するぜ!
    槍種火を回ってて思いついたSS
    apo後のモーさんとSN後のセイバーが膝を合わせたらどうなるだろうという妄想。
    あと、自分の中で士郎とセイバーの絆、ぐだ男とアルトリアの絆の差異をはっきりしておきたいなって。

  • 157名無し2017/04/17(Mon) 18:08:05ID:EzMzI3NTQ(27/40)NG報告

    >>156
    あ、時系列的には5章〜6章の間です。
    浮遊するような、落下するような、矛盾した感覚を抱きながらゆっくりと目を開ける。
    シュインと、コフィンの扉がスライドすると、ぐだ男の目には見慣れた景色が映る。
    赤く燃えた巨大な地球儀。藍と黒で縁取られた幾何学模様の壁。ここはカルデアのレイシフト場だ。
    何となく視線を管制室の方に向けると、ガラス越しにロマ二・アーキマンが笑顔で手を振ってくるのが見えた。
    『ご苦労様、ぐだ男くん、マシュ。それとサーバントの皆さん。きょうの演習はこれで終了だ。後はそれぞれ休んでくれ。』
    狭いコフィンから這いだし、マイク越しにロマンの朗らかな声を聞くと、ホッと一息安堵の息が漏れる。

  • 158名無し2017/04/17(Mon) 18:08:41ID:EzMzI3NTQ(28/40)NG報告

    >>157
    「先輩!演習お疲れ様でした。」
    同じくコフィンから出てきたマシュが、鎧姿もそのままに笑顔でパタパタと、ぐだ男の方まで走りよってきた。
    「あぁお疲れ様、マシュ。今日の演習も絶好調だったね。」
    「はい!先輩のお陰でマシュ・キリエライト、最近の演習ではミスも無くなりました。」
    ぐだ男の言葉にイキイキと言葉を返してくる健気な後輩に、思わず頭をガシガシしてしまいたくなるのをぐっと堪え、ぐだ男もやわらかな笑みを返す。
    知らずのうちに、ふたりでそんな幸せ空間を構築してる所に、差し込んでくる声があった。

  • 159名無し2017/04/17(Mon) 18:09:38ID:EzMzI3NTQ(29/40)NG報告

    >>158
    「お疲れ様ですマスター、マシュ。えぇ、最近の貴方の指示は精度が上がってきている。マシュと共に、マスターも大きな成長を遂げているようだ。」
    ブリテンの騎士の王、誉も高きアルトリアだ。
    今日の演習は、アルトリアを始めとした剣の英霊達との演習だったのだ。
    「アルトリアもお疲れ様。そっか、やっぱりアルトリアに褒めてもらえる自身がつくな。英霊達に俺なんかが指示を出すなんて、最初は思ってたんだけど…」
    ぐだ男がそう言うと、アルトリアはやや呆れた顔で自身の腰に手を置いて、言葉を遮る。
    「まだそんな事を言うのですか。貴方は最初から、自分に力量が足りないと理解しながら、自分にできる全力を尽くしてきた。その事を卑下する英霊など一人も居ないと言ったでしょうに」

  • 160名無し2017/04/17(Mon) 18:29:53ID:EzMzI3NTQ(30/40)NG報告

    >>159
    あはは、と苦笑いしながら、しまったどうやらアルトリアはお説教モードに入ってしまったらしいぞ、とぐだ男は自分の無遠慮な言葉を後悔する。このままここで話こむのもあまり良くないだろうと、話を打ち切ることにした。
    「そうだ、マシュもアルトリアもこの後マイルームでお茶にしない?実は…」
    とぐだ男が言いかけたその時、再び別な声が会話を遮ってきた。
    「父上っ!」
    声の主は言うまでも無いだろう。今日の演習に参加していた、モードレッドだった。
    モードレッドは、言葉を掛けたものの、どう続けたらいいか分からないらしく、睨みつけるような、それでいて叱られている子供の様な表情をしていた。

  • 161名無し2017/04/17(Mon) 18:51:27ID:EzMzI3NTQ(31/40)NG報告

    >>160
    「えっと、その…あの…」
    言い淀むモードレッドに、アルトリアは先ほどとは打って変わった無表情で言葉を返す。
    「モードレッド卿か。槍の種火演習ご苦労だった。剣の英霊の中で全体宝具を持つのは、カルデア内では私と卿のみだ。その宝具はマスターにとって大きな助けとなろう」
    「いや…そうじゃなくて…!」
    「他に何か?」
    明らかに何か言いたそうにしているモードレッドに、アルトリアはあくまで事務的に言葉を返す。
    「…っ!いえ、王からのお言葉、ありがたく拝領致します。」
    「そうか、では戻って休むがいい。明日からもマスターの力となれるようにな。」
    アルトリアの言葉に、モードレッドはギリッとぐだ男の所まで聴こえる程の歯ぎしりをして、堪えるようにして1人でレイシフト場を出て行った。

  • 162名無し2017/04/17(Mon) 19:08:06ID:EzMzI3NTQ(32/40)NG報告

    >>161
    困惑して何も言えないぐだ男とマシュの隣で、アルトリアはあくまで無表情でモードレッドの後ろ姿を見つめている。
    「アルトリア?」
    恐る恐ると言った感じで声を掛けるぐだ男に、アルトリアはふっと緊張を解く。
    「…いえ、マスター。申し訳無いのですが今は少し気分が優れない。お茶はまた今度誘って欲しい。」
    そしてそう言うと、アルトリアも返事を待たず、1人でレイシフト場から出て行った。
    「先輩…」
    後に残されたのは、何とも気まずい空気の二人だけである。

  • 163名無し2017/04/17(Mon) 19:27:45ID:EzMzI3NTQ(33/40)NG報告

    >>162
    数日後、
    ぐだ男がマイルームで紅茶を準備しつつ、人を待っていると、やがて扉をノックする音が聞こえた。
    ぐだ男がどうぞー、と声をかけると電子扉が音もなく開き、アルトリアが入って来た。
    …鎧姿でマントを羽織る完全武装である。
    「マスター、部屋を尋ねるように、と言われて来ました。一体どの様な要件でしょうか。」
    「あ、ああいや、そんなキチンとした事じゃ無いんだ。ただアルトリアとお茶をしようとしただけだよ。」
    「は、お茶を?」
    アルトリアが呆気に取られたようにぐだ男を見て、次いでその視線がテーブルへと向けられる。
    そこにはティーポットと、空のティーカップが2対。そして中央には色取り取りな洋菓子が置かれている。

  • 164名無し2017/04/17(Mon) 19:44:34ID:EzMzI3NTQ(34/40)NG報告

    >>163
    「うん、だからそんなに鎧を着込まないで、もっと気楽にして。」
    慌てるように言うぐだ男に、アルトリアもとりあえず魔力で編まれた鎧を消すことにする。
    「さあさ、座って座って。」
    「…しかしマスター。もし私と二人で話をしようと言うなら、私にお茶菓子は必要ありません。ここの英霊たちは既に、充分な魔力を施設から貰っています。食事による魔力供給は必要無いのです。」
    お茶の席に着きながらも、苦言を呈するアルトリアに、ぐだ男は苦笑いをしながらも言葉を返す。
    「うん、まあアルトリアならそう言うと思ったけどね。でもそう言わないで楽しもうよ、普段のお礼も兼ねてるんだから。それに、今日はエミヤご謹製の洋菓子だよ。」
    エミヤと言う言葉を聞いて、アルトリアは少し目の色を変える。

  • 165名無し2017/04/17(Mon) 19:50:13ID:EzMzI3NTQ(35/40)NG報告

    >>164
    「ほ、ほう。彼の作ったお菓子であれば、さぞ味は素晴らしいのでしょう。しかし彼は洋菓子まで網羅していたのですか。」
    「うん、ナーサリーにねだられたらしくてね、最近手をつけ始めたんだって。私の本領では無いのだがね、なんて顰めっ面をしながら楽しそうに作ってるよ。」
    アルトリアはあくまで冷静な風を装っているが、それでもチラチラとお菓子の方に視線が行ってるのを、ぐだ男は見逃さなかった。
    ぐだ男は自然な仕草で、ティーポットの紅茶をアルトリアのカップに注ぐ。次いで、受け皿に適当に洋菓子を並べると、アルトリアの前に置いた。
    それを受けたアルトリアは、少しだけ悩むような顔をしていたが、やがて諦めたようにフウっと息を吐く。
    「仕方ありませんね。彼に菓子を用意して貰って、マスターにお茶を注がせたのであれば、無碍にはできません。ありがたく頂きましょう。」
    ぐだ男はニッコリと微笑む。アルトリアがエミヤの料理を口にする時、口元を柔らかく綻ばせる事を、彼は知っているのだ。

  • 166名無し2017/04/17(Mon) 20:00:04ID:EzMzI3NTQ(36/40)NG報告

    >>165
    その後、二人は紅茶と洋菓子に舌鼓を打ちつつ、たわいの無い話をした。
    エミヤの作った洋菓子を褒め称え、ロマンの気苦労に着いて話し合い、他のサーバントの馬鹿な話題に微笑んだ。
    そうして、ティーポットの中の紅茶が無くなった頃合いに、ぐだ男は本題に入る事にした。
    「…モードレッドの、ことなんだけどさ。」
    「やはりその話題でしたか。」
    カップに口をつけていたアルトリアは、冷静にカップを机の上に置くと苦笑いを浮かべる。
    「この前は、マスターやマシュに気まずい思いをさせてしまいました。申し訳ない。」
    「やっぱり恨んでるの?」

  • 167名無し2017/04/17(Mon) 20:24:39ID:EzMzI3NTQ(37/40)NG報告

    >>166
    ぐだ男の質問はあまりも愚かしいものだったろう。なにせ、自分が大切に守ってきた国を滅ぼした最大の要因だ。本来ならば、その場で斬りかかったとしてもおかしくないはずだ。
    しかしアルトリアは、穏やかな声で「いいえ」と言った。
    「確かにモードレッドの行いは許される物では無いのでしょう。ですがあれは同時に、国民達の真意でもあった。例え彼女が叛逆をしなかったとしても、結末は同じだったのです。国が滅びた最大の要因は、民たちの悲鳴を聞けなかった私にあった。」
    「…そっか」
    アルトリアの言葉に、ぐだ男は頷くことしか出来ない。結局のところ、国を一つ背負ったことのないぐだ男にはそれを批評する事など出来ない。
    アルトリアを王としてではなく、一人の女性として見る事が出来ればまた別なのだろうが、それはまた別の者の役割である。

  • 168名無し2017/04/17(Mon) 20:37:52ID:EzMzI3NTQ(38/40)NG報告

    >>167
    とにかく今は、アルトリアはモードレッドを恨んでいない、ということが分かれば充分なのだ。
    「…じゃあ、モードレッドと仲良くする事は出来ない、かな?モードレッドが、我が王憎しだけで声を掛けてるわけじゃ無いのは、アルトリアも気づいているだろう。」
    「そうですね、それは…」
    珍しく、アルトリアも言い淀む。
    やはり少なからず、アルトリアは憎々しく思っているのだろうかと、懸念したぐだ男だったが、アルトリアは慌てて否定する。
    「いえ、そう言うことでは無いのです。私にはモードレッド卿に対して恨みはない、それは確かです。
    しかし、そのですね…モードレッド卿は実は私のホムンクルス、言わば私の遺伝子を引き継いだ子どもの様な者では無いですか。」

  • 169名無し2017/04/17(Mon) 20:54:16ID:EzMzI3NTQ(39/40)NG報告

    >>168
    うん、とぐだ男は相槌をうつ。
    「つまり、私の娘の様なものに当たるわけです…ですから…」
    ですから、とぐだ男は先を促す。
    ぐだ男にしてみればこの様に恥ずかしそうに照れたアルトリアを見るのは、初めてのことだった。
    「…どう接すれば良いか、わからないでは無いですか。」
    消え入る様な小さな声で、ボソリと呟くアルトリア。
    その顔を見た瞬間、ぐだ男の胸に何かがサクリと音を立てて刺さった。
    「……」
    「マスター、どうされたのですか?何も言わず無言で右手を掲げて。」
    「令呪を持って命じる。アルトリアとモードレッドは、仲直りをするまでこの部屋を出ないこと!」
    「ま、マスター!?」

  • 170名無し2017/04/17(Mon) 20:55:27ID:EzMzI3NTQ(40/40)NG報告

    >>169
    取り敢えず今日はここまで。
    この先は大切な場面になるので、じっくり考えて2.3日中に投稿します。

  • 171名無し2017/04/17(Mon) 22:19:33ID:Q2NzEyMDc(3/3)NG報告

     乙 & 支援
    俺も書き留めているが長くなりそうだなあ……

  • 172大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/17(Mon) 23:55:16ID:QzNzE1NTk(15/17)NG報告

    >>155
    雨の中傘をさして私の目の前に現れたのは我が家の使用人であった。
    姉を送り届けて私も迎えに来てくれたのだろうか。 優しく私に微笑む皺だらけの使用人の顔を見るだけでなんだか心が軽くなるようであった。
    「雨が予想より強くなってまいりましたし、この頃は何かと物騒だとお嬢様が申しておりましたので心配になりまして……」
    「あ、うん。 ありがとう、助かります」
    「すれ違いになってはいけないとこちらでお待ちしておりました。 車はこちらに停めております、ささ……」
    もう一つニコリと笑うと車の止めてあるという場所へと先導して使用人が歩いていく。。
    「お嬢様はお先に館へとお戻りになっております、坊ちゃんが濡れて帰ってないか心配して……」
    「姉さんが? まさか、濡れて帰っても馬鹿は風邪ひかないから楽よねって笑うぐらいの奴ですよ?」
    「ほっほっほ、それはそれは……」
    二人で笑いあうと先ほどの重い気持ちが何処かへ消し去る様に軽くなっていく。 昔からこの使用人は私が何か落ち込んでいたりすると隣にいて笑い合って良いアドバイスをくれる良い先生でもあった。
    「さ、この奥でございます」
    そうだ、先ほどの本屋でのことも相談してみよう。 そう私が思っていると、使用人は大通りから路地に入りそのまま足を進ませていく。 薄暗く湿気の籠った舗装されていないぬかるみだらけの道を構わず歩いていく使用人に私は何か違和感を感じて足を止めてしまう。
    「……じいや?」
    「大丈夫です、さぁこちらに」
    私の記憶となんら変わりのない使用人の笑顔に不安を感じながらも、一歩路地へ足を進める。
    「つっ……!?」
    だがそのぬかるみに足を踏み入れた瞬間、私の頭に鋭い痛みが走り思わず頭を押さえてしまう。 まるで金槌で殴られた様な痛みに、視界が点滅し私は使用人に助けを求める。
    「大丈夫です、さぁこちらに」
    だが異変はすでに私の頭以外にも発生していた。 ←すいません今日は此処まで……

  • 173名無し2017/04/18(Tue) 00:07:01ID:kzNTA3MTA(1/3)NG報告

    書きたくなったので書きます。

  • 174名無し2017/04/18(Tue) 07:54:01ID:kzNTA3MTA(2/3)NG報告

    >>173
    七つの特異点を乗り越え、聖杯を回収したマスターと、そのサーヴァントである英霊達。
    最後の戦いを終えカルデアに戻った時に、それは確認された。

    「ロマンが消え、哀しんでいる所申し訳ないが新しい特異点が見つかった。」
    「どういうことですか?ドクターの宝具によりゲーディアは滅び人類史は救われたはずではないのですか?」
    そうだ、今までの特異点の黒幕であるゲーディアはあの時滅んだ。...ロマンが命をかけて私達を私達を護ってくれたのだから。
    「そうだ、君達が悩むのはあたりまえの事だ。この天才たるダ・ヴィンチちゃんでさえこの特異点には困惑しざる得ないのだから。」
    どういうことなのだろうか?
    「簡潔に言おう。今回見つかった特異点は2100年……未来の出来事なんだ。」
    「未来の特異点...確かに妙ですね。でもそんな事がありえるのですか?」
    悩むマスターと相棒である少女。
    本来なら有り得ない出来事であり、普通ならそれを肯定することは無理なことであり、信じられないと否定することだろう。
    しかし、その常識では考えられないことであり、いつになく真剣なダ・ヴィンチちゃんは、
    先ほど述べた有り得ない特異点の意味を語る。
    「君達が悩むのはあたりまえの事だ。正直私でさえ信じられないんだけど、これから紛れもなく事実なんだ。」
    例え、それがあまりにも非現実的であろうとしても、例えそれがどれほど驚愕的なものであったとしても
    これは、紛れもない事実であるのだから。
    「今回、確認されたに特異点は2100年ルーマニアそれも聖杯が2つ観測されているんだ」
    危険なのは当たり前。しかし放っておくのも出来るわけなく最後のマスターと少女は覚悟を決め、その特異点に向かうのだ。例えどれほどの困難が待ち受けようとも彼らは、決して諦めらめを知らぬのだから。

  • 175名無し2017/04/18(Tue) 07:55:25ID:kzNTA3MTA(3/3)NG報告

    >>174

    ……とある城跡にて……
    地獄をみた...終わりのない地獄を見てきた。
    かつて極東の聖人の願いである人類救済を否定
    して祝福をもたらすはずたった第三魔法を幻想種しか存在しない世界の裏側で流し、役目を終えた大聖杯(戦利品)を隣に置き少年は考えた。
    自分の恋人である聖女が信じた人間を信じることにしたが未まだに人間は前に進んでいかない。だったら邪竜である自分が絶対悪になれば人類は協力しあい前に歩んでいくのでないかと。
    「人間はあの聖人のいうとおり誰かが救わなければならないのか?否!人類は自分たちで歩んでいかなければならないのだから!」
    ドンっと椅子に邪竜は拳でたたく
    彼としては軽く叩いたつもりでも周りにいるワイバーンにとっては竜の咆哮にも匹敵する轟音とさえとれるほどだ。
    もし、それに耐える者がいたとしたら…それは、邪竜に従う英霊たちぐらいであろう。
    「セイバー、ランサー、アーチャー、ライダー、キャスター、バーサーカー、アサシンよ。
    もうすぐ我々の計画は成功する。しかしあの英霊の存在が邪魔だ。どんな手段を用いても構わん捕縛もとい始末を願いたい」

    「「「御意」」」

    そのまま城を出て行きこの場には邪竜しかいなくなった。
    「あぁ、ジャンヌ。やっとだやっと人類は救われるぞ。」
    光り輝く聖杯を背後に、狂った邪竜はこれこら起こる戦争に心を踊らせ牙をむきだしにして嗤う。
    ……さぁ、ギャランホルンの笛を吹こう

  • 176大正ぐだぐだ浪漫大活劇2017/04/20(Thu) 00:25:27ID:A2NzkzNDA(16/17)NG報告

    >>172
    地面が変色していく、空が落ちてくる。 鉛色の空は薄暗い石の天井に、濁った土は苔が生えた石畳に、雨だまりは血だまりに、雨音が悲鳴に、それぞれ置き換わっていく。
    世界が、私の知る世界が組み変わっていく。
    「なん、だ、これ……」
    「大丈夫です、さぁこちらに」
    使用人であるはずの目の前の老人の首が一回転すると、顎が外れ舌が足元まで伸びる。 その様は人下とは思えないほどにおぞましい。
    「大丈夫です、さぁこちらに」
    「ひっ……」
    それでも目の前の老人はにこやかな笑顔で私へと手を伸ばしてくる。 この時私が拳銃を持っていれば間髪入れずに私は自分の頭を打ち抜いただろう。 それほどにこの世界は狂っていた。
    「だ、だ、だですです。 ぼ、坊ちゃん……?」
    「じ、じい……こ、来るな!」
    一歩一歩と私へと近づいてい来る物体に私は心の底から恐怖を感じ、この狂った空間から逃げようと走り出そうとするが、それもかなわない。
    「壁……!? そんな、こっちから入ってきたのになんで……」
    「ぼっぼぉ、大丈夫です、さぁこちらに」
    耳元で使用人に似た声が聞こえ、私の肩を強く掴んだ。 驚くほどに冷たく、生きている人間とは思えないほどの握力に思わず私は大声で悲鳴を上げた。
    「ん~、良い声!」
    ↑すまない……推理物ではないんだ……活劇なのだ……

  • 177名無し2017/04/20(Thu) 16:50:16ID:A2NzkzNDA(17/17)NG報告

    >>176
    それは少女の様な可愛らしい声であった。 少なくともこの空間には全く似合うことのない溌剌とした声であり、それだけに私は恐怖を感じた。
    「心の底から温まるような悲鳴……絶望に染まった表情、素晴らしいわ……でもぉ……女じゃないじゃない! 」
    「大丈夫です、ささああああ」
    その姿の見えぬ少女が叫んだと思うと、私の肩を握りつぶさんばかりに掴んでいた老人の顔がザクロのように飛び散る。 飛び散った血と肉片が私の顔を濡らし、血が私の服を赤色に染め上げていく。
    「ひっ……!」
    「私は、女を、連れてこいって、いったの! この前は小汚いガキ! 私を馬鹿にしてるワケ!? 」
    少女が叫ぶごとに老人の頭がつぶれていき、ついにはその体が空へと持ちあがったと思うと、真っ二つに裂けていく。
    「アンタなんてもういらない」
    真っ二つになった老人が投げ捨てられると同時にその少女が姿を現した。
    華奢な体を血で塗りたくり、肌の色が見えない程にその体は赤で染まっており、手にはその背丈を超えるほどの槍を持っていた。
    だがそれ以上に目を引くのはその頭と臀部付近についているヒトではないものであった。 
    角と尻尾。 まるで鬼のような角とトカゲの様な尻尾がその少女にはついていた。
    「あぁぁ、痛い痛い痛い! 頭が痛い! あの役立たずが何時まで経っても女を連れてこないから! あぁぁっ!」
    少女が私の腕の半分しかないほどの華奢な腕でその大きな槍を重さを感じないような仕草で振り回すと、その切っ先を私の方に突き刺した。
    「ぐっああああああ! ひぃぃぃぃぃぃあああああ!」
    「あぁぁダメ! やっぱり駄目男じゃダメ! ぜん、ぜん痛みが治まらないぃ!」

  • 178名無し2017/04/30(Sun) 19:26:10ID:gxMDAxMzA(1/1)NG報告

    大正更新マダー?楽しみにしてるんだか

  • 179FGO×ほうかご百物語2017/05/02(Tue) 23:38:21ID:E2NzkzMTg(1/7)NG報告

    これはFGOと電撃文庫の妖怪ライトノベルほうかご百物語のクロスオーバーSSです
    マイナーすぎて誰得とかこいつはこんなキャラじゃねえよとか思うかもしれませんがご容赦ください

    時間神殿から逃げ延びた魔神が辿り着いたのは無数にある並行世界のはるか向こう、もはや同じ木ではなく別の木の枝ではないかと思えるほど遠い異世界。その世界のとある町のとある神社だった。
    そこには偶然か必然か自分以外の魔性すべてを消し去る『神』の残滓が残っていた。それを見つけた魔神は歓喜した。
    『全知全能、唯一無二の神の概念……いや、おのれと異なる全てを排斥し消し去ろうとする意志の具現か……ハ、ハ、貴様は我が依代に相応しい……私も私以外に飽き飽きしていたところだ……』
    魔神にはもはや世界をやり直すことにも自分たちの邪魔をした者たちにも興味はなかった。自我が生まれた彼の心に浮かんだのはただ一つの妄念のみ。
    自分と違う存在が恐ろしい。自分以外の全てが煩わしい。だから、ゲーティアとの結合も拒否し逃げ出したのだ。
    「貴様の願い、私が受け継ごう」
    早速彼は『神』の残滓を取り込み、その願いを叶える術式としての自分を構築し始めた

  • 180FGO×ほうかご百物語2017/05/03(Wed) 00:06:55ID:k2NTE3Mjc(2/7)NG報告

    >>179
    構築を終え、魔神ではなく『神』となった彼は目を覚ました。しかし全てを消し去る術式『大祓』を行うためにはまだ準備が必要だった。自分の存在もまだ小さく不安定だ。故に彼はかつての『神』と同じように自分の手足となる存在を作り出すことにした
    「来たれ、セイバー長鳴き鳥」刀を差し、鋭い雰囲気を放つ男が現れた
    「来たれ、アーチャー鳴き女」弓を背負い、鎧が特徴的な男が現れた
    「来たれ、ランサー八咫烏」錫杖を持った修験者風の男が現れた
    「来たれ、ライダーにはくなぶり」あでやかな着物を着た女が現れた
    「来たれ、キャスターくぐい」狩衣を着た狐顔の男が現れた
    「来たれ、バーサーカー武夷鳥」弓を背負い、刀を差し、巌のような屈強な男が現れた
    「来たれ、■■■■天夷鳥」直剣を差し、女と見まがうような美貌を持った少年が現れた
    彼は元からあった『神』を迎えるシステムに英霊召喚を組み込み、より強大な手足を作り出した。
    「汝らは我が先触れであると同時にサーヴァントである。私が完全に顕現するための準備を行い、それをを妨げようとする輩は全て滅ぼせ」
    彼の命に七羽の先触れは一斉にひざまづいた。

  • 181FGO×ほうかご百物語2017/05/03(Wed) 00:30:50ID:k2NTE3Mjc(3/7)NG報告

    >>180
    そろそろ日が短くなってきた秋の帰り道。僕、白塚真一とイタチさんの目の前で大きな盾を構えた少女と弓に矢をつがえた武者鎧の男が対峙していた。
    「先輩!サーヴァントと遭遇!おそらく敵性サーヴァントと思われます!」
    少女が聞いたことのない言葉を交えて叫ぶ。それに続くように僕たちの後ろからうちの学校の制服を着た少年が飛び出した。
    すれ違う瞬間、僕に気付いた彼と目が合う。
    「あれ、シンイチ?」
    「え、リッカ?」
    僕らはお互いの顔を知っていた。

  • 182FGO×ほうかご百物語2017/05/03(Wed) 01:06:48ID:k2NTE3Mjc(4/7)NG報告

    >>181
    遡ること数時間前。僕は美術室に行く途中の階段で僕は固まっている彼に出会った。その視線の先には見慣れた黒い影。
    「……見越した」
    僕はため息をついていつものフレーズを口にする。そのとたんに黒い影はきれいさっぱり消えてなくなった。
    「おっと……!」
    黒い影から解放された彼は間一髪で転ばずその場に踏みとどまった。
    「あ、あれ何だったの?」
    深呼吸しながら彼は質問してきた。
    「いや、何ってのびあがりだろ?見越したって言ったら消えるんだ。眼鏡かけたちっこい先輩から教えてもらってない?」
    あのジャージめ、面倒くさがってやらなかったんじゃあるまいな。我らが妖怪博士の憎たらしい顔を思い浮かべながら僕は顔をしかめる。
    「いや、オレ今日転校してきたばっかりで、この学校のこと何も知らないんだ。こういうことよくあるの?」
    彼は頭を掻きながら苦笑する。
    転校生だったのか。道理で見慣れないと。
    「うーん、他によくあるのは馬の首が天井から下がってきたり、やかんがぶら下がってきたリぐらいかな?他は音とか気配だけがほとんどだから大したことないよ」
    「へ、へえ……」
    彼の笑みがこわばる。当然だ。この一年半で慣れてなきゃ同じ表情をしただろう。

  • 183FGO×ほうかご百物語2017/05/03(Wed) 02:04:57ID:k2NTE3Mjc(5/7)NG報告

    >>182
    「あ、お礼を言うのを忘れてた!ありがとう、俺は藤丸立夏!君は?」
    こわばった笑みを瞬時に満面の笑みに切り替え、彼もとい藤丸立夏は手を差し出してきた。
    「はぁ、白塚真一です。一応美術部部長です」
    いきなりのフレンドリーな対応に思わず敬語で返してしまった僕はおずおずと差し出された手を握り返した。
    僕は握った彼の手の何の変哲のない顔に似合わない、ごつごつとした感触に首を傾げた。いや、手だけじゃない。服で分かりにくいが首から下もよく見ると、並大抵の運動部じゃ比べ物にならないほど鍛えられた筋肉をしている。
    「藤原君、何かスポーツでもやってる?」
    「リッカでいいよ。特にやってないけど知り合いに筋トレが好きな人がいて、よく付き合わされるんだ」
    藤原立夏、リッカはやはりフレンドリーに答える。
    筋トレに付き合ったぐらいでこんな筋肉がつくだろうか、僕は納得できないまま手を離した。
    「先輩、何をしてるんですか?もうみんな集まってますよ」
    廊下の影から薄い色の髪をした少女がひょこっと顔を出した。
    「ごめんマシュ!すぐ行くよ」
    少女に呼ばれてリッカは焦ってそちらに向かう。
    「改めてありがとうシンイチ!また明日!」
    途中で振り返り、別れのあいさつを告げると今度こそ彼は少女と一緒に廊下の向こうへ消えていった。

    「リッカでいいよ。

  • 184FGO×ほうかご百物語2017/05/03(Wed) 04:08:52ID:k2NTE3Mjc(6/7)NG報告

    >>183
    そしてついさっき、僕はイタチさんとの帰り道でそのことを話している途中(当然のごとくイタチさんに見とれて会話は飛び飛びだったが)、いきなりすさまじいスピードの何かが僕に襲い掛かった。それが矢であることに当たる直前まで気づけなかった。
    「危ない真一!」
    とっさにイタチさんは僕を突きとばしてくれたおかげで、僕は矢に直撃することはなかった。しかし、僕をかばったイタチさんの肩を矢は容赦なく抉っていた。
    「イタチさん!」
    駆け寄ろうとした僕を再び放たれた矢が遮る。
    「弱し……」
    心底失望したような重々しい声が辺りに響き渡る。声をした方を向くと道路の向こうにいつの間にか武者鎧を着た男が弓に矢をつがえて立っていた。
    「役立たずをかばった上に傷を負う、か。先代の先触れはこの程度の輩に敗れたのか。情けないことだ」
    独り言のように何かぶつぶつ呟きながら、男は三度矢を放った。
    「ッ!」
    僕とイタチさんは転がるようにそれを回避する。
    四度、五度、六度、矢は次々と僕たちに向けて放たれる。
    「いきなり、何を、するの!」
    何とか矢の合間をぬって立ち上がったイタチさんが肩の痛みに顔をしかめながら、手のひらを突き出した。戦闘態勢に入ったことで鼬の尻尾と耳が現れている。周囲の空気が集まり、風の刃を作り出す。イタチさんの十八番、かまいたちだ。よほどの硬度のものでない限り真っ二つにできるこれなら矢だって怖くない!
     

  • 185FGO×ほうかご百物語2017/05/03(Wed) 05:08:36ID:k2NTE3Mjc(7/7)NG報告

    >>184
    「それも悪手だ」
    そのかまいたちを待っていたかのように、イタチさんの目の前にまで矢が迫っていた。かまいたちの体勢を取っていたイタチさんは当然回避できない。
    動け、動くんだ白塚真一!そう心で思うより先に身体が動いていた。でも、それでも僕の手はイタチさんには届かない。絶望で僕は崩れ落ちる――――
    「ハァッ!!」
    それよりも先に弾丸の様に黒と白のコントラストが映える少女が僕たちの前に立ちふさがり、矢を弾いていた。


    そして今に至る。
    「何で、リッカがここに?」
    突き飛ばされたイタチさんを抱きとめた僕はこんな状況にも関わらず(イタチさんやわらかいなーかわいいなー)と理性が飛びつつも、声を絞り出して尋ねた。
    よくよく見ると僕たちを守ってくれた少女も昼間リッカを呼びに来たマシュとかいう名前の子だった
    「ごめん!オレもシンイチが何故狙われたのか気になるけど、お互い詳しい話はあとにしよう!」
    こちらを振り向きもせずリッカは真剣な声で答えた。
    「クーフーリン、茨木は前へ出てあいつの相手を!エミヤは二人の後方支援を頼む!ジェロニモはマシュと一緒に俺たちを守ってくれ!マルタさんはその子の治療をお願い!」
    そしてそのまま誰かに指示を出す。するといつの間にかリッカの隣には浅黒い肌の男が、盾の少女の前には青いタイツのような服を着た槍を持った男と金髪で角の生えた小柄な女の子が、僕とイタチさんの側にはやたらと露出度が高い服を着た長髪の美女が立っていた。

  • 186FGO×ほうかご百物語2017/05/04(Thu) 21:05:27ID:IxNjQ0MzI(1/1)NG報告

    「貴様らが主が言っていたカルデアのマスターとそのサーヴァントか。中々に骨がありそうだ」
    やはり意味の分からない用語を呟き、武者鎧が不敵な笑みを浮かべた。
    「じゃあここでやりあってみるか?見たところテメエも大した腕前の持ち主みたいだが、この状況じゃさすがに旗色が悪いんじゃねえか?」
    槍を持った男もまた挑発するように笑う。
    「く、く、確かに。これではいささか多勢に無勢だ。今日のところは大人しく引き下がるとしよう」
    言うが早いか、男はすうっと透き通り姿を消してしまった。そして彼の声だけが辺りに響き渡る
    「俺は、俺たちは、英霊にあって英霊にあらず先触れにあって先触れにあらず。神を迎える神使にして神の敵を滅ぼす戦士。カルデアの者共よ、神に逆らった雑妖共よ、貴様らに我らが主の邪魔はさせん」
    先触れ……?大祓……?もう聞くことがないと思っていた、僕たちにとってとても不吉な意味を持つその単語に僕は耳を疑った。
    「真一、今大祓って……」
    イタチさんが心配そうな顔で僕を見つめていた。やっぱり僕の聞き間違いじゃないようだった。
    大祓とはその地域の妖怪とそれに関係するものすべてを消し去る神を呼び出す儀式、そしてその神を迎える準備を手助けし神を守る七羽の神の使いの名前が先触れだ。
    数ヶ月前、僕たちは大祓に巻き込まれ、必死の思いで神を倒したその時に先触れたちも一緒に消えたはずだ。神が倒された以上生き返ることはない、と彼ら自身が言っていた。それに、先触れたちの中にあんな鎧をつけた男はいない。
    それに妙な人たちを引き連れた転校生リッカ。あの先触れを名乗る男は知っていたようだけど、彼も何者なのか?
    「一体、何が起こってるんだ……?」
    イタチさんと過ごした一年半で大概のことには慣れたと思った僕だったが、動揺せずにはいられなかった。

  • 1871/22017/05/30(Tue) 03:10:01ID:E0ODQ2NzA(1/2)NG報告

    ハンティングクエスト6日目。今日も俺はいそいそと居住区を訪れる。
    目的は言わずもがな、エネミー狩りのメンバーの招集である。

    さぁ今日も素材を狩るぞ…
    そう意気込みつつすっかり見慣れた角を曲がると、彼女の名札が付いた自動扉が目に飛び込ん―――

    「ん?」

    扉の下方には、かのファラオが命同様大事にしているはずの鏡が鎮座ましましていた。

  • 1882/22017/05/30(Tue) 03:10:25ID:E0ODQ2NzA(2/2)NG報告

    鏡の前には便箋が一枚。隅っこにはメジェド神が何処ぞのファンシーキャラめいて描かれている。
    そこにはこうあった。



    旅に出ます。探さないで下さい。

                    追伸 鏡はご自由にどうぞ



    はっと気配を感じて横を見ると、メジェド神が上目遣いで俺を凝視していた。
    心なしか遺憾の意を表明されている気がする。


    …反省。

  • 189名無し2017/06/04(Sun) 10:49:46ID:Y0OTQ5ODA(2/2)NG報告

    鬼灯の冷徹クロス

    明日のお盆の準備に追われるカルデア。そんな時、ぐだが目を覚ますと何故か地獄にいた。また面倒ごとかな、と溜息をつくぐだに鬼灯が来て一言。

    鬼灯「貴方に亡者に対する不法就労の疑惑がかかっているのですが……ちょっと地獄まで御同行願えますか?」

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